乙でした〜。
乙です。
乙なのが
>>1なの。
魔法少女がいるらしいというのが私が来た理由なの。
_
'´/-ixi-ヽ
l ili」li」il」li〉
i リ ^ヮ^ノリ
>>1さん乙でーす
ノ.⊂)~^~iつ
( ( (O)=(つ
容量を考慮してみた。 改めて乙。
全スレ1000逝ったね
前スレの1000自分で書けよww
11 :
名無しさん@ピンキー:2005/09/25(日) 18:23:28 ID:VOCOdeVZ
>>1 乙デス。シかシ私ガ立テよウとシテいタとコろニ立テるナんテ・・・アアッ!!GJデス!>1部員(立てようとしていたなんて嘘です。ごめんなさい)
で前スレで言っていた隆×魚えち有り晒します。
お兄ちゃんエッチのことになると能動的w
「ゔ・・・重い・・・」
朝、奇妙な重圧を感じて目が覚めた。
大きい何か・・・人形・・・いや・・・・・・!?
「こ、梢ちゃん!?」
僕の上に乗っかっているのは梢ちゃん!?いや、違う・・・
この目とこの髪は・・・
「わーい!お兄ちゃんが起きたー!」
「魚子ちゃん!?」
そう。僕の上に乗っかっていたのは魚子ちゃんだった。会ったら人格が変わってた、
というはよくある。けどこんな朝早くから・・・しかも魚子ちゃんですか!?
「お兄ちゃん、お兄ちゃん、お兄ちゃん、お兄ちゃーーん!!」
魚子ちゃんは必殺スリスリ攻撃をしてくる。それもちょうどアレのあたりで・・・
(ああ・・朝からソンナコトヲ・・・!!オチツケ・・オチツケ・・イロンナイミデオチツイテクレ・・・・!!)
急がないといろんな意味で危ない・・・
「ナ、ナナ・・コチャン?オ・・オリテ・・クレナイ?」
「??」
「オ・・オリテ・・オネガイ・・・」
「うん!」
魚子ちゃんは素直に下りてくれた。
「フウ・・助かった・・・」
天国:地獄=1000:1000の危険な時間を辛うじて乗り切った。
遊ぶのはいいけど、これだけは勘弁して欲しいなぁ・・・
「お兄ちゃん、遊ぼう!」
僕は時計を見た。時間は7時ちょっとまわったところだった。
多分少し遊んだらすぐ眠くなって寝てくれるだろう。
「うん。いいよ。」
これがこれから起こる出来事の始まりとなることを知らず、僕はそれを引き受けてし
まった。
「それで?何しようか?」
「魚子ね、今日はいっぱいお人形さんもって来たんだよ!」
よく見るとドアの近くにダンボールが置いてある。それに入れてきたのだろうか?
魚子ちゃんはダンボールから人形を出しながら紹介を始めた。
いつも持っている猫の人形、犬の人形、泥棒ねこ、どんとコイ、たれうさぎ、なぜか
全身紫の鳥・・・・・・・・・・・・・・
「それでねーこれがねー・・・」
魚子ちゃんの人形紹介が始まってからもう10分は経つだろうか?周囲は魚子ちゃんが
もってきた人形が
いっぱい転がっていた。
「どんとコイだよー!」
ちょっと待った。それはもう5回目・・・
というかさっきから同じ人形ばっかり紹介している気が・・・
「これがねー泥棒ねこだよー!・・・・・・」
少し間が空いた。この隙を逃す訳には・・・!
「う、うん。よくわかったよ。いっぱいお人形さんがあるんだね。」
「うん!それじゃあ次は・・・」
よし・・これで人形の紹介が・・・
「桃ちゃんの猫だよー!」
駄目だ・・4回目のグレートネコロンダーの紹介にとんでしまった・・・
そのあと人形紹介は同じ人形の繰り返しでもう20分ほど続けられた。
「いっぱいお人形さんがあるでしょー?」
「うん・・そうだね・・・」
もうこれらの名前は一生忘れないだろう・・・
「お兄ちゃん、ご本読んで、読んで!」
「う、うん。ちょっと待って・・・」
とりあえず人形を片付けることにした。・・・一体なんのために紹介したんだ?
「えーっとどれがいいかな・・・魚子ちゃんはどれがいい?」
「おー」
魚子ちゃんは既に本をとっていた。ただし絵本ではなく、小説だった。
「字ばっかでつまんないー・・・??」
魚子ちゃんの動きが止まった?別に字ばっかの小説に魚子ちゃんにとって興味を引くこ
となんかない気が・・・
「???」
「な、魚子・・ちゃん?」
「お兄ちゃん、魚子ね、質問があるの。」
「な、なに?」
「どうやったら赤ちゃんができるの?」
「は・・?」
「ねえねえ、どうやってどうやって?」
僕は魚子ちゃんが開いているページを読んでみた。
・・・・なるほど・・って、ええ!?
そういえばこの小説は僕の者ではない。前に彼(←エロール)から半強制的に渡された
物だっけ・・・
読む気はなかったから読んでなかったが・・・まさかアレだとは・・・
まずい・・・ここはなんとかごまかさないと・・・でもどうやって・・・
ケース1:教えない
「そ、それは別に今は知らなくていいと思うよ・・・」
「ねえ、どうしてどうして?」
―――言っても聞いてくれない・・・!!
ケース2:でたらめを言う
「天使に魔法をかけてもらうんだよ」
「魚子天使さん見たーいor魚子も魔法かけてもらいたーい」
―――そのあとどうする・・・!?
ケース3:ソフトに事実を言う
「結婚すればできるんだよ」
「どうして結婚したらできるの?なんでなんで?」
―――なんでなんだ・・・!?
・・・・・・
「結婚すればできるんだよ」
「じゃあ魚子お兄ちゃんと結婚するー」
―――って何を考えているんだ僕は・・!
ケース4:事実をそのまま言うその1
「それはかくがくしかじか・・・って訳なんだよ」
「??よくわからなーい!」
―――いけないこともないが・・・
ケース5:事実をそのまま言うその2
「それはかくがくしかじか・・・って訳なんだよ」
「魚子もそれやりたーい!」
―――ハウァ!?
「お兄ちゃん?どうしたのお兄ちゃん?」
(ハッ!どうしよう?どう答えればいいんだ?
まず1、2は何も変わらないから無駄。3はどう来るかわからないし、4は成功こそすれ
ばいいが、5になる可能性が・・・
でも他のみんなとは経験済みだし、身体的には問題ないかも・・?
・・・・・・って何を考えているんだ白鳥隆士!その考えは人として・・ヒトトシテ・・・!)
「お兄ちゃん?」
こうなったらもうこれで行くしか・・・
「そ、それはかくがくしかじか・・・っていう風に・・・」
「・・・・・・」
どう来る・・・?
「魚子言ってることよくわからない・・・」
「そ、そうだよね!それじゃあ・・・」
「魚子お兄ちゃんとそれするー!」
「はい!?」
「駄目なの?」
「で、でももうょっと魚子ちゃんがもうちょっと大きくなったらのほうが・・・」
「うぅ・・ぐす・・・・・駄目・・なの・・・?」
「ゔ・・・」
正直どうするべきなのか分からない。確かに魚子ちゃんと・・・したいと言う気持ちはある。
けど、体は17歳も精神は6歳。そんな子を相手にするのは・・・
「・・・・・・よし・・・」
僕が出した答え。それは・・・
「わかった、魚子ちゃん。僕と・・・・・・それ、しようか?」
「本当?」
「うん。けど・・・ここじゃ、ちょっと・・・」
「どうして?」
「いや、桃乃さんや珠実ちゃんが来たら・・・」
「一緒にするー!」
「む、無理だよ!じゃなくて・・・その、見つかったら・・・・・・魚子ちゃんができなく
なっちゃうよ?」
どういう言い訳をするんだ?と自分ツッコミを入れたが、これが案外効果的だったらしい。
魚子ちゃんはそのまましばらく黙っていた。なにか考えているのだろうか?
「それじゃあどこがいいの?」
・・・・・・そう。それが問題だ。普通にいくと管理人室だが、勝手に使うのは少し
悪い気がする。かといって僕の部屋だと誰かが来ないという方が珍しい。間違
いなく誰か来る。
「あ!魚子いい場所しってるよ!」
「え?本当?」
「うん!」
そういって魚子ちゃんは僕を連れ出した。
(どこか魚子ちゃんしか知らない場所ってあるのかな?)
そんなことを考えながら、魚子ちゃんに連れて行ってもらった。
「ここだよ。どう、おにいちゃん?」
なるほど。確かに人は誰も来ないだろう。だが・・・
「・・・・・・ごめん。もうちょっと広くないとできないんだ」
魚子ちゃんが連れてきた場所――そこは縁側下だった。
人は来ない。来たとしても沙夜子さんくらいだ。だが頭の上にすぐ床があり、なにより
地面が土と言うのが・・・
「そうなの?」
「うん。どこか別に誰か来なくて広い場所ってない?」
「う〜ん・・・・・・あ!魚子知ってるよ。誰か来なくて広い場所!こっちだよ!」
魚子ちゃんは再び僕の手を引っ張って走り出した。
「ここだよ!どう?お兄ちゃん?」
うん。確かに人は来ないしさっきよりも広い。でも・・・
「・・・・・・ここじゃ外から見られちゃうよ・・・?」
屋根上だった。誰も来ないし、青天井だ。けど外から丸見えだし、声も問題だ。おまけに
斜めになってちゃ・・・
「えー・・・」
(えー・・・って言われても・・・けどこのまま場所が見つからなければ・・・・・・嬉しいような悲し
いような・・・)
「じゃあこっち来て!」
三度魚子ちゃんに手を引っ張られながら走り始めた。
今度は上に上がった。誰も入ってこない部屋と言えば7号室?けどあそこは鍵が閉まってるし・・・
「ここだよー!」
・・・え?ここって・・・
「ここなら大丈夫?」
「う、うん。大丈夫・・・」
連れて来られたのは管理人室――梢ちゃんの部屋だ。魚子ちゃんも自分の部屋として意識し
ているのだろうか?
「やっとできるね!」
(できるねって・・・!いや、別に魚子ちゃんは純粋に知りたいだけなんだ・・・そうだ・・・うん)
「お兄ちゃん?」
「あ、うん。入ろうか?」
そうして僕達は部屋の中へ入っていった。
場所は確保。あと問題は住人達の目耳だ。僕は時計を見た。今は8時過ぎ・・・
朝美ちゃんは学校の行事で今日も学校に行っている。桃乃さんも用事があるからと言ってい
たからいないだろう。
そうなると残りは珠実ちゃん、沙夜子さん、灰原さんだ。沙夜子さんは縁側、灰原さんは庭
にいるだろうから大丈夫だろう。
やはり問題は珠実ちゃんだ。夜梢ちゃんととはともかく朝から、それも魚子ちゃんととなると後が怖い・・・何とかしないと・・・
「魚子ちゃん。ちょっと待ってて・・・」
さて、どうするか・・・
ケース1:まさか来ないだろうと高をくくる。
「おやおや〜朝から魚子ちゃん相手にそんなことして〜・・・そんな悪い人はちょっと教育が必要ですね〜?」
―――まず無理だ・・・
ケース2:出かけるように仕向ける
「白鳥さんなにか企んでますね〜?」
―――墓穴を掘ることに・・・
ケース3:様子見
「梢ちゃん〜買い物に行こうです〜」(仮)
―――ああ、そんな・・・
どうする?普通にやっては珠実ちゃんを退けることは・・・かと言ってほっといたら駄目だし・・・
「白鳥さんなに考えこんでるんですか〜?」
「?って、えぇ!?」
気がついたら隣にいたのは珠実ちゃんだった。
まずい・・・感づかれる・・・!?)
「えぇ?とは失礼ですね〜?そういう悪い人はちょっと教育が必要ですね〜?ちょっと来るです〜」
「あぁ!?いや!その!」
「と言いたいところですがちょっと用事があるので無理ですね〜。」
「え?あ、そ、そう!大変だね!」
「はい〜。大変なんです〜」
「?」
「すご〜く大変なんです〜」
「!!」
「力仕事なんでか弱い女の子には応えるんですよ〜」
「あ、いや・・・手伝ってあげたいけどちょっと用事があるから・・・」
「そうですか〜。まあ女の子並の力しかない白鳥さんの支援なんか期待してもないですから〜。」
「ゔ・・・」
「じゃあ言ってくるですからよろしくです〜。もし魚子ちゃんに変なことしたりしたら・・・」
「い、いってらっしゃい〜」
珠実ちゃんはそのまま玄関から出て行った。これで一安心・・・いや、まさか・・・
僕は玄関の戸を少し開いて見てみた。・・・珠実ちゃんが右に曲がった。本当に行った?もしかしたら
戻ってくるかも・・・
しばらく見続けていた。戻ってくる気配はない・・・本当に出かけたようだ。
(ふう・・・本当だったのか・・・。疑いすぎてゴメンね珠実ちゃん。けど・・・)
そう。今日の本題は魚子ちゃんだ。珠実ちゃんが出かけた今、鳴滝荘はもはや空き家同然。これで・・・
僕は管理人室に戻った。魚子ちゃんはベットの上に座っていた。
「お兄ちゃん何してたの?」
「うん。ちょっとトイレにね・・・」
「ふーん・・・。ねえ、早く早く!」
「うん。じゃ、その・・・チュウ・・しようか?」
「うん!チュウー」
「あー・・えーっと・・・ほっぺたじゃなくて・・・こっちね・・」
「え?でもお兄ちゃんいつもチュウするならほっぺたにしてって・・・」
「うん。でも今日はこっちでいいんだよ。」
「わーい!お兄ちゃんとチュウー」
そう言って魚子ちゃんは僕の口に自分の口を近づけてきた。魚子ちゃんとキスするのは、これが初めてだ。
唇が触れ合った。しばらくしてから僕は魚子ちゃんの口を割って舌を入れてみた。他のみんなとは何度か
キスしたことがあるが、魚子ちゃんととは初めてだった。
「ん・・・んんっ・・」
慣れたからか僕の真似をしているか魚子ちゃんも自分の舌を絡めてきた。
「んっ・・んっんんっ・・・・」
不思議だった。梢ちゃんと魚子ちゃん―同じ体のはずなのに、少し違う感じがした。
「んむぅっ・・・ふう」
僕は魚子ちゃんの口から自分の口を離した。お互いの口から糸を引いている。
「お兄ちゃん?なんだったの今の?」
「これがキスだよ。」
「キス?」
「うん。」
「??」
「ふふ・・」
すません。ちと急用できたんで、いったん中断します。
出来上がってはいるので、帰ってきたらすぐ再開するんで許してorz
【BBSPINKは21歳未満立ち入り禁止】
21歳未満の方は、エロ妄想を含まない範囲で2ちゃんねる掲示板をご利用ください。
この板のTOPを見てください。
初っ端からこれですか。
あいかわらず良スレですな。
23 :
名無しさん@ピンキー:2005/09/25(日) 21:59:15 ID:vcK2+C+F
>>19 (´_>`)うっほ!!イイSS!!
(´<_`)やらないk(ry
遂に明日から大学が orz
25 :
名無しさん@ピンキー:2005/09/25(日) 23:20:24 ID:vcK2+C+F
俺も明日学校が・・・。
でも明日はWINGの発売日・・・!!
>>21 またもめるとウザイので21歳未満は来るなと。
はい。帰還しました。再開します。
さて、いよいよなわけだが、実際にこうしてみるとやっぱり迷いを感じる。17歳の体で経験済みでも、
今僕の前にいるのは6歳の女の子。疑うことをしらない穢れない年頃だ。さっきは大丈夫だと考えたが、
本当に大丈夫なのだろうか?
「お兄ちゃん?」
もし、これが普通だと思い込んだりしたら・・・
「お兄ちゃん!」
「え?ああ、何?」
「どうしたの?さっきから難しい顔して・・・」
「あ、いや・・何でもないよ。」
ここまできて退く?いや、妥当かも知れない。いくら知りたがっていることを教えるとはいえ、
今から教えることとなることは、まだ知らなくてもいいことだ・・・
「お兄ち・・・??」
やっぱり何か中止させる口実を・・・・ん?なんか下半身に違和感が
「おー」
「!?ってなにやってるの魚子ちゃん!」
「お兄ちゃんのちんちん少し硬いよ?ねえどうしてどうして?」
(ああ・・・そんなに触られたら・・・!)
「おー。大きくなったー!おもしろーい!」
そう言って魚子ちゃんはズボンごしに僕のモノをいじり始めた。ズボンごしでもその刺激は伝わり、
どんどん僕のそれは大きくなっていく。
「ズボン邪魔ーえい!」
魚子ちゃんは僕のズボンとパンツをずらし始めた
「わ、わわ駄目!駄目だよ魚子ちゃん!」
もはや僕の静止は魚子ちゃんの耳に届いていないようだ。そして僕のそれが曝け出された
「おーーーーーーーー」
曝け出されたそれを見て魚子ちゃんの目は完全にクリクリになっている。今度は直接それを刺激し始めた。
「おービクビクしてるー。」
(駄目だ、耐えろ!耐えるんだ白鳥隆士!ここで感じてしまっては戻れなくなるぞ・・・!)
しかし体は正直だ。どんどん僕のそれは大きく硬くなっていき、先っぽから透明の液体が出てきた。
「??これなんだろう?」
「だ・・・駄目だよ・・そんなとこ・・・う!」
魚子ちゃんはその液体を舐めてきた。当然それの先端にも触れる。僕の理性はどんどん崩されていく。
「???はむ・・・」
「!!」
今度はそれを銜えてきた。唇で軽くはさみ、はみはみしている。
(うぅ・・・駄目だ・・もう・・・)
「な・・・魚子ちゃん?」
「ほへ?」
「そのまま・・・そのまま顔を前後に・・・」
「ふん!はらっら!」
魚子ちゃんは言ったとおりに顔を前後に動かし始めた。少し歯がぶつかったりするけど、確実に僕に
快感を与えていく。
「んっ・・うんっ・・・むうっ・・・」
「んっ・・・いいよ・・・そのまま・・・」
「んッ、むっ・・・んんっ」
「うっ・・・!」
「??」
「で・・・出るっ・・・!」
僕は魚子ちゃんに与えられている刺激に耐えられず、魚子ちゃんの口で出してしまった。
「はぁ・・・はぁ・・・」
「う・・ん・・・?」
「だ、大丈夫!?魚子ちゃん!?」
「ねばねばしててへんな味ー」
「ご・・ゴメン!」
「ねえ、今のってなに?ねえねえなんなの?」
「えっと・・・今のは、精液って言うんだよ」
「セイエキ?」
「うん。簡単に言うと赤ちゃんを作るのに使うものだよ。」
「じゃあ今ので赤ちゃんができるんだね!」
「ううん。ちょっと違うんだよ。」
「そうなの?じゃあどうすればいいの?」
「じゃあ今から教えてあげるよ。」
「わーい!どうするの?」
「大丈夫。その度に教えるから今は何もしなくていいよ。」
「うん!」
僕はまず魚子ちゃんの胸を服の上からゆっくり揉み始めた。
「はんっ・・・お兄ちゃん、くすぐったいよ・・・」
「うん。大丈夫だからそのままにしてて。」
「うん・・・・・・うんっ・・・あっ・・・」
しばらくしてから僕は魚子ちゃんに服を脱ぐように指示した。魚子ちゃんは手で胸と下腹部を隠し
ている。精神が6歳だとはいえ、やっぱり恥ずかしいのだろう。
「お兄ちゃん、恥ずかしいよ・・・」
「大丈夫。僕と魚子ちゃんしかいないから。恋人同士はこうするんだよ。」
「そうなの?」
「うん。それじゃまたそこで横になって。」
僕は魚子ちゃんを再びベットに横たわらせ胸への愛撫を再開した。
「どう?魚子ちゃん?」
「なんか・・変な感じ・・・」
「うん。」
今度は少しとがってきた先っぽを舐めたり軽くかんだりし始めた。
「どんな感じ?」
「ん・・・ひゃ・・・あっ・・・・・・なんか、変だよぅ・・・」
僕は愛撫の位置を胸からだんだん下にずらしていった。そして愛撫の対象は下腹部に変わった
「お兄ちゃ・・あっ・・・なんでそんなとこ・・ひっ・・・触るの?」
「赤ちゃん作るのにはここを使うから、こうして慣らしとくんだよ。」
「ぅぅっ・・あっ・・・」
思考は6歳でも、やはり体は正直に反応している。魚子ちゃんの割れ目からどんどん汁が出てくる。
僕は魚子ちゃんから湧き出てくるそれを音を立てて啜った。
「あぁぁあっ!はぁ・・お兄ちゃん・・そんなとこ、汚いよ・・・」
「大丈夫。とっても綺麗だよ。」
指を使い、舌を使い、滴り出てくる汁を啜り・・・
僕は魚子ちゃんの陰部をどんどん刺激した。
「ひゃぁっ!・・・はぁ・・はぁ・・ああぁっ!」
「魚子ちゃん。どんな感じ?」
僕はいったん動きを止めて聞いてみた。
「・・・魚子・・よくわからないけど・・・」
「けど?」
「・・・なんか・・・気持ちいい・・・」
「そう。なら・・・」
僕は動きさっきよりも激しくして再開した。股間の割れ目に指を入れ抜き差ししたり、ぴちゃぴちゃと
音を立てながら舐め回した。
「ぁぅ・・・ふぁああああっ!お兄ちゃん・・・あっ!き・・気持ちいいよぅ・・・なんか・・頭が・・・・・あぁああああっ!」
そして魚子ちゃんとして初めての絶頂を迎えた。
「あぅ・・・・・・はぁ・・はぁ・・・」
「疲れた?」
「うん・・・。お兄ちゃん、今のって・・・なんなの?魚子、頭がボーっとして凄く・・・気持ちよかったの・・・」
「それはイクって言うんだよ。」
「イク?」
「うん。イク・・・」
「じゃあ魚子、さっきイクしたの?」
「うん。魚子ちゃんはさっきイったんだ。」
「ふうん・・・・・・」
僕は少し魚子ちゃんを休ませた。体は慣れていても、さすがにきついだろう。正直僕も少し疲れていた。
「魚子ちゃんもう大丈夫?」
「うん!もう元気になったよ!」
「それじゃあ始めようか。」
休憩したこともあって、僕のはもう萎えていて、魚子ちゃんのも乾いていた。
お互いにお互いのものを刺激し合い戻し始めた。
魚子ちゃんはまだ不慣れながらも手や口を使って僕のものを再び反り立たせている。
僕のほうもやり過ぎない程度に刺激して、適度に濡らした。
「うん・・・そろそろいいかも。魚子ちゃん、またさっきと同じように横になって。」
魚子ちゃんは仰向けに横になった。
「お兄ちゃん?今度はなにやるの?」
「赤ちゃんを作るのの本題に入るんだよ。」
「どうするの?」
「魚子ちゃんのここに、僕のちんちんを入れるんだよ。」
「え!?」
さすがに驚いている。まあ、無理もないだろう。
「こんなちっちゃいところにお兄ちゃんのちんちんが入るの?」
「うん。」
「痛くない?」
「わからない。多分痛くないと思うよ。」
体は経験済みだ。痛みは感じないだろう。魚子ちゃんが怖がらないためにもそう思いたい。
「それじゃ、いくよ・・・」
「うん・・・」
僕は魚子ちゃんの陰部に自分の物をあてがった。そして少し入り口のあたりをさするようにしてから、
ゆっくり入れ始めた
「あぅぅ・・・・」
体は拒むことなく僕のものを受け止めている。しかし実際はどうなのか分からない。とりあえず先端が
奥まで届いたようだ。
「大丈夫、魚子ちゃん?痛くない?」
「・・・うん。大丈夫だよ。」
「・・・そう。よかった・・・。それじゃあ、動くよ」
「動く?」
「こうすることだよ。」
そう言って僕は腰を前後に動かし始めた。
「ひゃぁっ!・・・・・・あ・・・あぁっ!」
「・・・どう?」
「んあっ・・・はぁはぁ・・・いい・・気持ちいいよ・・・ふぁあっ!」
僕の前後運動はどんどん加速していく。魚子ちゃんは最初こそ少し驚いていた感じだったけど、
もうその快感の虜となっているようだ。
「はぁ・・・魚子ちゃん・・・魚子ちゃん・・・!」
「ひぁっ!・・・お兄ちゃん・・・!魚子、気持ちいいのっ・・・!」
「僕も気持ちいいよ・・・魚子ちゃん・・・」
もうお互い理性などなく、ただひたすら快感を求めていた。
「あぁぁっ!お兄ちゃん・・・魚子・・・もうっ・・・おかしく・・・んっ!・・イっちゃうよぅ・・・」
「っ・・・魚子ちゃん。僕も・・・もう・・・」
「お兄ちゃん・・・お兄ちゃん・・・・!あぁあああああっ!!!」
「で・・出るっ・・・!」
そうしてお互い同時に絶頂を迎えた。結合部からは入りきらなかったのが出てきている。
「はぁ・・はぁ・・・。魚子・・・疲れちゃった・・・」
「ふぅ・・・」
「お兄ちゃん・・・。これなんて言うの?」
「・・セックス・・・て言うんだよ・・」
「これで赤ちゃんができるの・・・?」
「・・・うん。」
「そうかぁ・・・魚子もママになるんだね・・・」
「・・・・・・」
「・・・・・・」
「・・・魚子ちゃん?」
「・・・・・すー・・すー」
「寝ちゃったか・・・」
僕はそのまま魚子ちゃんをベットに寝かせて出て行くことにした。起きたときには梢ちゃんに
戻ってるだろう。
「ふう・・・まぁ色々あったけどこれでいいのかな?」
管理人室の扉の前でそう呟いていた。
「およ?白鳥クンそんなとこでどうしたの?」
「どうしたの、桃乃さん?あ、お兄ちゃん!」
そのとき現れたのは桃乃さんと朝美ちゃんだった。・・・もう少し遅れてたらちょうど部屋から
出てくるとこだったな・・・
「あ、桃乃さんと朝美ちゃん。一緒だったの?」
「ううん。さっき玄関の前でちょうど会っただけだよ。」
「白鳥クンどうしちゃったのさ?そんなとこでボーっとしちゃって・・・」
「いや・・別になんでもないよ。」
「あ、そう。ところで話変わるけど今日出かけた先で友達にあったんだけどさ、そんときアメリカ
で買って来たって言うお土産もらったんだわよ。ほら。」
キーホルダー・・・どうみても日本の物の・・・
「あいつ早く帰ってこないかなぁ・・・」
まあ、敢えてつっこまない事にしよう・・・
「って訳で今日宴会やるから来てね。」
「はい、わかりま・・・ってなんでそこで宴会!?」
「なにを言う、白鳥三等兵!宴会こそ我らに課せられた任務だ!行くぞ朝美二等兵!作戦準備だ!
白鳥三等兵は自室にて待機!」
「う、うん。ま、またねお兄ちゃん。」
「が、頑張ってね・・・」
・・・とりあえず部屋に行こう。課題が少し残ってたからそれをやりながら待つか。
2号室の扉の前についた。僕はノブに手をかけた。
「ひぃぃっ!?な、なんだ今の悪寒は・・・」
ノブをひねって扉をゆっくりと開き、中を覗く。まだ明るいと言うのに黒いカーテン、もちろん僕の
ものじゃない・・・。電気は消してある。そこには薄っすらと人影が見えた・・・
「だ・・・誰・・・!?」
「私です〜白鳥さん。」
そこにいたのは珠実ちゃんだった。
「さてさて〜まずなにか言いたいことは有りますか〜?」
「べ・・別に・・・何も・・・」
否定しても無駄だ。珠実ちゃんはおそらく・・・いや、絶対に知っている。それならむしろ正直に
言った方が・・・
しかしそう考えたときにはもう遅かった。
「じゃあこれを見るです〜」
珠実ちゃんは畳の上に写真をおいたようだ。そして持っていた懐中電灯でそれを照らした。
「!!」
それは僕と魚子ちゃんがキスしている写真だった。
「まだまだあるですよ〜」
次に出された写真は魚子ちゃんが僕のを口でやってる写真。
さらに次は僕が魚子ちゃんの陰部を舐めている写真。
そして僕と魚子ちゃんが同時に達した瞬間の写真。
「あ・・・あ・・・」
「白鳥さん、私がここを出る前に言ったこと覚えてますか?」
「も・・『もし魚子ちゃんに変なことしたりしたら・・・』です・・・あ!・・」
「よく覚えてたですね〜。しかし覚えていてこれはなんですか?」
「い・・あ・・・こ、これは・・・」
「自首すれば少し罪は軽くなったのに、こう証拠を出されてから認めても罪は軽くなりませんよ〜?」
「う・・・うわぁ!」
僕は立って扉の方に向かって走った。そしてドアノブに手をかけた。
「ひ・・・開かない!?どうして!」
「おやおや〜脱獄まで謀ろうとするとは・・・さらに罪は重くなりましたよ〜?」
だ・・・駄目だ・・・もう・・・
「それでは白鳥さん。覚悟してもらうです〜・・・ふっふっふ・・・」
「あ・・・ああぁぁぁぁっ!・・・ああっ・・・ひぃっ!・・・・・・・・」
その日僕は目覚めることはなかった。
そして・・・
「おやおや、白鳥君また課題を忘れたのですね?」
「そ、それには深い事情があ・・・」
「言い訳とはいい度胸ですね?みなさん〜今から十数分ほど席を外すので待っていてください。
くれぐれも騒がないように、いいですね?」
追い討ちをかけるように僕は銀先生の折檻@スペシャルコースを受けることになった。
いつにもまして凄まじかった折檻を受けすっかり力が入らない僕は、帰ってきてからずっと
布団に寝ていた。
「白鳥さん。おかゆ作ってきましたよ。」
「あ、ありがとう・・・」
「食べさせて上げま・・・きゃっ!・・・」
梢ちゃんは入り口でつまずいて転倒してしまった。
「だ、大丈夫!?」
「てて・・・ん?おう!白鳥!大丈・・・」
「なんですか〜今の音〜?」
「ってさっさと起きろー!」
今度は早紀ちゃんのジャイアントスイングに振り回された。投げられたときに頭を打ったせいで
再び気を失った。
「う・・・ごめんなさい・・・。もう・・勘弁してください・・・」
魚子ちゃんとしたのを天が罰するかのように続く災難に、僕は早く終わってくれるように願うのだった。
35 :
あとがきぢごく:2005/09/25(日) 23:51:25 ID:SPz3rRB7
以上です。隆士の『女難』ですが、初めは女難だな。で、中盤から女難じゃなくない?で、結局最後あれです。
初めは魚子視点で作ろうかとか考えましたが、人形のあたりで諦めたorz
えち物は作るの初めてなんで、「ここ、口調変だぞ?」とか「喘ぎ声適当だな」思うとこもあったりもしますが、これからがんばるので勘弁してください。。。
チラシの裏/
魚子にちなんで「どうして?」「なに?」は七個にしてみたり。
「赤ちゃんどうやって?」
「なんていうの?(キス)」
「大きくなるの?」
「これなに?」
「どうして触るの?」
「気持ちいいよ?」
「なんていうの?(セクース)」
他にもそうとれるのもあったりしますが、自分はこれで七個です。
/チラシの裏終了
ではではノ
>>20みたいなのはこれからも度々書き込まないとな
誰かさんにプレッシャーを与えないと下手に勘違いされたら困る
前スレで魚子需要がわりとあると判明してから、魚子ものが増えてますな。
いい傾向です。
でもこのスレって意外となっちん供給量が低いような?
やっぱ、書きづらいのかな。
コレクトもry
そろそろ隆子タン物のSS来ないかなぁ・・・
早紀ちゃん虐めすぎた罰が当たったのか、執筆用パソが完全アウチで大変ですよ。
アナザーバージョン2が全然進まねぇ…。ぐずぐずしてる間に本誌で急展開が…。
んぎゃー、春になっても今までとおなじ日々が続いてること前提でハルイロ書いてたのに
どうするよ!?
まあいいか、しょせんSS、元々ありえねー設定だし本編のパラレルということで。
しかしみなさんは、原作が執筆中のSSの設定を覆すような展開になったらどうします?
・元から物語に変化があることを前提に書いてる(部長が卒業してたり)
・核心部分を回避して設定してる(多重人格問題の根幹には触れない)
・最初からパラレルワールド設定(白鳥君がアレとか)
・そもそも原作であり得ない展開ばかり書いてる(珠実がアレとか)
な、私はあんまり影響なし。
執筆中だったら変化があったらあったで適度に軌道修正するくらいかな?
むしろネタGETと思って楽しくなるデス。
今月号のWINGをゲトー
それにしてもまほらばってもうすぐ終わりって雰囲気出すときあるな・・・
終わってほしくないのに・・・
SSも構想を練ってるので早めに書いて投稿したいカナー
俺はなぁ…
普通の日常だったり
まほらば内でありうるようなことを書いてる……つもりだから
44 :
名無しさん@ピンキー:2005/09/26(月) 18:30:13 ID:Gow2s7IN
>>42 俺もだ。
今年アニメになったんだから来年末までは続くと思うけど。
来月が・・・気になる・・・!!
うう、多少の齟齬ならまだしも、桃さんいなくなっちゃったりしたら大変ですがな。
あるいは新入り登場とかでもね。先の話を書く時はよくかんがえてからにせんとなぁ。
>42、44
今回が最終章のスタートなのか、新章のスタートなのか・・・
未解決の問題の数々を思えば、新章スタートだとは思うけど。
エロールがいなくなってしまう件について
>>46 居なくなりはしないさ!
だってエロは不滅さうわなにをするやめあqwせdrftgyふじこlp;
今回のエロールのセリフはちょっといじってこのスレの最初に貼っておきたいなw
白鳥「わ、私い、逝っちゃいますわーー!」
プシャアアアアアアアアアアアアアア…
_____________________
○
o
_,.. -‐─,r‐┐
,/ ,. '"´ `i
i `)
| //////レlノノ
| (`{´TT , TT|) |
ノ ヽ-、 f_7 ,.ノ |<って夢を見ました。
'ー'ヾヽ_,j ` {´ノノヽ
華麗に50get
>>49 よし、それをSSにするんだ白鳥クン!!!11
前スレの
>>981が埋めのときにまたあーいう話を書いてくれんのが楽しみ。
別に埋め限定ってわけでもないですが。
気が向いたら&ネタがあったら会話ネタ書きますよ。
いまは別の作業で忙しくてSSまでは書けないんで…。
即興だったから今見ると所々おかしかったりして、しょんぼりなんですがね。
はぁ、あとはコレクトさんとなっちんだ。
隆士と朝美もの書いてるんだけど、どこまでやらせるか悩んでる。
どうしよう。
バッドエンドにならないくらいで
「早紀ちゃん…」
「ん? どした、棗」
「早紀ちゃん…。 早紀ちゃんは…隆士君のこと…好き…?」
「ぶっ! いきなり何言い出すんだ!?」
「好き…?」
「い、いいじゃねえか、そんなこと聞くなよ!」
「………好き?」
「おま………はぁ。 …そ、そりゃ好きに決まってんじゃねーか」
「じゃあ…なんで…いつもつっぱってるの…?」
「棗…おまえもか…。 いいじゃねーか、アタシはアタシのペースでやってるからさ…」
「でも…早紀ちゃん我慢してる…」
「…まぁ、性格だからな。 損な性分なのはわかってるけどさ」
「…かも」
「ん?」
「もっと…素直になった方がいい…かも」
「それが出来れば苦労はないっつーの。 おまえとか千百合は自分に正直でいいよな…」
「わたし…隆士君のこと…好きだから…隆士君のためなら…何でも出来る…かも」
「………。 いいよな、そうやって自分に正直になれて」
「ホントは怖いけど…隆士君のため…だから」
「…羨ましいよ、ホント。 あーあ、アタシはどーしてこう意地っ張りなんだろーな」
「恥ずかしいのも…怖いのも…隆士君だから…我慢できる…かも」
「………。 そか」
「そんな…気持ちより…隆士君への好きの方が…大きいから…」
「ああ…」
「私…大丈夫…かも」
「………。 なぁ…アタシももっと白鳥のこと好きになれば変われる、かな…?」
「うん…早紀ちゃんなら…大丈夫…」
「………」
「早紀ちゃん…ファイト…!」
「…ありがとな、棗」
「やれやれ…棗さんにまで励まされて、早紀さんも困った人ですねぇ」
「でも、私も早紀ちゃんにももっと白鳥さんと仲良くなれればいいと思いますよ」
「当たり前です。 私たちと隆ちゃんのラヴライフのために、こんなところで躓かれていられては困ります!」
「上手くいくといいね、早紀ちゃん」
「あの人を見ていると昔の私を思い出しますよ、まったく。 早く割り切れば幸せになるのですけどねぇ」
「あはは…でものんびり行きましょうね」
「そうですね」
ご要望があったんで、作業に疲れたんでまた即興で。
これ、意外と楽でいいかも。
さて、色塗りに戻ろう…。
写真屋|λ......
魚子がいない…orz
>>56 いーかんじですね。GW・・・じゃないGJ
伸びが落ちたな
>>37 よしここらで
/ ̄ ̄ ̄フ\ _ ノ^)
// ̄フ / \ .//\ ./ /
// ∠/ ___\___ __// \ / (___
// ̄ ̄ ̄フ /_ .//_ //_ / \./ (_(__)
// ̄フ / ̄//////////// | (_(__)
/∠_/./ ./∠///∠///∠// _、_ /) (_(__)
∠___,,,__/ .∠__/∠__/∠__/ ( ,_ノ` ( ( (_(___)
\ \ \/ ̄ ̄ ̄フ\ \ \_ \ _ /⌒ ´ 人___ソ
\ \ \フ / ̄\ \ .//\ //\ / 人 l 彡ノ \
\ _ \//___\/∠_ // < Y ヽ ヽ (. \
//\///_ //_ /// 入├'" ヽ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
// //.////////∠/ ヽ-i ヽ__ ヽ
/∠_//./∠///∠// .\\ `リノ ヽ |\ ヽ
∠____/.∠__/∠__/∠フ\.\\ c;_,;....ノ ヾノヽ__ノ
単に遅いだけ・・・orz
>>56 そのころ表にでてる魚子ちゃんは白鳥君とイイコトしちゃってマス。
人がいないですね……悲しい限り。久々の書き込みなのに……
小説版なのはがなかったので腹いせにのの美の新刊を買った俺ナツキさんorz
うん、これはみんな執筆中だと思う。そう信じたい。
どこかに集団失踪とかh(ry……いや、水氏は健在か。
マジカルなっちん………はあと暫く待ってくださいorz
なのはを買いそびれたのでオリジナル路線確定ですが。
呪文、どうしよう……
そんな中ヨ〜ちゃんを使ったネタを思い付く。さて、いつ書けるやら。
これはこれで結構シリアスなストーリーが脳内に構築されてるのだけど……
まほタロのヨ〜ちゃんの着こなしがアオザイにしか見えない俺放置民orz
さてそろそろまほらばの小説が出ていいはずなのだが。
ムックも出ないしフィギュアもワンコしかでないし……。
なんか、さみしいね。
蒼があるじゃなーい
>>63 色んな意味で疲れたので執筆を休んでおります(要するに鬱)。
立ち直ったら執筆を…。
_| ̄|○lll
執筆してたり寝てたり寝てたり……
お腹いっぱいのさんとか終わりの始まりの人とか課題の人(!?)とか何処に行ったんだろう?
はっぴーでいずはっぴーでいず、っと……
馴れ合いするなよ
課題人はSS書きでもなんでもないんだし
隆士と朝美が死んで珠実が精神崩壊する話思いついたけど、エロいシチュに持っていけない。
投下ペースが下がってるからぬくぬくが不足してきたのかな…?
細かいネタは思いつくけど、展開の連結が出来ない…。
また会話ネタでも書こうかな。
珠実凌辱モノ激しくきぼんぬ
むぅ、また自分のケツに火でもつけるか。
リクエスト期間:明日のこの時間
投下期間:今週一杯
注意:エロは書けない。何があっても
バッチコォォォォォイ!!!(゜д゜*)
>>75 じゃあ、つ[サクラ&ヒロ]
この二人が揃った所、見た事無いですな。
しかしこの流れ、読む側も確実に減っている……やはり兄メカから時間が経ち過ぎたか。
2,3スレ前が繁栄期だとすると今は衰退期か。
78 :
名無しさん@ピンキー:2005/09/30(金) 01:56:31 ID:Wq4/6Bac
あんまり人がいないもんだから即興で投下
プロレスごっこの続き
傾向:ギャグ?
「白鳥〜あいたかったぞ〜」
さっきから早紀ちゃんは猫みたいにゴロゴロとニンニコのまま僕に抱きついている
目を瞑って幸せそうで、僕もそうなりたいところだが、
扉の隙間から見守りながら、ひそひそと不穏な行動を止めない人達が…
(や、やめて下さい、今早紀ちゃんがツンの方に戻ったら…)
首の後ろに回された早紀ちゃんの手…やばすぎる
プロレスごっこの二の舞いだ.
なのに桃乃さんはハートマークのシールを持ってそろりそろりと近付いてくる
ニヤニヤとした表情は、何か企んでいる証拠だった
ペタッ、とシールを早紀ちゃんの背中に貼るとまたこっそりと出て行った
(良かった、早紀ちゃんはまだ気付いてないみたいだ)
今のうちに…と体を起こそうとすると、
今度は灰原さんが入ってきてシールを貼ろうとする。
それで僕も皆が何をしているのか分かった。危険すぎる遊びだ
でも僕だっていつまでもやられっぱなしではない、負けるものか!
(灰原さんは大丈夫として、次に来そうな珠実ちゃんをどう乗り切るか…)
幸い早紀ちゃんは恍惚状態でちょっとやそっとでは気付きそうにない
頭を撫でてあげると、うっとりとした表情になって、このまま寝てしまいそうだった
(珠実ちゃんが余計なコトさえしなければ、きっと乗りきれる)
ガチャ
音を立てて扉が再び開く…戦慄のオーラをまとった珠実ちゃんが入ってきた
(わざとだ、音まで立てて…やられる…)
生ぬるいと見たのか、珠実ちゃんはさらに追い討ちをかける
ダシダシと足音をたてて、ぐいっとシールを強く早紀ちゃんの背中に押しつけた
「あれ?今、何か?」
(やばい!)
さすがの早紀ちゃんも我に帰って振り向こうとする。
珠実ちゃんも笑顔で受け入れ準備完了
僕は追い詰められた。だが、走馬灯を見るエネルギーを全て勇気に変えて
秘技を繰り出した
「さ、早紀ちゃん」
早紀ちゃんの顔に手をあてて…ちゅっ、口唇を重ね合わせる
そのままでいてあげると、早紀ちゃんは再びうっとりしたような表情になった
「バッ、バカ鳥〜、いくら人が見てないったって〜」
デレモード移行、早紀ちゃんは再び抱きついてきた
(か、勝った!)
珠実ちゃんは見せつけられて居心地が悪くなったのか残念そうに踵を返した
扉の陰から見ていた桃乃さんと灰原さんもがっかりした顔をしている
僕は勝利を信じて疑わなかった。これが、愛の力ってヤツなのか!
だが、その時聞いてしまった…あの、黒い悪魔の声を
「わ、わたしも、わたしもやる〜」
(……や)
(やめて下さい!!沙夜子さん!)
(あなたがやる気を出すとロクなコトにならないんです!)
逆転窮地に立たされた。この人がヘマをしない訳がない
既に皆その結果を期待して、扉の外から応援の眼差しを送っている
(もう!逃げるしかない!)
僕がそう思うのと、沙夜子さんが自分のスカートの裾を踏むのがいっしょだった
「あ〜れ〜」…ドサッ
ビックリして飛び起きる早紀ちゃん
「えっ!沙夜子!」
3…2…1…チーン
ツンモード移行完了
「し、白鳥コノヤロ〜(ブンブンブン………ガシャ〜〜〜ン!)」
哀れな黒ひげ人形は窓の外にぶっ飛んでいきましたとさ
<おしまい>
と言うわけで終了
前とオチが同じだって?だってこのネタ使いやすいんだもん
ぐっじょぶ。
86 :
ジズ:2005/09/30(金) 13:33:14 ID:HMooChe7
>>84 gjだよ
ホントに人が減ってまいりマシたネ
(´_>`)課題の人を真似てみた
(´<_`;)本人が来たらどうするつもりだ、兄者…
(´_>`)とりあえず歴戦の勇者達GJ
(´<_`;)過去レスのコピペだけは止めようぜ、兄者…
駄目だ…課題の人にはなりきれない… 〇| ̄|_クオリティオメガタカス…
>>87 一瞬本物かと思ったじゃないかw
しかし、課題の人はどうしたのだろう。
やはり課題に追われているのだろうかw
ほかに理由がいるかい?
↑すまん、FF9思い出した
1000ゲット!
久々に参上
∧_∧
∧__∧ (´<_` ) 夏休み明けの大学は辛かったな
( ´_ゝ`)/ ⌒i
(__つ/ ̄ ̄ ̄/i |_
 ̄ \/ ピンク / ヽ⊃
>>35 魚子タン!!魚子タン!!魚子t(ry
>>57 やっぱりまほらばはこういうのがイイでつね
>>84 うっほ、早紀タンテラモエス orz
>>75 おまいのなら何でも喰えるぜ、マイブラザー
正直、これを感想とは思えなくなってきた
∧_∧
∧__∧ (´<_`;)oO(ただの変人発言だろ・・・)
( ´_ゝ`)/ ⌒i
(__つ/ ̄ ̄ ̄/i |_
 ̄ \/ ピンク / ヽ⊃
Mr.課題生キテターーーーー(゚∀゚)ーーーーー!!!!
修理中のノートの代わりに使ってるデスクトップ機のFEPが不調で、
ちまちま書いてたSSが吹っ飛びましたよ?
うわぁぁん、早く直ってきてくれぇぇ。
でも直って真っ先にあげるのは早紀ちゃん陵辱モノだがな、ふははははぁ。
ま た 早 紀 タン か
(´・ω・`)早紀タン以外はないの?
魚子の天国地獄攻撃でプッツンした白鳥君が魚子タンを…
というのを書こうと思ったが、すでに同じようなSSがあるのでパス。
とか言ってるうちにまた飛んだ…正直きついっす。
隆子はどのバァージョンのモノが一番需要が有るんだろうか…?
>98
どのバージョンも好きさ。個人的にはメイド服の少し照れつつ少しむくれてるとこが
一番可愛いとおも。あんな表情は隆士も含めて後にも先にもこれっきりのような。
そういえば「気持ち」のリボンは誰がつけたんだいったい?
>>95 早紀だと妙に心が重くなる。魚子あたりにしてくれ。
やっぱまほらばに陵辱ものは合わん罠。
>>98 俺は隆子なら何でもいい。
さていまいちレスが伸びないとこでネタ度高のSS晒しますよっと
105 :
救出任務1:2005/10/01(土) 20:22:42 ID:A5c5qdbL
「君に依頼する任務は青華短大付属高校に単身潜入、オカルト研究部部室
に幽閉されている梢隊員を救出することだ。」
「幽閉って・・・」
「それ以外何物でもないです〜。それ以外あの女狐がわざわざ梢ちゃんを連れて
行く理由なんてないです〜。元部長はまたなにか企んでるに違いないです〜」
「この制服、靴、かばん以外の道具は現地調達だ。」
一体なんでこんな話をしているのか・・・その原因は今から30分ほど前のことだ・・・
僕が学校から帰ってきたら、梢ちゃんはオカ研部部長・・・もとい、元部長と話していた。
「と言ウ訳デ今カラ元部室ニ来テもらエまセンか、梢部員?」
「あ、白鳥さん。お帰りなさい。」
「ただいま。どうしたの?」
「オや、タマなしサンではナいデスか。」
(やっぱりその呼び方ですか・・・?)
「早速デスが今カら梢部員を連れテ行っテもイいデスか?」
「え?なにか用事でもあるんですか?」
「エえ。色々トあルんデスよ・・・クッ・・・。」
「いや、僕に言われても・・・。梢ちゃんがどうなのか・・・」
「梢部員は来テくレるト言イマしタ。ソレでハ連れテ行ッてイイのデスね?」
「いや、だから僕に言われても・・・」
「ソれデハ行きマシょウ。梢部員。」
「えっと・・・それじゃあ白鳥さん。行ってきますね。」
「うん。行ってらっしゃい」
「そもそもなんで僕なんですか?同じ高校なら珠実ちゃんが・・・」
「私だとつかまって部室から出て来れないです〜。それに元部長の罠にはまった
のは白鳥さんなんですから責任とってもらうです〜。」
「部室に到達したら隙をみて梢隊員をつれて部室から脱出するのだ。」
「桃乃さんも勝手に話進めないでください!」
「どの道もう白鳥さんに選択権はないです〜。」
「連絡はこの携帯電話でとる事にする。周波・・・じゃなくて、番号は***-****-****だ。
発信履歴1に残ってるからそれで飛ばすといい。
通話の内容が傍受される可能性があるためコードネームを使用することとする。
君のコードネームは隆子だ。」
「コードネームになってないですよ!」
「私のことはピーチ大佐と呼んでくれ。サポートにはナスタマーシャこと珠キチ隊員、
ジョニー灰原こと灰原隊員をつける。潜入ポイントに到着しだい連絡をくれ。
それでは隆子よ・・・武運を祈る。」
・・・・どうやらやるしかないようだ・・・
106 :
救出任務2:2005/10/01(土) 20:23:31 ID:A5c5qdbL
女装した僕は青短高の校門の前についた。
「えーっと・・・珠実ちゃんっと・・・」
僕は言われたとおり桃乃さん達に連絡するため、電話した。
「大佐〜電話きたですよ〜」
「うむ。貸してくれ。」
┌──────────────────────────────────────────
「あ、僕です。いま校門の前に着きました。」
「・・・・・・・・・・」
「あの?桃乃さん?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「はぁ・・・。こちら隆子。潜入ポイントへ到着した。聞こえるかピーチ大佐。」
「ああ。聞こえているぞ、隆子。うまくいったようだな」
「・・・・・・・・」
「それでは改めて注意事項を言う。君はそこにに単身潜入、人質の救出をすることだ。」
(いつ梢ちゃんは人質に・・・?)
「いいか。君がこれから潜入するところは女子高だ。本来男である君は入ることはない
場所だ。男である君が・・・それも女装して潜入していることが知られたら、大問題だ。」
(そりゃそうさ!)
「マスコミがそのことを取り上げる可能性もある。それだけは回避しなくてはならない。」
(それなら僕を行かせるな・・・!)
「いいか、隆子。これは潜入任務だ。変装を過信するな。なるべく人と接触しないようにするんだ」
「わかりました。」
「・・・・・・・・」
「・・・了解した。」
「それと怪しい行動は絶対にするな。敵に警戒される。最悪ばれることもあるだろう。
前転や匍匐などはするな。人を殴るなんてもっての他だ」
(んなことしませんよ!)
「まずは自然に歩いていき玄関に行くんだ。それと携帯はマナーモードにしておけ。」
「わかり・・・了解。只今より作戦を始める。」
└──────────────────────────────────────────
107 :
救出任務3:2005/10/01(土) 20:24:43 ID:A5c5qdbL
僕は電話を切り、中に入っていった。
今は部活をやっているようだった。顧問と思われる人がこちら側に向いている。このまま
行くと呼び止めらるだろう。しばらく待って違う方を向くのを待とう。
しかししばらく待ってもその人物は依然としてこちらを向いている。
ブルルルル
急に携帯が震えだした。桃乃さん達からだ。
┌──────────────────────────────────────────
「隆子、もう校舎内に入ったか?」
「すみま・・・いや。部活の顧問とおもわれる人物がこちらを向いていて玄関に向かうことが
できない。」
「そいつはまずいナ。生徒はともかく、教師だと顔を見られたら学校の生徒じゃないと
ばれるゾ」
「どうやら裏門にまわった方がいいかもです〜。あいつは多分あと20分は動かないです〜」
「あいつってわかるの?珠・・・ナスタマーシャ?」
「ツンツンした髪で竹刀もってる人ですよね〜?」
よく目を凝らして見てみた。確かにツンツン髪で竹刀を持っている。
「よし。ナスタマーシャの言うとおり裏門から潜入するんだ。」
「了解」
└──────────────────────────────────────────
僕は校門から出て行った。はいいが・・・
「裏門・・って・・・何処?」
了解といったのはいいが、裏門が何処にあるか知らない。
僕は電話をして聞くことにした。
┌──────────────────────────────────────────
「どうした、隆子?」
「大佐、裏門が何処にあるかわからない。」
「そんなことで一々連絡をとるな!」
「そ・・・そんなこと言われても・・・」
「適当に回ってけばわかるです〜」
「りょ・・・了解・・・。。ところで・・・ナスタマーシャ?」
「はい〜?」
「この制服、靴、かばんってどうやって手に入れ・・・」
「それじゃあがんばるです〜」
└──────────────────────────────────────────
とりあえずまわってみた。すると裏門らしきものが見えた。
「鍵は・・・かかってるな、やっぱり。」
僕はあたりを見回した。人は居ない。少々高いが、がんばれば越えられる。
108 :
救出任務4:2005/10/01(土) 20:25:41 ID:A5c5qdbL
「ふう・・・」
なんとか越えることができた。そのとき携帯が震えた。
┌──────────────────────────────────────────
「どうやら潜入に成功したようだな。」
(・・・なんで知ってるんですか?)
「そのまま玄関に向かい校舎内に入るんだ。」
└──────────────────────────────────────────
それだけ言って桃乃さんは電話を切った。なにがしたかったんだ・・・
玄関から入って中を歩きまわってみた。
「よし。ここが部室だな・・・」
その扉には『オカルト研究部』と書かれていたため簡単にわかった。
┌──────────────────────────────────────────
「こちら隆子。オカ研部部室前に到着した。」
「いよいよだな・・・。何が起こるかわからない。とりあえずゆっくり扉を開けてみてくれ」
「了解」
「鍵がかかっている・・・」
「なんだと!?」
「元部長やってくれるです〜」
「オイオイ・・・鍵がないと入れないゾ」
「ど・・どうする、大佐?」
「う〜む・・・
ナスタマーシャ、部室に合鍵はないのか?」
「ないこともないですが・・・」
「なんだと!?本当か!?」
「はい〜。けど問題があって・・・」
「問題?何かあるの?」
「隆子さん、そこに変な騎士の置物ありますね〜?」
「う、うん。」
「その下です〜」
「はい?」
「そのよろいが踏んでるんです〜」
よく見ると鎧は少し傾いている。左足が少し浮いている。
「・・・それで、動かせと・・・?」
「はい〜」
(無茶苦茶だッ・・・・!!)
「ちなみにその鎧は大人6人掛かりで運んだそうです〜」
「な・・なんでそんなとこに鍵があるの?」
「鎧を置いたときにはさんでしまって、それに気づいたときにはもう合鍵を作って
いたそうです〜」
109 :
救出任務5:2005/10/01(土) 20:26:50 ID:A5c5qdbL
「・・・それ以外に合鍵は?」
「ないです〜」
「鍵なしで入る方法は?」
「ピッキングするです〜。」
「それ以外。」
「内側から開けるです〜。」
「どうやったら内側から開ける?」
「内側の人に開けてもらうです〜」
「・・・・・・・」
「隆子さんガンバです〜」
「がんばってどうにかなるもんじゃ・・・!」
└──────────────────────────────────────────
「オや。誰カ部室の前デ話シテるト思ッたラ・・・」
「!?」
僕はあわてて電話を切り、電源を切った。
「校内デ携帯を使用シテいルと、没収サれマスよ?」
「あ、や・・・すみません・・・」
「ソレよリあマり見カけナイ顔デスが、今年ノ入学生デスか?」
「え・・・?あ、はい!今年入学した白鳥隆子です!」
「ソうデスか。ヨうコそオカルト研究部ヘ。私ハ元部長デス」
「へ?」
「自分カらコの部ニ来ルとハあナたモ随分好キ者デスね・・・クッ・・」
「あ、いや・・・」
「ソレでハ中へドウぞ・・・」
そう言って彼女は部屋に入っていった。
―そのころの鳴滝荘3号室―
「隆子!状況を報告しろ!隆子!隆子ー!」
「オイ・・・少し落ち付けヨ・・・」
「何を落ち着いているんだジョニー灰原!
なにがあったんだ!隆子!りゅ・・・」
「黙れです〜(殴」
「あいつどうしたんだ?急に電話切りやがって・・・」
「電源も切ってるみたいです〜」
「タ・・・タイム・・パラドックス・・だ・・・」
110 :
救出任務6:2005/10/01(土) 20:28:01 ID:A5c5qdbL
僕は部室の中に入った。梢ちゃんの姿は見当たらない・・・
「本来幽霊部員トシてダケでモ結構なノデスが、ヤル気のアる人モ大歓迎デスよ。
OGとシテこノ部ヲ推薦しマスよ」
「あの、梢ちゃ・・・梢先輩はいないんですか?ここの部員だと聞いたんですが・・・」
「彼女ニはチょッと道具ヲ取リに行っテモラっテマス。もウ少シで帰っテきマスよ。」
「そ・・そうですか。えーっと・・・私、梢先輩に用があるんで、その・・・サヨウナラー!」
僕は部室から出て行った。合流するなら今しかない。
┌──────────────────────────────────────────
「こちら隆子。応答せよ。」
「生き返ったか!よくぞ・・・よくぞ蘇生薬を使えばいいと気づいてくれた・・・!」
(一体何をいってるんだ・・!?)
「それで?状況は?」
「部室に潜入成功。梢ちゃんは今道具を取りに行っているらしい。」
「接触するなら今しかない!なんとしても探し出して救出するんだ!」
「了解。」
└──────────────────────────────────────────
「よっしゃー!ミッションコンプリートは目前だ!」
「オイ・・・ちょっと展開がよすぎないか?まさか・・・」
「そんなの杞憂だッ!行けー隆子ーッ!」
僕は校舎内を探し回った。そして・・・
「梢ちゃん!」
ついに梢ちゃんを見つけた。
「?どちらさまですか?」
「話はあとで。梢ちゃん。さ、早く・・・」
「ソウはイきまセンよ。タマなしサン!」
僕の後ろから聞こえた声。それは彼女のものだった。
「梢部員ニは協力シテもラうコとガあルのデス。悪イデスが、立チ去っテもらイマしョう」
「梢ちゃんをどうする気だ!」
「部員デはナイあナたニは関係のナイことデス。ドウしテも立チ去らナイとイウのナら
実力行使デス!出デよ、アスモデ!!」
「・・・・・・」
なにも変化は見られない・・・
「サあ、早ク召喚スルとイイでス」
(召喚ってなに・・・!)
┌──────────────────────────────────────────
「隆子!やるしかない!君も召喚して相手を倒すんだ!」
「召喚って何を!というか何でこっちの状況知ってるんですか!?」
「この状況でそんなことを話している余裕はない!」
「隆子さん。今から私の言うとおりにしてください。」
「う・・うん」
「こんなことを想定してあれを隠しておいて正解だったです。かばんを開いてください。」
「うん。開いたよ。」
「そこに入っている教科書に紙が挟まってます。」
「えっと・・・どの教科書だ・・・?あ、あった!」
「それを出して紙の指示に従ってください。」
「隆子!君だけが頼りだ!なんとしても勝って帰ってきてくれ!」
└──────────────────────────────────────────
111 :
救出任務7:2005/10/01(土) 20:30:09 ID:A5c5qdbL
「んー?『まずこの紙についている刃で指先を切る』!?」
一瞬迷ったが、とりあえず言うとおりに指先を切った。
「腕を振りながら『出でよガルノフ』と言う?」
とりあえず指示に従ってみよう。
「出でよ!ガルノフ!!」
次の瞬間変化がおきた。
『フハハハハハハハ』
「うわぁ!なんだ!?」
部長の後ろに牛のようなものが見える。そして声のした方、僕の後ろ側には不敵な
笑みを浮かべているものがたっていた。
「オや。珠実部長ノ召喚魔人デスか。クッ・・・イイでシょウ」
「えーっと『さあ敵を殲滅せよ』!?どうやって戦うの!?」
「準備はイイでスね?」
「よくない!」
「サあ、アスモデ。敵ヲ倒スのデス」
「あー!もうヤケクソだー!!行けーガルノフー!」
『フハハハハハハ』
どうやらよくわからないが、これで大丈夫みたいだ。彼女の牛のようなものと
戦ってる・・・のか?
「初めテニしテハナかナかヤルでス。シかシ・・・アスモデ!疾風怒号拳デス!」
「あ、ああ!・・・!?これだ!えーッと・・・ガルノフ!昇竜斬!」
どうやらお互い大技を出している・・・・ようだ
「ハア!」
「うわあ!」
次の瞬間、僕は見えない力で押し倒された。
「ククク・・・トどめデス!」
彼女は手を高く振り上げた。
(まずい!やられる・・・!)
そう思ったとき、ふとあることを思い出した。・・・いける・・・!
「・・・・このド変態!奇人!変人!精神科患者!」
「アハぅあッ!!」
「このマゾヒスト!来るな!あっち行け!」
「フアァァぁッ!!イイ!イイデスよ・・・!!モっと・・・モっト詰っテ・・・!!」
「今だ!梢ちゃん!」
「え?ちょ、ちょっと・・・!」
僕は梢ちゃんの手を引いてその場から去った。
校門のあたりで振り向いてみた。追ってこない。
「ふう・・・。よかった・・・」
112 :
救出任務8:2005/10/01(土) 20:31:32 ID:A5c5qdbL
┌──────────────────────────────────────────
「隆子!大丈夫か!?」
「え、ええ。梢ちゃんも連れてきましたよ」
「よくやった!さすがは○・ボ○の弟子!」
「隆子さんお疲れです〜」
「つ・・ついて行けねえ・・・なあ灰原・・・?」
「よし、そのまま帰還してくれ!家に帰るまでが任務だ!」
「了解。」
└──────────────────────────────────────────
僕達は鳴滝荘に着いた。そこには桃乃さんたちが待っていた。
「でかしたぞ!君に○ック○スの称号を与える!」
「梢ちゃん大丈夫ですか〜?」
「大丈夫って・・・それに皆さん揃って・・・なにかあったんですか?」
「梢ちゃんあの女狐に何やらかそうとしてたんですか〜?」
「模様替えのお手伝いですよ?」
「へ・・・?」
「毎年神様に縁がある配置にしているらしいんですよ。その模様替えです。
卒業したってのにやるなんて・・・後輩思いのいい人ですね〜」
「そ・・それじゃあ、梢ちゃんは・・・」
「私はその手伝いに呼ばれたんです。」
「・・・・・・・」
「あの・・・?」
「っのお珠ァ!なにが梢ちゃんが実験の材料にされるよ!?」
「梢ちゃん無事でよかったです〜♪」
「話をそらすな!あ、コラ!待て!」
(結局そういうオチですか・・・というか、一番苦労したのは僕・・・)
「白鳥さん。」
「え?なに?」
「本当に今日何があったんですか?」
「いや・・・別になんでもないから気にしないで・・・」
「?」
「なあ・・灰原・・・・」
「・・・・・」
「俺達何のために呼ばれたんだ・・・?」
「・・・・・・・・・・」
113 :
救出任務9:2005/10/01(土) 20:33:27 ID:A5c5qdbL
「っていうマンガ作ろうと思うけどどう?」
「どうって・・・」
「入選間違いなしよ!」
「そもそもなんで急にマンガなんて・・・」
「白鳥さん。これです〜」
その紙には『賞金30万+パソコン進呈』と書いてあった。
「30万!30万!」
その後送られてきたのはスクリーントーンだけだった・・・
はい。出てくるノリの元ネタは某アクションゲームです。
2の主人公とジョニーの中の人が同じってことでぱっと思いついたからやってみた。今では反省している。
セリフばっかだよ
ごめんあんまり面白くない・・・
ダンボール繋がりで
朝美ちゃんが出てくると思ったらそれは無いのね。(´・ω・)
♀な隆子再臨キボンヌ
こういうノリが大好きな俺から言わせてもらおう!
GJであると!
しかし朝美や沙夜子が出てこないのが残念だ…
>>118 (´・ω・`) 人(´・ω・`)ナカーマ
俺も女体化隆子がまた読みタイ!
誰か書いて。
ガキは相手にしない
>>120 誰か…っつーか、一人しかいないような。
でも、恋のマホウシリーズは完結しちゃってるから…。
>>121 別にいいんじゃね?
エロパロスレだから陵辱ネタを推奨するってわけでもなし。
スレごとに好まれる作品傾向があるってのは当たり前だろう。
まぁ、実際の所どういう作品を投下するかは作者次第だしなー。
俺はこれ面白かった。
まぁセリフばっかなのはともかく。
部長との戦いがもうちょっと上手くできればよかったかと。
>>123 確か女体化書いてた人はもう一人いた筈。
っていってもコテじゃなかったし、もうこのスレには居ないかも…
お昼時の皇デザイン専門学校・食堂にて。
「で、漫画家コースの調子はどうなの?」
「そういえば、漫画家コースの方もそろそろ課題が出たりする頃だっけ」
「やっぱり、今の流行イコール売れ線といえるボーイズラブ系に転向する!?」
「い、いや、それはないと思うよ・・・」
何故だか少し俯いている青年の方へ、かっての絵本作家コース仲間3人組がそれぞれ声をかけていた。
彼の性格ならば大丈夫だろう、とは思うが、それでも友人を心配せずにはいられなかったのだ。
「ん……」
「なーに暗い顔してるのよ、あんだけ大見得切って移っていったんだから、
そろそろ新しい漫画の下書き位出来てるんでしょう?」
「あ、ああ…そ、それはそうだけど…」
青年は俯き気に下を向き、両手の中にある課題―漫画の下書き―を見やった。
「なに、今更勿体ぶってんのよ?私たち、あんたがどんだけ最低人間かはよーく知ってるんだから、
今更ちょっとやそっとのエロじゃあ引いたりしないわよ?」
「あ、ああ、それはそうだろうけど…その」
「あー!あんたらしくないっ!見せてみなさいよ!」
と、彼の手の中に抱え込まれていたものを無理矢理奪い取った。
「どーせ、いつもみたいに胸のでっかい美人のお姉さんがキャアキャアいうような話なんでしょ
…なになに…『ぷにもえ戦隊ろりぺたん〜夏休みスク水けっせん!〜』…?」
少しの間、時間が止まった。
絵本作家コース3人組は、普段の生活では決して見ることの無いような、というか
少年誌どころか東京都の条例に違反してそうな世界を目の前にして、心を絶対の虚無に捕らわれていた。
「…いつも通りのナイスバディな絵やセクシィな話を描こうとしてるのに、なんか気付いたらそんなんになっていて…」
(エローリだ…)
(エローリだ…)
(エローリだ…)
オチなし
テラワロスwwww
新しい道を選んだエロールの末路・・・
「・・・とっても面白かったよお兄ちゃん・・・ううん、なんでもないよ・・・」
彼なら…彼ならきっと…『それ』でエロ漫画を描いてくれる…!
そして発禁になる……と
旅行編の途中で回想だか、その頃の東京だかで学校のシーン(小中高大専門学校以外にも学校はある)
を出すのですが科目は何が良いですか?
旅行編では関係ないけど続くとこで絡んでくるのですが。
1。物理
2。数学
3。英語
4。世界史
5。地学
6。その他もろもろ教科名とともに
どうでも良ければ放置して下さい。
以上意見ばっか聞いてなかなか話の進まないココナッツムーンがお送りしました。
〈チラシの裏〉
宮崎弁が分からない。誰かいい本ご存じないですか?方言学の本はあてにならんですから。
千怒崎は大分県じゃボケ。せめて分からんなら宗太郎峠にしとけ。ヘボ学者が。〈/チラシの裏〉
トリップ入れ忘れました。すみません。
「それ」の登場する古典風の伝奇もの書くからお許しを。まあタニシ女房の類なわけですが
だ…だめだ、先が予想できないので選べない…
一応自分の趣味で4ってことで
…えっとそれじゃ投下しマスよ
ジャンル:隆×魚(二番煎じ18禁)
一応まじめにまとめてみたつもり
サードポジションだから実用性はない…かも
「ニャン♪ニャン♪ニャン♪ニャーン!」
梢ちゃんと付き合い始めてからというもの、
魚子が出てくると必ず隆士の所に来るようになっていた。
それは梢の中で隆士という存在が大きくなったからであり、隆士もそのことは分かっているのだったが
絵本の製作などで忙しい隆士にとってあまりかまってあげられる時間もなかった。
そのせいか、魚子もさみしそうな様子を見せることも多くなっていた
(暇な時に遊んであげるのはいいんだけど…いつもタイミングが悪いんだよね…)
(他のみんなと違って、遊んであげないとかわいそうだし…)
確かに、隆士は魚子を可愛いとは思っている。
しかしその感情は梢の他の人格に対するものとは全く違うものだ。
常に隆士が合わせてやらなければ、話すらすることができない
楽しいこと、悲しいことを共に感じる。その為に持つべきもの
六歳の子供と一般的な青年の感性が違っているのは仕方のないことでもあった。
そして今日もまた、課題をこなす隆士の隣で魚子が独り遊びに興じている
(いいや、あとは明日に回して、遊んであげよう)
隆士はスケッチブックをしまい、部屋を片付けた。
「魚子ちゃん。課題終わったから…一緒に遊ぼうか」
「ほんと!?うん、お兄ちゃんとあそぶ〜」
さっきまでさみしそうだった顔をほころばせて、魚子は嬉しそうに寄ってきた。
「じゃあね、魚子ね、おままごとする!」
「えっとね、ねこさんがななこのお父さんで、ジョニーちゃんがお母さん!それでね…」
いそいそと小道具を準備する魚子ちゃん。
魚子はよくおままごとをしたがるが、隆士はどちらかというとこの遊びは苦手だった。
他の多くの大人がそうであるように、隆士もまたこの遊びに「乗る」ことができなかった。
(役になり切れないって言うのかなぁ?…あ…)
「な、魚子ちゃん。僕は何の役をすればいいのかな?〜」
「?」
「お兄ちゃんはななこのコイビトだよ?」
「だってお兄ちゃんがななこのコイビトじゃなかったら、ななこはお兄ちゃんのコイビトじゃなくて…」
「…そしたらななこ、イヤだもん…」
少しむくれたように言う
「わ、わかったよ、恋人の役だね。じゃあ、やろうか」
「………」
何が悪かったのか分からなかったが、隆士はあわてて魚子の言葉を切った。
すぐに機嫌を直してくれることを期待した隆士に反して
魚子は何か言いたそうにしたまま、黙り込んでいる
「魚子ちゃん、恋人の役だよね。はやくやろう?」
「…り…やっぱりお兄ちゃんは赤ちゃんの役でいいもん、ななこのお婿さんはねこさん…」
「それで…いいもん…」
それだけ言うと魚子は急に元気になっておままごとを始めた。
布団を押入れから引っ張り出し、畳の上に敷くとそれを指差しながら
「お兄ちゃんはななこの赤ちゃんだから寝てないとダメー、喋っちゃダメー」
妙に高圧的になる魚子、
笑ってはいたがその顔にはまるでいじめたい相手を見るような笑みがあった
隆士の前で魚子がこんな態度をとるのは初めてのことだった
急に配役を変えられ、いつもと違う魚子に戸惑いながらも隆士はおとなしく布団に上に寝転んだ
(ど、どうしたんだろう魚子ちゃん。僕、何かまずいこと言っちゃったかな…)
隆士が見ていないときにはとりとめもない独り遊びに近いことをしているのに
魚子のほうを見ると、これ見よがしにぬいぐるみにほおずりして
「パパ〜ご飯できてますよ♪〜」
「お兄ちゃんはもう寝ちゃったから、一緒にご飯食べましょ〜」
と、わざと隆士を意識したような言い方をする。
それで、隆士もやっと魚子が「恋人の役」といわれたことに拗ねているのだということ
魚子が隆士におままごとを通して「恋人」として扱ってくれることを望んでいるのだということに気付いた
(でも、魚子ちゃんがそう思ってくれていても、僕は…)
(他のみんなとはちょっと…違うよなぁ)
恋心を抱くには、生きる時間にズレがありすぎる
魚子か隆士が常に遠慮をしなければならない、その状況が隆士はとても嫌だった
(もし、僕が魚子ちゃんを恋人として見ることができたら…)
(魚子ちゃんと一緒にできることって…何だろう?僕がしてあげるみたいな、一方的なことじゃなくて)
(きちんと、二人が恋人としていられること…)
そう考えていると、すでに梢達と性的関係を持ってしまっている隆士としては
どうしてもそこに考えが及んでしまう。
一つだけ共有できる筈の感覚。安易な発想
でも、魚子とだけはそんな関係に陥ることを怖れて、距離をおいていた。
(…何考えてるんだ…馬鹿…)
(きっと魚子ちゃんの想うのは憧れで作られたコイビトと言う関係…)
(結局、今僕が本気になれるのは、魚子ちゃんの身体だけ…)
(これからどうなっていくんだろう?)
隆士と魚子、離れることもできず、近づくこともできず
魚子はただただ関係の進展を隆士に任せ
隆士は思い切った一歩を踏み出せずにいる
独りで考えに耽っている隆士に焦れったくなったのか、魚子は隆士の気を引こうとする
「ねこさんはななこのご飯食べられるけど、お兄ちゃんは赤ちゃんだからダメー」
いくら考えても、答えは見つからない
(ごめんね、魚子ちゃん、僕もどうすればいいのかわからない)
「魚子ちゃん、僕も魚子ちゃんのご飯食べてみたいよ。だめ?」
隆士はとりあえずは魚子の遊びに付き合うことにする
隆士が気にかけるような反応をしたのが嬉しいのか、ねこのぬいぐるみをほっぽり出す
そして、隆士に近づくと
「ダメー、お兄ちゃんは赤ちゃんだもん。だからー」
「ななこのおっぱいしか飲んじゃダメー」
と、いきなりセーターをたくし上げた。
「うわ!ダ、ダメダメ。魚子ちゃん!胸しまって!」
さっきまで考えていたことを思い出し、隆士は焦った
「ダメなのはお兄ちゃんだもん〜、コイビトになってくれないお兄ちゃんがいけないんだもん」
隆士の嫌がるコトをしたい今の魚子にはうってつけの状況だった
隆士が肌を見せたり、必要以上に抱きついたりすると逃げようとすることを魚子は経験的に知っていた
ブラをずらしあげると、首のうしろに手をまわして顔に胸を押しつけてくる
「ダ、ダメ、はぷっ」
「ひうっ…」
喋っている時に口の中に乳首を入れられた隆士は、無意識にそれを甘噛みしてしまった。
魚子はひゃっくりのような声をあげて、うしろに飛びのいた。
魚子は頭に?をうかべながらおかしな感覚を覚えた自分の胸をいじる
やがて17歳の体が、魚子の知らない感覚を彼女に与え始めた。
「んっ、んっ」
どこが快楽を与えるのかをつかんだのか、声は次第に熱を帯びたものになってゆく。
「んくっ…あうっ、おっぱい、なんか…気持ちいい…」
無邪気だった表情は次第に悩ましげなものに変わり
隆士を見つめる目はだんだんと蕩けていった。
隆士は魚子がそうなっていく間、身動き一つできずにいた。
あきらかに感じてしまっている魚子を前に、隆士は戸惑うばかりだった。
(だ、だめだよ…そんな…魚子ちゃんとだなんて)
(他の人に知られたら…どんな風に思われるか…)
思いとは裏腹に梢の姿のままそんな格好を見せられて、隆士は次第に魚子に欲情してゆく自分を感じた。
必死にそれを抑えつけ、なんとか逃げる方法を考えていた。
先に行動を起こしたのは魚子だった。再び隆士に近寄ってくる。
「…お兄ちゃん…は…赤ちゃん…だから、ちゃんとおっぱい吸わなきゃ…ダメ」
覆い被さるように隆士に乗っかると行為を求めるように胸を近づけてきた
(だ、だめだよ…そんな…魚子ちゃんとだなんて)
(他の人に知られたら…どんな風に思われるか…)
思いとは裏腹に梢の姿のままそんな格好を見せられて、隆士は次第に魚子に欲情してゆく自分を感じた。
必死にそれを抑えつけ、なんとか逃げる方法を考えていた。
先に行動を起こしたのは魚子だった。再び隆士に近寄ってくる。
「…お兄ちゃん…は…赤ちゃん…だから、ちゃんとおっぱい吸わなきゃ…ダメ」
覆い被さるように隆士に乗っかると行為を求めるように胸を近づける。
隆士の半身は既に魚子を求めて、大きくなっていた
隆士は葛藤していた。このまま隆士が何もしなくても、魚子はその感覚をすでに知り始めている
(魚子ちゃんは何をするのかも知らないのに、僕がそんなコトをするなんて…)
(魚子ちゃんのこと好きにもなれてないのに、体だけなんて…だめだ)
(………でも…今のままの関係が…ずっと続くのか?…)
(も、もしかしたら…しちゃうことで…変われるかも…)
本当は隆士も変化へのきっかけが欲しかった
よくなるにしろ悪くなるにしろ、チャンスではあったのだ
「な、魚子ちゃん…」
いつのまにか隆士は魚子の言う通り、乳首を口に含んでいた
「ふあぁ」
魚子もすぐに反応する。
「はうっ、お、お兄ちゃんは…もっと、ちゅっちゅっ…ってしなきゃダメ」
刺激を欲しがる魚子に隆士は行為で答えた。
舌で転がすように舐め、唇でやさしく挟んでやる
「んくっ、んくっ、お、お兄ちゃん…ふぁぁ」
恥じらいもせずに素直に感じている魚子に、隆士も気の昂ぶりを覚える。
そして、魚子も隆士と同じ感覚を得られるという事実に興奮していった。
(な、魚子ちゃん…ほんとに六歳…なの?)
腕を伸ばしてもう一方の胸も揉みしだく
「ふあぁぁ、あっ、あんっ、お兄ちゃん、もっと…」
魚子も胸を擦り付けてくる
次第に魚子の声も大きくなってきて、これ以上部屋でするのも限界だった
「魚子ちゃん、もっとして欲しい?」
「うん、ななこ、お兄ちゃんに…気持ちいくして欲しい」
答えなど最初から分かっていて卑怯だったが、それでも隆士は確認せずにはいられなかった
そして、魚子を抱きかかえると鳴滝荘で一番人気のない場所へ連れていった
鳴滝荘の脱衣所、普段昼間は閑散として静けさが漂う
それをかき消すように漂う水音
隆士はもうさきほどまでの葛藤を捨て、思うままに魚子の体を楽しんでいた。
「ふあっ、ふあっ、あんん…お兄ちゃ…んっ、んっ」
ハァハァと魚子は息を荒くして隆士の行為を受けつづけている
「あ、ふあぁ、あう」」
隆士はゆっくりと舌を使っての愛撫を続ける
肩口から首筋へと舐めあげるたびに、魚子は甘い声を出し、体を震わせる
やがて隆士は半開きになったままの口に狙いを定めると、顔を近づける
魚子も何をするのか分かったのか、とろんとした表情のまま隆士を見つめていた
「ふぷっ、ん〜、んっ?はんっ、んちゅっ、ちゅぱ」
舌を入れられることまでは分からなかったのか、魚子は身をよじる。
だが、慣れてくると魚子の方からも求め始めた。
「んっ…んっ…ちゅっ…ぷは」
「はぁぁ、…お兄ちゃん…ななこと、チュウしちゃったの?」
「うん…そうだよ、魚子ちゃん」
「チュウって…こうやってするんだ…。ななこ、ぜんぜん知らなかった…」
顔を紅潮させて隆士をじっと見ている
(もうそろそろ、いいよね…)
頃合だと見て隆士は服を脱ぎ始める。
「お、お兄ちゃん…どうして、服脱ぐの?」
隆士がズボンを下ろしたところで魚子が聞いてくる。
(ど、どうしてって…どう答えればいいんだろう…)
あまりにもスムーズにここまで来てしまったので、隆士は魚子を相手にしているということを忘れかけていた。
「そ、その、僕も魚子ちゃんみたいに、気持ちよく…なりたいなって」
「お、お兄ちゃんも、ななこみたいに気持ちいくなるの?」
「うん、さっきの魚子ちゃんみたいにココをされると、僕も気持ちよくなっちゃうんだ」
下半身を指差し、少し照れながら隆士は答えた。
自分の劣情まで説明するのは恥ずかしい
「…じゃあ…さっきみたいに、ななこがする」
「!!、ダ、ダメ!そんな事しないでいいから…ね?」
「やだ、ななこ、お兄ちゃんといっしょがいい、おんなじがいい」
(でも、梢ちゃんにだってそんなコトしてもらってないのに…)
隆士と同じことをさせてもらえないのがイヤで、魚子は涙目で訴えてくる
「でも…さ、触ってもらうぐらいなら…いいかな」
「…うん、ななこがする」
(そんな嬉しそうな顔されても…大丈夫かな…)
少し心配ながらも、隆士は自分の猛りきったモノを取り出す
「ふぁ、こ…これ?お兄ちゃん、おっきい」
魚子がそれを見ているのかと思うとますます興奮してくる
手を伸ばして来たので、隆士は何をするのか教えようとした
「えっと、それじゃあ、手で擦っ、ひっ」
ビクンと隆士の体が跳ねた。
魚子は隆士の言うことも聞かずにモノを口に入れていた。
「!、な…魚子ちゃ、あくっ」
隆士にとって未知の感覚が背筋を走る。魚子は隆士にされた通り、隆士のモノを舐めあげている
「魚子ちゃん、そこまでしなくていいから!」
「だ、だから、一回離して!」
「ちゅ…ちゅ…ちゅぱ…ちゅぷ…、なんで?」
「お兄ちゃんお口でななこにしたもん、だからななこもおんなじにする」
それだけ言うと、魚子はまた行為を再開する
「ちゅ…ちゅ…くちゅ…ちゅ」
「ふっ…う…あっ…くっ」
不覚にも隆士は声を漏らし、
足から力が抜け思わず座り込んでしまう
「ちゅっ…ちゅっ…」
「…お兄ちゃん…気持ちいい?ななこもなんか…ドキドキする」
とろんとした目で魚子は聞いてくる。
アイスでも食べるかのように、隆士のモノを両手で握り、先のほうだけを舌で舐め回す
まるで焦らされるようで、隆士は辛抱できなくなってしまう
「な、魚子ちゃん、もっと、奥まで…」
隆士に求められて嬉しくなったのか、魚子はより激しくしてくる
自分が魚子にさせていることを考えると、背徳感までもが隆士を攻めたて、すぐに限界が近づいてくる
「う、うあっ、魚子ちゃんっ…魚子ちゃんっ」
「ちゅぷ、ちゅ…お兄ちゃん?」
「うあっ!、くうっ!」
苦しそうな様子に気づき、魚子は行為を止めたがもう遅かった
その瞬間に隆士はイってしまった。
どくどくと白いものが魚子の口を汚してゆく
「ぷっ、んぷ!お兄ちゃん…先っぽからヘンなの出たよ?これなに?」
「はぁ…はぁ…ご、ごめ…ん」
射精の余韻に浸るひまもなく、隆士はあわてて魚子の身体についたものを拭きとってゆく
「ご、ごめんね、魚子ちゃん。僕、いっちゃった…」
「…いっちゃう?…ドコに?」
「その…気持ちよくなりすぎて…力が抜けたみたいになっちゃうんだ」
「?ななこ…さっきそうなんなかったよ?」
「…またお兄ちゃんばっかり…知ってる」
「ななこもお兄ちゃんとおんなじのコトしたいよ…」
キスした時と同じように、魚子は先を急ぎたがり、また涙目で訴える
いつのまにか魚子のペースになっていた
(う、そんな目をされたら…)
「…わかった、魚子ちゃん、おいで」
今度は隆士もきちんと導いてやる。やさしく肩紐を外して、ロングスカートを脱がす
普通の愛撫であれば隆士も少しは慣れていた。
「魚子ちゃん、ほら、座って」
「お兄ちゃん、さっき立ってした。だから、ななこも…」
(…立ったままして欲しいのかな?)
隆士は立ちあがると、魚子の脇から手を回して、後ろから胸を揉みしだいた
「んっ…うん…あっ…ふぁっ…」
再び可愛い声をあげ始める。ゆっくりと刺激を強めてやる
「ふぁ…ふぁっ…あっあっ…お兄ちゃん…」
「気持ちいい…けど…あっ、ななこ、お兄ちゃんの言ってたみたいにならないよ?」
「やっぱりななこ、お兄ちゃんとおんなじにはなれないの?」
身悶えしながら心配している魚子が可愛くて、隆士は思わず焦らしてしまう。
ゆっくりと片手を魚子の下腹部におろすと、ショーツ越しにその場所を探り当てた
「大丈夫だよ、魚子ちゃん…ほらっ!」
「あっ、ふぁっあっあっ…あくっ、ふあぁ」
指でその場所を激しく擦りあげる。急にそこを刺激されて、魚子は背中をびくつかせる
「お、お兄ちゃん、そこっ、ふあっあっあっ、ななこ、ふあっ、すごい…」
「あくっ、いいっ、お兄ちゃあん、そこっ、あっ、気持ちいいよぉっ」
焦らされてきた為かショーツはすぐに濡れそぼり、透明な液体が股をつたう
乱れる魚子に隆士も興奮し、ショーツの中に手を入れて直接擦りあげる
「ほらっ、ほらっ、どう?魚子ちゃん!」
「ふぁっあっあん、あくぅん、あん、いいっ、ふぁっ、きもち、いいのっ、あっ」
クチュクチュと淫らな音が響き、魚子は感じるままによがる
隆士の理性もどんどん溶かされていく
「そこっ、お兄ちゃあんっ、もっと…もっとぉ」
「あっあっ、もっ…もうななこたってらんな、ふあぁっ」
ガクガクと足を振るわせ、魚子は座り込んでしまう
隆士はひくついている魚子の秘所に指をさし入れ、絶頂に導くべく激しく動かした
「ひあっ、うぁっ…あんっあっ、気持ちいいっ、ななこのココ、いいっ」
「ふぁっ、あぁっあっ…くっ、ふあっ、へんっ、ななこへんになっちゃう」
「ひあっあっ…あっ、お、お兄ちゃんっ、あん、はぁんっ」
魚子の中は激しく収縮し、隆士の指を締めつける、もう限界が近いようだった
何かから逃げるように足掻いていた足もぴくぴくと痙攣を続けるだけになる
「魚子ちゃん、いっちゃいそう?」
「う…うん、ななこ、あっ、いっちゃ…う、ふあ…あっ、お兄ちゃ、みたいになっちゃうっ」
「あん…あんあんあっ、いっ、ふあぁっ、ななこ…あっ、い、いっちゃう!」
「うあっ、あぁっ、あくうぅぅん!」
身体をびくんと反らせ、初めての絶頂を迎えると
魚子はふらふらと隆士の腕の中に沈みこんだ
「ふぁぁ……はぁ…はぁ…」
「…ななこ…も…いっちゃった、お兄ちゃんと…いっしょ…」
嬉しそうに余韻に浸る魚子
しかし隆士の方は限界だった。魚子をバスタオルの上に寝かせると体位をいれかえる
「な、魚子ちゃん、今度は…一緒に気持ちよくなるよ」
「お、お兄ちゃん、まだ…なにか…するの?」
ぐったりとした様子で魚子は聞いてくる
しかし、そんなことを気にかける余裕はない、魚子のショーツを脱がし両足を開かせると
自分のモノを魚子の秘所にあてがい、ずぶずぶと沈めてゆく
「うぁ…あ…ぁ…くはっ…ぁ」
「お兄ちゃ…、はっ…」
魚子は苦しそうな声をあげる。
「ごめんね魚子ちゃん、ちょっとだけ我慢して!…」
身体は処女ではないが、魚子が慣れていないために、明らかに痛がる
隆士が魚子の中に全て収めた時、魚子は涙ぐんでいた
「う…ぐすっ…お兄ちゃん…」
「ご、ごめん、魚子ちゃん。もう、痛くしないから…ね?」
「…いいの、ななこがまんするっ、お兄ちゃんにいつもわがままばっかり言ってるから」
隆士は魚子にそんな思いをさせた事を少し悔やんだ。
「大丈夫だよ魚子ちゃん、今度は一緒だからね」
「いっしょ?」
「うん、僕のはもう魚子ちゃんの中に入っちゃってるから」
「ななこのなか…お兄ちゃんの…」
「お兄ちゃん…なんかヘンなカッコだよ?」
やっと状況を理解したのか、魚子の頬が緩む
それを見て隆士もゆっくりと腰を動かし始めた
「あっ…お兄ちゃんの、動いてる?…お兄ちゃん?」
ズッズッと動かしているうちに魚子の様子も変わり始めた。
キツイだけだったそこも次第に隆士に絡みつくようになる
「…んくっ…んっ…んっ、あれっ、ななこ…ふぁっ、また…」
「んっ、んぁ、あぁん、き、気持ちいいよっ、お兄ちゃん」
隆士も快感に呑まれ、次第に腰のストロークを速めていく
魚子ももどかしくなったのか、自分から腰を動かした
「あくっ…はぁ…はぁ…魚子ちゃんっ…魚子ちゃん」
「お兄ちゃんっ、あんっあっあっ、あくっんっ」
二人はもう本能の赴くまま腰を打ち付け合っていた
ぐちゅぐちゅと結合部からは愛液が流れ落ち
パンパンという音が暗い部屋に響く
不意に目が合い、お互いに蕩けた眼差しで見つめあう
「ふあっあっ、あぁっ、あん、お兄ちゃん…はぁん、お兄ちゃん、気持ちいいっ?」
「う…うんっ、魚子ちゃん、気持ちいいよ!」
「あっあっ、ななこも、ななこもいっしょ!もっと」
とろけてしまいそうな感覚の中で、ぞわぞわと絶頂が近付いてくる
隆士は限界を感じ思いきり腰をうちつける
「お兄ちゃん…ななこ…好き?…っ!」
「うん、もちろんっ!好きだよ!あっ」
「あぁ…お兄ちゃん、ななこにいっぱい好きって…好きって言って!」
「好きだよ魚子ちゃん、好き、魚子ちゃんがもっと欲しい!」
「ななこも好き!あっ…ひあっ…ななこまたいっちゃうよぉ!お兄ちゃあん!」
「僕もイクよ、うあっ…な…魚子ちゃん!」
「お兄ちゃん、ななこといっしょ…いっしょに!」
「ふぁあっ…あぁぁぁぁぁん」
「魚子ちゃん…あっ…くぅっ」
二人は同時に絶頂に達し、魚子の中にどくどくと精が放たれた
「ふあぁ…あちゅい、お兄ちゃん魚子の中でいっちゃってる…」
「くっ、あっ、魚子ちゃん…ハァ…ハァ」
隆士がくたびれたものを抜き出すと、魚子の中から白くにごった液が溢れ出した
二人はそのまま暫く抱き合って余韻に浸っていた
この時だけは難しい先のことなど考えなくてもよかった
シャワーで身体を洗い、服を替えると二人はこっそりと隆士の部屋に戻った
隆士はもう魚子を子供のようには扱えなかった。
体を重ねてしまった事が隆士に魚子を彼女として認識させた
だが、魚子にとってはそれは自分と隆士の大きな違いを見つけ出す結果となった
部屋に戻ってからの魚子はずっと俯いていた
隆士はそんな様子の魚子を抱きしめ、キスをする。
それでも魚子は心配そうな顔をしたままだった。
「ななこが気持ちいいとき、お兄ちゃんも気持ちよかった…でも…」
「それなのに、ななこの知らない事、お兄ちゃんいっぱい知ってた…」
「やっぱりななこはお兄ちゃんのコイビトにはなれないかもしれない…」
そう自分につぶやいている
いくら隆士が違う事に話題を振ろうと気を引いてみても
魚子らしくなく自分の考えに夢中で上の空だった
「お兄ちゃん、今日ね、珠ちゃんとお約束があるから…またね…」
暫く部屋にいたが、それだけ言って、魚子は部屋を出ていってしまった。
(やっぱり、あんなコトしちゃったのは間違いだったかな…)
(…でも、少なくとも僕は…)
隆士自身の魚子に対する感情は変わったと思えたが
魚子の心境はそれほど簡単なものでもないようだった
むしろ、性の感覚を知ってしまった事が、悪い結果をもたらすかもしれなかった
初めて飴玉をもらった子供のように、魚子がそれがもたらす快楽だけに溺れてしまうという。
そして今、魚子がもしそうなってしまっているとしても、隆士はそれを受け入れるしかないだろう
でも、その時は自分が背負わなければいけないことだと覚悟していた。
それが隆士がしたことの持つ責任だった。
結局、隆士は夜になってもずっと魚子とは会わないままだった
(もうちょっと、時間を置いてから…次にあった時にでも、話してみようかな…)
そう思い始めた隆士は少し気長に構える事にした。
変わり始めた二人の関係を前に、焦ってもしかたがないのだ。
「お兄ちゃん、お部屋入ってもいい?」
0時をまわった頃、課題を片付けている隆士に
前触れもなく扉の外から魚子が声をかけた。
(魚子ちゃん!?…こんな時間に…なんで?)
こんな時間に魚子が起きている事が隆士には意外だった。
「う…うん、いいよ魚子ちゃん」
ゆっくりと扉を開いて魚子は部屋へ入って来る
「あのね、お兄ちゃん…ななこ、渡したいものがあるの」
「僕に?…何かな?」
「あ…でも魚子ちゃん。あんまり遅くまで起きてちゃダメだよ」
隆士が気遣うと、少し安心したようだった
「…うん、だけど、どうしても今じゃなきゃだめなの」
「?…どうして?」
すると、魚子は言い辛そうに、一生懸命言葉を探しながら言った
「あのね、まえ、桃ちゃんにきょうは好きな人にこういうの作ってあげる日だって聞いたから」
(…あ、そうか…今日って…)
隆士も気づき、カレンダーに目をやった。日付が変わって、今日は14日
「みんなの分も作ったんだけど、ななこ、どうしても最初にお兄ちゃんに渡したかったの」
「珠ちゃんに教えてもらって、一生懸命がんばったんだよ…でも、あんまり上手にできなくて」
「でも、食べてほしくて…それで…」
魚子の差し出した手には、飾り気のない銀紙を型にした、小さなチョコがのっていた。
少しいびつな形をしたそれには、魚子の精一杯が入っていた。
「ありがとう、魚子ちゃん…それじゃあ、貰うよ?」
隆士はそれを手に取ると、銀紙を外して口の中へと入れた。
甘くてほろ苦い味が口の中に広がる。さっきまでの心配は、もうどこかに消えてしまった。
「うん…美味しいよ…魚子ちゃん」
魚子はその言葉を聞くと満足そうな顔をして、隆士の胸に身を預けてくる。
「お兄ちゃん、今日ね、お兄ちゃんといっしょになれてすごく嬉しかったよ…」
「ななこまだ、お兄ちゃんのことたくさんはわからない…」
「だからまだ…お兄ちゃんのコイビトにはなれない」
「だけど、今日、ちょっとだけお兄ちゃんのことがわかった気がする…」
「…」
「ななこ…お兄ちゃんの側にずっといたい…」
「お兄ちゃんのコイビトに、いつかなれるようにがんばるから」
「ずっと…ずっと…ななこと…いっしょにいて…お兄ちゃん…」
「………」
隆士が気づいた時には、魚子は幸せそうな寝息をたてていた
(魚子ちゃん、こんな時間まで、僕のためにがんばってくれたんだ…)
(なんかちょっと恥ずかしいけど、僕…)
体を重ねた時に感じていた熱情、それは嘘ではなかった。
心の中にできた魚子への想い、まだ恋とは呼べないけど、それにつながる思い出一つ
(二人の始まりがあんなコトなんて、ちょっといけないことかもしれないけれど…)
(魚子ちゃん、ずっとずっと一緒にいて、思い出作っていこうね…)
隆士は魚子を抱きしめると、ゆっくりと頭を撫でてやる。
今まで思い悩んでいた事が、隆士にはもう馬鹿みたいに感じられた。
それを見て溜息をつく人影一つ
「はぁ〜。今日はまったく、疲れちゃったですよ〜」
「…え?うわっ!珠実ちゃん!い、いつからそこに?」
そこには珠実が立っていた。
「またまたひどい扱いですね〜白鳥さん〜。本日最大の功労者に〜」
「まさか魚子ちゃんしか目に入らなかったとでも〜?相当キてますね〜?いったい何があったんです〜?」
まさにその通りなのだけれど、それを悟られないように隆士は話題を変えた。
「いや、その、え〜と…こ、功労者って?」
「質問にこたえなさいです〜、白鳥被告〜。今日一日魚子ちゃんとシタことを全て吐くです〜」
ホーミングして離してくれない珠実
「今日午後からずっと魚子ちゃんと一緒にいたこの私に、嘘は通じないですよ〜」
「魚子ちゃんいつもと全然ちがったですよ〜、発言もらしくないですし〜」
「おまけに見てるこっちが恥ずかしくなるようなコトをする白鳥さん。そ〜ゆ〜ことだったですか〜」
目をランっと光らせて近付いてくる。珠実は全てを見透かしているようだった。
(お、お仕置きタイム?お仕置きタイムなの?)
怯える隆士。ところが、珠実の戦慄のオーラはひいていった
「でもまあ、私は白鳥さんのしたことが何であれ、間違っていたなんて言いませんよ」
「えっ?」
「…だって、今日の魚子ちゃん。始終幸せそうでしたから」
さっきまでの声とは一転、嬉しそうな珠実の声
「見てあげてくださいです」
と、デジタルカメラを差し出してくる。
隆士の見ていないところでチョコづくりに励んでいる、魚子の姿が一枚、また一枚と写っていた。
「私が帰ってくるなり魚子ちゃん、お料理教えてほしいって頼みにきたんですよ」
「なんだかそのときから変だとは思ってたんですけど、お台所に行ったら〜」
「梢ちゃんがしまっていた料理用チョコレート持って来て、お兄ちゃんにチョコ作ってあげたいってそう言うんですよ」
「魚子ちゃんがバレンタインデー知ってたことにも驚いたですが」
「誰かのためにがんばろうとする魚子ちゃんなんて、初めてでしたよ〜」
「ま、その跡どんな苦難の道程があったかは、ご想像にお任せするです〜」
そう言って珠実は疲れた顔をしてみたが、当の隆士は写真に見入っていた。
珠実は初め、隆士をからかうつもりで来たのだが、こうも目の前でダラケられるとやる気がそげてしまう
ずっとそのままでも困るので、隆士を急かす
「何デレデレしてるですか白鳥さん、はやく魚子ちゃん部屋に送ってあげてくださいです〜」
「こんな寒い中…真夜中までずっと待ってたんですから、風邪引いてしまうです〜」
「あ、ご、ごめん。そうだね…」
魚子を起こさないようにそっと抱き上げながら隆士は思った
(結局…答えは…すごく単純な事…だったんだ)
(二人の間の溝を、埋めていくように)
(いつでも一緒にいられるように…がんばること)
(また…魚子ちゃんに…大切なこと教わったよ…)
(僕も…がんばるよ…魚子ちゃん)
隆士は大切な恋人を抱えると廊下を急ぎ足でかけていった。
珠実もそれを満足そうに見送っていた。
<おわり>
スンマセン…orz
「まほログ」に載せる時はたのみます…テイルさん
ああ…もうだめだ…
魚子ちゃんも幸せになることを願いますSS…
魚子の特徴は間違いなく子供だということですが
それが隆士との関係の障害となってしまうのでは?
という話です
魚可愛いですね
>>155 GJです〜
今までにないけっこうシリアスもの(?)なので新鮮でした
なんか呼ばれたので。
>>155 GJです!魚子ちゃんの緻密なエロ作品は比較的少ないのと、
実際には無視される、世代間のすれ違いが良かったです。
まあ、重複ぐらいどうにもなるので大丈夫ですよ。
最近やること多くて書けてないですね…課題にレポートに勉強に…orz
ドラゴン桜なんか知りませんて。
なのはは新作が始まったけど、東京だから観れない……
もう最悪ですね。
以上、忙しいニートなまほログ管理人でした。
ええ話やなぁ…。
9時は魚子祭りですか?
朧気ながら考えていた魚子の初めてもシチュかぶりすぎで
もういいやって気分になっちゃいますな。
とりあえず要望があるようだし、また隆子ネタでも考えよ…。
只今宮崎に里帰り中。
宮崎弁なら一応分かりますけど。
おおう!
魚子ちゃんかわいいでしたよ(文法変
>>イレイザー氏
それは有り難いです。
とはいえ、書くたび書くたびこのスレで相談するわけにも行かないので
宮崎弁の基礎単語と文例を一気にどこかに上げて下さると有り難いですね。
トリップ変えちゃえ。
>>162 何処かにってのも難しいんですよね。
とりあえずメールならいちいち相談してもらってもおkですけど
>>イレイザー氏
うPローダにテキストを載せてもらえればOKです。
これからしばらく高千穂までの間ですから。
余所の人相手だとかなりの標準語混じり方言になりがちですし。
津久見もそうでしたから。
阿蘇、久住、湯布院も、もうじきです。
以上このスレの北総ステンレス悪魔ことココ(ryの我儘でした。
了解。
これから「影〜」もうpしようと思ってましたから、そのついでに。
166 :
ジズ:2005/10/03(月) 23:07:05 ID:g4ImZbQg
こんばんは〜
今日まで自作pcに挑んでおり
pcを移行しました。
なんでこれからもよろしくで津
吉野家コピペ
そんなことより聞いてくれよ、梢ちゃん。梅干しの話じゃないんだけどさ。
昨日、近所の商店街行ったんです。商店街。
そしたらなんか人が正座していてブツブツ唱えてるんです。
で、立ち止まってみたらなんかいきなり振り向いて、チンバンバンウォー!とか叫んできたんです。
もうね、アホかと。馬鹿かと。
お前な、ちょっと調子に乗って普段してない先物取引に来てんじゃねーよ、ボケが。
亜米利加的犬だよ、亜米利加的犬。
なんかドでかいのも含んで3体ほど。言い訳は慣れてないことはするんじゃないか。おめでてーな。
よーし大マケにマケて10万!とか言ってるの。もう見てらんない。
お前らな、5000円やるからその人形売れよと。
先物取引ってのはな、もっと殺伐としてるべきなんだよ。
取引相手といつ喧嘩が始まってもおかしくない、
騙すか騙されるか、そんな雰囲気がいいんじゃねーか。初心者は、すっこんでろ。
で、やっと買ったと思ったら、後日、クリスマス杏仁とか売ってんですよ。
そこでまたぶち切れですよ。
あのな、クリスマス杏仁なんて今日もこれからも流行んねーんだよ。ボケが。
得意げな顔して何が、ひそかなブーム、だ。
お前は本当にブームが起きると思っているのかとかと問いたい。問い詰めたい。小1時間問い詰めたい。
お前、ひそかなブームって言いたいだけちゃうんかと。
先物取引通の俺から言わせてもらえば今、先物取引通の間での最新流行はやっぱり、
殺してでも奪い取る、これだね。
そう。関係ないね。殺してでも奪い取る。これが通の頼み方。
殺してでもってのはネタ脅し。そん代わりネタ受け。これ。
で、ねんがんの紀州南高梅ハチミツ入り薄塩仕立てをてにいれたぞ!。これ最強。
しかしこれをするとと次から取引相手ににマークされるという危険も伴う、諸刃の剣。
素人にはお薦め出来ない。
まあお前みたいなド素人は、フリーマーケットでもやってなさいってこった。
別にヨーちゃんが嫌いなわけではないので。
168 :
名無しさん@ピンキー:2005/10/03(月) 23:48:35 ID:k1kgM7M1
なんかワロタ
部長卒業記念に恒例のネタ
「特技はタローとありますが?」
「はい タローでス」
「タローとは何のことですか?」
「魔法デス」
「え、魔法?」
「はい 魔法デス。暗黒道を駆使シ 他人の未来を占いマス」
「…で、そのタローは当社において働くうえで何のメリットがあるとお考えですか」
「はい、経営危機を予告しマス」
「いえ、当社は経営危機にはなってません」
「それに経営状態は株価が反映しますよね」
「一寸先は闇デスよ。クッ」
「ふざけないでください」
「それに何ですかタローって…だいたい」
「タローとは一般的にタロットカードと呼ばれテいルものデス。元元はジプシー達が未来ヲ占ウ為に使ッテいタものデ古代オカルティズム復興のシンボルとも呼ばれテいマス。本来タローは22枚の大アルカナと56枚の小アルカナから…」
「聞いてません 帰って下さい」
「オやオや、怒らセてイイんデスか?やりマスよ?タロ−」
「いいですよ、やって下さいタロットカードとやらを」
「それで気が済んだら帰ってください」
「…そレではコノ場をお借りシテ」
(さっ、さっ、さっ)
「さて、貴社を象徴スるカードは…」
「タワー=シックスティーン…塔のカードでス。『破滅』を意味しマス」
「他のカードの位置から得らレる暗示は…『闇ヨリ迫る手/抗いヨウの無い強制力/取り返しのツカない悔恨』」
「正直言ッテあマり良い暗示ではナイでスね…」
「………」
「………」
「…前向きになサルのが…」
「帰れよ」
ワロスw
ところで、部長とエロールって関わり合いあったっけ?
いっしょのキモチ読みました。
良かったですよ作者さま。
>>170 原作では会ってない
アニメでは17話と26話で会ってるハズ
ちょww間違えたwww
17話→16話だ
何故かネコの回16話だと思い込んでた…orz
しかし、職人さんたちはどこいってしまったんだ…
>>175 まあまあ。
気にするなよ。うめぼしでも食べてまた〜りと待とうではないか・・・
鳴滝荘に住んで間もないころの隆士と朝美・・・
「ダンボール箱を持っているね!ダンボールは最高のに便利な道具って言えるよ。生活の必需品だよ!」
「え?そうなの?」
「もちろん!ダンボールで家具代が浮いたって言う家庭は昔からもうたくさん!」
「みんな・・・これを使っているの?」
「当たり前だよ!ダンボールをどうやってうまく使うかで生活が決まるって言っても言いすぎじゃないよ!」
「・・・・・・・」
「けどダンボールって言っても素材は紙なんだよね・・・乱暴に使うとすぐ壊れちゃうよ・・・(←ネガモード)
ダンボールは大切に使ってね!丁寧に使えばきっとダンボールもそれに答えてくれるよ!
真心をこめて使って。必要なのはダンボールを愛する気持ちだよ。乱暴に使ったら駄目だからね!」
>>177 小 ネ タ か YO! ! 〇| ̄|_イッシュン エロイノキタカトオモタ
ところで課題の人をTUGスレで見かけた件について
>>178 TUGスレ?俺は藍蘭島スレで見かけたけど
か、課題の人のバカァーン!!
ちょwwwぐうたら餅付けwww
とりあえず、まほらばスレを色々とめぐってみたが、
キャラネタ個別板の各キャラのスレはなかなかに妄想たくましい連中がいるなw
梢スレとか白鳥スレとか、妄想がSSみたいな状態になっているのもいるし、病んでるなあ(褒めてる)
角煮もそうだけど、キャラスレでネタ書いてたりするSS書きは一人だけじゃないはずだ。
少なくとも書いてるのがここに一人。
よし、そのキャラスレにいる住民たちをこちらに緊急召集せよ!
ある程度の猛者ならエロパロもチェックしてるだろうし、
知らない奴もいずれたどり着くよ
アニキャラ個別の白鳥スレは変態ぞろいだな。
あっちに貼ったの誰だ?
でも白鳥かわいいぜ
実物に萌えるなら変態だけど漫画やアニメだし正常なほうさ
ウホッ
>>186 (´_>`)呼んだ?
(´<_`)Mr.ぐうたらにレスすべきじゃないか、兄者
隆士×朝美非エロを書いてみたい・・・でも文章力がない・・・・。
じゃあ文はおれが。
おやつの時間みんなが集まっている台所にきた白鳥。だが朝美の姿が見えない。
白鳥「あれ?朝美ちゃんは?」
桃乃「そういえば遅いわね、沙夜ちゃん朝美ちゃんは?」
沙夜子「知らない・・・・・・『先に行ってて』と言われたから。」
梢「それにしても遅いですね、私呼んできます。」
白鳥「あ、いいよ梢ちゃん。僕が呼んでくるよ。」
梢「そうですか?悪いですけど・・・じゃあお願いしますね!」
台所を出る白鳥。そして黒崎親子の部屋に到着。ノックをする。
白鳥「朝美ちゃーん、おやつの時間だよー・・・・・・朝美ちゃん?」
ドアを開ける白鳥。部屋は暗く、奥のほうでうずくまっている朝美の影が見える。
朝美「あっ・・・お、お兄ちゃん?だめ!!来ないで!!」
白鳥「どうしたの?何やってるの朝美ちゃん?」
朝美「来ないでったら!!なんでもないから!!」
白鳥「どこか具合でも悪・・・・・・・っ!!!!!」
なんと朝美はマスターベーションをしていた。
朝美「だから・・・来ないでって言ったのに・・・・・・・」
えーと・・・まあなんだ、頑張れ。
ちょっとまて、非エロじゃないのかw
とりあえずアレだ、他のやつにも何度も言ったが、
セリフの前に名前入れんなと。
>>197 名前入れないと誰のセリフかわからないじゃないか。
>>199 いや、ある程度は誰が言ってるかくらいわかると思うが…
名前入れなくても誰が話してるかわかるように書くのが普通だよ。
どうしても不安なら、ト書きで「と、〜は言った」とか入れまくるところから初めても良いかもな。
慣れれば
>>126みたいにキャラの名前を出さないでもお話がちゃんと成立するようになるんだから。
(まあ、
>>126は名前を出してないんじゃなくて、名前が無いだけのような感じだけどw)
台本書きにこだわる香具師は多い。
漏れはどっちでもかまわん。
討論は(・∀・)イイ!!から早く燃料を…
ヤバイな。
今までが勢い良すぎただけに最近の減速感はハンパねぇ……
かく言う俺自身もHappydaysが未完だし…
こっちはうpろだにでもいずれうpしとくか……
草案なら幾つかあるんだが…
それを文章におこす気力が沸かない…orz
むあー………
気長に待ってるんで
職人たちは、あせらずいい物を書いてください。
実際、エロパロ板は1年近く書き込みが無くてもスレが落ちないような板。
執筆用ノートパソコンがいかれ、日本語FEPを始め色々挙動不審な代替機でちまちま書き進めていた
「仕返し」アナザーバージョンその2、助けが来たけどやっぱり犯られちゃうよ編の前編だけ
なんとか完成したのでうpしときました。でもなんかもう今更・・・おまけに前半部分は
前スレとともに消えちゃってるし・・・。まあ見たい人だけどうぞ。
アナザーバージョン1と同様、前スレ462以降を差し替えてお楽しみください。
ttp://mahoraba.dw.land.to/ss/src/up0017.txt ※ホントは白鳥君にやらせたかったところですが、いくらなんでも小学生に返り討ちはないだろうと
こうなりました。
それにしても・・・続きいります?
いじめられっ子はいつ出るのですか?
という催促をしてみる
>209
えーと、もしもし・・・?
>>208 しまった…PC修理に出したから見れない orz
携帯から流石兄弟のAAも貼れない OTZ
もう駄目ぽ OTL
部長就職活動ネタ2(続き)
「私の魅力を理解しナイとハ…見る目のナイ人タちデスね…」
「まぁ、魔力のナイ者にはワからンやろう」
「オや…あなたモソウ思いマスか?デドリー」
「結局内定ナシ…コレかラどうするつモりや?」
「クッ…実はトッておキガあるのデスよ」
「ホウ…何や?」
「自分で言うノも何デスが…迫真の演技ダと思いマスよ」
「?…劇団か何カカ?」
「のンのン…ナウなヤングの心はソンなモノでハ掴めまセんよ…」
「ワタクシの魅力を生かセ…サラには人気モ獲得スル仕事…」
「即チ『魔女っ子』デス!」
「仕事かどうかハ別としテ、確カニ一部のヤングにバカウケやな」
「ソウです、バカウケでス」
「しかし魔女っ子にしては、今一つたりない気がせえヘンか?」
「大丈夫デス、既に目標ハ決まっテいマスから…ではチョットみせてアゲまショウ」
「イきマスよ…」
「…闇の力ヲ秘めシ鍵よ…己が真の姿ヲここにシめセ…契約のモと○○○が命ズル!」
「…マサか…アレか」
「クッ…ドウです。グッジョブでしょウ?モチろんデドリ−は封印の獣デス」
「ヨクヨク見れば似ていマスよ…羽は後でドワルガーのを付ケてあゲましょウ」
「道具入レから偉い出世ヤな」
「もう一度イきマスよ…今度はデドリーも着いてキてくだサイね」
「サて、今回の案件デスが…ワンコインフィギィアがなカなカ届かナイそウです…心当たりは…」
「…ア、アかん○○○!ソレはカードの仕業ヤ!」
「ど、どウいったカードなのデスか?」
「ムーン=エイティーン…月下の蠍 不慮の事故を起こサセせるカードや…」
「…クッ」
「ク ク ク…板に付いてマスよ。デドリー」
「主役と謎の生物…完璧デスね。あトはカメコの珠美部員を説得スルのみデスね…」
「簡単に了承すルとは思へンがナ…ガンばレや」
「頑張りマスよ…『デドちゃん』 クッ…」
「…」
「…」
「……やっぱわいは手を引かせてもらうで…」
「オ…オ待ちなサい、オ待ちなサい…」
(第0話 終)
ええ、全部部長の独り言ですよ
CCさくらネタがわからん人はおいてけぼりだな…微妙に間違ってるし
>208
htmlに……
ええ…すみません。読まずに先走りました
ぐっじょぶです!
>>208 悪ガキどもが帰ってしまった。
後編はどうなるんだ?
早紀ちゃんがあまり嫌がってないので今回は微妙でした。
>>212 サ ク ラ タン か YO ! !
部長にはあわないだろw
なんとなく朝美で書きたいなあと思っていたのに、
いつの間にか何の話かよくわからんくなってきた朝美×(白×蒼)?話。
えろだけなので注意。
・・・心地良い。
穏やかな日曜日。うずたかくダンボールが積まれ、明るさや華やかさといったものが感じられないような部屋にも、
小鳥の鳴き声、日差しの暖かさといった朝の到来を告げるサインは訪れる。
折りたたまれたダンボールを布団代わりにして、静かにその目を開けた少女―黒崎朝美は、
目覚めと共に夜明けが訪れたことを静かに実感することが出来る、この一時が密かにお気に入りだった。
(だって、内職が残っていたらこんな風に寝ていられないしね・・・)
布団(?)の中で思わず苦笑する。
寝返れば、自分たち親子の寝床の隣、きっちりとガムテープでその形を整えられた数個のダンボールを確認することが出来た。
それは昨夜の激闘、そしてその勝利の証である。
見つめていると、「夢でなくて良かった」とほっとすると同時に、修羅場の慌しさがまざまざと思い出されて、
自分がどれだけ疲れているのかを実感させられる。
(大変だったもんなあ・・・)
両の手の平には、今も何度も繰り返した動作が癖のように残っている。
内職の内容は、いつも通りの造花の政策。単純な作業ではあるが決して楽なものではなかった。
まして、ちょっとした小遣い稼ぎに行うものではなく、生活が懸かった作業でとなればその数も尋常ではない。
作業を開始した時は、徹夜を決意した。いや、翌日の予定すべてをこれに注ぎ込む事になると感じていた。
なんと言っても量が量だ。自分が頑張れば半分は終わるだろうが、肝心の母親―黒崎沙夜子が戦力になるとは、
朝美にはどうしても思えなかったのだ。
(・・・ごめんね、お母さん)
もう一度寝返りを打って、沙夜子の方を見つめる。
ぐっすりと、まさに熟睡している母親を眺めつつ、朝美は、自分が彼女を侮っていた事を心の中で詫びた。
要領の悪さのようなものは相変わらずであったが、沙夜子はその分をカバーするかのように作業に没頭し、
最終的には、なんと朝美と変わらないほどの量の仕事をこなしてくれたのだ。
きっかけはおそらく、作業に入る前に朝美が半ば投げやりに呟いた「明日は日曜日だから、学校での勉強をしようと思っていたのに」
という内容のぼやきだろう。最近特に母親としての自覚を強くしている沙夜子にとって、
その程度のことは「母親が子供にしてあげられて当然の事」として感じられたのだろう。
(ありがとう、お母さん)
ゆっくりと疲れを癒している母親を起こしてしまわないように、心の中で呟く。
こうなれば、自分にすべき事は一つしかないとばかりに、
「さて、と、お母さんのためにも頑張らなくっちゃね」
と、やる気も充分に勉強机(と言う名のダンボール箱)へと向かった。
220 :
217:2005/10/07(金) 01:22:07 ID:Yq1smvMC
>>218 まさかこんな時間に被るとは思ってなかったw
先に投下させていただいてもよろしいでしょうか?
>>220 ごーあへっど。リアルタイムでお願いします。
数時間が経った。朝美が教科書とノートと睨めっこをしている間に、日差しは既に絶頂の時を過ぎ、
ゆっくりとその身を西側へと預けようとしていた。
作業へ没頭するとなかなかの集中力を発揮する朝美であっても、数時間の学習と寝不足の前に、
自分の体が訴えている「休め」というメッセージを無視することは出来そうになかった。
「・・・んーっ!」
と、とりあえず伸びをして、それを和らげてみようとするが、疲れの方もそんな事で四散するほどヤワではないようだった。
「しょうがない・・・かあ・・・」
少女は、幼いながらに効率の良い作業のあり方というものを、それなりに心得ていた。
これ以上、無理に集中しようとすれば、かえって覚えが悪くなってしまう、
朝美は、一旦学習を切り上げることにした。
「ふう、疲れた…あ、そうだ。お姉ちゃんの参考書、貸してもらおうかなー・・」
物持ちの良いこのアパートの大家さん―蒼葉梢ならば、中学の参考書ぐらいとって置いてあるかもしれない。
数年前のものとなれば、既に内容に食い違いが出ているかもしれないが、それでも朝美からすれば非常にありがたい。
なんといっても、彼女にはそんなものに紐を緩めることが出来る財布など持ち合わせてはいないし、
本屋で立ち読みをするような無粋な行為も性格的に出来そうにないのだから。
そうと決まれば話は早い。学習の間の休息の時間といっても、彼女は時間を無駄にはしないのである。
「お母さん、ちょっと行ってくるねっ」
ダンボールの山の向こう、彼女の母はその元気の良い言葉に、静かで規則正しい寝息で答える。
どうも、夕方―というか、夕飯時までは何が起ころうと目覚めるつもりは無いようであった。
そんな、ある意味変わらない母の様子に、少女はほんの少し苦笑しながら部屋を出た。
鳴滝荘の廊下。朝美は歩きながら昨夜のほかの住人たちの言動を何気なく思い返してみる。
(そういえば、桃乃さんたちは、映画を観に行くとか言ってたなあ・・・)
その晩、既に内職に備えて臨戦態勢に入ろうとしていた朝美だったが、炊事場での会話はなんとなく耳に入っていた。
なんだか、いつもよりもしおらしい感じの茶野畑珠実が、映画に詳しい桃乃恵に向かって
「今、良い恋愛映画ってやってませんですか〜」と、まるで何かをせがむような声を上げ、
恵がそれに対してちょっと困ったように新聞を広げ、「これはどうだあれはこうだ」といった会話を始めていたのを、
朝美もはっきりと覚えていた。
なんだかんだで仲の良いあの二人のことだ。一緒に映画くらい観に行く事もあるだろうが
―それにしては珠実の「明日はどうしても映画が観に行きたい」というような物言いが朝美には妙に不自然に思えたものだった。
と、そのようなことに思いを巡らせている間に、彼女の足は管理人室―蒼葉梢の部屋の前に立っていた。
「お姉ちゃーんっ」
コンコン、と軽くノックをして梢の在室を確かめる、が、何の返事も返ってこない。
「あれ・・・?お姉ちゃん、いないのかな・・・?」
とりあえず、もう一度、今度は小さな拳に少し力を入れてノックしてみる、
「お姉ちゃーん…やっぱり、留守なのかな?」
管理人室から離れ、そこからすぐそばにある玄関をちょっと眺めてみる、と、そこには梢の靴が確かに揃っている。
(ということは…やっぱり、鳴滝荘の中に居るのかな…じゃあ、晩御飯の用意とか、お洗濯とか、お掃除とかかな…?)
とりあえず、梢が大家としての仕事についていそうな場所―洗面所や炊事場に向かってみよう、そんな風に考えた、その時、
「あれ?お兄ちゃんの部屋、ドアが開いてる・・・」
朝美の視線の先には、閉めそこなったのか、ほんの少し隙間の開いた2号室のドアがあった。
住人の一人にして、蒼葉梢の恋人でもある白鳥隆士の部屋だ。
(お兄ちゃんもいるんだ。じゃあ、お兄ちゃんに聞けばおねえちゃんが何処に居るのかもわかるかも)
少女は、持ち前の決断力の命じるままに、彼女が本当の兄のように慕っている青年の部屋の扉を軽くノックしようとして、一瞬、躊躇う。
僅かながら、声が聞こえたのだ。
(・・・独り言、かな?)
悪いとは思ったが、その僅かな瞬間の中で勝利したのは好奇心の方だった。
しかし、朝美の精神はそのような行動を快くは思わない。
おそらくは、その一瞬が過ぎてしまえば、好奇心よりもはるかに大きく成長した罪悪感が、彼女の心を覆い尽くしてしまう・・・はずだった。
彼女がそこで見たものは、少しばかり予想外のものだったのだ。
(あ、お姉・・・ちゃん)
部屋の中に居たのは、白鳥隆士だけではなかった。そこには尋ね人である、蒼葉梢の姿もあったのだ。
恋人同士である二人が一緒に居るのは良くあること、だが、この時は・・・朝美にはどうとも説明の出来無いことであったが、
雰囲気がなにやら、自分の知っているものとは全く違うもののように感じられたのだ。
(・・・ふ、二人はこ、こ、恋人同士・・・なんだもん、ね)
そんな違和感を自分の中で無意識の内に無視し、朝美は「恋人同士の時間を邪魔するのはいけないこと」というような結論を導き出して、その場を去ろうとした。
が、体が言うことを利かない。
一瞬、自分が寝不足のあまり、おかしくなってしまったのではないか、と感じる。が、そうではないことが即座に理解できる。
自分は・・・これから、二人が何をするのかを、見たい。
(そ、そんなの、ダメ…ダメだよ…)
今度は意図的に、「自分が気になっていること」を捻じ伏せる。
だが、その目と耳は既に、白鳥と梢の様子を伺うために尋常ならざるほどに集中しようとしていた。
今まではドアの隙間から少し漏れていただけだったはずの幸せそうに寄り添う二人の姿が、
その声が、はっきりと朝美に伝わってくる。どうやら、こちらには気付いてもいないようだった。
「白鳥さん・・・」
「梢ちゃん・・・?」
いつものように、互いの名前を呼び合う二人。だが、朝美にはもう、その響きがいつものほのぼのほんわかぬくぬくした、
100%やさしさで構成したかのような声には聞こえそうになかった。
(お、大人だあ・・・)
朝美の中でついさっきまで絶大な権力を誇っていたはずの罪悪感は、既にその姿を消していた。
「ん・・・っ」
軽く声を上げ、梢の身体が白鳥にすがりつくかのような形になだれ込んでいく。
軽い抱擁であったが、その空気の甘さを朝美は敏感に感じ取り、いつの間にか口の中に溜まっていた唾液を、
ぐっと喉の奥へと追いやっていく。
自分が見たことの無い、二人の姿。
自分からすれば、どちらも理想的な兄と姉のような存在である二人。
優しさとちょっとした照れ隠しの中に見える初々しさ、そして何よりも大きな愛情でいっぱいの二人。
恋愛ごとに興味はあれど、家計の維持に忙しいために、そういったことには自然と疎くなっていた朝美にとって、
そんな二人の関係はまさに憧れる恋愛のあり方そのものとなった。
だからこそ、知りたい。見たい。
愛し合うということがどういうことなのか、を。
抱き合う二人は、まるでじゃれ合うかのようにその身をすり寄せ合っている。
まるで・・・と、その先の言葉を思い浮かべそうになった所で、朝美は自分の身体が少し熱くなっているのを感じた。
カゼ?いや、そんなものではない、という事ぐらい朝美にもわかる。
「梢・・・ちゃ・・・」
ほんの少し、慌てたかのような白鳥の声が上がるが、その言葉は、その唇が塞がれた事によって中断される。
「!」
思わず、声にならない声を上げてしまった自分に気付き、朝美も少し慌てる。
こんな所を見つかってしまったら事である。だが、朝美の目はそんな持ち主の困惑など気にしないかのように、
目の前の出来事をより多く吸収しようとばかりに見開かれていた。
キス。
それも、梢が半ば強引とも言えるようなやり方で、白鳥の唇と自分の唇を重ねたのが見えた。
普段の彼女からは考えられそうにない行動、そして、その直後、それがさも当然のことであるように、
互いの唇を離そうとはしないといった感じでキスを続ける二人。
(お、おおおおとっ大人っ・・・!大人の・・・キス・・・だ・・・っ!!)
以前、朝美が見た白鳥と梢(この時はその人格の一つである金沢魚子であったが)のキスが、
突発的要素の強いものであったのに比べるとまるで違う、甘美で、どこか・・・「いやらしい」そんな、キスだった。
朝美の口から漏れている吐息が、徐々に激しくなっていく。
身体の火照る、この感覚に身を支配されてしまったかのようだった。今まで感じたことすらなかった、甘く、だが激しい感覚。
だから、そんな幼い少女には気付きようも無かったのだ。二人が、そういった朝美の思惑などとは無関係に、その、さらに先へ進もうとしていることを。
「白鳥…さん、ダメです…か?」
いつもと変わらないはずの梢の優しげな声はもはや、まるで飼い主に対して甘える猫の声のようにしか聞こえなかった。
だが、その言葉の意味は朝美にはまだ、ピンと来るものではなかった。
「でも、まだお昼だし…さ」
という、それに続く白鳥のほんの少し当惑するかのような声が、朝美が先程思い浮かべようとした、
自分が恋愛について考えてみたときには脳裏に浮かべることすら無かった単語が、思考の中心に突如持ち上がってくる。
(え?あ?え?え?そ、そそそれって・・・?え?)
白鳥と梢は当然、そんな朝美の心境など知りようも無い。
「で、でも…私は、白鳥さんと…その、白鳥さんの…あの」
「こ、こ梢…ちゃ・・・ん」
朝美を置き去りに、いまだ強く抱き合ったままの姿の二人は、事態を進展させていく。
「どうしても、その、夜まで、我慢できそうに・・・ないん、です・・・っ」
それがどんな状態なのか、朝美には想像しようも無かった。言葉を口にした当の梢も、恥ずかしさに震えているようだった。
そんな梢に対して、先程まではむしろリードされる側であった白鳥は、頬こそ赤らめているものの、余裕のある笑顔を見せて、
「まったく。梢ちゃんがこんなにえっちだったなんて、知らなかったよ」
と、少しからかうかのようなことを言って、梢の背中に回していた両手に少し力を込める。
「し、白鳥さんっ!」
さらに真っ赤になって、慌てふためいたような表情をする梢に対して白鳥は
「あはは、ごめんね。梢ちゃん」
となだめる様に言いながら、その背中を摩る。
「し、し、白鳥さんは・・・その、あのっ、わ、私が…そ、そういう女の子だったら・・・その、あの」
「大丈夫。僕はそんなことで梢ちゃんの事を嫌いになったりするわけないよ。むしろ、そういう梢ちゃんもちょっと見てみたい…かな」
まるで、相手が言いたいこと、言って欲しいことを悟りきっているかのような、そんな優しさあふれる笑顔と声。
「白鳥・・・さん・・・」
安心したように、その顔を愛する人の胸にうずめる梢。その表情は、幸せに満ち溢れている。
もっとも、この一連の行為の唯一の目撃者は、そんな二人の幸福など今は感じ取れそうに無かったが。
(お、おと・・・な、お、おとなだ!おと、と、となおとななと、うあー・・・)
興奮のあまり、今にも倒れこんでしまいそうだったが、二人の会話が予想外に長引き、
想像していたような事態がなかなか起こらなかったために、朝美の思考はなんとかショートせずに済んだ。
と、冷静さを少し取り戻すと同時に、完全に消え去ったかに見えていた罪悪感が再び、朝美の中で渦を巻き始める。
それはまるで綿飴のようにグルグルと回りながら大きくなっていく。
これ以上は、見てはいけない。
朝美の中の理性が最大のアラートを点灯させながらそう警告している。
(そ…そうだよ、私にこんな風に見られているって知ったら、きっと二人とも嫌だし、きっと、きっと・・・私のことを軽蔑する・・・よね)
もしも、恋人同士の大切な時間を邪魔されたなら…自分がもしもそんな立場だったら。
そんな想像は、罪悪感を強大な自己嫌悪へとその性質を変貌させようとしていた。
だが、
だが・・・足が、動かない。
ちょっとした身震い。思考の方を事態そのものを見ることに傾けていたため、忘れそうになっていた、自分の身体が感じている感覚。
それは、朝美が知らぬ間に、この場から即座に切り上げてしまうことなど出来ないぐらいに成長していたのだ。
(な、なんで…?わ、私、どうしちゃった…の?)
身体が、疼く。
だが、それをどうすればいいのかがわからない。
身体が理性を捻じ伏せようとして叫んでいる。見たい。見たい。見たい…と。
(だ、だめっ!お兄ちゃんと・・・お姉ちゃんは・・・私にとっては…憧れで、とっても大切な、本当の家族のような人で・・・そんな二人が傷つくような…そんな・・)
だが、理性までもが「この疼きを治めるためには、」と、朝美の思惑を無視した考え方を押し通そうとする。もう、どうしようもなかった。
再び、朝美の全神経が、愛し合う二人の姿に向けられる。
「んっ・・・!白鳥…さ…」
朝美が苦悩している間に、二人は、既に何度目になるのかがわからない口付けを交わしていた。
(ま、まだ…かぁ…)
この瞬間こそが、おそらく、朝美がこの場を去ることの出来た最後のチャンスだった。
だが、朝美にはもはや、この強烈な衝動に抗うような事など出来ようもなかったのだ。
(キス・・・た、ただのキスじゃなくって・・・うわぁ・・・し、舌絡ませてる・・・お、大人・・・大人だぁ・・・)
視線の先では、激しく舌を絡み合わせ、二人が少しずつ一つに重なろうとしている。
「ふひゃっ…ぁうくっ…梢ちゃ…」
それは朝美の見たことも無い表情。憧れのお兄ちゃんが、最も愛する人の前でしか見せない、そんな表情。
意識はしなかったし朝美には意識することなど出来そうになかったが、その表情を、こうして自分が覗き見ている、という事で、朝美は興奮を覚えていた。
(ああ、お兄ちゃん…っ、お姉ちゃんも、あんな、気持ち良さそうに…)
一方の、白鳥と梢は、既に慣れた事のように、自然な形で互いの衣服を脱がそうとしていた。
「そろそろ…いい、です…よね…?」
「うん…ほら、おいで。梢ちゃん・・・」
再び白鳥の胸にその顔を埋めた形になった梢は、そのままの姿勢で自分の上着を脱ぎ捨てると、
白鳥のシャツのボタンへと手を伸ばしていく。一方の白鳥も、梢のスカートをゆっくりと下ろすと、
次に、ちょうど下着だけになっている、梢の上半身を、包むかのような体勢になる。
ブラジャーをずり上げている、ということが朝美の目にもはっきりとわかった。
「ん…あっ…」
必死で声を押し殺したつもりだったが、朝美の口からは喘ぎが溢れた。
心臓の鼓動と吐息も、信じられないぐらい激しくなっている。
そんな、少女の劣情を煽るかのように、白鳥と梢の動きも徐々に激しさを増していく。
「あふっあ、ふぁっ、あっ…くぁぅ…ひゃ…あ」
白鳥の両手が、梢の豊かな胸をじっくりと、しかし激しく味わっているのが、朝美に強い衝撃を与える。
(う、うわあ…あんな…こと…)
その快楽が如何なるものなのか確かめるかのように、朝美の両手もいつの間にか自分の服の中に滑り込んでいた。
「ん、ぁ…お兄ちゃん…」
梢のものと比べると、お世辞にも豊かとはいえない胸を、手の平でもみしだく。
二人の行為とシンクロするかのように、激しく。
あの正体不明の感覚が強くなっていくのがわかる。気持ちが良い。もっと、もっとこれを高めたい。
(もっと…して…してよ…おっ…)
さらなる行為を求め、必死に二人の姿を追う。
「きゃぅっ、ふぁあっ!白鳥さん…っ」
白鳥が、先程までとは正反対に、梢の胸にその顔を埋める。
朝美からは良く見えなかったが、その指先に加えて、まるで別の生き物のように動いていた舌が、露出した梢の胸を愛撫しているであろうことは容易に想像できた。
(お姉ちゃん、凄く嬉しそう…)
梢が感じている快楽がどのようなものなのか、朝美には想像することすら出来ない。
(きっと、凄く気持ち良いんだろうなあ…)
そう考える内に、自分の胸への愛撫も自然とさらに激しいものへと変化していく。白鳥の攻め方の見よう見まねで、梢の胸と同じ部分を同じように弄っていく。
「あっ…はぁあっ、ふぁくっ…!」
もう、声が二人に聞こえてしまうのではないか、などといった心配すら朝美の頭の中には無くなっていた。とにかく、もっと、もっとこの感覚を強めたくて仕方が無い。
(つぎ…つぎ、は…?)
少女は既に快楽の虜と化していた。
「白鳥さん…あ、あの、その…」
梢が、なおも愛撫を続けている白鳥に向かって話しかける。
「ふぁ…む…っ、ん?梢…ちゃん?どうかし…あ。もしかして気持ち良く…無かった、かな?」
少し、不安の入り混じったかのような声を上げ、白鳥は行為を中断する。
「いえっ!そんなことありませんっ・・・す、すごくっ、すごく、き、気持ち良い、ですっ…!
あ、あの、だから、その、そろそろ、私…も白鳥さんを気持ち良く…してあげたいな…って…」
「そ、そう…?」
朝美から見れば既にこういったことなど慣れきったかのように見える二人だが、当人達からしてみればまだまだ、
日常的な行為の一環として、このような事にまで及ぶなど出来そうもないようだった。
だからこそ、二人は日々を鮮やかに彩る特別な思い出の一つとして、互いの肉体を抱きしめているのだろう。
「ありがとう、梢ちゃん」
優しく微笑む白鳥。それをじっくりと見つめる梢の表情は幸福感でいっぱいになる。
「白鳥さん、あ、あの、気持ち良くなかったら、その、ちゃんと言ってください、ね…?」
「うん」
そんな、愛に満ち溢れた会話を聞きながら、朝美の衝動は、なお、収まりそうに無かった。
ただ、ああして愛し合える二人が羨ましくて仕方が無かった。それが嫉妬、と言えるものなのかは、
それこそ朝美にもわからなかったが。
「で、では、その、えっと…い、いただきます…でいいんでしょう、か?」
顔を赤くして、既にズボンから露出している白鳥の性器と向き合いながら、顔を赤くした梢が尋ねる。
「あ、あはは…え、えっと、多分それは違うんじゃないかな…」
と、こんな状態ではあるが、白鳥も、これには思わず苦笑してしまう。
(あ、あれが…お、お兄ちゃん…の…っ!?)
朝美の目にも、はじめて見る男性のそれが、はっきりと映っていた。
そして、それに続いて、それをじっくり眺めるかのようにしていた梢が、何の躊躇いも無く、
それにむしゃぶりつく光景が飛び込んでくる。
「んっ!?」
(!?)
白鳥が、その快楽に耐え切れずに喘ぎを漏らすのとほとんど同時に、
朝美も同じような声を心の中であげていた。
(あ、あんなこと、あんなこと・・・まで・・・)
じゅぷく、じゅくっというような粘液系の音が、朝美の元まで聞こえてくる。
「はぁあ…梢ちゃん、うん、良いよ。凄く…っ、あっ…!」
「す、すみまへふっ!い、いひゃかったですかっ!?」
途中まで、白鳥を咥えたままだったので発音が少しおかしくなる。
「う、ううん。気持ち良いよ、梢ちゃん」
「で、ですが・・・」
梢は、心配そうに、白鳥の性器を指で撫でるようにしている。
「じゃ、じゃあ、そ、そのっ、気持ち良い所があったら、言ってください、ね…」
と、言いながら、白鳥の性感帯を探るように、ゆっくりと指先で優しく白鳥のものをなぞっていく。
(お兄ちゃんの・・・あ、あんなに大きい…ど、どんな触り心地なのかなあ…)
と、朝美は自分の人差し指をしゃぶってみながら、その感覚を想像する。
「う、うん…その、裏側のその、窪みみたいになっている所とか…っあ!うぅん…っ!梢…ちゃ、あっ!」
「ここ、です、ね・・・?」
一通り、白鳥のものを弄り、その性感帯をある程度把握したらしい梢が、再びその行為を再開する。
同時に先程の卑猥な音が、再び朝美の耳元へ届いてくる。
「あっはぁっあっくっ…こず…あっ!梢ちゃ…あっ」
快楽に耐え切れないのか、白鳥の喘ぎ声が強く響く。
(お、お兄ちゃん…あんなに気持ち良さそうにしてる…)
朝美には、白鳥がどのような快楽に身悶えているのかはわからないが、行為そのものの卑猥さに、
自分の身体がさらに熱を増しているのは感じていた。
「こ、梢…ちゃん…っ…やっぱり、僕も梢ちゃんの事、気持ち良くしてあげたい、な…」
「し、しやとひさん…?」
白鳥はそのまま、梢から一旦離れると、
「だから、一緒に…ね」
「は…はいっ」
梢の身体をぎゅっと抱きしめ、そのまま寝そべる形になる。さらに、白鳥は梢とは逆さまの姿勢を取って、太腿の方に顔を埋める。
(う、うわあ…っ!?あ、あんな所…)
白鳥の視線の先に何があるのかを考えてしまう。
(す、好きな人にだったら…見られてもやっぱり、うれしいのかな…?)
まだ、梢の下半身は下着に覆われているものの、白鳥が何をしようとしているのかは朝美にも明白だった。
少女にはわからない先程の行為とは違い、今度は「もしも自分だったら」を思わず想像してしまう。
「し、白鳥さんっ…そんな…まだ、見ちゃ…」
梢の声には、明らかな羞恥心が含まれている。この辺りのことを察すれば、
二人の実際の関係と朝美の想像したそれとはちょっとした食い違いがあることにも気付けたのであろうが、
朝美にはもう、白鳥や梢の人格について考える余裕など残ってはいない。
少女の右手は、既に胸を愛撫するのを中断し、制服のスカートの中へと伸びていたのだ。
「あっ…はあっ…」
声を押し殺すことなどとうに出来なくなっていた。もっとも、白鳥たちもそれに気付くことなど有り得ないほどに、行為に没頭していたのだが。
「あ、ぅんっ…!あ、はぁぅ…ふゅ…」
既に、梢は下着をずり下ろされ、白鳥に対してすべてを曝け出している。その表情は当然のように羞恥で染まっているが、
朝美にはむしろ、快楽に身悶えているようにしか見えない。
(あ、あんな風にいじるんだ…すごい…気持ち…良さそう…)
白鳥の手の感触を想像しながら、自分の下着も少しずりおろす。ここが廊下だということなど、もう思い当たりもしないのだろう。
そっと、未発達なその部分に指を忍び込ませていく。
「んっ…!?」
鼓動が、ビクンと跳ね上がったかのようだ。
弄っていて、気持ちが良いとか悪いとかはまだ、よくわからなかったが、この行為を続けたいと幼い肉体が熱望している。
快楽をシンクロさせるべく、視線は二人から外れない。
「はぁんっ!おにいちゃぁ…っ、んぅ…ん…」
もっと激しい快楽が欲しかったが、自分ひとりではもうこれより先の行為を行うことは不可能、ということはわかっていた。
だからこそ、その身を、目の前で身悶えている女性に託し、その快楽を自らのもののように感じたい。
いや、出来ることならば、奪い尽くしてしまいたい。
「白鳥さん…わた…っあ…私…もっ」
既に白鳥の指と舌によって、秘部を攻めたてられていた梢だったが、その快楽に自分だけ溺れてしまいたくはなかったのだろう。
もう一度、白鳥の性器に唇を近づけていく。ちょうど、互いの秘部を攻め合うような形になる。
当然、その光景の淫靡さは朝美にも影響する。
「ぃ、いっしょ…にっ…はぁ、はふ…きもち、よく、なってる…よお…」
自らを激しく攻めたてる指の動きは、もはや自分自身の指だとは認識していない。
それは、白鳥の指であり、舌である。その口内に実際には何も無くても、白鳥の性器を咥え込み、
舌をそれに合わせて動かしているかのようだ。
「こ、こず…えちゃっ、あ!も、もう、いい、から…あっ」
絶頂が近いのか、白鳥の声は上ずっている。
「ふひゅ…じゅ…っく、くひのなはで、出ひても良いんです…よ?」
行為を中断し、梢が白鳥の方を見やる。
「ん、うん、だけど…さ、その、やっぱり一緒に、ね?」
「そ、そうです…ね。そろそろ…」
いとおしげに白鳥の性器に頬擦りしながら梢も応える。
具体性に乏しい会話だが、二人の間では、そこに含まれる微妙なニュアンスは当然のように互いに伝わっていく。
「う、うん…だね。じゃあ、その、いく、よ…?」
「…はい」
朝美にも、これからどういうことが起こるのかはなんとなく理解できていた。
むしろ、待望していた。
(はやく…ぅっ…欲しいよ、おにいちゃん、おにいちゃん、欲しいよぉ…っ)
あくまでも想像による快楽に過ぎなかったが、想像ゆえにその限界も無い。
朝美は二人が感じているものすべてを自分のものに出来ている、と思い込んでしまえるほどに、
その意思を快楽に乱れさせていたのだ。
(あ、入ってくるよお…おにいちゃ…ん…)
「ぅんっ!白鳥さんっ!あっ、はぁっ…しらと、ひゃ…うん、白鳥さっぅ、んっ!」
「…っ梢ちゃんっ!」
激しい行為の中、必死に紡ぎ出す二人の言葉は、互いへ向けた強い愛情に満ちていたが、
そんなものなど朝美には理解の外である。
「はあっ!!んぁうっ、く、気持ち良いよおっ!変だよ…おかあさぅっ!んぁうっ!あ、あは、はう、ぁあ…」
指の動きはなお、自身の敏感な部分を何の遠慮も無く蹂躙していく。
「あぅぁっあっはゃ、っあっあ、あぁあぁぁっ!!」
徐々に上り詰めようとする感覚はいずれ絶頂へ達する。
果たして、その快楽の瞬間は一瞬だったのか、それとも永遠のものだったのか、
そのどちらとも取れるような空白が、やがて訪れる。
失われていた冷静さが首をもたげるとともに、少しずつ朝美にも事態が認識できるようになる。
(わ、私…もしかして、大声、出して…)
「あれ?今…」
「どうしたの?」
焦るあまり、扉の向こうから届いてくる声を断続的にしか聞き取れない。
未だ快楽の余韻に身体を縛り付けている朝美には、自分がとんでもない状況の中にいることしか理解できなかった。
229 :
217:2005/10/07(金) 01:43:11 ID:Yq1smvMC
変に長い話でテイルさんの邪魔までしたというのに、
ちょっと続きが思いつかなくなったので今回は未完状態のここで中断です…
いざ、投下しようと思ったときにタイトル考えていなかったことに気付いて、
本棚からてきとーにタイトル拾っただけで、何の意味も無かったりとか、反省どころたくさん。
本当にすいません。
>>229 リアルタイムGJ!やたらとエロくて最高ですわ。
朝美ちゃんも廊下で……
廊下で?
影でバラさんが「腹話術師は見た!」状態ですな。
さてさて、ようやく投下開始。所々で止まるかもしれませんが、そのときはスルーで。
一応、前スレを知らない方もいるはずなので、プロローグから。
夢、なのだろうか。
周りは白くぼやけている。
私以外には、誰も、いない。
私は、まるで海の中を漂うように、ふわふわ浮いていた。
不思議な感覚。
まるで、自分が海月になったようだ。
そこに、一つの光がやってくる。
紅くて、とても綺麗な、一筋の光明。
「――――あなたの力は、無限大です―――――」
「―――――え?」
「あなたには、魔法使いの素質がある」
「――――――え?」
魔法使い?
何の話だろう。
そもそも、私が魔法を使えるとは到底思えない。
手品の一つだって出来ないのに……
「そして――――――」
「?」
「あなたには、世界を救う力がある」
「――――――はい?」
あれ?
これってぬくぬくなお話だったような…………
私がどうして世界を救えるのだろう。
ひいおじいさんに訊いてみたい。
「あなたに―――――――私の力を託します」
「はい?」
「お願い――――――世界を、救って―――――――」
「え、ちょ――――――」
そして、視界が急転して――――――――
「―――――――ちょっと!」
あれ?
ここは――――私の部屋。
鳴滝荘の構造上、私の部屋には窓が無い。
真っ暗。
白いまどろみとかも、無い。
「―――夢、か―――」
当たり前だ。
どこの世界に、「あなたに魔法を遣う素質がある」という人がいるのだろう。
ちょっと、笑ってしまう。
「――――――あら?」
ふと、手元に眼を遣ると。
綺麗な、紅い玉が転がっていた。
ビー玉のように見えるけれど、ちょっと違う。
少し、重い。
でも、それを忘れてしまうほど、うっとりしてしまった。
「きれいね………」
ネックレスみたいにして着飾れないかしら。
ご丁寧な事に、紐を通す穴まで付いている。
「――ウフッ」
持っていたチェーンを通して、試しにパジャマの上から付けてみる。
「―――綺麗―――」
白鳥さんも、喜んでくれるかしら。
今度のデートで、付けていこう。
白鳥さん、どんな顔をするかな――――――
このときは。
呑気に、そんな事を考えていた。
でも。
それが、私の運命が変わった瞬間だった―――――――
蒼葉梢。
紺野棗。
二人の私と、三人の「別の私」と、みんなの物語。
私の魔法(マジカル)は、リリカルに、ロジカルに、ラジカルに、始まった。
魔法少女 マジカルなっちん!〜魔法少女に、なった……かも。〜
Prologue「Dream」is the end.
Magic1.始まり
今日も、穏やかに晴れている。
春のうららかな土曜日。
デートにはもってこいだ。
鳴滝荘の中庭に、暖かい日差しが降り注ぐ。
池のほとりには灰原さんが釣り中。
縁側では沙夜子さんがぼんやり中。
…………正直、微妙な風景だと思うのは僕だけだろうか……
と、そこへ。
「お待たせしました、白鳥さん」
「ううん、大丈夫だよ梢ちゃん」
声の主は、梢ちゃん。
僕の、恋人。
高校三年生、17歳。
今日の衣装は、黒のプリーツスカートに白のセーター。
胸元には、初めて見る紅いペンダント。
…………やっぱり、可愛いなあ…………
「何ぽけっとしてるですか〜」
「うわっ!驚かさないでよ珠実ちゃん!!」
「にゃはは、ぼんやりしてると梢ちゃんに逃げられるわよ〜?」
「桃乃さんまで……」
二人で出かける度に僕をいじる珠実ちゃんと桃乃さん。
慣れたとはいえ、やっぱり出掛ける前から疲れちゃうよ…………
「そろそろ行くんでしょ、白鳥クン」
「ええ、夕方頃には帰ってくると思います」
「梢ちゃんに変な事をしたらSNIP!ですよ〜」
「…………」
お願いだからそれだけは勘弁して珠実ちゃん。
「じゃあ、行ってきます」
「行ってきます、留守番お願いしますね桃乃さん」
「あいよ、楽しんできてね〜」
「お土産待ってるです〜」
そして、玄関を出て、二人きりで駅へ向かう。
その途中。
「ところで梢ちゃん、そのペンダントみたいなの、どうしたの?」
「これですか?」
胸元の赤いガラス玉を手に取る梢ちゃん。
「良く、分からないんです」
「分からない?」
どういう事だそれは。
分からない宝石――――いや、その前にそれが宝石かどうかも危うい。
「でも、いいじゃないですか。綺麗ですし」
「まあ、そうだけど……」
確かに、それは見惚れてしまうほどに綺麗だ。
燃えるような――――真紅。
こんな赤色は、初めて見た。
でも。
何か、嫌な予感がする――――――――
「し――――ん。白鳥さん!」
「あ、ごめん」
「別に大丈夫ですよ。そこまで心配しなくても」
「そう?まあ、梢ちゃんがそう言うなら…………」
まあ、あまり嫌な事は考えたくない。
いつものように、杞憂であって欲しい。
そして、当の梢ちゃんは。
「早く行きましょ、白鳥さん!時間が無くなっちゃいます!」
僕の手を、しっかりと。
二人が、離れないように。
ぎゅっと、握っていた。
「うん…………そうだね」
幸せは限りあるもの。
この一瞬だって、例外ではない。
魔法でも使わない限り、増える事は、無い。
「よーし、今日は二人きりで楽しむぞー!」
「はいっ!」
まあ、いいか。
今日は今日の風が吹く、か。
それからは、色々な所を見て回った。
百貨店や、雑貨屋、本屋など。
とりあえず、一通りの物は揃った。
そして、一緒にお昼を食べて。
お互いに、微笑みあいながら、渋谷の街を歩く。
そういや、上京してから渋谷は初めてだったか……
何か、「オノボリさん」の気分。
普段からあまりこういう所に行かないからな……
そして、午後は二時半ごろ。
「白鳥さん、ちょっと用事があるんで、銀行行きませんか?」
「銀行か……分かったよ。僕も、丁度用があったし」
「はい!」
渋谷駅前の、大きな銀行。
梢ちゃんの銀行口座(というよりは、鳴滝荘の口座と言ったほうが正しい)は、僕と同じ銀行だったようだ。
赤色に変な丸いマーク。
確か、他の大きな銀行と合併するとか言ってたっけ……
母さんからの入金を確認し、梢ちゃんのところに戻ると……
「?」
少し、梢ちゃんの様子がおかしい。
どうしたのだろう、少しそわそわしている。
「梢ちゃん?」
「あ………あの…………しらと……さん………」
梢ちゃんは真っ赤だ。
どうしたのだろう…………
「――――――あ」
もしかして、あれですか?
なら、確かに言いづらいのも分かる。
「いいよ、梢ちゃん。ここで待ってるから」
「す、すみません、白鳥さん!」
何度もすみませんを繰り返しながら、トイレに駆けていった梢ちゃん。
あの様子だと…………
まったく、僕のニブチンも極まったものだ。
女の子に気を配れないで、男が務まるものだろうか。
そんな事を考えていると。
ターーーーーン!
ターン?
銃声?
はて?
「強盗だ!」
誰かが叫んだ。
強盗?
まさか。
「手を上げろ!従わなければ撃つ!」
「壁側に集まれ!」
…………冗談抜きだった。
対抗する手段もなく、壁側に集まる利用客。
勿論、僕も。
緊張した空気が流れる。
誰も、一言も発せない。
そして。
(…………梢ちゃん、大丈夫かな…………)
そう、梢ちゃんだ。
梢ちゃんはトイレに行っている。
一方の強盗側(どうやら4人組)は、銀行員に銃を突きつけて、お金を要求している。
こんな時に帰ってきたら…………
お願い、帰ってこな――――――――
「お待たせしました、白鳥さ―――――――???」
「…………」
「…………」
「…………」
「…………」
「…………」
空気が一瞬で180度変わった。
だけど、それも一刹那だけ。
強盗の一人が、銃を向けながら梢ちゃんに近づく。
「お前も客だな?大人しく手を上げろ!」
「あのー、どちら様ですか?」
「銀行強盗に決まってるだろうが!」
別の一人が叫ぶ。
だけど。
「あのー」
梢ちゃんは。
「あの、銀行強盗って何ですか?」
温かった。
あまりにも温かった。
いや、梢ちゃん、それはいくら何でも温すぎだよ!!!
対応に困るじゃないか!
そうこう考えているうちに。
「てめー、ナメてんのかアマァ!!!」
銃口を向けた強盗が、
「きゃぁぁ!!!」
梢ちゃんを、
殴った。
頭を、壁に打ち付けてしまった。
「梢ちゃん!!!」
「騒ぐな若造!死にたいのか!!!」
「くっ…………」
銃を向けられては、何も出来ない。
当の梢ちゃんは、どうも気絶しているようだ。
命に別状は無さそうなんだけれど。
こういう場合。
こういう場合は、彼女の「あの病気」が、発動するわけで……
「彼女」なら、大丈夫(むしろやっつけるかも)なのだが……
「う〜ん…………」
どうやら、気が付いたようだ。
さて、賽の目はどう出るか…………
梢ちゃん?は、むくりと起き上がって。
髪飾りを外して。
後ろに、それぞれ括り直して。
「…………かも」
かも?
…………よーく考えよー(タララン)命は大事だよー。
いや、そうじゃなくて。しかもアレはアヒルだ。
「隆士君……………どうしたの……かも?」
「棗ちゃん…………」
やっぱり、棗ちゃんです。
どうしようもありません。
ゲームオーバーです。
「隆士君…………何で、強盗がいるの…………かも?」
「さあ…………僕にも分からないよ」
僕だって亜希子先生に訊きたい位だよ。
「あ〜?ちょっと、姉ちゃん」
強盗の一人が棗ちゃんに話し掛ける。
「………なに………かも?」
「さっきと名前の呼ばれが違うんだが」
「――――――!」
しまった。
こういう時は、どうすればいいんだ…………
多重人格発症時対応マニュアルなんて作ってないし。
桃乃さんじゃないけど。
しかし、棗ちゃんは。
「……私は……棗……かも」
「あん?さっきは『梢』とか呼ばれてたじゃねーか。しかも、『かも』って何だよ」
「梢じゃない………かも。私は………棗。
それより………あなた………誰?」
「――――――――――――!」
その言葉に。
その強盗は、激昂した。
「ふざけんじゃねぇ!俺をなめてんのか!」
そして。
勢いのままに、引鉄を引き。
怒りに任せて、棗ちゃんを、
パーン
撃った。
「棗c―――――――――――!!!」
刹那。
紅い光が、棗ちゃんの周りを、覆った。
放たれた弾丸が、光に当たって、溶ける。
「――――え――――?」
何が、起きたのだろう。
一瞬の出来事で、良く分からなかった。
――――――弾丸が、溶けた?
何故?
そして、紅い光は今なお棗ちゃんを守っている。
胸元の、紅いペンダントが、煌々と輝いている。
あれが。
あれが、棗ちゃんを、守ったのか?
◇
『あなたを、待っていた』
「………え………?」
『あなたは、魔法を使いこなせる力がある』
「………魔法を………?」
『そして、あなたなら世界を救える』
「………無理………かも。私……世界なんて……救えない……かも。
だって、内気だし、弱気だし、人見知りするし、それに…………」
『でも、あなたは、強い心を持っている』
「…………」
『愛する人を、守りたいと願う心を』
「愛する人………隆士、君………」
『愛する人を守るために、そして、世界を救うために、立ち上がるのです』
『あなたは、今から、魔法少女になるのです』
◇
そう。
それは、一昔前に流行った美少女戦士のアニメそのものだ。
棗ちゃんの。
胸元のペンダントが、一段と輝いて。
服が。
服装が。
みるみるうちに、変わっていく。
そして。
紅い光が、段々と輝きを失っていく。
そこから、現れたのは。
さっきまでの、プリーツスカートの私服から。
上下、セーラー服を模した、白い半袖のユニフォーム。
胸元には、真紅のリボン。
両腕にはブレスレット。
右手には、どこかのゲームのキャラクターが持っていたような、星を模したロッド。
中央には、あの紅い玉が付いている。
まるで。
まるで、魔法だ。
そして、実際に、魔法だ。
そして。
新しいヒロインが、小さく、でもはっきりと、宣言した。
「………魔法少女………マジカルなっちん………登場………かも」
ああ、やっぱり『かも』なんだ。締りがないなあ……って、突っ込みどころじゃない。
「……魔法少女、だあ?」
強盗の顔には、最早青筋さえ浮かんでいる。
「どこまで俺をコケにすれば気が済むん―――だッ!!」
銃を何発も撃つ。
しかし、そのどれも、棗ちゃん――――マジカルなっちん――――には、当たらない。
むしろ、どれも手前で溶けている。
そのうち、弾切れになってしまった。
「―――クソッ―――」
「……もう……終わり……かも?」
「何だと?」
「だったら………こっちの番………かも」
そして、次の瞬間。
一気にダッシュして間合いを縮め、
ロッドに魔法を集中させ、
「テルミットスピア!」
彼に光の弾を撃ち込む。
鈍い音が、響く。
「ぐはぅ!!」
弾をモロに食らった強盗が、その場に沈む。
一瞬。
一瞬で、四人のうちの一人を倒した。
何て、早業。
これが、あの棗ちゃんとは、到底思えない。
周りから、いつもと違うオーラが発されている。
これが、魔法の威力。
「な、なんだあいつ?」
「ま、まずいぜ、ここは退かなきゃ……」
「さっさと逃げないと、警察に捕まる!」
我先にと逃げ出す、他の強盗達。
それを見た、棗ちゃんは。
「……逃がさない……かも」
右手のロッドにはめられている、紅い玉が光る。
そして。
周囲に、魔法陣が現れる。
「……マジカルラジカル!ライトボンバー!」
魔法陣から、三筋の光が放たれ、強盗を襲う。
「ぐはぁ!」
「ぶほっ!」
「ぐ…………!」
そして、全員、沈んだ。
「………凄い………」
これが、魔法。
これが、マジカルなっちん。
いつもの棗ちゃんとは、訳が違う。
あの、紅い玉の、力なのか。
そして。
何か、嫌な予感を、感じた。
大きな、抗えない流れに放られたかのような、感覚。
胸に、違和感を覚えた。
とはいえ。
魔法少女、マジカルなっちんの初事件。
銀行強盗襲撃事件は、かくして解決された。
◇
「隆士君……大丈夫……かも?」
「うん、大丈夫だよ棗ちゃん」
先程の銀行から、少し離れた場所。
あのまま現場にいると何かと騒ぎが大きいので、静かな場所に来た。
「でも、驚いたよ。その玉が、魔法の玉だったなんて」
「…………かも?」
「え?」
「隆士君は………私………怖く………なかった………かも?」
え?
どういう事だろう。
「私が……急に、あんな風になって……魔法を、使って……
でも、隆士君が、急に変わった私を、嫌うんじゃないかって、思って………」
うつむきながら、呟く棗ちゃん。
そうか。
そうだったんだ。
初めての出来事だし、色々と混乱しているのかもしれない。
「もしも……隆士君に嫌われたら………私………」
「そんな事、ないよ」
「…………!」
顔を上げる棗ちゃん。
「だって、棗ちゃんは、棗ちゃんじゃないか」
「……隆士君……(ほぅっ)」
ぽん。
ぽんぽん。
ぽんぽんぽん。
ぽんぽんぽんぽん。
「…………じゃあ、帰ろうか、棗ちゃん」
「…………うん」
棗ちゃんは、静かに、でも力強く、返事をした。
腕を組んで、僕達の、家へ。
「って、棗ちゃん!?腕!?」
胸が……胸が当たる……!!
「…………かも」
「え?」
「今日頑張った……ご褒美……かも。
私…………隆士君の側に……もっと、いたい…………かも」
「棗ちゃん……」
……まあ、いいか。
側にいたいと言った、棗ちゃんの笑顔は、とても可愛かった。
◇
「ふむ…………アレは、あの物の手に移ったか」
ビルの屋上から、下を見下ろす男。
「……まあ、良い。こうなる事は想定の範囲内、予め予測していたさ……」
そう呟いて、男は姿を消した。
これが、全ての始まりだった。
<<Bank Gang Accident>>is the end.
というわけで、「魔法少女マジカルなっちん!」プロローグ・第1話でした。
原作(リリカルなのは)を読んでいない・観ていないので、どうしてもレベル落ちですがorz
東京って、こういうときに不便だなあ……
作中、色々と煽っていますが、あまり気にしないで下さい。
続編の予定が全く立っていません。
完全独立作品として考えてください。まあ、元がネタだし。
さて、次は白鳥・ヨ〜ちゃんモノを投下出来ればと思っています。
後は、いまだ要望の多い隆子ネタにも挑戦してみようか……
あ、でも水氏がまた隆子ネタを書くらしいんだな。どうしよう……
ああ、もう二時過ぎたのか。体力が持たないので……
おやすみなさいノシ
ま ほ ら ば ス レ 恒 例 の SS ラ ッ シ ュ キタ !! !!
>>243 私は例のアレで疲れてすぐには書けない状態だから、
書きたいならどうぞですよ。
それに隆子ネタといってもいま朧気に考えてるのは「マホウ」の
設定使ったやつだからかぶることはまずないと思います。
…やっべ、Dupe書き途中なんだった。
>225
朝美が喘いでるの?
| \
|Д`) ダレモイナイ・・最終回ヲ投下スルナラ イマノウチ…カモ
|⊂
|
(これは…)
川の流れが段々と速くなる。水量も増えてきている。そう見えるけど、何でだろう。冬でもないし、高地でもないのに、目の前が朝靄のように霞がかっている。そんな風に見える。
堤防から河川敷に降りる階段、その様子を、私は力無く見ている。
(うぅ、痛い…)
頭の奥深くから湧き出るような頭痛に襲われる。本当に痛いのかどうか分からないくらいだけど。
そのたびに、様々なことが無意識に思い起こされる。
両親が居なくなった日のこと。
親代わりになってくれた灰原さん。
債権書をもって襲いかかる借金取り。
やつれた表情で現れた両親。
もういなくならないと言った両親の涙。
すがるように現れた沙夜子さんと朝美ちゃん。
帰宅後に入浴を勧めた時の両親の笑顔。
食事の時の住人たちの笑顔。
債権書の写しを破り捨てた両親。
家宅捜索に入った検察官たち。
折り重なるようになっていた両親の屍。
女性検察官の哀しげな顔。
病床を囲む住人たち。
手を握り「ずっと一緒」と涙ながらに言った珠実ちゃん。
突然「住まわせて欲しい」と言って、住人になった桃乃さん。
中学で出来た仲良したち。
高校で仲が良い同級生たち。
そこに現れたあの人の笑顔。
好きだと告げたときのあの人の照れた表情。
どんなときも優しい笑顔の私の恋人。
痛みは頭から来る物だけじゃない。私の心からも来ていると、何となくそう感じられた。
何かを思い起こすたびに、なぜだか心が思いきり締め付けられる。
そうして、ふと私自信のことを思う。
両親が亡くなっても、私の周りの人は、確かに普段は笑顔だった。
私はその人たちにつられたのか、どうなのか、ずっと笑顔でいた。
不思議と、哀しいという気持ちは無かった。
自分でも不思議なくらい、笑っていられた。
小学校の頃、両親がいなくなった辺りから、ずっと悲しみのどん底にいたから、慣れてしまったのかとも思った。
でも、肝心のその記憶は、ほとんど無い。
ふつうは、小学校4年頃にもなれば、一生涯覚えている記憶も出てくるはず。
なのに、漠然と「あの頃は…」という記憶、と言うより「知識」だけで、何だか他人事のように思える。
でも、そのおかげか、鳴滝荘の人たちに励まされ、支えられるうちに、「それよりも今」と思うようになった。
そうして、ずっと私は、心の隅に「蒼葉家の跡継ぎ」と「鳴滝荘の大家」という柱を立てて、それを私なりに守ってきた。
余計な話だけど、中学2年になった頃には、税理士さんや弁護士さんを雇わずに、自分で資産関連の納税や、確定申告まで出来るようになった。
近隣トラブルにも対処できるようになった。
もっとも、鳴滝荘にそんなトラブルは無縁なんだけど。
そして最近は、自分の守るべき物にもう一つ、「1人の男性」が加わった。
白鳥隆士という人。
ようやく恋人として、慣れてきたと言うのか、板に付いてきたと言うのか。
あの人の考え方とか、好みとか、いろいろと分かってきた。
芯は強いのに、外側がもろくて。だから最近は、私が支えてあげなくちゃいけないんだ、とも思うようになった。
私はかなり一途なんだと思う。両親の葬儀の日に、絵を描いてくれた人を想い続けてるんだもの。
私には、もう、他の人なんて、考えられない。
そう、あの人と離れるなんて、考えられない。
なのに、なんなんだろう。
さっきから私は心の上の方で、私はあの人を避けようとしている。
無心に、ただあの人を避け、逃げてしまおうと思っている。
ともすれば、目の前の川の河川敷まで行き、水量の増えた川に身を投げんばかりに。
哀しくもないのに、涙が溢れて止まらない。
そのたびに、私の意識は少しづつ薄くなっていく感じがする。
この感覚はなんなんだろう。
見ている物は霞がかっているような状態だし、自分の身体も思うように動かせない。
これは、夢なのかな…。
なんなんだろう…。
少しづつ、何も考えられなくなっていく…。
なんなんだろう…。これ…。
「…わたしは」
何も考えられない。わたしは、がむしゃらに走り続けて、走れなくなって、ここで止まった。
「…っ!う…」
さっきから、ものすごい頭が痛い。たまにズキッ!と、大きな痛みになる。
それに耐えられなくて、走れなくなって、それで立ち止まってる。
本当は、なるべく早く、遠くへ行きたいと思ってるのに、身体が思うように動かない。
わたしは、ずっと独りで生きてきた。うぅん、独りで生きるつもりで、ずっと他の人を避けてたっていった方が、正しいのかも。
わたしがいると、他の人から笑顔が消える。
わたしは人を不幸にしかできない。
お父さんもお母さんも、そのまま帰ってこなければ、まだ幸せに生きていたかも知れない。
でも、わたしのために帰ってきて、辛い思いをして、それで向こうへ行っちゃった。
もうそんな思いはしたくなくて、他の人を巻き込みたくなくて、だからわたしは人を避けてた。たぶん無意識で。
だってその記憶自体を、忘れようとしていて、ほんとうに忘れかけてたんだから。
だから、最近隆士くんが現れて、近くに人が寄ってくるようになっても、「これもいいかも」と、それに甘えてたんだと思う。
だから、隆士くんが好きになってくれたのも、わたしが隆士くんを好きになったのも、両方とも受け入れられたんだと思う。
でも、思い出した。
わたしは人を不幸にする。
現に、わたしは隆士くんにいろいろしてもらったのに、わたしは隆士くんを幸せにしてあげる事なんて、出来てない。
わたしは明るく振る舞う事なんてできない。気の利いたことばのひとつも言えない。
なのに、隆士くんは、わたしに優しくしてくれる。
わたしはそれに甘えて、為すがままに隆士くんに寄り添ってきた。
もうわたしは、あんな思いはしたくない。
お父さんやお母さんのように、不幸な思いをさせちゃいけない。
隆士くんはまだ、やらなきゃいけないことが、たくさんある。
この先、いろいろなことをしていく。
それなのに、わたしが居たら、それをみんなダメにしてしまう。
そんな気がして、いや、実際そう。
だから、わたしがいなくなれば、全部うまく回る。
それにわたしは、人を好きになっちゃいけない。
だって、そうして前に、ひとり…。
え?ひとり…。
ふと、誰かの面影がうっすらと現れて消える。
だれだろう…。思い出したくても、思い出せない。
でも、何だかとっても懐かしい気がする…。
あなたは…だれ…?
「くぁっ!…ぅぅぅ…。」
思い出そうとして、またあの痛みがおそってきた。
痛い。頭がものすごい痛い。
それと一緒に、心がきゅうきゅう締め付けてくる感じがする。
隆士くんからはなれなくちゃ、そう思うのに、からだが動かない。
わたしは、その場にへたり込むしか、できなくなった。
(棗ちゃん…、棗ちゃん…)
雨。目の前を青い新聞の配達員が通る。大通りはまだ、トラックの影しかない。
電車のガードをくぐる。始発前、貨物列車が行き交い、若者たちを乗せた夜行列車が、数時間遅れてゆっくりと西へ北へと向かう。
雨。街灯がほとんど意味を為さない。そんな中を隆士は走る。
ただひたすら、一つの影を求めて、走り続ける。
玄関で棗を見送ってから、既に1時間が経っていた。
隆士は、棗を探しはじめてから20分弱。
鳴滝荘を出た時間で、既にかなりの開きがある。
それに加え2人には、体力に決定的な差がある。
梢の身体にとっての最大値、即ち早紀の腕っ節に、隆士が敵う訳が無い。
高校生にしてアパートの大家という仕事をなしえる梢の身体には、見た目とは裏腹に、相当なバイタリティがある。
「フィジカル面に不安有り」と烙印を押された隆士に、40分差で人を探せというのも、酷な話なのかも知れない。
それでも走った。隆士は、一つの影だけを求めて、走り続けた。
消防車が警戒のために走るほどの雨。水を吸って重くなった靴はとうの昔に脱ぎ捨てた。
雨が目に入り、涙のように流れる。傍目からは、隆士が泣いているようには見えない。
しかし隆士は、感情を持て余し、涙を流しながら走っていた。
雨が段々と小降りになる。
でも、それでも強い雨には変わりない。
わたしは半分這いつくばるようにして、河川敷の傾斜を降り、砂利道に立った。
もうわたしに動く気力なんて残ってない。
ここまで来るので精一杯だった。
わたしはこれから、どうなるんだろう…。
後にも先にも行けない状況になっちゃった。
意識ははっきりしてるのに、頭の痛みもあって、身体は完全に動かなくなった。
「幽体離脱」って言うのは、こう言うのを言うのかな…。
そんなことを考えようとする。でも、突然ぶり返す頭痛に、考えることもままならない。
…いいんだ。
これで良いんだ。
わたしはこうして、あの人の前からいなくなるんだ。
この雨なら、じきにここも川の水に洗われる。
だから、それを待ってれば良いんだ。
それで隆士くんが不幸にならなければ、それで良いんだ。
それっきり、頭は真っ白になった。
頭の痛みはひどくなる一方。
足はへたり込むことも出来ずに、棒のように固まって動かない。
…もう、どうなっても良い。
すると、いきなり何か、いろいろな風景が、流れるように頭を過ぎった。
(…今の、…、…、なに?)
後ろに人の気配を感じる。
こっちへ近づいてくる。
…避けたい。でも、身体は動かない。
誰だかも分からない気配が、段々近づいてくる。
何も考えられない状態のわたしは、かすかに恐怖だけを感じていた。
荒い息が聞こえる。
気配は一瞬大きくなって、わたしを包んだ。
「…やっと…、見つけた…よ。」
隆士はぎゅっと棗にしがみついた。
前を見たまま動かない棗を、かなりの力で抱き寄せた。
「…なんで、こんな風になるの?」
隆士は、震える声で呟く。
身長差がそんなにある方ではない2人。ちょうど隆士の口が棗の耳元に当たる位。
「…どうして、こんなことをするの?」
乱れた前髪に隠れて、棗の表情は分からない。
「…、ねえ、こんなところへ来て、何をするつもりだったの?」
雨は相変わらず強い。雨音が周囲の音をかき消す位に。
でも、棗に聞こえるのは、耳元の隆士の吐息と、声だけ。
「…、なんか言ってよ…。」
棗は少しだけ視線を下にずらした。
「…わたしは、隆士くんを、不幸にする…」
絞り出すように言う棗は、ずっと表情を変えない。
「だから、…いなくならなきゃいけない…、の」
少しづつ棗が震える。
「でも、…、頭が痛くなって、…動けなくなっちゃった…」
「…不幸…、か。…そっか」
さらに隆士は力を強くする。
「…ああ、君は、僕を不幸にしようとしたよ」
かすかに動く棗。
「僕の目の前から、いなくなろうとした」
ピクリと反応するも、棗の身体は、思うように動かない。
「まるで、親に置いてけぼりにされた、君みたいに、ね」
「っ!」
ビクッと反応する棗。そうして、下を向く。
「僕はもう、君なしじゃなんにも出来ない。そう言う風になっちゃったんだ。そんな僕にとって、君がいなくなるのが、一番の不幸なんだよ」
下を向いて、棗は少しづつ呟く。
「…、でも…、そばにいても…、わたしは、隆士くんを…、幸せに…してあげられない…、かも…」
「そんなこと、僕はそんなの要らない!君がそばにいなきゃ、僕は不幸だ!」
声が大きくなる。棗はそんなことを気にすることも出来ない。
「でも…、でも…、隆士くんに、いろいろしてもらってるのに、わたしは…、まだ…、何もしてあげてない…」
「それも違う。僕は、君にいろいろな物をもらった。棗ちゃんの笑顔が見られれば、僕はそれで幸せなんだ。そばにいてくれるだけで、幸せだよ」
気が付けば、棗は泣いていた。
「…隆士くん…。ひどい…、かも。せっかく…、せっかく…、隆士くんから離れようと思ってたのに…、もう…、…出来ないよ…」
嗚咽混じりにそれだけ言って、棗は隆士の方を向いた。
「離れなくて良いんだよ。棗ちゃん。何があったって、そばに君がいてくれるだけで、僕は嬉しいんだよ」
「…離れたく、ない…、よ…」
棗も、隆士の身体に手を回した。
強く強く、力を込めた。
わたしは、少しづつ収まる頭痛を我慢して、思い出した昔の事を話した。いっぱいいっぱい…。
「わたしは、…小学3年の時、一回だけ、人を好きになったことがあるの」
それでも、歩くこともままならず、隆士くんに負ぶわれてる。
「その人は、2つ年上だったんだけど、わたしと違って、はっきり物を言える人で、いつもわたしが独りで公園に行くと、同じように独りで遊んでた」
「名前も知らない、年だけ知ってて、でも、学校も違う子で、名前を呼ぶ必要もなかった」
「わたしはその人を、「君」って呼んで、その人はわたしを「お前」って呼ぶ。年上を「君」って言うのも、おかしい…、かも、だけど」
「その頃のわたしは、他の人と話すのが苦手で、灰原さんともお話し出来なかった。でも、どうしてだろう。その人とだけは、話が出来たの」
「そのうち、仲良くなって、お話ししたの。その人も、親がいなくなっちゃって、施設で暮らしてたって、言ってた」
「そうやってね、一緒に遊んだりするうちに、だんだんその人のことが好きになって、でも、その頃のわたしは、そんなこと分からなくて、会うたび会うたび、ドキドキするのに、戸惑ってた」
「それで、12月。凄く寒い日だった。公園に行くと、その人はいつもと違って、何だかギクシャクしてた。それでその日、別れ際に、好きだって言われた。ただ、一言だけ」
「やっとわたしも気が付いたの。その人が好きで、大事な人なんだって事」
「わたしは、うん、わたしも、って、返事をしたの」
「でも、そうやって告白した後も、特にやることは変わらなくて、変わったのは、毎日公園に通うようになったって事…、くらい。あと、帰りの挨拶が、「好き」っていうのになったの」
「そうやって、春が来て、わたしが小学4年になって、その人が小学6年になった」
「その年の梅雨時の晴れた日…。わたしはいつものように公園で遊んで、最後にお別れして、帰ろうとしたの。そしたらね…、いきなりその人が…、後ろから、抱きしめてきたの…」
「離れたくない…、って、言ってた。遠くに行っちゃう気がする…、って言ってた。それで、何でか分からないけど、わたしも同じ気持ちになって、そのまましばらく抱きしめられてた…」
「次の日、こんな感じの雨の日だった。わたしは公園に行って、その人に会おうと思った。でも、しばらく待っても、来ないの。それで、なんだか心配になって、公園の周りを見て回ってみたの…」
「鳴滝荘と反対側の出口のところの横断歩道に、その人はいた。わたしを見つけて、青信号の横断歩道を走って渡ってきた。そうしたら…、そうしたら…、ね」
「雨で止まれなかったトラックに、目の前で…、撥ねられた…、の」
「わたしはしばらくなんにも考えられなくなって…、その場から逃げて、鳴滝荘の倉庫で、ずっと泣いてた」
「その人を想って、ずっと泣いてた」
「しばらくして、自分のせいなんだって、思うようになって、自分で自分を、責めた」
「その時あの場所に現れなければ、その人は走らなかったのに。その時わたしが待っていれば、ちゃんと来てくれたのに。って」
「そのうち、自分は人を好きになっちゃいけない、って思うようになった。わたしの周りにいる人は、みんな不幸になるって、思うようになった」
「しばらくすると、わたしは、その人のことを思い出さないようになった。うぅん、たぶん、思い出さないようにしてたんだと思う」
「それで…、そのうち、記憶のどこかに、しまい込んじゃったんだね。今まで思い出せなかったんだもの」
そこまで、隆士くんは、黙って話しを聞いてくれた。わたしを負ぶって、歩きながら、聞いてくれた。
「そんなことが…、あったんだね…」
初めて、隆士くんが口を開いた。ゆっくりと、紡ぐように。
わたしは、少し手の力を強くした。
「ゴメンね…。隆士くん…。置いて行かれる方の気持ち…、今なら痛いほど…、よく分かる…、…、かも…」
「…良いんだよ。戻ってきてくれれば、それで良いんだよ。こうやって、ここにいてくれればね」
隆士くんは、優しく声を掛けてくれた。
「その人も…、そうやって思い出してもらえて…、良かったって思ってるよ。きっと」
「…そう…、かな…。」
それ以上、わたしは何も言わなかった。
(寝ちゃった…。か。)
隆士は、背負ったその身体を整えるために、立ち止まって、少し身体を縦に動かした。
走って20分掛かる道のり。歩きで、しかも1人背負って歩くのは、かなりの労力だ。
しかし隆士は、それを一所懸命に一歩一歩歩く。
隆士は思う。
棗という人格の「哀」の感情は、不幸の連続を埋めようとして生まれた。
そこに辛い過去を全て背負わせて、それで負担を軽くしようとした。
恐らく、その際に「怒」の感情、「喜」の感情、「楽」の感情をも分裂してしまった。
それが今の「この身体」の状態なんだと思う。
今、棗という人格が頻繁に出てきて、負の感情を押し消そうとして、押し消せなくて、結局「この身体」は負との「共存」を選んだ。
他の感情(人格)の事も、これから先どうなるかも想像できない。
(…考えても無駄…、かな?)
そこで隆士は考えるのをやめた。
この場で何を考えようと、結局のところ、「この身体」がどうなるかなんて分からないのだ。
だから…、
(その場その場で、良いと思う方向に引っ張っていけば良いんだ)
そう言うことだ。
それが唯一、隆士に出来ることなのだから。
その後、鳴滝荘についた隆士は、2人の身体についた汚れを拭いて、一緒の布団に入った。
「…う…、さn…、……、隆士さん、隆士さん…」
気付けば朝になっていた。
隆士が目を開けると、そこにはいつも通り、制服にエプロンを付けた梢の姿。
隣に寝ていたはずの梢は、もう朝食の準備をしていた。
「学校、遅刻しますよ。って、…今日はさすがに辛いでしょうか」
心配そうに見つめてくる梢に、少し虚勢を張って言う。
「うぅん、へいきだよ」
そう言う隆士の顔は、いかにも疲れた顔だった。
「無理しないでくださいよ?身体壊してしまいますから」
「…、そうかな…。やっぱり」
「…一緒に休んじゃいましょうか」
と、笑顔で梢は隆士の髪を撫でた。
「うぁ…、ちょっ、と、梢ちゃん…?」
予想外の行動に、戸惑う隆士。
「えへへ、冗談ですよ」
屈託ない笑み。思わず隆士が言った。
「…梢ちゃん…。最近なんか変わった…」
当の梢は、キョトンとして隆士を見つめる。
「そうですか?」
しばらく考えて、言った。
「…そうかも知れませんね。言われてみれば。最近は、思ったことをはっきり言うようになりましたし、何も考えずに何かを楽しむっていうことが出来るようになった気がします。それに…、」
隆士に少しいたずらっぽい目線を送る。
「え?な…、なに?」
「隆士さんにちょっといじわるなことをするのが、好きになりました」
そう言うと、隆士は下を向いてしまう。
(…、まてよ?それって…)
隆士が何かに気が付くのと、梢の話が重なる。
「でも…、」
「…へ?」
少し間抜け面の隆士に向かって、梢は言う。
「隆士さんも…、変わりましたよ?結構」
「…そうかな…」
照れくさそうに隆士は呟く。
「えぇ、なんか明るくなって、桃乃さんたちのノリにうまく乗ってます。それに、ポジティブになったと思いますよ。それと…」
少し顔を赤らめて、
「頼もしくなりました」
さらに照れる隆士。発する言葉を失っていると、そのまま梢は、部屋の入り口辺りで呟いた。
「…今朝だってそうです。あんな力強い隆士さん、見たことなかったです」
照れている隆士は、その言葉にすぐ反応することが出来なかった。
「あんな風に強く抱きしめられたのも…、初めてでした…」
そのまま、隆士に背を向けて、梢が呟いた。
「『ゴメンね…。隆士くん…。置いて行かれる方の気持ち…、今なら痛いほど…、よく分かる…、…、かも…』……、なんて…」
部屋を出る梢。かなり驚いた様子でそれを追う隆士。
足下に散乱するレポート用紙に気が付かなかった。前のめりにつんのめる隆士。
降り注ぐレポート用紙の中、隆士は呆然とするしかなかった…。
何かが終わろうとしている。
梢の中で、何かが終わろうとしている。
梢と隆士の間で、何かが終わろうとしている。
あの身体の中で、既にいくつかの何かが終わって、また一つ、大きな何かが終わろうとしている。
鈍感な隆士も、その、何かが「終わり始め」た感覚だけは、見逃さなかった。
幕。
259 :
あとがき地獄・最終版:2005/10/07(金) 08:25:03 ID:wLMSt7g8
足かけ5ヶ月。バイトと旅行と、ほんの少しの学業にもまれながら、やっとこここまで書きました。
感想を一つ。
俺にゃこんな長いのは無理だ!
正直、長すぎました。引っ張りすぎました。
しかも、そのせいで途中何度も設定をとっかえひっかえしていくうち、結局伏線とか、そう言う物を考える余地もなくなってしまいました…。
特に最後なんか、急遽なっちんの昔エピソードなんか入れちゃったりして。
これなんか伏線貼り放題だったのに…。場当たり主義な私の悪い癖…。
これ以上は言いません。SS書き経験の浅い私に、辛めの評価をお願いします!
では、以上です。バイト行ってきます!
駅│λ......ゴジョウシャアリガトウゴザイマシタ…。
ダークにならなくてよかった…
>>257 >そう言うと、隆士は下を向いてしまう。
「梢」のまちがいじゃないのか?
>>259 GJ!ついに最終回ですか・・・
最初に投下された時から読んでいた私にとっても感慨深いものがありますよ。
辛めの評価を、ということなのであえて短所を挙げると、最後らへんが少々見づらかったので
もう少し改行してほしいと思いました。
とにかくお疲れ様でした。
辛めの評価…と言うことでしたら、やっぱり投下間隔でしょうか。
さすがに数スレにわたって断片的に投下されていたため、
前回の展開を忘れちゃってたりするのが問題ですね…。
これが一番のネックだと思います。
完結後、1つのファイルにまとめたものをうpろだに上げておいて貰えれば
その辺は解決できるとは思いますが。
あとは、掲載開始当初は斬新な設定だったのですが、後発SSで
似たような展開のものがいくつかあったのも味を薄めてしまう原因になっていたと思います。
やっぱり、最大の問題点は”時間”だったかなと。
まぁ、何にせよ、お疲れ様でした。
SSとしては読み応えがあるものでしたよ。
なんか大作に大作が続いて投下しにくい・・・けど敢えて投下
主役は朝美です
「お母さんー!何処行ったのー?がんばらないと内職終わらないよー!」
明日までに終わらせないといけない内職が残っている。
それなのにお母さんは何処かに行ってしまった。
「お母さんー!お母さんてばー!」
お母さんはやっぱり出てこない。いつも通りと言えばいつも
通りかもしれないけど・・・
うん。いつも通りなら・・・
「お母さん!梢お姉ちゃんに水ようかんもらったよ!一緒に食べよう!」
いつも水ようかんと言えばひょっこり出てきてくれる。
・・・・・・・
なんで?いつもならすぐ出てくるのに・・・
「お母さん、水ようかんだよ!」
・・・
・・・・・・
・・・・・・・・・
どうしたんだろ?確かにお母さんは内職と聞くと寝たり何処かに行っちゃったり
するけど、鳴滝荘の中にはいる。だからこそ水ようかんに反応してくれる。
「・・・お母さんどっかでかけたちゃったのかな?」
お母さんが一人で出かけるのは珍しいけど、無いわけじゃない。
私は玄関に向かった。
「えーと・・・お母さんの靴は・・・」
玄関に靴が無ければそれは出かけているといることだ。・・・いくらお母さん
でも靴履かないで出かけることはないよね・・・。
「・・・出かけちゃってるならしょうがないよね・・・」
玄関にはお母さんの靴はなかった。きっと夕方には帰ってくるだろう。
私は部屋に戻って内職の続きをすることにした。
「朝美ちゃん。ご飯できましたよ。」
「あ、でもお母さんがまだ・・・」
もう夕飯の時間・・・。お母さんは帰ってこない。
「え?沙夜子さんまだ出かけてるんですか?」
「うん・・・」
「そうですか・・・。えっと・・あとで食べるなら残しときますけど?」
「うん。ごめんなさい。」
それにしてもお母さんどうしたんだろ?いつもご飯の時間までには
戻ってくるのに・・・
その日は徹夜で内職をした。その成果もあって翌日の5時半頃には終
わらせることができた。
なんとか終わった・・・。けど、お母さんはやっぱり帰ってこなかった・・・
「お母さん・・・」
学校に行っても、やっぱりお母さんのことが気になっていた。
「朝美。おはよう。」
「あ、さっちゃん。おはよう。」
「どないしたん?なんか元気あらへんけど・・・」
「え・・?う、ううん。なんでもないよ。」
「なんか悩み事あんなら相談のるで。」
「だ、大丈夫。本当に大丈夫だから心配しないで。」
駄目。今は学校に集中しないと・・・。
――「で、ここがこうなるから、こうなるわけだ。」
・・・お母さん本当にどうしたんだろ?
――「・・ろ・・き・・・・・て・・・か?」
・・・どこかで倒れてなきゃいいけど・・・
「黒崎!聞いているのか?」
「は、はい!」
「どうした?調子が悪いなら保健室に・・」
「だ、大丈夫です。」
「だったら授業に集中していなさい。」
「はい・・・。すみません・・・」
授業はまるで頭に入らなかった。集中しようと思っても、集中
できない。
「クロスケさん。どうかしたんですか?」
「みっちゃん・・・。」
机で考えていると、今度はみっちゃんがやってきた
「ま!何か困っていることがあるなら手伝ってあげなくもないですのよ。
さ!どんなことでも言ってみなさい!」
「ありがとう。でも大丈夫だから・・・」
「うそやな・・・」
またさっちゃんがやってきた
「さっちゃん・・・」
「今日来てからずっとおかしいで?さっきも言ったけど、悩みがあるなら・・・」
「ちょっと!それは私が今さっき申し出たのですよ?あなたはすっこん
でなさい!」
「そない言ってもあんたじゃあ無理やな。」
「なんですって!?あなたの方こそ・・・」
「ふ、二人ともやめてよ!」
相談にのってくれるというのはありがたい。けどやっぱり・・・
「本当に・・本当に大丈夫だから・・・・。」
「朝美・・・」
「クロスケさん・・・」
「・・・・・・・」
お母さんがいなくなったなんて言ったら、二人を心配させてしまう。
迷惑をかけたくない・・・
「まあ別に無理にとは言わへん。けど、迷惑をかけるからなんて考え
とんなら、それはやめて欲しいなぁ」
「さっちゃん・・・」
「ウチら友達やろ?辛いときにはお互い助け合う。それが友達ちゅう
もんやろ?」
「その通りですのよ!今夜のおかずからお金のトラブルまでじゃんじゃん
言ってかまいませんのよ?」
「おや。珍しく意見合うたな」
「あ、あなたが合わせたんじゃなくて?」
「さっちゃん・・・みっちゃん・・・」
私はこのとき彼女達を友人ともてる心から誇りに思った。そして心から感謝した。
「うん・・・・実はね・・・」
私はそのことを話した。
お母さんが急に何処かに行ってしまったことを。そして帰ってこなかったことを。
「これは・・・大変なことになっていますわね・・・」
「ほんまやな・・」
「・・・・・・・」
彼女達に伝えて改めて私は不安になってきた。お母さんが一人で出かけ
て帰ってこないなんて・・・
「居なくなる前何かいつもと違うことしとったか?」
「ううん。いつも通り内職して・・・寝ちゃって・・・いつもと変わらなかったよ。」
「まさかなにか事件に巻き込まれたりしたんじゃ・・・」
「え!?」
「いや。まだそう結論出すんは早すぎるんちゃう?今日帰ったら帰ってきていた
なんてことも十分ありえる話や」
「お母さんが・・・事件に・・・」
考えていなかった。いや、考えたくなかった。お母さんが・・・
「・・・もしそないなるとウチらの手には・・・」
「とりあえずまずは聞き込みですわ!人探しはまず人を聞くのが定石ですわ!」
「せやな。今日学校終わったら朝美ん家行って、・・・もしいなかったら聞き込み
開始やな」
学校が終わった。
私は家にお母さんが戻ってきているのを願いながら、帰った。
「・・・・・・」
私は玄関の前に着いた。
帰ってきていて欲しい。ただひたすらそう願い、戸に手をかけた。
・・・
・・・・・・
・・・・・・・・・
・・・・・・・・・よし・・・
ガラララ・・・
私は戸を開いた。そのまますぐ部屋に直行した。
「お母さん!」
そういいながら私は部屋の扉を開いた。
「お母さん・・・・・・」
そこにはお母さんの姿はなかった。
「お母さん・・・やっぱり・・・・・・」
私は玄関に戻った。
一応靴も確認する。
やはり靴も無いままだ。
「・・・・・・・・・」
私は門で待っている二人のところに戻った。
「朝美!どうやった!?」
「クロスケさん!どうでしたの!?」
二人はほぼ同時に私に問いかけてきた。私は何も言わず首を横に振った。
「・・・・・・・・・」
「・・・・・・聞き込みですわね・・・」
私は部屋に戻り、何枚かあったお母さんの写真を持ってきた。
私達はそれを持って人通りの多いところに向かった。
「始めますよ。クロスケさん。」
「うん・・・」
「大丈夫や。絶対誰か見たちゅう人おるがな。」
聞き込みを開始した。通りすがりの人に声をかけ、写真を見せて問う。
――「さあ。知らないよ。」
――「ごめんなさいね。知らないわ。」
――「お、いい女!で、誰?」
聞き込みを始めてからどれ位経っただろうか?空は茜色に染まっていた。
未だにそれらしい情報は手に入れられなかった。
「さっちゃん、みっちゃん。もうそろそろ帰った方が・・・家の人心配するし・・・」
「今日親両方とも帰り遅いから平気や。」
「私も問題ないですわよ。」
「でも・・・」
「朝美。さっきも言ったやろ?迷惑だからって考えはなしや。」
「さっちゃん・・・」
「あともうひとがんばりですわよ!」
「みっちゃん・・・」
彼女達の優しさに、目頭が熱くなった。
「さ、はよ再開しよ。」
「うん・・・!」
日が沈んだ。聞き込みは続けられていた。
「あの、この人知りませんか?」
私はこれで駄目なら、今日はもう帰ろうとしていた。
「ん〜?・・・・・・ああ。この人なら昨日見たな。」
「え!?ほ、本当ですか!?」
「ああ。見たのは・・・」
「見たのは昨日の夕方。二駅先の街中で見たって・・・」
「二駅・・・出て行った時間を考えると・・・」
「歩いていったみたいやな。」
「・・・・・・」
二駅先に歩いて・・・?確かにお母さんとは安売りのときにはそこまで
歩いていったことがある。けど、あの時も途中で倒れそうになったし・・・
「これからどないする?」
「どうするって・・・」
「二駅先で見たんじゃ・・・もうここら辺でこれ以上探しても・・・」
「朝美・・・」
「き、今日はありがとね!じ、じゃあ!」
「ちょ、クロスケさん!」
私はその場から逃げるように去っていった。
私は鳴滝荘についてすぐ部屋に戻った。誰にも会う気にはなれなかった。
どうしてお母さんが一人で二駅先に?別に何か安売りをしていた訳でもない。
第一、それなら私も一緒に行く。
お母さんが今まで一人でそんなに遠くに行くということなんてなかった。そ
れが急に・・・
私はいつも通りダンボールの布団をしいて横になった。当然お母さんのことが
気になってしまう。
「・・・・・・お母さん・・・」
もうどれ位横になってるんだろう?気になって寝られるはずが無い。
私は起き上がって部屋から出た。少し風に当たろうと思ったからだ。
廊下に出るとなにか話し声が聞こえた。炊事場の方からだ。
なんだろう?こんな夜中に・・・
炊事場の前に着いた。やっぱり何か話している。耳を戸につけて聞いてみた。
そう思いもしないですよ。まさか沙夜子さんが家出・・・」
私はそこまでしか聞かなかった。聞きたくなかった。聞けなかった。
お母さんが・・・家出?まさか・・・そんなこと・・・
・・・お母さんを二駅先で・・・って、もしかして・・・
私は部屋に戻った。ダンボールが立ち並ぶ部屋の中で、電気を点けずに座り込んだ。
お母さん・・・何処に行ったの・・・?
どうして急に消えちゃったの・・・?
あのとき約束したよね?いつまでもずっと一緒に居るって・・・。
いつも一緒にいた母がいない孤独感。何も出来ない無力感。自分を残して
消えてしまったという怒りと悲しみ。もう会えないんじゃないかという恐怖。
私の中でいくつもの感情がこみ上げて混ざっている。
涙が止まらない。大好きな人が・・・大切な人が・・・
夜だというのをかまわず泣き崩れた。
(お母さん・・・・会いたいよ・・・帰ってきてよ・・・)
「ん・・・?」
気がついたら私は床に横になっていた。どうやら私はそのまま寝てしまっていた
ようだ。
外に出てみると日は昇りきっていた。幸い今日はとある事情で学校は休みだった。
あたりを歩き回ってみた。声は全くしない。それどころか人がいる気配も無い。今、
鳴滝荘にいるのは私だけのようだ。
正直今の私にとって、それはありがたいことだった。今は誰とも会いたくない。会う
気がしない。
私は部屋に戻った。布団をかたづけ、そのままそこに座った。
積み上げられたダンボールの山。その脇に水ようかんのカップが転がっていた。
それを見て私はふとあのときのことを思い出した。
「お母さん、何処行ったの!内職終わらないよ!」
それはとある夏の日のことだった。
その頃のお母さんはすぐ内職から逃げるために消えることが度々あった。・・・今と変わ
らないといえばそうだが・・・
「お母さん!ねえ、お母さんてば!」
そのときもお母さんは急にいなくなっていた。
「朝美ちゃん?どうしたんですか?」
「あ、梢おねえちゃん。お母さんが・・・」
「?沙夜子さんがどうかしたんですか?」
「お母さんがいないの。どうしよう・・・内職まだ残ってるのに・・・」
「ふふ・・・」
そのとき梢お姉ちゃんは少し笑った。当然そのときは何のことか分からなかった。
「梢お姉ちゃん?どうしたの?」
「ちょっと待っててくださいね♪」
そういって何処かに歩いていった。
しばらくすると手に袋を持って戻ってきた。
「?それ、なに?」
「ふふ・・見てて。」
そういって袋の中に手をいれて中にあるものを取り出した。
「沙夜子さん。水ようかん買ってきましたよ。」
梢おねえちゃんがそういうと急に前の草が震えた。
「・・・・・・ヨーカン?」
「ええ。沙夜子さんの大好きな水ようかんです♪」
「ヨーカン・・・」
「内職が終わったら朝美ちゃんと食べてくださいね。」
「ヨーカン・・・」
そう。私はそのときに水ようかんでお母さんを探すことを覚えたのだ。
そのときは正直少し笑ってしまった。
・・・そういえばあのことがあったのもその頃だっけ・・・
「・・・・・・・・・」
「お母さん!やめてよ!」
お母さんはまた自殺しようとしていた。
「うぇ?どうしたの朝美ちゃん・・・こんな朝から」
「朝からってもう昼です〜」
「珠実おねえちゃん!桃乃さん!お母さんが・・・」
「・・・沙夜ちゃん?あら〜木にロープつないで立ってまるで・・・
って!なにやってんの!?そんなジョーク受けないだわよ!?」
「別にウケ狙ってるわけじゃないと思いますけど〜?」
「まあ、そりゃそうか・・・って突っ込み入れてる場合じゃないだわよ!」
「あ!お母さん!やめてってば!」
二人色々やりとりしている間に、お母さんはロープに首を通していた。
「・・・・・・・・・」
その後お母さんは台を蹴った。
ポキッ
「・・・・・・ッ!!」
「へ?」
「・・・・・・ ̄△ ̄」
枝は音をたてて折れれ、そのままお母さんは地面に落ちたようだ。
「う・・うう〜・・・」
「ちょ、朝美ちゃん!?」
「あ〜・・・気絶しちゃったです〜」
今では治ったあの自殺癖はあの頃はじまったんだっけ?
それ以来何度もお母さんは自殺しようとして慌てさせられることが
多かったな・・・
お母さん・・・
大好きなお母さん・・・
本当に・・・もう・・・会えないの・・・?
昨日あれだけ泣いたというのに、また涙が溢れてきた。
そのとき遠くで音がした。戸を動かしているような音だ・・・
私は玄関に向かった。角のところで止まり、覗いてみる。
とはさっきより小さいがガタガタと動いていた。間違いない。誰か来たんだ。
それならどうして呼び鈴鳴らさないんだろう?まさか・・・泥棒?
(どうしよう・・・)
今鳴滝荘には私のほかに誰も居ない。つまり今ここを守れるのは私だけ・・・
怖い・・・。もし何か凶器を持っていたら?
(だ、駄目!わ、私が・・守らないと・・・!)
とはいってもどうすれば?こんな小さい体じゃなにも・・・
戸の動きが止まった。今まで鍵を開けようとしていたのだろうか?
そうなるともう入ってくる。そうなったら・・・
(ど、ど・・どうしよう・・・!?もう・・・)
警察に連絡している暇はもうない。それどころか、私自身隠れる時間も・・・
戸が開かれた。
「わ、わああああああああ!」
私は大声を上げて走っていった。
もう何も考えていなかった。
大好きな場所を・・・
みんなが住んでいる場所を・・・
お母さんと一緒にすごしたこの場所を・・・
ただ大切な場所を守りたいという気持ちだけがそうさせた。
わたしはそのまま相手に向かって突進した。こんなんでなんとかなるとは
思っていない。返り討ちにされるかもしれない。けど・・・
「わああああああ!」
私の体は相手に体がぶつかった。
その後私はその勢いで前に倒れるのを感じた。
信じられなかったまさか本当に倒せるなんて・・・
「はぁ・・・はぁ・・・」
私はそっと閉じていた目を開いてみた。
「・・・・・・朝美・・・重いわ・・・」
私が乗っかっていた人物。それは紛れもなく・・・
「お、お母さん!?」
「朝美・・・ただいま・・・」
そこにはお母さんが・・・最も大切な人が居た。
「朝美・・・これ・・・」
「?」
「・・・本当は昨日渡したかったけど・・・」
お母さんは一つの袋を差し出してきた。
「ハッピーバースデイ・・・朝美・・・」
お母さんが出かけた理由ってもしかして・・・
「帰り道がわからなくて・・・」
出かけて理由は、私の誕生日プレゼントを買いに行くためだった。
「・・・・・・」
「・・・・どうしたの?朝美?」
「お母さん!」
私は再びお母さんに抱きついた。
「お母さん・・・!お母さん・・・!」
「朝美・・・」
「よかった・・・本当に・・よかった・・・」
「ごめんね・・・朝美を驚かせたかったから・・・」
私はもらった袋の中を見た。中には包装されたものが入っていた。
包装をはがした。中には服が入っていた。
「う、嬉しいけど・・こんな高そうなもの・・・」
「大丈夫よ・・・生活費は使ってないから・・・」
「え?」
それってどういう・・・
「朝美・・・着てみて・・・」
「う・・うん・・・」
私は服を広げた。制服を脱ぎ、その服を着る。
「ど、どう?」
「似合ってるわよ・・・」
半袖の薄いピンク色の服だった。そもそもあまり私服は着ないから、どういう
のが似合うのかわからない。けどお母さんがそういうなら、そうなのだろう。
たとえ他の人が似合っていないと言っても・・・
わたしはまた涙が溢れてきた。
「・・・・気に入らなかった・・?」
「ううん!すごくいいよ!お母さん、ありがとう!」
「よかった・・・」
「お母さん。」
「?」
「私達、ずっと一緒だよね!」
「ええ。ずっと一緒よ・・・」
「・・・・・・お母さん!」
「朝美・・・・
・・・
・・
・
お腹すいた・・・」
「もう!お母さんたら・・・
・・・・・・うん・・・一緒に食べよう!」
もし世界のすべての人が敵に回ったとしても、お母さんが味方にいればそれでいい。
もしなんでも願いを叶えてくれるとなったら、お母さんと一緒に居られるよう願う。
もし世界の終わりがきたとしても、お母さんと一緒なら怖くはない。
どんなときでも・・・
どこまでも・・・
いつまでも一緒に・・・
朝美の非エロって出てたんでやってみた。リュウシハデナイケド・・・
なんつうか超作り話ですね。もう「こいつはくせえッー!ゲ(ry」って感じですよ。
展開もかなり無理やりだし・・・おまけにさっちゃんの口調わからねぇぇぇぇえorz
みっちゃんの口調もわからねぇぇぇぇえorz
沙夜ちゃんの口調つかめねぇ(ry
え?沙夜ちゃんがどうして2日食べないで平気だったって?そりゃ母の力ですよ。
サあ!苦情デもナんデも指摘チゃっテくダさイ
詰っテ!罵っテ!
あと途中からforever『...』になってますが、初めに入れ忘れていただけで、こっちが本物です。
駄目だ。吊ってこよう・・・orz
昼間から投下とは流石だ。
えー、こんぬつw(ry
最初に言うこと。
PCが逝きました(オイ
当然中に入っていたデータ全てあぼーん(TдT)ウワァァン
「影〜」も「Who〜」も宮崎弁(Forココナッツ氏)も全てあぼーん。
…
(゚∀゚)アヒャー
…正直すいませんでした。
とりあえず宮崎弁だけでも作り直さねばココナッツ氏に迷惑がかかる!
ああ、なんか腕が動かなくなってきた
とりあえず時間がないので簡単なコメントだけで。
ここまでが長い?
それは気にしない方向で。
>テイル氏
GJ!
早くも事件を解決とは。
なっちんスゴー
>終わりの始まり氏
簡潔おっとミスタイプ完結。
うみゅー。
やっぱレヴェルが違うよ。
これからもがんばってくださいな。
>278
おおう。
朝美ちゃんケナゲ。
GJですよ〜
では書き直してきます
ガクガクブルブル(((((((゚д゚;)))))))
え?
何?
やけに半角が多い?
…
ハイテンションなのです。
フl(殴
281 :
278:2005/10/08(土) 15:53:16 ID:lVNqmuF4
指摘される前につけたし
・会議?には梢ちゃんは参加していません。ショックで人格変わっちゃうかもしれないから
・戸がガタガタゆれてるのは、沙夜ちゃんが縦に押し引きしてる音です。止まったのはふと思い出したのでしょう
・結局どこから朝美のプレゼント代出したのかは各自のご判断設定です
やっぱりとんでも設定だわorz
なぜこんなにもパソコンが壊れるのか?
酷使してるの?
前々から調子がおかしいんですよー。
これだってやっとで。
今度のは
書いてる→エラー→強制終了→変な音(ガビビビって感じの)→消失
って感じで。
神様、ようかんマンもとい小島あきら様、私に恨みでもあるのですか?
え?ある?駄文書くな?
駄文しかかけないんだからしょうがないでしょうがあwせdfrtgふじこlp
新しいの買おうかorz
(´_>`)変な音=ブラクラ?
(´<_`)それは漏れ達だけだろ
藍蘭島スレなんかにいくからだよ!
課題の人のバカン!
>>283 おかしくなる少し前に何かソフトインスコしなかった?
289 :
名無しさん@ピンキー:2005/10/09(日) 04:55:42 ID:GeIxJYd1
沙夜ちゃん見てると裸の大将を彷彿とさせる。
「お腹が減ったら親切な人に水ようかんを食べさせてもらいなさい。」
で、曲を演奏したテープを置いていくと。
夜。 正確には深夜。
誰もが寝静まるこの時間、鳴滝荘の住人「白鳥隆士」はもくもくと課題に取り組んでいた。
なぜこんな時間に課題をしているのかは彼の部屋に転がっているビール瓶やつまみが物語っている。
「まったく・・・桃野さんにはこまったもんだ・・・」
そう悪態をつきながらペンを走らせていった。
ようやく課題が終わり、ぐーんと伸びをする隆士。時計を見ると早朝の5時。
「もうこんな時間か、どうしようかな?今寝ちゃうと起きるのはお昼になりそうだし・・・」
今日は日曜日。したがって皇デザイン専門学校はもちろん休み。それに伴い課題も少し多い。
だから土曜日のうちに片付けて日曜日は梢ちゃんとデートに・・・
だがその計画は宴会女帝、桃野によって打ち砕かれたのだ。
「はぁ・・・梢ちゃん・・・」
隆士は無意識のうちに以前書いた梢の似顔が書かれたスケッチブックをみていた。
そして
彼は、おもむろに股間をまさぐり始めた。
「梢ちゃん・・・!こずえちゃん!!」
普段の彼ならこんなことはほぼ間違いなくしない。
だが眠気とほんの少しの酒が彼を惑わせたのだろう。
「あぁっ!!こっ、梢ちゃん!!あっあああっ!!」
気がつくと彼のお気に入りのトランクスは膝まで下がっていた。
そして限界が近づくと愛しい人の名前をより一層大きく叫んだ。
「梢ちゃん!早紀ちゃん!魚子ちゃん!!千百里ちゃん!!!棗ちゃん!!!! あっああああああぁあああぁぁ!!!」
彼は丁寧にも愛しい人全員の名前をよんで絶頂を迎えた。やはりたとえ「一人」でも中身は「五人」だ。
そこは彼なりに気を使ったのだろう。
隆士は疲れもあってか、そのまま寝息を立ててしまった。
しばらくして目が覚めた隆士。しかしここはみなれた自分の部屋でもない。
さらに言えば人間の世界でもなさそうだ・・・
ピンク色のもやがかかっていて、いたるところに梅干らしき物体がフヨフヨ浮遊している。
「??夢??」
辺りをきょろきょろ見回しながらつぶやいていると突然誰かに肩をたたかれた。
「!?」
びっくりして振り返るとそこには赤い目をした梢、いや赤坂早紀がいた。いわゆるヤンキー座りで。
「よおっ!隆士♪しかしひっさしぶりだなあ」
にんにこスマイルでバシバシと背中をたたく早紀。
「さっ早紀ちゃん!?どうして!!??」
考えてみればこれは夢だ。早紀がいてもおかしくはない。
そんなことを考えている途中、急に早紀が隆士の両肩をがしっとつかんだ。
そして真剣な顔をしてあっけにとられている隆士にこう言った。
「・・・大事な話があるんだ・・・聞いてくれるか??」
「・・・へ?」
「聞くかどうか聞いてんだよっ!!」
「ヒィっ!!聞きます!!聞きます!!!」
怒鳴った早紀だが、顔が少し赤かった。そして少し上を向いてこう叫んだ。
「おーい。みんなー!聞くってよー!」
すると、
「わーーーーーーーーーーーい!お兄ちゃんだ!!!」
「魚子ちゃん!?」
「ホーーーーー!隆ちゃんの寝顔もCorrect!でしたよ!」
「千百里ちゃんも!?」
「ぽん」
「ん?」
「ぽんぽんぽん」
「・・・・隆士・・・くん・・・かも・・・」
「・・・棗ちゃん」
「白鳥さん、こんばんわ♪」
「梢ちゃんまで!?」
目の前は決してありえないことが起こっている。五人が一堂に会しているからだ。
まさしく夢の競演。夢だけに。
あっけにとられっぱなしの隆士だが本題を思い出し、早紀にこう言った
「ところで早紀ちゃん、大事な話って?」
「ああ、そうだそうだ。あのなお前・・・いったい誰が一番なんだ?」
「・・・・・・・・へ?」
いかにも情けない返事を返してしまったが質問の意味は重大だ。
誰が一番だ何て・・・とても順番はつけられない。
「如何してそんなこと聞くの早紀ちゃん?」
隆士は逆に質問した。そう聞くのは当然だろう。
「そっ、それはあれだっ、その、あの、なんていうか・・・」
「??」
隆士の質問に顔を真っ赤にしてモジモジする早紀。
そこに突然魚子が
「お兄ちゃんがおちんちんさわってるときにねーみんなの名前を呼んでたからだよ。」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
時が止まった・・・
みんなが赤面。魚子だけがつやつやの顔。
というよりなぜそれをしっている??その答えは自分の夢だから、とすぐにわかったが、愛しい人にこうもはっきり言われると
かなり恥ずかしい。
「ま、まあそういうことですよ隆ちゃん。隆ちゃんは結局誰が一番なんですか??」
「隆士くん・・・一番は・・・だれ??・・・かも・・・」
「私はその、皆さん平等でいいと思いますが・・・」
「どうなんだ!?さっさと答えろ隆士!!」
五人の怒涛の攻めでたじろぐ隆士、しかし答えなんて出せない。そこに
「ああ!!もうじれってぇな!わかった!こうなったら実力行使だ!」
早紀が突然そういうと隆子に歩み寄った
そしておもむろに隆士のズボン越しにペニスをつかんだ。
「!!!!!!!」
(早紀ちゃん!?な、な、なにしているの!?)
驚きのあまり声の出ない隆士。もうこれが夢なんて当に忘れている。
「いまから、五人が一人ずつおまえに・・・その、してやる!」
「そのなかで一番気持ちよかったやつを選べ!!いいな!?はじめ!!」
やけくそ気味にしゃべると早紀は強引にズボンをずり下ろした。
あっけにとられ、何がなんだかわからないうちに隆士はなすがままにされていた。
「え?えっ??」
「ぱく」
「!」
早紀は隆士のペニスを一気にくわえ込んだ。
「!!??さっ早紀ちゃん!!あっあああっ!」
じゅるじゅる、といやらしい音を立てながら早紀は激しくペニスにむしゃぶりつく。
「うっ!あああっ!きっ、気持ちいいよぉおお!」
「ほおか、ほんなのはろうら?」
銜えたまましゃべったためよく聞き取れなかった。しかしそれがとてつもない快感になっていた。
「早紀ちゃん!そんなあぁっ!しゃべっちゃだめ・・・!あああ!」
早紀はあのにんにこスマイルで愛しそうに隆士のペニスを銜えている。
周りを見ているとみんなが僕たちを見つめている。魚子は目をくりくりにさせ、
ほかのみんなは甘い表情をして顔が赤い。とくに千百里は自分の陰部を服越しにいじっていた。
するととつぜん
「ぽこ」っと頭をたたかれた。
「さ、早紀ちゃん??」
「よそ見してんじゃねえよ。お楽しみはこれからだぜ!」
いつの間にか早紀は隆士の上に乗っていた。いわゆる騎上位というやつだ。
「さぁ入れるぞ・・・はぁん!」
「ちょっ・・!さきちゃ・・ああああっ」
じゅぷっ、という音とともに早紀は一気に腰を沈めた。
「あああっあああああっ!いいっ!いいぞ隆士いぃぃぃ!」
早紀の自慢のポニーテールもぶんぶん暴れている。
「さっ早紀ちゃん!くあっああ!気持ちいよぉ!」
今まで感じたことのない快感。もっとほしい。そう思う隆士の本能は正確だった。
「!? 隆士!?激しすぎるよおおおおお!あっあっあああっあひっああああっぁぁあ!くぁあ!」
「早紀ちゃん!!早紀ちゃん!ああっもう出る!いく!いっ・・・ああああああ!」
隆士は早紀の中に激しく精をはなった。ビクンビクンと脈を打つと同時に早紀の体も反応する。
「ど、どうだ隆士・・・。わたしがいち・・ばん・・・・だ・・・スヤスヤ」
よほど気持ちよかったのか、早紀そのまま寝てしまった。
「気持ちよかったよ早紀ちゃん・・・」
隆士は微笑みながら早紀をなでる。しかしそのとき、後方よりただならぬ気配を感じ取った。
いきなりすいません^^;
とにかく書いてみました。
至らぬところがあればぜひ指摘してください。
画面のまえでひたすら謝ります。
>>300 朝っぱらからGJ!
アニメしかみていないから勘違いかもしれないけど
早紀ちゃんって「白鳥」って呼んでいたと思うんだけど。
>>301 原作でも白鳥で呼び捨てだよ
まぁ作者さんの意図ということで。
やけに雑談だらけだなあ……
ぐうたらさんも課題の人に当たってないで注文された作品を(ry
>>300 桃乃、千百合…変換ミスが目立つかな……と。
しかしまあこれはよいよく叫ぶ白鳥くんですなあ。
とにかくGJ!他の人格でも突っ走ってくださいな。
>>301 >>302 ほかの作者さんも下の名前で呼んでたようなきがするので
便乗してみました^^;
以後気をつけます。
>>296 >早紀が突然そういうと隆子に歩み寄った
なぜここだけ隆子(w
すいません^^;よく見ればほんと
間違いだらけでした。指摘ありがとうございます。
これにめげずガンバリマス。
一応画面の前でしこたま謝りました。
>>285 まぁもちつけw
漏れのPC、液晶が逝っちゃったから修理出してるんだよ。
とりあえず携帯で代行してるけど、300スレ近くを巡るのは大変でね。
要は、PC治るまで待っててくれって事w
>>300 (;´_>`)こんな大作を日曜の朝っぱらから…
(´<_`;)
>>300のSSは化け物か…
おもすれー( ^ω^)
GJ
>>306 後書きにキモイ顔文字つける奴は、感想書かないことにしてる
感想にキモイ顔文字つける奴にはどうしたらいいでしょう?
しかし、そこには誰もいない。だが気配は確実にある。
「??」
不思議に思っていたそのとき。遠くから「ドドドド」という音とともに
「おーにぃーちゃーーーーーーーーん!」
気配の主、魚子が突進してきた。
「ええっ!?」
魚子の突進は慣れたといっては変だがいつものことだ。
だが今日は違う。
全裸なのだ。ぷるんぷるんとたわわな乳房をゆらし、隆士のもとへ突っ込んでくる。
(そ、そりゃないよ・・・魚子ちゃん・・・)
この後はもちろんあの「天国地獄攻撃」が控えている。
そして魚子はがっちりと隆士を捕まえて、体中をこすり付ける。
「なっ、魚子ちゃん!すごっ・・い・・・!」
「お兄ちゃーん!お兄ちゃんだー!!」
やわらかい乳房、太もも、ほっぺた、おしり。
もうとにかく全てが隆士の体に襲い掛かっていた。
「おっ・・はぁはぁ・・にいちゃああん・・・おにい・・・ちゃああん」
やがて疲れてきたのか、次第に息が荒くなっている魚子。
それを荒い息を隆士は耳元でダイレクトに受けてしまったため、
早紀との一戦で爪楊枝並みにフニャチンになっていたペニスは一気に電信柱クラスに変貌した。
「もう・・・だめ・・・」
ガシッと魚子をつかみ、キスしようと顔を近づける。
「わーい!お兄ちゃんとチュウだー!!」
魚子もそれにあわせて目を閉じ唇を突き出す。
(・・・・・・しかしほんとにいいのだろうか?)
隆士はふいに考えてしまう。
忘れていたが夢とはいえ魚子は6歳・・・そんないたいけな子供にこんなやましい事をしていいのだろうか?
しかし隆士の電信柱はビクンビクンと自己主張していた。
「ねえ〜お兄ちゃんまだ〜??」
魚子が少し膨れた顔で問いかけてくる。
「う・・・えっと・・その・・・」
苦し紛れに考えた挙句、隆士はとんでもないことを口に出した。
「じゃあ、そ、そのキスはやめて・・・おっぱいでしてくれないかな?」
(・・・・!?何言ってるんだ僕は!?まるで変態じゃあないか!)
魚子は6歳・・・だから行為はやらないほうがいい。
その葛藤がとんでもない結果に導いたのだ。思考回路はもう欲望には勝てない。
「うんわかったー!でもどうするの??」
わけもわからずに目をくりくりにさせ、隆士に聞いてくる。
(ああ、どうせ夢だし・・・もういいや・・・)
ついに隆士は折れてしまった。
「魚子ちゃん、胸でこれを挟んでみて・・・」
「こう?」
「うん。そうやって上下に・・・あっ・・・!」
「うんしょ、うんしょ」
「どう?お兄ちゃん??きもちぃ?」
「う・・・うん・・・!はっ・・ああっ!!」
「気持ちいよ・・・!っはぁっ!」
「わーい!魚子がんばる!!」
少女の満面の笑みと激しいパイズリのギャップがなんともいえない・・・
しかし、しばらくして魚子がこういった。
「お兄ちゃん。魚子、疲れちゃったよ・・・」
「え?あっ、ゴメン!もうそろそろ終わろうか?」
魚子のことを気遣っての一言。しかし一物はおさまらない。
(ちょっと惜しいけどやっぱり最後まではちょっと・・・)
そんなことを考えていると、魚子が突然、
「やだ!お兄ちゃんまだビューって出してないもん!」
「へっ?」
「魚子も早紀ちゃんみたいにビューって出してあげたいもん!!」
そういう魚子の目は少し涙ぐんでいた。
「魚子も一緒がいいもん!だから早紀ちゃんと一緒のことする!!」
「へ??」(一緒のことってまさか・・・)
そういうといきなり魚子は隆士の上に乗り、自分の股間あたりに
隆士のペニスをあてがった。
「!! だっ、だめだよ!魚子ちゃん!!」
一瞬抵抗したが、魚子の涙ぐみながらのにらみを受けて何もできなくなる。
「んっ!あっ、はぁああっ!」
早紀のみようみまねで試みた魚子だが、やはりどうすればいいのかわからなく、
自分の陰部にクチュクチュとこすりつけるだけだった。
「ああっ、ひいぃ、あふっぅうう!」
しかしそれだけの行為でも魚子のとってはとてつもない快感だった。
「魚子ちゃん・・・!あっ、あうう・・・」
そうしているうちに窪みにペニスがはまった。
「ああっ!!お、おにいちゃぁん・・・ここだね??」
甘い声を漏らしながらうれしそうに微笑をうかべる魚子。
(ああっ!どうしよう・・・!ついに魚子ちゃんと・・・ん?)
(なんだか違うぞ?)
隆士は違和感に気づいた。やけに狭く、そして締め付けられる。
「お兄ちゃん・・・!いくよぉ?」
(・・・・?・・・!?まっ!まさか!?)
な、生殺し!!??
むぅ…
何かすごいな、怒涛のエロって感じか。
でも本当はこういうのが主流の筈なんだよな、エロパロ板って。
318 :
ジズ:2005/10/10(月) 04:56:05 ID:k+JlOyOs
くs(ry
「ふーん。ならこれ、大家さんに見せちゃおうかな」
少女は膨らみ始めを誇示するかのように胸を張りつつ、一枚の写真を白鳥の鼻先に突き出す。
そこには恍惚に浸りながら、白のワンピースに着替えつつある彼の姿が克明に写し出されていた。
普段は温和で微笑みを絶やさない白鳥も、顔色を失ってしまう。是非もなかった。
「わかったよ。見せるよ、見せるからそれだけは……」
そう言うと腰のベルトに手を掛けるが、さすがに躊躇してしまう。
年端もいかない少女に性器を晒す若い男。傍目から見れば変質者そのものではないか。
そして何より、これまで女性に縁がなかった純朴な少年には、女の子に自分の「持ち物」を
観察されるなんて耐え難い恥辱に他ならないのだ。
そうした心の内を見透かしたように、少女は遅々とした白鳥を急かす。
「ねえ、お兄ちゃん。そんなに大家さんに見てもらいたいんだ、写真」
「ち、違うよ。だけどもっと別の方法があると思うんだ」
「……もういい」
この期に及んで話し合いで片が付くと考える白鳥の甘さに業を煮やしたか、少女は彼の手を
力ずくで払いのけると、そのままベルトを外してゆく。
「待ってよ、ああっ」
白鳥が制する間もなく、彼のズボンは足首にまで引きずり下ろされる。外気が発毛の少ない両脚に
絡み付き、自分の置かれた状況を否が応でも認識させられてしまう。
「さあ、ボクのおちんちん、お姉ちゃんに見せてね」
抜かりなく白鳥の恥辱を煽り立てると、少女は地面に膝を突き飾り気のないトランクスを見据える。
微かに弧を描いて盛り上がっているさまに、口元が思わず緩んでしまう。
「見ないでよっ」
白鳥は視線から逃れようと後ずさりするが、トランクスのゴムに少女の細い指先が掛かると
そのまま前に引っ張られるようにして捲られてしまった。
あのスレのコピペか…
今白鳥×沙夜子を書いていますが資料が乏しいためいっこうに進みません。
やはり単行本第一巻だけでは無理が・・・。書けたらここにうpしようと思うので
そのときはよろしくお願いします。それにしても沙夜ちゃんは需要が・・
さすがに1巻だけじゃ…。
沙夜子さんは需要と言うより、死んだ夫に操を立てているという設定的に
絡ませるのが難しいんだと思います。
生前の黒崎x沙夜子の昔話ネタ書こうにも呼び名がわからない、
むしろ名前すらわからないから…(桃x紫羽ネタも同様、多分来月号でわかるけど)
他の人物に比べてSSが少ないのはそういう欲しい部分の資料がないからだったりします。
一巻だけじゃ無理だろ
せめて沙夜子さんもの書くなら六巻ぐらいまでは読め
一巻だけじゃ他キャラのだって無理があるって
どうやったら隆士×沙夜を合法的に絡ませれるかねぇ・・・。
彼を死んだ夫に見立てて夜な夜な・・・てのはどうか?
たぶん、女性住人の中じゃ一番難しいと思う>白x沙
かなり強引な展開にしないとまず無理だろうなぁ。
ざっと考えてみてもろくでもない展開しか思いつかない…。
時代はやっぱり隆k(ry
白鳥×沙夜子ねぇ、直球的に沙夜子が白鳥に惚れるなんてどうかね?
設定的に か な り 無理があるがw
夜中に夫を思い出してさめざめしてる所に白鳥がやってきて
私を慰めてな展開とか。
うーん。
そりゃあんたレ( しかないんじゃないか
もしくは酔った勢いで( か
色々と討論されているが、作者はどういう展開が良いんだ?
「みんなの一日」で、白鳥君が沙夜子さんを背負って帰る途中、
「ちょっとここで休憩していきましょう」・・・
・朝美に性教育の一環として見せる
・酔ってor黒魔術でえろえろに
・お母さんのオナニーを目撃した朝美は
いかんせん気を使いすぎる性格なので
お母さんの欲求不満を何とか解消できないかと白鳥に依頼
>>332 作者というのがSS職人なのか、ようかんマンのことなのか。
まずはそこからだ。
323氏のことだろ。
内職を手伝ってくれる白鳥君に沙夜子さんの僅かな良心が動いて、ご褒美にしてくれる。
誰もいない…投下するなら今のうち…
というわけで、エロール(リ?)×みっちゃん投下します。
流石に名前がそのままだと締まらないんで、仮称使いました。
朝。双葉台駅。
いつもなら彼はこの駅を出て、とある場所へと向かう。
しかし、今日は違っていた。改札を出たところで誰かを待っている。
程なくして、待ち人が現れた。
柱に寄り掛かって周りを見回している彼を見つけると、急に小走りになって近づいていく。
そんな彼女に彼も気付き、姿勢を正した。
「…おはようございます、の」
「よう、おはよう」
いつもどおりの、朝の挨拶。
ただ、服装と場所が違うというだけでそれは全く違ったものに感じられた。
「…もしかして、かなり待たせてしまいました?」
「あー、そうだな。結構待ったかな?」
「…そ、それはごめんなさい、ですの…」
「まぁ、ウソなんだけどな。ホントはさっき着いたばっかりだ」
「!…う〜、も、もう知りませんわ!!」
そう言うと彼女は頬を膨らませ、そっぽを向いてしまった。
「あ〜、スマン。俺が悪かった。…ところで、そのバッグの中身ってなんなんだ?」
そんな彼女の機嫌を直そうと、さっきから気になっていたことを聞いてみた。
「え?あぁ、これですの?…これは、その…今日の為に作った、特製スペシャル弁当ですわ!
いつもより腕によりをかけて作りましたのよ!」
「へぇ、特製ねぇ…」
「それに、いつもは小さいお弁当だけですから、少ないんじゃないかと思って…
それで今日は、たくさん食べて貰おうと思って多く作ってきましたの。
…だから、遠慮せずに食べてくださいね?」
「あぁ、楽しみにしとくよ」
そういうと彼女は機嫌を良くしたのか、いつも以上の笑顔を見せた。
こちらを振り向いた彼女をあらためて見る。
私服であるというだけで、まるで別人のよう…とまではいかないが、かなり大人っぽく感じられた。
着ている服が清楚で落ち着いた感じのものだからということもあるのかもしれないが、
もとより彼女は年齢の割に背が高い方なので、服装を変えればそれだけで大人びて見えるのかもしれない。
いつもの制服とのギャップに戸惑いながらも、そんな彼女の姿に少し見入っていた。
「…あの、翼さん?…どうかなさいましたの?」
いつもと違う様子の彼に、彼女が不思議そうな顔をして声をかけた。
「えっ!?…い、いや。なんでもない」
まさか、見とれていた――なんて、言えるわけがない。
慌てるのを必死に抑え、平静を装う。
「え〜っと…じゃあ、立ち話もなんだし、早速だけど…行くか?そろそろ、電車もくるしな」
「え!?あ…そ、そうですわね!じゃあ、行きましょうか!」
別に急ぐ必要などなかったのだが、この場をなんとかしたかった彼はそう提案する。
その提案に、おとといからずっとこの時を待ちわびていた彼女はすぐに答えを返した。
こうして、二人にとっていつもとは違う日曜日がはじまった。
話は数日前に遡る。
「よう、お待たせ」
「…こんばんわ、ですわ」
双葉公園。
夕方のいつもの時間に、いつものベンチで二人は待ち合わせをしている。
「今日もうまかったよ。サンキューな」
そう言いながら、いつものように空になった弁当箱を渡す。
「あ、当たり前ですわ!この私が作っているのですから、それくらい当然なんですのよ!」
彼女もまたいつものように、嬉しそうにそれを受け取る。
寒い冬のあの日、この場所から始まった二人の関係。
それでも初めのうちは週に1〜2回、ただ会って話をするだけだった。
だが日が経つにつれだんだんと会う回数は多くなり、やがてそれはほぼ毎日の事のようになっていた。
そしていつからか、彼女が彼の為に弁当を作るようになった。
今では毎朝ここで弁当箱を受け取り、夕方に同じ場所でそれを返すことが日課になっている。
「…ところで、翼さん。あの、その……あ、あさっての日曜なんですけれども…
なにか、予定とかって…ございます…の?」
「明後日?いや、特に何もないけど?」
「そ、そうですの?」
そう言うと三千代の表情は明るくなった。
「え、えーっと、そ、それじゃあ、その……」
そこまで言った三千代だが急に口ごもり、もじもじしはじめた。
そんな彼女の仕草に気付き、考えている事を察した翼はその言葉の続きを待たずに声をかけた。
「…そうだな、久しぶりにどこか行くか?」
以前、たった一度だけだが二人で出掛けたことがあった。
しかし、最近になってからはそういうことがなかった。
学校でいろいろあり、そういった事に気付く余裕がなかったのかもれないが…。
自分のせいで彼女に寂しい想いをさせてしまったのではないかと感じた翼はそう提案した。
まぁ、彼自身にも気分転換したいという気持ちがどこかあったのかもしれないので、
どこかに遊びに行くといった彼女の考えは彼にとっても好都合だったのだが。
「えっ?…あ、そ、そうですわね。私も今、それを言おうと思っていたんですのよ!オーッホッホッホッ…」
照れ隠しなのか癖なのか、いつものように高笑いをする彼女。
しかし、その表情はとても嬉しそうだった。
「よし、じゃあ決まりだな。…まぁそうなると後は、どこに行くかなんだが…」
前に二人で出かけたときは映画を見に行った。
たまたま友人の瑞穂がチケットを手に入れ、それを貰ったからなのだが…。
自分で使えと言って返そうとしたが、
「私じゃ一緒に行く相手がいないし、一人で行ってもアレだしね〜。
せっかくだから、彼女のいるアンタ達に使ってもらおうと思ったってワケ。
その方がチケットも浮かばれるってもんでしょ?」
と言われて、無理矢理押し付けられてしまったのだ。
最後に、
「それにアンタ達じゃ、こういうものでもないと彼女をデートに誘うなんて出来そうもないしね」
と付け加えられたのにはむかついたが。
(白鳥はともかく、何で俺まで…余計なお世話だっつーの。
オマケに白鳥と違って別に彼女でもなんでもねーし…)
しかし、せっかく貰ったチケットだ。使わないと勿体無いのは確かだった。
そんなわけで彼女を誘い、遊びに出かけたのだった。
ただ、今回はそういったものはない。どこに行くかは決まっていないのだ。
だが彼ならば、そんなものに頼らなくてもそういう計画くらいすぐに立てられそうだった。
しかし、彼は麗子さんに振られた日からというもの、そういったことを考えなくなっていた。
なので最近は何が流行なのかを全く知らず、どうすればいいかわからなかったのだ。
おまけに、相手はまだ中学生。
大人の女性相手ならば以前に蓄えた知識を引っ張り出せばなんとかなりそうだったのだが、
流石に中学生には喜ばれそうなことまでは考えつかなかった。
(ここはやっぱり、定番の遊園地とかでいいんだろうか?
でもありきたり過ぎるし、なんか子供扱いされたとか言われそうだしなぁ…)
必死にあれこれ考えてみるが、他に思いつかないものはどうしようもない。
次第に焦り始めた翼だったが、突然ある事を思いついた。
「…そうだ、みっちゃん。どこか行きたいところってないか?」
「ふぇ!?わ、私が決めるんですの!?」
急に自分にふられ、素っ頓狂な声を上げる三千代。
「あぁ、前は俺から映画に誘ったろ?いつもこっちで決めるのは悪いかな、と思ってさ。
今回はそっちから誘おうとしてくれてたんだし、みっちゃんが決めてくれ」
「あ…そういうことでしたの。…じゃあせっかくだし、決めさせていただきますわ」
そういうと三千代は少し俯き、顎に手をあて真剣に考えはじめた。
本当はいい案が思いつかなかっただけなのだが、なんとか理由をつけて上手くごまかせたことにホッとする。
そのまましばらく悩んでいた三千代であったが、どこに行くか決まったらしく顔を上げる。
「え〜っと、じゃあ、その、ゆ…遊園地とか、どうです?」
「…へっ?」
先程と同じように、今度は翼がマヌケな声を上げた。
「えっ?あ、あの…なにかマズいことでも私、言ってしまいました…?」
「え?…ああいや、何でもない、気にすんな。それより、えっと…遊園地だっけ?」
「はい、そうですわ。翼さんがその、…イヤなら、他の場所にしますけど…」
「いや、いいんじゃないか?俺も別にイヤじゃないし…
それに、お前が行きたいトコでいいって言ったしな」
「じゃ、じゃあ、よろしいんですのね!?」
表情を輝かせる彼女。
一方、翼も顔は笑ってはいたがその思いは少し複雑だった。
(なんだ、結局それでよかったのか。心配してソンした…)
「じゃあ翼さん、さよならですわ。…また、日曜に」
「あぁ、またあさって、な」
嬉しそうに歩いて行く彼女の後ろ姿を見送り、彼も駅の方へと歩き始めた。
その足取りはいつもと少しだけ違い、どことなく軽やかだった。
といったところで、今日はここまでです。
なんかどっかで見たことあるとか似てるとか言われるような気がしますが、
他に思いつく場所とかシチュがなかったのでそこは勘弁してください
あんまり需要ないかもしれないけれど、そんなことは気にしなーい
続きはなるべく早いうちにあげられればいい…かな
乙です。
エローリもすっかり毒が抜けたって感じですな。
ところでタイトルは?
>>346 乙でした。確かに…似ているが……まあ、彼も忙しいみたいだし。
そこは大目に見ますか……
しかし、まほらばもツンデレキャラの宝庫ですな。
早紀、千百合、珠実、桃乃、みっちゃん、タチバナ(?)……
いつかツンデレ祭をしたいものだ。
乙!!さてじっくり読むか
>>346
乙です。突然ですが315のつづきを投下します。
「「「ズニュッ」」」
「魚子ちゃん!!そこちがっううううああっ!!」
時すでに遅し・・・
「!!!!いっ!いたーーーーーーい!」
「あうぅっ!!!すっ、ごいっ!!」
魚子は間違えて、お尻のほうにペニスを迎え入れてしまった。
「おっにいちゃん・・・!ぬいてええ!!」
「ごめん!!魚子ちゃん!すぐにぬく・・・あれっ??抜けない!魚子ちゃん力を抜いて!!」
「いたいよ!いたいよ・・・あっ?・・あうっうっ!?」
だが次第に魚子の表情が変わっていった。
「?魚子ちゃん?」
「あうっ・・・おにいちゃあん・・・ちょびっと・・きもちぃの・・・」
「!?」
驚きの一言だった。しかしそうは言うもの、明らかに苦しそうだ。
(そりゃそうだ。こんなのがお尻に入るなんて・・・あっ!!)
一瞬の出来事だった。締め付けに耐え切れずに隆士は果ててしまった。
「・・・?・・どうしたのお兄ちゃん??」
「あっ!・・・・ごめんよ・・・魚子ちゃん・・・」
なんということだ。お尻に出してしまった・・・
しかし魚子は、満足そうに隆士にうなだれた。
「お兄ちゃんの・・・ビューってでたぁ・・・魚子・・・がんばったよ・・・」
「おにいちゃん・・・すき・・・・・・」
そういうと魚子は静かに眠ってしまった。
「魚子ちゃん・・・お疲れ様・・・とてもよかったよ。」
魚子の幸せそうな寝顔をみながらふうっと一息つく隆士。
「さて隆ちゃん!次は私の番ですよ♪」
(・・・・マジですか・・・?)
千百合がにこにこ近づいてきたが、隆士のペニスはもう限界だった。
あんな激しい行為を連続でおこなった訳だから無理もない。
(どうしよう・・・このままじゃ本当に爪楊枝になっちゃうよ・・・)
「・・・・隆ちゃん・・・私じゃだめですか・・・?」
隆士の態度に気づいたのか、千百合が悲しそうに聞いてくる。
「隆ちゃんたちがしてる間に、ずっと我慢してたんですよ・・・?」
「千百合ちゃん・・・」
(そうだ・・・僕はみんなを平等に愛しているんだ・・・でも・・・)
隆士は自分のペニスを見たが、やはり反応してなかった。
「隆ちゃん・・・こんなになっちゃいました・・・」
突然こう告げる千百合。そして彼女は座り込み、足をパカッと広げた。
いわゆるM字開脚。
「!?!?ち、千百合ちゃんっ!何をっ!?」
千百合は本来はくべきものをはいてなかった。
千百合の「そこ」は愛液で怪しく光り輝き、なんともいえない雰囲気をかもし出していた。
「あ・・・・・・」
言葉を失う隆士。
「ずっと・・・一人でしてたんですよ??隆ちゃぁん・・・」
「もう・・・一人は嫌です・・・お願い隆ちゃん・・・!あんっ!!」
そう言うと千百合は自分のものをいじりだした。
ぐちゅぐちゅっといやらしい音があたりに響く。
とりあえず今日はここまでです!!
短かったけど許してください。
明日の同じ時間ぐらいに続き投下ますのでよかったら見てください。
なんだか…タイトルがないSSが多い…。
| \
|Д`;) 人がイっぱイイる・・・
|⊂ コンなンじャ晒せナイ・・・
|
| ノ
| ノ サッ
| ノ
|
ゴガギーン
ドッカン
m ドッカン
=====) )) ☆
∧_∧ | | / / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
( )| |_____ ∧_∧ < おらっ!出てこい357!
「 ⌒ ̄ | | || (´Д` ) \___________
| /  ̄ | |/ 「 \
| | | | || || /\\
| | | | | へ//| | | |
| | | ロ|ロ |/,へ \| | | |
| ∧ | | | |/ \ / ( )
| | | |〈 | | | |
/ / / / | / | 〈| | |
/ / / / | | || | |
/ / / / =-----=-------- | |
Å ∧_∧
| / \ (・∀・ )
|三∩( д` と <<358)
|三 ゝ ノ / / /
|三 (ヽ_ノ (_(_)
〈 スミマセンスミマセン...。
∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
.Å
./ \
,..(;´Д`)
i,'( 八)
〉 〉
| \
|Д`) …スみマセンあマりニも自信がナイもンで・・・
|⊂ オもイっキりネタナもンで・・・
|
| ノ
| ノ サッ
| ノ
|
360 :
ネタ:2005/10/11(火) 11:55:52 ID:ymvsqiDG
梅雨が明けもうすぐ夏になる季節・・・
僕は課題を終えて縁側に佇んでいた。
「はあ〜これで折檻されずに済むよ・・・。
銀先生にあんな目にはもう合わされたくないからな〜。
後は・・・」
すると向こうから梢ちゃんがやって来た。
そう課題のほかの気になることは彼女なのだ・・・
ここ数日僕に対する態度が変で、避けられているのだ。
彼女のことだからちょっとの事じゃこんな態度には出ないだろうし、
聞いてみようとしても逃げれれてしまうし・・・
やっと話してくれるのだろうか・・・?
「白鳥さん・・・
最近避けててすみませんでした。」
「いや・・・梢ちゃんが話してくれるなら・・・」
「あの・・・珠実ちゃんにも話したんですが、
やっぱり話したほうがいいと思ったので・・・」
「あの・・・
わたし、
白鳥さんの
子供が出来ちゃったみたいです。」
361 :
妊娠ネタ:2005/10/11(火) 11:56:50 ID:ymvsqiDG
「はい?」
僕は、固まった。
なんだって?
子供?
聞き間違え?
いやちゃんと言ったぞ?
・・・そうだ!これは珠実ちゃんが仕組んだ悪戯なんだ!
でなきゃこんな無茶苦茶なことが・・・キスすらしてないんだし・・・
「・・・梢ちゃん・・・まさk
肩に手が乗せられた。振り向くと・・・
そこには、珠実ちゃんが、いた。
「ほんと白鳥さんは世話が焼けるDeath〜」
Death?死?死ですか珠実ちゃん!?僕に死を?
「そんなことでは無いです〜ちょっとこっちに来るです〜」
僕は引きずられ2号室へ・・・なんで僕の考えてることが?
「ほんとにこの人は〜(顔に出てるですよ・・・)」
といいながら彼女は部屋に僕を放り込んだ。
次の瞬間、僕の後頭部に何かが・・・振り下ろされた・・・
春・・・といっても、もう桜が散り始めた季節・・・
僕は課題が終わらず縁側に佇んでいた。
「はあ〜また折檻されちゃうよ・・・。
銀先生にあんな目にはもう合わされたくないないのに〜。」
ネタが浮かんでこない。
つまりネタ切れ。
言い換える必要なんて無いけど・・・
はあ。
もひとつため息をついたところ、
後ろに誰か・・・
「白鳥さん・・・」
梢ちゃんみたいだ。
「なni・・・。
振り向いた瞬間僕の顔は柔らかいものに包まれた。
・・・分かった瞬間には彼女・・・
確実に人格が変わるであろう彼女・・・
は、倒れてしまっていた。
顔を真っ赤にすることは忘れず、僕は彼女を抱き起こした。
「梢ちゃん?」
一応呼んでみる。期待、希望をこめて。
「隆士くん・・・かも。」
・・・棗ちゃんでした。
「こんにちは棗ちゃん・・・」
| \
|Д`;) スみまセンねたデス。
|⊂ イやナ方ハ言っテくダさイ・・・
| 一応続キはアるのデスがエろイのデ・・・
| ホんトうにスみまセン・・・
| ノ
| ノ サッ
| ノ
|
|
角煮にあったなっちんぽよん…?
久々のエロ担当なっちんくるー?
んじゃ、私も久々に投下。
ちょっと暴走気味なおバカエロネタです。
珠キチ注意。
「ふっふっふ…。 ついにこの計画を実行するときがやってきましたね〜」
自室の勉強机の前で彼女───茶ノ畑珠実は不適に呟いた。
彼女の眼下にはその「計画」を綿密に綴ったノートが置かれている。
その内容を何度も読み返すと珠実は満足げに頷いた。
「抜かりなしです…。 これで梢ちゃんは私のものになるです〜!」
自信満々の笑みを浮かべて吼える珠実。
「前回は朝美ちゃんをけしかけて失敗しましたが、今度こそは間違いないです」
少し…いや、多分に暴走気味でノートを掲げ、意気揚々と拳を握る。
その計画とは…
1.白鳥さんと既成事実を作る
2.梢ちゃんに白鳥さんに穢されたと泣きつく
3.ショックを受ける梢ちゃん
4.二人は破局
5.傷心の梢ちゃんを慰めて、ハートをゲット!
「…パーペキです!!」
どう見ても問題点の多い計画だったが、今の珠実はそれに気づくこともない。
それほどまでに珠実は燃えていた。
「…白鳥さんに抱かれるのは不本意なところですが大事の前の小事ですね」
そう…完璧超人の珠実とて、さすがに男性経験はない。
一応、その辺は気にしているようだが彼女にとっては梢と結ばれることの方が重要らしい。
ともかく、珠実は不敵な笑みを浮かべるとノートを片づけて部屋を後にした。
「ふっふっふ…白鳥さん、あなたの天下も今日までです〜!」
(…さて、どうやって切り出しますかね)
部屋を飛び出した珠実は2号室の前でしばし考え込んでいた。
いざやってきたものの珠実はきっかけを思いつかずに扉の前で立ちすくんでいる。
(要はどうやって白鳥さんをその気にさせるかですが…)
抜かりなしと言っていたわりに、綿密なプランがないところに計画の穴を感じさせるが珠実はそのことに気づいていなかった。
しばし、前回…朝美をけしかけたときのことを思い返し、珠実は方針を固めるとドアをノックした。
トントン───
「はい? どなたですか〜?」
「白鳥さん、こんばんは〜。 ちょっとよろしいですか?」
「珠実ちゃん? どうしたの、こんな夜中に」
「少し、白鳥さんとお話がしたくて〜」
「………? まぁ、立ち話も何だから入ってよ」
「お邪魔しますです〜」
白鳥に招き入れられた珠実は、後ろ手にドアの鍵を閉めると早速行動に出た。
部屋の奥に行こうとする無防備な白鳥にすがるように勢いよく抱きつく。
標的を捕まえた珠実は逃がさないとばかりにガッチリと両手で抱きしめた。
「…白鳥さんっ!」
「えっ!? な、珠実ちゃん!?」
「お願いです、何も言わずに抱いてください!!」
「へっ!?」
いきなり抱きつかれて目を白黒させている白鳥に追い打ちをかけるように珠実は爆弾発言をする。
(白鳥さんは無防備で押しに弱い…無理矢理流れを作ってしまうです〜!)
「な、なにいってんの、珠実ちゃん!?」
「お願いです…白鳥さん…!」
「そ、そんなこと言われたって…」
案の定、珠実の作戦通り白鳥は混乱し、すっかり狼狽えている。
「と、とにかく、そんな好きでもない人に抱かれたいなんて言っちゃダメだよ!」
「わ、私は白鳥さんのこと…す、好きですよ!」
「…え…ええぇっ!?」
(…うぅ、我慢我慢です〜…)
内心、そんなことはこれっぽっちも思っていないがそれを表に出さずに白鳥をたたみ込もうとする。
策士・茶ノ畑珠実、なかなかの名演技である。
「白鳥さん…お願い…」
「だ、ダメだよ、僕には梢ちゃんが…」
「一度だけ…一度だけでいいんです…!」
(…二度も三度もはこんなことしてられないです〜)
何とか、引き離そうとする白鳥だったが、珠実はガッチリ抱きついているため逃げ出せない。
力で抵抗するのを諦めた白鳥はなんとか説得しようと試みるが珠実は退こうとしなかった。
「白鳥さんは私のこと…嫌いですか?」
「えっ…? き、嫌いじゃない…けど…」
逆に珠実は殺し文句を並べて、徐々に白鳥を追いつめていく。
その態度にだんだん迷いが混じり始め、明らかに動揺している。
珠実は白鳥の変化に手応えを感じ、一気に攻勢に出始めた。
「お願いです…白鳥さん」
「で、でも…」
「私…あなたのこと考えたらおかしくなっちゃいそうで…もう我慢できないんです…」
「珠実ちゃん…」
「お願い…お願い…」
「………」
(さっさと堕ちるです〜!)
珠実の気迫にすっかり押された白鳥は困惑した表情で彼女を見つめた。
真面目な彼のこと、珠実の懇願が嘘だとは夢にも思っていないようだ。
やがて、小さくため息をつくと白鳥は諦めたように頷いた。
「…はぁ、わかったよ。 今回だけだからね?」
「…あ、ありがとうございます!!」
「はぁ…ゴメン、梢ちゃん…」
(第一段階成功です〜! …梢ちゃん…悪く思わないで欲しいです〜…)
白鳥は渋々頷き、恋人への謝罪の言葉を呟きながら珠実を抱きしめた。
その腕の中で珠実も梢への謝罪の言葉を告げながらもニヤリと唇をつり上げる。
「ありがとうございます…白鳥さん」
「えっと…珠実ちゃん、本当にいいんだね?」
「は、はい…白鳥さんの好きにしてください…」
「………。 わかったよ」
(さて、頑張って我慢しますか…)
表と裏で別々の覚悟を決めた珠実はずっと捕まえていた腕をほどいた。
白鳥は珠実の肩を抱くと小さく頷く。
(はぁ…ファーストキスが白鳥さんだなんて…)
彼の無言の意思表示の意図を悟り、珠実は渋々目を閉じた。
己が選んだこととは言え、少し後悔しながらも珠実は覚悟を決めてそれを待った。
「珠実ちゃん…」
「…ん」
唇に触れる熱い感覚。
未体験の感触に思わず眉をひそめるが、意外と嫌悪感は少なかった。
(熱い…ですね)
唇越しに吐息が触れ、接触した部分から熱がじんわりと広がってくる。
(出来ることなら梢ちゃんとこの感覚を味わいたかったところですが…)
そんな余韻にしばらく浸っていると、突然唇を押し広げて口の中に何かが侵入してきた。
「っ!?」
その得体の知れない感覚に珠実は思わず飛び退きそうになるが、肩を抱いた白鳥の手は彼女を逃がしはしなかった。
珠実が戸惑っている隙に口の中には白鳥の舌が入り込み、互いの舌を絡ませようとぬるぬると暴れ回る。
(な、なんなんですか!?)
思わず、白鳥の舌を噛んで逃げようかと思ったが自分から好きにしろといった手前、そんなことも出来ない。
(い、いきなりディープキスなんて聞いてないです〜!)
心の中で悪態をつきながらも白鳥を突っぱねることも出来ない。
珠実は僅かな抵抗として必死にその舌から逃げようと自分の舌を動かすが狭い口内のこと、
逃げ場所もなく結果的には舌を絡めているのと同じことになった。
「んっんんっ!」
自分の口の中で互いの唇が絡み合い、流れ込んだ唾液が混ざり合う。
珠実は今まで経験したことのない感覚にどんどん飲み込まれ始めていた。
(な、なんだか、頭がぼうっとして…い、いけない、気をしっかり持たないと…!)
はじめは生理的な嫌悪感しかなかったその行為も不思議と甘美なものに感じ始めていた。
珠実は知らず知らずのうちに自分から舌を白鳥のそれと絡め始める。
「んっふっんんっ」
(白鳥さんの舌…ぬるぬるして気持ちいい………って、そうじゃないです〜!)
そんな状況がしばらく続き、ようやく唇が離された頃にはすっかりお互いの唇はふやけていた。
いや、それ以上に珠実の心はとろけはじめ、お互いの口に伝った唾液の橋をぼうっと見ている。
彼女の頭にはぼんやりと霞がかかり始め、とろんとした眼差しで白鳥のことを見つめていた。
「珠実ちゃん…? びっくりした?」
「…はい…少し…」
(何でしょう…この感覚…)
たった一度のキスだけで、珠実はすっかり体の力が抜けていた。
さっきまで考えていた計画とかも頭の中から抜け落ち始めている。
「ちょっと待っててね、いま布団敷くから」
「はい…」
(………はっ、し、しっかりするです! こんな早く流されてどうするですか!)
白鳥が布団を敷いているのをぼうっと眺めていた珠実だったがようやく我に返った。
といっても、何かするでもなくそれを見守っているだけだが。
(しかし、白鳥さん…思ったよりずっとテクニシャンですね…)
珠実は自分を一発で陥落しかけた白鳥の行為に今更ながら驚いていた。
そもそも、白鳥は梢とちょくちょく体を重ねている。
その行為の中でそう言ったテクニックも自然と身に付き、未経験な珠実からすればだいぶ経験差が生まれているのだ。
知識だけはあっても実戦経験のない珠実にとって、厳しい状況である。
(…少し悔しいですね)
いつも優位に立っている相手に逆に責められるというのは不本意なところ。
といっても、経験の差は埋めようがないのではあるが。
「…珠実ちゃん?」
「えっ? あ、なんですか?」
「布団、用意できたよ」
「あ、は、はい…」
布団の用意。その言葉の意味することを考え、珠実は体を硬くする。
仕方ないこととは言え、これからする行為は彼女にとって未体験のことだ。
緊張するなと言うのが無理な相談である。
(が、頑張らないと…)
先ほどまでの勢いはどこへやら、珠実はすっかり白鳥にペースを握られていた。
「…珠実ちゃん、やっぱりやめる?」
「い、いえ、だいじょぶです!」
「そう…? 無理しなくていいからね?」
「ぜ、全然平気ですから! 続けてください、白鳥さん」
白鳥に気遣われるほど、珠実はすっかり怖じ気づいていた。
それでも珠実は自分を奮い立たせると、パジャマのボタンに手をかけて、
自らを後押しするように上着を脱ぎ去ると白鳥にその身を晒す。
寝る前の格好だったのでブラジャーは着けておらず、剥き出しの乳房が露わになった。
(み、見られてるです…我慢…がまん…)
その勢いでズボンも脱ぎ、ショーツ一枚の姿になると敷かれた布団の上にゆっくりと腰を下ろした。
「綺麗だよ…珠実ちゃん…」
白い肌、控えめな胸、幼さの残るボディライン。
おおよそ、成熟した女体とは言い難い、珠実本人すらコンプレックスを持っている肢体を
白鳥はまじまじと見ながら感想を述べた。
「お世辞はいいですよ…白鳥さん…」
「ううん、梢ちゃんとはまた違うけど…でも悲観することなんてないんじゃないかな」
「でも…胸も小さいですし…」
「大きいからいいとか、小さいからダメだとか…そんなことはないよ」
「………」
布団の上に横たわった珠実の胸に白鳥の手が重ねられる。
手のひらの中にすっぽりと収まってしまうその小さな膨らみを白鳥は小さく弧を描くようにゆっくりと揉み始めた。
その中心で少し固くなり始めた突起が存在感を主張し始めている。
「んっ…」
「小さくったってすべすべしてるし、柔らかくて張りもあるね…」
「白鳥さん…ありがとうございます…」
体型にコンプレックスを持っていた珠実にとっては白鳥の優しい言葉が嬉しかった。
まだ緊張は解けないがほんのりと頬が朱に染まっていく。
(…って、なにその気になってるですか!?)
心で必死に否定してみるものの、満更ではない気分になり始めているのも事実だった。
白鳥の愛撫と優しい囁きによって、早くも珠実の気持ちは大きく揺らいでいる。
(こうやって梢ちゃんもテゴメにしたんですね〜…。 全く白鳥さんって…)
「ん…くふ…」
「珠実ちゃん、気持ちいい?」
「………そんなこと聞かないでくださいです…ふあっ!」
(白鳥さんがこんなに上手だなんて予想外です…)
白鳥は両手で珠実の左右の胸を責めながら、固くなり始めた乳首に唇を這わせしゃぶりついた。
はっきりと存在を主張し始めた乳房の先端を舐め、しゃぶり、舌で転がし吸い上げる。
空いている方の乳首も指先で弄び、珠実を翻弄していった。
「やっ…あうっ…ダメ…です…」
「敏感なんだね、珠実ちゃん」
「そ、そんなこと…」
僅かに虚勢を張って見せても、もはや隠しきれないほど体は反応していた。
愛撫される乳房は熱く火照り、乳首からはジンジンと痛いほど痺れるような感覚が湧き上がってくる。
(自分でするときもこんなに感じないのに…!)
珠実とて自慰くらいはするが、白鳥から与えられる快感はそんなものとは比べられないほどの刺激を伴っていた。
乳房を弄られるたびに珠実は全身をくねらせ大きく反応する。
「や、やだ…こんなの…」
「大丈夫、僕に任せて」
「うぅ〜…くうっ! か、噛んじゃダメですっ」
もはや自分の中に湧き上がった快楽を否定することも出来ずに、珠実は為すがまま性感を与えられ続けた。
「おっぱい弱いんだね、珠実ちゃんは」
「そ、そんなこと…ひゃうっ!」
「ほら、こんなに固くなってる」
白鳥は珠実を詰るように言葉で責める。
それを否定しようとした珠実だったが乳首を強く摘まれ、反論は許されなかった。
「…白鳥さん、性格変わってませんか?」
「え…? あ、ああ、うん。 エッチするときは少しくらい強気の方がいいみたいだから」
(…梢ちゃんとするならそれくらいのほうがいいってことですか)
いつもは梢に向けられているであろう言葉と行為がいまは自分に向けられている…。
そう思っただけでも珠実は少し梢に近づけた気がして嬉しくなった。
(悔しいけど、いまの白鳥さんには逆らえないです…)
絶対的な経験の差を見せつけられ、珠実は小さくため息をつく。
最初はリードするつもりだった珠実もいまではすっかり大人しくなっていた。
ということで、ここまで。
いつものごとく珠実ものですが、今回はちょっと趣向を変えてます。
いままではシリアスなノリが多かったけど、今回はおバカなノリでエッチ、
ってのを目指します。
前のアレみたいに重い展開にはならないんでご安心を。
す、寸止めイクナイ
ま ほ ら ば ス レ 恒 例 の 大 作 ラ ッ シ ュ キ テ タ ━ ! !
千百合に棗に珠キチ…
な ん だ こ の 集 団 爆 撃 は
ああ早く萌え死にたいよう
絨毯爆撃キタ━━━━━━ヽ(゚∀゚)ノ━━━━━━!!!!
絨
毯
か
よ
!?
Σ( ゚д゚)
さて、俺も投下したいところだが。
・・・この嵐の中に突っ込むのはあまりに無謀だ。
379 :
おやくそく:2005/10/11(火) 20:00:32 ID:7IL4ISFh
ゴガギーン
ドッカン
m ドッカン
=====) )) ☆
∧_∧ | | / / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
( )| |_____ ∧_∧ < おらっ!出てこい378!
「 ⌒ ̄ | | || (´Д` ) \___________
| /  ̄ | |/ 「 \
| | | | || || /\\
| | | | | へ//| | | |
| | | ロ|ロ |/,へ \| | | |
| ∧ | | | |/ \ / ( )
| | | |〈 | | | |
/ / / / | / | 〈| | |
/ / / / | | || | |
/ / / / =-----=-------- | |
380 :
378:2005/10/11(火) 20:03:51 ID:ecYLXidD
(;´Д`)ムりムリムリムリムリョリアビdbヴィソdyvbシsd
ちょっと待てよ。こんな時に何で手持ちが無いんだ俺はorz
時間がないにもほどがあるぞこりゃ・・・・
とりあえず各人GJ
お兄さんはSS書く時間が欲しいです
 ̄△ ̄ マ゙ー早く書いてほしいDEATHぅ〜
lきたいしてるですよ〜
とか逝ってみる
続き、書けてるけどいまゴルフやってるんでもう少ししたら投下するです〜。
 ̄△ ̄ マ゙ー 千百合ちゃんの萌え萌えなつづきも気になるですし〜
棗ちゃんのこのあとの行動も気になるですぅ〜
イチバン気になるのはどこのスレッドが気づかぬ間にSS爆撃が始まってたことDEATH〜
スカッとゴルフです。
とりあえず、終わったので第3話投下。
まあ、エロいだけなんで苦手な人はパスしてください。
「珠実ちゃん…」
「や、やだ…あんまり見ないでくださいです…」
胸への愛撫をやめた白鳥は攻撃地点を下の方へと変えた。
珠実の股間へと潜り込むと息が触れるくらい顔を近づけその中心点をじっと見据る。
まだ脱いでいないショーツ越しからとは言え、自分の大事なところを見られ珠実は真っ赤になっていた。
「は、恥ずかしいです…」
「珠実ちゃんの匂いがするよ…」
「へ、変なこと言わないでください! …あっ!」
珠実の非難の言葉を無視して、白鳥は鼻先をショーツに擦りつけた。
布地越しにクレパスをなぞられ、珠実はビクンと背を仰け反らせる。
「こうするともっと珠実ちゃんの匂いがわかるよ」
「や、やだ…ダメです…!」
「少し湿ってるね…おっぱい気持ちよかった?」
「………ッ」
(し、白鳥さんめ〜………!)
実際、胸への愛撫でかなり感じてしまっていた珠実は何も言い返せなかった。
僅かに視線を逸らすことでしか、反発できない自分に少し不甲斐なさを感じる。
そんな珠実を見て、白鳥は小さく笑うと徐々に鼻を擦りつける動きを大きくしていった。
「あっ…あぅ…」
「珠実ちゃん…可愛いよ…」
「っ…はぁん…」
優しい言葉と責める言葉、女のツボをつくよう行為によって珠実はどんどん追いつめられていく。
(や、やだ…どうしよう…)
もはや快感を覚えている自分を隠すことも辛くなってきた。
なんとか口に手を当て、喘ぎ声が漏れるのを耐えようとしても我慢にも限度がある。
「珠実ちゃん、我慢しなくていいんだよ」
「で、でも…」
「珠実ちゃんが感じてくれると僕も嬉しいから」
「そんなこと言われたって…」
(うぅ〜…そんなこと言われたら、我慢できなくなっちゃじゃないですか〜!)
珠実の中でもこのまま快楽に身を委ねたいという気持ちがかなり大きくなってしまっている。
それほどまでに白鳥から与えられる快感は彼女の心をかき乱していた。
いまの珠実の頭からはすっかり計画のことは消え去り、もはや初めて味わう性感に為す術もなく戸惑うことしかできなかった。
「珠実ちゃん、下着汚れちゃうから脱がすよ?」
「あっ………………はい」
珠実は全てをさらけ出すことを僅かに躊躇したがもう耐えきれなくなっていた。
ショーツ越しにだった愛撫が直接触れられたら…そう思うと胸がキュンと高鳴る。
珠実の心の中では梢のことよりもさらに与えられるであろう快楽を求める期待が上回り始めていた。
白鳥は珠実が頷いたことを確認すると下着に手をかけ、ゆっくりとずらしていく。
珠実もそれを促すようなどこか期待に満ちた眼差しで白鳥を見つめながら、脱がしやすいようお尻を上げた。
するするとショーツが下がっていき、やがて彼女の大切な部分が徐々に白鳥の目に晒される。
(は、恥ずかしい…けど…我慢できない…)
一瞬、白鳥の手が止まり、ゴクリとつばを飲む音が聞こえる。
(…白鳥さんも興奮しているんですね)
やがてショーツは完全に下ろされると両足から解放され、床に放り出された。
「珠実ちゃん…見せてね」
「………はい」
(ああ…見られちゃうです…)
心の声とは裏腹に、珠実は自ら足を開き白鳥にその全てをさらけ出す。
白鳥も再びそこへ潜り込むと顔を近づけ、まじまじとそこを観察した。
「下着越しにそうじゃないかと思ったんだけど…やっぱり何も生えてないんだね」
「へ、変ですよね…」
「ううん、ツルツルで綺麗だよ」
「で、でも…」
彼女自身がコンプレックスを持つ自分の未成熟な体の象徴でもある痴毛のない秘部を見られて珠実は俯いた。
それでも綺麗だと言ってくれる白鳥に珠実は少しばかり安心していた。
「珠実ちゃんの大事なところが全部見えるからね」
「…うぅ…変なこと言わないでください」
「もう濡れてるね…」
白鳥の指がクレパスの上をなぞり、ゆっくりとそこを押し広げるように撫でていく。
じんわりと広がっていく甘い快感に珠実は目を閉じて、小さく喘いだ。
(ダメ…もう…我慢できない…)
「珠実ちゃん、気持ちいい?」
「………はい」
性行為の刺激は必死に保とうとしていた珠実の理性を吹き飛ばしてしまった。
もはや快楽の虜になった珠実は白鳥の言葉に素直に頷く。
「もっと…してください」
「うん、もっと気持ちよくしてあげるね」
「はい…あっ…はぁん…」
珠実のおねだりに応えるように撫でる程度だった指の動きが的確なものへと変化する。
片手だけだった指がもう片方の手も動員され、珠実の中心を開くような愛撫が開始された。
「ぬるぬる、溢れてきたよ」
「あ、あ…やん…」
「ここもこんなに…」
「っ! ひぅっ!!」
広げられた割れ目の中心にあるクリトリスに溢れ出たばかりの愛液を擦りつけられ、指先でころころと転がされる。
左右に広げられ、隠すもののない秘部の中心の粘膜もやんわりと撫でられた。
「あ、はぁ…こんなの…こんなのぉ…」
「もう凄く感じてるんだ…エッチだね、珠実ちゃんは」
「そ、そんなこと…ないです〜…はううぅっ!」
「そう…? こっちは気持ちいいって言ってるけど」
反論しようとする珠実に素直になれと言わんばかりに白鳥はクリトリスを摘む。
それと同時に秘所から溢れ出る愛液の量が増え、珠実の花弁は潤いを増した。
「もっといいことして欲しい?」
「………」
羞恥心と期待にぐらぐら揺られながら珠実は視線を泳がせた。
確かにもっと気持ちよくして欲しい…けれど、もっと淫らな行為をされたら自分がどうなってしまうかわからない、
そんな恐怖心も珠実を躊躇させる要因の1つだった。
「大丈夫、梢ちゃんだって喜んでくれてるよ」
「梢ちゃんも…」
梢の名を出され、珠実の心が大きく揺らぐ。
愛する彼女もまた、いまの自分と同じように激しい快楽に身を委ねていると思うと期待が胸に満ちてきてしまう。
私ももっと気持ちよくなりたい…そんな気持ちが珠実の心を支配し始めていた。
(梢ちゃん…私どうすればいいんですか…)
珠実の脳裏に梢の笑顔が浮かぶ。
珠実が求めていたのは梢、だった。
しかし、いまの自分は白鳥に与えられる快楽のことだけしか考えられなくなっている。
いつもの彼女ならそんなことで悩むはずもなかったが、性欲は彼女の理性をすっかり飲み込んでしまっていた。
「どうする? もっとして欲しい?」
「…………………」
やんわりとクリトリスを撫でながら白鳥は珠実の顔を覗き込んでくる。
断続的に与えられる鈍い快感に珠実は限界まで追いつめられていた。
(…もう…どうにでもなれです…)
「………はい」
「うん? もっとして欲しいんだね?」
「は、はい…もっと…してください」
「いい子だね、珠実ちゃん」
白鳥はついに陥落した珠実に満足げな笑みを浮かべると優しくキスして本格的な愛撫を開始した。
再び珠実の股間に潜り込むと両手と舌を使って珠実の中心を責め始めた。
「やっ…! ひあぁっ!!」
「珠実ちゃん…」
(やだ…凄い…!)
白鳥の舌が割れ目をなぞるように舐め上げ、その頂点にある突起を軽く転がす。
そのざらついた舌先が珠実にたまらないほどの刺激を与えた。
それだけではなく、指先によってこれ以上ないほど剥かれクリトリス全体を激しく責められる。
(すご…すぎるっ…!!)
先ほど乳首にされたように唇と舌、歯を使って敏感な肉芽が容赦なく嬲られた。
珠実は約束通りいままで経験したことのない程の快楽を与えられ、全身を激しくくねらせる。
「やっ、ダメッ、噛んじゃダメェ! すご、すごいっ!!」
ビクビクと体を痙攣させ、珠実は全身で快感を示していた。
「はぁ…はぁ…こ、こんなの…初めて…」
「気持ちいい…?」
「は、はい…気持ち…いいですぅ…」
珠実は息も絶え絶え、その刺激の大きさに歓喜の声を上げる。
そこにはいつもの珠実の姿はなく、ただただ快楽に溺れる雌がいるのみ。
もはや珠実には与えられる快楽、そしてこの先にある更なる快楽のことしか考えられなくなっていた。
と言うことで本日の投下は終了〜。
今回のSSはエロいだけなんで、鬱展開とか気にする必要はないですよ。
…アレを作ってる途中でムラッとして書き始めたのは内緒です。
もう感想が浮かばんwおまいは神だw
>>392 もうね…マジ神。すごすぎです
純粋に珠かわいいよ珠
途中でムラッとして書けるなんて…普通デキナイヨ
……スレが……加速している……ッ!
しかし何だこのエロの嵐は。しかも昼間から投下なんて水氏GJ!
この空気じゃ投下できない……!!!
いや、そもそも出来てないorz
今の流れから、誰の成分が足りない?隆子?それとも……
自分のヨ〜ちゃんSS(鋭意作成中)が、いつの間にか(脳内で)
珠実の存在を全否定しかねない番外編を生成してしまった!
……人間の想像力って素晴らしいですね。殺され(ry
しかし、絵とSSの両立とは、水氏は毎度毎度流石ですな。感服してます。
確かに、この空気では投下できない…
エロの空爆が落ち着いた頃にでもひっそり落とすとしますかね
ゴメンね…エロエロでマジゴメンね…。
一応、明日には完結すると思うんでお許しください。
354の続きです。
勇気を出して投下します!
今までタイトルつけるの忘れてました。すいません・・・
タイトルは「B・R・!」です。
それでは、投下!
こんなものを見せられたら誰でも復活するだろう。
隆士のものもすでに雄雄しくそり立っていた。
「ちっ、千百合ちゃぁん!」
がばっと千百合に乗りかかる隆士。先ほど疲れはすでに消えていた。
「千百合ちゃん・・・いくよ?」
「ああっ!はやく千百合のここにEnterしてくださぁい!!」
「隆ちゃんの・・・隆ちゃんのHot Dogを・・・あああああっ!」
千百合が言い終わる前に一気に挿し込んだ。
一人でしていたせいか、すんなりと奥まで到達した。
「あはっ、ああっ!!隆ちゃんの、こっcorrect!すごっいぃ!!」
「千百合ちゃん!千百合ちゃぁん!」
千百合のナカはとても締まっていた。それでいてかなりの滑り。
「これ以上は無理だからはやく出せ!」という防衛本能か、「早く出したい!!」という生殖本能か、
とにかく隆士は絶頂寸前だった。
「あっ・・・ごめん・・千百合ちゃん・・・っ!もう、出そう・・!」
「・・・!?だっ、だめぇ隆ちゃん!Stop!Stop!!」
「えぇ!?・・・おうっ!!!!」
いきなり隆士を跳ね飛ばす千百合。
(な・・・なぜ・・・・)
「あぁ!ごめんなさい隆ちゃん!でもいくらなんでもはや過ぎます!!」
そういいながらなにやら着替え始めた千百合。
(・・・?いったい何を・・??)
「・・・隆ちゃん!あんまり見ないでください!恥ずかしいですよ・・・」
突然の出来事でついつい見入ってしまった隆士。
しかしそうでもしてないとまたフニャフニャになってしまいそうだった。
「さあ!隆ちゃんおまたせしました!!」
しばらくして着替えをおえた千百合が隆士のもとへ駆けてきた。
その姿は・・・ナース姿。
「千百合ちゃん・・・?」
「私、いろいろな格好で隆ちゃんとしたいんです・・・」
「隆ちゃんも嫌じゃないみたいですし♪」
まじまじと隆士の股間をみながらにっこりと笑う千百合。当然恥ずかしがる隆士。
「では隆ちゃん・・・診察の時間ですよぉ〜!」
千百合はすぐさま上に乗りかかり、あっという間に隆士のペニスに腰をしずめた。
「ああっ・・・!ちっ千百合ちゃん・・・!!」
ナース姿の千百合が隆士の上で暴れまくる。そして、
「ああっ!!隆ちゃん!お熱をはかりましょうね♪」
そういうと激しいディープキス。舌をいやらしく絡ませあう。
「むうっっ・・はうっ!!ぷはっ!隆ちゃんお熱があるようですね♪」
「え・・・?」
「熱があるなら冷ましてあげましょう♪」
そういってにこっと微笑み、隆士の顔の横に自分の顔を移動させる千百合。
「・・何をするの?千百合ちゃ・・・はううううううぅっ!?」
いきなり耳全体を嘗め回す千百合。隆士は背筋が凍るような快感に襲われていた。
すいません!今日はここまでです。短いですね・・・申し訳ないです。
明日から死ぬ気でがんばります。
後遅れましたがみなさんGJです!
自分なんか足元にも及ばないというかなんと言うか、
とにかくGJ!です。
やっぱり、千百合は着衣+コスプレイですね。
千百合のリアクションワロスwww
怒涛のSSラッシュ見てたら何か久々に創作意欲沸いてきた
ちょっと妄想こねくり回して見るかぁ
盛り上がってキタ――――(゚∀゚)――――!!
あああ寸止めとか気がおかしくなりそうだあああ
みんな、遺書は用意できたか、萌え死んでからでは手遅れだぞ
>>407 萌え死ぬも何も、西尾スレに貼られたツンデレなセリヌンティウスに撃墜されたが
遺書を書く暇すら無かったねorz
| \
|Д`) 誰モいナイ・・・ウpスルなラ今ノうチ・・・
|⊂ デも・・・コンなスごイ出来ノSSノ間ニ落とシテほンとウにイイのダろウか・・・
|
| ノ
| ノ サッ
| ノ
|
|
| ⌒θ
|
|
「隆士くん・・・恥ずかしい・・・かも・・・。」
「ああっ、ごめん!」
慌てて放してあげる。すると彼女は服についた汚れを落とし始めた。
どうやら今のも最後に会った時の恥ずかしさもないようだ。
結局あの後は会えなかったんだよな・・・と思っていたところ、
ふと棗ちゃんが僕の顔を見つめているのに気づいた。
「どうしたの・・・棗ちゃ・・・ん・・・?」
じっと考えながら見つめている。
「ちょっとしたら私の部屋に来てほしい・・・かも。」
といって、すたすたと彼女は行ってしまった。
なんか気になるな・・・気になるよ棗ちゃん・・・
「あれ?棗ちゃんの部屋って管理人室でいいのかな・・・?」
ちょっとしたらといわれてもよく分からなかったが大体30分くらいだろうと思って管理人室に行ってみる。
・・・どうして真っ暗なんでしょう?
「隆士くん、気にしないで入ってきて・・・」
棗ちゃんの声。
気にしないことにして入る。
何で暗いのかも・・・
ふとオカ研の部長さんの顔が浮かぶ・・・
まさかそれはないよね!?
とか思ってると黒い人影が近づいてきた。
「棗ちゃんどうしたの?」
一応彼女だろうと検討をつけ聞いてみる。
「隆士くん・・・恋人って・・・するんだよね・・・」
「え・・・」
「愛し合う男女ってするんだよね・・・」
「えぇ〜」
ここまで言われればニブチンとか玉無し呼ばわりされてる僕にだって何を言いたいのも何をしたいのかも分からないわけがない。
「だ・・・駄目だよ・・・そ、そんなこと・・・」
「どうして?隆士くん前私のことが好きだし、恋人だって言ってたよ?」
「で、でも、だめだよ・・・」
そのまま黒い影は近づいてきて、目が慣れたこともあるのだろう、棗ちゃんの顔が判別できるようになった。
「私はいいよ・・・隆士くんだったら。」
もう“かも”なんていってない。どう考えても本気だ。
そのまま彼女は
近づいてきて
僕の唇に
彼女のそれを
あてた。
とても
棗ちゃんの唇は
柔らかく
温かかった。
「んん〜ん〜?!」
そのまま棗ちゃんは舌を入れてきた。
唇を惚けたように感じていた僕は不意を打たれた。
そのままどこで仕入れたのか知らないが僕の口内を恐ろしいテクニックで翻弄する。
拒否することも出来ずに僕がなすがままになって暫くすると彼女は唇を離した。吊り橋のように繋がった唾液が垂れる。
「私は隆士くんのお陰でこんなに積極的になれたんだよ。そう、隆士くんのお陰で。」
「隆士くんが私に言ってくれなければ私はずっと一人ぼっちだったと思う。」
「でも私はあなたに会えて、あなたを好きになって・・・ううん、もっと前から好きだったような気がする・・・。」
「(もっと前・・・?)」
「だから私を変えてくれた、私が好きな、私が愛してる隆士くんを私は欲しいの!」
僕は梢ちゃんとその人格の早紀ちゃん、魚子ちゃん、千百合ちゃん、そして棗ちゃんのみんなが好きだし、
おこがましいかもしれないけれどもみんなを愛している。
その愛しているひとにここまで迫られたら・・・我慢できるはずがなかった。
「棗ちゃん・・・いいんだね・・・」
「うん」
僕は優しく彼女を抱きしめる。
そしてそのままやさしくキスをした。
僕にはデイープキスなんてするほど度胸はなかったし。
けれどすぐに棗ちゃんが舌を侵入させてきた。
すぐにお互いの口内で唾液を流し込みあったり、舌を絡めあったり・・・
もう蕩けそうなくらいの快楽をお互いに与えあうことになった。
ふと気づいた時にはもう口の周りはべちゃべちゃになっていた。
「棗ちゃん・・・いいかな・・・?」
コクコクと頷いてくれたので棗ちゃんが身に付けてるものを脱がしていく。
順に脱がしていき、最後には下着姿になった棗ちゃん。
脱がしていくたびに緊張をして体を強張らせる彼女のことを考えて、もう一度やさしくキスをする。
「隆士くん・・・もっとしてほしい・・・かも。」
やっと本調子に戻ったようだ。
「じゃ・・・」
棗ちゃんの要望どおりブラを脱がして胸に優しく指を這わした。勿論キスも忘れずに。
「んん・・ふゎっ」
唾液が手にかかったがまったく気にせずに彼女の着やせしていつもは分からない豊満な胸を愛撫する。
「ふううんっ・・・んんんっ」
もう我慢できなくなり僕は胸にむしゃぶりついた。
「んぁっ・・・隆士くん・・・胸が・・・胸が熱いのおぉっつ」
乱暴にしないようにと努力しながら柔らかくきれいな肌を舐める。
そして持ち主の気持ちと同じように欲しがっている胸の突起も指や舌で愛撫してあげる。
「ああっ・・・隆士くん・・・もっと・・・もっと・・・」
「はあっ、はあ・・・こっちもいいよね・・・」
僕は下腹部の大切なところを覆っている布を指して言う。
「いいよっ・・・ふあっつ」
僕は愛液でしどどに濡れてしまったものを一気に脱がした。
そこは
びっくりするほど濡れひかっていて
僕の理性を一気に持っていくほどの
破壊力を持っていた。
理性を失った僕はそのまま棗ちゃんをベットに押し倒し、大切なところに口をつけて液体を分泌してるところに舌をいれ一気に啜りあげた。
「あっつああああっ!!!」
一気に絶頂に押し上げられた棗ちゃんは暫くびくびくと痙攣していた・・・
| \
|Д`) 勇気のマホウの影響受けマくっテる・・・
|⊂ 言イかタほトんどトレースでキテなイ・・・
| ソレにエッチシーンが自信持てナイ・・・
| ノ
| ノ サッ
| ノ
|
>勇気のマホウの影響受けマくっテる・・・
>言イかタほトんどトレースでキテなイ・・・
>ソレにエッチシーンが自信持てナイ・・・
影響受けまくってる→盗作か?
トレースできてない→未完成か?
Hが自信持てない→続きに期待できないのか?
こんなことか書かれたら、こちらも感想書きにくいだろ!
もっと大きくかまえてろや
とにかく完成をまつ。
| \
|Д`) スみまセン・・・
|⊂ 今度はコンな爆撃ノ真ッ只中ジゃナイ時ニ投下しマス・・・
|
| \
|Д`) Σ アっ、課題ヤらナきャ・・・
|⊂
|
| ノ
| ノ サッ
| ノ
|
卑屈にならずに堂々としてろと言いたかったのよ。
盗作なんて言わずにインスパイアと言いましょうよw
そんなこといったら、勇気のマホウだって角煮の絵に触発されたんだし。
刺激し合うのはいいことですよ。
「自信過剰になりすぎるのも良くないことだけど…
むやみに自分を卑下するのも同じくらい良くないことだと思うよ」
とりあえずまずは自信を持ってくださいな(´・ω・`)
>>417 臆するな。積極的な棗ちゃんの描写がいい味を出してる。
エローリに言わせたら
「…やれやれ…そんなことで悩んでたのかよおまえは」というレベルだ。
もっと自分のSSに誇りを持ちなさいな。
さて、今夜も懲りずにあんばらんす。
後2話ですが、1話当たりのボリュームが大きいんで分割投下します。
それでは欲望の赴くままにエロスwith珠実。
「はぁ…はぁ…白鳥さん…私…もう…」
「うん…わかったよ」
白鳥の愛撫によって珠実は限界まで性感を高めていた。
自慰では味わえない深い快楽に恍惚とした表情を浮かべ、期待に満ちた眼差しを白鳥に向ける。
これから先の行為で処女を失うと言うこともいまの彼女にとっては些細な問題だった。
それほどまでに甘美な快楽を渇望し、欲望に身を委ねてしまっている。
「ちょっと待っててね」
「はい…」
珠実が息を整える間に白鳥は着ていた服を脱ぎ去り、珠実にそのそそり立つ男の象徴を晒した。
それは珠実が想像していたよりも遙かに大きく雄々しく滾っている。
普段、フニャチンだなんだとバカにしていたものとは思えないくらいの存在感が珠実に向けられた。
(すごい…あんなの入っちゃったらどうなっちゃうんですかね…)
その大きさに驚く珠実だったが、恐怖心よりも期待と好奇心が勝っていた。
「初めて見ました…すごい、大きいんですね…」
「珠実ちゃん…気持ち悪くない…?」
「いえ、そんなことないですよ」
パッと見てグロテスクなその異質な突起も、いまの珠実には愛おしく感じられた。
これからアレが自分を更なる高みに連れて行ってくれる…そう思うとどんどん気持ちが高ぶっていく。
「ちょっと触らせて貰っていいですか?」
「えっ…いいけど…」
その剛直に興味を持った珠実は身を起こすと白鳥のそれにゆっくりと手を伸ばし、そっと握りしめた。
想像以上に硬く、焼けるように熱く滾るものが珠実の手のひらの中でビクンと蠢く。
「うっ…」
「うわぁ…熱い…それに凄い硬いです…」
「うん…さっきから珠実ちゃんのことが見てたら我慢できなくて…」
「…白鳥さんもですか?」
「そりゃ、僕だって男だから…珠実ちゃんのあんな姿見たらそう思っちゃうよ」
「そ、そうですね…」
(白鳥さんも私のこと欲しいんですね…)
先ほどの愛撫では自分だけがどこか高いところに飛ばされるような感じだったけど、そうではなかったのだ。
白鳥もまた珠実と共に興奮し、性感を高めあっていた。
(なら…いいですよね…)
珠実は握っていたものを離すと再び布団の上に身を横たえた。
恥ずかしさはまだあるものの、期待に満ちた眼差しを白鳥に向けゆっくりと股間を大きく広げていく。
珠実はテラテラと濡れた花弁を見せつけながら白鳥を誘った。
「白鳥さん…お願いします」
「…本当にいいんだね、珠実ちゃん?」
「はい…その代わり、ちゃんと気持ちよくしてくださいね?」
「………。 わかったよ、キミの初めて、貰うね」
「どうぞ…です」
これからする行為は一生一度だけの純潔を捧げる行為。
しかし、いまの珠実は白鳥にだったらそれも許せると思えていた。
それほどまでに彼の愛撫は優しく珠実を包み込み、いつの間にか恋敵という壁も消え去っている。
思えば、梢を巡るライバルとは言っても白鳥に対する好意は元々あったのかもしれない。
(こんな大事なことも許せちゃうんだから…罪な人ですね、白鳥さん…)
白鳥も珠実の覚悟をくみ取るとゆっくりと彼女の上に覆い被さった。
「珠実ちゃん…」
「白鳥さん…んっ…」
二人は唇を重ねると互いの舌を激しく絡ませる。
もはや珠実も白鳥とのディープキスに抵抗は感じずに、両手で首を抱きしめて積極的に求めてくる。
白鳥は空いている手で少し潤いをなくした珠実の秘所を弄り、挿入のための準備を始めた。
「んっんふっ、んんっ」
(はぁ…気持ちいい…もっと…)
珠実はとろけるような快感に、もはや何も考えられなくなっていた。
ただただ白鳥を求め、更なる快楽を渇望する。
下半身をまさぐる指に同調するように自ら腰を振り、性感を高めていった。
「珠実ちゃん…いくよ」
「はい、来てください…」
ディープキスを終える頃にはすっかり珠実の秘所は潤いを取り戻し、白鳥を受け入れる準備は整っていた。
白鳥は珠実のクレパスの上に滾る肉棒を走らせ、しっかりと濡らしていく。
そうすることで結合の痛みを和らげようとしているのだ。
「あっ、ゴムつけないとまずいかな、ちょっと待ってね」
「…いえ…今日は大丈夫な日ですから…そのまま来てください」
「そ、そう?」
「はい…初めてですから直で味わいたいんです」
「…わかったよ、じゃ、いくね?」
「どうぞ…」
万が一のことを考えて安全日を選んで決行したのでその辺は問題なかった。
しかし、彼女の最大の誤算は白鳥に心を奪われてしまったことだ。
いまの珠実は梢のためではなく、純粋に白鳥との結合を求めてしまっている。
(バカですね…私も…)
まさに策士策に溺れる、だ。
こんなところで白鳥の良さに気づいてしまった自分に少し嫌気がさしたがそれでも彼を求める心は止まらなかった。
(どうせ同じ結果になるなら楽しんだ方がいいですしね)
負け惜しみでそんなことを考えながら、珠実はいままさに挿入されんとするものをじっと見つめていた。
そう…これから自分は白鳥と一つになる。
その誘惑に珠実はすっかり虜になってしまっていた。
くちゅり…。
しっとりと濡れた隠唇に熱い肉棒が押し当てられ、湿った水音をたてながら割れ目を押し広げていく。
「ふあ…」
「ちょっと痛いかもしれないけど、力を抜いて我慢してね」
「はい…ん、くぅ!」
珠実はギュッと目を閉じ、自らの中心を押し広げていく異物に必死に耐えた。
いままで経験したことのない痛みを伴うその嫌悪感に歯を食いしばる。
白鳥がぐぐっと腰を突き入れると滾る剛直がメリメリと珠実の膣壁を押し広げていき、
それが限界に達したとき何かが裂ける音が聞こえた気がした。
「う、っううぅぅっ!!」
「繋がったよ、珠実ちゃん…」
「はぁ…はぁ…はい…」
(ああ…入っちゃいました…)
膣内にある確かな存在感に珠実は悩ましげなため息を零した。
もう、戻れない。
けれど、それは珠実自身が望んだこと。
彼女にとっては後悔よりもむしろ悦びの方が大きかった。
未だに痛みを伴うが、白鳥が小さく腰を動かすとコツコツと一番奥の部分に先端が当たり、快感が湧き上がってくる。
「んく…痛いけど…不思議な気分です…」
「大丈夫、珠実ちゃん?」
「はい…思ったよりは痛くなかったです…」
正直、もっと酷い激痛を伴うものかと思っていたので拍子抜けしたと言ってもいい。
実際の所、かなり愛撫され十分に解きほぐされていたからなのだが、異物の存在感にさえ慣れれば我慢できない程ではない。
珠実はゆっくりと息を整えると、軽く腰を振ってみて挿入されたものの感覚に慣れようと試み始めた。
「んっ…はぁ…」
「た、珠実ちゃん?」
「は、早く慣れた方がいいかなって…んっんん…」
腰を動かすことで結合部が擦れて、じんわりと快楽が湧き上がってくる。
こんな小さな動きでもこれほどの性感を与えてくれるのだ。
もっと激しく動かれたらどうなってしまうんだろう?
そんな期待が珠実の心に膨らみ始めていた。
「…エッチだね、珠実ちゃん」
「そ、そんなこと…ないです…ぅん…」
「もう痛くない?」
「まだ少し…でもちょっとだけなら動いていいですよ…白鳥さんも我慢できないでしょう?」
「う、うん…実はかなり」
「クス…ゆっくりお願いしますね」
珠実は湧き上がる期待に胸をふくらませて、白鳥を潤んだ瞳で見つめた。
白鳥も珠実の期待に添えるようにゆっくりと膣内に挿入されたものを前後し始める。
まだきついそこだったが溢れ始めた愛液と破瓜の血が潤滑剤になってくれている。
珠実は目を閉じて結合部から湧き上がる感覚をじっと味わった。
(すごい…擦れるたびにどんどん気持ちよくなる…)
亀頭のカリの部分が内側の襞に引っかかり、それが快楽のメロディを奏でる。
突き上げられるたびに脊髄から頭のてっぺんまで電撃が走るような、それでいて甘い快感。
(こんなにゆっくりなのに…もっと…もっと気持ちよくなれるんですね…)
珠実はシーツをギュッと握り、背を仰け反らせる。
(梢ちゃん…こんな気持ちいい思いしてたんだ…ずるいです…)
本来珠実がうらやましがるのはお門違いなのだが、そう感じずにはいられなかった。
それほどまでに性交の快楽は彼女にとっては衝撃的だったのだ。
「あっ…あぁん…はぅ…うぅん…」
「気持ちいい、珠実ちゃん?」
「はい…もう少し動いていいですよ…っあ、んふっ」
白鳥も我慢できなかったのか、珠実の言葉を聞くと徐々に腰の動きを大きくする。
まだゆっくりではあるが、大きく引き抜き、そして奥まで突き入れる。
その刺激に珠実は恍惚とした表情を浮かべ、体をくねらせた。
「はぁん…気持ちいい…」
「もう感じてるんだ…ホントにエッチだね、珠実ちゃんは」
「…エッチな子は嫌いですか?」
「…大好きだよ。 もっと気持ちよくして上げるね」
「はぁい…。 あ、ああん…白鳥さぁん…」
いつもと全く違う珠実の痴態に白鳥も興奮を覚えていた。
明らかに自分がペースを握っていることに彼の男としての本能に火をつけたのだろう。
徐々にピストン運動を強くしていき、緩急をつけて珠実を責めていく。
「あっ、んんっ! すごっ、白鳥さぁん!」
「珠実ちゃん…可愛いよ、珠実ちゃん!」
結合部からはグチュグチュと卑猥な音が聞こえ、それがより興奮を高めてくれる。
白鳥はただ単調に突くだけではなく、時には抜けるくらい引き抜いた後一気に最深部まで突き入れたり、
円を描くように角度を変えながら珠実の蜜壷をかき回す。
(凄い…気持ちいい…こんなの初めて…!)
「あぁぁん…いいぃ…」
「珠実ちゃんの中も気持ちいいよ…」
「そ、そうですか…?」
「うん…出来ればキュッと締め付けてみて」
「えっと…こうですか…?」
膣内の筋肉なんて使ったことはなかったのでよくわからなかったが、珠実は頑張って下半身に力を入れてみた。
腰をくねらせて、何度か試してみると何となく要領がわかってきた。
その間、白鳥は腰を動かさずにじっとしていたが、珠実が力を入れるたびに僅かにうめき声を漏らす。
「こ、こんな感じですか?」
「そう…上手だよ、珠実ちゃん」
「なるほど…頑張ってみます」
「うん、それじゃ動くよ」
白鳥のピストン運動が再開されると、珠実も負けじと膣内を圧迫して挿入されている肉棒を締め上げた。
そうすることで互いに性感を高めあい、より深い結合を生み出していく。
いつしか二人は性交の快楽に溺れていった。
「やぁん…! おちんちん…気持ちいい…ですぅ!」
「珠実ちゃんの中も…気持ちいいよ…!」
「はぁ…ホントですか…? 嬉しい…あっくぅ!」
珠実がすっかり挿入に慣れたとわかると白鳥も本腰を入れて珠実を突き立てた。
はじめは為すがままだった珠実もいまでは自ら腰を振り、同調するように白鳥を受け入れている。
二人のリズムが重なり合い、情欲のハーモニーを奏で始めた。
(やだ…セックスってこんなに気持ちいいものなんですか…?)
グチュグチュとあり得ないくらい卑猥な音を立てる自らの蜜壷を見つめながら珠実は興奮していた。
白鳥の肉棒が引き抜かれるたびに珠実の肉襞がめくれ上がり、それでも逃がさないとばかりにしっかりとくわえ込んで離さない。
珠実の性器はまるで別の意志を持つかのように繋がった相方を激しく求めていた。
(あぁん…気持ちいい…気持ちいいよぉ…)
ギチギチに硬くなった剛直が出入りするたびに快感が膨らんでいく。
それは珠実をどんどん高みへと押し上げていった。
「あっ、ああん! ひあぁっ!」
「珠実ちゃん…!」
「も、もっと…もっとぉ! ああっ」
ぬるぬるになって滑りがよくなりすぎたためか、ピストン運動が激しすぎたためか、
白鳥の肉棒は珠実の中から抜け落ちてしまった。
「ダメェ、抜かないで…早くぅ!」
「た、珠実ちゃん…」
「白鳥さん、早く早くぅ入れてくださぁい…」
「う、うん」
すっかり発情してしまった珠実は待ちきれないと言わんばかりに腰を振っておねだりした。
もうそこにはいつもの気丈な彼女の姿はどこにもない。
(もう我慢できないですぅ!)
羞恥心を捨ててなりふり構わず快楽を求める珠実の姿に、白鳥は一瞬驚いたが気を取り直すと再び秘唇に肉棒を宛い一気に突き入れた。
「はぁぁん! これ、い、いいですぅ!」
「珠実ちゃん、すっかりエッチになっちゃって…」
「だってぇ…凄く気持ちよくって我慢できないんです…」
「初めてなのにこんなに感じちゃって…」
「白鳥さん…もっと、もっと欲しいですぅ」
もはや快楽を貪ることしか考えられなくなった珠実は必死に腰をくねらせ、白鳥の同調を促した。
そんな珠実の痴態に白鳥もまた興奮し、珠実の腰を掴むとラストスパートをかけることにした。
そもそも、SS自体が盗作のような物。
気にするだけ、無駄。
「やっ! あっああっ! し、白鳥さぁん!」
「珠実ちゃん!」
「ふああぁぁぁっ!」
白鳥が珠実の腰を掴み、ガクガクと激しい挿入を繰り返す。
珠実のつま先もピンと反り返り、腰はすっかり浮いてしまっている。
二人の荒い息づかい、互いの腰肉がぶつかり合う音、そして結合部からはグチュグチュという水音が閉め切った部屋の中に響き渡る。
(ダメ…止まらない、止まらないよぉ…)
突き上げられる快感に珠実はすっかり溺れていた。
もう梢のことも、先のことも何も考えられない。
ただただ甘美な快楽に身を委ねて、流されるままに性感を貪る。
「白鳥さん…私…もう…もう…」
「僕も…珠実ちゃん…」
「…はい…中に…いいですよ…」
「うん…」
ここまで来てしまったらもう最後までして貰いたい。
さいわい今日は妊娠の心配はないので珠実は最深部での射精を促した。
(…なんか、もう白鳥さんでもいいですかねぇ…)
梢への思いもすっかり弱くなり、それほどまでに白鳥を求めている。
決して結ばれることのない女同士より、男女の関係を知ってしまったいまでは余計にそう思えてしまう。
「はぁん! 白鳥さん、いい、ぃぃ! お、奥に当たってますぅ!」
「珠実ちゃん…すごい…締め付けてるよ…!」
「だ、ダメ、ダメェ! 私…おかしくなっちゃいます!」
「珠実ちゃん…一緒におかしくなっちゃおうよ…!」
「はぁぁぁぁん!! 白鳥さぁん!」
珠実の頭の中は真っ白になり、もう白鳥のことしか考えられなくなっていた。
ビクビクと膣内がざわめき目の前がチカチカと明滅し始める。
弱い絶頂が幾たびも起こり、珠実の理性を吹き飛ばしていった。
「白鳥さん…もう…もう…!」
「行くよ、珠実ちゃん…!」
「白鳥さん、一緒に…一緒にぃ!」
白鳥は珠実を押しつぶすように激しく突き立て、珠実も両手両足を使って白鳥を抱きしめる。
二人はもう限界だった。
「い、ゃぁ! もうダメ、もうダメッ!! イッちゃう、イッちゃうぅ!!」
「た、珠実ちゃん…ッ!!」
「あっ…あああああああああぁぁぁぁぁっ!!!」
一瞬早く珠実が限界に達すると膣内が圧迫され、それと同時に白鳥も限界を迎えた。
白鳥は珠実の最深部まで己の分身を突き入れると子宮に向けて、大量の精液をぶちまけた。
ビュクビュクと熱い奔流が珠実の胎内に注ぎ込まれ、その刺激がさらに珠実の絶頂を促す。
「はぁぁぁぁああぁぁぁ!!!!」
「た、まみ…!」
「あ…あつ、い…ですぅ…!」
絶頂に絶頂を重ね激しく膣内が痙攣し、くわえ込んだ白鳥の肉棒から一滴残さず精液を搾り取ろうと収縮を繰り返す。
白鳥もさらに腰を大きく突き入れ、容赦なく珠実の子宮へと欲望の雫を注ぎ込んだ。
(凄い…熱いのがいっぱい…中に入ってる…)
「あ、ああ…入ってきます…」
「珠実ちゃん…」
「嬉しい…」
結合部の奥底で何度も何度もビュクビュクと精液を注ぎ込まれ、やがてそれは珠実の子宮をいっぱいに満たしてしまった。
白鳥の剛直も全てを吐き出すとゆっくりと力をなくし萎えてゆく。
女としての本能か、珠実は恍惚とした表情でたっぷり注ぎ込まれた精液の存在感に満足げな笑みを浮かべた。
妊娠することはないとわかっていても、何故かそれが勿体なく思えてしまう。
(完敗ですよ…白鳥さん…)
もはや珠実にとって白鳥は恋敵などではなく、愛を育むパートナーにしか見えなくなってしまっていた。
それほどまでに彼が愛おしく、そして心から求めるべき存在になってしまっている。
「白鳥さん…ありがとうございます…」
「珠実ちゃん…」
「すごく…気持ちよかったですよ…」
「…僕もだよ」
二人は繋がったまま満足げな笑顔を見せ合うと唇を重ねて互いを労いあった。
はい、とりあえず今回はここまで。
後は事後処理みたいなもんなんでしばらくしたら投下します。
リアルでGJ!
このスレに衰退と言う言葉はないなw
>>434 キタ━━━ヽ(゚∀゚)ノ━( ゚∀)ノ━( ゚)ノ━ヽ( )ノ━ヽ(゚ )━ヽ(∀゚ )ノ━ヽ(゚∀゚)ノ━━━!!!!
へ ) ( ノ ( )ノ ( ) へ ) へ ) へ )
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ネタ超特化&エロ皆無だが意を決して投下
439 :
あとがき煉獄:2005/10/12(水) 19:19:27 ID:bbimK25Z
「ねぇ〜ブラブラ〜」
「なんですかドクピン〜?」
「ふと思ったんだけどさ、何であとがきが地獄なわけ?」
「そりゃ天国はうだつのあがらない脇役共にもっていかれたからです〜」
「……これって不公平だと思わない?
そもそも脇役に出番が無いのは当たり前じゃないの。だから「脇役」なんじゃない。
それなのに出番が少ない、って理由で脇役風情が天国を満喫して、
私達は地獄を味わわなきゃならないなんてこんなの逆差別よっ!!そうだと思わない!?」
「ひょっとしてドクピン酔ってます〜?」
「………! よしっ、決めたぁっ!!今回は天国と地獄を逆転させちゃうわよぉっ!!!」
「人の話は聞くです〜」
「そうと決まれば善は急げっ!!早速相応しい面々を呼び寄せるわよっ!!!
ブラブラは部長さん呼んでらっしゃい!!」
「え〜、あんな人間失格に何の用があるですか〜?面倒です〜」
「いいからいいから、いざと言う時の隠し玉にねっ! うおー盛り上がってきたわぁ!!!!」
「やれやれです〜」
440 :
あとがき煉獄:2005/10/12(水) 19:20:03 ID:bbimK25Z
「ちょ、ちょっと桃乃さん!何ですかこんな所に連れてきて!」
「はいはい口答えしないっ!!白鳥クンはそこに立って!梢ちゃんはその隣!!」
「あ、あの、桃乃さん……一体何ですか?」
「ふふふふふ………これからキミ達2人にあとがき天国を仕切ってもらいますっ!!!」
「「えーーーーー!!??」」
「キミ達2人は天国と呼ぶに相応しい!!いやむしろパラダイス!アルカディア!!イーハトーブよぉっ!!!」
「うーん、でも何か面白そうですね。いいんですか?」
「いいのいいのっ!!さぁ、あとがき天国の始まり始まり〜!!」
「ちょっと待ってくださいよ!!!
そ、そんな事言われても、僕は仕切るの苦手だし、どっちかと言えば仕切られる方が〜…」
(あら〜?そんな事言うなら今この場でひん剥いて隆子爆誕させちゃうけど?
清楚な隆子ちゃんを汚しながら進めていく、ってのも楽しそうよねぇ?)
(こっちはスタンバイOKですよ〜)
(か、勘弁してくださいよっ!!梢ちゃんの前であんな格好する位なら死んだ方がマシだっ!!!)
「?白鳥さん?桃乃さんと何話してるんですか?」
「あ!な、なんでもないよっ!!(分かりましたよ、やればいいんでしょやれば…)
じゃあ頑張ろうね梢ちゃん!!」
「えぇ、頑張りましょう白鳥さん!」
(よく分かってるじゃないの〜、じゃ、私達はあっちに行ってるからあとお願いねっ。行くわよブラブラ!)
(私は千百ちゃんと一緒にやる方がいいです〜)
(つべこべ言わない!!!)
441 :
あとがき煉獄:2005/10/12(水) 19:20:45 ID:bbimK25Z
「じゃ、じゃあ、えっと……あとがき天国の始まり始まり〜」
パチパチパチパチ
「て、照れるな…え、えっと、この巻では僕と梢ちゃんがこ、恋人同士になっちゃって……ね、梢ちゃん」
「は、はい……私とっても嬉しかったです。白鳥さんの事ずっとずっと好きでしたから……」
「こ、梢ちゃん…」
「白鳥さん…」
(おぉっ!?早速前方宙域に識別不能の高エネルギーフィールドがッ!!
うおおおお青春じゃのぅ青い春と書いて青春じゃのぅ〜)
(………)
「あ…えっと……何したらいいのかな………」
つカンペ
「あ、次巻では
『衝撃!白鳥遂に女装に目覚める!!罪深き女と呼ばれて』
『白鳥隆士白昼堂々の破廉恥行為!!穢された乙女の純真』
『あばずれに秘められた過去!消したい過去と消せない記憶』
の3本をお送りしま……ってちょっと待てええええええええええええええ!!!!!!」
「え…し、白鳥さんってじょ、女装癖が……」(バタリ
「ち、違、誤解だよ梢ちゃん!!!梢ちゃーーーん!!!!」
「よくも梢ちゃんを悲しませたですね〜?」
「え、珠美ちゃん…あ、あんなカンペ出したのは珠美ちゃんじゃないか!!」
「あれは事実ですよ〜?
それにしても梢ちゃんを悲しませるなんて万死に値するです〜。今すぐ逝くです〜」
「うわ、ちょっと、やめうわあああああああああああ」
442 :
あとがき煉獄:2005/10/12(水) 19:21:47 ID:bbimK25Z
「ちょ、ちょっとブラブラ!!何て事してくれたのよ!!!折角の甘いムードが台無しじゃないの!!!
て言うかあばずれとは何じゃゴルァアア!!!!」
「知ったこっちゃないです〜。
私は梢ちゃんを応援する、って決めたけどあとがきでまでイチャイチャされる筋合いはないです〜。
私にとっちゃ天国でもなんでもないです〜」
「あーもうッ!!!このままじゃあとがき天国が台無しじゃないの!!!!」
「「「「「コラーーーーーーーーッ!!!!!」」」」」
「ん?何?」
「はぁ…はぁ…な、何勝手にあとがき天国なんてやってるんだよ!!
お前達は出番だけじゃなくて俺達の唯一の安息の場まで奪うのかっ!!」
「そうよ!何が脇役風情よ!!私達だって好きで脇役やってんじゃないのよ!!!
出番も無ければ名前も無い、こんな私達が可哀想だと思わないの!?」
「そうよそうよ!!脇役だからってむげな扱いしないで!!
この上脇役地獄なんかになったら私達どうやって生きていけばいいのよ!!!」
「……さっきから黙って聞いてれば脇役の分際でやかましいです〜」
「ぶ、分際!?」
「ブラブラ、こんな事もあろうかと用意したリーサルウェポン投入よ」
「はいなです〜」
443 :
あとがき煉獄:2005/10/12(水) 19:22:32 ID:bbimK25Z
「珠美部員〜、黒魔術ニ目覚メたいとイうノはこちラの方々デスか?」
「そうです〜。皆黒魔術の魅力にとりつかれた哀れな人々です〜。
好きな様にいじってくださいです〜」
「サァ、皆さン、コレからサタン様を降ろすサバトを始めマスよ…どナたが生贄ニなるデスか?」
「な、何この人…怖い……」
「何この全身を駆け巡る悪寒は…み、皆、ここはひとまず逃げましょうっ!!」
「う、うろたえるなっ!きっと脅しだ!!」
「ホゥ、そこノ男性は元気がアッていいデスね…生贄にはピッタリデスよ……」
「う、動けない…だ、誰か、助け……!お、お前等、逃げるなーー!!」
「ありがとうエロール!!ここで散ったあなたの事はきっと忘れないわ!!!」
「は、薄情者ーー……」
「オッと、皆様ドチらヘ行かれルのデスか?既ニ儀式は始マっていルのデスよ……」
「!?動けない!!引き寄せ…られる…」
「い、嫌、まだ死にたくないよー!!!」
「誰か助けてー!!!」
あ゛ー………
444 :
あとがき煉獄:2005/10/12(水) 19:23:50 ID:bbimK25Z
「あとは放っておけばいいです〜」
「お、恐ろしい……っと、それどころじゃないわよ!あんたあとがき天国どうしてくれんのよ!!!」
「どうやらもう心配してる場合ではない様ですよ〜?」
「え、それはどういう」
「ほぅ、白衣ですか。凡人にしてはなかなか頑張りましたね。
しかし貴方にはもっと正しい服装があります。さぁただちに是正してさしあげましょう」
「え゛…ひょっとして、千、千百合、ちゃん…? ! 何をするブラブラ!!」
「逃がしませんよ〜」
「ちょ、マジしゃれにならんから!!離せ、離せーーー!!!いやああああああああああああああ……」
「どうですか〜千百ちゃん、こんな格好で〜」
「………こ、これくとっ」(にゅっ)
「じゃあ次はあそこにのびてるタマなしいじっときますか〜」
「?…!!あ、あれは…その、私……ああああああああ」
「大丈夫です〜、カツラをかぶせればほら〜」
「…まぁ!そ、創作意欲が沸いてきましたよ〜」
「その意気です〜」
「け、結局、このあとがきは、地獄になる、さだめ、なのね……(ガクッ
オチなし
おしまい
カッときて書いた。今は反省している。
(・∀・)カエル!!
>>447 まあ確かにスレ違い。
だがなかなかおもしろかった。
これにエロを絡めるってのも難しい話だしな
他の作品の刺激が強すぎるから、間にこんな作品があってもいいかもしれない。
次は是非エロSSを書いていただきたい。
ウホッ、いいノリ…。
そう言うコメディタッチの文章書けるのは羨ましいなぁ。
そっち方面も練習しようかな。
と言うことで、あんばらんす最終話です。
「ん………。 ここは…?」
すっかり疲労して眠ってしまった珠実は白鳥の布団の上で目を覚ました。
全裸のままだったが体は綺麗に拭かれ、流れ出た体液は取り除かれている。
それをしたのが白鳥だと思うだけでまた胸が熱くなってしまった。
「白鳥さん…」
体の汚れは取り除かれても胎内に残った感覚は決して消えてはいない。
珠実はお腹を撫でながらうっとりとした表情を浮かべた。
「あっ、珠実ちゃん、おはよう」
「あっ…」
部屋にいなかった白鳥がドアを開けて帰ってきた。
その顔を見て、思わず顔がほころんでしまう。
しかし、次の瞬間、珠実の顔は一瞬で青ざめた。
「おはよ、珠ちゃん」
「こ、梢ちゃん!?」
白鳥と一緒に梢も部屋にやってきたのだ。
珠実は目を見開き、部屋に入ってきた二人を青ざめた顔で見比べた。
「ダメだよ、珠ちゃん。 勝手に人の彼氏をつまみ食いしちゃ!」
「こ、梢ちゃん、こ、これは…。 白鳥さん、いったい!?」
「いや…梢ちゃんがね…」
白鳥は狼狽える珠実とは対照的に苦笑しながらポリポリと頭をかいた。
「二人だけでいいことしちゃってずるいよ!」
「!?」
「まぁ、その…梢ちゃんに見つかっちゃって…っていうか見られてて」
「そ、そんな…」
梢に見られてしまったとなると珠実の計画は通じなくなってしまう。
あの状況を見たら明らかに珠実の方から求めてるようにしか見えなかっただろう。
「終わった後、入ろうとしたら珠ちゃん気を失っちゃったから」
「こ、梢ちゃん…わ、私は…その…」
「それでいままで梢ちゃんの部屋でしてたんだけどね…」
「………えっ!?」
二人の顔を見ながら珠実はすっかり混乱していた。
梢に怒鳴られたり、嫌われたりするかもしれないと思っていたのに二人の態度はまるでそんな感じではなかったからだ。
「と言うわけで、珠ちゃんも一緒にしよ♪」
「…はぃっ!?」
「珠ちゃんも白鳥さんとしたいんでしょ? なら一緒にしようよ」
「こ、梢ちゃん?」
珠実は梢の予想外の発言に戸惑っていた。
(な、なにいってるんですか、梢ちゃん〜!?)
「し、白鳥さん…どういうことですか?」
「うん…梢ちゃんがね…一緒にしたいって…」
「一緒に…!?」
「そうだよ、珠ちゃん。 横取りなんかしなくても、言ってくれれば三人で一緒にしたのに」
「………」
梢はさらっととんでもないことを言ってみせた。
つまり、みんなでエッチしようと言うことだ。
あんまり考えていなかったことだが、梢は珠実の想像以上の度量を持っていたらしい。
「こ、梢ちゃん…本気ですか?」
「うん。 珠ちゃんも抜け駆けなんかするくらいなら言ってくれればよかったのに…」
「…だってさ」
「………」
珠実はもはや絶句するしかなかった。
自分のいままでの空回りはいったい何だったんだろう?
いままで考えていた価値観がガラガラと音を立てて崩れていくのを珠実は感じていた。
「だから、ねっ、珠実ちゃん」
「は、はぁ…」
「わたしも珠実ちゃんの気持ちよくなってるところみたいなぁ」
「こ、梢ちゃん…」
「ね、白鳥さん、まだ出来ますよね?」
「えっ? あ、ああ、うん…ちょっときついけど」
白鳥も梢の態度に驚いてはいるけど、提案自体には納得しているようだった。
梢は部屋の鍵をかけると躊躇なく服に手をかける。
着ていたものを脱ぎ去った梢は下着をつけておらず、成熟した肢体が珠実の前に晒された。
「ねっ、珠ちゃん。 一緒に楽しもうよ♪」
「え、あ、その…梢ちゃん?」
あまりの展開についていけずに戸惑う珠実の横に梢は腰を下ろし、裸のままだった珠実の体に手を伸ばした。
「珠ちゃん…可愛い♪」
「あ、ちょ、ちょっと、梢ちゃん!?」
梢の手がゆっくりと珠実の乳房を包み込み、そして揉んでいく。
それはかつて珠実自身が求めていた展開だったが、いまの珠実には状況を理解することで精一杯だった。
(ど、どうなってるですか〜〜〜!?)
「や、やぁ…ん、梢ちゃん…そんなに見ないでください…」
「ダメだよ〜、珠ちゃんの気持ちいいところ、ちゃんと見せてね」
「やっ、そこ、触っちゃダメですっ!」
珠実は再び白鳥と交わり、梢はその結合部をまじまじと見つめていた。
それだけでは飽きたらず珠実の肉芽を摘み、白鳥の挿入に合わせてキュッキュッと摘む。
「珠ちゃんってホントにエッチなんだぁ…」
「ダメ、ダメェ…!」
「ねぇ、白鳥さん、珠ちゃん今日が初めてでしたよね?」
「えっ…? う、うん、そうだよ」
「初めてなのにこんなに感じちゃうんだ…」
(こ、梢ちゃん…)
珠実は状況に流されるまま、二人に責め立てられていた。
白鳥に挿入されながら、乳房とクリトリスを梢の手と口によって愛撫される。
敏感なポイントをいくつも責められ、珠実は為す術もなく快楽に飲み込まれていった。
「だ、ダメ…! そんな、ダメですぅ!!」
「梢ちゃん、珠実ちゃんはおっぱい弱いみたいだからいっぱい弄ってあげてね」
「はぁい、白鳥さん。 まだ出しちゃダメですよ?」
「はぁ、はぁ…ちょ、ちょっと…そんなにしちゃ…私…おかしくなっちゃいます…っ」
「大丈夫だよ、珠ちゃん。 凄く気持ちよくなるんだから」
「こ、梢ちゃん…やぁん! そ、そんなに強く吸わないでぇ…!」
(わ、私、どうなっちゃうんですか〜!?)
…………………。
その後、珠実は二人から責め続けられ、何度も何度も絶頂をプレゼントされてしまうことになった。
珠実が力尽きたあとは白鳥と梢が交わり、珠実はその光景をぼんやりと見ていた。
いまは三人とも力尽き、狭い布団の上に川の字になって枕を並べている。
「…はぁ。 疲れた…」
「白鳥さん、お疲れ様です♪」
「さすがに連戦はきついよ…」
「そうですねえ。 まあ、今日は珠ちゃんの初めて記念ってことでいいじゃないですか♪」
「はは…」
白鳥と梢はまだ余裕があるのか談笑をしているが、珠実はぐったりとして二人のことを虚ろに見つめていた。
「…珠ちゃん、大丈夫?」
「………。 大丈夫、じゃないですよ…梢ちゃん…」
「あはは…ごめんね」
「ちょっとやり過ぎちゃったかな」
初体験で連戦の上、3Pという異常な状態ではグロッキーになるのも無理はない。
それ以上に状況を受け入れることにいっぱいいっぱいだった珠実にはこの仕打ちはきつかったようだ。
もはや、反論する気力すら失ってぐったりと横たわっている。
「でも、今度からするときはわたしに断ってね? ちゃんと言ってくれればいいから」
「はぁい…ですぅ…」
「あの…僕の意志は…?」
「白鳥さんはなんだかんだ言って結局しちゃいそうですし」
「………」
結局。
三人はこの後も仲良くこの関係を続けることになった。
珠実の願いもある意味成就し、複雑な気分になりながらも関係を楽しんでいたという。
桃乃ら他の住人からは呆れられていたが、本人たちが満足しているならそれはそれでいいことなのだろう。
「な、何でこんなことになっちゃったんですかねぇ…」
珠実は例の計画のノートを見ながらため息をついた。
まぁ、梢とも裸のつきあいが出来て、女の悦びも覚えられて…一石二鳥ではあったのだが。
「はぁ〜〜………」
こんなアンバランスな状況が当たり前になりかけていることに珠実はまたため息をつく。
しかし、いまの状況が考え得るベストな状況であると言うことも間違いない。
そして、彼女もまたいまの状況に充実感を覚え始めているのも事実だった。
そんなどっちつかずな自分の気持ちにまたため息が漏れる。
「はぁ〜〜〜〜〜〜〜……………………」
結局、彼女が状況を受け入れて楽しむようになれたのはもう少し後のことだったという。
<あんばらんす?> Fin.
と言うことで、あんばらんす?完結です。
一連の珠実SSでいろいろ書いてきましたが、ようやくここに辿り着けました。
白蒼茶の幸せ3P。
思えば、これが多くの人が望んでいるハッピーエンドなんでしょうねえ。
個人的にはこういう展開はあんまり好ましくないんですが、先に重いSS書いていたせいか、
意外とこういうのもありなんじゃないかと思えるようになりました。
…まぁ、このまま行くとUnbalanceな状況が待ってるかもしれませんが。
今回はあんまりシリアスに考えないでひたすらエロス、って感じでした。
白鳥君とか梢ポンがやたらにエロいし。
とりあえず今回は即興気味だったんで、次回はもうちっと頭使ったの書きたいなぁ。
ではでは。
PS.
一纏めにしたテキストファイルもアップしておきました。
お持ち帰りの方はこちらからどうぞ。
ttp://mahoraba.dw.land.to/ss/src/up0019.txt
>>456 リアルタイムでアンタって人はー!!
じゃなくてGJ、神仕事です。
GJ!
そしてこのあと勢いにのって梢ポンと珠で・・・うわ、何をするだー!
>>456 乙GJ!
梢ポンの天然にエロが加わるとこうなるとは…
まぁあれですよ、不均衡の中にこそ均衡がなりたつということもあるわけですよ。
珠キチのほのぼのエロSSはなかなか新鮮で、楽しんで読むことができました。
これでしばらくオカズに困ることなs(銃殺
というわけで、お疲れさまでした。次の作品も期待してますよ
(´・ω・`)つ旦 ドーゾ
ところで、Mr.ぐうたらの次回作ま〜だ〜?AA(ry
呪われた様にHappydays執筆中……
久しぶりに書くもんだから体が言うことを聞かないっつーか
思いついたことを文章に表す力がなくなってる!
書き手としては致命的だなこりゃ……
がんばろー
ガンガレミスター
珠実凌辱じゃないのか・・・
水氏、あなたって人は……GJ!
あのUnbalanceとは全然違う展開で楽しませてくれました。
次はそろそろ御大……?
あと、まほログの方に重要記事?を掲載しときました。
どうやら保管庫の中の人みたいで……
画像だけでいいから早く更新して頂きたい……
まあいいや、眠いし_| ̄|○
地道に更新しないと溜まる…………
あれま。
SSはまほログがあるからいいとして、画像は流れやすいから辛いとこですね。
幸か不幸か、角煮の方はローペースになってますが…。
次…はしばらくお預けです…。
アレの作業が溜まってる上になんかリクエストがorz
うーむ、かなり微妙なタイミングになってしまった気がする…
とりあえず345の続き、エローリ×みっちゃんエロなし甘め?
タイトルは…「B」とでもしときます。他に思いつかない…
では投下
467 :
B:2005/10/13(木) 00:50:11 ID:2iUqxPK0
双葉台駅から約一時間の所にある、都内某テーマパーク。
決して新しいとか話題性があるとかいうわけではないが、数多くのアトラクションがある。
さらにあまり混んでいない方がゆっくり楽しめるのではないかということでここに決めたのだった。
「さて、どっからまわる?好きなとこでいいぜ」
「じゃあ、あの…コーヒーカップから…」
「あー、確かに女の子はそういうの好きそうだからなぁ」
「あ、いえ…そうじゃなくって、やっぱりこういうのは定番のものから…」
「定番?」
「あっ」
しまった、という顔をする三千代。
「…な、何でもありませんわ!それより、さっそく行きますわよ!」
そう言うと彼を残し、すたすたと先に歩いて行ってしまった。
いつもと違う様子に戸惑いながら、翼はただ着いていくしかなかった。
それからも機嫌の悪そうな三千代であったが、いざコーヒーカップに乗るとまた嬉しそうな表情へと変わった。
不思議そうにそれを見ていた翼であったが周りを見回してようやく気付いた。
そこには仲の良いカップルが楽しそうに、自分達と同じく二人で乗っていたからだ。
(あぁ、だからさっきあんなことを…)
そう考えれば、彼女の言動も行動も全て納得できる。
(別に、俺達はそんなんじゃねーけど…まぁ、今日くらいはいいか)
せっかくだから、ということで翼は割り切って楽しむことにした。
おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおきたーーーーーーーーーーー
469 :
B:2005/10/13(木) 00:54:06 ID:2iUqxPK0
「どうだった?」
「あ、はい。楽しかったですわ」
「そうか、そりゃ良かった。…じゃ、次、行くか?ほら」
その言葉とともに翼は手を差し出す。
はじめはその意味がわからずきょとんとしていた三千代だったが、
やがて理解したのかその顔はどんどん赤くなっていった。
「えっ…えええっ!?」
「なんだ、イヤなのか?…まぁ、それなら別にいいんだけどよ」
そういってわざとらしく手を引っ込める。三千代は慌てながらも彼の言葉を否定した。
「あっ、べ…別にいやだとか、そんなことは全然ないんですのよ?
ただその…いきなりだったのものですから、少し驚いただけで…
…む、むしろ、私も…そうしたい、っていうか…」
真っ赤な顔で言葉につまりながらも、三千代は必死にその思いを伝える。
予想通りの反応を見られた翼は満足したのかそんな彼女の言葉を遮った。
「あー、わかったわかった。ちょっと試してみたかっただけだ。
悪かったな。…ほら」
あらためて差し出される手。三千代は少しとまどいながらも、その手を握った。
初めて触れた、彼女の手。
とても小さく、どことなく温もりを感じる。
そんなことを考えながら、しっかりと握られたその手を翼はやさしく握り返していた。
470 :
B:2005/10/13(木) 00:57:16 ID:2iUqxPK0
「なぁ、次、あれに乗ってみないか?」
「えっ、あれ…ですの?」
翼が指さした先にあったのはジェットコースターだった。
「えーっと…別に構いません、けど…」
「?」
はっきりとしない三千代の態度に、翼はピンときた。
「あっ、もしかして怖い…とか?」
「なっ!?…そそそんなことけっして、ありませんのよ!」
悪戯っぽく言った翼の言葉を三千代はムキになって否定する。だがそれは彼の思惑通りだった。
「なら問題ないな。行こーぜ」
「えっ?…あっ!」
意気揚々と歩を進める翼に三千代は仕方なく着いていく。
さっきああ言ってしまった以上、今更拒否することも出来なかった。
471 :
B:2005/10/13(木) 00:59:37 ID:2iUqxPK0
「…なぁ、本当に大丈夫か?」
動きだす直前になって心配になった翼は声をかける。
「はいっ!?…あ、べ、別にこんなの、なんともありません…のよっ?」
しかしそう言った彼女の顔色は真っ青で、明らかに無理をしているのがわかった。
かといって、既に動き出してしまっていてもう降りることなど出来ない。
翼はなんとか気分を紛らわせようとあれこれと話し続けた。
「あの、あれだ。こういうのって乗ってみると思ったより怖くないっていうか…
あとはほら、景色とかを見てると気が紛れるって言うし…」
しかし、彼女の耳には全く届いていないようだった。
言葉ではどうにもならないと思った翼は彼女の手を掴む。
「はうっ!?」
「とりあえず、目つぶっとけ。すぐ終わるから」
「あっ、は、はい」
三千代は言われた通りにし、そして彼の手を力いっぱい握り締めていた。
「無理矢理乗せて悪かったな。ほら」
「あっ、すみません、ですの…」
翼が差し出したハンカチを受け取り、三千代は涙を拭う。
それでもまだ収まらないのかすんすん泣いていた。
「…そうだ、そろそろメシにしないか?
時間もちょうどいいし、ハラもへったしな」
「え?あぁっ、もうそんな時間でしたの!?
気づきませんでしたわ。…じゃあ、そうしましょうか」
ご飯、つまり弁当という言葉に反応した彼女はピタリと泣き止んだ。
目はまだ赤いが、表情は笑顔に戻り翼も一安心する。
472 :
B:2005/10/13(木) 01:02:40 ID:2iUqxPK0
テーマパーク内の一角、大きな池のある公園。そこに二人は来ていた。
芝生の上に腰を下ろし、大きく背伸びをする。
「ん〜〜っ…ここって、こんな場所もあったのか。なかなかいいな」
「そうですわね。今日みたいな日は暖かくて、のんびりするのにはちょうどいいですわ」
その気持ち良さにしばし身体を預けまったりする。が、やがて三千代がここに来た目的を思い出した。
「あっ、そ、そんなことよりご飯にしましょう、ご飯!」
「あぁ、わりぃわりぃ。じゃ、いただこうかな」
「はい!じゃあ召し上がってくださいな」
うれしそうに弁当箱を開く三千代。翼はそれを覗き込んだ。
「へぇ、どれど……れ?」
「?…どうかなさいましたの?」
「えっ?あ、いや…こりゃ確かに”特製”だな、とか思ってさ」
「あっ、…そ、そうでしょう?そうでしょう!?オーホッホッホッ…」
彼女の開いた大きい弁当箱には、たくさんの種類の食べ物が詰め込まれていた。
おにぎり、サンドイッチ、唐揚げ、卵焼き、ウインナー…と、それこそ「たくさん」入っていた。
二人分にしてはちょっと…いや、かなり多い量だ。食べきれるだろうか…?
どこかでそんなことを思いながらも、それが彼女が頑張った証拠であると考えれば不思議と悪い気はしなかった。
473 :
B:2005/10/13(木) 01:04:59 ID:2iUqxPK0
「じゃあ、いただきます」
「はい、どうぞ。…味とか、変じゃありません?」
「…うん、全然大丈夫。つーか、美味い」
「本当ですの!?良かったですわ!朝から頑張った甲斐がありましたわ!」
どんどん食べてくださいね!」
「あぁ、わかった。だから、お前も一緒に食おうぜ」
「あ、はい。では、私もいただきますわ」
そういって唐揚げに手を伸ばす。自分でも満足のいく味だったのか、とてもおいしそうに食べている。
それなりにたくさんあった料理だったが、結構なペースで弁当箱から消えていった。
「ご馳走様、うまかったぜ」
「いえいえ、それは何より、ですわ」
少し食べ過ぎたかもしれない。
が、空っぽになった弁当箱を見て喜ぶ彼女の姿を見るとそんなことはどうでもいいように思えた。
「…さて、と。もう落ち着いたことだし、行くか」
「あ、はい。そうしましょう」
それからも二人は様々な乗り物に乗り、久しぶりの一緒の時間を楽しんだ。
そして、そんな楽しい時間はあっという間に過ぎていった。
というわけで今日はここまで。
書いてる時は妄想爆発、今になると少しぽくないとか感じたり…まぁいいや
次はまた近いうちにでも。
>>474 あんた才能あるね。一撃で萌え死んだよ、GJ!
別に臭いとかなんだとか関係なく突っ走ってくださいな。
そんな俺ツンデレスキー。
みなさんGJ!自分の才能のなさに歯噛みしています・・・
さて!!
ここで続きを投下します。今回で千百合は終了。
少しマニアックすぎかもしれませんがお許しください。
「うふふ♪隆ちゃんはこんなところが弱いんですね・・・」
ピチャピチャと音を立てながら、うれしそうに舌を蠢かす千百合。好きな人の全てを知りたい。
そんな想いからか、彼女はさらに大胆になっていく。
「お熱は冷めました?隆ちゃん?」
「はぁ・・はぁ・・・なんとか・・・」
「じゃあ今度はお注射しましょうね♪」
「え?」
(注射?どちらかといえば僕が注射をしているような・・・)
不思議そうに考えている隆士をよそに、千百合は隆士の顔の上に自分の胸が来るような姿勢をとった。
「いきますよ〜隆ちゃん、おっぱい注射〜♪」
「ええええっ!?そんなっ・・むううううううぅうぅ・・・っ!」
豊満な胸を一気に押し当てられた隆士は、息苦しそうに唸る。しかしそこに苦しみはなく、なんとも言いがたい
幸福感が隆士を包んでいた。
(・・・ちょっと苦しいけど・・・なんだか・・・懐かしい気がする・・・)
「隆ちゃん?痛くないお注射でよかったですね・・・ああっ!!そっ・・そんなぁっ!!だぁめえっ!隆ちゃん!」
いきなりよがりだす千百合。それもそのはず、隆士が千百合の乳首に吸い付いていたのだ。
「ああん!隆ちゃんたら・・・ああっああっあああああっ!!」
あたりに「ちゅうううううううっ」というなんとも独特の音が響く。それだけ隆士は激しく吸っていた。
「隆ちゃん!あああっ!!Stop!そんなにっ・・・すわれたら形が変わっちゃいます!!」
「ぷはっ!ご、ごめん千百合ちゃん・・・つい・・・」
「隆ちゃんたら診察の時間においたをするなんて・・・おしおきをしなきゃいけませんね!・・・えーと、なんにしましょうかね・・・」
(ええっ!?おしおき?・・・まてよ・・・彼女の場合お仕置きといったらひとつ・・・)
・・・・・・・・・・・女装!
(そっ・・それだけは勘弁だ!こういう状況だからきっとものすごくハードでディープで超キワモノの衣装を着せてくるに違いない!)
隆士は持てる限りの思考回路で打開策を練った。
(・・・どうしよう・・・どうやったら彼女を・・・)
千百合はまだ考え中だ。だが時間はあまりない。
(うーん・・・・・そうだ!・・・でも・・・いや、もうこれしかない!!)
考えがまとまった隆士は、すたすたと千百合のもとへ歩いていった。
「・・・?あら?隆ちゃんどうしまし・・・ああああっ!」
その瞬間、隆士は千百合のなかに挿入していた。
「隆ちゃん!?なっ、ああん!ああああっあっ!だっ、ダメえぇ!!」
(ゴメンよ・・・千百合ちゃん、こうしないと僕も僕の分身もだめになりそうだったんだ・・・)
「ああっ!隆ちゃぁん・・・いいっ!ああっ!あああっはあああぁぁぁ!」
隆士の考えた作戦はこうだ。千百合とて、何度も激しいピストンを受けていたのだから限界も近かったはず。
それを狙い隆士は強行作戦にでたわけだ。 そして見事に的中した。
もうコスプレのことなど関係なく、千百合は激しく腰を振っている。
「あああっ隆ちゃん!ごめんなさい!!もっ、もうイクッ!!!もう私、いっちゃいますううううううううっっああああああっ!!」
隆士とは一足先に絶頂に達した千百合。彼女の顔は幸せに満ち溢れていた。
「ああっ・・・隆ちゃん・・・すき・・・correct・・・です・・・」
息も絶え絶えに告げる千百合。それを見てさらに加速する隆士。
「隆ちゃん・・・先にイってごめんなさい・・・たっぷり出していいですよ・・・」
最初の絶頂寸前からかなり我慢していた隆士はなりふりかまわずに腰を振った。
「ああっ!出るよ・・・ああっ!!あっ・・・はぁああああっ!!」
「・・・!!ああ・・・隆ちゃんのが・・・いっぱい・・・熱いです・・・」
隆士は大量に千百合の中に注ぎ込んだ。そしてお互い見つめ合い、やさしく、それでいて力強く抱きしめあった。
(はぁ〜千百合ちゃん・・・一番疲れたよ・・・)
こう思いながら隆士は満足げだ。しかし次の瞬間千百合が思いもよらぬ行動&言動をいいはなった。
「・・・・・さぁて!ナースルックはいかがでしたか隆ちゃん?」
「えっ?ま、まあ気持ちよかったけど・・・」
「そうですか♪じゃあお次はこの服!メイドスタイルですよ〜♪」
「・・・・・・・・・・・・・・・・ハイ?」
「言ったはずですよ?隆ちゃんとはいろいろな姿でEnjoyするって♪」
そういいながらすさまじい笑顔で近づいてくる千百合。もう、恐ろしいほどに。
「さあ隆ちゃん!・・・・覚悟してくださいね♪最低でも衣裳部屋の服全部使い終わるまで付き合ってもらいますよ・・・」
(ダレカタスケテ・・・・・)
そのとき、どこからともなくロープのようなものが飛んできた。
「・・・・なんですか?あれは??」
「???」
そしていきなり、千百合の体に巻きついたのだ。
「なっ!?なんですかこれは!!・・・くっ・・・離れない・・・!」
「千百合ちゃん!?」
謎のロープはみるみるうちに千百合に巻きつき、ついには身動き一つできないぐらいに巻きついたのだ。
(いったい何が?一応助かったのかな?千百合ちゃんには悪いけど・・・)
「くぅぅ!いったい誰が!?」
すると ボンっ!という音とともに一人の少女が現れたのだ。
「・・・棗ちゃん・・・?」
「なっ!棗さん・・・!?」
「おまたせ・・・かも・・・隆士くん・・・」
いきなりの棗登場に唖然とする二人。その沈黙を破って千百合がこう叫ぶ。
「棗さん!私はまだ隆ちゃんと・・・むぐっ!」
言っている最中にくちをトランプでふさがれた千百合。だがまだ何かもごもご言っているようだ。
「・・・千百合ちゃんは・・・もう一回・・・やった・・・かも・・・だから・・・次はあたしの・・・番かも・・・」
「モガモガ!・・・ぷあぁっ!・・・・わかりました・・・・今回は棗さんに譲ります!」
どうやら千百合は観念したようだ。彼女もかなり待っていたようなので、棗の気持ちが痛いほどわかる。しかし、かなり恨めしそうな顔をしている。
「ここにいるとまた隆ちゃんに欲情してしまいそうですから、場所をかえてくれませんか?」
ちょびっとムスっとした顔でつぶやく彼女。それに悪気なんてないのはみんなわかってること。
「・・・わかった・・・かも・・・隆士君・・・手・・・かして・・かも」
「えっ?」
いきなり棗に手をとられ、ぐいっと引っ張られた隆士。
「いくよ?・・・隆君・・・」
「・・・どこにっ・・・うあああああっ!」
ボンッと大きな音とともに、二人はどこかにテレポーテーションしたのだ。
テレポート中に、隆士は考えた。
(棗ちゃん・・・これはもはやマジックじゃないよ・・・山○兄弟が可哀想だよ・・・・でも助かったからいいか・・・
・・・ん?まてよ・・・この後棗ちゃんとするんだよね・・・?・・・・助かったのかな?・・・・助かってないよね・・・・)
さすがはニブチンの脳みそ。鈍いにもほどがある。だが千百合のコスプレプレイ&エンドレスよりはだいぶましか・・・
ふと自分の一物を見てみるが、やはりもう元気がない。「モウヤメロ!」と抗議してくるようだ。
そうこうしている内にある場所に降り立った。
そしてくるりと棗は振り返り、いそいそと服を脱ぎだした。
「さあ・・・隆士くん・・・どうぞ・・・かも・・・」
(どうしよう・・・)
はい!今日はここまでです!
次回からは棗ちゃんが奮闘します!
それではお楽しみを・・・
GJです!棗ちゃん楽しみにしてますよ!
(´・ω・`)Mr.ま〜だ〜?
仕返しアナザーバージョンその2後編、助けが来たけどやっぱり犯られちゃったけどそんなに悪くなかったよ編
こっそりいきます。0017に繋げてお読みください。
ttp://mahoraba.dw.land.to/ss/src/up0020.txt ところで前半部分もう読めなくなってるけど要ります? ろだの方にうpしてもいいですが、
色々あれな作品なので意見がありましたらお願いします。
さて、パソコンの修理も終わったし、こっちも一区切りついたし、次はハルイロの続きと行こうかねぇ。
とかいいつつまた早紀ちゃんを苛めるネタを思いついてしまった・・・
うぁぁぁっ、パソコンが直ってきたら今度はDVDレコが逝ってもーた。
ごめんなさいごめんなさい、もう早紀ちゃん苛めるのはやめます許して・・・
>>487 黒崎母娘陵辱モノを書かないともっと不幸になるぞ。
>>488 そんなあなたが不幸になった姿を見たい。
誰か俺のティムポを勃たせてくれ・・・
医者へ行こうぜ
珠実凌辱モノが読みたい
早紀凌辱モノが読みたい
自分で書いてみるというのはどうだろうか
>>496 そうか、なら言いだしっぺの、おまいが書け。
水さんの小話読んで思った…
早紀×棗が読みたい
>>497 オラ、陵辱ものは書けないだよ、可哀想で
そう言う発想があるなら、ある程度自分で想像できるんじゃないの?
それを文章にすりゃいいじゃない
よーし、それじゃ自分で書いちゃうぞー。
「強盗だ!・・・おう!」
ここって案外何でもありなんだな。
>500
貴様、あのスレを知っているな!
ヤメレ
>>501 発想(妄想)はいろいろ出てるけど、実際SSが書かれるのはごく一部。
と言うか、職人の書く傾向が偏ってるし、陵辱系を書いてる人は
いまんとこ一人しかいないな。
XXキボンヌで書かれることはほとんどない。
凌辱少ないのは作品の雰囲気つーかキャラの問題だろな。
凌辱しそうなキャラいねーもんなぁ。思いつくとこでは珠実にやられた
どチンピラとオールドヤンキー、例のイジメっ子くらいか?
あとはオリジナルに頼るしかないわけで。
白鳥君受けの逆レイプなら色々できそうだけど。
黒崎×沙夜子とか
組織の人×タチバナとか
レイジ×セシルとか
台詞の中だけにしか出てこない人を攻めにすればなんとか…
>>509 >>レイジ×セシル
誰が書くってんだ?
>>509 黒崎x沙夜子は書こうとしたけど、呼び名がわからず挫折した。
そもそも沙夜子さんは人の名前あんまり呼ばないけど。
うぁぁぁっ、パソコンが直ってきたからバックアップしたのを戻してたらSSを上書きしてもーた。
マシンが不安定なのと主に仕返しアナザーを進めてたんで全然はかどってなかったとはいえ、
三週間ちまちま書き進めてた分が消えるとかなり凹む・・・orz
おまけにDVDレコ修理に持ってったら修理代2万オーバーだ言われるし。
あとちょっと足せば旧型レコが買えるつーの。とはいえ修理するか買わんことには
まほらばDVDも見れないわけだが。
これは黒崎母娘凌辱モノを書かなかったせいでしょーか?
>>511 俺も白鳥君×沙夜子さんをやろうと思ったが、呼び方で挫折。
逆じゃね?
>>512 その鬱憤を晴らすために
早紀ちゃんを苛めましょう。
もっと必死に嫌々言うのが見たいのぉ
エロシーンうまく書けないからテキトーにとばしちゃっていいよね?
まほらばの陵辱モノなんて読みたくないよ。
517 :
名無しさん@ピンキー:2005/10/15(土) 07:30:59 ID:rxD3QH1V
前みたいな事が起きない自信があればいいんでね?
>>515 「ここから先は子供はBボタン、かも…」
陵辱もの、ただ鬱にしかならない系はどうやっても否定的意見は
出続けるんじゃないかな。
BADENDものは思いつきはするけど、書こうという気にならないな…。
相手をイヤな気分にさせるだけの文章とか、書いていて辛いだけだし、
住人の多くがそういうものを望んでいない、というのはスレを見ればわかる。
人が書くのまでは否定しないけど、自分で書こうという気にはどうしてもなれない。
| \
|Д`;) 人がイっぱイイる・・・
|⊂ 投下ガ終ワッタと思っタのニ晒せナイ晒せナイ・・・
|
| ノ
| ノ サッ
| ノ
|
見られるのが恥ずかしいなら、うpろだにこっそり上げておけばいいじゃない。
| \
|Д`;) ホカノ職人サンがアげテるロダが分からナイ・・・
|⊂ 勇気ヲ出シテ「棗の場合だったら」最終回投下・・・
|
| ノ
| ノ サッ
| ノ
|
|
| ⌒θ
|
|
理性を取り戻し、はっと気づいたのは僕のものが暴発した影響の気持ち悪さからだった。
「隆士くんもイッちゃったの?」
「な、棗ちゃん・・・ご、ごめん・・・ほんとうに・・・」
心から棗ちゃんに申し訳なく思って謝る。いくらなんでもこんな暴走が許されるわけがないのだから・・・
「大丈夫だよ隆士くん・・・隆士くんも気持ちよくなってイッちゃったんでしょ?これでおあいこだもん。」
なんか勘違いしてるみたい・・・そうじゃないんd・・・
「って何やってんの棗ちゃん!!」
なんと彼女は僕のズボンとパンツに手をかけて・・・ああ引っ張りおろしちゃった・・・
「うわぁ・・・」
出てきた僕の逸物は自分で出したものを被りしょぼしょぼと小さくなっていた。
「棗ちゃなにを・・・ってぇええ、うわっ・・・」
「こうすれば大きくなるんでしょ・・・?」
なんと棗ちゃんは逸物に手を伸ばし、愛撫をし始めのだ。
・・・と、すぐにそれはまた――棗ちゃんは初めてだろうが――また大きく、威容を放ってそこに現れた。
「すごいおおきい・・・隆士くんの・・・」
やっぱりびっくりしてる。でも、手の動きはそのまま。
「棗ちゃんもういいでしょ・・・また出たら・・・」
「うん。分かった。」
またイッちゃ申し訳ない。
「だって・・・欲しいもん・・・」
「ええっ・・・棗ちゃんそんな・・・」
爆弾発言。また大きくなっちゃうよ・・・
「・・・隆士くん、続き・・・欲しいかも・・・」
すすっと近づいてくる。
そんな迫ってこられちゃ・・・
「いくよ・・・」
やさしく彼女の大切なところに手を添える。
「うん・・・いい・・・かも・・・ううん、大丈夫。」
同意してくれたので口付けとともに愛撫を始める。
「んんっ・・・はあ・・・」
さっきからまた愛液が流れ出したそこはもうぐじゅぐじゅになっていた。指を出し入れするたびに彼女が感じている証拠が出てくる。
「すごいよ棗ちゃん・・・次から次へと溢れてくるよ・・・」
「隆士くん・・・はうっ・・・隆士くん・・・もう・・・」
僕もそうだ。早く繋がりたい・・・そんな気持ちでいっぱいになってきたところだった。
「じゃ・・・入れるよ・・・」
「隆士くん・・・早く来て・・・」
逸物を股に宛がいゆっくり進めていく・・・
つるっ。
滑った。
「あれっ・・・」
落ち着いてもう一回当てる。
つるっ。
二度目だ。
「隆士くん、じらさないでほしい・・・かも・・・」
落ち着け・・・
つるっ。
まずい・・・これはまずい。滑ってしまう・・・どうしよう・・・
「どうしたの隆士くん?」
はっ。棗ちゃんを放っておいちゃだめじゃないか・・・・
よく考えろ隆士・・・もちつけ・・・んんっ?!
「隆士くん焦らしちゃ駄目・・・早く、ちょう・・・だい。」
駄目だよ棗ちゃん・・・そんな・・・ことしちゃ・・・
「早くっ・・・」
棗ちゃんが自分の割れ目を広げ催促している。その紺色の瞳はほんとうに僕を求めて・・・
・・・そんな目で見ないでっ・・・分かったからっ・・・
さっより心もち大きくなった分身をつかみ広げられたところに今度こそ、と宛がう。
「ごめんね棗ちゃん・・・今度こそいくよ・・・」
「うん・・・んんっ・・・つぅ・・・」
今度こそ入った逸物をゆっくり彼女を労わるように進めていく。
途中ものすごい快感が襲ってくるが我慢してゆっくり進める。
と、何か引っかかるものを感じた。
これがあれなんだろうと、思う。棗ちゃんはと、見るととても辛そうに見える。
「棗ちゃん・・・一気に行くよ・・・」
このままでは・・・と、考えて彼女を抱きしめ唇に蓋をする。
棗ちゃんの腕が背中に回るのを待ち、一気に最奥まで突き進めた。
僕らがひとつになったところから・・・愛液とともに・・・赤い血が流れ出てきた・・・
棗ちゃんが落ち着くまで待とうと唇を離すと、
「まだ、離さないで・・・隆士くん・・・」
「分かった・・・」
静かにキスをしながら抱き合っていると、だんだん棗ちゃんの緊張が引いていった。
「隆士くん・・・もう動いてもいいかも・・・」
「うん・・・じゃ、動かすよ・・・」
棗ちゃんのことを考えてできるだけ丁寧に動かす。
それでも棗ちゃんは僕を締め上げ、さっき初めて入れた時とは比べ物にならないほどのものを与えてくる。
「ああっ・・・隆士くん、気持ちい、いの・・・」
「はぁっ・・・棗ちゃん・・・もう大丈夫な、の?・・・」
「もう・・・もう大丈夫。んあっ・・・だ、から、りゅ、隆士、くん・・・もっと動い・・・って・・・」
もう、だめだった。
最初のゆっくりした出し入れなんて、ほんの序の口だったんだ・・・
「な、なつ、めちゃん・・・棗ちゃん・・・くうっ・・・」
「隆士くんっ!隆士くんっ!!隆士くん!!!」
お互いに名前を呼び合って、快感を高めあう。
僕はもう、棗ちゃんのことしか、そう、それだけしか考えられなくなってしまっていた。
ものをぎゅうぎゅうと締め上げて、僕を蕩けさせてしまった棗ちゃん。
一番奥を突き、なかを削り、棗ちゃんを快楽の虜にしてしまった僕。
互いが互いを高いところへ導こうとしていた。
「りゅ、りゅう、しくん・・・もう、もうだめっつ・・・わたしっ・・・」
「な、棗ちゃん・・・僕も、もう限界っ!」
「お、く、奥に、一番奥に・・・隆士くんを、頂戴っ!!!」
棗ちゃんは両手両足で僕をがっちり抱きしめて叫ぶ。
「・・・好きだよ、大好きだよ棗ちゃん!!」
「わたしも、だいすき、大好きだよっ、隆士くんっ!!大好きだよっ!!!」
「「あ、あああぁぁぁっ!!!」」
「な、なにやってんですか、棗ちゃんと白鳥さんは!!!」
今帰ってきた人が一人。
「隆士くん、大好き。」
「うんっ、僕もだよ。」
まどろみながら抱き合ってると・・・
って何やってんの棗ちゃん!
胸をふにふに当ててるし・・・
「また中で、隆士くんがおおきくなった・・・かも・・・」
「って、ま、またですかっ・・・」
その後何回も・・・
・・・その後片付けをして管理人室を出ると・・・
――鬼神ガアラワレタ――
「何言ってるんですか、し〜ら〜と〜り〜さん〜。梢・・・棗ちゃんに手を出して〜?」
「こ、これはっっ・・・」
「問答無用DEATH〜」
迫ってきた。
後ろから、
「隆士くんに変なことしちゃだめ・・・」
って棗ちゃんが来る。
「問答無用っ!!!」
どーごん。ああ・・・世界がゆっくり回り・・・みんなが・・・走馬灯のように現れて・・・棗ちゃんの顔が近づいてきた・・・
ああ棗ちゃん・・・さっきは何連戦したんだっけな・・・
あれどんどん近づいて・・・
ごん!!!
白鳥が最後に見たのは散っていく桜の花びらだったそうな・・・
「・・・マ゛〜やってしまったようです・・・梢ちゃん大丈夫ですか・・・」
「あれ私・・・まあこんな時間・・・ごめんね珠ちゃん・・・早く夕飯の支度しなきゃ・・・」
「ふう。梢ちゃんは大丈夫ですか・・・じゃ残りは・・・」
といって彼女は陰に押しやった白鳥を引っ張り出す。
「ううん・・・」
「やっと起きたデスか〜」
「あれ?珠実ちゃん?僕は何を・・・ってああっ!課題やらなきゃっ!!よく分からないけどありがとね珠実ちゃん・・・ああっもう夕日が沈んでる〜ああ今日は徹夜だ〜」
・・・
「え?」
「なななななななな・・・・」
「全部白鳥さんが悪いんですよ。棗ちゃんに手を出して・・・」
全部思い出した。
理解した。
「まさかあの時記憶を吹っ飛ばしてしまうなんて〜私としたことがです〜」
そうか、だからあの後病院に珠実ちゃんは連れてったんだ・・・
「まあ、一時的なもんなんでって聞いたんでこれ以上手を出さないように黙ってたんですけどね〜」
「まさか妊娠しちゃうなんて・・・ということで先生が言ってた通りに衝撃を与えて思い出させてあげたんですけどね〜」
何言ってんだよ先生・・・
「でも珠実ちゃんが僕に何もしなきゃ・・・」
「白鳥さんが手を出さなきゃってのもいえますよ〜」
目が怖い・・・逆らえない・・・
「ふう、今日もあの時と同じで誰もいないですからちゃ〜んと教えてあげるんですよ〜。」
「えっ・・・」
梢ちゃんが入ってきた。
「あの・・・白鳥さん・・・子供の作りかたを・・・教えてくれませんか・・・?」
---Wish that product multi in two of him and her…no, in everyone. ---
| \
|Д`;) 初ノ長編SSドウデシたでシょウカ・・・
|⊂ でハもウ読ム側に帰りマスか課題モ溜マっテるンで・・・
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| ノ
| ノ サッ
| ノ
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| Supposing this is not baloney…
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>>530のあたりとか少し展開がわかりづらいところがあったけど、概ねGJ
次回作に期待してますよ。
ちなみにうpろだは
>>1のリンクにあります。
まあ、雑談よりはまし
エロいなっちん一人目降臨!
>>536 GJ!
ていうか何でそんなに恥ずかしがりやさんなんですか!?
ハッΣ( ̄□ ̄||) 棗SS書きにはむしろふさわしい・・・?
わーい。作業用のノーパソの液晶が逝ったよ。
…もうだめだ。少なくもと長編物はかけない。
つうわけで、前からあったネタを完成させてしばらくROMります。
541 :
ポンキチ:2005/10/16(日) 01:07:07 ID:EP8Wpjxp
鳴滝荘、管理人室。
そこは蒼葉梢が生活している部屋だった。
そして今、そこに二人の少女がいる。
一人はこの部屋の主、蒼葉梢。もう一人は、その無二の親友、茶ノ畑珠実。
「それで、梢ちゃん。お願いって何ですか〜?」
珠実は嬉しそうに期待に満ちた目を輝かせる。
彼女にとって梢の役に立つことは至福であるのだ。
「う、うん…その……あのね…」
彼女は恥ずかしそうに体をくねらせる。両手の人差し指をつんつんと合わせた。
「……エッチのことについて教えて欲しいの…」
「……え?」
珠実は固まった。
まさか、あの梢ちゃんがそんなことを尋ねてくるなんて―――
驚きを隠せない。
「あ…やっぱり、いやかな…?…珠美ちゃんにしか…
こんなこと頼めないから言ってみたんだけど…」
「…どうして、急にそんなことを?」
「……恋人って、そういうことするんでしょう?……白鳥さんとならしてもいいかな…って、
…やってみたいなぁ…って、思ったの………変かな…?」
珠実としては複雑な気分だった。大好きな親友が盗られてしまう。今度こそ本当に。
しかし、彼女はそれを望んでいる。それは予想…いや、確信していたことだ。
どのみち、彼女と彼はするのだ。遅いか早いか、自分が関わるかそうでないかの違いだ。
もしそうなら―――
542 :
ポンキチ:2005/10/16(日) 01:08:50 ID:EP8Wpjxp
「変じゃないですよ。…梢ちゃんが白鳥さんとしたいと思うのなら、教えてあげるです」
それを聞いて梢はホッとする。
「ありがとう!珠美ちゃん!!…桃乃さんや沙夜子さんには恥ずかしくて訊けなかったの…」
親友である珠実にしか訊けなかったのだ。そのことが珠実は嬉しかった。
「…でも、具体的にどんなことを教えて欲しいんですか?」
珠実が尋ねると、梢はちょっと黙ってから、
「教えて欲しい…とはちょっと違うかも。私ね、何度か白鳥さんを思って、一人でしたことがあるんだけど…」
それは知っていた。隆士のことを思っているのは悔しかったが、梢の淫らな姿もそれはそれはラブリーだった。
それはつまり、その姿を見て、写真やビデオなどに納めたことを意味する。
「すぐに気持ち良くなっちゃって……実際に白鳥さんとした時、すぐに気を失ったら悪いから…その…鍛えて欲しいの」
鍛えて欲しい。どうやら快感にある程度耐えれるようにして欲しいということらしい。
珠実は二つの感情がぶつかり合った。
一つは神聖な梢ちゃんを汚すようなことはできないという思い。
もう一つは、今まで望んでいたものに触れることができるという思い。
珠実は悩みに悩んだ。マ゛〜と唸ったり、空中に浮いてみたり、ゲームの説明書を読んでみたり…
梢にその行動を心配されるくらいになって、やっと決心がついた。
「分かりました〜。梢ちゃんを鍛えてあげるです〜」
彼女は後者を選んだ。
「まずはこれを読んでみるです〜」
「…!こ、これは…」
珠実が梢に渡したのは、いわゆる官能小説だった。と言っても、そんな激しい物ではない。
ちなみに、桃乃作。
梢はそれを一生懸命読む。魚子ではないが、興味津々と言った感じで読み進めた。
そして途中で顔を真っ赤にし、次のページを開いたとたんに煙を噴いて倒れてしまった。
「梢ちゃん!?」
どうやら恥ずかしさのあまり気を失ってしまったようだ。
珠実はどの辺り間で呼んだのか確認する。
そのページは、主人公(男)が恋仲となる女性に初めて出会ったところだった。
このページには、それっぽい描写は無かったと思ったが…
「……あ」
珠実は見つけた。以下の文はその部分である。
遅刻しそうな巧は曲がり角を急いで曲がると、柔らかくて暖かいもの顔がぶつかった。
「きゃっ…!」
女の子の声。巧はそのまま柔らかいものの方へ倒れてしまう。
衝撃が襲うも、柔らかいものの中に埋もれる。ふにふにとした感触が気持ちいい。
「………」
顔を上げると女の子の顔。その柔らかくてふにふにしたものは、彼女の胸だった。
この程度の文で、気絶してしまうとは。
「…これは重症かも知れませんねぇ〜…」
珠実は少し梢をみくびっていたようだ。
その後も気絶を繰り返し何とか読み進めた。
そしてラスト。
「綾乃…」
「巧君…」
朝日が照らす中、二人は愛を誓い、ずっと抱き合っていた―――
fin
顔を真っ赤にしたまま本を閉じる。
「どうでした〜?」
「いい話だったね。…恥ずかしかったけど」
苦笑いで返す梢。そう言う顔もまた新鮮でいい。
それにしても、これで本当に今まで自慰をできたのだろうか?
確かに密かに撮っておいた写真もビデオもあるのだが…
きっと彼女の想像の中の隆士は、実際の隆士よりさらに奥手なのだろう。
「これで少しは慣れたと思いますけど〜…次は実際にやってみましょう〜」
「え…?実際にって?」
「ふふふ〜…」
不敵な笑みを浮かべる珠実。
「私が気持ちよくしてあげるですよ〜」
「た、珠実ちゃんが!?」
梢は驚きを隠せなかった。
545 :
ポンキチ:2005/10/16(日) 01:14:31 ID:EP8Wpjxp
はい〜。優しくしてあげますから〜。ささ、服を脱いで〜」
「う、うん」
珠実に諭され服を脱ぐ。珠実も服を脱いだ。
「…ちょっと恥ずかしいよ…」
別に女同士で、お風呂も何度も一緒に入った事もある。
しかし、これからされることを想像すると、自然と体が熱くなる。
「まずは胸からですね〜。楽にしてください」
珠実がゆっくりと梢の胸に触れる。
「あ…」
梢がビクンと反応する。
「梢ちゃん意識しすぎです〜。たまに私のを触ったりするじゃないですか〜」
「ご、ごめんね…」
「謝らなくてもいいんですよ。自然体でいてください〜」
そう言うと、梢の肩から力が抜ける。
珠実は梢の胸を優しく愛撫した。
「ん…あぅ……」
梢の喘ぐ声。珠実はその声をもっと聞きたくて、手を早める。
「ふぁ…あぅぅ…珠美ちゃん…」
「気持ちいいですか〜?」
「うん、変な感じ…珠美ちゃんにもしてあげるね…」
「はい?…ひゃ」
梢が珠実の胸に触れる。そして優しく摩りだす。
「こ、梢ちゃん…私はいいんですよ〜…」
「珠美ちゃんにも、気持ちよくなって欲しいな…」
「こ、梢ちゃん〜…分かったです〜。私も一杯気持ちよくしてあげますからね〜」
そう言って珠実は梢の体に擦り寄り、胸へと口をつける。
「あうっ…ふぁぁ…あああ…んん」
梢も珠実の体を摩る。自分のものより一回り小さな胸を優しく撫でる。
「はぁぁ…梢ちゃん、気持ちいです〜…」
そこにいるのが梢だというだけで彼女の身体は熱く火照る。
珠実は梢の胸を舌で舐めまわしながら、手を秘所へとめぐらせた。
「あ…珠美ちゃん……そこは…」
「ふふふ…濡れてますよ?梢ちゃん」
「あぅ…」
真っ赤になる彼女も可愛い。今だけはこの表情は自分のものだ。
ゆっくりと梢の筋をなぞる。そうする度にジワリと液が染みてきた。
「まだ、大丈夫ですか?」
「うん…はぅ……まだ、平…気……ひゃ…」
珠実の愛撫に梢は悶える。
「ん…珠実ちゃんも…」
「あ…ん……梢ちゃん…」
梢も珠実の秘所へと触れる。珠実自身も既に濡れていた。
梢は指を少し中へと入れる。
「あう…とても上手ですよ、梢ちゃん……」
547 :
ポンキチ:2005/10/16(日) 01:19:02 ID:EP8Wpjxp
梢が高まり手の動きを早めていく。それが珠実を熱くさせ、その熱は梢に向けられる。
「ふああぁっ…あふぅん…た、珠実ちゃん…」
「はぁぁっ…気持ち…いいですぅ……」
二人はお互いの秘所をすり合わせ抱き合う。
陰部の唇を深く触れ合わせ、グチュグチュと卑猥な水音を上げ絡み合う。
「あうぅぅ…気持ちいよぉ…」
「はぁぁぁ……あああああっ……私、もうだめ…ですっ…」
珠実がビクビクと震える。それに答えるように梢も疼き出す。
「私もぉ…もうイッちゃいそうぅぅう……あ、あぁぁああああああ……!!」
「ふあ…んぁぁぁ、あぁぁあああああああっ!!!」
梢が、珠実が、絶頂へと駆け昇る。
二人は歓喜の叫びを上げた後、糸の切れた人形のように意識を失った。
「その…白鳥さん、今日は宜しくお願いしますね…」
顔を赤らめて梢が言う。対するは白鳥隆士。
「…うん。それは…いいんだけど」
隆士は目線を泳がせる。そしてその目線は一人の少女に向けられる。
「……珠実ちゃん」
「はい〜。なんでしょうか〜?」
「…なんでここにいるの?」
「梢ちゃんに頼まれたからですぅ〜」
彼女は楽しげに隆士を見上げる。
隆士は青ざめつつも、
「…えっと、これから僕らがすること、分かってるよね?」
「はい〜。ですから、私も参加するんですよ。あ、もちろんメインは梢ちゃんですから安心してくださいね」
珠実はとんでもないことを言い放った。
「え、ええええええええ!!!?」
隆士は心底驚いただろう。
549 :
ポンキチ:2005/10/16(日) 01:30:13 ID:EP8Wpjxp
「で、でも…」
「白鳥さんは、珠実ちゃんのこと嫌いですか…?」
梢が瞳を潤ませて懇願するように隆士を見る。
「い、いや…そんなことはない…けど」
「じゃあ、問題ないです〜」
「いや、問題大有りですよっ!!!?」
「「問題ありません♪」」
二人の声が重なる。どうやらどうしてもやるらしい。
ここはもう割り切ってしまうしかない。
相手が二人…むしろ願っても無いことだ。
大丈夫。むしろ良い!
「うふふふ…頑張って気持ちよくさせてあげるですよ〜」
「うん♪珠実ちゃん、頑張ろうね」
「はい〜。もし白鳥さんがダメダメでしたら、私が白鳥さんも鍛えてあげるです〜」
………いや、ダメっぽい。
この後隆士は予想通り、二人の攻めを受けるがままになってしまうのであった。
そして、その後珠実が特訓と称した性行為を繰り返し、
梢には毎回いいように攻められてしまうのであった。
というわけで梢×珠ものでした。
途中から手抜き(初めからそうだけど)になっているのは即興で書いたからです。
これでしばらくは書けないかなぁ…
もし次回やるとしたら、続き物を完結させるか、梢ちゃんズ連続H書きたいです。
それではサラバ。
追伸。
タイトル、入ったり抜けたりですみません。
梢「ポン」と珠「キチ」からきてます。
梢は抜く抜く
(;´Д`)ハァハァ
誰もイナイ…投下するならイマのウチ
つーわけで「B」、エロリ×みっちゃんの続きです
でわ投下開始
「ん〜、もうこんな時間か。どうする?そろそろ帰るか?」
時刻は5時をまわり、だいぶ日が傾いてきた。
自分はいいが、彼女は帰りが遅くなると家族が心配するのではないかと思い聞いてみる。
「あっ、じゃあ最後にひとつ、行きたいところが…
その、観覧車なんですけど…」
「観覧車?…あぁ、わかった。いいぜ」
それも『定番』なのだろう。だが彼女が満足してくれるなら、と快く承諾した。
そんなことがあり観覧車と向かっていた二人だったが、途中にであやしい声に呼び止められた。
「ヨ〜、そこの道行くお二人サン。アクセサリは如何かヨ〜?
見るだけでもいいんで、寄っていってヨ〜」
声のする方を向くと、見るからにあやしい中国人(?)の女性が露天を開いている。
いつもならそんなものに見向きもしない翼であったが、何故かその時は気になっていた。
「…なぁ、ちょっと見ていかないか?」
「え?あ、私は別に構いませんけど…」
「じゃあ、行ってみようぜ」
少しくらいなら問題ないだろうと思い、二人は店に寄ることにした。
558 :
B:2005/10/16(日) 18:22:58 ID:p+/7lu+8
「はいはい、いらっしゃいませヨ〜。気に入ったのが見つかるまでじっくり選んでヨ〜。
そしたらおネーさん出来るだけまけちゃうから、ぜひ買っていってヨ〜」
「へぇ、いろいろあるな」
「そう、ですわね」
どこか必死そうな女性の様子をよそに、数多く並べられたアクセサリを眺める二人。
やがてそんな様子を見ていた女性がなにかに気付いたように話しかけてくる。
「ヨ〜?もしかしてお二人さん…」
「えっ?」
声を上げたのは三千代だった。そして、その先を期待して待つ。
しかし、続けられた言葉は彼女が期待していたものとは違っていた。
「兄妹かヨ〜?とても仲良く見えるヨ〜」
「あっ…いえ、そのっ」
三千代はすぐに否定しようとしたが、急に言葉に詰まった。
(兄妹…そういう風に、見えているんでしょうか…?)
559 :
B:2005/10/16(日) 18:25:40 ID:p+/7lu+8
言われてみて、初めて気付いた。
今日誘われたのはデートだと思っていた。
周りから見れば仲の良いカップルに見られると思っていた。
しかし、兄妹と思われても仕方ないような気がしてきた。
かなりある身長差。そして、6つも離れた歳。
よく考えるとそう見られる方が自然だと思える。
彼も今日はそういうつもりではなく、ただ単に遊びたかっただけなのではないか。
むしろ、そう思っていたのは自分だけだったのではないかと思ってしまう。
そう考えると何も言えなくなり俯いてしまった。
そんな彼女をよそに、女性は翼にあれこれ勧める。
「これなんか可愛くて、妹サンには似合うと思うヨ〜?」
完全に妹と決め付けられて、すっかり落ち込んでしまう三千代。
だが、その時―――
「あー、違うんだ。そう見えるかもしれないけど、こいつは…」
翼が、それを否定した。
「俺の、彼女なんだ」
「―――えっ?」
信じられないといった感じで声をあげる三千代。
「ヨヨ〜?そいつは失礼したヨ〜。
じゃあ、恋人にピッタリのペアアイテムはいかがかヨ〜?」
「へぇ、そんなのもあるのか…なぁ、何かいいのはあるか?」
「はいっ!?わ、私ですのっ!?」
「あぁ、お前の気にいったのでいいからさ」
「あ、は…はいっ」
そういわれ、三千代は真剣に選びはじめる。しかし、その心はどこか上の空だった。
560 :
B:2005/10/16(日) 18:27:39 ID:p+/7lu+8
日が沈みかけ夕焼けの赤い空が綺麗に見える観覧車の中、二人は向き合って座っていた。
「翼さん、今日はとても楽しかったですわ」
「あぁ、そいつは良かった。俺も楽しかったよ」
「あ、あと…あの、さっきは、ありがとう、ごさいました…」
「さっき?」
「えええーとその、あの…か、かかか…彼女、って言って下さって…その、私…」
「あー、あれはなんというか、他に言い方が無かったというか…
まぁ、別にウソじゃないからいいんじゃねーか?…って」
見ると三千代は泣いていた。翼は思わぬ事態に慌てる。
「ちょっ、泣いてんのか?俺、なんか言ったか?」
「…いえ、違いますの。その…嬉しいんですのよ?
そういう風に思っているの、私だけだと思ってましたから…」
心配する翼の言葉を否定した三千代だったが、そこまで言うとまた泣き出してしまった。
「…あーもー、しょうがねーな…」
翼は立ち上がり彼女の隣に座る。そして、泣きやむまで頭を優しく撫でてあげた。
「…翼さん、またデートに誘ってくださいね?」
「デート、か。…わかった、そのうちまた行こうぜ」
「…今度は、どこに行きましょうか?」
「そんなの、まだ決めなくてもいいんじゃねーか?時間はあるんだしさ」
「そうですわね…」
先程からずっと隣に居てくれる翼に、三千代は嬉しそうに寄り添っていた。
(・∀・)イイ!!
562 :
B:2005/10/16(日) 18:30:17 ID:p+/7lu+8
「…そうだ、翼さん。私からも差し上げたいものがありますの。
…受け取ってもらえますか?」
「ん?何かあるのか?」
「それは…秘密、ですわ。…ちょっと、目を瞑っていただけます?」
「?あぁ、いいけど…」
翼は言われた通りにする。すると、唇になにかやわらかいものが当たった。
(!?)
その感触に驚き、思わず目を開けた翼の目の前には彼女の顔があった。
「な、なっ!?」
「…さっきのプレゼントのお礼、ですわ」
慌てふためく翼をよそに、三千代は唇に手をあて頬を紅くしている。
その時の彼女の表情は今まで見たどんな表情よりも綺麗に、そしてかわいく見えた。
(…あぁ。やっぱり、こいつは俺にとって―――)
いつの間にか翼は真剣な表情になり、彼女の顔を見つめていた。
彼女も照れながら、しっかりと彼の顔を見つめ返す。
次第に近づいていく二人の顔。やがてお互いに目を閉じ、そしてもう一度、キスをした。
観覧車を降りる頃には既に日は落ち、辺りは暗闇に包まれていた。
「すっかり遅くなっちまったけど…ま、いいか。それじゃ、帰ろうぜ」
「…はい、翼さん」
腕を組み、幸せそうに寄り添いながら歩いていく二人。
その姿はまさに、恋人そのものだった。
というわけで翼×みっちゃん(甘め?)でした。
最近エロリがいいヤツに思えてきたので書いてみました。
ヨ〜ちゃんは仕様です、お察しください。
というか投下前に誰かいたり、はじめタイトル入れ忘れたりとあったんですが…まぁいいや。
では失礼させていただきます
リアルタイムGJ!
エ、ローリGJ!
んあまああああぁぁぁい。
やっぱり、こういうほんのり甘いのは基本にして王道ですね。
いったんエロSS書き出すとこういう路線になかなか戻れず困ります。
初々しいお話っていうのはとてもいいものですよ。
GJですた。
>>563 メインディッシュ(エロ)のあとの甘いデザート。
いいですよ、いいですよ。
>>563 GJです!精一杯萌えさせていただきました!
フオオオオオオオオオオ!!!!(`・ω・´)シャキーン!
(´・ω・`)Mr.ぐうたら投下マダ?
571 :
名無しさん@ピンキー:2005/10/16(日) 23:28:03 ID:o1g7A1k8
エローリエローリ!
>>563 あま〜〜〜〜〜〜い!
あますぎてとろけてしまいそうだよ
隆士と朝美がどのホテルにしようかと迷っていると、
あるホテルから出てきた梢と由起夫にばったりと出くわしてしまいました。
四人を気まずい雰囲気が被います。
さてどうしよう。
>>563 あまー(ry!GJ!
短いながらも中身の濃い作品でした。
恋人でありたいと頑張るみっちゃんに萌え殺されますた。
いつかの俺の失敗作とは大違いだ…タイミングも悪かったし。
>>573 白・朝で一回戦、そして乱k(ry
髪を下ろした朝美ちゃんが生きるようなSSでも考えるか……?
>>574 隆「朝美ちゃん、何でいつも同じ髪型なの?」
朝「え…? そう言えば何でだろう。 気に入ってるからかなぁ?」
梢「そういえば、朝美ちゃん、髪伸びてからずっとだね」
隆「たまには違う髪型に変えてみたら?」
朝「でも…急に変えたらなんか恥ずかしいよぉ〜」
珠「気分によって変えるのも悪くないです〜」
桃「よぉし、じゃあ、朝美ちゃんのヘアスタイルを弄ってみようかぁ!」
朝「えぇっ? そうかなぁ?」
沙「…私は?」
こんな感じ?
ちなみにアニメでは幼少期からツインテール、
原作だと伸びる前は普通に下ろしてたよ。
沙夜子は2巻表紙で束ねてるの取ってたり
バイオリンのときポニテだったり
過去だとおかっぱだったりしたじゃないか
そういや沙夜子→桃の呼び方って劇中で出てきてないよね?
つーか朝美とまひる以外の人の名前を呼んだことないような。
朝美、まひる、父様、母様
しか呼んでないな。
他の人は総じて「あなた」と呼んでいるけど、人を呼ぶ事例が
極端に少ない。
沙夜子にとって
梢→大家さん
白鳥→いい人(内職手伝ってくれるから)
桃乃→( T_T)
灰原→( T_T)
早紀→(((( T△T))))
魚子→( T_T)
千百合→(((( T△T))))
棗→波長が合ってるかも…
書き忘れたけど朝美は抜かしてある
珠も抜かしてある。あまりにかかわらなさすぎるから
一話じゃ揃って池に落ちてたのにな。自己紹介のときもほっぺ引っ張ってたし。
それはおいといて、とりあえず女の子は××ちゃんって呼びそうだけど、
バラさんと白鳥君はなんて呼ぶんだか。
なにげなく隆子
ニュートラルに考えるんなら「灰原さん」と「白鳥くん」。
対抗で「ジョニー」と「タマなし」(双方本名を憶えてない)。
白鳥→いい人
灰原さんは見えてないような感じなので(梢への誕生日プレゼント参照)「ジョニー」に一票
>>586 いや、単に見ない、見えないようにしているだけだと思うのだが。
>>587 それむしろ追い討ちしてるぞ……
見ないようにって…(´・ω・`)由起夫カワイソス
ハッ…もしかして何か因縁でも!?
>>582 1.「パパ」
2.「社長さん」
3.「ご主人さま」
さあ、選べ。
4「お兄ちゃん」
5.「隆士部員」
隆士ちゃん
その出来事は数時間前に遡る。朝美が廊下を歩いていると、2号室から声が聞こえてきた。どうですか白鳥さん・・・気持ちいいですか?う・うん気持ちいいよ梢ちゃん。いったい私にどうしろと!?このまま大声で宴会をやる
事を言うべきか・・・それとも一気にこのドアを開けるか!?
そう考えていると・・・白鳥さんここですね・・き・気持ちいいよ梢ちゃんうまいね。にゃ〜!?いったいどうなってるの・・まさかあの奥手の白鳥君
がこういう事をしているなんてお釈迦様もきずかないわ。
ああ・・・でもこのままだと白鳥君に・・・梢ちゃんの純粋さが汚されて、
しまうわ。いったいどうすれば・・・こうなったら白鳥君には悪いけど・・
珠ちゃんに言うしかないわ・・ごめん白鳥君・・・
梢ちゃんの純粋さを守るため君には尊い犠牲になってもらうわ!そういうと
桃乃は全速力で珠の部屋へと駆けていった。
桃乃さんいったい何をぶつぶつ言ってたんだろう?白鳥さん・・・大分肩がこってたんですね。ありがとう梢ちゃん。私で良ければいつでも肩を揉みますので。二人がやっていた行動は、肩もみだった。
その後・・・白鳥が珠実に気絶させられたのはいうまでもない・・・
なぁ、これどう思うよ?
とある個人運営のサイトの小説投稿掲示板に載せられてた
むっはー…
そしてHappydaysはまだできてry
桃さんはそんな余計なことしないでしょ
596 :
名無しさん@ピンキー:2005/10/18(火) 23:22:40 ID:q4qsLVzq
桃さんも名前が変わっちまった
>>595 悪い…一応言っとくとコレ、
俺の『こねこねコネタ・惨!!』の劣化コピーっぽいモノ
勝手に引用、改変されてるっぽいのを見つけたんでこっちに晒してみた
つーかまほ金ネタにも見える
あ、やっぱり?
どこかでみたような気はしたんだが…
>>594
600 :
名無しさん@ピンキー:2005/10/19(水) 01:20:41 ID:8FC1bM4r
そういうこともあるさ
ルール破りをしてる人間がルール破りを言い立ててもなあ
あんたほんとにバカだな
更新ばかりで執筆遅延中の管理人が来ましたよ。
>>594 まあ、こういうことも良くある話ですけど、文章の端々に複製の臭いがしますな。
別に気にするほどでもないかと。出来ればソースキボン
まずい、なのはに嵌ってしまった。救いようがないエローリだわorz
隆士たんの初体験の相手は梢ちゃんズの誰とだと思いますか?
>>603 あまりに既出過ぎて俺が(ry
目新しいネタが無い事の表れかね
つーか初体験は高校の時に済ませてるんだけどな
珠キチの目を糸目と呼ぶか線目と呼ぶか、どっちがふさわしいか迷ったのでヤフーで検索・・・
一番最初に珠の目調査なんてのがヒットしてちょっとツボだった。
>>603 前のはじめてですか?
後ろのはじめてですか?
新番ラッシュも終わって落ち着いてきたこともあって筆が進む進む・・・
進みすぎてやたら長くなってきたんで、一時間かけて書いた60行ほどを
3行に省略。なんかちょっと悲しい。
609 :
名無しさん@ピンキー:2005/10/20(木) 01:08:23 ID:lZHINU/i
ずいぶん短くなったな
厳密に言えば、釣りをしてるバラさんのとこに住人たちが入れ代わり立ち代り現われて
まったりしていく、てことを3行くらいで簡単に書いてたのを、もっと具体的に書くかーと
筆を進めたら60行くらいになっちゃって、やべ、こんなだらだらした話
誰も読みたがらねーよなとやっぱり3行に戻したと。
どの部分に力を入れるか、どの部分を省略すべきか、そこが問題だ。
「えへへへ〜、白鳥〜♪」
「ちょっ、早紀ちゃん、みんな見てるよ!」
彼女は僕の顔を見るなり手を取って抱きついてきた。
今日も朝から早紀ちゃんはご機嫌だ。
「見せてんだよ。 いいじゃん、減るモンじゃね〜し♪」
「ちょ、ちょっと…!」
「は〜、早紀ちゃん、朝からお熱いことね〜…」
「ここまで見せつけられると怒るを通り越して呆れるです〜」
「へへへ、そうか? 照れるなぁ」
桃乃さんたちに茶化されても満更でもない様子。
早紀ちゃんはすっかり変わってしまっていた。
「さ、早紀ちゃん、とりあえず、ちょっと離れてよ」
「なんだ、白鳥? …ひょっとして、アタシに抱きつかれたらイヤか?」
「い、イヤってわけじゃないけど…」
「冷たいよな…。 夕べはあんなに愛してくれたのに…」
「えぇっ!? そ、そんなことないよ!!」
しょんぼりと落ち込みながら早紀ちゃんは俯いて手を離そうとする。
それは僕を試す言葉だって分かり切っていたけど、僕はそう答えるしかなかった。
「じゃ、このままでいいよな!」
「う、うん…」
早紀ちゃんの態度が変わろうと、僕の立場は結局あまり変わらない。
まあ、それだけ好きでいてくれるのは嬉しいけど、やっぱり恥ずかしかった。
「お、大人だなぁ…」
「へへっ、朝美もいい男見つけたら絶対離しちゃダメだぞ?」
「う、うん、そうだね。 恥ずかしいけどそうするよ」
「朝美にはまだ早いわ…」
「硬いこと言うなよ、沙夜子。 朝美だって、もう恋の一つや二つしてもいい年頃だろ」
「………。 そうね…」
一瞬、顔に陰りを見せながら沙夜子さんも早紀ちゃんの言葉に頷いた。
きっと、早くに亡くした旦那さんのことを思い出しているんだろう。
「じゃ、朝美のために大人の関係ってやつを見せてやるぜ。 おい、白鳥!」
「なに? 早紀ちゃ…ん、むぐぅ!?」
「ん〜……」
「う、うわぁ、おと、おとお、おとな、だだだだ!?!?」
早紀ちゃんは僕の意志などお構いなしで頬を両手で押さえて強引に唇を重ねた。
みんなの見ている前で堂々と。
「マ゛ー…………」
「あ〜あ、見てらんないわ、ホント…」
「おぉおぉおおぉおぉぉおとなとなおと………」
「あ、朝美、しっかりして……」
「…まったく、朝から平和なことだナ」
それでも早紀ちゃんは物怖じせずに目を閉じて唇を重ね続けた。
(わりぃな、白鳥…アタシ、我慢できなかったから…)
僕の耳にだけ聞こえるような早紀ちゃんの呟き。
行動こそは無理矢理だったけど、彼女の気持ちは本物だってことはわかる。
僕も彼女の気持ちに答えるように抱き寄せて熱い口づけをしてあげた。
梢ポンスレにあった早紀ちゃん超デレ化とか思わず書いてみた。
やっぱ、丸くなりすぎだろうか…?
いいんじゃない、こういうのも?
・・・・・・珠キチの反応が怖いが
行為の時は超ツンになるわけか
珠はもう「マ゙マ゙マ゙マ゙マ゙マ゙マ゙マ゙!」とかいって暴走しそうだな
とりあえず目の前で魚子が白鳥君にちゅうしても騒がなかったけど。
(;´Д`)ハァハァ
でけぇの投下
ジャンル:劇甘、早紀、キャンプ
ネタとしては「隆士と早紀の修行日和」っぽい
…ガラガラガラ
「ただいまー♪」
今日はちょっとうきうきしている。だって僕は今日から夏休み
まあ先生にはしゃぎすぎるなと、くぎを刺されてしまったけど
…とりあえずは課題に追われる事も無いし…宴会でも謎のイベントでもドントコーイ!
僕の悲しい願いは通じたのか…さっそく物置の方からゴソゴソ音がする
「?…桃乃さんかな?今日はもうヒマだから、手伝いでもしようっと」
別に宴会が嫌いなわけじゃない、いつも都合が悪かっただけだ
と、その時物置から出てきた影…
…形容し難い…
天井に届きそうなくらい荷物の縛り付けられたリュック
ぎしぎしと軋む床はその重さを示している
そしてそんな重量の物を背負いながら悠々と歩く者
「お?白鳥じゃねぇか?」
「………(絶句)」
「ん、どうした?ボーっとして。…アタシに会えて嬉しいのか〜?」
この状態でそんなことを言う余裕があるんですね…
梢ちゃんと同じ体でどうしてここまで力が出せるのか…不思議で片付けて良いんだろうか?
「あ…あの…早紀ちゃん。その荷物は…何?」
「あ〜、これか」
ズシンと音を立てて置かれる荷物…床が抜けそうだ
「あたしは今日から休みだから…その…ほら…山だ」
ああ…山篭りですか。タイヘンデスネ…
「が、がんばってね…」
「おう!………ん?あっ」
何かに気付いたようで、慌てている早紀ちゃん
正直、あんまり関わりたくないんだけど…これから暫く会えないってことか…
まあ手伝いぐらいならいいかな…
「いっけねぇ!一番大切なモンを忘れるところだったぜ…」
「ちょっと待ってろ、白鳥!」
キョロキョロあたりを見回して再び物置に戻って行った早紀ちゃん…
またガサゴソ何かしてるみたいだ…探し物かな?
「あの…早紀ちゃん?僕でよければ…手伝うよ?」
物置の中に入ると、ちょうど早紀ちゃんが大きなリュックサックを持ってくるところだった。
リュックというよりは背負子といった感じで人ひとりぐらいなら入れそうだ。
ん?…ちょっと待てよ
ひと…一人?………誰?……………………僕!?
「…違うよ…きっと…たぶん」
自分にそう言い聞かせても、悪い事へのカンは外れた例がない
「…あの〜早紀サン…一体そのデカブツを何に使うおつもりで?」
「し〜!静かにしろよ白鳥…」
早紀ちゃんは謎の背負子の入れ口を広げ、ラップの芯を差込んでいる
「そ…その芯はなんのために?」
「ん?空気穴だ。窒息しちゃうからな」
恐ろしい事を真顔で返す早紀ちゃん
絶対僕を入れる気だ…。僕50kもあるんだよ?…
その前に…あんなトコ入れられたら誰だって空気云々以前に閉所恐怖症になるよ…
…逃げよう…
僕は玄関の方を向くとそろりそろりと忍び足で脱出しようとした
…ぐわし…
「さ…早紀ちゃん?」
後ろから抱きつかれた…もっと違う状況だったら嬉しいのだけれど
「な、何かな〜?で、できれば…離して…くれる?」
「…」
答える代わりに持ち上げられてしまった
180度ターン…目に入るのはおぞましい筒だらけの背負子
「ヤ…ヤダ!…ヤダヤダ…止めて!」
手足をじたばたさせてもがく、でも僕の力じゃ早紀ちゃんにかないっこ無い
僕が慌てているのに気付いたのか、早紀ちゃんは急いで僕をその中に押しこんだ
「し、静かにしろ!桃乃や珠実にバレたらあとあと面倒なんだよ!」
(ボカッ!…ガスッ!)
遥か天空にあるような入れ口が硬く閉じられた時
僕は早紀ちゃんに2、3発もらってダウンしていた…
「う…いてて」
ユサッ…
宙に浮く感覚…
僕の重さが増えても早紀ちゃんはちっとも辛くないみたいだ
その様子は見えないけど…
ガラガラガラ…
「よ〜し!出発ー!」
ドサッ…ドサッ…ドサッ
早紀ちゃんが歩くたびに揺らされて早くも酔いそうになる
あ…安全運転でお願いします。
と、急にその動きが止まり、早紀ちゃんが小声ではなしかけてきた
「良いか白鳥、声を出すんじゃねえぞ…」
「な…何で?」
「桃乃だ…」
ここで声を出せば助かるかもしれないけど…殴られたくない
どうも鳴滝荘を出た所のようだ。桃乃さんが帰ってきてはちあわせ…ってとこか
「あら〜、早紀ちゃんじゃない、って…すごい荷物ね…」
「お…おう、桃乃。久しぶりで悪いんだが…アタシこれから…出かけるんだ」
「ありゃりゃ、そりゃ残念ね〜。せっかくお酒買って来たのに…」
僕はここにいますよ〜気付いて〜桃乃さ〜ん
「…いつも出かけると暫く帰ってこないからね〜。早紀ちゃんは」
「さ、酒なんかじゃ釣られねえぞ…向こうで飲む分用意してあるからな」
「ま、帰ってきてからを楽しみにしてるわ…こっちはボトルだし」
…な、なんて会話だ…早紀サン…あなた未成年ですよ?
「あ…。でもぉ〜、愛しの白鳥クンに会っていかなくていいのぉ〜?」
「なっ…何いいやがるっ!べ、別にあんなヤツ…」
「あらぁ〜、でも白鳥クン、最近早紀ちゃんに会えなくてさみしいって言ってたわよ〜」
…桃乃さん…そうやっていつもある事ない事吹きこんでるんですね…よく勉強になりました
「そ、そんなコトある筈ねえよ…」
「そう?…でもデートも一回しかしてないし〜」
「で…でぇと?…あっ…あれは違ぇよ。そんな…デートじゃ…」
「白鳥クンだって物足りないと思うわよ〜?クスクス…」
「そ、そうなのか?…あっ」
小声でこっちに聞いてくる。喋るなって言ったの早紀ちゃんでしょうが…
ひょっとしてこれはギャグでやっているのか?…そうなら早く出してよ
「と、とにかく、アタシは行くから。じゃあな」
「ハイハイ。早紀ちゃんなら大丈夫だと思うけど、気をつけるのよ」
「あと一日一回連絡入れなさいよ…みんな心配するんだからね、突然行っちゃった時とか」
「あ…う、うん。いってきます…」
「いってらっさーい…ふあぁ」
どうやら桃乃さんは玄関の方へいってしまったようだ
でも…ちゃんと気を使ってくれてるんだな…
あくびで締めるのが桃乃さんらしいけど
「ふぅ…なんとかばれずに済んだな、白鳥」
「早紀ちゃん危なかったけどね…」
「う、うるせー!荷物は黙ってろ!」
照れ隠しなのか外から叩いてくる。
…荷物に話しかける女の子って…不審者だよね…
ユサッユサッユサッ
また地獄の行軍開始…もう商店街の辺りまで来たようだ
どう考えても、変なものを見るような視線を集めてるはずだけど…もう考えない方がいいか
暫く揺れと闘っていると、それが収まり聞き覚えのあるアナウンスが聞こえてきた
駅かな?…電車に乗る前に出して欲しいんだけどな…
「早紀ちゃん…早紀ちゃん…」
小声でひそひそと呼んでみる
「なんだよ白鳥…ホームにいるんだから静かにしろ」
ラップの芯から早紀ちゃんの顔が見えた。ちょっと安心
途中で荷物持つ人が替わって、船に乗せられたりしたら冗談にならない
「もう鳴滝荘の人に会うことはないでしょ?…だから出して」
「…さ…沙夜子とか朝美とかいるかも…」
断言できる、それはない
「それはないと思うよ…大丈夫だから出して」
「…」
季節は夏…いいかげんこの中も暑かった
「ね、早く出して」
「しょ…正直に言うとな…」
ナンカマタ嫌ナ予感
「オマエの分のキップ買い忘れた…」
「…」
「…僕もうヤダ!…おうち帰る!」
「バカバカ!暴れるな!駅員にバレたら大変だ」
「今から、買ってくれば!」
「あ…あのな、電車もうすぐ来るんだ」
「その次のにすれば…」
「そうしたい所なんだけどな、今度の逃がすと…今日中に着けない」
八方塞がり…ああ、キセルの片棒を担ぐ事に
「猫になれ!白鳥…オマエは今から猫だ」
「ね…ねこ?」
「そうだ。検札が来てもそれでやり過ごすぞ。中身は何かと聞かれたら、猫の鳴きまねしろ」
「そ…そんなベタな」
「シロ…返事は?(ボキボキ)」
「みゅ…みゅ〜(フルフル)」
ちょうどその時列車がホームに入ってきて、会話を一方的に切られてしまった
これからどうなることやら…ぐすん
……………………
ガタゴト…ガタゴト…
あれから何回か乗り換えを繰り返して…僕はもうグッタリしていた
車内はクーラーが効いているから少しは楽だけど、周りが見えない状況がこんなに恐ろしいとは思わなかった
「ほら〜シロ、えさだぞ〜」
おまけに検札が来るごとに早紀ちゃんが空気穴からカールを入れてくる
…カール食べる猫なんているの?…梅干食べるのよりはいそうだけど
「お…」
早紀ちゃんのほうに変化がある。ゴソゴソと荷物を背負う音が聞こえ、僕も一緒に持ち上げられる
ふう…やっと着いたのか…
扉の開く音がして、せみの声が聞こえてきた。
暫くまた揺さぶられていると、急におろされ、入れ口が何時間かぶりに開けられた
「もう出てきていいぞ…白鳥」
「いたたた…」
同じ姿勢をずっと続けていたので腰が痛かった
立ちあがってあたりを見回すと、錆びたベンチの隣に『村営キャンプ場行き』と案内板が立っている
東京にいたときより少し気温が低く、森の匂いがする
ガタゴトとさっきまで乗っていたらしい単線電車が出発して行った
何処かの駅のバス停のようだった
「ごめんな…また…白鳥」
さすがの早紀ちゃんも悪いと思ったのかしょげている
ずるいなぁ…そんな顔されたら怒れないよ
「いや…大丈夫だよ、もう終わったし…それよりここは、どこ?」
「常連のキャンプ場行きのバス停…」
まだ夕方 というには少し日が高い。鳴滝荘を出たのが昼過ぎだった事を思えば、それほど遠くはないみたいだ
「ここからどれくらいかかるの?」
「ん〜、次のバスまで10分。乗ってから1時間弱ぐらい…かな」
「そんなに?…まだまだ旅は続くってことか…」
「あ…でも早紀ちゃんがいつも行ってる所なんだよね、どんな所なのか、楽しみだよ」
「そ、そうか」
早紀ちゃんはばつが悪そうにもじもじしている
「ごめんな…予定も聞かずに勝手に連れ出したりして…」
「もうそのことならいいよ、早紀ちゃん。それよりせっかく来たんだから楽しもう?ね?」
「う、うん。ありがと」
少し元気になって照れながらそっぽを向く
…でも、不器用だなぁ、早紀ちゃんって…普通に誘ってくれれば僕も喜んで賛成したのに…
…まあ、誘えもしない僕が言えることじゃないけど…
内心僕はほっとしていた、あんまり二人で出かける機会が無かったから
他の子達も含めて、あんまり二人だけでデートしたことはない
そう言う意味じゃ、桃乃さんの言った通りだな…これはデートなのか危ういけど
「…」
「…なあ…白鳥」
「ん?…何?」
「…」
「…あ…いや…何でもない」
「?」
何か言いたそうにしてるけど、何だろう?
というより、いつも通りの早紀ちゃんじゃないと会話が続かないな…
そう思っているうちにバスが到着して乗り込んだ。
せっかくの旅行だったけど、妙なやり方でここまで来たせいか、席につくとそのまま寝てしまった。
……………
「起きろ白鳥!…着いたぞ」
「う…ん…?」
「まったく、せっかく来たっていうのに寝通しかよ…」
早紀ちゃんの不機嫌な声で起こされる…どうもずっと寝てたみたいだ
そのまま、急かされてバスを降りる
「ふぁぁ…よく寝た」
「この寝ぼけ鳥…」
少し山道を歩いて、到着したのは人里離れたキャンプ場、シーズン中なのに僕ら以外に人の姿はなかった
管理棟に顔を出して、そこから離れた草地まできて荷物を降ろす
早紀ちゃんは荷物を広げると手際良くテントを組み立ててゆく
…早紀ちゃんが何度も来るだけあって、感じの良いキャンプ場だ
高台に背の低い草地が広がっていて、そう遠くないところに渓流が見える 管理棟も清潔な雰囲気だ
ちょうど夕方なので茜色の空を蒼い山並みが縁取っている
「きれいな所だね…」
「だろ?せっかく二人で来るんだから、こういう所でないとって幾つかある馴染みから選んだんだ」
「気に入ったか?白鳥?」
「うん…画材持って来てよかったぁ」
「すぐ絵のことになるな…白鳥の話題は…」
「え、そう…かな」
文句を言いながらも上機嫌な声
僕が景色をデッサンしている間に早紀ちゃんはテントを建てている
「トイレと炊事場は管理棟の横で、温泉が川沿いにあるんだ」
背中越しに声がかかる。鉛筆を動かす手は止めずに、取り止めもない会話
「ふ−ん…ずいぶんいろいろ揃ってるんだね」
「なんだ、アタシは山篭りの間風呂にも入らねぇってのか?」
「いや…僕あんまりこういう所来ないから、よく分からなくて」
「ふ〜ん。ひきこもりって奴か…とことんダメな奴。はぁ〜」
「ひ…ひどいよ早紀ちゃん。実家では少しは外で遊んだよ…」
よかった…また普通に喋れてる…
…でもなんだったのかな…さっきの様子は…
ガチャガチャと早紀ちゃんは道具をかたしている
さすが慣れているだけのことはあってテントはすぐに完成した。
…………………
テントはあんまり広くはないけど、二人なら余裕のスペースだ。
早紀ちゃんは早紀ちゃんで鼻歌交じりに荷物を漁っている。
「お−し!それじゃ−白鳥…」
待ってましたと休憩タイム
いったい何をやらされるんだか…
「飲むか!」
「の、飲む!?」
「ん?ほら、隆士の分もちゃんと買ってあるぞ?」
どこで買い入れたのかいくつかの缶とボトルがテントのなかに並んだ
…そういえば桃乃さんとお酒の話してたっけ…
「…そうじゃなくて、夕食は?」
「おう、ちゃんと作ってきてあるぜ!初日から自炊じゃきついからな!」
「そ…そうなんだ…ずいぶん準備がいいんだね…」
「う、なんだよ…まださっきのこと根にもってんのか?ほらっ、酒飲んで忘れてくれ」
「え、いや…そういうつもりじゃ」
ぷしゅっと缶を空ける音が鳴る
誰もいない二人きりのキャンプ場で夕食つまみに酒盛り、ムードなんてあったもんじゃない…
三十分かそこらの間に、早紀ちゃんはすっかり出来上がってしまった。
「うい〜りゅうひももっと飲め〜」
「そ、そんな〜ごむたいな〜」
ドバドバとボトルからコップにお酒が注がれる。
いくら桃乃さんに付き合って飲むとはいえ僕はお酒に強いほうじゃない
仕方が無いから注がれたジュース割りを少しずつ飲む。
「なんだあコラ!チビチビ飲んで、それでも男かぁ!こうやって飲めぇ!」
はしっと僕のコップを奪い取ってゴクゴクと飲み干すのだから、早紀ちゃんの酔い方はますますひどくなってきた
「えくっ…うぃぃ」
しゃっくりまでしていて、目はすでに虚ろ 呂律も回らなくなっている。
「う〜わんわん〜」
「りゅうひ〜はっきのはれは本当かぁ?」
「さっきの?何のこと?」
「う〜…いつもそうやってとぼけやがって、桃乃の言ってたはれだよ、はれ」
桃乃さん?…あぁ 出発前のアレか
「桃乃さんも困るよね、早紀ちゃんをからかうために口から出任せばっかり言うんだから」
「?ひゃあなんだ、アレは嘘だってひうのか」
「え?…うん、まあそうだけど」
「……う〜」
「おまへはダメだ!こひびと失格ら−!」
今度はご機嫌ななめ…早紀ちゃんは酔っちゃうと手におえない
「恋人なのにあたひが喜ぶ嘘の一つも言えねのかよ〜バカ鳥」
だしだしと床を手で叩く
なんだかさっきから僕のことばっかり、早紀ちゃんいつもと違うなぁ…
「あっ…ごっ…ごめん」
「う〜…何でほんな奴好ひになっちったんだ〜」
酔った早紀ちゃんの指摘もごもっとも、
確かに多少嘘をついてのムード造りというのが僕は苦手だ。
そこに奥手の早紀ちゃんが組み合わさると酷いことになる。
梢ちゃんとは波長が合うせいか、なんにもしてなくても楽しいぐらいなんだけど、
早紀ちゃんとはどうも上手くゆかない。
「よひ!りゅうひ。そこに直れ!」
「な…直る?なんで?」
「りゅうひがあたひの恋人失格だからだ。ぎゅ〜ってさせたら許してやる」
「ぎゅ〜?」
「ぎゅ〜っだ。りゅうひはいつも良いところで痛いっていうけどな」
ぎゅ〜?…
「まさか!いつものギロチン抱き締めのこと?」
「ほうだ、りゅうひに会えない時はしょうがないから我慢ひてんだ…」
「りゅうひがくれたぬいぐるみをぎゅ〜っとして我慢ひてやってるんだ。せっかく会った時ぐらいやらせろ!」
アメリカンドッグ壊れちゃうよ…じゃなくて
「ちょっと待っ…」
「りゅうひ〜好きだ〜」
(げふふっ)
ななこミサイルよろしく飛んできた早紀ちゃんに抱きつかれてしまった。
「つっ…」
「あれ?…痛くない」
「そんなに恐がるなよ…さみしいじゃねへか…」
きゅっとやさしい抱きしめ…僕の胸の中に顔をうずめている。
「さ…早紀ちゃん…」
いつもの激しいのを予想していた僕は少しびっくりした。
「ど〜だ、苦しくなひだろ…ちゃんと練習したんだからな…」
「本当はもっと甘えたいんだぞ〜この罪りゅうひ〜」
「う…あっ、ありがと」
ほ…本当に早紀ちゃんなの?なんだか…すごく可愛い…
満足そうにすっと手を離すと僕の隣にごろりと横になる。
そのまま固まってしまった僕がドキドキしてきた頃には、早紀ちゃんはもう寝息をたてていた。
「酔った早紀ちゃん…なんだか妙に可愛かったな…」
もう一度早紀ちゃんの方を見やる
寝顔が目に入って、思わずドキリとさせられてしまう。
「うぁ…困ったなぁ…」
スカートのままだらりと手足を伸ばして寝入っている早紀ちゃんは無防備そのもので
思わず胸や太腿に目が行ってしまう。
閉めきったテントのなかには早紀ちゃんの汗の匂いが漂い…
寝返りをうって寝言をむにゃむにゃ…
「うぅん…りゅ〜し〜」
「すき〜」
これは天国地獄攻撃というのでは…パンツ見えてるし…
「…」
自分の理性に自信がないので早々に撤退を決意
早紀ちゃんの体にバスタオルをかけると起こさないように慎重に外に出た。
もうすっかり辺りは暗く、渓流の音以外に聞こえるものはない。
川の方にお風呂があるって言ってたな…
それから自分の体の様子に気づいた。あの苦行で汗だくになっていたから、だいぶ汚れていた。
「…そういえば…着替えは?」
学校帰りの持ち物のまま運ばれたので、画材とスケッチブックと財布ぐらいしか持っていない。
「リュックの中に…あればいいけど…」
早紀ちゃんが持ってきた荷物の中を探すのは少し気が引けたけど、
今の早紀ちゃんを起こして聞いてもロクな答えは聞けないだろうし、自分で探す事にした。
すると《隆士》と書かれた布袋が出てきて、
開いてみると僕の服が上下揃って何セットか入っている。
一応早紀ちゃんも思いつきで僕を連れてきた訳ではないようだ。
「ふぅ…これでなんとか一息つけるよ」
別の鞄からお風呂セットを見つけだし、早紀ちゃんの様子を外から伺うと、そっと抜け出した。
………………………
お風呂は川沿いに歩くとすぐに見つかった。
木造の小屋といった感じで、中に入ると石造りのでこぼこの浴槽のすぐ隣に、脱衣場が設けてあった。
質素な作りで、水道も通っていない、素のままの温泉だ。
…もしかして…混浴?早紀ちゃん…
もわもわと思わず妄想してしまう
「まずいよ…僕…さっきからなにやってんだ」
さっきの積極的な早紀ちゃんを見てしまったために何だか鼓動が速い
できるだけ何も考えない様にして急いで体を流すと、ざぶっとお湯に浸かった
長い間曲げていた腰の痛みが消えていく、一日の疲れも飛んでゆきそうだった
「なんだかジジくさいな、僕」
そう独り言をもらしていると
足音が聞こえてきた、誰か来たのかな?
(バタン)
「うい〜風呂だ風呂〜」
「ちょっ…なっ…早紀ちゃん」
扉を開けて入って来たのは早紀ちゃんだった…
またさっきの妄想が甦ってしまう
「さ…早紀ちゃん!ほら!いま、僕がお風呂入ってから!」
「おふ〜りゅうし〜、ちょうど良かったな〜」
僕が入っている事に気付いても、そのまま服を脱いでいる
ひょっとしてまだ酔いが醒めてないの?…
「ちょっ、なっ、あ…僕出るからちょっと待って!」
「ん〜、何慌ててんだ〜」
薄着だからすぐに脱ぎ終わって、一糸まとわぬ早紀ちゃんの体が晒され
そのままタオルすら持たずに豪快に湯に入る
…う、目に毒…というより…体が反応してる…ヤバイ
思わず目を背けて、後ろを向く
「ふぃ〜!きもちい〜」
天国地獄の続きなのね…他意はない…と
ちょっと残念…じゃなくて…理性に余裕がある間に…このまま湯船から上がって、外に出ないと
すすす とこっそり場所を移動する
「ん?りゅうひ?何してんだ?」
気付いた早紀ちゃんは、じゃぱじゃぱとお湯を掻いて近寄ってくる
ちょ…こっちこないでぇ〜
「なんで逃げるんはよ〜」
僕が逃げる方向を変えてもジリジリと近付いてくる
なんでって…年頃の男の子をそこまで信用しちゃダメだよ、早紀ちゃん…
とうとう広い湯船の隅っこに追い詰められてしまった
「やっと観念ひたか〜」
ジャポンと僕の隣に大の字になって湯につかる
水面越しにとはいえどうしても早紀ちゃんの体に目が言ってしまう
だからダメだって言ったのに…
「ん〜何見てんだりゅうひ〜エロいぞ〜」
「え、ちが…見てない、見てないよ〜」
さ、早紀ちゃんがいけないんじゃないかぁ…
「う〜そ〜だ〜。今あたひの方見てた〜。じろじろ〜っと」
「まったふ女みたいな面しても…そういうところだけ男なんだな〜。う〜」
な、何故かご機嫌ナナメ…またさっきみたいに詰られるのかな…ううう
「…」
「隆士は〜、いっらい〜、あたひのコト、どう思ってるんだ?〜」
う、ストレートな質問。いつもの早紀ちゃんじゃない…
「こぉら、どっちなんか、はっきり言え〜、嫌いか〜?好きか〜?」
なんかどっかで聞いたセリフと共に…肩に手を回して聞いてくる…
「ほい、聞ひてんのか〜」
ぐにゅ…
やめ…柔らかいのが…腕に…
このままじゃ持たない…お、落ちつかないと
「す…好きだよ…だから離して…」
「ん〜ほうか、ほうか〜りゅうひは〜あたひのこと…好きか〜」
「…う、うん」
「よぉし、よくひった。ほれでこそあたひの恋人は〜」
「…」
正直目のやり場に困る、酔った早紀ちゃんには恥じらいと言う物がなかった
超 天国地獄攻撃…今のうちに逃げないと僕の理性が…
「よひ、じゃあ次はキスひろ、りゅうひ」
「なっ…キ…キス?」
「ほうだ…あたひが好きならひて見せろ…男らろ〜」
逃げられると思ったのに早紀ちゃんは離してくれなかった、むしろもっと絡んでくる
そんな…こんな状況でキスなんかしたら…歯止めが…
「なんだ?はたひの方からして欲しひのか?」
「まったく隆士はいくじなひだな〜」
がしっと抱きつかれた。
早紀ちゃんに上に乗っかられるような格好になって、逃げられない
ぐにゅぐにゅと押しつけられる早紀ちゃんの体…だめだって
ぼ…僕だって健康な男の子なんだよ?そんなことしたら…
…もう痛いくらいに硬くなってしまっている
「りゅうひ〜…ほらぁ、…ん〜」
それなのに早紀ちゃんは目を閉じて誘うように顔を近づけてくる。
さ、早紀ちゃん…もう…だめ…
もう我慢の限界だった
早紀ちゃんの背中に手を回すと思いきり抱き寄せてキスをする
「ちゅ…」
「んっ…」
僕はもうこの先にする事ばかり考えていた…
早紀ちゃんは満足そうに目を閉じている
「さすがアタシの隆士。惚れ直したぞ〜…アタシも好きだぞ〜」
呂律も回ってきてるし…大丈夫だよ…きっと
体位を入れ替え、ゆっくりと早紀ちゃんの体を湯船の端に寄りかからせた
…よし!行くぞ!
目の前の早紀ちゃんは据え膳、そう思った時…
「ふぃ〜なんか、酔いさめてきた〜」
気持ち良さそうにつむっていた目が開く
目が合う
「………ぴ」
「ぴ、ぴぇぇ!な、なな…なんで白鳥…裸?ってアタシも!?」
「なんでアタシ…しっ白鳥と風呂に入ってんだ!?まさか…オマエ…」
ずばっ と僕を突き離して、にらみつけてくる
え…それじゃさっきの早紀ちゃんは何?…酔いが醒めちゃうと戻っちゃうの?
「ちち、違うよ早紀ちゃん。あのね、僕はまだ何もしてないよ…」
「僕が入ってたら早紀ちゃんが入って来て…」
「そ…それで早紀ちゃんが、その…キスしてって…」
説明するのも恥ずかしい
「そんなわけねぇだろ!てめぇ…アタシが酔ってるのをいいことに…」
「…?…酔ってた?…あれっ…えっ?」
「う、嘘だ。白鳥が…えっ…あっ…ちが…」
酔っていた時のことを思い出したのか、赤い顔がさらに赤くなる。
体まで紅潮しているみたいだ。
「ぴ…ぴぇ…アタシが白鳥を…そんな…」
「あ、あの…早紀ちゃん?」
「ぴぃ…見るなぁ!」
早紀ちゃんはずっと立ちあがっていて、丸見えだったのだけれど
急にしゃがみこんでしまった
「後ろ向け!う〜し〜ろ〜」
必死に体を手で隠しながら命令してくる
そ…そんな、すっかり準備完了だったのにおあずけ?
やっぱり天国地獄攻撃だったの?ぐすん
「は…はやく出てけ…」
体を隠して怯えたようにドアを指差している
「そ…そんな…元はといえば早紀ちゃんがして来たのに…酷いよ」
「あ、あれは冗談だ!新しいギャグだ!手品だ!…はやく、外…」
早紀ちゃんに命令されると体が動いてしまう…こんなにヤラレでいいのか…僕
名残惜しくて、ちらっと早紀ちゃんの方を見る。
あいかわらずお風呂の隅っこで恥ずかしそうに体を隠している
…ドクン…
その姿を見て僕のなかで黒い感情が沸き起こる
そうだよ…早紀ちゃんこういうこと苦手だから…本当は僕は優位に立ってるんだ…
…ゴクッ…
…いつもいつも…早紀ちゃんに振りまわされてるけど…僕だって…やるときはやるんだよ!
僕のこと挑発した早紀ちゃんが悪いんだ!
…プツン!(本気モード発動)
何で自分でもこんなに大胆になれるのかわからない…やっているのは早紀ちゃんへの特攻だと言うのに
僕の体は出口のドアではなく、早紀ちゃんの方へ向かっていた
「だ…だから白鳥…恥ずかしいから外出てろ…」
気付いたのか早紀ちゃんが命令する。
僕は止まらずに近寄った
まだ自分の立場がわかってないんだ…
「こ、こっちくんな。あっちだ!あっちだってば!」
必死に僕を従わせようとする。
僕の変化に気付いてはいるみたいだけど、僕が何をしようとしてるのかまでは分かっていない
僕は獲物を追い詰める感覚を覚えていた。
早紀ちゃんが逃げられない所まで近寄って、僕は立ちあがった
「し…白鳥?…」
僕の顔ばかり見ていた早紀ちゃんの視線が僕の下半身に降ろされる
いきり立ったそれを見れば、早紀ちゃんといえども僕の意図を理解しないわけにはいかなかった
「え…し…白鳥。冗談…だよな…」
「まだそうやって逃げようとするんだ。早紀ちゃん…無駄…だよ」
「ぴ…や…やめっ」
早紀ちゃんは風呂の奥の方へ逃げようとする
「…そこはさっき僕が早紀ちゃんに追い詰められてたところだよ」
「もう、逃げられないよ…早紀ちゃん」
「ぴ…ぴえぇ…な…や、やめような…白鳥…」
今度は懇願してくる。奥手な早紀ちゃんだからこそ、僕のペースになっている
僕は優位を確信した。もっと虐めたくなって、早紀ちゃんの羞恥心を責め立てる
「早紀ちゃん…さっき僕にすごい事してたよ…僕の上に乗っかって…体を押しつけてきて…」
「さっきは僕のこと誘惑したのに…今になって嫌なわけないよね…」
「ぴぃっ…あ…あれは…ちがうっ」
「ちがう〜?何が違うの、キスまでせまっておいて〜。早紀ちゃんがあんなに大胆だなんて…知らなかったなぁ〜」
「ぴ、ぴぇ〜」
イヤイヤと首を振りながら、手を体の前でばたばたさせて抵抗する。
逃げられないようにその手を掴んで、ゆっくりと近寄る
「僕のことエロいって言ってたけど…本当は〜」
「ぴぃ〜、言うなぁ」
耳元でそう囁く
…すごい、こんなにうまく行くなんて…
「ぴ…ぴぇぇ」
認めざるえない状況に、早紀ちゃんは体を縮こまらせる
追い詰めると、早紀ちゃんの体に手を回した。
「早紀ちゃ〜ん」
「や…やっ。ぴ…ぴ…ぴぇ〜」
僕は勝利を確信した。
でも僕は…所詮これが特攻に過ぎない事を忘れていた
(否・早紀ちゃんのゲージが溜まっている事を忘れていた)
突然、胸を隠そうとしていた早紀ちゃんの片手が動いた
…えっ
「ぴっ…やっ…いいかげんに」(ガードキャンセル)
「やっ」(左ジャブ)
「めっ」(右フック)
「ろっ」(左アッパー)
「お〜っ」(追い討ち回し金的蹴り)
「うごふっ…」
ガクン…
突き上げるような痛みと浮き上がる意識
コウモリの糞が当たっても死にそうな僕には、耐えられる攻撃ではない
意志とは無関係に体が力を失う
…人類の抵抗の限界ってことで…さよなら…強気な僕・…
………
「ううっ」
ぼやけた視界に移るのは小さな明かり
…何してたんだっけ?
…なんか体中痛い…
体を起こそうとすると、おなかのあたりに鈍い痛みが走る
「あっ…白鳥…気がついた…のか?」
「あ…早紀ちゃん」
「…大丈夫…か?」
正座していた早紀ちゃんが心配そうに覗き込む
…そう言えば、僕、風呂場で…
先程までのことを思い出してきた。
どれくらい倒れてたのかは知らないけど…
「いたたた…」
「う…ごめん…白鳥」
「いや、いいんだよ早紀ちゃん…こっちこそ…ごめんね」
「…もとはといえば…私が浮かれて飲み過ぎたのが悪いんだ」
「…」
いつもなら『まぁ、気にすんな』とか言いそうなのに…
早紀ちゃんは俯いていて、顔色は見えないけれど…声が震えていて、堪えている様だった。
痛みに見合うほど、新鮮な経験はしたのだけれど、
早紀ちゃんが後悔している様なので口には出さなかった
「いいわけ…聞いてくれるか?」
「いいわけ?」
「…恥ずかしかったから…だけじゃないんだ…」
「アタシの心が弱いから…白鳥に迷惑ばかり…」
「…うっ…ううっ…ひっ」
ポ…ポタッ…パタタッ
テントのマットの上に落ちる水滴
「ひっ…ひっ…」
「えっ…早紀ちゃん…」
…涙?
泣いてるの…?…どうしよう…
「さ…早紀ちゃん…落ちついて…どうしたの?」
「み…見ないで…くれ…うっ」
のぞきこむと、手を顔にあてて隠れてしまった…嗚咽する声だけが漏れてくる
「もう…起きてくれないかと…うう…怖かった…」
「そうしたのはアタシなのに…うぇっ…くっ…くっ」
必死に気持ちを抑えようと、泣き出したいのを堪えているようだった。
目をつぶって、漏れ出してしまう声と涙を必死に抑えつけている
「早紀ちゃん…」
いてもたっても居られなくなって…震える肩に手を伸ばす
…早紀ちゃんをこんなにしたのは…僕だ…
体の痛みなんて消えてしまった。どうして僕はあんなことをしてしまったんだ…
「…ごめんね…早紀ちゃん。嫌がってるのにあんなこと…無理矢理」
そっと手を回して…抱える。そんなことしか出来ない…
…早紀ちゃんは肩を震わせて、一人で耐えている
「つ…てくれ」
何か頼むような声…沈んだ声で
「え?何?早紀ちゃん」
「きずつけてくれ…」
…傷…つける…早紀ちゃんを?
「早紀ちゃん?…良く分からないよ?…」
「傷つけてくれ…アタシを…さっきみたいにして…」
「もう二度と、私が、誰にも、何も、出来なくなるぐらい…強く」
「罰を…くっ…うっうぅっ」
「うっ…ううっ…ひっ…んぐ…ひ…ひぃ」
「ひぃ〜」
確かに傷つけてと言っていた
そのままこみ上げてくるものを抑えきれず泣き出してしまった
「早紀ちゃんっ、落ちついて…ねっ、泣いてちゃ分からないよ?」
「〜…ひっく、ひっ…うあぁ〜あぁ」
もしかしたら早紀ちゃん自身も混乱してしまっているのかもしれない
ずっと僕のこと心配していたんだろう…罪悪感も抱えながら
「ひっくっ…ひぃ〜…隆士っ…隆士ぃ〜」
背中を擦って、抱きしめて…僕は早紀ちゃんが泣き止むのを待っていた
下手な慰めは早紀ちゃんを混乱させるだけだ
「くっ…ひっく…けほっ」
「ひぅっうっ…うぇっ…はっ…くっ」
「早紀ちゃん…大丈夫だよ…大丈夫だよ…」
そうくり返しながらポンポンと背中を撫でていると、だんだんと早紀ちゃんは落ちついてきた
必死に離すまいと、しがみつくみたいに僕の服を掴んでいた手も緩んできた
暫くずっと…そのままにしてあげた
「うっくっ…取り乱したりして…ごめっ…うっ」
思いきり泣いて胸の痞えが取れたのか、少し落ちついてくれた
「傷つけてって…何?…早紀ちゃん、そう言ってたよね?」
「うっ…アタシは…自分のことしか考えずにす…すぐっ、隆士を殴ったりするから」
「怒って…欲しかった…いつまでたっても直せない…アタシを」
…罰が欲しいと…言いかけてたのかな
…自分が悪いと思ったから…何とかして償いたくなっちゃんたんだ
「隆士だけじゃなく…鳴滝荘の、皆にも」
「みんな優しくて…いつも…アタシが…」
「アタシは…卑怯な奴なんだ…」
「隆士は…うっ…優しいから、こうやって、許してくれるって、心の底で…思ってるから」
「みんながアタシに親切にしてくれるってこと…知ってるから」
「いつだって、ひどい事してるって分かっておきながら…それに甘えて」
…まだ少し興奮してるみたいで、断片的な話になってしまっている
「早紀ちゃん…一度落ちついて。それから、話したいこと話して。たくさんあるんでしょ?聞いて欲しいこと」
とりあえず水筒の水をコップに入れて渡す
「んくっんくっ…うん…うん」
早紀ちゃんがゆっくりとそれを飲みほすと、そのまま暫く待つ。
話したいことはなにも僕とのことだけではないようだ
ひゃっくりも止まってきたけど…暗く落ちこんだ声は変わらなかった
「後ろ…向いて…くれ」
僕は寝返りをうって反対側を向いた
早紀ちゃんも寝転ぶみたいな気配がして、明かりが消えた
街灯なんか無かったから、真っ暗になり自分の手すら見えなくなった
「わるい…泣いてる顔…見られたくないから…」
ずっと虫の声だけが聞こえていて…早紀ちゃんはゆっくりと話し始めた
「すごく…変な話から始めて…わるいんだけど…」
少し間を置いて、話は続く
「昔…白鳥が来るずっと前、アタシには家族がいなかった」
「良くわかんないけど、そういう子供だった…」
「でも…鳴滝荘で過ごしていると段々知り合いもできてきた」
「それでアタシはずっと他の人…珠実や桃乃達の良い所とか見つけた時」
「余計にそいつのこと好きになれるから、すごい奴だって…喜んでた…」
「だから、アタシはアタシだって考えられた…」
…僕が来る前の事は、知らないけれど、確かに早紀ちゃんらしい考え方だ
…家族がいないというのは…早紀ちゃんが生まれた頃のこと…なのかな
「でも、白鳥と出会って…最初は全然気にしてなかったけど…」
「告白されて…アタシが白鳥のこと好きなんだって気付いて…急に、心配になったんだ」
「みんなに比べてアタシは何だか見劣りするなって…」
「鍛えてきたことへの自信はあったけど…そういうのはきっと白鳥が好きになってくれるようなことじゃないって…」
「白鳥に好かれたいならいろいろしなきゃダメだって…そう思った」
「でも…白鳥を守るなんて言っても…結局、傷つけることしかできない」
ぎゅっと僕の服の袖をつかむ
「…アタシ…隆士に嫌われたくない…」
「もしそうなったらって思うと…胸が締め付けられるみたいになって…いつも…頑張ろうとしてるのにっ」
「うっ…隆士が笑ってくれるようなこと…うまくっ…できないっ」
だんだんと力を失った声はまた啜り泣きに変わってしまった
「うっ…ひっく…うえっ…」
早紀ちゃんの泣き声…
話しているうちにまたこみ上げて来てしまったみたいだった
「今日…もっ…ひっ、二人で楽しくできたらっ…て思ったのに…うっ」
「一方で、こっそり二人で行くのが恥ずかしくって…」
「ひっく…皆に見せたくないって…思って」
「結局…隆士を…隆士をひどい目に…」
「ごめん…なさいっ…うっ…ごめんなさいっ…」
「早紀ちゃん…」
僕の背中に顔を押しつけたまま体を震わせている
濡れたシャツ越しに涙の熱を感じた
「泣かないで…早紀ちゃん。僕は気にしてないから…ね?」
「早紀ちゃんが頑張ってくれたから、旅行にも来れたんだし、僕は嬉しかったよ」
僕にとってはいつものことで片付けている些細な事を、
早紀ちゃんはため込んでしまっているみたいだ
「他の皆が隆士と楽しそうに話してると胸がきゅっとなった…隆士が離れていっちゃうって…」
「だから一生懸命抱きついたりして、隆士の気を引こうとして」
「それなのに…あんまり隆士とばかりいると皆が離れていっちゃうって思って…なんでもないふりして」
「隆士のこと突っぱねたり、悪く言ったりして」
「いつのまにかどっちも騙してるみたいになって…アタシは…うっ」
きまじめな早紀ちゃんだから…そう思っちゃうのかな…
でも僕のこと好きになってくれたことで、早紀ちゃんが苦しんでるのは…僕も悲しい…
「うっ…中途半端でごめん…ごめん」
「でも…アタシは隆士と皆と一緒にいたいんだ…」
「…それでいいんだよ…早紀ちゃん、僕も皆と一緒にいるよ」
「うっ…うっ…」
「僕も皆と一緒でいたいから…早紀ちゃんがそういう気遣いしてくれるのは嬉しいよ」
「ただ…うまくいかなかっただけだよね」
そのままゆっくり早紀ちゃんのほうへ寝返りをうって、震えてる体を抱きしめる
今日、会った時には大きく見えたけど、やっぱり梢ちゃんと同じ、小さな体
「やさしく…しないで…」
「どうして?早紀ちゃんは僕に好きになって欲しいんでしょ?」
「あ…アタシが…甘えたくなっちゃう」
「甘えていいよ、早紀ちゃん。僕だって、皆の好意に甘えちゃうことあるんだから」
「隆士が好きだから、隆士に甘えると…よ…弱くなっちゃう。皆が離れていっちゃう…」
「そんなことないよ…そういうことで繕わない早紀ちゃんの方が皆きっと好きだよ」
「それにね…早紀ちゃん繕うの下手だから、もう皆には僕と早紀ちゃんがこうしているのもお見通しだよ」
…珠実ちゃんあたりはもう勘付いてるだろう…
というより、僕は全く連絡してないし…怪しさ炸裂だ
「えっ…うっ…」
「そして僕も、早紀ちゃんが僕のこと想ってくれてるってこと、十分に分かったよ、ありがとう…早紀ちゃん」
「ううっ…隆士…隆士ぃ…やめろぉ…やさしくするなぁ…」
「やさしいのは早紀ちゃんだよ…そうやっていつも皆のことばかり気にしてるから…
「…困っちゃったんだよね」
「う…うっ」
早紀ちゃんの様子も少しずつ落ちついてきた…よかった
泣き顔が似合う人なんていない
いつも明るいふりをしてるけど…それはさみしさの裏返しだったんだ。
「それに…隆士のこと殴ったりして…怪我させて…」
「うん…確かにちょっと痛かったけど…」
「だろ…自分の嫌なこと…全部こうやって解決しようとしてる」
「隆士みたいにやさしい男には…不似合いだ…アタシの我侭を、全部受け入れてくれてしまうから」
「でも…それは直していけばいいんだよ。誰にだって欠点があるんだし、それがあるからよけいに好きになっちゃうんだよ」
「それに…さっきはその…僕が無理矢理にしようとしたからだし…」
「それに…殴った早紀ちゃんも十分傷ついたよ…」
「だから、おあいこだよ」
強張っていた体の力は抜けて…ぐったりと僕に体を預けてくる
少し気持ちに整理が付いてきたのかな…
「…アタシのは自業自得だ…」
「お酒飲んだら…恥ずかしさなんか忘れて、隆士にもっと近付けるかなって思って」
「隆士の言う通り…誘惑したかったのかもしれない、素面のアタシじゃ、きっと前に進めないから」
「…」
僕も気付いてあげられなかった、こんな風になる前に
だけど、早紀ちゃんの本音を聞けたのは…結果的には良かったのかもしれない
鳴滝荘の皆との事…早紀ちゃんの気持ちを知る事が出来た
「もう…傷ついたりはしたくない?」
「うん…隆士の前でいっぱい泣いて…恥ずかしかった…忘れてくれ」
「…そっか、よかった。僕の早紀ちゃんの気持ち…分かるように、がんばるよ」
「…これ以上隆士がやさしくなってどうするんだ…ばか」
「そこを…好きになっちゃったアタシは…もっとばかになっちゃう…か」
恥ずかしい…けど、早紀ちゃんにそう誉められると嬉しくなる
いつも僕のことやさしいと言ってくれるけど、
早紀ちゃんも不器用なだけで、本当はすごくやさしい
「早紀ちゃんは…さみしがりやだからね。もうニ度と泣いたりしないように…ね」
「…忘れてくれって…言ってんだろ…」
「そうそう、それでこそいつもの早紀ちゃんだよ」
もうもとのつっけどんな喋り方に戻っている
違っているのは名前で呼んでくれることだけだった
ちょっとだけ時間が流れる。せせらぎの音が強くなった気がした
「…」
「…じゃ…じゃあさ…今アタシが考えていること…当ててくれ」
「………うん」
すっと早紀ちゃんが黙りこくる
…キスして欲しいんだ…それくらいはわかるよ…早紀ちゃんらしいおねだりの仕方だ
ホントはわかっていたけど、ちょっとだけいじわるをして、
手探りで早紀ちゃんの服の中に腕を差し入れた
「あっ…ち…ちがう、キスだって…あん」
突然そんなふうにしたのでビックリして目を開けて、焦っている
「キスだけ…じゃないでしょ?」
「うっ…そうかもしれないけど…順番ってものが…はぅ」
そのまますっと顔を近づけ、口唇を重ね、舌を絡ませる
「はふっ…ちゅっ」
早紀ちゃんも酔ったようにぺろぺろと僕の舌をこね回す
泣きじゃくって興奮したせいか、指先に触れる早紀ちゃんの体はひどく火照っていた
「…しても、いいかな?」
「う…うん」
パジャマのボタンを手探りで解いてゆく
早紀ちゃんは僕の背中に回した手を少しだけ緩めてくれた
こうやって積極的に僕の方からリードしてあげなきゃ…あんまり得意じゃないけど
恥ずかしがりで不器用で…ちょっぴりさみしがりやの早紀ちゃんだから…
…少しだけ苦しそうな声を上げた後は…ただただ溜息の様な喘ぎが漏れた
僕を抱きしめたまま離そうとしない、早紀ちゃんの体を抱えてそのまま上下に揺する
きっと明かりがついていたらとんでもなく恥ずかしい格好なんだろうけど、真っ暗だから大胆になれた
早紀ちゃんの姿は見えないけど、荒い息遣いや、熱く、柔らかな体の感触は感じることができる
だんだん絶頂が近付いてきて、二人とも体をうちつけあう
早紀ちゃんの喘ぎとつながり合う水音だけが響いていた
「早紀ちゃんっ…うくっ…あっ」
「隆士…好き…好き…ふぁっ…ああぁっ」
そのまま二人で抱き合ったまま倒れ込む
少しだけ開いているテントの窓から入る夜風が、熱くなってしまった体を冷やしてくれた
……………………………
すっかりぼ〜っとしてしまった顔で早紀ちゃんの方を向く、
見えないけどきっと早紀ちゃんも同じような顔…してるんだろう
やがて、すーすーと寝息が聞こえてきた
手に触れたバスタオルを取って、早紀ちゃんと僕の上に掛けると、眠気が襲ってきた
朝が来て…眠りから覚めればきっと、早紀ちゃんは居なくなってしまうんだろう
この夏の間にまた出会えるとも限らない、そう思うとちょっとさみしい…
でも、その間ずっと梢ちゃんの中で、僕のこと想ってくれている。
今日はいろいろあって…疲れたけど…来て良かったな
「おやすみ…早紀ちゃん…」
そう呟いて、優しく早紀ちゃんの髪を撫でると、僕もすっと眠りに落ちてしまった
また…皆にも会えるから…心配しないでね、早紀ちゃん…
…………………
光がテントの小窓から射し込んでいる…もう、朝か…
ということは…もう、梢ちゃんに戻ってしまってるんだよね
体を起こそうとすると、隣から元気な声が聞こえる
「あ…おはようございます。白鳥さん♪」
「え…と、おはよう…梢ちゃん」
「白鳥さんはねぼすけさんですね…もう8時ですよ?」
梢ちゃんはもう起きていて、散らかったテントの中を片付けている
てっきり記憶の補填がうまくいかずに
梢ちゃんが混乱してしまうんじゃないかと思っていたけど…何だか普通の反応
「あの…梢ちゃん…ここは?」
様子を伺ってみる
「?…昨日二人で旅行に来たんですよ?白鳥さん…よく寝られなかったんですか?」
心配そうに尋ねられる
…大丈夫そうだ
「いや…ごめん、ちょっと寝呆けちゃった」
「…」
「もしかして…白鳥さん…やっぱり…そ、その…疲れちゃいましたか?」
ちょっと目線を逸らしてもじもじと恥ずかしそうな梢ちゃん
考えてみればあの後裸で抱き合ったままだったのだから、梢ちゃんだって何をしたのかは分かるだろう
「あっ、いや…その、僕は大丈夫だよ」
「そ、そうですか…よ、よかったです…」
なんか気まずい…人格が変わってる時にしちゃうと、梢ちゃんに戻った時罪悪感が残る
寝ている間にしちゃうようなものだし
「し…白鳥さん」
「な、なにかな?」
「その…ちょっと…じっとしててもらえますか?」
「え?うん、いいけど」
すうっと梢ちゃんは息を吸って
「えいっ♪」
飛び込み&ぎゅ〜…
梢ちゃんも出来るんだ…はは…
「白鳥さん…あったかい…」
「こ、梢ちゃん…どうしたの?」
いままで梢ちゃんがこんなふうにしてきたことはないので妙に緊張してしまう
「えへ♪…なんだか甘えたくなっちゃいました」
…昨日の早紀ちゃんみたいだな…
そう思ったから、梢ちゃんのやわらかな髪を撫でながら聞いてみる
「不思議だよね…鳴滝荘にいるとそんな気にならないのに…」
「二人っきりになると急に梢ちゃんが恋しくなっちゃう…」
人恋しいと言うものだろうか…
ちょっと考え込むように目を伏せて、梢ちゃんも言った
「…私も…そうですね…」
「お父さんとお母さんみたいに私のことを応援してくれる灰原さんと沙夜子さん…」
「頼りになる年上のお姉さんの桃乃さん…」
「仲のいい姉妹みたいにいろいろな事を話せる珠実ちゃん…」
「妹のように私を頼ってくれる可愛いくてしっかりさんな朝美ちゃん…」
「そんな中にいると…白鳥さんも憧れの兄さん…みたいに思っちゃうから…なのかなぁ…」
早紀ちゃんが戸惑う感覚…梢ちゃんは簡単に受け入れてしまっていた
「…そうだね、家族みたいに大切な人達だからね」
「…はい♪」
梢ちゃんも早紀ちゃんも同じように鳴滝荘の皆のことを一番に考えている…それが嬉しかった
まあ、彼氏としては複雑だけど…がんばらないと
「あ…あのさ…梢ちゃんは、僕のどんなところが好きになったの?」
「どんなところを…ですか?」
鳴滝荘の方へ傾いてしまった話題を元に戻す、
せっかく遠くまで来たんだから僕の方を見てもらわないと
「白鳥さんは…う−ん。どこ…と言われると答えにくいんですけど」
「やさしくて…鳴滝荘の皆さんの事もちゃんと考えてくれること…かな」
「…あの、な…なんでこんなこと聞くんですか?恥ずかしいです…」
ちょっと恥ずかしそうに顔を赤くしている梢ちゃん
「そっか…じゃあさ、僕の欠点って何かな?」
「えっ、悪いところ…ですか…白鳥さんの?」
「うん、梢ちゃんから見て僕のまずいところって何かな?」
ちょっと戸惑っている。
でも、梢ちゃんはぽけ〜っとしているようで意外に鋭いところがあるから
僕と早紀ちゃんが上手くいかない理由を見付けてくれるかもしれなかった
「ほ、本当にちょっぴりですよ…だから、あんまり気にしないで下さいね」
…やっぱり…僕の気付いてないところで…あるんだ
「その…押しが弱いというか…少し鈍感なところ…だと、思います」
「ド…ドンカン…」
「は、はい…その、焦らされちゃうというか…時々、もどかしくなっちゃう事があります…」
「で…でも、それだからよけいに夢中になっちゃうから…。…そんなに悪いところというわけでは…」
…珠実ちゃんに言われまくったよなぁ…
「ドンカンニブチン野郎…ドンカンニブチン野郎…ドンカンニブチン野郎…(ぶつぶつぶつ)」
「あ…あの、白鳥さん?」
はは…やっぱり僕ってそうなのか…のほほんとした梢ちゃんから見てもそうなのか…
早紀ちゃんが苦労するわけだ〜…はは…
(プツン…)
…ぼ…僕だって!
…やるときはやるんだよ!
…早紀ちゃんもだけど、僕も懲りないなぁ…まあ、いいか
「でも、今日は違うんだよ…」
「は…はい?…どうされたんですか?白鳥さん」
焦って敬語のおかしくなった梢ちゃんを抱き寄せる
そしてそのまま梢ちゃんのパジャマのボタンに手をかける
「えっ…あれっ…白鳥さん?あ…あの?」
「…」
無言のまま、ボタンを外し手を差し入れた
「あっ…ダ…ダメですよ白鳥さん…そんな…朝から」
「あんまりこういう機会ないからね…」
「えっ、あっ…んぅ…」
「もう梢ちゃんも焦らしたりしないからね…」
「はぅ…なんかいつもとちがいます…白鳥さん…」
早紀ちゃんとの死線を越えてきた僕はちょっとばかり強引になっていた
そのまま梢ちゃんをマットの上に押し倒して、つかの間の休日を楽しんで…
鳴滝荘と僕達の関係を少しだけ考えた…小旅行でした。
<終わり>
というわけで…重い…重すぎる
話じゃなくて投下が
な作品でした。
P,S 千百合というキャラがわからない…アレはツンデレか?てこ入れか?
>>653 長ーーーーーーーーーーーーーーい!!!分割保存だこれは。
でもGJ!少し季節外れだけど……さらりとエロがあるのも(゚∀゚)イイ!
ちなみに千百合ちゃんもツンデレ。早紀ちゃんとは少しベクトルが違うけど。
ともあれ長文乙でした。
棗で締めたタイプ
…………
朝起きた僕は大変だった。何せあんな重い荷物は僕では運べない
早紀ちゃんも一度寝てしまえばお約束のように人格も変わってしまってるはずだ
お金はかかってしまうが宅急便で荷物を送らなければならなかった
「お帰りなさい…かも」
そろそろ起きたかなと戻ってみると、棗ちゃんになっていた
…もしかしたら棗ちゃんなら手品で荷物を…無理か…
…何考えてるんだ僕は…
「おはよう、棗ちゃん」
「おはようございます…かも」
「えっと…テント畳むからどいてくれる…かな?」
「もう…しまっちゃう…の?」
まぁ…棗ちゃんにしてみれば出てきた早々帰ることになっちゃってつまらないよね
テントの中でしょんぼりしてしまう
「ご、ごめんね…でも、もう帰るから」
「そうだった…かも。でも…もうちょっと居たかった…かも」
…やっぱり棗ちゃんも『補填』してるんだな…僕とキャンプに来てたって
僕ももうちょっと居たいけど…早紀ちゃんと違って僕は勝手が分からないから危ないし、早く帰ろう
「今日までの予定だったからね…また来ようね」
「うん」
「だ…大丈夫…かも」
棗ちゃんはゆっくりとテントからでてきた
…なんか棗ちゃんそわそわしてる…僕何か変なこと言ったかな
「じゃあ、かさばっちゃうしこれはもう畳むね」
「あ…あ…」
何か懇願するような声が棗ちゃんから漏れる…一体なんだろう?
テントがすっかり畳まれてしまうと、棗ちゃんはいよいよしょんぼりしてしまった
なんか罪悪感が…でも…帰らないと
ところが、ほうっとまた棗ちゃんの顔が明るくなる
荷物の方にテトテトと近づくと、
うっとりした様子でいそいそとあの背負子を広げている
「どうしたの?棗ちゃ…」
そして、棗ちゃんは
入れ口を開き
片足ずつそこに入り
体育座りですっぽりと体を収めると
紐を引いて中から入れ口を閉めてしまった
…ツー…ツー…ツー…
「ちょっ…何してんのー!棗ちゃん!」
あわてて紐をほどいて開けてみると、棗ちゃんほうっと恍惚状態のまま固まっている
「な…棗ちゃん?…棗ちゃん!」
…焦点の定まらない瞳でうっとりと幸せそうに虚空を見つめている
…そして何かごにょごにょと呟いている
「せまい♪…せまい♪…せまい♪…」
…帰ってこない…このままお持ち帰りするしかないのか…
結局、鳴滝荘まで棗ちゃんを背負って帰りました…
腰痛い…
<おわり>
さらに分割してください(笑)
(´_>`)知り合いの携帯から参上
(´<_`)時間が無いのでとりあえずGJ!!
ほのぼのいいなぁ…
しかし、寝て起きるたびに人格変わってたらそれはそれで大変だw
梢が本当に好きなのは隆士ではなく
実は珠実だったという愛に目覚めていく話キボン
>661はツンデレ
663 :
名無しさん@ピンキー:2005/10/21(金) 16:12:19 ID:IBOgt5tS
最高ーーー
面白かったです
普段やさしい人ほど怒ると怖い。
>>664 何故か隆士が珠実を殺してるところが思い浮かんだ。
そういうのやめよう
667 :
名無しさん@ピンキー:2005/10/21(金) 22:20:46 ID:BLNiTEaY
すいません。相当亀なのですが、
>>594は翔●のサイトのことですか?
それとも●ヴのサイトですか?
確かこの二つに載ってた気が…
668 :
名無しさん@ピンキー:2005/10/21(金) 22:22:28 ID:BLNiTEaY
すいません。相当亀なのですが、
>>594は翔●のサイトのことですか?
それとも●ヴのサイトですか?
確かこの二つに載ってた気が…
669 :
名無しさん@ピンキー:2005/10/21(金) 22:23:04 ID:BLNiTEaY
すいませんミス・・・
>>665を見て珠キチを屍姦する白鳥を想像してみた。
>>653 GJです!
ところで…
>コウモリの糞に当たっても死にそうな僕
これはもしかして、かの有名なスペラ●カーですか!?
そうか…白鳥は自分の身長の高さから落ちて即死するのか…
GJデス
最近ちょっとテンパりつつ構成を練っています・・・。
近々執筆再開出来そうです・・・・
楽しみにしてくださっている皆さん申し訳ありません
時間をもう少し・・・もう少し・・・・(何
10巻も来週発売か
近くにげまがなくて暇もない俺は普通に買う組orz
674 :
名無しさん@ピンキー:2005/10/22(土) 21:04:31 ID:JShC7Qz3
| __ _
| , -、-‐ '"´ ` ー 、, -く´ `ヽ
| ,{_/ `ヽノ |
|"/ ∧∧ ヽ |
|/ i | ┴ | i ', |
| l, | __L -|‐‐ト| ト|、l_i_ / l、 |
|、ノi | ト,|_ヽ|ハ| ノノノノルレノ ,' | |
|、!ハハl !:::::r、i' !:::::::r /ハ,/ | ,'
| `| l ー '"´ , `ー' l l-ゝ | |
| l. ト、 ノ l .| |
| ー-ゝ、` 、 ' _,. - 'i´ ! | .|
| | ', `ヽ、`i'"´,ト、 ー┘ | |
| | ヽ ,、 `ー'/ ヽ. | .|
| | /天',´ ヽ、 | |
|', ,l ヽ/ ヽ,〉/ , '"´ i. | |
| ',ノ /'´ / | |
| ヽ ,' ノ /| | |
| ヽ ,' / l | | ,|
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|ヽ /`ヽ、ノ |ル| | /|,|
| ヽ /‐--‐'" ノ | | / ||
| ヽ、 ,/ | | ,l ,/ ノ
| `/ | |ノ ,/
| _,> | | /
| | | レ'
| | ノ
隆士くんいないと投下できない・・・かも・・・
此処にいるよ、棗ちゃん
女の子の格好じゃわからなかったんだね
アニメだと瞬殺でバレてたぞ?
って、あれは服がそのままだったからか
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隆士くん・・・よかった・・・。さっそく投下させてもらう…かも
私の名前は朝美。顔は可愛いってよく言われる。スタイルには自信ないが。
スカウトも何回か来たけど、興味ないし、スカウトして来たおじさんとは三万でホテルに入って終わり。
今日も学校を途中でサボって街中をブラブラ歩く。
お金なら援交で稼いだので不自由してないけど、別に欲しいものはない。ブランドとか興味ないし…
こういう何もすることがないとき、いつも思う。私、何してるんだろう、と…
今みたいに男が寄るのも若いうちだけ。年を重ねたら今のように、街を歩いて男が振り向く、なんてこともなくなる。お金に余裕があるのも、援交ができるのもきっと今だけ…
そう思っても今の自分は変わることはない…本当に私は何を…
そう思いながら近くを歩く、ハゲたサラリーマン風の男に声をかけようと歩きだした。
「あ、あ、あ…!おじさん、気持ちいいよー!」
「そ、そうか!よしこれはどうだぁ!」
「あぅぅぅん!いい!さ、最高だよぉ!!」
街の外れにあるホテル街…その中のホテルの一室で、私はさっきのおじさんと繋がっていた。
部屋の中には男女の強烈な淫臭が立ち込み、ギシギシというベッドの音、パンパンという体のぶつかり合う音、
そして女の淫らな喘ぎ声と、グチョグチョと結合部から粘り気のある音が聞こえてきた。
さんざん秘部を舐め回されたため、すっかりと私のあそこは濡れてしまっていた。
体全体も男の唾液でベトベトだ。
「はぁ、はぁ、あ、あぁ!おじさん!もっとぉ!もっと激しく突っ込んでぇ!」
「へ、へへへ…!いいぞぉ!もっと突っ込んでやる!」
言葉通り、更に腰の動きは激しくなり、奥までズンズンと激しく突き込まれる。
私も演技のつもりが、段々と本気で感じ始めてきた。
最奥に突き込んだまま、腰を円を描くように回し、私の膣内をかき混ぜる。
「ふぁぁ!それ、それいい!感じるよぉ!」
私が喘いだ直後におじさんは私の唇を塞いだ。そして、激しいピストンを再開する。
「んん…!んちゅ、レロレロ…チュル…チュパ…ペチョペチョ…んはぁ!もっとぉ…もっとしてぇ…」
「う、おお…!!してやるとも!最高だ、この体は!」
「ああぁ!きて!きてぇ!」
腰を振るペースを変えないまま、両手で私の胸をきつく揉みしだく。
私の胸はAカップだが、形は以前抱かれた男から最高の形だと言われた。自分でもなかなかだと思う。
「ああ…!い、いきそうだ!も、もう…いくぞ!」
「はぁぁぁ!出して!いっぱい朝美の中に出してぇ!」
そう叫んだあとに自身の足をおじさんの腰に絡みつけ固定した。
おじさんの腰振りが最高潮に激しくなった後、あれが膨張したのを膣内で感じた直後に、精液がゴム越しにわたしの中に出されているのを感じた。
…私の方は結局、それなりによかったけど、イケなかった。
まあ今までこれでイケたことはないんだけど…
「はぁはぁ…あぁ、最高によかったよ、君」
脂肪タップリの体を私に重ね、オヤジ臭い息を吐きながらそう言ってきた。
「私も…こんなに感じたのは初めて…」
今までの男に全て言ってきた言葉をそっくり、この男にもかける。
こう言うと大抵の奴が勘違いして喜ぶのだ。
この男も例外ではなかったようだ。
着替えをした後、最初に提示した金額、四万円…ではなく五万円を私に手渡した。
ほんの気持ち、だそうだ。
私は満面の笑顔を作りだし、「ありがとぉ!」と言って彼に抱きついた。
我ながらサービス精神溢れてる。
ホテルに出たあと、おじさんが、また会いたいと言い、私の番号を聞いてきた。
私は何かと理由を作り断ったが、今回の倍額出すから、などとまで言ってしつこかった。
最後は頑として断り続けた結果、向こうも諦め、その場で別れた。
5万や10万でまた私を抱きたいとは、安く見られたものだ。
私は一度抱かれた男とはほとんど二度めはない。
なぜ?と聞かれても、興味が失せてしまった、としか言えないかな。特に理由はないと思う。
そんなどうでもいいことを考えながら、私もホテルを後にした。
その夜…
「ん、ん、あ、あぁん…!お兄ちゃん…気持ちいい…!」
鳴滝荘の一室で、私は大好きなお兄ちゃんの上に跨り、自ら腰を振り喘いでいた。
(やっぱり…お兄ちゃんとやったときしか…イケないよ…)
そんなことを思いながら、私は男の上で淫らに喘ぎ続ける…
なんじゃこりゃ…これで終わり…
ほんとになんじゃこりゃ・・・
化け物か
あるあるw
まほらばじゃない・・・
なんじゃこりゃっていうか、誰だこりゃって感じだなw
名前が同じだけの別人ってところか。
688 :
名無しさん@ピンキー:2005/10/23(日) 09:55:24 ID:RxJaKgNV
朝美がコワレタ
あれだ。
エヴァで言うあり得たかもしれない未来。
様々な可能性の中の一つということだ。
SSだからって、あまりキャラを崩さないように
二次創作だからこそ、元となるキャラは大事にするってのは
当然のことだと思うが。
読む側が見たいのは「朝美」であって「朝美のような誰か」
じゃないってことだな。
いやいや、これは『朝美のような誰か』でもないだろwwww
朝美の真の姿
黒あさみん
朝美「私の中に私の知らないもう一人の私がいるような気がするんです…。」
すげぇ、GJ出ない作品初めて見たかも。こないだのあれですらGJ言ってもらえてたのに・・・
まあなんだ、文章自体は悪くないから、キャラをよく掴んでから出直してきな>674
僕の名前は隆子。顔は可愛いってよく言われる。スタイルにはもちろん自信ないが。
コスプレのスカウトも友人から来たけど、あんまり興味ないし、
彼女とはホテルに入っても何もせずに終わり。
今日も課題が終わって鳴滝荘の廊下をブラブラ歩く。
お金なら仕送りがあるから不自由してないけど、別に欲しいものはない。ブランドとか興味ないし…
こういう何もすることがないとき、いつも思う。僕、何してるんだろう、と…
今みたいに男が寄るのも若いうちだけ。年を重ねたら、街を歩いて男に惚れられるなんてこともなくなる。
ていうかなくなって欲しい。
お金に余裕があるのも、女装できるのもきっと今だけ…
そう思っても今の自分は変わることはない…本当に僕は絵本作家になれるんだろうか?
そう思いながら前を歩いていた、サイドポニーの髪型の僕の大切な彼女に声をかけようと歩きだした。
なんじゃこりゃ
700
今度は影の隆士か・・・・
なんかのコピペ改変にしても、やっぱキャラにあわせてやらないと
面白くもなんともないと実感できますな。
さてと、ハルイロ2話目ができそうなんでぼちぼちと投下いきますね。
“それ”=ハルが虐待される話なので、それ系が嫌いな人は読まないでください(嘘
春のある朝。お楽しみ畑に突然生えた“それ”そっくりな生き物を、
「ハル」と呼ぶことにした住人たちは、植木鉢に移した彼女? を連れて、
朝食を食べにキッチンへと集まっていた。
「はい、どうぞ」
「ありがとう」
「ありがとヨ」
ハルをテーブルの真ん中に置き、めいめい席に着いた住人たちに、
梢と朝美がお盆に載せた朝食を渡していく。そして全員に行き渡ったところで、
桃乃が口を開いた。「さーて、それじゃいただくとしましょうか」
皆もそれにあわせ、いただきまーすと食事に手をつけようとした時だった。
「あのぉ…」
まだ席に着いていなかった梢が困惑したような声を挟み、
住人たちは一斉に彼女のほうを向いた。
「どうしたの、梢ちゃん?」
「えっと、ハルちゃんには何をあげたらいいんでしょうか…?」
「あ…」
梢に言われ、住人たちはハッとしてハルへと顔を移した。
ついつい観葉植物でも飾ってあるような気になってしまっていたが、
彼女にもやっぱりご飯はいるのだろうか?
「水と肥料やってお日様に当てとけばいいんじゃない?」
「でも口もあるし、何か食べるんじゃないですか?」
一同がうーんと考え込んでいると、珠実が「本人に聞いてみるのが一番です〜」と、
ハルの植木鉢を自分の方へ引き寄せ、並んでいる食事を見せた。
「どうです〜、欲しいものはあるですか〜?」
ハルはしばらく、目の前に並んだ食事をきょろきょろと見比べていたが、
やがてご飯に目を留める、物欲しそうにじっと見つめた。
「銀シャリがお好みとはなかなか通ね」
桃乃が手を伸ばし、珠実の茶碗からご飯を一つまみ箸で取ると、ハルに渡す。
ハルはそれを両手で受け取ると、嬉しそうな顔をして、パクッと頬張った。
もぐもぐもぐ…
だがハルはすぐに、目をバッテンマークにすると、それをぺっと吐き出してしまった。
「ご飯炊くの失敗しちゃったんでしょうか…」
心配そうな顔をする梢に、桃乃が試しに一口摘んでみる。「んー、美味しいけどなぁ」
「どうやらご飯は口にあわなかったみたいですね〜」
『自分から欲しがったのに…?』
怪訝そうな白鳥をよそに、ハルは今度はアジの干物に目をつけたらしく、
そちらの方へ手を伸ばした。
「あー…これが欲しいの?」と、やはり桃乃が少し身を千切ってハルに渡す。
もぐもぐ…ぺっ。
しかし、やはりそれを吐き出してしまったハルに、桃乃は残念そうに溜め息をついた。
「魚もダメか」
『じゃあなんで欲しがるんだろう?』
「タクアン」…ダメ
『だからなんで欲しがるんだ?』
「厚巻き卵」…ダメ。
『だからなんで…?』
「ご飯」
『それさっきダメだったじゃん!?』
再度ご飯をねだるハルに、今度は白鳥だけでなく、住人たちが揃って心の中で突っ込んだ。
「この子、あんまり頭よくなさそうですね〜」
珠実が言い難いことをはっきり言う。「ますます白鳥さんの絵本そっくりです〜」
「確かに」
「いやぁ、はは…」
揃って肯く住人たちに、白鳥は、別に彼が悪いわけではないのだが、
なんとなく申し訳ない気分になって頭を掻いた。
「それにしても、何だったら食べられるんでしょう…?」と、弱り顔の梢に、珠実が言う。
「もしかしたら食虫植物の一種なのかもしれませんよ〜」
「なるほど、食虫植物か…」
言われてみれば、アクティブな植物といえば食虫植物だよなと、
みな一瞬納得しかけたが、蝿を捕まえて食べているハルの姿が浮かんできて、
どよーんとなる。食事時には…いや、それ以外の時でもあまり見たくない光景だ。
「と、とりあえず、好物がわかるまでお水だけで我慢してもらいましょ」
「そ、そうですね」
引きつった笑みを浮かべて言う桃乃に、白鳥も笑顔を引きつらせながらコクコク肯いた。
「ご飯も冷めちゃいますし、ハルちゃんには我慢してもらって、僕らは先に頂きましょう」
「そーだナ」
「…ご飯…」
「それじゃ…」と、住人の意見がまとまったところで、桃乃が改めて音頭をとる。
「いっただきまーす!」
「いただきまーす」
こうして、ようやくこの日の朝食は始まった。
「さてと、この子どうしよっか?」
そして朝食も終わり、そろそろみんな部屋に戻ろうかというところで、
桃乃がハルの前に手をついて言った。春休み中で、いつも以上に暇人が多いとはいえ、
みなそれぞれにやりたい事、しなければならない事がある。
みんないつも一緒に、というわけにはいかないのだ。各々部屋に戻ってしまう前に、
ハルの面倒を見る者を決めなくては。
「あ、私、後片付けしてますから、ここに置いていってくださっていいですよ」
「あー…でも、これからお掃除とかもするんでしょ? 植木鉢抱えてたら大変だわよ〜」
梢の申し出を、桃乃は手を振って断った。すでに朝ご飯を作ってもらっているので、
これ以上仕事を押し付けるのは気が引けてしまう。
「ということで、白鳥君、お願いね」
「ええっ、僕ですか〜?」
唐突に決められ、不満混じりの驚いたような声をあげる白鳥に、
桃乃はじとっとした視線を送る。
「なに、キミ、まだこの子怖がってるの?」
「いえ、そういうわけじゃ…。ただ、昨日ほとんど寝てないし、
これからちょっと一休みしたいな〜って…。その後でしたら、
部屋で課題をやるつもりなんで、構わないんですけど」
「先に課題やって、寝るのはそれからでいいでしょ?」
「寝不足で課題やってもあまりはかどらないと思いますし…。桃乃さんはダメなんですか?」
「あたし? あたしは昨日遅かったから、これから一眠りするつもりなのよ、ゴメンね」
白鳥の冷たい視線に気付き、桃乃は声を張り上げた。「なによぉ、
睡眠不足は美容の大敵なんだからね!」
「桃さんの場合、もっと他に気をつけなきゃいけないことが色々とありそうですけど〜」
まぜっ返す珠実に、桃乃が噛み付く。
「うっさいわね〜、それじゃ珠ちゃんはどうなのよ。春休みで暇なんでしょ?」
「私はちょっと〜、出かける予定があるのですが〜…」
「オレ達も午前中はやりたい事があるんで、あんまり相手はできねーナァ」
「あのぉ」と、そこに朝美が口を挟んだ。「私たちの部屋に連れてってもいい?」
「え…そりゃあ願ってもないけど、朝美ちゃんたちはいいの?」
桃乃が訊くと、朝美はウンと肯いた。
「私たち、これから部屋で内職するんだけど、その間でよかったら一緒にいてあげるよ。
ただ、あんまり構ってあげられないと思うけど…」
ふむ、と皆は思案顔になったが、それぞれ自分が預かるよりはと、
朝美の言葉に甘えることにする。
「ま、いいんじゃないカ? 沙夜子もいるし、オレ達よりは相手が務まるダロ」
「そーね。それに、案外内職を手伝ってくれるかもよ」
「あはは、そうだねー」桃乃の言葉に朝美は笑みを浮かべ、
席を立つとハルの植木鉢を腕に抱えた。「それじゃ行こう、ハルちゃん」
「なんか悪いね…。僕は部屋にいるから、大変だったら遠慮なく声をかけてね」
「私もどこかでお掃除しているはずだから、何かあったら言ってね、朝美ちゃん」
「ありがとう、お兄ちゃんお姉ちゃん。…さ、お母さんも」
気遣う白鳥と梢に、朝美はペコリと頭を下げると、植木鉢を抱え、
沙夜子と一緒に部屋へ戻っていった。それを見送った住人たちも、
やがてそれぞれの部屋へと引き返していき、朝から賑やかだった鳴滝荘は、
一時の静けさを取り戻した。
「ここが私たちの部屋だよ」
5号室…。部屋に戻った朝美は、ハルの植木鉢を胸の前に持ち上げ、
彼女に部屋の中を見せた。相変わらず5号室には家具は一切なく、
あるのはうず高く詰まれた段ボールの山だけだ。
「で、これが今日の内職の造花」
部屋の中をきょろきょろ見回すハルに、朝美が段ボールに詰まった造花セットを見せると、
彼女は何か感心したように段ボールの中を覗き込む。
朝美はハルの植木鉢を床に置くと、段ボールから1セット取り出してみせた。
「これはね、こうして…こうやって…こうで…こうして、っと……はい、できた!」
鮮やかな手つきで造花を一本作り上げ、ハルに手渡すと、彼女は片手でそれを受け取り、
上から覗き込んだり、高く掲げて下から見上げたり、くるくる回してみたりと、
様々な角度から眺め回した。そして一通り眺め終えると、
礼でも言うかのように朝美ににっこりと微笑み、
それから空いているほうの手を差し出してきた。
「えっ、もっと欲しいの?」
朝美はちょっと考えてから、段ボールからもう1セット取り出すと言った。
「それじゃ、自分で作ってみる?」
桃乃のセリフを真に受けたわけではないが、それでハルが楽しんでくれればなによりと、
朝美は造花セットを彼女に手渡した。ハルは嬉しそうにそれを受け取ると、
さっそく造花を作り出す。
「作り方、わかるかな?」
朝美が訊くと、ハルはこくこくと肯き、意外にも器用に造花を作っていく。
どうやらさっき、朝美が作るのを見て覚えたらしいが、朝食の事を思い出し、
朝美はほえーっと、感心したような呆れたような顔になった。
とはいえ、初めてのうえに、ハルにとっては一抱えもあるようなサイズである、
完成にはしばらくかかりそうだ。ハルが造花作りに夢中なのを幸いに、
朝美も本腰を入れて造花作りに取り掛かることにした。
「はい、これお母さんの分ね」
朝美は沙夜子に造花セットの詰まった段ボールを一つ渡すと、
自分も別の箱から材料を取り出し、せっせと造花を作り始めた。
「よし、と…あれ?」
朝美が造花を何本か作り終えた頃、ハルが造花を自分に向けて差し出しているのに気付き、
朝美の内職の手が止った。
「わぁ、ハルちゃんすごいすごーい、キレイに作れたね!」
ハルが造花を完成させたのだと気付いた朝美が誉めると、
ハルはどことなく誇らしげに胸を反らし、一段と高く造花を掲げた。
「あ…」
だがその途端、花の部分がポロリと取れて、床の上に落っこちてしまった。
物悲しそうに、床に落ちた花を見つめるハルに、朝美は笑いかけた。
「あ、あはははは、ドンマイだよハルちゃん」そして茎だけになってしまったハルの造花と、
床に落ちた花を取ると、目の前でもう一度付け直してみせる。
「ここはね、こうしてこうして…ほらね?」
あっという間に元通りになった造花に、ハルは再び笑顔を取り戻し、
「ちょうだい」とでも言うかのように、朝美に向けて手を伸ばした。
「はい、どうぞ」
朝美が直した造花をハルに渡そうとするが、なぜか彼女はそれを手を振って断る。
「えっ、いらないの?」
不思議そうな顔をする朝美に、ハルは脇に置いてある、
造花セットの入った段ボールを指差した。
「もしかして、手伝ってくれるつもりなのかなぁ?」
半ば独り言のように呟くと、ハルが笑顔でコクリと肯く。
思いもよらないハルの行動に、朝美は顔をぱぁぁっと輝かせた。
「ありがとう、ハルちゃん」
朝美はいくつかの造花セットを段ボール箱から取り出し、
ハルの取り易いところに置いてやる。「頑張っていっぱい作ろうね」
朝美が言うと、ハルはもう一度肯く。二人は微笑み合うと、
再び造花作りに取り掛かった。
「……」
まるで仲の良い姉妹のような二人の横で、沙夜子は独り内職に励んでいた。
…少なくとも彼女の基準では励んでいた。朝美が嬉しそうなのはいいのだが、
なにか妙に疎外感を覚えた沙夜子は、いつにない早さで(やはり彼女の基準で、だが)
造花を一本仕上げてしまった。
ちらりとハルのほうへ視線を向けると、彼女はまだ二本目をせっせと作っている最中だ。
一本目は結局失敗作だったので、ハルはまだ一本も作っていないということになる。
勝ったとばかりに、沙夜子は、ふん、と荒い鼻息を漏らす。
「あ……」
その途端、花がポテっと転げ落ち、沙夜子はうう…と涙を浮かべ、
のそのそと落っこちた花を拾って付け直した。が、それも手を離した途端、
またもやポロリと落っこちてしまう。
「ほら、お母さん、ここはね…」
茎だけの造花を手に涙を浮かべる沙夜子に気付いた朝美が、ハルにしてみせたように、
彼女の前で造花を一つ作ってみせる。それに倣って沙夜子がもう一度やり直すと、
今度はうまく付けることができ、彼女は顔をほころばせた。
「……?」
その時、下のほうから一本の造花がにゅっと差し出され、
朝美がそちらに顔を向けると、ハルが「見て見て」とでも言いたそうに、
完成させた造花を高く掲げている。彼女も今度はうまく作れたようで、
花が落っこちてしまうことはなかった。
「二人とも上手にできたね。さ、頑張ってもっと作ろ」
朝美に誉められた沙夜子とハルは、微笑みながら揃って肯き、
次の造花を作り始めた。
とりあえず今日はここまでっす。
コピペだろうと中身が変だろうとトンデモ同人誌だろうと、
とりあえずまほらば作品には変わらないという現実。
でも、流石に
>>682の朝美ちゃんは嫌だな……
>>229氏の作品があったから尚更。
あ、角煮に終わりの絵を投下した
>>229氏に、ここでGJ!
さてさて、ようやくある程度投下出来る形になりました。
白鳥クンとヨ〜ちゃんのデートです。前振りの展開が以前の作品だけど気にしない。
では、投下。
あ、
>>710氏にリアルタイムGJ。
付き合うという事。
相手が好きであるという事。
それは、紛れもない事実。
では、それが事実でなければ?
もしも、その愛が仮初めであったら?
それは、形のない愛だ。
有り得ない、愛だ。
でも。
僕は、そうであった事実を、忘れない。
例え、馬鹿だと言われても。
「知ってるか白鳥?」
「何を?」
「将棋で一番強い陣形は何だ?」
「ええ?うーん、と……」
学校のカフェテリア。
お昼時に、こんな会話をしている。
というか、僕、将棋なんてしばらくやってないな……
いや、なんで将棋の話をしているんだ、彼は。
「んー……やっぱり、穴熊、かな?」
「どうしてそう思う?」
「いや、だって、王が完全に味方に囲われてる状態だし、
王手になりにくいという意味では、一番強い陣形だと思うよ」
「逆に言えば、配置を誤れば一手で詰んでしまう、と」
「う…………」
それは……気付かなかった。
「将棋なんてあまりやらないから分からないよ……」
「そう言うなって、つれないな……じゃあ、逆に一番弱い陣形は、何だ?」
「一番、弱い…………?」
なんだそれは。
禅問答のひとつか?
僕は一休さんじゃないぞ。
と、言ったところで、解答が思い浮かぶわけでもなく。
「……王の周りに何もない状態?」
「大外れだ馬鹿鳥……と言いたいが、まあ、それも解答の一つかな」
「一つって…………」
今、さりげなく馬鹿にされなかったか?
まあいいか。
「じゃあ、答えは何だよ」
「ああ、それは、『相手に王手を宣告した時』だ」
「王手を…………?」
「そう。つまり、相手を完全に追い詰めたと思った瞬間、自分の周りは隙だらけって訳だ」
「へえ…………」
成程…………それは納得できる。
相手の事ばかり見ていて、自分に気が回らないという事か。
でも。
「でも…………話の意図が全然読めないんだけど…………」
「ああ?分からないのか?つまりだな…………」
彼は、少し考えて。
僕には、それが少し躊躇っているように見えたが。
胸を張って、彼は言った。
「告白して振られた時の痛手は大きいって事だ」
「…………」
もしかして…………
もしかして…………あれですか?
まだ引き摺ってるの、彼は?
ちょっと、あの一件は僕にも事件だったんだけれど……
「いや…………何で失恋?」
「別にいいじゃないか、分かりやすいだろ?」
「いや、分からないよ」
そうか?と首を傾げる彼。
そりゃあそうだ。
僕は失恋していないから。
別に、勝ち組というわけではないけれど。
「ちょっと、二人して何話してるの?」
いつものように、瑞穂ちゃんがやってきた。
後ろには理想奈ちゃんもいる。
「ああ、失恋の話をしてた」
「失恋?アンタ今現在進行形で進んでるくせに」
「うるさいな、あいつとはそういう関係じゃないんだよ」
「さ〜て、どうだか。そこまで気合の入った弁当を見てると、絶対気があると思うけど?」
う、と黙り込む彼。
言い返せないようだ。
「うわー、今日もまた豪華ねー」
弁当の中身を覗き込む理想奈ちゃん。
「どれどれ、一つこの唐揚げを…………」
「待て食うなそれは俺のだ」
「はいはい、食べませんってば」
ゴルゴ13もびっくりの素早さで奪取する。
そして、ぱくりと食べる。
「…………美味いな」
「何よ、そんな関係じゃないとか言っといて、ちゃんと貰ったものは食べるのね」
茶々を入れる瑞穂ちゃん。
「何だよ…………据え膳食わずは男の恥だ」
「それ、凄くあれな意味に取れるんだけど…………」
一応突っ込んでおいた。
多分誰も突っ込めないだろう。
いや、例外が、銀先生がいたか。
「でも、まあ」
ため息をついた瑞穂ちゃんが、言った。
「別にそこまで気にする事ないわよ?歳の差6歳のカップルなんて世の中ザラなんだから」
「でも、なあ…………向こうは中学生、それも一年だし。世間体も、なあ」
「…………」
遣る瀬なさそうに、彼はため息をついた。
どこか、遠くを見るような眼をしていた。
学校からの帰り道。
いつものように、双葉台駅で降りて。
駅前商店街を抜けていく。
反対側にあるSAVEデパートが活況なせいか、こちら側は少し空いている感もある。
それもそうだ、二月はバレンタイン以外に特に大きなイベントも無い。
その一大イベントも終わり(戦果は義理チョコ2つ、恋人の本命1粒…………)、
商店街は春の準備に入っている。
正直言うと。
東京の都心に、ここまで活気のある商店街があるなんて、予想も付かなかった。
まあ、威勢の良い八百長のおじさんとか、その他諸々、色々な人がいるのだけれど。
やはり。
この商店街で、一番忙しいのは。
「ヨ〜ヨ〜白鳥クン〜、くじ引きやっていかないかヨ〜!!??」
和菓子の阿甘堂。
二人の看板娘のうちの一人。
どこか外国人みたいな口調。
そして、逞しい商魂。
ヨ〜ちゃん。
彼女の存在は、この商店街には大きい。
「こんにちはお姉さん………今度はくじ引きですか?」
「まぁ、先物取引よりは安全だヨ〜」
「…………」
安全だっけ?
法律に抵触してないか?
結局、先物取引はやめたみたいだ。
僕もよく分からないが、先物取引はカジノよりも危険なギャンブルらしい。
「外れなし、一等には豪華特典が付いてるヨ〜」
「少なくともティッシュは貰えるって訳ですか……」
目の前には、抽選用の『ガラガラ』。
そこに添えられた表によると、一等は金色の玉が出るらしい。
「よし…………」
お姉さんに代金(400円)を支払い、いざ、回してみる。
「でも、お姉さん、400円は高くないですか?」
「それを気にしたら負けだヨ〜」
「なんですかそれ…………お」
そんな事をいると、ようやく出てきた。
出てきたのは。
綺麗に光る、金色の玉。
…………マジで?
「おめでとうだヨ〜、一等賞だヨ〜〜〜!!」
ベルを高らかに鳴らすお姉さん。
「やっちゃった…………」
小さい頃は、よくお祭で引きくじをやったものだけど…………
こんな所で、まさか当たるなんて……
「一等!一等!一等!」
「あの、お姉さん、景品は?」
「ああ、そうだったヨ〜」
仕切り直して、彼女が言ったのは。
「一等景品!!」
「『一日だけ私とデートできる権利』だヨ〜〜〜!!!」
…………
………………………………
デート?
何ですかそれ?
日付の事か?
「…………あの…………」
「ヨ〜?嬉しくないかヨ〜?」
「いや、そうじゃなくて…………」
「いつ行くヨ〜?何?今週の土曜?それは丁度いいヨ〜。私も丁度空いているヨ〜。
じゃあ、行先はどこにするか決めないといけないヨ〜。何?お台場?
それはまたいい所だヨ〜。待ち合わせは駅で9時にするヨ〜。そうだ、お弁当とか…………」
「ちょっと待ってください勝手に話を進めないで下さい」
「何ヨ〜、不満かヨ〜?」
じっと、涙目で見つめられた。
うるるん。
…
……
………
…………
弱いんだよな、僕…………
「はぁ…………分かりましたよ。土曜の9時、駅で待ち合わせですね?」
「そういう事だヨ〜。約束忘れないでヨ〜」
「はい…………頑張ります…………」
そして、お姉さんと別れ、阿甘堂を後にする。
「…………はぁ…………」
相変わらず、流されてるよなぁ、僕…………
………そして、しばらく歩いて。
ある事に、気付いた。
むしろ、思い出したと言うに等しい。
特に、『彼女』との予定がある訳ではないが。
如何せん、僕の大切な恋人。
「梢ちゃんへの言い訳、どうしよう…………」
土曜日。
とうとう、やってきてしまった。
玄関に立っている僕。
このまま梢ちゃんに気付かれずに行く事が出来れば最善なんだけど。
「白鳥さん、どこかへお出掛けですか?」
見つかってしまった。
むしろ、管理人室が目の前だから無理もないけど。
「あ、うん…………今日は、人に会う約束があるから」
嘘はついてない嘘はついてない嘘はついてない嘘はついてない。
「そうですか…………気を付けて下さいね!」
「うん…………一応、夕飯までには帰ってくるけど、少し遅れるかもしれないや」
「はい、大丈夫です!」
…………ゴメンネ梢ちゃん…………
そして、その温さに感謝。
これで、大丈夫。
今日の事は、誰にも、悟らr―――――――
「自分の大切な恋人を置いて何処へ行くです〜?」
「―――――――珠実、ちゃ」
珠実ちゃんだった。
忘れてた。
メールが一度に1247通着弾する勢いで忘れてた。
相手は地獄耳・茶ノ畑珠実。
ここをどう切り抜ける。
「しょ、しょうがないんだよ、大切な約束だから」
「ほほう〜、自分の恋人よりも大切な約束ですか〜?」
「ぐぅ…………」
実際にはぐうの音も出ない。
究極の選択だ。
恋人と仕事、僕ならどっちを取る?
いや、選べないけど。
「…………」
「…………まあ、いいですよ」
――――――――え?
「大切な用事なら仕方ないです〜。さっさと出掛けるです〜」
「あ…………う、うん」
「白鳥さんがいない間、梢ちゃんと目一杯遊ぶです〜!」
「…………」
明らかに違う。
嬉しそうだ…………明らかに嬉しそうだ。
何故?
―――――まあ、いいや。
考えても仕方がない。
「じゃあ、行って来ます、梢ちゃん」
「行ってらっしゃい、白鳥さん」
「さっさと行くです〜」
珠実ちゃんは塩を撒いている。
僕は幽霊じゃない。
それはともかく。
一路、駅へ向かう。
◇
一方、鳴滝荘。
「あれ〜、白鳥クン出掛けたの、梢ちゃん?」
桃乃が寝惚け眼でやってきた。
「はい、何でも、人に会う約束があるそうで」
「怪しいわね…………もしかして、あの白鳥クンが浮kぐぼxrた:p!!」
桃乃の鳩尾に、珠実の一撃が入った。
「ちょ………何よ珠キチ…………」
「今日はほっとくです〜」
「ほっとく〜?そんな、明らかに面白そうな話を見過ごす手が―――――」
「いいからほっとくですこの呑んだくれ〜」
「わ――分かったわよ」
珠実の脅迫めいた一言で、追跡を断念した桃乃。
「―――――?」
このとき、桃乃は妙な勘が働いた。
(――――――珠、何か企んでる?)
だが、そんな疑念も。
ぐ〜〜〜〜〜…………
「にゃ…………梢ちゃん、朝ごはんお願い出来る?」
「はい、少し待っててくださいね!」
こうして、すぐに忘れられる事になった。
双葉台駅前。
一応、9時15分前に着いた。
デートでの待ち合わせには、須らく男が早目に着くべし。
いつか、彼が言っていた事だ。
何でも、早く来ないとお楽しみがなくなるのだとか。
「…………」
お楽しみって、何なんだろう…………?
結局分からない僕だった。
しばらくして。
急に。
視界が、暗くなった。
――――――暗く?
「だ〜れだ!?」
「…………お姉さん、ですね」
「当たりだヨ〜!!」
そうして、ようやく視界が明るくなる。
「えへへ…………」
お姉さんはとても嬉しそうだ。
「………もしや」
これが。
この飛びきりの笑顔が特典なのか?
…………分かる気がする…………
可愛い…………
改めて、お姉さんを見る。
段々暖かくなるとはいえ、朝は少し肌寒い。
それでも、上は黒のセーター。
下はチェックのロングスカート。
そして、耳元のイヤリング。
普段阿甘堂で見るお姉さんとは全然違う。
「?どうかしたヨ〜?」
「い、いえ、何でも」
「それより、お姉さんって呼ぶのはやめて欲しいヨ〜。
ちゃんと『ヨ〜ちゃん』って呼んで欲しいヨ〜」
「……分かりました………ヨ〜ちゃん」
「その敬語も!」
「う…………しょうがないなぁ…………」
何でここまで主導権を握られるんだろうか…………
やっぱり、駄目だなあ。
「さあ、早く行くヨ〜!白鳥クン!」
そんな僕をいざ知らず、とても楽しそうなお姉……いや、ヨ〜ちゃん。
そんな彼女の笑顔を見ていると。
僕の不満なんて、どうでもよくなって。
「……うん。行こう、ヨ〜ちゃん」
僕は、今日だけのデートを楽しむ事にした。
今回はここで終了です。ハイ。下手すると珠実が暗黒になりかねない展開だったりします。
何とかそれは避けたいと頑張ってます。ここ、タマミスキー多いので。
ヨ〜ちゃんとのやりとりがあまり多くないので苦労します。オマケに登場回数も減ってるし。
うまくまとめられるかが不安だったりします。
そして、残り40KBを切ったと……そろそろテンプレ作成に入っておきます。
でも、最近人少ないからなあ……考え物です。
では、また今度。オヤスミナサイ。
PC修理に出したからAAが貼れない orz
>>ハル氏
GJ!!
続きを禿しくキボン
>>テイル氏
GJ!!
こういうのを待っていた。
さて、課題でもやるかな…
か、課題の人降臨!!
>>ハル氏
GJ!!
やー、ハル萌えー
>>テイル様
GJ!
ヨーちゃん、暴走しないようにty(ry
とりあえずメモ帳に書くと消えることがわかったので
ノートに「影〜」を鋭意執筆中。
それまでこんな駄文を待ってくれる人がいるかどうかわかりませんけど。
ついでに言えば鳥も消えてた。
>>722 わざわざノートにとるなんて乙です。
漏れは次回投下を待ってまつ。
>>ハル氏(でいいのか?)
お久しぶりGJ!
でも虐待という字を見てハジメ飛ばしてしまったのはヒミツだ
>>テイル氏
こちらもお久しぶりGJ!
ヨ〜ちゃんとどう絡むのか期待してます
しかし、自分でも書いたが翼、瑞穂、理想奈って名前は相変わらずしっくりこな(ry
さ〜って、刺激されたので自分も新しいものを…
早紀ものマダァ-? (・∀・ )っ/凵⌒☆チンチン
そんじゃ今日は少し早めにハルイロ行きまっす
「たっ、大変っ! 大変だよっ! お兄ちゃんっ、お姉ちゃーんっ!」
それから2時間ほど経った頃…。惰眠を貪っていた白鳥は、朝美の大声と、
どたどたと廊下を走る音で目を覚ました。
「ん〜、なんなんだいったい〜…」
寝惚けまなこをこすりながら、白鳥が2号室のドアを開けて見回すと、
ちょうどトイレの前辺りの廊下で、ハルの植木鉢を抱えた朝美が、
中庭で掃除をしていた梢にそれを見せようとしているところだった。
「どうしたの朝美ちゃん?」
白鳥が見ていると、トコトコと近づいていく梢に、朝美は植木鉢を持った腕を伸ばし、
中を見せて叫ぶように言った。「ハルちゃんが大変なの! どうしようお姉ちゃん!?」
「大変って…まあ!?」
それを見た梢が、持っていた箒を取り落とし、両手で口元を押えた。
2号室からではハルの姿までは見えなかったが、ただならぬ様子の二人に、
白鳥は完全に目が覚め、慌てて彼女たちのところへと駆け寄っていった。
「どうしたのいったい?」
「あっ、お兄ちゃん! 大変なの、ハルちゃんが…」
白鳥が声をかけると、朝美は彼のほうを振り向き、持っていたハルの植木鉢を見せる。
「うわっ!?」
その途端、白鳥も思わず悲鳴をあげた。植木鉢の中で、
ハルがしおしお〜っとなって仰向けに引っくり返っていたのだ。
口から白いもやもやとした物が立ち上り、宙に消えようとしているのが見えたような気もする。
「なっ、なんじゃこりゃー!?」
「なに、どうしたの〜?」と、白鳥の悲鳴に、3号室から桃乃が眠そうな顔を出してくる。
「どうしたんだヨいったい?」
「いったい何事ですか〜?」
ジョニー&灰原も部屋から顔を出し、さらに、ちょうど外出から帰って来た珠実も、
玄関のほうからトタトタと走ってきた。
「ハ、ハルちゃんが大変なんです!」
白鳥の言葉に合わせるように、朝美が集まってきた住人たちにハルの植木鉢を見せると、
皆も一様にぎょっとした顔になる。
「ど、どーしちゃったのよこれ」
「わかんないの。気が付いたらこんなふうになっちゃって…どうしよう?」
朝美が半べそをかきながら訊ねるが、原因すらわからないのでは、
みんなにもどうしたらよいのか、見当もつかない。
「沙夜ちゃんが何かしたんじゃない?」
「何もしてないわ…」
いつの間にか皆の背後にやって来ていた沙夜子がボソリと言う。
「朝ご飯の時に、食べなれない物を口にしたせいかも〜」
「病気かもしれないゾ?」
「ど、どうしましょう…」
「あれ…?」
だが、一同が額をつき合わせているうち、白目をむいて引っくり返っていたハルが、
目をぱちぱちとさせ、むっくりと起き上がった。ハルは焦点の定まらない瞳で、
しばらくふらふらと身体を揺らしていたが、今度はバンザイをするような格好で、
ぽてっと前のめりに突っ伏してしまった。
「あぁっ、また…」
やっぱりダメかと一同は落胆しかけたが、よくよく見れば、
さっきのようにあからさまに気絶しているのではなく、
植木鉢の端に顎を乗せてうっとりと目を閉じ、顔をぽわ〜っと緩ませている。
まるで温泉にでも浸かっているかのようだ。
ハルの様子の変化に一同は首を傾げ、辺りを見回した。
鳴滝荘の中庭を囲む廊下には優しいそよ風が吹き抜け、
春のまだ低い位置にある太陽が、うららかな陽射しを庇の奥の方まで届けている。
「風…いえ、お日様でしょうか?」
うっすらと霞がかった空を見上げて梢が言った。春の陽射しは優しく穏やかで、
ぽかぽかと暖かい。この光を浴びていれば、誰でもそんな表情になってしまいそうだ。
半分植物のようなハルならなおさらかもしれない。
「そういえば朝美ちゃんたちの部屋って、段ボールが積んであって窓が塞がってたっけ」
「それに朝ご飯からずっと日に当ててなかったですね〜」
「原因はそれかナ?」
「ふう、やれやれだわね〜」
原因らしきこともわかり、ハルも無事なようだしと、一同はホッと胸を撫で下ろした。
だが朝美だけが、すぐに浮かない顔になった。
「ごめんね、すぐに段ボールどかして明るくするから…」
しょんぼりと謝る朝美に、ハルは顔を緩ませたまま、『いいからいいから』と、
手首をパタパタさせた。
「本人もこう言ってることだし気にしなさんなって」桃乃が朝美の頭に手を乗せ、
髪をくしゃっとさせて言う。「よし、ハルちゃんは今度は私が預かるから、
朝美ちゃんたちは内職頑張んな」
「え、いいの?」
目をパチパチさせて訊く朝美に、桃乃は笑って肯いた。
「なんかもうすっかり目も覚めちゃったしさぁ、お昼ご飯まで、
この子と一緒にとっときの映画でも見てるわ。窓際に置いとけば、
また萎れちゃうこともないでしょ。みんなもそれでいい?」
「桃乃さんがそうおっしゃるんでしたら…」みんなを見回す桃乃に、
梢が答える。他の住人たちも、特に反対する理由もなく、
こうして次に桃乃がハルの面倒をみることとなった。
「それじゃ桃乃さん、お願いしますね」
「はいはい任せといて〜。さ、いこ。きっとあんたも気にいるわよ〜」
桃乃が一同にひらひらと手を振りながら、ハルを抱えて三号室へと消えてしまうと、
それを見送った皆も、やれやれと首を振りながら各々の部屋へと戻っていった。
だが、それから一時間と経たずに、またもや騒動は持ち上がった。
「たたた大変っ、大変よぉ!」
「ど、どうしたんですかいったい!?」
さっきの騒ぎで、やはりすっかり目の覚めてしまった白鳥が、
部屋で課題に取り掛かろうとしていたところへ、いきなり桃乃が駆け込んできた。
ぎょっとして振り向いた白鳥に、桃乃は手に持っていた植木鉢をさっと差し出した。
「大変なの、ハルちゃんが!」
白鳥が中を見ると、そこではハルがまたもしおしおになっている。
「今度は何があったんです?」
「知らないわよ、窓際に置いて、一緒に『死霊の阿波踊り』見てたらいつの間にか…」
『それだー!?』
映画のタイトルを聞いた瞬間、白鳥は心の中で突っ込んだ。
「ハ、ハルちゃん大丈夫? ハルちゃん?」
とりあえず名前を呼びかけてみるが、一向に目を覚ます気配がない。
「ハルちゃん、ハルちゃんしっかりして!」
「どうかしたですか〜?」
そこへ、騒ぎを聞きつけて隣の一号室から出てきた珠実が、入り口から声をかけてきた。
「あ、珠実ちゃん。桃乃さんが変な映画見せたらハルちゃんがしおしお〜って…」
「えー、面白いんだけどなぁ…」
「どれどれ〜」と、珠実は2号室に入ってくると、ハルの植木鉢を覗き込んだ。
そして萎れているハルを見るなり線目になる。「あ〜、これはこれは〜…」
「ど、どうしよう?」
焦って訊く白鳥と桃乃に、珠実は人差し指をぴーんと立てて言った。
「いい方法があるです〜」
「あの…珠実ちゃん?」
洗面所の蛇口の下に植木鉢を置き、ハルの頭から水を浴びせる珠実に、
白鳥はおずおずと訊ねた。
「なんですか白鳥さん〜」
「えーと、その…ちょっと乱暴じゃないかな?」
「こういうときは〜、頭から水をかけるのが一番と〜、相場が決まってるです〜」
「いや、でも…」
「あ、ほら気が付いたです〜」
珠実に言われハルに目を移すと、確かにもぞもぞと動き始めている。
水を止めて様子を伺うと、ハルはむくっと起き上がり、
ぷるぷるっと頭を振って水気を撥ね飛ばし、ぱちぱちと目をしばたかせた。
「気が付いたですか〜、よかったですね〜」
珠実が声をかけると、ハルはけろっとした顔で再び笑みを浮かべ、
それを見た白鳥と桃乃は、ホッと安堵の溜め息を漏らした。
ついでに、繊細なんだか大雑把なんだかよくわからないハルに、
別の意味の溜め息も漏らした。
「……って事があってね」
昼。朝食に続き、全員揃ってキッチンでご飯を食べながら、
白鳥は先ほどの出来事をみんなに話していた。
「また倒れちゃったんだ、大変だったんだね」
「なにやってんだヨまったく」
「にゃはは、ハルちゃんにはちょっと刺激が強かったかな?」
呆れ顔のジョニーに、桃乃が頭を掻き掻き苦笑いを浮かべる。
「桃乃さんのDVDは怖い映画が多くて、私もちょっと苦手です…」
「はは…」
少し困ったように眉を八の字にして言う梢に、白鳥は苦笑いを浮かべた。
自分も以前、桃乃に恐怖映画に付き合わされて大変な思いをしたことがあったが、
彼女も同じような目に遭ったのだろう。
「もうあんまり変な映画見せないでくださいよ、桃乃さん」
「変って言うな!」
そんな調子で昼食も終わり、「さて、今度は誰がハルちゃんのお供をしますかねぇ」
桃乃が言うと、食後のお茶をすすっていた灰原&ジョニーが手をあげた。
「よし、それじゃ今度はオレ達が見ててやるヨ。これからオレ達、
池で釣りをするからヨ、隣に置いときゃ日向ぼっこにもなるダロ」
「あ、それはいいかもしれませんね」と白鳥が言う。
お日様が大好きらしいハルなら、部屋の中に置いておくよりも、
外にいるほうがずっとよさそうだ。他の皆も同じように考えたらしく、
うんうんと首を振る。
「よし、それじゃ決まりだナ」
ジョニーはそう言うと立ち上がり、ハルの植木鉢を抱え、キッチンを出て行った。
灰原はイスと釣り道具、そしてハルの植木鉢を抱えて、
いつものように中庭にある池のほとりへとやって来た。
そしてハルを地面に置くと、その横にイスを置いて座り、池に糸を垂らすと、
そのままじっと動かなくなった。
穏やかな陽光を浴びながら、たまにぷかーっと煙草をくゆらせる以外には、
ほとんど微動だにしない灰原の横で、ハルはしばらく物珍しそうに浮きを見つめていたが、
やがてしきりに欠伸を漏らし始めた。
退屈そうなハルに、ジョニーが話しかけた。
「オレ達が何をしてるかわかるカ?」
ハルは眠そうな目をしたままぷるぷると首を横に振った。
「魚釣りをしてるように見えるダロ?」と訊くが、ハルはぽけっとした顔のままだ。
ジョニーは腕組みをしてふうっと息を吐いた。「そうか、魚釣りってモノを知らないカ。
まあ簡単に言えばだ、この針に…」と、竿を上げてハルに釣り針を見せる。
「魚の餌をつけてダ、そしてこうやって…」ぴゅっと竿をしならせ、再度糸を垂らす。
「水の中に垂らして、魚が食いついてくるのをじっと待つってわけダ」
依然として眠たげな瞳のハルに、ジョニーは続ける。
「だがナ、今見せたように、針に餌はついてない。そもそもこの池に魚はイネーんだ。
それじゃ魚釣りになんないだろうって? いいところに気がついたナ。
そう、実はオレ達は魚釣りをしてるんじゃねーんダ。こうやって糸を垂らしながら、
考えをまとめてるのサ。何かをしながらのほうが、考えをまとめ易いンダ」
興が乗ってきたジョニーは、腕組みをしたまま、ムフーと鼻息を荒くした。
「オレ達が釣りをしながらどんなことを考えているか知りたいか? 知りたいだろ?
そーかそーか、じゃ話してやるゼ。実はオレ達はだな、人生と……うん?」
スピースピーという気の抜けた音が聞こえてきて、ジョニーの熱弁が止った。
見れば、土の上にぺたーっと寝そべったハルが、鼻提灯を膨らませている。
「って、寝てんのかヨ!」
まったく…と、ジョニーはぷりぷり怒ったが、陽の光を身体いっぱいに浴びて、
とろけそうなくらいに表情を緩ませて寝ているハルの姿に、ついつい苦笑が浮かぶ。
「やれやれ、幸せそうに寝てやがるゼ。ま、そのほうが世話がかからなくていいか」
ジョニーは浮きに目を戻すと、いつものように人知の及ばぬ壮大な考えを巡らせていった。
「ハルちゃんはどうですか〜?」
しばらくして、本を片手に現われた珠実が灰原たちに訊くが、
ジョニーがシーッと片腕を口の前に立てると、眠っているハルに気付いて口をつぐんだ。
そして縁側に静かに腰を下ろすと本を広げ、春の陽射しを浴びながら、
のんびりとページをめくっていく。
さらにしばらくすると沙夜子がふらりと現われ、珠実の横に腰を下ろしたかと思うと、
あっという間に鼻提灯を膨らませ始めた。だが、それからさらにしばらくして、
朝美がやって来ると「まだ内職終わってないよ〜」と、
沙夜子を引っ張っていってしまった。二人が行ってしまうと、
珠実も本をパタンと閉じて一つ伸びをし、立ち上がって部屋に戻っていった。
それと入れ違いになるように、今度は桃乃が現われた。
珠実たちと同じように縁側に腰を下ろし、釣りをする灰原と、
幸せそうに昼寝を続けるハルを眺めながら、持って来た缶ビールをぐびぐびと煽る。
「バラさんもどう?」
「お、ありがたく頂戴するゼ」
桃乃が放って寄こした缶ビールを受け取り、灰原もぐいっと煽る。
穏やかな春の昼下がり、鳴滝荘にゆったりとした時間が流れていった。
やがて短い春の日が傾き始めた頃。桃乃も部屋に戻って、
再び灰原とハルだけになったところへ、廊下から梢がのんびりとした声で呼びかけてきた。
「灰原さーん、お茶とおやつの用意をしましたので、よろしければキッチンにどうぞ〜」
「お、もうそんな時間か。いつも悪ぃナ」
「いえいえ。ところでハルちゃんはまだお昼寝中ですか?」
「ん? おお、こいつ昼飯のあとからずーっと昼寝してやがんダ。そろそろ起こして水でも…」
そう言いながらハルの方を見たジョニーと灰原の顎が、カクンと下がった。
今日はここまで〜。明日投下して第二話はお終いの予定です。
なお、わたしのことはハルイロ氏でも早紀ちゃんスキーでも凌辱スキーでも獣姦スキーでも、
好きなように呼んで下さればいいです、はい。
>>ハル氏
GJ!!
遂に一段落でつね。
しかし、今日が漏れの誕生日である事を今の今まで忘れていたとは orz
>>736 ホッピバーズーダイトーヨ〜
ホッピバーズーダイトーヨ〜
ホッピバーズーダイヂイァ
>>736〜
ホッピバーズーダイトーヨ〜〜
なんとなくやった。後悔?多分してる。
あとGJ
>>735
ハッピーバースデー
>>736。
>>735 GJ!
ハルよ、もう少し耐性をつけないと鳴滝荘で生きていけないぞ。
只今一回目のバトルが終わったところで執筆中。
いやぁ、皆さん18禁の描写うますぎorz
何か無理ぽ
ガンガレ消しゴム氏。漏れは課題をガンガル。
シャダーン
ノート(っていうかメモ帳)に書き込むということは、
消しゴムが使える!!
ということで。
…まあ何にしろあと2日
今日はさらに早めにハルイロ行きます〜
「たっ、大変ダー!」
ドンドンドンという激しいノックに、白鳥がタラッと汗を浮かべつつドアを開けると、
案の定、灰原が植木鉢の中で引っくり返っているハルを抱えて立っていた。
「たっ、大変だ白鳥ッ!」
「今度はどうしたんですかいったい?」
血相を変えて迫る灰原とジョニーに少し引きつつ白鳥が訊くが、
二人は激しく頭を振るだけだ。
「し、知らねーよ、気持ち良さそうに寝てると思ったら、
いつのまにかしおしお〜って…。ずっとお日様に当ててたし、
別に怖いものを見せたりもしてねーゼ?」
「ど、どうしましょう白鳥さん…」
「どうしようって言っても…」
少し遅れて駆けつけた梢も、息を弾ませながら白鳥に訊いてくる。
しかし頼られたところで彼にもどうしていいかわからず、困った顔をしていると、
両隣の一号室、三号室のドアが開き、桃乃と珠実が顔を出した。
「なに、どうしたの?」
「また何かあったですか〜?」
「あっ、桃乃さん、珠実ちゃん。またハルちゃんがしおしおになっちゃったんです」
「また?」
「またですか〜?」
梢が言うと、少し呆れつつ、二人も植木鉢を覗き込んでハルの様子を伺った。
「あらあらです〜」
「さっきまで元気だったのに…ハルちゃん大丈夫?」
桃乃がハルのほっぺをぺちぺち叩いて呼びかける。「あら…この子なんか熱いわよ?」
ハルの身体が熱を帯びているのに気付き、桃乃が声をあげると、
じいっとハルの様子を観察していた珠実も口を開いた。
「お肌も髪も〜、頭の葉っぱもカサカサしてて〜、なんだか干乾びてるみたいです〜。
もしかしたらお日様に当て過ぎなんでは〜?」
「ど、どうすりゃいいんダヨ?」
焦って訊くジョニーに、珠実は人差し指をぴーんと立てて言った。
「良い考えがあるです〜」
「またそれ…?」
洗面所でハルの頭から水を浴びせる珠実に、白鳥が顔に縦線を入れながら突っ込む。
「他に良い考えがあるですか〜?」
「いや、ないけど…」
事実、干乾びかけていただけあって効果はてき面で、カサカサしていたハルは、
じゃばじゃばと水をかけられ、見る間に瑞々しく生気を取り戻していく。
そしてあっという間に元通りになると、またあの笑顔をみんなに見せる。
「お手軽ですね〜。干し椎茸かなにかみたいです〜」
「はは…」
珠実の的確な例えに、一行はとりあえず無事そうなハルに安堵しつつも、
力ない笑みを漏らした。
「面目ないネ」
場所をまたもやキッチンに移し、一行はお茶とおやつ、
そしてハルを乗せたテーブルを囲んでいた。
恐縮して頭を掻くジョニーに、桃乃がお気楽そうに笑いかける。
「ま、本人はけろっとしてるし、いいんじゃないの?」
そしてポッキーを一口齧り、「そーいえば白鳥君の絵本でも、
すぐしおしおになってたわよねぇ」と、呟くように言う。
「ですね〜」と、オレンジジュースに口をつけながら珠実。
「お日様が当たらなくても〜当てすぎても〜、水を切らしても〜、
しおしおになっちゃうんでしたっけ〜?」
うんうんとみんなは肯いた。そして梢が後を続ける。
「あと、確かお水をあげ過ぎてもダメでしたっけ?」
「ああ、うん。水をあげ過ぎるとべちゃべちゃ〜ってなっちゃうんだ…ってまさか…」
嫌な予感がしてみんながハルを見ると、いつの間にか彼女は植木鉢の中で、
べちゃべちゃ〜っとなって倒れている。「あぁっ、ハルちゃんーっ!?」
「また!?」
「あ〜、これはやはり水の遣り過ぎでしょうね〜」
慌てる住人たちの中、冷静に珠実が言う。
「や、やっぱり? どうしよう…」
「とりあえず水をよく切って、陽の当たる風通しの良い所に置いて乾かしましょうか〜」
珠実の提案で、一行はハルの植木鉢を抱え、ぞろぞろと廊下へと移動した。
そして縁側の陽の当たっている場所に置き、皆で囲んでハルが目を覚ますのをじっと待つ。
「……」
「……」
だが、今回は今までと違って、ハルはなかなか目を覚まそうとしなかった。
「…本当に大丈夫でしょうか?」
心配顔の梢に、珠実が言う。
「そんなに簡単には乾きませんからね〜。今度はちょっと時間がかかるかも〜」
「じゃあハルちゃんが起きるまで、ここでお茶しながら待つとしますか」
気が付くと桃乃たちは、お茶とお菓子をしっかり廊下にまで持ってきている。
『いつの間に!?』白鳥は内心思ったが、こんないい陽気の春の午後に、
縁側で日向ぼっこを楽しみながらお茶を飲むのも悪くはないだろうと、
首を縦に振った。「それがいいですね」
一同はハルを囲むように腰を下ろすと、暖かな春の陽射しを浴びながらお茶をすすり、
彼女が起きるのを待った。
「それにしても難儀な子ねぇ」未だ白目をむいて引っくり返ったままのハルを横目に眺め、
お茶をすすりながら桃乃が言うと、「いやまったく」とジョニーが相槌を打つ。
朝美も苦笑いを浮かべている。
「白鳥君、今度絵本描く時は、もっと丈夫なキャラクターにしなさいよね」
「それは関係ないと思いますけど…」
桃乃に、白鳥はもごもごと言い返すが、その口調はいまいち自信なさげだった。
自分でも怖いくらいに、ハルは“それ”にそっくりなのだから。
今、こうして白目をむいて引っくり返っている姿だって、絵本そっくりだ。
いったいこの子は何者なんだろう…?
「本当〜に何も心当たりはないの、白鳥君?」
「ありませんよっ!」
桃乃の何か含むもののありそうな口調に、白鳥は思いっきりかぶりを振った。
確かに怖いくらいにそっくりではあるが、まったく身に覚えはない。
「でもね〜、白鳥君の絵本から抜け出してきたとしか思えないしぃ」
頭の後ろで手を組み、目を閉じながら桃乃が言うと、皆も肯く。
「言霊みたいなものですかね〜?」
オレンジジュースの入ったコップを置き、珠実が言った。
「ことだま?」
聞き返す白鳥に、珠実は肯いて続ける。
「古来より言葉には〜、不思議な力が宿っていると信じられてまして〜、
まあ早い話が〜、言ったことが現実になる、と〜」
「すごいですねっ、白鳥さん!」
「すごーい!」
「あ、いや…そうと決まったわけじゃ…」
珠実の話に目をキラキラさせる梢と朝美に、白鳥はちょっとたじろいだ。
そんな事が本当に起きるなんて、にわかには信じがたい。
本当にハルは絵本の“それ”なのだろうか…?
『うん?』
その時、何か妙な不安を覚え、白鳥は眉根を寄せた。『なんだろう…?』
絵本と同じ。そこに何かが引っかかった。絵本と同じ…。
「おっ、目を覚ましたゾ?」
考え込む白鳥の横でハルがもぞもぞと動き出し、住人たちがそちらへ顔を向けた。
「よかった〜」
「大丈夫?」
ハルを囲んでわいわい騒ぐ住人たちを見ながら、白鳥はまだぼんやりと考えていた。
もし絵本と同じだとしたら…。何か大事なことを忘れているような気がする。
水や光だけでなく、まだ他に気をつけなくてはいけない事があったような。
決して忘れてはいけない、大事なことを。その不安の正体がわからず、
胸の奥に小さな棘が刺さって、それがどうしても抜けないようなもどかしさを感じる。
「よかったですね、白鳥さん」
「あ、う、うん、そうだね」
しかし梢に笑顔を向けられて、白鳥の物思いは途切れた。
きっとたいしたことじゃない。ハルの正体がなんであれ、梢もみんなも、
そして自分も、この新しい住人の登場を喜んでいる。
ちょっと世話が焼けるけど、きっとそれも後になってみれば、
良い思い出になっているはずだ。今、こうしてみんなでハルを囲み、
騒いでいることだって。
「大丈夫、ハルちゃん?」
訊ねる白鳥に、ハルは「大丈夫」とばかりに、にっこりと笑みを浮かべた。
自分が絵本に描いた通りだろうとそうでなかろうと、
きっとこの子は“それ”が絵本の主人公を幸せにしたように、
鳴滝荘のみんなを幸せにしてくれるに違いない。そう思わせてくれる笑顔だった。
ハルイロ〜第二話「ハルノアラシ」完
配分間違えて最後だけ短めになっちた。まあいいか。
さて、次はまた早紀ちゃんエロエロモノでも書きますかね〜。
特に早紀ちゃんスキーじゃないつもりだけど、
早紀ちゃんは動かし易くていいやね。
>>748 GJ!!
遂に完結でつね。次回作も禿しく期待。
>750
完結じゃなくて区切りだろ
言い方が悪かった orz
>>748 GJ!
白鳥君の予感、もしかして…?
電車の中でメモ帳に書き込んでたら電車を乗り過ごした
…
30分無駄にしますた
754 :
名無しさん@ピンキー:2005/10/26(水) 00:26:54 ID:5IQjct07
>>
>>753 よくある…と小説書きでもない俺が同意してどうすんだ…orz
755 :
名無しさん@ピンキー:2005/10/26(水) 00:28:12 ID:5IQjct07
何個>を付けてんだ俺…吊ってきま
いやっほぅ、ようやく紫羽の名前とお互いの呼称が判明した〜!
これでようやっと桃さんネタが書けるよ…。
今日(というか昨日)は静かだな
>>756 素晴らしいオバカップルネタを楽しみに待ってます。
>>757 VIPじゃないんだから毎日祭りはやれないだろw
遅れたが10巻発売おめでd。
…地方では売ってない…
っていうか今日だよな?な?
最近単行本を買い始めたのですがあの帯についているおためしマンガは何巻までついているのでしょうか?
>>759 今日だよ。
雑誌掲載分は今更だけど、それ以外のネタも結構あったね。
でもまぁ、連載の内容もそうだけど、端々に終演ムードが漂い始めてるなぁ…。
>>760 ここで聞くこっちゃないけど、1〜7まで。
アニメ化の際についた帯だから、当時発行された版にしかついてないよ。
1年くらい前の話だから狙うならお早めに。
あ、あれ、わしスレストならぬSSスト?
桃さん退場フラグが着々と立って、
いくら「この作品はパラレル設定です」と開き直ったところで
桃さん入りでハルイロを進めるのが辛くなってきた今日この頃。
いつも一緒にいるのが当たり前で、いなくなってしまうなんて
考えたこともなかったよ・・・
今秋葉のゲーマーズで最新巻を買って、電車の中で読んでいるのだが
うはwwwクオリティオメガタカスwww
ピンク×パープル カモ〜ン(AA略
Mr.頑張ってくれよw
久しぶりに…。
というか、今回は内容がアレなんでテキストで投下。
スレの残りも少ないし。
あんばらんす?〜蜜月の日々〜(83KB)
ttp://mahoraba.dw.land.to/ss/src/up0022.txt タイトル通り、あれの続編です。
内容は白蒼茶の3P。
ひたすら甘く、ひたすらエロス。
ちょっと暴走しすぎた内容なんで読む際はお気をつけて。
というか、相変わらずファイルサイズがアホみたいに大きくなってしまった。
しかし、桃さんが鳴滝荘を出て行くSSがいくつかあったけど、
いざ原作で書かれると(まだ決まったわけじゃないが)寂しく感じる…
今回ばかりは出て行くっていう予想が外れてほしいけど、さすがに無理っぽいかな
アニメの最終話のように、一人前になってから出直して来いって
ことになるやもしれんが、はたしてどうなるやら。
>>769 まぁ、それが私の望んでいるものなんですけどね。
出来れば最後まで(少なくとも梢の多重人格に決着がつくまでは)いてほしい
梢ちゃんと白鳥君のことが気がかりで、もう少し残るとかかな。
気がかりじゃなくて面白そうでと言い換えてもいいが。
アニメの場合は結局問題を先延ばしにしただけだから…。
アレっていつか出て行くってことを宣言してるも同じだからね。
ついでに言えば、梢の心の平穏を保つために他の住人も居続けなければならない
っていう、足かせになっちゃってる面もある。
個人的には桃さんにはきっぱりと決断を下して欲しいところ。
いつまでも宙ぶらりんのまんま今の状況を続けているのは
桃さんにとってもプラスになり得ないからね。
鳴滝荘の平穏を守るために、彼女のやりたいことを犠牲にする…
というのはちょっとね…。
ウッハっ!!
水氏の作品テラヤバスwww
>772
桃さんのやりたいことってなんだろね? 案外それを見つけるまで、
もうしばらく鳴滝荘にいることにするって結論になったりして。
アニメねえ…DVDに卓上カレンダーが付いてくると言うが、どうしようかなあ?
絵はともかく、梢がおばさん声だというし…
まあそんなことはともかく、水氏GJ!
桃さんが浅野真澄。それだけで視聴価値あり
レンタルショップで借りてみりゃいいだろ。
レンタル分じゃまだ固まってないからやっぱり買うべきだな
5巻の特典DISC(・∀・)イイヨー
クイックス(・∀・)イイヨー
とりあえず、次スレの話をしようじゃないか。
アニメは原作より良くなってる部分も多い(お絵かき回、なっちん初登場とか)けど
重要な話が逆に微妙だったり扱いが悪かったりするのが…
全体的に作画が良いしスタッフが愛して作ってるのがわかるのはいいけどね
まほらば〜鳴滝荘のさわやかな十時〜
これでいかがでしょう?
ちなみに私はこのスレ名を発案して採用された者です。
さわやかってでてなかったか?
出てないね。
後はテンプレキャラトークを…。
うめ?
スマソ。出てなかったな。
…今日はギリギリで降りれた。
鳥のメモをとった紙をハケーン。
…ところで、次スレになったら速攻で出来てるとこまで投下する!(断言)
無論、だb(ry
「まほらばじゃない」との指摘を貰ったので、バトルシーンはなし、完全ギャグ風味
は〜い皆さん、遅刻はしていませんか?
ここは月刊ガンガンWINGで大好評連載中の『まほらば』の二次創作作品を投稿する場所です。
ちょっとした短編から、壮大な大長編まで、ジャンルは問いません。
また、他の人の気分を害するような作品を発表するときは、ちゃんとマナーを守りましょう。
書き手も読み手も、お互いを高めるような場にしていきましょう。
前スレ
まほらば〜鳴滝荘のにこやかな九時〜
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1127612572/l50 〜このへん過去スレ、保管庫etc〜
次スレは
>>950さんが立ててください。
容量が490KBを越えた時は、レス番号の切りのいい方が立ててください。
これらのルールを守って、どんどん、メ〜ルヘン!な作品を提出してくださいね!
さもなくば…………ウフッ。
(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
さらりと銀先生テンプレを投下。こんな感じで如何でしょう?
特に問題が無ければ立ててきますよ。
をを!
テイル様GJ!
さもなくば…せkk(ry
早いな、テイル氏
けど、あえて言おう減ったのではなく一時の休息であると。
そう、職人達は皆胸に秘めた構想を練っているのだ!
・・・多分(¬_¬)
容量、残りどれくらい?
というわけで、イレイザー氏には早急な投下を願いたい。
つかさっさと埋めましてよ、クロスケさん!
んあ、1乙祭りが終わってかr(ry
埋めネタ思いつかない…ということであと6KB
| \
|Д`) …梅…
|⊂ …これで終わったらすみません……
|
| ノ
| ノ サッ
| ノ
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埋めに小ネタを一発。
ヤバイネタです。
「うーん、黙って課題をするってのも何だな」
絵を描きながら、僕はそう一人ごちた。
「…ラジオでも聞くかな」
テーブルの上に置いてあるラジオをボタンを押し、チャンネルを回す。
『マイヤヒー♪
マイヤフー♪
マイヤホー♪
マイヤハッハー…』
(…何だこれは?)
『…米さ米酒だー…』
「…うるさい」
ぷち。
電源を消した。
…静かだ…
も一回。
『もーすかーう。
塩分手生えるんすかー』
…こんなのしかやってないのかこのチャンネルは…
何チャンネルだ?
…ああ、
2ちゃんねるか。
800 :
名無しさん@ピンキー:2005/10/28(金) 22:23:36 ID:AfsMe/ln
課題をやりつつ800get
ふと気づくとそこは光に満ち溢れていた・・・
さっきの抑圧された感じは何だったのだろう・・・?
人がたくさんいて・・・みつあみの彼女が何かをいっている・・・
・・・酷い・・・そんなこといわないでよ・・・
私は彼女が好きだけど・・・そんな気はないのに・・・
気にしないようにして、賽銭をしよう・・・
この世界に平和が・・・すべての人に幸福を・・・
私は願おう。
この一万円札が少しでも足しになるのならば・・・
>>801 その時の珠はお団子だったよな……?
とにかく乙
「かつてのあるひのぶちょうさん」を見て今の部長を思うと、御両親が気の毒で
泣けてくる。
両親のせいでこうなったんだよ。
806 :
名無しさん@ピンキー:2005/10/29(土) 02:23:50 ID:eJS0TM5P
>>804-805 アメリカなんかだと厳格なキ○○ト教徒の家庭に育ったのに
(宗教的に)堕落したと看做されて、悪魔崇拝に走ったり
殺人鬼になったりって話をきくよね。
(>x<)スッパー
埋まったの?
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| ,{_/ `ヽノ |
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羊羹にまた釣られた沙夜子さん。
 ̄△ ̄マ゙ー!
まだかける?
うん。あと1kは行けそう。
まだいけるのかよ
/ /_ =ァ冂、 ̄‐-==ァ、 :l :.:l:
l く/ / l」 l」 \ヽ 〃 ヽ`l :.:l.:
. l lヘ 〃 / :|. l:. ヽ,〃:l. l: l l :.:.:l.: l
l l..:l.:Υ :| ;|: 、l.:. |.:. |:.:l:. l:l :.:.:l.: l。 o O (とっとと埋めろよグズどもが!!!)
l |:.l:.:.l-‐十'".|:.:. |``:十‐|-|__j:l :.:.:l.: l
|  ̄:!丁彳゙ト、 ̄ ̄ ̄'´丁:::ト、.| : :.:.:!|.: l
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| .: :.:l:.:.:!| o . し !.:.:.:.:.l:.:|:.:.: :.: .l.:.
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