零総合 陸

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1名無しさん@ピンキー
□テンプレ□

【前スレ】
零 紅い蝶の繭&澪&千歳でハァハァ 伍
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1121563760/

【過去スレ 】
零 紅い蝶の繭&澪&千歳でハァハァ 肆
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1106840063/

零 紅い蝶の繭&澪&千歳でハァハァ 参
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1090024682/
零 紅い蝶の繭&澪&千歳でハァハァ 弐
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1074090439/l50
零〜紅い蝶の繭&澪&千歳でハァハァ
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1070726539/
2名無しさん@ピンキー:2005/09/18(日) 07:46:53 ID:sFNqEss9
【関連サイト】
零関連スレ各種保管庫(製作中)/Wiki
ttp://logexp.sakura.ne.jp/
零絵板
ttp://zero283.s9.x-beat.com/

【公式ページ】
零        ttp://www.tecmo.co.jp/product/zero/index2.htm
零〜紅い蝶〜 ttp://www.tecmo.co.jp/product/zero2/
零〜刺青ノ聲〜ttp://www.tecmo.co.jp/product/zero3/index.htm
3名無しさん@ピンキー:2005/09/18(日) 07:49:44 ID:sFNqEss9
伍立った時にスレ名総合にしたら良かったのにって案が
あったので一応総合にしますた・・・がよく考えたら誘導されてないから
旧スレ名で検索で引っかからないのは不味いか・・・スマソ。

4名無しさん@ピンキー:2005/09/18(日) 07:56:35 ID:sFNqEss9
てか前スレ>>912-932・・・・・
も、ものすごいのがキタワァ*・゜・*:.。..。.:*・゜(n‘∀‘)η゚・*:.。. .。.:*・゜・* !!!!!!!!!!!

正に自分の理想いってるっていうか少し黒っぽい澪がたまらなす。
リアルな感じの姉妹の距離とかもたまらん!
は、早く続きをっ 
てか今回、スレ後半のどの作品も落ちちゃうの早くてもったいないなぁ。
5名無しさん@ピンキー:2005/09/18(日) 09:20:30 ID:36/Qq2jv
零が入ってりゃ検索はできるっしょ
埋まっちゃってたし、とりあえずでも立てた>>1は乙

前スレ>>912-932超GJ
澪→繭は最高だぜ
エロ過ぎる
6名無しさん@ピンキー:2005/09/18(日) 13:02:22 ID:zQjLQ2KK
前スレ>>912-932
蝶GJ!素晴らしい(*´д`*)ハァハァ
続き待ってます!

7名無しさん@ピンキー:2005/09/18(日) 13:25:16 ID:Xde5Rumg
>>1

スレ立てありがとうございました。
前スレ最後の方で調子んのって連投した本人です。
良かれと思い一気に最後まで投下しようと思って容量
のこと全く頭に入っていませんでした。

住人の皆様には大変ご迷惑をおかけ致しました。
この場を借りてお詫び致します。

8名無しさん@ピンキー:2005/09/18(日) 18:06:56 ID:RBjW8dJP
保管庫はいつ保管してくれるんだ
9名無しさん@ピンキー:2005/09/18(日) 18:26:42 ID:Fk9E/5dv
過去ログ拾えるだけでもよしとしようよ。
10名無しさん@ピンキー:2005/09/18(日) 18:32:30 ID:sFNqEss9
>>7
いや乙。むしろあんないいss埋め立てに使おうなんてもったいない
精神におそれいりますた。

っていうか参から肆の移行時にも容量超えで誘導できずこんな
立て方したんだよなぁ。 今度からスレ立ては900超えたあたりから
気にしないと駄目かな。 まぁその頃には回るの遅くなってるだろうけど。
11名無しさん@ピンキー:2005/09/18(日) 23:01:29 ID:zCYAjOp8
澪繭で盛り上がってる途中ですが投下

--------------------------------------
今朝も、日の出の時間の少し前に、目が覚めた。
鎮女のお勤めをはじめてしばらくは、早く起きることができずに、
氷雨姉さまに起こしてもらっていたけど、最近は、外が薄明るく
なる時間には、自然と目が覚めるようになった。

布団をたたみ、部屋の襖を開けて、夜着のまま素足で廊下に出る。
そろそろ秋も暮れてきたから、朝の空気が冷たく感じる。
今朝はきっと水も冷たいだろうな…そんな事を考えて、思わず
ぶるぶるっと身を震わせる。
草履を履いて中庭に出て、お社に続く門をくぐり、手水舎に向かう。

手水舎の水で手を清め、口を潅いでいると、後ろから声をかけられた。

「おはよう、時雨ちゃん」

振り返るとそこに、雨音ちゃんが立っていた。

「あ、おはよう。雨音ちゃん」

私が、手拭で口元を拭いながら答えると、雨音ちゃんはにこっと
微笑んで、冷たくなったねー、と言いながら、私の隣で禊を始めた。
そうだね、と答えて、私は手拭いを水に浸し、髪を清めはじめた。
隣からしゅるしゅると、夜着の帯をほどく衣擦れの音が聞こえてきた。


12名無しさん@ピンキー:2005/09/18(日) 23:02:28 ID:zCYAjOp8

どくん。

私の胸は急に高鳴った。
どうしてだろう。最近、雨音ちゃんと一緒に禊をしていると、
胸がどきどきするようになった。
そして髪で顔を隠しながら、ついつい、隣にいる裸の雨音ちゃんを
盗み見てしまう。


和人形のような、細くて華奢な躰。少し青みを帯びたような白い肌。
淡い胸の膨らみは、私よりも少し小さいみたい。
長い黒髪を、頭の後ろで束ねているので、白いうなじが、とても綺麗。

小さい頃から一緒に禊をする度に何度も見て、見慣れているはずの
雨音ちゃんの裸。
でも私は、なぜか目をそらすことができない。

雨音ちゃんのその顔に、その髪に、その躰に、触れてみたい。
くちびるを、おしあててみたい。

そこまで考えて私は、自分が耳まで真っ赤になっているのに気が
ついた。

13名無しさん@ピンキー:2005/09/18(日) 23:03:39 ID:zCYAjOp8

 やだ、私ったら、何考えてるんだろう…

胸のどきどきが首にまで伝わり、耳の奥で鳴っている。

私はあわてて、夜着を脱ぎ捨て、手桶を手に取って、肩から水を
かぶった。

「冷たーい!」

その水のあまりの冷たさに、私は悲鳴をあげた。
その声を聞いて、雨音ちゃんはくすくす笑い出した。

「時雨ちゃん?それは冷たいって。氷雨姉さまも言ってたじゃない。
 水が冷たければ、躰を拭うだけでいいって」

そう言って、雨音ちゃんは、自分の手拭いで私の背中にかかった
水をぬぐってくれた。
幸い、私の胸のどきどきは一気に静まっていた。もう顔も赤く
ないだろう。

雨音ちゃんに気づかれなくてよかった。

14名無しさん@ピンキー:2005/09/18(日) 23:04:27 ID:zCYAjOp8

「さっ早く行こう。氷雨姉さまが、きっと待ってるよ」

そう言って、雨音ちゃんは、風呂敷の包みを解き、巫女装束を出して
身に纏いはじめた。

「う、うん」

私も慌てて、手早く夜着をたたみ、自分の風呂敷から巫女装束を出
して着替えた。

------------------------------
と、ここまで書いてみるtest。駄文スマソ
一応、雨音x時雨のロリレズになる予定だけど続けてもいいすか?

15名無しさん@ピンキー:2005/09/18(日) 23:47:00 ID:aciqyNft
是非とも続きを…ハアハア
16名無しさん@ピンキー:2005/09/18(日) 23:49:02 ID:PVk0EwLO
GJ!!続けたってください(;´Д`)

>>7
つーか続きが読みたくて仕方ないですハイ。
17名無しさん@ピンキー:2005/09/19(月) 01:22:32 ID:JCg3wpDS
怜深紅マダーチンチン(AAry
18名無しさん@ピンキー:2005/09/19(月) 08:35:16 ID:dnKwVTSf
書き込め無いのって自分トコに原因があるのかと思って新スレ気付くの遅れたorz
>>1乙!

そして>>7。君サイコー!萌え死ぬかとオモタ!
19名無しさん@ピンキー:2005/09/19(月) 08:37:40 ID:dnKwVTSf
途中投下しちまったorz

>>7続きないんですか?

>>14
雨男と時雨の組み合わせはみてみたかった。ぜひ。
20名無しさん@ピンキー:2005/09/19(月) 08:57:30 ID:URXZEqCt
よーし新スレ早々作品がふたつも来てやがるぜ
もっと来い!
21名無しさん@ピンキー:2005/09/19(月) 10:37:05 ID:NtL8k5X+
では、時雨x雨音続き投下。
>>19すみません雨男は出てきませんw

------------------------------


雨音ちゃんと並んで歩いて、鳥居をくぐり、刻宮のお社に向かうと、
そこにはもう、私達とお揃いの巫女装束を着た氷雨姉さまがいて、
箒で階を掃き清めていた。

「氷雨姉さま、おはようございます」

ふたりで氷雨姉さまにご挨拶すると、氷雨姉さまは箒を掃く手を止め、
こちらを向いてふんわりと微笑んで、おはよう、と答えた。

「水面は今日も、まだみたいね」
「あ、はい。あの子ったら、また寝坊してるみたい。
 …起こしてきましょうか?」
「いいわ。朝餉までには起きてくるでしょう」

氷雨姉さまはそう言ってくすっと笑うと、また箒を動かしはじめた。

「水面ちゃんはまだ小さいんだから、仕方ないよ」
雨音ちゃんが、庫裏から箒を二本、取り出しながらそう言った。
そして、私に一本を差し出してくれる。

まったくもう。二人ともあの子に甘いんだから…箒を受け取りながら、
私はそう思った。
そして、まだ布団の中でよく眠っているに違いない水面ちゃんの顔を
思い浮かべた。

…やっぱり私もあの子は憎めないな、と思う。


22名無しさん@ピンキー:2005/09/19(月) 10:37:53 ID:NtL8k5X+

日の出とともに起きて、禊を済ませ、お社の中庭を掃き清めるのは、
私たち四人の鎮女の、一日の最初のお勤めだ。

この後、祝詞を唱え、巫女様や当主様にご挨拶を済ませると、
ようやく朝餉となる。
その後も、鎮女としての修練の時間があり、柊を納めに来られる
方々をお迎えして、納められた人形を、祭壇の壁に穿つお勤めがある。
他にも私は、鏡香さまの身の回りのお世話も仰せつかっているので、
けっこう忙しい。

でもこれは仕方のない事。久世の宮に連なる血筋に生まれた女子の
勤めだから。私たちが常世を封じ続けないと、納められた柊を、
巫女様にお移し続けないと、戒が破れて、狭間が現世に溢れて
しまうから。
それがどういう意味なのか、私にはまだよくわからないけど。

「お前達と同じ年頃の子達は、まだ無邪気に遊んでおるというのに、
 哀れなことだ…」

一度、修練の時間に、当主様が私達の前で、そう漏らされた事がある。
でも私は、鎮女のお勤めを辛いと思った事はない。
優しい氷雨姉さまと、可愛い水面ちゃんと、

 …雨音ちゃんと一緒にいられるから。
23名無しさん@ピンキー:2005/09/19(月) 10:38:55 ID:NtL8k5X+

最近、雨音ちゃんは、だんだんとお母様の鏡香さまに似てきて、
私より歳下なのに、大人びた顔立ちになってきた。と思う。
黒い艶やかな髪も、白い肌も、お母様譲りだ。

雨音ちゃんは、鏡香さまと、ニイナエになった方との間に生まれた娘。
鏡香さまは、私や氷雨姉さまよりも、ずっと濃い久世の血を受け継い
でいるので、いつか、鏡香さまが、そして、その後は雨音ちゃんが、
当主としてこの久世の宮を継ぐことになるのかもしれない。

私は、久世の血筋と名前を継いでいるけど、この宮には、かあさまは
いない。
かあさまは、まだ私が小さい頃に下界へ嫁がれていったらしい。
それから私は、鎮女となるべく、この久世の宮で育てられた。

雨音ちゃんは私より少し歳下だけど、ずっと一緒に育ってきた。
だから、ずっと雨音ちゃんを、いもうとみたいに思っていた。
最近までは…

氷雨姉さまは、私達よりも少し歳上で、鎮女の長を勤めていらっしゃる。
鎮女の掟を守る事には、とても厳しい方だけど、
でも、普段はとてもお優しい方。

氷雨姉さまは、今の前の巫女さまに、杭を穿った事があるらしい。
その時は、私達と同じように、四人の鎮女がいて、氷雨姉さまは、
一番歳下だったらしい。
他の三人の鎮女がお役目を降りられたので、私と、雨音ちゃんと、
そして、水面ちゃんが、新しく鎮女となった。

24名無しさん@ピンキー:2005/09/19(月) 10:41:09 ID:NtL8k5X+

水面ちゃんは、いちばん歳下で、最近、鎮女になったばかり。
まだすごく幼くて、とても可愛い。
毎朝寝坊するし、修練の時間にも、居眠りばかりしているけれど、
なぜか、人形に杭を穿つのは、とても上手なの。

氷雨姉さま以外の私達はまだ、巫女さまを穿ったことはない。
でも、もうすぐ、今の巫女さまの刺魂の儀が終わる。もうすぐ。

そして、戒の儀がはじまる。
その時は、私達みんなで、巫女さまを穿つの。

25名無しさん@ピンキー:2005/09/19(月) 19:39:41 ID:URXZEqCt
続き!続き!!
職人GJ
26名無しさん@ピンキー:2005/09/19(月) 19:43:55 ID:NtL8k5X+

夕餉のときに、雨音ちゃんが私に聞いてきた。
「あ、あのね、時雨ちゃん…」
「なあに?」
「あの…かあさまは、お元気?」
「うん…お元気だよ。このごろお加減もいいみたいだし」
「そう…うん。よかった。ありがとう。時雨ちゃん」

そう言ってにっこり笑った雨音ちゃんの笑顔が、私には少し寂しそう
に見えた。

鎮女に選ばれてからは、雨音ちゃんは、お母様である鏡香さまとは、
別々の部屋で暮らすようになった。

それがしきたりだから。

鎮女となった巫女は、身内とは離される。私のように。
身内とともに暮らし、あまり身に情を受けすぎると、いちばん大切な
戒の儀のときに、巫女様を穿てなくなるから、らしい。
だから、鎮女のお勤めは、長くは続けられない。

鏡香さまはとてもお綺麗で、お優しい方。
今まで、何人ものマレビトの方をお迎えして、子を成してこられた。
久世の血筋を絶やさぬために。
でも、ずっと昔に訪れた、雨音ちゃんのお父様とは別の方を、
今でもお慕いし続けていて、今でも、長い黒髪を梳きながら、その方
が再びおいでになるのを待ち続けている。

私は鏡香さまの身の回りのお世話をしているけど、鏡香様は私を娘の
ように可愛がってくださって、琴を弾いてくれたり、お菓子を
くれたりする時もある。
なんだか、雨音ちゃんに申し訳ないと、いつも思う。

27名無しさん@ピンキー:2005/09/19(月) 19:44:56 ID:NtL8k5X+

きぃん きぃん きぃん

人形の祭壇のある狭い部屋中に、私の振るう木槌が、釘を打ち付ける
音が響く。
漆喰でできた壁に向かって、私は人型を穿っている。
今日、宮にいらした方々が、納めていかれた人形だ。
藁で編まれた人形には、お亡くなりになった方の髪の毛が編みこまれ、
その方の御名が書かれた紙が貼り付けてある。

人形には、大切な方を亡くされた方々の想いが込められている。
きっと、夢に見るほど、夢に現れても追いかけていきたくなるほど、
大事な方だったのだろう。

 きぃん きぃん きぃん

だから、その方の夢を見ないように、常世へと誘われないように、
人形と、亡くなった方の躯、そして自分の血を以って、この宮に
柊を納めに来られる。

私には、わからない。幼い頃にかあさまと別れて、とおさまのお顔も
知らない私には、大事な方を失う寂しさが判らない。
だから、私は、鎮女でいられるのかな。
私には、大切な人がいないから。

28名無しさん@ピンキー:2005/09/19(月) 19:45:51 ID:NtL8k5X+

 きぃん きぃん きぃん

大切な人…失いたくない、いちばん大切な人。
ふいに、雨音ちゃんの顔が、目に浮かんだ。

 ごつっ

「痛っ」

突然、手を襲った痛みに、私は思わず、持っていた木槌を取り落とした。
やっちゃった…槌で、手を穿ってしまった。これで何度目だろう。
槌と釘で挟んだみたい。人差し指から、血が出てる。

「あいたたた…」

脚立を降りて、取り落とした槌を拾う。

そこに、背の低い木戸をぎいっと開けて、雨音ちゃんが入ってきた。

「雨音ちゃん?」
「前を通ったら、時雨ちゃんの声が聞こえたから…どうしたの?」
「う、うん。それが…」

私は、雨音ちゃんに指を見せた。

29名無しさん@ピンキー:2005/09/19(月) 19:46:37 ID:NtL8k5X+

「手を穿ったの?…大変。血が出てるよ」
「どうしよう…まだ咎打ちが終わっていないのに…」

祭壇にはあとひとつ、人形が供えられている。
これを穿って仕舞わないと、今日の咎打ちの儀が、終わらない。

その時、急に雨音ちゃんが、私の人差し指を口に含んだ。

「雨音ちゃん?」

 どくん。

また、私の胸が高まった。朝の禊の時のように。
私の指に、雨音ちゃんの舌の柔らかい感触が伝わってきた。
指から流れる血を、舐ってくれている。

「あ、雨音ちゃん…」

暫くの間、私は雨音ちゃんに指を吸われていた。
すぐ目の前にある、俯いた雨音ちゃんの髪からは、爽やかで、
甘いお香のかおりがする。

やがて、くちゅっと音がして、雨音ちゃんのくちびるから、
私の指が離された。
私は思わず、何かを口走りそうになった。何を?
30名無しさん@ピンキー:2005/09/19(月) 19:47:32 ID:NtL8k5X+

「ん、止まったみたい」
「うん…ありがとう…」
「とりあえず、冷やさなきゃ」

雨音ちゃんは、私の人差し指の付け根を握ったまま、人形の間の
外へ、私を引っ張っていった。
雨音ちゃんに手を握られたまま、廊下を歩いている途中で、水面
ちゃんを見かけた。
雨音ちゃんは、水面ちゃんに声をかけた。

「水面ちゃん」
「あ、雨音ちゃん、時雨ちゃん。どうしたの?」

水面ちゃんは、私達の顔を見ると、嬉しそうに駆け寄ってきた。

「丁度よかった。お願い、水面ちゃん。西の人形の祭壇にまだ
 人形があるから、穿っておいてくれる?」
「えっ、穿っていいの?ほんとに?」
「氷雨姉さまには、内緒だよ」
「うんっ」
「じゃ、お願いね」
「わあいっ」

水面ちゃんは嬉しそうに駆け出して行った。
31名無しさん@ピンキー:2005/09/19(月) 19:48:22 ID:NtL8k5X+

雨音ちゃんは私を、井戸の前に連れて行った。
雨音ちゃんは、井戸の冷たい水を汲んで、私の手を浸してくれた。

「大丈夫?まだ痛い?」
「うん。もう大丈夫」
「よかった」

雨音ちゃんはにっこり微笑んだ。

「私、やっぱり不器用なのかな…」
「そんな事ないよ。私だって時々、手を穿つもの」
「水面ちゃんはすごいよね。あの子、初めて槌を握った時から、
 寸分たがわず釘を打ったんでしょ?」
「うん。まるで、鎮女になるために生まれてきた子だって、
 氷雨姉さまも言ってらしたもの」
「今日は、助けて貰っちゃった」
「うん。あとでご褒美に、髪を結ってあげようか」

それから暫く、雨音ちゃんと私は、井戸の前の石段に腰掛けて、
お話をした。私はいつの間にか、指の痛みを忘れていた。
32:2005/09/19(月) 22:23:47 ID:9azD6T4X
新スレ立ってるの気付かんかったw
とりあえず>>1さん乙!!
33名無しさん@ピンキー:2005/09/19(月) 22:26:33 ID:mSWI0gXn
螢か・・・。



ふぅ───────────────!
34名無しさん@ピンキー:2005/09/19(月) 22:28:50 ID:s8U4axBn
蛍×澪の職人さんが気づいてくれてるかどうか
心配でならん。続き見たい〜
35名無しさん@ピンキー:2005/09/19(月) 22:42:09 ID:URXZEqCt
零スレが容量いっぱいになったのはひとスレぶりだな、そういえば
36名無しさん@ピンキー:2005/09/19(月) 22:47:07 ID:zYhVqLeO
>>21
いいね。可愛い。血をすうって言うのはエロイよね(*'Д`)

容量、専ブラなら分かるから、それで注意しながらスレ立てしないとな。
とりあえず前スレ途中のSS、久々にまとまった形のSS読んだ気がする。乙。 
・・・途中切れさえしなければ本当は全部投下する気だったと俺は踏んでるんだけど・・・・
続き投下マダーチンチン
37名無しさん@ピンキー:2005/09/20(火) 19:38:26 ID:xv36VAiz
〜雛咲深紅SS〜


暗い屋敷の中を歩く美しい女性。
彼女の名前は雛咲深紅。自他共に認める射影機の使い手。
悪霊との戦闘において彼女の右に出る者はいない。

悪霊をこの世から根絶させるため、己を磨き続けるため彼女は
悪霊探して今日も行く。

大広間・・・・

深紅の悪霊探知機が怨霊の波長を感じ取る。
「5時の方向に反応あり!」

足を止め、すばやく気配のする方向を向く。

「目標を肉眼で確認。ゴーストタイプA−2、roaming motherと識別。
以下、現進行方向を0時の方向に修正。戦闘モードに切り替える。」

深紅は射影機を構え、ファインダーに敵を捕らえる。

「目標は速度2.7ノットで接近中。射影機有効レンジ内到達予想時刻+3.3秒。
射影機装備機能、拡の必要性認められず。・・・2・・・1・・・」

「目標の射影機有効レンジ内への進入及び射影機第一次霊力充填開始を確認。
目標のコア中心高度5.5フィート、射影機固定角度+5度に設定、目標は0時
及び1時の方位を円周方向に沿い0.5秒おきに高速移動。半径方向に直線軌道
にて接近」

敵が左右にワープをしながら深紅に近づいてくるが、深紅は寸分の狂いもなく
射影機を左右に揺らし、敵のコアを中心に捕らえ続ける。止まることなく
霊力がチャージされていく。
38名無しさん@ピンキー:2005/09/20(火) 19:40:23 ID:xv36VAiz

「目標、警戒エリアへ侵入。射影機第一次霊力充填完了、続いて第二次霊力充填開始、
特殊機能重発動。射影機第二次霊力充填開始を確認。目標のフェイタル到達予想時刻+5.6秒。
射影機第二次霊力充填完了予想時刻+7.8秒。タイムラグ−2.2秒、マイナスと判断。
御神石の御守り使用開始。
射影機と目標の実効的相対時間の逆転を確認。相対時間のカウントスタート。・・・・−1.5・・・
−1・・・予想され得る最大誤差を考慮、+0.5まで使用継続。射影機霊力、限界値の160%オーバー
を確認、御神石の御守り使用解除。目標、危険域へ侵入、フェイタル到達予想時刻+3.2秒。
・・・・・3・・・・2・・・・・射影機第二次霊力充填完了、霊力ゲージ最大値200%充填を確認。
・・・・0.5・・・・・・・・シュートヒム!!!」

眩い閃光を放ち、深紅の手により限界まで霊力を蓄えた射影機が火を噴く。
目の前の怨霊は断末魔をあげる間もなく、崩れ、恨めしい視線を深紅に残し消え行く。

「私が強過ぎるのだよ。戦いは常に無駄なく、美しく!だ。」

深紅の計算し尽された見事な勝利を祝福するように、屋内であるのに風が吹く。

目を閉じる深紅。

「私の激しいこの渇きを潤してくれる宿敵は最早いないのか・・・・」

目を開ける深紅。
射影機を見る。
「・・・・・・・!!」

「しまったあああああ!!!!間違って、零式使っちまったああああ!!!!」



終わり
39名無しさん@ピンキー:2005/09/20(火) 19:41:41 ID:GMQe1XxU
わりょすw
40名無しさん@ピンキー:2005/09/20(火) 20:07:32 ID:9ygtzQg6
>>38
深紅カコイー!でもせこいぞっ!1枚くらいいいじゃねえかw
蒔枝ママ相手に使うのは確かに勿体無いけどな…
それじゃ、時雨x雨音続き投下。


---------------------------------

雨音ちゃんは今、巫女さまのお世話をしている。
私にはよく、巫女さまとお話した事などを聞かせてくれる。

今日も、全てのお勤めが終わった後、御神木のある箱庭で、廊下に
ふたりで腰掛けて、お話をした。

「巫女さまはね、下界にいた頃、思いを寄せていた方がいたらしいの」
「それって…おのこの事?」
「そう…だよね」

雨音ちゃんは、ちょっと顔を赤らめながら続けた。
辺りに人はいない。

「ねえ、時雨ちゃん」
「なに?」
「男の人を慕うのって…どんな気持ちなのかな」
「さあ…そんなの、わからないよ」

言いながら私は、ちくっと胸が痛んだ。どうしてだろう?

この久世の宮には、男の人はいない。久世の女と、ニイナエとの間に
おのこが生まれても、四つになると、「流して」しまう。

柊を納めに来られる方々も、顔を布で覆っているので、男の方がどんな
お顔をしているのか、私達はそれすら知らない。
だから、男の人を好きになる気持ちは、私にはわからない。
鎮女のお勤めを終えたら、いや、お勤めを続けることができなくなれば、
いつかは私も、下界の男の人のところに、嫁ぐのかもしれない。
かあさまのように。

41名無しさん@ピンキー:2005/09/20(火) 20:08:14 ID:9ygtzQg6

でも…雨音ちゃんはどうなるのだろう?
鎮女のお勤めを終えても、この久世に残って、鏡香さまのように、
マレビトを迎えて…子を成すのだろうか。
私はなぜか、ひどく悲しい気持ちになった。

「私もいつか、好きな男の方と契るのかな」
「契る?」
「そう。巫女さまが教えてくださったの。好きな人同士は、
 契りを交わすの。そして、子を成すの」
「契るって…どうやるの?」
「それは、わからないけど…」

言いながら雨音ちゃんは、真っ赤になっていた。
気がつくと、私も、顔を赤くしていた。こんな話をするのは、
はじめてで、とても恥ずかしかった。

「教えて欲しい?」

急に、氷雨姉さまの声が聞こえて、私達は驚いて飛び上がった。
氷雨姉さまは、御簾の間へと続く廊下から歩いてきた。
今の話を聞かれていたらしい。

42名無しさん@ピンキー:2005/09/20(火) 20:09:08 ID:9ygtzQg6

氷雨姉さまは、私達の前で立ち止まると、ちょっと屈んで、
小さな声で囁かれた。

「好きな人同士はね、お互いの躰を求め合うのよ」
「躰を求め合う?あの…食べたりとか?」

雨音ちゃんの言葉に、氷雨姉さまは吹き出した。

「そうじゃなくて。お互いの躰に触れ合ったり、
 裸で抱き合ったりするのよ」
「そ、そんな事するの?」
「そうよ。好きな人同士は、自然にそうしたいと思うように
 なるの」

こんな恥ずかしい話をしながらも、氷雨姉さまは、顔を赤らめる
事もなく、いつもの笑みを浮かべながら、平然と話していた。

「わたしも勿論、まだした事はないのだけど
 …それはね、とても気持ちのいい事らしいわ」

そう言い残して、氷雨姉さまは、来た方から反対側の廊下へと
歩いて行った。
私は…なんとなく、氷雨姉さまの言うことが理解できた。

43名無しさん@ピンキー:2005/09/20(火) 20:09:45 ID:9ygtzQg6

「好きな人かあ…」

まだ赤い顔をしたまま、雨音ちゃんは私の方を見た。
その顔があんまり可愛くて、私は一瞬、どきっとした。

「あ、雨音ちゃんには、好きな人がいるの?」

聞いてから、私はしまったと思った。ここは久世の宮。
男のひとは、誰もいない。
私にも雨音ちゃんにも、誰かを慕うことなど、ある筈も
ないのに…
でも、意外なことに、雨音ちゃんはちょっとはにかんで、

「内緒」

と答えた。

44名無しさん@ピンキー:2005/09/20(火) 20:10:27 ID:9ygtzQg6

「ねえ、雨音ちゃん」

夕餉の最中、水面ちゃんが箸を止めて、雨音ちゃんに話しかけた。
珍しいな。水面ちゃんはいつも、ご飯を食べている時と、
人形を穿っている時だけは一心不乱で、話しかけても返事もしない
子なのに…

「なあに?」
「いみいの儀って、もうすぐだよね」

雨音ちゃんは、その言葉にびくっと身を震わせると、小さな声で
そうね、とだけ答えた。

「巫女様の逆身剥ぎの儀は…終わりそうなの?」

今度は、私が聞いた。

「ええ…もう、躰の殆どが生肌絶ちされていらっしゃるから」

答えながら、雨音ちゃんは、少し声が震えていた。
私には、なんだか、雨音ちゃんが徐々に青ざめていくように見えた。
どうしてだろう?

45名無しさん@ピンキー:2005/09/20(火) 20:11:02 ID:9ygtzQg6

「そっかー、じゃあ、もうすぐだよね。いみいの儀。楽しみだね」
「楽しみ…?」
「うん。はやく、ほんものの巫女さまをうがちたいな
 いちどにつよくうがつほうが、いたいのかな
 すこしずつのほうが、いたいのかな」
「やめて!」

歌うように水面ちゃんが話すのを、遮るかのように、
雨音ちゃんが大声を出した。雨音ちゃんの、こんな声を聞くのは
初めてだった。
雨音ちゃんは、膳の上に箸を取り落とし、両手で頭を抱えて、
ぶるぶると震えだした。

「どうしたの?雨音ちゃん」

水面ちゃんは、不思議そうに雨音ちゃんの顔を覗きこんだ。

「水面、やめなさい」

それまで黙っていた氷雨姉さまが、鋭い声を出した。
水面ちゃんは、きょとんとしている。

私は、まだ震えている雨音ちゃんに駆け寄って、そっと背中を
抱き寄せた。顔が真っ青になっていた。

46名無しさん@ピンキー:2005/09/20(火) 20:11:33 ID:9ygtzQg6

「雨音ちゃん、どうしたの?大丈夫?」
「……たくない」
「え?」
「…私、できない…きっと…できないよ…私…」

雨音ちゃんは、まるでうわ言のように呟いている。

「雨音」

氷雨姉さまが、静かな声を出した。見ると、とても厳しいお顔を
していた。そして、なにかを唱えはじめた。

「生膚絶チテ 刻ミ 刻ミ 柊 納メ…」
「いやっ」
「蛇目ニ 聲ヲ 刻ミ 自ラ 砕キ 砕キテ…」

それはこれまで、鎮女の修練で何度も何度も聞かされ、諳んじてきた
「戒の儀の書」の言葉だった。
でも、それを唱える氷雨姉さまの口調は、当主様のそれと同じようだった。
まるで、当主様が乗り移ったみたいに…

「刺魂ノ儀 終ワラバ 刺青木 穿チ 穿チテ…」
「いやあーーーーーっ」
「雨音ちゃん!」

雨音ちゃんは悲鳴をあげると、立ち上がり、囲炉裏の間を走って出て
行ってしまった。

47名無しさん@ピンキー:2005/09/20(火) 22:09:28 ID:HFRLYAUj
前スレ>>911
キワモノSSに感想どうも。
というか、さっき書き込もうとして容量オーバーだって気付いた自分orz
まぁ、てっきり寂れてしまったかと思っていたので一安心。
48名無しさん@ピンキー:2005/09/21(水) 00:00:19 ID:pXu/AcyG
>>40-46
GJ!しかしウガツンジャー達ってこんな背景しょってたんだな。
ゲーム中だと正直全く気にしてなかったんでちょい新鮮デスw
49名無しさん@ピンキー:2005/09/21(水) 02:50:25 ID:pOb1EJ9d
>>46
予想とは異なり長編になりそうですな。
がんがってください。続き待ってまつ。
50名無しさん@ピンキー:2005/09/21(水) 05:48:16 ID:rYmxX6KF
前スレの>>912からの澪繭は最高です。
・・・は、早く続きを・・ハアハア
51名無しさん@ピンキー:2005/09/21(水) 05:49:06 ID:rYmxX6KF
しかし、これくらい静かだと落ち着けるなww
52:2005/09/21(水) 15:49:35 ID:rmbXdahF
ここで空気を嫁ナス漏れが再度近況報告しまつ!

ある朝、漏れは澪タンの悲鳴で目をさましますたw
昨日は珍しく澪タンと別々の部屋で寝た漏れは
急いで澪タンのとこへ駆けつけますた!!

漏れ「澪タン大丈夫?」(´・ω・`)

すると澪タンは真っ青な顔で((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブルと震えながら
ベッドにかかったシーツを指差しながらこういいますた

澪タン「あ・・・ぁぁ・・・紅い蝶が・・・」

漏れが澪タンの指の先に目を移すとそこにはなんと!!!
澪タンの白いシーツに紅い蝶のように経血が付いてますたw

澪タン!!遅い初潮おめでd!!
53名無しさん@ピンキー:2005/09/21(水) 15:51:34 ID:XEXV/mLa
age
54:2005/09/21(水) 16:09:35 ID:rmbXdahF
ところで前スレに誘導って貼らなくてもいいの?
55名無しさん@ピンキー:2005/09/21(水) 17:31:17 ID:+ezG8f8O
>>54
貼れるもんなら貼ってこいや!
56名無しさん@ピンキー:2005/09/21(水) 20:58:18 ID:jpw4c8oj
新スレに今気付いたorz
前スレ急に人がいなくなったなぁ書き込みないなぁとか思っていたOrz
57名無しさん@ピンキー:2005/09/21(水) 21:27:28 ID:3qC5TgSF
オカエリ
しかし前スレ>>912-932の続きはまだかな(´・ω・`)
58名無しさん@ピンキー:2005/09/21(水) 21:56:03 ID:6xX4VLpP
>>52
どっかで見たような紅い蝶だ・・・
59名無しさん@ピンキー:2005/09/21(水) 21:56:40 ID:IryZOdeB
時雨x雨音続き投下。ダラダラとスマソ。
前スレ>>912の職人様。漏れが終わるのを待ってくださってるのなら、
遠慮せず途中投下ぶちかましてくださいw
みんな待ってます。漏れも…澪繭続きマダー?チンチン

-----------------------------------


それから暫くの間、雨音ちゃんは熱を出して床についていた。

私にはわからなかった。なぜあの時、雨音ちゃんはあんなにも取り乱
したのだろう。
戒の儀で巫女さまに杭を穿つことは、巫女さまを、その身に受けた
柊とともに涯へと流し、癒して差し上げることなのに。

氷雨姉さまは、次の日からも、以前となにも変わらない、優しい姉さま
だった。
でもなぜあの時、雨音ちゃんをあんなにも追い詰めたのだろう。
あのときの氷雨姉さまは、まるで当主様のようだった。

私は、お勤めが終わった後、雨音ちゃんの部屋に行った。
部屋の外から、雨音ちゃんに声をかける。

「雨音ちゃん、私、時雨。入ってもいい?」

返事はない。

「雨音ちゃん…入るね?」

障子を少し開けて、部屋の中を覗いた。

「雨音ちゃん?」

お布団が敷いてあるけど、雨音ちゃんの姿がなかった。
60名無しさん@ピンキー:2005/09/21(水) 21:57:33 ID:IryZOdeB

私は慌てて、久世の宮じゅうを探し回った。床下や押入れの中までも
探した。

さんざん探して、ようやく、お社の隣に立つ、書物蔵の三階で、衝立の
陰に隠れるように座っている、雨音ちゃんを見つけた。

「雨音ちゃん!」
「あ…時雨ちゃん」

雨音ちゃんは、私を見て、いつものように微笑んだ。
ひどく寂しそうな微笑みだった。

「もう…心配したよ」

私は、その場にぺたりと座り込んだ。

「ごめんね」
「ううん。でも…ここで何をしているの?」
「うん…」

雨音ちゃんは、衝立の向こう、屋根に張り出した入母屋を指差した。
外には、お社の屋根が見える。こちらの書物倉の屋根から少し低い。
61名無しさん@ピンキー:2005/09/21(水) 21:58:06 ID:IryZOdeB

「ここからね。刻宮のお社の壁の隙間から、中が少し、見えるの」
「お社の中って…」
「うん…今、巫女さまが、刺魂の儀をされているところ」

刺魂の儀は普通、夜に行われている。
昼間に、柊を納めに来られる方々をお迎えして、
参拝者の方からは赤い血を、
袋で運び込まれた死者の躯からは黒い血を、
刻み女が抜き取って、その朱と藍を混ぜ合わせて、紫魂の墨にする。
その墨を持って、巫女さまに柊が刻まれる。

修練で聞いてはいたけど、私はまだ、見たことがなかった。

「私、ときどきこうして、巫女さまに柊を刻まれるのを、見ていたの」
「どうして?」
「見なきゃいけないって…そう思ったから」

そう言った雨音ちゃんの瞳から、突然、大きな涙の雫が、ぽろりと
こぼれた。

「だって…巫女さまお一人が皆の柊を引き受けるなんて、巫女さまが
 お可哀想だもの。巫女さまは、お身内をみんな亡くされて、好きな
 人とも離れて…たったお一人で…痛みを…」

言いながら、雨音ちゃんは、ぽろぽろと涙をこぼした。
62名無しさん@ピンキー:2005/09/21(水) 21:59:04 ID:IryZOdeB

「私、それが悲しくて…でも、目を背けちゃいけないって…それで…
 巫女さまの…」
「雨音ちゃん…」
 
話しながら、顔を両手で覆ってしゃくりあげる雨音ちゃんを見て、
私には、なんとなく判った気がした。きっと、雨音ちゃんは、
すごくすごく、巫女さまを慕っているんだ…

それが、女の人が男の人を慕うような「好き」なのか、
巫女さまの宿命に対する哀れみから来るものなのか。
それはわからないけど。

私達は男の人を知らない。
だから、女の人を好きになっても、いいのかもしれない。

「私…もう、鎮女としてのお勤めは果たせない…きっと…巫女さまを
 穿つ事なんて…もうできない…できないよ…」
「うん…わかった。雨音ちゃん」

私は、思わず雨音ちゃんをきつく抱きしめた。
そして、背中を優しくさすりながら、語りかけた。

「私が…私達が穿つから」
63名無しさん@ピンキー:2005/09/21(水) 21:59:47 ID:IryZOdeB

「えっ…」
「巫女さまは、私と、氷雨姉さまと、水面ちゃんで穿つから」
「時雨…ちゃん?」
「私達が、巫女さまを柊から癒して差し上げるから。だから、雨音ちゃん
 はもういいよ。鎮女のお役目を降りていいよ」
「本当…に…?」
「うん…」

きっと、優しい雨音ちゃんは、鎮女に向いていなかったんだ。
情が深すぎるばかりに。
気がつけば、私も、ぽろぽろと涙をこぼしていた。

「明日、お勤めが終わったら、氷雨姉さまと、当主様に話してみよう?
 きっと判っていただけるから」
「うん…時雨ちゃん…ごめんね…ごめんね…」

泣きじゃくる雨音ちゃんと抱き合って、私達は一緒に泣いた。
雨音ちゃんが鎮女を降りれば、もう私達は一緒にいられなくなるかもしれない。
それはとても寂しい。
でも、それでもいい。雨音ちゃんが苦しむのは…もう見たくない。
64名無しさん@ピンキー:2005/09/21(水) 22:00:44 ID:IryZOdeB

「時雨ちゃん?」
「ん?」
「ありがとう…私、時雨ちゃんがいてくれて、よかった…」
「雨音ちゃん…」
「時雨ちゃんって、やっぱり…私よりお姉さんだね」

お姉さん…

「うん。そうだよ。私は、雨音ちゃんのお姉さんなんだから」

私はそう答えた。
なぜだかとても…胸が痛かった。

私は、まだ泣いている雨音ちゃんの背中を摩りながら、
宥めるように、あやすように、いつも一緒に唄っている鎮め唄を唄った。

ねいりなさよ はたて
ねいりなさよ はたて

雨音ちゃんも途中から、涙声で唄いはじめた。

みこさん あいまに おきつけば  
しせいぎ うがって いみいのぎ
くもん ひらいて やすからず

私達は、刻宮の明かりが消えるまで、一緒に唄いつづけた。
65名無しさん@ピンキー:2005/09/21(水) 22:27:16 ID:XvpuwRE4
ageてくれ…
66名無しさん@ピンキー:2005/09/21(水) 22:43:52 ID:3qC5TgSF
たしかにageとかないと新スレ立ってるのに気づかない人
多そうだしな。
しばらくの間はちょくちょくageたほうがいいかも
67名無しさん@ピンキー:2005/09/21(水) 22:58:30 ID:+urTbJvd
>>64
GJ!
怜深紅マダー兄深紅マダー螢澪マダー澪繭マダーチンチン(AAry
68名無しさん@ピンキー:2005/09/22(木) 02:39:42 ID:29ynQjJm
>>64
GJ!続き待ってます!
69名無しさん@ピンキー:2005/09/22(木) 17:13:30 ID:inb6vkdL
>>64
歌そのものはえぐいのが不気味な雰囲気だな
優しい話なのにどこか暗い影があっていかにも零らしい
GJ
70名無しさん@ピンキー:2005/09/22(木) 19:56:07 ID:GtiYYNrn
>>64
私が…私達が〜ってくだりが良いな
セツナス
71名無しさん@ピンキー:2005/09/22(木) 22:01:54 ID:rAIW1gK1

次の日、全てのお勤めを終えてから、私は雨音ちゃんのいる、
北の人形の祭壇へと、足早に歩いていた。
氷雨姉さまに話して、それから、三人で当主様にお願いしよう。
雨音ちゃんを鎮女から降ろしてくださいって。
きっと、わかってくださる。

祭壇の間の扉を、手でぎいっと押し開けた。
雨音ちゃんが、いない。

「雨音ちゃん?」

どこへ行ったのだろう。この部屋で待っててって、言ったのに…
私は、はげしい胸騒ぎに襲われた。なんだろう。すごく悪い予感がする…

そういえば今日、柊を納めに来られる方々をお迎えした時、
雨音ちゃんの様子が、なにかおかしかった。
布を被った人達の中の一人が、雨音ちゃんに人形を納めていた時、
雨音ちゃんは食い入るような目で、布から覗いたその方の耳を見ていた。

あの方の耳には、そういえば、耳飾りがあったような…
そうだ、あれは…鏡香様の耳飾りとおんなじだった…
どうして?どういう事なんだろう…あの人は、誰だったんだろう…
72名無しさん@ピンキー:2005/09/22(木) 22:02:27 ID:rAIW1gK1

部屋を出ると、氷雨姉さまがこちらに歩いてこられるのが見えた。

「あっ、氷雨姉さま、実はお話が…」

言いかけて私は、はっと息を呑んだ。
氷雨姉さまは、今までに見たことがないような、怖いお顔を
していた。

「雨音は?」
「えっ?ここには、いませんけど…」
「・・・・・」

氷雨姉さまは、私の声が聞こえないかのように、祭壇の間に入り、
辺りを見回した。雨音ちゃんを探しているらしい。

「あの…なにかあったんですか?」
「…雨音が、おのこを刻宮に導き入れたらしいの」
「ええっ」

一瞬、耳を疑った。
そんな…そんな事って…
73名無しさん@ピンキー:2005/09/22(木) 22:03:13 ID:rAIW1gK1

私と氷雨姉さま、水面ちゃんの三人は、当主様の御前に集められた。

「雨音が、おのこを導き入れたは、番匠たちの言からもはや間違いはない」

刻宮の中に控えている刻み女達が、男方の気配を感じ取ったらしい。
そして、宮に出入りされている番匠の一人が、お社の門をくぐる男の人と、
雨音ちゃんの姿を見たという。

「なんということだ…今や刺魂の儀は終わり、巫女は五体にあまねく柊を背負っておる。
 もしこのような時に、巫女がおのこに心を乱されでもしたら…
 寝目から覚めでもしたら…考えるだに恐ろしいことだ…」

そんな…雨音ちゃん…どうして?
鎮女はそのお役目を忘れてはならぬと、当主様があれほどお教えされているのに…

「お前達の手で雨音を捕らえるのだ。捕らえし後は…氷雨、判っておろうな」
「…はい」

氷雨姉さまは、禁を破った鎮女への掟を口にした。
あの時と同じ、当主様とそっくりな喋り方で、こう言った。

「久世の掟守らなければならぬ。咎を穿って仕舞わなければならぬ。
 逃がしてはならぬ」

それを聞いて、隣に座っていた水面ちゃんが、にいぃっと笑って、言った。

「それじゃあ、雨音ちゃんをうがっても、いいんだねっ」

私は背筋が凍りついた。
74名無しさん@ピンキー:2005/09/22(木) 22:03:51 ID:rAIW1gK1

私は、今はじめて、鎮女のお役目の恐ろしさに気がついた。

氷雨姉さまは、掟のためなら、いくらでも自分の心を殺すことができる。
水面ちゃんは、意味もわからず、掟に従っている。ひとを穿つ事を、まるで
何かの楽しい遊びのように思って…

鎮女のお役目を全うするには、そうなるしかないんだ…

なんとかして、氷雨姉さまや水面ちゃんよりも先に、雨音ちゃんを
見つけないと。

このままじゃ、雨音ちゃんは…
75名無しさん@ピンキー:2005/09/22(木) 22:05:21 ID:rAIW1gK1

その人は、もしかしたら、雨音ちゃんが前に話していた、巫女さまの
かつての想い人なのかもしれない。
だとしたら、雨音ちゃんは、その人と、巫女さまを、会わせようと
しているのかもしれない。

それなら、連れて行く先は、あの場所しかない。
私が諌めないと。私は…私は、雨音ちゃんのお姉さんなんだから。

当主様の前から下がると、私は、書庫蔵に、懸命に走った。
大きな扉を開くと、壊れかけた階段を、駆け上った。

ねいりなさよ はたて
ねいりなさよ はたて

ずっと上の階から、鎮め唄が聞こえてきた。

雨音ちゃんは…いた!

「雨音ちゃん!」
「時雨ちゃん?」

私達は、同時に名前を呼び合った。
76名無しさん@ピンキー:2005/09/22(木) 22:05:55 ID:rAIW1gK1

雨音ちゃんは、ぽつりぽつりと、わけを話してくれた。
巫女さまの想い人が、実は雨音ちゃんのお兄さんだった事。
そのお兄さんが、柊を納めに来られた方々に混じって、
忍んで来られたこと。

巫女さまに逢うために。

おふたりを、どうしても逢わせてさしあげたいと思ったこと、
屋根を伝ってお社に入っていったお兄さんを、ずっと待っていた事。
待っている間、不安で仕方なくて、鎮め唄を歌っていた事。

「ううん、そうじゃない。私、見つけて欲しかったの。この唄を
 聞いて、時雨ちゃんが私を見つけてくれるのを、待ってたの」

そうだったんだ…でも、このままじゃ、雨音ちゃんが咎打ちにされて
しまう…

「雨音ちゃん、逃げよう?」
「…どこに?」

そうだ…逃げるところなんて、どこにもない。
逃げても、きっと捕まって連れ戻される。
久世の宮には、入り口がひとつしかない。誰にも見つからずに、外へ出るなんて、
絶対に、無理。
77名無しさん@ピンキー:2005/09/22(木) 22:06:33 ID:rAIW1gK1

「ありがとう、時雨ちゃん」
「雨音ちゃん?」
「時雨ちゃん…お願い…私を、穿って」
「ええっ?」
「私、逃げたりなんかしない。こうなる事は判ってた。
 …でも、どうしても、巫女さまに想いを遂げて欲しかった…
 私…巫女さまが好き…あの方のためなら…どんなことでも、
 してさしあげたい…」
「雨音ちゃん…」
「だから、私に咎を打って。私…みんなになら…ううん、時雨ちゃんになら、
 穿たれてもいい…お願い…」

雨音ちゃん…そこまで…
雨音ちゃんは、好きな人のために掟を破り、咎を受けようとしているんだ。
そして、その身に杭を打たれることで、巫女さまと同じになろうとしているんだ…

私は…覚悟を決めた。雨音ちゃんを穿つ覚悟を。
雨音ちゃんの望むことなら、どんなことでもしてあげたい。

 私の この手で 雨音ちゃんを、 穿つ…

鎮女に咎を穿つのは、刻宮の奥、奈落のいちばん下と決まっている。
奈落なら、涯も近いから、雨音ちゃんを常世へ送ってあげられるかもしれない…
78名無しさん@ピンキー:2005/09/22(木) 22:07:37 ID:rAIW1gK1

「いいよ。私が、雨音ちゃんを穿ってあげる」
「ありがとう…時雨ちゃん…」

私達は泣いていた。昨日の夜とおなじように、抱き合って泣いた。

私の巫女装束の胸のあたりが、雨音ちゃんの涙に濡れて、
しっとりと温かかった。

79名無しさん@ピンキー:2005/09/22(木) 22:08:13 ID:rAIW1gK1

「ねえ、時雨ちゃん…」

しばらくしてから、雨音ちゃんはようやく泣き止んだ。
そして、私の胸に顔を埋めたままで、話しかけてきた。

「なに?」
「お願い。時雨ちゃんは、好きな人のこと…諦めないでね」
「えっ?」
「私はだめだったけど…私の想いは届かなかったけど、時雨ちゃんは、
 いつか、好きな人と契って欲しいの。私のぶんまで」

私?…私の…好きな人は…

「ね?」

私の、 気持ちは…

「好きな人と…契る…」
「そう…」

  あのひとののぞむことなら、どんなことでもしてさしあげたい

そうだったんだ…
私の好きな人は、目の前にいる。
私の欲しいものは、この腕のなかにある。
でもそれは、今しかない。明日になれば、私は、雨音ちゃんに咎を
打たなければいけない。だから今しかない。今しか…
80名無しさん@ピンキー:2005/09/22(木) 22:08:53 ID:rAIW1gK1

「私は、雨音ちゃんが好き」
「えっ?」
「雨音ちゃんと、契りたいの…」
「時雨ちゃん…」


雨音ちゃんは、驚いたように目を見開いた。顔がかあっと赤くなり、
ぱっと下を俯いて、黙ってしまった。
耳たぶが、真っ赤になっている。
それから、おずおずと顔をあげて、私に言ってくれた。

「うん。いいよ…契ろう…」

多分きっと、雨音ちゃんはそう言ってくれると思っていた。

「でも…いいの?雨音ちゃんは、巫女さまが好きなんでしょ?」
「いいの…私、時雨ちゃんの気持ち、とても嬉しい…私にも、
 好きって言ってくれるひとがいたんだ…」
「雨音ちゃん…」
「もっと、はやくに気づけばよかったな。そうすれば、ふたりで…
 きっと、時雨ちゃんとふたりで…」

ふたりで、生きられたのに…その言葉を、雨音ちゃんは飲み込んだ。

雨音ちゃんは、また俯いて泣き始めた。
私は、しばらく雨音ちゃんの肩をさすりながら、泣き止むのを待った。
81名無しさん@ピンキー:2005/09/22(木) 22:09:31 ID:rAIW1gK1

しばらくして、雨音ちゃんは、人差し指で涙を拭いながら、えへへ、
と笑って言った。

「でも…どうしよう?私達、女の子どうしだし。まだ子供だし。ちゃんと契れるのかな」
「うん。どうしようか…」



-------------------------

どうするんだ?w
ここまで読んでくれた人dクス。
次回、いよいよロリレズ突入。
82名無しさん@ピンキー:2005/09/22(木) 22:12:29 ID:G/OJ2rUh
>>71-81 GJ!

できればしばらくageで進行してくれ!
83零買おうかな?:2005/09/22(木) 23:41:08 ID:amQCndy0
このゲーム怖いって聞いたんだけど、ほんとにかわいんですか?
84名無しさん@ピンキー:2005/09/23(金) 00:47:13 ID:xe2vSCwH
>>83
近親相姦を求めるなら『零=通称無印』
ロリエロを求めるなら『零紅い蝶=澪繭』
総合エロを求めるなら『零刺青の馨=怜深紅』

ちなみに怖さは零>刺青>紅い蝶というのが一般的評価
85名無しさん@ピンキー:2005/09/23(金) 01:16:19 ID:O+l/eidP
>>83
一応言っておくけど、キャラ目当てで買うと怖さに耐え切れず挫折する事があるから気をつけれ。(特に一作目は
86名無しさん@ピンキー:2005/09/23(金) 03:41:01 ID:whpyRJ4D
>>81
いいね。いいよ。GJ!!!続き楽しみにマテマス。
>>84
澪繭も近親相姦だな。しかし、あの二人、そういやロリの部類なのか。
しかしロリエロって感じがしない・・・
繭の思想が既にロリじゃないからだろうか・・・
87名無しさん@ピンキー:2005/09/23(金) 03:46:17 ID:FfV9b6MA
あげてみる
88名無しさん@ピンキー:2005/09/23(金) 04:02:34 ID:prC2L0hb
前スレ最後の続きです。
    ↓
89名無しさん@ピンキー:2005/09/23(金) 04:03:25 ID:prC2L0hb

易々と澪の中に侵入を遂げた細い指は、窮屈な感触を楽しむようにゆっくり動き始める。

指の動きに合わせて強烈な快感が澪を貫く。

「あふうぅ・・・あぁあ!・・・・おねえちゃん!・・・おねえちゃん!・・」

声をあげて応える澪・・・

お姉ちゃんが自分を愛してくれている・・・求めてくれている。
私達一つになっている・・・
そんな実感を澪は頭だけでなく、与えられる強烈な快感によって体でも感じずにいられなかった。

「あああ!・・・・くううぅあ!・・・・好き!!・・・お姉ちゃん・・・だい・・・すき!
ああ!・・・・はああぁ!・・・まって!!お姉ちゃん・・・いっしょに・・・イキたいよ・・・」

想いが強すぎて・・・・・目の前の繭も、繭の指が膣内を引っ掻く甘い刺激も愛し過ぎて・・・
澪はすぐに限界に達しそうになる・・・・・愛する人の指を咥えたソコは早く絶頂を迎えようと先走る。

澪のアソコから流れ出た体液は、繭の指を伝い、腕を伝って、シーツを濡らすほどに溢れていた。

可愛い妹の頼みを頷くことなく、体で応える繭。
指の動きを鈍くして、自分の中に侵入した指を力を入れてきゅっと締め付ける。

澪は軽い締め付けが感じられる指を必死に動かす・・・・気持ち良くしてあげようと、
自分の一番弱いところと同じ場所を集中的にせめる。

「くうぅ!・・・みお〜!・・・みお〜!・・・・あぁん!」

与えられる快感に集中した繭も自分の体が急激に登り始めたのを感じる。
上半身を強張らせ、必死に快感に抵抗する。

「あぁ・・・・みお!・・・・わたしも!・・・イク!・・・はあ!・・」

快感によがり、だらしなく声をあげる繭は、再び澪の膣内を激しく、音を立てて掻き混ぜ始める。

「あ!・・・お姉ちゃん!・・・だめ!・・・はああぁ!」

突然再開される刺激に驚く澪。
90名無しさん@ピンキー:2005/09/23(金) 04:04:57 ID:prC2L0hb

想いが一つになり、二人が全く同じ速度で膣内を擦るように指の出し入れを繰り返す。

グチュ・・ジュ・・クチュ、クチュ・・・

相手に快感を与えている指の感触と、自分の一番感じる部分に受けている
刺激とが掛け合わされ、快感の波が止むことなく二人を襲い続ける。
聞こえてくる淫猥な水音が重なりあい、二人の一体感を更に高める。

「あっ・・・・おねえちゃん・・・ああっ!・・・もう・・・・いくぅ!・・・くぅうう」

「みお〜・・・わたしも!・・・・あいぃぃ!・・ああっ!・・・」

二人の口から発せられる互いを呼ぶ喘ぎ声が苦しそうなものになる。

お互いの指の動きが速くなり、互いに快感を貪り合うように腰を上下させ激しく乱れる。

「あっ!・・・みお!!みお〜!・・くうう!・・・いくぅ!・・・あっ!・・・あっ!」
「おねえちゃん!・・・あっ!・・くうぁ!!・・いくうううぅ!・・・」

二人が同時に絶頂を迎え、体が激しい痙攣を起こし、
体内に侵入している指をお互いぎゅっと締め付ける。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「はあっ・・・はあっ・・・はあ」

しばらくの間、二人は荒くなった自分達の呼吸が静まるのを待っていた。

愛液に塗れた指を互いに体内から引き抜く。

「はあ・・・はあ・・・」

肩で息をしながら繭がゆっくりと体を起こすと、澪はそっと自分の体を繭にあずける。

互いに体を寄せ合い温もりを感じあって快感の余韻に浸っていた。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
91名無しさん@ピンキー:2005/09/23(金) 04:06:11 ID:prC2L0hb

「お姉ちゃん・・・・好きだよ・・・・大好きだよ・・・私からずっと離れないでね」

呼吸が落ち着いてきた澪が呟く。

「澪・・・・・離れないよ、澪のこと好きだよ・・・・・悲しませてごめんね。
もう、ずっと側にいるから・・・・・ずっと一緒だよ。」

待ち望んだ言葉を繭の口から聞いて、澪は心の底から安堵し、目を閉じ、
そっと繭の胸に抱かれ安らぎに身も心も落としていく。

繭は澪の頭を優しく抱き寄せ、あの時のように髪を撫でてやる・・・・
永遠の誓いを二人で交わしたあの時と同じように・・・

与えられる心地よさに澪はどこまでも堕ちて行きたくなる。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



繭はその腕に最愛の妹を抱きしめながら、ベランダへと出るガラス戸に目をやる。
既に暗くなっている外の景色を背景に、ガラス戸に二人の姿が映っている。
ガラス戸に映った妹を抱きしめている女と目が合う。


その女は・・・・・・・ゾッとする程の寒気がする妖しい笑みを浮かべていた・・・・・
その表情は、妹の心の浅はかな闇とは比べ物にならないその女の心の奥底の深い深い
漆黒の闇を映しだしていた・・・・・・・・・・・・




----------------------------------------END--------------------------------------------
92名無しさん@ピンキー:2005/09/23(金) 04:08:16 ID:prC2L0hb
読んでくれた方々どうもです。

日曜の朝から京都に出張で昨日の夜帰った来ました。
中途半端な所で切って(切れて)しまい申し訳なかったです。
後少しだったんだが・・・・・

出掛ける前に最後まで投下すれば良かったんですが、前スレで、
改行多すぎ!、連投ですか?、で挙句の果て容量オーバーです。
と書き込みエラーが出まくって、えらいテンパってしまって・・・すいませんでした。

>>59
ナイスな作品っす!超楽しみにしてます。ウガツンジャー達が好きになったよ。
待っていたわけではないです。宿泊ホテルはネットが繋がらなかったもんで・・・・
そんな空気僕は詠めないです、ハイw

ってか前スレ後半の方で螢澪書いてた職人様、プリーズ!カムバ〜ック!!
あなた様が来てくれないと俺はこのスレのA級戦犯になってしまう・・・・orz


澪を奪い合う怜と深紅。

どなたかこんな感じの書かれないでしょうか?・・・・
93名無しさん@ピンキー:2005/09/23(金) 08:10:16 ID:jAMD3cL3
二作続けてGJ!!!
94名無しさん@ピンキー:2005/09/23(金) 08:11:54 ID:E7kq4vEh
>>92
GJ!!ラストがものすっげツボでした!おおお面白い。
黒繭サイコー!>>86の繭の思想がすでにロリじゃないというのが
これで実証されたと思われ

澪と怜と深紅・・・ハアハアハアハアw
95名無しさん@ピンキー:2005/09/23(金) 08:38:20 ID:xe2vSCwH
GJ!!
あげておきます
96名無しさん@ピンキー:2005/09/23(金) 09:23:20 ID:E7kq4vEh
なんか久々に萌えてきたよ・・
初代スレの「紅い蝶」以来だ
97名無しさん@ピンキー:2005/09/23(金) 10:18:53 ID:beAKWRvZ
>>84
零を買ってみようと思います。
98名無しさん@ピンキー:2005/09/23(金) 10:43:22 ID:G8dkWls7
>>84
「刺青の聲」だろ?
99名無しさん@ピンキー:2005/09/23(金) 13:49:17 ID:BjcHjr9i
>>92
GJ!やはり繭は黒い方がイイ(;´Д`)ハァハァ
ってーかこのラストからすると澪離れしてみせてたのは
計算だったってことになるのかな。おそるべし黒姉w
100名無しさん@ピンキー:2005/09/23(金) 16:49:04 ID:xOGukmuv
>>99
やはり、約束ED後、繭は妹離れしたわけじゃなく、
妹は自分にぞっこんと確信したのでは・・・w
101名無しさん@ピンキー:2005/09/23(金) 18:50:40 ID:6ezM3cFy
>>92
た、たまらん(*´д`*)ハァハァエロイのに二人とも可愛い・・悶える。
>>99
自分は白い繭が好きだけど>>91のオチは自分もかなり好き。
102名無しさん@ピンキー:2005/09/23(金) 20:33:35 ID:JgaGNfUq
白い繭なんて有り得ないけどな
103名無しさん@ピンキー:2005/09/23(金) 21:17:23 ID:whpyRJ4D
繭はねぇ・・・
>>102。それはとり様っていうかファンブック読んだら白以外ありえないと
言えなくもなかったり・・・ただ純粋なのよあの子は。

そんなわけで>>92には次作も激しく期待したいと言っておく!!
104名無しさん@ピンキー:2005/09/23(金) 21:30:07 ID:HL4DVXnJ
しかし前スレの蛍×澪の続きはまだかなー(´・ω・`)
105名無しさん@ピンキー:2005/09/23(金) 21:41:12 ID:O+l/eidP
前スレで怜深紅を書き逃げしたヤシ怒らないから出ておいで。
続き…を…
106名無しさん@ピンキー:2005/09/23(金) 22:02:20 ID:6Bz1yPAs
もうアゲなくていいんじゃない?
重複に誘導貼られてたし。
107名無しさん@ピンキー:2005/09/24(土) 03:54:59 ID:TQtAZLdz
ちとリハビリの為に小ネタ投下。
オチはない
108名無しさん@ピンキー:2005/09/24(土) 03:56:39 ID:TQtAZLdz


背中の感じる禍々しい気配。
そしてキィィと言う軋んだ音が、騒々しいシャワーの水音を切り裂く。

「はっ!?」

慌てて振り向く怜。
振り向いた時にシャワーの温水が耳朶を叩くが、それすらも些事になった。

浴室と脱衣所を仕切る磨り硝子の扉。
そこに、人影があった。
深紅が夢から覚めない今、誰も居る筈のない怜の家に。

『は、ぁぁぁぁ……』

漏れる吐息と、邪気に満ちた思念。
怜は息をのみ、裸の背中を、浴室の壁に押しつける。
"それ"から、少しでも身を離すため。

きぃいぃいぃぃぃ。

磨り硝子を、その手に埋め込まれた針が引き掻いていく。
怜を眠りの家で何度も襲った怨霊"刻ミ女"。
目を封じられ、儀式の為に巫女に柊を刻む女。
そいつが、現実の世界にまで姿を現している。

きぃいぃいぃぃぃ。

再び、磨り硝子を針で軋る音。
目は封じられている。だが、開いた口は怨嗟の吐息を続けられた。

きぃいぃいぃぃぃ。
きぃいぃいぃぃぃ。
きぃいぃいぃぃぃ。

「くぅ………」

怜は、必死に耐える。
そして、針でガラスを引き掻くのも続けられる。
怨霊の存在は恐ろしい。だが、怜に取って一番恐ろしいのは。
109名無しさん@ピンキー:2005/09/24(土) 03:58:44 ID:TQtAZLdz

きぃいぃいぃぃぃ。
きぃいぃいぃぃぃ。
きぃいぃいぃぃぃ。
きぃいぃいぃぃぃ。
きぃいぃいぃぃぃ。
きぃいぃいぃぃぃ。

「お願い……止めて、お願いだから止めて------------!!!」

強弱を付け、一定のタイミングを付けながら弾かれる針の音色。
広くない浴室一杯に響き渡る不愉快な音。
秘所を晒す事も胸を隠す事も諦め、怜は両手で耳を塞ぎながら絶叫した。

「私、私……その音、凄く苦手なのよぉ--------------!!!」

きぃいぃいぃぃぃ。
きぃいぃいぃぃぃ。
きぃいぃいぃぃぃ。
きぃいぃいぃぃぃ。
きぃいぃいぃぃぃ。
きぃいぃいぃぃぃ。
きぃいぃいぃぃぃ。
きぃいぃいぃぃぃ。

全裸で悶絶し、耳を塞ぎながら叫ぶ怜。
それが見えた訳では無いだろうが……刻ミ女の口端が、僅かに歪んだ様な気がした。


終わり。

110名無しさん@ピンキー:2005/09/24(土) 10:23:03 ID:UhoyoCrv
刻みたんテラモエス
怜と遊びたかったんだなwwwwwww
111名無しさん@ピンキー:2005/09/24(土) 11:39:18 ID:apK1M/XQ
hagewarasuwww
112名無しさん@ピンキー:2005/09/24(土) 19:02:08 ID:DnJ6hTA5
>>110 >>111

感想ありがとん。
まぁ、深く考えないで書いたのでお遊びだと思っていただければ。
113名無しさん@ピンキー:2005/09/24(土) 22:36:24 ID:Nl8nNBKI
>>92 澪繭キタ━━━(゚∀゚)━━━ !!!!!おおおやはりGJ!
感想ありがとうございました。がんがります。


----------------------------------------------

そうだ…氷雨姉さまも言ってらした。好きな人同士は、躰を求め合うって。
私は、雨音ちゃんが欲しい…私の躰で、雨音ちゃんを感じたい…

「だいじょうぶ、契れるよ。きっと」

私は、雨音ちゃんの細くて薄い顎に、そっと手をかけた。そして、顔を近づけて、
雨音ちゃんのくちびるに、自分のくちびるをおしあてた。

「んっ…」

雨音ちゃんは、驚いて目を見開いたが、すぐに、ゆっくりと目をとじた。
目の前に、雨音ちゃんの睫毛が見える。睫毛の先で、涙が光っている。
私のくちびるは、雨音ちゃんの柔らかいくちびるを感じている。
私も、目を閉じた。見えなくなったぶん、くちびるの感触をはっきりと
感じられる。

ずっと息を止めていたので、少し苦しくなって、私は雨音ちゃんの顔から、
そっと顔を離した。

「雨音ちゃん…」
「時雨ちゃん…」

私達は見つめ合った。
114名無しさん@ピンキー:2005/09/24(土) 22:37:07 ID:Nl8nNBKI

雨音ちゃんは、赤く上気した顔で、大きな瞳を潤ませて、私を見つめている。
ほんとうに、可愛い。
今度は、雨音ちゃんの方から、目を閉じて顔を近づけてきた。
私達はもういちど、くちびるを重ねた。

もっともっと、雨音ちゃんのくちびるを感じたくて、私は口を少し開き、
舌の先で、雨音ちゃんのくちびるをなぞってみた。

「んんっ…」

雨音ちゃんは、せつなげな声をあげた。
雨音ちゃんのくちびるが少し開く。私の舌と、雨音ちゃんの舌が触れ合った。

 ちゅく…

くちびるとくちびるのあいだから、湿った音がした。
私は、その音をもっと聞きたくて、雨音ちゃんの舌をもっと感じたくて、
ゆっくりと舌を動かした。
雨音ちゃんも、舌をのばしてきた。

 ちゅくっ ちゅくっ ちゅくっ

私達はしばらく、夢中で舌をからめあった。
115名無しさん@ピンキー:2005/09/24(土) 22:37:45 ID:Nl8nNBKI

雨音ちゃんの両手が、私の巫女装束の両肩を、ぎゅっとつかんでいる。
私は、雨音ちゃんの背中に、手をまわして、しっかりと抱きしめている。

頭の芯がぼうっとしてくるみたい。胸のどきどきが、止まらない。
いままでは、胸がどきどきするたび、苦しくてせつなかったのに、
今は、なんでだろう。気持ちいい…

 くちゅっ…

私達はようやく、くちびるをはなした。
くちびるとくちびるのあいだで、つうっと糸がひいた。

「はあぁっ」

雨音ちゃんが、小さくため息をついた。

116名無しさん@ピンキー:2005/09/24(土) 22:38:26 ID:Nl8nNBKI

私はもう止まらなかった。もっと、雨音ちゃんが欲しい。
雨音ちゃんを感じたい。もっと。

どうすればいいのかは、わかっていた。

躰を触れ合ったり、裸で抱き合ったりするのよ…
好きな人には、自然とそうしたいと思うようになるの…

氷雨姉さまの言葉を思い出す。そう。私は、ずっとずっと、雨音ちゃんが
欲しかった。その雨音ちゃんが今、潤んだ瞳で、私をみつめている。

「雨音ちゃん…」

私は、雨音ちゃんの肩をそっと押さえて、床に横たわらせた。

「時雨ちゃん、私達、契るんだね…」
「怖い?」
「ううん。時雨ちゃんとなら、怖くないよ…」

私は、雨音ちゃんの、伸ばした足の上にまたがった。
そして、巫女装束の胸元に、そっと手をかけた。
雨音ちゃんは一瞬、身を固くしたが、すぐに力を抜いて、
両手で、私の袴の裾を、きゅっと握った。
117名無しさん@ピンキー:2005/09/24(土) 22:39:21 ID:Nl8nNBKI

私はゆっくりと、雨音ちゃんの巫女装束の上衣をひろげ、肩まで
はだけさせた。
細い肩と、その下に続く、淡く膨らんだ胸が、あらわになる。
白い肌はほんのりと赤く染まって、雨音ちゃんが呼吸をするたび、
胸がゆっくりと上下している。
ふたつの胸のまんなかは、桜色に染まって、ちょっと尖っている。

雨音ちゃんは、それほど恥ずかしがっていない。
私達は、ずっと小さい頃から、裸を見せ合ってきたから。

私は、雨音ちゃんの脇の下に手をついて、身を屈めた。
私の長い髪がさらさらと流れて、雨音ちゃんのわき腹をくすぐった。
雨音ちゃんはくすぐったそうに、もじもじと身をよじった。
その仕草があんまり可愛くて、私は雨音ちゃんのくびすじに、
くちびるを押し当てた。

「んんっ…」

雨音ちゃんがせつない声を上げる。
私はくちびるで、雨音ちゃんのくびすじを、耳を、頬をくすぐった。
ちょっと舌を出して、舐めてみたりもした。

「はぁあ…」

雨音ちゃんの息が、少し荒くなる。くすぐったいのかな…
私はゆっくりと、くびすじから、咽へ、そして胸へと、くちびるを這わせた。
118名無しさん@ピンキー:2005/09/24(土) 22:39:51 ID:Nl8nNBKI

私のくちびるが、胸の先の尖りをくすぐったとき、雨音ちゃんはぴくっと
身を震わせた。

「ぁあっ…」

私は、雨音ちゃんの胸の先を口に含んだ。舌の先で、ゆっくりと舐ってみる。
ちゅっちゅっと音を立てて、くちびると舌で胸の先をついばんでみる。
雨音ちゃんの胸も、どきどきと昂ぶっているのが、私の頬に伝わってくる。

もう片方の胸の先にも舌を這わせ、ゆっくりと舐る。さっきまで舐っていた
方の胸は、手のひらでつつみ込んで、指先でくすぐってみた。

「はぁ…はぁ…」

雨音ちゃんの息が、もっと荒くなった。目を閉じて、両手はきつく、
私の上衣の袖を握っている。
雨音ちゃん、大丈夫かな、苦しいのかな…
私が胸から顔を上げると、雨音ちゃんはうっすらと目を開いて、私の肩に、
両手を伸ばした。

そして、私の上衣の胸元を引っ張って、雨音ちゃんと同じように、私の胸を、
肩まではだけさせた。
119名無しさん@ピンキー:2005/09/24(土) 22:41:13 ID:Nl8nNBKI

「雨音ちゃん?」
「し、時雨ちゃん…も…」

雨音ちゃんは、ゆっくりと上体を起こし、私の胸に顔を近づけた。
そして、私の胸の先を口に含んだ。
柔らかい、湿った感触が胸にあたり、胸の先から、全身に、甘い刺激が走った。

「ああんっ」

私は思わず声をあげた。
すごい…くすぐったいけど…気持ちいい…知らなかった。胸を舐められるのが、
こんなに…こんなに、気持ちいいなんて…
雨音ちゃんは、ちゅっちゅっと音を立てて、私の胸を吸っている。
もう片方の胸を、手のひらで、やわやわと揉んでいる。

「柔らかい…やっぱり時雨ちゃん、私より胸、大きいね…いつも見てたけど、
 ちょっと、羨ましかったんだ…」
「はあぁ…雨音ちゃん…」

雨音ちゃんは、私の手を握り、指をからませた。
私は、雨音ちゃんの膝の上に跨ったままで、雨音ちゃんに胸を舐められていた。
120名無しさん@ピンキー:2005/09/24(土) 22:41:44 ID:Nl8nNBKI

「あぁんっ、雨音ちゃん、気持ちいい…」

舐められている胸から、からめた指先から、気持ちよさがだんだん、広がってくる。
膝立ちになった腰が、がくがくと震える。


だめ…私ばっかり気持ちよくなっちゃ…
私たち、契っているのだから、ふたりで気持ちよくならないと…

私は、夢中で私の胸を吸っている雨音ちゃんの顎に手をかけて、上を向かせる。
くちびるを重ねながら、ゆっくりと、雨音ちゃんを押し倒した。
私はもういちど身をかがめ、私の胸の先を、雨音ちゃんの胸に押しつけて、ゆっくりと擦り合わせる。

「あぁっ…」
「はあぁ…」

私たちは、ふたり同時に声をあげる。

「あぁ…時雨ちゃん…」

雨音ちゃんは、私の顔のすぐ目の前で、うっとりと目を細め、声をあげている。
よかった…雨音ちゃんも、気持ちいいんだ…
私は、雨音ちゃんの上で四つんばいになり、自分の胸で、雨音ちゃんの胸を、肩を、
わき腹をなぞった。
私は、雨音ちゃんの幼い躰の起伏を、肌の滑らかさを、暖かい温もりを、肌で感じていた。
121名無しさん@ピンキー:2005/09/24(土) 22:43:03 ID:Nl8nNBKI

「はあぁ、雨音ちゃん…」
「時雨ちゃん…」

ふたりの胸の先が触れ合うたび、痛みにも似た快感が走り、私達はお互いに溜息を漏らした。



じゅん…

なんだろう。おなかの奥から、なにか熱いものが溢れてきたみたい。
足のあいだが、融けるように熱くて、もぞもぞする。気持ちいい…

雨音ちゃんも、私の足の間で、膝をもじもじさせている。
きっと、私と同じになってるんだ…

私にはわかった。きっと、次はこうするんだ…
私は、雨音ちゃんの躰の上から身を起こすと、雨音ちゃんの袴の帯に、手をかけた。
122名無しさん@ピンキー:2005/09/24(土) 23:35:41 ID:JK3SP1tO
>>113
ごめん。今更興味が出て>>11から一気に読ませてもらった。
・・・・・スゴイ。上手い。上手いよ。 文章はもちろんのこと内容がまた。
本編から細かいとこまでちゃんと引用されてるキャラの背景、当主のセリフ、
和やかな雰囲気から少しずつおかしくなっていく情景そこからエロへ・・

いいもん見せてもらってる。正直今更刻宮サイドの人間にも興味が出てきた。

てそんな事は置いといても 時雨雨音蝶萌え!!!
微妙に両思いじゃないところも切なさ倍増!!泣ける!!あーもう!!
123名無しさん@ピンキー:2005/09/25(日) 02:19:04 ID:I7ZLvjRo
>>121
GJ−−−ーーー(゚∀゚)ーーーーーー!!!!
怜深紅は想定してたがまさかウガツンジャーで萌えるとは思わなんだw
124名無しさん@ピンキー:2005/09/25(日) 02:54:15 ID:/ZX3bKkf
>>121
ああ・・・続きが待ち遠しいですたい。
125名無しさん@ピンキー:2005/09/25(日) 03:01:55 ID:/ZX3bKkf

〜雛咲深紅SS〜


暗い屋敷の中を歩く美しい女性。
彼女の名前は雛咲深紅。自他共に認める射影機の使い手というだけではない。
家事もこなし容姿も端麗と才色兼備、向かうところ敵なしのはずである・・・
だが・・・・今は一個人の下僕と同等の扱いを受けている。

己のうっぷんをせめて夢の中で晴らすために
アイテム探して今日も行く。


私が手間ひまかけて毎日作る料理・・・・「なんか今日は食欲でないわ・・・」
とのたまい半分以上残す女・・・飼い猫のキャットフードでも食ってろ!!

トイレットペーパーが自分のときに切れても補充しないあの女・・・
外で用たせ!!


しかし、今は雇われる身・・・・現実ではとても逆らうことは出来ない。
なんか、この屈辱的な感じも嫌ではないけれど・・・・・あの女はムカつく!

深紅は現実を振り返って憤りを蘇らせる。

ガン!!ドガン!!・・・・閉ざされた扉を力任せに蹴破る。

なぜ、わざわざ行かなくて良い場所にまで無理に行こうとしてるのかと言うと・・・・
もちろん強力なフィルムを回収するためだ。
零式、90式はもちろん、61式の一枚だって使わせるもんか!

「けけ!中身摩り替えてやる。代わりに私の07式でも使ってろ!
・・・・・零式は・・・・2枚か・・・」

元の枚数と同じ枚数の07式を正確に入れなおし、目立つ所に置いておく。

「さて・・・・お次は回復アイテムだ。」

御神水はもちろんすべて回収。
鏡石は・・・・・・私にしか行けない狭い場所にすべて集める。

「あの女じゃ、乳でか過ぎてこんなとこ通れないだろうからな・・・・
無駄に栄養使いやがって・・・・多分馬鹿だろうなあの女は・・・」

ほふく全身をしながら、家主の豊満な胸に少し嫉妬する深紅であった。
126名無しさん@ピンキー:2005/09/25(日) 03:02:44 ID:/ZX3bKkf

「何で、このアイテムは一個しか持てないんだよ?・・・・
ああ、もうめんどくせーな・・・・」

既に三回往復している深紅はさすがに疲れてきたのか、額に汗が浮かんでいる。

「そっか、良く考えたらこんなもん最強の私には必要ないアイテムだな・・・・よし!」

一人でそう呟くと、どこから持ってきたのか重そうなトンカチを取り出し、
手にある鏡石をおもむろに地面に置くと、粉々に叩き割る。
残りも探し当てると、同様に粉々にする。

「あ〜すっきりする。私の分は一個持ったし・・・・・次は・・・」

強化レンズ・・・・・恨めしそうな顔で落ちているアイテムを睨む。
手にしたままのトンカチを迷うことなくそれに打ち付ける。

「馬鹿!馬鹿!・・・私にも使わせろ!・・・・重と滅とか併用してみたかったのに・・・
この!この!!」

叩くリズムに合わせ愚痴を叫んでしまう深紅であった。

「くそ・・・・かてーな、これ」

ようやく一つ壊し終えた。
しかし、深紅は諦めずに残りも叩き壊す・・・・ただ、ただ、あの女に復讐を遂げるために・・・

「さーてと・・・・」

嫌味ったらしく、圧と撃だけを残し、すべての強化レンズを叩き壊した深紅はほくそえむ。

残るは14式と万葉丸である。
この二つはどうしようもない・・・・何しろ度々再配置されてしまう。
などと諦める深紅ではなかった。

座敷間の万葉丸を見つめながら、背負っているリュックからごそごそ何かを取り出す。
このために用意してきた、深紅復讐ツール三点セット。

まず、飼い猫の糞だ。深紅はこの時のために一ヶ月の間貯めたルリの糞を、
配置された万葉丸の上に丁寧に盛っていく。

「取れるもんなら、取ってみやがれん♪」

これを見たときのあの女の表情を想像すると自然と笑みがこぼれてしまう深紅。
127名無しさん@ピンキー:2005/09/25(日) 03:03:20 ID:/ZX3bKkf

「残りは、固めておくか・・・」

二つ目の道具のアロンアルファで蓋を取れない様にしっかりと塗り固める。

「これも見つかり易いところに置いといてあげるわ☆」

続いて大座敷の14式フィルムの前に立つ。
一ヶ月ものの牛乳を、フィルムに染み込ませる。
強烈な匂いが深紅を襲う・・・

「うっ!・・・ゲホ!ゲホ!・・・・これ、すげーな・・・」

すべて同様に染み込ませていく。

「おおっと、映写室の忘れるとこだった・・・」

最後の残りの14式フィルムに腐った牛乳を染み込ませる。

「ククク、これであの女も次来たときゃ、消し炭確定だろ。」

誰もいない屋敷の中に深紅の笑い声が響く。

「ふぅ〜・・・終わった〜。やることやったら、こんな辛気くさい場所とっととおさらばだな。
サクッと縄巫女血祭りにあげて帰るべし。」

いけすの間まで来て、足場の悪い板の上をバランスをとりながら渡り、仕掛けのついている
扉までくる。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・謎解きに使うはずの文字が書かれた石が一つもない・・・・・

「・・・・!!!ちくしょ〜!!!!、あの女狐!やりやがったな〜!!!!!!」


終わり
128名無しさん@ピンキー:2005/09/25(日) 03:17:15 ID:G3R6ZT77
怜深紅マダーチンチン
129名無しさん@ピンキー:2005/09/25(日) 10:26:59 ID:OZ6KkeNv
>>125-127
テラワロスwwwwwwwwwwwwwwwww
雛咲深紅SSシリーズ大ファンです!!
次作楽しみにしてます!!
130名無しさん@ピンキー:2005/09/25(日) 13:33:40 ID:MjqbIiwc
怜さんが、あの子を連れてきたのはほんの数時間前。

「深紅、この子が天倉澪ちゃんよ」
「・・・・・」

無言のまま、私に向かって会釈する少女。目があった途端、私はこの子に
惹かれた。凛とした強いまなざし、そして、とてもとても深い悲しみの色・・

「こんにちは・・」

私は元々明るい性格じゃない、だからどんなに相手に好意を持ったとしても、
そんなに明るく振舞うことはできず、ただ、軽く少女に微笑んだ。

「澪ちゃん、こちら雛咲深紅さん、私の仕事のパートナーなの。まあ、仕事
だけじゃなくて、生活でも、彼女がいないと・・困るかな?」

そう怜さんは軽く冗談を言って、澪という少女にウインクしながら微笑む。
明るくて、優しい怜さん。私はいつも彼女の優しさに救われてきた。この
少女も、救われれば・・・いいけど。

「・・そうなんですか?」

怜の明るさにつられて、少し、ほんの少しだけこの子も微笑む。
だけど、それは寂しげで、なんだか私まで切なくなった。怜さんも同じ気持ち
だったのだろう。少女の髪をくしゃ、くしゃと撫でると「さ、入って」と中へ
促した。

天倉澪・・・怜さんの恋人優雨さんの親友・・螢さんの姪。その螢さんも今は・・。
彼女は病弱な母以外、まったく身寄りを失ってしまった。怜さんは何か特別な
思いがあったのか、それとも一連の特殊な事件に関わった者同士の運命的な繋がり
を感じたのか、彼女を引き取りたいと言ってきた。無論、私にも異存はなかった。
131名無しさん@ピンキー:2005/09/25(日) 14:06:13 ID:MjqbIiwc
>>130
「さ、ここが澪ちゃんの部屋よ」

怜さんが案内したのは、優雨さんの部屋だった。急なことだったので、
部屋はまだきちんと片付いてはいない。きょろきょろと部屋を見回す
少女。そのあどけない行動がかわいくて、私はふと、口元を緩めた。

「ここ・・誰かの部屋だったんじゃ・・?」
「ええ、前はね・・でも、いいの澪ちゃんが住んでくれたら、私も助かるわ」

怜さんは優しく微笑む。あの事件以来、怜さんは少し前向きになった。生きることに対して。
優雨さんは怜さんの心の中にいる。この部屋にいるんじゃない・・・。

「・・!」

部屋を見回していた少女の顔が恐怖にゆがんだ。視線の先には・・
射影機があった。

「あ・・あ・・」

それはいきなりのことだった。少女は両手で頭を抱えて、声の限り叫んだ。
それは悲痛な叫び声で、聞いている私たちですら悲しみの虜になりそうなものだった。

「澪ちゃん、落ち着いて!」

怜さんが少女の肩を掴んで叫ぶ、だが、少女は叫び続ける。「ごめんなさい」と
連呼し、そして「お姉ちゃん」と何度も、何度も・・・
私の中で何かがはじけ、次の瞬間、気づけば少女を抱きしめていた。

・・今思い返しても、普段の私からは想像もつかない行動だったと思う。

私は強く少女を抱きしめ、そして

「大丈夫・・大丈夫だから・・澪」

少女の名前をはじめて呼んだ。
132名無しさん@ピンキー:2005/09/25(日) 15:55:23 ID:MjqbIiwc
>>131

憐憫、同情?この感情をなんと呼んでいいか、私にはわからない。
ただ、目の前の少女の・・澪の悲しみを少しでもやわらげたいと思った。

「ごめんなさ・・おね・・ごめんなさい」 
「・・痛・・っ!」

澪の手が私の腕を強く掴む。その瞬間
・・・・・映像が流れ込んできた。

赤い色
少女・・そしてその細い首を締め付ける・・手
うれしそうに微笑む唇
そして
紅い



「・・おね・・ちゃ」

くたり、と私の腕の中で倒れこむ澪。失神したらしい。

「・・深紅、大丈夫?」
「はい、大丈夫です、でもこの子は・・・」

私の腕の中で眠るように目を閉じている少女。
いいようのない気持ちで、私はそっと彼女の頭を撫でた。
133名無しさん@ピンキー:2005/09/25(日) 16:43:02 ID:MjqbIiwc
>>132
ああ、また夢を見ている・・わかってる、わかっているのに

「お姉ちゃん・・・お姉ちゃん待って」

私とそっくりででも、少し華奢なお姉ちゃんの背中・・・
何度呼んでも、振り返ってくれない。私の後ろからは、たくさんの
村人たちが追いかけてきて。「儀式を続けろ・・」って叫んでる。

なんで?もう儀式は終わったんじゃないの?
・・・終わってないよ・・・澪・・・

気づいたら、あの石壇の上に二人、お姉ちゃんと一緒に横たわって。
お姉ちゃんが私に微笑んでいた。うれしくて、私は泣いた。

・・お姉ちゃん、ごめんなさい私・・
・・いいんだよ、澪・・これはお姉ちゃんが望んだことだから

そうして、私にキスをした。やわらかいお姉ちゃんの唇

・・・だから泣かないで・・ずっと傍にいるよ・・

気持ちよくて私は目を閉じる。

「・・・澪?」

闇の中、お姉ちゃんの声がする。・・?
これは・・夢?でも・・・はじめて・・

「お姉ちゃん?」

私はお姉ちゃんを呼ぶ、そうしたら私の手をしっかり握って「ここにいるよ」
って言ってくれた。ああ、これは夢なんだ・・でも、もしかしたら・・

そう思った瞬間、誰かが私の名前を呼んだ。

「・・・・・・・」

目を開けると、見慣れない天井があった。
ゆっくり体を起こして周りを見る。誰の部屋だろう・・?
さっき怜さんが案内してくれた部屋とは違っていた。とても女の子らしい部屋。

ふと、机を見ると、写真があった。深紅さん・・と知らない男の人が写っていた。
134名無しさん@ピンキー:2005/09/25(日) 17:23:55 ID:MjqbIiwc
>>133

「澪ちゃん・・大丈夫かしら」
「元気になってくれればいいですね・・」

私たちは、リビングでコーヒーを飲みながら、あの少女のことを話していた。
射影機を見たときのあの驚き様・・そして悲痛な叫びよほどのことがあったのだろう。

「双子のお姉さんが行方不明になったのよね・・確か・・」
「天倉繭・・」

私はさっき、あの子に腕を掴まれたときに見た映像を思い出していた。
少女は、澪にそっくりだった。だとしたら、あれが・・繭?では・・
あの首を絞めていた手は・・・

「深紅?どうしたの?」
「あ、いいえなんでもないです・・怜さん」
「何?」
「しばらくは、澪・・ちゃん、私の部屋で寝かせようと思って」

怜さんは一瞬、意外そうな顔をして、そうして、フフフと笑った。

「珍しいわね、深紅が積極的なの」
「・・・言い方ヘンですよ」

そうして、私と怜さんは同時に吹き出した。笑い声に反応したのか、
ニャーとルリまで鳴いた。不思議な話だが、あの子が来てから私たちの悲しみ
は薄らいだように思う。たぶん、彼女が庇護を必要としている存在だから。

・・・私たちは自然と彼女の保護を優先させている。

「でも本当に妹ができたみたい・・」
「あら、深紅、私にとっても妹みたいなものよ・・お願いだから『姪』って言わせないでね」

怜さんは本当に面白い人だ。私はコーヒーをこぼすまいと必死に笑いをこらえた。

「あの・・・?」

気が付くと、階段の下にきょとんと、澪ちゃんが立っていた。


135名無しさん@ピンキー:2005/09/25(日) 17:35:01 ID:lszSe4i2
エロ━━━━━(゚∀゚)━━━━━ス!!!!

深紅澪がついに来たぞー
職人GJ
まだなにもしてないのにえろいぞこのやろう
136名無しさん@ピンキー:2005/09/25(日) 17:51:33 ID:MjqbIiwc
>>134

「それじゃ、澪ちゃんも起きて来たことだし、夕飯にしましょ。ね、深紅?」
「はい。それじゃ、何か用意しますね」

私は軽い足取りでキッチンに向かった。

「あの・・私も何か手伝いますか?」

少女が私に聞いた。心なしか、さっきよりも少し親しげな感じだ。
私は微笑んで頷いた。そそくさとキッチンに入ってくる・・・が、
なんだか・・・いや、かなり心もとない。

「澪・・ちゃん、もしかして・・料理とかしたことない?」
「・・・はい、実はいつもお姉ちゃんがしてたんで・・」

赤くなってうつむく少女がかわいくて、私はとうとう吹き出してしまった。

「深紅さん?」
「いいよ・・気持ちだけで・・フフ」

そうそう、とソファから怜さんが声をかける。

「深紅はとても料理が得意なんだから、甘えときなさい」
「え・・でも」
「いいから、深紅にばっかりなついてないで、こっち来なさい」

ほらほら、といいながら、怜さんは、ポンポンと自分の傍のソファを叩く。

「怜さん、澪ちゃん・・ルリじゃないんだから・・」

思わず苦笑して、私は少女に顔を向ける。少女は目を細めて私を見ていた。
綺麗だ・・一瞬私は見とれてしまった。

「ほら、澪・・ちゃん怜さんのところに行ってあげて」

実は、最初に「澪」と呼んでしまった手前、なんだか「澪ちゃん」といいづらく
なってしまっていた。どう呼んだら・・いいのかな?

「はい・・あの・・」
「何?」
「・・『澪』でいいです」

そう言うと、澪は駆けるように怜さんの元へ行った。顔を赤くしながら・・・

・・・何か温かいものが私の胸を満たした。そんな気がした。



一部完
137名無しさん@ピンキー:2005/09/25(日) 18:01:30 ID:MjqbIiwc
>>136
(補足)
一部完です。最終的にはエロ行きます。
そこに至るまでをもう少し書きます。

基本、深紅×澪で、あとは少し怜と取り合うような感じ。
でも、三人とも仲いいです。こんな感じなのでよろしくです。
138名無しさん@ピンキー:2005/09/25(日) 19:06:58 ID:xbtPcHQu
GJ!
当方92なんだが、まさかこんなに早くお書きになられるとは・・・
激しく楽しみにしております。
139名無しさん@ピンキー:2005/09/25(日) 20:15:50 ID:1xrxYGg7
>>137
続きが気になる〜!GJです!
140名無しさん@ピンキー:2005/09/25(日) 23:04:41 ID:C24OftsB
萌えすぎてヤバイからage
141名無しさん@ピンキー:2005/09/25(日) 23:34:54 ID:NXPrOrSe
ところで時雨×雨音続きマダー??
142名無しさん@ピンキー:2005/09/26(月) 00:02:31 ID:B8jjaYeC
螢澪の続き見たいよ〜
143名無しさん@ピンキー:2005/09/26(月) 00:06:25 ID:rcRecC8M
深紅澪・・
144名無しさん@ピンキー:2005/09/26(月) 00:19:53 ID:Hb4r/nvQ

しゅる…しゅる…

私は、雨音ちゃんの緋色の袴の帯をほどいて、腰に手をかけ、袴をゆっくりと脱がせた。
雨音ちゃんは、されるがままだった。
雨音ちゃんの白いおなかが、大事なところが、細い足が、あらわになった。

「し、時雨ちゃん…」

私が、足を開かせようとすると、雨音ちゃんが、怯えた声を出した。
雨音ちゃん、きっと恥ずかしいんだ…私達は、お互いに裸を見慣れているといっても、
こんなところを見られるのは、はじめてだから…

「時雨ちゃん、ご、ごめんなさい、私、漏らしちゃったかも…どうしよう…」

雨音ちゃんが、顔を真っ赤にして言った。膝をもじもじとよじっている。

やっぱり…私と同じなんだね…
私は、雨音ちゃんを安心させるために、自分も袴の帯を解いて、袴を脱ぎ捨てた。
そして、横たわる雨音ちゃんの隣で、膝立ちになった。

「大丈夫だよ、ほら…私も…」

私の足の間で、躰の奥から溢れた熱い雫が、膝の内側をつうっと流れていた。

「本当だ…気持ちいいと、こうなっちゃうんだね…」
「うん。知らなかったね…」

私達はくすくすと笑った。
145名無しさん@ピンキー:2005/09/26(月) 00:20:32 ID:Hb4r/nvQ

ここを触ると、きっと、もっと気持ちよくなれる…

私は、雨音ちゃんの隣に向かい合って寝そべると、雨音ちゃんの足を開かせて、
雨音ちゃんのすべすべした腿の間に、自分の足をからませた。
私は、雨音ちゃんの足の間に、指を伸ばし、そっとそこに触れた。

くちゅ…

雨音ちゃんのそこから、湿った音がした。

「ああんっ…」

雨音ちゃんが、可愛い声をあげた。

…気持ちいいんだね、雨音ちゃん…もっともっと、気持ちよくしてあげる…

私は嬉しくなって、指をゆっくり動かして、雨音ちゃんのそこを弄った。
雨音ちゃんのそこは、熱い雫で濡れて、ぬるぬるしていた。
いちばん前の穴のところを、くちくちと指先で弄ってみる。

「あんっ、ああんっ、あふっ」

雨音ちゃんの息が、また荒くなってきた。その声を聞いているだけで、私のあそこも、
だんだん熱く、濡れてくる…。
146名無しさん@ピンキー:2005/09/26(月) 00:21:26 ID:Hb4r/nvQ

雨音ちゃんの、まん中のところに指を伸ばすと、暖かいぬるぬるが、どんどん溢れている。
私は、指についた雨音ちゃんのぬるぬるを、口に含んで、ちょっと舐めてみた。
おしっこともちがう、不思議な味。

「雨音ちゃん、おいしい…」
「やあんっ、恥ずかしい…」

雨音ちゃんは、私にしがみついた。二人とも、袴は脱ぎ捨てていたけど、
上衣は羽織ったまま、前だけはだけている。
雨音ちゃんが、私の膝のあいだに、膝を割り込ませてくる。お互いの足を、
交互に絡ませる格好になった。

雨音ちゃんの手が、私の足の間に伸びてくる。
くちゅっと音がして、私のそこに、雨音ちゃんの指が触れる。

「あああっ」

私はたまらず、また声をあげてしまった。
すごい…胸を弄られるよりずっと気持ちいい…頭の中がとろけそう…

「気持ちいいの?時雨ちゃん…」

雨音ちゃんが指を動かしながら聞いてくる。

「うん…気持ちいいよ…雨音ちゃん…」

答えながら、私も、もう一度、雨音ちゃんの足の間に、手をのばした。
147名無しさん@ピンキー:2005/09/26(月) 00:22:32 ID:Hb4r/nvQ

くちっ…くちっ…くちゅっ…くちっ…

私達は、鞠のように丸く向かい合って抱き合いながら、お互いの大事なところを、まさぐりあった。

「んっ…んっ…あんっ…気持ちいい…時雨ちゃん…」
「んんっ…くぅぅっ…私もっ。雨音ちゃん…」

私の、大好きな雨音ちゃんが、私の指で感じてくれている。
私も、雨音ちゃんの指で、気持ちよくなっている。

私の、まんなかの穴を弄っていた雨音ちゃんの指が、突然、ぬるっという感触とともに、
私の中に入ってきた。

「あああああっ…」

躰のうちがわから、気持ちのいい所を弄られる初めての感覚に、私は、また声を上げた。
雨音ちゃんは、指が入ってしまった事に、驚いたみたいだったけど、私が気持ちよさそうに
しているのにを見て、ためらいがちに、少しづつ、少しづつ、私の中に指を埋めた。

私も、雨音ちゃんのまんなかの穴が、充分に潤っているのを確かめて、中指の先を、
雨音ちゃんの中にいれてみた。

ちゅぷっ…

「ああんっ、時雨ちゃん、だめえっ」
「だ、だって、雨音ちゃんだって、私の中に…あんっ、ああんっ」

くちゃっ…くちゃっ…ちゅぷっ…くちゃ…

私達は、お互いの躰の中を、指で穿った。最初はやさしく、少しづつ、少しづつ、
それから、だんだんと激しく。
148名無しさん@ピンキー:2005/09/26(月) 00:23:27 ID:Hb4r/nvQ

私はもう、何も考えられなかった。ただひたすら、雨音ちゃんの躰を指で穿ち、雨音ちゃんの
指で穿たれる快感に身を任せていた。

はああっ…もうだめっ…

私は、雨音ちゃんの中から指を引き抜くと、おしりを床についたまま、体の向きを変えて、
雨音ちゃんと向かいあった。
雨音ちゃんも、私がなにをしようとしているのか、わかったらしく、上体を起こし、
足を開いて私を受け入れた。

くちゅ…

私のあそこと、雨音ちゃんのあそこが押し付け合い、湿った音がした。
私達は呼吸を合わせ、ゆっくりと腰を動かしあった。

ちゅぷっ…ちゅぷっ…ちゅぷっ…

私達ふたりの足の間で、柔らかくて濡れたものを押し付けあう、いやらしい音がした。
私は、私の躰全てで、雨音ちゃんの躰を感じていた。
二人の躰が、ひとつに溶け合うような気がした。

きっとこれが…これが、契るという事なんだ。今、私と雨音ちゃんは、契っているんだ
…うれしい…

「ああっ時雨ちゃんっ。私、もうだめえっ」
「ああんっ…雨音ちゃんっ…私もっ」
「時雨ちゃんっ…」
「雨音ちゃんっ…」


私は、頭の中が、真っ白になった。
149名無しさん@ピンキー:2005/09/26(月) 00:25:01 ID:Hb4r/nvQ

入母屋の格子窓から月明かりが差し込む中で、雨音ちゃんは、満ち足りた表情で眠っている。
涙のあとは、もう乾いたみたい。

雨音ちゃんのお兄さんは、帰ってこない。きっと、捕まってしまったんだと思う。
巫女様とは、お会いになれたのかな…

私は、雨音ちゃんの髪をやさしく撫でつづけていた。
明日になれば、私は、雨音ちゃんに咎を打たなければならない。

でも、今は、もう少しだけ、このまま、雨音ちゃんの寝顔を見ていたい。
…もう少し…もう少しだけ…


------------------------------------

ロリレズ終了。当初はここで終わりを予定してましたが、
この話、漏れの脳内ではもう少し続きがあります。
ちなみに、エロはもうありませんw
エロなしで投下していいすか?
エロナシイラネ(゚听)ペッ なら、投下せずにチラシの裏にでも書きますのでw
150名無しさん@ピンキー:2005/09/26(月) 00:58:09 ID:3Rswb6pB
GJ!俺の中でウガツンジャー株が急上昇中w
エロ無しでもかまわんので続きを(;´Д`)
151名無しさん@ピンキー:2005/09/26(月) 01:14:19 ID:ogqFP/O7
>>149
私も急上昇中。むしろこのお話エロパートより日常が好きなので
ぜひお願いしたい。
152名無しさん@ピンキー:2005/09/26(月) 12:44:30 ID:sR8ue9kr
>>149
GJ!!あなた凄いです。゚(゚´д`゚)゚。是非是非続きを投下して下さい。
153螢×澪 幻ノ刻「地図から消えた村にて」:2005/09/26(月) 12:52:05 ID:sA2/Q3J4
繭「澪」
澪「なにお姉ちゃん? 村を出る方法でも思いついたの?」
繭「ううん。あのさ、澪…」
澪「ん?」
繭「ずっとここに…いない?」
澪「はっ!? 何言ってるの!?」
繭「だって、また現世に戻れば普通の生活よ。それぞれ別々に生
  きて、死んでいくのよ。だったら、ここですっと二人で暮らそう」
澪「ずっと二人で暮らすっていう仮定でも、もうちょっとマシなとこ
  ろ選ぼうよ! ていうか、お姉ちゃん冗談はやめて真面目に…」
繭「私はいつでも真面目よ! 澪、ああ…もう辛抱たまらん!」
澪「きゃっ! ちょっとなんばしよっとね!?」
繭「ああ、澪の匂い。澪の温もり。澪の膝小僧」
澪「膝小僧!? じゃなくて、離れてよ! それどころじゃないでしょ!?」
繭「嫌っ! 澪、今日は寝かせないんだからっ」
澪「ちょっと待った! マジで、お姉ちゃん敵来てるって!」
繭「澪! 澪!」
澪「ちょ、邪魔! フェイタル光ってる、フェイタル!」
繭「よーし、お姉ちゃん澪のおっぱい揉んじゃうぞ〜……って、あれ?
  ……ゴメン、澪……揉む程なかったんだね……」
霊「……ヒンニュウ……」
澪「歯ぁ、食いしばれッ……!」
154名無しさん@ピンキー:2005/09/26(月) 12:54:37 ID:wVoW7F/4
時雨×雨音マダー?螢×澪マダー?深紅×澪マダー?澪×繭マd(ry
155名無しさん@ピンキー:2005/09/26(月) 12:55:36 ID:sA2/Q3J4




――ということで、新スレ移行に乗り遅れましたことを
深くお詫び申し上げます。

次回作は、今しばらくお待ちください。

引き続き、職人様が織り成す零の世界をお楽しみください。↓
156名無しさん@ピンキー:2005/09/26(月) 12:57:31 ID:wVoW7F/4
って、キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
お待ちしておりました!!ハァハァ
157名無しさん@ピンキー:2005/09/26(月) 14:17:06 ID:6d6oVxXx
偽じゃね?こんな出方しない人だったと思うが。
遅れたら遅れたで黙って投下すると思ってたが。
158名無しさん@ピンキー:2005/09/26(月) 16:04:58 ID:sR8ue9kr
>>157
禿同
159名無しさん@ピンキー:2005/09/26(月) 18:42:54 ID:5qQixhNb
ちょっと神格化しすぎなんじゃ・・・
普通にこのくらいの茶目っ気くらい出すんじゃないの?

ってそんな事より前スレの霧絵SS宣言・・・まだですか・・・
160名無しさん@ピンキー:2005/09/26(月) 19:05:10 ID:bbV49q5N
漏れも霧絵見たいノシ
次回作あたりで氷室家の名前が出てくればちょっとはSS増えるだろうか…
161名無しさん@ピンキー:2005/09/26(月) 20:53:54 ID:sR8ue9kr
螢澪の職人さんはもっと文才あるし
162名無しさん@ピンキー:2005/09/26(月) 21:15:16 ID:ogqFP/O7
>>161
もうあげる必要ないと思うケド。

というか螢澪の人、前スレからそこまでマンセーされる程の文章とはイマイチ
思えないってずっと言ってみたかったんだけど。
 他の職人さんの中にも結構な文章書く人いるケドあんまり触れられないのに何故・・
いや、まぁ普通に良いSSなんだけど文章があまりにベタ褒めされてるから。
163名無しさん@ピンキー:2005/09/26(月) 21:33:42 ID:yBYiOZHS
>>161
普通に上手いし、登場人物の感情が伝わってくるからだと・・・
私としてはベタ褒めされてもいい範囲だと思う
あなたがそう思わないなら仕方がないけど・・・
164名無しさん@ピンキー:2005/09/26(月) 21:36:14 ID:yBYiOZHS
すみません・・・
>>163のは>>162あてのものです
165名無しさん@ピンキー:2005/09/26(月) 22:00:08 ID:wVoW7F/4
>>162
そこまで言うならおまいも書くんだよな?
つーか書いてくれw
166名無しさん@ピンキー:2005/09/26(月) 22:25:57 ID:Mx+GTmd0
>>162
他の職人さんに比べベタ褒めされてるっつー点は秀同。
当初不思議に思った。固定ファンがいるんじゃないかな。
螢人気からかな?この方が怜深紅とか書いたら考えてみる

>>165
いや・・意外とすごいの書いてる人かもしれんぞw
167名無しさん@ピンキー:2005/09/26(月) 22:29:47 ID:Mx+GTmd0
連レススマソ
>>153
最初、繭×澪のまちがいじゃない?と真剣に思ったw
姉妹だけ出てくるんだったら繭×澪表記でもいいんじゃうわなにするこらはな
168名無しさん@ピンキー:2005/09/26(月) 22:40:12 ID:wVoW7F/4
>>166
!!その可能性もなくはないな・・・もしそうなら
非礼をわびるために×に投げ込まれてきまs

つか、幻の刻は本編とは関係ないパラレルって前スレ>>692
で表記されてるぞ。
169名無しさん@ピンキー:2005/09/26(月) 23:06:00 ID:Hb4r/nvQ
時雨x雨音続き投下。エロナシスマソ。

--------------------------------


こぉん…こぉん…こぉん…こぉん…

ほの暗い闇の中に、私達の歩く、乾いた足音が、こだましていた。
まるで、どこまでも果てしなく続くような、奈落の底に至る階段を、私達三人は下っていった。
氷雨姉さまが先を歩き、私は、水面ちゃんが階段で転ばないように、手をつないでいた。

「もうすぐ底だね、時雨ちゃん」
「そうね…」

水面ちゃんが、話しかけてきた。
でも私は、あまり話をしたい気分ではなかった。

こぉん…こぉん…こぉん…こぉん…

「いまから雨音ちゃんをうがって、それから、いみいの儀があるんだね」
「・・・・」

判ってる…この子は、なにも悪くない…ただ意味もわからずに、掟に従っているだけ。
でも今の私には、いつもは心癒されている水面ちゃんの無邪気さが、とても厭わしかった。

「水面ちゃんは、穿つのが本当に好きなのね…」
「うん。水面、うがつのだいすきだよ」
「そう…」
「みんな、わたしがうがって、いやしてさしあげるんだ。そしたら、だれもかあさまみたいに、
 ならなくなるから」
「水面ちゃんの…お母さん?」

確か、お亡くなりになったと聞いていたけど…
お父様も、水面ちゃんが生まれる前に亡くなって、身寄りがない水面ちゃんは、久世の宮に
引き取られたんだった…
170名無しさん@ピンキー:2005/09/26(月) 23:07:25 ID:Hb4r/nvQ

水面ちゃんは、寂しそうに頷いた。

「うん…かあさまは、とおさまを追いかけて、いっちゃったんだ…
 わたし、いかないでって…わたしをおいていかないでって、なんども夢のなかで、
 おねがいしたのに…」

夢の中で?それって…常世に誘われて…

「わたしが、夢からさめたら、かあさまは、お布団のなかで、黒いしみになってたの。
 ひいらぎを納めなかったからだって、当主さまがいってらした。
 だから、おまえは、これから、人形や、巫女さまをうがって、みんなのひいらぎを、
 いやしてさしあげなさいって、おまえはそのために生まれたんだって、
 当主さまに、そういわれたの」
「そうだったんだ…」

いつも無邪気に笑って、元気に振る舞っている水面ちゃんに、そんな悲しい事があったなんて、
私は知らなかった…本当にこの子は、鎮女になるために生まれてきた子なのかもしれない…

こぉん…こぉん…こぉん…こぉん…

私は、水面ちゃんの手を、ぎゅっと握り締めた。
171名無しさん@ピンキー:2005/09/26(月) 23:08:04 ID:Hb4r/nvQ

「水面ちゃん」
「なに?」
「雨音ちゃんも、巫女さまも、私たちで癒してあげようね」
「うんっ」

水面ちゃんは、嬉しそうに笑った。
そうだ。私達は鎮女なんだ。鎮女の役目は、穿つこと。雨音ちゃんも、巫女さまも、
私達が穿たないといけない…

こぉん…こぉん…こぉん…こぉん…

「着いたわ…」

氷雨姉さまが、私達に声をかけた。
172名無しさん@ピンキー:2005/09/26(月) 23:09:13 ID:Hb4r/nvQ

私達は、奈落の底に降り立った。
いつも、人形の間で釘を穿っている槌とは、まるで大きさの違う、ずっしりと重たい槌と、
太くて冷たい石の杭が、そこに用意されていた。

今からこれで、雨音ちゃんを…
わかってた。わかってはいたけど…
私は、体の震えが止まらなかった。

「大丈夫?」

氷雨姉さまが、私の顔を覗き込んだ。

「はい。大丈夫です…」

私はきっと、青褪めていただろう。
氷雨姉さまは、いつもとお変わりない様子だった。どうしてこの方は、こんなにも心を
殺してしまえるのだろう…
鎮女の勤めや掟を、手に手をとるように教え、妹のように可愛がってきた雨音ちゃんを、
氷雨姉さまだって、穿ちたくない筈なのに…

「来たわよ…」

氷雨姉さまが、上のほうを仰ぎ見た。
173名無しさん@ピンキー:2005/09/26(月) 23:10:24 ID:Hb4r/nvQ

雨音ちゃんを乗せた、まるで、檻のような格子の籠が、縄で吊るされてゆっくりと降りてくる。
私は、手にした槌を、強く握り締めた。

-----------------------------------------

籠が地面についた。
雨音ちゃんは、自分で籠から降りると、定められた場所へ、涯へと続く回廊の入り口の近く
に歩いていき、目を閉じて横たわった。

「・・・・・」

私達はみんな、無言だった。それがしきたりだから。咎打ちの間じゅう、一言も口を聞いては
ならない。穿たれる雨音ちゃんを除いては。
でも、雨音ちゃんもまた、なにも喋らなかった。
雨音ちゃんは、手と足を大きく開き、大の字になると、手のひらをひらいた。

横たわる雨音ちゃんの右手の先に、氷雨姉さまが肩膝をついて座り、左手に私が、右足の
足元に水面ちゃんが座った。

私は、雨音ちゃんの開いた手のひらに、尖った杭の先をあてがった。
雨音ちゃんが、うっすらと目を開いた。そして、みんなの顔を見上げて、優しく微笑んだ。
それが合図だったかのように、私達は、いっせいに槌を振り上げた。
174名無しさん@ピンキー:2005/09/26(月) 23:11:31 ID:Hb4r/nvQ

ぎいんっ

「ぎゃあああああああああああああああああっ!」

槌が石杭を穿つ音がひびき、雨音ちゃんが恐ろしい声で悲鳴を上げた。

ぎいんっ

「うぅぎゃあああああああああああああ」

ぎいんっ  ぎいんっ ぎいんっ ぎいんっぎいんっぎいんっ

だんだんと、杭を穿つ早さがはやくなる。私達三人は、間合いを外すことなく、
一糸乱れず同時に杭を穿っていた。その度に、雨音ちゃんは目をかっと見開き、喉の奥から、
振り絞るように、悲鳴をあげた。

穿った手のひらから、血がどくどくと溢れ出し、横たわる雨音ちゃんの体の周りに、
血溜まりができ、どんどん広がっていった。
杭を穿つたび、血しぶきがぴっと跳ねて、私の顔や白い巫女装束を、赤く染めた。

ぎいんっぎいんっぎいんっ

「がああああああっ、ああああああっ」

雨音ちゃんは悲鳴をあげ続ける。
175名無しさん@ピンキー:2005/09/26(月) 23:12:29 ID:Hb4r/nvQ

私は、雨音ちゃんのてのひらを穿つ杭だけを見ていた。
杭はずぶずぶと雨音ちゃんの手のひらを穿ち、めり込んで行く。

私は、さらに槌をふるう。何度も、何度も。

ぎいんっぎいんっぎいんっ

手のひらに、杭を根元まで打ち込むと、私は槌を振るう手を止めて、顔を上げた。
氷雨姉さまも、杭を穿ち終わっている。
まだ力の弱い水面ちゃんだけが、まだ杭を穿っている。
雨音ちゃんの左足の足元に、残った杭が一本、転がっている。
私はにじりよってそれを掴み上げ、雨音ちゃんのくるぶしにあてがい、槌を振り上げた。

ぎいんっ

私は、力任せに槌を振るった。槌は狙いを外すことはなく、杭の頭を正確に穿った。

ぎいんっぎいんっぎいんっ

まだ綺麗だった左足からも、血がどくどくと溢れ出した。
雨音ちゃんは、もう悲鳴をあげる事もなく、ただ穿たれる勢いで、びくっ、びくっと体を
震わせていた。
176名無しさん@ピンキー:2005/09/26(月) 23:13:31 ID:Hb4r/nvQ

ぎいんっぎいんっぎいんっ

左足にも、杭が根元まで穿たれた。でも、私は、槌を振るう腕を止めなかった。
根元まで杭が埋まった足首を、槌がさらに穿ち、骨のつぶれるぐしゃりという音がした。
私はそれでもやめなかった。肉がちぎれ、足首がだんだんぐしゃぐしゃになっても、
槌を振るい続けた。

さらに槌を振り上げたとき、誰かが私の手首をぐっと掴んだ。
私は、それでも槌を振り下ろそうともがいた。でも、その手は私の手首をしっかりと
掴んだまま、離れなかった。
振り返ると、氷雨姉さまが、私の手首を両手で掴み、悲しそうな目で私を見下ろしていた。

私は、ようやく腕の力を抜いた。ひじがだらりと下がる。
氷雨姉さまは、私の手首を離してくれた。
私の両腕は、ぶるぶると震えていた。槌を足元に置こうとしたけど、指がいうことをきかず、
握りしめた槌をはなすことができなかった。

「・・・・・」

氷雨姉さまが、黙ったまま、ぶるぶると震える私の手をとり、指を一本一本開いて、
槌から引き剥がした。握っていた手から槌がこぼれ落ち、どんっと音を立てて、地面に転がった。
あまりにも強く槌を握っていたせいで、爪が手のひらに食い込み、血が滲んでいた。

私は、雨音ちゃんを見た。

雨音ちゃんの躰は、両手両足に杭が穿たれ、ひきつったように、びくびくと震えていた。
白い巫女装束が、血で真っ赤に染まっていた。
177名無しさん@ピンキー:2005/09/26(月) 23:14:21 ID:Hb4r/nvQ

突然、横たわる雨音ちゃんが首をもたげ、私のほうを見た。私たちの視線がからみあった。
雨音ちゃんは、紙のような真っ白な顔で、私に弱々しく微笑んだ。
紫色になったくちびるがうごき、なにかの言葉をかたちづくった。

「 あ… り… が… と… う… 」

そして、雨音ちゃんはゆっくりと目をとじて、上向きに、がくりと頭を垂れた。
足元に座る私からは、のけぞった雨音ちゃんの白いあごが、見えていた。
さっきまで、ゆっくりと上下していた雨音ちゃんの胸が、動いていなかった。

「…雨音ちゃん、しんじゃったね…」

水面ちゃんの声がした。
そうか、咎打ちの儀式が…終わったんだ…もう、声を出してもいいんだ…
178名無しさん@ピンキー:2005/09/26(月) 23:14:52 ID:Hb4r/nvQ

私は、まだ、ぶるぶると震えている自分の両手をみた。血で真っ赤に染まっていた。

「う」

いつも、禊の時に見ていた、雨音ちゃんのみずみずしい躰。
触れると、とても柔らかく、暖かだった雨音ちゃんの躰。
それが、今は四肢に杭を穿たれ、醜く潰れている。

「ああああ」

いつも、私に優しく微笑みかけてくれた雨音ちゃん。
ゆうべ、あれほど優しく、激しく契りあった、雨音ちゃん。
その雨音ちゃんは、もう、いなくなった。

「うああああああああ」

私達が…私が、穿った…私が…大好きな雨音ちゃんを…私が…

「うあああああああああああああああああああああっあまねちゃんっ…あまねちゃんっ」

私は、血塗れの両手を見つめたまま、声にならない声をあげた。
目からは涙が、とめどなくあふれ、私の両頬を伝った。
179名無しさん@ピンキー:2005/09/26(月) 23:15:43 ID:Hb4r/nvQ

「雨音が好きだったのね…」

氷雨姉さまが、私の肩に両手をかけ、背中を抱いて、そう囁いた。

「私もそうだった…前の巫女様を穿ったときは、今のあなたのようだった…
 私は、前の巫女様が…大好きだったから…」

氷雨…姉さま…

「行きましょう…戒の儀が始まる…」

氷雨姉さまは、そう言うと、自分の槌を拾いあげ、槌を握ったままの水面ちゃんの
手を握り、涯へと続く回廊へと歩き始めた。

そうだ…まだ、いちばん大事な戒の儀が残っている…
私は鎮女なんだ…鎮女の勤めを果たさなければ…雨音ちゃんの犯した咎を、
取り返しのつかないものにしないためにも…
巫女様を、夢から覚まさせてはいけないから…

氷雨姉さまも、きっと、いちばん大切な人を穿ったことで、心を殺しておしまいに
なったんだ…それなら、私もまた、心を殺すしかないんだ…

私は、くちびるをぐっとかみ締めた。くちびるが切れて、口の中に、血の味が広がった。
そして、落ちている槌を握り直し、よろよろと立ち上がった。膝ががくがくと震えている。
私は、よろめきながら、ゆっくりとした足取りで、氷雨姉さまと水面ちゃんの後を追った。

--------------------------------------

次で終わりです。
180名無しさん@ピンキー:2005/09/26(月) 23:43:20 ID:Mx+GTmd0
>>179

非常にGJです!!!うう、終わってほしくないw

>>168
あ!そうだな、のってるな。サンクス!

しかし・・なんかしっくりこないね。
例えていうなら、真冬と深紅が登場するSSなのに、「真冬×霧絵」って
題名になっているみたいな・・。意地でも「×するのは霧絵とだ・・」
みたいな職人の「念」を感じたぞ。ま、個人的意見だが。

・・・それよりも、深紅×澪の続きが読みたい。
181名無しさん@ピンキー:2005/09/27(火) 11:23:30 ID:a2+mt57M
>>179
正直ちょっと引いたw
でも続きはよろしく
182名無しさん@ピンキー:2005/09/27(火) 12:25:39 ID:f83FTKTE
うむ。
GJだけど耐性のない人にはちとえぐい描写かも…
グロ有ります表記は必要かもね。
なんにせよGJ!続き待ってます!
183名無しさん@ピンキー:2005/09/27(火) 20:39:51 ID:v13NmLZVO
>>179
鎮女タソ達……。・゚・(ノД`)・゚・。
184名無しさん@ピンキー:2005/09/27(火) 20:53:55 ID:ckwH/S5f0

--------------------------------------

時雨「ほらほらー、だから、やり杉って言ったじゃない。住人様方、引いてるよ?」
雨音「私も、すっごい痛かったんだから。ひどーい」

いやスマソ。漏れも書きながら鬱になったし、こんなもん投下したらヤヴァイとは思た。
でもなあ、ここは絶対、きれいに書いちゃいけない場面だと思ったんだよ。
愛する人を自ら穿たなければならなかった時雨の暗い暗い絶望を表現するために。
だから、脳内に浮かんだイマジネーションをそのまま出力したら、こんなものに…

氷雨「イマジネーションとかインスパイヤとか外道が偉そうに横文字使わないでください。穿ちますよ?」
(氷雨、にっこり笑って槌と石杭を取り出す)
水面「わーい、私もうがつー」

いやそれは堪忍してください。住人様方すみませんでした。

時雨「さっさと続き投下しる!」

ハイ…それでは最終回投下。

---------------------------------------
185名無しさん@ピンキー:2005/09/27(火) 20:54:43 ID:ckwH/S5f0

中庭を見下ろす屋根瓦の上に座って、私は寒さに震えていた。

外は暗く、雪がしんしんと降り続いている。屋根と庭にうすく積もった雪が、
月の光を反射している。

自分がいつから、ここに座っているのか、どれぐらいのあいだ、ここで寒さに
震えているのか、よくわからなかった。もう何年も、何十年も、ここに座っている気がする…

今の私は、自分の名前さえ、わからない。自分が生きているのか、死んでいるのかさえも。
多分、もう死んでしまっているんだろう…

ただ憶えているのは、自分が鎮女だということ。そして、鎮女の役目は、
巫女さまを穿つこと…ただ、それだけ…

私は、白い上衣をまとい、緋色の袴をはいている。
私の右手には槌が、左手には石の杭が、握られている。

中庭のまんなかには、たくさんの名前のない墓石が、山のように建てられている。
みんな、あのあとに、作られたものだ。

あのあと?…なんだったんだろう。なにかあったんだろうか。
…やっぱり、思い出せない…なにか悲しいことが…なにか恐ろしい事が、あったような気がする…
わたしはいつまで…ここにいないといけないんだろう…
…寒い…
186名無しさん@ピンキー:2005/09/27(火) 20:55:30 ID:ckwH/S5f0

だれか、来た…
私は、屋敷の中に、誰かが入ってきたのを感じた。

私は、屋根からすうっと飛び降りた。躰は重さを感じない。
私は、宙に浮かび、屋敷の中へ向かった。壁をすり抜け、障子の間へと向かう。

赤い服を着た女の人がいる…きっと、新しい巫女さまだ…穿ってさしあげなきゃ…
巫女さまは、私を見て、怯えた表情をうかべた。そして、悲鳴を上げた。

「来ないでえっ」

大丈夫よ、巫女さま。私が穿ってあげる。私が癒してさしあげるから…

「好きで生き残ったんじゃないのおっ」

私は、巫女さまを逃がさないように、壁へと追い詰めた。槌を振り上げ、
足元に狙いを定めて、振り下ろす。

ぎぃんっ

でも、巫女さまは、私の躰をすり抜け、走って逃げていってしまった…
行っちゃった…どうして逃げるんだろう…
187名無しさん@ピンキー:2005/09/27(火) 20:56:17 ID:ckwH/S5f0

私は、またひとりになって、大きな部屋の真ん中で、立ちすくんだ。
すごく…寂しかった。

「あまねちゃん…」

私はふいに、そうつぶやいた。
あまねちゃん?…誰だろう…私の名前? …ううん、そうじゃない…

「あまねちゃん…」

私は、もう一度つぶやいてみた。なんだろう…この名前…暖かいような、せつないような…
…だめ、思い出せない…思い出したくないのかもしれない…

気がつくと、私は、また屋根の上に座っていた。
雪はずっと、降り続いている。私は目を閉じて、また震えつづけた…寒い…
188名無しさん@ピンキー:2005/09/27(火) 20:57:42 ID:ckwH/S5f0

-----------------------------------------


また、だれかきた…今度こそ逃がさない…
私は、宙に浮かんだまま、人の気配がする方へと漂っていった。

鳥居をくぐりぬけ、刻宮へと入り、暗い、奈落の巨大な洞穴を、ゆっくりと潜っていく。
私は、ここへはあまり、来たくなかった。ここへ来ると、なぜか悲しい気持ちになるから…

青い服を着た、女の人がいる。険しい表情で、奈落を下る階段を下りて行っている。
きれいな方…きっと、新しい巫女さまにちがいない。

私は、槌を握って、後ろから襲いかかった。

青い服の巫女さまが、振り向いた。そして、手に持っていた黒い箱を、顔の前に構え、
私のほうに向けた。

まぶしい光が、私を包み込んだ。

「きゃあああああ」

私は、すごい衝撃を受け、吹き飛ばされた。何度も、何度も。
私は、意識を失った。




189名無しさん@ピンキー:2005/09/27(火) 20:58:25 ID:ckwH/S5f0



「…ちゃん、時雨ちゃん…」

誰かが、人の名前を呼ぶ声がする…
時雨?…時雨…そうだ。思い出した…それは…私の名前…

「時雨ちゃん、時雨ちゃんっ」

だれ?私を呼ぶのは…なつかしい声…
この声は……知ってる、この声は…

「雨音ちゃん…?」

私は、目をあけた。
目の前に、大きな瞳に、涙を浮かべた雨音ちゃんの顔があった。
私は、ゆっくりと起き上がった。

「時雨ちゃん…やっと見つけた…」

雨音ちゃんが、私にしがみつき、ぎゅうっと抱きしめた。

私は、周りを見渡した。地面にぽっかりと口を空けた巨大な穴の、いちばん底にいる。
上空には、青い空が広がり、お日様の光がさんさんと降り注いで、
私たちのいる、この穴のいちばん底まで、届いていた。
190名無しさん@ピンキー:2005/09/27(火) 20:59:10 ID:ckwH/S5f0

「ここは?…」
「奈落の底よ。天蓋が崩れてしまって、今はもう只の大きな穴だけど…」

私は、だんだん意識がはっきりしてきた。そうだ。思い出した。
私は、雨音ちゃんを穿って、それから、巫女さまを穿って、でも…
その後、破戒がおきて、あふれ出した狭間へ、私達は閉ざされてしまったんだ。
氷雨姉さまも、水面ちゃんも、久世の宮の人達も、みんな次々と亡くなって、
私は、最後まで宮を守っていたけど、大雪で久世の宮が下界から閉ざされると、
とうとう誰も訪れなくなって…

「私達…死んでしまっていたのね…」
「うん…もう、何十年もたっているみたい…」

雨音ちゃんの躰は、うすく透けていた。私の躰も。
二人とも、死んだときと同じ、巫女装束を纏っていた。

「死んで、魂だけになってしまってからも、私たちの魂は狭間に取り込まれていたの。
 狭間の夢の中で、私は、ずっと誰かに助けを求めていたような気がする…
 でもある日、不思議な機械を持った三人の人達が来て、巫女さまの柊を、
 癒してくださったの。それで私達も、狭間から出られたの」

「そうだ…みんなは?…氷雨姉さまは…水面ちゃんは…どうしたの?」
「みんないるよ、ほら」

雨音ちゃんは、上空の、穴の入り口を指差した。
191名無しさん@ピンキー:2005/09/27(火) 20:59:54 ID:ckwH/S5f0

巫女装束を纏った氷雨姉さまが、水面ちゃんの手を引いて、すぅっと宙を舞って
こっちに向かっていた。
氷雨姉さまは、私達のそばに、ふわりと舞い降りた。

私達は、立ち上がって、出迎えた。

「氷雨姉さま!水面ちゃん!」
「よかった。見つかったのね。時雨」

氷雨姉さまは、雨音ちゃんの方を向いて、言った。

「上には、もう刻宮のお社は残ってなかったわ。後から建てられた建物の一部が残っていただけ。
 もう、誰も住んでいないみたい。まあ、どうでもいい事だけど…」

氷雨姉さまは、くすっと笑った。

「氷雨姉さま…あの…私達は…」
「辛かったわね、時雨…でも、もう終わったの」
「はい…」
「あの人達が、巫女さまだけじゃない、私達、久世の女達にかけられた呪いもみんな、
 解いてくださったのよ。私達、もう誰も穿たなくていいの。もう誰も…」

そう言って、氷雨姉さまは、にっこりと微笑んだ。とても、優しい笑顔だった。
私の記憶の中の氷雨姉さまはいつも微笑んでいたけど、どこか、お寂しそうだった。
本当は、こんな優しい顔で、笑う方だったんだ…
192名無しさん@ピンキー:2005/09/27(火) 21:00:44 ID:ckwH/S5f0

それまで黙って、私たちの話を聞いていた水面ちゃんが、口を開いた。

「えー、つまんないの。わたし、もっとうがちたかったなー」

ごいんっ

氷雨姉さまが、握っていた槌で、水面ちゃんの頭を殴った。

「いたーい」
「それじゃ、先に行くわね。時雨、雨音」
「はい。氷雨姉さま」

氷雨姉さまは、水面ちゃんを背中から抱きかかえると、巫女装束をひるがえして、
ふわりと宙に舞い上がった。そして、ゆっくりと上昇していった。
雨音ちゃんは、手を振って二人を見送っていた。

「やだー、水面、まだうがつー」

水面ちゃんは、氷雨姉さまの腕の中でじたばたと暴れていたけど、氷雨姉さまにもう一発
どつかれると、くたっとなって大人しくなった。
二人の姿は、だんだん小さくなり、空洞の壁に向かって、すうっと消えていった。
193名無しさん@ピンキー:2005/09/27(火) 21:01:20 ID:ckwH/S5f0

「…二人とも、どこへ行ったの?」
「涯よ。今はもう、閉ざされているけど、その壁の向こうに、まだ涯が広がっているの。
 みんな、そこへ行ったわ。巫女さまも、お母さまも、当主さまも、他の方々も、みんな」

巫女さまも…

私は、おそるおそる、雨音ちゃんに聞いた。

「雨音ちゃん…巫女さまと一緒に、行かなくてよかったの…?」

雨音ちゃんは、私の問いかけに、驚いたように、目を丸くしたけど、にこっと微笑んで、
ぱっと私に抱きついてきた。
急に雨音ちゃんに抱きつかれて、私は二、三歩後ろによろめいた。

「雨音ちゃん…?」
「巫女さまには、要おにいちゃんがいるもの。もうきっと今頃は、
 常世でお二人でいらっしゃると思う……それに…」

雨音ちゃんは、まっすぐに私の瞳をみつめた。

「それに、私には、時雨ちゃんがいるもの」
「雨音ちゃん…」
「好きよ。時雨ちゃん…大好き…」

私達は見つめあった。そして、どちらからともなく目を閉じて、くちびるを重ねた。
永い永いくちづけを、私達は交わした。
194名無しさん@ピンキー:2005/09/27(火) 21:01:53 ID:ckwH/S5f0

抱き合ったまま、私は、雨音ちゃんに囁いた。

「行こう?雨音ちゃん」
「うんっ」

雨音ちゃんは、大きく頷いた。
私達は、手を取り合って、ふわりと宙に舞い上がった。そして、涯へと向かって行った。
涯の先には、常世がある。その向こうになにがあるのか、私達は知らない。
ずっと常世で暮らすのかもしれないし、
もしかしたら、また、違う人に生まれ変わるのかもしれない。

でも、私達は、怖くはなかった。
私達は、どこへ行っても、きっと一緒だから。



-------------------------------------------------
終わりです。
初SSだったので、なんとか最後まで書けて、ほっとしています。
前からSSを書いてみたかったのですが、澪繭とか深紅怜とかは他の職人様方が
多く投下されていますし、漏れにはハードル高杉wだったので、あえて誰も書かない
ウガツンジャーで書いてみました。
日記や霊リストからキャラの個性を読んで、不明な設定は脳内で補完しつつ、
ウガツンジャー達の日常をあれこれ妄想するのは、意外に楽しい作業でした。
今度は、他の職人様の書かれたウガツンジャーSSも、ぜひ読んでみたいです。
奴等も、千歳タソぐらい可愛けりゃ、もっと人気出たのになw
あと、いろいろ感想くれた方々。ありがとうございました。大変励みになりました。
195名無しさん@ピンキー:2005/09/27(火) 21:16:13 ID:f83FTKTEO
GJ。
泣いた。
てか、なんでこの文才があって謙遜するのかわからない。
エロから心理描写から職人としても非常に高いレベルだと思う。
是非とも怜深紅や澪繭も書いてくだされ。
196名無しさん@ピンキー:2005/09/27(火) 21:20:07 ID:uWEVN/+90
GJ!おつかれさまでした!
ウガツンジャーの魅力を見事に引き出した手腕には脱帽。。
次回作にも蝶期待してます!
197名無しさん@ピンキー:2005/09/27(火) 21:34:13 ID:a2+mt57M0
>>>194に永遠のGJを
零スレのクオリティタカスw
198名無しさん@ピンキー:2005/09/27(火) 21:40:18 ID:IUZmeV5xO
>>194
すごい…(ノД`)・゜
感動しますた。泣きますた。
あなたのssを読んでウガツンジャー好きになりましたよ(*´ω`)ハフゥ
とにかくGJ!!
199名無しさん@ピンキー:2005/09/27(火) 21:43:47 ID:uWEVN/+90
いかん・・・無謀にも何か自分でも書きたくなってきてしまた・・・
誰も書かない繋がりで、古い深道が封印された原因になった双子いってみよかな。
技量的にエロ入れることが出来るかどうかわかんないけど、よろしいでしょうか?
200名無しさん@ピンキー:2005/09/27(火) 22:14:36 ID:/F/908qM0
>>194
零のSSとして最高級、そしてエロイ・・・・
あなたには私から最高の称号を与えるしかない。
GJ!!激しくゼロイよ!!

水面の人格づけから氷雨のソレに入るのかな・・・それだとちょっと
クドクなりそうだなと思ってたら・・・話し一つで固まった水面とは別に
氷雨のバックグラウンドは徐々に明かされていく・・・ どうなってんのコレ。

怜深紅、澪繭マジお願いしますお願いしますお願いします。
澪がイマイチキャラ定まらない感じなんでぜひ>>194なりの日常のキャラづけが
見てみた椅子。 あ、あの・・それと・・・霧絵なんかもひとつですね・・・
201名無しさん@ピンキー:2005/09/27(火) 23:51:13 ID:tfnle+Z3
>>194
すげえ。マジすげえ。残酷描写が切ねえ感じを引き立ててる。すごすぎる。
正直>>184にはちょっと引いたけどそんなん関係ないくらいうまい。ブラボー。
次も楽しみにしてますぜ!
202名無しさん@ピンキー:2005/09/27(火) 23:53:21 ID:fmpyE0FU
>>194
激しくGJ!
二人とも幸せになって本当に良かった。
ほろりと来ました。

次作も期待してます!


>>199
わかる! 
いい作品を読んだ後って、自分も書きたくなるよね。
(で、書いてみると自分の文才のなさに凹むんだけどね)

でも「古い深道が封印された原因になった双子」なんて
目の付け所がイイ!! ですね。
エロなくても自分は読みたいです。
203名無しさん@ピンキー:2005/09/28(水) 18:39:48 ID:/zHP45sE
深紅、澪の陵辱モノを書いてみました。


「螢兄さん・・・」
私の腕の中で燃え尽きようとしている螢兄さんの魂・・・
「み、澪・・・い、刺青の女を・・・これで・・・」
手渡される4本の杭・・・そして射影機・・・
「い、いや・・・私のせいで・・・螢兄さんまで死んじゃったら・・・・わ、私・・・・」
姉をこの手にかけ、そして螢兄さんまでも私の身代わりで死んでしまったら・・・

「澪・・・君が・・・正気に戻って・・・本当に・・・良かった・・・・・・・」
腕の中で突然重くなる螢兄さんの身体・・・
204名無しさん@ピンキー:2005/09/28(水) 18:41:12 ID:/zHP45sE


「いやぁぁぁぁ!!!」
ガバッ!!
「・・・・はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・夢・・・?・・・」
いつもの夢?・・・でも螢兄さんがどうして夢に?
・・・まさか・・・私の身代わりで・・・本当に・・・死・・・
そこで私は身の回りの異変に気づく・・・

「・・・・ここ・・・どこ?」
いつもの病室ではない・・・テレビがあり電話がある・・・そして私はソファーで寝ていた・・・
まるでどこかの家庭のリビングみたいだ・・・
「おはよう・・・ござい・・・ます・・・螢さ・・・・ん?」
ガシャン!!
食器が割れる音が響く!!
振り向くと見覚えのない少女が立っていた。
205名無しさん@ピンキー:2005/09/28(水) 18:41:47 ID:/zHP45sE

「多分・・・残念だけど螢さんはもう・・・・」
私の隣に座る女性・・・彼女は怜と名乗った。
「・・・でも消し炭になって消えたわけじゃありませんから・・・もしかして・・・」
朝、最初にあった少女・・・深紅さんが私の目の前にコーヒーの入ったコップを置く。


「とりあえず病院には連絡を入れといたから」
怜さんと深紅さんの説得もあり、私は黒澤家に泊めてもらう事にした。
「澪さん・・・夢の中で力になれるか分らないけど・・・私も螢さんを探してみるね」
「あ、ありがとう・・・深紅さん・・・」
どこか姉に似た雰囲気を持つ深紅さんがそばにいると心強い。
ベットの中で深紅さんの手を握る・・・螢兄さん・・・絶対助けるからね・・・


・・・雪・・・複雑な迷路のような屋敷・・・そして怨霊の群れ・・・皆神村を思い出す。
あの時、私は怨霊の意識の渦に呑まれ、実の姉・・繭をこの手にかけてしまった・・・
もうあんな思いはしたくない。
206名無しさん@ピンキー:2005/09/28(水) 18:42:22 ID:/zHP45sE
《ぐぉぉぉ!!》
怨霊が唸りをあげて迫る!!
『瞬』がシャッターチャンスを示す。
「消えろ!!」
小気味良い作動音と共に怨霊が吹き飛び掻き消える。

《ぐぉぉぉ!!》
2体目!!
すばやくフィラメントが反応する方向に射影機を向ける。
カシュッカシュッカシュッッ!!
ファインダー越しに怨霊の消滅を確認する。

「澪さん!!うしろ!!」
とっさに身を屈め、怨霊の一撃を紙一重でかわす。
よろける私を庇うように深紅さんの射影機が唸る!!

生身の私でさえたじろぐ重い深紅さんの一撃。
たったワンシャターで掻き消える怨霊・・・・
「・・・す、すごい・・・」
やっぱり深紅さんは、私の姉と同じような強力な霊力の持ち主なんだ・・・
207名無しさん@ピンキー:2005/09/28(水) 18:42:59 ID:/zHP45sE
私達二人は群れる怨霊を、時には挟み撃ちで、時には互いの背中を預けながら戦い進む・・・

ふと、先頭を行く深紅さんの足が止まる・・・
「・・・に、兄さん・・・・」
その深紅さんの前に立つのは線の細い青年の姿だった。
「・・・あの人が深紅さんのお兄さん?」
・・・と突然、駆け出す深紅さん。
その瞬間!!私の射影機のフィラメントが赤く染まる

「行っちゃだめ!!」
とっさに射影機を構えるが射程外だ。
兄と呼ばれた青年の腕が深紅さんの首を締め上げる
「み、深紅さん!!」
「・・・に、兄・・・さん・・・どう・・・して?」
ゆっくりと脱力していく深紅さんの身体・・・
ぐったりと動かなくなった深紅さんの身体を投げ捨て、兄と呼ばれた怨霊が
私に近づく・・・
「ふふ・・・おひさしぶりね…澪」
「・・・・そ、そんなことって・・・」
208名無しさん@ピンキー:2005/09/28(水) 18:43:37 ID:/zHP45sE

ガバッ!!
「・・・夢・・・」
硝子を叩く雨の音が部屋にこだまする・・・いつもの夢?
だけどどこか違う・・・・
「・・・・刺青が・・・・消えた・・・・み、深紅!!」
倒れる深紅と驚愕する澪ちゃんの姿が脳裏にフラッシュバックする

「深紅!!澪ちゃん!!」
深紅の部屋にネグリジェ姿のまま飛びこむ。
「・・・お、起きて・・・ねぇ・・・目を開けて・・・ねぇ・・・お願い・・・だから・・・」
ベットで並ぶように寝ている二人・・・・刺青はない・・・
・・・だが二人の首筋には締められたような紅い痣があった。

「いったい・・・どうして・・・」
刺青の消失・・・二人の首についた紅い蝶のような痣・・・・
優雨の部屋にも紅い蝶の痣に関する文献はなかった。
「優雨・・・どうすればいいの?」

カチコチと時計の進む音だけがリビングに広がる・・・
「・・・もう一度・・・行くしかない・・・か・・・」

眠りの館・・・もうここに来るのも何度目だろう・・・だが今回は怨霊の気配がまったくない
厳重に封印されていたはずの扉も開いている。
「深紅ぅ!!・・・・澪ちゃぁん!!」
呼べど叫べど二人の姿は見当たらない・・・
私は屋敷の最深部へと進む・・・
209名無しさん@ピンキー:2005/09/28(水) 18:44:25 ID:/zHP45sE
「うぁぁ!!」
「み、深紅さん!!」
お尻を高く突き上げるような格好で木馬に拘束されている深紅さんと私。
そのいやらしく突き出された深紅さんのお尻には杭が突き刺されていた。
「い、痛い・・・痛いよぉ・・・」
「そぅれ!!」
コンッ!!
「ぎひぃぃ!!」
「や、やめてぇ!!」
深紅さんのお尻の穴に容赦なく杭を打ち込む少女の霊。
「あはは、ズポズポ入るぅ〜!そ〜れもう一度ぉ♪」
コンッ
「うあぁぁぁぁ!!」
深紅さんのお尻の穴が裂け、僅かな血が滲み出す・・・
「み、深紅さんが・・・死んじゃう!!もうやめてぇぇ!!」
「だ〜め♪・・・根元まで穿つの♪」
コンッ!!
「ヒギィ!!」
最後の一打ち、完全にめり込む杭。
深紅さんは短い悲鳴とともに気を失った・・・・
210名無しさん@ピンキー:2005/09/28(水) 18:45:04 ID:/zHP45sE
「次は、あなた♪」
私の背後に回る少女の霊。
「や、やぁ!!」
私のお尻を撫でまわす手。
「オマンコとお尻の穴・・・どっちに穿たれたい?」
「くっ!」
「言わないと、あの子のマンコに穿つよ」
チクチクと杭の先端が私のお豆を突く。
・・・・どっちもイヤッ・・・だけど・・・選択するしかなかった
「・・・・お、お尻の・・・あ、穴・・・に・・・」
どうして・・・こんな事、言わなくちゃいけないの・・・
悔しさに涙が零れる。
「あはは・・・こっちの穴ね♪」
チュク・・・お尻のすぼみに押し当てられる杭。
「ひっ・・・くっ!!」
今からお尻の穴に穿たれる恐怖と屈辱が私の心を支配する。
211名無しさん@ピンキー:2005/09/28(水) 18:45:41 ID:/zHP45sE
「せーの・・・・」
コン!
「いひっ!!」
肛門から侵入する異物感に悲鳴が漏れる
「あはは・・・お姉ちゃんに尻尾が生えたみたい」
少女が木槌を振るうたびに、肛門に激痛が走る。
「あは・・・あはは・・・お姉ちゃんのお尻の穴がすごく広がってるよ」
裂けるような激痛に歯を食いしばり耐える私・・・

「さぁ・・・お姉ちゃん・・・これでずっぽりと埋まるよ♪」
・・・はぁッ・・・はぁっ・・・はぁっ・・・
激痛と肛門から侵入する異物感に私の意識は白濁とする
「それっ♪」
コンッ!!
振り下ろされた木槌の一撃が、体内に埋没した杭を通して私の脳天に響く!!
「うぎゃっ!!」
頭の中が真っ白に弾け・・・私は失神した・・・

・・・続く。
212名無しさん@ピンキー:2005/09/29(木) 01:12:24 ID:Soe2v1VI
>>211
GJ!
いやー最近、脳内がすっかりウガツンジャー萌えになってたんで、
黒いウガツンジャーに違和感覚えてシマタ。
でもやっぱり、ウガツンジャーは黒がデフォルトだよなあ。
で、これ誰すか?水面?
213名無しさん@ピンキー:2005/09/29(木) 08:43:44 ID:+M7lILhV
本スレの小劇に不覚にも萌えたんだけど・・
あの人こっちに来てくんないかな。
214名無しさん@ピンキー:2005/09/29(木) 12:42:36 ID:1HHWqc5L
あれはただの荒らしだろー。
215名無しさん@ピンキー:2005/09/29(木) 18:24:55 ID:+M7lILhV
>>214
やっぱそうかな(;´Д`)
そうも思ったんだけどそれにしては上手くまとめてたからなぁ・・
とはいえ荒しか空気読めてないかどっちかなのは確かか。
しかしあのオチ、可愛かった・・・
216名無しさん@ピンキー:2005/09/30(金) 15:46:41 ID:8rTNxnfp
「ごめん、深紅。今月は私が仕事さぼってたせいでバイト代出せないわ。」
「いいんですよ怜さん。体で払ってもらえれば☆」
「えっ、深紅。ちょっと・・・・何するの?・・・あっ・・・」
217名無しさん@ピンキー:2005/09/30(金) 16:35:28 ID:RpCFk0m2
ワラタ
軽いノリだな深紅w
218名無しさん@ピンキー:2005/09/30(金) 19:36:46 ID:oU4DfS8d
「怜さん、最近働き杉ですよ。もっと休まないと」
とか言ってたが…目的はコレか。したたかだな。
219名無しさん@ピンキー:2005/09/30(金) 20:02:23 ID:NsOc/pZM
「よかったら、一緒に寝ますか?」
これも目的はこれか・・・(*´д`*)ハァハァ
220名無しさん@ピンキー:2005/10/01(土) 00:01:19 ID:/0B1zrvw
   ∧∧ ガバッ
  (´・ω・) 良かったら、一緒に寝ますか?
 彡 | ⊃/(___
/ └-(____/
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
221名無しさん@ピンキー:2005/10/01(土) 01:21:19 ID:3mE69Lmp
>>220
勢いよ杉w
222名無しさん@ピンキー:2005/10/01(土) 02:28:53 ID:SRVKudow
それだけ飢えてるんだよ。ハアハア
223名無しさん@ピンキー:2005/10/01(土) 13:36:05 ID:vLvIrQBe
深紅×澪第二部です。

「ねえ、深紅せっかくだから少し飲まない?」

夕食を済ませた後、怜さんは右手を口元に傾ける仕草を私にしてみせた。
その仕草は板についていて、彼女がいかに「イケルクチ」かを物語っている。
私はつい、くすりと笑って「いいですね」とつぶやいた。

「ねえ、澪ちゃんもせっかくだから一緒にどう?」
「・・・・え?」

私はあわてて、少女をかばうようにして、怜さんを諭す。

「怜さん・・澪ちゃんはまだ未成年ですよ」

結局、私は少女のことを「澪ちゃん」と呼ぶことにした。『澪でいいです』
って言われたけど、今度は逆に私の方が気恥ずかしくなったから。・・・
私は何をそこまで意識しているのだろう・・・。

「あら、深紅だって未成年でしょ?」
「っ・・・」

そう言って、目を耀かせる怜さんは、まるでいたずらっ子のようで。
くやしいけど、可愛らしいと思った。私はため息をつきながら、澪ちゃんの方を
見て、『そう言っているけど?』って目で語る。少女は私と怜さんを交互に
見つめて。最後には、私に向かって「うん」と少しだけ微笑んで言った。

頼られてる・・・と感じて
・・・少し嬉しくなった。

「よし、決まりね、深紅・・」
「はいはい、でも怜さん、澪ちゃんはジュースですからね・・」

私は念を押して、キッチンへ向かう。
ただ一人澪ちゃんだけが事情を知らないまま、今から黒澤家のリビングは
宴会場へと化していく・・そう思うと、私の口から自然とため息が漏れた。
224名無しさん@ピンキー:2005/10/01(土) 14:13:17 ID:vLvIrQBe
>>223

テーブルには、すでに3本目のビールの空き缶。家主である彼女の口には
4本目の缶ビール。彼女の傍で身を固くしている澪ちゃん。無理もない、
まだ15歳でしかもかなり純情そうな子だ。きっと「酔っ払い」なんて人種
みたこともないのだろう。怜さんは、かなり酔っていた・・・。

「フリーなんてのはね、一見楽そうだけど、違うのよ、わかる?澪ちゃん」
「・・は、はあ・・・」
「だから・・自由なのよ、フリーってのは・・・」
「・・・・??」

澪ちゃんは、怜さんの言葉を理解しようと必死に聞き入っている。
そのまるで子犬のような健気さが可愛くて、私はついつい口元が緩む。
今この子には、このような時間が必要かもしれない。以前の私のように。

「ああ〜もう、澪ちゃんいくつだった?」
「え・・15です」

可愛いなあ、と言って、怜さんは男の人みたいに澪ちゃんに抱きついた。
ソファの上で、とまどう澪ちゃんの顔にぴったりと顔を寄せて。
・・・前言撤回だ。私は立ち上がって、怜さんに言った。

「怜さん・・・澪ちゃん疲れているからそろそろお部屋に」
「ええ〜もうちょっといいじゃない。ね?」
「・・・だめです」

厳しく言い放つと、私は澪ちゃんを自分の方へ引き寄せた。

「さ、先に部屋に行ってて澪ちゃん」
「え・・でも」

放っておけないのか、心配そうに澪ちゃんは怜さんを見る。

「大丈夫、私が怜さんの世話はするから。それから澪ちゃん、今日は私の部屋で
 眠ろう」

え、と驚く澪ちゃんに私は畳み掛けるように言う。

「・・しばらくは一緒に眠った方がいいと思うの。・・・私もそうだったから」
「・・・・はい」

たぶん、最後の言葉の意味をこの子は理解していないだろう。だけど、私の気持ち
は伝わったらしい。うなずくと、おとなしく二階へ上がって行った。

「あらら・・・不覚、深紅がこんなに強引なんて」

振り返ると、怜さんが私を見て、微笑んでいた。私も微笑んで言った。

「ええ、結構・・・強引なんですよ、私」
225名無しさん@ピンキー:2005/10/01(土) 19:24:32 ID:xSOStXxs
>>224

着替えを済ませ、深紅さんの部屋に入る。
深紅さんは眠っていていいっていうけど、なんだか悪い気がする。
私は、机に近づき、ふと、さっき見た写真を見つめた。深紅さんと男の人・・
いったい誰だろう?ただ、とても大切な人だったというのはなんとなくわかった。
だって、深紅さんがすごく幸せそうに微笑んでいるから。今は・・深紅さんは
すごく寂しそう。まるで私みたいに・・・

「っ・・・・・」

急に、涙がこぼれてきた。お姉ちゃん・・・私もお姉ちゃんといるときは
こんなに幸せそうに笑っていたのかな?お姉ちゃん会いたいよ・・。
私は声を押し殺して泣いた。また二人に心配かけるのが嫌だった。

お姉ちゃんは私に殺されるのが望みだっていってた・・・ひとつになりたいって
いってたよね?私も・・・そう思ってたんだよ。

がまんできなくて、深紅さんのベッドに潜り込み、顔を枕に押し付ける。

「お姉・・ちゃん」

私はそのまま眠りに落ちていった。・・途中誰かの声が聞こえたような
気がしたけど。
226名無しさん@ピンキー:2005/10/01(土) 19:54:21 ID:UkdA3zt9
自由はフリーって、なんか怜がおっさんっぽいw
227名無しさん@ピンキー:2005/10/01(土) 19:54:59 ID:xSOStXxs
>>225

「さ、怜さん、そろそろ寝ましょう」
「ん・・・」

夜もだいぶ更けたころ、私は、酔いつぶれてソファにもたれこんでいる怜さんに
声をかけた。さっきの勢いはどこへやら、怜さんは私にもたれて目を瞑っている。

「・・・もう」

私は苦笑しながら、怜さんの肩を抱く。意外と彼女の肩は華奢で、時折
私は変な気分になることがある。ふと、怜さんが目を開けてささやいた。

「・・澪ちゃん、早く元気になってくれたらいいけど・・」
「・・・そうですね、早く・・・私みたいに」

そう言って、私は口をつぐむ。私みたいに・・・なんだろう?
私はあの子にどうなって欲しいのか。

「・・・・みたい」
「え?」
「初めて・・深紅を見たときみたいだった・・」
「・・・・・」

ああ、と私は思った。怜さんは澪ちゃんの中に以前の私を見ているんだ。

「あの子・・半身を失っているのよね・・・」
「・・・・・」
「身内を失うって・・・恋人を失うより辛いのかしら・・」
「わかりません・・ただ・・」
「ただ?」
「・・・片割れを失うのは・・とても辛いことだと思います」

双子の場合、片割れを失うということは、体の半分を奪われるに等しい痛みを
伴う。と何かの本で読んだことがある。最初おおげさだと思ったけど、澪ちゃん
を見ていると、誇張でもなんでもなく事実のように思えてくる。

一瞬、ざわりと背筋が寒くなった。

「・・・私、先に部屋に戻ります」
「そうして・・」

私は駆け出すように階段を上った。一刻も早く、澪ちゃんの下に行きたい・・
そんな衝動が湧き上がったのを不思議に思いながら。

階段を上がると、角に、澪ちゃんの後ろ姿が見えた。

「澪ちゃん、起きてたの?そろそろ眠ろ・・」

角を曲がると、澪ちゃんはいなかった。

「・・・?」

錯覚だったのだろうか。私も怜さんよりは少な目とはいえ、ビールを飲んでいた。
不思議に思いながら、私は自分の部屋に入っていった。
228名無しさん@ピンキー:2005/10/01(土) 20:27:48 ID:xSOStXxs
>>227

部屋に入ると、ベッドに澪ちゃんが眠っていた。
安堵でため息が漏れる。私は、澪ちゃんが起きないようにそっと近づいた。
澪ちゃんは、ベッドの端で小さく縮こまって眠っている。薄緑のパジャマを着て、
あどけない寝顔で眠っているこの子を見ていると、なぜだか、とても切なくなる。
私はゆっくりと、シーツの端をあげて、ベッドに潜り込んだ。

「ん・・・」

気配で、身じろぎする澪ちゃん。顔には涙の跡があって、私はつい手を伸ばして
涙の跡をぬぐった。

「大丈夫・・大丈夫だよ」

そして、そっと、澪ちゃんの頭を抱き寄せる。

「ん・・・うん・・」

澪ちゃんも無意識に手を伸ばし、私の腰にしがみついてくる。
いつもこうやって、「お姉ちゃん」と眠っていたのだろうか?私たちは
シーツの中、ぴったりと密着する形になった。

「・・・温かい」

けど、密着することは決して不快ではなく、むしろ心地好いものだった。
私は澪ちゃんの頭に顔を寄せ、目を瞑る。澪ちゃんの体温、石鹸のにおい
・・・今思えば、私はこのときから、本当は予感していたのではないだろうか。
・・・澪ちゃんとああなってしまうことを。

「おやすみ澪ちゃん・・」

一瞬、部屋の角で見た錯覚が脳裏を掠めたが、私はすぐに眠りについた。
この後起こる出来事を全く知らない幸せな眠りだった。

第二部完

229名無しさん@ピンキー:2005/10/01(土) 21:08:02 ID:SRVKudow
コンパクトに纏められててイイ(・∀・)!!
続き、期待してます!
230名無しさん@ピンキー:2005/10/02(日) 00:55:10 ID:sZfvM6jO
GJ!
ああ、はやく「ああなって」欲すぃ・・・(;´Д`)
231名無しさん@ピンキー:2005/10/02(日) 20:33:16 ID:mVcFeCSy
>>228続き待ち遠しいっす。まじで。


仕事もない日、朝遅くに目覚めた怜は青いネグリジェを着たまま階段を降りる。
食欲をそそられる味噌汁のいい香りが微かに漂よい、
キッチンで深紅がこちらに背を向け朝食を作っているのが見える。
野菜を切る軽快な心地よい包丁音。

「おはようございます。怜さん。」

こちらを見ることなく深紅が明るい声で挨拶をする。
深紅は私服の上にエプロンをした姿・・・
そんな深紅に釘付けになる怜。
無言で深紅に忍び寄る怜。
葱を刻んでいる深紅の真横まで来る怜。

「あっ、怜さんごめんなさい。ご飯もう少しで出来ますから。」

深紅が怜に笑顔を向ける。

「みく〜〜」
突然後ろから甘ったるい声を出し深紅を抱きすくめる怜。
「ちょっと・・・怜さん。危ないですよ。」
抱きつかれた深紅が包丁を持つ手を止める。
「深紅〜、可愛すぎるわ・・・たまんないわ・・・我慢しろって言う方が無理だわ。」
深紅の首筋に顔を埋め大きく息を吸い込み、キスをする。
「あっ・・・怜さん、昨日の夜も・・・今日休みだからって・・・夜遅くまでしたじゃないですか!」
抗議の声を無視して欲情に任せて深紅のうなじに舌を這わせる怜。
「んん・・・怜さん・・・駄目ですってば・・・」
「あら?そう。じゃ何で深紅の体、こんなに石鹸のいい香りがするのかしら?体綺麗にしてたんでしょ?」
顔を真っ赤にして口ごもる深紅。
「そ・・・それは・・・あぁん!」



終了。
232名無しさん@ピンキー:2005/10/03(月) 00:22:25 ID:e67MGTZj
・・・・・
生殺し反対同盟ってのが欲しいなあ…
233名無しさん@ピンキー:2005/10/03(月) 11:12:34 ID:wsUUexOa
>>232
いくつか書いてるとエロシーンがマンネリ化してきて
書くの嫌になってくるもんで・・・
ちょっと頑張って再開させてみます。
234名無しさん@ピンキー:2005/10/03(月) 14:23:58 ID:O8GiYHhv
頭で考えてるうちが一番楽しくて、書いてるときは辛かったりするんだよね
うまい言葉が出なかったりで
産みの苦しみ?
235名無しさん@ピンキー:2005/10/04(火) 10:41:45 ID:BVG/1+hY
age
236名無しさん@ピンキー:2005/10/04(火) 17:08:09 ID:cHv+RWSi
考えるだけならただの妄想で誰にでも出来るが
それを形に出来て始めて職人になれるんじゃないのかと・・
237名無しさん@ピンキー:2005/10/04(火) 17:25:46 ID:GHjKDqlZ
>>236
つまり、中途半端なもん投下すんなってこと?
238名無しさん@ピンキー:2005/10/04(火) 19:02:54 ID:BT7A8vwA
恐らくだけど…非常にSSに飢えてるってこと。
239名無しさん@ピンキー:2005/10/04(火) 22:09:28 ID:MWZX7Rn4
240名無しさん@ピンキー:2005/10/04(火) 22:20:25 ID:DlnOVgbq
がいしゅつのような気がしてもとりあえず保存してるとやっぱりがいしゅつで
後日同じ画像保存してるよ馬鹿だな俺とか思う

今回も見たのか見てないのか迷ったけど保存した
GJ
241名無しさん@ピンキー:2005/10/04(火) 23:09:05 ID:+M+7HEV+
>>239
しょ!詳細を!!
242名無しさん@ピンキー:2005/10/04(火) 23:26:07 ID:qHrWYN5W
何か怖いんですが・・・・orz
243名無しさん@ピンキー:2005/10/04(火) 23:38:37 ID:cHv+RWSi
怖いくらいの艶態さがまたいいのさ・・(*´д`*)ハァハァ
244名無しさん@ピンキー:2005/10/04(火) 23:54:35 ID:fiaTfwce
>>239
GJ!
素晴らしい・・ってか、この画像とこんな雰囲気の繭澪SSを
脳内で再現するとすごいことに・・・ハアハア

ぜ、ぜひ詳細が知りたいです、偉い人おせーて
245名無しさん@ピンキー:2005/10/05(水) 00:13:36 ID:dhqfzo4n
俺的には、前々スレの622氏のSSとこの絵のイメージが被るな・・・。
あーいかんハァハァしてきた(;´Д`)
246名無しさん@ピンキー:2005/10/05(水) 14:42:20 ID:kxeQk0cz
このスレ 荒らす事に決定しました
近々 荒らします お楽しみに
247名無しさん@ピンキー:2005/10/05(水) 15:06:56 ID:oWMEPSrl
またお前かよ。
…ここももう駄目か…
248名無しさん@ピンキー:2005/10/05(水) 15:28:44 ID:h1MZJ/hC
>>246
通報しますた。
しばしのお別れだ。バイバイ。
249名無しさん@ピンキー:2005/10/05(水) 16:09:55 ID:f5yh4Nw+
初めてやったのに、またお前かよって言われた…同業他者がいるのかな。
冗談だったのに。
半二次板とかじゃ結構ネタで返してくれたのにな…

>>248
トンクス。お勤めしてきます。
250名無しさん@ピンキー:2005/10/05(水) 18:31:02 ID:S7gEfnvZ
>>249
ヒント:
つ【ID】
251名無しさん@ピンキー:2005/10/05(水) 18:40:55 ID:oWMEPSrl
>>249
すまん
252名無しさん@ピンキー:2005/10/05(水) 18:45:43 ID:oWMEPSrl
って、別人かよ。
253ほらね ◆.gC0Thr57g :2005/10/05(水) 21:08:01 ID:XFSjzqJo
>>250
俺は繋ぎなおせばID代わる人だから…

>>251-252
当人だよ。ごめんね。
254ほらね ◆.gC0Thr57g :2005/10/05(水) 21:08:38 ID:HxBUySIY
>>250 >>252
ほら。IDかわる。
255名無しさん@ピンキー:2005/10/05(水) 22:49:36 ID:y8aEQRbB
>>249キモイ。誰でもノリいいと思うな
256名無しさん@ピンキー:2005/10/05(水) 23:08:23 ID:NhtZqdcS
ここ一連の流れがサッパリ分からないよ澪・・・・
257名無しさん@ピンキー:2005/10/05(水) 23:16:19 ID:h5tm3ee2
うん、私もわかんないよ・・・お姉ちゃん・・・。

ぎゅっ(←手を握り合う)
258名無しさん@ピンキー:2005/10/05(水) 23:53:10 ID:h1MZJ/hC
…(^_^;)
259名無しさん@ピンキー:2005/10/05(水) 23:56:12 ID:R54DFmPL
いたいけな少女が怯えてるから分かりにくいネタも程々にな。
260名無しさん@ピンキー:2005/10/06(木) 00:27:37 ID:Xc6pe0sM
mou・・・mitakunai
261名無しさん@ピンキー:2005/10/06(木) 04:01:22 ID:878B7s8L
>>255キモい。ノれないからってグダグダいうな

と255にノってみる
繭はいたいけじゃない派なのでok
262名無しさん@ピンキー:2005/10/06(木) 05:02:07 ID:QIBwmBC6
もうホントしつこいって・・・
せっかく>>256-260で流しかけてたのに
263名無しさん@ピンキー:2005/10/06(木) 07:59:47 ID:4hr6NU0D
みんな多かれ少なかれきもいんだよ。
認め合って分かり合おうぜ。


×の中のあのうぞうぞした中に一度放り込まれてみたいと思う俺の趣味もわかって認めてくれ。な?
264名無しさん@ピンキー:2005/10/06(木) 09:06:25 ID:G8EEf21o
てーか、こんないわばキモ隔離スレで
唐突に他人を罵倒する>>255がどうかしてる。
265名無しさん@ピンキー:2005/10/06(木) 10:03:30 ID:/BgkX/Rj
>>255はまともだろ。
キモさでも>>254のは種類が違う。
266名無しさん@ピンキー:2005/10/06(木) 12:17:41 ID:p6Q+b2lx
>>254は「キモい」 >>255は「どうかしてる(頭か礼儀かが)」
267名無しさん@ピンキー:2005/10/06(木) 12:19:12 ID:HzDOoWzJ
2ちゃんで>>255みたいな書き込みに礼儀がなってないって笑うトコ?
268名無しさん@ピンキー:2005/10/06(木) 13:41:16 ID:zwwCvOGe
久世の宮に・・・房を招き入れたな・・・
269名無しさん@ピンキー:2005/10/06(木) 16:44:10 ID:CZsziUSH
何こいつら
270名無しさん@ピンキー:2005/10/06(木) 18:22:51 ID:iz9tgsqT
>>267
あからさまな釣りに
釣られてんなよ腐れ馬鹿
271名無しさん@ピンキー:2005/10/06(木) 19:58:08 ID:HzDOoWzJ
・・・>>270はなんでそんなに必死なの?本人?



まあいいや。新作投下が待ち遠しいな。
272名無しさん@ピンキー:2005/10/06(木) 20:15:14 ID:QIBwmBC6
単発ID沸きすぎ+>>253ってことだろう。

>>271 確かにもう一週間近く投下されて無いな。零スレは
どこも既に寂れかけてるし職人さんも見る側も減ってるだろうね。
273名無しさん@ピンキー:2005/10/06(木) 20:28:34 ID:zwwCvOGe
経験あるが、こういう流れんなると投下しにくくなるんじゃない?
274名無しさん@ピンキー:2005/10/06(木) 21:58:23 ID:kF2lv/yv
澪×深紅の第三部まだかな〜(´・ω・`)
275名無しさん@ピンキー:2005/10/07(金) 00:37:49 ID:J7v+HdAc
はやく澪×深紅を…
276名無しさん@ピンキー:2005/10/07(金) 00:53:43 ID:p9KQkg9l
思えば「繭似の少女」って深紅が該当するんじゃまいかw
277名無しさん@ピンキー:2005/10/07(金) 04:50:07 ID:2+f//MrO
「今日から深紅さんのことお姉ちゃんだと思っていいですか?」
「澪ちゃんがそうしたいならいいわよ。」
「ほんとですか☆!おねえちゃん?」
「ええ・・・」
「おねえちゃ〜ん」
「え・・・やっ・・・変なとこ触らないで。」
278名無しさん@ピンキー:2005/10/07(金) 08:50:46 ID:eIQ3dOUZ
「今日から怜さんのことお姉ちゃんだと思っていいですか?」
「澪ちゃんがそうしたいならいいわよ。」
「ほんとですか☆!おねえちゃん?」
「ええ!!」
「おねえちゃ〜ん」
「ふふっ・・澪、いらっしゃい・・。」
279名無しさん@ピンキー:2005/10/07(金) 12:18:11 ID:af4eTyRC
繭が化けて出てくるぞw
280名無しさん@ピンキー:2005/10/07(金) 12:21:09 ID:p9KQkg9l
いや、寧ろのりうつっ(ry
281名無しさん@ピンキー:2005/10/07(金) 15:41:01 ID:zevCazm4
>>280
繭が深紅とかにって事かな。

そういえば深紅や怜には澪に繭が憑いてたら見えるのかな・・
和やかに四人で話してたらワロスwww
282名無しさん@ピンキー:2005/10/07(金) 16:47:18 ID:qnOilsvC
深紅はいけそうだが、怜は無理じゃね?

本編で深紅が夜リビングで鎮歌を口ずさんでるのを聞いた
怜がマジ引いてた表情が良かったw
283名無しさん@ピンキー:2005/10/07(金) 17:58:05 ID:p9KQkg9l
侵食ですな
284名無しさん@ピンキー:2005/10/07(金) 21:55:45 ID:S5TVgi9a
深紅や怜といちゃつく澪・・・
その背後には嫉妬に狂った繭(霊)が・・・!!
ってハーレム(?)展開いいなw まあそれだと澪、諸○あたるになるが・・。

>>281
ちょ、それいいなw
繭「澪って、これでも寂しがりやで甘えんぼなんですよ〜w」
深紅「え、そうなの?意外〜・・でも可愛いかも」
怜「あら、私は最初からそう見てたわよ」
澪「・・・・??(二人とも誰と話してるの?)」

みたいなw
285名無しさん@ピンキー:2005/10/07(金) 23:18:21 ID:X/T9b86t
そういえば澪はあまり霊感ないんだな。
皆神村で強かったのは、カメラが良かったのか。
286名無しさん@ピンキー:2005/10/08(土) 00:27:49 ID:Dn+KnRLr
>>211の続きまだ〜?
287名無しさん@ピンキー:2005/10/08(土) 01:02:50 ID:97VbpZO0
深紅×澪 第三部でつ

朝、私は珍しくベッドの中でもの思いにふけっていた。
もの思いにふける時間は嫌い・・・いつでも兄のことを思い出してしまうから。
でも・・私は自分の腕の中で眠る少女を見つめる。気持ち良さそうに眠る少女。
天倉・・澪
さっきまで、この子は何かにうなされていた。とても苦しそうに。
そっと少女の髪を撫でる。不思議だ・・こんな気持ちになるのはとても久しぶり。
さら・・さら・・と少女の髪の感触を楽しむ。くちもとが自然とゆるんだ。

「・・・・・ん」

眉をしかめて、身じろぎする少女を、しばらく見つめている。
この子とは昨日会ったばかりなのに、不思議とそんな気がしない。
まるでずっと前から知っていたよう・・・

「・・・・深紅・・さん?」
「おはよう、澪ちゃん」

きっと私は微笑んでいたのだろう。澪ちゃんは、一瞬不思議そうな顔をして
そうして・・微笑んだ。純粋で、そして綺麗な瞳で。いつの間にか私の手は
少女の頬を撫でていて。

しばらく見詰め合っていた。

「深紅さんも・・・・だね」
「え?」

澪ちゃんに聞き返す。でも澪ちゃんは「ううん・・なんでもない」って言った。
少し気になったけど、私はただ微笑んで。

「そろそろ起きよう・・か」
「あ、うん・・・あの・・」

よく考えると、私たちは抱き合ったままで。私も手を離さないと澪ちゃんは
起きることができない。

「あ・・ごめんね澪ちゃ・・フフフ」

私は・・・笑った。自分でも驚いた・・まだ笑えるんだって。

「み・・深紅さん?」

そして、私はまた澪ちゃんを抱きしめて、ベッドの中へ沈んだ。
288名無しさん@ピンキー:2005/10/08(土) 02:15:32 ID:slfu2cH0
>>287

「み・・深紅さん、起きるんじゃなかったの?」
「もう少し・・こうしてよ、ね?」

ぎゅっ、と強く澪ちゃんを抱きしめる。顔を真っ赤にする少女を見て、
私は微笑んだ。不思議と歯止めは利かなかった。

「澪ちゃんの髪、サラサラしてて気持ちいいね」

そういって、私は澪ちゃんの前髪をかきあげ・・・そこに唇を押し当てた。
しばらく、私はそのままで・・そうして、ゆっくりと唇を離した。

「・・・フフフ、今度こそ、起きよっか?」

少女は額に手を当てて・・ただ顔を真っ赤にして私を見ていた。



階下では、すでに怜さんがソファを陣取っていた。

「おはようございます、怜さん」
「おはよう、深紅、澪ちゃん・・・澪ちゃん、昨日はごめんねえ、酔っ払っちゃって・・」
「あ・・いいです、楽しかったから」

両手を合わせて、澪ちゃんに謝る怜さんの姿は可愛らしくて、思わず私と澪ちゃんは
微笑んだ。

「ところで、怜さん・・何してたんです?」
「あ、これ・・・現像した写真、澪ちゃんに見てもらおうと思って」

テーブルには、数枚のモノクロの写真が置かれていた。
・・・・あの夢の家で撮影したものだ。さっ、と緊張が走る。
ふと、横を見ると、澪ちゃんは、震えていた。健気にも口を閉ざし、手を
強く握りながら・・・私は澪ちゃんの背中に手にそっと自分の手を重ねた。

「・・・これ、澪ちゃんが写っているけど・・よく見て」
「・・・・あ、誰か写ってますね、澪ちゃん・・誰かわかる?」

澪ちゃんは、一瞬すごく嬉しそうに微笑んで、そして、すぐに泣きそうな顔になる。

「・・・やっぱり、ずっと傍にいてくれたんだね」
「澪ちゃん・・・この人影やっぱり」

怜さんの言葉にこくん、とうなずく澪ちゃん。そして、しっかりと私たちに
言い聞かせるように言った。

「・・・はい、お姉ちゃん・・私の姉です」

289名無しさん@ピンキー:2005/10/08(土) 02:40:03 ID:slfu2cH0
>>288

「何があったか・・話せる?澪ちゃん」
「・・・・・・・・」

澪ちゃんは、怜さんの視線をまっすぐに受け止めて、口を開こうとする
だが・・また口を閉ざし、その綺麗な瞳を曇らせてしまった。

「・・ごめんなさい」

うなだれた澪ちゃんは、まるで打ちひしがれた子供のようで。私の心はかき乱された。

「無理しないでいいんだよ・・・澪ちゃん」
「そう、話したくなければ今は話さないでいいわ・・・でも」

そう言って、怜さんは、澪ちゃんの頭をくしゃくしゃと撫でた。

「・・・私がおばあちゃんになるまでには、話してね?」
「・・・はい」

さびしそうに微笑む澪ちゃん。でも、怜さんは相手がどんな悲しみの中にいても「微笑み」を
引き出せる才能がある。・・・・うらやましい、と私は思った。悲しみの中にいる澪ちゃんを
救える・・・救いたい・・・?私は・・・怜さんに嫉妬しているのだろうか?

・・・続く


290名無しさん@ピンキー:2005/10/08(土) 03:04:58 ID:VLeblELp
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
ハァハァ。続きまってます
291名無しさん@ピンキー:2005/10/08(土) 10:01:18 ID:a8SHnEI8
>>289
キッ、キテターーーー!!
乙です。続きをマターリとお待ちしております。
楽しみながらゆっくり書いて下され。
292名無しさん@ピンキー:2005/10/08(土) 11:01:26 ID:iF4bQm08
なんだ?心霊写真を撮ってしまったのか??テラオソロシス
さあどんどん続いてくれ
293名無しさん@ピンキー:2005/10/08(土) 22:35:31 ID:wojSyNmc
>>287GJ(-^ー゜)b続きまってます!!
294名無しさん@ピンキー:2005/10/09(日) 00:46:01 ID:PLN+AFTv
>>289
GJ!ところで深紅と澪の会話が怜と深紅のように見えてしまう俺。
深紅は敬語ってイメージあるからかな。
295起きがけの災難:2005/10/09(日) 01:03:58 ID:0nf1iJdf







「ううぅ……」

夢から覚めた。
見たものは、あの忌まわしき呪われた家での夢。
たどたどしい動きで上半身を起こした時点で、螢は全身を軋ませるような激痛に襲われた。

「うぐっ……うぅぅぅぅぅ!!」

ミシミシと音を立てそうな勢いで、背中と中心に広がった柊の刺青が浮かび上がり、螢を責め苛む。
Tシャツの裾から顔を出した刺青がじわじわと広がるのが、痛みで霞む視線でもはっきりと見えた。

「はぁ……はぁ……はぁ」

痛みを感じていたのは数分足らず。
だが、その僅かな時間に与えられた苦痛は成人男性の螢にとってもかなり堪えるものだった。
その証拠に、筋肉の一部が軽い痙攣を起こし、全身から大量の脂汗を流している。

「はぁ……くそっ」

安堵の溜息と共に悪態をつき、顔に浮いた脂汗をシーツで拭おうとして止める。
それと同時に、螢の表情が極めて複雑なものになった。

「……」

そして、自分の手足を確認して更に表情を複雑にする。
暫くの間、シーツと自分の身体に視線を彷徨わせた後、嘆息と共に体液と脂汗でじっとりと濡れたシーツを放る。
これを回収するビジネスホテルの従業員には悪いが、自分だけが悪い訳ではない。
そう内心言い訳しながら、彼はシャワールームへ向かう為にあまり広く無いベットから這い出た。
早くホテルを出よう。今日は山間部にある廃屋に行って調査しなければならないのだから。

「………」

寝台のシーツに落ちている長い黒髪が手に絡み付く
シングルルームの床にも所々に髪が落ちていた。

「…………気のせいだ。気のせいだぞ螢」

せっかく拭ったのに、再び脂汗が顔を伝い落ちる。
螢は必死に自分に対して言い聞かせた。
気にしてはいけないと。これは、前の客が残していった毛だと。
このホテルの部屋に入った時、清掃が行き届いているなと感じたのは錯覚だと自分に言い聞かせる。

「錯覚だ。あんな夢ばっかり見ているから、俺も変なものが見えるようになっただけ。きっとそうだ」

冷や汗が止まらないが、きっとそうだ。
そう考えながら、バスユニット式のバスルームへと入る。
寝汗とその他でぐっしょりと濡れた寝間着を脱ぎ、籠へと放り込む。
いつもなら湯に浸かるか浴びる前に髭を剃るのが習慣だが、気力が落ちている所為か剃る気にはなれなかった。

296起きがけの災難:2005/10/09(日) 01:05:19 ID:0nf1iJdf


「ふぅ……」

身体に降りかかる大量のお湯。
それらは螢の身体にまとわりつく汗や疲れ、黒髪や体液を綺麗に押し流してくれる。
甥の昏睡と連日の悪夢。非日常に侵食されていく日常に徐々に磨り減らされる精神を、たっぷりとした湯が癒していく。
だが、同時に湯は事実も螢に伝えてきた。

「……っ」

湯が当たる事に僅かにしみる。
顔を顰めながら、螢は自分の裸身を見下ろした。

「………何で何だ? あれは、夢じゃないのか?」

身体のあちこちに鬱血したような箇所が無数にある。
更に何かがきつく巻き付いたのか、線状に痣が出来ている部分もある。

しかし、一番被害が甚大なのは股間部だろう。
あまりにも酷使されたのか、彼の息子は晴れ上がっていたのだ。
股間にお湯が当たると、思わず飛び跳ねそうな程しみる。

(だが、あれは夢の中での事じゃないか。なのに、何で現実であるこちらでまで俺の身体がこんな事に?)

股間へは極力湯が当たらないようにしながら、螢は考える。
確かに、昨夜の夢ではあの悪霊に部屋に閉じこめられた挙げ句に押し倒され、無体の限りを尽くされた。
散々絞り上げられた挙げ句に失神し、目が覚めたのはつい先程の事である。
そのままとり殺されなかっただけ幸運かもしれないが、好き放題されたのは事実だ。
ざぁざぁと降り注ぐ湯の中、前面の鏡を挟むようにして壁に両手をつく。

(早く澪を救わねばならないのに……また面倒な事になったな)

深々と溜息を付き、視線を上げた螢は思わず息を呑んだ。
目の前にある縦1m横40センチ程の湯気で曇った鏡。螢と背後にある浴室のドアが見える。
そして、その磨り硝子の填め込まれたドアに人影が映っていたのだ。

慌てて螢は振り返り、そのまま勢い良くバックして背中を浴室の壁にぶち当てる。
こめかみがぴくぴくと動き、眼は大きく開かれ、口はぱくぱく開いたり閉じたりしていた。

「な、なんで……なんでだ」
297起きがけの災難:2005/10/09(日) 01:06:50 ID:0nf1iJdf

浴室のドアにべったりと張り付いているモノ。
それは、

『秋人様ぁ……逞しくて素敵……ハァハァ』

昨夜、螢を襲った女の悪霊であった。
おまけに、あれだけの乱行をかましてくれたにも関わらず、その眼差しはギラギラと光って螢を狙っている。
やばい、あの女は本気だ。

「あ、悪夢だ……」

張り付いた悪霊がそのままの姿勢でドアをすり抜け螢に迫る。
狭い浴室では逃げられもしないし、対抗手段である射影機は手元にはない。
つまり、螢にはどうする事も出来ず、せめてもの抵抗と股間を隠す事しか出来なかった。

『逃がさない……ハァハァ』
「うわ、何をすくぁwせdrftgyふじこlp;@」

抱き締められ、意識が遠のいていく。
意識が途切れる前に考えていた事。
それは、警察では幽霊のストーカーは対応してくれないだろうなという場違いな事であった。







螢は知らない。
これが、『眠りの家事件』が解決してからも長々と続く非日常の第一歩である事を。




298名無しさん@ピンキー:2005/10/09(日) 01:24:53 ID:B73dqKjj
>>296

甥って・・澪、男だったのかよw
299起きがけの災難作者:2005/10/09(日) 01:38:06 ID:0nf1iJdf
すまん、誤字だった。

姪だね
300名無しさん@ピンキー:2005/10/09(日) 02:02:50 ID:hwxEltQt
>>294
確かに。
というか深紅の場合、年下にも敬語使いそうだw
>>297
螢カワイソスw
301名無しさん@ピンキー:2005/10/09(日) 02:02:52 ID:dZsCT/BJ
GJ!蛍のオイシイんだか悲惨なんだかようわからん立ち位置にワロタw
302名無しさん@ピンキー:2005/10/09(日) 02:21:02 ID:ARKOiowg
久々に鏡華螢ネタ(・∀・)キターーーーー!!!
しかし螢程精気吸い取られまくりが似合う男はいないな。
執念深い鏡華(*'Д`)ハァハァ・・
303名無しさん@ピンキー:2005/10/09(日) 05:30:08 ID:WTiU6Cv4
>>297
鏡華いいなぁ。
もっと怨霊ネタホシイナ。真冬霧絵やら八重紗重やらデフォラブッぽいの。
304名無しさん@ピンキー:2005/10/09(日) 10:57:07 ID:72rHTOmj
鏡華、アップで見ると意外と整った顔立ちしてるよな。
「もう、逃がさない・・・。」

まあ、血、吹いてなければ。
305名無しさん@ピンキー:2005/10/09(日) 11:39:48 ID:YUm0L4FK
蛍の疲労困憊ぶりがリアルでGJ!
しかし、鏡華はいいよなぁ。
306名無しさん@ピンキー:2005/10/09(日) 13:53:11 ID:/pKWx9BY
優雨×螢はまだですか?
307名無しさん@ピンキー:2005/10/09(日) 16:23:58 ID:GG6Vzl0H
煽るな
308起きがけの災難作者:2005/10/09(日) 16:32:39 ID:luc3T5dP
久々に鏡華×螢SS書いてみた。
概ね好評だったみたいなので一安心。感想ありがとうね。

>>300
極めて可哀想っす。最後に書いてある通り延々と付きまとわれるし。

>>301
人によって変わると思われ。少なくとも螢本人は悲惨だと感じてまつ。

>>302
鏡華は日記にも書かれているとおり一途過ぎる気性なんで現実世界に進出するのも訳ないだろうなと。
螢パートの日常生活とかあったら、毎日の様に出没してただろうなと妄想。

>>303
前に真冬×霧絵のSS書いたなぁ。また書こうかな。実は結構好きなんであのカップル。

>>304
怜悧な感じの美女ですよ? 掴み攻撃が失敗した後、顔を上げた時に至近距離で撮影するとよく解ります。

>>305
鏡華一途だよ鏡華(*´Д`)ハァハァ
309名無しさん@ピンキー:2005/10/09(日) 16:49:44 ID:WTiU6Cv4
こ、こういうのも何というか、こういうSS師がいてもいいかなと
自分は思ったりもするんだけど・・・

名前欄に「〜作者」や、全レスはアンチを産むと思うんです・・
前々から結構おもしろいSS書くのにレス微妙に少ないのそのせいじゃないかなと思ってた。

とはいえポリシーなら貫くのもまた一興だと思うよ。と付け加え。
310名無しさん@ピンキー:2005/10/09(日) 17:02:22 ID:6Ba8a0M+
自分の作品に対してレスするときは「〜の作者」とか入れてもいいけど
他のSS書きに対するレスとかどうでもいい話のときまでそうだとうざい

全レスは腐女子の象徴

のように言われることがあるな。俺も上はあてはまる。
311名無しさん@ピンキー:2005/10/09(日) 17:21:18 ID:luc3T5dP
308だけど少なくとも腐女子じゃないぞ漏れはw
でも、他意は無くても行為次第でそう思われる事もあるのだと言う事は覚えておくよ。
312名無しさん@ピンキー:2005/10/09(日) 20:55:51 ID:z8AuFLLj
http://gpara.com/contents/contest2005/win/index.htm

とりあえず(一応)新壁紙ゲットできますよおまいらw
313名無しさん@ピンキー:2005/10/10(月) 02:46:44 ID:9GKfqSpF
おお〜!!
嬉しい・・けど、なんか新作・・?
どっかで見たような絵だよね・・・?錯覚かな
314名無しさん@ピンキー:2005/10/10(月) 05:03:05 ID:4eL4f3VL
わざわざ腐女子をカミングアウトするような発言も鬱陶しいんだがな…
315名無しさん@ピンキー:2005/10/10(月) 08:04:03 ID:/vzUP8TJ

【システム起動しました。システムver0.2】
【序章投下します】

「お前の姪の、繭さんの事なんだが…」

俺の友人の外科医が、レントゲンの写真をスクリーンに掲げながら、そう言った。
レントゲン写真には、繭の右膝の骨格が映し出されている。

「膝蓋骨の粉砕骨折は、外科手術の結果ほぼ完治している。緋骨神経の反応でも、事故の後遺症は
 見られない。これで見る限り、完治した状態と言ってもいいだろう」
「どういう事なんだ?」

俺は聞いた。
繭が崖から転落した事故から何年も経つが、彼女は未だに、早く走る事ができない。
繭の足は治ってない。少なくとも本人は、そう言っている。

「わからん。普通なら日常生活を続けるうちに、運動機能を完全に取り戻せる状態なんだが…
 あとは、心の問題だな」
「繭の、心か…」
「ああ。繭さんが崖から落ちた転落事故の際に、お前の義兄さんが行方不明になっただろう?
 あるいは、それが彼女のトラウマとなって、治る事を拒んでいるのかもしれない」
「そうか…」

俺は頷きながら、頭に閃くものがあった。

【繭を追い込むためのフラグが立ちました】
316名無しさん@ピンキー:2005/10/10(月) 08:04:51 ID:/vzUP8TJ

「それと、お前の姉さんだが、…どうも、あまり良くないらしい」
「姉さんが…」
「詳しくは内科のドクターの説明を聞いてくれ。だが、病状が進行すれば、いずれは命に関わる
 病気になる。くれぐれも、無理はさせられないぞ。もともと、ストレスが原因で躰を壊した訳だからな。
 ここで入院して、安静にする事だ」
「そうか…わかった」

俺は頷いた。

【澪を追い込むためのフラグが立ちました】

友人は、同情に満ちた目で、俺を見た。

「お前も大変だな…でも、繭さんと、妹の…澪さんだったかな。彼女達にとっては、
 お前だけが頼りなんだろう?支えになってあげないとな」
「ああ。ありがとう。姉さんをよろしく頼む」

俺は、友人のいる診療室を後にした。
そして、にったりとほくそ笑んだ。



俺は病院から、姉さんと二人の姪が暮らす家に行き、鍵を開けて上がりこんだ。
玄関から階段を二階に上がり、廊下の中程にある扉の前で立ち止まり、外からかけた閂を開ける。
ドアノブを回し、ぎいっという重い音とともに、扉が開く。
そして、部屋の電気のスイッチを入れた。

部屋の中が明るくなり、そこには、両手両足を縄で縛られた、美しい双子の姉妹が、寄り添うように
壁にもたれて座っていた。
317名無しさん@ピンキー:2005/10/10(月) 08:05:27 ID:/vzUP8TJ

「叔父さん!」

俺の顔を見て、澪が叫んだ。

「やあ、澪。繭。ただいま」
「ひどいよっ!こんな事して…私達、なにか叔父さんに悪いことでもした?」
「いいや、澪と繭は、なにも悪くないよ」
「じゃあ、どうしてこんな…こんなひどい事…」

澪は、俺に猛然と抗議した。
繭は、静かに押し黙ったまま、冷たい瞳で俺を睨み続けている。
俺は、微笑を浮かべて、二人の姪に言った。

「澪。繭も。俺はね、お前達が可愛くてしかたがないんだよ。だからこうするのさ」

【コマンド選択】
【1.澪に追い込みをかける】
【2.繭に追い込みをかける】
【3.終了する】
318名無しさん@ピンキー:2005/10/10(月) 08:36:12 ID:gB7nUmMx
>317
取り敢えず生意気な子からって事で【1】に一票
319名無しさん@ピンキー:2005/10/10(月) 10:02:02 ID:J5Y7M0Ih
>>317
妙に怖いんだが・・・自分はヘタレなのだろうか。
【4】姉妹レズプレイに一票
320名無しさん@ピンキー:2005/10/10(月) 10:50:11 ID:k5Xm80jj
>>317
【2】でお願いします。
直接やるより、まず愛するものを目の前で陵辱してやりましょう。
ああ、でも繭の前で恥ずかしさに悶える澪もいい(*´Д`)ハァハァ やっぱ【1】
かな・・・でも順番としては繭→澪のがいいように・・・・
321名無しさん@ピンキー:2005/10/10(月) 12:13:28 ID:ixcQW9mz
>>317
ゃばいハァハァしてきたw
【4】!・・・じゃなくて【2】でお願いします。。
322名無しさん@ピンキー:2005/10/10(月) 17:45:18 ID:yvtqYHHC
続きまだ〜チンチン
323名無しさん@ピンキー:2005/10/10(月) 20:50:15 ID:XGgoJiJH
ある意味、螢のほんとの顔って感じだな・・・
324名無しさん@ピンキー:2005/10/10(月) 20:53:03 ID:574PgMyH
ぎゃーーーーーーーーー

ぎゃろぎゃろぎゃろぎゃろぎゃろぎゃろぎゃろぎゃろ
ぎゃろぎゃろぎゃろぎゃろぎゃろぎゃろぎゃろぎゃろ
ぎゃろぎゃろぎゃろぎゃろぎゃろぎゃろぎゃろぎゃろぎゃろ
ぎゃろぎゃろぎゃろぎゃろぎゃろぎゃろぎゃろ
ぎゃろ
ぎゃろぎゃろぎゃろぎゃろ
ぎゃろぎゃろぎゃろぎゃろぎゃろぎゃろぎゃろぎゃろ
ぎゃろぎゃろぎゃろぎゃろぎゃろぎゃろ
325名無しさん@ピンキー:2005/10/10(月) 20:54:24 ID:574PgMyH
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326名無しさん@ピンキー:2005/10/10(月) 20:55:03 ID:574PgMyH
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327名無しさん@ピンキー:2005/10/10(月) 20:56:34 ID:574PgMyH
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ぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎ
ぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎ
ぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎ
ぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎ
ぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎ
ぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎ
ぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎ
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ぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎ
328名無しさん@ピンキー:2005/10/10(月) 20:58:20 ID:574PgMyH
ぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎ
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329名無しさん@ピンキー:2005/10/10(月) 20:59:28 ID:574PgMyH
鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱
鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱
鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱
鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱
鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱
鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱
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鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱
鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱
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鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱
330名無しさん@ピンキー:2005/10/10(月) 21:07:12 ID:574PgMyH
薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔
薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔
薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔
薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔
薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔
薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔
薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔
薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔
薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔
薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔
薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔
薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔
薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔
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薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔薔
331名無しさん@ピンキー:2005/10/10(月) 21:08:02 ID:574PgMyH
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332名無しさん@ピンキー:2005/10/10(月) 22:17:01 ID:BKs7wNXP
>>246だな
333名無しさん@ピンキー:2005/10/10(月) 22:26:35 ID:/vzUP8TJ

【システムに対し、コマンド1が1件、入力されました】
【システムに対し、コマンド2が2件、入力されました】
【システムに対し、無効なコマンドが1件、入力されました】
【2.繭に追い込みをかける が選択されました】


繭を追い込むんだな。OK。

俺は、繭の足を戒めていた縄を解いた。
そして、腕を掴んで、無理矢理立ち上がらせた。

「さあ、おいで」
「やあぁっ」
「お姉ちゃんっ!」

繭と澪が、悲鳴を上げた。俺はかまわずに、繭を廊下へと連れ出した。
向かいの部屋の扉を開き、部屋の中へ連れ込むと、繭を突き飛ばした。
繭は床に倒れこむと、きっと俺を睨みつけた。

「やっぱり…あなたはそういう人だったのね。そうじゃないかと思ってた。ずっと昔から、私達を
 見る目つきが、異常だった…」
「さすがは繭。勘がいいな」
「お願い。澪には…澪には手を出さないで…私が代わりに、なんでもするから」
「ほう…なんでもか」
334名無しさん@ピンキー:2005/10/10(月) 22:27:14 ID:/vzUP8TJ

俺は、繭の髪をぐっとつかんで、顔を上向かせた。

「い、嫌っ、痛いっ」
「たいしたタマだよな。お前は」

俺は、薄笑いを浮かべ、繭の顔を覗き込んで、言った。

「澪の身代わりに、自分が犯される…そうなれば、澪はこれから、もっと自分を大事にしてくれる…
 本当はそう思っているんだろう?」

繭の瞳が、激しく動揺した。

「ち、違うわ。そんな…」
「本当は、その足も治っているんじゃないのか?でも、走れるようになると、澪が自分から離れて
 行ってしまう…だから、走れないフリをしてるんだろう?」
「違う…違うの…」
「お前はさっき言ったな。俺が異常だと。ああ、その通りさ。だけどな、俺から見れば、ガキの頃から、
 お前の、澪を見る目もまた異常だったんだよ。あの目つき…只の妹を見る目じゃないな。
 独占欲に溢れていたぜ」
「澪…澪…」

繭は、ぽろぽろと涙をこぼした。俺は、にやりと笑った。

「そうだ。もしかしたら、崖から落ちたっていうのも、本当は、自分から…」

澪が、はっとした表情を浮かべた。
335名無しさん@ピンキー:2005/10/10(月) 22:28:04 ID:/vzUP8TJ

「やっぱりそうか…くっくっくっ。澪が知ったら、どうするかなあ?自分がずっと騙されていたと知ったら…」
「や、やめて…それだけは…澪には、澪には言わないで…お願い。お願いします…」

繭は、必死で訴えてくる。

「黙っていてやってもいいが、お前次第だな」
「・・・・」

俺は、繭の手足を縛っていた縄を解いた。そして、繭を立ち上がらせた。
そして、繭に命令した。

「脱げ」

繭は、悔しそうに唇をかみ締めた。そして、俺の命令に従い、服を脱ぎ始めた。
胸の赤いリボンに手をかけ、ゆっくりと解く。
ワンピースを脱ぎ捨てると、真っ白い肌に、淡いブルーの下着のみの姿になった。

「全部だ」
「…はい…」

繭は、瞳に涙を浮かべ、背中に手を回し、ブラジャーを外す。まだ成長期の、淡く膨らんだ
胸が露になる。そして、腰をかがめて、パンティーも脱いだ。
336名無しさん@ピンキー:2005/10/10(月) 22:29:22 ID:/vzUP8TJ

服の下から現れた、繭の素晴らしい裸体に、俺は思わず息を呑んだ。
なんて綺麗なんだ…みずみずしい白い肌には、染みひとつない。
まだ成長途上の華奢な体のラインは、俺の愛用のキャンディーガールプチジュエル
ttp://www.orient-doll.com/top.htm
をも上回る、完璧な美しさだった。

【コマンド選択】
【1.このまま繭を陵辱する】
【2.別室にいる澪に追い込みをかける】
【3.終了する】

【警告!システムの妄想リソースは容量に限界があるため、この章でのエロシーン最大数は1回のみです】
337名無しさん@ピンキー:2005/10/10(月) 22:34:20 ID:XGgoJiJH
>>336
 うおお、ハアハアしてきた!!てかプチジユエル・・・・
 このまま、【1】でお願いしまつw

 そしたら、繭の望みどおり、妹の身代わりになって叔父に犯された
 ってことになるし、ある意味ハッピーエンドかも
338246でーすv:2005/10/10(月) 22:44:08 ID:VNVdOAGa
>>332
246でーすv
鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱
鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱
鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱
鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱
鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱
鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱
鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱
鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱
鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱
鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱
鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱
鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱
鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱
鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱
鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱
339名無しさん@ピンキー:2005/10/10(月) 22:45:52 ID:XGgoJiJH
なんか、すんげえスレになってきたな、オイ
340名無しさん@ピンキー:2005/10/10(月) 22:46:38 ID:VNVdOAGa
246ですよー
鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱
鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱
鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱
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鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱
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鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱
341246でーすv:2005/10/10(月) 22:49:41 ID:VNVdOAGa
ぼく、246ですよー! ID変えれるんですよー!
鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱
鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱
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鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱
342246でーすv:2005/10/10(月) 22:52:52 ID:VNVdOAGa
鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱
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鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱
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鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱
343名無しさん@ピンキー:2005/10/10(月) 22:53:38 ID:pu+Xw5kp
はあ…
通報してくるわ…
344名無しさん@ピンキー:2005/10/10(月) 22:59:49 ID:Wrgag0l8
鬱とかウゼー
345名無しさん@ピンキー:2005/10/10(月) 22:59:56 ID:MoLQ++Qk
罪状なにになるんだw
346名無しさん@ピンキー:2005/10/10(月) 23:00:33 ID:MoLQ++Qk
お。なんか良い感じのIDだ。
あと1時間の命だけど。
347名無しさん@ピンキー:2005/10/10(月) 23:08:56 ID:k5Xm80jj
>>336
おいおい、かなり俺のツボな展開だぜ・・・
【1】でお願い。
そしてできれば前の選択肢の【1】もやってみたいのだが・・・
348名無しさん@ピンキー:2005/10/10(月) 23:23:07 ID:XGgoJiJH
>>336
【1】でしょ、やっぱ。
で、ラスト、犯されまくった繭が澪と抱き合いTHE END
螢はなぜか霊に殺されるというオチつきだな。
349名無しさん@ピンキー:2005/10/11(火) 00:57:01 ID:uDXHdTDV
プチジュエルワロタww
エロくていい感じですよーハァハァ。選択肢は【1】で!!
350名無しさん@ピンキー:2005/10/11(火) 01:27:06 ID:K1lLDwAg
>>336
アルイミ究極の澪繭なのかもしんない・・出来れば澪の前で【1】を・・

んでやっぱ最後は>>348なオチは鏡華さまだなw
あるいはとち狂った澪にとか。
351名無しさん@ピンキー:2005/10/11(火) 01:35:54 ID:oPbpto1I
>>350
あ、それいいね。
螢に犯られながら澪の名前を叫ぶ繭姉とか。

んで、最後、螢はいつの間にか縄を解いていた澪に殺される訳ですな。

【1】に1票
352名無しさん@ピンキー:2005/10/11(火) 02:21:21 ID:MDJHTBgk
その後山の中に死体を埋めに・・・
【共犯双子姉妹】純文学のようなにおいがしてきたなww
いや、普通に正当防衛になるのか。

しかし>>334での繭の追い詰め方うまいね。
353名無しさん@ピンキー:2005/10/11(火) 02:29:35 ID:oPbpto1I
正当防衛にはなるが、むしろ>>352のような展開が素敵と思われ
秘密を背負いつつ二人だけで生きていく姉妹にハアハア・・・
暴走ついでになんだが、古い洋館に住んでいて夜毎に睦言を交わすなんて
想像したら、ギガハアハアできる
354名無しさん@ピンキー:2005/10/11(火) 02:41:18 ID:uDXHdTDV
背負った罪に押し潰されそうになり、必死に繭を求める澪と、
澪との絆が切っても切れないものになったことに恍惚を覚えながら澪の求めに応じる繭。。
ぁああああああああ(壊w
355名無しさん@ピンキー:2005/10/11(火) 02:48:09 ID:JvE918f0
>>353>>354
それで書いてほすぃ。
356名無しさん@ピンキー:2005/10/11(火) 02:54:55 ID:oPbpto1I
>>354
ちょ、おまっ・・なんて素敵なこと考えるんだよ!

【俺の妄想】
苦しそうに頭を抱える澪を優しく抱きしめる繭。
縋り付くようにして、澪は繭を押し倒した。
「お姉ちゃん・・私・・私・・」
「いいよ・・・澪・・好きにして」
「お姉ちゃんっ」
「・・・ん・・・ぁっ」(悶えながらも黒い微笑みを浮かべる繭)

うわああああっww(久しぶりに×にダイブ)
357名無しさん@ピンキー:2005/10/11(火) 03:09:40 ID:K1lLDwAg
おまいらwWwww


>>359
その後毎日毎日既に枯れた後もいつまでも
螢のミルクを蛇の毒かなんかみたいに膣から吸い出そうと頑張る澪とか・・

(自分も×にダイブ)
358名無しさん@ピンキー:2005/10/11(火) 03:20:50 ID:oPbpto1I
>>357
「あ・・澪・・お姉ちゃん・・もう・・」
「まだ・・まだだよお姉ちゃん・・」
で、ついでに繭の○首からもミルクを吸い出す澪とか・・

ハアハア・・・ああ・・俺もうアカンw

(再び×ダイブ)
359名無しさん@ピンキー:2005/10/11(火) 07:21:33 ID:iDm5Y98o
その設定、シアターを思い出すな…
360名無しさん@ピンキー:2005/10/11(火) 08:09:34 ID:UUm/et0Z
みんな壊れはじめてるwww
361名無しさん@ピンキー:2005/10/11(火) 10:25:15 ID:Z1+oskMa
結局螢Ineeeeeeeeeeeeee!!!!!!
362名無しさん@ピンキー:2005/10/11(火) 10:50:19 ID:+ag1RMYc
なんでもいいからはやく続きを…
363名無しさん@ピンキー:2005/10/11(火) 12:04:06 ID:UUnzA9PS
そういえば本編でも探索してた事が微妙に筋違いで殺されて怜の踏み台になったり、
女に会えば殺されそうになったり・・
 螢=へたれなだけでなく噛ませ犬でもあるんだね。
364名無しさん@ピンキー:2005/10/11(火) 13:17:48 ID:f/RHFhl/
澪と繭、どっちかになるんだったらどっちがいい?
365名無しさん@ピンキー:2005/10/11(火) 17:10:52 ID:UUnzA9PS
螢を殺ったという罪の意識よりも
繭を守りきれなかった自責の念に捕われる澪って方が好みだな。
>>364
むしろ叔父の螢になって普通に二人にたまに会いに行ってお小遣い
あげたりしたい。お年玉ちょーだいとか言われたい(*´Д`)ハァハァ
366名無しさん@ピンキー:2005/10/11(火) 17:23:44 ID:vE4Pfb4C
>>364
かなり悩むが・・・
澪かな。



・・・いや繭も・・・


決められません。
367名無しさん@ピンキー:2005/10/11(火) 17:32:41 ID:f/RHFhl/
>>365
それヤヴァイな・・・(*´Д`)ハァハァ
俺かっこつけて数万円あげちまいそうだ。
一つの袋に3万円入れて、二人で仲良く分けるんだぞ。
みたいな・・・そして二人がどんな対応するかを見て楽しんで(*´Д`)ハァハァ

もう駄目だ。誰か俺に陰祭りをしてくれ・・・・orz
368名無しさん@ピンキー:2005/10/11(火) 19:27:01 ID:k2xL1XLP
まあ…あれだ。
とりあえずみんな も ち つ け
ここで優雨×深紅の浮気ネタきぼんとか言ってみる。
369名無しさん@ピンキー:2005/10/11(火) 19:36:44 ID:bAP9w/JT
本編で出会ってさえいないキモ妄想すんなハゲ
370名無しさん@ピンキー:2005/10/11(火) 19:45:33 ID:+INPw9rP
>>369
設定上は間違いなく合ってますが。
371名無しさん@ピンキー:2005/10/11(火) 19:46:35 ID:+INPw9rP
うおっと、漢字間違いスマソ
372名無しさん@ピンキー:2005/10/11(火) 20:19:43 ID:k2xL1XLP
>>369
螢と繭だって本編では会ってな(ry
373名無しさん@ピンキー:2005/10/11(火) 20:21:36 ID:wB2q3+pW
一緒住んでたしな。
あってもおかしくないよな

>372
姪っ子なんだし本編前には普通に会ってるんじゃないか
374名無しさん@ピンキー:2005/10/11(火) 22:37:08 ID:hvXzyNpV

【システムに対し、コマンド1が5件、入力されました】
【システムに対し、コマンド2が0件、入力されました】
【システムの妄想力を上回るリクエストが多数、入力されました。システムは現在、不安定な状態でs】
【1.このまま繭を陵辱する が選択されました】
【主人公死亡のフラグが立ちました】


このまま繭を陵辱するんだな。OKだぜブラザー!それでこそ漢!
って、俺死ぬのかよ!なんか泣けてきたぜ…仕方ない。せめて繭を可愛がってやるか。



俺の目の前には、裸の姿の繭が、両腕で胸と股間を隠して、震えている。
俺は、足元へ、顎をしゃくった。

「そこに横になれ」

繭が、ぎゅっと身を硬くする。

「聞こえないのか?」

俺が重ねてそう訊くと、繭は、びくっと躰を震わせ、躊躇いながら、ゆっくりと床の上に横たわった。
俺は繭の膝の上に跨って、繭の両腕を掴んで開かせた。繭の白い胸と、淡い茂みに覆われた
股間が曝け出された。
375名無しさん@ピンキー:2005/10/11(火) 22:37:40 ID:hvXzyNpV

『…お姉ちゃんっ!…お姉ちゃあんっ!』

向かいの部屋から、ドア越しに、澪の叫び声が聞こえてくる。
その声を聞いて、繭の瞳から大粒の涙が零れ落ちる。

「澪…」

繭が呟いた。しかし、その光景は、俺の嗜虐心に更に火をつけた。
俺は、繭の足を組み伏せたまま、繭のまだ幼い乳房に、そっと手を触れた。
そして、ゆっくりと揉みしだいた。
肩から僅かに盛り上がった淡い膨らみは、俺の手のひらにすっぽりと納まってしまう。
しかしそれは、驚くほど柔らかく、手の動きに応えて、形を変えた。

「くっ…」

繭が、その美しい顔を歪めて、苦痛に耐えるかのように、眉をひそませる。
感じているわけではなく、むしろ、痛がっているのだろう。
それでも俺は、手の動きを止めるどころか、更に激しく乳房をもてあそんだ。
さらに俺は身をかがめて、繭の胸に顔を埋め、乳首を舐った。
指先で、舌で、繭の乳首の起伏をじっくりと味わった。
376名無しさん@ピンキー:2005/10/11(火) 22:38:27 ID:hvXzyNpV

ぺちゃっ…ぺちゃ…

俺は、繭の両胸が、俺の唾液でべとべとになるほど、嘗め回した。
繭の、すすり泣く声が聞こえてくる。

俺は、繭の胸を十分に堪能して、身を起こした。
そして、繭の膝を割って、足を開かせた。
まだ生え揃わない繭のそこは、茂み越しに割れ目がくっきりと見える。
俺は、ほおっと溜息をついた。やはり美しい…成長途上の処女の秘密の合わせ目は、淡くベージュ色に
色づき、異性の侵入を頑なに拒むようにぴったりと閉じられている。

俺は、辛抱たまらず、柔らかい繭の媚肉をくにくにと弄った。
指で割れ目を押し広げてみたが、薄いピンク色のそこは乾いていて、とても挿入できそうな
状態ではなかった。

俺は舌を伸ばし、繭のそこを舐めた。唾液をたっぷりと注ぎ込んで、繭の割れ目を徐々に押し広げる。
しかし、繭はまったく無反応だった。声を上げることもなく、虚ろな瞳で、天井を眺めている。
まあいいか。俺は別に繭を悦ばせたい訳ではない。ただ、自分の欲望をぶちまけたいだけだ。

さて、次はどうするかな…

【コマンド選択】
【1.このまま繭に挿入する】
【2.繭にオ○ニーさせる】
【3.繭にフェ○チオさせる】
【4.終了する】
377名無しさん@ピンキー:2005/10/11(火) 23:35:22 ID:0MAvM9Uf
恥辱プレイだハァハァ。【2】で!
378名無しさん@ピンキー:2005/10/11(火) 23:46:55 ID:f/RHFhl/
これは正直【4】意外ならどれでもいいな。
379名無しさん@ピンキー:2005/10/11(火) 23:51:11 ID:xSHCvAw0
>>376
繭のそこはやっぱ澪じゃない限り、濡れんだろうな。
その不毛さがまたハアハアを誘うわけで・・・
てなわけで【2】!ドア越しの澪の声を聞きながら乱れる繭姉萌え!

しかし、ほんとGJ!
380名無しさん@ピンキー:2005/10/12(水) 00:09:09 ID:4tWHcDvh
自分も>>369に賛成しとこ。設定上接点あるだけの絡みじゃ
流石に反応できないんだよなぁ。やっぱ本編のフラッシュバックが欲しい!
>>372
まぁ>>374の場合、螢と繭つか結構昔からある怨霊にレイプされる
ノリ並にギャグだから全然平気だな。マジで恋愛されると駄目だが・・
>>374 
マジGJ!!!!!!!!!
好きな人間の前で陵辱されるのエロス!羞恥プレイ大好き!
【1】はまだまだ早いので【2】か【3】で!
381名無しさん@ピンキー:2005/10/12(水) 00:37:26 ID:3EMWFQcm
私はプチジュエルより天倉姉妹ならこの子を押したい。すごい美人さん。
ttp://www.level-d.net/g004.html
あの姉妹ドール系の顔してるからボークスで見てみたいな・・

>>376主人公死亡フラグワロスwwwなんとも潔い螢カコイイ。漢だな・・・・ぜひ【2】を澪の前で!!!
382名無しさん@ピンキー:2005/10/12(水) 00:52:31 ID:rDUfhW7U
優雨×深紅なんてどう頑張ってもその場のノリ
別に俺は優雨深紅が見たいわけじゃないが、人の意見にバカだのハゲだの言う奴の気しれん。荒れる元。
カプ批判はチラシの裏にでも書いてろ。な?
383名無しさん@ピンキー:2005/10/12(水) 01:15:48 ID:4tWHcDvh
>>380だけどもしかして火に油を注いじゃったかな?
>>382
>>368がネタだって事は分かってたから。ちょっと最近別スレで>>369
の内容に近い事で思うところあって。考え無しに同意とか言ってゴメソ。
バカやらハゲやらにはあんまり反応しない方が疲れないよ。マターリ行こう。
384名無しさん@ピンキー:2005/10/12(水) 01:38:27 ID:5Bdw5kpO
【3】を澪の前で…
385名無しさん@ピンキー:2005/10/12(水) 01:48:08 ID:rDUfhW7U
いや、俺の考えはどうでもいいんだがね。
>>368の気持ちを考えればこそ。
本気か冗談かは知らんが、もし本気でマイナーカプを書いて欲しかったんだとしたらどうするよ。
勇気だして希望挙げたのに黙れハゲで片付けられたら悲しいだろ。
>>368に限った事じゃなくて、これから先色んな希望が挙がる中、怜深紅や澪繭みたいな王道カプ以外を排除するような事になると寂しいんじゃないか、と。
まあ2ちゃんの性質上、暴言が出るのは仕方がないんだろうけどね。
漏れもバカな事言ってないでマターリしまつ(´・ω・`)
386名無しさん@ピンキー:2005/10/12(水) 02:23:42 ID:3EMWFQcm
怜深紅って王道なの?

>>385
>>369も接点の無いカプを限定で言ってるみたいだし、王道以外を排除しようとはしてないと思うから
自分の事でないならそこまで気にしないで言いと思うよ。>>398もネタだろうしね。
接点無いカプ希望は色々と謂れがあって毛嫌いする人多いからある程度はしょうがないし。

>>384
噛みちぎられそうwww
「ちゃんとやらないと澪の命が・・」とか脅すか・・
387名無しさん@ピンキー:2005/10/12(水) 02:53:00 ID:odqW3kHg
なんか深紅ってカプない希ガス。
作品中でも真冬いなくなっちゃって基本的に孤独だし。
怜との関係も澪繭みたいな異常性の有るもんじゃなくてあくまでも仲のいい姉妹って感じだからなあ…
388名無しさん@ピンキー:2005/10/12(水) 03:14:54 ID:QI/Ip3jU
なんだかんだ言って澪繭が一番人気があんのかな?やっぱ・・・
389名無しさん@ピンキー:2005/10/12(水) 03:20:45 ID:rDUfhW7U
色んなとこの人気投票見て回ると、主人公人気だけなら
澪>深紅>繭>怜
みたいな感じかなあ。
澪と深紅ってあんまり接点ないし、澪繭が一番スタンダードかもね。
390名無しさん@ピンキー:2005/10/12(水) 03:35:57 ID:3EMWFQcm
他EDでは真冬生きてるから、澪繭の虚、約束ED後SSみたいにそういう真冬深紅モノもあっていいのにね。
>>388
偏愛は中毒性があるからね。紅い蝶は偏愛だらけでスゴス
391名無しさん@ピンキー:2005/10/12(水) 03:42:35 ID:QI/Ip3jU
>>390
しっかり毒されてしまいました。
エロだけでなく二人の繋がりも含んだ話が結構好きなんで
澪繭は書きやすいんだよね。
またそのうち書かせて頂きます。
392名無しさん@ピンキー:2005/10/12(水) 07:42:24 ID:eUAc2sQk
>>376
やっぱ【2】でしょ。
澪の前で。その後発情した澪が螢を殺して、そのまま姉妹レズプレイへと・・・
393名無しさん@ピンキー:2005/10/12(水) 07:43:19 ID:eUAc2sQk
しかし、最近のレスの進み具合は嬉しいものがあるな
394名無しさん@ピンキー:2005/10/12(水) 09:53:15 ID:0W1kYFap
家族で双子で姉妹で女同士って禁断だらけなのなそういえば・・・
とりあえず>>391にも期待しトコ。
>>376
俺も【2】で!
>>381
その人形、右下二枚のくせッ毛verが澪で、おかっぱverは繭って考えると
なんか双子っぽくていいな。
395名無しさん@ピンキー:2005/10/12(水) 23:25:16 ID:BEOQd2tE
続きまだー・・・?(´・ω・`)
396名無しさん@ピンキー:2005/10/13(木) 00:03:10 ID:eGmrnRFb

【システムに対し、コマンド1が0件、入力されました】
【システムに対し、コマンド2が6件、入力されました】
【システムに対し、コマンド3が2件、入力されました】
【2.繭にオ○ニーさせる が選択されました】
【繭に挿入可能フラグが立ちました】

挿入キタ━━━(゚∀゚)━━━ !!!!!GJだぜ皆さん!
繭にオ○ニーさせるんだな。しかも、澪の前で…了解。


このままでは面白くない…俺はそう思った。
繭は俺の愛撫にも全く反応せず、その秘所は潤う事なく、閉ざされたままだ。
これでは、精巧なラブドールを抱いているのと変わらない。
繭を完全に屈服させなければ。それには、澪の前で辱めるのが一番だろう。

俺は、繭の腕を掴んで、立ち上がらせた。

「来い」

俺は、廊下へ繭を引きずり出し、向かいの部屋のドアを開いた。
部屋の中では、両手両足を戒められたままの澪が、繭を呼び続けながらすすり泣いていた。
そして、顔を上げて、俺と繭を見た。

「お姉ちゃん…」
「澪…」
397名無しさん@ピンキー:2005/10/13(木) 00:03:48 ID:3HsUuZry

澪は、裸のままの繭の姿を見て、きっと俺を睨みつけて叫んだ。

「お姉ちゃんになにをしたのっ?」
「なあに…ちょっと味見しただけさ」
「こんな事して…赦さないんだから…」
「赦さないか…どうするつもりだ?後で警察にでも言うか?それとも、姉さんにか?」

澪は、はっとした表情を浮かべた。

「お母さん…」
「姉さんに、なんて話すつもりだ?私達、二人ともあなたの弟に無理矢理犯されました、
 とでも言うか?病気の姉さんに」
「そんな…酷い…」

澪の瞳に、悔し涙が溢れた。

「姉さんの病気は、悪いらしいな。あまり心身に負担がかかると、命に関わるようだ」
「叔父さん…あ、あなたって人は…」
「判ったら、大人しくするんだな」
「澪…」

繭は、澪に駆け寄ろうとした。しかし、俺は繭の腕を掴んだまま、離さなかった。
そして、繭を床の上に引きずり倒した。
398名無しさん@ピンキー:2005/10/13(木) 00:04:39 ID:3HsUuZry

「きゃあっ」
「お姉ちゃんっ!」

打ちひしがれ、涙を流す姉妹を、俺は満足そうに眺めた。
そして、部屋の奥にあった椅子につかつかと歩み寄り、どっかりと腰を降ろした。
そして、繭に命令した。

「さあ、繭。始めるんだ」
「えっ…」
「自分で自分を慰めるんだよ。…もう大人なんだから、やり方は知っているだろう?」
「・・・・・」

繭は、諦めたようにその場でゆっくり膝立ちになると、両手で自分の胸をそっと包み込んだ。

「お姉ちゃん?」
「澪…お願い…見ないで…」

繭が、羞恥に全身を震わせながら、そう言った。

「お姉ちゃん…なんでそんな事するの…なんでそんな奴のいう事聞くの?」

澪が、涙声で繭に訴える。俺は、喉の奥でくくっと笑った。
答えられる訳ないよなあ、繭。

繭は、目を閉じて、ゆっくりと自らの両の手のひらで、自分の胸を揉みはじめた。
先程受けた強引な愛撫の跡を、やさしく、やさしく揉みしだく。
やがて、両手を開き、指先で乳首をそっと摘んだ。
399名無しさん@ピンキー:2005/10/13(木) 00:05:14 ID:eGmrnRFb

「んっ…」

繭が、声を上げ、顔を赤く上気させた。初めて見せる繭の官能の表情だった。
そして、左手で胸を包んだまま、右手をそろそろと膝の間に這わせていった。
そして指先を、割れ目にそって滑らせはじめた。

「はあっ…」

繭が、溜息をついた。妹の見ている目の前で、自慰を強制させられている事が、
繭の官能に火をつけたらしい。
繭は、足の間の、さらに奥に、指を伸ばした。

ちゅく…

繭の股間から、湿った音がした。

「あんっ…」

繭が、せつなげに声を上げた。なんて事だ…さっき俺があれだけ執拗に責めても開かなかった
合わせ目に、今は易々と、繭の指が入ってしまった。

くちゅっ…くちゅっ…
「はあっ…はあっ…」
400名無しさん@ピンキー:2005/10/13(木) 00:05:53 ID:eGmrnRFb

繭の息が、だんだん荒くなる。そして、うっすらと目を開けて、横たわる澪の方を見た。

「…澪…」

繭の唇が開き、澪の名前を呼んだ。

「ああ…澪…んっ…はあっ…澪…」

「お姉ちゃん…」

はじめは、繭の姿から目を背けていた澪も、顔を赤く上気させ、初めて見る姉の痴態を、
食い入るように見つめている。

澪の指の動きが、しだいに激しくなる。
膝の内側を、溢れ出した愛液が、雫となってつうっと流れた。

「んっ…はあぁっ…はあぁっ…澪…澪ぉっ…」
「お姉ちゃん…」

繭の股間から、くちゅくちゅと指を出し入れする湿った音が聞こえてきた。
いまや繭は、腰をくねらせ、澪の名前を呼びながら激しく指を動かしている。

俺は、その妖艶な光景に圧倒されてしまった。
さっきまでは、人形のように頑なだった少女が、今は羞恥心すら脱ぎ捨てて、
淫らな姿を妹に晒している。

401名無しさん@ピンキー:2005/10/13(木) 00:06:42 ID:eGmrnRFb

「ああんっ澪、澪ー!」
繭は、腰を上下させ、絶頂を迎えそうになっている。

澪のためか…
俺は、ぎりっと歯軋りして立ち上がった。
このままではヤヴァイ!このSSは本来、俺が主役の鬼畜陵辱の漢の世界だった筈だ!
このまま死んでレズSSにしてたまるものか。選択肢カモン!

【コマンド選択】
【1.繭に挿入する】
【2.繭にフェ○チオさせる】
【3.終了する】

402名無しさん@ピンキー:2005/10/13(木) 00:28:46 ID:TjsHjdgd
>>401
いやあ、最高にGJ!だよ。すごすぎ。繭はいつも澪を思ってオナニーしてた訳か・・
しかし、面白い漢だな、螢。すでにかませ犬状態なのがw

>このまま死んでレズSSにしてたまるものか
 妙にツボった・・だが残念ながら、レズSSに突入するような希ガス

しかし、挿入される繭というのも見たい・・【1】に1票
苦しみ喘ぎながらも、澪の名前を呼び続け絶頂を迎える繭。
犯るのに夢中で澪が縄を解いたのに気づかない螢。
澪が背中から包丁でブスリ・・・だな。番外編、澪と繭レズプレイ。
403名無しさん@ピンキー:2005/10/13(木) 00:28:47 ID:xC2aIaBc
澪と一緒に【2】で!
404名無しさん@ピンキー:2005/10/13(木) 00:46:07 ID:rv/s18Z5
無理矢理【2】でお願いしまつ
405名無しさん@ピンキー:2005/10/13(木) 00:55:18 ID:UAea+E/b
好きな子の前で自慰させて、濡れた頃挿れられるってどんだけエロイのよ(*´д`*)
まだまだ【1】は早いんで【2】!!でもその間に乾いちゃいそう。
あ、澪に見られてる羞恥から濡れ続けるかな。

【2】で!!
しかし仕事早くてホントGJ!
406名無しさん@ピンキー:2005/10/13(木) 01:20:50 ID:HO8bXC9I
キテルー!えろえろですよー最高ですよー、ハァハァ。。
かませ犬ついでにち○ぽもかませよう!(氏w
ってことで【2】で!
407名無しさん@ピンキー:2005/10/13(木) 01:43:59 ID:TjsHjdgd
【1】は澪のために取っておくことにして
【2】で。螢のナニを喰いちぎって、【澪繭のレズプレイフラグが立ちました】
に決定w
408名無しさん@ピンキー:2005/10/13(木) 01:47:24 ID:uZzO9usj
一通りやる事やらせて最後は締めにレズプレイしてくれたら
フルコースだなぁ(*´Д`)はぁはぁははlhぁl
>>401
【2】のコマンドを入力。
409名無しさん@ピンキー:2005/10/13(木) 10:04:34 ID:sBUlQd1h
>>401
いや、螢の言うとおり、このSSは鬼畜陵辱男の世界がいいから、【1】で。
繭にぶち込んでやりませう。
410名無しさん@ピンキー:2005/10/13(木) 10:34:13 ID:/iZV7Dib
自分としてはメインに鬼畜陵辱を食べた後甘いデザートにレズが見たいな。
>>408の言うフルコースってやつか。
螢の犯って殺られての漢の生き様に期待
411名無しさん@ピンキー:2005/10/13(木) 15:50:08 ID:r83jzHmE
>>401
鬼畜陵辱男の世界だからこそ【2】→【1】キボンヌ

陵辱されまくる繭を何とか助けたいと必死で縄から逃れようとする澪
しかし間に合わずとうとう挿入中田氏。
その瞬間、手首を血だらけして縄を逃れた澪が
>>398の椅子を振り上げ、叫びながら振り下ろす。
何度も何度も振り下ろし、椅子が壊れたところで繭が澪を抱きしめ
「澪!澪!もう私は大丈夫だから!」
「ハア・・・ハア・・・お姉ちゃん・・・お姉ちゃん!」
螢が触れた痕跡を消そうと必死に繭を求める澪。
螢の死体を横にレズプレイに突入。

その後は
>>350-358ってのが理想。

ぁぁぁぁぁぁたまらんwwwww!! 俺も行くぞ!とうっ!(×へダイブ)
412名無しさん@ピンキー:2005/10/13(木) 18:34:06 ID:r6hE3xfL
こんなん描いた。
やはり姉は攻めが似合うってか好き。
ttp://sakuratan.ddo.jp/uploader/source/date3600.jpg
413名無しさん@ピンキー:2005/10/13(木) 19:27:30 ID:UBvrXpWw
>>412
ぐふっ(体中の穴という穴から血を吹き出して死亡)
414名無しさん@ピンキー:2005/10/13(木) 19:54:11 ID:Z85nYRrc
>>413
サイレンの屍人を連想したw
415名無しさん@ピンキー:2005/10/13(木) 20:45:24 ID:mqqyif+8
ちょwwおまいらワロスw

>>412
やっべツボだこれ(*´д`*)ハァハァ
蝶GJです!
416名無しさん@ピンキー:2005/10/13(木) 20:55:37 ID:DyGzesBl
>>412
GJGJGJGJGJGJGJGJGJ!!





・・・もうちょいおっぱい大きいほうが良かったかも。
417名無しさん@ピンキー:2005/10/13(木) 22:02:27 ID:3dX7cPq2
やべえ、GOOD JOBなんかじゃねえ
まさにGOD JOB
ちょっと俺も全身から血を吹いて死んでくるわ
418名無しさん@ピンキー:2005/10/14(金) 00:01:12 ID:ZlnWBFcB
>>412
いやこりゃ素敵。ハアハア・・ちょっと前にあった虚ED後の繭澪描いた人?
GJ!!

>>411
うお、そりゃ・・・イイ!かなりイイ!
螢を殺した澪を後ろから抱きしめる繭がかなりツボりました。
いいなあ、この純文学風サスペンスって・・・ww
その後の洋館話も含め、こんな話激しく読んでみたい。

そんなこんなで自分は【1】希望。螢に挿れられながらも、脳内で澪と
セクースしている繭姉ハアハア・・・
419名無しさん@ピンキー:2005/10/14(金) 00:14:09 ID:ApZn+/+N
連レススマソ
まあ、あれだ・・俺も叫びながら×にダイブしてくるw
いまや×の中は澪繭萌え人間だらけw
420名無しさん@ピンキー:2005/10/14(金) 00:46:54 ID:ApZn+/+N
続き・・・待ってる、待ってるよ
421名無しさん@ピンキー:2005/10/14(金) 00:51:06 ID:hSyXSIBm
>>412
うわあ(*´д`*)ハァハァた、たまりませんがな。澪攻めの方が好きな人間ですが
それでもたまりませんがな・・
>>418
自分も思った。あの虚ED後描いてた人です?

しかし、今日は続き投下ないのかな・・
422名無しさん@ピンキー:2005/10/14(金) 01:07:11 ID:ApZn+/+N
>>412
これで澪がふたなりだったりなんかしたら自分的には最高なんだが
ハアハア・・・・w
423名無しさん@ピンキー:2005/10/14(金) 01:11:35 ID:2M6Nz6Q8
続きまだ〜?(*´д`*)ハァハァ
424名無しさん@ピンキー:2005/10/14(金) 01:15:32 ID:kTecudsq
>>422
ふたなりは流石にキモ杉
425名無しさん@ピンキー:2005/10/14(金) 01:38:45 ID:hSyXSIBm
ふたなり好き。な人間もいますが
426名無しさん@ピンキー:2005/10/14(金) 01:53:56 ID:LUS3aSiY
俺もレズはいいけどふたなりはちょっと…
男持ってくりゃいいじゃん…
427名無しさん@ピンキー:2005/10/14(金) 02:09:05 ID:6ZWQ6qRn
エロよりラブが見たい自分には
二人が気持ちよさそうならフタナリだろうが器具ありだろうが気にしないけど
男っていうか他者介入はまた全然違ってくるよ。

ってこの話は前スレでも散々話されてたしループ良くないか。
428名無しさん@ピンキー:2005/10/14(金) 17:38:22 ID:yaM203Fd

「それじゃお姉ちゃん、お休み。明日は寝坊しないでね。」
一日が終わり就寝する時刻となり、自室へのドアに手をかけた澪が姉に挨拶をする。
「・・・うん、澪、大丈夫だから・・・その・・・・・」
瞳を泳がせ何かを言いたそうにする繭。
「ん?どうしたの?お姉ちゃん。」
どこか儚げない印象を受ける姉の表情を気遣う澪。
「・・・・・んん、何でもない・・・・おやすみ、澪・・・」
姉の表情が僅かに微笑んだのを確認すると、澪は笑顔で頷いて自室に姿を消していく。

一人で廊下に残された繭は遅い足取りで自分の部屋へ向かう。
ドアを開け、そのままベットに倒れ込む。

「・・・・うっ・・・・うぅ・・・」
暗い部屋の中でくぐもった繭の嗚咽が聞こえる。
繭は布団に顔を埋めて泣き声を殺していた。
(澪・・・澪・・・私は澪のことがこんなに好きなのに・・・愛しているのに、
こんなにも・・・壊れそうなくらいに澪のことが好きなのに・・・・・・)

同じ高校に入学して違うクラスになった二人。
環境も変わり、これまでの二人の思い出に更に新しいものが積み上げられようとしている。

繭にとっては・・・・・そんなものはこれまでの二人の美しい思い出を色褪せさせる無粋なものでしかなかった。
二人が作り上げてきた心地よい世界を脅かす侵入者でしかなかった。
ただ・・・・好きな人と一緒に居たい・・・・・こんなささやかな願いも叶えてくれない社会に負の感情が
心に渦巻く。

それでも、澪のことを考えると、澪のことを思うと、苦しい・・・辛い・・・・悲しい・・・・寂しい・・・・
以前は違った。愛する人を想うと安らいだ・・・・心地よかった・・・
「くっ・・・・澪・・・澪、どうして?・・・私はこんなにも・・・・」
狂おしい程に愛しい女性の像を記憶の中で再現させる。体がこんなにも疼く・・・・・・自制が効かなくなる。

右手で自分の胸を淡く揉む。
自身の手から与えられる感触でも、その快感は心の痛みを少しは和らげてくれる。
流れるようにその手を秘所に伸ばそうと体を這わせ、はっ、となる。

(私、何してるんだろ・・・・澪は妹。隣の部屋で澪が寝ているというのに・・・・・私は何ておぞましい事
を・・・・)
429名無しさん@ピンキー:2005/10/14(金) 17:39:27 ID:yaM203Fd
「うぅ・・・・澪、ごめんね・・・澪・・・・・・・嫌いにならないで・・・・・」
相手もないのに懺悔を繰り返す繭。
愛する女性を自分の下賤な欲情で汚すことが許せなかった。
ずっと側に居て守ってあげたい妹を想い下卑た行為に身を堕としそうになった自分が許せなかった。
繭の中での澪の存在はそれ程であった・・・・・筆舌に尽くし難いほどのすべてであった。

『どうした?なぜ止める?またつらいだけだぞ・・・・何を躊躇う必要がある?どうせお前らが結ばれる
ことなんて決してないんだからな。』

まただ・・・・・何時からだろうか?私の中で聲が聞こえるようになったのは・・・・
あの村から二人で逃げた後からだろうか・・・・・・今の高校に入学し、澪との距離が更に遠くなった
と実感した頃からだろうか・・・・それとも記憶ができるようになった幼き頃からこの聲は在ったのだろうか?
私がそれを認識していなかっただけで・・・・

この聲の主は私にとって許せない存在であった・・・・・澪を・・・愛しい澪を汚らわしい欲情に任せ蹂躙する
ことしか考えない最低な獣であった。そんなこと絶対にさせない・・・・大切な澪に・・・・絶対そんなことは・・・

『大切な澪?』
「そうよ、澪には絶対に手を出させないわ!」
『何度言えば分かる?私はお前だ・・・・私は天倉繭という存在そのものだ。
いいか、お前の心の闇などでもない・・・私はお前だ。』
「やめて!やめて!うるさいわ!そんな訳ない!私の中から出て行ってよ!汚らわしい!」
『ふふ・・・可笑しいな、汚らわしいだと?それではお前は綺麗なのか?潔白だとでもいうのか?
さっきお前はその愛する澪を想って何をしようとしたのだ?せめて妄想の中で欲望を果たそうと淫らな
行為に身を窶そうとしたではないか・・・』
「違うわ!私じゃない!あんたがそうさせたのよ!もうやめてよ!!」

泣き叫んでも耳を塞いでも聞こえてくる忌まわしい聲。
聲が更に絶望的な言葉を繭に浴びせようとした時であった。

コン、コン。

不意にする扉をノックする音。
「お姉ちゃん?・・・大丈夫?」
ハッっと、体を起こす繭。
(み、みお・・・・・)
430名無しさん@ピンキー:2005/10/14(金) 18:27:55 ID:jAlBPc/y
>>428->>429
GJ!!!続きキボン
431名無しさん@ピンキー:2005/10/14(金) 19:30:16 ID:HB/CjBJB
>>428-429
おお、なんかイイ!
続き待ってます!
432名無しさん@ピンキー:2005/10/14(金) 21:11:11 ID:hSyXSIBm
>>429
葛藤イイ!しかしいいところできるなぁ。続き禿待ち
433名無しさん@ピンキー:2005/10/14(金) 22:04:19 ID:e2Kkxi5z

【システムに対し、コマンド1が3件、入力されました】
【システムに対し、コマンド2が7件、入力されました】
【システムに対し、>>412の絵が入力されました。…非常にGJです。システムの妄想力が大幅に上昇しました】
【2.繭にフェ○チオさせる が選択されました】

繭にフェ○チオさせるんだな。よおし!いよいよ俺の装備機能「勃」の出番だ!
…使う前に死んだらどうしようかと思ったぜ…



「ああっ…澪…澪…」
「お姉ちゃん…」

繭は、羞恥と快感の狭間で身悶えしている。その姿は、妖艶そのものだった。
そして、それを見つめている澪もまた、顔を紅潮させ、息を荒げている。
その淫靡な光景に、俺の肉棒は充血し、今にも爆発しそうだった。

「もういい。繭」

俺は、繭に声をかけた。
繭は、我に返ったように、びくっと身を震わせる。そして、股間から手を離し、再び恥らうように俯いた。
俺は、膝立ちになった繭の前に、ゆっくりと大股で歩み寄った。
434名無しさん@ピンキー:2005/10/14(金) 22:04:50 ID:e2Kkxi5z

「くくくっ、なかなかいい眺めだったぜ。澪に見られて、興奮してたのか?」
「そ、そんなんじゃ…」
「そう言いながら、ずいぶん楽しんでたじゃないか。…それじゃ今度は、俺を楽しませて貰おうか」

俺は、繭の目の前で、ズボンンのベルトをかちゃかちゃと開いた。そして、もどかしげにズボンを脱ぎ捨てた。
ポケットの中に忍ばせていたバタフライナイフが床に転がった。二人を拘束するときに使ったものだ。
だが俺は、気にも留めなかった。繭はもう俺に逆らえない。澪は、繭を助けようにも、俺のずっと
後ろで、両手両足を拘束されて床に転がっている。

俺は、ブリーフのゴムをずらして、大きく怒張した肉棒を取り出した。
仮性包茎の皮が剥けて、周囲に悪臭がぷうんと漂った。肉棒の先には、チ○カスがこびりついている。
繭の表情が、恐怖で強張った。

「男のモノを見るのは、初めてか?くくっ、もうすぐこれが、お前の中に挿入るんだぜ。
 だがその前に、お前の舌でこれを舐めて、綺麗にして貰おうか」
「いっ嫌…嫌です…そんな…そんなおぞましいもの…」
「そうか、それじゃあ、澪にあのことをバラされてもいいんだな?」

俺は、繭の耳元で、小声で囁いた。

「そ、それは…」

繭は、苦悩しているようだった。澪の目の前で辱められる恐怖と、澪に真実を暴露される
恐怖との間で揺れ動いている。
435名無しさん@ピンキー:2005/10/14(金) 22:05:27 ID:e2Kkxi5z

「さっき、澪に手を出さないなら、なんでもするって言ったよなあ?
 お前の舌と口で俺を満足させられたら、澪には手を出さないでやってもいいぞ」
「ほ…本当に?」
「ああ、約束するよ」

勿論嘘だったが、俺はそう言った。
それを聞いて、繭は決心したようだった。おずおずと俺の肉棒に手を添えて、目をつぶり、
口を開いて舌を伸ばす。

「嫌あっ!お姉ちゃんやめてえっ!」

澪が絶望的な叫びを上げる。
姉が、自分の為に奉仕を強いられる事が耐えられないのだろう。

「澪…」

繭の閉じた瞳から、つうっと涙が零れ落ちる。そして、舌の先を伸ばし、俺の肉棒を舐め始めた。

ぴちゃ…ぴちゃ…
「お姉ちゃん…ぐすっ…お姉ちゃん…」

静かな室内で、俺の肉棒を舐る繭の舌の音と、澪の嗚咽する声だけが響いている。
繭は、ぎごちないながらも懸命に舌を伸ばし、俺の肉棒の竿の部分を舐め上げていた。
俺は、肉棒に神経を集中して、繭の柔らかい舌の感触を楽しんでいた。
436名無しさん@ピンキー:2005/10/14(金) 22:06:48 ID:e2Kkxi5z

「ううっ…そうだ。いいぞ繭」

繭は、美しい顔を嫌悪で歪めながら、奉仕を続ける。
澪のその表情と、澪のすすり泣く声が、俺を次第に昂ぶらせる。
そして、繭に命令した。

「よし繭。それじゃ次はしゃぶるんだ。口の中でな」

繭は素直に従った。大きく口を開けて、俺の肉棒を懸命に咥え込む。

「んぐっ…」

繭は、俺の肉棒の先端を唇で包み込み、舌の先で刺激し始めた。
やはり、澪を守るためなら、なんでもするつもりのようだな。くくくっ。

「そうだ。上手いぞ…繭…」

俺の肉棒が、柔らかく暖かい繭の咥内で包まれている。先端は、澪の柔らかい舌が絡み付いている。
繭は、両手で俺の肉棒の付け根を握り、頭を前後させて、唇で先のほうを刺激した。

ちゃぷっ…ちゃぷっ…

ううっ…もう、もうたまらんっ!
俺は、繭の頭を両手でぐっと掴んだ。そして、大きく腰を突き出した。
437名無しさん@ピンキー:2005/10/14(金) 22:07:47 ID:e2Kkxi5z

「むぐうっ?」

繭が苦しげに、くぐもった声を上げた。だが、俺はかまわずに、更に肉棒を繭の口に押し込んだ。

「んぐうっ、んんー!」

俺は、繭の頭をがっちりと掴んだまま、激しく腰を前後させた。
俺の肉棒の先端は、繭の咥内の奥の喉まで達していた。
繭の口から、ぐちゅっ、ぐちゅっという塗れた音がする。

「やめてえっ、お姉ちゃんに酷いことしないでえっ!」

俺の後ろで、澪が絶叫する声が聞こえた。それが引き金となって、俺は、猛り狂う衝動を爆発させた。

「ううっ、そらっ出すぞっ!出すぞっ!」
「んぐうううっ!」

どくっ…どくっ…どくっ…

俺はとうとう、繭の口の中で達してしまった。
そして、腰をぶるぶるっと震わせると、繭の咥内から肉棒を引き抜いた。そして、ふううっと溜息をついた。
438名無しさん@ピンキー:2005/10/14(金) 22:08:49 ID:e2Kkxi5z

「ううっ…げほっ、げほっ、ごぼっ」

俺の足元で澪が倒れこみ、しきりにむせ込んでいる。そして、喉の奥に絡みついた、ねばねばした俺の
精液を、床にごぼっと吐き出した。

「げほっ…げほっ…」
「お姉ちゃん…」

背後から、澪の声が聞こえる。繭はショックを受けたのか、俺の足元でへたり込んで嗚咽している。

「くくく…」

俺の嗜虐心が最高に高まり、笑いがこみ上げてきた。再び、俺の肉棒はむくむくと勢いを取り戻し、
ぴんと反り返った。
よおし!次はいよいよ繭に挿入だな!っ来い!

【1.繭に挿入する】
【2.終了する】

ってオイ!そんな選択肢意味あるかっ!【1】だ【1】!

【システムの内部タスクにより、コマンド1が強制選択されました】
【システムは現在、妄想中です……現在2%終了】

くううっ、早くしてくれYO…漏れそう…
439名無しさん@ピンキー:2005/10/14(金) 22:16:54 ID:qMCiAjAl
>>489うぉぉぉ〜GJ!!!!!!!!!
440名無しさん@ピンキー:2005/10/14(金) 22:18:15 ID:qMCiAjAl
>>438でした
441名無しさん@ピンキー:2005/10/14(金) 22:26:01 ID:+0rBRSiF
>>438
続きキターーーーーー!毎度GJ!
442名無しさん@ピンキー:2005/10/14(金) 22:45:03 ID:LUS3aSiY
>>440
落ち着けw
443名無しさん@ピンキー:2005/10/14(金) 23:02:50 ID:hSyXSIBm
>>438
ハァハァ・・GJ!!

出来れば挿入は焦らしながら・・澪に愛撫する所を見せ付けた後にじっくりと・・

しかしバタフライナイフ・・・ここでも静かにフラグが。
444名無しさん@ピンキー:2005/10/14(金) 23:04:34 ID:un1uMIHJ
繭タン澪タン(*´д`*)ハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァ
445名無しさん@ピンキー:2005/10/14(金) 23:15:00 ID:6ZWQ6qRn
>>429
何だかシンジのような繭だww どう続くか想像が塚ナス
>>438
まだ2%かぁorz この休みにメチャ期待してまつ!
>>443
一対一じゃ全然濡れなかった繭も、澪に見られながらの愛撫なら
濡れそうだね。
446名無しさん@ピンキー:2005/10/15(土) 00:34:41 ID:pmP6nYxz
>>438
GJ!!(*´Д`*)ハァハァ
挿入楽しみだ〜!
期待してまつノシ
447名無しさん@ピンキー:2005/10/15(土) 01:48:58 ID:aEckJRXS
>>438
GJ過ぎwww エロもいいが読むのが止まるくらい笑ってしまいもする。
>俺の装備機能「勃」
これにまずテラワロスでひっかかってもうたw
448名無しさん@ピンキー:2005/10/15(土) 04:47:04 ID:RMz9RmEP
はやく!はやく!
挿入!!挿入!!
449名無しさん@ピンキー:2005/10/15(土) 13:46:15 ID:PMWjFIaa
澪タン繭タンカワイソス・・・(´・ω・`)

でも気づけばハァハァしてる自分。

×に逝ってきます・・・。
450名無しさん@ピンキー:2005/10/15(土) 16:28:28 ID:ZOeUZ7p1
俺としては×より〆の方が雰囲気出ていいと常々思っている

かなりどうでもいいな
451名無しさん@ピンキー:2005/10/15(土) 18:40:07 ID:d39rtpGN
きっと、挿れられても
「澪、澪・・あ、あ、あっ!」
とかなんだろうなあ・・・
452名無しさん@ピンキー:2005/10/15(土) 21:07:48 ID:D47b9Vn4
続きまだー?
453名無しさん@ピンキー:2005/10/15(土) 21:20:09 ID:0Ln2azXW
続き早く!!早く!!
俺の装備機能「勃」が萎えてきてるYO!
454名無しさん@ピンキー:2005/10/15(土) 22:21:15 ID:Hv8dcd2Y
が・・我慢汁がぁぁ・・・
455名無しさん@ピンキー:2005/10/15(土) 22:31:10 ID:0piO1FhD
>>412
orz 見逃した・・・・
たった二日で消えるとは・・・・
456名無しさん@ピンキー:2005/10/15(土) 23:16:32 ID:ZGiX4BER

【妄想終了しました。投下します】

俺は、尚も咳き込み続ける繭に向かって言った。

「なかなかよかったぜ。くっくっくっ、それじゃ今度は、下のお口で楽しませて貰おうか」

繭がはっと顔を上げ、恐怖で目を見開いた。
俺は、足元にひれ伏した繭の肩を両手で掴み、仰向けにして押し倒した。

「いやあっ!」
「お姉ちゃん!」

繭は激しく抵抗したが、俺は繭の手首を両手で掴み、床に押し付けた。
そして、両足を繭の膝の間に割り込ませ、太腿を開かせて組み敷いた。
俺の肉棒が、繭の腹の上でぶるんっと震え、怒張していた。

「ああ…やめて…お願い…」
「お姉ちゃあん!…」

背後から、澪の叫びが聞こえる。

「お願い…ここでは…澪の見ている前では嫌…」

繭が涙を潤ませて、俺に懇願した。俺は、くくくっと笑って言った。

「安心しろ。後で澪も、お前と同じように挿入てやるよ。仲良く二人とも同じ俺の肉棒でな」

澪の表情が驚愕で歪んだ。
457名無しさん@ピンキー:2005/10/15(土) 23:17:17 ID:ZGiX4BER

「そ、そんな…だってさっき、約束したじゃない…口でしたら、澪には手を出さないって…」
「お前が俺を満足させたら、って言ったよな?…生憎だったな。あれだけじゃ、俺の肉棒は
 満足しないんだよ」
「そんな…澪…澪…」

繭ははらはらと涙を流した。この状況でも、自分よりも澪のことを心配しているようだ。

「そんなに妹が大切か。泣かせる話だな。繭。…つうかお前ら異常だよ…
 今から俺が、男の味をたっぷりと教えてやるぜっ!」

俺は、腰を落として、澪の割れ目に肉棒の竿を押し付けた。
そして、腰をゆっくりと前後させる。繭のクリトリスを、俺の肉棒の竿がなぞり、刺激を与え始めた。

「あっ…はあっ…」

繭が、切なげな声をあげた。今度は感じているようだ。

「どうした?気持ちいいのか?くくくっ、さっき、自分で慰めたのがよかったようだな。
 それとも、澪に見られているから感じてるのか?」
「ああっ、嫌…」

繭が、快感に抵抗するかのように眉をひそめる。赤く上気した、羞恥と快感が入り混じった
その表情が、俺をぞくぞくさせた。
458名無しさん@ピンキー:2005/10/15(土) 23:17:55 ID:ZGiX4BER

俺は、繭の躰を組み敷いたまま、繭の乳首をぺろっと舐めた。

「ああんっ…」

繭がまた声を上げた。俺は満足して、更に舌で繭の胸を攻めた。乳房を頬張るように口に含み、
乳首を舌で刺激する。
腰の前後の動きは続けたままだ。

「ああんっ…あんっ…はあっ…」

繭が、次第に甘い声を上げ始めた。繭の両腕から、両足から、抗っていた力がだんだん抜けていく。
俺の竿に、溢れ出した澪の愛液が絡みつき始めた。

「あああっ…澪…澪…」

繭が、澪の名前を呼び始めた。って…だから澪じゃないだろっ!俺を無視するな!
こうなったら一気に挿入てやる!

俺は繭の腰を抱え上げ、割れ目を押し開いて肉棒を一気に突き立てた。

「あああっ!痛っ!痛いっ!」

繭が、破瓜の痛みに悲鳴を上げた。
しかし、十分に潤った澪の膣は、俺の肉棒を半分ほど受け入れた。
俺の肉棒を、柔らかく暖かい肉襞が包み込んだ。
459名無しさん@ピンキー:2005/10/15(土) 23:18:28 ID:ZGiX4BER

「ああっ…澪…助けて…澪…」

繭が、澪の名を呼んで泣き叫ぶ。おれはかまわずに、更に腰を突き上げ、肉棒を根元まで
一気に突き入れた。

「あああああっ」

俺は、激しく腰を前後させ、繭の膣内に肉棒を出し入れした。
なんて狭いんだ。しかも、肉棒を出し入れする度に、肉襞が絡みついてくる。素晴らしい名器だった。
素晴らしい…最高だ…繭…

俺は、夢中になって腰を前後させ、肉棒で感じる繭の膣の感触を、存分に味わっていた。
背後から、澪のすすり泣く声が聞こえなくなった事にも、気がつかなかった。

「澪…くうっ、澪っ…」

繭は、澪の名前を呼びながら、必死に痛みに耐えている。
俺の嗜虐心は最高頂に達していた。同時に、肉棒を包み込む快感もまた。

「ううっ、繭っ!行くぞっ!出すぞっ」
「ああ嫌あっ!澪ぉっ!」

俺は、繭の中に熱い迸りを解き放った。肉棒から背筋にかけて、射精の快感が突き抜けた。
460名無しさん@ピンキー:2005/10/15(土) 23:19:00 ID:ZGiX4BER


その時、背後から突然、澪の呟く声が聞こえた。

「私が護らなきゃ…私がお姉ちゃんを護らなきゃ…だから…」

絶頂の余韻に浸る俺の躰を、背中から鋭い痛みが貫いた。
同時に、繭が、俺の腕から逃れて、俺の胸を突き飛ばした。
そのはずみで、俺の躰は、背中を貫く鋭い物に、さらに深く、ずぶっとめり込んだ。

俺は、背後を振り返ろうとした。だが、鋭い痛みに全身の力が抜けて、首を回すことさえできなかった。
繭が恐怖の表情を浮かべ、後ずさって俺の躰から離れた。
俺の肉棒が怒張したまま、繭の膣からずるりと抜け出た。白濁した俺の精液が、肉棒の先からとろりと
流れて落ちた。

俺は、繭になにか言おうとした。しかし、どうしても声が出せなかった。
代わりに俺の口から出てきたのは、ごぼっという音と、大量の血の塊だった。

俺は、横倒しに倒れた。視界が急速に暗くなり、俺の意識は闇に飲まれていった…



【鬼畜陵辱SSモード終了しました。システムはレズSSモードに移行します】
【システムは現在、エンディングを妄想中です……終了まで暫くお待ちください】
461名無しさん@ピンキー:2005/10/15(土) 23:21:00 ID:8QYOENv7
澪もいって欲しかったが・・・・
GJ!!!!
462名無しさん@ピンキー:2005/10/15(土) 23:57:47 ID:kJmwJl6V
GJGJ!!!
かなり続きが楽しみだ!
463名無しさん@ピンキー:2005/10/16(日) 00:01:27 ID:6T0bPSov
挿れられても澪の名前を呼ぶ繭がやけに・・イイ!ハアハア・・・
464名無しさん@ピンキー:2005/10/16(日) 00:24:00 ID:VYgSXQ+G
キター!ハァハァハァハァ(*´д`*)
レズSS蝶期待して待ってます!
465名無しさん@ピンキー:2005/10/16(日) 01:00:28 ID:6T0bPSov
たまに澪と繭が混ざってるけど・・よっぽど二人としたいのか螢(藁

とにかくGJGJ!!
466名無しさん@ピンキー:2005/10/16(日) 01:19:10 ID:r8yZQS80
うぉぉぉぉおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!
GJGJGJGJGJGJJGGJGJGJGJGJJGJGJG!!!!!!!!!

ただ残念なのが、澪も陵辱して欲しかったぜェえええええええええええええ!!!!

レズもいいけど、やっぱ男にやられてる描写もいいぜ!!!!!
俺がやってる気分になれたぞぉぉぉwwww(・∀・)イイ!!
467名無しさん@ピンキー:2005/10/16(日) 04:06:21 ID:fBBX0AgC
>>466
お前は勝ち組w
468名無しさん@ピンキー:2005/10/16(日) 06:30:08 ID:iV4TfLT0
>>460氏!!!頼む!!!
クリア特典は【フローチャート選択可能になりました】のフラグ立てにしてくれ!!!
そして分岐まで戻って澪を澪を澪もーーーーーー!!!!!
469名無しさん@ピンキー:2005/10/16(日) 07:44:55 ID:jfwKDR7A
レズプレイ楽しみすぎる・・(*´д`*)ハァハァ

>>460
しかし鬼畜SSらしいイイ描写での幕ひきだね。
470名無しさん@ピンキー:2005/10/16(日) 11:26:21 ID:1jZLbj8u
>>460
GJ!螢死んじゃったなwwwwww
個人的に「ああっ…澪…助けて…澪…」のとこが一番(*´д`*)ハァハァ
471名無しさん@ピンキー:2005/10/16(日) 11:54:49 ID:SVa7BCgQ
>>470
確かに、螢のナニをいれられながらも妹の名前を呼ぶってのは
かなりエロイ感じがするw
これはもうレズプレイかなり期待だな。
472名無しさん@ピンキー:2005/10/16(日) 18:21:39 ID:FD/Lfy84
繭タンカワイソス(´・ω・`)

だけど澪タンとのレズプレイに期待して(*´д`*)ハァハァ
473名無しさん@ピンキー:2005/10/16(日) 19:57:40 ID:PiE/gSDs
おまえら、本っ当にレズ好きな…
俺もだが。
474名無しさん@ピンキー:2005/10/16(日) 20:35:04 ID:fBBX0AgC
>>473
はっきり言って前まで全く興味なかったが、
紅い蝶やってから、体質が変わってしまった。
どうすればいい?
475名無しさん@ピンキー:2005/10/16(日) 20:41:27 ID:geSckQTK
>>460
じ、GJ!!!! 「私が護らなきゃ」に萌え真dな!!
中出し後の描写エロス。
>>473
レズには興味あんまりなかったけど澪と繭のレズは本当にイイ
476名無しさん@ピンキー:2005/10/16(日) 21:47:42 ID:PiE/gSDs

【妄想終了しました。エンディング「秘密」を投下します】

郊外に、一軒の古びた洋館がひっそりと建っている。

洋館の外は、激しい豪雨が降り続けている。時折、ぴかっと光る雷が、洋館の赤い煉瓦の壁の色を、
暗闇に映し出していた。

洋館の二階にある広い寝室では、暖炉に薪がくべられ、ぱちぱちと燃えている。
その炎と、ベッドの脇にある燭台の蝋燭の揺れる明かりが、この館のただ二人の住人である、
美しい双子の姉妹の裸身を、浮かび上がらせていた。

澪は、繭の立てた膝の間でうずくまり、夢中で繭の股間を舐っていた。

ぴちゃ…ぴちゃ…ぴちゃ…

繭の股間から、澪が舌を使う淫靡な音が部屋に響いている。

「ああっ…澪…私もう…」
「駄目よ、お姉ちゃん。まだ中に残っているかもしれないでしょう?…
 全部私が、綺麗にしてあげるから…」

あれから、もう数ヶ月が立つというのに、澪は、異常な程の執着心で、繭の躰から陵辱の残滓を
拭い去ろうと、夜毎に繭の躰を求め続けていた。
477名無しさん@ピンキー:2005/10/16(日) 21:48:28 ID:PiE/gSDs

今夜もまた、澪に躰を弄られ、愛撫されながら、繭の躰の奥からは、愛液がとろとろと、
とめどなく溢れていた。
溢れたその愛液を、澪が懸命に舌ですくい、唇で吸いあげて、ごくんと喉を鳴らして飲み干す。

「美味しい…お姉ちゃん…もっとちょうだい…もっと…」
「あんっ、ああんっ、澪、澪ぉ…」

繭は、シーツをぎゅっと握り締めて、快感に悶えながら、数ヶ月前に、自分の躰の上に吹き荒れた
陵辱の嵐の記憶を、思い返していた。




「はあっ、はあっ、はあっ…」

澪は、バタフライナイフを両手でぐっと強く握ったまま、ぶるぶると震え、喘いでいた。
両腕のまわりを、血で真っ赤に染めている。
きつく戒めれれた縄が手に食い込み、肌を傷つける痛みにも耐えて、必死で縄を解いたためだった。
ナイフを握ったその手も、返り血で真っ赤に染まっていた。

「ああ…ああああああっ」

澪は、なおも震えながら、言葉にならない叫び声をあげた。持っていたナイフを、ぽとりと
取り落とす。ナイフは床に落ち、切っ先が、かっと床に突き刺さった。
澪は、その場にぺたりと座り込んだ。
478名無しさん@ピンキー:2005/10/16(日) 21:49:04 ID:PiE/gSDs

澪と繭の間には、二人の叔父が死体となって横たわっている。背中から流れ出す血が、
床の上に血溜りを作り、みるみる広がっていく。

「澪…」

繭が、のろのろと腰を上げた。そして、座り込む澪の隣に、膝を突いて座った。
澪は、血まみれになった自分の両手を見つめ、呟いている。

「殺しちゃった…私…叔父さんを殺しちゃった…」
「澪…」

繭は、澪の血まみれの手を両手で握った。そして、震える澪の顔に、自分の顔を近づけ、
そっと口づけた。全く同じかたちをした、二人の唇が合わさった。

「んっ…」

繭が、澪の背中に手を回し、ぎゅっと抱きしめる。
やがて、澪の躰の震えが止まった。

繭と澪の唇が離れた。二人は、見つめ合った。

「澪…」
「お姉ちゃん…」
「澪…もう大丈夫…もう終わったから…」

繭がやさしく、澪に囁いた。澪の瞳に、みるみる涙が溢れた。
479名無しさん@ピンキー:2005/10/16(日) 21:49:53 ID:PiE/gSDs

「お姉ちゃん!」

澪は、身を乗り出して、裸の繭の躰を、床の上に押し倒した。
そして、繭の上に四つんばいになり、澪の両脇の下に手をついた。

澪は、自分がなぜそんな事をしたのか、自分でもわからなかった。
自分がずっと護ると誓っていた繭を、護れなかった事への悔しさ。叔父を殺してしまった事への恐怖。
そうした激情の全てを、目の前の裸の姉へぶつけたかった。

「お姉ちゃん…私…お姉ちゃんを護れなかった…私が護るって…私がお姉ちゃんを
 ずっと護るって決めてたのに…ごめんね…ごめんね…」

澪は、繭の上に跨ったまま、ぽろぽろと涙をこぼした。
繭の顔に、澪の涙がぽとぽとと零れ落ちた。

「大丈夫よ…私はもう、大丈夫…澪は、ちゃんと護ってくれたじゃない…」

繭は、澪の頬にそっと手を触れた。

「お姉ちゃん…私…私…」
「いいのよ…澪…来て…」
「お姉ちゃん!」

澪は、繭の躰に覆いかぶさり、貪るように繭の唇を吸った。舌で唇を押し開き、繭の咥内を舌で舐る。
繭も、舌をゆっくりと動かして、それに応えた。
480名無しさん@ピンキー:2005/10/16(日) 21:50:39 ID:PiE/gSDs

「んっ…」
「んんっ…」

くちゃっ…くちゃ…くちっ…

澪と繭の唇の間で、激しく舌を絡めあう、湿った音がした。

くちゅっ…

ようやく澪が、唇を離した。唾液が雫となって、澪の唇から繭の唇につうっと流れた。

「お姉ちゃん…」
「澪…」
「お姉ちゃん…私が、綺麗にしてあげるからね…」

そう言って、澪は、繭の躰を、唇と舌と指先で、激しく愛撫し始めた。
繭が受けた陵辱の後を清めるかのように。
繭の唇を、咥内を、耳を、首筋を、胸を、そして股間を、激しく撫で、舌で舐っていく。

「ああっ、澪…はあっ、はああっ、澪ぉ…」
「お姉ちゃん…」

繭は、澪に愛撫されながら、経験したことのない快感に身を委ねていた。
澪の指が、舌が、繭の躰に触れるたび、全身に痺れる様な甘い快感が走った。
それは自らを慰める快感を、遥かに超える気持ちよさだった。
先程受けた激しい陵辱の痛みを、澪の指と舌が癒し、快感へと変えていった。
481名無しさん@ピンキー:2005/10/16(日) 21:51:18 ID:PiE/gSDs

澪は、繭への愛撫の手を一旦止めて、着ている服をもどかしげに脱ぎ捨て、裸になった。
澪は、繭の胸に、自分の胸を押し当てた。
そして、裸の肌を、繭の躰に重ね、打ち付けるように激しく、こすり合わせていく。

「ああんっ…澪っ…」
「んっ…んっ…お姉ちゃん…」

澪の躰にも、激しい快感が襲う。澪は夢中で、繭の肌に躰を絡ませていった。
繭の膝の間に足をからませ、指先で繭の股間に触れた。

くちゅっ…

繭の股間から、湿った音がした。
繭の膣は、すでに愛液でとろとろに濡れていた。そこに、澪の指先が易々と進入していく。
繭の躰の奥を、凄まじい快感が貫いた。

「あああああっ!」
「お姉ちゃん…大丈夫?痛くない?」

澪が不安そうに聞いた。

「大丈夫…気持ちいい…気持ちいいよ…澪…」

繭は、澪の指がもたらす刺激に、完全に身を委ねていた。
澪は、安心して、ゆっくりと指を動かしはじめた。
482名無しさん@ピンキー:2005/10/16(日) 21:52:02 ID:PiE/gSDs

くちゃっ…くちゃっ…くちゃっ…

繭の膣を、澪の指先が出入りする淫靡な音が、部屋に響いた。

「ああんっ…澪っ…澪ぉ…」
「お姉ちゃん…お願い…澪の指で逝って…」

澪の指が、次第に激しく繭の膣を貫き始めた。

くちゅっ、くちゅっ、くちゅっ、くちゅっ

「あああああっ、澪っ!澪っ!…」
「お姉ちゃんっ!」

繭は、澪の名前を叫びながら、快感の極みに達した。
澪は、繭の躰の上で、崩れ落ちるようにぐったりと横たわった。

「はあっ…はあっ…澪…」
「はあっ…はあっ…お姉ちゃん…」

二人は、裸で抱き合ったまま、喘ぎ声を漏らし続けた。
483名無しさん@ピンキー:2005/10/16(日) 21:52:56 ID:PiE/gSDs



繭と澪は、二人で、山の奥深くに叔父の死体を運んで埋めた。
それから繭は、叔父の残したメモを調べ、叔父の勤める出版社には、行方不明者が多数出ることで
有名な、とある屋敷に取材に行くと、叔父の名前で手紙を出しておいた。

それから間もなく、入院中だった母親が、病死した。
彼女達の母親、静は、自らの生命に多額の生命保険をかけていた。
更に、失踪した二人の父親、操には、本家である麻生家から、財産分与の手続きが進められていた。
結果、残された姉妹には、莫大な額の遺産が相続される事になった。
その中には、麻生博士の残した郊外の別宅である、古い洋館も含まれていた。

繭は、澪と二人だけで生きていく事に決めた。
形ばかりの後見人を決めて、母親と住んでいた家を引き払い、誰も住んでいない古びた洋館に、
澪と二人で移り住んだ。




それから数ヶ月…繭と澪は、昼夜を問わず睦みあっている。
澪は、繭の躰なしでは生きられなくなっていた。
最近では、繭は澪の前で排泄行為を強制させられたり、澪に縄で縛られて器具で責められるなど、
澪の繭に対する要求は、次第にエスカレートしていった。
そんな時、澪は繭を抱きながら、必ずこう言った。

「大丈夫よ。お姉ちゃん…私が護ってあげるから…ずっと一緒だから…」

そして今日も、繭は澪に、指と舌で愛撫されている。
484名無しさん@ピンキー:2005/10/16(日) 21:53:39 ID:PiE/gSDs

ぴちゃ…ぴちゃ…ぴちゃ…

「ああんっ…澪…今度は私が…」
「だめ。それは後でね…」

澪に責められ、快感に身を委ねながら繭は思った。

ずっと前から、澪を欺いている事を、重荷に思っていた…
でも今は、澪は、私を護れなかった事を、重荷に感じている…
そして、叔父さんを二人で殺した事は、私達二人だけの秘密…

ぴちゃ…ぴちゃ…ぴちゃ…

  …これでもう、澪はずっと私のもの…

澪の愛撫の快楽で恍惚となりながら、繭は、こみ上げる笑みを抑えきれないでいた…



【零SS職人システムver0.2を終了します】
485名無しさん@ピンキー:2005/10/16(日) 21:54:16 ID:PiE/gSDs

終わりです。
前作、ウガツンジャーSSを投下した後に、何人かのスレ住人様から「今度は澪繭で!」とご要望を頂きましたが、
やっぱりノーマル?な澪繭は漏れには無理ぽ…だったので、鬼畜蛍というキャラを作って二人を陵辱させて
みようと思いつきました。
エロゲっぽく選択肢もつけて、展開は住人様のご要望に沿う形にしました。
一応、漏れの脳内では、正規ルートとして、
繭を追い込む→澪を追い込む→レズ強制→3P→蛍の妄想オチ
があったのですが、どんどん離れて行ったのでw 後はなりゆき任せでした。
でも、フルコースは正直しんどかった…あ、あと、コンティニューはありませんのでw
実は、澪か繭どちらかを単独で陵辱しようとすると、もう一人に殺されるという分岐は
最初からあったのですが、その後の展開は考えてなくて、バッドエンド扱いでした。
それが、>>350-358など、いろいろアドバイスを頂いて、けっこう纏まったSSになったと思います。
ありがとうございました。住人の皆様の妄想力には本当に頭が下がります。GJでした!

鬼畜蛍は、親友の婚約者だろうが妹だろうが幽霊だろうが、相手構わず犯っちゃう漢なのでw
もしかしたら、いつか続編で復活するかもしれません。
486名無しさん@ピンキー:2005/10/16(日) 22:04:25 ID:FD/Lfy84
パシャ!ボウン




('A`)





「耐え切れなかった男」




加速する妄想に耐え切れず、遂に逝ってしまった。
魂は成仏することなく虚の中でもがき続ける。
永遠に。
487名無しさん@ピンキー:2005/10/16(日) 22:12:06 ID:geSckQTK
>>485
(;゚Д゚)う・ウガツンジャーSSの方でしたかー!!
っていうかレズプレイああああああ!(((*゚∀゚*))) 
吸出し(*´Д`)ハァハァ/lァ/lァ/ヽァ/ヽァ ノ \ア ノ \ア / \ ア / \ ア

洋館に住んでる理由とかも自然で流石!!いいもん見せて貰いました!GJ!
488名無しさん@ピンキー:2005/10/16(日) 22:18:26 ID:htAZz/kh
>>485
うおああああ!!!GJGJGJ!!
GJ!!!なんかもう、生きててよかったってか、紅い蝶という作品に会えて
よかったとかマジ思えるよ。ああ、もうこんな澪繭作品・・・ものすんごく
待ってた・・リアルで読めて良かったす。

自分、353の古い洋館ネタレスしたものなんだが、こんなすばらしいエンディング
に組み入れられてすんごく嬉しいッス。ホント、虚ED後とかにありそうなストーリー
で感服した。その後の処理、繭が手際いいのがリアルでありそうとか思ったし。
繭の体無しでは生きていけなくなった澪というのもまた・・ハアハア・・・
あと、ラストの笑みもさすが・・黒繭!やはり最後に笑う(勝つ)のは繭姉だったかw

澪繭百合SS史上、かつてないハアハアをありがとう!神!
489名無しさん@ピンキー:2005/10/16(日) 22:21:26 ID:htAZz/kh
>>488
連レススマソ
いや、他にも澪繭百合SSでいいのはいっぱいあったけど、
ここまで、自分の妄想に近いのは初めてでってことでw
少し御語弊がありそうなので、先に書いておきまつw
490名無しさん@ピンキー:2005/10/16(日) 23:04:06 ID:jfwKDR7A
>>485
大変乙でした。参加型おもしろかったw
〉ノーマルな澪繭はムリポ
いや、あんなに可愛いらしい時雨雨音を書かれたモマエ様ならヤレル!
いつの日か・・・ずっと待ってるから。

とりあえず鬼畜螢シリーズ化希望。女の霊を片っ端から・・
491名無しさん@ピンキー:2005/10/16(日) 23:11:15 ID:EDEneMiP
>>485
こんな素晴らしいSSを書ける貴方にこそ怜深紅を書いていただきたい。
かなりハードル高いみたいなんで書いてる職人さんも少ないし…
492名無しさん@ピンキー:2005/10/16(日) 23:41:35 ID:9wxR6Stm
>>485
えーーーーー!ウガツンジャーの人だったの?
まったく気づかなかった。いつか誰かが言ってたが
GOD JOB!!
493名無しさん@ピンキー:2005/10/17(月) 00:39:09 ID:jNv1YGMv
>>485
あなた、最高です!マジでGJ過ぎる。
次回作に禿しく期待しております。

んでそんな神様にあやかり投下させてください。
FFでいきますw

>>491
こんなので良ければ・・・・
494名無しさん@ピンキー:2005/10/17(月) 00:39:42 ID:jNv1YGMv
>>231の続き

小ぶりな胸を掴まれた深紅が可愛らしい悲鳴をあげる。
その反応を楽しみながら怜はゆるゆると弱い力で深紅の胸を揉み始めると
体を強張らせていた深紅の体から次第に力が抜けていく。
「ふふ・・・深紅、おとなしくなったわね。ほんとはして欲しかったんでしょ?」
怜がうっとりした表情を浮かべ深紅の耳元に吐息と共に甘く囁く。

「うっ・・・ひっく・・・怜さん、酷いです・・・うぅ、そうやっていつもいつも私のこと弄んで、
私の体が目当てでいつも抱きしめてくるんですか?」
深紅は怜に抱かれたままポロポロと涙をこぼしてしまい、両手で涙を必死に拭っている。
「えっ?えっ?ちょっと深紅、泣かないでよ。」
突然のことで怜も流石に焦る。
「私は・・・・怜さんのことが好きで・・・・少しでもお役に立てたらと思って・・・」
泣き止まない深紅が続ける。

「深紅〜、私も深紅の事は大好きだよ。だからこんなことしたくなるんじゃない。
可愛いわね〜深紅は。」
そこまで言うと深紅を抱きしめた両手が愛撫を再開しようとする。

「からかわないでください!・・・・うぅ・・・・私、本当に怜さんに愛されているんでしょうか?」
可愛らしい子猫のような質問にまた怜の欲情に火が付き始める。
「深紅!やっぱりたまんないわ!そんなことより、気持ちいいことしよ。ね、いっぱい可愛がってあげるから。」
そう言うと怜は力を入れて深紅を抱きしめる。

「いや!離してください!もう、嫌です!怜さんの馬鹿〜!・・・私の気持ちも知らないで!離して!」

怜の拘束から逃れようと深紅は涙ながらに訴え、必死にもがいている。

(深紅はこれで逃げようとしているつもりなのだろうか?こんなに力弱くてほんとにかよわいわね)
可愛らしい抵抗が一層怜を興奮させる。
「だ〜め、深紅。逃がさないわよ。おとなしく私に抱かれなさい。ね、いつも色々助けてくれてるお礼にさ、
深紅のこと気持ちよくしてあげるから。一人よりよっぽどいいわよ。」
頬をほのかに赤く染めた怜が、深紅のうなじに舌を這わせる。
495名無しさん@ピンキー:2005/10/17(月) 00:40:23 ID:jNv1YGMv

ぴちゃ・・・・

唾液に濡れた怜の舌が首筋に触れた瞬間、深紅の体がびくっと跳ねる。
「あう・・・やめてください!そんなお礼なんてちっとも欲しくないですから!馬鹿!馬鹿!怜さんの馬鹿!」
感じてしまいながらも言葉では必死に抵抗を続ける深紅。
「深紅!あんた、狙ってそんな態度取ってるんでしょ?可愛いすぎて我慢できないわ!
深紅が悪いんだからね。可愛すぎて、私の事たまんなくさせる深紅が・・・・・」

抗議の声など全く無視。
怜の欲望は膨れるだけ膨れてしまった。
「あぁ・・・何言ってるんですか?・・・・ひゃ・・・ぅ・・・意味が分からぁぁ・・・ないですよ〜。
襲ってくる怜さんが・・・・あん・・・・酷いです。」
怜は慣れた手つきでエプロンの下にある深紅の着ている寝巻きのボタンを次々に外していく。
「深紅の服、こうやって脱がせるの大好きよ。」
すべてのボタンを外し終え、蝋石のように綺麗な深紅の白い肌が露になる。
「・・・嫌・・・そんなこと趣味にしないでください!・・・・知りません。」
少しきつい口調で言葉を返す深紅。

「あら、私の手が止まっている時は強気ね、クス。生意気言う子にはおしおきしないとね。」
深紅の身に着けているブラを力ずくでずらし、可愛らしい突起を優しく摘んでやる。
「あはぁ・・・・あぃ・・・くうぅ・・・はあ、」
その刺激を敏感に感じてしまい、深紅は怜の思い通りの反応をしてしまう。
「あれれ、嫌がってるはずなのに、声は喜んでるわよ深紅。」
更なる攻めを展開する怜。
左胸を掴み揉み込んで、右胸は乳首を攻め続ける。

「うぅうあ・・・くっ・・・あぁぁ。」
深紅の吐息が荒くなり、涙が乾いた後が残るその顔は苦しそうな表情を浮かべる。
「ああ、深紅。可愛いわよ。その喘ぎ声最高よ。」
怜は背中に舌をねっとりと這わせると乳首を弄んでいた右手を深紅の下腹部にスルスルと移動させる。
深紅は衣類の中に滑り込もうとする手を拒もうとしない。両手は空いているのに・・・・
496名無しさん@ピンキー:2005/10/17(月) 00:40:26 ID:CdfVt2zW
>>485
今更気づいたんだが・・・

「処女」は男に奪われても「ファーストキス」は好きな人(澪)とって・・

物凄い萌えるんですが
497名無しさん@ピンキー:2005/10/17(月) 00:40:57 ID:jNv1YGMv

「私はSかもしれないけど、深紅は真性のMよね・・・どうして拒まないのかしら?
深紅の大事なところこのまま触っちゃうわよ?」
下腹部の辺りを優しく撫で続けながら深紅の耳元で意地悪に囁く怜。

「うぅ・・・・・じゃ、やめてください!もう!・・・」
深紅は怜の右手を掴み、退けようとする。

ふぅ〜!

その瞬間怜は深紅の耳に息を吹きかける。
「あぅ・・」
深紅の体がビクンと跳ね、怜の手を掴んだ手から一瞬で力が抜ける。
その隙を見逃すことなく怜は深紅の衣類の中に素早く侵入し、あっさりと深紅の秘所を下着越しに捕らえる。

「ああん!」
一際大きな高い声が深紅の口から放たれる。
「うふふ、捕まえちゃった!深紅〜もう逃げられないわね・・・私がこの中指動かしたら
深紅どうなっちゃうと思う?」
「あっ・・・・そ、そんなこと・・・・知らないです。」
弱弱しい口調で深紅が答える。
「そっ。じゃ、分からせてあげなきゃね。」
乾いた口調で怜は答えるが、結果が分かってるだけに心の中でほくそえむ。
深紅の秘所を捕らえた指を恥裂に沿ってゆっくりと往復させる。

「・・・・んぅ・・・・ふぅ・・・」
深紅は体を小刻みに震わせながら、声が漏れてしまうのを必死で我慢している。
その無駄な抵抗が怜の思う壺であるのにもかかわらず・・・
「深紅、気持ちいいんでしょ?感じてるのよね?我慢しなくていいわよ。」
震える深紅の耳元で囁く。
「か、感じてなんて・・・・いない・・・ですから・・・」
搾り出すように声を出す深紅。
498名無しさん@ピンキー:2005/10/17(月) 00:41:55 ID:jNv1YGMv

「強情だね深紅は、もっと素直になればいいのに・・・・でも深紅の体は素直なのよね。」
そう言うと、怜は下着の上から指を押し込める動きも加え始める。
「うぁ・・・・はぁ・・・かはぁ・・・うっ」
まだ声を出すまいと我慢している深紅だが己の女部分を弄ぶ指の動きに合わせ声が抑えられず出てしまう。
次第に怜の指は動く範囲を大きくして、本格的に深紅のソコを犯し始める。
「あぁ・・はあん!・・ひぃう・・」
怜が本気になって与えようとする快感を深紅が耐えることなど出来るはずもない。
その口からはだらしなく可愛らしい喘ぎ声が漏らされてしまう。

クチュ・・・ピチャ。

「あら・・・深紅のココ大変なことになっちゃってるわよ・・・まだ下着越しなのに・・・
感じてないのよね深紅は・・・どうしてかな?」

怜の声にも深紅は何も考えられなくなっていた。与えられる快感に脳が・・・体が完全に敗北
を喫してしまったのだ。

与えられる刺激に合わせて深紅は喘ぐ。

(そろそろかな・・・)
怜は何を思ってか、指の動きを止め、深紅のパジャマから手を引き抜く。
「ああぁ・・・・」
深紅の口から明らかに名残惜しそうな声が漏れる。

「深紅はこんなことするの嫌なんだよね・・・・・ご飯冷めちゃうし、もうやめましょうか?」
意地悪な口調で怜は尋ねる。

それを聞いてまた大粒の涙を瞳に溢れさせる深紅。
「・・・・ぃです・・・・・」

「え?」

「酷いです!・・・・あんまりです怜さん。何でそんなに私のこと虐めるんですか?
こんなとこでやめるなんて・・・・酷いです!・・・私のことが嫌いだから・・・・こんなに
酷い事ばっかりするんですよね!?・・・うぅあああ・・」
深紅は涙を溢し、やりきれない思いの丈を怜にぶつける。
499名無しさん@ピンキー:2005/10/17(月) 00:42:41 ID:jNv1YGMv
そんな深紅を怜はぎゅっと抱きしめる。
「深紅はお子様だね・・・・深紅があんまりにも可愛いから、つい虐めたくなっちゃうのよ・・・
泣くことないのよ、私は深紅のこととっても大好きよ・・・・だから深紅も素直に言ってごらんよ。ね。」
泣いている深紅の頭をあやす様に優しく撫でる怜。

それを聞いて深紅は顔を真っ赤にして俯いてごにょごにょと何かをくちごもる。
「え?何、聞こえないよ深紅。」
・・・・・
「・・・欲しい・・・です。」
なんとか聞こえたが、怜はわざと聞こえない振りをしてもう一度聞く。
「え?」
・・・・・・・・・・・
「イカせて欲しいです!お願いです怜さん!」
少しの間を置いて大きな声で深紅が叫ぶ。
「良く言えたね深紅〜あなたのお望み通りにしてあげるわ、思いっきり乱れていいからね、ふふ。」
そう言いながら深紅の履いている下着を脱がせて、キッチンの床に座らせると、怜も座り後ろから抱き寄せ
膝の上に深紅を乗せと、右手を深紅の秘所に宛がう。

くちゅ・・・
「ふふ・・・もう、しっかり濡れてるわよ、深紅のココ。」
指先に付いた愛液を捏ねながらそれを深紅に見せ付ける。
「ああ・・・いやあ〜・・」
恥ずかしさに身悶えする深紅。
「これならもう指入れても大丈夫ね。」
怜のしなやかな指が深紅の体内に侵入し始める。
「あああぁ!・・・くぅぅ・・っはあ!」
電撃が深紅の体を駆け巡る。
ゆっくりと膣内をかき回す怜の指先。
500名無しさん@ピンキー:2005/10/17(月) 00:43:17 ID:jNv1YGMv

くちゅ・・・ちゅ・・・ぶちゅ・・・・
卑猥な水音を立てながら・・・・
「あふぅぅうあ・・・ああん・・・ああ・・・はああぅ。れいさん!・・・れい・・さん!」
苦しそうな喘ぎ声をあげながら必死で怜の名を呼んで乱れる深紅。
「深紅の中から出てきたお汁、私の膝まで垂れてきてるわよ。深紅は本当に厭らしいわね。」
怜は目の前で自分の指によって痴態を晒している深紅が可愛くて仕方ない。
「そんな意地悪・・・あひぃ・・・ふぅぅあ!・・・言わないでくだ・・・さい。」
女の体を熟知した怜が深紅の中の弱い箇所を正確に捉えた。
「あはあぁあ・・・そこ・・・くううぅぅ!・・・あん!・・・あっ・・・いくぅ!」
先ほどよりも数倍は強い快感の波が深紅の脳に響き、それに比例して深紅の喘ぎ声も増していく。
「深紅。もう我慢できないんでしょ?イっちゃっていいからね。」
怜が指の動きを滑らかな動きにし、膣内を抜き差しする運動を繰り返す。
「あん!・・はあ、はあ・・・ああああ!だめ・・ですぅ!イキそ・・・ぅぅうあ!れいさん!・・・れいさ〜ん!!」
深紅の体が怜の膝の上で激しく痙攣を起こし絶頂を迎える。

「あっ・・・はあ・・・はあ・・」
怜は目を閉じて呼吸を荒げている深紅を膝にのせたまま優しく抱いてやる。
「深紅?気持ちよかった?」
・・・・・・・・・・・・・・
「はい・・・・怜さんにしてもらえたから・・・・」
深紅は素直に怜にお礼を言う。
(こういうところがほんとに可愛いのよね、この子は・・・・
もう!・・・・もう一回イカせてやりたくなっちゃうわ。)
「もう、愛されてない!なんて言って泣かないでよ。」
深紅は怜の方を振り返り微笑む。
「はい・・・・怜さんが私を扱ってくれるのが、すごく優しいのが感じられて。怜さんに愛されている
んだって・・・思えました。きっと怜さんは恥ずかしがり屋さんだから、真剣に愛してるなんて言えないんですね。」
深紅が屈託のない笑顔で怜に話しかける。

それを聞いて怜は狼狽しながら返答する。
「だ、誰が照れ屋よ!そ、そんなことより深紅!早く食事にしましょう。」
怜は深紅を膝の上から下ろすと慌てて立ち上がる。
「はい!怜さん!」

こうして黒澤邸では遅い朝食が迎えられるのであった。


-----------------------------------------------END-------------------------------------------
501名無しさん@ピンキー:2005/10/17(月) 00:45:04 ID:M6RoQyq8
>>496
それかなり萌える!・・・ハアハア・・・

体は(男に)奪われても、心は澪のもの・・・みたいな・・
このノリ、なぜか澪繭となるとかなり萌える・・・
502名無しさん@ピンキー:2005/10/17(月) 00:45:47 ID:jNv1YGMv
>>445
シンジ君のような・・・・た、確かに・・・・
まあ、ありがちなんで(滝汗
>>496
フェイタル失敗w
503名無しさん@ピンキー:2005/10/17(月) 00:46:46 ID:jNv1YGMv
>>429の続き

繭は驚いた。
もう眠ってしまったと思っていた澪が自分の部屋に訪ねてきたのだ。
(まさか、叫び声が聞こえたのかな?)

「お姉ちゃん、入るよ。」

カチャリと音を立ててゆっくりと部屋のドアが開く。
「お姉ちゃん・・・・大丈夫?何か叫んでる声が聞こえてきたから、私心配になって・・・
また怖い夢でも見ちゃった?」

部屋の入り口に立っている澪が心配そうに繭を気遣う。

「ご、ごめん澪。起こしちゃったかな?・・・・そ、そうなの、何か怖い夢見てさ・・・・」
繭は何となく罰が悪そうに澪を見ることなく答える。

「やっぱり・・・・どんな夢だったの?」

「え?・・・あの・・・うんと・・・あんまり覚えてない・・・・・・でも、もう大丈夫だから・・・
ごめんね澪・・・」
そう言って繭は布団に潜ろうとする。

「・・・・・・・・・・・・・・ねえ、お姉ちゃん。久しぶりに一緒に寝ようか?」
少しの間の沈黙を澪が破る。

「え!?・・・」
繭は布団を跳ね除けて大きく見開いた目で澪を見る。
「ぷっ!・・・やだな〜お姉ちゃん、そんな顔して。別に驚くことじゃないじゃない。」
澪がおどけた表情で言う。

最近ではなくなったが確かに一緒に寝るのは今に始まったことではない。
しかし、大抵繭の方から一緒に寝ようと誘っていた。
澪がそう言ってくるのはめずらしいことである。

「・・・そうだね、じゃ、今日は澪、こっちで寝る?」
「うん、そうするね。」

澪が繭の入っている布団に潜り込む。
高校生二人が入るには少し小さなベットであったが、二人で入ることによって狭く感じられる空間が
繭はとても好きであった。
504名無しさん@ピンキー:2005/10/17(月) 00:47:48 ID:jNv1YGMv

お互いが横を向いて見詰め合う。
繭には澪がなんだかウキウキしているような表情を浮かべているように見える。

「澪・・・どうして急に、一緒に寝ようなんて言い出したの?・・・」
繭が少し心配そうな顔をして澪に尋ねる。

「え?・・・・いや、たまにはこういうのもいいかなと思って・・・・・もしかして・・・嫌だった?お姉ちゃん?」
「ううん!そんなことないよ澪。」
繭が慌てて首を横に振る。
澪がニッコリ微笑む。
「これならお姉ちゃんも寝坊しないしね。それじゃ、おやすみ。」
澪は繭を見つめている目をそっと閉じる。

「うん、おやすみ・・・澪。」
目を閉じている澪の顔を見つめながら返事を返す繭。
繭は眠ることなく、瞳を閉じた澪をじっと見つめていた。

(澪はさっき廊下で私が言いたかったことを分かってくれて、それで来てくれたんだよね?
ありがとう澪。こんな私をそんなに優しく気遣ってくれて・・・・・・)

澪が自分に向けてくれる真っ直ぐな優しさが繭には嬉しかった。
そんな澪をみていると繭は、好きなんだ、ということが心の底から実感できる。
(澪はいつだって私の事を心配して、自分よりも私のことを気遣ってくれる。
私ほんとに幸せだよ澪。澪と一緒の双子でほんとに良かったって思える。)

あの村でのことを繭は思い出す。
一人で逃げようと思えば逃げれたのに、自分のためにあんなにも必死になって迎えに来てくれたことを・・・・
命すら顧みず助けてくれたことを・・・・・

「澪・・・・・・」

『くっ・・・はは・・・同じ双子なのに、なぜにお前達はこんなにも違うのだろうな〜?
澪は真っ直ぐで、太陽のように明るくて素直で、どうしようもない姉のためにこんなにも
真剣に気遣う優しさがあるのに。それに比べてお前は何でだろうな〜?』
(また・・・この・・・聲。)
『お前は、それに比べ。澪を独占するだけして、困らせて、縛って。実の妹に依存しなければ生きていけず・・・・・
澪に迷惑ばかりかけて、邪魔でしかなくて・・・・・そのうちお前の澪もお前に愛想を尽かすだろうな〜』

繭の心をズタズタに引き裂くように聲が続ける。
505名無しさん@ピンキー:2005/10/17(月) 00:47:58 ID:M6RoQyq8
>>485
連レスだが、嫌な男にフェラ、挿入と続けてヤラレテ
、その後一番好きな人とキス・・・という順番、かなりイイス

506名無しさん@ピンキー:2005/10/17(月) 00:52:31 ID:M6RoQyq8
うわ、すごいなんだ?ここは?
神多すぎ!!!
507名無しさん@ピンキー:2005/10/17(月) 00:56:14 ID:aHyW0z70
>>500
うおお!GJーー!(゚∀゚)!
ずっと…待ってた…
怜深紅って見てても難しさが伝わってくるんだよね…それをここまで!ナイスです!
508名無しさん@ピンキー:2005/10/17(月) 01:03:34 ID:CdfVt2zW
>>500
投下の邪魔してゴメソ とにかくGJ!照れ屋な怜カワイス

>>504
「助けにきてくれた」じゃなくて「迎えに来てくれた」って表現好きだなぁ。
約束EDの澪の笑みが思い起こされる。
509名無しさん@ピンキー:2005/10/17(月) 01:06:50 ID:uTm3f4rS
>>500
キターーー!続けて2作投下GJ! 
怜深紅のやりとりは読んでてちょっと恥ずかしい(((*゚∀゚*)))
この休みは祭りじゃwwwww 
510名無しさん@ピンキー:2005/10/17(月) 01:26:48 ID:M6RoQyq8
>>504
最高!続き楽しみにしてまつ〜〜〜ww
511名無しさん@ピンキー:2005/10/17(月) 01:29:50 ID:6CCJQoxZ
神だらけじゃないかっ!このまま澪×深紅の人もこないかな?
512名無しさん@ピンキー:2005/10/17(月) 01:50:34 ID:M6RoQyq8
深紅×澪(澪×深紅)続きでつ

その日の夜、私と澪ちゃんは遅くまで起きていた。もちろん私の部屋で。

「・・・ルリちゃんって言うんですか、この猫」

澪ちゃんは、ルリの頭を恐る恐る撫でると、ルリは「ニャン」と泣いて、
澪ちゃんの体に自分の体を摺り寄せてきた。澪ちゃんは、目をぱちくりさせて、
・・・・そうして笑った。

私は澪ちゃんの笑顔に見とれていた。なんだろう?この気持ち・・・?
もっと、この子の笑顔を見たい、涙を除いてあげたい・・・そう、思う。
そして・・・

「深紅さん・・・?」

ハッ、と気づくと、澪ちゃんが私の顔を不思議そうに覗き込んでいた。
私は慌てて、「ううん、なんでもない」って取り繕って、そうして微笑んだ。
だが、その微笑みはぎこちないものだったろう。だって、澪ちゃんは私のほんの
数センチしか離れていないところにいたから。

「顔・・・赤いですよ、風邪ですか?」

ずいぶんトンチンカンな質問だな、と少しムッとした私は澪ちゃんを抱きしめた。
「きゃっ」と可愛い声をあげて私の胸に顔うずめる澪ちゃん。私はつい吹き出した。

「・・・・澪ちゃんのせいだよ」
「私の?」

私はきょとんと無邪気な目で見つめ返すこの子を、もうどうにもならないくらい
・・・好きになっていた。

「私・・・澪ちゃんのこと好きみたい・・」
「・・・え?」

不思議そうな表情を浮かべる澪ちゃんに私は顔を近づけていった。
513名無しさん@ピンキー:2005/10/17(月) 02:12:28 ID:M6RoQyq8
>>512
もう少しで唇が触れる・・そう思った瞬間。澪ちゃんが顔をそむけた。

「・・・澪ちゃん、私じゃ・・嫌?」
「え・・ちが・・」
「お姉ちゃんじゃなきゃ・・・だめ?」
「・・・・!」

自分でも不思議だった、こんな残酷なことが言えるなんて。澪ちゃんは
最愛のお姉ちゃんを失ったばかりなのに。でも、私の口からは信じられない
言葉がどんどん出てきた。

「お姉ちゃんのこと好きだったんだよね?でも、それってどれくらい?」
「み・・深紅さん・・・?」
「どれくらい・・愛してたの?姉妹として?それとも・・」
「やめてくださいっ」

澪ちゃんは、私をどん、と突き飛ばすと、立ち上がった。そのまま、机に
寄りかかる。はあはあ、と息を荒げて、顔を真っ赤にしている澪ちゃんを、
私はいいようのない思いで見つめていた。

「違う・・違うんです・・・」
「何が違うって言うの?」

澪ちゃんは、机の上にある写真を指差して言った。

「この・・男の人・・深紅さんの大切な人なんじゃないですか?」

綺麗な目でまっすぐ私を見て、澪ちゃんは涙を浮かべながら・・・必死で。

「だから・・・そんな人がいるのに・・私なんかと・・・」

私はただ・・首を振った。

「いないよ・・・もう」
「え?」
「・・・・・いなくなったの、私の兄は・・・」
「お兄さん・・?この人が・・」

澪ちゃんは、机の写真と私を交互に見つめる。

「愛していたの・・・私は・・誰よりも・・・その人を愛していた」

私は禁忌とも呼ばれるその「思い」を初めて・・口にした。
514名無しさん@ピンキー:2005/10/17(月) 02:38:11 ID:M6RoQyq8
>>513
ざあ・・・と雨が降り出しはじめる。
雨は太陽をさえぎり、私の部屋の中を暗くした。

「・・・・事情は・・まだ言えないけど、私は兄を誰よりも愛してたの」
「・・・・・・」

澪ちゃんはただ呆然として、私を見つめている。

「おかしいよね?実の兄にそんな思い抱いているなんて・・フフフ」
「・・・・・」

自暴自棄になった私は、それでも、澪ちゃんから視線をそらさず、自分の
想いをぶつけた。・・・不思議だった、なぜここまで私はこの子を・・・。

「・・・私の姉がそうでした」
「え?」

静かにしかし、しっかりと、澪ちゃんはそう言った。思いつめたように、私を
見つめる澪ちゃんの目は底知れぬ闇を宿しているかのように、深く・・そして
綺麗だった。

「私の・・・お姉ちゃんも、私のことを愛してました・・とても」
「澪ちゃん・・・」
「双子とか・・姉妹とか・・そんなんじゃなくて・・ひとつになりたいって・・」
「澪ちゃん・・・」

澪ちゃんの体が震える。私はもういたたまれなくなった。慌てて、澪ちゃんの
もとへ駆け寄る。そうして、その手を握った。

「だから・・だから私も・・」
「もういい、もういいよ、澪ちゃん」

私は澪ちゃんを抱きしめた。そうして包み込むようにして体を撫でた。
澪ちゃんは、とうとう泣き出してしまった。甘えるような、すがるような
涙・・・。

「ごめんね、澪ちゃん、ごめんね・・」

私の腕の中で頭を振る澪ちゃん。優しい子だ・・私はもう堪えきれず、彼女を
今まで以上に強く、強く抱きしめた。

「私・・お姉ちゃんのこと・・・・誰よりも・・ううっ・・」
「愛していたんだね・・・」
「・・・・・・」

こくり、と私の胸で澪ちゃんがうなずく。やっぱり・・・この二人
澪ちゃんと、繭の繋がりは私が理解するよりも深いものなんだろう。
私は、同時に自分がなぜ澪ちゃんをここまで好きになったかわかったような
気がした。
515名無しさん@ピンキー:2005/10/17(月) 02:52:39 ID:xiuhuZpn
>>514
似ているのだ、私と・・繭の立場が。
そして、澪ちゃんと・・・真冬兄さんの立場も。

血のつながった者に対して禁忌ともいえる想いを抱いていた私と繭。
そして・・その想いを受け入れた・・澪。

兄は・・・?私はふと自嘲気味に微笑んだ。兄は・・その優しさ故に
あの女の元へと去っていった・・・。

「澪ちゃん・・・今はお姉ちゃんのことだけでいい・・・」

私は返事もしないで、ただ泣き続ける澪ちゃんに囁いた。

「でも・・いつかは」

ワタシノコトモ好キニナッテ・・・・

そう言って、私は澪ちゃんの頬を両手で包むと、顔を近づけた。

今度は、澪ちゃんは逆らわなかった。

・・・・私を受け入れてくれたんだ・・そう思うと私は嬉しくて、体が震えた。

「澪ちゃん・・・」

そして、ゆっくりと、私と澪ちゃんの唇が重なった・・・・。



続く
516名無しさん@ピンキー:2005/10/17(月) 02:59:05 ID:aHyW0z70
うはww神乱立ww桃源郷www
517名無しさん@ピンキー:2005/10/17(月) 02:59:13 ID:xiuhuZpn
夜の設定ですが、雨の描写で太陽を出してしまいました。
皆様の脳内で削除よろしくでつ。
518名無しさん@ピンキー:2005/10/17(月) 03:00:29 ID:xiuhuZpn
>>517
>>515に対してでつ。
519名無しさん@ピンキー:2005/10/17(月) 03:03:43 ID:M4P10zql
なんか沢山キテルーーーー!!!しかもどれも蝶GJ!(;´Д`)
いや、もー正直今なら満面の笑顔で氏ねる。。。。。。。。
だからいいよ・・・コロシてええええええええええええええ(×にダイブ)
520名無しさん@ピンキー:2005/10/17(月) 09:55:30 ID:Anl8wY7C
>神乱立
ヤバスwwwwwwGJ依頼追いつかないwwwwwwwwww
521名無しさん@ピンキー:2005/10/17(月) 10:10:19 ID:g37TFjmS
>513
一番最初のその台詞…全く同じのを言ったなぁ。思い出してナツカシス セツナス・゚・(つД`).゚・
522名無しさん@ピンキー:2005/10/17(月) 11:08:46 ID:jNv1YGMv
>>515
うわ!続き読みタス!

そして、今間違ってこれまで書いたSSすべて消してしまった・・・マジorz
今途中のものは、前レス見て頑張って書きます故・・・・マジ切ない・・・
伍も保管されないかな〜・・・・
523名無しさん@ピンキー:2005/10/17(月) 12:26:28 ID:v2KP65Ab
>>504
澪って何でこんないい子なんだ・・・
てか繭もしかして・・・まだ・・溶け合ったまま・・
>>522
ご愁傷様だ・・・そしてその>>522の書いたものを読めなかった自分にも
ご愁傷様だ・・・
524名無しさん@ピンキー:2005/10/17(月) 14:50:24 ID:05SrJRks
>>500
あああああああ!!






         GJ!
525名無しさん@ピンキー:2005/10/17(月) 17:20:16 ID:fcISUtaa
>>522
ttp://v.isp.2ch.net/up/59dd652e1149.zip
とりあえずギコナビのログからtxtにコピペして、html変換したのをうpっときました〜。
どーぞ落としたってください!・・・読みにくいですけどorz
526名無しさん@ピンキー:2005/10/17(月) 17:43:00 ID:BE8Juudk
>>525
ありがとうです!!
お礼と言う程のもんでもないですが、近いうちにまた投下させて頂きます。
以後気をつけます。新規テキストドキュメントでなくちゃんとファイル名付けます。

見させてもらったんですが、書いたSSの一部が緑の大きい文字になってるんすけど、
これ何でしょう?初心者質問スマソ・・・
527名無しさん@ピンキー:2005/10/17(月) 18:51:34 ID:JET7WCEC
>>504
澪タンも繭タンも何でこんなにいい娘なんだあぁぁぁぁぁぁ(*´д`*)ハァハァ
>>512
澪タンの台詞・・・涙が出てきた・゚・(ノД`)・゚・。

GJです!
528名無しさん@ピンキー:2005/10/17(月) 19:23:41 ID:X5gVCkA7
>>526
どういたしまして〜。力になれてうれしいっす!
ハァハァしながら投下お待ちしてます!(*´д`*)

>SSの一部が緑の大きい文字
ぅわ、ホントだ。気づかなかったorz
html変換ソフトの文字強調条件が「・」から始まる行になってて、
それに合致したとこが強調されちゃってます。。気づけよ俺orz
529名無しさん@ピンキー:2005/10/17(月) 19:35:14 ID:BE8Juudk
>>528
納得。
どおりで
・・・・・・・・・・
ばっか緑になってるわけだw
どうもでした〜
530名無しさん@ピンキー:2005/10/18(火) 16:32:00 ID:bvtj3M7H
どれでもいいから続きキボン
531名無しさん@ピンキー:2005/10/18(火) 16:58:36 ID:1XqYThiC
待ち遠しいですな。
532名無しさん@ピンキー:2005/10/18(火) 17:53:05 ID:rVG2tSKy
そういや前スレで、兄深紅書きたくなってきた〜
って言ってた人どうしたんだろ。
書けてるなら投下キボン。
533名無しさん@ピンキー:2005/10/18(火) 22:35:29 ID:I96Hinj0
続きまだカナー?(´・ω・`)
534名無しさん@ピンキー:2005/10/19(水) 00:18:02 ID:Vr0xRRfV
急にいなくなったからage
535名無しさん@ピンキー:2005/10/19(水) 00:23:22 ID:uRyBqC2I
>>504の続き読みたい(*´・ω・)(・ω・`*)ねー
536名無しさん@ピンキー:2005/10/19(水) 01:56:35 ID:Vr0xRRfV
前のもそうだったけど、>>504はいいとこで切り上げるね。
あぁ〜はやくよみたい|
537名無しさん@ピンキー:2005/10/19(水) 02:15:45 ID:bvvyfo+C
ずっと・・・待ってるから・・・
538名無しさん@ピンキー:2005/10/19(水) 12:27:53 ID:A2RYs0Bs


    ____
   / ◎ / .|  ガガッ…ピュルル…
   |■=■|_|
    ̄ ̄ ̄

『ずっと(アハハハハ)……ずっと待(アハハハハハ)のに…
 また…寸止…な(アハハハハハ)…?
 た…すけ………

 早……(アハハハハハ)来……
 ひとつ…に………(アハハハハハハ)…て……あ……あ〜…』  プ ツ ッ
539名無しさん@ピンキー:2005/10/19(水) 16:20:30 ID:vxsmBv1b
スネーク!?スネェェェーーーーク!!!!
540名無しさん@ピンキー:2005/10/19(水) 21:21:11 ID:A2RYs0Bs
・・・レスを続けろ・・・



・・・なぜ逃げた・・・
541名無しさん@ピンキー:2005/10/19(水) 21:32:09 ID:EuX7ArYk
神も色々あるんだよ、きっと。気長にまつべ
542名無しさん@ピンキー:2005/10/19(水) 21:54:54 ID:97/+ZHgp
|ω・)シズカナヨル。トウコウスルナライマノウチ
543名無しさん@ピンキー:2005/10/19(水) 22:20:37 ID:peYXqAQ4
祭りの後の静けさって奴だな。
544名無しさん@ピンキー:2005/10/19(水) 22:34:23 ID:Vr0xRRfV
待ちきれないから勝手に妄想して話を進めるか…
545名無しさん@ピンキー:2005/10/19(水) 23:12:54 ID:svqQZ+C4
容量が勿体ないだろが。
漢らしく裸で待て。
546名無しさん@ピンキー:2005/10/19(水) 23:23:52 ID:/M1bs2c/
ヲトコ
547名無しさん@ピンキー:2005/10/20(木) 02:55:50 ID:oilMAMux
何か月見てたら妄想が止まらなくなったんで小ネタ投下しまs
__________________

皆が寝静まった深夜、寝付けなさのあまり繭は一人でベランダへ出ていた。

(澪、もう寝ちゃってるだろうな・・・)

基本的に澪も繭も寝付きはかなりいいほうである。ベッドに入るとすぐに眠ってしまうのだが、

今日は違っていた。何故か妙に皆神村での事を思い出してしまい、寝付けなくなってしまったのだ。

(あの時澪は、この手はずっと離さないって言ってくれた)

そして、あれ以来いつも繭は、澪と心の深い部分で繋がっている感覚を感じている。

あの言葉は真実のものだと、日が経てば経つほどに実感しているのも事実なのだが・・・

(綺麗な月・・・)

ふと空を見上げ、そんな事を思う。

(今は、この月の様に、澪は優しく私を照らしてくれている。でも・・・いつかは)

社会や、その他の様々なものが、澪を繭から離してしまおうとするだろう。

そしてその時、澪自身もその流れに身を委ねて、繋いでいた手を離す事を選ぶのでは無いだろうか。

月が翳り、雲の中へその姿を消してしまうことを止められないように・・・。

今が幸せであればあるほど、繋がっていることを感じれば感じるほど、不安は高まるのだ。

(あの時儀式を行って、澪と一つになっていればこんな思いはしなくてすんだのかな・・・)

不安と悲しさで涙が出そうになる。
548名無しさん@ピンキー:2005/10/20(木) 02:57:15 ID:oilMAMux
と、その時、背後でカラカラと戸の開く音が響いた。

驚いて背後を振り返った繭の視界に飛び込んできたのは、寝ているはずの澪だった。

「お姉ちゃん、こんなとこに居たら風邪ひいちゃうよ?」

そう言いながら澪は、繭の隣に歩み寄る。

「澪・・・寝てたんじゃなかったの?」

「うん・・・少し寝付けなくて」

どうやら澪も同じらしい。そう思うとさっきまでの不安がかすかに薄れてきた。

「どうしたの?珍しいよね。澪が寝付けないなんて」

「う〜んそうだね。・・・なんだか凄くお姉ちゃんの事が気になってさ」

「え?」

「あはは。そんな深い意味じゃないんだけど、ただ、何となくね」

照れくさそうに笑う澪。

(私が・・・不安になってるのを感じて)

何故か、そう確信できた。

そして、それは間違いではなかろう。

「・・・ありがとう」

聞こえない程小さく、しかし万感の想いをのせて呟くと、肩を寄せ、澪にもたれかかる。

それを澪は受け止め、愛おしそうに繭を見やる。

「・・・ねぇ澪・・・私幸せだよ」

「・・・ふふ、私もだよ、お姉ちゃん」

月明かりが二人を優しく照らす。

その手は、しっかりと繋がれていた。


END
549名無しさん@ピンキー:2005/10/20(木) 03:14:47 ID:TGzIEZBH
>>548
ちょ、おま、ソレイイヨ!!
ほのぼのでほんわか〜な感じがもう・・ハアハア・・

GJ!!
550名無しさん@ピンキー:2005/10/20(木) 03:32:01 ID:GhoJeinK
>>548
GJ!!切ない感じがイイ(・∀・)!!

ところで怜深紅マダーチンチン(AAry
551名無しさん@ピンキー:2005/10/20(木) 03:54:24 ID:yPKC6qk7
>>548
何この純愛モード(*'Д`) GJ!
ゲームプレイ中ですら思ったけど多分周囲から見てもこの二人
完全にカレカノだぜ!
552名無しさん@ピンキー:2005/10/20(木) 08:55:12 ID:5n7UIf7l


    ____
   / ◎ / .|  ガガッ…ピュルル…
   |■=■|_|
    ̄ ̄ ̄

『……G(アハハハハハ)…
 GJ(アハハハハハ)…』  プ ツ ッ
553名無しさん@ピンキー:2005/10/20(木) 09:24:39 ID:4NlTTrxF
タタタ・・・ バタン

「あ・・・今日も・・・」
深紅は小さな声で呟いた・・・。

その物音で浅い眠りから覚めると、深紅は少し体を起こした
まだ外は深い闇と夜の静寂に包まれている
時計に目をやると、もうすぐ午前1時になろうとしていた

深紅がこの家に来てから何日経ったろうか
内気で繊細な深紅にとって、他人の家に居候になるというのは
思った以上に難しい事であった。
せめてお世話になる分、家事だけは自分が分担する事にした

だけどやはり慣れないのか
ここに来てからずっと浅い眠りが続いていた

そしてほぼ毎日、これくらいの時間になると
深紅の部屋の前の廊下を行き来する足音が聞こえ起こされていた

そうその足音の主はここの家主の2人であった
もう立派な大人の男女で2人は婚約していた

毎夜の往来の理由は言わずもがな想像がつく
深紅は恥ずかしい気持ちになっていた

「なんで2人の部屋の間を私の部屋にするんだろう」
滅多に不満を口にしない深紅の口に、独り言とはいえ思わず愚痴がこぼれた



554名無しさん@ピンキー:2005/10/20(木) 10:08:25 ID:4NlTTrxF
「明日も朝食を作るんだから・・・早く寝よう・・・」
そう呟いて深紅が再び目をつむり浅い眠りにつこうとした・・・その時

深紅の秘部から熱い物がジワ・・・と溢れ出した・・・

「!!?」
「もしかして?」

深紅は物音を立てないように静かに立ち上がると
部屋の明かりをパチンとつけた
ピンクの少女らしいパジャマとショーツを少しめくり確認する
「やっぱり生理に・・・予定日より早いのに」

慣れない環境のせいか深紅は生理の周期がずれてしまっていたのだ

「でも今、怜さんの部屋の横を通ると・・・」
深紅は居候として2人の営みに水を差すマネはしたくなかった
だけどこの家の水周りは一階にしかなく
必然的に怜の部屋の横を通らなければならなかった




555名無しさん@ピンキー:2005/10/20(木) 10:34:52 ID:4NlTTrxF
「それに・・・ナプキンが御手洗いの棚の中にあるから・・・」
色々試行錯誤するが、今はどう考えても一階のトイレまで行くしかなかった

深紅は2人に気付かれないよう、一階に行く事に決めた

手には小さくたたんだ換えのショーツを持ち
音を出さないように慎重に扉を開ける
「キィ・・・」かすかに扉が鳴いた、その音にさえビク!としてしまう・・・

廊下に出ると、空間を隔てていたため今まで聞こえなかった
怜と優雨の愛を営む音が聞こえた
ギシ・・・ギシ・・・「ぁぁ・・・ン」

深紅は足音を立てないように慎重に一歩ずつ歩いた

「あ・・・ぁぅ・・ぁぁん・・・」
怜の部屋の扉に近づくにつれ、2人の愛を営む音が大きくなる

深紅は顔から火が出るほど恥ずかしかった
556名無しさん@ピンキー:2005/10/20(木) 11:29:15 ID:4NlTTrxF
しかし、深紅は気を取り直すと角を左に折れた。
背後から聞こえる男女の愛を営む音に追われながら
慎重に慎重に一歩一歩足を進めた・・・

ようやく階段の前に着くと深紅はホッとした
緊張と生理で体温が上がってるせいで
ジトっとした嫌な汗をかいてるのがわかったが
その場を早く離れたいので足早く、でもしずかに階段を降りた

ようやくトイレまでたどり着いた深紅は
素早くパジャマとショーツを下ろした
朱く染まったショーツを見てると
なぜか深紅は淫靡な気持ちになった


そしてさっきよりは軽快な
557名無しさん@ピンキー:2005/10/20(木) 11:30:03 ID:4NlTTrxF
しかし、深紅は気を取り直すと角を左に折れた。
背後から聞こえる男女の愛を営む音に追われながら
慎重に慎重に一歩一歩足を進めた・・・

ようやく階段の前に着くと深紅はホッとした
緊張と生理で体温が上がってるせいで
ジトっとした嫌な汗をかいてるのがわかったが
その場を早く離れたいので足早く、でもしずかに階段を降りた

ようやくトイレまでたどり着いた深紅は
素早くパジャマとショーツを下ろした
朱く染まったショーツを見てると
なぜか深紅は淫靡な気持ちになった
558名無しさん@ピンキー:2005/10/20(木) 11:49:44 ID:4NlTTrxF
「怜さん達・・・毎晩あんな事を・・・大人だなぁ・・・」

同時に深紅は最愛の兄、真冬のことを思い出していた

深紅は兄の生前、兄に冗談半分でよくじゃれついていた
たまにはそれがエスカレートして、唇を重ね、舌を絡めた事もあった
でも兄はそれ以上になりそうになると
「これは恋愛じゃない。深紅はまだ子供なんだから」と頑なに拒んだ。
深紅はそれが不満ではあったが
『私が高校を卒業して心身共に大人になった時に許してくれる』と信じていた
その希望を打ち砕くかのように
突然、深紅の傍らからいなくなった兄・・・

「真冬兄さん。わたしは心も躰もう一人前の女性だよ・・・」
深紅は朱くそまった秘部に手をあてた
559名無しさん@ピンキー:2005/10/20(木) 11:50:38 ID:4NlTTrxF
すみません。>>556は間違って書き込んでしまいました。
>>557が正しい方です。
560名無しさん@ピンキー:2005/10/20(木) 15:40:12 ID:5n7UIf7l
なんか生々しくてGJ
561名無しさん@ピンキー:2005/10/20(木) 16:03:50 ID:LZR2h5LG
いいっす!優雨が逝く前に深紅が来てれば、リアルにある話でしょう。
って、これジャンルは?何で塚?
優雨×怜+深紅? 真冬も出てくんのかな・・・
続き待ってま〜す。
562名無しさん@ピンキー:2005/10/20(木) 16:14:35 ID:GhoJeinK
禿あがるほどイイ!(゚∀゚)!
実際、こういう事もあっただろうなあw
ワクテカしながら待ってますノシ
563名無しさん@ピンキー:2005/10/20(木) 18:09:43 ID:uJUDLUtu
>>553-558
GJ!続きまってます(;´Д`)
564名無しさん@ピンキー:2005/10/20(木) 20:19:11 ID:yJeR3IJW
>>558
GJ!!(゚∀゚)
深紅タンハアハア
565名無しさん@ピンキー:2005/10/21(金) 01:35:26 ID:Xup5aCtn
ところで誰か、保管庫管理人がどうなったかしらない?
ノーコメントで更新停止してる?
俺がみてる範囲の零スレにはコメントがなかったが、、、。

「保管庫」の名前出すと
一時の荒らしと勘違いされるかもだけど
素でちょっと質問。

前まではスレログだけは止まらず
ちびちび更新してくれてたのにね。
566名無しさん@ピンキー:2005/10/21(金) 01:46:36 ID:hMGmx4ZA
保管庫内かWikiのどこらあたりかに九月の始め頃少し更新止まるって書いてあった気がする。
とはいえ一ヶ月以上は経ってるけど。スレログなんかもWIKIみたいに皆で更新出来ないのかな。
567名無しさん@ピンキー:2005/10/21(金) 01:47:57 ID:xLzH3Y32
>>565
ここじゃなくて本スレで言った方がいいんじゃ…?

それはそうと続きマダー
568名無しさん@ピンキー:2005/10/21(金) 02:11:18 ID:Xup5aCtn
>>566
トンクス。wikiにあった。
一応更新停止は宣言済みなんだね。
てことは戻ってくる、、、のかなあ。
のんびりででも更新してほしいんだけどな。
特にSSの保管。


>>567
や、例の保管庫潰せ荒らし、
一時は本スレでかなり執拗に暴れてたから、
保管庫の事聴くだけでも
暗い雰囲気とかになったら嫌だなあと思って。
スマソ。
569名無しさん@ピンキー:2005/10/21(金) 02:27:03 ID:hMGmx4ZA
まぁ、あそこのメインはSSと画像の保管みたいなものだから
こっちで聞くのが道理の感じもするね。
保管されてるSS、検索かけられたり分類ワケしてくれてたら
いいんだけどなぁ・・・嘘です。更新してくれるだけでも・・・
570名無しさん@ピンキー:2005/10/21(金) 02:32:39 ID:l+RvTSkZ
http://tmp5.2ch.net/test/read.cgi/download/1129827952/
http://tmp5.2ch.net/test/read.cgi/download/1129810250/
本スレがここの住民に荒らされてる。さあみんなで復讐しようじゃないか!
571名無しさん@ピンキー:2005/10/21(金) 02:34:06 ID:/umlSCJz
531 名前: 名無したん(;´Д`)ハァハァ [sage うさこ413 futajam 孵卵器] 投稿日: 2005/10/21(金) 02:01:12 ID:OVIgGX3t
    γ/( ( こ)
    (\//(从リ
    |∂リ゚−)i  ぬーど
    lリl , ヽ)
    ノi( (  |っ
     i_ハ_j
転載
572名無しさん@ピンキー:2005/10/21(金) 02:45:13 ID:DIxiF0zO
>>558
疼いてしまう深紅!最高っす。
GJです!

なんか本スレ大変なことになってますね・・・・
さて・・・・・・今度こそ!w
573名無しさん@ピンキー:2005/10/21(金) 02:45:42 ID:DIxiF0zO

「やっぱり・・・・」
怜は雪の振る屋敷の入り口に立っていた。

近頃は夢を見ていると感じたときには必ずここにいる。
もうこの夢しか見なくなった。

普段の生活とはあまりにもかけ離れている風景。
屋敷全体を覆っている禍々しい瘴気。
屋内に突如として現れる殺意に満ちた怨霊たち。

なぜ、こんな場所に・・・・・・

優雨に誘われている・・・・・・

怜は夢から覚めた時の激しい痛み、脱力感を思い出す。
明らかに自分の生命力と呼べるような何かが失われていく感覚。

怖くてたまらない・・・・
でも・・・・・優雨がいるなら・・・・
それにここに来てしまった以上、じっとしていても仕方ない。
眠らないわけにはいかない。それならこの悪夢の根源を取り去るしかないだろう。

意を決して怜は今回も暗い屋敷の中に足を踏み入れるのであった。

自分の足で大きな音をたてて軋む木の床。
怨霊たちに自分の位置を知らせているような気がしてならない。

五感を研ぎ澄まし、周囲の空気を必死で感じ取る。
決して暑いとは感じないが、かきたくもない汗が出てくる。

(この先はまだ行ったことがないわね・・・・)

何枚ものお札のようなあとが残る扉の前に立つ。
こちら側から鍵がかけられている。

鍵を開けようと扉に手を伸ばした時であった・・・・ガタ、ガタガタ・・・・

目の前にある扉が音を立てて揺れている。
574名無しさん@ピンキー:2005/10/21(金) 02:46:22 ID:DIxiF0zO

(お、怨霊!!・・・・)

条件反射のように手にした射映機を瞬時に構える怜。
(ん?フィラメントが反応していない?・・・・)

仮にドア越しに怨霊がいるとすれば、間違いなくフィラメントが反応するはずである。
(いなくなった?・・・・・・・いや・・・・気配がする・・・・怨霊ではないのかしら?)

何もかもが得体の知れない空間である。フィラメントが反応しない怨霊もいるかもしれない。

怜は片手に射映機を構えながら、扉の鍵を慎重に外す・・・・・扉を開ける。

・・・・・・・・・・・

扉の先にカメラが捕らえたものは・・・・・・・・・・・カメラを構える女!

「え?み、深紅!」
「きゃ!怜さん!」

なんとドアの向こうにいたのは、同居人の雛咲深紅その人であった。

「あなた、何でこんなとこにいるのよ?」

「分からないですよ。少し前から眠るたびにこの場所にいるんですから・・・」

怜は知っていた。深紅も自分と同じくこの場所に度々呼ばれていることを。

「一緒にってパターンは初めてね・・・・・」

「ん?何ですか?」
深紅が尋ねる。

「え?・・・・何でもないわ・・・・・それよりちょうど良かったわ深紅。一緒に探索しましょうか?」
怜が安堵の表情を浮かべて深紅に促す。

「え〜・・・別にいいですよ、一人で・・・・・・・あれ?もしかして怖いんですか?怜さん。クスクス。」

「べ、別に怖くなんてないわよ・・・・・ただ協力した方がやりやすいでしょ?怖がってるのは深紅の方じゃないかしら?」
少し狼狽した怜だが、すぐに平静を装って深紅を挑発し返す。

「ふふ・・・・私が怖がるわけないじゃないですか。こんなのあの時に比べたら・・・・・
それじゃ、また現実世界で会いましょう」

けんもほろろに断り、立ち去ろうとする深紅。
575名無しさん@ピンキー:2005/10/21(金) 02:47:01 ID:DIxiF0zO

怜は驚いた。
自分は歩いているだけで周囲の空気に押しつぶされそうになり胃が痛くなるのに、この子はなぜこんなにも
平然としているのだろう?

「ちょっ、ちょっと!」

自分に背を向ける深紅を慌てて呼び止める。

「何ですか?」

呼び止めたもののどうしよう?
(怖いから、なんて言ったら笑われそうだし・・・・う〜ん・・・・はっ!)

何かを思いつき怜が口を開く。

「ねえ、深紅。二人で戦闘した方が楽じゃないかしら?」
「別に大丈夫ですって。この屋敷の敵、基本的に弱いから楽勝ですし。」
「何か色々面白いことできそうじゃない?」
満面の笑みで怜が言う。

「面白いこと?・・・・何ですか?」
問い返す深紅。

「私の強化レンズ「遅」と深紅の「お守り」併用したら、どんくらい遅くなっちゃうんだろうとか・・・」
「え?・・・・・何ですかそれ?」
「私が「封」やらフラッシュで敵を足止めすればお守りなしでも安心して霊力溜められるわよ〜」
「!!」
深紅が明らかに食いついた表情を見せる。
怜はしてやったりとばかりトドメの殺し文句を続ける。
「そして、敵を二人で挟めば死ぬまでフェイタルコンボが可能!」
「!!!!」
「それ!いい!!」

・・・・・・共闘することで話がまとまったようだ。

二人並んで屋敷を探索する。

「それにしても射映機二つあってもいいのかしら?・・・」
「夢だしいいんじゃないですか。」
576名無しさん@ピンキー:2005/10/21(金) 02:47:31 ID:DIxiF0zO

ドックン・・・

二人の顔が強張る。
怨霊の波長をフィラメントが感じ取る。

「んじゃ、さっき話したとおりやるわよ深紅。」
「あいよ。」

目の前に顔を隠した男が現れ、二人に走りよる。

(こいつなら、体力も多いしうってつけね・・・・)
射映機を構える怜。

「あー、深紅。フェイタル近くなったら一応お守りお願い。」
「はいはい」

ナタを振り上げようとする怨霊。
すかさずお守りの力を発動させる深紅。

「あ〜怜さん、それ多分2段目フェイタルだから下がった方がいいですよ。」
「あ、そう。良く分かるわね。」

深紅の言うとおり下がる怜。振り下ろされたナタをギリギリでかわした瞬間を狙い「封」で撮影する。

深紅はすでに「重」を使っており、すかさずお守りを解除する。
怜が止まっている怨霊をすり抜け逆側へ走る。
一定の距離を保ち射映機を構える。

「いつでもいいわよ〜。」
「りょ〜かい・・・・・・・・・・・えい!!」

深紅の射映機が光を放つ。

「ぐおおおお!」

怨霊が吹き飛び、怜が待ち構えている方に近づいてくる。

バシュ!

怜がシャッターをきる。

「ぐあああああ!」

バシュ!

「ぐはあああ!」

バシュ!

「こりゃ楽だわ!」

5往復くらいし、怨霊は消滅した。
577名無しさん@ピンキー:2005/10/21(金) 02:48:01 ID:DIxiF0zO

「途中で可哀想になったわ・・・・」

「怜さん?今使ったフィルム何ですか?」
深紅が詰め寄る。

「え?07式だけど・・・・・」

「何ですか!それー!私14式使ってたのにー!どおりで中々殺せないと思ったんですよ!」

「だって、深紅のが一撃が強いから深紅が使った方がいいじゃないの?」

プチ!

ツカツカと歩き出し先に進もうとする深紅。

「あっ待って深紅。別になんだったら二人とも07式でも・・・・・」

話に耳を傾けず歩き続ける深紅。

「あっ、あそこに90式が・・・・・」

深紅が指差す。

「あ、ほんとだ。やったわ。」

深紅がキッっと怜を睨む。

「わ、分かったわよ・・・・どうぞ。」

身を引く怜。

無言で歩く二人。

「あっ、鏡石。」

怜が指差す。

「貰いますね。怜さん。」

その手を掴む怜。
578名無しさん@ピンキー:2005/10/21(金) 02:49:01 ID:DIxiF0zO

「これは私のよ。」
「何言ってるんですか?私のです。」
「さっき90式譲ったでしょう!」
「知りません!覚えてません!」
「ふざけんな!だいたいアンタ昨日四つん這いごときに鏡石使ってたじゃない!?」
「あー!!勝手に人の夢覗かないでください!!あ、あれは場所が狭くて戦いにくかったんですよ。
だいたい、どうせ私にしか入れない場所で拾ったんだからいいじゃないですか!!」
「別に見たくてあんたの夢見てんじゃないわよ!ってかそんなの知らないわ!!」

ぎゃーぎゃー!!

お互い一歩も引く気配はないようだ。

ガタン!

近くの扉が大きな音を立てる。

ふざけていた二人に緊張が走る。

扉が開く。

「や、やあ。俺も君達に強力させてくれないか?」

「・・・・・・いや、お前は遠慮しとく。弱すぎて話なんね('A`)」
「(゚听)イラネ」
「取り敢えず箪笥全部どかせ!話はそれからだ。」

「(T_T)」
579名無しさん@ピンキー:2005/10/21(金) 02:51:45 ID:DIxiF0zO
上のは>>578で終わりです。

>>504の続き


(そ、そんなの嘘よ!澪はいつも約束してくれた。ずっと一緒だって・・・・・私達がまだ小さい時にも、
私が怪我をした時も・・・・・そ、それにあの村でだって、約束してくれた!)

約束を交わした過去のすべての情景が繭の中で再現される。
澪はいつだって真剣に約束を交わしてくれた。

『それでは、今も尚お前が感じている不安の根源はいったい何だというのだ?
私に隠せるはずもない。私には分かるぞ、今にも不安に押しつぶされそうなお前の心が・・ふふふ。』

(不安になんて思ったりしてない!!約束したもの!澪は・・・・・・・約束してくれたもの!!)

約束・・・・・・・・・・
繭はこの二文字にすがる様にこれまでも生きてきたのだ。

『約束か・・・・・・・・・・・・・知っているか、お前は?
この世の中、破られる約束は星の数程あれど、守り通され続ける約束など皆無に等しいことを。』

(私は・・・・・・私達は違うわ!!!同じ双子で・・・・・何よりも強い絆で結ばれているもの!!!)

聲を必死で否定し続ける繭!
澪が側で眠っていなければ金切り声をあげていただろう。

『では聞くが、お前はそれを澪に確認したのか?』

聲がついに絶望的な問いを・・・・・・・・繭が一番聞きたくない質問を繭に浴びせる。

「!!・・・・」

『そう思っているのはお前だけだろうよ。このまま一緒に居続けるなんて無理な話だ。
大人になったら離れていくのが当然だ。澪だってそう思っているだろうよ。なにせ
それが当たり前なのだからな。』

聲が二人の異常さを強調する。

(うぅ・・・澪・・・・澪!)
580名無しさん@ピンキー:2005/10/21(金) 02:52:25 ID:DIxiF0zO
聲は続ける。

『心底嫌な女だよ、お前は。約束などという拘束で澪の自由を奪い、がんじがらめにして。
それでも飽き足らず、自傷行為まで行い澪を縛ろうとした。そんな姉を澪はどう思っている
のだろうな〜。ククク・・・・きっとこうだろうな・・・・お姉ちゃんさえいなくなれば!!!』

(いや・・・・・いや!・・・・・聞きたくない!!!・・・・やめて・・・・・・・もう、やめてよ〜!!)

心底打ちひしがれ繭は涙を溢し始めていた。
繭はもはや聲に反抗することはできなかった。
今聞かされたことは、繭が一番良く知っていた。

澪を独占したい。
澪が欲しい。
澪にもっと愛されたい!!

繭はもはやすすり泣くことしかできなくなっていた。

(あぁ・・・澪・・・・みお・・・・・・みお)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

どれくらい声を殺して泣いただろうか・・・・・・
繭は虚ろな目で澪の寝顔を見つめていた。

またどこからともなく頭に響く聲。

『分かるぞ、お前の苦しみは・・・・・・・愛する者に嫌われる程つらいことはないさ。
それならば、いっそ壊してしまえよ。お前の手で愛する澪を。永遠にお前のものになるぞ。』

聲が繭を誘惑し始める。

「・・・・・・・・・え、えいえんにわたしのもの・・・・みおが・・・・わたしのものに・・・・・」

『そうだ。もっと強く縛ってしまえ!二人だけの世界を作ればいいさ、永遠に続くように。
お前と澪だけの世界を。』

「わたしとみおの・・・・・ふたりの・・・・・ふたりだけのせかい。」

甘美なその言葉を繭は呟く。

『そうだ!お前は姉だ!何を躊躇う必要がある。欲しいものは力づくで手に入れろよ。
身も心も奪い尽くせばいい。ずっと、欲しかったんだろ、澪の身も心も体も・・・・すべてが。
澪の持つすべてを自分だけの物にしたくてしかたなかったのだろう?今その手を伸ばせばお前が
焦がれ続けたすべてが手に入るのだぞ。』

「みおのすべて・・・・みおのみもこころもからだもわたしのもの・・・・・・わたしだけのもの。」
581名無しさん@ピンキー:2005/10/21(金) 02:53:52 ID:DIxiF0zO

繭は目の前で何も知らずに眠っている澪に焦点を合わせた。

澪の目、瞼、髪の毛、耳も、鼻も、唇も・・・・・・繭には誘っているように見えた。

汚したい。
澪を・・・・・・・この手で私の卑しい欲望を浴びせたい。
その綺麗な顔に、体に・・・・・・・心にも。

澪のすべてを奪いたい・・・・・奪い尽くしたい。

澪を・・・・・可愛い澪を・・・・・・・愛する澪を・・・・・・・・愛しい澪を、
この手で・・・・・・・・・私で染め尽くしたい。

一つに・・・・・溶けて混ざりたい・・・・・・・澪と・・・・・一つに・・・

「ああ・・・・澪」

繭がゆっくりと震える手を伸ばす。
聲に突き動かされ、欲望に塗れた汚らわしいその手を・・・・・純真な澪の顔に伸ばそうとする。

震えるその手が頬に触れそうになる。

「・・・・・・かない・・・」

澪の口が僅かに動いて音を発する。

寝言だろうか・・・・・

「・・・いかない・・・・ちゃん・・・・・・・ね。」

(何?)

「・・・・・ていかない・・・・・おいていかない・・・・・おねえちゃん、おいていかないよ。」

「え?」

「・・・・ご・・めんね・・・・・・・・ごめんね・・・・・・・・・・あし・・・・いたいよね・・・・・
いたいよね・・・・・・・ごめん・・・・・・・おねえちゃん・・・・・・・・・ごめんね・・・・・」

・・・・・・・・・・・・・

繭は澪の寝言に耳を傾けその言葉を聴いてしまった。

「あぁぁ!」

弾かれたとでも言うのだろうか!
正気に戻ったなどでもない。
刹那繭の目から大粒の涙があふれだす。

「うあぁぁぁぁ!」

より一層繭の目から流れ出る涙が勢いを増す。
582名無しさん@ピンキー:2005/10/21(金) 02:54:43 ID:DIxiF0zO

(みお!・・・・みお!・・・・・・うわああああああああああああああああああ!!)

澪はとうに知っているのだ。
繭が自分でわざと足を怪我したことを・・・・・・

それなのに澪は・・・・・・・・澪は・・・・・・・・・・

繭は大声で泣き叫びたかった・・・・・・苦しすぎるこの想いを声に出したかった。
耐えることがつらかった。

(あうぅああああ・・・・・だめ・・・・・・澪が起きちゃう・・・・泣いたら駄目!)

必死に堪える。

澪の顔を見ようと必死で涙を拭う。
拭いても拭いても澪の顔は滲んで見えてしまう。

ようやく見えた澪の顔は・・・・・・その顔には一筋の涙のあとが浮かんでいた。

「澪!ごめんね・・・・澪!」

繭は我慢することが出来なかった。
澪のことを堪らなく抱きしめたくなった。

寝ている澪に、もはやお構いなしに抱きついてしまう繭。

「・・・ふぁ・・・・・・へぇ?・・・ええ?何?・・・・・え?お姉ちゃん?」

突然強い衝撃を受けた澪は訳も分からず目を覚ますが状況を把握できない。

「澪!みお〜!・・・うぅああああ!・・・・・ごめんね・・・ごめんね!」

自分に抱きついて泣きじゃくる姉。

「ちょっと、お姉ちゃん、どうしたのよ?
えっ・・・・ちょっと・・・・大丈夫?」

澪の言葉が耳に入らないのか、声をあげて泣き続ける繭。

(澪は、あの時からずっと心を痛めていたんだ・・・・・・・・・・・こんな私の馬鹿げた行為のせいで・・・・)

今更後悔したところで遅すぎる。
が、繭は泣かずにいられなかった。

(私の足が痛む代わりに澪は心が痛むのだろう・・・・・・本当に・・・・・本当に優しい澪のことだもの・・・・・
私の何倍もの痛みで・・・・・・・・)
583名無しさん@ピンキー:2005/10/21(金) 02:55:20 ID:DIxiF0zO

「おねえちゃん・・・・・」

澪はもう何も言わなかった。
ただ、姉が泣き止んでくれるまで抱きしめようと思った。

「うぅあああ!・・・・・みお〜、みお〜!!」

澪は繭の背中にまわした手で頭を優しく撫でる。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「うぅ・・・・ひっ・・・・うぅぅ」

ようやく声がやみ、今は暗闇に繭の嗚咽だけが響く。

「お姉ちゃん・・・・・落ち着いてくれた?」

澪は抱きしめたまま優しい口調で尋ねる。

「・・・・うん・・・・・ごめん・・・・・・・・・・澪。」

起こしてしまったことに対する謝罪なのか、それとも・・・・・・・・

「お姉ちゃん・・・・・・何があったのか分からないけど・・・・・言いたくなかったら無理に
は聞かないよ・・・・・・・・・眠れそう?」

澪は繭が悪夢にうなされたのだと思っている。

(澪・・・・・・優しすぎるよ澪・・・・こんな私に・・・・)

繭はこの優しさの前で隠し事をすることが耐えられなくなった。

「澪・・・・・正直に言ってね・・・・・・・・私の事好き?」

顔をあげた繭は澪の目をまっすぐ見据える。

突然のむず痒くなるような質問にも澪は初めてのことではないので、少しだけ頬を染めて答える。

「うん・・・・」

強張った繭の顔が少しだけ緩む。

「それじゃ・・・・・・・澪のこと信じて話す・・・・・・・とっても怖いんだけど・・・・」

震える姉の手を優しく包む澪の手。

その暖かさを感じて、言い出す決心をする繭。
584名無しさん@ピンキー:2005/10/21(金) 02:55:59 ID:Ca+FPfrL
うん。gj!!…だけど連投は避けた方がいいかも…。
585名無しさん@ピンキー:2005/10/21(金) 02:56:07 ID:DIxiF0zO

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

澪は繭の告白に驚いた顔を見せる・・・・・

自分を縛りたかったと言った繭。
自分の事を独占したいと言った繭。
繭の中に響く聲。
そして・・・・姉妹を超えた感情がくすぶっていたことを・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「澪・・・・・驚いたでしょ?・・・・・・でも・・・・・きっと本当のことだと思う・・・・・
ごめん・・・・・・・澪・・・・・・・・・こんなお姉ちゃんで・・・・・・・・でも、澪のことを
愛してる・・・・・・誰よりも・・・・・これも絶対に本当のことなの。」

顔をくしゃくしゃにして高ぶった己の感情をさらけ出す繭。

「おねえちゃん・・・・・・・」

澪の顔が見れない・・・・・

「私はお姉ちゃんの双子の妹だよ。」

繭が顔をあげる。

「そ、そうだけど・・・・・」

「誰よりも一番近くでお姉ちゃんを見てきて・・・・・誰よりもずっとお姉ちゃんの側にいる。
私はお姉ちゃんのことを世界の誰よりも分かってる。お姉ちゃんが今、自分の心の闇って言ってた
ことくらいちゃんと私には分かってたよ・・・・・・・・・」

繭は心底驚いた。
声が出なかった。

「それなら・・・・・それならどうしてそんなに優しいの?澪は・・・・・・嫌いにならないの?」

それを聞いた澪は怪訝そうな表情をする。

「どうしてよ?」

「えっ?・・・・・だって嫌いになるよ・・・・・・・」

「だから、どうしてよ!?」

「それは・・・・・・」
586名無しさん@ピンキー:2005/10/21(金) 02:59:19 ID:DIxiF0zO
>>584
そうですか分かりました、申し訳ないです。
今回は後少しなんで最後まで投下させてください。
以後気をつけます。
587名無しさん@ピンキー:2005/10/21(金) 03:01:35 ID:DIxiF0zO
>>585

繭は力強い澪の声に返答に詰まってしまう。

「お姉ちゃん、そんな聲くらいきっとみんな聞こえてるよ。」

衝撃の告白を聞いたように驚く繭。

「え?・・・・みんな?」

澪はコクンと頷く。

「お姉ちゃんは純粋すぎて、きっとつらかったんだろうね。
でも人間だから仕方のないことなんだよ。私もつらくなることあるもの・・・・・」

「み、澪も?」

「そ。私も・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
お姉ちゃんが欲しがっている優しさを与え続ければ、ずっと側に
いてくれるんだって思ってるし・・・・・・・・・・・・これも独占欲だよきっと・・・・・・」

不思議そうに澪を見詰める繭。

「私のこと嫌いになった?お姉ちゃん?」

繭は即座に首を横に振り否定する。

そんなわけはない。
何があっても澪のことを嫌いになるなんて、世界がひっくり返っても繭には考えられないことだ。

「そんな!!澪のこと嫌いになんて・・・・・私が!」

口にも出して否定する繭。

「それはお姉ちゃんが私のこと好きだと思ってくれるから・・・・・・・
おんなじことだよ・・・・・・私がお姉ちゃんを嫌いになんてなるはずないよ。
それは私がお姉ちゃんのこと大好きだからだよ。」

笑顔を向ける澪。

その微笑みにまた堪らなくなる繭。
そのまま抱きついてしまう。

「みお〜!・・・・・嬉しいよ私・・・・・・ほんとに・・・・・・・・嬉しいよ澪!」

「お姉ちゃん・・・・・・」

繭が感じていた二人の間のわだかまりも消えつつあった。

少しの間、二人は抱き合いお互いの温もりを感じていた。
588名無しさん@ピンキー:2005/10/21(金) 03:02:25 ID:DIxiF0zO

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「ふふ・・・・お姉ちゃん、カクテルってあるじゃない?」

「それが、どうしたの?」

繭が抱きしめている澪から顔を離す。

「カクテルはね、まっさら綺麗な物よりも、濁りがあった方が味わい深い物になるんだよ。
だから、人だって汚れた感情があっても、それを受け入れられるならもっと好きになれるんだよ。」

澪が少し得意げに繭に説いてみせる。

「みお〜」

「いひゃいよ、おえ〜ちゃん・・・・・」

繭にほっぺたをつねられてしまう澪。

「私に内緒でお酒なんて飲んだの〜?」

手を離す繭。

「ち、違うってばドラマかなんかの受け売りだってば・・・・・・お酒なんて飲まないよ!
まだ高校生なのに・・・・・・」

澪は頬を擦りながら否定する。

「なんだ〜、びっくりしたよ。」

可愛らしく膨れた顔からまた柔らかい笑顔に戻る繭。
589名無しさん@ピンキー:2005/10/21(金) 03:02:28 ID:XRp3ATkj
割り込みゴメン。よく分からないけど連投って駄目なの?
規制くらったりするのかな?

これから読むよ楽しみ。とにかく>>586GJ!
一気に投下してもらえるのは個人的にはごっつい嬉しいです。
590名無しさん@ピンキー:2005/10/21(金) 03:03:08 ID:DIxiF0zO

「あ、でもね。お酒が飲める歳になったら、私お姉ちゃんと二人でカクテル飲みたいな〜・・・・・」

少し遠い目をして澪が想いを馳せる。

「え?私と?」

「そう。お姉ちゃんと二人でだよ。
お姉ちゃんってさ、大人になったらきっとすごい美人になる気がする。
そしたらカクテルなんかすごい似合いそうだもん。」

繭はそれを聞いて頬を染めてしまう。

「そんなこと・・・・・・澪の方が絶対綺麗になってるよ・・・・」

「い〜や〜・・・・・お姉ちゃんは絶対に上玉になるはず・・・・・・・
その辺のくだらない男には渡しません!」

「澪・・・」

お互いが顔を見合わせて吹き出す。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「あはは・・・・・あ〜可笑しい。上玉って何よ〜・・・・・私の事売り飛ばす気?」

繭の言葉にまた笑い出す二人。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「でも、澪。お酒が飲めるようになったら・・・・・きっと二人で飲もうね。」

「うん。私達の二十歳の誕生日に・・・・・お姉ちゃんと二人で飲みたいな。
約束だよ、お姉ちゃん。」

繭はニッコリ微笑むと遠い未来に澪と同じように想いを馳せ約束を交わした。

繭の頭にはもうあの聲は聞こえなくなっていた・・・・・・・・・



------------------------------------------END-------------------------------------------
591名無しさん@ピンキー:2005/10/21(金) 03:06:23 ID:DIxiF0zO
終わりです。
続き待っていてくれた方、読んでくれた方どうもです。
当初この澪繭の話は本当に思いつきで書いたもので、
全く結末が分からず書くのが遅くなってしまいました。orz

エロを期待していた方は申し訳ないです。
ただ、澪繭でもう一本書きたいのが今あります。
そちらはエロパートもありますので、良ければそちらを・・・・
いつになるか分かりませんが(^_^;)

>>589
俺も結構一気に読みたい派なんで・・・・・
592名無しさん@ピンキー:2005/10/21(金) 03:08:00 ID:Ca+FPfrL
こっちも割り込みすんません…
一気に一作品投下してくれるのは嬉しいんだけど、
他の職人さんもいる中で一気に二作品(ギャグ投下の後)ってのは…
いや、まあ気にせんで下され!GJ!
593名無しさん@ピンキー:2005/10/21(金) 03:11:52 ID:kD/buKW/
GJ!!!最高でした!
この二人はホントもうベストカップルだ(*´д`*)ハァハァ
次の作品楽しみに待ってます!
594名無しさん@ピンキー:2005/10/21(金) 03:27:44 ID:XRp3ATkj
>>592
余程リアルタイム割り込みで無い限り気にしなくていいんじゃないかな?
自分としてはむしろ一人で二作品同時投下なんて小出しにすればもっと
貰えるレス数を切ってまで一気投下してくれるのすごくありがたいんだけどなぁ。

>>591
GJ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
怜と深紅と螢ワロスwwwでも戦闘シーンちょっとかっこよかった。
澪繭のはのほほんとして良かったなぁ。澪が自分でも「優しさ」を
「手段」として自覚してるっていうのは新鮮かつツボ。 次作も激しく楽しみでつ!!
595名無しさん@ピンキー:2005/10/21(金) 03:36:59 ID:XRp3ATkj
>>592
何か自分お門違いの事言ってるかもしれない(;'A`) その場合はゴメソです。
596名無しさん@ピンキー:2005/10/21(金) 09:03:24 ID:N8y0rpUs
>>590
GJ!!

深紅×怜のギャグ作品大好きです!!
今回のかなり笑えましたw

これからも色んな作品投下よろしくお願いします!!

というわけで、おいらも続き投下します(いつも一気に投下出来なくてスマソ)
597名無しさん@ピンキー:2005/10/21(金) 09:06:20 ID:N8y0rpUs
クチュ・・・
深紅は自らの孤独を慰めるかのように、経血で朱く染まった陰部に軽く触れた・・・

ビクン!!
生理で五感と躰が敏感になっているのだろう
わずかに指先が触れただけなのに全身が過剰に反応した

「ぅん・・・くうぅ・・・」
同時に深紅の幼さの残る小さな口から、不釣合いな淫靡な声がこぼれる・・・

内気で大人しい深紅にとって、このような行為で声を出すというのは
とても恥ずかしい事に思えた
深紅はとっさにもう一方の手で、換えに持ってきたショーツを口にあてた

「ムグ!・・・・ぅぅ・・・ぁン・・」

さっきより声が響かなくなった、深紅は安心して行為を続けた

クチュ・・チュク・・ジュク・・・
経血ですでに潤った裂け目は、少し触れただけでいやらしい音がする
深紅は、人差し指と薬指を秘部の割れ目に沿わし左右に広げ、中指を転がした

グチュ・・チュク・・・チュク・・・
「ぅ・・・ぅン・・・ぁぁ・・・ぅグ・・・」

先ほどより深い快感に全身を奪われる
声が漏れないように必死で口をショーツで押えるが、それでもくぐもった声がこぼれる

「ぅぅ・・・ぁ・・・ぁああ!!」

より大きな声が押えた口とショーツの間から漏れた
598558の続きです(書き忘れてました):2005/10/21(金) 09:08:18 ID:N8y0rpUs
クチュ・・・
深紅は自らの孤独を慰めるかのように、経血で朱く染まった陰部に軽く触れた・・・

ビクン!!
生理で五感と躰が敏感になっているのだろう
わずかに指先が触れただけなのに全身が過剰に反応した

「ぅん・・・くうぅ・・・」
同時に深紅の幼さの残る小さな口から、不釣合いな淫靡な声がこぼれる・・・

内気で大人しい深紅にとって、このような行為で声を出すというのは
とても恥ずかしい事に思えた
深紅はとっさにもう一方の手で、換えに持ってきたショーツを口にあてた

「ムグ!・・・・ぅぅ・・・ぁン・・」

さっきより声が響かなくなった、深紅は安心して行為を続けた

クチュ・・チュク・・ジュク・・・
経血ですでに潤った裂け目は、少し触れただけでいやらしい音がする
深紅は、人差し指と薬指を秘部の割れ目に沿わし左右に広げ、中指を転がした

グチュ・・チュク・・・チュク・・・
「ぅ・・・ぅン・・・ぁぁ・・・ぅグ・・・」

先ほどより深い快感に全身を奪われる
声が漏れないように必死で口をショーツで押えるが、それでもくぐもった声がこぼれる

「ぅぅ・・・ぁ・・・ぁああ!!」

より大きな声が押えた口とショーツの間から漏れた


599558の続き:2005/10/21(金) 09:42:48 ID:N8y0rpUs
深紅は普段の大人しい姿からは想像出来ないほど、淫らな女になっていた
息は荒くなり、頬は紅潮し、瞳もいつもより潤っていた。
薔薇のつぼみのようだった陰部も、いまや経血があふれ
真っ赤な薔薇が開花したようであった

『これで胸も触ったら・・・もっと気持ちいいのかな?』
深紅はより一層の悦びを求め、上半身だけを隠していたパジャマの上から
2つの小さな突起の片方に触れた・・・

「あ・・・ぁあ!!」

口を塞いでいた手で突起に触れた為、封じられてない口から大きな声が漏れる・・・
深紅は反射的に換えのショーツを自らの口に押し込んだ

「ムグ!!ぅぅ・・」
深紅は口にショーツを咥えたまま
右手でピンクのパジャマをめくり、そして美しい桃色の突起に触れた・・・

600558の続き:2005/10/21(金) 10:00:03 ID:N8y0rpUs
「ぅン・・・ぁ・・・ぁぁン・・ムグ・・・」
深紅の桃色の乳首に触れた右手が動くたび
それに合わせるように声が漏れる・・・

ジワ・・・
秘部からは経血に混じって、抑えようのない愛蜜がたっぷり溢れ出した

深紅はたまらず
すでに、朱く経血に染まった左手を再び秘部に戻す

秘部の裂け目に這わした人差し指と薬指が、下の肉唇をそっと広げる
深紅の小さな中指がもどかしげに下の突起物に触れる

「ぁぁぁ!!!ング!!」
ショーツを咥えた口の奥から声が漏れ、喉が鳴る
601558の続き:2005/10/21(金) 10:34:37 ID:N8y0rpUs
さっきまでの深紅は、声が出るたび気にしていたが
今の深紅にとってはそんなことはどうでもよかった
欲望のままに自らを掻き乱していた

クチュクチュ・・・グヂュ・・・・・・
「ぅぅン・・・あぁぁン・・・ウグ」
塞がれた口からは、嗚咽に似た声が漏れる

深紅は下の肉唇を、より一層左右に開くと
経血で真っ赤に染まった中指を一気に奥まで押し込んだ

「ぁぁぁ!!!」

それは
純潔を守ってきた深紅にとって、初めての感覚だった

深紅は、暖かく湿った秘穴に入れた中指を前後に動かした

「ぁああ!!!ウグ!ウン・・・ン」

言いようのない快感と同時に、中指から手の甲にかけて
経血と愛蜜が混じった物が伝わって落ちてくる
602558の続き:2005/10/21(金) 10:50:39 ID:N8y0rpUs
深紅は上半身を悦ばしていた右手の動きを止めると
その朱く染まった蜜を右薬指で、そっとすくい上げた

そしてその艶かしく光る愛蜜を
桃色の乳首の先へ薬を塗るように、やさしくそっと塗りつけた

「ぅ・・・ゥん!!」
全身に電気が走る。

上と下を悦ばしている両手はすでに同調していた
秘穴に入った中指は上下に激しく動き
乳首も胸も経血で真っ赤に染まっていた
深紅は絶頂を迎えようとしていた

「ぁ・・ぁ・・・ぁあ・・・イ・・・イク!!!」

603558の続き:2005/10/21(金) 11:56:19 ID:N8y0rpUs
絶頂を迎えつつある朦朧とした意識の中で
深紅の脳裏にはハッキリと『最愛の兄、真冬』が描かれていた
自分の躰に中にある指も、敏感な部分に触れている指も
今は深紅の物ではなく、兄の真冬の物である。そう感じていた

「ング・・ン!!・・・ぅぅん・・・ぅう!」
本当は最愛の兄、真冬の名前を言いたかった・・・が、
塞がれてる口から発する声は言葉にならなかった・・・

「ング・・ン!!・・・ぅぅん・・・ぅう!」

深紅の陰部が痙攣し、ビクン!ビクン!と波打つ
腰から背中にかけて電気が走り頭頂に抜ける
全身が大きく波打ち、力が抜けた・・・
深紅は絶頂に達した

深紅は朦朧とし、力なくうなだれた
604558の続き:2005/10/21(金) 12:16:42 ID:N8y0rpUs
ほんのしばらくして、深紅はハッ!と我を取り戻した
途端に自分がした行為に恥じらいを感じ、カァ!っと顔が赤くなった。

「やっぱり怜さん達のあんな声を聞いたから・・・」
深紅は自分の恥ずかしい行為を、自分自身に必死に言い訳した

そしてそそくさと、汚れた指を、胸を、体を
トイレの中の小さな水場と、ペーパーで拭った。

当初の目的であったナプキンとショーツの交換も済ませ、2階まで戻ると
家主2人の愛の営みも終了しているようで、辺りは静まり返っている

深紅は行きと同様、帰りも慎重に歩を進め部屋まで戻ると
ここに住み込んで以来の深い眠りにつく事が出来た

そして夜が明けた
605558の続き:2005/10/21(金) 12:39:14 ID:N8y0rpUs
「おはよう」
深紅は誰かの声で目を覚ました
驚いて跳ね起き、目をやる・・・

その声の主は怜の婚約者・・・
そして兄の真冬の親友である・・・優雨であった

「お・・・おはようございます・・・え!?今何時ですか?」

いつもは深紅がこの家で一番早く起きて朝食を作る。
誰かに起こされると言う事は寝坊したとしか考えられない・・・

「すみません寝坊しちゃって・・・急いで朝食作らなきゃ・・!」
そう言うと深紅は、身内でない男性の前で・・・
しかも薄着のパジャマ姿である事も忘れて、ベッドから起き上がった

「あ、急がなくていいよ深紅ちゃん。」
優雨は優しげにそう言った。

優雨によると、怜と優雨が今朝話し合って
『いつも寝坊しない深紅が寝坊するなんて、深紅はよほど疲れていたんだろう
今日は休ませてあげよう。』という話になったらしい。

「それに今日は僕が休みだったから、怜の朝食は僕が作ったから安心して」
そう言うと優雨は優しげに笑った

606558の続き:2005/10/21(金) 13:00:59 ID:N8y0rpUs
深紅は優雨の優しさと笑顔に安心した・・・が、
『では何故、起こしに来たんだろうか?』と疑問を持った。
そして次の瞬間、優雨が自分に注いでいるイヤらしい視線に気付いた

「な・・・なんですか?」
同時に、深紅は自分が薄手のパジャマ姿である事にも気付いた。
そして素早く近くの上着を羽織った

「いや、美しいなと思ってね。」
先ほどの笑顔と違う笑顔で優雨が答えた

「もう私、起きますから。着替えたいので出て行って貰えますか?」
内気だがしっかり者の、深紅らしい強い口調でそう言った

しかし優雨は少しも怯まなかった、それどころか・・・
「君みたいな大人しい女の子でも、あんなに乱れることがあるんだね。ククク・・・」
悪魔のような瞳で笑いながら、何もかも見透かしたように深紅へ言い放った




607558の続き:2005/10/21(金) 13:21:43 ID:N8y0rpUs
「!!?」深紅は激しく同様した
すぐに昨日の行為を思い出した・・・だけど見られてるはずないのに・・・

一瞬の間に深紅は様々な要因、可能性を探った・・・が、他に心当たりはない。
でも、昨日の行為を見られてたとは考えずらい・・・
もしかしたら優雨のハッタリかもしれない・・・
『そうだ、きっとそうだ。乗ってはいけない』
深紅は心の中で自問自答した

「なんのことでしょうか?」
深紅は気丈に切り返した

だが、優雨は余裕の瞳でこう返した
「なにって?ハハハ!君は忘れるのが早いな。昨日の夜中トイレで・・・」

深紅は更に激しく動揺した・・・それは隠し切れないほどだった
「な・・・なんで?何を知ってるんですか・・・」

優雨は落ち着いた様子でビデオを取り出した
「これに映ってたんでね。」

優雨と言い合い、わかったのは
優雨は深紅に興味があり、トイレと深紅の部屋に隠しカメラを埋め込んでいた事
今朝、怜の出勤後チェックしたら、昨日の深紅の恥ずかしい行為を見つけた事だった

そしてそれ以上に恐ろしいのが
優雨は深紅のいない時に深紅の部屋に入り、日記を読んでいた
そして深紅が兄真冬に対して恋愛感情を持っていたのを知ったというのだ・・・

「ひどい!なんでそんなことを!?」
深紅は悲しみと怒りに満ちた目でそう言い放った。
608558の続き:2005/10/21(金) 13:26:20 ID:N8y0rpUs
長くてすみません。
まだもう少し続きがありますが、
連続投稿に賛否両論あるようなので今日はここで一旦区切ります。
609名無しさん@ピンキー:2005/10/21(金) 13:55:26 ID:xLzH3Y32
キターー(゚∀゚)ーー!!
深紅タソ大人しい割に流血プレイとはテラカゲキスハアハアw
続きに期待してまつw
610名無しさん@ピンキー:2005/10/21(金) 18:24:26 ID:e9fxG0Ml
期待age
611名無しさん@ピンキー:2005/10/21(金) 21:10:22 ID:XzP+fXUY
>>608
GJ!喘ぎ声気にする深紅タンに(;´Д`)ハアハア
612名無しさん@ピンキー:2005/10/21(金) 21:56:49 ID:jft/4gVo
優雨の鬼畜っぷりに期待大!
次のコマンドは「深紅に自分の恥ずかしいオナニービデオを見せる」で入力!
613名無しさん@ピンキー:2005/10/21(金) 22:33:21 ID:llJ4tSJl
深紅はオナニーが似合うな〜
614名無しさん@ピンキー:2005/10/22(土) 01:00:46 ID:g8+S5RN3
>>608
GJ!優雨が鬼畜なのは新鮮ですなw
続き待ってます(*´д`*)ハァハァ
615名無しさん@ピンキー:2005/10/22(土) 09:27:00 ID:6hv1uAz0
>>608です。
ちょっと忙しくて続き書けるの火曜日辺りになりそうです。
申し訳ないっす。

次来る時に
新たな(*´д`*)ハァハァSSがいっぱい投下されてますように。

616名無しさん@ピンキー:2005/10/22(土) 11:37:43 ID:oM0+svAZ
名作鬼畜ゲーム「臭作」を思い出すな。
617名無しさん@ピンキー:2005/10/22(土) 23:36:49 ID:c8Zsjmpo
今日は投下ないのかな(´・ω・`)
618名無しさん@ピンキー:2005/10/22(土) 23:41:25 ID:f6j7jWJb
最近祭りだったからその反動かな。気長に待つよん。
619名無しさん@ピンキー:2005/10/23(日) 22:48:35 ID:pp7mi50+
ちょっと前スレが何レスあったか、
だれか教えてー
932までだっけ?
うちのゾヌたんはそこまでしか
ログくわえてないんだけど、
932までで良いぽ?
620名無しさん@ピンキー:2005/10/24(月) 02:39:02 ID:svNGHi2L
>>619
それで合ってるよ〜。
621名無しさん@ピンキー:2005/10/24(月) 02:48:39 ID:72ON30Il
零のアンソロジーが光文社から11月に発売されるらしいけど
「零刺青の聲アンソロジー」って・・・聲だけなのかなぁ・・・ 
澪繭は出ないのかなぁ・・・
622名無しさん@ピンキー:2005/10/24(月) 03:31:05 ID:JuR3BZvh
投下。
623名無しさん@ピンキー:2005/10/24(月) 03:36:40 ID:JuR3BZvh






「………ここはどこだ?」

天倉螢は、目の前に広がる光景に唖然としていた。
静かに打ち寄せる水飛沫がつま先を濡らす。見渡す限りの水面の先は、暗い霧に覆われていてはっきりとしない。
ただ、螢には解った。"終ノ淵"の先。ここが、終点なのだと。

「俺は……死んだのか?」

はっきり解らない。
"終ノ淵"の石室。そこに突入した螢を待っていたのは、手足を打ち付けられたままの巫女だった。
自分の考えた解決方法が間違っていた。そう気付いた時には既に遅く。
背後の石扉が轟音を立てて閉まり、楔となっていた筈の刺青木が次々と抜け落ちていく。
迫る刺青の巫女。最早、逃げ場は無い。

『逃がさない』

背中を扉に押しつけられ、首に呪いの手が掛かる。
締め付けられる手と身体に押し込まれる呪詛の柊。

柊の激痛と喉を圧迫され、螢の意識は遠のいて行った……。
のだが。






『貴方、私の××様に何をするんですか!』





何者かの怒りの怒号と、凄まじい戦闘騒音。
自分が倒れている間に、何かあったかもしれない。
だが、よく覚えていない。いや、覚えていたくなかったのかもしれない。
何かがあったのをうつらうつら覚えているのだが、脳が思い出すのを拒否しているのだろうか。

「……しかし、何で俺は此処に居るんだろうか?」

死んだから、俺は此処にいるのか。
そして、これからここを渡って彼岸へと赴くのか。
古書で見た限り、此処が彼岸との境目だろう。
もし自分が命を落としたのならば、此処を渡って彼岸へと逝くのが通りだろう。

「………」

気が付けば、数歩進んでいた。
足首の辺りまで、水の中に浸かっている。
624名無しさん@ピンキー:2005/10/24(月) 03:38:56 ID:JuR3BZvh


「死んだのならば、逝かなければならない。だが」

そこで螢は首を捻る。

「果たして、俺は死んだのだろうか?」

螢が首を傾げるのもむべなるかな。
"死んだ"と言う実感がまるで無いのだ。
螢の意識の途絶があまりにも不鮮明な為、納得がいかないだけかもしれない。
だが、今ひとつ螢は自分が死んだと思い切れて無かった。
膝に飛沫が掛かり、螢は僅かに顔を顰める。

「だけど、俺の有り様は怨霊や死霊とは違うような気がするが」

そう、死人と言うにはまだ自分の存在がはっきりしすぎている。
霊と人とは異なる存在。今の螢の状態は、まだ霊の存在の方へは行ってないような気がするのだ。

「だとしても、このまま引き返す訳には」

そう言いつつ背後を振り向こうとして。

「おわっ!」

螢は背中をぐいと押されてつんのめり、水の中へと倒れそうになった。
何事かと姿勢を直しながら振り向いた螢が見たモノは。

「お……お前ぇお前ぇお前ぇぇ!!」
『秋人様、私を呼ぶ時は一回呼べば充分ですわ』
「い、いや、そうじゃなくて何でお前が此処に居るんだ?!」
『私は秋人様がいらっしゃる場所なら』
「違う! なんで俺の背中を押すんだよ!?」

そう、気が付けば腹の直ぐ下辺りまで水に浸かっていた。
さっきから、少しずつ螢は水の中へ中へと押されていたのだ。この、背後に立っている女性の怨霊『鏡華』によって。

『………秋人様』
「な、何だ?」

鏡華の問いかけに思わず身構える。
そんな螢の構えも気にせずに、鏡華は目を閉ざし、胸に手を当てて静かに語り出した。

『秋人様、実は私……死んでしまっていたのです』
「……は?」

唖然とする螢と、寂寥感のある表情で天を見上げる鏡華。
どうやら、彼女はようやく自分が死んでいる事を認識したようである。
とは言え、今まで彼女の耳にタコが数匹棲息しそうな程その事実を螢は訴えて来たのだ。
その際に一晩中泣きすがられたり、髪を乱れ打ちされたりした苦い記憶が思い出される。

「そ、そうか。ようやく解ってくれたのか」
『はい……』

気付くのが遅すぎるし、それまでの螢の被った被害も洒落にならない。
しかし、螢はよく出来た男だった。気付くのが遅いと文句を言いたいのをぐっと堪える。
625名無しさん@ピンキー:2005/10/24(月) 03:40:30 ID:JuR3BZvh



「なら、もう大丈夫だな。ここを真っ直ぐ行けば、逝くべき所へ逝ける筈だ」

そう言って水面の果てを指さす。
先程から、その方向へチラホラと黒い影が水面を滑るようにして歩き去っていくのが見える。
どうやら、あの水面の果てが"彼岸"である事は間違いがないようだ。

『はい、そうですね。私は、彼処へと参らなければならないようです』
「ああ、色々と遠回りだったようだが、気をつけてな」

精一杯の笑顔で、鏡華を見送ろうとする螢。
良くできた男である。散々迷惑をかけられても女性に対する気遣いを忘れない。

『はい……それでは』
「ああ」

そう言いながら、鏡華は螢に抱き付き胸に顔を埋めて。

『共に、参りましょう。秋人様』

等と言ってくれた。

「ちょ、おま、まて!」

螢が驚く間も無く、身体がどんどん背中の方-----つまり、"彼岸"へと進んでいく。
どういう原理か、身体は沈まずにそのまま滑るようにして、螢と鏡華は沖合へと移動していった。

「なんで、俺まで彼岸に逝かなきゃならないんだよ!!」
『決まってます。それは、私達が最早この世為らざるモノだからです。ですから、私と秋人様が共に参るのは道理ですよ』
「な、何か納得いかない! 嫌だ。はっきりと死んだっていう証拠がなきゃ俺は認めないぞ。抗議する!!」
『駄々を捏ねないでください。細かい説明は追々しますから』
「どのみち彼岸に付いた後だろそれって--------------!!」

言い合う間にも、二人はどんどん彼岸へと近づいていく。
この時、二人からかなり離れた場所で、恋人達の悲しい別離があった訳だが、螢にそれを気付く余裕が有るはずもない。
今現在、自分がこの世との別離をしなければならない危機にあったからだ。

「だから、俺は秋人じゃないのに連れて行ってもしょうがないだろ!?」
『そんな悲しいことを仰らないでください。私と秋人様は永久に共に居ると誓った仲ではありませんか』

暖簾に腕押しとはこのこと。
鏡華は聞く耳も持たずに螢の身体をぎゅっと抱き締めている。
このまま連れて行かれたら、本当に亡者になってしまう。
と言うよりも、先に彼岸に居るであろう秋人が待っていたらどうなるだろうか。

(それじゃあ、俺は無駄死にじゃないかぁ!!)

女性の恋慕の勘違いで死んだら、彼岸に居るであろう真冬と優雨になんて言われるだろうか。
あの二人の事だ。散々自分をからかうだろう。

『相変わらず、女難続きだね。だから僕があれだけ忠告したのに』
『全くだ。もう少し、女性の扱いを覚えた方がいいぞ。その分俺は怜と……』

何だか、空耳まで聞こえるし。
このままでは、黒澤家のソファに黒こげを作りそうな感じになったその時。

626名無しさん@ピンキー:2005/10/24(月) 03:42:54 ID:JuR3BZvh


「お?!」
『何事!?』


ドドドドドドドと言う何か凄い水を掻き立てる音と、霧で悪くなっているのにはっきり認識出来る程の高い水飛沫。
どんどん近づいてくる。それも、水面を進んでいる彼らの真っ正面から。

「い、一体何なんだ?」
『秋人様ぁ。私、怖い!』

無理矢理身体を捻った螢が見たモノ。
それは凄まじい勢いで蹴立てられる水飛沫の柱と、それを吹き上げながら進んでくる何処かで見覚えのある人物だった。
そして、"人物"の顔を見た螢の表情が驚愕に歪んだその瞬間。


『澪----------------------------------!!!!』
「おわぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
『あぁぁぁれぇぇぇぇぇ!!』

爆発音と閃光が迸り轟く。
真正面からの突撃を受け、空中を高々と舞う螢と鏡華。

やがてその姿は芥子粒程のサイズまで遠ざかり、やがて2つの瞬きの星光を残して消え失せた。








結果として、天倉螢は黒澤家のソファで意識を取り戻す事が出来た。
そして、彼の姪である天倉澪も、昏睡状態から目を覚ます事が出来た。

全ては解決された。
そう思われた。
627名無しさん@ピンキー:2005/10/24(月) 03:44:37 ID:JuR3BZvh


「………」

螢は、病室のドアの前で佇んでいた。
ドアのノブに手を伸ばしたり、下げたりをさっきから延々と繰り返している。

端から見れば危ない人なのだが、それを咎める看護士は居ない。
否、何人かが彼がその動作を繰り返している間に側を通ったのだが、何故か見て見ぬふりをして去っている。

「……はぁ」

意を決したのか。
重々しい溜息を吐き出した後、ドアのノブを捻って病室に入った。

『みぉ〜やっと逢えたよぉ〜』
「もう、お姉ちゃん止めてよ! 大体、戻って来てから一週間以上経つじゃない!!」
『そんな事言っても再会した姉妹の感動は止まらないの。だって澪の所に戻るまで大変だったんだからね!』
「……普通、×に墜ちたら戻るも何もないんじゃないかな?」
『澪への私の愛よ! 愛があったからこそ、例え×から這い上がれなくても、黄泉の門を開けれなくても、こうして戻れたんだから!』
「………そのまま静かにしていてくれたら、私もお姉ちゃんの事、少しは好きになれたのに」
『大丈夫、私は澪の事、何があっても大好きだから!』
「妹と一つになりたいからって策謀張り巡らせたり怨霊支配する姉を持つ私の苦労を笑顔で否定するな---!!」

騒がしい個室の病室。
とは言っても普通の人間が見たらベットの主が1人で騒いでいるだけだろう。
そう、"普通の人間"が見たらの話だが。

「澪………お前も、苦労しているんだな」

死んでも尚大変な姉に相変わらず付きまとわれている姪に同じ苦労を感じたのか。
螢の目尻から涙が一筋こぼれ落ちた。

『秋人様、そんなに嘆かないでください。鏡華は秋人様のお側に何時までもおりますから……』

背中にがっぷりと組み付いた怨霊を背負いながらなので、格好はつかなかったが。
だがヘタレようとも、それでも螢は出来る男だった。
自分とも姪にとも向けられる同情の涙を流しつつ、再会後一週間以上騒ぎ続ける姉妹を生暖かい目で見守り続けた。




エンド

628名無しさん@ピンキー:2005/10/24(月) 05:23:09 ID:svNGHi2L
キテルー!GJ!
パワフルな繭姉と螢の女難ぶりにワロタw
629名無しさん@ピンキー:2005/10/24(月) 07:39:00 ID:Rj4HPaaf
GJ!!!ワロタ
630名無しさん@ピンキー:2005/10/24(月) 08:28:31 ID:Bn2pItHO
>>627
ワロスWww螢も澪も女難の相アリなんだな。

ところで最近本スレにあった「澪と繭でヒロシとぴょん吉」を思い出した。
首の痣と話してる電波少女と喋る度紅く光る蝶の痣(繭)なんかカワイス
631名無しさん@ピンキー:2005/10/24(月) 16:10:45 ID:svNGHi2L
それ俺も思たw

「どうしよう・・・この問題わかんないよ。教えておねえちゃん」
(もう、ちゃんと自分で考えなきゃだめよ澪。そこはね・・・)
「あ、そうか!ありがとうおねえちゃん!いつもごめんね」
嬉しそうに羽を広げながら、
(ふふ、澪のためだからね)

みたいな情景がここかしこで見られることだろう・・・。
繭姉幸せだろな〜(*´д`*)

>>621
ってマジすか。買わねば・・・ってか紅い蝶のアンソロジーを(ry
632名無しさん@ピンキー:2005/10/24(月) 22:50:55 ID:ifRqIcfE
ここらで一言。




澪タン繭タン(*´д`*)ハァハァ
633名無しさん@ピンキー:2005/10/24(月) 23:07:15 ID:Hf+Fl02a
>>627
GJ!つーか、エンドって?…これでこのシリーズ終わりっすか?
ワロタw
634名無しさん@ピンキー:2005/10/24(月) 23:45:03 ID:GT6GoXt3
>>628 >>629 >>630 >>633

感想ありがと。
別に終わりではないよ。ネタが浮いて来たらまた書く。
飽きっぽい性格なので短編しか書かないと思うがw
635名無しさん@ピンキー:2005/10/25(火) 14:37:18 ID:HRve8GpC
零総合 膣に見えるもうだめだうわああああ
636名無しさん@ピンキー:2005/10/25(火) 16:18:54 ID:Ix32FG55
>>635
おま、なんて素敵なことを!!
637名無しさん@ピンキー:2005/10/25(火) 20:59:15 ID:BnlP7b0a
>>634
ワロタww
このシリーズ好きなので、今後もぜひぜひ投下してください。

と、いうことで・・・自分も投下しまつ。
638名無しさん@ピンキー:2005/10/25(火) 21:01:11 ID:BnlP7b0a
>>607の続き

「ひどい!なんでそんなことを!?」
深紅は悲しみと怒りに満ちた目でそう言い放った。

深紅がそう言い終わるが早いか
優雨は深紅のそばへそっと近づく・・・

「ぃ・・・いや!!」
深紅は怯え、後ずさった・・・

しかし優雨は歩を止めず、
歪んだ笑顔でニコニコと笑いながら、更に深紅との距離を縮める・・・

ガタン!!
深紅はとうとう机際まで追い詰められた・・・
深紅の体が机に当たった衝撃で、兄と深紅が写った写真立てがカタン!と倒れた。

「兄さん助けて・・・」深紅はそう呟くと優雨に向き直り、言い放った。
「そうよ!優雨さん!あなたは兄さんと親友だったんでしょ?
だから兄さんは私をあなたに託した・・・なのに何故こんなひどい事をするの?」

すると優雨は、やっと歩みを止め・・・静かに答えた・・・
「親友?ハハ!あいつはそう思ってたかもしれないね・・・」

深紅は眉間にしわを寄せた。
「あいつは?・・・ということは、優雨さんは違ったの?」
639名無しさん@ピンキー:2005/10/25(火) 21:03:12 ID:BnlP7b0a
「ああ、そうとも俺は違ったよ!!!
あいつはいつもどこかで俺を馬鹿にし、見下していた。
怜との結婚が決まった時もそうだ!!」

優雨の肩がブルブルと震え、声が荒ぶる。
「俺は、俺が怜との結婚を迷ってた時、
怜が家事を一切出来ないのを相談したんだ、その時真冬は・・・
『優雨それだけが女性の価値じゃないよ』やつはそう言ったのに・・・」

優雨は憎悪に満ちた目を深紅に向けると、一段と荒げた声でこう言った。
「あいつは・・・自分の妹は家事も完璧に躾けてるんじゃないか!!」

ビク!!っと反応する深紅を真っ直ぐ見据えると、
肩を更に大きくを震わしながら優雨は続けた・・・
「あいつは・・・真冬は影で俺を嘲笑っていたんだ・・・
そうなんだ・・・そうだ・・きっと・・・
『お前には家事すら出来ない体だけイイ嫁で充分なんだよ!!』ってな・・・」

深紅はやっと、優雨の本心がわかってきた。
優雨はずっと、深紅の兄である真冬に劣等感を感じていたのだ。
その劣等感をより一層高めたのが、深紅に出会った時だったのだろう。
怜は仕事熱心で美しい女性ではあるが、家事の類は一切出来ない。
一方、深紅は家事も仕事も完璧の兄思いの妹である。

真冬に深紅を託されたあと、ずっと劣等感を感じていた優雨の中で何かが・・・
何かがパチンとはじけたのであろう・・・
640名無しさん@ピンキー:2005/10/25(火) 21:56:11 ID:BnlP7b0a
深紅は短い時間に様々な思いをめぐらせた・・・
そして出した答えは、今の状態の優雨をこれ以上刺激するのは危険だという事だった。
深紅は落ち着きを装いつつこう告げた

「優雨さん。わかりました。
兄があなたにしたことであなたが傷ついたなら、私がそれをお詫びします。
私をあなたの腕に抱いてくれても構いません。」

深紅はパジャマの上に羽織った上着をはらりと脱いだ。
薄手のパジャマに深紅の体のラインが艶かしく浮かびあがる。
それを見た優雨は「ほぉ・・・」と溜息をつき命令する。

「よし、そのまま・・・パジャマを脱ぐんだ・・・。」

深紅はゴクリ・・・と唾を飲み込み指示にしたがう。
ひとつ・・・ふたつ・・・とパジャマの上着のボタンが外されていく・・・。
深紅の白い陶器のような素肌があらわになる・・・
全てのボタンが外されると深紅は顔を紅潮させた。
その深紅の姿は優雨の欲望を更に大きくさせた。
641名無しさん@ピンキー:2005/10/25(火) 22:12:06 ID:BnlP7b0a
ためらいながらも上着を脱ごうとする深紅に向かって、
いきなり優雨は髪の毛を掴んだ。

「痛い!!」
深紅は優雨の思いがけない行動に驚いた。
深紅の叫びもむなしく、優雨は髪の毛を掴んだまま深紅を持ち上げる。

「いや−−−−−−−−!!お願い!!やめ・・・!!!」

深紅は必死に抵抗するが、
深紅の小さく華奢な体が大人の男の力に敵う筈もなく、軽々と宙を舞う。

「うぐ!!」
くぐもった声と同時に深紅はド!!!っと机に顔をうずめるように
うつ伏せに組み敷かれた。
そして間髪入れず、何か紐のような物で深紅の両手が拘束される。
その紐はきっと、深紅が持ってきた着物の組紐であろう。

「!!!」
あまりもの恐怖に深紅は言葉を失った。
642名無しさん@ピンキー:2005/10/26(水) 14:55:22 ID:mLY4ZYgX
GJ!!鬼畜優雨最高っす!
メチャクチャしてほしいっす。
個人的には深紅がもっと嫌がってくれた方が・・・・・

少し前の螢と言い、鬼畜ものが多くなってきましたね〜
643名無しさん@ピンキー:2005/10/26(水) 18:26:36 ID:/zegV7aB
>>638
GJ!
たしかに嫁って視点で見たら怜ってかなりアレだよな〜、
とか鬼畜優雨の言い分に妙に納得w
続き待ってます!
644名無しさん@ピンキー:2005/10/26(水) 23:06:35 ID:DX8eC9ND
体だけ(・∀・)イイ!!嫁で十分じゃないか!鬼畜優雨は贅沢だなあ。
645名無しさん@ピンキー:2005/10/27(木) 01:55:30 ID:dIhhKJKN
>>638
GJ!!
鬼畜優雨イイ!
この後嫌がる深紅タンを…ハアハア…
続き待ってまつ!
646名無しさん@ピンキー:2005/10/27(木) 09:57:34 ID:buI0nFhJ
>>644
結婚すんなら100%深紅選ぶけどなw
647名無しさん@ピンキー:2005/10/27(木) 10:44:48 ID:dIhhKJKN
結婚するなら深紅(尽くしてくれそう
友達にするなら怜(一緒に酒飲んだら楽しそう
648続き投下します。:2005/10/27(木) 11:48:52 ID:qkH8UVQK
>>641

深紅の細い腕が後ろ手に縛られる・・・
ギリギリギリ・・・

組紐は既にしっかりと深紅の両手の自由を奪っているのに
優雨は尚も力を緩めず組紐を締め上げる

「ぁ・・ああ!!ぃ・・痛い!!」

深紅の顔が苦痛に歪み、体を捻って優雨からのがれようとする
・・・が、優雨は片足で深紅の小さな背中を蹴るとそのまま机に押し付け固定した。

苦痛に歪む深紅の顔を満足げに眺めながら、優雨は更に締め上げる
ギギギリ・・・ギリ・・・

もう限界まで締め上げた組紐を更に締め上げようとする摩擦で
深紅の両手首の薄い肌を傷つけはじめる

「ぃ・・いた!!・・・痛い!!やめて!!」
白を基調とした組紐が深紅の血でピンクに染まる

「和装用の組紐はさすがに丈夫に出来てるもんだな」
優雨は深紅の出血を見て、満足げに笑いながらやっと手を止めた。
649続き投下します。:2005/10/27(木) 12:53:28 ID:4JSfuoxk
深紅がホッとしたのもつかの間・・・
優雨はもう一本別の組紐を取り出し、それを深紅の首にかけた

「!!!・・・やめてーー!!」
深紅は紐で首を絞め上げられるのかと怯えたが
それはちょうど動物の首輪のように、首がしまる寸前で止まった。

優雨は組紐をグイっとあげて、深紅の顔を自分に向かせ
そして冷ややかに言い放った
「これはお前を躾けるための首輪だ」

それだけ言うと優雨は机の前の椅子に腰掛けた

650名無しさん@ピンキー:2005/10/27(木) 12:55:27 ID:4JSfuoxk
個人的都合で、いつも一気に投下できなくてすみません。
また夜に投下できそうならします。
651名無しさん@ピンキー:2005/10/27(木) 14:45:03 ID:buI0nFhJ
自分のペースでやってくだされ。
続き待ってますよ〜
652名無しさん@ピンキー:2005/10/27(木) 15:20:06 ID:86GHA9Bp
>>650
いい仕事してますね。続ききになるな〜
653名無しさん@ピンキー:2005/10/27(木) 16:58:34 ID:4JSfuoxk
>>649の続き

「躾!?」

「そう躾だよ。飼い犬だってそうだろ?
飼い主が変われば躾け方法も変わる。おまえの今の飼い主は俺だ。」

そこまで言うと優雨は。椅子に腰掛けたまま器用に自分のズボンを下げた・・・
トランクスの上からでもハッキリわかるほど、優雨の分身がイキリ立っている
深紅は貞操の危機を覚えビク!!!と震えた・・・

「おい、深紅。おまえがこれを脱がせろ。」
優雨が感情の入らない声でトランクスを脱がすよう命令する。
無表情の顔と声、それがよけいに不気味さを醸し出していた。

「ゎ・・・わたし手を縛られてます・・・ど・・どうやって脱がすんですか・・・?」
深紅は恐る恐るたずねる

ドカッ!!! 
優雨は深紅の首に繋がれた紐を引っ張り、
引き寄せられた深紅の体の下腹部を思いっきり蹴り上げた

「!!!・・・・・・うぅ」
痛みに眉をしかめ、深紅は床にうっ伏した

それに対しても優雨は何の感情も感じてないようであった
続けて抑揚のない声で「俺は頭の悪いヤツは好まない。頭を使え。」
そう言い放つと唾を吐きかけ、深紅の首に繋がれた紐を強く引っ張った

「ぃ・・・痛い!!」深紅は身悶える・・・







654名無しさん@ピンキー:2005/10/27(木) 17:08:25 ID:4JSfuoxk
しかし、先ほどのような『お仕置き』をされることを恐れた深紅は

ゆっくりと優雨の膝に上体をもたれかけ、
口にトランクスを咥えゆっくりゆっくり脱がした・・・

時折、前ボタンが全部外された深紅のパジャマの上着の隙間から
淡い桃色の乳首がチラチラと見え隠れする。

やがて・・・ズリおろされたトランクスからは、
優雨の分身がブルン!!と顔を出した。

初めて見る男性のモノが、いきなり目の前に現れた深紅はギクリ!!!とした
・・・が、『お仕置き』をされないように
尚も丁寧に最後までトランクスを脱がした。




655名無しさん@ピンキー:2005/10/27(木) 17:09:44 ID:4JSfuoxk
>>651-652
ありがとうございます。
また一旦投下止まります
すみません。
656名無しさん@ピンキー:2005/10/27(木) 17:24:05 ID:cPUn3rD5
>>655
GJ!
だけど、ちょっと深紅タンカワイソス(´・ω・`)
657名無しさん@ピンキー:2005/10/27(木) 17:41:17 ID:lTjb8u8F
>>655
エロすぎる(*´д`*)GJ!
658名無しさん@ピンキー:2005/10/27(木) 20:22:00 ID:Olur2QM7
>>655グッジョブ(-^ー゜)b澪繭深紅が痛め付けられる系は大好きなんで頑張ってください!
659名無しさん@ピンキー:2005/10/27(木) 20:50:43 ID:5sigtMIi
それは単に「レイプ系」が好きなんじゃないのかと
660名無しさん@ピンキー:2005/10/27(木) 21:21:44 ID:eC+9G7pJ
レイプ系はこのスレではあまり見ないけど好きだな、怨霊に犯されるとか…
でも俺はこのスレで澪繭を見て百合もいいなって初めて思えるようになったw
661名無しさん@ピンキー:2005/10/27(木) 23:57:12 ID:4SpkDjfz
>>660
俺もだ。ここの数々の神SSのおかげで今じゃすっかり百合スキーw
662名無しさん@ピンキー:2005/10/28(金) 00:56:44 ID:842cH9QH
>>655
GJ!
アンタ最高だよ…
このSSが終わり次第、漏れは涯に逝っ(ry
663名無しさん@ピンキー:2005/10/28(金) 15:34:37 ID:ioJ+9Hjo
>>654の続き

最後までトランクスを脱がすと、優雨は優しい声で言った
「深紅、やれば出来るじゃないか。」

深紅は今度はお腹を蹴られなかった事に、ホッとひと安心した。

「ご褒美をあげなきゃな・・・。」
「ご褒美ですか・・・?」

深紅がそう聞き返すが早いか
優雨は深紅の首に繋がってる紐をグッ!!と手繰り寄せた
「ぅく!!」

そして深紅の小さな体を机にうつ伏せに組み伏すと
深紅の下パジャマを一気に引き下げた。
「ぃ・・・・いやぁあああ!!!」

深紅の叫びも虚しく、続けてショーツに手がかかる
「ぁあ!!やめて!!せ・・・生理中なんです!!」

深紅の抗議も優雨には届かなかった・・・。
深紅は、恥ずかしい朱に染まったナプキンと秘処を露にした。

深紅が身をよじり必死で抵抗しようにも
両手も拘束され、しかも体格差も力差もある相手には虚しい抵抗だった。
優雨は血が付いたナプキンを手に取りジロジロとながめていた。

「や・・・やめてください!!」
「ん?・・・ああ・・・ナプキンには興味がないからな。言われなくてもやめるさ」

そう言うと優雨は立ち上がり、いきなり後ろから深紅の両胸を鷲掴みにした。
「!!!」

深紅の陶器のような乳房が、優雨の男のごつごつとした手で覆われた。
「ああ!!」


664名無しさん@ピンキー:2005/10/28(金) 15:46:44 ID:ioJ+9Hjo
優雨がゆっくり、ゆっくりと深紅の両バストを揉みしだく・・・。
「ぁ・・・・ぁ・・あ!!」
心は抵抗してるのに、声は深紅の本能を隠し切れないようだ。
深紅は必死に唇を閉じるが、時折不本意な甘い声が漏れる・・・

「ほら深紅、顔をあげてみろ」
優雨の命令に深紅は少し顔をあげた

「ほら、おまえの兄さんも見てるぞ。ハハ・・・」
机の上には深紅と真冬、2人が写った写真が微笑んでる

「ぃ・・・いや・・・!!兄さんに見られるのはイヤ!!」
深紅は優雨の手の動きに感じてる自分の姿を、
写真とはいえ最愛の人・・・真冬に見られることに悲しみを覚えた。

「ぉ・・・お願いします・・・写真を・・・伏せてください」
深紅は目に涙を浮かべて懇願した

665名無しさん@ピンキー:2005/10/28(金) 15:48:44 ID:ioJ+9Hjo
>>656-662
ありがとうございます。
投下が途切れ途切れで申し訳ないです。
また夜書けそうなら続き書きます。
666名無しさん@ピンキー:2005/10/28(金) 22:17:57 ID:A67u2Ygh
深紅の血のついたナプキン…
……(;´Д`)ハァハァ ハァハァ  ノ)ァノ)ァ  ノ \アノ \ア
667名無しさん@ピンキー:2005/10/29(土) 04:28:35 ID:cQmAVe/I
>>664の続きです

「写真といえど、真冬に見られるのは恥ずかしいみたいだな?」
優雨の問いに深紅はコクリ・・・とうなずいた

「・・・では、これではどうかな?」
「!!!」

優雨は深紅を抱き上げて机の前の椅子に座らせた、
そして深紅の両足を机に・・・いや真冬の写真に向かってM字に開かせ、
隠し持っていた組紐で固定した

「ぃ・・ぃや・・・やめて!!」
いくら懇願してもやめるはずはない、それは深紅もわかっている
深紅の声がむなしく響いた・・・

優雨は深紅の足を固定するとすぐに、深紅に向き直り
深紅の白い乳房を掴むと、その先についている桃色の乳首を口に含んだ

「いや・・・!」
深紅はかすかに身をよじって抵抗したが、
四肢の自由を奪われた今のそれは、全く無駄な抵抗であった。

優雨は慣れた感じで深紅の乳首をコロコロと舌を使って上手に転がす・・・
深紅は尚も嫌悪の表情を見せているが
優雨の慣れた舌に応じるように、意に反して乳首はコリコリと固さを増す

「ぁあ・・・」
深紅の喉から。嫌悪感とは反して思わず甘い声が漏れた

その声に反応したように、優雨の舌使いが激しくなる
それに応じるように深紅の乳首はピンピンと尖っていく。
充分に勃った乳首を優雨は満足げに眺め、指でそれを引き継ぎ優しく撫で回す。
そして今度は反対の乳首を優雨はまた口に含んだ。

「ぁあ・・・いや・・・ウ・・ぁ・・・はぁ・・」
徐々に深紅の抵抗する力が緩み、不本意にも息が荒くなる

深紅の大きく開いた秘部からは、経血が混じった甘露がつつーと溢れ出した。
668名無しさん@ピンキー:2005/10/29(土) 05:01:50 ID:cQmAVe/I
「に・・兄さんごめんなさい・・・ぁ・・・はぁ・・・」
深紅は無意識に兄の真冬に謝っていた。
その言葉がますます優雨を刺激する

優雨は自らの指をぺロリと舐めると、深紅の秘処を左右に広げた
「ぁ・・・いや・・・やめて!」深紅は顔を真っ赤にした

「ふーん。女によって形が違うもんだな」
優雨は深紅の穢れなき秘処を、ジロジロと舐め回すように見る。

「ぃや・・・は・・・恥ずかしから・・も・・もうやめて・・・」
四肢を奪われた深紅は言葉で抵抗するしかなかった。

優雨は慣れた手つきで深紅の秘処から溢れ出した甘露をすくい上げると
深紅のクリトリスに塗り、指でコロコロと優しく転がした
「ぁぁ・・・ん!!」

昨日トイレで自らを慰めた時とはまた違う、慣れた手つきに
深紅の躰が大きく反応した。

ピチャ・・・ピチャ・・
いやらしい音に合わせるように深紅の陰部が、全身がピクピクと反応する
優雨は深紅の秘処に口を近づけた・・・

「だ・・・だめ・・・生理なのに・・・!!!」
深紅の抵抗も虚しく、優雨は深紅の秘処に舌を立てた

チュプ・・・チュプ・・・更にいやらしい音が増す
「ぁ・・・あぁ・・ン・・ク・・・」


「どうだこの音が聞こえるか?お前の躰はいやらしいな。
イヤだといいつつしっかり俺を受け入れる準備をしてやがる」

「やめて・・・そんなこといわな・・・いで・・・ぁ・・・はぁ・・・」
心に反して深紅の躰が熱く火照る。

優雨はその様子を満足気に眺めると
自らの中指をぺロリと舐めると、深紅の中に入れた。

「ぁぁあ!!!」
経血と淫靡な甘露で潤ったそこは処女だと思えないほど、
あっさりと優雨の指を受け入れた。

ビクビクと肉壁が優雨の中指を招き入れる
優雨は手荒く、その中を掻き回した

「ぃ・・・いたい!!」
やはり男のモノを受け入れた事がない深紅は
乱暴にされるのは痛いようだった

669名無しさん@ピンキー:2005/10/29(土) 05:05:21 ID:cQmAVe/I
予定より長編になってしまったため
毎回途切れ途切れですみません。
また明日投下できそうならします。
670名無しさん@ピンキー:2005/10/29(土) 09:58:16 ID:sU+zTmKw
>>669
GJ!明日まで待てないーーー!!(*´д`*)ハァハァ
671名無しさん@ピンキー:2005/10/29(土) 18:18:32 ID:HbpctMdr
「受け入れる準備」っていうの大好き!
は、はやく挿入を(;´Д`) ハァハア
672名無しさん@ピンキー:2005/10/29(土) 18:53:11 ID:Q7eeiS2Q
>>669
GJ!兄に謝る深紅がツボだ (;´Д`)
続き待ってます!
673名無しさん@ピンキー:2005/10/30(日) 00:48:11 ID:Rgor1hKZ
そろそろ澪繭が読みたい

とか言ってみる(´・ω・`)
674名無しさん@ピンキー:2005/10/30(日) 01:34:34 ID:P38us96y
>>673俺モッ
675名無しさん@ピンキー:2005/10/30(日) 01:41:02 ID:hUlFAL5T
空気嫁
と言ってみる(´・ω・`)
676名無しさん@ピンキー:2005/10/30(日) 02:45:25 ID:kFJur1pK
>>669
生理中ってことはつまり出しほうだ・・ハァハァ

>>673-674
私も。とにかく>>591にタマーリ期待して待ってよう。
677名無しさん@ピンキー:2005/10/30(日) 03:13:20 ID:Ff3sgp3G
>>669
GJ!(;´Д`) ハァハア
続き待ってまつ!
678名無しさん@ピンキー:2005/10/30(日) 04:53:56 ID:lR9Zv2nQ
>676
生理中に出すのはやばいぞ!それは男の中の間違った常識だ・゚・(つД`).゚・危険日だけが危険なんじゃない。卵が出てる時期だからな…
と、マジレス(女)
679名無しさん@ピンキー:2005/10/30(日) 07:05:14 ID:ifIauEIV
>>678
俺も生理中安全だって信じてたんだが、そうなのか・・・勉強になりますた(´・ω・`)

>>673-676
俺もー!
680名無しさん@ピンキー:2005/10/30(日) 07:27:11 ID:eBsvt5+Z
生理中じゃ気持ち悪いから普通はやらないだろうね
生臭いし
それでもやるとしたらよほどの
681668です。:2005/10/30(日) 12:20:06 ID:2vEkw311
すみません。

澪繭読みたい人が多いみたいなので
澪繭書く人が投下しやすいように、しばらく投下控えます。

空気読んでなくてすみませんでした。
682名無しさん@ピンキー:2005/10/30(日) 12:34:54 ID:uphSs+vb
そ、そんなーーーー!!
蛇の生殺し嫌だーーー!・゚・(つД`).゚・
683名無しさん@ピンキー:2005/10/30(日) 12:46:14 ID:TLgXvoc5
>>682
君が繭澪を書けば言いのだよ。

繭澪読める→住人喜ぶ。
住人喜ぶ→雰囲気和む。
雰囲気和む→>>668描きやすくなる。
>>668描きやすくなる→投下キター!
投下キター!→住人喜ぶ。

どうよ。
684名無しさん@ピンキー:2005/10/30(日) 12:57:04 ID:xM6Q4B6r
>>681
いあいあいあ…
流れ的に>>675の空気嫁は>>673>>674に対するものでしょ。
気にしないでいいかと。
それより続きハアハア
>>683
繭澪書かないと続きかけないってふざけてるな。
685名無しさん@ピンキー:2005/10/30(日) 13:04:35 ID:thwGyuqh
>>683
>>668打ち切りで繭澪→ショボーン(´・ω・`)
な人だっているべや
皆が皆、繭澪読みたいわけじゃないだろうし
686名無しさん@ピンキー:2005/10/30(日) 13:11:50 ID:TLgXvoc5
冗談で言ったつもりだったんだが、マジギレされでしまった・・・。
687675:2005/10/30(日) 13:14:49 ID:hUlFAL5T
すんません…
>>675は眠くて何も考えずに>>673>>674に向けて言った物でつ…
だから>>669氏は気にせず優雨深紅の続きを書いて下され(ノΑT)
688名無しさん@ピンキー:2005/10/30(日) 13:18:06 ID:hUlFAL5T
>>686
妙な冗談は言わない方が得策。
今の漏れみたいに取りかえしのつかない事になっちゃう(´;ω;)
689名無しさん@ピンキー:2005/10/30(日) 13:23:52 ID:TLgXvoc5
俺もそうだが、>>673-674も、何気なく言ったつもりなのに
ここまで悪者にされるとは思ってなかったんじゃないかな・・・。

まあ、つまりだ。
>>681
あんまり気にしないほうがいいよ。
誰のステージ、ってことはないんだから、順番待ちとか意味不明だし。
あんたが特別に庇護にされて、
他の投下を排斥するような書き込みが入るようになってるのは、
さすがにどうかと思うけど。
逆にあんた自身も、誰に遠慮する必要もないってことで。
690名無しさん@ピンキー:2005/10/30(日) 13:25:22 ID:TLgXvoc5
ナーバスになりすぎて、逆に取り巻き見たいな雰囲気を作ってしまうのも問題あると思うんだが。
そういう雰囲気は俺は嫌い。

喋りすぎたので、そろそろ控えようかな。
スレの空気が濁るばかりだし。
691名無しさん@ピンキー:2005/10/30(日) 13:35:24 ID:hUlFAL5T
>>690
取り巻きなんている?
続きまってる人は居ても、他の職人様方が投下するのを嫌がってる人なんていないと思うけど…
>>684みたいなのも優雨深紅を書いてる途中の職人様に無理矢理繭澪を書かせるような誘導に対した物だろうし…
692名無しさん@ピンキー:2005/10/30(日) 14:13:29 ID:3o8R39Z2
>>681
気にしすぎだよ。逆にそんな書き方になると
澪繭(繭澪)SS投下しにくくなるし。もっと強気でガンバ。

別に誰の書き込みも特段これといって悪質でないし・・

それより、澪×深紅も楽しみでつねと言ってみるw
693名無しさん@ピンキー:2005/10/30(日) 16:15:31 ID:u3y1S2ep
>>681
俺はたしかに澪繭読みたいが、あなたが今書いてるSSの続きも読みたい。
澪繭読みたい=他のSSイラネ ってことじゃないんですよ〜。
それは>>673-674あたりも同じではなかろうかと。
だから投下控えないでーつД`)・゚・。・゚゚・*:.。..。.:*・゚
694名無しさん@ピンキー:2005/10/30(日) 17:05:42 ID:S/2WEZfq
なんかむしろ遠大な誘い受けに思えてきた
695名無しさん@ピンキー:2005/10/30(日) 19:16:36 ID:dp+alNOh
SSは楽しみだがここまで気にしいだとウザス
696名無しさん@ピンキー:2005/10/30(日) 19:53:45 ID:MvY4CtgU
>>681
は繭なんだよ(←誘い受けテクニシャン)
697名無しさん@ピンキー:2005/10/30(日) 19:55:13 ID:yAhB52ST
>>681の内容ってちょっと考えたら嫌がらせに見えるって分かる気が・・
というか誰かが投下中だから投下しにくいって実際あるの?

しかしちょっとしたリク出ただけでここはよくこうなるなw

職人さんは強気に投下で全然大丈夫と思う。
698668です。:2005/10/30(日) 21:09:57 ID:2vEkw311
自分の書き込みが思いがけない方向に取られてしまってる・・・orz
自分の書き込みで雰囲気が悪くなったみたいですみません。

ただ、>>681はイヤミで書いたわけではなく、
前々から自分のSSの投下が一気にできなくて申し訳ないと思ってましたので
それなら、自分の途切れる投下のために澪繭を投下しにくく思ってる職人さんと、
澪繭を楽しみにしてる方々のために、自分はしばらく投下を控えて
その間に自分はSSをラストまで書き留めて一気に投下した方がいいのかと思って
書いたつもりのレスでした。

でも雰囲気が悪くなってしまったようなので
もうおまいのSSイラネ!!って思ってる人が多いようなら
空気を読んで書くのを控えます。
空気を悪くして申し訳ないです。
699名無しさん@ピンキー:2005/10/30(日) 21:23:59 ID:S/2WEZfq
まぁまずは続きを投下しなさい
話はそれからだ。
700名無しさん@ピンキー:2005/10/30(日) 21:33:39 ID:9rqWgXfb
--------------------------妙な流れ終了--------------------------------
>>668には続きを期待して、他の職人様方はいつでも投下してください。

ということでよろしいか?
701名無しさん@ピンキー:2005/10/30(日) 21:50:05 ID:NsRcuwCG
>>694ー697や>>699に偉そうに言われてまで投下しなくていいと思う。
こいつらみたいな書かない人間に限って偉そうに言うんだよ。
原稿料が発生してるわけじゃないんだから>>681タンがそんなに下手に出る必要ないと思われ。
ここじゃなく同人誌とかで楽しく書きなよ。
702名無しさん@ピンキー:2005/10/30(日) 22:03:02 ID:Zl0UN4uw
>>698
いち(主に)澪繭書きの者として意見しておきますけど、
投下しにくいなんてこと全然ないですよ。他の職人さんが
どう思っているのかは分からないですので一個人の意見として聞いて
もらえれば結構なのですが・・・・完成次第投下するつもりです。
と、同時にあなたの書いてるSSもいっつも楽しくハアハア
しながら読んでいるわけなのだが・・・・・

>>701
もちろんそうだが、
しかし逆に、読み手がそんなに下手にでなくても言いとは思うのだが・・・・
あくまで2chのスレだし・・・・・・
まあ、書くのが嫌になったら無理してまで書く必要ないのはおっしゃる
通りです。

しか〜し!禿しく続きを待っている住人もいますよ〜・・・・ノシ
703名無しさん@ピンキー:2005/10/30(日) 22:13:26 ID:NsRcuwCG
>>702
読み手が下手に出るようになんてどこにも書いてないけど・・・?
>>694ー697>>699は偉そうじゃないの?
あれが読み手の一般的なレスするなの?
704名無しさん@ピンキー:2005/10/30(日) 22:29:46 ID:hUlFAL5T
>>699は励ますために言った言葉でない?
気にしてる職人様に向かって「気にせんでいいから投下して」とかそういう意味じゃないのかな?
正直、あんたの発言も受け取り方によっては「ここで書くな」と言う印象を受ける。
落ち着いてから発言しろな。
>>668
何も気にすることは無い。
誰もウザイなんて思ってないから気にせず投下して下さい。
705名無しさん@ピンキー:2005/10/30(日) 22:30:48 ID:r1RRUErt
>>703
>>695はたしかに口悪いし、>>699は偉そうだが、
>>694>>696は単なる軽いブラックユーモアを交えてのレスだし、
>>697は別に偉そうでも無いだろ。
そのあたりまで偉そうってとっちゃうとそれこそ下手に出ない限り
偉そうってことになっちゃう気がすんだが。
>>702はそのへんを言ってんじゃないかなとか思った。
706名無しさん@ピンキー:2005/10/30(日) 22:32:10 ID:P38us96y
そろそろ空気戻そうぜ?
707名無しさん@ピンキー:2005/10/30(日) 22:33:15 ID:dp+alNOh
ID:NsRcuwCGがウザイです。

ネタをネタと判断できない方はROMってて下さい。
708名無しさん@ピンキー:2005/10/30(日) 22:39:26 ID:NsRcuwCG
>>704-705
偉そうにしない=下手に出るなの?
その中間ってはないの?
読み手も書き手もフラットな立場でいいじゃん?
それには書き方を気をつけなきゃ誤解されるんじゃないかな?
ネットは特に文字のやり取りしかわからないのにさ〜。
709668です。:2005/10/30(日) 22:41:17 ID:2vEkw311
ああ・・・自分が書いたレスで思わぬ方向に・・・・。
空気悪くしてホントにすみませんorz

>>699
とりあえず投下するにも、次の投下時はラストまで書き溜めて、
一気に投下したいと思います。ホント申し訳ないです。

>>701
ありがとうございます。
だけど自分で書き始めたSSなので、責任を持って完結させたいと思ってるのは
俺自身のワガママでもあります。
だから中には厳しい意見もありますが、厳粛に受け止めたいと思ってます

>>702
おお!澪繭書きさんなんですね、ご意見ありがとうございます。
投下しにくいとかはないと聞いて少し安心しました
澪繭が完成したら(*´д`*)ハァハァさせてください。
俺もラストまで書き溜めて、早めに一気に投下します。

家族と共用のPCのため作業が遅いため、このような事態になりすみませんでした。
710名無しさん@ピンキー:2005/10/30(日) 22:42:32 ID:P38us96y
>>708もういいじゃん。なにもいわずに職人まってようよ。
711名無しさん@ピンキー:2005/10/30(日) 22:47:10 ID:NsRcuwCG
>>707
あんた本当はここを煽って楽しんでるだけなんでしょ?
バレバレだよ。
712名無しさん@ピンキー:2005/10/30(日) 22:49:33 ID:dp+alNOh
SS以外の長文レスなんぞ望んでない。
713名無しさん@ピンキー:2005/10/30(日) 22:50:55 ID:NsRcuwCG
>>712
荒らさないで。
714名無しさん@ピンキー:2005/10/30(日) 22:56:36 ID:r1RRUErt
>>708
その中間ってのが>>694>>696>>697っしょ。
それにまで偉そう言ってたから>>702はそこを指摘したんじゃないの?
ってのが俺の言いたいこと。
後、煽りだと思うならスルーが基本。気にくわないからって一々レスつけてたら
キリがないし、楽しめないよ。
・・・ってまぁ長々とスマソ。
715名無しさん@ピンキー:2005/10/30(日) 23:00:20 ID:XwJ3ATs5
おまいらがレスし続けると職人さんが投下できない。
自己主張もそのくらいにしたほうがいいんじゃない?
716名無しさん@ピンキー:2005/10/30(日) 23:02:47 ID:SK7wEYDI
とりあえず、パンツを膝まで下ろしておくのでお願いします。
717名無しさん@ピンキー:2005/10/30(日) 23:03:07 ID:Zl0UN4uw
投下します。
普段タイトルはつけないのですが、いくつかのパートに
分けたいので単純なタイトルをつけておきます。

ジャンルは繭×澪です。
エロに行くまで長いと思われます。
718〜澪と繭〜:2005/10/30(日) 23:04:32 ID:Zl0UN4uw
               <序夜>


「・・・・叔父さん・・・・」

静寂が支配している夕方の病院の一室に、
力なく呼ぶ声が聞こえる。

「ん?どうした澪。」

ベットに横たわる少女、天倉澪。
そして、その少女を心配そうに見守る叔父の天倉螢。

「・・・・今日はもういいから、叔父さん、仕事もあるでしょ・・・・」

澪の口から発せられる言葉は台詞を読んでいるかのよう
で、魂というべきか感情という物が感じられない。
なにかまるで抜け殻から出る声のように・・・・・

「いや・・・・・そういうわけにはいかないさ・・・・・お前にもしものことがあったら、
俺は姉さんに顔向けできないしな・・・・・・・それに・・・・」

螢はそこまで言うと途中で言葉を切った。
言いかけた話題は今の澪にとっては禁句であった・・・・・・

だが言いかけてしまった以上、そんな気遣いは澪には無駄であったようだ・・・・

心地悪い沈黙が訪れる。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「・・・・ねえ、叔父さん?」

澪が相変わらず虚ろな目で天井を見詰めたまま口を開く。

「ん?」

「私のお母さんって、小さい頃はどんな感じだったの?」

姪の意外な質問に螢は思考を巡らせ過去を思い起こす。
719〜澪と繭〜:2005/10/30(日) 23:05:50 ID:Zl0UN4uw

「姉さんか・・・・・・優しかったな。」

遠い日の姉の姿を思い浮かべる螢。

「どんな風に?」

澪は少しだけ興味を示した表情をして螢に聞き返す。

「俺が危ない事しても、我侭散々言ってもな、
いつも困った顔するけど見守っていてくれたよ・・・・・」

それを聞いて澪はまた視線をゆっくりと白い天井へ戻す。

「そっか・・・・・・じゃ、お姉ちゃんはそんなお母さんに似てたんだね・・・・・・」

ポツリと漏らす澪の言葉にうろたえてしまう螢。

「澪・・・・・・」

再び訪れる沈黙・・・・・・・・・・

「私、もう寝るね・・・・・」

布団を被り直し螢に背を向け、目をそっと閉じようとする澪。

「そうか・・・・・・・でも、澪、何かあったらまたすぐに起こすからな。」

「・・・・・・・・・・・・・・」

まだ眠ったわけではないだろうが澪から返事はない。

澪は一週間前くらいから一日の多くを眠って過ごすようになった。
入院し始めたのはちょうど一月前である。

一月前、澪は幼い頃に良く遊んでいた場所に、今尚行方不明である双子の姉の繭と出掛けた。

しかし、夜になっても二人は家には戻ってこず捜索願いが出された。

そして、翌朝になって妹の澪だけが発見された。
発見された時の澪はひどく衰弱しており、熱にうなされていて危険な状態であったので
すぐに入院し、今に至る。

澪は入院してからはいなくなった繭のことを聞いても一切口を開かなかった。
なんとか聞き出そうとすると涙を流し始めることさえあった。

故に周りの人間も澪の体調が回復して精神的にも落ち着いた頃に聞き出そう
という配慮を取った。
720〜澪と繭〜:2005/10/30(日) 23:08:02 ID:Zl0UN4uw

しかし、入院して三週間が経過した頃からだろうか・・・・・・・
澪はあれ以来初めて自分から繭のことを口にした。

「お姉ちゃんが呼んでる・・・・・」

眠りから覚めた澪はしきりにその言葉を繰り返す様になった。

いなくなった姉を強く想うあまり夢に出てくるのだろうか?・・・・
仲が良かった姉妹なので十分考えられることである。が、
夢から覚めた澪の表情に恐怖の色が見て取れる時があるのが気になる。

繭はやはり死んだのだろうか?・・・・・
それで澪を自分の方へと誘っているのだろうか?

螢は数少ない身内の身を案じて、ベットの横に置かれた丸椅子に腰を下ろした。

螢は最近は毎日付きっきりで澪を看病しているが、寝ずに看病するのには訳がある。

ここ最近、澪と同じような症例の患者が
いつのまにか消えてしまう事件がいくつか起こっているのだ。

事件の当事者達の話は一貫性があまりないが、
朝病室を訪ねたらいなくなっていた。や、
いなくなる数日前から顔に痣が浮かび上がった。や、
目の前で苦しそうにうめいてそのまま消えてしまった。
などである。

どういうことなのか螢には完全には判断しかねるが、
寝てる間に事件は起きるので本人が見ている夢に関係している可能性が高いと思われる。

そして澪の頬にもうっすらと青い痣が浮かんでいることがある。
危険な状態なのだろう・・・・・
だから、眠っている澪が何か異常な振る舞いをした時にはすぐに叩き起こすつもりであった。

螢は見張るような眼差しを澪に向ける。
規則正しい澪の寝息が微かに聞こえてくる。

・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・

雪がしんしんと降り積もっている。
目の前にたたずむ古びた屋敷。

澪は一週間前からこの夢を見るようになっていた。
そして今日もまた同じ場所に立っていた。

「お姉ちゃん・・・・・・今度こそ・・・・・会えるのかな?・・・」

澪は躊躇う事なく屋敷の玄関を開いた。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

               <序夜終>
721名無しさん@ピンキー:2005/10/30(日) 23:11:30 ID:lcuFIzFZ
総括してみるずら。
>>668のSSはウザがられてるわけではない。むしろ待たれてる。
ただ少し、貴方自身が気にしすぎです。
深紅SS途中で澪繭リクが出たって何らおかしくはない。
ここは総合スレなんだから。澪繭SSの途中で怜深紅リクが出た事だってあったじゃないか。
空気ってのは適度に読むのが大事ナリ。
さて、ここまで伸ばしたんだから>>668の続きを要求するニダw
エロいのを頼むニダw
722名無しさん@ピンキー:2005/10/30(日) 23:22:04 ID:yAhB52ST
NsRcuwCGは天然?

>>718-720
乙!!エロまで長いのってすげー好みなんで存分にやってやってくだせー。
長編期待してまつ!!
723名無しさん@ピンキー:2005/10/30(日) 23:32:17 ID:r1RRUErt
>>718-720
乙です!期待が高まっていくうう(;´Д`)
続き待ってます!
724名無しさん@ピンキー:2005/10/31(月) 10:11:03 ID:Qrbbp86J
>>717
紅い蝶ED後から澪繭にどう持っていってくれるか禿げ気体!

そして優雨深紅SSの続きにも禿げ気体。
725名無しさん@ピンキー:2005/10/31(月) 10:13:27 ID:Qrbbp86J
「澪繭にどう持ってくか」というより「エロにどう持ってくか」ですta
726名無しさん@ピンキー:2005/10/31(月) 20:27:50 ID:I8R1RMnN
>>718>>720
GJ!なんか零やってる時のような緊迫感がありますね。
螢編の背景みたいでイイ!
727名無しさん@ピンキー:2005/10/31(月) 21:56:03 ID:RES5R6L5
もしやいつかの螢澪の作者さん?
728名無しさん@ピンキー:2005/11/01(火) 00:53:44 ID:tw6WhqYw
>>727
違う気ガス
729名無しさん@ピンキー:2005/11/01(火) 01:50:55 ID:03381KDi
そいや螢澪の続きはもうないんだろか(´・ω・`)
730名無しさん@ピンキー:2005/11/01(火) 02:32:12 ID:k8BGWYD/
>>718
ワクテカ。螢の父親兼叔父な感じがリアルでいい。

澪はもういっそ繭に着いてくとイイジャマイカw
731名無しさん@ピンキー:2005/11/01(火) 21:40:39 ID:Ldt5J7jV
>>718
GJ!!!
いつも鬼畜な螢が優しい叔父様になってるのが新鮮
続き待ってます
732名無しさん@ピンキー:2005/11/02(水) 01:59:50 ID:ki2hVtyo
>>727
残念ですが違います。
733〜澪と繭〜:2005/11/02(水) 02:01:21 ID:ki2hVtyo
>>720の続き

             <第壱夜>


初めてこの夢を見たときにも今と同じ場所に立っていた。

澪は最初ここを訪れた時、目の前にたたずむ得体の知れない屋敷に恐怖の念を抱いた。
が・・・・・
暗い闇の中にある一筋の光のように感じられる懐かしさ・・・・・・

そして恐る恐る玄関の扉を開いて澪は驚愕した。
屋敷の中はあの村にあった家と全く同じ構造をしていたのだ。

(皆神村・・・・・・・・)

あの村に迷い込んで、最初に繭と一緒に入った家と同じであった。

射映機を初めて手にした場所・・・・・・
自分にぴったりと寄り添っていた姉を思い出す・・・・・

「あの時はここに・・・・射映機があって・・・・・
お姉ちゃんが私の腕を掴んでて・・・・」

澪は逢坂家であったことを思い出して自分の腕をそっと撫でる。

射映機が置かれていたその場所に目をやるが何もない。

「ここで・・・・・あんな物拾わなければ・・・・・・・
最初からこの家に入っていなければ・・・・・」

まだ鮮明な記憶として残っているあの時を振り返る。

ずっと不安に満ちた表情を浮かべて私を拠り所にしてくれていたお姉ちゃん。

心の底から守ってあげたいと思えた。
絶対に助けたいと思った。
一緒に帰ることを強く願った。

ほんとに・・・・・・・・・・・好きだった・・・・・・・・・・

もっとお姉ちゃんとくっついていれば離れることはなかったのに・・・・

こんな風に思ってしまうのはもう何回目だろう、
何百回目、いやそれ以上かもしれない。
734〜澪と繭〜:2005/11/02(水) 02:03:38 ID:ki2hVtyo

村から生還した澪は口には出さなくとも、いつも紅い蝶に変じてしまった姉
のことを思っていた。

私と一つになりたいと言ったお姉ちゃん・・・・・
何があっても許すと言ってくれたお姉ちゃん・・・・・
そして・・・・・村の儀式に従い蝶になってしまったお姉ちゃん・・・・・・

ずっと一緒。

お姉ちゃんはそう言った。
儀式をすれば一つになれる。と・・・・・・

だけどそれは違っていた。
澪を待っていたのは耐えようのない虚無感と孤独感であった。

お姉ちゃんは今も私の近くにいて私を感じてくれているのだろうか・・・・
(でも、私はお姉ちゃんを感じることができない)

お姉ちゃんは私と一つになれたと喜んでいてくれるのだろうか・・・・・
(でも、私は孤独しか感じられない)

お姉ちゃんは後悔はしていないのだろうか・・・・・・
(でも私は・・・・・・)

あの時、本当にお姉ちゃんはお姉ちゃんだったのだろうか・・・・・
あの村に残っていた双子の強い思念。
最後の時には霊感の弱い私でも乗り移られたように思う。
それならば霊感の強いお姉ちゃんは・・・・・
ほんとはお姉ちゃんは・・・・・

だがそれは分からない。
もう繭はいないのだから。
少なくとも澪には感じられないのだから。

また澪の目から涙が溢れ出す。
乗っ取られていたとしたら尚やり切れない。
そんな馬鹿げた話があるだろうか。

あれ以来、何度このことを考えて深い悲しみに陥ったことか。
それを思えば枯れてしまう程流した涙が未だに後から後から沸いて来る。

澪も”一つになる”という響きに甘美な刺激を感じたのも事実。
それ故あの双子贄の儀式を遂行したいという気持ちがもしかしたら
あったのかもしれない。が、
今後悔しているのも紛れもなく事実であった。
澪の目から流れ落ちる涙がそれを激しく物語っていた。

「・・・・!」

涙を流し続ける澪の耳に何かが聞こえた気がした・・・・
735〜澪と繭〜:2005/11/02(水) 02:05:43 ID:ki2hVtyo

音の出処を探り周囲を見渡す澪。

「・・・・・!!」

廊下の向こうに微かに見える一匹の紅い蝶・・・・・

蝶はその場を少しだけ舞うと、廊下の向こうに姿を消していく。

「お、お姉ちゃん・・・・」

そちらを目指して澪は夢遊病者のようにふらふらと歩きだした。

廊下の角の手前まで来ると向こう側から誰かが歩いてくる気配がする。

姉なのだろうか?

(夢でも何でもいい・・・・・会いたい・・・・・会いたいよ・・・・・お姉ちゃん。)

澪は固唾を飲んで現れる人影を待つ・・・・・

段々とこちらに近づいてくる気配がする。
澪の中で期待と不安の双方が入り混じる。

「・・・・・タイ・・・・イタイ・・・・」

澪の表情が恐怖の色で歪んだ。

目の前に現れたのは繭などではなかった!
全身に青い刺青を施した女。

その女の異様な雰囲気と、霊感の弱い澪にも感じられる
身に纏った強力な瘴気に澪は震えあがった。
叫ぶ前に逃げ出そうと頭が働いた。

しかし、足が縺れてうまく走れない。

ガシ!

細い腕を刺青がびっしりと刻まれた青い腕が容赦なく鷲づかみにする。

「いやあああああああああああああ!!」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「・・・お!・・・澪!」

次に澪が気づいた時には病院のベットであった。
自分の両肩を掴んでいる叔父の姿が目に入る。

澪の額には玉のような汗がいくつも浮かんでいた。

「・・・・・ゆめ・・・?」

寝静まった刻の真夜中の出来事・・・・・
これが澪が初めて見た暗い屋敷の夢であった。

              <第壱夜終>
736名無しさん@ピンキー:2005/11/02(水) 08:31:53 ID:uQpm3o1Z
>>733-735
ヤバイものすっごい好み
特に>>733
737名無しさん@ピンキー:2005/11/02(水) 19:37:24 ID:ZOQE26jT


    ____
   / ◎ / .|  ガガッ…ピュルル…
   |■=■|_|
    ̄ ̄ ̄

『ずっと(アハハハハ)……ずっと待(アハハハハハ)のに…
 また…寸止…な(アハハハハハ)…?
 
 続きを………(アハハハハハハ)…早く続き…』  プ ツ ッ


738名無しさん@ピンキー:2005/11/02(水) 20:32:41 ID:C5PWphnu
上手いなあ。
夢に誘われる澪の心理描写がいいな。
本編では語られなかった部分がしっかり補完されているよ。GJ!
739名無しさん@ピンキー:2005/11/02(水) 22:25:34 ID:ZFbnwGUm
>>733-735
GJ!雰囲気がすげぇツボっす。
続き待ち遠しい(;´Д`)
740名無しさん@ピンキー:2005/11/03(木) 02:04:51 ID:MZse2GOp
741名無しさん@ピンキー:2005/11/03(木) 06:02:23 ID:S5hnq6Sv
それは蟲師のおばあちゃん
742名無しさん@ピンキー:2005/11/03(木) 11:46:07 ID:lHVVlRbn
>>740
千歳タンをかえせー
743〜澪と繭〜:2005/11/03(木) 14:12:18 ID:0D3UBYG+
>>735の続き
              <第弐夜>


澪は夢の中で刺青の女に襲われかけてから、眠る度に同じ夢を見るようになった。

屋敷の構造などは不思議なことに毎回どこも変わってはいなかった。
ほんとに夢なのだろうか?と疑いたくなるほどに・・・・・

変わったことはあの女に掴まれた右腕が酷く痛むことであった。
その激痛は夢の中、現実を問わず定期的に襲ってくる。
そして痛みと共にあの女と同じような青い模様が浮かび上がるのだ。

澪は再びここを訪れた時には刺青の女を思い出し、
とてもではないが入ろうとは思わなかった。

あれほどの威圧感を発し、強力な瘴気を身に纏った怨霊は
あの時にもいなかった。
腕を掴まれた時に心までが痛くなった。

それを思い起こすと屋敷の玄関の前で足が竦んでしまった。

だが・・・・・・目を閉じると屋敷の奥から繭の気配が感じられるのだ。
双子であるが故にそんな気配を感じ取れるのだろうか・・・・・

(もう一度お姉ちゃんに会えるのなら・・・・・・・・どうなったって・・・・・・)

繭への思いだけが今の澪を突き動かしているのだろう。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

それからはここを訪れる度に必死になって繭の気配を探り
奥の方へと足を踏み入れていった。

あの村から生還した後、澪は生きていてもしょうがないと思うようになってしまった。
生きるのが嫌というよりは、生に執着がなくなったのだ。

その証拠に、この屋敷の中では時々あの村にいた怨霊とは異なる怨霊に出会うことがある。
射映機を持たない澪には抵抗する術がなかったが、それらの怨霊は刺青の女とは違い
澪に襲い掛かってくることはなかった。

それも怨霊が生きている者を恨めしく思ってのことだとすれば合点がゆく。
現在の澪はとても生者と呼べる存在ではなかった。

繭のいない世界にいてもしょうがないのだ。
もし、死んでしまうことによって繭に会えるのだったら
今の澪は迷うことなくそれを選んでしまっているだろう。
簡単に命を絶っているだろう。
しかし、死んで会えるかどうかも分かりはしない。

あの世があるならば命尽きればまたお姉ちゃんに会えるのだろうか?・・・・・
でも実の姉を殺してしまった私は行くとしたら地獄だろう・・・・・・・
そこにお姉ちゃんがいるとも思えない。

それよりはずっとこの夢の中にいたいと澪は思っていた。
繭の香りが漂うこの空間をずっと彷徨っていたかった。
そうして奥へ行けば・・・・・・・・紅い蝶を追い続ければ
そのうち会うことができるかもしれない。
744〜澪と繭〜:2005/11/03(木) 14:13:59 ID:0D3UBYG+

淡い期待を抱え奥へと進む澪。

(今回で終わりかな・・・・・・・)

今度こそは繭を見つけられる確信があってなのか・・・・・・
それとも自分に許されている時間の終わりが近いことを感じてのことなのだろうか・・・・
刻まれた青い刺青は今や澪の顔までも侵食していた。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

黒澤家の大広間・・・・・・
紗重の怨霊に初めて遭遇した場所である。

あの時は最初追われる事に恐怖しか感じられなかったが、
村をさまよい歩くうちに悲運の少女に同情の念が沸いた。
思えばあの双子も可哀想な双子であった。

あの村に生れ落ちたばっかりに辿る運命を義務付けられ、
美化されたただの殺人儀式の甘い誘惑に騙され
儀式を遂行することを否応なしに強制させられたのだ。
残った者も死んだ者も不幸にしかなりえないだろう。
自分達の保身しか頭になかった浅ましい人間達の犠牲
となった哀れな双子であった。

(でも・・・・・・・・それでも私達を・・・・・・お姉ちゃんを巻き込んだことは絶対に許せない!)

殺しても飽き足らない程だ。
私から大切な人を奪ったのだ。

大広間を歩く澪の拳は爪が深く食い込む程強く握られ、
悔しさの余り涙が頬を伝っていた。
それは自らの手で双子の思い通りに儀式を実行した自分に向けられたものでもあるのだろうか・・・・


座敷牢・・・・・・・・・

(ここは・・・・・・・・・・・・・)

お姉ちゃんと離れてしまった場所・・・・・・
私がお姉ちゃんを置いていった場所・・・・・・

行かないで!

お姉ちゃんはあの時私にそう叫んだ。
けれども私はその悲痛な叫びに耳を貸さなかった。
浅はかな私には置いていかれる辛さが分かっていなかった。
そして、今になって痛い程に分かったところで到底遅すぎるのだ・・・・・・
決して目を離さないようずっと側に居れば良かったのだ・・・・・
鍵がかけられていたのなら、壊してでも救い出せば良かったのだ。
例えこの手が壊れようとも・・・・・・・・・

乾いた頬をまた涙が伝い始める。
745〜澪と繭〜:2005/11/03(木) 14:17:05 ID:0D3UBYG+

何度後悔しても遅いことなど分かっていることなのだ。
しかし、それを繰り返さずにはいられないのだ。
どうしたって考えてしまうのだ。
それ以外に考えられないのだ。

(お姉ちゃん・・・・・・もう一度だけ会いたいよ・・・・・・・・会って全部謝りたい・・・・・
このままじゃ私、生きてても、死んでも・・・・・・・・・・許しては・・・・・・くれないよね・・・・・)

繭に拒絶される・・・・・・

その事を想像すると澪は目眩に襲われた。
吐き気が込み上げてくるのを堪え口に手を宛がった。

近くの柱に手をついて自分の体を支える。

・・・・・・また遠くに紅い蝶の姿を捉える・・・・・・・

それに引き寄せられるように歩くことを再開する澪。

(もうすぐ・・・・・もうすぐ・・・・・今行くから・・・・・・お姉ちゃん)

(会えれば・・・・・ただ会えれば・・・・・・それで許してくれなかったら、
死んでもいい、屍のように生き続けてもいい。でも、もし・・・・・・・・
許されたのなら・・・・・その時は・・・・・・・・)

澪の目からは涙腺が壊れたかのように涙が止まらなくなっていた。
狭い螺旋廊下を繭の姿だけを思い浮かべてひたすらに進んでいた。

やがて扉が見えてくる。

(あの先に・・・・・・・)

澪に確信を抱かせる程強くなっていく懐かしい女性の気配。

「・・・ツケタ・・・・ミツケタ!」

突然の出来事であった。

澪は舞い上がっていたためなのかこの気配に全く気づかなかった。

突如澪のすぐ真横の壁から現れた刺青の女。
澪がそちらを向くや否や正面から首を掴まれる。

「うぐぅ・・・・ぐぅ」

たまらず苦しそうな呻き声を漏らす澪。

両手で自分の首を掴んでいる青い手を外そうと必死に力を入れるがびくともしない。

やがて澪の体が中空に持ち上がっていく。
呼吸が止まるなどの生易しいものではなかった。
頚動脈が締められ、喉が潰される。

一気に澪の意識が白い彼方に消え入りそうになる。

(・・・・・そ・・・んな・・・・・・ここまで・・・・来たのに・・・・・
おねえちゃんに・・・・・会わなきゃ・・・・・・会って・・・・・そして・・・・・・)
746〜澪と繭〜:2005/11/03(木) 14:22:29 ID:0D3UBYG+

首を締め上げる手に更に力が込められる。
澪はもはや呻き声すら出ない。

(ごめ・・・・・・ん・・・・・おねえ・・・ちゃん・・・・)

澪の視界は完全に暗い闇に覆われてしまった・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

バチ!!

突如目の前で火花のような眩い閃光が爆ぜる。

「キヤアアアアアアアアア!!!」

女の叫び声と共に自分の体が地面に無造作に落ちるのを澪は感じる。

開放された澪は地面に向かって必死になって咳き込む。

「・・・・ウウウググ・・・ナンダ・・・・ソノツヨイチカラハ・・・・」

苦しんでいる澪の耳に恨めしそうな声が纏わりついてくる。

澪は声のした方を何とか見上げると、刺青の女が刺すような視線をこちらに送りながら
壁の中に消えようとしている。

そしてそのまま壁の中に消えると気配も感じられなくなった。

ゆっくりとその身を起こす澪。

「何だったんだろう?・・・・・強い力?・・・・・・」

澪は締められた喉を擦りながら、扉の前まで来る。

(ま、まさか!)

澪は扉に近寄り正面を凝視する。
747〜澪と繭〜:2005/11/03(木) 14:23:08 ID:0D3UBYG+

廊下の薄暗い光に照らされ、すぐ目の前の鈍い光を放つ扉が澪の姿をぼんやりと映している。
扉に映っている澪の顔は腕と同じように青い痣に侵食されていた。が・・・・
先ほど刺青の女に掴まれた喉の部分は紅い色に覆われていた。

周囲は青く染まっていたが故、その部分だけがくっきりと蝶の形に紅い色が浮かび上がっていた。

(そんな!?・・・・・守ってくれた・・・・・お姉ちゃん・・・・・私の事を守ってくれたの!?)

針で突かれたように胸が痛みだす。
目頭が熱くなって、涙がまた零れ落ちていた。

「お姉ちゃん!・・・・何で!?・・・・何でそんなに・・・・・・・・
私のことなんか・・・・・・・・・」

澪は堪らなくなって声をあげて泣こうとする。

「うああ・・・・・あぁ」

それを遮る様に飛び立つ紅い蝶。

澪の首から離れた紅い蝶がそのまま目の前の扉に姿を消していく。

「おねえ・・・ちゃん?」

澪は泣き出したいのを堪え、蝶が消え入った扉を見つめる。

(この先に・・・・・・この扉を開けたらもう戻ることはできないかもしれない・・・・・・)

しかし澪に躊躇いはなかった・・・・・・・その理由もどこにもなかった。

青くなったその両手が重たい扉をゆっくりと押し開いた。

                 <第弐夜終>
748名無しさん@ピンキー:2005/11/03(木) 20:46:06 ID:M2bqQT94
>>743-747
第壱夜からそうだけど紅い蝶ED後や座敷牢での澪の思いを
ファンブックの柴田さんの語りからちゃんと引用してると思われるのが
スゴイ。 しかし繭じらすなぁw
749名無しさん@ピンキー:2005/11/03(木) 20:58:13 ID:VaUCeBh2
まさに語られなかった、刺青ED1の澪みたいでいいなあ。
この職人さまに虚ED後の澪と繭も書いてもらいたいww
750名無しさん@ピンキー:2005/11/04(金) 21:17:34 ID:WkMHo+UQ
ところで>>747の続き&優雨深紅マダーチンチン(ry
751〜澪と繭〜:2005/11/05(土) 17:20:49 ID:kVfaUKUG
>>748
その本は読んだことないんだが・・・・・
知らずしてインスパイヤする駄目な漏れ・・・・・orz

第参夜が長いので一度切らせてください。
752〜澪と繭〜:2005/11/05(土) 17:22:33 ID:kVfaUKUG
>>747の続き

                 <第参夜>

ギイィィィィ・・・・

ゆっくりと音を立てて扉が開いていく。

澪の眼前に広がる見覚えのある景色。

(ここは・・・・・)

砂利が敷き詰められた広大な空間。
あの村で最後に辿り着いた場所。
お姉ちゃんと再会を果たして・・・・・・そして・・・・・・

澪は耐え難い結末を思い起こし目を強く瞑る。

俯く澪の背中を不意に通り過ぎる生ぬるい風。
体を通り過ぎる実体感のあるその風を感じて澪は目を開ける。

自分の体を通り過ぎ、自分に背を向け歩いて行く人影。

それは・・・・・澪であった・・・・

「わ・・・・わたし?」

歩いていく自分の姿を目の当たりにして混乱する澪。
あっけにとられてその姿を目だけで追う。

私が歩いていくその先には・・・・・・・石段の前に立つ女性。

(お姉ちゃん!!)

距離が遠くてはっきりと顔までは把握できないが、あの村で繭が着ていた服を身に着けている女性。

(まさか!・・・)

あの時と一緒だ。
これはあの最後の時だ。
753〜澪と繭〜:2005/11/05(土) 17:23:30 ID:kVfaUKUG

一歩一歩踏みしめるように私がお姉ちゃんに近づいていく。

(やめて・・・・・)

澪は歩いていく自分の背中に向かって叫ぼうとした。

(声が・・・・・・)

しかし、金縛りにあったように口は閉ざされたままであった。
地面に付いてしまったように足も動かない。

二人が接近する・・・・・

(ああぁ・・・・やめて!)

私がお姉ちゃんをゆっくりと石段に押し倒す。
お姉ちゃんが私に組み敷かれる・・・・・

(いや・・・・・もうやめて!!)

おぞましい光景が澪の前で無情にも展開される。

私が愛する者の首に手をかける。
その手に力が込められ・・・・・・・・・・・

「やめてえええええええええええええええええ!!!!!!」

澪は繰り広げられる凄惨な光景から目を逸らし悲痛な叫び声をあげる。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「はあ、はあ、はあ」

呪縛に逆らい叫んだせいか、うつむいた澪の呼吸は荒れていた。

恐る恐る視線を石段へ戻す澪。

「!!」

先程行われていた儀式の光景はなくなっており、
代わりに見慣れた女性が石段の前にこちらに背を向け立っていた。

「あ・・・・あぁ・・・・」

澪はゆっくりと歩を進める。
先程の幻とは違い、立っている人物からは懐かしい香りが漂ってくる。

何度も見たことのあるその後姿・・・・・・
あれから幾度となく想い描いたその姿・・・・・・

「おねえちゃん?」

声が届くくらいの距離まで近づいた澪は目を大きく見開き囁くように呼んだ。
754〜澪と繭〜:2005/11/05(土) 17:24:29 ID:kVfaUKUG

その声に応えるように目の前の人物はゆっくりと澪の方を振り向く・・・・・・・

「・・・みお。」

紛れもない。
その姿は繭であった。
澪を呼ぶその声は繭だった。

「ああぁ・・・」

その姿を目の当たりにした澪の体が震える・・・・・
自分を支えている両の足から力が抜けていく。

支えることができなくなりその場で力なく崩れ座り込んでしまった。

両手を地面について頭を垂れる澪。
地面についた両手を強く掴んだ・・・・・・

「うわああああああああああああ!!!」

澪は大声をあげて泣き出してしまった。

抱きしめたかった・・・・・
すぐにでも走りよって抱きしめたかった・・・・・・
その腕に強く抱きしめたかった。

(だけど・・・・・そんなことはできない!私にそんな資格はないのだから!
殺しておいて、何が好きだ!!・・・どうすればいいの!!
『ごめん・・・・』・・・・・殺しておいて!?
『寂しかったよ!』・・・・・私が殺しておいて!!?
『会いたかったよ』・・・・・私がお姉ちゃんを殺しておいて!!!?)

「あああああ・・・・うああああああああああ!!」

愛する者を目の前にしても何も出来ないことが歯痒い・・・・・・
行き場を失った強烈な想いが痛みに変わって澪の胸を支配する。
ただひたすらに泣き続けるしかない澪。
その姿はまるで土下座をして必死に許しを請うているようであった。

「澪・・・」

座り込んだ自分のすぐ横に気配を感じる澪・・・・・

それでも澪は駄目であった。
顔を起こし繭の顔を見ることがどうしても出来なかった。

地面にくず折れた澪の肩にそっと乗せられる柔らかい手。

その感触を感じて、ビクン!と澪は小さく跳ねる。
不思議なことに繭が澪の体に触れると体に刻まれた青い刺青が消えていく・・・・
755〜澪と繭〜:2005/11/05(土) 17:25:42 ID:kVfaUKUG

澪は懐かしいその温もりにまた涙が溢れてくる。

「うわあああああああああああああ!!!」

泣き止むことのできない澪・・・・・・・

繭はそっと澪の側に屈みこんで、澪の耳に顔を近づける。

「澪・・・・こっち向いてよ。」

繭の声はどこまでも優しかった・・・・・・・

その優しさに澪の心は耐え難いほど締め付けられた。

なじって欲しかった。
恨んで欲しかった。
憎んで欲しかった。
嫌いになって欲しかった。

それならば許しを請うために謝ることができた。
許されるために何でもすることができた。

でも、これではどうすることもできない・・・・・

(こんなの・・・・・ひどいよ!!!)

泣き続ける澪の背中を繭は何も言葉をかけることなくあやすように優しく擦っていた・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

どれくらいの間泣いていただろうか・・・・・

繭はその間ずっと澪の背中を撫でていた・・・・・・

泣き疲れたのか、ようやく澪の口からは嗚咽だけが聞こえるようになった。

ふぅ〜・・・・っと呼吸を整えるように澪は短い溜息をつく。

「お姉ちゃん、私のこと憎いよね?」

繭の顔も見ず両手で顔を隠したまま問いかける澪。

「え?・・・・・」

澪の口から出された低い声に背中を擦る手を止め当惑する繭。

「私のこと嫌いでしょ!?」

先程より声を荒げる。

「そ、そんなこと・・・・」

「私の顔なんか見たくなかったでしょ!!?私になんて会いたくなかったんでしょ!!?
ねえ!!そうなんでしょ!?ねえ!!お姉ちゃん!!!」

澪は俯いたまま鋭い声で叫ぶ。
756〜澪と繭〜:2005/11/05(土) 17:26:45 ID:kVfaUKUG

「み、澪・・・・どうしたのよ?」

澪の口から放たれるその鋭い口調に繭はたじろいでしまう。

「正直に言ってよ!!!!!!
私に殺されて恨んでるんでしょ!!!!?
そうなんでしょ!!!!!!」

半ば半狂乱になって澪は叫ぶ。

「恨んでるなんて・・・・そんなことない・・・・」

「うそ!!!絶対にうそよ!!!
ねえ!!恨んでるって言ってよ!!!
顔も見たくない!!って言ってよ!!!
私のことも殺してやりたい!!!・・・・そう言ってよ!!!
それじゃなきゃ・・・・・わたし・・・・どうすればいいの?・・・・・ねえ・・・・」

最後の方は力ない泣き声になっていた。

「澪・・・・・・」

繭はかける言葉が見つからず、再び澪の背中を撫で始める。

繭に見守られる中、またポロポロ涙を流す澪。

「・・・!」

突然何かに気づいたように澪は顔を上げ、立ち上がると、
繭の手を強引に引っ張り歩き出す。

それにつられて繭も慌てて立ち上がる。

「ちょっ・・・ちょっと澪?」

縺れる足で何とか転ばずに付いて行く繭。

澪は儀式を行う石段の前まで来るとおもむろにその上に体を横たえる。

「・・・・澪?」

「お姉ちゃん、私のことも殺して!」

目を閉じ澪は言った。

「な、何言ってるのよ、澪。」

その言葉に自分の耳を疑う繭。

「私のことも殺して!!
私がやったように首を絞めて私のことも殺してよ!!
そうしてくれないと・・・私・・・」

そこまで言うと強引に繭を引き寄せる。
757〜澪と繭〜:2005/11/05(土) 17:28:07 ID:kVfaUKUG

「きゃ!」

腕を引っ張られた繭が小さく悲鳴をあげる。

繭の両手が澪の首に誘われる。

「殺して!」

繭の両手は澪の首を掴んでいるものの全く力は入らない。

「早く!殺してよ!お姉ちゃん。」

澪は催促するように繭の両手を握る。

「できないよ・・・・澪。」

繭はポツリと漏らす。

「早く!!殺してよ〜!!」

困惑した表情を浮かべている繭におかまいなしに懇願する澪。

「澪!お願い。私の話を聞いて!」

これまでより鋭い繭の声・・・・・・・・
その迫力に少し驚いたのか澪は大人しくなる。

それを見た繭が短く溜息をつく。

「私ね・・・・・・澪と最後に会ったあの時から澪の側にずっといたんだよ・・・・」

落ち着き払った口調で繭が話し始める。

「え!?」

目を開け驚く澪。

「蝶になってずっと澪の側にいたんだよ・・・・・でも、澪は私のことを感じることができなかった・・・
あの後澪はずっと私のことで泣いていた・・・・・・・澪はもう笑ってくれなくなった・・・・
笑顔を向けてくれなくなった・・・・・・私を殺したと思って、心の底から苦しんでいた。
私はそんな変わり果ててしまった澪を見ているのがつらくなったの・・・・・・・・・・」

「・・・・・・」
758〜澪と繭〜:2005/11/05(土) 17:28:56 ID:kVfaUKUG

「澪の泣いている姿を何度も見せられて・・・・・・それでも何も出来なくて・・・・・
こんなに近くにいるのに何もできなかった・・・・・・・私が澪をここまで苦しめているんだ
・・・・・・って・・・・・・ほんとに後悔した・・・・・・・・つらかった・・・・・・」

澪は押し黙り繭の言葉を聞き続ける。

「だから・・・・・・だから謝るのは・・・・・私の方なの・・・・・」

そこまで聞くとすぐに言葉を遮る澪。

「何言ってるの!?何でお姉ちゃんが謝るの!私が全部いけないの!」

「違うよ、澪!・・・・・・私が・・・・私が何も考えずに・・・・・・
優しい・・・・ほんとに優しい澪がどうなっちゃうか考えなかったから・・・・・
こんな私なんかのために・・・・澪が・・・・・・・・・・・・・
・・・それなのに何で殺して欲しいなんて言うのよ!澪・・・・・」

繭は力強く目を瞑り悔恨の表情を浮かべる。

「でも・・・・・そうでもしてくれなきゃ私は・・・・・私は・・・・・どうしたらいいのよ・・・?」

やり切れない想いを互いにぶつけ合う。
答えなど出るはずもない二人のやりとり・・・・・・・

広い空間を沈黙と静寂が支配する・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

不意に繭が口を開く。

「ねえ、澪・・・・・私の事好き?・・・・・」

澪はそれを聞いてゆっくりと体を起こす。
繭の正面に座ると繭の顔を初めてまっすぐに見た。
あの村にいた時と同じようにどこか不安気な表情を浮かべている繭。

「当たり前だよ・・・・・・大好きだよ、お姉ちゃん。」

硬い芯を込めるように放たれる澪の言葉・・・・・・・・・

「澪・・・・・・」

繭の顔がゆっくりと澪に近づいてくる。

そっと目を閉じる澪・・・・・・・・
二人の唇が僅かに触れ合った・・・・・・・・・・・
759名無しさん@ピンキー:2005/11/05(土) 18:52:07 ID:Rcgp5kIe
>>752-758
う、うおおおおおおおおお GJ!!!!! 世界の果てまでぇGJぇぇぇえ!!

続き!続きを早く!!
760名無しさん@ピンキー:2005/11/06(日) 10:09:42 ID:XbPGSp+W
761名無しさん@ピンキー:2005/11/06(日) 12:18:00 ID:bNcQnEsN
>>760
澪は許せる範囲だが・・・
はぁ・・・現実世界にはもう、期待できんな・・・
762名無しさん@ピンキー:2005/11/06(日) 12:19:19 ID:8qgxdkR1
>>761
いや、そこマスターの黒澤怜はかなりいいよ。
763名無しさん@ピンキー:2005/11/06(日) 13:01:46 ID:eUnNzdK+
>>760
繭タンはもっとかわいいはずです(´・ω・`)
764名無しさん@ピンキー:2005/11/06(日) 13:31:57 ID:SI+R6SGs
>>752-756
ヨスギル!早く続きを(;´Д`)
765名無しさん@ピンキー:2005/11/06(日) 15:01:50 ID:URCOfHIu
>>751
マジで!?
すごいなぁ。本気で澪と繭やその他キャラの心情を考えて本編を
プレイしてたって事なんだろうな。
自分なんて座敷牢で繭おいてった事なんて「だってしょうがないし」
って気にしもしてなかったもんな・・・
 とにかくあなたのSSスゴク良い。ワクテカしながら待ってまつ。
>>760
コスプレか・・・昨日スイングガール見てて髪型だけで
眼鏡&トロンボーンの子に澪やって欲しいとか妄想してたな。
766名無しさん@ピンキー:2005/11/06(日) 15:09:26 ID:X8n7twnn
心なしか昨日スイングガールズを見たと言う奴が今日は多い気がするが
昨日どっかで放映されてたのか?
767名無しさん@ピンキー:2005/11/06(日) 15:31:54 ID:URCOfHIu
>>766
藤。 
一応前にも見てたんだけど最近また零熱復活
してたもんだから組み合わせちまったorz
768名無しさん@ピンキー:2005/11/06(日) 16:37:39 ID:NsFUTntU
>>760
・・・・う〜ん・・・・・w

ラストまで書きました。
続き投下しまつね。
769〜澪と繭〜:2005/11/06(日) 16:39:26 ID:NsFUTntU
>>758の続き


それが合図となり、たがが外れたように澪は繭を力強く抱き寄せる。

繭の唇に自分の唇を押し当てては離してまた押し当てる・・・・
貪るように何度もその行為を繰り返す澪・・・・・・・・・・
唇を通して伝わってくるその感触が愛しすぎて堪らなくなる。

吹きかかる繭の甘い吐息・・・・・

もっと欲しくて・・・・・・・
もっと感じたくて・・・・・・
愛する者を求める欲求が膨張していく・・・・

繭の髪に自分の手を差し入れ激しく掻き抱く。

「澪、好き!・・・大好き!」

唇にキスの雨を降らされ、切なさに火が付く繭。
狂おしく胸に渦巻いていたその感情を言葉にして吐き出す。

澪は両手を繭の首の後ろにまわしたまま少しだけ顔を離す。

ほんのり赤く染まった顔をお互い見合わせる。
吐息が感じられるほどの距離・・・・・・・・・

「お姉ちゃん・・・・・会いたかった」

澪は濡れた瞳で繭を見つめ、再会の嬉しさを吐露する。
顔を少し傾け今度はゆっくりと唇を繭の唇に押し当てる。

しっかりと押し当てると舌を出し繭の唇を優しく愛撫し始める。
丁寧に、時には強く押し当て繭の唇をなぞり、唾液で濡らしていく。

澪の舌で撫でられるその感触に繭の吐息が荒くなっていく。

澪を受け入れたい衝動が繭の体を支配する・・・・・
意識することなく自然にその唇が開いていく・・・・・・

繭の口腔に侵入してくる澪の舌先・・・・・・

ピチャ・・・・

二人の舌先が触れ合う・・・・
繭がより求めるように澪の背中に腕をまわし抱きしめる。
お互いが離れることを許さなかった。

舌先が絡まりあう・・・・・
お互いの舌が激しく動きながら二人の口の中を行き来する。

チュ・・・・クチュ・・・・

二人の口の中で唾液に濡れた舌が音を立てて絡まりあう。

もっと欲しい・・・・・
もっと強く感じたい・・・・

二人の想いは同じだった。
770〜澪と繭〜:2005/11/06(日) 16:41:00 ID:NsFUTntU

繭がそっと口を離して目を閉じている澪の顔を見る。
その顔が愛しくて堪らなかった。

そのまま澪の胸元まで顔を下ろして、素肌に口付けをした。

「んふぅ・・・・おねえちゃん・・・・」

どうしてこんなに切なくなるんだろう?・・・・
嬉しくて涙が出そうになる。

お姉ちゃんに求められているのが・・・・
お姉ちゃんに愛されるのが・・・・・

私がお姉ちゃんのこと大好きだから・・・・
狂おしい程に愛しているから・・・・

もっと、もっとして欲しい・・・・
お姉ちゃんにもっと愛されたい・・・・・

胸に舌を這わせて、両手で澪の背中を愛撫する繭・・・

「澪、大好きだよ・・・」

その言葉が・・・・その言葉だけで、澪の脳髄が喜びに打ち震える。
与えられる快感が何倍にも増幅される。

澪の素肌を妖しく滑る繭の舌・・・・・

「あぁぁ・・・んぅ・・・わたしも・・・・好き!・・・・
お姉ちゃんが・・・・大好き!」

澪はされるがままになっていた・・・・・
好きにして欲しかった。
愛しい繭にすべてを奪ってもらいたかった。
もう一度繭の物になりたかった。

繭は澪に体重を預けてゆっくりと押し倒す。

繭が上になるとまた唇を重ね舌を絡める・・・・・・

クチュ・・・チュ・・・

舌を絡めるだけでこんなにも気持ちいい・・・・
繋がっている実感が沸き起こってくる。

「はあ・・・おねえちゃん・・・・」

繭は右手を澪の胸の膨らみに充て小さい動きで愛撫を始める。

「ああ・・・・うぅん・・・・」

澪はキスを交わされているにもかかわらず、繭の手の動きに合わせて小さな喘ぎ声が漏れてしまう。

繭の愛撫が段々と激しくなるのに比例して澪の吐息も荒くなっていく。

少し苦しそうに喘ぐ澪の口を繭は開放してやると、澪の着ている服をたくし上げ。
素肌に舌を這わせながら服を脱がせてしまう・・・・・・
771〜澪と繭〜:2005/11/06(日) 16:42:42 ID:NsFUTntU

澪の白い綺麗な肌が露になる、あれほど色濃く体を覆っていた青い刻印が消えている・・・・・
澪の服を脱がし終わると繭は自分も服を脱いで澪に負けないくらいの美しい肌を露出させる。

ひきつけ合うように二人が体を重ね合う。
鏡に映したような二つの綺麗な白い裸身が一つになる・・・・・
素肌に直に感じられる相手の温もり・・・・・

「はあ・・・・ああ・・・・お姉ちゃん・・・・・」

愛する者と抱き合える喜びが素肌に伝わってくる。
これ以上にない心地よさに澪は溺れていく。

「澪、こうやって抱き合えて嬉しいよ、私。」

繭がかけてくれる言葉の一つ一つが澪の思考を溶けさせる・・・・・
お互いが素肌を擦り合わせて温もりを伝え合い相手をより深く感じようとする。

「私も・・・・んぅ・・・・・ほんとに・・・・・・嬉しい・・・」

手を使い、体を使い、全身を使って相手を感じようとする。

繭は体を少しだけ離すと澪の背中に手をまわして
澪の胸を覆っている白い下着を外す・・・・
小ぶりな澪の膨らみが晒される。

繭は舌先を使い、先っぽをそっとすくってやる・・・・・・

「あああぁ・・・・」

明らかに喘ぎ声と聞いて取れる声が澪の口から漏らされる。

その可愛らしい喘ぎ声を繭はもっと聞きたくなる・・・・・
胸の先端部分を繭は口の中に含むと、舌で弄ぶ・・・・・

「あはぁぁぅ・・・・ぅぅううあ・・・」

澪は繭の口の中に閉じ込められてしまった自分の乳首が硬直していくのが分かる。

「澪?・・・・・気持ちいい?」

その問いに目を閉じて恥ずかしそうに頷く澪。

それを確認すると繭は満足気な表情を浮かべて今度は逆側の胸の突起を
舌で・・・・・唾液で汚していく。
そのまま胸に刺激を与え続けながら、澪の下腹部に手を伸ばしていく繭・・・・・

澪の履いているスカートの中に手を入れ弄る。

内太腿を何度も繭の手が往復する。

「あぁあ・・・・・・」

澪はこれから繭がしてくれることを想像すると、体が熱くなっていく・・・・
自分でも興奮が高まっていくのが分かってしまう。
772〜澪と繭〜:2005/11/06(日) 16:44:00 ID:NsFUTntU

触れて欲しい部分まで近づいてはまた遠ざかってゆく繭のしなやかな手・・・・・
そのもどかしさに澪は身悶えしてしまう・・・・・

「うぅあ・・・・おねえちゃん・・・・・おねがい・・・・」

早くして欲しくて切なさが頂点に達してしまう澪・・・・・

繭の指が少しだけ澪の敏感な部分に触れた・・・・

「ふあぁあっ・・・」

それだけで澪は喘ぎ声をあげてしまう。

「ふふ・・・・可愛いね、澪」

そう言うと繭は澪の敏感なソコを下着越しに捉えて指をあてがう。

「あぁ・・・はあん!」

待ち焦がれた感触に澪の体は喜びに打ち震える。

繭はじんわり熱を持ったその上でゆっくりと指を動かし始めた・・・・

「澪・・・・もう濡れてるね・・・」

クチュ・・・・・

繭の言うとおり、澪のソコは指で混ぜられると下着越しにも水音が聞こえてくる。

「ああぁぁん・・・だって・・・・嬉しくて・・くうぅぅあ・・・・おねえちゃん・・・」

「待ってね・・・澪」

下着を汚してしまわないように繭は澪の身に着けている下着をスカートと一緒に脱がせてやる。

一糸纏わぬ姿になってしまった澪・・・・・
その体は既に熱く火照っていた。

繭の中指が澪の割れ目を捉える・・・・

「あ!・・・はあぁぁん」

直に弄くられるその感触に先程よりも一際高い声で鳴く澪。

繭が指をソコから離すと

ヌチャ・・・・

っと音を立てて糸を引く。

「澪・・・・指入れるよ・・・・」
773〜澪と繭〜:2005/11/06(日) 16:45:20 ID:NsFUTntU

十分に潤っていることを確認した繭は早くも澪の中へ侵入を試みようとする。

ズズ・・・・ズブズブ・・・・

「くあああぁぁ・・・・・あひいぃぃあ!・・・・」

繭の中指が沈んでいく・・・・ぴったりと澪の膣に収まっていく・・・・・
その窮屈さが繭には心地よく・・・・・澪にとっては甘い刺激となって体中を駆け巡る。

繭はきつい感触を楽しむように・・・・・・愛でるようにゆっくりと指を動かす。

「あああん!・・・・くあぁ!・・・はああ・・・はあ!」

チュ・・・・ブチュ・・・・

繭の指によって粘膜と愛液が捏ねられ、水音が響く・・・・・

「ああ・・・ふああぁぁああ!!・・・くぅぅう・・・おねえ〜ちゃん!・・・ああ!!」

自分の一番敏感な部分に愛する者から与えられる甘美な刺激は澪には苦しい程であった。
快感に耐えるように繭を必死で叫び乱れる。

自分の指でこんなにも感じてくれている妹が繭には堪らなく嬉しかった・・・・・
愛する者の秘所をかき混ぜることによって聞こえてくる水音は繭の興奮を高める最高の媚薬であった。
耳に入ってくる喘ぎ声にもすっかり侵食されてしまった繭・・・・・・

澪に・・・・して欲しい・・・・

繭は湧き上がる衝動を抑えきれなくなる。
自分で下半身を覆っている衣類をすべて脱ぎ捨てると、
自分でも驚くほどの大胆な行動を取った。

右手の中指は澪の膣内に収めたまま、体をずらし澪に馬乗りになってその顔をまたぐ。

「澪・・・・舐めて欲しい。」

澪の目と鼻の先にある恥毛に覆われた繭の女性器・・・・・
おとなしい繭からは到底想像できないほど厭らしく裂けたその形が
澪の興奮を更に高める・・・・

「・・・うん・・・」

澪は顔を真っ赤にして頷くと、繭の割れ目に優しくキスをする・・・・・

チュ・・・

その刺激に繭の体がビク!っと小さく跳ねる。

可愛らしく小刻みに震える繭のソコを見て、
無性に愛しくなる澪・・・・・

舌を突き出すと割れ目に沿って往復させる。

「ああ・・・うぅん!!・・・・みお〜!・・・」

ペチャ・・・プチュ・・・チュ〜・・・

澪は舐めるだけでは足りず、もっと味わいたくなり肉唇を舐めるだけでなく吸い立てる。
774〜澪と繭〜:2005/11/06(日) 16:48:54 ID:NsFUTntU

「ひゃあぁぁ!・・・・ふうぁぁああ!!・・・・・みお!・・・それ・・・・きもちいいよ〜!」

繭の秘所が湿り気を帯びたかと思うと・・・・すぐにヌルヌルした愛液が溢れ出してくる。

ジュ・・・・ジュル・・・・

それを味わおうと必死で澪は吸い取る・・・・

「あふぅぅ・・・くああああ!・・・・・だめ!・・・・・澪!」

あまりの快感に意識が飛びそうになる繭・・・・
そうならないように澪の膣内の愛撫を再開する・・・・

「ひゃ!・・・あああ!」

突然再開される膣内を引っ掻く刺激に驚く澪・・・・・
相手に快感を与える余裕がなくなってしまう。

「みお・・・・イっていいからね・・・・」

そう言うと繭は指の動きを滑らかにして澪の肉壁を擦りあげ、
肉芽に強い刺激を与える。

「いやああぁぁ!・・・・くうあぁぁぁ!・・・・いや!・・・・おねえちゃんも・・・・
いっしょに・・・・・・あああん!・・・・いこ・・・」

連続的に与え続けられる刺激に耐えながら、澪は自分がされているのと同じように
目の前にある繭の膣内にも指を侵入させる・・・・

グチュ、チュ・・・・・・・・ズズ・・・・・・・

「ああ!・・・みお!・・・・・・・・はいってくる〜!!」

繭の秘部も指をすんなり受け入れられるほど、唾液と愛液でヌルヌルになっていた。

ある程度の深さまで入れると引き抜き、また入れる・・・・・・・
澪はその往復運動を繭の膣内で繰り返す・・・・

澪の指をしっかり咥え込んだソコはダラダラと涎を垂らす様に指を伝い澪の胸に
愛液を溢してゆく・・・・・・

「みお〜!!・・・みお〜!!・・・・・ああぁぁ!!・・・・いくぅぅ!!」

澪は指の動きをより一層激しくする・・・・・

それに呼応して繭の指も澪の膣内の往復運動の速度をあげる。
775〜澪と繭〜:2005/11/06(日) 16:50:48 ID:NsFUTntU

ぐちゅ・・・・ぬちゅ・・・・ぐちゅぐちゅ・・・

お互いのアソコから聞こえてくる卑猥な水音が重なり二人の一体感を更に高め合う。

「あはああぁぁ!!・・・・みお〜!!・・・・いく!・・・・いっちゃう!!」

「ああん!・・・・おねえちゃ〜ん!・・・・くぅうああああ!」

二人が同時に激しい喘ぎ声をあげる・・・・

「あ!・・・あん!・・・・はあああ!!」

「くぅううあ!・・・・あひぃあああ!!」

体を弓なりに折り曲げ絶頂を迎える繭と四肢を激しく痙攣させ果て尽きる澪・・・・・・

一緒に快感の頂上まで一気に昇り詰めることが叶った二人・・・・・・

「はあ・・・はあ・・・・はあ・・・」

快感の余韻に浸る・・・・・
心地良い疲労感に身を委ねていた。

少し経つと二人の呼吸が落ち着いてくる。

繭は自分の体重を澪に完全に預けてしまっていることに気づくと、
申し訳なさそうに体をずらし、澪の体内に侵入している自分の指を引き抜こうとする・・・・・

「いや・・・・」

それを拒むように繭の指を澪の秘肉が締め付ける。

「澪・・・・・」

「抜いちゃ嫌だよ!お姉ちゃん!・・・・お願い!・・・・もっと私の事愛してよ〜!
・・・・・キスして!おねえちゃん!・・・・・私の事もう一回強く抱きしめてよ〜!・・・・・」

澪は泣きそうな表情を浮かべて繭に懇願する・・・・
繭と長い間離れていたことによって空いてしまった澪の心の溝は一度くらいでは
到底埋めることはできなかった・・・・・・

「澪・・・・・・・・いいよ・・・・いくらでも愛してあげるから・・・・泣かないでね、澪」

再び再開される激しい抱擁・・・・・・
愛を確かめ合う性交が何度も繰り返される・・・・・・
776〜澪と繭〜:2005/11/06(日) 16:52:18 ID:NsFUTntU

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

どれくらい交わっていただろうか・・・・・・
二人は幾度絶頂を向かえたのだろうか・・・・・・

愛する者と抱き合っているということだけで何度でもイクことができた・・・・・
求めたい欲求が尽きることはなかった・・・・・
それどころか求めれば求めるほど切なさが増大して
更に求めずにはいられなくなった・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

やがて声も出せないほどに体力を使い果たした澪がぐったりと体を横たえる・・・・

繭は脱いでいた物を見に着け、意識がない澪にも服を着させてやる。
汗で額にべとついた澪の前髪をそっと掻きあげてやる・・・・・・

繭は疲れ切っている澪の顔をじっと見つめる。
しばらく眺めると澪を起こさないよう気をつけ、音を立てずに立ち上がる。

(澪・・・・・・ありがとう・・・・・・最後に来てくれて・・・・・・
私のためにこんなところまで・・・・・・・ほんとに嬉しい・・・・・・
澪、大好きだから・・・・・愛してる・・・・・・・・・
ほんとうに・・・・・愛してる)

澪の顔を見ている繭の瞳から一筋の涙がこぼれる・・・・・・

(最後に・・・・思い出をありがとう澪・・・・・・・絶対に忘れないから・・・・・
澪・・・・・澪!・・・・・・・・私・・・・・・・そろそろ行かないと・・・・・・・
ごめん!・・・・・ごめんね澪・・・・・・さよなら・・・・・)

繭はもう一度だけ愛しい澪をその胸に抱きしめたかった・・・・・
でも、もう行かなくてはならない・・・・・・
これ以上この幸福な時間を澪と共有することは許されなかった・・・・・

寝ている澪に背を向けて暗い闇に向かって歩き出す繭・・・・・・

(さよなら・・・・澪!)

繭の目からは涙が止まらなくなっていた・・・・・
何度も振り返りたくなるのを必死で堪えた・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「おねえちゃん!!!!!」

繭の背中に険しい声が浴びせられる。

その声を聞いて足を止める繭。
777名無しさん@ピンキー:2005/11/06(日) 16:56:40 ID:NsFUTntU
連投はまずいとの意見もあると思いますので、
中途半端ですが一度切ります。

夜にでもまた投下します。
今でも十分連投か・・・・・・orz
778名無しさん@ピンキー:2005/11/06(日) 19:02:40 ID:8LfkP9+Q
>>777
SSを続けろ!

・・・何故逃げた・・・
779名無しさん@ピンキー:2005/11/06(日) 19:32:12 ID:7M4YK0bk
>>777
ハァハァ・・たまらん・・しかしここからが運命の分かれ道だな・・
780名無しさん@ピンキー:2005/11/06(日) 21:16:13 ID:Oxt1IPcQ
ううむ・・澪と繭が分かれるのか・・・それとも・・・
781名無しさん@ピンキー:2005/11/06(日) 21:19:22 ID:URCOfHIu
キテルー! す、すごい(*'Д`)ハァハァした。
澪ついてっちまえーー! あるいは 繭いくなーーー!!
782名無しさん@ピンキー:2005/11/06(日) 21:26:16 ID:PkRy/RuQ
GJ!マジ最高っす!
続きが蝶気になる〜!
783〜澪と繭〜:2005/11/06(日) 23:26:38 ID:NsFUTntU
>>776の続き

なんとか上半身を起こした澪が叫ぶ。

「どこに行くの!?・・・・・ねえ!?・・・・・・嫌だよ!!・・・・・行っちゃやだよ!!」

それは置いていかれる苦しみを味わった者だけがあげる悲痛な叫びであった・・・・・・

「みお・・・・・・だめだよ・・・・・・・澪は・・・・・・・戻らないと・・・・・・」

振り絞るように声を出す繭・・・・・
澪には見せることのできない、辛さを必死で噛み殺した表情を浮かべる繭・・・・・・・

「絶対にいや!!・・・・・お姉ちゃんが一緒じゃなきゃいや!!・・・・・・お姉ちゃんがいないとこに
なんか絶対戻らない!!・・・・・ずっと一緒にいなきゃ嫌だ!!!・・・・・」

澪がここまで繭に我侭を言ったことがあっただろうか・・・・・
澪はなりふり構わず妹としての特権を最大限に使ってやろうと思った・・・・・
繭に置いていかれないよう必死になって訴えた。

疲労しきった体を無理に起こすと、澪は繭に向かって走り出す・・・・・・

繭に追いつくと澪は迷わず後ろから愛する者を抱きしめる・・・・・
決して離さないよう力強く抱きしめる・・・・・
強く、強く抱きしめる。

抱きしめられて涙が更に溢れ出す繭・・・・・

「澪・・・・・でも澪は」

繭の言おうとした言葉を途中で切る澪。

「お姉ちゃん!・・・・・もう一度言うよ!・・・・・・・お姉ちゃんと一緒じゃなきゃ絶対に嫌!」

一緒に居たい・・・・・
という強い決意を繭に訴える澪。

「澪・・・・・・」

繭は諦めたような表情をすると、ゆっくりと振り返った・・・・・

「ほんとに・・・・・ほんとに一緒に来てくれるの?澪」

繭はいつもの少し困ったような表情を浮かべて澪に聞き返す。

「ずっと一緒って約束したよ・・・・お姉ちゃんと一緒に居られるなら・・・・・どこだって!」

まっすぐに見つめ合う二人・・・・・
784〜澪と繭〜:2005/11/06(日) 23:28:03 ID:NsFUTntU

繭がふっと表情を緩める。

「澪・・・・・・分かった。一緒に行こうか・・・・」

それを聞いて澪もようやく笑顔を浮かべる。

「うん・・・・」

繭が澪を抱きしめる。
澪は受け入れられた喜びを噛みしめながら繭に自分の体を委ねる・・・・・

腕の痛みが和らいでいく・・・・・
青い刺青が薄くなっていく・・・・・
何もかも繭に奪いつくされていくような心地良さ・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・

そっと体を離す繭。

「全部貰ってしまうわけにはいかないから・・・・・半分だけ・・・・・・
これで澪も私と同じだよ・・・・・」

繭の腕にも澪と同じ青い刻印が刻まれる。

「お姉ちゃん・・・・・」

澪の顔からは刺青はなくなっていた・・・・・・

「さあ、澪。行こうか・・・・・」

「うん」

笑顔で頷いて繭の手を握る澪。

また一緒にいられるんだ・・・・・・

二人は果てない闇に向かって歩き始める。

この先に何が待ち受けているかは分からない・・・・・・が、
二人には不安も迷いもなかった・・・・・

澪には繭がいる。
繭には澪がいる。

それが全てであった・・・・・・

繋がれたその手が離れることはもう二度とないのだから・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

                <第参夜終>
785〜澪と繭〜:2005/11/06(日) 23:28:57 ID:NsFUTntU

                <最終夜>

夜明け前の暗い病室・・・・・・・

「は!・・・・・・」

丸椅子に腰をかけたまま螢は少し寝てしまったようだ。
流石にここ最近の徹夜での看病は若い螢といえど堪えていたようである・・・・・

螢は自分が寝ていたことに気づくと慌てて澪の眠るベットの方に目をやる。

「大丈夫か・・・・・」

澪の姿を確認すると安堵の溜息を漏らす。

「・・・・・・・・・・」

しかし、何か違和感を感じる・・・・・・・

もう一度澪を見る・・・・・・
嫌な予感が膨らんでいく。

不安になった螢は立ち上がると澪のすぐ側まで来る。

「澪・・・・」

呼んでみるが返事はない。

焦る螢は自分の耳を澪の顔のすぐ側に近づける・・・・・

息がない!

澪の口から呼吸音が感じられない!!

螢は急いで備え付けの呼び出しボタンを押す。

一分も経たないうちに駆けつける主治医と付き添いの二人の看護婦。

医者は急いで看護婦に指示を出し、注射を施し、心臓マッサージを行う・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・
786〜澪と繭〜:2005/11/06(日) 23:30:15 ID:NsFUTntU

やがて慌しい雰囲気が治療を施していた三人から感じられなくなる・・・・・・
主治医が澪の脈を確認し、続いて瞳孔のチェックを行う。
長い溜息をついて螢の方を振り返ると、首をゆっくりと横に振る・・・・

医者のその動作に螢はがっくりとうなだれた。

よろよろと澪に近づき、その寝顔に目をやる・・・・・・・・

「・・・・・!」

澪の顔を良く見ると、その口元には僅かに笑みが浮かんでいることに螢は気づいた。
それは身内にしか分からない程の微妙な表情であったが、最近になって澪が微笑むことが
なかっただけに螢にはそれが微笑だと判別することができた・・・・・
と、同時にその微笑の理由も螢は察知した・・・・

「澪・・・・・・・・・・・それがお前の・・・・・・・お前達の選んだ答えなんだな・・・・・」

螢は幼い頃の二人の姿を思い起こす。
自分の前に寄り添うようにして座っていた幼い双子の姉妹を・・・・・・・・
ずっと前から二人を見てきた螢には二人の絆がどれほど深いものかを知っていた。

それを知る故、螢には最初から分かっていた・・・・・
この二人にはこの結末以外にはありえなかったことを・・・・・

澪を見つめる螢の右目から涙が落ちる・・・・・・

だからこそである・・・・
螢はその強すぎた絆を思うと涙が零れ落ちた・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

外では長い夜の終わりを告げる太陽がゆっくりと顔を出し始めていた。

病室の暗い闇を切り払うかのように窓から光が差し込み
青い刺青が消え去った澪の顔を柔らかに包んでいた・・・・・・・・・・・・


     <最終夜終>

--------------------------------------END-------------------------------------------
787名無しさん@ピンキー:2005/11/06(日) 23:32:36 ID:NsFUTntU
終わりです。読んでくれた方どうもでした。
これで澪繭の書いてみたい話はすべて書きました。
以前の作品も含め読んでくれた方に感謝です。
ありがとうございました。

途中になっている職人様方のSS、新たなSSを楽しみにしてます。
どなたか零華で書いてくれる職人様いらっしゃらないでしょうか・・・・・とさり気なくリクをw
788名無しさん@ピンキー:2005/11/07(月) 00:37:52 ID:uHGa8Ukb
>>787
乙でした!泣ける(ノД`) 自分的にはこのSSが刺青澪のハッピーEDだ!
推測で悪いけど>>591の方かなぁ。

そう!零華もの自分も読みたい!生前が綺麗すぎだよ(*'Д`)はぁhぁ
それと優雨深紅の続きもっ
澪繭もネタが浮かんだらまたぜひに!とにかく乙!
789名無しさん@ピンキー:2005/11/07(月) 00:58:12 ID:iKQC3DH/
で、優雨深紅マダーチンチン(AAry
790名無しさん@ピンキー:2005/11/07(月) 00:59:50 ID:+JV99rUQ
>>787
GJ!!!
切ないけど、たしかに二人にとっての幸せな結末はこれしかないとも思えるなー。
いい具合に余韻の残る見事な幕引きでした。。あー、ええもん見た(;´Д`)
まぁ、とにもかくにも乙でした!
791名無しさん@ピンキー:2005/11/07(月) 01:16:44 ID:3Dzc9H7o
>>787
GJ!!
うああ、涙が止まらん!
やっぱこの終わり方が澪と繭にとっては幸せかもしれないねえ。
こんなEDが本編で見れたら・・・もううう(←悶え)
「ずっと一緒だよ」EDって感じですごくイイ!
読んでいるこっちがすんごく幸せになりましたよ、ありがとう!



792名無しさん@ピンキー:2005/11/07(月) 01:36:30 ID:D4pYVJVs
>>787
なんだか「死んで終わり」じゃないかんじが零な感じでいいなぁ。
零の世界って生まれ変わりはあるのかな。あれば・・

>>789
で、とかなぁ・・釣りかもしれんが
793名無しさん@ピンキー:2005/11/07(月) 02:42:25 ID:zRHIpg8l
>>792
空気読めてないだけだろ。スルー汁。
794名無しさん@ピンキー:2005/11/07(月) 04:56:00 ID:ckPZhZTW
>>787
今の気分はまさに豪華フルコースの料理をゆっくりお腹いっぱい堪能したって感じです・゚・(つД`).゚・
ごちでした!!!!
またどんな形かであなたのSSが読みたいなぁ…
期待してまっす!!!!
795名無しさん@ピンキー:2005/11/07(月) 22:48:53 ID:NNSW0oNI
>>787
繭と同じ道を選ぶ澪。
刺青の中で二人が幸せになるには、これしかありませんね。
GJです。
796名無しさん@ピンキー:2005/11/08(火) 00:42:24 ID:Ps6TIZJy
>>787
繭が生き返らないなら・・・
澪が繭と一緒に逝くことを選ぶのは、自然なこと。
これが刺青の聲でのハッピーエンドですな。
お疲れ様です。GJ。
797名無しさん@ピンキー:2005/11/10(木) 16:51:59 ID:nedN0+eV
ヲイ何だこの過疎っぷりww
798名無しさん@ピンキー:2005/11/10(木) 20:57:58 ID:mLDPw8QX
澪タンと繭タンが幸せになったところで、みんな一息ついてるんだよ。
799名無しさん@ピンキー:2005/11/11(金) 22:33:08 ID:tyNguPgQ
ほんといいもん見せて頂きましたな。

しかしそろそろ新作の方を職人さま・・
800名無しさん@ピンキー:2005/11/12(土) 08:13:37 ID:Tyktah50
今スレも確実にサイズが上がってるから、そろそろ頭のどこかで警戒してた方がいいかな。
801名無しさん@ピンキー:2005/11/12(土) 12:29:48 ID:KQHUaNXz
ただいま800レス/432kb。

450kbいったら警告文だして、
おまいのおかげで助かった! いやぁ、おまいは救世主だ!
なんて言われるのを期待してたのに、
800のおかげで、ちぇっ、ちぇっ。
802名無しさん@ピンキー:2005/11/12(土) 17:16:51 ID:6Z2UyDiF
>>801、私語を慎め。繰り返す、私語を慎め。》
803名無しさん@ピンキー:2005/11/13(日) 01:15:07 ID:3wD+e7BA
ところで、小説とか読んでて気になったんだが、
「危険日」とか「安全日」(大丈夫な日?)って具体的に
いつ頃を示してるんだ?
804名無しさん@ピンキー:2005/11/13(日) 01:59:46 ID:XDrGfmbv
澪繭ならいつでも安全日だねw
・・・・・とわけわからんこと言って逃げ
805名無しさん@ピンキー:2005/11/13(日) 04:46:07 ID:O+vFxrCe
危険日は、生理中・生理前・生理後。
安全日は、それ以外の日だよ。
危険日は妊娠する確立が高い時で、安全日は妊娠する確立が低い時。
806名無しさん@ピンキー:2005/11/13(日) 04:59:21 ID:oHivZzWY
つけたすと、安全日と言っても安全な訳では無い。確率が低いってだけ。気をつけなよ〜男性諸君(笑)女は子供をおろすと寿命が縮まるってぐらい危険な行為。失敗すると子供の残骸が腹の中で腐る…と真面目レス。
807名無しさん@ピンキー:2005/11/13(日) 10:58:43 ID:saxn47Ww
黙ってろ!エロパロに入り浸ってる俺にそんな知識が必要になることなんてねーんだよ!
808名無しさん@ピンキー:2005/11/13(日) 12:20:28 ID:2t9m5zsD
>>804-806
なるほど・・・メモっとこう・・・
809名無しさん@ピンキー:2005/11/13(日) 12:24:05 ID:2t9m5zsD
もうひとつ聞きたいんだけど、避妊剤の「ピル」っていうのがあるけど
使うと、やっぱり女性の体に悪影響がでるの?
810名無しさん@ピンキー:2005/11/13(日) 12:57:43 ID:d0h9Ht+Z
>>809
例えば静がそれを服用し過ぎると生まれてきた澪繭は物理的にくっ付いて生まれてきます。
良かったねお姉ちゃん。
811名無しさん@ピンキー:2005/11/13(日) 13:19:05 ID:O+vFxrCe
むしろ、生理の時に痛み止めとしての追加機能(えー)もあるみたいですよ。
使った事ないんで良く分かりませんが(^^;
悪影響はあまり聞いた事が無いですね。
ただし、使い続けると、徐々に徐々に効かなくなるみたいなので、しょっちゅう使わない方がいいみたいですね。
ゴムを使うのに越した事はないですね。
812深紅です(1):2005/11/13(日) 16:44:15 ID:UHj3Yuy7
深紅です。
最近、職場の上司にセクハラされて困ってます。
いい人なんですけどね。
最近、恋人をなくされて、寂しいのかもしれません。
ちなみに女性です。相手の人も、私も。

■10月07日、雨
台所で葱をきざんでいたら、後ろから抱きすくめられました。
なんか、胸に手が来そうだったので、もじもじしたら、抱きしめられた格好のまま、
「寂しいの」と耳元で囁かれました。
言われても困ります、怜さん・・・。

■10月10日、雨
リビングで雑誌を眺めていたら、お風呂上りに全裸のままで後ろに立たれました。
「どう?」だそうです。なんて答えたらいいんでしょう、こういう場合。
無難に「綺麗ですね。」と答えたら、「ありがと。」とにっこり。
いや、ほんとに綺麗だな、とは思いました。ちょっと照れちゃうくらい・・・。
「今度、深紅のも見せてね。」とおでこにキスされました。
すいません、自信ないです。

■10月11日、雨
「男と女ってさあ。」と真面目な顔で切り出されました。
「結局体で繋がってるんだよね。」
はあ、と答えたら、「女と女はどうだと思う?」といわれました。
は?と言ってしまいました。
ちょっと傷ついたみたいでした。
813深紅です(2):2005/11/13(日) 16:44:37 ID:UHj3Yuy7
■10月12日、雨
下着の数が足りません。
いや、洗濯できなくて、とかじゃなく。
減ってるんです、物理的に2、3枚。

■10月14日、雨
優雨さんの思い出話になりました。
いろいろ話してくれました。
最後にちょっと涙ぐみながら肩にもたれ掛かってきたので、
反射的に抱きしめたら、ドサクサ紛れに胸を触られました。
せっかく共感してたのに、それはダメです。怜さん。

■10月15日、雨
お酒を飲まされました。
どうしても付き合って欲しいといわれて、ブランデーを。
断りきれずに少し飲んだら、のどがヒリヒリしました。
そんなにたたないうちに頭がくらくらしてきて、ぼーっとしてきて。
・・・パジャマの胸元をあけられる気配で目が覚めました。
何してるんですか、と聞いたら、「苦しそうだったから」。
今日から、ブラして寝ますね、私。

■10月16日、雨
体調がすぐれません。二日酔いでしょうか。
部屋で寝ていたら、ごめんね、と言いながら怜さんが水を持ってきてくれました。
今日は寝てていいから、と言って布団をかけなおしてくれて、
そのままおでこにキス。
・・・微妙。セーフですけど、もう、素直に見れません。

■10月17日、雨
裸見られました。お風呂上りに体を拭いていたら、脱衣所のカーテンがばさっ。
洗濯物をもった怜さんが立ってました。いつも脱ぎっぱなしの人なのに。
いるとは思わなかったそうで。うーん。
女同士だからいいよね、と言われました。うーん。
それからちらっと私の体に視線を走らせて、「乳首ぴんくだね。」
残念! 怜さん! その時点でアウトです!
814名無しさん@ピンキー:2005/11/13(日) 16:45:08 ID:UHj3Yuy7
思いつくままに書いたので、特にオチなし。
しつれー・・・。
815名無しさん@ピンキー:2005/11/13(日) 17:47:27 ID:UJqtlH5s
深紅タンテラカワイス(*´д`*)
ちょっと危ない日常風景楽しいなww
816名無しさん@ピンキー:2005/11/13(日) 18:22:57 ID:ylOEwJC4
>>813
ネ申
817名無しさん@ピンキー:2005/11/13(日) 18:42:59 ID:XqCVJbvs
>>814
変な流れ変えてくれただけでも神!しかもすんげ笑可愛い。乙。連載キボン
818名無しさん@ピンキー:2005/11/13(日) 20:25:10 ID:LHQvrkV4
しねよカス
819名無しさん@ピンキー:2005/11/13(日) 21:04:52 ID:7ThBo3rl
そうやって深紅タンも怜タンに欲情してhjgif@ふじこjf
820名無しさん@ピンキー:2005/11/13(日) 21:23:33 ID:5PsIeU3N
>>818
3点。
>>813
GJだす!
しっかい深紅の性格が掴めててイイ!
是非とも連載して下され(*´Д`)
821名無しさん@ピンキー:2005/11/13(日) 21:35:09 ID:AmlAsFM0
容量は大丈夫?
822名無しさん@ピンキー:2005/11/13(日) 21:54:26 ID:saxn47Ww
>>813
ワラタwwwwwwwかモエスwwwwwwwか迷ったんで両方書いといたお

容量は437kb、まあ普通に消化してきている
慌てることはないね
823名無しさん@ピンキー:2005/11/14(月) 01:46:23 ID:sOOBnVwt
>>822
だ、だ、だから俺が、俺が警告文を出して、
おまいらに感謝されたかったって言ってるのに…酷い…。・゚・(ノД`)・゚・。
824名無しさん@ピンキー:2005/11/14(月) 10:26:39 ID:aPw0jT9t
しつこい
825名無しさん@ピンキー:2005/11/14(月) 11:57:02 ID:PBl4DMSp
>>824
ひつこい
826名無しさん@ピンキー:2005/11/14(月) 12:41:12 ID:15q61ACC
なんだかこの流れの意味がよく分かりません。

ところで軽い小ネタで徐々梅くらいがいいのかな?
827名無しさん@ピンキー:2005/11/14(月) 18:18:19 ID:HXzvVEZk
【箪笥】っていう韓国映画を見たんですが
ホラーという点、美人姉妹、何となくエロ、で・・・澪×繭を彷彿とさせました。

あれって、もしや・・・zero紅い蝶のぱくry?
828名無しさん@ピンキー:2005/11/14(月) 19:33:24 ID:Rf9KTPGA
あれ結構深かったとは思うが2時間じゃ表現しきれてなかった気がする。zeroパ○リとか、あんまそんな感じはなかったけど…姉妹ぐらいじゃない?zeroチームが取り掛かったら間違いなくガチ自分好みに仕上がってたはずw
829名無しさん@ピンキー:2005/11/14(月) 19:46:31 ID:ZdLX0a+6
あれの焦点は、封じられた記憶だからな・・・。
シチュで共通点はあるかもしれないけど、そこまで、って感じだよな。

でも、そんなこんなはおいて置いて、紅い蝶ファンなら、
確かに気になるキーワードは満載だったかも。
830名無しさん@ピンキー:2005/11/15(火) 00:07:03 ID:EggIekcV
このスレももうすぐ漆だね。感慨深い。
自分は澪繭にはまって以来抜け出せる予感が全然しないよ。どうなってんのコレ。
ホント公式でよくアレだけやってくれたよなぁ。・・のわりに結構世間ではサイトとか少なくって凹orz

韓国って素で女同士がイチャイチャするらしいけど百合って概念あるのかな。
831名無しさん@ピンキー:2005/11/15(火) 00:07:19 ID:PoPCJ/8S
でもあれの姉妹はあんま可愛くなかったなあ・・・
832831:2005/11/15(火) 00:08:21 ID:PoPCJ/8S
あれってのは「箪笥」のことね。
833名無しさん@ピンキー:2005/11/15(火) 01:04:42 ID:oAuRNlP3
箪笥の姉妹は姉が澪的(快活)妹が繭的(誘い受け)でしたね。
そして澪的存在の姉が 繭的存在の妹の生死に関わってるという点も類似
834名無しさん@ピンキー:2005/11/15(火) 02:00:44 ID:mZgGpdBy
エロくなくて悪いけど、初投下。



閉じた世界。
温かくて、柔らかくて、時々困らせられる。
それが私の世界の全て。


「澪ーーー、そろそろ起きる時間だよー?」

朝。
かちゃりとドアの開く音と姉の声。
私の暗く閉じた世界が明ける。

「ん〜っ……おはよ……お姉ちゃん…」

「おはよ」

ふわぁ、と大きな欠伸を一つ。
それを受けてくすりと笑いを含む姉の息。
「ほら…澪…着替えて。朝ご飯はできてるから」

「ん。……ぁ……お姉ちゃん、今日は……学校?」

「え?……ふふっ。今日は日曜日だからお休みでーす」

「あ、そっか。もぅ日曜日か……」
どうも目が見えなくなってからと言うものの、時間の経過に鈍くなったらしい。

「そ。だから今日はずっと澪と一緒に居られるよ?ふふっ。……嬉しい?」
いたずらっぽく、私の耳に吹きかけてくる。
くすぐったくて、身を捩る。
面白がって、すぐ私をからかってくるけれど、それでもやっぱり

「…………うん、嬉しい」
姉が一日中、傍に居てくれるのは、嬉しい以外のなにものでもない。

「…お姉ちゃんも嬉しいよ」

「……どこにも行かない?」

「行かないよ。あ、それとも澪どこか行きたい所あるの?」

「ううん。特にないよ」

「そう?」

「うん……」

「じゃあ、とにかく着替えよっか」
ごそごそと箪笥をあさり、また私の方へくる姉。

「はい、着替え。……一人で大丈夫?……お姉ちゃんが脱がしてあげよっか?」

「んなっ?!いいよ、自分でできるって!」

「はいはい。お姉ちゃん出とくね」

「うん……ぜひそうして。……でも…………」
835名無しさん@ピンキー:2005/11/15(火) 02:04:01 ID:mZgGpdBy
ぎゅっと姉の腕を掴む。

「澪?」

「出かける予定、ないんでしょ?」

姉の方を向き、問いかける。

「う、うん……」

「じゃあ、もうちょっと寝坊しよ?」

そう言って、ぐいと姉を引き寄せる。

「あっ、ちょっと澪?!きゃっ」

ばふん、二人してベッドへ倒れ込む。

「あはは。お姉ちゃんあったかーい」
引き倒したから、必然的に姉が私の上になる。
そのまま姉の腰に手を回して、微笑む。
にやり、としてやったり顔で。

「……もぅ…澪ったら。」
ため息を吐き、諦めたような姉の声。
少しだけ勝った気になる。

「今日さ、ごろごろしようよ」
こつん、と額と額をくっつけて囁く。

「ごろごろ?」
さらさらと垂れてくる姉の髪がくすぐったい。

「うん。ごろごろ」
見当をつけて姉の顔に手を伸ばし、髪を一房、耳にかけてやる。

「もぅ…しょーがないなぁ…。…ふふっ。でもいっか、それも」
そのまま親指で姉の頬をなぞっていたら、姉の口からくすぐったそうな息がもれた。

「ね、いいでしょ?」
今はもう見えない瞳で姉を見つめて、記憶の中にある姉の微笑みを思い出す。
綺麗な笑顔は今も変わらないのだろうか。
確認するように顔全体に指を這わす。

「うん、いいよ」
くすくす笑い声をもらす口にたどり着いた時、

ちゅっ。

掌に軽く口づけされ、安心した。
あぁ、今も姉の笑顔は変わってないな、と。

変わらない姉に満足してわたしはまた、目を閉じた。
836名無しさん@ピンキー:2005/11/15(火) 02:11:13 ID:mZgGpdBy
終わりです。
内容関係ないけど「箪笥」繋がりってことで映画ネタ便乗。
では失礼しました。
837名無しさん@ピンキー:2005/11/15(火) 03:07:43 ID:oAuRNlP3
>>836
GJ!!
回想ほのぼのにゃんにゃん(・∀・)イイ!!
箪笥とのコラボ素晴らしい!!

そんなあなたにプレゼンツ
↓ここのHPの下から二枚目の画像が澪繭に見え萌え(注意:個人差あるかも)
ttp://www.cinematopics.com/cinema/works/output2.php?oid=4518
838名無しさん@ピンキー:2005/11/15(火) 09:24:47 ID:Z/1v0SYi
>>836
いや、ソコハカトナク十分エロいよ!GJ!素で日常っぽい描写に禿げ萌えた。
>>837
片方は可愛いが・・ しかしそのお姉ちゃん気が強そうだね。以外に澪も
繭以外の人間の前ではそんくらい気が強いとかだと萌える。
839名無しさん@ピンキー:2005/11/15(火) 12:39:33 ID:ELXjMs0J
あーもうエロ可愛いなぁこの二人は!
840名無しさん@ピンキー:2005/11/15(火) 15:18:10 ID:4pBwXTf4
容量に注意
841名無しさん@ピンキー:2005/11/15(火) 16:12:39 ID:3M3fOaer
はいはいきゅうせいしゅきゅうせいしゅ
842名無しさん@ピンキー:2005/11/15(火) 17:32:24 ID:aVegmkdZ
澪と繭は韓国人だったのか・・・。

繭「足が痛いニダ賠償を請求するニダ」
澪「わかったニダ一生尽すニダ」
843名無しさん@ピンキー:2005/11/15(火) 17:35:21 ID:VGQIHhPR
>>842
いや、澪は日本人だろ。
尽くしてたけど最後にブチギレて殺しちゃったんだよ!!
もうすぐ日本も切れて韓国を殺しちゃうんだよ!!!!1111!!!
844名無しさん@ピンキー:2005/11/15(火) 17:50:19 ID:ELXjMs0J
てことは場合によっちゃ日本が盲目になってあっちに頼りきりになるのかガクブル
約束EDみたいに助け合って、寄り添って生きてはいけんもんか・・

しかし>>836ツボ。また書いてくださいマジて。
845名無しさん@ピンキー:2005/11/15(火) 17:53:40 ID:aVegmkdZ
んじゃ訂正・・・

繭「足が痛いニダ謝罪を要求するニダ」
澪「ごめんなさいお姉ちゃん」

繭「こんな体じゃ一人で行動出来ないニダ賠償を請求するニダ」
澪「わかった。わたしがお姉ちゃんの足代わりになるよ」

繭「おかげで性格も暗くなったニダ賠償を求めるニダ」
澪「・・・そこまでわたしのせいなのかよ・・・をぃ」

プチ!(何かが切れる音)
846名無しさん@ピンキー:2005/11/15(火) 21:49:20 ID:ELXjMs0J
自分もチト訂正。
失明したからといって何かに頼り切りになるとは決まってないよな。
なんか配慮が足りなかったかも。変に容量使ってスマソ
847名無しさん@ピンキー:2005/11/15(火) 22:40:50 ID:qChK1eE7
やばい、俺この流れ結構面白いと思った・・・。
848831:2005/11/16(水) 00:56:26 ID:n/szFrPu
「箪笥」の姉妹は片方は可愛いが・・・もう片方は・・・
849名無しさん@ピンキー:2005/11/16(水) 00:57:15 ID:n/szFrPu
あ、名前間違った。スマソ
850名無しさん@ピンキー:2005/11/16(水) 10:56:46 ID:mcK+hl9C
朝鮮な澪&繭イガーイとオモロス
851名無しさん@ピンキー:2005/11/16(水) 14:30:03 ID:JysvN8EK
だれか澪繭のキムチプレーSS書いてくれないかな?
852名無しさん@ピンキー:2005/11/16(水) 20:05:46 ID:n0VaW2HI
>>846
中国(虚)の核戦力によって目が見えない(経済、その他諸々崩壊寸前)状態になった日本(澪)
キムチ繭<ヽ`∀´><「仕方ないニダ。ウリナラが日帝を助けてやるニダ。ホルホルホル」
853名無しさん@ピンキー:2005/11/16(水) 20:18:23 ID:Sgqnrw25
なんにせよ澪タン繭タンがイチャイチャしてればいいんです(*´・ω・)(・ω・`*)ネー
854名無しさん@ピンキー:2005/11/16(水) 20:38:37 ID:GVqzmFZa
>>837
あ、俺、どっちかってーと繭の方が好み。
妹の方。しょぼい顔の。
855名無しさん@ピンキー:2005/11/16(水) 20:46:27 ID:CHtcqhcK
>>852
そういう意味もあったんだけど、なんつか実際失明してる人が「頼り切り」
みたいにも取れそうだったんで一応訂正の方をね。

>>851
どんなだよwなんか痛そうだ。
856名無しさん@ピンキー:2005/11/16(水) 22:19:20 ID:CHtcqhcK
いや>>852はネタにのってくれただけかスマソ
857名無しさん@ピンキー:2005/11/16(水) 23:35:36 ID:DSWkQg5H
目の不自由な人への配慮か…さすが零スレは大変だな
858名無しさん@ピンキー:2005/11/17(木) 02:48:53 ID:Zf6WK2Vc
おまいらの徒然妄想話がかなり楽しい自分がいる・・・
最近本スレなんかじゃネタに走るとどうも抑えられるからな・・・
キャラスレは過疎だし。
 とは言えそろそろ作品も読みたいな(´・ω・ ) 容量が心配で
SS師が投下しかねてる状態ならこんな風な雑談でさっさと
スレ使い来ちゃった方がいいかのかな。 小ネタ話投下とか・・
859名無しさん@ピンキー:2005/11/17(木) 06:41:11 ID:cwZIrXDg
        警告

500kb目前の450KB(の目前449KB)です。

そろそろ移転準備をどうぞ。
860テンプレ整備:2005/11/17(木) 21:37:09 ID:XzT4DHtQ
【前スレ】
零総合 陸
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1126997175/

【過去スレ】
零 紅い蝶の繭&澪&千歳でハァハァ 肆
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1106840063/
零 紅い蝶の繭&澪&千歳でハァハァ 参
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1090024682/
零 紅い蝶の繭&澪&千歳でハァハァ 弐
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1074090439/
零〜紅い蝶の繭&澪&千歳でハァハァ
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1070726539/
861テンプレ整備:2005/11/17(木) 21:38:02 ID:XzT4DHtQ
【関連サイト】
零関連スレ各種保管庫(製作中)/Wiki
ttp://logexp.sakura.ne.jp/
零絵板
ttp://zero283.s9.x-beat.com/

【公式ページ】
零        ttp://www.tecmo.co.jp/product/zero/
零〜紅い蝶〜 ttp://www.tecmo.co.jp/product/zero2/
零〜刺青ノ聲〜ttp://www.tecmo.co.jp/product/zero3/
862名無しさん@ピンキー:2005/11/18(金) 00:25:40 ID:PmBH5qj9
863名無しさん@ピンキー:2005/11/18(金) 13:53:00 ID:NxvxwFt/
ttp://image.com.com/gamespot/images/2004/screen0/915022_20040924_screen006.jpg
ttp://image.com.com/gamespot/images/2004/screen0/915022_20040924_screen005.jpg

同じ双子でもこれを見る限り繭は純朴な美少女って感じだが、澪はヤンキーだなw
864名無しさん@ピンキー:2005/11/18(金) 14:18:58 ID:vmJbuhTo
勝気そうな澪と儚げな繭って感じを強調しててその立ち絵は双子なのに
似ても似つかないよねw
でもコス画像お披露目の立ち絵なんかでは「ああ双子なんだな」って感じで
やっぱ似てる。
865名無しさん@ピンキー:2005/11/18(金) 14:59:24 ID:CK/cUkix
>>863
繭タン澪タンかわいすぎ(*´・ω・)(・ω・`*)ねー
866ルリレポート(1):2005/11/18(金) 16:25:37 ID:zDwQC9rl
私の名前はルリです。
猫です。

黒澤さんの家で夜露をしのいでいます。
でも養ってくれるのは雛咲さんです。

毎日のんびり過ごせれば満足です。

黒澤さんはいつも暇そうに家の中をウロウロしています。
たまにちょっかいを掛けてきたりもします。
あんまり目障りなので昨日はパンチしてやりました。
修正液で眉毛描かれました。
黒澤さんキライ。

雛咲さんは優しいです。
毎日話掛けてくれます。
でもいつもお天気の話。
つまんない。
でもスキ。
867ルリレポート(2):2005/11/18(金) 16:26:45 ID:zDwQC9rl
廊下を歩いているといろんな人に会います。
顔の青白い人とか、いっぱい血を流してる人とか、
楽しいです。

おととい麻生さんが、とっておきの秘密を教えてくれました。
黒澤さんの部屋のクローゼットには、キノコが生えてるそうです。
今度見に行って見ようかな。

雛咲さんの部屋にいる女の子はお友達です。
でもこの前うっかり、
髪の伸びるのが早い子はエッチなんだって、
と言って泣かせてしまいました。
ごめんね。

こんな毎日です。
心穏やかで眠くなっちゃいます。

おやすみなさい。


<おしまい>
868名無しさん@ピンキー:2005/11/18(金) 16:30:38 ID:UKYVSkWW
>>812
をインスパイヤしました。
出来心です。
ごめんなさい。

新スレ移行促進と思いご容赦を。
869名無しさん@ピンキー:2005/11/18(金) 16:33:57 ID:UKYVSkWW
なんかID変わってしまいましたが、
866=868です。
870名無しさん@ピンキー:2005/11/18(金) 17:19:22 ID:vmJbuhTo
ちょ! ルリが激しく可愛いwww GJ!!!
871名無しさん@ピンキー:2005/11/18(金) 18:46:11 ID:G4V8MFr7
872名無しさん@ピンキー:2005/11/18(金) 21:05:59 ID:CK/cUkix
>>871ヤメレ(´・ω・`)
873名無しさん@ピンキー:2005/11/18(金) 22:30:16 ID:TjJ6o1fk
スケ番キター!
874863:2005/11/18(金) 23:11:33 ID:NxvxwFt/
>>871
ワロスw
丁度口の開き方が舌打ちしてるみたいだw
875863:2005/11/18(金) 23:12:26 ID:NxvxwFt/
あげちゃったw
876名無しさん@ピンキー:2005/11/19(土) 13:53:01 ID:2dxIQVRQ
>>805が物凄く間違ってるのにビックリした
あんた妊娠するぜよ。

正しい安全日は整理前のみ
超危険日は排卵日
オギノ式でググレ
877805:2005/11/19(土) 17:15:07 ID:jGwF0dbK
ぬお〜、本当だ。すまんかった(´・ω・`)
生理中・生理後1〜2週間が一番危険みたいですね。
安全日は無いと思うのが一番良いですね。生理の周期って変わるから。
病気や妊娠の心配もあるし、やっぱりコンドーは必要ですね〜。
>>871
正直吹いたw
878名無しさん@ピンキー:2005/11/20(日) 00:51:35 ID:m9ce3Y1d
>>871
再うpキボンヌ
879:2005/11/20(日) 21:06:27 ID:zr/W2nTk
今書いてるのですが完成したら投下してOKでしょうか?
880名無しさん@ピンキー:2005/11/20(日) 21:51:59 ID:i396KLzw
おk、このスレの締め括りにひとつ頼もうか
881名無しさん@ピンキー:2005/11/20(日) 22:40:19 ID:Iyit8QoS
>>879
拒む理由などどこにもないですな〜、楽しみに待っております。
あ、でも連投する場合は容量だけは注意してくださいね・・・・
882名無しさん@ピンキー:2005/11/20(日) 23:36:53 ID:9bhqZWYi
皆さん、オギノ式では避妊してる事にはなりませんよ。
安全日っていうのは、比較的妊娠しにくい期間のことで、妊娠しない期間のことではありません。
883名無しさん@ピンキー:2005/11/20(日) 23:41:21 ID:yQjGciup
もういいって・・・
884月 ◆cpNuNaN3vQ :2005/11/21(月) 00:41:37 ID:jz+lZKbm
 ふと、深夜の事。外では雷が騒ぎ、雨が激しく家を叩いていた時だ。
 僕は揺れるろうそくを灯にして本を読んでいた。
 とんとん。
 戸を誰かが叩いた。
「誰?」
「いつきお兄ちゃん・・・」
 扉がそっと開いた。そこには涙目の少女が立っていた。
「千歳か。入っておいで」
 千歳は呼び掛けると黙って部屋に入ってきた。
「どうした、って訊かなくとも良いか・・・。雷が怖いんだろ?」
「うん・・・」
 安心させる為に片笑んで頭を撫でてやると千歳は嬉しそうな顔をした。
「今日は一緒に寝る?」
「うん」
 満面の笑みを浮かべ僕の布団に入り込む。本当に可愛い。
 産まれた時はあんなに小さかったのに女として成長している。
 最近は一人の娘として見てしまう時がある。理性がもう危ない。
 そんな風に物思いに老けながら見てたら千歳が不思議そうに首を傾げた。
「いつきお兄ちゃん?どうなさったの?」
「いや・・・ただ可愛いなぁ、と思ってね」
 そう言うと照れくさそうにうつむく。
 ぴかっ。
「きゃっ」
 雷に脅えて僕にしがみつく千歳をそっと抱き締めた。そして
「お兄ちゃ・・・ん!?」
 その時何を思ったのか。僕はその口を塞いでいた。
885月 ◆cpNuNaN3vQ :2005/11/21(月) 00:45:53 ID:jz+lZKbm
 すぐに自分の行動に気付き慌てて放す。千歳は呆けた顔で僕を見ている。
 しばらくして顔を真っ赤にし口をぱくぱくさせた。
「あわ、はぅ・・・」
 駄目だ。照れてる様子、しぐさ一つ一つが理性を崩す。
 もう躊躇うことを忘れてしまうだろう。そして、行動をとった。
「千歳、口を開いて・・・」
「う、うん・・・」
 そっと口を付け、そのまま舌を素早く入れる。
「んっ・・・!?」
 くちゅ、と唾液の粘着音が口から部屋に響く。
 僕はゆっくりと着物の中に右手を入れ、まだ膨らんでいない胸を触った。
「あっ!?」
 ぴくっ、と反応して跳ねる。更に触れると乳首が固くなった。
 そこに僕はむさぼりつく。
 どうしたら良いのか解らないのか千歳は首を切なく振る。
 もう片方の手を下の方へ持っていくと微かに湿っていた。指で筋をなぞる。
「くっ・・・お、兄ちゃ・・・ん・・・」
 邪魔な布をずらし、そこに指を出し入れする。
「ふぁっ・・・んに・・・そ、こ、汚いよ・・・」
 僕は微笑みを見せて顔をうずめた。
「綺麗だよ・・・千歳」
 舌を入れる。何も知らない無垢な花は甘酸っぱかった。
「んん・・・やぁぁぁっ・・・!」
 軽くいったらしい。
886月 ◆cpNuNaN3vQ :2005/11/21(月) 00:52:02 ID:jz+lZKbm
「はぁ、はぁ・・・」
 頬は紅く、荒い呼吸、はだけた着物。その姿に理性が崩れた。
 世間という軛も堰も僕には意味が無い。
「千歳・・・少し我慢してね」
「え?」
 僕はそっと千歳の中に固くなった物を沈めた。
「っ!い、たっ・・・ぁ」
 狭さの抵抗。千歳が力んでいるせいで尚更きつい。
「あ、あぁ・・・あぅっ!」
 入った。千歳がぎゅっと背中に手を回した。
「お兄ちゃん、痛い・・・痛いよぉ・・・」
 少しだけ抜くと鮮血が付いていた。
 後悔したが皮肉にも後悔は僕を崩した。僕は再び動かし始めた。
「いた・・・っ!やめ、てぉ・・・」
「我慢して」
 ゆっくり大きく千歳の中を味わう。
「あ・・・やぁ・・・」
 少しして千歳の反応が少し変わった。
 まだ痛いのか時折しかめてはいるが。
「くっ・・・」
 中の締め付けが強くなってきた。ただでさえ狭いゆえ達しそうだった。
「ぁんっ・・・くぅっ・・・ふぁ!」
 限界がお互いに近い。
「あっ・・・お兄ちゃん、私、私ね・・・くぁっ!」
「なんだ、千歳?」
「いつ、き・・・お、兄ちゃんっが大、好き・・・あぁぁっ!」
「僕もだよ、ぅぐっ・・・」
 そして僕等は兄妹らしく同時に果てた。
887月 ◆cpNuNaN3vQ :2005/11/21(月) 01:05:27 ID:jz+lZKbm
「はぁ・・・はぁ・・・大丈夫か、千歳?」
 呼び掛けても返事がない。それはそうだろう。
「すぅ〜・・・すぅ〜・・・」
 もう涎を垂らして寝てしまっているんだから。まだ、純粋な寝顔の千歳が。
 僕は千歳の腹に出した白い液体をさっさと拭き取った。
千歳の血が布団に染み付いてしまったが鼻血と言えば大丈夫だろう。
「樹月」
 襖が開いた。慌ててそっちに目をやる。
「見てたのか・・・睦月」
「まぁね。良いもの見せてもらったよ」
 俺の質問に楽しそうにくつくつと笑い答えた。
「ま、良いや。ところでさ、お前は千歳をどう思う?」
 突然の質問に睦月は一瞬反応が遅れたがすぐに
「可愛い妹と思うよ」
 と言った。
「そうか・・・なら、俺が貰って良いか?」
「勝手にしとけ。俺は紗重と八重狙うから」
「二人も狙うのかよ」
 僕と睦月の笑い声が室内に響いた。
 いつの間にかに雨は去り、月が静かに夜を照らしていた。
888名無しさん@ピンキー:2005/11/21(月) 01:47:28 ID:sbwGZ0fN
SS投下して容量埋めときますね。
889名無しさん@ピンキー:2005/11/21(月) 01:48:20 ID:sbwGZ0fN


意識が沈んでいく。
もう、穿たなくていいのかな?
このまま、淵から私は常世へ逝ってしまうのかな?

解らない。
解りたくない。

ずっと、ずっと後悔していた。
雨音ちゃんを打った時、奈落へと穿ち付けた時。
雨音ちゃんは私達を責めなかった。
痛みで泣き叫んでも、先に流されてしまったお兄さんの名前は呼んでも。

それがとても辛かった。
せめて私の方を見て罵ったり呪ったりしてくれれば良かったのに。

身を裂くような後悔の念。
私は雨音ちゃんを止める事も、諫めることも出来なかった。
久世の掟だからと、雨音ちゃんを穿つ事しか出来なかった。
そして、責められる事すらされなかった。

だからこそ、破戒が起きた時は思ったの。
逃げたいけど、怖いけど、鎮女の務めを果たそうと。

逃げ出そうとした侍女達が追い詰められて死ぬのも見た。
逃げ回る宮大工の人達が頭領の方に殺され、壁に塗り込められるのも。
雨音ちゃんのお母様を看取ったのも私。

次々と屋敷から人が消えていき、替わりに奈落から這い出て来た瘴気が屋敷を充満していく。
倉庫に仕舞ってあるお祓いの蝋燭も残り僅か。
最初は騒いでいた水面ちゃんも、次第に口数が少なくなっていった。

そして、全ての宮大工と屋敷の人達が人柱に捧げられた次の日。
当主様から、最後の儀式を務めるよう、私達鎮女に命が下された。


屋根裏部屋から入るお務めの間。
そこが、私達の終焉の場所だった。

「いや、いやぁぁぁ!!」

泣き叫ぶ水面ちゃんを押さえ込む。
何故か、涙が出ない。同じ鎮女を穿つのに、何でだろう?

「水面、これも、鎮女の、務めなの」

無表情で屈み込んだ氷雨ちゃんが、石杭をそっと胸板に添える。
更に激しく暴れる水面ちゃんを押さえ込みながら、私はずっとそれを見守り続けた。

木槌が振るわれ、鮮血が飛び散る間も。
断末魔の叫びが絶え、少し前までは暴れてた身体が動かなくなるまで。
私は、しゃくりあげながらも、涙を流す事は出来なかった。
890名無しさん@ピンキー:2005/11/21(月) 01:49:12 ID:sbwGZ0fN
朱に染まった巫女装束が、私に迫る。
押し倒されても、私は抵抗しなかった。

「時雨、貴方も」

覆い被さった氷雨ちゃんが虚ろな声音で私に囁く。
黒髪が私の身体にかかり、私はまるで、蜘蛛に捕まったチョウチョのよう。
自慢だった長い黒髪は、破戒からの日々のせいで、すっかり荒れ果ててしまっていた。

「務めを、果たして」

無言で頷く。
雨音ちゃんは、咎を受け入れた。
だったら、私も咎を受け入れよう。

木槌が振り下ろされる瞬間。
氷雨ちゃんの顔が、私の顔に、天井が、奈落の階段に思え。

「ごめん、ね……」

口の端から血を滴らせながら、私は最後の言葉を伝えた。


891名無しさん@ピンキー:2005/11/21(月) 02:06:23 ID:/mSwzrAQ
二作続けてGJでした。
>>887
千歳ものは久しぶりに見ました。乙です。兄弟がなんか軽い鬼畜だなw
>>890
ウガツンジャーってこういうの見ると可哀想になってくる・・・・
切ない作品GJでした・・・

書きたいのすべて書いたと言った矢先、何か書いてみたくなってる
漏れがいる・・・・新スレ行ってからにしよう・・・・
mou・・umetakunai
892月 ◆cpNuNaN3vQ :2005/11/21(月) 02:12:14 ID:jz+lZKbm
コメントくれた方、ありがとうございます。
893名無しさん@ピンキー:2005/11/21(月) 02:47:31 ID:/mSwzrAQ
季節外れの激しい雨が降る秋の夜。
リビングに対座している双子の姉妹。

「こうして澪と二人っきりなの久しぶりだね・・・・」

冷たい笑顔を浮かべる繭。

「そ、そうだね。お姉ちゃん・・・・」

なぜか引きつった笑顔で受け応える妹の澪。

「私、そろそろ寝るね、お姉ちゃん・・・」

澪は欠伸を殺し、椅子から立ち上がる。

「あっ・・・じゃ、私も・・・」

続く繭。
家の電気を消灯し、自分達の部屋に向かう二人。

自分の部屋の前で立ち止まると澪は一息ついた。

「それじゃ、おやすみお姉ちゃん。」

「うん、おやすみ澪。」

相変わらず薄笑いを浮かべている繭。
それから逃げるように澪は部屋にその身を滑らす。

・・・・・・・・・ガチャ・・・


「鍵閉めんな!!!ゴルアァァ(*゚Д゚)!!!」


おしまい。
894名無しさん@ピンキー:2005/11/21(月) 08:18:55 ID:VJSVWgio
千歳もの、ウガツンジャーもの、天倉姉妹もの乙、乙!!
小ネタで梅素晴らしい!
895名無しさん@ピンキー:2005/11/21(月) 10:14:05 ID:9eN1tVVl
おちんぽちんちん ちんぽろろーん

 おんちんちろろん ちんぽろろーん

ようじょの ちんぽを なーめなめ

 ょぅι゙ょの ちんちん なーめなめ!

なーめなめ
       なーめなめ♪

896名無しさん@ピンキー:2005/11/22(火) 17:49:35 ID:vAsFBUUI
あれもしかしてもう容量いっぱい?
897名無しさん@ピンキー:2005/11/22(火) 20:12:26 ID:8eQ1bQNM
あと37kbで500
898名無しさん@ピンキー:2005/11/22(火) 20:20:05 ID:dRflxFXr
ラブラブなところ見せ付けてやればいいじゃない!
899名無しさん@ピンキー:2005/11/22(火) 23:28:10 ID:ba7Wu7UB
次スレ立てる?
900名無しさん@ピンキー:2005/11/22(火) 23:39:13 ID:EsOlV+7y
レス数的にも900だからそろそろだね
901名無しさん@ピンキー:2005/11/23(水) 04:24:33 ID:qHTb+KHg
もう立てておいてこっちは埋めに入った方がいいのでは。
ここが回らないと激しく日々の楽しみが軽減されるんだよ(;'A`)
902名無しさん@ピンキー:2005/11/23(水) 08:28:38 ID:SV7p2w9q
903名無しさん@ピンキー:2005/11/23(水) 18:09:50 ID:qHTb+KHg
>>902乙!ということで埋めかぁ。 

この前駅で可愛い双子が走り回ってるのを、駅にいる人達が振り返り
ながら「双子かな?」「双子だね」「可愛いー」とか言ってるのみて和んだ。
天倉姉妹も言われてるはずだろうとか・・

って上手い産め小ネタ投下も出来ないorz
904名無しさん@ピンキー:2005/11/23(水) 21:04:38 ID:CSIZ1DEq
>>903
あー確かに言われてそうだw
しかもあんなに綺麗だから、周囲は騒然としそうだなあ。
905名無しさん@ピンキー:2005/11/23(水) 22:06:06 ID:mfbcAlg6

螢は苦悩していた。
何故、自分の固有スキル、『隠れる』は三人の技能で最も使えないんだと。

「第一、隠れる場所は少ないし、射影機手に入れたら倒した方が早いもんなぁ」

そんな愚痴を吐いていた彼の手元に、最強のアイテムが。

「ふっふっふっ、これなら、霊力が最弱の俺でも戦闘回避の点だけなら最強だぞ」

それは、茶色の箱であった。
横に「愛媛蜜柑」とロゴが印刷されている。
その箱を被って、螢は屋敷の中の移動を行う。
するとあら不思議。全ての悪霊達は螢が箱を被っている間は全く襲って来なくなった。

「ふ、はははは! どうだ、これなら奥の方まで無傷で潜入出来る、指示をくれ澪!」

調子に乗りながら進撃する螢。
だが、そんな彼の前に立ち塞がる悪霊達。
そう、特定のイベント霊は戦闘回避不能だったのだ!

「ようやく捉えたよ。我らは久世家の娘達……私は、久世・水面。貴方にこの世で最高の穿ち方をみせてあげるわっ!」

「お兄ちゃんはこっち! 私は久世・雨音。久世の掟を破った手並みを見せてあげる。腹違いの兄に対する愛なのっ!」

「私は久世・氷雨。お前にまだ見たことの無い、本当の鎮女の務めを見せてあげる。私の人形の間で」

「ごめんね……ごめんね……雨音ちゃんごめんね。私は、久世・時雨。大好きだった子を殺めた私の悲しみを知りなさい」

「秋人様!聞こえますか!私は久世・鏡華! 貴方に本当の艶髪を魅せてあげますわ!!」

そして叔父さん完敗。(主に鏡華に対して)
雑魚悪霊との戦いを完全回避してたため、カメラが全くパワーアップしてませんでした。

「ぐわぁぁぁぁぁ!!」
「何があったの! 螢さん、返事をして! 螢さぁぁぁぁん!!」


 終わり
→性欲を持て余す
906名無しさん@ピンキー:2005/11/23(水) 22:40:57 ID:RNTsrCFL
>>905
ワロタwww
MGSな零もイイ!!
907名無しさん@ピンキー:2005/11/24(木) 08:14:07 ID:G53WQ0oE
通りすがりの男が「ウガウガ゙シテー」ってうるさいから
尻の穴に杭をあてて死ぬほどウガウガしたら
「オグファー…ブルスコ…オグファー…ブルスコ…」ってなった。


最初は面白かったんだけど、なんかキモくなったので
鏡華さん呼んで首元に思い切り抱きついて貰ったら
「ジャンプァ」みたいなこと言いながらすごい勢いで飛んで行った。
908名無しさん@ピンキー:2005/11/24(木) 10:42:33 ID:AiwRhXuY
このスレも900台の土壇場になって、蝶名作が次々と…
909名無しさん@ピンキー:2005/11/24(木) 19:57:21 ID:pa9rKK69
>>907の話か?
910名無しさん@ピンキー:2005/11/24(木) 22:42:20 ID:Vtmtc7Wb
ワロタ
911名無しさん@ピンキー:2005/11/24(木) 23:15:14 ID:2/fNHr+O
>>907
元ネタは何?
912名無しさん@ピンキー:2005/11/25(金) 00:11:09 ID:F/pv8QL/
913名無しさん@ピンキー:2005/11/25(金) 20:33:28 ID:LEK0rcFC
まだ埋まらんのか、このスレは。
914名無しさん@ピンキー:2005/11/26(土) 12:12:39 ID:pKkffYId
ただ落ちるくらいなら点呼でもとりたいな。
まだ人いるのかねココ。
915名無しさん@ピンキー:2005/11/26(土) 17:26:02 ID:Rwep7P7y
はいはーい。いますよ〜ん
916名無しさん@ピンキー:2005/11/26(土) 17:35:39 ID:ekTlK40A
ロムだけですがノ
917名無しさん@ピンキー:2005/11/26(土) 17:56:55 ID:fespTps7
ノシ

んじゃ、あえて聞いてみよう・・・・
皆さん今どういうの読みたいんですか?
カップリング&シチュなどは?
918名無しさん@ピンキー:2005/11/26(土) 18:14:46 ID:ISqeB2Ou
無論澪繭
919名無しさん@ピンキー:2005/11/26(土) 18:16:28 ID:AhbmPNT0
鏡華スキーとしては、叔父さん×鏡華だね。
シチュは着物の間での監禁プレイ。
ぞわぞわと増えまくった髪によって閉鎖された部屋の中で叔父さんが無体な事をされまくる。
920名無しさん@ピンキー:2005/11/26(土) 19:19:05 ID:pKkffYId
皆ども。まだまだここも大丈夫だなや。
>>917
優雨怜で事故前夜。

澪繭で約束ED後就学旅行。

ウガツンジャーや鏡華(久世家)もの

とかかな。
921名無しさん@ピンキー:2005/11/26(土) 21:08:55 ID:m4dBJD4/
毎年この季節になると言ってるんだけど、
登場人物に特にこだわりなしで、クリスマスもの。
最後はしあわせになるのがいい。
922月 ◆cpNuNaN3vQ :2005/11/27(日) 01:49:32 ID:LtWBSj9q
>>921
クリスマス頃にそのネタ頂きます。
923名無しさん@ピンキー:2005/11/27(日) 01:55:15 ID:W08AGlGT
零はキャラじゃなく、物悲しさや単純に霊の恐ろしさで好きなゲームだから
別にエロいのには興味ない・・・とか言って怒られてみるテスト。
ごめん、だったらここ見るなって感じだろうがやっぱ好きなゲームのキャラが
話になってたら見たいんだよ。本当にごめん。ごめんな。
924名無しさん@ピンキー:2005/11/27(日) 02:39:52 ID:oqad+HJa
>>923
それはキャラが好きなんじゃまいか?w
ゲームを好きになる要素にキャラは確実に入ってくるよ。

漏れもエロがなきゃ嫌だってわけではないが、ここで書くからには
なるべく入れるようにしてるな、もちろん嫌いなわけではないし・・・

っつーわけで、怜と深紅でクリスマスかな?
来年のクリスマスには書いてみようwwww
925名無しさん@ピンキー:2005/11/27(日) 06:03:31 ID:v3TTild0
クリスマス企画ね……。こんなのはどうだろ?



きよしこの夜。
聖夜の夜空を過ぎる一つの影があった。
それは、四人の巫女幼女に担がれた駕籠である。
間違っても、教父聖ニコラウスを起源とするお馴染みのサンタクロース等ではない。

四人の幼女はクリスマスなのに、『鎮め歌』を斉唱しながらばく進する。
雰囲気ぶちこわしである。だけど、本人らは気にも留めずに空を突き進んでいく。

やがて、一行はとあるマンションの四階のベランダに辿り着いた。
小心者なこそ泥の自縛霊が見上げている、ごく普通のマンションのベランダである。

彼女らに窓もカーテンも関係無い。
全てすり抜けてそのまま突入した四人と1個の籠は、ようやく其所で止まる。
四人は籠をそっと降ろした後、籠の中に入っていた木槌と石杭を取り出して構えた。

『あ、なにこれ……美味しそう』
『こら、余所見をしないの』

テーブルに置きっぱなしになっている洋風料理の数々に見とれた幼女の1人をリーダー格の幼女が諫めた後。
4人は奥の部屋……即ち、寝室へと壁をすり抜けて入っていった。
途中、ピカピカ光るもみの木に4人中3人がびびりながらも。

奥のベットに横たわる二人。
シーツがするりと剥がされても起きる気配はない。
1人は半透明で全裸な美女。もう一人は、普通の人間で全裸な男。
酷く痩せこけ、うんうんと魘されながらも眠っている。
一度に引き下ろさなくて良かった。下まで見えたら、四人中3人は確実にパニックになったはずだ。
思慮深いリーダーに感謝しつつ、四人はターゲットである男の方へとにじり寄る。

そう、娘を籠絡しあまつさえ連れ去った男に対する報復を久世家当主から指示されていたが為に。

『いいわね?』

リーダー格の言葉に残りが頷き、ベットの横に移動する。
四人が並び、男の裸の胸板に、一斉に石杭を向けようとしたその瞬間。

「せ、セイセイ言うな高橋-------!!」

急に起き上がり、絶叫する男。
同時に、滑り落ちるシーツ。

『『『『………ぁ』』』』

そして、四人八個の瞳に見えたもの。それは。

持っている石杭よりも断然太くて隆々とした道祖神様。

『『『『………き、きゃぁぁぁぁぁぁ!!!!』』』』


果たして、聖夜の夜は無事に明けるのだろうか?

【クリスマス編が有ったなら続く】
926名無しさん@ピンキー:2005/11/27(日) 08:43:29 ID:hf1vYr0+
クリスマス編GJ。ウガツンジャー達かわいいなあ。
搾り取られながらも元気な一物を持つ男、螢ワロス。
駕籠の中は誰が乗っているのか期待。
927名無しさん@ピンキー:2005/11/27(日) 13:16:42 ID:d88MXycB
>>925
螢は久世家に大人気だw
>>926
籠の中には穿つ道具一式四人分が入ってたのでは?
928名無しさん@ピンキー:2005/11/27(日) 16:35:50 ID:/EYXQ1qn
保管庫がしねばいいとおもう
929名無しさん@ピンキー:2005/11/28(月) 12:18:03 ID:b/o0j1A4
真冬深紅、澪繭、怜優雨螢が一同に会してダベル会みたいなのを職人様やロムの人
入り交じって連作みたいにする・・とか出来ないかな?
930名無しさん@ピンキー:2005/11/28(月) 17:18:15 ID:Hb3iUk2p
さらっと難易度高いこと言うもんじゃないぞ
931名無しさん@ピンキー:2005/11/28(月) 18:21:48 ID:/RcKYEyh
こっち埋めんことには新スレも進まんかな?・・・・
932名無しさん@ピンキー:2005/11/28(月) 20:22:20 ID:3rP3LgLS
じゃあしりとりでもしよう

鎌を持った男

933名無しさん@ピンキー:2005/11/28(月) 21:13:22 ID:7tCKAw2P
こーまんをいじられる澪
934名無しさん@ピンキー:2005/11/28(月) 21:16:28 ID:05H48jim
おまんこをなめずりあげられる澪
935名無しさん@ピンキー:2005/11/28(月) 21:21:34 ID:tbyB5a9E
お姉ちゃんフィーチャリングペニパンにあらゆる角度から突きこまれまくる澪
936名無しさん@ピンキー:2005/11/28(月) 21:22:23 ID:/RcKYEyh
お前らアホだろwwwwww
937名無しさん@ピンキー:2005/11/28(月) 21:35:49 ID:SG4Pgh1h
テス
938名無しさん@ピンキー:2005/11/28(月) 22:04:18 ID:jcUSj7ZU
>>926 >>927

感想ども。
駕籠は行きは道具入れ、帰りは拘束した鏡華を乗せて帰る為に持って来ました。
あの、入り口の上に奉ってあるあの駕籠です。クリスマスに続き書くかは覚えてたらでw
939名無しさん@ピンキー:2005/12/01(木) 00:59:44 ID:8weckGfK
保 管 庫 が し ね ば い い と お も う
940名無しさん@ピンキー:2005/12/01(木) 15:34:07 ID:OV5VCgsw
埋める気あんのか貴様らああああああああ
941月 ◆cpNuNaN3vQ :2005/12/01(木) 21:28:54 ID:HcIDZZlX
埋めの懺悔レス。

実は紅い蝶しか持ってません。
942名無しさん@ピンキー:2005/12/01(木) 22:07:58 ID:uLGbjBvs
あっ、俺も刺青買ったけどやってない…
943名無しさん@ピンキー:2005/12/02(金) 00:06:33 ID:zeRng+aG
漏れ、一回しかクリアしてないorz
944名無しさん@ピンキー:2005/12/02(金) 02:30:17 ID:KhCX3gmz
>>940
おっぱい小僧AAでも貼り付けて無理矢理埋めるか?ウン?
945名無しさん@ピンキー:2005/12/02(金) 18:24:26 ID:F9A9JnO0
ume
946名無しさん@ピンキー:2005/12/02(金) 20:54:30 ID:yg8kTKfK
梅さん!
947名無しさん@ピンキー:2005/12/02(金) 22:11:15 ID:jTL+Lq0S
無印を途中でリタイアしてしまいました。すいません…
948名無しさん@ピンキー:2005/12/02(金) 22:45:59 ID:mVKtcHE4
>>947
まあ、紅蝶、青やった後は正直きつい・・・・・
949名無しさん@ピンキー:2005/12/03(土) 03:07:57 ID:W718kIY4
最初にやっとくべきだったな。
無印からやったら
紅い蝶 澪繭かわいいよ澪繭
刺青  怜深紅エロイよ怜深紅
って感じになるぞw
950名無しさん@ピンキー:2005/12/03(土) 11:13:14 ID:ZTyZglNV
エロパロで、「最初にやっとくべきだったな」。

一体どんな助言なのかと思ってしまった。
951月 ◆cpNuNaN3vQ :2005/12/03(土) 17:39:36 ID:tWsSxpMo
埋めレス。

桐生姉妹って撫でやすい身長だよなぁ・・・と玉露を染々。
952名無しさん@ピンキー:2005/12/04(日) 12:20:13 ID:m1yoGdur
あ、焦った。

桐生姉妹って撫でやすい身体だよなぁ・・・と玉露を染々。

って読んだ。
なんか、えろ!ッて思った。
いや、エロスレだけどさ。
953名無しさん@ピンキー:2005/12/05(月) 00:26:54 ID:3HL+U9oz
梅田手
954月 ◆cpNuNaN3vQ :2005/12/05(月) 03:13:36 ID:9ELIumOT
埋めレス。

絵を描いたのはいいが何を描いてたのか忘れた。何故かメガネ付いてるし。
バランス悪いなぁ。

ttp://h.pic.to/55ojo
955名無しさん@ピンキー:2005/12/05(月) 20:53:15 ID:2gZQ1RL2
なんでコテハンなの?
956名無しさん@ピンキー:2005/12/06(火) 02:02:01 ID:4x6F8ygz
ume
957名無しさん@ピンキー:2005/12/06(火) 16:32:05 ID:ucIE/3CJ
>>955
そうしないと手が疲れるし、
止め打ちがめんどくさいからです。
958名無しさん@ピンキー:2005/12/06(火) 17:13:17 ID:ucIE/3CJ
いい加減埋め立て汁!!

「お姉ちゃん、ぼーっとしちゃって、大丈夫?」
「ん?・・・・ちょっとね・・・・」
「何?何?・・・あ!まっさか〜・・・・恋の悩み?」
「え!!・・・澪!・・・何で分かったの?」
「あー!!!ほんとに〜!!!・・・ねえ!?何!?相手は!?誰!?」
「え・・・澪・・・・・聞いても・・・・・・驚かない?・・・・・」
「え?何で?・・・別に驚かないよ・・・」
「ほんとの、ほんと〜に!・・・驚かない!?」
「もう!!大丈夫だって!・・・・」


埋めたい方続いてくだされw
959名無しさん@ピンキー:2005/12/07(水) 01:43:59 ID:y7soJNHb
空気嫁ない漏れが産め
960名無しさん@ピンキー:2005/12/07(水) 03:08:43 ID:57HNu2KC
>>958
その会話の内容では澪は繭が何を言うか本当はお見通しなんだな。
そしてここの住人も繭がいう事はお見通しなんだな。



この二人はいつも好き好き言ってりゃいいよ!!
961名無しさん@ピンキー:2005/12/07(水) 16:39:48 ID:I9BnsMJ/
澪と繭がののしりあえば満足か?
962名無しさん@ピンキー:2005/12/07(水) 17:55:33 ID:uF2A+tO9
そういうプレイなのか
963名無しさん@ピンキー:2005/12/07(水) 18:33:00 ID:M20iwTFP
当て馬として螢
964名無しさん@ピンキー:2005/12/07(水) 19:50:59 ID:kjjRkrB5
↑をどうぞ皆さん好きなだけ罵ってやってください。
965名無しさん@ピンキー:2005/12/07(水) 21:10:00 ID:X0rkdbwo
>>964 馬鹿!クズ!
966名無しさん@ピンキー:2005/12/07(水) 21:49:18 ID:uF2A+tO9
>>963-966
氏ね、氏んでしまえゴミどもが
967名無しさん@ピンキー:2005/12/07(水) 22:34:35 ID:vctc/JIf
>>966
自虐プレイ・・・・・
やるなおまい・・・
968名無しさん@ピンキー:2005/12/07(水) 22:58:20 ID:phtQEyIo
>>985
「あ、あのね……実は私………澪のことが…好きなの、おかしいよね?…姉妹なのに………」
969名無しさん@ピンキー:2005/12/08(木) 01:21:17 ID:3Jmg7uj8
澪「m9(^д^)プギャー」
970名無しさん@ピンキー:2005/12/08(木) 05:09:56 ID:f5nwoLaD
繭「⊂二二二( ^ω^)二⊃ ブーン」
971名無しさん@ピンキー:2005/12/08(木) 21:17:25 ID:HXt0Dr4q
>>968
澪「じゃあとりあえず一発させて」
972名無しさん@ピンキー:2005/12/08(木) 22:39:06 ID:HajFaU2z
繭「うはwwwwおkwwwwww好きにしてwwwwwww」
973名無しさん@ピンキー:2005/12/08(木) 23:03:26 ID:bgPFkk2M
澪「ちょwwwwおまwwwwwなんで生えてんだよwwwwwwwwwwww」
974名無しさん@ピンキー:2005/12/09(金) 00:20:00 ID:PN/9OxZH
すんげえ姉妹ww
975名無しさん@ピンキー:2005/12/09(金) 00:28:30 ID:PN/9OxZH
>>968
まあ、リアルで続くとなるとこうか?

「お姉ちゃん・・・」
「ご、ごめんね、今の忘れて・・いいよ」
「うん・・・・」

そしてその夜

「・・お姉ちゃん、眠った?」
「・・・ううん、どうしたの澪?」
「入って・・いい?」
「うん・・」

ゆっくりと繭の部屋に入ってくる澪

「・・・どうしたの澪?」
「さっき、お姉ちゃん言ってたよね、私のこと好きって」
「う、うん・・でもあれは」
「私も」
「え?」
「私もお姉ちゃんのこと・・・好きなの」
「澪・・・」

見詰め合う二人。そしてどちらともなく近寄って顔を寄せ、額を合わせる。

「・・・久しぶりにお姉ちゃんと眠ろっか?澪・・」
「うん」

そして、しばらくして、繭の部屋の電気が消えた。

・・・後はもうハアハアな展開なんだろうな。
976名無しさん@ピンキー:2005/12/09(金) 00:30:14 ID:y800ZDui
暗闇で枕投げでもしてんじゃね?
977名無しさん@ピンキー:2005/12/09(金) 08:46:00 ID:ITDC53We
>>975はノーマルED
>>976はフェイタルED
>>971-973はナイトメアED
虚見たら生えちゃったな澪モノが好きだ。
978名無しさん@ピンキー:2005/12/11(日) 13:00:24 ID:wyYC3Uup
投下。散文の上、エロ無しスマソ。


ずっと、一緒だよね。約束だよね。
――……テ……
「…澪、ごめん…」
――…ロ…シテ…
「やっぱり私…行かなきゃ…」
――…ころシテ…
「ひとりで…逃げて」
――コロシテ。
――コロシテ。
――コロシテ。
呼んでる。叫んでいる。もう一人の私が。
「お姉ちゃん、どうしちゃったの!?」
叫んでいる。聞こえる。これは、私と同じ叫びだわ。
八重。
澪。
――…置イテ行カナイデ…!
紅い蝶が、溢れて羽ばたく。ずっと仕舞って置いた想いが溢れて乱れる。
紅く。紅く…。
もうすぐ私は壊れてしまう。
だから、その前に…逃げて。
「何があっても、澪の事…許すから…」
お願い、逃げて。
――…オネガイ…コロシテ…
早く。早く。
「お姉ちゃん…?」
お願い、早く。
「お姉ちゃん…お姉ちゃん…!」
私が私でいる内に。逃げて。
――…コロシテ。
鳴々、遠くで声が聞こえる。懐かしい声。
「八重、早く来て…」
早く、殺して。
約束したよね。ずっと、一緒だって。

紅い蝶が入り乱れて、私を強く呼んでいた。


終わり。
979名無しさん@ピンキー:2005/12/11(日) 13:24:02 ID:cmJcJmwi
>>978
飲まれて行く繭視点ってそういうことなんだろうな、やっぱ。
それとも嬉々として飲まれたのかな。
まるで初めから八重と繭、一人の人間だったみたいに。
分からんけど。

でも、差し伸べられた手に気づいていたら、繭は生きようとしたような気もするんだよな。
980名無しさん@ピンキー:2005/12/11(日) 15:36:11 ID:rJy5hXTr
>>978
イイ!小説やファンブックなんかみると繭そんな感じだよね。

乗っ取られる時て熱に浮かされながら半分夢みてるみたいな感じだったのかな。・・怠そう
981978:2005/12/11(日) 16:54:25 ID:wyYC3Uup
>>979-980
コメントどもです。
乗っ取られるってそんな感じかもですね。
自分も書いててちと怠くなった…。
982名無しさん@ピンキー:2005/12/11(日) 22:10:50 ID:18CbWo5F
澪に襲われる繭
983名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 00:28:28 ID:OpqlzHz/
>>977
生えたって・・ちょそれいいなww
984名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 14:14:21 ID:UWM2OkEd
>>982-983
時代は今君達のSSを求めている。


さぁ生えて繭を襲う澪を書いてくれ!
985名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 20:46:30 ID:9wmePKtq
>>984

澪「お姉ちゃ〜ん」
繭「なに?澪・・・」
澪「こんなのが生えちゃったw」
繭「うはwwwwちょwwwwそれGJwww」

・・・スマソ正○位本番は、誰か書いてくれ

986名無しさん@ピンキー:2005/12/13(火) 14:59:36 ID:y3uu5Qtw
正常位イイ!

繭ってしょっちゅうくっついてくるから
約束後なんかのラブラブ状態で生えたりしたら澪、ところかまわずタチッぱなしだべー
15なんてもーピンピンだったな・・
987名無しさん@ピンキー:2005/12/13(火) 16:15:05 ID:d+ju0nZY
>>986
・・・引くわ〜
988名無しさん@ピンキー:2005/12/13(火) 17:53:56 ID:jNXmPpoQ
>>988
得ろパロでそういう空気読めてないレスの方が引くわ〜
989名無しさん@ピンキー:2005/12/13(火) 18:28:21 ID:u2otM9/R
>>988
まったくだな。
990名無しさん@ピンキー:2005/12/13(火) 22:00:16 ID:1I5y0o3t
>>986
確かにww

繭「よかった、助かったね澪♪・・・澪?」
澪「・・・お、お姉ちゃんご、ごめんっ!」
繭「きゃ・・み、澪っ・・!」

・・・・以下粛清・・

・・・秘密の場所に戻るまで何度ヤルんだろうか・・
991名無しさん@ピンキー:2005/12/14(水) 17:16:47 ID:4Q0FkrIl
>>988
いやァ、全くだ。
992お姉ちゃんどいて!そいつ撮れない!:2005/12/14(水) 23:18:25 ID:1BAOwgOQ
ttp://www.h4.dion.ne.jp/~kakumei/erogame67.htm

「天倉 澪」

怨霊蔓延る村に迷い込むという非常事態のわりには、
隙あらば「繭」のパンチラ写真撮影に勤しむプレーヤーの魂の代弁者。


「天倉 繭」

妹に対して冗談じゃ済まされないレベルの感情を抱いている。
大概のヒロインは決して「ある一線」を越えないが、
この手のタイプは思い詰めると人殺しもしかねないので怖い。
993名無しさん@ピンキー:2005/12/15(木) 01:08:15 ID:yZ96+V+Z
既出も既出なわけだが
994名無しさん@ピンキー:2005/12/16(金) 00:03:31 ID:cOFWAFlY
995名無しさん@ピンキー:2005/12/16(金) 02:55:34 ID:VT/+3i+v
>>992
しかも全ッ然おもしろくないわけだが
996名無しさん@ピンキー:2005/12/16(金) 08:11:38 ID:Vfr7kEg5
まぁ的は得てるからいーでないの。

どっかの勘違い批判サイトよりはまったくイイ。
997名無しさん@ピンキー:2005/12/16(金) 10:41:07 ID:Syyl6pzP
批判サイトもそうだがエロゲの感想サイトってのもよくわからんな
998名無しさん@ピンキー:2005/12/16(金) 13:40:56 ID:wo37oayy
主観でしかないから998だ。
999名無しさん@ピンキー:2005/12/16(金) 13:41:17 ID:wo37oayy
999
1000名無しさん@ピンキー:2005/12/16(金) 13:41:57 ID:wo37oayy
1000なら零オールインパック発売。
10011001
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