ガンダムSEEDエロ総合スレ Part19

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1名無しさん@ピンキー
ガンダムSEEDとその続編DESTINYのエロ小説の総合スレです。
気に入らないカプやシチュは、徹底スルーが基本です。
雑談はほどほどに。考察やアンチは新シャア板でどうぞ。
職人さんなどに文句を言うのはやめましょう。 ただし801は全面禁止。
ここで許されるカプは、ノーマルカプか百合だけです。
次スレは>950を取った人が立てましょう。
※又はスレ容量が500KB近くになったら次スレを立てて下さい。

前スレ
ガンダムSEEDエロ総合スレ Part18
500KB近くになったら次スレを立てて下さい。

前スレ
ガンダムSEEDエロ総合スレ Part17
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1118503389/

過去スレは>>2-5あたり
2名無しさん@ピンキー:2005/07/10(日) 08:53:47 ID:KsAsdOiz
過去スレ
ガンダムSEEDエロ総合スレ Part17
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1118503389/
ガンダムSEEDエロ総合スレ Part16
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1112278204/
ガンダムSEEDエロ総合スレ Part15
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1109943322/
ガンダムSEEDエロ総合スレ Part14
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1108000413/
ガンダムSEEDエロ総合スレ Part13
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1106119158/
ガンダムSEEDエロ総合スレ Part12
http://idol.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1102761177/
ガンダムSEEDエロ総合スレ Part11
http://idol.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1091438377/
3名無しさん@ピンキー:2005/07/10(日) 08:54:32 ID:KsAsdOiz
ガンダムSEEDエロ総合スレ Part10
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1078391662/
ガンダムSEEDエロ総合スレ Part9
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1074382296/
ガンダムSEEDエロ総合スレ Part8
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1071/10712/1071202685.html
ガンダムSEEDエロ総合スレ Part7
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1069/10696/1069657864.html
ガンダムSEEDエロ総合スレ Part6
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1067/10679/1067986563.html
ガンダムSEEDエロ総合スレ Part5
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1065/10653/1065351321.html
ガンダムSEEDエロ総合スレ Part4
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1062/10624/1062425345.html
ガンダムSEEDエロ総合スレ Part3
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1059/10592/1059225815.html
ガンダムSEEDエロ総合スレ Part2
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1054/10546/1054652749.html
ガンダムSEEDエロ総合スレ
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1034/10347/1034752307.html
4名無しさん@ピンキー:2005/07/10(日) 08:55:16 ID:KsAsdOiz
801ネタを求めている方は下のスレへどうぞ。
ガン種で801 part16
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/801/1111247555/l50

板障害に関しては「エロパロ板総合情報室」
過去スレ保管庫・即死防止については、エロパロ板ガイドを参照

「エロパロ板ガイド」 http://hhh111.s4.x-beat.com/
5名無しさん@ピンキー:2005/07/10(日) 09:00:23 ID:KsAsdOiz
うわ、>>1に変な消し残しが…申し訳ないorz
6名無しさん@ピンキー:2005/07/10(日) 09:05:49 ID:Bwh8yRze
>>1
いや、こんな時間から乙でござる
7名無しさん@ピンキー:2005/07/10(日) 10:51:03 ID:extCnEYK
>>1乙

本編では全く絡みがなさそうなのですがキラルナが見たいです。
私は文章書けないので書ける方どなたかお願いします。
8名無しさん@ピンキー:2005/07/10(日) 11:11:08 ID:mdKcy7VC
ほっしゅほっしゅ
9名無しさん@ピンキー:2005/07/10(日) 15:23:41 ID:D07b90B0
4クールはキララク・アスカガ・シンルナ・ネオマリュ
いい燃料来そうだね。正統派カップル萌え〜
10名無しさん@ピンキー:2005/07/10(日) 15:52:55 ID:oFMHvZTl
シンルナ、スゲーいい
姉弟みたいな雰囲気がいい
エチーの時は立場逆転だとなおいい
11名無しさん@ピンキー:2005/07/10(日) 16:44:40 ID:lLl0cudK
>>1

12K.C:2005/07/10(日) 17:12:05 ID:ab2SXS6y
>>1 乙です。
さっそくですけどキラメイ投下します。
前スレでリクエストした人のを見て、なんとなく自分も見たくなり書いてみました。
今週のデス種放送をご覧になってるとよりわかりやすいかと思います。
時間的にはアスランの意識がまだ戻ってない頃ということで。
それでは、どうぞ。
13キラ×メイリン 1/10:2005/07/10(日) 17:14:39 ID:ab2SXS6y
「どうですか、彼女の具合は」
「よくないね」
 思ってもいなかったことを言われて目を見開いた。
 さっき運ばれてきたのをちらりと見たときはアスランより軽傷だったはずだ。
 軍医はベッドで眠るメイリンの姿を横目で見てから、こっちへ、とキラを手招いて部屋の外に出た。
「熱が高い。意識の混濁が見られる」
「ええ……? 重傷だったんですか?」
「いや、怪我はたいしたことないよ。どうやら精神的なものだ。まあ気持ちはわからんでもないが。彼女、軍を抜け出してきたんだろう?」
 私も元ザフトだからね……、と軍医が重々しく呟いた。
 そうだ、アスランは自分の意志で脱走したのかもしれないが、彼女は完全に巻き込まれただけだろう。殺されかけてやむをえずもあったかもしれない。
 キラは目を伏せた。
「今は薬で眠らせてあるが、目が覚めたときが気の毒だよ。思いつめて下手な真似をしなければいいと刃物などは遠ざけてあるが」
「そっ…! 自殺するかもしれないんですか?!」
「万が一ということもある。何度もうなされているんだ」
「そんな……」
「アスラン君はもう目が覚めたかね?」
「いえ、まだ……」
「彼のほうが怪我は酷いが、話をきくことはできるだろう。落ち着いたら彼女の傍に行かせてやってくれ」
「アスランがいたほうが……いいと?」
「そう、思うのだが……いや……かえって逆効果かもしれないな。今はともかくそっとしておいたほうがいい。すまんが、少しここにいてやってくれないか?」
「え?」
「目が覚めて一人だと何をするかわからないんだ。私は彼を診なければならないから。……あ、いや、もちろん君さえよければだが」
 気遣うような軍医の顔を見上げて、苦笑して頷いた。今はフリーダムもないのだ。することなど他にない。
 アスランはいまカガリがついているから大丈夫だろう。それより……あの娘が心配だった。
14キラ×メイリン 2/10:2005/07/10(日) 17:16:00 ID:ab2SXS6y
 医務室に戻ってベッドの傍に腰かける。まだあどけない顔の少女が辛そうな表情を浮かべていた。夢でも見ているのだろうか。
「……汗が……」
 傍のテーブルに用意されていた布を水盥に浸して、額やこめかみの汗を拭った。ときおり小さく呻いて首を動かしている。
 ……見ているほうが辛い。
 妙な既視感を覚えた。状況はまるで逆だったけれど、以前自分も同じように夢でうなされて……そうだ、地球に降りた後。
 こんなふうに熱がさがらなかったときいた。
 何も覚えていないが嫌な夢ばかり見ていたような気がする。降下する直前、僕はあの少女を守れなかった。そのショックも大きかったんだろう。
 そのあとフレイが……。
 昔を思い出して唇をかみしめた。
「……ん……いや……っ……」
 呻き声に目を見開いてメイリンを見た――途端。
 彼女がフレイに見えた。
 目をこすってもう一度よく見る。とうとう幻覚でも見始めたかと冷静さを取り戻そうとした。だが何度見ても。
 フレイにしか見えなかった。
 顔を近づけてすみずみまでよく見た。……違う。フレイのわけがない。そんなに似ているのか? 確かに一見似ているかもしれないけれど。
 似た人なんて珍しくないじゃないか。
 でも――なんでフレイが寝ているように見えるんだ?
「いや……もう、いやっ……やめて……っ」
 身を捩って顔を背けている。その辛そうな姿に胸がしめつけられた。
 まるでフレイが苦しんでいるように見えて。
 点滴の針を抜いて彼女の手を握った。小さな手を口元に押しつける。大丈夫だから、と言い聞かせるかのように何度も指先に口づけた。
「いやあ……助け………アスラッ……」
「……っ!」
 アスランに助けを求めている。
15キラ×メイリン 3/10:2005/07/10(日) 17:16:46 ID:ab2SXS6y
 夢の中で? 違う、実際にアスランに助けられたんだ。グフの中で彼女を守るように気を失っていたときいた。もう少し遅ければ助からなかったのだと。
 事情はわからない。
 だがアスランは彼女を守ろうとして、彼女もまたアスランを……。
 アスランがいたほうがいい。
 いまこの娘が必要としているのはアスランだ。
 そうだ、早く彼をここに連れてきてあげないと。動けないのなら抱きかかえてでも、ベッドごとでもなんでも。なんで一緒の部屋にしてあげなかったんだ。
 立ち上がろうとしたとき、握りしめていた手が突如強い力で握り返してきた。
「え……?」
「ごめ……なさ……ごっ…、めんなさ……うっ……ぇっ……」
 泣いている。
 いったい誰に、謝って……。
 その痛々しい姿に、たまらず覆い被さって抱きしめた。
 頭を引き寄せて胸の中に抱きこむ。
 彼女の嗚咽が心の古傷を抉った。
 もっと早くフレイの悲鳴に気づいてあげればよかった。フレイの孤独をわかってあげればよかった。フレイだって泣いていたのに、僕は……。
 涙を唇で拭ってあげた。泣き声が少しやんで再び横たわらせる。額の前髪を指で梳きながら引き寄せられるように顔を近づけた。
 いいよね。……少しだけなら。
 眠っているんだし。
 罪滅ぼしにもならないかもしれないけど。
 かつて彼女になにもしてあげられなかったから……。
 少し開いた唇に、唇を重ねた。
 優しく啄むような口づけ。柔らかい感触に思わず何度も触れあった。少し漏れる吐息にもっとしたくなる気持ちがこみあげてくる。
 こんなふうに誰かに優しくキスしたことはなかった。
 慰めるようなことも。……慰められたことはあったけど。
 調子に乗っちゃいけないと思いつつも、やっぱりとまらなかった。わずかに開いた唇の隙間から深く口づけていく。
16キラ×メイリン 4/10:2005/07/10(日) 17:17:26 ID:ab2SXS6y
 潜り込ませた舌に反応した。
 そっとかき混ぜていく。戸惑うかのように少しだけついてきた。無意識なのかもしれない。だけど応えてくれている。
 少しずつゆっくりとキスを深めていくと、次第にうっとりとしたような吐息がきこえてきた。
 もしかして……喜んでくれている?
 手を握りしめる。指が絡まるように動いた。唇を離すともどかしげに求めてくる。たまらずまた口づけた。
「ん、……ふぅ……ふぁ……」
 ダメだ、もう……とまらない。
 誰かが部屋に入ってくるかもしれないとか、目が覚めたら驚くかもしれないとか、そういうことが頭の中から消え去った。ただ欲求がとめられなくて。
 口づけながら髪や胸元に触れていった。
「……んぅ……ふ、んんっ…………え……?」
 ……目が覚めてきた。
 もったいないと思いつつも、驚かせたくなくて名残惜しげに身体を離した。まだ焦点のあわない瞳がぼうっと僕を見上げてくる。
 目があいて、息を飲んだ。――なんてことだ。こんなに似ていたなんて。
 あの人じゃない。違う人なのに。残酷なほどよく……似ている。
 君を恨むよ、アスラン。
 なんでこの娘を連れてきたの。なんでよりによってこんなに似ている人を。
「………………シ……ン……?」
 え……?
 いま、なんて……?
 僕を見て、誰か知らない人物の名を口にした途端――彼女の顔は恐怖でひきつり。
 耳を裂くような悲鳴をあげた。
「い……いやあああぁぁぁーーーーっっっ!!!!」
 腕を振り上げて僕を追い払おうと暴れた。顔を左右に振って殴りつけるかのような勢いだ。慌てて両腕を押さえこんだ。
「お、落ち着いて! 君は助かったんだよっ!」
「いや、いやあっ! 殺さないでっ! 助けて、もういや、いやあっ!!」
17キラ×メイリン 5/10:2005/07/10(日) 17:18:05 ID:ab2SXS6y
「……くっ、しっかりしろっ!」
「やめて、シン、いや、助けて、アスラン、助けて、いや、いや、シン、やめて、シン、いやっ、いやああああっ!!」
 ダメだ、恐慌状態だ。
 僕を誰かと勘違いしている。そいつが、シンというやつが、君とアスランを殺そうとしたやつか。
 シン……?
 どこかできいた名だ。
「やだ、いや、ごめんなさっ、やめて、お願い、殺さな……んんっ!」
 仕方なかった。
 落ち着かせるために無理やり口づけた。さっき眠っている君にもしてしまったけど。あんなふうに優しくできないけど。
 なかば強引に深くすると、息を飲んで抵抗をやめた。
 嫌がってはいるけれどさっきまでの怯えが徐々に消えていく。キスなんてされたことがないのか、それともただ驚いているのか。
 ひたすらキスを繰り返した。震えが少しずつ消えていく。押さえつけていた手を離して頭を抱きこんだ。
 ……なんでとまらないんだろう、僕。
 もういいだろ。落ち着かせるだけならこれ以上しなくてもいいじゃないか。
 なのに、とまらない。
 なんの反応もしない。まるで人形だ。死んでしまったかのよう。さっき眠っていたときのほうがまだ生きていた。
 心を捨てようとしている。
 自分を消そうとしている。
 あまりにも怖かった現実を見たくなくて、意識を失おうとしている。
「……ダメだ、逃げるな! 君は生きてるんだからっ!」
 生気のない瞳に語りかけて、唇を噛みしめた。……きこえていない。いや、きこうとしていないんだ。たぶん殴っても反応しないだろう。
 なら――しょうがない。
 立ち上がって入口の扉にロックをかけた。上着を脱ぎ捨て、ベッドのカーテンを閉める。彼女の上のシーツを払いのけた。
 このままじゃこの娘の心は壊れたままだ。ショック療法に近いけれど、手っ取り早く現実を取り戻させるには、これしか……。
18キラ×メイリン 6/10:2005/07/10(日) 17:18:44 ID:ab2SXS6y
 本当はアスランにまかせるのが一番いいのかもしれないけど。
 意識すらまだ戻ってない彼と、彼につきそっているカガリのことが頭に浮かんだ。
「……メイリン」
 名を呼んでもどこが遠くを見つめているようにぼんやりとしていた。頬に手をそえて診察着を捲りながら下着を纏っていない身体に触れていく。
「これは夢だよ。夢なんだ。だから、戻っておいで」
 柔らかな胸に口づける。
 わずかにピクンと反応した。吸い上げる。形を変えて尖ってくる。膨らみを確かめるように手で優しく揉みほぐした。
 メイリンの瞳に少しずつ嫌がる色が見えてきた。
 やっぱり身体から伝えたほうが効果あるんだ。肌をあわせたくなってインナーを脱いだ。腰を引き寄せて肩口にキスしながら抱きしめていく。
 あちこちに優しくキスしていくと、もどかしげに腕で背中に触れてきた。
「ん、ん……や……」
「……メイリン……」
「いや、離して……アスラ……アス…ラン……」
 アスランを求めている。
 卑怯だと思うけれど、この際彼の名前を借りることにしよう。
「……僕だよ、メイリン」
「あ……アスラ……?」
「アスラン、だ……メイリン……」
「あ……あ……」
「いいから、何も考えなくていい……」
 メイリンがしがみついてきた。
「こ、怖かっ……うっうっ、……うえっ」
「メイリン……」
 口づけを交わす。
 首を引き寄せて泣いている彼女の嗚咽ごと絡めた。たどたどしく応えるメイリンに少しずつ気持ちが高ぶっていく。
19キラ×メイリン 7/10:2005/07/10(日) 17:19:19 ID:ab2SXS6y
 フレイに似た少女。
 フレイと同じように傷ついて泣いている少女。
 助けてあげたいと――どうして思わずにいられるだろうか。
 舌を絡める動きを早めた。飲み込みきれない唾液が零れていく。キスに夢中になっている彼女の隙をついて、足の間に少しずつ指を忍ばせていった。
 ……濡れている。
 指先が触れただけで大きく足が痙攣した。感じてる証拠だった。ゆっくりと深く入れても身体は嫌がらなかった。
 膣内で指を動かす。
 メイリンの吐息が熱くなった。息だけじゃない、中も……ぐっしょりとどんどん濡れて熱くなっていく。もしかして、これ……。
 躊躇わず激しく指を出し入れした。
「あ、あっ、ひぁああっっ」
 ピュッ、ピュッ、と飛沫があがって手首や腕、僕の胸にまで飛んできた。……こんなに感じやすい娘だったなんて。
 もしかして、相手がアスランだと思っているから……か?
「…………」
 ……なにを今さら。騙して抱こうとしてるくせに。
 まだビクビクと震える足を広げて、舌を使って濡れたそこを舐めとっていった。メイリンの艶声をきいているうちに自然と自身も熱くなっていく。そろそろ限界に近かった。
 入れる衝撃を少しでも紛らわそうと胸を再び愛撫する。乳首を舌先や指で刺激しながら入口にあてたモノを少しずつめりこませていった。
「…んっ、……う、んぅぅっ」
「……力を、抜いて」
 言ってもきこえていないだろう。だがメイリンは、はあ、と熱い息を吐いて異物を迎え入れようとしていた。
 彼女の嬉しそうな――顔。
 快楽を感じようとしているのか、それとも抱かれる幸せを感じているのか。
 どちらにしろ、もうメイリンは心を置き去りに遠くにいこうとはしていなかった。
「……感じて、ただ……僕を」
20キラ×メイリン 8/10:2005/07/10(日) 17:19:57 ID:ab2SXS6y
 虚しさと、少しでもこの娘を助けることのできた喜びをかみしめながらゆっくりと腰を動かした。
 擦れ合った箇所から熱が生まれる。
 彼女の熱い吐息が耳元に届く。
 少しずつ奥へ、奥へと締まりを味わいながら進んでいく。先端が何かに当たる感触がしてまだ破瓜前だとわかった。……躊躇いが生じる。
 だけど……もっと感じたい。
 もっと激しく、この娘を抱きたい。
 僕だって寂しかった。僕が守りたい人はとても強いから。ずっと一人でいるような気がして……寂しかった。
「あ、ああ……っ!!」
 グイッ――と押し込んだ瞬間、最奥まで届いた。
 しばらくそのまま動かずにいた。フレイのときは泣いて痛みに耐えていた。今はまだ動かない方がいいだろう、と思っていた……ら。
 メイリンの腰が勝手に動きだした。
 僕のを全身で味わおうとするかのように必死で動かしている。……処女、だよな? たった今それを確かめたが。
 顔を覗きこむと、キスを求めて頭を抱きこまれた。
 なんて嬉しそうな顔して……まだ正気じゃないけど……くそっ!
 もう容赦しなかった。アスランだと思ってるならそれでいい。ただ気持ちよくさえなってくれればいい。
 両足を広げて腰を持ち上げる。
 唇を離して、ただ結合部にだけ意識を集中させた。
「ふ、あっ、あうっ、はうっ、……んんぅっ!」
「くっ……うっ……」
 膣内の動きがまたうねるように違った動きになった。
 たまらず、回転させたり突き込んだり、捻りこんだりしていく。初めてとは思えないほどの感度の良さに次第に僕も夢中になっていった。濡れ方がまた普通じゃない。
 くそ……なんて、気持ちいいんだ……これじゃ、もう……。
 まだだ、と彼女の身体を持ち上げた。上から押し込むようにしていく。体位を変えてもメイリンは必死になって動きについていこうとしていた。
21キラ×メイリン 9/10:2005/07/10(日) 17:20:35 ID:ab2SXS6y
「はぁ、はぁ、……くっ、……メイ、リン……」
「あぁぁっ、はあ、…い、……いい、そこ、……そこ、だめっ」
「……こ、こ……? この、……上のほう?」
「んんぅっ……! い、いっちゃ……っ!」
 また潮を吹いた。
 結合部から漏れてくる透明でしょっぱい味に一層興奮した。背中を抱きしめてしっかりと肌をあわせ繋がりを深めていく。
 不思議だった。
 もうこの娘が誰なのかなんて、どうでもよくなっていた。
 ただもっと感じさせたくて、僕ももっと感じたくて、身体の動きがとまらない。意識がなくなりかけていたのは僕のほうなのかもしれない。
 セックスがこんなに気持ちいいと思ったのも久しぶりだった。
 女の子って、感じ方ひとつでこんなに変わるものなんだ……。
「あうっ、あうっ、…ふ、うっ、はっ……だ、だめ……もう……」
「……う、うん……僕も、もう……ダメ、みたい……」
 高速でジュポジュポ出し入れするそこが何層にもなって肉壁を締めつけてくる。
 乱暴に動くのがとめられずそのまま膣の奥をズンズンと押しつけていった。
 絶頂が近いのかメイリンの眉間に皺が刻まれ目をぎゅっと閉じている。膣も呼応するかのようにキツくなった。肉棒が壊されそうなほど痛い。
 限界がきた。
 一番奥に埋まっていたそれが爆発するようにビクビクと痙攣して、容赦なく子宮壁にまで熱い飛沫をたたきつけた。
 そのままメイリンも三度目の絶頂を迎える。
「あ……んぅっ!! んんっーーーっ!!!!」
 あたたかい襞が締めつけるように痙攣している。
 沈めた状態で射精しながら彼女と一緒に極みをのぼった。
 とまりそうもない勢いに興奮をおさえきれず再び口づけを交わしていく。
「ん……あ、ぅ……ふぅ……スラ、ン……」
 ああ、やっぱり彼女、アスランのこと……こんなに……。
 いい、それでも……もうどうでも、いい。
22キラ×メイリン 10/10:2005/07/10(日) 17:21:18 ID:ab2SXS6y
 子宮の中に熱い精液をすべて注ぎこみながら彼女の舌と咥内を味わった。次第に気持ちよさそうに意識を失っていくのを見守りながら唇を離していく。
 最後にもう一度だけ、キスをした。
 目が覚めたら今のは全部夢だと思うだろう。そうしてくれたほうがいいような、覚えていて欲しいような……。
 名残惜しげに身体を離した。
 服を着て、彼女の汚れた身体を拭きとっていく。脱がした診察着を再び着せた。
 手で頬を撫でながら顔を見下ろした。
「……君を帰してあげるよ」
 ザフトに。
 ここにいたって君は一人ぼっちだ。……今は無理でも、いつか必ず。
 もう誰も泣かせたくなかった。

FIN
23名無しさん@ピンキー:2005/07/10(日) 17:24:15 ID:rZV7xAmX
GJ!
24名無しさん@ピンキー:2005/07/10(日) 18:22:53 ID:7oqDpV5q
キラさん さすがですね。
25名無しさん@ピンキー:2005/07/10(日) 19:12:06 ID:hZ0i/LzA
き・・・吉良様こえええ(((゜Д゜)))処女まで奪って夢の中の話にするとは・・・職人様GJです!
26名無しさん@ピンキー:2005/07/10(日) 19:12:58 ID:hZ0i/LzA
き・・・吉良様こえええ(((゜Д゜))
処女まで奪って夢の中の話にするとは・・・職人様GJです!
27名無しさん@ピンキー:2005/07/10(日) 19:36:16 ID:iTgIuOnI
フレイを思い出しながらフレイと同じ手段しか取れないダークで無力なキラGJ!
28名無しさん@ピンキー:2005/07/10(日) 20:58:57 ID:l+6Bd/iz
着眼点もいいですね・・・というか、
シードヒロインズのメイリンを見ていても思うんですが、
メイリン=フレイと捉えても、無理はないと思います。
29名無しさん@ピンキー:2005/07/10(日) 23:40:07 ID:ZUyZNugN
シンステ・・・
死んじゃったけど誰かかいてくれませんか?
30名無しさん@ピンキー:2005/07/11(月) 02:13:50 ID:Fueeh2Lg
>>29
死人に拘ったらフレイ様とかどうするんだよw
31名無しさん@ピンキー:2005/07/11(月) 02:15:48 ID:1NVIVRQP
シンステは仔犬とか仔猫がじゃれあってるようなプラトニックさに萌えてるせいか、
どうにもエロ方向に思考が向かないんだよな。
プラトニック系に走るとここじゃスレ違いになるし、難しいところだ。
32名無しさん@ピンキー:2005/07/11(月) 03:02:28 ID:j4qJSvAI
全く自然に寝取り属性のキラ様萌え〜
33名無しさん@ピンキー:2005/07/11(月) 10:21:22 ID:2Si8dNZ7
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       l::::::::{:::::::  { ヽ、l  `ヽ、  |  _,.- ´  l ,ィ´::
      ,1::::::::ヽ::. 、ヽ  `    `' ‐i‐''´     ´ l/:
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    ノ.::::::::::::/..::::  l`ヽ、\    __     / _」
    ゙ヽ、::::::::/.::::::  .:::l`ー-ニヽ、       ∠‐ ニ-1./
   _,.-‐':::::::{ :::::::. :::::!     ̄ ヽ、    /‐,彳 _ //::: ::
  /イ::::::::::::::ヽ;::::::::... :{   ヽゝ ヽ |~「.「 / ´/彳l::::::
    `゙ゝ::::::::::::::ヽ:::lヽ:.ヽ  l`゙ヽ ,、l|.|| ̄フ `7 | ::l:::::
キラ…君は他人の女を寝取らずにはいられないのだよ! それが人の夢! それが人の業! それが…
スーパーコーディネーターの性さ! ハーッハッハッハ!
(私もそうしたかったんだよ…でも複製人間だからあっちの方はどうも…)
34名無しさん@ピンキー:2005/07/11(月) 10:29:42 ID:577HEkK6
公式サイトで新キャラ、アビー・ウィンザー来た。
メイリンの後任だがメイリンの方が数段かわええ・・・
35名無しさん@ピンキー:2005/07/11(月) 10:54:20 ID:2Si8dNZ7
>>34
だから後任はヴィーノにやらせてやれや、と。
今更新キャラクターも無いでしょう。
36名無しさん@ピンキー:2005/07/11(月) 13:45:26 ID:b29PU/k2
>>34
あんまり、…の方がとかいう書き方はしないほうが良いと思われ。
37K.C:2005/07/11(月) 14:31:51 ID:UOvtgbu2
メイリンって人気あるんですね。
キラ罵倒を覚悟で投下したんですが……
いやキラならこれくらいやるだろうと(やりすぎ)

>着眼点も…
他にキラメイの接点が思い浮かばなかったんです。
メイリンみたらフレイにしか見えないですよね。
フレイ様をこれ以上弄んでほしくない気持ちと、
動揺くらいしろキラ、という気持ちが両方……複雑。
38名無しさん@ピンキー:2005/07/11(月) 15:56:19 ID:8mvdwFuu
>>K.C氏
うひっ、意外とありなんでは?
ってかんじでするっと読めて面白かったですよ
ごちそうさまでしたw
39名無しさん@ピンキー:2005/07/11(月) 20:58:11 ID:XZuHixg+
>>13-22
乙ですー
また書いてくれるとうれしいです
40ハイメイ1/12 ◆VD8DX/Tl/M :2005/07/11(月) 22:13:48 ID:+n00lW2+
スレまたぎでハイネ×メイリン後編、投下します。

【Breathless 後編】

 「やっ……何……!」
 またしてもいいところで邪魔をされて、メイリンは真上にあるハイネの顔を思いきり睨みつけた。
(この人、何なの?! 自分から言い出してきた勝負なのに……!)
 どうしていつもいつも、決着がつく前に勝手に終わらせようとするのか。
 怒りに燃えるメイリンを、ハイネは逆に冷ややかに見つめた。
「進歩がないんだな、メイリン・ホーク」
 何の感情もこもらない声で、男はメイリンを逆上させるようなことを言う。
「な、何がですか?! あなたこそ、どうしてまた途中で……っ」
「最後まで見てられるかよ」
 そう言うと、ハイネはメイリンの濡れた秘所に手を伸ばし、外に垂れたものを乱暴に指で拭った。
「あう……!」
 突然の刺激にメイリンは思わず声をあげた。
「誰のことを思い浮かべて、こんなもの出したんだ?」
 ハイネは濡れた指をメイリンの口に突っ込んだ。嫌がって顔を背けるのを追いかけて、強引に喉の
奥まで突き入れる。
「んぐ……はっ……ぁう……」
 ハイネの指が口腔を犯してくる。自分の中から溢れたものを舐めさせられる屈辱にメイリンは
震えたが、何故か逃げることができない。
 すでに火照り出している躰が、何でもいいから刺激が欲しいと求めている。男の指に舌を絡めて、
ここからはじめて欲しいと強請る。
41ハイメイ2/12 ◆VD8DX/Tl/M :2005/07/11(月) 22:15:42 ID:+n00lW2+
 愛液を舐め尽くされ、逆にメイリンの唾液で濡れた指を、ハイネは入れたときと同じく無理矢理
引き抜いた。あ、と小さく喘いで、メイリンは口角から一筋の滴りをこぼす。半眼になった眼は
潤んで、男の欲望をそそり立たせる光をその奥に潜ませる。
 それでもハイネは、容赦ない言葉でメイリンを拒絶した。
「バカにするのもいい加減にして欲しいな。君にとって男ってのは、何なんだ? 君を気持ちよく
させるための道具とか装飾品でしかないのか? それとも姉さんを倒すための武装の1つに過ぎない?」
 ぎくりと躰を震わせて眼を見開いたメイリンは、ハイネの追求に怯えて、顔を横に背けた。
「本当に欲しいものには、見ているだけで手が出せないくせに。臆病なんだな、メイリンは。それでいて
どうでもいい相手には積極的になれる……いい加減、ルナマリアを透して男を見るのはやめたらどうだ」
「そ、そんなんじゃな……!」
 姉の名前を出されて、メイリンは思わず恐怖を忘れてハイネを見たが、すぐに言葉を凍らせた。
 ハイネの冷静な視線がメイリンを縛っている。その色はアスランの瞳の色に似ている。透明感の
ある緑。緑柱石の光が心を映し出すようだ。
 2人の眼が同じ色をしていることにも気づいていなかった。
 自分はハイネを見ていない。彼の言葉をこんな形で裏付けられるなんて。
「……俺は、逃げ道にされるのは真っ平ご免だ」
 ハイネの言葉が苦く胸に刺さる。
「いったいどっちから逃げたいんだ? アスランか? それとも――ルナマリアか」
「やっ……言わないで……」
「自分自身から逃げたいんじゃないのか……? それじゃ、誰が相手でも君は」
「いや! もう言わないで!」
 メイリンは叫び、両手で頭を抱えてぽろぽろと涙をこぼした。
 そんなことはわかってる。自分は――誰が相手でも、満足できない。
 理想の男性の隣にいたって、ルナマリアへの劣等感が消えるわけではない。メイリン自身は何も
変わっていないのだから。そんなことはわかっていて、逃げた。
 どうして逃げちゃいけないの? どうして立ち向かわなければならないの?
 真っ向から闘って勝とうなんて、思っていない。
 だってその相手は、大好きな姉なのだから――。
42ハイメイ3/12 ◆VD8DX/Tl/M :2005/07/11(月) 22:17:27 ID:+n00lW2+
 声を出さずに噎び泣くメイリンの髪を、ハイネの指が優しく梳いていく。
 ツインテールを解かれて、赤い河が枕を埋めるように広がった。
 髪と一緒に心まで解かれてしまったのか。止まらない涙をどうにもできなくて、メイリンは縋る
ようにハイネを見た。
 指が髪を離れて、涙を拭いた。
「……好きなだけ、泣けよ。別に急いで止めることはない」
 ハイネは諭すように言って、メイリンの隣に寝そべった。まだ服を着たままのその胸に抱かれて、
紅の軍服を涙で濡らす――そこだけ燕脂色の染みをつくる。
 自分でも認めたくなくて、心の奥底に沈めて鍵をかけたまま忘れていた感情を掘り起こされて
しまった。もう止まらない。全てを吐き出してしまうまでは。
「ど…したら、いいの……?」
 泣き過ぎてひりひりと痛む喉の奥から、メイリンは小さな声を絞り出した。
「あ、あたし……どうしたら……」
 本当に欲しいものをやっと見つけたのに、それは姉にとっても同じように大切なものだった。
 諦められない。でも、闘えない――闘いたくない、ルナマリアとは。
 きっとまた、叶わない。惨めに敗北し、何もかも失う。アスランもルナマリアも両方同時に失くして
しまう。
 こんなことになるなら、欲しいものなんか見つけない方が良かった。
 アスランに近づく勇気もなく、諦めることもできず、ルナマリアに正面からぶつかることもできず
――八方塞がりで、ただ狭い世界に自分を閉じ込めるだけ。
 どうしたら本当の自分を晒け出すことができる。どうしたら全てを受け止めてくれる男と巡り会える。
どうしたら――。
 幸せになれる?
 先刻まで饒舌だったハイネは、メイリンのその問いには答えず、黙ったまま震える小さな唇に己の
唇を重ねた。
 その小さな戦慄きを止めるのは、これしかない、と言うように。
43ハイメイ4/12 ◆VD8DX/Tl/M :2005/07/11(月) 22:19:10 ID:+n00lW2+
 夕陽のオレンジを模したようなハイネの髪の周りに、メイリンの茜の髪が雲のように広がる。
 自分の胸に顔を埋めている男の頭を、メイリンはまさぐっていた。唇を捉えていたものは涙を流し
続ける瞼に労るように口づけた後、濡れた頬、鼻筋へと移動して、顔中に優しく触れてきた。反らした
顎の線を舌先がつ、と辿り、それは徐々に下へと降りていって、収まるべくしてそこにある。
 エリートの象徴である赤服を脱ぎ捨てて、ここにいるのは唯の1人の男。
 慣れた行為なのに、今日は妙に気恥ずかしい。自分に触れている男が何を考えているか気になって、
胸が高鳴る。……余裕がなくなる。
「んっあっ……ハ、ハイネさ…ぁん……」
 何か頼るものが欲しくて名前を呼ぶと、男は顔を上げて小さな頬を撫でてきた。その大きな掌に
まだ乾いていない頬を摺り寄せる。どうしてか少し、安心した。
「姉さんのことが好きか、メイリン……?」
 躰だけでなく心まで全て開いてしまえ、と言うようにハイネは質問を続ける。
「……昔から……何をしても叶わなくて」
 誰にも言ったことのない言葉が、メイリンの口を吐いて出た。
「いつだって、みんなが見てるのはお姉ちゃんの方……あたしは……姉のおまけでしかない……
みんな、そんな風に見てる……」
「そんなことないだろ」
「そうだもの……! 初めて会った人には必ず言われるもの……『君、何て名前? ホーク姉妹の
下の方……ああ、ルナマリアの妹か』って」
 言いながら、メイリンは目の前の男はその台詞を言わなかったことに気づいた。最初からフル・
ネームで自分を呼んだ。メイリン・ホーク、と。
 誰かの妹ではなく、それがおまえ自身なんだと、最初から教えようとしていたのだろうか。
「……俺が最初じゃなかった筈だぜ?」
 メイリンが何を考えているか知っている、とばかりにハイネは言った。
「そ…かな……。ほかにも、いた……?」
「いたさ。君が覚えていないだけ、だろ」
44ハイメイ5/12 ◆VD8DX/Tl/M :2005/07/11(月) 22:21:16 ID:+n00lW2+
 ハイネの頭にはすぐ、少し気弱なところのある整備士の顔が浮かんだが、メイリンは思い出せずに
いるようだった。
(あいつも苦労するな……)
 確かにホーク姉妹は難しいタイプだ。メイリンの心を本当に掴むには、ライバルの男よりまず最初に
ルナマリアを越えなければならないのだから。
「君にとってルナマリアは、大事な存在なんだな」
 姉への愛憎に葛藤する自分を漸く認めることのできたメイリンは、ハイネの問いに素直に答えた。
「……自慢の姉、なんです……」
 この言葉を口にするのに、随分時間がかかってしまった。
 恥ずかしそうに小さな声で打ち明けたメイリンに、ハイネは微笑みかけた。
「自慢の姉に、可愛くてたまらない妹、か。……いいな、姉妹って」
「そ、そうでしょうか……?」
「そうさ」
 ハイネの言葉は今までの姉と自分との関係を変えてしまう。
 何と答えればいいのかわからずまた黙ってしまったメイリンの胸の膨らみに、ハイネは指を這わせた。
「あぁっ……あん……んっ……!」
 どうしてだろう。今日は、やけに感じる。これくらいの刺激はいつもなら物足りないくらいなのに。
自分を覆い隠しているものを全て取り払ってしまったから、なのだろうか?
 演技をするゆとりは今のメイリンにはない。感じながらももっと先の感覚を求めて、躰がぶるっと
震えた。
「気持ちいいか、メイリン?」
「あ――は、はい……いい……気持ちいい……あぁん……あん……」
 ハイネの両手が全身を這い回る。胸から脇腹へ、そして背中へ、太股へ。
 メイリンの肌は滑らかで、男の掌に吸いつくようだった。内股に差し入れてさわりと撫でさすると、
自ら足を絡めて次の場所へと誘おうとする。少しずつしか近づいて来ない意地悪なその指を、全ての
感覚が集中するポイントへと。
45ハイメイ6/12 ◆VD8DX/Tl/M :2005/07/11(月) 22:25:11 ID:+n00lW2+
 突然、心臓が跳ね上がったのに気づいて、ハイネは焦りを感じた。動悸が止まらない。欲望が
スピードを上げて、彼自身を先へ先へと急がせる。望むままハイネはメイリンの乳房の頂点を唇で
強く摘み、同時に指をメイリンに促された場所にするりと滑り込ませた。
「アッ――ァあんッ、ア……ッ、やっ、そこぉ……ああぁ……っ」
 メイリンは喉を仰け反らせて喘ぎながら、ハイネの細い髪に指を絡ませた。金髪と赤毛の中間の、
明るいサンライズ・イエロー。ハイネ自身の陽気さを表現するかのようなその髪は、隠された彼の
繊細さをも潜ませて、女の髪のように柔らかく指先を包む。
 髪から辿ってハイネの顔に手を伸ばしたメイリンは、こめかみから伝わる彼の脈の速さに息を呑んだ。
 ドキドキしている。これは、誰――? 自分の心臓じゃない……。
 いつもなら男が夢中になっている証拠を掴んで勝ち誇ったような気持ちになれる。だが今日の
メイリンは、ハイネの高ぶりに引っ張られるようにして悦楽に没頭していく自分自身に翻弄され、
どうしようもなく逃げ出したい気分になっていた。逃げ出したいのに、やめられない。一方で躰は
もっと、もっととせがんでいる。心と躰が切り離されて、どんどん遠いところへ連れて行かれる。
「んっ、んっ……ああ、イヤ……」
 知らない自分に動揺している間にも、ハイネの愛撫がまた、メイリンの躰の反応を変えてしまう。
乳首はそそり立って、男の唇がよりそれを捉えやすいように膨らんでいる。そしてもう一カ所――
指先を受け止めて濡れ始めた場所の近くで、目印のように露になる。それが。
 ハイネの親指が、その場所を強く圧迫し、膨らみ始めた蕾を押し潰した。まだ、咲いてはいけないと
言うように。
「あぅ……! やっ、ダメぇ……んふッ、あァ――あ――!」
 蕾は開けなくても、蜜は止められない。くぷりと溢れたそれがハイネの指を暖かく濡らし、僅かに
中を広くした。それを敏感に感じとって、ハイネは親指を花芯に宛ったまま、残りの指をさらに奥に
進める。
46ハイメイ7/12 ◆VD8DX/Tl/M :2005/07/11(月) 22:27:19 ID:+n00lW2+
 中に溜まっているものの熱さとぬめりに、ハイネの鼓動はさらに速くなる。彼自身も、もう何も
考えることはできなかった。目の前にあるものを味わい尽くして、全てを飲み込んでしまいたい。
メイリンの内側の肉がふるふると揺れて彼を誘っている。もう充分だ。早く、入って来て。
 そんなに呼ばなくても、ハイネ自身ももう限界だった。呼吸が苦しい。全身が汗ばんで、抑えられ
ない熱は更なる高みへと飛び立つエネルギーになる。もうこの躰を鎮めることができるのは……
メイリンしかいない。
 欲望に潤んだ瞳でメイリンを見据えたハイネは、爆発寸前の熱の塊を何とか制御しながら、ゆっくり
と確実に最後の場所へと分身を突き刺した。
「くぅあ……ッ! ああッ! ああぁうぅ……っ!」
 想いを注ぎ込むようにそれは入ってくる。メイリンの中で2つの熱がぶつかり合う。
 慣れていると思っていた。誰と抱き合ってももう新鮮なものは感じないだろうと。
 快楽のせめぎ合いの中で、メイリンは自分が間違っていたことを知った。
 何人の男と躰を重ねようと、全てを知ることはできないのだ。だってこんな感覚、こんなのは、
初めて……びりびりと全身を貫いて背中を弾ませ、その一点に集約されていく……他はすべてが
痺れて、もう何の感覚もない。
 躰が言うことを聞かない。力が入らない。ハイネが腰を動かす度にどうしようもなく衝き動かされて
のたうつ四肢と、弓なりになって硬直する背中――そして絶え間なくあげ続ける、狂ったような声
すらもメイリンの意志ではなく、抗えない糸に振り回されているだけ。
 自分以上に自分を支配するものを、メイリンの内壁は強く締めつけた。
「う……ッ、メイリン、おまえ……」
 思わずハイネが漏らした声も、メイリンには届いているようで、届いていない。
 聞こえない。何も。鼓動がうるさすぎて――自分の声が、邪魔だ。
 それでもやめられない。もっと……もっと激しく……全てを、押し流して。
「アッアッ……あうぁ……ッ、い、いいィ……! イッ…ちゃうぅ……はぁあ……っ!」
「もうダメか?……もっと感じろよ、メイリン……」
 荒い息の下から、ハイネが囁く。メイリンを責めたてながら自らの限界を探っていたハイネは、
彼女の中で身動きできなくなっている分身に気づいて、珍しく慌てた。
47ハイメイ8/12 ◆VD8DX/Tl/M :2005/07/11(月) 22:29:28 ID:+n00lW2+
「おい、メイリン……締めつけがきつすぎる……これじゃ抜けな……んッ!」
 さらに強く絡みついてくるその刺激に、ハイネは息を詰めた。汗が流れる。愛液で濡れそぼった
メイリンの淫らな肉が震えながらまとわりついて、ハイネ自身を搾り取ろうとする。
 逃げられない――彼女だけでなく、彼も。
「あッ……くぅ……これじゃ、中に出すしかな――緩めてくれ、メイリ……んぅっ!」
 間に合わなくなる――そんな男の躊躇いを嘲うかのように、メイリンはさらにハイネを強く束縛
した。無意識の行為で、メイリン自身はもうハイネの様子など眼に入ってはいなかったのだが。
 要求が通らないことに焦りながらも、ハイネ自身、もう解決する方法が見出せなかった。このまま、
成すがまま行き着くところまで行ってしまうしかないのか。
 メイリンの方からその結論を口にするその声を、ハイネはどうにか聞き取った。彼の耳も、徐々に
役目を果たさなくなっている。
「あっ、もう、無理……! 止まらない――このまま……! あッああッ」
「このままって、そんな――息を止めるな……っ!」
「はっあ……も、イかせて……早く……ぅうっ、く、くるし……あゥ! ンああッ!」
「だから息をしろって……! あ、ああ……っ!」
 上擦る声。高鳴る鼓動。どこまでも熱くなる躰。あれほど激しかった息遣いが聞こえない。呼吸が
できない。息を吐けば――そのときは、もう。
 迷いを捨てたメイリンと、まだどこか吹っ切れていないハイネは、いつもとは違う立場にお互いを
置きながらもしっかりと抱き合い、その瞬間を迎えた。
「……ひぁああっ……ん! んんッ!……ア、ア、アアアァんッ!!」
 メイリンの声が2人を結びつける。心臓のリズムを合わせ、吹き出す汗を混ぜ合わせて1つになる。
最後に迸った流れさえ、どちらのものかわからないほどに。
 欲望の後の余韻にしては高すぎるその体温は、どちらが熱したものだったのだろうか。
 2人は同時に、胸に溜まった愛欲の名残を一気に吐き出した。
48ハイメイ9/12 ◆VD8DX/Tl/M :2005/07/11(月) 22:31:24 ID:+n00lW2+
 ぜいぜいと荒い息を吐きながら、メイリンはうっすらと眼を開けた。
 目の前にあるハイネの顔も紅潮している。彼の息も荒い。静かな室内に、2人の呼吸音だけが響く。
 激しかった……こんなに激しいのは、初めてかもしれない。
 やがてハイネが呟いた。
「いつもそれくらい、しっかり息してりゃいいのに」
「え?」
 言われている意味がわからず潤んだ瞳を向けると、思いの外優しく、髪を撫でられた。
「ルナマリアの側は、息苦しいか……?」
 メイリンは驚いて眼を見開いた。ハイネの声色は今までのからかうような響きを失っていた。低く、
静かに、暖かくメイリンの中に染み渡っていく。宝石のように冷たく輝いていたハイネの瞳までが、
深い森のような穏やかさに変わって自分を包んでいるのが感じられる。
「……しっかり息をしろよ、メイリン。落ち着いて、深呼吸して、そして――アスランのことを、
ちゃんと見てやれ」
「ハ、ハイネさん……」
「そうすれば、欲しいものはきっと手に入るさ」
「で、でも……アスランさんは、お姉ちゃんも……」
「それは、アスランが考えることだ」
 ハイネは素気なく言い放った。
「君は遠慮したり、嫌いになったりする必要はない。アスランのことも、ルナマリアのことも――
君自身のことも。みんなまとめて、好きになってやれよ」
「……みんな、好きに……?」
「そうさ。君は、幸せになりたいだけなんだろ? だったら俺の言うとおりにしてみろよ」
 ハイネはそれだけ言って、メイリンにウインクした。
 オレンジの髪が近づいてくる。兄が妹にするような額への軽いキスが、未だ彼の言葉を信じられ
ないでいるメイリンに暗示をかける。
 その感触はいつまでも残るようだった。
49ハイメイ10/12 ◆VD8DX/Tl/M :2005/07/11(月) 22:33:06 ID:+n00lW2+
 「まぁーた、見てるだけ、か?」
 遠くにいるアスランを物陰から見つめているメイリンの背後から、ハイネが声をかけた。
 オーブ軍と戦わなければならない巡り合わせを割り切れていないアスランは、迷いを捨てようと
するように甲板で海を見ている。ルナマリアが彼にちょっかいを出しながら慰めようとしているのを、
メイリンは何も出来ずにただ傍観しているだけだった。自分の存在に気づかれないよう外に出る
ことはせず、通路の窓からこっそりと2人の様子を窺う。
 ハイネの言うとおりだ。見ているだけで、何も出来ない。
 メイリンは膨れっ面をして、いじめっ子のような上官の方を振り向いた。
「そんなんじゃないですよ……だいたい、ハイネさんのせいじゃないですか」
「はぁ? 俺が、何?」
 メイリンは答えず、またアスランの方に視線を向ける。
 ハイネに真意を指摘されてから、アスランはまたさらに遠い存在になってしまった。気安く近づく
ことが怖いような、こっちを見られるのも恥ずかしいような、辛いような……複雑な気持ちだ。
ただでさえ今日も彼の隣にはルナマリアがいると言うのに。
 ますます絡み合った人間関係を思ってか憂鬱そうな溜息をついたメイリンは、八つ当たりでも
してやろうかとハイネの方を見て、はっとした。
 ハイネはじっとメイリンを見ている。さっきからずっとそうしていたのだろうか。
 彼の顔に浮かぶ微妙な表情。笑ってはいるのだが、どこか哀しそうで、何かを諦めているような
――逆に求めるような、愁いを帯びた大人の顔。
 その表情はいつもと違っていて――何故だか、ヴィーノと被った。
 似た所など全くない2人なのに、イメージが重なるのはどうしてだろう?
 本当にいとおしいものを見るときの眼差しが、共通点のない2人の男を結びつけていることに
メイリンは気づいていない。
50ハイメイ11/12 ◆VD8DX/Tl/M :2005/07/11(月) 22:34:32 ID:+n00lW2+
 ハイネはすぐ表情を崩し、いつもの、悪戯好きの兄のような顔になって言った。
「何か短い間に、大人になったじゃないか、メイリン・ホーク」
「は、はぁ? 何言ってるんですか?」
「いいねぇ。女の子ってのはすぐに変われるんだなァ。……羨ましいね、全く」
「別にあたしは……変わってなんか」
「今の君だったら、本気で欲しいと思うかもしれないぜ。アスランも」
 意外なことを言われて、メイリンは仰天した。またからかおうとしているのかとハイネの顔を
まじまじと見つめるが、そういう素振りでもない。
 ハイネは珍しく真面目な眼をして言った。
「いい女になれよ、メイリン」
「な、何ですか、それ」
「アスランが誰を選ぶことになっても――他の女を選んだことを、残念がるくらいにさ」
 ハイネはまた、メイリンが悔しくなるような笑みを浮かべて不躾にじろじろと眺めまわした。
 その視線から逃れるように俯いたメイリンは、何を思ったかゆっくりとハイネに近づき、その顔を
間近から覗き込んだ。仕返しとばかりにじっと見つめ返す。
 意味がわからず、さすがのハイネもぽかんとした顔になる。それを見てメイリンは満足げに微笑んだ。
 あたしが、誰を選ぶことになっても。他の男を選んだことを。
 残念がってくれますか?
51ハイメイ12/12 ◆VD8DX/Tl/M :2005/07/11(月) 22:36:34 ID:+n00lW2+
 雨に濡れたアスランが部屋に入ってくるのを、メイリンは呆然と見つめていた。
 その手には銃が握られている。
 彼は追われていた。
 迷惑をかけまいとすぐに立ち去ろうとする男を引き止めてはみたものの、どうすればいいかメイリン
には判断がつかない。パニックになる頭に、呼び覚まされたフレーズがあった。
(お、落ち着いて、深呼吸して……それから――)
 ちゃんとアスランを見る。そうすれば。
 欲しいものはきっと手に入る。

 自分でも意識せず、メイリンは己の少女期に終止符を打った。

 今のアスランはメイリンの望む憧れの存在ではない。デュランダル議長を裏切り、ザフトに追われ、
レイに銃口を向けられた。彼は何も持っていない。メイリンの望むものは――何も。
 それでもメイリンはアスランの手を取った。
 自ら扉を開いて選び取ったものは、他から与えられたものよりも脆くて、儚くて、危うくて――
失いたくない。
 自分のことを見てくれなくても、彼を失いたくない。
 オレンジ色の面影が、メイリンの背中を押す。失われた魂に励まされながら、彼女はその足を踏み出す。
 次の扉の前へ――知らない明日と、その先にある本当の自分に、また出会うために。

おしまい
52名無しさん@ピンキー:2005/07/11(月) 22:40:27 ID:sx+zgGzZ
リアルタイムGJ!!
53名無しさん@ピンキー:2005/07/11(月) 22:41:36 ID:S4Hmz3lk
俺も初めてリアルタイムで遭遇した!
超GJ!!
54名無しさん@ピンキー:2005/07/11(月) 22:52:07 ID:H+Fwj8xH
すげーいい話だ。自慢の姉に可愛くてたまらない
妹かあ。ホントにそんな感じだな、ホーク姉妹って。
ハイネもいい奴でエロ楽しませてもらったです。GJ!
55名無しさん@ピンキー:2005/07/11(月) 23:39:13 ID:uxPcC1sE
GJ(´Д`)ハアハア
56名無しさん@ピンキー:2005/07/12(火) 00:04:27 ID:8uauEXXm
そうつなげて来たか〜 すげぇぜGJ
57名無しさん@ピンキー:2005/07/12(火) 00:08:51 ID:uOvmuJzJ
>>ハイメイ
思わずはじめてレスしました・・・・。
すご〜い、感動しました!
58名無しさん@ピンキー:2005/07/12(火) 06:21:06 ID:VsBNLdTg
>……いいな、姉妹って

ハイネに兄弟がいたことを思うと、
このセリフがぐっときてしまうのは自分だけでしょうか・・・
相変わらずの神展開、もう本編の脚本書いて欲しいくらいですよ。
59名無しさん@ピンキー:2005/07/12(火) 09:17:48 ID:WojCeDJ2
ルナが抱けるぞーw
http://tokyotopless.com/model/Mirano/01/
60名無しさん@ピンキー:2005/07/12(火) 11:01:59 ID:O7MDnKe4
GJ! アンタ最高だYO! 読んでるときの時めきはアニメ版を超えたね。
……しかしこれからメイリンはどうなるんだろう。それからヴィーノも。
61名無しさん@ピンキー:2005/07/12(火) 12:06:17 ID:TMrkLqeY
>59
こんなたれちちじゃ勃たない
62名無しさん@ピンキー:2005/07/12(火) 13:18:09 ID:HUM/MGQ4
>>59 オレを……オレをバカにするなあっ!!
63名無しさん@ピンキー:2005/07/12(火) 14:59:23 ID:+gJMEDTG
>>59
何このリアル豚マリア
64名無しさん@ピンキー:2005/07/12(火) 16:57:38 ID:cvJFiteb
>>59
テラキモスwwwwww
65名無しさん@ピンキー:2005/07/12(火) 18:40:05 ID:bMpGb69+
乳もほどほどがいい、という実証例だな
66名無しさん@ピンキー:2005/07/12(火) 20:24:20 ID:fvNad5ke
でもミーアの乳ってそんな形だろ
見るからに
67名無しさん@ピンキー:2005/07/12(火) 20:28:41 ID:VrRc9skV
こんなタレちち、アフリカの原住民にしか見られないと思ってたよ。
日本人にもいるんだね〜。きにゅうだね
68名無しさん@ピンキー:2005/07/12(火) 21:40:29 ID:H0fkGe7f
うっはwwwすぐ近所だコレwwww
69名無しさん@ピンキー:2005/07/13(水) 08:53:56 ID:aS8pUwR9
>>ハイメイ
素晴らしいです!職人さんグッジョブ!
ハイネにセクースカウンセリング(?)されて心が解きほぐされていくメイリンが
心にぐっときました。

(*´д`)それにしても大人っぽいハイネ…ハァハァハァ
70名無しさん@ピンキー:2005/07/13(水) 09:41:53 ID:Ytlbz5az
初なんですけど投下しても大丈夫ですか?
71名無しさん@ピンキー:2005/07/13(水) 11:24:42 ID:aCScTJrQ
>>70
よろしくお願いします
72名無しさん@ピンキー:2005/07/13(水) 13:47:17 ID:pZg3F5cZ
>>59
デブい…。
73名無しさん@ピンキー:2005/07/13(水) 14:12:18 ID:bcgJSFzG
デブと言うか垂れ過ぎ。
巨乳を維持するのは大変みたいだけどな。
74名無しさん@ピンキー:2005/07/13(水) 21:02:54 ID:x9/GDPPa
>>70
お待ちしてます
投下するときは、投下時にカプ表記したほうがイイですよ〜
75名無しさん@ピンキー:2005/07/13(水) 22:06:20 ID:JG9cu+bD
なんかこう、ウィークデイは流れがゆったりで心地良いね
週末は降臨ラッシュでリロードが大変w
7670:2005/07/14(木) 03:10:05 ID:1Yc5ckRs
>>71
>>74 ありがとうございます

初投下です。キラ×カガリで強姦っぽい描写があるので苦手な方は注意です。
77キラ×カガリ:2005/07/14(木) 03:13:52 ID:1Yc5ckRs

 深夜のアークエンジェルは少し不気味だ。そう感じるのはここが深海の底だからだろうか。
そんな事をふと頭のすみで考えながらカガリは眠ることができない自分を少し落ち着かせようと
まだ誰もいない薄暗い通路を独り歩いていた。まだ暗闇が支配している時間帯なのだ。
 
ー深い暗闇、閉塞感、自分が今まで殺めてきた人々の影そんな残像を夢に見ながら
キラはひどくうなされていた。
なんとか逃れようと必死に駆けるキラだが真っ黒な闇は自分のすぐ足先にまで迫っている。
ついに捕まるそう諦めた時、闇の中一筋の光を見たキラはその光に縋るように手を伸ばしたー
「うわっ!」
カガリは急に眠っていたキラに腕を掴まれ驚きの声を上げた。キラは未だよく覚醒しきって
いない頭で必死に状況を把握しようと周りを見回すとぼんやりとした視界に金色が入る。
「・・・・かが・り。」
「おまっ、急に腕掴まれたらびっくりするだろー。」
聞き覚えのある声に今度こそ頭が覚醒したキラは時間を確認してまだ深夜であることに驚く
「え?なっ、なんでここにカガリが・・?」
「あぁ、なんか眠れなくてそこら辺散歩してたんだ。それで、ついでにキラの寝顔でも見て
安心してから寝ようかなって思ってさ。それよりおまえひどくうなされてたぞ。大丈夫か?」
いつものように自分を心配するカガリの様子に、まださっきの悪夢を忘れられないでいるキラは
安心を感じた。

78キラ×カガリ:2005/07/14(木) 03:17:49 ID:1Yc5ckRs
 「うん、もう平気。ちょっと怖い夢見ちゃって。カガリこそ眠れないって、大丈夫なの?」
 「いやわたしの事なら心配するな、おまえの顔見て安心したしこの後ちゃんと眠るからさ。
キラもまだ夜中だしもう一度眠っとけよ?」
ホッとした笑みを顔に浮かべてそう言うと、カガリは自分の部屋に戻って眠りに試みようと
踵を返した。
 「うん・・・・・。」
頷いてはいたが、キラはほぼうつむき加減で不安そうな表情のまま答えた。
カガリが今まさにキラの部屋から出て行こうと入り口の前に立った瞬間。
突然またキラの手がさっきよりも強くカガリの腕を掴んだ。
 「待ってカガリ!」
またいきなり腕を掴まれたカガリはキラの方に振りむくと、また不安そうな表情を浮かべるキラの顔を見て驚く。
 「キラ?どうしたんだ?」
 「カガリ・・・あのさ、僕と一緒に寝てくれない?」
 「なっ何馬鹿なこといってんだよーきら。いくら姉弟だからって18にもなって一緒には寝ないだろ?」
冗談のようにあしらいながらカガリはキラのその言葉に明らかに動揺していた。
 「冗談じゃなくてさカガリ。カガリが眠れないでいるの心配だし。実は、まださっきの夢引きずって
  僕も独りで眠れそうにないんだ。」
 「わたしなら平気だって、それにキラもこどもじゃないだろ?夢が怖いなんてそんなっ」
 「カガリ。ここにいてよ。一緒に眠るだけ。ただそれだけだから。」
確かに眠るだけなら自分自身もキラと一緒にいた方が独りきりで眠るよりは安心はするが、
しかしいくらキラとはいえ。さすがにまずいだろうとカガリは考えてはいたが。
 「お願いカガリ。」
いつも冷静でいるキラがこんな不安そうな顔している。ふと昔砂漠で見たキラを思い出した。
こんなキラを独りきりにもして置ける筈もないカガリはキラの頼みを拒むことはできなかった。



79キラ×カガリ:2005/07/14(木) 03:23:03 ID:1Yc5ckRs
士官室であるキラの部屋のベッドはわりと広い。二人で横たわっても窮屈ではないが
さすがに元が一人用なだけあってキラとカガリは密着して寝る体勢になってしまう。
 最初カガリは女である防衛本能だろうか、キラとはいえ少し警戒していた。
ー何を考えているんだわたしは。
 キラは弟なんだから姉弟で寝るだけだと思えば別に普通のこと。だろー
そんなことを考えながらキラに背を向け猫のように横に丸まった体勢でいたカガリに 
キラが話しかける。
 「カガリ?もしかしてもう寝た?」
ふいに話しかけられて、考え事に独り没頭していたカガリはびくっと反応してしまう。
そしてその後急に後ろから伸びてきたキラの腕にさらに体が硬直した。
 「きっキラ!?あのっ」
思わずキラに問いただすがキラは
「この方が安心して眠れるでしょ?あったかいし。」
とあっけらかんと答える。
後ろから抱きすくめられた体勢で硬直していたカガリだったが、
人の体温のあたたかさと、独りきりではないということ、
それが双子の片割れであるキラだからなのかはわからないが
結局その後眠ってしまったのだった。
80キラ×カガリ:2005/07/14(木) 03:29:08 ID:1Yc5ckRs
すーすー。腕の中のカガリから寝息が聞こえる。キラは本当にカガリが眠ったのかと確認を取る。
 「カガリ?ホントに寝たの?」
無言のカガリから本当に眠ってしまったことを悟る。
そうっとカガリの体から自分自身の腕を抜いてカガリを仰向けに寝かせた。
カガリの無防備な寝顔を確認するとキラはふと切なそうな表情を浮かべる。
先ほどの恐ろしい悪夢を思い出していた。闇なのか指してきた一筋の光のことを。
あの時僕はいつのまにかそばにいたカガリの手を掴んでいた
まるであの光に手を伸ばし縋るのと同じように。
キラは自分が今まで抱え込んできたものを吐き出すように呟く。
 「・・僕は君が・・。」
カガリへの決して叶わない想いを。
双子の姉弟だと知ってから僕はカガリへの気持ちを断ち切った、はずだった。
だけど僕は今も君に救いを求めている。こんなにも。
 
「ねぇ、カガリ。知ってよ、本当の僕を。」
ー弟としてじゃなく。
そう言うとキラはカガリの抵抗のない唇にそっと自分自身の唇を重ねた。
「僕は男なんだよカガリ。そんな安心しきった顔で寝ないでよ。」
ー僕はこんなに君を欲しがっているのに。
81キラ×カガリ:2005/07/14(木) 03:42:02 ID:1Yc5ckRs

カガリの寝顔を見下ろすようにしているまま、キラに宿る紫色の瞳が急に影を落とし、
闇色が混ざっていく。
 「昔からそうだったっけ、・・・それとも姉弟って知ってから?」
 キラがパジャマ代わりにと貸した大きめのTシャツを着て深い眠り付くカガリ。
始めは丈が長くてワンピースのような形で着ていたのだが、眠っている間にそうなったのか
裾がめくれて隠れていたはずのひざの上から太ももまでもが露になっている。
 「アスランの前でもそうなの?それとも僕だから?ねぇカガリ。答えてよ。」
シーツに散らばる金色の髪を撫でながらキラの瞳さらにが暗く染まっていく。
 「知らなすぎるのは罪だよね・・・。」
暗く染まった瞳でカガリを見据えながらキラの口元が歪む。
 「カガリにも罰を与えなきゃ・・ね・・・。」
眠ったままのカガリに、キラは低く囁くような声でそう言い放つ。
カガリの姿を見るとTシャツがいやらしく曲線を描いている。ウエストのラインをたどって
豊かなふくらみに触れてみると意識はないはずのカガリが反応する。
 「ん・・・・・。」
 「ホントに寝てるの?カガリ。」
答えのないカガリにキラは覆いかぶさるような体勢のまま
肌伝いに首筋から胸元まで唇でなぞりながら
時折噛み付くように辿った軌跡を残した。
82キラ×カガリ:2005/07/14(木) 04:03:39 ID:1Yc5ckRs

首筋から胸元に残してきた軌跡が痣のような印に色づくのを見てキラは満足そうに微笑む。
 「カガリ・・・。」 
再びキラがカガリの唇を求めようと、瞼を伏せながら重ね合わせようとしたその瞬間、
塞がっていたはずのカガリの瞼が僅かに開いた。
 「んん・・・・・?」
キラは少し動揺を見せたが、暗く揺らめく瞳は変わらないままだ。
 「きら・・・?」
カガリは久しぶりに安心して眠れたせいか未だ頭は現実を把握できない。
キラの体の重みをようやく実感し始めたカガリは思わずキラの体を離す。
 「きっキラ!?ちょっ・・何して・。」
キラはカガリの目が完全覚めたと確認した後、カガリの疑問には一切答えず
カガリの口を強引に塞いだ。
カガリはいったい何が起きたのかと考えるうちに突然、キラの舌が入ってきたのに驚く。
ようやく何をされているのか理解したカガリはなんとか両手でキラの体を押し返そうとするが、
両方ともすぐキラの手に押さえられてしまう。
逃げるのようなカガリの舌を絡めとろうとキラの舌が追い縋る。
 「ん・んんっ!?・・きぃっ・・らっ・・・やめっ!」
ブツッ!
 「っ痛ー。」
追い縋っていた舌の痛みにキラが呻き、思わずカガリの口腔を侵していた舌を抜く。
つーっと光る細い糸がキラの濡れた唇とカガリの唇を繋いでいた。
その内のキラの唇からは赤い糸が垂れていた。
 「キラっ!?どういうつもりだよ?なんでこんなこと・・・。」
83キラ×カガリ:2005/07/14(木) 04:13:34 ID:1Yc5ckRs

カガリは混乱していた。つい先ほどまでまどろみの中にいて現実に引き戻されると
弟であるはずのキラが圧し掛かりいきなり唇を侵してきたのだから。
キラは唇の左端から漏れ出た赤い唾液を左手の人差し指で拭うと
その血に染まった指をカガリに見せつけ情欲に染まった瞳で微笑む。
 「痛いよカガリ、ほらこんなに血が・・・僕だけが傷つくなんてホント理不尽だよね。」
全く、ホントに理不尽だ。知らないということは。傷つくのはいつも僕の方。
 「きら・・・なに言って」
カガリはキラの見たこともない暗い瞳におもわず見固まる。
カガリの直感が身の危険感じ警告音を鳴らしていた。
ベッドから少し状態を起こすような形いたカガリは、とりあえずこのままではなんで
こんな事になっているのか冷静に話し合いもできないと、上にいるキラをなんとか押し返した。
 「キラっっ。とりあえず離れてくれ!」
カガリは両腕でぐっとキラの胸の辺りを押しやるが、とたんにキラの両腕でシーツに縫い付けられる。 
 「キラやめろって!痛ー。」
カガリの両腕を縫い付けている両手に力が篭る。
 「どうしてこんなことするんだよっきら!」
今にも泣き出しそうな顔で苦しそうに叫ぶカガリは、無情にも答えられることない質問を
頭の中で反芻していた。
ーどうしてこんな事になってるんだ?一体これは?
 夢か?夢だよな。キラがこんな事するわけなんかないー
84キラ×カガリ:2005/07/14(木) 04:25:22 ID:1Yc5ckRs

一方キラはカガリの質問には一切答えず行為を再開しようとしていた。
カガリには少し大きめのTシャツの裾をつかむと一気に胸までたくし上げる。
 「え?ちょっうわっ!!」
ー夢だ。夢に決まってる。ー
 「あっや!キラわたしたちは姉弟だろ!?こんなことっやめてくれ!」
カガリのその言葉に微かにキラが反応を示した。
Tシャツをたくし上げようとする行為を途中でやめ、暗く欲に染まった瞳をカガリに向ける。
カガリもキラになんとか自分の意思を伝えようと、まっすぐ睨み付ける。
キラの暗い紫色の瞳をずっと見つめていると、キラの瞳の奥でカガリは
かつての自分たちを見たような気がした。
ー「気持ちだけで何が守れるって言うんだ!!」
そう言い放ちカガリの左頬を打ちつけた。あの時のどこか影を落としていた
キラの瞳を思い出す。
 
 やはりカガリは自分のことを姉弟という存在でしか受けとめてはくれないのか。
絶望的な気持ちがキラの心を冷たく凍りつかせる。
だったら、僕を弟としてしか受け入れてくれないというなら。
カガリも知らなきゃならない。僕は弟である前に男だということを。
 「カガリ、僕は君がどんなに嫌がろうとやめるつもりは無いよ。」
キラが冷たくそう言い放つとカガリも食い下がる。
 「キラわかってるのか!?わたしとおまえはー
 「姉弟ー?だから何?」
キラはその台詞は聞き飽きたという顔をしながら鼻で笑う。
 「そんなのは僕の中には無いよ、だって生まれたときから
 僕らは他人として育ったんだ。初めて会った時は他人だった。
 突然、姉弟だと言われても思えるわけないよ。少なくとも僕はずっとー」
 「しかしキ・・」
間髪入れずにキラは今までずっと心の影に潜めてきたものを吐き出す。
 「ー女の子としてカガリを見てた。」
85キラ×カガリ:2005/07/14(木) 04:31:52 ID:1Yc5ckRs

その言葉の衝撃にカガリは瞳を見開く。キラは自分を女としてみてた?
そんな、確かに初めて会った時、キラに偶然命を助けられてから。キラを
好意的にみていたとは思う。けれど双子の片割れであると知ってからは、
それは血縁特有の親近感だと思っていた。だから最近になってようやく
姉弟らしい時間を少しでも過ごせる事をカガリは喜ばしくも感じていたのだ。
  
 「カガリ・・・男として僕を見てよ・・・。」
暗く染まっていた瞳が一瞬澄んだ紫色に煌めく。
カガリはその瞬間を見逃さなかった。綺麗な紫の色に染まった瞳。
今ならきっと伝わるだろうと言葉を選びならが紡ぐ。
 「キラ・・・でも・・・」
 「でも?そんな事は聞いてないよ。」
キラはどうにかして思い留まらせようと考えているカガリを察し、即答で答えた。
 
再び暗く影を落としていくキラの瞳、先ほどよりも一層漆黒に近いような紫色に。

 
「分かったよカガリ。僕が教えてあげる・・・。
 カガリに僕も男だって事分からせてあげるよ・・」

8670:2005/07/14(木) 04:37:14 ID:1Yc5ckRs
後半に続きます。前半エロあんまなくてすいません。
長いので後半は少しあけて投下します。

8770:2005/07/14(木) 04:48:22 ID:1Yc5ckRs
>>80
ごめんなさい。誤字訂正
闇なのか指してきた一筋の光のことを。→闇の中指してきた一筋の光のことを。
88名無しさん@ピンキー:2005/07/14(木) 05:06:45 ID:ruf2ML45
キラカガ大好きです。
後半楽しみにしています。
89名無しさん@ピンキー:2005/07/14(木) 06:37:45 ID:zNjZR8Lw
キラ様、姉を襲うのに種割ってませんか?
90名無しさん@ピンキー:2005/07/14(木) 08:53:38 ID:tRyDhd8V
いいよいいよー。楽しみですよー。
91名無しさん@ピンキー:2005/07/14(木) 13:57:21 ID:U6CCu5bU
キラカガ大好物です
ドキドキしますた(*´д`)
92名無しさん@ピンキー:2005/07/14(木) 16:49:31 ID:HWx67D0L
(´Д`)ハアハア
93名無しさん@ピンキー:2005/07/14(木) 16:54:48 ID:s6muEI9t
続き楽しみにしてます、ぜひ種割れで!'`ァ,、ァ(*´Д`*) '`ァ,、ァ
94名無しさん@ピンキー:2005/07/14(木) 18:34:53 ID:EtPGF0MM
>>89のレスにワロタ
瞳の闇の色は種割れた色だったのか!


GJ!!! 後半楽しみっす!
95名無しさん@ピンキー:2005/07/14(木) 20:06:48 ID:JC3ooqc0
シンルナをお待ちしています。
96名無しさん@ピンキー:2005/07/14(木) 23:36:51 ID:2VAQLtF0
凸ルナは正直、カガリがいるから萌えんかった・・・

シンルナ ウピョ〜!! エロ萌えサイコ〜!!
97名無しさん@ピンキー:2005/07/15(金) 00:25:00 ID:Zuxv2hxt
>>70
待ってましたのキラカガ!
激しくGJ!
モラルにすがる姉とあくまで自由な弟が萌えです。
後半も禿げ上がるほど楽しみにしてます。
9870:2005/07/15(金) 10:33:21 ID:HujJZKOw
感想ありがとうございます。

キラ×カガリで77〜85までの続きです。
強姦っぽい描写があるので苦手な方注意です。
99キラ×カガリ:2005/07/15(金) 10:34:21 ID:HujJZKOw

静寂が支配する深夜の薄暗い部屋の中、衣擦れの音と
カガリの誰にも届くことがない声だけが響く。
ただ一人を除いては・・・。
 
 
「やっ・・・きぃ・・・ら・・・・。」
Tシャツを捲くし立てられ激しく抵抗するカガリを、キラは容赦なく押さえつけ
カガリのサラサラと落ちる金色の髪と通し脱がす。
 「やめっ。」
そのまま、脱がしたTシャツを、拘束しているカガリの両手に絡ますようにして
自由をなくす。
 「きらっ・・頼むから・・。」
両手の自由を失って、急に恐怖が増してきたカガリの金色の瞳に
知らず知らずのうちに溜まっていた涙が、頬を伝い首筋に流れ落ちた。
遠慮など微塵もなくなったキラはカガリの涙にも反応を示さない。
自分が今下着姿をキラに晒してしまっているという事と、キラの狂気さえも感じる雰囲気に、
カガリは思わずパニックぎみに悲鳴を上げてしまった。
 「いやあああああ!誰かっ助け・・・・。」
パンっと乾いた音が、左頬の痛みより先にカガリの耳に届く。
 「カガリ・・。叫んだって誰も助けになんかこないよ。」
カガリは、自分がキラに平手で頬を打たれたことを気づくのに数分かかった。
キラに打たれた頬はそれ程痛みは感じなかったが、心に堪えた。
カガリの抵抗が一時揺らぐ。
100キラ×カガリ:2005/07/15(金) 10:36:46 ID:HujJZKOw

キラはカガリの抵抗が少し揺らいだのを感じ、圧し掛かった状態のまま
薄い水色のブラジャーのホックをいとも簡単にはずし、上にずらした。
覆っていたはずの水色の薄布から、幼い影がわずかに残るが、これから熟そうとしている
形のいい白い乳房が零れるように露出する。
それをキラは掌でやさしく掴むように愛撫しながら、先端の桃に色づく突起に舌を這わせる。
 「んっ・・・・。」
必死に声を聞かれまいと、唇をぎゅっと噛み締めるカガリの様子にキラの口元が歪む。
キラはさらに反応を引き出そうと、舌を唾液で濡れた突起から丘のくだり伝いに下腹部に下していく。
 「んん・・・・。」
キラの舌の動作に、露出されて外気に晒され、敏感になったカガリの肌は鳥肌か立つようにざわつく。
 「カガリ・・・僕に感じてるの?」
カガリの体が自分に反応することを確信したキラは、影を落としたままの瞳で
純粋な子供の笑みのような笑顔で微笑んだ。
 「違っー。」
 「じゃあ・・・こんな事されても平気だよね・・・。」
キラは、カガリの腰骨に懸かるようにある、ブラジャーと対の薄い水色をした
もう一方の下着の両脇に指を懸け、ずり下していく。
キラがしようとしている事を即座に理解したカガリは精一杯、まだ自由のきく両脚をバタつかせる。
 「やっ!それはっ・・・・だめだキラ!」
それだけは絶対にさせまいとバタつく両脚を、キラは腰で体重をかけて押さえつける。
カガリの必死の抵抗も虚しく、押さえつけた脚の上を滑るように薄い水色の下着が下りていく。
 「あ・・・・。」
精一杯の抵抗をしたが、キラにやすやすと下着を剥ぎ取られた事にカガリは脱力する。
キラは、カガリの多少抵抗が弱まった脚を左右に軽く広げ。その間に自分の体を入れた。
その体勢に、カガリの中の羞恥心がこみ上げる。キラの瞳にそこが映ってしまっているんだと
思うだけで顔を覆ってしまいたくなる。
キラは、自分の目の前に晒されたカガリの秘所をまじまじと観察するように見て感動を覚える。
薄い金色の痴毛の下から覗かせる淡く色づく花弁はまだ幼い。
101キラ×カガリ:2005/07/15(金) 10:44:58 ID:HujJZKOw

カガリの淡く色づく花弁を熱っぽい視線で見つめながら
「綺麗・・・・。」 
と一言だけ呟くと、カガリの色づく花弁に指を沿わせ始めた。
 「・・っん。」
キラの指に反応してビクッと体を振るわせるカガリに再びキラの口元が歪む。
指でそのまま花弁を刺激し続けていると、キラの指先に濡れた感触がひろがる。
 「カガリ、これ何?」
キラは嬉しそうな笑みを浮かべて漆黒の紫の瞳をカガリに向ける。
カガリは、否応なくキラの指に反応してしまう自分の体に恥ずかしさを募らせ
キラから向けられた視線を思わず逸らしてしまう。
 「カガリ。」 
視線を逸らされたキラはさらに反応を引き出そうと蜜の出所を探る。
 「ふぁっ。」
いきなり蜜壺に指を挿し入れられカガリは声を漏らしてしまう。
キラは挿入した指を、蜜をかきだすように出し入れする。
 「いっ・・・んやぁっ。」
 「カガリの中すごい濡れてる・・・。」
カガリも自分に反応してくれているじゃないか。カガリも口では姉弟と言うけど
自分を男として感じてくれているんじゃないか。
キラにはカガリの否定の言葉も、もうただ虚勢を張っているようにしか見えない。
102キラ×カガリ:2005/07/15(金) 10:45:45 ID:HujJZKOw

「ねぇ・・・僕に感じてるんでしょ?」
 「ち・・・・が・・・・っ。」
キラはカガリに挿入している指を一度引き抜くと、愛液が絡みついたままの指
をカガリに見せつけるようにしてカガリの目の前に持っていった。
 「ほら・・こんなに僕の指を濡らして。」
 「違うっ・・・・それは・・・」
改めてキラの指に反応してしまっていたことを認識させられたカガリは
ますます自分自身の体に嫌悪感を感じる。
 「カガリ・・本当の事言っちゃいなよ・・。本当は僕にー」
 「違う・・ちが・・・。」
自分に言い聞かせるようにカガリは否定する。
 「へぇ・・・じゃあ弟に触られて感じるの・・・?カガリって結構淫乱なんじゃない?」

本当はカガリも自覚してきてるはずだ、僕らは姉弟の前にひとりの男と女にすぎないと。
きっとそう認めざるをえない。いや、嫌でも認識させてやる。そうすればカガリもきっと・・・。

103キラ×カガリ:2005/07/15(金) 10:47:31 ID:HujJZKOw

カガリの両脚の間に体を挟むような体勢でいたキラは、カガリの方へ向けていた視線を
下腹部に戻す。そのまま、体を下にスライドさせキラの頭をカガリの秘所に重なるように合わせる。
キラの狂気に満ちたような瞳を見ないようにと目をぎゅっと瞑っていたカガリは、
目の前にキラの気配がなくなったことに気づく。
薄っすら瞼を持ち上げて見るとキラがいない。
 「キラ・・・?ふぁっ・・・ああっ・・。」
キラはカガリの下肢に顔を埋め、先程より熱っぽい花弁に、舌を這わせていた。 
 「・・・きらぁ・・・やぁぁ・・。」
キラの濃い茶色の髪を、カガリは、キラにされた拘束されたままの両手で掴む。
やめさせようとしている事なのだが、掌に力が込められないせいかキラに痛がる様子はない。
むしろ傍から見ると猫を可愛がる様子にさえ見える。
キラはカガリの濡れて光る花弁を、両手で左右に押し拡げて、蜜が溢れ出す場所に
舌を深く挿し入れると、舌にカガリの熱と収縮するような感触を感じた。
 「ひっ・・・ぁ・・・。」
カガリの愛液がキラの舌の動きに合わせて絡らみつく。
深夜の静寂の中、粘着する水っぽい音が部屋中に響き出す。
自分から発生してるその音にカガリは顔が熱くなるのを感じる。
出来るだけ、キラに反応を返してはいけないと、声が漏れないように必死に唇を堅く
噛み締めてはいるのだが、キラの舌による刺激に、耐えられず声が漏れてしまう。
 「んぁ・・・っくぁぁ・・・。」
深く差し込んでいた舌を一旦引き抜くと、キラの愛液にまみれた舌が出てくるのと同時に
そこから湧き出るように蜜が零れ、真っ白なシーツに丸く染みを造る。
104キラ×カガリ:2005/07/15(金) 10:48:18 ID:HujJZKOw

そのままカガリの蜜が纏わりついた舌先で、花弁に潜む真珠を探す。
花弁を再び指で押し拡げ、重なり合うヒダを掻き分けると、最奥に隠れていた
朱に剥れた真珠を発見する。
キラはそこに蜜で濡れた舌先を押し付けた。
 「いやああぁぁ・・・きらぁいやああ。」
出来るだけキラに聞かれないようにとさっきまで声を押さえ込んでいたのだが
カガリは敏感なその部分への刺激に耐えられなくなり声を抑えられなくなる。
キラはカガリの反応がより一層引き出されたのを耳で確認するとさらにそこへの愛撫を加える。
カガリの剥れた真珠をなぞるように濡れた舌先を上下させる。
 「んああぁ・・・やっ・・あぁぁ。」
カガリの顔がさらに熱さ増していく。
それと同時に両脚に無意識に力が篭り、カガリの腰が勝手に浮き始まる。
そのカガリの様子を見たキラは黒く口元を歪ませ、見逃さないようカガリの反応を
伺いながら、剥れた真珠に当てる舌を加速させていく。
 「き・・らぁ・・・もう・・いやぁぁ。」
カガリの体に、熱が、顔だけではなく段々足のつま先に下るような感覚が襲う。
嫌々をするように熱を増す顔を左右に振りながら。
カガリは頭の裏が真っ白になるような感覚が上りつめた。
 「ふぁっ・・いやああぁぁぁぁぁ・・・・・。」

カガリの体が一気に脱力してシーツに落ちる、
その瞬間と同時に、カガリの金色の瞳の端から雫が一筋零れ落ちた。

105キラ×カガリ:2005/07/15(金) 10:49:14 ID:HujJZKOw
 「はぁっ・・はぁ・・・。」
瞳に溢れ出す涙を抑えきれないカガリは、泣きながら、早急に酸素を求めるように
呼吸を繰り返す。
キラも、カガリの秘所から舌を離し、下肢から埋めていた顔を離すと落ち着いたように
静かに呼吸する。
 「ふふっ・・・。」
キラの濃い茶色の前髪が瞳に影を造る。カガリが、自分の舌で頂点に達したのだと
知るキラは漆黒のような紫の瞳と無邪気な口元に微かに笑みを漏らしていた。
 
体を起こし、シーツに膝を突くように座ったキラは、カガリが着ていた物と同じTシャツを
素早く脱ぐ。少し日焼けしたような肌と痩せ型だが均衡のとれたキラの体が露出する。

脱力感でまだ体が動かないカガリはキラの動作を見て焦ってはいたが、
キラの部屋から逃げ出そうとする気力は残ってはいなかった。
涙が止めどなく溢れて潤む金色の瞳に、キラの影る紫の瞳が重なり合う。
 「キラ・・・。」
左頬に流れ落ちる涙をキラは指で拭った。
 「カガリ・・・。」
今度はキラに激しく抵抗しようとしないカガリを見てキラは嬉しそうに微笑むと、
カガリの口を再び塞いだ。
106キラ×カガリ:2005/07/15(金) 10:49:51 ID:HujJZKOw

一度頂点に達したせいだろう、始めに唇を重ねた時より熱っぽいカガリの舌を
キラは自分の舌で絡ませる。
カガリはもうキラの舌を噛むことはない。
キラの心が征服感で一杯になる。
ーさっきまで僕を拒絶していたカガリが、僕を拒絶しない。−
ー姉弟だからと否定しない。僕を受け入れてくれてる。カガリがー
キラは、カガリが自分を受け入れてくれている事がなにより嬉しかった。
 「ふぁっ・・。」
息苦しそうなカガリが、空気を求めてキラの胸をTシャツに拘束されたままの両手で叩く。
カガリに息継ぎをさせようとキラは時折唇を離す。
それから数分、キラはカガリが本気で抵抗する気がないのかどうか
満足するまでカガリの唇を侵し続けた。

キラはカガリの舌を絡ませながら名残惜しそうに舌を引き抜く。
絡み合った唾液が、キラの舌とカガリの舌とを糸で繋ぐ。
光る糸がぷつっと離れる途中で切れた。
 「・・・はぁっはぁっ。」
カガリは欲しがっていた酸素を求めて激しく呼吸をする。
カガリの濡れた唇の左端から、二人の混ざり合った唾液が零れ落ちていた。

107キラ×カガリ:2005/07/15(金) 10:50:29 ID:HujJZKOw
未だ苦しそうに呼吸を繰り返すカガリを見つめながら、
ベッドから一旦降り、自身の熱に急かされるようにキラはズボンのチャックを下ろすと
一気に全て脱ぎ去る。
キラが再びベッドの上に戻るとカガリの様子が一変する。

 「キラ・・!?いやっ・・それだけはやめてくれっ・・。」
様子の一変したカガリにキラが少し動揺する。
ーカガリ・・さっきまでは僕を受け入れてくれていたのになんで・・ー
カガリは力の入らない体で、ベッドの上を、キラから逃げるように後退る。
そのまま後退っていくと、ヘッドボードにぶつかった。壁際に逃げ場を失ったカガリは
キラに言ってはいけない一言をぶつけてしまった。
 「キラっ・・頼むから・・・だってわたしたちはー」
 「き・ょ・う・だ・いだから?」
カガリの言葉を奪い取るようにキラが続けた。
激しい怒りを感じるキラの声色にカガリは戸惑う。
 「まだ分かってないんだね・・・カガリ・・。」
俯いているキラからは紫色の瞳は確認できない。
けれどキラの声が、いつもより低く唸るように響く事から尋常でない事は理解できた。
 「それとも・・・意地でも認めないつもり?」
 
 「そう。・・・なら・・カガリが認めるまで逃がさないよ永遠にね・・・。」
108キラ×カガリ:2005/07/15(金) 10:54:20 ID:HujJZKOw

俯いていたキラの表情が徐々に浮き上がる。影と重なっていた紫色の瞳は
怒りと悲しみが相成っているような目をしてるのに対し、口元が純粋な笑顔を象っていた。
絶対的な恐怖。
カガリはキラのその笑顔から、子供が持つ特有の純粋さとこれ以上ないくらいの残酷さを感じた。

キラのその笑顔を見て無意識のうちにカガリの体が震えだす。
カガリは壁際に沿うようにしていた体をなんとか起こすと出来るだけ素早くベッドから降りる。
そこからTシャツに未だ拘束されたままの手で何とかキラの脱ぎ捨てたTシャツを掴み、
廊下へと続く扉へと走る。キラの方を瞬時振り向くと先程の狂気の笑みを浮かべたまま
ゆったりとした動きでカガリの元へ歩み寄ろうとしていた。
 「はぁっはぁっ。」
上手く整えることが出来ない呼吸をしながら、扉の前に辿り着くと即座に開かせようと
キラの部屋のロック解除の数字を打ち込もうとするが、電子音を確認する前に
キラが素早い動きでカガリの体を捕まえた。
 「やっ!離せっ・・。」
力が弱まっている上、両手を拘束されているカガリの抵抗などキラには意味がない。
キラはカガリの体をベッドに放り投げるようにして、その後すぐカガリの体の上に跨る。
109キラ×カガリ:2005/07/15(金) 10:54:52 ID:HujJZKOw

 「だめだ・・きらぁ・・それは・・・。」
キラは熱で大きく腫れ上がった硬い己自身をカガリの両脚を開かせ、
キラの唾液とカガリの愛液によって濡れそぼった花弁を右手で押し拡げると
愛液が溢れている蜜壺に熱の篭った自身の先端を宛がう。
 「いやだっきらっ・・・たのっー」
カガリが言葉を言い終わる前に、キラは、早く、早くと急かすように熱く腫れ上がっている
己自身でカガリの蜜壺の深くまで一気に貫いた。
 「あ・・・いやあああああ・・・。」
カガリの金色の瞳に涙がまた止めどめく溢れ出す。
 「っく・・んっ・・・。」
キラもカガリの中の締め付けに耐えられず思わず声を漏らす。
 「はぁっ・・カガリの中・・暖かい・・。」
カガリの内部の熱と収縮に、キラが苦しそうに喘ぐ。
カガリからの刺激に耐えながら、キラはカガリを突き上げる。
 「いや・・だ・・きらぁぁぁぁ・・・ぬいっ。」
キラとカガリが擦れるようにしているそこから粘着質な水音が聞こ始める。
 「カガリっ・・・ほら感じるでしょ?カガリの中に僕の熱さが・・。」
キラはカガリと上半身が密着するような形をとって、カガリの顔を輪郭を包むように両手で押さえると
カガリの表情を確かめるように見つめ続けた。
 「っ・・カガリ・・認めてよ・・・。」
 
本当は、カガリも嫌というほど自覚していた。自分が一人の女に過ぎない事を。
嫌というほど自覚させられたいた。キラが弟である前に男なんだという事を。
だけどそれをキラの前で認めてしまったら自分たちの関係はどうなるのか
カガリはそれを考えると怖かった。
110キラ×カガリ:2005/07/15(金) 10:56:15 ID:HujJZKOw

答えないカガリにキラはさらに激しくカガリを揺さぶった。カガリの乳房がそれに連動して
厭らしく揺れる。
 「はぁっ・・んやあぁっ。」
キラ自身が繋がったままでいる結合部にキラは手を伸ばす。
キラと繋がることによって花弁から晒されたままでいるカガリの剥れた真珠を指でなぞる。
 「ああぁぁぁっ。」
一度達してしまっているカガリの花弁は先程よりひどく敏感になっていた。
キラの指が剥き出しの真珠に触れるたびカガリの体中に電流が駆け抜ける。
 「っあ・・カガリ・・僕を受け入れて・・。」
電流がカガリの体を駆け抜けるのと同時に、キラは自身を激しく締め付けられる感覚
に陥る。
このままいけばカガリは僕を受け止めらざるをえないだろう。
ーどんなに拒絶したって否定したって無駄な抵抗にすぎないんだよカガリ
 本当は分かってるんでしょ?ー
 「うぁっ・・・はぁっかがり・・いくよ・・・・。」
熱っぽい切ない表情でキラはカガリを見つめる。
カガリの体も否応なくキラの熱を感じ取って燃えるように熱くなる。
キラはそのままカガリの腰を両手で固定してカガリの体を激しく揺さぶりながら
よりカガリの深いところに自身を打ち付けていく。
 「カガリ・・・はぁっんくっー。」
 「いやぁぁだめっ・・・中はっ・・・きらあああああああ。」
白濁の液を一度ぶちまけた後、どくどくと脈を打ちながらキラの熱がカガリの内部に零れだす。
 「あ・・・そんな・・・・・・。」
カガリはキラの熱い液が流れ出すのを自分の中に感じ、絶望が込み上げる。
111キラ×カガリ:2005/07/15(金) 11:02:53 ID:HujJZKOw
 
 「はぁっ・・はぁっ・・。」
キラは呼吸を整えながらカガリの顔が青ざめていくのを見て、確信した。
一度無理やりにでも受け入れさせた。いつかカガリは僕を受け入れる絶対に。
自身の熱の篭った液を出し切るとカガリまだ熱いそこからゆっくりと引き抜いた。
己を引き抜くと、カガリの蜜壺からカガリの愛液と同時にキラが出した白濁の液が
湧き出るように零れだしていた。

カガリの虚ろになった瞳にキラの紫の瞳が映る。
 「カガリ・・僕を受け入れて・・・・。」

ーもうあんな悪夢を見ないですむように
 そう、あの光のように、いつだって僕を救ってくれるのは君だけー
 「ねぇカガリ・・僕を救って・・・・。」

虚ろなままのカガリの金色の瞳の奥を見つめながら、
キラは切なそうな表情を浮かべる。
漆黒のような紫の瞳にはキラも気づかぬうちに
一筋の雫が零れ落ちていた。
 
11270:2005/07/15(金) 11:07:35 ID:HujJZKOw
一応これで完結です。

キラが途中で種割れしてたのは自分も気づかないで書いてました。
教えて下さった方感謝です。

113名無しさん@ピンキー:2005/07/15(金) 11:51:38 ID:7+NidXus
GJ!
つーか、最後まで無理やりなんだ
最近のキラカガは和姦ばっかだったから新鮮でイイ
114名無しさん@ピンキー:2005/07/15(金) 12:10:19 ID:KY7vEbe+
近親相姦キモイ。シンマユよりはマシだけど。
115名無しさん@ピンキー:2005/07/15(金) 14:21:04 ID:hmNxR5KG
又アフォが現れt(ry
116名無しさん@ピンキー:2005/07/15(金) 14:58:56 ID:pQOu4qzd
近親相姦で喜ぶ奴って頭おかしくない?
117名無しさん@ピンキー:2005/07/15(金) 15:07:44 ID:aamezjvG
文句いうなら見るな
118名無しさん@ピンキー:2005/07/15(金) 15:11:13 ID:KY7vEbe+
>>117
こういうのが一番話にならん。じゃあオマエの兄弟か姉妹でセックルしればー?
119名無しさん@ピンキー:2005/07/15(金) 15:12:04 ID:HLAEGrII
ヒント:アニメ
120名無しさん@ピンキー:2005/07/15(金) 15:15:55 ID:Yp8J0Cep
気に入らないカプやシチュは、徹底スルーが基本です。

1嫁。

70氏GJです。シチュエーションに萌えました。
121名無しさん@ピンキー:2005/07/15(金) 15:16:22 ID:9j5zLTyA
つーか、暴れてる奴は>>1を百回読んでから書き込むように。

>>70
キラカガ、おいしくいただきましたっす、GJ! 客観的に見ると
キラそーとーひどいことしてるのに、>>70さんの心理描写
読んでると奴に同情したくなるところがツボです。
122名無しさん@ピンキー:2005/07/15(金) 16:14:46 ID:h2y7ZsVh
近親相姦なんて21歳以上の大人なら当たり前。お子様は帰ってくれ。
>>70 キラ×カガリGJ! 
キラの「認めて」「受け入れて」に対するカガリの嫌がりようがツボ
123シンルナ投下前  ◆nO5nwL9dfo :2005/07/15(金) 16:56:18 ID:L5Dhu7f1
こんにちは。前スレで四回シンルナを投下した者です。前スレから引き続き、シンルナを投下させていただきます。

※今回から名前欄に、トリップと『シンルナVol.○』と付けてみることにしました。
124シンルナVol.5 1/17  ◆nO5nwL9dfo :2005/07/15(金) 16:57:32 ID:L5Dhu7f1
「ど、どうしようかな……これ……。」
 シンは手の中で一枚のDVDディスクを弄びながら、呟いた。ディスクのジャケットには、裸の女性の写真が印刷されている。これだけでも判るとおり、AVだ。
 そもそも、これはシンの物ではない。なんでもヨウランとヴィーノが、街の中古ビデオショップで大量に安く手に入れたらしく、上機嫌の二人がシンに『お裾分け』したものだ。
 二人は遠慮するシンに無理やり持たせると、鼻歌交じりで歩き去って行った。シンは途方にくれていたが、艦の通路のど真ん中でこんなものを持ってウロウロしていては、誰に見つかるかわからないと思い、やむを得ず自室に持ち帰った。
「俺、こんなもの見る必要、あんま無いんだよなぁ……俺にはルナがいるし……。」
 こっそり捨ててしまおうか?それも考えたが、それだといくらなんでも二人に悪い気がする。そうかと言ってこのまま持っていても……。しかし全く興味が無いわけでもないし……。  
(み、見ちゃおうかな……。レイもいないし……。)
 幸い、レイは普段から部屋を空けることが多い。狭い艦内のどこで何をしているのかは知らないが、滅多なことでは部屋に帰ってこない。帰ってくるのは、寝るときと着替えのときぐらいだろうか?こういう時は、かなり助かるルームメートだ。
(そうだな……ちょっと見て、すぐ返せばいいんだ……。よ、よし……!)
 自分に言い聞かせ、DVDをプレイヤーにセットしようとし、ふとシンの手が止まった。
(待てよ……こんなことがルナにばれたら、何言われるかわかんないな……。『私ってものがありながら、なんでこんな物見てるのよぉ!?』とか……。ああ、どうしよ……。)
 シンがジレンマに陥っていると、自室のドアがノックされ、突然開いた。
「シン〜?いる〜?」
 ドアから顔を覗かせたのは、よりにもよってのルナマリアだった。シンは慌ててDVDを机の引き出しに隠す。しかし、その一連の行動は、ルナマリアにばっちり見られていた。
125シンルナVol.5 2/17  ◆nO5nwL9dfo :2005/07/15(金) 16:58:15 ID:L5Dhu7f1
「……?今、なにか隠した?」
「な、なんでもないよ!」
 シンは必死にごまかそうとする。しかし、ルナマリアはシンの態度に、ますます不審そうな顔つきになった。
「な〜んか怪しいわねぇ……。」
 ルナマリアは引き下がらない。好奇心が強い彼女は、気になったことは、調べなければ気がすまない性格だった。ルナマリアはシンの顔を探るように覗き込むと、さらに追求を続ける。
「シン、私に隠し事するわけ?私たち、隠したり隠されたりするような、その程度の関係なの?」
「あっ……いやっ……その……。」
「そんなに慌てるってことは、何か、私に見られたくない物なの?」
 ルナマリアは、威圧するように立ち、座っているシンを見下ろすように睨む。彼女は固まるシンに、しばらく無言の圧力を加えていたが、ふっと表情を和らげ、穏やかな声で言った。
「シン……私、少しくらいのことで怒ったりほど、心は狭くないつもりよ?怒らないから、何隠したか言ってみなさいよ……。ね?」
(……小学校の先生か?あんたは……。)
 まるで子供に言い聞かせるかのようなルナマリアの諭し方に、シンは少しがっくり来たが、結局観念して、先ほど隠したDVDを見せる。ルナマリアはそれを受け取ると、しげしげと眺めた。
「わっ!?な、なにコレ……?」
 案の定、ルナマリアは顔を赤くして目を丸くした。まじまじと目の前のDVDのジャケットを眺める。しばらく観察した後、ルナマリアは意外なことに何も言わず、それをシンに返した。
「お、怒らないの……?」
 シンは恐る恐る聞く。ルナマリアは上ずった声で、顔を赤らめながら言った。
「うん……私も……その……男の子がこういうの好きってことぐらい、わかるから……。」
(た、助かった……。)
 ルナマリアが心の広い女の子でよかった。シンが一安心していると、ルナマリアが思わぬことを言い出した。
「で……み、見ないの?」
「えっ!?」
126シンルナVol.5 3/17  ◆nO5nwL9dfo :2005/07/15(金) 16:58:47 ID:L5Dhu7f1
 ルナマリアは、シンの手の中にあるDVDを、ちらちらと見ながら言った。シンは思わず素っ頓狂な声を上げる。ルナマリアは、さっきからこれが気になるようだ。もしかして、興味があるのだろうか……?
 疑問に思ったシンは、思い切って聞いてみた。
「ルナ……もしかして……興味あったりする?」
「えっ!?……う、うん……一度どんなものなのか、見てみたかったというか……その……。」
 意外なことに、ルナマリアは恥ずかしそうにしていながらも、素直に頷いた。普通、女の子はこういう時、やたら気取ったりするものだが、こういう素直なところがルナマリアの好ましいところだ。
 ――とは言え、やはり意外であることには変わりない。
「……女の子でAVに興味があるって、変わってない?」
 シンは、つい本音を言ってしまった。シンの言葉に、ルナマリアはムッとしたように言い返す。
「なによ?『女の子がこういうのに興味あるのはおかしい』って言いたいの?」
「いや……俺は別に……。」
「男はよくて、女はダメだって言うわけ?」
「そういう訳じゃ……。」
「ならいいじゃない……。なんか不都合ある?」
「……ありません。」
 簡単に言い負かされてしまった。無論シンだって、女の子でもこういうのに興味がある子がいるという事は知っている。
 身近では、メイリンあたりがそうだ(彼女は、同年代の女性クルーと時々そういう話をしている。シンは聞いてないふりをしているが、結構ドキドキしながら聞いていたりする。)。
 ――それにしても、ルナマリアまでこの手のビデオに興味があるとは思わなかった。……いや、それが悪いとは言わないけれど。
 シンは妙な展開に戸惑い、なんとなくドキドキしながらも、彼女を誘った。
「じ、じゃあ、一緒に見る?」
「う、うん……。」
 シンのお誘いに、ルナマリアは頬を赤くして恥ずかしそうにしていながらも、コクリと頷いた。
 シンは、彼女を隣に座らせると、いつもとは違う緊張でガチガチになった手で、ディスクをプレーヤーにセットした。
127シンルナVol.5 4/17  ◆nO5nwL9dfo :2005/07/15(金) 16:59:34 ID:L5Dhu7f1
 タイトルが表示された。画面上部にタイトルが現れ、その下に数人の女性が現れる。彼女達は、カメラに向かって思い思いのポーズを決めていた。
「ド、ドキドキするね……。」
 ルナマリアが画面を見つめながらポツリと言う。
「そ、そうだね……。」
 たしかにシンも緊張していたが、ルナマリアのそれとはだいぶ性質が違っていた。ルナマリアの隣で、AV(しかも、ヨウランとヴィーノからの贈り物。巨乳のラクスが大好きな二人だから、中身が不安だ)を見る――変な性癖の持ち主だと思われたら、どうしよう……?
 モニターには胸の大きな水着姿の女の子が数人映っていた。ルナマリアが女の子達の胸を見て、思わず感嘆の声を漏らす。
「うわ……何……この子達……胸、大きすぎじゃない……?」
「そ、そうだね…俺もそう思うよ……。」
「こんなに大きいと、肩凝らないのかな……?」
「さぁ……?」
 気の無い様子でそう言ったシンを、ルナマリアはじろりと横目で睨んだ。
「シンがこういうの好きだったなんて……。はぁ……がっかり……。」
「俺の趣味じゃないって!」
 巨乳フェチ扱いされて、シンは憤慨する。大声で言い返すと、ルナマリアは冷めた目でシンを見返した。
「あら?シンの趣味じゃなかったら、一体誰の趣味なの?」
「そ、それはヨウランとヴィーノの……。」
 ルナマリアに、このDVDを手に入れた経緯を軽く説明する。シンは二人の友人を売ったことを心の中で詫びた。案の定、ルナマリアは呆れたように言う。
「まったく……あの二人ときたら……。だからモテないのよね……。」
「そ、そうだよな……ルナの言うとおりだよ!うん!(ごめん、二人とも……。)」
「……なんで男って、胸の大きい女が好きなのかしらねぇ……?」
 そんな会話をしてるうち、とうとう本編が始まった。さきほどタイトルバックの中にいた女の子の一人が、艶かしく脱ぎ始める。薄い布切れを取ると、女の子の見事な胸が露になった。それを目の当たりにし、ルナマリアは思わず溜息を漏らした。
128シンルナVol.5 5/17  ◆nO5nwL9dfo :2005/07/15(金) 17:00:10 ID:L5Dhu7f1
「お、大きい……。」
 ルナマリアはポツリと呟き、そっと自分の胸を触った。どうやら、自分のモノと比べているらしい。その何気ない仕草に、シンはドキッとした。
(ルナも、自分の体と他人の体を比べてみたりするんだ……。)
 まぁ、自分も時々トイレで、他人のモノと自分のモノをこっそり見比べたりするので、ルナマリアのことは言えないが。
 シンの思いをよそに、ルナマリアはしばし自分の胸とモニターの女の子を見比べていた。やがて、がっくりした様に肩を落とし、溜息を吐く。
「うう……負けた……。この子大きすぎ……何か詰めてるんじゃないの?」
 ルナマリアの表情とあいまって、負け惜しみとしか思えないセリフだが、それを口に出したらさすがのルナマリアも怒りそうなので、黙っておいた。
「ま、まぁ……大きけりゃ何でも良いってわけじゃないわよね……。それに、私が小さいんじゃなくて、この子が大きすぎるだけだし……。」
(まだ言ってるよ……。)
 未だにブツブツと言っているルナマリアに、シンは少し呆れた。もっとも、自分の体と他人の体を比較するルナマリアの気持ちはわからないでもないので、フォローに回る。
「俺は、ルナぐらいの大きさの方が、可愛くて好みなんだけど……。」
 ボソッと言ったシンの言葉に、ルナマリアは赤くなった。隣に座るシンの胸を軽く小突き、照れくさそうに俯く。
「もう……調子がいいんだから……(ビシッ)。」
「いてて……な、なにも突っ込み入れなくても……。」
「やぁね……シンったら……。」
 口ではそう言いながらも、ルナマリアはまんざらでもないようだった。シンは、ルナマリアが機嫌を損ねなかったことに、ホッとしながらモニターに目を戻した。
 モニターの中では、女の子が男二人と濃密に絡んでいた。ルナマリアは、息を呑み、思わず声を漏らす。
129シンルナVol.5 6/17  ◆nO5nwL9dfo :2005/07/15(金) 17:01:04 ID:L5Dhu7f1
「うわ……一度に二人も相手にするなんて、私なら絶対無理……。」
「…俺も、誰かと一緒にルナを抱くなんて、真っ平ごめんだよ…。」
 独占欲が強いシンは、自分以外の誰かに好きな女の子の体を触らせるなんて事は、絶対に許せなかった。シンの中には、「ルナは俺だけのものだ!」という強い思いがあるのだ。
 幸いなことに、ルナマリアの方も意外と貞操観念が強く、シン以外の誰かに抱かれる気など無かった。
「よかった……シンがこういうの好きだったら、どうしようかと思っちゃった……。」
 ルナマリアがホッと胸をなでおろす。ふと、ルナマリアは疑問に思ったことを口にした。
「あっ……ねぇ、今思ったんだけど、その……一人が女の子の相手してるでしょ?その間、もう一人は何してるわけ?見物?」
「い、いきなりなに聞くんだよ!?」
「だ、だって……気になったんだもの…。」
 恥ずかしそうにしながらも、こういうことを聞いてくるのは、いかにも好奇心旺盛なルナマリアらしい。シンは彼女の耳元に口を寄せると、そっと教えてやった。
「そういう場合は……口か(ボソボソ)を使うんだよ……。」
「え、ええっ!?お、おし――……!?」
「わぁっ!?それ以上言うな!」
 耳を疑うようなシンの答えに、ルナマリアは呆然と呟く。
「信じられない……。そ、そんなの人間がすることじゃないわよ……。」
「いや、人間以外しないし……。」
「シン!?そんなことしようとしたら、私、絶対別れるからね!?」
 ルナマリアが真っ赤になりながら、ムキになったように叫ぶ。シンも負けじと怒鳴り返した。
「わかってるよ!俺にもそんな趣味ないよ!(つ、疲れる……女の子と一緒に見るのって、こんなに疲れるもんなのか……?)」
 シンの疲労感をよそに、モニターの中では、シンが教えてやったとおりのプレイが始まっていた。一人の男が女の子を後ろから貫き、もう一人の男は自分の肉棒を女の子に咥えさせていた。
「うわぁ……凄い光景よね……これ……。」
 ルナマリアが呆気にとられながら呟く。うぶなルナマリアにとって、これは少々刺激が強すぎたようだった。目の前で繰り広げられる痴態に、ルナマリアは、顔を赤くしながらも目が離せないでいた。
130シンルナVol.5 7/17  ◆nO5nwL9dfo :2005/07/15(金) 17:01:43 ID:L5Dhu7f1
 モニターの中では、既にクライマックスに入っていた。女の子を攻める男の腰使いが、次第に荒々しいものになっていく。モニターを通して見ていても、女の子が高ぶっていくのが見て取れた。
 ふと、目の前の光景に、ルナマリアはなんとなく変な気分になってきた。
(な、なんか……おかしな気分……。)
 体の芯が熱く感じる。体温が1,2度上がったかのようだ。
 なんだか顔も、火照ってきた気がして、ルナマリアはそっと頬に触れた――やはり熱い。おまけに、額にはうっすらと汗を掻いていた。室内は、快適な温度であるにも関わらず――だ。
 ふと、胸に違和感を感じ、ルナマリアは隣のシンに気づかれないように、そっと自分の胸に触れてみた。すると、制服の上からでも乳首が尖っているのがわかった。
(やだ……私ってば……。)
 自分で乳房を掴み、体の火照りを鎮めようとする。しかし、それは返って逆効果だった。
 なんとなく胸だけでは収まらず、今度は股間に手を伸ばしてみる。下着の上からそっと自分の秘処に触れると、そこは既にじっとりと濡れていた。
(うそ……こんなになってる……。)
 恥ずかしい――そう思うのだが、目の前で繰り広げられる痴態に、体が疼くのが我慢できない。とうとう我慢できず、ルナマリアは自分の指で、自分の秘処を慰め始めた。下着の上から秘裂をなぞり、さらに布越しでもわかるほど固くなっていた肉芽をそっと弄る。
「んっ……!」
 思わず声を漏らしてしまい、ルナマリアは慌ててシンを盗み見た。幸いシンは、気づいていないらしい。
 ルナマリアはホッとしながらも、自分を抑えることが出来ないでいた。目の前でこんな激しい交わりを見せられたせいで、彼女はすっかり欲情してしまっていた。
 シンに気づかれないように、そっと下着の中に指を挿しいれ、自分の指を秘処に潜り込ませる。自慰行為は初めてではないが、誰かがすぐ近くにいる時にするなどということは、初めてだった。
131シンルナVol.5 8/17  ◆nO5nwL9dfo :2005/07/15(金) 17:02:09 ID:L5Dhu7f1
 一方、シンはルナマリアがさっきから黙っているのが気になった。先ほどまでは、シンが戸惑うくらいに、色々と質問してきていたのに。
「ルナ……さっきから黙ってるけど、どうしたの?」
 シンは顔を隣に向け、ルナマリアの顔を見た。ルナマリアは顔を赤くしながら、必死に何かに耐えているような顔をしていた。どことなく、息も荒い気がする。
「ルナ……?どうかしたの?」
 気になったので、シンは尋ねてみた。
 ルナマリアは答えない。彼女の顔は既に真っ赤になり、高熱に浮かされているような顔になっていた。ただならぬ様子に、シンは慌てて彼女に声をかける。
「ど、どうした!?」
「シン……私、変な気分になっちゃった……。」
 そう言って、ルナマリアは熱を帯びた瞳でシンを見上げた。ふと彼女の下半身に目をやると、太腿に一筋、水が流れ落ちたような跡があった。さらに、彼女の右手の指がぐっしょりと濡れている。
「ルナ……もしかして……?」
「うん……なんだか体が熱いの……。」
 恥ずかしそうに頷き、ルナマリアは上着の前をそっと開けた。制服を脱ぎ捨て、自分から下着姿になる。
「お、おい!?」
 突然の出来事に気が動転しているシンに、ルナマリアは切なそうに言った。
「……お願い……私、我慢できなくなっちゃった……頼める……?」
 ルナマリアが期待を込めた瞳でシンを見上げる。その色っぽい表情に唾を飲み込み、さっきまで見ていたAVの影響もあって、シンも我慢できなくなってしまった。
「わ、わかった……じゃあ……。」
 そう言って、シンはプレイヤーの電源を落とし、ルナマリアをそっとベッドに押し倒した。
132シンルナVol.5 9/17  ◆nO5nwL9dfo :2005/07/15(金) 17:05:04 ID:L5Dhu7f1
 そっとルナマリアにキスすると、ルナマリアはすぐに自分から求めてきた。よほど我慢してたのか、自分から積極的に舌を絡めてくる。
「んんっ……むうっ……んむっ……ふうっ……。」
 さすがに息が続かないため、シンは自分から口を離した。ルナマリアは明らかに不満そうな顔になる。
「ねぇ、もっとして欲しいんだけど……。」
 彼女はAVに興奮したせいで、すっかり大胆になっていた。普段は結構うぶなルナマリアの艶っぽいセリフに、シンもなんだか興奮してしまう。胸に触れると、先端部分は、シンが触る前からすっかり硬くなっていた。
「あんっ……あふ……。」
 ルナマリアの口から溜息が漏れる。敏感な乳首を弄られ、彼女はその度に電気ショックを受けたかのように身を震わせる。彼女の白い乳房は、興奮のために充血し、うっすらと赤くなっていた。しかし、ルナマリアは胸だけでは満足できなかったようだ。
「ねぇ……下も……。」
 ルナマリアがおずおずとねだる。シンは、彼女の望みどおり下腹部に手をやり、下着をそっと下ろさせた。
 ルナマリアのそこは、既に洪水状態になっていた。すっかり欲情してしまっていたルナマリアは、自分で自分を慰めていた結果、大量の愛液を分泌することになってしまっていた。シンは彼女の秘裂に舌を這わせる。途端に、ルナマリアが声を上げた。
「ああっ!いやだっ……気持ちいい……。」
 そっと肉芽を口に含み、舌の先で転がす。その度にルナマリアは嬌声を上げ、彼女の胎内からは、ますます多くの愛液が滲み出てくる。シンは秘裂の中にそっと舌を侵入させた。中は、入ってきた舌の感触に、ルナマリアが堪らず声を上げる。
「あっ……あんっ……ああ……。」
 艶っぽく身悶えるルナマリアの姿に、シンも我慢できなくなった。シンは股間から顔を離すと、自分のモノを取り出す。ルナマリアはトロンとした目でそれを見つめた。
「あはっ……シンのも、もう大きくなってるのね……。」
「ま、まぁね……。」
「ふふっ……いいよ……来て……。」
 シンは、言われたとおりに彼女の膣口に肉棒をあてがった。いつもに比べると、ほとんど前戯らしい前戯もしていないのだが、今日は特別だ。ルナマリアも我慢できないようだし、シンの方も、早々に彼女と一つになりたかった。
133シンルナVol.5 10/17  ◆nO5nwL9dfo :2005/07/15(金) 17:06:54 ID:L5Dhu7f1
 シンが彼女の腰を掴むと、ルナマリアは期待に満ちた目で、シンを見上げた。彼女の熱を帯びた艶っぽい表情に、シンは妙にそそられる。
「なんか、今日のルナって、ずいぶんエッチじゃないか?」
 シンの言葉にルナマリアは顔を赤くした。どうやら、まだ『恥ずかしい』という感覚は残っているようだ。ルナマリアは小声でそっと反論する。
「……シンがあんなのを見せるから、変な気分になっちゃったんでしょ……?」
 弱々しく反論するルナマリアに、いつもの強気な姿勢はなかった。普段、口煩かったりするルナマリアだが、こういう時に恥ずかしがったりするそのギャップが、シンには可愛らしく思える。
 ふと、シンの心の中に悪戯心が芽生えた。今日のルナマリアは、いつもよりも更に可愛く思える。なんとなく、つい苛めてやりたくなるような……。彼女を焦らしてやろうかと思いつき、シンは肉棒を秘裂になぞらせるだけで、なかなか挿入しなかった。
 なぜかなかなか挿入しないシンに、ルナマリアは切なそうな声を上げる。
「な、なにしてるの……?」
「え〜っと……準備運動。」
「……何それ?本当に必要なの……?」
「当たり前だろ?運動する前は、準備運動で体を解さなきゃいけないんだから!」
「……いつになったら終わるわけ……?」
 シンの言葉に、ルナマリアはイラついたようだった。軽くシンを睨んでくる。
「う〜ん……後、一、二分かな……?」
「そんなぁ……。」
 ルナマリアが涙目になる。どうやら、もう我慢の限界らしい。しかし、シンはそんなルナマリアの表情に、ますます嗜虐心を煽られ、もっとルナマリアを苛めてやりたくなる。すると、ルナマリアが瞳を潤ませながら涙声でお願いしてきた。
「ねぇ……もうこれ以上焦らさないで……お願い……これ以上お預けされたら……私……。」
 さすがに、これ以上焦らすと可哀想なので、シンは彼女の願いを叶えてやることにした。
 改めて彼女の膣口に肉棒をあてがうと、少しずつ前に押し込んでいく。
「ああっ……!入ってくる……。」
 徐々に侵入してくるシンに、ルナマリアは悦びの声を上げた。亀頭部分が彼女の中に埋没すると、今度はシンが、思わず声を上げた。
「……気持ちいい……。」
134シンルナVol.5 11/17  ◆nO5nwL9dfo :2005/07/15(金) 17:07:53 ID:L5Dhu7f1
 亀頭全体が心地よい暖かさに包まれる。シンはそれだけには満足できず、更なる快楽を求めて、貪欲に腰を推し進めた。
 先端部分が、彼女の膣壁を掻き分けるように進んでいく。ルナマリアの中はすでに程よく濡れ、シンが肉棒を挿入するのにほとんど抵抗感はない。実にスムーズに根元まで押し込むことができた。と、先端が柔らかいものに当たる。どうやら子宮の最奥に辿り着いたようだ。
 ルナマリアの中は、彼女の呼吸に合わせて、ゆっくりと収縮を繰り返していた。その度にシンのモノが締め付けられ、シンに程よい快感を与えてくれる。ルナマリアの胎内は相変わらず、狭すぎず緩すぎず、絶妙だった。
「あっ……はぁ……シン、いいよ……動いて……。」
 ルナマリアが、シンに動くよう促す。正直言うと、シンは少しの間だけ、このまま彼女の中の感触を味わっていたかった。ルナマリアの熱い体温が、肉棒を通してシンに伝わってくる。シンの肉棒は、まるで熱いゼリーに突っ込んだかのような感触を味わっていた。
「ねぇ、動いてよぉ……我慢できないってばぁ……。」
 ルナマリアが切なそうに訴える。シンは正直、名残惜しかったが、ルナマリアをあんまり焦らすのも可哀想なので、動いてやることにした。
 奥まで入れた肉棒をそっと引き戻す。ルナマリアの膣と肉棒がこすれ、ルナマリアが声を上げた。
「あ、ああっ……!シンのが……動いてるっ……!」
 彼女の胎内から徐々に肉棒が姿を現していく。完全には引き抜かず、まだ先端部分が彼女の中に残っている状態だ。引き抜いた肉棒には、彼女の暖かい愛液がたっぷり絡みつき、すっかり充血した肉棒が黒光りしていた。
 先ほどまでの暖かい感触が恋しくなり、シンは再び彼女の中に肉棒を埋める。
「あんっ……!ああっ……んんっ……はぁっ……!」
「どう?気持ちいい?」
 シンの言葉に、ルナマリアは恥ずかしそうにしながらも、正直に答えた。
「うん……気持ちいい……。シンは……?」
「俺も気持ちいいよ……。ルナの中、凄く暖かくて……。」
 シンの言葉に、ルナマリアは微笑む。
「よかった……こういうのは……二人で……んっ……楽しまなきゃ……ね……?」
「そうだね……。」
 ルナマリアの言葉に頷き、シンはルナマリアの腰を両手でしっかり固定すると、少しずつ腰のスピードを速めていった。
135シンルナVol.5 12/17  ◆nO5nwL9dfo :2005/07/15(金) 17:08:25 ID:L5Dhu7f1
「あっ、あん……!あ、ああっ……!」
 シンのモノがルナマリアの中を往復する。シンが動くたび、彼女の中から湧き出ている愛液が、音を立てて飛び散る。シンのベッドのシーツには、彼女の愛液で点々と水玉模様の染みが浮かんでいた。
 シンは、まるで熱い手で肉棒をしごかれているような感触を味わっていた。シンが腰を動かすたび、先から根元まで、快感が駆け抜ける。
 単調な前後運動ではつまらないので、時には突く角度を変えてみたり、ぐりぐりと腰を回転させたりして、あの手この手でルナマリアの膣を攻める。
「あんっ……!い、いやだっ……そんなに掻き回さないでよぉ……!」
 胎内を掻き回される感触に、ルナマリアは堪らず声を上げる。シンは、腰の動きを続けながら聞き返した。
「これ、よくないの?」
 シンの問いに、ルナマリアは恥ずかしそうに首を振った。
「そ、そうじゃないの……あ、んっ……!気持ちよすぎて……あうっ……!すぐにでもイっちゃいそうなの……。」
 ルナマリアの言葉に、シンは思わず笑みを浮かべた。ここで変な意地を張らず、素直に言うところがルナマリアらしい。
 シンは彼女の腰を抱え上げると、ますます腰のスピードを速めた。ガシガシと貪るように、彼女の子宮に肉棒を打ちつける。途端に、ルナマリアが戸惑いの声を上げた。
「あ、あん……!ねぇ……あっ!き、聞いてるの……?」
「聞いてるけど?」
「じ、じゃあ、どうして……?」
 シンは腰の動きを休めずに言った。
「別に我慢しなくていいよ?先にイっちゃっても……。」
「で、でも……それじゃあ、シンに悪い気がして……。」
 こんな時でも自分に気を遣うルナマリアを、シンは愛しく思った。だから、まず彼女に絶頂を迎えさせてやろうと思い、シンは腰の動きを強くしていった。
「あうっ……!あ、あっ!ち、ちょっと!?」
「俺は後でいいからさ。ルナは我慢しなくていいって。」
「あっ、ああん!あんっ!ダメぇ……!ホントにイっちゃう……!」
136シンルナVol.5 13/17  ◆nO5nwL9dfo :2005/07/15(金) 17:09:03 ID:L5Dhu7f1
 ルナマリアは両手でシーツを強く掴み、下半身から上ってくる快楽に必死に耐えていた。シンは先にイっていいと優しく言うが、どうしても遠慮してしまう。しかし、そんな儚い抵抗も、次第に限界に近づいていた。
「あ、ああん……!やっ、んっ!あんっ!」
 シンの肉棒が膣に擦れるたび、襲ってくる快感の波に、ルナマリアは溺れそうになっていた。気が遠くなってくる。
「も、もう……ダメぇ……!」
 ルナマリアが、大きく口を開けて喘ぐ。やがて、彼女はとうとう限界を迎えてしまった。
「あ、ああああぁぁぁぁぁっ!」
 大きく背中をのけ反らせ、次の瞬間にはぐったりとベッドに倒れこむ。彼女は激しい運動の後で、荒く息をして酸素を補給していた。胸が呼吸のたびに大きく上下する。
「イっちゃった…?」
 意地悪く尋ねるシンに、ルナマリアは恥ずかしそうにしながらも頷いた。
「うん……気持ちよかった……。でも、ごめんね……?私……先にイっちゃって……。」
 申し訳なさそうに謝るルナマリアに、シンは笑いかける。
「気にしなくていいよ。俺も後でちゃんとイかせてもらうから……。」
「……えっ?」
 彼女が、ある程度落ち着いてきたのを確認すると、シンは再び腰を動かし始めた。途端に、ルナマリアが戸惑いの声を上げる。
「ああっ!?シン!?」
 ルナマリアの戸惑いをよそに、シンは腰を動かし続ける。さっきまではルナマリアをイかせるためだったが、今度は自分のためだ。だから、ルナマリアにも遠慮しない。自分のペースだ。
「ああんっ!待ってぇ……!もうちょっとだけ、休ませて……!」
 ルナマリアが抗議するが、シンは止めない。
「ま、待ってったらぁ……!またっ……イっちゃう……よぉ……!」
 再開されたシンの攻めに、ルナマリアの声も絶え絶えになる。彼女は大きく喘いでいたが、別に呼吸困難になっているわけでもないようだ。安心して、シンはルナマリアの中に肉棒を突き入れ続けた。
137シンルナVol.5 14/17  ◆nO5nwL9dfo :2005/07/15(金) 17:10:10 ID:L5Dhu7f1
「あうっ、あん、あっ、ああっ!」
 最初は戸惑っていたルナマリアも、シンの動きが再開されると、再び快楽の虜になってしまったようだった。シンが腰を突き入れる度に、ルナマリアの口からは甘い喘ぎ声が漏れる。
「あ、あっ、あふっ……んあっ、んんっ……ああっ!」
 以前にも増して、シンの肉棒が締め付けられる。シンは、いったん動きを止めると、彼女を横向きにさせた。そのまま片足を抱き上げ、開いた足の間に腰を割り込ませる。
「あっ……!やぁ……!」
 肉棒が挿入される角度が変わったため、先ほどまでとは違う場所に先端部分が当たる。ルナマリアは新たな刺激に、再び自分が絶頂へと高ぶっていくのを感じた。
「ルナ、どう?気持ちいい?」
 シンが腰を動かしながら聞く。ルナマリアはがくがくと頷いた。
「うん……いいっ……気持ちいいよぉ……!さっき、イったばっかりなのにぃ……!」
「遠慮することないよ。またイっちゃいなよ。」
「う、うん……あ、ああっ!」
 シンがちょっと強く腰を突き入れただけで、ルナマリアは敏感に反応する。どうやらルナマリアは再び限界が近くなってきたらしい。とは言え、シンの方も、あまり長くは持ちそうもなかった。彼女の中は最高に良く、シンはすぐにでも射精したいのを、必死に堪えていた。
「あ、あ、ああんっ!ダメ…またイっちゃう……!」
 ルナマリアの声が次第に涙声になってくる。彼女は既に、指先にも力が入らなくなっており、シーツを掴むことすらできなくなっていた。シンの枕に頭を埋め、涙目になりながらも必死に耐えているが、それももう限界だった。
「ルナっ……!俺も、もうっ……限界……!」
「うんっ……いいよっ……!出して……中に出してぇ……!」
 シンの背中を猛烈な射精感が駆け上り、ついに耐えられなくなる。シンはルナマリアの願いどおり、彼女の中で爆ぜた。
「あっ、あああぁぁぁっ!」
 ルナマリアが再び甲高い声を上げる。シンの肉棒から大量の精液が彼女の膣に送り込まれる。何度も痙攣しながら、シンの肉棒は彼女の中に、最後の一滴まで精液を送り込んだ。
「あ、ああっ……!」
 精液を流し込まれる感覚に、ルナマリアは呻く。シンが肉棒をそっと引き抜くと、彼女の中に納まりきらなかった分が、たっぷりと逆流してきた。
138シンルナVol.5 15/17  ◆nO5nwL9dfo :2005/07/15(金) 17:10:36 ID:L5Dhu7f1
「ね、ねぇ……夢中だったからよく覚えてないんだけど……私、なんだか凄いこと言ってなかった?」
 シンが一息ついていたところに、服を身に着け終えたルナマリアが恐る恐る聞いてきた。先ほどまでの興奮が残っているのか、彼女はまだ上気した顔をしていた。
「ん?凄いこと……?」
 自分も夢中だったからよく覚えていない。記憶をたどり、ルナマリアの言ったことを思い出そうとする。
「ああ、そう言えば……。」
「な、何かあるの……?」
 何かを思い出したようなシンの表情に、ルナマリアの顔が思わず強張る。彼女は無意識的に、何かとんでもないことを口走ったような気がしていたのだ。
「『中に出して』って大声で言ってたような……。」
「ううっ……やっぱり……。」
 ルナマリアががっくりと肩を落とす。シンは、そんなルナマリアに不思議そうに聞いた。
「……気にしてんの?」
 ルナマリアは溜息を吐きながら答える。
「そりゃあ気にするわよぉ……。普通、女の子って、中に出されるの嫌がるでしょ……?」
「……そういうもんなのかなぁ……。」
「なのに、あんな大声で……。はぁ……。」
 何をそんなに落ち込むのかはわからないが、ルナマリアは暗い顔つきになる。シンは、ふと疑問に思ったので質問してみた。
「そんなに気にするんならさ、なんで無意識的にでも『中に出して』なんて言ったの?」
「え、ええっ!?そ、それは……その……。」
 ルナマリアはしばらく躊躇していたが、やがて観念したように答えた。
「だって……中に出されるの、癖になっちゃったんだもん……。」
 ルナマリアは顔を赤くし、俯いた。シンは思わず噴出す。こういう時、素直に言ってしまうのが本当にルナマリアらしくていい。シンはこらえきれず、しばらく笑い続けた。シンがあまりにも笑うので、ルナマリアは怒ったように言う。
「ちょっと!こっちは真剣に悩んでんのよ!?」
「ご、ごめんごめん……でもさ、ルナがあんまり正直だから……!」
139シンルナVol.5 16/17  ◆nO5nwL9dfo :2005/07/15(金) 17:11:07 ID:L5Dhu7f1
 ルナマリアはムッとしたようにプイと顔を背けた。その行動が子供っぽくて、シンはますます笑いが止まらなくなる。ルナマリアは肩を落とし、溜息を漏らした。
「はぁ……どうしよう……なんか私、どんどんエッチな子になってく気がする……。」
 馬鹿みたいに笑い転げていたシンは、そこでようやく落ち着き、呼吸を整えた。
「気にしない気にしない。俺は、エッチなルナも好きだから。」
「……慰めになってないわ……それ……。ちょっと、一人になってくる……。」
 ルナマリアは溜息を吐いて、ドアの方へ行きかける。部屋を出て行く直前、彼女は思い出したように振り返り、微笑みながら言った。
「あっ、そうだ……。ねぇ、シン……別れ際の……。」
「え?」
「んもう……!鈍感ねぇ……。」
 訳が解らずポカンとするシンに、ルナマリアは少しむくれた表情になる。業を煮やしたように彼女はシンの近くまで戻ってくると、そっと顎を上げ、キスをせがんだ。ようやく彼女の意図を悟り、シンは彼女の唇に己の唇を重ねる。
「はぁ……んっ……。」
 うっとりと目を閉じ、ルナマリアが声を漏らす。やがて、どちらからともなしに自然と身体を離した。
「じゃ、お休み……。」
 そう言って、はにかんだように微笑み、ルナマリアはドアの向こうに消えていく。
 シンはルナマリアを笑顔で見送り、ふと思いついたように、さっきまで見ていたモニターを振り返った。

 シンの部屋を出て、自分の部屋に戻るべく歩き出したルナマリアは、ふと、あることに気づき足を止めた。
「あれ?そういえば私、何しにシンの部屋に行ったんだっけ?」
 その場でしばらく首を捻る。さっきは単なるAV鑑賞とエッチで終わってしまったのだが、なにか目的があったような……?
「あっ、そうだ……。シンにCD貸して貰う約束があったんだっけ……。」
140シンルナVol.5 17/17  ◆nO5nwL9dfo :2005/07/15(金) 17:11:46 ID:L5Dhu7f1
 ようやく目的を思い出し、ルナマリアは踵を返す。メイリンも聞きたがっていた新譜だ。ここで手ぶらで帰ったら、メイリンもさぞ残念がるだろう。
 ルナマリアがシンの部屋に戻る途中、レイに出くわした。レイはルナマリアの顔を見ると、足を止める。
「ルナマリアか……。俺たちの部屋に、なんか用か?」
「ええ。シンにCD貸して貰う約束があって……。」
「そうか。」
 レイは短く答え、それきり黙りこんだ。彼も部屋に戻る気らしく、ルナマリアと並んでシンの部屋に向かう。
 シン達の部屋の前に着くと、ルナマリアはノックもなしにいきなり部屋に入った。
「人の部屋に入る前は、ノックぐらいするものだと思うんだが……。」
 レイがボソッと言ったが、ルナマリアは無視した。どうせ、自分とシンの仲だ。
「シン――忘れてたんだけど、CD――……。」
 そう言って、ルナマリアは部屋に入りかけ、固まった。モニターに向かっていたシンも勢いよく振り向き、同じように固まる。シンは、ルナマリアが出て行った後、密かに続きを愉しんでいたのだ。気まずい空気が二人の間(レイもいるが)に訪れる。
「……。」
「……。」
 二人はしばし無言で見つめあっていたが、先に我に返ったシンが、慌てて口を開いた。
「ル、ルナ!?……こ、これはっ……そのっ……!」
「……どうぞ、ごゆっくり……。」
 ルナマリアは、それだけ言い残すと部屋を出る。ルナマリアが出て行った後には、シンとレイだけが残された。
 あまりのことに、モニターの電源を落とすことさえ忘れているシンに、レイは言う。
「……気にするな。俺は気にしていない。」
「お前は気にしなくても、俺は気にするんだよっ!ルナぁ!待ってくれぇぇ!」
 シンは、彼女に貸す予定だったCDを引っ掴み、慌てて彼女の後を追う。
 後に残されたレイは、「やれやれ」とでも言うように深い溜息を漏らし、シンが見ていたモニターの電源を落とした。
(……俺まで、こんな趣味の人間と思われては困るからな……。)

 続く
141名無しさん@ピンキー:2005/07/15(金) 17:13:27 ID:m+/faDuk
GJ お疲れ様ー。続き待ってます。
142名無しさん@ピンキー:2005/07/15(金) 17:42:44 ID:YVGaLOIr
>>122
キモッwwwwww
143名無しさん@ピンキー:2005/07/15(金) 18:34:06 ID:Fbzi9i2H
>>124-140
GJ! あなたは相変わらず良いSS書くねえ。
震えるぞハート! 萌え尽きるほどヒート! 刻むぞ歓喜のビート! ……つい取り乱してしまいました。
あと、“巨乳のAV女優”はきっと整形前のミーアでしょうね。

そういえば、南極条約に投下する予定はありますか? ついでに“ブラウニー”さんも。
最近SSの更新が途切れ途切れで寂しいですから。
144名無しさん@ピンキー:2005/07/15(金) 19:13:15 ID:9iraYzqg
レイのあのセリフきたーw
145名無しさん@ピンキー:2005/07/15(金) 19:14:24 ID:xL/jglfl
>>140
お姉さんっぽいルナマリアがとても魅力的でした。
続きが楽しみです!
146名無しさん@ピンキー:2005/07/15(金) 19:18:17 ID:eoKdGde6
>>140
GJ!!!!!!!!
萌えつきました。
147名無しさん@ピンキー:2005/07/15(金) 19:33:20 ID:mFqcBeDm
>>140
萌えた…いつもGJです!
148名無しさん@ピンキー:2005/07/15(金) 21:07:50 ID:VrFBMw81
シンルナ正統だよ(*´Д`)ハァハァ
149名無しさん@ピンキー:2005/07/15(金) 21:16:41 ID:zyVgIpYN
なんかちょっとシンルナいいかもって思えてきた
150名無しさん@ピンキー:2005/07/15(金) 21:25:59 ID:RBrjebHO
>>70
遅くなりましたがGJ!!!
あなたの作品の続きが今日の私の楽しみでした。
151名無しさん@ピンキー:2005/07/15(金) 21:30:10 ID:xoIzKtps
シンもルナも年相応っぽくてかわいい。
続き超期待!
152名無しさん@ピンキー:2005/07/15(金) 22:54:49 ID:8H1JrQXl
俺は最近ここのシンルナさんこそが本編だと思ってる
153名無しさん@ピンキー:2005/07/15(金) 23:14:44 ID:EYa75xw0
我が心のネ申が降臨された!最高すぎます!GJ!
154名無しさん@ピンキー:2005/07/15(金) 23:15:05 ID:G0LthBkP
イイネーイイネー、続きも期待してますよー
155名無しさん@ピンキー:2005/07/15(金) 23:42:36 ID:HSn4s6ww
キラとラクスって、何月何日に初めて会ったの??
156名無しさん@ピンキー:2005/07/15(金) 23:51:12 ID:QEV+KY6m
>>155
2月3日
157名無しさん@ピンキー:2005/07/15(金) 23:54:17 ID:VrFBMw81
キララクは、本編でキスするのかな〜
158名無しさん@ピンキー:2005/07/16(土) 00:16:46 ID:LkLU4xga
>>112
GJ!
凄くダークな終わり方なのに何故か後味が悪くない所が凄いです。
黒キラ、イイよイイよ。最後まで抵抗の意志を見せたカガリもイイ。
欲を言えばこれでカガリが処女だったらならまさに言う事なしでした。
159名無しさん@ピンキー:2005/07/16(土) 00:17:38 ID:awfwAhTz
>>122

近親相姦なんて21歳以上の大人なら当たり前。


こいつ、絶対頭オカシイ!
160名無しさん@ピンキー:2005/07/16(土) 00:29:21 ID:IcCqGe2G
>>159
パロなんだからマジになるなって。
嫌なら読む前に飛ばせ。自己防衛汁。
161名無しさん@ピンキー:2005/07/16(土) 00:43:19 ID:75E6rRl0
>> 70氏 超Gjです
久々に(;´Д`)ハァハァ 禿げ萌えました
続編きぼんですm(_ _)m
162名無しさん@ピンキー:2005/07/16(土) 01:01:50 ID:GCOgDJci
そうだな、俺もきょうだいがいるのでだめなんだが・・・
まぁ、需要があれば供給もあるということなんだろう・・・
163名無しさん@ピンキー:2005/07/16(土) 01:05:00 ID:UubQaV0F
自分にも弟はいるが
ソレはそれ
これはこれ

心に棚を作れ。
どうせキラだ。同じ人間だと思うな。
164名無しさん@ピンキー:2005/07/16(土) 01:22:58 ID:IqFSZR9T
>どうせキラだ。同じ人間だと思うな。
ワロタ
キラカガもシンルナもイイよイイよー職人さんGJ!
165名無しさん@ピンキー:2005/07/16(土) 02:46:57 ID:7vNofjsm
キラカガ・シンルナイイ!
職人さん乙!シンルナの続き楽しみにしております!
166名無しさん@ピンキー:2005/07/16(土) 02:54:20 ID:SMVK2waU
おのおのがたっ!ここはエロパロ板でござるぞ!天王寺ではござらぬ。
とりあえず読み終わったら(*´Д`*)ハァハァしる
◆nO5nwL9dfo 氏GJ!
167名無しさん@ピンキー:2005/07/16(土) 06:33:45 ID:4Iyuqq+4
ルキーニ×アサーニャとか捜してるんだけどない?
168名無しさん@ピンキー:2005/07/16(土) 08:17:59 ID:75E6rRl0
鬼畜系なキラ シン×カガリとか 読みたい(;´Д`)ハァハァ
>>70氏 ツボでした
169155:2005/07/16(土) 10:02:02 ID:OeyP3rvE
156さん、ありがと
170名無しさん@ピンキー:2005/07/16(土) 16:50:25 ID:o5ygrllW
この辺でスレッド保守。今日はどうなる?
171名無しさん@ピンキー:2005/07/16(土) 17:36:15 ID:MHkX59nl
おしっこ系希望。
172名無しさん@ピンキー:2005/07/16(土) 19:15:57 ID:zV89PZTw
スーパーコーディーのキラきゅんなら戦闘中でもセクロスできそうな気がした。
いやマジで。誰かそんなSS書いて。
173名無しさん@ピンキー:2005/07/16(土) 19:32:09 ID:F0TDgWTT
腹にビーム、連結ライフル、ファンネル、キラニュータイプ…何かラスボスでも可笑しくないな
174名無しさん@ピンキー:2005/07/16(土) 20:42:48 ID:yMGOcm2l
メイリンの寝顔に萌えた
175名無しさん@ピンキー:2005/07/16(土) 21:01:02 ID:YYkrh8M1
そういえば連結ライフルの出番はなかったな
176名無しさん@ピンキー:2005/07/16(土) 21:43:27 ID:lSPO2rqq
>>173 
>>175
どうせ一回しか使わないで終わるんでしょうよ。
あと「ほとんど話したことないのに…」だって?
メイリン→片思い→アスランやるんなら描写継続させておけよ、スタッフさん。

アスランに感謝されて部屋で一人萌え狂うとか
アスランの時だけアナウンスに力を入れるとか
アスランにだけわざわざお茶を入れてあげるとか
アスランが撃墜されて取り乱しオペに支障が出まくるとか
落ち込むアスランを心配して部屋まで行ったら抱きしめられてドギマギするとか
アスランのためにAA陣と連絡を執ってレイに責められるとか

素人の俺でもこんなこと考えつくのに!
177名無しさん@ピンキー:2005/07/16(土) 21:49:52 ID:ejpGngRB
今日のキララクは凄かったな。SS投下が待ち遠しいです。
シンルナはこのスレのSSだと最高なんだけど本編はいまいち。
178名無しさん@ピンキー:2005/07/16(土) 22:18:13 ID:wCdkmnY7
>176
なにその萌えシチュ、SS化キボン。
179名無しさん@ピンキー:2005/07/16(土) 23:53:24 ID:UubQaV0F
今日のキララク
キラ兄さんとラク姐さんなら後半クールだけで
それはもうすばらしい鬼畜合戦をしてくださることでしょう
180名無しさん@ピンキー:2005/07/17(日) 00:14:31 ID:ZbhwHgv6
今日のキララクは素晴らしいー!激しく萌えた!
再会した吉良様と歌姫様がベッドの上で激しくセクース(;´Д`)ハァハァ
181名無しさん@ピンキー:2005/07/17(日) 01:18:28 ID:gcvykYCW
>>180
 それ、頂き!!
 さっそく書いてみます。


182名無しさん@ピンキー:2005/07/17(日) 02:11:24 ID:EJpwh+X5
しかしキラ×カガリのSSなんて今までいくらもあるのに
何で急に近親相姦云々言い出すかな 
183名無しさん@ピンキー:2005/07/17(日) 02:33:56 ID:ZbhwHgv6
〈181氏
超期待です!
184名無しさん@ピンキー:2005/07/17(日) 05:26:13 ID:LBtQnQc6
>>181
待ってんぞ!!
185名無しさん@ピンキー:2005/07/17(日) 10:20:00 ID:RcGYcXc8
近親相姦は正直キモイだけ!
皆前々から思ってた事を言ってみただけだよ
186名無しさん@ピンキー:2005/07/17(日) 10:35:17 ID:Kt31cYh/
21歳未満が増えただけのことだろ。
パロと現実の区別も出来ない奴の方が痛い。
187名無しさん@ピンキー:2005/07/17(日) 10:38:58 ID:Zv1nvRFd
最近ここを知りました
文章の方が萌える!を実感w
181サン期待してますね〜
188名無しさん@ピンキー:2005/07/17(日) 11:52:06 ID:gycEL73e
>>186
区別つかなくても近親相姦キモイ。キモイと思わないお前がマジキモイ
189名無しさん@ピンキー:2005/07/17(日) 11:59:04 ID:+3aVEeDF
>>188
リアルでならキモイが、アニメのパロだぞ?
読みたくないならスルーすればいいだろ おまえは大人だからそれくらいできるよな( ´∀`)
190名無しさん@ピンキー:2005/07/17(日) 11:59:06 ID:k3WTGxGR
188がキモイ件について
191名無しさん@ピンキー:2005/07/17(日) 12:05:47 ID:kxPdnq2T
嫌ならスルーすればいいのにそれが出来ないヤシがキモイ
192名無しさん@ピンキー:2005/07/17(日) 12:12:35 ID:3wruZ/vz
エロパロスレに来てる香具師なんてみんなキモいっつーの。
底辺が底辺を貶してどうするよ。ヌルーしる。オレモナー
193名無しさん@ピンキー:2005/07/17(日) 12:13:51 ID:JSJH3xh0
底辺でも高さをかければ面積になれるんだよ!!!!!
194名無しさん@ピンキー:2005/07/17(日) 13:02:34 ID:tSpGxzYd
>>193
なんか感動した
195名無しさん@ピンキー:2005/07/17(日) 13:18:04 ID:w8LCm84k
>>193がいいこといった!
196名無しさん@ピンキー:2005/07/17(日) 13:41:20 ID:RcGYcXc8
キモイ近親相姦糞話なんて、最初からスルーして読んでませんが何か?
197名無しさん@ピンキー:2005/07/17(日) 13:50:48 ID:iOLMEI0G
ここで意表を突いてキラマリュ希望
198名無しさん@ピンキー:2005/07/17(日) 13:54:26 ID:DWvnlKd4
>>196
バカじゃね?
ここでのスルーっていうのは「読まない」の意味のほかにも「文句言わずに流す」っていう意味も含まれてんだよ
199名無しさん@ピンキー:2005/07/17(日) 13:55:18 ID:DWvnlKd4
sage忘れスマソ
200名無しさん@ピンキー:2005/07/17(日) 14:16:11 ID:2qtFnTXN
とりあえず、キラカガが成立するとマズい厨が暴れてると見た。

基地を追い出すためにも萌えキラカガ投下よろ。
激しく楽しみにしている。
201名無しさん@ピンキー:2005/07/17(日) 14:52:10 ID:ZbhwHgv6
はい、この辺で終了
ちゃんとSS投下を待とうぜ
202名無しさん@ピンキー:2005/07/17(日) 15:02:52 ID:NFbG3ZvR
近親相姦なんて今日びはやんねーんだよ、ボケが。
203名無しさん@ピンキー:2005/07/17(日) 15:40:47 ID:YCpwejSP
>>202
シンに言ってやれ…
204名無しさん@ピンキー:2005/07/17(日) 16:12:57 ID:LBtQnQc6
>>181を待ち
205名無しさん@ピンキー:2005/07/17(日) 16:25:58 ID:I84toLFA
たまにはアスカガも
206名無しさん@ピンキー:2005/07/17(日) 16:34:19 ID:3patGI1n
>>203
シンもしないだろw
つか近親相姦マジ信じてる奴は痛いぞ?
207名無しさん@ピンキー:2005/07/17(日) 16:52:09 ID:gycEL73e
キラフレラクの3Pがいいな
208名無しさん@ピンキー:2005/07/17(日) 16:58:56 ID:fcUyh655
あの〜昔近親相姦書いて投下した事あるんですけど
その時結構GJ貰ったのですが、あれは「ただつけてやったGJ」だったんですね
209名無しさん@ピンキー:2005/07/17(日) 17:01:06 ID:3GIBc1l3
実際に近親相姦なんてのは殆どないだろうけど。
パ ロ デ ィ ですからっ!!現実と妄想の区別はしっかり!!
>>208氏あなたがそう感じたならそうなのでは?
でも、本当にGJて思った方もいるはずですよ。
210名無しさん@ピンキー:2005/07/17(日) 17:25:49 ID:30Aif73i
>>208
いや、俺はキラカガ大好き。サイコー。
またなんか投下よろ。
211名無しさん@ピンキー:2005/07/17(日) 17:39:17 ID:YCpwejSP
南極行ったことないんだろな
212名無しさん@ピンキー:2005/07/17(日) 17:46:06 ID:JhvDuiyi
日曜の昼間からなんて下らない議論してんだ・・
読みたいカプだけ読んでりゃいいじゃん。
キラカガ否定してるのは「○○と××がくっつかないSSなんて認めない!」
って言ってるアホ女と変わらんぞ?
近親がキモイかどうかっての議論ならスレ違いだ。よそ行ってくれ。
21歳以上なら言ってる事分かるよな?
213名無しさん@ピンキー:2005/07/17(日) 17:52:54 ID:RcGYcXc8
でも、近親相姦がキモイのは本当なんだから仕方ない。
214名無しさん@ピンキー:2005/07/17(日) 18:02:34 ID:t2HP1DIV
そう思ったとしてもわざわざ書き込んで荒らさなくても良いんじゃない?
215名無しさん@ピンキー:2005/07/17(日) 18:08:32 ID:lf5YoDBP
近親相姦キモイと銘打ってもキラカガ=特定カプ叩いてる以上
>>1も読めない馬鹿にはここにいる資格ねーな

だいたい一人の人間が生まれるためには10代さかのぼったら1024人必要なんだよ
完全に血のつながってない非近親なんて探すの現実でもクソ難しいわ
216名無しさん@ピンキー:2005/07/17(日) 18:15:00 ID:92T37SP/
前にもアスカガで無印種時代のSSがあったけどそれでもおげ?
それで良かったら投下するズラよ
鮮度を問わないでいてくれれば…orz
217名無しさん@ピンキー:2005/07/17(日) 18:18:33 ID:m/RlvzA2
シンルナ!シンルナ!

アニメでルナは凸とじゃ扱い悪くて好かんかったが
シンルナはいいな。職人氏よろ
218名無しさん@ピンキー:2005/07/17(日) 18:18:53 ID:7oT/mRkf
もうID:RcGYcXc8をスルーしろよおまいら
2003年夏にここにきてカガリ受け書くな、アスキラ書けとか騒ぎ出した
シャア板を荒らしまわったあの電波っぽいのがまた確認されたみたいだから
相変わらずアンチカガリな電波が別方面から攻めて来ただけなんじゃねーの
電波は放置放置

>>216
SEEDなら無印でもディスティニーでも何でもOK
投下待ってるよ
219名無しさん@ピンキー:2005/07/17(日) 18:28:47 ID:Jt7KALeR
>>208
いやキチガイが一人で暴れてるだけだから
220名無しさん@ピンキー:2005/07/17(日) 18:44:11 ID:tr7Z9B7s
>>216無印アスカガ読んでみたかったです。是非(*´д`)
221名無しさん@ピンキー:2005/07/17(日) 19:13:33 ID:d5z7Lm50
アスカガ待ってます!
222名無しさん@ピンキー:2005/07/17(日) 19:21:48 ID:vHiL5QjM
シンルナ、キララクまってるね
223名無しさん@ピンキー:2005/07/17(日) 20:23:33 ID:umKKComy
>>216
久しぶりにアスカガカモン!
待ってますよ
224名無しさん@ピンキー:2005/07/17(日) 20:49:10 ID:2yKKMmZk
いや時代はアスメイを望んでいる。
つうか俺がだが。
225名無しさん@ピンキー:2005/07/17(日) 20:54:52 ID:W6qhvNUF
アスミアでミーアとラクスすり替えマダー?
226名無しさん@ピンキー:2005/07/17(日) 21:01:03 ID:ZbhwHgv6
〈222氏
激同
227名無しさん@ピンキー:2005/07/17(日) 21:32:22 ID:Fi5O7WXk
シンとステラって過去にありました?
あったら投下してほしいです。

神!待ってます!
228名無しさん@ピンキー:2005/07/17(日) 21:50:36 ID:dUvcWvsG
>>216
すごい勢いでワクテカしつつ待ってる
229名無しさん@ピンキー:2005/07/17(日) 23:40:24 ID:sjDU3+gh
キラフレきぼんぬ
230名無しさん@ピンキー:2005/07/17(日) 23:46:26 ID:tNk0r54k
じゃあ、おれはアスルナの愛あるSM(アスランS)をキボンヌ
231名無しさん@ピンキー:2005/07/17(日) 23:53:53 ID:IK2Ia9x2
>216
置いておきますね



     +    +
        ∧_∧  +
       (0゚・∀・) ワクワクテカテカ
       (0゚∪ ∪ +
       と__)__) +
232名無しさん@ピンキー:2005/07/18(月) 00:05:48 ID:Fi5O7WXk
SS保管庫ってないの?
233名無しさん@ピンキー:2005/07/18(月) 00:24:11 ID:1U47BeKz
234名無しさん@ピンキー:2005/07/18(月) 00:33:47 ID:Lxg6X7Ei
>>215
<だいたい一人の人間が生まれるためには10代さかのぼったら1024人必要なんだよ

すげえw 計算した事なかった
235名無しさん@ピンキー:2005/07/18(月) 00:42:53 ID:SSfrdmVk
近親相姦があると人数が半減するけどな
236名無しさん@ピンキー:2005/07/18(月) 00:47:10 ID:dXbZuR4W
まあ20親等離れてたら近親とは言わないけどね。
237名無しさん@ピンキー:2005/07/18(月) 00:48:03 ID:WZ4aGzSY
>>216
逆に嬉しいです
お待ちしてます!
238名無しさん@ピンキー:2005/07/18(月) 01:03:54 ID:GP7RrC8V
つーか四親等以上離れてたら結婚できるからな。
従兄弟同士(子→親→祖父母→叔父母→従兄弟)でOK。
239名無しさん@ピンキー:2005/07/18(月) 01:20:08 ID:0o0xP2Y5
お前ら近親話蒸し返すとまた沸くからヤメレ
240名無しさん@ピンキー:2005/07/18(月) 03:13:45 ID:djz7dtBN
   漏れは通常カプ(近親でないという意味)も、キラカガも大好きだけど(´-`) 
職人さんには お礼は言っても言い尽くせぬほどだけど、文句はないよ。

興味ないカプや嫌いなカプのSSが投下されて、文句いう人の気が解せない。
SS投下前に [??×??の絡みのSS ] だと、教えてくれているんだし、
ちゃんとスルー出来る気持ちがないならこのスレを覗くべきではないのではないかと思う。

 夢(妄想ともいうかな?)のある二次元創作SSなんだから、もっとマッタリしようよ(´・ω・`)
241名無しさん@ピンキー:2005/07/18(月) 10:51:03 ID:TNB+m1tl
つか、種パロSSのセックルはガキ作るためのもんじゃないだろ。
なんで電波はキラカガだけ子作り前提で語ってんだよ。

必死だなとしか。
242名無しさん@ピンキー:2005/07/18(月) 11:12:58 ID:sQKfggnp
何にしても近姦なんて書いてる奴はテラキモスwww

243名無しさん@ピンキー:2005/07/18(月) 11:59:27 ID:4x/bk8Nt
>>216
禿げしく待っております。
アスカガ好きなので、ぜひとも。
244名無しさん@ピンキー:2005/07/18(月) 14:01:07 ID:vKSm7roe
アスカガは古い

時代はメイリンたんとミーアたんだな
アスメイ、アスミアキボン
245名無しさん@ピンキー:2005/07/18(月) 14:39:37 ID:ri9deJqb
>>244
禿同
246名無しさん@ピンキー:2005/07/18(月) 15:07:40 ID:tIChcVBJ
俺も異性のきょうだいいるけどパロの近親相姦嫌うかって言ったら別話。
実際だったらキモイよ。前テレビでこの手の話観た時ドン引きしたくらいだし。
だがな、少なくともこのスレにあるエロパロと俺らじゃ文字通り次元の違う話なんだ。
二次元(文字だと更に遠い世界か…)と三次元を割り切れ。無理だったら無視しろ。
目をつむること覚えなければこの先でも苦労するからな。

割り切った俺はキラカガマンセー。職人いつもありがとう。
247名無しさん@ピンキー:2005/07/18(月) 15:46:19 ID:zmiid6b1
リクやキボンやイラネはよそうぜ。リクするくらいなら自分で書こう。
書いてみれば神々の苦労も喜びもわかるだろうて。
ROMはお客様じゃねーのさ。神は公共サービスじゃないのさ。
248名無しさん@ピンキー:2005/07/18(月) 16:45:18 ID:VHpr19gb
書くのって大変なんだよな。文章を考えないといけないし、構成も大事。
神はよく書けるなと感心してますよ。


漏れはキラカガリを書いて途中で挫折してます・・・
249名無しさん@ピンキー:2005/07/18(月) 17:04:58 ID:S77mPz6J
なんだか雰囲気がすごく悪いんだが、このスレは避難所とかなし?
南極に投稿すればいいのか?
250名無しさん@ピンキー:2005/07/18(月) 17:21:29 ID:sQKfggnp
>神は公共サービスじゃないのさ。

その通り。書き手も読み手もただの自己満足。
だから近親物みたいなキモイ物を書けば当然のように叩かれる。
251名無しさん@ピンキー:2005/07/18(月) 17:29:40 ID:0o0xP2Y5
ここであえてシンマユメイルナきぼんぬしてみる俺
252名無しさん@ピンキー:2005/07/18(月) 17:30:46 ID:n2itM3ZV
>>250
だから、1を見ろ!

>気に入らないカプやシチュは、徹底スルーが基本です
って書いてあんだから、文句はあっても一切書き込むな! 
それ以前にパロディはパロディだと、割り切れないようなリア厨はエロパロ版にくるな!
253名無しさん@ピンキー:2005/07/18(月) 17:31:50 ID:0o0xP2Y5
>>252
スルー汁
254名無しさん@ピンキー:2005/07/18(月) 18:17:47 ID:w0NdX2gm
>>251
それいいな
255名無しさん@ピンキー:2005/07/18(月) 18:42:16 ID:dNzHZZqX
>>253
だがいつまでも>>242>>250の様な有害物質を放置して
このスレに居座らせてしまってはこいつらが作品を馬鹿にして
神々がスレを去ってしまう恐れがある。
や は り 有 害 物 質 は 排 除 す べ き
256名無しさん@ピンキー:2005/07/18(月) 18:56:47 ID:0o0xP2Y5
>>255
排除するってリアルの話じゃないんだからどだい無理な話。
こういう奴らは構ってほしいんだから放置しとけ。
そのうちでてこなくなるから。
お前が構う→暴れる→職人氏がこないの悪循環スパイラルになるから
ほっとけ
257名無しさん@ピンキー:2005/07/18(月) 19:44:26 ID:HAT54Zl7
ヒント:ヌルー
258名無しさん@ピンキー:2005/07/18(月) 19:47:10 ID:aPB+J8cq
ちょうど時期が時期だからねー
259名無しさん@ピンキー:2005/07/18(月) 19:58:57 ID:dXbZuR4W
だよなぁ。排除ってどうする気だよ。
いちいち相手するから調子に乗るんだろ。
260名無しさん@ピンキー:2005/07/18(月) 20:05:29 ID:e86v2m6L
まああれだ、遺作の尻の穴でも見て頭を冷やそうぜ

     *
261255:2005/07/18(月) 20:18:12 ID:dNzHZZqX
まあ9月まで待ってりゃ勝手に消えてくれるかw
排除とか言ってスマンな。これ以上有害な行動を取らない様
願いたい。
262名無しさん@ピンキー:2005/07/18(月) 21:03:48 ID:zhSEyfY7
スレ伸びてると思ったら荒らしかよ
荒らしは忘れてSSキボン
263シンステ投下前  ◆nO5nwL9dfo :2005/07/18(月) 21:30:10 ID:OINw3rs/
ちょこっと失礼します。種デスの小説の二巻を読んでいたら、シンステの描写に萌えたので、書いてしまいました。
……ですが、ずっとステラ視点で書いていたら、途中で挫折しそうになりました。(女の子視点で書くのは難しいです……)
ステラのモノローグばっかりで、つまらなかったら、ごめんなさい。おまけに短いですが、これが私の限界でした。

※それと、この場をお借りして、>>143さんにお答えさせていただきます。
 実は、投下しております。すでに、第一話を掲載していただきました。
 また、第二話も手を加えたものを投下させていただき、こちらは更新待ちというところです。
264シンステ 1/13  ◆nO5nwL9dfo :2005/07/18(月) 21:30:47 ID:OINw3rs/
 ステラは、何を考えるでもなく、ただ、ぼうっと火を見つめていた。海で溺れた自分を助けてくれた少年――シンが焚いた火だ。
 ステラは、ちらりと背中合わせに座っているシンの顔を見た。シンは、一言も発せず、ただ黙って座っている。ステラは、シンの顔を見るだけでなんだかドキドキした。
 不思議な少年だった。いつも一緒にいるスティングやアウルとは違う。シンは、最初のとき、怖い顔でステラを怒鳴りつけた。ステラが嫌いな『死ぬ』という言葉を発し、大声で怒鳴った。
 その言葉を聞いて取り乱したステラを、今度は抱きしめて『守る』と言った。今まで、誰かに『守る』などと言われたことはなかった。物心ついた時からいたラボで言われることは、『戦え』『殺せ』――そんな言葉ばかりだった。
 『守る』という言葉の意味は解らなかったけれど、シンに抱きしめられて、その言葉を聞くと、ステラはなんだか安心することができた。『死ぬ』という言葉を聞いた時の怖さも、どこかに行ってしまったような気がした。
 ステラは、なんだかこの少年が好きになった。海も好きだけど、それとは違うかんじの『好き』――……。
 初めて心の中に芽生えた感情に、ステラは不思議な気分になった。シンの顔を見ると、なんだかドキドキして、心の中が温かくなるような気がする。今まで、ステラがこんな気持ちを覚えた人間はいなかった。
 ――シンにお礼がしたい。助けてもらったお礼がしたい。でも、何をすればいいのか判らない。シンは、どうしたら喜んでくれるだろう?
 ステラは火を見つめながら、そんなことを考え始めた。
 そうは言っても、ステラに出来ることはあまり無い。ステラに出来るのは、銃やナイフを扱うこと、モビルスーツを操縦すること――そんなことばかりだ。
 シンは、ステラが出来ないことも、たくさんすることが出来た。泳ぐことも、火を焚くことも出来るし、傷の手当もしてくれた。どれも、ステラが出来ないことばかりだ。
 ラボでは、そんなことを彼女に教えてくれた人間はいなかった。シンは、ステラには出来ないことをたくさんすることが出来る。そんなシンが、ステラにはうらやましく思えた。
 シンはすごい。ステラが出来ないことを、いっぱい出来る。
 ――そんなシンが喜んでくれるには、何をしてあげればいいんだろう?
 この時のステラには、まだいい考えが浮かばなかった。
265シンステ 2/13  ◆nO5nwL9dfo :2005/07/18(月) 21:31:21 ID:OINw3rs/
 ――そうだ。
 ステラの頭の中に、いい考えが浮かんだ。ときどき、スティングやアウルにしてあげてることだ。これなら、ステラにもすることが出来る。
 ステラは立ち上がると、シンの前に行った。
 シンは、突然立ち上がったステラを驚いたように見たが、なぜか顔を真っ赤にして、慌てて顔を背けてしまった。せっかくまたシンの顔が見れたのに、すぐにシンは顔を背けてしまった。ステラはちょっぴり残念になる。
 ステラはシンの前に座った。シンは、驚いたように目を丸くして、ステラの顔を見つめる。
 シンが自分の顔を見てくれたのが嬉しくて、ステラはにっこりと笑った。そこに、シンが慌てたように声をかけてくる。
「う、うわ……ち、ちょっと……ステラ!?」
「なに?」
 シンの慌てぶりの理由がわからなくて、ステラはきょとんとした顔で、首を傾げた。シンは、何も言えずに口をパクパクさせている。その顔が面白くて、ステラの顔にまた笑みが浮かんだ。
「あのね……シン……。」
「う、うん……。」
 シンが、自分の言葉に返事をしてくれた。それだけでも、ステラには嬉しい。シンが喜ぶことをしてあげたい。そう思って、ステラは言葉を続けた。
「シンにお礼したいの……。シン……ステラのこと……助けてくれたから……。」
「お、お礼って……?」
 ステラはにっこり笑うと、シンの股間にそっと手をやった。シンは、その手を払いのけることも出来ず、ただ目を白黒させるだけだった。
 静かにズボンのジッパーを下ろし、シンのモノを取り出す。ステラは、そっとシンの肉棒に触れた。
「うっ……!」
 シンが声を漏らす。ひょっとして、痛かったのかと思って心配になり、ステラは思わずシンの顔を見上げた。だが、シンが特に痛そうにもしていないのを見て安心し、ステラは掌全体を使って、シンの肉棒を包み込んだ。
266シンステ 3/13  ◆nO5nwL9dfo :2005/07/18(月) 21:31:45 ID:OINw3rs/
「うわっ……ダ、ダメだよ!ステラ!こ、こんな事しちゃ……!」
 そこで我に返ったシンが、慌てて声を上げる。ステラは、不思議そうにシンの顔を見つめた。
「どうして……?」
「ど、どうしてって……こんなの、君みたいな子がすることじゃ……!」
 シンに拒絶され、ステラはなんだか悲しくなった。うっすらと目に涙を浮かべ、俯く。
「ステラ……シンにお礼したいの……。ダメ……?」
「お、お礼って……気持ちは嬉しいけど、でもこういうのは……!」
「これくらいしか……ステラがシンにしてあげられることないの……。ステラ……あんまり出来ることないから……。」
 その言葉に、シンが呆然となる。ステラは、シンの表情にますます悲しくなった。なんだか泣きたくなりながらも、一生懸命にお願いする。シンのために何かしてあげたい。その一心で。
「お願い……シンに、ステラの出来ることをさせて……。」
「ステラ……。」
 シンは、しばし呆然とステラの顔を見つめていたが、やがて、コクリと頷いた。
「わ、わかった……。じ、じゃあ……お願い……しちゃおう……かな……?」
「……うん!」
 シンが了承してくれたことが嬉しくて、ステラは満面の笑みを浮かべた。

 ステラは、シンの肉棒に手を這わせると、そっとそれを握った。途端に、肉棒がステラの手の中でぴくんと動く。ステラがシンの顔を見上げると、シンはなんだか気持ち良さそうな顔をしていた。
 シンの反応が嬉しくて、ステラはそっとシンの肉棒をしごく。掌全体で包み込むようにして、前後に動かした。すると、先っぽから何か透明な液体が出てきた。
 ステラは、それを迷わず舌で舐めとった。ステラの小さな舌が、シンの肉棒の亀頭部分をちろちろと刺激する。
「うあっ……!ス、ステラ……やめ……!」
 シンが何かを言っていたが、ステラは聞いていなかった。シンを喜ばせたい一心で、肉棒への奉仕を続ける。ステラは亀頭部分を口に含んだ。興奮してすっかり固くなった肉棒を、口の中に納める。
 ステラの舌が雁の部分をそっとなぞると、彼女の口の中で、再びシンの肉棒がピクンと動いた。ステラは一旦口をシンの肉棒から離すと、シンの肉棒を愛しそうに優しく撫でた。そして、シンが気に入ってくれたかどうか気になり、シンに尋ねる。
267シンステ 4/13  ◆nO5nwL9dfo :2005/07/18(月) 21:32:08 ID:OINw3rs/
「シン……どう……?」
 そう尋ねるステラに、シンはなんだか戸惑っているようだった。
「う、うん……気持ちいいよ……。」
 シンに誉められたことが嬉しくて、ステラは顔に笑みを浮かべると、舌の先で肉竿の横腹を舐めた。つつと前から後ろまで、舌でなぞる。
 ステラは再び肉棒を口に咥えた。口全体を使って、シンの肉棒を包み込む。ステラが舌で亀頭全体を舐め上げると、シンが声を上げた。
「ス、ステラっ……!俺もう……出るっ……!」
 シンが言うと同時に、ステラの口の中に熱いものが吐き出された。ステラはシンと対照的に、動じることなくそれを全て口で受け止めた。
 口の中に、シンが出したものが一杯になっている。苦くて、ネバネバしているその液体を、ステラは嚥下した。
 口の端からこぼれ出たものを、指で掬い取りそれも舐めとる。ステラのそんな行動に、シンは愕然としているようだった。
「ス、ステラ……君……。」
「……?」
 シンは、呆然とステラの名前を呼んだ。なぜシンがそんなおかしな様子なのか、ステラには解らなかったが、そのことは置いておいて、ステラはシンに尋ねる。
「シン……気持ちよかった……?」
「う、うん……。」
 シンが頷いてくれて、ステラは嬉しくなった。
「よかった……。」
 そう呟き、ステラはにっこりと笑う。ふと、ステラがシンの股間に目をやると、シンの肉棒がまた大きくなっていた。
 ステラはシンの股間を示しながら言った。
「シン……それ……。」
「え?うわっ……!?」
 シンは慌てて股間を隠そうとする。慌てふためくシンが面白くて、ステラはクスリと笑った。
 その無邪気ともいえる笑顔に、シンは思わず見とれる。その顔は、ステラが先ほどまでシンの肉棒を咥えていた少女と、同一人物であることが信じられない、というような表情だった。
268シンステ 5/13  ◆nO5nwL9dfo :2005/07/18(月) 21:32:46 ID:OINw3rs/
「ス、ステラ……あのさ……。」
 シンが、ステラにおずおずと声をかける。シンから話しかけられたことが嬉しくて、ステラは弾んだ声で返事をした。
「なに?」
「あっ……いや……その……。」
「……?」
 シンは口ごもるばかりで、なかなか言わない。ステラは、我慢強くシンの言葉の続きを待った。
「ええっと……お、俺も男だから……その……こ、こんなことされちゃうと、やっぱり……我慢が……。」
「シン……?」
 シンの言葉の意味が解らず、ステラは混乱した。きょとんとした顔で、シンに聞き返す。
「どうしたの?」
 純真無垢そのものとも言えるステラの顔に、シンはしばし戸惑っていたようだったが、思い切って口を開いた。
「し、したくなっちゃったんだ!君と!」
 シンの言葉に、ステラはきょとんとした。『したくなっちゃった』とは、一体何をしたくなったのだろう?ステラがその疑問に対する答えを出す前に、シンが言葉を続けた。
「ご、ごめん!やっぱりなんでもない!今のは忘れてくれ!」
 真っ赤になって、シンは首をぶんぶんと振る。
 相変わらず、ステラには、シンが何を『したくなっちゃった』のか解らなかったが、シンがしたいことで、自分が出来ることならば、なんだってしてあげたいと思い、コクリと頷いた。
「うん……いいよ……。」
「えっ……!?」
 シンは、驚いたように目を見開いた。ステラは真っ直ぐにシンを見つめて言葉を続ける。
「シンがしたいこと……なんでもしていいよ……。」
「ほ、本当に……?」
「うん……。」
 ステラはそう言って小さく頷いた。シンは、その反応にしばらく迷っているようだったが、やがて自分も頷いた。
269シンステ 6/13  ◆nO5nwL9dfo :2005/07/18(月) 21:33:11 ID:OINw3rs/
 シンは、自分の服を下に敷くと、ステラを手招きした。ステラはおずおずとシンに従い、シンが敷いた服の上にちょこんと座った。
「い、いい……?」
 シンが、もう一度確認するように尋ねる。ステラは、訳も解らないままだったが、コクリと頷いた。
 シンがそっとステラの体を押し倒した。急に押し倒されたことにステラはなんだか不安になったが、シンの優しそうな顔を見ると少し安心した。
 シンの手がステラの胸に触れる。そのまま、ゆっくりと回すようにして、乳房を揉み解した。
「あっ……ん……。」
 今まで感じたことのなかった刺激に、ステラは思わず声を漏らした。シンの指がステラの乳首に触れると、ステラは思わず小さな悲鳴を上げる。
「ひゃっ……!あっ、はぁ……。」
 ステラは思わず全身を強張らせた。シンが乳首を指で摘むと、ステラの体がビクンと跳ね上がった。
 不思議な感じだった。シンの指が乳首を撫でるたびに、くすぐったくなる。今まで、こんな感触を経験したことは無かった。
 ステラが知っているのは、痛みや苦しみと、それに類するもの――それだけだった。
 でも今の感触は違う。シンがステラの胸を触るだけで、ステラはくすぐったい感じと共に、なんだか幸せな気持ちになる。今まで、こんな気持ちを感じさせてくれる人はいなかった。ステラは、シンがますます好きになった。
「あっ……んっ……あ、ああっ……!」
 シンは、そうしてしばらくステラの胸を愛撫していたが、やがて動きを止め、胸から手を離した。
「シン……?」
 突然中断された愛撫に、ステラは思わずシンの顔を見上げる。もっとして欲しい。もっと幸せな気持ちにさせて欲しい。そう思って、ステラは切なそうにシンの顔を見上げ、彼の名前を呼んだ。
270シンステ 7/13  ◆nO5nwL9dfo :2005/07/18(月) 21:33:38 ID:OINw3rs/
「シン……。」
「えっと……ごめん、ステラ……こっちも……。」
 そう言って、シンはステラの秘処のほうに手を伸ばした。
 シンの指が、そっとステラの敏感な肉芽に触れる。途端に、ステラの体は電気が流れたようにビクンと跳ね上がった。
「ひあっ……!あ、ああっ……!」
 胸も気持ちよかったが、さっきのはそれ以上の刺激だった。シンがほんの少し触っただけで、ステラの頭はぼうっとしてしまい、意識が飛びそうになってしまった。
「シン……今の……気持ちよかった……。」
 ステラが素直な気持ちを口にする。シンは優しく笑うと、今度はそっと指を秘裂になぞらせた。
「あっ……あ、あん……んんっ……はぁ……。」
 シンが指を軽く動かすだけで、ステラの体はまた変になりそうになる。なんだか触られているうちに、体が熱くなってきた。さっきまで水に濡れた寒さで、がたがた震えていたのに。
 シンが、指をゆっくりステラの中に入れる。シンの指が自分の中に入ってきたのを感じて、ステラは、またしても小さな悲鳴を上げた。
「あっ……あ、ああっ……!」
 自分の中で、何かが蠢くようなかんじ――ステラは堪らず声を漏らす。
 ラボでは、痛くても声を上げないように教え込まれた。痛みで大騒ぎするような素体は、すぐに廃棄された。だから、ステラはちょっとくらい痛くても、声を上げずに我慢することが出来た。
しかし、今のシンにされていることには、我慢できずに、なぜか声を上げてしまった。
――シンはすごい。ほとんど力を入れていないのに、自分にこんな声を上げさせてしまうなんて。
苦痛の呻きと、快楽から上げる声の違いを知らない彼女は、ぼんやりとそんなことを考えた。
271シンステ 8/13  ◆nO5nwL9dfo :2005/07/18(月) 21:34:08 ID:OINw3rs/
 シンはステラの足を開かせると、そっと自分のモノを膣口にあてがった。なにか熱いものが自分の秘処に押し付けられたのを感じ、ステラは思わず自分の下腹部を見た。
 シンの肉棒が、ステラの秘裂に当たっている。シンは、ステラの顔を見つめ、確認するように言った。
「ステラ……準備はいい……?」
 事ここに至っても、やはりこれから何をされるのか解らず、ステラはなんだか不安になる。しかし、シンに好きなようにしていいと約束したし、シンになら、何をされてもいい気がした。
 だから、彼女は不安そうにしていながらも、小さく頷いた。
 シンがゆっくりと腰に力を込める。すると、ステラの秘裂にあてがわれていた肉棒が、徐々にステラの膣内に侵入してきた。
「あっ……ああああっ……!」
 指とは比べ物にならない太さの肉棒が、ゆっくりと侵入してくる。その感触に、ステラは堪らず声を上げた。凄まじく熱いものが、徐々に彼女の中心へと向かい、進み続ける。
 ふと、プツンという何かが裂けたような一瞬の感触の後、ステラの下半身に激痛が襲ってきた。
「あ、ああっ……!い……たっ……い……!」
 あまりの痛みに、ステラは悲鳴を上げた。ズキズキという痛みに気を失いそうになる。
 少々の痛みには耐えられるように訓練されているはずなのに、この痛みは今までのものとは、まるで性質が違っていた。今までのものは、ナイフで切られたり、銃弾が掠めたりしても、皮膚の表面が痛いだけだった。
「う……ああっ……い、たい……。」
 しかし、この痛みは違った。体の中から引き裂くような痛みが、下半身から絶え間なく襲ってくる。彼女は、このような痛みに耐える術を、ラボにいたときも教わっていなかった。
 ステラが下半身に目をやると、結合部から一筋の鮮血が流れ落ちていた。
 一方で、シンはステラの反応と、肉棒に絡みついた血を見て、驚いたようだった。
「こ、これっ……!?ステラ……君、まさか……初めて……!?」
 シンが驚愕の表情でステラの顔を見つめた。ステラの瞳には、あまりの痛みで涙が浮かんでいたが、ステラはその痛みをぐっと我慢した。
272シンステ 9/13  ◆nO5nwL9dfo :2005/07/18(月) 21:35:33 ID:OINw3rs/
 不思議な気分だった。
 ステラは痛いのは嫌いだ。だから、自分が怪我をさせられないように、相手より先に、自分が相手を倒すことを徹底的に覚えた。
 でも、今ステラが感じているような痛みは、そのような痛みとは少し違った。
 痛いのに、それが不思議と嫌な感じじゃない。ステラの胎内に埋められているシンの肉棒が、ドクンドクンと脈打ち、シンの鼓動を伝えてくれる。シンと、これ以上無いほど近い距離にいることを、ステラに感じさせてくれる。
 そのことが、ステラにはなんとなく嬉しかった。
 シンは、そんなステラに言った。
「ごめん!まさか、君……初めてだったなんて……。」
 シンが、とても申し訳なさそうな顔をしていた。ステラは、シンが自分を痛くしたことを謝っていると思い、頑張って笑みを作った。
「シン…。ステラは大丈夫……。」
「ステラ……。」
「だから……いいよ……。」
 ステラの言葉を聞き、シンの顔から暗い色が拭い去られていく。シンは、まだちょっとだけ申し訳なさそうな顔をしていたが、それでもステラに優しく笑いかけてくれた。ようやく笑ってくれたシンに、なんだか嬉しくなり、ステラも笑みを返した。
「じ、じゃあ……動くよ……?」
「うん……。」
 シンの問いに、ステラは頷いた。
 シンが、ゆっくりと腰を引いていく。途端に、静まりかけていた激痛が再び襲ってきた。
「あうっ……!い……た……。」
 あまりの痛みに、ステラは声を漏らした。ステラの呻き声に、シンは一瞬迷ったかのように動きを止めたが、思いを振り切るように、腰の動きを続けた。
 肉棒が、膣壁を削り取ってしまいそうなほど、窮屈そうに引き抜かれていく。シンの肉棒が膣壁にあたるたびに、ステラは痛みに声を上げそうになったが、シンを心配させたくない想いから、それを我慢した。
273シンステ 10/13  ◆nO5nwL9dfo :2005/07/18(月) 21:36:00 ID:OINw3rs/
 初めは、シンのモノが少し動くだけで、苦悶の表情を浮かべていたステラだったが、シンが何度も往復したおかげで、次第にその感覚も薄れていった。
「あっ、あ、んっ、ああ……っ……!」
 彼女は知らないのだが、ステラの体を激痛から守るために、ステラ自身が無意識的に分泌した愛液が潤滑油の役割を果たし、シンのモノの動きをサポートしていた。
 そのおかげで、肉棒が動くたびに感じていた、引き摺られるような感触は徐々に薄れ、徐々にだが、快楽を感じる余裕も出てきた。
(なんか変……。痛かったのに、今はなんだか気持ちいい……。)
 ステラは、ぼんやりとそんなことを思った。
 シンが腰を突上げる度に、熱いものが胎内をかき回す。肉棒が膣壁にあたり、それがステラに不思議な気持ち良さを味あわせてくれる。
 ステラは、シンに肉棒を突き入れられるたびに、ますますシンが好きになった。
 初めはすごく痛かった。なんでシンが、自分をこんなに痛くするのか解らなかった。
 でも、今は違う。気持ちいい。もっと気持ち良くして欲しい。シンが好き。シンは、ステラを幸せな気持ちにさせてくれる。
 ステラは、生まれて初めて、この世にこんな気持ち良いことがあることを知った。でも、いくら気持ちよくても、シン以外の人にはされたくない、とも思った。
 だって、初めは痛かったから。あんなに痛い思いをするのは、シン以外のときは嫌だ。シンにされるなら我慢できる。シンのことが好きだから。
 シンは、ステラの腰を掴むと、腰を動かすスピードを上げた。ステラは、また声を上げてしまう。
「あっ、あんっ、ふあっ……あ、ああっ……!」
 肉棒が、ステラの中を激しく往復する。胎内の熱いものが、出たり入ったりしているのが、ステラにも感じられた。
「あ、んんっ、あっ、はぁっ……!」
 シンが動くと、ステラとシンが繋がっているところから、くちゅっくちゅっ、っという湿ったような音が聞こえた。狭い洞窟の中に、その音が響く。
 シンは、肉棒を突き入れながら、ステラの胸を掴んだ。上と下、両方から与えられる快感に、ステラは次第に高ぶっていった。
274シンステ 11/13  ◆nO5nwL9dfo :2005/07/18(月) 21:36:25 ID:OINw3rs/
「あんっ、あっ、あ、ああっ……!」
 今や、ステラはすっかりシンの攻めに夢中になっていた。シンが動くたびに、甘い声を上げる。
「あっ、やっ……!あんっ、あ……んぅ……あっ、ひあっ……!」
 シンは胸から手を離すと、再びステラの腰を掴んだ。がしがしと貪るように腰を打ち付けてくる。
 シンは、肉棒を打ち込むときに、角度を変えたりして工夫していた。その試みは成功しており、ステラは突き入れられるたびに、甘い快楽で意識が朦朧としてくる。
「あっ、あん……!シン……ステラっ……!変な、気分……っ……!」
 ステラは、快楽の波で溺れそうになりながらも、懸命に言葉を発した。涙で潤んだ瞳でシンを見上げ、切なそうに訴える。
 肉棒が、ステラの膣壁と擦れながら、激しく往復する。シンが動くたびに、ステラの体が激しく揺れる。
 シンは、一旦動きを止めると、繋がったままステラの体を抱え上げた。自分の肉棒の上にステラを腰掛けさせるような形で、正面からステラを貫く。
「あっ……!あ、ああっ!」
 肉棒がより深く挿入され、ステラは悲鳴を上げた。堪らず、目の前のシンにしがみつく。
 シンは、ステラの体を優しく抱きしめると、再び動き始めた。
「あんっ、あっ、あ、あうっ、あっ、ひあっ……!」
 結合部から、ポタポタと愛液が零れ落ちていた。それに混じった破瓜の血も。しかし、ステラはそれらに注意を払う余裕は無かった。
「あんっ、あっ!シン、ステラっ……もう……ダメぇ……!」
 ステラは、あまりの快楽に意識が遠のくのを必死で堪えながら、シンに訴えた。シンも、腰を動かしながらステラに応える。
「お、俺もっ……!」
「あっ、あ、ああっ……!」
 ステラの声が涙声になってきた。長く我慢してきたが、もうそろそろ限界だった。やがて、渾身の力で肉棒が打ち込まれ、それと同時に肉棒の先から、なにか熱いものがステラの胎内に放たれる。
「ああっ!ああああぁぁぁぁっ!」
 ステラは、絶叫と共に大きく背中をのけ反らせた。そして、あとはぐったりとしてシンにもたれかかる。
 シンは、ステラの体を優しく受け止め、背中を撫でてくれた。
275シンステ 12/13  ◆nO5nwL9dfo :2005/07/18(月) 21:36:59 ID:OINw3rs/
 その後、ステラはシンと共に知らない人たちに助けられた。ステラは、知らない人に囲まれているのが不安で、ずっとシンの服の袖を掴んでいた。
 そんなステラに、シンは優しく微笑むと言ってくれた。
「大丈夫……。怖くなんて無いよ、ステラ……。」
 シンの優しい顔を見て安心して、ステラはにっこりと笑った。

 その後で、ステラを探していたスティングたちに会った。シンは、スティングたちと何事か話していた後、乗ってきた車に戻りかけた。ステラは、シンと離れたくなくて、思わずシンの後を追う。
「シン……行っちゃうの?」
「え?ああ……ごめんね。」
 シンと離れるとなると、ステラは急に寂しくなった。悲しそうな顔をするステラに、シンは困ったように言う。
「でもほら……お兄さん達来たろ?だから、もう大丈夫だろ?」
「うん……。」
 そうは言われても、シンとは離れたくない。スティングたちが一緒にいてくれれば安心だけど、それとは別にシンにも傍にいて欲しい。
 車に乗り込んでいたシンも、なんだか悲しげな顔になった。そして、ステラに言い聞かせる。
「えっと……また会えるから……きっと……。」
 その言葉に、ステラは顔を上げた。シンの赤い瞳を真っ直ぐに見つめる。
「行くぞ、シン。いいか?」
 助手席に座った人がシンを急かした。車が動き始める。ステラは思わず車を追って走りかけた。
「ごめんね、ステラ!でもきっと……本当に、また会えるから!」
 シンが車から身を乗り出して、叫ぶ。ステラは、夕闇がその車の姿を飲み込むまでずっと目で追っていた。
「シン……ステラ……守るって……。」
 ステラは、なんだか胸にぽっかりと穴が開いたような気分になった。その背中に、スティングの声がかけられる。
「ステラ!おい、行くぞ!」
 ステラは、しょんぼりとしながらスティングの運転する車に乗り込んだ。
『また会える』――その儚い約束を心に繋ぎとめながら。
276シンステ 13/13  ◆nO5nwL9dfo :2005/07/18(月) 21:37:37 ID:OINw3rs/
 ステラは、地球連合軍空母J・P・ジョーンズ艦内の、いつもの部屋に向かった。『お昼寝』の時間なのだ。
 ステラは、この『お昼寝』が大好きだった。『お昼寝』の後は、なんだか幸せな気分になれる。なんか怖いことがあっても、すっかり忘れることが出来る。
 ステラがベッドに横たわろうとすると、白い服のおじさんが、ステラの足に巻かれたハンカチを見咎めた。
「これはなんだい?」
「怪我したから……。」
 そうステラは答える。白い服のおじさんは頷くと、ハンカチを取ろうとした。
 途端に、ステラは金切り声を上げた。
「いやっ!ダメ!これはダメっ!あっち行って!触んないでっ!」
 おじさんの手を振り払い、ステラはハンカチを胸に抱きしめた。
 ステラの剣幕に、おじさんたちもたじたじになり、ステラを必死に宥めようとする。
「ああ、わかった、わかった。もう触らないから。」
「ごめんごめん。取ったりはしないよ。」
 そこへネオが入ってきた。
「どうした?」
 ネオの顔を見て、ステラは安心した。ネオは優しい。いつもステラの味方をしてくれる。
 ネオは、おじさんたちと二言三言話した後、ステラに優しく微笑みかけた。
「ビックリさせてごめんよ、ステラ。大丈夫、誰も取ったりしないよ。」
「ほんとに……?」
 ステラは、ネオを見上げた。ネオはステラの髪を優しく撫でながら、言葉を続ける。
「ああ。ステラの大事な物を、誰が取ったりするものか。」
 ネオに優しくそう言われ、ステラはなんだか安心した。ホッとした顔になり、大人しくなる。
 おじさんたちがステラの足の手当てをすると、ベッドのカバーが被せられた。ステラはそっと目を閉じる。
『――俺がちゃんと守るから!』ステラは、昨日海で出会った少年の言葉を大切に胸に仕舞い、心地よい眠りに落ちていった。
 少年が巻いてくれた、青い色のハンカチを握り締めて……。

おわり
277名無しさん@ピンキー:2005/07/18(月) 21:41:00 ID:QbSM/v+6
>>276
リアル投下に遭遇!!
GJでした。シンステは純だから見ててほのぼのする。
278シンステ投下終了  ◆nO5nwL9dfo :2005/07/18(月) 21:43:00 ID:OINw3rs/
以上です。お目汚しをいたしました。

それと、先ほどは言い忘れましたが、前回レスをくださった方々、ありがとうございました。 
279名無しさん@ピンキー:2005/07/18(月) 22:16:52 ID:qzC+a7Ie
>>ときどき、スティングやアウルにしてあげてることだ。

さて、スティングとアウルに対して殺意が芽生え……って二人とも死んじゃったかww
GJです。
280名無しさん@ピンキー:2005/07/18(月) 22:38:51 ID:Dc07V0DS
>>278
激しくGJ!ああ、やっぱりシンステは初々しい感じが萌えるなー。
一回くらい鬼畜系なシン×ステラも読んで見たい気もするけど。
281名無しさん@ピンキー:2005/07/18(月) 23:18:25 ID:G/sfu8N/
すげーGJです。
シンステ好きには正直たまりません。
282名無しさん@ピンキー:2005/07/18(月) 23:26:13 ID:QeKWnrHD
>>278
GJ!!シンステの初々しさがたまらん

>>216
いつでも待っとりますよ
最近アスカガ見かけないからさ。是非読んでみたい
283名無しさん@ピンキー:2005/07/18(月) 23:31:25 ID:3DAo/H+i
>>216
自分もアスカガ待ってます
284名無しさん@ピンキー:2005/07/19(火) 00:00:17 ID:ZvspVLqN
>>216自分もいつまでも待ってます。
285名無しさん@ピンキー:2005/07/19(火) 00:45:28 ID:fQYDdPN7
>>278
GJ!!
やっぱりシンステいいなぁ。
286名無しさん@ピンキー:2005/07/19(火) 03:15:15 ID:GZRU5SHo
>>278
神よ…!
有難う、超萌えますた
ステラ視点なのがまた萌える
287名無しさん@ピンキー:2005/07/19(火) 10:49:15 ID:6IF+WIOI
>>278
シンステ嬉しい…
萌え萌えでした。神GJ!!
288名無しさん@ピンキー:2005/07/19(火) 12:35:49 ID:8U/JjwDT
シンステ!!シンステ!!最高です!!!!!
シンステのSSは少ないので投下してくれてありがとう!!
激しくG J!!
289名無しさん@ピンキー:2005/07/19(火) 16:23:50 ID:Ep/G7gVA
>>278
激萌えだ、ありがとう。
深海の孤独と2期EDをBGMにもう一度読ませていただきます。
290名無しさん@ピンキー:2005/07/19(火) 20:35:03 ID:fOpzGUTW
シンステ(・∀・)GJ!!
SSの雰囲気も素敵すぎます!!
291名無しさん@ピンキー:2005/07/19(火) 20:43:27 ID:fOpzGUTW
◆nO5nwL9dfo氏
GJGJGJ!!超GJです!!
シンステやっぱりいいです。もっと好きになった!!
機会があったら是非、シン視点も拝見したいです。
292ネオマリュ1/11 ◆VD8DX/Tl/M :2005/07/20(水) 01:22:05 ID:6lSHb2pF
ネオ×マリュー、投下します。前編はエロなしで。
限りなく黒に近いグレーなネオ…って軍服の色と同じか。
医務室からキラOUT以後、アスランIN以前の間の話。

【Reminder 前編】

 アークエンジェルの医務室に寝かされて、ネオ・ロアノークはぼんやりと天井を見ていた。
 両腕は細いワイヤーに戒められている。
 ベッドの上に起き上がることくらいは出来るが、行動の自由はないに等しい。傍らにあるモニターも
プラント最高評議会議長の演説を聞いて以来、スイッチが入れられることはなかった。
 フリーダムのパイロットが同室だった間は訪問者も多く騒がしいくらいだったが、また1人に戻って
からは訪ねてくる者も限られている。
 ――退屈だ。
 本来ならそんなことを言っていられる状況でもなかった。戦火は広がり続け、留まることを知らず、
彼は部下を失って自らも囚われの身――これ以上ない最悪の事態。罪の意識に苛まれた後は己の行く末を
案じてあれやこれや策を講じて思い悩む……普通なら、そうなる筈だ。
 そうなっていないのは、彼を拾ったのがこの妙ちきりんな艦だったからかもしれない。
 ザフトではない。地球連合でもない。オーブの軍服を用いているが、どうやらオーブ正規軍でもない
ようだ。どこにも属さない――レジスタンスか、前オーブ代表の私設軍か。それともテロリスト?
 捕虜の身でありながら、緊張感がない。ずっと張りつめていたものが切れてしまって、現実から逃避
したくなっている――確かにそれもあった。
 だが、それだけではない……。
 自動ドアが開く音がしたので、ネオは首を捻って、そちらを見た。
 既に見慣れてきた顔がそこに見える。いつものように、戸惑いながらも彼女は部屋に入ってくる。
 戒められているネオを、濡れた瞳で切なく見つめながら。
293ネオマリュ2/11 ◆VD8DX/Tl/M :2005/07/20(水) 01:23:50 ID:6lSHb2pF
 食事のトレイを持ってネオの側に歩み寄ったマリュー・ラミアスは、何と言って話しかけたら良いか
悩んでいた。
 そもそも、どちらの名前で呼べばいいのかわからない。ネオと呼ぶべきか、それとも――ムウと。
 もっとも、「ムウ」と呼ばれることを本人が受け入れたわけではない。マリューだけでなく、アーク
エンジェルのクルーが彼の前でうっかりムウの名を口にすると、この男は時に不機嫌そうに、時に呆れて
相手を見やる。
 何度説明してもわからないなら、勝手にしろ――そんな言葉も、もう口にすることすらない。
「……夕食よ」
 結局マリューは名前を呼ぶことはせず、用件だけ口にして手に持っていたトレイをサイドテーブルに
置いた。ネオは乾いた視線を彼女に向けたが、逆らわずベッドの上に身を起こした。
「何も艦長さん自ら持って来なくてもいいんじゃないの……こういうものは」
 ネオは皮肉な微笑みを浮かべながら、からかうようにマリューに言った。
 記憶を失ってもその口調は変わらない。変わらないだけにマリューはまた胸が痛むのを感じていた。
泣きたいくらい懐かしいのに、その気持ちがこの男に伝わることはない。
 私が持って来るのはイヤなの……? 顔も見たくないの?
 ……そうかもしれない。
 会う度に泣きそうな顔で見つめられて、ムウ――ネオが戸惑っていることは知っている。捕虜として
扱われるとしか思っていない彼に、この艦での周囲の反応は予想外過ぎて、それに馴染めと言っても
無理だ。
 記憶のないムウを、マリューがいつまでたっても受け入れられないように。
 焦ってもしかたないと思いながらも、彼を目の前にして心は、たった一つの思いで埋められていく。
 思い出して。
 私のことを思い出して――はやく。
294ネオマリュ3/11 ◆VD8DX/Tl/M :2005/07/20(水) 01:25:31 ID:6lSHb2pF
 ネオはもうそれ以上何も言わず、サイドテーブルに置かれたトレイを覗き込んだ。縛られたままの
不自由な手でフォークを掴み、盛られた食事をつついている。
 その両手にかかるワイヤーを見る度に苦しくなる。マリューはネオから離れて入り口近くの壁に
寄り掛かり、溜息をついた。
 どうして彼にこんな仕打ちをしなければならないのか。
「うわ……っと!」
 マリューの思考は、突然あがった男の叫びに遮られた。
 テーブルの上のトレイを見事にひっくり返して、ネオは体の上に料理をぶちまけた。思わず駆け
寄ったが、どうやら大して熱くはなかったらしい。ネオは汚れた衣服を呆然と見下ろしたあと、
マリューを見て、ちょっとばつが悪そうに笑った。
「なかなか慣れないもんだな、こういうの。……悪い」
 縛られた両手でフォークを振って見せる。マリューはまた切なくなって、それを隠すために無理に
笑ってみせた。
「もう一度、持ってくるわ。……先に着替えた方がいいかしら?」
「ああ、できればそう願いたいね」
「すぐ戻るから、待っていて」
 部屋を出て行くマリューの背中を、ネオは何か思うところがある、という顔で見送った。
295ネオマリュ4/11 ◆VD8DX/Tl/M :2005/07/20(水) 01:26:59 ID:6lSHb2pF
 着替えとタオルを持って、マリューはすぐに戻って来た。床にこぼれた食事の残骸を片づけ、濡れた
腕をタオルで拭いたあと――彼女はちょっと躊躇った。
 服を着替えるためには、ネオの手を戒めているワイヤーを外さなければならない。
 彼は、捕虜だ。そして今の彼は、ムウであってムウではない。
 自由にさせても大丈夫だろうか。
 動きを止めたマリューに、ネオは微笑んで見せた。マリューは僅かに頬を染め、顔を逸らした。
 やめて。その顔は――その笑顔は、また、泣きたくなる。
「何もしないぜ、俺」
 マリューの心を知ってか知らずか、ネオは能天気にそう言った。
「ここで暴れたところでどうにもならないだろ。外には見張りくらいいるんじゃないの? 武器も
ないしさ」
 言われてマリューは若干怯んだ。
 外に見張りなど立てていない。廊下にいた歩哨には、人払いを命じていた。今日こそムウ――
ネオと、2人きりで話をしたかったから。彼と再会して以来、一度もそういう時間を持たなかった
のは状勢が緊迫していたせいだけではないだろう。
 ずっと怖かった。でももう好い加減にケリをつけなければ。オーブに着く前に……彼が保釈を
要求する前に。
 ドアのロックすらかけ忘れていたことに気づいて、動揺で心臓が高鳴る。彼に悟られまいとして、
顔が強張るのがわかった。
 どうかしている。いくら相手がムウだと言ったって、今のこの男は「ネオ」なのに。
 味方ではない。――こちらがどう思っていようと、彼にとっては。
296ネオマリュ5/11 ◆VD8DX/Tl/M :2005/07/20(水) 01:28:20 ID:6lSHb2pF
 マリューの様子に気づいていないのか、ネオは飄々と言葉を続ける。
「まぁ何だったら……銃でも突きつけてもらって構わないけど」
「……そんなこと……」
 言いかけてマリューは黙った。銃なんて……向けたところで、撃てないのなら何にもならない。
 だがそんな弱味を今、見せるわけにはいかなかった。マリューはなけなしの気力を振り絞って、
毅然とした声でネオに言った。
「いいわ。信用しましょう」
 幸い、今日は彼の機嫌も比較的ましなようだ。話をするには好都合かもしれない。
 ネオの手を縛っていたワイヤーを解きながら、その痕が手首にうっすら残っているのに気がついて、
マリューはまた胸を詰まらせた。それを押し隠すようにきびきびと動いて、自由になった手をさすって
いるネオに着替えの束を押しつける。
「さ、早くしてちょうだい。不自由かもしれないけれど、着替えたらまた、縛らせてもらいますから!」
 わざときっぱりと言ってはみたが、何だか意地になっているような声音になってしまった。きょとんと
しているネオの視線に耐えられなくなってマリューはまた2、3歩遠ざかり、男から離れた。
 ネオはそれ以上軽口を叩くことはやめ、無造作に汚れた衣服を脱ぎ始めた。逞しい体躯が露になる。
 その体に残る大小の夥しい傷痕が、彼の過去を雄弁に物語っていた。
「――!」
 初めて見るわけでもないのに、マリューは息を止め、目を見開いた。
 二年前の光景が蘇る。思い出したくない――でも、忘れられない。
 何度も夢に見て、その度に声にならない悲鳴をあげて飛び起きた。
 迫る灼熱の光。その前に立ち塞がってアークエンジェルを守ったMSの後ろ姿が、徐々に溶け崩れ、
爆煙に包まれて跡形もなく散っていく。
(やっぱ俺って、不可能を可能に……)
 雑音混じりの通信機から聞こえた、最後の言葉だけを耳に残したまま――。
297ネオマリュ6/11 ◆VD8DX/Tl/M :2005/07/20(水) 01:29:56 ID:6lSHb2pF
 「……男の裸が、珍しい?」
 またからかうようなことを言われて、マリューは我に返った。
 ネオは、ひどく辛そうな顔で自分を見つめている女に向かってさらりと、そう言った。
 彼が汚れた服を上下とも脱いで、下着姿になっていることに気づいてマリューは顔を赤くした。
赤くしながらも、眼が離せない――彼女たちの命と引き替えに、死の光が彼の体に残した爪痕に
吸い寄せられてしまう。己の罪がそこにあるとでも言うように。
「そんなわけ、ないか」
 ネオは何でもないことのように言葉を続ける。苦笑しながら、彼は替えのズボンに足を通した。
「珍しいのは傷痕の方……かな」
「……ごめんなさい」
 思わずマリューは謝っていた。自分でも、何を謝っているのかわからない。不躾に見つめてしまった
ことか。それとも二年前のことか。
 ネオはそんなマリューを理解できないというような眼をした。
「こっちこそ、悪かったね。女性に見せるもんじゃなかったな。……気味悪いだろ?」
「そ、そんなこと……!」
 感情を抑えられず、マリューは悲壮な声を出した。ネオの方が驚いて、上半身裸のまま手を止め、
マリューの顔をまじまじと凝視する。
 マリューの両眼には、また涙が浮かんでいた。
 気味が悪いなんて……どうして。どうしてそんなことを。
 だって、その傷は。
 私たちを守ってついたものではないのか――。
298ネオマリュ7/11 ◆VD8DX/Tl/M :2005/07/20(水) 01:31:27 ID:6lSHb2pF
 唇を咬み、涙がこぼれる一歩手前で踏みとどまっているマリューに、ネオは溜息をついて飽き飽き
したと言わんばかりの素気ない言葉を吐いた。
「ああ、そうだったな。この傷は二年前、この艦を守ってローエングリンを防いだときに受けたもの
なんだっけ……君達の言い分では、ね」
 マリュー達の説明に、ネオは当然のことながら納得していない。未だピンと来ないと言いた気に、
彼は呟いた。
「罪悪感を持つのは勝手だけどねぇ……それで悪者にされちまうんじゃ、適わないよなぁ」
「わ、悪者だなんて……」
「そうじゃないのか? 他の乗組員は、そういう眼で俺を見てるぜ。『艦長を泣かす悪い奴』ってところか――慕われてるんだな」
「慕われてるのは、私じゃないわ……」
 マリューの声は苦渋に満ちていた。
 アークエンジェルの乗組員の殆どが、ムウに命を救われた者たちなのだと――ネオは知らない。
聞いていても実感が湧いていない。
 彼らも、今のムウを――ネオを見るのが辛いのだ。
 ネオの体に今も残るその傷痕を見るだけでも、命があるのが不思議なくらいの怪我を負ったことは
わかる。誰も彼が――ムウが生きているなどとは思っていなかった。それほどの目に彼は遭った。
それも全て、仲間を、自分たちを守るため。
 誰に救われ、この二年の間どうしていたのか、ネオはまだ語ろうとはしない。捕虜に対する尋問と
思っているのか、連合軍でのことには口を閉ざしている。
 だが、マリューが聞きたいのはそんなことではない。
 これほどの傷が残ってしまうほどの重傷だ。治療にも相当の時間がかかり、リハビリも過酷なもの
だったろう。辛くて、苦しくて、投げ出したくなったことはなかったろうか。痛みに呻いて、いっそ
あのとき死んでいればと絶望したことはなかったろうか。
299ネオマリュ8/11 ◆VD8DX/Tl/M :2005/07/20(水) 01:32:57 ID:6lSHb2pF
 その期間、彼の側には誰がいたのだろう。支えてくれた人はいただろうか。
 どうして自分が側にいて――力になることができなかったのだろう。
 ムウには家族はいない。1人、仲間からも離れ、記憶さえ失った状態で……いったい彼はどうやって、
自分を保っていたのか。
 昔と変わらないその口調さえ、泣きたくなる。
 どうしてそんな風に、明るく話せるの。
 責めてくれた方がいい。あなたは死んだと決めつけてその体を探すこともせず、己自身を支える
だけで精一杯だった自分を。守られるばかりで、何もしてあげられなかった自分を。仲間に囲まれて
立ち直ることができた自分を。
 あなたのいない人生を、またやり直せると考えていた自分を――。
 でも彼は、責めることすらできない。……覚えて、いないから。
 マリューの眼から、とうとう大粒の涙がこぼれた。隠そうともしないで、声をあげずに噎び泣く女に、
傷だらけの男が近づく。
 肩に手を置かれて顔を上げたマリューは、目の前で優しく微笑む男の懐かしい顔に甘い痺れを感じた。
 懐かしすぎて、愛しすぎて――何も考えられない。
 記憶なんかなくていい。ただ生きていてくれただけで……ムウ、私は……。
 マリューのそんな想いは、突然喉元に突きつけられた冷たい感触に遮られた。
300ネオマリュ9/11 ◆VD8DX/Tl/M :2005/07/20(水) 01:34:17 ID:6lSHb2pF
 「あ――!」
 強い力でベッドに押し倒されたことすら、正確には把握していなかった。視界が反転し、目に
飛び込んだ天井と、至近距離に迫る男の顔。
 大きな掌が両の手首をまとめて掴み、頭の上で押さえつけている。もう一方の手に握られた強化
プラスチックのフォークの先が、震える喉に突きつけられている。
 変わらぬ笑顔を浮かべたままで、ネオはマリューの上にのしかかっていた。
「――ちょっと油断し過ぎじゃない、艦長さん?」
 その声色も先刻までと同じなのに、ネオの言葉が告げる内容は2人の関係をすっかり変えてしまって
いた。
「一応俺って、敵軍の将――って奴でしょ? 今の君たちにとってはさ」
「ム、ムウ……! あなた――!」
「だから、ムウじゃないんだって」
 ネオは溜息をつきながら言った。
「君らにも言い分があるのはわかったけどね。俺はネオ・ロアノーク。地球軍の大佐だ。……君らの
言うムウ・ラ・フラガ少佐とやらは、別人だよ」
「そ、そんな……!」
「記憶がないだけで同一人物だ、なんて、言っても空しいだけだぜ?」
 掴んだマリューの手首をさらに強く捻りあげながら、ネオは残酷な言葉を口にする。
「つ……っ!」
「君たちが俺を捕虜として扱えないなら、こっちはそれを利用させてもらう」
「な、何を……あなたは、何を……!」
「何をって、君を人質にしてMSを一台奪うつもりなんだけどねぇ」
 世間話でもしているかのようにあっさりと、ネオは言った。
「こっちも失策続きで土産の一つでもないと、無事には済まないかもしれないからなぁ。フリーダムが
あれば丁度良かったんだが、壊れちまったんだよな?……まぁ他にも選択肢はあるか。捕虜にするなら、
誰がいいと思う? フリーダムのパイロット、それともオーブのお姫様を連れて帰れば、許してもらえる
かも、なんてね……」
 さっきとは違う感情が、マリューの頭を痺れさせた。
301ネオマリュ10/11 ◆VD8DX/Tl/M :2005/07/20(水) 01:35:59 ID:6lSHb2pF
 何を言われているか理解できない。キラくんやカガリさんを土産に? MSを奪って?
 ……また、行ってしまうと?
 ネオはマリューの喉に突きつけていたフォークを放り出し、代わりに自分の手を縛っていたワイヤーを
取ってマリューの手首に巻きつけた。
「……んっ!」
 細いワイヤーが手首に食い込む痛みに、マリューはまた小さな声をあげた。マリューの自由を奪うと
ネオはまたフォークを取り上げ、その先端で頚動脈の辺りをつんつんと突いた。
「抵抗しないなら、命までは取らないからさ……協力してくれると嬉しいんだけどね、艦長さん」
 この男は、本気だ。
 本気で私を人質にして――出て行ってしまう。
 また、いなくなる。行ってしまう。手の届かないところへ。
 ――イヤよ。そんなのは、イヤ。

 「殺せば、いいわ……」
 涙で潤んだ眼で睨みつけながらそう言ったマリューを、ネオは流石に驚きを隠せない顔で見つめ
返した。
「どうしたの? 早く、殺せば?」
「……おいおい、本気かよ」
 呆気にとられてネオは間抜けな返事をした。脅したのはネオの方なのに、開き直られるとは思って
いなかったらしい。
「俺にはできないと思ってる? あまり嘗めないでもらいたいんだがな。君にとって俺はかつての
仲間でも、俺にとっては」
「殺せばいいじゃないの! 早くしなさいよ! 何モタモタしてるの?!」
 マリューは感情を爆発させて怒鳴った。ネオはますます怯んで、マリューの肌に押しつけていた
フォークの先を僅かに遠ざけた。
302ネオマリュ11/11 ◆VD8DX/Tl/M :2005/07/20(水) 01:37:34 ID:6lSHb2pF
 その距離を自ら埋めるように上半身を起こしたマリューは、自分の喉元をフォークの先に突き出した。
「お、おい! バカ、やめろ!」
 こんなところで殺してしまっても何にもならない。人質にしてこそ価値があるのに――ネオは慌てて
フォークを持った手を退け、必死の形相で睨みつけてくるマリューを愕然として見据えた。
「君は、死にたいのか? いったい何だって……」
「死にたいわよ……死なせてよ、あなたの手で!」
 マリューの勢いの方がネオに優った。怒りと哀しみに戦慄く唇が動いて、この二年、ずっと心に
わだかまっていたものを吐き出していく。言葉は静かでも、相手に有無を言わせぬ凄みがこもって
いた。
 もうマリュー自身にも止めようがなかった。
「もう生きていたくなんかない……あなたがいなくて……あなたなしで1人でなんて、もう生きて
いたくないわ! 死んだんだからと思って諦めて、また別の明日があるって自分を騙して……
あなたが守ってくれた命だから、簡単に捨ててはいけないと……でも、そんな風に生きるのはもう
イヤよ。だってあなた……生きてたじゃない!」
 涙がこぼれる。頬を伝う流れは滂沱のごとく、女の顔を濡らしていく。
「あなたが生きてるって知って――それで離れて生きていけるほど、私は強くない……! いったい
私は……何度あなたを失えばいいの? 教えてよ! いったい何度……失う辛さに耐えたらいい
の……っ」
 マリューの声は急速に小さくなった。感情の高ぶりがかえって力を失わせるのか、肩を奮わせ息を
荒げながら、彼女は本当に言いたい言葉を最後に絞り出した。
「い、行かないで……もう、どこにも行かないで……」
 それは捕虜に言う言葉ではない。
 マリューの眼の前にいるのは捕虜であるネオ・ロアノークではなく、飽くまでもムウ・ラ・フラガ
……一度は失った、愛しい恋人でしかなかった。

つづく
303名無しさん@ピンキー:2005/07/20(水) 01:44:42 ID:Mb5vmFL+
初めてリアルで遭遇しますたよ
やっぱり◆VD8DX/Tl/M氏は俺的ネ申です
蝶GJ!!後半もワクテカしながら待ってます(・∀・)ノシ
304名無しさん@ピンキー:2005/07/20(水) 06:44:23 ID:WuC1/g1R
大人組みモエス
マリューの「死なせてよ」がたまらんハァハァ
続きワクテカで待ってます
305名無しさん@ピンキー:2005/07/20(水) 10:09:05 ID:oYPhVOWm
朝からええもん見た(*´д`)ハァハァ
後半楽しみだワクワクテカテカ
306名無しさん@ピンキー:2005/07/20(水) 14:49:20 ID:bzsxihSb
昼間っから良いモノ読ませて頂きました・・
マリューさんハァハァ(*´Д`)
後半もワクテカしながら待ちこがれております
307名無しさん@ピンキー:2005/07/20(水) 17:07:49 ID:kGaj9A9f
◆VD8DX/Tl/M氏サイコーです。ウヒョー!!!
ネオ(ムウ)マリュ好きにはタマランですねこれは。
マリュさんせつねー・・・読んでて涙出ましたよマジで。
続き、楽しみにまってます。
308名無しさん@ピンキー:2005/07/20(水) 23:04:09 ID:UWI0ARa2
◆VD8DX/Tl/M ネ 申  光  臨  ! ! ! !

切ねえーーー!!マジ切ねえーーー!!。。・゚・(ノД`)・゚・。
泣き顔マリュさん想像して禿萌…
続きワクテカして待つわ!
309名無しさん@ピンキー:2005/07/21(木) 13:45:39 ID:69JvlPPZ
うん、あれだね ◆VD8DX/Tl/M氏は乙一並みに
切なさの達人だね
もう本編の脚本も書いちゃえばいいとおもうです
310名無しさん@ピンキー:2005/07/21(木) 17:13:42 ID:h84rbhLa
◆VD8DX/Tl/M氏の素晴らしい作品のあと大変恐縮なんですけど、
ギャグ風味のカガメイとか投下してもありですか?
311名無しさん@ピンキー:2005/07/21(木) 19:01:51 ID:e9/cx+JU
>>310
もちろんです! щ(゚Д゚щ) カモーン
312ネオマリュ1/12 ◆VD8DX/Tl/M :2005/07/22(金) 00:03:12 ID:pF5Z4VcN
前編にレスくれた方どうも。ワクテカすんの流行ってるんですか?揃い杉でワロタ。
ネオマリュ後編です。強姦と言うには生温いが無理矢理には違いないので、嫌いな方はスルーで。

【Reminder 後編】

 「いい加減にしてくれよ……」
 マリューの嗚咽しか聞こえない時間が暫く続いた後、漸く発せられたネオの言葉は、マリューを
優しく包むものではなかった。
 涙に滲む視界の中で辛うじてマリューが捕らえたネオの顔は、例えようもなく苦々しいものだった。
「俺はムウ・ラ・フラガじゃない、と言っているだろう」
「違うわ……! あなたは、ムウよ! あなたのフィジカル・データは……!」
「ムウ・ラ・フラガのものと完璧に一致している――聞き飽きたんだよ、その話は」
 言いながらネオは苛ついた動作で、手にしていたフォークを壁に向かって投げつけた。
 強化プラスチックが壁に当たる、金属音に似た高い音が静かな部屋に響く。
「百歩譲って、君の言うとおり俺がそのムウって男だったとしたって……いったい俺にどうしろって
言うんだ。――覚えてないんだぞ、何も」
「そ、それは……でも、いつかは……」
「思い出すかもしれないって――? 君を、愛していたときのことを?」
 ネオは凄惨な笑みを浮かべた。
「思い出さなかったら、どうするつもりだ? それでも俺に……『愛してもいない』君のそばにずっと
居ろって?」
 言葉を失って、マリューは喘いだ。
 愛してもいない君――愛して、いない……。
 ネオの言葉が残酷なまでに、頭の中で反響する。
「随分と勝手な言いぐさだな……」
 彼の言うとおりだ。
 愛しているのは自分だけだ。――彼は。
 覚えてすら、いない……何一つ。
313ネオマリュ2/12 ◆VD8DX/Tl/M :2005/07/22(金) 00:05:33 ID:+LEZ/iJ2
 自分の心を支配していく酷薄な闇に、ネオは戸惑っていた。
 眼の前にいるこの女を思いっきり傷つけてやりたくて堪らない。
 この女は俺を通して、2年前に死んだと言う男の影を見ている。早くその男に戻って自分を抱き
しめろと責めたてる。
 この艦に乗っている奴等は皆そうだが――他の誰よりも、彼女が。
 離れていた――そうマリューは主張する――2年の自分の時間を否定されているようで、無性に
腹立たしい。
 その2年の間、ずっと彼と共にあった幼い魂は、先にこの世を去った。
 彼らと過ごしたこの2年間を忘れろと言うのか。……なかったことにしろと?
 そんな権利が誰にある。
 これ以上俺から、何を奪おうと言うんだ。

 呆然として自分を見つめている女の肩を、ネオは乱暴に掴んでもう一度ベッドに押し倒した。
「あ……!」
 驚きと掴まれた肩の痛みにあげた小さな悲鳴にも構わず、スカートの中に手を突っ込んでタイツと
下着を一気に引き下ろす。
 マリューの乾いた下腹部に、ネオの指先が触れた。
「い、いやっ……やめて……!」
 閉じた内股に強引にねじ込まれた掌が敏感な場所を包み、中指が襞の間に入り込んでくる。
「あぅ……!」
 マリューは痛みに身を捩った。何の備えもしていなかった入り口をこじ開けるようにして、無理矢理
それは内側に達した。鈍痛が膝を奮わせ、マリューはネオの手首を強く締めつけるように、両脚を
さらに強く閉ざそうとする。
 ネオのもう一方の手が膝を掴んで、力任せに持ち上げる。スカートがずり上がって恥ずかしい場所が
広げられ、明かりの下に露になった。
「な、何を……! やめて……やめてっ、いや!」
「やめろ、だって……?」
 ネオの言葉の冷たさに、マリューは思わず身を竦ませた。
314ネオマリュ3/12 ◆VD8DX/Tl/M :2005/07/22(金) 00:07:19 ID:+LEZ/iJ2
「こうして欲しかったんだろ? ずっと抱かれたいと……濡れた目で俺を見ていたくせに」
 やめて。ムウと同じ声でそんなことを言うのは。
 聞きたくない。
 太股の締めつけを失ったネオの手が動きを大きくし、挿し込んだ指先が悪戯に壁に触れてくる。
「いっ……ぃあっ……うっ…く……ああっ……」
「……そんな声出して、いいのか?」
 ネオの声が指よりもさらに悪戯な響きで、マリューの耳に届いた。
「ドアロックかけてないんだろ? 誰かに聞かれたら大変なことになるんじゃない?」
「あっ、あなたは……知っていて……!」
 マリューの油断に気づいていて敢えて知らないふりをし、こんな策を立てていたというのか。
 マリューの顔が屈辱で赤くなるのを、ネオは面白そうに眺めていた。
「ま、暇だからね……君らの様子はちゃんと観察してるさ。逃げる気があるならなおさら、な」
 軍人なら当たり前だと言わんばかりにネオはニヤニヤ笑いながら言う。言葉を継ぎながらも指を
動かすことを忘れてはいない。濡れ始めたそこをさらに強く擦られる感覚に、マリューの口からは
甘い声が漏れた。
「くぅ……ふ……っ、あ、あ……っ」
「声を出すなよ。誰か来ちゃうだろ。……こんなところ見られたら困るんじゃないのかな、艦長さんは」
 ネオは膝を抱えていた方の手を離して、マリューの口に人差し指で触れた。しいっ、と静かにさせる
仕草をしたあと、荒い息を漏らして震える唇をつ、となぞる。
「行かないで、って言ったな……」
「あ、ああ……」
 喘ぎ始めたマリューの口に自らの指を喰わえさせながら、ネオは信じられない提案をしてきた。
「いいぜ、ここに残っても。……君が最後まで声を出さずにいられたら、な」
315ネオマリュ4/12 ◆VD8DX/Tl/M :2005/07/22(金) 00:09:29 ID:+LEZ/iJ2
 「じゃ、今からだ。……始め」
 勝手に合図をしてゲームを始めたネオは、マリューの内部に入れた指先を大きくぐるりと回転させた。
内壁を一周して、まんべんなく濡れていることを確かめる。
「……っ!」
 ネオの提案を受け入れたつもりはないのに、マリューは声を抑えて喉を反らせた。男の指は回転を
続ける。徐々にその強さを増し、剔るようにその場所を広げながら。
「や、やめて……!……っ!!」
「そうそう、話してもいいけど、喘ぎ声はダメ、だぜ?」
「どうして……こん…なっ……! っ!……っ……!」
 声にならない悲鳴をあげながら、マリューは顔を激しく左右に振り、髪を振り乱した。声を抑えた分、
感じ方が激しくなるようで――溜まらず、戒められた手で自分の肩を掴み、喉を大きく擡げて頭を
ベッドに擦りつける。
 自分の指が肩に食い込む痛みをもって快感から逃れようとする間に、ネオはいったん指を抜き、
スカートのファスナーを下げてあっと言う間にそれを脱がせてしまった。足首に引っかかっていた
タイツと下着も抜き取ってベッドの下に落とす。上半身は変わらず軍服を着たまま襟すらも緩めて
いないのに、下半身は何一つ身に纏わず、マリューの美しい脚線が晒される。
 ネオ自身、さっきから上半身裸だ。内股を下から撫で上げて力を失わせてから女の両脚を左右に
大きく開き、彼は中央で震えている場所に尖らせた舌先を突き立てた。
 マリューの躰がびくりと震える。背中が戦慄いて、一気に汗が噴き出す。
 そしてネオに刺激されたそこからは、もっと熱くたぎるものが。

 (あああっ、いや――!)
 心の中でマリューは悲鳴をあげた。声を漏らしてはいけない。
 最後まで耐えられたらここに残ると――ネオはそう言った。
 嘘ではないかと訝しみながらも、儚い望みに縋るしかない。自分の軍服の袖に歯を立て、強く
噛みしめて、マリューは喉から迸り出ようとするものを必死に押さえつけた。
 最後までなんて……絶対に無理だと、わかっていたのに。
(んんっ……あっ……そこ……いいっ……)
316ネオマリュ5/12 ◆VD8DX/Tl/M :2005/07/22(金) 00:11:15 ID:+LEZ/iJ2
 ふるふると震える花弁をネオの舌が這っていく。隙間なく濡らそうと隅々までそれは辿って、
ときどき唇で甘く食む。これは、覚えのある感覚だ。
 2年前と変わっていない。あのときと同じにマリューを悶えさせ、狂わせるその動き。
 あのときとは違う、愛されてはいないと思いながらも、嬉しくなってしまう。この感覚も彼が
生きていたからこそ与えられるものなのだ。
 もう二度と感じることはないと思っていた――。
(ああっ、あっ……もっと……も…っと……っ)
 声に出して強請れたなら。あなたに愛されたくて溜まらなかったと、伝えることができたなら。
 だが、もうそれもできない。今声を発したら、それは言葉ではなく禁じられた嬌声に変わって
しまうだろう。
 溢れる――想いも。躰の芯から生まれる快感も。彼を受け入れたくて沸き上がる蜜も。
 溢れて、漏れて、ネオの目の前に霰もなく垂れ流される、『女』という名の自分。
(ああ……いいっ……いいの……ムウ、抱いて……私を、抱いて……)
 いやらしい音が下腹部から聞こえてくる。息が弾んで、喉が痛い。じれったい。躰の中で何かが、
もう爆発してしまいたいと叫んでいる。つらい。声を抑えるのがつらい。
 舌で入り口を舐めさすりながら、ネオはその指を秘突に宛う。それはすぐに剥きだしになり、ここに
あると存在を示すかのようにひくひくと反応を返す。一際勢いを強めて蜜が溢れるのに気づいて、
男は指先の動きを速めた。
 その動きも2年前の幸せな時間を彷彿とさせる。何もかもが思い出させる……この男はムウだと
示している。証明している。自分の躰を貪るその行動全てが。
 何て幸福な既視感だろう、これは。――犯されているのと、変わらない行為なのに。
(あ――イッ…ちゃう……んんっ……はっ……あッ!)
 舌が離され、固くて熱いものが押しつけられる感覚に、マリューは袖を食い破る程強く噛んだ。
喘ぐ息とともに吐き出される唾液が、そこを濡らしていく。
(あああ……ッ!! ムウ……!)
 躰をとろけさせる快感のすぐあとに、切り裂くような刺激が追いかけてくる。
「――――ッ!!」
 軽く達した瞬間に突然与えられた衝撃に全身を硬直させながらも、マリューは何とかそれに耐えた。
317ネオマリュ6/12 ◆VD8DX/Tl/M :2005/07/22(金) 00:12:30 ID:+LEZ/iJ2
 よく我慢できたな、と言いた気な顔で、ネオはマリューを見下ろしていた。
 挿入の瞬間、ひゅっと音をさせて息を呑んだマリューは、忽ち躰を激しくのたうち回らせた。声を
抑えるためにきつく唇を噛みしめ、強すぎる刺激に見開かれた眼は焦点を失っている。
 達するその瞬間を狙って充分に大きくなった分身を突き立てた。そうすればさすがに――嬌声と
いうより悲鳴をあげると思っていたのに。
 この女は耐え抜いた。それがかえって、もっと滅茶苦茶にしてやりたいという衝動を駆り立てる。
 自分の中にこんな加虐的な獣が住まっていたという事実に、ネオは些か驚いていた。
 どうしてこの女を――こんなにも傷つけてやりたくなるのだろう。

 「……ぐッ」
 マリューの口から微かに漏れたその声を、ネオは喘ぎ声とはカウントしなかった。ぐん、と腰を
動かしてさらに奥まで欲望の先端を進めると、それに揺さぶられて女の躰もぐん、と跳ねる。
 ぐん、ぐん、と繰り返される侵攻。女の全てを涼奪してもなお、鎮まらない暴力的な本能。熱い
部屋の中で自分を包んで隙間を埋めていく、感じている証拠の液体さえも疎ましく彼を苛つかせる。
 何が腹立たしいんだ。俺は。
 女の方も野生に還っている。噛みしめていた唇が解けて、動物のように荒い息が絶え間なく漏れる。
歯の跡を残した唇に差した紅はとうに剥がれて、口角から唾液がこぼれた。
「ハァッ……ハァッ……ハァッ――ぁ――!」
 遂にマリューの口から禁じられた声が発せられようとしたそのとき。
 ネオは自らの口をそこに重ねて、彼女が屈服した証を封じた。
318ネオマリュ7/12 ◆VD8DX/Tl/M :2005/07/22(金) 00:14:56 ID:+LEZ/iJ2
 唇を包む暖かな感触に、マリューは眼を閉じた。甘い。これも、覚えている感覚だ。
 ムウのキスはとても優しくて、彼女をうっとりと酔わせる。その恍惚感も変わっていない。
 でも、何故――?
 マリューはうっすらと眼を開け、夢中になって唇を吸っている男の顔を見た。
(放っておけば、私……声を出していた――のに……)
 下腹部ではネオの腰が相変わらず乱暴な動きを繰り返している。打ちつけられるその強さに壊れて
しまいそうで――それに反して唇は柔らかくマリューを解していく。
 マリューは眼を閉じ、全ての感覚を男に委ねた。涙が一筋伝って落ちる。
 どくりと蠢く。脈動している。心臓ではなくて……もっと淫らな、何かが。
(あ……もう……イク……!)
 マリューの躰の奥底から濁流のように何かが迸ったそのとき。
 測ったように、ネオは唇を離した。

 「あ、あ、あ――アアアアッ!!」
 一度はあげかけた嬌声を唇で封じられてじらされた分、今度はもう、抑えることはできなかった。
キスで塞がれていると思って安心していたのか――これもまた、油断させるための彼の作戦だったの
だろうか。
 そんな疑いをつい持ってしまうようなことを、ネオは口にする。
「……随分と、激しいんだな。外に聞こえたんじゃないか?」
 潤んだ眼を半開きにしながら宙に彷徨わせ、絶頂の余韻に浸っていたマリューは、恐ろしさに躰を
震わせた。
「誰かに、聞かれたかもね……」
 ネオの言うとおりだ。まだ就寝時間には早い。
 乗務員の少ないアークエンジェルとは言え、廊下を通る者の1人や2人はいるだろう。ましてや
この部屋にはネオ――ムウがいるのだ。
319ネオマリュ8/12 ◆VD8DX/Tl/M :2005/07/22(金) 00:16:27 ID:+LEZ/iJ2
 彼のことを気にしていない乗務員などいない。記憶がないというムウの現状を慮ってそっとして
おいてやりながらも、心配で部屋の前まで来ては声をかけるどころか、ドアをノックする事もできずに
佇んでいるその姿をマリューは何度か目にしていた。
 今だって、誰がドアの外に立っているかわからない。ロックされていないドアは誰の訪問も容易く
受け入れる。
 痴態を晒す彼女を覆い隠すものはない。
「あっ……ああ……あ……」
 動揺と、まだ挿入されたままのものがゆるゆると内側で動く感覚に、マリューは弱々しい声を上げた。
それを見て、ネオはまた腰の律動を強くする。
「アッ……! あぁ、あっ……イヤ……」
 また高ぶる――頂点まで連れて行かれる。さっき達したばかりなのに、間隔が短い。
 待っていたからか。隔てられていた時間の長さが、そうさせるのか。
 ネオの大きな掌が、ずっと肩を掴んでいたマリューの手を取って邪魔だと言うように頭の上に払い
のける。男はマリューの軍服の前立てを乱暴に左右に引き剥がした。
 ブチッと言う音がしてホックが散切れ飛ぶ。ネオの頬を掠めて、それは部屋の隅に落ちた。
「やっ……! いやぁ……っ!」
 悲鳴をあげてもネオの手は止まらない。アンダーシャツを捲りあげ、ブラジャーのホックを外す。
強引に頭を抜いて戒められた手首まで、それらを纏めて押しのける。
 解放された豊かなマリューの乳房の中央で、ピンク色の突起がネオに向かって勃ち上がっていた。
「そんなに吸って欲しい? ここ……」
 言うなりネオの唇が、摘みやすいそれを甘く咬んできた。
「ああッ……やぁ…んっ……んんんっ……はぁう……っ」
 歯と唇だけでなく、両手の指を使ってネオは柔らかな膨らみを弛ませる。汗で艶やかに光ったそれが
男の思い通りに形を変えていく。
 ネオの言うとおりだ。ずっと待っていた。触って欲しかった――そこに。
320ネオマリュ9/12 ◆VD8DX/Tl/M :2005/07/22(金) 00:18:06 ID:+LEZ/iJ2
 かつてのムウがそうしたように、ネオは深い谷間に顔を埋めて底を舌で舐めあげる。珠になった汗が
小さな川になってそこに流れ込む。以前と違うのは、長く伸びた髪がくすぐったいような刺激を加えて
くることくらいだ。
 ネオがいくら違うと言っても、もういないのだと言い張っても、ムウは此処にいる。
 此処にいるじゃないか。こんなに変わっていないのに……昔と同じように私を抱いているのに。
 また、居なくなると言うの――?
 声を出してしまったのだから、ゲームはマリューの負けだった。勝者は何でも、思いどおりにできる。
――それがルールだ。
「あ……い、かない…で……っ」
「……?」
 胸に埋まっていた顔が擡げられて、理解できない、という表情が見える。
「戻って来るって……言ったじゃ…ない……」
 マリューは必死で訴えた。ネオのように先を読んで、策を練るなんてできない。ただ溢れる想いを
ぶつけては拒まれ、それでも縋って引き止めようとする、みっともない自分は……。
 欲しいのはこの男だけだと知っている。他には何もいらない。
「な、何をしても……っ、いい、から……あっ……そばにいて……離れないで……!」
 マリューの双眼から流れ落ちる美しい雫を、ネオは呆然と眺めている。そうしようと思う前に指を
伸ばして、そっとそれを拭った。
 指を濡らしたその雫をネオの舌がぺろりと舐めた。塩の味がする。少し辛くて……自分がこの女に
与えた、2年間の孤独の苦さを思わせる。
 だがどうしてか、償いたいと思うその気持ちを行動に変えることができない。
「――何をしても、いいって……?」
 言葉の端に獰猛な陰りを浮かべながら――。
 ネオの楔が一番脆い部分を強く突いて、最後に残っていた壁を砕いた。
「あ――!! あぁああッ……ひあ……ッ! ――っああ、あ……!!」
 忽ち頂点に連れ去られる。愛しい男が此処に存在するという甘い感覚にたゆたっていた躰が引き
戻され、激しく揺さぶられる。達してもまたすぐ昇り詰め、突き落とされてはまた昇り詰める――
悦楽の地獄にマリューは簡単に誘われた。
321ネオマリュ10/12 ◆VD8DX/Tl/M :2005/07/22(金) 00:19:39 ID:+LEZ/iJ2
 ネオの分身が暴君のように支配する。痛いくらいに激しく抜き差しを繰り返し、内壁を満遍なく
叩いてくる。マリューの中から吹き出すように溢れた愛液が、抜かれた瞬間にできる隙間を見逃さず
外に溢れ出て、シーツを濡らす。
 連続して訪れる絶頂に翻弄されて流れは止まらず、マリューの躰の下にじっとりとした泉が広がって
いく。
「んんあぁあッ! ンあッ! ああぅ……アッ、アアッ!」
 また、一番高いところにたどり着く。着いた瞬間、落とされる。そしてまた昇って――止まらない。
 まるで2年分、一度に味わおうとしているかのように、マリューの悦びは延々と続いた。何度それを
迎えても終わりはなく、もっと、もっととせがむように男を締めつけ、彼の欲望をも搾り取ろうとする。
……逃がさない、あなたを――。
「く……イクときはそう言えよ……!」
 マリューの痙攣がネオをも苦しめるのか、彼は余裕のない声を出した。
「あっ、だってっ……さ、さっきから……イキっぱなし…で……っ、ぅあああ……っ!」
 転がり落ちながらマリューは何とかそう言った。頂が繋がって、山地が山脈になっていく。どうやって
終わらせればいいのか。終わらなければ、ずっとこのままでいられるのか。
 躰の疼きとは反対に鈍くなっていく意識が、マリューに終わりを予感させた。
 気を失ったら、この男はどうするだろう。チャンスとばかりにこの部屋を出ていってしまうだろうか。
――イヤだ。
 引き止めなければ。
 マリューの想いを体現するかのように、きゅうっと収縮する内壁に、今度はネオが息を詰めた。
「あ……! う、あぁ……っ」
「ああん……! ああ――アッ、ア――アッ、アッ、アアァアッ!!」
 ネオの喘ぎに呼応するように、掠れて裏返った女の声が跡を引いて残る。
 欲望を引き抜く間もなかった。急激に圧迫して来たそれに飲み込まれるようにして、ネオはマリューの
中に全てを吐き出した。
 一際大きな脈動が息も吐かせずマリューを苛み、何もかもを霧散させていく。
 それでも、ネオの記憶にかかった霧は晴れない。
322ネオマリュ11/12 ◆VD8DX/Tl/M :2005/07/22(金) 00:21:11 ID:+LEZ/iJ2
 疲れ果てて眠ってしまったマリューの濡れた頬にかかる髪を、ネオはそっと指で払いのけた。
 髪の下から覗く白い肩に赤い筋を残したのは、ネオではない。ずっとそこを握って耐えていた彼女が、
自ら残した情事の跡。
 その赤い筋がネオの心にひりつくような痛みを与える。
 あんなに酷くこの女を責め苛んだばかりなのに、どうしてか離れ難く思ってしまう。逃げるために
こうした筈だった。それなのにこの部屋を出ていくどころか、彼女が目覚めるまで抱きしめていたくて
堪らない。
 濡れた睫毛が胸に痛い。
 こんなにしてしまっては、人質としても足手まといだ。無理に起こして引きずって行く気にもなれない。
 いったい俺は、どうしてしまったんだ。何がしたかったんだ。この女に。
 ここに居れば――この女の側にいたら、いつかは彼女の言うとおり『思い出して』しまうのではないか。
そんなことを考え始めた自分が嫌で、逃げることを企んだのではなかったのか。
 ドアロックは外れている。おそらくドアの外に見張りもいないのだろう――あんなに声をあげさせても
誰も入って来なかった。これだけ条件が揃っていて、何故俺は出て行かない?――出て行けない?

 強化人間の記憶を操る立場にいたネオは、自然と記憶の喪失、隠蔽、改竄についても一通りの
基礎知識を得ていた。
 記憶というのはとても曖昧で頼りないものだ。記憶喪失になった人間が、失われた記憶を取り戻す
とき――。
 記憶を失っていた間の記憶が、代わりに失われることがあるという。
 彼の場合は、この2年間。ファントム・ペインだった期間の記憶が、それに当たる。
 ……スティング、アウル――ステラ。
 彼らと過ごした日々が失われてしまう。その可能性があるから。
 思い出すのが、怖い。
323ネオマリュ12/12 ◆VD8DX/Tl/M :2005/07/22(金) 00:22:53 ID:+LEZ/iJ2
 ムウ・ラ・フラガが戻るとき、ネオ・ロアノークはこの世界から、消える――。
 ネオの存在が消えてしまえば、若い命を散らした3人の強化人間パイロット、彼らの2年間も消える。
この2年の彼らの全てを知る者は、ネオしかいないのだ。データではなく生きた人間として彼らの
存在を留めるものは、他にはない。
 記憶が戻るときが来るならそのときは、彼らを忘れて、ムウ・ラ・フラガとして生きるほかないの
だろうか。
 ――そんなことは許されない。
 この命が続く限り、背負って行かなければならないものが既にあるのだ、ネオ・ロアノークにも。
ネオは生きて、彼らの『存在の死』をできるだけ後に引き延ばさなければならない。死ぬまで背負わ
なければならない――4人分の記憶と、罪を。
 思い出すわけにはいかない。……思い出してはいけない。
 ムウ・ラ・フラガに戻っては、いけない。
 それでもいいではないか。一度は死んだと思ったのなら、これからも死んだと思っていればいい。
……何故それができない? できる筈だ。昨日と同じ今日が、また続くというだけの話だ。
 今日と違う明日など、来ないというだけのことじゃないか。
 無意識のうちにマリューの髪を撫でるネオの手つきは、愛しいものに触れるときのそれに変わって
いる。昔と同じように。
 それでもネオの心は、マリューにとって残酷な結論を覆そうとはしなかった。
 命と引き換えにしてまでこの女を守った――それほどに彼女を愛した男は、此処にはいない。

おしまい

次回もネオマリュの予定。本編次第ですが。では。
324名無しさん@ピンキー:2005/07/22(金) 00:32:35 ID:xCHQQVYB
愛するのと傷つけるのは同義
人は愛するように人を傷つけるってのを昔小説で読んだ

緻密に配されたストーリーにもちゃんとエロを絡ませ
次回作が待ち遠しいほど読者を引き付ける。
まああれです、一言言いたかったんです
「ワクテカ」と
325名無しさん@ピンキー:2005/07/22(金) 00:48:15 ID:vkZnMgY+
とても萌えさせて頂きました。
本編よ、次回も氏がネオマリュを書いて頂けるように
どうか素敵な展開になれ・・・
326名無しさん@ピンキー:2005/07/22(金) 01:02:25 ID:JO9RzuxS
ヽ(゚∀゚)ノ━ヽ( ゚∀)━(ヽ ゚)━(  )━(  )━(゚ ノ )━(∀゚ )ノ━ヽ(゚∀゚)ノ━━!!!!!
全力で萌え。
今までのファントムペイン連作と微妙につながってる感じがまたイイ
次作をワクテカしながら待ってます。全裸で。
327名無しさん@ピンキー:2005/07/22(金) 01:08:40 ID:54A+NyWX
ネオマリュ(*´Д`)ハァハァ
神作品の直後に投下するのをお許しください
ありえないだろうと思いつつカガメイの今後の絡みに期待して書いてしまいました。
カガリ攻めのつもりですがなってるかどうかぼみょうですが
328天使湯にてカガメイ:2005/07/22(金) 01:09:49 ID:54A+NyWX
かぽーん
ここはAA内の天使湯。直接源泉はないが何故か女子たちの間では美肌にいいと有名らしい。
AAについてからずっと高熱で寝込んでいたメイリンだったが、ようやく体を動かせるようになっていた。
ひとまず、熱で汗をかいた体をきれいにしたいと思って浴室まで案内してもらったのだ。
それでカガリに案内されて連れてこられたのが、いまいる天使湯という温泉風味の大浴場といったところだった。
「あのーもしかして代表もいっしょに入るんですか?」
脱衣所で服を脱ごうとしていたメイリンは同じくあたりまえのように服を脱ぎはじめたカガリに、嫌な予感がしつつもおもいきって質問を
ぶつけてみた。
「ああ。熱も下がったとはいえひとりでは心配だからな。」
そう淡々と答えたカガリにメイリンはめまいをおぼえる、嫌な予感がずばり的中してしまったのだ。アスランとのことでただでさえ気まずいというのに、代表という立場にも気をつかわなくてはならない。いったいどうやりすごそう。
そんなことを考えてるあいだにカガリは何の躊躇もなくすいすいと脱いでいく。
メイリンはカガリをミネルバではじめてみたとき男のコだと思った。外見はどうみても中性的なカガリに対してメイリンは自分でもよくわからない複雑な気持ちになった。だんだん自分の服を脱いでいくのが恥ずかしく思えてきたのだ。
「おい、おまえ大丈夫か?まだ体きついか?」
スカートのベルトを掴んだまま、ぼーっと顔が赤い俯いたままのメイリンをカガリが心配そうに顔をのぞきこむ。
「い、いえ、もうだいじょうぶです。」
もう、わたしったら代表は女のこなんだから。ほぼなにもまとってないカガリの体を確かめるようにみて何故かどきどきいっている胸に言い聞かせる。
「そっか、ならいいんだ。
それより、ここのお風呂気持ちいいんだぞー天使湯に入ればすこしは気分もすっきりするさ。」
「おまえもすぐ来いよ。」
そういうと、カガリは脱衣所の扉を開けて天使湯に入っていった。
その言葉にすこし緊張が解けたメイリンは服をすばやく全部脱いであとを追うように天使湯に入った。

329天使湯にてカガメイ:2005/07/22(金) 01:15:30 ID:54A+NyWX
もくもくと湯気が立ち込めるにごり湯の中で、カガリとメイリンはたわいもない話をしながらいつのまにか少しずつ打ち解けていった。
「ほんとにいいですねー気持ちいいー。」
さらさらとするお湯を白い腕にかけながらメイリンは自然の笑顔をカガリにむける。
「だろ?よくはわからないがなんか肌にもいいらしいぞ。」
「ホントだ!つるつるしますよなんか。」
そう言い合い、お互いの肌の感触をたしかめながら笑いあっていた。そうこうやっているうち多少のぼせてしまったメイリンとカガリは体を洗おうと湯船を出た。

メイリンは多少のぼせてだるい体でボディーソープに手をのばすと、横からカガリが来てバスチェアをおいて
「体つらいか?座れ。」
という。病み上がりな自分の体を気づかうカガリにメイリンは感謝しながら素直に座った。すると突然、背中に感じる冷たいふわっとした感触にメイリンは驚く。
「ひゃっ!」
おもわず後ろを振り向くとカガリの手が泡をつけてメイリンの白いつるっとした肌に触れていた。
「代表!?わたしっひとりで洗えますから、だいじょうぶです。」
「いいだろ?私、こういうの夢だったんだ・・・。だからやらせてくれ。」
メイリンの白い背中を傷つけないようにやさしくカガリの手がなぞる。
「ゆ・・め?」
「私さ、一人っ子だったから妹欲しかったんだ。小さいころずっと憧れててさ・・・。で、もし妹ができたらこうして体洗ってあげたりしたいなって。」
「そうだったんですか・・。」
ふとメイリンは複雑な表情になる。『お姉ちゃん、どうしてるかな。心配してるよね・・・。』何もいわず別れたきりの姉の顔を思い出す。
『ごめんね・・心配かけて・・・お姉ちゃん・・。』昔こうして姉と体洗いっこしたような記憶が蘇る。同時に笑い声も。
330天使湯にてカガメイ:2005/07/22(金) 01:16:26 ID:54A+NyWX
「わたしでよければ、いくらでもなります。」
 おまっ、ほんとか?」
メイリンのその言葉にカガリが心底嬉しそうに微笑むと、ふたたびメイリンの白い背中を洗いはじめた。
「ホントですよ代表。」
本当に嬉しそうにはしゃぐカガリを見て微笑みながら言うと
「その代表っていうのはやめてくれよ、カガリでいいよ。」
とふくれっ面気味のカガリが言う。
「でも、いきなり呼び捨ては無理ですよ。カガリさん。」 
「それもそっか。」
そのままメイリンはカガリの心地よい手と泡の感触に洗われるまま身をゆだねた。

「・・きゃっ!」
カガリに身をゆだねたままでいたメイリンは背中を洗っていたカガリの手が、いきなりウエストの脇からすべり込んできてくすぐったさを感じた。と同時に驚いた。
「かっカガリさん!前は自分で洗えますからっ。」
慌てて静止するとカガリに断られてしまう。
「だめだ。まだそんなに体だるそうじゃないか。それじゃ自分で洗うのもつらいだろ。」
メイリンのウエストあたりをなぞいながらいたカガリの手がメイリンの白く透き通るような胸元に触れる。
「やっ・・・。」
カガリの手のひらとボディソープの泡立ったすべるような感触に、胸元をなでるように洗われたメイリンはおもわずびくっと震える。メイリンの顔が赤みをさしていくのを見たカガリはわかってるのかわかってないのか
「ほらっ、まだ体つらいんだろ?おとなしくしとけって。」
と返す。
331天使湯にてカガメイ:2005/07/22(金) 01:17:07 ID:54A+NyWX
両手で同時に両方の胸を洗い出すカガリの手の愛撫によって引き起こされる、桃色の突起に対する刺激に耐え切れず声を漏らす。
「は・・やあっ。」
カガリの指と泡のつるつるすべる摩擦にメイリンの桃色の突起は洗うたびに刺激されてしまう。
「んっ。あぁっ。」
「よし、あとはここだな。」
突起に対する刺激に耐えていたメイリンは、つぎにとるカガリの行動を察し静止させようとするが。体がのぼせ、だるいメイリンの体は、カガリの腕に追いつけない。
「だめ!そこはっ。」
泡にまみれたカガリの手がすべるようにメイリンの下腹部から下り花びらの割れ目をなぞる。
「ああっ。」
やさしくメイリン割れ目の中を上下に行き来するカガリの指先が泡でよりすべる。割れ目の隙間を洗おうとカガリの指がメイリンの割れ目を開くとメイリンの核の部分が露になってしまう。突然核を外気に晒されてメイリンは声を抑えきれない。
「あっ!だめ。カガリさん、これ以上は・・・。」
「大丈夫、ちゃんときれいにしてやるって。」
そう言うとカガリはメイリンの敏感な核を指と泡で丹念に擦りはじめた。
「きゃああ!やっだめぇぇーっ」
カガリの指を一瞬きつく挟むようにしたメイリンの内股がふるふると震えながら引きつると、メイリンの高い嬌声の後一気に脱力した。
軽く上りつめたメイリンの花びらから泡に隠れて愛液が溢れ出していた。
332天使湯にてカガメイ:2005/07/22(金) 01:19:21 ID:54A+NyWX
顔が高潮したままのメイリンをよそにカガリはシャワーの頭をつかむと、適温であるか確かめるように自分の手でシャワーの温度を確認すると、メイリンの高潮してピンク色に染まった体をまとっている泡を、洗い流しはじめた。
「っ!」
適度にぬるい湯を体に浴びたメイリンは背中の泡をやさしく流しているカガリの手に先程のことが思い出されおもわず体を跳ねらせてしまう。
「あのっカガリさんー」
「メイリン、前の泡流すぞ。顔にシャワーのお湯はねるから目つむってろよ?」
今度はそうされなようにと先に言おうとしたメイリンだったがまたしてもカガリに先を越されてしまった。
一度上りつめたメイリンの体はより敏感になっていた。
「ーっはぁ。あっ、んんっ。」
カガリがメイリンの胸元を覆っている泡にシャワーをあてながら、指で泡を剥ぎ取りメイリンの桃色の突起を露にしていく。シャワーの水圧の刺激と、泡を洗い流すように突起を指でなぞるカガリの刺激に、メイリンのより敏感になっていた胸元がびくびくと揺れる。
「メイリン、脚の力ちょっと抜いて。」
顔や体が燃えるように熱くなってるメイリンの体はカガリの言葉に反応し、力を抜いてしまう。
カガリはメイリンの秘所にそっとシャワーをあてながら、水圧がかかりすぎないように指で花びらを覆いながら泡ははがす。
「んっ!」
シャワーの軽い水圧に、いまだ熱をもつメイリンの割れ目の奥は愛液で濡れていた。泡が奥に入らないようにカガリの細い指が割れ目の隙間に這い、愛撫するような動きで洗い流していく。
「はーあぁぁっ。」
一瞬カガリの人差し指がメイリンの奥の入り口に入り込み奥から溢れ出していた愛液を絡め取った形になる。そのままメイリンむきだしのまま核に愛液を擦り付けるようになって、そこからぬちゃぬちゃと粘着質な水音が響きはじめた。一度上りつめたメイリンのそこはさ
らに加わる刺激に当然のごとく耐えられなかった。
「あああっだめ!またーいっー。」
333天使湯にてカガメイ:2005/07/22(金) 01:21:38 ID:54A+NyWX
体中がつり一気に脱力するあの感覚がまたメイリンを襲った。一度目のときよりずっと顔や体が火照る。
顔を真っ赤にしながらきれいな青の色の目を潤ませているメイリン、息も絶え絶えといったようすだった。
メイリンの体をまとっていたすべての泡をきれいに洗い流したカガリは、シャワーの栓をキュッとしめると、息苦しそうなメイリンのようすを心配そうに見守る。
「おい、メイリン!大丈夫かよ!」
「はぁっはぁっ・・カガリさん・・・。」
どうやら自分が何をしたのか自覚のなさそうなカガリ。メイリンはより一層だるくなった体をカガリに預けたまま意識が遠のくのを感じた。
「おい!メイリン!?」
ふらつくメイリンの体を支えながらメイリンの体が熱いと感じたカガリは、急いでメイリンをお姫様だっこして天使湯の脱衣所にある長いすに横たえた。メイリンの体をバスタオルで包むと自分もとっさにバスタオルを体に巻いてまたメイリンを抱きかかえ
「先生ー!!」
とAAの廊下を医務室へと走っていったのだったー。
朦朧と意識の中カガリの腕にもたれ掛かりながらメイリンの心臓は無意識のうちにどきどきと高鳴っていた。

後日談
どうしてかこの一件以来、カガリとメイリンは姉妹のようにはたまた恋人のようにアスランを押しのけるほどの勢いで仲良くなっていったとさめでたしめでたし。
めでたし?でいいのか・・・。この〆

勢いで書いてしまいますた。お目汚しスマソ
334名無しさん@ピンキー:2005/07/22(金) 01:31:03 ID:llI+O+CU
>>333
GJ!!
かわエロくて良かったです。
カガリ天然だなぁw
335名無しさん@ピンキー:2005/07/22(金) 01:39:56 ID:+yRN0Kis
初めて感想のようなものを書き込みます。
とてもよかった。ドキドキしながら最後まで目がはなせませんでした。
336335:2005/07/22(金) 01:42:45 ID:+yRN0Kis
すみません、上記の>335はネオマリュ感想です。

そしてその後のカガメイ、可愛い!仲良しさんになるというのがまた!!
337名無しさん@ピンキー:2005/07/22(金) 02:05:51 ID:GGUf18JW
ネオマリュもカガメイもGJ!!
ネオマリュ、切なかった。続き、ワクテカで待ってます。
カガメイ、エロかわいいよ(*´д`*)仲良くなったのに萌え。
338名無しさん@ピンキー:2005/07/22(金) 03:24:28 ID:GwuZHd0m
◆VD8DX/Tl/M様GJ!!
ネオマリュの切なエロに萌えた〜。
次回作、ワクテカで待っております。
339名無しさん@ピンキー:2005/07/22(金) 06:28:29 ID:rQalD0e+
ネオマリュGJ!!!
めちゃくちゃ切ないっすね…
その後どうなるのかめちゃくちゃ気になる。
そんじゃ漏れ様もワクテカして待ちますか。全裸で。
340名無しさん@ピンキー:2005/07/22(金) 11:38:31 ID:vkZnMgY+
カガメイGJですた!
なんかもう、可愛い・・・w
341シンルナ投下前  ◆nO5nwL9dfo :2005/07/22(金) 16:05:26 ID:jTC40bl+
こんにちは。前回>>124-140からの続きでシンルナを投下させていただきます。

※ちょこっとあげさせてください
342シンルナVol.6 1/19  ◆nO5nwL9dfo :2005/07/22(金) 16:06:22 ID:jTC40bl+
 ローエングリンゲートを突破した後、ディオキアに到着したミネルバは、そこで数日間の休暇をもらった。休暇の初日、シン達パイロットは、ギルバート・デュランダル最高評議会議長の計らいで、ディオキアでは最高クラスのホテルに泊まれることになった。
「〜♪」
 ルナマリアは上機嫌で、ホテルの廊下を歩いていた。シンと夕食でもしようかと思い、彼の部屋に向かう。こんなお洒落なホテルに泊まるのは初めてだ。なんとなくうきうきし気分になり、ついつい足取りも軽くなる。
 ルナマリアがシンの部屋に向かう途中、前から歩いてきた人物と目があった。
「あっ……。」
 ルナマリアは思わず足を止める。やってきたのは、昼間も出会ったピンクの髪を長く伸ばした人物――プラントの歌姫、ラクス・クラインだったのだ。
 向こうもこちらの顔を覚えていたのか、足を止めた。
「こんばんは。ラクス様。」
 ルナマリアはその場で敬礼する。相手はプラント一の歌姫だ。無視するわけにもいかない。ラクスは、ルナマリアににこやかに微笑みかけた。
「あら、こんばんは。たしか、アスランと同じ部隊の方でしたわね?」
「は、はい。」
 なんとなく緊張するルナマリアを、ラクスは頭のてっぺんから爪先まで、まるで品定めするかのように眺めた。
「あ、あの……。」
 おずおずと声をかけるが、ラクスは答えない。ふと、ラクスはルナマリアの胸をじっと見つめ、どことなく得意そうに笑みを浮かべた。ラクスが笑った意味が解らず、ルナマリアは自分の胸に目を落とした。
 巨乳というほどではないが、そこそこある方だと思う。だが、ラクスの胸に目をやったとき、彼女の自信は覆された。思わず、感嘆の溜息を漏らす。
(う、うわ……人間のものとは思えない……。)
 ラクスの胸は、まるでメロンでも入れているかのような大きさだった。
「ふふふ……では、ごきげんよう♪」
 ラクスは、ルナマリアが溜息を漏らすのを見て、満足そうに笑うと、悠然と歩き去って行ってしまった。
(あ、あの女……!)
 ラクスの後姿を見送りながら、ルナマリアは唇を噛み締める。プラントのアンケート調査で、『恋人にしたい有名人』連続一位のラクスが、実は結構性格が悪いということを、彼女はこのとき初めて知った。
343シンルナVol.6 2/19  ◆nO5nwL9dfo :2005/07/22(金) 16:08:33 ID:jTC40bl+
 ホテルのレストランの席に着いてからも、ルナマリアは不機嫌だった。窓の外には綺麗な夜景が広がっているのも関わらず、ろくに見ないで時折溜息を漏らしている。
「……ルナ、どうかした?」
 恐る恐るシンは尋ねる。せっかく女の子が好きそうな『ムードのあるレストラン』なのに、目の前でこう仏頂面されてはムードもへったくれも無い。そう思って、シンは話の取っ掛かりをなんとか見つけようとするのだが、その試みはことごとく失敗していた。
 ふと、ルナマリアが溜息を漏らしながら呟いた。
「はぁ……どうやったらあんなに大きくなるのよぉ……。」
「……は?」
 謎めいたルナマリアの言葉に、シンはポカンとする。何の話だろう?
「人間の大きさじゃないわよね……あれじゃあ、まるで乳牛じゃない……。」
「お〜い……?」
「詰め物でもしてんのかしら……?それともご両親が胸をコーディネート……?」
 ルナマリアは、さっきからシンには理解不能な独り言を、ぶつぶつ言っていた。シンは、ことごとく無視され、さすがに不機嫌になる。せっかくの食事なんだから、もっと楽しく食べたいのに。軽く苛立ち、シンは思わず強い調子で言った。
「おい!」
「きゃっ!?」
 突然シンが声を上げたことに驚き、ルナマリアは悲鳴を上げてすくみ上がった。周りの客が迷惑そうにこちらを見てくる。シンは慌ててそちらに頭を下げて謝ると、声のボリュームを落としてルナマリアに言った。
「なぁ、さっきからどうしたのさ?」
「え、え〜っと……。」
 言おうか言うまいか迷っているときに、ふと、入り口の方から聞き覚えのある声が聞こえ、ルナマリアは固まった。一組のカップルがレストランに入ってくる。――迂闊だった……。アスランとラクスも、このホテルに泊まっていることを忘れていたとは……。
 突如ラクスが入ってきたことに、レストラン内がざわつく。ウェイターが飛んでいって、二人を一番見晴らしがいい席にエスコートした。
 ラクス・クラインは、アスランの腕に自分の腕を絡ませて、ぐいぐい引っ張っていた。
344シンルナVol.6 3/19  ◆nO5nwL9dfo :2005/07/22(金) 16:10:11 ID:jTC40bl+
「見て、アスラン!綺麗な夜景……。」
「あ、ああ……。それはそうと……ちょっと離れてくれないか?」
「えぇ〜っ?なんでぇ?アスランはラクスの婚約者でしょう?」
「それは……その……周りの目が……。」
 アスランは迷惑そうにしているのに、ラクスは全く意に介さないようだった。ルナマリアは、苦々しく思う。
(空気の読めない女……。)
 ふと、シンの方に目をやると、幸いシンはラクスが来ても特に嬉しそうではなかった。ルナマリアは少しホッとする。シンが、ラクスの登場に目を輝かせていたりしたら、殴っていたかもしれないからだ。シンが、アイドルに興味の無いタイプでよかった。
 ウェイターにエスコートされ、二人がやってくる。よりによって、ルナマリアとシンが座っている席のすぐ近くだった。二人は自分達の席の近くに来ると、足を止めた。シンとルナマリアは立ち上がり、敬礼しようとしたが、アスランに制される。
「ここでは敬礼なんてしなくていい。食事を続けてくれ。」
 アスランは微笑みながらそう言うと、自分も席に着こうとする。一方で、ラクスはルナマリアと見合っていた。
「またお会いしましたわね?」
 ラクスはにっこりと微笑む。その余裕の笑みにルナマリアは少々カチンと来たが、ぐっと我慢した。さすがに、プラント一の歌姫を相手に、ぞんざいな態度は取れない。ルナマリアは顔を強張らせながらも、挨拶を返した。
「……はい。」
「あなたもデート中かしら?」
 そう言ってラクスは、今度はシンを見た。シンは思わず緊張して姿勢を正す。ラクスは、先のルナマリアのときと同様、シンを値踏みするように眺めた。そして、やはり勝ち誇ったように微笑む。自分の『婚約者』とシンを比べたのだろうか?
「お二人とも、お似合いですわ。」
 ルナマリアも、これは頭にきた。今のはおそらく、『あなたくらいなら、これくらいの男がお似合いですわ♪』と言う意味だろう。なんで、こんなに絡んでくるのだろうか?この歌姫様は……。
 しかし、そんなラクスの皮肉には気づかず、シンは『お似合い』と言われて、嬉しそうに返事をした。
「ありがとうございます!」
(こ、この男も……!)
 あっさり乗せられる、あまりにも子供っぽい恋人に、ルナマリアはますますイライラを募らせるのだった。
345シンルナVol.6 4/19  ◆nO5nwL9dfo :2005/07/22(金) 16:11:43 ID:jTC40bl+
 シンが部屋で待っていると、最上階の大浴場に行っていたルナマリアがやって来た。風呂で気分転換して来ると言っていた彼女は、なぜかひどく疲れたような顔をしていた。
「はぁ……なんか、精神的に疲れちゃった……。」
 そう言って、ルナマリアはシンのベッドにばったりと倒れこんだ。ルナマリアは枕に頭を埋め、彼女の不審な行動に戸惑っているシンに尋ねる。
「ねぇ、シン。胸が大きい子のほうが好き?」
 出し抜けにそんなことを聞かれ、シンは驚く。
「え?いや、まぁ……そりゃ小さいよりは、ある程度あったほうが……。」
「やっぱりそうなんだ……。」
 シンの答えに、ルナマリアはがっかりしたように溜息を吐いた。シンのセリフに、軽く失望したように。
「……なんで、男って胸が大きな女が好きなのかしら……。そんなに大きな胸がいいんだったら、乳牛でも相手にしてなさい、って言うのよ……まったく……。」
「……風呂でなんかあったの?」
 なんだか、浴場に行ってから更に機嫌が悪くなっているような気がして、シンは尋ねる。ルナマリアは深々と溜息を吐くと、ことの経緯を語り始めた。

「――で、風呂で艦長とラクスの胸を見て、自信を失った――ってこと?」
「そうなのよ……。自信、あったんだけどなぁ……。」
 ルナマリアは、天井を見上げて溜息を吐いた。それにしても――
「……そんなに、艦長もラクスも胸大きかったの?」
 ルナマリアの話が気になり、シンは聞いた。シンの言葉に、ルナマリアは飛び起きると、勢い込んで言う。
「そう!艦長なんて、服の上から見るのと、裸のを見るのじゃ全然違うのよ。ほら、この間ビデオ見たでしょ?あのときに出てきた子も大きかったけど、艦長のはもっと凄いの!まさしく、大人の女って感じだったわ……。」
 ルナマリアは、顔を上気させながら言った。同性のはずなのに、ルナマリアも艦長の“大人の色気”というやつにやられてしまったらしい。
346シンルナVol.6 5/19  ◆nO5nwL9dfo :2005/07/22(金) 16:13:05 ID:jTC40bl+
 ルナマリアの場合、比べる相手がそもそも間違っているわけで、ルナマリア自身は決して胸が小さいわけではないのだが……。
 シンは、改めてルナマリアの体を観察してみた。上から下まで、無遠慮にじろじろと眺め回す。
「ち、ちょっと……なにじろじろ見てるの……?」
 シンの嘗め回すような視線に、ルナマリアは恥ずかしそうにしていた。頬を赤く染めて、もじもじしている。
「う〜ん……そもそもルナの胸は、割と大きいほうだよ?俺は、今くらいのサイズがちょうど好みなんだけど……。」
 シンは、細身の女の子が好みだった。いわゆる、“グラマー”なタイプは苦手なのだ。
 シンの言葉に、ルナマリアは少し嬉しそうな顔をした。さっきまでは沈んだ顔つきだったのに、その顔がぱっと晴れやかになる。
「ホントに!?」
「うん……それにルナは細身のタイプだからさ、あんまり大きいと逆に全体のバランスが悪くなるし……。」
 ルナマリアのスタイルについて批評するシン。ルナマリアはシンの批評を、先ほどまでとは、打って変わって明るい顔で聞いていた。
 一通りルナマリアのスタイルを誉めた後、最後にシンは締めくくった。
「ルナはあれだよ、“均整の取れたプロポーション”ってヤツ?」
「シンっ……!」
 シンの言葉を聞いて、ルナマリアは、いきなり嬉しそうにシンの首っ玉に抱きついてきた。急に抱きつかれ、シンは目を白黒させる。
「うわっ!?お、おい、ちょっと!?」
 ルナマリアは戸惑うシンに構わず、シンを強く抱きしめながら言った。
「シン、ありがと!大好き!」
「……な、なんでいきなり?」
 さっきまで不機嫌だったのに、ルナマリアは急に機嫌を直したようだ。ついでに、いつもは控えめだった愛情表現も、今日は通常の三倍ぐらいになっている。
 ――ちょっとスタイルについて誉めただけなのに。
(『大好き』なんて言われたの、初めてだなぁ……。)
 スタイルの話題一つだけで、こんなに変わるとは――乙女心は難しいと言うのは、本当らしい。
347シンルナVol.6 6/19  ◆nO5nwL9dfo :2005/07/22(金) 16:15:59 ID:jTC40bl+
 シンは、ルナマリアの体をそっとベッドに横たえた。キスを交わしながら、ルナマリアの胸に触れる。
「あっ……はぁっ……。」
 そっと手に力を入れると、ルナマリアが吐息を漏らした。彼女の胸の柔らかい感触を愉しみながら、シンは片手でルナマリアの内股を撫でる。
「ひゃっ!?く、くすぐったいよ……。んっ……あん……。」
 ルナマリアは驚いたように目を見開いたが、特に抵抗するでもなく、シンの手の平の温かさに感じ入っていた。
 シンの手が、ルナマリアのすべすべとした肌の上を何度も往復する。スカートの隙間から垣間見えるルナマリアの太股は、白く滑らかだった。
 シンは、ルナマリアの制服を脱がせようとして、彼女の上着に手をかけた。それを、ルナマリアは手で制する。
「待って……。自分で脱ぐから……。」
 そう言って、ルナマリアは自分で制服の前を開け始めた。やがて、シャツの上からでもそれとはっきり判る、ルナマリアの胸の膨らみが現れた。上着の袖から腕を抜き取り、ルナマリアは恥ずかしそうにシンに尋ねる。
「ど、どうかな……?えっと……胸の大きさ……。」
 そんなに気になるのだろうか?シンにはちょっと理解不能だったが、正直に答える。
「さっきもそう言ったし、この間も言ったじゃん。ルナの胸は、これぐらいの大きさがちょうどいいんだって。」
「そ、そう?」
 シンは頷くと、ルナマリアのシャツを脱がせた。さらに、スカートも脱がせて下着姿にさせる。
 残った下着も脱がせようとすると、ルナマリアが声を上げた。
「シンは脱がないの?」
「え?俺?」
 シンはしばし考え込んだ。いつもは素早く服を戻すために、脱がないことのほうが多い(その割には、ルナマリアを裸にすることは多いのだが)。しかし、今日はしてる最中に誰か来ることもあるまい。そう思い、シンも服を脱ぐことにした。
 シンが、上着とシャツを脱ぎ、意外と引き締まった体を露出させると、ルナマリアは思わず溜息を吐いた。
「わぁ……今まで脱がなかったから分からなかったけど、シンって、意外と引き締まった体してるんだ……。」
「ま、まぁ鍛えてるから……。」
 ルナマリアにじっくり観察され、シンはなんだか居心地が悪くなった。ルナマリアの体を見ているときに、彼女が「見ないで」と恥ずかしそうに言う気持ちが、なんとなく分かった気がした。
348シンルナVol.6 7/19  ◆nO5nwL9dfo :2005/07/22(金) 16:16:47 ID:jTC40bl+
 服を放り投げ、シンはルナマリアに覆いかぶさった。シンが脱いでいる途中、ルナマリアはニーソックスを含め、全て脱いで全裸になっていた。
 シンはルナマリアの胸を両手で包み込んだ。手の平に、彼女の乳首が当たる。こりこりとした感触が面白く、シンは手の平全体を使って、ルナマリアの乳首を転がしてみた。
「あっ、やぁ……!シン、そこ敏感だから……。」
 ルナマリアが声を漏らす。ルナマリアの乳首は、すでにすっかり固くなっていた。
 シンは、彼女の胸をゆっくりと揉み始める。ルナマリアの胸の、柔らかい感触が手に心地よい。愛撫を続けながら、暇な親指を使って、ルナマリアの乳首をつついた。ルナマリアの体は敏感に反応し、小さく跳ね上がる。
「あんっ!やだっ……あっ、ひあっ……。」
 シンはルナマリアの胸に吸い付いた。固くなった乳首を口に含み、口内で転がす。ルナマリアは、堪らず嬌声を上げた。
「んあっ……あっ、ああっ……!」
 ルナマリアが目を固く閉じ、シーツを両手で掴む。やはり、ルナマリアは胸が弱点のようだ。
 シンが少し強く胸を吸うと、ルナマリアは小さな悲鳴を上げた。
「ひゃっ……!あっ、あああっ!」
 思いのほか反応がよかったことに満足し、シンは胸から口を離す。シンの口から開放された彼女の乳首は、唾液で光っていた。
「はぁ……。」
 シンの口から開放され、ルナマリアが溜息を漏らした。だが、安心するのはまだ早い。
 シンは、片手をルナマリアの股間に持っていった。それに気づき、ルナマリアは一瞬足を閉じようとしたが、やがておずおずと足を開いた。
 シンが触れると、ルナマリアの秘処は既にじんわりと濡れていた。
「もう濡れてるんだね……。」
 シンが指摘すると、ルナマリアは潤んだ瞳で、軽くシンを睨みつけた。
「……なんで、いちいち言うのよぉ?もう……。」
 彼女は怒ったようにシンから顔を背けた。彼女の反応が面白く、シンは笑いながらルナマリアの中にそっと指を二本挿入した。
349シンルナVol.6 8/19  ◆nO5nwL9dfo :2005/07/22(金) 16:17:20 ID:jTC40bl+
「あんっ……あ、ああっ……!」
 侵入してきた指の感触に、ルナマリアは堪らず声を上げた。二本の指が、胎内のあちこちを引っ掻くようにして刺激する。
 シンの指が膣壁に当たる度、ルナマリアは声を上げそうになるが、手で口を押さえ、必死に我慢した。
「んんっ……!ううっ……んっ……。」
 ルナマリアがまたしても声を我慢しているのを見て、シンは呆れたように言った。
「まだ、声上げるの恥ずかしいの?」
「うん……。」
 素直に頷くルナマリアに、シンは苦笑した。
 もう何度も肌を重ねて、お互い全てを知っているはずなのに、ルナマリアときたら……。
 あいにくと、シンは天邪鬼だ。ルナマリアが、声を我慢しようと必死になっているのを見ると余計に、恥ずかしがらせてやろうという意地悪な気持ちになる。
 シンは、胎内から指を抜き取ると、ルナマリアの目の前で広げて見せた。ぐっしょりと濡れた指の間で、愛液が細い糸を作っていた。
「ほら、こんなになってる……。」
「いやぁ…見せつけないでよぉ……。」
 真っ赤になって目を逸らすルナマリア。予想通りの反応に、シンは気をよくし、更に意地悪を続けた。
「ルナの中、すっかり濡れてぐしょぐしょになってるよ……。エッチなんだね、ルナは……。」
「い、いや……言わないでぇ……。」
 ルナマリアは瞳を潤ませて、シンに訴えかける。しかし、シンはますます調子に乗り、ルナマリアを苛めることを続けた。
「ほら、胸だってこんなになってるし……。」
 そう言って、シンはルナマリアの乳首を摘んだ。途端に、ルナマリアが悲鳴を上げる。
「ああんっ!やぁんっ!」
 シンの攻めに敏感に反応し、ルナマリアの顔は、完全に上気していた。それと同時に、ルナマリアの肌の方も、うっすらと赤みがさしている。
 さて次は……と思い、ふとルナマリアの顔を見たシンは、ぎょっとして動きを止めた。
350シンルナVol.6 9/19  ◆nO5nwL9dfo :2005/07/22(金) 16:18:00 ID:jTC40bl+
「ううっ……ぐすっ……」
 ルナマリアがしゃくり上げていたのだ。手で目を覆い、嗚咽を漏らしている。
「あ〜っと……ルナ?」
「ひどいよ……シンの意地悪…。」
 ルナマリアは、涙声で弱々しく言った。
 悪戯はしたかったが、さすがに、いくらなんでもルナマリアを泣かせようとまでは思っていなかった。また、普段勝気なルナマリアが、これで泣くなどとは夢にも思わなかった。しかし、どうやらやりすぎたらしい。
「……やめてって言ってるのに……苛めるなんて……ひどい……。」
 あまりにも苛めすぎたため泣き出してしまったルナマリアに、さすがのシンも、何だかとてつもなく悪いことをしたような気分になった。
 バツが悪そうに頭をかき、慌ててルナマリアに言い聞かせる。
「ご、ごめんよ……泣かせようとまでは思ってなかったんだ……。」
「ううっ……ひっく……」
 参った――ルナマリアは泣き出すと止まらないんだった……。
 シンは困り果てる。自分で泣かせてしまったくせに、なんとか彼女に泣き止んで欲しくて、シンはどうしたらいいかあれこれ考えてみた。
 ――特にいい考えは浮かばない。
 嗚咽を漏らすルナマリアの姿に、シンは自分で泣かせたくせになんだか可哀想になってきた。他人に自己中と言われても、これでは言い返せない。
 シンが困りきっていると、ルナマリアがいきなり笑い出した。
「――なんちゃって♪」
「ええっ!?ちょ……嘘泣き!?」
 すっかり騙されたシンは、大口を開けて間抜け面になった。ルナマリアは、シンが見事に引っかかったことに満足し、心底おかしそうに笑う。
「ビックリした?シンが悪戯するから、私もちょっとからかってやろうって思ったんだけど……。」
 そう言って、ルナマリアが悪戯っぽく笑う。シンは、まだショックから立ち直れずにいた。
「いつも、やられっ放しは悔しいからねぇ……たまには反撃しないと……。ねぇ?聞いてる?」
351シンルナVol.6 10/19  ◆nO5nwL9dfo :2005/07/22(金) 16:19:10 ID:jTC40bl+
 シンは、見事に嵌められたことが恥ずかしくなった。それと同時に、なんとも言えないおかしさがこみ上げてくる。
 ――やっぱり、ルナマリアはこうでないと。
 シンは、ルナマリアの足を開かせると、彼女の入り口に肉棒をセットした。
「さっきのお返しをしなきゃな。」
 シンは、一気に腰を押し込み、ルナマリアの中に肉棒を捻り込んだ。
「ちょっ……お返しって……あっ……ああっ……!」
 襞を掻き分けるようにして、シンの肉棒がルナマリアの胎内に侵入していく。やがて、愛液を肉棒全体に絡みつかせながら、シンはルナマリアの中にすっぽりと納まった。
 ルナマリアの中は柔らかく、暖かかった。シンは根元まで押し込んだ後、ルナマリアが落ち着くのを待つ。
「あ……んっ……いいよ……動いて……。」
 ルナマリアが促し、シンはゆっくりと抽送を開始する。
「あっ……!」
 雁の出っ張った部分が膣壁にこすれ、ルナマリアは声を上げた。
 ルナマリアの中から肉棒が引き抜かれ、徐々に姿を現す。愛液にまみれた肉棒は、室内灯に照らされて、黒光りしていた。
 シンは、ルナマリアの顔の横に手を突くと、再び腰に力を入れてルナマリアの中に侵入していった。
「あん……はぁっ……シン……。」
 再び侵入してきた肉棒の熱さに、ルナマリアの口から甘い吐息が漏れる。ルナマリアはシンの背中に手を回し、シンの顔を見上げた。熱を帯びた彼女の視線が、シンの顔を捉える。
 シンは、前かがみになるとルナマリアにキスした。ルナマリアも積極的に求めてくる。唇を重ねたまま腰を強く押し込むと、ルナマリアが呻き声を上げた。
「んむっ!んんっ……!ん〜っ!」
 シンが唇を離すと、ルナマリアは酸素を補給すべく、大きく息を吸っていた。彼女の胸が大きく上下する。シンは、ルナマリアの荒い息が治まってくるのを見計らい、ゆっくりと動き出した。
352シンルナVol.6 11/19  ◆nO5nwL9dfo :2005/07/22(金) 16:19:54 ID:jTC40bl+
 シンがピストン運動を開始すると、ルナマリアはシンの背中に回した手に力を込めた。
「あ、あっ、あんっ、はぁっ……。」
 胎内を掻き回されて喘ぐルナマリアの額には、うっすらと汗が浮かんでいた。もっとも、体が火照っているのはシンも同様で、シンの額からも汗がポタポタと落ち、ルナマリアの臍の辺りに水溜りを作っていた。
 シンが肉棒を往復させるたびに、肉棒が押しやった彼女の愛液が飛び散り、その飛沫がシーツの上に点々と水玉模様を描く。シンは、ルナマリアの腰を掴むと、腰の速度を上げた。
「あんっ、あ、ああっ、やっ……ああん!」
 ゆっくりだったスピードが急に変わり、ルナマリアはシンの背中に回した手を解き、両手でシーツを掴んだ。
 シンは、ただ肉棒を突き入れるだけの単調な攻めではなく、ときおり腰を回転させるようにして、ルナマリアの膣を抉った。
「あっ……!ふあっ……あんっ、や、だっ……う……ああっ……。」
 胎内をシンの肉棒が暴れまわり、ルナマリアは堪らず大きく喘いだ。シンは動きを続けながら、ルナマリアに問いかける。
「気持ちいい?」
「うん……!よすぎて……頭、変になっちゃいそうっ……!」
 ルナマリアは頷き、必死で喉の奥から声を絞り出す。シンの肉棒がルナマリアの膣壁のあちらこちらを突くたび、なんとも言えない快感が下腹部からせり上がってくる。
 ルナマリアの頭の中は、既に靄がかかっている様な感じになっていた。シンが腰を突き入れるたびに、意識が飛んでしまいそうになる。
 シンは、大きく前かがみになると、ルナマリアの体に、自分の体を密着させた。ルナマリアの尖った乳首が、自分の胸に当たる。
 二人とも激しい運動ですっかり汗ばんでいたが、他人とならば不快になるようなあのじわっとした感触も、二人にとっては不思議と不快ではなかった。
 むしろ、体を密着させることで直にお互いの体温を感じることができ、自分の愛しい人がすぐ近くにいることを実感できた。
353シンルナVol.6 12/19  ◆nO5nwL9dfo :2005/07/22(金) 16:20:58 ID:jTC40bl+
「あっ、はあんっ……!」
 シンの体の下で、ルナマリアが喘いでいる。シンは、夢中で体を動かしていた。
「あんっ、あっ、ひゃっ、あん、ああっ!」
 シンが肉棒を動かすたび、ルナマリアがその綺麗な声で鳴く。シーツを掴んでいるルナマリアの手を握ると、ルナマリアの方も、強く握り返してきた。
「ルナっ……!」
 腰のスピードを上げながら、シンは彼女の名前を呼んだ。ルナマリアはシンに激しく貫かれて、息が絶え絶えになりながらも、懸命に答える。
「あんっ、あっ、あんっ、ふあっ、ああっ、シンっ……!」
 ルナマリアが、その綺麗な瞳でシンを見上げる。愛しい人の顔が、すぐそこにあった。
 シンは、彼女への愛しさが一杯になり、ルナマリアに口付ける。すると、ルナマリアも懸命にシンに舌を絡めてきた。
 ルナマリアの中を往復するうち、シンもそろそろ限界に近づいてきた。シンは口を離すと、彼女の膣を攻めることに専念する。
「あ、あんっ、はぁっ、ダメっ……イっちゃう……!」
 ルナマリアの膣壁がきゅっと締まり、シンの肉棒を包み込む。シンは、ルナマリアの手を押さえつけるようにしながら、肉棒を打ち込み続けた。
「あっ、あんっ、やっ……ああっ……私っ……もう……!」
 ルナマリアの声が次第に涙声に変わっていく。シンのほうも、そろそろ限界だった。
「ああっ、あああぁぁぁっ!」
 ルナマリアが大きく背中をのけ反らせ、絶頂に達した。シンは、反射的に胎内から肉棒を引き抜いた。途端に射精が始まり、ルナマリアの胸から臍の辺りにかけて、白濁液がかけられる。
 ルナマリアは荒く呼吸を繰り返していたが、しばらくして、ようやく自分の体にシンの精液がかけられているのに気づいた。
「シン……外に出したの……?」
「まぁね……。」
 ルナマリアは息を整えると、精液がかけられた自分の体を眺めた。白っぽいネバネバした液体が、ルナマリアの臍の辺りで小さな水溜りを作っていた。
354シンルナVol.6 13/19  ◆nO5nwL9dfo :2005/07/22(金) 16:21:38 ID:jTC40bl+
「……なんか、これイヤかも……。」
 そう言って、ルナマリアは眉をひそめた。彼女の思いがけない反応に、シンは怪訝な顔つきになる。
「え?膣内の方がよかった?」
「ち、違うわよ!その……なんか、体が汚れた気がして……。」
 シンの言葉を真っ赤になって否定して、ルナマリアは言った。指でそっと体に付着している精液を掬い取る。
「うわ……ネバネバしてる……。」
 そう言って、彼女は物珍しそうに精液を観察した。
「うう……なんかこれ、イヤ……。ねぇ、裸のときはともかく、制服着てるときはやめてね?」
 そう言って、ルナマリアはティッシュで体を拭き始めた。精液で汚れたその姿が、なんとなく淫靡なものに思えて、シンは思わずごくりと唾を呑み込む。
 ルナマリアは、そんなシンの様子に気づかずに、疑問に思った事を聞いた。
「……そういえば、なんで外に出したの?」
「いや、今更だけど、妊娠させちゃったらまずいかな〜?……と……。」
 シンの答えに、ルナマリアは思わずクスリと笑った。
「ふふっ……たしかに今更ね……。」
 なんと言っても、いままで散々ルナマリアの中に子種を注ぎ込んできたのだ。今頃になってから妊娠の心配をするのは遅すぎる。
「安心して?コーディネーター同士の妊娠率って、かなり低いらしいから……。」
 そう言って、ルナマリアは恥ずかしそうに微笑んだ。
 シンは彼女の言葉の意味を考える。今のはつまり、『これからも中に出していい』ということだろうか?そういえば、中で出すのが癖になってしまったらしいし……。 
 シンの思いをよそに、ルナマリアはベッドを降りて、シンに言った。
「さてと……ちょっとシャワー借りるわね?体、完全に綺麗にならないし……。」
「あ、ああ……。」
 精液を拭き取り終わり、ルナマリアはバスルームに向かった。綺麗好きな彼女は、まだ体が汚れている気がするらしい。
 彼女の姿がバスルームに消え、一人残されて退屈していたシンは、ふと悪戯を思いついたような顔つきになり、ルナマリアの入っているバスルームにそっと歩み寄って行った。
355シンルナVol.6 14/19  ◆nO5nwL9dfo :2005/07/22(金) 16:22:13 ID:jTC40bl+
 ルナマリアは、シャワーで念入りに体を洗っていた。精液がしぶとく体にへばりついている。なかなか綺麗にならないのだ。
 ルナマリアが悪戦苦闘していると、突然バスルームのドアが開き、シンが入ってきた。驚きで、ルナマリアは声を上げる。
「きゃっ!?ち、ちょっと!?」
 ルナマリアの悲鳴に、シンは悪びれた様子もなく言った。
「俺も体洗おうと思ってさ。邪魔するよ。」
「なっ!?何考えてるのよ!?人が入ってる時に!」
 声を上げるルナマリアを無視し、シンは構わずルナマリアの隣に立って、一緒にシャワーを浴び始めた。
「もう……シンったら……。」
 ブツブツ文句を言いながら、ルナマリアはシャワー室を出ようとした。もう十分に体を洗ったからだ。しかし、シンに腕を掴まれ、身動きが取れなくなる。
「おいおい、そんなすぐに出て行かなくてもいいだろ?」
 悪戯っぽく笑っているシンに、ルナマリアは赤くなりながら答えた。
「だ、だって……シンって、こういうとき、変な事しそうなんだもん……。」
「変な事って、こういう事とか?」
 そう言って、シンはルナマリアの胸を後ろから鷲掴みにした。ルナマリアはその手を振り解こうとしたが、コーディネーターと言えど、やはり男と女では力の差があり、シンの手から逃れることはできなかった。ルナマリアは、シンの腕の中でもがく。
「あんっ!もう!さっきしたばっかりでしょ!?」
「う〜ん……そうなんだけど、裸のルナを見てたら急に……。」
「ま、またしたくなったの!?」
「うん♪」
「『うん♪』じゃないわよ、もう!あっ……!?ちょっ……ダメぇ!」
 抵抗するルナマリアに構わず、シンは彼女の体をバスルームの壁に押し付けた。
「ル〜ナ♪」
「ああん!シンのケダモノぉ!」
 ――なんか前にもこういうことなかったっけ……。再び侵入してきたシンの肉棒の感触に、ルナマリアはふとそんなことを考えた。
356シンルナVol.6 15/19  ◆nO5nwL9dfo :2005/07/22(金) 16:22:56 ID:jTC40bl+
「んうっ……あん、あっ、ああっ……!」
 ルナマリアは、片足を抱え上げられ、立ったまま挿入されていた。シンが強く体を押さえつけているので、逃れることが出来ない。もっとも、ルナマリアは既に逃げる気など無かった。
「ふあっ……あっ、ひあっ……!あん、あ、ああっ……!いいっ……!」
 最初は抵抗していたルナマリアだったが、シンに挿入されるとすぐに夢中になってしまっていた。
 一度達した後の体は、まだ絶頂の余熱が残っており、刺激に対して敏感だった。準備もほとんど要らなかった。ちょっと肉芽を弄ってやるだけで、すぐにじんわりと濡れてきた。
 すっかり興奮したルナマリアの体は、ちょっとシンが肉棒を動かしただけで、ビクッと跳ね上がる。
「あっ……!ああん、あっ、ああっ!」
 ルナマリアの喘ぐ声が、狭いバスルームに響き渡る。いつもだったらそれを恥ずかしがるルナマリアだが、今はそんな余裕はないらしい。顔を真っ赤にしながらも、すっかりシンの攻めの虜になってしまったようだった。
「あんっ、あん、ああっ……はんっ、ああんっ……!」
 シンが肉棒を突き入れるたびに、ルナマリアの体が揺れる。結合部からは、シャワーから流れる水とは明らかに異なる粘り気のある液体が、ポタポタとこぼれていた。
 シンは、空いている手でルナマリアの胸を掴むと、腰の速度を速めた。ルナマリアの膣がきゅっと締まり、シンの快感が増す。
「はぁっ……あふ……あっ……ダメ……イっちゃう……んんっ……ああっ……!」
 ルナマリアの息が上がってきた。そろそろ限界のようだったが、それはシンも同じだ。やがて我慢できなくなり、シンはルナマリアの中で大量の精液を吐き出した。シンが射精すると共に、ルナマリアも絶頂に達する。
「ああっ!あああぁぁぁっ……!」
 本日二回目の射精で、ルナマリアの膣が大量の精液で満たされていく。最後の一滴まで注ぎ込むと、シンは肉棒を彼女の中から引き抜いた。
「はぁっ……はぁっ……ふぅ……。」
 肉棒が引き抜かれると、支えを失ったルナマリアは息を荒げながら、へなへなと床に座り込んだ。彼女の股間からは精液があふれ出し、タイルの上に水溜りを作っていた。
357シンルナVol.6 16/19  ◆nO5nwL9dfo :2005/07/22(金) 16:23:34 ID:jTC40bl+
「まったく……本当にシンってばケダモノなんだから……。」
 ホテル備え置きのパジャマを着ながら、ルナマリアは文句を言った。シンは面倒くさいのでパジャマは着ないで、シャツとパンツだけである。
「一度した後に、また襲うなんて……。」
「襲うなんて人聞きが悪いなぁ……。別にレイプしたわけじゃないだろ?」
 ルナマリアの言葉に、シンは口を尖らせる。まぁ、強引だったのは認めるが、自分ではちゃんとルナマリアを愛したつもりなのに。しかし、ルナマリアはまったく反省していないシンの言葉に、呆れたように言った。
「なにが『別にレイプしたわけじゃない』よ?こういうのを東洋の諺で、『盗人猛々しい』って言うのよね……。」
「へ〜い……ごめんなさ〜い。」
「もうっ……!」
 シンのいい加減な謝罪が癪に障ったのか、ルナマリアはそれ以上何も言わず、さっさとベッドに入る――シンのベッドに。どうやら彼女は、部屋に戻る気が無いらしい。着替えや洗面用具などもシンの部屋に持ってきていた。
 ルナマリアと同じベッドで寝るなんて、初めてだ。既に彼女とは同じベッドで寝る以上のことをしている関係であるにもかかわらず、なんだかシンは緊張した。シンがなかなかベッドに入らないのを、ルナマリアは不思議そうに声をかける。
「寝ないの?」
「いやっ……!寝るよ?」
「なら、早くベッドに入れば?私、なんだか眠くなっちゃった……。」
 あくびを一つし、ルナマリアはシーツにもぐりこんだ。シンもそっと彼女の横に身を横たえる。
 いつもは一人で寝ているのに、今日はすぐ近くにルナマリアの体がある。なんだか胸がドキドキした。誰かと一緒に寝るのは、小さい頃にマユと一緒に昼寝したとき以来だ。
 シンは、ちらりと隣で寝ているルナマリアの顔を見た。ルナマリアは目を閉じ、静かに息をしている。彼女の胸は小さく上下していた。
(寝ちゃったのかな……?)
 そう思い、シンはなんとなく彼女の顔に見惚れた。と、突然ルナマリアが目を開けたので、シンは慌てて彼女の顔から目を逸らした。ルナマリアが不思議そうに尋ねる。
「……?まだ寝ないの?」
「いやっ……!寝るって!お休み!」
 彼女の顔に見惚れていたことが、なんとなく照れくさくなって、シンは誤魔化すようにシーツを頭から被った。
358シンルナVol.6 17/19  ◆nO5nwL9dfo :2005/07/22(金) 16:24:07 ID:jTC40bl+
 二回のセックスでよほど疲れたのか、ルナマリアはすぐに静かな寝息を立て始めた。
 シンは、再び目を開けて、隣に寝ているルナマリアの顔を見た。彼女の愛らしい寝顔がすぐ近くにある。なんとなくキスしたくなったが、またケダモノ扱いされそうなので、止めておいた。
「シン……。」
 ふと、ルナマリアが小さな声でシンの名前を呟いた。彼女がまだ起きているのかと思い、シンは驚いたが、どうやら寝言だったようだ。
 シンは思わず笑みを浮かべた。ルナマリアに対する愛しさがこみ上げてくる。
 シーツの上に置かれているルナマリアの手をそっと握った。
「ルナ……お休み……。」
 頬にキスするだけならいいかと思い、シンは彼女のすべすべした頬にそっとキスする。
 ルナマリアは少し体を動かしたが、起きることも無く、そのまま眠り続けていた。
 愛する人の体温を感じながら、シンは目を閉じる。不思議と安らいだ気分になり、シンもいつの間にか心地よい眠りへと落ちて行った。

 深夜――……
 悪夢にうなされていたシンは、目を覚ました。
 上半身を起こし、荒く呼吸を繰り返す。呼吸を整え、ようやく落ち着くまで、ここがディオキアのホテルだということも忘れていた。窓の外へ視線をやると、あたりはまだ暗いのがわかった。
「夢か……。」
 大量の寝汗をかき、シャツの背中にはうっすらと汗染みができている。嫌な夢だった。忘れようと努力しているのに、時々あの忌まわしい日の光景が目の前に蘇る。
 なんとなく落ち着かない気持ちになったシンは、寝る前と変わらず、隣にルナマリアの体があることにホッとした。
「……ん……どうしたの……?」
 ふと、ルナマリアが寝ぼけ眼でシンを見上げた。どうやら、起こしてしまったらしい。
 シンは、彼女を起こしてしまったことを詫びた。
「あ、ごめん……起こしちゃった?」
 ルナマリアは目を擦りながら半身を起こした。ふと、シンが寝汗を大量に掻いているのを見ると、心配そうな表情になった。
359シンルナVol.6 18/19  ◆nO5nwL9dfo :2005/07/22(金) 16:24:52 ID:jTC40bl+
「……どうしたの?随分汗掻いてるけど……。」
「な、なんでもないよ…。」
 そう言って、シンは再び寝ようとした。シンの顔を見て、ルナマリアがハッとした顔つきになる。
「シン……もしかして……泣いてた……?」
「えっ?」
 慌てて目を擦ると、暖かいものが触れた。どうやら、自分は寝ながら泣いていたらしい。
 なんだか恥ずかしくなった。ルナマリアに自分の涙を見られたことが。
「なんでもないって。目にゴミが入ったんだよ。」
 そう言って誤魔化し笑いをしながら、シンは目をゴシゴシと擦った。しかし、シンの言葉に納得せず、ルナマリアは心配そうにシンの名を呟いた。
「シン……。」
 ルナマリアが、心配そうにシンを見つめている。
 ルナマリアの気遣わしげな視線にぶつかり、シンは涙を堪えられなくなった。
 心に、ぽっかりと黒い穴が空いている気がする。ルナマリアのおかげで、最近はだいぶ慰められていたのに。
 急に彼女の温もりを感じたくなって、シンは彼女の体を抱き締めた。
「シ、シン……?」
 急に抱きしめられ、ルナマリアが戸惑ったような声を上げる。
「ごめん……ルナ……。」
「……なに?急にどうしたの?」
「だから、ごめんって……。」
 シンは、それ以上何も言わず、ルナマリアの体を抱きしめる。
 誰かに傍に居て貰わなくては、この寂しさに耐え切れそうに無かった。
 ルナマリアは、いつもと違うシンの様子に戸惑っていたが、やがて何かを感じ取ったのか、ふっと優しい表情になり、自分もシンの背中に腕を回し、彼を優しく抱きしめた。
360シンルナVol.6 19/19  ◆nO5nwL9dfo :2005/07/22(金) 16:25:49 ID:jTC40bl+
 朝――ミーア・キャンベルは、ディオキアのホテルの廊下を歩いていた。ふと、昨日会った赤服の少女と少年に出会う。
「あら、おはようございます。」
 ミーアは、にこやかに挨拶した。――特に赤服の少女に向かって。
 同じ部隊でいつもアスランと一緒にいるこの少女に、彼に近づいたりしないよう、身の程を教えてやろうというつもりだった。ミーアは今回も挑むように言う。
「今日も仲がよろしいんですのね。うらやましいですわ。」
 ――あんたには、それくらいのお子様がお似合いよ――ミーアとしては、それ位の気持ちを込めたつもりだったが、相手の少女は澄ました顔でさらりと言い返した。
「ええ。愛し合ってますから。」
 衝撃的な少女の言葉に、少女の相方の少年もひどく驚いたような表情になった。
「お、おい!?ルナ!?」
 相方の少年が、あたふたと赤服の少女を見る。
 しかし、ミーアは彼女の思いがけない返事に、少年以上に驚いていた。驚愕で目を丸くし、それ以上のかける言葉を失う。
「では、失礼します。」
 そう言って、赤服の少女は呆気に取られるミーアの横を通り過ぎた。少年も、慌てたように彼女の後を追う。
 ミーアは、思わず振り返って二人の後姿を見送った。二人はそれきり振り返らず、廊下の角に消えていく。
 本当に心の底から愛し合っているような二人が、ミーアには、なぜだか羨ましく思えた。
『ラクス・クライン』として、偽りの姿を演じている彼女には――。

 続く
361名無しさん@ピンキー:2005/07/22(金) 16:31:02 ID:DobmEgvN
GJ!!
リアル投下時に読めて嬉しいです。
ストーリーが深くなってきていて楽しみですね(・∀・)
362名無しさん@ピンキー:2005/07/22(金) 16:40:08 ID:trmKOWtR
◆nO5nwL9dfo神様、GJです!!
初めてリアル投下でみれた(ノД`)
シンルナ以外も是非書いてみてください!
363名無しさん@ピンキー:2005/07/22(金) 16:52:02 ID:lENVebx+
>>342-360
ぬふぅ やはり貴方はイカしてますね。
ただアニメ版のストーリーを考えると、どうも不安に。
ステラ確保→死亡とかフリーダム撃墜とかアスラン&メイリン脱走とか。
更にはキラ&アスラン&AA主役で終わるんだろうから……この先大丈夫かな?
それもこれも(以下スレッド違いにつき省略します)。
364名無しさん@ピンキー:2005/07/22(金) 20:05:06 ID:Vfkzq6vo
アスカガ最近少ない…・゚・(´Д⊂ヽ・゚・
365名無しさん@ピンキー:2005/07/22(金) 20:15:19 ID:OvzsA00y
シンルナ神GJ
マジで萌え氏にしそう

続きが何時も待ち遠しいです。
366名無しさん@ピンキー:2005/07/22(金) 20:22:23 ID:hj/k5A03
乙!
シンルナいいですね〜
367名無しさん@ピンキー:2005/07/22(金) 22:01:41 ID:/APTkNS3
シンルナ神がますます神がかってきている気がする…
まぁこの際本編はある程度改編しちゃって下さいw
368名無しさん@ピンキー:2005/07/22(金) 23:21:14 ID:3eXgZv94
シンルナSS最高です
シンルナ神様ありがd
369名無しさん@ピンキー:2005/07/23(土) 01:00:03 ID:9F2UgGGq
シンルナ神GJです!
氏のアスミア設定はヤッてる関係ですか? 
370名無しさん@ピンキー:2005/07/23(土) 02:47:16 ID:5Shb0kMN
>364
今アスカガ投下すると叩かれそうで嫌だ
このスレ、特定のカプか作家さん以外はスルーされがちだし
371名無しさん@ピンキー:2005/07/23(土) 04:00:38 ID:rv60pehj
そろそろアスミアを
372名無しさん@ピンキー:2005/07/23(土) 05:49:15 ID:iFGRAMb5
まぁ旧カプよりも新カプの方が…ってのはあるよね
本編がアレ過ぎるのが一番の問題なんだが。
373名無しさん@ピンキー:2005/07/23(土) 08:01:32 ID:TJvMoh6w
投下してくれるんならCPは問わないんじゃねの?
そういう自分はアスカガ読みたいだけですが
374名無しさん@ピンキー:2005/07/23(土) 08:32:02 ID:v5ItdkrQ
まあその内読みたくなるだろ。本編も進むし。
現存カプってどのくらい有るのだろうか・・・・
375名無しさん@ピンキー:2005/07/23(土) 08:40:23 ID:emhHRiYV
ここのシンルナSSを読んでいると自分がシンを大嫌いなことを
忘れてしまう。
376名無しさん@ピンキー:2005/07/23(土) 09:22:29 ID:7TlH06t7
>>367
>>372
もうそういう事は言わないで下さい。我々受け手側にはどうにも出来ないんですから。
(意見には同意しますけど)
こうなりゃ我々も作り手or売り手側になるしか……やっぱし駄目か。

>>375
その原因はもちろん(以下スレッド違いの為省略します)
377名無しさん@ピンキー:2005/07/23(土) 12:02:09 ID:p02xUdai
>>370
叩く香具師はバカだが、スルーはROMに唯一与えられた拒否権だぞ。
378名無しさん@ピンキー:2005/07/23(土) 13:54:01 ID:U2sbtnB3
シンルナ神の2人は「愛し合ってる」仲なんだから、ステラ確保イベントも普通に
2人で乗り切っちゃえそうだ。何故かステラにマユを重ねてしまうシンに嫉妬しつつも
ついつい協力しちゃうルナマリア見てみたいー
379名無しさん@ピンキー:2005/07/23(土) 14:09:54 ID:GAbqkTnJ
シンルナGJ!!
むふー やっぱり合意はいいよね
380名無しさん@ピンキー:2005/07/23(土) 14:39:51 ID:EMT739h/
本編追いは(自分で書くと)オフィシャルとの兼ね合いに頭抱えるが、
読ませてもらうと確実に燃えるな。パロの醍醐味。
鉄が熱いうちに打たれてる感じがたまりません。
ネオマリュ楽しみにしてます。
381カガアス(アスカガ)投下前:2005/07/23(土) 14:46:21 ID:mYj4SCxH
初めて投下します。
39話「天空のキラ」後のアスランとカガリの話です。
39話見てない方にはネタバレの部分もあるかもしれないのでご用心ください。
382カガアス(アスカガ)1:2005/07/23(土) 14:49:05 ID:mYj4SCxH
「・・・ガ・・・、カ・・・ガ・・・・・・リ、カガリッ!」


真夜中に部屋にこだまする悲鳴に近い声。
アスランはうなされていた。




―――私のこと、許してくれるか?

(そう言いに俺のところに 来たはずなのに・・・、
なぜ・・・、また違う男と一緒にいる!?)

カガリはこちらに振り向きもせずに知らない男と腕を組んで自分から去っていく・・
・。

「アスラン、・・・・・・ごめん」
そう残しながら。

「なんでだ、カガリーーーッッ!!!」




ガバッ。

「・・・・・・っ」

あまりにショックな出来事と自分の叫び声にアスランは跳ね起きる。
上半身を勢い良く起こしてしまったため、骨が軋むような痛みにさらされるが、こち
らが現実と示されたようで安堵のため息がでた。

それでも、今見た夢が本当になってしまう日がくるのではないかと一度感じた不安は
消せそうになかった。
無性にカガリに会いたくなってしまった。

(カガリ・・・)

383カガアス(アスカガ):2005/07/23(土) 14:53:11 ID:mYj4SCxH
「・・・・・・ぐっぅ・・・ふっうっ」

隣で寝ているムウ―――ネオを起こさぬよう、洩らす音は最小限に壁に寄り掛かるよ
うにして外に出た。
もっともネオはアスランの叫び声でとっくに目が覚めていたので気が付くも気が付か
ないもなかったのだが、今のアスランにそこまでの思考能力はないに等しかった。

部屋の外に出ると、アスランは迷うことなく通路を左手に進み、隣の部屋のドアの前
に立った。

―――昼間にカガリが言っていたのだ・・・、『夜何かあったらすぐに呼べ、隣の部
屋だからすぐに来れる』、と自分の部屋のある方を指差して笑っていた。

「カガリ・・・」
インターホン越しに愛しそうに名前を呼ぶと、カガリは返事も返さずに慌てたように
飛び出てきた。

384カガアス(アスカガ):2005/07/23(土) 14:54:57 ID:mYj4SCxH
「おまっ・・・おまえ、何やってんだよっ!

呼んでくれたら、部屋に行くって言っただろ?」

夜が更けているので、周りに気を使って声は小さめながらも、カガリの眉間にはしっ
かり皺が寄っている。
そんなカガリをアスランは切なげに見つめ、
「・・・嫌な夢を見たんだ・・・・・・、そうしたらカガリに会いたく、なって・・
・」

「・・・なっ!?・・・ま、まぁ中に入れよ。」
カガリは恥ずかしさ半分・嬉しさ半分といった感じで頬を赤く染め、アスランを突き
返さず部屋に招き入れた。
(こっちの方が誰にも聞かれずに話もできるし・・・)
カガリはそう考えていた。


カガリに手を引かれて部屋に入ったアスランはすぐにベッドの縁に座らされた。
カガリもそのすぐ隣に座る。
「怪我人なんだから、座ってろよ。寝てもいいぞ。・・・で、嫌な夢ってどんなだっ
たんだ?」

カガリが促すとアスランはたくさんは覚えていないんだけど、と話し始めた。
「君がセイラン家とは別の男の元へ行ってしまう夢だった・・・。君は振り向きもせ
ずに俺に『・・・ごめん』と言って行ってしまったんだっ・・・・・・」

アスランは堪え切れずに目を潤ませ、涙を一雫落とした。
カガリはその涙にびっくりし、その夢の内容に複雑な表情になったがすぐに何かを決
心したようで、アスランの背中に両手を回し、ぽんぽんとあやすようにたたいた。
アスランは暖かいぬくもりに安心したようにその肩に顔をうずめた。

385カガアス(アスカガ):2005/07/23(土) 14:57:10 ID:mYj4SCxH
「・・・大丈夫だ、アスラン。・・・ただ。」
「ただ?何だ?」
カガリが言い淀むとアスランは顔を上げその先を促した。

「何もかも終わった時に、その夢が現実にならないために、私が頑張れるように支
え、いや――繋がりが欲しいな」

「・・・それはどういう、うぁっぅん・・・」
カガリの唇がアスランの唇にそっと重ねられた。
アスランは狼狽し、目を見開いている。

(繋がりってこのことだったのか・・・?不意打ちすぎる・・・)

それは嬉しい不意打ちだったが、キスする時の息の仕方も忘れてしまったようで、カ
ガリの唇が離れた時に大きく息を吐いた。
それが、反動で肋骨がみしりと傷んだ。
「あっぐぅ・・・」
アスランの苦しそうな声にカガリが大丈夫かと聞こうとして、触れた場所がもっと傷
む場所だったらしく、思わずアスランはベッドに仰向けに倒れてしまう。
「アスラン!」
カガリもとっさにアスランを支えようとして結局、アスランの重みに耐えきれずにア
スランの上にうつ伏せでに倒れる形となった。


しかも最悪なことに、カガリの局部とアスランの局部が合わさるようにカガリはアス
ランの両足を跨いでいた。
386カガアス(アスカガ):2005/07/23(土) 14:58:57 ID:mYj4SCxH
アスランの体は痛みを訴えていたが、その状況に気が付くとただ全身を固まらせた。




「あいたたた・・・すまない、アスラン、大丈夫か?」
見事にアスランの下敷きになった手と思い切りその胸にぶつけてしまって赤くなった
鼻を労りながら、上半身を起こすカガリ。
まだ、寝間着越しにではあるが局部同士がより密着していることにカガリは気付いて
なかった。

返事がないので余程痛かったのかと思ったカガリだったが、アスランをよく見てみる
とその顔が真っ赤に染まっていることに気が付いた。

「どうした、アスラン?」
するとアスランは小声でどもりながら、
「カ、カカカ・・・カガリ、どいてくれないか」

「あ?ああ、ごめん、重たかったよな。今、どくよ。」

カガリが退こうと体をちょっと動かした瞬間、とうとうアスランの分身が刺激に耐え
られずに立ち上がってしまった。

「ん?」
ようやくカガリも異変に気が付く。
(お尻にあたるこの固いものは・・・)
カガリがはっと気付き、顔を赤く染めていくのを見て、アスランは終わった・・・と
思っていた。
387カガアス(アスカガ):2005/07/23(土) 15:00:29 ID:mYj4SCxH
(俺は軽蔑されて、部屋を追い出されるんだろうな・・・)
そうして制裁を加えられるのを目を閉じて待つ。

体は相変わらず傷みを訴えていたが、精神的なダメージの方が大きかった。

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・?」




ところが、何分か経っても制裁は加えられなかった。
その代わりに重みが掛かる場所が移動し、加えて自分の下半身の方でごそごそという
音がした。



(例えるなら、そう寝間着を脱がされるような…。)

次に、その下も脱がされかけている感覚をアスランは味わった。
冷や汗が出てくる中、とうとうアスランは堪えきれなくなって、目を開け、下の方を
見やった。

・・・ちょうど自分の分身が勢い良く飛び出してくるのが見えた。



ぴきっ。
一瞬、アスランの時が止まったが、カガリがためらいながら分身に触れてきたので大
きく体が震え、それで時が戻った。



「き・・・君は、ななな、なにをしているんだ・・・?」
アスランのその言葉に分身から手を離したカガリはアスランと目を合わせずに、
「その・・・さっき言ったろ。『支えが欲しい、繋がりが欲しい』って。
・・・で、その後倒れた時にアスランの・・・それ、が大きくなっていたものだか
ら、

アスランは最初からそのつもりで来たのかと思って・・・。こんな時間だし・・
・。」
388カガアス(アスカガ):2005/07/23(土) 15:02:47 ID:mYj4SCxH
アスランは焦った・・・、自分はそんなつもりで来たわけではないし、カガリと初め
てを迎える時は自分から押し倒すものだとばかり考えていたからだ。

(不本意だ、不本意すぎる・・・)

「カガリ、それは誤解だ。俺はこんな怪我をしている時にそんなことをする趣味はな
い。
・・・どいてくれないか。」

「アスラン、説得力ないぞ。ここはこんなに大きくなっているのに。」
カガリは半眼になり、赤くなりながらも肉棒を指差しながら突っ込んだ。
アスランはうっと押されながらも、
「そ、それは生理現象だ。頼むから、どいてくれ」
とだけ言った。

「私が上半身を押さえていると痛くて動けないくせに、まだそんなこと言ってるのか


往生際が悪すぎだ。」
女の方が覚悟を決めているというのに、と散々アスランをなじった後に突然暗い顔に
なるカガリ。

「・・・分かった。アスランは私とこういうことはしたくないんだな。」
そうぽつりと呟くと目を潤ませ始めた。


アスランはカガリの涙に弱い。
彼女は泣き虫だが、いつも本気の涙だからだ。

今回も、そこには打算的なものは見えなかった。

アスランはようやく腹を決めた。

「カガリ、カガリ。ごめん。俺が悪かった。」
「今更、何だよ……?」
目に涙を溜め、問う。
今度は、アスランが目をカガリから離しながら言った。
「本当は、ずっと前から君を抱きたい、と思っていた。
確かに、今日はそのつもりではなかったけれども、俺はやっぱり君が好きだから体が
勝手に反応してしまった。
つまり、正直に言うと俺は今すごく君のことを抱きたい、と思っている。
でも、体は思うように動かないから、君を思うままに抱けない。
それでぐるぐる頭の中が回ってるんだ…。」

その告白を聞いても、カガリは瞳を潤ませたままだったが、恥ずかしそうに微笑ん
で、
「おまえはやっぱりハツカネズミだな。」
と言った。
389カガアス(アスカガ):2005/07/23(土) 15:04:57 ID:mYj4SCxH
そこでカガリは何かを考えるように天井を見上げた。
「アスラン、今のおまえの話を聞いてると一方的に私が抱かれるみたいに聞こえるけ
ど、こういうことって共同作業だろう?」

『共同作業』という言葉の色気のなさにアスランは思わず吹いた。

「なんだよ、人がせっかく真面目に語っているのに、笑うなよなー?」

そういうカガリも笑っていた。
瞳ももう潤んでいない。





その和やかな雰囲気のまま―――、

「おいで、カガリ。」

アスランがそう痛くない腕をカガリに向けて伸ばすと、カガリはアスランの上半身に
体重を掛けないよう気を付けて跨ぎ、アスランの顔の横に手を付いた。
アスランは手をカガリの顔に伸ばし、そっと引き寄せ、唇を重ねた。

だんだんと深くなるキスにカガリは苦しそうに喘いだ。
「っん・・・ふっ・・・んんっ・・・・・・」
アスランの舌がカガリの口内に侵入すると、重力の関係かカガリの唾液がとろとろと
舌を伝っていった。
アスランの舌が歯の裏をなぞるとそのくすぐったさに力が抜けかけるカガリ。
やっと唇が離れると、名残惜しげに二人の間を透明の糸が繋いだ。
390カガアス(アスカガ):2005/07/23(土) 15:06:39 ID:mYj4SCxH
はぁ、とカガリが息を吐いているとアスランはカガリの左胸に手を伸ばした。
そっと触れるとピクンッと反応した。
今度は右胸も一緒に両手で揉み込んだ。

「やっはぁっっ、ふあぁっ」
アスランに必要以上の負担を掛けぬよう、アスランの顔の横で腕を突っ張って耐える
カガリ。
声にも表情にも気を配る余裕がないらしかった。
そのおかげで、アスランはカガリの普段は見れない色気のある顔をたっぷりと堪能す
ることができた。

(これで直に触れたらどうなるんだろうな)

カガリに上の寝間着を脱いでくれ、と頼むと始めは電気が明るいから嫌だと抵抗され
たが『共同作業』という言葉を出すと渋々ながらも上を脱いだ。
すると、ぷるぷるとした形の良い胸が現われる。
綺麗だと眺めているとカガリにじろりと睨まれた。

「ア〜ス〜ラ〜ン〜っ、あ、やあっ、ひぅっん」
何かを言われる前にアスランはカガリの腕をひっぱり、近づいた左胸にむしゃぶりつ
いた。
右胸は手で弄んだ。
感じて尖った乳首をキュッと摘むと、高く鳴きながら体を小さく反り返らせる。
両胸を十分に弄んで満足した時に、アスランは再び自分の分身が痛いくらいに立ち上
がっているのを感じた。

391カガアス(アスカガ):2005/07/23(土) 15:09:14 ID:mYj4SCxH
(もう、我慢できない―――)

「ア・・・スラン?」
アスランの手の動きが急に止まったので訝しげに問う。

「すまない、カガリ。俺、あそこが疼いて堪らないんだけど、どうにかしてくれない
か・・・?」
そういえば外に出しっぱなしだったなとカガリは艶っぽく笑い、反対向きにアスラン
の体を跨いだ。

先程見た時よりもそれは膨らみを増していてどくどくと脈打っていた。



(どうしたらいいんだ、これ・・・)


これが後で自分の中に入ることを想像すると全身がカァッと熱くなった。
その自分の想像をひとまず打ち消し、前と同じようにそっと触れてみる。

「っっあ・・・っ」
熱くたぎる肉棒に触れられて、アスランの口から思わぬ声が出た。


(意外と恥ずかしいものだな、こういう声を上げるのは・・・)
そう思ってもカガリが肉棒を手で優しく上下に梳き始めてからは声を上げることを止
められなかった。
「あっうぅっ・・・だ、め、だ・・・カガリッ」


アスランがすごく感じているのをいいことにカガリは梳く速さをどんどん速くして
いった。
と、そこでアスランの反撃が始まった。
目の前のカガリの尻に手を這わせる。
カガリはビクッと反応し、一瞬動きが止まったが、その後、思い出したように肉棒を
梳く。
392カガアス(アスカガ):2005/07/23(土) 15:12:11 ID:mYj4SCxH
アスランはカガリの短パンを思いきって下着ごと脱がし、そこに現われ、明りに晒さ
れることになった秘唇をまじまじと見つめた。

そこは自分で触れたこともないのか、綺麗な桃色を保っていた。


カガリは突然脱がされたのに驚き、また動きを止めている。


アスランがそこに手を這わせると、ジュプッと音を立てて蜜が溢れて流れ出てきた。
秘孔がよく見えるように両手で花びらを広げてみる。
そこは突然の刺激にひくついていて、カガリも同じようにふるふる震えていた。
「ふぁぁっ・・・アスランっ、い・・きな・・・り、ひ・・・どいっああぁっ」
しばらく、秘孔の側をくすぐるように触るとカガリは面白いように鳴いた。
カガリの手は完全に止まり、体を支えるためにベッドに手を付いた。

「カガリ、ここすごくなってる。濡れてるし、充血してる・・・。」
そう言って指を一本、秘孔に挿入させる。

孔は指を中へ中へと誘い込むように蠢いていた。


ぐちゅぐちゅと指を動かすとカガリの腰もいやらしく動き、蜜を滴らせた。

「やっあぁ、はず・・・かしい・・・」

アスランからはカガリの顔は見えないが、きっとすごく赤くなっているに違いないと
思った。

393カガアス(アスカガ):2005/07/23(土) 15:13:52 ID:mYj4SCxH
「カガリのここ、もっとほしい、て言ってる。

もう1本、指入れてみようか・・・。」



くぷっ。ぐちゅっ。

指を1本増やして抜き差しすると見事に卑猥な音が響いた。

「ああっ!・・・ふっふあぁ・・・ア・スラ・・・ばかぁ・・やろぅ・・・」



そのまま2本の指をばらばらに動かして、ますます快感を煽る。
「やああぁぁ・・・、もう、私、はダメ・・・だぁ。っはっっ、そこ、はあっ、
ふぁぁん!」
アスランの空いている方の手がカガリの肉芽にそっと触れるとビクビクッと痙攣し、
カガリはあっけなく果ててしまった。



「・・・は・・は・・はあ・・」
カガリは脱力する体を何とか両腕に力を入れて踏み留まらせ、アスランへの攻撃を再
開させる。
カガリの果てた姿を見てアスランも興奮したようで、カガリが左手で肉棒全体を梳き
右手で先走り液が大量にでてくる尿道の入り口をすりすりと優しく撫でると、
「あっ、カガリッ、だめだそれっっ。う゛っ、あ゛あ゛っ!」
と呻いてすぐに射精してしまった。
その精液はカガリに掛かるかと思いきや、上手い具合に掛からずに済んでいた。
その代わりにシーツにたくさん付いてしまっている。
394カガアス(アスカガ):2005/07/23(土) 15:15:25 ID:mYj4SCxH
「・・・ふ、ふう・・・はあ・・」
アスランの荒い息が収まった時、また肉棒は天に向かってそそり立っていた。
カガリはその回復力に笑いたくなるような、泣きたくなるような感覚を覚えた。

(・・・早すぎる・・・・・・)

けれど、カガリも一度達したからといって性欲がなくなったわけではなかった。


再び、カガリはアスランの方へ向きを戻し、唇にキスの雨を降らせる。
そして、邪魔な自分の短パンと下着を脱ぎ捨て、アスランの肉棒を掴み自分の秘唇に
あてがった。
そこで、ぴたっと止まる。


初めての行為を自分からするような形になるとは思っていなかった。
誰に聞いても、女性の初めてというのは痛いものだという答えしか返ってこなかっ
た。


そんなことを頭の中で巡らせていると、アスランが優しい目をして声を掛けてくる。
「・・・恐いのか?恐いなら、やめ」
「ああ?!今更やめるだぁ?・・・人のこと、さっきまで散々いじくり回した癖し
て、よくそんなこと言えるなっ!」
アスランの言葉を遮り、一気にまくしたてるカガリ。そこまで言ってからニコッと笑
い、
「・・・アスランが私の体を気遣ってくれてるのは重々分かってる。
だから、その、たくさん・・・濡らしてくれたんだろ?
それに、おまえだって、傷が完治してないんだから痛いのはお互い様だ。」
395カガアス(アスカガ):2005/07/23(土) 15:17:01 ID:mYj4SCxH
カガリはいくぞ、と言って肉棒の先端を自分の中に入れようとした。
が、たくさん濡らしたのにも関わらず、カガリの入り口はまだ狭く、上手く入らな
い。
それでも何とかしようとして、自分の秘唇を指で思いきり広げて、体重を掛ける。

メリッ。 

ミシッ。



自分の体の中で痛みと共にそんな音がした時には、膣に肉棒の雁の部分まで入ってい
た。
「は…ぁ、うぅぅ…ん」
入り口を一杯まで押し広げられている痛み覚にカガリは眉間に皺を寄せながら、息を
吐いて耐える。
アスランは申し訳ないと思いながらもじっと見ているだけしかできない。
後は膣内に入っていく気持ち良さと締め付けが強いためにもたらされる甘美な痛みし
か味わうことができなかった。



ズッ・・・、ズッ・・・。

「ん・・・は・・・あ・・・」

カガリは次に来る痛みに少々怯えながら腰を少しずつ落としていった。
途中で、何かに引っ掛かってカガリの動きが止まる。
396カガアス(アスカガ):2005/07/23(土) 15:18:30 ID:mYj4SCxH
ここに自分の処女膜があるのだと感じながら、自らが腰を進めているので、自分で自
分の処女膜を突き破るのだという錯覚に襲われる。

(ずいぶん自虐的だな、それじゃ。)
心の内で笑って、カガリは腰を思い切り落とした。



ズプッ。
「・・・・・・ぅああ゛あ゛っっ」
ブツッ。
また、自分の中でそんな音がして同時に先程の何倍かの痛みを感じる。
一瞬だけの痛みでなく、その痛みはじんじんと永続的に続くような気さえした。
ただ、勢い良く腰を落としたためか、アスランの肉棒は全部カガリの膣に納まってい
た。



「はぁ、はぁ、は・・・入った・・・」
膣全体を肉棒が埋めているので、その圧迫感に苦しみと痛みを感じながら、

カガリがその結合部を見やると赤い筋が幾重にも分かれてアスランの体を伝ってシー
ツまで汚していた。

(こんなに、血が・・・。)
397カガアス(アスカガ):2005/07/23(土) 15:19:58 ID:mYj4SCxH
「カ・・・ガリ、大丈夫か?」
破瓜が痛いのは知っているし、血があれだけ流れているのだから、痛くないわけない
ことなど分かっていたが、苦しげなカガリの様子に聞かずにはいられなかった。
アスランの方も襞が絡み付く気持ち良さと締め付けが強すぎるための痛みが相変わら
ず同居していたのだが。

「・・・・・・っ。はぁ・・・、ちょっと待ってろ、今、動くから。」
大丈夫だとはとても言えずにカガリは生理的にでた涙を目に浮かべながら答えた。



そのいたいけな様子にアスランはカガリの体が壊れてしまうのではないかと不安に駆
られた。
「頼むから無理はしないでくれ。俺はカガリと一つになれただけでも幸せなんだか
ら。」
「私も、幸せ・・・だ、ぁっ。もっとは・・・やくこうしておけばよかった・・・」

カガリは苦しそうに微笑み、足に力を入れて腰を動かした。
398カガアス(アスカガ):2005/07/23(土) 15:22:49 ID:mYj4SCxH
ズチュッ、ズッチュ。

そうして肉棒が抜けていく感覚は自分の襞が引き連れる痛みを伴なう。



「ああっ!う、んん。」

自分のものではない喘ぎ声にカガリは満足して、痛みを堪えながら、腰を上下に動か
した。

なるべくアスランの傷に障らないようにゆっくりとではあったが、それは十分にアス
ランを感じさせることが出来た。

「あ、ああっ。カ・・・ガリ。すご・・・く、いい。」





その内にカガリにも変化が訪れ始めた。

一番敏感であるといわれている肉芽がアスランの陰毛と触れ合い、腰を動かすたびに
微々たる快感を味わわせてくれていた。

相変わらず、中にある肉棒からは痛みしか感じられなかったのだが、その微々たる快
感は徐々にそれを超える大きな波と為りつつあった。
399カガアス(アスカガ):2005/07/23(土) 15:25:06 ID:mYj4SCxH
「は・・・やあぁ・・・は、ん・・・。

アスラ・・・ン、私・・・、もう、だ・・めだ」

「お・・・れも、も・・・うだめ、みたいだ・・・。うう・・・」



熱くたぎっている肉棒を先端まで抜きかけると、カガリは次の一入れが自分の終焉だ
と悟った。

同じく、熱くどろどろの襞から徐々に抜けていくのを感じて、アスランも次の一入れ
が自分の終焉だと気が付いた。



――2人は目配せをして確認した。

そして、次の瞬間。

ズズズズズチュッ。

肉棒がカガリの子宮入り口をたっぷり埋まるのと同時に、2人は達した。

「ふあっっ・・・やあぁぁぁぁっっっ!!」

「ふっうああっっ!」



カガリが仰け反り、膣全体がアスランの精を搾り取ろうと収縮した。

アスランはそれに誘われるようにして思いきりカガリの中に精を放った。



「あ、熱いのがたくさん、入ってくるぅっっ」



死にそうなほどの絶頂感にカガリは満足して、とうとう前のめりに倒れる。

「・・・っっ。」

勢いよく倒れてきたカガリをアスランは当然支えることも出来ず、当たって痛む傷も
仕方なしに下敷きになるしかなかった。
400カガアス(アスカガ):2005/07/23(土) 15:26:45 ID:mYj4SCxH
「カガリ?大丈夫か?おい??」



・・・・・・返事はない。

どうやらカガリは気絶してしまったようだ。



まだ・・・、アスランの肉棒はカガリを貫いたままだった。

動くことも出来ずにアスランはとっとと諦めて自分もこのまま寝てしまおうかと、隣
に丸まっていた掛け布団を何とか引っ張り出し、カガリにふわっと掛けた。



身体的に無理があったのか、アスランはすぐに眠ってしまったのだが、結局10分も
経たずに目を覚ましたカガリが一瞬行為のことを忘れていたために、悲鳴とビンタで
しっかりと起こされるはめになったのであった。



当然、その後にアスランは自分の部屋に戻ったのだが、そんな彼を待ち構えていたの
はネオからのカガリとのことに対する質問だった。

彼がからかいまくられたのは言うまでもない。

「おーい・・・、どこかに行ったと思ったら、なんで帰ってくる時に怪我の数が増え
てるんだー?

それも、き・れ・い・な紅葉が二つも。」

「ほ、ほっといてくださいっ!あなたには関係ないっ。」

「そんなこと言わないでさー。同じ部屋で寝てる仲じゃない。」



アスランが寝られるのは1時間後・・・。





おしまい。
401名無しさん@ピンキー:2005/07/23(土) 15:29:35 ID:zaPQjftH
GJGJGJ!!リアルで読んでました。
アスカガやっぱり良いわー(*´д`*)
402カガアス(アスカガ)投下後:2005/07/23(土) 15:31:34 ID:mYj4SCxH
以上です。
カガリが頑張っちゃう話が書きたくて書いちゃいました。
アスランが最初から最後までヘタレでした…。
お目汚し、失礼します。


シンルナ、GJ!大好きです。
403名無しさん@ピンキー:2005/07/23(土) 15:33:21 ID:KbLv+a76
リアルタイムキター!
ありがとうアスカガありがとう
健気なカガリタンかわい…
404名無しさん@ピンキー:2005/07/23(土) 15:53:01 ID:xPehc0AZ
共同作業だろ、と言っちゃうところがガリらしくて萌。
GJです。
405名無しさん@ピンキー:2005/07/23(土) 16:10:07 ID:gijnCSed
>>402
カガアスイイ!ひさしぶりに萌えますた
紅葉はもしかしてー
406名無しさん@ピンキー:2005/07/23(土) 17:13:01 ID:jwsteouX
>>381-401
>>402
フハッハアハッハハハッハハハハ……萌える! 萌えるワ!
アニメ版よりこの二人に感情移入できる……これはいったいどうしたことなんだろう!
アンタ素晴らしいよ! GJ!
407名無しさん@ピンキー:2005/07/23(土) 17:22:22 ID:s6W62+u9
>(不本意だ、不本意すぎる・・・)
ワロタw

ヘタレがよく似合うなぁ。アスランは・・・
408名無しさん@ピンキー:2005/07/23(土) 18:54:09 ID:3ZnJCuhk
今日のアニメを見て、
ヘタレあすらんにカガリは、もったいない
と思いました
409名無しさん@ピンキー:2005/07/23(土) 19:09:56 ID:ycYI3g2c
今日のアニメを見て、病室に見舞いに来た
メイリンとアスランというシチュエーションが
浮かんだ。けれどそれを文章にすることが
できない。神よどうかアスメイを。
410名無しさん@ピンキー:2005/07/23(土) 19:24:21 ID:PQP+QHcB
今日のアニメを見て、
キサカ×カガリ萌えしました。
体格差たまんね
411名無しさん@ピンキー:2005/07/23(土) 20:19:30 ID:Afcj9q+l
>>409
執筆おk?
412名無しさん@ピンキー:2005/07/23(土) 20:30:34 ID:ycYI3g2c
俺の低レベルな文章力じゃ駄目だ。
出来るならとっくにやっている。
無力な自分が恨めしいっす。
413名無しさん@ピンキー:2005/07/23(土) 20:34:42 ID:Afcj9q+l
>>412
いや、漏れが書いていいかと聞いているのだが…
414名無しさん@ピンキー:2005/07/23(土) 20:36:37 ID:ycYI3g2c
>>413
すまん。めちゃ勘違いしてました。
俺なんかに遠慮せずにバンバンやっちゃってください。
期待してるんで。
415名無しさん@ピンキー:2005/07/23(土) 20:36:55 ID:TfgHTwdT
ネオマリュGJでした。
職人方シンステが読みたいです。
この間のシンステの神・・・機会があったらおながいします。
416名無しさん@ピンキー:2005/07/23(土) 20:46:32 ID:U0MJhquk
>>402
リアルタイムカガアスキタ━━━━━━(゜∀゜)━━━━━━!!
GJです。かなり萌えました
417名無しさん@ピンキー:2005/07/23(土) 21:17:52 ID:Afcj9q+l
冒頭部分だけうpしまつ。反応を見つつ、続きを執筆します。
推敲してないんで誤字脱字スマソ


もどかしい、自分に力があるなら、カガリとオーブを助けられるのに…
俺は…無力だ…誰も救えない…それどころか、迷惑をかけてばかりだ…

傷ついた体に鞭を打っても、体は言う事を聞かない。それどころか
痛みという反抗すらしてくる。

…俺は、いつからこんな風になってしまったのだろう…
俺は力が欲しかった。ザフトを抜け、カガリの付き人をやるようになって
からますますその想いは強くなった。いくら親しくても、付き人は付き人。
なにも出来はしない。歯がゆいときが続いた…そして、そんな状況を打破したい、
そう思ってザフトへ復隊したらこのざまだ…

そのときだった。

「アスランさん、体に障ります!」

「メイリン…」

アスランは足掻くのを止めた。

「もう、体調はいいのか?」

アスランは尋ねた。自分のせいで、事件に巻き込むどころか、怪我までさせて
しまったのだから、後ろ暗い。いまだに、なぜメイリンが自分を助けてくれた
のかわからない。親しくしていたわけでもなく、何らかの貸しがある訳でもない。

「ええ、もう大丈夫です。アスランさんが庇ってくれましたから。」

メイリンが気丈にすればするほど、それが空元気ということが伝わってくる。
当たり前だ…まだ16なのに、親、友人、そして姉と離れ離れになってしまったの
だから。もう彼女は一生、そういった人々と会えないのを承知しているのだろう。

「いや…巻き込んでしまって、本当に申し訳ない…」

アスランはメイリンにどんな言葉をかけていいかわからなかった。
418名無しさん@ピンキー:2005/07/23(土) 21:43:16 ID:ZgbfUQCv
待っていました。いい感じだと思います。
続き待ってますんで、頑張ってください。
419名無しさん@ピンキー:2005/07/23(土) 21:46:07 ID:wPLoKROW
>>417
どのカプか最初に書いて欲しい
420名無しさん@ピンキー:2005/07/23(土) 21:54:23 ID:mYj4SCxH
先程カガアス(アスカガ)書いた者です。
感想ありがとうございます。また何か思いついたら書きますね。

》417
続き楽しみに待ってます。
421アスメイ:2005/07/23(土) 21:55:35 ID:Afcj9q+l

「いいんですよ、気にしないで下さい。」

メイリンは微笑んで、乱れたタオルケットをアスランにかけ直した。
直す手の点滴が痛々しい。

「一つ聞いていいか…?」

アスランは再び尋ねた。

「ええ、どうぞ。」

「なぜ、俺を助けてくれたんだ?」

「なぜって、言ったとおりですよ。
殺されるより逃げたほうがいいって思ったからです。」

「けど、俺は君を危険にさせて…運良く助かったものの
君の大切なものを奪った!俺は…俺は…どうしたらいい…?」

アスランは涙を浮かべながら自責の念をぽつりぽつりと発した。
そんなアスランを見て、メイリンはゆっくりアスランの身体を
抱き寄せた。

「メイ…リン…?」

「泣かないで下さい…今、なんで助けたか聞きましたよね?
実を言うと、あなたが好きだから…助けたんです…
役に立ちたかったんです。だから後悔なんてしてません。」

メイリンはアスランを見つめて、その後、ゆっくりと唇を合わせた。
アスランは驚愕したが、今はただ身を任せることしかできない。
直したタオルケットが再び乱れた。
422アスメイ:2005/07/23(土) 21:57:40 ID:Afcj9q+l
うう、この後どうするか&25時間TVみるので落ちます。
頑張って執筆するので、見てやってください。
423名無しさん@ピンキー:2005/07/23(土) 22:00:55 ID:F/qwthEg
わお、つづききになります。
ゆっくりでいいんで是非お願いします!
424名無しさん@ピンキー:2005/07/23(土) 22:09:58 ID:ZgbfUQCv
じっくり時間をかけてでも自分の納得出来るものに
してください。俺も楽しみにしています。
425名無しさん@ピンキー:2005/07/23(土) 22:16:51 ID:iO1VNp0L
シンルナとシンステ書いた職人が、同一人物だということに気づかない香具師は……いないよな?いくらなんでも……。

426415:2005/07/23(土) 22:41:09 ID:TfgHTwdT
>>425
ノシ
すいません。今気づいた。
425の発言はなかった事にして下さい。
ネオマリュ投下待ってます。
427名無しさん@ピンキー:2005/07/24(日) 00:40:29 ID:WPtHPQxi
カガシンキボンとかいってみる
428名無しさん@ピンキー:2005/07/24(日) 01:03:18 ID:jgddiU4Y
>>427
いいねソレ
429名無しさん@ピンキー:2005/07/24(日) 01:29:34 ID:uCkoEJ8X
カガシンか・・それ良いな。
設定上ダークにもギャクにも出来る土壌があるから
素材としては優良だしな。シンカガでもいけな。
430名無しさん@ピンキー:2005/07/24(日) 01:30:43 ID:lTWyPaiM
181氏が書いてくれるというキララク・・・・ワクテカしながら待ってんぞ!
431名無しさん@ピンキー:2005/07/24(日) 02:03:23 ID:cUrkbfFI
>>402
GJ!!!!
久々のアスカガ(カガアス)萌えました!
二人で頑張ってるのが本当かわいい
432名無しさん@ピンキー:2005/07/24(日) 02:23:05 ID:6sGUNaWA
カガアス最高です!!!
生きててよかった…
433K.C:2005/07/24(日) 06:46:59 ID:94Jls7pf
>>430
181氏ではないですけどキララク書いてみました。
ちょっとキラ鬼畜はいってて強姦気味なので、苦手でしたらスルーしてください。
39話の後です。
434キララク:2005/07/24(日) 06:47:39 ID:94Jls7pf
「……キラ」
 コックピットを開けるとラクスが笑みを湛えて出迎えてくれた。
 それを見てホッとしつつもこんな所まで来て大丈夫なのだろうかと苦笑をもらす。
 いくら追っ手はもう来ないとはいえ、まだ警戒レベルはイエローのままだ。
「僕なら大丈夫だよ、ラクス」
 彼女の手を取り、デッキへと降りた。辺りには整備兵や技術者がひしめいて艦の被害状況を口頭で伝えあっている。
 ここにいても邪魔になるだけだろう、とブリーフィングルームへと向かった。
「……凄い機体だね、あれは」
 新たに授かったストライクフリーダムを背後に見て、横目で彼女と視線を交わした。
「乗った僕が言うのもなんだけど……うまく使いこなせるかな」
「そんな……あなたなら……」
「僕だってなんでもできるわけじゃ、ないんだよ」
 笑顔でそう言うと、ラクスは言葉につまったように俯いた。
 かわりにぎゅっと手を握りしめてくる。
 痛いくらいに強く握りしめてくる彼女を見下ろし、口元で笑みを零した。少し見ない間に、なんだか……。
 彼女の肩を引き寄せ、デッキを見下ろすガラス際へと背中を押しつける。
「キラ……? ……っ、ん、んぅっ」
 メットを宙に放り捨て、有無を言わさず唇を奪った。久しぶりの感触をたっぷり味わうかのように舌で入念にこじあける。ラクスの吐息があがった。
 ガラス越しに見えるデッキには何人かの兵がこっちに気づいたようだった。構わずラクスの身体に腕を回して見せつける。次第に目をそらして誰も見ようとしなくなった。
 少しだけつまらなく思いながらもラクスの服の間に手を滑りこませていく。そこまでされてようやく彼女が腕を突っぱねて離れようともがきだした。
「…はっ、あ……だ、だめ、こんな……場所……」
「……誰も見てないよ」
 見てたって僕らのことを言うやつなんて、この艦にはいない。
 いるとしたらバルトフェルドさんくらいだろう。言ったとしてもせいぜい煽るような挑発くらいだが。
 ラクスの腰紐を外しながら再び唇を重ねた。無重力で、縋るものといえば僕の身体しかない状態のラクスは、次第に脱力したように抵抗しなくなった。
435キララク:2005/07/24(日) 06:48:18 ID:94Jls7pf
 ちゅっ、と水音をたてて唾液を味わう。
 潜りこむ舌と重ねる唇の激しさに気をとられて、既に下着まで見える状態にされているのがわかってないようだった。
 たったこれだけのキスでこんな……。
 やっぱり離れていて寂しかったのは僕だけじゃなかったんだ。
「あ、あ……や、やっぱり、部屋へ……」
「……ねえ、ラクス」
 こんなところでしてしまう羞恥がまだ残っているのだろう。追い打ちをかけるように彼女の足を抱えあげながら耳元で囁いた。
「指揮官がブリッジを気安く離れてもいいのかな。……まだ第二戦闘配備だよね?」
 ラクスは痛いところを突かれたように目を見開いた。
「あ……それは……」
「僕に会いたかったからだよね?」
 優しく甘く囁くように言うと、ラクスは頬を染めて首に腕をまわしてきた。照れ隠しするときの彼女の癖だ。
 可愛い、と呟くと下着の中に指を忍ばせた。
「……ん、あっ!」
 ビクン、と足を突っぱねた拍子に彼女は横を向いた。その視線の先に人目を感じたのか、途端に顔をそらす。
 そんなラクスを逃がさないよう腕の中に閉じ込めた。
「みんなに見せてやろうよ」
「そ、そんな……!」
「だって君は僕のものだろ?」
 自分のものを見せつけてなにが悪い。
 両足を広げてガラスに押しつけると、下着の中が湿っているのが見てとれた。
 指を離して亀頭の先を下着をずらしてグリグリと押し当てる。
 ラクスは待ちわびてるような自身の秘部に首を振って否定するような顔をした。
「わたくし……こんなの……」
「ねえ、泣かせたいわけじゃないんだよ。言って。僕が欲しかったって」
「ちが……」
「僕は君が欲しくてたまらなかったのに……」
436キララク:2005/07/24(日) 06:48:58 ID:94Jls7pf
 ぐちゅっ、と潤っているそこに容赦なく突き込んだ。ラクスが胸をそらして結合部に手をあてた。まるで少しでも隠そうとでもするかのように。
 だがかえってそんな仕草が逆に痴態を煽っているように見えた。
「動くから、……もっと僕を感じて」
「んっ……は、ぁあああ……」
 たまらない、といったようにラクスが腕を伸ばした。それを背中に導いて両足をさらに高く持ち上げ腰を落とす。
 無重力なのがかえって困難な体位を可能にしてくれた。
 もうラクスは宙に吊られるように僕の肉棒に突き刺されている。次第にこなれていく膣内にだんだん忘れていた感触を取り戻していった。動きに緩急をつけ、突く場所もところどころ変えていく。
 ねっとりとした膣に冷笑が浮かぶ。ラクスが感じているのが伝わってくる。そう、彼女は激しく抱くくらいでないと感じない。
 そんな身体に開発したのだから。
 そのうち素直に快楽を受け入れ歓喜に震えるだろう。交わる姿を見られる視線すら興奮を高めるに違いない。……そういう女なのだ、ラクスは。
 愛液が溢れている肉壷を激しくピストンしまくった。
 痙攣がだんだんひどくなる彼女の腰を掴んで唇に軽く口づける。
「ね、……ラクスの中、すごい溢れてて気持ちいいよ」
「ひ、ぅっ……ああ、んっ……そ、そんな……あぁうっ!」
「無重力だからかな……んっ……ニュルニュルしてる……気持ちいい」
「んんんぅっ……!! あ、ああっ、も、もう……っ!」
「もう、イッちゃうの……? もう少し我慢してよ」
 膣の中の肉襞の締まりがより強くなった。
 まるで肉棒を包みこむような感触に思わず呻き声がもれる。だが入れてまだ少ししかたたないのにこのまま終わらせるのもつまらない。
 彼女の下着を思いっきり引っ張って破くと、そのまま宙に捨てた。
「キラ? ……っっ?! あ、や、そ、そこはっ……!」
 尻穴に指を入れて横に引っ張ると、突然の刺激に膣内の蠢きが萎縮した。
 そうしながらもペニスの抽挿を続けていく。指と膣で感じる刺激にラクスが身悶えしながら感じる声をあげた。
「あっ、んっ、うぅぅーーーんっっ!!」
437キララク:2005/07/24(日) 06:49:59 ID:94Jls7pf
 声だけでイケそうな妖艶な響きだ。
 もっとききたくて指を容赦なく根元まで入れて内部で掻き回す。片手で腰を強く引き寄せながら子宮の入口にキスするようにぐちゅぐちゅと刺激を与えていった。
 もうラクスは乱れる姿を抑えようともしていない。
 そうなったらなったで、なんだか物足りなくなった。……我ながら身勝手というか、我が儘だというか。
「君を助けに行けって言ったの……アスランなんだ」
 ラクスの表情が固まった。
 半分意識が飛んでる状態だったけど、僕の言った意味は通じたのだろう。呼吸すら忘れたかのように息を飲んで口を開けている。
 意地悪するように耳を甘噛みしながら、まるで睦言みたいに甘い声で囁いた。
「彼、ね……君を死なせるわけにいかないって言ってた」
「…………」
「どういう意味かな。君が死んだらデュランダル議長に都合がいいから? それとも……まだ君のこと」
「…………」
「アスランって、いいやつだよね。……何も知らないんだからさ。こんな君のこと、なにも」
 途端にラクスの表情が羞恥に染まった。
 自分の今の姿を思い知ったのだろう、身体中があらがおうともがきだした。
「ダメだよ、今さら」
「い、いやっ……キラ、やめっ……あぅぅっっ!!」
 絶頂に導こうとラクスの体内に杭を打ちつけていく。ドロドロになった膣内は出し入れするたびにいやらしい音を充満させていった。
 もう頭の中は僕の欲望を貪ることしか考えてないくせに。
 いまさらアスランなんかで心を揺さぶられることもないくせに。
 そうやって抗おうとするところが愚かで可愛いんだ、君は。
 目に涙を浮かべて頭を振るラクスの唇を乱暴に重ねあわせ、蠕動する膣内部を味わうかのように押しつけていく。
 まるで肉襞全体が僕のを掴んで離さないかのようだ。
 それを思うさま味わいながら、口づけをとかないまま一番奥まで突きこんで最奥で爆発させた。
 ビュッ、ビュッ、ととまらない勢いをラクスにぶつけるように出していく。
「ふっ……んんっ……んぅ、……っっ」
 射精を感じて観念したように目を瞑るラクスに、ほめるように口を離して目元や首筋に軽くキスをした。そのまま残りをすべて彼女に注ぎこんでいく。
 ラクスはまだビクンビクンと身体を震わせていた。
「久しぶりに君の寝室に行こうか。重力調整できたよね、たしか」
 ぐったりと胸にもたれかかるラクスを見下ろし、あと3回はいけるなとほくそ笑んだ。

438名無しさん@ピンキー:2005/07/24(日) 07:20:11 ID:w6bKs2fB
やっぱ和田さんは鬼畜だなぁ。
439名無しさん@ピンキー:2005/07/24(日) 07:24:49 ID:43rYn27j
キラキラと輝く…・・・か
440名無しさん@ピンキー:2005/07/24(日) 07:35:53 ID:43rYn27j
おぁ〜キララクイィでぇすねぃ
黒いキラァがすてきぃでぇすぅね〜
441名無しさん@ピンキー:2005/07/24(日) 07:56:02 ID:ED00hSES
黒キラには黒ラクスが良く似合う・・・
黒夫婦なら進んで行為を艦内に見せびらかしかねんかもw
いやむしろ行為を想像させるように仕向けて悶々とさせて楽しむかもしれぬw
442名無しさん@ピンキー:2005/07/24(日) 09:34:46 ID:KcarVLHR
>>433
GJ! ラクスの部屋での3回もぜひ読みたいですー
443名無しさん@ピンキー:2005/07/24(日) 12:38:25 ID:pdMBKWCd
むしろ黒キラ黒ラクスだったら
誰か間に…アスカガあたり挟んでおイタしそうな勢いだ
444名無しさん@ピンキー:2005/07/24(日) 12:57:44 ID:xdpnt15J
>>433-437感想
グッジョブ! さすがスーパーコーディネーター・吉良大和!
他人の女略奪&性的凌辱を主人公特権で平然とやってのけるッ!
当に悪のカリスマ! しかしッ……しかしそこに痺れる憧れるゥ!
445名無しさん@ピンキー:2005/07/24(日) 14:27:03 ID:9UQhbw41
キラルナお願いします!
446名無しさん@ピンキー:2005/07/24(日) 17:33:57 ID:Nt8SkZcc
>>433-437GJ!
黒キラいいなあ・・・
キラにいいように苛められつつも素直な反応のラクスが可愛いです。
447名無しさん@ピンキー:2005/07/24(日) 17:46:11 ID:HZihYC65
>>417 >>421
アスメイ、良い感じですね。
楽しみにしているので、頑張ってください。
448名無しさん@ピンキー:2005/07/24(日) 19:05:59 ID:8LttTIz0
◆nO5nwL9dfo氏のシンルナ楽しく読ませてもらっています。
Part6で急に時節がはっきりしたのは意外でした。
パロは本編あってこそなので、ルナがアスランに告白したり、
シンが怪我したルナになおざりな言葉しかかけなかったりしたところを
どうするのか、気になって仕方ありません。初SSとのことなので、
風呂敷の大きさがだんだん変わってきて今後負担になってしまわないかと
勝手に不安になってしまい感想を書きました。
氏が本編を大切にしているのは十分感じています。
伝わらないかもしれませんが、すごく楽しみにしています。
これきりにしますので、氏もROMの方も気分を害してしまったら申し訳ありません。
449名無しさん@ピンキー:2005/07/24(日) 20:09:59 ID:Wc2qlX70
キララク神GJ!
黒キラはエロいし白ラクスは可愛くて良かった
450アスメイ:2005/07/24(日) 20:59:12 ID:g4reUBVr
ちょっとだけ投下しますね。駄文スマソ
         
451アスメイ:2005/07/24(日) 20:59:58 ID:g4reUBVr
唇を離して、メイリンは赤面した。

「す、すみません!、わ、私…戻りますね…。」

メイリンは踵を返して病室を後にした。アスランはベッドに倒れこんで
しばらく呆けていた。

…俺のことが好きだって?でも、俺は…


数日後、アスランの傷はすっかり癒え、ラクスから託されたインフィニットジャスティス
の調整に勤しんでいた。今でも、メイリンの想いにどう答えたらいい判らない。

…俺は、カガリを守りたい。そして、カガリが好きだ…
向こう見ずで、短絡的だけど、そんな彼女が大好きだ。一生守ってやりたい。
でも、一方で、代表主席と一市民という壁に苦しんでいる俺もいる…
そして、俺のために命がけで身を挺してくれたメイリンにも…

考えが行き詰ったのと同時にアスランは作業の手を止め、コックピットにもたれた。
その時だった。

「総員第一戦闘配備、総員第一戦闘配備。ザフト艦ミネルバと戦闘に入ります。
パイロットはブリーフィングルームへ。」

「!!」

アスランはコックピットを後にし、すぐにノーマルスーツに着替えた。すでにキラたちは
着替え終わった後らしく、更衣室にはいなかった。

「アスランさん!」

アスランが振り返るとそこにメイリンが不安に満ちた顔で立っていた。

「どうしたんだ?俺は急がなきゃならないんだ。」

アスランはメイリンを無視してその場を立ち去ろうとした。この間の一件から
なんとなく接しづらくなっていた。しかし、そんなアスランをメイリンは背中から抱き止めた。

「行かないで!…シンやお姉ちゃんたちと戦うんでしょ!…お願い!もう戦うのをやめて…!」

涙ながらに引きとめるメイリンの声は震えていた。当然だ。友人と姉が落とされるかもしれないのだ。
しかし、アスランにその声は届かなかった。

「俺は…オーブを守りたい。いや、オーブじゃなくて…カガリを守りたいんだ。
だから、俺は戦う。戦うしかないんだ。」

メイリンの掴む腕はショックのためか、脱力した。そしてメイリンは
いっそう声を震わせながらつぶやいた。

「私は…私は守ってくれないの?こんなにあなたが好きなのに…」

アスランは続けた。

「俺は不器用だけど、メイリンも守りたいと思ってる。俺は、ずっと君を見守ってる。」

アスランはメイリンを手を外し、駆け出した。メイリンはその場に立ち竦むしかできなかった。
452アスメイ:2005/07/24(日) 21:00:30 ID:g4reUBVr
戦闘が終わって、アスランはアークエンジェルに帰還した。とりあえず、ミネルバを追い払うことに
成功したので、戦闘の成果は上々といっていいだろう。疲れ果てたアスランは着替えが終え、
自室のベッドに倒れこんだ。束の間の休息。その時、呼び鈴がなった。

「はい。」

「メイリン・ホークです。宜しいでしょうか?」

「どうぞ。」

アスランはメイリンを部屋に通し、イスを勧め、メイリンは腰掛けた。

「何か飲むか?」

「いえ。」

「さっきのこと、聞いていいですか?」

メイリンは唐突に尋ねた。

「何だ?」

「さっき、私を見守ってくれるって言いましたよね?」

「そうだが。」

「…それって、…そんなのって、卑怯じゃないですか…
だったら、はっきり嫌いだ、迷惑だって言われたほうがマシです…。
私はずっとあなたの影を追うなんてできません…ただアスランさんは
自分の体裁を守りたいだけなんじゃないんですか!?私に負い目があると
感じていると思っているなら、そんなことはありませんから、はっきりしてください!」

「メイリン…」

「私を愛せないなら、代表を愛してるなら、そう…いって下さい…」

メイリンは俯いてすすり泣きはじめた。

「俺は…卑怯なのかもな…でも、これだけは言える。君が困ったときは
いつだって駆けつけるよ。ありきたりな言い方しかできないけど、
実際、そういう気持ちだから、そう言うしかできないんだ。
そんな俺が許せないなら俺を憎んでくれていい。」

「そんな、憎むだなんて…」

メイリンは顔を上げて、アスランを見つめた。アスランの目はまっすぐだった。

「だったら、一つだけお願いしていいですか?」

「何?」

「一度だけでいいから、もう二度と無くていいから、私を…愛してくれませんか…?
偽りでも、なんでもいいから…」

アスランもメイリンを見つめた。メイリンの目もまっすぐだった。
453アスメイ:2005/07/24(日) 21:01:23 ID:g4reUBVr
ふう、今日の分はこれで終わりです。これからやっと
お楽しみが…



俺の文才で書けるのか…?疑問です。
454名無しさん@ピンキー:2005/07/24(日) 21:53:12 ID:ESO9eMhV
>>451-452
アスメイ待っていました。
文才なんて気にしなくていいんじゃないんすか?
なんにしても続き待ってますんで、頑張ってください。
455名無しさん@ピンキー:2005/07/24(日) 22:12:01 ID:alE/eBFs
メイリン健気でなんていい娘なんだ
萌えてしまいますた(*´∀`)
続きがんがってください
456名無しさん@ピンキー:2005/07/25(月) 01:27:45 ID:H4RlqigK
メイリンはやっぱ良いなあ。
彼女はマジで種死なんかには勿体無い
くらいのキャラだよ。なんにしても続きマジ
楽しみにしてます。
457名無しさん@ピンキー:2005/07/25(月) 10:11:19 ID:VKKBOXhM
大人カプもっと増えないかな(´∀`)
ネオマリュもギルタリも
458名無しさん@ピンキー:2005/07/25(月) 10:23:14 ID:0bU18hTR
キララクキテター!!!
GJです。とんでもなく萌えさせて頂きますた
是非ともラクスの部屋で3回ほど・・・を期待しております

アスメイもワクテカで待ってます。
459名無しさん@ピンキー:2005/07/25(月) 10:35:48 ID:Cy/SEcbR
今更レイルナにはまった奴がきましたよーorz
駒を動かす立場でルナへの想いは邪魔と知りつつも
愛するあまりに半ば強姦みたいなのを…職人さーーん!
460名無しさん@ピンキー:2005/07/25(月) 11:35:09 ID:khWCb3sB
>>456
しかしメイリンが出たおかげで(正確に言えば髪おろしてスーパーハッカーに変身したメイリン)、種死が盛り上がったのも事実だろ。
あのキャラがあんなになるとは思わなかったいやマジで。
461名無しさん@ピンキー:2005/07/25(月) 14:18:48 ID:jwvhpRVv
キララクキテター!萌え死するかと思いましたよ!是非とも部屋に行って3回・・・というのも待ってます!
462名無しさん@ピンキー:2005/07/25(月) 14:28:05 ID:gyQK2Zyn
>>456
さりげなくメイリンマンセー他叩きが…
463名無しさん@ピンキー:2005/07/25(月) 18:21:32 ID:DXHKMPu1
>>457
大人組読みたい!!(゚∀゚)
464K.C:2005/07/25(月) 19:03:13 ID:2GYyy8FS
キララク、コメントありがとうございます〜。
続きを希望される方がいたので(いるとは思わなかった)試しにちょっとだけ。
続きっていうか、まだ続きそうなんですけど(笑)
465キララク・続き:2005/07/25(月) 19:04:13 ID:2GYyy8FS
 さっきからコールをかけているのに繋がらない。
 やっぱり自室には戻ってないのだろうか、と諦めかけてため息をついたそのとき、回線が開いた。
 ダコスタはすぐさまモニターを見入ったがなぜか向こう側からはSOUND ONLYになっている。……いつもなら彼女の顔を見ながら報告するのに。
「あの……ラクス様?」
 だよな? と疑問を浮かべながらもとりあえずインカムを口元にあてた。
「ご報告が。インフィニットの最終調整なんですが…」
《――久しぶりですね、ダコスタさん》
 きこえてきたのはキラ・ヤマトの声だった。
 まるで世間話でもするような軽い口調に思わずダコスタは呆気にとられた。そりゃ久しぶりといえば久しぶりだが……。
「な、なんでそこにいるんですか?」
 戦闘が終わったあと彼にはブリッジに来るよう要請しておいたはずだ。
 つもる話もあったが、今はともかくこれから先の行動範囲を決めるためにも彼の助言が必要だと隊長が……あれ……隊長、どこにいった?
《バルトフェルドさん、少し整備に時間がかかるようなこと言ってましたよ》
 まるで考えを見越したかのように言われ、ひょっとして向こう側からこっちが見えているのではないかと思わずにはいられなかった。
 だがやっぱり音声回線しか開いていない。
「あ、あの……そちらにラクス様は?」
466キララク・続き:2005/07/25(月) 19:04:59 ID:2GYyy8FS
 なんでキラ・ヤマトがそこにいるのか知らないが、ともかく艦長室なのだから彼女もいるだろう。
 いや、一緒にいるならとにかく回線に出してほしい。……というか、モニターに出て欲しいんですけど。
《ああ……うん、いまちょっと出られないみたいだから、かわりに僕がききますよ》
「そこにいらっしゃるんですか? ……出られない?」
《ダコスタさん。そういうこときくからラクスに嫌われるんですよ》
 き、嫌われる……?!
 そんな、自分は彼女のためにどれだけの苦労をしてきたか……いや、なんでそんなことをこの男から言われなきゃならんのだ。
 だいたい助けに来るなら連絡くらいして欲しかった。おかげで動揺したラクス様が完全にブリッジを放棄してしまって……。
「ちょっと待ってください。だいたい君はブリッジに来るよう言っておいたはずなんだが」
《大丈夫ですよ、こちらからでも座標データ見れますから。ポッドの射出ポイントは今からそっちに転送します》
「いや、そういうことはこっちに来て言ってくれと……!」
《それとラクスへの報告は僕を通してもらっても構いませんよ。どうせ同じことだから》
《キラ……! す、すいません、報告でしたわね。調整のほうは……きゃぅっ》
「ラ、ラクス様っ?!」
《な、なんでもありませ……あ、はぁっ……くっ……キ、キラッ……や、やっぱり報告は、あと…で……》
 ブツッ――……ツーツーツー……
 回線が切れた。
 ダコスタは頭を抱えてモニターの前に突っ伏した。

続く……?(かもしれない)
467名無しさん@ピンキー:2005/07/25(月) 19:07:05 ID:vYtAQePl
キララクキタ−ー(゜∀゜)ーーッ!!
468名無しさん@ピンキー:2005/07/25(月) 19:16:13 ID:S0T0TR1u
萌え━━━ハァハァ(*´Д`)ハァハァ━━━!!

続きがんがってください
ワクテカしながら待ってまつ(`・ω・´)
469名無しさん@ピンキー:2005/07/25(月) 19:18:03 ID:mhYHznHd
(゜∀゜)GJ!!
470名無しさん@ピンキー:2005/07/25(月) 19:44:02 ID:lNadZiuU
アスラクは無いのか……orz
471名無しさん@ピンキー:2005/07/25(月) 19:45:38 ID:kV0gF0uS
>>470
自給自足も時には必要
472名無しさん@ピンキー:2005/07/25(月) 20:32:54 ID:idGbNrCx
シンルナ希望しますw
473名無しさん@ピンキー:2005/07/25(月) 21:42:29 ID:OZriLmMX
キボンが増えたな夏休み。
自分で書いてみるんだ。そしてみんなに読ませてたもれ。
474名無しさん@ピンキー:2005/07/25(月) 21:47:37 ID:v/Np3Kw1
wの意味を分かってないのは仕様ですか?そうですか。
職人さんガンガレ。
475アスメイ:2005/07/25(月) 21:53:48 ID:jWcvxb+a
とりあえず完結…いそがしくて途中の内容が薄いのは
ご愛嬌として見てやってください。投下しますね
476アスメイ:2005/07/25(月) 21:54:36 ID:jWcvxb+a
アスランはメイリンの悲哀の表情を見て、答えた。

「わかった…それで君の気が済むなら…」

アスランはメイリンを椅子から立たせてきつく抱きしめた。

「アスランさん…私、うれしいです…」

メイリンは再び涙を浮かべた。これが最初で最後のアスランの愛情を噛み締めるかのごとく
メイリンはアスランと唇を交わした。

「んっ…」

二人の舌は軟体動物のように絡み合ってお互いを離さない。お互いの唾液が顎を滴ったとき、
メイリンは唇を離し、衣服を脱ぎ始めた。そして下着姿になるのにそう時間は掛からなかった。

「シャワー、浴びてきますね。」

メイリンはシャワー室に足を進め、そこから水滴がタイルを打ちつける音が聞こえはじめた。
何分しただろうか。蛇口を閉める音とともに、水滴の音は止まり、すりガラスにメイリンの肢体が
うすらぼんやりと現れ、その後、バスタオルを巻いた彼女を見るのは二度目だった。
アスランもシャワーを浴びた。考えるのはもう止めていた。もうそんな余裕は無い。ただ
メイリンの思うままにするだけだ。

シャワーから出て、アスランはメイリンがいなくなっていることに気づいた。しかし、その衝撃はすぐに
ベッドのふくらみが解消した。

ベッドに体を滑り込ませたアスランは初めてメイリンの生まれたままの姿を見た。メイリンは多少、
羞恥心からか、それともシャワーの熱なのかわからないが顔が赤らんでいた。その瞬間、アスランの頭の線は
完全に切断された。貪るようにメイリンの身体にしがみついて、豊満な胸を両手でいっぱいにし、
乳頭を舌先で弄びながら、次第に右手を下へと伸ばしていった。

「アスランさん…!!アスラ…」

メイリンの声が途絶え始めた。そして、アスランは右手の指をメイリンの秘密の花園に入園させた。
中はもう粘着質の物質で満たされていた。おそらく、メイリンはアスランがシャワーに入っているときに
準備していたのだろう。アスランの右手に力が入る。

「アスラァンさん!!いやっ…そんな…。」

アスランが手を止めたとき、頭の回線が再び繋がった。

「ごめん…」

メイリンへの強引さに罪悪感が芽生えたアスランの表情はうつむき加減だった。
そんなアスランを見て、メイリンはにこっと笑って

「いいですよ。」

と言いながら、アスランのそそり立つものを手にとって

「今度は私の番ですよ。」

と口内に受け入れた。
477アスメイ:2005/07/25(月) 21:55:17 ID:jWcvxb+a
「うっ…そんなことしたら…」

ぴちゃぴちゃと淫猥な音を立てながら、奉仕する姿に一層、欲情したアスランは
果てそうになる。

「メイリン…もう、俺…」

メイリンは口を外し、ベッドに仰向けになった。

「私も…我慢できない・・・」

アスランは自分の分身をメイリンに向かって突き出す。ズブズブと音を立てながら
飲み込まれていく。絡みつく膣内に快感を感じながら、アスランはゆっくりと動き出す。

「んっ・・」

動けば動くほどメイリンの中は熱を持ち、絡み付いてアスランを離さない。

「アスランさん、アスランさぁん!!」

メイリンはうわごとのようにアスランの名前を呼び続けた。アスランもメイリンのことだけ
しか考えていない。

「もっと、もっと…アスラン…さん!」

メイリンはアスランの動く腰に足を絡ませた。アスランの速度は加速する。

「メイリン…メイリン!」

アスランはもうその欲望を抑えきれない。腰の辺りが隆起する感触を感じた。

「アスランさん…そのままで…いいから…」

メイリンは途切れ途切れに呟いた。メイリンも果ては近い。

「ああああああああああっ!」

二人は奇声とも取れるような声を発して果てた。アスランの温かい白濁液がメイリンの中に
注がれ、溢れている。二人は朝まで汗を流した。それはまるで二度とない睦み合いを
惜しむ涙のようだった。
478アスメイ:2005/07/25(月) 22:02:55 ID:jWcvxb+a
・・・5年後、アスランはカガリと婚約した。あの後、メイリンはオーブを去ってしまいアスランは今でも気がかりだった。
そんな折、突然、メイリンがアスランの元へ小さな男の子を連れて訪れた。メイリンは幼さが抜けて大人の女性に成長していた。

「久しぶり…だな」

アスランは重々しく口を開いた。メイリンはにっこりと笑った。今でもその微笑は変わってない。

「婚約おめでとうございます。」

メイリンはアスランの婚約のお祝いの言葉を言うために来たようだ。

「ああ…。」

沈黙が何分流れただろうか。その空気に男の子は耐えかねて、

「おかあさん、どうしたの?」
「ううん、なんでもないよ。」

こうしてみるとメイリンはすっかりいい母親をやっているようだ。

「結婚・・・したのか?」
「はい、2年前に。夫もこの子をかわいがってくれてるんですよ。」
「そうか、それは何よりだ。ぼく、何歳だい?」

アスランは何の気なしに尋ねた。

「4才!」

アスランの表情が強張り、そしてメイリンに目をやった。

「…メイリン…」

メイリンは笑顔のままだ。

「私はあなたの影を追いたくないっていいましたけど、これじゃあ無理でした。
でも、夫が優しくしてくれるので、最近はそんなことないですけどね。」

「メイリン…」
「アスランさん、私が困ったときは駆けつけてくれるって
言ったの覚えてます?」

メイリンはアスランの顔を覗き込んだ。

「ああ…もちろんだ。」
「それ、変えてもいいですか?」

アスランは当惑した。構わず、メイリンは男の子の頭をなでながら微笑んだ。

「私じゃなくて、この子が困ったときに駆けつけてあげてくださいね。」
「ああ…もちろんだよ…」

アスランの目に涙が溢れた。理由はわからなかったが、その涙は決して
後悔といったものではなかったのは確かだと思う。自分には守るものが
ある、そんな気持ちでアスランの心はいっぱいになった。   〜Fin〜
479アスメイ:2005/07/25(月) 22:03:53 ID:jWcvxb+a
終わりです…駄文スマソ
480名無しさん@ピンキー:2005/07/25(月) 22:23:15 ID:idGbNrCx
萌えました、アスメイ。なんだか大人してますな。
481名無しさん@ピンキー:2005/07/25(月) 23:07:23 ID:gLrpY3/6
漏れもシンルナ早くいただきたい。(´д`)ハァ‥ハァ‥‥
482名無しさん@ピンキー:2005/07/25(月) 23:38:05 ID:bebRrYsN
キララクキタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!!!
GJ!!!
続きも楽しみにお待ちしてます!!!
483名無しさん@ピンキー:2005/07/25(月) 23:48:33 ID:pQIZ5mwz
メイリンけなげで大人ですー!
ますますメイリンに惚れますた(*´Д`*)
484名無しさん@ピンキー:2005/07/26(火) 00:01:35 ID:bebRrYsN
アスメイ

後に引く終わり方だけど、なんかこういうアスメイもいいですね。
切な萌でした。
485名無しさん@ピンキー:2005/07/26(火) 00:07:34 ID:cdhzJNd6
キララク来てたー!!!!
うはーもう萌え死ぬハァハァ(*´Д`)
ダコスタ可哀想www
続き、楽しみにしております

アスメイも切なくてGJでした!
486名無し:2005/07/26(火) 00:09:46 ID:eoeAhBGh
やっぱりキララクはいいですね!
487名無しさん@ピンキー:2005/07/26(火) 00:17:18 ID:+n8rh7SD
冗長の長編じゃないだけで、清清しく面白いわい。
488名無しさん@ピンキー:2005/07/26(火) 02:06:55 ID:AVG3LMYr
<キララク
今度こそダメ・・・萌え死・・・
489名無しさん@ピンキー:2005/07/26(火) 02:22:04 ID:yyfUrf75
アスメイ
内容もさることながら適度に改行してあって読み易かったです
ゼヒ違うのもよんでみたい!
490名無しさん@ピンキー:2005/07/26(火) 02:50:56 ID:oLHs/qoE
マユを…
491名無しさん@ピンキー:2005/07/26(火) 04:48:57 ID:hoZWou6R
誰かイザークものを書いて頂きたいです。
492K.C:2005/07/26(火) 05:18:04 ID:r2MrUzu2
キララク萌えていただけてなによりです。
調子にのって続き書きました。とりあえずこれで終わりです。

※このキラはちょっと壊れぎみで鬼畜なのでご了承ください。

それではどうぞ。
493キララク・完結:2005/07/26(火) 05:19:28 ID:r2MrUzu2
「……それで? メンデルでその資料を見つけてきたの?」
「あぅっ……は、はい……うぅぅんんっ……メ、メンデルに、おそらく潜入していた……あぁぁっ!」
「ラクス……ちゃんと話してくれないとわからないよ」
「だ、だからっ……! こ、こんな……あ、あっ、だ、だめぇぇっっ」
 またあっけなく絶頂を迎えたラクスを抱えて、デスクにまで飛び散った彼女の愛液を指で掬いとった。
 繋がっているところからボタボタと流れる透明な雫を見つめて思わず苦笑がもれる。
 すでに5回もイカされてる身体はどこもかしこも敏感になっていた。会話をするのもやっとだ。
 そんな彼女に拷問のように経過報告をさせていた。
 まともにきいたところで面白くもなんともないし。
 邪魔なシーツを腰に巻きつけるようにして、ぐいっと片足を持ち上げる。
「あっ……ま、まだ……ですの?」
「この機体の説明がまだだよ」
 ブンッ――とモニターに映しだしたのはさきほどダコスタが送ってきた調整済みの機体のデータだった。
 さっきあんな途中で回線を切ったから文句くらい言ってくるだろうと思っていたが、報告不可能だと悟ったのかデータだけを送ってよこした。
 ていうか、最初に僕が出た時点で察しろよ。ああいう気のきかないところがバカにされていいように使われる原因だというのに。
「型番だけみるとストライクフリーダムと同系統だね」
 顎に手をかけモニターを見るよう顔だけを向けさせた。乱暴に膣内を蹂躙する動きはそのままにして。
 ラクスは左手でデスクの端を掴みながらモニターを見上げた。
「あ、そ、それは……はうっ……X20Aとお、同じ、エンジ……あっ、あっ」
「乗るとき慌ててOSを合わせてみたけど、あのドラグーンは改良する余地があるよ。火力と機動性がうまくかみあわない。……で、これの適正値、君にあわせてあるようだけど?」
「で、ですが、他にパイロットが……ああぁっ……お、お願い……あ、あとでなんでもききます、から……ぁ……」
「ダメだよ、時間ないんだから。ほら、僕まだイッてないんだから、ラクスも動いてよ」
 子宮壁にあたるようにゴリゴリと突くと、ラクスはもどかしげに腰を振りだした。まるで迎え入れたくてたまらないといったような姿だ。
 どうせさっき注いだ精液で子宮の中がまだ満たされている。
 もう少しこの状態で焦らしたまま楽しみたかった。
494キララク・完結:2005/07/26(火) 05:20:11 ID:r2MrUzu2
「それにしてもさっきのラクス……大胆だったよね」
 耳元で囁くと、指先で弄っていた乳首が急に尖ってきた。
 さっきの、という言葉に反応している。こうやって言葉で嬲られるのも彼女は好きなのだ。
「いくら慌ててたとはいえ、シーツ一枚で回線に出ようとするなんて」
「あっ……あれは……っ! あ、あなたが勝手に出て……ひ、ぅっ」
「ふふ、またイッていいよ。おまけに股の間からは僕の出したものが垂れ流し状態で、声だって掠れて艶っぽくなっていたのに」
「キ……キラ……ひど……ぅぅっ」
「ああ、泣かないでよ、ラクス。……また虐めたくなるから」
 彼女に覆い被さるようにデスクに押しつけると、優しくいたわるような動きに変えていく。溶けるような内部の熱さとぬめりに気をよくしてゆっくりと味わっていった。
 結合部から見える赤黒い筋張った肉塊を眺める。ラクスが立て続けにイクものだからこっちは張ったままだ。
 そんなに僕のが気持ちいいんだ。
 なんの音沙汰もなかったからもう僕のことなんて半分忘れたんだと思っていた。
 まあ彼女が連絡をとろうとしなかったのは潜伏場所を知られないためだったんだろう。
 そういう割り切れるところがあるくせに、僕の前では腰くだけの淫乱な娼婦に成り下がる。
 もっともそういう女だからたまらないんだけどね……。
「キラ…ぁ……も、……んんっ」
 デスクに上半身だけ乗り上げている格好がキツいのか、ラクスは早くイッてほしいと促すように膣を締めつけて懇願した。その仕草に口元で笑みを零す。
 そんな締め具合じゃもう満足できないよ。
 君の膣が気持ちよすぎるのがいけない。このままイクのがもったいない。もっと壊すくらい抱きたい。
 胸を潰すように揉んでいた手を離し、身体を仰向けにさせて、彼女の両腕を首に回した。
 つかまってて、と囁くと両膝を折るように持ち上げ、そのまま壁際に移動する。
 ラクスは幼女が排泄をさせられるような格好に戸惑いながらも、動くたびに腰に響く振動がたまらないのかろくに抵抗もしなかった。
 壁に彼女の背をつけ、両腕を離すよう促した。
「そこの壁に、手をつけて」
「え……?」
「気持ちよくさせてあげるから」
495キララク・完結:2005/07/26(火) 05:20:53 ID:r2MrUzu2
 微笑みながらそう言うと、ラクスはおそるおそる腕を離した。繋がっているところがわざと見えるように距離をおいて、両膝を固定する。局部を凝視する彼女の瞳に興奮の色が見てとれた。
「ね……僕が入ってるの、見えるだろ?」
「……ふっ、……あっ……」
「このまま突くよ。手を壁から離さないで」
 ズズッ――と引き抜くとラクスの爪が壁にささった。今度は体重ごと押しこむように深く挿入する。ぶしゅっ、と膣内に詰まっていた潮が噴き出して腹の上に飛び散った。
 何度か突いているうちに、ラクスは僕の肉棒でしか身体を支えきることができなくなった。
 膣内で暴れながら出入りするそれを気持ちよさそうな顔をして感じている。もう言われなくても背中がずり落ちないように両手でしっかりと壁につかまっていた。
 もちろんただ気持ちよくさせるつもりなんてない。
 ラクスの腰の辺りにあるパネルに手を伸ばす。最初からこれが目的だった。
 いま重力は地球と同じくらいになっている。……3Gくらいにしてみるか。
「……っ?! は、ぁうっ……!!」
 ズシッ――と急に腰にかかった重みに、ラクスの息が急にあがった。
 それもそのはずで、いま彼女の身体は3倍の重さになっているのだ。ぎゅうっと締めつける膣内の圧迫感に思わず呻き声がもれたが、動くスピードはより一層激しくしていった。
「あっ、あっ、こ、こんなの……っ」
「どう……? すごく、イイだろ?」
「だめ、こっ、壊れ……っ!」
「いいよ、壊れちゃうくらい……感じろよっ!」
 苦しそうに口を開けて喘ぐ彼女に構わず、子宮を突き破るほどの勢いで突きあげていった。
 彼女の重みが、たまらない……。下肢にジンジン響く。初めて過重力を試してみたけど、これほどイイなんて思わなかった。
 ただ惜しむらしくは、僕もそろそろ体力が尽きそうなんだけど……。
 構うもんか、と限界まで腰を動かしていった。
 僕は20Gくらいでも平気だけど、彼女はどれくらい耐えられるだろう。パイロットもするみたいなこと言ってたし、これって訓練にもなるんじゃないか?
 などとどうでもいいことを思ってるうちに、そろそろラクスも限界にきていた。
496キララク・完結:2005/07/26(火) 05:21:42 ID:r2MrUzu2
 最奥で子宮が揺れて震えているのがわかる。そこに何度も亀頭を潜りこませ、ときには抉るように突いて彼女が最も感じるように動かしていく。
 二人の繋がっているところは見るも無惨なほどぐしょぐしょに濡れていた。
「はっ、ふあっ、くっ、だ、だすよ、ラクス……ッ!!」
「あ、ああっ、おねがっ……きて、くださっ……は、あああぁぁっっ!!」
 腰を両手で思いっきり掴んで、彼女の中にぶちまけた。
 と、とまらない……。よっぽど張りつめていたのか、睾丸が何度も収縮して先端が痺れるくらい噴出しているのがわかる。むしろ……痛い。
 でも出しきってしまいたい。ビクビクと震えるラクスを見ながら腰を押しつけていった。
「ふあ……キラ……キス、……して……」
 いいよ、と囁くとちゅっちゅっと音をたてて唇に吸いつき、そして深く重ねた。壁についていた手を背中に回していく。彼女の手の動きを気持ちよく思いながらも、残りの精液を少しずつ出していった。
 で、でも、重い……。
 萎えかけたペニスでは彼女の体重を支えるのは少し辛かった。そろそろいいだろう、と手をパネルに伸ばしかけたそのとき、バシッ、と頬に平手がはいった。
 突然の衝撃に思わず目を見開く。
「この……変態!」
 ラクスの罵声に、なんて返せばいいのかわからなくなった。
 まさかラクスが……ラクスが文句を言うとは。
「バカ、エッチ、変態!」
「……ラ、ラクス……」
「バカ、バカ、バカ、……最低っ! ひどいですわ、重力を、重力を、さ、3Gにするなんて……っ!」
「…………」
「普通に愛してくださっても、それでもわたくしは十分でしたのに……キラなんて、キラなんて……っ!」
497キララク・完結:2005/07/26(火) 05:22:42 ID:r2MrUzu2
 胸を拳で叩きながら文句を言う彼女を見て、どうしようもなく愛しくなった。
 床におろして繋がったまま抱きしめる。胸をまだ叩く彼女を優しく撫でながら、ある懐かしさを感じていた。
 あの人もいつも文句ばかり言ってたっけ。ひどいことばかり、してたからな。
 結局僕はそういうタイプが好きらしい。
 つい意地悪してしまいたくなるような娘にひかれてしまう。
「ごめんね、ラクス」
「……っ、うぅっ」
「もうしないから。だから僕のこと嫌いにならないで」
「き、嫌いになんて……なれるわけ……ありません」
「よかった。大好きだよ、ラクス」
「キ、キラ……あの……」
「ん?」
「ベッド……で……」
 くすっ、と笑うとこめかみに軽くキスをして彼女を抱きあげた。


 一方その頃ブリッジでは、いつになったらさっきのデータの返答をもらえるだろう、とダコスタが頭を抱えていた。

HAPPY END
498名無しさん@ピンキー:2005/07/26(火) 05:46:11 ID:9XKSlE3m
…ナイス!

最後にそう落としますか!
見事なまでにブラッキーで、なんか感動してしまいました。
499名無しさん@ピンキー:2005/07/26(火) 09:27:00 ID:+HwZ8V6O
感動させて笑わせるか・・・

GJ!
500名無しさん@ピンキー:2005/07/26(火) 10:04:18 ID:G8KE0MQY
>>450-452
>>475-478
アスラン! あんたって人は……
メイリンの夫はヴィーノですか?
501名無しさん@ピンキー:2005/07/26(火) 10:41:34 ID:cdhzJNd6
キララク笑い死ぬwww
かなりのエロなのに読み終わってから笑いが止まらないwww
楽しめました!
是非ともまたキララク書いて下さいなー
502名無しさん@ピンキー:2005/07/26(火) 10:52:44 ID:p6MDsjZc
変態と罵るラクス(*´Д`)ハァハァ
萌えさせていただきますた
503名無しさん@ピンキー:2005/07/26(火) 11:29:55 ID:FrWIy8SV
キララクGJ!!!
最後のラクスの暴言がワライモエスww本編でもやって欲しいくらいwwww
キラがずっと攻めてるけどラクスのちょっとしたことで動揺するのがいいですね
504名無しさん@ピンキー:2005/07/26(火) 12:11:07 ID:fnbqxPKW
キララクの感想言う人って wwwwww使う人多いね。
505名無しさん@ピンキー:2005/07/26(火) 12:20:42 ID:fnbqxPKW
それとも同じ人が何回も感想書いてるのかwwww
506名無しさん@ピンキー:2005/07/26(火) 12:46:28 ID:8upvMuvZ
507アスメイ書いてた香具師:2005/07/26(火) 14:01:35 ID:vdtKQfyD
新作執筆します。だれかネタください。
508名無しさん@ピンキー:2005/07/26(火) 14:03:38 ID:CkjL6BJy


シンルナ希望であります
509アスメイ書いてた香具師:2005/07/26(火) 14:05:26 ID:vdtKQfyD
>>500
それは脳内設定にないですが…とりあえずプラントの人じゃない
ことは確かです。作品を補完すると、メイリンがオーブを去った理由は
アスランに子供の存在がばれるのを避けてのことです。アスランは
生真面目ですから、このことを知ったら責任をとると言いかねなかったので…
カガリとの幸せを望んでいたんですね、メイリンは。で、婚約が発表されて
自分も結婚したので、もうアスランと会っても大丈夫と思ってオーブへ来た
という設定でつ。書ききれなくてすみませんでした。
510アスメイ書いてた香具師:2005/07/26(火) 14:06:10 ID:vdtKQfyD
>>508
了解!執筆に入ります。
511名無しさん@ピンキー:2005/07/26(火) 14:33:21 ID:QZ6DgEzY
>>507
シンカガもいつか書いて欲しいです
512名無しさん@ピンキー:2005/07/26(火) 16:18:52 ID:AVG3LMYr
やべぇなこのネ申具合は・・・あんたすげえよ!
ラクスかわいいよ!変態吉良様かっこいい・・・やはりこの方には黒が似合うのか・・・?GJでした!
513シンルナ:2005/07/26(火) 16:20:33 ID:vdtKQfyD
投下開始します。見てやってください。
514シンルナ:2005/07/26(火) 16:21:43 ID:vdtKQfyD
・・・最近、夜が怖い。夢、それも悪夢に苦しめられる。アスランとメイリンを手にかけたという
罪悪感が引き起こすのだろうか。何かの文献で読んだが、悪夢は精神を整理するために見る
という。だったら、俺はずっと悪夢に苦しまなければならないのだろうか・・・

今日もシンは悪夢を見た。いつも同じ映像がビデオを見ているかのように流れる。爆散するグフ。
アスランとメイリンの呼ぶ声。

「ううっ・・・」
「・・・シン、シン!・・・大丈夫か?シン!」
「はっ!!」

レイの声を聞いてシンは夢から醒めた。こんな日々があとどれくらい続くのだろうかとシンは落胆した。
ひどい寝汗をかき、こうしてたびたび寝起きを繰り返しているので、精神的にも
体力的にも焦燥しているのは言うまでもない。シンは気だるい体をのっそり起こし、枕元のタオルで汗を拭った。

「ごめん、俺のうめき声で起きたんだろ?」
「ああ、気にするな。」

レイにも非常に迷惑をかけてしまっているのはレイの疲労の表情見れば明らかだ。
しかし、レイは一言も文句は言わない。レイもシンがうなされる原因をよく理解しているからだ。

翌日、シンは部屋変えをタリアに要請した。個室を要求したので、レイとの仲に何かあったのかと
追求された。が、本当の理由を話して心配をかけたくなかったのでデスティニーのOS調整を遅くまでやりたい
ので個室が欲しいと言った。しかし、タリアは首を縦に振らなかった。

「実は、部屋が足りないの。ついさっき、ルナマリアに個室を与えてしまったから。
本当ならフェイスのあなたが優先されるべきなんだけど…」
「・・・わかりました。」

シンは理由を追求しなかった。それはタリアの表情が雲っていたからだ。きっと何か理由があるに違いない。
515シンルナ:2005/07/26(火) 16:22:25 ID:vdtKQfyD
・・・今日からコックピットで寝るか…

落胆して通路を歩いていると、向かいからルナマリアが歩いてきた。彼女の顔色は暗く、
そして目の下にひどいくまができていた。睡眠不足のようである。

「シン、どうしたの?」

ふいにルナマリアがシンに尋ねた。

「えっ?何が?」
「すっごいくまが出来てるわよ。」

最近、シンは鏡を見ていなかったので自分にそのようなものが出来ているとは気づかなかった。

「ルナだって。」
「えっ!?そ、そう?」

・・・ルナも疲れてるんだ。そうだよな、妹が・・・妹が死んだんだ・・・寝れなくて当然だ・・・
その妹を殺したのは・・・俺だ・・・

その夜、シンは毛布をもってコックピットにもたれ掛けた。レイは気にしなくていいと言っていたが
やはりOS調整すると言って部屋を離れた。これで気兼ねなくレイも休めるだろう。
その時、コックピットをコンコン叩く音が鳴った。レイかと思い、モニターを展開するとそこにいたのは
ルナマリアだった。

「シン?ちょっといい?」

シンはコックピットのハッチを空け、シートから身を乗り出した。

「何?」
「インパルスのプログラムを手伝って欲しくて部屋にいったら、レイがここにいるっていってたから。」
「いいよ。」

シンはコックピットから出て、ルナマリアと一緒に部屋に向かった。

シンは作業に取り掛かった。それまでの自分向けのプログラムからルナマリア向けのプログラムに変えるのは
骨の折れる作業だ。シンはザクのデータを見ながら、徐々に組み立てていく。

「ルナ、先に寝てていいよ。俺、やっとくからさ。」
「本当?ごめんね。」
「いいよ。」

・・・どうせ、俺は寝れないのだから・・・
516シンルナ:2005/07/26(火) 16:23:42 ID:vdtKQfyD
作業に取り掛かって1時間ほど経ったころだった。それまで穏やかな寝息を立てたルナマリアが突然
うなされ始めた。

「メイリン・・・メイリン・・・!」

シンは作業を中断してルナマリアを見た。ひどいうなされ方だ。ルナマリアも自分と同じ目にあっていたのだ。
だから個室をとったのだと納得できた。

「ルナ、ルナ?大丈夫か?」

シンはルナマリアを起こした。ルナマリアは怯えたような顔をして、ひどく焦燥していた。

「シン・・・うっ、うう・・・」

ルナマリアは涙ぐんでいた。悪夢に疲れ果てたようである。そしてルナマリアは上半身を起こし、
シンを抱きしめてその胸の中で泣き始めてしまった。

「ルナ・・・」
「お願い・・・少しでいいから・・・こうしていて・・・」

シンはルナマリアにかける言葉が見つからなかった。

「シン、お願いしていい?」

ルナマリアはそのまましゃべりはじめた。

「何?」
「一緒に・・・寝てくれない・・・?」
「えっ?」

シンは困惑した。

「怖いの。」

ルナマリアは顔をあげ、懇願するような瞳でシンを見つめた。その瞳にはまだ涙が浮かんでいた。

「・・・いいよ・・・」

二人は一緒にベッドに入った。ルナマリアはシンを抱きしめたまま再び眠りに落ちた。
シンもそのうちまどろみ、眠りに落ちた。
517シンルナ:2005/07/26(火) 16:25:43 ID:vdtKQfyD
今日はこれでおしまいです…駄文スマソ
518名無しさん@ピンキー:2005/07/26(火) 16:29:39 ID:WplCQboP
>>517
GJです。
(;´Д`)ハァハァ・・・途中で止めないで・・・
519名無しさん@ピンキー:2005/07/26(火) 17:04:56 ID:P73YKG4p
GJ。
一緒に寝る二人にハアハア(´Д`;)……期待しとります。
520名無しさん@ピンキー:2005/07/26(火) 17:59:15 ID:8OjiGIth
>>517
生殺しGJ!!!本編でもこんな描写あればなぁ・・
521外伝 ◆9QlRx9nooI :2005/07/26(火) 18:09:16 ID:+1orHfg5
シン×ステラ死姦を投下します
死姦注意
522シン×ステラ死姦:2005/07/26(火) 18:10:52 ID:+1orHfg5
 インパルスのコクピットでシンは泣いていた。
膝の上で抱く少女。その体温がどんどん下がるのが、はっきり分かるから。

 ステラ

 多くの街を壊し、大勢の人を殺した<デストロイ>のパイロット。
 だが。
 シンにとっては、何よりもかけがえないのない人。
 触れ合った時間は確かに短い。
 それでも。
 シンにとっては、守りたい存在だった。守らねばならない少女だった。
 妹と同じように。

 だけど。
 結局守れなかった。
 そう。また守れなかった。

 デストロイのパイロットがステラと知り、シンはその命を救おうとした。願った。
 その願いも祈りも、フリーダムが打ち砕く。叩き潰す。

 破壊されたコクピットから投げ出されたステラは、程なく息を引き取った。
 シンの、彼女の数少ない親しい人の腕の中で。

 シンは泣いた。そして、ステラの死体を抱え、インパルスへと乗り込む。
 ザフト兵が止めようとするが、逆に一睨みでそのシンは彼らを止める。

 飛び立ったインパルスは、ステラの安住の地を求めて飛び続ける。
 そのコクピットでは、どんどん冷たくなるステラにシンがただ泣いていた。
 最初はまだ温もりのあったステラ。
 その温もりの代わりに、冷たさと、そして硬さが伝わってくる。
 すでに少女の柔らかさは失われ、死後硬直が起こっていた。
 冷たく硬くなるステラ。それは否応もなく死を実感させる。

 やがてインパルスは、一つの湖へと降り立つ。
 鏡のように澄んだ湖。シンが選んだのは、そんな場所だった。

「ステラ。着いたよ」

 ステラを抱え、桟橋へと降り立つシン。
 少年の顔は、悟りきったように穏やかだ。
 そして少女の顔は、すっかり蒼ざめていた。艶々の紅い唇も、今は蒼ざめている。

 その蒼い唇に、
 シンは己の紅い唇を重ねる。

 ステラの唇は冷たく、
 それをシンの唇が暖める。
 それも一瞬のこと。
 シンが口を離すと、その唇はまた蒼ざめる。

「ステラ」

 ステラをそっと地に降ろし、
 シンは彼女のパイロットスーツを脱がす。
523シン×ステラ死姦:2005/07/26(火) 18:11:55 ID:+1orHfg5
 連合のピンクのスーツの下には、
 少女のまだ若い肢体が隠されていた。
 年相応の瑞々しい裸体に、シンは目を奪われる。

「綺麗だよ。ステラ」

 ステラの裸は、本当に綺麗だった。
 蒼く生気のない表情が、その澄んだ美しさを際立たせる。
 
 だが。

 シンが望んだのは、生きてるステラとの交わり。
 それが叶わない今。
 せめて死んだステラを愛そうと覚悟した。

 少女にしては形良く膨らんだ乳房。
 そっと手を伸ばして触れると、そこも硬かった。死後硬直は。ここまで及んでるようだった。
 生前はピンクだったはずの乳首も、今や蒼ざめている。

「ステラの胸。意外に大きいんだね」

 シンは構わずに、体重を乗せて、硬くなった乳房を揉みほぐす。
 ぎゅっ、ぎゅっ
 リズミカルに。想いを込めて。

「どう? ステラ。気持ちいい?」

 死体は応えない。死んでいるから。
 シンはそっと、先端の蕾を口に含み、軽く吸いたてる。
 硬く冷たいステラの乳首。無味乾燥だった。
 どんなに弄くっても、小さくへこんだまま。

 シンは胸から離れると、彼女の両脚を広げ、脚の付け根を凝視する。
 頭髪同様の、淡い金色の薄い陰毛に覆われた割れ目。そこも、今や蒼く硬い。
 そっと割れ目に指を這わせると、その硬さがはっくり伝わる。
 死後硬直のせいもあるだろうが、やはり経験がないからだろう。

「ステラ」

 シンは彼女の金髪をよしよしと撫で、

「ちょっと、我慢してくれよ」

 そう言って、彼は自らのパイロットスーツの股間のチャックを開け、自らの分身を取り出す。
 少年のイチモツは、すでに固く勃起していた。
 こんな状況でも勃てる自分に、シンは悲しい苦笑を浮かべる。

「挿れるよ。ステラ」

 死体に一声かけ、
 シンは己の分身を、死んだステラの入り口へと宛がう。
 ぴっちりと閉じ、侵入を拒むそこは、固い肉の壁のようだった。
「ステラ・・・・・!」
 シンの頬を、涙が一筋落ちる。
524シン×ステラ死姦:2005/07/26(火) 18:12:45 ID:+1orHfg5
 シンの頬を零れた涙が、ステラの頬へと落ちる。
 その瞬間−

 シンの頭上から『種』が落ち、弾けた。

「うおおおおおおおお!!!!」

 シンの目から焦点が消え、力を込めたイチモツが、肉の壁を突き破り、
ステラの処女をも一気に貫く。

「はぁ・・・・・はぁ・・・・」

 ステラの膣にモノを収めたまま、シンはその予想外の快感に身を引き絞る。

 ステラの膣は、狭く硬く、そして冷たかった。

 その冷たい膣を、シンの灼熱した肉棒が、いっぱいに広げる。
 無理矢理こじ開けられたステラの割れ目からは、血の一滴も流れなかった。
 もう流れる血もないのだろう。

「ステラ・・・・・ステラ・・・・・・・」

 一つに繋がったまま、シンはぼろぼろと泣き、その涙がステラの蒼ずんだ顔を濡らす。

「俺は・・・・・・・!」

 そして。シンはステラの膣で果てた。
 ステラの冷たい膣を、シンの熱い精液が満たす。

「はぁ・・・はぁ・・・・はぁ・・・・」

 思いの全てを解き放ち、

「ステラ・・・・・!」

 シンは繋がったまま、ステラを抱きしめて、キス。硬く蒼い唇に。
 そして泣いた。

 その後。
 ステラの死体は、シンの手によって、湖へと沈められる。
 そして。
 お魚さんに食べられました。
525外伝 ◆9QlRx9nooI :2005/07/26(火) 18:13:42 ID:+1orHfg5
終わりです
526名無しさん@ピンキー:2005/07/26(火) 19:04:06 ID:jptY0NTN
>>525
そんなにシンが嫌いなんですか?
527名無しさん@ピンキー:2005/07/26(火) 19:17:03 ID:p6MDsjZc
ヒロシです…

>>517GJ!!

いっぺん言ってみたかったとです!!

ネタが古くて申し訳ないとです…
528K.C:2005/07/26(火) 20:35:27 ID:XTkOK8TS
読んでいただいた方ありがとうございます〜。
変態キラは書いてて楽しいのですが、読まれる方にはどうかと思い
ああいう形で〆させていただきました。
あと、キラは動揺してるわけじゃなくて、懐柔しようとしてるだけで……
そういうキラです、ハイ。

>是非ともまたキララク書いて下さいなー
キララク好きなのでまた書きたいですねー。
本編で燃料がはいったならば、そのうち。
ていうかアスルナの続きをはやくうpしたいのですがー。
(誰も覚えちゃいないだろう)
529名無しさん@ピンキー:2005/07/26(火) 20:37:17 ID:bLWIW+Hw
もういいよ
530名無しさん@ピンキー:2005/07/26(火) 20:40:15 ID:Ti3NHEqX
本編のラクスは新興宗教の教祖様みたいなのでアレだったが、
こういうラクスはいいぞ。黒キラは止め処がないが、はっはっは。
531名無しさん@ピンキー:2005/07/26(火) 20:46:24 ID:aUDf6LF0
丁寧な神だな〜
おつかれさんです
また待ってます
532名無しさん@ピンキー:2005/07/26(火) 21:52:47 ID:errPtj1R
>>522
オチクソワロスwwwww
533名無しさん@ピンキー:2005/07/26(火) 23:22:27 ID:mnpHhxuY
シンルナ(;´Д`)ハァハァ
続きはあるんですよね、期待してもいいんですよね。
534名無しさん@ピンキー:2005/07/26(火) 23:39:23 ID:Q3x5Y/Sr
ダコラクとか駄目ですか?
535名無しさん@ピンキー:2005/07/26(火) 23:47:50 ID:BDGBDB8i
ありあり!がんばれ
536名無しさん@ピンキー:2005/07/26(火) 23:50:39 ID:p6MDsjZc
投下したかったら投下汁
反応は面白かったらGJがくるし
そうでなかったらスルーされる
とりあえず投下しれ
俺は待ってるから
537名無しさん@ピンキー:2005/07/27(水) 00:00:32 ID:s04HQIZ2
レクイエム=反射衛星砲
538名無しさん@ピンキー:2005/07/27(水) 00:19:15 ID:xcfSi+l3
未だに前々スレのシンカガの続きを待っている自分がいます・・・
539名無しさん@ピンキー:2005/07/27(水) 00:54:25 ID:51pDO0wX
シンカガや、シンメイお待ちしております。主役のシンがんがれー
540名無しさん@ピンキー:2005/07/27(水) 01:01:14 ID:X3TwdO3J
シンタリとか。
541名無しさん@ピンキー:2005/07/27(水) 01:10:16 ID:O3zzH66e
アウステきぼん
542名無しさん@ピンキー:2005/07/27(水) 01:11:29 ID:ThgPIgXl
>>521のシンステ読んだら鬱になった。orz
誰か幸せなシンステキボン。
543名無しさん@ピンキー:2005/07/27(水) 01:19:15 ID:D1BbD1Kz
ここはリクエスト受け付け場では無い、とゆ〜のは過去の話なのか…?
夏だからなのか?
見るたびにリクエストだけでスレが伸びているのを見ると悲しくなるのは俺だけなのか?
544外伝 ◆9QlRx9nooI :2005/07/27(水) 01:27:55 ID:We0nlLfz
読んでくれた方、レスしてくれた方、ありがとうございます。
基本的に反論レスはしない方針ですが一回だけ。
>>526 好きだから書いたんだよ! ていうか嫌いなキャラじゃ書けん!
>>532 >>542
湖に沈められたステラは、お魚さんに食べられ、ぶくぶくの水死体になって浮かぶと思うのです
545名無しさん@ピンキー:2005/07/27(水) 01:32:37 ID:9hV0zi9r
>>544
だったらラブラブでお願いしますよ!!!!!
マジでシンステ安置の方かと思ったじゃないですか!!!
失礼ってスイマセンでした!!!orz
546名無しさん@ピンキー:2005/07/27(水) 01:34:07 ID:H2rhYhJm
>>543
俺もだ、職人の数は限られてるんだから考えてもらいたいな
欲を言うなら新人の「○○投下しても良いですか?」もやめてほしい
投下したいなら投下したらいい
それが良作ならみんなGJで返してくれる
547名無しさん@ピンキー:2005/07/27(水) 06:54:12 ID:edgdY7En
もういいじゃん
ここはそういうすれになったんだよ
548名無しさん@ピンキー:2005/07/27(水) 08:35:50 ID:UNX5cE2V
( ・∀・)つ旦~
マァオチャデモノメ!
549名無しさん@ピンキー:2005/07/27(水) 10:35:18 ID:7dVHdvxD
シンルナ萌え燃え!!
550名無しさん@ピンキー:2005/07/27(水) 10:47:15 ID:23gNEwGi
シンルナ凄くイイ!
やっぱ正当派は萌え〜(;´д`)ハァ‥ハァ‥
551名無しさん@ピンキー:2005/07/27(水) 10:53:46 ID:23gNEwGi
>>547

あげ
552名無しさん@ピンキー:2005/07/27(水) 11:17:28 ID:LkjqIkme
シンルナ厨って必死だな
さすがだ
553名無しさん@ピンキー:2005/07/27(水) 12:00:27 ID:51pDO0wX
アスランもすごいな。

親友と同じ顔の女と付き合うなんて…。
普通の男だったら絶対無理だwww
さすがwwwww


エロパロ板の住人があちこち出張してるよ
554名無しさん@ピンキー:2005/07/27(水) 13:25:54 ID:J9PYnGy+
種世界で間違われる描写がないからキラカガは別に似てはいないという
設定なんだろう

それにしてもまたホモ厨か。夏だな。
555名無しさん@ピンキー:2005/07/27(水) 13:49:52 ID:390qnJPN
>>553
それを言い出したら、あの世界のほとんどは同じ顔
556名無しさん@ピンキー:2005/07/27(水) 15:47:25 ID:tHd+/fsg
>>553 マジレスすると。
男女の双子は二卵性双生児で、男は父親似、女は母親似になる。よって男女の双子は似ない。
キラはコーディネイターだからそこら辺は分からんが、少なくともキラとカガリが似ているという描写は見当たらない。
ちなみに男同士、女同士の双子は一卵性双生児でよく似る。
557名無しさん@ピンキー:2005/07/27(水) 15:52:23 ID:3KWVHN7U
同性でも二卵生の場合はあるけどね
558名無しさん@ピンキー:2005/07/27(水) 16:10:59 ID:qFL5paBG
>>556
風魔の小次郎の項羽と小龍は双子じゃないのに似ていますが……
559名無しさん@ピンキー:2005/07/27(水) 16:27:32 ID:LN2r0ayg
マナカナも二卵性の筈だが?
560名無しさん@ピンキー:2005/07/27(水) 16:28:11 ID:Bkzgtmd4
つーかアスランだから。
親友と同じ顔だろうがいいんじゃね?
カガリは男じゃないんだから。
561名無しさん@ピンキー:2005/07/27(水) 16:28:57 ID:xcfSi+l3
>>556
マジレスで申し訳ないが、男は父親似で女は母親似なんて
いう「絶対」があるわけないと思うんだが。
あと、男同士、女同士の双子でも二卵性ってあるよ。
マナカナとか実は二卵性。
562名無しさん@ピンキー:2005/07/27(水) 16:29:39 ID:+DEJHJw8
むしろ吉良に似てるからこs
563名無しさん@ピンキー:2005/07/27(水) 17:24:16 ID:J9PYnGy+
いいからホモ話ホモ主張したいやつは801板逝って帰ってくるな
564シンルナ:2005/07/27(水) 20:43:03 ID:+T0XKhPk
忙しくてこれだけしか書けませんでしたが投下します。
暇を見て執筆しているので生殺しになってしまいますが
ご了承ください。おながいします。
565シンルナ:2005/07/27(水) 20:44:02 ID:+T0XKhPk
再びシンは悪夢に襲われた。これまでになくリアルなものだ。アスランとメイリンが自分を叱責している。

・・・なぜ、俺達を撃った!・・・
・・・シンは私たちに恨みでもあるの?・・・

そしてようやく目が覚めた。辺りは夜明け前特有の薄暗さで満たされ、にわかに鳥の鳴き声が聞こえてきた。
そして、シンはルナマリアがいつの間にかひざまくらをしてくれているのに気が付いた。

「ル、ルナ?」
「あ、シン、おはよう。」

ルナマリアはシンの顔を覗き込んで挨拶した。シンは困惑気味な表情で身体を起こした。

「えっ、あの、その、なんで…?」
「1時間くらい前に、シンがうなされているのに気が付いたか・・・起こすのも可哀想だし、こうすれば
落ち着くかなぁと思って。」

シンは申し訳なさそうな表情をした。

「ごめん・・・起こしちゃったね・・・ルナも寝不足気味なのに・・・」

ルナマリアは首を横に振った。

「ううん、シンが付いていてくれたから、安心して眠れたよ。」

シンはここで年頃の女性と一緒に寝たのを再確認して赤面した。疲れていたせいか、そういう思考回路が
さっきは働いていなかったようだ。そのとき、ルナマリアがシンを抱擁した。

「かわいそうに、シン・・・シンも傷ついてたのね・・・」

シンは心が締め付けられるような想いがした。ルナマリアの優しさに触れてそれまで張りつめていた精神が途切れた。

「ルナァ・・・うっ・・・ううつ・・・」

シンはルナマリアに抱かれて涙した。先ほどまでとは立場が逆になっているのは、お互いが同じ傷をもっているから
に違いない。

「シン・・・」

泣きじゃくる口元を覆いかぶさるようにルナマリアの唇がシンの唇と重なった。そして唇を離し、ルナマリアは
シの耳元で囁いた。

「わたしが・・・慰めてあげる。」
566シンルナ:2005/07/27(水) 20:44:50 ID:+T0XKhPk
これだけでつ・・・時間があれば一気に書けるのですが・・・
またのお楽しみを・・・
567名無しさん@ピンキー:2005/07/27(水) 21:00:53 ID:23gNEwGi
GJ!!職人さんさすがです。
続き激しくキボンヌ
568名無しさん@ピンキー:2005/07/27(水) 21:45:42 ID:2TweuJZg
>>561
近年読んだ何かの本で「男は女親に似ると言う」とかとあったような
(※言われた側は女であり言った相手を殴っていた)
569名無しさん@ピンキー:2005/07/27(水) 21:48:33 ID:DVVFnFBC
>>566
GJ!!!またしても不殺か・・・憎いぜこの!
570名無しさん@ピンキー:2005/07/27(水) 22:04:37 ID:Z0xRpED9
>>566
>またのお楽しみを・・・
別に待っていませんよ。行間空けると無駄にスペース取るのでやめてください
それとも文体を気にしてるつもり、とかいうんじゃねえんだろな

いもげんさん来ないかなー
571シンルナ:2005/07/27(水) 22:12:26 ID:+T0XKhPk
>>570
それは失礼いたしました。確かに無駄に容量使っちゃうかもしれませんしね。
出来るだけ気をつけます。
572名無しさん@ピンキー:2005/07/27(水) 22:25:26 ID:+DEJHJw8
>>570全体が無駄だと思うのですが
もちろん俺モナー
573名無しさん@ピンキー:2005/07/27(水) 22:27:07 ID:fVDV2RyO
>>561,568
男は女親似、女は男親似が多いんじゃないか?
なんとなく、自分の周りではイトコとかそのパターン多し

まあ、双子なら二卵性でも兄弟似だろ
574名無しさん@ピンキー:2005/07/27(水) 22:30:07 ID:Fy5eWvAJ
まったく行間空けないのも見づらいけどな。
要はバランスって事で。
575名無しさん@ピンキー:2005/07/27(水) 22:35:35 ID:23gNEwGi
ここら辺で止めて新しいSSの投下を待とうじゃないか
576名無しさん@ピンキー:2005/07/27(水) 22:37:35 ID:R4jyik7R
>>570
乞食のくせに偉そうなこと言ってんじゃねぇよ死ね
577名無しさん@ピンキー:2005/07/27(水) 22:40:04 ID:KVMrJYwQ
>>566
GJ!!とてもよかった
>>570
>>1嫁
ここのルールもしらんのか
578名無しさん@ピンキー:2005/07/27(水) 22:40:30 ID:67y3qNbh
>>568
そんなのは迷信だと思う。
両親のどっちに似るかなんて、身体的特徴の遺伝子に両親のどちらの遺伝子が多いかだろ。
息子は母親を意識するし、娘は父親を意識するだろうから、雰囲気が似るのはありかもしれん。
老年夫婦とか、飼い主とペットとかってだんだん似てくるって言うし。

そういえば、昔は双子というと一卵性が多かったらしいが、
最近は不妊治療等の関係で二卵性の双子が増えてるらしいな。
コーディネイターも二卵性の双子が多いのもしれん。
579名無しさん@ピンキー:2005/07/27(水) 22:47:17 ID:23gNEwGi
確かに…↑
580名無しさん@ピンキー:2005/07/27(水) 22:58:49 ID:IqRN7htH
>>570
投下歴も長く、神聖化されている職人の方々の作品を待つのは普通だと思いますが、新たな職人様に「別に待っていない」というのは失礼では?
(まぁこちらも投下出来る技量なんて無いから偉そうなこと言えませんが……)
投下して頂けるのは素晴らしい事なんですから、もっと新職人様を歓迎(明らかな板違い除いてですが)しましょうや。本当に嫌な作品ならスルーすれば済むことですし。

>>566
シンルナGJ!生殺しもまたイイ(・∀・)!!
どんな風に板に書かれようが、書き込まずにROMってる大半はアナタの味方です。良い作品をワクテカして待ってます!ガンガって下さい!!

長文&マジレス失礼しましたorz…
581名無しさん@ピンキー:2005/07/27(水) 23:04:30 ID:23gNEwGi
>>580

激しく同意
582名無しさん@ピンキー:2005/07/27(水) 23:22:23 ID:IqRN7htH
581氏サンクス。
とりあえず雑談気味になってきたから575氏に同意して待ちましょう。
583名無しさん@ピンキー:2005/07/27(水) 23:39:03 ID:H2rhYhJm
>>580はこの板の住人全員の意思という事で
ガッテンしていただけましたでしょうか…?
584名無しさん@ピンキー:2005/07/27(水) 23:46:42 ID:23gNEwGi
あげ↑
585名無しさん@ピンキー:2005/07/28(木) 00:16:19 ID:mYt5XGvu
>>583
( ・∀・)つ皿ガッテン! ガッテン! ガッテン!
586ネオマリュ1/13 ◆VD8DX/Tl/M :2005/07/28(木) 03:10:05 ID:LBDDFuVN
どのカプも行く末が気になる時期ではあるが、マターリ行きましょうや…
ネオ×マリュー、投下します。今回は黒くないよ。


【Recognition】

 静寂の夜。
 昼夜を問わず突貫工事で修理が行われているアークエンジェルの艦内は、場所によっては常にない
静けさに包まれていた。
 オーブの修理用ドックに入ってからは、艦の安全は寧ろ約束されていた。見回りの警備兵もいない
静かな廊下をマリュー・ラミアスは1人、進んでいた。
 工事の喧噪もさすがにここには届かない――彼女が立ち止まったのは医務室の前。
 結局はこの場所に惹かれずにはいられないのか。未だここから出ることのない男に。

 足音を忍ばせて中に入ったマリューは、まず左のベッドに眼を落とした。
 アスラン・ザラは安らかな寝息を立てていた。
 運び込まれたときは怪我の痛みと、ザフトで立て続けに起こった衝撃的な事件のせいで軽いパニックに
陥っていたのか、彼は安眠を得ることもなかなかできないでいた。鎮静剤と点滴に混ぜた睡眠導入剤の
力で無理矢理に眠りについていたアスランも、キラやカガリとの会話でだいぶ落ち着いたのか、
うなされることもなくすやすやと寝ている。
 アスランの額にかかる髪を払い、掌をあてて熱がないことを確かめながら、マリューは安堵した。
彼はもう大丈夫。彼が想い、彼を想ってくれる仲間の元に戻ってきたのだから。
 だが、この部屋にいるもう1人の男は――
「……この艦の艦長ってのは、ナイチンゲールの真似もするのか?」
 マリューが振り向く前に、その男の方から声をかけてきた。
587ネオマリュ2/13 ◆VD8DX/Tl/M :2005/07/28(木) 03:11:42 ID:LBDDFuVN
 暗い室内で、深海の青が光る。冷徹な観察者を思わせる静かな視線。
 今夜は何もかもが静かだ。この男の心さえ波立ってはいない。
 マリューはそれを意外に思った。いつまでここに閉じ込めておくつもりだ、この同室の奴は何だ
――そんな文句を言ってこられる方が、まだ納得できる。
「この艦にはガキしか乗ってないのかねぇ」
「……え?」
 マリューが黙っていると、ネオは言葉を続けた。
「見た所、あんたより年長の士官はいないようだからさ」
「あ、ああ……それは……」
 バルトフェルドが宇宙に上がってからは、マリューより年上で士官クラスの『指揮官』はいない。
彼女にとってはもう慣れてしまったその状況について、他ならぬムウがネオの口から疑問を吐いて
いるように聞こえて、マリューは変な気持ちになった。あなたが居たときからずっとこんな調子よ。
戦闘になれば出ていってしまうんだから。そんな台詞が頭に浮かんでも、口にすることはできない。
 今夜もマリューは、ネオの質問には答えず曖昧に笑ってみせた。その反応にはもう飽きたという
顔をしながらも、ネオは文句を言わず、また質問を続けた。
「ブリッジの通信コードは、昔から変わっていないのか?」
「え?」
「……2年前から、同じ?」
「……ええ」
 無意識のうちに自分が叩いた数字を思い浮かべているのか、ネオは複雑な顔をした。何故あのとき、
何の疑問も持たずにそれを入力してしまったのか。知っていたとしか思えないが、知っている筈は
ないのだ。では何故?
 答えは出ない。彼が自らを『記憶を失ったムウ』であると認めない限り、その答えは出ないのだ。
「そういうものは、定期的に変えるべきなんじゃない?」
「……そうだったわね」
 考えるのをやめて憎まれ口を叩き始めたネオに、マリューはまた曖昧に笑った。思いはふと、
目の前の男から離れて、そういう細かい部分で自分を常にフォローしていてくれた副官の面影を
求める。
 ナタル。あなたがいたら、この人に突っ込まれるような不手際はなかったでしょうね。あなたなら
何と言うかしら……今のこの状態を。そしてこの先、彼をどうすべきだと?

 ――戦時下での捕虜に対する正当な扱いを。尋問の後、有益な情報が得られなければ中立地域での
釈放、或いは連合軍への引き渡しを。
 ――記憶喪失を病気の1つと考えるなら、オーブの大きな病院で専門医の診断を受けさせるべき
では?

 理性的な副官が言いそうなことをあれこれ考えているマリューに向かって、ネオは三たび、話を
切りだした。
「あんたに、頼みがあるんだが……」
「えっ……何?」
 うっかり気安い口調で答えてしまい、マリューはやや動揺して視線を泳がせた。ネオは微かに皮肉な
笑みを浮かべたが、彼女の態度に言及することなく、質問に答えた。
「この艦の中を見てみたい」
 咄嗟に何も言えず、マリューは眼を見開いた。
 自分が立ち止まっている間に、周りはどんどん先へと動いていく。
 拘束されたままで自由のないこの男でさえも。
588ネオマリュ3/13 ◆VD8DX/Tl/M :2005/07/28(木) 03:13:34 ID:LBDDFuVN
 両腕を縛られたままで、ネオ・ロアノークはアークエンジェルの廊下を歩いていた。
 後ろでマリュー・ラミアスが銃の弾倉を確認している。
「変な真似をしたら、容赦なく撃つわよ」
「わかってるよ」
 ネオは何の感情もこもらない声で言った。敢えて先に立って案内しようとしないマリューを後ろに
従えて、彼はゆっくりと廊下を進む。
 誰の姿もない。この夜中に働いている者は、殆どが工事に関わっている者だ。修理を必要として
いない場所に人気はない。仕事のない者には、今の内に充分に休息をとっておくように言い渡している。
艦の修理が終わればアークエンジェルはまた戦いに赴くだろう。安全な場所に篭っていられるのは
短い間だけだ。
 静まり返った廊下に、ネオとマリューの足音だけが響く。
 ネオはゆっくりではあったが迷うことなく先に進んだ。食堂、ブリーフィングルームを覗いて、
パイロットのロッカールームへ辿り着く。他の部屋はじろじろと眺め回しただけだった彼が、1つの
ロッカーに歩み寄って、戒められたままの手でその扉を開けた。
 中から、入れっぱなしになっていた紫のパイロットスーツがバサリと落ちた。

 床に広がったその特徴的な色を、ネオはぼんやりと見下ろした。しゃがみこんで拾い上げ、手に
とってじっと眺めている。その様をマリューは内心、胸を高鳴らせながら見守っていた。
 ――何か、思い出せそうなのかしら……?
 やがてネオは溜息をついて立ち上がり、パイロットスーツをロッカーに押し込んで乱暴にその扉を
閉めた。
「……何でエグザスと同じような色なんだ」
「え?」
 小さな声でぼそぼそと呟いたネオに、マリューは声をかけたが、彼は答えない。急に不機嫌そうに
なってロッカールームを出ていく。

 ネオの足が格納庫の方に向かったのを見て、マリューは焦って彼の腕を掴んだ。
「ダメよ、そっちは……!」
 ネオが怪訝そうに振り向く。
「格納庫は、人がいるわ。あなたに見せるわけには……」
 ネオは一瞬不満そうな顔をしたが、すぐにまたその表情をシニカルな笑みに変えた。
「そりゃあ、まずいだろうね。こんな真夜中に艦長の独断で捕虜に艦内を見学させてるところを、
人に見られたら、さ」
 そう言って向きを変え、居住区の方に向かう彼の後ろをマリューはまた無言のまま追った。
 本当に思い出して欲しいのなら、格納庫こそ彼に見せるべきなのだろうか。彼の歴代の愛機の
コクピットに、この男を座らせてみるべきなのだろうか。
589ネオマリュ4/13 ◆VD8DX/Tl/M :2005/07/28(木) 03:15:17 ID:LBDDFuVN
 マリューに指し示させることもなく、ネオはまた、1つの部屋の前で立ち止まった。
 以前、ムウ・ラ・フラガが使っていた部屋。今は誰も使う者もいない。
 もともと士官の少ないアークエンジェルで、士官室の必要性はあまりない。バルトフェルドが
乗っていたときも別の部屋を宛っていたし、カガリにはもっと広い部屋を新しく居住用にしつらえて
使ってもらっていた。縁起が悪いと思ったわけでも、この部屋はずっとこのままに、と思ったわけでも
なかったが――かといって倉庫など別の用途に使おうと思ったこともない。乗務員の少ないこの艦で、
居住区の部屋は十分に余っている。それを言い訳に考えないようにしてきたことが、今になってこんな
形で、自分の未練がましさを思い知らせてくる。
 マリューの苦い思いに注意を払うこともなく、ネオは部屋に足を踏み入れる。彼は彼で、今は自分の
感情を処理するだけで精一杯なのかもしれない。

 かつての彼が過ごした部屋を、ネオはぐるりと見回した。殆ど何も残っていないらしいことは一目で
わかったが、それでも一応、クローゼットを開けたりベッドカバーをめくってみたりしている。
 きちんと整えられた部屋には、彼が使っていた頃の痕跡は殆どない。私物は全て片づけて、マリューが
引き取ってオーブでの家に持ち帰ってしまった。彼には――ムウ・ラ・フラガには、遺品を手渡すべき
家族がいなかったから。
 思い出の品を見せた方がいいのか――自分の私室にもいくつかは持ってきているのだが、と
マリューが考えあぐねている間に、ネオは何もないその部屋を観察するのにも飽きたのか、短い溜息を
ついた。
「どうしたの?……もう、いいの?」
 何か思い出せたのか聞きたい気持ちを抑えて、マリューは無難な質問をした。
「もういいも何も、これだけ何もないんじゃ……見たって無駄だろ?」
「それもそうね。他に見たい場所はある?」
「格納庫に行けないんじゃ、後はブリッジくらいだろうが……」
 そのネオの要望には、さすがにマリューは首を横に振った。いくらなんでもブリッジには夜勤を
置いている。誰にも見とがめられず見学はできないし、彼は捕虜なのだ。艦の中枢部に入れるわけには
いかない。
 見学ツアーはこれで終わりだろうか。結局、記憶の糸口を掴む手助けにはならなかったのだろうか。

 ひどく落胆しながらも、それを顔に出さないよう表情を取り繕うことばかり考えているマリューに
向かって、ネオは思いもかけない提案を口にした。
「――あんたの部屋が見たい」
「え……ええ?!」
 マリューは素っ頓狂な声をあげた。
「わ、私の部屋って……な、何故」
「……それなりに思い出がありそうだから」
 白々しい口調で答えるネオの顔を、マリューは口を半開きにしながら凝視した。何を考えてそんな
ことを言い出したのかわからないが、言っていることは的を得て……いないこともない。
 彼女の部屋は、すぐ近くだった。
590ネオマリュ5/13 ◆VD8DX/Tl/M :2005/07/28(木) 03:17:00 ID:LBDDFuVN
 2人だけの甘い時間を過ごした――『それなりの思い出』が色濃く残る部屋に、結局マリューは
ネオを迎え入れた。

 マリューの私室に入ったネオは、一応型どおりに部屋を見回したが、すぐベッドに腰かけてしまった。
そのまま何を言うでもなく、黙って考え込んでいる。
 そんなネオに、マリューは1枚の写真を差し出した。ネオは怪訝そうな顔でマリューと写真を
見比べたが、大人しくそれを受け取った。
「……これは、俺か……?」
「そうよ」
 写真には、父親に肩車されてはしゃいでいる幼い頃のネオ――ムウが写っていた。メンデルから
持ち帰ったファイルに挟まれていたものを、それだけ抜き取って彼に見せた。
 あのファイルをオーブに置いたまま出撃することはできなくて持参してはいたが、ファイルそのものを
見せることはさすがにできない。刺激が強すぎる。彼にとっては一番強烈な思い出の1つに違いない。
 ピンとこない、と言う顔で写真を弄んでいたネオは、顔を上げずにマリューに聞いた。
「ムウ・ラ・フラガの家族は――今は?」
「……亡くなったわ。お父さまも、お母さまも、彼が子供のときに。兄弟はいなかったし……」
 唯1人の血縁――と呼べるのだろうか――だった父親のクローンも、先の大戦で命を落としている。
「天涯孤独か。……都合のいい経歴だな」
「都合がいいって、何が?」
「……どちらにとっても、さ」
 言葉を濁したネオの顔を、マリューはじっと見つめた。
 それはどういう意味なのか。
 あなたはムウだと言ってネオを洗脳するのに都合のいい経歴、ということか。
 それとも、おまえはネオだと言ってネオ・ロアノークを作り上げることに都合のいい経歴?

 ネオが写真を差し出したので、マリューはそれを受け取って引き出しに仕舞った。他に彼に見せる
べきものがあるだろうかと考えているうちに、またネオの方から次の話題を振ってきた。
「俺と同室の奴――あいつ、ミネルバに乗ってたんだって?」
 ずっと追いかけて最後まで墜とせなかった艦の名前を、ネオはあっさりと口にした。
「ええ、まあ……その」
「どうなってんのかねぇ、この艦は。連合の俺は捕虜で、ザフトの脱走兵は保護して? 軍服は
オーブのだし……ま、レジスタンスってのはそういうもんかもしれないが。目的を同じくする者は
仲間で、そうでない者は敵、ってことか」
「そんなつもりはないわ」
 ずっと曖昧な返事ばかり繰り返していたマリューが急にきっぱりした口調で答えたので、ネオは
驚いて僅かに表情を変えた。
「同じ考えだから仲間だとか、違う考えだから敵だとか……そんな風に考えてここにいるわけじゃ
ない。誤解しないで」
「誰も殺したくない、ただ戦うのを止めさせたいだけ、だって?」
 ネオがまた剣呑な表情になり、バカにしたような口調で言うのを聞いて、マリューは身構えた。
591ネオマリュ6/13 ◆VD8DX/Tl/M :2005/07/28(木) 03:18:39 ID:LBDDFuVN
 だが今日の彼は今までと少し違っていた。一瞬浮かんだ酷薄な感情はすぐに消えて、マリューから
顔を逸らしてまた考え込んでしまう。
「……ヘブンズベースは落ちた。連合対ザフトという図式で考えるなら、じきに戦争は終わるさ。
あとはプラントの要求に従っていさえすりゃ、オーブだって平和になる」
 何か他のことを考えながら淡々と話すネオに、マリューは苦渋に満ちた声で答えた。
「そう単純には済まないわ。あなただってわかってるでしょう。プラントは――デュランダル議長は、
手放しで信じられる相手とは思えない」
「こんなところで、尋問?」
 またからかうように聞いてきたネオをマリューは一瞬睨んだが、すぐにその表情を和らげた。

 今日の彼は少しおかしい。感情が定まらず、親疎の別がつかずに態度がころころと変わる。もともと
敵味方関わらず如才ない方ではあったが、昔馴染みならではの図々しさと敵意とが交互に表れるネオの
顔を、マリューは僅かな変化も見逃すまいと注視した。
 長い髪に隠されて、ネオの表情はよく見えない。2人を隔てる2年という月日が確実にそこにある
ような気がして、マリューはそっと目を伏せ、ネオに気づかれないよう視線を逸らした。
「君らはどうする……?」
 呟くように自分に向けられた疑問に気づいて、マリューはまた、ネオの顔を見た。
 ネオは捨てられた子犬のように心細そうな顔になっていた。

 唐突に、マリューは今日のネオの一連の行動と発言の理由を理解した。
 君らはどうする?――俺は、どうなる?
 己の去就に対する迷いと不安。アークエンジェルの艦内を見学して記憶が戻るか試したのも、戦争の
行方についてマリューに話を振ったのも、全てはそれを振り払うためと考えれば、彼の行動の不可解さも
消える。
 艦内を見て回っても記憶が戻る気配はなく、戦争についてのマリューの答えも、彼の今後を約束する
ようなものではない。……明日が見えない。
 ムウ・ラ・フラガだった頃は決して見せなかった脆さを目の前にして、マリューは悲しげに微笑んで
見せるほかなかった。
 こんな一面を見るのも、自分たちが彼に「あなたはムウだ」と言ってしまったからなのだろうか。
 自分自身をネオ・ロアノーク、それ以外の何者でもないと信じていられたら、彼は強いままでいられた
のだろうか。
592ネオマリュ7/13 ◆VD8DX/Tl/M :2005/07/28(木) 03:20:15 ID:LBDDFuVN
 マリューの顔に浮かんだ憫笑をネオはまた冷ややかな眼で見つめていた。
(散々期待しておいて、思い出せないとなったら今度は同情……いや、哀れみか。忙しいことだな)
 では、自分の方はどうだろう。

 目覚めて最初に思ったのは、生き延びることができたという安堵。そして部下を失ったかもしれない
――確信に近い予感があった――ことへの自責と喪失感。続いて自分を拾ったこの艦に対する興味と
不安。
 いろいろな感情が一気に押し寄せて来て受け止めきれず、結局は『どうにかなるだろう』という
開き直りに落ち着いた。こういうとき不思議に肝が据わってしまうのは、戦場で命のやりとりをする
ことに慣れてしまったからだろうか。
 命に対する畏怖や死に対する恐怖を感じないわけではないのだが……。

 第一波が過ぎ去った後に訪れた次の感情は、この奇妙な艦の乗組員に対する焦燥と怒り、だった。
 いったい何なんだ、こいつらは。
 彼らはネオをムウと呼び、2年前に死んだと思われていたかつての仲間だと言う。
 自分以外の人間全てが訳知り顔で腫れ物に触るような眼で見ている。ネオ本人よりもネオのことを
知っている――そう言いた気にこっちを窺っている。
 彼の意志などお構いなしだ。
 そんな態度をとられては苛つかずにはいられない。
 からかっても嫌みを言っても、向けられるのは憐憫の情。捕虜だと言うのに遠慮がちで……傷つけ
まいとしているのがわかる。記憶を失った気の毒な人間なのだから、優しくしてやらなければ、と?
 冗談じゃない。
 いったい俺をどうするつもりだ。どうしろと言うんだ。捕虜としては扱わず、かと言って釈放もせず、
このまま中途半端な病人扱いで軟禁するつもりか。いったい何時まで? 記憶が戻るまで?
 一生記憶が戻らなかったときは――?

 開き直る時間はとうに過ぎて、ネオは相当、自暴自棄になっていた。
 『どうにかなる』と『どうにでもなれ』は、似ているようで大きく違う。
 しかし彼自身も、こちらから要求を突きつけるほど自らの去就に結論が出ていたわけでもない。
失策に継ぐ失策の果てに捕虜になり、連合軍に戻ったとしてもただでは済むまい。降格? 軍事裁判? 
短気なジブリールが『役立たずは今すぐ始末しろ』と言い出すだろうか。
 連合軍が通常の状態ならその可能性もあったが、今は――。
 デュランダルの演説に世界は大きく様変わりし、連合も大騒ぎになっているだろう。プラントへの
反論、暴徒の鎮圧、内部分裂……捕虜の分際では大した情報も入らない環境だったが、そこがまた
この奇妙な艦ならではだ。捕虜の自分が見ている前で平気で会話し、あまつさえこちらの質問に
答えたりする。
 彼らから話を聞いた限りでは、今連合に戻っても悠長に処分がどうの、という話にはならないかも
しれない。引き渡される部隊がプラントへの抵抗を続けるつもりなら、すぐに強化人間の部下を
回され、プラントを攻めるなり反抗勢力の殱滅なりを命じられて――また戦場か。
 日々泥沼化していくこの戦いで、また若い命を散らさせるのか。今度こそ、散るのは自分か。
 それともこのまま戦争は沈静化し、戦犯として裁かれるのだろうか。……ベルリン他、ヨーロッパの
3都市を焼き払った罪は自分に着せられるのだろうな。まぁ、それはそれでもいい。軍人として命令に
従っただけ、何の罪もないと主張する気はない。
 ムウ・ラ・フラガはMS一機でローエングリンを防ぎ、この艦の乗務員を守ったと言う。
 ご立派な英雄だ。不可能を可能にする男。陽電子砲に灼かれても尚、生き残って戦場に戻ってきた。
俺がそんな男だと――笑わせてくれる。
 こっちは、たった3つの哀れな魂すら守れずに、先に逝かせてしまったと言うのに……。
593ネオマリュ8/13 ◆VD8DX/Tl/M :2005/07/28(木) 03:21:49 ID:LBDDFuVN
 「あなたは、どうしたいの……?」
 今度はマリューの言葉が、ネオを1人の世界から引き戻した。
 いつの間にか隣に腰かけていた栗色の髪の優しげな女は、慈愛の表情で傷ついた男に尋ねる。
「勝手に拾って捕虜にしておいて、何を言い出すんだと思うでしょうけど……」
 マリューの言葉は諭すように心に染み込んでくる。
「私たちは、あなたを苦しめるつもりはないのよ。ただ……その、あなたが覚えていなくても、
私たちはあなたを覚えているから……あなたにとっては迷惑なだけなのかもしれないけど」
 また微笑みがネオに向けられる。今度は、憐れむような笑みではなかった。
 愛しくてたまらないと、震える睫毛の下から大きな瞳が訴えてくる。
「敵対する陣営には、行かないでくれると助かるわ。あなたとは、戦いたくないのよ――あなたと
だけは」
 そう言って、マリューは縛られたままのネオの手に柔らかな掌を重ねた。
 飄々とした態度を装いながらも、その拳がずっと固く握りしめられたままだということに、
彼女は気づいていた。
 どうして気づかずにいられるだろう。生きていると知って、もう一度世界を愛せるのではと
思った。自分が戦う意味さえも変えてしまいそうなくらい、心を占めている存在だと言うのに。

 誰かを倒すために握った拳。
 それを解いて、愛しい者に触れる。
 とても簡単で――難しい、こと。
 君に触れるのが、怖い。

 重ねられた手から逃れるように、ネオは立ち上がった。
 マリューは長身の男を座ったまま見上げた。そう簡単に心を開いてくれると期待してはいなかった
が――傷つけてしまっただろうか。記憶を取り戻すことを強要しないよう、言葉には気をつけていた
つもりではあったが。
「……君らが戦いたくないのは、ムウ・ラ・フラガとだろう。……俺じゃない」
 ネオの言葉に、マリューは納得した。立ち上がり、こちらを見ようとしない男の背中に声をかける。
「……その人は、もういないと言ったわ」
「いいや、いるね。この艦のあっちこっちにそいつは生きてる。ロッカーも部屋も、何だかんだと
空けてあるし、何よりも」
 やにわにネオは振り向いて、マリューの胸の辺りを指差した。
「ここに、いるんだろ?」
 挑戦的にそれだけ言って、また背を向けてしまう。
 マリューはまた、ネオがわからなくなった。
 思い出の中にムウの姿を抱き続けることがどうしていけないのか――それがいったいネオにとって、
どう不都合だと言うのだろう。
 ネオ自身はわかっているのだろうか。
594ネオマリュ9/13 ◆VD8DX/Tl/M :2005/07/28(木) 03:23:33 ID:LBDDFuVN
 心の中でもやもやと膨らんで、次第にはっきりとした形を取り始めているものの正体に、ネオ自身は
気づいていた。
 気づいていながら、それを振り払おうと躍起になっている。
 いくら頑張っても――アークエンジェルの中を見て回っても、何1つ思い出せない。やっぱり俺は
ムウなんて男じゃない。俺はネオ・ロアノーク。地球軍の大佐だ。頑なにそう言い聞かせて、他の
可能性を全て否定しようとする。早く俺を釈放しろ。ここは俺のいるべき場所じゃない。どこへ行けば
いいのかなんて、この先どうなるかなんて、もうどうだっていい。
 ここに居たくないんだ。このまま居続ければ――いつかは認めざるを得なくなる。
 いっそ自分が本当に、そのムウという男なら良かったと……そんなことを考え始めていることを。
 ネオは振り返って、当惑しながら自分を見ているマリューの顔を傷ましく窺った。

 ……所詮、過去を間に挟んでしか向かい合えない関係だ。
 そこに未来がある筈もない。

 縛られたままマリューの顎に手をかけ、ネオはその顔を上に向けさせた。
 唇を重ねても、抵抗するでもなく女はそれを受け入れる。
 ネオはすぐ唇を離した。
 この間、無理矢理抱いたときのようにマリューを陵辱し、今度こそ徹底的に嫌われてしまおうと
思ったのに、何故この女はこうも従順なんだ。自分の気持ちのベクトルが変えられないなら彼女の
方から拒否させてしまえば、無理にでも元の自分に戻れる。そう考えていることを知っているのか
いないのか――。
 女は、両腕を縛っているワイヤーを解き始める。
 いったいどういうつもりだ。
 いや、どういうつもりもこういうつもりもない。彼女が俺を受け入れる理由は1つ。
 俺をムウ・ラ・フラガだと、信じているから。

 重ねられた唇の優しさに、マリューは始め唖然とし、次にどうしようもなく、目の前の男が愛しく
なった。
 ムウとしてではなく、ネオ・ロアノークとして。
 今のキスはムウとして与えられたものではない。微かな震えも――遠慮がちに触れて、ほんの一瞬
だけ情熱的に押しつけられたのも、諦めるようにすぐに離れていったのも、全てはネオのしたことだ。
 彼はマリューを求めている。理由は……よくわからない。
 そして自分はその求めに応えたいと思っている。理由は……これもよくわからない。
 抱かれることで記憶が戻ると期待したわけではないと、それだけはわかっていた。
 でも……それなら何故?
 ムウに戻ってもらう以外に、自分がこの男に抱かれる理由があると言うのだろうか。
595ネオマリュ10/13 ◆VD8DX/Tl/M :2005/07/28(木) 03:24:45 ID:LBDDFuVN
 その感情がどこから来て、どこへ向かうものなのか結論の出ないまま、マリューはネオをベッドの
上に誘った。
 ネオは大人しく彼女の求めに従う。1枚1枚お互いの服を脱がせ、ベッドの下に落としては、露に
なった部分に掌を這わせてその感触と温もりを確かめ合う。
 最後の1枚を脱ぎ捨てて、遮る布を全てなくしてしまうと、2つの躰はぴったりと重なり合った。
どちらからともなく、吸い寄せ合うように肌を合わせ、また、唇を重ねる。

 幾分戸惑いを残したままのネオを唇を、今度はマリューの方が激しく吸った。遠慮はいらない――
そう伝えてくる女の唇に勇気づけられるように、ネオの舌が延びてくるのを、マリューは待っていたと
言わんばかりに強く迎え入れる。
 口の中で、外で、舌を絡ませては息をつき、また唇をしっかりと重ねて確認する。これはお互いが
望んだことなのだ、と。
「2年前の俺は……何度この部屋で、君を抱いた……?」
 野暮な質問をしてくるネオの唇を、マリューは指先で触れながら塞いだ。
「今は聞かないで……そんなこと」
 困ったように微笑んで、男を宥めるように囁く。
「初めてだわ……この部屋で、『ネオ・ロアノーク』に抱かれるのは」
 ネオは何も言わず、また激しく口づけてきた。マリューの口腔に深く舌を差し入れ、隅々まで
舐めあげる――唇や舌の裏側も、歯茎の根元までも。
「ん……ぁふっ……んん……」
 息苦しくて声が漏れる。苦しいのは男の責めのせいだけではない。わけのわからぬ感情が胸を
締めつける。ネオに対する思慕とムウに対する罪悪感がマリューを甘く縛り上げる。
 おかしなことだ。その2人は同一人物、同じ1つの躰の中にしかいない存在なのに。そしてその
躰が、今は自分に触れている。それだけのことなのに。
 もっと深くこの男と繋がり合いたいような、それはこの男を裏切ることになるような、相反する
気持ちが同時にマリューを苛む。これが本能と理性と言うものなのか。理性に蓋をして本能のままに、
女である自分に流されて……それでこんなことに?

 両の胸に同時に触れてきた男の指が、今さら何を考えても引き返すことなどできないと思い
知らせてくる。
「あ……! んんっ、う……!」
 滑らかな稜線を描く弧の頂点に、指はいきなり触れてきた。キスだけで既に勃ち上がりかけていた
その先端を弾き、くりくりとこねられると、ピンクの円は次第に球に近づき、丸みと固さを帯びて
愛撫を受け入れやすい形に変化する。その変化に対応するように男の指はそこを摘み、強く捻って
刺激を加えていく。
「あっ……ああっ……あ、あぅ……」
 全身に汗が滲む。いじられている場所だけでなく、躰中が反応し始める。頂点を摘んだまま残りの
指が膨らみを掴んで、左右対称の動きで揉みしだいてくる。柔らかく豊かな胸の弾力が男の指を深く
食い込ませる。
 ネオのざらついた舌が、乳房の下側をつい、と舐めた。
「んっ……! ぅうん……っ……んっ……」
 1つの場所に愛撫を集中させるネオの頭を、マリューは両手で抱え込んだ。
 焦れる――そんな刺激じゃ、もう――!
596ネオマリュ11/13 ◆VD8DX/Tl/M :2005/07/28(木) 03:26:11 ID:LBDDFuVN
 マリューが自ら足を上げて、ネオの腰に絡めてくる。下半身が摺り寄って来て、男の躰の中央に
あるものを求めて近づいてくる。
 ネオは徐々に固くなってきている分身を、マリューの下半身の裂け目に宛った。挿入するには
まだ早いそれを肉襞に沿わせ、擦りつけるように上下させる。
 ぴくりと震えた女の躰が、次には腰を動かしてさらに刺激の具合を複雑にしていくのを感じて、
ネオは少し意地悪くほくそ笑みながらマリューに声をかけた。
「いつもそんな風にして、奴にサービスしてたのか?」
「……言わないで、って言ったで…しょ……っ、くっ……」
 恨めしそうにネオを見たマリューは、快感に躰を震わせ、また眼を閉じて腰の動きを大きくして
いく。じっとりと汗で濡れ始めた入り口の内側から、別の液体が僅かに沁み出してきた。

 ネオは一方の手を乳房から離して、入り口の近くにある別の突起に指で触れた。予想どおり、
そこももう、探すまでもなく存在を示して露になっている。
「あう……! やっ……そこぉ……!」
 マリューは急に高い声をあげた。解放された一方の乳首には男の唇が吸いつき、入り口を包む
襞にはより固くなった肉棒が押しあてられたままだ。感じる場所を一つも解放されずに新たな場所を
また刺激されては、高ぶるものを抑え込める筈もない。
「はっ……ああっ……んっ! はぁっ、ああぁん……あっ……くぅっ……はっ、はあぁ……っ」
 荒くなるばかりの息の合間によがる声を挟んで、もう唇を咬んで耐えることもできない。秘突に
触れたネオの指が悪戯に円を描いては時に強く押し潰してくる。それとは別のリズムで片方の乳首は
唇で吸われ、もう一方は指で捻られる。ときどき歯が軽く立てられ、ますます固さを増している
それをカリッと食んでくるのが、また堪えられない。
 内壁から分泌される液はもう流れる程にこぼれ落ちて、男の分身を濡らしていく。受け入れる
準備を着々と整えようとしている。
 もう自分の意志なんて関係ない。欲しい……!
「ああっ、もう……きてぇ……あ、あ……!」
「――早いな」
 咎めるように言いながらも、今日のネオはマリューの望みを結局は叶えてくれる。

 入り口に押しあてられていたものが一旦離れ、先端が襞を押し広げるように触れてくる。一際熱い
液を吐き出しながら入り口は広がって、言葉を裏付けるように難なくそれを受け入れた。
 男の欲の塊はするするとそこに滑り込み、マリューの内側にすっぽりと収まった。
「あ、あぅ……ん……んっ…………っ?! あ、あああッ!」
 思いがけずあっさりと入って来たものの感触をもっとしっかり確かめようと、マリューが息を
吐いて躰を緩めた途端、侵入者はその相貌を変化させた。
 いきなり大きな脈動を数回繰り返したかと思うと、急激に大きくなって主導権を奪ってしまう。
充分に濡れたその場所に、暴れても大丈夫と判断したのかどうか、隙間なく張りつめるほど広がって
内壁をぐいぐいと圧迫する。
597ネオマリュ12/13 ◆VD8DX/Tl/M :2005/07/28(木) 03:27:17 ID:LBDDFuVN
 それだけでも悲鳴をあげるほどなのに、ネオはさらに腰を大きくグラインドさせて狭い場所に
固い肉棒を打ちつけてくる。
「はぁう……! ひぁああッ! ああぁん! あ……あ……ああ――ッ!」
 強すぎる刺激に全身が硬直する。両手は枕をしっかりと握りしめ、両脚は指先までピンと延びて
ひくひくと痙攣し、シーツを掻き乱すように蠢き回る。快楽のままに声をあげながら、マリューの
喉は限界まで反ってベッドと平行な線を作った。
「こっちを見ろよ……それじゃ、顔が見えない」
 ネオの要求にももう応えられない。仰け反ったまま首を左右に振り、意味を成さない声をあげ
続ける。
「ああっ、あっ……うううッ! ネオ……! あっ、あぅうああ……っ」

 夜にしか啼かない鳥が啼いている。
 無理に啼かされているような声の合間に自分の名前を呼んだ女の顎を掴んで、ネオは強引に
こちらを向かせた。
 閉じていた女の瞼が僅かに持ち上げられ、酔ったような潤んだ瞳がネオの顔を捕らえる。
 ムウではなく、ネオ、と呼ばせたことに密かに満足感を得ながら、ネオは自分が与えたものに
夢中になっているマリューの顔に暫しの間見入った。光る唇にまた口づけ、女が求めているのは
自分だと思い込もうとする。
 そう、思い込みだ。今、この瞬間だけの。
 唇を離すと、マリューはまた顔を逸らした。感じているところを見られたくないと言うように。
 男の手から逃れたいと顔を背け、躰は大きく捩れているのに、淫壁はねとねとする液を吐き出し
ながら欲の塊にまとわりつき、更なる深みへと誘い込む。もう止めて欲しいのか。それとももっと
先へ?
「どうしたい? ここで止めるか……それとも」
「あッ……わ…からな…い……っ、も……ぅ、何も…ッ……わから…な……ああッん」
 答えが返ってくるとは思っていなかったが、マリューは何とかそれだけ言った。ネオはまた、
満足げに微笑む。
 わからないって、何が。自分を抱いているのがどちらの男かわからないと、そういうことか。

 男は、内心の惑いを隠してあくまでも冷静に、弄ぶように質問を続ける。
「自分のことだろうが……わからない、ってことはないだろう?」
「やっ、ほ…んとに……わ、わからな……いの……! ああぁんッ」
「何も考えられないってこと? それなら答えは1つなんだけど、さ」
 ネオは腰の動きを、突き上げる方向に変えた。押し広げるのではなく、最奥を叩き壊すような
勢いで、熱くたぎるものを終末の場所に向かって何度も打ち込む。
「あ……ッ! ああッ! ンッくぅ……あ、あん、あ……ッあ!」
 滑る淫壁が音を立てる。次々と溢れては止まらない液が、ネオの腰の動きに合わせて外に運び
出されてもそれはまた補充されて、隙間を満たしては紡ぐ音を大きくする。いやらしい音だ。
 躰だけは同じだと言っても心は彼女の愛した男ではないのに、どうしてこんなに感じているのか
……やはり心の中では、あいつの名を呼んでいるのだろうか。
「ああんッ! ネオ……もう……! あッあ…あ……アンッ! アァアアッ、ア――!!」
 ネオの疑念を認めまいとするように、啼きながらマリューは最後まで彼の名を呼んだ。
 それを信じられるなら、俺は決めることができるだろうか。俺自身の未来を、この手で。
 だが、できない――行き場のない想いをこの女の躰に注ぎ込むわけにはいかない。
 彼自身の最後の瞬間が訪れる前に、ネオは腰を引いてマリューから離れた。
 最後のハードルを越えるには、まだ何かが足りない。いったい何が。でも、何かが。
598ネオマリュ13/13 ◆VD8DX/Tl/M :2005/07/28(木) 03:29:21 ID:LBDDFuVN
 自分の隣で俯せになって激しく息を吐いている男の躰を、マリューはぼんやりと眺めた。
 無意識のうちにそっと触れると、怯えたようにびくりと震える。
 垂れ下がって表情を隠している髪を掻き分けて、マリューはネオの頬に触れた。ゆっくりと向け
られたその顔は、自分のしたことに狼狽して戸惑っている。マリューを見てはいてもどんな顔を
すればいいか、何を言えばいいかもわからないという様相だ。
「……朝まで、一緒にいて。お願い」
 助け船を出すようなその言葉に縋るように、マリューの首の下に逞しい腕が差し入れられ、腕枕を
しながら躰を引き寄せる。
 ネオが漸く安堵したように息を整え、栗色の髪に頬を寄せてくるのをマリューは確かに感じていた。

 その場の感情に流されるような行為の後も、2人の躰はしっくりと馴染む。医務室で襲われた
ときとは違う。幸せで満たされた関係。続く時間さえ、安らかで穏やかで――言葉さえいらない
くらいに静謐を埋め尽くすのは、微かに聞こえる互いの心音と情事の名残の体温だけ。
 ネオの心の霧が晴れたわけではないことを、マリューは知っていた。彼の最後の行動が――最後の
最後で1つになることを拒まれた事実が、この安らぎは一時的なものなのだと言い張る。
 どうでもいい。そんなことは。
 自分を満たすものがこの男の中に存在していると確かめられただけで、今は。
 マリューは眼を閉じ、幸せな夢に身も心も委ねた。
 ここにしか自分の居場所はないと、そう思えるくらいに慣れ親しんだ男の腕の中で。

 失われたものを取り戻す手がかりは、寧ろこういうところにあるのかもしれない。
 マリューの躰を抱き締めながら、ネオはそんなことを考えていた。
 アークエンジェルの中を歩き回っても、自分がかつてここに居て、当たり前のように息をしていた
とは思えなかった。何かが引っかかりながらもどうしても拭えない違和感があり、認めたくない
気持ちがそうさせるのか、無意識のうちに反応したものは全てが彼を苛立たせた。自分の部屋も、
紫のパイロットスーツも、父と写っている写真も。
 それなのに、こうしてマリューを抱いていると、かつての自分はいつもそうしていたのだろうと
妙に納得できるような気がして――ネオは1人、苦笑した。
 何ということはない。受け入れたいか、受け入れたくないかだけの話だ。要するに、錯覚だ。
 自分を騙しているだけだ。
 ムウ・ラ・フラガと呼ばれることには我慢がならないのに、この女がかつて愛した男だと言われる
ことは抵抗がないのか。自惚れているのか――それとも。
 救われたいのか。許されたいのか。自分を望んでくれる他の存在を求めているだけか。
 誰かに、ここに居てと言って欲しくて、俺は――。

 生きる目的がないのに生きることは、できなくはないが、辛い。
 覚えがあるようなないような女の肌の感触をもう一度確かめるように、ネオはマリューの躰を深く
抱き寄せ、その髪に指を絡ませた。マリューの腕が伸びてきて、応えるように彼の胸を這い、肩に
しがみつく。
 自分と世界とを繋ぐ糸の両端を、彼らは漸く握ることができた。一度は切られても消えることなく
再び結び合わされ、以前よりもっと強く複雑に張り巡らされる。
 合わせた躰とは裏腹に、その糸は長く、手繰るのにはまだ相当の時間を要するのだとしても。

おしまい


書き込み容量増加対応テスト中。読み難かったらすいません。
続きについては42話待ち、つーことで。では。
599名無しさん@ピンキー:2005/07/28(木) 03:43:31 ID:NVsqzadI
おお、夜更かししていてよかったー! いつもながらGJ!
ちょっとずつでも進展していく二人の仲にハアハア。
そして、ナタルヲタとしては作中のマリューがナタルを
思い出してくれたことが、なんかすごく嬉しかった。
600名無しさん@ピンキー:2005/07/28(木) 04:17:53 ID:xcU+0xen
大人組キテルー!!
丁寧な描写ハァハァ
601名無しさん@ピンキー:2005/07/28(木) 07:50:17 ID:bYPmJGlt
朝から(*´д`)モエスモエスモエス
ノンストップワクテラ
602名無しさん@ピンキー:2005/07/28(木) 07:51:56 ID:3rXPOnW8
ネオマリュ待ってましたー!GJ!
相思相愛なのに片思いっぽい雰囲気がいい!
続きも楽しみにしてます。
603名無しさん@ピンキー:2005/07/28(木) 10:01:45 ID:clTOThE0
ネオマリュじんわりきました、GJです!
この先も待ってます。
604名無しさん@ピンキー:2005/07/28(木) 11:11:21 ID:LzxoM+FD
ネオマリュお待ちしてました・・・!
マリューさんハァハァ(*´Д`)
また投下お待ちしてます・・・!
605外伝 ◆9QlRx9nooI :2005/07/28(木) 15:12:13 ID:opoSZ92b
シン×マユ近親死姦を投下します。
近親相姦&死姦注意。
マユちゃんの死体が残っているのは捏造させてもらいました。
606シン×マユ近親死姦:2005/07/28(木) 15:13:31 ID:opoSZ92b
 C.E.71年。連合によるオーブ侵攻。
連合はその作戦をオーブ解放戦と名付けたが、武力侵攻である事に変わりない。

 その戦火の中を逃げ惑う一家があった。
 シンとマユ、そして両親。彼らは主要な道路をさけ、森の中を走っていく。

「もう疲れたよ〜」
「がんばって!」

 泣き言を言うマユを母親が叱咤する。
と、マユの荷物から携帯電話がこぼれ落ちた。

「あ、マユの携帯!」
「そんなもの放っておきなさい!」
「え〜!?}

 マユは不平を漏らすと、兄のシンが坂を下りて、携帯を拾う。
 ニッと笑みを浮かべ、携帯をかざすシン。

と、その時。

 ドーン、と爆発。マユと両親の背後から。

 シンも目を閉じて、爆風を浴び、そして目を開けたとき−
 そこに生きた両親とマユの姿は無かった。

 人だったらしき肉片がそこら中の飛び散り、血の匂いがツンと鼻をつく。
 両親の四肢や頭部や目玉や脳髄や脊髄、肝臓や大腸が四散し、もはや原型を留めていない。
 唯一マユだけは原型をとどめていたが、頭が半分ほどと、左腕が吹き飛んでいるのが、
遠目にもはっきり分かった。

「マユ!」

 シンは取りも直さず、妹へと駆け寄る。自分でも意外なほど、足取りがしっかりしていた。

「マユ! マユ!!!!」

 うつ伏せに倒れた妹を抱え、必死に抱え呼びかける。
 だが。
 左腕と頭の左側上半分が欠け、紅い脳がはっきり見え−
 どう見ても即死なのは間違いない。

 左目も無くし、残った右目は無念そうに宙を睨む。鼻も欠け、骨が血に染まっていた。
 かろうじて、完全に残った唇は、何かを言いたそうに、ぽかんと開かれている。

「わああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁーっ!!!!!」

 シンの絶叫が辺りを包む。震える空気は、彼の悲しみを具現化したようであった。

 妹は、マユは死んだ。理不尽な戦争に巻き込まれて。
607シン×マユ近親死姦:2005/07/28(木) 15:14:32 ID:opoSZ92b
「マユ・・・・マユ・・・・・」

 いつまでシンはそうしていただろうか。
 妹の亡骸を抱え、ただ泣きじゃくる。
 腕と頭が欠けているからだろうか。その屍は驚くほど軽い。
 そして、血が流れ、急速に冷たくなっていくのが、腕の中ではっきり分かった。

「マユ・・・・ダメだ!」

 シンは慌てて、マユをさらに力強く抱きしめる。己の体温で暖めるように。
 だけど。そんな事をしても、死人は暖まらない。

「マユ。今お兄ちゃんが暖めてやるからな」

 言うと、シンはいきなり服を脱ぎ、下着まで脱いで全裸になる。
 そして妹のボロボロになった服も脱がしてやる。
 白いパンティを脱がすときは、さすがにごくんと喉が鳴った。

 そうして現れた白い肢体に、シンは目を奪われる。
 頭半分と腕が欠けてるとはいえ、女としての成長を始めたばかりの少女の肉体。
 その胸は、かすかにだが淡く膨らんでいる。

「マユ。お前も、胸が出てたんだな」

 シンはその妹の、乳房と呼ぶにはまだ早い、淡い膨らみに手を置き、そっと全身を抱きしめる。
 妹のすべすべの幼い肌。その感触を全身で満たす。

「マユ。お兄ちゃんとはイヤか?」

 マユは応えない。死んでいるから。頭が欠けているから。
 だがその裸体は、硬く冷たい、死後硬直がもう始まっているのだ。
 胸に置いた手の下からも、心臓の鼓動は感じられない。
 
 それでも。
 シンは妹の裸体を包み、その胸に力を込める。
 固く青いマユのほぼ平坦な胸。揉むのも一苦労だ。
 生きていたら、「痛い!」とか文句を言うのだろうか。
 でも死体はされるがまま、兄の手に弄ばれる。

「マユの乳首。小さいんだな」

 その先端の蒼ざめた乳首を指で挟んで愛撫し、コリコリとすりあげる。
 そして、胸にちょっとキス。マユの小さな乳首は、固く冷たい。

「ここも。やろうな」

 シンは頭を下げ、妹の両脚を広げると、その付け根を凝視した。
 まだ毛も生えたいない、妹のたてすじ。固くピタッと閉じている。

「ほら。見て。マユ」

 己の分身を取り出し、シンはそれをマユに見せつけてやる。
 シンのそこは、すでに固く勃起していた。彼は妹の死体に興奮したのだ。
608シン×マユ近親死姦:2005/07/28(木) 15:15:30 ID:opoSZ92b
「挿れるよ」

 死体に一声かけ、
 シンの兄の肉棒が、マユの妹の幼肉に突き刺さる。
 だがあまりに幼く、そして死んで固くなった割れ目は、兄のモノを受け付けない。

「マユ・・・・・!」

 シンの脳裏に、今までとの妹との思い出が蘇える。

『お兄ちゃーん』

 桜の木の下で、笑顔で振り返るマユ。
 その笑顔に向けて、シンは腰を突き出す。

 ミシ

 先端が幼肉を引き裂いて、わずかに埋没し−
「うおおおおおおおおお!!!!」
 シンはその瞬間、爆発した。

 ドピュッ、と放たれた白濁液が、わずかに膣に注がれ、ほとんどがマユのお腹に飛び散る。
 
「マユ・・・・マユ」

 見下ろせば、そこには血と精液ぬ濡れた、裸の妹。

「マユ」

 シンはその妹をそっと抱きしめ−
 唇にキスする。硬く蒼い唇に。

 そして泣いた。
609外伝 ◆9QlRx9nooI :2005/07/28(木) 15:16:31 ID:opoSZ92b
終わりです
610名無しさん@ピンキー:2005/07/28(木) 15:20:59 ID:d+Er4BlC
……なんだか、嵐の予感がするんですけど……。
611名無しさん@ピンキー:2005/07/28(木) 15:24:11 ID:OrSGf30O
きっとみなさんなら>>1を読んでいるはずだから大丈夫
612名無しさん@ピンキー:2005/07/28(木) 15:48:27 ID:dwM5TQcK
>>609
GJ!
613名無しさん@ピンキー:2005/07/28(木) 18:00:45 ID:dQnHg9MZ
>>609
お疲れさん。
何で何時もシンが精神異常者系の文ばかり書くの?
それでシン好きって・・。
614名無しさん@ピンキー:2005/07/28(木) 19:01:56 ID:mYt5XGvu
ヒント:スルー
615名無しさん@ピンキー:2005/07/28(木) 19:09:08 ID:L7CsmWYT
>>614
おまい優しいな
616名無しさん@ピンキー:2005/07/28(木) 19:17:25 ID:9DMfTqnR
確かに。
まあ、死姦って冒頭に書かれてる時点で、読む前にキャラが壊れてるかもって意識しとくのは普通だわな。
617名無しさん@ピンキー:2005/07/28(木) 19:19:11 ID:dQnHg9MZ
>>614-616
スイマセンでしたorz
でも読んで無いんですタイトルだけで反応したんで
とにかく取り乱して申し訳ありませんorz
618名無しさん@ピンキー:2005/07/28(木) 19:35:04 ID:bYPmJGlt
>>586-598
1レスごとの容量が大きすぎてiMonaでは読み込めなかったので
もう少し減らしてくれるとありがたいです。
619名無しさん@ピンキー:2005/07/28(木) 19:36:22 ID:dQnHg9MZ
俺のIDの上3つがDQNだああああああああああorz
620名無しさん@ピンキー:2005/07/28(木) 19:50:46 ID:mYt5XGvu
>>618俺は読み込めたが…
621名無しさん@ピンキー:2005/07/28(木) 20:54:03 ID:YdYUKarr
亀ですがネオマリュGJ!!!!
やっぱ大人組はええ。テラモエス(´Д`*)
あなたの文章のしっとりした雰囲気が大好きです。
出来れば続きも読みたいッス…ワクテカワクテカ
622シンルナ:2005/07/28(木) 21:07:09 ID:4BaLHE5R
投下します。完結です。
623シンルナ:2005/07/28(木) 21:07:41 ID:4BaLHE5R
ルナマリアはベッドにしゃがんだまま軍服を一枚一枚脱ぎ、そしてトレードマークのピンクのスカートも脱ぎ捨てた。
そして最後の一線となる下着までも取り外した。
「シンも脱いで。」
シンはいったんルナマリアを離し、服を脱ぎ始めた。裸体になったシンはじっとルナマリアの四肢を観察した。
妖艶な体つきに豊満な胸、それらはシンの体の起爆剤になった。
「シン、おいで。」
シンはしがみ付くようにルナマリアの体を抱きしめた。直に伝わる柔肌の温かさと胸元の弾力感が心地よい。
そして二人は再び口づけた。お互いの舌が蛇のように絡まり、生暖かい唾液が流れ込んでくる。
それはまるで傷を舐め合うようにも見える。キスを堪能した後、シンはルナマリアの胸で手をいっぱいにした。
その隆起は果てしなく柔らかく、手に吸い付き、いくら揉みしだいても飽きないように思える。
「んんっ…」
ルナマリアがにわかに喘ぎはじめた。その音色はどんな楽器にも出せない魅惑の音だった。そしてシンは胸の
突起物をこね始め、ルナマリアという楽器をより一層、演奏しようとする。
「いい・・・いいよぉ・・・シン・・・」
快感に我慢できなくなったルナマリアは唇を離してうわごとのように喘ぐ。シンは胸を弄ぶのをやめ、腕を下半身に
下げていく。茂みを掻き分け、ピンク色の割れ目を見つけると指でそこをなぞった。
「ああっ、だめっ・・・シン・・・」
シンはそんなルナマリアを気にも留めずに続けた。割れ目をなぞるにも飽き足らなくなったので、割れ目の
上方にある豆粒をこねはじめた。そこをこねればこねるほど、愛液が滴りシーツに染みを作った。
「気持ちいよ・・・シン・・・そんなにしたら・・・わたし・・・」
十分濡れたころ、シンは指を割れ目の穴に滑り込ませた。ねとねとした内部を指で探検すればするほど、
その中は粘着質の液体で満たされるのだった。それに合わせてルナマリアも反応する。
「あああっ・・・シン・・・シン・・・もうだめ・・・我慢できないよぉ・・・」
ルナマリアは涙さえ浮かべた。ここでシンは意地悪な言葉を発した。
「どうして欲しいの?」
快感のせいで余裕の無い表情をしながらルナマリアは答えた。
「シンの入れて・・・」
「何を入れればいいの?」
間髪を入れずにシンは返答した。自分でもなぜこんな言葉が出るのか判らなかった。
「・・・ひどいよ・・・わたしだって・・・女の子なのに・・・」
ルナマリアは涙ぐんで途絶え途絶えに呟いた。それを見たシンは意地悪な言葉を止めた。
そして、望み通り、熱くそそりたつ自分の肉棒をルナマリアの割れ目に突き刺した。
624シンルナ:2005/07/28(木) 21:08:39 ID:4BaLHE5R
「ああっ、おおきいよ・・・!」
挿入した瞬間ルナマリアは絶叫した。そしてシンも同様だった。
「ルナの中・・・すごい・・・」
絡みつく膣に絶頂を感じながらもシンはそれを押さえ込んだ。体温が心地よい。そしてゆっくり自分の分身を動かし始めた。
ルナマリアの胸が上下に跳ねる。シンは無心に腰を動かした。
「シン・・・もっと・・・もっと!」
ルナマリアは満ち足りてないようだ。シンは出来る限りの速さで動いた。そのたびにルナマリアの中で、
ぐぷぐぷと淫猥な音が鳴り響いた。
「ああああっ、シン・・・シン!!いっちゃう、いっちゃう!!」
ルナマリアの膣が緩み始めた。シンの絶頂も近い。
「俺も・・・ルナ・・・どうしたらいい?」
「どうなってもいいから・・・シンのこと好きだから」
「わかった・・・。」
シンの恥骨の辺りに隆起感が漂う。最後の動きを始めた。出来るだけ速く。
「いく・・・シン・・・いく!!」
「ルナ、出すよ、ああああああああああっ!」
熱い白濁液がルナマリアに注がれた。それは止めどなく流れ、膣を満たし溢れた。
欲望の後の肉棒を引き抜いてシンはルナマリアにキスをした。優しいキスだった。
「シン・・・?」
脱力していたルナマリアはシンに囁いた。
「明日も・・・来てね・・・わたし、また眠れそうにないから・・・」
シンはうなずいた。おそらくこの傷は一生消えないだろう。でも自分には慰めてくれる、また慰めてあげられる
人がいる。そう思うと心が軽くなった気がした。

Fin
625名無しさん@ピンキー:2005/07/28(木) 21:21:38 ID:Ksar6Vos
>>624

GJ!!
626名無しさん@ピンキー:2005/07/28(木) 23:03:35 ID:mYt5XGvu
>>624

 _ ∩GJ!
( ゚∀゚)彡 GJ!
⊂彡
627名無しさん@ピンキー:2005/07/28(木) 23:52:20 ID:q8Uwp0oJ
GJ!! やっぱシンルナは純愛より偽りの愛で傷の舐めあいみたいな方が断然あってる!
628名無しさん@ピンキー:2005/07/29(金) 00:25:15 ID:eyXJSIdX
次回作も期待してます
629名無しさん@ピンキー:2005/07/29(金) 01:33:00 ID:VZ15qTfx
GJ!!
>>627そしていつしか偽りは真実へと…
♪友達の距離少し縮めたら〜
キミは愛しい壊れモノだった〜(゜∀゜)
630名無しさん@ピンキー:2005/07/29(金) 09:19:36 ID:Nnmw5yUL
ならなかったらどうするんだよ…
631名無しさん@ピンキー:2005/07/29(金) 09:24:43 ID:c0fByJT9
>>627
の発言が、純愛シンルナを書いている人、これから書こうと思っている人、純愛が好きな人に対する配慮を著しく欠き、不適切である件について。
シンルナの持ち味は、ルナの明るさとシンのガキっぽさから来る、他のカプには無い「明るさ」だと思うのだが……傷の舐め合いはキラフレのお家芸だし。
自分は、シンルナには傷の舐め合いは断然合ってないと言いたい。
632名無しさん@ピンキー:2005/07/29(金) 09:51:51 ID:Rkz4ukGk
あってないと思うのは自由だけど、今本編でそういう風に展開されてるわけだし…
つか人がどう思おうとその人の自由だろ。
明るいシンルナが好きならそういうのだけ読んでればいいのでは?
633名無しさん@ピンキー:2005/07/29(金) 09:52:57 ID:iW3A2qlk
>>631
顔真っ赤にして長文書き込むほどのことか?
>>627は君と同じで個人的な好みを言ったにすぎないわけだし。
そうも不穏な言い方されると火病おこしてるとしか思えんぞ。
634名無しさん@ピンキー:2005/07/29(金) 09:55:45 ID:Pm9/ptzZ
>>618
>1レスごとの容量が大きすぎてiMonaでは読み込めなかったので
>もう少し減らしてくれるとありがたいです。

書き手は俺が読みやすいように合わせろってか?いいご身分なことだなあおい。
635名無しさん@ピンキー :2005/07/29(金) 10:10:51 ID:y31oOhMH
>618は、サイトの不備報告でもしているような気持ちで、報告してるだけでは?
べつに、それを受け止めて減らすも、このまま長文にするも、それは神の自由だし。
それに、>598で
>書き込み容量増加対応テスト中。読み難かったらすいません。
って書いてるんだから、報告してあげる方が親切なんでは?
…て全然違ったらすんません(´・ω・`) 。
636名無しさん@ピンキー:2005/07/29(金) 10:14:08 ID:VTzLx1Xk
>>631の発言で
>他のカプには無い「明るさ」
これも取りようによっては「配慮を著しく欠き、不適切である」わけだが。
他カプは暗いとでも言うのかおまえは。
好みはそれぞれなんだから人のことに口出しするな。
純愛だろうが舐めあいだろうが職人は職人の好きなように書けばいいし
ROMは好みな作品にレスをすればいい。
637名無しさん@ピンキー:2005/07/29(金) 10:17:28 ID:taGPRNy/
何でそんなにささくれ立ってんの?
スルーでいいじゃん
638名無しさん@ピンキー:2005/07/29(金) 10:48:15 ID:qhW/gUY/
別に明るいとも思えんがな
639名無しさん@ピンキー:2005/07/29(金) 10:53:55 ID:2YxjY+We
631は自分が書いてみろと。そういうこと。
そういう主張はチラシの裏にでも書いてなさい。
640名無しさん@ピンキー:2005/07/29(金) 11:05:31 ID:2rLkqY2I
>>631の発言が、傷の舐め合いシンルナを書いてる人、
これから書こうと思っている人、傷の舐めあいが好きな人
に対する配慮を著しく欠き、不適切である件について。


お前も最後に自分の主観を他人に押し付けているだろうが。
お前の発言は>>627と同じ。自分の好きな捕らえ方しろよ。
641名無しさん@ピンキー:2005/07/29(金) 11:27:09 ID:a40Rh1YC
ここは自分の好きなキャラ、好きなカプを自由に捏造妄想して書くところ。
本編でもあり得ないものを書いてもいい所だよな
642名無しさん@ピンキー:2005/07/29(金) 11:42:09 ID:Ok7csbUR
>>631には>>1読めと言えば済むことさ 
本人もう黙ってるんだしまだ構ってる奴らもほどほどになー
殺伐としてくると落としてくれた職人さんが気不味くなるぞ
643名無しさん@ピンキー:2005/07/29(金) 12:13:29 ID:duxkjg6U
それじゃここらでSS投下を待つことにするよ
644名無しさん@ピンキー:2005/07/29(金) 12:58:51 ID:s+fReP9i
漏れもクレクレしないでマターリ待つことにする
645名無しさん@ピンキー:2005/07/29(金) 13:36:58 ID:JFaE0pYr
シンカガをコソーリと期待して待ってるのは俺だけじゃないハズだ
646名無しさん@ピンキー:2005/07/29(金) 13:44:32 ID:P+2ZIADl
空気嫁
647名無しさん@ピンキー:2005/07/29(金) 13:57:23 ID:eyXJSIdX
マターリいこうや
648外伝 ◆9QlRx9nooI :2005/07/29(金) 14:12:22 ID:8Vz5AtLj
キラ×フレイ死姦を投下します
死姦注意
フレイの死体が残ってるのは捏造させてもらいました。
649キラ×フレイ死姦:2005/07/29(金) 14:13:59 ID:8Vz5AtLj
 ヤキン・ドゥーエ攻防戦。
 コーディネイターとナチュラル、プラントと連合の最初の戦争は、この戦いを持って終わった。
 その犠牲は大きかったが………。

 カガリのストライク・ルージュに拾われ、エターナルに帰艦したキラ。
 彼は改めて、その被害の大きさに驚かされる。
 カガリの部下だった三人娘は共に戦死。
 ストライクのムウ・ラ・フラガも、アークエンジェルを守って爆散。
 
 パイロットだけではない。
 ドミニオンの艦長だったナタル・バジルールも、最後はアークエンジェルのローエングリンを受けて戦死。
 ドミニオンから脱出艇で逃げ延びたフレイ・アルスターも、
キラの目の前でプロヴィデンスの攻撃を受けて、宇宙に散った。
 その事を思うと、今でも悔やまれる。

 守りたい、守らねばならなかった人。
 だが結局守れなかった。目の前で死なせてもらった。

 そのフレイを殺した、ラウ・ル・クルーゼも、またキラの手によって、殺された。
 普段は殺さないように、コクピットは外して相手を無力化するキラ。
その彼が、敢えてコクピットを斬り裂いたのだ。
 殺意が無かったといえば、嘘になる。

「キラ・・・・」

 四肢を失いほぼ中破したフリーダムのコクピットでうずくまるキラに、優しい声が降り注ぐ。
 ラクス。
 キラに残った最後の温もり。

「ラクス・・・・」

 キラは彼女の腕の中で、声を殺して泣いた。
 今はそれしかできないから。
と、そこへ通信が入る。
 アークエンジェルから、フレイの遺体が見つかったという報告。

 急ぎアークエンジェルに向かうキラ。
 ラクスも一緒に行こうとしかが、キラが
「僕なら一人で大丈夫」
 と言うので、エターナルの残った。
 そしてマリュー艦長の案内で、アークエンジェルの慰安室(軍艦には必ずある)に通される。

「キラ君・・・・」
 慰安室の前で止まり、マリューは心配そうにキラを見る。
「もし辛かったら・・・・」
「大丈夫です」
 静かに、短くキラは言い切る。
 マリューとて辛いはずだ。
 懸命の捜索にも関わらず、遂にムウは髪の毛一本発見できなかったのだ。
「ここからは僕ひとりで」
 マリューを押し退けるように、キラは慰安室へ入った。
650キラ×フレイ死姦:2005/07/29(金) 14:14:50 ID:8Vz5AtLj
 慰安室の清潔な白いベッド。
 その上に、白い布を被せられた塊りがあった。
 布の上からでも、原型を留めていないのが分かる。
 爆発に巻き込まれ、宇宙に放り出されたのだ。まともな死体が残っているはずがない。

「フレイ・・・・・・」

 キラは覚悟を決めて、布を取り、
「!!!!?」
 息を呑む。

 そこにあったのは、ただの黒い塊り。
 手足は千切れ、残った顔と胴体は黒く焼き爛れている。
 両目は無く、眼球があった場所は深く窪んでいた。
 かろうじて残った赤い髪だけが、生前のフレイの面影を残している。
 身に着けていた認識票が無かったら、フレイとは分からなかっただろう。

「フレイ・・・・フレイ・・・・・」

 頬を伝う涙が、フレイの焼け爛れた黒い顔に落ちる。

『泣かないで。キラ』

「フレイ」
 キラはその黒い塊りのおでこに手を乗せ、そのガサガサの肌を撫でる。
「ごめん。僕は君を守れなかった」
『いいのよ。そんなこと』
「守りたかったのに・・・・!」
『ありがとう。その気持ちだけで、私はいいの』

 そして手を離したキラは、何を思ったか、スーツを脱ぎだす。
 ずっと着たままだったパイロットスーツ。それを脱ぎ、下着まで脱いで全裸になった。
「フレイ。抱くよ。いいよね」
『ああ。嬉しいわキラ。もちろんよ』

 そっと慰安用のベッドに乗り、キラはその黒い塊りを抱きしめた。
 もうどこが胸だかも分からないが、乳房らしき場所を揉んで、愛撫を加えてみる。
 ガサガサの黒い肌。生前の滑らかさは欠片も無いが、キラは全く気にしなかった。
「フレイ。気持ちいい?」
『ええ。とってもきもちいいわ』

 そして死んだフレイの、がさついた黒い唇にキス。想いを込めて。
『キラ。キラ!』

 そうして裸で抱き合う内に、キラの分身は勃起していた。
「最低だ。僕は・・・・!」
 こんな状況でも勃てる自分に、キラは苛立っていた。
『いいえ。あなたは最高よキラ』
 キラは脚を失った彼女の股間に、モノを突き立てる。
「いいかい? フレイ」
『ええ。いいわよ。きて。キラ』
 キラの剛棒が、死んだ黒い塊りに突き刺さる。
651キラ×フレイ死姦:2005/07/29(金) 14:15:38 ID:8Vz5AtLj
 めき・・・めき・・・・・
 死後硬直を起こして、焼き爛れたフレイの割れ目。
 あまりに硬く、キラのモノを受け入れない。
『がんばって。キラ』

 瞬間、キラの頭上から『種』が落ち、そして弾けた。
「フレイ!」
 キラの瞳から焦点が消え、下半身に力が籠もる。
 力を得た肉棒が、黒い塊りを引き裂いて、ナカに侵入した。
「ああ・・・・っ!」
 フレイのナカは、固く冷たく、そして痛かった。中まで焼け爛れていたのである。
 だがキラは構わずに、ゆらゆらと腰を揺らす。
「フレイ・・・・! フレイ!」
『ああ。キラ! キラ!』

 ベッドの上で、されるがままに揺れるフレイだった黒い塊り。
 そのナカで、キラは己を爆発させる。
「フレイ!」
『ああ! キラ! きて!』
 ドクン・・・・ドクン・・・・!
 腰を限界まで上げ、動きを止めたキラから、熱い温もりが放たれる。
 熱い精液が結合部から漏れ出し、ベッドに染みる。
「はぁ・・・・はぁ・・・・」
『ふふ。最高だったわよ。キラ』
 キラは荒い息で体の下の、黒い塊りのフレイを抱きしめ−
 唇だった場所に、にそっと己の唇を重ねる。

 そして泣いた。
652外伝 ◆9QlRx9nooI :2005/07/29(金) 14:16:25 ID:8Vz5AtLj
終わりです
653名無しさん@ピンキー:2005/07/29(金) 15:10:34 ID:7+QOn2fD
GJ!
654名無しさん@ピンキー:2005/07/29(金) 15:28:36 ID:SRIuxs/b
あえて言おう、気持ち悪いと
655名無しさん@ピンキー:2005/07/29(金) 15:36:58 ID:Pm9/ptzZ
> そして泣いた。

最後の一文、全く訳が分からない。少なくともキラが涙を流す説得力は感じられない。
書きゃいいってもんじゃないよ。
656名無しさん@ピンキー:2005/07/29(金) 15:51:34 ID:eyXJSIdX
おまいらもちつけ!とりあえず1読め
657名無しさん@ピンキー:2005/07/29(金) 15:54:56 ID:lJgqCYUK
いい作品だと思いますよ。648さん。

わたしゃ、こういう作品も大好きだ。これからも頑張れ。
658シンルナ投下前  ◆nO5nwL9dfo :2005/07/29(金) 15:54:58 ID:F1ld4aE3
 暑い中こんにちは。例によってシンルナを投下させていただきます。
 この暑い中、暑苦しい文章(行間ほとんど無し、文字数多い、長い)をお見せするのは恐縮です。
 ついつい欲張って、あれもこれもと書いていたら、気がつけば物凄く長くなってしまいました……。
 おまけに、途中の展開があまりにありきたりなんですが、「さすが、ラッキースケベはアスカのお家芸だな!」ということで、お許しください。

 相変わらず、シンとルナマリアがベタベタしていて、暑苦しいかと思います。
 ですが、まぁ、こんな風にこの二人が仲良くしていられるのも、あと(以下略)

 それと、普段は投下時にしか書き込みしないので、遅レスで申し訳ありませんが、>>448さんにレスさせてください。
これは答えなきゃと思ったんで。
 本音を言えば、本編はあまり大事にしていません。もっとも、本編からネタを貰う事はあります。
 こんな風にSSを書いて、皆さんに読んで頂いたりもしておりますが、所詮、私は所謂シンルナ厨なんです。
 ですから、本編で最悪、シンとルナマリアが悲劇的な結末を迎えてしまったとしても、私はそのように描くつもりはありません。
 このカシオミニ(1850円)を賭けてもいいです(元ネタ解る人いるんでしょうか……?)。
 付け加えておきますが、全ての方にレスを返すことはできませんが、頂いたレスには全て目を通しております。レスを下さる方々、いつもありがとうございます。

 ……と、今回は投下前なのに色々と言い過ぎましたね。反省して次からは余計な事は言わずに、黙って投下していきます。失礼いたしました。
659シンルナVol.7 1/23  ◆nO5nwL9dfo :2005/07/29(金) 15:56:19 ID:F1ld4aE3
「シン……。」
 ルナマリアが、ベッドに横たわったシンの上に覆いかぶさってくる。
 シンは、彼女の体を受け止めると、そっとキスをした。
 ルナマリアは目を閉じ、頬を赤らめながらも積極的に求めてくる。
「ん……うっ……ふぅ…………。」
 シンとルナマリアは、お互いの唇の感触を味わい、やがて、どちらからともなしに唇を離した。
 ルナマリアが身を起こし、シンを見下ろす格好になり、お互いを見つめ合う。
 シンは、自分を見下ろすルナマリアの顔に見惚れた。ルナマリアの顔には、ほんのりと紅が差している。シンを見下ろすルナマリアの瞳には、シンの姿が映りこんでいた。
 そのとき、ルナマリアは何を思ったのか、突然動きを止めた。
「どうしたの?」
 シンは、唐突に動きを止めたルナマリアに声をかける。
「え?あっ……。」
 シンの言葉に我に返り、ルナマリアは目を瞬かせると、何かを思い出そうとしているかのようなそぶりを見せた。
 首を捻り、なにやら唸っている。
「う〜ん……なんか、こういうこと前にもあった気がして……。」
「前?」
 ルナマリアの意外な言葉に、シンは思わず聞き返した。
「うん……。いつだったっけ……?ええっと……。」
 ルナマリアに言われ、シンも過去の記憶を辿る。
(そうか……あの時の……。)
 それは、自分達が付き合うようになる、更にその前、まだ二人がアカデミーにいた頃の記憶だった。
 思い出すと同時に、シンはその記憶が自分にとって、大切なものであったことを思い出した――……

「――であるからして、我らザフト軍は、プラントの独立とコーディネーターの未来を守るために、志ある志願兵のみで構成された組織であり――……。」
 教官が壇上で退屈な講義をしている。シンは、今日何度目かのあくびをした。
 退屈でたまらない。自分はただ、実戦で戦う術を教えて欲しいだけだ。シンにとって意味があるのは、実践で戦える力とその使い方、それだけだった。
 教官の講義は右から左に聞き流し、ペンを指で弄びながらなんとなく隣を見ると、隣に座っている人間も、同じように退屈そうにしているのが見えた。
 シンの隣に座っていたのは、赤い髪の毛をショートカットにした活発そうな女の子だった。彼女も講義は耳に入っていない様子で、時折あくびをしている。
 ふと、シンも彼女につられてあくびをし、ちらりとこちらを見た女の子と目が合った。
 お互いつまらない講義に退屈していることに共感し、どちらともなしにクスリと笑う。
660シンルナVol.7 2/23  ◆nO5nwL9dfo :2005/07/29(金) 15:57:27 ID:F1ld4aE3
「……退屈な講義よね?」
 女の子は、シンの方に少し体を寄せると、小さく囁いた。
 まさに、シンが思っていたとおりのことを、彼女も感じていたらしい。
 シンは、小さく笑みを浮かべて、小声で応えた。
「うん……早く終わればいいのにな……。」
 シンが自分に同意してくれたのが嬉しかったのか、彼女はクスリと笑うと、なおも小声で囁いた。
「そうね……。でもあの教官、いかにも話、長そうなタイプに見えない?」
「そう言われれば……。」
 女の子に言われ、シンはまだ自分がオーブにいた頃の、小学校の校長を思い出した。
 まだ、自分が戦争などとは無縁の、何も知らない少年だった時期だ。よく、数少ない同じコーディネーターの友人同士、『話が無駄に長い』などと、話の種にしていたものだ。
 しかし、その時の友人達も、オーブ侵攻戦の折に命を落としてしまった。
 シンの家族と同じように。
 ――もう戻れない。あの頃には……。
 何度と無く、過去を捨てようと思って、吹っ切れたつもりだったのに、どうしても、駄目だった。ふとしたことで、失った日々が脳裏によぎる。
 ――自分は、このまま一生このことを引き摺っていくのだろうか……?
 しかし、そんなシンの暗澹たる気持ちも、女の子の次の一言で吹き飛ばされた。
「やっぱりそう思う?私の小学校の先生、あんな感じの人でね……。」
 女の子が小声で言い、二人は笑い合った。
 彼女の一言で、シンは先ほどまでの暗い気持ちを忘れた。
 この少女は、自分と同じ感覚を持った女の子だ。まだよく判らないが、もしかしたら気が合うかもしれない。
 シンは、この赤い髪の少女になんとなく好感を覚えた。
 この時こそが、シンと赤い髪の少女――ルナマリアが出会った瞬間であった。

 ようやく講義が終わり、シンは荷物をまとめる。昼食の時間だ。
 鞄を引っさげ、シンが教室を出て行こうとすると、後ろから声をかけられた。
「あっ、ちょっと!ねぇ、君!」
「ん?」
 シンを呼び止めたのは、女の子の声だった。振り返ると、さっき言葉を交わした女の子が駆け寄ってくる。
(この子……俺に何の用だろう……?)
 この少女とは、さっき初めて口を利いたばかりだ。その女の子が、自分に何の用だろうか……?
 シンが疑問に思っていると、彼女はシンの前で立ち止まり、いきなりこんなことを言い出した。
「ねぇ、君は誰かとご飯食べる約束ある?」
「え?いや、別にないけど……。」
 シンはプラントに移り住んで結構時間が経つが、まだ友達と呼べる者はいなかった。当然、一緒に食事をするほど、親しい者もいない。
661シンルナVol.7 3/23  ◆nO5nwL9dfo :2005/07/29(金) 15:58:00 ID:F1ld4aE3
 シンの言葉に、女の子は屈託なく笑って言った。
「よかったらさ、一緒にお昼ご飯食べない?せっかく同じクラスなんだし、仲良くしよ?」
「え?うん……。」
 積極的な女の子に、シンは少し戸惑った。今まで、同じくらいの年の女の子と、親しく言葉を交わしたことなど無かったからだ。
 今はだいぶマシになったが、口下手なところがあるシンは、幼い頃、女の子を前にするとあがってしまい、上手く話せなくなることも時折あったのだ。
 異性で親しく会話をしていたのは、妹と母親くらいだろうか?
 ――どちらも、もう居なくなってしまったけれど。
(……なんで、俺は今頃こんなことを考えてるんだ……。)
 シンは、未だに自分が家族のことを引き摺っていることに苛立った。
 事あるごとに、もう捨てたはずの思い出が、忘れてくれるな、と言わんばかりに頭の中に蘇ってくる。
 一方、シンの沈黙と暗い表情を、否定の意思表示と勘違いしたのか、女の子は寂しそうな顔になった。
「あっ……ごめん……迷惑かな……?」
「え!?あっ、いやっ、そんなことないよ!迷惑だなんて、そんな!」
 女の子が寂しそうな顔になったので、シンは慌てて否定する。両手をぶんぶんと振り、ついでに首も全力で横に振った。
 誤解して欲しくなかった。むしろ、可愛い女の子から食事に誘われて、迷惑だと思う奴がいたら、顔を見てみたい。
 シンの言葉を聞いて、女の子の顔はパッと晴れた。彼女は嬉しそうに確認した。
「じゃあ、いいの?」
 女の子が、期待を込めた目でシンを見つめる。シンは、なんとなく気恥ずかしく思いながらも、頷いた。
「うん、俺でよかったら……。」
「よかった……。」
 女の子は安心したように笑うと、自分の名前を名乗った。
「私、ルナマリア・ホーク。君は?」
 相手が名乗ったのに自分が名乗らないのは失礼なので、シンも慌てて自分の名を名乗る。
「あっ、俺、シン。シン・アスカ。」
「シンかぁ……。シン、これからよろしく!」
 そう言って、ルナマリアと名乗った女の子は、手を差し出した。
 シンは、差し出された彼女の手を握り、握手する。ルナマリアの手は、すべすべしていて、暖かかった。
 本音を言えば、もう少し彼女の手を握っていたかったのだが、あんまり握りっぱなしだと不審に思われるので、名残惜しさを感じながらも、シンは自分から手を離した。
「君が、私がここに来てからの初めての友達なのよ。だから、よろしくね?」
 ルナマリアはそう言うと、ニッコリと笑った。まさに、無邪気と言うに相応しい笑顔だ。
 シンは、彼女の明るさに戸惑いながらも、笑い返しながら応える。
「うん……よろしく……君も、俺がここに来てからの初めての友達だよ。」
662シンルナVol.7 4/23  ◆nO5nwL9dfo :2005/07/29(金) 15:58:35 ID:F1ld4aE3
 シンにそう言われ、ルナマリアはなんだか嬉しそうな顔をした。
「そうなの?へぇ……それは光栄だわ……。」
 大げさなルナマリアに、シンはなんだか可笑しくなった。
「光栄って……ルナマリアって、なんだか大げさだなぁ……。」
「あら?悪いの?」
 シンの言葉に、ルナマリアは口を尖らせた。シンは、慌てて否定する。
 せっかく仲良くなったのに、いきなり喧嘩して疎遠になったりするのは嫌だ。
「いやっ……!悪いとか、そういうことじゃなくて、えっと……。」
 必死にシンの様子に、ルナマリアは噴き出した。
「ふふっ……ごめんごめん。本気にしないでよ、もう……。」
「な、なんだよ……。ひどいなぁ……。」
 シンが言い、二人は笑いあった。ひとしきり笑った後、ルナマリアが笑顔で言う。
「なんだか、私、シンとは気が合いそう……。」
「そ、そうか?」
 シンは、なんだか照れくさくなった。それと同時に、なんだか嬉しくなる。シンの方も、ルナマリアとは仲良くやっていけそうな気がしていたからだ。
 並んで歩きながら、お互いのことを話した。趣味や、好きな食べ物――そういった、他愛の無い事を。
 ふと、今自分達が向かっているところが、食堂とは反対方向であることに気づき、シンはルナマリアに声をかけた。
「なぁ……。俺たち、食堂に行くんじゃないの?」
 と、ルナマリアはそこで思い出したように言う。
「あっ、そうだ。言ってなかったんだ……。ねぇ、もう一人いるんだけど、大丈夫?気にしない?」
 ルナマリアは、許可を求めるように、シンの顔を見つめた。
「え?あ〜……いや、俺は大して気にしないけど…。」
 そう言ったシンであったが、疑問が頭の中に浮かんだ。
(この子……俺が『ここに来てからの初めての友達』って言ってなかったか?)
 そんなシンの考えをよそに、ルナマリアはアカデミーの中庭にある、ベンチのひとつに腰掛けた。
「ここで、待ち合わせなのよ。悪いんだけど、もう少し待ってくれる?」
「待ち合わせって……いったい誰と――」
 シンが言いかけたとき、ルナマリアが声を上げた。手を振って、誰かを呼ぶ。
「あっ、来た!メイリン!こっちこっち!」
 シンもルナマリアが見ている方向を見る。すると、校舎のひとつから、パタパタと誰かが駆けて来たのがわかった。
 あっちはたしか、情報処理とか、そういう専門クラスの校舎だった。
 ――学科も違うのに、いったいどんな知り合いが……?
 シンがそんなことを考えているうちに、その人物は、シンとルナマリアの前にやって来ていた。
 シンの前にいるのは、ルナマリアとよく似た赤い髪をツインテールにしている、ルナマリアよりも、少し幼い感じがする少女だった。
663シンルナVol.7 5/23  ◆nO5nwL9dfo :2005/07/29(金) 15:59:48 ID:F1ld4aE3
「ご、ごめ〜ん……お姉ちゃん……。遅くなって……。」
 息を切らして駆けて来た女の子は、二人の前で立ち止まり呼吸を整えると、申し訳なさそうに謝った。
 彼女は、ルナマリアを『お姉ちゃん』と呼んだ。ということは、当然この子はルナマリアの妹なのだろう。そういえば、なんとなく顔立ちとかも似ている気がする。
 ルナマリアは、ベンチから立ち上がって手を腰に当てると、口を尖らせた。
「遅いわよ、メイリン。」
 精一杯の努力を『遅い』の一言で斬り捨てられ、メイリンと呼ばれた女の子は、むくれた表情になる。
 メイリンは、頬を膨らませると、心外そうにルナマリアに言い返した
「しょうがないでしょぉ?講義が長引いたんだもん……。」
 ルナマリアは、彼女の言い分を単なる言い訳だと思ったのか、またしても無情に言い放った。
「まっ、いいけどね。あんたが時間に遅れるのは、今に始まったことじゃないし。」
 あんまりなルナマリアの言葉に、メイリンもムッとして言い返す。
「だから!あたしのせいじゃないんだってば!」
 姉妹はしばし二人で言い合っていたが、ふと、付いて行けないシンに気づき、口喧嘩を止めた。
 メイリンが、不思議そうにシンを見る。
「お姉ちゃん、この人は?」
 メイリンは、興味深げにシンを観察した。シンは、なんだかくすぐったい気分になる。
 ――この子、もしかして俺に興味が……?
 シンが、そんな都合のいい想像をしていると、メイリンはシンがビックリするようなことを言い出した。
「お姉ちゃんの彼氏ですか?」
「えっ……!?」
 シンとルナマリアは、思わず顔を見合わせた。メイリンはその反応を見て、図星と思ったのか、楽しそうに言う。
「へぇ〜?お姉ちゃん、講義初日なのに、もう彼氏作ったの?今まで『恋愛に興味ない』みたいにしてたのに♪」
 メイリンの言葉に、シンはドキドキしたが、ルナマリアはあっさりとメイリンの言葉を受け流した。
「いつまで馬鹿言ってるの?シン、この子はメイリン。私の妹よ。仲良くしてあげて?」
 と、ルナマリアにあっさりと無視され、メイリンは残念そうな顔になったが、自分も愛想よく自己紹介した。
「よろしく!あたしメイリン・ホーク。オペレーター候補生で、お姉ちゃんとは一つ違いよ。」
「一つ違いって……じゃあ、ルナマリアは幾つなの?」
 なんとなく気になって、シンは尋ねる。『女性に年を聞くなんて!』と言われるかもしれないが、まだそんな年齢ではないことと、どちらかと言うと年下好みのシンにとって、年齢のチェックは重要だったことから、シンは敢えてルナマリアに尋ねた。
 シンの質問に、ルナマリアはきょとんとした顔をしたが、ちゃんと答えてくれた。
「私?私は16歳だけど……。それがどうかしたの?」
「そ、そうなんだ……(ちょっと残念……。)。」
 シンは、ルナマリアが自分より年上だったことに、少しがっかりした。彼女と一つ違いの妹ということは、メイリンは、自分と同い年ということになる。
664シンルナVol.7 6/23  ◆nO5nwL9dfo :2005/07/29(金) 16:00:36 ID:F1ld4aE3
 シンの質問に答えたルナマリアは、当然の権利として、シンに聞き返した。
「ねぇ、そういうシンは幾つ?」
「俺は15だけど……。」
 シンの言葉に、ルナマリアは笑みを浮かべた。
「へぇ……私より年下なんだ……。」
「わ、悪いかよ?」
「ううん、そうじゃないけど……。」
 そう言い淀んだルナマリアに、メイリンが楽しそうに口を挟んだ。
「お姉ちゃん、年上が好みだもんね〜?」
「はいはい……。おバカは放っておいて……。」
 メイリンの言葉を『バカ』の一言で斬り捨て、ルナマリアは何か考え込んでいるようだった。
「う〜ん……メイリンと同い年……。」
 そう呟き、ルナマリアはシンとメイリンを見比べる。シンとメイリンは、なんとなく顔を見合わせた。
「……なんか、そうは見えないわね……。」
 しばしの観察の後、そう呟いたルナマリアの言葉に、シンが何か言うよりも早く、メイリンが先に口を開いた。
「……お姉ちゃん。それ、どういう意味?」
 メイリンはむくれた表情で、姉を追及する。ルナマリアは肩をすくめると、すたすたと食堂に向かって歩き始めた。
 そして、メイリンには背を向けたまま、からかうような調子を漂わせて言う。
「べつに〜。あんたの方が子供っぽく見えるなんて、思っていませんよ〜?」
「ううっ……絶対嘘だ。お姉ちゃん、本心からそう思ってるでしょ!?」
 メイリンは、姉に置いて行かれまいと、小走りで追いすがる。
 慌てて、シンも姉妹の後を追う。その顔には、笑みが浮かんでいた。
 憎まれ口を叩きながらも、仲が良いホーク姉妹が、なんだか微笑ましく思えたからだ。

 ルナマリアに置いて行かれまいとして、急いでいたメイリンは、不注意から人にぶつかってしまった。
「きゃっ……!」
 小さく悲鳴を上げ、メイリンはその場に尻餅をついてしまった。
 ルナマリアは妹の悲鳴を聞いて振り返り、メイリンが転んでいるのを見ると、慌ててメイリンのところに戻ってきた。
「ちょっとメイリン、大丈夫!?怪我は無い!?」
「う、うん……。」
 ルナマリアが、心配そうにメイリンの体をチェックしている。彼女は、メイリンの腰や膝などをさすったりしていた。
 そこへ、転んだメイリンに誰かの手が差し出された。それと同時に、落ち着いた雰囲気の声が、メイリンにかけられる。
「……すまない。」
 ルナマリアとメイリンは、その声に、ハッと顔を上げた。
665シンルナVol.7 7/23  ◆nO5nwL9dfo :2005/07/29(金) 16:01:46 ID:F1ld4aE3
 その手の持ち主は、金髪を長く伸ばし、端正な顔立ちをしている少年だった。
 少年は、あまり感情を表に出す方ではないのか、その表情から考えを読み取ることはできなかったが、声の感じからは、メイリンのことを心配している様子は感じられた。
 少年の整った顔立ちを見つめ、メイリンはぼ〜っとした表情になったが、ハッと我に返り、わずかに頬を赤く染めながら、差し出された手を握った。
「あ、ありがとう……。」
 メイリンは、恥ずかしそうに礼を言った。
 相手の少年は、「ああ。」と短く返事をしただけで、メイリンを助け起こすと、そのまま歩き去ろうとした。
 そこへ、ルナマリアが声をかける。
「あっ、待って!」
「……?」
 背中を向けていた少年が振り返り、声をかけてきたルナマリアを見やった。
 少年がほとんど無表情であるにも関わらず、ルナマリアはその少年にも、先のシンに向けたような笑顔を向けて言う。
「どこかで見た顔だと思ったら、君も私達と同じクラスよね?よかったら、君も一緒にご飯食べない?」
「……俺も?」
 積極的なルナマリアに、金髪の少年は戸惑っているようだった。ルナマリアは屈託の無い笑顔で続ける。
「ええ!ご飯は皆で食べたほうが美味しいでしょ?」
「……。」
 一連のやり取りの最中、シンはずっと蚊帳の外に置かれていた。ちらりと金髪の少年を見やり、考える。
(大丈夫かな……?コイツ、なんか暗そうだし……。)
 少年は、黙ったまましばらく考えているようだったが、意外なことに、コクリと頷いた。
「やったぁ!」
 少年とお近づきになれたのが嬉しかったのか、メイリンは顔をほころばせ、嬉しそうにそう言った。どうやら、彼女はこの少年が気に入ったらしい。
「これで決まりね!じゃ、皆で行きましょ♪」
 そう言って、ルナマリアは四人の先頭に立つ。メイリンは、新たに合流したこの少年に、熱心に話しかけていた。
 シンは、ルナマリアの隣に並ぶと、彼女に小声で尋ねる。
「なぁ……メイリンって、あいつに気があるのかな……?」
「あれはいつもの癖よ。まったく……あの子ってばホント、ミーハーなんだから……。」
 シンの問いに、ルナマリアは溜息を吐きながら答えた。
「『いつもの』って?」
「あの子って、昔からそうなのよ。惚れっぽくて、すぐ誰かに夢中になるの……。ちょっと顔が良いとこれなんだから……。」
 ルナマリアの答えに、シンは目を丸くする。シンは、ちらりとメイリンと少年を見た。
 どうやら、メイリンは少年の名前を聞き出したらしい。彼は、レイ・ザ・バレルというそうだ。
 ふと、ルナマリアが言葉を発し、シンは我に返った。
「あら……?でも、シンを見たときには無反応だったわね……。どうしてかしら?」
「……。」
666シンルナVol.7 8/23  ◆nO5nwL9dfo :2005/07/29(金) 16:02:50 ID:F1ld4aE3
 シンが、忙しいアカデミーの生活にも慣れたある日のこと――
 暇ができたので、何か本でも借りるかと思い、シンが図書室に行くと、そこでなにやら本をたくさん抱えているルナマリアに出会った。
 シンは軽く手を上げ、彼女に挨拶する。
「よっ、ルナマリア。図書室にいるなんて珍しいじゃん?」
 ルナマリアは、シンの顔を見ると笑顔になり、抱えていた本を机の上に下ろすと、ほっと一息つきながら言った。
「あら、シン?シンもレポートの資料集め?」
 ルナマリアが言っているのは、来週が提出期限の近現代戦史のレポートのことだ。シンは既に仕上げていたが、ルナマリアの方はまだらしい。
「いや、俺はもう終わったけど……。ルナマリアはまだなの?」
「うん……あの科目、苦手なのよね…。だから、全然はかどらなくてさ……。」
 そう言って、ルナマリアはうんざりした様に溜息を吐いた。この時期になるまで、レポートに手を付けていなかった彼女の自業自得と言えば、そうなのだが……。
「……あれ、結構時間あったろ?」
「忘れてたのよ……。色々忙しかったし、急ピッチでやらなきゃ……。」
 そう言って、ルナマリアは溜息を吐いた。
 ――大変そうだな……。これだけの本、今週中に読めるのか?
 シンは、目の前の本の山を見て感想を漏らす。
「……す、凄い量だね……。」
「まぁね……でも、これだけじゃないのよ……。これでもまだ資料が足りなくて――」
 そこまで言いかけ、ルナマリアは何かを思いついたように、顔を輝かせた。
「そうだ!ねぇ、シンも資料集め手伝ってよ。どうせ、暇なんでしょ?」
「ええっ!?なんで俺が!?」
 ルナマリアの言葉に、シンは渋る。
 ――せっかく自分はさっさと終わらせて、後はゆっくりしていようと思ったのに、なんで他人の分を手伝わなきゃならないんだ!?
 反応が悪いシンに、ルナマリアは口を尖らせた。
「別にいいじゃない、それくらい……。私達は運命共同体でしょ?」
「いつからそうなったんだよ……。」
 ルナマリアの言葉に、シンは呆れたように言う。しかし、ルナマリアはきっぱりと言い切った。
「同じクラスに入ってからよ。」
 シンは、ルナマリアの都合のいい理論を逆手にとって切り返す。
「……その理屈だと、あと数十人運命共同体がいることになるよ?」
「ええ、そうよ。それでなんか不都合ある?」
 ……あっさりとルナマリアは開き直った。シンは溜息を吐くと、半ば諦めながら冗談を口にした。
「……じゃあ、レイも運命共同体か。あいつにも手伝わせる?」
「う〜ん……でも、レイは手伝ってくれなさそう……。『そういうものは、自分の力でやるものだ』って言って。」
 そう言って、ルナマリアはクスリと笑った。そんな彼女に、シンはボソッと言う。
667シンルナVol.7 9/23  ◆nO5nwL9dfo :2005/07/29(金) 16:03:46 ID:F1ld4aE3
「いや、俺だってそう思ってるんだけど……。」
 しかし、ルナマリアはめげずに、両手を合わせて頼み込んだ。
「そんなこと言わずにお願い!今回だけでいいから、私を助けると思って手伝って!」
 ルナマリアのお願いに、シンはなんだか断りづらくなった。
 ――ここまで女の子に必死に頼まれたら……。
 実を言うと、女の子を手助けするというのは、嫌ではない。だが、シンはそれを表に出すのが恥ずかしいのだ。そのため、ついつい、捻くれた態度をとってしまう。
 そこでシンは、外面上は『渋々手伝うことを了承した』、というように装って言った。
「わかったよ……。まぁ、ルナマリアだけ留年っていったら、可哀想だからな……。」
 シンの言葉に、ルナマリアの顔はパッと晴れやかになった。明るい笑顔で、嬉しそうにシンに言う。
「ありがと!シンのそういう優しいところが好きよ!」
 『好き』――彼女の何気ない言葉に、シンはなんだかドキッとした。
 ルナマリアとしては、特に特別な感情も込めずに言ったのだろうが、シンはなんとなくドキドキする。
 シンは、目の前で無邪気に笑っているルナマリアの顔を見て、思った。
 明るいルナマリアの笑顔は、なんとなく自分を元気付けてくれる。いつも元気な彼女のおかげで、家族を失った悲しみも、わずかだが薄れていく気がした。
 そんなルナマリアの眩しい笑顔を見て、シンは思う。
(まぁ、少しくらいなら手伝ってもいいか……。)

 電子化されていない古臭い本がギッシリと詰まっている本棚の林の中を、二人は歩いていた。
 シンは、早くも安請け合いした事を後悔していた。
 ルナマリアは、メモを片手に目的の本を探している。彼女は本を見つけるたびにメモにチェックを入れ、本棚から取り出してシンに手渡している。
 ルナマリア自身は一冊も持ってないのに。
「なぁ……まだあんの?」
 ずっしりと重い本を両手に抱えながら、シンはうんざりしたようにルナマリアに言った。ルナマリアは、本棚の案内板と睨めっこしながら、振り返らずに答える。
「う〜ん……あと一冊なんだけどねぇ……。」
 ルナマリアの言葉に、シンは溜息を吐いた。手伝うといった手前、途中で投げ出すことは出来ないが、少しはルナマリアも持ってくれたらいいのに……。
 シンがそんなことを考えていると、ルナマリアが声を上げた。
「あっ、あった!あれね……。」
 ルナマリアは本棚の一番上の棚に納められている本を見上げ、困ったように言う。
「でも、あんな高い所じゃ届かないなぁ……。」
 ルナマリアは、女の子としては決して小柄ではないのだが、なんと言ってもここの本棚は2m以上の高さがあるのだ。最上段には、シンでも手が届かない。
 ルナマリアは周りをキョロキョロと見回した。どうやら、足場になりそうなものを探しているらしい。しかし、近くにそういった物は無かった。
668シンルナVol.7 10/23  ◆nO5nwL9dfo :2005/07/29(金) 16:04:22 ID:F1ld4aE3
 ルナマリアは、何かいい物は無いかと思い、なおも視線をめぐらせる。ふと、彼女の目が、古くて小さな脚立を捉えた。
「う〜ん……ちょっと高さが足りなくて、危なっかしい気がするけど、しょうがないか。」
 ルナマリアはそう呟くと、その脚立を本棚の近くまで引き摺っていき、それの上に上った。
 軋む様な音を立てるそれは、がたがたと揺れ、シンの目にはひどく危なっかしく見えた。
 シンは彼女を心配し、声をかける。
「なぁ、ホントにこれで大丈夫?」
「『大丈夫?』って、何がよ?」
「……壊れたりしない?」
「失礼ね……。私はそんなに重くないわよ……。」
 シンの言葉に口を尖らせながら、ルナマリアは本棚に手を伸ばした。
「んっ、と……あと少しっ……!」
 わずかに高さが足らず、ルナマリアは精一杯爪先立ちで背伸びする。ようやく目的の本に手が届き、本棚から抜き取る。
 しかし、彼女はそこで安心して気を抜き、バランスを崩してしまった。
「わわっ……!?きゃあっ!」
「危ない!」
 ルナマリアが悲鳴を上げ、脚立から落ちそうになる。
 それを見たシンは、慌てて抱えていた本を投げ出すと、落ちてきた彼女の体を受け止め、そのまま後ろに倒れこんだ。
「いてて……。」
 シンは床に腰をしたたかに打ちつけた。幸い、シンが投げ出した本がクッションとなり、頭は打たずに済んだ。
 シンは起き上がろうとしたが、何かが自分の上に乗っかっていて、起き上がることが出来ない。シンの顔のところには、なんだか、ぷにぷにとした柔らかい感触の物が押し付けられていた。
(……ん?なんだコレ……?)
 シンは不思議に思い、手でそれが何かを確かめようとする。そっと触れると、手の中に柔らかい感触が広がった。
「えっ!?ち、ちょっと!?」
 それと同時に、女の子の悲鳴が耳を打った。突然、今まで顔に押し付けられていたものが取り除かれ、シンは自分が何を触っていたのか悟る。
 シンが触ったのは、ルナマリアの胸だったのだ。
 ルナマリアは、自分に覆いかぶさるような形で、シンを見下ろしていた。その顔は、胸を触られた恥ずかしさからか、真っ赤になっている。
(う……うわ……。)
 シンは自分がしてしまったことに驚愕した。すさまじく気まずい空気が、二人の間に流れる。
「……。」
「……。」
 二人はしばし無言で見つめ合った。すぐ近くにルナマリアの顔がある。ちょっと首を伸ばせば、キス出来てしまうくらいに。
 ルナマリアは何も言わず、ただ顔を赤くしながら目を見開き、シンを呆然と見つめていた。
 シンも、なんだかルナマリアの顔から目を離せなくなる。
 活発な性格と、普段から化粧っ気のないせいで、普段は意識していなかったが、こうして見ると、ルナマリアは本当に可愛い女の子だった。
669シンルナVol.7 11/23  ◆nO5nwL9dfo :2005/07/29(金) 16:04:58 ID:F1ld4aE3
 目も大きいし、まつ毛も長い。彼女の瞳の色は、澄んだ蒼い色をしていた。
 自然と、シンの胸の鼓動が速まる。お互いの瞳に、相手が映りこんでいた。
「あ、ありがと……受け止めてくれて……。」
 沈黙を破り、先に口を開いたのはルナマリアだった。おずおずと身を離し、立ち上がる。
 ルナマリアは手を差し出し、シンが立ち上がるのを助けた。
「ごめん……痛くなかった?」
 シンを助け起こすと、ルナマリアは心配そうに聞いた。シンは慌てて首を横に振る。
「だ、大丈夫だって!頑丈なのが取り柄なんだから!」
「そう……?ならいいけど……。」
「……。」
「……。」
 再び二人の間に沈黙が訪れる。
 ルナマリアが無言で床に散らばった本を拾い集め始めると、シンも慌ててそれを手伝った。お互いに、一言も言葉を交わさず、本を集めていく。その間もシンは、ちらちらとルナマリアの方を盗み見たが、ルナマリアは何も言わなかった。
 やがて、全ての本を集め終わり、ルナマリアは集めた本を抱え上げる。
 気まずい雰囲気に、シンが声をかけそびれていると、ルナマリアは、わずかに頬を赤く染めながら、シンに言った。
「シン……今日はありがと……。」
「え!?あっ、いやっ……!こ、こちらこそ……。」
「それじゃ……私、行くから……。」
 ルナマリアはそう言って、そそくさと出口に向かおうとした。
 ルナマリアが行ってしまいそうになるのを見て、シンも我に返る。シンは、ルナマリアにどうしても一言言わなければならない気がして、慌てて彼女を引き止めた。
「待ってくれ、ルナマリア!え〜っとさ……さ、さっきは……ごめん!」
 シンは、ルナマリアの胸に触ってしまったことを謝った。ほとんど九十度近くまで腰を曲げ、頭を下げる。
 ――教官にもしたことの無い、謝罪の仕方だ。
 そんなシンに、ルナマリアは、赤くなりながらも優しく微笑んで言った。
「……いいのよ。あれは事故だったんだもの……。私は気にしてないから、シンも気にしないで?」
「ルナマリア……?」
 シンは戸惑う。普通の女の子なら間違いなく痴漢扱いなのに、ルナマリアはあっさりと許してくれた。
 呆然としているシンを残して、彼女は出口に向かいかけた。ふと、そこで思いついたように振り返り、にこやかに笑うと、言う。
「そうだ……。私のこと、今度から『ルナ』って呼んでくれる?」
「『ルナ』……?」
 シンが戸惑いながらそう呟くと、ルナマリアはにっこりと微笑み、今度はそれきり振り返らずに出口へと歩いて行った。
 シンは一人取り残され、しばらくその場にぼんやりと突っ立っていた。
「『ルナ』……か……。」
 シンは、ルナマリアの顔を思い浮かべながら、大切そうにその名前を呟いた。
670シンルナVol.7 12/23  ◆nO5nwL9dfo :2005/07/29(金) 16:05:38 ID:F1ld4aE3
「そう言えば、そんなこともあったわね……懐かしいなぁ……。」
 シンの話を聞いてようやく思い出し、ルナマリアは懐かしそうに言った。
 シンと同じベッドで一緒に天井を見上げながら、昔話に華を咲かせている。
「思えばあの時かなぁ……俺がルナを好きになったの……。」
 シンは、大切なものを思い出すように呟いた。
 シンの言葉に、ルナマリアはクスクス笑いながら、からかうような調子を声に滲ませて言う。
「なに?胸触ったから惚れたってわけ?」
 ルナマリアの言葉に、シンは心外そうに言い返した。
「そんなわけ無いだろ!?あの時初めてルナのこと、可愛いなって思ったんだよ!」
「でもシンったら、いきなり私の胸掴むんだもん……。ホント、ビックリしたわよ、あの時は……。」
 憤慨するシンに、ルナマリアは可笑しそうに笑った。
 ――シンはやっぱり変わってない。誰かの言葉に、すぐ乗せられるところなど、特に。
 ルナマリアは、二人がまだアカデミーにいたときから、シンがずっとこうだったのを思い出す。
 ちょっとした挑発にもすぐ激昂するシンは、周りとの衝突が絶えず、自分とレイがいつもシンを抑えていた。
 あの頃は、まるで、妹の他に弟まで出来た気分になっていたものだ。
「それにしても……。」
 そう前置きし、ルナマリアはしみじみと語りだした。
「あの頃は、まさかシンとこういう関係になるなんて、思ってもみなかったわ……。」
「そう?」
「うん……。あの頃はまだシンのこと、仲の良い友達としか思ってなかったから……。」
 ルナマリアは、そう言って隣に寝ているシンに、はにかんだ様に微笑んだ。
「でも今は……。」
 ルナマリアは恥ずかしそうに俯いた。シンには、彼女の言いたいことが解る。
 以前はただの友人だったのに――今はこうして、セックスをしてしまうような仲になっている。
 ルナマリアは、過去に思いを馳せるように黙っていたが、やがて、また昔を懐かしむような目で天井を見上げながら口を開いた。
「でも、あの頃から私、シンのこと結構気になってたんだけどね……。」
「え?そうなの?」
 シンは思わず聞き返す。それは初耳だ。
「ええ。その証拠に、『ルナ』って呼ばせてたのって、シンだけでしょ?」
「そう言われれば……。」
 ルナマリアに言われて、シンは改めて昔を思い出してみた。
 そういえば一度、ヨウランとヴィーノが彼女のことを『ルナ』と呼び、「その名前で呼ばないで」とバッサリ斬り捨てられ、ガッカリしていた事があった。
 と言うことは、自分はあの時既に、ルナマリアにとって特別な存在だったのだろうか?
 シンがそんなことを思っていると、ルナマリアは彼の気持ちを裏付けるようなことを言った。
「私、気に入った人にしか愛称で呼ばせないから……。」
「そ、そうだったのか……。」
671シンルナVol.7 13/23  ◆nO5nwL9dfo :2005/07/29(金) 16:06:32 ID:F1ld4aE3
 シンはちょっと後悔する。もしそれに気づいていれば、もっと早くルナマリアとこうなれたかもしれないのに……。
(――いや、別に早くルナとエッチがしたかったって訳じゃないぞ?)
 誰に弁解するでもなく、シンはそう心の中で呟いた。ただ、なかなか想いが伝わらず、悩むような必要が無かったんじゃないか――そういうことだ。
「そうかぁ……。じゃあもっと早く、好きだって言ってれば良かったんだな……。」
「そうね……。あっ、でも、ほら……アカデミーの頃だったら、『お友達でいましょう』になってたかも……。」
「……それは嫌だ……。」
 それなら、ちょうど良い時期だったということになる。シンがそんなことを考えていると、ルナマリアはまた何か思い出したようだった。
「そう言えば、シンってあの事件の後も、私の胸とか触ったことあったわよね?」
 痛い所を突かれ、シンはしどろもどろになった。
 ――できれば、それは思い出して欲しくなかったのに……。
「あ、あれは……その……ちょっと狙ってたけど……でも、決してわざとと言う訳じゃ……。」
 言ってから、「あっ!」となった。つい白状してしまったシンに、当然ルナマリアは目を丸くする。
「えっ!?あ、あれ狙ってたの!?」
「ま、まぁね……。いや!でも、触ったのはあくまで偶然――……」
「……もう!信じらんない!あ、あれがわざとだったなんて……!」
 ルナマリアはぷりぷりと怒り出した。スケートに出かけた時に、ルナマリアが滑って転びそうになった所をシンが受け止め、その時にも胸を掴まれた事があった。
 あの時は、恥ずかしいながらも、シンが受け止めてくれたことを感謝したのだが……。
 なんだか裏切られた気持ちになって、ルナマリアは真っ赤になって言った。
「あんなラッキースケベするのは、おかしいと思ってたわよ……まったく……。シンって、あの頃からずっと変わらずエッチだったのね…。」
「……『ずっと変わらず』ってなんだよ……?」
「……だ、だって、今でも時々……。」
 普段、シンがしてくることを思い出し、ルナマリアは赤くなった。
 シンは、そんな彼女に悪戯っぽく笑いかけると、小さく囁く。
「今はそんな事しないよ……。ルナの胸、好きなだけ触れるから。」
 そう言うと、シンはルナマリアに覆いかぶさった。両手でルナマリアの胸を掴み、ゆっくりと揉み始める。
 いきなり襲い掛かってきたシンに、ルナマリアは手足をばたつかせて軽く抵抗した。
「あんっ!シン、そんな……いきなり……ああんっ!」
「ルナ、好きだよ……。」
 シンに耳元で甘く囁かれ、最初は抵抗していたルナマリアも、大人しくなった。徐々に四肢の力が抜けていく。
 ルナマリアは、蚊の鳴くような小さな声で言った。
「……シン、ずるいよ……。そんな風に言われたら、怒るに怒れなくなっちゃうじゃない……。」
 頬を赤く染めてそう言うと、ルナマリアはそっと目を閉じる。
 シンは笑みを浮かべると、彼女の柔らかな唇に、そっと自分の唇を重ねた……。
672シンルナVol.7 14/23  ◆nO5nwL9dfo :2005/07/29(金) 16:07:05 ID:F1ld4aE3
「んんっ……んっ……んふうっ……。」
 シンの耳に、ルナマリアの息遣いが聞こえる。シンはそっと唇を離すと、ルナマリアの制服の上着に手をかけた。
 そっと前を開けさせる。シャツを捲くると、ルナマリアはブラをしていなかった。
「ルナ……これ……。」
 驚きにシンが目を丸くすると、ルナマリアは恥ずかしそうに言う。
「だ、だって……私、初めからそのつもりだったから……。」
「……なるほどね……。」
 ルナマリアの言葉に微笑み、シンは彼女の制服とシャツを脱がせた。
 次にスカートを脱がせにかかる。ルナマリアお気に入りのプリーツスカートのホックを外し、しゅるっと足から抜き取らせる。
 ――もしかして……?と思ったが、さすがにこちらはちゃんと履いていた。
 少し期待を裏切られたシンは、軽くがっかりしたように言う。
「下はちゃんと履いてるんだ……。」
「スカート履いてるのに、下まで着けてなかったら、ただの変態でしょ……?」
 ――それはそれでいいんだけど……とシンは思ったが、口には出さなかった。
「これも脱がすよ?」
「えっ!?ち、ちょっと待って!それは自分で……!」
 シンの言葉に、ルナマリアは慌てふためいて言ったが、一足遅かった。
 シンは、言うが早いか、ルナマリアの下着を一気に下ろさせていた。
「や、やだっ……!何考えてんのよぉ……女の子の下着を……む、無理やり下ろすなんて……!」
 脱ぐときは自分で、と決めていたのに、シンに強引に脱がされ、ルナマリアは怒ったように言った。赤くなりながら必死に足を閉じて、局部を隠そうとしている。
 しかし、ルナマリアのそんな儚い抵抗も、シンの前では無力だった。シンは悪戯っぽく笑うと、閉じている足の隙間から、ルナマリアの秘裂をそっとなぞった。
「あんっ……!やぁ……!」
 ちょっと触れられただけなのに、ルナマリアの足に込められた力が、へなへなと抜けていく。おかげで、ほんの少しの力で、簡単に彼女の足を開かせることができた。
 大胆に足を開くような格好にさせられ、ルナマリアは恥ずかしそうに声を漏らした。
「こ、こんな格好……させないでよぉ……。」
 顔を赤くして小声で呟くルナマリアが可愛くて、シンは、自分の海綿体に血液が集まってくるのが感じられた。
 既に充血し、控えめに自己主張している彼女の肉芽に、そっと触れる。
「ひあっ……!」
 ルナマリアは敏感に反応し、素っ頓狂な悲鳴を上げると共に、小さく体が跳ね上がった。
 指で肉芽を挟むと、すぐに彼女の襞の奥から透明な液体が滲み出てくる。
673シンルナVol.7 15/23  ◆nO5nwL9dfo :2005/07/29(金) 16:07:42 ID:F1ld4aE3
「やだ……もうこんなになっちゃった……。」
 自分の秘処が濡れてきたのを感じ、ルナマリアは、赤くなりながら恥ずかしそうに言う。
「ルナの体って、ホント敏感だよな……。」
「な、なによ?いきなり……。」
「だってさ……ほら……。」
 シンは、試しに彼女の花弁をそっと広げてみた。途端に、ルナマリアが戸惑いの声を上げる。
「あっ!?ちょっと!?」
 ルナマリアのそこは、綺麗なピンク色をしていた。肉襞の奥から、湧き出るように愛液が染み出してくる。
 試しに少し掬い取ってみたが、次から次へと愛液が滲み出てきて、きりが無い。
「……もうこんなになってるし……。」
「バ、バカっ……!やめてよ、もう――あんっ!や、やだってばぁ!」
 悲鳴を上げるルナマリアに構わず、シンは、彼女の中にゆっくりと中指を挿入する。何度かシンのモノを受け入れたそこは、すっかり道筋が出来ていた。ほとんど抵抗無く、簡単に指の根元まで挿入することが出来た。
「あ、あうっ……!」
 シンが軽く指を動かすと、ルナマリアは堪らず声を上げた。シンは更に中指の他に人差し指まで挿入し、ルナマリアの中を掻き回した。
 ルナマリアは、胎内をかき回される感覚に目をぎゅっと瞑り、両手でシーツを掴んだ。
 そうしていなければ、すぐにでもイってしまいそうだったからだ。
「あっ……あ、ああっ……はぁ……。」
 シンが指を動かすたびに、ルナマリアの秘処からは、くちゅくちゅという湿った音が聞こえる。
 局部だけでなく、胸も弄って欲しくなって、ルナマリアは、すっかり熱を帯びた瞳でシンを見つめた。
「はぁっ……あんっ……ねぇ、シン……あの……。」
「ん?」
「む、胸も……。」
 おずおずと恥ずかしそうにお願いするルナマリアが可愛くて、シンは思わず笑みを浮かべた。
「わかった。」
 そう言って、ルナマリアの中から指を抜き取り、シンはルナマリアの体に覆いかぶさった。
 ルナマリアの乳首は、綺麗な桜色をしていた。ツンと尖がったそれは、天井を向いている。
「ルナの胸って、可愛いよね……。」
 シンが正直な感想を言うと、自分の体を誉められて照れたのか、ルナマリアは恥ずかしそうに目を逸らした。
「……そういう恥ずかしいこと言うの、やめてって言ってるじゃない……。」
 恥らうルナマリアが微笑ましく、シンは小さく笑うと、彼女の乳首にそっと口づけた。
 先端の小さな突起を、舌を使って口内でころころと転がす。
「あんっ……あっ……やん……。」
 ルナマリアの口から、甘い吐息が漏れた。彼女は目を瞑り、胸に与えられる刺激に感じ入っている。
674シンルナVol.7 16/23  ◆nO5nwL9dfo :2005/07/29(金) 16:08:35 ID:F1ld4aE3
 シンは、少し強めに乳首を吸ってみた。
「あ、あんっ……!う……んっ……あぁ……っ……!」
 ルナマリアは声を上げると、小さく背中をのけ反らせ、思わず後ずさろうとした。
 しかし、シンは彼女の肩を抑え、それを許さない。
「あっ……ううっ……あ、んっ……。」
 徐々に、ルナマリアの力が抜けていく。シンは、ルナマリアが大人しくなったのを見て取り、彼女の胸から口を離した。
 両の掌で、ルナマリアの乳房を包み込む。
 シンが手に力を入れると、ルナマリアの柔らかい胸は、シンの手の動きに合わせて、様々に形を変えていった。
「んっ……あ……ん……はぁ……。」
 胸を優しく揉み解しながら、シンは親指でルナマリアの乳首を弄った。親指の腹で、円を描くように回す。
「あっ……!や、やだっ……ああんっ……!」
 胸が弱点のルナマリアは、声をでき得る限り上げまいと、努力しているにもかかわらず、また嬌声を上げてしまった。
 しかしながら、胸ばかり弄られてくると、今度は秘処が物足りなくなってくる。
(――胸も気持ちいいんだけど……やっぱり……。)
 とうとう我慢の限界に達し、ルナマリアは控えめながらも、おずおずとシンに言った。
「あ、んんっ……ねぇ……シン……胸もいいんだけど、やっぱり……その……。」
 頬を赤らめ、内股をすり合わせたりして、落ち着かない様子のルナマリアの姿を見て、シンは彼女の意図を悟った。
「わかったよ……じゃあ……。」
 シンは、ルナマリアの足を大きく開かせると、そのまま彼女の足の間に潜り込むように体を入れると、ルナマリアの体に覆いかぶさり、自分の体をピッタリと密着させる。
 ルナマリアの首筋に顔を埋め、シンは、彼女の首筋をそっと舐めてみた。
「ひあっ……!やだっ……くすぐったい……ちょっ……これ、ダメぇ……!」
 途端に、ルナマリアがくすぐったそうに身をよじる。
 シンは、彼女の首筋のところに顔を埋めたまま、耳元で囁いた。
「入るよ?」
 耳元で囁くシンの言葉に、ルナマリアは恥ずかしそうにしていながらも、小さく頷いた。
「うん……いいよ……。」
 肉棒がルナマリアの粘膜に触れる。くちゅっ、という湿った音がわずかに聞こえた。
「あっ……!」
 ルナマリアの体が一瞬震えたが、シンは腰を押し込み、肉棒がルナマリアの胎内に埋めていった。
 熱い肉棒が徐々に胎内に侵入してくる感触に、ルナマリアが耐え切れず声を漏らす。
「く……うっ……!あ、ああっ……!」
 ルナマリアはシンの首の後ろに回した手に、思わず力を込めた。シンは、ルナマリアの耳元でそっと囁く。
「ルナ……体の力を抜いて……。」
「う、うん……。」
 ルナマリアは、シンに言われたとおりに、体の力を抜いた。息を吐き出しながら、肩の力を抜いていく。
675シンルナVol.7 17/23  ◆nO5nwL9dfo :2005/07/29(金) 16:12:55 ID:F1ld4aE3
 もう何度となくシンには抱かれたのにも関わらず、挿入される瞬間には、いまだになんとも言えない息苦しさのようなものがあった。
 しかし、言われたとおりに体の力を抜くと、自然とそれも楽になってくる気がした。
「ん……あっ……はぁ……。」
 ルナマリアは深呼吸を繰り返し、呼吸を整える。
 そうこうしているうちに、やがて、シンの肉棒が完全にルナマリアの胎内に埋まり、子宮の奥で止まった。
 すっぽり埋められた肉棒がドクドクと脈打ち、ルナマリアにシンの鼓動を伝えてくる。すっかり充血して固くなったシンの肉棒は、燃え滾るように熱い。
「ああっ……はぁ……。」
 ルナマリアは呼吸を整えると、シンに告げた。
「いいよ……動いて……。」
「うん……。」
 ルナマリアの言葉に頷き、シンはゆっくりと抽送を開始する。
 一旦引き抜かれた肉棒が、再びルナマリアの中に侵入していく。彼女の膣内の、ぬるっとした感触が気持ちいい。
 ルナマリアの中は、既に愛液で十分に潤っていた。
 彼女が分泌した愛液はシンの肉棒にねっとりと絡みつき、潤滑油の働きをしていた。おかげで、実にスムーズに肉棒を出し入れすることが出来る。
「あああぁぁっ……!」
 肉棒をちょっと動かすだけで、ルナマリアは敏感に反応した。粘液に覆われた肉棒が顔を出し、再び中へと侵入していく。
 シンが腰を動かすたびに、結合部から湿った音が聞こえた。
「あっ……あ、んっ……あ……うっ……あ、ああっ……!」
 ルナマリアの中を、シンの肉棒が何度も往復する。熱い塊が、ルナマリアの膣内をかき回していた。
 亀頭部分がルナマリアの子宮を突く。突かれる度にルナマリアの体が揺れ、密着しているシンの胸板に、ルナマリアの固くなった乳首が擦れた。
 ルナマリアの柔らかい乳房が、シンの体の下でひしゃげている。二人は、お互いの胸部を通して、互いの心臓の鼓動を感じていた。
「うあっ……あ、はぁっ……あ、ああん……!」
 少し強めに腰を打ち込むと、ルナマリアは背中に回した腕に力を込めた。シンの背中に、彼女の爪が軽く突き立てられる。ちょっと痛かったが、シンはそれを我慢した。
 最初はゆっくりだったシンの腰の動きも、徐々にリズミカルになってきた。それに伴い、ルナマリアが上げる声も、一定の間隔になっていく。
「あっ……あん……はっ……あ、ああっ……。」
 さすがに、ルナマリアにくっ付いたままでは動き辛くなったのを感じ、シンは身を起こした。それまでシンの背中に回されていたルナマリアの手が、行き場を失いシーツに投げ出される。
 シンは、投げ出された彼女の手を握った。そのまま、ルナマリアの頭の横で押さえつけるようにする。
「……なんか、無理矢理されてるみたい……。」
 まるで、抵抗できないように手を押さえつけられている様な感じがして、ルナマリアはクスリと笑った。
676シンルナVol.7 18/23  ◆nO5nwL9dfo :2005/07/29(金) 16:13:45 ID:F1ld4aE3
(無理矢理って……。)
 ルナマリアにそんなことを言われ、シンも、今の自分達の体勢を傍から見れば、どのように見えるかをちょっと想像してみた。

『いやぁっ……!やめてシン!お願い……これ以上は……っ……!』
『ルナ……そんなに暴れても無駄だよ。君はもう俺のものなんだから。』
『ああっ!?ダメぇ!そんなに動いちゃ……あっ……ああっ……!だ、誰か助けてぇ!』
『呼んでも誰も来ないよ。言ったでしょ?ルナはもう俺のものだって。』
『い、いや……も、もう許して……あ、ああっ……!』
 ――なんか、いいかもしれない……。
「ち、ちょっと……どうしたの?急に黙っちゃって……。私が言ったこと、なんか気に障った?」
 急に黙り込んだシンに、ルナマリアは心配そうに声をかけた。
 彼女の言葉に、シンは妄想を中断する。まさか、無理矢理しているのを想像して、ちょっと燃えました――なんて言えない。
 言ったら間違いなく怒られる。とは言え、シンのモチベーションが少し上がったのは、確かだった。
 ――普通のに飽きたら、一回誘ってみようかな……。
 
 シンは、ルナマリアの手を押さえつけるような形で、彼女を攻め立てていた。シンが腰を突き入れるたびに、ルナマリアの柔らかい胸が激しく揺れる。
「あんっ、あっ、あうっ……!あっ、ああっ!」
 シンの肉棒の先端部分が、柔らかい膣壁に何度も当たる。その度に、ルナマリアは甘い喘ぎ声を上げていた。
 シンはルナマリアの手を離すと、彼女の胸を掴んだ。柔らかい胸の感触を味わいながら、ゆっくりと愛撫する。
「あっ……!んうっ……んあっ……!」
 胸を愛撫されながら、胎内を突き上げられ、ルナマリアの瞳は徐々に虚ろなものになってきた。
 そのとき、急にあることを思いつき、シンは動きを止めた。
 突然動きを止めたシンに、ルナマリアがトロンとした目を向ける。
「はぁ……はぁ……どうしたの……?」
 ルナマリアは、急にシンが動きを止めたことが明らかに不満そうだった。
 シンは、下で繋がったまま彼女の体を抱え上げると、自分はそのまま寝そべり、ルナマリアを上に乗せた。
「ああっ……やぁ……!」
 彼女自身の体重で肉棒がより強く胎内に突き入れられ、ルナマリアは思わず声を漏らした。
「あっ……う……んんっ……!」
 今までシンに激しく攻め立てられていたせいで、ルナマリアはぐったりしていた。シンの上に跨るだけでもきつそうに、荒く呼吸を繰り返している。
 シンは、彼女が呼吸を整えるのを我慢強く待った。彼女の膣壁はルナマリアの呼吸に合わせて収縮し、ほどよい具合でシンのモノを締め付ける。
 ルナマリアが落ち着いてきたのを見計らい、シンは腰を動かすのを再開した。ルナマリアの腰を掴み、下からルナマリアを突き上げる。
「ああっ!やだっ、ちょっと待って!」
 途端に、ルナマリアが制止の声を上げた。ルナマリアは、少し苦しそうにシンに尋ねた。
677シンルナVol.7 19/23  ◆nO5nwL9dfo :2005/07/29(金) 16:14:27 ID:F1ld4aE3
「ね、ねぇ……なんで私を上にしたの……?この格好……ちょっときついんだけど……。」
 上に乗ったルナマリアには、シンの意図を理解することができなかった。
 シンは笑みを浮かべ、ルナマリアの髪をそっと撫でると、言った。
「いや……せっかくだから、あの日の再現をしようと思って……。」
「……?あの日って?」
 シンの言葉に、ルナマリアはきょとんとした顔をした。シンは、悪戯っぽく笑うと、両手でルナマリアの胸を掴んだ。
「あんっ!い、いきなり……なに……?」
 突然のことに戸惑うルナマリアに、シンは真意を語る。
「ほら、さっきの話にも出たろ?落ちてきたルナを、俺が受け止めた日の……。」
「あ、ああ……それのことだったのね……。」
 シンに言われて、ルナマリアは一旦納得しかけたが、すぐに別の疑問が頭の中に浮かんだ。
「でも……なんで急に……?」
「なんだか懐かしくなってさ……。あの日のこと……。」
「ふふっ……だから私が上なのね……。」
 シンに説明され、ルナマリアはようやく合点がいったようだった。
 ルナマリアは優しく微笑むと、シンの体の上に覆いかぶさる。
 肉棒を埋められているせいで、苦しそうに息をしていたが、それでも懸命に、体勢を変えようとする。
「う……んんっ……こ、これでいい……?」
 ルナマリアがシンの顔の真横に手を突き、上からシンの顔を見下ろした。
「あ、ああ……。」
 シンは、思わずルナマリアの顔に見惚れる。
 あの日と同じように、シンの顔のすぐ近くにルナマリアの顔があった。
 彼女の顔は、あの日見たときと変わらず、可愛いままだ。お互いの瞳に、相手の姿が映りこんでいるところまで同じである。
 ただ、やはり全てが同じというわけにはいかない。
 あれから時が流れて、自分達の関係も変わった。
 あの頃はただの友人でしかなかったのが、恋人同士になり、肌を重ねるようになった。
 シンには、その変化が嬉しく思える。
 たしかに、自分達の関係は変わったが、今は二人とも強い絆で結ばれている。
 シンにとってルナマリアは、最高のパートナーであった。ルナマリアほど気の合う人間は、ちょっと探してもいないだろう。
 ルナマリアには、他の人間には話せないようなことでも気軽に話せる。
 ルナマリアは、意地っ張りで捻くれたところがあるシンを、笑って受け止めてくれる。
 ルナマリアには、他の人間には見せないような自分の弱みも、見せることが出来る。
 彼女と出会ったことは、間違いなくシンの運命を変えてくれた。
678シンルナVol.7 20/23  ◆nO5nwL9dfo :2005/07/29(金) 16:15:02 ID:F1ld4aE3
 すべてを失ったあの日以来、絶望に沈むばかりだった自分を、彼女はその持ち前の明るさで、暗い淵のような絶望から掬い上げてくれた。
 自分を見つめるルナマリアの瞳を見つめ返しながら、シンは決意を新たにする。
 ――もう、手放したくない。手放すもんか……!奪いに来る奴がいたら、俺が全て薙ぎ払ってやる……!
 ルナマリア――自分に残された唯一の、大切な、守りたい人。
 シンは、彼女を限りなく愛しく思いながら、彼女の体を抱き寄せ、ゆっくりと抽送を再開した。

「んっ……あ、んんっ……はぁ……ああっ……。」
 再び動き出した肉棒の感触に、ルナマリアの口から甘い喘ぎ声が漏れた。下から突き上げられ、ルナマリアは潤んだ瞳でシンを見つめる。
「あっ、んぅ……あん……ふあっ……。」
 シンの動きに合わせて、ルナマリアもややぎこちないが、懸命に腰を動かそうとしていた。
 最初はなかなか上手くいかなかったが、何度もそれを繰り返すうちに、徐々に二人の息が合ってきた。
「あっ、あ、あ、ひあっ、ふあっ、あ、ああっ……!」
 ルナマリアは目を閉じ、全身に大量の汗を掻きながらも、懸命に腰を動かし続けた。
 シンも、下からルナマリアの子宮を突き上げる。
 シンが腰を動かすたびにルナマリアの体が激しく上下し、ルナマリアの額からは汗が雫となって、シンの腹に零れ落ちていた。
 シンは、彼女の乳房を両の手の平で包み込んだ。こね回すように揉み、暇な親指と人差し指の腹で、尖った小さな乳首を弄る。
「あっ、あんっ、やぁ……!シン……私、胸……弱くて……ああん!」
 ……どうやら、自分でも胸が弱いと自覚しているらしい。
 ちょっと弄ってやっただけで、彼女の体は電気ショックでも受けたかのように跳ね上がり、膣内もきゅっと締まってシンのモノを包み込んだ。肉棒全体を、暖かくて湿った子宮が包み込んでくれる。
 彼女の中を往復する度に、肉棒が膣壁と擦れ、シンとルナマリア、双方の性感を刺激する。
 軽く勢いを付けて肉棒を突き入れると、ルナマリアが悲鳴を上げた。
「あっ……やあっ!あうっ……あっ、あ、ああっ……!」
 シンは、ルナマリアを下から突き上げながら、彼女の胸を揉み解す。柔らかい胸の感触を愉しみながらも、その一方で乳首を抓ったりする悪戯も忘れない。
「ああんっ!シ、ン……っ……!胸……ダメっ……だってぇ……!ひゃっ……!」
 ルナマリアは、胸に与えられる刺激に、涙目になっていた。
 そんな彼女を見てシンも興奮し、徐々にシン自身の根元に、熱いものがこみ上げてきた。
「あっ、あん、あ……やぁ……!わ、私っ……そろそろ……っ……!」
 ルナマリアもそろそろ限界らしく、声がかすれている。シンはルナマリアの胸から手を離すと、彼女と共に絶頂を迎えるべく、腰の動きを強めた。
「あっ、あんっ……あふっ、うあっ……!ああっ、ああんっ!」
 肉棒が突き入れられるたび、肉棒が掻き出した愛液が辺りに飛び散る。結合部付近では、愛液が空気と混ざり白い泡になっていた。
679シンルナVol.7 21/23  ◆nO5nwL9dfo :2005/07/29(金) 16:15:45 ID:F1ld4aE3
「あんっ、あっ……!シンっ……私っ……もう、ダメぇぇぇ!」
 押し寄せる快楽に、ルナマリアが泣き叫ぶ。シンも最後の一突きをルナマリアの胎内に打ち込んだ。
「あっ、ああああぁぁぁぁっ!」
 絶頂の瞬間、ルナマリアは大きく背中をのけ反らせた。
 同時に、シンもルナマリアの膣内で果てる。肉棒が、痙攣しながら彼女の中に大量の白濁液を撒き散らし、ルナマリアの中を、熱い精液が一杯に満たした。
 シンが肉棒を引き抜くと、ルナマリアの中に放ったばかりの精液が、彼女の膣口からたっぷりと逆流してきた。
 絶頂の後、ルナマリアは、ふっと力が抜けたようにシンの方に倒れ掛かってきた。
 シンは、慌てて彼女の体を受け止める。
「はぁ……もうダメ……動けない……。」
 シンの胸に頭を埋め、ルナマリアはシンの腕の中で、荒く呼吸を繰り返した。ルナマリアの心臓の鼓動が、肌を通してシンにも伝わってくる。
 彼女の体は、激しい運動の後で火照っていた。体全体に、うっすらと汗を掻いている。
 シンは、彼女の髪をそっと撫でた。
 ルナマリアはうっとりと目を閉じ、事後の心地良さにしばらく身を委ねていた。

 ルナマリアは、汗ばんだ体でしばらく呼吸を整えていた。
 シンは、彼女の背中に腕を回し、ルナマリアが落ち着くのを待つ。
 しばらくそうしていると、ふと、シンの腕の中で、ルナマリアがポツリと呟いた。
「ねぇ、シン……。」
「……なに?」
 シンが聞き返すと、ルナマリアは、恥ずかしそうに言う。
「シンは……私と、何時かこうなるって思ってた……?」
「……。」
 シンは黙り込む。
 シンも初めの頃は、ルナマリアをただ友達として見ていた。急に、女の子として意識するようになったのは、あの事件以来だ。
 それから彼女と接するうちに、シンは徐々にルナマリアに惹かれていった。
 それでも、あの頃は、彼女とここまで深い仲になるとまでは、思ってはいなかった。
 せいぜい、休みの日には一緒にデートするとか――あの頃には、それくらいでも十分だと思っていたのだ。
 ――それが、こうしてセックスをしてしまうような仲にまでなるなんて……。
 もちろん、シンにだって、好きな女の子を抱きたいという欲求は、人並みにあった。
 しかし、親友のような付き合いをしているルナマリアとは、そんな仲にはなれないような気がしていたのだ。
 講義や訓練のときはもちろん、食事をするのも一緒、休日に遊びに行くのも一緒、課題をこなすときや、補習を受けるときまで一緒だった……。
680シンルナVol.7 22/23  ◆nO5nwL9dfo :2005/07/29(金) 16:16:27 ID:F1ld4aE3
 あの頃は、気がつけばシンとルナマリアは、いつも一緒にいた。
 お互いが、男と女だということを、意識することも少なかった。
 そんな自分がルナマリアを組み敷いて、裸のルナマリアが自分の下で喘ぎ声を上げるなどと――時折妄想はしていたが、実際に、そんな日が来るとは思ってもみなかった。

 そんなシンの想いをよそに、ルナマリアはシンの体から離れると、彼の隣に倒れこむ。
 彼女は、シンの隣に身を横たえ、どこか遠くを見るような目で天井を見つめていた。
 シンもルナマリアも、何も言わないしばしの沈黙が続く。ふと、ルナマリアが再び口を開き、沈黙を破った。
「……さっきも言ったけど……私は思って無かったわ……。シンのこと、『可愛い弟みたいなヤツ』って思ってたから……。」
 そう言ったルナマリアに、シンは思わず息を呑んだ。彼女の言ったことは、まさに、自分も思っていたことだからだ。
 ルナマリアは天井から視線を外し、顔をシンの方へ向けた。
「それは今でも、変わんないけどね……。シンは未だに子供っぽいし……。」
 そう言って、ルナマリアは優しく微笑み、シンの頭を撫でた。
 ルナマリアに子供のように頭を撫でられ、シンも思わず顔を赤くする。
「お、おい……。やめろよ……恥ずかしいだろ……。」
 ルナマリアは、恥ずかしそうに抗議するシンの反応を見て、面白そうにクスリと笑った。
「ふふっ……だって、可愛いんだもの……。」
 クスクス笑いながら、彼女はシンの頭を撫で続ける。
 と、ルナマリアは急にシンを撫でるのを止めると、なんだか切なそうな顔になった。
「そんな『可愛い弟』だったのに……。でも……付き合うようになったらシン、どんどん頼もしくなって……。」
「え……?」
 ルナマリアの意外な言葉に、シンは思わず聞き返す。
 彼女は、頬を赤く染めて笑みを浮かべると、さらに言葉を続けた。
「私がお姉さんのつもりだったのに……。いつの間にか追い抜かれちゃったわね……。」
 ルナマリアの言葉に、シンは思わずルナマリアの顔を見返した。彼女の蒼い瞳が、シンを見返してくる。
 ルナマリアはシンから目を逸らし、照れくさそうに言う。
「……頼りにしてるわよ……シン……。」
 ルナマリアの言葉を聞いて、シンは目を瞠った。
 ――『頼りにしてる』?ルナが、俺を……?
 シンは、彼女の言葉を聞いて、少し浮かれた気分になる。やっぱり、女の子に頼りにされるというのは気分が良い。
 もっとも、ルナマリアは、はにかんだように微笑むと、最後にこう付け加えた。
「……まぁ、普段は相変わらずだけど。」
 彼女の最後の一言に、シンは少しガクッと来た。
 ――『普段は相変わらず』って……やっぱり俺は、ガキっぽいってことかよ……。
 なんだか、男として認められたんだか、そうでないのか、よく判らないセリフだ。
 シンがそう思って苦笑していると、ルナマリアは注意していなければ、聞き取れないような小声で、そっと呟いた。
「……そういうところも、可愛いんだけどね……。」
681シンルナVol.7 23/23  ◆nO5nwL9dfo :2005/07/29(金) 16:19:38 ID:F1ld4aE3
 翌朝、シンとルナマリアは、いつものように食堂で二人並んで食事をとっていた。
「シン、ちゃんと残さず食べなきゃダメじゃない。ほら、口を開けて!」
「うう……俺、これ嫌いだって言ってんじゃん……。」
「ダ〜メ!わがまま言わないの!」
 相変わらず、ルナマリアはシンにお節介を焼いていた。嫌がるシンに、無理やり嫌いな物を食べさせようとする。
「シン?好き嫌い言ってると、大きくなれないわよ?」
「……その手が通じるような年じゃないんだけど……。」
「いいから食べなさいって!ほらぁ!」
 周囲の人間が、二人をニヤニヤしながら見ている。まるで、姉と弟を見ているかのようだ――と。
 昨日、あれほど情熱的に愛し合ったのに、今日になったらルナマリアは、すっかり元に戻っていた。まるで、シンを弟であるかのように扱う。
(って言うか、なんでルナに好き嫌いまで、面倒見られなきゃならないんだよ……。)
 もっとも、顔を合わせるたびに照れくさくて、顔を赤くして目を逸らす――などというのよりは、この方が自分達の関係にあっていると思うが。
「うっ……!やべ……吐きそう……!」
「だ、大丈夫!?ほら、水飲んで!」
「うう……なんで朝飯だけで死にそうにならなきゃいけないんだ……?」
 愚痴をこぼすシンに、ルナマリアは呆れたように言う。
「シンは神経質すぎるのよ。鼻摘んで食べたら、味なんかわからないわ。ほら、これも!」
 そう言って、ルナマリアはシンの目の前にフォークを突き出した。シンは、げんなりしながら言う。
「も、もう勘弁してくれ……。」
「ダメ。全部食べ終わるまで帰さないわよ?」
「……意地悪な小学校教師みたいだな……。」
 うんざりしたようにシンは言った。この場を切り抜けるいい考えはないかと思い、必死に脳をフル回転させる。
 ふと、いい考えが浮かんだ気がした。
 シンは、ルナマリアの方に体を寄せると、他の者に聞かれないように、彼女の耳元でそっと呟く。
「……覚えてろよ。今度は、ルナに俺の……を飲ませてやるから……。」
「え……!?」
 シンの言葉に、ルナマリアは絶句した。シンは、更にそこへ追い討ちをかける。
「……『鼻摘んだら味なんかわかんない』んだろ?」
 シンにそう言われ、ルナマリアは小声でそっと言う。
「……ごめん……無理強いした私が悪かったから、それだけは勘弁して……。」
 彼女は頬を赤く染めると、あっさりと引き下がった。
(そんなに嫌がんなくてもいいじゃないか……。)
 シンとしては、この手段の効果が絶大だったことに、少し残念な気持ちもしたのだが……。

 続く
682名無しさん@ピンキー:2005/07/29(金) 16:51:39 ID:W6rGLoFx
>>658
GJ!

>このカシオミニ(1850円)を賭けてもいいです(元ネタ解る人いるんでしょうか……?)。
ジェイムズ君ですよね?
自分は同じ雑誌掲載の某SS、
エロパロにもスレがあり難民から派生した某板の住人ですが。
683名無しさん@ピンキー:2005/07/29(金) 16:52:59 ID:9oMp4qQh
漆原教授じゃないっけ
684名無しさん@ピンキー:2005/07/29(金) 16:54:58 ID:Wl6yXDzT
……やはり貴方のSSは毎度毎度素晴らしい! でも
>こんな風にこの二人が仲良くしていられるのも、あと(以下略)
やっぱ“ステラとの出逢い”“アスランとキラの会話盗聴”“フリーダム不法介入”から運命が狂っていくのか……その上
あ ん ま り 過 ぎ て エ ロ パ ロ も 妄 想 で き な く な る ア ノ 扱 い 。
だからシンルナは評判が良く無いんでしょうか。『黄昏の…』さんが“南極条約”の方にすらSS投下しなくなったのは、
それもあるからなのかね。
685名無しさん@ピンキー:2005/07/29(金) 16:58:58 ID:RNqb+f8k
違う理由だと思うよ
ログ読んで考えてこい
686名無しさん@ピンキー:2005/07/29(金) 17:05:34 ID:eyXJSIdX
>>658

GJGJGJGJGJーー!!最高でした!
687名無しさん@ピンキー:2005/07/29(金) 17:48:35 ID:VZ15qTfx
ネ申降臨キターーー(゜∀゜)ーーーッ!!!!
初投下時から読ませて頂いとりますが、「ツボ」を解ってらっしゃる!!
何度読んでも感嘆の溜め息ばかりです!!
これからもガンガッて下さい!いつでもワクテカワクテカしてますから!!!
688名無しさん@ピンキー:2005/07/29(金) 19:21:25 ID:2rLkqY2I
>>684
黄昏氏が来なくなったのは>>1を読まない奴とか
この板に来るべきでない年齢の奴等が自分の主観で
黄昏氏を批判したのが原因だよ。


>>658
GJです。毎回毎回良い物を見せてくれて
ありがとうございます。
689名無しさん@ピンキー:2005/07/29(金) 19:24:51 ID:LLWBvUZW
>>658
GJ!
神のお考えには全く異論ありません!
これからも頑張って下さい!
690名無しさん@ピンキー:2005/07/29(金) 19:30:34 ID:eyXJSIdX
>>688
確かに、この板に来る相応の年齢ってものもあるな…。自分勝手な主張とか、幼稚な主張は他スレでどうぞって感じだし
691影山ヒロノブ ◆XFPROZh.pg :2005/07/29(金) 19:34:57 ID:H0e7Wfrd
舞い上がれ〜
692影山ヒロノブ ◆XFPROZh.pg :2005/07/29(金) 19:35:40 ID:H0e7Wfrd
純白の雲を〜
693影山ヒロノブ ◆XFPROZh.pg :2005/07/29(金) 19:36:49 ID:H0e7Wfrd
見下ろす〜
694影山ヒロノブ ◆XFPROZh.pg :2005/07/29(金) 19:37:21 ID:H0e7Wfrd
遥かな空まで〜
695影山ヒロノブ ◆XFPROZh.pg :2005/07/29(金) 19:39:21 ID:H0e7Wfrd
解き放て〜
696影山ヒロノブ ◆XFPROZh.pg :2005/07/29(金) 19:40:43 ID:H0e7Wfrd
自由な新しい〜
697影山ヒロノブ ◆XFPROZh.pg :2005/07/29(金) 19:41:16 ID:H0e7Wfrd
風に乗って〜!
698影山ヒロノブ ◆XFPROZh.pg :2005/07/29(金) 19:41:56 ID:H0e7Wfrd
そして奴等もやってくる〜
699影山ヒロノブ ◆XFPROZh.pg :2005/07/29(金) 19:42:43 ID:H0e7Wfrd
この星狙ってくるぜ〜
700名無しさん@ピンキー:2005/07/29(金) 19:42:58 ID:d4Gp+zr+
読んで幸せになるSS
それがシンルナ神クオリティ!





ヨウランとヴィーノカワイソス
701影山ヒロノブ ◆XFPROZh.pg :2005/07/29(金) 19:44:56 ID:H0e7Wfrd
荒振る予感〜
702影山ヒロノブ ◆XFPROZh.pg :2005/07/29(金) 19:45:50 ID:H0e7Wfrd
Fight!
Fight!
Fight!
703影山ヒロノブ ◆XFPROZh.pg :2005/07/29(金) 19:46:27 ID:H0e7Wfrd
俺が地球の盾になる〜
704影山ヒロノブ ◆XFPROZh.pg :2005/07/29(金) 19:47:15 ID:H0e7Wfrd
そうさ とことん止まらず戦う〜
705影山ヒロノブ ◆XFPROZh.pg :2005/07/29(金) 19:47:46 ID:H0e7Wfrd
青い地球が止まらず〜
706影山ヒロノブ ◆XFPROZh.pg :2005/07/29(金) 19:48:16 ID:H0e7Wfrd
回るために!
707影山ヒロノブ ◆XFPROZh.pg :2005/07/29(金) 19:49:18 ID:H0e7Wfrd
立ち向かえ〜
708名無しさん@ピンキー:2005/07/29(金) 19:50:05 ID:eyXJSIdX
やっぱりシンルナ凄くイイ!!
(;´д`)ハァ‥ハァ‥
709影山ヒロノブ ◆XFPROZh.pg :2005/07/29(金) 19:51:56 ID:H0e7Wfrd
信念を込めた〜
710影山ヒロノブ ◆XFPROZh.pg :2005/07/29(金) 19:52:29 ID:H0e7Wfrd
拳は〜
711影山ヒロノブ ◆XFPROZh.pg :2005/07/29(金) 19:52:59 ID:H0e7Wfrd
誰にも負けない!
712影山ヒロノブ ◆XFPROZh.pg :2005/07/29(金) 19:53:37 ID:H0e7Wfrd
未来を救うのは〜
713影山ヒロノブ ◆XFPROZh.pg :2005/07/29(金) 19:54:11 ID:H0e7Wfrd
この勇気さ〜
714影山ヒロノブ ◆XFPROZh.pg :2005/07/29(金) 19:54:59 ID:H0e7Wfrd
For The world!!!
715名無し草:2005/07/29(金) 21:18:24 ID:/qc764Pd
夏だなあ・・・
716名無しさん@ピンキー:2005/07/29(金) 21:28:44 ID:rS10bJgf
ま、花火みたいに
情緒はありませんが
風物詩として
眺めてましょうや
717名無しさん@ピンキー:2005/07/29(金) 21:29:44 ID:AxXQ+QL4
>>715 >>716
反応禁止 無視すべし
718名無しさん@ピンキー:2005/07/29(金) 21:57:03 ID:7/ZqdIfA
俺のアーサーがハッピーエンドでありますように。
719朝霧 ◆JfK.F8VVqc :2005/07/29(金) 22:14:12 ID:biZpb7pA
シンとレイが一緒になれますように(⊃Д<)
720名無しさん@ピンキー:2005/07/29(金) 22:42:53 ID:iF+Jj+ep
シンルナ、ピロートークGJ!
仲よきことは美しき哉
721名無しさん@ピンキー:2005/07/29(金) 23:03:02 ID:RD0Ie2VV
>>658
いつもGJです。毎回楽しみにしてます
722名無しさん@ピンキー:2005/07/29(金) 23:20:19 ID:q5ZyLr3J
>>658
 _ ∩GJ!
( ゚∀゚)彡 GJ!
⊂彡
続きガンガって下さいワクテカで待っとります

また一週間待つのか…(´・ω・`)
723名無しさん@ピンキー:2005/07/29(金) 23:25:22 ID:86DpRTL2
シンルナ職人さん乙!
724名無しさん@ピンキー:2005/07/29(金) 23:54:07 ID:ucRFFoSV
なにこの血糖値限界突破しそうな甘い作品
最高に二人に萌えなんですけど

神のシンルナでシンの過去を断ち切る描写された日には
俺は悶え死にしてしまうかもしれない
ありがとう。
725名無しさん@ピンキー:2005/07/30(土) 00:04:08 ID:S6jrzSFH
誰か職人様、ミーアSSを・・・
全くないので・・・orz
726名無しさん@ピンキー:2005/07/30(土) 00:39:21 ID:oXxr9KWK
ヒント:自作
727名無しさん@ピンキー:2005/07/30(土) 00:45:49 ID:kogBbUB1
供給も需要も少ないんだから仕方ない
728名無しさん@ピンキー:2005/07/30(土) 00:51:05 ID:kXkUwQgi
ここの保管庫って無いのか?
729 ◆VD8DX/Tl/M :2005/07/30(土) 01:05:28 ID:55xHH6oo
>>618
エロパロ板の設定が変更になり、1レスに書き込める容量が2倍に、
連投規制が若干厳しくなりました。
次回からもう少し行数を減らしますが、旧設定の範囲内に完全に
戻すことは難しいかもしれません。ご容赦を。
設定の詳しい内容は自治スレ参照でお願いします。

ついでみたいで申し訳ないですが、レスくれた方ありがトン。
そして無駄レスすんまそん…
730名無しさん@ピンキー:2005/07/30(土) 01:29:42 ID:Upyxycev
キッカケは胸掴み。
本編でのステラもそうだったし、シンのスイッチはそこか。
731名無しさん@ピンキー:2005/07/30(土) 01:31:11 ID:UU3ACC00
>>725
とりあえず南極
某269氏作なので過去の経歴からお墨付き
既読ならやはり自作…
732名無しさん@ピンキー:2005/07/30(土) 01:40:08 ID:rurpiUHs
>>731
わざわざレスdクスです
>>597以外は読み込めたので、容量のボーダーはそれほど小さいわけではないようです。
…ですがどうかお気になさらず。報告だけですので。

>>728
つ ttp://kakolog.cun.jp/seed/
1〜15スレ目まではここに
733名無しさん@ピンキー:2005/07/30(土) 02:37:10 ID:VfEAP8cc
そろそろ次スレか?
734名無しさん@ピンキー:2005/07/30(土) 07:06:52 ID:oXxr9KWK
↓スレ立てよろ
735名無しさん@ピンキー:2005/07/30(土) 17:03:43 ID:wPOdng+z
急に過疎ですか
736K.C:2005/07/30(土) 19:40:32 ID:wjNEgCuZ
シャア板のキララクスレにもコメントしましたが、
>>434-437
>>465-466
>>493-497
のキララクを勝手に無断転載した人がいます。
誰かなんて考えたくもないですが、一言断るとか、できたんじゃないですか。
他にも知らないところで載せられてそうな気がしてきました。
なんていうか……もう書く気も失せました。
「なら書くなよ」とか言いそうですが、載せた人は。
上記のキララクはこのスレに寄せたものであって、
あのキララクスレに投げるつもりはありませんでした。
なんでかって、ここにいる人があのキララクスレにもいたら、
同じ作品を見ることになるじゃないですか。
だから違うものを投げるつもりだったのに……。
もうそんな気もなくなりました。
ここにも二度と投下しません。
楽しみにしてますと言ってくださった方には大変申し訳なく思います。
ですが無断転載する人がいるとわかった以上、投下したくありません。
すみませんが、ご了承ください。
投下はしませんが、ROMか感想コメントは前と同じようにするつもりです。
737名無しさん@ピンキー:2005/07/30(土) 19:46:29 ID:nj7hXqem
>>736
そういうコメントいらないんだよ。どっちみち下手くそな電波小説だったしな。
黙って消えろよ
738名無しさん@ピンキー:2005/07/30(土) 19:58:52 ID:mrBh2O5P
>>737
お前みたいな良識の無いやつがあっちに勝手に貼り付けたんじゃないか?
なんか今、むしょうにそう思った。
739名無しさん@ピンキー:2005/07/30(土) 20:00:50 ID:Ga0MXMYc
>>737
黙って消えるのはあなたです

>>736
自分もあのスレの住人でしたが・・・
本当に心中お察しします。
いつかまた書いて頂けたら嬉しいです。
今までありがとうございました。
740名無しさん@ピンキー:2005/07/30(土) 20:08:25 ID:IxDabbhA
>>736さん、そんな寂しいこと言わないでください。確かに、無断転載された心情お察しします。でも、私も含め、この板の住人は職人である貴方の作品を心から待ってます。もし、気が向いたらまた新しい作品を投下してください。m(_ _)m

>>737
なにも知らないあなたは引っ込んでてください
741名無しさん@ピンキー:2005/07/30(土) 20:13:08 ID:etQArDGQ
初だったり、一度しか投下しないかも、と思ったりしても、
とりあえず職人は鳥付けた方が良いかもな…。
特に実績がない時点で、誰もその人と見分けられなくても問題ない場合、
「自己顕示欲丸出しみたいで鳥なんて付けられっかい。俺の目立ちたがり屋め!」
みたいな気分があるかもしれないが。何らかの予防にはなるんでは。
742名無しさん@ピンキー:2005/07/30(土) 20:15:00 ID:0c0ooGfa
まあ>>737は煽りっぽいけどさ。
「もう書かない」なんてわざわざ宣言するなんて荒れを呼んでいるような
ものだろうに。
気分を害したのはわかるが、余りにも浅慮なレス。
それを窘めもしない盲目的マンセーレスも気色悪い。
743名無しさん@ピンキー:2005/07/30(土) 20:24:08 ID:rurpiUHs
そんなことより次スレ。
はじかれた。
744名無しさん@ピンキー:2005/07/30(土) 20:25:41 ID:mrBh2O5P
>>742自分で作品投下した事ないやつに限ってそういう事言うんだよな。
もし自分が投下して、勝手に転記されたら…って考えないか?
お前のレスの方が自分には理解できん。
745名無しさん@ピンキー:2005/07/30(土) 20:28:42 ID:nj7hXqem
>>739
ラクスっぽい書き込みで笑った。キララクスレの住人て表向き
丁寧だけど裏で何をやってるんだか。
転載したのはキララクスレの住人じゃないのかよ?
まずそれを疑うべきだろ。
746名無しさん@ピンキー:2005/07/30(土) 20:31:03 ID:sYeJAIe1
そりゃキララクスレの住人だろ
しかしここの住人でもあるわけだ
747名無しさん@ピンキー:2005/07/30(土) 20:34:05 ID:Ga0MXMYc
両方見てなきゃ転載は出来ないわけで。
あと一応言っとくか。
>>745裏で〜とか決め付け妄想乙。
748名無しさん@ピンキー:2005/07/30(土) 20:38:42 ID:qEHQM5RL
シン「48の殺人技の一つ
   キン肉バスター!」

アスラン「グゴゲー!」
749名無しさん@ピンキー:2005/07/30(土) 20:57:25 ID:O5la/GsF
転載は確かに許される事ではないが、今回が初めてでもないしな。
ここが2chである以上(正確には違うが)、どう対応するかは職人次第。
750名無しさん@ピンキー:2005/07/30(土) 21:05:25 ID:42C9Th2f
>>749
>転載は確かに許される事ではないが、今回が初めてでもないしな。

今回が初めてではないって、やられた側からすれば初めてに決まってるだろう。泥棒の被害者に
「盗難事件なんて起こるの初めてじゃないから」は慰めの言葉になるのか?
751名無しさん@ピンキー:2005/07/30(土) 21:11:02 ID:it2Xt41D
>>745
キラ関連のカプ叩きだろ?
あんまり気にする事じゃありませんよ?
一応例
キラフレ、キラマニュ、キラかが、
ホモならキラシン シンキラ アスキラ キラアス等
752名無しさん@ピンキー:2005/07/30(土) 21:12:12 ID:nj7hXqem
>>751
カプ叩きは気にすることじゃないの?その感覚で
叩きやってんだろ、お前が。
753K.C:2005/07/30(土) 21:44:45 ID:wjNEgCuZ
>>742
荒れるとは思いましたが、コメントしました。
前も同じことがあったもので……。
そのときは匿名でしたし、気づいたのも遅かったので。
ショックもありますが、今回は言わないといけないな、と思ったんです。
投下しないと言ったのは、そういうことです。
実績もあまりないし、作品を改竄されてしまう前に、やめようかと。

読んでいただいた方には本当に申し訳なく思います。
気が向くかどうかはわかりませんが、
他の場所を考えてみて、書いてみようかと思います。
南極に寄せた作品も、途中までなので、最後まで書きたいですし。
読んでいただいた方、コメントくださった方、ありがとうございました。
あとお騒がせして申し訳ありませんでした。
754名無しさん@ピンキー:2005/07/30(土) 21:50:16 ID:42C9Th2f
あらら初めてではなかったのですか。でも複数被害を受けたら憤りが増すことでしょう。お察しします。
755名無しさん@ピンキー:2005/07/30(土) 21:51:34 ID:o7FSthYf
新シャアでエロ書くのもどうかと思うけどな
はじめからこっちに書いておけばよかったんじゃねーの?
21歳以上ならさ
756名無しさん@ピンキー:2005/07/30(土) 21:52:01 ID:IxDabbhA
>>753
気にするな。おまいはおまいの書きたい作品だけ書けばいい。
757名無しさん@ピンキー:2005/07/30(土) 21:52:51 ID:hCPf794y
荒れることが予想できたなら掃除機やめてほしかったわけだが……

職人さんは2chにはむいてなかったのかもしれんな。
南極に直接投稿でも何でも、自分にあったマターリ環境で
エロパロ書いてくだされ。
黒キララクGJだったよ
758名無しさん@ピンキー:2005/07/30(土) 21:53:39 ID:hCPf794y
>>756
お前はsageてくれ。
まさか知らないとかいうんじゃないだろうな。
759名無しさん@ピンキー:2005/07/30(土) 21:56:20 ID:42C9Th2f


755 名無しさん@ピンキー sage New! 2005/07/30(土) 21:51:34 ID:o7FSthYf
新シャアでエロ書くのもどうかと思うけどな
はじめからこっちに書いておけばよかったんじゃねーの?
21歳以上ならさ



「無断転載」という言葉の意味が分かってるのだろうか。
760名無しさん@ピンキー:2005/07/30(土) 22:04:32 ID:o7FSthYf
>>759
いや、申し訳ない。勘違いしてただけだ。神さまごめんなさいorz

まぁ2ちゃんである以上、無断転載等は仕方のない事だと思うんだよ
761名無しさん@ピンキー:2005/07/30(土) 22:07:02 ID:hCPf794y
>>760
そもそも書き込むときに注意書きが出るからな。
無断転載可能性があるが了承て書き込みますか?って。
だからこの抗議は正直見当違いな気もする。
エロはGJだから南極直行コースをオススメする
762名無しさん@ピンキー:2005/07/30(土) 22:07:14 ID:ustvVEvR
南極に途中まで云々はコメントされない方が…。
最近投稿少ないので、記憶の限りでは同じHNの方おられなかった気がします。
今は更新待ちなのかもしれませんが、無関係な職人さんと同一人物かと勘ぐらせない?
SEED以外のガンダムならすまん。
763名無しさん@ピンキー:2005/07/30(土) 22:09:40 ID:42C9Th2f
>>760
>無断転載等は仕方のない事だと思うんだよ

仕方のない事だからなかったことにでもするのか?それは違うだろ。
764名無しさん@ピンキー:2005/07/30(土) 22:16:58 ID:Q3D4qNEI
>>763
この転載てK・Cとかいう勘違い職人の自作自演じゃないか?
悪いがこの職人の作品は、転載したいほどのいい出来とは思えない。

作品だけがDQNならいいが、書いてる中の人も誘い受けDQNだしな
極で直投なんかして極のレベル下げるなよな。そこらで自サイト開け。
765名無しさん@ピンキー:2005/07/30(土) 22:27:43 ID:IxDabbhA
南極のアドを教えてくれ
766名無しさん@ピンキー:2005/07/30(土) 22:29:23 ID:hCPf794y
検索しろ
あと携帯じゃ無理だからな
南極管理人に携帯にも対応しろとか泣きつくなよ
767名無しさん@ピンキー:2005/07/30(土) 22:30:29 ID:42C9Th2f
無断転載ってのは単に転載問題だけに留まらず>>764のような香具師の出現を促すからなあ。
768名無しさん@ピンキー:2005/07/30(土) 22:30:38 ID:Cdt+dN8C
>>764
じゃあ、極のレベル下げない人のレベルって、どれ位の人の事言うのさ?
K・Cがダメだったら、いったいどれ位のレベルが必要なんだ……?
769名無しさん@ピンキー:2005/07/30(土) 22:32:03 ID:Q3D4qNEI
>>765
ほらよ
ttp://list.room.ne.jp/~lawtext/1961T005.html
ttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8D%97%E6%A5%B5%E6%9D%A1%E7%B4%84

悪いがK・Cのレベルは、過去の職人と比べると最低の部類だぞ
770名無しさん@ピンキー:2005/07/30(土) 22:40:06 ID:Cdt+dN8C
>>769
じゃあ、今ここにいる職人さんで通じるレベルなのは?
……と言っても、職人さんの数自体少ないけど。

保管庫見てきたんだが、昔って本当に賑わってたんだなぁ……。今残ってるのは、ブラウニー氏(今はこの名前じゃないけど)だけか。
当時の人々は一体何処へ……?
771名無しさん@ピンキー:2005/07/30(土) 22:42:46 ID:o7FSthYf
そんなの、本編見ればわかるだろ('A`)
772名無しさん@ピンキー:2005/07/30(土) 22:43:52 ID:IxDabbhA
>>769 サンクス
773名無しさん@ピンキー:2005/07/30(土) 22:45:48 ID:hCPf794y
>>770
そういう質問も荒れるからやめとけ

昔もにぎわいだしたのは夏杉だったんだよ。
割と本編と連動してるもんだ
774名無しさん@ピンキー:2005/07/30(土) 22:48:28 ID:Q3D4qNEI
>>770
スレの品位を下げない、荒らさない職人さんならグロスカトロ3Pなんでもいいよ
大体作品を改竄されたくないってよ
いもげん氏や269、_| ̄|○、コンテ切り氏、その他の職人の作品が
改竄された事があったか?
改竄したくても触れない完成度があるからだろ

過去の職人は、たまに覗きに来て、やっぱりだめだこりゃで逃亡中だろ

>>772
・・・・。しょうぼうたんが検索よけつけたから、ぐぐってもでねえよ。
775名無しさん@ピンキー:2005/07/30(土) 23:17:25 ID:k8tD9Xm1
割とエロパロが賑わいだしたのは本編あとだぞ。
放送中は全然だった。
776名無しさん@ピンキー:2005/07/30(土) 23:19:16 ID:oXxr9KWK
part18のURL分からないから次スレ立てられない…
777名無しさん@ピンキー:2005/07/30(土) 23:27:11 ID:VfEAP8cc
778名無しさん@ピンキー:2005/07/30(土) 23:27:42 ID:42C9Th2f
>>774
>改竄したくても触れない完成度があるからだろ

完成度云々の問題ではなく、現在の彗星板でここの同じことやろうとしだした動きによるものとオモ。
だって当時の彗星板にはあんなスレはなかったし。
779名無しさん@ピンキー:2005/07/30(土) 23:28:46 ID:VfEAP8cc
間違えた…
18はhttp://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1118503389/
だったスマン
780名無しさん@ピンキー:2005/07/30(土) 23:38:43 ID:Q3D4qNEI
>>778
当時はひろゆ子のエロ撲滅運動で、旧彗星板削除人がそれらしきレスは
迅速に消しまくっていたからな。
217や◆T/HLq95UzM、269氏も転載された事あったが、さらりとかわしていた。
「ネタかぶり」「雀」だな。おまいの電波同類がいるぞ。

次スレよろ
781名無しさん@ピンキー:2005/07/30(土) 23:47:19 ID:benV66mX
801ネタを求めている方は下のスレへどうぞ。
ガン種で801 part17
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/801/1121362924/l50

板障害に関しては「エロパロ板総合情報室」
過去スレ保管庫・即死防止については、エロパロ板ガイドを参照

「エロパロ板ガイド」 http://hhh111.s4.x-beat.com/
5 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2005/07/10(日) 09:00:

1Part〜15Partスレ目まではここ
ttp://kakolog.cun.jp/seed/
782名無しさん@ピンキー:2005/07/30(土) 23:53:53 ID:Q3D4qNEI
>>781
新スレ乙ぱんてー
783781:2005/07/30(土) 23:53:57 ID:benV66mX
間違えますたスマソ

次スレ立てますた
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1122734473/l50
784名無しさん@ピンキー:2005/07/31(日) 00:01:31 ID:rurpiUHs
乙乙乙ー!!
785外伝 ◆9QlRx9nooI :2005/07/31(日) 00:12:35 ID:jiV6tozd
南極更新少ないのか。じゃあ協力するか。
上に書いた死姦三部作を南極条約に進呈します。どうぞお持ちください。
786名無しさん@ピンキー:2005/07/31(日) 00:38:23 ID:41zNgbHM
>>785
DQN職人の称号をあたえよう
787名無しさん@ピンキー:2005/07/31(日) 00:43:24 ID:LEX0SIcZ
>>785
自分で眺めて抜いてろ変態
788名無しさん@ピンキー:2005/07/31(日) 00:48:09 ID:rjIO18CT
新手のいやがらせじゃないだろうか
789名無しさん@ピンキー:2005/07/31(日) 01:32:18 ID:3jY8M6Ya
勘違いしているやつが居るかも知れんが、
K.Cさんが無断転載されたわけじゃないぞ。
790名無しさん@ピンキー:2005/07/31(日) 01:33:57 ID:gJGAsYCL
>>789
ハァ? 彗星板の問題のスレ見たのか?
791名無しさん@ピンキー:2005/07/31(日) 07:39:57 ID:s9rcIfzu
>>769の様な自分の見たいレベル以外は批判する香具師が夏になると
出てくるから・・・・・・・
書いてる方の苦労も考えろよ。職人はお前の様な奴ではなく、
楽しんでくれる人の為に投下してくれているのにね・・・・・
792名無しさん@ピンキー:2005/07/31(日) 10:17:30 ID:huWnJLh2
>>769が歴代最高の作品を書いてくれるらしいから
みんかワクテカしながら待とうじゃないか
793名無しさん@ピンキー:2005/07/31(日) 13:32:21 ID:Tk33y/QI
>>792同意!
ぜひお手並み拝見といこうじゃないか!
794名無しさん@ピンキー:2005/07/31(日) 14:04:30 ID:/jJfAF/F
>>792同意だ。
さて、どのくらいの物が書けるか、賭けないか?
当然、胴元はオレ。
795名無しさん@ピンキー:2005/07/31(日) 15:04:46 ID:SLDj/D8d
次すれも立ったことなので、質問させていただけまいか。
セックスなし間接キスまでってエロなしって事っすよね。
やはり板違い?
796名無しさん@ピンキー:2005/07/31(日) 15:12:01 ID:U/jvl32a
自分は投下してもいいと思うけど(エロなし)とか書いておけば良いのでは?
でもあくまで、自分の意見なんで他の何人かの意見聞くまでは待ったほうが良いかと。
797名無しさん@ピンキー:2005/07/31(日) 15:38:58 ID:huWnJLh2
>>796
萌えればエロ有ろうが無かろうが無問題
次スレでワクテカしてますよ。ガンガレ!

>>769は逃げたか?ww
798797:2005/07/31(日) 15:41:53 ID:huWnJLh2
間違えた
>>796じゃなくて>>795
799名無しさん@ピンキー:2005/07/31(日) 21:10:16 ID:3gTfgrdB
>>795
787 :名無しさん@ピンキー:2005/07/31(日) 00:43:24 ID:LEX0SIcZ
>>795
自分で眺めて抜いてろ変態


788 :名無しさん@ピンキー:2005/07/31(日) 00:48:09 ID:rjIO18CT
新手のいやがらせじゃないだろうか
800名無しさん@ピンキー:2005/07/31(日) 23:01:09 ID:EMqT0NDy
>>799の言っとる意味がさっぱりわからん
801名無しさん@ピンキー:2005/08/01(月) 00:46:12 ID:GpdrndQP
>>792
無断転載で読者がどうのとか、職人として傲慢じゃないですかと言ったまで。
連載ものの続きでしたら、自信のない作品ですが投下させていただきます。

コテで発言したほうがいいのか?
802名無しさん@ピンキー:2005/08/01(月) 01:08:33 ID:hIIhfQxR
>>801
コテ発言はやめとけ。無用に荒れるだけだ。あんたがコテ発言して、叩かれ、書く気がうせたり
書き込むたびに荒れたりすれば、結局このスレから無用のことで職人が減るだけのことだし。

次スレへの移行もすすんでるときにわざわざ蒸し返すこともあるまい?
803名無しさん@ピンキー:2005/08/01(月) 01:11:29 ID:1l+U18a3
コテはとっちでもいいだろ
そもそもおまいの間違いは神を否定したことだ
それがいかなる理由でも絶対的に少数派の神への冒涜は許されるはずがない
投下するのは良いが次スレに投下汁
804名無しさん@ピンキー:2005/08/01(月) 03:15:58 ID:CiVqnAKS
えろえろ(´・д・`)ナノー
805名無しさん@ピンキー:2005/08/01(月) 03:42:27 ID:ggvcn9g6
前回のレベルが最低という発言と、職人として傲慢という次の意見は
イコールで繋げない気がするが。
とりあえず アホ と言っておく。

>804
カワイー
806名無しさん@ピンキー:2005/08/01(月) 10:54:51 ID:rYuaCQ1N
旧種終了後にチョロっと投下させてもらっただけなのに名前を挙げて貰えた時は
正直嬉しかったけど今の運命見てないす。
と終わったスレなので言ってみるテスト。
807名無しさん@ピンキー:2005/08/01(月) 17:50:43 ID:GvJhJddb
>806
もし旧はまだ好きなら旧の設定orキャラで再び投下してほしいと言ってみるテスト。
もう種にこれっぽっちの萌えも残ってないならそれは仕方ないとあきらめる。
作り手に愛がないと面白いものなんて出来ないと本編みてイヤというほど思い知ったからな('A`)
808名無しさん@ピンキー:2005/08/02(火) 00:31:36 ID:EIQh9SZx
>>796>>797
エロが無くても全年齢にはちょっとなシチュなので迷いました。大したこと無いが。
しかし他作品スレを見て、種はエロ無くていいんだ前例になってはいかんと。
他にも色々理由があるので、懐の広い南極にさせてもらおうかと思ってます。
せっかくレスくれたのにすみません。別ネタをそのうち現行スレに寄せますね。
809名無しさん@ピンキー:2005/08/02(火) 09:14:12 ID:vz0tTW+w
>807
愛はあるけどネタがないですよ('A`)
以前いもげんさんが書いてらしたけど、ノイノイオナヌーネタとか浮かんでもどうしたもんだか。orz
810名無しさん@ピンキー:2005/08/03(水) 00:17:50 ID:6IwtfxSS
>>806
誰ですか?できればリクしたい・・
811名無しさん@ピンキー:2005/08/04(木) 06:28:54 ID:a4tj1gV4
さげ
812名無しさん@ピンキー:2005/08/04(木) 06:29:36 ID:a4tj1gV4































813名無しさん@ピンキー:2005/08/04(木) 06:39:46 ID:a4tj1gV4































814名無しさん@ピンキー:2005/08/04(木) 06:40:47 ID:a4tj1gV4































815名無しさん@ピンキー:2005/08/04(木) 06:41:28 ID:a4tj1gV4































816名無しさん@ピンキー:2005/08/04(木) 09:22:24 ID:3hYZ/Bgm
中途半端な埋めだな。
改行多けりゃいいってもんじゃないぞ。
817名無しさん@ピンキー:2005/08/04(木) 09:59:38 ID:ZLjshVGf
埋め
818名無しさん@ピンキー:2005/08/04(木) 10:13:30 ID:GXlWINAW
倦め
819名無しさん@ピンキー:2005/08/04(木) 13:37:03 ID:4vUDqX6g
産め
820名無しさん@ピンキー:2005/08/04(木) 13:51:34 ID:hNtXzuOa
産む
821名無しさん@ピンキー:2005/08/04(木) 17:42:20 ID:BrCzrGiP
>>820
誰が誰の子供うむのかが問題だなw
822名無しさん@ピンキー:2005/08/04(木) 18:56:20 ID:ZLjshVGf
激しく埋め
823名無しさん@ピンキー:2005/08/04(木) 21:25:44 ID:mcO7IyFa
ラクスがアスランの子を…w
824名無しさん@ピンキー:2005/08/04(木) 21:43:26 ID:0M9Z8cec
>>808
エロなしで短めの作品なら、今のようにスレの埋め立て時期に
書き込むというのも一つも手だと思う。
それなら、あまり迷惑にならないだろうしな。
825名無しさん@ピンキー:2005/08/05(金) 06:01:56 ID:cwpZ8OUh
髪の毛は紫になるのかな…
826名無しさん@ピンキー:2005/08/05(金) 12:53:36 ID:+m2avqTC
髪の毛はユウナ色
827名無しさん@ピンキー:2005/08/05(金) 13:00:58 ID:0Y/onMC/
828名無しさん@ピンキー:2005/08/05(金) 13:45:20 ID:+m2avqTC
マゾメイリンに見えたw
829名無しさん@ピンキー:2005/08/06(土) 00:45:11 ID:3Le5ZRBF
顔もユウナだったらいやだな(´・ω・`)
830名無しさん@ピンキー:2005/08/06(土) 07:39:58 ID:+B1RBdtP
ユウナ大人気だな
831名無しさん@ピンキー:2005/08/06(土) 21:43:15 ID:MhZCkroD
今週のユウナが、顔がボコボコだったのに笑った。
832名無しさん@ピンキー:2005/08/06(土) 22:43:17 ID:xE3fFLEk
総集編の間にボコボコにw
833名無しさん@ピンキー:2005/08/06(土) 22:56:26 ID:k8Fr9lKx
きっと、あの場にいた全員に殴られてたんだろうな。
カガリにも殴られてたし。
834名無しさん@ピンキー:2005/08/07(日) 01:03:13 ID:XDO5tw15
                    r-< ‐- 、....__丶、
                    ゝ            ̄`ヽ.
                    / `ヽ ヽ..         ヽ-、 ,.、 n
                 __/  {ノヘ:. ヽ、_丶、:::::::....... .. ヾ. ヽ、`ヽヽ
                 /ィ \'、ゝヽ:.ヽ 、,ニ`ヾヽ、:::::::::::::rゝ--ゝ- ヽ
                 //. .. ミ` ,二,ヽ\ ,= 、ヽ丶::::::::゙;ー―‐-、 ヽ
              /  ´{::::::/}トl ´ ・ `}丶ヽ、゚_.ノ  } :j_::::} __   」ヽ ヽ
 _____        {r`ゝ{_,ソ   ̄ノ 丶 `゙`   / ./ }/ { r'‐'''´__  ̄`
----ヘ      ̄`丶、_,..........ゝ..∠.{__.ヽ { _      ノ .:.b }  ゙ヾ ̄`-'゙ヽ、
    ヽ        ヽ       ::.ヽく_`_    z'´...::::ノ,.イ   `ヽ、  ,
       ',         ',        ,ヽ{ヽ.`ヽ  ‐ Z; ィ":::::>     ',  ',
.      }        }      /,´  iヽ ``ヽ    ノ:::::<_,     丶、_ヽ
     /        ∧     {、j.  ノ        /イ7::::`;ニフ       /
     /        ∧__兀`ゝ、 ヽ.イ `−- ... -'´∠ '/:::::.\         /
--―‐ ヘ..........  -― '――'‐ゝ--‐' l l  「 ̄ ̄ ̄  八::::::::::. ヽ     丶
                 \.   i ハ j        , 1 丶..  l }′     ヽ
                   `ヽ ',  |     / /    \ノ‐
 :                 / ヽ ', ノ    / ノ     `丶、
 ::.                 /  `-;ゝ'′    ./          丶、
 :::::.            , '    /       /             `丶、__
 :::::            /     _ -   ./
 ::::           , '   _ - "   /
 :::         , '_ - ´     /

835名無しさん@ピンキー:2005/08/07(日) 08:33:06 ID:H9lvyW8/
ユウナカワイソスw

レイステやるとしたらどんなになるだろ、とふと思った
レイルナはレイがルナ罵るというか見下しながらしそうなイメージがあるw
836名無しさん@ピンキー:2005/08/08(月) 15:25:31 ID:eD9rEHeF
番組始まった頃は、レイルナの夢を見ていた
もんじゃった……淡く儚い夢じゃったよ……
837名無しさん@ピンキー:2005/08/08(月) 16:03:30 ID:GlpCGmuz
腐女子は大喜びだったけどね……
838名無しさん@ピンキー:2005/08/08(月) 21:54:50 ID:L9KzQlUn
えー
腐女子って今のメイリンとかも嫌いなのー?
839名無しさん@ピンキー :2005/08/08(月) 22:25:19 ID:OVuza1CG
>836
ナカーマ!!(・∀・)人(・∀・)…orz
レイがルナたんのことを庇ったのをみて、もうこれしかないと思ってたのに…のに……

過去スレのレイルナでもみて、いい夢見てくるとするか。
840名無しさん@ピンキー:2005/08/08(月) 22:40:37 ID:4ANdkm7i
メイリンかわえぇよ(´Д`*)ハァハァ
841名無しさん@ピンキー:2005/08/10(水) 00:35:29 ID:vgugoODF
>>838
メイリンは普通の女の子っぽいから、案外好かれてそうな気がする。
カガリみたいな現実にはいなさそうな女の子が嫌われる傾向にある気はする。
842名無しさん@ピンキー:2005/08/10(水) 12:36:32 ID:626X/J+H
>>835
こんな感じ?↓

戦艦ミネルバの艦内で一組の男女が乳くりあおうとしていた。
「ちょ・・・嫌っ・・・・レイ・・・こんな所で・・・」
何時、人が来るかも知れぬ場所で淫行を行う男に女・・・ルナマリア・ホーク
は文句を言う。
そんなルナマリアの文句に対し、男・・・レイ・ザ・バレルは返す。
「文句を言う割には抵抗しないな・・・感じてるのか?」
「感じて・・・・なんか・・・ないわよっ・・・」
実際、感じまくっていたがそんな事をあっさり認めるような真似はしない。
伊達に「赤」を着ている訳では無いのだ。

男は、女が例え感じまくっていようとも「感じてない」と答えるような女だと
いうのは判っていた。
そしてそんな女を楽しむ術を心得ていた。
「ほう、ならお前の此処から出ている液体は一体なんだ?」
女は何の断りも無くスカートを捲し上げ、下着越しに秘処を弄る仏頂面の男の
問いに対し、赤面しつつも答えようとするが余りの恥ずかしさに言葉が詰まる。
「それは・・・・・」
一向に答えようとしない女に対し、男は再び口を開いた。
「どうした?答えられないのか?なら質問を変えよう。これは何だ?」
男はチャックを下ろすと自らの分身を取り出した。
其の大きさは、例えるならビーム突撃銃・・否、M1500オルトロス高エネルギー
長射程ビーム砲級であった。
「ちょっ・・・ちょっとレイ・・・・こんな所で・・・・・」
女の顔が更に赤くなるのを男は見逃さ無かった。
843名無しさん@ピンキー:2005/08/10(水) 12:38:52 ID:6YkKYY7y
十代の人間に「男」「女」を使うのは違和感があるなぁ。
844842:2005/08/10(水) 12:59:27 ID:626X/J+H
>>843
スマン、一時の気の迷いでやっちまったモンだから・・・
反省する。
845名無しさん@ピンキー:2005/08/10(水) 13:00:38 ID:jzMm2LX5
いやでもおもしろかった
続きキボン
846名無しさん@ピンキー:2005/08/10(水) 13:26:15 ID:3qAIl+oo
>男はチャックを下ろすと自らの分身を取り出した。
>其の大きさは、例えるならビーム突撃銃・・否、M1500オルトロス高エネルギー
>長射程ビーム砲級であった。
ヒィィィィィィィ((((;゚д゚))))ガクガクブルブル
せめて
「アストレイブルーフレーム・セカンドLのバックパック・タクティカルアームズ」
とか
「ガーベラストレート、いやグランドスラム」
くらいにしておけば……
847名無しさん@ピンキー:2005/08/10(水) 17:28:05 ID:+MgESa1u
おまいらマニアック杉
848名無しさん@ピンキー:2005/08/10(水) 18:40:24 ID:ZwU+p1qr
話の流れを読まずに駄文投下。


時は戻ってヘリオポリス崩壊後地球降下前。
ブリッジにはアーノルド・ノイマンとナタル・バジルールの二人が
敵の攻撃に備え詰めている。
いつものように操舵席に座るノイマンにドリンクを差し入れるナタル。
と、その瞬間何の悪戯かAAの艦底が飛来した隕石か小惑星を霞め。

ハプニングで気付けばナタルはノイマンの膝の上。
思わず顔を赤くしながら視線を泳がせるナタル。
密かに思いを寄せる相手が膝の上にいるという状況にノイマンは……


 みたいなのが、某所ノイマンスレ見ててふと思い付いたよ。

なんかもうどこ書いていいかわからなかったんでこっち持って来てみますた。


>>810
こんなんしか書けませんけど。
849842:2005/08/10(水) 20:29:04 ID:626X/J+H
駄文の続き投下 「男」「女」の所は直してないけど許して下さいな。
つーか前より駄文になっちまった・・・・・orz

「どうした?これが何かも判らないのか?」
そう言うと男は、黙ったままの女の顔前に自分のM1500オルトロス(reを
突きつけた。
「今から10数える。数えきるまでに答えるんだ。答えなければどうなるかは
 流石に判るだろう・・・・・」
その言葉に青ざめつつも女は普段より良く喋る仏頂面の男を見上げた。その顔は
いつもと同じ・・・もしくはそれ以上の仏頂面だったが、女は男の目を見て思った。

         こ の 男 は 本 気 だ と

同時に女は頭をフル回転させた。現状を打開する為の策を編み出す為である。
仮に某国家元首がこの場に居れば女にこう言うだろう。
「お前、頭ハツカネズミになってないか」と
女はそれ程までに追い詰められていたが、伊達や「赤」を着ている訳ではない。
女の頭は現状を打開する策をはじきだした。勝てる・・・女はそう思った。

「・・・・・2・・・1・・・0・・・時間切れだ。ルナマリア」
時間の流れは残酷である。女にとっては、ホンのわずかな時間でしか無かったが
現実には8秒が過ぎていた。哀れ・・・女は口内に男のM1500(reの進入を
許してしまったのだった。

850名無しさん@ピンキー:2005/08/10(水) 20:50:10 ID:ZwU+p1qr
おもろいぞレイルナ
851名無しさん@ピンキー:2005/08/10(水) 22:56:52 ID:2OND8KKY
レイルナおもすれー・・・!
続き楽しみにしてます
852835:2005/08/10(水) 23:20:55 ID:HihbjXks
>>842
そうそんな感じです!マニアックな事はアテクシ分からないけどレイのマグナムは凄まじいのが分かったw
強気に抵抗するルナ→いとも簡単に言い包めるレイ→そんな二人覗き見しちゃったシンとメイリン
シンを子供扱いして小馬鹿にするメイリン→そんなメイリン負かしたくて大人になろうとry

なんか話がズレたすまそ(´Д`)
853842:2005/08/11(木) 12:40:41 ID:D13k+wFI
>>850-852 ありがとう。こんな駄文を誉めてくれて本当にありがとう。あたしゃ嬉しいよ。。・゚・(ノД`)・゚・。  
更に駄文だけど続き投下します。  後、前回の訂正「伊達や」じゃなくて「伊達に」でした。スマソ

「んむぅー!!んんっ・・・ふむぅっ・・・・・」
口内に侵入し前後に律動を開始した男のM(reから逃れようと、女は必死に抵抗する
ものの男は自分のアホ毛を千切れそうな程に掴んで放そうとはしない。それでも直、
愚直な迄に抵抗を試みたが脱出出来ないまま無常にも時間は過ぎていく。そして・・・・・

女は遂に覚悟を決めた。そして男から逃れる為の策を編み出したのだった。

どんなにこの男が無表情で仏頂面で何を考えてるか判んないような奴でも、イった後なら隙を見せる筈・・・
ならばその瞬間に全てを賭け全力でこの場から逃げ出す・・・・・それが女の作戦だった。
もし失敗すれば、待っているのは男のM(reがPSダウンするまで終わらぬ地獄の・・・・・
えぇい、想像するのもおぞましい・・・とにかく逃げりゃいいんだ!!!逃げりゃあ。
そう、女が一人脳内漫談をしている間に男のM(reも発射態勢の方が整いつつあった。
「ようし、来るなら来なさいよ!!!」
女はやがて訪れるであろうM(reの発射の時を思い目を閉じた。
しかし訪れる筈の発射の時は何時まで待っても来ない。というか口内にある筈のM(re
の気配すら無いような気さえする。
「何かがおかしい・・・・・」
そう思い目を開けようとした瞬間、女は秘処に接近する熱源に全てを悟った。
「しまったぁっ!!!」
女が叫ぶのと男のM(reが突入を開始したのは、ほぼ同時だった。

854名無しさん@ピンキー:2005/08/11(木) 13:09:13 ID:UQA4Jy1N
GJ!アホ毛テラワロピュww
855名無しさん@ピンキー:2005/08/11(木) 22:20:56 ID:uUDRs50W
ココまだ落ちないの?
856名無しさん@ピンキー:2005/08/11(木) 22:50:23 ID:+bN2EEA0
容量がまだ500KBいってないからね。
857名無しさん@ピンキー:2005/08/11(木) 22:51:15 ID:+bN2EEA0
これでいいか?
858名無しさん@ピンキー
まだ駄目か?