零 紅い蝶の繭&澪&千歳でハァハァ 弐

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1名無しさん@ピンキー
零〜紅い蝶の姉妹と千歳タンでハァハァ
どの娘が好みとか調教して楽しむ等 とにかくハァハァするスレ

個人的には、深紅・キリエ・八重・紗重でも(;´Д`)ハァハァ。

前スレ
零〜紅い蝶の繭&澪&千歳でハァハァ
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1070726539/

公式ページ
http://www.tecmo.co.jp/product/zero2/
2(´・ω・`):04/01/14 23:30 ID:KVOCiIr9
2GET
3名無しさん@ピンキー:04/01/14 23:32 ID:28bAQoz6
ずっと待ってたんだよ・・・
>1
4名無しさん@ピンキー:04/01/14 23:43 ID:0BCcyHtw
>>1
5(´・ω・`):04/01/14 23:43 ID:KVOCiIr9
成長し、やや大人に近づいた年頃の二人・・・。
クラスは違えど、登下校は一緒。
むしろ忘れ物の貸し借りも姉妹の間で
行われていた。澪の行動はいつも繭が
しっかりとみていたのであった・・・。

「澪は・・・大事な妹なの。誰にも渡さないんだから・・・」

「ねぇ澪〜今度一緒に遊びにいこうよー、
たまには一緒にカラオケ行こうよ〜。」
学校が終わり、かばんに教科書を詰める澪に
友人は話しかけた。
「うん・・・いいけど・・・その・・・」
澪の目線の先には、嫉妬深く見つめる瞳があった。
繭がこっちをじーっと見てる。
「お・・・おねえちゃんも一緒でいい?」
(なんでこんなときにいるんだよー!)
「えー?繭もぉ?繭ってノリ悪いじゃん。」
−(澪、心の声)う、うしろぉぉぉ!!−
繭の顔がかなりひきつっている。
怒りを押し殺し、いつものようにボソッとつぶやく。
6(´・ω・`):04/01/14 23:45 ID:KVOCiIr9
「・・・澪、帰ろう。」
(このブス・・・澪を誘惑しないでよ)
「わっ!?繭!?いつからいたのよ!?」
「・・・授業終わってすぐ。澪と一緒に帰るから」
「お姉ちゃん・・・今ちょっと話してるから・・・」
「足・・・痛いなぁ。」
「・・・ごめん、また今度ね!!じゃあ!」
「あ、澪!!ちょっと!!!」
友人の誘いを断り、逃げるように澪は
教室をとびだした。
(ちくしょう!あたしだって遊びたい年頃なんだからねっ!!)
「・・・くすっ」
(澪を奪おうなんざ1000年早いのよっ!)

家に帰り、宿題を終わらせ、日記を書いていると
うしろに繭がたっていた。
「澪・・・今度・・・あの場所にいこうよ・・・
ダムに・・・沈んじゃうんだって。
ねぇ・・・最後にもう一度だけ行こうよ・・・」
(思い出の場所・・・わたしが澪を独占できるように
なったあの場所・・・うふふ。)
「えー・・・危ないし・・・それにおねえちゃん
足・・・痛いでしょう?山道は特に・・・」
(馬鹿か?自爆する気?てゆーかまた怪我したら
往復びんた千回+正座10時間じゃすまないわ・・・)
「澪、お願い・・・」
(あの場所でまた記念日を作るの!)
7(´・ω・`):04/01/14 23:45 ID:KVOCiIr9
「でも・・・危ないし・・・」
(かあちゃんが怖いんだって!!)
「澪・・・」
(ほぉ?わたしにさからうのかぃ?)
「・・・わかった。気をつけてね。」
(あー!!本当はその日カラオケいくはずだったのにーっ!!)
こうして、次のお休みに二人は思い出のあの場所へ
行くことになったのであった。

「綺麗・・・昔と、変わらないね」
(わたしたちが大人になった以外は)
「・・・そうね。沈んじゃうなんて、もったいない」
(むしろ沈んでくれ)
「澪・・・」
「何?」
「手・・・にぎってもいい?」
「・・・は?」
(な、何これ!?)
「ずっと・・・一緒じゃない。」
「あぁ、うん。」
(なんか最近おねえちゃんおかしいよ)
1分もたたないうちになんか恥ずかしくなって
澪は手を離し、反対側を向き、背中合わせの形になった。
(目を合わせたら終わりだ!!)
「おねえちゃん・・・足、痛い?」
(さっさと帰ろう・・・)
8(´・ω・`):04/01/14 23:46 ID:KVOCiIr9
「うん、少し。でも・・・大丈夫」
(これしきで!!今日私はおねえちゃんからお姉様になるんだからっ!!)
澪はぼーっと過去の思い出を振り返っていた。
繭が足を怪我したあの日のことを。
いや、繭の束縛を受けることになった日を・・・。
一通り思い出し、ちょっと鬱になった。
そろそろ帰ろうと後ろにいる繭の方を見た。
・・・しかし、繭の姿はない。
「おねえ・・・ちゃん??」
(また迷子か!!)
よくあたりを見回すと紅い蝶を追いかける繭の姿が
あった。山道を足を引きずりながら走っていく。
「おねえちゃん、おねえちゃん!!」
(母ちゃんにぶっ殺される前に捕まえなくては!!)
(うふふ・・・ついてきてるついてきてる♪
しかしこの紅い蝶・・・なんか不思議)
「おねえちゃん!!」
(このドリームジャンキーがっ!!)
しばらく進むと澪の周りを闇がつつんでいた。
どうしようもない、絶望に襲われた気分になる。
「何これ・・・!?やだ、怖い!!」
(もー、ただでさえ不気味な山なのに!!!)
元来た道がわからない。しかし繭はまだ蝶を追っている。
(えぇいっ!!朝帰りのお仕置きは覚悟だ!!)
澪は必死に繭のあとを追っていった。
9(´・ω・`):04/01/14 23:47 ID:KVOCiIr9
繭と白い着物の女性の姿がかさなった。
一瞬はっとしながらも澪はそれを追っていった。
(怖がってる場合じゃない・・・おねえちゃんが不気味なのはいつものことだ!!)
繭に追いついてきた。追いかけていくと炎のような
ものが見えた。とりあえず灯りを目印に澪は走った。

繭はそこでぼーっとたっていた。
そして、そこは丘になっており、丘からは村が見えた。

「地図から消えた村・・・」
(げっ!?まさか本当に迷い込むなんて・・・)
「・・・おねえちゃん!?」
(まーった変なことを・・・)
とりあえず二人は村のほうへ足を向けた。
さっきまで先頭を走ってた繭は澪の後ろに
ぴったりとくっついた。
10(´・ω・`):04/01/14 23:49 ID:KVOCiIr9
「怖いの・・・ここ・・・嫌な感じ。」
(うふ。澪の背中あったかい)
「・・・わ、わかった。あたしが先頭あるくから・・・」
(おねえちゃんのほうが怖い・・・)
「澪・・・おいていかないでね」
「おねえちゃん・・・あまりくっつかないでね。」
(何されるかわかんないから・・・)
「・・・うん。でも・・・おいていかないでね」
(チッ!でも隙あらば抱きついてやる!)
澪は前後左右(特に後ろ)に注意を払いながら
坂道を下っていった。しばらくいくと、何か
落ちていた。黒いハンドバックで中には新聞の切抜きと写真が入っていた。

「私たち以外に・・・だれかいるのかな?」
(チッ!邪魔がいたか!!)
「・・・うん。」
(よかった・・・二人だけだったらマジやばいし!)
新聞の切り抜きはダム調査にやってきた男性が行方不明に
なったというもので、写真はきっとその男性のようだ。
隣には恋人らしき女性がうつっている。
「この人たちも迷い込んだんだ・・・」
(チッ!恋人同士でいちゃつきやがって!!)
「でも・・・男の人は行方不明なんでしょ?」
(やばいなぁ・・・女の人だけでも会えればいいなぁ)
とりあえずその人たちを探すことにした澪。
ややぶーたれてる繭。少し歩き、村の入り口らしき場所までやってきた。
家が立ち並んでいるが人気はない。
11(´・ω・`):04/01/14 23:50 ID:KVOCiIr9
しかし、女性らしき人物が家の中に入っていくのが見えた。
澪は女性を追うことにし、家の前に急いだ。
「まって、澪・・・足が・・・」
(ゴラァッ!!逃げるんじゃないよっ!!)
「じゃあ家の前でまってるから」
(絶対家に入る!!じゃなきゃ危ない!!)
しかし家のほうに気配はない。
うーん・・・澪は家をじーっとにらんでいた。
澪の肩に手が触れた。
「おねえちゃん・・・」
(うわー・・・さわってきた・・・やばい!!)
しかし、繭はすーっと家のほうへと足を進めて
いったのである。しかし肩にはまだ重量感がある。
「・・・え?」
(な、何!?お姉ちゃん幽体離脱!?)
後ろを振り向いたが、誰もいなかった・・・。

一か八かで二人はその家に入ることにした。
(絶対、女の人と合流できますように!!!)
(絶対さっきの女は幽霊でありますように!!
幽霊なら邪魔しないわ!!)

12(´・ω・`):04/01/14 23:51 ID:KVOCiIr9
今日はここまで(´・ω・`)
13名無しさん@ピンキー:04/01/15 00:17 ID:f96O+eJK
>>12
雛咲の社にあったやつだろ、これ?
14名無しさん@ピンキー:04/01/15 00:41 ID:pZld9/ll
真澄さん・・・、
せっかくスレが立ったのに・・・、
樹月と睦月のラブリーな話が全然無いのは・・・、
どぉおしてっ!?(美也子さん風に)


15名無しさん@ピンキー:04/01/15 03:25 ID:DNFz0Hav
ぼうやだからさ
16名無しさん@ピンキー:04/01/15 04:11 ID:ZZJ+Vi+D
朝まで生大償 
1、キリエと紗重はどちらが強いのか?
2、制服と和服はどちらが萌えるか?(襲う側からして)
3、千歳・深紅・繭・澪にハァハァ
17名無しさん@ピンキー:04/01/15 04:37 ID:e1Bd6fOW
「おねえちゃん、お風呂沸いたよ…あれ、おねえちゃん?」
おねえちゃんは、おこたの中に手いれて、おこたにつっぷしたまま、ぴくっ、ぴくっと痙攣していた。
冬休みに入ってもう10日がたった。
私がおねえちゃんのご飯の中にえっちぃになる薬をたっぷりと入れてるせいもあるけど、おねえちゃんはちょっと刺激すると気を失うまでおなにぃしまくる、とってもえっちぃなおねえちゃんになってしまいました。
雪が積もってどこにも行けないし、私に甘えまくり。髪もすいてあげるし、歯も磨いてあげるし、爪も切ってあげるし、ご飯も食べさせてあげるのは当たり前で、今では口移しでご飯を食べさせないとすねて不機嫌になってしまうくらい。
ちょっと私が見えなくなると、不安な顔で私を探し回る。意地悪して隠れて見ていると、捨てられた仔猫みたいに泣きそうになって、すっごく可愛い。にししし。
「しょうがないなぁ…よだれ拭いたげるね〜」
おねえちゃんの目は、まだとろーんとしていて焦点があってない。
「ふぇ? あ、みお…してないろぉ…おなにぃなんてしてないかあらぁ…」
「ぷぷ。いいよ、いいよー。おねえちゃんといえばおなにぃ、おなにぃといえばおねえちゃんだしね〜おやつ食べてから、ずーっとおなにぃしてたんだよね〜気を失うまでおなにぃするなんてさすがだよね〜」
つんつんと頬をつつく。
「う…う…」
「ほら、お風呂入って。それから、ずっとパジャマのままだから、洗濯機に入れといてね」

18名無しさん@ピンキー:04/01/15 04:38 ID:e1Bd6fOW
(澪のばかぁ…)
パジャマを脱ぐと、洗濯機の中に放り込み、ちらりと鏡を見てみた。
(いままでぶかぶかのパジャマを着ていたせいでちょっとわからなかかったけど…)
鏡の中の私は、あきらかに前と違っていた。双子なのに、澪の身体はスレンダー。手足がすらりと長くて、カッコイイ。アイドル並。それにひきかえ、私の身体は…おなかの周りはさほどでも無いけど、とにかくお尻が大きくなった。それに…
(こんなに胸が大きくなるなんて…すっごくいやらしい…)
下からそっと掬い上げてみる
「ふあぁあああぁあっ!……はっ、はっ、はぁっ」
(いま、ちょっと触っただけでイきそうになっちゃった…私、どうしちゃったんだろう。澪にちょっと触られれると、とまらなくなるしぃ…)
もう一度おそるおそる胸に指を伸ばす
(ああん、さっきあんなにしたばかりなのに…でもちょっとくらいなら…)
「おっねえちゃん!」
「うわ☆ な、みお!?」
澪がにいぃーっと笑いながら入ってきた。
「な・に・してたのぉ?」
「な、なんでもないよ」
すっごいヤな予感がする。この顔をするときは、いつもとんでもないいたずらをするまえなのだ。
「いっしょにお風呂はいろぅよー」
「う、うん…いいけど…」

chikaratukimasita


19名無しさん@ピンキー:04/01/15 05:12 ID:45A5OXy1
こんな寸止めなんてあんまりだ…
今死んだら確実に「続きを求める男」になってしまう…
20あのじ ◆lGlh4qGedo :04/01/15 05:13 ID:wAsHhXVI
前スレでは私の非エロ文書に過分な感想をいただきまして恐縮でありました( ´Д⊂ヽ
今まで書いたものをまとめたページをでっち上げてみましたので、
お暇な方は、よかったらいらしてみて下さいませ。

あのじの部屋
http://anoji.muvc.net/
21勝手に宣伝:04/01/15 06:29 ID:dpNUQlK2
「千歳ちゃんSSは、どこ?」
扉を指差すあのじ。
ノブに手をかける澪。
「その部屋を覗いちゃいけない」
樹月の声が聞こえる。
(でも…ここには千歳ちゃんが…)
ギイィ、がちゃ
澪はあのじの部屋の扉を開けた。
(千歳ちゃんの泣ける話があるんだから…)
22バカ繭 和服の巻:04/01/15 06:47 ID:dpNUQlK2
今日はこれから和服で初詣。帯をきちんと結べる人でないと、和服を着ることは難しい。
私はモチロン、自分でできる。この日のために『足が痛い』と学校をサボって何度も練習してきたのだから。
お母さんはおせちの準備中。澪は今頃帯が結べなくて四苦八苦しているところだろう。
『うまく結べないよ〜 お姉ちゃん、手伝って〜』
もう、しょうがないなぁ… と、見せかけて
『あ〜れ〜』
よいではないか、よいではないか
『お代官様、おやめになって…』
澪もノリノリだ。こういうところが大好き。それじゃあ いっただっきま〜す
は!いけないいけない、これを妄想じゃなくて現実にしなきゃ。行くよ!
「澪〜…」

「わあ、ありがとう千歳ちゃん。着付け上手だねぇ」
「千歳、いつも着物だから」
「じゃあ今度お洋服着せてあげるね。私のお下がりでいいなら」
「ホント?…千歳、うれしい」
「うふふ。じゃあ、一緒に初詣にいこうね」

「・・・・・♯」
「なに怒ってるの?お姉ちゃん」
23風呂場にて:04/01/15 07:24 ID:dpNUQlK2
「千歳ちゃん、いくよ?」
「こわいよ…みお」
「大丈夫。私にまかせて」
「うん…みおがしてくれるなら…」



「はい、終わったよ。千歳ちゃん。」
「もう?」
「シャンプー、怖くなかったでしょ?」
「うん」
「これからも、毎日髪洗うのよ」
「…みおがいっしょにいてくれるなら」
「もう、しょうがないなあ、千歳ちゃんは」
「おれいに…みおのからだ、あらうね」
「ありがとう 千歳ちゃん」




「あっ、ちょっと、千歳ちゃん、そこはっ!」
「ここはだいじなところだから、よくあらわないと…」
「あンっ、い、いいのよ、千歳ちゃん。自分でするから」
「じゃあ、もっとだいじなところ…」
「え?!千歳ちゃん、ソコはダ…ひゃあぁッ!」


「いいかげんにしなさい、千歳ぇッ!!」
「お姉ちゃん?!なんで窓から?!」
24名無しさん@ピンキー:04/01/15 07:27 ID:dpNUQlK2
二連続でスマソ
25名無しさん@ピンキー:04/01/15 08:38 ID:yNVq0S5h
バカ繭 蝶サイコー
26名無しさん@ピンキー:04/01/15 11:21 ID:fGTD3F9P
繭馬鹿すぎ。いいぞもっとやれ。
27こん零スレの1:04/01/15 12:49 ID:mRdMicP7
澪が繭を抱く力が強くなっていった。
繭「もう、澪ったら、お姉ちゃんちょっと苦しいよ。」
繭は澪の奥にある肉壁を指で撫でてみた。
澪「ふ・・・あ・・・ああっ・・・く」
澪(お姉ちゃん、私もう限界みたいだよぅ)
澪「お・・・お姉ちゃん・・・だい・・・すき」
とかすれた声で言い、澪は気を失った。
繭「澪・・・」
繭を抱く腕に力が無くなった。
繭は澪の秘所からドプドプ出ている蜜を
口で密着させ、蜜をすすった。
澪の体や床に滴り落ちた蜜も
繭は一滴残らず全部舌で舐めとった。
繭「ぷはぁ〜、とっても美味しかったよ、澪、ごちそう様でした。」
澪はぐったりしていた。
繭「んもうっ、澪ったらそんな格好で寝たら風邪引いちゃうでしょ?」
繭は澪の手首の紐を切り、澪の秘所をタオルで綺麗にふいてあげていた。
そして繭はエプロンを脱がせると、澪に下着や服を綺麗に着させてあげて、
澪をソファーまで運び、寝かせてくれた。
繭「さてと、」と繭は台所へと向かった。
28こん零スレの1:04/01/15 12:50 ID:mRdMicP7
数分後、澪は目を覚ました。
澪「んっ、暖かい、それに何かいい匂いがする。」
澪はふと台所を見ると、繭が夕食を作っていました。
澪「お姉ちゃん?」
繭「あっ、起きた?ごめんね、澪すごいお腹すいちゃったでしょ?
  もう少しで出来るから待っててね。」
澪「うん。」
繭「今日のおかずは繭特製ハンバーグだよ。」
澪「わぁ、お姉ちゃんが作るハンバーグ大好きなんだ。」
部屋は暖かくご飯のいい匂いがする。
澪は幸せだなぁ〜とホワンと考えていました。
繭「澪、戸棚からお皿取ってくれないかな。」
澪「うんっ。」

〜完〜




次回作にも期待してください。
29名無しさん@ピンキー:04/01/15 13:41 ID:3bp3se7K
>>22-23
バカ繭、いいね〜

>>28
すごくよかった。
次回作、マジ期待して待ってますんで、よろしく。
30名無しさん@ピンキー:04/01/15 17:08 ID:DMJy6/jx
>>22-23
お、前スレの〜刻シリーズ書いてた人ですか?
このノリの話ひさしぶりに見たw
31名無しさん@ピンキー:04/01/15 18:35 ID:dpNUQlK2
>30
スマソ、俺は偽者だ。
そういや、ここにはトリップ使う人いないな。
32名無しさん@ピンキー:04/01/15 20:59 ID:tvp+H8b9
>28
お言葉に甘え次回作に期待します。

33名無しさん@ピンキー:04/01/15 21:08 ID:8MjZfpJV
同意
34名無しさん@ピンキー:04/01/15 22:24 ID:yDTMJvV0
・・・次は体育の時間だ。わたしは今日も見学だけど。
「集合〜。ほらー早く並べー。」
・・・真壁先生、もっと早く集合かけてくれればいいのになぁ。あ、来たvv
「今日は風強くて寒いね。」
・・・あ〜、澪の体育着!澪のブルマ!」
「各自校庭5周。」
「えー、寒ーい。ジャージ着たーい。」
・・・黙れ須堂美也子(クラスメイト)。ジャージを着たら澪のがよく見えなくなっちゃうじゃない。
「そのぐらい我慢しろ!」
・・・あら、今日はいいこと言うじゃない。真壁先生!
「先生、でも今日はさすがに寒いですよ。せめて女子くらいいいんじゃないんですか?」
「うーん・・・立花が言うんならなぁ。」
・・・なんてこと。樹月め・・・。へこたれるな、清次郎!
「樹月君て優し〜い!ね、澪?」
「うん。」
・・・はっ、澪が・・・
・・・せ、先生!ジャージ着ないとヤバイくらい寒いですよ!
「そうか。天倉が言うなら・・・。じゃあ着ていいぞ。」
「わーい!」





・・・冬の体育って、つまんないね、澪・・・。
35名無しさん@ピンキー:04/01/15 23:07 ID:WiiCP1+V
茜とか薊とか無しっすか・・・・・

つд;)クスン

д・)チラッ
36名無しさん@ピンキー:04/01/15 23:09 ID:dNboV0EU
>>34
(・∀・)イイ!! あなたの繭最高。
前スレで授業中澪を観察する繭を書いた方ですか?
あれも面白かった。「たいへん、わたしもわからない→足痛い…」がツボですたw
37 ◆2PRZ/2omLc :04/01/16 00:13 ID:cSyRI2+B
その晩から甘美な悪夢に溺れていたのかも知れない。
この夢が何時か終って仕舞うのが恐ろしい、願わくばこの陶酔が永く続いてくれる事を…

夜半過ぎ床に着くと現れる幻、夢を見ているのではないかと瞬きを繰り返す。
眼前には先日紅贄祭で喪った筈の愛しい娘、薊。
真夜中、考えるとも無しに浮かぶ悩みに寝付けずに居る刻限であった。
「薊……なのか?」期待と怖れとに上擦った声が震える。
双子の娘、茜と薊とが産まれた時、喜びと微かな痛みの芽が萌芽した。
幼い時から片親と言う事もあってか自然と父娘は密着した濃密な関係を築いた。
特に薊はいずれ訪れる別離に悔いの残らぬ様精一杯の愛情をかけて育てようとした。
「……オトウサマ…」
部屋の入り口から此方を覗き逆行にシルエットの薊が私に呼びかける。
私はの身体は凍り付いていた。薊が静かに廊下の光に消えると私は闇の中に取り残された。
目蓋の奥に今の光が焼き付いた……夢ではない。
38 ◆2PRZ/2omLc :04/01/16 00:46 ID:cSyRI2+B
↑みたいの如何でしょうか
続きは明日書きます
39名無しさん@ピンキー:04/01/16 02:53 ID:61inp1SH
age
40名無しさん@ピンキー:04/01/16 09:19 ID:q/9llvcA
>>38
イイと思う。楽しみにしてまつ。
41名無しさん@ピンキー:04/01/16 09:33 ID:LlWy6vhi
>>21
 OPムービーでつな。GJ
 私の脳内ではAAあのじがお茶すすりながら虚(ドア)を指さしてるイメージ。
42こん零スレの1:04/01/16 12:49 ID:zLdirJqT
今日澪はカゼをひいてしまった。
澪「たいした事ないから大丈夫だよ。」
繭「だめ、熱がちょっと出てるじゃない。
  こじらしたら大変だから、今日は学校休みなさい。」
繭があまりにも心配してくれたから澪は学校を休む事にした。
でも午後になったら澪はカゼが完全に治ったようだ。
熱もひいたようだ。
澪「お姉ちゃん今頃何してるかな、早く帰ってこないかな、つまんないよ。」
澪は暇つぶしにソファーに座ってテレビを見ていた。
そして4時頃、繭が学校から帰ってきた。
澪「お姉ちゃん、おかえりぃ〜」
澪は嬉しくて玄関まで飛び出していった。
繭「ただいま、澪、もう寝てなくても大丈夫なの?」
澪「うんっ、ケロッと治ったよ。」
繭「そう、よかった。」
澪(お姉ちゃん、何だかかなり元気がない、どうしたんだろう?)
繭「澪、桃缶買ってきたんだ、食べる?」
澪「う、うん。」
そういうと繭は一人自分の部屋に向かって行ってしまった。
澪(お姉ちゃん、どうしたんだろう?学校で何かやな事でもあったのかな?)
43こん零スレの1:04/01/16 12:50 ID:zLdirJqT
澪はあまりにも心配で繭の部屋をのぞいてみました。
繭は机に座ったまま、悲しい顔でずっとため息ばかりついていました。
澪はいてもたってもいられず、繭の部屋をノックしました。
コンコン
繭「澪?どうしたの?」
澪「うんとね・・・」
繭「ごめん、澪、今はちょっと一人にしてくれないかな?」
澪「えっ、あ、あの、お姉ちゃん元気なさそ〜だから、
  その、私でよかったら相談にのってあげ・・・」
繭「お願い、澪、出てってくれないかな?」
澪は心に激痛が走った。
澪(お姉ちゃんが私に傷つくような事、今まで言ったことないのに、
  やっぱり今日学校で何かあったんだ。何があったの?お姉ちゃん?
  こんな日に学校休むなんて、私ったら)
澪はその場でオロオロしていました。
澪(でもお姉ちゃんって悲しいときとか、いつも私に誘ってくれた・・・ 
  『澪、してくれる?』って・・・
  でも今日は何で誘ってくれないの?
  そ〜すれば私熱心に・・・
  あっ、そうだ、お姉ちゃん、昨日からアレだった。だからなの?お姉ちゃん?)




相変わらず糞だけど続きます。
44Hyro (前スレ925の続き):04/01/16 16:09 ID:UX467fC1
「・・・お・・・お姉ちゃん・・・大丈夫・・・?」
「・・・ん・・・だいじょうぶだよ・・・澪は・・・?」
「わ・・・わたしも・・・だいじょうぶ・・・」
そのまま、絶頂の余韻に二人は浸っていた。
ほてった互いの体の温かさが、二人にさらなる満足感をもたらす。
今まで、一人で絶頂を迎えるということはあったものの、二人が同時に絶頂を迎えるということは初めての経験であった。
自分の恥ずかしい姿を姉に、妹に、見られてしまったという羞恥心。
しかし、行為が終わるとそれさえもかき消してしまう。絶頂感。
一人ではどうしても感じられそうに無いほどの快感。
すべてが、二人にとっては初めての体験であった。

余韻から体が解放されてくると、また新しい快感が欲しくなってきた。
一度くらいでは、満足できない。
繭の唇が、澪のそれへと重ねられた。
「ンッ・・・ハァ・・・フゥ・・・・」
「ァン・・・んっ・・・ンフッ・・・んっ・・・」
互いの秘所から、指を引き抜く間もなく、また甘い行為が行われようとしていた。
「澪・・・わたし・・・一回位じゃ・・・満足できないよ・・・だから・・・」
「んっ・・・いいよ・・・わたしも・・・」
二人の行為はこの後、しばらく続き、村には甘い声が流れ出していた。
45Hyro:04/01/16 16:10 ID:UX467fC1
「それじゃ・・・行こっか?」
「うん・・・そうだね・・・」
あのあと、行為は2時間以上も続き、二人は何度も絶頂を迎えた。
さすがに疲れてしまい、最後のほうの記憶は曖昧でほとんど無いに近い。
目が覚めたとき、澪は自分がほとんど全裸に近いような格好で熟睡していたことに気づくと、今更ながら赤面した。
隣で、また全裸に近いような格好で寝ている繭に気づくと、何かいけない事をしてしまったという禁忌感があったものの、
自分の隣で幸せそうに寝ている顔を見ると、そちらのほうが嬉しかった。

そして・・・姉を静かに揺り起こすと、服を整え姉妹はまた歩き出した。
女同士で、それも姉妹同士で肉体的な関係を持つなど、世間では蔑視されるかもしれない。
それでも、二人にとっては互いの存在を最も近くに感じられる大切な時間であったようだ。
姉として、妹として、自分を支えてくれている・・・
自分を気遣ってくれる・・・
自分を守ってくれている・・・
そんなごく普通のことでも、すべてがうれしかった。
姉という、妹という、何人とも役割を果たせぬような存在。
たとえ、高名な役者でも、この人の代わりになることはできない。
ふたりの感情に迷いは無かった。
二人で、この村から出る。
それだけがすべてだった。
たとえ神様がどちらか一人しか村からは出れないと言っても、納得できるはずもない。
それが運命だというのなら、運命なんて壊してしまおう。
運命なんて、自分で決めることができるものだ。
わたしたちに運命なんてないのだ。

46Hyro:04/01/16 16:13 ID:UX467fC1
駄文でしたね。
文章に進歩というものがなくてごめんなさい。
読んでくれた方、ありがとうございました。
至福の極みであります。
47名無しさん@ピンキー:04/01/16 18:23 ID:WGcQq7zW
>>46
こっちこそ、書いてくれてありがとうございました。
前スレから読んでましたが、とてもいいSSでした。
ぜひ続編もお願いします。
48第2夜 ◆2PRZ/2omLc :04/01/16 22:26 ID:NGxvVOrv
再び扉が開かれ薊のシルエットが浮かぶ。
私は部屋の闇の深みから上昇し光に顔を向けた。先日より落ち着いた声で呼びかける。
薊はカタコトと近づき傍らに腰を下ろすと、懐かしそうな眼で私を覗き込む。
「戻って、来たのか」何故という疑問よりも再び愛する娘に対峙できた歓びが湧き上がる。
そこから先は言葉にならず嗚咽が涙となって流れ出た。
そっと人形の指が涙を拭う「お父様…」人形の指は仄かな温かみを帯びて柔らかく優しかった。

…………躯
此れは躯に過ぎない…………薊は死んだのだ

脳髄の奥深くからぞっとするような叫びが、感情をなぎ倒す様な大きなうねりが私を衝き動かした。
いきなり薊の手首を掴むと自分の寝ていた布団に引き倒した。
しかし倒れた薊の姿を腕の下に乱れた髪をそっと掻き分けると
愛しさと懐かしさが私の身体を凍りつかせ、眼はただひたすら貪るように在り得ざるべき姿を凝視していた。
私を見つめ返す白い顔、その人工の瞳には魂が宿っていた。
唇が微かにひらいて、しかし頭に直接流れるような響で薊の声が聞こえた。
「……………殺して」
搾り出すような言葉の意味はその時はしかし判らなかった。
判らぬまま私は娘を抱きしめ、まるで苦しみを分かち合うように
父娘唯2人で夜の世界の底で浮かぶ事も無く漂っていた。
49 ◆2PRZ/2omLc :04/01/16 22:27 ID:NGxvVOrv
↑37の続きです
あと2〜3レス位です
50名無しさん@ピンキー:04/01/17 04:21 ID:zZ64z36m

澪は、すぽぽーんと景気良く服を脱いだ。
鏡を見て、自分の身体と比べてみる。
(やっぱり、澪はスタイルいいなぁー基本的には同じなんだけどなぁー)

「さ、はやくはいろ」
澪は風呂場に行って手早く体に湯をかけると、大きな湯船に身を沈める。
「ふう、湯加減はちょうどいいよ〜おねえちゃんも、はやく〜」
「うん。いま入る〜」
私が浸かった瞬間、お湯が派手にざばーっとあふれた。

「ぷっ」
澪が必死に笑いをこらえながら、わたしから目をそらしている。
恥ずかしさで自分の顔が真っ赤になっていくのがわかった。
「わたし、ダイエットするぅーっ! 学校が始まったら、こんなんじゃ笑われちゃうよー」
「えーっ!? おねえちゃんのぷにっぷにの身体、大好きだけどなぁ…かわいいし、抱きごこちもすっごくいいし。ぬいぐるみみたいで」
「うーん…ぬいぐるみっていうのが…」
「グラビアアイドルみたいで、クラスの男の子にも大人気だと思うけどなあ。」
「そ、そうかなあ…」
51名無しさん@ピンキー:04/01/17 04:29 ID:zZ64z36m
「そ・れ・よ・りぃー」
そういいながら、澪は水の中にただよってる、私の胸をつんつんとつつく。
「ん、あっ、あん」
「おねえちゃんの底無しのえっちぃーなとこを直さなきゃね。 もうすぐ学校だよねー授業中におねえちゃんの大好きなおなにぃが止まらなくなったら、もう学校に行けないよねー。でも、おねえちゃんぜったい我慢できないもんねぇー」
「ん、あっ、そん、な、ことない、よ、我慢、できる、もん、あっ、あっ」
そういいながら、澪の指先が胸をつつくだけで上り詰めそうになる。
つん、つん。
「本当?」
「ほ、ほんとう」
つん、つん。
「あっ、あっ、みお、もう…」
「じゃ、これから、おなにぃ禁止。」
澪の手が、すっと離れる。
「もう、いっ……え?」
「おなにぃ禁止。イっちゃうの全面禁止。」
「う…うん…」
「じゃあ、約束。ぜったいの約束〜。おねえちゃん、えらいっ! そうだよね〜毎日数え切れないほどイってる今のえっちぃーなおねえちゃんだと学校行けないもんね〜このままだと絶対なおんないからね〜これからは、清くっ☆正しくっ☆行きましょう!」
「そ、そうだね…もうすぐ学校だしね」
澪が湯船から上がる。
「はいっ、おねえちゃん、からだ洗ったげる」
また澪はにぃいいーっと笑った。
「…」
「どうしたの?」
いつも澪に身体を洗ってもらうと、いつも足腰が立たなくなるくらいイかされちゃう。澪は私の身体を知り尽くしていて、私の弱いところだけをていねいにていねいに洗ってくるのだ。
「おねえちゃん、私を信じてないなあ…えっちぃーことはしないって」
「……う…ん…じゃあ…」
「は〜い」

kokomade
52名無しさん@ピンキー:04/01/17 17:18 ID:iEIItzdp
∧ ∧
`・ω・´ 澪はエロいやつだニャ
 ⊃⊂

ちょっと縮小
53名無しさん@ピンキー:04/01/17 17:43 ID:suVN6Sq8
SS作者の各々方、がんばってください。
あいにく、自分にはそんな力はないわけで・・・。
54名無しさん@ピンキー:04/01/17 19:34 ID:sA93mqbC
エロ絵スレにも馬鹿繭が
55名無しさん@ピンキー:04/01/17 20:34 ID:suVN6Sq8
>>50-51
読んでて思うけど・・・・・、最高!
神になってください。
56名無しさん@ピンキー:04/01/17 22:10 ID:I7W+hlVm
バカ繭(という言い方自体申し訳ないが)復活期待
57名無しさん@ピンキー:04/01/18 03:09 ID:ExVn+zUV
澪攻め最高保志
58名無しさん@ピンキー :04/01/18 04:23 ID:hrXP/lQn
 ドアの開く音が聞こえた。お姉ちゃんが帰ってきたのかな。
 いつもだったら、お姉ちゃんはお母さんの車で帰るので、私よりもずっと早く
 家に着いてるはずなんだけど、今日はお母さんに用事がって迎えが遅れるとかで
 私が先に帰っていたのだ。 
「ただいま〜。澪〜お姉ちゃんのお帰りですよ〜」
「んーおかえり〜」
「も〜なに?その気のない返事は…ってもう!またファミコンしてる〜」
「…ファミコンって…まぁ別にいいけど」
 なぜか私のお姉ちゃんは、どのゲーム機を見てもファミコンと言うのだ。なんでだろう…。
「ふんだ。ゲームには変わりないんでしょ。ねぇ澪、ゲームばっかりしてると
 オタクになっちゃうよ?さっさと止めて、お姉ちゃんと遊ぼ?ね?」
「う、うん…でも、もうちょっとだけ…。私が遊びたくて、貸してもらったヤツだから…」
「貸りた?……貸してくれた人って男の子?女の子?」
「え?クラスの男の子だけど…」
「男ですって? …ふんっなるほど。薄汚い男共の考えそうな事ね。
 こんな暗い遊びで澪の気を引こうってわけですか。まったく浅ましいわね…」
「だ、だから私から頼んで貸してもらったんだって…」
「さっさと止めて、晩御飯までお姉ちゃんとおはじきでもしよう?
 それとも折り紙でもする?さ…切るよ」
「だ、だめ!今いい所なんだから…」
「電源はこれね。えい!」
「あー!!せっかく最後の面まで行ってたのに!もういい加減にしてよ、お姉ちゃん!」
「な…なにもそんな怒らなくていいじゃない。私は澪がオタクになるんじゃないかと心配して…」
「もう!おねえちゃんなんか知らないっ!勝手にすれば?私はクリアするまで止めないから!」
 …よかった。データも無事ね。さ、続き続き…。
「…な、なによう!分かったわ!お姉ちゃんの好きにします〜」
 ふんだ。今度という今度は、私からは絶対に謝らないんだから!
59名無しさん@ピンキー:04/01/18 04:24 ID:hrXP/lQn
 ファサッ…ジジジ…パサツ 
 …お姉ちゃん、黙り込んじゃった。ちょっとヘコんでるみたい。
 言い過ぎたかな…。で、でもお姉ちゃんが悪いんだから…。
 ゴソゴソ…シュルルッ 
 …っていうか、何してるんだろ…なんか服を脱いでるような…。
「澪…」
「ひっ!?」
「フニフニフニ…」
「…な…なんか背中に柔らかいものが二つ!?な、なにこれ?お姉ちゃん、私の背中に
 ナニ押し付けてるの!?」
「そっそんなの…はぁはぁ…お姉ちゃんの勝手でしょ!…あっ」
「お、お姉ちゃん!?…こ、これってまさかお姉ちゃんの!?」
「んん…みっ澪!動いちゃダメ!!こすれて…ああっ…やぁ…澪ったら激しすぎ…ん…ああっ澪〜」
「あわわわ…」
「好きよ…澪…大好き……くんくん…ペロペロ…」
「ひ、人のうなじに変なコトしないで!い、いやっ止めて!お願い!!」
「澪ったらそんな声出しちゃって…なんか激しく燃えてきちゃった…ふぁっ…ん…くぅ…」
 必死のお願いも、お姉ちゃんには逆効果だったようで、お姉ちゃんはもはや胸といわずに
 体中を私の背中やお尻に押し付けてくる!
「ご、ごめんなさい!もうゲームやめるから!ね?だからもう止めて〜」
「だめ…もう止まりそうに…んっくぅ…澪、お願いっ…澪の事許すから、…んっ…こっち向いて〜」
「おっお母さん、早く帰ってきて〜!」
「はぁはぁ、澪〜好きっ!好きなのっ〜あんっダメ!もう…ああっあんっあああああ〜!!」
 果ててしまったらしいお姉ちゃんの頭を肩に乗せ、私は画面に映る“GAME OVER”の文字を
 涙ながらに見つめていた。
「はぁ…はぁ…澪…素敵よ…」
「うぅ…」

 end
60名無しさん@ピンキー:04/01/18 04:53 ID:KZUH/ezF

「じゃあ、はい、おねえちゃんキレイキレイしようね〜」
「う…うん」
「大丈夫、やさしく洗いますからね〜」
 澪のスポンジが背中に触れる。
「ふ ぁ ぁ っ !」
 それだけで、身体の中心を、頭まで電気が走った。
 背中をゆっくりと撫でられるだけで、身体がぴくっ、ぴくっと痙攣しはじめ、もう身体がとろとろになる。
「あっ、あっ」
「あれっ? おねえちゃん、まさか、この程度でカ・ン・ジてないよねぇ?はい、両手上げて〜」
「そんなわけ…ふううううっ…」
 澪はそういいながら、ゆっくりと胸のほうも洗い始めた。
「普通に洗ってるだけだよ〜このくらい我慢できないと、学校に行けないよ〜」
「あっ、そ、そうだよね…」
 歯を食いしばってイくのを我慢してないと、すぐにでも身体が暴走しそうだ
「はい、大事なところも洗いましょ〜」
 これ以上はぜったい無理…
「みお、イっちゃう!イっちゃう!…もう…」
「はい、やめたよ」
「やめて!……ふぇ?」
 イっちゃうほんの寸前で、澪の手がひいた。
「はぁ、はぁ、はぁ……みお?」
「やくそくだしね。」
「はぁ、はぁ、はぁ」
「はい、ながしましょ〜」
61名無しさん@ピンキー:04/01/18 04:56 ID:KZUH/ezF

「はぁ、はぁ」
 おねえちゃんは、私のほうを見ながら、うるうる涙目でお願いモードになってる。
「あれっ?あれあれ?もしかしてぇー何か期待してたとかぁ?」
「はぁ、はぁ、してない、よぉー」
「そうそう、我慢我慢」
「うん、みお、わたしがんばる…」
 我慢すればするほど思う壺なんだけどなあ…にししし。
「さて、新兵器とうじょー。脂肪を燃焼させるカプサイシンエキス入りローション〜。痩せたい場所に塗るだけだから、面倒な運動なんて一切なし。おねえちゃんにぴったり。これ、すっごい痩せるって評判なんだって!!」
 おねえちゃんの顔が、泣きそうになったまま、ぱっと明るくなった
「や、やせられる…」
「さあさあ、お客さん、気になる場所はどこですか〜?」
「胸と…お尻…かな…」
 手にたっぷりとローションをすくうと、うにうにとおねえちゃんの敏感なところに塗りたくる。
 もちろん、このローションにはおねえちゃんをもっともっとえっちぃーにする薬がたっぷりと入っている。
「はい、ぷにぷにの身体にぬりますよ〜」
「ぷにぷにはよけい…ふぁっ、ふあぁあぁっ! 澪、なんか熱いよ〜」
「ああーそれは効いてる証拠だから(くすくす)」
 おねえちゃんは、いつもだったらとっくにイっちゃってるのを、必死に我慢している。
「そしたら、ぱんぱんの太ももとたぷたぷのにのうでにもサービス〜」
「たぷたぷはよけい…ふぁっ、くぅううぅ」
 食いしばった歯の根があってなくて、歯がかちかち音を立てている。
「えーと、そのまましばらくしみこませるってビンにはかいてあるな〜」
びくん、びくんとおねえちゃんが身もだえながらを泣き始めた。
「みお、おねがい!もうイっていい?もうイっていい?」
「そんなかわいく甘えてもだーめ。 さっき約束したばかりだよ。ぜったいにだーめ。
「ふぇぇぇえええ」
 おねえちゃんの一番えっちぃところに直接しみこんでいったら、楽しいことになるだろうな〜このままイけなかったら今日から地獄だろうなぁ(わくわく)

chikaratukimasita
62名無しさん@ピンキー:04/01/18 07:54 ID:5iUAhQHi
>>58-59
乙です。
>>60-61
これからもがんばって。
63こん零スレの1:04/01/18 12:24 ID:tAoVGP2A
澪(じゃあ、私を見るのをやになるのも当然だよね。
  したくても出来ないんだから・・・)
澪(じゃあ今からずっとこんな感じなの?お姉ちゃん・・・
  お姉ちゃんが悲しいと私まで悲しくなっちゃうよぉ)
澪の目から涙がポロポロこぼれてきました。
(ヒック・・・グスン)
澪(私に何か出来る事、あっ、私の体なら大丈夫なんだ。
  ・・・でも恐いなぁ、恥ずかしいなぁ、
  お姉ちゃんが誘ってくれる事は時々あるんだけど、  
  私が誘った事は一回もないんだよね。
  やっぱり恥ずかしいから。)
澪は深く悩みました。
澪(ううんっ、やる! こんな悲しいお姉ちゃん一秒たりとも
  見たくないから、私だって頑張らないと!)
澪は着ている服を全部脱ぎ捨て下着姿になった。
繭は反対方向を向いているのできずいていない。
澪は覚悟を決め、繭のベッドにドサッと倒れこんだ。
繭「ちょっと澪、寝るんならちゃんと自分の部屋で・・・」
繭が振り返って見たものは、ベッドで仰向けになりながら
目を瞑っていた澪の姿でした。
64こん零スレの1:04/01/18 12:25 ID:tAoVGP2A
しかも下着姿・・・
繭「ちょ、澪、何てカッコしてるのよ?
  またカゼ引いちゃうわよ?早く服着なさい。」
繭は顔を赤くしながら言った。
澪「大丈夫、お姉ちゃんが暖めてくれるから。」
繭「えっ?」
澪「お姉ちゃん、しても・・・いいよ。」
繭は物凄く驚いていた。
数分後、繭が机から立ち上がるとベッドに向かい、
澪の足元の方にちょこんと座った。
繭「澪、本当にいいの?」
澪はコクンとうなずいた。
繭「それじゃ澪が私にやってくれるやりかたでいいかな?」
澪「うん。」
繭は澪の背中に手を回し、澪に口づけをした。
澪「お姉ちゃん・・・私の事好き?」
繭「何言ってるの?大好きに決まってるじゃない。」
澪「よかった。」
澪は笑顔で言った。
繭は澪のブラジャーをはずした。
65こん零スレの1:04/01/18 12:26 ID:tAoVGP2A
そして繭は澪の乳首をつまんだ。
澪「ひゃっ!!」
繭は澪の乳首を親指と人差し指で優しく押してみた。
澪「やっ、つまんじゃヤッ、つまんじゃヤッ、感じちゃうよぉ」
澪は否定するのを必死でこらえた。
繭「なるほど、澪って乳首弱いんだね、ありがとう、
  澪、お姉ちゃんまた一つ賢くなったよ。」
と笑顔で言った。
澪(私今お姉ちゃんに求められてる、がんばらなきゃ!!)
繭は澪の柔らかい胸を揉みだした。
澪「あっ・・・あ・・・あん・・・あっ」
繭は澪のエッチな声を聞くたび興奮し、繭の体は熱くなっていった。
でも裸同然の澪にとってはとても暖かく感じていた。
繭は数分間澪の胸を揉み続けた。
繭「澪の胸って柔らか〜い、まるでマシュマロみたい。」
澪「ふぁあああ・・・ああ・・・くっ・・・う・・・あんっ」
繭「澪のエッチな言葉もっと聞きたいな〜」
と澪のパンツに手が触れた。
繭「わあ〜、澪びしょ濡れだ〜、こうなれば中に入れるの楽なんだよね。」
澪の秘所は綺麗に潤っていた。




何かワンパターンになってしまったけど続きます。
66名無しさん@ピンキー:04/01/18 15:02 ID:zTu695qJ
クラスの同級生Aに、繭が好きで告白したいとの相談を受けた澪。
昼休みに繭を呼び出し、対面させる事に。

「天倉、その、繭さんもう来てる?」
『ううん、まだ…お姉ちゃん携帯もってないし、休み時間中2組に逢いにいったんだけどいなくて…
 でもまってて。きっとすぐ来るから』
「あ、ああ…悪いな、なんか」
『いや、別に良いけど、でもお姉ちゃん告白しても受けないと思うなあ…』
「だ、誰か好きな人いるとか、なのか?」
『それは居ないみたいだけど、今までも告白受けたことないから…』
「そうか…ところで天倉、なんだそれ、なにやってんだ?」
『ん、お姉ちゃんを呼ぶのに一番早くてさ、この仕掛けはね、ここから―』
   「こ、これは澪の下着の匂い。まさか…あったゲーーーーーーッツ!」
『あ』
   「はっ! 澪! A君まで!  …ええと、なに?」
『お姉ちゃん、A君が話があるって。じゃあ私は教室戻ってるから。じゃあね』
「あ、あのさ、いやあのですね、繭、さん、その―略―でつきあってください!」
「嫌」
「そ、そうか・・そうだよな、俺なんかじゃな」
(´-`).。oO( っていうかこの男は澪じゃ無いからなあ…)
67バカとエロ:04/01/18 15:57 ID:ccx0HORJ
 最近澪が随分冷たい気がする。完璧に蔑ろにされてる……。
 そんなわけでこの姉妹の危機的状況を打破すべく一計を講じてみることにした。
 こんなことも二駅離れた本屋から買ってきたエロ本(レズ)。
 この本を澪の目に付くところに置いておくのだ。
 そうすれば好奇心旺盛な澪はたちまち――
 『うわあ、すごい。こんなことまでしちゃうんだぁ。本当に気持ちいいのかなぁ?』
 『お姉ちゃん、こんなの読んでたってことは私としたいってこと?』
 『お姉ちゃん友達いないもんね。いいよ、私が――私がお姉ちゃんのネコになってあげる!』

 欲情した澪はきっと私のベッドの中に飛び込んでくるに違いない。
 ふふ……うふふふふふ………。

「うわあ、すごい。こんなことまでしちゃうんだぁ。本当に気持ちいいのかなぁ?」
「あ、これ、いつもしてるやつ…」
「あれ?興味あるの、千歳ちゃん?」
「そんなこと…」
「あーあ。千歳ちゃん、いつからそんな淫乱になっちゃったの?」
「おまえのせいだー」
「千歳ちゃんが悦ぶから、私はしてあげてるんだよ?」
「あうう……」
「したいの?したくないの?」
「………したい。千歳、みおとしたい」
「ああーもう、可愛いなー千歳ちゃんはっ」
押入れに入る二人。

――翌日
………………#
「なんで押入れ壊しちゃったの、お姉ちゃん?」
68いえで:04/01/18 15:59 ID:ccx0HORJ
 最近、澪は一人エッチに夢中のようだ。二段ベッドの軋む音と押し殺した喘ぎ声に興奮して、私も毎晩眠れない。
 そんなわけでどうせなら二人一緒に眠れなくなろうと買ってきた双頭バイヴ。
 こいつを置いておけば澪はたちまち――
 『なにこれ!もしかしてお姉ちゃん、私の気持ちに気づいてたの?』
 『じゃあ、これで…二人で?』
 『ああ、今までの妄想が現実に…嬉しいよお姉ちゃん』

 澪の処女を奪うのは私よ。
 ふふ……うふふふふふ………。

「あっ…千歳ちゃん、すごいいいぃ…声、抑えきれないよぉ」
「千歳のなかで…ういんういんうごいてる…」
「腰動いちゃうぅ…千歳ちゃん、痛くない?」
「お兄ちゃんより…みおのほうがきもちいい…」
「あー、もう、可愛いなあ千歳ちゃんはっ」
「みお…千歳…もう…」
「よぉし、いくよ、千歳ちゃん…ゥンッ!」
「ッ〜〜〜〜!」
「ふぁっッッッッ!!」

――翌日
………………#
「お姉ちゃん、家出てくって本気なの?」
69名無しさん@ピンキー:04/01/18 17:52 ID:omtH9MYy
神が次から次に降臨しております
70名無しさん@ピンキー:04/01/18 19:06 ID:/YI8QiAw

>「お兄ちゃんより…みおのほうがきもちいい…」

立花樹月・青少年育成保護条例で逮捕。
立花睦月・同条例で逮捕。
71皆神村立零高校3:04/01/18 21:51 ID:Gx4ed5rF
・・・もうすぐ給食の時間だ。今日の澪も食欲よさそうだなぁ。               
「なんだ?今日は須堂休みなのか?」
「須堂さんは今日恋人探しで休みでーす。」
・・・年齢不詳の須堂さん、今日休みなんだぁ。
「たいへんだな、須堂は今日給食当番なのに。」
・・・早くおいしそうに食べる澪見たいなぁ。
「しょうがない、天倉澪!須堂のかわりにおかず取りに行ってこい!」
・・・なんとわたしの澪に。自分でやりなさいよ清次郎。
「は、はい。わかりました。」
・・・澪が困ってる。澪、わたしも手伝う!
「ありがとうおねえちゃん。でもおかずは重いし、おねえちゃんは待ってなよ?」
・・・重いからこそ一緒に運ぶんじゃない!
「いいの?ありがとう、でも無理しないでね?おねえちゃん。」

72皆神村立零高校3:04/01/18 21:52 ID:Gx4ed5rF

ーおかず運び中ー

・・・あ〜、澪の役に立ってるvv澪、わたしのために力入れて持ってくれてる。かわいいなぁ。
「ちょっとおねえちゃん、前見て歩かないと転ぶよ。」
・・・わたしを心配してくれてる澪、かわい・・・

ガシャーン

「・・・・・おねえちゃん。」
・・・アチーッ!なに今日のおかず・・・カレー!?アチーッ!
「だ、大丈夫?天倉さん。」
「樹月君。ごめんなさい、わたしは大丈夫でも、おねえちゃんが。」
・・・アチ・・あ、出た。樹月。
「カレーだらけじゃないか。今拭くもの持ってくるから。」
・・・またポイントアップのためにやってるんだわ。
「お、おねえちゃん!ちゃんと樹月君にお礼言いなよ?」
・・・澪ってばまんまと騙されて。でも純な澪もかわいいなぁ。
「う゛・・(おねえちゃんカレー臭い・・)わ、わたし真壁先生に知らせに行ってくるね!」
・・・あ、待って、澪。もうおいていかないで。
「樹月君待って!わたしも行くから!」
・・・澪待っ・・
「おーい大丈夫かあ・・あぁ!?なんだこれひどいなぁ。先生カレー好物なのに。」
・・・澪カレー嫌いなんだっけ・・・
73名無しさん@ピンキー:04/01/18 22:18 ID:TLjAn0mb
>>71-72
こう言うのもなんだが・・・・・・給食がある高校なんてあるのか?
74名無しさん@ピンキー:04/01/18 22:38 ID:EsGl/VSg
>>73
確かに無いかもねぇ。
学食ならまだしも・・・。つーか、こいつら高校生なのか?
75名無しさん@ピンキー:04/01/18 22:39 ID:xtPTXyUX
>>73
ナイスで冷静な突っ込みにワラタ
76名無しさん@ピンキー:04/01/18 23:45 ID:dLyCIlov
おお…試しに繭達を小学生にデフォルメして見てみると一段と萌えてきた(*´Д`)
77名無しさん@ピンキー:04/01/19 00:18 ID:mAV7Dj9T
小までいくとちょっと厳しいな…
射程ギリギリで中3カナ
78(´・ω・`)今度は自作:04/01/19 00:55 ID:rg286+2Y
カタカタカタ・・・(2chにアクセスする繭)
〜[エロパロ]澪ハァハァスレ〜(2章)〜

繭「澪・・ハァハァ・・・・」
(繭澪小説を見る繭)

〜題名:澪たんとお風呂編〜作者:(´・ω・`)

澪「おねえちゃんいっしょにお風呂はいろ」
繭「え?、いきなりどうしたの?(!!!)」
澪「だめ・・?」
繭「別にいいよ。(澪とおふろハぁはぁ!!!)」
ガサゴソ(服を脱ぐ澪
繭「(澪のカラダハァハァ・・・・!)」
澪「ねぇ、おねえちゃんどの石鹸使う?」
繭「ん〜と、それじゃあ・・・これ。(でもおねえちゃんは石鹸プレイよりも・・・)」
澪「おねえちゃん、背中洗ったげるね」
(ゴシゴシ・・)
繭「澪、もうちょっとやさしく・・(力強い澪もハァハァ・・)
澪「ん〜、こう・・?」
繭「あん・・!」
澪「あ、弱すぎた?ゴメン。」
繭「いや、それくらいでいいよ・・(澪に背中を・・・!ハァハァハァ!!気持ち(・∀・)イイ!)」
澪「それならいいけど。」
澪「おねぇちゃん、息あらくない?大丈夫?」
繭「はぁ・・はぁ・・・・え?、全然大丈夫!(駄目だ・・声でる)」
澪「よし、終わり!・・・っと。次、私も洗って?」
繭「うん。(ああん!澪が私をモトメテル!)」
繭「痛くない?(フフ・・わざとエロくあらっているのだ)」
79名無しさん@ピンキー:04/01/19 00:56 ID:bGdzmd6l
>>70
>>青少年育成保護条例

確か
12歳以下(未満だったかも)の少年少女に対しての性行為は、同意があっても違法行為らしいが
実行者が成年だけでなく、未成年でも違法性はあるのかね・・?

つまるところ
樹月が16歳くらいの未成年と想定すると、千歳(10歳くらいと想定)との性行為は違法になるのか??
80(´・ω・`)今度は自作:04/01/19 00:57 ID:rg286+2Y
澪「ああん!!」
繭「どうしたの、澪?(みっみおが私ノ私の××でカンジテル!!!(・∀・)イイ!!)」
澪「え・・?なんでもないよ。つ・・・つづけて。」
繭「う、うん。(フフフフ・・ビンゴ・・・!ハァハァ・・・」
繭「みお〜、何で顔真っ赤なの〜?(本当は赤くないけど)」
澪「!、いや・・、のぼせたみたい・・・。」
繭「まだお湯につかってないのに??」
2chを見ている繭「もしや、この展開は・・・!!!ハァハァ準備!」
澪「のぼせやすいの・・。」
繭「澪、息あがってるね(はぁはぁ・・もう限界・・・・)」
澪「あ・・・ああ・・・はぁはぁ」
繭「みおーーーーー!!!!(ハァハァハァハァ!!!!)」
澪「え?何?!わっ!!(回避)」
ガタン!!!(頭をぶつける繭)
繭「・・・・・・」
澪「おねぇちゃん・・・?」
81(´・ω・`)今度は自作:04/01/19 01:00 ID:rg286+2Y
繭「・・・・・・」
澪「うそ・・・おねぇちゃん!!あ・・・血・・・・・。」
繭「・・・・・・」
2chを見ている繭「ああ・・・私、南無・・・(;。;)」
澪「ああ・・・」
澪「おねえちゃん・・・ごめんなさい!ごめんなさい!」
萌えーつきー 萌えーつきー
END
2chを見ている繭「って!!終わりなの??!!!」
2chを見ている繭「続き・・・続きを書こう・・・・。」
カタカタカタ・・・・(繭生存として続きをかく繭)

〜お風呂編第2刻〜

澪「おねえちゃん・・・(涙)クスン・・・・」
繭「・・・・・・」
澪「おねぇちゃん・・大好きだったのに・・・」
澪「毎日おねぇちゃんのこと考えて1人で××××してるのに・・・」
繭「みお・・・」
澪「・・・!!!!」
澪「おねえちゃん・・いきてる?!!!おねぇちゃん!おねぇちゃん!(抱)」
繭「でも・・・・・もう、長くないみたい・・・・」
澪「そんな・・・・」
繭「みお・・・・××して・・・・」
澪「え・・・?×の前で?」
繭「違う!××して!!」
澪「だから、×の前で××したらいいんでしょ?」
繭「いいよ・・・して・・・」

萌えーつきー 萌えーつきー

2chに書き込んだ(馬鹿な)繭「し、しまった、殺してしまった!!!」
82(´・ω・`)今度は自作:04/01/19 01:01 ID:rg286+2Y
今日はここまで
83名無しさん@ピンキー:04/01/19 01:32 ID:PVAE+R5n
>79
刑法では、十三歳未満の少年少女についてわいせつな行為をしたときには、それ自体で強制わいせつ罪が成立することとされております。
てあったが、よくわからんな…
でも、12歳×12歳はどうなんだ?
84名無しさん@ピンキー:04/01/19 02:52 ID:vVFVs/pB
>>83
> でも、12歳×12歳はどうなんだ?

この場合、適用されないんじゃない?
よくわからないけど・・・。
85名無しさん@ピンキー:04/01/19 09:33 ID:MxA83A4S
そんな憲法愛の前では無意味さ
86名無しさん@ピンキー:04/01/19 09:43 ID:3T5AsdLu
もーそもそも皆神村に対して法の意味があるのかと小一時間(ry
87名無しさん@ピンキー:04/01/19 10:09 ID:Xi4ttTD2
・・・憲法?
88こん零スレの1:04/01/19 12:30 ID:CKSxirAX
繭は澪の秘所に指を入れた。
チュプ
澪「くうぅぅぅっ!」
繭を抱く手に力が入った。
繭は澪の中を指でかき混ぜた。
澪「ふあぁああ!」
繭「澪、気持ちいい?」
澪「ふあぁああ…く…う…んんっ…気持ちいいよぅ」
繭は澪の中をかき混ぜ続けて数分が過ぎた。
澪「はぁ…はぁ…はぁ…はぁ…」
繭「澪ったらもう慣れちゃったの?それとも疲れた?
  『はぁはぁ』しか言わなくなった。」
澪(そりゃお姉ちゃんさすがに30分以上もやられたら…)
繭「澪のも〜とエッチな声が聞きたいからこれ試してみるね。」
繭は澪の中に人差し指を全部入れてみた。
チュプ…ズッ…
澪「あうぅ、お姉ちゃん、私そこまでやった覚えないよぉ〜」
繭「澪も今度私にやってもいいから。」
繭は指を少しだけ動かしてみた。
澪「ひゃうぅうう…ダメェ…おかしく…なっちゃうよぉ…」
89こん零スレの1:04/01/19 12:31 ID:CKSxirAX
繭「わ〜い、澪が元気になってきた〜」
繭は指探りで探した澪の芽を撫でた。
澪「んあぁああ!」
繭「そっか、澪ここ、気持ちいいんだね。」
と澪の芽を撫で続けた。
澪「んあぁああ…はぁ…はぁん…うぅん…あはぁん」
澪の声は自然にエッチになっていった。
繭「澪の弱い所ってどこかな〜?」
繭は澪の中をまた指探りし始めた。
繭が澪の中にある内壁に触れたとたん、
澪「うぐぅ!」
澪の体が激しくのけぞった。
繭「そっか、澪の弱点はここね〜」
とその場所を指でつんつんつついた。
澪「ああ…あぁあああ!」
澪はブリッチのような体勢になり、絶頂を迎えた。
繭「ふふっ、澪ったらかわい〜」
繭はとても嬉しそうな顔で言った。
繭「はい、おしまい、澪」
澪の中から指を出した。




まだ続きます。
90名無しさん@ピンキー:04/01/19 18:19 ID:cYmTWKt+
あのじ、マターリ シリーズで地質調査員カップル書いてくれないかな・・・
「ちとせのゆめ」のあの二人の詳細キボンヌ
91(´・ω・`)∩:04/01/19 18:45 ID:rg286+2Y
澪「おねぇちゃん・・・・なにしてるの?」
繭「!、2・・・2chにカキコ・・」
澪「何スレみてんの〜?」
繭「あ〜〜!駄目駄目駄目!!」
澪「ほえ?ん〜まあ、いやならいいけど。」
繭「([エロパロ]澪ハァハァスレ見てるなんていえないじゃない)」
澪「それじゃ、ちょっといってくるから。夕飯には帰る」
繭「うん、わかった。」
澪「(お姉ちゃんパソコンでイソガシイみたいね。)」
ガタン(扉のしまる音)
澪「千歳ちゃん、今日は遊園地いこうねー」
千歳「うん、いこーー中で〜?」
澪「うん、そうよ〜v」

繭「・・・・・・・・・・・・・・♯」
92名無しさん@ピンキー:04/01/19 21:16 ID:PVAE+R5n
いこーー中で〜?
??
93名無しさん@ピンキー:04/01/19 21:43 ID:jtat0uJc
つまり要約すると、
千歳「ふぅっ・・あぁん・・・澪姉ちゃん・・・千歳の膣内(なか)で一緒にイこ・・・?」

と、ここまで妄想できる俺は一流萌えリスト。
94名無しさん@ピンキー:04/01/19 22:04 ID:ujuLy7Jg
俺にも妄想できるぞ。
きっと観覧車に乗って中でハァハァするんだな。

そして一人あとからついてくる澪。
澪「くぅ、二人して何シてるのよ・・・・・・澪ハァハァ」
95名無しさん@ピンキー:04/01/19 22:11 ID:WCjvKwDc
もしも俺の後十分間書き込みが無かったら今日夢に澪が出て来る
もしも書き込みが有ったらへたれ小説化志望が小説書きます
いや、書き込み無くても小説書くけど
96名無しさん@ピンキー:04/01/19 22:16 ID:fKr5r+H+
>>95
今日は俺の夢に出演予定だから却下。
SS楽しみです。
97名無しさん@ピンキー:04/01/19 22:18 ID:Ur1WgASV
>>94
? 澪がついてくる?

>>95
書いてくれ〜
98名無しさん@ピンキー:04/01/19 22:22 ID:WCjvKwDc
十分って実はせこがましいのではと言う悪寒
9995:04/01/19 22:23 ID:WCjvKwDc
ほわっっ!? 成功したと思ったのに……ほわいぃ!?
リロードし忘れか(ガク
どんなのにしようか考えよ。エロじゃなきゃ駄目ですか?
純愛系は却下? キスシーン位なら混ぜても良いんだけど
100名無しさん@ピンキー:04/01/19 22:30 ID:WCjvKwDc
ついでに100gets
101名無しさん@ピンキー:04/01/19 22:58 ID:/z1m6d6h
 最近澪が果てしなく冷たい気がする。切手シートも当ってなかった年賀葉書みたいに蔑ろにされてる……。
 そんなわけでこの姉妹の危機的状況を打破すべく一計を講じてみることにした。
 最終手段……そう、まだ傷のない、この左足にも怪我を負うのだ。
 右足も実はなんちゃってでしたとかあれこれ言われてるけどそんなこたぁ気にしない。
 そうすれば心優しい澪はたちまち――

 『お、お姉ちゃん?! 左足まで怪我を!』
 『私がいっしょにいなかったせいで… そうよそうに決まってる!』
 『もう千歳ちゃんなんかどうでもいい! 私がこれからずっと、お姉ちゃんの脚になったげる!』

 いいのよ澪、脚なんかなくたって、飾りだもの。偉い人には分からないのよ。
 (カナヅチをふりかぶって)
 ふふ……うふふふふふ………。

 ……………
 千歳「みおー、まゆがまた怪我したの?」
 澪「…そうなの。カナヅチ持ってて、自分の右足に当てちゃったの。み・ぎ・あ・し、に。
  何やってたんだろお姉ちゃん。骨は大丈夫だけど、痛くて気絶しちゃったんだって」
 千歳「わぁ、いたそー」
 澪「ねー」

 繭「……………」
  「…………」
  「…」

  「どぅおおしぃてぇぇっっ!!!!」
102名無しさん@ピンキー:04/01/19 23:38 ID:JxJ4GRzB
>>101 面白すぎです!
腹イタイーーー。バカ繭ちゃん可愛いすぎ!

ここのギャグ小説大好きですー。皆さん凄いですね。
103(´・ω・`):04/01/20 00:03 ID:LXWT0cRw
今度は本気で書きました。この前のは、ノリでかいてわけわからんくてすみませんでした!
104(´・ω・`):04/01/20 00:04 ID:LXWT0cRw
最近、澪がやけに冷たいのです。
あの少女が家にきてから、私にはあまりしゃべってくれません(´;ω;`)
ああ、澪/(´;ω;)/
ということで、私はある一通の手紙を残し家を後にしました。

「〜零へ。旅に出ます。探さないでください。〜」

誰にもきずかれずに家をでることができました。
私は、そのとき、澪の字を間違えていたことにきずいていませんでした。
本当は澪に見つけてほしかったっぽいですが(´;ω;`)
とりあえず、遠くまで歩き出しました。
澪に相応しい人間になるまでは戻ってこないと心に決めて(`・ω・′)カコイイ
もうどれくらい歩いたでしょうか、だんだん足が痛くなってきました(`・ω・′);;;
そのとき、ある通りがかりの人が話しかけてきたんです。
「旅の方だね?」
どうしてわかったのかと私は聞いてみました。
「私は一流の占い師だよ。心をとても痛めてるようだね。」
私は、澪のことをふせて、恋の病だと言ってみました。
「ならば、この薬を相手に飲ませなさい。すると、貴女は楽になれるでしょう。」
私は、薬を値切りに値切って売ってもらい、家に走って帰りました。
やった、これで澪が私を・・♪フフフ♪\(′・ω・`)/
帰って、ドアを開けると、嬉しいことに澪が立ってまってるではありませんか。
どこか普通でないところをみると、手紙をよんだのでしょう。
私は澪に、なんと言えばいいのかわからなくなって、とりあえず第一声。
105(´・ω・`):04/01/20 00:07 ID:LXWT0cRw
「ぃよう(´・ω・`)∩」
「おねぇちゃん・・心配したんだから」
澪は涙ぐんでるようでした。私は馬鹿なことをしたとおもいました。
澪は、私の気持ちを知ってか知らずか、自分の部屋にきてお茶でもしないかと、言ってきました。
もちろん、2人っきりです。(´>▽<`*)キターーーーー!!!!
まだ私は手紙の澪の字を間違えたことにきずいていません。
そして、ついに澪と二人っきりになりました。
「おねぇちゃん、とりあえずごめんね・・・。」
「い・・いいのよ澪!、はい、どうぞ、お茶!」
その場はいい雰囲気でした。薬などもういらないとおもいました。
ですが、もっと、これ以上雰囲気が良くなると考えると・・・私は飲ませたくなるのでした。
「澪みおみお!、あれ!あれなんだ?!!(´・ω・`)σ」
「え?!何?!」
澪は驚いて後ろを見ました。その瞬間に私は薬をお茶に入れ、高速で混ぜ込みました。(`・ω・′)
澪はおかしそうにこっちを振り返り、何もないよというと、お茶を飲む前にしゃべりました。
「おねぇちゃん、そういえば、手紙の文字でさ・・・」
そういうと、お茶を口に運びました。
よし・・・!これで澪は私のモ・ノvvvv
「文字さ・・・間違えたよね・・・・」
私は、あ、ごめん!と、軽く言おうとしたんですが、澪の様子が変です。
「おねぇちゃん・・・大嫌い。」
私は理由を聞くとか、その前に凍り付きました。少しして、考え、しゃべりました。
「み、澪・・・違うの・・いや、違うくないんだけど、嫌わないで・・(´;ω;`)」
澪は何も言いません。
「殺してやる。」
その言葉を聞いたとき、私は薬のせいだと思いました。
きっとあれには、状況を逆転させるような効果があったんでしょう。
それとも・・・・、値切ったからパチモノだったのでしょうか。
106(´・ω・`):04/01/20 00:09 ID:LXWT0cRw
「澪・・・・・」
何をいっても、澪は何も答えず、怖い顔をしてきます。(´>ω<`)
やがて、澪は私の首に手を置きました。絞め殺そうとしてるのです。
私は、これは薬なんかに頼った罰だとおもいました。
むしろ、薬が逆の状況になるというならば、使う前は私のことを好きだったのかもしれない。
そう考えると、抵抗できませんでした。
「いいよ・・・して・・・・」
私はじょじょに気が、遠ざかってきていました。
そして、ついに、私の記憶はそこで途絶えました。
きっと、正気に戻った澪は私のために泣いてくれたでしょう。(´;ω;`)
ですが、あのいまいましい少女はどうなったのでしょう・・・・。
まさか、いまごろ澪とあんなことやこんなことを?!煤i ̄□ ̄);;と考えると、成仏できません。
みおーーーーー!みおーーーー!みおーーーー!
叫んでも澪には言葉が届きません。私は死んで、成仏できず、さまよってるんですから。
予想通り、澪は、私に向かってないています。
「おねぇちゃん、ごめんなさい・・・ごめんなさい・・・」
もう一度澪に会いたい。そうおもいました。
107(´・ω・`):04/01/20 00:11 ID:LXWT0cRw
「おねぇちゃん・・・?おねぇちゃん!」
信じられないことに、私は息をふきかえしました。
これが愛の力なのね(´>ω<`)マユタンオドロキ
まだ、萌えーつーきー萌えーつきーと歌わないでください。
澪は私に抱きついてきました。フフフ・・・これで今度こそ・・・!
「澪・・・・・私ね・・・」
そういいかけると、その前に澪がしゃべりました。
「おねぇちゃんのことは好きなんだけど、私、千歳ちゃんが好きなの。」
その言葉を聞いたとき、さすがに、きつかったです・・・。(´;ω;`)マユタンショッキング…
「そっか・・・、わかった・・・。」
そういうと、その日はもう寝ることにしました。首の絞め跡が妙に痛みます、一生痛むんではないかというほどに。
翌日の朝、今日のことです。私は、長文の日記、この文章を書き終えました。
そして、私は×の前で××することを決めたのです。
追伸 〜あなたがあの少女を好きなのよりもっと10倍、私が大大大好きな零へ〜
「先に逝ってるぜ!!姉より。(´・ω・`)ノシ」

萌え(澪萌え)ーつきー♪
萌え(澪萌え)ーつきー♪
剥がれなーい(澪の)掌の跡ーーー♪(´・ω・`)

〜数時間後〜
澪「字・・・・・・♯」

END(´・ω・`)
108(´・ω・`):04/01/20 00:14 ID:LXWT0cRw
あとからきずいたんだが、さいしょんとこが101とかぶってる!
きずかんかったから、見逃してくれ!内容は違うからさ
109101の書き手:04/01/20 00:28 ID:oFDjxG8q
私も、元祖「〜の刻」の書き手ではないです。
ああ帰ってきてくれ、本家バカ繭…
110名無しさん@ピンキー:04/01/20 02:51 ID:xi/hqLtL
もっとインビなキワドイのキボン
111名無しさん@ピンキー:04/01/20 11:10 ID:zqILJWy5
>>110
禿同。
112こん零スレの1:04/01/20 12:41 ID:VK9Fg7zX
澪「はぁはぁ…お姉ちゃん…またしてくれる?」
繭「澪が誘ってくれればお姉ちゃんいつだってしてあげるよ。」
と笑顔で言った。
澪「よかった、お姉ちゃん、すごく元気になって。」
繭「元気?もしかして澪…私のためにこんな…ありがとうぅ…澪…」
繭は澪に抱きついた。
澪「ところでお姉ちゃん、今日学校で何があったの?教えて。」
繭「ううっ…な…なんでもないよの澪…たいした事じゃないから。」
繭はあせりながら言った。
澪「ほ…ほんとの事言ってよ…お姉ちゃん…それとも私なんかじゃ、
  相談相手にならないかな?」
澪の目に涙がにじんだ。
繭が「あっ、あっ」と言っている内に澪の目から涙がポロポロこぼれ、
その場でクスンクスン泣いてしまった。
繭(やっ…澪かわいすぎ〜! もうダメ、本当の事言わなきゃ!)
繭「じゃあ、澪、本当の事言うけど、聞いてくれる?」
澪「うんっ」
澪は繭の目を直視した。
繭「あのね今日の給食の献立がね…」
澪「う?…うんっ」
113こん零スレの1:04/01/20 12:41 ID:VK9Fg7zX
繭「私が嫌いなものばっかりでほとんど食べれなかったの、 
  だから授業中お腹がすいてすいて…
  帰ってからも何かそのことでず〜っとイライラしてたの…」
澪「……」
繭「あっ…あっ…ごめんね…こんなくだらない事で…」
澪「お姉ちゃん…」
繭「ごっ…ごめん…澪」
澪「よかった。」
繭「えっ?」
澪「深刻な悩みじゃなくてよかった。」
と笑顔で言った。
繭「澪…」
澪「お姉ちゃん、そんな事もう気にしないで明日土曜日だし、
  二人で何かおいしいものでも食べに行こうよ、ねっ」
繭「みお〜!!」
繭はまた澪に抱きついた。
澪「あははっ、お姉ちゃんったら」
繭(澪…大好きだよ)
〜完〜




次回作はまぁあるはあるのですけど、
エロ澪を書いてみたんですけど、
かなりパク〜リになってしまわれたのですけど、
貼ろうかどうか考えています。
114名無しさん@ピンキー:04/01/20 12:41 ID:CeIjDSxE
見られているとつい・・・
ttp://penn2daisuki.h.fc2.com/index.htm
115名無しさん@ピンキー:04/01/20 14:25 ID:aCGdvDd+
サエタンのも書いて(*´д`*)ハァハァ
目隠ししてる忌人にSMプレイとかどうよ
116恋、してますか:04/01/20 17:52 ID:p6v8to7L
わたしの名前は繭。
わたしは今、恋をしている。その相手は…
「はいっお姉ちゃん、ジュース」
そう、この娘…私の双子の妹、澪にッ!
わたしはおかしいのでしょうか…女の子、しかも妹を好きになるなんて…
「うん、ありがとう…澪」
わたしは澪から受け取った缶ジュースに口をつけた…ってあれ?

「澪…これ…」

「あ…うん。小銭がなかったから一本しか買えなかったんだーはんぶんこでいいよね?」

「え…じゃ…じゃあ」
「私はもう飲んだから…あとはお姉ちゃんの分だよ」
あ…これって…なんか…間接…キス…?
「く、くぅあぁ〜〜〜〜〜!!!」
「どっ…どどどどーしたのお姉ちゃん!?」
117116:04/01/20 17:59 ID:p6v8to7L
えろくなくってごめんなさい…ミッションオールクリア&S達成記念(なんの関係もねぇ)で書いてみますた…にしても
ゴスロリ( ´Д`)ハァハァ
118名無しさん@ピンキー:04/01/20 18:36 ID:xHQ/z53E
>>108
なんか雰囲気好き。
繭姉には最後くらい字間違えないで欲しかったけど。
しかし繭姉AA(´・ω・`)が可愛い。
AAあるとSSも台無し、って人も居ると思うけど、個人的にはAAこそが…
AA繭姉がかなり可愛くてもうどうしたものかと。
119名無しさん@ピンキー:04/01/20 19:08 ID:Q967vnWa
>>117
俺としてはエロよりこういう系のが好みなんで、スゲー良かった!
オールSクリアおめでとー!!
120名無しさん@ピンキー:04/01/20 20:30 ID:Erp8T6Dp
書き込めるかな・・・
121前スレとかで粗作品書いた奴:04/01/20 20:32 ID:Erp8T6Dp
あぁ・・・夏ね・・・。
私がいっちばん嫌いなキセツ。
澪から少し目を離し窓の外を覗いてみると校庭でこのあっつい中元気に
スポーツやってる男の子たち・・・
・・・なぁにが楽しいのかしらねぇ〜
澪を眺めて澪に萌えて澪に酔いしれる方が100倍楽しいのに。
まぁそんなこと私以外の奴にはさせないんだけどね☆ フフフ・・・

あら、まーたあのA男の奴が澪を眺めてる。
なに、あいつ。澪のストーカー!?最低ね!今度こそ息の根止めて
やろうかしら!?いきなさい清次ろ・・・
澪「お姉ちゃ〜ん」
繭「なぁ〜に?澪♪どうしたのぉ?(猫なで声)」
しょうがないわね。今回は澪のカワイさに免じて許してアゲル。
澪「あのね、友達に一緒に泳ぎに行かない、って誘われたんだけど、
  お姉ちゃんも・・・行く?」
繭「あぁでも私どうせ泳げないし・・・」
澪「そう・・だよね。うん。ごめんね。私断ってくるね。」

ん!?泳ぐ・・・・?泳ぐということは・・・・ 
繭「!!」
澪「?お姉ちゃん?」
繭「み、みみみずみずみず!!」
澪「ミミズ・・・?(汗)」
繭「水着!!!!!」
澪「あの・・・お姉ちゃん?(はぁ・・またお姉ちゃんのわけわかんない発言が出ちゃった・・)」
繭「澪・・・私・・・行くわ!行きますとも!てゆーか行かせて!!」

続く
122前スレとかで粗作品書いた奴:04/01/20 20:32 ID:Erp8T6Dp
夏は・・・いい季節ね・・・。
そう。私の一番好きな季節。
だってもうほら澪の×××姿が・・・・
繭「や〜ん!もう嬉しくって繭これ以上言えな〜い!」
澪「何やってるのお姉ちゃん・・・。それより明日はみんなで泳ぎに行く日だよね?
  楽しみだねっ!」
繭「えぇもう半端じゃないほど楽しみだわ・・・♪ま、私は泳げないんだけどね〜」
澪「あ、、、そっか。そうだったね。あぅぅ・・ほんとにいいの?お姉ちゃん。
  泳げないのに楽しめるかな・・・。」
繭「だいじょーぶ。私は日焼け目的で行くんだから。」
澪「なるほど〜!それでオイル持ってってるんだ。・・・でもその双眼鏡は何?」
繭「・・・ライフセーバーよ!もし溺れてる人がいた時すぐ見つけて助けに行くため!」
澪「でもお姉ちゃん泳げないんじゃ・・ううん。そうだね。さすがおねえちゃ〜ん・・・
  (これ以上言うのはやめとこっと・・)」

フフフ・・・私と澪の愛の楽園に邪魔者はいらないわ・・・
すでに準備は万端よ!
明日が楽しみだわぁ♪


続く(エロ無しです・・・ホントすいませんっす。)
123澪編 1:04/01/20 21:39 ID:p6v8to7L
>>116の続きナリ

私の名前は澪。
私はいま恋をしています…その相手はというと
「ねぇ…澪…」
そうっ!この激ぷりちーなマイお姉様・繭たんにッ!え?姉に恋するなんておかしいって?いいのっ愛があれば性別も血も関係ナイッ!のだ

「ねぇ…澪ってば」

はっ、いかんいかん
「なに?お姉ちゃん」

「う、ん…足…痛いの…」
言い辛そうにモジモジするお姉ちゃん…か、かわいいっ!萌える〜(?)私は近くの公園で休もうと提案した

公園のベンチに二人で腰掛ける。しばらくして…
「お姉ちゃん、喉乾いてない?ジュース買ってこよっか?」
そう言って私はベンチの傍にある自販機へ向かった
124澪編 2:04/01/20 21:43 ID:p6v8to7L
財布から小銭を取り出す…その時ふいにある事を思いついた

缶ジュースを手にお姉ちゃんの待つベンチに戻る…なんかお姉ちゃん上の空だけど…
「はいっお姉ちゃん、ジュース」
「うん、ありがとう…澪」
お姉ちゃんが缶に口をつける……やったー!間接ちゅー成功っ!うふ…うふふ

「澪…これ…」

「あ…うん。小銭がなかったから一本しか買えなかったんだー」
もちろん嘘だけど
「はんぶんこでいいよね?」
「え…じゃ…じゃあ」
「私はもう飲んだから…あとはお姉ちゃんの分だよ」
ほんとは間接じゃなくて直接ちゅーしたいけど…
(澪…)
(お姉様…)
(………ちゅ)

なーんつって、やっだーもーは〜ずかちぃ〜
「く…くぅあぁ〜〜〜〜〜!!!」
突然の絶叫
「どっ…どどどどーしたのお姉ちゃん!?」

あわわ、へんな事考えてんのばれたのかな?
「ご、ごめん澪!わたし先帰るねっ…」

「えっ…お姉ちゃん?」
言うがはやいかお姉ちゃんは凄まじい速さで見えなくなっていく…ひとり残される私…っていうかお姉ちゃん…足は?
125名無しさん@ピンキー:04/01/20 21:47 ID:p6v8to7L
>>119さん
ありがd。調子こいて続き書いちゃったよ…あいたた。

てゆーか烈しく読みづらいですね…スマソ
126(´・ω・`):04/01/20 22:57 ID:LXWT0cRw
>>118
さんきゅう!、また気が向いたら書くよ!
127101の書き手:04/01/20 23:11 ID:J0upxEuc
 最近澪は…冷たくは、ない。ていうか、私を見る目に、哀れみさえ浮かんでいるような…
 そんなわけでこの姉妹の危機的状況を打破すべく一計を講じてみることにした。
 こんなこともあろうかと皆神村からお持ち帰りしていた、双子少女&人形。
 千歳は失敗だったけど、今度こそはこの二人と濃厚なプレイを演じるのだ。
 そうすれば澪はたちまち――(中略)

 自分で言っててこんな作戦ほんとにうまくいくかどうか疑問だけど…こうなったら意地よ!

 …みゅいーんみゅいーんみゅいーんんん…(耳障りなあの効果音)
 『どうしてころすの?』
 『ドウシテコロスノ?』

 きっ、気色わる… こいつらとからむわけ? やっぱりやめとこっかな…
 あっ澪が帰ってきた! ええいやってやるわよ!
 
128101の書き手(続):04/01/20 23:12 ID:J0upxEuc

澪『な、なにやってるのお姉ちゃん!?』
繭『ふふふ…も、もちろん、禁断の世界のお遊戯よ。どう、澪…? この子たち、すっ、素敵よ』
澪『素敵っていうか、凶悪だよ、それ…』

 それ、って何よ澪。なに指さしてんの? 薊のほうの、股間…?

繭『…ぎゃあああっ! ち、ち××んがついてるっ?!』
澪『それもすっごい真珠つき…うわ、トゲトゲまで』
繭『あの人形師、娘の人形にナニつけてんのよ! いやあぁぁっ どひぃぃっ』
澪『“その様はまさに活けるが如し”とか言ってたよ…きっと、精巧に作りたかったんだね。
 自分用だったんじゃないのかしら…』

 ぎゅいいんぎゅいいんぎゅいいん…
 『どうしてころすの?』
 『ドウシテコロスノ?』…

澪『お姉ちゃんが幸せなら、わたし…』(ささっ…)
繭『置いていかないでっ澪! 約束だよねっ、ねっ? ぎゃーいやああぁぁ…』
千歳『わーすごーい繭! 一枚とっとくよー』

 パシャッ! もわーん ……『 ××を掘られる少女』
129名無しさん@ピンキー:04/01/20 23:47 ID:hVep7pcG
糞いけどネタ浮かんだんで書きます。微妙にパクリ。

「天倉、繭さんを呼んできてくれよ」
「あ、太郎君!何?お姉ちゃんを?」
「ああ、体育倉庫の裏んとこに」
ああそうか。お姉ちゃん欠席で体育委員にさせられてたから…それでかな。
太郎君、体育委員だし。
お姉ちゃんに託けを伝え、私は窓からぼんやり空を見ていた。そして視界の端に、
太郎君とお姉ちゃんがいるのを見つける。
お姉ちゃんてば足痛いのに、無理してぴょこぴょこ走っているよ…
そのまま何かするもんだと思いぼーと眺めていると、二人は向き合ったままずっと固まっている。
私はお姉ちゃんを見たくて場所をずれる。
その瞬間お姉ちゃんが白い頬を少し染めてはにかむ様に笑うのを見た。
私が見たことない笑顔。すっごく綺麗で可愛い。
その瞬間何故か私は分かった。太郎君が告白して、お姉ちゃんがそれを受けたのだと。


あぁぁぁ文字にすると出来ないし糞だし話も何もねえなー
目汚しすみませぬ。
130前スレとかで粗作品書いた奴:04/01/21 00:14 ID:QXmP+1OE
121の続きどえす。

あぁ・・・お日様が昇る・・・私と澪を祝福しているかのようだわ・・。
・・・結局一睡も出来なかったケド。
だって寝れるわけないじゃない・・・
澪のあの姿を想像したら・・・う・・・・また鼻血・・・
んもぅ、ティッシュもう無いのに。ママに怒られちゃうわね。

澪「お姉ちゃんオハヨー!起きるの早いね〜♪」
うふふ・・・心なしか澪もウキウキって感じね。起きるの早いっつーか寝てないんだけど。
繭「澪、お・は・よ(はぁと) 朝食食べたら早速行こっか♪」
澪「うん!あ・・・電話だ。」
あら、誰かしら。私と澪の至福の時を邪魔するつもり?
A男だったら今度は紗重でも送り込もうかしら?

澪の顔が段々青ざめてきた。どうしたのかしら。
澪「お姉ちゃん・・・」
繭「え?」
澪「一緒に行く友達2人とも今日は行けなくなったって・・・・何か大風邪引いたとか・・・」
あぁ、なるほどね♪
繭「あらら〜そうなの〜。残念ね〜。しょうがないから私達だけで行こっ!♪」
澪「うん・・・でもどうして二人同時に風邪なんか引いちゃったんだろ・・」
茜と薊、それぞれ送り込んだの♪


あと一回続きます。
131 ◆2PRZ/2omLc :04/01/21 00:14 ID:sGqhD4FJ
明け方冷たい清浄な光がこの部屋にも染み込んで来た。薊は眠っていなかった。
身を起こすと父の寝顔は苦悩しているようでも寝息は安らかであった。
昨夜父にされたように口元に指を伸ばし半ば開いたような唇にそっと触れた。
再び身を横たえると頬を寄せた。少し伸びた髭が繊細な頬を刺す。
薊の指が頬を伝い顎を降り胸元からそのまま手を差し入れた。心臓の鼓動、上下する肺臓。
もう全て薊からは失われてしまった肉体。
薊の指で眠りから覚めると目が合った。ずっと此方を見ていたのであろうか。
似ている、勿論薊に似せて創ったのだから当然であるが
娘の面影を凌いで表面に現れるのは………
薊の視線は私の眼球を通り抜け思考を見透かすかのごとくであった。
「…お父様、私を触って」両手で私の手を持ちその掌を自らの胸に押し付けた。
しっとりとした素肌はしかし生命の証は感ぜられなかった。
私は人形を創り続けて来たが、何を目指してきたであろうか。
目の前の娘の姿をした人形が一番濃く、私にとっては唯一女性というものである事を悟った。
そっと抱き寄せて口を吸うと唇は潤い温かかった。恋も知らず生娘のまま蝶となりて人形
に魂を宿した娘は成長する事も叶わず人形という魂の牢獄に囚われていた。
私は二重の意味でも薊の父であり、不幸にしたのも私であると云って良かった。産み出し
た私は又薊を殺さねばならないのだろうか。唇が離れ薊は私に身を委ね震えるような声で
「お父様、私の、恋人になって下さいましね」と俯いた。
しかし私の為不幸になってしまった娘をこのままには出来ない。
----------------否
132 ◆2PRZ/2omLc :04/01/21 00:15 ID:sGqhD4FJ
本当は実の娘であり創造物である薊に欲情していたのだ。
人外と云っても良い今の薊と交わればどんな恐ろしい事になるとも知れない。
畜生の血を持った父をどうか許して下さい。
天地に見放されても唯2人娘達だけには赦して欲しいと願った。
果たして此れは罪であるのだろうか、どのような罪を犯すというのだろうか。
躊躇いがちに愛撫を繰り返すと冷たい硬い人形の身体にも血が通う様であった。
手がそろりと下の方に伸びてゆき脚の付け根に至る。そこは女性そのものであった。
小さいながらも柔らかく、包みこまれるような潤いさえたたえていた。
そっと指を差し込むと薊の身体は一層熱を帯びたように熱くなり四肢で私に絡み付く。
幼い頃に私の指をしゃぶった様に指に吸い付いてくる。
ゆっくり指を動かし薊の身体を捏ねると、とろとろの愛液の様な物さえ溢れ出た。
その粘ついた指で固くなった薊の乳首を弄ぶと白い身体に艶やかな小さい紅い花が咲いているかの様だ。
蜜が溢れる泉に口を付けると白い身体はほんのりと色付き、まるで大きな華の如く咲き開いた。
思わず力が入り強く吸い出すとそれは甘い肉の味がした。
可愛らしい花芯を舌で転がしそっと甘噛みをして強く動かした。
「ぁあっっ」薊は痙攣したように仰け反ると苦しそうに呻いた。
「苦しいか?」心配になり顔を上げる高潮した顔で頷くと、しかし消え入りそうな熱っぽい声で云った
「お父様ならいいわ………でも優しく…して」お父様が最初で最後の恋人なのだから……
133 ◆2PRZ/2omLc :04/01/21 00:17 ID:sGqhD4FJ
私はそのまま下半身を密着させて入り口を探った。腕の中で薊の顔は不安そうに翳っていた。
入り口を見つけるとゆっくり薊に身体を埋めていった。
「んぁっ」引き裂かれるような痛みが薊の身体に稲妻のように走り腕で私にしがみ付く。
「大丈夫、大丈夫だから」私の声に励まされて薊は精一杯その花弁を広げ私を受け入れてくれた。
私の背中には薊の指が食い込んでいた。薊の中は温かく柔らかくぬるりと私に纏わり付いていた。
ひくひくと時折痙攣して幼いながら心を込めて私を受け止めてくれた。
一番奥まで到達すると薊は手を首に回し私の唇を求めた。下も上も私の進入を許してくれるのだった。
「動くよ」低い声で耳元に囁くと私は舌で薊の口内に這入って行った。
ゆっくり腰を引き又衝く「んっ……ひゃぁん」衝かれる度に漏れる甘い吐息を何度も唇で塞ぐ。
「お…お父様……私を感じて」合間に漏れる嘆願も耳に心地よかった。
やがて喘ぎ声が悲鳴に似て絶頂を迎えると娘の中から父の精液が溢れ出た。
薊を組み敷いたまま荒い息を調えていると、ぽたりぽたりと汗が薊の顔にたれかかる。
まるでこのまま互いの魂が熔けあうかのような感覚が2人を結びつけたがそれは決して叶わぬ事であった。
伸びてきた髭を優しい指が撫ぜる。懐かしい痛み「お父様……ゴメンナサイ」
悲しげな瞳で見上げられると胸が詰ってしまう。泣きたいのは薊の筈なのに謝るのは私の筈なのに。
蝶になった薊が現れた訳、昨夜の言葉の意味。全ては最初から判っていたのではないだろうか。
「仕方が無かったんだ」呟き布団から出た。躯を殺し父も時間を止めるしかこの先希望はないのだろうか。
薊の怯える孤独を救えるのは私だけの様だ。
それまで待っていてくるか、そう長い先にはさせないから。

せめて今一時、この朝の光が登りきらない内だけでも。もう少しだけ夢の中に居させて欲しい。
不幸な父娘の上にも残酷な朝は夜の幕を容赦なく引上げるのだった。
134 ◆2PRZ/2omLc :04/01/21 00:20 ID:sGqhD4FJ
↑は
>>37
>>48の続き
でしたお粗末様。
つーか規制かかってずっと書き込めなかった(・∀・)書き込める歓びを噛み締めてます
お風呂上がりで髪湿ってます(クダラネ
135名無しさん@ピンキー:04/01/21 00:22 ID:z15Wowdj
繭:なつかしいね、ここ。
澪:・・・うん。(ここでおねえちゃんは・・・わたしのせいで・・・)
繭:・・・。
澪:あれ?おねえちゃん・・・?
  おねえちゃん!行っちゃだめぇ!
繭:紅い蝶・・・。
澪:おねえちゃん?
繭:紅いちょ・・・
澪:おねえちゃん、それ、蛾だよ。

もえ〜つ〜き〜×2
136前スレとかで粗作品書いた奴:04/01/21 00:31 ID:Wqx4CyeD
やっと着いたわ・・・でも電車で2時間かかるくらいはあるわね。この海キレ〜イ。
澪の次の次の次の次の次の(×無限大数)くらいに。

澪「お姉ちゃん〜お待たせ!着替え終わったよ〜」
繭「!! えぇ・・・澪・・・。(ドキドキ」
照りつける太陽、輝く青い海。そして・・・後ろを振り向けば可愛い澪の
いつもよりダイタンな水着姿があるは・・・ず・・・・?

紅い着物?
澪「千歳ちゃんも泳ぐの好きなんだねっ!一緒に泳ごっか♪」
千歳「うん。ちとせ、お水遊び大好き。人多いとこ苦手だけど、みおと一緒ならだいじょうぶ。」

・・・・・ウカツ。コイツがいたんだったわ・・・。
澪!澪の水着姿は・・・

スク水?
スクール水着!澪ったら・・・・・
あ・・・でもこういうのもいいかも・・・・やだ、鼻血出そう・・・・
あぁんもう我慢できない!
繭「みぃぃぃおぉぉぉぉ〜♪」ダッ
澪「千歳ちゃんあのへんの人少ないトコで泳ご!♪」
千歳「うん!」

・・・・・#####

繭「ねぇ・・・澪・・水かけ合ってばっかいないでオイル塗ってくれない・・・?」
澪「きゃっきゃっ♪千歳ちゃんやったな〜!」
千歳「わ〜、澪冷たいよ〜」

―終―

137 ◆2PRZ/2omLc :04/01/21 00:34 ID:GwGVfmPC
流れぶった切ったみたいゴメンネ(´・ω・`)
138名無しさん@ピンキー:04/01/21 00:44 ID:qm2GXRSB
>>137
なにをいうもっと薊をみせてくりゃれ
139名無しさん@ピンキー:04/01/21 01:30 ID:Vthl9iY5
134て前スレで茜と善達と書いた人?
140澪×紗重:04/01/21 04:10 ID:ijuoJSQ9
帯を解くと着物の前がはだけた。
そのはだけた所から手を入れ、胸をまさぐる。
胸の中心にある突起を探り当てると、親指と人差し指でつまむ。
「あっ…」
紗重の口から吐息が漏れる。私は更にきつくつまんだ。
「あぁっ!」
引っ張ってみたり、こねくり回したりすると、それに合わせて紗重は喘いだ。
胸を触るのに飽きた私は、今度は口を使って胸を愛撫し始めた。
敢えて中心に近い部分だけに舌を這わせてじらした。
「や、八重…も、もっと……あっ…じらさないで」


私は紗重が自分の事を八重だと思い込んでいるのを利用した。
利用して紗重と関係を持とうとした。
意外に紗重はあっさりと承諾してくれた。
やはり八重に対しての想いが強かったからだろうか。
今、私に抱かれている紗重は、一つの村を破滅に追いやったとは思えない姿だった。
私の目の前で淫らに肢体を曝け出している。
その身体に私は貪りついた。
141澪×紗重:04/01/21 04:26 ID:ijuoJSQ9
さっきまでの愛撫によって紗重のそこは潤っていた。
「紗重ったらこんなに濡らしちゃって。すごくイヤラシイ。」
私は顔を近づけ、溢れんばかりの蜜を舌で掬い取った。
「はぁん!あぁ…あっ…ん」
私がいくら舐めても溢れてくる。
一通り舐め終えると、今度はそれを指に絡ませに紗重舐めさせた。
他人が指を舐める姿はとてもいやらしく見えた。
「ほら、これが紗重の味だよ。どぉ、おいしい?」
「んっ、おいしい…」
私は再び紗重のあそこに顔を埋めた。そして、芽に吸い付く。
「あぁん!」
そこを徹底的に舐めてやると、紗重の足が自然と私に絡みついた。
その間に私は人差し指を紗重の中に入れた。
私の指はすんなりとの紗重の中に入っていった。
始めはゆっくりと徐々に速く挿入を繰り返す。
「あっ、あ…はぁ…あっ、ん」
指の動きに合わせて紗重の腰が動く。
「あはぁっ…!」
私が芽を軽く咬むと紗重の腰の動きが止まり、あそこがヒクヒクと痙攣して私の指を締め付けた。
「はぁ…はぁ…」
紗重はとろんとした目で私を見た。
私は紗重にキスをして抱き締めた。
紗重も腕に力が入らなかったみたいだが、それでも抱き返してきた。
「八重…もう一人にしないでね」

これで紗重は私だけのものになった。
ただ、そこに愛などというものが存在するのかはわからない。
わからないまま、私はまた紗重を抱くだろう。八重に対する思いを利用して。
こうして私達は深い深い所へと堕ちていく……
142名無しさん@ピンキー:04/01/21 04:30 ID:ijuoJSQ9
↑140、141を書いた者です。
ど素人で、しかも表現力が乏しくて文章がめちゃくちゃですが、投下させて頂きました。
エロを書いたのはこれが初めてです(汗)
紗重に足があるとか気にしないで読んでもらえると嬉しいです。
駄文失礼しました。
143名無しさん@ピンキー:04/01/21 08:01 ID:uhKYRKfb
>>142
いや素晴らしいです
ハァハアさせてもらいますた澪×紗重で紗重が請けってなんか意外かも…

にしてもエロが書ける人羨ましい…
144名無しさん@ピンキー:04/01/21 09:30 ID:mt7aUsck
繭「モテる男を皆殺しにする。そうすればその分、澪がこっちへ流れてくるんじゃよ」
樹「…配線工事じゃあるまいし、思い通りにいくか」
繭「う〜んそうかにゃ〜」
繭「となると、やはり男そのものを抹殺すべきじゃろか? 二人いるからひとり十億がノルマじゃよ?」
樹「くだらん妄想育ててないで、大人しくしてろ」
145こん零スレの1:04/01/21 09:41 ID:W4FCNypP
「八重がもしも天然だったら」
紗枝「きゃあああぁぁ!おねえちゃあああぁぁぁん。」
ズザザザザ
八重「紗枝?あっ、振り返っちゃいけないんだった。
   テヘヘ、私のおバカさん。」
自分の頭をポカッと叩く八重
八重「あれっ?紗枝がいない?待ってよぉ〜、紗枝〜。」
紗枝「お姉ちゃん、下、下、下だってばぁ〜」
八重「あっ、妖精だ〜。」
ステテテテ
紗枝「こんな不思議ちゃんなお姉ちゃんもうヤダ〜!!」
146名無しさん@ピンキー:04/01/21 10:35 ID:FpoCLwNi
ところでこのスレで、こん零スレの1って名乗る意味は?
なんか気になってたぽ
147名無しさん@ピンキー:04/01/21 21:45 ID:A0W6UPUN
>144
あんごるもあ沙重「わははー。恐怖のポーズ」
148名無しさん@ピンキー:04/01/22 00:09 ID:05OQCz4B
>>147
一瞬わはーな沙重かと思った
149名無しさん@ピンキー:04/01/22 00:16 ID:/4jAO3j7

夏休みの宿題に追われた天倉双子は自由研究のため手っ取り早く
昆虫標本を二人一作で提出決定!で、案の定皆神村到着。
澪、片手に虫取り網。繭、右肩から虫かご(黄緑のポピュラーなアレ)。
と双眼鏡。
繭「紅い蝶、なかなか捕まらないね。」
澪「う〜ん・・・、何か姿が薄いおじさんとかは、網にかかるんだけどね。」
繭「・・・・澪、それはひっかけたらだめでしょう。」
澪「あ〜そっかあ。あ、でもこれで標本できるんじゃない?働く人々って題名で!」
 彼女達の皆神村奇譚はまだまだ続く・・・。

すんません。かなり場違いなので、そろそろダイブしてきます。
150名無しさん@ピンキー:04/01/22 02:55 ID:0bl4Ma3Z
 苦労しつつ謎を解き仕掛けを外し、私たち姉妹は皆神村を進んでいました。
 どうせ来たのだからここでしか創れない昆虫標本を、というお姉ちゃんについて来たのですが…
「…ねえお姉ちゃん、本当にこんな事してて虫取れるの?(´・ω・`)」
『ふふ、お姉ちゃんにまっかせなさい! 澪、沢山虫とらせてあげるからねー(´∀`)
 さあてこの家紋を取って…この鍵を持って、と。透明なのが来たら撮っててね』
「う、うん…わ、また来た! えーいこの! 邪魔なのよこの! この!」

「うう…お姉ちゃんなんかここ嫌な感じ…延々続いてるし、じめじめするし…」
『ごめんね澪、でも大丈夫。もう少しだよ。このお姉さんが協力してくれるからすぐに虫が見れるからね』
「八重さん、だっけ? ホント?」
  「え、ええ、きっと…」
「うー…。 うわ! また来た! もー、こいつ嫌い! 撮る度に4回も殴るし、なにより…」
    (゚д゚)ウー…    (д゚ )ミ プイッ
「それよそれ! その『ハァ?』みたいに顔背けるやつ! なによもう…ムカツク〜っ。
 私を馬鹿にしてるわけ? それともハルクホーガンの真似なわけ? ラリアットもしないのに?
 腹立つ〜! えい!(パシャ) えい!(パシャ) えい!(パシャ)」
    ヽ(`Д´)ノムギャー
「きゃーっ!」
151名無しさん@ピンキー:04/01/22 02:59 ID:0bl4Ma3Z
 散々苦労してようやく、不思議な広間に出ました。大きな穴があります。
 さっきのろうそくだらけの広間もだけど、正直怖いです。それに体中もう痛くて…
   (゚∀゚)アヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ
「わ、お姉ちゃん、アレ誰? 何してるの?」
『八重さんのお姉さん。まっててね、今…』
「今…? 虫? 虫の取れる所に案内してくれるの?」
『八重さんがこーさつしてくるから。儀式らしいよ』
「(゚д゚)こ、こーさつ… 」

 そして…お姉ちゃんの後ろに隠れ、なんだか不気味な儀式が終わるのをまってたら、
やっと虫が出てきました。赤い蝶です。透けてて綺麗。珍しい蝶なのかなあ。
『ほら澪! がんばって捕まえよっ! はい網!』
「うん! わーいわーい!」
   ('A`)「ゴルァお前ら…」
『うるさい黙れ! 私の可愛い澪の自由研究邪魔する気? 文句あんなら表ぇ出ろ!』
   ((('A`)))「……」
 もう、なんか目を背けたい事だらけで、とりあえず私は昆虫採集に没頭しました。わーい、わーい。
『良かったね、澪』
「うん! ありがとうお姉ちゃん」
 でもホントに嬉しかった。これまで苦労してきた事が、やっと報われた気分。


「澪。 天倉澪。お前、夏休みの宿題の事だけどな」
「はい先生! なんですか!(ワクワク)」
「蝶しかいないだろコレ。評価は「可」な。はい」
「('A`)クロウ シタノニ…」
      『('A`)センセ、ツッコムトコロ チガウデショ…』
「お姉ちゃんなんで私の教室に…」
152名無しさん@ピンキー:04/01/22 03:03 ID:0bl4Ma3Z
ごめん、勢いで書いてみたけどツマンネ。スルーキボンヌ。スレ汚してごめんかった。
勝手に続きかいてつまらんくちゃ救われん。

ってか小学生になってるなこれ。



…どうでもいいけど、個人的に紅い蝶、八重が(霊体なりで)戻ってきて、
一緒にあの奥にいって、八重紗枝で儀式済ませて…ってやればハッピーエンドが創れたような。
まあそれじゃ脚の事故関連含め、繭澪の想いが全く関わらない薄っぺらいエンドでは在るけど…
紅い蝶エンドも×エンドも悪くないと思ってるから良いけど、なんかなんつうか。
153名無しさん@ピンキー:04/01/22 03:33 ID:6L4mfvzA
「さあ、澪を一晩中かわいがったモノをキレイにして…」
くたくたになって半開きになった澪の唇に繭のモノが、突き立てられた。
「うぐっ」
それが澪の喉の奥までぬるぅっと侵入してくる。
(そんな…また…)
「もう、どうするかわかってるよね、澪。何回も何回も教えたからね」
すっかり抵抗する気力も尽き果てた澪は、教えられれたままに奉仕を始めた。
「そうそう、吸いながら先っぽの方を舐めるの。唇で、出っ張ったところを刺激してぇ…ふっ、ふぅ、なかなか上手くなってきたじゃない。最初の頃とは大違いよねぇ…」
(最初の頃…)
あの村から帰ってきてどのくらい経ったろう。繭を救ったことで目が見えなくなった澪には、もう時間の感覚も、繭の表情もわからない。繭の身体がどうなってしまったのかもわからなかった。
ただ、縛られ、ベッドに転がされ、繭の熱いモノにさいなまれ、いつ終わるとも知れない責め苦に身悶えていた。
最初は泣き叫び、逃げようとしていた澪も、もう今ではそんな気力もなく、言われるがままに昼夜を問わず澪の身体をむさぼりくらう繭の獣欲にしたがっていた。
澪はずっと放心状態だった。二人で村からやっと逃げたはずなのに、繭は何かに取りつかれたように、澪を苛め抜き、あざ笑った。
「そう、イイよ…昔から言われた事を守る素直なイイ子だったよね、澪は…」
あきらめて心をこめて口の中のモノを愛すと、どんどん硬く大きくなる…
「くっ、澪……そろそろッ!」
不意に、繭のモノが口から引き抜かれた。
新鮮な空気が澪の肺の中にようやく入ってくる。
「はぁはぁ、おねぇ…あうっ」
荒々しくベッドに倒された澪には、次に起こる事がわかりきっていた。
「お願い、もう、いやぁ!」
泣き喚く澪に何も言わず、繭の熱くたぎったモノが、澪の秘所にすりつけられる。
154名無しさん@ピンキー:04/01/22 03:34 ID:6L4mfvzA
その大きさに、澪は気が遠くなりそうだった。
「澪の中に、入るよぉ」
ずるっ、ずるずる…
巨大なモノが、澪の中にじわじわと侵入してきた。
(うぐううっ…大きすぎる…)
「くくくっ」
もちろん、あまりにも大きいため、簡単には入らない。そのことを楽しむように、何度も反動までつけて、ゆっくりとしかし確実に澪の中に入れて行く。
「だめ…裂けちゃう…」
澪の中に侵入する灼熱の凶器が澪の柔らかな中をゴリゴリとこすり上げながら少しづつ、少しづつ入って行く。焼けつくような強烈な刺激が、澪の身体を何度も貫き、目の前にバチバチと火花が散った。
(イく、イくッ!)
びくん、びくん…繭が寸刻みに澪の中に入って行くたび、澪は上り詰めっぱなしになり、痙攣が止まらない…

長い長い時間をかけて、それはずん、と音を立てて、澪の最奥に達した。
「ふぅううっ」
後ろ手に縛られ、身動きがままならない澪の全身がびくん、びくんと反り返り、哀れなほど痙攣を繰り返す。
澪の最奥まで入れても、まだ半分くらいしか入れていない繭は、さもおかしそうに笑った。
「くすくす…相変わらず澪のは狭くてきついよ…くすくす…」
繭は澪の乳房をゆるゆるともみこみながら、そのきつい感触を楽しんでいた。
「もう…こ…こわれちゃう…よ…」
息も絶え絶えの澪は、今にも意識が飛びそうになるのをこらえながら、ようやくその言葉をもらした。
「ふぅん…じゃあ、こわれちゃえ!」
痙攣を繰り返して悲鳴を上げる澪の身体を無視して、繭は激しく突き上げ始めた。
155名無しさん@ピンキー:04/01/22 03:36 ID:6L4mfvzA
おもむろに、繭の両手が澪の首にかかった。そのまま、獣のような力で澪の喉を絞めつける。
「ひゅぅっ」
澪の喉から空気が抜かれるような細い声が漏れた。
「こうすると、澪のすごく締めつけてくる…」
(し、しぬぅう…)
「さあ澪、いくよっ!」
繭はこれまでのが遊びとばかり激しく身体をゆすり、獣のような荒々しい動きで澪を責め始めた。
それはまるで、羊の柔らかなはらわたをガツガツと貪り食らう狼のような動きだった。
そんな動きにとても耐えられない澪は、ぴーんとのけぞりながら四肢を痙攣させる。
(酷すぎる…こんなの、お姉ちゃんじゃない…)
以前のしとやかでおっとりした繭は見る影もない。。
…澪の心の中に、ある疑惑が浮かんできた。もしかして…あの時、私が虚から救い上げたのは、お姉ちゃんじゃなくて……いいえ、そんなはずは無い。その後お姉ちゃんは目が見えなくなったわたしを、泣きながらずっと抱きつづけてくれた…
澪は、狂ったような嘲笑が部屋に響き渡るのを、遠ざかる意識の中で聴いた。さもおかしくてたまらないような、それでいて全てのものを嘲り怨み妬むような笑いだった。

どのくらい経ったのだろう、澪の身体を貫いているモノが爆ぜた。
びゅくん、びゅくん、びゅくん…
熱いほとばしりが澪の奥に叩きつけられるたび、そのすさまじい熱さに、澪の身体が極限まで宙に踊りねじれた。
(だめ、壊れる…)
その狂った笑い声を聞きながら、澪の意識はスッと遠くなっていった。
156名無しさん@ピンキー:04/01/22 03:37 ID:6L4mfvzA


……
「ぐうっ!!」
ガリッと耳たぶを強く噛まれて、澪は目覚めた。
「まだまだこれからだよ。やっと楽しくなってきたんじゃない」
繭は、澪の身体を強く抱いていた。しかし、それは以前のような優しくつつみ込むような抱擁ではない。もう二度と澪が逃げないように、捉えしがみつくような抱擁だった。
「おねえちゃ…うぐぅぅうっ!」
再び荒々しい突き上げが、始まった。先ほどの突き上げなど比べ物にならないほど激しい動きだった。

(いつまで…いつまで続くの…)

繭は、澪の耳元でハッキリとつぶやいた。

「ずっとだよ、八重」
157名無しさん@ピンキー:04/01/22 03:56 ID:6L4mfvzA
もっとインビなキワドイのキボンされたので、いつものほんわかSMじゃないやつにしてみますた
158名無しさん@ピンキー:04/01/22 04:25 ID:GUiPbd7v
ガクガクブルブル
159名無しさん@ピンキー:04/01/22 05:44 ID:oZY0uJq3
(゚∀゚)イイヨイイヨー
ε-(゚∀゚*)/lァ/lァ

…八重?


(((( ;゚Д゚)))



いや、本当イイす。乙です。
160名無しさん@ピンキー:04/01/22 08:28 ID:YaN04Wk3
〜思惑〜
立花樹月は今日も蔵の中。
ある日の事、蔵の窓に見覚えのある人物が立っていた。
「八重!どうしてまだここにいるんだ!!」
(うわ、何か格好変わったけど多分八重だよな。うん。)
「あなたは・・・・。」
(何よ、この人・・。大体なんでおとなしく監禁されてんの?)
時は経って。
八の刻
蔵の扉を開ける澪。
「助けに・・・・。あ。」
あのシーン。
「君達を逃がす事ができれば、睦月は許してくれるのかな・・。」
(頼むから、早く逃げろよ。そうじゃないと睦月にバックドロップかまされる)

「・・・・一体何だったんだろう。この人。」
澪はそうつぶやいて零式フィルムと地図を持って蔵を後にした。





161名無しさん@ピンキー:04/01/22 12:27 ID:hpgDZ6HB
>>153-156
素晴らしいです。
162名無しさん@ピンキー:04/01/22 12:37 ID:hpgDZ6HB
繭「ふうっ」
澪「お姉ちゃんどうしたの?ため息なんかついて?」
繭「だってここ一週間ず〜っと雪で家の中閉じこもりっきりなんだもん。
  たまには外行きたいなって。」
澪「せっかくの冬休みなのにね、でも私お姉ちゃんと
  ずっと一緒だったから楽しかったよ。」
繭「私もよ、澪。」
澪「でも明日からは晴れるみたいだよ、よかったね、お姉ちゃん。」
繭「ホント?じゃあ明日のために今日は早く寝なくちゃ、おやすみ、澪」
澪「お姉ちゃんさぁ…」
繭「んっ?何?」
澪「冬休みに入ってから…」
繭(…もしや)
澪「少し太ったね。」
ギクッ
繭「きっ、気のせいよ、澪」
澪「え〜、絶対太ったよ、頬だってほら、少しお肉ついてるよ。」
澪は繭の頬をムニーっとつかんだ。
ドキッ
繭「だからね…澪」
163名無しさん@ピンキー:04/01/22 12:38 ID:hpgDZ6HB
澪「後、お姉ちゃん心なしか…胸…ひとまわり大きくなってない?」
ギクッ
繭「そっ、それも気のせいよ、澪」
澪「ふ〜ん、まあいいや、じゃあおやすみ、お姉ちゃん。」
バタン
繭はここ最近ある事を悩んでいた。

繭…冬休みになってから私少し太っちゃった。
  やっぱり澪が作ってくれるお昼ご飯のせいかな?
  でも澪の料理ってと〜ってもおいしから
  いくらでも食べられちゃうんだよね。
  ああ、でも澪に太ったって言われちゃったよぉ〜
  とは言っても太ったのはこの頬だけなんだけどね。
  少しお肉がついちゃった。
  体の方は前よりほとんど変わってないんだけど…
  問題はこの胸なんだよね。
  澪の言うとおり、大きくなった気がする。
  私って食べると胸にくるタイプなのかな?
  お腹にくるよりはマシだと思うんだけど…)

繭はベッドで数分間胸の事でとても悩んでいた。

〜続く〜
164名無しさん@ピンキー:04/01/22 19:13 ID:HpRTWqj7
桐生家みたいなおっかないとこでハアハアできる神経がわからん
薊ってバケモンだろ
165名無しさん@ピンキー:04/01/22 19:40 ID:Dj8KMJJR
そこを萌えに変換して恐怖を乗りきるわけですよ。

まあ、初めての桐生家は(((((;゚д゚)))))ガクガクブルブル
だったけどな。
166名無しさん@ピンキー:04/01/22 19:53 ID:+6CmpQTL
樹月「はじめてはだれでも怖いものさ・・イクヨ・・」









睦月「お兄様・・待って!!!はっ、あぐぅ!!」
167名無しさん@ピンキー:04/01/22 20:29 ID:dY9y+SV2
萌えた
続ききぼん
168名無しさん@ピンキー:04/01/22 20:52 ID:XxY3rKtI
かなり(;´Д`)ハァハァ
樹月がリードなのね。
169名無しさん@ピンキー:04/01/22 23:57 ID:VKPfmY12
.>>166
ワラタ
170名無しさん@ピンキー:04/01/23 00:58 ID:NOyUhyTI
http://www5e.biglobe.ne.jp/~yb_net/clip/img/7826.txt

別スレ掲載のSS UP。
作者不明(名前欄に記入あるけどたぶん作品タイトル)。
171名無しさん@ピンキー:04/01/23 01:44 ID:RXYsb7S8
家ゲーだっけ?
172名無しさん@ピンキー:04/01/23 01:53 ID:RXYsb7S8
神のssなんとかまとめたいね
どっかに
173目を潰された女:04/01/23 02:39 ID:VTFWFn88
ハァハァスレ……ない……
どこ……どこ……

あった……あった……

遅れ馳せながら復活蝶サイコー
174名無しさん@ピンキー:04/01/23 09:48 ID:kepcL9Iy
冬休みに入った天倉双子は皆神村付近にある母の故郷に帰っていた。
どういうわけか今年は少ないお年玉であった。
澪「えええ〜!!これしかないの・・・!?」
繭「どうしよう、澪!!」
澪「わかった!!あの村、ずいぶん古いから家具とか
  骨董として売れるよ!!」
繭(え・・・・まさか行くの?澪・・・。ってか寒いし)
澪は南極に行くような格好と唐草模様の風呂敷を背中に巻いている。
繭「澪・・・。」
澪「早く、お姉ちゃん、一緒に来てくれないの?」
繭「う・・・・・!!愛する澪が魑魅魍魎に襲われるのは姉として・・!)
で、結局行く事になった。
澪「前から思ってたんだけどね、立花家にある刀とか黒澤家にある皿とか
  絶対高く売れる気がしてたの」
繭「うん、分かったから早くとって帰ろう?」
澪「う〜ん、でもさっきから千歳ちゃんが風呂敷の中に入ってるんだよね。」
千歳が澪の担いでいる風呂敷から顔を出している。
繭「千歳ちゃん・・・。どういうつもり?」
千歳「ちーも一緒に行くの。」
繭(冗談じゃないわ!!こんのクソガキャ。)
澪「あはは、でも前に樹月くんが千歳もって言ってたからいいかもね〜。」
繭(・・・・・・帰ろう、澪。二人で。)
 三人の皆神村奇譚はまだまだ続く・・。
すんません、昆虫標本の次はこんなんになってまいました。
ホント文章力ないからやっぱりダイブしてきます。
175163の続き:04/01/23 12:41 ID:BW0oss4K
もしかして私のおなにぃのやりすぎが原因でこんな大きく…
ちがう、ちがう、それならもっと昔から大きくなってるはず…
やっぱり澪のお昼ごはんが原因だよね。
どうしよう、明日から…そうだ、
ダイエット始めれば胸…少しは小さくなるのかな?

繭はあれから1時間胸の事でまだ悩んでいた。

あっもうこんな時間、寝なきゃ、明日はブラ買いに行かないといけないんだ。
今のじゃ凄い苦しいから…もっ、もしかしてブラがただ単に縮まっただけかも、
それで私大きくなったって錯覚して…な〜んだ。

繭はホッとすると深い眠りについた。
・・・
・・・・・・
次の日、繭はデパートで何やらとてつもないショックを受けていた。
女性定員に胸のサイズを測ってもらったら所、
胸のカップが一段階上がってしまったのだ。
繭(どっ、どうしよう、まさか、こんな…)
繭は仕方なくその今のカップサイズのブラを買い、とぼとぼデパートを後にした。
176163の続き:04/01/23 12:43 ID:BW0oss4K
繭(ど、どうしよう…)
かなり深刻に繭は悩んでいる。
繭(ひゃっ!!今すれ違った男の人、私の胸見てた
  …ううっ…恥ずかしいよぅ)
赤くなりながら早歩きで家路へと向かって行った。
ガチャッ
繭「たっ、ただいま〜」
澪「あっおかえり、お姉ちゃん今ちょうどお昼ご飯ができた所なの。
  一緒に食べようよ。」
繭「あ、あのね、澪、私何だか食欲がな…」
言い終える前に
澪「はやく、はやくぅ〜、お姉ちゃん。」
と繭の手を引っ張ってコタツに向かった。
澪「見て〜、今日のお昼はカレーライスだよ。」
繭「うっ!!」
(よりによって高カロリーな…)
澪「お姉ちゃん?いつもならもっと喜んでくれるのに…
  もしかして私の料理…飽きちゃった?」
澪が泣きそうな顔をする。
繭(ううっ…)

〜続く〜
177名無しさん@ピンキー:04/01/23 14:05 ID:7wjwaK3b
カレーってそんなに高カロリーだっけ・・・?
178名無しさん@ピンキー:04/01/23 14:14 ID:/oKaecKH
具や創り方にもよるけど、そんなに…
179名無しさん@ピンキー:04/01/23 14:22 ID:wUMT3Oyd
ルー自体は対したカロリーじゃないが、
どうしてもご飯を余計によそってしまうからな。

そういう意味では高カロリーだ。
180名無しさん@ピンキー:04/01/23 16:15 ID:D12G5K+N
そう、ここはカレースレだったのです。
181名無しさん@ピンキー:04/01/23 16:16 ID:YqHeHdx2
>>172
過去ログ倉庫だったり、それをSSだけ切り離して倉庫だったりはやれるけど、
やって良い物なのかなあ。このスレで「それ収録やめて」といわれたら無しってことで?
そんなわけにもいかんか。

個人的には、神々が描き残していった絵を保管しときたいんだけどなあ…
勿論神自身が削除したものや、当人の?サイトにある場合は除いて。
でも「うpロダでいずれ流れるし、描いてみよう」的スタンスでお描きになったモノもありそうでごにょごにょ


というわけで無理ぽ。知らんけど。
182名無しさん@ピンキー:04/01/23 16:55 ID:VR5/0dDI
カレーはカロリーもですがいわゆる低GIダイエットなどの対極を行く食品なので、
そういう事を気にする場合はやや難があります。
またカレーは単体で済ませてしまいがちなのでその辺も問題です。


まあ、それは置いといてやっぱ繭は性格的なものだろうか、
年齢的には胸が大きくなる事を良い方に受け止めても良さそうなもんだが。
もっと小さい子はそういうのを恥ずかしがる傾向はあるとも思うけど。
その様が萌えるからどうでもいいと言えばいいんだがな。
183名無しさん@ピンキー:04/01/23 22:11 ID:qnD9WlhJ
ああ、カレー食いてー。チキンカレー。
朝カレーパンだったけどなー。
184名無しさん@ピンキー:04/01/23 22:12 ID:Cs6KDUm/
>>181
なんかいろいろ考えてるんだな。
何の考えもなくはってしまったが。
浅薄で申し訳ない。

>>182
なんかいろいろ考えてるんだな。
185170:04/01/23 22:57 ID:Cs6KDUm/
って、誰だか書かないと意味わかんなかったか。
スレ汚しついでに自分でもなにか書くかな。
186名無しさん@ピンキー:04/01/23 23:04 ID:ss75leCl
>>185
やったあ!楽しみにマットルよー

なんかずっと書きたかったネタあるのに、上手にかけなくてもどかしい。
誰かのりうつって書いてくれんかなあ。
187170:04/01/24 00:30 ID:2gZFLmCy
『すわっぷたいむ!』

「いたた・・・。」
「大丈夫、澪?」
「だ、だいじょぶ・・・だと思う。ただ、足が・・・」

今年は初詣にいかなかったね、という話から、ふと思い立ち、
姉と二人で家の近くの神社にお参りに来た、その帰りだった。
後ろを歩いていた姉が足を踏み外してよろけた。
慌てて支えようとした澪だったが、結局姉を支えきれず、
二人で石段を転げ落ちてしまったのだ。

体を起こそうとすると、片方の足に痛みが走った。
思わずいたむ膝を押さえながら、自分を見下ろしている姉の顔を振り仰いだ・・・。
つもりだった。が、そこに見えた顔は。

「ええ、わ、わたし?」

心配そうに自分を見下ろしているのは、他でもない、自分の顔だった。

「澪、わたしだよ・・・。」

と、もう一人の自分が言う。声も、確かに自分の声。
でも、そのしゃべり方は・・・。

「おねえちゃん!!!?」

その時ようやく澪は気がついた。
自分が押さえていた、痛むほうの膝には、包帯が巻かれていた。
188170:04/01/24 00:30 ID:2gZFLmCy
自分の姿をした姉が入れてくれたココアを飲んでいると、
ようやく今、するべきことを考える元気が出てきた。

「落ち着いた?」
「うん、もう、へいき・・・、
 ごめんね、なんか気が動転しちゃって・・・」
「しょうがないよ・・・、わたしだって。」

互いに互いの困り果てた顔を見合わせた。
とりあえず家まで帰ってきたが、どうしていいのか、
まったく分からなかった。
2時間ほど二人でああでもない、こうでもないと言い合ったが、
結局、いい考えは浮かばなかった。

「ごめん、ちょっとトイレ・・・」
そう言って澪はこたつから立ち上がった。
「うん、じゃ、ちょっと休憩しようか・・・あ!」
「え、な、なに?」
「あ、ううん、何でもない、ただ・・・」
「・・・あ、そうか! え、ど、どうしよう?」
「違うの、いいんだよ、でもね・・・」
「わかった、あんまり見ないようにするね。」
「うん、ごめん。わたしも気をつけるから。」
「うん。」
顔が赤くなるのを意識しながら、澪は部屋を出た。
189170:04/01/24 00:31 ID:2gZFLmCy
じゃーっ。
用を足して、便座から腰を上げようとすると、
膝が痛んだ。おねえちゃん、大変だったんだな、
と澪は思った。
壁に手をついて、なんとか体を起こす。
膝までおろしていた下着をはき直して・・・、
ふと目線をおろすと見慣れないものが視界を遮った。
何のことはない、自分の胸の膨らみだった。
いや、でも自分のではなかった。正しくは、姉の繭の胸だった。

おねえちゃん、結構、胸、おっきい・・・。
澪は思わず二つの膨らみを、両手の平で包んだ。
普段から、なんとなく意識はしていた。
姉の繭は、自分よりも女の子らしい体つきをしていた。
でも、こうして改めて見直してみると、想像よりもはるかに、
その差は大きかった。
そっと胸の膨らみを持ち上げてみると、確かな重み・・・。
(う。おねえちゃん、着やせするタイプだったんだなあ・・・。)
きゅっと両側から寄せてみる。
白いセーターの下で胸がたわんで、
どう考えても自分の体では無理な曲線が出来上がった。
(うわ・・・なんかこれ、すごいんですケド・・・)
190170:04/01/24 00:32 ID:2gZFLmCy
(ごめん、おねえちゃん・・・ちょっとだけ見せてね)
澪はもそもそとセーターのすそをたくし上げた。
びっくりするほど色の白いおなか。
薄いピンク色のブラに包まれた、胸の膨らみ。
そして、また、白い肌。すそを引き上げる毎に、
繭の体があらわになって行く。
澪はなんだか、くらくらしてきた。

(お、お、お、女のわたしでもどきどきするんだから、
 もし、これ、クラスの男子とかみたら・・・)
澪は想像してみた。
(どっ・・・どうなるんだろ?)
想像がつかなかった。が、・・・とにかくすごいことになりそうな気はした。

こん、こん。不意にトイレのドアをノックされて、澪は飛び上がりそうになった。
「澪、だいじょうぶ? 足が、痛い?」
頭にあがっていた血が一気に下がって、澪は青くなった。
セーターのすそをたくし上げて、胸丸出し。
しかも、まだ、パンツもあげていなかった。
「だ、だ、だっ・・・」言葉が出ない。「だっ・・・」
「だめ?」繭の心配そうな声。
「だっ、大丈夫っっっ」ようやくそれだけ言った。
セーターをおろし、下着をずりあげる。
身繕いをして、トイレのドアを開けると、繭が立っていた。
「ごめんね。立ち上がるとき、足、痛いでしょ?」
「ううん、ぜんぜん・・・」
「遅いから、心配したよ」
「あ、うん、えと」しどろもどろになる「あの、おっきいほうだったから!」
何を言ってるの、わたしは! 澪は舌をかみきりたい衝動に駆られた。
191170:04/01/24 00:35 ID:2gZFLmCy
「さ、もどろ!」自分の姿をした姉の手を取って、歩き出しかける。
「あ、待って、わたしもトイレ」
「あ、そ、そう。」澪は手を放した。「じゃあ、先に戻ってるね」
「うん。」
姉を残して歩き出しかける澪。
が、すぐに振り向いて、閉じかけたトイレのドアを手で押さえた。
目の前で、びっくりしたような自分の顔が、自分を見返している。
「あの、ほんと、見ないでね?」
「あ、うん・・・」
「絶対だからね、約束だからね、ほんとわたし、」
もう自分でも何を言っているのか分からなくなってきた。
「ほんと、たいしたもんじゃないから!」
最悪だった。
姉の舌でなかったなら、まじめにかみ切りたいと澪は思った。





「ごめん、あと宿題にしといて・・・。
もう、寝ないと・・・・・・。」
と170は言いましたとさ・・・。
192名無しさん@ピンキー:04/01/24 13:53 ID:XeYlJPFw
昼飯カレーだった…しかもカツ付きだったよ…

>>191
お約束なネタだけど(失礼)
すごくイイ!
続き楽しみに
待ってまつ…
193名無しさん@ピンキー:04/01/24 14:58 ID:/L6HOX8N
>187-191
お約束ネタだが良いなぁ…
冒頭でてっきり「足」を中心にシリアスに行くと思ったら(w

>192
乳製品や繊維質を食前や食事中に取るとGI値を低下させてくれますよ。

繭の胸が結構大きいと言うのがこのスレ的にはお約束になってきたような…
194名無しさん@ピンキー:04/01/24 22:59 ID:yzfuPAiN
とりあえず学校ネタなんですが素人なんで内容はアレかもしれないです(´Д`;)
繭&澪、共に高1って設定でつ。クラスも一緒。読んでくれれば嬉しいでつ。ちと続くかも。

キーンコーンカーンコーン

学校の放課後を知らせるベルが鳴り響く。
既に帰り始める生徒もいるものの、まだまだ教室や廊下でおしゃべりをしている
生徒は多い。
そんな教室に手洗いから戻った澪が戻ってくるが、回り見渡し思わず「あれ?」と
呟く…。
「ごめん私ちょっとトイレ行って来るから待ってて」
「うん、いってらっしゃい」
つい先ほどそんな会話をしていた繭がいないのだ。
「知恵〜お姉ちゃん知らない?」
教室の窓際で他のクラスメートと話している友達に思わず尋ねる。
「あ、澪〜♪うふふ〜♪」
そんな澪の声に反応し振り向いた友人は何やら妙に嬉しそうというか、イタズラっぽい表情を浮かべている。
「…ちょとぉ、どうしたの?」
そんな友人の妙な表情に困惑し引きつった笑みで聞き返す。

ぐはぁ!中途半端なとこですが一旦切りまつ(´Д`;)





195名無しさん@ピンキー:04/01/25 01:02 ID:nGJH55h8
つ、続きが気になる・・・
196名無しさん@ピンキー:04/01/25 10:06 ID:5fRPfE+F
>>194の続きです。出来上がってたんですが
途中つまらんミスで残りのやつ全部消してしまってました(´Д⊂;;)。ホントスマソ。

「聞いて驚かないでよ?繭がね〜黒木先輩に呼び出されてたのよ♪それも1人で来てってね♪」
「えっ!?」
知恵の口からでた「黒木先輩」という名に思わず大きな声で驚いてしまう。
それもそのはずだろう。
黒木先輩‥黒木達之(くろき たつゆき)先輩は、成績優秀、運動神経抜群、それでいて彼女ナシ。
女子にとっては憧れの的、いわゆる典型的な天才型のイケメンだ。その先輩にお姉ちゃんが
呼び出されたということは…。
「どうするの〜?澪、自分より先の彼氏作られちゃうぞ〜♪」
繭が足を怪我している事は既にみんなに知れている事だが、とても大人しく引っ込み思案気味
とも言える。そんな大人しい性格に加え見た目も美人ときて、男子には意外と人気があるのだ。
「……」
「お〜い、もしも〜し?澪〜?」
「‥え?あ‥ああ何?」








197名無しさん@ピンキー:04/01/25 10:07 ID:5fRPfE+F
繭が告白されていると別に決まったわけではないが、どことなく焦っている自分がいる。
(お姉ちゃん…やっぱり付き合うのかな?)
「だ〜か〜ら〜!自分より先に彼氏作られたりしたら悔しくないの?」
「え?…あ、いや…その……」
(おかしいな…私今そんな事とは別の事に焦ってる…)
「お姉ちゃんに彼氏が出来る」=自分より先に‥ではない。=自分から離れてしまう事に‥だ。
(私やっぱりおかしいのかな?…そりゃ誰だって兄弟が自分から離れれば寂しいに決まってる!
うん!きっとそうだ!…でも)
「…何処に呼び出されたの?」
なぜだろう‥無意識に場所を尋ねる。
「おっ♪やっぱり悔しいよね♪覗くっきゃないわよ!」
…なにやら勘違いされてるようだが、知恵はこの言葉を望んでいたようだ。
「うふふ〜♪屋上よ♪放課後は滅多に人来ないからね。そこに来てって♪
もうあの時の先輩の照れた顔と繭のもじもじした顔っていったら…って澪!?早いってば〜♪」
知恵を待たずに走り出して教室を出てしまう。
「…お姉ちゃん!」

ここで切りまつ。ちとありがちな展開・・かも(´∀`A;)
198176の続き:04/01/25 12:36 ID:pY2UrAWl
繭「そっ、そんなこと、お姉ちゃんカレーだ〜いすき。」
澪「ホントッ?じゃあ、はいぞうぞ。」
繭(ううっ、ちょっと量が多いかな?)
ふと澪を見てみるとニコニコしていた。
澪「お姉ちゃんの為に一生懸命作ったんだ。」
ニコニコ
繭(澪が私の為に作ったんだ…残すわけにはいかない。)
と澪が作ってくれたカレーを食べだした。
繭「あっ、甘くてすごいおいし〜」
澪「でしょ?リンゴとハチミツ加えてみたんだ、
  お姉ちゃん甘いの大好きだから。」
繭(んっ?待てよ、甘いって事は糖分が…
  あああっ、よけい太っちゃうよ〜、
  どうせなら辛い方が脂肪燃焼できたかも…
  ちがう、ちがう、今問題なのは脂肪よりも胸!!)
澪「お姉ちゃん?考え事?」
繭「えっ?何でもないよ。」

……
繭「ふ〜、おいしかったよ。」とカレーを食べ終えた。
199名無しさん@ピンキー:04/01/25 12:36 ID:pY2UrAWl
澪が私のカレーのお皿を片してくれた。
繭「あっ、澪ありがとう。」
澪「いえいえ」
と澪はまたカレーを繭にさしだした。
澪「はいっ、おかわりでしょ?」
繭「えええぇ?ちが…」
澪「お姉ちゃん?」
繭「澪、私もうお腹…」
言い終える前に
澪「やっぱり私の料理あき…」
と泣きそうな顔で言う
繭「わあぁああああ、食べますっ、食べますぅ!!」
と二杯目のカレーを食べだした。
繭(もっ、もう太ってもいいです、脂肪がついてもいいです、
  だから、胸には栄養が来ないようにしてください、神様!!)
繭は神に祈った。
澪「お姉ちゃん?何?祈ってるの?」
繭「うっ?ううん何でもないよ。」

……
何とか二杯目のカレーも食べ終えた。
200名無しさん@ピンキー:04/01/25 12:37 ID:pY2UrAWl
繭(くっ、苦しい、でもすごいおいしかった。)
繭はまた澪にカレーを盛られないように皿を自分で片してきた。
澪「私もおかわりしよ。」
と自分の皿を持っていった。
繭(いいな、澪は…どんなに食べても太らない体質で…)だが…
澪はまたカレーを繭に差し出した。
繭「えええぇ?」
澪「お姉ちゃん?」
繭「いくら何でも三杯目はちょ…」
言い終える前に
澪「お姉ちゃん私の事…嫌い?」
また泣きそうな顔で言う
繭「わあぁああああ!!澪もカレーも大好きです。
  食べますっ、食べますぅ、ううっ…」

……
かなり時間をかけながら三杯目を食べ終えた。
繭「ごっ、ごちそうさまぁ。」
繭は仰向けに倒れこんだ。
繭(くっ、苦しいよぉう)
201名無しさん@ピンキー:04/01/25 12:38 ID:pY2UrAWl
澪「お姉ちゃんよくカレー三杯も食べれたよね。
  また太るよ。」
皿を片しながら言ってきた。
繭(………♯)
でも苦しすぎて怒る気力も無かった。
繭「み、みお…お水ちょうだい。」
澪「はい、お姉ちゃん。」
ゴクゴクゴク
澪「ところでお姉ちゃんさぁ…」
ゴクゴクゴク
繭「何?澪…」
澪「何で4日間ともおなにぃ全然してないの?
  今日で5日たつよ?してないの…」
繭(ぶっ、ゲホゲホゲホ)
澪「きゃ、何やってるの?お姉ちゃん?やだ、きたな〜い)
繭「ゲホゲホ…だ、だって澪が…」
オロオロしながら言った。
澪「もう、お姉ちゃんったら。」
澪は繭がこぼした水をふきんで拭き取った。」
澪「…で…何でしてないの?最近?」

〜続く〜
202sin gisiki:04/01/25 20:45 ID:VBRqc0vd
>>166
抜い・・・ハアハア・・くださ・・・お兄さ・・はぅっ!!
かわいいよ・・睦月・・
グイ
ひぎゃ!!!い、痛い、痛い!!!ダメです!ホントに!!おねが・・うぐ!!
痛いの?フフ、初めてなんだから当たりまえか。大丈夫、すぐ良くなるから。」
ウウゥ・・・イタい・・痛いよう・・
ズッ、ズリュ、ズッ、ぐりん、ズンズン
うっ!!ごほごほ!!オエッ!!
(苦しそうだな・・一度射精しておくか。)
はあはあ、じゃ一回射精すよ。はあはあ・・少し痛いけど我慢してね・・・・・いくよ!!!
ズプッ!!ズッ!!ヌブッ!!
ああっ!!は・・がっ!!んああっっ!!!!
すごいよ!睦月の中!すごく熱い!!はあはあ、そうなに締めたら・・うっ!射精そう!!
ひいっ!!いっ!!や・・・め!!!!
ハアッ!ハアッ!ハアッ!ダメだ!!射精る!!いくよ!!中・・射精る!!
やだ・・・まって・・・ダメェッ!!
うっ!!ドクン
はうっ!
ビクッ、ビクッ、ビュグッ、ビュグッ
いやあぁぁ!!


ヌポン
はあはあ・・・・・・こんなに出たよ。ほら
ぐい
自分の穴触ってごらん、すごいだろ
(すごい、いっぱい・・・お兄様の・・・)
ぐちゅぐちゅ、ぬぶ、ぬぶ
はあ、はあ・・ううっヒドイ・・ヒド・・・・・・お兄・・・・・
気絶しちゃったか・・ま、最初はみんなそうさ、僕もね・・そうだったからフフ。
コレなしじゃ生きていけないくらいにしてあげるからね。楽しみだ・・これから・・・
203名無しさん@ピンキー:04/01/25 22:25 ID:uwnuz1LW
(゜д゜ )・・・・・・・ポカーソ
204名無しさん@ピンキー:04/01/25 23:25 ID:x8Qf3djb
>>最初はみんなそうさ、僕もね・・

(゜д゜ )・・・・・・・ポカーソ
205 ◆2PRZ/2omLc :04/01/25 23:26 ID:rnSgt6Lt
「千歳は本当に怖がりだね」
お兄ちゃんは何時も押し入れに入ってるわたしにそう云うと
赤ちゃんにするみたいに頭をポンポンしてくれる。
わたしは泣いた後の上気した顔で照れ隠しに少し笑う。
でもね、いつまでも子どもじゃないの。
知ってるのよ、いつかお兄ちゃんにはわたしじゃないお嫁さんが来るんでしょう?
わたしに出来るのは妹として甘える事だけなの?
お兄ちゃんの腕の中で泣いた後とっても温かいの。そんなときに優しく
「千歳は甘えん坊の飴玉みたいだ」なんて事言うのね。
それじゃ、お兄ちゃんのお口の中に入れてよ。わたしを舐めて、温かい唾液で包んで頂戴!
子ども扱いしないで、わたしはお兄ちゃんの物になりたいの。
「飴玉なんかじゃあ、ないじゃない」
真剣な顔で云うのにお兄ちゃんはからかう様に、飴が入ってるみたいに膨らましたほっぺたを突付いた。
……いいわ、お兄ちゃんはわたしを子どもとしてしか見てくれないのね。
それなら合わせて上げる。でも子どもって残酷なんだから。
お兄ちゃんの指を鋭く払うと、驚いた顔のお兄ちゃんを押し倒して馬乗りになった。
「お兄ちゃんなんて知らないんだからっ」って首筋に噛み付いた。
舌を出してお兄ちゃんを置き去りにすると、口の中は少ししょっぱい血の味がした。
お兄ちゃん、早くゴメンネって云って千歳をギュッてしに来てよ。
206 ◆2PRZ/2omLc :04/01/25 23:27 ID:rnSgt6Lt
お粗末様
>>202見るとお兄ちゃん……(;´Д`)つー感じっすね
207名無しさん@ピンキー:04/01/25 23:43 ID:x8Qf3djb
>>206
グッジョブです!馬乗り・・・
その後のお兄ちゃんがどういう行動取るか気になる・・・
208名無しさん@ピンキー:04/01/26 03:05 ID:pjCHk7NQ
>>205
お兄ちゃんって、どっち?
どっちでもいいっちゃいいけどね。
209Hyro:04/01/26 14:44 ID:r7GmsBfU
「だから・・・いいよ・・・」
お姉ちゃんが私の両腕をゆっくりと自分の首へと持っていく。
私はただ、されるがままになっていた・・・まるで・・・自分の腕が自分のものではなくなったかのような感覚。
姉の頬にキスをするように顔を近づけると、耳元で声が聞こえた。

「殺して」

その声が聞こえたときから・・・私には記憶というものが無い。
あるのはただ・・・いずれにせよ、自分が姉を殺してしまったという受け入れがたい事実。
なんで・・・殺したの?
どうして・・・?
大好きだったのに・・・
大好きだったから・・・殺したの・・・
なんで・・・
私が・・・殺したの・・・・お姉ちゃんを?
この手で?
どうして・・・殺したの・・・
お姉ちゃん・・・・・・ごめんなさい・・・・ごめんなさい・・・・
どうして・・・わからない・・・・わからないよぉ・・・・



せめて・・・もう一度だけでも・・・・会いたい・・・・

お姉ちゃん・・・・・
210Hyro:04/01/26 14:45 ID:r7GmsBfU
帰り道のことである。
ふと、何かに誘われるように天倉 澪は学校の近くの高台へと脚を伸ばした。
あれから・・・もう八ヶ月という時間が流れすぎ、季節はもう春。
見渡せば、桜の花が否応無く目に飛び込んでくる。
そんな季節。
長いが、それでも緩やかな石段を登りきったとき、はじめて澪は制服の内側が汗ばんでいるのに気づいた。
春とはいえ、日差しは強い。
桜前線も、開花宣言も前年よりも一週間以上も早かった。
それでも・・・澪は迷い無く足取りを進めた。
目指すはさらに小高い、丘の上 ―― 一番大きな桜があるところだ。

目当ての木へと澪は、桜の幹に背中を預け、町並みを一人見下ろしていた。
自分が生まれた街とは違うが、自分が育った街。
そして・・・お姉ちゃんが育った街。

「どうして・・・・」

姉のことを考えると、いつもこの結論に行き着いてしまう。
自分が姉を殺したという、決して逃れられない事実。
双子は痛みの共有するというが・・・その証として・・・彼女の首にはまるで紅い蝶が羽を広げているかのような痣
が残り、消えることは無い。
けっして・・・消えない・・・心の傷であるかのように。

そんな思いを吹き飛ばすように、不意に風が吹き出すと、木々がざわめきだした。
その風に吹かれ、幾枚もの桜の花びらが舞いちり、円を描くように虚空へと吸い込まれる。
それを見送った少女の前髪をまた、吹いてきた風が揺らした。
そして・・・・
     ただいま・・・・
という低い囁きのような声が、澪の耳に入ってきた。
211Hyro:04/01/26 14:46 ID:r7GmsBfU
「えっ・・・」
はっとして辺りを見回すも、人影は感じない。
気配も無かった。
フッと瞼を閉じ、誰とも言えぬような声に耳を傾ける。
     ただいま・・・・
     ただいま・・・・
不可思議な言葉は続く。
今のところ、恐怖というものは感じない。
澪は空を見上げた。
風が吹いたことで、桜の花びらが舞い、さながら薄紅色の雪が降っているかのようだった。
軽く深呼吸をすると
「誰が・・・帰ってきたの?」
と問いかける。
すると、以外にも
    大切な人・・・・
    大切な人・・・・
囁きが応じた。
大切な人・・・まさか・・・
一つの可能性にすがりたかったのは、ある予感めいたものが胸に去来したためか。
視線の先に「ありがとう」と軽くお礼を言うと、澪はもと来た道を引き返しだした。
その顔に・・・先ほどまであった己の罪の意識の色はなく、ただ嬉しそうな顔だけがあった。

はやる気持ちを抑え家路を急ぐ。
足早に歩いていたのが、気付くと駆け足になっていた。
期待と焦りが心を突き上げ、なかなか上手く進まない。
そんな自分の脚に叱咤し、無理にでも前へ進もうとする。

やがて息を弾ませ門をくぐり、玄関に辿り着く。
ひどく息が荒い。
少しでも落ち着こうと、ポケットからハンカチを出すと、汗を拭った。
212Hyro:04/01/26 14:48 ID:r7GmsBfU
なんとか呼吸を整え、玄関を開ける。
見覚えのない女ものの靴は、その人のだろう。
気付くと、今にも溢れそうな思いを精一杯に押さえていた。
・・・お姉ちゃん・・・・本当に、帰ってきてくれたんだ。
靴を脱ぐと廊下をまっすぐに進み、リビングのドアノブに手をかける。
膝が震える。
その指先が、不意に止まる。
妙な気配を感じた。
よこしまな、それでいて重圧のある・・・いや、違う。
この感じは・・・・まさか?
曇りガラスの向こう。
居るのは彼女の姉ではなかったのか。
背筋が冷たいものを感じる。
開けてはだめだ、と本能が警告した。喉の奥が、嫌なくらいに乾いていた。
ふと、あの見えざる影達に怯えた夜を想い出し、一人震える。
・・・嫌だ。
・・・嫌だ。
・・・嫌だ。 
それでも・・・暗くて寂しくて・・・体が引きちぎられるなんて嫌だ。
額から汗が鼻筋を通って流れる。だが、それが拭き取られた時、代わって大きな瞳には決意の光りが宿っていた。
何であれ、今この向こうにいるのは姉なのだ。会わない訳にはいかなかった。
意を決すると、澪は・・・ドアを少しだけ開け、へっぴり腰で中の様子を伺った。
213Hyro:04/01/26 14:49 ID:r7GmsBfU
「ンッ・・・・・フゥ・・・・」
「ァン・・・んっ・・・ンフッ・・・」
二人の唇が重なり合い、悩ましく蠢き、お互いの口内を犯すように動く。
部屋には、ピチャピチャと唾液の音が響き渡り、見ているこっちが恥ずかしくなるくらい激しいものであった。
しばらくすると・・・ふたりはどちらからともなく、唇を離した。
「まゆさぁん・・・」
「ふふ・・・本当にイヤらしくなっちゃいましたね。以前とは大違い。」
「だ・・・だって・・・それは・・・繭さんが・・・」
「あれ・・・私のせいにするんですか? それじゃあ・・・もうしてあげませんよ。」
「あぁ・・・ごめんなさい。ごめんなさい。」
「って・・・なにやってるんですか!あなた達!!!」
たまらず澪が飛び出すと、二人はソファから飛び上がり、別々の方向を向きあった。
その間、コンマ一秒以下のまさに刹那。
世界記録ともいえるような記録であったが、別に記録にしなくてもよいものであった。
「おかえりなさい。澪。」
今気づいたとでも言うように、突如として現れた妹に姉はまさに、女神のような微笑をもって迎える。
「お姉ちゃん・・・・逆だよ・・・」
「えっ・・・」
澪の細いからだが、姉の胸の中へと倒れこむ。
その手が背中へと回され、もう離さないとでも言うように強く抱きしめた。
「おかえりなさい・・・おねえちゃん・・・・」
「みお・・・」
繭も澪の背中へと手を回し、同じように強く抱きしめた。
そして・・・・おもむろに繭は妹の口へ自分のそれを重ねようとした。
「!ちょ、ちょっと!お姉ちゃん!」
「なーに? いいじゃないの?いつものことじゃない。」
「いやね・・・それよりも・・・」
必死に手足をばたつかせると、なんとか姉の拘束を振りほどき、澪は傍らで、羨ましそうにことの成り行きを眺めていた
少女をじっと見つめた。
「ちゃんと・・・説明してね・・・」
214Hyro:04/01/26 14:53 ID:r7GmsBfU
「私が中に投げ込まれた後のことを話すね」
ソファーに座ると、繭が語り始める。
その隣には、さも当然だとでもいうように少女が腰を下ろし、澪を見つめていた。
「そのまえに・・・その人は誰?」
澪が大きな黒目がちな瞳を細めて、少女を見つめる。
どこかで見たことがあるかもしれない。
気のせいかな?
でも・・・どこかで見たことがあるような・・・
どこだっけ?
「やだぁ。忘れちゃったの?黒澤 紗重だってぇ」
今まで黙っていた少女の口が開き、自分の名前を告げた。
くろさわ・・・さえ・・・・?
その名前が意味するものを知ったとき、顔から笑みというものが消えた。
そして、澪は全身に鳥肌が立ち、背中を嫌な汗が流れるのを感じた。
「な・・・なんで!あなたがここにいるんです!?」
座っていたソファーから立ち上がると、澪はたまらず叫んだ。
顔は興奮のあまり紅潮し、その一言を叫んだ以外、何も口にすることはできず、ただパクパクと動かすだけであった。
「ちょっと、落ち着きなさいって澪。年頃の女の子がはしたない。」
「そうだよ。これからそのことを話すんだし。」
二人になだめられるも、全然気持ちが落ち着かない。
黒澤 紗重と名乗った女性は以前に見た死に装束の着物ではなく甘草色で、蝶の刺繍が施された着物をきていた。
その肌は本当に雪のように真っ白で儚げであった。
本当に・・・こんなににこやかな表情をしている人が、村で自分を追い回していたのであろうか?
そんな気がするも・・・なんであなたがここにいるの!!という気持ちのほうが強かった。
「〜〜〜」
「ほーら、座って座って。」
テーブルを挟んで向かいに座っている姉に、肩を掴まれると、半ば無理やりソファーに座らされた。

215名無しさん@ピンキー:04/01/27 00:43 ID:qUjiB+jc
サエたんきたー
期待age
216名無しさん@ピンキー:04/01/27 01:04 ID:2jvcshet
紗重×忌人
SMリクあったと思うけどどっちがどっちがイイと思う?
217名無しさん@ピンキー:04/01/27 08:22 ID:AQScSA29
×で書いちゃったら決定なのでは

…はともかく、どっちもアリだと思う。
218201の続き:04/01/27 12:33 ID:kKUpjG5E
繭「そんな、私だって毎日する訳じゃ…」
ここ数日繭は胸の事を悩んでいたため、
おなにぃするのが怖くなっていた。
繭(もしかしたら胸が大きくなったのやっぱり…
  おなにぃのしすぎが原因なのかも…)
澪「だってお姉ちゃんって一日一回は必ずおなにぃしてるじゃない、
  それなのに…これじゃ一年間で365回いかないじゃない。」
繭「しないわよっ、そんなに!!」
少し怒った口調で言ってみた。
澪「あっ、ごめん」 ショボ〜ン
繭「いいよ、もう」
澪「今年うるう年だから366回だった、エヘッ」
繭(………♯)
澪「あ〜あ、カレーの洗い物って大変なのよね、
  30分以上はかかりそう。」
繭(!!…今のうちに…ブラを…)
澪「ところでお姉ちゃん、今日何処行ってたの?」
ギクッ
繭「ほっ、本屋さんだよ。」
澪「ふ〜ん」
219名無しさん@ピンキー:04/01/27 12:34 ID:kKUpjG5E
繭「あ、澪、私部屋でちょっと寝てくる。」
澪「太るよ?お姉ちゃん?」
繭(………♯)
繭は苦しいお腹を手でおさえながらヨロヨロと自分の部屋に向かった。
繭(く…苦しい…胸が…苦しいよぉう…はうぅ…着いた)
とあるものが目に映りこんだ。
繭(もう、澪ったら机の上また散らかってるじゃない、仕方ないな〜)
繭は散らかっていた本を綺麗に本棚に戻した。
繭(ってこんな事してる場合じゃないのに)
繭はその場に座り込み上着を脱ぎ、ブラをはずし、
さきほど買ってきたばかりのブラを身に着けた。
繭(ふぅ〜、らくぅ〜、ピッタリだぁ〜)
繭(……ピッタリってことは…やっぱりこのサイズになっちゃったんだ、私…)
繭からため息が出る。
繭(とにかく胸が大きくなった事澪には黙っとこ、恥ずかしいし、
  それにこんな事知られたら私澪に何されるか…
  澪ったら私の胸すぐ揉みたがるんだもん。
  揉みだすと「やめて」って言っても私が気を失うまでやめてくれない。
  そりゃ気持ちはいいけど…
  澪のせいかもしれないんだよ?…この胸…)
繭「澪のバカァ」
思わず口に出してしまった。
220名無しさん@ピンキー:04/01/27 12:35 ID:kKUpjG5E
繭(胸…どうにか縮まらないかな?これじゃあ恐くておなにぃ出来ないよ。)
澪「お姉ちゃん、上半身ブラ一枚でなにしてるのかなぁ〜?」
後ろを振り向いたら澪がニコニコ笑っていました。
繭「わああぁぁぁ、み、澪?」
思わず後ろ手でわたわたと逃げました。
澪「お姉ちゃんひどい、それじゃ私幽霊みたいじゃない…
  それにさっき私の事バカって言ったよね?」
顔は笑っているのに何か凄いオーラを感じました。
繭「わわわっ、何で?洗い物は?」
澪「フフッ、予定よりも早く終っちゃった。」
澪はわたわた逃げる繭の後ろにすばやく周り込み、
逃げられないように繭のお腹に手をあて、抱きついた。
繭「ひぃ!!」
繭はガタガタと震え、しかも冷や汗がポタポタたれていた。
澪「お姉ちゃんどうしたの?何でそんなに震えているの?」
繭(私、澪に胸の事知られたくないよ〜)
澪は繭のお腹を触りながら
澪「あれ?お姉ちゃんお腹凄い太ってると思ったのに…
  全然じゃん…何で?じゃあ何で太って見えたのかな〜?」
澪は繭の体の彼方此方を触り始めた。
221名無しさん@ピンキー:04/01/27 12:36 ID:kKUpjG5E
澪「手足とかもむしろ細身じゃない?
  じゃあお姉ちゃんが食べた栄養とかっていつもどこに行くのかな〜?」
澪の手が私の胸に触れてしまった。
繭「ああっ!!」
澪「あれ?お姉ちゃんやっぱり胸大きくなったんだ、ブラもオニューだし」
繭「ううっ」
澪「お姉ちゃんひどい、胸大きくなった事何で私に言わなかったの?
  姉妹に隠し事は無しって子供のとき約束したよね?」
繭「だ、だってそんな恥ずかしい事澪に何か…」
澪「ひっ、ひどい。」
繭「えっ?」
澪「お姉ちゃんそれって貧乳な私に対する自慢?」
繭「えええぇ?」
澪は何か怒っていた。
繭「そっ、そんなこと、澪が貧乳だなんて私…」
澪「あっ、今貧乳って言った、ひど〜い。」
繭「ち、ちが」
澪「何か今日のお姉ちゃんひどいよ、隠し事はするし、自慢はするし、
  貧乳っていうし…」
繭「だから澪…」
澪「お姉ちゃん、罰として胸…揉ませて」
繭「えええぇ?」

〜続く〜
222名無しさん@ピンキー:04/01/27 16:21 ID:IS9zvn3v
驚きの価格!!
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223名無しさん@ピンキー:04/01/27 23:58 ID:y4KRjhqT
>>217
だって忌人は目縫ってるししかも縄巻いてるよ?
でも紗重って虐めたくなるんだよな、なんとなく
224名無しさん@ピンキー:04/01/28 00:28 ID:u7efLT4Z
俺は紗重のひんやりしてそうな手で握ってもらいてえんだが。
225名無しさん@ピンキー:04/01/28 00:39 ID:sIlm/BHd
>>224
いろんな意味で即昇天するなw
226221の続き:04/01/28 09:12 ID:iKOTVopY
ジタバタしながら逃げようと思ったけど、
普段からスポーツをやっている澪の力には全然敵いませんでした。
澪「だめっ、逃がさない。」
繭の耳に息を吹きかけながら言った。
繭「ああっ!!」
澪「お姉ちゃんって私にとってどんどん羨ましい存在になってくよね。」
繭「えっ?私が?」
澪「だってお姉ちゃん頭は凄くいいし、顔も凄く可愛いし、
  性格も凄くいいし、おなにぃも凄いし、そのうえ胸も凄く大きい…
  これじゃあクラスの男の子たちお姉ちゃんの事ほっとかないよ。」
繭(澪…何か変な言葉があったけど…)
澪「お姉ちゃんはそんないい思いしてるんだから胸くらい揉ませてくれるよね?」
と私は澪に押し倒されてしまった。
繭「やだ、やだ、やだぁ!!お母さん助けてぇ!!」
澪「お母さんは今日仕事遅くなるって昨日言ってたじゃん。」
澪は繭の両胸をつかむと意地悪そうな顔でムニムニィと揉みだした。
繭「にゃあぁあああ!!」
繭の体がびくん、びくん、びくんと激しく痙攣する。
澪「どう?久しぶりにイった気分は?」
繭「はぁ…はぁ…はぁ…はぁ…」
227名無しさん@ピンキー:04/01/28 09:13 ID:iKOTVopY
澪「ま〜ゆ〜ちゃん☆気持ちいい?」
繭「………」
澪「もう、何とか言ってよ、もとはといえばお姉ちゃんが悪いんだよ?」

繭「…いよ…」
澪「えっ?」
繭「ひどいよ、私胸の事本気で悩んでるのに、本気で悩んでるのに、
  澪に…大好きな澪にこんなひどい事されるなんて、
  ひどいよ、あんまりだよぅ…ううっ…」
繭はとうとう泣き出してしまった。
繭「うわああぁぁん…ひどいよぅ…うう…ひっく…うわああぁぁん…
  ひっく…ひっく…ひっ…ひっく…ひどいよ…ひっく」
澪は繭の涙にはとても弱かった。
澪「わああ、ごめん、お姉ちゃん、泣かないで」
澪はその場でオロオロし始めた。
繭「うわああぁぁん…ひどいよ…ぐすっ…ぐすっ」
澪「ごめん、お姉ちゃん、もうしないから、だから、泣きやんで」
澪がふと自分の机を見ると…

お姉ちゃん…本を片してくれたんだ、いつも私が散らかしてもお姉ちゃんは
綺麗に片してくれる、この服のボタンも…ボタンが取れてそのまんまにしといたらお姉ちゃんが
ボタンをつけなおしてくれた…そんな優しいお姉ちゃんに私…何て事しちゃったんだろう…

澪に後悔の念が襲ってきた。
228名無しさん@ピンキー:04/01/28 09:14 ID:iKOTVopY
あっ、お姉ちゃんに謝らないといけないのに…
涙が…涙が出てきちゃうよぅ
澪「ぐっ…ひっく…ひっく…ぐすっ…ぐすっ…」
繭「み、みお?」
澪「ご…ごめん…ひっく…な…さい…ぐすっ…」
繭「も、もういいよ、澪」
どうしよう…私のせいだ…私が胸の事…こんな事悩んでいるせいで…澪を傷つけてしまった
澪「ぐすっ…ごめん…でも私つい嬉しくて…」
繭「えっ?」
澪「あのね、お姉ちゃんって子供の時とても体が弱かった事…知ってるよね?」
繭「う、うん。」
澪「そのときのお姉ちゃんって入院ばかりしてたの、入院してる時は
  栄養剤だけで御飯はほとんど食べなかったからすごいガリガリだった。

  私がお母さんと病院来るとお姉ちゃんいつも苦しんでた…
  そんなお姉ちゃん見て私思ったの…いつか死んじゃうんじゃないかって…
  いつもいつもそんな事ばかり考えていた…
  大好きな…大好きなお姉ちゃんが死んじゃったら私…
  どうしていいか…ううっ…うわああぁぁん」
繭「み、みお」
229名無しさん@ピンキー:04/01/28 09:15 ID:iKOTVopY
澪「だから私今みたいに御飯を沢山食べれて、いくら激しく体を動かしても
  大丈夫な健康体になったお姉ちゃんを見てるとつい嬉しくて嬉しくて
  つい…こんな事しちゃって…本当にごめんね…ひっく…ぐすっ」
繭「みお」
お姉ちゃんはこんな私を優しく抱きしめてくれた。
澪「お姉ちゃん?」
繭「ありがとう、澪。澪は子供の時からずっと私の事を心配してくれていたんだね。
  ごめんね、きずかなくて…」
澪「ううん、私こそ、今日はお姉ちゃんにはひどい事ばかりして本当にごめんね。」
繭「もういいよ、そんな事、全然気にしてないよ。」
澪「そ、それとあの、胸の事、本当に悩んでるなんて思わなくて、だ、だからね…」
繭「澪、私の胸好き?」
澪「え?えええ?」
繭「好き?」
澪「うっ、うん好きだよ、柔らかくて、その、つい触りたく…」
繭「ふ〜ん、じゃあもう胸の事なんて気にしない。」
澪「お、お姉ちゃん?」
繭「だ、だからね、あの、また、してくれるかな?」
澪「も、もちろん」

……
その後私達は何だか泣き疲れて一つのベッドでお互いを抱きながら眠りにつきました。
そして夕方ごろ目を覚ますと、
繭「澪、私お風呂入ってくるね。」
澪「じゃあ私は夕食の準備を…あっ、お姉ちゃんの為にカロリー控えめで
  サッパリしたの作るから安心して。」
繭「ありがとう、じゃあ私つけあわせにトマトサラダ食べたいな。」
澪「OK、まかせて」
お姉ちゃんはご機嫌でお風呂場に向かっていった。

お姉ちゃん、大好き、大好きだよ
230Hyro(214の続き):04/01/28 15:57 ID:igywRzGw
「あれから繭さんは・・・私と会ったの。」
淡々と紗重が語り始める。
「会ったときのことは・・・今でもしっかりと覚えてるよ・・・」
なぜか顔を赤らめながら紗重は続けた。
「後ろから、『紗重』って呼ばれたから振り返ったら・・・いきなりキスをされたかと思うと・・・そのまま押し倒され・・・(ぽぽっ)」
「・・・はい?」
「唇を割って・・・舌が入ってきたら・・・まるで別の生き物のように蠢き・・・段々、頭がボーとしてきましたら・・・絶妙の
タイミングで繭さんの手が私の胸へ・・・(ぽぽっ)」
「おねえちゃん・・・」
「ちょ・・・ちょっと待ってって!! 澪!!」
「それから・・・着物の裾を捲くられると・・・繭さんに・・・女の子の一番大事なところにキスをされ・・・そのあとは・・・(ぽっ)」
「・・・そんなことばかり・・・していたの・・・?」
「ちょ・・・ちょっと待ってよ澪!? 何で灰皿を持つの!? 親族殺人は罪が重いのよ!?」
「そうですわよね・・・親族を生贄にするなど、鬼の所業としか思えませんものね・・・ごめんなさい繭さん・・・私などに近づいた
から・・・繭さんまで汚れてしまったのです。わたしは・・・やはり村へと帰り、ひっそりと暮らします・・・」
「紗重、そんなに落ち込まないで。澪をとめて」
「でも安心してください! お腹のカルロスはわたしが立派に育ててみせますから!」
「なぜハーフ?! それに女の子同士で子供って・・・」
色々とありすぎて、ツッコミどころが分からなかった。

「ひどい・・・おねえちゃんが・・・総受けなマスクとは裏腹に・・・そんなことをしていたなんて・・・」
「誤解よ・・・澪・・・っていうか、澪は私のことをそういう風に見ていたんだ・・・」
「おねえちゃんがいいよって言うんなら・・・わたし・・・」
瞳を潤ませながら、おかしな決意をする妹をなんとなく可哀想に思う繭であったが・・・それ以上に、自分が可哀想なの
に気づいた。
そして・・・紗重は・・・
「あぁ・・・あの熱い夜を思い出しただけで・・・わたしは・・・わたしは・・・(ぽぽっ)」
赤面し、頬に手を当て、ふるふると震えていた。
要するに、みんなバカだ。
231名無しさん@ピンキー:04/01/28 20:29 ID:jvZvmuFT
>226-229
ほのぼの仲良し姉妹(・∀・)イイ!

>230
なんか×の中が天国のように思えてきたんですが(w
総受け…確かに繭はいぢめて光線出てるよなぁ…
232名無しさん@ピンキー:04/01/29 12:30 ID:sHEO8zhY
設定は>>229の続きです。

繭「澪、澪〜」
澪「んっ?何?お姉ちゃん?」
繭「じゃじゃ〜ん、節分用の豆買ってきたんだ。」
澪「あ〜、そ〜いえば今日節分の日だったね。」
繭「じゃ、澪が鬼ね。鬼の役。」
澪「ちょっと待って、私去年も鬼やったよ、だから今年はお姉ちゃん鬼やってよ。」
繭「違うよっ、私去年も鬼やってたもん…♯」
澪「違う、私が去年鬼だったの…♯」
私達の間でもめごとが起こってしまった。
言い争いからしばらくすると押し入れから鈴の音が聞こえてきました。
チリーン
繭「あれ?千歳ちゃんが遊びに来たよ。」
澪「うん、久しぶりだね。」
ガラッ
千歳「みお、まゆ、遊びに来たよ〜」

私の名前は立花千歳
皆神村の立花家で暮らしてるけどたまにこの押し入れを伝ってよくここに遊びに来てます。
本当はお姉様達と一緒に暮らしたいけど村が…どうしても…
お兄ちゃん達をこんなひどい目に合わせた村…
233名無しさん@ピンキー:04/01/29 12:30 ID:sHEO8zhY
こんな村大っ嫌い、大っ嫌いだけど…ちとせとお兄ちゃん達が生まれ育った村…
やっぱり村を見捨てるなんてできないよ。
…で今は村で一人暮らしをしています。

繭「千歳ちゃんひさしぶり〜、今ジュース持ってくるから待ってて、
  澪は戸棚からお菓子出して〜」
澪「は〜い」
千歳(ああ、みおお姉様…素敵、ああ、まゆお姉様…かわいい) ポッ
ちとせはね、ある思いを胸の中に秘めているの

みおお姉様ってとても頼もしい所がいつきお兄ちゃんによく似てる
まゆお姉様はとても優しい所がむつきお兄ちゃんによく似てる
お姉様達といると何だかお兄ちゃん達と一緒にいるみたい
そう、ちとせはお姉様達に恋愛感情を抱いてしまったの
ああ、胸が痛くなるようなこの思い…お姉様達に伝えたいよ
でもちとせ、そんな勇気まだないよぉ、恥ずかしいし
千歳「みお、みおのお母さんは?」
澪「んん?仕事だけど?」
残念、もしお母さんがいたら…
「みおもまゆもちとせにください」って
234名無しさん@ピンキー:04/01/29 12:31 ID:sHEO8zhY
きゃ〜、きゃ〜、そんな恥ずかしい事ちとせ言えないよ〜
しかもこれじゃ〜ちとせただの欲張りさんに思われちゃうよ〜
繭「千歳ちゃ〜ん、お菓子とジュース持ってきたよ〜」
澪「早くおこたにおいで〜、あったかいよ〜」
千歳「わ〜い」
ちとせはお姉様達とおこたでテレビを見ながらおしゃべりしました。
ああ、いつ見てもみおお姉様素敵、まゆお姉様かわいい ポッ

……
千歳「ぷは〜、おいしかったよ、みお、まゆ」
繭「あっ、千歳ちゃんしばらくぶりだから耳すごいよ、
  おいで、耳掃除してあげる。澪、耳かき貸して」
澪「はい、お姉ちゃん」
ええ?という事はまゆお姉様の膝枕…き…ききき…きたーーー(°∀°)
繭「千歳ちゃん?どうしたの?」
千歳「あ、うううん、それじゃ」
わあ、すごい気持ちイイ(・∀・) それに何といってもまゆお姉様の膝枕…
まゆお姉様の肌の白い生足が…はぁはぁ
しかもまゆお姉様今日はミニスカートだ。向きをかえる時にパンツ見ちゃお☆
繭「千歳ちゃん、こっちはもう綺麗になったよ、はい、向きかえて」
235名無しさん@ピンキー:04/01/29 12:32 ID:sHEO8zhY
い、いまだ〜!!
澪「お姉ちゃんばっかりずるいよ、次は私がやるの、どいて」
ああ、見逃しちゃったああぁぁ、まゆお姉様の…あああ
みおお姉様なんで邪魔を…で、でもみおお姉様にも耳掃除してもらえるから嬉しい(・∀・)
でもみおお姉様が着ているのが何か学校のジャージっていうのが少し気になりますけど…
とい〜ますかちとせみおお姉様ってジャージ着てる姿しか見た事ありません
綺麗なんだからちゃんとした服着ましょ〜よ〜(少泣)
澪「どう?千歳ちゃん、気持ちいい?」
はぁはぁ、みおお姉様の温もり…でもみおお姉様…ちとせもっと気持ちイイ事がしたい
よしっ、今なら言える。
千歳「みお、ちとせもっと気持ちイイ事…」
繭「ああっ、澪、節分の事すっかり忘れてた!!」
澪「あっ、そうだった!!」
あううぅぅ、またよけいな〜
繭「鬼やっぱ澪がやってよ。」
澪「え〜?絶対ヤダ」
千歳「あっ、ちとせ節分知ってるよ、お兄ちゃんが鬼やってくれるの。」
澪(え〜?あの声で鬼?) ヒソヒソ
繭(しっ、澪、千歳ちゃんに失礼でしょ?) ヒソヒソ
千歳「?」
みおお姉様もまゆお姉様も鬼嫌がってる…ここでちとせが進んで鬼やれば
好感度UPするかも…

〜ツヅケタクナイ〜
236名無しさん@ピンキー:04/01/29 18:23 ID:4TyO+o83
じゃあやめなさい。某1さん。
237名無しさん@ピンキー:04/01/29 22:13 ID:qpmRZXJ/
>>230
尊属殺人ってまだ失効しとらんのかい!w
とにかくウェアロタ。(・∀・)イイ!
238235の続き:04/01/30 12:26 ID:hmGddWTn
千歳「ちとせが鬼やるよ〜」
繭「本当?千歳ちゃん」
澪「千歳ちゃんありがとう。」
よし、ここはいいとこ見せなきゃ、お姉様達がちとせに豆を…はぁはぁ…
はっ、もしかしてちとせってアレなの?

(注)千歳ちゃんは澪達に暇つぶしにでもと貰った漫画(ギャグやエロなど)
をたくさん読んでいてその辺の知識はかなり上がっている。

お姉様達があっちのテーブルでお豆さんの用意してる 
ん?二人で何か話してる?よく聞こえないな〜
澪「そ〜いえば明日席替えだったよね。お姉ちゃん何処座りたい?」
繭「う〜ん、私目悪いから前にいきたいな。」
澪「私は後ろにいきたいな、授業中こっそり漫画とか読みたいし」
繭「コラッ、授業中にそんな事しないの」
澪「あはははは」
え〜と、よく聞こえなかったけど訳すと…
まゆお姉様がちとせの前にイきたい
みおお姉様がちとせの後ろにイきたい
………!!
239名無しさん@ピンキー:04/01/30 12:27 ID:hmGddWTn
お、おおおおお姉様達何て事を…プルプルプルプル
きた〜〜〜(°∀°)
ここの時代では節分の日にはこ〜ゆ〜事するんだ〜
きゃ〜、ちとせの処女が鬼は外されちゃうよぉ〜
繭「じゃあ千歳ちゃん、準備はいいかな?」
はぁはぁ、ちとせの後ろにはみおお姉様のモデルみたいな体がぎゅって…
はぁはぁ、ちとせの前にはまゆお姉様のおっきな胸がちとせの…
はううぅぅ〜
澪「千歳ちゃん、いくよ〜」
イくよ〜?きゃああああぁぁ!!
コツンコツンコツンコツン
………
繭「千歳ちゃん?」
澪「ダメだよ千歳ちゃん、鬼なんだから逃げなきゃ」
千歳「あの、みお達の時代の節分ってこうなの?」
繭「えっ?そうだけど…」
澪「千歳ちゃんの時代だとやり方が違うの?」
千歳「う…ううんっ、同じだけど…」
澪「変な千歳ちゃん、いくよ〜」
コツンコツンコツンコツン
240名無しさん@ピンキー:04/01/30 12:27 ID:hmGddWTn
繭「鬼は外〜☆」
澪「福はうち〜☆」
はぁ〜、やっぱりそんなうまく話がいくわけないよね…がっかし…
でもお姉様達とっても楽しいそうだから今日はこれでちとせ満足
コツンコツンコツンコツン
澪「千歳ちゃん逃げるのうま〜い、鬼は外〜☆」
繭(暗闇にするのはやめてほしかったんだけどね、でもいいや)「福はうち〜☆」

……
繭「はい、千歳ちゃん、このお豆おいしいよ」
ポリポリ
千歳「お、おいし〜」
ちとせ達はまたおこたでテレビ見ながらおしゃべりを始めました。
今日は残念な事もあったけど、節分楽しかった。
そしていつかお姉様達を…愛の、愛の、愛の
きゃ〜、恥ずかしくて言えない〜
241名無しさん@ピンキー:04/01/30 12:28 ID:hmGddWTn
ある土曜日の午前です。
千歳「遊びに来たよ〜」
繭「あっ、千歳ちゃん久しぶり〜」
まゆお姉様は部屋のお掃除をしていた。
千歳「あれっ?みおは?」
繭「澪は午前中部活なの。」
千歳「え〜そんなぁ〜」
繭「午後くらいには帰ると思うよ。」
はぁ〜みおお姉様いないのか〜、んっ、ということは…
まゆお姉様と二人っきり…きゃああああぁぁ
繭「千歳ちゃん?」
千歳「あ、あ、ん〜ん、なんでもないよ。」
二人っきりだと告白もしやすいはず…
千歳「ま、まゆ、あのその、す…す…」
繭「あっ、ねえ千歳ちゃん。」
千歳「あううぅぅ」
繭「これから一緒に渋谷行かない?どうしても買いたいお洋服があって」
千歳「ん〜、しぶやって漫画で見たことある。」
繭「そう、その渋谷。」
千歳「ちとせいくぅ〜」まゆお姉様と二人っきり☆
242名無しさん@ピンキー:04/01/30 13:43 ID:Lv5L/Qks
続けたくないなら辞めれ・・・
小説の演出としての「ツヅケタクナイ」なんだろうとは思っても、
あなたばかりはそう言わざるをえん。
243名無しさん@ピンキー:04/01/30 20:46 ID:sICH1yCV
「ツヅケタクナイ」なんて書いたのは、
誰かに「そんなこと言わずに続き書いて!」とかって言ってもらいたいから
ってことでFA?
みえみえなコトはもうやめてね。ウザイから。
244名無しさん@ピンキー:04/01/30 21:10 ID:A6EmA2X+
>>243
そういうことデショ
>>236に「じゃあやめなさい」と言われても無視して続き投下してるし
245名無しさん@ピンキー:04/01/30 21:54 ID:jl5ngAGs
殺伐とさせて悪いと思ってるんだけどさ。
とりあえず「なぜコテハンは嫌われるか」に通じるものがあると思うのでそこらに目を通してほしいもんだ
246名無しさん@ピンキー:04/01/30 22:29 ID:ACh3PuSE
なんだか ID:hmGddWTn氏が可哀想なスレですね。
俺的にゃこういうエロちーちゃんも嫌いではないんだけど。
とりあえず穏便に進めようではないか>>242-244
これじゃ君らの求めてる神作品まで投稿されなくなるデショ。
247 ◆2PRZ/2omLc :04/01/30 23:00 ID:/+2pCMd1
お嬢様、僕は仕合せです。忌人となった今、お嬢様のお側に居られる。いつかお嬢様に触れる事が出来る。
そのために失う視力ならば物の数にも入らない。世界中の光を失ってしまっても僕の目蓋の奥深く
お嬢様のお姿は焼付いているのだから、そう想っていました。今でも。
僕は、深道を祭りの日までお守りする役目を仰せ付かった。トテモ名誉のある役だ。
感覚を研ぎ澄まして静かな深道に居ると、お嬢様との唯一の思い出が蘇って来る。

「お慕い申しております、ずっと。この我が身も魂も貴女に捧げます」
お嬢様は少し驚かれたお顔をなさって、しかし微笑んで下さいましたね。「本気で、仰っているの?」
憧れのお嬢様と言葉を交わして興奮していた僕は熱っぽく貴女の足許に跪きお顔を仰ぎ見た。
春の日差しの中逆光のお嬢様はどんな表情をしていらっしゃったのだろう?
「そう…本気で、私の為に何もかもお捨てになると仰るのね」

今僕は何もかも貴女に捧げた気になって、ただ1人深道に佇んでいます。
いつか触れる事のできるお嬢様を夢に見ながら。

ある日湿った黴臭い深道に沈香の香りが漂った。
高貴な香りは次第に僕に迫り息苦しい程になった。この香りはお嬢様?
お嬢様の香りだ、記憶に残っているあの香り。今、きっと眼の前に居るはず。
「…あなた、私の為に…?」あのお声!少し震えているような響きを持ったこの声!
恍惚となってお嬢様の方へと足を踏み出した、とその時。パチンッ板切れの様な物が僕を打った。
「……触らないで」
氷のような冷たい蔑んだ様な声が僕の心を打ち据えた。
「お嬢様…?」
僕の身体は氷柱の様に凍りついた。お嬢様…笑って…いる?
「アハハハ…はっきり申しましてよ!大笑いしているわ!あなた、それでご満足なすって?」
僕の脇の下からは嫌な汗がじんわりと流れ出した。
248 ◆2PRZ/2omLc :04/01/30 23:41 ID:/+2pCMd1
お嬢様はヒラリヒラリと舞う様に僕の周りから深道のもっと深い所へ降りて行った。
僕はまるで蝶を追い回すかの様に、にじり寄り、又離された。
「…フフフ……間抜けな忌人さん!めくらの、馬鹿な男!アハハ」
耳元に声がしたかと思うと遠くへ誘うような足音が聞こえる。
右往左往している内に、行き止まりの道へ迷い込んでしまった僕は、引き返そうと振り向くと
背後から冷たい腕が僕の身体に回され、耳の直ぐ側に熱い息遣いを感じた。
「ねぇ…本当に…全部、私のモノにしても…良いのね」ねっとりと糸を引くようなその声は
低くまるで背中から冷水をちょろちょろと流し込まれる様な戦慄を感じた。
お嬢様の冷たい指先が、まるで無数の蟻の様に僕の身体の隅々まで這入って行き
粘ついた舌は、生温かいなめくじの様に皮膚の薄い所を這い回った。
「ココも……私のモノ?」僕の乳首を唇で挟むと蛇のように舌先でチョロチョロと舐め擽る。
「あぁ…お嬢様!……はうっ」冷たい掌で僕の固く緊張した部分を握った「勿論、ココも私のモノね?」
「ああっ…駄目です!いけません!」
蹲った僕は握られた途端、放出してしまった己の未熟さと幼稚さの為、羞恥で火が出る思いだった。
俯いて震えていると顎の下に冷たい物が当たった、お嬢様のおみ足だ。「顔を、お上げなさい」
僕はその脚に取り縋り、小さな指を口に含んだ。形の良い指の股をうっとり舐めていると
お嬢様は為すがまま、身を任せているようだった。
恐る恐る手を伸ばしお嬢様の身体に触れようとするとピシャッ!と又木切れのようなもので叩かれた。
「触らないで」
そのまま、お嬢様に唾液で濡れた小さい足で胸を押され、仰向けに倒れてしまった。
萎れてしまった処を、お嬢様は湿った足指で弄った。「…情けない男」
そう云うといきなり菊門に細い固い指を挿し入れた。「うわあぁっ」
ぐにぐに、と中を探る指先で内臓を掻き回されている様だった。奇妙な感覚が下腹部を襲い
萎れていた処が意思とは無関係に頭を擡げはじると、僕の自尊心はズタズタにした。
「フフ……全部、私のモノ…ね」お嬢様はそう云うと自分の成果をじゅるりと口に含んだ。
249 ◆2PRZ/2omLc :04/01/31 00:12 ID:1q8X9u1R
舌が絡みつき、唇が上下して僕は直ぐにも2度目の頂点に登りつめたが
根元はしっかりとお嬢様の指先で締め付けられていて容易に漏らす事すら出来ない。
そんな状況であられもなく弄られていても僕からはお嬢様に触れてもいないと気付いた。
……お嬢様の肌はきっと滑々でしっとりしていて柔かいのだろうな
と、想像してしまうと余計に血液が一箇所に集中してきて
更に締め付けが強くなり、身体中が波打って大きな津波に呑まれた感覚だ。
終いにはとうとうお嬢様に屈服して涙声で「…お願いします…もう…出させて下さい…」
切れ切れにそう云うのが精一杯だった。
と、ふっと指が緩んだかと思うと、途端に激しく思いっきり吸い上げられ
僕は思わずお嬢様の口の中に放出した。
快感の余韻も静まり、身を起こすと辺りに人の気配はしなかった。
「…紗重…お嬢様?」僕の声が深道の闇に呑み込まれて消えた。
「他言は無用よ」冷たい指先が僕の口を塞さぐと深道は耳を引き裂くような静寂だけが残った。


いじょお粗末様>>224のイメージで書いてみた
なんかイマイチやっぱり忌人じゃハアハアできん
250名無しさん@ピンキー:04/01/31 00:18 ID:RESeX0eQ
>>246
別にあの人は、エロちーちゃんを書いたから叩かれてる訳では無いのだが…

まあ穏便にというのは同意。
251名無しさん@ピンキー:04/01/31 01:26 ID:2CyQtW6Y
バカ繭カムバッーク!
252双子をひとつにする儀式:04/01/31 03:18 ID:BdHxskNh
森で迷った私とお姉ちゃんがたどり着いたのは、地図から消えた村。
ここでは大昔に死んだはずの人たちが、次から次へと私たちに襲い掛かってくる。
いくつもの廃屋を回って調べていくうちにわかってきたのは、どうやら私たちはある儀式の贄として求められているらしいということだった。

「あの人たちは、私たちに儀式をさせたがってるんだわ。大昔に失敗した儀式の、その続きを」
「双子をひとつにする儀式……」
お姉ちゃんはひどく動揺しているみたいだった。
そうだよね、怖いよね。こんな村に閉じ込められて、死んだはずの人たちに追い回されて、とんでもない儀式に巻き込まれて……。
でも大丈夫! どんなに恐ろしい奴が来たって、きっと私がお姉ちゃんを守ってあげるからね!

そんな私の決意を知ってか知らずか、お姉ちゃんは熱っぽいまなざしを私のほうに向けた。
「双子をひとつに、ということは……」
なぜか頬をぽっと染める。
「そう、澪は獣のように荒々しく私を組み敷いて、もどかしい手つきで私のワンピースをめくり上げるのよ。
そして下着に指を差し入れて私の秘所をまさぐると、私は澪にしがみついてあんあん言っちゃうの。
それは甘美な禁断の交わり……でも私、澪のこと許すから……ああっ、私ったらなんていやらしい子!」

ひょっとして……一番とんでもなくて恐ろしいのは、この女なのか……?


「ねえ澪、私どうしたらいいのっ?」
「あー、とりあえず鼻血拭いて」
253ありえないもの:04/01/31 03:21 ID:BdHxskNh
恐ろしい幽霊だらけのこの村で私たちが頼りに出来るのは、この射影機というカメラだけ。
これさえあれば、ありえないものを写し取ったり、さまよえる魂を封じ込めることもできる。

「そうだ! いいこと思い付いたよ、お姉ちゃん」
「どうしたの、澪?」
「あのね、お姉ちゃんはもともと霊感が強いでしょ。だからお姉ちゃんが射影機を使ったら、きっとすごいことになるんじゃないかな」
これは我ながらいいアイディアだと思えた。
無限に使える七式でも強力な撮影ができるんだったら、フィルムの節約になるわけだし。

ところが、肝心のお姉ちゃんは気が進まないみたいだった。
「え……私、それはちょっと……」
「嫌なの?」
やっぱりお姉ちゃん、幽霊を撮影するのは怖いんだろうか。
そりゃあ私だって怖いけど、気の弱いお姉ちゃんに無理させるようなことをしたくはない。
「嫌じゃないけど……たぶん、ありえないものが写っちゃうと思うから」
「何言ってるの、それこそ望むところじゃない。ね、ちょっと試してみて?」
射影機を渡すと、お姉ちゃんは何回か適当にシャッターを切った。次々と写真が出てくる。
「あ……やっぱり」
「なになに、どんなものが写ったの?」

『服を脱ぎ捨てる女』
『自分を慰める女』
『亀甲縛りをされた女』

「って、これ全部私だよ!」
「さすが射影機……ありえないものがこんなにもくっきりと」
「ありえないのはアンタだっつーの!」
たとえ強力な撮影ができるとしても、もう決してお姉ちゃんを射影機に触れさせまいと誓う私だった。


「澪……この写真、アルバムに入れてもいい?」
「いいわけあるかあ!」
254名無しさん@ピンキー:04/01/31 03:59 ID:9FAoLGH0
>>252-253
ネ申
255名無しさん@ピンキー:04/01/31 11:54 ID:97Ldz4vw
>>252-253
吹 き 出 し ま す た 。
256名無しさん@ピンキー:04/01/31 12:02 ID:Bb9H8AwS
いいなぁ
257名無しさん@ピンキー:04/02/01 02:13 ID:cRRGaNh/
こ、これは、本家バカ繭か?
口欠き出しますた。
258名無しさん@ピンキー:04/02/01 05:02 ID:RzCzJb6q
本家って、「〜の刻」書いた人のこと?
259241から:04/02/01 12:29 ID:kViHYikc

……
電車の隣に座っているお姉様…ああかわいい〜、ピンクのセーターすごい似合ってる
それに…胸おっきい、ああぁぁ
千歳「ね〜、まゆ、ちとせもフッション雑誌見たことあるんだけど、
   まゆはあれだよ、キャミが結構似合ってそ〜、買ってみたらどうかな」
繭「え?キャミだと、その、あの、胸が…」
まゆお姉様の恥じらいのその仕草…か、かわいいぃ〜、萌える〜
繭「千歳ちゃん?着いたよ、降りよう。」
千歳「あ、うん。」

……
千歳「ここが、渋谷?」
繭「うん、私も今日来るの初めてなんだけどね。」
千歳「えっ?まゆ初めてなの?ここ来るの?」
繭「うんっ、澪が私みたいなのが一人でこ〜いう所行っちゃダメっていうから
  今まで来たこと無かったんだけど…
  でも行きたいお店はちゃんと雑誌で調べてあるから安心して。」
千歳「ホントに大丈夫?まゆ」
繭「私だって自分の身くらい自分で守るようにしないと」
260名無しさん@ピンキー:04/02/01 12:30 ID:kViHYikc
千歳「だ、大丈夫だよ、ちとせがまゆのことお守りするから。」
繭「わぁ〜、千歳ちゃんたのもし〜」
まゆお姉様はちとせの手をギュッと握ってくれました。
ちとせまゆお姉様に頼りにされてる、求められてる
よ〜し、今日こそちとせの事アピールしないと
千歳「そ〜いえばみおが帰ってきたら誰もいないからビックリしないかな?」
繭「大丈夫、置き手紙書いといたから。」
千歳「まゆ、足大丈夫?」
繭「うん、平気、心配してくれてありがとう。」
ポッ ちとせ褒められちゃった〜
……
あれっ?何かイカツイ男の人達がこっちに来る、もう邪魔だなぁ
「ねぇ、きみぃ、ひゃ〜やっべ、すっげ〜かわいい」
な、なにこいつら?ちとせのお姉さまになれなれしく、
はっ、これ漫画で見た事ある…今流行のナンパ?
「ねぇ、ど〜せ今暇でしょ?僕達とお茶でもしない?
 楽しいとこ連れてってあげるからさ〜」
繭「あ、あの…その…」
お姉様すごい困ってる、
こいつら私の大事なお姉様に…
261名無しさん@ピンキー:04/02/01 12:30 ID:kViHYikc
「へぇ〜、かわいい妹さん連れてるんでちゅね〜」
汚い目でこっち見るな、気持ち悪い…でも妹って…きゃあ〜
「わっ、君胸大きいね〜、何カップ?」
繭「きゃっ!!や、やめてください」
なっ、こいつら今お姉様の胸を触った…
ちとせですらまだ触ったことの無い胸をこんなやつらに…もう許さない
千歳「ちとせきっく!!」 ゲシッ
繭「ち、千歳ちゃん?」
「いって〜、何しやがる、このクソガキ」
ひゃっ?グーで殴られる
繭「やっ、やめてください、妹には関係ありません、
  私でよければお茶…付き合いますから…だから」
千歳「だめっ、まゆ、こんなやつの言う事なんかきくな〜」
「じゃ、はやくいこいこ」 グイッ
千歳「まゆをかえせ〜!!」 ゲシッ
繭「だめっ、千歳ちゃん、やめてっ」
「このクソガキ、あんまり大人をバカにするもんじゃないぜ」
ひゃっ?またグーで殴られる
?「なぁ、ちょっといいかな?君たち?」
「んだぁ?てめ〜は」
262名無しさん@ピンキー:04/02/01 12:31 ID:kViHYikc
?「そこにいるの僕の彼女なんだけど何か用でもあるの?」
「彼女だぁ〜?」
?「ああ、そうだよ、話があるなら僕がかわりに聞こうか?」
「ちっ、胸糞悪ぃ、行くぞおめぇら」
「ペッ(°Д°)」
な、何このひとぉ〜? ちとせのお姉様の彼氏〜?うそ〜、やだ〜、
こうなったらこいつにもちとせキックをおみまい
……
うぅ、この人ちとせのお兄ちゃんによく似てる…蹴れないよ…
?「大丈夫、天倉さん?」
繭「あ、あの…ありがとうございました。」
本当にこのお兄ちゃんもどき、お姉様の彼氏なの?ううっ
?「悪いね、彼女なんて言っちゃって、彼らを引き離すためにはこれしかなかったんで、
  それに僕ケンカ強くないしね、ははっ」
繭「い、いえ、それより何で私の名前を?」
?「ああ、僕、天倉さんの隣のクラスの立花といいます。
  ほらっ、体育の授業では一緒でしょ。」
繭「はぁ…」
よかった、初対面なんだ、ああビックリしちゃった、彼女なんて言い出すから…
それより立花なんてまた凄い偶然…
いっちゃ悪いけどこっちのお兄ちゃんの方が声…かっこいい…
263名無しさん@ピンキー:04/02/01 22:44 ID:tmJAQYGN
>>247-249
「……」や擬音、オノマトペの遣い方が夢野久作っぽいね。なんとなく。
「澪、ほら見て、これ」
そう言ってお姉ちゃんが差し出したのは、明るい色の着物だった。水色のとピンクのと、ひとつずつ。
「ね、結構可愛いでしょう?」
「うん、可愛い……けどお姉ちゃん、いったいどこからこんなものを」
お姉ちゃんは私のささやかな疑問など気にも留めていない。嬉しげに着物を身体に当てて、サイズを確認しながら聞いてくる。
「ねえ澪、せっかくだからこの着物着てみない?」
「お姉ちゃん……よくそんなこと言ってられるね」
私は思わずあきれてしまった。
「私たち、生きてこの村から出られるかどうかもわからないんだよ? のんきに遊んでる場合じゃないでしょう!」
「ご……ごめんなさい」
強い口調で叱りつけると、お姉ちゃんはしゅんとなって俯いてしまった。
うなだれるその姿を見ているうちに、私はようやくお姉ちゃんの意図を悟った。
お姉ちゃんはきっと、私に気分転換をさせたかったのだ。生きて帰れるかわからないこの状況だからこそ、変わった服に着替えて気分だけでも楽しくしようという気遣いからあんなことを言ったに違いない。
それなのに、私は……。
「ううん……私のほうこそごめんね、お姉ちゃん」
「澪……」
「私、ちょっとヒステリックになってたね。そうだよね、オシャレを楽しむくらいの余裕がなきゃダメだよね」
その言葉で、お姉ちゃんはぱっと顔をほころばせる。
「じゃあ澪、この服着てくれる?」
「うん!」
早速着替えようとした途端、私は不穏な気配を感じて顔を上げた。
すると目の前で、いつの間にか射影機を構えたお姉ちゃんがハアハアと荒い息を立てている。
「澪、着物を着るからには当然下着は脱がなきゃダメなのよ? なぜってホラ、パンティラインが出ちゃうとみっともな──」

この世で一番みっともない姉を、私は懐中電灯でしこたま殴りつけた。



「見て見て、澪。今度はミニ着物とゴスロリとレザー見つけちゃった」
「……何だこの村?」
265名無しさん@ピンキー:04/02/02 14:04 ID:VkkolfZq

「あ・・・この衣装箱、名前が書いてある・・・なになに・・・
 立花樹月 立花睦月・・・・」
266名無しさん@ピンキー:04/02/02 14:52 ID:iavBgUmw

( ゚Д゚)
267名無しさん@ピンキー:04/02/03 00:22 ID:veH+sKpo

そこを見てはいけない・・・
口に出すことさえ、禁じられている・・・・
268樹月:04/02/03 00:26 ID:FSWmU/0P
↑どこになら出してもイイの?
269思い・1:04/02/03 14:23 ID:zOoc/EM8
あの村から帰ってきた後・・・結果としてわたしは光のない生活を余儀なくされた。
わたしが光を失ってから・・・おねえちゃんはいつもわたしの傍についていてくれた。
病院で検査を受けていたときは、面会時間が始まる朝から、終わる夜まで。
家に帰ってからは、それこそもうほとんど四六時中、寝るときだけでなく、ご飯のときにぽろぽろ
落としてないかとか、欲しいものが見つからないことがないようにしてくれたり、着替えの手伝い
や服装のチェック、髪を梳かしてくれたり。
顔を洗うとき、歯を磨くとき、ぼぅっと音楽を聴いているときは傍で一緒に同じ音楽を聴いていた。
家の中を手探りで歩いてリハビリするときは、ずっと見ていてくれて・・・

おねえちゃんに迷惑をかけてばかり・・・
こんな自分がイヤになる。


「(眠れないなぁ・・・・)」

季節は秋の初めだとはいえ、まだまだ残暑の厳しい季節である。
それで、眠る前までクーラーをつけ、部屋を涼しくしておいたことで、今では暑さというものを感じ
ないほどに部屋が冷えているというのに・・・・ぜんぜん、眠れない。

「おねえちゃん・・・・もう・・・・寝た?」

わたしは隣で寝ている姉に声をかけた。

「・・・まだだよ・・・」

しばらくの沈黙の後、いつもの声が聞こえてくる。
おねえちゃんもわたしと同じなんだ。
双子はどちらか一方が眠れないと、もう片方も同じように眠れないのかな・・・
それとも・・・偶然かな・・・
270思い・2:04/02/03 14:24 ID:zOoc/EM8
「ねえ・・・おねえちゃん・・・」

「なに・・・」

「おねえちゃんは・・・わたしのことを、どう思っているの・・・」

「えっ・・・」

このとき、わたしの口は自分でも何を言っているのだろうという感じで動いていた。
わたしが、いつも心の中にしまいながら、嫌われてしまいそうで聞くのが恐かったこと。
でも、どうしても、おねえちゃんの本当の気持ちを知りたかった。
嫌いって言われたら、どうしよう。ウザいっていわれたら、どうしよう。
そんな気持ちがあったものの、それらが口を閉じる前に、わたしの口がわたしの常日頃の思い
を語っていた。

「それって・・・どういう意味・・・?」

「わたしって・・・目が見えなくなってから・・・いつも、いつもおねえちゃんに迷惑をかけてばかりじ
ゃない・・・それって・・・どう思っているの・・・ってこと・・・」

「それは・・・」

「やっぱり・・・迷惑だよね・・・」

そういうと、いつも顔をあわせるように寝ているのを体を反転させ、背中を向けてしまう。
私自身、どうしてそうしたのかわからない。
ただ、自分の無力感と情けなさ、姉への申し訳ない思いが、わたしの中で大きくなっていったの
は確かだった。
そして、それは涙となって目から溢れてしまった。
それを隠したかったのだろうか?
271思い・3:04/02/03 14:25 ID:zOoc/EM8
「ごめんね・・・迷惑ばかりかけて・・・」

「・・・・澪・・・・?」

「ごめんね・・・」

「澪」

「ごめんね・・・ごめんね・・・」

「澪!」

急に布団がめくられ、背中に冷たい空気を感じるも、次の瞬間には何か暖かいものが自分の背中
に当たっていた。
それと同時に、腕がわたしを抱きしめるように体の前へと回されるのを感じた。
はじめは何がおきたのか分からなかったけど、なんだか自然と心が落ち着くって言うのかな?
私自身も不思議なくらい、気持ちが楽になっていった。
そして・・・わたしはいま、おねえちゃんに抱きしめられているんだなって気づいた。

「おねえ・・・ちゃん?」

わたしは、後ろにいるはずの姉にそっと問いかけた。
その顔は怒っているのだろうか? 笑っているのだろうか?
わたしには分からなかったけど・・・おねえちゃんは、わたしを優しく抱きしめてくれた。

「澪は・・・・わたしのことが・・・嫌いになったの?」
272思い・4:04/02/03 14:26 ID:zOoc/EM8
「・・・・えっ・・・・」

「わたしの脚のこと・・・あの村で聞いたでしょ? それで、私のことが憎らしくなったの?」

「それは・・・・」

「大嫌いだから・・・わたしのことが大嫌いだから・・・もう傍によってこないでって・・・そう思ってるの?」

「そんなわけじゃないよ・・・おねえちゃんは私のこと、嫌いじゃないの?」

「わたしは・・・」

おねえちゃんは、言葉を選ぶように少し考えた後、ゆっくりと続けた。

「澪が、私の脚のケガは自分でわざとつけたって知ったら、どんなに怒るだろうって思ってた。」

「・・・・・・・・・・」

「だから、澪がわたしのことを嫌いになるのは、ごく当たり前のことなんだって思ったよ・・・でも、澪はわた
しを助けてくれたじゃない。危険なのを知っていて。」

「そんな・・・・」

「それで澪の目が見えなくなるなんて・・・・残酷すぎるよ・・・・・」

気のせいか、おねえちゃんの声がどんどん震えていくのを感じた。
泣いて・・・いるの?
273思い・5:04/02/03 14:27 ID:zOoc/EM8
「澪がわたしの罪を許してくれたとき、わたしは思ったの。少しでも力になってあげたい。少しでも安心さ
せてあげたい。・・・わたしにできることなら何だってやるつもりだよ・・・・澪が笑ってくれるなら・・・・」

おねえちゃんの声が、わたしと同じような涙声になっていくのを感じた。
こんどははっきりと分かった。

「澪が・・・何の屈託もなく笑っている顔・・・大好きだよ。 もう一度・・・見たいよ。」

「・・・・・・・・」

「だって・・・澪・・・全然笑ってくれないじゃん・・・笑ってよぉ・・・」

「おねえちゃん・・・」

わたしは、姉のほうへ体を向きなおすと、ちょうど、抱き合うような感じで、同じように抱きしめていた。
一つの布団の中で、わたしたちは抱きしめあい、泣いていた。
泣くなんて・・・何年ぶりだろうか?
小学校以来かな?

「澪・・・大好きだよ・・・」

「わたしも・・・おねえちゃんのこと・・・大好きだよ・・・」

互いにそう伝えるのが、精一杯であった。
時間にしてみれば、ほんの10分くらいの出来事かもしれないが、そんな短い時間がわたしたちにはと
ても長い時間だった。
わたしたちは涙が止まらなかった。
274思い・6:04/02/03 14:29 ID:zOoc/EM8
互いに抱きしめあい、互いの体温、胸の鼓動を感じる。
抱きしめられているという陶酔感。
守られているという感覚が愛しい。
この人は、自分を守ってくれている。 支えていていくれる。
姉として・・・・妹として・・・・
とても、愛しい。

「おねえちゃん・・・・変わったよね・・・」

「えっ・・・」

しばらくの無言の後、わたしはこう、きり出した。
姉の言葉の中には、『何が?』という感じがあるのが否応なく分かった。

「前よりも、ずっと明るくなったよ。」

「そうかな・・・」

「そうだよ。」

互いに笑い合うと、体をきつく抱きしめた。
なんか・・・眠くなってきちゃったな・・・。 瞼がどんどん・・・重くなってくる・・・
おねえちゃんの顔を見ると・・・今にも眠ってしまいそうだった・・・

「澪・・・・大好きだよ・・・・」

「わたしも・・・おねえちゃんのこと・・・大好きだよ・・・」

眠りを誘う呪文のように、声が静かに響いた。
        〜END〜
275名無しさん@ピンキー:04/02/03 23:04 ID:WGz/mbOw
じぃぃぃぃ〜ん・・・
276名無しさん@ピンキー:04/02/03 23:13 ID:cT8vFb12
あーこういうの好き
眠たくなって来ちゃうよ
人肌恋しくなるねぇ
277包帯の重み:04/02/04 12:14 ID:m0rQZLQ/
「お姉ちゃん!!」
息を切らしながら私は漆黒の闇の中駆け抜ける。
「何処にいるの!?お姉ちゃん!!」
遠くを見渡して探し者がいないのを確認すると元来た道へと視界をずらす。
「お姉・・・っ!!」
瞬間的に言葉を飲み込む。追われる者の反応だ。
ぐっと絶え絶えの息を止め射影機に手をつけた。

<・・・まだ、・・・まだ>
はやる気持ちを抑えて自分の中で数を測りはじめる。
段々と近づいてくる追う者を私は瞬きもせずに睨みつけた。
悪意に満ちた低い唸り声をあげながらその者は降りかかってくる。
逃げられない、でも逃げる必要はない。
戦うのだから。
<・・・今!!>
辺りが刹那的な閃光に包まれた。
「・・・、ふぅ」
もう追う者はいない、ただ静かな闇を見つめながら安堵の息を溢す。
月の光が落ち着きを取り戻してとても穏やかだ。心も澄んでいく。
しかし、それは姉がいないという現実によってすぐに打ち砕かれた。
「お姉ちゃん!!」
悲鳴のように叫び、また走りだす。
278包帯の重み:04/02/04 12:17 ID:m0rQZLQ/
「お姉ちゃん!!」
息を切らしながら私は漆黒の闇の中駆け抜ける。
「何処にいるの!?お姉ちゃん!!」
遠くを見渡して探し者がいないのを確認すると元来た道へと視界をずらす。
「お姉・・・っ!!」
瞬間的に言葉を飲み込む。追われる者の反応だ。
ぐっと絶え絶えの息を止め射影機に手をつけた。

<・・・まだ、・・・まだ>
はやる気持ちを抑えて自分の中で数を測りはじめる。
段々と近づいてくる追う者を私は瞬きもせずに睨みつけた。
悪意に満ちた低い唸り声をあげながらその者は降りかかってくる。
逃げられない、でも逃げる必要はない。
戦うのだから。
<・・・今!!>
辺りが刹那的な閃光に包まれた。
「・・・、ふぅ」
もう追う者はいない、ただ静かな闇を見つめながら安堵の息を溢す。
月の光が落ち着きを取り戻してとても穏やかだ。心も澄んでいく。
しかし、それは姉がいないという現実によってすぐに打ち砕かれた。
「お姉ちゃん!!」
悲鳴のように叫び、また走りだす。
279包帯の重み:04/02/04 12:18 ID:m0rQZLQ/
「はぁっ、はぁ、ごふっ」
苦しい・・・、何度も止まりかねている。
でも、一番苦しいのはお姉ちゃんと離れ離れになっていること。
だから止まらない。止められない。また走り出す。
しかし私の身体は気持ちとは裏腹に急速に蝕まれた。
眩暈が、咳が、意識を支配する。どうやら限界のようだ。
そのまま地面に崩れ落ちる。
「はぁっ、はぁっ」
自分の呼吸だけが空気を伝い響いた。
不安・・・、孤独・・・、焦り・・・。
負の感情が圧力を強める。まるで心臓を握り潰すように。
<このままじゃ死んじゃう>
整わない身体を無理に押し上げた。
「お姉ちゃん」
引きずるように歩き出す。
280包帯の重み:04/02/04 12:19 ID:m0rQZLQ/
どれくらい進めただろう、身体を引きずりながらふと思う。
<お姉ちゃん・・・>
「うぅっ」
「お姉ちゃん!?」
反射的に声のしたほうへ振り返る。
<あの声はお姉ちゃんだ!!>
出し切れるだけの力を振り絞って私は走りに走った。

「お姉ちゃん!!」
立ちながら少し身を屈めて右足の包帯に触る姉を発見する。
「大丈夫?足痛むの?」
顔を不安で歪めながら尋ねる。
すると姉はひざを解放して言い放った。
「10回目・・・」
「へっ?何が?」
突然の物言いにわけも分からず問い返す。
「うぅ・・・」
姉が再び身を屈める。何かを堪えるように。
「どうしたの?お姉ちゃん!?しっかりして!!」
少しでも楽になってほしい一身で背中を擦った。
「お姉ちゃん・・・」
姉は身を屈めたままこちらを見ずに口を開く。
「ラブレボリューション!!」
すると同時に屈めていた身を一気に起こす。
背中が私の顎にドスッという鈍い音を立ててぶち当たった。
「痛っ!!ちょっ、お姉ちゃん!!」
怒り気味に咎めるが、ことの姉は気にせずに動くことも難儀な足のひざを
上下に動かし、両手を引っ付けて前へ手元へと回転させだした。
「こ、この動きって・・・モー娘。!!」
元気な姉とは対照的に愕然とする。そして私の中の何かが切れた。
281包帯の重み:04/02/04 12:20 ID:m0rQZLQ/
「バカーーーっ!!すごい元気じゃん!!足痛いっていうの嘘だろ!!」
ありったけの力の裏拳で何度も殴りかかる。
「それにさっきのうぅ・・・っていうのも紛らわしいよ!!
お前元気なのか無理してるのかよく分かんねぇ!!」
先ほどの疲れを忘れた如く叫び散らかしまくった。
「ていうより私が一人で怨霊と戦ってる時に、繭は一人でモー娘。か!?
全パート踊りつきでマスターか!?十回もできるんなら体育の授業出て来いや!!」
ぜぇ、ぜぇ、と肩で息をする。
「澪、疲れてる・・・」
頭から血を流しながら姉が言った。
「お前のせいだ!!」
血管から勢い良く血が噴出す。
「澪!!出血!!出血!!」
「おまえもな・・・」
「今膝の包帯分けるからちょっと待ってて!!」
そう言うとすぐに自分の包帯を解き始めた。
<私のこと心配してくれてるんだ、お姉ちゃん>
どんどん包帯が解け姉の地肌が見えてくる。
どんどん、どんどん・・・。
「って長すぎだろ!!どこまで巻いてんだよ!!」
「50メートル・・・」
「メートル単位なの!?」
<真空パックでもこんなにコンパクトにはならないよ。
というより返って症状悪化するって。むしろ健康な人でも歩けなくなる。>
「そうね、鉄下駄と同じ要素よ」
「修行かぁ、って心を読むな!!」
拳を振り上げるが寸前で止めた。
<包帯巻いてくれたし・・・>
そんな姉を殴れるわけがない。それに大は小を兼ねる、
長いものには巻かれろという言葉がある。良しということにしておこうと思いつめた。

282包帯の重み:04/02/04 12:21 ID:m0rQZLQ/
「お姉ちゃん大丈夫?」
互いに包帯を巻き終えたことを確認して地面から腰をあげる。
「私は大丈夫よ。ひざの包帯が30メートル減ったもの、
今ならマッハで歩けると思うわ」
「いや、そこまで早く歩かなくていいよ」
二人はゆっくりと歩き出す。
「あっ!!」
姉が驚きの声を上げた。
「どうしたの、お姉ちゃん?」
やや表情を曇らせながら尋ねる。
「あそこに・・・」
「もしかして怨霊!!」
「おすぎとピーコ」
「何ぃぃっ!!」
恐ろしいほどの瞬発力で振り向く。
「似の怨霊が・・・」
「やっぱ怨霊!!」
期待が一変して失意に変わった。
<紛らわしい、じつに紛らわしい>
私はこの怒りを怨霊にぶつける気合で射影機を取り出し怨霊に向ける。
が、すぐにその気合は滞る。
<っ!!何か怨霊の動きが何時もと違う!?>
目を見開いて愕然と恐怖した。怨霊が今までとは違う
協力した息の合った動きで襲ってくるのだ。
何時にない斬新な動きに私は戸惑う。

283包帯の重み:04/02/04 12:22 ID:m0rQZLQ/
「ってこれ恋愛レボリューション21の動きじゃん!!
超超超良い感じ・・・て何でお姉ちゃんまでやってるの!?」
射影機のファインダー越しには霊と共に踊る姉が存在した。
「でも、これって・・・」<ある意味ものすごいベストショット>
数秒考え込むが、
「撮っちゃえ!!(笑)」耐えられなかった。
光が辺りを飲み込む。同時に鈍い音が聞こえた。
「痛い・・・」
どうやら姉が弾き飛ばされたみたいだ。
「ってお姉ちゃん、何か黒いものでてるよ!!それにこの蝶何だ!!」
あまりの不自然さに悲鳴をあげる。
「お姉ちゃん!!」
「蝶蝶蝶、いい感じ・・蝶蝶蝶蝶、いい感じ・・・」
「お前は誰だーーーっ!?」
震える声で叫ぶ。
するとその何者かはにたりと微笑む。
「何その今自分すごい上手いこと言ったみたいな顔」
見事に物事の的を適切に得ているのに
その何者かはお気に召さなかったらしく低く笑いながら近づいてきた。
「ごめんなさい!!謝るからこっちには来ないでぇ!!」
泣き叫んでもその何者かは止まってはくれない、はずがピタリと止まった。
「じゃあ何処へ行けばいいの?」
残念そうな顔をしながら聞いてくる。
「あ?あぁっ、とりあえず月まで・・・」
「行って何をすればいいの?」
「え?基地でも作れば?」
・・・暫らく互いに俯きあい沈黙が続く。
するとその何者かが難しい顔をしつつ面をあげた。
「うん、がんばる!!」
「がんばれ!!」
最高の笑顔でそう励ますと何者かは嬉しそうに去っていった。
284包帯の重み:04/02/04 12:27 ID:m0rQZLQ/
静かな空気が辺りを包む。どうやら私は助かったみたいだ。
<お姉ちゃん・・・>
闇の中遠く離れていく人を想う。穏やかに光る射影機のレンズを見つめ
反射もとの月を切なそうに仰いだ。
<歴史に残るよ・・・>
月と姉の笑顔が重なったように見えた。

[[終]]


二重カキコ&変な小説でスマソ。死んできまつ。
285名無しさん@ピンキー:04/02/04 12:34 ID:EbAfGfJr
このスレ見てたら、久々にやりたくなってハードモードでプレイしなおしてみました。
最初プレイした時には気付かなかったけど、エンディング虚の「ずっと…いっしょだから…」のシーン、
おねえちゃんがニヤリと笑ってる…。
>277-284
おもろかった。
確かにすごい上手いこと言ってるよ。
287名無しさん@ピンキー:04/02/04 17:26 ID:n8fJvyrs
澪の日記
今日はおねえちゃんと久しぶりに二人で遊園地に行った。
嫌がるおねえちゃんをつれてお化け屋敷に入ってみた。
「澪、おいていかないでよ・・・。ずっと一緒にいて・・・。」
と、おねえちゃんは言っていた。
おねえちゃんはキャーキャー叫んでいた。
でもわたしにとって皆神村で紗重と戦っていたときにおねえちゃんが言ったあの言葉のが数倍怖かった。

でも大好きおねえちゃん、また行こうね。

前スレとネタかぶり・・・すいません。
288名無しさん@ピンキー:04/02/04 18:18 ID:d0sT6yDN
>>277~284
面白かった。
ギリギリで反則側に落ちてる気がする(^-^;
けど、読んでてそれを嫌だと思わせない。

簡単に言うと魅力があって、機会があれば
パクりたいトコロだってコト。
(やらないけど…)
289名無しさん@ピンキー:04/02/04 23:47 ID:3bSOnWxc
>>263
意識してるんだよ少しね
お兄さまあたしですお兄さまの許嫁だった……
>>284
蝶蝶蝶、いい感じ・・蝶蝶蝶蝶、いい感じ・・
ワラタ
ゲーム内ぽく暗い感じで踊って欲しいね
290名無しさん@ピンキー:04/02/05 06:37 ID:rGbQRbaj
291名無しさん@ピンキー:04/02/05 12:18 ID:5tHzsXDS
20年後で丸々と肥えてんのは却下、壊れてる分にはかまわんけど。
292名無しさん@ピンキー:04/02/05 18:14 ID:m8ySj0Uo
確かに壊れている分にはかまわないけど、
これにどうやってハァハァにするんだ?
293名無しさん@ピンキー:04/02/05 23:17 ID:Kfb9/iRe
テクモの携帯サイトに千歳tsんの待受が追加されてるのは既出?
いつでも一緒ハァハァ
294名無しさん@ピンキー:04/02/06 01:04 ID:qeeavbcE
>>290
鬱だ…
295名無しさん@ピンキー:04/02/06 21:55 ID:4do+e786
携帯サイトは場所知らんけど、

千歳たん壁紙キタ―――ヽ(*゚∀゚*)ノ ――!!
296名無しさん@ピンキー:04/02/06 22:35 ID:UCulOZyw
見たけどもっと顔アップの方がよかったな。
297名無しさん@ピンキー:04/02/06 23:30 ID:CTIy4Df/
うほっ・・・

千歳タン可愛すぎる!!!
298名無しさん@ピンキー:04/02/06 23:50 ID:xHdLAYGy
鉱物萌えの香具師はいないのか!?
299名無しさん@ピンキー:04/02/07 00:40 ID:XNzucLMU
↑そんな硬いもんには萌えられん。もっとやあらかいものでないと。
零体とかな!
300名無しさん@ピンキー:04/02/07 01:03 ID:ZMHP/8HP
零かよ!
301名無しさん@ピンキー:04/02/07 21:18 ID:aOTIzxNG
「お姉ちゃん。私ね、やっとお姉ちゃんの気持ちに気付いたの」
 え?突然どうしたの?
「私の身体、好きにしていいよ…」
 えぇ!?でも好きにしていいって…あんなことやそんなことも!?
「うん、私もお姉ちゃんの事、大好きだから…」
 澪…。そ、それじゃあ早速――――!。
「ちょ、ちょっと待って、お姉ちゃん」
 え?あ、そうだよね、いくらなんでも焦りすぎだよね。ごめんね、ダメなお姉ちゃんで…。
「ううん、そうじゃないの…あの…」
 うん?
「……優しくして……ポッ」
 み、澪ぉ!!! 
「あああんっ!おねえちゃ〜ん」


ガバッ
  Λ_Λ!   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
_( ;´Д`)_< ゆっ、夢…!
|〃( つ つ  | \_______
|\ ⌒⌒⌒⌒⌒⌒\
| \       \
\  | ⌒⌒⌒⌒⌒⌒ |
 \ |_______| オネエチャン、チコクスルヨ〜
302名無しさん@ピンキー:04/02/07 21:23 ID:nyESfhky
くあぁぁぁぁぁぁぁあ!!イイ!!
303名無しさん@ピンキー:04/02/07 21:51 ID:Fa3kouRa
キタ━━━(゚∀゚)━━━!!!!! ツボデスタ!!
304名無しさん@ピンキー:04/02/07 23:07 ID:+VwaxkcS
【7:12】痴呆症っぽい繭を追いかけて村へ突入。ゴスロリを着る。パンチラを気にして派手なアクションができない。トイレは我慢する。皆神村には厠がない。
【7:22】朝食のかわりに腹に万葉丸をつめる。口が正露丸臭い。イヤになる。
「儀式を続けろ……」村人の言葉だ。ちがうわ。私達じゃない。
「気をつけて! 八重!」うるせぇんだよこの縊死体が。
【7:35】ダルい繭探しに出発。大広間ではうるせぇ楔がわめいている殺すぞ。
【7:43】「手が〜〜手が〜〜」楔に殺された女が叫んでいる。私にどうしろっていうんだよ。
【7:50】クソ繭姉ちゃん救出。紗江に取り憑かれていたらしい。うだつの上がらない汚フェラ豚だ。
【8:03】皆神村はいつも夜だ。気分が盛り上がらない。早くおうちに帰りたい。
【8:46】繭の目の焦点が合っていない。
【9:30】スットロい繭ちゃん軟禁される。
【9:40】逢坂家へ。
【9:45】喉が渇いた。腹に御神水を詰める。また尿意をもよおす。
【10:11】バカップルと戦闘。美也子のガンつけに真澄もびびる。
【11:20】立花千歳 登場。
【11:22】「お兄ちゃんを返せ!」 相変わらず元気な娘だ。
「おねえちゃん!」本当はどうでもいい。繭 後でぶっ殺死。
【11:40】子供に襲われる。やばい。おしっこ漏らしそうで力が出ない。
【11:42】「祠……槌原のおはか……」狸寝入りだ。タイミングが良すぎる。本当は起きてんだろ? スカートまくってパンツをズリ下ろしてみる。
【11:43】「澪ぉーー」さようなら、ビッチ繭ちゃん、こんにちは束縛から開放された私。村人がニヤニヤしている。
【11:45】「繭を置いて逃げますか?」はい。
「本当に逃げますか?」はい。
【11:49】繭を見捨てて逃亡。「ごめんね……お姉ちゃん」格好だけ言ってみる。
【11:53】紗江が来た。「また私を置いていくの……」何が有っても許すって言っただろ。帰れ。どこまでも独占欲の強いやつだ。
【12:30】脱出。ベンチで失禁していた。エンドロールが流れずGAME OVERになっている。
いやがらせか?殺すか?
305名無しさん@ピンキー:04/02/08 00:04 ID:lojBl/Ph
>>304
「嫌だ」スレ用のネタだな
スレ違い!
306名無しさん@ピンキー:04/02/08 01:01 ID:eX1bx5Rv
7:50だけフルメタつーかハートマン入ってるのが気になる(w
307紅い蝶EDその後:04/02/08 12:13 ID:XCdePUNl
あの日僕は紅い蝶EDを真実として受け止める事が出来なかった…
いや…受け止めたくなかった…ただそれだけの事…


お姉ちゃんとは「ずっと一緒だよ」って約束したのに…
私はずっとお姉ちゃんの事を守りたいって思ってたのに…
なのに何で?何で?何で殺しちゃったの?何で?
お姉ちゃん「殺して」と言った時から私には記憶が全く無い
きずいたら私はお姉ちゃんの首を絞めていた
お姉ちゃんの首には赤い手形が残っていた
どうして?どうしてお姉ちゃんを?
あれからもう6日が経ちました
村では一週間位彷徨っていたように感じましたが、
私が村を出たら夕方の6時、たった3時間の出来事でした
お姉ちゃんと秘密の場所で遊んでいる時、まさかその3時間後私がお姉ちゃんを殺すなんて
誰が予想できただろうか…お姉ちゃんもまさか3時間後私に殺されるなんて…
村から出た後はとぼとぼとお母さんのもとに帰りました
村での出来事、そしてお姉ちゃんを殺してしまった事を全部話したら
お母さんは泣きながら私を抱いてくれました
お母さんはずっと私に「ごめんなさい、ごめんなさい」と謝り続けていた
何でお母さんが謝るの?お姉ちゃんを殺したのは私なのに…それに…何で怒らないの?

……
私は今日もダムの所にあるベンチに座っています
お姉ちゃんの死体…今日も見付からないね
死体が出てくれば私…警察に自首出来るのに…指紋だってお姉ちゃんの首を見ればすぐに分かる…
私の手で絞め殺した後が…
お姉ちゃんお姉ちゃんお姉ちゃん
私はいつの間にかダムの所にある手すりに手をかけていました
ダムに飛び込めば…死ねるのかな…
308紅い蝶EDその後:04/02/08 12:14 ID:XCdePUNl
私が死んだら何人の人が悲しんでくれるのかな?
こんな殺人鬼のために何人の人が涙を流してくれるのかな?
お姉ちゃん…お姉ちゃんがいる天国に私…行けるのかな?
もし会えたらまず謝りたいな…
でも私は殺人気…地獄だったらお姉ちゃんには会えないね
遺書…今日書いとくべきだったな
私はダムに飛び込もうと手すりを掴む手に力を入れた
「ちょっとあんた、また病室抜け出してこんな所に…」
ビックリして横を向いて見たら見知らぬお婆さんが立っていました。
この近くには確か村がある…そこの村人だろうか?
「あの?何でしょうか?」
私が自殺しようとしてたの…バレたのかな?
「あ、あれ?ごめんなさい、あんまし似てたもんで、本当ごめんなさい。」
とお婆さんは去っていきました
もう…邪魔しないでよ と私はもう一度手に力を入れようとしたが
ある言葉が頭に過ぎった
あんまり似てた?私によく似ている人って…まさかお姉ちゃん?
私は走りながら大声でさっきのお婆さんを呼び止めた
「ま、待ってお婆さん!!」
「ん?なんだい?」
「私に似ている人って?」
「ああ、6日前この森の中で一人の少女が倒れていたらしいのじゃ」
6日前…あの時だ
「あ、あの何か特徴とか覚えていませんか?」
「はて?そうそう服装はあんたと同じ蝶をつけておってワンピースに黒いブーツを履いておった、
 あと右足は何か怪我をしていたみたいじゃ、包帯が巻いておったわい。」
も…もしかしてお姉ちゃん?お姉ちゃんなの?
「その人今何処にいるんですか?」
「ここの森の奥には小さな病院があってね、ほれ煙が見えるじゃろう、あそこじゃ。
 今は老夫婦が住んでいるのじゃが、こんな山奥だしのぅ、
 もう何十年も入院患者なぞ一人も来ておらんのじゃ」
309紅い蝶EDその後:04/02/08 12:15 ID:XCdePUNl
「じゃあそこに入院してるんですね?」
「そうじゃ」
お姉ちゃんに…会える
「ありがと、お婆さん。」
「ちょ…ちょっと待ちなさい…こんな時間にこの森に入るのは危険だよ。」
私はお婆さんの静止を無視して森の中を只管走りました
ここは皆神村付近の森…もしかしたら怨霊に出会うかもしれない
でももう恐れなど全然無い…会ったら会ったで殺してやる
……
お姉ちゃんのバカッ、何で何も連絡寄越さないのよ? バカバカッ
息をきらしながら私はやっとその小さな病院に辿り着いた
後ろを振り返るともう夕方だ
小さい頃、この森でも遊びまくっていた私とお姉ちゃんなら
こんな森は庭みたいなもんだけど、こんな所に病院なんてあったのかな?
私達が子供の時村を出た後に建ったのかな?
そ〜いえば私ってお姉ちゃんと遊んでいた事しか記憶が無い、この村では…
そもそも何でこの村を出たんだろう?私達は?
私はその病院に足を踏み入れると
「すみませ〜ん、誰かいませんか〜?」
「誰じゃ?こんな時間に、もう診察時間はとっくに終わっと…」
「澪ちゃんかい?」
「え?何で私の名前を?おじいさん誰ですか?」
「澪ちゃんはまだ小さかったから覚えとらんか、わしはお前さんのお母さんの父親じゃ、
 つまりおじいちゃんじゃ」
「そ、そうなんですか」
おじいさん、おばあさんの事はお母さんからよく聞かされていた
おじいさんは大病院の医師として働いており、おばあさんは霊媒師をしてるそうです
この人がおじいさんなのか
でもおじいさん、おばあさんがいるのに何で今の今まで一度も会わなかったんだろう?
お母さんもしかして勘当でもされてるのかな?
310紅い蝶EDその後:04/02/08 12:17 ID:XCdePUNl
「それより澪ちゃん、なぜここが?」
「お姉ちゃん、お姉ちゃんはどこ?」
「澪ちゃん、残念だが会わす訳にはいかんのだ。」
「何で?何でなのよ?」
「澪ちゃん、実はな…」
「うああああぁぁ!!」
奥の部屋からお姉ちゃんの声が聞こえた
「お姉ちゃん?あの部屋にいるのね?」
私はその部屋に向かってダッシュしたお姉ちゃんに…会える
「これ、澪ちゃん待ちなさい。」
私が病室のドアを開けたらそこにはベッドで寝ているお姉ちゃんがいました
顔も体もかなり痩せきっていましたが間違いなくお姉ちゃんでした…でも何よこれ?
お姉ちゃんはベッドに仰向けに寝たまま手と足をタオルで巻かれ、
その上に紐でベッドと一緒に縛られていた
「何なのよこれ?おじいさん!!」
「それは…」
「待っててお姉ちゃん、今全部ほどくから」
「待て、触るな!!」
お姉ちゃんの手に触れたとたん、私の頭の中に恐ろしい地獄絵図が見えた
「きゃああああああぁぁ!!」
私はビックリしてその場でしりもちをついた
「だ、大丈夫か?澪ちゃん?」
「な、何いまの?」
「繭ちゃんの心の中だよ」
「え?」
「澪ちゃんは繭ちゃんを触るとありえないものを見ることが出来るだろう、
 そういう存在が今繭ちゃんに触るのは危険すぎるのじゃ、
 下手するとお前さんまで闇に飲み込まれてしまうぞ」
「お姉ちゃん、どうしちゃったの?」
311紅い蝶EDその後:04/02/08 12:18 ID:XCdePUNl
「おそらくあの虚の中でありえないものを見てしまったんじゃろう」
「そんな…」
「うああああああぁぁ!!」
お姉ちゃんがまた大声で叫んだ
「お…お姉ちゃん、私だよ。」
「こ、来ないでえぇ!!」
お姉ちゃんは痩せきった体で必死に逃げようとしている
「お姉ちゃん、私だよ、澪だよ、分からないの?」
「無駄じゃ」
「え?」
「繭ちゃんはここに運ばれてから記憶というものが全て消えてしまっている。
 自分が誰なのかさえ分からない状態だ。」
「う、嘘でしょ?」
「澪ちゃん、さ、ここから出よう。」
「お姉ちゃん、私だよ、澪だよ、何か思い出した?」
「来ないでえぇ、誰か助けてえぇ、うわあああああぁぁん!!」
お姉ちゃんは大声で泣き出した
「何をやっても無駄じゃ、
 わしらの姿は繭ちゃんからでは恐ろしい怨霊にしか見えておらんのだから」
「そ、そんな…ひどいよ…せっかく会えたのに…せっかく会えたのに…
 こんなのってないよ…あんまりだよぅ…ううっ…うわあああああぁぁん!!」
私はその場で泣き崩れた
「澪ちゃん…」
病室の中は私とお姉ちゃんの泣き声で響いていた
「さ、澪ちゃん行こう、もう遅いから今晩はここに泊まっていきなさい、
 お母さんには後でわしから電話しておこう」
私は泣きながらその病室を後にしました
その時、おばあちゃんも帰ってきました
「み、澪ちゃんなのか?」
「ああ、ばあさんや、夕飯は澪ちゃんの分も頼む」
312紅い蝶EDその後:04/02/08 12:19 ID:XCdePUNl
ううっ…ぐすっ…」
「澪ちゃん、後で大事な話があるんだ、聞いてくれるかい?」
「ぐすっ…うんっ」

……夕食後
「じいさんはちょっと席を外してくれんかのう、二人で話がしたいのじゃ」
「ああ、分かった」
おばあさんは生まれた時から霊感がすごく、それが娘のお母さん、孫の私とお姉ちゃんに
受け継がれてしまったのを今でも気に悩んでいる事をお母さんから聞いた事があります
「わしはの、皆神村付近の出身でな、皆神村の歴史にはとても詳しいのじゃ」
皆神村…聞いただけで殺意が芽生えてきた
「繭ちゃんに触れたとき、私には見えたのじゃ、村に迷い込んだ時の
 お前さん達の行動が全て…」
おばあさんはこんな事が出来てしまうくらい霊感が強い
「あの、教えてください、虚で私一体何をしてたの?お姉ちゃんに一体何したの?」
「最初に言っとくがお前さん達が迷い込んだ時点で澪ちゃんは双子巫女の黒沢八重、
 繭ちゃんは紗重に取り付かれておった。」
八重、紗重…また殺意が…
何であの人達の尻拭いを私とお姉ちゃんがしなきゃならなかったの?
「虚では八重が紗重を絞め殺しただけ…ただそれだけの事」
「でも私確かにこの手でお姉ちゃんの首を…」
「お前さんは繭ちゃんの首には手をかけたが、絞めてなどおらん、
 それにそんなか細い腕で人を簡単に殺められるもんか…」
「おばあさん?」
「それにな、紅贄祭とは互いを想う心が強すぎると虚を抑えきれず失敗に終わり、
 ひどいと大償いまでもおきてしまうのじゃ、
 お前さん達が本当に儀式をしていたのなら必ずや失敗していたはずじゃ、
 じゃから澪ちゃん、もう何も気に悩む事は無いのじゃ。」
「う…ん…」
でも心は全然晴れようとはしなかった。
313紅い蝶EDその後:04/02/08 12:20 ID:XCdePUNl
「あの、お姉ちゃんは虚に落とされたはずなんですけど…なぜ…」
「詳しくはわからんが近くの村人が繭ちゃんが森の中で倒れているのを発見してな、
 今ここにいるわけだが、その倒れていた近くでは死体も発見された」 
「死体?」
「死体といっても白骨化しておった、死んでから10年以上は経っておった」
「何でお姉ちゃんの近くに?」
「その前にほれ、これを見てみろ」
おばあさんからクシャクシャになった写真を渡された
「これ、私が小さい時に家族で撮った写真…」
「ああ、それを手に握っておったのじゃ」
「じゃあその死体はお父さんなの?でもお父さんは昔に事故死したってお母さんが」
「そりゃ大嘘さ、本当は繭ちゃんが足を怪我して森から動けなくなったお前さん達を
 探しに操さんは森に入っていったのじゃ、
 お前さん達は他の捜索隊に保護されたのだが操さんはそれっきり戻っては来なかった」
「……」
「虚とは本来落ちてしまったら二度と出られないもんだが、
 繭ちゃんは森で見つかった、操さんがここまで連れて来たのかもしれんのう」
「じゃあお父さんももしかして…」
「ああ、あの時虚に落ちてしまったか、もしくは落とされたか、詳しくは分からんが…」
写真でしか知らない私のお父さん…
「操さんはわしとじいさんで墓をつくり、供養してやったよ、
 あんな暗闇に何十年もいて、辛かったろうに…澪ちゃんも帰るときには墓に立ち寄って
 おくれよ、操さんきっと喜ぶよ」
「うん…」
お父さん……
「ねぇおばあさん、その日にお姉ちゃんが見つかったんなら何で私とお母さんに
 連絡くれなかったんですか?毎日毎日辛かったんですよ」
「すまんのぅ、じゃが繭ちゃんが森で見つかったとき、
 まだ自分の記憶が少し残っていたんじゃよ」
「えっ?」
314紅い蝶EDその後:04/02/08 12:22 ID:XCdePUNl
「『澪には言わないで…こんな姿澪には見せたくない…私は病気で死んだことにして…
  澪は何もしていないの…澪は何も悪くないの…だから』
 とずっとわしらに呟いておった。」
お姉ちゃん…どうしていつもそうなの?お姉ちゃんの足が悪くなったのも…
私のせいなのに…お姉ちゃんは『澪は全然悪くないからもう泣かないの』って…
村でのときも『澪…一人で逃げて』…お姉ちゃんどうして私の事をそんなに…

お姉ちゃんを助けに行く途中ではずっと私の頭の中でお姉ちゃんの声が聞こえた…
『これで澪は私のもの……』…私に逃げてほしくてわざとこんな事を…
あのねぇお姉ちゃん、私とお姉ちゃんって長い間ず〜っと一緒にいたじゃん
だからお姉ちゃんが嘘言ってるか本当の事言ってるか何て私にはすぐ分かっちゃうんだよ
それに『何でも言う事を聞いてくれる』…お姉ちゃん今の今まで私にお願いなんて
一回もした事ないじゃない、お姉ちゃんの頼みごとなら私、何でも聞きたかったのに、
何も言ってこないじゃん、いつもいつも一人で抱え込んで…何で?

「おばあさん、お姉ちゃんは何で…」
「繭ちゃんはな、自分のせいで澪ちゃんを縛り続けてしまったことを
 毎日気に悩んでいたのじゃ」
「そんな事ある訳無いじゃない!!」
「澪ちゃんは優しい娘じゃからな、そんな事思ってもいなかったじゃろう」
「……」
「繭ちゃんは必死で村からお前さんを助けたかったのじゃ、
 そして同時に自分の呪縛から澪ちゃんを解放し、幸せになってほしかったのじゃ」
お姉ちゃんのばかぁ!! お姉ちゃんがいなかったら私、幸せになれる訳無いじゃない!!
「正直繭ちゃんがああなってくれなかったら、
 澪ちゃんは生きてあの村から出ることは無理じゃったろうな」

私がお姉ちゃんを守ってると思っていたけどそれは違った
お姉ちゃんが私の事を守っていてくれていたんだ
また涙がポロポロ出てきた
315紅い蝶EDその後:04/02/08 12:23 ID:XCdePUNl
奥の部屋からまたお姉ちゃんが泣き叫ぶ声が聞こえてきた
6日もこんな状態なんだ…お姉ちゃんは
私の中からまた憎しみが湧き上がってきた
「…るさない」
「澪ちゃん?」
「許さない!!私はあの村の人達を許さない!!」
「澪ちゃん、落ち着きなさい」
「私、生まれてからこんなに人が憎いだなんて思った事初めてだった、
 お姉ちゃんが投げ込まれた時だって喜びながら大笑いしてた、
 お姉ちゃんが今あんな状態になってるのもあの人達のせいなのに…それなのに…
 ううっ…ぐすっ…
 何で?何で私とお姉ちゃんがこんなひどい目に会わなきゃいけないの?
 私とお姉ちゃんがあの村の人達に一体何したっていうのよ?
 何もしてないじゃない…ううっ…
 何でこんなひどい事されなきゃいけないの?ねぇ、あばあさん!!」
「澪ちゃん…」
「何で私とお姉ちゃんから幸せが奪われなきゃいけないの?
 あの人達に私達から幸せを奪う権利なんかあるの?どこにそんな権利があるのよ?
 ねぇおばあさん、どこにあるのよ、どこ!!どこ!!どこにあるの?」
「落ち着いて」
「もう出てってよ…うわあああああぁぁん!!」
私の心はもう憎しみと悲しみでいっぱいだった
いまにも心が壊れそう
おばあさんは静かにその場を出て行った
……
しばらくして私が泣き止んだ時部屋からおじいさんが入って来ました
「おじいさん…お姉ちゃんはどう?」
「ああ、少しは落ち着いたみたいじゃ、本当にすまんのぅ、
 繭ちゃんをあんなひどい縛り方して、じゃがああでもせんと危険なんじゃ」
「えっ?」
316紅い蝶EDその後:04/02/08 12:25 ID:XCdePUNl
「繭ちゃんはすぐ病室を抜け出し森の中へと歩いて行ってしまうのじゃ…
 まるで誰かに呼び出されているみたいに、
 その度に近くの村人が見つけてくれるのだがこの前病室に置いてあった
 果物ナイフで自分の首を刺そうとしてな、わしが寸前で止めたのだが、
 だからああでもしないと繭ちゃんは…」
「お姉ちゃんがそんな事…」
お姉ちゃんはあの黄泉の国へと呼ばれているんだ…
「さぁ、今日はもう遅い、そろそろ…」
「あっ、あの一つ聞きたい事があるんですけど」
「んっ?なんだい?」
「小さい頃、私達って何でこの村を出たんですか?お母さん詳しい事教えてくれないから」
「お前さんのお母さんは澪ちゃん達の事を守るためにこの村から出たんじゃ」
「えっ?」
「詳しく言うとな、皆神村が消え去った後、近くの村ではもう何十年、何十年と
 双子が生まれてくる事はなかったのだ、だがある日…」
「その日に…私とお姉ちゃんが生まれた?」
「そうじゃ、この村で双子が生まれたことで大償いを引き起こした
 黒澤姉妹の生まれ変わりではないかと言い出す村人が後を絶くなり、
 その結果はお前さん達は呪われた双子だと呼ばれ、周りからひどく気味悪がられていた、
 そしてこの村で操さんが行方不明になったことで村人達は、
 あの双子のせいじゃないのか、あの双子が殺したんだ、と妙な噂が広まり
 お前さんの母さんは娘の幸せを考えこの村を出て行ったのじゃ」
「呪われた双子…」
「こんな純粋で優しい娘達をつかまえて何が呪われた双子じゃ…
 全くふざけた事抜かしおって」
呪われた双子…確かにそうなのかもしれない…私達は…
「さぁ、澪ちゃん、もう寝るとしよう」
「うん、その前にお姉ちゃんのとこ行ってもいい?」
「ああ、だが決して触れてはならぬぞ」
「うん」
317紅い蝶EDその後:04/02/08 12:26 ID:XCdePUNl
……ガチャ
「お姉ちゃん」
お姉ちゃんは私を見るなり逃げ出そうと体を暴れさせた
「そばには行かないから、ここにいるから、落ち着いてお姉ちゃん」
お姉ちゃんの体の動きが止まった
「お姉ちゃん、ごめんね、私のせいでこんな…」
「う…わた…し…だれ…なの?」
「お姉ちゃんの名前は繭、繭だよ、いい名前でしょ?
 お父さんとお母さんが一生懸命考えてつけてくれた大切な名前なんだよ」
「あ…うあ…あうあ…あ…」
お姉ちゃんはもう滅茶苦茶に壊れていた
「お姉ちゃん、少しでもよくなったら家に帰ろ、お姉ちゃんの面倒は私が一生見てあげるから、
 だからね…」
「ううあ…ころ…て…ころして…ああ…」
だめだ、これ以上ここにはいられないや
「おやすみ、お姉ちゃん」

……
殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して
「おねえちゃああぁぁん!!」
ガバッ
「はぁ、はぁ、はぁ、ゆ…夢?」
もう朝だった
服が汗で凄いびっしょりだ
私はあの日依頼お姉ちゃんを絞め殺す夢を毎日見る…お願い…もうやめてよぅ…ううっ…
私は起きてさっそくお姉ちゃんの病室に向かったガチャ
「よかった…絞め殺されてない…」
何言ってんだろう…私…自分も何かおかしくなってきてる…
お姉ちゃんはまだ寝ていた
でも汗びっしょりですごい魘されてるまだ悪夢が…
318紅い蝶EDその後:04/02/08 12:27 ID:XCdePUNl
「澪ちゃん」
「おばあさん?」
「朝食を食べたらすぐに家に帰りなさい」
「何で?やだよそんなの、お姉ちゃんがよくなるまでずっとここにいる。」
「澪ちゃん、実はな…」
「いいよばあさん、わしから話そう」

……嘘でしょ?
「澪ちゃん、残念だが繭ちゃんはもう体力的にも精神的にも限界がきておる、
 おそらくもう明日の夜明けには…」
「嘘だよね?おじいさん?」
「……」
「ねぇ!何か言ってよ、ねぇ!ねぇ!お姉ちゃんを助けてよぅ!!」
「澪ちゃん、繭ちゃんの死んでいく姿をお前さんに見せる訳にはいかぬ、
 あまりにも辛すぎる」
「やだやだやだぁ!!お姉ちゃんと一緒に帰るの!昨日お姉ちゃんにそう言ったもん!!」
「澪ちゃん、お前さんが繭ちゃんの分までがんばって生きればいい、
 そうすれば繭ちゃんだって…」
「そんな奇麗事言わないで!私お姉ちゃんと一緒じゃなきゃやだやだやだぁ!!」
「澪ちゃん…」
「せっかく…せっかくお姉ちゃんに会えたのに…何で…なんでえぇぇ…うわああああぁぁん!!」
私はあの日以来こんな感じで毎日泣いている…そのうち心と涙腺が壊れるのかも…

……私は…仕方なく帰る事にした
「しかし繭ちゃんあの状態でよく一週間もがんばれたもんだ」
「繭ちゃんは闇に飲まれながらも心の奥底にまだ『会いたい』という強い気持ちがあるのじゃ」
「会いたいって私の事?」
「あたりまえじゃろう」
お姉ちゃん……
私はとぼとぼ森を下っています
319紅い蝶EDその後:04/02/08 12:28 ID:XCdePUNl
お姉ちゃんが死んだら…私お姉ちゃんの分までがんばって生きていけるのかな?
だめだ…お姉ちゃんのいない生活なんて考えられないや…
お姉ちゃんの存在は私にとって…とても強すぎた

……
「じ、じいさん、あれ」
「澪ちゃん…」
私は結局病院へと戻ってきてしまった
「澪ちゃん…どうして?」
「お願いします、お姉ちゃん…一人で死んでいくのは辛いと思うんです、
 だから私お姉ちゃんの死を見届けてあげたいんです
 お願いします!お願いします!お願いします!」
私は何度も何度も頭を下げた
「…分かったよ、澪ちゃん…しっかりと見届けておやり」
「あ、ありがとうがざいます」

……外はもう夜だ
「じゃ澪ちゃん、わしらは操さんの墓にちょっと用があるからここを出る、
 いいかい、決して繭ちゃんに触れてはならぬぞ」
「はい…」
…今この病院にいるのは私とお姉ちゃんの二人だけ…時期一人になっちゃうけど…
「じいさん、悲しいのぅ、わしらはまだ生き恥をさらしとるというのに…
 澪ちゃんの目の前で若い命が消えようとしている」
「くそう、怨霊どもめ、奪うならこの老いぼれの命を奪え!!」

お姉ちゃんはすーすー寝息をたてていた
お姉ちゃんの白い肌は青白く光っている
このままもうお姉ちゃんは死んじゃうのかな…いつも約束してたのに…ずっと一緒だって…
お姉ちゃんの嘘つき…たいよ…お姉ちゃんと一緒にいたいよぅ…
320紅い蝶EDその後:04/02/08 12:29 ID:XCdePUNl
夏休み一緒に海行こうって約束したじゃん…ひどいよぅ…こんなの…
私とお姉ちゃんは幸せになっちゃだめなの?これが運命だっていうなら…
初めから生まれてこなかった方がよかったよぅ…ぐすっ…
もう涙が止まらない
「足が痛いよ!!」
「お姉ちゃん?」
お姉ちゃんがいきなり暴れだした
「あ…足が痛いよう…だれか助けて!!」
だめだ…足をさすってあげたいけど…お姉ちゃんに触れたら私は…
もうあんな恐ろしいものは見たくない
「あ…あ…足が痛いよぅ…助けてよぅ!!」
ごめんなさい!ごめんなさい!ごめんなさい!
私は両手で耳を塞ぎ、泣きながら謝った
「ごめんなさい、私もう見たくないの!!」
私は逃げるようにドアに手を掛けた瞬間…
「助けてぇ、みお!!」
お姉ちゃん?
この時私の中の何かが吹っ切れた
お姉ちゃんはこんな状態になりながらもまだ私なんかの名前を覚えていてくれていたんだ
それなのに私は…
まだ私の中に生きる事に対する執着心があった事が非常に情けなく感じた
お姉ちゃんが死ぬときは……私も死ぬときだ
私はお姉ちゃんの右足を優しくさすってあげた
触れたことで虚のありえないもの達が容赦なく私に襲い掛かってくる
「きゃああああぁぁ!!」
お姉ちゃんはこれに一週間も耐え続けてきていたんだ、私にだって
「お姉ちゃん、足どう?痛くない?」
「離してぇ、みお助けてぇ!!」
みおは私なのに…
お姉ちゃんは私から逃げようと必死に体をばたつかせている
321紅い蝶EDその後:04/02/08 12:31 ID:XCdePUNl
「お姉ちゃん落ち着いてよぅ」
お姉ちゃんの心はもう闇に支配されていた 真っ暗だった 
お姉ちゃんの心の中には私はもういない…闇だけだ
「うああ…ああ…あああぁぁ!!」
「お姉ちゃんお願い、落ち着いて」
私が必死にお姉ちゃんの体を押さえつけてもまだ暴れ続けている
「くっ、お姉ちゃん何でこんな力凄いの?」
…ふと自分の腕を見ると
違う…お姉ちゃんの力が強くなった訳じゃない…私の力が弱くなっただけだ…
私の腕はお姉ちゃんと同じ位ひどく痩せきっていた…何これ?骨と皮だけじゃん…
あの日以来私は食事なんてほとんど口にしていない
食べても何も感じないし
それ以前に私は今の今までどうやって生きてきたんだろう?
何もかもがどうでもよくなってしまったのだろう

私は闇に襲われながらも必死でお姉ちゃんのいろんな所を押さえ付けた
あまりに必死だったのでお姉ちゃんの右胸までおもいっきし押さえ付けてしまった
「んあぁああっ!!」
何?今の?
お姉ちゃんの心はもう闇に支配されているはずなのに…
今私との楽しい思い出が一瞬映りこんだ
どういう事?もしかしてまだ完全には支配されてはいない?
私は試しにお姉ちゃんの両胸をつかみ、こねてみた
「ふあぁああっ!!」
やっぱり…またお姉ちゃんの思い出が見えた…それに真っ黒な闇が少し薄い黒に見えた
まだお姉ちゃんを助けられるかもしれない…夜明けが来る前に…
でも何でこんな事をすると…もしかして…

私は週に何回かはお姉ちゃんとえっちぃ事をしています
誘うのはいつも私の方からだけど…
322紅い蝶EDその後:04/02/08 12:33 ID:XCdePUNl
お姉ちゃんは自分からでは絶対に誘ってこない…ホントはしたいくせに
私…お姉ちゃんのお願いなら何でも聞きたいのに…お姉ちゃんのばかぁ
…でもこういう営みをしている時が一番お姉ちゃんの愛を感じる
たまにどんなにつらく悲しい事があってもお姉ちゃんの愛で私は元気になれる
という事はさっきのは私の愛…私の愛で闇を消し去る事が出来るかもしれない
お姉ちゃんの心から追い出すことが出来るかもしれない
夜明けまでもうそんなに時間は無い…やるなら今しかない
私はベッドの上にのっかり、手足を縛られている紐をほどくと、
お姉ちゃんの上着を無理やり全部脱がし取った
お姉ちゃんのピンク色のブラと胸の膨らみが姿を現した
お姉ちゃん、胸おっきなままだ、よかった
私はお姉ちゃんの胸の大きさにはいつも『いいな〜』って羨ましがっていたのに、
今は『よかった』だって…変なの
私がブラのホックに手をかけるとお姉ちゃんが抵抗してきた
私の髪の毛をつかみ、ぐいぐい引っ張ってくる
「いたたたた、痛いよ、お姉ちゃん」
私がお姉ちゃんの手を振りほどくと今度は私の腕を爪でひっかいてきた
「っつ!痛い!」
ひっかかれた痕から少し血が出ていた
もう、私お姉ちゃんとケンカした事ならあるけどこんな掴み合いとかした事ないのに
お姉ちゃんはまだ抵抗してくる…仕方ない…
私はお姉ちゃんの両手を無理やり後ろ手にして押さえ込んだ
よかった、私の方が力が少し上だった
そして後ろ手にした後、両手首をタオルで巻き、その上を紐で縛り上げた
「うああ…あう…あ…ううっ…」
お姉ちゃんごめんね、こんなひどい事して、でもこうでもしないと…



続きは来週貼りまつ
323名無しさん@ピンキー:04/02/08 12:36 ID:5qi+rnyz
来週か!

・・・一週間も先か!
324名無しさん@ピンキー:04/02/08 12:37 ID:znqy2/5h
月曜から来週?
325名無しさん@ピンキー:04/02/08 13:09 ID:eK/jQRl0
休日しかあらわれないのはまっとうな人間の証拠というか、
毎日張り付いてる漏れらの方が以上なのかもしれない…
326名無しさん@ピンキー:04/02/08 16:59 ID:Q/iqrpzy
>>305
その「嫌だ」スレ とは、何処にあるのか
教えてはもらえないでしょうか?
このネタ好きなんで・・・。
327名無しさん@ピンキー:04/02/08 17:13 ID:5qi+rnyz
サロン
328名無しさん@ピンキー:04/02/09 00:12 ID:zI/A+AyU
私の名は射影機。
作ったのは麻生邦彦という人物だ。
私は霊を撮影し、封印するのが仕事。
だがこの能力が災いして、麻生邦彦の友人である真壁清次郎という人物に借りられて、皆神村なんていう辺鄙な村にやってきてしまった。
嗚呼、なんという悲劇。
初めて私を使う相手が髭をを生やしたこんな冴えない爺だとは!
是非とも私を使う相手は(可愛い)少女だと決めていたというのに・・・・。
だが所詮私は機械。
そのようなことを言う権利もないし、そもそも相手にその意思を伝えられない。
次回こそは!とレンズに誓い、私は大人しく真壁の言うことを聞いてあちこちを撮影した。
しかしその後、真壁とこの村の紗重という娘によって村は壊滅。闇に包まれた。
私は短い人生だった、この暗くて汚い村でひっそりと寂しく朽ちていくのか、と覚悟した。
だが神は私を見捨てなかった!
何の因果かは知らないが夢にまでみていた美少女(しかも双子!)をこの村に遣わせてくださったのだ!
美少女、美少女!云十年ぶりに私の機体は震えた。
実は私の身体は長い湿気と埃のために少々ガタがきていたのだが美少女のためならなんのその。
気合と根性でそれを直し、美少女が私に触れるのを今か今かと部屋の隅で待ち侘びていた。

小説って難しいでつね。
しかもエロじゃねぇ・・・。
楔に腕でももがれてきます。
329名無しさん@ピンキー:04/02/09 00:21 ID:eKC/Puxr
おもしろい視点じゃん。続きカモーン
330名無しさん@ピンキー:04/02/09 00:21 ID:7PI2n+Fq
>>328
いや発想は凄く良いと思いますよ!
展開によっては面白くなりそうな気が。
331名無しさん@ピンキー:04/02/09 00:21 ID:j/DliljP
小説がムヅカシイと言うより
何もそんな所からというテーマが問題かと
でも嫌いじゃない頑張れ
332名無しさん@ピンキー:04/02/09 00:45 ID:2rL8O/Gu
エロ絵スレにネ申がいるな…
あそこにもバカ繭が
333名無しさん@ピンキー:04/02/09 01:09 ID:LdbUAeT5
いいなぁ、こんな射影機なら気合でゼロやフェイタルの時間延ばしてくれそうだ(w
334328:04/02/09 11:05 ID:zI/A+AyU
そして遂に!
待ち望んでいた双子の美少女がこの部屋にまでやってきた!!
素晴らしい、想像以上の美少女だ。こんな黴臭い部屋で長い間待っていた甲斐があるというもの。
だが、双子の美少女は私よりも先に懐中電灯に気が付いてそっちの方を手に収めた。
くそ、新参者のクセに生意気な!というかまさかココまできて私の存在に気付いてもらえないか!?私は恐怖した。
だがその怒りと不安はすぐ消えた。懐中電灯を手に取った美少女が机に在った私の取り扱い説明書に気付いて私を見つけてくれたのだ。
「射影機・・・?」と美少女は呟きながらこちらに細くしなやかな腕を伸ばしてきた。そしてその白い指で私の機体を包み込む。
こ、これが夢にまで美少女の肌の感触か!!恐怖のためか若さゆえの特権かは知らぬがしっとりと湿っていて非常に心地よい。
「ちょっと・・・埃被っているね」
美少女・・・もとい澪殿は薄汚れた私の機体に少し顔を顰めると、息を吹きかけたり手で軽く払ったりして、付着している埃をとってくれようとしていた。
ぬぉぉ!?み、澪殿!!いけませぬ!!そんなデリテートな箇所に息や手を使われたら我輩は、我輩はもう…あああ!!
「うん、汚れていたけれど大丈夫、使えそう」
私を綺麗にしてくださった澪殿は、満足そうに笑うと、私をギュッと胸に押し付けながら抱きしめた。
ココが天国か。夢心地に浸りながら私は思った。
もうどうなってもいい、と。
335名無しさん@ピンキー:04/02/09 20:12 ID:EBVoEw4d
>>334
続きキ・キ・キ・キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!
射影機さん、「どうなってもいい」じゃなくて
(*´д`*)モット激しく!!二人を守ってやってくれ

…もっとオヤヂな展開になるかと思った(w
336名無しさん@ピンキー:04/02/10 00:48 ID:Bb5AxVHY
「ねえ澪、澪って初期設定では、私と手をつながないと霊は見えないんじゃなかった?」
「あー、あったね、そういうミラ○ル・ガールズっぽい設定」
「それがいつの間にかなくなっちゃったものだから、私、戦闘中は足手まといだとか言われてるんだけど……」
「だってお姉ちゃん、考えてもみてよ」
「?」
「こうやって手をつないで霊が見えるようになるのはいいとしてもさ、
その霊と戦うには射影機を使わなきゃならないわけだから」
「あ」



「……ねえ澪、片手で撮るっていうのは……」
「っていうか、懐中電灯くらい持ってよお姉ちゃん」
337名無しさん@ピンキー:04/02/10 00:49 ID:egokhTdB
>>336
>ミラ○ル・ガールズ
ワロタ。「私達は二人で一つ」みたいなフレーズがあったような・・。w
338名無しさん@ピンキー:04/02/10 06:22 ID:Ww9mSb8R
エロが…エロが足りない…
339名無しさん@ピンキー:04/02/10 16:24 ID:ZFKZZRn7
>>336
あれ?2人が手を繋いだら、バリアー出たり、プリ◎ュアマーブルスクリューが撃てるんじゃないの?
340名無しさん@ピンキー:04/02/10 21:24 ID:Ww9mSb8R
>339
だよな。片方スパッツで、片方スカートで。
341マニアん:04/02/10 23:22 ID:p7jVxHKk
342名無しさん@ピンキー:04/02/10 23:41 ID:lWdJ7a/c
百合っぽいののスレだと一度か二度は必ず出ますねw<プリキュア
343紅い蝶EDその後:04/02/11 12:46 ID:Zk5vJQ/6
今日休みなので貼らせていただきます

私はお姉ちゃんのブラを外し、おっきな胸をこねながら
薄いピンク色の乳首を口に含み、舌でコロコロ転がせた
「ふあぁっ…ふあぁああっ…やっ…やめてえぇ…」
お姉ちゃんの身体がピーンとのけぞった
思い出が…蘇えってくる…
お姉ちゃん…まだ感じる事はできるんだね
私もお姉ちゃんも元々感じやすい身体だったしね
私はお姉ちゃんの下半身の服も脱がし、パンツも脱がせた
そしてお姉ちゃんの足を無理やりM字型になるように開かせた
お姉ちゃんって結構身体柔らかいんだね
お姉ちゃんの大事な所は泉のように潤っていた
綺麗…私もうこんな綺麗なもの二度と見れないと思ってた
そう感じるとまた涙がポロポロ出て来た
私はお姉ちゃんの大事な所に唇でキスをし、その中に舌を入れ芽を探すためまさぐった
「くうぅううっ!!」
そしてお姉ちゃんの隠れていた芽を舌で撫で上げた瞬間…
「あぐうぅううっ!!」
お姉ちゃんの身体がのけぞり、びくん、びくん、びくん、と痙攣している
私はお姉ちゃんの芽を撫で上げ続けている内にお姉ちゃんの心の中に私が映った
だんだんと記憶を取り戻している
よしっ、お姉ちゃんを助けられる
お姉ちゃんの大事な所はとろとろに溶け、そこから粘液が短く糸を引きながら滴り落ちていた
今度はそこに指を奥の方まで入れてみた
「お…おねがいぃ…も…もうやめてようぅ…うわあああああぁぁん!!」
お姉ちゃんはとうとう大声で泣き出してしまった
例えお姉ちゃんが泣こうが喚こうがこれをやめる訳にはいかない
もし今やめたらお姉ちゃんはもう…
344紅い蝶EDその後:04/02/11 12:47 ID:Zk5vJQ/6
ごめんね、お姉ちゃん、お姉ちゃんがもし無事に戻ってこれたら、
私の事おもいっきしぶっていいから、お姉ちゃんの気の済むまで私の事ぶっていいから
お姉ちゃんの蜜でヌルヌルした中をまさぐりながら私はある事を思い出した
そうだ!私達双子だもん、弱い所もきっと一緒だ!
私は自分の弱い所を思い出しながらお姉ちゃんの中のある一部分を擦り上げた
「にゃあああああああ!!」
お姉ちゃんの身体が激しくのけぞり、びくん、びくん、びくん痙攣していた
よしっ、ビンゴ!!
思わずガッツポーズをとっていた自分にちょっと吹いた
あれ?あの日以来だ、私が初めて笑ったのって
夜明けまでもうあまり時間が無い
後はもうお姉ちゃんの弱い所を擦り上げるのみだった
私は襲ってくる闇に耐えながらただ擦り上げる事に一生懸命になった
お姉ちゃんはのけぞったまんまず〜っと絶頂を繰り返していた
お姉ちゃんがこんなに数え切れない程イッたのって生まれて初めての事だね
自分の指が蜜塗れになるたび、それを舐めながらまた擦り上げた
お姉ちゃんの…繭の味…私にはもう二度と味わえないものだと思っていた
私は泣きながらチュパチュパ舐めた
コクン
繭の蜜を飲むと身体がす〜っと楽になり、
襲ってくる闇も少しずつ浄化されていく…不思議…
病室の中はお姉ちゃんの悲鳴で響きわたっていた
悲鳴と言っても恐怖から助けを求めるとかそういうものではない
…喜び…お姉ちゃんが、お姉ちゃんが喜んでる
お姉ちゃんの心の中が私との楽しい思い出でいっぱいになっていく
闇が晴れていく
お姉ちゃんがどんどん自分を取り戻している
……
…………
………………
345紅い蝶EDその後:04/02/11 12:48 ID:Zk5vJQ/6
だが時間が経つごとにお姉ちゃんは声も出さなくなったし蜜も出さなくなった
私の体力も精神ももう限界にきていた
「も…もう…少しで…もう少しで…おねえ…ちゃん…助け…られるの…に」
私はお姉ちゃんの横にドサッと倒れこんだ
「ご…めん…ね…おねえ…ちゃん…助け…られなく…て」
その時お姉ちゃんが
「みお…なの?」
「おねえちゃん…わか…るの…私の…こと」
「み…お」
お姉ちゃんは私の唇にキスをしてくれた
私も最後の力を振り絞ってお姉ちゃんに抱きつきキスをし続けた
そして私は意識を失った

……
意識から目覚めると周りは全て闇だった
私はどんどん下へと落ちていく
下には何か無数の手が…あれが黄泉からの手?
だが私はもう何も恐れる事はなかった
私はお姉ちゃんのためにやれるだけの事はできた
そしてお姉ちゃんの妹としてこの世に生まれる事ができた…それだけでもう幸せだった
もう思い残す事は何も無い…私は死を覚悟し、目を瞑った
次、生まれてくるときも…お姉ちゃんと一緒がいいな
……
「み…お…みお」
どこからか声が聞こえる、とても懐かしい声、目をあけるとひとすじの光が見えた
光から手が出てきて落ちていく私の手を掴んだ
黄泉からの手じゃない、この懐かしい感じ、この暖かい温もり、
お父さん…お父さんだよね
いつも私達の事見守っていてくれたんだね、ありがとう
光がぶわ〜っと大きくなり闇が消え去っていった
346紅い蝶EDその後:04/02/11 12:54 ID:Zk5vJQ/6
私はお父さんの手に引っ張られ上へ上へと昇っていく
お父さん、ありがとう
……
意識を取り戻すと外はもう朝になっていた
外から鳥の泣き声が聞こえる
お父さんの温もりがまだ残っている、あれは決して夢などではなかった
お父さんが強く握ってくれた赤い痕が私の掌に残っていた
「まぶしい」
「お姉ちゃん?」
私はお姉ちゃんの手首の紐をほどき、身を起こしてあげた
お姉ちゃんの手を見てみると強く握られた痕が…
お父さん、お姉ちゃんの事も助けてくれたんだね、ありがとう
お姉ちゃんの心の中にはもう闇など無かった、お姉ちゃんが帰ってきた
「澪、助けてくれてありがとう」
だめだ、私もお姉ちゃんももう涙が全然止まらない
「お姉ちゃん…」
お姉ちゃんには謝りたい事や言いたい事がいっぱいあるのに結局私が言った言葉は
「お姉ちゃん、今日はまだ7月だよ、だからいっぱい、いっぱい、いっぱい二人で遊ぼうよ」
こんな時に何言ってんだろう?私は…
それでもお姉ちゃんはこんな私に
「うんうん、ぐすっ」と微笑んでくれた
そして私とお姉ちゃんにまた睡魔がおそってきた、もう少し寝よ
窓からおじいさん達が帰ってくる姿が見えた
もしかしてお父さんのお墓の所でずっと私達の無事を祈っていてくれたの…ありがとう、ありがとう
私はお姉ちゃんに服を着せてあげると、お互いを抱きながらまた眠りについた
……
「おおお、ばあさん、奇跡だ、奇跡だ!!」
「奇跡なもんか、じいさんよ、二人がお互いを思いやる強い愛がただそうさせただけさ」

……
347紅い蝶EDその後:04/02/11 12:58 ID:Zk5vJQ/6
目を覚ますと私達はまだお互いを抱きしめ合っていた
ふわああ、私こんなに気持ちよく眠れたのあの日以来だ
横ではお姉ちゃんがとても幸せそうな顔で寝ていた
お姉ちゃん…かわいい
あんまりかわいかったので私はお姉ちゃんの頬をつんつんつついてしまった
「んっ…ううっ…」
「あっごめん、起こしちゃった?」
「んっ、いいよ、もう起きる」
「お姉ちゃん大丈夫?立てる?」
「大丈夫だってば、それよりお腹すいたね」
「うんっ、もうお昼の時間だね」
お姉ちゃんは私の手をとり、
「澪、なにこの体?ガリガリじゃない、たくさん食べなきゃだめだよぅ」
「お姉ちゃんもだよ」
と私はお姉ちゃんに抱きついた
「澪?」
「お姉ちゃん、ずっと一緒だよ、ずっと一緒だよ、ずっと一緒だよ」
お姉ちゃんも私に抱きつき
「うん、ずっと一緒にいようね」
……
そして次の日お姉ちゃんをつれて家に帰りました
「お母さん、ただいま」
お母さんはお姉ちゃんを見るなりいきなり抱き付いてきた
二人はその場で抱き付きながらもうわんわん泣いていた
私もそれを見てまた少し泣いた
348紅い蝶EDその後:04/02/11 12:59 ID:Zk5vJQ/6
……そして一週間後私とお姉ちゃんはお父さんのお墓参りに訪れました

「お姉ちゃん?どうしたの?そんな悲しい顔して…」
「私ね、また澪とお母さんと3人で暮らせるなんて…
 私もうそんな事二度と出来ないと思ってた…ううっ…ぐすっ」
「あ〜あ〜、お姉ちゃん、もう泣かないの」
私はお姉ちゃんの涙を指で拭った
「じゃあお花を、お姉ちゃん花瓶かして」
「はいっ」
花瓶を受け取ろうとお姉ちゃんの手に触れたとき、私にははっきり見えた
「ねえ、澪、これって」
お姉ちゃんもきずいていた
私とお姉ちゃんの手を一緒にかざしてみるとお父さんに握られて赤くなった痕が
天まで羽ばたきそうな、そんな力強い蝶に見えた

お父さん、私達を助けてくれたこと、ありがとう
いつもいつも私達のこと見守っていてくれたこと、ありがとう

***END***

やっぱり小説とは難しいですね。どっか小説習えるスクール通ってみようかな。
349名無しさん@ピンキー:04/02/11 13:02 ID:nQ+SNGFr
ううぅっ(T-T)
リアルタイムで読めて感激っス
二人にはこんな感じで幸せに暮らして欲しいですね
350名無しさん@ピンキー:04/02/11 13:46 ID:I03QTynu
やばい、感動した
サイコー
351名無しさん@ピンキー:04/02/11 19:49 ID:9NBxgLBY
紅い蝶EDのその後って珍しいね。
ご都合主義は否めないが結構納得もした。
つうか、ひさしぶりのエロネタいいね。
352名無しさん@ピンキー:04/02/12 23:15 ID:K1ujuMGi
澪繭のケータイ待受け欲しい!どこかでとれますか?
353名無しさん@ピンキー:04/02/12 23:43 ID:1gk3S/By
テクモ公式サイトでどーぞ。
354 ◆2PRZ/2omLc :04/02/13 00:22 ID:iFHCA+i0
しみじみ語らせて頂くとやっぱり茜と薊はいいなあ
なんつーか本当に好きだな
このゲームで「双子が可愛いから買いました」とかって言うのを聞くとおお!と思うけど
その実澪繭だったりしてちっ何だよ糞とか思うけど
何だな、こんな私でもひと目見た感じは千歳がそりゃ可愛いとは思ったよでも
うーんなんだろなぁー茜薊にゃあ負けるかなー
あぁ躯?あれもきっと単なる悪霊が入ったんじゃあなくってきっとなんかあるに違いあるめぇと思うのさ
この2人顔ちゃんと見てみたいなーそんで善達加えるともう最強
てゆーか父何で悪霊になってるんだ?この人悪霊になる理由あるか?
355名無しさん@ピンキー:04/02/13 01:18 ID:xbQrOJ7Q
>>354
残された娘を慰めようと創った人形が、
ある意味狂ってしまった?娘の現実逃避の拠り所でしかなくなり、
かつそれに悪霊がついてしまったのでは
俺は父親失格だあーだぁーだぁーだぁ…

みたいに悔いてた所を死んでしまったんじゃなかろうか。
んでその後悔パワーで悪霊に。

…無理だな、無理過ぎるなこの解釈は…
356 ◆2PRZ/2omLc :04/02/13 01:32 ID:mz9S7mwd
>>355
あーうんそうだねそうだといいね
てかこうしてあの親子の事を考えてくれる人がいるって
そんだけでも私は少し幸せだよなんつってな
薊茜善達のSS書いてる途中息抜き雑談させてもらったありがとね
煮詰り〜煮詰り〜♪
357名無しさん@ピンキー:04/02/13 03:25 ID:iBY3tEzY
薊はいじらしいなあとは思うね。
人形でなくて、人形を壊してって言うほうのあの子。
八重もそうだけど、お姉ちゃん好き好き! って感じで微笑ましいです。

あと、茜と人形が走って逃げてるとこ見てると、なんか昔の辻加護を思い出す。
358名無しさん@ピンキー:04/02/13 06:18 ID:Y+azOT44
俺も薊茜姉妹は好きだなあ、
あの状況、あの雰囲気と…

俺もちゃんと顔見てみたいに激しく同意。
髪をちゃんと整えて、顔をみて、普通に談笑してるところも見てみたい。
談笑できるかってのはともかくとして
359名無しさん@ピンキー:04/02/13 06:28 ID:Y+azOT44
いや、あの雰囲気が…談笑できないあの定めが…いやでも…

うーあー。
あの薊茜姉妹の魅力が自分の中で整理しきれて無い…でも好きだけどなあ、ともかくも。
んで今更書くとわざとらしくみえるかもだけど、素で◆2PRZ/2omLcさんの薊茜善達小説好きです。
今までレスつけれなかったので尚更わざとらしいと思われるかもだけど、素で。
(しかしいいなあ、こういうの書けて…文才ないからキャラへの愛情が募っても表現できんのが悔しい)

>>357
てけてけてけ…って具合で?
360名無しさん@ピンキー:04/02/13 15:15 ID:prOxx/JJ
>ゼンマイは鯨の髭にて造るべし
>一の輪で魂を動かし  二の輪で躍動させる

>止め輪は心を生み  行事輪が胴を整える

>その様 真に生けるが如し  生けるが如しだと?

>うん?目釘が少し足りないようだな
>人形に再び触れれば人形ゆきどまる
>ここは一寸六分か。長すぎる。
>さあ、茜、もうすぐ右腕が仕上がるぞ
この「さあ茜、もうすぐ右腕が仕上がるぞ」を聞くときはなんかいつも、
じーんとくる。何でか説明はできんのだが、なんとなくじーんと。

ゲーム中はそんなこと考えずに撮りまくりだけどさ。怖いし。
361Hyro(230の続き):04/02/13 16:36 ID:qlccU1Ew
紗重の話はつづく。
「毎晩毎晩・・・疲れ果てて眠るまで責め続けられ・・・起きたらまた責められるという日々が続き・・・」
「って、ちょっと待って!! おねえちゃんの話はどうなったの!」
「はい。 これから話しますよ。 繭さんはわたしを何度も責め・・・わたしが気絶するまで責められると
いうこともしばしば・・・そのテクニックといったら・・・」
「誰がふしだらな話を聞きたいといったんですか!」
「だって・・・繭さんのテクニックについて聞きたいんでしょ? 澪さんも一度受けてみれば、その素晴らしさを
実感できますよ。」
「いいえ、遠慮しておきます。」
「澪さんたら・・・そんなに頬を真っ赤にしてしまって・・・可愛らしい・・・」
「・・・なんで、そんなに濡れた瞳でわたしを見るの・・・」
「私のことは『お姉さまv』って呼んでいいですよ。」
「誰が呼びますか!」
「そうだよ! 澪に『お姉さまv』ってよばれるのは、私だけで十分!」
「おねえちゃんまで・・・」

話を戻そう。
「でも・・・なんでおねえちゃんたちは生き返れたの? 普通じゃないよ?」
たしかに繭に首には自分の手の跡が赤々と蝶をかたどるように残っている。
おそらく、跡に自分の掌を乗せれば寸分の狂いもなく一致するだろう。
「えーと、それはちょっと面倒な話になるんだけど・・・いい?」
「いいよ。 それで、なんで戻ってこれたの?」
「んー・・・一週間くらい前かな? 村に迷い込んだ人がいるの。」
362Hyro:04/02/13 16:37 ID:qlccU1Ew
〜回想シーン〜
「繭さん・・・はぁ・・・はぁ・・・」
「ふふ・・・可愛かったよ。 はい、ご褒美。 ンっ・・・チュッ・・・」
「んんっ・・・ハァ・・・」
「それじゃあ・・・休憩はこれくらいにして続けようね。 今日はあと20回くらいイッたら終わりにしようか?」
「えっ・・・20回・・・」
「あら、足りない? じゃあ・・・今日もきのうと同じく一晩中したいんだ?」
「えっ・・・一晩中・・・」
「もう、紗重は本当に淫乱なんだから。」
「やだ・・・繭さん・・・わたし一晩中なんて・・・とても・・・」
「ほーら。 またそうやって、拒んでるふりをする。 それに・・・こっちはイイって言ってるよ?」
「きゃっ! やだ・・・繭さん・・・そんなに動かさないで・・・」
「ふふっ・・・やらしー」
「だ・・・ダメですよ・・・繭さん・・・せめて・・・もう少しだけ休ませてください・・・」
「あれ? わたしに逆らうんだ? ・・・この前のこと、忘れたわけじゃないでしょ?」
「そ・・・それは・・・」
「今から三回逆らったら・・・縛るからね。 またあの時みたいに、縛られて、変な薬を使われて、
一晩中されたい?」
「そんな・・・」
「・・・イヤでしょ? イヤだったら、大人しくしててね?」
「・・・はい」
363名無しさん@ピンキー:04/02/13 17:38 ID:6J5AZt0U
俺の中の双子設定ツクール (株)アスk−

親父「あざみ、お茶を入れてくれ」
薊「は〜い、お父様(ハ〜ト)」
茜「ムッ」
 トテトテトテトテ←足音
一瞬の間
 トテトテトテトテ←戻ってくる足音
薊「はい、お父様お茶です・・キャッ!
 ドン、ガシャン
親父「うおっ、大丈夫か?あざみ」
薊「ふえーん、ごめんなさ〜い(泣き)」
茜「プッ」
薊「あ〜!いま、笑ったでしょお姉ちゃん!!」
茜「ホント!ダメね、あざみは
  わたしが入れてきますから待っててねおとーさま(は〜と)」
薊「ブー」 
 トテトテトテトテ←足音
一瞬の間
 トテトテトテトテ←戻ってくる足音
茜「はい、お茶。あっ!!」
 ガッシャン!
茜「ふえーん、ごめんなさ〜い(泣き)」
親父「・・・お茶いーや」
薊「プッ」
以下繰り返し
364名無しさん@ピンキー:04/02/13 20:15 ID:sCQveSeB
 >>363可愛い…
365名無しさん@ピンキー:04/02/13 23:30 ID:/XTAhwsP
儀式さえなければ……。
366名無しさん@ピンキー:04/02/14 13:49 ID:fJEQMeWA
ここの住人なら分かる人居ると思うんだけど、
エロ絵スレってどこか知ってる人居ます?
確かスレタイは【深紅】 零 総合エロ絵スレ 【繭澪千歳】
だったと思うんだけど、スレ検索にかけても見つからないんだよね。
どなたか教えて頂けないでしょうか?
お気に入りに入れていたのですが、ある日突然見られなくなって…。
367名無しさん@ピンキー:04/02/14 13:52 ID:3zC59Cfi
半角二次だよ。
368名無しさん@ピンキー:04/02/14 13:57 ID:e2ibpv6S
スレタイわかってる場合はスレタイ検索すればヨイ。
くわしくはぐぐってくらさい
369名無しさん@ピンキー:04/02/14 14:09 ID:j+fYwNSS
>>366
半角二次元板は「もうずっと人大杉規制」でブラウザじゃ観れないはず。
もしもIEなりのブラウザから観てて観れなくなったっていうなら、
専用ブラウザを導入するか、壷をIEにとりつけるかすべし。
そうしたら見れるようになるから。
370名無しさん@ピンキー:04/02/14 20:08 ID:fJEQMeWA
サンクス。どうもありがと、おまいら。
371名無しさん@ピンキー:04/02/15 00:35 ID:i3yckIYG
アカン・・・
千歳タンがあや○に見えてきた(((( ;゚Д゚)))
372名無しさん@ピンキー:04/02/15 01:12 ID:bvlQMkZL
何で?
373名無しさん@ピンキー:04/02/15 01:14 ID:d39/JkrC
>>371
あや・・・ノコウジキミマロ?w
374名無しさん@ピンキー:04/02/15 06:08 ID:bvlQMkZL
>>369
プラウザ使わなくてもスレッドランキングからだと(何故か)見れましたよ。
375闇と光:04/02/15 12:09 ID:Npwp7UrO
例え繭が皆に嫌われようとも僕は繭の事をずっと好きでい続けるんだな…
そんなある日の午後に書いたSSを貼ります。


あの日私は光を失った
もう私は何も見る事が出来ない
二度と光を見る事なんてないのだろう
でも私は自分がとった行動には全然後悔などしていない
私が光を失う事でお姉ちゃんを失わずにすんだのだから
もしもお姉ちゃんを失っていたら…
それは光を失う事なんかよりもずっとずっと悲しい…そんな事考えたくもない…
私の目が光を失った事が分かるとお姉ちゃんはずっと私を優しく抱きしめてくれた
「ごめんなさい、ごめんなさい」と泣きながら謝ってくれた
私はそんなお姉ちゃんの背中に手を当て優しく抱きしめた
「いいの、お姉ちゃんを失わずにすんだんだから」
お姉ちゃんはその日一日中泣いていた
私が光を失ってからというものお姉ちゃんは毎日ずっと私の傍にいてくれる
トイレにも付き合ってくれる 御飯も食べさせてくれる 服にも着替えさせてくれる
髪もとかしてくれる お風呂にも一緒に入ってくれる
私が夜トイレに行こうと起きる時も一緒に寝てくれるお姉ちゃんが
「澪、トイレ行く時は私を起こしてよね、一人じゃ危ないでしょ」
「でもお姉ちゃん寝てるから…その…」
「そんな事はどうでもいいの、さっ、早く行こう」
どんな時もお姉ちゃんは私の傍にいてくれる。
私の事を大切に想っていてくれる
失明したのにこんなに幸せに感じる事が出来るのはお姉ちゃんのおかげだね
でも…お姉ちゃんは…

……
376名無しさん@ピンキー:04/02/15 12:10 ID:EtshDb8i
人大杉規制は上位にはかからないんじゃなかった?
一覧を出して見にいくような所にいると規制がかかる。
あと閲覧が出来ても書きこむ事は出来ない。


ところで、家ゲー板の本スレの方で驚くお姉ちゃんがキャプられてたが、
やっぱ美人だなあ…と思わないか? 誰か。
 > ttp://www.42ch.net/UploaderAnime/source/1076764483.jpg
 > ttp://www.42ch.net/UploaderSmall/source/1076764084.jpg
 > ttp://www.42ch.net/UploaderAnime/source/1076764110.jpg
 > ttp://www.42ch.net/UploaderAnime/source/1076764142.jpg
 > ttp://www.42ch.net/UploaderSmall/source/1076764515.jpg
377闇と光:04/02/15 12:10 ID:Npwp7UrO
私は週に何回か病院の検査入院のため入院しています
今日はその検査入院の日です
お姉ちゃんは私が入院中の時は面会時間の夜遅くまでずっと私の傍のいてくれる
私が一人で寂しがらないように…
今日お姉ちゃんは私の為に私の好きな歌手のCDを買って来てくれた
私はイヤホンを片方自分の耳につけ、
もう片方をお姉ちゃんの耳につけてあげて一緒に音楽を聴いていた
そんな時でもお姉ちゃんは私の手を優しくギュッと握っていてくれる
私…お姉ちゃんの事が大好…好きで好きでしょうがない…でもお姉ちゃんは…

お母さんの話によるとお姉ちゃんは病院から帰った後、
家の掃除と私の部屋の掃除をしているのだ。
私がつまずいたりなどしてケガをしないようにと毎日念入りに掃除をしているのだ
お姉ちゃんは足が悪いのに私が入院中は毎日来てくれて、
しかも家では私のためにといろいろしてくれているのだ
私…お姉ちゃんの事を縛り付けてしまった…

私は次の検査入院の時までしばらく家で暮らすことになった
家ではお母さんが仕事なので家事は全部お姉ちゃんがしてくれる
…ただでさえ私の面倒も見てくれるのに…
お姉ちゃんは家事をしながら私の夏休みの宿題を手伝ってくれたり、
私の家のリハビリの練習にもずっとお姉ちゃんが付き添ってくれた
お姉ちゃんは買い物に行く時、
「ごめんね、澪、すぐ帰ってくるから」
「いいよ、お姉ちゃん、そんなに急がなくても、ゆっくりしてきなよ、たまにはブラーっと」
「だめっ、澪にもしもの事があったら私…」
「お姉ちゃん…」
お姉ちゃんが家を出て私一人になった時、またいつもの孤独感が襲ってくる
お姉ちゃん…こわいよぅ…早く帰っきてよぅ…
378名無しさん@ピンキー:04/02/15 12:11 ID:EtshDb8i
うあごめんカッとに入って…しかも画像張りは半虹でやる事だね。逝ってくる。
379闇と光:04/02/15 12:12 ID:Npwp7UrO
私はお姉ちゃんが傍にいないたび、お姉ちゃんが遠くに行ってしまう、
お姉ちゃんが私を置いていってしまう…ついそう感じてしまい、心が張り裂けそうだった
お姉ちゃん…子供のとき…こんな辛い思いを毎日していたんだ…ごめんね…お姉ちゃん…
お姉ちゃんの辛さ…今になってやっと分かったよ…ごめんね…
「澪、ただいま、はぁ、はぁ、はぁ」
「ちょっ、お姉ちゃんまた走って帰ってきたの?」
「だって澪が心配で心配で、はぁ、はぁ、はぁ」
「私は大丈夫だってば、それよりお姉ちゃん体とか足とか大丈夫なの?」
「んっ?へーき、へーき、じゃあお昼ご飯作るから待っててね」
目が見えなくても私には分かった…お姉ちゃんは今足の激痛に耐えている…
私に心配させないために声を抑えて我慢している…ごめんね…お姉ちゃん…

夜は私の為に一つの布団で一緒に寝てくれる
布団にぬくぬくしながら私はお姉ちゃんの事で悩んでいた
せっかくの夏休みなのにこんな生活が毎日続いている
これじゃあお姉ちゃんが遊んでる時間が全然ない
そもそもお姉ちゃんの自分の時間すら無いよ
私、お姉ちゃんの自由を奪ってしまった
「澪?眠れないの?」
「えっ?そんな事ないよ」
「そう、よかった」
お姉ちゃんはこんな生活を毎日してるから本当は凄い眠いはずなのに…
私が完全に眠りにつくまでお姉ちゃんは私を見守る為にずっと起きている
お姉ちゃんは私より早く寝てしまって私が不安がらないように、
いつも私が寝た後に寝るようにしている
本当にごめんね、お姉ちゃん

……チュン チュン
380闇と光:04/02/15 12:12 ID:Npwp7UrO
もう朝だ
私が起きるとお姉ちゃんはまだ眠っているようだ
スースー寝息が聞こえる
私はお姉ちゃんを起こさないようにそ〜っと音を立てずに階段を下りようとすると
「澪、待って、一人じゃまだ階段なんて危ないでしょ!!」
いつもこうだ、お姉ちゃんを起こさずに歩いてもいつも起きて呼び止められる、何でだろう?
これが双子の感ってやつなのかな?
「も〜、澪は何でいつも私を起こさないで行っちゃおうとするの?危ないじゃない!!」
「だってお姉ちゃん夜中頃私のトイレのために2回もつきあわせちゃったでしょ、
 だからお姉ちゃんもっと寝てなよ」
もちろんトイレに行った後もお姉ちゃんは私より先には絶対に寝ようとはしない
「大丈夫、全然眠くなんてないってば、さっ、澪行こう」
お姉ちゃんが私の肩に触れた瞬間
ドサッ
「えっ?お姉ちゃん?」
もしかして…
「お姉ちゃん、お姉ちゃん」
お姉ちゃんが…倒れている…
「おねえちゃん!おねえちゃん!おねえちゃあぁぁん!!」
呼びかけても返事が無い
「お母さああぁぁん!お姉ちゃんが、おねえちゃんがああぁぁ!!」
私は泣き叫んだ
「どうしたの澪?ま、繭?」
「お母さん、お姉ちゃんが、うああぁぁん!!」
「繭!繭!と、とにかくお医者を呼ばないと、澪ちょっとここで待ってて」
「おねえちゃああぁぁん、うああぁぁん」

……
381闇と光:04/02/15 12:14 ID:Npwp7UrO
医者の診断の結果お姉ちゃんは睡眠不足と過労のため貧血で倒れたのだ
たいした事はないのでしっかり睡眠をとれば大丈夫だと言っていた
お母さんは私とお姉ちゃんの為に今日は仕事を休んでくれた
「じゃあお母さん買い物からすぐ帰ってくるからそれまで繭の傍にいてあげて」
「うん…」

お姉ちゃんはあれから死んだようにずっと寝ていた
当然だ…お姉ちゃんはただでさえ体がとても弱いのに私の為にここまでしてくれるんだもん
いずれこうなってもおかしくはなかったのだ
お姉ちゃん…私の事嫌いになっちゃったかな?
私はお姉ちゃんの手を握った
私はお姉ちゃんに触れるとお姉ちゃんの心の中を少し見る事ができる
これが双子の力なのかもしれない
お姉ちゃんごめんね…少しだけ覗かしてね
これがお姉ちゃんの…
…………
涙がポロポロ止まらないよ
お姉ちゃんの心の中は私の事を大切に想う気持ちと、
何か深い悲しみ……私の事を嫌いだなんて想う気持ちは何処にもなかった
お姉ちゃん…こんな状態になってもまだ私の事を…グスッ…

「みお!!」
「お姉ちゃん、気がついた?」
澪が泣いている…ボロボロ涙こぼして泣いている
それを見て私はショックをうけた
私、澪が光を失ってから…もうこれ以上澪には辛い思いはさせないって心にきめたはずなのに…
また澪を辛い目にあわせてしまった…私何て事を…




続きは来週に貼ります。
382闇と光:04/02/15 12:20 ID:Npwp7UrO
前作で「紅い蝶EDその後」を書いたものです。
いろいろとご感想どうもありがとうございました。
今作はエロは全く無いのですが…
あと、設定が269様のパクリになってしまわれたのをどうかお許しください。
383名無しさん@ピンキー:04/02/15 15:46 ID:XV0QpnpC
382氏>いやいやエロはないけどむっちゃ(・∀・)イイ!!乙!
繭が健気だな〜゜( ´Д⊂)~~゜これからの作品にも期待しまつ!
384単なるエロ:04/02/15 15:56 ID:RbmtvVum
「お姉ちゃん・・・。言っていい?」
「なあに、澪。」
「あのね・・・。すごく言いにくいんだけどね・・・。」
「わたしの澪の間に、隠し事はなしにしようって、約束したよね。」
「じゃあ、言うよ?」
「うん。聞くよ。」
「おねえちゃん・・・、そんな風にあたしのおま*こ触っちゃ、やだっ。」

その瞬間、澪の下着の下に差し込まれていた繭の手が、ぴたりと止まった。
晴れた日曜の午後。
外では北風が音を立てて吹いているが、二人がいる窓際のソファの上は暖かかった。

繭は言葉もなく澪の顔を見返していた。

「ちがうの、お姉ちゃん、あのね、」
澪は弁解するように言った。
「澪、こうして私のそばに体を寄せてきてくれるのは、したいからじゃなかったの?」
「触られるのがいやなんじゃないの。でも、こんな風になんていうか、」
「澪、私のこと、嫌い?」
「だから、そうじゃないの、お姉ちゃんのこと、大好きだよ。」
「じゃあ、どうして?」
「お姉ちゃんにしてもらうと、気持ちいいし、すごく安心する。
 お姉ちゃんの指が私に触れると、愛されてる感じが伝わって、
 心が気持ちいい。でもね・・・、最近のお姉ちゃん、私のこと惰性で触っていない?」
「惰性?」
385単なるエロ:04/02/15 15:57 ID:RbmtvVum
「なんか、擦り寄ってくる猫の喉を撫でるみたいに、あたしの中に指、入れないでよ・・・」
「澪、私が澪のこと人間扱いしてないって思うの?」
「違う、違うよ・・・。お姉ちゃんはあたしのこと、大事にしてくれてる。
 でも、あたしはお姉ちゃんの体と、そして心、両方がほしいの。
 そんな風に、作業みたいにあたしを気持ちよくさせないで。
 こんな風にあったかい日の午後は、ただ、抱いてくれるだけでいいの。
 今みたいな時間には、私は・・・、魂を抱きしめてほしいの。」
「ふうん・・・。」繭はふう、と息をついた。
「難しいんだね、女の子は・・・。」
「お姉ちゃんだって、女の子じゃない。」
「私はそういうの分からないよ。ただ、澪がほしいだけ。」
「私は両方ほしいの。
 お姉ちゃんの中のお姉ちゃんの部分と、お姉ちゃんの中の女の部分、両方。」
「わかった。・・・じゃあ、今はもう、やめた方がいい?」
「あ、だめ、今は止めないで、このままやめるなんてひどいよ・・・。
 でもね、もし次に明るい間に、あたしがお姉ちゃんに体をあずけたときは、
 そのときはただ、抱きしめてほしいの。」
「分かったよ、澪。じゃあ、今は、このまましていいんだね?」
「うん・・・。」
「でも、澪・・・。澪も忘れないでね。」
「・・・え?」
「私、惰性で澪の中に指を差し込んだことなんて、一度もないよ。」
「お姉ちゃん・・・、あ、んんっ・・・。」
「私が澪をほしいの。猫の喉を撫でるみたいになんて、触れないよ。
 そんなそっけなくはね。」
「あ、あ、いいよ、すごく、だめ、声が出ちゃう・・・。」
「声、出しても大丈夫だよ。今日は風が強いから。
 澪、世界で一番、愛しているよ。」
386単なるエロ:04/02/15 16:01 ID:RbmtvVum
って、落ちなし。

それこそ真昼間から失礼。
387名無しさん@ピンキー:04/02/15 22:32 ID:8AttMnJs

ハアハアスレだから単なるエロでも全然ok
388名無しさん@ピンキー:04/02/15 22:42 ID:Eix3Vv7o
むしろ何でもいいから読みたい
389 ◆2PRZ/2omLc :04/02/15 23:59 ID:6sNGXtfa
〜紫の表紙の日記〜
ねぇ薊、私たちは本当にひとつになれたのかな?
私の指が薊の咽喉に食い込んだ時、私もとっても苦しかった。
あの時、私たちはきっとひとつになれていたよね?
でも、お家に帰ったらお部屋に薊のお道具がぽつんと取り残されていた。
使う人のいなくなったものはとても淋しそう。
それを見た私は、お道具の気持ちがぐうっと胸のところにつかえてわんわん泣いてしまったの。
お父さまは泣いている私を強く抱きしめてくだすった、泣いていた薊にしていたみたいに。
私、薊とひとつになれているよね?
だけど、もう一度だけ、どうしても薊に会いたいな。
薊は何処にいるの?
390 ◆2PRZ/2omLc :04/02/16 00:00 ID:84264K7l
〜紫の表紙の日記〜
お祭りが近づいて私と薊は別々のお家で過ごす事になった。
薊はお隣のお家で、私はお父さまと一緒。
薊と離れているのはとても不思議、いつも一緒にいたから。
昼間、お父さまは毎日薊のところへ行かれる。
私の昼間は独りぽっち。
たった独りの永い永い昼間の時間を持て余していると
最近、良く無い事を考えてしまう。
はっと気付いて自分の考えてた事を思い返すと赤面してしまったり、青ざめてしまう様な事。
お祭りの日が怖い。私の考えていることが薊にすっかりわかってしまうのが怖い。
薊は一体何を考えているのかしら?
私たち、前みたいに何もかも一緒じゃなくなって仕舞ったのかもしれないね。
391 ◆2PRZ/2omLc :04/02/16 00:01 ID:84264K7l
〜焼けてしまった手記〜
茜と薊、いつか儀式の時が来たら薊を失ってしまう。
自然とどうしても薊の方に目をかけてしまっていた。
しかし、それは間違いだったのかもしれない。
薊が甘ったれな分、茜は我慢強い子に育っていた
年月がたつにつれ、益々薊と離れがたく情愛の念は募るばかりだった。
こんなに弱い心で娘たちを儀式に遣る事が出来ようとは思えない。
しかし、儀式の後一番辛い想いをするのは茜だろう。
私はその時茜に何をしてやれるのだろうか?
茜には強くなって欲しい、何事にも怖れる事の無いように。
非力な父親は娘を守る事が出来るだろうか。
392 ◆2PRZ/2omLc :04/02/16 00:01 ID:84264K7l
〜焼けてしまった手記〜
今日、隣の家に薊を訪ねて行った時、薊は頭痛で寝ていた。
布団の上から薊の腕を握ると目を覚まし此方を見て弱々しく微笑んだ。
額を付けるが熱は無い様だ。儀式まで日が無いのに可哀想な事に。
小さい頃よく懸かっていた智恵熱の様だ。
こんな小さな頭の中に一体どんな考えが詰まっているのだろう?
潤んだ瞳で見上げるその奥に薊の考えが透けて見える様な気がして、随分長い事熱を測っていたと思う。
鼻と鼻が軽く触れ合い互いの息遣いが感じられる。
薊はふっと顔を上げて唇を私と重ねた。
小さな舌が拙い動きで私の口の中に侵入して来ると思わず薊の上体をしっかり支えた。
熱心に私の口の中を動く舌に私の舌を絡めると、強く薊の口を吸った。
一体何処でこんな事を覚えたのだろう?
薊は私から離れると何度も、乳をせがむ赤子の様に唇を求めて吸い付いて来た。
私は不倫な思いに駆られながらも薊の求めに応じてしまった。
薊のは未だ稚く、しかし魂は肉体よりも早く成長していた。まるで身体の成長を待てないかの様に。
軽い、華奢な身体がそれだけに儚く、崩れてしまう様な気がしてまるで薄い氷を扱うかのごとくそっと布団に戻した。
私が帰る時、薊はしょんぼりと布団に起き上がって見送った。
茜色の西日は薊の躰を透し夕暮れのほの暗くなる部屋は陽の最後の名残を残していた。
儀式まで、時間はもう無い。
393 ◆2PRZ/2omLc :04/02/16 00:02 ID:84264K7l
〜紫の表紙の日記〜
今度お父さまがいらっしゃる時、私たちは…………
昨日の私の悪戯、お父さまは怒っていなかった、私にはもうあまり時間が無い。
お父さまが見えて昨日の事何もおっしゃらないので、私はわざと熱いお茶を着物にさばっとこぼした。
凄く熱くて悲鳴を上げると、お父さまはすぐに私の着物を脱がしてお薬を取りにいった。
お薬を取りに行く間、独りでいると火傷の痛みと別の痛みがチクリと胸を刺した。
もう直ぐ何も感じなくなるから、痛みを感じるのも今の内だけ。
左の胸から腰、太ももにかけて肌が桃色に染まっしまっている。
お父さまが薬を塗って下すっている間、私は痛くて少しくすぐったくてクスンクスン泣いて仕舞った。
掌の温もりが火傷にしみて薬の冷たさが快かった。
ぺたんこの胸にお父さまの指の温度を感じる、その熱がヒリヒリと私を妬いた。
私の脚を開いてお薬を塗ってくださろうとしてくれたけど、あまり明るくてとても恥ずかしかった。
お父さまの指が太ももからその奥、お茶もかかっていないのに熱くなっているところに伸びると
私は思わず脚を閉じてしまった。でもお父さまは上手に指を滑りこませると優しく薬を塗り込んだ。
身体の力が抜けて、お父さまの動きに身を任せていた。
脚の間からお父さまの指が糸を引き、そのまま私を優しく抱いてくれた。
私の脚は自然と再び開いてしまっていた。でもあんまり私の内側を覗かないで欲しい。
どろどろとした身体の中は誰にも見せたく無い。
私の中には黒い醜い蛇の様なモノが居る。
お姉ちゃんと離れるまで、今までは気が付かなかったけれど。
394 ◆2PRZ/2omLc :04/02/16 00:03 ID:84264K7l
〜紫の表紙の日記〜
お祭りは明日、今日はお父さまのお戻りが遅い。でも、仕方ないと思う。
私が独りぽっちでお家に居ると。窓からどんどん夜が入って来た、少しこわい。
次明るくなったら儀式に行かなくてはならない。薊とひとつになる日だから。
お父さまは帰って来てもあまりお話をされず、直ぐにお休みになった。
私は独りで床に着くのが心細くてお父さまのお部屋に上がった。
ひとつのお布団に入るとお父さまはとても温かく、お仕事に使う糊の匂いがする。
明日の儀式、茜は良い子だからきっと大丈夫だよって大きな手で私を包んで安心させてくれる。
私はイイコなんかじゃないわ。本当は悪い事、いっぱい考えちゃう。
でも、今は暗いから良かったと思う。私の胸の中の黒いところも見えないものね。
明るくなったら私、又イイコに戻るから。胸の黒い色に蓋をして包んで奥の方に隠すから。
暗いお部屋でにっこり笑った。お父さまに抱きつくと微かに薊の匂いがした。
私たちひとつになれるかな、ねぇ薊?
395 ◆2PRZ/2omLc :04/02/16 00:04 ID:84264K7l
〜紫の表紙の日記〜
お姉ちゃん、私、いつもお父さまを独り占めしていてごめんなさい。
でも、お祭りが終わったら…それまでは許してね。
昔はお姉ちゃんの考えてる事なんでも解ったのに、最近はぼんやり
途切れとぎれにしか解らなくなってきたみたい。
このまま、どんどん2人が離れて行ってしまう前に、早くお祭りになってくれればいいと思う。
お姉ちゃんは私の考えている事が解って?ううん、解って欲しく無い。
きっと私の事、私が考えている事が解ってしまったらお姉ちゃん私の事キライになってしまうから。
離れ離れになっていくのはとても淋しいね。私の事忘れちゃ厭だよ、お願い。
紅贄祭が来たら私は私でなくなる。
だから、それまでに精一杯早く大人になりたいと思う。
そうして、私の生きられなかった分はお姉ちゃんに生きて欲しいと思う。
私は残りの時間は蝶になって、きっと村を、お父さまとお姉ちゃんをお守りするの。
それまでに、出来たら、ほんの少しでも長く時間があると良いな。
お姉ちゃんには沢山時間があるから、すこし羨ましい。
私はたまに我儘になるけど、お父さまもお姉ちゃんもいつも優しく許してくれる。
その度に私は申し訳なく、弱い自分が恥ずかしくなる。
いつも優しいお姉ちゃんがいつか、私を絞め殺さなくては私は蝶になれないなんて。
私はあまり良い子じゃない、だからちゃんと蝶になれるか不安。
でも、お姉ちゃんがきっと私を蝶にしてくれるから、私もそれまでにできるだけ良い子になれます様に。
396名無しさん@ピンキー:04/02/16 00:07 ID:WypGNZhE
前スレ757の続きってまだだよね?
397 ◆2PRZ/2omLc :04/02/16 00:08 ID:84264K7l
いじょうお粗末さま
354での酔っ払った書き込み反応してくれた人ありがと
桐生家萌えで10週目
398名無しさん@ピンキー:04/02/16 00:58 ID:ttX+75Nl
>>397
桐生家SS乙ー。ていうか本当に巧いなあ。

なんだろね、このやたらな寂しさと言うか、
少しずつ、なにか微妙にズレてく感じというか。外れていく感じというか。
いや、決してズレてはないんだろうけど。
…つうても読解力の皆無な俺だからアレだけど。

ともかくも、いいなあ…。
語彙が乏しいだけに「いいなあ」としか感想いえない自分が鬱だけど、いいなあ。
乙です。
399名無しさん@ピンキー:04/02/16 18:35 ID:Eun69GFA
細かい事や解釈なんか判らんけどなんか雰囲気が(゚∀゚)イイ!!

桐生姉妹(+善達パパ)、全然興味なかったけどな、プレイ中は。
再プレイしてみるかな。
ところであの〔人形使いの霊〕が善達パパだと
今ごろようやく気付いた俺は逝ってよしですか。
人形製作者の家だし、住み込みで人形使いでも居たのかねえと思ってた。
更にいうと正直、窓から覗いてブツブツ言ってる人も善達パパだと知らず。
400名無しさん@ピンキー:04/02/16 21:04 ID:BShDgtxM
>>397
グッジョブ。ウマイすね。
エロなくてもいいのでは……と言いかけて、ここがエロパロ板であることを思い出す。

アナタのせいで漏れも桐生家萌えになってきたよ。
401名無しさん@ピンキー:04/02/16 21:47 ID:7EroYJpO
桐生家ファン増殖中
402名無しさん@ピンキー:04/02/17 00:21 ID:ubDCxXiB
久しぶりに来てみたが、相変わらず
ネ申降臨しまくりの良スレぶりにびっくり。。
なんだか癒されちゃいますた(*´д`*)
403名無しさん@ピンキー:04/02/17 01:01 ID:EUdx201Y
まさに狙い通り
404名無しさん@ピンキー:04/02/17 14:41 ID:6yN/sZ7n
>>397
(・∀・)イイ!!
すごく雰囲気良いですね。
なんというか、湿った空気感が最高です。
これからも期待してます!

それにしても桐生家は良い。
紫の表紙の日記の「でも、わたしの力だけだと薊は苦しいみたいだった。
最後には、宮司さまが手伝って下さろうとしたけど、薊は、わたしだけにして
ほしいと言った。」なんて泣ける。

漏れも桐生家SS書いてるんだけど、遅筆なので全然進まん。
かといって「途中まで投下!」とかって嫌なんだよね…。
煮詰めて書いてもへたれなんだけどさ。
でも、需要はあるようなのでがんばろう。
405名無しさん@ピンキー:04/02/17 22:48 ID:gSjuD2Ax
これだけ神がいるのはそれだけこのゲームに魅力があるからか・・・
406名無しさん@ピンキー:04/02/18 00:09 ID:uI3QoVP1
切ねぇー
この茜薊可愛いなぁ
404さん期待してます!
407名無しさん@ピンキー:04/02/18 15:11 ID:rNxMv+su
     もえ〜つ〜き〜

    ⌒       ∧_∧      もえ〜つ〜き〜   
     ⌒ n   (  ´_>`)
       ( \___/   ⌒ニニ==へ
       ( \____     /      |
       |    `t    |       |
       |     |   ノ       |
       |      乙 /       /
  ミ   /      / / |      /  彡
   ミ  /      〈 | |     /  彡
    / ,,,,,'''''~~~~ | | 〈~~~~~~~
    ~~~~      | |\\
             | |  〉/  ___
            / 」  ̄ ̄ ̄__
408千歳:04/02/20 00:18 ID:1t26x6uL
いま専ブラ使わないと読めないみたいだし
今後こういう事がないとも限らんから”皆神村保管庫”誰か(神が)作らないかな
なんてさりげなく誰かにおねだりしてみる

ね?お・ね・が・い
409名無しさん@ピンキー:04/02/20 05:48 ID:0PpODfk8
(;´Д`)…前も同じ話題で軽くループしたと思うんだが…

んじゃまあ神々にお伺い立てて。
 保管庫創って保管して良いでつか?
 それとも書き流れこそ良いのであって保管はなあ、という具合?


…って聴いた所で「俺のは保管すな!」とも言えんわな。
保管庫作るべきかやなめ?
410名無しさん@ピンキー:04/02/20 22:07 ID:z2hSf8EK
保管庫は別に無くても・・・


お気に入りのSSは、心のフィルムに焼きつけておけばいい



411名無しさん@ピンキー:04/02/20 22:18 ID:+r7Mxhlt
>>409
匿名掲示板に投稿している時点で著作権は曖昧になっているのだ
必要だと思えば保管庫を作って収納すれば良い
保管庫に置かれたく無くば、その者はただちに名乗り出よ!
我が言えるのはそれだけだ…同じスレに集い同じ楽しみを持った
者同士よ…何を今さら遠慮することがあるだろうか!

意訳
保管庫を作れる人はとっとと作って下さい!
保管庫に収蔵されたくない人は、早急に意志表明して下さい!
ある程度歴史のあるスレは今までそうして来たし、ネタの重複
を畏れる新参者も居るから保管庫は必要だよ!
412名無しさん@ピンキー:04/02/20 22:24 ID:gZas5te+
エロじゃないが…
http://hp.kutikomi.net/kidshoui/
413名無しさん@ピンキー:04/02/21 02:18 ID:itJrIVfM
ついでに虹のエロ画像スレの方も頼みます。
414名無しさん@ピンキー:04/02/21 21:46 ID:dtij8AdB
桐生家でもっと萌えさせて
怖がらすのも可
兎に角SS読みたい期待sage
415名無しさん@ピンキー:04/02/22 13:45 ID:i1khjPEF
んじゃま私用がひと段落したら零系スレの倉庫作ってみます
416名無しさん@ピンキー:04/02/22 23:27 ID:mCF7czxp
>>415
頼んます。
漏れの書いたやつも何個かあるんですが、好きにしてやってださい。
417名無しさん@ピンキー:04/02/23 19:10 ID:ZAx8ktjt
人いない・・・
418名無しさん@ピンキー:04/02/23 22:16 ID:HboNyFfK
閑散としてきたな、潮時か・・・
419名無しさん@ピンキー:04/02/23 23:14 ID:Y9STDvPT
神の再臨を祈るのです
420夜明け前:04/02/24 01:29 ID:MtwjB6AG
 私が朽木に戻ってきたとき、姉はまだ横になったままだった。
 相当疲れがたまっていたのだろう。私はあえて声をかけずに祠に向かった。一刻も早く風車の仕掛けを解いて、この村から出て行くつもりだった。
 村中を駆け回って探し出してきた家紋を、からくりの穴にはめ込んでいく。これでこのおぞましい村から脱出できるのかと思うと、自然指が震えたことをよく覚えている。くつくつと笑い声を漏らしていたことも。
 まともな精神状態ではなかったのだろう。
 夜の明けない村に閉じ込められ、幽霊たちに追いかけ回され、身も心も限界に来ていた。それでも辛うじて踏みとどまっていたのは、姉を守らなければならなかったからだ。私は姉のために生きていた。

 何度か失敗を繰り返して、私は仕掛けを解くことに成功した。すると朽木の中に冷たい風が流れ込み、無数にある風車がいっせいに回り始めた。状況も忘れ、私は一瞬惚けたようにその光景に見入った。
「う……ん」
 はっとなって振り返ると、姉が寝返りを打っていた。仰向けになった顔は腕に遮られており、見ることができない。
 私に見えたのは、少しめくれたワンピースの裾から覗く白い太股だった。
「……お姉ちゃん?」
 返事はなかった。
421夜明け前:04/02/24 01:30 ID:MtwjB6AG
 私はゆっくりと姉のそばにしゃがみ込んだ。手を伸ばし、太股に触れる。姉の身体がぴくっと震えた。私は薄く笑った。そのまま指を滑らせ、ワンピースの下に突っ込んだ。下着越しに柔らかい手応えを感じたと同時に、姉の口から悲鳴のような喘ぎが漏れた。
「やっぱり起きてるんじゃない」
 わざと酷薄そうに言ったのは、そのほうが姉が喜ぶと知っていたからだ。案の定、姉は真っ赤な顔をして身を捩じらせた。嬉しくてたまらないというように。
「違う……澪が、触るからぁ……」
「よく言うよね」
 くすぐるように撫で回してやると、姉は高く呻いた。小さな子供のようにいやいやをして髪を振り乱す。そういう姉を見下ろすのが、私はとても好きだった。嗜虐的な快感が身体の芯を熱くさせる。
「んっ、みお……こんな、ところで……あっ!」
 形ばかりの抗議などお構いなしに、私は下着をずり下ろした。ワンピースもめくりあげて乱暴に股を開かせる。うっすらした翳りを剥き出しにされた姉は、泣きそうな表情で私を見上げた。
 早く犯して、と命令する目だった。
422夜明け前:04/02/24 01:33 ID:MtwjB6AG
 確かにあの村での私たちは、まともな精神状態ではなかった。二人とも追い詰められていたのだと思う。けれどほんとうは、私たちはもうずっと前から狂っていたのだ。多分、姉が足を怪我したあのときから。
 障害を負ってからというもの、私と姉の関係はまっとうな姉妹のそれではなくなっていた。私は姉に対して大きな負い目を感じるようになり、また姉はそれを盾に私を縛りつけるようになった。
 私はお姫様を守る騎士のように姉に寄り添っていたが、それは額面どおりの主従関係なのであり、上位にいたのは常にお姫様である姉のほうなのだった。
「澪は私と一緒にいるのよね?」
「遊びになんか行っちゃだめよ。ここにいて」
「澪は私のことが嫌いなの?」
 私には、ただ姉に従うことしかできなかった。

 そんな姉が私と性的な関係を持とうと考えるようになったのも、今にして思えば自然な成り行きだったのだろう。自分相手に背徳行為をさせることで、私に罪悪感を植え付けるためだ。どこまで自覚していたのか知らないが、姉は恐ろしく打算的な子供だった。
 当時、まだ自慰すら経験のなかった私を、姉は情欲に濡れた瞳で誘惑した。自分からは触れることすらせずに幼い私の肉欲を駆り立てた。初めて姉を犯した夜、私は一人で泣いた。罪の意識におののいて。姉の業の深さを哀れんで。
423夜明け前:04/02/24 01:36 ID:MtwjB6AG
「やあっ……! ダメ、みお、入れないでぇ……」
「何がダメなの? もっと突っ込んでほしいんでしょう?」
 人差し指を姉の中に差し入れ、ぐりぐりとかき回してやると、姉は面白いように身をくねらせた。その間に、私は空いている左手で姉の胸元をはだけさせていく。乳房がはみ出るように下着をめくり上げた。わざわざ服を脱がせてやったりはしない。
「いい格好ね、お姉ちゃん。……すごくいやらしいわよ」
 姉は目に涙をためて何か言おうとしていたが、私が茂みに顔を埋めるとひっと小さく叫んで小刻みに震え始めた。舌が突起物をつつくたび、細い鳴き声が上がる。とろとろ流れ出る蜜をすすりながら、私は意地悪く目を細めた。
 姉は決して自分から私を求めようとはしない。いつも全身で誘っている癖に、あくまで私が無理やりしているという形にしたいのだ。それでも、この溢れる蜜が姉の本性を教えてくれている。嫌がって見せるのは、お互いの気分を盛り上げるためのポーズに過ぎないのだと。
「お姉ちゃんは、妹に犯されるのが大好きな変態だものね」
「いやだぁ……そんな、言い方っ……」
「いい加減認めてよね。ほんとうにいやらしい身体なんだから」
「いやらしいのは、澪だもん……」
「ふうん、そういうこと言うの?」
 私は左手を伸ばして、下着からこぼれている乳首を軽く弾いた。姉はせつなげに喘ぎ、身悶えする。私と同じ声で。私と同じ顔で。
 おかしくならないはずがない。
424夜明け前:04/02/24 01:37 ID:MtwjB6AG
「くうう……! あっ、そこイヤぁ、んっ……!」
 右手の指は姉の中に入れたままで、片方の手で右の乳首を抓む。そして右の乳首を口に含むと、私はわざとちゅうちゅうと音が立つように吸い始めた。愛撫による刺激と、全身を辱められているという興奮とで、姉を追い詰めていく。
「はぁっ、や、ああっ! こんな……あっ、もう……!」
 姉は高く長い喘ぎ声を上げた。精一杯の力で私にしがみつき、がくがくと痙攣する。果てたのだ。
 行為の後、私の心中ではいくつもの感情が渦を巻く。犯してやったのだという満足感。犯してしまったのだという罪悪感。こんな行為をさせる姉への憎悪と、復讐の念。それらがないまぜになって湧き上がる衝動を、若かった私には抑えることができなかった。
 しどけない姿で荒い息をついている姉を見下ろし、私は冷酷に告げた。
「これで終わると思わないでね、お姉ちゃん。……夜は長いんだから」
425夜明け前:04/02/24 01:39 ID:MtwjB6AG
 どのくらい交わっていたのかわからない。私は脱出のことも忘れて、ひたすら姉の身体を貪り続けた。自分の下で泣きながら乱れる姉を、指と舌と言葉とで責め立てた。
 このときほどお互いに燃えたことはなかったように思う。姉は何度も何度も絶頂に達し、やめてと懇願しながらも私に縋ってきた。
 こんなにも醜悪な行為に耽っているというのに、私はどこか幸せだった。こうしてもつれあっている間は、一人では生きられない弱い姉のための居場所になれているのだと、身をもって感じることができたから。
 姉もまたそうなのだと、信じて疑わなかった。
 そのうち疲れ果てた私たちは、重なり合ったまま動かなくなった。頬を寄せて髪を混じらせて、ただじっと寝転がっていた。
「……たのにね」
 耳元で姉が弱々しく呟いた。聞き返すと、しばらく間をおいてから答えが返ってきた。
「生まれてこなかったら……ぴったり一緒のままでいられたのにね」
「……お姉ちゃん?」
426夜明け前:04/02/24 01:40 ID:MtwjB6AG
 姉は泣いていた。いつも行為の時には感情を高ぶらせて涙を流す姉だったが、このときは指で目をこすり、幼児のように泣きじゃくっていた。
 私はできうる限り優しく姉に口づけをした。それまでの嗜虐的な振る舞いが嘘だったかのように、真摯な手つきで姉の頭を抱え、丁寧に髪を撫でる。
「一緒だよ、お姉ちゃん。私はここにいるじゃない」
「いつまでも一緒じゃないわ」
 私の腕の中で、姉はしゃくりあげながら声を絞り出した。
「もっと一緒じゃなきゃ、いやなの……ずっと、離れたくないのぉ……」

 その言葉は私を慄然とさせた。まだ満たされないのか、と。
 足の障害で私を縛りつけただけでは飽き足らず、こんな狂った関係を強要してきた癖に、それでもまだ満たされないというのか。
 一体どうすればいい。学校にも行かず、母をも締め出して、二人だけの世界をつくるのか。そして四六時中交わっていれば気が済むのか。そうでもしなければ救われないのか。
 姉が余りに愚かしくて哀れで、私も一緒に少し泣いた。
 私たちはどうなってしまうのだろう、それだけが頭の中にあった。
427夜明け前:04/02/24 01:41 ID:MtwjB6AG
 だから、抜け道に向かう途中で姉が幽霊たちに連れ去られたとき、私は一瞬考えてしまったのだ。
 このまま一人で脱出すれば、姉からも逃れられる、と。
「お姉ちゃん!」
「澪!」
 私の名を叫びながら、姉の姿が闇に消えていく。もちろん私は必死で追いかけたが、間に合わないことは最初からわかっていた。一人取り残され、私は前へ進むことをやめた。
 ふっと疑問が浮かぶ。姉は、私が当たり前に来てくれるものだと思っているのだろうか? それとも、自分のことは構わずに逃げてほしいとでも?
 そうだ、姉は何度も言っていたではないか。何があっても私を許すと……。
 抜け道へと続く長い石段を見上げ、私は小さくかぶりを振った。馬鹿馬鹿しい。
 姉と一緒でなければ、帰る意味など何もない。
 一人で逃げたところで、後ろめたさに苦しめられるだけだ。それこそあの八重のように。あんな形で命だけが助かるのは、むしろ不幸でしかないだろう。
 逃げるわけにはいかない。私たちの間には、もう少しましな結末があるはずだった。
428夜明け前:04/02/24 01:41 ID:MtwjB6AG
 唯一の武器である射影機を握り締め、私は村の中へと駆け出す。
 相変わらず闇は深い。けれど、夜は明ける間際が最も暗いという。それを思うと、少しは希望を持ってもいいような気がしてきた。もうすぐこの夜は明けるのだと。
「待ってて、お姉ちゃん」
 そして再び姉の笑顔を見ることだけを考えながら、私は走り続けた。それは叶えられることのない願いだったのだけれど。

 夜が明ける少し前、私たちを待ち受ける結末の正体を、私はまだ知らずにいた。
429夜明け前:04/02/24 01:42 ID:MtwjB6AG
自分の理想とする澪×繭はこんなカンジです。
ちょっと詰め込みすぎの拙いSSですが、少しでも楽しんでもらえれば幸いナリ。
430名無しさん@ピンキー:04/02/24 01:45 ID:HEo4JK36
神キタ〜〜〜〜〜(。A 。)〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!
431名無しさん@ピンキー:04/02/24 04:50 ID:Xrdq12pX
雰囲気あるなぁ。
この後澪が自分の中にもある闇を自覚して欲しいところだ。
432名無しさん@ピンキー:04/02/24 20:41 ID:FxUY2CP9
ゾクゾクしました。
鳥肌もんっすよ(((( ;゚Д゚)))
433名無しさん@ピンキー:04/02/24 23:41 ID:8ISxDnWp
和姦だけじゃなく悪霊にやられるっていうシチュもおもろくない?
434名無しさん@ピンキー:04/02/25 00:19 ID:/149ZgGC
>>420-428、内容、文体、ともに気に入ったよ! てか何より、ちんちん立ったね!
435名無しさん@ピンキー:04/02/25 11:57 ID:RMfGw3aH
祈りがとどいたのか?!それはどーでもいいけどやっぱりここは
皆神村でつね(・∀・)
436名無しさん@ピンキー:04/02/25 18:44 ID:xLdX2VSM
こんなに心温かい人たちがいるからサーフ村にはもう帰りたくないヽ(´ー`)ノ
437 ◆2PRZ/2omLc :04/02/28 00:47 ID:55UeQ52K
紅贄祭の朝は空が高く青く澄み切っていた。
幼い姉妹と父親は手を繋ぎ、重い足どりで一歩一歩逆らえない定めに流されていった。
帰り道、たった2人きり残された父娘は
唯、互いの掌の絆によって頼りなく結ばれていた。
「…儀式さえなければ」
空を見上げた善達の呟きが茜の小さな胸に突き刺さり
幼い腕に力を込めて父親を抱きしめる。
……お父さまのお傍にずっと居るから、だからお願い、私を置いて行ってしまわないで、薊の様に。

善達は娘の様子が以前とは変わっている事に気付いていた。
娘らしく、子ども子どもしていたのが、あの祭りを境に一気に齢を重ねたようで
その存在の濃度が希薄になっていた、まるで春霞の様に。
何時間でも、生きる事を忘れてしまっているかのように佇んでいる茜は善達の創る人形のように見えた。
そんな時、薊ばかりではない、茜さえもを失う恐怖に善達は脅かされるのだった。
夜半過ぎ、自室に独りきりになると善達は張り詰めていた弦を緩め悲しみをを涙に代える。
思い切り泣いて泣いて泣き尽くすと胸の奥の大きな空洞が引き潮の砂浜のように湿った。

ふと部屋を抜けて茜の部屋の前まで行くと
扉越しに此の世のものとは思えない哀しい啜り泣きが漏れて来た。
善達は扉に掛けた手を静かに下ろした。
そのまま暫く立ち竦んでいると声はやがて細く闇に掠れていった。
不安に駆られ扉をそっと開くと、茜は泣き疲れたのか今は落ち着いた寝息を立てていた。
枕元に腰を下ろし、娘の寝乱れた髪を撫で調えた。
しっとり湿った顔周りの髪を除けると、産毛の生えた瑞々しい桃の実の様な頬と
小さい桃の花のような唇が先程までの熱を残していた。
善達は娘の頬に微かに残る涙の跡をささくれた親指で辿った。
目尻から頬、顎の先まで行くと手が止り首筋に残る紅い小さな痣を見つけた。
438 ◆2PRZ/2omLc :04/02/28 00:49 ID:55UeQ52K

形容し難い感情が満ちて来て善達の手は乱暴に痣を押さえ付けた。
小さな掌の痕は善達の片手に軽々と隠された。
息苦しさに目覚めた茜の眼には父の苦しそうな顔は薊のそれと二重写しになった。
目が合うと善達は自分の行動に驚き手を放し頭を抱えてうずくまった。
むせて真っ紅になった顔で茜は父にしがみ付いた。
「止めないで、殺されても良いわ、お父さまになら…」
小さな掌で善達の手を取ると自分の首の痣と重ねた。
茜の目頭からは泪の粒がぷっくりと膨らみ目を閉じるとほろりと零れた。
善達は咽喉に回した掌でそのまま茜の頭を抱き痣に優しく唇を付ける。
「ん……」甘い吐息が洩れると善達の中で小さな何かが弾け
そのままぼんやりとした瞳の娘に覆い被さる。
茜の中に今まで感じた事のないさざ波のような感覚に押し流されそうになった。
善達が茜の目立たない幼過ぎる乳首を丹念に舐め上げると
それは徐々に米粒の様な小さなふくらみになっていった。
荒い息遣いに上気した顔で、しかし茜は必死に新しい感覚に流されまいとしていた。
「何故、こんな事を…するの?」
非難するような目で善達を見詰めるが、その問には答えず父は娘の口を塞いだ。
侵入して来る舌と、防ごうとする舌とが2人の口内で絡まりあう。
そして茜の舌も侵入を拒むのを忘れてしまっていた。
今、2人は4つの掌と2つ唇とで脆く繋がっていた。
茜は身を離すと愛撫から逃れるように起き上がろうとした。
「何故?」
袂を掻き寄せて視線を落とし顔を覆う。ぽたりぽたりと布団に染みが滲む。
「薊を殺してしまったの、お父さまに優しくされる資格はないの」
善達は震える娘の肩をそっと引き寄せ涙を拭い娘を膝の上に抱え上げた。
「これは、大人になれなかった薊への弔いだ。茜はちゃんと享け止めなくてはいけない」
439 ◆2PRZ/2omLc :04/02/28 01:01 ID:55UeQ52K
父の胡坐の上に身を横たえた茜はその幼い肉体を供儀にされる生贄そのものであった。
すでに敏感になっていた乳首は、着物の衣擦れにも反応してしまい
動くたびにヒリヒリと茜の未熟な身体をなお痛めつけていた。
「お父さま?」
少し怯えたような声を耳にすると、善達はゆっくり掌を上下した。
優しく……頭から頬、頬から首、首から肩、
そして腋、胸、腹、腰と茜の身体が愛撫に慣れるように何度も繰り返した。
滑らかな肌は淡雪のように、触れる端から熱を帯びて蕩けてゆくように善達の指に吸い付く。
躊躇いがちに洩れる溜息が次第に荒い息切れの様になる頃
太腿の付け根、まだ産毛も疎らなぴっちり閉じた裂け目に父の愛撫は到達した。
脚を軽く開かせても未だ閉じたままのその筋につっと指を沿わせた。
そこの皮膚は身体の中で一番きめ細かく、産毛がしっとり汗ばんで苔のように柔らかだった。
茜は少し青ざめて、裸の胸の前で両手をしっかり握り締めて細かく震えていた。
腫れぼったい筋をそっと開くと中は新鮮な果実の様であった。
「きゃっっ」
ひんやりした爪先が果肉に触れると茜は思わず脚を閉じてしまった。
父は娘の頭を下にして全体を眼の前に広げた。
腰を自分の膝の上に乗せ、閉じた脚を開き自分の胴回りに沿わせた。
440 ◆2PRZ/2omLc :04/02/28 01:03 ID:55UeQ52K
父親の眼の前に体の裂け目を露出させて茜の脚は大きく開き、閉じる事を出来ないような態勢を取っていた。
肉に埋もれた、小さな突起がひくひくと動き、善達が摘もうとするとぬるりとした粘液で指が滑る。
何度か繰り返すがその度、茜の身体に電流が流れびくんびくんと反返る。
脚は父の胴を締め付けるばかりで、閉じる事も叶わず恨めしそうに善達を見ることしか出来ない。
父の指は娘の分泌した液でぬらぬらと光り、さらにその源泉を掻き混ぜた。
果肉は一層滑りがよくなり、突起が肉の中から小さく、固く、痛々しく充血する。
執拗にそこを責立てる善達の指は茜の嘆願に攻撃の手を緩める事は無かった。
茜は触れられれば素直に反応を返す自分の身体が憎らしかったが
なぜかどうしようもなく嬉しくもあった。
しかし堪えても漏れてしまう呻き声とも喘ぎ声つかない悲鳴は恥かしくて堪らなかった。
「きゃあっ…あっ‥あぁ」
2本の指の関節に突起を挟み今までより一層激しく揺さ振ったとき
茜は快楽の大きな津波に呑込まれて気を失ってしまった。
善達は茜の肩を優しく揺すって正気づけると抱きしめた。
「まだこれからだ、茜、耐えられるか?」こくりと頷き、小さな掌が父の掌を取った。
「でも、余り酷い事しないで下さい、ね?」
441 ◆2PRZ/2omLc :04/02/28 01:07 ID:55UeQ52K
善達の中指がくちゅっと滑りのよくなったところに嵌った。
茜の体内は狭く、指にきつく吸い付いてくる。
ぐちゅっぐちゅっと卑猥な音を立てて指が出入りすると茜に先程とは異なった快楽が渦巻いた。
「んっ」眉を苦しそうに顰めると思わず2本目の指を挿し込んだ父の手を押し留めようとする。
「苦しいか?」不安になって茜に問い掛けるが頑固に首を横に振るばかりだった。
2本の指はゆっくり果肉をを押し拡げ捏ね繰り回し
父を迎え入れられるよう、茜の中でくねる蛇のように動き回った。
「………お願い」
絶え間ない責め苦にに耐えきれなくなった茜は父の腰に腕を回し哀願した。
そのまま善達は体重をかけ、娘の中にぐっと腰を埋めた。
恐れと痛みが、茜の身体を強張らせたが緩やかないたわるような動きに次第に身体を開き柔かく善達を包んだ。
内臓を掻き回され突き上げられるような感覚と、
父親との一体感が茜の脳髄、魂までもを掻き回していた。
茜が未熟な身体を精一杯引き伸ばして自分を受け入れようとしているのを見て、善達に限りない慈しみの感情が噴出した。
孤独な親子はどんなに近くに居ても身体を交えてさえも唯、孤独であった。
汗ばんだ身体を重ね、4本の脚と4本の腕、2つの口と2つの魂が絡まりあい縺れ合い、そして離れる。
茜は疲れ果てぐったり善達に寄り添い正体もなく深い眠りに落下した。
残された善達は夢に落ち込んだ茜の豊かな艶々とした黒髪をそっと撫で、あどけない口元を見詰めた。
「もっと一緒にいたいよ……薊、もどって来て」
ぽろぽろと零れ落ちる涙に善達は自分と娘の埋まる事の無い孤独の深さを悟った。
442 ◆2PRZ/2omLc :04/02/28 01:10 ID:55UeQ52K
手を引いてそっと立ち上がり少し窓を開けた。窓の外の闇は沈丁花の薫りが漂っていた。
もし、薊を取り戻す事が出来るなら……せめて一時でも哀しみが癒えるのならば。
夜の花の香りを部屋に取り込むと善達は仕事部屋に向かった。
深夜のしんと冷える室内で善達は薊の身体を取り戻す作業に取り掛かった。
何もかも、もう元には戻らないと知りながら。
しかし留まる事もできなかった。時間は決して戻る事も留まる事も無いのだ。

顔を上げると夜は明けかけていた。
「さあ、茜、もうすぐ右腕が仕上がるぞ」
明け方の月は白々とした空の光りに滲んで消えた。

春の空は花曇に煙っていた。
甘い昼の日光を裸の身体にいっぱいに受けて目覚めた茜は薄く開いている窓に向かった。
下腹に残る鈍い痛みは自分と生命との強い結びつきである。
窓をいっぱいに開くと黒い枝に純白の梅花が風に揺れ小さな花びらが茜の裸身に舞い散った。
何処からともなく舞って来た蝶が枝間を行き来すると
白い花がほんのり紅く染まり梅の甘い香りがより強く感じられた。
茜は春の空気のように微笑むとパタンと窓を閉じた。
443 ◆2PRZ/2omLc :04/02/28 01:11 ID:55UeQ52K
以上です
近親相姦好きな私は異常です?
444名無しさん@ピンキー:04/02/28 01:34 ID:NqwKG7ac
>>443
ここに来てる奴はたいてい異常さ!(爽やかに)

相変わらずの丁寧な仕事ぶりに感心しきりです。
エロなのに品があって、実際にあってもおかしくない感じ。
445名無しさん@ピンキー:04/02/28 02:09 ID:74aEzbH/
>>443 待ってました!
これからも進行が遅くなったこのスレにもっと喝を入れてやって下さい!
446名無しさん@ピンキー:04/02/28 04:37 ID:7m3yljwV
このスレに居る時点で趣味嗜好は気にする必要は無いとして。
雰囲気のある文章ですな、相変わらず。
447名無しさん@ピンキー:04/02/29 00:14 ID:Vq+yHQWr
>>異常です
駄洒落だよね?マジレスされても…
448名無しさん@ピンキー:04/02/29 23:33 ID:PuUuUmFP
プロモーションムービーで首に止まった蝶を払えない
お姉ちゃん・・・萌え
449名無しさん@ピンキー:04/03/01 00:09 ID:+R/FGQ5g
落ちてきた首折れ女にビックリするお姉ちゃん萌え。
あの手の動きが、もう!
450名無しさん@ピンキー:04/03/02 01:36 ID:i+wbeRPo
保守
451名無しさん@ピンキー:04/03/02 21:05 ID:liTumQnQ
書いてたものの続き投下したいし保守
人が少ないのは大杉規制のせいなのかなあ?
452名無しさん@ピンキー:04/03/02 23:49 ID:UphkPF3r
そじゃない?
SSカマン!
453名無しさん@ピンキー:04/03/03 00:12 ID:xPzB57oW
虹から転載。これも一応エロ小説だよね
454453:04/03/03 00:14 ID:xPzB57oW
455名無しさん@ピンキー:04/03/04 20:49 ID:75g+c1r4
保守
456415:04/03/05 21:19 ID:M/AhtgNv
(;´Д`)ンゲー私用が一段落しない…自分もSS書きたいのに。
なんか逃げたみたいで御免。
ちょと私用で完成まで辿りつけず。あと数日あればなんとか。
とりあえず未完成で、まだ前スレだけだけど一応保管庫。
ttp://logexp.hp.infoseek.co.jp/zero/

457名無しさん@ピンキー:04/03/05 21:54 ID:iZrtFrT3
>>456
thx!
458名無しさん@ピンキー:04/03/05 22:29 ID:jx1NKQ4X
GJ!
見易くて系統立てて見れるのもイイね
お暇になったらキャラ別に見れるようにして欲しいな
なんておねだりが過ぎますか
459名無しさん@ピンキー:04/03/05 23:00 ID:w2UqnKHX
>>456
おつかれさま〜!
まぁ一気に作って燃え尽きるより、地道に作って長く続けて下さい

…感謝と応援の気持ちを込めて…
ギシキヲツヅケロ…
460名無しさん@ピンキー:04/03/06 01:01 ID:yF5lm+xT
>>456
乙です。
自分はもう書けそうにないんで、あとは頼みます。
461名無しさん@ピンキー:04/03/06 14:44 ID:ciVCGKO/
千歳が何故紅い着物を着ているのか気付いたっ
紅い着物
「赤」=「血」の色であるから初潮を迎える年頃なんだ
で兄ちゃんしか家族居ないんで仕方無しに自分で処理して
失敗してもばれない様に紅い着物を着ているんだっ
間違いない
462名無しさん@ピンキー:04/03/06 15:28 ID:K9oEdF8K
な、なんだってー!!
Ω Ω Ω
463名無しさん@ピンキー:04/03/06 15:57 ID:8HWq1jVF
>>461は長井秀和
464名無しさん@ピンキー:04/03/07 15:56 ID:a+cw6Q9/
新作書く奴いないのかな
それまでの繋ぎとして萌えトークでもできりゃいいんだけどな
ま、ゲームのエロパロなんてそんなもんか
こんなのが読みたいとかリクエストでもあればね
愚痴だけじゃ何なんで・・・
前作の霧絵姐さんが座敷牢で神官に玩具にされる鬼畜ものが読みたい
自分じゃ鬼畜なのって書けないし誰か気が向いたらおながいします
465名無しさん@ピンキー:04/03/07 18:20 ID:35NR5WSk
んじゃあ・・・。
********************************************************************************
ここに囚われてから、どのくらいたったろう。
あの人に逢いたいと思う。
でも、もう、逢えない。
汚れたから。
もう、あのときの私でないから。

忘れさせてやる、とあの男は笑った。
そして、何もできない私を。
ああ。

縛られた腕が痛い。
縛られた足が痛い。
あの部分の感触がない。
乱暴にまさぐられた乳房が痛い。
体中に刻まれた傷跡。
見せられない、あの人に。

もうじき私は死ぬ。
死にたくない。このままで。
あの男・・・。畜生・・・。

殺してやる。殺してやる殺してやる。
コロシテやるコロシテヤルコロシテヤルコロシテヤルコロシテヤル。

・・・牢の扉が開いた。また、あの男が来た。
違う、二人だ。別の男を連れてきた。
二人で・・・、わたしを?
もなくだ。
466名無しさん@ピンキー:04/03/07 18:22 ID:35NR5WSk

男が私の背後に回り、口に布切れを押し込んだ。
生臭い息とともに、声を立てるなよ、とささやき声。
背後から足を抱え上げ、開かせる。
着物の襟元からざらついた手が差し込まれる。
乱暴に乳房をまさぐる手。
イヤだ。でももう、体が動かない。動かす気力がない。

もう一人がいやらしい忍び笑いをしながら、私の足の間に顔を潜り込ませてきた。
太ももに手がかかる。私の足の付け根にある暗がりを覗きこむ。
荒い息がその部分にかかる。嫌悪感に全身が総毛立つ。
足を閉じようとしても、力が入らない。
かかとがむなしく畳をたたくだけ。男は顔を私の部分にこすり付けた。

鼻先があたり、また、息がかかる。差し込まれる舌。
男は夢中になる。ざらついた舌が、何度もそこを行き来する。
心が削り取られるのが分かる。
乾いた涙が頬を伝わった。泣いたつもりだったが、もう、涙はでなかった。

やがて背後の男が私の腰を抱え上げた。
着物のすそを捲くり上げ、背後から私の腰を撫で回す。
そして膨れ上がった自分自身を私の中に押し込んでくる。
息が詰まった。じっと我慢する。もうどうにもならないのだから。
ただ、早く済むのを待つだけ。私はたたみの上に両手の握りこぶしを置いて、
男がたたきつけてくる腰の動きに耐えた。
467名無しさん@ピンキー:04/03/07 18:23 ID:35NR5WSk
一人終わると、もう一人だった。
仰向けにされ、押し入られる。
着物の前を広げられ、乳房をまさぐられ、舐られる。
突き上げられるたび、視界がゆれる。
天窓から、夜の空がわずかに見えた。

思い出す。
桜はもう、散ったろうか。
私の心はすでに散った。
あの人はもう行ってしまっただろうか。
私の命が散るのは、もう間もなくだ。

***************************************************************************

おとしどころがよくわかんない・・・。
どう終わればいいんだろ、これ。

以上、つなぎになれば。
468名無しさん@ピンキー:04/03/07 22:04 ID:TfXZuIGf
おおリクエストが通った
やっぱり霧絵さんくらいの年齢になるとエロさも増すなぁ
可哀想と思いながらもハアハアになってしまう
469名無しさん@ピンキー:04/03/07 22:43 ID:CuBq/DHO
>>467に勝手に続きを書いてみた

でも私は汚れていたの?
行為を、身体が拒否している内は私の汚れは表面的なものだった
幾日が過ぎ、何度男の身体が私の上を通り過ぎたか判らない
私の身体はもう少女のものではなくなっていて、侵入する男を拒む事も無くなって行った
儀式の前日父が私を訪ねてきた……私は受け入れた
その時、私の身体も心も汚れてしまっていたのだと思う
他人の体液と血に汚れた私の身体は泥のように床に打ち捨てられていた
私は自分の身体を壊してしまいたくて次々に男と交わった
しかし満たされない…欲望の焦点ははっきり「あのひと」にあったのだから
ただひとつだけ判るのはもう二度と逢えないのだと言う事
私の股から血が滲み擦り切れていたけれど痛みはそこには無かった
痛むのは今交わっている相手があの人でない事
耳を澄ましてもあの人の声が聞こえない事

裂き縄の儀式が始まり、最期の時まで考えているのはあの人の事
キットコロサレタ
私を玩具にした男どもに殺された
でも何故?憎悪も湧き上がるが安堵する気持ちもあった
汚れた私をあの人に見られなくて済むから?
違う、私の身体は肉の欲望に目覚めてしまった
生きる事の生々しさと汚らしさが私に新しい目を開かせた
もしもあの人が生きていたら、もう一度会えたなら違う私を見ているはず
470名無しさん@ピンキー:04/03/10 00:01 ID:fc1a6Q3D
保守
俺しか居ない予感
471名無しさん@ピンキー:04/03/10 00:10 ID:0PnBHPfs
君は一人じゃないんだ!
472名無しさん@ピンキー:04/03/10 02:01 ID:u5CRVEY1
ここに来てる人って基本的に零が好きな人なんだろうけど、
俺は百合要素目当てで紅い蝶から入ったクチで、
ここに常駐してるのもレズネタを期待してるからだったりする。
最近はそういうの少なくて、ちと寂しいな。
473名無しさん@ピンキー:04/03/10 18:12 ID:HRI8zKKv
そんなことより聞いてくれよ
坊さんの絵を描こうとして
「僧衣」でぐぐったんだ
そしたら一番上が
474名無しさん@ピンキー:04/03/10 19:29 ID:dnRPpc3/
>>473
ワラタ(w
475名無しさん@ピンキー:04/03/10 22:20 ID:HmbQ4Era
>>473
ひぃぃぃぃ!
476 ◆2PRZ/2omLc :04/03/10 22:44 ID:6aPMSKtj
「薊、お外で遊びましょ?」
手毬を持って戸口に立つ茜は人形相手に絵本を読んでいる薊を誘った。
外は春の日差しが明るかった。
「イヤ」頭を振って絵本を膝に置き、薊は人形に笑った。
茜は所在無さ気に窓から外を覗いたり、部屋をブラブラしていたが
不意に、その動きを目で追っていた薊の目の前にすとんと腰を落とした。
「お外行きましょう」
薊は窓の外に目を遣るとゆっくり首を振った。「お外は寒いよ?」
強情な薊に、茜は少しほっぺたを膨らまし、ぷいっと視線を逸らした。
「じゃあ、わたしだけで遊びに行っちゃうわ」
茜はすっくと立ち上がり部屋を出ようとした。
戸口で振り返ると、薊が慌てて追い駆けて来て袖口を掴んだ。
「イヤ」薊はにっこり笑った。「じゃあ、一緒に行きましょうね」
茜もにっこりと同じ笑顔を返した。

ぽつんと取り残された人形は、ぼんやりとした顔で美しい絵本に目を落としていた。
477 ◆2PRZ/2omLc :04/03/10 22:47 ID:6aPMSKtj
外に出るとまだ風は冷たく道行の上からでも寒さが沁みてきた。
神社の上の方、村を見下ろせる2人の秘密の場所はぽかぽかと日が差しそこだけ少し春が早い。
ハコベやオオイヌフグリがふんわりと茂り柔らかい絨毯のようになっていた。
2人は若草の上に座り、山道を歩き疲れた足を休めた。
しっとりした苔の生えた石をさらさらと撫でていた薊は、
ふと横の真紅に日光を照り返す木に実に目を止めた。

紅い小さな実は少し透き通って生きている様にも見えた。
指先で押しつぶすと中の果汁が薊の指先をほんのり染める。
「ねぇ、コレ毒よ」
掌を隠すようにして薊は呟いた。
「毒?」
茜は興味を引かれ掌を覗き込もうとした。
薊は指をそっと開くと今度は茜に言い聞かせるように云った。
「もうどくなの、おすもーさんだって1滴で死んじゃうわ」
ぽっちりとした掌の真紅の粒が、妖しく茜に微笑みかけた。
感心した茜は摘んでいた菫の花もそっちのけで薊の毒薬に夢中になっていた。
小さな珊瑚玉のような恐ろしい凶器。2人きりの秘密の猛毒。
茜は薊ににっと笑いかけた。
薊も微笑んで掌に目を落としゆっくり一言一言確かめるように云った。
「………私、死んでも…おねえちゃん、平気よね?…」
478 ◆2PRZ/2omLc :04/03/10 22:49 ID:6aPMSKtj
掌に唇を付けるとぱたりと薊は仰向けに斃れた。
衝撃で横の雪柳がパッと散った。
………………………綺麗………
茜は夢の中の出来事を見ているように目の前の光景に恍惚となっていた。
横たわる薊の身体に小さな白い花びらがはらはらと降り積もった。
「…薊?」
薊の顔は本当に美しい死体のようだった。
唇がそこだけ珊瑚玉の色に艶々と毒薬の湿り気を残し軽く開いていた。
蒼白な顔、紅い唇、黒い波打つ髪。
外国の絵本のお姫様みたい…茜はうっとりと薊の唇を見つめていた。
どうしてお姫様は死んじゃったのか知ら?

・・・毒の林檎に唇当てて・・・

思い出せない、どうしてだったか知ら?
茜は紅い丸い小さな唇にそっと口を付けた。
薊の唇は甘い毒の味がした。
ピリッと電流のような物が身体を通り抜けて薊の折り重なるように倒れこんでしまった。
そうしてあのお話はどうなったのかな?
薄れゆく意識の中、一生懸命思い出そうとした。
479 ◆2PRZ/2omLc :04/03/10 22:50 ID:6aPMSKtj
柔らかい日差しの中、二人の少女が折り重なり横たわる丘の上を春の風がそよぐ。
摘み取られた菫が風に舞い村へと舞降る。丘の下ではレンゲ畑が真っ紅に燃えている。
「……おねえちゃん…茜おねえちゃん…」
頬をぴちゃぴちゃ叩く手と呼び続けられる声に気を取り直した茜はぱちっと目を開けた。
そこには少し困った顔の薊が見下ろしていた。
「あ、薊!」がばっと起き上がってその存在を確かめるように妹にひしと抱きついて叫んだ。
「ごめんね、おどろいちゃったね」
いきなり抱きしめられて薊は少しはにかんで詫びた。
抱きしめ返すと茜はやっと安心したように吐息をもらした。
「……おねえちゃん、あったかいね」
「…うん、あったかいね」薊はもう少し腕に力を入れた。
西日が2人を包みもう寒さは感じられなかった。

・・・お話の最後・・・

「帰ろうか」茜はそっと身を離し薊に笑いかけた。「うん」薊も同じ笑顔を茜に返した。

・・・お姫様たちは・・・

帰り道、2人の繋いだ手の温もりは西日よりも温かだった。
家の方からは父親の娘達を呼ぶ声が聞こえる。

・・・皆で仲良く幸せに暮らしました・・・
480 ◆2PRZ/2omLc :04/03/10 22:51 ID:6aPMSKtj
今回はエロなしですが
短いのをさくっと>472タンこんな百合風味いかが?
481427:04/03/10 23:50 ID:UkrzdjtX
>>480
thx!
やっぱ薊はいじらしくて良いなー。
ラストがなんとも切ないですが。

この板で言うのもアレだけど、エロはなくても一向に構わんですよ。
482名無しさん@ピンキー:04/03/11 00:08 ID:rHcBnQd9
いいよいいよ〜。
483名無しさん@ピンキー:04/03/13 12:48 ID:Z0lwdOg/
467とか469の霧絵姐さんで書いてみたけど晒してok?
484名無しさん@ピンキー:04/03/13 15:16 ID:RMxC8jtP
是々非々!
485 ◆2PRZ/2omLc :04/03/13 16:58 ID:eE2u4JAS
深夜遅く座敷牢に1人の宮司が人目を忍んで上がって来た。
「霧絵、霧絵!」
格子の隙間から辺りを憚り押し殺した声で呼びかける。
2つの柱に両手首を結びつけられぐったりとしていた霧絵は呼び声にピクッと反応した。
乱れた着物から白い太腿が暗がりに艶めかしく浮かぶ。
また犯される、そう思い怯えた目で宮司を見ると顔をそむけ小刻みに震えた。
その姿はまるで雨に濡れた小鳥の様だった。
格子をくぐり霧絵に近づくと宮司はそっと耳打ちをした。
「一緒に逃げよう」
霧絵は一瞬ポカンとして宮司を見詰めるが、言葉の意味がわかると淋しそうに首を振った。
出来る訳が無い、そんな事。私は縄の巫女だもの。
「何故?」肩を持ち激しく揺さぶると袷から柔らかい乳房が揺れるのが見えた。
長い髪が顔にかかり宮司を見上げる表情を隠す。
「私を抱きたいだけでしょう?良いのよ好きにして」
…もう直ぐこの身体も無くなるのだから。
髪の隙間から少しだけ見える口が歪んで笑っているように見える。
赤い舌が蛇のように唇を舐めた。
かっとなった宮司は両頬を力任せに引っ叩いた。
「こんな事をするのが好きなのか!?」
宮司の激昂した言葉に霧絵はただ俯くだけだった。
486 ◆2PRZ/2omLc :04/03/13 17:02 ID:eE2u4JAS
霧絵の長い髪を鷲掴み引っ張り上げ、顔を上向かせた。
唇を吸うと先程の頬打ちで口を切ったのか生臭い血の味がした。
口を離しそこに自分の陽物をあてがうと、先程の赤い蛇がぺろりと亀頭を舐めた。
「好きよ、こういうコト」
自棄ばちに云う言葉を聞くと宮司は霧絵の頭を掴んで口の中を犯した。
口一杯に含んだ宮司の器官が容赦なく柔らかい咽喉の粘膜を突刺した。
乱暴に頭を動かされて手加減無く扱われる度、霧絵はえづき、目に涙を一杯に溜めた。
私の肉体、他人に触れられてない所は無い。男の侵入を許していない穴は無い。
でも心は…魂だけは私のもの。
あの人を想い続けたい、たとえ肉体は地に墜ち泥濘を這いずり回るとしても。
宮司の精液が涙のように顔を伝った。
…どんなにしても霧絵を手に入れることは出来ない。
それならば、いっそ壊してしまえ。宮司は黒い欲望に衝き動かされいていた。
霧絵の咽喉を犯した後、部屋の隅に誰かが持ち込んだ性具で前と後ろとを責めた。
後ろに子どもの腕ほどもある張り型を挿され、前にでこぼこした卑猥な形のこけしを捻り込まれた。
2つの異物を身体に収めた霧絵は異物を排除しようとした足をばたつかせる。
てこずった宮司は足首にも縄をかけ、大きく開いた形で霧絵を固定した。
487 ◆2PRZ/2omLc :04/03/13 17:03 ID:eE2u4JAS
逃れられないと分かると、きゅっと目を瞑りひたすら嵐の過ぎ去るのを待った。
「霧絵!霧絵!」
宮司が腰を引きそれに合わせるように霧絵も締め付け、吸い付く。
自分の気持ちと裏腹に、霧絵の身体は宮司を、この行為を受け入れ歓びの悲鳴を上げていた。
…………悔しい悔しい悔しい
瞑った目からじんわりと涙が滲んだ。
2人ほぼ同時に頂点に登りつめ、霧絵の胎内に宮司の体液が流れ込んだ。
膣を逆流してくるぬるぬるした精子に押し流されるように机上に仰け反り手肢を投げ出した。
宮司が身を引くと机から垂れ下がった太腿に溢れ出た白い泡立つ液体がたらたらと滴った。
息を弾ませ、そのままの姿勢で霧絵は云った。
「私を、縛って」
身体がバラバラに壊れてしまいそう、縛って、きつく。
強い縄で魂を身体に縛り付けておきたい、心が吹き飛んでしまいそうな不安が霧絵を襲った。
太い荒縄が裸の柔らかい身体に食込み、固い繊維が薄い皮膚に擦れる。
息苦しい程に固く縛られ霧絵はようやく安心する事が出来た。
「ありがとう」
霧絵の声を宮司は真っ青な顔で耳にし、よろめきながら座敷牢から逃れ去った。
488 ◆2PRZ/2omLc :04/03/13 17:05 ID:eE2u4JAS
>>484ノシ
残りは夜書きます
489 ◆2PRZ/2omLc :04/03/13 23:31 ID:1lNqw9Gh
翌朝、裸の上に荒縄を纏い、申し訳程度の薄物を掛けられ牢を出されると
明るい庭には屋敷の人々が集まっていた。
両脇を抱えられ歩くたびに股間に作られた縄の結び目が霧絵の秘所をざらざらと刺激する。
薄い着物の上からも乳首がぴんと突き立っているのがはっきりと分かる。
ひそひそとそれに気付いた近くの人々が忍び笑いを漏らし、次第に下品な笑いが人々に広まった。
月読堂の前に立たされ当主と対峙すると恐ろしい面の上からも父の怒りが伝わった。
霧絵の身体は卑しい罪を清めてからでないと裂き縄の儀式には使えない
と、人々から口々に囃し立てられ、その身を集った人々に委ねられる事となった。
脚が竦むような思いで庭を見渡すと、昨夜の宮司が霧絵を見ようともせず隅の方に居た。
後ろから当主に抱えられ、着物の上から乳房を弄られた。
多くの視線に晒されながら霧絵の着物は乱暴に引き千切られた。
着物の切れ目から桃色の乳首と、肉を引き絞る縄が見え、観衆は卑猥な野次を飛ばした。
真っ赤になって顔を逸らすと耳元で父が更に残酷な事を言い放った。
「自分でやりなさい、皆に見えるように」霧絵の手を取り彼女の股間に持っていった。
着物の上からも、こんもりした恥丘にめり込んでいる縄が
はっきり分かり自分の身体に触れる事の出来ないのが分かった。
この縄が私を守ってくれる。しかしきつい縛めは脆い命綱だった。
それに気付いた父は縄を持ち霧絵ごと持ち上げた。
股縄に体重がかかり、食込んでいく縄の固い繊維に細かい傷を負う。
「う…うぅっ」苦しそうに身体を反らし脚で地面を蹴った。
当主はそのまま霧絵を吊るし階段に運び、座った自分の股の間に降ろした。
差し出された小刀で固い縄を切り落とされる。
着物の下に何も着けていない、当たり前の事が霧絵を堪らなく不安にした。
怯えた仔犬のように辺りを見渡すが当然救いの手を差し伸べる者など居る訳もなかった。
490 ◆2PRZ/2omLc :04/03/13 23:40 ID:1lNqw9Gh
絶望でぐったりとなり父に凭れるとそのまま脚を開かされ衆目に晒され
人々の眼はその愛液の滴る貝肉に集中した。
氷室当主は後ろから回した手で乳首を玩びながら再び同じ命令を下した。
有無を言わせぬその調子に思わず素直に指を伸ばすが、顔を上げると無数の視線にぶつかり臆してしまった。
「出来ません、そんな…っぁ」
否定を許さないように言葉の終らない内に摘んだ乳首に爪を立てた。
血が滲むほど抓り上げられた乳首は真っ赤に腫れ上がっていた。
痛みの恐怖に行動を支配され、機械的に指を伸ばしたが
自分の膣口から溢れる夥しい愛液に一番霧絵が驚いていた。
沢山のニヤニヤした好色な眼が霧絵の肉体を隈なく視姦する。
その視線に浸かりながら霧絵の指は自分の秘所に滑り込んだ。
「感じているんだろう」
ねちっこい声で父は囁き霧絵の形の良い耳朶をしゃぶった。
その言葉に身体だけは敏感に反応を返す。
指でそっと陰核に触れると張り詰めすぎて痛いほどだった。
そこを弄ると小さな波が何度も霧絵を襲う。
が身体の奥の方では物足りない欲望が燻り続けた。
「もう…駄目……」
震えた涙声で言うと父は段下に霧絵を投げ落とした。
地面に転がった霧絵はそのまま数人の男に捕らえられ鳥居に縛り付けられた。
当主と娘の光景をそれまで見ていた興奮した息の荒い人々は身動きの取れない霧絵に襲いかかった。
嬲られ蹂躙され打ち据えられても、なお霧絵は毅然と頭を上げ続けた。
どんな陵辱も耐えてみせる、自分で選んだ道だもの。歯を食いしばり必死に耐忍んだ。
沢山の男共の欲望の対象になる霧絵を宮司は遠くから見つめた。
491 ◆2PRZ/2omLc :04/03/13 23:46 ID:1lNqw9Gh
何時間も狂ったような饗宴が続き次第に人々が退き出した。
父親が最後に残り、精根尽き果て屍のようになった娘の縛めを解いた。
意識の混濁している霧絵の身体を開き、ずんずんと滅茶苦茶になった肉体に留めを挿す。
最初は、柳の鞭で打たれ血の滲んだ背中や臀部に地面のひんやりした温度が心地良かった。
しかし交合の動きで身体を土に擦り付けられて、痛みはやがて傷口に山葵を塗りつけられる感覚になっていった。
重量感のある父が侵入してくると、それはまるで汽車が身体の中を通り抜けるようだった。

何度も列車が行き来して否応なしに喘がされ、父親に快感を身体に叩き込まれても
当主が満足するまではどんな哀願も決して受け付けられないのだった。
叫び、許しを乞うが声が虚しく夜風に掻き消されるだけだった。
一日中、何日も打ち付けられるそこは痛めつけられても
否、痛め付けられる程美しくなっている様だった。
脂ぎった男のなめくじのような舌で全身を舐め回され、汚れ切った肉体は魂の美しさを更に際立たせていた。
快楽も峠を越えるとただひたすら苦痛でしかなかった。身体を拘束され、何度も逝かされる。
どんなにもがいても逃れることの出来ない地獄に沈んでいくような辛さと甘い恐怖に怯えていた。
この苦しみから逃れられるならばどんな事でもする、そう思わせるほど凄惨な日常だった。
「お願い、もう止めて下さい。許して」
決して聞き入れられない願いをそれでも何度も声が涸れるまで叫び続けた。
492名無しさん@ピンキー:04/03/13 23:46 ID:RMxC8jtP
え、リアルタイムで書いてるんですか?すごい!
自分はテキストで書いてコピーします。
493 ◆2PRZ/2omLc :04/03/13 23:47 ID:1lNqw9Gh
泣きながら、しゃくり上げる度に締まる娘の膣を父親は何よりも好んだので
残酷にも霧絵の耳元で彼女の想い人の名前を呟いた。
霧絵の唇からはさっと血の気が引きわなわなと震えた。

あのひとと出逢わなければこんな事、何でも無かった。
他の人に抱かれる痛みも苦しみも感じはしなかったのに。

「あ……あ………あぁ」
目を見開き乳首を舐られながら、霧絵の膣壁は父の上下する亀頭をその望み通りに締め付けた。
堰を切ったように号泣する娘の上で父はなお激しく腰を動かした。
抉られるような胸の痛みと肉体的な痛みにもみくちゃにされて霧絵の心は張り裂けた。
細く目を開くと暗くなり始めた空に桜の枝が伸び、頭上に揺れていた。

桜の樹のその下には想い出の屍体が眠っている。
愛というには幼すぎた想いを吸い上げ伸びる枝と春には満開になる華が永遠に続く事を。
せめてもの救いを願った。

今の私を見たらあの人はどう思うか知ら?

泣き止んだ霧絵の瞳ははまだ衰えない父の身体の下で妖しく輝いた。
…ねぇ…今の私、綺麗でしょう?

快楽も、欲望も、絶望も知ってしまった。
精神の黒いエロスは夜のベールを重たく引き摺りながら霧絵の中に宿った。
闇の中に宿る光りは何よりも妖しく輝くのだから。
494 ◆2PRZ/2omLc :04/03/13 23:49 ID:1lNqw9Gh
以上
ちょっとアダルティな霧絵姐さんでした

>>492
いぁ、手書きで書いたのを入力してます
495名無しさん@ピンキー:04/03/13 23:57 ID:RMxC8jtP
相変わらずうまいですね。
カンドー。
496 ◆2PRZ/2omLc :04/03/14 02:13 ID:5Z42N5Oa
あー読み返したら486と487のあいだ↓が抜けてた莫迦じゃん自分

胎内に侵入してくる異物のいやらしい動きは霧絵の力ではとどめる事は叶わなかった。
「いっ…厭ああぁ……ぁアッ」
張り型とこけしとで同時に霧絵の下半身を責めながら宮司は眼の前の丸い白い尻に齧り付いた。
身体の中で異物同士のぶつかるのが分かる。宮司の歯から血が滴った。
下半身を同時に襲う刺激に霧絵は半狂乱になって身悶えた。
しかし、固定された四肢は宮司の邪魔をすることなく縄が食込むばかりだった。
「好きなんだろう?これが欲しいんだろう?」
血走った目で宮司は霧絵を睨み付けると両手を大きく動かし続けた。
「ああ……あ…駄目っ……そんなっ…!!」
涎を垂らしながらぐったりした霧絵は手首と足首で柱にぶら下る操り人形のようだった。
正体を無くした霧絵の縛めを解き、机に抱え上げると身体に付けるように脚を折り曲げた。
傷ついた粘膜を舐め上げると足首にはっきり残る縄の赤紫色の痣が見えた。
再び怒張した男根をぐちょぐちょになった霧絵に埋め込み遠慮なく腰を動かした。
突かれる度に柔かく天を指している裸の乳房がぷるんと揺れた。
たとえ何度痛めつけられたとしても繊細な感覚器官は刺激に慣れることは無かった。
男の乱暴な動きに目を覚まし、逃れようと身を捩った。
しかし非力な女性の身体は大きな男性に組み敷かれたら、まず逃れることは難しいのである。
497 ◆2PRZ/2omLc :04/03/14 02:17 ID:5Z42N5Oa
もう何だかんだで軽く鬱です
誰か他の書いて↑早く流しちまってください

でもまあ零1がでた時は縄の巫女って言葉にハアハアしたもんだ
霧絵たんゲーム中もSMちっくだし四肢磔だし監禁だし
何よりも私は長い髪の女性が好きだ
498名無しさん@ピンキー:04/03/14 03:07 ID:0m1TfhH+
いやいや、とてもウマーで良かったです。
499名無しさん@ピンキー:04/03/14 18:55 ID:6HKdBulJ
>>492 ヨカタヨー(゚∀゚)!!!
ところで誰か、基本の繭×澪を書いてはくれんかのぉ・・・
500名無しさん@ピンキー:04/03/16 00:46 ID:OxC+OdHJ
繭×澪なら書いてくれる人いそうなのになぁ・・・と保守がてらに
よく考えたらさ、皆神村霊はうじゃうじゃ居るけど傍目から見たら生き物2人だけなんだよな
自分澪ならゲームオーバーの分岐姉の為じゃなくても姉探しに行っちゃいそうだ
それと本気で村抜け出る気概があるなら川を下れ、と特に真澄さんに言いたい
繭&澪は道以外を歩こうとしないのも人生なめてるとしか思えないね
良いからあるけ、と言いたい

結論
蝶エンドのダムの前に座ってる澪の顔は可愛い
501名無しさん@ピンキー:04/03/16 03:29 ID:ZDTv5Pmo
 私ももしかしたら、ここで一生を終えるのかもしれない。考えたくもないけど、もしもの為に日記を残します。
 私が倒れた後に、誰かがこの手帳を読んで、私とお姉ちゃんの事に気付いてくれたら。

   ○月△日(…で、良いのかな)
 お姉ちゃんは何かにとり憑かれてしまったんだろうか。村に入ってからは、いつものお姉ちゃんだったのに。
 川へ繋がる場所を探し、それを伝ってはどうか。木々の間を抜け、山を越えてみてはどうか。
 そう提案したあの時、お姉ちゃんは、俯いて少し悩んだ様子を見せた後、私を後ろから突き飛ばしたのだ。
 私を池に突き落とすつもりだったんだろうか、私を樹に叩きつけるつもりだったんだろうか。
 ぞっとした私が、恐る恐るお姉ちゃんの方に振りかえると、はっと驚き、私に謝る。他にも何度も、そんな事の繰り返し。
 一時的になにかに乗っ取られるのだろうか。優しいお姉ちゃんが、あんな事をするとも思えない―

「―私はお姉ちゃんを助け2人でこの村を出る。だけど、お姉ちゃんは、お姉ちゃんで居てくれるだろうか―だってさ」
『うっ、うっ、澪…ふがいないお姉ちゃんを許して…』
「良い妹さんじゃない。戻ってあげたら? 何度も言うけど、あなた達は別に儀式に参加しなくていいんだから。
 これだけ符合してるんだしあなた達が居てくれればきっと八重が来てくれる。それまで居るだけでイイの。
 私と一緒なら誰も文句言わないし、お話でもして待ってようよ」
『でも、今の私が戻ったら、澪をきっと傷つける、うっ、うっ…』
「なんで? なんか小さな霊にでも憑かれるわけ? 私がついててあげるから大丈夫だよ」
『だってだって、出会っちゃったら澪への欲情、止めようがないと思わない…?」
502名無しさん@ピンキー:04/03/16 03:32 ID:ZDTv5Pmo
「ハァ?」
『あなたの見せた紅い蝶に導かれ入ったこの村。明けることのない夜に覆われ、人は居らず。
 生への、欲への執着を吐き出し続ける霊達。澪は澪で心細いのか、いつも以上に私と密着する。
 いつも以上に私を気にかけてくれる。そりゃあ、私だって欲に執着するのが普通でしょ?』
「…その理屈、無理があるんじゃ…。それに私はお姉ちゃん好きだけど、姉妹以上の欲とかないし、語られてもなあ」
「いいえあるはずよ。あるに決まってる。
 水に落とせばきっと服が透けかもしれない。透けなくても身体のラインは浮き出るわ。
 樹に叩きつけたら服が破れるかもしれない。
 天井の低い通路をはって進むとなれば、前を行けば振りかえり胸を、後ろを行けば脚を腰を、
自然に凝視する事が出来るかもしれない。
 非日常のこの世界。異常許されるこの日々。そして村一つ、多くの場所を利用可能なこの状況。
 ――エロスへの誘惑に満ち過ぎてるのよ! 
 押し倒す理由だって山ほどよ。霊にとり憑かれたと言っても良い、寂しさで気が動転してても良い。
 どうにだって押し倒して、無理矢理にでも澪の服を剥げるわ。最高。
 服を剥いだら、驚く澪に口付を。強張る身体を撫で回し、震える肌に舌を這わせ―あああ、考えただけでも身体が熱くなる』
「あんたら良く今まで姉妹として無事で居たわね…なんというか、あなた達、いやあなたちょっと異常よ」
  「そんな事はない!」
『誰ッ!』
「この声は…」
503名無しさん@ピンキー:04/03/16 03:34 ID:ZDTv5Pmo
  「聴かせてもらったわ!(ガラッ!) その気持ち、判るわよ繭さん」
「や、八重…お姉ちゃん!? というかその襖なに!?」
  「私も妹への好きが溢れ恋を産み、愛が溢れ欲を産み! 我慢の日々だった。脱出後の、2人きりでの
 欲の暴走に期待し、妄想を見つめて走りまわってたら、まさか離れ離れになるなんてッ」
「まさかそんな理由で!」
『判るッ! 地獄よね。どれだけ好きでも一線を越えられないこの苦痛!』
「いやちょっと待って、待ってお姉ちゃん。じゃあなんで村に。一つになれずに私こうしてずっと…」
  「それも愛ゆえよ! 『儀式、独りでするのかな…寂しい…』と悩む紗枝。そこに駆けつける私。
   神官達を押しのけて、「私がするわ、紗枝と一つになれるのは私だけよ!」。そして泣いて抱きつく紗枝。
   あああ! 考えただけでも身体が熱くなる!
   …なのに、なのにまさか、道に迷って間に合わないなんて…」
「そんな無茶苦茶な理由で…」
『判る、判るわ…』
  「紗枝との愛に満ち、心身ともに幸せの人生になるはずが、まさか絶望一色とはね。
   宗方さんについて行ってみれば、今や氷室邸でうめく日々。もう嫌っ! 紗枝、ひとつになろうっ(がばっ)」
「ちょっと納得いかないけど、嬉しい…いいよ、殺して…」
  「必要ない! 秘祭よりもセクースの方が一つになれる。既に2人とも霊なんだし、×もなにも知るもんですか。
   さあ紗枝、服を脱いで。いや、脱がしてあげる」
「え、ちょっと、ちょっと待ってそんなっ。儀式をしないとっ」
  「じゃあ良いわ、セクースの後に儀式しよう。そうしたら「セクースを続ける双子」として残れるかもね。さあ紗枝っ」
「うわぁん!」
『いいなあ…澪まだかなあ…私も澪が来たらそのくらい強引に行こうかなあ…』


  「はるばる深道超えてこればこれか('A`)…独りで帰ろうかな…」
504名無しさん@ピンキー:04/03/16 09:31 ID:o1Gowz+E
hagesikuwarata
505名無しさん@ピンキー:04/03/16 09:59 ID:j/eOvzF2
ある意味お約束な展開なんだが俺も激しくwarata
506名無しさん@ピンキー:04/03/16 10:38 ID:sqX0XlBV
oremo warota
507名無しさん@ピンキー:04/03/17 00:15 ID:V1ubSwFx
全然ハアハア出来んがワラタよ
繭がでてくるとお笑い系に走る傾向があるなこのスレ
それもこれも愛のなせる業か?
508名無しさん@ピンキー:04/03/17 02:02 ID:GaAy5Gg/
禁断の実に手をつけてしまったと、澪は思った。
双子だから、片割れの感覚も同じだけ伝わってくる…
これまでも、ふざけてキスした事は何度もあった。
それは、笑いながら、ふざけながら、眠りに落ちながら…

でも、今日は違った。繭は、澪の唇をとろけ尽くすように口付けた。
「おねえちゃん、ふ、ふざけないで…」
最初は笑っていた澪だったが、次第に繭の真剣さに巻き込まれていった。
ちゅぷっ、ちゅぷっ、にゅぷぅ…
澪の唇を優しく吸い、舐め上げ、時には甘く噛みしだく。
「ん…み…おぉ……」
「あっ、あっ、おねえ…ちゃん…」
頭から足先までぴりぴりと身体をのぼっていく快感に、澪は身体をわななかせた。
この感覚は、おねえちゃんも同じのはずなのに…
「お願い、ね…もう…あっ…やめよ…んぅ…」
繭は何も聞こえないふりをしているのか、何かにとりつかれたように唇をむさぼっている。
でやわらかくてぷにぷにな唇が澪の唇を優しく愛撫する。
ゆっくりとじらし、優しく転がし、時にガキッと強く噛む。
全てを知り尽くしたキスに、澪の身体はとろとろになっていく…
だめぇ…なにか、なにかくるよぅ…
「おねえちゃん…だぁ…め……」
それを聞いた澪はますます激しく唇をむさぼる。
澪の身体に限界を超えた甘い衝動が貫き、細い体がぴぃーん、とのけぞった。
「んふぅぅううぅぅぅ」
「ふぅぅうっ」
二人は同時に頂点にのぼりつめる。
がくがくと、二人の身体は、同じ形でブリッジを作り、焼き尽くすような耐えがたい快感にふるえる。
澪も繭も総身を揉み絞るように何度も何度も痙攣を繰り返す。
509名無しさん@ピンキー:04/03/17 02:03 ID:GaAy5Gg/
「みぃ…おぉ…だいすきよぅ…」
「ふにゃあ、あぁぁあぁあああ、お…ねえちゃぁ…ん…」

とろとろにとろけきっている澪のこともお構いなしに、繭はキスを続けながら、胸の先端を澪の同じところにこすりつけてきた。
電撃のような快感が身の体にはしる。快感に流されながら、最後の力を振り絞って、澪はようやく繭から身体を離した。
「だ、めぇえええ…おねえちゃん…こんなことしてたら、わたしたち、ダメになっちゃうよぅう」
「いいよ…澪とだったら、ダメになりたい…」
「えっ…?」
「ね、いいよね…」

繭は、そう言いながら、服を脱ぎ始めた。
(逃げ…られない…)澪は、焦点の定まっていない瞳で、月光に輝く繭のまばゆい裸身を捕らえていた。
510名無しさん@ピンキー:04/03/17 02:04 ID:GaAy5Gg/
suimasenn…hisasiburinamonnde…
511名無しさん@ピンキー:04/03/17 03:21 ID:Qz447FT+
>>510
gisikiwo・・・・・・tuduketekudasai・・・・・・・・・・・・onegaisimasu
512名無しさん@ピンキー:04/03/17 20:31 ID:wXou6oYK
キタ━━━(゚∀゚)━━━!!!!!
ずっと・・・
待ってた・・・
513名無しさん@ピンキー:04/03/17 22:15 ID:U4SgRKYu
キタワァ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(n‘∀‘)η゚・*:.。. .。.:*・゜゚・* !!!!!
もっと…もっと百合百合咲き乱れてッ
514名無しさん@ピンキー:04/03/17 23:26 ID:jfErG8+g
展開的にこれからがっつりエロに入るんだろうな(´∀`)
508の
「んふぅぅううぅぅぅ」
「ふぅぅうっ」
これは要らないと思うなんか牛みたい
508と509での分量(文字数)と台詞・状況説明の配分がかなり違うのはワザと?
508的な流れの方が好きかな個人的に
展開、期待してます!
515名無しさん@ピンキー:04/03/18 02:07 ID:/qqofX0e
>>514
gomen nasai
mousukosi shugyou sitekimasu
516名無しさん@ピンキー:04/03/18 19:11 ID:vtQNNYhi
『…でもさ、澪が皆神村に遊びに来るのって久しぶりだよね』
「そだね。ちょっと普通にはこれないからってのもあるけど…なんだか忙しくて」
『そっかあ。来てくれてありがと。友達も一緒だったしね』
「ありがとって言われるのもなんだよね…あはは。深紅さんどう?」
『大好き! すぐ仲良くなったよ。優しいんだもん』
「よかった。そうだ、千歳ちゃん、写真とろう、ふたりで記念写真」
『うん! じゃあお兄ちゃんに頼んでくる』
「いいよ、千歳ちゃん。二人くっついて(ぎゅ〜)、こうやってカメラ掲げれば自分撮りすれば撮れるから。
 二人で一緒におっきく写れるしね」
『そっか! じゃそれで撮ろっ!』
「いくよ〜、このレンズのところ見上げててね。せーの・・・」
  つるっ
    ガンッ
「・・・・・・」
『・・・・・・』

  片手で持って自分撮りするには、少々射影機は重過ぎました・・・

「ご、ごめん千歳ちゃん」
『痛いよう・・・ぐすっ、ぐす』

517名無しさん@ピンキー:04/03/18 19:16 ID:vtQNNYhi
「ごめんね、千歳ちゃん。大丈夫?」
『大丈夫。千歳はもう、泣かないってお兄ちゃんと約束したし。
 ・・・でも写真は、やっぱり人にとってもらお?』
「うん、そうしよ。…あ、ごめん紗枝さん、千歳ちゃんと写真撮ってくれない?」
  『ん? いいよ。というか澪、私は呼び捨てで良いってば』
「あ、ごめんごめん…それで、これカメラ」
  『ここ押せば撮れる? よーし、行くよ〜。千歳ちゃん、澪、笑って〜』
「よしっ、千歳ちゃん抱き合おう!」
『えへへっ、抱き合おう!』
  『良い感じ良い感じ。…せーのっ』

   パシャっ

「誰これ」
『なんか怖いよ、澪…』
『字が浮き出てる…何々、闇に・・とらわれた…男男?』
  『なによあんたっ邪魔ッ! 失せろっ!』
「赤い霧が…」
518名無しさん@ピンキー:04/03/18 19:26 ID:vtQNNYhi
「そっかそっか、射影機じゃ幽霊を写しちゃうんだね、他のカメラじゃないと」
『うん、それにそういえば、そのカメラ、私もちょっと痛い、かな…』
「そっか…(村に朝が来て、元気になって自覚はなくても、千歳ちゃんはやっぱり霊、なんだ…)
 でもカメラ他にもってないしなあ…写るんですとか買ってこれば良かった」
『写るんです?』
「使い捨てカメラって言って、買って使って現像に出すだけのがあるんだ」
『へぇ…澪の街は便利なんだね。繭は持ってないの? 澪の友達は?』
「そっか! 深紅さんなら持ってるかも。待ってて千歳ちゃん。訊いて来るね」

                 「深紅さん深紅さん、カメラ持ってない? 良かったら貸して?」
                 『カメラ…あるにはあるけど…。ほら、これ。なに撮るの?』
                 「わっ、なんかアンティークって感じだね。千歳ちゃんと記念写真撮るんだ。貸して?」
                 『記念写真かぁ。滅多にこれないもんね。そうだ、撮ってあげるよ』
                 「ホント? ありがと!」

「千歳ちゃん、深紅さん持ってたよ。撮ってくれるって」
『やったね澪! やっと撮れるね。澪が中々これなくても、写真あれば会えるね』
「うん。私も千歳ちゃんの写真大切に持ってるね。よし今度こそ。千歳ちゃん抱き合おう!」
『抱きあおー!』
   『いくよー。せーの』
  パシャッ
『ひゃっ』
「…あれ? 千歳ちゃん? あれ? あれ?」
   『…まさか、今の子って、幽霊…だったり、する?』
「え? え? …まさか深紅さんのそれ…例の屋敷で使ったっていう奴…?」


       『うわぁん、ここどこー! 暗いよ、怖いよ、みおー! みくー!(。´Д⊂)゚。
         もう写真嫌ぁ…。・゚・(ノД`)・゚・。』
519名無しさん@ピンキー:04/03/18 19:32 ID:vtQNNYhi
ごめん、楔になってくる…
520名無しさん@ピンキー:04/03/18 19:46 ID:oASzwv3z
きっちりカメラに収まるのかよ(w
521名無しさん@ピンキー:04/03/18 19:48 ID:oASzwv3z
あ、じゃあ例えば千歳と村人3人深紅の射影機で写したら・・・・
夢の3pっっ!??
522名無しさん@ピンキー:04/03/18 19:54 ID:oASzwv3z
って4人ですた
算数も出来ないのか・・・・・(´・ω・`)
冷静になれ自分・・・ハアハア
523名無しさん@ピンキー:04/03/18 20:28 ID:vDVzKOHV
  ―まだ皆神村が長い夜のうちの物語。深紅が皆神村へとやって来ました―
松明「今度の女は1人か、良いな。襲うか。」
竿「双子は襲うと紗枝が怒るからなあ…自分は追い回す癖してよぉ」
松明「聴かれるぞ。いいから襲いに行こうぜ」
竿「しかし…あの女の射影機に撮られると、なんとカメラの中に封じ込まれるそうだ」
松明「気をつけないとな」
>>521「じゃあ例えば千歳と俺ら3人あいつの射影機で写されたら・・・・夢の3pっっ!?? 」
松明「こんな事もあろうかと立花千歳を連れてきておいた。気絶させてある。背負っていこう」
竿「こんな事もって…」
>>521「手際が良いな。よし、行こう」

>>521、竿、松明「儀式を続けろっ」
深紅「!」
   パシャ!  もわわ〜ん
竿・松明「おー、ホントだ。すいこまれるー」 
>>521→522「って4人ですた。算数も出来ないのか・・・・・(´・ω・`) 冷静になれ自分・・・ハアハア」
竿・松明「そんな事いまどうでもいいしw 千歳たんハァハァ」
>>522「そうだよなw 千歳たんハァハァ」

       しゅうう〜

竿「…さて」
松明「やっぱり算数は出来たみたいだな、お前」

     深紅「! 後ろにまだ1人…」
     千歳「ふわぁ…あれ? ここどこ? 帰ろっと」
     深紅「逃げた…ま、いいか」

>>522「夢の3P、か…」
524名無しさん@ピンキー:04/03/19 00:19 ID:gBu3xggv
ここからだしてくれ・・・だな正に
あ、じゃ緒方んもっと狭いとこに閉じ込められました、という事か



なんかさ色々考えたら美紅タンのカメラに閉じ込められて
美紅タンのやあらかい胸にぎゅっと握り締められるって・・・・ハアハア
525名無しさん@ピンキー:04/03/19 01:59 ID://a/nVfM
Hyro氏のSSの続きが気になるのは俺だけ?
早く続きを書いてくれぇ!
526名無しさん@ピンキー:04/03/19 23:19 ID:i+Y+Kd8p
521です523さんの舞台にたたせて頂いて光栄です
でもちょっとはハアハアしたかったよ・・・・・orz
人偏に夢と書いて儚いと読むんだよ
527名無しさん@ピンキー:04/03/20 09:09 ID:jqBzesbN
偏と偏を集めてもっと偏にしましょ
528名無しさん@ピンキー:04/03/21 18:19 ID:EIuo+NmD
闇と光の続きが見たい
529名無しさん@ピンキー:04/03/21 23:26 ID:nkigbQNU
>>528
おいらも見たい
530名無しさん@ピンキー:04/03/24 22:01 ID:aTNWVj1U
>>528
続きじゃなくてもあれを書いた人のSS読みたい
531名無しさん@ピンキー:04/03/25 00:15 ID:E6Df10KK
ヤバイ、ゴスロリ服可愛いじゃねえか
頑張った甲斐あったよ
でも澪の方が服可愛いのにじっくり見れねぇ
鏡どっかにあったっけ?
532名無しさん@ピンキー:04/03/25 00:37 ID:AAZ3XHFR
鏡あったら、そこから絶対なんか出て来るはずから、覚えてるに違いない。
533名無しさん@ピンキー:04/03/26 01:06 ID:bWJL39ih
鏡ないんだよねえ、紅い蝶は。前作にはあったらしいけど。
でもどうせなら、お姉ちゃんをプレイヤーキャラとして使えるモードが欲しかったな。
「み、澪、可愛すぎるわ……パシャパシャ」
534名無しさん@ピンキー:04/03/26 08:30 ID:8CTimevR
漏れは澪の鎖骨と繭の上目づかいが
最高に色っぽいと思う!
どうだっ!まいったか!
535名無しさん@ピンキー:04/03/26 09:24 ID:VmKuvxg/
お姉ちゃんよりも、千歳たんをプレイヤーとして使えるモードを…
536名無しさん@ピンキー:04/03/26 22:17 ID:HoCoNUry
と言うことはプレイヤーはゲーム内に入り、しかも千歳たんに操られるわけだな?
ということは、だ。澪繭に会える確率はかなり低いな。
立花兄弟を延々と捜させられるコトになるだろうな…。
537名無しさん@ピンキー:04/03/26 23:03 ID:2PwXW859
千歳はどっちを探すのかな?
このスレ的には樹月=エロ兄という位置付けだが
で、思ったんだが
意外と千歳萌え多そうなのに(多いだろ?)読み物少ないのな
538名無しさん@ピンキー:04/03/27 06:37 ID:N2JrQd2i
千歳の効果音でパソコンを埋め尽くしたいんだけど
どっかにないかな?ムービーでもいいけど。
きゃーあーとか くらいよぅとか ごそごそしてる音で
ひょっとしたら近くにいるかも?って感じで萌えたい
539名無しさん@ピンキー:04/03/27 14:51 ID:9P/lejrU
>>538
ゲーム画面をキャプチャして音とるとか。
LINE-INに繋いでPCで録音するとか。
540名無しさん@ピンキー:04/03/27 18:37 ID:N2JrQd2i
>>535
いや、それよりもお兄ちゃんをプレイヤーにして
千歳がお姉ちゃんみたいにずっと後をつけてくる方が…
541名無しさん@ピンキー:04/03/27 18:53 ID:Jq8TbX5M
そして振り向いてがばっとキャッチ。
542名無しさん@ピンキー:04/03/27 20:38 ID:N2JrQd2i
>>539 うーん、やっぱ自分でなんとかやるしかないかな
どっかに置いてあればうれしかったんだけど
今PS2無いし。また買うか…? 人んち行ってコソっとやろ
543名無しさん@ピンキー:04/03/27 23:28 ID:8UEJhLK0
澪タンになって繭タンとあんなことやこんなことしたい
けど叶わぬ夢だからせめて・・・
澪繭のエロ話が読みたいよぅ
544名無しさん@ピンキー:04/03/27 23:42 ID:V2uD1+NZ
>>543
ま だ し ご く な
545名無しさん@ピンキー:04/03/28 01:58 ID:hz4VzPiT
どっかにここに来る人みたいのがいっぱい居るチャットってないの?
546名無しさん@ピンキー:04/03/28 03:12 ID:hVDQyi0c
チャットって言うか掲示板ならあるよ。雛咲の社ってとこ。
結構人来る。

547名無しさん@ピンキー:04/03/28 04:43 ID:hz4VzPiT
あー攻略の時にお世話になったよ
なんかまともすぎてついてけなさそう
千歳ハァハァとか言ってるヤツいないだろうし
でもありがとう。今度ゆっくり見てみるよ
548名無しさん@ピンキー:04/03/28 08:53 ID:QTPEdEQY
>>547
し ご く な
549名無しさん@ピンキー:04/03/29 22:58 ID:dVYUNqd4
誰かラブラブの天倉姉妹を書いて頂戴・゚・(ノД`)・゚・
550名無しさん@ピンキー:04/03/30 10:15 ID:pJf7YGQL
みさくらなんこつ
551名無しさん@ピンキー:04/03/30 18:18 ID:Jk0MDSPn
たしかにラブラブだね
552名無しさん@ピンキー:04/03/30 21:28 ID:0/C4Hvak
やだよ
汁気大杉
553名無しさん@ピンキー:04/03/31 00:11 ID:G7NHkQy/
ゴスロリテイストの澪繭書いてくれる人いない?
和風ホラーだけどさ・・・
554名無しさん@ピンキー:04/04/02 00:13 ID:juuLTr50
次の週末、誰か時間つくって何か書ける人が居る事を願おう
555名無しさん@ピンキー:04/04/02 01:11 ID:C6JWp3JN
本当だね。SS書いてくれる人現れないかなぁ。
このままじゃ保管庫作ってくれた人にも悪いなぁ。
俺は書けないし。
556名無しさん@ピンキー:04/04/02 21:38 ID:SF3rXAZ/
澪繭じゃないけど春予定
557名無しさん@ピンキー :04/04/02 23:45 ID:giFJ37Rn
もう夏ですよ?
558名無しさん@ピンキー:04/04/03 00:33 ID:AxMFUOEv
>>553 楽しみにしてまつ。
559名無しさん@ピンキー:04/04/03 02:36 ID:IWl2kE9G
今更だけどこのスレの影響で紅い蝶買いますた。やってみて一時間で怖くてやめたが。繭と澪はかわええ。
560 ◆2PRZ/2omLc :04/04/03 13:24 ID:l2OpALe7
「死にたくない」
と祭りが決まった時、薊は独りで泣いた。
茜に隠れて。
思い切り泣いて、命への未練も、死の恐怖も…生きる歓びも
全て覆い隠してしまいたい。
涙が全てを流してくれるなら、全部嘘だって、ただの夢だって、目が醒めるのならば。

ずっと、怖かった。
どうして私、生まれてきたの?

月の明るい晩に薊は独り庭に出た。
夜露に湿った苔むした石に座り空を眺める。
しかし満天の星月夜を薊の瞳は映していなかった。

泣きはらして腫れぼったい目蓋を夜風が冷ます。

もし、逃げてしまったら?
そんな考えが頭にちらつく。

逃げてしまいたい、村から、悪夢から…全てから。
独りで死ぬのが怖い。どうしてこのまま、生きてはいけないの?
どうしてお父さまは私にも命を与えたの?


茜…私も生きていたい。
561 ◆2PRZ/2omLc :04/04/03 13:25 ID:l2OpALe7
月が滲んだ。
強い風が吹くと周りの木々が闇の中蠢く獣のように大きく揺れた。
涙も吹き飛ばされ目を開くと夜風が冷たい。

胸に薊の鋭い棘が突き刺さり血を流していた。

ずるいよ、お姉ちゃん。
私の居ない世界で生きていくなんて。
寂しいよ……羨ましい
薊の髪は夜露に湿った。
………口惜しい

月は山の端まで堕ち、星々は地上に関せず輝きを増した。
薊は身震いを一つすると部屋へ戻って行った。

山に沈む三日月は大きく輝いていた。
棘の刺さった胸から噴きだした真紅の血のように
泣き腫らした目のように。
562 ◆2PRZ/2omLc :04/04/03 13:26 ID:l2OpALe7
茜はぐっすり眠っていた。

閉じた睫毛が頬に濃い翳を落としていた。
蕾のような唇は規則正しい寝息を立てていた。

薊はその安らかな寝顔を眺めると、そっと首に手を掛けた。

お姉ちゃんも、一緒に?

締めつけてしまおうか?
とそう思ったとき、茜は咽喉をごくんと鳴らし吐息を洩らした。
その息が薊の腕にかかり、指に咽喉の動きが伝わると、薊の手は離れた。

茜を妬む気持ちは潮のように退いた。
それに代わりじんわりとした愛しさと、懐かしさが満ちてきた。

丸々した頬をぷくんと押すとえくぼのようにへこんだ。
笑っているような茜の寝顔を見ていると胸が痛くなった。

涙が傷跡に沁み込んでいった。
563 ◆2PRZ/2omLc :04/04/03 13:27 ID:l2OpALe7
目をあけると静かに薊は泣いていた。
茜は驚いてがばっと身を起こした。
止めどなく流れる薊の涙を温かい指で拭った。
「どうしたの?怖い夢、みた?」
心配そうに覗き込む茜の顔を薊は正視できず
「何んでもない、何んでもないの」と繰り返していた。
茜はそっと薊を布団に引き込んであやすように頭を撫でる。
「一緒に眠りましょう、今度は楽しい夢をみられるわ」
布団に這入ると茜の体温に包まれて薊は幸せだった。
胸に刺さっていた棘も茜の優しさに溶けて消えた。

こわくないわ、もう、こわくないでしょう…

呪文のように繰り返す茜の声は夢うつつに、耳に快かった。
掌は薊の肩から背中を撫で、その温かさで眠りに落ちてしまいそう。
朝がくるまでこのまま…
2人の長い髪は縺れあってシャム双生児のように見えた。


こわくない……こわく…ない‥
564 ◆2PRZ/2omLc :04/04/03 13:28 ID:l2OpALe7
朝の眩しい光が2人の目蓋の上を舐めるように移動すると、茜はうっすらと眼を開いた。
横に眠っている薊の頬の産毛が金色に眩しい。
息がかかるほど傍に居るからそれだけで寝起きの心が弾む。
薄い目蓋に口をつけると薊も目を覚まし、金色の眠りから覚めても茜の居る事に安心した。
「おはよう」少し掠れたような寝起きの声で二人はそのまま抱合った。
体温がどちらの物かも判らないまま、互いの腕の中でだけ2人は醒めていった。

「もし、私が居なかったらどうする?」
昨夜思ったことをそのまま茜に聞いた。
「寂しくて死んじゃう」
茜の素直な気持ちに薊は少し驚いた。

………一緒だ

「私たち似て無いね」薊はそう云うと茜の頬に掌をおいた。
鼻の形も違う。眉の形も違う。
「…うん」茜は薊の肩に頬を乗せた。
掌の形、爪の形同じなのに…
薊は茜の唇をそっと指で開いた。
歯の並びも違うし、顎の形も違う。
茜は薊の唇を指で押した。
唇の色は同じ…そっと薊の手を取り自分の唇に押し付けた。

「柔かさは、一緒?」
565 ◆2PRZ/2omLc :04/04/03 13:29 ID:l2OpALe7
薊の唇は確かめるように茜の唇を押しつぶした。
それは幼い小鳥のような接吻だったかもしれない。
でも唇から2人の身体は溶けあってひとつになっていた。

もっと、もっとくっつきたい。もっと側に居たい。
2人は夢中になって身体を寄せ合った。

2人の手脚は絡まってどちらのものか判別し難い姿態になっていた。
「ここも、一緒だね」茜はそう言って自分の胸から腹までを茜に擦り付けた。
寝間着が乱れて素肌が触るとそこが磁石になったように吸いついた。
産まれたままの姿で布団に包まり仔猫のようにじゃれあった。

布団の埃が差し込む朝日に照らされて、空への階段が遠く伸びているように見える。
茜の裸の背中に日光が暖かかった。
組み敷いた薊が自分の影に入っているのを見て身を引いた。
566 ◆2PRZ/2omLc :04/04/03 13:30 ID:l2OpALe7
「お姉ちゃん、私たち似てるね?」
茜は太陽みたいに笑った。薊は眩しそうに目をしばつかせた。
布団をいきなり引き剥がすと、明るい昼の陽だまりに薊の裸身は晒された。
緩やかな恥丘のカーブを繋ぐ柔らかい下腹部と恥かしそうな窪み。
茜はそっと下腹部を撫で小さな窪みに指先を埋めた。

「ここで私たちお母さまと繋がってたんだよ」「同じ時に?」
「そう、同じお母さまに」「…それから?」

「ずっと一緒」

「本当に?」
薊は手を伸ばして茜を抱き寄せた。茜の髪がふんわりと薊の頬を打つ。
太陽の匂いがした。
「お姉ちゃん……」縋る様に茜に抱きつき茜の髪に顔を埋める。
茜はそっと薊を抱き起こし、長く密集した睫毛の先にゆれる涙を吸った。
日差しの毛布が2人を包む。

………このまま時を止められたなら……
567 ◆2PRZ/2omLc :04/04/03 13:31 ID:l2OpALe7
冷たく暗い部屋で独り、茜は座っていた。
隣には冷えた座布団と空っぽの湯のみ。
じっと目を瞑るといつでも薊を殺めてしまった時が蘇る。

薊はあの時飛び去ってしまったの?
さようならも云えずに?
愛しい人、側に居て、私の隣に。
どうか私を独りにしないで。

…掌の温もりは忘れてしまったの?

息を顰めて、自分の鼓動さえ響くような静寂の中、茜は待っている。
必要なのは、薊だけ。
愛しい人、私の隣に。

不安げな遠雷が轟くと薄目を開けてみる、幻でも見えないか、と。
しかし一瞬明るくなる部屋は、ただ家具だけが凝固したように沈黙を守っている。

今にも降り出しそうな厚い黒い雲は、不穏な春雷を含んで狭い山間の空に重たく圧し掛かった。
568 ◆2PRZ/2omLc :04/04/03 13:32 ID:l2OpALe7
再び目をきつく瞑って両手で耳を閉じ、唇を強く噛んだ。
天国になんて行けない、地獄にだって行かない。
私は、ここに居る。ずっと、ここに居る。
だからたった一つだけ、お願い、私の側に居て。
この世の終りまでここに居るから、独りにしないで。
噛み締めた唇から血が滲んだ。

外はいつしか音も無く雨が降り出した。

私は信じてる。全て終りは幸せになる、って。
きっと、幸せになるって。

「ただいま」
その人形は微笑んでいた。
ぎこちない春早い小鳥の鳴き声のように。

「おかえり」
茜の頬を初めて涙が伝った。
おかえりなさいと云える歓びで涙が止まらなかった。
人形の手は温かく、優しく茜の涙を拭った。
懐かしい温もりが心を満たす。

今度は私が涙を拭いてあげるから、ね。

……もう、ずっと一緒だよ
最後まで…ずっと
569 ◆2PRZ/2omLc :04/04/03 13:34 ID:l2OpALe7
お終い
エロなしだし繭澪じゃないけど勘弁な
私はこんなんしか書けんのかもしれん
一応ハッピーエンド?にしたつもり
570名無しさん@ピンキー:04/04/03 14:34 ID:AxMFUOEv
>>569 乙!いつもいつも素晴らしいSSをありがとう。
571名無しさん@ピンキー:04/04/04 12:39 ID:MlemAoS5
乙…!
桐生姉妹はすげーせつないよ
572名無しさん@ピンキー:04/04/04 14:29 ID:l1t++vPe
happy end?
573名無しさん@ピンキー:04/04/04 23:38 ID:UQGgZvtK
せつない・・・。乙です!
574名無しさん@ピンキー:04/04/04 23:59 ID:/EvBmccg
これはハッピーエンドなのかと聞きたい
575名無しさん@ピンキー:04/04/06 12:41 ID:SxZc5+Rm
age
576名無しさん@ピンキー:04/04/08 17:24 ID:8+0g2FeP
age
577名無しさん@ピンキー:04/04/09 01:42 ID:Weqd5k1P
age
578 ◆Bqlg7BwZKs :04/04/09 02:01 ID:FuqTisez
暗闇が支配する村で・・・。
出口を求め、さまよい歩くうちにはぐれた繭と、澪は黒澤邸でようやく再会することが出来た。
しかし、出口への手掛かりがあると思われた黒澤邸の、座敷牢を調べている途中、
あろうことか重い土壁の扉が勝手に閉まり、繭がその中に閉じ込められてしまった・・・。

「どこかに鍵があるはずよ」
澪は記憶をたどった。確か牢の中で見た記録に、鍵の場所が書いてあったはずだ。
「行かないで・・・!」
土蔵の扉に開けられた小窓から、繭の震える細い肩が見える。
「行かないで・・・ここにいて・・・澪、約束忘れないで」
「・・・分かった。しばらくここにいるから」
澪は窓の外から片手を差し入れた。その手を、細く白い繭の指が握り返してくる。
うるんだ瞳が澪を見上げた。
「澪・・・いじわる・・・本当はわたしのことが嫌いなんでしょう?」
「どうしてそんなこと言うの・・・」
「わたしを残して、一人で遠いところへ行こうとしてる・・・」
「違うよ。わたしはただ・・・」
「澪はわたしのこと、どう思ってるの」
繭は目を伏せたまま、狭い牢のなかで立ち上がった。そのまま背を向けて、部屋の奥へ
歩いていく。
「どうって・・・お姉ちゃんのことは大事に思ってるよ。絶対に置いて行ったりしない」
「本当に、大事に思ってるの?澪、わたし、本当は・・・」
繭は牢に並べられていた、大小さまざまな木彫りの仏像のうち、20センチほどの大きさの
ものを一つ、手に取った。
579 ◆Bqlg7BwZKs :04/04/09 02:16 ID:FuqTisez
仏像を握る繭の様子が良く見えない澪は、小窓の外から懸命に話しかけた。
「お姉ちゃんはわたしの自慢だよ。優しくってキレイで、頭が良くて、」
「ウソ。そんなのみんなウソ。本当にわたしを知ったら、澪、きっとわたしを軽蔑する」
「・・・本当の、お姉ちゃん?」
繭は澪が顔をのぞかせている小窓のそばに座ると、ひざを立てて両足を開いた。
短いワンピースの中の、薄いパンティが、はっきりと澪の目に映った。
「だめ、ちゃんと見てよ」
思わず目を伏せた澪に、繭は突き刺さるような視線を向けた。そのまま、繭は木彫りの
仏像を自分の口元に持ってくると、唾液で濡れた舌を、ゆっくりと像に這わせ始めた。
「何・・・をしてるの・・・」澪の声が震えている。
「ちゃんと見て。本当のわたしを・・・」
ロウソクの灯りに、像はぬらぬらと光って見える。
繭は片手で握りしめたそれをしゃぶりながら、もう片手で広げた足の間・・・パンティにくっきり
透けた部分を愛し始めた。
「お、お姉ちゃん、」
澪は顔が紅潮するのと同時に、息が荒くなるのを感じた。自分でも、どうしてこんなに
興奮しているのかわからない。
「やめて・・・やめてよ。お姉ちゃん、」
うわごとのようにつぶやく声がかすれている。目を閉じても、繭のいやらしい息遣いが
ますます澪の動悸を早める。
「わたし・・・いつも皆から、おとなしくていい子だって・・・優等生だって言われて・・・でも
本当は、こんなに淫らなこと、毎晩してるんだよ・・・」
澪はそれを聞くと、うつむいたまま、自分の両肩を抱いた。服の上からでも両方のふくらみ
の突起が、硬くなっているのが分かる。

580 ◆Bqlg7BwZKs :04/04/09 02:30 ID:FuqTisez
「あ・・・ん・・・」
澪が顔を上げると、小窓から、繭がとろんとした目で自分を見ていた。パンティの上から、
唾液にまみれた仏像で恥部をなぞっている。
「わたし・・・いつも鏡を見ながら、いやらしいオモチャでこうするの。そうするとね・・・まるで
澪の姿を見てるみたいで・・・すごく興奮するの・・・」
「お姉ちゃん・・・」
澪は小窓に寄りかかりながら、片手を自分のそこへとのばした。
(・・・・!!!)
指が、もっとも感じやすい部分に触れると、自分でも思いがけずビクンと体が震えた。
(だめ・・・もうだめ・・・!)
「お姉ちゃん・・・わたしだって・・・本当は・・・」
「見て、澪。わたしをちゃんと見て・・・!」
繭は濡れたパンティをずり下ろすと、粘液でぬるぬると光る桜色のそこへ、太く硬い仏像
を、一気に押し込んだ。
「あうぅぅっ!」
澪もがまんしきれずに、指をぐちゅぐちゅに濡れたそこの奥へもぐりこませる。
繭の胸元ははだけ、つんと立った乳首があらわになっていた。繭はそれを指先で愛撫
しながら、もう片手で仏像を握りしめ、恥部をかきまわす。
くちゅ、くちゅという音が、澪の耳にもはっきり聞こえた。
「あ・・・あぁ・・・あんっ」
二人の激しい息遣いが重なり合って部屋に響く。
「あ・・・澪・・・澪・・・っ」
「お姉ちゃぁ・・・んっ!」

581 ◆Bqlg7BwZKs :04/04/09 02:38 ID:FuqTisez
高まった声と同時に、二人のいやらしい手の動きが激しく早くなっていく。
ほぼ同時に悲鳴を上げて、双子の姉妹は絶頂をむかえた。透明な液体があふれでて、
二人の太ももをつたい、流れ落ちていく。

しばらくは二人ともぐったりとうなだれていたが、やがてどちらからともなく、小窓に顔を
寄せ合った。
くちゅ・・・ちゅぅぅ・・・
二人の開いた口唇から、舌を絡ませあう音がかすかに聞こえた。
「澪・・・大好きだよ・・・」
「お姉ちゃん、大好き・・・」
澪は二人を隔てるいまいましい壁に、爪を立てた。
「待ってて、すぐ鍵を取ってくるからね」
「うん・・・」
今度は振り返らずに、澪は廊下を歩き始めた。
「早く・・・ここから出して・・・そして・・・一つに、なろ・・・」
澪の背後から、繭のささやき声が聞こえてくる。
一つに・・・。
澪は、繭の言葉を確かめるように、屋敷の脇戸の鍵をぐっと握りしめると、果てしない
暗闇の中へ駆け出していくのだった・・・。

終。
582 ◆Bqlg7BwZKs :04/04/09 02:39 ID:FuqTisez
どうもはじめて投稿します。
オーソドックスなひとりえっちものですが、
楽しんでいただければ幸いです。では。
583名無しさん@ピンキー:04/04/09 12:01 ID:bK/btqmx
久々、神キタ ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!
ハァハァ、乙です。
584名無しさん@ピンキー:04/04/09 12:46 ID:8Lg9haj/
>>582
乙!
お姉ちゃん=エッチはもはやデフォ設定ですな。
585名無しさん@ピンキー:04/04/09 20:55 ID:LHoGiO36
>>582
GJ!!!
美人双子・・・(;´д`)ハァハァ
586名無しさん@ピンキー:04/04/10 21:22 ID:SKX0bwNH
仏像かYO!
このバチあたりめ(;゚∀゚)=3ハァハァ
587名無しさん@ピンキー:04/04/11 00:40 ID:FkrAoj1t
観音様に仏像を挿れる背徳感ですね
何にしろ初体験、乙です
これからも宜しく
588名無しさん@ピンキー:04/04/12 10:59 ID:eGuIPJqZ
期待してます。
589名無しさん@ピンキー:04/04/13 09:12 ID:A0PQPF4v
鯖移転保守
590名無しさん@ピンキー:04/04/16 01:08 ID:ibigdRco
age
591名無しさん@ピンキー:04/04/17 01:25 ID:+oTgDzkB
ちょっとまったー
592名無しさん@ピンキー:04/04/19 23:17 ID:s42xfHPm
ホス。
593名無しさん@ピンキー:04/04/21 07:29 ID:/VyjrVIW
ネタが無し!
594名無しさん@ピンキー:04/04/21 16:23 ID:RFsh+V9u
何故だ!?
エロ絵スレの方は定期的に絵師が現れるというのに・・・
595名無しさん@ピンキー:04/04/21 23:19 ID:qI7IZGAH
何度かネタを書いてはみるものの、投稿するに至らない、の繰り返し…。

596名無しさん@ピンキー:04/04/22 00:28 ID:bpvSTlLS
>>595
一度投稿してみては?
それで貰った意見が糧になることだってあるし。
597名無しさん@ピンキー:04/04/22 01:12 ID:JSS8fyK8
途中までのネタしかない、とか話が膨らまないとかで
ネタだけ晒して誰かかける人居ない?みたいなのとかでSS募るとかどうよ?
ネタを捻るだすのは個人作業だとマンネリになったりしがちだし
・・・こんなのどう?

→繭、行方知れずの間のひとりの秘密の儀式〜霊に拉致、新しい快感に目覚めた私〜
→紗重、八重 黒澤家に伝わるもうひとつの儀式〜後継ぎを孕めby良寛〜
→千歳もう子どもじゃないもん〜初めての誘惑〜

ま、燃料になれば虹に負けるな!(人数では軽く負けてるけど)
598名無しさん@ピンキー:04/04/22 15:39 ID:FayOtlIQ
ネタを提供してもらう共同作業いいですね〜。
自分は書く人なんで、主人公やシチュエーションを
リクエストしてくれると書きやすいです。
599 ◆Bqlg7BwZKs :04/04/22 18:56 ID:OUri57a/
千歳は考えていた。
樹月お兄ちゃんは、儀式の日から、何か少し変だ。
黒かった髪は真っ白になり、お部屋に閉じこもってばかり。
睦月お兄ちゃんがいなくなってしまったのに、探そうともしない。
真面目で、悪いことなんか絶対にしないはずなのに、今日はどういうわけか、お父様に
ひどく叱られていた。
「鍵を盗んだ・・・」とか「土蔵に閉じ込めておく・・・」とかお父様は怒鳴っていたけど、千歳には
よく意味がわからなかった。そのあと、お兄ちゃんをどこかへ連れて行こうしたので、どこへ
連れて行くのかたずねたら、「うるさい」と平手打ちされた。
千歳は痛む頬を押さえながら、一人、樹月の部屋の押入れにこっそり入り込んだ。
「ここ、お兄ちゃんの匂いがする・・・」
樹月の布団にくるまりながら、泣きつかれた千歳はいつのまにか眠ってしまっていた・・・。

樹月は自分の部屋に向かって廊下を歩いていた。あの恐ろしい儀式を知ってしまった彼は
黒澤の双子姉妹を助けるべく、村の外へ出るための鍵を盗んだ。
父に見つかり、こっぴどくムチで打ち据えられた樹月は、腫れた傷を少しでも冷やそうと、
台所から氷嚢を持ってきたところだった。
自分の部屋に入ると、彼は着物を少しゆるめて、両肩をだした。氷を乗せると、ため息を
つく。こんな傷・・・睦月がうけた苦しみにくらべたら、何てこと無いんだ・・・。
しばらくして、樹月は、背後から押し殺した泣き声が聞こえてくるのに気づいた。
氷嚢を机に置くと、立ち上がってそっと押入れを開く。
両手で顔を押さえ、うずくまっている妹がそこにいた。
「千歳・・・どうしたの」
手を引いて押入れから出してやると、妹は涙で顔をぐしゃぐしゃにしながら抱きついてきた。
600 ◆Bqlg7BwZKs :04/04/22 19:10 ID:OUri57a/
「お兄ちゃん、かわいそう・・・」
「大丈夫だよ」
笑ってみせると、千歳は少し安心したらしく、手の甲で涙をぬぐった。
それから、精一杯背伸びをして、樹月の肩に浮き出ている、血のにじんだミミズ腫れに
口唇をつけた。
「なめると、早く治るっていうよ」
その突然の行為に、樹月はとまどった。肩をはいまわる柔らかい舌の感触に、身を震わす。
「もういいよ、ありがとう」
口唇を離した千歳は、上気した頬を兄に向けた。その顔があまりにも可愛かったので、樹月
は少し身をかがめて、千歳の顔に自分の口唇を寄せた。
赤い頬をもっと赤く染めて、小さな妹は体を固めている。顔を離そうとしたとき、今度は急に
千歳のほうから、口唇をくっつけてきた。両手を腰にしっかりと回して、ぎゅっと力を込める。
思いがけず、少女の小さな舌が、口の中へ侵入してきたことに、樹月は動揺した。
しばらくされるまま、身を任せていたが、息継ぎの仕方が分からなかったらしい千歳は、
口を離すと、大きく息を吸い込みながら、少しむせこんだ。
「まったく、どこでそんなこと覚えてきたの」
優しく頭をなでてやると、千歳はうつむいたまま、樹月の袖をひっぱった。
「ね、千歳のお着物、脱がせてよ」
「えっ、」
突然のことに、樹月は驚きの声をあげた。
「・・・いつも、紗重お姉ちゃんにしてるみたいにして・・・」
それを聞いて、彼は苦笑まじりのため息をついた。
「まいったな。見てたの?」
千歳はうなづいた。
601 ◆Bqlg7BwZKs :04/04/22 19:27 ID:OUri57a/
千歳は妹だから、そんなこと出来ないよ、と言いかけて、樹月は口をつぐんだ。
立花家に生まれてきた以上、自由な恋愛など許されない。自分は今回の儀式で失敗して
しまった。他の家の者達から、白い目で見られているだろう。
その穴を埋めるため、父は千歳をどんな家に嫁がせるかわからない。
だったら、知らない男に汚される前に、自分が・・・。
樹月は、千歳の着物の帯を解いてやった。まだ幼い頃、一緒にお風呂に入った頃とは
違った体が、しだいにあらわになっていく。
いつのまにか、大きくなっていたんだな・・・。
胸もわずかに膨らんで、腰の辺りも丸くなっている。うっすらと産毛をまとった陰部が、
いつまでも子供じゃないことを主張しているようだった。
かえって、成熟した女性よりも艶かしい。
千歳を、そっと床に寝かしてやると、桃色の乳首を、舌で優しく苛めてやる。
「んぅ・・・」
千歳がかすかに呻いた。なめながら、片手を産毛の中へ滑りこませると、すでにそこは
あふれる愛液でいっぱいになっている。
最初は優しく・・・やがて妹の息が荒くなるのを確かめてから、少し激しくかきまわしてやる。
自分の舌と、彼女の舌を絡ませながら、しばらく指で愛撫してやると、千歳が顔を背け
ながら、小さな声をだした。
「お兄ちゃん・・・何かが千歳のおなかに当たるの・・・」
それは、膨張して硬くなった、自分のそれだった。樹月は、乱れた着物を脱ぎ捨てると、
そそりたったそれを、不思議そうに見つめる妹の顔に近づけた。
「千歳の口で、気持ちよくさせてくれる?」
うなづくと、千歳は可愛い手で根元をしっかりと握り、一心不乱になめはじめた。
吸ってみて、と言うと、口いっぱいにそれをほお張って、ちゅうちゅうと音を立てた。
こみ上げてくるのを、こらえるのが限界まで来ると、樹月は優しく妹の口を離させた。
今度は、自分が千歳を気持ちよくさせてあげる番だ・・・。
602 ◆Bqlg7BwZKs :04/04/22 19:40 ID:OUri57a/
妹の可憐な恥部に顔を近づけると、紅に赤く充血している突起を吸ってやる。
「きゃ・・・あぁぁ・・・ん、もうだめぇ・・・」
千歳は腰を浮かせて悶えた。それを聞くと、樹月は妹の上に覆いかぶさった。ゆっくり入れて
やらなくちゃいけないのが頭でわかっていても、体が言うことをきかない。
思っていた以上に締め付けてくる千歳の肉壁に、頭の中が真っ白になっていく。
「お兄ちゃん・・・お兄ちゃん・・・」
うわ言のように喘ぐ千歳を抱きしめながら、樹月は腰を何度もたたきつける。
やがて、ビクビクと痙攣しながら、千歳の膣内から、熱い精液があふれだした・・・。
そっと下半身を引き抜くと、千歳は肩で息をしていた。樹月の額も汗だくだ。
二人は身を寄せ合って、息が静まった後も、しっかりと抱き合っていた。

次の日、樹月は、父と数人の男達に土蔵へ連れて行かれてしまった。
千歳は、また一人で兄の布団にくるまりながら押入れに入っている。
祭囃子が、かすかに聞こえてきた。
今度は紗重お姉ちゃんと、八重お姉ちゃんの儀式なんだそうだ。
睦月お兄ちゃんは、どこにいったのだろう。
樹月お兄ちゃんは、いつ土蔵から出してもらえるのか。
昨日の樹月の肌の感触をもう一度確かめるように、千歳は布団を抱きしめながら、
祭囃子に耳をかたむけていた。

おわり。
603 ◆Bqlg7BwZKs :04/04/22 19:43 ID:OUri57a/
どうも。「千歳の誘惑」で書いてみました。
他の書き手さんの作品も、投稿されると良いなぁ♪
自分は疲れたので、次の人に期待(*´∀`)つ旦バトンタッチ
604名無しさん@ピンキー:04/04/22 19:48 ID:+sJVpyMA
キタ━━━(゚∀゚)━━━!!!!!
ってか千歳タンおませさんすぎ・゚・(ノД`)・゚・
やっぱ樹月×紗重ってのが結構定番ね
605名無しさん@ピンキー:04/04/22 20:30 ID:7pmlXT9i
ъ( ゚ー^)  GJ!!
仕事早いっすね
立花家に父親いたんだ・・などと
それはともかく久々に千歳のSS読めて嬉しいっす
>千歳はうつむいたまま、樹月の袖をひっぱった。
>「ね、千歳のお着物、脱がせてよ」
こんなん言われちゃー堪らんな
606名無しさん@ピンキー:04/04/24 02:30 ID:LaenUw+V
>>603
今虹のほうのちータンの画像も見たところだからかなりタイムリーですた
てか・・・「まったく、どこでそんなこと覚えてきたの」
そんなキス・・誰に教えてもらったのよちータンΣ(・∀・;
607名無しさん@ピンキー:04/04/24 02:38 ID:LaenUw+V
ぁ一応ネタも振っとくね
縄の巫女として岩場に磔にされた霧絵の柔肌に黄泉からの触手が!
絶え間ない責めに霧絵も昇天しっぱなし
エクスタシーでこの門を閉じ続けるのが巫女の役目!
※この次点で五体不満足なんて無視








・・・・・・・スマソ書き辛過ぎる
608 ◆Bqlg7BwZKs :04/04/24 02:47 ID:Q931d9W0
千歳の誘惑楽しんでいただけたでしょうか・・・
終の刻、格子の部屋でセーブしたデータしかなかったので、
立花家をもう一度見るため、今日、最初からやり直してみた。
書いちゃってから言うのも今更だけど・・・

樹月の部屋に押入れは無かった・・・orz
まぁいいか(゚∀゚)
609名無しさん@ピンキー:04/04/24 03:00 ID:LaenUw+V
>>608
ありがとう!楽しんだよ!非常に!
610闇と光:04/04/25 10:39 ID:94o0+QyC
「さ、澪もうリハビリの時間でしょ、行こう」
「ダメッ、お姉ちゃん、しっかり寝てないと!!」
「寝てなんかいられないわよ、澪の大事なリハビリの時間なんだから」
「お姉ちゃんお願いだからもうやめてよう、これじゃお姉ちゃんの体が…グスッ…」
澪の目から大量の涙が溢れてくる
そんな…私今澪になにしたの?
「お姉ちゃんごめんね、迷惑ばっかりかけて…ううっ…」
「なっ、なんで澪が謝るの?」
「だ、だってお姉ちゃん私のせいで全然自分の時間がもててないじゃない」
「いいの私の事なんて、そんな事もう気にしないで」
「何でお姉ちゃん私の為にそこまでしてくれるの?」
「そんなの…澪が失明したのは私のせいなんだよ、ここまでするのは当たり前の事なんだよ」
「別にお姉ちゃんのせいなんかじゃないよ、私がただ勝手に…」
「私のせいよ…私があんな事にならなければ澪は…私のせいで…」
「お姉ちゃん?」
「澪、これだけは行って置きたいんだけど、私…澪が思っているほどいいお姉さんじゃないの、
 これだけは覚えておいて」
「え?お姉ちゃん何言ってるの?」
「澪、教えて、あの時何で私なんか助けたの?」
「そんなの当たりま
「澪、実は私ね、澪とダムを見に行った日、笑ってたの」
「えっ?」
「私あの時失明した澪を見てこう思ったの…
『これでもう澪に置いていかれる事はない、ずっと一緒だって』…
 きずいたら顔にだして笑っていた… ハッときずいて私、自分が怖かった…
 私にこんなどす黒い闇があったなんて…怖かった…
 私を命懸けで助けてくれた澪を私は嘲笑ったのよ…普通じゃないよね…こんなの…」
「お姉ちゃん…」
「澪、それに村で聞いたでしょ?私の本性を…私の心の闇を…あれが本当の私なのよ…
 なのに何で私を助けたりなんかしたの」
「お姉ちゃん、もう、やめ
611闇と光:04/04/25 10:41 ID:94o0+QyC
「あの時私なんて助けなければ光を失うことは無かったし、
 なにより私の束縛からも解放されて幸せに暮らせたのよ…
 なのに何でこんな疫病神なんか助けたの?」
「お姉ちゃん…今…何て…言った?」
「だから何でこんな疫病神助けたかって聞いてるのよ!!」
バチンッ!!
「っ…いたっ!!」
澪が私の頬をおもいっきし引っ叩いてきた
頬からジンジンと痛みが伝わってくる
「お姉ちゃん!!今度自分をひどく貶すような事言ったら私が許さないんだから!!」
「なっ、何で澪が怒るのよ?」
「怒るわよ、私の大切なお姉ちゃんをそんな風に言われたら…」
「大切って…」
「それにね、私がお姉ちゃんを失って幸せになれるはずがないじゃない…
 だからもうそんな事…」
「私がいても澪は幸せにはなれないよ…
 澪にとって私は疫病神や怨霊みたいな存在でしかないんだから…
 澪は私がいる限り…幸せになんかなれないよ」
「お姉ちゃん もういい加減にして!!」
澪の手がまた私の頬を引っ叩こうとしたので思わず目を瞑ってしまった…
……ぶってこない?
私が目をあけるとそこには、私の頬の手前で手を止めている澪の姿があった
「お姉ちゃん、何でそこまで自分を責めるの?私もうお姉ちゃんの事ぶちたくないのに…」
「澪…」
「お姉ちゃん、お願いだからもう自分の事を悪く言わないで…」
「悪いのは全部私なのよ、だって澪も村で聞いたでしょ…私が足を怪我したのはわざとなのよ…
 それなのに私…澪を…」
「村で聞く前からとっくに知ってたよ、お姉ちゃんの事全部」
「えっ?」
「ホントだよ、だって私達双子だもん、分かるよ、そんな事くらい…」
612闇と光:04/04/25 10:42 ID:94o0+QyC
「じゃあ澪、私の事を全部知ってて、足を怪我したのもわざとだって知ってたんなら…
 何で私なんかにいつも優しくなんかしてきたのよ?
 何で?私の事憎くなかったの?何でよ?」
「だってお姉ちゃんの気持ち悲しいんだもん、村で聞いたお姉ちゃんの言葉…
 言葉とはうらはらに悲しい気持ちしか感じなかった」
「私が…悲しい…」
「それにお姉ちゃんをここまで追い込んじゃったのは私のせいなんだよ、
 お姉ちゃんの体が弱いって事は知ってたのに…
 なのにあんなひどい事しちゃってごめんね…置いていったりしてごめんね…
 私、光を失ってからようやく分かったよ、子供のときお姉ちゃんがどういう気持ちだったか…」
「澪…」
「子供の時あんなにひどい事したのにお姉ちゃんは今でも私の事を大切に想っていてくれる、
 ねぇお姉ちゃん、どうして私の事そんなに想ってくれるの?」
「そ…そんなの…澪の事が大好き…大好きだからに…」
「じゃあ私も同じ、お姉ちゃんの事大好き」
私は泣きそうになるのを必死に我慢した
もうあの日から澪の前では絶対に泣かないって決めたんだもん
澪にこれ以上辛い思いはさせたくないから…
「もしも本当にお姉ちゃんがそう思っているように悪い子だったら、
 私こんなに幸せじゃいられないと思うの」
澪…今幸せなの?
「失明しても何かこう明るくいられるのもお姉ちゃんのおかげなんだよ」
澪…
澪は私の背中に手を当て、優しく抱きしめてくれた
「お姉ちゃんはね、ただ寂しいだけなの、
 お姉ちゃんは私の事をとても大切に想ってくれる優しいお姉ちゃんなんだよ」
だめっ、泣いちゃ…
「お姉ちゃんはと〜っても純粋な心を持っているんだよ」
私は歯を食いしばって泣くのを我慢した
613闇と光:04/04/25 10:43 ID:94o0+QyC
澪は私の先程ぶたれた頬をさすってくれた
「お姉ちゃん、さっきはぶったりなんかしてごめんね、まだ痛む?」
布団に私の涙がポロポロ落ちた
泣いちゃだめっ 泣いちゃだめっ
「お姉ちゃん、泣きたい時はちゃんと泣きなよ、体に悪いよ」
「ううっ…うあああああああん!!」
私は澪におもいっきし抱きつき、台風のようにわんわん泣いた
「よしよし、いっぱい泣いて悲しい事は全部心の中から出しちゃおう」
「うああああああん!!澪…ごめんね…本当の事言えなくて…ぐすっ…
 私澪に嫌われるのが恐かった…ううっ…また置いていかれるのが恐かった…
 一生口きいてもらえなかったらどうしようってずっと悩んでた…うあああああん!!」
お姉ちゃんがこんなに大泣きしてるのなんて生まれて初めて見た
子供の時からずっと抱えてきた悲しみなんだね…これがお姉ちゃんの心の叫び…
私、お姉ちゃんが打ち明けてくれる日をずっとずっと心から待ってた
「よしよし、たくさん泣いてスッキリしよ、辛い思い出は全部ここに置いていこうよ」
「うあああああああん!!みお、みお、みおおぉ!!」

……
お姉ちゃんはこの後30分以上も大泣きしていました
しばらくして泣き声が聞こえなくなったので耳を近づけてみるとスースー寝息が聞こえた
泣きつかれちゃったのかな
私はお姉ちゃんに毛布をかけてあげて、ふと自分の服を触ってビックリ、すごいビショビショ
これ全部お姉ちゃんの涙なんだ…
こうした事でお姉ちゃんが明るくなれるかもしれないのに…私の事で…
お姉ちゃんは自分の足の事より私の事を心配していた…私もそうだ…
自分の目よりお姉ちゃんの事が心配だ…なんて双子だろうね…私達って…

……
614闇と光:04/04/25 10:43 ID:94o0+QyC
今日から一週間私はまた病院で入院する事になりました
今回は目の手術もあるので明日から面会時間はないそうだ
お姉ちゃんにはずっと会えないのか…寂しい…
私がベッドでねているとお姉ちゃんがやってきた
「澪、今回の手術、成功するように私ずっと祈ってるからね」
「お姉ちゃん、私の目はもう何やっても無理だよ、
 だから手術なんかやめてお姉ちゃんと一緒に家にいたいよう」
「澪、ちゃんと希望を持たなきゃだめっ、最後までがんばろうよ、ねっ」
「うん…」

……
私が病院から帰り部屋の掃除を済ませるともう夜の7時だった
「ふう…」
私はおもむろにアルバムを取り出すと、布団に転がり、ねっころがったままアルバムを見た
澪との楽しい思い出…あっ、これ懐かしいなぁ…
アルバムを見ながら私は昔の事を思い出していた
……
私が昔クラスの人達にいじめられていたとき、澪はいつも私の事を助けに来てくれた
泣いている私を澪は優しく抱きしめてくれる
靴を隠されてわんわん泣いていた時も澪は私を優しく慰めてくれた
私の靴を探すために澪は服がホコリで汚れるまで学校中をずっとずっと探してくれた
そして私の靴が見つかったとき、澪は「さっ、帰ろう、お姉ちゃん」と私に微笑んでくれた
そんな優しい澪が…私の事を大切に想ってくれる澪が…何でこんな目に遭わなきゃいけないの…
おかしいよ…こんなの…何で澪が…ううっ…
昨日あれだけ泣いたのにまだ涙が出るんだ
何かの間違いだよ…澪がこんな目に遭うなんて…ううっ…ひどいよ…こんなのってないよ…
あんまりだよう…ひどいよ神様…ううっ…ぐすっ…
私は布団の中でまた大声で泣いた
その時胸の奥にチクチクする痛みのようなものがはしった
この感じ…もしかして澪も泣いてるの?…私に会えないから…泣いてるの?
615闇と光:04/04/25 10:45 ID:94o0+QyC
私と澪は今一緒に泣いているんだね…まるで痛みをわかちあうみたいに…
今世界中で私達の他にも泣いている人はいるのだろうか…
それは嬉しくて泣いているのかな…それとも私達のように悲しくて泣いているのかな…

しばらくして泣き止んだ後、私は徐に窓を開けた
近くの空き地で花火をして遊んでいる若者の姿が見えた
私達もよく夏休みになるとあの空き地で二人でキャーキャー言いながら花火やるんだよね
でも…今年はもう………
私はとぼとぼと洗面所に向かった
鏡を見ながら
「よかった、目、そんなに赤くなってないや」
…やっぱり私と澪の目って同じ位似てるよね、澪はちょっと目がつりあがってるかな?
……!!
私と澪の…目…ある事が頭によぎった
もしかしたら澪を助けられるのかもしれない
澪にまた光を見せる事が出来るのかもしれない
私の心にはもう迷いなど全然なかった
これで澪がたすかるのなら…

……
私は次の日その事をお母さんに話した
最初は怒りながら大反対されたが何度も何度もお願いした結果、
「繭は本当に優しい娘だね」と泣きながら抱いてくれた
お母さんが…認めてくれた…よかった…

私はこの後、澪が入院している病院へと向かいました
616闇と光:04/04/25 10:46 ID:94o0+QyC
「天倉さん、それは本気で言っているんですか?」
「冗談でしたらこんな所まで態々来ません」
「しかしそれではあなたが…」
「私の事はいいんです、澪が助かるのなら」
「しかしこの手術はあまりにも難しすぎる、成功するのは50%にも満たないだろう…
 それに成功しなかったら、天倉さん、あなたは…」
「はい、後悔なんてしません。澪の為にやった事なのですから」
長い長い話し合いの結果…数日後私は手術を受けさしてもらえる事が出来た
澪を助けられるかもしれない…たとえ成功しなくても後悔なんてしない…

……手術の日
「澪、がんばってね、私祈ってるから」
「お姉ちゃん…」
澪はずっと私の手を握っていた

そして澪は手術室へと運ばれた
私も…そこへ向かった
この手術の事はお母さんと病院の方にも澪には黙っておいて下さいとお願いしました
澪のために…
もしこの手術が澪にばれて、これが元で一生嫌われてしまっても…それでもいいと私は思った
澪が幸せでいてくれるのなら…
澪がとなりにいる…澪…がんばってね…
私はお父さんにいっぱいお祈りした…お父さん…澪を助けてください…
お母さんも手術室の前で私達の手術の成功を祈っていた
手術は長時間にも及ぶものだった
そして夜明け頃、手術室のランプが消えた

手術は………
617闇と光:04/04/25 10:49 ID:94o0+QyC
………成功しました
それを病室のベッドで聞いた私はとても嬉しかった
嬉しくて涙が…涙が止まらなかった
手術をして数日後、医師が私の目の包帯をするすると解いていく
「天倉さん、見えますか」
「はい、大丈夫です」
私は病室の窓から景色を見た
わあ、綺麗、いい眺め
私はおもむろに左目を閉じてみた…やっぱりね…
でも後悔なんて全然していない
そんな事より澪にもこの綺麗な景色を見せてあげたい…でも今澪に会うわけにはいかない
ずっと傍にいてくれたお母さんに私は
「お母さん、私少し周りを散歩してくる、だから澪の傍にいてあげて」
と病室を出て外へと向かった
その頃澪は…
「それじゃ天倉さん、いきますよ」
医師が私の目の包帯をするすると解いていく
そして…
私はしばらく言葉が出なかった…お母さんが見える…
「おかあさああぁぁん!!私見えるよ、目が見えるよ、目が、目が見えるよぅ」
私はもう嬉しくてお母さんに抱きついて泣いた
もう二度と見る事が出来ないと思っていた光
「おかあさあぁん!!おかさあぁん!!嬉しいよぅ、嬉しいよぅ」
お母さんは私の髪を撫でながら
「でもね、澪、治ったのは右目の方だけなのよ」
「そんなのどうでもいよ、見える事には変わりないんだし」
私はあんまりにも嬉しくてその場ではしゃぎまくった
「目が治った事早くお姉ちゃんに教え……」
双子の勘だろうか…お姉ちゃんが私に何をしたのかもうすぐに分かった
「お母さん、お姉ちゃんはどこ?」
618闇と光:04/04/25 10:50 ID:94o0+QyC
「あのね澪、繭は今日用事があってね…」
「ここに入院してるんでしょ、私と一緒に、どこにいるの?」
「だからね、澪」
「お姉ちゃん!!」
私は病室を飛び出した
「待って、澪!!」
医師「何故だ?何故すぐに分かったんだ?私達はそんな事口に出してはいないはずだ」
母「もうこうなる事は初めから分かっていました、
  だってあの子達は本当に固い絆で結ばれているんですもの」

お姉ちゃん、私達が今まで隠し事を通しきれた事なんてあった?
そんな事お姉ちゃんも分かってるはずなのに…何で?
私が外に出るとベンチに座って景色を眺めている少女の姿が見えた…お姉ちゃんだ
私はお姉ちゃんにかけより
「お姉ちゃん!!」
「あっ、澪」
お姉ちゃんは私を笑顔で迎えてくれた
光を失って以来初めて見るお姉ちゃんのかわいい顔、お姉ちゃんの笑顔
私は今ここでお姉ちゃんに無理やりキスしたい衝動にかられましたが
そこは我慢…我慢しました…
「澪、手術成功おめでとう、お姉ちゃんもうすごい嬉しい」
「お姉ちゃんでしょ、私に目を、光をくれたの」
「何言ってるの?私がそんな事するわけないじゃない」
「じゃあお姉ちゃん、何なの?その右目の眼帯は?」
「ああこれね、ちょっと目にケガしちゃってさ〜」
「もう全部分かってるよ、お姉ちゃん、こんな事私に隠し通せるとでも思ったの?」
お姉ちゃんはしばらく黙り続けた後、
「あはは、やっぱりすぐにばれちゃったか…」
「お姉ちゃん、何で私に言ってくれなかったの?この事を…」
619闇と光:04/04/25 10:52 ID:94o0+QyC
「だって澪に言ったら絶対に反対されると思ったから」
「反対するに決まってるじゃない、そんな事、お姉ちゃんもう…もう…」
私の目から涙がポロポロこぼれてきた
「お姉ちゃんもう右目一生見えないんだよ、分かってるの?…ううっ…」
「何言ってるの、澪は手術前両目とも見えなかったのよ」
「そ…そんな事…ううっ…お姉ちゃん…ぐすっ…右目もう…」
「目なんてね、片方見えてれば十分なのよ」
「お姉ちゃん…ぐすっ…何で私の為にそこまでしてくれるの?」
「私ね、あの時澪が助けてくれた事が本当に本当に嬉しかったの…だから…」
「お姉ちゃん…」
「それに澪の事が大好きだから」
私はお姉ちゃんの隣にちょこんと座り、
「私もお姉ちゃんの事大好き、大好きだよぅ」
と泣きながら抱きついた
顔を見るとお姉ちゃんも泣いていた
私達は時間を忘れるくらいその場で抱き合っていた

……しばらくして
「お姉ちゃん見て、夕日が綺麗だよ、すごい綺麗」
「スースー」
「んっ?」
お姉ちゃんはいつの間にか私に寄りかかったまま、とても幸せそうな顔で寝ていた
「プッ、お姉ちゃんったらもう」
620闇と光:04/04/25 10:55 ID:94o0+QyC
私はお姉ちゃんの髪を撫でながら心に強く決意をした
もう二度と見れないと思っていた光を、お姉ちゃんは自分を犠牲にしてまで私に光を与えてくれた
お姉ちゃんがくれた大切な光を私は無駄にする事なく強く生きていく事を決意した
これからどんなに辛く悲しい事が待ってようとも
私は逃げずに立ち向かってみせる、お姉ちゃんの、そして自分のために
そして私に光を与えてくれたお姉ちゃん、お姉ちゃんは私が守る
命を懸けてでもお姉ちゃんの事は私が守ってみせる


私は夕日が沈むのを見ている内になんだか眠くなってきた
私もお姉ちゃんに寄りかかり、ちょっと遅いお昼寝をすることにした

***END***
621闇と光:04/04/25 10:59 ID:94o0+QyC
SS貼ろうと思いましたけど、量が多すぎまして色々省略しましたけど…
何か意味分からなくなってしまいましたね……
すいません
622名無しさん@ピンキー:04/04/25 11:10 ID:NG3B4AAB
久しぶりですね、乙です
独眼天倉姉妹・・・って眼内レンズ入れりゃというのは置いといて
621タンが繭を好きなんだなというのがひしひしと伝わってきますね
623名無しさん@ピンキー:04/04/25 12:51 ID:nDwkV07M
お久しぶりです。ずっと待ってました・゚・(ノД`)・゚・
いろんな発想のハッピーエンドには感心です。
また次回作にも期待してます!!!
624名無しさん@ピンキー:04/04/25 15:45 ID:WK5qaIZS
おつかれです!
読み応えのある長さでとっても満足です。
またぜひ書いてください
625名無しさん@ピンキー:04/04/25 16:41 ID:KhCDS85P
えぇ話やぁ・・・。
おもわず涙がほろり・・・。
おぉぉぉ
おつかれです!!
ええ感じのハッピーエンドで
なんか引き込まれます。
626名無しさん@ピンキー:04/04/28 21:12 ID:Quc8nWYl
いかん、普通にスランプ。
627名無しさん@ピンキー:04/04/30 00:31 ID:jHu04w66
>>948
巨乳についてかたろうぜ
628飛べない蝶:04/05/01 11:30 ID:CM+F1xHr
今日も夕日が綺麗だね……
私は今日もまたダムの所に来ていた
あの日から、村から出て今日でもう一週間がたちました
あの日、一年にとってたった一日のこの日は私にとってとても大きい存在だった
私とお姉ちゃんの誕生日、そして十年前、私のせいでお姉ちゃんの右足を傷つけてしまった日
そして一週間前のこの日、私はお姉ちゃんを殺した
お姉ちゃんのためではない、あくまで私の為にお姉ちゃんを殺してしまったのだろう
まさかその前日に私とお姉ちゃんにこんな運命が待ち受けているなんて……

*******************************************
今日は台風で外には出られない
私とお姉ちゃんは部屋の窓から雨を眺めていた
「澪、さっき天気予報見たけど明日は晴れるって」
「よかった〜、明日は大事な日だものね、お姉ちゃん」
「うん、二人だけの秘密の場所、ふふっ、楽しみだなぁ」
「あんないい場所がダムで沈んじゃうなんて、悲しいよね」
「ねぇ、澪」
「ん?なに?」
「私達は明日、楽しかった思い出の場所に最後の記念で行くんだよ、
 だから絶対悲しい事なんか考えちゃだめだよ。」
(悲しい事……お姉ちゃんの……)
「う、うん」
(でも……やっぱり……考えずにはいられない……)
ぎゅっ
「えっ?」
私の背中にとても暖かい温もりを感じた
(抱いてくれているの?お姉ちゃん……)
お姉ちゃんに抱きしめられている時間は私にとってとても心地よい時間だった
とても幸せな時間
629飛べない蝶:04/05/01 11:33 ID:CM+F1xHr
お姉ちゃんが一緒に居てくれれば私はもう何もいらない……何も望まない……
家族は私とお姉ちゃんとお母さんの3人暮らし
生活はというと、決して裕福といえるようなものではなかったが、
そんな事を嫌だと思ったことは一度も無かった
お姉ちゃんと一緒に居る……私にとってはそれが贅沢すぎたように感じていましたから

**************************************
でももうお姉ちゃんは居ない
お姉ちゃんはもう泣く事もできない
お姉ちゃんはもう笑う事もできない
お姉ちゃんにもう抱いてもらう事もできない
どうして……どうしてお姉ちゃんを殺してしまったのだろう?
恐かったから……お姉ちゃんとの別れの時が恐かったから……だからなの?

……お姉ちゃん
私はお姉ちゃんの事がとても大好きだった
愛してさえもいた
でもいずれ私達には別れの時がやって来る
その事を考えるたびに私は引き裂かれそうな痛みに襲われた
お姉ちゃんとの別れ……それは結婚したときだろうか……お姉ちゃんが……
お姉ちゃんは家事を全般にこなすし、お料理もプロ並にうまい
それでいて淑やかでおとなしい
これを男の子が放って置く訳が無い!!
お姉ちゃんはいずれ結婚してしまうだろう
でもお姉ちゃんが心から決めた人なんだ
それは私だって認めてあげたい
それに女の私に守ってもらうよりも、
力強くて頼りがいのある男に守ってもらった方がお姉ちゃんにとっても全然いいに決まっている
でも……やっぱりだめだ……お姉ちゃんとずっと一緒に居たい……死ぬまで……

〜tuduku〜
630名無しさん@ピンキー:04/05/01 23:42 ID:0t8T0zFe
GO!GO!職人!
631名無しさん@ピンキー:04/05/02 10:15 ID:6StIcHI6
おつー
632CHAINED(1):04/05/02 18:04 ID:wGtCn3Dh


澪を起こしてきて、と母親に頼まれ、繭は2階への階段を上がっていった。
妹の部屋の前に立ち、ドアをノックしかける。

が、彼女は少しためらった後、ノックをせずに、そっとドアノブを回した。
カーテンが閉まっているため少し薄暗い部屋の中。
ベッドの上で妹の澪が眠っていた。

足音を忍ばせて、部屋の中に入った。
後ろ手に、そっとドアを閉める。ノブの中でスプリングが戻るカチリという音が、やけに大きく聞こえた。
そのままベッドの傍まで歩み寄る。
澪はよく眠っていた。
薄く開いた唇の隙間から、穏やかな寝息が続いている。

繭はベッドの傍らに膝をつき、マットレスの上に肘をついた。
じっと妹の寝顔を見つめる。
手を伸ばし、澪のやわらかい頬に、そっと指を滑らせた。
それから髪に指を絡める。ゆっくり、愛しげに髪を撫でる。
633CHAINED(2):04/05/02 18:05 ID:wGtCn3Dh



それから繭はゆっくりと体を折り曲げて、妹の顔に、自分の顔を近づけた。
やわらかい呼吸が、鼻先に当たる。
繭はそれを意識しながら、そっと澪の唇に自分の唇を重ねた。
触れるか触れないかくらいの、やさしいキス。
それは一瞬で終わった。

繭が体を起こすのと同時に、階下から、二人を呼ぶ母親の声が聞こえた。
それに反応するかのように澪が目を開いた。
傍らにある、姉の姿に気がつく。
「おねえちゃん・・・?」
「おはよう、澪。」繭はやさしく微笑んだ。「朝だよ。起きて、学校、いこ?」
「うん・・・。」
「先に下りてるね。」
634CHAINED(3):04/05/02 18:06 ID:wGtCn3Dh



姉は立ち上がって、部屋を出て行った。
澪はベッドの上に体を起こした。胡坐をかく。
それからパジャマの下に手を突っ込んで、ぽりぽりと背中を掻いた。
深いため息。かくんとうなだれたかと思うと、こんどはかしかしと、乱暴に頭を掻く。

澪はそっと自分の唇に指先で触れた。
「まったくもう・・・。」薄く頬を染める。「ばか。しらない。」
635CHAINED(4):04/05/02 18:08 ID:wGtCn3Dh



夜。澪は自分の家の脱衣室の前にいた。
扉を開いて中に入る。浴室に続く曇りガラスの向こうに姉の影が映っている。
ずっと続いていたシャワーの音が、止まった。
「澪?」浴室の壁に反響して、少しくぐもった、姉の声が響いた。
「うん。あたし。」と澪は答えた。
「ごめんね、すこし待って。もう、10分くらいで出るよ。」
「うん。」
再び水音が響き始めた。

その音の中で、澪は自分のスカートのファスナーに手をかけた。
ファスナーをおろし、手を離すと、チェックのスカートが床に落ちた。
それからブラウス。ボタンをはずし、脱いだ。スカートとまとめて、かごの中へ。
それから下着。ブラジャーのホックをはずし、肩紐から腕を抜いた。
かごの中へ落とす。
それから最後の一枚。指をかけて、おろす。
屈んで、膝まで下げて、片足ずつ足を抜いた。
手の中に丸まった布キレを、かごの中に落とした。
636CHAINED(5):04/05/02 18:09 ID:wGtCn3Dh



シャワーの音がとまった。
「澪・・・?」怪訝そうな姉の声。
澪は浴室のドアのノブに手を掛けて、開いた。
姉の白い肌が見えた。それから、驚いたような表情。
塗れた髪。水をはじく、滑らかな肌。
澪は浴室に歩を進めた。
「いっしょに入ろ?」
「え、でも・・・。」
「いいから。」
澪が入ると、繭はおずおずと場所を空けた。

「だって、狭いよ?」と繭。
「いいの。」澪は言いながら、繭の持っていたスポンジに手を伸ばした。
「貸して。背中洗ってあげる。」
「そんな。いいよ。」
「いいから。ほら、こっちに背中向けて。」
637CHAINED(6):04/05/02 18:10 ID:wGtCn3Dh



澪は姉の背中に、持っていたスポンジで石鹸の泡を伸ばした。
ゆっくり丁寧に泡立てていく。
十分に泡を立ててから、澪はスポンジを置くと、こんどは両手の平で、
姉の背中に石鹸を広げた。
ふふふっ・・・。繭が小さく笑い声を立てた。
「くすぐったいよ、澪。」
澪は不意に、背後から姉の体を抱きすくめた。
「きゃっ・・・。」繭は少しよろけた。傍にあったシャンプーのビンが棚から落ちて、樹脂製の壁と床に当たり、けたたましい音を立てた。
「澪、どうしたの?」繭は振り向こうとしたが、しっかりと体に巻きついた澪の腕が邪魔で、首だけで振り返る格好になった。「なにかあったの・・・?」
638CHAINED(7):04/05/02 18:10 ID:wGtCn3Dh



そこまで言いかけて、繭ははっと息を呑んだ。
澪の左手が、するりと繭の足の間に差し込まれたからだ。
右手は、乳房にかかる。
「や、だめ・・・」繭は体を折って澪の手から逃れようとしたが、狭い浴室の中で、背後から抱きすくめられては思うように動けない。
「だめ、澪、やめて・・・。」
声を上げるが、その間にも澪の手は繭の体を探り続ける。
そして、探り当てる。
「あっ・・・。」うずくまる繭の背後から覆いかぶさるようにして、澪が繭を抱きすくめる形になる。たどり着いた指先は、丁寧に繭の深い部分をなぞった。
「ん・・・。」繭の声に艶がかかる。「あっ・・・!」
「あたしね。」澪は小さく呟いた。「我慢しないことにしたの。」
繭は不思議そうに背後の澪の顔を振り仰いだ。
澪の手の動きが止まる。澪は繭の目をじっと見返した。
「おねえちゃん。今朝。あたしにキスしたよね?」
「おきてたの・・・?」
639CHAINED(8):04/05/02 18:11 ID:wGtCn3Dh



「今日だけじゃないよね。ずっと、そうしていたよね。教えて。どうしてなの?」
「・・・それは。」繭は再びうつむいた。「したかったから。」
「あたしとキスしたかったの?」
「・・・うん。」
「どうして。」
「わかんない。」
「わからないの?」
「わからない。眠っている澪を見たら、そうしたくなったの。澪の髪を撫でて、抱きしめて、キスしたくなったの。」
繭はぱっと顔を上げた。潤んだ瞳が、澪を正面から捉えた。
「おかしいよね! でも、そうなの。キスだけじゃない。それじゃあ、もう、足らない。澪が欲しいの。ずっと、そう思ってたの。」
「あたしも思ってた。」
澪の言葉。繭は息を呑んだ。「・・・え?」
「毎朝触れてくる、お姉ちゃんの手。唇。もっと触れて欲しいと思った。」
「澪。」
「だから決めたの。もう、我慢しないって。」
640CHAINED(9):04/05/02 18:12 ID:wGtCn3Dh



数瞬、見つめあった。
繭が突然体を起こし、澪に抱きすがった。
二人はもつれ合って、狭い浴室の床に倒れた。
樹脂製の床と、ポリウレタンのバスマットのおかげで、さほど冷たくはなかった。
もつれ合ったまま、二人は互いの体を探りあい、求める場所を探した。
澪は自分の足の間に、姉の頭が割り込むのを感じた。
濡れた髪が、内腿を撫でる。姉の呼吸が、濡れたその場所に感じられた。
「澪・・・。ずっとこうしたかった。」その囁きが、すでに敏感になっている澪の中心に触れる。次の瞬間。直接的な刺激が、彼女を捕らえた。
繭の口が、澪の隙間をふさいだ。
「あっ・・・。」思わず声が漏れる。体の中心に深い痺れが走る。
ちゅっ・・・。くちゅ。
繭の舌は丹念に澪の中心をなぞった。何度も何度も、丁寧になぞった。
その愛撫に、澪は体をのけぞらせる。姉の舌に、もっと深い動きを求めて、体を開く。
それでも、同時に姉の体を求める気持ちも膨らんでいく。
痺れた感覚を奮い起こして、澪は姉の体を探った。姉の腰を懸命に抱き寄せる。頭の上にある姉の両方の太股の間に頭をもぐりこませ、その場所を探す。
姉が片足を持ち上げるようにして、その場所に彼女を誘導してくれる。
その動きに助けられ、たどり着く。
彼女もまた、たどり着いた。姉の草むらに指を這わせる。すでにほころんだ蕾に、夢中で口付ける。
二人は互いをむさぼりあった。
シャワーから吹き出るお湯が、二人の上に降り注ぎ、湯気を立て続けていた。
641CHAINED(10):04/05/02 18:13 ID:wGtCn3Dh



それから二人はたびたび互いの体を求めた。
夜毎に。時には昼日中に。場所は選ばなかった。
体の声に従って、二人は互いを求め合った。
双子ゆえか。二人の体が相手を求めるタイミングは、不思議なほど一致していた。
そうなったとき、二人は一瞬の躊躇もなく、体を重ねた。
自宅で。それぞれの部屋で。
学校の休み時間。どうかすれば授業中も。気分が悪くなったという姉を支えて、二人連れ立って教室を出て行く双子。
繭の体が悪いのは本当だったので、疑うものは少なかった。疑っても、それを言葉に出すものは皆無だった。

「ずっと、一緒だよね。」全裸のまま。自室のベッドの上で、体を重ねながら、繭が呟いた。「そう。ずっと一緒。」澪は荒い息の下で、呟いた。二人はそれを信じた。

彼女たちに永遠はあった。たとえ幻だとしても。
そして、あの事件が起こった。
642名無しさん@ピンキー:04/05/03 18:12 ID:2bM6InjY
おつ!
643名無しさん@ピンキー:04/05/04 02:16 ID:cE/MjXC8
〜プロローグ〜
 とっくにわかっていた。鬼遊びの儀式で縄の巫女として選ばれ、
この屋敷に連れて来られた時から。

自分が殺されるために産まれて来たという事は。

氷室の一族として大切な役割を果たせるのは嬉しい反面、悲しかった。
だからこそ、周りの人たちは私に必要以上に接するのを避けていたし、
私も避けていた。
生きるという事がこんなにも素晴らしいなんて事は知らずに死ねると
思ってた…


      あの人に会うまでは。


それからの心の変化が儀式をより苦しいものにするだろう。
でも私は生きる事の喜びを知ってしまった事を後悔していない。
むしろ嬉しく思う。いずれにせよ、私は儀式によって命を失うのだから。



とりあえずプロローグ書いてみました。好評だったら続き書きます。
644名無しさん@ピンキー:04/05/04 03:12 ID:aNm6PtNP
霧絵さんですね
期待してます

一瞬MEGAかと
645飛べない蝶:04/05/04 10:19 ID:6AmaQSxP
>>629の続き

誰にもお姉ちゃんを渡したくない……私だけのものにしたい……
……したいけど……そんな権利は双子の妹である私にも無いだろう……
……だからだった……
だから私はお姉ちゃんの事を本気で愛さなかった
いや、愛さなかったんじゃない、愛したくなかった
別れの時の痛みを少しでも和らげるために
私はお姉ちゃんの全てを愛さなかった
お姉ちゃんの事を避けた時もあった
別れの痛みに慣れておこうと心に忍耐力をつけた
私はこれらの事をして何時別れがやって来ても平気なようにした
でも、お姉ちゃんはというと……
私の全てを愛してくれた
少しも心の内に隠そうとはせず、
ありのまま私を愛してくれた
どうしてそんなに私を愛してくれるの?
別れの時が辛くないの?
お姉ちゃんは私の……私の全てを愛してくれた……こんな私を……

……私は感じていた
私の体はいたって健康的、丈夫だ
お姉ちゃんの体は生まれつき弱い
でも私の心は弱い
お姉ちゃんの心は強い
弱い体とはうらはらに心は強かった
私はそんなお姉ちゃんの強さに押しつぶされていた
あの時、村に迷い込んだときもお姉ちゃんの心の強さはそのままだった
あの時も……
646名無しさん@ピンキー:04/05/05 23:46 ID:CXF/nXLp

続けてgo!
つーか人居なすぎ
俺だけの羊羹
647名無しさん@ピンキー:04/05/06 23:03 ID:X//OYRm/
んな事ナイヨー
648名無しさん@ピンキー:04/05/07 19:51 ID:gzjPeFLT
書き込んでないだけでよく見に来てるよ。
職人さん頑張ってー
649名無しさん@ピンキー:04/05/08 00:02 ID:lPIaFJyD
 ブルブルッ
「! フィラメントが! どこっ…下っ!」
 ぶるぶる、ぶるぶる…
「橋の下ね…顔を出してみなさい、絶対に倒してやるんだからっ。…来たっ!」
『まって澪!』
「お姉ちゃん…? あ、逃げたっ!」
『あの人達は、みんな悲しい事、苦しい事があって霊になったのよ。
 倒すとか、封印するとか、そういう問題じゃないと思うの。逃がしてあげて』
「…、お姉ちゃんが、そういうなら…。でも良かったお姉ちゃん。さ、この村から帰ろう?」
『ごめん、澪…。私、やっぱりいかなきゃ…』
「Σ(´Д`ズガーン」
          ――『溺死さん、撮れた? …ふむふむ、最高のパンチラありがとう。
              これ約束の浮き輪ね。またお願いするね』


 ドウシテコロスノ… ドウシテコロスノ・・・
「わ、私じゃないよ、違うよっ。 くっ…撮るしか、ないよね…」
 がばっ!
「な、ちょ、ちょっと、どこ触ってるのよッ、ちょっと、放してってばッ! ンッ、ウンッ・・・」
         (( 後ろから胸揉まれて赤面する澪最高…! さて茜ちゃん、あなたは股間を…! ))
「わ、わ、なに、なによ…っ。いいかげんに、しなさーい!」
 ぶんっ がちゃっ! 
 イタイ… イタイ…
「もういい! これで撮って、倒してやる!」
『澪待って! 許してあげて。彼女達も苦しんでるの』
「お、お姉ちゃん! 帰ってきてくれたんだ…」
『じゃあね、澪、私、やっぱりいかなきゃ…』
「(゚д゚)」
          ――『二人ともありがとう。良い写真が撮れた。はい、これ約束のアイスキャンディー』
650名無しさん@ピンキー:04/05/08 00:05 ID:lPIaFJyD

 ひゅー! どさっ
「な、なにこの人…っ」
 わさわさっ
「って、ちょっと、何引っ張ってるの! それ私のスカート! ちょっと! 関係無いでしょッ! わ、わッ!」
 すてんっ!
「痛てて…ひゃっ、脱げた…っ! ちょっと、返しなさいッ!」
         (( 半裸な澪は勿論、脱がされた上転ぶうっかり澪、激萌え…! ))
「しかたない。返さないって言うなら…(カチャッ!)」
『澪待って! 許してあげて。彼女も苦しんでるの』
「お、お姉ちゃん! 帰ってきてくれたんだ…」
『じゃあね、澪、私、やっぱりいかなきゃ…』
「(´゚д゚)゙…ハァ? 」
        ――「ありがとう、落下さん。最高の羞恥プレイだったわ。
            これご希望の衝撃吸収クッションよ。例の5階から卵を落としても割れない優れもの。
            これからもよろしくね』


「さて、じゃあ私は澪を痛めつけて苦悶の表情を…」
『こら真壁! お前は大人しく撮られて来い!』
「え、え、そんな…」
『汚らわしい男なんて、最愛の澪に近づかせてたまるもんですかっ』
「そんな…」
『まあまあ真壁さん、生きて帰ってきていいですから』(紗枝)
『氏んでも良いけどね。男だし』(繭)
「……」

651名無しさん@ピンキー:04/05/08 00:11 ID:lPIaFJyD

(( さて、いよいよ最後ね…澪写真集の仕上げだわ ))
「お姉ちゃん…」
『いいよ、殺して…』
 ぐっ
(( あっ、その、泣く寸前の眉根を寄せた表情! その顔で首に手をかける澪…もう最高!))
「お姉ちゃん、お姉ちゃん…」
(( ああ、泣きながら力をこめる澪も艶があっていい…! いい、いいわ…正に耽美 ))
  ((あのさ繭、そろそろ…))
(( もう少しだけ、もう少しだけ澪を見させて…(うっとり) ))
「お姉ちゃん、お姉ちゃん…」
(( うっとり… ))



         ――『で、こうなっちゃった訳なんだけど』
         ――『ご、ごめん…。いやー、締められてると喋れないんだね、盲点だった』
         ――『……』
         ――『いやー、「やっぱナシ!」って叫ぶつもりだったんだ、ホントだよ?』
         ――『……』
         ――『…ご、ごめんってば…本当に、御免』
         ――『…私…お姉ちゃんを待たずして、一人で、一人だけで赤い蝶になんか…』
         ――『ホント御免ってば……おや?』
 「おねえちゃああああああ〜ん!」
         ――『あ、追ってきてる! おーい、澪〜!』
         ――『私、ずっとずっと待ってた、お姉ちゃんを待ってた、なのに…』
         ――『泣きながら私を呼ぶ澪、萌える…最高よ…(うっとり)』
         ――『……』
         ――(( うっとり ))
         ――『ま、繭のバカーーーーーーーーッ!!』
         ――(( うっとり ))
652名無しさん@ピンキー:04/05/08 00:12 ID:lPIaFJyD


     オ チ 無 し 



俺も×に飛び込んでくる。
653名無しさん@ピンキー:04/05/08 00:19 ID:bj3u7p6A
  いかないで・・・・・
      ・・・・・・ここに居て
654名無しさん@ピンキー:04/05/08 00:30 ID:bGvHJiRY
最近、新規参入?職人の×飛び込み率が高いな・・・がんがれ、俺は好きだぞ。
とりあえずあの納得いかない赤い蝶エンド、繭姐の自滅だと言う事で納得行った。きっと。
655名無しさん@ピンキー:04/05/08 02:29 ID:7uKQIP7n
職人さん方、愛してる!
漏れと一緒に×にとびこまないか
656 ◆2PRZ/2omLc :04/05/08 03:31 ID:Z9mG3IkB
永久に続くと思しき夜が退き、木々の向こうに黎明が覗く頃
消滅して行く村に穢れ無き黄金色の暁の陽が射しこんだ
全ての痛みも苦しみも大きな哀しみさえも押し流す
無辜の力強い太陽に魂は水面を漂う泡沫の如く弾けて消えた

◎―――――――――――――――――――――――――――――――――☆

逃亡に協力してくれた友人を裏切り八重を欺き、私は村に戻った。

連れ戻された私は無感情な父の視線に慌てて顔を伏せた。
私の瞳の奥に、父は凶器を見つけたのだろうか?
屋敷に戻ると父に呼ばれた。

長い渡り廊下に出ると縄の御堂を見上げる。
高く聳える塔はどんよりした空模様に枯れた大木のように突き立っていた。
生暖かい湿った風が髪を吹き乱すと、苛々と頭を振った。
以前は長かった髪も今は男の子の様に短い。全ては父の望むまま。

御堂の空気はひんやりと、微かに死の匂いが混じっていた。
×からの風の所為か、此処で執り行う儀式の所為か分からない。
あるいは父からか…あるいは私かもしれない。
気付くと背後に父が立ち、私の帯を解き、腰巻をたくし上げるといきなり侵入してきた。
よろめく身体を柱で支えた。

こうしたやり方が2人にとっての言い訳だった。顔も見ず言葉も交わさず。
準備の出来ていない肉が擦れて痛い。父もきっと難儀しているはずなのだけれど。
手首を噛んで柱に爪を立て、突き出した腰の痛みに耐えていると
徐々に滑りの良くなって行く接点から、痛みと違う感覚がさざ波のように全身に打寄せて来た。
一層強く手首を噛み、快感と呻き声を堪えている私の脳裏に破瓜の時が蘇る。
657 ◆2PRZ/2omLc :04/05/08 03:32 ID:Z9mG3IkB
○―――――――――――――――――――――――――――――――――
初めてここへ来た時、私は父に手を曳かれあの廊下を渡った。
前を行く大きな父の背中を不思議な気持ちで眺めていた。

御堂の中が珍しく上の方を眺めていると父は入り口に鍵を下ろした。
錠の音は薄闇の御堂の乾いた空気に重く響いた。

振り返ると父は私にゆっくり近づいて来て、私をじっと見おろすと
軽々と抱え上げ、祭壇の上に押し倒した。
「お父‥さま?」
何がなんだか分からないで居る私は、少し戸惑い父の顔を仰ぎ見た。
その目は、恐ろしく深い底なしの湖のようにそこを覗くと落ち込んでしまいそうで怖かった。
私はハッとして目を伏せてしまった。
背負った悲しみの重さをを垣間見たようで恐ろしかった。
いつか、八重もこんな目を?
「お父さま…」
私は目を瞑ったまま父の頭を抱き寄せた。
この哀しみの湖にいつか私も入る、申し訳なさで言葉が詰まってしまった。
「そのまま、目を閉じていなさい。すぐ、終るから」

三尺を解き着物を肌蹴ると私の下半身に鈍い痛みが走り、思わず悲鳴を上げてしまった。
高い天井に悲鳴がこだましてぞっとした。
股を引き裂かれるような痛みに耐えかね父の腕から逃れようともがいた。
「助け…」
叫ぼうとする寸前、父の、冷たい湖の底から湧きあがるような悲痛な言葉が耳を打った。
「また、逃げるのか‥」
目を開くと父が先程よりもずっと小さく見えた。
私はがっくりとうなだれた。
658 ◆2PRZ/2omLc :04/05/08 03:32 ID:Z9mG3IkB
その時から私は一切の抵抗をやめた。
解いた三尺で手首を縛られると再び倒された。
私は脚を開き目を瞑った。父は私の両足首を持ち上げ肉体の中心を責めた。
胴に父がめり込んでくるのが分かる。
ひりつく痛みに四肢が強張る。狭い肉壁を無理矢理に押し拡げられ身体が引き千切れるかと思った。
「今だけ、我慢しなさい。すぐに良くなるから」
その言葉にただ頷き、柔らかい三尺を噛み締め私は涙の滲む目を固く瞑り続けた。
父は情け容赦なく私の肉を喰らい、未熟な蕾は抉じ開けられた。

私のか細い腕は震える目蓋の上に力無く落ちた。今だけ?…そんなの嘘。
幼かった私は父を愛するように受け止めようと必死に身体を開いた。
肉体を大きく開き、中心を杭で留められた磔の標本箱の蝶を想った。
きっと私に挿さった杭には紅い一筋の血が残っていたはず。
しかし深部は大量の血飛沫が噴き出し、癒えることの無い裂傷からは今だ流れ続けている。
貧血気味の頬に薄紅が差した私は、父を、その哀しみを受け止められたのだろうか?
必死に受け止めたつもりであったのに、父はその妻、私の母を抱き、殺めてしまった弟を想っていた。
娘の中に排泄をしながら、私のことなんて意識にすら無かった。
愕然とし、諦めと虚無が私の中に満ちてきた。
闇に沈む御堂の空気は重たく湿った。

私たちはそれからも言葉を交わす事無く、何度となく結合を繰り返した。
いつも排泄行為が終ると足早に立ち去る父の小さな背中に聞こえない大声で呼びかけた。
お父さま、私、紗重よ。お父さま!

いつも父は私に指一本触れる事無く、ただ私の中に哀しみを排泄するだけだった。
私の最後に残っている父に対する凶器は愛しているという事だった。
この凶器が心臓を刺し貫く時、父は血を流すのだろうか?
いっそそんなこと起きなければいいと思う。
私は標本の蝶で構わない。ただ、だらだらと血を流し続ける蝶で。
―――――――――――――――――――――――――――――――――○
659 ◆2PRZ/2omLc :04/05/08 03:33 ID:Z9mG3IkB
後ろから突かれ、必死に堪えている口元に父の手が伸びた。
私は驚いて振り向いた。今まで行為の最中に触れられた事などなかったから。

「紗重、諦めなさい。八重は…逃げたのだから」

悲痛な父の言葉が、歯を食いしばり堪えていた私の心の堰を断ち切った。
溢れ出る気持ちを止めることは出来なかった。
振り返り、真直ぐに父の眼を見つめると底なしの湖に自らの影を見つけた。

「私を… 抱いて、下さい」
両手を差し伸べその唇を求めた。
私たちの唇ははじめて重なった。
行為の回数を幾度も重ねても交わる事など無かったのに。

獣のように互いを求めた。
舌を挿しこみ父の口内に触れる。鼻息を頬に感じて唇を擦り合わせる。
今まで気付いていないだけだったのか。
私はずっとこの湖に冷たい水の底に浸かっていたのに。
そっと離れても唾液が2人を繋ぐ。父の腕が私の背中に回って支える。
私は嬉しくて仔犬のように父の口の周りを嘗め回した。
もしも尻尾があったら振り千切れていたと思う。

父が私の顔を抑えて口を近づけると、互いに口吻を貪りあった。
舌が絡まりあい、唾液の混ざり合った分だけ互いを交換しているのだ。
強い絆を感じた。

父の視線が私の手首にとまると、私は純白に滲む赤黒い痣を隠そうと手を捻じった。
しかし父の手の強い力で掴まれるとそのまま脱ぎ捨ててある着物の上に押し倒された。
660 ◆2PRZ/2omLc :04/05/08 03:34 ID:Z9mG3IkB
乱暴にされても良かった、寧ろ手荒に扱って欲しい。
私が求め続け、唆してきたのだから。
仰向けに横たわると小さな乳房は殆んど男の子のようにぺたんこになってしまった。
覆い被さる父の毛の生えた胸に私は手を沿わせ擦った。そこは本当の空虚の手触りだった。
厚い掌が私の柔らかい胸を覆い、薄い肉を揉みしだいた。
切ないような懐かしさの中で手を伸ばし父の顎を舐めた。
少し伸びた髭がちくちくと舌を刺した。

父は両手で私の胸を揉みながら下半身を絡めて押し付けた。
熱い器官が冷たい太腿に触れた。
その熱が全身に周り私の身体も燃え立った。
そっと手を伸ばし触れると、薄い皮膚の中で熱く脈打ち
これが私を刺し貫いて血を流させた凶器か?と思うほど繊細で滑らかだった。
私の乳首をつまみ舌で愛撫をしながらもう一方の手がそろりと下に降りて行った。

堅い果実のようだった身体は初めて受た愛撫で蜜を湛えた南国の果物のように柔かく熟れていった。

指で私の果肉を開きその深部を覗き込んだ。
炎のような恥かしさで私は身悶えた。
溢れ出る愛液をじゅるっと啜りそこを嘗め回した。
「あぁ… ぁ…」
思わず洩れてしまった喘ぎ声をもう押し込めることはしなかった。
舌で突付かれながらも、じりじりと焦げるように父を求め続けた。
ひくつく私の肉を父は玩び思い通りに喘がせ、操る。
焦らされて気も狂いそうになる私はもどかしい指を父の身体に這わせた。
頭を上げた父は、私の唇を噛みながらも指はそこを執拗に捏ね続けていた。
唇に歯が当たり痛みを感じるほど下は一層の快感を味わっていた。
腰が自然に動き、脚は強張った。父の指を味わい尽くした。
661 ◆2PRZ/2omLc :04/05/08 03:35 ID:Z9mG3IkB
口が離れ涙声で訴える前に口腔に父が入ってきた。
私は父を口一杯に頬張った。
舐め上げ吸いつき必死に父の望むとおり、しかし自分の欲するままに動いた。
私が舐めると同じように父も舐めた。
私の頭は父の足に挟まれて身動きを制限されていた。

互いの肉を貪り、欲望を並べて片っ端から叩き壊していった。
顔も下もぐちょぐちょになってしまった時、父はやっと頭を離してくれた。

一息つく間も無く膣の中に怒張した凶器が押し入ってきた。
奥に奥にと突入してくる動きに悲鳴を上げ、激しく突き上げられて私は滅茶苦茶に乱れた。
私の脚は父に絡まり胴を締め付けていた。離れないようにしっかりと。
膣壁を父の凶器が擦り、摩擦熱で肉が融けた。
ゴツゴツと当たるそれはしかし痛みは与えなかった。
最後の一突きが奥に当たり、温かい精液が私の中に満ちても父はそのままじっと留まった。
2人とも肩で息をし、じっとり汗ばんだ身体をぴったりあわせていた。
咽るような性の匂いと死の匂いが混ざり合って鼻を衝く。
全て吸い込むような荒い呼吸で2人の身体は脈打った。
激しい鼓動が空気を振るわせた。

私の中でじっとしている肉の熱っぽさと、再び固くなっていく変化を愛しいと思った。

父が私の首筋に噛み付きその熱い呼吸と固い歯を感じると目を閉じた。
そのまま喰いちぎって欲しい、私を食べて。獰猛な肉食獣に襲われる切ない甘い感覚が私を襲った。
全身で感じていた。触れられているだけで痺れるような快感が走った。
目を閉じたままでいると下半身と呼吸と鼓動がこの世の全てだった。
私のとっておきだった凶器は力を失い転がっていた。

 アイシテイマス
  ズット… ズット…
662 ◆2PRZ/2omLc :04/05/08 03:36 ID:Z9mG3IkB
「 …ねぇ、気持ち‥良い?」
問に応えるように父は私の中でゆっくり動き出した。

捏ねるような父の動きに合わせて自分も腰を動かしながら上下する胸にしがみ付いた。
乳首が擦れて痛かった。
動きが速くなると父の上半身が私を叩いた。
それでも必死で腰を動かし父に付いていこうと努めた。
しかし絶頂を迎える度、反り返ってしまう私を父はがっしりと押さえ付け突き上げ続けた。
中心を打ち据えられるよう大きな両手が私の華奢な腰を掴み乱暴に動かした。

膣がきつく締め付けた時、再び私の中で果てた父は私に圧し掛かった。
体内に熱い精液が満ち、眩暈がするような陶酔に私は溺れた。
ゆったり押し出す膣の動きに任せて父はぐったりと私に覆い被さった。

私は凄く重たい父に圧し潰されて死ぬ事を願った。
撫で付けられる短い髪は前ほど嫌ではなくなっていた。

「紗重、気持ちよかったか?」
耳に熱い息を吹きかけられながら、私は死んだように父の胸に顔を埋めた。
もう何も考えたくない…ただ感じていたい。震える身体を委ね目を瞑った。

そのまま初めて、眠りを父の腕の中で迎えた。
未だ昇りきらぬ太陽は夜明けの空気を蒼く染める。
私たちの罪が太陽に黒点を付ける事を懼れた。
失敗する予感の儀式に、八重がもどって来てくれることを祈った。
八重に赦されるなら、自ら父を求めた私の罪も赦される、そんな気がして。
私は罪を恐れ、裁きに怯えていた。
―――――――――――――――――――――――――――――――――◎
663 ◆2PRZ/2omLc :04/05/08 03:37 ID:Z9mG3IkB
☆―――――――――――――――――――――――――――――――――
八重は現れなかった。裁きは行われず私は自分を赦さなかった。
壊れた操り人形の魂は制御を失い暴走した。
全ての出来事を恨み。全ての事柄を憎み。
何もかも全部壊れてしまえば良いと思った。
私に打ち込まれた杭は夥しい血を流し続ける。
虚無が支配する私の中と父の中を流れ落ちた血が満たし零れる。
時間さえ動かぬ漆黒の中、溢れる血潮のみ生々しく濡れている。

私は標本箱の中でもがき続ける蝶のように絶望の中足掻き続けた。
殺戮の血に濡れた囚人服を纏い、罪の棘の付いた長く重い鎖をぞろり引き摺り彷徨った。
償いと罰とを身体に巻きつけて嘲笑し続けた、罪を犯す人間を。

止めて、私の暴走を…誰か。
涙を流す代わりに血を流しながら救いを待っていた。
絶望の中、それでも救いを求めて。



そんな時、強い光が私を射した。
一瞬、纏った鎖が切れるのを感じた。
誰? …いけない。誰も、私を赦さないで。私が自分を赦せない限り。
罪を赦すその光を取り上げ壊そうとした。
しかし、最後に残された希望に縋るように何度も差し伸べる手はいつも途中で止めた。
赦されたい?赦したくない?

償いが終り全て赦される時がくるのならば、私の流れ続ける血も止まるのだろうか?
そうでなければ、あの湖の底に沈んで光さえ届かぬ深淵に永遠と時間から逃れてしまいたい。
もしも…
664 ◆2PRZ/2omLc :04/05/08 03:38 ID:Z9mG3IkB
やっちまった…(ノ∀`) アチャー
キャラがどんどんかけ離れるしっ
つーかムダに長くって判り辛いよね
どんどんコッテリした文になってしまう
胃もたれした人へドゾ(´・ω・`)つキャベ2

職人さんのグレートな作品に期待っっ!!
山の賑わいになれば
それ今だ逃げろっ
665名無しさん@ピンキー:04/05/08 04:11 ID:IIUf9bCl
すばらしい!
てか ◆2PRZ/2omLc氏、久しぶりです。
もうどんどん書いて下さい!


そしてここの住人達よ。
ロムってばかりでないで感想くらい書こうぜ。
それが礼儀ってもんだろ?

しかし偉そうにそんなこと言ってる俺は気の利いた感想が書けません。orz

666名無しさん@ピンキー:04/05/08 05:15 ID:37Jn1d5x
ここに書く職人は最初一度×に飛び込むのが儀式だと思ってたよ・・・
667名無しさん@ピンキー:04/05/08 12:57 ID:9Z/mLNjt
おぉ!数々の力作、職人さん方乙です!!!
自分では書けないのでここを楽しみにしてまつ。
がんがれ!!!
668名無しさん@ピンキー:04/05/08 23:10 ID:AHfLYn0b
>>665
礼儀かどうかは知らんが、気の利いた感想なんて求めてないさ
乙でもGJでも感想もらうと「よーしパパ頑張っちゃうぞー」と誰かの声が聞こえるもんだしな

ところで今日ドライブ中に八重咲○○という社名を発見
八重と紗重が下でドッキング・・・・
ニヤニヤしてしまった・・・・(・∀・∀・)ハアハア
669名無しさん@ピンキー:04/05/09 10:02 ID:wCVcCgui
>668
やえさ き?
うーん45点・・・だがその妄想は80点

632-641と643続き待ってます!あんまりじらさないでぇ

670名無しさん@ピンキー:04/05/13 23:22 ID:foGOwric
ago
671名無しさん@ピンキー:04/05/14 00:11 ID:yf6f4/Xc
「ねえ澪…どうして…? 開けてよ、開けてよ澪…」
『(お姉ちゃんなの…? それとも…)』
「どうして…どうしてなの、澪…。 開けて…」
『…、お、お姉ちゃんっ』
 がんっ
「……!」
『ど、どうしたのお姉ちゃん、大丈夫? 鼻血大丈夫?』
「な、なるほど、引き戸なのね…なんでここだけ…」


672643続き 避けられぬ運命:04/05/14 00:35 ID:yLRfSlxi
自分が感じたより早く、運命の日がやってきた。
2つの感情に板挟みにされるという苦しみから解放される日が。
12月13日。外は身を切るような寒さだ。あたり一面白一色に覆われて
いる自然の姿を霧絵は素直に美しい、と思った。
儀式用の衣装―すなわち死に装束に着付けをしてもらいながら外の景色を
見ていると、一本の樹氷が目に付いた。それはかつて想い人とみた、桜の木だった。
「今度生まれ変わったら…あの桜の木のそばに咲く花になりたいな。」と
彼女は来世への希望をそこに見出した。しかし生まれ変わった時には、彼女の
前世の記憶などとっくに消えており、何の意味もなさないのだということも
瞬時に悟った。想い人の記憶を留めるには、行き続けるしかないのだ。

         「―――死にたくない―――」

そうつぶやくと、霧絵は控えの間で一人泣いた。
どれくらいの時間が経っただろうか、4人の神官と当主が控えの間に
入って来た。
673名無しさん@ピンキー:04/05/14 22:15 ID:WLx4UUa6
>>671
繭姐ナイス!

>>672
└(゚∀゚└)続きだ!続きだ!!(┘゚∀゚)┘
どんどん続けてください
674名無しさん@ピンキー:04/05/16 17:06 ID:127FnDkA
八重を宗方が調教するみたいなのってどう?
675避けられぬ運命:04/05/17 01:03 ID:wlLrcYSJ
霧絵は慌てて涙を袖で拭った。部屋に入って来た当主はしばらく霧絵を
見つめていたが、口を開いた。
「準備はできたか?」「…はい。」
一瞬、当主が眉をひそめたのを霧絵は感じ取った。面を付けているので
表情を読み取る事はできないが、その下の空気がかすかに動いたのを
霧絵は感じ取った。
           「では行こう。」
月の井戸へ降り、自分のかんざしで禁忌の扉を開く。霧絵の心は完全に
冷めきっていた。もともと自分は縄の巫女として殺されるのだという
避けられぬ運命が、彼女の生への執着心を再び抑えつけようとしていたからなのだろうか、彼女は無心の状態で奈落橋へと進んで行った。
神官に両方から支えられ、奈落橋の終盤までさしかかった時、想い人の
顔がふと脳裏に浮かんで消えた。想い人の声、しぐさ、笑顔、一緒に過ごした日々が次々に浮かんでは消えていった。
    
    「ほら、これが桜だよ。僕が一番すきな花なんだ」

あの人が殺されてしまって、もうこの世にはいないのだという事は
知っていた。それでも、あの人はまだ桜の木の下にような気がした。
     「…あの人に会いたい。会って謝りたい…」
気がつくと、彼女の目からはとめどなく涙があふれていた。涙が彼女の
気持ちを代弁していた。その場に膝を落とし、彼女は言った。
「もう一度、あの人に……」

676避けられぬ運命:04/05/17 01:40 ID:wlLrcYSJ
 もう一歩も動けなかった。霧絵はただひたすら泣いた。
彼女は生きているのだということを全身で感じた。
それが、彼女に出来る、唯一の運命への抵抗だった。
 しかし、そんな彼女の抵抗が、皮肉にも彼女の運命をさらに
過酷なものにしてしまった。
 事の一部始終を見ていた当主が口を開いた。
「やはり生への執着を持ってしまったか。仕方がない、霧絵には陰の儀  式を行って此度の御縄の力にする。」
 彼女にはその言葉の意味が理解出来なかった。裂き縄の儀式以外の儀式の存在など知らなかった。
 「それは一体何なのだろう?私は死なずに済む?」
様々な思いを巡らせているうちに、霧絵は縄殿への扉の前まで連れて来られていた。
           ゴゴゴゴ…

いやに重々しく荘厳な扉が開いた途端、生温い血の臭いが霧絵の鼻に
来た。数年の間、儀式は行われていなかったはずなのにその血の臭いは
あたかも今しがた流された血のような臭いだった。
「私、とうとう死ぬのね。そしたら、桜の木の下にずっといよう。
そうしたら、あの人にいつでも会えるから…」
祭壇のうえに横たわり自分の運命を受け入れようとした瞬間、当主の手が、霧絵の装束の帯をほどき始めた。
それは、彼女の小さな望みすら打ち砕く、残酷な儀式の始まりの合図だった。
677名無しさん@ピンキー:04/05/17 21:52 ID:5m7gq+J/
続きキタワァ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(n`∀`)η゚・*:.。. .。.:*・゜゚・* !!!! ぁ
エロ展開ありですか?期待してもイインディスカー!!!??
678名無しさん@ピンキー:04/05/18 00:28 ID:QvT8UyjD
「あっ、あーっ、あーっ、おねえちゃぁあん」
「ほら、もう内股がぴくぴくしてるー」
「だめぇ、そ、そこ弱いからぁ」
「澪の身体なんて、弱いトコだらけじゃない。ココ、とか」
「ひぁあああ!」
「ココ、とかも。」
「あぐぅっ! ……あ…あ…もう…」
「イっちゃう?イっちゃうの?」
「も…もう…」
「さあここで、いっちばーん敏感なのを弾くと…」
「ふにゃあああああああ!!」
「またイっちゃったぁ☆ そ・し・て、澪のびくん、びくんにあわせて、ここ爪で弾くと、イくのとまらないんだよね〜」
「あーーっ、あっ、あっ、それ、だめぇ。もうギブ、ギブ。ホント限界。あっ、やあっ」
「わぁ、イってるときの澪の腹筋けっこうすごーい。たくましー」
「あっ、だめだめっ、マジギブだからぁ、あっ、あっ、おかしくなるよぅ、あっ、あっ、あーーーっ」
「あれ?みお?」
「はぁはぁはぁ…」
「もうキレちゃった?」
「はぁはぁはぁ…おね…ちゃん…ひどいよぉ…もう、それしないって言ったのに…。もう、えっち、やめよ。ね。ね」
「ふーん。あ、そ。そーなんだ」
「おねえちゃん?」
「澪、もう私とえっちしたくないんだ」
「そ、そういうわけじゃ…」
「私のこと嫌いになっちゃったんだ」
「ちがうよ。ちがうってば」
679名無しさん@ピンキー:04/05/18 00:31 ID:QvT8UyjD
「でも私とえっちしたくないんでしょ?もう嫌いになったんでしょ?」
「…ううん。そうじゃなくって。おねえちゃん大好き。えっちだってすっごく気持ちいい。
でも、激しすぎるよぅ…さっきから数え切れないくらいイってるんだよ。これ以上イったら
身体がバラバラになっちゃうよぅ」
「…」
「だって、最近のおねえちゃん、学校から帰ってえっちばっかり。ご飯食べてても、お風呂
に入っても、夜寝るときもすぐにえっちしてくるし。そんなにあせらなくても、わたし、どこに
も行かないよ」
「…」
「週末なんて金曜日に帰ってから月曜の朝までずーっとえっちしっぱなしだから、月曜に
なったら、身体はくにくに、足はがくがく。先生には『天倉ァ、また寝てんのか! そんなに
毎日夜中まで何してるんだ』って怒られるし、ランニングの途中で足がもつれてコーチに
怒られるし、友達には誤解されてからかわれるし、もう最悪!」
「…もう私のことがいやになった?」
「だぁ・かぁ・らぁ…」
「澪、あのね……」
「ん?」
「…」
「ん? なに?」
「…昨日、昼休みに葵と仲良くしてたでしょ」
「え? ああ、あれ、宿題を教えてっていわれたから…ちょっと教えてて…」
「葵、前から澪のことすきそうだったし、澪はすっごくかわいいし…こーんなにかわいいし」
「あのぉ…おねえちゃんも同じ顔なんですけど…」
「葵だって、すごくかわいいし、性格もいいし、人気もあるし…澪も葵のことすきなんでしょ?」
「え? うーん、嫌いじゃないけど…」
「この浮気者〜〜っ!」
「い、痛っ、あん、あんっ、だからあのぅ…数学の問題が…あっ、またそこ…そこ弱いからぁ!」
680名無しさん@ピンキー:04/05/18 00:32 ID:QvT8UyjD
「最近ずっと葵とばっかり話して、あんなに仲良くして、澪もすごく楽しそうで…もう私のこと
なんて…ぐすっ…ぐすっ…」
「…おねえちゃん?」
「ぐすっ…ぐすっ…」
「またウソ泣きでしょ? まったくもう…」
「…なんか二人ともイイ感じで、あんな澪見たこと…なくて…なん…か…澪が離れて行く
気がして…うっ、うっ…」
「おねえちゃん?」
「うっ、うっ…みお…みお…私のこと、嫌いになったの…大好きなのにぃ…うっ、うっ……」
「…おねえちゃん……ごめんね。本当にごめん。そんなこと思ってたなんて…気づかな
かったよ…あやまる。あやまるから」
「…もう、浮気しない?」
「んもう…葵ちゃんとはそんなんじゃないんだけど…わかった。昼休みも、おねえちゃんの
そばにいる。葵ちゃんともしばらく話さないから」
「…うん。約束だよ」
「わかった、約束」
「約束。絶対の約束」
「はいはい、絶対の約束ですぅ。…わかったから、このロープ解いてくれると嬉しいんだけど」
「うーんせっかく上手に縛れたのにもったいないけど、そうする」
「それと、もう学校でえっちは勘弁して。いつバレるかって、いつも泣きそうなんだから」
「うーん。学校でのスリリングなえっちも捨てがたいけど、そうする。…そのかわり、もう
浮気は絶対しないでね」

「わっかりました」
681名無しさん@ピンキー:04/05/18 00:34 ID:QvT8UyjD
「はい、証拠が録音できました〜!」

「え〜〜〜っ、あのMD動いてたの? じゃあ、今までの全部…!はずかしーー
とめてとめてー! 誰かに聞かれたらどーすんのォ?」
「大丈夫、ここに隠しとくから、ね。」
「なんでもいいから、今すぐとめてよ〜!」
「はいはい…でも、あと1回だけ澪とえっちする」
「えーーーーっ、そ、そんなぁ…」
「あと1回、澪とえっちしたい」
「で、でも、さっきイきまくったから、もう身体が…ムリ…もう絶対ムリ!」
「そーかなあ」
「ムリ、ムリだって、あっ、あっ、だめえーー」
「抵抗してもムダ。澪の身体のこと、裏から表までぜーんぶ知ってるんだから」
「あうっ、あっ、あっ、あっ、これ以上は…あ、あっ、だめ、それ、反則…反則だって、
あ、あ……ふにゃあああああああああああ!」
「みお?」
「……」
「……」
「気、失っちゃった…?」
「……」
「……」
「澪…」
「……」
「……」
「澪…いつもごめんね。」
「……」
「……」
「……」
「澪…いじめるつもりじゃないの。こうしてないと怖いの…」
「……」
「……」
682名無しさん@ピンキー:04/05/18 00:35 ID:QvT8UyjD
「…澪……私達はいつかは別々の道を生き始めるんだよ。澪は私から離れて行く。
それはしかたないよね…わかってる。わかってるけど…もし、一つになれるなら…もし…
もし…ううん、やっぱり無理か。でも、これから澪が何を選んでも、何があっても、澪のこと
許すよ………澪、大好き。大好き。…みお、みお、みお…」
「う、うーん」
「あ、澪、気がつい…」

カチャッ。
-----------------------------------------------------------------------

MDはそこで切れた。スピーカーからは、小さなノイズだけが流れている。
暗い部屋の片隅でひざを抱えていた澪は、泣き濡れた顔を上げた。
両頬を伝う涙が、首に刻まれた紅い蝶にはらはらとかかる。
「おねえちゃん、おねえちゃん…おねえちゃん、ずっと怖かったんだね。気がつかなくて
ごめんね。おねえちゃんのこと、全部わかってると思ってたけど、ひとりで、ずっとひとりで
怖がってたんだね…」

 澪は、泣きながら、また何度も聞いたMDのスイッチを押した。

owari

683避けられぬ運命:04/05/18 02:40 ID:BNchdAMa
 霧絵は驚いて当主の腕を掴んだ。
「と、当主様!?一体何を…?」
「決まっているではないか。儀式を行うのだ。」
「で、でも、儀式を行うのだから着物は着たままでいいはずじゃ…」
当主は面を外して言った。
「お前は現世に執着を持ってしまった。執着を持った巫女を裂いても
完全な御縄を作ることは出来ぬ。だから陰の儀式を行うのだ。陰の儀式
なら、現世に執着していても完全な御縄を作れるからな…」
当主は壮年の男性だが、端正な顔だちをしている。その顔だちが、彼の
口から出る言葉を余計に冷たく感じさせた。
「陰の儀式とはどのようなものなのですか?私はそれに耐えられるでしょうか?」
当主の顔に一瞬、戸惑いの表情が浮かんだが、それはすぐに消え、当主としての威厳と冷徹さをたたえた表情に戻った。
「お前には死ぬまで私と神官たちと交わってもらう。破瓜の時の血を縄に染み込ませて、御縄を作るのだ。」
「…!!」霧絵は言葉を失った。自分は穢れなき処女のまま命を失うものだと思っていた。また、それゆえ10年という長い歳月を座敷牢で過ごしたのだと。心の準備も出来ぬまま、処女を失うには彼女はあまりにも無知だった。
「そんな…、裂き縄の儀式を行って下さい!それか、今の縄をそのまま…」
霧絵の必死の願いにも当主は首を縦には振らなかった。
「それだけは出来ぬ。お前は美しい巫女だ。だから、穢れのないままで
逝かせてやりたいと思っていた。しかし、現世に執着するお前を裂いて
御縄を作って扉を閉ざしても、不完全な御縄で縛られた黄泉の門はすぐに開いてしまう。それに次の巫女が贄になるまで、今の御縄はもたぬ。
そうすれば、黄泉の門が開いてそこから瘴気が溢れだし、人々は死にたえ、お前は永遠に成仏出来ぬのだぞ。」

684避けられぬ運命:04/05/18 02:49 ID:BNchdAMa
 もうそこには選択肢などは無かった。目の前には一本の道しか用意されていなかった。もしその道を拒絶すれば、自分は大切な役目を果たす
ことが出来ないばかりか、魂が安息出来る日々も2度と来ないのだ。
霧絵は俯いて黙っていた。長い睫毛が濃い影を作り、そこにひと粒の
涙が光った。そして大きく息を吸い、こう答えた。
「わかりました。私は縄の巫女としての役割を最後まで果たします。
ただ、一つだけ、お願いがあります…」
「何だ?」
「私が死んだら、死体を中庭の桜の木の下に埋めて下さい。あの人と
ずっと一緒にいられるように…」
「承知した。必ずそうしよう。」
自分の最後の願いが聞き入れられたことを確認すると、霧絵は目を閉じ、掴んでいた当主の手首を放した。
霧絵の両足に、式縄がかけられた。

今日はここまでです。この「陰の儀式」というのは、禊を済ませた神官と当主の精を巫女の体内に放つことによって、現世に執着してしまった
巫女の魂を浄化し、巫女の死とともに神送りするという、オリジナルの儀式です。ただ、あまりにも残酷すぎて過去の巫女がその話を聞いて
逃げ出そうとしたため、その後、儀式を行う寸前まで、その内容を話す
ことが禁じられるようになった。という設定で読んで下さい。
685名無しさん@ピンキー:04/05/18 06:36 ID:nl/rA5kk
>>682
乙です

>>684
イェー儀式だ儀式!
ところでー当主の顔ってお面のしか思い出せない
たしか霧絵と親子だよね?


ここでは箱の話題が出ないのですね
686名無しさん@ピンキー:04/05/18 09:33 ID:geHamSyJ
ボクースよりセクース。
687避けられぬ運命 作者:04/05/18 17:25 ID:BNchdAMa
何か読み直してみたら変なところで改行されてたり…
当主と霧絵の関係って確かはっきりとはされていなかったような。
お面を外させたのは、お面被ったままだとセクース出来ないからですw
688名無しさん@ピンキー:04/05/18 23:03 ID:Lrb2mjB+
霧絵と当主の関係無印やって確かめようとしたら
最強のメモカなくしちゃってた

一回クリアしたデータを軽くみたところだけど霧絵は日記で当主って呼んでるね
ま、親子っぽいよなー氷室家の人だし歳から言ってもそんな感じ
でも身内は確定でしょ
親子じゃなかったらごめんね>494の辺の書いたの親子って設定になっちゃってるし
父娘相姦好きだか(ry

>>687どっちにしろ展開に期待してます
689名無しさん@ピンキー:04/05/22 00:08 ID:AKyNisOU
モシュ
690CHAINED(11):04/05/24 01:50 ID:BBS9djs+
「ずっと一緒だよね・・・。約束だよね・・・。」

事が終わった後の虚ろな時間。
繭は自室のベッドに裸の体を横たえたまま、下着に足を通す妹の後姿を眺めていた。
手早く着衣を身につけ、最後に傍らの鏡で髪を整える、澪。
支度を終えると澪は、ぱっと繭の方を振り返った。

「じゃあ、あたし朝錬あるから行くね。」
「うん。がんばって。」
「お姉ちゃんも、遅れない方がいいよ。」
澪はベッドまで歩み寄ると、さっと繭にキスしてから、部屋を出て行った。

繭は階段を降りてゆく澪の足音に耳を済ませた。
それが聞こえなくなると、体を起こし、時計を手に取る。
まだ、出かけるには時間が早い。
もう少し眠ろう。
繭は白い裸身にタオルケットを巻きつけて、丸くなった。
澪の愛撫に、心地よく疲れた心と体が、速やかに眠りの中に落ちていく。

それは幸せな時間だった。
691CHAINED(12):04/05/24 01:51 ID:BBS9djs+
二人は学校など、人前で話すことはあまりなかった。
別々のクラスだった、というのもあるが、理由はそれだけではなかった。
澪の周りにはいつも誰かがいた。
繭にはその中を割って、澪に話かけることが出来なかった。
休み時間など、クラスの入り口まで行くことはあっても、
ドアのところで、澪の席の隣に立つ人影が見えると、それだけでなんとなく、
話しかけることが出来なくなった。

廊下ですれ違っても、同じことだ。澪はいつも誰かといた。
澪は繭を認めると、うれしそうに手を振ったり、何かを話かけたりしてきたが、
繭はそんな澪に曖昧な微笑を返すのが精一杯だった。
理由は分かっていた。
繭は、澪の友達に良く思われたいという一心で、
却って思うようにしゃべれなくなってしまうのだ。

二人きりのときのように、明るく冗談を言い返したり、
笑ってじゃれあうような会話が出来ればいいのだが、
それが繭には難しかった。

だから、いつも、繭は、学校では澪にたいして控えめに振舞った。
澪が繭に親しげに話しかけるので、学校では割と話しかけられることが多かった。
でも、それは澪の姉だから、というだけのことで、繭に友達はいなかった。
明るく挨拶を投げかけてくる、澪の友達に、繭は精一杯の笑顔を返して、
毎日を過ごしていた。
692CHAINED(13):04/05/24 01:52 ID:BBS9djs+
繭はいつも、始業時間のぎりぎり、掃除が始まるぴったりの時間に学校に行く。
自由な時間は教室に居場所がないような気がするからだ。
その日も、澪が家を出てから、たっぷり一時間は過ぎてから、家を出た。
春、桜の季節。クラス替えで同じクラスになるかと期待したが、
澪とはかろうじて隣のクラスになれただけだった。
これまで二人は同じクラスになったことがない。
もしかしたら、学校側で、そんな風に配慮しているかもしれない。

授業が始まると、繭は安心する。自分はそこにいてもいいのだと思える。
休み時間の度に繭は一人になる。昼食の時間はいつも苦痛だった。
693CHAINED(14):04/05/24 01:52 ID:BBS9djs+
その日、食事をとって、午後の授業が始まってすぐ、
久しぶりに「本当の」眩暈に襲われた。
神経からくるものなのだそうだ。一応医者からも診断書が出ている。
『繊細なお子さんなんですよ。』
何年も前に、医者は静かな笑みを浮かべて、
彼女を神経症だと診断した。それ以来、彼女は神経症患者だった。

震える手で、薬の入ったポーチを取り出す。
それから、反対の手をそっと上げた。
黒板から振り向いた、女性教師が、その手に気づいた。
「天倉さん、気分が悪い?」
繭は小さく頷く。
「妹さん、呼んだほうがいい?」
毎度のことなので、対応が早かった。
女性教師が消えて、隣の教室の扉が開く音が聞こえる。繭は俯いてじっとしていた。
やがて教室の後ろの扉が開いて、誰かが入ってきた。
繭の横に立つ。肩に手が置かれる。
「大丈夫?」
繭は小さく頷いた。
「じゃあ、つれて行きます。」と澪が教師に声をかけた。
繭はあまり音を立てないように椅子を引いて、席を立った。
694CHAINED(15):04/05/24 01:53 ID:BBS9djs+
保健室に来ると、担当の先生の姿はなかった。
別に見てもらう必要はないので、二人はそのまま置くのベッドに向かった。
窓から明るい午後の日差しが差し込んできている。
ベッドのある区画の、間仕切りの役目をしているカーテンを開く。
二つともあいていたので、窓際の方を選んで繭は横になった。
澪がベッドの利用書に繭の名前を書き込む。
それから、ベッドの傍に戻ってくると、そっと繭の顔を覗き込んだ。
「大丈夫?」
「うん。平気。ちょっと横になっていればすぐに収まるから。」
「どんな感じ?」
「まだ少し視界が回ってる感じがする。」
「そう・・・。楽にして、いいよ。まだ、ここにいるから。」
「うん。」
繭は目を閉じた。
ぎしっ・・・。ベッドの脇に、澪が腰を下ろすのが感じられた。
そして、毛布の上に出していた腕に何かが触れる。
澪の手だ。指先に、指先が絡められる。
695CHAINED(16):04/05/24 01:53 ID:BBS9djs+
繭は目を閉じたまま、じっとしていた。
窓から吹き込む春の風は、すこし冷たい気がしたが、
日差しの暖かさが彼女を包んでいたから、それほど気にならない。
むしろ心地いい気がした。
頬に触れる風を楽しんでいると、澪の体を動かす気配が、感じられた。
ちょっとまぶたの裏に映っていた日差しが途切れて、
澪の呼吸が近くなった。
頬に、日差し以外の、別の暖かさが触れた。
それは二度、三度と触れては離れた。
ちゅっ・・・。ちゅ・・・。
やがてそれが繭の口元に移動してくる。
くす・・・。目を閉じたまま、繭は微笑んだ。
「くすぐったいよ、澪。」
「ごめん。調子悪いのに。」
「ううん・・・。いいよ。」
「ほんとに?」
「うん。」
言葉の後に、少しためらいがちに、繭の唇に暖かい感触が重ねられた。
唇を割って、差し込まれるものがあった。
繭は薄く目を開いた。そして、口の中に差し入れられた澪の舌先をやわらかく吸った。
「ん・・・。」
696CHAINED(17):04/05/24 01:54 ID:BBS9djs+
繭の頭の後ろに、澪の腕が差し入れられた。抱き寄せる。
繭も腕を伸ばし、おおかぶさる澪の体を抱き寄せた。
くちゅ・・・。ちゅく・・・。
互いの下を吸いあう音が、二人きりの保健室に響いた。



保険室に担当医が戻ると、置くのベッドのカーテンが閉まっていた。
誰かいるのかな、と思ったが、なんとなく人の気配が感じられない。
担当医は、カーテンに近づいた。風に揺れる、白いカーテン。
担当医は、それをそっと引きあけた。
「あら。」と担当医は言った。「静かだから誰もいないのかと。」
ベッドの傍の椅子に腰おろし、姉に寄り添うように眠っていた澪は、
眠そうに目をこすった。
「先生・・・。」
「お姉さんの付き添いね。寝ちゃってたの?」
「そうみたい・・・。いけない、今、何時ですか?」
「もうすぐ休み時間よ。」
「教室に戻らないと。」
それから澪は傍らの姉の顔を覗き込んだ。
「眠ってる・・・。姉はもう少し寝かせてあげることにします。」
「そう。いいわよ、別に。」
「休み時間になったら、起こしてあげてください。多分、教室に戻れると思います。」
「分かった。」
澪は保健室を後にした。
担当医はその後ろ姿を静かに見送った。
それから眠っている姉の方に視線を移す。
ほんと、仲のいい双子だな。担当医はそう思いながら、書類の整理を始めた・・・。
697名無しさん@ピンキー:04/05/24 01:55 ID:BBS9djs+
IDがBBSだ・・・。

書きかけながら、投稿します。
まだ人がいることを祈りつつ。
698名無しさん@ピンキー:04/05/24 03:14 ID:Ws7Phkja
>>697
もうGJです!
まだここで書いてくれる職人さんが居たとは・・・
ありがたやありがたや・・・
699名無しさん@ピンキー:04/05/24 23:29 ID:Fcee4EuP
GJ!萌え萌え〜
人はいるよ。書き込んでないだけで。たぶん。
700名無しさん@ピンキー:04/05/24 23:43 ID:LbDbIA0Z
GJ、GJ。
678ですが私も人がいるか不安になりました。が、無人ではありません。
職人は確実に見てるのでは。
701名無しさん@ピンキー:04/05/25 07:41 ID:i5+GR4/P
乙です
繭澪書いてくれる人が居てくれてよかった

結構人居るのな
職人も読み手も、とりあえず秋までスレを存続させよう
702名無しさん@ピンキー:04/05/25 13:20 ID:gguYhy90
乙でつ!普通に萌 XBOX買おうか買わないか激しく迷っている。
703避けられぬ運命作者:04/05/26 00:29 ID:NO6lx/up
最近全然書いてなくてごめんなさい。
今、私用で書けない状態です。今週末には
また続きをウプ出来ると思うので、待ってて下さい。


次回から、淫靡で残酷な儀式の始まりです。
704名無しさん@ピンキー:04/05/26 00:38 ID:NAS+Y5O7
>>702
買っちゃえ〜自分もハードから買わなきゃならんからとりあえず夏のボーナスだな

>>703
マジで期待してます!
705名無しさん@ピンキー:04/05/27 01:59 ID:aSYJ71wZ
通りすがりだが…
ココの住人になってしまいそうだ…ハァハァ(´Å`)
706名無しさん@ピンキー:04/05/27 09:11 ID:USP0I0sJ
>>705
ようこそ皆神村へ・・・・・・
707名無しさん@ピンキー:04/05/27 16:14 ID:C/mP+uoZ
改行 ホシュ
708名無しさん@ピンキー:04/05/27 18:33 ID:1iKC7CP0
ブラウザを乗り換えたときにフっと頭からこのスレの存在が消えてて
ずーっと忘れてたがようやく復帰。
まだあってよかった・・・
709名無しさん@ピンキー:04/05/27 23:31 ID:C63ARtPB
久しぶりに訪れたこのスレはやはり皆神スレでした。(;´Д`) '`ァ..,'`ァ..,
710通りすがりだった男改め永遠の喫煙者:04/05/28 15:47 ID:5anLPxCP
それは夏の蒸し熱い夜だった…。
「んん…」不快感を覚えふと目を覚ます澪…、「あれ…?、なにこれ?!」見れば自分の手足が紐のようなもので縛られ、パジャマははだけ、ほぼ全裸に近い状態だった。

「なんでこんな…」

『あら…起きたの?』

不意に足下から声が聞こえて、ビクッと、身をこわばらせる。
その声の主は繭だった、「ちょっと!お姉ちゃん!ふざけないで!これほどいてよ!」かなり強い口調で言った…。
しかし、繭はなにも答えない…よく見ると繭はパンツしか身につけてなかった。
711永遠の喫煙者:04/05/28 15:51 ID:5anLPxCP
こんなん書いてみました…これからハードな展開になるんですが…だめかな?
だめですよね…
×覗いて忌人になってきます…
712名無しさん@ピンキー:04/05/28 17:39 ID:bYAi1Oft
('A`)
713永遠の喫煙者:04/05/28 18:06 ID:5anLPxCP
人が少ないな…
714永遠の喫煙者:04/05/28 20:36 ID:5anLPxCP
「ちょっ!お姉ちゃん何してんのよ!」 目の前に姉の裸…そして現在の自分の状況…澪の頭の中は完全にパニック状態に陥り目をきつく瞑った。
繭はそんな澪を見つめながらゆっくりと、澪に顔を寄せていった…、『ふふっ…』唇を歪めて、まるでペットをあやす時のような笑みを浮かべながら。
澪は体を堅くこわばらせた…こんな姿にされ…一体なにをされるのか?不安でたまらなくなった、目を瞑ってると姉の繭が近づいてくるのが分かった、姉の熱い吐息が顔にかかる…恐る恐る瞼をゆっくり開けながら。
「?、おねぇ…!」言葉はそこで遮られた…、自分の唇に暖かく柔らかい何かが触れる…それが言葉を遮った…
715永遠の喫煙者:04/05/28 20:37 ID:5anLPxCP
「ちょっ!お姉ちゃん何してんのよ!」 目の前に姉の裸…そして現在の自分の状況…澪の頭の中は完全にパニック状態に陥り目をきつく瞑った。
繭はそんな澪を見つめながらゆっくりと、澪に顔を寄せていった…、『ふふっ…』唇を歪めて、まるでペットをあやす時のような笑みを浮かべながら。
澪は体を堅くこわばらせた…こんな姿にされ…一体なにをされるのか?不安でたまらなくなった、目を瞑ってると姉の繭が近づいてくるのが分かった、姉の熱い吐息が顔にかかる…恐る恐る瞼をゆっくり開けながら。
「?、おねぇ…!」言葉はそこで遮られた…、自分の唇に暖かく柔らかい何かが触れる…それが言葉を遮った…
716永遠の喫煙者:04/05/28 20:38 ID:5anLPxCP
「ちょっ!お姉ちゃん何してんのよ!」 目の前に姉の裸…そして現在の自分の状況…澪の頭の中は完全にパニック状態に陥り目をきつく瞑った。
繭はそんな澪を見つめながらゆっくりと、澪に顔を寄せていった…、『ふふっ…』唇を歪めて、まるでペットをあやす時のような笑みを浮かべながら。
澪は体を堅くこわばらせた…こんな姿にされ…一体なにをされるのか?不安でたまらなくなった、目を瞑ってると姉の繭が近づいてくるのが分かった、姉の熱い吐息が顔にかかる…恐る恐る瞼をゆっくり開けながら。
「?、おねぇ…!」言葉はそこで遮られた…、自分の唇に暖かく柔らかい何かが触れる…それが言葉を遮った…
717永遠の喫煙者:04/05/28 20:39 ID:5anLPxCP
「ちょっ!お姉ちゃん何してんのよ!」 目の前に姉の裸…そして現在の自分の状況…澪の頭の中は完全にパニック状態に陥り目をきつく瞑った。

繭はそんな澪を見つめながらゆっくりと、澪に顔を寄せていった…、『ふふっ…』唇を歪めて、まるでペットをあやす時のような笑みを浮かべながら。

澪は体を堅くこわばらせた…こんな姿にされ…一体なにをされるのか?不安でたまらなくなった、目を瞑ってると姉の繭が近づいてくるのが分かった、姉の熱い吐息が顔にかかる…恐る恐る瞼をゆっくり開けながら。

「?、おねぇ…!」
言葉はそこで遮られた…、自分の唇に暖かく柔らかい何かが触れる…それが言葉を遮った…

718永遠の喫煙者:04/05/28 20:40 ID:5anLPxCP
「ちょっ!お姉ちゃん何してんのよ!」 目の前に姉の裸…そして現在の自分の状況…澪の頭の中は完全にパニック状態に陥り目をきつく瞑った。

繭はそんな澪を見つめながらゆっくりと、澪に顔を寄せていった…、『ふふっ…』唇を歪めて、まるでペットをあやす時のような笑みを浮かべながら。

澪は体を堅くこわばらせた…こんな姿にされ…一体なにをされるのか?不安でたまらなくなった、目を瞑ってると姉の繭が近づいてくるのが分かった、姉の熱い吐息が顔にかかる…恐る恐る瞼をゆっくり開けながら。

「?、おねぇ…!」
言葉はそこで遮られた…、自分の唇に暖かく柔らかい何かが触れる…それが言葉を遮った…

719永遠の喫煙者:04/05/28 20:42 ID:5anLPxCP
「ちょっ!お姉ちゃん何してんのよ!」 目の前に姉の裸体そして現在の自分の状況…澪の頭の中は完全にパニック状態に陥り目をきつく瞑った。

繭はそんな澪を見つめながらゆっくりと、澪に顔を寄せていった…、『ふふっ…』唇を歪めて、まるでペットをあやす時のような笑みを浮かべながら。

澪は体を堅くこわばらせた…こんな姿にされ…一体なにをされるのか?不安でたまらなくなった、目を瞑ってると姉の繭が近づいてくるのが分かった、姉の熱い吐息が顔にかかる…恐る恐る瞼をゆっくり開けながら。

「?、おねぇ…!」
言葉はそこで遮られた…、自分の唇に暖かく柔らかい何かが触れる…それが言葉を遮った…
720連打してたらえらいことになってしまいましたm(_ _)m:04/05/28 21:17 ID:5anLPxCP
それは姉の唇だった、「なっ!なに!」
「やめて!何するのよ!ふざけないで!」
縛られた手で姉の体を押し退けた…。

『澪、私、ふざけてなんかないよ、本気だよ』
繭は極めて静かに答えた、「えっ!?」要領を得ない妹の態度にいらだったのか、繭は妹の手を強引に押し退け、再び顔を近づけた、「ひっ、痛いよお姉ちゃん」妹の抗議の声を無視し、静かに…そして、低く脅すように、
『澪、あたしの足の方が痛いんだよ、この足のおかげで男の子は私を避けるし、女の子の友達もできない…、満足に走ったり歩いたりすることもできない…、いろいろ溜まるわけよ分かる?』
澪の体が堅くなり震え始めた…、目からは涙を流しながら
「ご、…ごめんなさい…、グスッ、ごめんなさいお姉ちゃんごめんなさい…、グスッ」
と言いながら泣きはじめた…。
繭はそれを見て、妖艶な笑みを浮かべた…
721MEGEずに続投:04/05/28 21:38 ID:5anLPxCP
『ごめんなさい、澪そんなこと言いたかったんじゃなくて、ただ少し協力してくれればいいの、少しだけ…』
妹の耳元でそう囁く…、[足]これは繭にとって魔法の言葉だこの言葉を使えば妹はどんな無理なお願いでも聞いてくれた、それを敢えて今日この状況で使ったのだ。
澪は静かに頷いた…涙で濡れた目を姉に向けぬまま…。
それを見て繭は笑みを浮かべ再び妹の唇を奪った…、今度は激しく貪るように…舌を入れて…
「んん!、んむぅ、んふぅんん」
最初は拒んだ澪だが次第に姉の舌を受け入れ始めた…
722名無しさん@ピンキー:04/05/28 21:52 ID:Ti5Hb68n
GJ!
色々大変そうだが頑張ってください
723MEGEそう…:04/05/28 22:04 ID:5anLPxCP
「んっんう、んふぅ」
次第に二人の息が荒くなる…。
繭は澪の乳房に手をのばした、少し小振りだが形の整った綺麗な胸だ、
一体何度これを揉みしだくことを想像しながら自慰行為にふけったことだろう、そんなことを考えながら乳房に手を触れた、暖かくって柔らかい、それが最初の印象だった、
触れた瞬間澪は身を堅くしたがすぐに力を抜いた
繭は唇から離れ耳の愛撫に入っていた、興奮していたのか…怖さゆえか…、乳首はすでに固くなっている…、繭はその固くなった乳首を、これでもかと言うぐらいに引っ張った…

マジデメゲソウなんかバカやっちまうし(鬱)
724とりあえず頑張ってみます…:04/05/29 00:21 ID:a6RnYncg
「ヒギィィィィーーーー!!!」
澪の体は弓のように仰け反り、悲鳴をあげた…。
さすがにビックリしたのか、繭はパッとその手を離した。
澪は涙が滲んだ目で姉を睨んだ、
『ごめん澪!どれくらい伸びるのか、気になって…つい』
「う〜〜〜」
『ごめんね…』
繭は再び妹の体を愛撫し始めた、口と手を使って、特にさっきの場所は念入りに…。
澪の口から吐息が漏れる、
自分以外の人間に体を触られるのは初めてだった、自慰行為をしたことは何度かあるが、異性と関係を持ったことはない、ましてや同姓となどと、しかもそれが姉とは、考えたことすらなかったが…
「んっんっ!はあっ!ひん!」
『澪…、感じる?』
「んうっ!わ…わかんな‥ひぅ!」
繭は『クスッ』と笑うと手を下に延ばしてきた
「あっ!そ、そこは!ダメ!」

取り合えずKOKOMADENE!
725人がいないようだが…:04/05/29 16:18 ID:a6RnYncg
妹の秘所は既に湿っていた、
『くすっ、澪ったらもうこんなにしちゃって…ほんとに処女なの?』
「それは…、お姉ちゃんが…!、ひう!」
繭は妹の秘所に少しだけ指を1本だけ入れ、動かした…。
「ひぅ!んくう、あう!」
1本だけなのにきつい…さすが処女だな、と思いながら締め付けてくる妹の肉圧を堪能した、不意に、このまま指を全部入れ、妹の処女膜を破りたくなる衝動に駆られた…
まだだ、まだ早い…そう自分に言い聞かせ、指を抜いた…、
「はぁはぁ…、」
やっと指が抜かれ澪はホッとした、自分でも指など入れたことなどなかった…
姉の愛撫は澪が今まで経験したことのない感覚を与えた、異常なほど体は熱くなり、呼吸が苦しくなる、澪は確かに快感を感じていたのだ、だがそれを認めるのが怖かった、実の姉に愛撫され感じるなどと…
726名無しさん@ピンキー:04/05/29 17:41 ID:LUzKTEvG
いますよ
727少しホッとしました:04/05/29 18:46 ID:a6RnYncg
繭は妹の秘部をまじまじと見つめた、まだ汚れを知らない綺麗な部分だ、そこを自分が汚していると思うと、この上ない幸せを感じた…、
自分が与える責め苦に涙を流しながら耐える姿を見ていると澪がとても愛おしく見え、濡れている秘部に口をつけた。
「!?、ひっ!うあっ、やめっ!おねえちゃ、きたなっひあ!」
今まで感じたことのない熱く湿った刺激に澪は悶えた、「なに、これ…こんなの知らない」体が意思とは関係なく波打つ、頭の中が真っ白になる、不意に尿意に近い感覚をもよおした…、
「うあ?!、も、もうやめっ、お姉ちゃん!でちゃう!」
728このまま続けていいのだろうか?:04/05/29 19:04 ID:a6RnYncg
その言葉を聞いても繭はやめなかった、むしろよりいっそう熱がはいる、
『おいしい、澪の』、ジュルジュルジュルとわざと大きな音をたてて…、
「ひゃうっくあっ、もうやめっ、はああ!」
妹の声が大きくなる、頃合いを見計らって赤く痛々しく勃起した陰核を噛んだ、
「きゃああああーーーー!!」
澪は目を見開き折れそうなまでに体を仰け反らせた、その瞬間澪は尿を漏らした。「ああ、やあぁ…!」羞恥で顔が真っ赤になる…、
729名無しさん@ピンキー:04/05/30 00:44 ID:hQQnl4R+
GJ!続きをお待ちしておりまつ…
730ありがとうがんばります!:04/05/30 01:19 ID:cQflFpS/
チョロチョロチョロ…と、澪の尿が排出される…、
それを見て繭は迷うことなく妹のそれを飲み始めた。
ジュルジュルジュル…ゴクゴク、『澪のおしっこ…』
「!、え!ちょっ、お姉ちゃん!はう!」
飲まれている…姉に自分の尿を…、涙を流し嗚咽を漏らした、体を嫌悪感と羞恥心とが駆け巡る、そしてそれらとは違う感覚も…、
「ヒック、グスッ、もうやめてよ〜、おねぇちゃん、グスッ」
澪は震える声で本気で懇願した、もうこれ以上の恥辱には耐えられそうもなかった、
しかし繭はやめるつもりなど更々なかった、むしろその声を聞いていっそう興奮したのである、
妹の尿を飲み干すと力の抜けた妹の体をうつ伏せにした。
「きゃっ!お、お姉ちゃん?」
繭は己の指に唾液をたっぷりと付着させ、妹の菊門にそっとあてがった…!
731連投…ウザいですか?:04/05/30 01:43 ID:cQflFpS/
そしてそのままゆっくりと挿入していった…。
「?!、んぎっ、きひっ!ひん!」
突然の異物感に澪は驚いた、ぐったりした体に力が入り、呼吸が困難になる…、
『澪、力抜いて…』
繭が優しく言うが、聞こえていないのか、ただそれができないだけか、澪の体から力は抜けない。
しかたなく繭は妹の腰に手を回しゆっくりと持ち上げ指を動かし始めた、
「ひぎっ!うぐぅ、かはっ!かあ」
澪は言葉を発することかできない、なんとか呼吸をするのでやっとだ、指は既に根本まで侵入し遠慮なくうごめいている、澪はただ姉がする行為をシーツを握りしめながら耐えるしかなかった…
732名無しさん@ピンキー:04/05/30 03:26 ID:ae7VBnM/
ハァハァ
GJ!Σd(・∀・)
733でも…でも…:04/05/30 03:37 ID:cQflFpS/
繭は妹の菊門に指を入れたまま秘部を残った手でいじり始めた、そこは充分なほどに濡れて…いや、洪水のようだと言った方がいいくらいの状態になっていた、
「ひ…ぎあ…あう…」
澪は葛藤していた、快感をもっと味わいたいと云う心、もう嫌だもうやめてと云う心、その間で…
『澪、いいのよもっと感じて…、もうこんなになってるんだから…』
繭はさらに動きを早め背中に下を這わせる、
「んあ、あうん、くふっ、ひゃあん!」
ビクンビクンと体が波打つ、手の自由がきかないのがもどかしいように感じた、不意に姉の手の動きが止まった、「えっ?」何故なのかが理解できずに、姉の方を潤んだ目でみつめた…
734名無しさん@ピンキー:04/05/30 03:53 ID:ntzQQlZD
おおっ・・乙です
書き手が増えてる?
つーか、こんな時間でリアルタイムとは!
735まだまだ逝きまちゅ:04/05/30 03:58 ID:cQflFpS/
『澪がどうしても嫌だって言うならやめてもいいけど?』
言葉とは裏腹に口元が笑っている…。
澪には姉の狙いがわかった…、「言ってはダメだ、言ってはダメだ」心の中で何度もそう言った、いや…言い聞かせたが口から出た言葉は…、
「…もっと、……てくださぃ……」
『え?、なに、聞こえないわ、もっと大きい声で言って』
「ぐすっ、も、もっと……してください、お願いします、お姉ちゃん」
『はい、よくできました』
再び指が動き始めた、
「あひ、あう、くぅあ、うあっはう」
もはや澪に拒む感情は消えていた…
736名無しさん@ピンキー:04/05/30 03:59 ID:ntzQQlZD
八重と宗方で妄想してみたが
鬼畜入るし妄想進みすぎて中年の2人まで進んでしまったよ
なんつーか・・・・・ダメダコリャ
737…まあ明日休みでやることないからなんですが…:04/05/30 04:24 ID:cQflFpS/
繭はこの上なく興奮していた、いつも活発で自分のことを守り引っ張ってくれている妹の澪が、今自分の前で悶え、痴態を晒している姿に、そしてその姿がたまらなく愛おしくなる、
『澪ならきっとそう言ってくれると思ったわ、だってお尻の穴で感じちゃうほどイヤラシイ子だもんね』
「いやぁ、ちっちがあうう、くう、あふ」
『なにが違うの?こんなにして!』
繭は菊門に入れた指を折り曲げ、ねじり、秘所を触っていた指を2本その中に入れた、
「ひぎぃっ!」
体が痙攣する、もう澪はなにも考えられなかった…、見開かれた目からは涙が流れ、だらしなく開いた口からは涎が垂れていたが、それらを拭う力はもはやなかった…
738なんか眠れないのでもう一本…:04/05/30 06:21 ID:cQflFpS/
「はあはあ、あう、くふっ、んあ…かは」
妹の状態をみて、そろそろ限界かなと思い、指の動きをよりいっそう激しくする、
「ひあぁー!うあ!ひぃっ、やぁぁ、あぐぅ!うあは!いぎっあぁっ、かはっ」
『イキそうなの?澪、いいわよ、ほらイキなさいよ、ほら!』
「イク?」混濁する意識の中でその言葉が耳に入ってきた、が次の瞬間、姉は澪の陰核をつまみ上げた。
「ぎゃあああああぁぁーーーー!!」
澪は絶叫し、また失禁した、そしてそのまま失神した…、
繭は気を失った妹から二つの穴を犯した指を抜いた、そしてその指を口にくわえて妹の"味"を堪能した…
739真っ昼間から妄想…:04/05/30 13:30 ID:cQflFpS/
繭にとって妹のすべてが愛おしかった、たとえそれが汚物であろうとも…、
自分の指を舐め終えた繭は、失神し震えている妹の顔をのぞき込んだ、その顔は涙と涎でぐちゃぐちゃになっていた、繭はその涙と涎を舌で舐めとり始めた…、
…いつからだったたろう澪のすべてを自分のモノにしたくなったのは…、
小さい頃から活発で明るかった澪には、たくさんの友達がいた、でも大人しく、引っ込み思案だった繭には妹だけが唯一心を許すことのできる存在だった、
それでも自分の傍にずっといてくれる、そう思っていた…、
だが、澪がだんだん離れていくような…そんな恐怖感に似た感覚があった、そんな時あの事件が起こったのだ…
740エピローグ:04/05/30 16:05 ID:cQflFpS/
あの事件以来…、澪は繭の傍を離れなくなった、うれしかった、ずっと傍にいるそれだけで…、
だが、だんだんそれだけでは満足できなくなってきていた…、澪が傍にいるのはただの同情、罪悪感からくるモノでしかないと、繭は理解していたからである…、だから…母が仕事の出張で一ヶ月ほどいない今行動に移った、澪のすべてを手に入れる…、見も心もすべてを…、
『澪、好きよ、大好き、愛してるわ、誰にもわたさない、誰にも…』
繭は静かにそう言い、いつの間にか寝息をたて始めた妹の口にキスをした…、
『ふふ…』笑いながら妹の傍らで自分を慰め始めた、
『はあ、はあ』
明日双頭のバイブが届く…、それで澪の処女を…、そう考えながら妹の横で絶頂を迎えた…



…………終。


書いてしまった…スレ汚してしまい申し訳ありませんでした、m(_ _)mおまけに途中でテンパるし…素人が…しかも携帯でリアルタイムで打ち込んでました
調子こいてました
ごめんなさい…m(_ _)m
741名無しさん@ピンキー:04/05/30 16:55 ID:7gux2Lf4
携帯からって……。別の意味でも神だな。俺も携帯から読んでたがそんな事情とはつゆしらず。 なにはともあれ、乙!
742名無しさん@ピンキー:04/05/30 17:28 ID:+AFgMYOh
乙です
携帯からだったんだ凄いっすね
743名無しさん@ピンキー:04/05/30 17:34 ID:+AFgMYOh
↑のレスに感想もつけたし
悲鳴が痛々しいなー
でもこれからもガンガッテください
744永遠の喫煙者:04/05/30 18:55 ID:cQflFpS/
ありがとうございます!m(_ _)m
私のような妄想野郎に…(;_;)
>>736
じゃあ…皆神村消失後、寝込んでいる八重、看病する宗方…て感じで妄想しては?
745名無しさん@ピンキー:04/05/30 20:18 ID:cGCbOV4A
>>744
マジ乙でした。

(;´Д`) '`ァ..,'`ァ..,
746避けられぬ運命:04/05/30 23:36 ID:WoMP4+IS
 当主は帯を器用にほどくと、襦袢の紐に手をかけた。
その行為に感情は全く表れず、儀式の一環として淡々と
行われた。着物とは簡単に言えば白装束を含め、1枚の布を
たった一本の紐で留めてそれを重ねただけの衣服である。
着るのにはやたら時間がかかるのに、そのくせ脱ぐのには何分の一ほどの時間もかからない。しかし、その時間の短さは彼女にとって救いとなった。
 脱がされている間、霧絵は奇妙な感覚に襲われていた。恥ずかしい
ような、むずかゆいような―それらの感覚が子宮の奥から涌いて来る
のを、霧絵は感じ取ったのだった。そしてそれは、脱がされるまでの
時間が長ければ長い程、強く、激しいものとなっていた。

  「やだ、私、こんな恥ずかしい事されてるのに、何で…」

涌きあがってくるその未だ知らない感覚を振り切ろうと身体を起こし
かけた時、全ての布が外され贄座の台に一糸纏わぬ生贄が捧げられた。
747避けられぬ運命2:04/05/31 00:07 ID:N5FZzlX6
「あ…」
霧絵は無意識のうちに声を出していた。しかしそれが羞恥心によるもの
なのか、あの不思議な感覚が途切れたことによる驚きから出たものなの
かは、自身にも分からなかった。
 当主は、脱がしきった装束を、神官に渡し、霧絵の身体をまじまじと
見つめた。彼女がついさっきまで身に付けていた装束のように白くなめらかな肌、決して大きいとは言えないが形の良い胸に淡いピンク色の乳首、細く華奢な腰、適度に肉のついた尻。あまりに美しいその裸身に、当主でも思わず目が吸い寄せられてしまう。
 「そ、そんなにじろじろ見られたら恥ずかしい…」霧絵は目をずっと
閉じていた。今まで異性はもちろんのこと、同性にだって自分の裸など
見せたことはないのだ。それなのに、このような形で大人の男5人に
まじまじと見られることは17歳の少女にとっては拷問にも等しい。
しかし霧絵は、別のものを恐れていた。そう、自分の内なる部分から
溢れてくる、不思議な感覚を。霧絵はそれを当主に悟られまいと、必死
に隠そうとした。しかしもう手遅れだった。
当主は霧絵の乳首が硬くなっているのを見逃さなかった。
「この娘には女としての感覚が芽生えはじめている…。」
当主は神官達に、霧絵の残りの両手と首に縄を掛けさせ、自らは
霧絵の硬くなった乳首をつまんだ。
748永遠の喫煙者:04/05/31 00:12 ID:nEvvvNlo
きましたね…
ガンガッテください!
749避けられぬ運命2:04/05/31 00:29 ID:N5FZzlX6
「ひゃあっ、んっ、あっ…」
初めて襲われる感覚に、霧絵は思わず小さな悲鳴をもらした。
それでも恐怖を押し殺し、乳首への刺激に必死に耐えようと
する霧絵の姿を見て、当主の中にサディスティックな気持ちが
ムラムラと涌いて来た。
「これだけの反応をするようになったか。道理で恋の一つも
するわけだ。」
意地の悪い言葉を吐きながら、霧絵の乳首をこね、そっと指で
弾いてみる。その度に、霧絵の声が淫らになっていく。
「あっ、んう、ひゃうっ!やあっ!」
その声に興奮した当主は、霧絵の両胸を鷲掴みにしながら、さらに
意地の悪い、卑猥な言葉を吐く。
「あの想い人にされているのだと思えば、終止しあわせな儀式に
なるのではないかな?んん?」
「あっ、やっ、くうぅ!くふぅっ!」
全身を襲う絶え間ない電流のような刺激で、霧絵は言葉を返すことが
出来なかった。彼女はその刺激に、半分身をまかせていた。次の瞬間、
あらたな刺激が身体に走った。
750避けられぬ運命作者:04/05/31 00:40 ID:N5FZzlX6
皆様お待たせしてすみません。
とりあえず今日はここまです。
あつ、3投目が 避けられぬ運命2 になってるんで
3に訂正させて下さい。いつもいつも変なとこで改行とか
しててごめんなさい。
751名無しさん@ピンキー:04/05/31 01:01 ID:n1m8jMau
霪(いん)〜緋色の蝶〜
ttp://www.tma.co.jp/page_top/more_new/new.html

なんだコリャ……。・゚・(ノд`)・゚・。
752永遠の喫煙者:04/05/31 01:28 ID:nEvvvNlo
>>750
乙です!オレ的にぜんぜん気にしないです!
続きを期待してましゅ!
753名無しさん@ピンキー:04/05/31 01:41 ID:fyBq8jSV
>>751
ちょっと見てえ…
でも今ならゲームの方が安いというのが鬱
754名無しさん@ピンキー:04/05/31 01:55 ID:fyBq8jSV
http://www.tma.co.jp/page_top/imdex.html
ここで見れるフラッシュが爆笑モノ。
開発者が知ったらどう思うのか。まあ、知らないと思うが…
755名無しさん@ピンキー:04/05/31 06:27 ID:KAnHzvLu
>>750
待ってました
おかげで朝からすっきり目が覚めました
いきなり感じちゃうんですねー霧絵さんエロイっす
これから輪姦ですか?ハアハア
756名無しさん@ピンキー:04/06/02 23:47 ID:iazDdElL
千歳「せ〜え〜ら〜ふ〜くを」
茜・薊「ぬ〜が〜さ な〜い〜で」
千歳・茜・薊「いまはだ〜め〜よ がまんな〜さ〜って〜」



澪「わ〜、凄い凄い! みんな巧いよ! ねえお姉ちゃん?」
繭「うん、振り付けも綺麗に揃ってたしね。頑張ったね皆」
千歳「えへへ。今度のお正月、皆の前でやるんだ〜。お兄ちゃん達みてててくれるかな」
茜「私達はお父さんに見てもらうんだ! ねーっ!」 薊「ねーっ!」

繭「でもま、恥の文化のこの時代に、よくこの曲歌うもんよね」
澪「落下さんとか生アシ見せまくりだし、スカート覗いてくるし説得力が…」
繭「澪…。 えと、でもホントみんな、意味知ってるの?」

千歳「んふふ…それはばっちし! お兄ちゃんが実地教習だ!ってこの前ね…(ぽっ)」
茜「私達はお父さんに! ねーっ!(ぽっ)」 薊「ねーっ!(ぽっ)」




澪「はいよ」 どさっ
繭「これも」 どすっ
紗枝「…いや、なによこのふとんの簀巻きは」
澪「あげるって言ってるの」
繭「楔にでもしたら?」
紗枝「いやいやいやいや、だからなんなのよ突然」
澪「別に」
繭「ええ、別に」
757名無しさん@ピンキー:04/06/03 00:04 ID:FYJXckzm
>>756
そのふとんの簀巻は幼女達なのか変態男どもなのか・・・w

とにかくワロタよ。w
758名無しさん@ピンキー:04/06/03 06:40 ID:ZZ1QRanr
澪、はいよっておっさん臭いな(w
そして幽霊になって布団に簀巻きにされるって・・・
759名無しさん@ピンキー:04/06/04 02:34 ID:qO/GBYXB
>>754
腹いてーw
これはマズイだろ。
760名無しさん@ピンキー:04/06/04 20:56 ID:5UJ6Uxvc
>>750
その儀式、参加キヴォンヌ

>>744
なんかアドバイスありがと
あんまほのぼのじゃないけど少しずつ書いてます
そのうちうpするかも無理かも
761CHAINED(18):04/06/05 01:43 ID:QOZzRp2y
家に戻り、夕食が済むと、二人きりの時間になる。
階上にあがり、どちらかの部屋に入ると、服を脱ぐ間も惜しいくらいに、
二人は互いの体と心を求めた。
「お姉ちゃん・・・。」
その日も、二人で繭の部屋に入るとすぐに、澪は背後から繭を抱きすくめた。
繭は不意をつかれ、よろけて膝を突いた。上半身が、かろうじてベッドの上に乗る。
「あっ・・・。」首筋に擦り付けられる、澪の鼻先を感じる。
荒い呼吸が、耳元に当たる。
「ん・・・。」
首筋を這う、舌の感覚。それから、脚の間に差し入れられる、手・・・。
「やあっ・・・、待って、澪。」繭はベッドに押し付けられたまま、
体を捩って逃げようとする。「今、脱ぐから、ね?」
「このままでいいの。」耳元からくぐもった声が返ってきた。
「このままがいい。じっとしてて。」
話しているあいだにも、下着の上から、その場所への愛撫が続く。
「やだあ・・・。ちょっと、ね、だめだってば・・・。」
でも、気持ちいい。その丁寧に整えられた指先の動きに、
すぐに体を動かすことが難しくなってくる。
「だめだってば・・・。ちゃんとしないと、汚しちゃうから・・・。」
膝を床に立てて、体を起こそうとするが、すでにそれも難しい。
四肢のこわばりが解けて、変わりに違う場所に緊張が走る。
「あ、は・・・。ああ!」
762CHAINED(19):04/06/05 01:43 ID:QOZzRp2y
「ごめんね、お姉ちゃん。」
「ひどいよ、澪・・・。」
一時の激情が去り、二人は落ち着いた気持ちで互いに抱き合っていた。
ベッドの上。すでに服は着ていない。脚を崩し、膝を付き合わせる格好で、
互いに向き合って座っていた。
各々の体に腕を回し、やさしい気持ちで互いの肩口、首筋に口付ける。
「下着・・・。どうしようか。」
脱ぎ捨てた服の山とは少し離れた場所に、小さな水色の布キレが落ちていた。
「あとで洗濯物の山に混ぜて、洗濯機の中に入れておくよ。」
「気がつくかな。」
「多分、大丈夫。」
「ごめんね。本当に。」
「いいよ。すごく気持ちよかったし。でも、こんどからは、ちゃんとしようね?」
「うん。」
「そんな顔、しないで。澪が私のこと、欲しがってくれるの、すごくうれしいよ。」
「本当?」
「うん。なんか・・・、必要とされている、って感じがする。」
「うん。最近ね。すればするほど、もっと欲しくなってくる気がするの。」
「私もだよ、澪。」
二人は互いの顔を見つめあった。
「そっくりだね、私たち。」
「双子だからね。」
「ここも・・・、そっくりなのかな?」
繭の指が、澪の下腹部を撫でた。滑り降りて、その場所に届く。
「ん・・・。どうなんだろ。胸の大きさとかは違うけど。」
「ねえ・・・。見せっこ、しようか。」
「えー・・・?」澪が低い笑い声を立てた。「なんか、やらしい・・・。」
「だめ?」
「ううん。いいよ。しよ。見せて。あたしのも見せるから。」
763CHAINED(20):04/06/05 01:44 ID:QOZzRp2y
目の前で、自然に広げられた澪のその場所は、鮮やかな桜色だった。
繭は静かにそれを見つめた。
「きれいだね、澪のここ・・・。」
「やっぱり、ちょっと恥ずかしい・・・。」
「そうだよね・・・。やめたほうがいい?」
「ううん・・・。いいよ、お姉ちゃんなら。」
その言葉を聴いた瞬間。
許されている、と繭は思った。その感情に、胸が詰まる。私だけが許された行為。
馬鹿げているとも思ったが、涙があふれそうになった。
「うれしい。ね。私のも、見て。澪に、見て欲しいの。」
「見てるよ・・・。きれい。」
「うん・・・。澪のもきれいだよ、すごく。」
指先でそっと澪の蕾を押し開く。さらに奥までが、繭の視界にさらされる。
自分の足の間でも、澪が同じように自分のその場所を押し開くのが感じられた。
繭は思った。
澪には友達は多い。中には男の友達もいる。
でも、澪の体をここまで深く知っているのは自分だけだと思う。
そして澪の体をここまで深く探ることを許されているのもおそらく自分だけだ。
そう思うと、あふれ出るような充足感と、
そしてより一層の独占欲が喉元に競りあがってくる。
澪・・・! 繭は噴出す感情のままに澪の奥へと舌を差し入れた。
764CHAINED(21):04/06/05 01:45 ID:QOZzRp2y
幸せな時間。二人はその永遠を信じた。
でも、それはやはり、やがて終わる時間。
「天蔵。ちょっと。」
澪が朝錬の帰り際に、部の男子の先輩に呼び止められたのは、
姉妹の関係がもっとも深くなった、夏休みも間近という時期だった。

「もうじき、夏がくる。」
繭はベッドの上で朝のまどろみを楽しみながら、つぶやいた。
「澪。夏休みになったら、いろんなところにいこうね。・・・二人で、一緒に。」
彼女は永遠を信じた。

『ずっと一緒にはいられない。』
誰かの声。
だが、眠りに落ちてゆく繭の心に、その言葉は届かなかった。
765名無しさん@ピンキー:04/06/05 02:29 ID:WjhD82we
>>761‐764
(*´Д`)ハァハァGJ!
なんか波乱万丈な展開みたいですね。続きを読みたいような読みたくないような・・・。
766名無しさん@ピンキー:04/06/05 13:46 ID:eE1pOMUd
乙です
汚れたおぱんつハアハア
しかし乙女らしくこっそり自分で洗って欲しい
767 ◆2PRZ/2omLc :04/06/05 22:43 ID:oGYS9NxV
なんか最近SS投下多くて嬉しい
んで私も雑ぜて―って感じに書き上げました
出来は微妙
768 ◆2PRZ/2omLc :04/06/05 22:43 ID:oGYS9NxV
 “今夜、辻の地蔵の所でまっています”
                睦月

紗重の元にこんな手紙が届くと、思わず隠すように引き出しに仕舞った。
その晩夜半過ぎ人目を気にするように顔を隠し小走りで人気の無い村の道を行く紗重の姿が在った。
祈るようにして地蔵の側に佇んでいた少年はその軽やかな足音を聞くと押し殺した声で呼びかけた。
「何故?こんな、呼び出したりして…」
睦月に気付いてなじるように言った。
「今夜が、こうして抜け出せる最後になるだろうからね」
言い訳をする子どものように少しはにかんだ睦月の顔と
言葉の意味する事の重みを改めて実感して何も言う事が見つからなかった。
「だから、最後にこの村を見ておこうと思って」
なぜか笑顔の睦月に紗重は泣きだしそうな笑顔を向けた。

御園への埃っぽい坂道を月明かりの中だまって登ってゆく、自然と二人は寄り添い歩いた。
横を歩く紗重からは風呂上りのような上気した顔で言葉少なげだった。
「あっ」
木の根に足を取られてよろめいた紗重を睦月の薄い肩がしっかり受け止めた。
ふんわりとシッカロールのさらさらした匂いが紗重から香った。
「手、繋ごうか」
紗重を守るようにその手を取ると小さな掌は柔かくしっとりしていた。
いつの頃からか、睦月は自分達と同じ双子に産まれ、自分と同じ道を辿る少女に淡い恋心を抱いていた。
その行く道がなんと残酷で詮無い事であろうか。
睦月は無情な儀式から彼女達だけでも救い出そうと独り決めしていた。
769 ◆2PRZ/2omLc :04/06/05 22:44 ID:oGYS9NxV
御園につくと村を一望できる崖上に並んで立った。
皆神村…やはりどんなになっても自分の生まれ育った村は懐かしく大切なものであるかを二人は再認識した。

「僕と樹月はこの村を守る為に贄となるんだ」
睦月の言葉は内容よりもずっと明るく微笑みさえ浮かんでいた。
「え、きっとその次は私たちが」
紗重が村を見下ろしながら言葉を継いだ。
「僕らの祭りが終ったら、君たちは逃げてくれ」
睦月は紗重の方を見ずに言った。
紗重はいぶかしんで首を傾げた。
「何故‥?」
月の光に照らされた顔は白く半ば開かれたその唇がそこだけほんのり紅かった。
食入るように見つめる睦月の視線の中、唇が再び同じように上下すると少し微笑んだ。
睦月は追い詰められたように紗重を見つめた。
腋からは汗がじっとり滲み、唇はかさかさに乾いた。
「……君が、紗重が好き。だから」
しゃがれた声が咽喉の奥に引っかかり引っかかり出てきた。
自分の声とも思えない声が睦月の真情を吐露していた。
「だから紗重、には生き延びて欲しい」
殆んど最後の方は囁くように搾り出して言い切ると睦月は呆けたように眼の前の女性を見つめた。

こんなこと言うつもりは無かった。秘したまま逝くつもりだったのに。
草葉の陰から紗重を見守れればそれでよかった。
最後に紗重に逢えればそれで良かっただけなのに。思いもかけず恋心を曝け出してしまった。
月が睦月を押し流したのだ。
770 ◆2PRZ/2omLc :04/06/05 22:45 ID:oGYS9NxV
沈黙が時を支配し、風が木々を揺らす音がだけが続いた。
「…私のことが好きだから?」
紗重の声は植物のようにあたりの自然に溶け込んだ。
睦月の眼の中の紗重は月影に揺らぐ。
「そんなの、男の子の論理だわ」
きっと睦月の眼を見据えて、しかし優しい哀しい瞳はキラキラと光を零した。
泪?睦月が思う間も無く懐にすっぽりとび込んできた紗重を受け止めた。
肩を抱くとその手から逃れるように草むらへと走った。
単衣の着物の軽い袖がひらりひらりと舞った。
蝶のように走り去る紗重に誘われるように追い駆け、その肩に手を伸ばした。
と、紗重が振り向き様に睦月に飛びついたので二人とも下草の茂る中、支えを失いどうと倒れこんだ。
「紗重、お願いだから」
睦月は切れ切れになる言葉で懇願し、紗重の顔に振りかかる髪の毛を掻き分ける。
その顔をくちゃくちゃにして荒い呼吸のまま紗重は、しかし澄んだ瞳で睦月を見た。
「大切な人を失ってしまうのならば、独り生きていても何になるというのでしょう?」
唇を噛んでやっとこれだけ言うと睦月の胸の上に頬を落とした。
藍の絣の上に出来た染みが滲み、か弱い拳が睦月の胸を打つ。
「それは…女の子の思考だよ」
落ち着いた声に紗重は首を上げ静かに横たわる睦月を見下ろした。
なぜかすとんとその言葉が胸に収まり紗重の心の中の嵐は静まった。

影絵のような木々の隙間からちらちらと月明かりが漏れる。
「だって女の子だわ、私」
起こした身を睦月の上に横たえ拗ねたように口を尖らせた。
再び沈黙が訪れ遠くに流れる水の音が低く静かに沈む。
何処に咲いているのか百合の香りが睦月の鼻を打つ。
夜露に湿る花は白い清純な姿に似ず濃厚で甘い淫靡な香りで睦月の理性を押し流す。
771 ◆2PRZ/2omLc :04/06/05 22:45 ID:oGYS9NxV
「こんな時、何を言ったら良いのか僕には判らない」
青白い頬に伏目勝ちの睫毛が翳り、睦月が沈黙を破ると紗重はそっとその唇に指を伸ばした。
「黙っていれば良いのよ」
そう言うと睦月の眼鏡を外し、言葉を呑み込んでしまう様に唇を奪った。
睦月の乾いた唇を口に含み唾液で湿らす。ぎこちない睦月に紗重はじれったそうに舌を挿しこんだ。
歯が紗重の舌に当たり睦月は恐る恐る口を開いた。
舌が流れ込むように口内に入り込み睦月の引っ込んだ舌と絡み合う。
紗重の舌は甘く睦月を蕩かす。
むずむずする様な感触が下半身に走り思わず紗重の身体を抱え上げた。
白樺の幹のようなほっそりした身体に火照ったような熱気を帯びてその素肌は睦月の指に吸い付いた。
紗重は睦月の手をそっと着物の中に差し込み自分の胸に押し当てた。
柔らかい肉と紗重の心臓の鼓動が感じられ睦月は夢中ではじめて触れる女体の感触を確かめていた。
幼稚な愛撫に紗重は微笑み着物をはらりと肌蹴た。
頭上にある裸身に睦月の眼は釘付けになった。
着物を脱いだ紗重の身体つきは瑞々しい若さと大人の女の色香をつけ始める成熟の狭間にあった。
おずおずとその胴に腕をまわし腰から背中までをぎこちない動きで撫で上げた。
ゆったりとした呼吸で紗重はその手の感触を確かめる。
腰の辺りに睦月の昂奮を感じると手早く着物の上前を引っ張り睦月の胸を夜の空気に晒した。
紗重の細い指が睦月の素肌に滑りそっと口づけをした。

こんな風に他人に身体を預ける事は睦月にとって思いがけない事だったので思わず紗重の顔を両手で押し留めた。
紗重は睦月の耳に口を寄せると留めの言葉で睦月を撃ち落とした。
「お願い聞いたげる、私たち子どもを創りましょう?」
睦月は思わず苦笑して紗重の言葉を受け止めた。
「女の子だね、君は」
もうすぐ肉体は失われる、しかし紗重のなかに新たに芽生える命の可能性を信じたかった。
にっこり笑って紗重は睦月の手を自分の胸に沿わせた。
772 ◆2PRZ/2omLc :04/06/05 22:46 ID:oGYS9NxV
紗重の器用そうな指は下の方へ伸びそのまま熱っぽい睦月の性器に触れた。
すでに固く硬直したそこは熱い血潮に満ちて紗重の指が触れると期待に身を震わせた。
愛しそうにそこを撫で軽く扱いた。
張り詰めて溢れんばかりの先端を紗重の冷たい指がするすると滑る。
じんわり漏れる期待を紗重は口で拭った。
つーっと舌の先で反返った筋を舐め上げ頬張った。
紗重はちらりと見上げて睦月と目が合うと照れくさそうに顔を下げた。
口の中で脈打ち上下する唇に合わせて睦月は思わず腰を浮かせそうになる。
音を立てて吸いながら舌の先が尿道を突付きぬめぬめと動く。
「っ…紗‥重」
巧みな舌の動きに思わず暴発しそうになるが寸前で紗重は口を離し睦月に跨る。
「男の子ね、貴方も」
そう優しく囁いて紗重は身体に睦月を押し込んだ。
紗重が腰を落とすと根元まで身体ににめり込んだ。

そのまま少しじっとして温かい体温を交感していると
月の光に照らされた紗重の身体があまりに眩しくて睦月には正視できなかった。
773 ◆2PRZ/2omLc :04/06/05 22:47 ID:oGYS9NxV
紗重が僅かに動きその肉襞が敏感な茎を擦り上げとろとろの愛液が滴る。
柔らかな皮膚に包まれると押し留める事の出来ない熱い衝撃が睦月の下半身を襲った。
歯を食いしばり愁眉をよせて噴出す力を抑えているが紗重は嘲笑うかのように妖艶に、しかし可憐に睦月の上で舞った。
上に下にゆったりとした動きにあわせてたわたわと柔らかな乳房が眼の前で揺れる。
その果実に手を伸ばし、緩やかな曲線を撓めた。
掌で包み込むと小さな乳首だけが固く当たる。

思わず指先に力が入りぐっと指がめり込むと紗重は小さな悲鳴を上げた。
「ご、ごめん」
慌てて手を離し血の気が引く思いで詫びた。
「いいの、でも…も少し優しくして、ね?」
そう言うと甘えるように睦月に枝垂れかかってきた紗重があまりにいじらしく見えて
今更ながら抱きしめ、その顔中に接吻を浴びせ仔猫のような髪をさらさらと弄った。
紗重は睦月の胸を優しく撫でて子どものように寄り添った。

腕をまわし組み敷いた紗重の上を睦月の唇が滑り、また俯瞰からの紗重の肉体を貪るように眺める。
睦月の視線に少し恥じらいながらも徐々にその身体を余す所無く曝け出した。

先程痛め付けてしまった乳房を今度はそっと掌に包みこみふわふわと触った。
その柔らかな感触を楽しみながら紗重の隅々を覗き、愛撫の反応を確認した。
紗重の身体は何処も柔かく滑々として冷たいと思うほど白かった。
月明かりに照らされた白い胸すんなり伸びた手肢あどけなさが残る顔。
そして陰になったところの完成された女性の肉体。
その全てが愛らしく睦月を夢中にさせた。
774 ◆2PRZ/2omLc :04/06/05 22:48 ID:oGYS9NxV
密やかに漏れる甘い溜息が睦月の身体にも作用して誘われるように乳首を口に含んだ。
「ぅん」
軽い歓声が漏れると睦月は夢中になって紗重の乳首を吸い上げた。
吸いながら乳頭を舌先で転がし紗重の胸は睦月の涎に濡れた。
「あん…あ‥ぁ」
紗重の喘ぎ声は睦月の耳を伝わり下半身に活力を注ぎ込んだ。
充血した肉の収まり先を求めるように睦月は紗重の粘膜を見当違いに突付きまわした。

そっと紗重の手が睦月に触れると在るべき所へと導き、軽く擦る。
溢れ出る愛液に睦月はとっぷり浸かり、待ちわびたようにその泉に飛び込んだ。
ぐっと突き込むと紗重の唇が睦月の肉を呑みこみ仄かな茂みが絡まり合う結合部は粘ついた音を立てた。
「は‥ぁ…」
紗重の吐息に睦月の本能は暴れだした。
腰を振り、奥へ奥へと突き上げた。
土に着いた手の下で青草が踏み躙られた青臭い匂いが鼻を衝く。
紗重の薄い皮膚は下草に刺されチクチクと細かい傷を負った。
泡立つ連結部と内部の絡みつく襞とが睦月を快感の高みへと引上げた。
何も考えられないほどに紗重の中に出入りすると
とろりとした愛液のたてる湿った音と若い二人の荒い息遣いが静かな森に篭った。
775 ◆2PRZ/2omLc :04/06/05 22:49 ID:oGYS9NxV
傍らの仄かに色つき始めた紫陽花が湿気を含みゆらゆらと重たげな頭を垂らしていた。
睦月はひ弱な身体にも関らず他の肉を刺し貫き、その皮膚の下で暴れ回れる自分に少なからず驚いていた。
そして今、自分の動きが紗重の身体を操っている事も。
小動物のような軽い悲鳴を上げながら睦月の下で悶え喘ぐ紗重の中に自分の命を注ぎ込む。
睦月は今まで意識した事も無いほど自分の中の男性を感じた。

リズミカルな睦月の動きに紗重の身体は徐々に登りつめ睦月を締め付けた。
紗重の腕が睦月の頭を抱えそのまま胸に顔を押し付ける。
「私の事、好き?」
問いかけに顔を上げその濡れた唇を吸った。
ねっとりした唾液が睦月の舌に感じた時、紗重の爪が肩に食い込んだ。
包みこむ壁はじわじわと茎を押しつぶし、その樹液を搾り取った。
「ずっと…これからも」
精液を注ぎ込みながら囁き、再び紗重の口を求めた。

さらさら流れる渓流の音が静かになった辺りに秘めやかに舞い戻った。
そのまま二人並んで仰向けになり木々の合間から見える空を眺めた。
紺色の星月夜は切ないほど高く澄んでいた。
そっと繋いだ手に少し力を込めて、しかし睦月は軽くまどろむように目蓋を閉じた。
「…睦月君の手‥あったかい‥」
誰に言うでもない紗重の声を最後に森は静寂に包まれた。
776 ◆2PRZ/2omLc :04/06/05 22:50 ID:oGYS9NxV
紫陽花はぶるんと身を震わせ重たく含んだ夜露を払い落とした。

目を覚ました睦月は朝靄の中自分のいる場所が一瞬判らなかった。
横を見ると小さく丸まった肌も露な紗重が軽く寝息を立てている。
そっとその前髪を掻き分け額に口づけをするとふんわりすずらんの香りが立ち上った。
紗重にも着物を掛けると立ち上がり屋敷の方へと戻った。
角帯に指を突っ込みながらぶらぶらと歩いてゆくと森の中は早起きの小鳥たちが今まさに目覚め始めた所だった。
睦月はその喧騒からそっと離れ去った。

早起きの鳥の声に起こされた紗重は未だ晴れない霧の中ゆっくり身を起こした。
森に朝の香気が立ち込めて生命の活動が始まる。
土の着いた着物に袖を通すと踏み躙られた草の上にぽとりと睦月の眼鏡が落ちた。
「ばかねぇ」
呟きレンズに着いた土を払い落とした村へ帰っていった。
未だ寝静まった村を抜け、立花の玄関の横の庇に眼鏡を引っ掛けた。
その様子がまるで人のようで少し可笑しくクスリと笑いが漏れる。
手ぶらになった紗重は身八つ口に冷たくなった手を差し込みぶらぶらと屋敷へ足を向けた。

「…ばぁか」
その言葉は朝靄とともに空に消えた。
777 ◆2PRZ/2omLc :04/06/05 22:53 ID:oGYS9NxV
以上です
あまー
(上の方で宣言してるやつね)宗方と八重も鬼畜で書き始めたのに微妙に甘口になりつつある
これまた微妙
778 ◆2PRZ/2omLc :04/06/05 22:54 ID:oGYS9NxV
しかもキリ番ゲト
779 ◆2PRZ/2omLc :04/06/05 23:19 ID:RJFG4MwS
言い忘れ
眼鏡睦月ってのは前スレの方のを踏襲してます
780名無しさん@ピンキー:04/06/06 01:35 ID:iXWygJI5
やた━━(∀゜)━━━━!!
職人いっぱい〜!
>>777(◆2PRZ/2omLc氏)
GJ!!
781避けられぬ運命4:04/06/06 01:42 ID:09KH7I44
「きゃっ!」
霧絵は短い悲鳴をあげた。当主が、霧絵の胸を舌で愛撫
したからだった。初めて知る、男の舌の感触。それはざらざらと
しているのに動きは滑らかで生温かく、あたかも蛞蝓のようだった。
「私の体、どうしちゃってるの…?凄く恥ずかしいのに、当主様が
私の体に何かする度に、少し気持ちいいと思ってしまう。
さっきもそう、着物を脱がされてる時にも下半身がむず痒くて、
それが気持ちいい、なんて感じたりして…。
霧絵は、困惑と快感で濡れた眸で当主を見つめた。理性と淫らな本能
が闘っているような眸に、否が応でも情慾を掻き立てられ、またも
卑猥な問いを投げかけてしまう。
「舐められて感じてしまったか?無理に声を抑えなくとも
良いのだぞ。」
そう言いながら、当主は霧絵の片方の胸を手で愛撫し、もう片方の
胸を舌で舐めまわした。
「あっ、はああ、んっ、くうぅ…!」
始めは懸命に押し殺していた淫らな霧絵の喘ぎ声が段々と大きくなる。
当主は乳首を軽く指で弾いた。
「ああああんっ!」
ふいに襲われた快感に声が漏れ、霧絵の気付かぬうちに、秘所から、
トロリとした濃厚な密が、一筋の線となってこぼれた。
「下が我慢出来なくなったか。あせらずとも可愛がってやろうでは
ないか。」そう言うと、当主は神官に目で合図した。両足を結んだ
箇所のからくりが、重い音を立てて回り始めた。
782避けられぬ運命5:04/06/06 02:40 ID:09KH7I44
からくりは数回回って縄に少しの自由を残して止まった。
端麗な生贄の両足は開かれ、最も淫らで神聖な恥ずかしい
女の器官が、男の目の前に露わにされた。当主は、巫女の
こんもりとした茂みを指でかき分け、その縦筋の中に指を入れた。
すでに何かを求めてひくつく陰唇を広げ、その“中”をまじまじと
見つめる。霧絵は羞恥のあまり顔を横にそむけ、足を閉じようとした。
が、4人の神官によって足をがっちりと押さえつけられているので、
閉じる事が出来ず、ただ見つめられるままにされていた。
「霧絵は穢れのない真の処女だ。お前たちにもそれを
確認してもらいたい。」その言葉に、4人の神官達は従い、霧絵の
秘所を見つめた。その恥ずかしさに無意識のうちにまた蜜がこぼれる。
「確かに霧絵は真の処女でございます。」神官達はそう言うと、また
からくりの後ろに引き下がり、再び儀式を静観し始めた。
「うむ。しかし、処女とは思えぬほど、秘所が濡れていて、ちと
疑わしいが、な…」
さらに霧絵を言葉で苛めるかのように当主は卑猥な言葉を吐き、女の
最も弱い、敏感な真珠に指を伸ばした。するとそれには霧絵も驚き、
声を荒げて反抗した。
783避けられぬ運命6:04/06/06 02:41 ID:09KH7I44
「と、当主様、そこは触らなくても、儀式には関係ないのではないですか!?」 しかし少女の抵抗の言葉にも、当主は耳を貸さない。
「ここを攻めてさらに濡らさなければ、お前の膣は裂け、こちらまで
裂傷が出来てしまう。互いの負担を減らす為にも、濡らさなければ
ならぬ。最も、お前の体は言葉とはうらはらに濡らされる事を望んで
いるようだがな…」
自分が最も隠したかった本心を読み取られ、霧絵はハッとした。
「私が、濡らされたいと思っている!?そんなはずは…でも、下半身
がさっきからうずいているのが解る。私、そんないやらしい
女だったの…!?」
最も考えたく無かった問いを自分に霧絵は投げかけた。しかし残酷にもその答は心では無く、自身の体から返って来た。当主が自分すら知らぬ
脆い真珠の皮を剥き、指で弄び始めた。その瞬間、霧絵の体は悲しい程
敏感に反応したのだった。
「あああっ!んっ!ひゃあうっ!!」 必死で抵抗を試みるが、その
意に反して当主の熟練した性技に、秘園はとめどなく蜜をあふれさせてさらなる快感を要求する。そして、理性と本能の闘いは、陰核への
尖った舌の攻撃により、とうとう決着を迎えた。
「ひゃあああああんっ!!ああっ!ふくぅ…!!」
それは、本能が勝利をおさめた瞬間だった。今まで必死に抗っていた
手足はだらりとおろされて、霧絵は当主にされるがままになっていた。
784名無しさん@ピンキー:04/06/06 10:15 ID:Upne7fdv
以前、『闇と光』を書かせてもらいました者です。
多くの感想どうもありがとうございました。
SSの方は今書いている途中なのでもう少しお時間を……
785名無しさん@ピンキー:04/06/06 17:31 ID:l4Lf8R6s
おぉ、がんばってください。待ってます。

最近職人さんがガンガッテいるからすげーうれしい
786名無しさん@ピンキー:04/06/06 20:49 ID:7gvotBHD
恐怖とエロってやっぱ相性がいのかな。
それとも零ユーザーにはエロい人が多いのかな?
職人様お疲れ様です。楽しくハァハァ読ませてもらっています。
787名無しさん@ピンキー:04/06/06 23:13 ID:7y1Sxl9Q
>>779
メ・ガ・ネ!メ・ガ・ネ!

男前な紗重タンとおとなしそうな睦月が個人的に激しくツボ。
若い二人のさわやか情事にハァハァさせて頂きますた……ァ。
788名無しさん@ピンキー:04/06/07 07:20 ID:y90j2phE
こんなに職人さんが沢山
本当に良スレだな
789名無しさん@ピンキー:04/06/07 20:25 ID:CmKYqo+u
繭はゲーム前の大人しそうなイメージからサイコ娘に変化したけど
さらにココでエロ姉ちゃんにイメージ激変したなぁ

紅い蝶の萌え要素テクモの意識した所ってやっぱ美人姉妹と千歳なんだろうかな?
790名無しさん@ピンキー:04/06/07 22:12 ID:TiORc1Mw
その可能性大!
791名無しさん@ピンキー:04/06/07 22:20 ID:2NMLq9Bo
首折れと貞子だyp
792名無しさん@ピンキー:04/06/07 22:31 ID:qht4Jy9d
千歳は微妙に違うらしい。
793名無しさん@ピンキー:04/06/09 06:33 ID:x7j9nEyf
無印のMEGAタンはアイドル
794名無しさん@ピンキー:04/06/09 19:01 ID:3qx8UyYQ
澪たん萌え
795名無しさん@ピンキー:04/06/10 01:58 ID:JPP9WnPB
>>770あたりの流れが凄くツボだ!
◆2PRZ/2omLc氏GJ!
796名無しさん@ピンキー:04/06/11 22:42 ID:DYHQeHiF
ほほう…
ところで千歳のSSってないんだな…
797名無しさん@ピンキー:04/06/12 18:13 ID:SijvFEWv
(*´Д`)ハァハァ
798名無しさん@ピンキー:04/06/13 11:45 ID:ItSOuU3u
誰か、澪が繭の事を犯すSSを書いてくれポ
799名無しさん@ピンキー:04/06/13 17:43 ID:n13rSF0Y
最近、困ってるんです。
妹の澪が・・・。妙に、その。触ってくるんで。

「おねーちゃーん。」
「あ、澪。おはよ・・・。」
「おはよ。」むにゅ。
「ひゃあああああああ! み、澪!? どこ触ってるの!?」
「いいじゃん、おっぱいの一つや二つ、減るものでなし。これしないと目が覚めないの。」

・・・いや、冗談めかしているんだけど。なんていうかこー・・・。
わたしが意識しすぎなんでしょうか? 絶対そんなことないと思うんだけど。
スキンシップの一環? いや、もうそういうレベルじゃなくてですね。

「おねーちゃーん。」
「あ、澪。おはよ・・・。」
「おはよ。」する。
「ひゃあああああああ! み、澪!? どこに手、入れてるの!?」
「いいじゃん、おま○この一つや二つ、減るものでなし。これしないと目が覚めないの。」

これはだめでしょう、これは! わたしが洗面所で歯を磨いてたら、
いきなりパジャマのズボンの上から、パンツの下にまで手、入れてきたんですよ!?
しかも朝から伏字で書かないといけないような、え、え、えっちな単語をさらっと!
引きますよね!? かなり!
も、絶対普通じゃないと思うんですよ。っていうか、ぴんちですよね、わたし!?
800名無しさん@ピンキー:04/06/13 17:54 ID:n13rSF0Y
え・・・。はっきり言う? いやだからやめてって・・・?

うーん。それはちょっと。
傷つくと思うんですよ、やっぱり。
本人もしかしたら、悪気はないのかもしれないし。

え・・・? 絶対狙ってやってる・・・? やっぱそうですかね。
でもでも、万一、ってあるだろうし。
それに・・・。たとえなんていうか・・・。
妹がそっちに興味が出ちゃったんだとしても、若気のいたり、というのかもしれないし・・・。
ここで妹を徹底的に拒絶して、一生、姉妹の間で溝ができるのもなんていうか、その。
ねえ?

それとなく、悟らせてあげたいんですよ。
澪のことは好きだよ、でも、それは姉としてであって、そういうのではないんだよ、と。
澪と険悪になりたくないんです、わたし。
仲良くしていたいのは本当なんです。
だから、なんていうか・・・。普通の姉、妹の関係として。
801名無しさん@ピンキー:04/06/13 18:05 ID:n13rSF0Y
せ、せ、せ、先生っ・・・!
た、た、た、大変ですっ・・・! 大変なことになっちゃいましたっ・・・!
<ばさっ>
澪の部屋から、こ、こんな写真が沢山!
<ぶぽおっ!>
きゃあああああ! せ、先生! だ、大丈夫ですか!?
噴水のように鼻血が!
・・・は! あ、あ、わたしってば、会って間もない男性になんて写真を!?
す、すいません!

・・・

ほんとにすいません、ちょっと動転してて。
写真ですか? あ、もう、かたしました、この封筒の中です。
この写真、妹の部屋にあったんです。
どうも、デジカメで撮って、自分でプリントアウトしたみたい。

撮らせた覚えですか? ありません! いやいや、ないですないです!
隠し撮りか、わたしが寝ている間にこっそり撮ってたんだと思います。
ど、どうしたらいいですかね? 部屋に鍵?
いや、でも、そういうあからさまな拒絶の態度は・・・。
はっきりしないのが一番よくない?
それはそうなんですけど。
802名無しさん@ピンキー:04/06/13 18:14 ID:n13rSF0Y
すいません。たびたび。
わたしですか? 元気ですよ。
顔色が悪い? ちょっと、ここ2日ばかりあんまり寝てないんで。

えーと、それでですね。その後なんですけど、あの。
うん・・・。はい。
<ぽろぽろ>
あ、あれ? なんで泣いてるんだろ、わたし。
や、やだ。止まんない。どうしちゃったんだろ。
なんか・・・。先生の顔、見たら、安心しちゃったみたい。
馬鹿ですね、わたし。

はい。
いや、もう大丈夫です。ご相談したいことがあってきたんです。
横になったままでいいですか? すいません。
えーと、それでですね。その後なんですけど、あの。
うん・・・。はい。
やっぱり、そうなっちゃいました。
あ! いや! まだ、大丈夫なんですけど!
でも、もう・・・。はっきり行動として出てきちゃってて。

なんていうか、わたし・・・。

はい。

縛られました、昨日、夜。
澪に。
803名無しさん@ピンキー:04/06/13 18:36 ID:n13rSF0Y
<以下、被験者のレポートより抜粋>

なんかお腹がすーすーするな、と思って目が覚めたんです。
まだ、暗くて、カーテンの向こうが少し青くなっているくらいの時間でした。
目を開けると、薄暗がりの中で、私の体をまたぐようにして、
ベッドの上に膝立ちになっている人影が見えたんです。

まだ、よく状況が飲み込めてなかったんですが、なんとなく澪だ、って思いました。
『あれ。』って、澪は言いました。『起きちゃった?』
『もう少し寝ててよかったのに。準備が出来たら起こしてあげたんだから。』
『澪? なにしてるの?』
『おねえちゃんと遊びたくて、来ちゃった。』
ふふふっ、という笑い声が暗闇に響きました。

そのときになって、初めて自分の両腕が、
ベッドのヘッドボードの方に向けて縛り上げられているのに気がつきました。
『や・・・、なに、これ? 澪?』
『暴れても無駄だよ。おとなしくしててね?』
澪の手が、ひたり、とわたしのむき出しのお腹の上に乗りました。
それで分かりました。わたし、パジャマの下だけ脱がされてたんです。

『や、やめて・・・。』体を捩りましたが、腕が縛られていて、馬乗りの格好になられているので、
どうにもなりませんでした。
『じっとしてて、っていってるでしょ。』澪の手がするすると移動して、私の・・・。あそこに。
『おとなしくしてたら、今日はすぐに済むから。』
怖くて動けませんでした。

『そうそう。いい子。かわいいよ。おねえちゃん・・・。』
それから澪の手が伸びてきて、パジャマの上のボタンが一つずつはずされて行きました。
全部のボタンが外れると、澪の手が私の胸に伸びてきて・・・。
すごくやさしい手つきだったんですけど、それが逆に怖かったです。
804名無しさん@ピンキー:04/06/13 18:49 ID:n13rSF0Y
『いろいろ考えたんだけどね。』と澪は落ち着いた口調で言いました。
『やっぱりおねえちゃんは私のものにすることにしたの。』

『それでね。なにか約束の儀式見たいのがしたいな、って。』

『女同士だから、そういうことは出来ないけど。』

『でも、いい事を思いついたの。おねえちゃんを私のものにする、代わりの儀式。』

『ちょっと痛いかも知れないけど、我慢してね・・・?』

『今日からちょうど一週間後の夜。私たちは一つになるんだよ・・・。』

そこまで言ってから、澪は何かを取り出しました。
しゅぼっ、という音とともに目の前にまぶしい光がともりました。
ライターの火でした。澪はそれで、持っていたろうそくに火をつけました。
その蝋燭の光で、初めて澪の姿が見えました。

下着姿でした。黒い下着。上も下も。それと、こういう・・・、ガーターベルト、っていうんですか?
それとタイツ。網の。やっぱり黒の。それで蝋燭をかざしているんです、わたしの上に馬乗りになって。
失神しそうになりました。

『ちょっと先になるけど、待っててね。』蝋燭に照らされた澪の顔に薄い笑みが浮かびました。
『今日は、ここまでだけど、来週、楽しみにしててね。』

そこまで話したところで、蝋燭から解けた蝋が零れ落ちました。
私の胸やお腹の上に。
私は悲鳴を上げて、体を捩りましたが、澪の体の下から逃げ出すことは出来ませんでした。
805名無しさん@ピンキー:04/06/13 18:54 ID:n13rSF0Y
どうも。しばらくでした。
明日でちょうど一週間です。あの夜から。

澪ですか? 落ち着いてます。
まるで、あんな夜なんかなかったみたいです。

どうしたらいいでしょう、先生。
わたしもう、どうしていいか分からないんです。

澪は行動を起こすでしょうか?
明日の夜、私の身に何が起こるんでしょうか?

教えてください。先生。
わたしもう、耐えられません。
806名無しさん@ピンキー:04/06/14 01:25 ID:D3htymQN
(;´Д`)ハァハァ  儀式を続けろ・・・
807名無しさん@ピンキー:04/06/14 21:10 ID:VtrEM4Wv
乙です、続き待ってます
何の先生に相談してるの?
808名無しさん@ピンキー:04/06/15 23:03 ID:gBI3Ji7g
作家先生だったりして。

                                ハァハァ
809名無しさん@ピンキー:04/06/16 21:01 ID:jOORNEUo
真壁?
810名無しさん@ピンキー:04/06/19 00:37 ID:2MQLxF3a
真冬おにいたんか?
811名無しさん@ピンキー:04/06/20 11:25 ID:4IZAhmTs
早く繭を犯してあげて下さい。
812名無しさん@ピンキー:04/06/20 12:53 ID:yR4W8H6W
このスレの住人で、みさくらの同人買った人いる?
813名無しさん@ピンキー:04/06/20 16:14 ID:7PSbhupN
買ってない
ていうか同人て買ったことない
どこで売ってるの?
814名無しさん@ピンキー:04/06/20 16:15 ID:20RJW/gB
あやしい本屋に逝けば売っています
815あのじ ◆lGlh4qGedo :04/06/21 00:34 ID:VY6IvD1U
すばらしい・・・・
板が死んでるとばかり思って遠ざかっていた大馬鹿者は私ですが、
まさにここは皆神村(笑)
816名無しさん@ピンキー:04/06/21 06:21 ID:+vKarrXk
霧絵さんのお話の続きマダー?
良いトコで止めるんだから
焦らプレイ?
817名無しさん@ピンキー:04/06/21 16:00 ID:jmK1G0Jn
「ん〜、霊、出てこないなあ… (`・д・´) 」
『どうしたの、澪? 出てこないならそっちの方が良くない? (´・ω・`)』
(フィラメントはガンガンに反応してるのよね…絶対どこかに霊が隠れてる。出てきた方が良いんだけど・・・)
『ね、澪? 霊が出てこないうちに早くこの村からでよう? 怖いよ… (ノω・`。) 』
「ま、霊がずっと出てこなければそれでいいんだけどね…」
『うん、うん。帰ろう?』
「そうね…そうだ、お姉ちゃん、歌を歌ってくれない?」
『歌? お経じゃなくて?』
「うん、歌。まあ歌っていうのも微妙なんだけど」
『森の中で歌ってるとくまよけにいいとか、そんな感じ?』
「そうそう。歌詞はね…これこれ。これ歌ってて」
『ん、判った。霊でてこないといいね。こほん、ぬるぽぬるぽ〜ぬるぽ〜(´・▽・`)』
「……」
『ぬるぽ〜ぬるぬるぽ〜』
   (( ガッ! ガッ! ))
「あ」
『ぬるぽ〜―ん? どうしたの澪、って、ひゃああああああΣ(TωT;≡;TДT)」
「激写! 激写! まとめて激写!」

「いや〜、ちゃねらばっかで助かったわ。しかしなんて酷い村なのよここ…」
『どんな村でもイイから、帰してぇ(。´Д⊂)゚。 』
818名無しさん@ピンキー:04/06/22 06:07 ID:HTXQ5bdX
>>817
ありえないありえない。
フィラメントでしか気付けない澪が霊に気付いて、霊感ある繭が気付かない、ありえないありえない。
紗重のせいとはいえ村に残ろうとした繭がその台詞、ありえないありえない。
ありえないありえないありえないありえないありえない。
819名無しさん@ピンキー:04/06/22 11:03 ID:bCc7/Ebb
つまり、射影機で撮影できるくらいにありえない、と?
820避けられぬ運命作者:04/06/23 00:34 ID:2XoGHwUy
待ってる皆様、ごめんなさい。今、就職のために
どうしても取っておきたい資格試験の勉強中なので、
中々続きを書けません。今週末にはウプ出来ると思いますので
もうしばしお待ちいただけると幸いです。
次に書く時には、処女喪失までいく予定です。
821名無しさん@ピンキー:04/06/23 07:27 ID:DECk/Jo8
あらま、学生さんでしたか
大事な時なんだったら無理しないでください

でも週末を楽しみにしてたり
822名無しさん@ピンキー:04/06/23 09:09 ID:Up2peDQN
>>820
もちろん続きは楽しみですが、資格試験終わってからで結構ですよ。
就職は一生モノですから、そちらに集中なさった方がよいのではないでしょうか。

X-BOX版の零〜紅い蝶、いつ出るんだろうね。EDも増えるらしいし、楽しみだな。
(セットで本体買うこと確定済みw)
823名無しさん@ピンキー:04/06/23 23:41 ID:5Xt+D0Xq
>>818栞かよ
824名無しさん@ピンキー:04/06/24 00:32 ID:JmwricD7
>>818
美墨さんかよ
825名無しさん@ピンキー:04/06/25 23:33 ID:yw3kq+Qi
826避けられぬ運命7:04/06/27 00:51 ID:wXjJH7me
ぴちゃぴちゃ、くちゅっ
静まりかえった縄殿に、清純な巫女の淫蜜を舐め取る音が
響き渡っていた。一切の男を知らぬ体とは思えぬ程とめどなく
蜜は流れ、くすみの無い秘所はしとどに濡れていた。そんな羞恥に
気付かず、霧絵は喘いでいた。先程の陰核への刺激で思考が吹っ飛び
当主の秘所への愛撫がもたらす快感が、さらに意識を遠のけていた。
心ここにあらず。それに気付いた当主が卑猥な問いを口にし、意識を
揺さぶる。
「お前は本当に淫らだ。座敷牢で現世への執着を絶とうとしていた頃の
穢れのない巫女の面影はどこにも見当たらない…尤も、今の状態がお前
の本当の姿なのかもしれないがな。気持ちいいのだろう?」
そう言うと再び、陰唇に舌をはわせた。濃厚な蜜がまた流れ出す。
「そ、そんな事は決して…ああっ!」
はっと我に返り、当主の言を必死に否定しようとするが言い様の無い
快感に、返事すら最後まで言えなくなっている事に霧絵は恐怖すら
覚えた。
827避けられぬ運命8:04/06/27 01:16 ID:wXjJH7me
否、それは自分の心の奥を、自分すらしらぬ感じやすさを
いとも簡単に見すかす当主への恐怖だったのかもしれない。
「これ以上舐められ続けたら、本当におかしくなってしまう―」
霧絵は喘ぎながら必死に懇願した。
「と、当主様、もう、ここを…舐めるのは、ああっ!!じ、十分です。
もう辞めて下さいっ、ん、あふう…」
当主は軽く頷いた。自分の要求が聞き入れられた…安心しきった刹那、
痛痒い刺激が体中を走った。それは舌から繰り出される快感とは全く
異なる、荒々しい快感だった。全身の力を振り絞って、上体を起こして
みると、初々しい割れ目の中に、縄があてがわれ、上下へとこすりつけ
られていた。
「ああっ、ひゃあん!う、ふう…!!」
縄は秘所全体、殊に陰核を容赦なく刺激していく。これでもかと言う程
秘所を濡れそぼらせ、それでもなお潤んだ瞳で止めてくれと懇願する様は、どのような男にも十分なほどサディスティックな気持ちを起こさせる程、扇情的だった。霧絵の無垢で淫らな秘所をまじまじと見つめ、
当主は無慈悲な言葉を言い放った。
「これでもまだ濡らし足りぬ…、神官達よ、そなたたちの出番だ。」
刹那、哀れな生贄に、無数の手が襲って来た。それは、儀式の本番が
近付いたことを告げるものである事を、霧絵は未だ知らなかった。
828避けられぬ運命9:04/06/27 01:47 ID:wXjJH7me
「やああっ!」
神官達の繰り出す淫らな刺激が、霧絵の秘所を更に
湿らせる。そして溢れ出た蜜を当主が舐め取り、当主の
指が陰核を刺激し、また新たな蜜を溢れさせる。ある者は
乳首を指で弾き、ある者はもう一方の胸に舌を這わせ、また
他の者はへそを舐め、もう一人の者が唇を指で責める―
それはまるで、飢えた獣が獲物に群がっている様だった。
霧絵はもう抵抗する事も出来ないでいた。精神はどうしようも
無いくらいに痛めつけられているのに、絶え間なく繰り出される
愛撫に体は嬉しそうに反応し続け、秘所の奥がじゅくじゅくと何かを
求め、疼き始めたのを感じ取っていた。
幾程の時間が流れただろうか、霧絵はようやく解放された。
瑞々しい白い肌を自らの淫蜜とだ液にまみれさせ、はあはあと喘いで
いる霧絵は、此の上なく淫らで美しかった。
しかし、当主は束の間の休息を得たかの様に呼吸を整えている
哀れな巫女の四肢に無慈悲に式縄を掛ける。
その際、霧絵は四つん這いにされ、縄を掛けられ、男を受け入れる
体勢にされた。その羞恥心が、再び彼女の秘所から濃厚な蜜を滴らせ
、見る者を欲情させる。
829避けられぬ運命10:04/06/27 02:19 ID:wXjJH7me
当主は困った、と言わんばかりにまた巫女が分泌した
蜜を舌で舐め取った。くすみの無い、淡い桜色の秘園
から滴り落ちた蜜だというのに、そこからほんのりと
雌の匂いを嗅ぎ取り、当主は舌を尖らせて責める。
「まだ責めたり無いというのか。本当に大した巫女だな」
卑猥な言葉責めを受けて、霧絵はなおも抵抗しようとするが、
手足を縛る縄はからくりによってぴんと張られているので、
殆ど動かず、尻を必死に振って自分を狂わせる刺激から逃れよう
とするが、その思いとは逆に、男の加虐性を増大させる。
「ああっ、いやっ、もう止め……ひゃあっ、んん…あ…はああっ」
「もう限界まで来ている―」
そう判断した当主は愛撫を止め、自らの袴帯を解き始めた。
異変を感じた霧絵が精一杯後ろを振り返ると、ゆうに1尺はあろうか
という大きさの、赤黒い男性器が目に飛び込んで来た。それは猛々しく
上を向き、今にも霧絵に襲い掛からんとしていた。本能的に、それに
恐怖と凶悪さを感じ、思わず息を飲む。
「あの人のもこんなに…いつかは失うものなのなら、初めては
あの人にされたかった…」
突如として忘れた筈の想い人の顔が再び頭をよぎり、涙が零れる。
「役目を果たしたら、貴女の身体は約束の場所に埋めますから、
いますこし、辛抱を…」
霧絵の思考を絶つかのように、神官は巫女の首に縄を掛けた。
いよいよ処女を失う時が来た、と知らせるかの様に。
830避けられぬ運命作者:04/06/27 02:24 ID:wXjJH7me
今日はここまでです。予想以上に時間がかかってしまい、
処女喪失まで行きませんでした。ごめんなさい。近日中に
何とか続きを憂プできると思います。
ちなみにこれを書く前日、夢の中で千歳が松明を持った村人と
歩いてる夢を見ました…早く続きを書けというお告げだったの
でしょうかW
831名無しさん@ピンキー:04/06/27 09:42 ID:/mY6ZMhP
朝からハァハァ
832名無しさん@ピンキー:04/06/27 12:41 ID:0IOExOzE
>>805の続きはまだだろうか?
833名無しさん@ピンキー:04/06/27 15:14 ID:lPaodEKY
>>832
続くの?
あれはああいう終わり方なんだと思ってたけど
834名無しさん@ピンキー:04/06/27 18:33 ID:3ekh/C45
>>833
うっそ漏れも期待してたっすよ?
マジ?
835名無しさん@ピンキー:04/06/27 19:41 ID:lPaodEKY
>>834
いや、漏れも続きを待ってた一人なんだが…
「後はご想像にお任せします」なオチなんかな〜と思ってしまって。

結局どうなんでしょうか作者さん(;´Д`)
836>>799-805:04/06/27 20:22 ID:OQYGbIWc
すいません、あれはあそこまでのものとさせてください・・・。
描き始めの当初からその予定でした。

というか、本当は投稿後に先を促してくださるレスをいただいたので、書きかけたのですが、
「澪が思いついた代わりの儀式」というのの良案が、どうしても出てこなくて・・・。

ご期待に沿えるものを書き上げる自身がなく、頓挫してしまいました。
また、別案でなにか思いついたら、投稿させていただくことがあると思います。
そのときはまた、よろしくお願いします。

レスをいただいた方、本当に申し訳ありません。
続きを期待していただけたことは、とてもうれしかったです。
ありがとうございました。
837名無しさん@ピンキー:04/06/27 20:34 ID:3ekh/C45
>>836
あいや、お気になさらず。
それよりもGJでしたぞ。
ふいんきだけでドキドキさせられました。
838名無しさん@ピンキー:04/06/28 07:06 ID:7wlU/tby
>>830
待ってました乙です!
試験頑張って下さい
839名無しさん@ピンキー:04/07/01 06:55 ID:qHb/F/xv
人でなしの恋的な薊人形のSS誰か書いてくれないかなー
840名無しさん@ピンキー:04/07/01 20:57 ID:SbPhJPQ3
俺は澪&繭の物語書いて欲しい!!
841名無しさん@ピンキー:04/07/01 21:45 ID:cq6Xuefg
開発秘話「ほんとうにあったはなし」の幽霊タンをお願いします!!
842名無しさん@ピンキー:04/07/01 22:06 ID:Tz2CnCgr
>>841 微妙
843名無しさん@ピンキー:04/07/03 22:56 ID:VvfzeSTY
おまいら次回の魔王院選挙どうするよ?
デスピサロはまだまだ若造だし、信頼できそうなゾーマに投票するつもりだけど
844名無しさん@ピンキー:04/07/03 23:10 ID:bSQCGt/w
>>843
米軍並みの誤爆だな
845 ◆2PRZ/2omLc :04/07/04 14:23 ID:oL6rehiE
八重宗方なんですけど結局鬼畜表現は無しです
ヘタレです
それとエロが薄い上にオリジナル度が高いので注意お願いします

それでは以下
846 ◆2PRZ/2omLc :04/07/04 14:25 ID:oL6rehiE
一夜のうちに荒廃した村。その中でたった一人涙にくれている少女の後姿に近づく影。
そっと肩に手をかけると八重は一瞬身体を強張らせ振り返る。
そこに宗方の頼もしい姿を認めるとその胸に崩れ落ちた。

村を抜け出し、宗方の身を寄せている屋敷に着くと八重は疲れてそのまま眠ってしまった。
夜中目を覚ますとしんと静まり返った部屋を出る。
一人ぽっちの不安と心細さで佇んでいると、こちらも起き出していた宗方が側に来た。
「眠れないのか?」
肩を抱き寄せられ、耳元で落ち着いた声を聞くと八重の胸にぽっと小さな灯が点ったようだった。
並んで縁側に座り宗方の肩に頬を乗せた。
枝垂れかかる八重を宗方の大きな胸が支えた。
八重の細い髪の毛がさらさらと夜風に靡く。
「私の所為で…皆死んじゃった?」
悪夢のような村の様子を思い返すと八重の身体は震えが止まらなかった。
取り返しのつかない激しい後悔と喪失感で思考が停止してしまった。
そんな八重を眺めていると宗方の中に何も出来なかった苛立たしさが湧き上がった。
「…皆、死んじゃった…」
自動人形のように繰り返す言葉に歯痒さを覚え宗方は八重を強く抱きしめた。
「もう、思い出すな。忘れてしまえ」
吐き捨てるように言うと八重の唇を吸った。
いきなりの事に抵抗も侭ならず為すがままに流された。
唇が離れると宗方はそっと八重の頬に触れる。
未だ産毛の生えるそこは薄い皮膚に流れる血が透いて見えてほんのり色づいた。
八重は宗方のいきなりの行動に戸惑いしかしその瞳の中の温かさに微笑んだ。
847 ◆2PRZ/2omLc :04/07/04 14:26 ID:oL6rehiE
抱きしめた腕がそっと乳房に触れた時、固く締まった八重の未熟な肉体を感じた。
それでも軽い快感は八重を襲い、甘い吐息が漏れる。
宗方は八重の身体が喜びを感じているのを知りその手を着物の間に差し込んだ。
足袋の中で足の指が強張り、滑々した素肌がしっとり汗ばみ指を動かせば息が荒くなる。
再び唇を重ね合わせ八重の背を支えながら縁側に押し倒した。
八重はこうした行為が決して不快でなかった。
寧ろ心の底で望んでいた事だった、だから
「……い…や」
これ以上の愛撫から逃れようとぐっと宗方を押し返して言った。
「どうして?」
互いの気持ちは言葉にこそ出していないが判っていると思っていたはずなので
この八重の反応は宗方には理解し難かった。
八重は緩んだ襟元を掻き合せると首を振った。
「駄目なの」
村の人たち、友人、家族……そして紗重。
皆を見捨てて逃げた自分だけが惚れた相手と結ばれて幸せになる。
そんな事があって良い筈が無いではないか。
潤んだ八重の眼を見て宗方は察したが、しかし八重の潔癖な心の底までの理解は出来なかった。
「忘れてしまえよ、そんな事」
そう言って強引に寝乱れた着物を剥ぎ取ろうと手をかけた。
「嫌っ、止めて」
子どものような強情さで八重は背を向けた。
宗方には八重の気持ちが全く理解できなかった。
848 ◆2PRZ/2omLc :04/07/04 14:26 ID:oL6rehiE
好意をもっているはずの八重に拒まれた、鬱憤は乱暴な形で噴出した。
「それじゃ、どうするつもり?‥遊郭にでも身を売るか?」
憎々しげに投げつけられた言葉が繊細な心に突き刺さり、今の自分のおかれている状況が
寄る辺も無いただの哀れな小娘に過ぎないことを改めて痛感した。
「そんな!」
宗方は苦々しげに口元を歪めた。
「……好きに、すればいい」
そう言い残し自室へ戻って行った。
「宗方くん…」
去って往く後姿を八重はずっと見つめ続けた。

好きだからこそ結ばれてはいけない。八重の想いは千々に乱れた。

路頭に迷った、何も出来ない娘の行く末など他にあろう筈も無いが
多感な少女にそれを選択させるのは残酷で無情なことだ。
一晩中まんじりともせず朝を迎え、重たい身体を引き摺って部屋へ戻った。
抜け出たままの冷たい蒲団に伏せて枕に口を当てて忍び泣いた。

惜別の涙が枕を濡らした。
忘れてしまおう、何もかも。
この身体から恋心だけ抜き出せたら……それを宗方に投げつけたかった。
いつのまにか眠ってしまっていて目が覚めると昼過ぎだった。
身支度を整え腫れぼったい目蓋を冷やそうと井戸へ向かった。
目の上に冷やした手拭いを乗せ横たわると、ひんやりした温度が心の奥底まで沁み込んでゆく。
「好き…」
しかし冷え切らない恋慕から言葉がぽろりとこぼれ落ちた。
縁板に横たわり吹きぬける風に身を任せていると不意に人の気配を感じた。
手拭いを取ると真っ赤な目の宗方がじっと見下ろしていた。
849 ◆2PRZ/2omLc :04/07/04 14:27 ID:oL6rehiE
視線を交差させながら呻き声のように低く呟く
「これから、どうするんだ?」
目ををそらさずに、八重は身を起こした。
「……お世話になりました」
未だ腫れの引かない目蓋で見つめ合い、搾り出すようにそれだけ言うと唇を噛んだ。
村を捨て、親、紗重、全て見殺しにしてここまで逃げて、今度は自分の心も葬り去る。
しかし、この人の側にいると何故こんなに苦しいのだろうか?
あと一瞬でもこの場にいたら思いの丈を打ち明けてしまう、あの胸に飛び込んでしまいそう。
八重には自制できる自信がまるでなかった。
力を振り絞って目線を落とすと宗方の握り締めた拳も細かく震えていた。
あぁ、宗方くんも苦しんでいる。私が苦しめているのか?
居た堪れなくなって鉛のような脚を動かし背を向けた。

「そんなに、僕の事が嫌いか?」
宗方の声が立ち去ろうとする八重の背中に被さる。
ほんの刹那、身体が固まり顎が震えた。
しかし、きっと口を引き締め無言で立ち去った。
もしも口を開いていたら溢れ出る言葉で許しを請い、切ない思いは宗方を切りつけていた事だろう。
すれ違った想い、誤解を解いてしまったらきっと二人はとても幸せになってしまうと思う。
それでも背負った十字架の重みは決して忘れてはいけない。
幸せになどなってはいけないならば、何故この人に付いてきてしまったのだろう?
唯一この世で頼れる人、恋しい人。
850 ◆2PRZ/2omLc :04/07/04 14:28 ID:oL6rehiE
八重は部屋に戻り一人静かに別れの時を待った。
不信のままの別離は、苦しみが大きくなるばかりだった。
彼を憎んでいる、と思われ続けることが耐えがたかった。
宗方の想いが八重には辛かった、いっそ憎まれれば楽になれるのに。

屋敷を出ることになり、八重が女衒に連れられ去ってゆくと宗方は断ち切れない想いと
取り返しのつかないことをしてしまった後悔とに悩まされた。
何故こんな事になってしまったのかも解からずただ呆然と八重のいない部屋で呆けていた。
どうして離れ離れにならなくてはならないのか?
あの時、もう少し早く皆神村に着いていたならば。
激しい後悔と、苛立たしいほど去ってしまった八重の事ばかりを考えていた。
過ぎ去ってしまった時は決して戻らず、苦い想い出だけを残した。
取り残された宗方にはどうしても八重が自分を嫌っているなどと信じ切れない辛さがあった。
初めて口づけを交わしたときの微笑みも、優しい仕草も愛情に溢れていたではないか?
二人でならば悪夢も忘れられると思った。
師を亡くし、好きな女の気持ちも解からず孤独だった。
見知らぬ人々の慰み者になる八重を想うと胸を掻き毟られるような不快感に襲われた。

何本目かの莨に火を点けるとくゆる紫煙は渦を巻いた。
肺に一杯吸い込んで勢いよく煙を吐き出した。
これからどうしたら良いのだろう?
自分に出来る事は何だろう、何をすれば善いのだろうか?
先生、何も判らない僕に教えて下さい……
宗方は煙草を握りつぶした。
851 ◆2PRZ/2omLc :04/07/04 14:30 ID:oL6rehiE
廓に着き、自分と同じ惨めな境遇の女たちと出会い八重は煉獄に沈んでゆくのを感じた。
村の皆に対する贖罪、苦しめてしまった宗方への贖罪。
あの時、逃げさえしなければこんな事にはならなかったのに。

髪を結い上げられるようになって八重の水揚げの日取りも決まる。
おしろいの甘い匂いも、色町の表面の陽気さも全てが吐き気を催すほどに感じられていたが
自然にその毒は八重は身体に馴染み始め、娼妓の世界へ脚を踏み出していた。
賑やかな座敷に上がり緊張した顔をゆっくり上げても八重の眼には何も映らなかった。
忍ばせた懐剣を着物の上から抑えると荒れ狂ったような鼓動が治まる。
蒼褪めた顔で祈るように紗重に呼びかけた。
独りにしてごめんね。

宴も退けると客に手を取られ蒲団を敷いてある部屋に通された。
紅い褥はべっとりと血糊がついてる様に妖しく行灯の火に照らされ
まるで女たちの怨念が染み込んでいる様だった。
障子の隙間から漏れる他の部屋の嬌声と三味線の音に混じって紗重の呼ぶ声が聞こえるようだった。
八重はその言葉を耳を澄まして必死に聞き取ろうとした。
許してくれる声なのか、断罪する声なのか。
男は立ち尽くす八重に近づくと無遠慮な手で蒲団に引き倒した。
ぽろりと落ちた懐剣を慌てて蒲団の下に隠すが酔った男の眼には留まらずに済んだ。
「…なにするのよっ」
八重は乱暴な男の所作を詰ったがその声は小さく震えていた。
その初々しさに男の情欲は煮え立った。
「皆やってる事さ」
そういうと八重の肩を掴み酒臭い口で薄く紅を引いた唇を塞いだ。
嫌悪感がこみ上げ、抵抗するが少女の力では男の欲望からは逃れられなかった。
852 ◆2PRZ/2omLc :04/07/04 14:31 ID:oL6rehiE
男の手はそのままするりと八重の着物の肩を落とし、剥き出しにした乳房を掌に包んだ。
弾力のある肉が掌で震えた。
八重が身を硬くして、虫唾が走る思いで見知らぬ男の愛撫に耐えているのを気にも留めず
支払った花代分は、とその若い肉体を楽しんだ。
中年の男の生臭い口臭と吐き気を催すような体臭が八重の身体の隅々まで染み込むようだった。
伊達帯を解かれ、緋色に染められた湯文字に手を差し込まれると八重の脚は恐怖と嫌悪に強張った。
男はちらりと八重の顔を覗き込み、
「そんなに堅くなるな、すぐに慣れる」
そう言うと柔らかい陰毛を掻き分け、裂け目に指を這わせた。
男の指に身体の一番秘密の所を触れられる、その厭わしさに八重の身体は粟立つ。
これから何人もの見知らぬ人々が、この身体を貪る事を思うと叫び出したくなるほど恐ろしかった。
「たすけて… たすけて…」
思わず漏れた小さな声は一体誰に向けられていたのか。
「こんな所で、助けてもないだろう?」
男は八重の声を嘲笑うかのように肉に指を埋めた。
「初めてなんだろう?優しくしてやるから安心なさい」
その言葉通り、溢れ出る汁を泡立てるように掻きまわした。
冷笑しながらもその八重の敏感な身体を覗き込んだ。
八重の太腿を広げ、目の前に濡れた肉が赤く充血しているのを男はその指で開いた。
豆粒のような陰核を引っ張り上げ剥き出しにすると膣口から溢れる愛液が肛門まで流れた。
男は八重の太腿を持ち上げ、粘つく舌できめ細かい内腿を撫で下ろした。
しっとりと吸い付くような肌は男の唾液でぬらぬらと照り、扇情的な眺めは女遊びに狎れてさえ刺激的だった。
大きく開かれた膝の間に蜜に濡れた花弁が男を誘うようにひくひくうごく。
花はたとえ傷つけられるとしても、蜂を中心に誘うように出来ているのかもしれない。
こんな卑猥な肉塊を前に手を出さない男などいない。
853 ◆2PRZ/2omLc :04/07/04 14:32 ID:oL6rehiE
頭を八重の股に収めその舌で陰核を突付き、音を立てて溢れ出る愛液を啜った。
「こんなに濡らして、本当に生娘だろうな?」
疑うようにその膣に舌を差し入れると、身体の中に異物が侵入してくる気持ちの悪さに八重は身悶えた。
「ん……うぅ」
両手で男の頭を押し返すように抵抗し、必死に逃れようと身を捩った。
しかし逞しい腕が八重の腰を押さえつけ男の舌は穴の周りを丹念に舐め上げた。
蒲団に磔になりながら、陰核を舌と鼻で刺激される。
執拗な責めに八重は自分の身体がおかしくなりそうで怖かった。
「やめてください… もういや…」
逃げ出す事もできず、唯、懇願するように男に縋った。
男は八重の願いを聞き入れず、寧ろ喜んで舌を動かし続けた。
愛液を吸い上げ、又戻し舌を同時に挿し込むと八重の腰が逃げるように動いた。
「もっと気持ちよくしたやるよ」
男は言うと八重の脚を抱え上げ高く吊り上げた。
肛門まで晒して無防備な体勢を取らされた。
剥き出しの赤く充血したような陰核を舐め回され吸い付きながら軽く噛まれて八重の膝は力も入らなくなった。
愛液を掻き出すように指の腹で膣壁を刺激されて腰もがくがくと震える。

「八重、何故逃げた……」
耳元で村の人々の怒りの声が響き続け夢の続きを見ているようだった。
「ごめんなさい… ごめんなさい…」
八重はうわごとの様にただ繰り返していた。
何度も痙攣に襲われ、もう身体中触れられるだけで電流が流れるようだった。
ようやく指を引き抜かれ、顔を上げた男は満足そうに八重の乱れた髪を撫でた。
そのまま男の体が八重の上に覆い被さり、今度はその乳首を吸い上げた。
両手に収まる八重の小さな身体は熱く熱を帯びていた。
「やっ‥厭っ…」
言葉とは裏腹に八重の乳首が固く尖るのを男はからかう様に舌先で転がした。
854 ◆2PRZ/2omLc :04/07/04 14:32 ID:oL6rehiE
「嫌いじゃないだろう?」
男の言葉は八重に燃えるような怒りと羞恥を流し込んだ。
実際、八重の口からは拒否の言葉と共に、堪え切れない喘ぎ声も漏れてしまっていた。
膣口を指で掻き回されながら男の唾液に濡れた身体で抗いきれない疼きがあるのは否定できない事実だった。
こんなに嫌悪しつつも、挿入されるのをどこか待ちわびていた。
八重の中に湧いた怒りは男に向けられたものなのか、快楽を感じてしまう肉体に向けられたものなのか。
男の顔が、思わず睨み付ける八重の顔に近づき
「もっと教えてやるから素直になりなさい」
耳元で囁く男の言葉を認めたく無く、八重は最後の足掻きに男の腕の中で暴れた。
しかし幾ら暴れても、昂奮した男の情欲は無理にでも犯そうと乱暴に八重を抱え込んだ。
バタバタと男の身体を殴りつける拳は押さえつけられた。
脚の間に男の脚が捻じりこまれると八重の力がふっと抜けた。
幾ら抵抗しようと、こういう事をするためにここに来たのだから。
もういい、たった一度だけ、義理を果たしたら村の皆の待つ処へと逝ってしまおう。
待っていてくれるよね?…紗重、ごめんなさい。私は赦されるのかしら?
横を向いた鼻の上につと涙が伝った。
「さあ、もう観念なさい」
勝ち誇ったように男は言うと狭い穴の周辺を張り切った亀頭で捏ねまわした。
充分すぎるほど滑る穴に男のものが先端を潜らせると、恐怖に思わず八重は叫びかけたが
口に押し付けられた手拭いで喘ぎ声にしかならなかった。
見開いた瞳の中で景色がゆっくりと歪んだ。
別の部屋から漏れる三味線の音と笑いさざめく声が八重を嘲笑するかのように耳に突き刺さる。
男はお金で買った八重の肉体を自分の快楽の為に行使する権利は充分にあった。
そして酷く痛がるのも構わず狭い蕾を抉じ開けた。
押し寄せる痛みに、思わず男の身体を突っぱねようと両腕で押し返すが払いのけられ
僅かな抵抗も出来ずただ恐ろしさに目を見開いた。
痛みと屈辱に耐えながら救いを求めるように宙を見つめた。
助けを求め、追う影に後一歩で触れる事もできず、足許が崩れ落ちるように闇に堕ちてゆく。
タスケテ……
855 ◆2PRZ/2omLc :04/07/04 14:34 ID:oL6rehiE
貫かれながらぼろぼろ泪を流す顔があまりに痛々しくて、男は思わず着物をその顔の上に被せた。
視界をを塞ぐ緋色が八重に痛みと出血とを連想させ、血まみれになって斃れていた村の人々に繋がった。
懐かしい村が壊れた寂しさ、もうあの頃は戻らない。
「ごめんなさい、ごめんなさい…」
くぐもった声で泣きじゃくりながら八重は男根に刺し貫かれ傷を負った。
泡立つ性器と許しを乞う弱々しい声に興奮した男は、狭い通路を切り開いて奥まで突き上げた。
何度も突き上げ狭い八重の中が男のものを根元まで収められるようになると男は満足げに腰を振った。
傷ついた所を責められる痛みの中にも、女性としてこれから訪れる快楽の予感が漂い堪らなく辛かった。
「……もう、赦して下さい……お願い」
快感なんていらない、荊の道を血を流しながら進むのを選びたかった。
しかしそのささやかな望みも断ち切られた。
男は眼の前にふるふると揺れる若い乳房を掴み、先端の突起を口に含むと皮膚の薄い乳輪を舐め回した。
「あっ…」
いきなりの予想していなかった感触に、思わず歓声が漏れてしまい八重は消えてしまいたかった。
どんなに嫌でも、快楽を素直に受け取る肉体が恨めしかった。
男は、その時びくびくっと反応を返した膣に八重の歓びを知り、乳首をねっとりと舐めながら中を捏ね回した。
狭い八重の中が男の愛撫で尚一層窄まり、男根が喰い千切られそうになりながらも
力ずくで突き上げ、そのたび中の襞はぬめぬめと男に絡みついた。
ねっとりと糸を引く結合部の快楽に男も全身を震わせ大きく数回突き上げ果てた。

きっと壊れてしまった、八重は視界を遮られたままで目茶目茶にされた自分の身体を感じた。
痺れるような感覚に全身を襲われ、身動きも出来ずにぐったりと目を瞑っていた。
実際は泡立つ体液にほんの僅かに血が滲むだけだった。
男は八重から引き抜くと顔に被せてあった着物を除けた。
おしろいに筋を残し放心したような顔はとても幼く見えた。
その顔と、生々しい傷口から太腿に溢れる白濁した液が、赤黒い蒲団の上に奇妙な対比を生んだ。
八重は撃ち落とされた白鷺のように血の海に力無く横たわっていた。
856 ◆2PRZ/2omLc :04/07/04 14:36 ID:oL6rehiE
男は少し不安になり、その頬に滲んだ薄紅を指で擦ると軽く叩いた。
「おい、大丈夫か?」
見知らぬ男の労わりと心配が、何故かとても哀しくて気付くと突っ伏して泣いた。
全身を震わせ泣きじゃくる八重を寝かしつけようと男が触れると八重の中で何かが静かに壊れた。
「触らないで、それ以上近寄らないで」
蒲団に隠した懐剣を引き抜き、自分の胸に押し当てて八重は後退った。
「優しくなんてしないで」
「しっかりしなさい、そんなじゃ先が思いやられる」
男は八重の手元が震えているのを見て言った。

八重……早く、来て……
ずっと、ずっと待ってる……

耳にこびり付く紗重の声が甘く、懐かしく響いていた。
この一突きで紗重の元にいける?待っててくれる?
手に力が篭るその時、最後の日の宗方の真っ赤な目を思い出した。
その視線が八重の胸を貫き、紗重の声が遠ざかった。
何故、貴方が出てくるの?
忘れたはずの人を想い出して狼狽してしまった。
一瞬、指の力が抜けて刃先が下を向いた。
男はその隙を突いて刀を奪うと部屋の隅に投げつけた。
「刺せやしないだろう?……眠りなさい」
眠って全て忘れてしまいなさい、男がそう言っているように思えた。
あの頃にはもう戻れない? 忘れられる?
安堵し、酔いが回った所為もあって男はあっさりと眠りに落ちた。
857 ◆2PRZ/2omLc :04/07/04 14:37 ID:oL6rehiE
八重は独り取り残され、力無く刀を拾うと思い切り畳に突き立てた。
自分の胸を刺す代わりに、何度も、何度も。
ボロボロになった畳に汗が降りかかっても、台が剥き出しになっても。
刃が毀れ掌が擦り剥けて血が滲み、ほぐれた い草の中に突っ伏した。

意気地なし、心なんて棄てたはずなのに。
身体なんて要らないのに。
何故この畳が自分でないのだろうか?

溢れ出る紗重たち、皆への想いが消えても尚、宗方の声がもう一度聞きたい
恋しい、とそれだけが最後に八重の中に残っていたのだ。
さもしい心、貪欲な命、苦しい程の想いが八重を焦がす。
心を抉り出して死ねたらどんなにか清々とすることか……

先より静かになった部屋の外は、それでも沢山の人々の気配と衣擦れの音が深夜も明るい色町に溢れていた。
「ごめんなさい」
ぽつりと呟いて初めて八重はやっと偽りのない自分の気持ちに気付き、紗重に心から謝った。
たった2人だけの姉妹なのに、同じに生まれたのに何故妹よりも他の男を選んでしまったのだろう。
恋も何も知らなかった頃に戻れたらもう決して妹と離れはしないのに。
そしてずっと紗重を心の中にしまって生きて行けるのに。
もう今ではその場所は宗方がしっかりと根を張り想いが育ってしまっている。

紗重を棄て宗方を選んだ、それなのに他の男に抱かれる道を選んでしまったなんて。
馬鹿みたい、謝りきれないね……八重は流れに身を任せるように無気力に折れた刀を棄てた。

どす黒く濁った血の海に沈むように男の眠る蒲団に潜り込み眠った。
858 ◆2PRZ/2omLc :04/07/04 14:38 ID:oL6rehiE
けばけばしい着物もしどけない仕草も慣れてきたころ色町にそぐわない書生風の男がやってきた。
紅い提灯の明りと賑わいに翻弄されながら八重の居る場所に辿りついた。
八重が呼ばれ、独りでその座敷に上がると思わず手にした膳を落としそうになった。
宗方が、そこに座っていた。
その眼差しを受け、思わず駆け寄りたくなる衝動を堪え、おずおずと横に座った。

「お酒、召し上がります?」
八重はそう言うと一寸膝を崩した。
宗方の盃を心もち少なめに充たすと指を組んだ。
注がれた酒を黙って一息に空けそのまま盃を掌に握った。
「可笑しいわ、こんな所にいらっしゃるなんて」
首を少し傾げておかしい事も無さそうに言うと八重はじっと自分の指先を眺めた。
宗方は押し黙ったまま。変わらぬ姿で八重は自分だけが変わってゆくのを思い知った。
「他のひと、呼びましょうね」
畳に手を付いて立ち上がろうとした、その手首をさっと押さえた手ははっとするほど熱かった。
「いや、いい」
静かな声音に八重は気圧されるように再び腰をおろす。
未だまともに宗方の顔を見られないで居た。
こんな事で今更もじもじするなんて可笑しいのは私ね。
八重は自嘲するように殊更なんでもない様に少し笑った。
「何か、唄いましょうか」
しかし楽器を手にしても、奏でるでもなくしゃらんしゃらんと音を立てるだけだった。
ぼんやり部屋を眺めながら八重は何故宗方がここに着たのかは考えずに居た。
「ここの暮らしはどうだ?」
重い口を開き宗方は八重をじっと見つめていった。
八重は視線を感じながらも楽器に目を落としたままで弦を爪弾いていた。
「そんなに……わるい事ばかりというわけではないんですよ……」
パチンと弾いた弦の響が消えると三味線を脇に下ろした。
「も少し、如何?」
八重は宗方に勧めると自分も一杯飲み干し、ふぅと軽く一息ついた。
「お喋りはもう沢山ね」
ほんのりと紅く染まった目の周りは酒の所為だろうか、泣いた後のようにも見えた。
859 ◆2PRZ/2omLc :04/07/04 14:39 ID:oL6rehiE
宗方の頭は軽い酔いで痺れたようになって八重の言葉が周り続けた。
「私でよかったら、抱いて下さる?」
どうしてこんな事を言ったんだろうか……八重が僕を嫌っていたはずなのに。
いや、此処での関係でいえばおかしくは無いが、と考えると苦い味が口一杯に広がって行く。

部屋を移りさらりさらりと着けている着物を脱ぎ捨て、八重は宗方の側に腰を下ろした。
肉に血の通った温かな肌と柔らかな曲線を描く身体は仄かな明り艶めかしく浮かぶ。
宗方は思わず凝視するように八重を見詰めた。
滑らかな裸の女性の圧倒的な強さに気圧されてしまった。
宗方が固まったように何時までも手も出さずに居ると、八重はつい居た堪れなくなり
躊躇いがちに宗方の袴の膝にすぅと手を伸ばした。
表情は判らないが、しかし反応もしてくれない宗方に哀しさが募った。
八重の隠れた表情は宗方には見えないが、声は哀しげに
「やっぱり私では、お嫌よね?」
そう言い、膝に軽く触れた手を退いた。
軽い溜息を宗方に隠れて吐き、脱ぎ捨てた着物を拾った。
嫌われてむしろ吹っ切れた、と自分に言い聞かせながら泣き出しそうな気持ちで手早く着付けた。
きっとこの心のしこりもいつかは壊れてくれるはず、時が全て流してくれるはず。
そう考えるが自分の想いとの離別の淋しさが溢れ出しそうになった。
想いが零れ落ちる前に、一刻も早く部屋を出ようとする八重に宗方の手が伸びた。
ぐいっと腕を掴まれ、思わず振り返りやっと宗方の顔を正面から見た。
久しぶりに見るその顔は以前と変わらずそこにあった。
「嫌な奴とだってするんだろう?」
宗方の皮肉にぐっと言葉を呑みこみ目を逸らした。
部屋の明りは風も無いのに揺らいで、宗方には八重の眼に涙が浮かんだように見えた。
「嫌な方ばかりというわけではありませんから……」
震える声でそれだけ言うと壁に凭れた。
860 ◆2PRZ/2omLc :04/07/04 14:40 ID:oL6rehiE
宗方の中に醜い嫉妬、の炎が生まれ心を妬き尽くした。
八重は何人もの男と身体を重ねているんだ。想いを寄せる人も僕でないことだけははっきりしてるし。
心に触れる事が出来ないのであれば、身体だけの関係に僕が混ざって悪い事などあろうか?
こんなに八重のことばかり考えてしまう自分が悔しかった。
報われる事が無い想いに宗方は絞められ続けた。

両手で八重の肩を壁に押し付け俯き加減の顔を覗いた。
八重はぷいっとそっぽを向いて部屋から出ようとするも押し付ける力がそれを阻んだ。
宗方はそのまま八重の髪に手を差し入れ顔を引き寄せると強がる唇を開いた。
口づけをするのかと思いその手を振り解くと、八重は力が抜けたようにへたり込んでしまった。
この人が今、私を抱くとしたら、それは他の男の場合と変わらない。
八重は湧き上がる淋しさと悔しさを噛み締めながら宗方の手を拒否した。
再び拒まれて心はおろか、身体にさえ触れられぬ宗方は理不尽な怒りで八重を懲らしめ強引にものにしようとした。
触れることの出来ない八重を滅茶苦茶に壊してしまいたかった。憎しみさえ湧き上がった。
手を伸ばさば逃げ身を硬くする八重に苛立ち、思わず荒げた口調で
「そんなにほかの男が良いわけ?」
嫉妬の心を叩き付けるように吐き捨てた。
その言葉に八重はきっと上を向き、立ち上がると力一杯宗方の頬を張り飛ばした。
「見損なわないで頂戴、こんな所にいたってね……宗方くんの事忘れちゃ居ないんですから」
怒りに燃える目から涙がぽろりとこぼれ落ちて震える拳に降りかかった。
その滴は宗方の嫉妬の炎を一瞬で消し去った。
八重の怒りが宗方の眼を開いた。
出会い重ねた短い日々。二人で逃げた山道。全て忘れられるはずが無い。
根を張り育ち続けた想いは消し様も無かった。
861 ◆2PRZ/2omLc :04/07/04 14:40 ID:oL6rehiE
宗方は少し驚いて怒りに震える八重を見詰めた。
心は頬よりも痛んだ。
「もう、帰ろう」
沈黙を破り宗方が言う。少しやつれても、哀しい眼をした宗方は前と変わらず
八重をしっかり支えて包みこむような頼もしい姿であった。
怒りが静まり八重は寂しそうに首を振りその愛しい姿を目に焼き付けようと見つめた。
「……無理よ、もう元には戻れないわ」
言いながらも瞳の中の宗方が滲み揺らぐ。
清潔で清々しい宗方は触れてはいけないような気がして自分の馬鹿みたいな着物と化粧が恥かしかった。
もどれたら、今度こそ大切な想いを手放したりはしないのに。
宗方は強い力で八重の手首を掴んだ。その手を離すのが恐ろしかった、八重がどこかに行ってしまいそうで。
この手を放したらもう2度と八重に逢えない、そんな懼れが手に力を込めた。
「元になんて戻らなくて良い、忘れられなくて良い、一緒になろう」
そう言って八重を力強く抱きしめた。
その腕の温もりは八重の心の一番深いところに隠された扉を押し破り、
何度も忘れようとした宗方への想いを噴出させた。
幸せの大きな潮流に流されて行く自分をもう押し留める事は出来なかった。
ごめんなさい、紗重。私、もう……許してね。
八重は宗方に身を委ねた。
宗方の襟をしっかり握り締めてその肩に頬を寄せた。
「宗方くん…もう、私を離さないで。ずっと、ずっとそばに置いて下さいね」
顔を上げそう言うと宗方と唇を重ねた。
宗方の掌はその柔らかさが以前触れた時と変わらず瑞々しく産毛も残す八重の頬を包んだ。
862 ◆2PRZ/2omLc :04/07/04 14:45 ID:oL6rehiE
以上

補足
身請けのお金は真壁のお家乗っ取った宗方がちゃんと払ったって事にして下さい

宗方ぁやってないし
これから鬼畜展開したら鬱過ぎるし
かといって逃げました八重宗方できちゃいました、じゃ安易過ぎるし
難しいなあ
863名無しさん@ピンキー:04/07/04 15:15 ID:zoc9NBt+
宗方八重キタ−−!!!モエーーーー。
864名無しさん@ピンキー:04/07/04 21:38 ID:PNL05YUO
乙です!
865名無しさん@ピンキー:04/07/05 00:49 ID:gmSNjXuP
ぬぅお、後半の展開が純文風でハァハァ
866名無しさん@ピンキー:04/07/05 02:00 ID:+BL4Q2OZ
ひさびさに大作です小津
867名無しさん@ピンキー:04/07/09 22:21 ID:fCFYT1cg
ほしょ
868名無しさん@そうだ選挙に行こう:04/07/11 09:52 ID:dEjr3rho
そろそろMVP作品を決めないか?
俺は ◆2PRZ/2omLc タンに1票。
869名無しさん@ピンキー:04/07/12 06:44 ID:OmPEM2zt
>>868
作品を決めようと言ってるんじゃないのか?
その人は数をこなしてるだけじゃないかしかもメインキャラの澪繭書いて無いし

前スレのSSも読み返しに保管庫いって来る
870名無しさん@ピンキー
>>869
繭澪作品がなきゃ駄目ってなんだよヽ(`Д´)ノプンスカ
その人の桐生家への愛は、愛は・・・最高無比だと思うですよ!
茜薊への想いはすごいことになってるですよ!
桐生家好きにとってはもう。


…というか、MVPなんて決めなくていいと想う。
こん零スレじゃないんだし。