スレタイの通り
マターリいきましょ
おらおら、WWF(World Wide Fund for Nature:世界自然保護基金)の
愛くるしいパンダ様が
>>2ゲットだぜ! 頭が高いんだよ、ボケ!
. ,:::-、 __ >1 クソスレ建ててんじゃねーよ。ビンスみてーに裁判で潰しちまうぞ。
,,r 〈:::::::::) ィ::::::ヽ >3
>>2ゲットも満足にできねーお前は、俺の着ぐるみ着てプラカード持ってろ(プ
〃 ,::::;r‐'´ ヽ::ノ >4 お前はカキフライのAAでも貼ってりゃいいんだよ、リア厨ヒッキー(プ
,'::;' /::/ __ >5 汗臭いキモヲタデブは2ちゃんと一緒に人生終了させろ、バーカ。
. l:::l l::::l /:::::) ,:::::、 ji >6 いまさら
>>2ゲット狙ってんじゃねーよ、タコ。すっトロいんだよ。
|::::ヽ j::::l、ゝ‐′ ゙:;;:ノ ,j:l >7 ラッキーセブンついでに教えてやるが、俺はストーンコールドが好きだぜ。
}:::::::ヽ!::::::::ゝ、 <:::.ァ __ノ::;! >8 知性のねーカキコだが、お前の人生の中で精一杯の自己表現かもな(プ
. {::::::::::::::::::::::::::::`='=‐'´:::::::::/ >9 つーか、自作自演でこのスレ盛り上げて何が楽しいんだ?
';::::::::::::ト、::::::::::::::i^i::::::::::::/ >10-999 WWEなんか見てるヒマがあったら、俺に募金しろカスども。
. `ー--' ヽ:::::::::::l l;;;;::::ノ >1000 1000ゲットしたって、WWF時代の映像物に販売許可は出さねーよ。
`ー-"
4さま
とりあえず浴衣を待とう。
6 :
名無しさん@ピンキー:2005/10/19(水) 00:22:20 ID:mwVtiINs
誘導ありがとうございました
7 :
浴衣ノーブラ:2005/10/19(水) 00:28:31 ID:pGnOQ5S5
じゃあ新スレの景気付けに4レスだけ投下します。失礼。
ドアが開いた。
美穂が丹田に力を込め、男の身体を引っ張ろうとした刹那。
彼女の体が反対に車内方向に倒れた。
前傾状態から後ろに引きずりこまれたため、腰が痛む。
痴漢に引っ張られたのだ。
そして、美穂は誰も電車を降りないことに気付く。
自分の浴衣がはだけて、まるでスリットが入ったみたいになっている。
付け根ぎりぎりまで露わになった片脚と、上半分が丸出しになっている乳房。
彼女は周囲を見渡した。
にやにやと笑みを抑えきれない様子の男、男、男。
その目は一様に、あの駅員と同じ穴のような漆黒の闇だった。
ここに至って初めて、美穂の恐怖心が戦意を押し潰した。
彼我戦力差を一瞬で感じ取り、戦いを避ける方向に思考は働く。
だが、敵の動きは彼女の頭より素早かった。
車内に引きずり込まれた美穂の活路を断つべく、
ドアの前に数人の男が動く。壁の役割だ。
包囲され、今までの十数年の人生でかつて無かった危機に陥りながら
このとき彼女は頭のどこかで思っていた。
変だ。
サラリーマン風のスーツの男、皮シャツにサングラスの中年男性
小太りでおかっぱ頭のオタクっぽい男、そして背後のメガネ。
なぜこの男達はこうも統制が取れた動きをするのか。
それは本能的というより、合理的で洗練を感じさせる集団行動だった。
――まるで最初から、痴漢するために電車に乗っていたかのように。
美穂は大声を出して助けを呼ぶ、という選択を取らなかった。
何か寓話の世界の出来事のように、現在の状況を俯瞰している自分がいて
そんな自分に「何してるの、早く逃げて」と叫んでいる自分も居た。
そしてそのどちらも、自分では無いような、非現実感があった。
恐らく、物理的にまだ苦痛を感じていなかったせいだろう。
背後の男以外が手を出してきていないというせいもあった。
現状を把握する回路が、脳内で断線でもしたみたいに
彼女の思考は止まってしまった。
俗に「頭が真っ白になる」という状態である。
電車のドアが閉じて、車両が動き出す。
それと同時に、周囲の男達が野卑な視線を美穂に送った。
背後のメガネ男が、胸を撫でていた手を抜いた。
そして、両手を彼女の股間に忍び込ませる。
「う、やぁっ!!」
大きな悲鳴を出して、腿を閉じる。
悲鳴を出した自分に対して、強烈な自己嫌悪を抱いた。
自分の弱さに怒りがこみ上げる。
男は閉じた腿の間に指をねじ込ませたり、掌で腰骨をなぞったりしながら
美穂の脚を丹念に弄んだ。
上半身を前傾させながら、美穂は両手で男の手をはたく。
「ふっ!! くっ!!」
そのたび腹に力が入って、ボクサーがジャブを打つ時みたいな声が出た。
両手を股間に当てたまま上半身を前傾させると、
まるで礼儀正しくお辞儀をしているみたいな体勢になった。
硬直したそれをすり潰すつもりなのか、それとも浴衣越しに膣内に挿入しようとしているのか
痴漢は自分の性器をここぞとばかりに美穂の臀部に押し付ける。
両手は執拗に彼女の腿を撫で回し続けていた。
美穂の必死の抵抗を掻い潜りながら、粘着質に嬲りあげる行為がよほど
好みだったらしく、荒く呼吸する口の端から唾液が垂れている。
ざらざらと陰毛をなぞったり、太股を摩擦して暖めるように撫でまわしたりしていた痴漢が
突如、閉じられた美穂の腿の隙間に指をねじ込んだ。
脚を開かせようとしている。
すぐにその意図を理解した彼女は、ぐっと膝に力を入れて
男の強引な手技に抵抗する。
次の駅まで、凌ぐ。今度こそ、助けを呼ばなくては。
儚い期待が、美穂の力を支えた。
その刹那である。
その刹那…なんだあああ
新スレ乙
ってかそこで切るのかYO!
工エエェェ(´д`)ェェエエ工工
16 :
ユリ:2005/10/19(水) 03:31:41 ID:yPnwTO/c
(はぁ・・今週も一週間つかれたなァ。眠いよぉ)
金曜の帰り道、ユリは駅のホームをトボトボと歩いていた。
(この終電を乗り切れば今週も終わりだわ。金曜だし込んでるだろうな。ヤダナ)
予想どうり、中央線の最終電車は缶詰状態だった。
ユリの細い体は人の波で反対側の扉まで一気に押し込まれる。
(痛いよぉ、そんなに押さなくてもっ!)
(でも、扉側で体支えられるしまだましかナ、人が寄りかかってくるの最悪だし。
金曜の電車ってお酒臭いし、汗臭いし・・・はぁ)
ユリは疲れのせいもあり、満員電車でイライラしていた。
不満ばかりを思い浮かべていたので、
スカートの裾が持ち上がっているのに気づいていなかった。
ボーっとしながら窓に映る自分の顔を眺め、頬にできたニキビを気にしていた。
(疲れ?ストレス?・・・欲求不満?・・・全部カナ)
「キャッ!」
っと声を上げたのはユリだけではなかった。
電車が揺れ人の波に乗員がよろめき、ぼそぼそと文句を言っている。
しかしユリの小さな悲鳴はそのためだけではなかった。
よろけたはずみでできた両足の隙間に男物の鞄が挟まってしまったのだ。
(ホント勘弁してよぉ。早く抜いてくれないかな。
込んでるし身動き取れないから無理か。痴漢よりはマシだけど。)
その考えが甘いのに気づくのはすぐのことだった。
17 :
ユリ:2005/10/19(水) 04:05:15 ID:yPnwTO/c
(いつまでこの格好続くの?・・・はずかしいよぉ)
(しかも、何か・・・!気のせい?)
フレアーのスカートの中で鞄はピッタリと下着に密着していた。
そればかりか電車の揺れに合わせるかのように前後していた。
(動かされてる気がする。鞄の取っ手があたって・・)
(やっぱり痴漢?でも違ってたら・・・
微妙なのって「やめてください」って言いにくいから困るのよね)
「・・・っ!」
(え!手?何?イヤ!!!)
ユリはパニックになった。
何の前触れもなく下着の中に強引に男の指が侵入してきたのだ。
今まで痴漢にあったことが無い訳ではないが、いずれも服の上から軽くタッチ
される程度のものだった。
じかに肌に触れられるのは初めてで、一気に恐怖が襲ってくる。
(こ、声ださなきゃ!)
と思ったものの、恐怖にすくんで声がでない。
(どうしよ・・・ヤダ!もうそれ以上指、すすんでこないで!!)
ユリの考えとは裏腹に、下着にもぐりこんだ指は触るか触らないかのタッチで
ゆっくりと前へ移動してくる。
18 :
ユリ:2005/10/19(水) 04:34:36 ID:yPnwTO/c
あまりの怖さにユリの肩は震えだした。
(なんで私なの・・・?)
男はユリが声を出さないのをいいことに徐々に攻め始める。
下着の横から入れた指をゆっくりと茂みに近づけ、
到達しては戻るという行動を繰り返した。
何往復かした後、閉じていたワレメをこじ開け、
ユリの体の中に一気に指を突き立てた。
男はニヤリと笑い、ユリの耳元でつぶやいた。
「震えてるくせに・・・意外と濡れてんじゃん。」
ユリは目をぎゅっと閉じ耐えた。顔から火が出そうな思いだ。
(そんなはずない。恐くて仕方ないのにいい加減なこといわないで)
「指、動かしてやるからな。」
次の瞬間、ユリの体の中がかき回されるのがわかった。
(やめて、動かさないで!)
ゴツゴツした指は一本で十分な感覚を与えた。
(指、一本なのにこんな、太い・・・あっ)
19 :
ユリ:2005/10/19(水) 05:06:39 ID:yPnwTO/c
「感じてるんだろ?」
男はそういうと激しく指を突きたてた。
「ち、違います。・・やめ!!!」
やめて!そう言おうとした瞬間指が引き抜かれた。
(よかった。終わったのかしら?)
そんなユリの考えを裏切るかのように、男はさっきの指を窓ごしにユリに見せ付けた。
その指はユリにもわかる用にヌラヌラと光っていた。
「どこが違うんだ?こんなに濡らして」
思わずユリは顔を背けた。
(何でこんな奴に!!)
男は指に絡みついた蜜をユリの唇に塗りつけ再び下の口に侵入させた。
(やっ!!・・ん。ヤダぁ。自分の液。)
心は恐怖心でいっぱいなのに、引きずりだされる感覚があるのは確かだ。
(そんな・・・ヤダっ)
ユリの中に進入してきた指は2本に数がふえていた。
(1本でも太いのに2本?・・痛っ!もっとゆっくり入れてよぉ)
きつさを感じたのか、男はゆっくりと、しかし、奥深くまで指を突き入れる。
これ以上ないところまで奥へたどりくと一気に先ほどよりも激しく指を出入りさせる。
(・・・ヤぁ・・・んっ)
「お願い、やめ・・て。・・くださ・・。」
20 :
ユリ:2005/10/19(水) 13:49:14 ID:yPnwTO/c
ユリは足ががくがくするのを感じた。
さっきまでの恐怖心とは別の感覚を確実に感じ取っていた。
(んっ・・・どうしよう。声でちゃいそ・・・)
その瞬間男は空いているほうの手で前からクリを攻めた。
ユリの体に快感が走る。
(そんなにされたら・・・わたし、それ弱いのにぃ)
ぬるぬると蜜が太ももを伝うのが分かる。
ピチャピチャと音がきこえてきそうなほど濡れていた。
同時に、ユリの中は快楽をより求めようと男の指をヒクヒクと締め付けた。
(も・・だめ、逝っちゃいそ)
その瞬間、男は指をひきぬいた。
(なん・・で、やめちゃうの?・・こんな中途半端に)
「今、行きそうだっただろ?すごくヒクヒクしてたよ。」
「逝きたいの?」
そういいながら男はじらしながら触るか触らないかの敏感なタッチで湿った丘をなでる。
ユリの体は、それさえにも敏感に感じる。
(もっとちゃんと触って・・でもそんなこと言えな・・・)
21 :
ユリ:2005/10/19(水) 14:13:47 ID:yPnwTO/c
「逝きたいなら、もっと足開いてよ。」
ユリはそのコトバのまま、恐る恐る足を少しだけ開いた。
体はもう、快感を求めることしかできなくなっていた。
身を扉に預け少しお知りを突き出すようなかっこうになった。
(早く、中に、指ちょうだい!!)
(逝きたい、中途半端に終わりにしないでぇ。)
「いい子だね。ご褒美だよ」
その声とともに、ユリの中に3本もの指が無理矢理入ろうとしてきた。
(ウソっ・・・そんな、3本もはいらない!!)
(太い・・よ・・・無理矢理入れないで・・壊れ・・ちゃう)
前の手はクリを、もう片方の手は3本で、ユリの体をこじ開け、
さらに親指は後ろの穴を刺激した。
しかし、ユリの細い体はなかなかソレを受け入れられない。
男の指のほうが太すぎるのだ。
(お尻も?・・・もう駄目、、ヤダ・・・そんなに入らないてば!!)
男の手は指を力任せに体の奥に侵入させた。
(ャ・・駄目・・そんな無理矢理されたら・・・)
(ほんとに、もう逝っちゃう!!!)
ユリの体はビクッとなり、次の瞬間、力が抜けた。
(はぁ・・・指、入れられただけで・・逝っちゃった)
22 :
ユリ:2005/10/19(水) 14:36:21 ID:yPnwTO/c
「すごいね、まだ指動かしてないのに逝ったの?」
「そんなによかった?」
いつの間にか、ユリの脱力した体は男によって支えられていた。
(頭がボーっとする・・・。)
「窓見てごらん?やらしい顔してるよ。」
そう言われ、窓越しに移った自分の姿は、頬が染まり、目はうつろで、
いつの間にかうっすらとよだれまで垂らしていた。
(これが・・・私?)
「もうみんなに気づかれてるかもね。」
男のその一言で、ユリはわれに返った。
(私、なんてことしてるの!)
それものはず、電車のなかで、見ず知らずの男の
言われるまま足を開き身を任せてしまっている。
そう理解した瞬間、また、恐怖が襲ってきた。
逃げなければ・・・!!そう思い体をよじるが、身動きがとれず、
先ほどの余韻で足も思うように動かない。
男はそんなユリの心理を察し、逃げようとしていることにきずいていた。
だが、そんな簡単に獲物を開放するわけにはいかない。
ユリの体の中に残したままの指を2本に戻し再びゆっくりと動かし始めた。
23 :
遙:2005/10/19(水) 14:37:55 ID:pNdTJYkZ
ちょっとした悪戯だった。
「痴漢」とか「レイプ」というシチュエーションが漫画や小説に出てくると、
何故かドキドキした。
高校生になった時に、大学生の兄が古いパソコンを一台譲ってくれた。
兄がADSLも家庭内LANも全部済ませていたので、ネットはし放題だった。
夕食と入浴とを済ませ部屋にこもると、無料のネットゲームやチャットに興じた。
年齢を偽って参加していたチャットで教わったURLには、アダルト小説が
カテゴリ別にリンクしてあった。
「痴漢」というカテゴリを探して、貪るようにURLを踏んでいった。
その中のひとつに、友人との罰ゲームで下着なしで満員電車に乗り、
何人もの男に下半身を悪戯されるというモノがあった。
夢中で読んだ。
読み進めるうちに下半身は疼き、下着を濡らし、ネット小説のヒロインが
指を突き立てられ強制的にイかされるのに合わせて自ら下着に指をはわし、
ヒロインと同時にイッた。
イッた後、赤い顔で荒い息繰り返しながら、体は恍惚に震えていた。
24 :
遙:2005/10/19(水) 14:40:29 ID:2A3miRhQ
リロードしていなかった。
途中割り込んで申し訳ありません。
失礼いたしました。
25 :
ユリ:2005/10/19(水) 15:30:17 ID:yPnwTO/c
(ウソ?・・・また?)
(もう、やだよぉ)
恐怖ですかっり乾いてしまった部分は指どおりをわるくしていた。
が、しかし、男に身を委ねていたのはほんの数分前のこと。
心は脅えていても体は正直にに反応する。
(もうイヤなのに、何で?)
徐々にすべりがよくなる。また、蜜があふれ始める。
男はそれを楽しむかのように一度指を抜き、
恥丘、全体に塗りたくってはまた穴に侵入という行為を繰りかえした。
(いつになったらやめてくれるの?・・・おかしくなっちゃう。)
(私、本当はこんな子じゃないのに!!)
次の瞬間
「ひゃっ・・・!」
おもわず声を上げた。
ユリのお尻のあたりに生暖かく、硬いものを感じた。
(まさか、そんな・・・電車の中で?)
(きっと、気のせいよね。)
あまりの出来事にそれが何なのか確認する勇気はなかった。
事実を受け入れられない、信じたくない状況だった。
26 :
ユリ:2005/10/19(水) 16:04:09 ID:yPnwTO/c
しかし、いきり立った男のソレは確実になめらかな肌に押し付けられていた。
逃げたいのに体が言うことを聞かない。
恐怖心と快楽で力が抜けきった細い体は、がっしりと男に支えられていた。
「おとなしいね?そんなに気持ちいいの?」
(違う、体が言うことを聞かないだけよ!!)
「いいこだから、またご褒美だよ」
(ご褒美って・・・まさか!!)
「ヤッ!!」
と、あわてて声を出したときには遅かった。
ゆっくりとおとこのモノが入ってきた。
(こんな所で・・・侵されるなんて。)
男はきつく締まったユリの中を先っぽだけで堪能する。
暖かくとろけそうな感覚だ。
ゆっくりと出し入れをしているのは、ユリの体を慣らすためだ。
(ヤめて!!)
(こんな、太いの無理!!お願い、それ以上入ってこないで)
そんな考えとは裏腹に男はユリの口を押さえ、一気に突き上げる。
「・・・っん!!」
ユリの体はビクッとなり、一瞬でまた達してしまった。
自分でも分かるくらいアソコがヒクヒクしている。
「すごいね。また逝ったの?」
「違っ・・お願いです!!もうやめてください。」
「何言ってんの?くわえ込んで離さないのは君のほうでしょ?」
その言葉にユリの体は反応し、余計に締め付けた。
「そんなに締め付けて・・・ヒクヒクしてるよ。」
27 :
ユリ:2005/10/19(水) 16:59:34 ID:yPnwTO/c
「動くぞ」
そう言い放つと、一度抜けそうなくらいぎりぎりまで引き、
また奥まで突き上げていく。
(動かないで・・・大きすぎて、苦しいよぉ。)
(こんな太いのでされたら、おかしくなっちゃうよぉ。)
大量の蜜があふれ出し、脚を伝う。
電車の中なので激しい動きはできないが、男は存分に感覚を楽しんでいた。
「窓見てごらん?スケベな顔してるよ。そんなに俺の気にってくれた?」
(そんな事いわれたら・・・また・・・)
込みあげる快楽を必死に押さえようと、窓から顔を背ける。
「だめだよちゃんと見て。」
男は手で蜜をすくいユリの顔の前に差し出した。
「これもすごいね。」
(だめ、また逝っちゃう!!!)
それを分かっているかのように蜜でべとべとの指を無理矢理、唇の中に押しこんだ。
(あんっ、イ、逝っちゃう・・・)
激しく痙攣し、崩れ落ちそうになる。
「何回目?脅えてたくせに、淫乱だね。」
「自分だけズルイよ。次はおれの番だよ」
その声はもう、ユリには届いていなかった。
もうろうとした意識の中で、男のものがさらに固く、
動きが早くなったのを、かんじていた。
(んっ・・・ぁ・・・急におっきくなって。スゴイ。)
(あっ・・また逝かされちゃう。)
「たくさん逝かせてあげたんだから、中でいいよね?」
「ナカは駄目!!」
そう必死に抵抗する。
しかし、抵抗すればするほど、男のものを締め付け、より快感を生み出してしまう。
「うっ・・そんなに締め付けたらほんとに中で出ちゃうよ」
(ヤダヤダ!!駄目。助けて)
「逝くよ。ちゃんと受け取ってね。」
(んぁ・・はっ・・だめぇ・・・)
(そんなに乱暴にされたらまたいっちゃうぅ)
「逝くよ・・・うっ」
(私も・・逝っちゃう)
ドクン・・・ドクン・・・ドクン・・・
(熱いよぉ、ナカに出されちゃった・・・)
(すご・・・アソコ、トロトロ・・・)
「すごくビクビクしてる。また逝ったの?」
そういうと男はハンカチでユリの秘部をぬぐいも着衣とどおりにした。
「君すごいよかったからプレゼント」
そう言うと、ぬるっと冷たいものがユリのナカに入ってきた。
(何?何か入ってる)
「ローター。電池がなくなるまでランダムで
動いたりとまったりするから楽しんでね。」
ウィーン・・・ブルブル。
(んっ、・・・はぁはぁ・・・動いてる。)
(まだこんな状態がつずくの?・・・歩けないよぉ)
「また、会えるといいね。バイバイ。」
そう言って男は電車を降りて行った。
28 :
ユリ:2005/10/19(水) 17:00:42 ID:yPnwTO/c
初めて書いてみました。長々とすみません。
どうでしょうか?
乙!良かったですよ。初めて書かれたとは思えません。
あとユリが(おそらくOLだろうとは思いますが)学生かOLかがちょっと
わかりにくかったかも……
でも、個人的にはそれ以外は全然問題なかったと思いますよ。
また、投下してくださいね。
>>28 乙です。
投稿するときはテキストファイル等にまとめてから投稿した方が良いですよ。
今回みたいに長時間にわたっての投稿になるとその間、他の人が書き込みにくくなるので。
>>28 お疲れさまです。最初は抵抗しつつ濡れ濡れな感じがとてもアリでした。
>>23 なんか知らんが
>友人との罰ゲームで下着なしで満員電車に乗り、
何人もの男に下半身を悪戯されるというモノ
という一文に激しく興奮してしまいました。
さて、浴衣の続きを今日明日にでも投下しようかと思います。
33 :
名無しさん@ピンキー:2005/10/20(木) 00:24:34 ID:c0s5gp4A
みなさんGJです
>>28 中々に興奮させていただきました。
いくつか誤字が目立ったのが残念です。
Wordなどで一旦書き上げてから投下する方法を採れば、投下にも便利ですし推敲もしやすくなりますよ。
>>32 パンツ脱いで待ってます。
35 :
遙:2005/10/20(木) 00:51:15 ID:k47Ev5HZ
遙の高校へは、電車で20分ほど揺られて行く。
昨夜、小説を呼んだ後、体は疼きっぱなしで。
布団に入ってからも指で自分を慰めた。
ブレザーにプリーツスカートの冬制服。
学校指定の茶色いハーフコート着て。
下着は上下ともつけなかった。
今日は体育もないし、学校でブレザーを脱がなければ、ブラジャーをつけて
いない事もばれない。
ちょっとした、何の害もない、誰にも秘密の悪戯だった。
胸を高鳴らせながらいつもよりおしとやかに階段を昇る。
遙の乗る下り電車はあまり混雑しないまま高校に着く。
危険のない冒険。
いつもの電車に乗ると、扉のすぐ横の鉄の棒に掴まる。
まばらに人が立つ車内、当然痴漢などいる筈もなく、些かがっかりしながら
心から安堵していつものように揺られる。
三つ目にとまる駅はジャンクションになっていて、それなりに人の乗り降りがある。
今日は、いつもと様子が違った。
駅のホームに溢れんばかりの人がいるのは、ホームに進入しつつある
電車の窓から見れた。
36 :
遙:2005/10/20(木) 00:52:55 ID:k47Ev5HZ
電車が駅に着いて扉が開くと、構内のアナウンスが遙の耳にも届く。
どうやら、別の路線で事故があって、振り替え輸送をしているらしい。
アナウンスに耳を傾けている間にも、いつもの何十倍にもなる乗客が
乗り込んで来る。
初めて体験するラッシュに驚き、人に押され、流されながら、
鞄だけは手放すまいと体の前に抱え込む。
いつもの電車は、いつもとは違う乗客をも乗せて、扉を閉めて走り出す。
事故で通勤を妨げられ待たされ、目的地への遠回りを余儀なくされる人々は
殺気立っていた。
高校生としては標準な遙の体は、大きな大人の男に挟まれて苦痛に耐える。
押し合いへいあいして電車に揺られ、その度に顔を顰めて耐えた。
遙のお尻を、何か生暖かい物が撫ですさるまで。
最初は、混雑で偶然当たっているのかと思った。
すぐにわかった。違う、と。
手は、明らかに意識的に遙のお尻を撫ですさり、時に揉んだ。
痴漢だと理解した途端、下着を着けていない事を思い出した。
体が強張った。
ばれたらどうしよう。
何をされてしまうんだろう。
でも、スカートの中まで触る痴漢なんて滅多にしないし…
ばれないよね?大丈夫だよ…ね?
37 :
遙:2005/10/20(木) 00:56:54 ID:k47Ev5HZ
>28
お疲れ様です。
途中、割り込んでしまって申し訳ありませんでした。
あれだけねちこく色々した男が、最後はサラッと去っていくのが鬼畜でいいですね。
>32
ありがとうございます。
当たり前ですが、架空のネット小説です。
私自身も痴漢モノが好きで、それが昂じて自分でSSを書いてみました。
浴衣モノの続き、期待しております。
非常に中途半端で申し訳ありませんが、眠くて仕方ないので続きは後日書きます。
おやすみなさい。
前スレ1000だけ違う人が埋めてるのワロタ
さて、自分でSS書かない人もネタをリクエストしてくれると有難いですな
何でも書きますよ、気合で。
「アンパンマンがパン工場でバタコさんを触る」とかでも書きますよ
>>28 初デートで乗った電車で彼と離ればなれになって
顔は見えてるけどなにされてるかわかってもらえない。
彼の顔をみてるうちに彼に触られてるような
錯覚を起こし感じてしまう。
自分的に強姦になってしまうので挿入はナシ。
遙氏のいい!
続き待ってるよ。
>>38 ほんなら、マスオさんの会社に忘れ物を届けようと電車に乗って
痴漢に遭うサザエさんの話書いてくだされ。
>>43 サザエさんだけは無理だろう……サザエさんは……
45 :
遙:2005/10/20(木) 20:42:22 ID:Xhefh3Hf
しばらくコートとスカートごしに遙の尻肉を揉んでいた手は、揉みながら
指先を器用に動かしてコートとスカートをその手の中にたぐりよせてゆく。
まさかまさかと思いながら、遙はただされるがままになっていた。
やがて、たくし上げられた服の裾を越えて、指が遙の肌に直に触れた。
言葉は出なかった。
息を止めて腕の中に抱えこんだ鞄にしがみ付くようにして、耐えた。
顔が、自然とうつむく。
掌で遙の尻肉を丸く包みながら、指先が遙の尻と太腿の境のあたりを撫でた。
満員電車の熱気でかすかに汗ばむ遙の肌の感触を確かめるように、
指先は何度も遙の肌の上を動いた。
何かに気がついたのだろうか、やがて男の手が、スカートの下に入って来た。
洋服ごしには生暖かく感じられたその手、今は遙の右の尻を
直接包み込んでいるその手は、熱かった。
包んだ掌がやわやわと遙の柔らかい尻を揉む。
揉みながら指先はそれぞれ独立して動いて、太腿を、尻の谷間を、そっと擽る。
吹くの上から触られていた時に、勇気を出して振り向いて、
睨むか声を出せば良かったと今更ながらに思った。
もう、声は出せない。
周りに乗客にばれるなんて事、絶対にできない。
遙が痴漢に遭っている事が、後ろの男が痴漢なのがばれたら、
遙が下着なしで電車に乗っていること。
遙が、尻を知らない男に触られていること。
まわりに、駅員に、警察に、ばれてしまう。
それだけはできない。
スカートの下に手を入れられ生身の尻に触れられた瞬間から、
遙は、痴漢の、消極的な共犯者だった。
46 :
遙:2005/10/20(木) 20:43:28 ID:Xhefh3Hf
とりあえず微妙にエロシーンだけ投下。
続きは、書いたら投下します。
本日は浴衣モノ待ち。
ところで、ぶっちゃけ、1レスに何行までは書けるのでしょうか?
>>46 遙、堪能させていただきました。
声を出したくても出せない、という状況設定が絶妙です。
字数も関係するから一概にはいえないと思いまする。
具体的な数字は失念しました。確か前スレに無かったかな?
では、浴衣をそろそろ落としていこうかと思います。
また長いですが、宜しくお願いします。
作者のみなさん乙です。
>>46 ここでは一回のレスに付き、 60行 4096Bytes までまで書けるようです。
全神経を下半身に集中していた美穂は
いきなり胸元に無造作に入ってきた手に驚いて大声を上げた。
ずるり、と熱を持った掌が当たり前のように美穂の胸に触れた。
それが背後の男のものではないことはすぐに分かる。
傍観に徹していた男達の一人だ。
ユニクロの棚でシャツの肌触りを確かめるような
ごく当たり前の仕草で、男は美穂の胸元に手を入れていた。
まるで品定めするような表情で、乳房をゆっくりと撫で
それからふにふにと軽く揉む。
そして美穂と目を合わせて「ああ、本当だ」と言った。
その言葉の意味を考える余裕も与えられずに、
背後の男に両腿を広げさせられていく。
50 :
2/8:2005/10/20(木) 21:37:32 ID:uSHKsree
美穂の太股は、掌が二つあれば包みこんでしまえる程度の太さで、
気をつけの姿勢をしても、股間の下に僅かな隙間が出来る。
ゆえにどんなに股を閉じても、指を入れる隙間に事欠かなかった。
もちろん、最初から力でも数でも負けている美穂に
守りきれる道理は無いのだが。
二人の男の計3本の「手」と、無数のべとべとした「視線」。
そしてなにより、そんなものがあるなんて美穂には想像も出来なかった「悪意」が
瀑布の如く彼女を襲い、一人の人間としての尊厳を削り取っていく。
美穂は歯を食いしばっていた。
自分の出す声が、罵声であれ、悲鳴であれ、咆哮であれ
男達を喜ばせてしまうことに、彼女も気がついていた。
額に玉のような汗を浮かべ、苦悶の表情で歯を食いしばりながら
身をよじり、全身で必死の抵抗をしている。
そんな彼女の姿を、まるでバレリーナを見るようにうっとりと映す大量の瞳。
満員電車は進む。進む先に彼女の求める救いはあるのだろうか。
51 :
3/8:2005/10/20(木) 21:40:02 ID:uSHKsree
少しだけ広がった股ぐらに、背後の男の指が触れた。
幸いにして、下半身の下着だけはつけていたので、
直接陰部に触れられはしなかったが。
それでも、見ず知らずの人間に性器を見られたり
触れられたりするという状況は尋常ではない。
彼女は肘を振り回して、痴漢に対抗する。
たとえ女性の力でも、肘を喰らうのは痛いことだろう。
しかし背中に密着している相手には効果が薄かった。
下着の上から、裂け目をなぞる湿った指先。
それでも尚、彼女は脚を閉じようとする。
ここだけは守らなくてはならない。
四面楚歌の状況にあっても、急所だけは守りきる。
美穂のそんな覚悟は、物量作戦の中に飲み込まれる運命だった。
52 :
3/8:2005/10/20(木) 21:42:27 ID:uSHKsree
敵兵が分散して二方向から攻勢をかけてきたとき、
兵力に劣る軍が一番やってはいけないことは何だろうか。
それは、こちらも兵を分散して個別に反撃するということである。
戦術としては、やはり各個撃破が基本だろう。
美穂はこのとき、上下から襲う三つの手の攻撃に対し
右手と左手を分散して対抗してしまった。
具体的には、胸元に滑り込んでいる手に対し
左手で払いのけようとしながら
スリットのようになった浴衣の隙間から忍び込んでいる両手を
右手で抑えようとしたのである。
その結果どうなったか。
53 :
5/8:2005/10/20(木) 21:48:13 ID:uSHKsree
乳房をたぷたぷと弄んでいる男の手の甲を、美穂は自分の手で掴んだ。
自分の襟の中に自分で手を突っ込んだ格好だ。
しかし、この男もやはり彼女の稚拙な抵抗を楽しむ性癖だったようで
美穂に引っ張られて胸から引き剥がされては、また触るという流れを繰り返した。
文字通りの揉み合いの結果、浴衣の襟はいよいよ乱れ
胸元の全てが外に出る状態になってしまった。
蕾のように愛らしい、乳房の先端部分も露になる。
美穂は「わ、やだっ!!」と抑えていた声を出してしまった。
そして左手で両胸の乳首を隠すように覆う。
重力に逆らう綺麗なお椀型の胸が、ぶよ、と押し潰される。
周囲の男達から、小さな歓声と笑い声があがった。
美穂がきっと睨みつけた拍子に、傍観している男達と目があう。
彼女は、男達の視線の濃厚さに驚愕した。
54 :
6/8:2005/10/20(木) 21:52:07 ID:uSHKsree
たとえばエレベータで一緒になった男が、ちらちらと二の腕を見るとき。
たとえば廊下ですれ違う男が、シャツの膨らみを一瞬だけ見るとき。
たとえば階段で下から来た男が、スカートの裾を見上げるとき。
そういう日常の何気ない一瞬で、美穂は男達が隠していた欲求を
僅かに漏らすところを見てきた。
視線の中に、確かに混ざっている粘性の感情を
今までの人生で彼女は確かに感じてきた。
しかし、このときの目線は漏れてにじみ出た欲求などではなかった。
内に秘められ続けた欲求を「ここでしか出せない」とばかりに表したそれは
常軌を逸して濃く、熱く、醜かった。
普通の性行為ではとても解消出来ない欲求。
見ず知らずの女を集団でねちねちと弄ぶ、という反社会的な行為でしか
晴らせない形の欲求があるということを、美穂は初めて知った。
次の駅は迫ってきていたが、それが希望にはならないことを彼女も理解していた。
55 :
7/8:2005/10/20(木) 21:55:59 ID:uSHKsree
「次は〜鳥府〜鳥府〜」
駅員の気の抜けた声が、戦場にいる美穂には腹立たしく聞こえる。
地下鉄の警備体制が甘いからこうなるのだ。
こんな卑劣な犯罪が成立する路線が存在していいのか。
下着の上から陰核をなぞる指先を、右手でつねる。
「いい加減にしてよッ!!」
ついに怒鳴り声を出した。
それから全身を駄々っ子のように弾ませて、手足を振り回す。
肘が後ろのメガネ男を捉えた。みぞおちをガン、と叩かれて男は呻く。
幸い、彼女は「触られ」はしていたが「掴まれ」てはいなかった。
そのため、大暴れの結果、三本の手は彼女の体から離れた。
花火大会の場所は次の駅だが、もうそんな気分では到底無い。
駅員にこの事実を告げなくてはならない。
泣き寝入りなど絶対にしたくなかった。
ドアが開く。
乱れた浴衣の襟を直しながら、彼女は無人の駅のホームに降りた。
56 :
8/8:2005/10/20(木) 21:59:29 ID:uSHKsree
足が地面から浮く感覚がして、彼女は悲鳴を上げようとした。
しかし声を出す前に、見える景色が車内のそれに変わり
口に太い指を押し込まれた。舌をつままれる。
「おが、ああ、ああが」
美穂の口から間抜けな声がこぼれる。
自分の身体を持ち上げられたのだろうか。
それすら分からない。
とにかく、彼女はまた戦場に引き戻された。
敗北すれば全てを奪われるであろう戦場に。
そこには、さっきより幾分猛った敵が待ち構えていたのである。
57 :
浴衣:2005/10/20(木) 22:07:03 ID:uSHKsree
またも長々とすいませんでした。
いつまで経ってもエロい場面に辿り着かない……
次で完結できるように書きます。あと、挿入はしない方向で。
どうでもいいですが、美穂のイメージは大久保麻梨子です。
58 :
名無しさん@ピンキー:2005/10/20(木) 22:56:49 ID:c0s5gp4A
じゅうぶんエロいよGJ
前スレでもそうだったが、
文章力の高い人は、比較的ねちっこい話を書く傾向があるみたいだな。
そんな職人達が大好きだ
浴衣もGJ。
60 :
浴衣:2005/10/21(金) 00:19:45 ID:nONRN4L9
残り15レスで浴衣ノーブラは終わりです。
長々とお付き合い有難う御座いました。
61 :
ユリ:2005/10/21(金) 06:05:29 ID:upjk9k6e
皆様、感想ありがとうございます。
思ったよりよい反応いただけて光栄です。
テキストファイルもワードも使い方がさっぱりなので、勉強してきます。
>>37いえ、こちらこそマナーがわかっていなかったので、すみませんでした。
>>40すみません、私の願望を書いてみただけなので。
今度は、もっと凶悪敵なのを書いてみたいと思います。
そうしようと思ってたのですが、途中でユリちゃんがかわいそうになっちゃってw
感情移入ですかね。
62 :
40=41:2005/10/21(金) 13:56:00 ID:s5iBKv8j
いえいえ、38へのレス指定の間違いだったのですよ。
ユリさんのも遥さんのも大変楽しませていただきました。
このスレも春が来たな!
春は変質者が多い季節です。
まあ、春が来たって表現はアレだな。
盛り上がってきたとかで良くね?
うああこのスレSSのレベル高すぎじゃああん
ちょっと書いてみようかと思ったけど、自分は男性視点か
女性視点のどちらかでしか書けない…難しいなぁ
痴漢する側の歪んだ心理や、女性の体を客観的に見ているところ(たとえば、
性経験のなさそうな女の子相手なら、全く濡れていない粘膜の感触とか、
陰部を触った指の臭いを嗅いでみたりとか)を入れたいけど、痴漢される側の
失神しそうなくらいの嫌悪感も書きたい。
こんなときは両視点で交互に書いたり、別々に書くのがいいんでしょうか?
>>67 交互に書いてもいいし、別々に分けて書いてもいいと思う。
ただ交互の場合はあまり目まぐるしく変えるとわかりにくくなる恐れも。
あまり、深く考えずに書いてみてくだされ。
69 :
浴衣:2005/10/21(金) 21:01:07 ID:8VOqkFdY
>>67 途中で視点が変わるのはアリではないかと。
むしろ同じ状況での、加害者と被害者の感覚の差異が
ザッピングっぽく出てくれば面白いかとは思います。
ただ唐突に変わるとワケが分かんですし、
交互に書くと長くなりそうで難しいですね。
まぁ、正直ノリでいいんじゃね、みたいな感じです。
70 :
遙:2005/10/21(金) 21:21:56 ID:bpImUpNW
手が太腿を内腿を尻を這い回り、指が谷間を突付き、柔らかな茂みを揺らす。
遙が確かに下着をつけていない事を確認でもするかのように、
その手は指は遙の下半身に触れて回った。
電車が原則して次の駅に着く。
降りる人はほとんどいない。混雑した電車に、更に何人かが乗り込む。
電車が止まっている間だけ、手は動かずに、遙の尻を掴むようにしていた。
まるで、逃がさない、と、宣言するかのように。
遙は俯いて、怯えて、体を強張らせている事しかできなかった。
胸に抱きこんだ鞄を持つ手は、力を入れすぎているのか小さく震えていた。
扉が閉まり、電車が動きだすと、手は動きを再開した。
足の間へと手を潜り込ませ、掌全体で茂みを覆うようにし、指先は
足のつけねを何度も撫でた。
遠巻きに茂みを覆っていた手が、そのまま持ち上げられて
遙の股間に押し付けられた。
手は、優しいともいえるような動きで、遙を揺すった。
しばらくそうしていたかと思うと、不意に遙の肉を割って、指で粘膜に触れた。
「つっ」
痛みで、小さく声が漏れた。
直接とはいえ、指先で粘膜に触れられただけなのに、受け入れる体勢にない
濡れていないそこに痛みが走った。
肩が小さく揺れ、遙の体の強張りは強くなった。
手が、足の間から背後に引かれた。
安堵する間もなく、今度はその手がスカートの中をまわって、遙の前に触れた。
淫核を中心に掌で覆うようにして、やさしく振動を送ってくる。
と同時に、男の左手が遙の左の脇腹に置かれた。
ハーフコートの裾から、男の手が入り、ブレザーの下シャツの上にあった。
くすぐったさに、小さく体を捩る。
遙の動きも、胸を押し潰すように抱えている鞄をもものともせず、手は
ねちこい動きで遙のシャツの上を這い、やがて胸へと辿りついた。
これも下着をつけていない胸を、左手は優しく覆い包んで、揉んだ。
痴漢は、遙が下着をつけていない事をどう思っているのだろうかと、
ぼんやりする頭で思いをめぐらした。
下着なしで制服を身に着け、その上のコートを着ている女子高生。
やはり、そういうコだと思われているのだろうか。
その認識に、頭がクラリとした。
71 :
遙:2005/10/21(金) 21:26:25 ID:bpImUpNW
>47,48
ご教示ありがとうございます。
板によっては20行くらいしか書けませんが、ここはかなり多量の文章の投稿が
可能なんですね。
>47
美穂、逃げられてこれからどうなるのかと思った途端に連れ戻されてしまうんですね。
難い演出です。
>67
プロでもなければ仕事でもない。
たった一文でも、誰かを萌えさせるものが書ければそれで充分ではないかと。
期待してお待ちしております。
>ユリ氏
お疲れさまです。
次回作、更に凶悪なものを期待して待っています。
72 :
遙:2005/10/21(金) 21:32:12 ID:bpImUpNW
>71訂正自己レス
×難い演出です
○憎い演出です
失礼しました。
73 :
浴衣:2005/10/21(金) 22:05:57 ID:8VOqkFdY
>>72 ああ〜、なるほど。難い演出の意味を小一時間ほど考えてました。
お褒めにあずかり光栄の至りです。
それでは浴衣のラスト、書きあがったので
投下させていただきます。
15レスとかなり長いうえに、ちょっと陰気な感じの話になってしまっているので
苦手な方はスルーしていただけると助かります。
74 :
1/15:2005/10/21(金) 22:20:43 ID:8VOqkFdY
>>56の続き
ドアが閉まり、電車が動き出すと同時に、口に入っていた指が抜けた。
「げほ、げほっ!!」
美穂は唾液を飛ばしてむせ返る。
背後にまたぴったりと男が張り付いたのを感じた。
さっきのメガネ男は目の前に立っているので、別の男だ。
メガネ男は、肘で打たれた怒りと、まだ出し切れていない欲求を顔に滲ませていたが
何故か美穂には近づかず、ドアそばの手すりに寄りかかっていた。
まるで「俺の番ではない」とばかりに。
背後の男は両手で彼女を抱きしめ、そのままずるりと両手を浴衣の中に入れた。
そして乳房をぐにぐにと荒く揉みほぐす。
さっきの男より、幾分荒い性分のようだ。
75 :
2/15:2005/10/21(金) 22:22:53 ID:8VOqkFdY
「やっ、ちょっと、ちょっと、やだぁっ!!」
恐怖のあまり、美穂の口から意図せず悲鳴が漏れた。
さっきと違い、暴力的な匂いを感じ取った彼女に、余裕は無かった。
勿論、その声は痴漢の群れにとって扇情的に響いているに違いない。
背後の男は肩を丸出しにしたシャツから筋肉質な腕を伸ばして、
美穂の身体を押さえつけていた。
胸をたぷたぷと揉みながら、美穂の耳元に唇を寄せている。
耳たぶにかかる熱い息に、鳥肌が立った。
「こっち向いてよ……」
男はごつい図体に似合わない、柔らかな声で嘆願した。
振り向けば、唇まで好きにされるであろう。
そう予感した彼女は、前を向いたままで「いやッ!!」と反駁した。
76 :
3/15:2005/10/21(金) 22:24:07 ID:8VOqkFdY
背後の男は、美穂の少し大き目の唇に興味を持っているようだった。
たまに指先で唇に触れたり、振り向かせようと声をかけたりしている。
その行為は美穂にとって、今までで一番不快なものだった。
男と女では、キスの重要性が全く異なる。
男にとっては、性交の前振り程度のものであっても、
女性にとっては愛情の交感を示す儀式といってもいいだろう。
好きな相手以外にキスをされるというシチュエーションは、
美穂に吐き気と寒気を与えた。おぞましい。
人間の心の深奥にある、一番大事で一番大切な、核のような部分。
そこに踏み込まれるような怒りと憤りがあった。
この先長く続く自分の未来、その輝いていた道を
泥で汚されるような悔しさと悲しさがあった。
それらの感情が交じり合い、「絶対に嫌」と美穂に決意をさせる。
77 :
4/15:2005/10/21(金) 22:26:45 ID:8VOqkFdY
浴衣のスリットからするりと一本の手が入ってきた。
背後の筋肉質とはまた別の、長髪の男のものだ。
そのやけに指の長い手は彼女の右脚を掴んで、少し引っ張った。
それと同時に、もう一本の手が反対側から迫って
彼女の浴衣の裾をたくし上げる。
彼女の脚のほとんどが露わになり、薄暗い電車の明かりを反射して白く光った。
鏡の前で「結構綺麗だ」と悦に浸った、美しい腿からふくらはぎまでのライン。
さらに増殖した手が、彼女の左脚を掴んで引きずる。
両方から引っ張られて、彼女の股は無理矢理30度の仰角で開かれた。
背後の筋肉質男はよほど美穂の胸を気に入った様子で、両手でこね回す作業に余念が無い。
人差し指と中指で乳首を挟んで、くりくりと弄びながらうなじをべろべろと嘗め回す。
「うやぁ、ぁあっ、ひあっ」
あまりの気持ち悪さに、珍妙な声が出た。
78 :
5/15:2005/10/21(金) 22:30:00 ID:8VOqkFdY
「ブラ、何カップ?」
美穂のうなじから耳たぶまでを、粘り気のある唾液でべとべとに汚しながら
筋肉質男は彼女に問いかけた。
美穂には答える理由も無いし、その余裕も無い。
ただ「ふ、ん……くっ」とくぐもった息を吐くのみである。
返事をしない美穂に、一方的に男は囁く。
「EかFだな……これは」
脂肪の弾力と柔らかさを楽しみながら、筋肉質は勝手に予想を立てている。
自分の胸を好き勝手に弄られた挙句、「これ」呼ばわりされたことに
美穂は激しい怒りを感じる。
彼女は激昂の勢いにまかせて振り返り「ふざけんな!!」と叫ぶ。
だが、憤激の叫びは「ふざ」までで止まってしまった。
筋肉質男の唇が、「ざ」の形になった美穂の唇に吸い付いたからだ。
79 :
6/15:2005/10/21(金) 22:30:43 ID:8VOqkFdY
唾液でべとべとの舌が、彼女の口の中に強引に入り込む。
美穂の舌の裏を、味わうように舐めていく。
口内に広がる煙草の味に驚いて、美穂は首を前に戻した。
「おえっ!!」
舌を出して、唾を飛ばす。
花火大会の会場で自分を待っている彼氏の顔が頭をよぎった。
脚を広げている二本の手が彼女の陰核をなぞっている。
筋肉質が「そんな嫌がらないでよぅ、ボインちゃん」と甘えた声で囁いてくる。
「いやっ!! いやっ!! いやっ!!」
思考能力が無くなり、美穂はただ滅茶苦茶に感情を吹き出した。
そう言っても止めてはもらえないのは分かっていても
彼女の口から漏れるのは、もっとも原始的で幼児的な言葉だった。
「やめてぇ……もういやだぁ……」
80 :
7/15:2005/10/21(金) 22:32:41 ID:8VOqkFdY
一度恐怖に屈した心は脆い。
瞳に熱を感じて、「泣いたらダメだ!!」と思ったときにはもう涙が頬を伝っていた。
一度開放してしまうともう止まらず、美穂の頬をぼろぼろと流れてはあごから垂れる。
「泣くなよ、ボインちゃぁ〜ん」
美穂の陰核をいじっている男が、からかうように言った。
どうやら「ボインちゃん」の呼称が定着したようだ。
彼らにとっては、若々しい肢体のみが興味の対象であり
漆戸美穂、という彼女の名前などどうでもいいのだろう。
「ねえ、ブラのカップ教えてよ」
背中にへばりついたまま、筋肉質はまだ訊いてくる。
陰核を撫でていた手が、下着の中に入ってきた。
男にしては細い指が、子宮口にまで迫る。
そしてにやあ、といやらしく笑うと男は
「こっちも泣いてる」と言って美穂の顔を見た。
81 :
8/15:2005/10/21(金) 22:35:43 ID:8VOqkFdY
もちろん、快感があったわけではなかった。
物理的刺激に対し、いわば身を守るための潤滑油として
本能が分泌液を搾り出した、というのが本当のところだ。
もちろん男達にとってそんな事情はどうでも良いことなのであろう。
子供の悪戯のように楽しげに、唾液で濡らした中指を美穂の膣内に滑り込ませる。
唾液と膣の分泌液が混じって「ちょぐ」と音を鳴らした。
感に堪えないといった様子で男は「あったかい」と言った。
ちょぐ、ちょぐ、ちょぐ。
くちゃ、くちゃ、くちゃ。
指が粘膜を摩擦する音が車内に響く。
筋肉質が美穂の耳元で「ボインちゃんマンコ気持ちいいの?」と尋ねたが
彼女はやはり応えなかった。
82 :
9/15:2005/10/21(金) 22:36:50 ID:8VOqkFdY
花火大会会場の最寄り駅「三瀬神宮」を電車は通り過ぎる。
痴漢と獲物しか乗っていない車両からは、誰も乗り降りしなかった。
十本以上の手が、試合直後の力士のように美穂を撫で回していく。
膣内に中指が根元まで差し込まれていた。
陰核も同時に指でさすられていた。
乳房は相変わらず掌で粘土細工のように揉み解されていた。
肩も、鎖骨も、へそも、太股も、ふくらはぎも、触られた。
メガネ男が近づいてきて、美穂の頬を掴むと
開かれた唇に吸い付いて、舌をねじ込んでくる。
彼女は悲鳴を上げて首をまわした。
だが、逃れた先に、こんどは筋肉質男の唇が待ち構えている。
どちらに首を回しても、誰かの顔が待っていて
彼女は「絶対に嫌」だったはずのキスを10回以上された。
それは愛情の交感とは程遠い、ただ粘膜を擦れあわせるだけの行為である。
83 :
10/15:2005/10/21(金) 22:37:44 ID:8VOqkFdY
周囲の男たちが、自分自身の股間をズボンの上から撫でている。
痴漢たちは、自分達の性器を露出しようとはしなかった。
興奮が高まりすぎたのか、何人かは身体を震わせてパンツの中に射精してしまったようだ。
普通なら、絶頂に達した時点で電車を降りるか車両を変えてもいいはずである。
しかし彼らはその後も、遠巻きに美穂の弄ばれる姿を眺めていた。
直接触れている者が四人いた。
それをにやにやと眺めている者が五人ほど。
そして完全に傍観者、あるいは壁役に徹している人間が十数人、美穂を囲繞している。
それら人の渦は結界の如き密室を作っていて、
今ここに警察官が来たとしても、容易には美穂まで辿り着けないことを予想させる。
そんな密室の中で、美穂は「身体をオモチャにされる」というドラマのような台詞の
本当の意味を理解している真っ最中だった。
84 :
11/15:2005/10/21(金) 22:39:11 ID:8VOqkFdY
涙で滲む視界に「痴漢STOP!!」という吊り広告が入った。
「私達は痴漢を許しません」という勇ましい台詞の横に、
駅員がこちら向きに掌を広げているイラストがある。
その下には「痴漢は被害者の心に大きな傷を残します」とのテロップ。
くぽ、くぽ、くぽ、くぽ。
音が聞こえた。
ちょぐ、ちゃ、ちょっぱ、ちゅく。
また聞こえた。
膣に指を入れている男が、他の痴漢に向かって
「このボインちゃん、敏感だぜ」と笑いかけた。
連投規制防止支援カキコ
86 :
12/15:2005/10/21(金) 22:41:46 ID:8VOqkFdY
電車に乗って30分くらい経ったであろうか。
終電が近づいていることを、美穂も、男達も自覚していた。
背後の筋肉質が「Fカップでしょ。ねえ、教えてよぉ」としつこく問いかけてくる。
それを訊くことで、彼に何のメリットがあるのか、美穂には分からなかった。
「最近、細いのに乳は出てる女増えたよなあ。
なんか、ちょっと前まで、こんなスタイルの女少なかったよな」
「ああ、なんか21世紀入ったころから特に増えてない?」
「食生活の欧米化とかじゃない?」
膣を弄っている男とメガネの男が、まるで仕事合間の一服のように雑談した。
「こんなエロい身体に、浴衣一枚羽織って電車乗られたら困るよなぁ、実際」
「うん……仕事に疲れたサラリーマンとか発情させちゃだめだ」
「これに懲りたら、もう男を勃起させるような格好しちゃだめだよ」
用事を諭すようにそう言いながら、指先では乱暴に膣内をかき回す。
「そろそろだな」
メガネが妙に事務的に言った。
87 :
13/15:2005/10/21(金) 22:43:49 ID:8VOqkFdY
筋肉質男が、美穂を羽交い絞めにして、そのまま座りこんだ。
当然、美穂も座らざるをえなくなる。いわゆる「女の子座り」で電車の床にへたりこんだ。
メガネがズボンのチャックを下ろして、性器を取り出した。
それを使って美穂の乳房をぐいと押してから、先端部分の突起をこりこりといじった。
そして唸り声を上げて、美穂の乳房に射精をする。
メガネは5回震えて、美穂の白くつややかな胸元を体液で汚した。
すぐに膣をいじっていた男が同様に性器を取り出す。
「ほらっ!! 洗顔しろ!! 洗顔!!」
荒い声を上げて、美穂の顔にヤクルト一本分相当の体液を放った。
まるでボディソープのように吹き出した白濁の粘液が、
美穂の閉じたまぶたの上にかかる。
白い流動体は睫毛の上に乗り、鼻のわきを濡らし、唇まで汚した。
88 :
14/15:2005/10/21(金) 22:45:03 ID:8VOqkFdY
最後を締めたのは筋肉質男だった。
彼はすでに絶頂の直前に達していたらしく、
性器を取り出すやいなや、すぐに美穂の顔面に向かって射精した。
体躯に反して、意外に小さい男の性器は
体内の精液を残すところ無く放ち、
筋肉男は尿道を体液が噴出していく快感に「うっ、おっ、おっ」と奇声をあげた。
美穂の顔面は、ボディソープを五、六回吹きかけたような有様だった。
ぎらぎらと脂っこく光を反射する粘液が、涙に混じり美穂の顔面をぐちゃぐちゃにしてしまった。
終点のひとつ前の有沢山王駅で、痴漢の群れはまるで全員この駅が故郷であるかのように
一斉に下車してしまった。その姿は走るわけでもなく、人気の無い駅に消えていく。
美穂は電車の床にへたりこみ、しばらく呆けていたが
やがて顔についている成人男性三人分の精液を浴衣の袖で拭った。
89 :
15/15:2005/10/21(金) 22:46:55 ID:8VOqkFdY
浴衣の袖で拭っても、濃厚な体液は彼女の顔から離れず、
むしろ本当に洗顔料のようにべっとりと広がってしまった。
彼女はそれでも何度も何度も顔を拭って、
よろよろと立ち上がった。
トイレに行きたい。
ぼろぼろと泣きながらも、彼女はそう思う。
強く掴まれた胸がじんじんと痛み出す。
下着はいつの間にかなくなっていた。
「次は〜終点〜蓮野〜蓮野〜お忘れ物の無いよう〜御支度下さい〜」
間抜けな駅員の声が響くと、彼女は座席にどすんと座り込む。
これからどうしようかという問題を、なるべく考えないようにした。
ほどけて汚れた浴衣を着なおして、帯を結ぶ。
やはり人気の無い、終点の逢沢駅に、
空気と汚された女だけを乗せた電車が滑り込んでいく。
リアルタイム遭遇
G――――Job!!!
91 :
浴衣:2005/10/21(金) 22:49:57 ID:8VOqkFdY
以上で「浴衣ノーブラ」は終了です。
本当に冗長になってしまって申し訳ありません。
長々とお付き合い有難う御座いました。
前スレでの発言にもあったとおり、悪趣味の謗りは免れない内容ではありますが、
実際に痴漢をすることと痴漢の小説を書くことは全く意をことにするものであり、
筆者に性犯罪助長の意図はありません。
終電駅の名前が蓮野になったり逢沢になったりしてることは気にしない方向で。
92 :
浴衣(了):2005/10/21(金) 22:52:37 ID:8VOqkFdY
>>90 支援有難うございました。ナイス割り込み。ファインセーブ。
では、私は名無しに戻ります。
もしいい感じのリクエストがありましたら、またSSを書かせていただくかも知れませんので
SS書かない人もガンガンリクエストを出したらいいじゃない。涙のリクエストをしたらいいじゃない。
93 :
名無しさん@ピンキー:2005/10/21(金) 23:01:56 ID:w7eJtJ/o
前スレから合わせて50レス近い投下お疲れ浴衣
GJ
後半の怒濤の鬼畜モードはすばらしかったよ
しかし本番はしないのが痴漢の正道なのかwww
>>92 浴衣お疲れ様です。
めちゃくちゃ興奮しました。
浴衣氏素晴らしすぎるよ…自分がかすんでみえるほどにさ
ははは は は は は 。 。
96 :
名無しさん@ピンキー:2005/10/22(土) 00:19:39 ID:kJuiqgcR
痴漢されていた現場をムービーでとられていたとう設定でパート2をお願いします。
とか言ってみる
97 :
名無しさん@ピンキー:2005/10/22(土) 00:29:35 ID:dPFjN99o
>>96 同意
まぁ、続きを書いたら浴衣じゃ無くなってる可能性が高いが。
浴衣もつかれさまです
物凄く良かったでつよ
素晴らしい興奮をありがとうございました
99 :
名無しさん@ピンキー:2005/10/22(土) 22:43:44 ID:dPFjN99o
正直、浴衣で抜いた
>>93-99 お褒めの言葉ばかりで感謝の極みです。
遙さんやユリさんの新作もお待ちしています。
自分はほとぼりが冷めたころに、ひっそりと
気の強いギャルものか、お疲れOLものを書こうかと思っています。
しかし痴漢の舞台ってやっぱりバリエーションないなぁ。
新しいシチュ…ライブハウスなんてどう?
密着するし声出してもバレない。
あとはバス、寝台列車、夜行バス、映画館、エレベーター、路上、本屋ぐらいか
103 :
名無しさん@ピンキー:2005/10/23(日) 00:49:50 ID:RFS3te+Z
学校の抗議のあってる一番後ろとかでとかは?
前スレで浴衣ネタ出した者ですが浴衣GJ!!!!
自分が想像したものの遥か上を行く話をありがとう。
結局満員電車が一番という結論になってしまう漏れ
106 :
名無しさん@ピンキー:2005/10/23(日) 12:49:02 ID:kGL3eUFM
現実味やリアリティを考えたらエレベータ
密室性、気密性を考慮すれば映画館
いずれにせよ、電車に代わるほどのインパクトはないか
107 :
67:2005/10/24(月) 01:17:57 ID:9UMA4PG4
皆さんアドバイスありがとうございます。
早ければ来週末あたりに一つ投下できるかもしれません。
実は自分は前スレで書く書くと言っておきながら
実際手をつけたのが今の今なくらいなので、どうか
ごゆっくりとお待ちくださいw
108 :
青江:2005/10/24(月) 03:09:08 ID:o9lxWXmq
今年最大の猛暑を記録されるだろうと言われた日
ある少女は小さなビルの地下に続く階段を降りていた
階段の周りの壁には黒いポスターがいっぱい貼られている
階段を降りきると扉があり、その扉の中心にも大きな黒いポスターが貼られていた
少女はそれを見ると頬を緩めて扉を開けた…
扉を開けるとそこには多くな人がいた
少女は小柄な身を利用し最前列に行った
(やった!! 最前列だ!!)
少女は笑いながら【その時】を待った…
少女の名は優香
高校2年生で、黒い綺麗な髪が、腰の辺りまで真っ直ぐ伸びているのが印象的だ
顔は目が大きく、背は160ちょいで、典型的な童顔で、普通に中学生に間違われる程だ
そんな優香は大好きなバンドのライブに来るため、こんな暑い日に薄暗く狭い地下室のライブ会場に来ている
優香はそのバンドが来るのを目を輝かせて待っていた
こんな感じ?
まだ触りだけど
>>108 多いにそんな感じ。
ライブ痴漢に期待します。
>>108カ●ガリのワンフの方ですか?間違ってたらスマソ。
んで期待sage
111 :
名無しさん@ピンキー:2005/10/24(月) 04:53:52 ID:sgtT3y3F
ライブ萌
112 :
名無しさん@ピンキー:2005/10/24(月) 15:29:43 ID:MV0dViof
ライブ期待
日本語荒れ気味だが、そのラフさが話の中身とマッチしてるっぽいな
いい感じ。
ただ、文末に。をつけてくれるともっと読みやすくなると思う
実際、ライブに痴漢居るよね
女ばかりの中に男が居ても押しやらフリやらで触られても反抗出来ない
恋人どうしだと思うけど男が後ろから女の服の中に手入れて胸を揉みまくってるのを見た事がある
そのまま始めちゃうんじゃないかって雰囲気だった…
あと、F1の鈴鹿でも人混みで痴漢が出たらしい
鈴鹿の耐久レースが夜は不届き者が出るから8時間までだってのは本当かね
116 :
青江:2005/10/24(月) 22:19:01 ID:o9lxWXmq
>>108 優香は身を乗り出して、ステージの袖を見ていると…
…ブッ…
地下室を照らしていた薄暗い照明が消え、会場は暗闇に包まれた。
優香は驚いて辺りを見回していると、ステージ上で何やら動く音がする。
優香がステージ上に目を向けると、急に照明が全開に光った。
『きゃ!!』
優香は小さな声をあげて目を閉じた。
《キャ――――――――――!!!!》
狭い地下室の会場中を、黄色い声援が包む。
優香が目をゆっくり開けると、そこにはアルバムの歌詞カード等でしか見たことのないメンバーが立っていた。
『…わ、わぁ…』
優子が見とれてると最初の一曲目が始まった。
ドラムがリズムを軽く取り、ギターが凄まじい爆音を弾きながら曲に入った。
優香はCDでしか聞いたことのない曲が目の前で演奏され、その音の迫力に体が後ろに吹き飛ばれそうになった。
117 :
青江:2005/10/24(月) 22:58:13 ID:o9lxWXmq
優香がその迫力に驚いている間に一曲目は終ってしまった。
可愛い顔をしたボーカルが、水を飲み、客達に軽く挨拶すると…
《キャ―――――――――!!!!》
会場中は痛いぐらいの声援に包まれた。
ボーカルが笑いながら手を大きくあげた。
そしてメンバー紹介が始まり、ギター、ベース、ドラムと軽く紹介が終ると二曲目に入った。
二曲目に入る頃には会場の人々は上下に激しく揺れていた。
二曲目が終り、三曲目を演奏する頃には会場中が異常な温度になっていた。
この地下室にもクーラーが設置してあるが、この地下室で激しく上下に揺れる人々が放つ異様な熱気が包み始め、軽くサウナ状態になり始めていた。
最初は目の前の演奏に圧倒されていた優香も、今はもう周りの人々の様に手をあげ、跳び跳ねながら体を上下に激しく揺らしていた。
三曲目が終り休憩がてらにボーカルが軽くボウズ頭のギターと話始めた…
会場内はその会話で時々笑いが生まれたりした。
『…暑ーい…』
優香はそう呟くと、眩しい照明に目を細めた。
地下のライブ会場だったので暑いことを想定してかなりの薄着で来たんだが…
その服装は上は黄色のタンクトップ、下は白いミニスカート。
優香は普段はあまり着ないミニスカートが恥ずかしく、ずっとミニスカートを押さえながらこの会場まで来たぐらいの超薄着だ。
118 :
青江:2005/10/24(月) 23:03:28 ID:o9lxWXmq
ここから続きは明日ぐらいに投下します
ちなみに青江の元ネタは桜井青です
ライブ→バンド→………カリガリ?→桜井青→青江
って感じです
…まぁ…カリガリを知らない人には、どうでもいい話ですけど
よろしくおねがいします
120 :
名無しさん@ピンキー:2005/10/25(火) 01:04:14 ID:dr3dUOwp
>>118もっとどうでもいいけど書く順逆じゃないか?
カリガリというバンドがいる→ライブ→カリガリ→(略)桜井青→青江。
の順に書いてくれないと一瞬何の事だかわからないぞー。
楽しむ上でカリガリはどうでもいいんじゃないかと。
だから事前に予備知識として与えてないとか。
123 :
名無しさん@ピンキー:2005/10/26(水) 02:42:52 ID:zurXE6Me
支援
若妻もの(25歳くらい)を書き始めたんだが需要あるだろうか?
あるに決まってんだろおおおおおお!!!!
うpしてくださいマジおながいします
まだ書き始めたところなんですぐにはうpできませんのでもう少し書きためてから投下しますね。
少し長い話になりそうですが。
もう404かよ!
書き手が徐々に増えてきて、地味に盛り上がってていい感じだな
いい感じになってから、急に丸二日書き込みが無くなったわけだが
132 :
名無しさん@ピンキー:2005/10/28(金) 01:41:41 ID:FeaPQi9j
期待待ち
>>131 今週末は大手予備校のセンター模試があるからみんな忙しいんだよ、きっと。
134 :
名無しさん@ピンキー:2005/10/28(金) 09:57:53 ID:FeaPQi9j
そんな書き手が若いの?
青江が進行中で、若妻ものを執筆中と。
早く来ないかな。
私は浴衣ノーブラの続編、「反撃編」を書く予定です。
青江が終わる頃にでも参上しますのでヨロスク
また冗長になるでしょうが……
136 :
名無しさん@ピンキー:2005/10/29(土) 01:52:54 ID:OdHkWOyB
ここみる楽しみが増えました
反撃する展開は予想もしなかったです
浴衣であんなことになったので、違うかっこになるのかなぁ
人間椅子ネタって無かったっけ?
元ネタ好きだからワクテカしてたんだが。
138 :
124:2005/10/29(土) 10:17:23 ID:LfNum8f1
ある程度書き進みましたが、かなり冗長ぎみです。
痴漢どころか電車にも乗ってません……orz
とりあえず、キリのいいところまで書けたら今晩でも投下してみます。
1
鍵はH駅にあるコインロッカーのものだった。
水島亜弥は扉を開けると、中に入っている紙袋を取り出した。
いったいなにが入っているのか──亜弥は紙袋を開け中身を見る。
布キレのようなものと携帯電話が入っていた。電話はいわゆるプリペイド式のやつだ。
指示されていたとおり、すぐに電源を入れてみる。
あと二分ほどでこれに電話がはいるはずなのだ。
しばらく待つと携帯が鳴りだした。当然、非通知である。
亜弥は慌てて通話スイッチを押した。
「もしもし……」
『ふふふ……やっぱり来ましたか』
通話口から相手の声が聞こえてくる。ボイスチェンジャーで声を変えているため、
男か女かの判別はむずかしい。
「あなたは誰? こんなことをして何がおもしろいの!」
その問いには答えず、相手は指示を与えてくる。
『まずは紙袋に入っている服に着替えて下さい。今着ている服はその紙袋に入れて
ロッカーにしまってもらいましょう』
亜弥は紙袋の中をのぞき込む。布キレだと思っていたのは洋服だったようだ。
『ハンズフリー用のイヤホンと、鍵も入っているはずです。それも持っておいて下さい。
二十分後にまた連絡します。それまでに着替えておくように』
「ちょ、ちょっと待って……」
亜弥としてはもっと問いただしたいことがあったのだが、
電話の主は自分の言いたいことのみ伝えると通話を終了した。
しかたなく亜弥は紙袋から、着替えろと言われた服を取り出してみる。
(な、なによこれ!)
布キレと間違うはずである。相手の用意していた服はかなり布の使用量が少ないものだった。
スカートは膝上三十センチ近くはなのではないかと思うほどの超ミニだし、
色もド派手なショッキングピンクだ。
上にいたってはもう服とも呼べない代物だった。
スカートと同じ色のキャミソール──丈はかなり短いようで、
おそらくおヘソもお腹も丸出しだろう。十代ならともかく彼女は今年二十五だ。
いくらなんでも露出が激しすぎる。
胸元もかなり広く開いており、普通に着ればブラジャーも丸見えだ。
見せブラならともかく亜弥は通常のブラを着けている。
下着が見られるのが嫌なら、ノーブラにならなければ仕方がないわけだ。
亜弥はどうしようかと迷ったが、次にかかってくる電話の時間が迫っている。
彼女は意を決してトイレへと向かった。
2
その封筒が届いたのは、昨日の午前中のことだった。
いや、届いた、というのは正確ではない。
封筒には消印はもちろん、切手も貼られていなかったし住所も書かれていなかったのだから。
ただ『水島亜弥様』と宛名だけが書かれていただけだったのだ。
つまり直接ポストへ投函されたということだろう。
夫の雄一が朝刊を取りに行ったときには何も入っていなかったところをみると──A4サイズの
茶封筒だったので見過ごすはずはない──それ以降に入れられたことになる。
亜弥は夫を送り出した後、掃除、洗濯を済ませ買物に行こうと外に出た。
そしてその時ポストに茶封筒が入っているのを確認している。
その時はなんだろう、と思っただけで特に気にもとめず買物へと向かった
買物を終え帰宅し先ほどの封筒や、それ以外のDMなどを取り家の中へ入る。
そこで初めてこの封筒には宛名しか書いていないということに気づいたのだ。
亜弥はいぶかしげに封筒を見つめると思い切って封を開けてみた。
中には一通の手紙、7523という番号のついた鍵、そして一枚のDVDが入っていた。
(なにこれ……?)
彼女はそう思いながら、手紙を読んでみることにした。
【突然のお便り失礼いたします。私はあなたの秘密を知る者です。
詳しくは同封のDVDをご覧下さい。チャプター5にあなたへのメッセージが
収録されております。DVDの中味をご覧になってよくお考え下さい。強制は致しません。
あなたのご意思にお任せしたいと思います。では、約四時間のDVDをお楽しみ下さい。】
亜弥はそのDVDを見てみようとプレーヤーへと入れてみる。
わたしの秘密───まさかね……
彼女は少しドキドキしながら画面を見つめた。
画面にひとりの女の後ろ姿が映し出された。見覚えのある街並みを歩く女……だが、
見覚えのあるのは街並みだけではない。女が着ている服装にも覚えがあった。
まさか──あたし?
亜弥はそう思った。確か一週間前に着用した服……そうあの日に着ていた服だ。
「うそでしょ……」
彼女はそうつぶやく。つぶやかずにはいられなかった。もし、これがあの時の映像なら
おそらく買い物へ行くときのものか、その帰りのもののはずだ。
果たしてその予想はあたっていた。その女の持つ右手には買い物袋が持たれている。
近くのスーパーに行った帰りなのだ。
やがてカメラは彼女を追い抜いて行く。そして──女の顔を映し出した。
それは……亜弥───やはり彼女自身だった。
亜弥の顔が大写しになり、画面は静止画像となる。
「ひっ……」
彼女は息を飲み込むような悲鳴を上げる。画面にこのDVDのタイトルが浮かび上がったのだ。
“不倫妻 水島亜弥 25歳”
それがこのDVDのタイトルだった。
3
その後、DVDの映像は亜弥の家を遠景から映し出し始めた。
やがてそこに一人の男がやって来る。
インターホンを鳴らす男。ドアを開け笑顔で出迎える亜弥。
そうこの男が彼女の不倫相手なのである。しかもその相手とは夫雄一の直属の上司、
課長の雨宮であった。彼自身も妻子のある身であり、いわばW不倫の状況だ。
じつは亜弥は結婚する前から、雨宮とは不倫関係にあった。
その関係は結婚して五ヶ月たった今も続いている。
この日から二日間、雄一は出張のため家を留守にしていた。むろんこれは雨宮の指示で
毎月少なくても一度は泊まりの出張を──無理やりにでも──入れていたのである。
だが、この画面だけでは単に夫の上司を家に招き入れたというだけの話だ。
いくらでも言い訳はできる。亜弥はそう思っていたのだが、
DVDに入っている映像はそんな甘いものではなかった。
雨宮が玄関から家の中に入った瞬間、なんと画面も家の中へと切り替わったのである。
「う、うそ……、どういうこと……」
リビングのソファでたわいない会話をしながら寄り添う二人。甘いキスをする二人。
さらにはバスルームでいちゃつく二人まで映し出していた。
まさしく家中のいたるところにカメラが設置されていたとしか言い様のない映像だった。
そしてついに極めつけ──亜弥と雨宮がベッドで激しいセックスをしている場面まで、
鮮明に映し出されていたのだ。
愛を確かめ合う夫婦の寝室で背徳の行為を行う。それがさらに亜弥の官能を刺激し、
夫では得られない興奮を与えてくれていた。
糸を引くほどに濃厚な口付けをかわし、いわゆるシックスナインの体勢で
お互いの性器を舐めあう二人。そして───
亜弥はそこでDVDを止めた。これ以上見ても仕方がない。
おそらく延々と二人のあの日の性行為の映像を映し出すだけだろう……
いったい誰が……
真っ先に考えたのは雄一ではないのか、ということだった。
だが、あの日は間違いなく出張だったし──雨宮が言うのだから間違いない──室内はともかく、
買い物帰りの彼女を付け狙うような映像や、遠景で家を映す映像を撮る事は
協力者がいなければ不可能であろう。
他の可能性は亜弥を付け狙うストーカーという線。
室内にこれだけ多くのカメラを設置できたというのは解せないが、
何らかの方法で家に侵入し設置した可能性も否定できない。
そうだとすればこれは深刻である。犯罪的だしおそらく彼女自身を狙ってくるであろう。
どんな要求をされるかわかったものではない。
“チャプター5にあなたへのメッセージが収録されております”
手紙の文面を思い出した。亜弥はチャプター画面からそれを選択する。
内容はいたってシンプルなものであった。
文字のみが書かれてある。要約すると……
明日朝7:00までにH駅に来い。コインロッカーの中に紙袋があって、
その中に携帯電話が入っている。7:05に電話を入れるから、そのときに指示を出す。
その電話に出なければ取引は中止。DVDは主人の会社、近所、さらには、
亜弥の実家へも送付する、という内容だった。
さらに亜弥を驚愕させたのは最後の一文であった。
“今日からご主人三日間のご出張ですよね。外出するのに何の障害もないでしょう。
むろん強制はいたしません。あなたのご意思におまかせいたします”
主人の出張まで知っている。しかも急な出張だったようで、
彼女自身夫から聞いたのも一昨日のことだったのだ。
亜弥は言いようのない恐怖を感じた。雨宮に相談すべきだろうか?
だが、亜弥の脳裏に“盗聴”という言葉が浮かんだ。雨宮に電話をかけた時点で
DVDをばらまかれる危険がある、と思った。
考えれば考えるほど身動きができなくなる。
亜弥は眠れぬ一夜を過ごした翌朝、H駅へと向かったのであった。
4
トイレの個室で立ちすくむ亜弥。想像通りかなりの露出度である。
スカート丈はなんとか下着が隠れる程度で、少し屈んだだけでも見えてしまうのは必至だ。
キャミソールを着てみたが、思ったとおりブラジャーはほぼ丸見えである。
だが、ノーブラでいる勇気はさすがにない。
ブラジャーが見えようが、着けておくのが得策だろう。
そんなことを考えていると携帯に着信が入った。
「もしもし……」
『着替え終わりましたか?』
抑揚のない声である。いったいこいつは私になにをさせたいのだろう。
「着替えたわ……。それでどうしろというの?」
『ブラジャーは外されましたか?』
「……どういうこと? 脱げ、とでも言うわけ?」
『ふふふ、そうですね。脱いで下さい。それとパンストを穿いているようならそれも……』
「じょ、冗談はやめて!」
『冗談ではありませんよ。これは命令です。ふたつとも脱いで下さい』
有無を言わせぬ相手の言葉に、亜弥は「わかったわ」と言ってブラを外し、パンストを脱いでいく。
(あぁ……、なんてこと。これじゃあまるで露出狂じゃないの……)
相手の目的がわからない。これからなにをさせられるというのか?
『では……』と電話の主は言った。『7:56発の○○行きの電車、前から三両目の車両に
前側のドアから乗って下さい。携帯はマナーモードにしてハンズフリーのイヤホンを
付けておくのを忘れずに。また連絡します』
またも自分の言いたいことだけを伝え電話を切る正体不明の脅迫者。
この時間帯の電車といえば通勤、通学の乗客でごったがえし、身動きもとれない状況であろう。
こんなあられもない姿でそんな電車に乗るということは、猛獣の檻に
えさをぶら下げて入って行くようなものである。
どうする──亜弥は迷った。今ならまだ取り返しがつくのではないか?
携帯の画面に表示されている時計を見るとすでに7:45である。迷っている暇はない。
決断しなければ……
亜弥は深呼吸をすると個室のドアを開けた。乗るしかない、そう思った。
トイレを出ると指定された電車の到着するホームへと向う。
すれ違う人々が奇異の眼差しで自分を見つめている気がした。
いぶかしげな目を向ける中年の女たち。あっけにとられて驚いた顔を見せる人たち。
指を差しひそひそと話をする者。そして、好色そうな顔をして亜弥の肢体を
舐めまわすように見る男たち。
こんな姿を顔見知りの人にでも見られたら……
亜弥はできるだけ顔を伏せ、顔が差さないように努めていた。
彼女がホームに到着するのと、電車が入ってくるのはほぼ同時であった。
この駅から乗り込む人間もかなりいる。すし詰め状態は必至だ。
ドアが開く。ここで降りる乗客はあまりいないようだ。
亜弥は泣きそうになりながら、猛獣たちが待つであろう“走る檻”へと
足を踏み入れるのだった。
144 :
124:2005/10/29(土) 23:35:11 ID:1N+M4Xl4
とりあえず電車には乗りました。
少しスレ違いの感もあるのだが、次回は痴漢描写入る予定です。
145 :
名無しさん@ピンキー:2005/10/30(日) 00:45:13 ID:QNK6VaSn
GJ
146 :
名無しさん@ピンキー:2005/10/30(日) 00:48:53 ID:ShAxT68q
超GJ!!
痴漢の前フリなら幾ら長くてもOKだ。
GJ。
痴漢描写楽しみにしている。
148 :
名無しさん@ピンキー:2005/10/30(日) 13:41:38 ID:QNK6VaSn
GJ GJ GJ
エロ小説としてはよくある序盤だけどいい導入部ですな
服装がやりすぎの気もする。
でもエロからいいか。
痴漢のオトリ女性捜査官の話を書いています。
……あんまし需要無いかな?
152 :
名無しさん@ピンキー:2005/11/01(火) 00:06:40 ID:v0LXqIUG
オトリ捜査は新人警官に限りますね。
めちゃもえそうです
そういえば数年前女装して囮捜査した警官が見事犯人捕まえたね
女性が囮捜査するの禁止されてるんだっけ
囮捜査で痴漢といえば、2hドラマの北野志穂1作目はエロかったな
155 :
名無しさん@ピンキー:2005/11/01(火) 11:31:05 ID:v0LXqIUG
いつあったの?
あれはエロいな。
全体的にエロいが、松下由樹のムチムチもエロい。
てか、売れてる女優がエロくて安っぽい二時間ドラマ出て、事務所と本人はいいのかと思ったよ。
ところで「北見」じゃなかったかな?
158 :
名無しさん@ピンキー:2005/11/02(水) 05:40:20 ID:2TYo91ez
まだかな神様
>>143続き
5
予想どおり車内は超満員の状態だった。
亜弥としてはあまり奥の方に詰める気もなかったので、入って来たドアのあたりに位置を
取った。この電車内に知り合いがいないとも限らない。彼女は外側に顔を向け背中を車内に
見せる状態で立っていた。
偶然か否か、亜弥の周りには二、三人の男が取り囲むように陣取っている。
横の二人は亜弥とは背中合わせの状態だが、どうやら後ろに立つ男は
こちらを向いているようだった。
普通の服を着ていてもかなりのプレッシャーを感じるのだが、
今着ている服装はまるで痴漢をしてくれ、と言わんばかりの格好だ。
いつ男の手が伸びてきてもおかしくはない。
亜弥はとりあえず、右手でノーブラの胸を、もう一方の手でお尻のあたりをガードしていた。
電車に乗り込み一、二分が経過しただろうか。例の携帯に着信が入ってきた。
亜弥はイヤホンのスイッチを押し、ささやき声で電話に出る。
「も、もしもし……」
『指示どおりにしていただいたようですね。ふふふ、いやらしい格好ですよ』
どうやら電話の主は同じ車両に乗っているようである。しかも、この口ぶりからすると
すし詰め状態の車内で亜弥の姿を目視できるくらいの位置にいるということだ。
亜弥はそれらしい人間がいないか、と少し顔を横に向けてみる。
携帯をいじっている人間は数人いたが、通話をしているようには見えない。
自分と同じようにハンズフリーのイヤホンをつけている人間もいるにはいたが、
それも同様で通話しているような感じではなかった。
おそらく亜弥から死角になっているところ──つまりは後ろ側──にいるということだろう。
「こ、こんな格好で電車に乗せるなんて……」
『ふふふ、そんな格好でいると恥ずかしくて感じちゃってるんじゃないですか?』
「ば、馬鹿なことを言わないで……そんなはずないでしょ……」
『周りの男の人たちはあなたの身体を触りたくてうずうずしてるでしょうねぇ』
脅迫者は亜弥の恐怖を煽るような言葉を吐く。
『ねぇ、亜弥さん……』ねっとりと絡みつくようにそいつは囁く。
『後ろにいる男性の股間をさすってあげなさいよ……その手で』
常識外の要求に亜弥はもう少しで、そんなことできるはずないじゃない!!
と大声で叫びそうになった。こんな格好をさせた上、痴女行為までさせようというのか?
「ま、待って、お願いよ。それだけは勘弁して」
亜弥は泣きそうになるのをこらえて哀訴する。だが、相手がそれを許すわけはなかった。
『駄目ですね。やって下さい。あぁ、もちろんアレがどうなってもいいのであれば
無理強いはしませんよ。おまかせします』
そうである、敵にはDVDという最終兵器があったのだ。これがある以上逆らうことは
できないのだ。むろん今の生活が破滅するのを覚悟で拒否することもできる。
しかし、彼女にはその勇気はまだなかった。
亜弥はお尻をガードしていた手を離すと、真後ろにいる男の股間へとその手を伸ばしていった。
6
亜弥の細指が男の股間に触れた。彼女はズボンの上から遠慮がちにさすっていく。
それはすでに充分硬くなっており、今すぐにでも挿入可能な状態である。
無理もない、目の前にこんなあられもない格好をした──顔までは見えていないだろうが
抜群のスタイルをした──二十代の女が立っていれば、正常な男なら当然の生理現象と言える。
男は突然目の前の女に股間を触られ、一瞬ビクッとした様子だったが、
撫でさすられていくうちにだんだんと行動が大胆になってきた。
当初されるがままだった男は、わずかに開いていた亜弥との距離を詰め
勃起した股間を彼女のお尻にこすりつけてこようとする。
その間も彼女は手で股間をさすっていた。
男は逆にその手が邪魔だと感じたのか、亜弥の左手首をつかむと撫でさすっている
股間から引き離し、直接そのモノをお尻へとこすりつけてきた。
男の鼻息が荒くなる。亜弥はお尻に感じる男のその部分がさらに硬く大きくなっていくような気がした。
次に男は手を使って彼女のお尻の割れ目をなぞり始める。
思わず亜弥はひっ! と言う声をあげてしまうところだった。
声を出すわけにはいかない、そう思った。
それでなくても煽情的な服装だというのに、その上男性の股間をなでさすったのだ。
どう言い訳しようが自ら痴漢行為を誘ったのは間違いのない事実なのである。
男の手はスカートの上からでは満足しないのか、下から手を突っ込み
下着の上からさわり始めた。
「あン……」
軽く声をあげてしまったが、電車の振動音にかき消され
その声を聞いたものはいないようだった。
『どうです、気持ちいいですか?』
イヤホンからそんな声が聞こえてきた。こんなときに答えるわけにもいかず、
亜弥はだまったままである。しかし、相手はもう一度問い掛けてくるのだ。
『答えなさい。気持ちいいですか?』
「はあふ……き、気持ちいいです……」
しかたなく答える亜弥。さらに相手はこう続ける。
『これからなにをされても抵抗したり、拒絶してはいけません。
男性のしたいようにさせるんですよ』
「そ、そんな……」
蚊の鳴くような声でつぶやく亜弥。
そうこうしているうちに、下着の上からお尻を撫でていた男の手が
それを乗り越え直接肌に触れてきた。
(はン……だめっ……そんな……)
そう思った亜弥だったが、拒絶することはできない。男のされるがままになるより
しかたがないのである。
相手が抵抗の素振りすら見せないのを良いことに、男はついに下着に手をかけ脱がせにかかった。
ゆっくり焦らすようにずり下げる男の手。
(ああ……脱がされる……こんな、電車の中だっていうのに……)
電車内で下着を脱がされるという異常な状況。知り合いの誰かにこんなところを
見られでもしたら……という恥ずかしさ。
そんなものがない交ぜになって彼女の官能を蕩けさせていく。
亜弥は下半身からいやらしい液が湧き出てくるのを感じていた。
下着は少しづつ下げられていき、とうとうその形の良い半円球の臀部が露出してしまった。
(ああ……こんなこと……信じられない……)
お尻が露出したあとも、男は下着を下ろす手の動きを緩めようとはせず、
そのままずり下げてしまった。亜弥の下着は太股の真ん中あたりでかろうじて
止まっている状況だ。
下着を下ろし終えた男はその手を今度は前の方へと向わせてくる。
ごつごつした手が、彼女の黒い絹草に触れる。
(あああん……だめっ! わたし、ぬ、濡れちゃってるのに……)
溢れ出す淫蜜で股間はすでにかなりの湿り気を帯びている。こんな状態を知られれば
さらに男は調子に乗ってくるのに違いなかった。
だが、抵抗はできないのだ。亜弥は口惜しさと恐怖から涙が溢れてた。
そのとき男が彼女の耳元に顔を近づけてきた。そしてこう囁くのだった。
「水島さんの奥さんですよね……向かいの池山です……」
163 :
名無しさん@ピンキー:2005/11/02(水) 22:35:21 ID:N34U0vyo
超GJ!
164 :
名無しさん@ピンキー:2005/11/02(水) 23:23:51 ID:2TYo91ez
近所の人っての萌
弱みを握られて仕方なく+電車痴漢シチュの融合GJ
166 :
名無しさん@ピンキー:2005/11/03(木) 23:51:31 ID:YHNg3TbB
支援あげ
現在進行中のSS
水島亜弥 25歳 (痴女を強要される不倫妻)
青江 (ライブ痴漢)
最初に尻を触られるまで20レスもかかるやつを書いています。
浴衣の続編です。
1 浴衣触手責め・漆戸美穂
2 女性捜査官嬲り・及川真理 (美穂の復讐編)
3 携帯写メ脅迫・漆戸美穂 (痴漢の逆襲編)
というアホみたいな三部作にするつもりです。
多分またクソ長くなると思いますが、お付き合い願えれば幸いです。
171 :
名無しさん@ピンキー:2005/11/05(土) 03:17:03 ID:NbqwbwW7
長編待ち通し
大作の予感
172 :
名無しさん@ピンキー:2005/11/05(土) 19:36:07 ID:M3pG4mAH
個人的には青江の続きを見たいんだが…
>>162続き
7
向かいの池山です……向かいの池山です……向かいの池山です……向かいの……
亜弥の頭の中をその言葉がリフレインのようにこだました。
信じられない。なぜ? よりにもよってこんなところで……、しかも“あの”池山さんだなんて……
彼女はパニックに陥った。膝がガクガク震え立っていることも困難な状態だ。
顔見知りに合う可能性も考えないではなかったが、まさか自分が痴女行為をした男性が近所の人……
それも真向かいに住むご主人だなんて……
だが、近所の人物としても相手が池山でなければ、亜弥もここまで取り乱すことはなかったかもしれない。
池山達人、四十二歳。冴えない中年サラリーマンである。でっぷりと太った体躯。ヤニ臭い口臭。
近所の噂では会社でもリストラ候補に上げられ、それが元で奥さんとも離婚を前提に
別居中だと聞いている。
亜弥だけでなく他の奥さん連中も嫌悪感を持っている人物だった。
しかも、この男が普段亜弥を見るときの目つきが尋常ではないのだ。
あの家に越してきたとき近所に挨拶に行ったのだが、そのときから身体を舐めるような目つきで
いやらしく見つめられた。特に胸のあたりと腰のあたりは重点的に見られていた気がする。
それ以後も道で会う度に淫猥な目をして彼女の身体をねめつけるのだ。
一度夫の雄一が帰りが偶然一緒になったと言って、家の中まで連れて来て酒をふるまったことがある。
ずいぶん酒が入っていたせいもあるのだろうが、亜弥を見ながら「ご主人がうらやましい」
「わたしがもう少し若ければ絶対口説いてますよ」「一度でいいから奥さんみたいな人を抱いて見たい」
などと常識外の言葉を吐いたりしたのだ。
酒の席ということもあって雄一はあまり気にしていない様子だったが、
亜弥としてはいつ襲われるかと気が気でなかったことも事実である。
そんな男に痴女行為を働き、さらには自分が誰なのか知られてしまった……
亜弥は身の危険を感じた。本能的に犯される、と思った。
とにかく自分の正体だけは隠しとおさねば……
「ひ、人違いですわ……」
とりあえず亜弥はそう否定した。だが、そんな言葉で引き下がるような男ではない。
「ひひひ、隠してもわかるんですよ。この首筋のホクロ、水島亜弥さんでしょ」
池山はそう言いながら耳朶に舌を這わせてくる。
「ひいっ……ち、違うんです……許してください……」
嫌悪感しか持っていなかった男に耳朶を舐められ、背中に怖気が走る亜弥。
どうしてこんなことに……
ふと、脅迫者はこの池山ではないのか? という疑心が湧いてくる。
前から三両目、前側のドアなどという指定をしてきたくらいだ、
ここで待ち伏せをしていた可能性は充分考えられる。
だが、しかし───
ここまで近くにいれば電話の声だけでなく、池山本人の声も直接聞こえるはずである。
それは聞こえなかった。
またこの男にあれだけあちこちに隠しカメラを設置できるだろうか?
別居前の池山の奥さんに彼が機械音痴だ、ということを聞いたことがある。
なんでも今どきビデオの録画予約すらできないというのだ。
隠しカメラを設置しさらにDVDの編集など到底できるはずがない。
そんなことを考えている間にも、池山の手は股間の叢を掻き分け秘唇へと伸びてくる。
さらにはもう一方の手が上半身へと向かい、丈の短いキャミソールの下からブラジャーをしていない
無防備な乳房へと這い上がってくるのだ。
「駄目です……勘弁して下さい……」
他の乗客に知られないようにかすれるような声で許しを請う亜弥。
しかし忌み嫌う男の手はそんなことはお構いなしに彼女の双丘をとらえていく。
脂っこいねちゃねちゃした手が肌を這いまわるだけでも吐き気がする思いなのに
その手が胸、お尻、そして一番触れられたくない秘唇を撫でまわっているのだ。
亜弥は気が狂いそうな思いだった。
「なにが勘弁してですか? こんないやらしい格好して電車に乗るなんて、
痴漢してくれ、と言ってるようなもんじゃありませんか?」
「あふっ……だ、だから、違うんです。これには訳があって……」
「へぇ。こんな格好をして電車に乗り込んで、男の股間に痴女行為をする訳って……
どんなもんなんですかね。教えてくださいよ、奥さん」
池山は亜弥をねちねちといたぶるような言葉を吐く。
もちろん、彼女の股間と乳房への攻撃も忘れてはいない。
「そ、それは……ふくっ……」
池山が乳首をつまむ。親指と人差し指でころころと転がすように弄んでくるのだ。
「なんですか。いやだいやだって言ってこんなに乳首硬くさせちゃって。ここからも
いやらしいおつゆがたっぷり出てるじゃないですか。ふふふ、感激ですよ、亜弥さん。
あなたがこんなにすけべだったなんて」
池山の言うようにすでに彼女の秘裂からは信じられないほどの淫蜜があふれかえっていた。
言葉で責められ肌を嫌というほどまさぐられ───
いつしか亜弥はかつて経験したこともない官能の渦へと巻き込まれようとしていた。
「終着駅まではまだたっぷり時間がありますよ。へへへ、たっぷり楽しみましょうね」
生殺しだ…続き待ってます!!
177 :
名無しさん@ピンキー:2005/11/07(月) 01:19:27 ID:y3prZbkH
いっぱいいた神がすくなくなった
「水島亜弥 25歳」の神が終わり次第、俺が投下するから心配するな!!
>>178 終わるの待ってなくてもいいから投下してくれ。
180 :
名無しさん@ピンキー:2005/11/07(月) 09:29:25 ID:y3prZbkH
178さん
期待して待ってますね
女性専用車両に乗ってみようと勇気あるスケベな男が、
女装し乗ったが、女性陣にばれて云々なんてのはだめか。
バレんのはつまらん
しかし、バレないなんて事はありえないかorz
性欲をもてあます工房が女装して入り込んだら即バレ、
その場に居合わせた女どもにおもちゃにされるというのはいかがなものか!
佐野タカシの漫画でそのパターンあったな。
186 :
182:2005/11/08(火) 22:24:12 ID:3tFHCrzR
マゾ萎え
>>184 それだと置換にならないんじゃないか?
とマジレスしてみる。
男が悶える様子より女性が淫らに悶える様がみたいとゆーか読みたい
190 :
名無しさん@ピンキー:2005/11/10(木) 13:28:45 ID:F0aosQx1
急にひからびたね
逆に男子専用車両に男装して乗った少女が
密接した四方からじわじわ責められるとゆーのはどーか!?
男子専用車両に違和感無く乗れる女の子なら普通はゴリラみたいな女だろ。
そうじゃなくてかわいい女の子の場合、男装していても女の子だとわかるだけに乗る理由を工夫しないとな。
男子専用車両でなくてもいいじゃん。
女探偵とか女刑事で、標的を尾行中で気づかれちゃいけないから
他の乗客から痴漢をされても騒げないとかはどーよ。
図に乗る痴漢と、本当ならこんな奴すぐぶちのめすのに!と思いながら
おとなしくしてるしかなくて、やられちゃうおねーさん、みたいなの。
>192
ボーイッシュで細身の子だったら、満員電車にさりげなく入ってもすぐには分かるまい。
というか、自分自身では完璧な変装だと思ってるんだよ
きっと毎日ホームで見掛ける憧れの彼がどこで下りるのか知りたいのに、彼は男子専用車両へ
しかも中は満員で身動きが取れない
思い詰めた彼女はついに…て感じなんだよ!
で、密接した奴等にだけバレる。背が低いから周囲からは見えないわけで。
そして、気付かないうちに徐々に囲い込まれていく…と
定番だね
196 :
激:2005/11/12(土) 17:47:25 ID:ZzL6e7RL
@騒動
「ざけんなよ!!!誰だよ!!」
ホームで倒れている美形のギャル。海で焼いたのか日焼けサロンに行ったのか定かではないけれど
程よく日焼けしたギャルと周囲の人だかり。
「どうしたの?立てないの?」
「痴漢か?大丈夫か?」
周囲の人間が心配そうに声をかけるも、女は立ち上がらない。
「誰だよ!!誰だよ!誰だよ…」
次第に声がか細くなった。眠るように瞳を閉じると、
「おい!しっかりしろ!」
「ちょっと待って!私達が何とかするから。」
仲の良さそうな女性三人が女を囲む。
「ベルトが外れてるわね…」
「失礼するわ。」
「ひぃ!!!!」
三人が息を飲む。
197 :
激:2005/11/12(土) 18:09:11 ID:ZzL6e7RL
A執拗な指
尋常ではない車内。ブラウンのピチピチのパンツを穿いたギャルは既に
嫌悪感を懐いていた。出るところはしっかり出ていて引き締まった体。
ピチピチのシャツもスタイルに自信があるからこそ着れる。逆三角形の背中
も美しい。
内腿を中指と人指し指がやさしく這う。股の付け根を這い、尻の割れ目を這う。
その優しい感触に鳥肌が立っていた。
横目で後ろを見る。後ろには三人の男が立っている。背が高いから見下ろせる。
だが、誰が触っているかは見当がつかない。
「え!?誰?後ろの人本読んでるし。」
弱弱しい指の動きは止まらない。股間は決して触らず、下半身のその他周辺のみを
ただひたすら、やさしく。
198 :
激:2005/11/12(土) 18:27:36 ID:ZzL6e7RL
B悪夢の始まり
尻を揉み続ける手はべっとりと汗ばんでいた。窪みを摩り、力強く割れ目を
抉る手。必死で股を閉じて侵入を防いだ。腰を引いて逃げた。それでも魔の手は
諦めない。普段ははっきりとものを言えるその女は吐き気がした。ソフトな感触と
爬虫類のようにべっとりとした感触。そこまで自分の下半身に執着したがる犯人の
正体。
ベルトは気がついたら外されていた。
ブラウンのパンツは尻と膝の中間くらいの所まで下ろされた。
199 :
激:2005/11/12(土) 18:55:17 ID:ZzL6e7RL
C宴
後ろの本を読んでた男は眠ってしまった。残りの男も別の方向を向いている。
誰も異変に気がつかない。黒色のセクシーなパンティの脇から二本の指が図々しく割り込んでくる。
股間を閉じたくても中途半端にずり下ろされたパンツが下へずるずると落ちてしまうから閉じれない。
たっぷりと受けた愛撫で湿り気は十分だ。一番敏感な部位を弄りつつ、グッチョりと濡れた肉壺をやさしく、
ゆっくりと穿り尽くす。ギャルはショックで声が出なかった。痴漢に遭ったら大声を出して豚箱行きにしてやる。
友達に自信満々な口調で宣言したのに、いざやられてみれば声が出ない。声を出したいのに出ない。
何故?自分が情けなくなり瞳からは涙が溢れ出て止まらない。二本の指の動きは次第にいやらしくなってきた。
快感がMAXに達しようとしていた。理性が抵抗した。快感と理性の死闘。
(だめ…もうだめ…でもこんな所では絶対…)
(膝が震えてる、足に力が入らない、もう、もうだめ…)
理性は敗北した。
200 :
激:2005/11/12(土) 19:14:48 ID:ZzL6e7RL
D衝撃
「まもなく○田駅へ到着します。」
アナウンスにほっとした。
その時、
「っっ!!!!!!」
声にならなかった。ひんやりとした指が後ろを引き裂いた。二本の指にたっぷりと
塗られたローション。かき回すように穿られた。急いで。尻を引き締めた。その抵抗を楽しむ
ように穿り込む。その穴の経験は無い。屈辱と情けなさでいっぱいになった。
(なんで私がこんな目に…)
犯人はバックから袋を取り出した。白い液に浸っているある物。
悲劇は突然訪れた。視界に電気が走り目の前は真っ暗になった。
201 :
激:2005/11/12(土) 19:42:47 ID:ZzL6e7RL
E騒動その2
三人が息をのむ。
「なにこれ!」
「あなたたちは来ないで!」
「とりあえずトイレに運びましょう。」
後ろに埋め込まれたもの。それは長さ30cm、太さ7cmのディルドであった。
一人の主婦が引き抜く。
「いやぁ、ひどい事するわね。」
「この白いのもしかして。」
「最低よ!」
精液にたっぷりと浸されたディルド、後ろは未経験のギャルは突然小学校の頃使った定規程の長さで
入るはずの無い太さの物をねじ込まれた。出血して当たり前だ。その無残な光景を三人の女性は直視できなかった。
ギャルは個室に放置された。
数十分後
「私誰かに助けてもらったのかな?」
女トイレにいる事から見当はついた。トイレを出ると遠くから背の低い男が遠くからエロい表情で見ている。
(あの時の野次馬ね。)
その時ふと思い返した。
(あれ?結局やったの誰だったの?後ろの三人は白だし他にあんな事できる男いなかったのに)
(もしかして…)
後ろを振り返る。だが既に背の低い男は消えていた。
(私後ろは確認したのに…)
180cm前後の背の高い女と140cm台の背の低い中年男性。
>>196-201 …終わったのかな?
勢いがあって、文章もまとまっていて
普通にうまいなあって思った。
203 :
名無しさん@ピンキー:2005/11/13(日) 01:50:53 ID:0c8VHmtf
浴衣の続編期待待ち
204 :
名無しさん@ピンキー:2005/11/13(日) 01:57:36 ID:KWtRG92U
水島亜弥の続き待ち
205 :
名無しさん@ピンキー:2005/11/13(日) 09:29:28 ID:t1UuEnET
誰でもいいから待ち
浴衣(
>>74-89)の続きをチョコッと投下します。
20レスも使って、ようやく痴漢シーンに辿り着いたところです。
冗長なので、最初の数レスは飛ばして読んでも構いません。
207 :
舞台:2005/11/13(日) 21:27:53 ID:1LaKqVTP
この出来事は、漆戸美穂が被害を受けてから
およそ一ヶ月後の話である。
――今回の被害者は、及川真理、という。
いや、被害者、という表現は適切でない。
彼女は犠牲者だった。
生贄、と呼んでもいいかも知れない。
彼女の功績により、漆戸美穂の「復讐」は成功した。
その代わり、彼女は美穂を遥かに上回る陵辱の痕を
心身に刻まれることになる――。
208 :
真理:2005/11/13(日) 21:29:41 ID:1LaKqVTP
先に及川真理の外的特徴について触れておこう。
彼女は二十五歳の女性で、鉄道警察隊第一中隊に勤務している。
庶務課ではない、立派な隊員である。
身長が高く、多少肩幅が広いため周囲の眼を引きがちで、
強弱のメリハリの利いた身体のラインが、それを一層強めている。
整えられた眉の下にある端の上がった眼のせいで
「気の強そうな美人」の一言で印象をまとめられがちだ。
笑うと両端が持ち上がる唇から、並びの良い歯が光っていて
健康的な生活をしていることを垣間見せている。
総じて、魅力的ではあったが、どこか近づきがたいムードも
感じさせる女であった。
209 :
負の連環:2005/11/13(日) 21:30:34 ID:1LaKqVTP
人間には、悲しみや悔しさを処理する能力がある。
その方法は様々だが、長い時間をかけて
人は心についた瑕疵を自己修復していくことが出来る。
だが、人の人生にはどうしようもなく不条理があり
避けえようもない理不尽がある。
処理しきれないほどの大きい負の出来事に襲われ、
悲痛を、悔恨を、背負いきれなくなった人間は、
どうすればいいのだろうか。
答えは、ひどく単純で、簡単である。
それでいて余りにも救いが無い。
――悲しみを憎しみに、悔しさを怒りに変換するのである。
それが何も生まないとは、誰しもが分かっているというのに。
210 :
名無しさん@ピンキー:2005/11/13(日) 21:50:25 ID:0c8VHmtf
支援
211 :
追憶:2005/11/13(日) 22:06:16 ID:1LaKqVTP
漆戸美穂の話をしよう。
彼女は花火大会に向かう地下鉄の車内で
数十人の男達に痴漢行為を受けた。
乗車率の少ない時間帯に、集団で標的を囲み
好き勝手を行う極めて卑劣、かつ悪辣な犯行であった。
直接被害を受けた美穂は、彼らがチームプレイで
女を逃がすリスクを減らしていることに気付く。
少なくとも、偶然乗り合わせたサラリーマンや若者が
痴漢現場を見て性欲を波及させた、というような偶発的犯罪ではないことは分かった。
計画的犯行である。間違いなく。
彼女は嫌というほど身体を触られた挙句、
顔と乳房に計三回射精された。
212 :
烽火:2005/11/13(日) 22:07:51 ID:1LaKqVTP
顔に精液を掛けられる瞬間を、彼女はまだ覚えている。
忘れられるはずもない。
あの筋肉男の奇声。顔に他人の体液が掛かる強烈な不快感。
それは唾を吐きかけられるより遥かに強い。
思い出すたびに、腕にざわりと鳥肌が立った。
彼女はあの日以来、一度も地下鉄に乗っていない。
だが、漆戸美穂は、泣き寝入りという選択肢を取らなかった。
彼女は溢れんばかりの悲しみと悔しさを、全て怒りと憎しみに変えて
自分の心的な外傷を克服しようと考えたのである。
まず最初に美穂が行ったのは、鉄道警察隊への投書であった。
鉄道警察隊には、痴漢対策のスペシャリストがいる。
鉄道警察隊第一中隊特務係をGroper Attack Team, 略してGATと名づけたのは
生活安全部の人間だったという。
SATのもじりで生まれた名前の通り、GATはかなり攻撃的な組織であり
痴漢・スリなどの駆逐には手段を選ばなかった。
そして、美穂が痴漢を受けた路線は
時折、集団痴漢による被害が発生していることで注目されていた。
利用客が少なく、警邏も不十分な路線は
鉄道犯罪の温床と成り果てていたのである。
それを知らずに、浴衣姿で一人乗ってしまったことは、
美穂の不幸であり、不注意であったと言える。
被害者からの直の情報を欲していたGATと、
痴漢たちへの報復を狙う漆戸美穂の利害は一致した。
214 :
内情:2005/11/13(日) 22:09:55 ID:1LaKqVTP
親告罪である痴漢を取り締まるのに、一番有効な策は
オトリ捜査である。(ただし、集団痴漢は親告罪にならないが)
確実に現行犯逮捕が望めるうえに、オトリを散らすことで
犯罪自体の抑止にも繋がるのだから当然だろう。
卑劣を取りしまるには、こちらも策を巡らせる必要があった。
かくして、件の路線にはオトリ捜査官が配備されることとなる。
オトリ捜査は、女装した男性捜査員が行うものと制定されていたが、
実際の検挙数や抑止効果を考えた結果、
女性がオトリを勤めることを、上層部も黙認せざるを得なかった。
勿論、公にはされていない。
215 :
復讐の鉄路:2005/11/13(日) 22:11:30 ID:1LaKqVTP
そんななか、美穂は鉄道警察隊に長い書簡をしたためた。
自分が、件の路線で集団痴漢に遭遇したこと。
痴漢たちは数十人で行動し、実際に痴漢行為をするのは
そのうち数人という組織形態であるということ。
獲物が乗り込むと、出入り口全てを人で封じて
車両を密室にするということ。
彼らは行為が終わると、全員で有沢山王駅にて降りていったということ。
彼らはばらばらに散開することなく、同駅にて下車したということ。
それらの情報を書き綴った。
216 :
序幕:2005/11/13(日) 22:12:14 ID:1LaKqVTP
去り行く夏のことを忘れ、訪れる冬を意識しない、そんな曖昧な季節。
一人の女性捜査官が、オトリとして地下鉄の階段を下りた。
当然、上層部の許可を得て行われた作戦である。
危険極まりないことは誰が見ても明らかなうえに、
適法性の怪しいおとり捜査とあって(日本では原則的に違法)、
自らエサになろうとする女性捜査員は五指に満たない。
それら志願者のなかで、容姿の面から痴漢をおびき寄せるに適したと
判断されたのは彼女ひとりであった。
及川真理。
集団痴漢の実態の調査と、その現行犯逮捕が彼女の任務である。
217 :
初動捜査:2005/11/13(日) 22:15:47 ID:1LaKqVTP
ブーツを履くと170を越す背丈に、テンガロンハット。
サングラスの上に垂らした長い茶髪。
黒のタンクトップに書かれた「CAN YOU FORGIVE ME?」という英文が胸の隆起に歪んでいた。
デニムの超マイクロミニから伸びる脚は、初秋の風を物ともしない。
この格好は、人目に付くことを目的をしたものである。
オトリ捜査初日、彼女はそんな「ギャルそのもの」の姿で電車に乗り込んだ。
真理の乗る車両と、その前後車両に二人ずつ
男性の私服捜査官を乗せ、
更に各駅のホームにも二人ずつ人員を配置した。
五十人近くが動いた一大取締り作戦である。
しかし結果から言えば、作戦は失敗。痴漢は影すら見せなかった。
無関係のスリが一件捕まっただけの成果であった。
毎日このレベルの警備が出来れば、この路線がここまで荒廃することも無かった、
というほどの動員であったため、痴漢も動けなかったということである。
218 :
失策:2005/11/13(日) 22:16:40 ID:1LaKqVTP
痴漢たちは、移動を目的に電車に乗るわけではない。
それは確実であった。
彼らは、電車内を痴漢に最適と判断し、
その愉悦を存分に楽しむための組織を形成し
さらには組織内のルールまで作り上げている。
そう予想された。
それほど、彼らの犯行は秩序的であった。
何せ、壁役になる男達は女性に触れもせずに
ただ、密室の防壁に徹しているくらいである。
そんな痴漢たちが、これほど見え見えの警戒態勢に
気がつかないはずは無かった。
一ヶ月間、人員を減らしながらもオトリ捜査は続けられたが
痴漢たちは影も形も、その気配さえも見せなかった。
219 :
嘲笑:2005/11/13(日) 22:17:28 ID:1LaKqVTP
オトリ捜査が一旦、中断したのは
初日からちょうど32日後のことである。
そして、痴漢たちが次に犯行を行ったのは
そのわずか二日後であった。
「懸命の捜査をあざ笑うように」という比喩が最適であり、
丸一ヶ月間オトリに徹して待ち続けた真理には
本当に彼らの笑い声が聞こえるような気分であった。
放置しては置けないが、人員を増強しても意味が無い。
電車内に監視カメラを仕込むなどの対応策もあげられたが、
法的に不可能であったり、予算の問題で不都合であったり
実現に対して様々な障碍があり、思うようにはいかなかった。
勿論、警邏を強化すれば犯行は未然に防げるが
強化する予算の無い路線だからこそ、こういう事態になったのである。
手詰まりなのは誰の眼にも明らかであった。
220 :
背水:2005/11/13(日) 22:18:10 ID:1LaKqVTP
そんな状況で、及川真理は再度オトリ捜査を再開することを提案する。
彼女の出した策は、捜査というカテゴリを逸脱した違法・違憲なものであった。
捜査員を全て、終点前の有沢山王駅に集め
下車した痴漢たちを一斉摘発するというのである。
オトリ作戦をする前に、まず敵の警戒を解かなくてはならない。
「路線全てが厳戒態勢」では、敵に勘付かれてしまう。
それはとりもなおさず、有沢山王以外の駅、電車内には
真理以外誰も捜査員が居ない状態にするということでもある。
自分が痴漢の餌食になる、と言っているのとほとんど同義であった。
逮捕のためであれ、犯罪が起こることを前提とした捜査など
あってはならぬことであり、それは管理官や隊長を含む上層部には否定された。
221 :
戦意:2005/11/13(日) 22:18:48 ID:1LaKqVTP
捜査初日には感じなかった肌寒さに、及川真理は身を震わせた。
武者震いの類でも、恐怖に震えたわけでもない。
単純に、寒さのせいだ。
彼女はそう思うことで、ともすれば気負いがちな自分を諌めた。
久しぶりに降りる地下鉄の階段は、相も変わらず汚い。
寂れた駅のコンコースにはチリが転がっていて、
早足で駆け抜けたくなる衝動に囚われる。
寒いな、という言葉を真理は口に出す。
初日のようなB系ファッションとは全く違う、
地味なセーターを着ているというのに、
それでも震えは止まらなかった。
棗駅のホームは、ただでさえ照度の足りない蛍光灯が
幾つも球切れしていて暗かった。
スニーカーが床の上を滑る音以外、物音ひとつしない。
白線の上に立って、真理は電車が来ないか
線路の先の方向を見た。
だが、そこにあるのは線路を飲み込むただの暗がりだけである。
静寂と漆黒。真理の身体がまた震えた。
電車まで七分。
覚悟を決めるには十分な時間だ。
この作戦は、公には許可が下りていない。
真理は自分の意思で電車に乗り、「たまたま」痴漢に遭う。
そして「たまたま」居合わせた捜査官と協力して、痴漢を捕縛する。
――そういうことになっている。
223 :
回天の如く:2005/11/13(日) 22:23:32 ID:1LaKqVTP
100円の紙パックが並ぶ自動販売機のガラスに、
真理の姿が映っている。
黒のセーター、黒い長髪、灰色の長いスカート、右手にバック。
恐ろしく地味で、物静かな雰囲気。
この方が、露出するよりむしろ痴漢の興味を惹く、と考えた。
その欲求の心理をトレースすることは出来なかったが。
伸びた爪が掌に食い込むほど、拳を握る。
息を吐いて、また手を開く。
公式捜査でないため手錠も持っていない。彼女は本当に身ひとつだ。
数十人の男相手に戦っても勝ち目は無いだろう。
つまり、彼女の任務は、痴漢たちをおびき寄せ
彼らを終電前の駅まで連れて行くこと「だけ」なのである。
白線の内側にお下がり下さい。
スピーカから流れる無機質な声に、真理の身体が硬くなった。
224 :
囮:2005/11/13(日) 22:24:29 ID:1LaKqVTP
誰も乗せていないくせに、堂々と電車は遅れて滑り込んできた。
真理は中ほどの車両に乗り込み、座席の前に立つ。
そしてバッグを持っていない側の手でつり革を掴んだ。
あざと過ぎない程度に、痴漢の興味を惹く体勢を取る。
奴らの警戒心は並ではない。
ちょっとでも不審なものを感じれば、快楽におぼれることなく
電車を降りて遁走してしまうに違いない。
そこまでして痴漢行為をしたい、という彼らの心理や思考は
真理ならずとも理解できるものではないが。
痴漢でなければ味わえない快楽があるのか、それとも何か特殊な目的があるのか。
いずれにしても、自分たちのエゴのため、罪無き女性を嬲っているということだけは事実だ。
真理は感情を表面に出さないよう努めた。
四円
226 :
給餌:2005/11/13(日) 22:25:38 ID:1LaKqVTP
棗から、北棗、鞍馬の三駅間は誰も乗車してこなかった。
真理は黒い車窓に映る自分の姿をぼんやりと見る。
そしてふと、実は痴漢たちが悪辣なのではなく
自分が単に彼らのお眼鏡に適わなかっただけなのではないか、という懸念を抱いた。
長い髪をわざわざ黒に染めなおし、化粧も極力控え目にした。
黒と灰色で統一されたファッション。地味でやや蔭のある女。
それと同時に、肉体のラインを強調することも忘れてはいない。
少し薄手のセーターは、真理の盛り上がった双丘を強調する。
灰色のロングスカートで長い脚を覆い隠してはいるが、
僅かに見えるふくらはぎの白さが逆に強調されている。
食いついてくるはずだ。
後は、痴漢をおびき寄せ、食い止めるだけだ。
四駅目にして、初めて乗客が乗り込んできた。
227 :
始まり:2005/11/13(日) 22:27:02 ID:1LaKqVTP
白川能美駅で乗り込んできた乗客は、気弱そうなサラリーマン一人だった。
メガネの奥の細い目が、肝の小さそうな印象を強めている。
一人ならば、恐らくは奴らの一党ではあるまい。
真理はそう判断し、内心舌を打った。
部外者が入ると、作戦に支障をきたすかも知れない。
そんな焦燥を、可能な限り隠そうと思った彼女は
バッグから携帯を取り出して、悠々とメールなど打ち始めた。
走行中の地下鉄車両なので、携帯は圏外であったが
それでも彼女は意味も無く、ぽちぽちと電話のボタンを押し続けた。
すぐに虚しくなって、バッグに電話を戻す。
そしてふと、顔を上げた彼女は、車窓に驚愕の光景を見た。
228 :
初手:2005/11/13(日) 22:27:44 ID:1LaKqVTP
――真後ろだ。
彼女は緊張を悟られまいと、目線を広告に移す。
真理と同じようなスタイルをした女が微笑む出会い系サイトの広告。
貴方の結婚、応援します。
それを見ながらも、意識だけは背後に集中している。
真理は断続的にスカートをなでる、手の甲の動きを感じていた。
さっきのサラリーマンなのは間違いない。
それにしても、なんという男であろうか。
真理と二人きりの車両である。
彼女が大きな声を出して暴れたとしたら、逃げ場が無い状況だ。
座席に誰も座っていない車両なのに、
何故か立っていて、しかも密着している男女。
傍から見ればさぞかしシュールな光景だろう。
229 :
正義:2005/11/13(日) 22:28:25 ID:1LaKqVTP
真理は、過去に何度か痴漢行為を受けたことがある。
電車なり、路上なり、そのシチュエーションは様々だったが、
例外なく彼女は猛然と反撃し、その犯人を捕縛してきた。
セクハラじみた行為に対しても、彼女は
頑ななまでの正義感で対抗してきた。
女だから、という理由で悲しい目に逢うなんて
許容されていいはずがない。彼女はそう考える。
戦うべきだ。彼女はそう考える。
だが、今はその為に、耐えなくてはならない。
尻を撫で回す不快な手の甲に、及川真理は
気付いていない振りをした。
230 :
悪意:2005/11/13(日) 22:29:29 ID:1LaKqVTP
ふ、と尻を押す圧力が無くなった。
振り返りたい衝動を堪えて、真理は窓ガラスを見る。
男は真理から二歩、後ずさっていた。
まさか、単なる単独の痴漢?
身体の全ての汗腺が熱を帯びたように熱くなる。
振り返って、すぐさまメガネの男を取り押さえたくなった。
車窓に、真理の数歩後ろで携帯をいじるサラリーマンの姿。
怒りに跳ね上がりそうになる脚を彼女は押さえ込む。
そんな戦いの構図を内包しながらも、電車はのんびりと亜森崎駅に滑り込んでいく。
そして、この駅で、真理の周囲の状況は一変した。
231 :
異常なる囲繞:2005/11/13(日) 22:30:20 ID:1LaKqVTP
亜森崎駅で、彼女の乗っている車両には20人余りの乗客が乗り込んできた。
前のドアからも後ろのドアからも、どかどかと人が入り込む。
真理の身体は押されて車両の真ん中付近まで下がった。
客は全て男――。
そして、他の車両には人が乗っていない。
真理は、この連中こそが、この路線に巣食う悪意の集団であることを確信した。
それと同時に、全身でその襲撃に備える。
耐えることが、自分の仕事だ。
たとえ、どれほどの屈辱を与えられても、
彼らを有沢山王まで連れて行けば、私の勝ちだ。
眉にしわが寄っていることに気付いて、彼女は顔から力を抜いた。
232 :
肉欲の射線:2005/11/13(日) 22:31:00 ID:1LaKqVTP
舐めるような視線、という言葉がある。
女性の身体の表面を、そこを弄ぶことを想像しながら
ねっとりと眺める目つきのことをそう呼ぶ。
「いい身体してやがる……」
「あの乳、揉みほぐしてえ……」
「もうちょっとでパンツが見えそうだ……」
「綺麗な脚しやがって……」
そういった原始的な劣情をもよおしたとき、
男の目線は「舐めまわす様な」ものに変わるのだ。
そして、女性はそういった風に見られることに対して
敏感であることが多い。
真理も例外ではない。
むしろ、フェミニズムを提唱する彼女は過敏なほどであった。
233 :
交錯:2005/11/13(日) 22:31:36 ID:1LaKqVTP
見られている。
数十もの視線が、自分に刺さっていることを彼女は感じる。
ドアの前に、さっきのメガネ男が立っていて、
無表情を保とうとしてもなお、押し殺せないといった笑みを浮かべている。
彼女に纏わり付く幾つもの「舐めまわすような視線」。
性欲の対象にされているという実感。
彼女の腕に、ざわ、と鳥肌が立った。
産毛が衣服のこすれすら感じるほど敏感になっている。
周囲の男達が、自分を中心に円陣を組み
そして、少しずつその半径を狭めていることに真理はすぐ気付く。
次の攻撃は、手の甲ではなかった。
――とりあえず、今書いてる分はここまでです。
痴漢に入る前のイントロなのに、こんな字数使ってすいません。
ただ、舞台状況を詳細に説明したほうがよりエロくなると信じた次第です。
1 浴衣触手責め・漆戸美穂
2 女性捜査官嬲り・及川真理 (美穂の復讐編) ←イマココ
3 携帯写メ脅迫・漆戸美穂 (痴漢の逆襲編)
GJです!
よろしくです。
おもしろい!続き期待してます
ID見ればいい話だが、名前部分に毎回違う章題を書くのはやめてほしいな。
別人の新作投下なのか一人の作品の章題なのかぱっと見分からない。
他の人が投下しない独り舞台ならいいかもしれないが、ここは他の人間も投下する場所だよ。
>>237 仰る通り。スイマセン……。
正直、途中で「名前欄に題入れると分かりづれえな」って思いました。
今後は名前欄を「浴衣 1/15」という風に残りレス数にして、
章題は文の冒頭に付けるスタイルで統一しようと思います。
他の投下者の皆様にご迷惑をおかけして申し訳ないです。
GJです!!
続きお待ちしてます!
240 :
名無しさん@ピンキー:2005/11/14(月) 00:33:32 ID:51sov1K2
GJすぎて感心してます
できればでいいのですが美穂への復讐編の時は美穂の一番かわいい友人達も一緒に犠牲になってほしいです
逆襲なんだから彼氏の目の前で…とか
242 :
名無しさん@ピンキー:2005/11/14(月) 12:16:51 ID:6nb6CMZv
舞台設定のむやみな懲り方がおもしろいな
オトリ捜査っていう無理な設定をなんとか消化してる
凄くおもしろい!!
続き楽しみにしてます!
続ききぼn
できれば1レス内にもう少しまとめて書き込んで頂けるとうれしいです。
携帯からだとちょっと読むのが大変なもので。
それに連続投稿規制にもかかりにくいと思うのですが。
携帯厨は死ねばいいと思うよ(・∀・)
ほほう……
248 :
浴衣:2005/11/15(火) 00:52:02 ID:hxAgvs4u
紛らわしいので、「浴衣」のコテで統一します。
もう全然浴衣と関係ないけれど。
>>245 まぁ、メモ帳で書いてるので、結構適当です。
改善するよう努力はしてみるつもりです。
>>246 いきなりの暴言ワロス
>>239-244 身に余る賛辞有難う御座います。
続きにもご期待下さい。
249 :
名無しさん@ピンキー:2005/11/15(火) 15:46:07 ID:oSa7ySyf
鉄道警察隊、本当に特務係がいるんだな
250 :
名無しさん@ピンキー:2005/11/16(水) 02:53:12 ID:n++PSD6d
まじ興奮する期待あげ!
251 :
名無しさん@ピンキー:2005/11/16(水) 08:51:05 ID:+Ev0XJtS
あんた最高や・・・
かなり楽しみだ・・・
揚げ
252 :
名無しさん@ピンキー:2005/11/17(木) 01:14:50 ID:KBAdRe5Z
浴衣支援☆
253 :
名無しさん@ピンキー:2005/11/17(木) 12:43:08 ID:yaX232h4
投下者に対してGJとか支援とかしか出来んのが、申し訳無いんで
せめてネタ出しをしよう
「野球場痴漢」
「東京タワー痴漢」
ろくなのが出てこないな
どんどん変な流れになってるな。
オーソドックスな電車が一番好き…
256 :
名無しさん@ピンキー:2005/11/18(金) 00:05:01 ID:9YuDN6q7
とうとう17日は降臨なされなかったな(笑)
今日に期待(・∀・)
257 :
浴衣:2005/11/18(金) 00:10:46 ID:6mJrHiZW
もうちょっと待ってて下さいな
現在チーズをつまみながら、赤ワインを傾けつつ
及川真理編の続きを書いております。
他の方もどんどこ投下してくれると覇気が湧いてきますよ。
>>253 どちらにも行ったことがあんまりないので書けなさそう……
痴漢のシチュエーションは日常と地続きであることが重要だと思いました。
ただ、ネタ出しは大歓迎です。是非。
イイのがあればどんどん書きます。
今日中に投下してくれるの?期待
259 :
浴衣:2005/11/18(金) 00:50:53 ID:6mJrHiZW
何気に不規則な生活をしているので、予定は分かりません……
それほど期待せずに待っていただけると有難いです
以後、投下まで書き込みを控えます
260 :
名無しさん@ピンキー:2005/11/18(金) 00:51:23 ID:j/3ORrVI
あとは映画館やエレベーターとか車の中とかぐらいしか思いつきません。
映画館もいいですね
故障して止まったエレベーターの中とかいいなあ
263 :
名無しさん@ピンキー:2005/11/18(金) 07:08:05 ID:dw7CPaET
264 :
名無しさん@ピンキー:2005/11/18(金) 08:02:27 ID:AeXbGFL6
ちょっとでも間違うと別ジャンルになるからなぁ。
屋内ジェットコースターの行列で手前にいたグループのうちの一人をとか。
結構薄暗いのもあるよね。逃げ場ないし
266 :
名無しさん@ピンキー:2005/11/18(金) 18:24:58 ID:dw7CPaET
ライブは?前レスのやつ結構楽しみにしてたんだけど・・・
はいてない人のも実はさりげに待ってたりしているんだが…
268 :
名無しさん@ピンキー:2005/11/19(土) 15:01:19 ID:Z2A12FjR
職人サソいなくなっちまったい(苦笑
パーティーとか安売り中の店とかも混むよな
執筆中と思いたい。
職人さん方いらっしゃったら、一言書いてくれると安心するっス。
>>265 おまいからインスピレーションを受けて
「オバケ屋敷の暗闇でドキッ」というネタが降りてきました。
誰かどうですかね。
>>270友達と一緒に入ったお化け屋敷でドラキュラの狭い棺桶に閉じ込められて
後ろからにゅちにゅちいじられてギシギシアンアンはどうだ。
もう一人の友達もミイラ男の包帯に巻かれて……。
どんなにヨガろうが誰もそれどころじゃない。
毎日誰かしら痴漢を働いてるお化け屋敷。
272 :
名無しさん@ピンキー:2005/11/20(日) 14:02:05 ID:EzJaUVjC
おもしろいが、すぐに摘発されそうだなw
大丈夫さ!移動オバケ屋敷って事で!
274 :
名無しさん@ピンキー:2005/11/21(月) 00:35:03 ID:SYgo9PGR
浴衣さん応援してます
275 :
浴衣:2005/11/21(月) 01:24:49 ID:4ZCDc6eJ
少々お待ち下さい。スイマセン。
執筆中ですが、仕事が忙しく遅々として進みません。
276 :
名無しさん@ピンキー:2005/11/21(月) 03:41:22 ID:kcqUxigE
頑張!!
277 :
名無しさん@ピンキー:2005/11/22(火) 01:38:37 ID:5T7JcAAR
浴衣ガンバ
黒髪ロングの女性捜査官が、どこまで堕ちるのかが心底楽しみ。
はやくしてよ
280 :
名無しさん@ピンキー:2005/11/23(水) 00:31:29 ID:Inhehy8q
今日もこなかったな・・・
まぁ来てくれれば嬉しいのだが
まぁ待つさ・・・
281 :
名無しさん@ピンキー:2005/11/23(水) 00:40:29 ID:mHrMP3vc
>>279ー280
あんま急かすな。職人だって仕事もあるだろう。
義務でやってるわけじゃないんだから。
「ガンバ!」とか「GJ」みたいな芸の無い応援と
「まだ来ねえの?」みたいなヤジだけじゃ
みんな投下する気無くすぞ。
282 :
名無しさん@ピンキー:2005/11/23(水) 01:48:09 ID:Au+3rLj8
↑の説教もやるきをなくすぞ
うざい流れになってきたな
スウィートガール、大ピンチ!?
わたしの名前は三條梓、聖清女学園高校の三年生よ。でも、それは地球上での仮の
姿なのね。実は、地球の平和を密かに守っている宇宙平和部隊員スウィートガールな
のです。
尊敬する母、そしてわたしの先生でもあるスウィートレディと一緒に、悪の組織ダーク
シャドウと戦ってるのよ。うーん、でもね一生懸命やってるんだけど、わたしが未熟なせ
いで、お母様に迷惑かけちゃうことも多いのよね。この前なんか、敵に捕まって十字架
に磔にされちゃったの。
いやあーん! 思い出させないで! とっても屈辱的な思いさせられたんだから。す
ご く、すごく恥ずかしかったわ。これからもピンチになるのは覚悟してるけど、磔にされ
るのだけは二度と嫌ね。
こんなわたしだけど、高校生活の方も結構楽しんでるわ。まわりの人たちは、みんな
わ たしの事を、すごい美少女だとか言ってくれるんだけど、そうなのかなあ?
自分で言うのもなんだけど、性格はめちゃ明るいのよ。常に回りに人が絶えないわ。
クラス委員もしてるのね。
自己紹介はこれくらいにしといて、今日はみなさんだけに、わたしが経験したちょっと
エッチな大ピンチの話を教えてあげるわ。
その朝、通学途中のわたしが乗っていた電車はすごく混んでいた。
(やだなあ。ぎゅうぎゅう詰めじゃない)
尋常じゃない混み方で身動き一つできない。わたしは外の方を向いてドアに体を押し
付 けられていたのね。その時だった、わたしのすぐ後ろについていた中年サラリーマ
ン風の男が、わたしの耳元で囁いた。
「声を出すな! お前はスウィートガールだな?」
普通の人間には聞き取れない小さな声だ。でも、超人的な聴力の持ち主であるわた
しには聞こえたのだ。男が続けた。
「俺はダークシャドウの大幹部だ。少しでも動いたり、声を出したら電車を爆破するぞ」
わたしは激しく動揺した。わたしの正体を知っていたり、わたしにしか聞こえない声で
話しかけたり、ダークシャドウに間違いなかった。電車を爆破する? わたしにとって、
この電車の乗客全員を人質にされたのと同じ事だ。しかし、声を出す事はできないのだ。
わたしは神経を張り詰め、全身を固くした。だが――
(えっ!?)
次の瞬間、わたしはお尻に変な感触を感じたのだ。誰かわたしのお尻を撫でている!
「フフフ、なかなかいいケツしてるじゃないか、スウィートガール。しばらく楽しませて
もらうぜ」
ダークシャドウの男だった。なんという事だろう! 人質を取られて、わたしが抵抗で
きないのを幸い、こともあろうに、わたしに痴漢を働こうというのだ!
(い、いやっ、触らないでっ!)
でも、声を出したら電車が爆破されてしまう。悔しいけどじっと耐えるしかないの。そ
れまで、わたしは痴漢なんてされたことなかった。おそらく、わたしの発する強いオー
ラ みたいな物が変態どもを寄せ付けなかったのだろう。痴漢って、お尻を撫でられる
程度のモノだなんて甘い認識しかなかったんだけど……
ダークシャドウの痴漢男は、聖清女学園の制服であるチェックのミニスカートの上から、
わたしのお尻をいい様に撫で回し続けた。本当なら、引っぱたいて警察に突き出してやる
んだけど、この状況では、わたしには何もすることは許されていないのだった。
――ああ……いやあ……悔しいっ!
男は巧妙にわたしの背中に密着していた。超満員状態の電車内では、誰もわたしが痴
漢されていることに気付いていない様だ。誰もわたしを助けてはくれない。声を上げて助け
を求める事はできないのだ。体中をゾクゾク、と嫌悪感が走り抜けていた。
--あっ!
思わず、大声を出しそうになり危ういところで踏み止まった。痴漢男が、わたしのスカ
ートの中に手を差し入れてきたのだ。いやっ! いやっ! そんなこと止めて! お尻を
直接触られるなんて絶対ごめんだわ!
でも、乗客を人質に取られているわたしは何も抵抗することはできないのだ。頭の中が
パニックになっていたわたしは、どうしていいかわからず、されるがままだった。
卑劣な痴漢男はそれをいい事に、わたしのパンツの上からお尻の肉をつまんだり、撫で
回したり、やりたい放題だった。絶対に許せない!
それにしても正義の美少女ヒロインが、満員電車の中で痴漢されて、じっと我慢するし
かないなんて、ありえないシチュエーションだわ。こんな事があっていいの!?
「グフフ、大きく柔らかくて張りもある。いい尻肉してるな、スウィートガールよ」
卑怯者の痴漢男は、わたしの事をを辱めようとしてか、わざとそんないやらしい話をし
てきた。もちろん、他の乗客には聞こえないようにである。確かに、安産型のお尻してる
って言われた事はあるけど、あんたにそんな事言われたくないわ! でも、わたしはじっ
と黙って我慢するしかできないのだった。
――ううっ……今度は何をするつもりなの!?
今度は、痴漢男がわたしのパンツを触っていじくり始めたのだ。何をされるのか、不安
に襲われたが、すぐに分かった。男は、巧みにパンツの布を真ん中に寄せ始めたのね。そ
して、わたしのお尻の割れ目に食い込ませようとしたの。やだっ! Tバックのパンツに
なっちゃう! そして、容易く目的を達成すると、丸出しになってしまったわたしのお尻
を直接触り始めた。
「最高の手触りだよ、いやらしい尻だ。おっと、声を出すなよ」
痴漢男は、わたしのお尻を弄びながら、わたしに言葉責めも浴びせ続けた。肌を上気さ
せながら、唇を噛み締めてこの恥辱に耐えるしかない。
――も、もうやめて! これ以上汚らわしい手で触らないで!
わたしは心の中で絶叫した。でも、どうしようもない。乗客の命を救うために、正義の
ヒロインであるわたしは、黙って悶え苦しむしかないの。痴漢男の破廉恥な行為は更に、
エスカレートしていった。
いつの間にか、卑劣な痴漢男はわたしのスカートの中に手を二本突っ込んで撫で回し
ていた。Tバックみたいに食い込ませたパンツの両端に沿って指二本でなぞったり、両掌
でお尻の両側をこねくり回したり、好き放題わたしのお尻を弄んでいた。
――ああっ、もう止めて!
苦悶の呻き声も出す事は許されないわたし、ところが、その手の動きが突然止まった
のね。わたしは、いぶかると同時にちょっとだけホッとしたけど、すぐに自分の甘さを思い
知らされた。
痴漢男は、なんと大胆にもわたしのパンツの両脇に手をかけてきたの。わたしはギクッ
とした。
――いやあん、パンツを下ろされちゃう!
表立った抵抗ができないわたしは、なんとか食い止めようとして両脚を開こうとしたんだ
けど、ギュウギュウ詰めの電車の中で、少しだけしか開けなかった。逆に男は自分の右脚
をわたしの両脚の間に差し入れてきた。閉じることができないようにするためだ。
――いや! いやっ! 電車の中でパンツ脱がされるなんて嘘でしょ。
しかし、どんなにありえない展開であっても、これは現実なのだ。痴漢男はまたしても、
わたしにいやらしい言葉をかけて来た。
「どうだ、スウィートガール? 満員電車の中でパンティ脱がされる気分は」
憎らしい! いい気分であろうはずがないわ! だけど、言い返す事すら許されないの
だった。わたしのパンツはゆっくりと下に下ろされていった。そして太腿の真ん中くらいで
止まる。巧妙にも、スカートの裾ぎりぎりで外からは見えないようにされたの。
ああん! これでわたしの下半身は完全に無防備な状態にされちゃった。次は、一体何
をされるの?
痴漢男は、わたしの少し開いた太腿の間に右手を差し入れてきた。そして太腿を少し
撫で回した後、少しずつ手が上に上がってきた。そして、これ以上の恥辱は嫌、という
わたしの願いも虚しく、その汚らわしい手はわたしの股間にピタリと張り付いたの。
――くうっ!
わたしは、またしても悲鳴を上げそうになるところを、すんでのところで踏みとどまっ
た。男が話しかけてくる。
「フフフ、スウィートガールよ、イイ気持ちにさせてやるぜ。ただし、声を出したら、たち
まちドカーンだ」
痴漢男が、いやらしい指の動きで、女の子にとって一番恥ずかしい部分の辺りをまさ
ぐり始めた。
――いやっ! そんなことしないで……
何も抵抗できないわたしは、ひたすら耐えるしかない。そして、それまでの嫌悪感とは
まるで違う、電撃のような感覚がわたしの全身を襲った。
「スウィートガールのクリちゃん、み〜っけ」
おどけた口調で、わたしへの処刑宣告が告げられた。痴漢男の指がわたしの最も敏
感な性感帯を触れたのだ。それまで、一度も性体験がなく、自慰行為すらしたことのな
いわたしだった。だれにも触れさせたことのない聖地に、よりによってこんな形で土足で
踏み込まれるなんて……
――あーっ! な、なんなの!? このエッチな感覚……
男の指が動き始め、わたしのクリトリスを刺激し始めたの。すると、どうしたことだろう。
それまで経験したことのない淫らな感覚がわたしを襲ってきたのね。
痴漢男は容赦なく、わたしの恥ずかしい場所を責め立てて来た。それまで未体験の
官能的な感覚、淫らなウェーブがわたしを包む。
――こ、これが‘感じる’ってやつなの?
こんないやらしいことをされてるのに、どうしてだろう? いい気持ちになってしまう
なんて。
「いいだろう? 感じてきたかスウィートガール?」
男は、臆面もなく淫靡な囁きを続けてきた。
――ち、違う! わたしは痴漢されて感じるような淫らな女じゃない!
頭の中では必死に抵抗したが、わたしの身体から理性の衣が少しずつ剥ぎ取られ
ていくのを感じ取っていた。
――んっ……ああっ……ううっ……
すでに、心の中ではわたしは喘ぎ声を上げて悶えていた。人々の命を守る正義の
ヒロインとしての最後のプライドだけが、本物の喘ぎ声を出すのを防いでいたの。
そんなわたしの思いを踏みにじるように、痴漢男は更なる凶行を試みてきた。もう一
方の空いた手でわたしのお尻の割れ目をまさぐると、なんと指をお尻の穴に入れよう
としてきたのね。
――ああっ! そ、そこはダメ! 入れさせてはいけない!
しかし、あっさりと男の指がわたしのもう一つの恥ずかしい穴に入ってきた。もういや
よっ! 前と後ろから同時に責めたてられ、わたしはもう理性を失う寸前に追い詰めら
れた、一体どうなっちゃうの?
痴漢でイカされそうになったわたしだったが、ようやく電車が次の駅に着いた。わたし
の目の前のドアが開き、乗客の人たちがドッと外に溢れ出た。
わたしは、それに乗じて右手で痴漢男の手首を掴み、左手でズリ下げられたパンツ
を上げながら、男を電車の外に引きずり出した。
そして、ホームの端っこの人気の少ないところまで行くと、強烈な一本背負いで、憎
い痴漢男を叩きつけてやったわ。
すると、どうだろう。サラリーマン風の男は正体を現した。ダークシャドウの大幹部と
称していたその男は、なんとチンケな下級戦闘員だったの。
「ちょっと、あなた! ダークシャドウの大幹部じゃなかったの!?」
「オレはこの通り下級戦闘員さ。たっぷり楽しませてもらったぜスウィートガール」
「ええっ!」
「そうそう、爆弾の話も嘘さ。爆発なんてしねえよ」
「なんですって!」
そう、わたしは卑劣な痴漢行為に耐える必要なんて全然なかったのね。おのれ! わ
たしの怒りは燃え上がった。下級戦闘員相手なら変身する必要なんかない。キックをお
見舞いしてやった。戦闘員は吹っ飛んだ。
「さ、最高の尻だったぜ、スウィートガール……」
そう言い残して戦闘員は消滅した。
それにしても、必死で耐え続けたわたしの我慢は一体何だったの? いやあん! 触
られ損じゃないの! もう、悔しいっ! 恥ずかしいから、お母様や妹のさやかには絶対
に秘密よ。それから今度痴漢に遭ったら、すぐ捕まえて警察に突き出してやるわ。
じゃあね♪
終
萌えないが面白かった
いやいや、漏れは結構萌えた。
てかおもしろかったでつ
素晴らしい!って言うかヒロインものは大好きなので・・・
ヒロインと痴漢のミックス、その観点が素晴らしい、萌えました!
自作にも巨大な期待をしています
度々すいません、コピーの元はどちらですか?
>>284
296 :
284:2005/11/24(木) 14:57:10 ID:Kl+WU0Uz
おお!! こんなところで523氏に出会うとは!
まあちょっと散らかってるが、遠慮せず好きなだけ居てくれ。
299 :
名無しさん@ピンキー:2005/11/26(土) 21:27:42 ID:B4QJ0KJW
523氏って誰だ?
301 :
名無しさん@ピンキー:2005/11/28(月) 00:23:42 ID:xa5I+cwt
浴衣さん気長に待ちます
302 :
名無しさん@ピンキー:2005/11/28(月) 12:39:44 ID:1k9TTQ3+
我らに出来るのは待つことだけ。
まぁ、職人も忙しかろうし、気長に待つとしようか。
浴衣まだかなぁ…ハァハァ
野上ゆかた
304 :
名無しさん@ピンキー:2005/11/30(水) 13:20:56 ID:P5Dm0IDP
野上ゆかた?芸能人?
浴衣しえん揚げ
305 :
名無しさん@ピンキー:2005/11/30(水) 17:33:48 ID:3xHvPZCa
284様>サイコーです!ぜひ続編を読みたいです!最初の十字架とか気になりますし(≧ω≦)
風邪流行ってますから、お体には気を付けてくださいね>ALL
306 :
名無しさん@ピンキー:2005/11/30(水) 23:20:53 ID:W8GaWao4
ALLかよwwwwww
307 :
名無しさん@ピンキー:2005/12/01(木) 00:29:09 ID:AYroO/YH
ワロタ
308 :
名無しさん@ピンキー:2005/12/01(木) 23:48:23 ID:b0JAoHTT
>>305 284のスウィートガールの十字架磔の話は
「お母さんは正義のヒロイン」のpart2スレに
ありましたが、現在は倉庫落ちしてますね。
309 :
名無しさん@ピンキー:2005/12/02(金) 00:10:12 ID:D8Qaahd1
このスレ、変なのがいすわっちゃったな
>309
あんたが、変じゃない作品を投下してくれたら
何の問題もなくなるんだがね。
つーかゆかたはやくしろ
312 :
名無しさん@ピンキー:2005/12/02(金) 02:11:42 ID:COMX6ACz
308さん>倉庫を見ましたが見つかりません(泣)むしろ見つけることができませんでした(泣)。どの辺にあるか、教えてくれないでしょうか?
313 :
名無しさん@ピンキー:2005/12/02(金) 02:37:01 ID:LNvjzLrI
>>312 まとめサイトあるからそっちで見れば?
お母さんは正義のヒロインはフェチ板。
そこの>1にURLある。
>>309 そんなレスしたら、誰も書かなくなるって。
自分が良作を書いたらいいんじゃないの。
316 :
名無しさん@ピンキー:2005/12/02(金) 16:02:19 ID:COMX6ACz
314さん>ありがとうございます(^^)携帯でみるのはキツイデスネ(笑)よしPCを使うか、、、
まぁ、すばらしい作品を読ましていただいてるのに、そのようなレスは、どうかと思いますよ…
>>316 パソコンはあった方がいいですよ、この機会に買いましょー
318 :
名無しさん@ピンキー:2005/12/02(金) 16:47:41 ID:COMX6ACz
一応98がありますが、今だにナローバンドです(泣)NET接続約1分(笑)
さて次の小説を楽しみに待ちますか(^^)
320 :
名無しさん@ピンキー:2005/12/02(金) 21:38:31 ID:COMX6ACz
ありがとうございます!
さて次の投稿を楽しみに待ちましょう(^^)
321 :
蚕:2005/12/03(土) 01:09:20 ID:BLUYQBYn
なごり雪
昨夜から急に振り出した雪は、朝になってもまだ降り続いていた。
踏み固められた雪が、ホームの端にうっすらと張り付いている。
線路は薄い雪に覆われ、盛り上がったレールによって、白い幾何学模様を成していた。
僕は腕時計に目をやった。
始発電車の到着時間は既に5分も遅れている。
たまに降る雪だから仕方ないとは思う反面、このくらいの雪でどうして、とも思う。
帰省だから急ぐ必要は無いけれども、待たされるのは苦痛だった。
鉛色の空からひらひらと舞い落ちる粉雪を横目に、案内板を見た。
電車が遅れています。ただそれだけだ。
僕はふと、小さめのボストンバックを華奢な肩に抱えている、見覚えのある女性に気づいた。
彼女は、南のほうをじっと眺めている。彼女も、まだ姿の見えない東北本線を待っているのだろうか。
僕は暫く迷った後、思い切って声をかけた。「矢田さん?」
女性は、細い目を少し見開き、瞳を上下させる。
しばらくして髪に触れ、口許を緩めながら、矢田圭は答えた。
緩やかなウェーブのかかった黒髪に張り付いていた雪が、はらりと落ちる。
「もしかして、曽根君? えっと、一年ぶりだっけ」
やっぱりそうだ。思いもしなかった偶然。
桜色を帯びた小さな頬。静脈が透けて見えそうな、白い首筋。
銀色に染まった背景に、白い肌が溶け込むようだ。
柔らかな白のセーターに浮かぶ、滑らかな胸のライン。
目の幅がなくなるまでに目一杯微笑む、優しい表情。
僕は、目の前にする圭の姿に、次の言葉を忘れてしまっていた。
322 :
蚕:2005/12/03(土) 01:10:09 ID:BLUYQBYn
圭は、中学時代の僕の初恋の相手だった。
誰にも言いもせず、言えもせず、ただ僕の心の底でくすぶり続けた想い。
高校になって進路が分かれてしまい、そのまま会えなくなっていた。
そして去年、同窓会で再会した彼女に、僕は最初、気づくことができなかった。
中学の頃、人目を引いていた女の子達が、少なからず、ある種劣化していたのと対照的に、
圭は、綺麗になっていた。貌も、化粧も、着こなしも、洗練されていた。
ぐっと垢抜けたようだった。思わず見とれてしまっていたのを覚えている。
こんなに綺麗になるなんて、と後悔したのも覚えている。
けれど圭は、そんな去年より、ずっと綺麗になっていた。
「電車、あまり遅れなければ良いけど」
僕はやっと言葉を搾り出した。
圭は、そうね、と微笑んだ。
「帰省?」
「うん、そんな感じかな」
「感じって・・・・・・」
圭はちらりと僕を見た。
一瞬、口許に形ばかりの微笑を浮かべ、視線を地面に落としながら呟いた。
「東京も、もう、最後かな」
それ以上、僕には聞くことは出来なかった。
圭が東京を離れる最後の日。待っていたように振り出した季節外れの雪。
雪が少し強くなったようだ。
僕たちを包む白い背景が、緞帳のように規則正しいリズムを刻みながら、間断なく降りてくる。
傍らの踏切を自動車がこわごわと渡っていく。
その後ろを、中学生たちが器用に自転車で通り過ぎる。
323 :
蚕:2005/12/03(土) 01:10:56 ID:BLUYQBYn
30分遅れで、急行電車が滑り込んできた。
乱れたダイヤにもかかわらず、休日早朝の、そしてこの雪のためか、車内の人影はまばらだった。
僕たちは4人がけのボックス席に、互い違いに座った。
遅れた時間を少しでも埋めようとするように、忙しなくドアが閉まり、電車が動き始める。
暖房の効いた車内は、冷え切った身体に心地よかったが、直ぐに暑くなった。
圭はロングコートを脱ぎ、座りなおす。
濃いグレーのスカートから僅かに白い膝頭が覗いた。
圭は僕の視線を気にしたのか、膝を隠すようにコートを膝に置き直した。
中学自体のこと。ふざけているうちに過ぎてしまった大学時代のこと。
雪に弱い電車。当たり前に見てきた積雪が、ここではひどく珍しいこと。
僕の引越しのこと。最後に残った身の回りのものだけを持って、今日戻ること。
とりとめも無い話をポツリポツリとしている。
言葉と沈黙とが交互に訪れる。
こんなとき盛り上げる言葉が自然に出てこない自分に、嫌悪を覚える。
僕は、曇った窓を手で拭いた。白線が、鋭角を描きながら後ろに流されていく。
北に向かったから、というわけでもないのだろうけれども、雪は、またすこし強くなったようだった。
「積もるかな」
僕は、何度目かの質問を呟いた。
「そうかもね」
圭は同じように答えた。
324 :
蚕:2005/12/03(土) 01:11:51 ID:BLUYQBYn
列車は栃木のある駅に止まる。
駅に降り、ホットのコーヒーを2本買う。
雪はだいぶ弱くなっていた。
飲み物を探すのとおつりに手間取り、戻ってみると、圭は寝てしまっていた。
「朝早いし、仕方ないか」
座りながら圭を見ると、膝を隠していたコートが少しずれて、形の良い膝頭が覗いていた。
その間に見える、柔らかそうな内腿・・・。
「きっと、もう、逢えないんだよな・・・・・・」
ぼそりと呟く。
巡り遇った過去。確実に過ぎ行く現在。そして、また過去となる未来。
電車は確実に北へ向かっている。
何度と無くためらったあと、僕は圭の隣に座ってみた。
シャンプーの香りが伝わってくる。心地の良い匂いだ。
僕は、缶コーヒーを圭の傍に置きながら、圭の手に触れてみた。
柔らかい。
もう一度、今度はそっと握ってみた。
圭から伝わるなまのぬくもりに、僕の中で、すこしずつ何かが壊れていくような気がした。
僕の胸にうず高しと積み上げられた圭への想いに、理性が支え切れなくなっていくようだ。
屋根に重ねられた雪が、とあるきっかけでバランスを失い、ついにはどさりと地面に落ちるように。
325 :
蚕:2005/12/03(土) 01:12:39 ID:BLUYQBYn
僕は、ためらいながら右手を圭の内腿に置いた。
圭の身体が小さく揺れたが、起きる気配は無い。
僕の身体が硬くなっていく。
右手で、ゆっくりと撫でる。指先に感じる、滑らかな肌の感触。温かな皮膚。
僕の良心を、現実を引きずり込んでいく、背徳の底なし沼。
もがけばもがくほど嵌り、堕ちていく。
僕は、指を、慎重に肢の奥に滑り込ませていく。
手が動くたびに、柔らかな感触が体中を這い回る。
動くたびに露出する、圭の透きとおるような内股。
圭はまだ目を覚ます気配は無いようだ。よほど深く寝入っているのか。
僕は、ジーンズ越しにもわかるくらいに膨張したそれを左手で撫でながら、右手で圭の股を触り続ける。
圭の手をとり、硬くなった股間の上に置いた。その手を上から押さえつける。
握った圭の手をゆっくりと前後左右に動かす。
――ああ、圭が僕に触れている。
指でスカートを掻きあげる。内腿の手を奥へやる。
感じていた弾力が、徐々に柔らかくなっているのを感じる。
張りと滑らかさの程よく融和した曲線を僕の掌は下っていく。
そして、指先に感じる布の感触。
326 :
蚕:2005/12/03(土) 01:13:39 ID:BLUYQBYn
僕は、指先をそこに、丹念にこすりつける。
肢の中央の柔らかい場所。
指を縦にずらす。強く奥に押す。指が程よい弾力で押し返される。
やがて、そこが深くなっていったように感じる。
――もしかして、圭、濡れてきたのかい。
僕は、指をパンツの下端から潜り込ませた。
指先にねっとりとした液体がまとわり付く。
妄想の中で、何度もたどり着いた場所。何度も僕の前に晒された場所。
けれど、いつもおぼろげで、右手の慰めとともに霧散しまう場所。
そして、触覚に感じる現実。
圭の股間を圧迫させている圭の手を、さらに激しく動かす。
僕は人差し指を、圭の泉の奥に差し入れた。
狭い壁を指で押し広げる。
圭の身体がぴくりと動く。
――ああ、圭。イインダネ。僕もイイ。一緒に、一緒にイコウ。
327 :
蚕:2005/12/03(土) 01:15:30 ID:BLUYQBYn
突如、甲高い音が横で響く。
イヤ、そう聞こえた。もう一度同じ音。
そして今度は、はっきりと聞こえた。ナニシテルノ。
同時に圭の身体が離れていった。
僕は離れる圭に近づく。
――ドウシタンダイ、圭。僕とイッショニイコウ。
瞬間、僕の耳の傍で、破裂音が響いた。
直後、胸に強い痛みを感じ、僕は居た席に倒れこんだ。
圭を見る。
無造作に膝に置かれたコートで、乱れたスカートは覆っていた。
短く、そして激しく漏れ聞こえる呼吸。
赤く充血した瞳で、僕を睨んでいた。
「あ・・・」
頬が沁みるように痛む。
僕の濡れた指先が冷たかった。
その直後、僕は地面に押し付けられるように拘束された。
騒ぎを聞きつけた車掌だろう。
圧迫された胸が痛い。乗客の視線が突き刺さる。
違うんだ、圭。
僕は思わず叫んだ。けれどそれが声になったかはわからない。
328 :
蚕:2005/12/03(土) 01:16:31 ID:BLUYQBYn
次の駅で僕と圭は降ろされた。
暖房で温まった身体には、外のの空気は凍えるように寒い。
僕の沸騰しきった脳も、急速に冷やされていくのを感じる。
興奮の変わりに、後悔ばかりが脳裏を満たしていた。
僕と圭は待っていた警察官に簡単な質問をされ、圭は直ぐ車内に戻された。
ごめんね、僕は圭に云った。
圭は僕を一瞥もせず、車内に戻っていった。
電車が動き出す。
警察官に連れられながら振り返ると、圭が窓越しに僕を見ていた。
弁解の余地も無い。何を言われても仕方が無い。
けれど僕は、圭に、さよならを言われることだけが、とても怖かった。
僕はそれ以上圭を見られず、じっと俯く。
足元に落ちた雪が、鉛色の隙間から顔を出した陽に、すぐに融かされていく。
ふと振り仰ぐと、電車はもう見えなくなっていた。
GJ! でもスレの内容からすると美しすぎる文章かな。
前スレを見てないのかよ
いつもながら蚕氏の文体はいいね。
大げさな表現かもしれないが、短い時間で小説を読んだなぁって気にさせてくれる。
>>321 目の前に自然に絵が浮かぶ。引きこまれていく・・。
333 :
名無しさん@ピンキー:2005/12/04(日) 23:11:56 ID:Qnfsl0sx
浴衣さんのおとり待ち
>>321 せつないってこういう事なんだろうな…
としんみりしつつ左手にハァハァ
335 :
名無しさん@ピンキー:2005/12/06(火) 00:31:32 ID:Y0TijO6r
あんたこんなとこいるべき人じゃないよ!マジで才能ある
浴衣さんまだかなー
ゆっくり待つべし
文芸部出の人間がエロ書くとこうなる見本みたいだった>なごり雪。
エロ屋めざすのか小説家めざすのか趣味を通すのか、生ぬるく見守りたい。
339 :
浴衣:2005/12/06(火) 21:55:22 ID:VLcy9PTY
すいません、遅くなって。
でも正直、2時寝6時起きの生活じゃ投下どころじゃないさ。
今日は比較的早く帰れたので、ちょっとだけ続きを落としていこうと思います。
340 :
名無しさん@ピンキー:2005/12/06(火) 22:43:11 ID:iJ6yhnE4
お疲れさまです。
忙しい中大変でしょうけど頑張ってくださいね。
341 :
浴衣:2005/12/06(火) 23:15:09 ID:VLcy9PTY
342 :
浴衣:2005/12/06(火) 23:25:07 ID:VLcy9PTY
見られている。
数十もの視線が、自分に刺さっていることを彼女は感じる。
ドアの前に、さっきのメガネ男が立っていて、
無表情を保とうとしてもなお、押し殺せないといった笑みを浮かべている。
彼女に纏わり付く幾つもの「舐めまわすような視線」。
性欲の対象にされているという実感。
彼女の腕に、ざわ、と鳥肌が立った。
産毛が衣服のこすれすら感じるほど敏感になっている。
周囲の男達が、自分を中心に円陣を組み
そして、少しずつその半径を狭めていることに真理はすぐ気付く。
次の攻撃は、手の甲ではなかった。
343 :
浴衣:2005/12/06(火) 23:25:40 ID:VLcy9PTY
自分より、腕力・体格に優れる人間に囲まれるというのは
想像を超える圧迫感があった。
しかも彼らは明確な害意を抱えている。
心臓にじかに氷を当てられているような冷たい不安と緊張があった。
覚悟を決めて電車に乗った真理ですら、こうなのである。
偶然彼らと出くわした被害者たちの恐怖はどれほどであっただろうか。
心理的圧力に押し潰されそうになりながらも、真理は
敵の陣形や人数、顔や年齢などを観察していた。
真理を囲むのに八人ほど。
出入り口を押さえる壁が十人いるだろうか。
壁役は、まるでこちらに興味が無い、という様子で
新聞紙を広げたり、携帯電話をいじっている。
344 :
浴衣:2005/12/06(火) 23:26:07 ID:VLcy9PTY
真理の尻を撫でていた手が突然ひっくり返った。
堅い手の甲の感触が、指先のそれへと変わる。
「触れられている」状態から「触られている」という状態へ。
声が出そうになるのは、かろうじてこらえたが、
彼女の腰はびくん、と過敏に反応してしまった。
男の大きい掌から、体温が伝わってくる。
彼は間違いなく興奮している。発情している。
彼は人差し指と中指を交互に曲げながら、
真理の尻の感触と、彼女の仕草を楽しんでいた。
ここで無反応では却って怪しいだろう、と真理は判断した。
彼女は首だけ後ろに回して、背後の男をにらみつけた。
痴漢と目が合う。
345 :
浴衣:2005/12/06(火) 23:29:01 ID:VLcy9PTY
及川真理は、目の端がやや吊りあがった顔立ちをしている。
普段から「怒ってる?」と訊ねられることが多い。
素の表情が、人からは仏頂面に見られてしまうのである。
そんな彼女が怒りを込めて睨みを効かせると、その威圧は凄まじい。
事実、真理が「何触ってんの」という強い激昂の篭もった視線を送ると、
背後の痴漢は彼女の美しい双眸から目を逸らした。
その顔からは怯えが感じられる。
根は臆病な男なのだろう。
悪いことをしている、という意識を持ちながら
快楽の大きさに逆らえない醜悪な性。
真理は最大限の嫌悪と軽蔑を、視線に込めた。
魔法のように、男の動きが止まる。
346 :
浴衣:2005/12/06(火) 23:30:07 ID:VLcy9PTY
不思議と、周囲の男達に動きは無かった。
睨みつける真理と、怯む男。
その周囲には、まるで野球でも観戦するみたいに
呑気な表情の男達がいる。
真理と目を合わせないように、男は首を傾けた。
シンカーのように、視線が左下に逃げる。
背後から尻を撫でることは出来ても、
睨まれながら触ることは怖くて出来ない。
それがこの男の限界なのである。
見下げ果てた男であった。
電車がカーブに差し掛かり、車内の人間の体が左右に揺れた。
真理は吊り革を強く握る。
347 :
浴衣:2005/12/06(火) 23:30:50 ID:VLcy9PTY
電車が揺れた。
強い水平方向の重力に、真理の細長い身体が
「く」の字に折れた。
さっきの男が、真理の目の前で同じように身体を揺らしている。
吊り革を掴んでいなかった彼は、前後に一歩ずつ足を踏み出していた。
それを見ていた真理の尻を、太い指がつまんだ。
多少気を抜いていた彼女にとって、それは奇襲に等しい。
腰がびくんと跳ねて、「く」の字から、いきなり「気をつけ」の姿勢に戻った。
そして吊り革を掴んだまま、きっと背後を睨む。
筋肉質の男が、左手の中指を親指をこすり合わせている。
彼は揺れる車内の中でも、何を支えにするでもなく
床に根を張ったように安定していた。
348 :
浴衣:2005/12/06(火) 23:31:19 ID:VLcy9PTY
「次は〜香院寺〜香院寺〜」
在日二年目のイラン人のような発音が、車内に流れた。
真理は首だけを回して、背後の男を睨んだ。
筋肉質の男は、さっきの男とは違い、彼女の目線を真っ直ぐに受け止めている。
――寒い。
彼女は膝の裏に風を感じて、とっさにそう思った。
ひんやりとした、素肌に外気が触れる感触。
瞬間的に、彼女は状況を察知して
自分の尻を掌で隠した。
めくり上げられていたロングスカートを上から押さえ込む。
真横に立っていた男が、めくっていた手を離した。
「綺麗な脚だ」
彼は小さくそう言った。
349 :
浴衣:2005/12/06(火) 23:32:10 ID:VLcy9PTY
真理は男達を、攻撃してきた順に睨み返した。
尻をつまんだ筋肉質男。
スカートをめくった男。
だが彼らは怖じるでも悪びれるでもなく、真理の視線を受け流した。
いやむしろ、睨まれることに喜びを感じている。
真面目で気の強そうなこの女が、最後にはどんな顔で泣くのか。
男になんて負けない、なんて強がった顔したこの女が、どんな風に股を濡らすのか――。
それを楽しみに待ちわびている顔をしていた。
確実にこの後訪れる悦楽を、自分を焦らすよう待っている顔をしていた。
人間の悪意が、ここまで収斂した表情を、真理は初めて目の当たりにした。
全身が竦むような恐怖。
けれど、彼女には逃げるわけにはいかない理由があった。
350 :
浴衣:2005/12/06(火) 23:34:39 ID:VLcy9PTY
とりあえず書いたのが、ここまでです。スレ汚し失礼。
てか、エロに辿り着かないなぁ、やっぱり。
351 :
名無しさん@ピンキー:2005/12/06(火) 23:47:10 ID:iJ6yhnE4
エロにたどりつくまでもドキドキしていいです。
おっぱいぜめもゆっくり焦らしながらお願いします。
やばいどきどきしてきた
GJレスが付かないのは住人の数が減ったからか
それともみんな浴衣の文章に飽きてきたのかどっちかな
俺はまあ嫌いじゃないが、それにしても
エロが足りない気ガス
いや、単純にまだきちんとしたエロシーンに入ってないからちゃう?
355 :
名無しさん@ピンキー:2005/12/08(木) 19:43:10 ID:FqCgXYGI
>>353 GJじゃないときはGJといわないのが、スレ全体のレベル向上には必要と思う
>>354 342-349がエロシーンを盛り上げるためにどんな役目を果たすか
検証していきたいと思う。
とりあえずまったりsageで参りましょう
357 :
名無しさん@ピンキー:2005/12/08(木) 22:59:49 ID:PWWNnqjh
>>355 えーと、要するに期待外れだったってこと?
358 :
名無しさん@ピンキー:2005/12/08(木) 23:52:31 ID:VsExLcbg
おれにはGJだよ
359 :
浴衣:2005/12/09(金) 01:17:25 ID:GlOKjvS6
ヤバイ、うっすら不評だw
すいません。エロから逸脱した内容になってました。
次から気合を入れます。期待はずれスマソ。
相変わらず私生活が滅茶苦茶なので
また遅くなるとは思いますが、良かったら気長に待っていただけると幸いです。
「お前の投下は長いわりにエロが少なくて、しかも文章が下手だ」と思われましたら
ストレートに言ってもらって全然OKです。可能な限りは改善したいと思います。
浴衣超GJ
頑張れ
連載途中のSSは感想つけづらいだけだよ。
途中経過がどうあれ、最後がエロエロで盛り上がれば、
いいSSだ。
362 :
1:2005/12/10(土) 05:45:10 ID:2N+8eqQi
「あーあ・・・やっぱりはやまったよ」
専業主婦の彰子の最近の口癖。
20歳で短大を出て、就職した会社で出会った今の旦那。
上司で課長だった旦那と、ごく短い社内恋愛の後、結婚。
社長の息子で、将来は会社を継ぐことになっている・・・お金持ち。
そのときは、働くことに嫌気もさしていて、幸せだと思おうとしていた。
けれど、1年もたたないうちに、専業主婦にも飽き飽きしてしまった。
しかも、旦那はバツイチの再婚で、20歳も年上だ。
夜の生活も、満足できるものではなく、余っているのは時間とお金だけ・・・。
彰子は童顔で、今も下手をすると中学生くらいに見られてしまうことがある。
けれど、中学の後半から膨らみ始めた乳房は、現在Hカップ。
そんな彰子は、中学高校と通学の電車内、バスで痴漢に遭いまくっていた。
帰宅途中の道で、後をつけられたりしたこともある・・・。
気が弱く、抵抗する勇気が無かったのも確かだが、実のところ、それほど嫌ではなかったのだ。
Mの傾向があるようで、いじめられたり、怒られたりすると、内心ポーっとなってしまう。
旦那と恋愛したのも、そもそもはそれが原因なのだが。レイプや痴漢にも興味があった。
専業主婦になり、空いた時間の電車にしか乗らなくなった。
それでも乗ればまず7割痴漢に遭う・・・もはやそういうフェロモンを出しているとしか思えない。
座席で隣に座ったオヤジから、ひざに乗せたカバンで隠して手を伸ばされて、股間をまさぐられたり、
居眠りして目を覚ますと、男性自身を露出した男がにやにや自分をみていたりするのだ。
363 :
2:2005/12/10(土) 05:45:50 ID:2N+8eqQi
旦那に内緒で、ノートパソコンを買ってから、彰子は昼間中パソコンと向かい合っているようになった。
はじめは普通のネットサーフィンだったのだが・・・欲求不満がつのるにしたがい、アダルト系のページばかり、見に行くようになっていた。
本当にそんな簡単に行くのかな・・・割り切った浮気、不倫などの体験ページを読むと、それらはあまりにも簡単に行えることに思えた。
痴漢行為の待ち合わせ掲示板を見つけて、興味をそそられて、初めて書き込みをしてみた。
すぐに大量のレスが入り、連絡先を書いている数人と、メールのやり取りをはじめた。
メールを交わすうちに、人数が絞り込まれ、継続してメールが続いているのは、4人になった。
中でも彰子がいちばん好感を持っている、同い年のサラリーマンと、会ってみたいと思うようになり、機会を狙っていた。
タイミングよく、旦那の出張が決まった。2泊3日は留守。
以前から誘われていた、映画をみながら・・・ということで、待ち合わせをすることにした。
R-15のちょっぴりHな系統の外国映画を上映している映画館の中で会うことになった。
目印の映画ガイド雑誌をひざに載せ、ホールの一番後ろの列の一番左の壁際にすわり、相手を待った。
映画館の照明が落ち、すっぽかされたかとふくれていると、いきなり隣の席に人が座った。
ひそひそ声が彰子の耳元で聞こえた。
「ゴメン、遅くなって」
「来ないのかと思った」
「道に迷っちゃって」
364 :
3:2005/12/10(土) 05:47:24 ID:2N+8eqQi
男は彰子の肩に左手を回し、右手で片方の乳房をつかんだ。
「ホントにおっきいんだ・・・」
「そうかな」
「やわらかくて、気持ちいい」
すぐに片手をセーターの中へと侵入させ、ブラジャーをずらし、じかに乳房を弄り始めた。
揉み、つかみ、押しつぶし、指で突起を刺激する。すぐに突起は立ち上がった。
肩に回していた手をはずし、スカートの上に置く。
その手の下に、彰子の秘部がある。
その手をスカートの上からそこに擦り付けるようにする。
彰子は乳房とスカート越しの刺激で、声が出そうになる。
「声・・・でそう」
「我慢して」
笑いが混ざった口調で男は言い、手をスカートの中へと。
彰子の愛蜜は、既に下着を濡らしていた。
男は下着の中へ手を差し込み、溢れる愛蜜を指に絡めながら、蜜壷の周りに指を這わせる。
焦らすように、突起をじかにさわることはせず、その周りで愛蜜にまみれた指を遊ばせる。
「あ・・・」
しばらくそうして、乳房と秘部を弄ばれていたが、男の指がついに秘部の突起を刺激した。
彰子は我慢できずに声を漏らしてしまう。
「声出しちゃダメって言ったでしょう・・・お仕置きだな」
男は呟いて、彰子と座っている席を交換した。
365 :
4:2005/12/10(土) 05:48:24 ID:2N+8eqQi
彰子の下着を下ろし、蜜壷にいきなり数本の指を侵入させてきた。
「うぁ・・・」
思わずまた声が出てしまう。
男は片手で彰子を叩く真似をしてから、指を激しく出し入れし始めた。
ぴちゃ、くちゅ、くちゅ、ぬちゃ、ぴちゃ、と、湿ったいやらしい音がする。
「聞こえちゃう・・・」
「聞こえまくってるよ」
笑いを含んだ男の囁き声。
・・・・?
気がつくと、尻をまさぐる手がある。
男の片手は乳房に、もう片方の手は秘部にある。
この手は何?
男と反対側の座席に別の男が座っていた。
にやにや笑いを浮かべながら、彰子の尻と乳房を撫で始めている。
彰子は既に何度もイカされている。
そのたびに声が出る。
蜜壷のたてるいやらしい音もずっと続いている。
後から来た男は、しばらく尻と乳房を弄んだ後、何処かへ言ってしまった。
すぐにその後に別の男が座る。
そうやってかわるがわる何人もの男が彰子の体を弄りまくる。
気がつくと、最初の男も席におらず、別の男が彰子の秘部の突起を弄っていた。
映画が終わり、スタッフロールが始まると、
いつの間にか戻ってきていた最初の男が囁きかけてきた。
「お仕置きはおしまい、ご褒美が欲しい?」
放心状態のまま、彰子がうなづくと、男に手を引かれて、外に出た。
おじゃましました。
>>366 おいおい、勃っちまったじゃねぇかよーw
朝っぱらから何してくれてんだよww
続き読まなきゃおさまんねえよコレ
どうすんだよ
頼む、続き書いてくれおねがいしますこのとおり
368 :
浴衣:2005/12/11(日) 00:20:34 ID:xmc0ySp5
スイマセン、場の空気を読まずに投下致します。
また例によってダラダラ長いのですが、お許し下さい。
369 :
浴衣:2005/12/11(日) 01:30:21 ID:xmc0ySp5
>>342-349の続きから行きます。
※
真理は男達を、攻撃してきた順に睨み返した。
尻をつまんだ筋肉質男。
スカートをめくった男。
だが彼らは怖じるでも悪びれるでもなく、真理の視線を受け流した。
いやむしろ、睨まれることに喜びを感じている。
真面目で気の強そうなこの女が、最後にはどんな顔で泣くのか。
男になんて負けない、なんて強がった顔したこの女が、どんな風に股を濡らすのか――。
それを楽しみに待ちわびている顔をしていた。
確実にこの後訪れる悦楽を、自分を焦らすよう待っている顔をしていた。
人間の悪意が、ここまで収斂した表情を、真理は初めて目の当たりにした。
全身が竦むような恐怖。
けれど、彼女には逃げるわけにはいかない理由があった。
抵抗が可能であるにも関らず、抵抗が出来ないという状態は
想像以上に精神的負荷が強かった。
目の前の男の股間を膝で蹴り上げて、
振り返りざまに背後の男にバッグを叩き付け、
手錠をかけて取り押さえる。
――そんなイメージが頭の中で浮かぶ。
腕が、脚が、全身が、不快感に耐え切れず
跳ね上がって暴れだしてしまいそうな感覚。
体中が熱かった。
そんな真理の内面に、全く気付くことなく
痴漢たちは彼女への包囲網を狭めていく。
自分を囲んでいる人数は多いが、
実際に触ってきているのは三人だけだ、と真理は気付いた。
他の人間は、あくまでも壁役か傍観に徹している。
たまに物欲しそうな目線を真理に投げかけてはくるが、
「自分の任務を離れるわけにはいかん」とでもいうように、すぐ目を背ける。
「攻め手」の三人だけが、真理に触れてくる。
その陰湿な六本の手は、彼女の体の表面をまるでワラジムシのように這い回る。
尻を撫でられる。
それを払いのけようと、左手を背後に回す。
右側から、スカートの裾をまくりあげられる。
それを右手で押さえ込む。
筋肉質の男がスカートの上からいきなり股間を撫でようとする。
太い指先は、陰核に向かってするりと滑り込んでくる。
股を閉じて、それを阻止しようとする。
額に汗を浮かべた真理が必死で抵抗する姿を眺める、
ぎらぎらとしていて、それでいてどんよりとしている瞳の群れ。
「やめてっ」
腹の底から声が出た。
演技ではない。本当の言葉だ。
本当に、真理はやめて欲しかった。
それが合図であったかのように、背後の男が真理から離れた。
入れ違いに、別の男が彼女の後ろに立つ。
生暖かい息が、首筋に吹きかけられる。
「き、ふぅー、き、ふぅー」という壊れた機械のような呼吸音。
振り返った真理の視界に、頬にピンポン玉をつめたような男の顔が映った。
顔全体がサラダオイルを塗ったみたいに輝いている。
ぼってりとした一重まぶたと、長い睫毛がいかにもミスマッチで
鼻息の荒さを抜きにしても、余り好意的な表現の出来ない外見であった。
端的に言えば、気持ち悪いデブ、というのが真理の抱いた印象だ。
「やあッ!!」
真理は大声を出した。
掛け声ではない。悲鳴である。
背後の男に気を取られた一瞬に、横に立っていた男がまた
スカートをめくりあげていた。
裾が真理の胸にまで持ち上げられている。
下着と脚が、「さあ皆様ご覧下さい」とばかりに露出されていた。
彼女は怒りとともに両手を振り下ろす。
スカートを掴んでいた手がばちんと弾かれる。
「何してんの!!」
そのまま男を右手で突き飛ばして、睨みつける。
それから更に一言、「変態!!」と付け加えた。
言われた男は、ちょっと驚いた顔で真理を見つめ返す。
伸ばしたままの真理の右腕の下を通って、
背後から太い腕がずるりと出てきた。
真理はすぐに右肘を戻す。
肘打ちが当たったが、背後の男は構わなかった。
彼は、セーターの生地を歪ませている真理の乳房を
大きな掌で無造作に押し上げた。
ぐにゃり、と乳房が形を変える。
そのままたぷたぷと下から持ち上げる。
真理は掌で、男の手をばちばちと叩いたが
胸をまさぐる指先はそこから離れようとしない。
背後の男の突き出た腹が背中に当たる。
真理の尻に、押し付けられる性欲の塊。
「ダ、ダメだよぉ〜」
耳元で囁く、肥満特有の太い声。鼻息が産毛を揺らしている。
あまりの気色悪さに、鳥肌が立った。
胸を指先でこねながら、背後の肥満男は
「ダメだよぉ〜、こ、こんな立派なの隠してたら」と囁いた。
真理は首を回して後ろを向き、肥満を見る。
視線が刺されば、そのまま頭蓋骨を貫通するというくらいの睨みを利かせた。
当然、後ろに気を取られると、前と横の男が動く。
右の男がまたもスカートをめくり上げ、
筋肉質の男がそこに手を入れる。
白の下着の上から、人差し指で陰核をなぞった。
「ぃぃや、っ、はっ!!」
「ここ感じやすい? ここ、ここ気持ちいい?」
筋肉質の男は、ねっとりとした口調で真理に質問をした。
「ねえ、ここ、ここ、気持ちい? ねえ?」
金属をこすり合わせるような、耳障りな声で
筋肉質男は訊ねてくる。
それを無視して、真理は肘を振り回した。
さっき変態呼ばわりされた男が、まともに喰らって悲鳴を上げた。
そんな必死の抵抗を、まるで意に介さずに
肥満男が両手で、乳房を絞り上げる。
母乳が出るとでも思っているのか、
下から絞り上げてから、最後に先端部を指でくにくにと軽く摘んだ。
「間もなく、陸前浪岡〜、陸前浪岡〜。降り口は、左側です」
やはり片言な発音の車掌が、次の駅を告げる。
有沢山王までの道のりは、まだ半分程度だ。
「久々の当たりだねぇ」
筋肉質男が独り言のように、小さくそう言った。
「こ、こないだの、浴衣の娘以来じゃない?」
背後の肥満が、吃音気味にそう言い返す。
「あの娘は良かったなぁ……」
筋肉質男が陶然とした声を上げた。
真理はその細腕で彼らの攻撃を弾きながらも、
「浴衣の娘」という言葉に反応した。
この卑劣なる群れに襲われ、傷つきながらも
それを告発する手紙を送った少女――。
名は知らないが、彼女が花火大会の日に被害に遭ったことは
真理も知っている。――「浴衣」。
真理は両腕を振り回して抵抗しながらも、
男達が彼女の腕を拘束してこないことに疑問を抱いていた。
本来、これだけの人数が居るのならば、
真理の両腕を掴んで口を塞げば、
より事が運び易いはずである。
これだけ計画的な犯行ならば、事前にロープなど拘束道具だって
用意することは可能だったろう。
だが、彼らはそれをせずに、真理に自由に抵抗させている。
それでいて、逃げ出せないようにしっかり壁を作っている。
悲鳴が届く範囲に人が来ないよう、綿密に見張っている。
恐らく、わざとそうしているのだ。
真理はそれに気付く。
男達は、
「電車の中で、必死に抵抗する女を集団で取り囲み、粘着質に触る」
ことを目的としているのであって、
集団での強姦・輪姦を狙っているのでは無いのだ。
その思考は、真理の理解の範疇を越えていた。
――なんでそこまでして、電車に拘るの?
分からない。
肥満男の太くて無駄に大きい掌が、セーターの上から
真理の乳房をむにむにとこね回している。
図工の時間に粘土をこねるみたいな、無造作な動きの中で、
ときおり人差し指が乳頭を撫でてくる。
「さっわ、触んないで……触るな」
真理は肥満の手の甲を爪でつねった。
「デブ!!」
そして車両にこだまするような大声で怒鳴りつけた。
これほどの怒りは、感じたことがなかった。
女性にとって、自分の肉体を見ず知らずの人間に触れられる不快感というものは
男のそれとは比較にならないほど大きいものだ。
自分を人間でなく、餌や道具のように見られる感覚も、
彼女が今まで味わったことのないものだった。
そして、自分に触れている男達の醜悪な表情。
性欲に、悪意と嘲笑と卑屈と下品と哄笑と悦楽を混ぜて出来た負の情が
毛穴から染み出したような、その顔。
彼女の怒りは、激昂であった。
恐怖や悲しみが、全て怒りに変わっていた。
真理は任務を忘れて、自分の胸をまさぐる肥満に怒鳴りつけていた。
「触るな、デブ!! ……クソ、豚!!」
当然のことながら、「触るな」と言われて
触るのをやめる者は居なかった。
「ははははは」と、筋肉質男が笑う。
それから「豚だって」と付け加えた。
その瞬間。
真理のうなじに、べちゃっ、となめくじのようなものが張り付いた。
「ひぃあぅあッ、い、ひゃあ!!」
あまりの気持ち悪さに、真理は意味不明の言葉を口走った。
なめくじや、アメフラシや、みみずのような、
湿っていてぐねぐねした生き物が首筋にくっついたような感覚。
首を回して、それが虫でないことを確認する。
肥満が、真理のうなじに吸い付いたのである。
彼は舌先でべちゃべちゃと、真理の肌を嘗め回していた。
熱い鼻息が「こふ、こふぅー」という音と共に吐き出される。
それは突然だった。
肥満男の手が、胸から離れた。
真理がそう思った瞬間には、その手はスカートの中に入っている。
汗で肌にくっついている白い下着を左手でずらし、
その中に右手を滑り込ませる。
「ダメッ!!」
真理はそう言いながら、両手で自分の股間を押さえたが、
すでに肥満男の指は彼女の陰部に触れている。
「ダメ……」
同じ台詞がもう一回出た。
そこだけは。という強い願い。
そこだけは触られたくない。
「豚にマンコ弄られてるよ」
筋肉質男が揶揄するようにそう言った。
肥満男は、一旦真理の下着から手を引き抜くと
その指先を自分の口に含んだ。
そのまま3秒ほど、自分の指をしゃぶる。
そして、唾液でぎらぎらと光るその手を
再び真理の下着の中に入れた。
肥満男に呼応するように、
真横に立っていた男がセーターの裾をまくって手を中に入れてくる。
冷たい指がわき腹に触れる。真理の体がぶるっと震えた。
肥満と違って、この男の指先は細い。
その手はするりと駆け上がり、彼女の二つの膨らみを
下から指でつついた。
それから下着のホックを小器用に外す。
その行為を止める手段が、真理には無かった。
揺れる電車の中。
三人の男が、一人の女にへばりついている。
その周囲を、十数人の男が囲んでいる。
奇妙な情景であった。車両には、獲物と獣しか乗っていない。
女の背中に、だらしなく下腹を垂らした男が
ぴったりと張り付いている。
その男の右腕は、女のスカートをめくりあげていて
手は白い下着の中に納まっている。
完全に露出した女の脚は白く、付け根から膝、膝から踝まで
強弱の効いた美しいラインを描いていた。
下着の中で、もぞもぞと手が蠢いている。
まるでタランチュラが一匹入り込んでいるように見えた。
下着の中の指が動くと同時に、女は眉にしわをよせ、
体を折って、男の手の甲を叩く。
彼女の真横に立っている細身の男が、セーターの中から
するっと手を引っ張り出した。
彼女の胸を押さえていた下着が、ぽとりと床に落ちる。
真理の目の前に立っていた筋肉質の男が
それを拾って、しげしげと眺めた。
そして「くふっ」といやらしく笑うと、
無造作に真理の胸元を撫でた。
それから、真理の顔に唇を寄せた。
「俺らだけ喜んでると、アレだからさ。
みんなにもサービスしてあげないと」
筋肉質男が、そう囁いた。
その意味は、にわかには理解しがたい。
ただ、不吉な予感だけが真理の背骨を這い上がった。
「そらっ!!」
掛け声とともに、筋肉質男が
真理のセーターの裾を掴んで上に引っ張った。
ぶるん、と自分の乳房が縦に揺れたのを、彼女は感じる。
それから、普段は胸に触れるはずの無い、ひんやりとした風の感触。
自分の胸が露出したことは、すぐに分かった。
「次は〜ぁ……ふさっ、房野台……房野台〜。
おっ、降り口は、左側です……。
車内では、携帯電話の電源を、お、お切り下さい」
しきりに噛む車内放送だったが、それを気にするものは居ない。
まだ房野台か!!
真理は臍を噛む思いで、その放送を聴く。
まだまだ時間はたっぷりある。
このまま触られ続けていなくてはならないのか!?
筋肉質男が、真理の乳房を下から持ち上げて、たわませている。
それから両手の十指をくねくねとくねらせて、マッサージする。
背後の肥満が、真理の尻に股間を押し付けながら
「あぁ……気持ち、良く、なってきた」と呟いた。
「まだ出すなよ……勿体ない」
筋肉質が、肥満に向かって苦笑交じりにそう言う。
それから真理の乳房に吸い付いた。
ちぼっ、ちゅぱ、と音を立てて、彼女の乳頭を吸い上げる。
「ぷはっ……あぁ、いい、いい。
前の浴衣の娘より、やぁらかいな」
べろべろと嘗め回しながら、筋肉質男はなおも真理に語りかけてくる。
「ダメだよ、こういう、オッパイは、隠したら。
ボインには、男を楽しませる義務があるんだよ」
ムチャクチャな論理を垂れ流しながら、
真理の体を粘り気のある唾液で汚していく。
「おい……、豚って呼ばれた仕返ししなくていいのか?」
さっきまで一言も喋らなかった横の男が、肥満に言った。
389 :
浴衣:2005/12/11(日) 01:47:26 ID:xmc0ySp5
次回の投下で終わらせる予定です。
長々と本当に申し訳ありませんでした。
正直、自分でも出来が良く分からないので、
「もう投下しなくていい」と思われた方は、
本当に遠慮なく言っていただけると助かります。
他の方の投下を邪魔してスイマセン。
>>389 いやいや、全然オケ。
щ(゚Д゚щ)カモォォォン
391 :
名無しさん@ピンキー:2005/12/11(日) 05:18:09 ID:Ahfffj6+
GJGJGJGJ!いいよまじで!
GJ!浴衣最高!!!!!!!!
393 :
名無しさん@ピンキー:2005/12/11(日) 08:49:30 ID:0R2AgNVj
みんな急にテンション上がっててワロス
今までの投下をまとめたサイトがあれば良いな
自分では作れないけど
GJでした
396 :
名無しさん@ピンキー:2005/12/11(日) 13:53:40 ID:0R2AgNVj
車掌が片言、とか無駄な話が息抜きになってて善いな。
なんにしてもGJだ。
397 :
胸フェチ:2005/12/11(日) 21:30:07 ID:Jjs9y+Yg
GJです。急いでおわらさないでいいっすよ。
399 :
名無しさん@ピンキー:2005/12/14(水) 17:52:34 ID:lfoTgR6q
流れなんか無視でいいよー。
複数の作者が入り乱れてもいいよー。
どんどんこいや!
400 :
名無しさん@ピンキー:2005/12/16(金) 00:53:11 ID:NEb9TCHa
↑こいや〜はむかつくよ。高田のまね?
神経質すぎ
(え・・・!?)
(ち、ちょっと・・・そんなところ・・・ダ、ダメよこんなところで)
(あ・・・んっ・・・)
(やん、乳首が立ってきちゃう・・・何これ・・・上手・・・)
(くっ、あっ、・・・で、でもダメ、ダメよこんなところじゃ・・・)
(だめ、だめぇ・・・恥ずかしい・・・こんな・・・)
(だめぇ・・・気持ちよくなっちゃう・・・)
(ん・・・声が出ちゃいそう・・・んっ、だめよ、気づかれちゃう・・・)
(んっ、んっ、はぁっ)
(・・・私、濡れちゃってる・・・こんな恥ずかしいところで・・・)
「はんっ!」
(そ、そんなに強く揉んだら・・・)
(ああ・・・でも・・・)
(私のおっぱい・・・あんなに変形してる・・・)
(ああんっ)
「んっ!」
(私の体が、びくん、びくんって・・・)
(んくっ、はあっ、んっ、ふうんっ)
(あん・・・え・・・あっ、そ、そっちは・・・)
(胸だけでもこんなに感じちゃってるのに・・・)
(いやぁ・・・んんっ・・・くぅっ・・・)
(濡れてるの、ばれちゃう・・・恥ずかしい・・・)
(だ、だめよ、やめて・・・お願い・・・)
(!んんんっ!ん・・・ふぅんっ!)
(ああ、中にまで・・・!)
(もう、もうやめて・・・っ)
(も・・・もう、立ってられない・・・)
(こんなの・・・こんなの初めて・・・)
(ん、はあっ、・・・ああ、溶けちゃいそう・・・)
(指だけなのに・・・何て上手なの・・・)
(ぁあ、ああんっ)
(だっだめぇっ、そんなに動かしたらっっ)
(ふぅっ、んっ、も、もう、がまんできないっ)
「あ・・・あんっ、あ!んんっ!ふうっ!!」
「んっ!んんっ!!いっ、くっ、うぅっ!!いっちゃうぅっ!!!」
「あ、あ、んんっっっっ!!!!」
(はあっ、はぁっ・・・)
(何で・・・どうしてこんなに感じちゃったの・・・私・・・)
(・・・)
(・・・)
(え・・・まだ・・・?終わらない・・・?)
(ふぅっ、はあんっ)
(いまいっちゃったばかりなのに・・・まだ私、感じてる)
(んっ!そ、それどころか、かえって敏感に・・・はあんっ!!)
(どんどん気持ちよくなってくる・・・どこまで行くの・・・?)
(な・・・何?この音・・・まさか)
(バイブ!?)
(いや、いや、そんなのダメぇっ!)
(入れないで、入れないでぇぇっ)
「くうっ!!」
(ああっ・・・お、おっきいっ!)
(ふうっ、はあっ・・・中で、中で動いてるぅっ!)
「んんっ!ううんっ!はあんっ!」
(あっ、くぅっ、こ、腰が勝手に動いちゃう・・・)
(だめよこんなの・・・ああ、でも・・・)
(ああ、もう、わからない・・・おかしくなっちゃう・・・)
「あんっ、ま、またっ!い、いっちゃうっ!」
「はあっ、んっ、んっ、んっ、ああああっっっ!」
「ああん、いく、いく、いくっ!」
「いく、いくうぅぅぅっ!!」
「ダメええぇぇっっっっ!」
「いくうっ!!!」
「あああああっっっっ!」
「はあっ・・・はあっ・・・」
(ま・・またイっちゃった・・・)
(あ・・!?)
(だめよ、だめ、それは入れちゃだめ)
(許して、許して、それだけは・・・)
「ああんっ!」
(どうして、どうして抵抗しないの?私・・・)
(ううん、抵抗できないんじゃなくて、しなかった・・・? )
「あ、あ、んっ、んっ」
「あん、あん、はんっ、くぅぅっ」
(ああ・・・もうダメ・・・気が狂っちゃう・・・)
「あ、ああっ、あああんっっ」
(もう、止まらない)
「もっと、もっとぉ」
「もっと欲しいの!」
「もっと奥までえぇっ!」
「いいわ、いいわ、もっと、もっとよぉ・・・」
「ああっ、いくわ、いくのよぉっ!」
「気持ちいい、気持ちいいわっ!」
「あん、あん、ああんっ!」
「そうよ、そうよ、激しく突いてえっ!」
「あんっ、あんっ、ふうっ、ふうんっ!」
「あんっ、そこよ、そこがいいの、もっと、もっと突いてぇっ!」
「あっ、あっ、あっ、あっ!」
「いくの、いくの、何度でも、いくのよおっ! 」
「ああっ、いいわ、もっと、もっと来てえっ!」
「もっと、もっと、あなたのを、もっと頂戴!」
「ああ、ああっ、ああああああっっっっっ!!!」
「はっ、はっ・・・はぁ・・・はあ・・・」
「・・・」
「・・・」
「ねぇ、もっと、もっとぉ・・・」
「もっとして?」
「体が熱くて、たまらないの」
「しゃぶってあげるからぁ・・」
「ほら・・・」
完
407 :
名無しさん@ピンキー:2005/12/18(日) 00:57:19 ID:zZQJoCZ8
書いてくれたのはうれしいけど、もえません
408 :
名無しさん@ピンキー:2005/12/19(月) 00:32:21 ID:c5ugJGfF
今週は浴衣さん忙しかったんだろうな
そう?
>>407 これはこれで割と萌えるけどな・・
痴漢されてる女性になった気分が味わえて結構GOOD
1
はっはっはっ……乱れた自分の呼吸が耳朶を打つ。
熱くなった頬に冷たい風が心地よい。額にはうっすらと汗がにじむ。
(どうしよどうしよどうしよ――――――!遅れる遅れる遅れる誰か助けて――――――!)
朝比奈ユリアは某有名童話に登場するウサギさながらに、腕時計に目を落としつつぴょんぴょんと飛び跳ねながら
アスファルトの階段を駆け上っている最中だった。
もちろん人間であるユリアが本当に飛び跳ねているというわけではない。
ただ身長155センチと小柄でふわふわした薄茶色の髪にやや垂れた大きな目が愛らしい童顔という容姿のユリアは
本当に真っ白なウサギが人間になったような雰囲気で、そんな彼女が膝上5センチのタイトスカートを乱して荒い息を吐きながら
必死で走っている様はどこか微笑ましいものを感じさせた。もちろん当の本人は必死なのだが。
息とスカートの裾を乱して階段を駆け上ると、幸運なことに、ちょうど電車がホームに入ってきたところだった。
(ラッキー…走ってきた甲斐があった…)
もう走らずゆっくり歩いていっても間に合う距離だ。
ずっと走ってきたせいで痛むみぞおちをなだめ疲れきった足を引きずるようにして、ユリアは電車のドアに滑り込んだ。
やはりユリアと同じようにギリギリ滑り込みセーフのクチだろうか、最後尾のユリアの後ろからさらに男が4人ほどユリアを押し進ませるようにして
どどっと乗り込んできた。
2
(うわぁ・・・)
ついさっきまで一本でも早い電車に乗りたいと焦っていたというのに、ユリアはこの電車に乗り込んだことを後悔した。
乗車率は100パーセントどころかゆうに120パーセントはありそうだ。中までぎっちりと人が詰まっており、それこそ足の踏み場もない。
よく、ユリアとユリアの後から乗ってきた男たちが乗り込めたものだ。
もうこれ以上は奥に進めそうもないので、ユリアは入って2,3歩のところで、くるりと体の向きを変えドアのほうに向き直った。
(うわ、でか)
ユリアのすぐ前にはさっき後から乗ってきた男の一人がドアに寄りかかるようにして、こちら側を向いて立っていた。
身長は180以上あるだろう、150センチ半ばのユリアとは高さが違いすぎるため、顔を上げないと相手の顔は見えない。
背だけではなく肩幅も広く全体にがっちりとした体つきで、小柄なユリアから見ると小山のような圧迫感がある。
(汗臭そう……こういう体育系タイプ苦手だわ)
ふと横を見ると左右も男で固められていた。これもやはりさっきうしろから乗ってきた男たちだろう。
左の男は前の男と同じくスーツにアタッシェケースを下げたサラリーマンと思しき出でたちで、右に立つ男は髪を金色に染め耳にはヘッドフォン。
青いジャケットにジーンズという学生らしい格好だ。
その男たちが、まあ乗車率120パーセントなのだから仕方ないが、左から右から前からぴっちりとユリアの体に密着する。
молодец!ВСЕ!красоту――。
曲名まではわからないが、金髪男が聞いているウォークマンの音楽がはっきりと聞こえる。
どうやら洋物のロック系のようだ。
仕方ないとわかっているとはいえ赤の他人とこれほど体が密着するというのはやはり不快なものだ。特にユリアのような若い女にとっては。
時間をロスしたくはないが、一本次の電車に乗ろうかとユリアが考えたとたん、音を立てて銀色の扉が閉まる。
愛らしい顔とそれに不釣合いな肉感的な肢体を持つ若い小柄な女と、それを取り囲む男たちと、他の疲れきった乗客たちを乗せ、電車は走りだした――――――。
3
前にうしろに右に左に揺れながら電車は進む。
―――ゴトン。一際大きな揺れが来た。
すると、その拍子に、ユリアの左に立つサラリーマンの肘がユリアの右の胸に当たる。
彼はユリアの顔の上あたりでぶら下がっているつり革を掴んでいるため、どうしても肘がユリアの胸付近に来てしまうのだ。
もちろん不快だが仕方ない。何しろ混んでいるのだから。サラリーマンもわざとではないのだろう。
(あ、あれ……?)
だが、しかし、揺れが多少収まってもサラリーマンの肘がユリアの胸の位置から動かされることはなかった。
ごとんごとん、と電車が軽く振動するたびにその揺れに合わせるかのように、ぐりぐりとサラリーマンの肘が
ユリアの胸…それも一番敏感な乳首付近…に押し付けられる。
(い、痛い……)
柔らかい胸の中心に骨ばった男の肘がぶつかったり離れたり、かと思うとまたすぐにぶつかったりを繰り返す。
しかも、ユリアは今日、寝坊したためブラジャーを装着していなかった。
不器用なユリアはブラのホックを止めるのが面倒だったため、
会社で着ればいいとブラジャーはショルダーバッグの中に入れていくことにしてつけてこなかっのだ。
今、ユリアが身に着けている下着は、上はタンクトップで下もそれとお揃いのショーツだったが、
それは愛読している女性ファッション誌の企画ものの付録についていたものである。
薄いグリーンのメッシュ地に薄いピンクの縁取りが入ったデザインで、さすがファッション誌の企画だけあって
デザインはなかなかよかったが、機能性はあまりよくなかった。
メッシュ地なのでやたら風通りがいい上、全体に使われている布地も極めて少ないため体の器官を保護するという
意味はあまりない。
まして、ユリアのGに近いFカップという豊満な胸はデザイン重視の薄いタンクトップ一枚ではガードなど到底できず、
骨ばった男の肘がほぼダイレクトに伝わってくる。
思わずユリアは顔を上げてサラリーマンを睨んだが、当のサラリーマンは心ここにあらずという感じであさっての方角を向いている。
やはり本人は自分の肘がユリアの胸を圧迫していることに気づいてないのだろう。しかし……。
ぐりっぐりぐり…電車が振動するたびにサラリーマンの肘が強弱をつけてユリアの胸に押し付けられる。
それもブラジャーというガードなしの胸に。
少し横にずれたいが、しかし、車内は文字通りすし詰め状態だ。首を動かすことさえままならない。
ごそごそと体を動かすユリアを隣の金髪男が心なしか冷たい目で見ているような気もする。
(仕方ないか…ラッシュだもんね…)
4
電車が揺れるたびに、男の肘も、より深くユリアの胸に押し付けられる。
そのたびに見た目よりもずっと重量感のあるユリアの乳は、ぷるんと震えてしまう。
電車の揺れとも相まって、ぶるんぶるんといった感じで縦横上下に何度も揺れ動く。
ユリアはブラジャーという固定をしてこなかったことを心底後悔した。
電車が揺れるたびに男の肘が押し付けられるたびに、乳房は張り詰め熱を持ち硬くなっていく。
そのたびに胸の形がはっきりと浮き彫りになる気がする。
胸だけではない。胸から腰に続くライン。
細くくびれた腰まわりとえぐれるほど窪んだ下腹…対照的にきゅっと上がった肉感的なヒップライン…。
体の隅々の線が明らかになっていくようだ。
まるでその肉体美を誇示するように。側にいる男たちに見せ付けるように。
嫌でも自分の体とそれに付随する自分の性を意識せざるを得ない。
いや、意識するのではない。意識させられるのだ。
(は、恥ずかしい…まさか近くにいる人たちにノーブラだってばれてないよね…)
ユリアは自分の頬や首筋が熱くなってくるのを感じた。
――ガタン。また電車が揺れる。
それは些細な揺れだったが、サラリーマンの肘はそんなことは構わず、ユリアの胸を小突いてくる。
(あっ…)
ユリアは自分の胸が薄いシャツを突き破ってしまうのではないかという錯覚を覚えた。
それほどユリアの乳房は硬くなっていた。
アンダーバストから張り詰め上を向いているようだ。
胸全体がつんと上を向き存在を誇示している…持ち主であるユリアの意思とは無関係に。勝手に。
(あ…)
ユリアはあることに気がつき唇を噛み締めた。
張り詰め上を向いているのは胸だけではない。
乳首もすっかり硬くなり上に向かって勃っていた。
5
外は既に初雪を観測する寒さだったが、彼女が今いる場所はむっとする不快な熱気が充満している。
その面積にはあまりに多すぎる人口がその狭い銀色の箱の中に密集しているため
車内の温度は汗ばむ程だ。
特にユリアなどはさっきから胸を小突かれ続けたせいで、体内の温度が2,3度は上昇したようだ。
頬が火照り頭もボーっとしている。
(冷たい!)
突然背中に氷を突っ込まれたようだ。一気に頭が冷め、体が冷えていく。
タイトなスカートとストッキングで覆われた太腿に、突如冷えた感触を感じ、ユリアはびくんと身を竦ませた。
すぐに、わずかに開いた自分の脚と脚の間に、誰か他人の手のひらが侵入したのだと気づく。
大きな筋ばった指がぴったりとユリアの腿に押し当てられていた。それが上下にゆっくり動く。
(うっ…!)
まるで蜘蛛が皮膚の上を這っているような感触にぞぞっと鳥肌が立つ。
蒸れるほど汗ばんだ肌の上を乾いた冷たい指が動き回る。ゆっくりとなぞるように。
しかもそれは徐々に太腿の上のほうへと這い登ってくるようだ。
(な、何…これ…まさか…痴漢?)(いやでも単に混んでるからかもしれないし…)
そう、今自分の胸に肘を押し付けているサラリーマンのように。彼の肘も未だユリアの胸に当たり続けている。
痴漢?痴漢じゃない?
ユリアの思考は、ひとつの可能性とその否定の間を行き来する。
根拠もなく他人を疑うのはよくない。何せラッシュなのだ。図らずもこんなことになってしまうことだってある…かもしれない…
と、胸に肘を当てられ太ももをまさぐられるという状況にありながらも、ユリアが思い直した瞬間。
ついさっきまでユリアの太ももを這っていた手が、パッと腿から離れた。
そして、すぐにショーツの中に潜りこんでくる。
その俊敏さは実際の蜘蛛並だった。
ユリアの性器は、大人の男の手のひらの中にすっぽりと納まるほど小さい。
先ほどまでピッタリとしたショーツに覆われていたユリアの性器は、今筋張った男の手で覆われていた。
(…あ…あ…)あまりのことにユリアの思考はストップしていた。口だけでなく脳も言葉を紡ぎ出せない。
ワレメを守るように密生しているヘアを男の指が軽く引っ張った。
(ひぎっ!)いきなり電流を流されたようだ。違うのは本当に電流を流された場合と違い、苦痛だけではなく幽かな甘美な快楽があるところか。
つんつんと軽く引っ張ってみたり放してみたりを繰り返す。そのたびにゆるい電流がユリアの体に流れる――――――。
(…どう見ても痴漢です本当に…)
展開する現実についていけないせいか、ついふざけてしまう。だが、おちゃらけていられる状況ではない。
そうだ足を閉じてしまえばいい。
ユリアは朝8時半の山の手線内で右隣に立つ男にウォークマンの音楽を聞かされ、左隣に立つ男に肘をノーブラ状態の胸に当てられ
背後の男にショーツに手を突っ込まれ陰毛を引っ張られているという状態の打開策として、足を今以上にぴったりと閉じるということを思いついた。
左足をそっと右に持って行き右足も左に合わせようとする…こうすれば…。
だが、ユリアの足はそこで止まってしまった。
6
これ以上足を動かせない。
いつの間にか、何者かの手がもう片方の脚にも潜り込んでいた。
太ももを手で固定しユリアに脚を閉じさせないようにしている。
そして、ユリアの脚をつかむと、今ユリアが脚を持っていった方向とは逆の方向に思い切り引っ張った
要するに脚を無理やり開かせたのだ。
(ああっ!!)勢いで思わず足をすべらせそうになる。
せっかく足と足の隙間を縮めていたのに、これでユリアの足はこれまで以上に開いてしまっていた。
(いや!)
せめて少しでも足を閉じようとユリアはもがく。だが、男の手がしっかりとユリアの足を押さえつけていた。
力を入れてユリアの足を押さえ、ユリアに足を閉じさせないようにしている。
(こっ、こいつ…!)
憤怒で頬が再び熱くなる。
だが、男の手はユリアの憤りなど素知らぬふりで、片方の手でユリアの足を固定したまま
再びもう片方の手をユリアの下着の中に割り込ませてきた。
さっきよりも足が開いているので、当然ワレメも開いてしまっている。
やや大きめの肉厚の花びらがワレメの間から顔を覗かせていた。
それに男の指がダイレクトに触れた。
そしてそれをつまんで引っ張った、かと思うと親指と人差し指でくりくりとこね回す。
(…っっっ!)
ただでさえ敏感な部分に直接触れられているだけでも反応を示してしまうというのに、
さらに刺激を加えられてはたまらない。
ユリアは何とか足を閉じようともがいた。だが、ガッチリと押さえられた足はまったく動かせない。
(あっ!?)
先ほどまで混雑と電車の揺れのせいでユリアの胸に肘が当たってしまっていた、左隣に立つサラリーマン。
彼の肘、はさっきまでは電車が揺れる時にユリアの胸に比較的軽く当たる、程度だった。
それは仕方ない部分もある。なぜから、彼はユリアの頭の上のつり革を握っていたのだから。
だが、ユリアが背後の男に気を取られている間に、彼の肘はいつのまにかユリアの胸のあたりから下ろされていた。
そして代わりにその手はユリアの胸のやや下あたりに置かれていた……つまり、もろにユリアの乳房に。
7
しかも先ほどとは違って胸に触れているのは肘ではない。手だ。
もはや触れているというレベルではなく、はっきり<触っている>というべきものだった。
背後の男と同じく左隣の男の攻撃もまた唐突だった。
今までは触れているだけだったその指を、ユリアの柔らかく弾む皮膚に食い込ませてきたのだ。
(…う、嘘!?)
さっきまで意図して自分の胸に触れているのではない痴漢ではないと判断した男が――今、自分の胸を揉んでいる。
しかも最初は遠慮がちにそっと胸の下部あたりにそっと添えられていただけだったが、今、男の手はユリアの胸の上で
大きく手のひらを広げ、乳房全体をつかんでいる。
振り払えるものなら今すぐ振り払いたい。
だが、ここは乗車率120%の電車の中。文字通りすし詰め状態の中では男の手を振り払うどころか首を回すことさえままならない。
(うっ…!)
ユリアに攻撃を加えてくるのは、左隣の男だけではないということを、失念していた。
ショーツに潜り込んだ背後の男の指は、まるでユリアが左隣のサラリーマンの指戯に気を取られていたことを責めるかのように
より激しく動いた。
つまんでいた肉びらを軽くなぞると、その指は女がもっとも感じる部分を見つけ出す。そしてそこに、触れた。
(――っ!)
電流のような震えが下半身から頭の先に走り抜け、体内の温度が一気に上昇していく。
親指と人差し指でをつまんだそれを上から下にゆっくりと擦り上げる。
「…っ…あっ…っん…」
唇を噛み締めていても喉の奥から搾り出すような声が漏れてしまう。
開いた淫口からじんわりと熱いものが滲み出す。
きゅっきゅっきゅっ―――。
男の指がユリアのクリトリスを弄るペースが先ほどより少し速くなったようだ。
(あっ…ああ…いや…)
ぬめぬめとした熱い液が、自分の性器から湧き出してくるのがはっきりとわかる。
前述したように、ユリアが今日履いている下着はファッション誌を買った際付録として手に入れた
ライトグリーンのメッシュ地のショーツだった。
経費削減のためかデザイン性の追及のためかは不明だが、このショーツ、
ろくに布も使わない荒い目のメッシュで、その網目から皮膚がかなり露出している。
さすがに股間が当る部分は布が申し訳程度についており、器官を保護しているが、その生地もかなり薄い。
そう、それは股間から滲み出た体液がすぐにショーツの外に漏れ出してしまうほどの薄さだった。
ユリアの淫口から滲み出た粘液で既にショーツはぐっちょりと濡れ、肌にへばりついている。
今やべっとりと肌に張り付いたショーツはもともと生地が薄いこともあり、すっかりユリアの性器の形を浮き上がらせていた。
ユリアの胸の感触を楽しんでいたサラリーマンもユリアの特に感じる部分に目をつけたのだろう。
その指の先でおもむろにユリアの乳首をつまみ上げると、くりくりと指の腹で転がしては楽しむ。
(……っ!)
体全体に大きな痙攣が走る。
(あっああ…いや…いやあ…誰か助けて…)
8
朝っぱらから満員電車という密室の中で、密集した他人の肉体によって自由を奪われ、たまたま左隣にいただけの男に胸を揉みしだかれ
乳首をつままれ、たまたま後ろにいただけの男に花びらを散々触られた挙句クリストリスをしごかれている……
こんなに屈辱は未だ体験したことはない。
だがユリアがもっとも嫌なのは、見も知らぬ通りすがりの男に胸を触られ性器を弄られていることではない。
最も屈辱的な事実――それは、見知らぬ男に胸を触られクリトリスを弄繰り回されてもなにひとつ抵抗できず
あまつさえ、その辱めに自分が性的に感じてしまっていることだった。
――コリッ。
また男の指が充血しきったユリアのクリトリスを弄ぶ。
(あうっ…ああ…)
屈辱で視界が白く染まっていく。
(も…いや…誰か助けて…助けてえ…)
今日はここまでです。まだ続きます。
コピペするのに時間かかってしまい、レスとレスの時間が開いてしまいました。
もし今投降をお待ち頂いた方がいたらすみません。
GJ!
続きを期待してます。
ノーブラタンクトップってありえなくてエロイw
一つ気になったのは7の
>前述したように
が小説の表現としておかしいかな。
でも全体のレベル高いです。
GJ!なんだが…名前からどうも北斗のアイツを想像してしまうw
名前のせいでどうしても南斗の甲冑女将が思い浮かんで、
次に北斗神拳伝承者が痴漢の手をがしっと掴んでたわばぁ!と爆裂させる絵が頭に浮かんで離れない。
どうせなら巨大な黒馬が出てきて獣姦までいってくれたら神だなと虚ろに思う。
>>419 >前述したようには小説ではおかしかったですかΣ(゚д゚lll)
教えていただいてありがとうございます。
>>420-421 名前は東欧のユーリアという女性名を日本風に直してつけただけなんですが
(北斗云々は全然知らなかった)
特定の固有名詞と被ってしまったんですね…次から名前変えたほうがいいでしょうか?
>422
GJ!
別に『前述したように』はおかしいと思わなかった
同じ表現を使うよりは断然いいような気がする、というか自分もよく使うww
名前のことも考えてくださってるみたいだが
萌えをくれる職人さんには、是非伸び伸びと書いてもらえたら
読み手としてはそれで嬉しい、と思う
個人的意見でスマソ
続きもwktkしつつ待ってますノシ
424 :
名無しさん@ピンキー:2005/12/19(月) 21:46:13 ID:mvfi6H+b
なんだこれ
ホックをとめるのがめんどうだからノーブラだった? はあ?
Fカップの女がノーブラで階段駆け上がったらどうなるか
童貞でもわかるだろ
急ぐならまずフルカップで固定だろ
ご都合主義すぎ
425 :
名無しさん@ピンキー:2005/12/19(月) 22:45:08 ID:c5ugJGfF
↑それなら、みなければいいじゃん。
しこりネタ探しにきて批判するなよ。キモオタ野郎
426 :
名無しさん@ピンキー:2005/12/20(火) 00:55:24 ID:Rg/djSKC
そう言う話なんだから気にしないで良いじゃありませんか
GJですね(≧ω≦)
痴漢ってファンタジーでしょ?
>>427同意
そもそも痴漢に触られて濡れるなんてありえんしな。
いちいち突っ込んでたら話が進まない。
ところでFカップがノーブラで階段を駆け上がる動画をくれ
>乗車率は100パーセントどころかゆうに120パーセントはありそうだ。
一応突っ込んでおくと、その程度の乗車率ではスカスカもいいとこなんだよね。
普通100パーセント=空席なし って感じだから。
都市近郊では200パー超えはざらですよ。
431 :
名無しさん@ピンキー:2005/12/20(火) 16:02:49 ID:1c05HC/Z
要するに、痴漢なんかどうでもよくて、ノーブラが好きなだけなんでしょ。
200パーくらいでようやく身動きできないくらいだな
本当にひどいと300くらいいくし
良いじゃん抜ければ
そうだ!読んだ人間が萌えればいいじゃないか!
職人さんに申し訳ないとは思わないのか!
職人さん、がんがって下さい!
おまえわざと荒らそうとしてるだろ
もっとやれ
436 :
名無しさん@ピンキー:2005/12/21(水) 22:56:59 ID:MJLi7aKn
常に軽く荒れてんな
まぁ、荒れてようが質の良い投下がありゃいいけどさ。
投下する側にメリットが皆無だから
いずれ質の高い職人が居なくなりそうだ。
ちょっとでも抜けないモンを投下すれば情け容赦無く叩かれ
クオリティ高い投下をしても、「GJ、次もたのむ」だけだしな。
事実、ライブ痴漢とか浴衣とか、愛想をつかして居なくなっちゃたし
437 :
名無しさん@ピンキー:2005/12/22(木) 01:10:10 ID:SKXjKI/9
浴衣は居るでしょ
個人的に水島亜弥の作品の
続きも見たい。もちろん浴衣も
【 痴漢魔II 】
私は佐々木デビ子、10万13歳の女の子。
今年から魔界第三学園の中等部に通うことになりました。
初めての電車通いだからでしょうか、お母さんも心配してます。
「デビ子、スカート短すぎない?」
「うんん。これ以上長くできないの。校則だから」
校則でスカート丈は股下5cmと決まっています。
何でそうなのかは知らないけれど、校則だから仕方ないんです。
「いってきま〜す」
スカートを押さえながら私は駅に向かいました。
魔界の風は意地悪だから、押さえてないとすぐにスカートをめくられちゃう。
でもこの時まだ私は気付いてなかったんです。
電車の中に巣食う、もっと意地悪な存在に・・・・・・。
続き期待
440 :
名無しさん@ピンキー:2005/12/23(金) 12:36:41 ID:kUk55ryh
【 痴漢魔II 】
電車に乗り込むと、すぐに異常な空気に気が付きました。
まばらな乗客の視線は、車両の隅に立つ小太りの男と高等部の女子生徒に集中しています。
小太りの男は白塗りの顔に金髪を逆立ていて、どう見ても変質者です。
女生徒は顔を赤らめ、うつむき、両手で鞄を持って男に背を向けています。
どうやら痴漢にあっているようです。
私と同じ濃紺の制服の短いスカートの上から、男にお尻をさわられてます。
男の武骨な手は女生徒のお尻をサワリ、サワリとゆっくりと撫で回します。
手の平全体で押し付けるように、吸い付くように密着させたままお尻を撫で上げるので
その度にスカートがめくり上がって薄水色の下着がチラリ、チラリとしっかり見えてしまってます。
それを知ってか知らずか、女生徒は手の動きに苦悶の表情を浮かべて反応します。
女生徒は抵抗もできず、時々足の踏み位置を少し変えたり、体をモジモジと動かし続けています。
なぜ女生徒は逃げないのでしょうか。
なぜ誰も助けてあげないのでしょうか。
渡る世間は鬼ばかりです。悪魔ですけど。
そうして私が呆然と見つめていると、なんと痴漢の男と目が合ってしまいました。
私はとっさに目をそらしましたが、手遅れです。
気付いた男は目をくわっと見開き、大きな太い声で言いました。
「お前にも痴漢してやろうか!」
442 :
名無しさん@ピンキー:2005/12/23(金) 21:48:03 ID:FLty0D3j
もうしばらく高校生をいたぶってください。
お前も蝋人形にしてやろうか!
【 痴漢魔II 】
男はそう言ったものの、目の前の女生徒への痴漢を続けます。
まず大胆に薄水色のパンツを半分ほど下ろし、地面と水平に引っ張り寄せました。
女生徒はビクっと腰を逃がそうとしますが、逆に強い刺激を受けてしまい、また腰を戻します。
男はピクピクと動くお尻をマジマジで見つめたあと、今度はパンツをゆっくりと下に引っ張りました。
パンツが完全に脱げてしまいそうになり、女生徒はあわてて膝を曲げて防ごうとします。
すると男はすかさずパンツを上に引っ張ります。
「ヒャッ」
女生徒は思わず声をあげ、膝をまた伸ばします。
しかし女生徒の膝が伸びきった後も、男はパンツの引っ張り上げをやめません。
薄水色のパンツはTバックみたいになり、
やや前かがみになった女生徒の、乱れた短いスカートの中からは白いお尻が露になります。
それでも男はまだパンツの引き上げをやめません。
今度はパンツを小刻みに引き上げ、女生徒の恥部を攻撃してるみたいです。
「もう許してぇ・・・」
蚊の鳴くような声で女生徒はつぶやきました。
すると男は急に思い出したように、私の方を見て言いました。
「お前にも痴漢してやろうか!」
しかしスレ立ってからまだ、
痴漢視点のSSって出てこないな。
やっぱり萌えないもんなのかなあ。
女性の心理が出てこないってのは。
主役は女性、痴漢は脇役
それが痴漢小説というもの。
447 :
名無しさん@ピンキー:2005/12/24(土) 00:25:02 ID:ng5y6oRG
痴漢さんガンバレ
448 :
名無しさん@ピンキー:2005/12/24(土) 12:12:02 ID:qqMLR+Ns
私は今日も、特急の満員電車に30分揺られ
会社に出勤しなければならない…
予定では、今日から休みだったのに
ミスがみつかって、有給が取り消されてしまった。
扉のガラスに体を押しつけられ憂欝に考える
(あ〜ぁ、ついてな〜い…)
鞄を両手に抱えて、ため息をもらす。
ごそごそと後ろが動く…手かな?鬱陶しいな…
もう一度、盛大なため息をついた途端だった
手はいきなり、私のハーフコートの上から
お尻を鷲掴みにした!
驚きの余り声もだせなかった…
手はぐにぐにと、お尻を揉んできた
(やだ…痴漢?…うそ…まだ駅まで
20分以上停まらないのに…冗談でしょ…)
手は揉むのを止め、もぞもぞと蠢いて…
(やっ……スカート…捲られてるっ!)
手がパンストの上から、お尻を撫で擦ってく
恥ずかしさの余り、顔を鞄に埋めて我慢する
手はパンストの中に入り込んできて
直に触り始めてきた…
なあに、かえって免疫力がつく。
450 :
名無しさん@ピンキー:2005/12/24(土) 12:54:01 ID:qqMLR+Ns
手は二三度、強くお尻を揉んでから
割れ目をなぞってきた…
手が、ぐいっと差し込まれ指が…
指が、一本おまんこに入ってきた
(最近、彼氏と会ってないのにやだぁ…)
指はぐじゅぐじゅと蠢き、突いてくる
(やぁっ…声が出ちゃいそう…
どうしよう…キモチ良いよぅ…)
足を広げると、指が二本になって責めてきた
下着の中は、熱く蒸れてぐちゃぐちゃだった
(恥ずかしい…こんな…電車の中なのに
痴漢されて、キモチ良いなんて…私、まるで…)
「淫乱…」
背後から、小さく囁かれた…
顔がカッと紅くなって、鞄を握る指に力が入る。
それなのに、腰がゆっくり動いてしまう。
怖くなって鞄から、顔をそっと上げると
目の前の若い男性と目が合った…
ニヤニヤしながら、ぐっと顔を近付け
耳元に囁いてきた…
「すげぇ、ものほしそうな顔してるぞ…」
451 :
名無しさん@ピンキー:2005/12/24(土) 13:25:26 ID:qqMLR+Ns
手が、パンストと下着をずり降ろしてく
痴漢されて、びちゃびちゃになったおまんこに
チンチンがあてがわれ、一気に入ってきた
指はお尻の穴を、いじってきた
前も後ろも責められ、声を我慢するのがやっとだった
体の中で擦り合わされ、あっと云う間に
上り詰め、達してしまった…
声を押し殺し、男に中出しされて
ぐったりとしていると、手は下着やパンストを
ずり揚げ、スカートを整えていった。
(電車の速度が落ちてく…駅に…着く…)
了
452 :
名無しさん@ピンキー:2005/12/24(土) 13:27:33 ID:qqMLR+Ns
お目汚し、失礼!
書き逃げするっす。
>>452 マジで汚された、つまんないし萌えない。
【 痴漢魔II 】 〜第 I 章〜「お前にも痴漢してやろうか」
男はそう言うと短い足でノッシノッシと近づいてきました。
私は逃げようととっさに車両の扉に向かいましたが、既に閉まってました。
とっくに電車は動き出していたのです。
気がつくともう男はすぐ近くに来ていて、ガッシリと腕を掴まれました。
私はもう怖くて何もできません。
男に引っ張られるまま、車両の隅に連れて行かれてしまいました。
そこに着くと男はすぐに私のお尻をさわってきました。
初めてお尻をさわられてビックリしました。怖くて声も出ません。
こうしてさっきの女生徒と全く同じ構図になってしまったのです。
さっきと同じように、男はスカートの上からゆっくりとお尻を撫で回してきます。
生暖かい手が動くと、ゾワゾワととても恥ずかしい気持ちが背筋を走ります。
少しでも手を止めて欲しいのですが、男の一撫でがゆっくりで長いんです。
さらに男の大きな手の平は、私のお尻を逃がすまいとピッタリはりついて、離れないんです。
お尻をさわられながら周囲に目で助けを求めましたが、誰も助けてくれません。
視界に入ってくるのは軽蔑の視線、冷たく顔をそらす者、
そして好奇に満ちた下品な表情ばかりでした。
先ほど被害にあってた高等部のお姉さんも目で探しましたが、見事にいません。さすが悪魔です。
しかし痴漢は私に落胆する時間も与えてくれませんでした。
あの手この手で私のお尻を攻撃してくるのです。
急に今までにないくらい大きな弧をお尻に強く描いてきたり、
私のお尻の一番柔らかい所を、潮の満ち引きのように強弱をつけて集中攻撃してきたりもします。
予想のできない刺激に、私は時々つま先立ちになってしまいます。
息も上がり、頭の中が混乱します。
もう恥ずかしくて泣きそうです。
いったいいつまで私のお尻をさわり続ける気でしょうか。
【 痴漢魔II 】〜第 I 章〜「お前にも痴漢してやろうか」 その2
ずっと痴漢行為に耐えながらそう思っていると、急に私のお尻をさわる手が止まりました。
暑苦しい男の手が離れ、なんだかお尻が涼しいです。
痴漢を一通り終え、満足したのでしょうか。
痴漢も同じ悪魔の子、ひょっとしたら私の泣きそうな顔を見て許してくれたのかも知れません。
怖いのをガマンして振り返ってみると・・・・・・
なんと男が私のスカートをめくっていたのです。
痴漢を終えるどころか、逆にエスカレートしています。
男に短いスカートの裾を掴み上げられ、私の真っ白なパンツが丸出しです。本当に困ります。
恥ずかしくてすぐに片手で押さえました。怖いので後ろを向いて。
でも男の力が強くて、一向にスカートを下ろせません。
パンツ丸出しでモジモジと抵抗する私を眺めて、他の乗客がニヤニヤしています。
たまらず鞄から手を離し両手で押さえにいったところで、
やっと男は手を離してくれました。
私が鞄を拾い、一息ついていると・・・・・・またです。感覚で分かります。
振り下ろすようにそっと後ろに手をやると、やっぱりめくられたスカートに当たります。
また片手で押さえますが、やはり全然下ろさせてもらえません。
私はパンツ丸出しのまま、腰を左右に振ったり、急にしゃがんでみたりしますが、
私の力ではどうにもなりません。
皆にパンツも見られて、本当にミジメです。
しばらくすると男がわざと手を離してくれましたが、これではキリがありません。
私はこれから毎日痴漢にあってパンツ丸出しで通学するのでしょうか。
そんなのイヤです。
私は勇気を振り絞り、声を出してみることにしました。
「あ・・・あの・・・・・・やめ・・・」
「魔界少子化防止法!」
男にさえぎられました。
「魔界少子化防止法第三条!婦女子は痴漢に抵抗してはならない!」
この男はいったい何を言っているのでしょうか。
どんどん趣旨が分からないスレになっていくが、
とりあえず舞台が電車で萌えればOKということだな
457 :
名無しさん@ピンキー:2005/12/25(日) 10:12:53 ID:WZEhDjhH
スレ2、現在までの投下者リスト
浴衣(漆戸美穂)
ユリ
遙
青江(優香・ライブ痴漢)
水島亜弥 25歳(人妻脅迫)
激
浴衣(及川真理・囮捜査)
523(三條梓・スウィートガール)
蚕(矢田圭・なごり雪)
1(彰子)
410(朝比奈ユリア・痴漢ラッシュ)
438(佐々木デビ子・痴漢魔U)
458 :
名無しさん@ピンキー:2005/12/26(月) 02:21:07 ID:8OoqDua+
浴衣さんは、もうこないのかな?おもしろい展開だし、逆襲するとこまでみたかったな
【 痴漢魔II 】〜第 II 章〜「魔界少子化防止法」
「生徒手帳にも校則で書いてあるだろ。見てみろ」
男は自信満々に言い放ちます。
そんなバカな事があるわけありません。
鞄から手帳を出して確認してみると・・・・・・
普通に後ろのほうに書いてありました。
『痴漢に抵抗をした生徒は退学の上、人間界に追放す』
これで高等部のお姉さんも抵抗できなかったというのでしょうか。
ちなみに私がこの記述を見つけるまでの間、男はずっと私のお尻をさわってました・・・。
私が観念したのを見届けると、男はもうやりたい放題です。
またスカートをめくり上げると、今度はパンツの上からお尻をさわってきたのです。
・・・気持ちいい。初めてハッキリそう思ってしまいました。イヤなのに。
私がはき心地の良いパンツをはいてるからいけないんです。
肌触りの良い生地をお尻の上ですべらすように動かされ、頭がどうにかなりそうです。
それに男の魔の手から私のお尻を守るのは、もうこの薄い布一枚だけ。
私のお尻はどんなささいな刺激にも敏感に反応してしまいます。
【 痴漢魔II 】〜第 II 章〜 その2
ガタンゴトン・・・ガタンゴトン・・・
電車の振動さえ、男の手の平を通してお尻に伝わってきちゃいます。
男が指の腹で私のお尻をスルリと撫で上げると、
お尻の肉はビクンと勝手に持ち上がってしまいます。
スルリ、スルリ、スルリとやられると、ビクン、ビクン、ビクンです。
私の意思じゃないんです。仕方がない事なんです。
そのくらい私のお尻は敏感になってしまっているんです。
男は私が刺激に慣れないように、巧みに手の平と指先を使い分けてきます。
手の平全体で強く撫で回したり、指の先だけで小刻みに撫でたり、
手の平で撫で回しながら指で私のお尻をツンツン突き上げてきたりします。
これには思わず何度も声が出そうになりました。
いつまでも私のパンツをすべらせ続ける男の手からは、高い体温が伝わってきます。
熱は恥ずかしさと一緒に、お尻から全身に広がっていくようです。
熱いんです。私はだいぶ汗をかいたみたいです。
汗でベトつき、パンツのすべりが悪くなってきました。、
すると男は、撫で回すだけでなく、今度はお尻の肉を激しく揉んできました。
柔らかいタッチで、素早く激しく揉んできます。
もみもみ、もみもみ、と上下左右に不規則に揉むんです。
両手で左右のお尻の肉を掴まれ、開かれると、お尻の穴が空気にふれて凄く恥ずかしいです。
男は撫で回すのと激しく揉むのを不規則に執拗に繰り返してきます。私はもう涙目です。
逃げ出したいのですが、法律で決まってるんです。仕方ないんです。
【 痴漢魔II 】〜第 II 章〜 その3
もう汗でパンツはジットリとお尻にはり付いてます。
ひょっとしたら、少し透けているかも知れません。
そんな事を考えているうちに、
いつの間にか男の指が私の一番大事な所に届いていました。
今さらどうしようかとうろたえているうちに、
私の股間を撫でる圧力はどんどん強くなっていきます。
ついに私はアソコまでさわられてしまったのです。
お母さんには何て言えば良いのでしょうか。
男が荒々しく股間を撫でるたび、私の頭の中には理解できない快楽が、
そして股間からはチュクチュクといやらしい音が聞こえてきます。
この液体は汗ではないのでしょうか。もう考えたくありません。
私は凄まじい羞恥と快楽に、思考を押し流されていきます。
チュックチュックチュックチュック・・・この音が頭から離れなくて。
もみもみもみもみ・・・いつの間にかオッパイも揉まれているみたいです。
もうわけがわかりません。感じるままに体をくねらせていると
チュッ!チュッ!チュッ!チュッ! 音が速くなってきました。
ジュッ!ジュッ!ジュッ!ジュン! ああっ・・もう・・・
チュッ!チュッ!チュッ!チュッ!チュチュチュチュチュ!!チュチュチュチュチュチュ!!チュクチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュク
ああああっ━━━━━━んああっ━━━━━━━あぁあぁぁ━━━━━━━━!!!!!!!!!!!!
462 :
名無しさん@ピンキー:2005/12/26(月) 17:32:10 ID:8OoqDua+
支援です
今後、悪魔ならではの展開が広がっていってほしいです。
463 :
浴衣:2005/12/27(火) 00:49:03 ID:eNUdFsjm
>>458 久しぶりに現場から帰宅しました。
全然投下できなくてすいません。
お茶濁しに、4レスだけ投下させていただきます。
464 :
浴衣:2005/12/27(火) 00:50:29 ID:eNUdFsjm
>>370-388の続きから
※
「まだ出すなよ……勿体ない」
筋肉質が、肥満に向かってそう言う。
それから真理の乳房に吸い付いた。
ちぼっ、ちゅぱ、と音を立てて、彼女の乳頭を吸い上げる。
「ぷはっ……あぁ、いい、いい。
前の浴衣の娘より、やぁらかいよ」
べろべろと嘗め回しながら、筋肉質男はなおも真理に語りかけてくる。
「ダメだよ、こういう、オッパイは、隠したら。
ボインには、男を楽しませる義務があるんだよ」
ムチャクチャな論理を垂れ流しながら、
真理の体を粘り気のある唾液で汚していく。
「おい……、豚って呼ばれた仕返ししなくていいのか?」
さっきまで一言も喋らなかった横の男が、肥満に言った。
465 :
浴衣:2005/12/27(火) 00:51:03 ID:eNUdFsjm
横の男の言葉に呼応したかのように、肥満男は
真理の下着から手を引き抜いた。
陰核をなぞる指の感触が心底不快だった真理は、
一瞬だけ開放感を得た。
だが、次の瞬間には、またも男達の強引な手が
彼女の肉体を支配することになる。
肥満の左手が真理のあごを捉え、そのまま彼女の顔を回した。
体は正面を向いたまま、首だけ90度左に回転させられる。
真理は「痛い」と言おうとした。
だが、その言葉が出て行く前に
半開きの彼女の唇は肥満の舌で塞がれてしまったのである。
466 :
浴衣:2005/12/27(火) 00:54:01 ID:eNUdFsjm
言葉を発しようとした真理の上唇と下唇の間に、1センチの隙間が出来た。
そこを目掛けて、肥満が顔を寄せる。
男の分厚くて、ぎらぎらと光る唇が、べたっと真理の唇に吸い付くと同時に
煙草の匂いのする舌が、ずぼっと彼女の口内に滑り込む。
「お、ぐぅえッ!!」
獣じみた悲鳴が、走行中の車両に響き渡る。真理の声だ。
彼女はすぐに口を閉じて、顔を正面に戻す。
「おえ、おえッ!!」
舌を出して、唾を吐く。
出来ればすぐにでも口の中を洗浄したかった。
初めて真理の瞳に、じわっと熱がこみ上げてくる。
467 :
浴衣:2005/12/27(火) 00:55:13 ID:eNUdFsjm
敵は待ってはくれなかった。
うつむき、唾を床に吐いている真理の視界に
今度は筋肉質男の顔が入ってくる。
そして彼もまた、開いたままの真理の口にキスをした。
いや、それはキスなんて綺麗なものではない。
女の唾液を吸い、自分の唾液を注ぎ込み、
粘膜の触れ合う感触を得るためだけの行為。
「びちゅ、ぁ、ねじゅ、ちゃ」という、排水溝のような汚らしい擬音。
舌で犯されている。真理はそう思う。
侵されている。冒されている。犯されている。
耐え切れずまた首を回しても、そこにも男の顔がある。
彼女の顔面は、三人の男の舌で余すところなく嘗め回された。
男達の粘っこい唾液を注がれて、真理は口の端から泡を垂らした。
468 :
浴衣:2005/12/27(火) 00:55:54 ID:eNUdFsjm
「俺のこと、ぶ、豚って」
肥満男が、真理の耳元にそう語りかける。
「豚って、言った?」
「言ったねえ、確かに」
筋肉質男が笑いながら、肥満の疑問を肯定する。
「ヒドイよね、人のこと、豚とか変態とか。」
「ヒドイヒドイ。……なあ、豚君」
二人がそろって、肥満に話しかける。楽しそうだ。
肥満は何故かそれに答えない。
ただ、背後から感じる体温が2度高くなったことを、真理は感じ取った。
何か恐ろしい扉が開いてしまったような、そんな恐怖感があったが、
真理にはやはり、それに抗う術がない。
ただ、終点前に待っているはずの仲間たちのことを考えていた。
469 :
浴衣:2005/12/27(火) 00:56:52 ID:eNUdFsjm
すいません、次回こそ本当に完結させます。
仕事がバッタバタなので、年明けになるとは思います。
良かったらどうかお付き合い下さい。
では、失礼します。
楽しみにまってます!
浴衣たん乙
悪魔の人、独特のテンションでオモロイ
472 :
名無しさん@ピンキー:2005/12/27(火) 11:24:52 ID:RGCOMDOr
浴衣さんお疲れさまです。仕事がんばって下さい。
浴衣さんのまとめサイトとかあったら読み返したいですね
473 :
名無しさん@ピンキー:2005/12/27(火) 14:40:38 ID:DN5VkAc8
浴衣のは長いからまとめて読まないと、ワケがわからんことになるからな。
とりあえず浴衣乙。
年明け更新期待大
【 痴漢魔II 】〜第 II 章〜 その4
━━・━・・・・私は膝から崩れ落ちました。
「はーっはっはっは!声を出してイキおったわ!」
私の背後から、男の不自然な笑い声が車内に響き渡ります。
私はガックリとうな垂れて黙ったままです。
「・・・立て」
男が近づきます。
これ以上私に何をしようというのでしょうか。もうエッチな事はやめてください。
男は私の脇の下から両腕を入れて、起き上がらせようとします。
おっぱいをモミモミ揉みながら。
私は体に力が入りませんが、おっぱいを揉まれるのがイヤなので、
頑張って自分の足で立ちます。鞄も拾わずに。
私はちゃんと立ったのに、それでもおっぱい揉みは続きます・・・いやらしい・・・。
セーラー服の下から両手を突っ込んで、
私のBカップのおっぱいをモミモミモミモミ揉みしだくんです。
しばらくして男は十分楽しんだのか、今度は私の肩を掴み、グルンと前を向かせます。
2、3歩離れると男は言いました。
「パンティを脱げ」
「え・・・・・・パンツを?」
「パン・ティ!だ!」
男に訂正されました。凄く怖いです。
475 :
名無しさん@ピンキー:2005/12/29(木) 01:13:36 ID:Gb76U+FE
↑なんだかGJですね
高校生も呼び寄せて3Pに挑戦してほしいな
ご感想ありがとうございます。
皆さんのご要望が反映されるのに時間がかかると思うので気長にお待ちください。
3Pとか悪魔ならではとか、皆さんが忘れた頃にでもひょっこり出てくると思います。
浴衣さま乙
478 :
名無しさん@ピンキー:2005/12/31(土) 02:05:46 ID:jEFYLjXE
神々の皆様。
来年もよろしくお願いしますm(__)m
479 :
名無しさん@ピンキー:2006/01/01(日) 20:37:10 ID:BT4eqayJ
あけましておめでとうございます
浴衣さん、悪魔さん今年もよろしくお願いします
【 痴漢魔II 】〜第III章〜「パン・ティ!」
脱げるわけないじゃないですか。皆見てるんですよ。
私が目をふせて黙っていると、男の手が私の股間に伸びてきました。
「ああっ・・・自分でやります!」
言ってしまいました。怖かったんです。
「自分でパンティを脱ぐんだな?」
男に釘を刺されます。
「はい・・・自分でパンティを脱ぎます・・・」
・・・私はまずスカートの下から手を入れ、両親指をパンティの内側にかけました。
周りに目をやると・・・・・・やっぱり見られてます。
恥ずかしくて、私は顔をそむけます。
意を決して、パンティを下ろし始めると
「おおーっ!」
周りから声があがります。
思わず手を止めてしまいました。
その行為がかえって注目を集めてしまいます。
さっき以上に集中するいやらしい視線の中、私はまたパンティを下ろし始めます。
グッショリ濡れたパンティをゆっくり少しずつ下ろしていると、
少しヒンヤリした感触が私のフトモモを伝います。
膝のあたりまで下ろしたところで、男が言いました。
「そこで止めろ」
私はパンティを下ろす手を止めました。
しかしよく見ると、私の股間に当たって最も汚れている部分の布、クロッチが剥き出しです。
「早く手を離せ!」
うう・・・私はしぶしぶ手を離しました。
白いパンティにくっきり付いた汚れは、誰にでも見れる状態です。
顔を伏せて耐えている私の耳に、どこからか笑い声が聞こえてきます・・・。
きっと私の恥ずかしい汚れを見て笑っているのでしょう。
私は男に目で許しを乞いますが、男の表情は変わりません。
481 :
浴衣:2006/01/02(月) 15:29:16 ID:u9nv+Ej5
皆様あけましておめでとうございます。
今年も宜しくお願いいたします。
>>480 ぶった切りすいません。
「弱みを握られた女が心底嫌でも抵抗できずに……」みたいなSSを
いくつか書いたのですが、適正なスレが見つからないので投下できません。
このスレでも、痴漢で無い以上投下は出来ませんし、どうしたもんでしょうか。
自分でスレ立てるべきでしょうか。
あと、浴衣の三部作は1月5日あたりからぼちぼち投下しようと思います。
))482
トンクス
やっぱ単独スレは立てないほうがいいよな。
484 :
名無しさん@ピンキー:2006/01/03(火) 11:21:02 ID:tTZNt1qU
浴衣さん乙です
別のとこにのせる場合は教えてくださいね
485 :
名無しさん@ピンキー:2006/01/05(木) 20:46:08 ID:l4m2vWzl
浴衣さん待ち
いつのまにか浴衣がさん付けされててワロタ
一目置かれてるのかww
487 :
名無しさん@ピンキー:2006/01/06(金) 19:14:31 ID:usm1+9Ym
おれはさん付けなどしない!浴衣早くしろ!
1月5日あたり――
そういい残して、浴衣は消えた。
二度と、このスレに来ることは無かった。
ただ、微妙にエロい未完の痴漢小説だけを残して。
489 :
名無しさん@ピンキー:2006/01/06(金) 21:54:43 ID:RWLuCKeL
1月5日「あたり」だろ
4日かもしれないし7日かもしれないし
まあ自分は気楽に待ちますよ
490 :
浴衣:2006/01/07(土) 01:28:09 ID:t9GO0JIW
投下遅れてスマンス
気長に待っていていただけると嬉しい
>>487 ウス、スイマセン、急ぎます
>>488 勝手に人を立ち去らすなww
しかも小説調にwww
>>489 もしかしたらもっと遅れるかも知れません
申し訳ない……
とりあえず俺のちんこはお前を待ってるからがんばれよ
492 :
名無しさん@ピンキー:2006/01/07(土) 22:01:30 ID:s6wwtMc/
来年の1月5日までなら待ちますよwwwww
浴衣さん
貴方のSSは好きです。
だからこそ申し上げますが、2ch歴は浅いのでしょうか?
全レスなど、2chだからこそ嫌われる行為というのがあります。
どうかランクアップしてしまわないよう気を付けてください。
邪神認定、儲の擁護、アンチの叩き、祭り、神退去となった例が
とてもたくさんありますから。
494 :
浴衣:2006/01/08(日) 18:52:30 ID:SoVaily9
>>493 有難う御座います。
2ch歴は4年目になります。さすがに初心というわけではありません。
ただ、このエロパロ板においてはかなりの新参です。
板の特性を考えず、いつも行く板と同じノリでレスしていました。
考えが浅かったと思います。むしろ「全レスしろ」と言われるような場所に居たもので。
言われて見れば、確かに投下者の強い自己主張は不要です。
以降、投下以外のレスは可能な限り控えたいと思います。
ご忠告有難う御座いました。
>>494 > 「全レスしろ」と言われるような場所
…なりきり?
同じ考えが浮かんだw>なりきり
マターリ投下をお待ちしていますよ、と。
497 :
名無しさん@ピンキー:2006/01/12(木) 01:50:39 ID:Pzqrf3g5
あげ
498 :
名無しさん@ピンキー:2006/01/12(木) 21:07:18 ID:oJUBdSAg
おいおまいら、今からNHKで痴漢特集をやるぞ!
SSの参考になるかもしれん。とりあえず俺は見るw
結論:男を見たら皆痴漢と思え。怪しいと思ったらとにかく通報汁。
2ちゃんでですます調使うヤツって、半分が初心者だよな。
でもって、気色悪い尊敬語や謙譲語使うヤツは8割方厨で、
さらに全レスしたり簡単に釣られたりするヤツは、99%リア厨。
自分の知らないジャンルの板にいってちょろっと質問する時なんかですます調使うけどね
レス返ってくる可能性増えるし
つ〜か
>>500は釣りなんだよな?な?
502 :
浴衣:2006/01/13(金) 01:06:23 ID:j3Rtz6nZ
>>500 概ね同意だが、このスレは前スレから投下者がみんな
丁寧語で話してたから、そういう空気になってるよな
なんか投下する側は「投下させていただきます、お目汚しすいません」みたいな。
俺エロパロ板慣れてないんで、そうしなきゃいけないのかと思ってさ
>>494みたいなヤバめの丁寧語使ってたんだけど
元がガ板とVIP常駐なもんで、ちょっと無理が出てきた
それで「2ch初心」とか言われるから困るwwww
スマンがもうこのスレを去ります
今書いてる及川真理だけ完結させるので、それで勘弁してくれ
無理は体によくない
森へお帰り
>>浴衣さん
痴漢のは3部作でしょう少なくとも俺は最後まで見たいから
今のだけじゃなく次のも書いて欲しいな
浴衣さんが無理なら受け止めるけど・・・
規制から帰ってきた
浴衣が嫌なら仕方ないが
待ってる奴は待ってるから、よろしくお願いします
507 :
新人:2006/01/15(日) 13:35:41 ID:lb1Eh6h4
暇すぎてエロイ気分になったので何か投下したいのですが希望のシチュとかありますか?どんどんどうぞ
ぜひ男の指に屈服する女を描写してください!
満員電車か人ごみかエレベーターなど人が密集している場所を
絶対落ちない固い意志をもった強い女が落ちてくさまを見たい。
健気な若妻(エルメス)が電車の中で酔っ払いの痴漢に落とされるさまが見てみたい
511 :
名無しさん@ピンキー:2006/01/16(月) 20:40:48 ID:YLGkFV2+
やっぱり女子高生お願い
清楚で感度がいい女の子が、いかされまいと必死に耐える。
ローターでイタズラしちゃってるとか
514 :
名無しさん@ピンキー:2006/01/18(水) 23:39:12 ID:czBTxC+r
俺も浴衣さんのファンだったのに残念です
浴衣さんにはここにずっと残って欲しいんだがなぁ・・・
516 :
名無しさん@ピンキー:2006/01/22(日) 18:54:42 ID:LtKwvaJR
age
517 :
名無しさん@ピンキー:2006/01/25(水) 21:32:22 ID:dZ/EnZVm
そして誰もいなくなる
('A`)センチメンタルフー
519 :
名無しさん@ピンキー:2006/01/27(金) 01:45:17 ID:mVxX+SyL
誰かこいこい
520 :
名無しさん@ピンキー:2006/01/28(土) 22:54:43 ID:GSbvpzU3
Щ(・Д・Щかも〜ん
521 :
名無しさん@ピンキー:2006/01/29(日) 08:29:12 ID:U0lSTA3m
誰もいねー
コレ意外と書いてみるとネタが無いもんだなぁ・・・
痴漢だけだと単調になっちゃうし、
かといってバリエーションつけると風情が無くなるし。
何気にムズいジャンルだ。
とりあえず、
>>508-513みたいなネタ出しをどんどこやってもらえれば、
その中で「これなら書ける!!」というものが出てくるかもしれないので
ドンドコ出してくれ
525 :
浴衣:2006/01/30(月) 00:14:39 ID:BVvynYLt
>>502で「去る」って明言しといてまた参上。
もうVIPと同じノリで行きます。
浴衣の三部作が死ぬほど行き詰ってしまったので
ちょっと別の奴を気分転換に書いています。
今週中にはお届けいたします。
最近投下がめっきり減ったので、ちょっと活性化になればと。
やたーーー
待ってたよ
もう俺の中では3部作って言ったら浴衣か旧SWかってぐらいだから
久々に覗いてみたら・・・!!
浴衣帰ってきてくれてありがとーーー゚・(ノД<。)・゚。
もうアンタが書いてくれるのなら何でもいいよ
529 :
名無しさん@ピンキー:2006/01/30(月) 19:23:27 ID:xjMxStM+
キタコレwwwwwといってみたりwwwwwww
530 :
名無しさん@ピンキー:2006/01/31(火) 03:49:32 ID:v8MHphhc
ぜひ女子高生で
浴衣ほどの人でも行き詰まるんだな。なんか安心した
なんだこの異様な高評価は…
浴衣、こんなに人気者だったっけ?
いや、いいんだが、他の人が投下しづらくなるとアレだな。
とある日の、朝。某駅。
周囲にはこれから出勤といった様子のサラリーマンやOL、ちらほらと学生の姿も見える。
…と電車がホームへ滑り込んできた。
窓から見える車内は満員、…いや、既にそれを凌駕している。
扉が開いた。出口から吐き出される人、もう一度車内へと戻るために列に並ぶ人でホームには人が瞬く間に溢れた。
美咲は肩にかけた自分の通学かばんの持ち手をぎゅっと握り締め、動き始めた人の流れに押されるようにして電車内へと足を踏み入れた。
高校に入学して一ヶ月、学校生活にも慣れて真新しい制服も肌に馴染んではきたが、どうにもこの満員電車に美咲は慣れることが出来なかった。
幸い痴漢が多い路線ではなく彼女自身も尻を撫でられる程度なら幾度もあったが取り立てて被害にあったことはなかった。
学校までは20分。途中で三回電車は停車する。
いつものように鞄で胸をガードして女性の近くへと場所を取ろうとした美咲は奥の扉の脇に同級生の千恵の姿を見つけた。
普段彼女はこの時間の電車には乗らないはず。寝坊でもしたのかと考えたが声をかけることも出来ずに電車は発車した。
電車を降りると美咲は続いて降りてくるはずの千恵を待った。
発車ベルが鳴る。だが、千恵の姿はない。
結局扉が閉まり電車は発車してしまった。美咲は電車を見送りながらおかしいなぁと首を傾げつつ一人で学校へ向かった。
「………」
どうしよう、と千恵は見慣れた風景が過ぎ去っていくのを電車の中からぼんやりと見送っていた。
降りられなかった。今日はいつもより遅い時間の電車だからもう遅刻だろうか。
しかし降りるわけにはいかなかった。彼女の膣の中には男の指が二本。加えて他の乗客の視線から彼女を隠すように立つもう一人の男に胸を撫で回されていた。
はあ…と千恵は熱い溜息を吐く。こんなアブノーマルな状況なのに、彼女は興奮しそこを濡れさせていた。
試しに膣に力をこめてみる。男の武骨な指が内壁を擦る感触がたまらない。
指を中に入れたまま男はクリトリスを親指で擦る。ぴちゃりという音が微かに聞こえ、千恵は周囲の乗客にバレてはいないのかと脅え、そして興奮した。
数日前のこと。千恵はネットを徘徊しながら自慰にふけっていた。
気持ちよくはなるが満たされない。そんな空しさを持ちながらぼんやりと飛んだページがネットで痴漢を募集するページだった。
誰かとセックスをするのは怖い。でも痴漢なら…。
昔から触られることに千恵は敏感だった。電車内で鞄が尻に触れるだけで蜜部が湿る程に。
高校から電車通学になったがそんな自意識過剰で感じやすい体が嫌で、いつも早い時間の電車に乗っていた。
気が付くと千恵は路線名、自分の特徴などを書いて掲示板の投稿ボタンを押していた。
画面に表示された文章は自分が打ったとは思えないほど、飢えた女の香りを醸し出している。
目を逸らすようにウィンドウを閉じ履歴を消去した。パソコンの電源を落とし布団に入るとすぐに眠った。
その日の夢は見も知らぬ男に痴漢をされて悦ぶ自分の姿だった。
掲示板に記事を投稿して数日、千恵はやっぱり普段と同じ時間に家を出た。
そして今日、偶然にも寝坊してしまい朝ごはんも食べずに家を飛び出した結果…乗りこんだ電車は彼女が掲示板に書き込んだその時刻、その車両のもの。
だがそんな記事を読んでの偶然なんてあるはずない。こんなに人がいるのに。
千恵のその考え通り彼女の体に触れるものは何一つなかった。彼女が奥の扉の脇の位置にまで押し込められるまでは。
千恵は乗り込んでくる人々の中に友人の美咲の姿を捕らえた。彼女はいつも始業ギリギリに教室に駆け込んでくる。
声をかけようにもすぐに人が隙間を埋め尽くすように乗り込んでくるので叶わない。
諦めて窓から外を見ようとした瞬間、隣に立っている男がずい、と千恵の体に密着してきた。
更に男の手がちょうど千恵のスカートから除く素肌の辺りに当たる。
人肌の何とも言えない感触に千恵は思わず身震いする。ああ、まただ。どうしてあたしはこんなになってしまうんだろ。ただ触れているだけじゃない。
意識しないように流れてゆく風景をぼんやりと見つめるが男の手は太股から離れない。
いや、その手の甲で男は太股を撫でていた。電車の揺れに合わせてさり気なく。しかしその手は明らかに意思をもって動いている。
だが千恵はその現実を直視することができなかった。どうせあたしの思い過ごしにきまってる。
次第に蜜部が熱を持ち始めたことに千恵は気が付いていた。
GJ!わくわくします。
537 :
名無しさん@ピンキー:2006/02/02(木) 00:45:59 ID:F3rebdtZ
続きくれ
538 :
色とりどり:2006/02/02(木) 18:14:19 ID:YFihiJru
マメ単をめくる手は止まらない。
涼子の後ろの席では今にも泣きそうな声で、美雪が朝の電車での出来事を話しているが、一向に試験前の手が止まる気配はなかった。
「……だって……だってスカートの奥まで………手…………入れてきたんだよ」
「野郎ぅ、ふざけたことしやがって。どこのオヤジだっ!!」
演技ではなく心底で怒った声を出し、女性として美雪に同情したのは、またマメ単をパラッとめくった涼子などではない。
男勝りの口調のキャラを裏切らないショートカットの、背が高くていかにも気の強そうな瑞穂だ。
ちなみにシクシクと泣き出してしまった美雪は、対照的に一般高校生女子の平均より背が低く、髪型は可愛くツインテールにしてる。
この間、マメ単をめくる以外は、眼鏡のリムをクイッと押し上げただけの涼子は、長い黒髪の冷たい印象の女の子だった。
接点などまるでなさそうなこの三人。
なのに入学式で出会ってからというもの、どういうわけだか、なぜなんだか、本人達も不思議な、気の合う仲良しさんグループである。
「おいっ!! 涼子っ!! お前は頭にこねえのかっ!! そんなのどうでもいいから、こっちを向けっ!!」
瑞穂は湧き上がる怒りの矛先を、一体どこに向けたらいいかわからない。
否、わかってはいるのだが、その感情を叩きつけるべきオヤジは、目の前どころか、どこにいるのか皆目わからないのだ。
だからこれは八つ当たりというやつなのだが、振り向きもしない涼子の態度が、瑞穂にはとにかく無性に気に入らないのも確かである。
瑞穂は細い肩を掴もうとした。
“パンッ”
だがやはり、振り向きもしない涼子に、軽く手を叩かれ払われてしまう。
でも瑞穂のその行動は、一応は功を奏したようで、涼子はふぅ〜〜と、これ見よがしにため息を吐くと、ゆっくりと後ろを振り向いた。
「うッ!?」
思わず瑞穂は後去ってしまう。
二年生のときだったか、女子高の文化祭だというので、些か羽目を外しすぎた男の子達三人を、キレイに涼子が投げ飛ばしたのは、
瑞穂は今でもはっきりと覚えていた。
資産家の一人娘でもある涼子は、小さな頃から武道を習っているのである。
達人などという大仰なものではないが、将来はそう呼ばれるかもしれないくらいの腕前だ。
認めるのは瑞穂としては、大いに癪ではあるが、学力であれ喧嘩であれ財力であれ、涼子にはとてもじゃないが敵わない。
真に悔しいことだが美貌であれも。
そして絶対に認めないだろうが、そんな完璧なほど完璧な彼女は、瑞穂の憧れでもあった。
引っ込み思案の美雪は言うまでもないだろう。
「ちゃんと聞いてるよ。頭にもキテる。勿論美雪を可哀想だとも思ってるよ。でもね、その話はさ、今日の試験が終わってからにして」
ただこの、合理的というか、事務的というか、打算的というか、そりゃま試験前なんだから、涼子の言い分はごもっともなのだが……。
「お前な――」
「帰りはしばらくの間、美雪の家まで三人で帰ろ」
瑞穂の家は美雪と同じ方向。でも涼子の家は、まったくの逆方向だ。
言いたいことを言って、またとっとと前を向いた涼子の、さらさらの黒髪を眺めながら、二人の顔は自然と笑みの形に綻ぶ。
もっと優しさを巧く表現できたら、本当に本当に完璧なのに、瑞穂は満面の笑顔でそう思った。
539 :
色とりどり:2006/02/02(木) 18:15:11 ID:YFihiJru
電車が巻き起こす風に長い黒髪を踊らせながら、ホームの最前列に立つ涼子は、さりげなく右に左にと視線を走らせる。
「人、多いね」
今日は試験の最終日で半ドン。
いつもよりは、これでも大分人が少ないのだろうが、それでも涼子が普段通学に使ってる路線よりは、明らかに人が多かった。
さすがにサラリーマンの数は、それほど目立ちはしないが、他の学校も試験だったみたいで、ホームは学生服であふれかえってる。
おそらく朝のラッシュ時などは、ギュウギュウで、ちょっとの身動きをとるのも難しいはずだ。
「…………」
隣りにいる美雪を、チラリッと窺い見る。
毎日使って通学しているはずなのに、涼子以上に周りに視線を走らせながら、小動物のようにしきりにオドオドしていた。
誰の目にも《狙ってください》オーラが見えるだろう。
「カモだ、カモがいる」
涼子は聴こえないように口の中で、いまの美雪を見ての、満場一致だろう感想を呟いた。被害者にもこれでは責任がないとは言えない。
まぁそれも、今日だけに限ってなら。
“ボキボキッ……”
ここまでに何回指を鳴らしてるんだと、それこそ何回ツッコミそうになったかわからないほど、気合が入りまくってる用心棒がいる。
痴漢なんてセコいマネはどうせ、気の弱い小心者がやってるんだろうから、瑞穂が傍にいれば近寄りすらしないはずだ。
ほっと胸を撫で下ろす。
自分の出番がないならないほうがいい。
うっかりやりすぎて、ヤワな痴漢に骨でも折られては面倒だ。キレやすいというのは、涼子は自分自身でも重々自覚がある。
「ここは瑞穂に任せたよ」
これも口の中だけで小さく言って、涼子は《朝はどうしよう?》などと、思考のチャンネルを、すでに明日のことに切り替えていた。
でも涼子も、そして瑞穂も、まるで気づいてはいない。
ブレザーの制服に包まれた自分達の身体にも、獲物を見る狩猟者の視線が絡みついてることに……。
540 :
色とりどり:2006/02/02(木) 18:16:17 ID:YFihiJru
息が苦しい。
背が低いので電車に乗るときは、ちょっとでも混んでいると、美雪は人と人の間に、すっぽりと埋まってしまう。
それに加えて今日は、瑞穂がガッチリと自分の身体に腕を廻しているので、胸に顔をうずめる形になって、いつも以上に苦しかった。
でもいくら苦しくても、抗おうとは思わない。
「はぁ……」
自分よりもずっと大きな、そして柔らかな身体に抱きしめられると、何だか母親にされてるみたいでひどく安心する。
美雪は無意識に顔をすりすりと、乳飲み子の記憶でも揺り起こされたのか、瑞穂の豊かな乳房の深い谷間でしきりに動かしていた。
「うん? 美雪、どうかしたのか?」
だが瑞穂の方はといえば、まだなったことのない母の記憶など、当然あるわけもなく、ちょっとだけ身体を離して美雪の顔を覗き込む。
友人と目が合った瞬間、名前の通り白い美雪の頬が、カァーーッと、音がするくらい一気に赤くなった。
「な、なんでもないよ。全然……な、なんでもないから」
言ってささっと、美雪はどう見てもなんでもありそうな、挙動が不審な仕草で、慌てて逃げるように瑞穂から目を逸らす。
「!?」
しかしこういうのを、土壷に嵌るというのか。
美雪は逸らした先で今度は涼子の、ジーーッと冷静に、珍しい生き物を観察するような、そんな視線と目が合ってしまった。
息がかかりそうなほど近くに、綺麗で怜悧な涼子の顔がある。
頬を染めてる赤色の濃度が、はっきりと一段増したのが、美雪には恥ずかしくなるくらいによくわかった。
涼子の視線は《何もかもお見通し》そんな感じでいたたまれない。
別に悪いことをしたわけでもないのに、まるで小さな子供が親から折檻されたときみたいに、美雪はぎゅっと強く両の目を瞑った。
「愛い奴」
“ぐりぐり”
多分こんなに混んでなくて、手が使えたなら、涼子は頭を撫でたんだろう。
しかしこの混み具合では、まともに手も上げられない。
だから涼子はそれこそ、母親が小さな子にするように、ぐりぐりと頭を押し付けることで、同じ歳とは思えない同級生を愛でた。
台詞からすると涼子はやはり、美雪の心中を見抜いてるんだろう。
「うぅッ……」
それを思うと美雪はぐりぐりされる頭に、心地好いものを感じながらも、恥ずかしさで益々身体を硬くすることしか出来なかった。
目も強く強く瞑ったまま。
でもそれだからこそ、気づいたのかもしれない。聴覚はいつもより鋭くなってる。
“ガチャンッ”
どこかで確かに音がした。金属の鳴る嫌な音がした。びっくりして美雪は反射的に目を開ける。
541 :
色とりどり:2006/02/02(木) 18:18:20 ID:YFihiJru
「!?」
驚いた。
さっきよりもさらに近くまで、もう少しでも動かせば、唇が触れそうなほど寄っていた涼子の端正な顔。
知り合ってから彼女が動じたのを、美雪は見たことがない。
それがいまは臆病な自分と同じように――――いや、自分以上に驚いた顔をして、眼鏡の奥の瞳を大きく見開いていた。
「ど、どうしたの涼子ちゃん?」
何故か美雪は、顔を寄せてる涼子にしか聴こえないような、小さな小さな声で話しかける。
その声には心配が滲み出ていた。
自分が涼子に心配されても、その逆、自分が涼子を心配するなど、美雪はいまのいままでちっとも、刹那すら考えたことはしなかった。
そんな有り得ないことがいま起こってる。
「なんでも……ないよ。全然……こんなの…………なんでもないから」
その絶対の冷気を帯びた言葉が、美雪には自分に向けられたものとは、思いたくはないし思えなかった。
視点切り替えが判りづらかったですかね? 続けられたら続きます。
続きキボン!!!!
543 :
名無しさん@ピンキー:2006/02/02(木) 21:46:35 ID:i+7zoc9I
支援
544 :
浴衣:2006/02/04(土) 01:28:53 ID:tKPHqUiE
現在書き途中。「今週中」と言ってあるので、なんとか明日投下したい所存。
ただ、自分でもビックリするくらい前フリが長い。
途方も無く長い。浴衣三部作より長くなってる。
ただ、ここまできたら、自分にブレーキをかけません。
「前フリの退屈な小説もどきをきちんと読むと、後半のエロさがアップする」
というような話にしたいので、残業終わって11時に帰って、1時半まで書いております。
ぶっちゃけ、前フリで30レスあるような話になるんですが、
どうか我慢してお付き合い下さい。(小分けにして落とします)
タイトルは「A Perfect Day for Threater(若妻脅迫にうってつけの日)」。
スレを占領して、他の人の投下を妨げるのは本意ではありません。
548 :
浴衣:2006/02/04(土) 23:36:51 ID:9CPFQA/u
とりあえず10レス投下します。
繰り返しますが、前フリで30レスあります。
今日中に終わらないかも知れません。
「A Perfect Day for Threater(若妻脅迫にうってつけの日)」
549 :
浴衣:2006/02/04(土) 23:37:54 ID:9CPFQA/u
携帯電話が歌いだした。
比嘉瞳は慌ててそれをバッグから取り出し、
ボタンを押して音を止める。
今の携帯電話は、耳障りな電子音ではなく
美麗な歌声で着信を知らせるが、
どちらにしても電車内では迷惑なものだ。
「当電車は梶野発快速、棗行きです。
次は、冨村〜、冨村です。降り口は、左側です」
車掌の気だるげな声が合図だったように、
瞳は座席から立ち上がると、
進行方向を向いて左手の扉の前まで歩いた。
少しずつ、車窓の流れが緩やかなものに変わっていく。
瞳は夫の居る冨村駅のホームに目線をやった。
550 :
浴衣:2006/02/04(土) 23:39:22 ID:9CPFQA/u
ドアが開くと同時に足を踏み出そうとして、瞳は
ホームと電車の間に15センチ近い隙間があることに気付いた。
彼女はつまづかないように、足元を見ながら
ゆっくりと冨村駅のホームに降り立つ。
そんな彼女の背を追い抜くようにして、乗車客達が
ばたばたと下り階段に向かっていく。
冨村から日向線に乗り換えるなら
2分かかる通路を1分半で駆け抜けなければ
次の電車に間に合わないのだ。
この駅が目的地の瞳は、疾走する乗客達の流れの中、
まるで迷子の子供のように立ちすくんでいた。
夫の姿を探して、視線を左右に軽く振る。
551 :
浴衣:2006/02/04(土) 23:40:33 ID:9CPFQA/u
紙コップの自動販売機の横に、見慣れた顔を見つけて
瞳は小走りに駆け寄った。
「この封筒で良かった?」
比嘉寛治は右手を軽く上げて「うん、それそれ!!」と返す。
それから瞳の肩に手を置いて「有難う」と礼を言った。
「悪い、助かった。これ無かったら死んでた」
「あれだけ明日は絶対にこれを持っていく、って言ってたのに
当日になって出てったらソファの上にあるんだもん、笑っちゃうよ」
瞳はそう言って、実際に笑顔を見せた。
「あー、焦った、脂汗一杯かいた」
少しぎらついた額を、寛治は手の甲で拭った。
冗談めかしているが、本当に困っていたのだろう。
片道一時間の道のりをわざわざやって来て夫を助けた自分を、瞳は心中で自賛した。
内助の功、という古めかしい言葉を思い出す。
552 :
浴衣:2006/02/04(土) 23:41:27 ID:9CPFQA/u
「試験近いからな、こういうミスが一番痛いからさ」
瞳に渡された書類を大事そうに抱えて、寛治はため息のように言葉を発する。
「うん、でも無理しないでね」
我ながら芝居がかっている、と思う台詞だが瞳の偽らざる本心でもあった。
夫は少し無理をし過ぎている。
彼女はそう考えていた。
実際、数年前に寛治が生活安全課の課長になってから
倒れこむようにして帰ってくることが増えた。
子供と戯れることも減り、休日に遊びに行く話など
到底振れないような状況が続いた。
不安が表情に出ていたのだろう。
寛治は瞳を見つめると、頭を撫でて「大丈夫」とだけ言った。
553 :
浴衣:2006/02/04(土) 23:42:05 ID:9CPFQA/u
「裕樹はどうしてる?」
「お母さんの家に今預けてる。泣いてなきゃいいけど」
瞳はそう言うと、電線の架かった空を見上げた。まるでそこに息子がいるみたいに。
瞳が二十一の時に生んだ一人息子は、まだ母恋しい年頃で、そのくせ冒険心が強く
デパートや商店街ではぐれてはいつも泣きじゃくっていた。
「裕樹の誕生日は、早く帰ってきてね」
「あ、そうか。もうそんな日か。アイツ、今幾つだっけ?」
「忘れないでよ!! 四つよ。もう」
つい声を荒らげそうになる。
「悪い、悪い。あ、そろそろ時間だな。じゃ、行って来るよ」
「うん……気をつけて」
通勤客の波に乗り、階段を下りていく夫を
瞳はその姿が見えなくなるまで、ずっと見つめていた。
554 :
浴衣:2006/02/04(土) 23:43:29 ID:9CPFQA/u
息子を預けて、夫を送り出した朝。
瞳にとって、完全に一人になれる時間はここしかない。
貴重な自由時間を得た彼女は
今しか出来ないことをしよう、と考えた。
彼女は少しだけ浮つきだした気持ちを抑えて、
ホームの反対側に立った。
電光掲示板を横目でちらりと見る。
次の電車までは五分程度だ。
冬の朝は冷たく、ホームから見える景色に色は無かったが
彼女はその澄んだ空気が嫌いではなかった。
ほとんど化粧をしていない頬に掌をあてて、
は、と息を吐く。白い霧が舞って消えた。
555 :
浴衣:2006/02/04(土) 23:44:16 ID:9CPFQA/u
携帯電話が唐突に平井堅を歌いだしたので、
瞳は再びバッグを開いた。
「瞳を閉じて」は電話でなくメールの着信である。
真っ赤な折りたたみ式携帯をぱか、と開くとそこに
着信メールのタイトルが画面に映っている。
「Subject:Threatening letter」
「From:
[email protected]」
英語のタイトルを見た瞬間、迷惑メールの類だな、と瞳は直感した。
少なくとも友人には、英文のタイトルでメールを送るものは居ない。
それから一応メールの本文を開いたものの、
中身は何も書かれていなかった。
「何これ?」
困惑を思わず口に出す。意味が分からなかった。
556 :
浴衣:2006/02/04(土) 23:46:45 ID:9CPFQA/u
「あ、なに?」
メールに添付ファイルがついていたことに、瞳は気付く。
画像ファイルは自動で開かないように設定してあるのだ。
誰からとも知れぬメールの添付画像を開くことに抵抗はあったが、
本文が無い以上、送り主のデータはここからしか得られない。
そう言い訳して、好奇心を糊塗した瞳は
軽い気持ちで添付画像データを開いた。
「……?」
一瞬、何が映っているのか分からず、彼女は戸惑う。
そして目を凝らして、それからやや離れて見て、
ようやくその画像が何なのか瞳は理解した。
それと同時に、頭の中に疑問と不安が次々と流れ込む。
その量は彼女の処理能力を超えていた。
557 :
浴衣:2006/02/04(土) 23:48:19 ID:9CPFQA/u
メールに添付されたファイルには、奇怪な画像が
差出人の悪意と共に封じられていた。
画像は携帯で撮ったものらしく、小さかったが、
それでもそこに映っている主婦が瞳であることは明白である。
手提げバッグに、シャープペンやら消しゴムやら
盗む必要などまるで無い数百円の代物を詰め込んでいるその姿。
周囲を警戒する鋭い視線と、あくまでも
さり気なさを演出しようとしている手つき。
その姿を客観的に見た彼女は、初めてその醜さに気付く。
それ以上に、「撮られていた」という事実に動揺していた。
一体誰が、何で、何のために、何故このアドレスを、いつ、
どうやって、そして、何故、どうして、何故。
558 :
浴衣:2006/02/04(土) 23:49:32 ID:9CPFQA/u
思考が止まった。
この状況は明らかに大事だ、と認識はしているものの
「この状況」を正確に理解できていない瞳にとって
出来ることはただおろおろとするくらいである。
メールの送り主も分からない。
当然、その目的も分からない。
何故彼女のアドレスを知っているのかも分からない。
万引きしている場面をどうやってカメラに収めたのかも分からない。
今、何をすべきかも分からない。
ただ、万引きが公になることだけがやたらと恐ろしかった。
それはとりもなおさず、寛治にも知られるということである。
それだけは避けたかった。
だが、それを避けるにはどうしたらいいのか、彼女には分からない。
電車が来るより早く、次のメールがやってきた。
559 :
浴衣:2006/02/05(日) 00:05:20 ID:yxIhRID/
二通目のメールは、最初のものとタイトルこそ一緒だったが、
アドレスが別のものになっていた。
画像がまた一枚添付されている。
それも瞳が万引きをしている場面である。
こちらは先ほどのものより、さらに手元が大きく撮られていて
間違いなく「証拠」となるものであった。
相変わらず本文が無いので、彼女はただ怯えるだけで
どうしたらいいのかも分からない。
電車が来るまでの五分間で、
この不審なメールが計四通瞳の元に届いた。
それらのメールには全て画像が付けられていて、
その全てが、様々な角度から撮った瞳の犯罪証拠であった。
560 :
浴衣:2006/02/05(日) 00:07:39 ID:yxIhRID/
別に、消しゴムやシャープペンが欲しかったわけではない。
仮に欲しかったとしても、買えば済む話である。
公務員の夫を持つ瞳が、数百円の文房具を万引きするに至った理由は
精神的な飢餓感にあった。
どんな犯罪にも、「踏み越える瞬間」というものがあり、
それは殺人から立小便にまで遍く存在している。
「バレたらどうしよう」という不安や恐怖感。
成功したときのリターンへの期待感。
自分の行為によって不利益を被る人に対する罪悪感。
日常から一歩外に踏み出したという興奮。
それらを胸のなかでかき回して、それでもなお
「やってしまえ」と思った瞬間、人はラインを踏み越える。
瞳は初めてその境界を踏み越えたときのことを思い出す。
561 :
浴衣:2006/02/05(日) 00:08:14 ID:yxIhRID/
複数の潜在熱源が、彼女の腹の中にあった。
忙しい夫や遠く離れた両親の手を借りずに、
ひとりで子供を育てることに対する「疲れ」があり、
それを誰からも褒められも労わられもせずに、
当たり前のこととして見られることに対する「不満」があり、
自分の好きに出来る時間が全く無いという「鬱屈」があり、
子供が泣いたり、わめいたり、暴れたりしたら、
それを全て自分のせいにされ、白眼視されるという「苛立ち」があり、
何のために自分が生きているのか見失いそうな「閉塞感」があり、
寛治の妻、から裕樹のお母さん、となり、
自分自身のアイデンティティが希薄になっているという「不安」があった。
562 :
浴衣:2006/02/05(日) 00:10:54 ID:yxIhRID/
初めての犯罪は、本能的なものだった。
彼女は周囲の確認もせずに、持っていた黄色い消しゴムを
自分のポケットに入れた。
それから、しゃがみこんで、棚を見る振りをする。
店員がこちらを見たとき、心臓が跳ね上がりそうになった。
しばらくウロウロしてから、何食わぬ顔で店を出た。
百メートルを全力疾走したような鼓動が突き上げる。
返さなきゃ、と心の表面で思いながらも瞳は
「万一バレても文房具なら謝れば平気だろう」と薄汚い計算をしている
自分にも気付いていた。
その日は、下腹部の潜在熱源がほんのわずかだが、治まった。
563 :
浴衣:2006/02/05(日) 00:12:41 ID:yxIhRID/
それからは、月に一、二回のペースで店に通い
その都度、陳列棚から品物が消えた。
店員は表情から愚鈍と分かるような若者と、
極端に視野の狭そうな中年女性の二人だけ。
灰色のロングスカートに白のセーター姿の瞳は、
その顔立ちも手伝って、上品で清楚な印象を振りまいており、
間違っても万引きをするような人間には見えないだろう。
事実、二人の店員は警戒する素振りも見せなかった。
盗んだ文房具は、帰路の途中でコンビニのゴミ箱に捨てていた。
いつかは露見するのではないか、という恐怖感はあったが
下腹に熱を感じるたびに、彼女はあの店に足を運んでしまう。
この感覚は他の行為では代替出来ないことを、彼女は良く知っていた。
564 :
浴衣:2006/02/05(日) 00:14:56 ID:yxIhRID/
「間もなく、下り列車が参ります。黄色い線の内側でお待ち下さい」
その放送が流れても、瞳は携帯のモニターから目を離せなかった。
四枚の、万引き画像。
それぞれ瞳の服装は違っていた。
つまり、四日間かけて撮られた写真なのである。
全て見られていたのだ。自分は泳がされていたのだ。
と、そこまで考えてみても、やはりこのメールの意図は推し量れなかった。
一体、誰が、何のために、どうやって。
瞳の当惑など知らぬ電車は悠々と駅に滑り込み、
呼吸するように乗客を出し入れしはじめた。
このまま立ち尽くしていたい気分ではあったが、
瞳の足はふらふらと車内に動いていく。
この走る密室にこそ、犯人の目的があることに気付きもせずに。
565 :
浴衣:2006/02/05(日) 00:18:15 ID:yxIhRID/
通勤ルートと逆行する電車はひどく空いていて、
座席もぱらぱらと空いてはいたものの、
座って落ち着く気分になれなかった瞳は
ドアの前に立ち、横の手すりに掴まった。
鼻から大きく息を吸い込み、
熱のある溜め息を吐き出す。
また携帯電話が鳴った。
びくん、と瞳の身体が震える。
慌ててバッグから携帯電話を取り出すと、
ボタンを押して歌う平井堅を黙らせる。
また差出人の違うメール。
今度は本文がついていた。
「向かいのホームを見ろ」という一文が。
566 :
浴衣:2006/02/05(日) 00:20:51 ID:yxIhRID/
瞳は言われるがままに、窓の外に目をやり
その異様な人影に気付いた。
ホームに一人立つ、黒いダウンジャケットを着た男。
頭をすっぽりと覆ったフードも、
下に着ているジャージも、靴もサングラスも
そして手袋までもが黒かった。
電車が去り、誰も居ない駅のホームに男はただ立って、
こちらに何か面白い見世物があるとでもいうように
目線を寄越している。
その姿は、色彩画に垂らした墨汁の如き異質な存在感を持っていた。
ことにこのときの瞳には、その姿は悪意の塊にさえ見えたのである。
車窓がゆっくりと動き出し、瞳の身体がわずかに揺れる。
車内が出入りできる「建物」から、移動する「密室」に変化したことを彼女は意識した。
567 :
浴衣:2006/02/05(日) 00:21:53 ID:yxIhRID/
脅迫されている。
否、このときの瞳の認識はまだ
「脅迫されているのではないか?」といった
曖昧なものだったのだが、
とにかく混乱の渦中にあった彼女は
最初、その接触に気が付かなかった。
一瞬「膝の裏がかゆいな」と思っただけである。
「それどころではない」といった気分ですらあった。
けれど、そのかゆさは無視できるものではなく
彼女は思わず体を曲げて、窓の外を見たままで膝の裏を掻いた。
ぱち、と後ろに立っていた人間と手が当たった。
彼女はすぐに振り向き「すいません」と謝る。
それからぽりぽりと痒い部分を掻いた。
568 :
浴衣:2006/02/05(日) 00:23:07 ID:yxIhRID/
次の接触で、瞳はようやく状況を飲み込めた。
今度ははっきりと、膝の裏をさすられていることが分かったのである。
人差し指と中指の「指の腹」が、
まるでスケート選手の足のように交互に
彼女の膝の裏の上を滑っている。
すり、すり、と。
それが背後の男の指先だと理解した瞬間に
彼女の腰から首筋にまで寒気が駆け上がった。
痴漢!?
彼女は「ただでさえ得体の知れないメールで困っているのに、こんなときに!!」という
強い怒りを感じて振り返った。
背後に、メガネとスーツとネクタイと多少脂性の顔を装備した
何の特徴も無いサラリーマンが立っていた。
569 :
浴衣:2006/02/05(日) 00:26:33 ID:yxIhRID/
背後の男をぎろ、と睨んだ。
瞳とて、痴漢にあったことは初めてではない。
睨むという行為が痴漢撃退に意外と効果が大きいことを、彼女は知っている。
元より、こういった場でしか歪んだ性欲を発揮できない臆病者である。
女性に真っ向から敵意をぶつけられてなお、
行為を続けられるほどの矜持があるはずもない。
「大声を出されては困る」とか
「助けを呼ばれては困る」という弱みがあるのは
向こうのほうなのである。
大抵の場合、睨まれた痴漢は
不承不承とばかりに、文字通り「手を引く」ものだ。
だが、このときの痴漢の対応は全く過去のケースとは違っていた。
570 :
浴衣:2006/02/05(日) 00:27:39 ID:yxIhRID/
睨まれた痴漢が、にたあ、と笑顔を浮かべたので
瞳は思わず前に向きかえってしまった。
余りの予想外の対応に驚いた、ということもあったが、
なによりその笑い方に彼女は恐怖を感じた。
自分の勝利を確信している。
自分の優位は揺らがないと思い込んでいる。
何故?
また膝の裏に感触があった。
柄にもなく、膝を丸ごと露出するスカートなんか履いてくるからだ。
彼女は僅かに後悔する。
最悪、と内心毒づく。
だが、大声を出して助けを呼ぶ、という行為を
選ぶほど、追い込まれているわけでもなかった。
571 :
浴衣:2006/02/05(日) 00:28:31 ID:yxIhRID/
瞳は痴漢を相手にしないでおくことに決めた。
だが、男の性欲は病と同じで
放っておけば治まるというものではない。
膝の裏を這い回る指先は、車両の振動のリズムに
後押しされるように早く、そして粘っこくなっていった。
両膝の裏のくぼみを、二本ずつの指先が
触れるか触れないか、くらいの位置でするすると蠢く。
気色悪さより、不快感より、恐怖感より、
さらに強い「くすぐったさ」が彼女の身体を動かした。
くすぐったさというものは、我慢しようと思って
耐えられるものではない。
彼女の肩は10cmほどの間隔で左右に蠢いた。
膝を動かさないようにすると、上半身が動いてしまうのである。
572 :
浴衣:2006/02/05(日) 00:29:28 ID:yxIhRID/
痛みを耐える方法はある。
だが、くすぐったさを耐える方法を、人は学ばない。
瞳は上半身を左右に振りながら、
周囲に見られているのではないか、という不安を抱いた。
それほど込んでいない車内で、
窓際に立つ女と、その背後に密着する男。
そして女は上半身を、まるで踊るように左右に振っている。
かなり目立つ光景ではないか。
「ぅ、ふぁ……っ!!」
声が出そうになった。
男の指が、膝の裏から太股の側面に這い上がったのである。
少しだけ、スカートがめくれていた。
573 :
浴衣:2006/02/05(日) 00:30:26 ID:yxIhRID/
びく、びくん、と大きく身体が弾んだ。
無論、それはくすぐったさからであるが、
傍からは、彼女が性感を得ているように見えたであろう。
いくらなんでも――。
彼女は無視しきることを諦め、両手で男の指をなぎ払った。
女性なりに渾身の力である。
ばしん、と軽快な音がしたように彼女は感じたが
実際はびち、と鈍い打撃音が小さく鳴っただけであった。
男の二本指は彼女の形のいい脚から離れた。
それから背後の男を睨みつけ、今度は言葉を放った。
「なにしてるんですか」
574 :
浴衣:2006/02/05(日) 00:31:58 ID:yxIhRID/
低い声であった。
それは、ドスを効かせよう、という攻撃的な狙いと、
周囲に聴こえないようにしよう、という防御的な狙いを兼ねていた。
間違いなく、一字一句違いなく、男の耳に届いたはずだ。
「なにしているんですか」
敬語を保ったのは、彼女なりの女性としてのプライドである。
本当はもっとぎらぎらした、暴力的な言葉がノド元まで上がっていた。
触るな、気持ち悪い、なんで勝手に人の身体撫でてるのよ、このメガネ。
気色悪いのよ、クソ野郎、警察突き出してやる、この変態野郎。
彼女はそれを口に出さず、あえて「なにしているんですか」に留めた。
それが比嘉瞳という女性の、ひとつの生き方なのである。
――対する痴漢の反撃は、たった一つの言葉だった。
575 :
浴衣:2006/02/05(日) 00:32:56 ID:yxIhRID/
「せっとうはん」
痴漢は、ぽつり、とそう言った。
瞳にしか聞こえない、電車の騒音に近い波長の声。
せっとうはん?
少し考える。
「なにしているんですか」→「せっとうはん」
会話になっていない。
更に考えて、「せっとうはん」が「窃盗犯」に変換された瞬間、
彼女の頭の中で、二つの困った事象が結びついた。
「謎の脅迫メール」と「今遭遇している痴漢」は
別個の問題ではなくて、もしかしたら一つの問題なのではないのか、と。
576 :
浴衣:2006/02/05(日) 00:33:59 ID:yxIhRID/
また指先が触れてくる。
今度は膝の裏にとどまらず、太股の側面や
内股にまでその陰湿な穂先は伸びてきた。
瞳は肘で、男の腕を払いのけようとする。
その瞬間、彼のあごが、するりと肩に乗せられていた。
ふふぅう、という熱い吐息と共に
「もうすぐ警視になれるのにねぇ」という一言。
その言葉に、瞳は震え上がる。
「試験近いからな、こういうミスが一番痛いからさ」と言ったときの
夫の疲れた笑顔を思い出した。
577 :
浴衣:2006/02/05(日) 00:34:52 ID:yxIhRID/
「身内に犯罪者出すと、大変だよ」
背後のサラリーマン風の男は、瞳の動揺を嗅ごうとしているのか
鼻をひくひくとさせながら、指先で脚のラインを撫でている。
「特に、警官は……」
男の声は、勝利を確信していた。
これから先に確実に訪れる愉悦を想像して
自分の肉欲を掻き立てている下卑た声そのものであった。
触れなくとも、男が勃起していることが分かるほど、
その気配は濃厚で、瞳にとってこれほどストレートで
純度の高い性欲を向けられるのは初めての経験であった。
瞳の股下から、膝にかけて描かれた流麗なラインを
男は五本の指先でねっとりと撫でていく。
578 :
浴衣:2006/02/05(日) 00:35:42 ID:yxIhRID/
つい、と指先が太股の上を踊った。
男はあくまで、握ったり揉んだりすることのない
「触れるだけ」に徹した。
さっきの「くすぐったい」という感覚がまた彼女を襲う。
乾燥した指先が産毛をこする感触は、耐え難いものがあった。
鳥肌が立ったまま治まらない。
なによりも不愉快なのは、気色悪さの中に
ほんのわずかだけ物理的な快楽が滲んでいたことである。
それは、生ゴミのそばを歩いて感じたフルーツの甘い匂いのような
「不快感を助長する快感」であった。
ふぅ、と首筋に後ろから息がかかった。
579 :
浴衣:2006/02/05(日) 00:36:18 ID:yxIhRID/
つづく
GJ!!!!!!!!!!!
GJ!
瞳さんの性格は好みです。
GJ
GJ!
しかし「前フリで30ある」と聞かされてても
いざ30レス落ちてみるとすごい量だな
真面目に読んでやったぞ30レス全部
何気に過疎ったなこのスレ
まあ、浴衣乙
浴衣さん待ってましたGJです!
続きにも期待してます!!
586 :
浴衣:2006/02/08(水) 01:32:45 ID:P2Mcfs6d
ふぅ、ふぅ、と一定のリズムで、鼻息が聞こえる。
出している本人では気がつかないものだろうか。
瞳は脚を虫が這いまわっているような気分のまま、
それでも周囲を気にした。
痴漢されることも嫌だが、
彼女はそれ以上に事件を大事にされることが嫌であり、
さらに自分の万引きが公になることも嫌であった。
十センチ以上巻き上げられたスカートは、
すでに下着を隠す役割を果たしていない。
このまま階段を下りれば、登ってくる人間に
色も柄も分かるくらいに下着を見られてしまうだろう。
男は小さい声で「脚を開いて」と言った。
587 :
浴衣:2006/02/08(水) 01:34:00 ID:P2Mcfs6d
男の右手が、瞳の脚の付け根にまで来ていた。
その指が下着の上から、陰毛をつまむような動きをしている。
脚を広げればどうなるのか、瞳は一瞬で理解し
「嫌です」と一言、とても小さい声で反駁した。
首をほんのわずか回して、「触らないで」と付け加える。
怒りよりも不安と恐怖を強く感じている彼女の声は、やはりか細かった。
指の太い左手が、彼女の尻の表面を撫で回している。
その体温の高さは、男の精神状態を如実に表していた。
「脚を開いて」
男は彼女の些細な反抗を、意にも介さずに
もう一度同じ台詞を吐いた。
588 :
浴衣:2006/02/08(水) 01:36:25 ID:P2Mcfs6d
「四十になっても五十になっても警部止まりの奴も居れば、
三十代でどんどん上がっていく人間も居るんだからなぁ。
警察ってトコもなかなか大変だ」
男は、唐突に呟く。彼女の身体に手を置いたまま。
「如何に前途有望でも、不祥事があれば
塩漬けにされるのは間違いない」
夫のことを言っている、とすぐに気付く。
「そうすると、どうなる、かな?」
そこまで言って、男は動きをとめた。
もちろん、手は密着したままである。
自分の犯罪が公になった場合について、
瞳は具体的に想像を働かせた。
589 :
浴衣:2006/02/08(水) 01:37:44 ID:P2Mcfs6d
夫が昇進のために、身体を酷使してまで
頑張っていることは痛いほど知っている。
そして、彼が昇進したいのは出世欲もあるだろうが
愛する妻子を、より幸せにしたいから、という願いのためだということも。
今、試験を目前に控えて、その妻のチャチな犯罪のために
全てがふいになり、さらに仕事場での立場も悪化したら――。
そこにどれほどの亀裂が走るのだろう。
彼女はこのとき初めて、自分の行いを悔いた。
なんであんなことしたんだろう。
もしこうなるって知ってたら、絶対しなかったのに。
590 :
浴衣:2006/02/08(水) 01:38:17 ID:P2Mcfs6d
「脚を開いて」
少し間を空けて、男は三度同じ台詞を口にする。
瞳が現状把握する時間を与えたつもりらしい。
彼女は迷いながら、ほぼ「気をつけ」の状態だった両脚を肩幅に広げた。
スカートを捲くり上げ、下着の上から陰毛を摘んでいた指が
無造作にずるりと、瞳の裂け目へとすべりこむ。
「奥さん」
男の唇が、瞳の耳たぶに触れた。
思わず、びくんと首を回転させてしまう。
痴漢は彼女のそのリアクションが気にいったらしく、
なんども首筋や耳にキスを求めてきた。
そして「赤ちゃん生むと、おまんこ感じやすくなるって本当?」と
瞳に訊ねてきた。
591 :
浴衣:2006/02/08(水) 01:42:36 ID:P2Mcfs6d
「……知りませ、んっ」
腹に力を込めていたせいで、勢い良く声が出た。
あくまで声は小さかったが、そこには強い瞋恚がこもっている。
「知らないはずないよ。自分の身体のこと」
男はさっきまでより、少し砕けた口調で囁きかける。
そして男は、薄い生地の下着の上から指の腹で、瞳の陰核を撫でた。
触れるか触れないか、くらいの、恐ろしく繊細な動きで。
ぴく、と彼女の体が反応する。
それは性感によるものでなく、危機感に基づくものだ。
男の二本の手が、瞳の陰核と尻を撫で回している。
艶があり、ざらざらしていない彼女の肌は、指の動きを妨げなかった。
陰部に触れる指が、くいくい、と下着を食い込ませた。
592 :
浴衣:2006/02/08(水) 01:44:49 ID:P2Mcfs6d
執拗。
という意外に、男の指を評する言葉が瞳には思い浮かばない。
それくらい、男はねちねちと彼女の体の表面をこすり続けた。
くすぐったさにも不快感にも慣れなかったが、瞳はどこかで
「このままやりすごせばなんとかなる」という感覚も抱いていた。
電車の中で、これ以上酷い目には合わないだろうと。
だから、彼女は飽くまで大声など出さず、暴れもせずに
せいぜい指先で払う程度の抵抗のみを繰り返した。
わずかに熱をもった己の下腹に、気がつかないふりをしながら。
593 :
浴衣:2006/02/08(水) 01:54:23 ID:P2Mcfs6d
女の性感は、精神的な満足感から得られることが多い。
精神的な満足や安堵感が得られなければ、
物理的刺激に反応を起こしづらいのである。
「嫌がりながらも感じる」という状態は、ほとんど有得ないことと言える。
だが、逆を言えば、精神的に強い不安や恐怖を抱いていなければ
物理的刺激に反応してしまうということでもある。
このとき、瞳の肉体がほんのわずかだけ反応してしまったのは、
背後の痴漢に気を許したからでも好意を抱いたからでもない。
その原因は諦念であった。
「この人の好きにさせれば、最悪の事態は免れる」という想いが
本人にも無意識のうちに、瞳の心中に根付いていたのである。
支援
いつ見ても行間おかしい
いつ見ても読みやすくて良い
過剰反応荒れの元
ししししえんage!!
二行ごとに改行するのは、小説として考えたらおかしいが
まあ横書きというレスの性質上そっちのほうが読みやすいのかも知れん
ま、内容がエロければどーーでもいいことだわな
でも行間詰めてレス数減らした方が、
スレ消費が抑えられるかも知れん
なんでもいいんでよろしく<(_ _)>
601 :
浴衣:2006/02/12(日) 23:24:03 ID:fvylStSx
602 :
浴衣:2006/02/12(日) 23:26:23 ID:fvylStSx
陰核を弄ぶ指先が、僅かな布の湿気を嗅ぎつけた。
「濡れてきた」
心底可笑しい、というような含み笑いとともに、男がそう呟く。
「奥さん、やっぱり、感じやすくなってる?」
瞳は首を三角に、ぶんぶんと振って否定した。
「じゃあ、元々こうなんだ。昔からおまんこ濡れ易いんだ」
瞳はやはり首を振って否定する。それから弱みを握られていることも忘れて
背後の痴漢を改めてぎろりと睨んだ。
「睨まないでよ、万引きママ……もっと感じやすいところ見せてよ」
甘えるように、男が言った。
603 :
浴衣:2006/02/12(日) 23:27:51 ID:fvylStSx
尻を撫でていた手が、ふいに彼女のろっ骨に触れた。
わき腹をくすぐられた瞳は「ひぃぁ」と声を出してしまう。
それから、自分の口を自分の手で塞いだ。
危ない。
彼女はまた周囲に視線を送る。
既にがらがらの車内には、自分以外の世界に無関心な老人と
子供しか乗っておらず、いびつに密着する二人に気を払うものは居なかった。
彼女のあばら骨の本数を数えるように、男の指は
する、する、すると上にのぼっていく。
瞳は歯を食いしばって、声を出すのを堪えた。
胸を押さえる下着を、指がつん、と押してくる。
「おいしそう」
男はそう言った。
604 :
浴衣:2006/02/12(日) 23:29:20 ID:fvylStSx
瞳の胸元に辿り着いた指が、下着の上から乳房に触れ始めた。
まだ重力に負けていない彼女の双丘は、
先端を頂点としたドーム型を描いている。
いわゆる、お椀型、である。
その半球は、指で押されるとむにゅうと形を歪ませるが
ある程度まで指が入ると強い弾力で押し返す。
若さと熟成の、その両方の魅力を兼ね備えていた。
下着の上から、彼女の胸は鷲づかみにされた。
それから、無造作にぼにょぼにょと弄ばれる。
同時に男は一旦、股間の指を引いて自分の口に入れた。
瞳の体液が僅かに付着した指先を嘗め回す。
そして唾液ででらでらと光るその指を、
もう一度瞳の陰部に滑り込ませた。
605 :
浴衣:2006/02/12(日) 23:29:54 ID:fvylStSx
「おかしいよ」
痴漢が可聴範囲ぎりぎりの声で、瞳の耳たぶに触れながら囁いた。
身体が震えたが、振り向く余裕すら今の彼女には無い。
「旦那さんだけが触る権利があるなんて」
男はさらにもう一言付け加えると、濡らした指先で
下着越しに陰核を撫で始めた。
「一人が独占すると十人が飢える、ってことわざがあるじゃない……。
このカラダを旦那さんが独占したせいで、たくさんの男が苦しんでるんだ。
奥さんにはわかんないよね、この辛さが」
ぼそぼそと、男は続ける。
「棒の先端がむずむずして、精子が外に出たがってるのが分かる、この感じ。
強く握っただけで出てしまう、って自分でも分かる、この感じ……」
瞳の耳には、呪詛の言葉の如く響いていた。
陰核を指先で捏ねていた指先が、我を忘れたかように
唐突に跳ね上がり、下着の中に滑り込んだ。
生の指先が茂みを駆け抜け、僅かに湿った肉の裂け目に触れる。
606 :
浴衣:2006/02/12(日) 23:31:00 ID:fvylStSx
「レースクイーンみたいなカラダしやがって……。
まんこビチョらせてんじゃないか……」
中指の第一関節が、膣内に捻りこまれる。
彼女の子宮口は意外と抵抗無くそれを受け入れた。
ぬるり、と指先が前後する。
瞳は、脚を閉じようとして、太股に力を入れた。
しかし男の手を弾き飛ばす力を、彼女は持っていない。
「力入れないで」
まるでダンスのコーチのような、淡々とした注意。
瞳は首を回した。
(このまま無抵抗でいたほうが賢い)
そう分かっていても、それが出来るほど、彼女は強靭では無かった。
「やめて」
本能的な拒絶の声が出た。
607 :
浴衣:2006/02/12(日) 23:33:50 ID:fvylStSx
男の双腕を引き剥がそうと、彼女は全身に力を入れた。
これ以上は耐え切れない。
女性にとって、性欲の対象にのみ見られるという状態は
もっとも不愉快で屈辱的なことである。
なぜならそれは、人間扱いされない、ということに他ならないからだ。
男にとっても女にとっても、自分をまるで「物」のように見られることは
それまでの人生を否定されることに等しい。
比嘉瞳はその扱いに粛々と耐えられるほど、プライドの無い女では無かった。
瞳の思わぬ強い抵抗に、男は少しだけ鼻白んだ顔をしたが
すぐに元の不敵な表情に戻った。
ジョーカーを持っているポーカーのプレイヤーのような、
自信の優位と勝利を確信している顔であった。
608 :
浴衣:2006/02/12(日) 23:35:37 ID:fvylStSx
「女としてのプライドの方が、旦那さんへの愛より大事なら
ここでやめてもいいよ」
男は、両手の動きを止めた。
そして、瞳の反応を――彼女の背中にへばりついたままだが――静かに待った。
電車が人のほとんどいない駅に止まり、
子供が数人、きゃたきゃたと笑いながら降りていく。
車内に残った老人は、東京タワーの蝋人形館にいてもいいくらい微動だにしない。
「ねえ、奥さん」
男の呼びかけを無視して、瞳は考える。
朝、書類を渡したときの寛治の顔を思い出した。
「身から出たサビを、旦那に押し付けるの?」
痴漢はさらにそう付け加える。
609 :
浴衣:2006/02/12(日) 23:37:11 ID:fvylStSx
自業自得――。
全てが自らの行いから始まった。
そのことを再認識した瞬間、瞳の身体からがくんと力が抜けた。
男はこうなるのを待っていた、とばかり
嬉しそうに行為を再開し始めた。
「……夫への愛を貫くんだぁ……」
膣内の指が、ぬるりと動くのが分かる。
確かに、出産してから刺激に過敏になっているのかも知れない。
乳房を押す手が、下着を器用に外した。
男はそれをポケットにねじ込む。
「電車降りてさ、奥さん。次の駅のトイレか何かでさ。
奥さんの愛の強さを見せ付けてくれない?」
610 :
浴衣:2006/02/12(日) 23:39:54 ID:fvylStSx
つづく。
長すぎてウンザリしたらここで終わりでいいっす。
こんな中途半端なところで終わらせんといてくださいよ!
続き激しくよみたいですよ!
待ってるから!
続きのこと……
パンツ脱いで、ずっと待ってるから!!
そういえば前の集団痴漢のあれはまだ続いてるの?
まったく
こんなところで切るなんてウンザリだ
とっとと続きを書いてくださいお願いします
>>613 そっちが少し行き詰ったんで、気分を変えるためにこっちを始めたらすぃ。
つーか詳しくはログ嫁。
>>548 痴漢小説にサリンジャーをつけるセンスは理解できんが
個人的には前の三部作よりこっちのが好きだ
弱みを握られて脅される→好きにされる→我慢できなくなり抵抗する→また脅される
という流れはベタとはいえとてもエロティクス
しかし本番があると痴漢では無くなってしまいそうな気モスるな
でも
>>609で終わられたら俺もすごい消化不良なので是非続きを
>ここで終わりでいいっす
ある種の脅迫だよな。住人がNoと言うのを見越しての。
ああ、もうやめていいぜ
なんていったら、おしりペンペンではすまされませんな
ここで流れを変えるために敢えて
「長すぎるからもうやめてくれ」とか言ってみるか
内容は良いし続きは読みたいが
この行間が続くんならイラネ
なんで詰め詰めじゃいけないんだ?
痴漢スレなんだから満員電車ばりにみっしりさせたってよかろ。
俺はこの行間が好き。
スタイルを続行するか改定するかは作者にお任せしとこう。
書き易いスタイルでガンガレ。
>>622が何故怒っているのか分からん
内容に怒るのとか、投下が遅いのとかじゃなくて
行間が空いているのが気に入らないのか
久保竣公じゃるまいし、痴漢スレだからって
文章まで詰め詰めにする必要もないと思う
でも浴衣の文章だとやっぱりレス数がかさんで
他の人が投下しづらくなるのも事実なので
ちょっとだけ今より詰めて書いて欲しい肝ス
否定するか肯定するかはっきりしろよ・・・
とにかく続き待ってるから!
631 :
名無しさん@ピンキー:2006/02/17(金) 00:46:40 ID:pCNgZOnX
>>625 別に行間はこのままでいいから、
2レス分を1レスにまとめればいいだけだと思うのだが?
スマソ……あげちまった……
1レスに60行まで書けるのだから、行間そのままで、2〜3レスまとめても
いいと、俺も思う。
上から目線で浴衣作品の感想(チラシの裏)
@2行ごとに改行
→見やすいという人と、鬱陶しいという人がいて賛美両論だが、
褒めてる人は、浴衣が機嫌を損ねて居なくなることを恐れているような気がする。
個人的には文章がブツ切りに感じられて読みづらいと思う。
A前フリ長い
→作者自ら言うとおり前フリが長い。
エロの伏線になっていれば概ね平気だが、ただの自己満足小説もどきになれば叩きの対象になる。
浴衣は被害者の人格や舞台設定を掘り下げることで
作品全体のリアリティや緊張感を高めることが出来ているので、とりあえずはセーフ。
B文章表現
→エロ小説投下に文章をとやかく言うのは野暮、ということを承知の上で。
文章のリズムに気を遣っていることがある程度分かるレベルではある。
誤字脱字誤用はあるが、それほど目立たない。
擬音の多用は、幼稚に見えるが、エロ小説としてはアリだろう。
C内容
→荒唐無稽でご都合主義の設定を、生真面目な文章で書いているギャップが笑える。
まあ、痴漢ものとは元より設定に無理のあるジャンルなので、これはこれで良いと思う。
鉄道警察の痴漢対策部隊「GAT」という設定は皮肉でなく面白かった。活きていない伏線だが。
Dエロさ
→つまるところエロければどうでもいいというスレの趣旨を踏まえれば
そこそこ良作と言えるのではないだろうか。
個人的には改行は5、6行毎にあると読みやすい
10行以上改行無しで並べられると構えてしまう。
このあたりは普段の読書量で個人差が大きいだろうが
真っ昼間からティンティンがおっきして痛い
なめなめしてあげる〜
あ、スレ間違えちゃったw
しつれいしました〜ノシ
640 :
浴衣:2006/02/18(土) 21:43:29 ID:SZdY9gYO
要望があるようだし、他の方の投下も無いようなので
続きを書きますが、なんというかもう痴漢というジャンルの範疇から逸脱してるので
気に食わない方はスルー推奨。
あと久保竣公が複数居るようなので行間はちょい詰めた。スマソ
>>616-617>>635-637 真面目な感想を言われると微妙にやる気が出る。トン
サリンジャーに気付かれて嬉しい。
それでは、
>>609の続きをのんびり投下します。
641 :
浴衣:2006/02/18(土) 23:36:58 ID:SZdY9gYO
車両が地下に滑り込んでいくと、
窓の外にはコンクリート壁とライトだけが流れていく。
暗くなった窓ガラスに映る自分たちの姿を、瞳は見た。
そこには少しだけ怯えたような顔をした女が立っている。
まくり上げられたスカートから細長い脚が内股気味に折れていて、
脚の付け根に差し込まれた腕がもぞもぞと蠢いていた。
セーターの胸元が、男の指の形に歪んで盛り上がっている。
そして女の首筋に、吸血鬼のように唇を近づけている背広の男。
空腹のときに大好物を目の前に出されたような、欲求剥き出しの顔。
薄く開いた口の端が、唾液できらきらと光っている。
大好物をむさぼり喰らってやる、という猛々しい興奮が鼻から漏れていた。
欲望を抑えない人間は醜い。そのことを改めて瞳は実感した。
硬直した男の性器が、瞳の臀部にぐいぐいと押し付けられている。
彼女の体内に入りたくて仕方が無い、という動きだった。
男のぬめった中指が、くるっと陰核の周りを一回転する。
それから硬くなったそれを、くり、と撫でると
再び子宮口に中指を沈み込ませる。
彼女の膣は、最初より抵抗無く異物を受け入れた。
642 :
浴衣:2006/02/18(土) 23:38:11 ID:SZdY9gYO
膣内を弄る音は意外に大きいが、さすがに電車の走行音には勝てない。
それでも瞳は、行為の音が周囲に聴かれるのではないかと不安を覚えていた。
男に嬲られることより、やはり事が大きくなることを彼女は怖れた。
「奥さん、なか、とろとろになってるよ……」
からかうように、男が言う。
潤滑油が溢れる肉の穴倉に、男の中指が根元まで差し込まれている。
梅干を見ただけで反射的に唾液が溢れるように、
彼女の肉体は精神と反したリアクションを見せた。
「クリトリス気持ちいい、って言ってよ」
男の耳たぶを舐めるような声を、瞳は無視する。
「ねえ、奥さん、ねぇ……」
瞳は無視をする。
「ね……え……」
声は後半から吐息に変わり、舌先がちろちろと耳たぶに触れていた。
「キモイ!!」と叫んで突き飛ばしたい衝動を瞳は堪える。
「次の駅で降りて……ちょっとお話しよう、か」
男はそういうと、彼女の体から少しだけ離れた。
643 :
浴衣:2006/02/18(土) 23:38:54 ID:SZdY9gYO
電車のスピードが落ちていく。
男は瞳から二歩離れると、少し乱れたスーツの襟を直して
ネクタイを締めなおした。
瞳は彼の数倍衣服が乱れていたので、直すのに時間が掛かった。
セーターにじかに乳首が当たっていて、なんとも違和感がある。
ブラジャーはまだ男のポケットに入っているはずだ。
車窓に薄暗い駅のホームが滑り込んでくる。
乗車客はやはりまばらであった。
勿論、沢山の人が居たとしても瞳は助けを呼ぶつもりなど無い。
その力も、その資格もない。
電車が完全に止まると、男は瞳に「行こうか」と声をかけた。
それは二時間居座った居酒屋で「そろそろ出よっか」とでも
言ったみたいな、自然で穏やかな声であった。
これから何をするのか、まるで知らないみたいな声であった。
人気の少ない、薄暗くてあまり清潔でないホームに瞳は降り立つ。
男は彼女の動きを拘束しなかった。
その所作には、逃げられるのなら逃げてもいいよ、とでもいうような余裕が感じられた。
644 :
浴衣:2006/02/18(土) 23:39:49 ID:SZdY9gYO
男の後ろについて、エスカレータに乗る。
瞳はスーツの後ろ姿を見ながら、何故酷い目に遭うと分かって
こんな変態についていかねばならないのか、とひどく惨めな気分になった。
駅のタイル壁の汚さがそれに拍車をかける。
全てが自分のせいだと分かっていても、それは割り切れるものではなかった。
男はコンコースを散歩するみたいな足取りであるくと、
脇に伸びる狭い通路に入り込んだ。
車椅子でも押せるように低く設置されたドアのスイッチが備えられている。
身障者用のトイレだと彼女はすぐに分かった。
「ここで話し合いしようか」
男は当たり前のようにそう言う。
その呑気な顔を見ながら、瞳は心底恐怖を感じた。
この表情の奥底に、どれほどの獣欲を潜ませているのか、と。
緑の「開」スイッチを押すと、ドアが音も無く開いた。
その中は、三畳はありそうなほど広い。
瞳がトイレの中に入ったのを確認すると、男が再びスイッチを押す。
閉鎖空間のドアは、閉まるときも音が無かった。
645 :
浴衣:2006/02/18(土) 23:41:02 ID:SZdY9gYO
ドアが閉まった瞬間、男は予想外の言葉を発した。
「……さて、奥さん、別にもう帰ってもいいよ」
男は洋式便座にスーツのまま座り込み、腕組みしてそう言ったのだ。
瞳は驚いて「え?」と聞き返してしまった。
勿論、帰ってもいいというのなら、すぐにでも帰りたい。
「俺がね、奥さんのこと、どうやって知ったかって言うとね。
あの文房具屋の店員から聞いたんだよ。
覚えてる? あの店の男の店員」
そう言われて、瞳はすぐに思い出した。
あの表情を見ただけで愚鈍だと分かるような、呆けた顔をした若者を。
「アイツ、奥さんが電車乗ったとき、向かいのホームに居たんだ」
「向かいのホーム……」
黒いダウンジャケットを着た、あの禍々しい存在感――。
「写メ撮ったのもアイツだよ。奥さんが何度も何度も店に来ては
商品をかっぱらって、それをゴミ箱に捨ててるところを
アイツは毎回毎回見てたんだ。それを逐一撮ってたんだ」
646 :
浴衣:2006/02/18(土) 23:42:16 ID:SZdY9gYO
「さて奥さん。俺はあの店員の意思どおり、奥さんに対して
法的な処置をとるつもりでいる」
男はきっぱりとそう言って、眉間にしわを寄せた。
驚愕の声が瞳の口から漏れる。
それを避けるために今まで耐えたというのに。
「そッ!!」
「悪いけど、どんなに小さくても犯罪は犯罪だよ。奥さん」
「そっ、それを言うなら」
「それを言うなら俺が電車の中でしたことも? そうだね。
駅員にでも訴えればいいよ。好きにすればいい」
「……」
瞳が男の痴漢を訴えたとしても、結局万引きの件がバレるのは間違いなかった。
そして、この男が黒幕で無い以上、状況が改善するとも思えなかった。
「俺からは、もう何も言うことは無いよ。奥さん。帰っても構わない」
男は念押しするようにそう繰り返すと、便座から立ち上がった。
そのまま瞳の横を通り過ぎて、外に出ようとしている。
「待って!!」
トイレの外に聴こえるくらいの声で、瞳は呼び止めた。
647 :
浴衣:2006/02/18(土) 23:44:33 ID:SZdY9gYO
瞳の呼びかけに、男は振り返らずに「何ですか?」と答えた。
「ちょっと、ちょっと待って。待って下さい」
瞳は男の背中に悲鳴のような声を投げかける。
ここで男が去っていけば、全てが水泡に帰すのだ。
「俺から言うことは、もう何も無いよ、奥さん。後は、奥さん次第。
取引を持ち掛けたいのなら、奥さんから言わないとね」
男はそう言った。やはり、ドアを向いたまま。
取引を持ち掛けたいのなら――。
「お金、お金は」
「金の話じゃないよ、奥さん。分かってるよね」
振り返って、男は瞳を見た。
彼はさっきまで揉み解していたたわわな乳房と、
指先で弄んだ陰部を、嘗め回すように眺めた。
「何か、お願いすることが、あるの?」
男はそう訊いた。
648 :
浴衣:2006/02/18(土) 23:45:14 ID:SZdY9gYO
「あの、万引きの話、ですけど、あの、私、
……反省、していて」
「反省されても。俺の店じゃないからね」
「あの、だから、あの、あの話を」
「……」
「あの話を、黙って、言わないで貰えませんか……」
「それは無理な話だね。じゃあ、失礼します」
「待って、あの、黙っててくれたら、あの」
「急ぐから、行くよもう」
「あっ!! 待って!! なんでも……なんでも、するから」
「なんでも、って言われても、奥さんは何ができるの?」
男は酷薄な目線を彼女に向けた。
「そんな漠然とした条件出されても困るよ。奥さん。
奥さん、俺はあなたに何か強要するつもりは無いんだよ。
ただ奥さんの方から望むならば、やぶさかではない、というだけなんだ」
そこまで言うと、思わせぶりににやり、と笑った。
649 :
浴衣:2006/02/18(土) 23:46:07 ID:SZdY9gYO
……あー、ダメだ。眠い。今日はここまでです。
エロシーンまで辿り着けなかったわ、スマソ
650 :
名無しさん@ピンキー:2006/02/19(日) 15:55:43 ID:QUzmmAkh
gj
651 :
浴衣:2006/02/20(月) 00:53:12 ID:AjxGjspe
現在書き途中。もうちょい待って下さい。しかしもう何一つ痴漢SSじゃねえな……。
まあ、同じシチュばっか書いてるとスゲエ飽きるからしょうがない。
次はエレガ痴漢とか、ゴンドラ痴漢とか、観覧車痴漢とか書こうかな。観覧車は無茶か。
今回の瞳編、「うざい」でも「キモイ」でもいいんで、感想貰えると有難いです。
三部作なんて高らかに宣言しちゃった以上、時間が掛かってもあっちも書きたいです。行き詰ってるけど。
な、何てとこで切るんだよおおおおお
生殺しだよおおおおおお
もうパンツ履けねえよおおおお
GJ
653 :
浴衣:2006/02/22(水) 00:50:48 ID:ouodbC6c
あー、瞳編完成したから落とすわ。
例によって超長いから覚悟するように。
>>648の続きから
654 :
浴衣:2006/02/22(水) 00:52:26 ID:ouodbC6c
頭に血が上るのを瞳は感じた。
諦めに近いものは心中にあるのだが、目の前のこの男の
ねちねちとした言い回しと余裕ある態度に
こみ上げる怒りが抑えきれなかった。
何もかも投げ捨てて、思い切りひっぱたけばさぞ爽快だろう。
夫への愛を利用して、自分を辱しめようとしている悪漢に
なぜ懇願する必要があるだろう。
四半世紀生きて積み上げてきた自分の人間性を無視されて、
こんな男の肉欲に身を晒す理由がどこにあるだろう。
何が「やぶさかではない」だ。
いい加減にするがいい。
瞳は「もういい!!」と怒鳴ると、男を突き飛ばすように押しのけ
障害者用トイレの開錠ボタンを押した。
やはり音も無く開いた扉を抜けて、外に出る。
床を蹴りつけるような足取りで、彼女は駅のコンコースを歩いた。
階段を登るとき、振り返ったが、男は追っては来なかった。
家に帰ろう、と瞳は強く思った。
655 :
浴衣:2006/02/22(水) 00:53:52 ID:ouodbC6c
瞳が駅のホームで深い深い溜め息をついたところを、
狙い済ましたかのように着信メロディが流れた。
和製R&B歌手の甘い歌声が、慰めるように瞳の耳に届いた。
それが誰からかの着信なのか、彼女はすぐに理解する。
「はい、もしもし」
泣きながらすがりつきたい心情を抱えながらも、
瞳は自分でも驚くほど冷静に発声した。
「……あ、瞳? ゴメンないきなり。今、どこにいる?」
いつもと同じ、優しい声。耳が溶けそうなほどに温かい。
「あ、もう着いたよ。今電車から降りたところ」
当たり前のように嘘をつく。
何も知らない夫に、少しでも不審なところを見せたくなかった。
痴漢も、万引きも、脅迫も、
そういう汚らわしいものから、夫を守りたかった。
見て欲しくなかった。
「どうしたの? 急に電話かけてきて。仕事中でしょ?」
656 :
浴衣:2006/02/22(水) 00:54:46 ID:ouodbC6c
「大丈夫か?」
寛治の声のトーンが低くなった。
確かに瞳は精神的にも肉体的にも疲弊していて、
心配して欲しい状態ではあったのだが、
テレパシーでもない限り、それを夫が感づくはずはない。
嫌な予感がどぶ鼠のように脳内を這い回る。
「大丈夫、って、何が?」
動揺を飲み込んで、彼女は声を出す。
いつもと同じ音程で、いつもと同じ口調で。
何も知らない夫を欺くことに、胸が少し痛んだ。
「変な電話かかってきたんだよ。ヘリウムガスみたいな声の……。
ドラマの脅迫電話みたいなやつ」
「変な電話……?」
「うん。『お前の妻は今、八幡駅で降りて、さばきを待っている』って
繰り返し繰り返し何回も言うんだよ。
イタズラだと思って切ったんだけどさ、その瞬間、最後にそいつが
『瞳は』って言ったんだ」
「私の名前を」
「ああ。それでスゲー心配になってさ。八幡駅だって帰り道だし。
な、もう初芝駅に着いてるんだよな。八幡で降りてないよな」
「うん。大丈夫、心配ないよ」
瞳は、八幡駅の表示プレートを見ながらそう答える。
657 :
浴衣:2006/02/22(水) 00:55:48 ID:ouodbC6c
電話を耳に押し付けながら、瞳は階段を駆け下りた。
ホームで放送が流れると、ここが八幡であることがバレる危険があるからだ。
電波が悪くなり、夫の声が途切れ途切れになる。
「ゴメン、電波ちょっと悪いね。そろそろ切るよ」
瞳はそう言うと、最後に「それより仕事頑張ってね」と付け加えて
それから晩御飯はカレーだと告げて、電話を切った。
夫の声が、耳の内側で残響していた。
「変な電話がかかってきたんだよ」「スゲー心配になってさ」「八幡駅で降りてないよな」
寛治の優しい声が、不審や不安に揺れていた。
瞳をほんのわずか、疑っていた。初めて聴く、疑念の声。
寛治が、脅迫電話と関ってしまった、という事実は瞳にとって
『天国の中に、地獄が流れ込んだ』といってもいいほどの感覚であった。
どんな人間にもある、聖域を侵される不快感であった。
瞳は階段を駆け下りると、怒りとも悲しみともつかない感情を抱えたまま
さっきの障害者用トイレに再び入った。
658 :
浴衣:2006/02/22(水) 00:56:54 ID:ouodbC6c
男はスラックスを下ろさずに、便座に座っていた。
脂性の顔を傾けて携帯をいじっている彼は、アメリカの教科書に
「日本のサラリーマンの類型」として載っていてもおかしくないほど凡庸だった。
扉を開いて入ってきた瞳に、気付いていないかのように彼は携帯を操作している。
かつ、と靴のかかとで床を踏むと、男はようやく顔を上げた。
「ああ、戻ってきた戻ってきた。
戻ってこなかったらどうしようかと思ってたよ」
のんびりとした口調でそう告げると、彼は小さく微笑んだ。
「鍵、閉めて」
「……」
瞳は何も言わずに、振り返って「閉」ボタンを押した。
音無く閉まる扉。今度は本当に逃げ出すことの出来ない密室。
「戻ってきたのは、何のため? お願いする気になったの?
それとも警察の人を連れてきたの?」
飽くまでも、男はソフトな口調を崩さない。
後者の選択肢を、瞳が選ばないことを彼は良く知っているのだろう。
臍を噛むような気持ちで、瞳は口を開いた。
659 :
浴衣:2006/02/22(水) 00:58:09 ID:ouodbC6c
「お願いします」
これほど敬語を口に出すことを苦く感じたのは初めてだった。
自尊心や誇りを全て無いものと思い込まねば、決して言えない台詞だった。
「私の、万引きを、黙っていて下さい、お願い」
「ふむ」
「もし、その、そのために、必要なら」
「……」
「私を……、私を好、きに」
「え?」
「好きに……して下さい」
彼女が最後まで言い切ると、男はあごに手をあてて
『こりゃあ驚いた』というような表情を作った。
「奥さん、好きにして、でも、やっぱりまだ漠然としてるよ……。
だからさ、もっと具体的に『私に何々して下さい』とか
『私を何々して下さい』とか言ってよ。
そうすれば話がハッキリするからさぁ」
男はまだ、彼女の言葉に納得をしていないようだ。
これ以上何を言わせたいのか、と瞳は怒りより疲労感に襲われる。
660 :
浴衣:2006/02/22(水) 00:58:46 ID:ouodbC6c
「『私をナニして下さい』っておねだりしたら……
ようやく取引が成立するよ、奥さん」
男が笑う。
ほんの少しだけ、押さえ込んでいる欲望が漏れ始めてきたのが分かる。
頬の筋肉の動き、唾液があふれ出している口内、三日月形に歪む瞳。
のったりとした口調の奥に、耐え難いほどの飢え渇きが滲む。
スラックスの中に押し込んだ肉欲の塊が、体液を吐き出そうと悶えているのだ。
「私を」
瞳は、意を決した。
『ナニ』の部分はもしかしたら男の言わせたい言葉と違うのかも知れないが、
そればかりは彼女にもどうしようもない。
とにかく、思いついた言葉を、瞳は口にする。
「私を」
「おかして……ください……」
661 :
浴衣:2006/02/22(水) 00:59:36 ID:ouodbC6c
「あぁー、あぁー、あぁー……」
男が驚いたように声を上げる。
本当に言っちゃったよ、というような、白々しい声。
彼は立ち上がって、瞳の方に一歩近づいた。
「参ったなあ……これは困った……。
俺はそんなつもりじゃなかったのに……
奥さんのほうから求められるなんて」
粘り気のある息とともに、言葉を男は紡いでいく。
それから、彼は瞳の頬に唇を寄せた。
反射的に顔を五センチほど逃がしてしまう。
男は逃げる彼女の顔を追うように、閉じた唇の間から舌を出した。
唾液で湿った舌が、瞳に頬を蛇のように舐める。
「犯されたいんだぁ、奥さん……。じゃあしょうがないよ、しょうがない……。
ちょうどいい、奥さん。偶然にも、俺、今ガチガチに硬くなってるから……。
犯され甲斐があると、思うよ」
そこまで言うと、瞳の唇を舐めた。
662 :
浴衣:2006/02/22(水) 01:00:26 ID:ouodbC6c
「口開けて、奥さん」
男はそう言うと、指で瞳の口をこじ開けた。
そしてさらけ出された咥内に、舌を滑り込ませる。
瞳は「ふぎ」と妙な声を出しながら顔をよじった。
犯される覚悟を決めていても、口の中に舌を入れられることが極端に嫌だった。
理由を訊かれても、きっと瞳自身答えは出せないだろう。
ただ、口は性器より脳に近いぶん、より心と密接なのは確かである。
女性にとってキスは愛情の証であり、セックスの前ふりなどではない。
だからこそ、舌を絡めあわせ唇を重ねる接吻は、
神聖な儀式であり、誰彼構わず出来るものではないのである。
勿論、この状況の男にとって、そんな瞳の内面は推し量りようもないし
初めから推し量る気も無いだろう。
「好きにして下さい、って言ったじゃない、奥さん……。
ダメだよ抵抗したら……覚悟決めたんじゃないの?」
男がからかうような口をきく。
だが、いくら覚悟を決めようと、ゴキブリを目の前に出されて
「食べろ」と言われれば逃げ出してしまうだろう。
663 :
浴衣:2006/02/22(水) 01:03:38 ID:ouodbC6c
「今さら……ガードしないでよ……奥さん……。
さんざ焦らしたんだからさ……」
男の声が、熱を帯びてきていた。
そう思った瞬間、瞳の唇にべちゅ、と吸い付く口。
ぬるぬるした唾液が鼻の下にまで付着した。
「口開いて、くーち」
あごや頬までびちゅびちゅと嘗め回しながら、男が甘えるように言った。
瞳は硬く閉ざしていた口から、わずかに力を抜く。
ほんのわずか開いた唇の隙間に、粘液まみれの触手のごとく、舌が滑り込んできた。
ずるり、と瞳の口の中に入り込むと、その中をねろねろと暴れまわる。
結婚してから五年間、寛治以外の人間に舌を入れられたのは初めてだった。
「も、もごっ、もぅ、ぐ、う」
くぐもった悲鳴がトイレの中に反響する。
びちゅ、みちゅ、という聞き苦しいエコー。
五分以上も舌をこすれあわせたあと、ようやく男は瞳の口を開放した。
664 :
浴衣:2006/02/22(水) 01:04:16 ID:ouodbC6c
男は瞳の身体を回して、壁の方を向かせた。
その背後に密着して、彼女の乳房を下から持ち上げる。
「たまらないなぁ……」
感に堪えない、といった声を男は出す。
「普通に生活してるとね、楽しむにしても、限定されてるんだよ。
なんつーか、遊園地に行っても、乗れる遊具が限られてるみたいな……。
全てを思う存分に、とはいかないんだよ」
たぷ、たぷ、と乳房を弄びながら、告白するように呟く。
「一生に一度あるかないか、だからね。フリーパス、っていうのは……。
大事に、時間をかけて使わないと……。フリーパス……。
巨乳人妻を四つん這いにして、後ろからゴムなし挿入、射精回数無制限の夢のチケット」
「な、にを言って」
瞳の口から非難めいた言葉が出そうになる。
ゴムなし、という単語に彼女は過敏に反応した。
「犯す、っていうのは、そういう意味だよ、奥さん」
言葉が途切れ途切れになっている。口をきく余裕が無くなって来ているようだ。
「ここはトイレだからね……トイレは便座に、排泄するところだからね……。
ねえ、おくさぁん……おまん、こ、いじるよ……」
665 :
浴衣:2006/02/22(水) 01:06:58 ID:ouodbC6c
男が急に腰を引っ張ったので、瞳は「きゃっ」と悲鳴をあげて壁に両手をついた。
そのまま壁から三歩遠ざかった瞳の身体はΓの形になる。
腰を男に向かって突き出している状態であった。
男は人差し指を中指を口に入れて、唾液で湿らせた。
左手で瞳の腰をがっちりと固定し、右手でスカートをめくり上げる。
そのままいきなり下着の中に指を入れてきた。
すっかり乾いた陰核に、ぬるりとした熱の感触が伝わる。
それは痛みを感じない程度の摩擦とともに、ゆっくりと刺激を開始した。
瞳が十代の女性だったならば、圧倒的な嫌悪に身体が竦むところであるはずである。
しかし、彼女は二十代半ばの、しかも既婚者であった。
数知れぬ夜を夫とともにすごし、愛撫を受けなれた肉体を持つ女。
その身体は性的刺激に反射的であった。
梅干を見ただけで唾液が出るのと同じように、優しく触れる指先は
彼女の膣にわずかな潤いをもたらした。
「やっぱり奥さん、敏感だ……」
男はベルトを外して、スラックスをストン、と床に落とした。
666 :
浴衣:2006/02/22(水) 01:07:34 ID:ouodbC6c
トランクスを、剛直が持ち上げていた。
瞳を犯そうという意思そのものの固さである。
首を回して、瞳は男のそれを確認する。
彼女は突き出したままの腰に力を入れた。
男はそのまま少し屈んだ。
瞳の下着を指でずらして、彼女の性器をまじまじと見つめる。
「見ないで!!」
強い羞恥心が、発作的に瞳を叫ばせた。
男の太い人差し指と中指が、ピースサインを作るように裂け目を押し広げた。
そして間髪居れずにそこに顔を寄せる。
少しだけ匂いを気にする仕草をしてから、男は瞳の陰核を口に含んだ。
「やめて!! お願い!!」
烈しい抵抗の声が出た。
男は唾液まみれの舌で彼女の陰核を、周囲をなぞるように舐めると、
口を閉じてから、強く唇を押し当てた。
それから顔を左右にぶるぶると振る。
「あ」
陰核をこする唇の感触に、瞳は思わず、不快感ではない喘ぎを漏らした。
667 :
浴衣:2006/02/22(水) 01:08:04 ID:ouodbC6c
それから、十分近く、瞳の陰核と膣は責められ続けた。
静かな障害者用トイレに、粘膜の絡み合う音と、荒い息と、
瞳の苦悶の声が反響する。
くちゃ、くぽ、くぱっ 「やっ」 ちゅくちゅく、っぱ
くぱ 「あ、やだ」 ちょく、ぷ 「……嫌、もう、嫌」
「奥さん、もう、嫌がってるふりしなくていいよ……。
こっちの口は、上のと違って、嘘がつけないから……」
そういいながら、男は膣をかき回す。
「気持ちいいです、早く挿れて欲しい、って
ヨダレたらしてるもん、こっちのお口が」
「……そんなこと」
「ほら」
男は膣から二本の指を引き抜くと、瞳の前に出した。
ピースを作ると、その間にエイリアンの唾液のような
粘り気のある糸が引かれた。
「淫乱、って言われても、反論出来ないよ、奥さん」
668 :
浴衣:2006/02/22(水) 01:09:42 ID:ouodbC6c
「じゃあ、そろそろお楽しみの時間だね……」
そう言うや否や、男はトランクスを脱いで放り投げた。
別の生き物のように跳ねる男性器を、瞳は呆然と見つめる。
上着も脱ぐと、男は衣服を床に丁寧に敷き詰めた。
「奥さん、床に座って」
全裸で、便座に男は座る。用を足すようにも見えた。
瞳は床に敷かれた衣服の上に、正座する。
男は少しうつむいて、瞳を見つめた。
「万引きしたこと、反省した?」
「……はい」
「じゃあ、頭を下げて」
瞳は正座したまま、頭を下げた。
つまり、土下座である。
「そのまま、そのまま」
男は立ち上がり、土下座している瞳の背後に回りこんだ。
「じゃあ、腰を上げて……お尻をこっちに向けて」
669 :
浴衣:2006/02/22(水) 01:10:47 ID:ouodbC6c
土下座している瞳の視界には、便座と床しか映らない。
しかし、持ち上げられた腰に、男の身体が密着しているのは分かる。
膣の入り口に、太い肉の感触がした。
「力抜いて」
男の言葉と同時に、異物感が下腹部からこみ上げてきた。
――入ってきた……!!
瞳がそう思った瞬間には、先端部分がすっぽりと膣内に収まっていた。
それから、ぐ、ぐっ、と性器が押し込まれていく。
痛みを感じなかったのは、単純に膣内の摩擦度が極端に低下していたからである。
やがて、彼女の女性としての器は、男の肉欲をすっぽりと包み込んだ。
一本丸々、根元まで飲み込んだのである。
背中に、冷たい液体が垂れた。男の唾液だろうと瞳は思う。
「始めはゆっくり、動くからね」
男は台詞の最後に音符がつきそうな口調でそう言った。
670 :
浴衣:2006/02/22(水) 01:11:40 ID:ouodbC6c
「ひぃ!!」
瞳は大きく悲鳴をあげてしまった。
ゆっくり動く、と言った次の瞬間、男は
一秒に二回前後するペースで腰を動かし始めたのだ。
ビジュアル系バンドのドラムのような速さである。
「ひぃひぃ、いいぃ〜あ」
快楽でも苦痛でもない、単なる驚きの声を瞳はあげる。
男は尻を掴んでいた手を下にまわして、陰核を捏ねたり
時に尻を撫で回したりしながら、高速で腰を動かした。
「便座に遠慮するトイレなんて無いからねぇ〜……。
ほら、奥さん、ホラ、ほら、ホラ、ほら、ほら!!
旦那さんのと違うの入ってるよ!! いいの!?
これがお望みなんだろ!? ほら、ほらほらほらほら!!」
快楽の余り、急に良く喋るようになった男の姿は滑稽であった。
「あーーー、アレが溶けそう……あぁ」
「いっ、いっ、あ、あ、あぁダメ、ダメあんまりそんな速く動かさないで」
「後ろから、って良いよね〜奥さん。犯されてる〜って感じがするでしょ?
セックス、じゃなくて、交尾、って感じがするでしょ?」
671 :
浴衣:2006/02/22(水) 01:13:31 ID:ouodbC6c
「一生懸命に働いている時間帯に、奥さんは善がってるんだから
旦那もたまったもんじゃないよなあ、ねえ?」
「ん、く、ん」
「悶えてないで、おまんこ気持ちいいです、とか言ってよ、奥さぁ、ん」
「くっ、くっ、ん」
瞳は閉じていた目を開く。
頬が熱いのは、身体を動かしているせいだと思っていたが
そうではなかった。視界が歪んでいた。
涙が、汗と一緒にぽたぽたと垂れている。
「おくさ、ん、泣いてる? ひょっとして泣いてる?」
喜色満面で、男が尋ねてくる。
「泣いてないっ!!」
怒鳴るように答えるが、その声はすでに涙声だった。
「泣くほど、気持ちイイのか? それとも悔しいの?」
「うる、っさい!!」
「怒った〜。奥さん怒った〜」
陰湿に、男は笑った。
672 :
浴衣:2006/02/22(水) 01:15:33 ID:ouodbC6c
やがて、腰を動かす男の声が、喘ぎ声だけになってきた。
無駄口が減り始める。
一方、瞳は瞳で冷静に状況判断できる余裕はすでに無かった。
急激な運動とストレス、快楽と苦痛、混乱と困惑がない交ぜになり
心身ともに憔悴しきった状態だった。
四つん這いのまま後ろから衝かれ続けている瞳は、
膝が痛いな、などと思っている。
縦にぷるぷると揺れる乳房を、時々男がつまんで揉み解した。
「お、くさん……そろそろ出すよ」
「くっ、な」
「奥さん」
「中に、出したら……許さないから」
「奥さん、あ、あ、いい、あ、あはっ、ああ、ああ」
「やめて!! やめて!! ダメ!!」
「あ、あっ、うお!!」
「やっ!!」
この日一番大きな悲鳴が、身障者トイレに響く。
男は計十三回、身体を震わせた。
673 :
浴衣:2006/02/22(水) 01:16:24 ID:ouodbC6c
荒い息だけが、三畳の室内に響く。
十秒近い沈黙があった。
男は、挿したままの性器を膣から引き抜くと
「ふぃーー!!」と息をはいて額の汗を拭った。
瞳は肘を折ると、がくりと床に倒れこんだ。
膣から、白濁が垂れている。
「奥さん、ありがとう、全部出たよ……。これで取引成立ね」
男はそう言うと、瞳の身体の下の衣服をいそいそと引き抜いた。
瞳よりも、自分の衣服の方が重要、という動きである。
用を足した後の便座になど、何も興味を惹かれるものはないのだろう。
瞳は顔を起こすと、「絶対、もう、あの人に関らないで」とだけ言った。
濡れた頬が冷たかった。
「安心しなよ。身体を張った奥さんの勝ちだ。あの店員も、奥さんが反省すれば
データごと写真を消すって言ってたからさ。
いやあ、素晴らしい夫への愛を見れたよ、奥さん……妻の鏡だ」
取ってつけたような賛辞を残して、男はいそいそとトイレを出て行った。
674 :
浴衣:2006/02/22(水) 01:16:55 ID:ouodbC6c
瞳は自分の乱れた衣服をかき集め、急いでそれを着た。
それから便座に腰掛け、トイレットペーパーで膣を拭う。
脂ぎった男の体液はまだ残っていた。
さっきまで自分が四つん這いになっていたトイレの床を見て
しみじみと悲しい気分がこみ上げてきたが、不思議と涙はこれ以上出なかった。
寛治の声を聞きたい、と思って携帯電話を取り出したが、
彼女はどうしても通話ボタンを押すことが出来なかった。
――了
675 :
浴衣:2006/02/22(水) 01:21:57 ID:ouodbC6c
以上です。
「A Perfect Day for Threater(若妻脅迫にうってつけの日)」
トータル75レス分。いかがでしたでしょうか。
息抜きで始めたのにこんな長くなるとはおもわなんだ。
しかも途中から明らかに痴漢じゃねえし。もう訳わからん。
というか、ぶっちゃけこのスレ過疎ってね?
俺のせいか? 俺がダラダラ長い投下するせいか?
まあ、いいや。どうもスレ汚しすいませんでした。
またいつか機会があれば。
676 :
名無しさん@ピンキー:2006/02/22(水) 12:35:38 ID:W2c8Wb7n
何気なく覗いたら続きキテタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!
もしかして俺が一人目?
すくなくとも2人目。
浴衣のあとがきの誘い受けがなければなー・・・。
678 :
浴衣:2006/02/22(水) 20:56:40 ID:YdwlEg5v
>>677 あ、スマソ。悪気は無かった。わざと言ってるわけじゃないのよ。本音よ。
お気に障ったならすいません。
思いつくままに次回作アイデアを出してみる。
「三部作の続きをコツコツと書く」
「朝痴漢、学校でセクハラ、帰りにまた痴漢に遭う可哀想な女子高生」
「高層ビルのエレベーターガール痴漢」
「イベント会場で司会をするコンパニオン痴漢」
「高所恐怖症の女をつり橋の上で痴漢(笑)」
「初ビキニに挑戦した女の子、水着を流されて陸に上がれなくなってしまうところに群盗痴漢」
他、何か要望があればリクエスト下さい。応えられるか分からんけど。
三部作の続きは勿論だけど、個人的にはエレガ痴漢を読んでみたい。
電車痴漢で駅に当たるのが各階って事は、人目に晒される確率も高い訳で。
人数とか、色んな要素で電車シチュエーションより難しいものがあるだろうだけに、
それをどう料理してくれるかが楽しみ。
>「初ビキニに挑戦した女の子、水着を流されて陸に上がれなくなってしまうところに群盗痴漢」
マニアックなwww
>>678 長編乙でした。
その中からだとエレベーターかコンパニオンがいいですねす。
あとリクエストとしては、「デパートの入り口の案内係が席に着いたまま机の下の死角から
痴漢される」シチュを読んでみたいです。
×三部作の続きをコツコツと書く
○三部作の続きをコツコツと書け
最後まで作品書かないでアイデア垂れ流しするなら投下するな。
683 :
遙:2006/02/23(木) 16:08:06 ID:lJ15Tb9+
満員電車。
いつもに倍する乗客率。
同じ車両に乗り合わせながら名前も顔も知らない同士。
人の熱と息とでコートの下の体は熱いほど。
俯いた顔、その頬は赤く。
後ろから遙を抱き締めるようにイタズラする男の掌に覆われた体はむず痒く。
何故だか息が苦しい。
熱を出した時にように頭がぼーっとして上手に物を考えられない。
掌も指先も勝手に動いている。
左手の人差し指が遙の左の乳首を爪で引っ掻く。
繰り返し引っ掻く。優しいほどに。
汗ばむ男の右手に覆われた股間には絶えず振動と擽りが与えられ。
遙を抱きかかえるようにする男の体、背中に密着している体が不愉快なほどに熱く。
いつしか、爪で引っかかれている乳首に甘い疼きを覚え。
その頃には乳首を掻いていた筈の指先は親指と人差し指で尖りはじめた場所を摘んで転がし。
男の…人差し指と中指だろうか?…わからない。指が遙のクレヴァスを割り開き。
割り開いては閉じて。
閉じてはまたそっと割り開く。
その合間にも確かめるように、遙の体の中心に指先で触れ。
後ろの窄まりを親指が撫でて。
まだ柔らかな茂みを軽く引っ張って。
…上手に息が出来ない。
意識して、吐いて、また吸う。
息をする事だけに集中しようとしても。
クレヴァスの間をなぞってゆく指が。
まだ未熟な胸を優しく揉みながら乳首を虐める指が。
尻肉を掴むように揉みしだく掌が邪魔をする。
邪魔をされるたび、息が止まり。
あるいは小さく息を吐き出し。あるいは飲み込む。
口中に唾がたまっているのを感じて、飲み下す。
飲み下す音が大きく響いたような気がして、また焦る。
声をあげない、抵抗しない、嫌がらない遙。
それを背後の男がどう思ったのか。
胸をいらんでいた指が、白いシャツの胸元のボタンにかかる。
ひとつ、ふたつ、器用にはずす。
黙って、されるがままになっていた。
男の左手がボタンを外されたシャツの隙間から入り込んで遙の右の胸をそっと覆った時。
熱を持った男の汗と遙の汗と。あるいはそれ以外で。
男の掌に覆われた遙の股間も湿っていた。
浴衣さん長編乙!!!
いやーはーエロかった・・・!
粘着質な責めの表現が何ともエロイ
GJ!
685 :
名無しさん@ピンキー:2006/02/24(金) 21:32:05 ID:NDJ7agfG
687 :
名無しさん@ピンキー:2006/02/25(土) 18:41:25 ID:NLueGQ5a
土日です。
お休みの方も多いですね。
作家さんどんどんいらっしゃいです。
689 :
名無しさん@ピンキー:2006/02/26(日) 10:05:42 ID:oqAauYMX
乙!に、しても浴衣はマニアックだなぁ。
吊橋で痴漢て。ww
満員のバスで神業のような痴漢が次々と何十人もの女子高生のパンツの中に
イボイボのついた丸いバイブを仕込んでいく。
トイレに行って取り出したいが
電車事故で学校に間に合うにはこの電車一本しかないと乗り込む女子高生達。
満員電車の中でひそかに乗り込んでいた痴漢が電車が動き出したのを合図に
仕込んだ遠隔装置バイブの電源をスイッチオンに。
スシ詰めの満員電車のあちこちで唸るバイブに一人体をくねらせて悶える女子高生達…。
な話キボン。
691 :
名無しさん@ピンキー:2006/02/26(日) 10:32:16 ID:oqAauYMX
>>691 詳細希望(できればサイトのヒントを…)
浴衣さん乙。
俺はコンパニオン痴漢希望です
俺は海痴漢で
実は去年「海の家痴漢」というエロDVDを買(ry
696 :
名無しさん@ピンキー:2006/02/26(日) 14:01:04 ID:bH5bqEaH
つーか痴漢SS書くなら
誰でもいいから、アニメだの漫画だのキャラつかって書けよ
ちっとも感情移入できね
どうやら困った子が居る様なので空気読めないDQNが痴漢されて公衆の面前でお漏らししちゃったりする話希望
ageまくってる奴はツンデレ
お、何かビビッと来ましたよ
微妙なネタばかりだな
700 :
名無しさん@ピンキー:2006/02/28(火) 03:43:52 ID:R9c1Ywyx
女だけど浴衣かなりよかった!才能あるね
内容は良かった・・・のかな
ただ長すぎて中盤以降流し読みになった感が否めない
電車の中で集団で痴漢されて服脱がされたり挿れられたり
・・・ありえなくね?
まぁ 服の上から触るだけ揉むだけの描写だとかなりムズかしくなるんだろうけど・・・
文句いいつつおっきしちゃうおれが憎い
そこはそれ、小説ですから…
スカート→ストッキング→パンツの山を乗り越えてする痴漢シチュが好きだ。
前スレの教師の抜き打ち検査物モノとかってSSならではな感じだよな。
エロゲみたいでちんちんおっきしたけど。ww
705 :
仮面ライダー響鬼IN痴漢21人隊:2006/03/04(土) 11:57:13 ID:WPmA/sWN
『次は三郷〜、お出口は〜左手に変わります』
武蔵野線西船橋行き、緑のラインの快速電車は益々混み合って既に密集状態である。
その電車の五両目に出勤サラリーマンに押し潰されるように三人の私服の高校生が乗り合わせていた。
一人はショートカットに童顔の少女。カーキ色のTシャツに紺色のベスト、グレーのズボンという色気付く年頃の女の子に不釣り合いなお洒落に無頓着な服装である。
しかし力のあるパッチリとした目元、柔らかな口元、凛とした表情からは気持ちの強さと気高い美しさが隠しようもなく滲み出ている。
小柄な少女は申し訳なさそうにキュッと唇を噛んだ。
「ごめんなさい。あたしが時間帯をちゃんと考えなかったから」
「い、いや天美さんのせいじゃないって、これも修行の内ってかさぁ…」
連れの少年、明日夢が慌ててフォローを入れる。
「まぁ、スケジュールもまともに作れないようじゃ君はやっぱり鬼には向かないな。やっぱり俺が早く鬼にならなくちゃな」
もう一人の連れ京介が愚痴る。
少女はくやしそうに目を伏せる。
彼女…天美あきらは古来から魔化魍と呼ばれる魔物と戦う猛士という組織の一員であり、威吹鬼という鬼の愛弟子である。
鬼とは人々を魔化魍から守る為に身体を変化(へんげ)して戦う戦士の事。
あきらはその見習いである。
自分自身見習いの身でありながらひょんな事から明日夢と京介を弟子にする事になってしまい、今日は猛士の支部のある葛西へ修行に連れて行く為に三人とも高校を欠席して電車に乗り込んでいた。
明日夢と京介は猛士の使うディスクアニマルについて議論を始め、あきらは京介の悪態から逃れ、ホッと息をついた。
彼女自身、鬼の弟子としての身の振り方に自分の想いを巡らせていた。
二人の無茶な弟子入りを許したのもある想いがあっての事だった。
そうこうしている内に三郷駅に着くと無理に入ってくる乗客に押されるように営業マン風の男達が明日夢達との間に割り込み、あきらは肩で押し流されるように否応なく二人と引き離されてしまった。
バシュっとドアが閉まった瞬間、あきらはドキッと肩を小さく震わせた。
思わず目線を斜め後ろに落とす。
何者かの手があきらの小ぶりなお尻を這うように愛撫していた。
『ち、痴漢?!』
普段電車を利用する事の無い彼女にとって始めての経験だった。
それも手の甲などでは無く、両手の掌で押し包み、弾力を確かめるようにゆっくりと、だが大胆に撫で上げていく。
706 :
響鬼IN痴漢21人隊A:2006/03/04(土) 13:04:24 ID:WPmA/sWN
数瞬判明を躊躇う内、男の手はあきらの尻を絞るように揉みしだく。反射的に手を後ろに回し男の手をツネった。
だが、その瞬間別の男の手があきらの手を掴みグイッと引き離す。驚いて男を見ると、さっきあきらを明日夢達から引き離した営業マン風の男であった。
男はあきらの目線をまともに受けてもたじろぐ事も無くニヤリと笑うと、掴んだ手を自分の股間へと当てがう。
「〜?!」動揺したあきらは反射的にブツを軽く握ってしまう。初めて触れる硬直した悪意ある感触にギョッとする。束にしたミミズを握ってしまったような感覚に鳥肌がたった。
男はそうなる事を予測していたのか面白そうに目を細める。
いつの間にか複数の怪しげな男達があきらを囲み他の乗客から完全に遮断していた。
初めて身の危険を察知したあきらは男の手を振り払い、泳ぐような目で明日夢達を探した。
『明日夢君!』声を上げようとした瞬間手で口を塞がれ、両脇から腕を掴みまれ男達の術中に堕ちていった。
「だからさぁ、ディスクアニマルの役割ってのも猛士的にはさ…」
明日夢と京介は話に夢中になり、まったく異変に気付いていない。
男達の仲間は20人前後はいるようであり、他の乗客から全く遮断されたスポットを造りあげている。
尻を撫で回す手はズボン越しに指でパンティラインをなぞりつつ、もう一方の手で尻の割れ目へと掌を滑らせた。
「ふっ、んぐんっ!」口を抑えられたあきらの悲鳴は電車の振動音で殆ど周りに届かない。男達はあきらの脅える目を覗き込み下劣な笑みを溢す。
童顔とは対照的に盛り上った胸のふくらみに男達の視線が集中する。
邪魔なベストを捲ると歳に不相応に発育した盛り上がりに男達はゴクリとつばを飲んだ。飲んだ。見知らぬ男達の視線が女の急所である胸を這い回る感覚と恐怖にあきらは目を剥く。呼吸が乱れ、額に汗が滲み、胸のふくらみが大きく何度も膨縮する。(ハァ…ハァッ)
男の手が胸を軽く撫で上げる。切那電気に触れたようにあきらの身体がビクンッ!と跳ね上がる。
。それを見た男達の何本もの手が子供の頭を撫でるようにあきらの胸をヨシヨシと擦り撫でる。
ビクンッビクンッ…男達の手の動きに面白いように反応してしまうあきら。
男達はたかるように二つ盛り上がりをまさぐり、Tシャツがクシャクシャと音をたてる。
707 :
響鬼IN痴漢21人隊B:2006/03/04(土) 14:11:29 ID:WPmA/sWN
明日夢と京介も、まだ誰も異変に気付いていない。
二十人前後の仲間達が明日夢や他の乗客との間に二重の壁を作り、完全にあきらを視界から遮っていた。
「ぁッ…ムグゥ!…ンッ!ンンッ」
今、あきらのズボンの中には何本もの男の腕が無理矢理突っ込まれ、まだ男を知らないあきらの秘部を奪い合うように貪っている。
脚は内股にX字によれ、膝はガクッガクッと震え、今にも崩れ堕ちそうである。
前から3人の男達の手が 4本、後ろから2人の男が2本、ズボンがはち切れそうに盛り上がり、その股間部分が妖しく動めいている。
「むうぅ!キィィ〜〜!」手も口も封じられ、涙目のあきらは無駄と知りながら小さく首をイヤイヤする事しか出来ない。
若い七三分けのリーマン風の男がカーキ色のTシャツを脅やかすように焦らしながら捲っていく。
僅かに腹筋の浮き出した白いお腹とちんまりとしたオヘソが晒された。
リーマン風七三男はその敏感なヘソを擽り、押し広げ、指を突っ込み出し入れする。
柔らかな胸の膨らみは後ろからムンズと鷲掴みにされブルブルと振動を与えられる。
どんなに必死にもがいても男達のを振り払う事はできない。
男の荒い息を浴びる度に自分が女である事を思い知らされる。
ブラジャーは抜き取られ、Tシャツ襟首から情けなくぶら下がり、見知らぬ男の手の中で歪に螺シゴかれる胸元には硬く勃った乳首がポチッと浮き上がっている。
その間にズボンの中で男達の腕は暴れ続ける。バチッとを音たててジッパーが壊れ、全開に開いたチャックから青色の下着の生地が晒け出された
。パンティがこんもりと盛り上がり、ウネウネとダンスしているのは中で男達の手が彼女の純潔をすすっているからである。
男達の一人がポケットから小型ハサミを取り出してあきらのパンティを切り裂き壊れたジッパーからズルズルと引きずり出す。
ブワワと開いたチャックから恥毛が溢れ出した。
そして男達のハンドシェイキングに合わせてフルフルとダンスする。
「くぅんんンンッ〜ー!」悔しさと恥辱に堪え切れず涙が真っ赤に染まった頬を流れ落ちる。
「ンッ!ァ?ン・をンン?〜!!」同時耐え切れずアクメに達しビックンッッと上体を激しく海老反らせる。
男達は満足げにニヤニヤと笑っている。
放心状態の中怒りの感覚だけが広がっていく
『人々を守る鬼を目指す身でありながら、見知らぬ男達に何度も快感に堕としめられ、抵抗すらままならないなんて…』。
708 :
響鬼IN痴漢21人隊D:2006/03/04(土) 15:47:06 ID:WPmA/sWN
あきらの脳裏に幼い頃の記憶が蘇る。
彼女の両親は魔化魍に殺された。復讐の為に鬼になる道を選び、辛く苦しい試練にも耐えてきた。
それがこのザマなのか…。
額が熱い!まるで怒りが額に宿るような、この感覚は…まさか?
「ひ、ヒィィーー何だこいつ?」
男達は恐怖に歪んだ顔であきらの手を離した。
弱々しいと思ってた少女の額に一瞬怒りに満ちた鬼の顔が浮かび上がるのが見えたからだ。
あきらは男達には目もくれず着衣の乱れを直した。
殆ど同時に電車は西船駅に到着し男達は蜘蛛の子を散らすように逃げ去った。
やっと異変に気付いた明日夢達が放心状態のあきらの元へ駆け寄る。
「天美さん、な、何があったんですか?」
「さっきの奴らか?!畜生!!」京介が痴漢師達の後を猛ダッシュで追いかけていった。
「天美さん、あ、あきらちゃん?」
明日夢の呼びかけがまるで遥か遠くに聞こえた。
“鬼を目指す者は鬼であってはならない”
それが猛士の信念であり教えである。
しかし、彼女は自分の中に鬼を目覚めさせてしまった。
もう、人を守る為の鬼になる事は出来ないかもしれない。
あきらはこの時心を決めていた。
夢であった鬼への道を退く事を…。
終わり
Cを間違ってDにしちゃった(笑)
自分でハァハァしながら書いたので自分だけは満足しちゃいました。
あぁ、楽しかったぁ。
勢いがあって、こっちも楽しませていただきました。GJ!
>>709 響鬼は知らないけれども良かった。GJ!
元ネタがあると想像しやすくてついおっきしちゃう
>>708 まさかこのスレであきら凌辱が見られるとは思わなんだ。
ありがとうありがとう、大事におかずにするぜwwww
714 :
名無しさん@ピンキー:2006/03/08(水) 16:03:08 ID:jeCNoGR5
期待age
715 :
蚕:2006/03/12(日) 00:12:07 ID:2hLQAwXB
四客のテーブルを長方形に配置された会議室に、数人の女性が向かい合っていた。
節電の為に消灯された部屋は、ブラインドの隙間から漏れる光に、茫々と包まれている。
稲沢亜季はテーブルの隅で、欠伸をかみ殺した。
苦痛な時間が、雑音とともに過ぎていく。
毎日繰り返される、同僚の噂。上司の愚痴。ドラマ。芸能人のゴシップ。
半ば強制的に付き合わされるおしゃべりにも、そろそろ苦痛になってきた。
話題を探し、適当に相槌を打ち、適当に話をあわせる。ばからしい作業だといつも思う。
そうかといって、メンバーから抜けるのも、理由を探すのが面倒だ。
亜季は、壁の時計を見る。昼休みはまだ、20分も残っていた。
ふと、正面の川名静子が取り出した、小さな茶褐色のクスリビンに亜季は目を留めた。
静子は派遣されたばかりの亜季を、この昼食に誘ってくれた先輩だ。
静子は2、3粒の錠剤を、お茶とともに喉に流し込んだ。
「川名さん、風邪ですか?」
別に彼女の体調が心配なわけでもない。ただ、見つかった話題を口にしただけだ。
「ん、デトックス。今日から始めたの」
静子は瓶を亜季に向ける。ラベルにαーリポ酸とあるのが読める。
「あ、先週やっていたヤツ?」隣の祐子が間に入る。
716 :
蚕:2006/03/12(日) 00:12:49 ID:2hLQAwXB
「デトックス? 何でしたっけ」
静子は亜季から目を外し、ふっと鼻で笑う。
悪気はないのだろうが、人を小ばかにしたような仕草には、まだ慣れない。
「毒抜きのことよ。身体に毒が溜まって、悪さをするんだって。
たとえば、お肌が荒れたり、痩せられなくなったり、だるくなったりしたりするの。
その毒を抜いているの」
「へえ、毒って、たとえば……」
「えっと……鉛とかだったっけ。それがいつの間にか身体に溜まっているの。
つまり、新陳代謝が悪くなるって言うのかな」
「ふうん」
ひどく断片的だ。どんな毒か曖昧だし、どう悪くなるのかわからない。
どうせ前にテレビで放送されていたか、雑誌の受け売りなのだろう。
そういえば、ちょっと前までは、寒天の粉をご飯にふりかけていたような気がする。
彼女してみれば、こういう類の健康法は、髪型や洋服やアクセサリと同じような、
流行りものの一つにすぎないのだろう。言うなれば、一つの趣味だ。
健康、不健康と言うのは、始めから問題ではないのかもしれない。
瓶をしまう静子の手元を見ながら、意地の悪い考えにふけっていると、
静子が唐突に言った。
717 :
蚕:2006/03/12(日) 00:13:27 ID:2hLQAwXB
「今週末、暇?」
「え?」
「栄で、デトックスエステっていうのがあるの。行く?」
興味があると勘違いされたのか。
静子は亜季の反応を意に介さず、女性誌を取り出し、カラフルなページを亜季の前に広げて見せる。
女性誌にありがちな美辞麗句。女性の寛いだ顔が、文字に被さるようだ。
静子はページを繰りながら、幾つかの広告が並ぶページでを指差す。
『毒素排出! エステと気孔を組み合わせた全く新しいデトックス。
東洋の神秘が貴方のキレイを200%アップします』
他の広告と違い、色使いは非常にシンプルだ。お決まりの体験談も無い。
けれど、気孔というのがいかにも胡散臭い。
「いかにも怪しくないですか? これ」
「そう? 話を聞く限りだと、良いらしいよ」
「そうですかねぇ」
「行ってみない? 1人だとちょっと心細いの」
「え? あの、あ、私は……」
返事に戸惑っているうちに、昼休み終了を告げるメロディが流れ出した。
心待ちにしていたノクターンが、今日は腹立たしい。
「じゃあ、日曜の10時に。栄の「ソレント」でいい?」
「あ……、はい……」
静子は持っていた雑誌を亜季に手渡すと、会議室から出て行った。
718 :
蚕:2006/03/12(日) 00:14:22 ID:2hLQAwXB
*
薄い青色のガラスの向こうを見上げると、鉛色に濁りはじめていた。
見下ろす景色も何処と無く煙って見える。
雨が降り出す前に、さっさと終わらせて帰りたかった。
掃除もしたいし、まだ見ていないビデオが2本もある。返却日は今日だっけ。
いらいらしながら時計を見る。10時はとうに過ぎていた。
けれど、静子の姿はまだ見えない。
亜季は二杯目のレモンティーを注文した。
静子から受け取った雑誌を飛ばし飛ばし読む。
中身の無さなのか、焦燥感からなのか、内容が頭に入っていかない。
ページを繰っているうちに、携帯電話が鳴った。静子からのメールだった。
「ごめん〜、彼が急に来たのよ。もう着いてるよね。明日感想聞かせて」
亜季は画面の文字をぼんやりと眺めた。ふつふつと怒りが沸いてくる。
もっと早く言え。せめて1時間前に。
亜季はそう返信したい衝動を抑え、携帯を閉じた。
それにしても、メールでなく直接電話でも良いではないか。
嘗められているのか。
けれど、この程度で腹を立てていては、派遣稼業はやっていけない。
帰ろうと席を立つ。けれど脳裏に「感想聞かせて」の文字がちらついている。
もし行っていないのであれば、何か言われるだろうか。
真綿で首を絞めるように嫌味を言われるのは、耐え難い。
それに、折角休日に栄に出てきたのだから、このまま帰るのも癪だ。
行くだけは行ってみよう。嫌なら直ぐ帰ればいいだけだ。
亜季は会計を済ませ、店を出た。
719 :
蚕:2006/03/12(日) 00:15:20 ID:2hLQAwXB
店はすぐに見つかった。一階がすし屋の、雑居ビルの4階だ。
エレベータを出る。直ぐ前が入り口になっている。
清潔に整頓された店先と、白を基調とした外観の色使いからは、
広告で感じたのと同じような、落ち着いた印象だ。
「いらっしゃいませ」
入り口をくぐると、小さく声が響く。小柄な女性が笑みを浮かべ見ている。
目には、どことなく生気が無い。
亜季は少し不安になりながらも、体験コースを、とチケットと代金を差し出した。
受付の女性は、パンフレットを差し出して説明を始めた。
施設の説明、料金体系、施療の内容。その後、亜季は待合室のようなところに案内された。
待合室には、すでに数人が待っていた。皆亜季と同じような年代の女性たちだ。
ここでデトックスとやらの講義でもするのだろうか。
亜季は椅子に座り、もらったパンフレットを見る。
入会金10万、そして1回の施療が5000円か。
妥当な料金なのかは分からないが、高いのは確かだ。
それにしても、月会費でなく1回ずつの従量制というのは珍しい。
足繁く通ったとすると、余りに高額になる。
暫くして数人の女性が入ってきた。揃いの制服を着ていることから見て店員だろう。
案内されるままに奥に進む。
部屋を出て直ぐの廊下には、右側にいくつもの扉があった。その扉に一人ずつ案内される。
どうやら全体説明は無いようだ。
720 :
蚕:2006/03/12(日) 00:15:58 ID:2hLQAwXB
部屋に入ると先ずその狭さに驚く。三畳程度だろう。
シングルベッド。洗面台。それにエステの冶具と思しき機械。
壁や天井は全て白で統一されており、清掃も行き届いている。汚さや暗さは感じられない。
けれど、窓から注ぐ柔らかな陽光、開放的な空間に漂うアロマというのを想像していただけに、
亜季は少しばかりの落胆を覚えた。
それにしても、この空間から受けるうそ寒さはなんだろう。
亜季が呆然と部屋を眺めていると、案内した女性が話し出した。
名札を見るとマエダとある。
話す言葉には抑揚がなく、何処と無くたどたどしい。
顔立ちも日本人ではないし、どちらかといえばネパールやインド辺りの女性に見える。
「では、衣類をこの籠に入れて、ここに仰向けになってください」
「え……、脱ぐんですか?」
「ええ、マッサージしますので」
エステだから当然だろうと言わんばかりだ。
それにしても、説明も無くいきなり実技とは驚きだった。
「全部ですか」
「ええ」
「――あ、あの、下着も、ですか?」
店員は僅かに頷くと、2枚のタオルを差し出した。これで隠せということらしい。
亜季は躊躇しながらも、ブラウスのボタンを外していく。
いくら女性とはいえ、他人だ。肌を晒すのは、ひどく嫌悪感がある。
けれど、女性店員の変わらない表情を見ていると、恥ずかしがっているこちらが
不自然なように思える。
721 :
蚕:2006/03/12(日) 00:17:04 ID:2hLQAwXB
ジーンズを脱ぎ、ストッキングを脚から抜く。
店員に背を向けながら、ブラジャーとショーツをゆっくりと外していく。
まさか、こんなところで全裸になるとは思わなかった。
頬の辺りが熱くなっていくのを感じながらも、亜季はベッドに仰向けになった。
胸と腰をタオルで覆う。
左腕に店員の微温い手が触れる。ぬめりとした感触が移ってくる。
亜季は思わず身震いした。
生暖かいゼリー状の液体をゆっくりと伸ばしながら店員が話し出す。
「毒は血液に乗って全身を廻っています。つま先から指先、顔、髪の毛を廻ります。
通常は尿や汗や新陳代謝によって体外に排出されるのですが、
毒の量が許容量を超えたり、体が弱っていたりすると、
毒は体内に蓄積していきます。対策としては二つあります。
体の機能を高めて侵入を防ぐか、単純に排出量を増やしてやることです」
「あ、あのすみません、毒って、なんですか?」
「一般的には水銀や鉛、カドミウムなどの重金属ですね。
活性酸素や食品添加物をさす場合も有ります。場合によればむくみや宿便もそうですね。
でも当院では、女性が綺麗に生きることを妨げるモノも含めて、毒と言っています。
例えば、悩みや妬み、自己嫌悪――」
宗教みたい。亜季は声に出さず呟いた。
だからエステか。綺麗になって自分に自信を持てか。確かに。
亜季の質問が途切れたのを見て、店員が続ける。
722 :
蚕:2006/03/12(日) 00:18:01 ID:2hLQAwXB
「私どもの施療は、気を用いて血流を制御し、
体の隅々に張りめぐらされた毛細血管を刺激することで、
毒を体内から沁み出します」
気? 沁み出す? よく分からない。
「それには、体の尖った部分を刺激するのが最も効果的になります。
尖った部分というのは神経の集まった部分であり、毛細血管の多い場所です。
血液が集約され、毒が溜まり易いのです」
抑揚のない一本調子で話しながら、店員が亜季の指を掴む。
指の一本一本を、爪の間までを丹念に揉んで行く。
手を、足を、指を丁寧にマッサージされていく心地よさに亜季はだんだんと、
体が熱くなってきたのを感じる。
いや、自分の身体ばかりではない。店員の手が熱いのだ。
触れられている部分から、熱が伝播してくる。
マッサージが亜季の腕を這い上がってくる。
店員の手が腕、肘、上腕、肩と、周辺から中心にへと移ってきた。
そして、タオルの下に潜り込むと、両手で乳房に触れ、ゆっくりとマッサージを始める。
変わらない動作、皮膚の続きだとばかりに自然な動作だった。
「あの、ちょっと・・・・・・」
亜季は店員の腕を掴む。
店員の掌は構わずにマッサージを続ける。
「さきほども言った様に、体の尖った部分というのを刺激しています」
723 :
蚕:2006/03/12(日) 00:18:51 ID:2hLQAwXB
指が乳首を刺激している。
付けられたゼリーのせいなのだろうか。くすぐったさも、痛さも感じない。
有るのは羞恥と、胸に押し込まれるか熱い何かだ。
店員のマッサージのリズムは変わりなく、淡々と続く。
ぬめりを帯びた掌が、乳房を包み込む。親指が乳首を押しつぶし、捻り、押し上げる。
「あ・・・・・・」思わず吐息が漏れる。亜季は下唇を咬み、言葉を押し殺す。
これはなんだろう。男の胸に抱かれているときの幸福感に包まれた官能とは違う。
無条件に訪れる恍惚。
機械的に乳房を揉まれているだけなのに、単なるマッサージでここまで感じるだろうか。
「毒素が出て行くとき、ある種の爽快感を伴います」
亜季の疑問を見透かしたように女性は、語る。
亜季の脳裏に「東洋の神秘」「エステと気孔をミックス」という広告のアオリが浮かぶ。
気孔? もしかして。でも、そんなはずは無い。そんなものはありえない。
亜季は一人かぶりをふる。
店員の掌は、下に移動し、下腹部をなぞる。
臍のくぼみを何度か揉んだ後、腰に巻かれたタオルをずらし始めた。
724 :
蚕:2006/03/12(日) 00:19:38 ID:2hLQAwXB
え、なに、尖った部分・・・・・・ まさか。
――止めて。
あまりのことに亜季は声を上げた。
いや、あげようとした。けれど声は出なかった。
何かが制止している。
あそこはどんなだろうかと密かに期待する自分が。
亜季の淡い茂みに、店員の掌が触れていた。
その直後、亜季の体の芯から、じわじわと、波の様に恍惚が襲ってきた。
思わず体がのけぞる。
店員の親指が亜季の性器に触れるたびに、小さな突起物に触れるたびに、
熱さが波紋のように四肢をめぐる。
「あっ!」
亜季は思わず声を上げた。
「あ・・・・・・あ、ん」
羞恥という枷が外れたかのように、幾度と無く漏れる。
股間が熱い。
膣の周りが重くなったかと思うと、亜季の恥部を熱いものが濡らし始めた。
液体が内股を滑り落ちていく。
目が霞む。店員の顔が滲む。
顔色を変えず、淡々と「作業」を行っているのだろう。
もうそれ以上見ないで。
胸が苦しい。
子宮の奥が疼く。
突いて。澱のように溜まった毒素を掻き出して。
入れて。掻き出した隙間を埋めて。
新たな恍惚の波が、押し寄せてきた。
725 :
蚕:2006/03/12(日) 00:21:36 ID:2hLQAwXB
ふと、店員の動きがが止まった。
「――時間です。体験コースは一時間ですので」
事務的な口調ともに、徐々に恍惚が去っていく。
生理的欲求のみが、脳裏にこびりついている。
うそ、そんな・・・・・・どうして。
お願い、続けて・・・・・・。
亜季は店員の腕を掴み、目に訴える。
「――終了です」
亜季の哀願も空しく、返事はそっけない。
店員は衣類の入った籠を示した。
のろのろと、下着を着ける。ブラウスを、ジーンズを纏った。
席を立ってもまだ、下肢が小刻みに震えている。
お尻の辺りが冷たい。見ると、白いシーツがねっとりと濡れていた。
「本日でも、ご入会はできますので」
部屋をでて、戸を占めようとすると、背後から声がした。
振り返る。彼女が笑みを浮かべて見送っている。初めて見る笑顔だった。
了
じわじわとおっきした
読んでいると心拍数があがってくる小説ですな
GJです!
水ポケモンの名地、ハナダシティのポケモンスタジアムは割れんばかりの熱気と興奮に包まれていた。
会場を埋め尽くす人、人、人。そしてまた人。
埋め尽くされた観客席の階段をオレンジ髪のショートカットの少女が元気に駆け降りてくる。
歳の頃は十歳程であろうか。黄色いノースリーブチビTシャツに吊りベルトの半ズボン。
その足取りはウキウキと軽い。少女は少しでもバトルに近づいて見ようと最前列の立ち見の列に加わった。
「アー、いたいた!サトシー!!」
バトルのステージに懐かしい赤い帽子の少年が小さく見える。
少女の名はカスミ。子供ながらここ、ハナダシティをホームタウンとするポケモントレーナーだ。
今日はスタジアムで開催されるポケモントーナメントに、かつて一緒に旅をした仲間の少年、サトシ達が参加すると聞いて早速観戦に駆けつけたのである。
「サトシー!ピカチュウー!」
カスミの黄色い声援も今は大歓声にかき消されて届かない。
ステージ上ではサトシのバタフリーが対戦相手のクロバットと空中戦を繰り広げている。
“ワァ―――!!!”
観客のボルテージが一気に高まり、立ち見の客達がフェンスに押し寄せて来る。
興奮した大人達の人波に小柄なカスミは揉みくちゃに押し潰された。
「ちょっ、ちょっと〜」
息も出来ない程に四方から圧迫され、もう人の背中しか見えない。
肘で隙間を作り、何とか前に出ようとするが、力負けして押し返される。
かえって身動きすらマトモにとれない状態になり、カスミは人だかりから抜け出す事すら出来なくなっていた。
『く、苦し…』
不意に圧迫感が解け、カスミは間一髪窒息を逃れた。
見ると背後で自分の父親程の年齢の大柄な男性が肩と肘でカスミの周りに一息つける程度の空間を作ってくれていた。
「あ…ありがとう」
カスミは少し照れながら男の厚意に礼を言った。
男は密かにニヤリと笑った。目の輝きが暗い。
「いやあ」
そう言うと男はカスミの肩に手を置き、いきなり自分の懐へ引き寄せた。
バトルステージではバタフリーがクロバットのエアカッターに苦戦を強いられていた。
バタフリーも痺れ粉で反撃するも分が悪い。過熱していく声援にカスミの悲鳴はかき消されていった。
男は身を屈め、抱き抱えるようにカスミを捕らえている。
カスミは両手で胸をかばい、身体を捻って男の手から逃れようともがいていた。
「なにすんのよ、痴漢っ!」
男はカスミの腕の間から胸を狙って手を捻じ込もうとしていた。
カスミの胸にはまだ膨らみと言える程のものは付いていない。ややぽっちゃりとしたボリュームが付いている程度である。
彼女自身何気に気にしているところであった。
男は胸を攻略する隙を探りつつ、片方の手で短いTシャツから無防備に露出する華奢なオナカをまさぐり、ヘソをくすぐった。
カスミは肩を振って逃れようとするも男の手は執拗だった。
「フャヒャッ‥やみぇりぇ‥」
ついに堪らす手でヘソを隠した。
すかさず男の手が無防備になった胸元へ滑り込んだ。
「この!」
カスミは爪で胸を覆う手を引っかいた。手に複数のミミズ腫れが生じたが、男は痛がる様子も見せず胸を上下に擦った。
「ムキイイイイ!!」カスミは顔を真っ赤にして悲鳴をあげ、踵で男の足を思いきり踏んづけた。
男は全く動じる様子もなくカスミの胸を撫で回した。
人だかりは益々激しさを増し、スタジアムの熱狂はバトルと共にヒートアップしていく。
カスミは涙を噛み締めて男の手の動きに耐えていた。
自分の手でズボンの裾を握り締め、悔しさと恥ずかしさにすくめた肩を震わせた。
男は背後からカスミを自分に押し付けるように抱き抱えている。
端から見ると優しい父親が娘を人だかりからかばっているようにしか見えまい。
だが、その手は少女の薄いTシャツ生地の上から乳首の見当をつけて摘みあげ、ささやかな弾力をもてあそんでいた。
カスミはもう一度意を決して男の足を思いきり踏みつけた。
そのまま立て続けに何度も踏みつける。
胸の先端を摘む指がカスミを罰するかのように思い切りツネった。
「―――ッ!!」
カスミは痛みにギュッと身をすくめる。
悔しさに涙が頬を伝った。
その時、近くで拳を振り上げ、サトシのポケモンを応援していた青年がカスミの様子に気付いた。
青年は怒ったような顔で人混みをかき分け、カスミ達の前に立った。
『タ・ス・ケ・テ』
カスミは通じてくれと祈るような気持ちでアイコンタクトを送る。
男は慌てて手を引っ込め、ソッポを向いた。
だが青年は一瞬ニヤリと笑みを浮かべると、カスミを引き寄せ、小振りなヒップをムンズとばかりに鷲掴みにした。
「〜な、なっ」
不意を付かれ、カスミの口元がひきつった。
背後の男も再びカスミに張り付き、カスミはサンドイッチ状態で小さな胸と尻をいじられた。
バトルステージではバタフリーが痺れ粉でクロバットを戦闘不能にし、二番手ファイヤーを迎え撃つ。
強豪ポケモンの登場に会場のボルテージは更に高まる。
「ひ、ひきょうよ…あんた達…」
男達は聞く耳持たず、喜々として薄っすらと盛り上がった程度の胸を指先で執拗についばみ、丸みを帯びた尻を絞るように揉みしだいた。
「あぐう…っ」
カスミは大の大人二人に挟み撃ちにされ、もはや流石に抵抗する気力は無い。
ただ歯を食いしばり、ズボンを握りしめて辱めに堪えていた。
シャツの脇の僅かな隙間から手を差し込まれ、無い胸を激しく摩擦された。
小さく突き出した尻はガッシリとした掌で力任せに揉みシゴかれる。
「アっ…はァ…ッ」
カスミは突き上げてくる感覚と必死に戦っていた。
ズボンを握り締めていた指先が鍵状に力み、震えた。
恥ずかしさと屈辱感に何度も涙が込み上げてくる。
ついにはズボンの上から股間までもがまさぐられ、その手はペットの喉を撫でるようにしゃくりあげる。
「ひん…ハァ…うッ」
カスミは堪えきれず声を押し殺しすすり泣く。
男達はカスミの涙声に更に興奮した様子で、乳首を掴んだ指先を震わせ、指を押し込む勢いで股間を揉みシゴく。
「キッ…ふゥッ…んッ…んッ」
カスミは自分の親指を噛んで身体を支配しようとする感覚を押し殺す。
膝を擦り合わせ、モジモジと腰をくねらせる。押し殺す泣き声も次第に切なげに変えられていく。
カスミはどうする事も出来ず、棒立ちのまま男達に愛玩されるがままであった。
不意に「オイ!おまえら」
甲高い子供の声が響いた。
二人の男はカスミを投げ出し、人混みをすり抜け脱兎の如く逃げ出した。
男達を追い払ったのはカスミよりも小さな十人程の子供達のグループだった。
「ハァァ…はァ、は」
カスミはやっとの事で息を整える。
その頃ステージではファイヤーに敗れたバタフリーに変わってサトシのゼニガメが戦っていた。
ゼニガメの水鉄砲攻撃をファイヤーはヒラリヒラリと空中でかわす。
「おネエちゃん、だいじょうぶ」
「ハァ!ハァ!ハ」
子供達が背中を擦ってくれた。
張りつめた緊張から神経がやっと解放された。
「ハァ…はっ!?」
突然、背中を擦る小さな手がスーッとお尻へと降りてくる。
「ここ、イジメられたの?」
そう言うと尻の割れ目に指を滑らせる。
カスミは自分の身に起こっている事態が信じられない。
自分の全く知らない世界へ迷い込んだような気がした。
リーダー格らしき少年が親指を捻って合図すると子供達は一斉にカスミを取り押さえた。
「ここも、イジメられた?」
リーダー格の少年は、その手をカスミのズボンの前ポケットに突っ込み、深々と下腹部を愛撫した。
「ヒイッ、な、なに?」
少年の手がポケットの中で際どく這い回り、カスミの背中がビクンと跳ね上がる。
「あ…やめッアァッ!?」
シャツの脇から、ズボンの裾から、あらゆる服の隙間から子供達の小さな手が深々と差し込まれ、カスミの素肌を這い回る。
子供達のその手は信じられない程にテクニシャンだった。先程の乱暴なだけの男達とは雲泥の差である。
カスミは確実に急所を探し出していく小さな手のテクニックに屈辱を感じながらも悶絶感を抑えられない。
「ハァァ…んッ…んッ…だ…駄目」
子供達は好奇心に満ちた眼差しでシャツを捲りあげ、ズボンのチャックを降ろした。
ズボンがゆっくりと引き降ろされ、カスミの縞柄のパンティが晒された。
「ダメ…」
助かったと思えばリセット。助かったと思えば又コンティニュー。
余りの不条理さにまた涙が溢れてきた。
まだ淡い斑点のような乳首が晒され、少年達の指が両の乳輪を擽るようになぞってゆく。
じらすようにパンティが剥かれ、子供達の視線が一点に注がれる。
カスミは恥辱感に思わず腰を引いた。
途端に子供達の手が両乳首をツネり上げる。
「ァァぁん!!」
カスミは思わず甘い悲鳴をあげた。
何本もの子供達の手が伸び、カスミの微妙な膨らみを楽しそうに捻った。
どうやら“見せろ”という事らしい。
子供達はニヤニヤと笑いながら女子の急所を痛め続け、胸に幾つめの痣が刻まれていく。
カスミは羞恥心に身を焦がしつつ、うつ向いたまま少年達の前に震える腰を突き出した。
子供達はかぶりつきでカスミの乙女の部分を観察した。
一点に注がれる好奇の視線にカスミの身体の芯が痺れていく。
恥ずかしさと、悔しさと、感じた事の無い“なにか”が混ざり合い、カスミの精神を甘く支配しつつあった。
リーダーの少年が合図を送ると、子供達は膝までズリ落ちたカスミのパンティを引き上げ、穿かせた。
そしてまた脱がしていく。
カスミの顔が羞恥に歪む。
そしてまた穿かされ、また脱がされた。 子供達の視線に幾度となく犯され、カスミの中で屈辱感と羞恥心が限界まで高まり、身体の芯からいやらしい何かが這い上がってくるのを感じた。
ステージではゼニガメとファイヤーのバトルが大詰めを迎えつつあった。
ファイヤーの炎の波動攻撃にゼニガメは防戦一方となる。
観客の悲鳴にスタジアムは震えんばかりである。
そのスタジアムの一角でカスミは幼い子供達に全身を舐め回され戦慄いていた。
首筋がひきつるようにヒクヒク震え、腰が勝手に前後に動いた。
「ぃ…ハぁッ…ふぅン…」
幾つもの舌が身体を這い回わり、肉を噛む。カスミはもう考える事が出来なくなってきた。
乳首を吸われ、全身に歯形を残され、次第に全身が快感に浸されていく。
末端の神経まで痺れていく感覚に意識が冒され、もう何がどうなってもいいような気がしてきた。
「おネエちゃんキモチいい?いっしょにキモチよくなろ」
リーダーの少年は自分のズボンをパンツごとズリ下げた。
カスミは虚ろな目でピコンと勃った親指程の肉棒を見た。
「い れ る よ…」
少年が最高に意地の悪い笑顔で腰を押し付けてきた。
勃起しているのが不思議な程の幼い肉の串がカスミの乙女の部分に突き立てられていく。
カスミは虚ろな意識の中で秘所を擦られる感覚と痛みを感じた。
「ぅぅッ!はぁッ…」
カスミはスイッチが入ったかのように自ら腰をツイストさせた。
「あッ、いギぃ…はァぁ…ぎ」
少年は動かず、カスミは腰を振り続ける。
カスミと少年の股が血で染まり、ペチペチと下半身の打ち付け会う音が卑猥に響いた。
カスミの鮮血は二人の下着やズボンまでも汚していく。
「はぅ…くッ…ぅんん」
カスミは苦しげにあえぎ、苦悶の表情を浮かべながら腰をくねらせる。
少年の顔が次第に快感に切なげに変わっていった。
「こぉらあー!何してんのあんた達!」
突然甲高い女の子の声が響き、驚いた少年達はパンツも穿かずに逃げ出す。
カスミはガックリとその場に膝をついた。
「大丈夫?ステージから悪ガキが集まってるのが見えて、遅くなってゴメン」
赤いジャケットに頭にバンダナを巻いた少女が手を差しのべる。
サトシの今の旅の連れ。ハルカであった。
「あ…ありが…と」
カスミは全身がうずきに支配され言葉も出せない。
ようやくハルカの肩を借りて立ちあがった。
ステージではゼニガメが炎の波動で戦闘不能に陥り、サトシは切り札を使った。
「ピカチュー君に決めたぁぁ!」
観客は一気に総立ちとなり、人だかりがバッファローの群れのように押し寄せ、ハルカとカスミを呑み込んでいった。
ハルカ「きゃあ!」
カスミ「わぁ!」
そして悪意ある男達の手が八方から伸び、たちまち二人の衣類をむしり取っていった。 ――再びCONTINUE――
おわり
嗚呼、投下してしまいました。
暴走したなぁという部分も直さず晒けだす事にしました。
いや〜お恥ずかしい。
GJです。スタジアムで痴漢とは珍しいシチュエーションですね。
次々に相手が変わる展開も面白いと思います。
ただ、次からは一度メモ帳などでまとめてから投稿して欲しいです。
展開が早い印象は受けたけど、発想は大胆で良いです。
大胆なだけ、整理して強引さを薄くする必要も出てくるので、それさえあれば
読みやすさと読みごたえが両方出ますよ。
ポケモンの痴漢って珍しい。ファイヤーもってるトレーナーは誰だろう。仮にも
伝説のポケモンなのだが。
実は俺も小説書いたんだが、あまり感覚が狭いの気持ち悪いので明日に。
読み直しも含める意味でも。でも明日は忙しいからダメかもしれません。
739 :
736:2006/03/18(土) 23:37:04 ID:mQgzG0A3
>>737>>738 丁寧な感想とご指摘有り難うございます。
大変励みになりました。
しかしファイヤーって伝説のポケモンだったのですね。マズー。
三大鳥ポケモンの中ではとりわけ風格に欠けると思うからいいんじゃね
一番欠けてんのはサンダーだと思う
アニメでは複数いるっぽいし無問題
743 :
438:2006/03/19(日) 22:02:34 ID:hE83dU2R
用事が終わったので投下いきます
744 :
視点A:2006/03/19(日) 22:03:19 ID:hE83dU2R
今日も定刻通りに電車が来る。一目見るだけで車内が人で埋め尽くされてい
ると分かる。
大学生になってから一人暮しを始め、電車で通学しているのだが、満員電車
の熱気や圧迫にも慣れてきた。二年も経てば気にすることも疲れてくる。
それに、何も悪い事だけではないのだ。OLや女子高生の、胸やら尻やらを堪
能できるというメリットがある。無論、痴漢はしない。危ない橋は渡らない。
万一捕まるなんて失態、とても知り合いに顔向けできない。
だから俺は自らは動かず、柔らかい感触が揺れと共にやってくるのを待って
いる。
だが、俺はとうとう禁忌を犯した。
あの時俺は、悶々としていた。彼女とも別れてしまい、自慰も久しくしてい
なかった。だが、本当にそれだけが理由だったかは定かではない。
とにかく、痴漢の味は最高だった。自分への快感は僅かにせよ、あの興奮は
忘れられず、思い出せば体内に熱いモノがこみ上げる。
745 :
視点B:2006/03/19(日) 22:03:51 ID:hE83dU2R
満員電車がこれほどまでに辛いものとは想像していなかった。高校生になっ
て浮かれていた私を襲った最初の洗礼は、熱気と圧迫だった。
胸が隣の人に当たってしまうし、電車が揺れる度に体の様々な部分を触れれ
ている錯覚に陥る。入学式はこれからなのに早くも憂鬱だった。これを三年間
も耐えなければならない事実が、重くのしかかった。
春の陽気がふんわりと降り注ぐ。それだけが心を晴れやかにした。
まだ一駅も過ぎていない。四つ駅を通過し、五つ目の駅で下車することにな
っている。道のりは長かった。
実は、一分も経たない頃に、第二の洗礼があたしを襲う。
―――痴漢が、あたしの身体を触ってきたのだ。
そんなこと知る由もなく、あたしは高校での生活に期待を膨らましていた。
今だから思えるのだけど、あれを忘れることはできない。あの快感は、独特
のあれは、未開のあたしを開拓していく気がした。
746 :
視点A:2006/03/19(日) 22:04:30 ID:hE83dU2R
しつこく上下左右に揺られ、今日の抗議はサボってしまおうかと考えていた
ときだった。
押されてしまったのか、一人の高校生が俺の目の前に立った。
初々しさが溢れている。きっと今日から高校に通うのだろう、女子高生一年
生だ。この状況はさぞ苦しいだろう。
しかし、高校生にしても童顔かもしれない。制服は有名私立高校のものだ。
セーラー服なら中学生に間違えられるに違いない、あどけない顔立ちだった。
視界に女性がいるとどうしても身体を視姦してしまう、俺の癖が発動する。
胸は年相応か、もしかすると平均以上か。腰周りはなかなかのものだ。ウエ
ストの細さがスタイルの良さを強調している。太腿は締まっている。運動経験
がありそうだ。それでも肉感はしっかり残っている。瞳は大きめで円い。それ
が幼く感じさせる要因の一つだ。肩より少し長い、綺麗に輝く黒髪が清純そう
である。
総合的には割と男に人気のありそうな女だと認識した。童顔好きなら恋愛対
象になりうる。
短めのスカートが電車に合わせて動く。短いといっても、今のコはこれくら
いが普通で、特別丈が短いことはないと考え直す。
彼女を見ていると、段々と股間に違和感が現れてくる。
少なからず、この少女の身体で興奮しているのだ。それは紛れもなく真実。
気を落ち着かせようとするが、充血は止まない。むしろ時と共に増大していく。
手を出し掛けて、躊躇した。戸惑い、後悔する。
痴漢だけは、できない。あとを考えると、とても無理だ。
彼女の甘い香りがほのかに伝ってくる。脳髄に危ない何かが流れた気がした。
―――分からなければ、周りが分からなければ大丈夫だ。大丈夫だ。そっと、
手の甲で尻に触れるだけだ。もしかしたら彼女自身も痴漢と気付かない可能性
もある。俺だけの秘密にするのだ。
恐る恐る手を伸ばした。黒い(紺というべきか)ミニスカート越しに、女子
校生の尻の感触を楽しんだ。
747 :
視点B:2006/03/19(日) 22:05:08 ID:hE83dU2R
ついていない。先程から執拗にスカートの辺りを触られている気がする。偶
然そこに手があるだけの場合も否定できない。でもあたしはこれに不快感を感
じている。
(どうしよう。怖い……イヤ、どうしてあたしが……)
混乱のあまり体が縮こまっている。とにかく、ここから動かなければ。
右を見ると、壁しかない。不慣れな通勤ラッシュで端まで追いこまれいた。
いつのまにか不利な立場になっていたことに更なる困惑を覚える。
(きっとこれだけだよね。これ以上はしてこないよね。)
淡い期待を込め、我慢を選んだ。明日から注意しよう。極力端に立たないこ
とにすれば、被る危険は低い。今は諦めよう。
そんなあたしの願いを無視して、痴漢の手は太腿に移動していた。反射的に
足を閉じた。手はお構いなしに太腿を撫でる。触れるか触れないかの、擦るよ
うな手つきに、理解不能な感情が胸に巣食う。
(息が荒いよ、痴漢も、あたしも。嫌じゃないかも……変だよあたし。これ
は犯罪で、あたしは被害者。なのにどうして、嫌じゃないの?)
思えば高校受験を目の前にして、一人遊びを控えていた。する時間も惜しん
で勉強して、合格が決まったら色々と手続きとか準備で、暇があったら友達と
残り少ない時間を楽しく過ごしていた。
男の子とは、一回だけ付き合った。先輩だった。キスも数回だけ、軽いもの。
相手の受験で自然消滅したけど、それまではとても楽しかった。カラダの関係
は持たなかった。あたしが頑なに拒否して、先輩も無理強いしなかった。
ひたすらに純情を貫いてきたはずなのに、唐突なふしだらな行為で高ぶるな
んて、淫らだとしか言い様がない。
(ダメ、こんなこと。でも……嫌じゃない。そんな怯えた手つき、やめてよ。
もっと大胆に責めてくれたら楽なのに。抵抗できないって言い訳して、エッチ
なこと、されるがままなんだよ? ねえ、この手の持ち主さん……ねえ)
748 :
視点A:2006/03/19(日) 22:05:53 ID:hE83dU2R
今まで触れた身体の中で最も柔らかい、魅惑の武器を持った少女だった。息
が不自然に荒くなり、右手は別の意思をもっているようだった。
罪悪感で胸が痛む。それをよそに、欲望の矛先はスカートの中まで侵入して
いた。
ショーツの肌触りの奥に、若々しい肉がある。ゆっくりと尻を揉む。撫でる。
指だけを、少女の秘部へと重ねた。スジをなぞると、そこは確かに湿ってい
て、ショーツから愛液が染み出した。俺の指先が少女の分泌液で濡れた。
痴漢とはこれほど簡単なものなのだろうか。いや、きっと俺は運が良い。例
えこの女が俺の手を掴み痴漢の被害を訴えたら、俺は一生犯罪者の烙印を背負
って生きていかなければならない。幸運だ。
この幸せを十分に愉しむべく、俺は少女の敏感な突起を転がすように責めた。
少女の身体が僅かに跳ねたが、それ以上の抵抗はない。完全に官能に陥った。
押しつけて愛撫すると、腰の動きが妖しくなり、更なる快楽を求めてきた。
押す力を強めてみる。すると身をよじらせて悦びを味わっているようで、その
様子は俺にしか分からない程度でありながら、妖艶であった。
ほら、気持ち良いんだろ? これが良いんだろ?こうやって、転がすみたいに
されるのが快感なんだろ? 俺も最高だよ。女子高生の股を苛めるなんて、そう
体験できないからな。このまま果てさせてみたいもんだ。
指を二本、人差し指と中指で擦る。遠慮して腰をくねらせて、刺激を感じて
いる。俺とこのコの体は完全に密着していて、肉棒が彼女に常に当たっている。
彼女の股間はできあがっていて、洪水みたいという形容は間違いではないと
知った喜び。指を動かす度に愛液が滴り落ちる。
我慢できない。ここまでやってしまたんだ。指を入れても大して変わらない。
人差し指でショーツを退かす。液体が一滴垂れた。
ゆっくりと挿入していった。まるで性器を挿れるかのごとく胸が高鳴った。
言い様のない興奮だった。セックスでは知り得ない未知の感動。虜になってし
まいそうな、強烈な満足感だ。
第二関節が入ったあたりで侵入を止めた。処女の可能性も否定できないから
で、破瓜の激痛は立っては到底堪えられない。自分でも笑ってしまう、よく分
からない配慮である。
膣内は生暖かく、しかも溢れるほどの潤滑液で満たされていて、例えるなら
熱帯雨林。茂みの中は湿っている。
彼女のなかを掻き回した。
彼女の背筋が伸び、体が震えた。
気分が荒れ、冷静さも薄れ、ただ欲望の趣くままに女の身体を愉しむ。
既に周りの人間の存在など、全く気に掛からなくなっていた。
749 :
視点B:2006/03/19(日) 22:06:24 ID:hE83dU2R
あたしは快感に身を任せるしか選択肢が浮かばなかった。時折喘ぎ声が漏れ
てしまい、他人に聞こえないかと心配になる。
もっと、もっとこの快楽にすがりたい。あたしのなかを掻き回す手の持ち主
が誰であろうと関係ない。あたしに淫らな刺激を与えてくれさえすれば、あと
は何もいらない。指先が誘うその向こうに辿り着きたい。悦びを知り、羞恥を
快感として受けるこの身体に、一層の辱めを与えて欲しい。
身体は、確実に絶頂に近付いていた。
足が震える。感じる度に中心が熱くなり、体中に電撃が走る。
「あ、やぁ、あ、あ、あ……」
激しく指を動かされると、どうしても吐息混じりに声が漏れる。熱いものが
体内に広がっていくのを感じた。それは徐々に脳髄を、指先を、足先を、そし
て、乱れた園を侵食していった。
「んっ―――!」
―――全身の力が抜けて、頭が真っ白になった。
「はぁ……はぁ……ぁ……」
あたしは果ててしまったのだ。吊り革に全てを委ねている。これがなければ
床に膝をつけているはず。
一度高みに上り詰めたら、疼きが止むには時間が掛かる。下車するまでには
この熱が引いて欲しい。
痴漢の手がスカートの中から出た。あたしがイってしまったことを察したの
だろう。確かにあれはぎこちなくも巧みだった。恐れながら敏感な箇所を苛め
てくる、明らかに女の身体を知った経験のある人物だった。
痴漢については常習ではないが、愛撫については技を持っていた。
処女喪失を待たず他人にイかされてしまった。一般的にはクリトリスへの刺
激の方が達し易いらしいが、男の身体を知る前に指で犯されたことは堪らなく
屈辱的で、また、その快感に溺れてしまった。
電車のドアが開いて、そこをくぐると駅のホームが広がる。日常と変わらな
い忙しない雰囲気。あたしを襲った出来事など、そこには無関係なのだ。
(これから毎日、こんな目に遭うのかなぁ……)
それは恐怖か、それとも喜びか、あたし自身もまだ分からない。
―――結局、あれ以来痴漢に遭遇することはなく、一週間平穏な日々が続いた。
あの指先の快楽を想いながら・・・・・・
俺自身に痴漢経験はないので、完全な妄想です
被害者の女の子の陥っていく様子が雑かもしれない
絶頂までも早すぎでしょうかね?
>>750 おお、完全二視点作品。何気にこのスレ初かな?
非常にテンポ良くて、且つ複数視点が活きていて好きです。
続きありそうですね。
俺もおとさせてもらいます。すいません。
GJです。
女性視点の多い痴漢小説の中で、二視点作品は新しくて面白いですね。
絶頂の早さとかは好みの問題だから作者の自由かと。
でも私はもうちょっとねちっこい方が好きです。
痴漢描写に関しては皆、想像で書いているのではないでしょうか。
私は特に不自然さは感じませんでした。
現実の痴漢は氏ねと思うんだが、
こういう妄想の痴漢だと(*´Д`)ハァハァできる俺がいる。
なんにしてもGJ
言いたいことはもうみんなに先に言われちゃったけどさ、無理なくいい感じに書けてると思うよ。
738氏GJ
>>750 >俺自身に痴漢経験はないので
痴漢経験ある住人は多分ひとりも居ないぞw
1回だけしました
相手が電車から降りる時、ひたすらものすごい勢いで睨まれました。
必死で目をそらしました。
その頃は中2でした。
痴漢はファンタジーです
758 :
名無しさん@ピンキー:2006/03/21(火) 12:50:31 ID:zaK+sLSb
デリヘル ヴィーナス に元モデルが過激なことを・・・
759 :
名無しさん@ピンキー:2006/03/21(火) 12:52:46 ID:2napP6z7
さげ
>>756 十代の性欲ってのは抑えがたいものだし、
若気の至りって言葉もあるけれど
それを踏まえても実際に痴漢をする人間は最悪です
痴漢ものAVを見るのも、痴漢SSを見るのも何の罪でもないけど
実際にする人間は死んだほうがいい
プケラッチョ
死ぬほど過疎ってるけど、
何か投下したらまた人が出てくるのかな?
過疎ってるけどいるよ。
投下無いと話すこと無いし。
誰も居ないと思ってたから、一分で出てきてビックリしたw
ああ、確かにそうだなあ。雑談するほど穏やかなスレじゃないもんな。
むしろ投下以外のレスはほとんど煽りレスだし。
俺も過去に何度か投下したけど、「GJ!!」以外の反応こないもんな。
投下さえすれば用ねーよ、て感じでなんか怖いんだよな……。
「いいこと考えた」そう言って、光彦は人差し指を立てた。
目を真っ赤に腫らした小山内舞と、少しやつれた面持ちの倉持理子がその言葉に反応して彼を見つめる。
二人とも、泥沼化した状況を打破する鶴の一声に期待する顔をしていた。
うんざりとした気持ちを表面に出さないように苦労しながら、光彦はもう一言
「どちらがより魅力ある女なのか、二人で勝負すればいい」と付け足した。
「勝負……って?」
倉持理子が困惑を隠しもせずにそう問いかける。
語尾に滲んだ非難めいた響きを、あわてて噛み殺したのが光彦には分かった。
挙動ひとつひとつに、光彦に嫌われまいとする必死さが見え隠れしているこの女が
彼はどうしても好きになれない。いじましい、なんて全く思えなかった。
「一途さ」の中には常に「狂気」か「自己中心性」が潜んでいることを、光彦は良く知っていた。
小山内舞にしても同様で、彼女は「光彦を愛する自分」を愛しているに過ぎないのだろう。
二人とも、無意識に一途なふりをしているだけの、勝手な女だ。
挟間光彦は、そう認識している。
だから、敢えて彼は「勝負」という言葉を口にした。
出来れば、勝負方法を聞いた瞬間に二人とも怒って立ち去ってくれればいいと思っていた。
そういう偽悪的な理由と、彼個人の趣味から、勝負のルールは定められた。
それは途轍もなく馬鹿げていて、説明する光彦自身が噴飯してしまうほどであった。
「痴漢対決」
彼はそう銘打った。
こんな対決を思いついた背景には、光彦が痴漢物のアダルトビデオを
昔から好んでいたということがあった。
中学を卒業するあたりから女性に不自由しない人生を送ってきた彼であったが、
「痴漢をしてみたい」という欲求だけは満たされることが無かったのである。
それは性欲、愛欲と似て非なるものであり、通常の性行為では代償たり得ない。
高校生の頃からそのジャンルの映像作品を観たり、ときにはそういう行為をする
風俗店にも足を運んだりしたが、その都度「これは違う」と逆に歯がゆい想いを重ねるだけであった。
彼の欲求は、本物の犯罪の中にしかその発散を望めないものだったのだ。
だからこそ、光彦は「勝負」を提案したのだ。
「電車に一時間乗って、より多くの男性に群がられれば勝ち」
彼はそうルールを定めた。
無論、この時点で二人の女が「ふざけないでよ!! 人をなんだと思ってるの!!」と激昂して
自分から離れていってくれればいいとも光彦は思っていた。
というより、恐らくそうなるだろうと彼は確信していたのだ。
最低でも、どちらか片方は脱落してくれるだろうと。
だが、小山内舞も倉持理子も、彼から目を背けなかった。
むしろその双眸には、必ず勝負を制してやるという気迫めいたものすら浮かんでいたのである。
「電車に乗ってから、降りるまで、一言も声を発しないこと」
「光彦の許可無く電車を降りたり、車両を移動しないこと」
「痴漢に対しては原則的に抵抗をせず、恭順すること」
「勝敗の判定は全て光彦が行う」
以上のルールを、二人の女に説明した。
「できるだけ沢山の男に触られてきなよ」
光彦は小ばかにしたような声でそう言った。出来るだけ、彼女らのプライドを傷つけるように。
「あと、乗る車両と、時間帯と、服装は俺が決めるからね」
さらにそう付け加える。
せっかくやるからには、二度手間にならないように、きちんと下準備をしなくては。
光彦は「馬鹿げた遊びだ」と自認しながらも、そんなことを考えていた。
舞と理子は、彼の言葉に無言で頷いている。
阿呆女どもが――。光彦はこみ上げる冷たい侮蔑の言葉を嚥下した。
時間と、場所と、二人に着せる服と、勝負前後の段取りを定めるのにそれから二日を費やした。
日本で一番痴漢発生率、検挙率、被害報告率の高い路線は西武王京線であることを調べるのに一日。
二人に着せる服装――文字通りの勝負服だ――を決めるのにもう一日である。
勝負の日時をメールで二人に送りつけると、光彦は「下らない」と思いつつも少しだけ興奮していることを自覚した。
二人同時に乗車させては、どちらがどうなっているのか判断出来ない。
かといって時間帯をずらすのはフェアでない。
光彦はそう考え、二人の勝負は日をずらして行うことにした。
肌を撫でる風が優しさを見せ始める初春の木曜日。
倉持理子は、克田台(かつただい)駅の障害者用トイレで着替えをしていた。
光彦に渡されたバッグの中から、衣服を取り出して着て、
代わりに着てきた衣服をバッグに詰めて、それを彼に返すのである。
彼女は着替え終わると自分の姿を鏡に映した。
俯き赤面する、ひどく地味な女がそこに立っている。
「いいじゃない」
光彦はそう言った。彼は便座に座ったまま、理子の着替えを見物していた。
「理子には敢えて、露出の少ない服が似合うかなって思ってさ」
「うん……」
返事と違い、明らかに納得のいっていない表情である。
光彦は頬が緩むのを抑え切れなかった。
理子の服装は、薄手のセーターと膝をすっぽりと隠すロングスカートである。
肌の露出はむしろ少なく、色合いも紫に白と地味に揃えている。
しかし、それは彼女の性的な魅力を最大限に引き出すコーディネートだと光彦は思った。
「自慢のオッパイ、強調されてていい感じだよ」
「自慢じゃないよ……」
消え入りそうな声で理子は反論した。眉を寄せた困り顔は泣き出しそうだ。
薄手のセーターの下には、下着も何もつけさせていなかった。
凝視すれば乳頭がどこにあるのか、セーターの上からでも分かるほどである。
倉持理子は、ひどく目立たない外見をした女だった。
剃っても抜いてもいない眉はやや太く、常に少し寄せられている。
その下の大きな瞳は細められ、長い睫毛は小刻みに震えていることが多い。
鼻筋は真っ直ぐ通っていて、薄い唇とマッチしている。
顔のパーツパーツはむしろ整っていて、美人顔と言っても差し支えないのだが、
自分の存在感を無意識に消そうとする彼女の挙動がその印象を薄めている。
長く黒い前髪がさらに暗そうな雰囲気を醸しており、その姿はどこか亡霊じみてすらいた。
彼女は仕事の取引先の相手から「あのオッパイの大きい娘」とか「暗そうな娘」と
あだ名をつけられることはあっても、その名前や声を印象つけることは無いのである。
理子を目立たせるには、彼女の身体的特徴を強調するのが一番だと、光彦は考えた。
敢えて露出を抑えることで「気の弱そうな雰囲気」を出しつつ、身体の線を見せるのが彼の狙いであった。
「じゃ、ちょうど六時から、さっき言ったとこから電車乗ってね」
「……うん」
心なしか顔色が悪い。
これから痴漢されに行くのだ。気分が優れないのも無理からぬころだろう。
痴漢されたくない。痴漢されなくてはいけない。
彼女が心中で、その二律背反にいかなる結論を出しているのか。
それを想像しただけで、光彦はぞくぞくと昂ぶってしまう。
女性専用車両があるのにも関らず、理子はわざわざ帰宅途中のサラリーマンでごった返す車両に乗り込んだ。
スーツ姿の男たちが、みっしりと閉鎖空間に詰め込まれている。
乗りそびれるわけにはいかない。光彦はドアから身体をねじ込んだ。
少し遅れて理子が乗り込もうとした。
車両内の男達が「ここはもう入れないから、向こう行けよ」という険のある目線を寄越す。
彼女はわずかにたじろいだ。
「ドアが閉まります。駆け込み乗車はおやめ下さい」
ホームに放送が流れる。
その瞬間、理子は男達の渦に身を投じた。
密集した男達の隙間に、か細い肉体が捻じ込まれる。
すぐに彼女は押し出されそうになったが、ドアが先に閉まってそれを防いだ。
光彦は、少し離れた場所から、理子の様子を窺っていた。
彼女はむせ返るような、疲れた中年男達の匂いに辟易した表情を浮かべている。
今にも「くさい……」とか「暑苦しい」とか声を上げそうな弱り顔だ。
そんな彼女を押し潰しそうなほど圧迫しているスーツ姿の男達。
その光景は、ピラニアの群れに投げ込まれた肉を連想させた。
理子の豊満な胸が、彼女の前に立っている男に押し付けられて歪んでいる。
彼女の周囲の空気が変わってきていることを、光彦は察した。
それは釣りに近い感覚だったのかも知れない。
放り込んだ餌に獲物が喰い付くのを、ただじっと待っているだけの静かな高揚感。
勿論、餌に食いついた瞬間痴漢を釣り上げるわけではないが。
理子の周囲に居る男達の姿を光彦は観察する。
彼らは果たして、痴漢をするだろうか、しないだろうか。
いくら扇情的な餌を放り投げたところで、彼らが性欲を押さえ込める強さを持っていれば
それに食いつきはしないだろう。人間は欲求を制御出来る生き物なのだから。
家で待っている家族のことを思えば、彼らとて軽々に犯罪行為には走れないだろう。
まずは彼らを縛っているその頚木を外さなければ、思うような絵は見られないはずだ。
光彦はそう考え、彼らに出来心を起こさせるために、
女性専用車両のある車線で、敢えてこちらの車両に理子を乗せることで
「周囲が全て男性、それも会社帰りのサラリーマンが八割方」という特殊な状況を作りあげた。
それは「女性専用車両に乗らない理子が悪い」という理由を作ることにもなる。
さらに理子に「声を出すな」と指示することで、彼らに安心感を持たせることもできる。
男達の心から「罪悪感」と、捕まるのではないかという「恐怖感」を取り除けば、
後は仕事の疲労とストレスが生んだ「欲望」だけが残る。光彦はそう読んだ。
――「正義感」なんてものは、それに比べれば大したものではないと。
男性器のことを日本では「まら」と呼ぶ。
漢字を当てれば「魔羅」である。
その語源はキリストを誘惑した悪魔にある。
「魔がさす」とは悪魔が心に忍び込み、悪意の扉を開けることを言う。
男にとって、性衝動はまさに魔であり、もっとも抑えがたい欲望でもある。
理子の後ろに立っている男の表情が変わったのを、光彦は感じた。
前を向きながら、目線は下に降りている。
口の形が、何かを言おうとしているみたいにもごもごと動いている。
左手で吊り革を掴んでいて、その反対側の右肩が不自然に下がっている。
――始まったのか。
光彦はそう感じたが、彼の位置からでは、理子がどんな行為を受けているのか見えない。
だが、彼女の表情を見て確信を得た。
さっきまでの、匂いや暑さを嫌がっている顔ではない。
眉にしわを寄せて、唇を尖らせたその顔は何かを我慢しているときのそれだ。
額が汗で少し光っていて、長い前髪が乱れていた。
間違いなく、直接的な接触を受けている。
光彦はその瞬間、自分も性的興奮を得ていることに気付いて驚いた。
痴漢されて、心底不愉快なのにそれを必死で堪えている理子を見て、
彼は欲情していたのである。それは、理子に対して、ではない。
自分がこれほど特殊な性癖を持っていたということに、光彦は戸惑っていた。
首筋にかかる息の熱さと柔らかさに、倉持理子は鳥肌を立てていた。
自分が性欲の対象となっている、ということに彼女は敏感な女だった。
大抵の痴漢行為は、まず背後から始まる。
背中に密着している男の動向に、理子は最大限の注意を払っていた。
鼻から吐かれる「はー」という勢いのある息と、
口から漏れる「はぁ……」という粘り気のある息が
交互に理子のうなじにかかる。
一瞬、肘を曲げて男と距離を離そうと思ったが、すぐに思いなおす。
自分は痴漢されなければならないのだ。
そのために乗り込んだのだ。
挟間光彦の顔を思い浮かべる。彼の姿は理子の視界に入っていない。
恐らく後ろから自分を見ているのだろう。
二の腕いっぱいに鳥肌を立てたまま、それでも倉持理子は
不愉快な吐息に抵抗せずに耐え忍んだ。
右太股に、指先が当たる触感がした。
背後の男の、黒いバッグを持っている右手が彼女の太股に当たっている。
普通に立っていれば、間違いなく当たるはずの無い箇所だ。
首筋にかかる息が、「はぁ……はぁ」と規則性を持ち始める。
欲情した男のそれだと、理子にはすぐ分かった。
は、早く続きを!
久々の投下だし否定したくはないけど
眉毛さえ整えて無くて、真っ黒の髪っていくらなんでもキツくない?
面白い設定でいいと思います。
GJです!
窓の外には林檎売り 声を嗄らして林檎売り
きっと誰かがふざけて 林檎売りのまねをしているだけなんだろう
保守
そろそろ続きを・・
781 :
名無しさん@ピンキー:2006/04/09(日) 02:06:14 ID:maF4D2r5
保守
春なのに新人も来ないのか、このスレ。
エロゲを元にしたのって、ここに投下して良いの?
「相変わらずお洒落じゃない。」
渋谷ハチ公。昼前。声をかけてきたそいつは、ワックスとスプレーでガチガチの茶髪にサングラス。
メンズエッグに乗ってそうな、やたら高そうなホスト風のジャケットとジーンズ。センター街の制服。
「ミニスカがまぶしーよ。よく似合ってるね。フレアっつーんだっけそれ。」
「だって、これ…リョージさんが穿いて来いって」
「あ、そーだっけ?」
この期に及んで、何故か敬語が出てしまった。ずっと、タメ語でなめられないように
しなきゃって思ってたのに。バカ涼子。
携帯をバッグにしまって立ち上がると、あたしより20cmはでかそーなカラダから、
意外とガッシリした腕が肩に絡んでくる。ニシキヘビみたい。見たことないけど。
「で、どうすればいいんですか?
もう敬語で通すしかないの?あたし…
「話が早くて助かるよ。まあつまりー、今日一日オレの言うこと聞いてくれたらオッケー。
12時の鐘とともに晴れてシンデレラは自由の身ってわけ。優しいだろ?魔法使い」
鳥肌。とても二の句が告げない。ハハハとも言えないヒドイセンス。寒いって口に出すのを
押し殺すのがやっとだった。
「まあ今日はそう落ち込んだ顔しないでサ、仲良くやろーよ実際。ね」
歩きながら肩から腰に降りた腕は調子に乗ってニュートンの法則かなんかでさらに下って
スカートの下に滑り込んだ。
「(ちょっ!!!)」
マルキュー前交差点。むせ返る人ごみ。満員電車の最果て。ギラギラしたのとグダグダしたのが
いったりきたりの最前列で堂々とこの痴漢。一撫で。二撫で。脚が真っ直ぐになった。
「(ホラ、空気読めって)」
あたしが見上げると、意にも介さずにケラケラしてるホスト崩れが目で促す。
ひょっとして、ものすごく怯えてるのが顔に出てるのかも。20cmの圧力。
「(…)やぁだー、やめてよリョージったら!」
なんだかしらじらしい気持ちにマジで鳥肌。それでも彼の腰に手を回してみる。
お尻から手が離れたりはしない。知ってたけど。
歩行者用の信号がまだ変わる前にみんな歩き出す。お約束。蜂かなんか?
なんだかもう、今、すごいイライラしてる。そんな自分が嫌いになる。
どう考えたって、この男が一番悪いのに。
あたしってお人よしだ。
呼び出しのメールにあんな写メがなければ、あたしだってホイホイ出てきたりしなかったし、
今だって、丁重に断って(本当はもっとキツイこと大声で言いたいけど、多分言えない)
さっさと帰りたいけど、そういうわけにいかない。ニットのカーデもミニスカも、ブーツも指定。
そんなのに全部従うほうが、馬鹿なのかもしれないとうっすら分かってたんだけど、
あの、もう洒落にならない、怖気が奔るっていう感じの、怖さはそれどころじゃなかった。
「さすが元演劇部だねえ。サイッコーに自然だったぜ今!」
そんなことは覚えてるのにどうしてこんなに脳みそのたらなさそうな言葉が吐けるんだろう。
っていうか、この人に喋ったことないしソレ。SNSだ。
あたしが手首をつかんだらようやく離してくれた。パンツが片側食い込まされてる。
でも、この人はマシなほう。地元にいた頃の痴漢なんて、本当にヒドかった。
パンツの中にまで指入れてきて、電車を降りたらポケットに5千円入ってた。
3日は家を出られなかった。
向こうもちょっと歩きにくかったみたいで、それからは腕を組んで歩いた。
ファーストキッチンの窓壁の席でポテトを薦められた。一応、食べた。
「あの…」
「何?」
「えっと…ホテルとか行くんじゃ、ないんですか?」
今にして思えばこんなこと聞くなんて世間知らずにもほどがあるんだけど。
「それじゃつまんないじゃん。」
リョージはあっさり言うとコーヒーを一口。あまりにもあっさり。就活のコが
大手企業で志望動機語りだすときくらいあっさり。
「あと半日あるんだから、たっぷり楽しもうよ。それは最後だよ」
リョージの彼女よりは、あたしのほうがキレイって言うのは、多分間違いないと思う。
モデルだってやってるし、おっぱいだってあたしのほうが大きいし、脚もわたしのが細い。
この人は、多分ファッションで女の子を連れて歩きたいタイプなんだ。
わからないわけじゃないけど、やっぱり軽くケーベツする。
「じゃあ最初のミッションだけど、パンツ脱いで。今」
あぁー
「え、それって…え」
なんかもう、困った顔っていうより笑った顔。聞き違いかもしれないなんてそんな確率が
0%だってことは、分かってはいるんだけど、うん、分かってたから、聞き返さなかったのか
「え…ここで?」
「うん」
イスに体を預けて人差し指で合図。心臓が急激に早く打ち始める。どうしよう、なんか、
下着の内側から、変な汗が出てる。
「だって、ここ…」
見回すと、昼時ってことで結構人は大勢いる。窓の外の往来も激しい。トラフィックジャムって
言うんだっけ、そんなバンドがあったようななかったような。
「遊び遊び。度胸試しみたいなもんだよ!高校生だってそのくらいやるよ?案外
気づかれないんだって」
慣れた手つきでジーンズから携帯を取り出して、開いてテーブルに置いてコチラに
ディスプレイを向けて以上1秒の早業。そこには、例の写メ。自分の口が開いたのに気づかない。
「脱げよ」
顎で合図。俯くあたし。指で机を叩く。両手を太ももの間に埋める。スカートに皺がよる。
「早く」
あたしは窓の外の人たちの方を見た。ガラスがなければ、他の席の人よりよほど多い。
後ろの席の二人は、おしゃべりに夢中でこっちを見てはいないはず。
スカートの中の太ももに指が触れて初めて、自分の全身が小刻みに震えていることに気がついた。
スカートの淵から薄いブルーの布がももに沿って下りてくる。ニュートンのリンゴ。でも、ここは
あたしの家でも、更衣室でも、トイレでもなく、ファーストキッチンの日差しがよく注ぐ窓壁沿い。
あたしはとっくに自分の指先しか見られなくなっていた。
膝より先に出せば滑り落ちると思っていたけど、ブーツに引っかかってふくらはぎにからみつく。
なま脚にブーツで来いって指令。なんだか空気が重い。なにもかもが超下向き。リンゴがにくい。
テーブルに滴がたれる。黒いブーツを横断する青いのが動く。ヒールに一度引っかかって伸び、
親指で外そうとして膝を上げたときにテーブルが大きな音を立てた。キョドる勢いで折りたたんだ
上半身を戻して人の多いほうに顔を向ける。
何分間か見なくてすんだリョージの顔は、相変わらずにやついて、ポテトをほおばっている。
左手の中に生パンツ。リョージは何も言わずにあたしの指を外してそれを無造作に
机の上に出した。食事か日光浴でもさせたいの?
「おつかれさま〜、ほら、飲みなよ」
コーラを薦められるがままに、思わず飲み干した。どれだけ水分が出ちゃったんだろう。
ぱんつをくしゃくしゃと丸めて口元に持っていくリョージはそのまま顔を店内にやる。
「それじゃあ、あそこにアキバっぽいのいるのが見えるだろ?これ差し上げます、って
言って、それあげてきて」
!!!
「そしたらすぐ店出ていいから」
「できないです。そんなことしてどうするんですか」
「売ったっていいけど、そっちのほうが面白いじゃん」
私がこの日ようやく反撃らしい反撃を必死になってしてみたのに、全然あっさりかわされる。
300円位するゼリーののど越しだってこんなにあっさりしてない。
「ほら、早く行けよ、長谷川涼子19歳。」
「ちょ、フルネーム言うのやめてください!」
「じゃあオレ先に片付けて入り口で待ってるよ」
彼が立ち上がった拍子に私も立ち上がったけど、全然足が動かない。ダメだ。
動かないと超不審者。おまけに、なんかスースーする。ノーパンでミニスカ。
どう見ても普通に痴女。しかも、見知らぬ男の人に、パンツ渡してくる?
顔がなんかすごく疲れてきてる。自分でもよく分からないタイミングで堰を切ったように
ツカツカ早足に歩き、のんきにピザをかじっている小太りの男の席につく。
ぽかんとした顔。何も言いやしない。
「あの、これさしあげますんで、あの、ごめんなさい!」
見なくたって視線が集まってることくらい分かった。痛かった。体の真ん中の芯が
熱くてしょうがない。今日は薄着なのに、もう真夏みたい。俯いて早足で、ようやく
店を逃げ出した。しばらく、窓際には座れそうにない。
DJ。
>>765-773の続き
白のロングスカートは生地が薄く、その上から腿を撫でている男の指遣いがはっきり分かる。
彼はバッグの取っ手を握っている右手の、人差し指と中指で理子の腿に触っていた。
「触れている」と「触っている」では受ける触感が全く違う。
「触れている」だけならば、指先は一定の力で単なる圧力をかけてくるだけである。
しかし、背後の男の手つきはそうではなかった。
二本の指先で交互に押したり、指で肉を挟んでみたり、筆のように力を強弱させたりと、
自分の肉の暖かさと柔らかさを味わおうとしていることが理子には良く分かる。
多くの女性にとって、単なる性欲だけで触れられるのはもっとも不愉快なことである。
発情した男は、ときとして女を人間として見なさなくなることがあるからだ。
男女に関りなく、自分を利用されるというのは一番気分の悪いことであろう。
理子はほんのわずか、男のほうを振り返った。
光彦がどこにいるのか確認する意味もあった。
肩を捻って、右側に首を回す。
そこで、痴漢と眼が合った。
神経質そうな一重まぶたが欲望に歪んでいる。
男のどろりとした黒目が理子を捉えている。
すぐに、理子は前を向きなおした。
恐怖と嫌悪で、危うく悲鳴を上げそうになった。
恐らく今この男は、自分と二人きりになったら迷うことなく犯そうとするだろう。
そういう眼をしていた。理子にはそれがひと目で分かった。
理子と眼を合わせたことで、恐らく痴漢は少し安心したようだ。
彼女が抵抗する意思を持たないことを確認出来たと思ったのだろう。
周囲の人間が全て男だということも、痴漢の後押しをしていた。
理子の臀部に、熱い何かが押し付けられた。むろんそれはスラックスを持ち上げる肉欲の塊である。
それは電車の揺れに紛れつつも、明らかにそれと違う動きで彼女に押し付けられていた。
尻のちょうど割れ目の部分に、ぐいぐいと。
柔らかな彼女の肉の感触を、指先よりさらに神経の集まる部分で堪能しようというのだろう。
スカートとスラックスと下着越しではあったが、彼女は十分に不快感を味わった。
それと同じだけの快感を彼は得ていることは間違いない。
熱い鼻息がうなじに掛かる。男の右手は腿から少しだけ膝に近づいていた。
最早、ある程度までは周囲に見つかっても構わない、という動きである。
最悪バレても、糾弾する人間は恐らく居ないだろう、と痴漢は読んでいるのだ。
痴漢自身も含め、仕事に疲れきったサラリーマン達に、そんな気力は無いのだから。
膝からするっと指先が駆け上る。
思った以上の成果に、口の端に浮かぶ笑みを噛み殺しきれなかった。
光彦は独特の緊張と強い興奮、そして未知の快感に身を震わせる。
理子の表情はほとんど見えなかったが、彼女を取り囲む周囲の状況は良く見えた。
彼女は気付いているだろうか。
自分が痴漢されている姿を舐めるように見ている無数の視線を。
明らかに不自然な動きと表情の男女が、とても目立っているということを。
もとより、車内に乗り込んだ瞬間からある程度人目を惹いていた理子である。
彼女が眉をひそめ、歯を食いしばり、頬肉をこわばらせ、肩を左右に揺すっている姿が
視線を集めていないわけがないのだ。
実際に触っているのは、一人だけだろう。周囲の人間はまだ、あくまでも見物人だ。
「おお、すげえ」などと思っているだけの。
だが、見物人の一人が手を出せば、恐らく連鎖的に全員が動くに違いない。
――どうだい、理子。
存在感の薄さだけが取りえの君が、今や皆のアイドルだ。
君の痴漢される姿が魅力的だからだよ。
理子は全く抵抗出来なかった。
もちろんそれは光彦との約束の履行に他ならないのだが、
そんな彼女の複雑な事情など痴漢に分かるはずもないし、
分かったとしても何も変わらないだろう。
痴漢はもう、周囲から見られることを怖れてはいなかった。
見られても構わない、と判断したのだろう。
バッグを持っている右手のみならず、吊り革を掴んでいた左手も
理子の身体の感触を味わおうと降りてきていた。
一方で理子は、周囲から見られることを極端に怖れていた。
それは「見られるとどう困るか」を説明出来ない、純粋な羞恥心からである。
排泄するところを見られるのが嫌、という気持ちと同じようなものである。
自分が痴漢されているところなど誰にも見られたくは無かった。
だから、彼女は可能な限り、動きや音を出すことを抑えてきた。
しかし、それでも太股や尻に触感を覚えるたびに彼女の身体はわずかに震える。
そしてそれに伴い、紫のセーターを押し上げている胸の肉がふるふると揺れていた。
ハンドボールほどの大きさの乳房、その先端に尖った突起がつんと空を向いている。
くずれかけたプリンのようなぐにゃりとした柔らかさではなく、
飽くまでも強さと重さを感じさせる、果実のような肉。
それが男達にとってどれほど美味しそうに見えるのか、彼女は分かっていなかった。
理子の背後で、痴漢の動きに変化が生じた。
彼女の尻に張り付いていた男の股間が、痙攣するように動いたのである。
男は唇をふるふると軽く震わせ、それから「はぁ」と長い溜め息を吐いた。
彼はすぐに理子から身体を離すと、ちょうど到着した次の駅に降りて、
小走りでエスカレータを登っていってしまった。
降りた客と同じだけ、乗客が乗り込んできて、理子も光彦もさらに
車両の奥に押し込まれていく。
トランクスの中に果てたのだな、ということは理子にも分かった。
欲望を出し切れれば、もう理子には何の用事も興味も無い、ということも。
飽くまで男は理子を肉欲の捌け口としか見ていなかったのだ。当然なのだが。
羞恥や恐怖や、或いはそれからの開放感が、全て男への怒りに転化した。
今すぐ追いかけてとっつかまえて、引きずり倒してやりたい、と大人しい理子でさえ思う。
もし自分が銃を持っていたら、迷いなく背中を撃ちぬいてやるところだ。
だが、怒ってばかりも居られない。
彼女は更に痴漢されなければならないのである。
されなければ、負けてしまう。あの小生意気な小山内舞に。
それだけは我慢がならなかった。
突然、携帯電話が震えた。理子は着信メロディからすぐに光彦からのメールだと分かった。
慌ててポケットから取り出して、カブトムシのように黒光りするそれを広げる。
「そのまま携帯をいじっていろ」
そう一文書かれていた。
一瞬の困惑。光彦の意図を推し量りかねた。
しかし言われたからにはそれに従うしか無い。
理子は仕方なしに、携帯電話のボタンを無意味に操作し続けた。
メールを作っては消してみたり、i-modeを開いてみたり。
がたん、と大きく車両が揺れた。カーブに差し掛かったらしい。
彼女の体がつんのめり、丸二秒間ほど理子の肉体は前の男にのしかかり全体重をかけた。
持っていた携帯電話と乳房との間に、男の掌が入っている。
男の太い指と指の間に、ぐにゃ、と乳房が押し込まれて形を変えていた。
思わず理子は男の顔を見る。
自然にこうなったとしても不思議では無い体勢ではあった。
理子がよろけかかってきたところに、掌で受け止めようとして
持っていた携帯電話と乳房の間に手が入ってしまった、という。
だが、理子はそうでないことが分かっていた。
彼女の乳房を押さえた手の、指先がほんの数ミリ動いたのを感じたのだ。
そして理子が身体を離すより早く、その手は下に引き抜かれた。
たわ、とまた胸が震えた。
それでも理子は、携帯電話を弄り続けた。
ここにきて光彦の指示に逆らうことなど出来ない。
何事も無かったかのように、彼女は携帯電話のモニターを見つめた。
こめかみのあたりを、汗が垂れていくのが分かった。
暑いせいでもあるし、緊張と不安のせいもある。
さっき理子の胸に触れた男が、こんどは自分から距離を詰めてきていた。
すなわち、理子に密着しようとしてきたのである。その狙いは明白であった。
彼は白々しくスーツの内ポケットから文庫本を取り出した。
そして自分のへその前あたりでそれを広げる。
読むことが目的ならば、そんな低い位置に本を広げる必要は無いだろう。
案の定、彼の文庫本を持った右手は、理子の胸元にするすると近づいてきた。
親指と小指でページを広げながら、残りの三本指でカバー側を押さえる状態である。
カバーを抑えている手の甲が、彼女の乳房をぐにゅ、と押した。
男の表情にはそれほど変化が無い。
しかし心中では「いいもの拾った」というような高揚で満ちていることだろう。
中指が、彼女の乳首に触れた。
下着を着けていないことはこれでバレただろう。
そう思うと理子の顔は、発熱したように火照るのだ。
「ノーブラで満員電車に乗り込んだ巨乳女」と相手は認識したことであろう。
そしてそれは、全く間違っていないのである。
吊り革を左手でつかみながら、右手に本を持つサラリーマン。
その目の前に少し暗そうな女がうつむいている。
男の本は、まるで女の乳房を覆い隠すように広がっている。
密着といえるほど近づいてもおらず、それほど異様な光景ではない。
だが、本のカバーの裏では、男の三本の指が少しずつ動きを増していた。
特に自由な中指はくにくにと執拗に理子の乳首を探していた。
その厭らしさに彼女は眉をしかめる。
男は相変わらずの無表情で、もし注意しても「何か?」と
言い返してきそうな涼しい表情をしている。小憎らしい。
そんなことを思っていた理子は、突然別の方向から触れられて
思わず声を出してしまいそうになった。
また別の男が、彼女の背後についていたのだ。
背後の男は、さっきの男より大胆に彼女の尻に触れた。
この男は、初手から明白に痴漢だと分かる。
手の甲で探りを入れるのではなく、掌でいきなり尻を掴んだのだ。
ぐにぐにと彼女の尻を、まるで粘土か何かのように捏ねまわす。
恐らく「この女は触っても大丈夫だ」と判断したのだろう。
そして、その雰囲気は車両内に少しずつ蔓延していった。
「ひょっとして、俺も参加していいのかな?」
そんな浅ましい欲求を、周囲の男たちは滲ませ始めていた。
目の前の本男は、人差し指と中指で乳房の肉を挟んだり、
乳首を中指でつつきまわすことに飽きてきたのか、
やがて左手を吊り革から離して、本を持ち替えた。
そして、左手を右手の甲の上に乗せて固定した。
つまり、右手が本に覆い隠された状態である。
そのまま、フリーになった右手は理子の胸を撫で始めた。
手の甲でも、指先でもなく、掌全体で。
理子が反応せずに携帯電話を弄っていることを確認すると、
やがて撫でている手に力がこもりだし、いつしか揉み始めていた。
一度その気になると、人は遠慮が無くなるものらしい。
その手はくにくにと指先で交互に押してみたり
絞るように揉んでみたり、乳首を指の腹で刺激してみたりと
まるで愛玩動物のように理子を扱いだした。
背後の男などもっと無遠慮で、ロングスカート越しに尻を掴んだかと思えば
肛門の方に指を伸ばしてきた。さすがの理子も腰を捻って拒絶する。
「赤信号 皆で渡れば 怖くない」という言葉がある。
つまりは群集心理なわけだが、確かに責任が分散することで
人間は怖れを捨てて欲望に走ることがある。
そして今この車内は、男達にとって「車の来ない赤信号」になっていた。
安心感を持たせつつ欲望を煽ることで、無法区画を作るのが光彦の狙いであった。
理子の身体が少し回転したので、光彦にもその表情が見えた。
眉がぐっと寄せられて、しわがはっきりと確認できる。
何かまぶしいものでも見ているように眼を細めている。
伏せられた睫毛がぷるぷると震えていた。
そして、両端が下がった口の中で、声を出さないよう歯を食いしばっている。
必死の表情だ。光彦にはそう見えた。
しかし、彼女の置かれた状況を知らぬ痴漢たちにはどう映っているのだろう。
きっと「嫌で嫌で仕方が無いけど恥ずかしくて声が出せない」という風に見えているのだろう。
それは痴漢たちにとって何よりも扇情的に映っているはずだ。耐える女、というモチーフ。
清楚で大人しそうで、それでいて肉感的。倉持理子は痴漢に好まれる女のモデルケースであった。
名前も知らない女の肉体を、本人の許可無く味わう。犯罪の中にしか在り得ない禁忌の悦楽。
それを目の前にして、男達は次々に罪悪の沼に足を踏み入れていく。
光彦は「欲望という名の電車」という映画のタイトルを思い出して一人苦笑した。
次回に続く。
随分間を空けてしまってすいません。
802 :
名無しさん@ピンキー:2006/04/18(火) 02:26:21 ID:1yhv/hJi
GJ
803 :
名無しさん@ピンキー:2006/04/18(火) 22:55:54 ID:dxpBZoRW
続き待ってました。
痴漢物は抵抗したくても出来ないってシチュエーションが良いよね。
一番好きなのは気弱は女の子が怖くて抵抗できないシチュだけど。
804 :
コマネチ:2006/04/21(金) 16:35:29 ID:zqvqaY3P
「何か面白いこと、ねえかなあ」
伊藤はタバコをふかしながら、仲間たちに問いかけた。平日の午後だというのに、ここ
喫茶ヒネモグラには、学生服姿の高校生が五人もいる。しかも、そろって見るからにや
さぐれた感じのする悪童たちばかりだった。
「面白いことって、何だ?」
「それを尋ねてるんじゃねえかよ。こうして茶飲んで駄弁ってても、つまらねえだろ」
テーブルに置かれたコーヒーカップはすでに空。その代わり、灰皿がタバコの吸殻で満
杯になっている。伊藤は退屈に倦んでいた。
「何を話してるの?」
学生たちが陣取っている席に、ウェイトレスが現れた。伊藤の顔見知りで、名は佐知代と
いう。身なりが派手で、こちらも伊藤たちと同じく、やさぐれた印象である。
「何でもないよ。あっち行ってろ」
「つれないわね、伊藤クン。フフフ」
しなを作って笑う佐知代の尻を、学生の一人が撫でている。周囲に客は居ないが、店の
マスターがその様子を見て、顔をしかめていた。
「私でよければ、付き合うのに」
「お前には飽きたんだよ」
佐知代はかつて、伊藤たち悪童の飼われ女だった。生来の淫乱で、男なしでは一日たり
ともいられないという女である。
805 :
コマネチ:2006/04/21(金) 16:55:15 ID:zqvqaY3P
「伊藤がさ、何か面白いことないかって、ぼやくんだ」
尻を触っている少年が、スカートの中に手を入れると、
「あっ、スカートを捲っちゃ駄目よ」
「なんで?」
「実はノーパンなの。フフフ」
と、佐知代は微笑むのである。
「どうして、パンツ穿いてないんだ?」
と、伊藤。佐知代の体には飽いているが、まったく興味がないわけでもないのだ。
「実は今朝、ここへ来る時に痴漢に遭っちゃって。私、ヒモパン穿いてたから、紐を解かれ
てパンティ盗まれちゃった」
「代えもないのかよ」
「コンビニで買おうとか思ったけど、可愛いの売ってないしさ。まあ、ノーパンでいいかって
思って」
「痴漢、か・・・」
伊藤の目がギラギラと煌いている。何やら、悪巧みをしているようだ。
「佐知代、勘定してくれ。お前ら、行こうぜ」
「行くって、どこへ?」
いきなり伊藤が立ち上がったので、面食らう仲間たち。だが、佐知代だけは伊藤の考えを
見抜いたのか、
「捕まらないでね」
と言い残し、レジへと向かったのであった。
十分後、最寄の駅に伊藤たちはいた。改札を抜け、ホームのベンチにふんぞり返り、構内を
行く人々を威嚇するように見つめている。
806 :
コマネチ:2006/04/21(金) 17:21:05 ID:zqvqaY3P
「おい、あの女」
伊藤があごをしゃくるその先に、二十代後半くらいの女が立っていた。人妻だろうか、熟
れた体をしている。顔は何某とかいう流行歌手に似ており、清楚な色香が漂っていた。
「あの女がどうした?」
「なあに、ちょっと悪戯させてもらおうと思ってな」
ホームの端にいる女に向かって、伊藤が歩き出した。ここまで来ると、仲間も奴が何を考
えているかが分かる。
「悪戯って、まさか痴漢するのか?」
「無理して、騒がれたらどうする?」
仲間の質問に、伊藤は醜い欲望を面に浮かべて答える。
「そのための人数だ。俺たちは五人もいるんだぜ。口をふさぐ方法は、いくらでもあるだろ」
「なるほど」
「手足、それぞれ押さえても、まだ一人余るもんな」
都合の良いことに、女は最後尾に乗るつもりらしい。その上、次にホームへ入ってくるのは、
乗客の少ない各駅停車の普通列車ときている。悪戯に及ぶには、絶好の機会といって良い。
「電車が来たぞ」
行き先案内のアナウンスがホーム内に響き渡り、銀色の車体が滑り込んできた。狙いをつ
けた女は予想通りに最後尾へ乗り、奥まった四人掛けのボックス席へと座った。伊藤たちも
それに続き、女とは反対側のボックス席へとしけこむ事にした。
807 :
コマネチ:2006/04/21(金) 17:48:19 ID:zqvqaY3P
女は一瞬、伊藤たちを見たが、すぐにカバンから本を取り出して、読み始めた。車内で
読書をするという事は、それなりの時間、乗車するという事でもある。伊藤は自分がツイ
ていると思った。
「他に乗客は?」
「前の方にババアがひとり・・・過疎路線のせいか、車掌も見当たらねえやな」
「さすがど田舎だけのことはある。だが、今はそれがありがたく思えるぜ」
伊藤は早速、獲物の見定めに入った。女の装いは、白いツーピースのスーツに、胸元が
少しだけ開いたピンクのブラウス、スカートは短めだが浅ましさなどは皆無である。それで
いて、色気はたっぷりなのだ。思わず伊藤は生唾を飲んだ。
「どうするんだ、伊藤」
「どうもこうもねえ。問答無用で横に座って、まず逃げ場を失わせるんだ」
そう言うや否や、伊藤は隣のボックス席へ向かった。仲間もそれに続き、女が座っていた
四人掛けの席は、黒づくめの学生たちに埋め尽くされてしまった。
「な、なんですか?あなたたちは、だれ?」
女の顔は驚きで引きつり、恐怖で歪んだ。見も知らぬ男たち五人に囲まれ、萎縮しない
女など居ないであろう。その反応は当然だった。
「誰というもんでもないけどな。お姉さん、どんな本を読んでるんですか?」
「なんの悪ふざけなの?向こうへ行って」
女は本を胸に当て、席の隅へにじり寄った。その身に危険が迫っていることを察知し、逃
げ出したいのだろうが、行く手を学生たちにふさがれてはそれもままならない。
続く・・・か?
809 :
コマネチ:2006/04/21(金) 18:06:03 ID:zqvqaY3P
「俺たちと少しだけ、遊んでくれよ。なあに、ちょっとだけでいいんだ」
「誰か!助けてくだ・・・ン、ムムッ・・・」
叫びかけた女の口を、伊藤の手がふさいだ。それが合図となり、仲間たちも一斉に女の
体へむしゃぶりついた。そして、各々が役割を分担し、悪戯を開始するのである。
「ひゃっほう。何から始めようかな?」
「まず、上着を脱がそうぜ。オッパイが見たい。だが、服は破るなよ」
伊藤は女を羽交い絞めにするように体を入れ替え、仲間たちに命じた。もちろん、声を上
げられないように口はふさいである。
「ひひひ、このお姉さん、いいオッパイしてるぜ」
「ブラジャーは白だぜ。エロい体の割に、地味な下着だな」
ブラウスのボタンを外すと、豊満な乳房が悪童たちの目に映った。ブラジャー越しだが、
よく実った果実の見事さに、誰もが息を呑む。
「ン、ンン〜ッ!」
女は顔を振って、暴れ始めた。何故、こんな理不尽な目に遭わねばならぬのかと、涙
も流している。
「暴れるな、こいつ」
「活きがいい。こうでなくっちゃ、楽しめねえぜ」
いくら暴れても、所詮は女の力である。悪童どもは屁とも思わず、ブラジャーを毟り取っ
てしまった。
「うほっ、すげえでかいな。おまけに乳首はピンクだ」
「形も良いぜ。たまんねえよ」
ずんと重量感のある乳房だった。悪童の一人がそれを両手で掬うと、下から持ち上げるよ
うに揉みしだき始める。
810 :
コマネチ:2006/04/21(金) 18:28:46 ID:zqvqaY3P
「指が吸い付きそうだ・・・」
女の乳房は乱暴に扱われ、上下左右にたわんだ。もともと、悪童たちに女へ対する慈悲
などある訳もなく、ただ己らの性欲さえ満たしてくれれば良いのである。そのせいか、女の
乳房と乳首は揉まれたり抓られたりと、散々な目に遭っていた。
「ンン・・・ンン〜ッ!」
女が急に目を見開いて身悶えた。見ると、伊藤の左手が女のスカートの中へ入っていた。
「おい、誰かオマンコの方もいじってやれ」
「まさか、ここでやる気か?」
「指マンでもいいし、ペンでもなんでもあるだろう。このお姉さんに、退屈をさせるなって事さ」
伊藤は女のスカートをたくし上げ、白いパンティ越しに秘裂を嬲った。指を女筋に滑らせ、否
応のない愛撫をするのである。
「パンティ邪魔だから、脱がすか」
「脱がしたら、これを入れてみようぜ、ククク・・・」
いつの間にか悪童が女のカバンを漁り、中身をぶちまけていた。その中から口紅と制汗スプ
レー缶を取り出し、
「缶はオマンコへ。口紅はアヌスに行くか」
そう言って、女の下半身へ迫るのである。
「それは面白い。入れやすくしてやるから、待ってろ。おう、お姉さん。口から手を離すが、叫
んだりしたら酷い目に遭うぜ」
伊藤が脅しつけつつ、女の両足を取った。そして、子供に小用を足させるような姿にして、
「よし、やれ」
と、仲間に命じるのである。
811 :
コマネチ:2006/04/21(金) 18:46:26 ID:zqvqaY3P
「まずはオマンコだ」
女穴にあてがわれたスプレー缶の太さは、約三センチ。長さはせいぜい十センチという所
で、携帯用のものだろうか、それほど大きくはない。しかし、男根まがいの働きは、十二分
に出来るであろう。悪童は女のパンティを下げると、狂気にあてられた目を血走らせる。
「入ってくぞ」
「い、いやあ・・・」
女がかぶりをふり、小さな声で鳴いた。スプレー缶は先端が丸まっているせいか、何の抵抗
もなく肉襞を掻き分けていく。
「すんなり飲み込みやがった。虫も殺さんような顔をしてるくせに、やる事はやってるな」
伊藤は女の腰を揺さぶりながら笑った。
「うぐぐッ・・・酷いこと、しないで・・」
女穴にスプレー缶を埋められるという恥辱に、女が泣く。涙ぐむ顔も、どちらかといえば伊藤
たちの嗜虐心を煽り、その状況を悪化させる風だった。
「次はアヌスだ」
「よ、よして・・・そこは、やめて・・ああ・・・あああッ・・」
キャップを外された口紅が、排泄孔にあてがわれ一気に押し込まれた。女はその瞬間、がく
りと肩を落とし、いっそう大粒の涙を流すのである。
「ククク、いい眺めじゃねえか、おい、お姉さんよ」
「写真でも撮るか。おい、誰か携帯出せよ。ついでに、お姉さんの免許証も、な」
カバンを漁られ、身分を証する物まで奪われては、もう抗う気力もない。女は黙って悪童たち
に飽くまで悪戯されるしかなかった。
812 :
コマネチ:2006/04/21(金) 19:05:02 ID:zqvqaY3P
翌日の昼過ぎになって、伊藤たちは揃って喫茶ヒネモグラに現れた。皆、寝不足なのか
気だるそうである。
「佐知代、コーヒーくれ。濃い目で頼む」
「ずいぶん眠そうね、伊藤クン」
「ああ、昨夜遅かったんだ。眠くてかなわん」
伊藤だけでなく、仲間も同じように眠たげである。佐知代は頷いて、店主に注文を告げた。
「昨日の女、良かったな、伊藤」
「おう、かなり楽しめたな」
悪童たちはタバコに火をつけながら、にやにやと笑い始めた。実は昨日、電車内で悪戯
をされた女は、その後、脅されて伊藤たちと行動を共にさせられていた。住所や氏名を知
られ、辱めの写真まで撮られたのである。女に是非は無かった。
「一晩中やって、チンポコが痛くなったぜ」
「人妻らしいが、外泊の理由をどうしたんだろうな。なんだか、携帯で必死に謝ってたが」
「相手は旦那だろう。まさか、俺たちにやられてますとも言えねえだろうが。察してやれよ」
ゲラゲラと笑い出す悪童たち。そこへ、淹れたてのコーヒーがやって来た。
「お待たせ。みんな、楽しそうね。何か良いことでもあったの?」
佐知代は一瞬、大きな窓から店外を窺うような素振りを見せた。しかし、すぐに顔を伏せ、
伊藤たちと談笑に入る。
「良いこと?あったさ。熟れ頃の人妻と一晩中、ラブホテルでズッコン、バッコン」
「へえ。良い拾い物したじゃない。どこの人妻?」
「さあな。名前も覚えちゃいないが、とにかく良い女だったぜ」
「ふうん。もしかして、その人妻って、あの人じゃない?」
不意に佐知代が、店外を指差した。
813 :
コマネチ:2006/04/21(金) 19:24:35 ID:zqvqaY3P
「ん?」
と、伊藤が指差された方を見ると、確かに昨夜、楽しませてもらった女が立っていた。しか
し、気になることがひとつある。女の脇に、白と黒のツートンカラーの車があり、それに見る
からにいかつそうな男たちが乗っているからだ。
「赤色灯、ついてるわね」
佐知代は、車がパトカーだとは言わなかった。もちろん、言うまでもない。伊藤以外の悪童
もそれに気がつき、咥えていたタバコを落としたり、カップを持つ手を震わせた。
「足がついたんだ・・・ど、どうする、伊藤・・・」
「ビビるんじゃねえよ」
そうは言っても、伊藤の足も震えている。いかつそうな男たちが車から降りてくると、女がハ
ンカチで涙を拭いながら、伊藤たちの方へ指を差した。
「強面のおじさんたちが来るわ。伊藤クン、それに皆、しばらくタバコとコーヒーは味わえない
かも。今のうちに堪能しといてね」
青ざめる悪童たちを背にして、佐知代は呟いた。
「私と遊んでいるくらいにしとけば、良かったのにね」
店の扉が開いた瞬間、伊藤が走り出した。次いで、仲間も走り出したが、屈強な男たちに行く
手を阻まれ、全員がその場で叩き伏せられた。皮肉なことに、昨日、彼らがやったことが、そ
のまま帰ってきたのである。
「ちくしょう、離せ!この野郎!」
「悪ふざけがすぎたようだな、ガキども。最近は少年法も優しくないぞ」
「死刑にしてやりたいわ。このケダモノども!」
そう言うと、あの女は泣きながら、伊藤の頭を足蹴にした。そして、佐知代はいくら自業自得と
は言え、惨めなものだとこの捕り物劇を笑ったのである。
おしまい
エロが少ないかな。
オチがちょっと弱い気もする。
説明不足というか……流れは良いんだけどねー。
悪い事は出来ないなというオチはいいのだけど、あまりにも捕まるのが早すぎる気が
するかな…
おっぱいは平仮名でお願いしたい
818 :
名無しさん@ピンキー:2006/04/24(月) 11:24:04 ID:ihb/7n3X
ヒネモグラって、ギャートルズだっけ?
さっぱりしてて好き
やっぱサクサク読めるのが一番
このヒト、携帯なのかブラウザから直なのかわからんが、
書いたはしから落としてるみたいでどのスレ行っても完成度低いんだよなあ。
落とす前に自分で通して読んでないでしょ。
はしょりすぎててやっつけ仕事にしか見えない。
何十分置きに1レスずつとかやってるのも迷惑。
そんなに悪くないだろ
はしょりすぎっていうより、無駄な文章がないってカンジ
クオリティ云々てか、好き好きじゃないの?
乳房を揉んでいる目の前の男が、電車の揺れに合わせて
理子に密着するように距離を詰めた。
男は自分の顔を、理子の肩の上に乗せるように突き出してきた。
熱気のこもった鼻息が彼女の耳朶にかかる。
産毛をくすぐられるような感触に、自分の顔が強張っていくのを理子は感じた。
本のカモフラージュは最早必要ないと判断したのか、
男は左手で持っていた文庫本をスーツの内ポケットに戻した。
そして今度は両手で、彼女の胸元に触れ始めた。
密着した肉体の間に、二つの掌が滑り込む。
男は口を開けて、舌先で耳たぶを舐めた。
くすぐったさと生理的な気持ちの悪さで、理子は反射的に首を三十度ほど傾けた。
うなじから肩、それから二の腕にかけて電流のように悪寒が走る。
それを追うようにして鳥肌がふつふつと立っていく。
しかし、その次の瞬間さらに大きな不快感が理子を襲った。
奥歯を食いしばっていたにも関らず、歯の間から息が漏れるほどである。
彼女の唇が余りの嫌悪にぐにゃりと歪んだ。
男の舌が、耳の穴の中に入り込んだのである。
耳の穴の中に、熱くて柔らかい生き物のような何かがずるりと入り込んだ。
生まれて初めての感覚に、悲鳴を上げそうになる。
奥歯を食いしばり、唇を閉ざしてもなお音が少し漏れた。
男の分厚い舌は、理子の耳の穴から這い出して、耳たぶを舐め
それから少しずつ首筋に向かってするすると降りはじめた。
れろれろと舌先で彼女の汗ばんだうなじを弄ぶ。
彼は乳房を揉んでいた左手を下げて、何故か理子の右手の甲を包んだ。
そして彼女の右手を自分のスラックスに誘導する。
男はポケットの中に理子の手を押し込んだ。
指先に弾力と熱のある肉の感触がして、理子は男が何をしたいのか理解した。
彼はポケットの上から理子の手を押している。
わざわざ握ってやる必要も無かった。
男はポケットとトランクス越しの理子の指先に、性器を押してもらうことで簡単に果てた。
痙攣しながら半眼になり、口を尖らせた表情が気持ち悪い、と理子は内心思った。
男は次の駅ですぐに降りていった。
しかし、背後にはまだもう一人の男が張り付いており、
さらに周囲のスーツ姿の群れは、観覧希望の者も、参加希望の者も、
一様にして好奇心と肉欲に眼をぎらつかせているのである。
まだ気を抜けないことを理子も十分に理解していた。
結論から言えば、この日、倉持理子は九人の痴漢に遭遇し、その内四人が射精していった。
ほとんどが自分の下着の中で果てていったが、たちの悪い一人は理子の掌に性器の先端を握らせて、
その中に大量の体液を放って去っていった。
糊のようにべったりとこびり付いた精液は液体というより流動体で、
彼女は電車を降りて洗面所に行くまでそれを握っていなくてはならなかった。
理子は男という生き物がどれだけの肉欲を抱えて生きているのか、
その仮面の内奥を初めて理解した。
彼女は洗面所で手を荒い、乱れた着衣を整えると駅のコンコースで光彦と再会した。
彼は「まずまず、良かったよ」と理子を褒めて頭を撫でたあと、
「次は舞だな」と呟いて、それからいつもの「心ここにあらず」の表情になった。
あとは小山内舞が、自分より痴漢に遭遇しなければいい。理子はそう思った。
そうすれば、光彦はもう理子から目を逸らしたりしなくなるはずだ。
光彦は、理子と逢っているときでさえ、良く虚ろな表情を見せていた。
きっと舞のことが頭を過ぎっているのだ。理子はそう考えている。
あの生意気な小娘が光彦の頭の中から消えてなくなれば、
きっと彼は私を見ていてくれる。きっと。
続いて「小山内舞」編、また後日。
今度はもう少し手短にまとめようと思います。
イイヨイイヨー
もはや痴漢のシチュじゃないかもしれんが
電車の座席の一列全部背格好似た女子高生で
後ろから全員痴漢されてる話が読みたい。
意味不明
というか風俗だな
>>829 分かるようで意味が分からん。
座席で後ろからってどういう感じなんだ?
全員吊り革掴んで立っているなら分かるが。
いずれにせよ、絵にするならまだしも
SSにするには厳しいのではないかと
つ【黒犬同人誌(漫画でよければ)】
>>833 いいかげん、あのシリーズも辞めてくれんかな。飽きた。
乙
三つ目も楽しみに待ってるんだ
837 :
名無しさん@ピンキー:2006/05/04(木) 18:02:46 ID:6HpRPy2v
あげ
>>835 乙
なんだかんだ言ってあなたの作品好きだ。うまいと思う。
839 :
名無しさん@ピンキー:2006/05/09(火) 01:19:06 ID:mvkhFOeZ
あげ
>>826の続きから
倉持理子の「対決」から数週間後。
半袖シャツが往来に見え始める陽気に、天気予報のキャスターは
「観測史上初」という言葉を繰り返した。
排気ガスのように熱気のある風が巷間に吹き、
昼休みの時間にはコンビニに人がごった返した。
ときは五月の初め、未だ晩春の話である。
挟間光彦は、大学の研究室で一人、携帯電話を弄っていた。
二人目の女に、メールを送っているのである。
本文には、対決の日取りとルールが記されていた。
ルールとはすなわち、電車に乗ってから、対決者が遵守しなくてはいけないことである。
「電車に乗ってから、降りるまで、一言も声を発しないこと」
「光彦の許可無く電車を降りたり、車両を移動しないこと」
「痴漢に対しては原則的に抵抗をせず、恭順すること」
「勝敗の判定は全て光彦が行う」
これが痴漢勝負のルールであった。
理子の対決から、一ヶ月近い期間をあけたことには理由があった。
光彦は、薄着で女が電車に乗っていても違和の無い気候を待っていたのである。
小山内舞は、理子と逆に露出度の高い服装で勝負させようと光彦は決めていた。
それが舞の魅力をもっとも強く引き出す方法であると彼は疑わない。
光彦は女を魅力的に仕上げることで、周囲の男たちを如何にして痴漢に誘うか、
という「プロデュース」に楽しみを見出していた。
他人を駒のように操ることが昔から彼は好きだったのである。
無論、それと同じくらい、純粋な性的欲求も光彦のなかにはある。
痴漢に弄ばれながら、歯を食いしばって耐える舞の姿が早く見たかった。
どちらが対決に勝つか、なんてどうても良い。
また、対決に勝ったほうと付き合うつもりも無かった。
彼は二人の女に、苛立ちと怒りしか感じていなかったからである。
それはひょっとしたら、本当の意味で自分が愛されてはいないことに
光彦も薄々気がついていたからかも知れない。
小山内舞は十九歳である。倉持理子の五歳年下になる。
舞は、光彦より年下、ということ以外にも
あらゆる面において理子と対照的な女であった。
まず、周囲から己の存在を隠蔽するかのように存在感が希薄だった理子に比べて、
舞は人目を惹くあらゆる要素に恵まれていた。
身長の高さや整った顔立ち、という外見的な部分もさることながら、
かん高い声や計算された仕草、そして落ち着いた挙動が
彼女を特別な存在として周囲から浮き上がらせていた。
勿論それは恣意的なもので、彼女自身も自分が特別であることを理解し意識していた。
手早くまとめるならば、お姫様気質とでも呼ぶべきか。
彼女が挟間光彦に惹かれたのも、その性格が原因であった。
自分に頭を垂れないものに対しての興味や、
支配するだけでなく、人から支配されてみたいという深層心理が、
光彦への偏愛となって表出したのである。
勿論それは、光彦の望むものではなかった。
光彦は「プロデューサー」として、どうすれば舞をより魅力的に出来るか思案した。
勿論、舞は理子と違い、元々明らかに人を惹きつける外的魅力に満ちていたのではあるが、
それは痴漢を呼び寄せるための魅力とは微妙に異なるものである。
舞のいわばモデル的なオーラは、女性としての魅力よりも人間としての強さに近く、
それは痴漢にとって障壁となって作用することであろう。
高貴さに触れることを、卑しいものは躊躇うものだ。
まずは、彼女のオーラ以上に、痴漢を呼び寄せる卑近なエロティックさが必要だ。
そう光彦は考えた。
具体的には、途方も無く高い露出度だ。
これでは触られても文句の言えない、というくらいの
見るものを欲情させるためのファッション。
これは、理子に対するものとは逆のプロデュース法である。
隠すことで逆に卑猥さを強調した理子と反対に、
舞は敢えて露出することで、エロチシズムをアピールする。
奴隷に体を嬲られる王女様。
その絵を想像して、光彦は一人含み笑いを浮かべた。
それを見られる日はすぐだ。
理子が痴漢されるために電車にのってから数週間後。
あの日と同じ克田台駅の障害者用トイレに、舞は居た。
その手には、光彦から渡された衣装入りのバッグ。
何もかもが同じ状況である。
ただ、理子のときと違い、気温と湿度が圧倒的に高い。
対決が過酷になることは、舞にも良く分かった。
だが、負けるわけにはいかない。
この対決に負けるということは、とりもなおさず
光彦に二度と会えなくなるということであり、
更に言えば、魅力の点でも理子に劣るということでもある。
自分があの倉持理子に負ける、ということは
舞にとってもっとも屈辱的なことだと言っていい。
彼女は自分で自身のことを「姫」と喩えたことは無いが、
その比喩に乗じて言えば、理子のことは「百姓」だと思っている。
何一つ、自分が負けている部分など無いと舞は思っている。
光彦から渡された服を着こんで、舞は鏡の前に立った。
迷彩柄のベアトップに、デニムのマイクロミニ。
明るい色のショートカットが肩の上に触れる程度に垂れている。
顔立ちも含めて、非の打ち所のないギャルがそこにいた。
ベアトップは、胸より上を一切隠さないため、
肩や鎖骨、そして肩甲骨をむき出しにしている。ついでにへそも出ている。
ミニスカートは言うまでもなく、膝から太股のラインを見せつけている。
五月にこの格好は目立つだろうなあ、と思って舞は少し溜め息をついた。
靴だけただのスニーカーだったので、バランスも悪い。
白々しいほどの露出度の高さである。
出せる部分は全て晒した、という風情であった。
舞は少し肩を竦めると、今まで自分が着ていた服を
バッグに詰めなおして、障害者用トイレを出た。
「やあ、いいじゃないか」
光彦の賛辞は、あからさまに嘲笑が混じっていて舞は不愉快な気分になる。
「これ、光彦のセンス?」
尖った声が出る。これから始まる対決への不安もあり、舞の苛立ちは強かった。
「それじゃあ、例の三番線から、五番目の車両に乗ってもらうから」
舞の言葉を軽々しく無視して、光彦は彼女を誘導する。
一瞬、声が出かけたが、最終的に光彦にかける言葉が出てこなかった。
手綱を握られている、という悔しさが、舞の唇を少し歪めた。
ここまでされても、自分は光彦が好きなんだ。
そう思うと、幾分、誇らしさもあった。一途な自分に対しての。
その想いが、少しでも光彦に届いていることを彼女は願った。
たかだか数十分、電車に乗るだけだ。
尻を何度か撫で回されるくらいだ。我慢できる。
彼女はそう言い聞かせる。
電車がホームに滑り込んできたのを見て、光彦はあごをしゃくった。
舞に対する「乗れ」という合図である。
女性専用車両に集中しているためか、やはりこの日も
光彦の選んだ車両には女の姿が無かった。
勿論、だからこそ選ばれたのだが。
乗客は会社帰りのサラリーマンと、バイト帰りの若者が大半をしめている。
ぽつぽつと詰襟姿の学生や老人も見られる。
みな窮屈な車内で、体臭と熱気と湿度に心を殺して耐えている。
その表情は一様に虚ろで、何の感情も感じさせない。
ドアが開いたが、降りる客は一人も居ない。舞は意を決して車両に飛び込んだ。
少し遅れて乗ってきた光彦に押されるようにして、舞は車両の中央に移動する。
光彦は少し離れて、吊り革を掴んだ。
視線が気になった。
人から視線を浴びることに慣れている舞であるが、
周囲を男に取り囲まれ、じろじろと見られるのは愉快なことではない。
その視線に込められているのが肉欲であることは明白なだけに尚更である。
理子ほどでは無いが、舞も性の対象として見られることには敏感だ。
しかし、これから自分は痴漢をされなくてはならない。
そのことを再度頭の中で思い出す。
それが果たして自分に出来るか? 今さらそんなことを舞は考える。
実際に車両に乗るまでは、出来ないわけがないと思っていたのにである。
この暑さ、体臭と吐息の混じった鼻をつく匂い、人の目線、感触。
全てが不愉快で、すぐに次の駅で飛び降りたくなる。
増して、更に尻など触られたら。
ヒステリックに怒鳴り散らす自分の姿は容易に想像できる。
だが、黙って耐えている自分を思い浮かべることは出来ない。
本当に出来るだろうか?
光彦はドアのわきに立った。
この位置からなら、かろうじて舞の表情が見える。その周囲の人間も見える。
舞の顔を、その微細な変化をつかまえようと凝視した。
切りそろえられた真っ直ぐな眉毛、その下にはカールした睫毛。
ただでさえ大きな眼を更に大きく見せる化粧のトリック。
くっきりとした二重まぶたと高い鼻は、彼女をいわゆるモデル顔に見せている。
顔のパーツの中では、下唇だけが統制を離れておりややぷっくりと厚い。
他が美しく整っているだけに、ここは目立っており、彼女自身も恐らくは嫌っているだろう。
だが、男からすれば、少し膨らんで濡れた下唇は淫靡な想像をかきたてる。
ベアトップなのだから当然ながら、少し広い肩や、綺麗な鎖骨が
全てそのままさらけ出されていた。
光彦からは肩から上しか見えないので、まるで全裸のように見える。
舞の表情は、仏頂面としかいいようの無いものだった。
機嫌が悪いのは、一目で分かる。迂闊に痴漢も近づけないだろう。
男たちが餌にかかるには時間がかかるだろう、と光彦は想像した。
痴漢はいつも、背後から忍び寄るものだ。
そう思いこんでいたためか、舞はその男にしばらく気がつかなかった。
前後左右からスーツの背中やネクタイを押し付けられている状態で、
生の肌を露出している舞は、視線や接触にかなり神経を尖らせていた。
しかし、真正面から堂々と向かってくるとは思っていなかったのである。
目の前には、眼鏡の男が立っていた。
舞より顔半分くらい背が小さいが、これは彼が低すぎるのではなく
舞の身長が174cmあるせいである。
まっずぐぶつかれば、男の額に舞の唇が当たる、という身長差であった。
男はスラックスのポケットに左手を突っ込んだまま、右手で吊り革を握っていた。
舞にぎゅう、と肉体を密着させているが、それはこの満員電車では致し方ないことである。
彼の不自然さは顔の位置にあった。
男は、舞の肩にキスが出来るくらい接近していた。
剥き出しの肩を見つめている。その眼には、濁った性欲が白く滲んでいた。
「私は今性的に興奮しています」と主張しているかのように雄弁な瞳が、
舞の肩を見つめている。白い肌に、今にも喰らいつきそうに。
特別触るわけでも押し付けるわけでもなかったが、
彼が今自分に対して発情していることと、
これから何らかのアクションを起こそうとしていることは舞にもすぐに分かる。
もし「痴漢対決」でなかったら、すぐに体を反転させ、
少しでも触れるようなら突き飛ばすか、腕を掴んで駅に引きずり落とすだろう。
それ以前に、こんな格好で満員電車には乗らないだろうし、
更にそれ以前に、自分なら女性専用車両に乗るだろうが。
肩が少し冷たさを感じている。男が鼻で息を吸っているせいだ。
いや、息を吸っている、というよりは舞の匂いを嗅いでいるのだ。
それが分かった瞬間、背中と首の間から、腰にかけて寒気がざわと流れた。
男は電車の揺れに合わせて、顔を前後させ
少しずつ舞の肩に触れていく。唇の先で、である。
舞は光彦を見る。
彼の眼には、何の感情も込められていない。
相変わらずの、魚の目。
思えば、彼のその奥の見えない瞳が、最初に舞を惹き付けた。
もし舞が痴漢に対して、反撃したり、声を上げれば、
彼のその眼には失望の色が浮かび、それがやがて軽蔑に変わるだろう。
そして、おそらく彼は二度と、舞に近づかない。
一度自分を裏切ったものに、最早期待を抱かない男なのだ。
舞はこのとき初めて恐怖を感じた。
それが、光彦に見捨てられることに対するものか、
痴漢に対するものなのか、自分でも分からなくなってくる。
少し体を捩り、目の前の男を舞は見た。
その眼は、どろどろとした性欲を湛えながらも、どこか虚ろで
光彦と同じ魚の目に見えた。
次の駅について、そこから車両がまた出発した瞬間である。
男は舞の肩に唇を当てた姿勢で、硬直した。
そして、唇を当てたまま少し左右に動く。
乾いた唇が、肌をこする感触に、舞の体が震える。
――キモイ!!
思わず叫びそうになる。
気持ち悪さを感じたのに、キモイと叫ぶことが許されない状況など
今までの彼女の人生には無かった。
その対象が高校の教師であれ、父親の部下であれ、ナンパしてきた男であれ、
不快なものには彼女は毅然として「キモイ」と言い放ってきたのだ。
歯を食いしばらなくては、それを堪えることが困難であった。
一方で、男は「抵抗しなさそうだ」と判断したのか、少しだけ
動きが活発になっていた。
男の唇が、金魚のようにぱくぱくと動いた。
舞の左肩を、男のざらざらした唇が愛撫する。
しばらくそうしていると、舞は自分の肩が濡れていることに気付く。
口から唾液が垂れたのか、吐息の湿気のせいなのか。
ともあれ、他人の体液が付着したことがたまらなく不快で、
彼女は眉を思い切り寄せ、唇も歪めた。最大限の嫌悪の表情である。
男は舞に抱きつくようにへばりついている。
胸や太股の触感を少しでも味わおうとしているのだろう。
左手の押し込まれた男のポケットが、鍵を探しているみたいに動いている。
男の息がどんどん荒くなっていくのが、舞には良く分かる。
カーブに差し掛かり、電車がごとん、と揺れた瞬間、
男の左のひじが、がくがく、と大きく動いたのが見えた。
同時に、男の唇がぱく、と舞の肩に喰らいついた。
歯は当たっていないが、舌の先は触れた。
男は二秒ほど眼を閉じて、ふぅ、と長い溜め息をついた。
彼は次の駅で降りていった。
ひょっとしてこのスレにもう人は居ない……?
います!!続きハァハァして待ってますよ
普通にいるぜ
858 :
名無しさん@ピンキー:2006/05/17(水) 02:13:49 ID:o6qlcKbn
ほす
859 :
名無しさん@ピンキー:2006/05/21(日) 12:53:51 ID:g4qCkwyW
ちかんしゃ
860 :
名無しさん@ピンキー:2006/05/24(水) 02:12:49 ID:GG9o/GY5
トーマス
861 :
名無しさん@ピンキー:2006/05/26(金) 16:54:42 ID:1Cn+Z6qm
862 :
名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 14:57:52 ID:K04ms3Ug
屋台でイキながらホットドック売るAV見てたら、無性にこういう小説が書きたくなった。
「嫌なのに声が出せない」っていうシチュエーションなんかないかなあ。
>>865 狭いロッカーの中でってシチュが私は好きです
――菜穂はその日、特に何の予定も立てず、目的地も定めないまま電車に乗った。
彼女はもうずっと休みを取っていなかった。フリーターで1人暮らしをしているせいで、必要な生活費を稼ぐためには休みを切り詰めるしかないのだ。
だが今日は違う。久々の休日。自分の行きたい場所に好きなだけいていいのだ
電車に乗って気の向いた駅でふらりと降りよう。そう決めてちょっとした冒険気分で家を出た。
電車のシートに沈み込み、窓からの景色を眺め、電車の心地よいリズムに身を任せる
…。
(…あ…ヤバイ…寝ちゃい…そう…。―まぁいいか、どうせ目的地を決めていないんだから、乗り過ごす事もない…もんね…)
そう思い直して、深い眠りについた。
―1時間程経っただろうか。すやすやと寝息をたてている菜穂の隣りに誰かが座った。しかし彼女は気付かない、『誰か』は“ニタリ”と、薄気味悪い笑みを浮かべた…
『―…つっ!?』
一瞬、何が怒ったか解らなかった。
“くちゅり”という音と、身体に走るビリッ!という感覚。菜穂の耳がいつの間にか隣りに座っていた男にと舐められていた…!
怒りよりもおどろきの方がまさってしまい、つい素直に気弱な声をあげてしまう『やっ!?何…!やめて下さい!!!』
菜穂の震える声を聞いて、案の上痴漢は余計興奮してしまったらしい。
まだ続いていた耳への愛撫が一層激しくなる。“チュバッ…グチュ…チュッ…”
―どうしよう。怖くて声が…
今日はここまでです。続きは明日にでも…
拙い文書で申し訳ない。変な所があったら指摘して下さい。
>>869 投下乙。ただ自分で言っている通り、文章はやや稚拙。
「フリーターで一人暮らしをしているせいで、必要な生活費を稼ぐためには休みを切り詰めるしかないのだ」
言わんとすることは分かるが、ちょっと分かりづらい構文。推敲して欲しい。
「―」「…」は二個セットで使うべき。 「――」「……」
「一瞬、何が怒ったか解らなかった」は「一瞬、何が起こったか分からなかった」でいいと思う。
セリフ部分は改行した方が読みやすい。
「案の上」ではなく「案の定」。
あと「案の定」は「思ったとおり」という意味なので、それに対応する文章が無いと意味不明。
電車内に人が居るか、というような情景描写と、菜穂がどんな女か、という人物描写が無い。
まあ、これから先に書かれるのかも知れないけれど。
総じてスレ住人はエロければ文章のデキなどどうでもいいというスタンスなので、
余り気にしなくてもいいけれど、投下する前に一度推敲すべきかと思います。
萌えない小説書くとボロクソ言うからね。ここの住人。
>「―」「…」は二個セットで使うべき。 「――」「……」
そんな決まりはないだろ〜、と思ったけど
>『―…つっ!?』
これがおかしい、ということを言いたかった?
>>872 三点リーダー(…)とダッシュ(―)は、小説なら二個セットで使うのが常識。
ただ、このスレはあくまでSSスレなので、小説の文法にこだわる必要はないと思う。
874 :
名無しさん@ピンキー:2006/06/06(火) 16:55:23 ID:QyWTldBp
>>869 自分でつまんねーと思うなら投下すんなよ。住人舐めてんのかと言いたくなる。自信持てるようになってからまた投下しろ。
>>875 ……もしかして拙いをつまらないだと思ってる?
つたないもつまらないも同じような意味だろっ……と言いたいところだが俺の勘違いだったようだww
スマンな
>>870
>>868-870に誰か「乙」くらい言ってやっても良くないか。
こんな煽りレスばかり付けられたら誰も投下に来なくなるぞ。
>>871は言ってることは正論だが、態度デカ過ぎ。
>>875も盛大な勘違いしてるし。「住人舐めてんのか」とか言う前に労ってやれよ。
デキの悪い作品に批評するのはいいことだろうけど、
とりあえず「投下乙」くらいは言ってやってくれ。
ただでさえ前スレの優秀な職人がほとんど去っちゃったんだから。
>>878 だれも「投下乙。」と言わないのは、
>>870に悪いが正直つまらないと感じたからじゃないのか?
うまい作品なら「GJ!!」って言われるじゃん。無反応が
>>870に対する住民の評価なんじゃないの?
あんまり「デキが悪い」とか言ってやるなよ。
>屋台でイキながらホットドック売る
がツボり気になってしょうがないのに、今までずっとスルーされてる
ってことは、普通にあることなのか?
AVだからスルーしたんじゃないか?
覗き目的で女子更衣室のロッカーに潜んでいた痴漢が
一人早目に来て水着に着替えていたおにゃのこをロッカーに引きずり込み
みんながわいわいと着替えている間中、狭いロッカーの中で
耳を舐めたり水着の上から乳首を摘まれ触られていたのが段々エスカレート、
水着の横から手を入れて強引に揉みしだき、ワレ目をわざとぐちゅぐちゅ音を立てて掻き回して
少しでもロッカーの中から力が加われば扉が開いてしまう為
声も出せないまま痴漢にいい様にイカされてしまう…
ってのはどう?
>>881 なかなかエロいな。というか描写が具体的で笑った。
ちょっと書いてみるわ。
>>880 スレ違いではあるが、SODクリエイトで
「接客中にイキまくり爆走!いじられ屋台がイク」
「接客中の女のマ○コを客にバレないようにイカせまくり
いじられ屋台がイク!USEXまでやっちゃいました編」
と二作出ている。
公式サイトで無料サンプルが見られるので、興味があれば。
>>882 ロッカー楽しみにしてます。
それと無料サンプル探したんだが見つからない。。
公式サイトってSODクリエイトでググって1番上のとこであってるよな?
>>883 遅筆だからのんびり待ってて。
無料サンプルは「ソフトオンデマンド」でググッて、そこの「アダルトショップA」。
あとは作品検索で「接客中」で検索。
スレ違いだから、この話題はこれ以上付き合えないので見つかんなかったら勘弁してくれ。
885 :
881:2006/06/11(日) 23:03:06 ID:qNpxbnDu
>>882おわー、マジのんびり待ってるわ。
パソコン持って無いしアレは携帯からの小ネタ投下だったから気にすんな。
886 :
名無しさん@ピンキー:2006/06/14(水) 17:01:07 ID:cZdgNOba
ほす
887 :
処女:2006/06/15(木) 04:19:07 ID:eeOb//6j
身動きもとれない満員電車のなか、一人の女が息を荒げていた。
否、漏れそうになる甘い吐息を必死に抑えているのだった。
年の頃は20過ぎだろうか。色白の優しい顔立ちで、
若く美しい肢体にはふっくらと肉がついている。
白いブラウスは楚々としているが、
スカートから覗くふくよかな太ももは男の劣情を催す。
その太ももの上を毛に覆われた汚らしい指がなぞるように這っていた。
女の後ろに立つがっしりした体格の男の指である。
太ももをいやらしく撫で回していた指はやがて上へのぼり、柔らかな臀部に達した。
888 :
処女:2006/06/15(木) 04:20:16 ID:eeOb//6j
「ぁ・・・」
女が僅かに声を漏らし、びくっと身体を震わせた。
そこは白い下着にまもられていたが、
すぐに指が下着の中へ進入してくるのは明らかだった。
しかし内気な女は大声で助けを求めることができず、
精一杯の抵抗としてわずかに身体をずらし、
つり革を握っていない方の手を後ろに回した。すると
「!!」
889 :
処女:2006/06/15(木) 04:21:15 ID:eeOb//6j
女は後ろに回した手首を急に捕まえられた。
強く逞しい男の力でがっしり掴まれると女の細腕はもう動かない。
そして手を拘束された以上に、女は強く恐怖に囚われてしまった。
圧倒的な力による無言の脅迫である。
後ろから包丁を突きつけられているかのような感覚に陥った女は
もはや抵抗する術も気力も失ったようだ。
そんな女の心理を見透かしたように男はニヤリと笑うと愛撫を再開した。
暴力的な逮捕とは裏腹に指の動きはあくまで落ち着いて、
ゆっくりと尻の割れ目をたどっている。
890 :
処女:2006/06/15(木) 04:23:01 ID:eeOb//6j
「・・・・っ」
指が秘部の上に到達すると女はまた声をあげそうになった。
恐怖で顔はこわばっていたが、牝の本能が女を刺激する。
女は感じ始めていた。指はなおも秘所の割れ目にそって上下になぞり続け、
下着の上から陰部をまさぐっている。女は頬にうっすら汗を浮かべ耐えていたが、
偶然電車が少し大きく揺れて指がクリトリスに当たると
「あっー!」
不意の刺激に今度は声を殺すことができなかった。
ハッとして辺りを見回すが電車の音に紛れて誰も気づいた様子はない。
少し安心したがその間に指が下着の中へ侵入しようとしていることに気がついた。
891 :
処女:2006/06/15(木) 04:23:47 ID:eeOb//6j
しまった、と思ったときにはもう遅く、指は完全に下着の中へ入っていた。
しまったと思ったのは指の進入を許したからではなく(それはもう覚悟していたから)、
今までの愛撫で秘所がじっとり湿ってきていたからだ。
満員電車のなか知らない男に弄られて股を濡らしている自分が
どうしようもなく情けなく屈辱的に思えた。
892 :
処女:2006/06/15(木) 04:24:34 ID:eeOb//6j
「なんだ、濡れてるじゃねえかよ・・」
微かな声が耳元に届き、女は真っ赤になった。
違う、と否定したかったが声にならなかった。
指がクリトリスに触れている。もう下着の上からではない。
直にクリトリスを刺激されると女は一気に性感を煽り立てられた。
奥から愛液が溢れ出してくる。
女の興奮は男に伝わり指が動きの激しさを増す。
やおらに指はクリトリスから離れ、今や蜜で濡れそぼった割れ目を滑り始めた。
潜るべき場所を探しているのである。探すのに時間はかからず、
すぐに密壷はねっとり指をくわえこんでしまった。
ちゃくちゃくといやらしい音を立てながら指が膣内をこねくりまわす。
男の太く長い指は女の欲情を満たすのに充分な力があった。
女は腰から下を痺れるような快感に支配され、下着はもはやベトベトになっていた。
893 :
処女:2006/06/15(木) 04:25:11 ID:eeOb//6j
「ぁ、、、、はっ、、、ぁん」
女のあえぎ声はもはや嬌声に近かったかもしれない。
男に媚びる牝の鳴き声である。女は全身をのたうつ快感に全身汗ばみ、
濡れたブラウスが柔肌にはりついた。透けて見える白い肌から
むしゃぶりつきたくなるような女の色香がむんむんと立ち込める
男はもう何の遠慮もなく女の首筋に舌を這わしていた。
ときおり耳に吹きかかる男の息が女の理性を奪う。女の絶頂は近かった。
894 :
処女:2006/06/15(木) 04:25:57 ID:eeOb//6j
「土屋〜、土屋〜。次は土屋です―」
アナウンスが流れ、女はもうすぐ自分が降りる駅であることを知った。
一刻も早く駅に着くことを女は願っただろう。
いくらなんでも電車のなかでイってしまうわけにはいかない。
脳の髄から蕩けそうな快感に溺れながら、
女は今にも飛びそうになる意識をなんとか保っていた。
「土屋ー、土屋です。お乗換えは5番線から・・・」
ほんの数十秒が何時間にも感じただろうか。
女はやっとのことで降りることができた。
しかし、女はすでに公衆の面前で犯される悦びを知る淫蕩な女となっていた。
895 :
処女:2006/06/15(木) 04:27:22 ID:eeOb//6j
テスト勉強に疲れてこんなものを書いてしまった。
「アーッ!」を使いたかった。今は反省している。
もう二度とやりません。パパママごめんなさい。
乙。自分もエロを書いてると「お母さんごめんなさい」という思いに駆られる
若輩者なので、その気持ちには共感できるw
>>896 そういうことを言われると、前スレからずっと投下してきて
しかも何も感じていない俺が親不孝みたいじゃないかw
898 :
名無しさん@ピンキー:2006/06/20(火) 18:06:59 ID:2m9cLmEi
ho
899 :
浴衣さんファン:2006/06/20(火) 22:43:57 ID:0SdFx8FF
最近このスレの存在を知り、浴衣さんの「A Perfect Day for Threater
(若妻脅迫にうってつけの日)」を読んで非常に興奮しました。
私なぜか昔から、小さな男の子を持つ美人若妻(年齢20代後半〜30歳前後)
が、日常生活の中で自分の意志に反し犯されててしまうストーリーに萌えてしまい
ます。(美人妻のキャラは清楚貞淑でできれば平凡な専業主婦)
浴衣さん!よろしかったら
子連れ(できれば男の子)の美人若妻が、痴漢されてしまうストーリーを
書いてくださいませんか?
たとえば『幼稚園の送り迎えの満員電車の中で』とか、
意表(?)をついて『白昼閑散とした電車の中で』とかいかがでしょうか。
若妻は元々おとなしい性格なのに加えて幼い息子を連れていてかつその息子を
守らなければならない手前、心ならずも痴漢の巧妙な手口に堕ちていって
しまう・・なんていうのはいかがでしょうか?
ダメモト覚悟(笑)でお願いします!
>>899 テンション高くてワロスww
今、
>>881で出たロッカー痴漢を書いているところなので、先にそっちを投下する予定です。
「男の子を連れた美人若妻が痴漢」かぁ……。
とりあえずロッカーが終わったら話考えてみます。気長にお待ち下さい。出来なかったらごめんなさい。
901 :
浴衣さんファン:2006/06/21(水) 20:42:32 ID:ei9B15IF
さっそく有難うございます。
テンション高くてすんません!(笑)
気長に待ちますです。
おまかせした以上、注文なんておこがましいですが、
できれば(できればで結構です!)
『母親としての心理(⇒幼い息子を気づかい、かつ
騒いで痴漢行為を息子に知られたくない心理←まさに
ここが痴漢の付け入る隙なのですが)』と
『成熟した一人のオンナとしての生理』の狭間<二律背反状態>
で揺れ動く美人若妻を描写していただけたらと
期待に色々な所を膨らませている次第です。
自分で書いたらどうかね。
他人の考えたシチュが微妙に自分のツボをはずすと
あまり楽しめないよ。
>>901 書いたものを好きだと言っていただけるのは幸甚の至りですし、身に余ることだと思います。
しかしプロじゃないんで、自分の好みを殺して人の期待に応えることに徹するのは難しいです。
正直、「できればで結構です」とか言われると殊更キツイものがあります。すいません。
可能な限り、期待に添うものを作ろうと思いますが、時間がかかることや途中で頓挫する可能性があることを予め了承下さい。
「人妻が痴漢」というテーマ自体、前のやつで書きつくしてる部分があるので、結構ムズイっす。少なくとも次スレになると思う。
それと、俺ばかり長々と投下することを苦々しく思うスレ住人も多いので、その辺の兼ね合いも含めて。
容量的にそろそろ次スレの用意も必要な時期にきてますね。
905 :
浴衣さんファン:2006/06/23(金) 13:19:04 ID:BEYjiwYd
ながながとゴタク並べてすいませんでした。
気長に待ちますです。
よろしくお願いします。
ロッカーの奴、とりあえず10レス分だけ投下してみるわ
10レス使っても、まだロッカー内に入りすらしないけど。
それが浴衣くぉりてぃ
放課後の校舎は、祭のあとのような寂しい空気を漂わせていた。
闇に染まる廊下を、沈みかけの黄昏が切り取っている。
吹奏楽部の演奏が遠くから聞こえていた。
水着姿の古都夏美が校舎に戻ってきたのは午後六時を回ったころである。
放課後、誰も居ない屋内プールで静かに泳ぐのが、彼女の密かな楽しみだった。
しかしこの日は一人で占領していたはずのプールに、水泳部の人間がわらわらとやって来たので、
興ざめした彼女は、すぐに水から上がった。
プールわきの更衣室が使用禁止になっているため、
水着のままで二階の女子更衣室まで歩いていかなくてはならない。
仕方の無いこととはいえ、やはり人から見られたくはなかったので、
夏美は廊下を歩きながらきょろきょろと周囲をうかがってしまう。
上履きがリノリウムの床を叩く「ぱたぱたぱた」という音を響かせながら、
彼女は小走りで階段を駆け上がる。
水泳部の人間が戻ってくる前に、着替えを済ませて帰りたかった。
階段を上りきってから、夏美はまた周囲を見渡した。
幸い、この辺りには誰も居ないようだった。
校舎の二階、廊下の突き当たりに女子更衣室がある。
夏美はそそくさとドアを開け、一瞬廊下に目線を送ってから室内に入った。
そしてドアを閉じて、ふう、と溜め息をついた。
放課後とはいえ、やはり校舎を水着姿で歩くのは恥ずかしいものだ。
彼女は室内の小さな鏡に自分を映した。
肩から股間までを覆う藍色の水着は、いわゆるスクール水着で
学校のプールで泳ぐ以上当然のスタイルではあるが、
いかにもそれは「学校指定で着させられた」という風情で、
小学生の背負わされるランドセルのようで、なんだかみっともなく思えた。
どんなにスタイルのいい人間であっても、これを着ると
もっさりとして野暮ったい感じに見える。
露出度の少ない反面、体への密着度が高くて着心地も悪い。
少し痩せようかな、などと考えながら
夏美は鏡に映る水着姿の女をしばらく見つめていた。
鏡には、ポスターをはがした跡のある白い壁が映っていて、
その壁の前には、壁と同じくらい白い色をした女も映っていた。
鎖骨にかかる長い髪は黒く、一本一本が絡み合うことなく垂れていた。
くしを入れても引っかかることの無い長髪はまるで、
シャンプーのCMで見られるような流麗さを持っていたが、
白い肌と黒い髪のコントラストは強く人に死を連想させる。
独特の薄気味悪さもそこには存在していた。
しかし、その顔立ちは幼く、実年齢より二、三歳は若く見える。
良く中学生に間違われたり、弟より年下だと思われたりするのはそのせいだ。
ぷっくりとした下唇や、150あるか無いかの身長が
更にその印象を強めている。
この幼げな外見は彼女のコンプレックスでもある。
特に身長の低さは、体の横幅を太く見せるため、
太ってもいないのに「ぽっちゃりしている」と思われてしまう元凶であった。
身長をせめてあと五センチ、胸ももう少し小さく。
それが彼女の些細な願いであった。
夏美は時計を見て、自分が鏡を五分近く見ていたことに気が付いた。
ナルシストどころか、コンプレックスだらけの彼女であるが、
こんなところを人に見られたらどう思われるか分かったものではない。
着替えよう。
そう思って、彼女はロッカーを開けて、自分の衣服を取り出した。
座椅子に制服と下着を乗せて、それから水着を脱ぐために左肩に手を当てた。
その刹那である。
更衣室のドアが、ばん、と音を立てて開いた。
夏美の肩が上に三センチほど弾んだ。
彼女はすぐに振り返った。
男の人?
そう思ったときには、すでにドアは閉められていた。
開いたときとは違い、まるで外の人間に
閉める音を聞かせたくないかのように静かに。
「ああ、悪い、着替え中だった?」
男がひらひらと手を振った。
余りにもそれが自然な態度だったので、
夏美の肩に入った力が抜けた。
「ごめんごめん、あっれ? 水泳部?」
男は更に続ける。
清掃に来た用務員であろうか。
夏美はそう考えて「あの、いえ」と曖昧な返事をした。
男は茶色い短髪で、若く見せてはいたが
30は下回らないだろうと夏美はすぐに判断する。
口の端にしわの出来る笑顔を見ると、下手をすれば35くらいは
行っているのではないかとも思った。
「水泳部じゃないのに、泳いでたんだ。へぇ」
男は軽く笑う。
夏美もつられて笑ったが、警戒心は解いていなかった。
女子更衣室に入ってこられただけで、十分怪しいのである。
「水泳部の子ら、そろそろ戻ってくるかなあ」
男が窓の方に向かって歩きながらそう言った。
「いえ、まだ、十分くらいは残っていくと、思いますよ」
途切れ途切れに夏美は答える。
未だスクール水着のままで、座席の上には下着が散らばったままだ。
男が窓の外を向いている隙に、彼女はブラジャーを制服の下に隠した。
「十分かぁ。もう六時回ってるのになあ」
「……」
夏美は黙りながらも考える。
六時以降、屋内プールが使えないというルールは無いはずだ。
「君は水泳部の子らと一緒に泳がないの?」
男は馴れ馴れしげに訊いて来た。
一瞬、自分の二の腕と肩を見られたような気がして、彼女は体を堅くする。
「別に、あの、一緒に泳ぐ理由は無いんで」
「そっかあ」
男はまた軽く笑って、それから夏美の方に二歩歩いてきた。
思わず後ずさりそうになったが、夏美はその場に留まった。
下がることは「迷惑だ」とアピールするにも等しく、
彼女にはそれをすることが出来なかった。
相手を傷つけたくないという優しさなのか、
相手を怒らせたくないという臆病さなのか、
夏美自身にも判然としなかったが。
男の手が蛇のように伸びて、夏美の肩に置かれた。
汗ばんだ掌の体温が、じかに肩に伝わる。
「痩せてるねえ、ご飯食べてる?」
からかうような調子で男が言ったが、夏美の頭の中には
すでに警報が鳴り響いていた。
男の態度の中に、何か危険なものが含まれている。
それは馴れ馴れしさ、というようなレベルではない。
草食動物に襲い掛かる寸前のライオンが、
一瞬力を溜めるときに見せる、獰猛な爪牙をあえて押さえ込む静けさ。
肩に置かれた手が、次第に力を帯びた。
すでにそれは「肉をつかむ」といった方が適切なほどだ。
離して下さい、と言おうとしたが声が出なかった。
恐怖心があったが、不思議なことにそれはどこか羞恥心も孕んでいた。
恐らくここが、放課後の更衣室でなく本当に完全な密室であればまた話は違ってくるだろう。
叫んでも誰も助けに来ず、また時間が経っても人が絶対に来ないような場所であれば
その恐怖と絶望感は凄まじいものがあるはずだ。
だが、ここは更衣室である。
大きな声を上げれば、もしかしたら教師や生徒が聞きつけて助けに来てくれるかも知れないし、
それにあと数分したら水泳部の人間が戻ってくるのは確実である。
ゆえに、恐怖と同じくらい彼女は羞恥も感じた。
こんなところを人に見られたくない、という。
そして、その想いは「できることなら一人で追い払いたい」という意思につながる。
「離して……下さい」
そういった意図に加え、緊張で口のなかがカラカラだったこともあり、
彼女の声はひどく小さかった。
「ん、何?」
男は「why?」と聞き返す外国人のように顔を突き出して肩を竦めた。
そして、肩の上に置かれた手が、夏美の水着をつまむ。
「今時スクール水着って珍しいね。高校生でも着るんだなあ」
「ゃ、ちょっ……と」
やはり夏美の非難はひどく小さい声になる。
無論、それは一層男を調子づかせることに繋がるだろう。
「中学生とかだと良く見るけどね……水泳部の連中は着てないでしょ?」
男の何気ない一言だったが、夏美の胸に苦く広がった。
水泳部の人間はみな競泳用水着であり、スクール水着の夏美は
彼らにプールに入ってきたとき強烈に恥ずかしくなったことを思い出す。
水着を軽く引っ張りながら、男は夏美の肩を見た。
その視線はゆっくりと鎖骨をなぞるように動いて、それから彼女の顔を見る。
否、顔ではない、唇だ。
自分の唇を射る視線の熱さに、また夏美の二の腕が総毛立つ。
「古都ちゃんって言うんだ……変わった名前だね」
男がそう言ったので、夏美は慌てて胸元を手で隠した。
水着の左胸の部分に、小さくだが名まえとクラス名が縫い付けられている。
男に名前を知られたことで、わけもなく動揺した。
知られることにどのようなデメリットが生じるか分からないのにである。
肩に置いてある方と反対側の手が、彼女の腰の方に動いた。
男の手から逃れようとして、夏美の身体が「く」の字に折れる。
それを追うようにして、更に手が伸びてくる。
「ゃ、困ります、なにっ、ちょっ、ぁ、困」
魔の手が尻に到達した。指先で肉をつまみ、それから掌で包み込む。
一度プールに浸かった水着は湿っていて、男の体温を夏美に伝える。
尻と肩を二つの手で撫でることで、男は夏美を抱き寄せるような体勢になっていた。
彼女は両手で男のみぞおちを押すようにして拒む。
「止めて下さい」
918 :
名無しさん@ピンキー:2006/06/25(日) 01:47:21 ID:2DYEc5OQ
、 ∩
( ゚∀゚)彡 つ・づ・き!つ・づ・き!
⊂彡
うあ、ageちゃったよ……
スマソ
920 :
名無しさん@ピンキー:2006/06/25(日) 01:53:35 ID:CxBpn8ga
エロシーンじゃないのにエロイ
「二年生かあ……若いなあ」
感に堪えないという表情で、男は囁きかける。
その言葉にはあくまでも感情が無く、それが却って不気味に感じられた。
「このトシでも、こんなになっちゃうのかぁ」
「放し……てっ、やめ、てください」
「柔らかいね……」
まるで会話が成り立たない。
しかし男の行動は強制的であっても、暴力的にはなっておらず、
そのことがどこか夏美に油断を誘っていたのかも知れない。
この段階で大声を出しておけば、助かったかも知れないのだ。
だが、夏美はそれをしなかった。
このとき、校舎の中に水泳部員達が戻ってきていた。
そして、静かな女子更衣室の中にも、彼らの話し声が聴こえてきたのである。
「隠れて!!」
男が唐突に、夏美から身体を離した。
そして、扉が開いたままのロッカーに彼女の体を押し込む。
それがまるで、夏美を助けようとしているみたいで
思わず彼女は素直にロッカーの中に入ってしまった。
この状況を水泳部の連中に見られたくないという心理もあったのだろう。
夏美はロッカーに入ったあとで、遅まきながら
「私を隠れさせて、この男の人はどうするのだろう」ということに思い当たった。
どう考えても彼のほうが隠れなくてはならないはずだ。
水泳部の話し声が、次第に大きくなってきた。
階段を上り、この部屋に入るつもりだろう。
なのに、男には焦るようすが無かった。
彼は座席の上に散らばる夏美の衣服を掴むと、そのままロッカーに放り込んだ。
それからロッカーの扉をつかむと、トイレにでも入るかのように自然にその中に入ってきた。
男が扉を閉めると思っていた夏美は驚いて「えっ?」と声を出す。
ロッカーは本来、二人の人間が入られる広さではない。
事実、ロッカーの扉は完全に閉まりきれておらず、触れれば容易く開いてしまうと思われた。
夏美の身体がもう少し大きければ、恐らく入ることすら不可能だったであろう。
「何してるんですか、出てください」と言おうとした夏美だったが
実際には「なにして」まで言った時点で口をつぐまねばならなかった。
水泳部の人間が更衣室内に入ってきていたのだ。
三人、いや、四人か。
声を出して助けを呼ぶべきか。
夏美の心に一瞬の逡巡が生まれる。
今ここで出て行けば、どうなるだろう。
女の子が自分含めて三、四人。
男子更衣室に助けを呼びに行けば、恐らくは男を捕まえることは出来るだろう。
だが、ロッカーから二人で出て行けば、どうなるだろう。
まず男と二人でロッカーに入っていたことを、水泳部の人間に知られることに抵抗がある。
更に、ここで出て行くことで状況がどう転がるか分からない。
ただ、今後の学校生活に影響が出るのは確実だろう。それだけは間違いない。
がやがやと女子生徒が入ってきた気配がする。
「マジでー?」
「本当だし、すっごい汚くて」
「マァジ? ありえなくない?」
話し声はロッカーの中にも聴こえてきた。
夏美が奥にもぐりこみ、男がそれを覆うようにして
二人はロッカーの中にぎりぎりのサイズで納まった。
しかし換気もままならない狭い密室は、二人の吐息と体温で
たちまちむし暑くなる。
「暑い」と声を出したくなるほどであった。
汗がじわ、と額に滲む。
もちろんそれは、緊張と不安と恐怖のせいでもあった。
ロッカーの外から、女子生徒たちの談笑がわずかに聴こえて来る。
その楽しげな声を聴くと、いよいよもってここから出て行く勇気が萎えてくる。
男の鎖骨が、夏美の顔をうずめるように押し付けられていた。
ロッカーの中の二人には、ちょうど顔ひとつ分ほどの身長の差がある。
男の「はぁーっ、すぅーっ」という規則正しい呼吸が、夏美の耳にも届いている。
外の人間に気配を悟られないためなのだろう。
やがてその呼吸音が大きくなり、さらに夏美は耳元に強い熱を感じた。
そして、衝撃が夏美の背骨を貫く。
「……!! ……ぁ!!」
一瞬、何が起こったのか分からなかった。
そして、次の瞬間、とてつもなく大きな悲鳴をあげようとして口を開いて、
さらに次の瞬間、彼女はノドから出かかった声を、歯を食いしばってこらえた。
身体が数センチ単位で左右に震えて、ロッカーが音を立てて動く。
「何? 何か今動いた?」
女子生徒たちの不安げな声が、外から聞こえる。
まるでポルターガイストでも起こったように見えたかも知れない。
彼女らがこのロッカーの扉を開けないことを夏美は願った。
全身の毛穴から汗が滲んでいるような気がする。
身体のあらゆる筋肉に力が入っている。
どうやら彼女らはロッカーを開けにくるつもりはないらしい。
元々このロッカーは扉に外側に教師の名前が貼り付けられていて、
基本的に生徒が使わないものである。
だからそうそう軽々しく開けに来ないという期待があった。
だがそれと同時に、もう一度ロッカーを揺らしたら
さすがに警戒心を持たれることも間違いなかった。
だから、耳の中に入ってくる軟体動物のような感触を、
夏美は我慢することにしたのである。
耳たぶの産毛を舐めていた男の舌が、ずるりと耳の中に入り込んでいた。
それはまるで、夏美の耳垢を掃除しようとしているかのようでもある。
夏美の二十年に満たない人生の中で、恐らく最大の生理的嫌悪感が
彼女の背骨から這い上がってきていた。
例えば、自分の一番苦手な虫や、爬虫類を想像してみてほしい。
それがムカデであるか、ゴキブリであるか、はたまたヘビであるかは分からないが、
とにかくそれが、耳の裏から首筋に移動し、
襟から服の中に入っていくところを想像して欲しい。
鳥肌が腕や首筋にぶつぶつと立ち、全身が跳ね上がるのを抑えきれず
悲鳴を上げてのたうち回りはしないだろうか。
そして、それを自分の意思で我慢することが出来るだろうか。
彼女は、歯を食いしばり、全身に力を込めることで男の舌先に耐えた。
耳掃除の後、するすると首筋や頬に下りていく、なめくじのような愛撫に耐えた。
ロッカーの外に、人が居なければきっと耳を劈くような悲鳴を上げただろう。
嫌悪が走り抜けるたびに、びくん、びくん、と夏美の肉体が震える。
だが、彼女の必死の我慢をあざ笑うかのように、男の指先が動き出した。
男の指先が、じっとりと湿った水着のうえから、夏美の身体の感触を楽しんでいた。
男の表情は暗くてほとんど見えなかったが、
この状況を明らかに「楽しんでいる」ことが夏美には分かった。
むし暑くて狭くて、そのうえもしかすると警察に捕まるピンチであるにも関わらずである。
夏美の胸元に、男の両手がまるで下着のように添えられる。
それから自分と夏美の身体の間に手を挟めて、押し付けた。
そのまま彼女の乳房をくにゅ、と軽く鷲づかみにする。
異性にも同性にも、余り胸を触られたことのない夏美は
その忖度の無い手つきに、言い様のない不快感を感じる。
それは単なる生理的嫌悪というより、自分の日記を勝手に見られたときのような
無遠慮に対する怒りに近かった。
一方で、男の口は、夏美の頬に近づいていた。
それはキスなどという軽いものでなく、
「彼女の顔に唾液を塗りたくる」という、動物の生理行動のようなものであった。
舌や唇や歯を使って、男は夏美の顔をびちゃびちゃと舐めまわす。
彼女は必死で、顔を捻って逃れようとしたが、
逃れる場所が無いことは夏美自身が一番良く知っている。
早く水泳部の連中が出て行ってくれればいいのに、と臍をかむような想いが浮かんだ。
男は掌を乳房から抜くと、夏美のわき腹を撫でるようにして下に降ろした。
くすぐったくて、思わず彼女の身体がよじれる。
男の手は汗でぬるぬるになっていて、まるで脂でも塗ったかのようだ。
「でもさ、キャンサーの方がありえなくね?」
「ウッソー、ひどーい、ひどいし、マリー」
「だって今月のやつにさ、載ってたんだよ」
ロッカーの外では、アイドルのライブにでも来たかのように
黄色い声で雑談している女子生徒がいる。
恐らく着替え終わっているのだろうが、
ここで多少雑談するのが水泳部員達の習慣なのだろう。
夏美と男の身体は、すでに汗ばむというより
汗まみれであり、密着するとぬるりと滑るほどであった。
男の両手が、夏美の脚を開かせる。
女の脚を広げさせることが、どういう意味をさすのか
夏美にも良く分かっていたから、彼女は力を込めてそれに抵抗する。
しかし、音が出ないよう苦心している夏美に比べ
男は本当に無遠慮に手を捻じ込んでくるため、陥落は時間の問題であった。
夏美の脚が、肩幅くらいに広がると、
男は間髪居れずに、脚の付け根に指をさしこむ。
そして、水着を押し込むようにして、裂け目をなぞった。
膝を入れて、夏美の脚が閉じないようにしつつ、
もう片方の手を腰に回して、尻に指をあてがった。
その一方で、男はサラダオイルで洗顔したかのような顔を近づけて、
夏美の唇を舐めようと追いかけていた。
蛇のように、舌をちろちろ上下させながら、夏美の顔面の皮膚を
ねらねらと舐めまわし、彼女の汗をすすっているかのようだ。
首を左右に振って逃れようとする夏美の唇に、執拗にキスを迫っている。
恐らく、力づくではなく、夏美が抵抗を諦める瞬間を待っているのだろう。
そして、このまま延々首を捻り続ける気力がないことを夏美自身も分かっている。
しかし、理性ではなく本能がそれを拒絶していた。
人間にとって、女性にとって、唇と性器は
人間性を保つためにまさに守らねばならぬ天守閣である。
そして、それが一度も穢れていないとならば、尚更。
だが、夏美はそのふたつを同時に責められており、更に
強い抵抗の出来ない状況であった。
エロチック!
汗でぬめった指先が、湿った水着ごしに、夏美の性器に触れていた。
その指先は間違いなく、彼女の陰部を押し広げようと動いている。
そして彼女は、男の指がある一箇所をこするように振動していることに気付いた。
もちろん、そこが陰核であることを知らぬほど夏美は幼くない。
しかし、そこを執拗にかつ荒々しくなく、撫でるように愛撫されたときの感覚を彼女は知らなかった。
こすられる部位を中心に、じんじんと身体の内側から熱を持つような感覚。
下腹部に力が入って、身体が少しだけ前に折れる。
痛いわけでも、苦しいわけでも、くすぐったいわけでも、かゆいわけでもない。
この感覚を、何と表現するべきなのか、夏美はとっさに思いつかない。
触れられている部分から、腰を通って、背骨を這い上がり、脳に届く感触。
気持ち悪いけれど、腰の内側にある塊が溶けて流れていくような爽快感。
「……ふ、ぁ」
息と声の中間のようなものが口から漏れた。
その開いた口に、男の舌が、ずるりと入ってきた。
ここまで書きました。あと10レスくらいで終わります。
乙。続き期待してます。
934 :
ロッカー:2006/06/25(日) 04:10:39 ID:U9woNLbt
「もごふぁっ!!」
突然口の中に入ってきた異物に、思わず夏美は悲鳴を上げてしまった。
そして、直後に自分の出した声の大きさに気付く。
額からぶわっと汗が噴出してきた。
外の人間は聞いただろうか。
男は、じたばたする夏美の唇を押さえこむようにキスをして、
舌を再度捻じ込んでいく。今度は夏美も声を出さないようにするしかない。
分厚くてどろどろとしていて熱のある舌が、口の中で暴れている。
自分の舌に、男の舌が絡みつく。肉欲に溶けて溢れた唾液が流し込まれる。
これが、古都夏美の、十七歳のファースト・キスになった。
それに加え相変わらず夏美の陰部は、指の腹で執拗にこすられていた。
その指が不意にぴた、と止まって離れると、陰核がじんじんと痺れるような感じがした。
もう触れられていないのに、まだ触れられているかのような余韻が残っている。
する、とスクール水着をずらすと、男は夏美の股間にじかに触れてきた。
毛を撫でられる独特の感触。
そして、男の指先が、夏美自身ですら入ったことのない、肉体の内部に侵入しようとしていた。
ロッカーの外から、声がする。
「ねえ、さっき私らプール入ったとき、入れ違いに出てった娘いたよね」
「いたいたー」
935 :
ロッカー:2006/06/25(日) 04:11:23 ID:U9woNLbt
とろりと、指の第一関節が夏美の体内に入ったとき、
彼女は自分が「濡らしていた」ことに始めて気がついて驚愕した。
何か熱い塊が溶けて流れ出ていくような感覚がしてはいたが、
実際に自分の体内から液体が流れていたとは思っていなかったのだ。
痛みを伴わない挿入に、違和感があった。
男は、一度指を抜くと、それを口に含んで指先を湿らせた。
そしてもう一度、夏美の下半身にそれを伸ばしていく。
右手の指先が体内に入り込み、左手の指先が陰核に触れていた。
熱い吐息が、男と夏美の間に交錯する。
そして、荒い息の音に紛れて、もう一つ、粘液がかき回されるような音がした。
汗と、唾液と、夏美自身が漏らしてしまった体液が混じった、
どろどろのスープが溢れている膣内に指を出し入れしている音が。
くちゃ、とガムをかむような音。
「……ゃ、聞こえる……外……」
蚊の飛行音ほどの声で、夏美は非難した。
936 :
ロッカー:2006/06/25(日) 04:11:58 ID:U9woNLbt
男が耳元に口を近づけてきたので、また舌を入れる気かと夏美は身を硬くした。
だが男は耳たぶにキスをするようにしながら、一言ささやいた。
「……感じてる?」
「違います……ゃ、ちょっとぁやめ」
陰核をこする指が早まる。
夏美は頑なに否定したが、陰核からこみ上げる性感に
猫が鳴く声が漏れてしまう。
彼女は自分が感じてなどいないと信じているが、それは
性的な快感がどんなものなのか把握していない証拠でもあった。
「…………ぁ……ぃゃ…………」
俯いた夏美の顔に、再び男が接近して、笑顔を見せた。
汗の匂いと、暑さで、夏美は貧血を起こしそうになりながらも、
下半身の触感だけは意識から消すことが出来ない。
くちゃ、ちゅぁ、と音を立てて男は夏美の、下腹部の口をもてあそんでいる。
彼女の「口」は、だらしなくよだれを垂らしていた。
いくら我慢しようとしても、よだれはとろとろと無様に流れてくる。
937 :
ロッカー:2006/06/25(日) 04:12:28 ID:U9woNLbt
「聞こえる、聞こえますから……」
懇願するような調子で、夏美は声を出した。勿論、羽虫の飛ぶ音のような声で。
外の人間に、音が聞こえてしまうから、やめてほしい、という意味である。
だが、それを聞いた男はむしろその勢いを増していく。
下半身の熱が高まるのと比例して、夏美の思考はどんどん拡散していく。
暑さのあまり、思考能力が無くなっているのだろうか? と自問する。
同時に、快楽が高まっていくことに恐れを抱いた。
この感じが高まっていくと、なにかが起こるのではないか、という不安。
どこかに向かって進んでいるが、そのどこかに辿りつくとどうなるのか分からない、という感覚。
しかし、男の手を止める気力が彼女には湧かなかった。その意思も。
「ぁ……」
これ以上、続けると、どこかに行ってしまう、という感覚。
死を怖れるが如く、それが恐ろしかった。
「ぁあ」
夏美が声を出さないように、男は唇で彼女の口を塞いだ。
938 :
ロッカー:2006/06/25(日) 04:14:13 ID:U9woNLbt
一瞬、思考が途切れた。
頭の中が白くなる。
自分の腰が、耐え切れずに弾んだのが分かる。
びくん、びくん、びくんと三回震えた。
わき腹を捻って、肩を上下させた。
膝がかくかくと笑っている。
「はぁ……ああ……」
ため息が漏れた。
下半身に悦楽の余韻が残っている。
力が抜けて、頭がふらふらとして、膝が落ちて、
夏美の身体が男にもたれかかった。
その拍子に、男が二歩後退した。
背後の扉が「きい」と開いた。
涼しい、と夏美はおぼろげな意識で思った。
939 :
ロッカー:2006/06/25(日) 04:15:02 ID:U9woNLbt
外の空気はとてつもなく涼しくて、甘美だった。
意識と思考がゆるやかに夏美の中に戻っていく。
周囲を見渡したが、水泳部の人間は居なかった。
何時の間に帰ったのだろう。
男が目の前で笑っている。
ズボンのチャックから、屹立した性器がのぞいていた。
ロッカーの中ですでに出していたのだろう。
彼はそれをホースのように掴むと、夏美の顔に向けた。
何をされるのか、夏美は全く予期していなかったため、
顔に大量の体液をかけられたとき
「きゃ、うわっ、やああっ!!」と大きな悲鳴を上げた。
とろろ芋のような、ねばねばとした白い体液を彼女は初めて見た。
男は何も言わず、それどころか、射精した直後からは
夏美のことを一瞥もせず、鍵のかけられた更衣室の戸を開けて逃げていった。
夏美はしばらく、床に女の子座りでへたりこんだまま、呆けていた。
火照った太股に、リノリウムの床が心地よい。
顔についた体液をふき取ろうとして、手でこすったが一層広がってしまった。
男性の体液がこれほど粘り気のあるものとは思っていなかった。
夏美は初めてこねくり回された自分の性器に手を添えると、
快楽の残滓が残っていることを確認する。
自分が何をされてしまったのか、理解するのにそれからたっぷり十分はかかった。
GJ!!!
>>867でこっそりリクエストしてみた者です。
大好きなロッカーシチュのSSに感激です。
男の粘着質な動きがツボでした
943 :
浴衣さんファン:2006/06/25(日) 19:39:54 ID:WvR4u6B8
浴衣さん最高!
なんでこんなに興奮するのかちょっと考えてみた。
浴衣さんは凡百のSSと違い行為そのものを拙速に描かない。
周辺描写から読者の想像力を徐々に刺激するよう書かれてる。
よくありますよね、
設定説明もそこそこに、抵抗しかけたヒロインがもう5〜6行目くらいから
「あ、あ〜ん、やっぱり感じますぅ〜も、もっと〜〜」
みたいなやつ。
書き手が読み手より先に興奮しちゃってるみたいなやつ・・・
文章って(まぁ映像もそうか)行為そのものを一気にドバッと出せば
いいってもんじゃないんですよね。
自分のズリネタ代わりのエロ文章なんて誰でも書ける(書けないか・・笑)
浴衣さん以前に興奮した中でNO1は、お名前は忘れましたが
(HPあります)やはりその筋の有名人が書かれた
「馬男」というSSです。
自分の美人若妻を、巨根だけが取り柄の少し低脳がかった従姉弟に
浴室で寝取られるストーリーですが、
録音装置をうまく使った時間差描写(主人公の夫は数時間後、
妻が従姉弟の巨根にのた打ち回る音声を聞く←あえぎ声等の行為自体の描写なし)
にえらく興奮しました。
浴衣GJ!
相変わらずネチネチした描写が非常に上手いなw
>>943 色々と言いたいことがあるがとりあえず
半 年 R O M れ
あとsageれ。
話はそれからだ。
>>943 他者を貶めて特定人物を誉める感想は大抵の人間の嫌悪を招く。
浴衣の人はGJ。
>>943 褒めてくれるのは大変嬉しいが、
>>944-945の言うとおり。
長文レスで自己主張するのと、他人の作品を貶すのはあんまり良くない。
敬語を使ってそれをするとさらに印象が悪いです。ageも同様。
リクエストの若妻ものを一応書いてみますので、期待せずにお待ち下さい。
ロッカーネタで細かいディテールを出した者だが浴衣……………GJっ!!
またいいネタ書いたらそん時はまた待ってるぜ!!
GJ
浴衣さん今回もGJ!
読んでるこっちもエロもどかしくてとても良かったです。
>>948もGJ
「エロもどかしい」って斬新な言葉だな
エロもどかしい 気に入った
954 :
浴衣さんファンsage:2006/06/26(月) 23:03:23 ID:zrD90i+a
長文やめます。敬語は使わせてください。
最近2ch始めて、用語とかルールマナーがよくわからず、
すんませんでした。「若妻もの」気長にお待ちしてます。
sageはメール欄。半角小文字。
>>954 >すんませんでした
それ敬語でも丁寧語でもないから。謝罪はふざけるけど丁寧語は使いたい、と。
まぁ改善が第一でふざけ口調の謝罪はどうでもいいけどね。
悪印象の人が「浴衣さんファン」のコテハンは使うのは浴衣さんのためにならないよ。
>>954 丁寧に説明してみる。
「コテつけるな」の理由↓
匿名掲示板で名前を名乗ること自体が「自己主張」ととらえられ、不快がられることがある。(実際、コテは自己主張が強い人間が多いようだ)
今回のケースでは下手をすると浴衣の人の印象まで悪くする。多分浴衣も困ってると思われる。
彼の作品を好きなのは分かるし、そのこと自体は悪くないが、好きならばレスだけで表現した方がお互いのためと思う。
「半年ROMれ」の理由↓
2chは特有のルールや暗黙の了解がかなりあるので、しばらく書き込みせずに読むことに徹した方がいいかも知れない。
場の空気、というものは理屈で会得し難いものだと思うため。
「敬語・丁寧語をやめろ」の理由↓
2chで慇懃な態度を取ると嫌われやすい。「丁寧語さえ使えば何を書いてもいい」と勘違いした初心者が多いため。
「申し訳ありませんが〜してくれませんでしょうか」という口調で、相手のことを考えずおねだりする人間は迷惑がられる。
さらに「こんなに丁寧に頼んでるのになんで無視するんだ」と逆ギレする輩も大変多い。
「他人を貶すな」の理由↓
どんなに正当な理屈であっても何かを批判するレスは、人を不愉快にさせる可能性を内包している。避けるべき。
特に「何かを褒めるために、代わりに何かを貶めるレス」は色んな人の神経を逆撫でする可能性がある。
>>943の「自分のズリネタ代わりの〜」の一文は、過去の浴衣以外の投下者に対する愚弄と受け取られても文句が言えない。
「sageろ」の理由↓
sageないと初心者だと一目で分かる。スレを上げられると単純に迷惑。メール欄に半角で「sage」と記入するだけ。
>>957お前普通に優しい奴だな…
ファンの奴、つーわけだからお前の為のレスをよく読んで次からよろしく。
ぐぐれとかいろいろ書こうとしていたが
>>957すごくいい人だな…
別スレで初心者がまぎれ込んできた時に参考にさせてもらうよ。
GJ
ここ題材の割に良スレだなw
>>957 どこかの初心者向けサイトの文章かと思ったけど、オリジナルなんだろうか。
簡潔に要点がまとめられていて素晴らしい。
こんなところだけに埋もれさせておくのは、もったいないなあ。
>>957 すごくわかりやすくまとまってますね。
テンプレに入れておきたいくらい…
>>957はオリジナルの文章なので、適当に改変して
「空気嫁」の代わりに使ってくれても構いません。
hu
どんな投下作品にも負けないくらいGJ貰ってる>957に嫉妬w
>>966 どんなスレになるんだww
しかし言われた当人は出てこなくなったな
まあ、ここまで言われてなおコテで出てきたら困るが
・
まとめ乙
リクエストの人妻ものを書いてはいるんですが、
前のやつとネタ的に被る部分もあって、すんげえ大変っす。
>>971 まとめとサイト紹介乙。助かります。
いつも好みのシチュではあったんだが
浴衣のSSでここまで半端なく萌えたのは初めてだ。
ありがとう浴衣、がんばって浴衣。
空白減らせとかいろいろ言ってごめんな、好きに書いてくれ。
丁寧に説明してみる。
「ミニスカはくな」の理由↓
電車にミニスカで乗ること自体が「触って!」ととらえられ、痴漢されることがある。(実際、ミニスカだと触りたくなる人間が多いようだ)
今回のケースでは下手をすると痴漢を煽っていると捉えられる可能性がある。多分背後にいる男も困ってると思われる。
ミニスカが好きなのは分かるし、そのこと自体は悪くないが、好きならば満員電車に乗るのは避けた方がお互いのためと思う。
「半年ROMれ」の理由↓
痴漢グループには特有のルールや暗黙の了解がかなりあるので、しばらく参加せずに見ることに徹した方がいいかも知れない。
場の空気、というものは理屈で会得し難いものだと思うため。
「敬語・丁寧語をやめろ」の理由↓
痴漢なのに慇懃な態度を取ると嫌われやすい。「丁寧にしゃべればなにをしても良い」と勘違いした初心者が多いため。
「ねえ。感じてるの? 濡れてるじゃない?」という口調で、相手のことを考えず触りまくる人間は迷惑がられる。
さらに「こんなに丁寧に言ってるのになんで無視するんだ」と逆ギレする輩も大変多い。
「現実にはするな」の理由↓
どんなに正当な理屈であっても痴漢をする以上は、人を不愉快にさせる可能性を内包している。現実には避けるべき。
しかし、「魅力的な尻」は色んな人が撫で撫でする可能性がある。
「秋山莉奈」の美尻は、世の男どもに対する挑戦と受け取られても文句が言えない。
「パンティーsageろ」の理由↓
sageないとザーメン掛けられたとき下着が汚れる。ぶっかけられると単純に迷惑。両縁を持ってsageるだけ。
ガイドライン板住人乙
あ
あ・・・あぁあん
ものすごい亀レスだが
>>899の「ダメモト覚悟」って意味分からん言葉だな
やだ、今日のスカート短めなのに……それ以上めくられたら……
くやしい ビクッビクッ
こんなやつに感じてるなんて…恥ずかしくていえない…ぶるぶる
スレの最後の最後にクリムゾナーに乗っ取られるなんて……こんな奴らに……ビクッ