乙女ゲーエロパロ総合

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1名無しさん@ピンキー
*フルハウスキス・マイネリーベ等、いわゆる乙女ゲー系のエロパロスレです
*ネタ投稿時にはゲームタイトル・カップリング名を表記してください
*特殊なシチュ(レイーポ/近親ソカーン/3P等) の場合は注意書きをおながいします
*知らないゲーム・好きではないカップリングネタが出た時には暴れたりせず華麗にスルーですぞ
*sage進行推奨。雑談OK。マターリマターリ(´∀`)

◆単独スレがある乙女ゲ

【アンジェ】【遙か】【コルダ】ネロマンスでエロ萌え2
http://idol.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1098091822/l50

ガールズサイドでエロ萌え 7
http://idol.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1082134029/l50

牧場物語のエロパロスレ
http://idol.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1075100472/l50
2名無しさん@ピンキー:04/11/13 03:00:51 ID:k0EZJhJL
初めての2げっと。
>1乙。
これで心置きなくいろいろ語れるね。
3名無しさん@ピンキー:04/11/13 03:06:52 ID:tjqODO/h
>1さん乙華麗。
メジャーマイナー問わずマターリ賑うスレになるといいね。
4名無しさん@ピンキー:04/11/13 03:35:46 ID:lTLPqauS
乙。
即死回避にゲーム紹介など。

【フルハウスキス】
カプコン 2004/07/22発売

カプコンと白泉社のタイアップで生まれた、女性向け恋愛家政婦アドベンチャー。
キャラクターデザインは『花とゆめ』で漫画を連載している佑羽栞が担当し、
ゲーム中のグラフィックも同作家が書き下ろしている。
両親を亡くし、すべての財産を失った主人公の鈴原むぎ。
彼女は半年前に失踪した姉を探すため、一人の男子高校生と契約を結ぶ。
その内容は、昼間は超エリート高校の教師代行となり、夜は彼の家で家政婦として働くというもの。
プレイヤーは、祥慶学園が誇る4人のプリンスたちと同居しながら、教師としての地位を築き、
学園の先生や生徒たちとドラマを作り上げていく。

昼は 女 教 師 、夜は 家 政 婦


5名無しさん@ピンキー:04/11/13 03:51:25 ID:ns6S9A0T
落ちないかな?
6名無しさん@ピンキー:04/11/13 07:41:53 ID:tNYd2IVF
1さん乙。
7名無しさん@ピンキー:04/11/13 10:19:05 ID:Z4ie79/p
この板は30レスくらいないと即死するのかな?
他のスレ見ると、始めの方はずっと人物紹介やコピペで埋まってるね。
8名無しさん@ピンキー:04/11/13 12:32:08 ID:jhHxzeBb
即死回避乙!
盛り上がると良いねえ(´∀` )
9名無しさん@ピンキー:04/11/13 13:39:00 ID:MPj23NGt
即死回避の為にゲーム紹介したいけど、
「ひたすらガールズゲーを挙げるスレ」から勝手に転載したらダメかな、やっぱ
10名無しさん@ピンキー:04/11/13 14:06:23 ID:tNYd2IVF
>>9
マイナーな乙女ゲSSが投稿される可能性もあるし、
紹介文を載せておくというのは良いね。
ただ勝手に転載というのは…どうなんだろ。

ところでエロパロってことは投稿できるSSはエロ限定?
11名無しさん@ピンキー:04/11/13 14:24:16 ID:NHdE3VLM
>>1
乙華麗!
12名無しさん@ピンキー:04/11/13 16:05:34 ID:ebQ05YAe
>10
ガールズサイドスレ(後どこか忘れたけどどこかのスレ)辺りでは
僅かだけどエロ無しも投下されてた様な記憶が…。
エロスレだし無しばかりになるのは流石にどうかと思うけど、
エロ限定でなく微エロ・無しも少しならあってもいいんじゃないかなと。
あくまで個人的な意見だけどね。
13名無しさん@ピンキー:04/11/13 20:44:50 ID:Z4ie79/p
いろいろあって立ったスレだから長持ちしてほしい。
14名無しさん@ピンキー:04/11/13 21:30:52 ID:bHqBpuOi
>1
乙。
ついでに即死回避。
1514:04/11/13 21:34:35 ID:bHqBpuOi
sageチェック入れたのに何故_| ̄|○
ageスマソ
16名無しさん@ピンキー:04/11/13 21:58:09 ID:NHdE3VLM
いまだ投稿皆無…
17名無しさん@ピンキー:04/11/13 22:24:29 ID:zmTEZw9f
>16
いきなりネ申が降臨してるスレなんてあんまりないんじゃないかな…
まぁマターリしようジャマイカ。

というわけでネタ振りしてみる。
姐さん方が今までで一番エロ妄想を掻き立てられたゲームを教えてくだちい!
18名無しさん@ピンキー:04/11/13 23:53:07 ID:lTLPqauS
妄想てか、エロいと思ったのはフルキスだな。
エロい、エロすぎ。
浴衣すがたで「あったかい」とか言われたらやってるに
決まってんだろ、とか。
カプコムの罠にひっかかってんだろけどな。
19名無しさん@ピンキー:04/11/13 23:54:49 ID:v1hRoMOl
やはりフルキスかな。作品中でいかにもな描写があったし。
ついでシエスタかな。涼兄と一平のスチルが。
20名無しさん@ピンキー:04/11/14 00:03:30 ID:Ge7XJawa
>>19
全く同じだ
まず断トツでフルキス。
これはもう全編にわたってハァハァ
2番はシエスタ(涼兄スチルw)
21名無しさん@ピンキー:04/11/14 00:27:59 ID:jy0GNy7n
同じくフルキス。
妄想もなにもゲーム中の描写がそうとしか取れない。
22名無しさん@ピンキー:04/11/14 00:31:52 ID:JiEz2zyk
マイネは本編薄めだけど、耽美な世界なだけに
黒いエロを考えても不思議とすんなりはまる…
気がするんだけど、俺が黒いだけかもしれん
23名無しさん@ピンキー:04/11/14 00:39:09 ID:43ksF703
1にフルキス、2にシエスタだな自分も。
フルキスは温泉のあれに、シエスタは
涼兄のあのスチルにやられました(*´Д`)

あとは浪漫茶房の葛生兄さんEDとかが微妙に…。
24名無しさん@ピンキー:04/11/14 00:45:20 ID:Ge7XJawa
フルキス以外で言うと遙か1かなぁ…
期待してたアクラムEDが無かったんで、妄想で補完するしかなかった。
その分、2は他の女に寝取られ感強し…orz
25名無しさん@ピンキー:04/11/14 01:33:42 ID:tpwa89nq
遙かは個別スレがあるので、ここではNGじゃないかと。

エロ妄想ゲーはフルキス、シエスタ、後アプリコットの桐生かな。
あんずからキスさせといて、「こんなんじゃ足りねぇよ」がかなりキタ。
26名無しさん@ピンキー:04/11/14 13:57:40 ID:8D1+9bKM
>22
自分もマイネはエロがあうと思う。
禁断の愛とかは設定だけでエロくささがプンプンしてらぁ!

そんなおいしい設定がイパーイありながら、それらをあんまり活かしてないのが…orz
27名無しさん@ピンキー:04/11/14 13:58:29 ID:8D1+9bKM
ところで即死判定は免れたのかな?
ハラハラしながら見守ってるよ。
28名無しさん@ピンキー:04/11/14 14:35:52 ID:vTmL0qIt
即死って30レスだったっけ?
30KBかと思ってた
ちなみに今は6KB
29名無しさん@ピンキー:04/11/14 14:43:25 ID:Anj35ztV
30KBなんてきつかろう…。と思いつつ明確な即死基準は
自分も分かってないので一応回避カキコ。
色々伝説的だが、硝子の森は絵さえまともならば
いいエロ妄想の材料であったよ。
30名無しさん@ピンキー:04/11/14 15:05:08 ID:vRhpOycP
>>29
自分も硝子の森は結構好きだ。
絵は独特だけど。
31名無しさん@ピンキー:04/11/14 16:44:45 ID:KTLx89qQ
自分はアプリコットの兄妹ものとか読んでみたい。
ネ申降臨まち。
32名無しさん@ピンキー:04/11/14 19:38:07 ID:GRDHaTia
>31
草兄ちゃん(*´Д`)ハァハァ
33名無しさん@ピンキー:04/11/14 20:54:52 ID:Ge7XJawa
PS2しか持ってないんで、杏買おうと思ったとき他ハードでしか
草兄攻略できないって知った時は禿ショックだった。(兄設定萌え)
そのせいで杏自体に手を出さなかったんだけど…完全版には期待。
ここのネ申にもw
34名無しさん@ピンキー:04/11/14 22:39:02 ID:Bidi9HpS
ところでここはいつからネタバレOK?
12月に色々と乙女ゲー発売されるし、決めておいた方がよくないかい?
35名無しさん@ピンキー:04/11/14 23:37:25 ID:JiEz2zyk
エロパロにネタバレなどないw
フラゲの時点でOKじゃない?
36名無しさん@ピンキー:04/11/14 23:50:16 ID:cw4qTkjX
>35
(゚Д゚)エッ!マジッスカ!?
37名無しさん@ピンキー:04/11/15 00:47:43 ID:7wHMuqux
>>35
んなこたーない
大抵のスレでは本スレ準拠にしてる
38名無しさん@ピンキー :04/11/15 12:28:19 ID:78Vf/mPe
マイネは学校で・・・とかシュト手伝い中にとか・・。
部活の時とか・・・・・朝からスマソ。
39名無しさん@ピンキー:04/11/15 13:40:31 ID:AIeboyFR
マイネはあれだな!
オルフェvsルーイで、ともすれば昼メロみたいなクサクサなのが(・∀・)イイ!
40はちみつガール:04/11/16 00:44:46 ID:9GCXcAqt
はじめまして。
今マイネかきまスト、Backlashで作ろうか悩んでるんですがマイネ以降の2つはマイナーでダメですか??
名前があがってないので不安です;
この2つ個人的に好きなので‥意見のほうよろしくお願いします!!
41名無しさん@ピンキー:04/11/16 00:54:00 ID:r815DCe6
マイネでも苺でもバックラッシュでもオケだと思う。
何でも気の乗った乙女ゲーを!
個人的にはバックラシュが読んでみたいかもw(誰萌え?)
42名無しさん@ピンキー:04/11/16 01:18:17 ID:5rMgr9n5
マイネでも苺でもバックラッシュでもどんどカモンヌ!!
乙女ゲー総合だし!
43はちみつガール:04/11/16 10:26:20 ID:9GCXcAqt
早速のレスサンクスです。
では書いたら投下させていただきます。
ちなみにバックラッシュは航河に激しく萌。ハァハア
疾斗も捨てがたいが‥‥
真っ昼間から何やってんだ自分‥;
44名無しさん@ピンキー:04/11/16 23:49:13 ID:5p/joNeM
私も航河に萌え。
あと琉。
>オルフェvsルーイ
イイヨイイヨ。
45名無しさん@ピンキー:04/11/18 00:33:12 ID:otg4hDsE
ホッシュホッシュ
46はちみつガール@苺喫茶 千津×苺:04/11/18 01:04:49 ID:g1vwsJEN
えー‥一応1つ書き終わったので投下していきます。
苺喫茶で千津×苺です。ゲーム内で1月にあったイベントをパロってます。
無駄に長く、前フリ(H前)が長いです;;
このCPが嫌いな方、千津がHで強引?になってるのでそれがいやな方や、他の方々の作品レベルを求めている方などはスルーをオススメします;
ほんと未熟で拙い作品ですが‥最後まで目を通していただけると幸いです。
それではどうぞ‥
47名無しさん@ピンキー:04/11/18 01:23:23 ID:jGbsTVEt
>>46
楽しみにしてまつ。
すっかり内容忘れてたけど、地図ってバイクか。
48はちみつガール@苺喫茶 千津×苺:04/11/18 01:26:55 ID:g1vwsJEN
「‥ごちそーさん。」
私が作ったおかゆをたいらげてふらふらと台所まで食器をさげにきた。

「あーもう!大人しく寝ててよ!!‥うん、でもちゃんと全部食べたね。えらいえらいっ」
「子供扱いすんな。」
「病人は黙って寝てる!!さてと、薬飲まなくちゃね。きれてたみたいだから買ってきておいたよ。」

そう言ってさっき薬局で買ってきた風邪薬をとりだす。
店員さんによく効くとすすめられた顆粒状の薬だ。
気のせいかそれを見て貴之くんの顔が暗くなる。

「‥後で飲むからそこにおいとけ。あんたもそろそろ帰りな。」
「なんでいきなりー?!それにすぐ薬飲まなきゃ‥」
その時ぴーん、と頭の中にある考えがよぎった。

「!‥わかったーさては貴之くん子供用のシロップの薬しか飲めないとか??」
「あほ。んなわけあるか。」
「じゃあなんでよ?なら、貴之くんが薬飲むまで帰らないからね。」

そう言ってベッドの脇に座りこんだ。
しばらくして貴之くんは観念したかのように熱で赤い顔をさらに赤くして下をうつむいてつぶやいた。

「‥‥粉の薬が飲めねぇんだよ。」
「は?」
49はちみつガール@苺喫茶 千津×苺:04/11/18 01:35:00 ID:g1vwsJEN
「だから!!錠剤とかカプセルは飲めるけど粉は‥苦手で飲めねぇんだよ!‥何度も言わせんじゃ…?!うっぷ」
「あ゛ー!!!具合悪いのに怒鳴ったりするからだよ〜」
貴之くんを横にさせて、落ち着かせる。
「貴之くんでもそんなかわいいとこあるんだあー。」
「うるせぇ。ほっとけ。」

照れてるんだかすねてるんだかそっぽを向いて布団にくるまってしまった。いつもは立場が逆なわけで‥こんなかわいい貴之くんを見たのも初めてだからついついからかいたくなる。

「しょうがないなあ‥ねぇ貴之くん‥私が飲ませてあげよっか??」
と冗談で言ってみたり。
「へーえ。じゃあ飲ませてもらおうじゃん。」
「へ?!」

布団の奥から考えてもみない答えが返ってきたので変な声をだしてしまった。
今のは聞かなかったことにして、

「‥これ以上お邪魔したら悪いんでそろそろ帰りま〜す。」

と、たちあがろうとした私の腕をぐいっとつかんで言う。

「薬飲ませてくれんだろ‥??」

ひぇぇいつもより声も低くてすごい威圧感〜;;

「ささささっきのは冗談だよぉぉだから‥」
「冗談でもなんでもいいからさっさとしろよ、ホラ。」

50はちみつガール@苺喫茶 千津×苺:04/11/18 01:42:17 ID:g1vwsJEN
にっと笑って薬と水の入ったコップを手渡してきた。
絶対楽しんでる‥‥

…もー怒った。こうなったらやってやろうじゃない。

「!?‥え?あ‥おぃ!!っぐ‥」

貴之くんが止める間もなく薬と水をぐいっと口に流し込み、それを貴之くんの口に流し込む。


―ゴクンッ…―


「え・ら・い・ねー貴之くん、ちゃんと薬飲・ん・で!」

これが私の最大の攻撃のつもり‥だったけど、次の貴之くんの攻撃には敵わなかった。

「んっ…」

気づいたらまた唇が重なっていて、次第に深くなっていく。
熱のせいだかいつもより熱く、さらにいつもより激しく啌内を侵されてキスだけでくらくらする。
いつのまにか私はベッドに寝かされていて貴之くんが覆いかぶさるようになっていた。

「‥っ…ハァ‥たかゆきくん、熱あるんだから‥」

唇を解放されたので貴之くんをとめる。具合が悪いのにこんなことをしていいわけがない。

「無理。つか、あんたが悪い。もう、抑えらんねぇ…」
「ダメダメー!!ストォーーップ!てゆうか先にやれって言ったの貴之くんじゃない!」
「‥まさかほんとにやるとは思わなかったんだよ!あーもう相変わらずごちゃごちゃうるせぇな。…少し黙ってろ。」
51はちみつガール@苺喫茶 千津×苺:04/11/18 01:43:44 ID:g1vwsJEN
「!っ…」

言うが早いかまた唇が重ねられた。
舌が滑り込んできて私の舌を絡めとる。

「んんっ‥っふ…」

服の上から胸を触られ、新しい刺激に声が漏れる。
手は服の中にいれられ、熱い手が直接胸に触れるのがわかる。
突起を指先でもてあそばれ、その度に体をよじらせ声を漏らす。

そして唇は首筋から鎖骨、乳房―と降りていく。

「あぁっ!!ん‥ぁっ」

胸の突起を舌で転がされ、もう片方の突起も指先でいじられる。
たまに突起を甘噛される度に体がビクン、とはねる。

貴之くんが顔をあげ、軽くキスをしてきた。

「‥貴之くんの手、あっついよ‥‥?」
「ん?‥ああ、そりゃそーだろ。…でも俺以上に、あんたのココは熱くなってるぜ?」

片手がいつの間にか下部に移動されていて、下着の中に侵入してきた。

「ぃやぁ‥っ」

くちゅっと音をたて熱い指が中にはいってくる。

「ここはやじゃないみたいだな。」
「っんぅ‥ば…かぁ…」
52はちみつガール@苺喫茶 千津×苺:04/11/18 01:48:00 ID:g1vwsJEN
中をかきまぜられ、壁をこすられ、その度にくちゅくちゅと音がなる。

「ぁあっ!‥っあん…ん!!」

押し寄せる刺激に耐えきれずに思わず貴之くんに抱きついていた。

「…あんた、ほんとかわいいな。」
「あっ!ん‥?何かゆっ‥た‥??」

ボソボソと貴之くんが何か言ったのが聞こえたが何て言ったのかを聞く余裕はなかった。

「‥なんでもねぇよ。‥‥それより苺、もう限界。」

そう言うなり下着を脱がせられた。
貴之くんのがすぐそこに感じられる。

「いれるぞ‥??」

その言葉と共に貴之くんが中にはいってくる。
今までとは比べ物にならない刺激に、また貴之くんに抱きついていた。

「あぁあ‥‥!!やっあっ‥んっ…あっ」

もう抱きつくなんてものじゃなく、しがみついていた。
それにもかかわらず貴之くんは私の奥底を突き上げてくる。

「ぁっ!ハァ‥あぁっ‥んっ…たか‥ゅ…きくぅ‥っん‥」
「‥っいち……ご‥」
53はちみつガール@苺喫茶 千津×苺:04/11/18 01:49:18 ID:g1vwsJEN

「‥信じらんない。」
「いつまでブツブツ言ってんだよ‥」
「だって熱もあるのにあんなことしちゃうなんてさあ!もっとひどくなったらどうするつもり〜?!」
「いいじゃねーかよ。こうして熱も下がったことだし。そー怒んなって。」

「そーいう問題じゃ‥‥?!っはっ…ハクシュン!!!!」
「うわっ!!口ぐらい押さえろ、って…あんたまさか‥‥」

ゴチンッ

貴之くんがいきなり私の前髪をあげて頭突してきた。

「いたぁー‥なんで頭突するのよ?!えぃ!!」

ゴチン!

「……あんたなぁ‥人が折角熱がないか調べてやったってのに頭突し返すなんて何事だ‥?」
「えぇぇ?!ゴメン、あたしてっきり‥‥だ、大丈夫‥??」
「俺は大丈夫だが、あんたは大丈夫じゃないな。しっかり伝染ってる。」
「ううう嘘ォ〜?!」
「一人暮らしじゃヒサンなことになるから俺が責任もって看病してやるよ。安心しろ。」


いつになく優しい貴之に言いようもない不安にかられる苺であった。。。

54名無しさん@ピンキー:04/11/18 10:09:47 ID:BgfOghWp
乙!!良かったよ〜。
積みゲーにしてたけど、久々にやってみるかな…
55名無しさん@ピンキー:04/11/18 11:36:13 ID:Nld/ohCl
激しく乙&dクス。
エロ萌えしますた、ゴチ。
56抱きしめたい@フルキス松川×むぎ:04/11/18 15:18:41 ID:WrcyIjgH
フルキス、松川×むぎで初投下します。
むだに長いです。しかもぬるめ。
ゲーム終了後一年後あたりの二人です。
57抱きしめたい@フルキス松川×むぎ1/7:04/11/18 15:20:12 ID:WrcyIjgH
 夢と現実の狭間を漂って、気持ち良さに顔が緩むのがわかった。
熟睡していたせいか瞼は起きる気持ちを裏切るように随分と重い。
閉じた瞼から感じる日の光。
日が昇りきった時よりも弱いのはまだ夜が明けきっていないのかもしれない。
「ん……」
 重い瞼を擦りゆっくりと目を開ける。
カーテン越しの光はいつも感じる明るさよりも薄くて天気が悪いのか、
やっぱりまだ随分と早い時間なんだろうかと瞬きを一つした。
「……依織君?」
 はっきりとしていく視界に広がるのは依織君の気持ちよさそうな寝顔。
見間違いかと何度も瞬きをして……今私を抱きしめながら寝ている依織君は
間違いなく本物だと理解してからとても申し訳ない気持ちになった。
「……起きて待っているつもりだったのに」
 ごめんねと言うかわりに依織君の頬をそっと撫でる。
歌舞伎の役者の依織君と受験生の私は近頃めっきり会う時間が減っていた。
ましてや舞台公演があれば、地方に行くこともある。
依織君は一週間近く東京を離れていて、
昨夜最終の電車でこっちに帰ってくる予定だと言われたのは3日前だった。
『最終の電車で東京に戻ってから、一度自宅に向かって……
その後に少しむぎちゃんの顔を見に行っても良いかな?
 一目見るだけで良いんだ。だめかい?』
 依織君の会えない辛さを隠さない声に、本当なら疲れているから
そのまま自宅で休んでと言うべき言葉を私は心の中に押し込めた。
起きて待っているね、と約束したはずなのに
私は寝不足の日々が祟ってかしっかりリビングのソファで寝てしまった。
 渡してある合鍵で入ってきた依織君はさぞがっかりしただろうだろうし、
そして疲れている依織君に寝ている私をベッドまで運ばせてしまったこと思うと、本当に申し訳なくて……。
 せめておいしい朝食でも準備しようと私は依織君を
起こさないよう気をつけて体を動かすことに決めた。
58抱きしめたい@フルキス松川×むぎ2/7:04/11/18 15:21:36 ID:WrcyIjgH
「……動かない……」
 しっかりと押さえ込んでいる依織君の腕は私が肩を動かしても
びくともせず、なんとか腕を外そうとしても起こさないように
注意しながらはとても難しい。
 どうしようかと、私は動けるだけ首を回して部屋の中を見た。
壁にかかっている時計はまだ朝の4時半過ぎだった。
 依織君の今日の予定は大丈夫なのかな? と思うと同時に、
どうして昨日ちゃんと起きて待っていられなかったのかと
また後悔する。
起きていれば今日何時に依織君を起こせば良いのかも確認出来たのに。
歌舞伎役者は周りの役者さんとの付き合いもとても大切で、
誰かの家に行く予定があれば遅刻は許されない。
 一目見れば良いと言っていた依織君の言葉を思い出す。
それは遅い時間に会うことになるのを気にかけてくれるとも
受け取れるし、依織君の今日の予定が朝早いせいなのかもしれない。
 杞憂でも良いから、やっぱり早く起こすべきなのかと
依織君の長い睫を見ながら思う。
「……ん……むぎ?」
 睫が震えて、ゆっくりと開かれる瞳。
起きたばかりで幾分いつもより潤んでいる瞳に思わずどきりした。
「起こしちゃった?」
「……なんとなく……ね」
「ごめんね。あ、あのね。今日って予定あるの?」
「……あ。……今、何時かな?」
「4時40分」
「…………」
 随分と疲れているのだろう。依織君はまた目を閉じた。
59抱きしめたい@フルキス松川×むぎ3/7:04/11/18 15:22:28 ID:WrcyIjgH
「今日、早くから予定ある?」
 それだけでも確認しようと慌てて私は言う。
 依織君は小さく頷いた。
「じゃあ、朝食作るね。出来たら起こすから」
 ベッドから出るために依織君の腕に触れた瞬間、余計に強く抱きしめられた。
「……え?」
「嫌だ」
 私の肩に額をつけて、依織君が小さく呟いた。
「ご飯作りに行くだけだよ?」
「……嫌だ。傍に居て……むぎ」
「依織君?」
 私をどんどんきつく抱きしめながら依織君は嫌だと
何度も繰り返す。
 愛していると思った女性に、突然別れを告げられた依織君の過去。
ただ好きになった女性が、既婚者だとも知らずに純粋に愛した私の知らない依織君。
私は彼がどんなに深い傷を持つことになったのかを今も思い知らされる。
 離れていた時間が長かった分だけ、依織君は過去に出来た
傷を思い出すことがある。
今もそうだ。
「依織君、私はどこにも行かないよ。ここに居る」
 起こそうとしていた体から力を抜いて、ベッドに預ける。
「むぎ……どこにも行かないで……」
 いつもなら女性を知り尽くしたような余裕の
ある言葉を紡ぐ唇が微かに震えていた。
「いかないよ。私はずっと依織君の傍にいるんだから」
「むぎ……」
 痛いくらいぎゅっと抱きしめられ
依織君のしっとりとした唇が私の唇を貪るように覆った。
60抱きしめたい@フルキス松川×むぎ4/7:04/11/18 15:23:04 ID:WrcyIjgH
 息をする隙間も許さない強い口付け。
私の依織君の腕に触れていた指先が反応する。
 離れた瞬間に、息を吸い込む。
吸い込んだ息と同時に依織君の舌が私の口内を貪る。
「……っはぁ……」
 思わず声が漏れる。
依織君の舌が動くほど足の先が痺れる感覚が強くなる。
その痺れが足先から徐々に上へと広がっていき、
声が何度か漏れた後に依織君はようやく少し離れた。
「……い、いお……り、く……ん……」
 荒くなってしまった息を何とか整えながら私は
名前を呼ぶことしか出来なかった。
「むぎ……愛してる……」
「疲れてる……んでしょ? もう……少し寝た方が……」
 私のパジャマのボタンを外そうとする依織君の指を押さえて言う。
「むぎの傍に居ると本当に良く眠れるんだよ。だからね、平気」
「平気って……」
「ほんの少しもむぎと離れていたくないんだ……。それともむぎは嫌?」
 切なそうに嫌と言われては何も言えなくなる。
それに会わない時間が長かったから、
私も依織君をもっと感じたいという気持ちもあった。
「嫌じゃない……」
「良かった。ごめんね、むぎ」
「――え?」
 なにが? と思った時には依織君の手は性急に
私のパジャマのボタンを外し、胸へと唇をつけていた。
「あ!」
 外気に触れた冷たさと、依織君の吐息の温かさに体は跳ねる。
61抱きしめたい@フルキス松川×むぎ5/7:04/11/18 15:25:02 ID:WrcyIjgH

「優しく出来そうもない」
 呟かれた言葉を行動でも表すように依織君の唇は私の胸元に触れ、
時に舐め、そして胸先を含んだ。
「あ、あ、……っん!!」
 依織君の唇は不規則に動く。
首筋に移ったかと思えば、耳朶へ、そして鼓膜に響くように舌を進入させて、次に胸元へ。
唇の触れていない場所を依織君の手が触れる。
「っん、ん、っんん!!」
 高くなる声を、自分の指を噛んで耐えた。
気づいた依織君の手がそれを外してしまう。
「むぎの声聞かせて……」
 元々の甘い声が艶を増して、まるで媚薬のように私の鼓膜を刺激する。
「あっっああ!!」
 胸先を軽く噛まれて、私の背中が勝手に弓なりになる。
「……好きだよ」
 いつもの余裕のある声じゃない、切なくて仕方ないと訴える声。
過去の傷を思い出した依織君は、私が居なくなるかもという不安を
消すためにこうやって普段とは違う抱き方をする。
 優しく労わるような抱き方ではなくて、
貪りつくさんとばかりに強い刺激を与え続ける。
 頭の芯が痺れていく。
快感が体中に広がってそして次第に意識すらぼやけさせていく……。
「……愛してる」
 愛してる、好きだと思えば思うほどに、過去の苦しみに震えて恐怖する依織君の心。
それすらも抱きしめたいと思うのに、私の両手は強くシーツを握ってしまう。
「……っもう、あ、ああ!!」
 胸を掴んで依織君が執拗に舐める。
62抱きしめたい@フルキス松川×むぎ6/7:04/11/18 15:25:40 ID:WrcyIjgH
私の体の中に大きな波が蠢き、泡となって弾けようとしていた。
「や、ああ! ……ああ!!」
 白い泡が広がって、強い快感が足の先から頭の先へと走り抜ける。
 指先で掴んでいたシーツをゆっくりと離す。
 ぼやけた視界に視界に依織君が上体を起こして
Vネックのコットンニットシャツやズボンを脱ぐのが見えた。
 依織君は私の意識を戻すように、脇腹を指でなぞる。
刺激に敏感になっている私の体はくすぐったさと同時に少しの快感を得た。
「っはぁ……」
 私の下着をすべて取り、足を開かせて依織君の顔が
ゆっくりと近づいてくる。
「むぎ……声を殺さないで……」
 そう言って、否定はさせないと口付けで言葉を塞がれる。
歯の裏を依織君の舌が舐めて、私の体をまた深い悦楽の波へと誘った。
「っんん!ぁああああ!!」
 唇が離れると、私の体の中に依織君が入ってくる。
体の奥底からそれまでとは比べ物にならない波が沸く。
 波は強く来て、そして勢い良く引く。
それを繰り返しながら、依織君は波を操るかのごとく、私の中での角度を変える。
「あ――ああ! ……いお、り――、ああ!!」
 依織君が動くたびに、ベッドが揺れ、私の体が揺れる。
大きな波にどこかに連れていかれそうで、
私は必死に依織君に手を伸ばした。
「――むぎ」
 汗をかいて上気している依織君は見るだけで
感じてしまいそうになるほど綺麗だった。
63抱きしめたい@フルキス松川×むぎ7/7:04/11/18 15:26:51 ID:WrcyIjgH
私の伸ばした腕に気づいて、体を曲げてくれる。
「――っは、離れないから……、ん、んん!っああ!!」
「……――むぎっ」
 だからそんなに心配しないで。傍に居るよ。
不安になったら私が抱きしめるから、だから、だから……。
 抱き合いながら依織君は何度も私に「愛してる」と言った。
伏せた瞼を震わせて、少し嬉しそうに、そして幸せそうに。
「ああ――!!」
 私の意識をすべて奪う大きな波に私はとうとう逆らえなかった。
「――っむぎっ!」
 体を何度か大きく振るわせた依織君に私は最後微笑むことが出来たのだろうか。


以上です。
64名無しさん@ピンキー:04/11/18 16:22:31 ID:C8gWw89T
いおりんGJ!
65名無しさん@ピンキー:04/11/18 17:45:27 ID:PjakZqwN
ネ申さまいらっしゃったーーーーーーーー!!!!!
萌えじぬかと思いますた…。
甘えてるイオリンイイヨイイヨー(*゚∀゚)=3
66名無しさん@ピンキー:04/11/19 00:05:02 ID:3WilhIhX
いおりんキターーーーーー!!
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!
キタキタキタキタキタ−−−−−!!
いおりんイイネ、またゲーム引っ張り出してくるよヽ(´∀`)
67名無しさん@ピンキー:04/11/20 10:32:54 ID:2d2l6Qd/
保守。
昨日は職人さん祭りだったな。GJ。
68名無しさん@ピンキー:04/11/22 09:52:48 ID:dkuzcPZI
ほっしゅ。12月の乙女ゲラッシュまでネタはないのか…
69はちみつガール:04/11/23 02:13:26 ID:1AzXJmPt
お久しぶりです!
この前はあんな作品を投下させていただきありがとうございました。
>54さん、>55さん感想ありがとうございました!!とても嬉しかったです。

また投下させていただきます。
今度はバックラッシュで航河×主人公です。
また無駄に長く、今度はエロも中途半端になりそうですが;
この作品・CPが嫌いな方や、私の文章が嫌いな方、良作を期待する方はスルーでお願いします。

とりあえず途中まで投下します。

〔今からでてこれるか?少しドライブでもしないか?〕

帰宅してしばらくして、航河からメールがきた。
あっちも忙しい身なので、こうやっていきなり会えるようになるととても嬉しい‥
すぐに返事を送る。

〔私は全然大丈夫だよ!支度して待ってるね。〕

送信…

〜♪すぐに返事が返ってきた。

〔わかった。あと5分ぐらいで着く。〕


大急ぎで支度をして外に出る。
するともう見覚えのある、黒い車が止まっていた。
ドアを開け助手席に乗り込む。

「ごめんなさい!遅くなって‥」
「いや、来たばかりだから大丈夫だ。それに‥急だったからな。とにかく気にするな、行くぞ。」
「‥ありがと。」

シートベルトを閉めると、車が走り出した―

「いきなりだったけど‥大丈夫なのか?」
「うん、大丈夫。航河は‥大丈夫なの?」
「ああ。今日はミーティングだけだったし、早く終わったんだ。それで‥お前の顔、見たくなったから。」
「そ、そっか‥‥」

そんなことを面と言われて照れてしまい、航河のほうを見れなくてうつむいてしまう。
口数が少ない航河だから余計言葉が重く感じ、嬉しいようなくすぐったいような気持ちで一杯になる。

「あ‥そういえばどこに行くの?」

照れているのをごまかして質問する。

「海が見たいんだ。ちょっと季節外れだし、夜だけどな‥」

「夜の海って好きだから楽しみだな‥」


それからオングストロームの皆さんの話や、食べ物の話などたあいもない話をしていたら、いつのまにか到着していた。
車から降りると、波の音が聞こえて目の前には海が広がっていた。


暗闇の中に溶ける海―果ても見えなくて夜空と区別がつかない。
数えきれないほどたくさんの星と波だけが白く輝いている。

「‥‥‥綺麗‥」
「‥‥ああ‥」

しばらくは何も話せなかった。
波の音だけが周りに響いて―

目も次第に慣れてきて小さな星まで見えるようになる。あまりのすごさに上を見上げてしばらく動けなかった。

―一瞬、風がすりぬけ寒気を感じて、体がブルッと震える。

「寒いか‥?」

それを見て航河が心配して聞いてくる。

「少しだけ、ね‥でも全然平気だから気にしないで。」

そう答え、また夜空を見上げると体にふわりと温かさを感じた。
航河に後ろから被さるように抱きしめられていた。

「こうすれば‥少しはあったかいだろ。だから…悪いが、もう少し‥‥」
「もう寒くないから‥私の事は気にしないでいくらでも見ていって。ありがとう、航河‥」

航河の気遣いが温かくて、心にしみる。抱きしめられて温かいのも事実で。寒さは感じられなかった。

そうしてまた沈黙がひろがった。

それなのに私の心臓だけがうるさくて。
航河に聞こえないか心配になる。


―突然、航河の腕に力が入る。頭が肩にのっかってきたのを感じた。

「航河?‥どうしたの‥?」
「………お前が‥お前が、この闇に消えていなくなってしまいそうで‥恐く、なったんだ…」

一層、航河の腕に力が入る。少し痛いくらいに締め付けられた。


「‥私、ちゃんとここにいるよ?…ね?」

そう言って手を、少し冷たくなっていた彼の手の上に重ねる。
少しは不安がとれたのか、航河の腕が緩まる。

航河のほうを見上げると、次の瞬間には唇が重なっていた―










とりあえずここまで‥;;エロもなくぬるくてすみません;
書き終わり次第すぐに投下します。

74名無しさん@ピンキー:04/11/23 02:49:22 ID:cUaX2R+C
フルキスの九条×麦書いてみました。
レイープの上にお互い恋愛感情ないんですが投下しても大丈夫でしょうか?
はちみつガールさんのssがすべて終わってからのほうがいいのだろうか。
75名無しさん@ピンキー:04/11/23 03:01:32 ID:BYqsg4PZ
> 74
自分はオケです。
>1見れば宣言しておけば、大丈夫っぽいし。

はちみつガールさんがいつ戻ってくるかは分からないし、
すぐに投下しても良いのではないかと思います。

むしろ、今すぐщ(゚Д゚щ)カモーン!!
76フルキス・九条×麦:04/11/23 03:09:41 ID:cUaX2R+C
では投下させてもらいます
上にも書いたとおり一応レイープなのでご注意下さい。
77フルキス・九条×麦(1/3):04/11/23 03:14:40 ID:cUaX2R+C
祥慶学園放課後、美術準備室。
脚立に乗って棚の上のダンボールを取ろうとしている美術教師が一人。
次の日に使う道具が入ってるはずのダンボールをそろそろと慎重に引き出す。
「あーこんなことなら誰かに残って押さえててもらえば良かったな」
ダンボールを引き出す度にガタガタと鳴る脚立。
危なっかしい後姿。
そこにいきなり扉の閉まる音が大きく響いた。
「ひゃ!わぁ!!」
音に驚いたむぎはダンボールから手を離した上にバランスを崩して床に
しりもちをつくように落ちる。
「へっ、一人でバカじゃねーのか?」

むぎのそばまで歩いてきた足、その足の人物が馬鹿にしたようにむぎの
背に声をかけた。
その声に聞き覚えのあるむぎはキッと睨みながらその人物、九条の顔を見た。
「九条君が急に大きな音出すからでしょ!…いたた…」
大声で怒鳴ると打ったお尻が痛さを増す。
そんなむぎを見て九条はククっと笑った。
「なによもう、バカにする為に来たの?」
「ああ、てめぇにはさんざん酷い目に合わされてきたからなぁ」
「それはあんたが悪いんで…!」
勢いよく顔を上げると九条の顔が間近にあった、思わず言葉と同時に動き
を止めると九条の両手がむぎの腕をそれぞれ捕らえ背後の棚に叩きつける
ように押さえる。
「痛!ちょ、何す…ん!」
騒ぐむぎの唇に九条の唇が押し付けられた。
少しばかり開いてた口を押し開くように舌を無理矢理押し入れられ、むぎ
は慌てて足をばたつかせて九条の体を離そうとした…が、先ほどのお尻の
痛みで足に力が入らない。
78フルキス・九条×麦(2/3):04/11/23 03:16:27 ID:cUaX2R+C
激しいキスで唇を塞がれた状態のまま掴まれた両腕を頭の上で一纏めに
され、空いた片手を服の下に入れられる。
ブラの下を直に掴み強い力で一度揉むとようやく唇が離れる。
「や…やだ、やめてよ…」
恥ずかしさで思わず下を向くむぎ。
股の間にグイと九条の膝が入り込む、揉みながら指で乳首を弄ばれるの
と同時に押し当てられた膝が円を描くように動かされ股間への刺激も加わる。
「鈴原先生は大人だもんなぁ、当然セックス経験なんてのはあるんだろ?
そんな恥ずかしがることねぇじゃねぇか」
顔を近づけククっと笑い声を漏らし、首筋を緩やかになめる。
ネチャリと唾液の音が聞こえ思わずむぎは目をきつく閉じた。
誰か助けて…そう強く願うが現実はそう上手くはいかない、足音も生徒
の声すらも聞こえない。
「ん…や…ぁ…」
恐怖と荒くなった息で上手く言葉を出すことも出来ない。
九条の膝が当てられている下着にむぎの愛液がじわりと滲んでくる。
教師を犯す興奮からか、いつも反発してくるむぎが怖がっているからか、
むぎの耳裏を舌先でなめながら九条が笑いを漏らす。
「誰も助けになんか来ないぜ…てめぇが悪いんだ、こうやって結局俺に
勝てないくせに生意気言いやがるから…」
クリクリと乳首を強く摘む。
79フルキス・九条×麦(3/3):04/11/23 03:18:08 ID:cUaX2R+C
痛みで顔を歪ませ反射的に声も漏れる。
そんなむぎの顔を満足そうに、まるでなめ回すように見る九条。
「まあこうやってこれからも大人しく俺に犯されるっつうなら許してやって
もいいぜ」
「…!」
「てめぇみてぇな女、好みじゃねぇけどな。暇つぶしくらいにはいいっ
てこ…」
ニヤニヤ顔で語っていた九条の額にむぎの頭突きが命中して束縛が解かれる。
「…ふ、ふざけんじゃないわよ!だ、誰が…誰があんたなんか!」
精一杯の勇気を振り絞り服の乱れを整えながら睨みつけるむぎ。
「てめぇ調子に乗るなよ…」
低い声が告げる。
逃げ場がなく力で勝てないむぎには不利であった、しかも恐怖で足が動か
ない。
九条の手がむぎに伸ばされ首を掴まれる

その時、
先ほど九条が大きな音で閉めた扉が開かれた。
そこにいた人物は不思議そうな顔でむぎと九条を見比べ、邪魔に入られ
た九条は舌打ちして立ち去った。
状況を理解した乱入者はむぎの傍に行き安堵の涙を溜めたむぎの目元を
拭ってやった。
80フルキス・九条×麦:04/11/23 03:19:26 ID:cUaX2R+C
色んな意味で微妙なエロでしたが終了です
ありがとうございました。
81名無しさん@ピンキー:04/11/23 10:12:23 ID:VEMNZJwc
うおー、九条むぎありがとうございます。
はげ萌えエロ萌えです。
九条むぎ好き者なんで壺つかれました、どもです。
82フルキスいおりん×むぎ:04/11/23 19:54:26 ID:2vq/r3b1
いおりんSS、投下しマース。
短めですが。
83フルキスいおりん×むぎ1/2:04/11/23 19:55:54 ID:2vq/r3b1
 「もう……嫌……っ」

 躯の内部を這いずり回る指先に、薄く開かれた唇から、細い拒絶の言葉が迸った。
 いいように蹂躙する男の肩に掛けられた手がきつく爪を立て、日に焼けた肌に血を滲ませる。
 しかし、痛みはあるだろうに男は眉一つ動かさず、結局彼女を苛む愛撫に、一層の激しさが
増しただけだった。

 何をどうやっても、逃げられない。
 その事実を突きつけられて、潤んだ瞳に涙が浮かぶ。
 部屋を満たす忙しない自分の息は、耳を塞いでも聞こえてきそうだった。
 それぐらい―――もう長い時間、相手に追い詰められている。

 「あ……っや……」
 「少し、大人しくしていなさい」

 本気で抗うことなど許されていないが、啼きそうになりながら首を何度も振って、儚くも虚
しい抵抗を繰り返す。
 けれど、それすら苛む男の耳には、心地よい嬌声にしか聞こえないらしい。
 過剰な抵抗はさすがに興醒めになるが、ある程度の拒絶は、かえって男の征服欲を煽るよう
だった。
 逃げようと腰を捩るのも、見ようによっては、誘っているとも取れる。
 本人に自覚はないだろうが、それは確かに媚態と呼ばれる種類の仕草だ。

 「もう、欲しくて仕方がないんだろう?」
 「―――や、そんなこと、な……っ…」
 「ここは、そうは言ってないみたいだけどね?」
84フルキスいおりん×むぎ2/2:04/11/23 19:56:28 ID:2vq/r3b1
くつくつと喉の奥で低い笑いを漏らした依織は、散々内壁を嬲っていた指先を乱暴に引き抜
くと、引き攣るように悶えていた下肢を力ずくで押し開いた。
 濡れた秘部に怒張した雄を感じて、細い躯が怯えたように竦み上がる。

 「あ――や、やだっ………」
 「力を抜いていなさい――むぎ」

 甘い声で名前を呼ばれて、押し退けようとシャツを掴んでいた指先から、自然と力が抜けた。
 結局、何があってもこの声に呼ばれてしまえば、おしまいなのだ。
 羞恥による抵抗も、何もかも、無駄なことでしかない。 
 その耳朶をやんわり噛みながら、依織は更に追い討ちをかけるよう、残酷なほど優しく彼女
の耳元で囁いた。

 「君は、俺のものなんだから……ねぇ、むぎ」

 依織の言葉は鎖のように、むぎのことを呪縛する。
 それが、例え支配者然とした、傲慢な口調であっても。

 ――――むぎはされるがまま大人しく、その躯を残酷な独裁者の前に開いた。
 拒絶することは、許されない。
 何より彼が、そんなことを許すはずがない。
 
 獣の笑みを残して、依織の力強い躯が、むぎの上に圧し掛かってくる。
 むぎにとっては辛く、そして甘い責め苦が、ゆっくりと始まろうとしていた―――。
85名無しさん@ピンキー:04/11/24 07:02:26 ID:IGyvAhWH
いおりん大好き…彼は束縛とかちょっと狂気が似合うよね。
幸せになって欲しいとも思うんだけど。

SS乙です!ありがとう!
86名無しさん@ピンキー:04/11/24 23:32:47 ID:Y4Ep4b9L
いおりん、萌えシチュキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!
すごいなんだか胸にキタ━━(゚∀゚)━━ヨ
dくす。
87フルキスいおりん×むぎ:04/11/25 07:11:09 ID:DTqYnNLq
喜んで貰えて何より。
いおりんはこーゆー狂気が似合うよねー、ほんと。
喜んでいいのか、悲しむべきなのか。
88名無しさん@ピンキー:04/11/26 03:19:23 ID:5ZDeNQ3H
愛するべき
89名無しさん@ピンキー:04/11/27 00:10:37 ID:aB6Dz27X
保守あげ。12月まで死守。
バックラッシュ、フルキスのネ申乙。
マイネ神はおられぬか。
90名無しさん@ピンキー:04/11/27 09:21:23 ID:Z6RjC49v
なんだかんだで即死は免れたぽ?
91名無しさん@ピンキー:04/11/27 17:16:44 ID:sUozlulE
浪漫茶房の神も来るといいなあ。
92名無しさん@ピンキー:04/11/29 01:23:20 ID:IHZfNKnm
  ,o/ ∠先生!浪漫茶房といえば麟タンはアレですが、経験はあるんでしょうか!!
  lミiニ!
93名無しさん@ピンキー:04/11/29 02:02:06 ID:EPhCInpe
>>92
アレだからね…出来る事は出来るが経験ありでいて欲しいような、なしでいて欲しいような
でもありの方向で
なしなら別の意味でも切なくなる<ED
94名無しさん@ピンキー:04/11/30 13:32:22 ID:sycnhdQj
冬見毛原稿が上がって、乙女ゲー発売ラッシュが来て、冬見毛本番、
神降臨はその後か?

遠いなあ・・・一人妄想するのも秋田ましたよ先生。



迎え火でも焚くか。
95名無しさん@ピンキー:04/12/01 21:00:27 ID:F7FfjZVW
hosyuage
96名無しさん@ピンキー:04/12/03 01:02:50 ID:Zefs9oWq
ホッシュホッシュ
97名無しさん@ピンキー:04/12/03 14:55:44 ID:SDHIku4i
ここって百合ものでも大丈夫?
98名無しさん@ピンキー:04/12/03 19:26:46 ID:ETp1t6l2
注意書きいれとけば大丈夫でしょ。
百合好き同士がいてうれしいよ。
99名無しさん@ピンキー:04/12/07 14:25:37 ID:zdJ1RTuO
ホッシュッシュ
100名無しさん@ピンキー:04/12/08 01:33:05 ID:Z1MwjG+7
週末には投下したい・・・
101名無しさん@ピンキー:04/12/08 03:04:28 ID:vFyQ63S3
いつまでもお待ちしておりますぜ、ネ申々様!
102名無しさん@ピンキー:04/12/08 14:47:48 ID:l6PDUcQD
テンプレに入ってなかったようなので…
テニスの王子様関連のSSはこっちの方がよさそうだよ。

テニスの王子様 genius2
http://idol.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1082808684/l50
103名無しさん@ピンキー:04/12/08 21:02:30 ID:Z1MwjG+7
誤爆?

まああれも乙女ゲーっちゃ乙女ゲーかもしらんけど。
104名無しさん@ピンキー:04/12/09 16:58:59 ID:2vqAuABY
ふるきすの御堂×むぎを書いてみたので投下させてもらいます
105ふるきす 御堂×むぎ1/3:04/12/09 17:00:22 ID:2vqAuABY
「あーもう一哉君の能面ヅラー!」
バスンと勢い良く網戸にスポンジが投げつけられる。
埃と一緒にスポンジがポロリと落ちるとそれを拾ってまた遠くから…
「一哉君の…ムッツリスケベー!」
投げつける。

鈴原むぎは怒っていた、その原因は彼女の彼氏である御堂一哉だ。
先ほど元カノと会ってきた一哉
そのことを問い詰めても何も言ってくれない。
「こんなんじゃあたしだって不安になるよ…」
スポンジを拾い上げ悲しそうに呟く。
しかしやはりそれに対しての怒りも少しはあり
もう一度離れて網戸に向かって振りかぶる。
「一哉君のーエロオヤジー!」
「ほう、お前俺をそんな風に見てたのか、なかなか興味深い意見じゃないか」
スポンジがぶつかるのと背後からの声が重なった。
むぎは驚いて後ろを振り返る
渋い顔で腕を組んで立っている御堂一哉がそこにいた。
「あ、はははは」
思わず渇いた笑い。
106ふるきす 御堂×むぎ2/3:04/12/09 17:01:07 ID:2vqAuABY
「能面ヅラ、ムッツリスケベ、エロオヤジ…
あげくの果てには網戸にスポンジを投げつけてるのか?公私混同も甚だしいな」
「スポンジはともかく言ってることは事実だもん」
密かな抵抗のように小さな声で返すむぎ。
「つまりお前は俺のこと能面ヅラでスケベなこと考えてるエロオヤジって
言いたいのかよ」
「ふ、普通の高校生からしたら十分エロだよ!エロエロですー!」
「なるほど」
短く言った後、一哉はむぎのあごを捕らえて上を向かせた。
「じゃあお前の思ってるとおりエロオヤジになってやる」
「え!?…遠慮します」
むぎの答えにフっと笑うと、聞く耳持たんと言うように唇を重ねる。
片手を頭の後ろに回して支え、貪るようなキス。
「ん…んん…」
それに対して一哉の胸に両手の拳を当て体を離そうと試みるがびくともしない。
そうこうしてるうちにあごを捕らえた一哉の手が下へ移動し
晒されている太股に触れてスカートをたくし上げながら指先で撫で上げる。
そのくすぐったくもゾクゾクする感触にむぎの体がピクリと反応する。
どんどん息が乱れて苦しくなってくるむぎの目にジワリと涙が浮かんだ。
107ふるきす 御堂×むぎ3/3:04/12/09 17:02:04 ID:2vqAuABY
ゆっくり滑るように撫で上げられた手はむぎの下着に到達し
指でソコを揉みはじめる。
「んぅ…ん、んん…あ、や、やぁだめ…」
離れた唇から唾液が糸を作る、ペロリとそれをなめ取った一哉は
後頭部に回した手をキャミソールの下に移す。
ブラの下に手を入れて爪先を先端に乗せ、傷つけないよう注意しながら弄り始める。
「や、やだ…だめ、だめ…」
「駄目じゃないだろむぎ、ほらこんなに濡れてきたぜ?」
耳元で囁き、下着をずらして、指を濡れ始めたそこに触れさせ
わざと音をたたせてむぎに聞かせる。
いやらしい水音が耳に届くと先ほどより顔を赤らめさせて目を閉じ。
「お願…い…一哉、君…やめ…」
「これでも、十分我慢してきたんだ」
先ほどよりも低い声、怒っているのだろうかと涙で濡れた顔で一哉の顔を見ようとした時
チュプと人差し指が入り込もうとし始めた。
思わず一哉の服を握り力を入れる。
108名無しさん@ピンキー:04/12/09 18:19:35 ID:mgcQcgU1
エッ(゚Д゚;≡;゚Д゚)オワリ?
109ふるきす 御堂×むぎ:04/12/09 19:39:43 ID:2vqAuABY
はい終わりです
漫画やシングルCD視聴で一哉萌えがまたふつふつ
出てきたので書いてみたんですがほのぼの路線は難しく…
やっぱ中途半端っぽいですか。
110名無しさん@ピンキー:04/12/09 20:32:28 ID:M+WQbvnk
乙です…('A`)

って終わりかーーーーーーーーーーーーー!
っぽいじゃなくて(ry
111名無しさん@ピンキー:04/12/09 22:04:34 ID:mgcQcgU1
一哉も読み手も欲求不満のままっすか
112名無しさん@ピンキー:04/12/10 02:43:19 ID:mOOPZrFw
生殺しプレイですかネ申ーーー!
113名無しさん@ピンキー:04/12/10 02:46:38 ID:QzxYgII6
ブチ切りじゃん
余韻もないし。
114名無しさん@ピンキー:04/12/13 23:01:33 ID:w6Uu2FJ+
104タソの焦らしプレイに耐えかねて、ついに自分もSS書いてしまいますた。
お題は同じく、フノレキス一哉×むぎ。

ちょいと文章長めですが、保守がてら投下いたしますーノシ
115フノレキス一哉×むぎ・冬の陣1/5:04/12/13 23:02:55 ID:w6Uu2FJ+
初めて会った時は、粗雑で頭の悪そうな小娘としか思えなかった。
初対面の人間を見るにしては、いやに必死すぎる眼差し。単なる気まぐれで拾った女。
その女が、いま自分の身体の下で喘いでいる。
むぎとふたりきりで迎える初めての冬が、すぐそこまで来ていた。


「…ち、ちょっ……何やってんの一哉くん!?」
キッチンで片付けをしていたむぎは、赤面しながら振り向いた。
シンクを磨くたびに揺れる腰がなんとも悩ましかったので、背後から
ほんの少しちょっかいを出しただけなのだが。

「そんなに怒るな。ほら、手がお留守だぞ」
「誰のせいだと思ってんの!ったくこのエロ社長〜〜〜」
そこから先は言わせなかった。
やや強引に抱き寄せて、むぎの下唇を軽くついばみながら様子を伺う。
「やっ……!」
泡の残る手で胸元を押し返してきたので、こちらも一気に深くくちづけた。

一瞬ひるんだむぎの歯列を舌で割り、存分に舐め回す。
キッチン内に、くちゅくちゅと淫らなくちづけの音が響いた。
腕の中に閉じこめたむぎの身体が、じわり熱を帯びてくる。
つい先程まで空しい抵抗を続けていた手は、俺のシャツの胸元を固く
握り締めていた。

「んっ……ふ…」
苦しそうに息を継ぐむぎから不意に顔を離すと、お互いの唇から
唾液の細い糸が引いて消える。
力の抜けた身体を抱き上げてリビングへ入った直後、一応訊いてみた。
「ここじゃ嫌か?」
「…どうせイヤだって言ってもするんでしょ」
予想通りの拗ねた答えに、思わず苦笑する。
116フノレキス一哉×むぎ・冬の陣2/5:04/12/13 23:07:00 ID:w6Uu2FJ+
事件が一段落して数ヶ月、その間ふたりで何度も肌を合わせた。
あいつも最近ようやく慣れたようだが、まだ行為を楽しむほどの余裕はないらしい。
ソファに身体を下ろされた後も、むぎは俺のシャツを握り締めたまま
離そうとしなかった。

そんなかたくなな手の甲をそっと指でなぞりながら、耳元でつぶやいてみる。
「…まだ怖いか?」
むぎは一瞬ハッとしたように俺の目を見ると、ようやく手を緩めながら答えた。
「そんなことないよ」
ソファに横たわったまま割烹着の結び目をほどくと、むぎは俺に向かって
袖を抜いてとばかりに両手を突き出した。
両袖を引っぱって脱がせた割烹着は、まるで何かの抜け殻のようだ。

そのままカーディガンとブラウスのボタンを外し、キャミソールとブラを胸元まで
たくし上げた。
紅潮した頬や耳に軽いキスをくり返し、窮屈そうな乳房を少し手荒に揉みしだく。
先端の尖りを親指の腹でこねるように転がすと、濡れた唇から熱い吐息が洩れた。

「…んっ……あ…ぁ」
硬さを増した乳首を口に含み、舐め回し、甘く噛んでは、舌で転がす。
口の中の甘く愛らしい感触を、延々と弄りつづけた。
わざと音をたてて強く吸い上げると、その瞬間、むぎの身体がびくりと跳ねた。

白く密な肌が全体的に上気して、ほんのり紅く染まっている。
やがて、荒い吐息に切ない声が混じりはじめた。
「…ずや、くん……一哉…くっ、ああっ」

胸や腹を舌と唇で攻めながら、空いた片手をミニスカートの中へすべり込ませる。
さっきまで固く閉じられていた両脚は、汗ばんでゆるく開いていた。
じわり湿った内腿を、掌でタイツ越しにじっくり揉み上げる。
と、不意に淫らな匂いが鼻先をかすめた。
117フノレキス一哉×むぎ・冬の陣3/5:04/12/13 23:08:48 ID:w6Uu2FJ+
導かれるように手を下着の奥へ差し込むと、柔らかで弾力のある狭間は
すでに濡れている。
ぬめりに任せて秘裂を軽くなぞるうち、指先にほんの小さな尖りを探し当てた。
指の腹でゆるく弄りつづけるうち、その尖りはこりこりと手応えを増していった。

「いやっ!…っは…あっああっ、っん!やぁあっ」
その瞬間、嬌声がリビングにひときわ高く響き、むぎの腰が小刻みに震えたかと思うと
秘裂の奥から新たな蜜がトロリと溢れだした。

「まだ何も挿れてないぜ?……いやらしいな、お前のここ」
卑猥な言葉を口の端にのせてはみたものの、身体の下でただ喘ぐばかりの恋人に、
果たしてどれだけ届いたものか。
わずかに表情をうかがうと、まともに目が合った。
「……かずや、くん……」
荒い息を継ぎながら、むぎは潤みきった目で俺の顔をぼんやりと見ている。
普段の生活からは想像も出来ないその表情に、まるで見知らぬ女を犯している
心地がした。

「脱がせてくれ」
俺の声を聞いたむぎが、ようやく身体を起こしてベルトを外しにかかる。
さらに、ジッパーを降ろしているむぎの頭を、張り詰めた股間に押し付けてみた。
「んんっ」
始めは抵抗するように顔を振っていたが、やがて下着越しにおずおずと唇を這わせてきた。
熱く湿った吐息と拙い動きが、ひどく心地良い。
俺の先走りとむぎの唾液が、下着を生々しく汚していた。
118フノレキス一哉×むぎ・冬の陣4/5:04/12/13 23:09:35 ID:w6Uu2FJ+
いったん身体を離して、焦れるむぎの身体をソファの片隅に安定させる。
濡れた下着をタイツごと脱がせて、汗ばんだ膝の裏をぐいと抱え上げた。
リビングの明かりの下、どこか幼さの残る性器が淫らに俺を待ち構えている。

本当はもう少し弄りたかったが、もはやその余裕がない。
怒張した先端を軽くあてがい、目的の場所を探り当て、一気に腰を進めた。

「ああんっ…!はっ、っ…んっ、やあぁっ…」
声が切なさを増し、突き上げるたび、じゅぷっじゅぷっ、と淫猥な音が室内に響いた。
蜜でぬるんだ肉襞が、うずめた棹をやわらかく甘噛みするように締め上げてくる。
そのたまらない感触に、こちらも思わず呻いた。
「く…っ」
何とかこらえながらむぎの片脚を自分の肩に担ぎ上げ、いっそう深く交わる。
奥に届く感触の変化に、むぎはぎこちない腰使いで応じてきた。
腰を打ち付ける音とお互いの吐息、そして生々しい匂いがあたりに満ちていく。

不安定な姿勢での交わりは、さほど長く続かなかった。
ほどなく、俺を根元まで咥え込んだむぎの肉襞が、ひくひくと震えた。
「はあっ、あ…っん…ああっ、あっ…っああぁーーっ!…」
長く尾を引く甘い声を聴きながら、俺もむぎの淫らな腰に身体を預ける。
ありったけの精を流し込み、脱力したままむぎの上に覆い被さった。

疲れ果てた俺の顔に、むぎは笑いながら悪戯っぽいキスをくり返す。
ご褒美のつもりか?
そう言いたかったのだが、自分の口から出てくるのは荒い吐息ばかりだった。
119フノレキス一哉×むぎ・冬の陣5/5:04/12/13 23:11:04 ID:w6Uu2FJ+
事が済んだ後も、俺たちはソファの上で呑気にじゃれ合っていた。
そんな中、ふと窓の外を見ると……初雪だ。
大粒の雨雪が、ぽたりぽたりと降っている。

すると、突然むぎが飛び起きた。
「あーーーーっっっ!?」
……人の耳元で叫ぶな。この馬鹿。
「だっだだっだってだって、閉まってないよ!カーテン」
確かに開いている。全開と言ってもいい。
「お…お隣さんのベランダから、この部屋けっこう丸見えだと思うんですけど!」
詮索好きな隣の老婦人に説明の手間が省けて、実に結構じゃないか。

「…ひょっとして始めから気付いてたの!?この露出狂!ヘンタイ!エロ将軍!」
どうやら俺は社長から将軍に昇格したらしい。良い事だ。
「ひとりでニヤニヤしちゃって〜〜〜最低!この△△!◎◎◎!■■■■ー!!」
ついに放送禁止用語が飛び出した。危険だ。

素早くあたりを見回すと、下着や割烹着といったむぎの抜け殻の他に……あった。
クッションと携帯、小ぶりの花瓶、買い出し専用の財布に、テレビのリモコン。
敵はすでにリモコンを手にしている。
おそらくそいつを俺の顔面にブチ当てる気だ。

こちらも染みだらけの下着に自分の一物を詰め込み、ツィードのパンツを穿きなおす。
これで逃亡準備完了。
と、さっそくリモコンが眼前をかすめていった。
クッションを盾にリビングを逃げ回る。
濡れた下着の感触は最低だが、なぜか笑いが止まらない。

そんな俺たちの馬鹿騒ぎをよそに、初雪は淡々とあたりの景色を白く染めていった。

--- End ---
120名無しさん@ピンキー:04/12/14 01:26:03 ID:qxqlJhVd
GBでした!!
犯罪者エロ社長……
121名無しさん@ピンキー:04/12/14 01:47:00 ID:zHriDWjy
こォのバカップルがァァァァァ!!(*゚Д゚*)




ネ申様GJ!

>120
GOOD BOB…?
122名無しさん@ピンキー:04/12/14 01:56:41 ID:qxqlJhVd
_| ̄|○







Good Bunshyou……。




だめか_| ̄|○
123名無しさん@ピンキー:04/12/14 12:52:24 ID:TyAnG46w
GJ! 
エロ社長からエロ将軍に昇格したというとこでワラタ
124名無しさん@ピンキー:04/12/14 13:26:05 ID:Kk4w2Yrq
GJ!!
エロとノリのバランスが最高ですた!!
125フノレキス一哉×むぎ・冬の陣6/5:04/12/15 01:16:41 ID:6Hla+3e0
114-119です。読んで頂けてウレスィ…まりがd(*´Д`)
でも>120で「ゲーム少年?」と思い、さらに>121で「サップ?」と思った自分に_| ̄|○

呼び名を「むぎ」にするか「すず」にするか最後まで迷いましたが、
結局は自分の好み最優先で「むぎ」にしますた。
それではこの辺で名無しに戻りますーノシ
126名無しさん@ピンキー:04/12/19 15:09:26 ID:w2azo3to
保守。
127名無しさん@ピンキー:04/12/21 19:51:28 ID:c5cO/FZI
このかずむぎは萌えた…有りがd
やっぱフルキスはエロが似合う
128名無しさん@ピンキー:04/12/27 22:49:26 ID:83wQcfrY
保守しときます。
129名無しさん@ピンキー:04/12/28 21:23:01 ID:FmAzr1hK
職人さん降臨きぼんぬ
130名無しさん@ピンキー:04/12/29 23:02:17 ID:K9X3gHFc
フルキス瀬伊むぎ書いたので投下します。
無駄に長くなってしまったかも。スマソ。
131special honey@フルキス 瀬伊むぎ 1/4:04/12/29 23:04:37 ID:K9X3gHFc
「その本、面白い?」

ベッドの上に寝転んだまま本を読んでいる瀬伊の隣にむぎが腰を下ろす。
本の中身を覗き込むように少しだけ体勢を崩すと、むぎが呟いた。

「ん〜・・・・・・」
「瀬伊くん?」
「・・・・・・・・・・・・」
「瀬伊くん?聞いてる?」
「ん〜・・・・・・・・・」

本をペラペラと捲りながらも集中しているらしい瀬伊は生返事だ。
せっかく聞いているのだから、返事くらいしてくれてもいいものを。

「せ〜〜い〜〜〜くん!」

わ!と瀬伊に覆い被さるような形でむぎが瀬伊の本を取り上げた。
突然の声と動作に瀬伊の目が見開かれる。

「びっくりしたなぁ。いきなり何するのさ、すず」
「さっきから声かけてるのに瀬伊くんが生返事ばかりで無視するからだよ!」
「生返事・・・そうだった?」
「そーだった!瀬伊くんって何度も読んだのに『ん〜』とか言ってた!だいたい・・・」
「あ〜ハイハイ。ごめんなさい。それより・・・中々大胆だね、すず♪」
「え・・・・・。」

ちっとも悪いとは思っていない楽しそうな笑顔で瀬伊が言う。
その様子に怯んでむぎは改めて自分と瀬伊の状態を振り返る。
瀬伊のベッドの上に自分と瀬伊。
しかも本を閉じるべく何も考えずに行動した結果として、自分は瀬伊に覆い被さるように
になってしまっているのだ。
これでは瀬伊に大胆と言われても仕方がない。
132special honey@フルキス 瀬伊むぎ 2/4:04/12/29 23:05:30 ID:K9X3gHFc
「ご、ごめん!あたし・・・!」
「だ〜めだよ」

慌てて飛びおきようとしたむぎの腕を瀬伊がきつくひっぱった。
この線の細いピアニストは、意外なところで男の子を発揮するのだ。
引っ張られたせいでバランスを欠いたむぎの身体は簡単にベッドの上に倒れこむ。

「せっかく君がこんな状態でいるのに・・・ね?」
「こんな状態って・・・!」
「読んでた本は君が閉じちゃったし。責任とってくれるよね」

妖艶に微笑む妖精の口がそう告げた。
両腕を押さえつけられて上半身の自由を拘束される。
瀬伊の綺麗な顔に、男を見た気がして体温が上昇していくのが自分でもわかった。

「むぎは・・・暖かいよね」
「・・・・・・・・・瀬・・・伊く」

首筋に瀬伊の唇が落とされる。
冷たい感覚に、むぎの身体が少しだけ反応を見せる。
服と下着を捲し上げて、瀬伊の繊細な指が服の中に侵入して柔らかいふくらみに触れる。

「・・・ぁん・・・っ・・・」

瀬伊の指がむぎの胸をもみくだしていく。
瀬伊の冷たい指先に自分の身体の温度の差を意識してしまう。
首筋から降りてきた唇がむぎの身体に小さな華を落としていく。
繰り返し与えられる刺激と、自分の名前を呼ぶ甘い声に何も考えられなくなる。
133special honey@フルキス 瀬伊むぎ 3/4:04/12/29 23:12:24 ID:K9X3gHFc
「むぎ、かわいい」
「・・・瀬伊くんのせいじゃない・・・馬鹿・・・」
「フフ、そうだね」
「・・・っ・・・ぁあん・・・!」

自らの唇でむぎの唇を瀬伊が塞ぐ。
瀬伊の手が、スカートの中に進入し下着の上から割れ目をなぞる。

「邪魔だからとっちゃっていいよね」
「・・・そ・・・いうこと・・・言わないで!」
「フフ、ごめんね」

熱で潤んだ瞳でむぎが精一杯の強がりを言う。
そんな目で睨まれても、瀬伊の欲情を煽るだけだ。
言葉だけで謝り、スルリと下着を下ろしてしまう。

「・・・もう濡れてるよ?」
「・・・・・・は・・・んっ・・・せいく、や・・・っ」

指先を割れ目に押し当てゆっくりとなで上げると、瀬伊の指を溢れ始めた
蜜が濡らす。瀬伊の指の動きに応えるようにむぎの身体がピクリと動いた。

「・・・ぁん・・・!」

こぼれる自分の吐息が恥ずかしくて、むぎは声を押し殺す。

「声、殺さないでよ。可愛いのに」

耳元で囁くと、瀬伊は指の動きを早めた。
134special honey@フルキス 瀬伊むぎ 4/4:04/12/29 23:14:27 ID:K9X3gHFc
痛いくらいの刺激に耐え切れず、むぎの腿が軽く痙攣し身体がしなる。

「もっとむぎの声聴きたいな」
「せいく・・・!や、だ・・・め・・・ぁあん・・・っ!」

むぎの右足を折り曲げ、少しだけ浮かすと、瀬伊が秘場に口付ける。
ザラリとした舌の感触に柔らかい膜を侵されていく。

「・・・も・・・だ・・・ぁあん・・・や・・・ぁ・・・」
「もう、だめ?」

ペロリと指先を舐めて瀬伊が悪戯っぽく言う。
答える事ができずに、むぎはただ頷いた。

「・・・今日はやけに素直だね。でも僕もそろそろ限界みたい。こんな色っぽいむぎを見せられたらね?」
「瀬伊く・・・ん・・・ぁあん・・・!」
「むぎ・・・・・・・っ・・・」

「はっ・・・ぁん・・・!」

ゆっくりと、むぎの中に瀬伊が入ってくる。
熱いのか、もう自分でも感覚がわからない。
ただ、抗い難い波が押し寄せる。
瀬伊の顔を見てみたいと思ったけれど、その余裕すらなかった。
「・・・瀬伊くんのエッチ・・・」
「え〜?そう?」
「絶対そう!あんな・・・」
「・・・あんな?」
「・・・・・・・・・・・なんでもないですっ!」

シーツをひきよせてプイ、とむぎがそっぽを向く。

「むぎが可愛すぎるからだよ」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

どうやら、むぎの機嫌を完全に損ねてしまったらしいと気付いて瀬伊が苦笑をもらす。

「そんなに怒らないでよ。さっき読んでた本の内容教えてあげるから。
面白いかどうか気になってたんだよね?」
「なっ・・・!さっき話聞いてたの?!」
「当たり前じゃない。僕が君の話を無視するなんて事ないよ?」
「じゃあなんでさっき無視・・・!」
「君がどうするかな〜って思ってさ」
「せ、瀬伊くんの馬鹿---------!!」
「すず、真っ赤。大好きだよ」


結局は、瀬伊の思い通りなのかもしれない。


END
136名無しさん@ピンキー:04/12/30 01:20:08 ID:irhtnHtz
小悪魔瀬伊タン乙!萌えをありがとう。

瀬伊タンのエロってありそうで実はあまり見てないかもなので
嬉しかった
137名無しさん@ピンキー:04/12/30 01:33:38 ID:pq9j+nlc
>131-135
グッジョブ!!
小悪魔っぷりに萌えました(´Д`*)
138名無しさん@ピンキー:04/12/30 04:52:35 ID:maPrMYmh
GJ!
瀬伊タソ萌えの自分は大変おいしくいただきました!

瀬伊タソハァハァヽ(;´Д`)ノ
139名無しさん@ピンキー:04/12/30 08:31:37 ID:pIninjYe
せいタンアゲ
140名無しさん@ピンキー:04/12/30 16:54:16 ID:k33bizEX
新選組のエロが見たいよ・・・
鈴花タンハァハァ(*´Д`)
141名無しさん@ピンキー:04/12/30 17:39:45 ID:kf4rSiyT
漏れも新選組のエロが読みたい…
親切な姐さん、是非お願いします!
ハジメちゃんでも局長でも梅さん沖田でも…
142名無しさん@ピンキー:04/12/30 18:48:48 ID:q7vOqx9N
新選組投下します。
短め。場所背景とかまったくなしですw
無理矢理チックなので苦手な方はスルーよろ。
大石×鈴花タソです。
143大石×鈴花 1/3:04/12/30 18:49:33 ID:q7vOqx9N
「あんただって本当は望んでるんだろ・・・?」
「や、やめてください! 大石さっ・・・んん・・・っ」

鍛えてるつもりでも、やっぱり男性の力には敵わない。
恐ろしいほどの握力で押さえ付けられて、私は身動きすらできなかった。

「生意気ばっかり言っちゃってさ。少し分からせてあげるよ」

何を、と聞くまでもない。
彼の手は私の夜着を易々と剥ぎ取ると、剥き出しになった乳房を力任せに掴んだ。

「痛っ・・・!」
「柔らかいねぇ。やっぱりあんたも女だったってわけだ」
「どうしてこんな・・・」
「癇に障るんだよね、あんた見てると」
「んっ・・・ぁ」

まだその存在を露わにしていない胸の先端を口腔に含まれ、
舌の上で思いの外緩く転がされ、思わず背がぴくりとしなる。

「いやよいやよも好きのうちって? いい声出してさ。もっと鳴かせてあげるよ」
「やだ・・・っ・・・こんなのはいやあ・・・」

大石の手が下肢へ伸びる。
どんなに足を強く閉じていても、彼の力の前に呆気なく開かされてしまった。

「・・・・へえ?」

知られたくなかった。
私は、ひどく濡れていた。
144大石×鈴花 2/3:04/12/30 18:50:10 ID:q7vOqx9N
「・・・く・・・ぁあ・・・っ」

歯を食いしばっても、大石の腕に爪を立てても、声が漏れてしまう。
彼の指は、嘘みたいに私の望んだ場所を次々と攻め立てた。
ときには焦らし、ときには執拗に攻撃し。
そのたびに、私は無意識のうちに腰をうごめかせ、吐息を漏らした。
こんなに簡単に制圧されてしまう自分が悔しい。

「あっ・・・・ん・・・」
「・・・あんたばっかり楽しまれても困るんでね」
「・・・・!」

不意打ちだった。
宛がわれたと思った次の瞬間には、熱い塊が私を貫いていた。

「あぅ・・・っ!」
「あんた・・・初めてじゃないのか」

少し前に、やっと想いが通じた男性に貞操は捧げていた。
それだけが、救いといえば救いなのかもしれないが。
見上げた大石の顔は、ひどく不機嫌なものだった。

「やられたね。先を越されたってわけか」
「そんな言い方っ・・・!」
「悪いけど手加減しないよ」
「う・・・あっ! ああっ!」

いきなりの激しい抽送。まるで身体が裂けるかのようだ。
145大石×鈴花 3/3:04/12/30 18:50:28 ID:q7vOqx9N
「やぁ・・・あ!あっ・・・はぅ・・・あぁっ・・・っ!」

激しく揺さぶられ、奥を突かれ、憚ることなく私は声を上げ続けた。
体中の熱がそこ一点に集まってるかのような感覚。

「一体・・・誰なんだよ・・・っ」

独り言なのか、呟くような声が頭上で聞こえた。
でもそんなことを気にしていられる余裕は今の私にはなかった。

「も・・・もう・・・だ、めえ・・・っ・・・んああっ」
「イかせてやるよ・・・っ」
「あっ・・・ああっ! ぁあああっ・・・・!!!」

彼の背にしがみつきながら、私は身体を大きくしならせた。

こんなになったのは初めてだった。
悔しい反面、身体の奥はまだ疼いていて。
そんな私の心を読んだのか、荒い息を整える私に大石は囁いた。

「俺にしとけば? 相性いいと思うんだけどね」

私は、捕まってしまったかもしれない。
146名無しさん@ピンキー:04/12/30 18:51:15 ID:q7vOqx9N
以上。
初恋華がこんなのでごめんよ( ´□`)
147名無しさん@ピンキー :04/12/30 19:14:56 ID:kZLROfHJ
姐さんGJ!!
ウマー。オチもいい〜!!
大石×鈴花いいですね!これからもがんがって書いてください!!
激しく希望!!
148名無しさん@ピンキー:04/12/30 19:17:04 ID:Z/8zU4Up
大石×鈴花キターーーー!!! ご馳走様でした(* ´∀`*)
大石の性格がよく表現されててイイです。
我が侭スマンですが、次は純愛大石×鈴花、沖田×鈴花希望!!
149名無しさん@ピンキー:04/12/30 19:24:12 ID:Eg2C0cNk
キタ━━(゚∀゚)━━!!
鬼畜大石と鈴花ちゃんに(;´Д`)ハァハァハァハァ
やっぱり、大石は鬼畜でこその大石ですね!!
150名無しさん@ピンキー:04/12/30 23:30:20 ID:4fObML+e
GJ!GJ!
有難う姐さん!!大石が大石で凄い萌えたよ。
これでこそ大石だ(*´∀`*)
151142:04/12/31 00:51:23 ID:wyS85xJG
>>147-150
レスdクス(*´∇`*)
こんな短文でまとまりもへったくれもない文章誉めてくれて嬉しいよ。

また気分乗ったら書きます(´・ω・`)
152名無しさん@ピンキー:05/01/01 19:42:41 ID:hkLrZrq2
仕事から帰ってきたらこんな素敵なものが投下されているとは!
>142禿げ上がるほど G J !
触発されてしまったyo…!(*´д`*)今夜はヨナベだー
153名無しさん@ピンキー:05/01/02 19:50:32 ID:qV0ecFWF
ご馳走様でした!もう大石萌えが止まらないよ・・

鈴花と想いが通じた人が誰なのか、ちびっと気になります。
154名無しさん@ピンキー:05/01/05 08:53:41 ID:Yrm4SxDB
GJ!かなり萌えますた(*´Д`)
鬼畜大石イイ…
155名無しさん@ピンキー:05/01/08 15:22:45 ID:WNIzGm1c
保守
156名無しさん@ピンキー:05/01/09 21:32:44 ID:vxSTr2wJ
新撰組のSSというと、人物名は苗字で書くべきか下の名前で書くべきか悩むね。
総司や平助とかはともかく、鴨とかススムとか甲子太郎は違和感ある…。
157名無しさん@ピンキー:05/01/09 21:47:11 ID:ttDA2krZ
名字が合う人は名字でいいと思う。
158名無しさん@ピンキー:05/01/17 16:16:45 ID:nkmRaVn1
コソーリ、★の王女のSSを希望
159名無しさん@ピンキー:05/01/17 16:38:33 ID:UW/kao+0
大石SS、続き激しくきぼんぬ…
ダメでつか?
160名無しさん@ピンキー:05/01/17 22:58:44 ID:wtzFO8fO
斉藤希望・・・エロいよハジメタン(*´Д`*)ハァハァ
161名無しさん@ピンキー:05/01/20 14:49:31 ID:dul+EyS0
保守
162名無しさん@ピンキー:05/01/20 14:57:13 ID:NhQPg1qg
なかなか神が降臨しないのは、
皆さん作品は自サイトにうpしてるからなのかねぇ。
163名無しさん@ピンキー:05/01/20 15:59:49 ID:TbmuuFmu
遙か3に流れてるのもあるかと
164名無しさん@ピンキー:05/01/23 21:28:25 ID:qRiozorz
向こうは賑わってるからねぇ・・・。

マターリ神降臨待ち保守。
165名無しさん@ピンキー:05/01/27 02:15:36 ID:tqmPZ/ZZ
hosyu
166名無しさん@ピンキー:05/01/27 12:44:10 ID:FknS5eXO
神様降臨を願いつつ、保守。
167名無しさん@ピンキー:05/01/31 19:41:33 ID:pp4okpnY
保守
168名無しさん@ピンキー:05/02/03 13:17:50 ID:KM7HvhA4
マターリ、保守。
169名無しさん@ピンキー:05/02/04 00:35:35 ID:mJkNzGJn
ところで、苺茶屋の抹茶が、苺のアルバム見て栗に嫉妬するとこに萌えたのは漏れだけか?

あの後、火のついた抹茶に苺がいろいろされてしまう展開をつい想像してしまう…。
170名無しさん@ピンキー:05/02/10 09:44:26 ID:91KLF1wx
ラヴ/レボのえろSSが読めるようになる日まで、
このスレを落とす訳には……!
171名無しさん@ピンキー:05/02/16 00:39:35 ID:xZPyag73
サンバイザー×主人公は100キロのままいたすんだろうか・・。

ホシュ。
172名無しさん@ピンキー:05/02/17 16:07:09 ID:kn0b9hU/
保守。
173名無しさん@ピンキー:05/02/24 01:32:37 ID:YrIZrzAd
新規開拓
174名無しさん@ピンキー:05/02/28 17:12:13 ID:Xp+Iot0i
保守ー。
175名無しさん@ピンキー:05/03/02 12:18:15 ID:g8YipwHW
保守しとく。
176名無しさん@ピンキー:05/03/02 21:51:11 ID:xAwLhM1d
恋華投下しますー。
初近藤なので偽者っぽいかもしれませんが許してやってください。
鈴花がやや淫乱気味。不倫OKの方のみで。

それではいきます。
177近藤×鈴花 1:05/03/02 21:54:32 ID:xAwLhM1d
許されぬ事とわかっていてもこれが最初で最後の恋だから。


「ん……っ、は…」
「いいよ、桜庭くん…凄く綺麗だ」
「本当、で、す…か…っ、あっ!」

大久保大和と名前を変えた彼――――近藤さんとこうして身体を重ねるのは何度目になるだろうか。
最近は夜を迎えるたびにこうして二人、誰よりも近くにいる。
近藤さんの唇は執拗に私の茂み近くにある花芯を嬲り続けていた。
舌先で弄ばれるだけで電気が走るような感覚が身体を支配する。
ぴちゃ、と淫音を奏でられるだけでも感じてしまう。
更に身体が素直に反応して中心を湿らせてゆく。

「濡れてるよ、凄く」
「や…ッ、だって、こんど、さ…んっんんっ」
「こうされるの、好きなんだよねぇ」

花芯を強く吸われながら、長い指が私の胎内へ押し入ってくる。
挿入されたその指を知らず知らずにギュッと締め付けて。
それでも近藤さんは嬲る事を止めずに更に厭らしい音を立てながら
膣壁に包み込まれている指をゆっくりと出し挿れさせ始めた。
最初の頃は痛くて慣れなかったその行為も今となっては快楽。
いつの間にか私の身体は近藤さんによって「女」に変えられていたのだ。
178近藤×鈴花 2:05/03/02 21:55:51 ID:xAwLhM1d


「力抜いてごらん?そう…ほら、もう一本」
「ああっ…は…ぁ…ッ」
「ほら、入った…」

中が苦しい。
中指と人差し指を同時に挿れられて、思わず息を呑む。
膣壁を二本の指が執拗に擦りあげてくる。
激しく動かされる指は徐々にその速さを増してきた。
更に溢れる愛液と近藤さんの唾液が絡み合って大きな音を奏でてしまう。

「や…っ、こんど、さん…のじゃなきゃ、嫌ぁ…ッ」

いつから私はこんな淫らな事が言えるようになったんだろう。
頭の隅でそんな事を考えながら、近藤さんを求める。
今は私だけの彼(ひと)。
それをもっと身体で知りたい、確認したい…

「俺の?俺の…何が欲しいのかなー?」

酷い人。
近藤さんだって余裕が無いくらいに大きくなっているのに。
指を中から引き抜き、ようやく唇を下肢から離すと私の両足を肩に担ぐような体勢を取る。
もうぐしょぐしょに濡れ、待ち望んでいる私の入り口にわざと近藤さんは先端だけを押し付けてニヤリと笑う。
179近藤×鈴花 3:05/03/02 21:57:44 ID:xAwLhM1d

「言ってごらんよ。何が欲しいんだい?」
「や、だ…っいじわる、しないで…下さい…」

近藤さんの言葉に顔が熱くなる。
恥ずかしくて顔を逸らそうとすると、逃がしはしない、と彼の濡れた唇が私の唇に重なる。

「ん…んん…」

吐息を漏らし、腰を揺らめかせながら懇願する。

「おねが…っ、こんどうさん…欲しいんです…」
「…全く、仕方ない子だな」
「…あ…あああっ!」

突然楔に貫かれる身体。
子宮の奥に近藤さんを感じる。
突かれる度に中からどんどん愛液が溢れてくるのを自分でも感じて。
折り重なるような体勢も手伝って本当に最奥に近藤さんがいるのがわかる。
自然と締め付けてしまう下肢。
喘ぎは止まらない。

「あんまり大きな声出すと…トシに聞こえるぜ?」
「だ、だって…っん、んん…あ…」

土方さんの名前を聞いて思わず唇を腕で塞ぐ。
それでも身体は素直だから、どうしても喘ぎは漏れて。
懸命に堪えようとするのに、近藤さんは唇を塞ぐ腕を捉えて私の頭上に押し付けた。
180近藤×鈴花 4:05/03/02 21:59:24 ID:xAwLhM1d
「は…ああ…っあ…」
「ふふっ、可愛いねぇ…本当に愛おしいよ、桜庭くん」
「わたし、も…っ、んん…こんど、さん…あ……ぁっ、す、き…」

言いかけた言葉は唇で塞がれる。
さっきまでは前後に動いていた腰が今度は上下と動きが変わって。
突かれる快感が掻き混ぜられる快感に変化する。

「んン…ッ」
「ふ……」

近藤さんも苦しいのだろうか、吐息を漏らす。
彼の額に溜まった汗が雫となって頬に零れ落ちてきた。
イイトコロばかりを攻められて、私はもう昇る寸前まで駆り立てられてゆく。

「も、だめ、です…っ、私…ぃ…」
「待って、もうすこ、し…ッ」

近藤さんも絶頂が近いのか、腰を打ち付ける速さが増してゆく。
しっかりと、奥深くまで繋がり合う。
あまりの快楽に強く膣を締め付けて腰を振る。

「あ…ああ…っ、もう…ッ」
「桜庭くん…中に出すよ」
「きて…、近藤さん…ッあ、あ、ああああ――――――!!」
「…く…っ」

ほぼ同時に達し、背中に爪を立てる程強く彼を抱きしめる。
私の中で達したのか、ドクドクと脈打つのを感じて。
そして熱いものが注がれてくる。
そのまま暫く、余韻に浸るように繋がり合ったまま褥の上で瞳を伏せた。
181近藤×鈴花 5/完:05/03/02 22:03:39 ID:xAwLhM1d

――――夜中、ふと目を覚まして隣を向く。
私はしっかりと近藤さんの腕に抱かれている。
いつも気を張って疲れているんだろう、もうぐっすりと眠りについていて。
近藤さんを起こさないように少しだけ起き上がると
寝息を立てる唇にそっと唇を重ねた。

あとどのくらい生きられるか正直わからない。
日に日に敗色が濃くなっていくのは目に見えていることだから。
私たちがどんな最期を迎えるのかはわからないけれど
近い未来訪れるかもしれない最期の瞬間だけはこの人と全てを共にしたい。

奥様、ごめんなさい。
私を憎んでくれてもいい、恨んでくれてもいい。
けれど、最期までどうか近藤さんのお傍にいさせてください。
きっとこの先私に訪れることは無いだろう誰かを愛し、愛される気持ちをあと少しだけ感じたい。
我侭なのはわかってます…でも、それでも。



どうか、近藤さんに残された時間を私にください。
182名無しさん@ピンキー:05/03/02 22:05:26 ID:xAwLhM1d
以上です。
突然の投下、失礼しましたー!
183名無しさん@ピンキー:05/03/02 22:14:25 ID:ljFads2/
GJ!!
リアルタイムで読ませて貰ったよ
184名無しさん@ピンキー:05/03/02 22:35:32 ID:36Z+33y1
>>182

近藤さんキター!!(゜∀゜)
ごちそうさまです
185名無しさん@ピンキー:05/03/04 22:20:59 ID:nieFVXyh
恋華の話を読めてうれしいなー
186名無しさん@ピンキー:05/03/06 22:34:57 ID:Jy+pkfvo
ネ申キタワァ.*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(n‘∀‘)η゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*!!!!!
187名無しさん@ピンキー:05/03/19 21:18:10 ID:FfrYfuMj
神降臨待ち保守〜。
188名無しさん@ピンキー:2005/03/27(日) 19:26:35 ID:SgT+SfFd
保守。
189名無しさん@ピンキー:皇紀2665/04/01(金) 14:32:07 ID:n4m2b2NM
保守
190名無しさん@ピンキー:2005/04/08(金) 00:22:41 ID:OWY2Pmh+
保守
191名無しさん@ピンキー:2005/04/10(日) 06:47:46 ID:pcJjuZqE
こんなスレ見つけた。続くかね?

乙女ゲームの女の子に萌えよう!!!
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/ascii2d/1112532054/l50
192名無しさん@ピンキー:2005/04/14(木) 01:04:00 ID:P3+Eckmv
ほっしゅほっしゅ!
193名無しさん@ピンキー:2005/04/16(土) 21:40:12 ID:AtgZi1yf
ほしゅ。
194名無しさん@ピンキー:2005/04/17(日) 17:27:52 ID:9E10J6wC
星の王女をやってみたい!
女性向け男×女の18禁ゲームっす
195名無しさん@ピンキー:2005/04/17(日) 23:13:48 ID:8DoZy5kD
>194
スレ違い。
ここで宣言されてもなあ
196名無しさん@ピンキー:2005/04/18(月) 01:28:08 ID:RR5oHkd9
つかsageれ
197名無しさん@ピンキー:2005/04/20(水) 18:55:06 ID:PPuxiBwu
>>194
やった結果書いたSSをここに投下するのはいいんじゃないか。
198名無しさん@ピンキー:2005/04/27(水) 03:00:42 ID:KM+I/mSh
保守
199名無しさん@ピンキー:2005/05/03(火) 19:26:38 ID:N7l/PX2r
>191
続かなかったな。
200名無しさん@ピンキー:2005/05/09(月) 18:23:55 ID:+GFujZ5v
最近恋華始めたんだが、
陵辱系は洒落にならんなとオモタよガクガク((( ;゚Д゚)))ブルブル
201名無しさん@ピンキー:2005/05/10(火) 20:07:41 ID:xnV1xX/v
?酔っ払った組の隊士達にリンカーンとか?
敵の志士達に捕らわれてリンカーンとか?
入隊試験で落とした浪士達に拉致されてリンカーンとか?
202名無しさん@ピンキー:2005/05/11(水) 00:41:03 ID:FbDqpWsM
永倉メインイベントの2か3だったか、
たしかに洒落にならんと思ったシーンがあったな。
乙女ゲでヒロイン陵辱の危機を感じることがあるとは思わなかったw
203名無しさん@ピンキー:2005/05/14(土) 09:33:15 ID:+zIvylXF
不逞浪士不良隊士もそうだが、
斎藤一にもかなり危機感を覚えたよ
204名無しさん@ピンキー:2005/05/14(土) 14:27:37 ID:Ct2qQRJ0
あのあと永倉が慰めるとか変な妄想をしていた自分ry
205名無しさん@ピンキー:2005/05/14(土) 17:54:24 ID:iz6aHy3Z
鈴花の預かり知らぬところで数多くの隊士達が
闇へと葬られているという妄想をry
206名無しさん@ピンキー:2005/05/15(日) 01:49:34 ID:5TGJ7klD
吉牛コピペで色々突っ込みたいが上手く思いつかん。
まあつまりは、お前らそんだけ考えてんなら実際に書いちまえよ、ってこった。
207名無しさん@ピンキー:2005/05/27(金) 03:11:24 ID:D4NG6s8X
hosyu
208名無しさん@ピンキー:2005/05/29(日) 00:06:33 ID:lcATzSh5
|д゚) ダレモイナイノカナ…イマノウチ?
保守代わりに(というには長すぎるかも…)だらだら書いてた駄文を投下します。
恋華話で盛り上がってるとこ申し訳ないのですが、カップリングはフルキス一哉×むぎ。
やたら長い上にぬるいバカップルものです。
お時間に余裕のある方はどうぞ。
209アメとムチ@フルキスかずむぎ1/14:2005/05/29(日) 00:07:33 ID:lcATzSh5
視線を感じて振り返ると、やっぱり彼がそこにいた。
あ…やば。見られた。
「あ、あの一哉く…」
先に口を開いたあたしの言葉を封じるように、
「コーヒー。部屋まで。5分以内」
そりゃいつも端的な物言いをする人だけど、ここまで素っ気ない時はそうそうない。
──あああ、やっぱり怒ってるよ…。
とか思ってる間に、本人はくるりと背を向けてさっさといなくなってしまった。
「あ〜あ、彼氏のご機嫌損ねちゃったみたいだね〜。どうする? 鈴原さん」
何がそんなに楽しいのか、くすくす笑い続ける瀬伊くんを背中に張り付けたまま、
あたしは肩を落とした。
キッチンでコーヒーを淹れながら、思わず溜息が出てしまう。
何につけてもとにかくパーフェクトなあたしの彼氏は、一見クールな外面とは裏腹に
かなりのヤキモチ焼きなのだ。
それはもちろん、あたしを想ってくれていることの裏返しだから、嬉しくないわけじゃない。
けど、ちょっと他の人と親しげに話してるだけで仏頂面になるのはどうかと思う。
特に厳しいのが、同居人たちとのスキンシップ。
でも、同じ家に暮らしてるんだもん、ほとんど家族みたいなもんだと思うんだけどなー。
やたらひっついてくるのは約1名だけだし。
だいたい、さっきのことだってあたしは全然悪くない。
洗い物をしてたら、瀬伊くんがいつのまにやら背後に忍び寄ってきていて、いきなり
羽交い締めしてきたのだ。
「それなのにあの態度! もー一哉くんのバカ!」
あたしは割烹着を乱暴に脱ぎ捨てながら、叫んだ。
210アメとムチ@フルキスかずむぎ2/14:2005/05/29(日) 00:08:20 ID:6e/Iyti9
一哉くんの部屋の前で深呼吸をひとつ。
覚悟を決めると、あたしはドアをノックした。
扉を開けると、彼は携帯電話で話し中だった。
「ああ、それで構わない。そうだな、明日午後の会議には間に合うだろう」
抑揚のない声を聞きながら、デスクにコーヒーをそっと置く。
お仕事中の彼の声はこんなふうに甘さのカケラもなくて、厳しさしか感じさせない。
でも、あたしと2人だけの時は全然違って…
吐息混じりというより、吐息そのもののような。
鼓膜を直接舐めあげられているようでぞくぞくする、声。
優しく、切なげに名前を呼ばれるだけで、達しそうになってしまう。
…って、何考えてんのよ、あたし!
トリップしそうになった頭をあわててぶんぶん振る。
と、いつの間にか電話を終えた一哉くんが、ニヤニヤと面白そうに見ていた。
「まったく飽きないな、おまえは」
「…どーいう意味よ」
「見てて面白い…観察し甲斐があると言ったんだ」
「どうせバカですよ! 何よ、人のこと暇つぶしのオモチャみたいに」
「オモチャだって?」
彼はいかにも心外だという顔をした。そして、不意にあたしの腕を取る。
「何……わわっ」
ぐい、と強く引き寄せられて、そのまま彼の膝の上に抱え込まれてしまった。
211アメとムチ@フルキスかずむぎ3/14:2005/05/29(日) 00:08:59 ID:6e/Iyti9
「バーカ。…そんなわけないだろ」
耳元に、熱い息。
あ…ほら、この声だ。あたしがどうしても逆らえない、甘い甘いトーンの声。
なんてうっとりしたのも束の間。
「ところで、さっきは一宮とずいぶん楽しそうだったな」
また取り調べの刑事みたいにシビアな口調に戻っちゃった。
「…う」
思わず言葉につまって目を白黒させるあたし。
「まさか忘れたわけじゃないだろうが、念のために聞いておこう。俺は、おまえの何だ?
…言ってみろよ」
…ほら、来た。
こうやって、あたしから言わせようとするんだ。
これが彼なりの甘え方だってことは、つき合うようになってからわかってきたけど。
わかってても、照れるのはどうしようもない。仕方ないからそっぽを向いて、
「雇い主で…ご主人様、でしょ。……いったー! 何すんのよ!」
せいいっぱいの抵抗を試みたものの、あっさり一蹴されておでこを弾かれた。
「その前に、あるだろう」
「う……かれ、し?」
「そうそう。…よくできました」
こんなことで嬉しそうな顔してるの見ると、なんだかカワイイと思ってしまう。
「だいたい、おまえは隙が多すぎる」
「スキって何よ、あたしのどこが…」
「あるだろ。だから一宮なんかにつけ込まれるんだ。それに、その服装も悪い」
「はあ? 服装?」
そりゃ今はキャミにミニスカートだけど、それは一哉くんの前だからで、いつもは割烹着着てるのに。
「羽倉の言うことにも一理あるかもな…」
「え? なんで麻生くんが出て…ひゃっ!?」
裸の肩にキスされて、思わず変な声をあげてしまった。
212アメとムチ@フルキスかずむぎ4/14:2005/05/29(日) 00:09:45 ID:6e/Iyti9
「な、な、なんで突然そんなとこに、キ、キス、なんて…」
するのよ、と口の中でもごもご呟く。
「おまえがそんな格好してるからだ、馬鹿」
肩先から鎖骨のくぼみまで、ゆるゆると彼の唇がたどってゆく。
「んっ…」
くすぐったくて、でもそれだけじゃない甘い疼きに思わず身じろぎしてしまう。
「あ…あたしのせいなの?」
「そうだ」
………っ! 唇つけたまましゃべらないでよ! 息が…
ぴくん、と身を震わせると、また嬉しそうに含み笑い。
「おまえ、ここ弱いよな」
そんなことを言いながら首筋を舐め上げてくる。次の行為を予想して、あたしは慌てた。
「ちょ、ちょっと待ってダメ! そんなとこ痕つけちゃ!」
とたんに動きが止まる。図星だったみたい。むっとしたように人の顔見上げてくるけど…
負けるもんか、後で困るのはあたしなんだから。
しばらく無言で睨み合う。と、仕方ない、というように溜息をつかれた。
「わかったよ…。なら」
急に彼の頭が下へ移動したと思ったら…
「ひゃあ!」
胸の谷間を強く吸い上げられた。ぎゃ、いつの間にかキャミのボタンがほとんど外されてる! 
うう、前あきの服なんか着てくるんじゃなかった…。
「…ここならいいだろ」
今度は悪戯っぽく見上げてきた。
213アメとムチ@フルキスかずむぎ5/14:2005/05/29(日) 00:10:18 ID:6e/Iyti9
「い、いいだろって…」
よかない…ような気がする。ひしひしと。
「あ、あたし、まだ仕事中なんですけど!」
逃げ腰になるその腰を押さえ込まれて、ますます身動きが取れなくなる。
「今日はもういい。それより…」
「ふぁ…」
唇と鼻先でブラをずらされて、胸のふくらみに何度もキスされた。
恥ずかしさと気持ちよさがないまぜになって、思わずギュッと目を瞑る。
と、肌を這う唇や舌、腰から背中を撫で上げる指先の感触がもっとはっきり感じられて、
ますますいたたまれなくなった。
「…あっ? やっ…!」
ひときわ敏感な、淡く色づいた部分に舌先がたどりついて、
──思わず、瞑っていた目を開いてしまった。
そこは、まだかろうじて隠されてる。
けど、布地と肌の間に舌をねじこむように舐められて、そのじれったい動きに声が止まらない。
と、かすかな音がして、急に胸元が楽になった。あ…ホック、外されちゃったんだ。
剥き出しになった自分の胸が目に入ってしまって、カッと全身が火照る。
やだ…こんな明るいところで見られてるなんて。
「もう、すっかりその気じゃないか」
「なっ…! あっ!?」
固く立ち上がりかけた胸の先に軽くキスをされ、身をすくませる。
と、一瞬後にはそこを強く吸い上げられた。
「はぁっ…」
もう片方の胸も、大きな手でやわやわと揉みしだかれる。
「んんっ…ふっ…」
一哉くんの口の中で、熱く湿った舌に舐められ、つつかれ、甘噛みされて…
解放された時には、そこはすっかり尖りきって濡れ光っていた。
214アメとムチ@フルキスかずむぎ6/14:2005/05/29(日) 00:10:46 ID:6e/Iyti9
すっかり息の上がってしまったあたしが、ようやく一息つけるとホッとしたのも束の間。
緩く開いた膝の間から、スカートの中に手が侵入してきた。内股をくすぐりながら、
だんだんと奥の方に伸びてくる。
「あ…ダメ…」
なんとか膝を閉じようとするけど、力が入らない。
「ダメじゃないだろ?」
とうとう、一番恥ずかしいところまでたどりついた指が、す、とそこを撫でる。
とたんに電流のような甘い刺激が背筋を走り抜けた。
「あぁっ…!」
自分でも驚くほど甘く高い声。思わず口元を手で覆うけど、声が…止められない。
「濡れてるな…」
「やっ、もうっ…そういう、こと言わないでっ、て…」
「うん?」
吐息のような甘い声を耳元で吹き込まれ、おまけに耳朶を舐められて、
ますます身体の中心が疼いてしまう。
下着の上から軽く爪を立ててひっかくようにされただけで、気が遠くなってくる。
「邪魔だな、これは」
そんなつぶやきが聞こえたかと思ったら、片手で器用に下着を脱がされてしまった。
まったくもー、なんでこんな時だけ器用なのよ!
茂みを撫で上げる指の感触に、またじわりと何かがあふれ出す。
215アメとムチ@フルキスかずむぎ7/14:2005/05/29(日) 00:11:12 ID:6e/Iyti9
指が動く度に濡れた音が聞こえて…どうしようもなく恥ずかしい。
耳をふさぎたいけど、身体中痺れて動けない。
吐息混じりのあたしの声だけが部屋に響きわたって…
敏感な突起を探り当てられて優しく弄られ、びくんと腰が跳ねた。
「ひぁっ…やぁっ…」
もう、声もなく喘ぐことしかできない。
なのに、容赦のない指は襞をかきわけ、もっと奥へ入ってこようとする。
「や…待って、待って…一哉く、ん…」
「ダメだ。これはお仕置きだからな」
おしおき…?
だいたい、なんでこんなことになったんだっけ…?
ダメ、何も考えられない…けど、なんかこのまま流されちゃいけない気がする…。
そうだよ、だって、まだ…
「きゃぅっ」
長い指で中をかきまわされて、悲鳴のような声が出てしまう。
「すごいな…いつもより溢れてるぜ」
「んんっ、や……かずや、くん…」
と、急に彼の動きが止まった。
どうしたんだろう、と顔を見上げた。と、眉根を寄せ、驚いたように目を見張っている。
彼のそんな表情は珍しくて、あたしもまたぽかんと見つめて返してしまう。
「おまえ……なに、泣いてるんだよ」
「え?」
216アメとムチ@フルキスかずむぎ8/14:2005/05/29(日) 00:11:44 ID:6e/Iyti9
言われて、初めて気づいた。いつの間にか、頬が濡れてる…涙? あたし、泣いて…?
自分でもわけがわからない。確かに、その、気持ちよかったけど…今までこんなこと…
「あ、でも…」
そういえば、と直前に頭に浮かんだことを思い出す。
「なんだ、言ってみろ」
焦れたように一哉くんが言う。う…言いにくい。またバカにされそう。
「……ス、してない…」
「なに?」
「だから、キス!」
あたしはやけになって怒鳴った。
「…は?」
「ちゃんとしたキス、してないでしょ。なのに…一哉くんてば、どんどん先に進んじゃうから…」
そう、なんだか切なかったのは、そのせい。
だって、いつもはお風呂に入って電気を消して、キスしてからベッドの中で抱き合うのに…
「そんなこと、なのか?」
案の定、呆然としたように一哉くんがつぶやく。
「…悪かったね、そんなことで」
頬を膨らませて言い返すと、彼は長い長い溜息をついた。
「まったく…」
「な、なによ」
眉をしかめたままの顔が近づいてきた、と思ったら目尻にキスを一つ落とされる。
そのまま、涙のあとをたどるように頬へと動いていく。
優しい唇の感触に思わずうっとりしていると、まっすぐにあたしの目をのぞき込んで
「…あまり、俺の寿命が縮むような真似しないでくれ。おまえに泣かれると…本当に、参る」
彼にしては本当に珍しい、ちょっとだけ情けない…でも、すごく優しい笑顔。
きっと、こんな顔見られるのはあたしだけ。
そう思ったらなんだかたまらなくなって、引き寄せられるように自分からキスをした。
217アメとムチ@フルキスかずむぎ9/14:2005/05/29(日) 00:12:17 ID:6e/Iyti9
「おまえ…」
こんなにびっくりした顔も、相当に珍しい。ちょっと得した気分になる。
でも…頬がすごく熱い。きっと今、あたし真っ赤になってるんだろうな…。
「し…したくなったんだもん。悪い?」
と、彼の目元が優しく和んだ。
「悪いわけないだろ。大歓迎だ。…もっと、しろよ」
「なっ…もっとって…」
不意打ちならともかく、改まってなんてできるわけがない。
色っぽく見つめてくる彼の視線に耐えきれずにうつむくと、顎に手をかけられた。
「仕方ないな。それならご所望通り俺からしてやるか…」
そのまま顔を仰向けられ、唇をふさがれた。ついばむように下唇を愛撫されて、
「は…」
溜息のような声を漏らしたとたん、素早く舌が忍び込んでくる。
「んっ…」
絶え間なくもれる吐息ごと絡め取るような勢いで、口中を隈無く愛撫された。
長い長いキスに、頭の芯がぼうっと甘く痺れてくる。
お互いの唾液がたまったのか、恥ずかしいほどに濡れた音が耳に響いた。
その間も一哉くんの手は脇腹を撫で上げたり、うなじをくすぐったりと悪戯な動きを
止めない。
「ふっ、んんっ…」
あたしはただぴくぴくと身を震わせることしかできなくて…
閉じたまぶたの裏でまた瞳が潤んできた。
ようやく満足したかのように唇が離れて、呼吸が自由になる。
「で…続き、いいか? さすがにそろそろ辛くなってきたんだが…」
「…え…? きゃあっ!?」
218アメとムチ@フルキスかずむぎ10/14:2005/05/29(日) 00:12:50 ID:6e/Iyti9
な、なんか固いのが太股にあたってる〜〜! 
で、でもそうだよね、あの状態でお預けくわせてたんだから…。
「なんならベッドに行ってもいいが…」
あたしを気遣うように言う彼が無性に愛しくて。
「ううん…いいよ、このまま…ここで」
「そうか。…ちょっと待て。確か、ここに…」
そう言うと、デスクの引き出しから何かを取り出した。
これって…コ、コンドー…!
「一哉くんてば…そんなとこにそんなもの入れて…なんでそんなに用意がいいわけ?
なんか、ヤラシイ」
「馬鹿、これはたまたまだ。以前、松川さんが…」
「伊織くんが?」
思わず好奇心剥き出しに聞いたのがいけなかったのか、みるみる不機嫌そうな顔になる。
「…どうでもいいだろ、今は」
ぶっきらぼうに言いながら、固く大きくなったものに手早くソレを装着していく。
どんな顔してればいいのかわからなくて、あたしは視線をあさっての方向に泳がせた。
だって。あ、あんまりジロジロ見るもんじゃないよね…こういうのって。
「おい、もういいぜ。こっち向けよ」
219アメとムチ@フルキスかずむぎ11/14:2005/05/29(日) 00:13:18 ID:6e/Iyti9
「あ、あの、でも…その、どうすればいいの…?」
「俺の膝またいで…腰、浮かせてみろよ」
言われた通りにすると、一哉くんと正面から向き合うことになった。
うわ…これ、メチャクチャ恥ずかしいんですけど…。
「そのまま、腰落としていってみろ」
一哉くんの肩に手をかけ、ゆっくりと腰を降ろしていくと…。
「あっ…」
「わかるか?」
固い先端が当たって…濡れた入り口をなぞられた。
「や…もう、エッチ…」
腰が砕けそうになるのを必死にこらえる。
「我慢しなくていい。…来いよ」
「だっ…て…怖い…」
こんな体勢、初めてなんだもん。
「大丈夫だ…そのまま、ゆっくり…」
一哉くんの声に導かれて、さらに、そろそろと腰を沈めていくと──
狭い入り口に、熱い塊が分け入ってきた。
「ふぁっ…あ、あっ…」
声を抑えられない。
まだ浅く入っているだけなのに、内襞を擦られる感覚に腰が疼いてしまう。
「くっ…やっぱり、きつい、な…」
一哉くんも、ちょっと辛そうに眉をひそめてる。
「痛くないか?」
黙って首を横に振る。痛くは、ない…けど、苦しくて…切ない。
「そうか、なら…」
突然、尖った胸の先をきゅっと捻られた。
220アメとムチ@フルキスかずむぎ12/14:2005/05/29(日) 00:13:48 ID:6e/Iyti9
「やっ…ダメっ…」
鋭い快感に、強張っていた身体が一気に崩れ落ちた。
「あぁぁんっ…!」
奥まで貫かれて、あまりの快感に眩暈がする…。
一哉くんの膝に腰を下ろしたまま、もがくように彼の肩をシャツ越しにギュッと掴む。
ちらっと、こんなに掴んだら痛いかも、と考えたけど…。
こうでもしないと、あたしの方が強烈な疼きに耐えられそうもなかった。
「もっ…ひどっ…こんな……」
泣きそうになりながら、彼の顔を睨む。
と、さっきの優しい表情が嘘みたいな、なんとも人の悪い笑顔がそこにあって。
「なんだよ。また泣くのか? でも、今度は止めてやれねぇからな」
「……いじわる…っ!」
「もっと俺の方に体重かけていいぜ、ほら」
ぽんぽん、と宥めるように背中を軽く叩かれて、あたしは彼にもたれかかった。
細身だけど、ほどよく筋肉のついた広い胸板。
一哉くんの胸の中は、やっぱりすごく安心する…。
あ…心臓の音。きっと、ドキドキうるさいあたしの音も聞こえちゃってる。
しばらく彼はそのまま背中を撫でてくれて…でもやがて、焦れたように囁いた。
「落ち着いたか? …そろそろ動くぞ」
「え、ちょっ、待って…あぁんっ…」
軽く揺すり上げられて、その振動だけで達してしまいそうになる。
だって、こんな…いつもと全然違う…!
体重をかけている分、一哉くんの熱いものが奥まで届いて…。
思いもかけない敏感な部分を擦られるたび、甘い悲鳴をあげてしまう。
221アメとムチ@フルキスかずむぎ13/14:2005/05/29(日) 00:14:19 ID:6e/Iyti9
「もっと聞かせろよ、声」
耳元でそんなことを囁かれると、アマノジャクなあたしは意地になる。
唇を噛んで、むずがるように首を振ったら…それが、いけなかったみたい。
もっとアマノジャクな彼を刺激してしまった、と気づいた時にはもう遅くて。
最初はあたしに合わせるようにゆっくりと動いてくれていたのに、
急に堰を切ったように激しく突き上げられて…
「やっ…こんなっ…くっ、んっ…」
振り落とされそうで怖くなり、必死にしがみつく。
「あっ…あっ、ああんっ、やぁっ…!
もう聞こえるのは自分の喘ぎ声と彼の息づかい、抜き差しする時の恥ずかしい水音と、
それに椅子の軋む音だけ。
首筋にひっきりなしに口づけられながら、どんどんあたしは追いつめられていった。
息をするのがやっとなくらいで苦しいのに…なのに、気持ちよくて…
…もう、おかしくなりそう。
霞む視界の片隅に、一哉くんの顔が映った。
余裕のないその表情に、胸がきゅうっと切なく疼く。
首に手をまわしてギュッと抱きつくと、 汗の光るこめかみに唇を押しつけて囁いた。
「かずやくん…すき…だいすき…」
すると、あたしの中にいる彼自身がまたちょっと大きくなり…思わず息を呑む。
「あっ…はぁっ…! もう、ダメかずやく…、イきそ…!」
「ああ、俺もだ…むぎ、一緒にっ…」
思い切り腰を両手で引き寄せられ、ひときわ深く突き入れられて。
「…ああぁあんっ!」
昇りつめたあたしは、そのまま意識を手放した…。
222アメとムチ@フルキスかずむぎ14/14:2005/05/29(日) 00:15:52 ID:6e/Iyti9
優しく髪を撫でる手の感覚に、まぶたを開く。
「…大丈夫か? ちょっと無理させたな…悪い」
微笑まれて、あたしも笑い返す。
「ううん、平気。でもさ…」
「うん?」
「なんで今日はこんな…いきなりだったの?」
と聞くと、またしてもピシっとおでこを弾かれた。今日、もう2度目だよ!?
「なによ〜〜!」
「つくづく鳥頭だなおまえは」
「とり…?」
「馬鹿だと言ったんだ。…おまえが一宮にちょっかいかけられたりしたのが、
そもそもの発端だろうが。もう忘れたのか?」
「あ…あ〜、そんなことも、あった、ような…」
本気で忘れかけてたよ…。
あはは、と誤魔化し笑いするあたしに、彼は呆れた表情。
「ったく、おまえは…」
またおでこの方に手が伸びてくる。
来るか、3度目!?と身構えていると、前髪をかきあげられた。
そして、降ってきたのは優しいキス。
「どうしようもなく馬鹿で…可愛いよ」
不意をつかれて、あたしは口をぱくぱくさせた。
顔から火が出たんじゃないかと思うほど、熱い。
もー、なんでそんな恥ずかしいこと言えちゃうのよ…!
何も言い返せずに、ぽかぽか彼の胸を叩く。
ヤキモチやきで意地悪で、アメとムチの使い分けがうまいご主人様の優しいお仕置きは、
こうして幕を閉じたのだった。

                  ─end─
223名無しさん@ピンキー:2005/05/29(日) 00:22:26 ID:E32FL+9B
超GJ!!
一哉はエロオヤジが良く似合う……。
224名無しさん@ピンキー:2005/05/29(日) 00:37:59 ID:g+8XipJ+
おバカさんで無防備なむぎが可愛い〜

>「羽倉の言うことにも一理あるかもな…」
何て言ったの?
225名無しさん@ピンキー:2005/05/29(日) 07:11:02 ID:E32FL+9B
ゲーム中で、
「鈴原のあの服をなんとかさせろ目のやり場に困る」
と一哉に言ってる<羽倉
226名無しさん@ピンキー:2005/05/29(日) 18:12:15 ID:qlC3qows
萌え〜GJ
一哉はやはりエロい
227名無しさん@ピンキー:2005/05/29(日) 21:48:38 ID:zYGtxkfm
神キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!

GJ!大変萌えますた。ありがとう208神様。
228名無しさん@ピンキー:2005/05/29(日) 22:49:36 ID:pGttmihP
一哉のエロオヤジっぷりがたまりませんでした。
神よ萌えをアリガトン。
229208:2005/05/29(日) 23:09:05 ID:L/ys4sPX
おお、感想が! 読んでくださった方々、ありがトン。
キャラがらしく見えてれば本望なので、どのお言葉もうれしいです。
楽しんでいただけたなら幸い。

>>223
224さんもフォローしてくれてる通り、ゲーム中家政婦パートの立ち聞きイベントの会話のことです。
ついお約束のつもりで書いちゃったけど、わかりにくかったですね、スマソ。
では、これが他の職人様方の呼び水になることを祈りつつ、名無しに戻ります。
230208:2005/05/29(日) 23:12:23 ID:L/ys4sPX
ぎゃ、間違えた。
後半は>>224さん宛てで、フォローしてくれたのは225さんだ。
スミマセンorz
231フルキス(麻生むぎ):2005/05/30(月) 02:42:10 ID:GUDXFj3C
若さとは怖いものだとふと思った。
何回尽きても、果てることなど感じさせない欲望に、少々イライラしていた。

「も・・・無理。」

むぎがもう息を絶え絶えにさせながら言う。
「も・・・ぁん。」
小さく息を震えさせて、麻生の愛撫に反応させ始める。
口を開けて、パクパクと空気が足りない金魚のように息を吸う。

「無理だってば」
イッタばかりで、触れるだけで過敏に反応させて、無理だと懇願するむぎをなぜかいじめたい。
唇を合わせる。
舌を絡ませると、まるで生理反応のように絡ませ始めた。

「ん・・・。」

だめだと言っている割には、返すんだよな。
麻生は苦笑する。

やわらかく麻生の日焼けした手に、むぎの胸はよく馴染んだ。
多分これは俺のためにあるのだと、どこか変な確信があった。
それくらい麻生の手になじんでいた。

232フルキス(麻生むぎ2):2005/05/30(月) 02:53:48 ID:GUDXFj3C
尖り始めた先を親指の腹でつぶすように愛撫する。

「あっ。」
高い声をあげて体をはねさせる。

「も・・・体がくたくたなの。」
明日があると心配しているのだろうが、その言葉には聞く耳など持たない。
今、俺がほしいのは、お前の甘い声だ。掠れた声が、途切れ途切れに俺の名前を呼ぶその瞬間を、俺はもう一度感じたかった。

肩から鎖骨にかけて、わざと舌でなめた。

「んっ」


233フルキス(麻生むぎ2):2005/05/30(月) 02:56:23 ID:GUDXFj3C
腕を目に押し付けるようにして、いやだという。
「顔が見たい。」
そういって腕を解いて上に結い上げる。

「も。意地悪。」
こういうときのむぎは本当にかわいい。
笑って目じりにキスをしながら手で確認する。

そんなに待てそうになかったから。
早く入れたい。
そして、よがるむぎの腰を引き寄せて、自分の欲望を放ってしまいたかった。
所詮・・・ゴムの中だけどな。


苦笑してむぎの腰を引き寄せる。

「ふっ」
入れる瞬間のむぎの困ったような顔が好きだ。
そして、一気に貫いたときの顔も。
234フルキス(麻生むぎ4):2005/05/30(月) 03:21:45 ID:GUDXFj3C
一気に貫くと、むぎの体がのけぞった。
そして、一気に締め付けるむぎに麻生は苦笑して吐息を漏らした。
それだけでいってしまいそうになる。

他のやつもそうなのだろうか。


235フルキス(麻生むぎ5):2005/05/30(月) 03:22:24 ID:GUDXFj3C
吐息をつきながらそれに耐える。
「あさ・・・きくん?」
荒い息でぎゅっと俺を抱きしめる。
むぎの腰が自然に動いて、俺はそれに合わせる。
「むぎ。」
お互いの名前しか言葉は存在しなくて、あとにつむがれる言葉はすべて意味などもたない。

荒い息遣いと肉のぶつかる音と、卑猥な水音が響くこの闇の中で、なぜかむぎの顔だけ見える気がして目を細める。

おぼれている。

そう思いながら、少し早めの精を放った。


236フルキス(麻生むぎ6):2005/05/30(月) 03:22:45 ID:GUDXFj3C
「もうしないから。」
なきそうになりながらいうむぎを、腕枕しながら
・・・今日はな。

と心の中でつぶやいた。

この若さがいけない。
果てても果ててもまた立ち上がるのがいけない。


明日もまた寝不足だろう。
そう思いながら眠りについた。
237フルキス(麻生むぎ):2005/05/30(月) 03:23:29 ID:GUDXFj3C
以上です。
お付き合いありがとうございました。
238名無しさん@ピンキー:2005/05/30(月) 17:19:40 ID:gmz2a8ST
>>208たんがいおりんの事について何も言われない点。


いおりん、気付いて貰えてないのか。
何の事とは漏れは言わない。
239名無しさん@ピンキー:2005/05/30(月) 18:07:41 ID:5bQcMCEQ
>>238
馬鹿だなぁ、そんな、みんな気になってるに決まってるじゃないか。
だがな、

怖 く て 聞 け る は ず が 。
240名無しさん@ピンキー:2005/05/30(月) 22:53:40 ID:YJx79qN1
またスレが伸びてると思ったら新作だ〜。
フルキスは麻生のだけまだだったから、読めてウレシイっす。
237さん、乙でした!
241名無しさん@ピンキー:2005/06/01(水) 22:47:07 ID:hQ0UGkGf
>>631
乙&神キターキタ Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒(。A。)!!!
242名無しさん@ピンキー:2005/06/03(金) 18:30:56 ID:CvlVEq0A
↑631は神な作品を投下することw
243名無しさん@ピンキー:2005/06/03(金) 21:02:35 ID:zzVEGp1z
ワロタw 631責任重大だな。
しかし誤爆なのかなんなのか…
244名無しさん@ピンキー:2005/06/08(水) 00:18:05 ID:NG4nA/C5
神な作品が次々と…GJ!!
しかし、露出が多いからと言って、一哉の命令でメイド服を着せられたりしても…


…この板的には桶だな。
245名無しさん@ピンキー:2005/06/08(水) 00:23:15 ID:9NrKwT3S
一哉なら仲居さんの格好とかさせそう…
246名無しさん@ピンキー:2005/06/08(水) 15:58:52 ID:FwgBDpcA
ここ見てる姐さんたちで、フルキスの全サCD応募した人いる?
アレで一哉の部屋が防音ということがわかって妄想が止まらないんだが…
そんな汚れた家政婦は自分だけかorz
247名無しさん@ピンキー:2005/06/08(水) 17:29:15 ID:qnjwKNaM
応募したよ。

確かに一哉の部屋が防音なのはおいしいと思ったけど、
わざわざそういうということは他の人の部屋だと聞こえるってことか?

そこまで妄想が広がってしまった自分ははもっと穢れてるorz
248名無しさん@ピンキー:2005/06/09(木) 00:31:45 ID:H1je6QWl
またフルキス話でなんだが、今週のラジフル。
>>245とか>>244どころの騒ぎじゃねえyo…
マッパで家政婦って…どんだけエロネタ振ってくるんだ公式よ。
妄想しろということですかそうですかorz

249名無しさん@ピンキー:2005/06/10(金) 11:29:54 ID:m++7TS+i
そこでマッパより割烹着のみとか考えた。
あまりにオヤジな発想で自分がわからなくなったorz
250名無しさん@ピンキー:2005/06/12(日) 00:36:55 ID:kt9X0a/9
しばらく見ない間にフルキスエロが━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!
姐さん方ありがとう!ありがとう!
251名無しさん@ピンキー:2005/06/16(木) 11:51:50 ID:rMxeWVSq
ちょと怖いけどマイネ投下。
主人公の名前はエリカにしてます。
変なところで終わるけどスマソ・・・
---------------------------------------------------------


 潤んだ瞳に、赤い夕日が揺れる。
「……あ……っ、そこは……ッン」
 広げた脚を伝って、舌が女性器へと吸い込まれる。その中で彼の舌が這うように動く。
「……ッ」
 目を強く閉じて息を呑み、声が出そうになるのを抑えた。しかし舌がさらに奥を突くように舐めると、「あン……ッ」と息を漏らすような声が唇をついて出る。
「も、もうやめ……、ナオジ様……っ、あ……あぁんッ」
 背中を貫くような快感が昇って、思わずのけぞって声を上げた。女性器がじゅくじゅくして熱くなる。スカートを押さえる手が甘くなって、ナオジの頭に落ちかかるのを、慌てて直す。
「体は正直ですよ、エリカ殿」
 顔を上げて、彼は笑った。そして二本の指をその中へと入れて、掻き回す。膣の壁をやわやわと叩いただけでエリカは、
「ひぁ……ん……っ」
 吐息のような声を上げ、自分で羞恥のために赤くなった。ナオジはそこから指を出し、彼女に見える位置に手を上げた。
「こんなに濡れて……。気持ち良かったのですか?」
 ナオジは濡れた指をこすり合わせてから、ぺろりと自分の舌で指を舐める。エリカは顔を赤くして、「いじわる……」と呟いた。
252マイネ続き:2005/06/16(木) 11:53:10 ID:rMxeWVSq
「も、もう、やめてください……」
「まだそう言える余裕があるのですね」
「……やっ……。まだ……っ!?」
 エリカの脚の間に、再びナオジの顔が消える。今度は舌を入れるだけではない。そこを吸われるように、奥にある突起を舐められる。
「ぁん……ッ! やっ……、それ、やだ……ぁっ」
 ただ舐められるよりももっと、熱いものが膣から溢れてくる。
「どうにかなっちゃ……、あぁんッ」
 頭の奥がジンジンと痛む。
「エリカ殿、何が欲しいですか」
 自分の体重も支えきれないエリカの前に立って、ナオジは濡れた唇で訊いた。エリカは少し怒った目で、「知りません」と囁く。
「まだ足りないのですか?」
 言って、彼はエリカの体を起こして抱きしめる。その左手が、背面のファスナーから中に忍び込んだ。右手は彼女の胸を制服の上から揉みしだく。
「もうここが勃っていますよ」
253マイネ続き/3:2005/06/16(木) 11:53:39 ID:rMxeWVSq
 下着の上から固くなった乳首をつまんだ。思わず彼女は「あぅっ」と声を上げてのけぞる。
 愛撫されながら、肩から制服を脱がされて、上半身に白いワイシャツを着ただけの姿となった。
「きれいですよ、エリカ殿」
 額から頬、瞼、唇、首筋、胸元と、順々にキスをして、ナオジが呟く。ワイシャツの中へ手を入れて、やわらかく胸を掴みながら、唇に刻みつけるような口付けを繰り返す。
「ナオジ様……」
 呼吸をする合間に名前を呼ぶ。そうすると彼が微笑を返した。それが嬉しくて、ナオジの背中を抱きしめる。
 彼はエリカのシャツのボタンを外してしまうと、胸から腹部まで唇をつける。
「あんッ……くすぐったぁい……」
 彼女がこぼれるような笑い声を上げた。
254名無しさん@ピンキー:2005/06/19(日) 23:04:17 ID:hjQ9PSA/
  _  ∩  
( ゚∀゚)彡続き!続き!  
  ⊂彡  
255名無しさん@ピンキー:2005/06/22(水) 01:52:11 ID:s6DEJ7C3
>251さん乙です!
ナオジエロいよナオジ(´Д`*)
ヒソーリ続きをお待ちしております…
256名無しさん@ピンキー:2005/06/23(木) 23:37:31 ID:wMCfGche
一応下着ネタなのでこちらに。
フルキスファンブックに載ってた着せ替えの下着は
公式設定と思っていいんだよね。

いおりん思ってたより普通だったw
257名無しさん@ピンキー:2005/06/23(木) 23:43:25 ID:sR8aBEIT
>>256
社長といおりん、設定が逆だとうれしかったな・・・・
258名無しさん@ピンキー:2005/06/24(金) 00:00:59 ID:a8yhBrfl
いおりんは全裸がデフォ! 脳内では
259名無しさん@ピンキー:2005/06/25(土) 13:44:48 ID:SJ/LMWvZ
いおりんは寝る時こそ全裸が(ry
260名無しさん@ピンキー:2005/07/04(月) 19:25:25 ID:v2H4FsY4
保守
261名無しさん@ピンキー:2005/07/17(日) 00:01:10 ID:/a0XKLWo
フルキスなんて気持ち悪い絵で妄想してよくエロパロ作れるね
262名無しさん@ピンキー:2005/07/21(木) 03:53:11 ID:FB5fbFSG
>261
保守乙(*'∀')ノ
263名無しさん@ピンキー:2005/07/28(木) 01:51:31 ID:LzqR7xyX
暑い日が続きますな…ほしゅ
264名無しさん@ピンキー:2005/08/03(水) 02:50:51 ID:sesEmFup
神降臨待ち
265名無しさん@ピンキー:2005/08/05(金) 02:56:52 ID:kcS3aEMA
マイネの神はどうしてしまわれたのだろう…待ってます
266名無しさん@ピンキー:2005/08/06(土) 01:07:02 ID:uBrDRkZ7
うるクエこないかな
267名無しさん@ピンキー:2005/08/07(日) 00:23:17 ID:9Dxb0bdH
うるクエ未プレイなんだが…
ワキゲ・スケパイで盛り上がってたけどエロ要素はあったのかな
隣りで寝るとかいう選択があるらしいし、全年齢とはいえなにかしら匂わせられそうだ
268名無しさん@ピンキー:2005/08/13(土) 22:58:36 ID:tRYwifsz
保守代わりに、マイネのルーイ×エリカを投下。

以前、ゲーム系板のどこかのスレで話題になってた
「媚薬克服ED」に触発されて書いたのですが、肝心な行為がないです。
269マイネ ルーイ×エリカ:2005/08/13(土) 22:59:19 ID:tRYwifsz
「ど、どおしてぇ? これさえ飲めばルーイ様は私にメロメロになるはずなのにぃ!」
 フロアにマリーンの言葉が響く。エリカは顔を強張らせた。
(マリーン、媚薬を…)
 薬の入った小壜が、ルーイによりバルコニーへとほうり捨てられた。

「マリーン、なかなか面白い座興であった」
 つい、とルーイの右手がマリーンの顎を持ち上げる。
「が、私を猿回しの猿扱いにするのはいただけないな」

 目前の彼のすさまじい形相に、マリーンはガタガタと震えて声も出せないようだった。
彼女の膝ががっくりと落ちた瞬間、エリカは二人の間に入り、マリーンの体を支える。
「…ルーイ様、どうか友人をお許しくださいませ」

 許してくれる人とはエリカも思ってない。が、案に相違してルーイは「ふん」と鼻で笑
うと、マントを返して二人に背を向けた。
「気分が悪い。帰るから供をしろ。エリカ」
270マイネ ルーイ×エリカ:2005/08/13(土) 23:00:02 ID:tRYwifsz
 エリカは近くにいた給仕に、放心してしまったマリーンを家に帰すための指示して彼女
を託すと、先に会場を退出してしまったルーイの後を追った。
 ルーイはいつもより歩みも遅く、時折小さく息をつきながら、廊下を進んでいた。おか
げでエリカは楽に肩を並べられ、ルーイの様子を窺おうとした刹那。

「きゃっ!」
 いきなり肩を抱かれ、近くの部屋に押し込まれた。
「ル、ルーイ様、これはいったい…」
 ルーイは、エリカの問いには答えぬまま、部屋の奥にある豪奢なベッドに彼女を座らせ
ると、自分も隣にかけてエリカを抱きしめた。

「あ、あ、あ、あの…」
「騒がしい、少し黙れ」
 エリカはおとなしく黙ってみたが、今の状況になおさら叫びたくなってしまう。もぞ、
とルーイの戒めが解けないか試みても、一向に解けないばかりか、ますます強く抱き締め
られる。そのうちに自分の肌に触れるルーイの手や頬が異様に熱いのに気づくと、心配の
方が先に立った。
271マイネ ルーイ×エリカ:2005/08/13(土) 23:00:46 ID:tRYwifsz
「熱が…」
 そっと額に触れようとするエリカの手を逆に取られ、手首のあたりに唇が落とされる。
その優しい感触から電気が走ったような心地を覚え、エリカの背が反りあがった。
「ルー、イ様、お戯れを」
「ふん。これもあの物騒な友人とやらのせい。そなたに落とし前をつけてもらわねば、な」
「え、マリーンの薬、ですか。でもあれは失敗作では?」

 つかまれた腕に落とされる口付けが次第に上へと這い上がる。思わず熱い吐息が漏れる。
「くすぐっ、んん」
「そなたの友人は勘違いしておる。媚薬とは惚れ薬ではない。そうであろう?」
 耳たぶの下をひたりと舐め上げられて、エリカは身震いを押さえられなかった。腕の中
の少女が眼差しを潤ませながら、必死に呼吸を抑えようとしているのを見て、ルーイは満
足げに唇をゆがめた。
「そなたも作ったことがあるのだ、その効能はよく知っているはず」
272マイネ ルーイ×エリカ:2005/08/13(土) 23:01:32 ID:tRYwifsz
 ルーイは懐から小壜を取り出した。それはエリカからの誕生日プレゼント。ルーイの気
に入るよう必死だったとはいえ、なんと恥ずかしい事をしたものか。エリカは穴があった
ら入りたい衝動に駆られたが、ルーイがそれをいまだに持っていたことには至上の感激を
覚えた。
「そのようなものをまだお持ちに…」
「ふふ…これとて成分的にはあやつの作ったものとほとんど変わらぬであろう。が、惚れ
薬というならこちらのほうが上出来であったな」

 ルーイは壜の中身を口に含んで、エリカにキスをした。少しずつ甘い液体がエリカにも
たらされる。彼の舌先に口中を刺激されながら、エリカは媚薬を嚥下した。
 己になされていることに陶然として甘受する少女の姿を眺め、ルーイは胸がますます熱
くたぎるのを認めた。
 最早止めることはできない。エリカの口元から受け切れなかった薬液が一滴伝っている
のをルーイは指で掬う。エリカの口に指ごと差し入れると、そっと呟いた。

「媚薬としての出来、そなた自身で証明して見せよ」
273マイネ ルーイ×エリカ:2005/08/13(土) 23:02:16 ID:tRYwifsz
 唇を媒介にした儀式が終わっても、二人の口接はずっと続いていた。ルーイからの慰撫
を受けとめるだけで精一杯なエリカだったが、次第に自分から求めて、瞳を潤ませる。
 そっと唇が離れたとき、名残惜しそうにエリカが視線を送ってくるのを見て、ルーイは
ふわりと笑った。
 エリカが自分のあさましさに気づき、思わず顔を背けると、それを大きな手がそっと包
み、紅潮する頬にそっと唇が触れた。

「やはりそなたは私を愉しませてくれる」
「いえ、は、はしたない真似をしてしまい、なんと…」
 絶句して震えるエリカの喉にルーイの唇が落とされる。つ、ちゅ、と音が耳に響く。エ
リカはどうにか声を上げまいと必死だが、執拗なルーイの口撃に甘い吐息が漏れてしまう。
 透き通るように白かった少女の滑らかな胸元が、うっすらと薔薇色に染まり、そこに花
びらのように、ルーイの刻印が散っていった。
「そなたは楽器だ。爪弾けば甘美な音色をもたらす。私がそれを求めているというのに、
何をはしたないことがあろうか」
274マイネ ルーイ×エリカ:2005/08/13(土) 23:03:02 ID:tRYwifsz
 必死にとどめようとするエリカだったが、いつの間にか胸も顕わにされ、ルーイの強い
愛撫に息が乱れ、「あぁ」とひときわ高く鳴いてしまう。
「いけ、ません。臣の身で王城の一室を汚すなど」
 弱々しくも、まだ抵抗をあきらめないエリカを、ルーイは確実に追い詰めてくる。
「心配するな。ここは陛下より母が賜りし宮室。今宵は私が使用の許可を得ている」
 それに、とルーイは楽しげに胸の頂を啄ばみ、ひんやりとしたつぼみをゆっくりと
暖めていく。
「いずれは、この全てが我が掌に入る。預けてあるものを一時返してもらうだけだ」

 エリカにはもはや抵抗する余地がなかった。理由もなかった。

(了)
275名無しさん@ピンキー:2005/08/13(土) 23:05:45 ID:tRYwifsz
以上です。中途半端ですみません。

マイネらしく、と思って書いてたのですが、肝心なときに、
彼らが何を話すのかぜんぜん浮かびませんでした。
276名無しさん@ピンキー:2005/08/13(土) 23:35:12 ID:vIxz86q0
超GJ!
艶っぽくて上品な描写が耽美でイイヨイイヨー
277名無しさん@ピンキー:2005/08/14(日) 21:54:33 ID:3bVPC5Ge
マイネキテタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
GJ!! 萌えますた!
278名無しさん@ピンキー:2005/08/16(火) 02:11:49 ID:L/MOBlup
続き気になるトデス('∀`)
279名無しさん@ピンキー:2005/08/26(金) 08:03:13 ID:6Q/srBuS
保守
280名無しさん@ピンキー:2005/08/31(水) 19:30:25 ID:XqGyDwdi
8月の終わりに保守。
281名無しさん@ピンキー:2005/09/07(水) 09:58:02 ID:YRogOF7c
ホッシュ
282名無しさん@ピンキー:2005/09/15(木) 16:28:40 ID:7opHKId9
ホッシュホッシュ
283名無しさん@ピンキー:2005/09/19(月) 05:40:36 ID:Wvdx7nz4
ほす
284名無しさん@ピンキー:2005/09/22(木) 00:17:26 ID:xP+ODt4l
過疎ってるなあ。
保守しつつ雑談ネタふり…って言っても人いなきゃただのチラ裏的つぶやきだけど。

フルキスシングル試聴した。
瀬伊の歌、曲調は80年代王道アイドル曲って感じなのに、歌詞がテラスゴスw
首筋にキスしたいって…唇ならまだしもエロ杉。
最初聴いた時耳疑っちゃったよ。
歌声はまた突き抜けて明るくあっけらかんとしてるからなんかすごいシュールだw
285名無しさん@ピンキー:2005/09/22(木) 02:05:09 ID:Pgi+4JUQ
それこそ瀬伊クオリティw
ラプリの中で一番エロい人は瀬伊だと思う。
早く通して聴いてみたい。

年長組は相変わらず煩悶してるっぽいのにな。
286名無しさん@ピンキー:2005/09/26(月) 01:29:55 ID:G2aTL6cj
流れに乗じて(?)、微妙なシロモノを投下させていただきたく…

フルキス・一哉×むぎなんですが、シングル第2弾のジャケと曲試聴の影響で
こんなんできちゃいました、という感じです。
微エロというかエロ未満というか雰囲気エロというか…とにかく行為そのものは
出てこない非常にヌルイものなんですが、まあ保守代わりに。

興味ないという方はスルーしていただければ…。よろしくです。
287禁断の果実@一哉 1/3:2005/09/26(月) 01:30:47 ID:G2aTL6cj
「あれっ、一哉くん? おかえり! どうしたの、早かったんだね」
キッチンに入っていくと、シンクに向かっていたむぎが振り向きぱっと笑顔になった。
「ああ、予定が一つキャンセルになったんでな」
「ごはんは?」
「済ませてきた。…他の連中は?」
「今日ね、みんな遅いんだって。…そうだ一哉くん、デザートだけでもどう? 
ほら、これ。おいしそうでしょ」
見れば、右手に果物ナイフ、左手に皮を剥いた桃を手にしている。
きらきらと目を輝かせる彼女に、思わず一哉の頬も緩む。
「そうだな、もらおうか」
「あ、じゃああっちで座って待ってて。すぐ切って持ってくから」
「いや……このままでいい」
そう言うと、一哉はむぎに近づいた。背後から彼女を包み込むように立つ。
そして、桃の果実を持った彼女の手ごと強引に引き寄せ、口元に持っていった。
「えっ…、ちょ、一哉くんっ!?」
柔らかな白い果肉にかぶりつくと、途端に甘い香りと味が口腔に広がる。
溢れ出した果汁が重なる二人の指を濡らした。
「ああ、甘いな……うまい」
「もぉ…お行儀悪い、よ……」
いつもはマナーがよすぎる位いい恋人の、らしくない蛮行にむぎは仰天したようだ。
「着替えもまだなのに……スーツ汚れちゃう…」
何やら小言めいたことをごにょごにょ言っているが、いつもの勢いはない。
一哉は半分ほど果肉を平らげると、果汁まみれになった彼女の指を
ついでとばかりに舐め上げてやった。
「ひゃっ…!?」
288禁断の果実@一哉 2/3:2005/09/26(月) 01:31:27 ID:G2aTL6cj
たったこれだけのことで飛び上がらんばかりに驚く。
その様子が面白くて、さらに敏感な指の股にまで執拗に舌を這わせ、味わう。
むぎはますます身の置き所がないようにうつむいた。
後れ毛のかかるうなじがほんのり紅く染まっている。耳朶も真っ赤だ。
「や…だ…離してよ…」
「ん? どうした?」
「ど、どうって…なんでこんなこと…」
頬を染めた、怒ったような顔。潤んだ目で睨まれても、いっこうに堪えない。
むしろしてやったりという気分だ。なにしろこういう方面について、彼女はうぶすぎる。
少しは意識させてやった方が後々のためだろう。
「おまえも食べてみろよ…うまいぜ」
「え……」
「ほら……口開けて」
半分になった桃をむぎの唇に押し当てる。
「…ん……」
ためらいがちに口が開かれ、果肉を囓った。
「どうだ?」
「うん…おいし…あまい、ね…」
滴る果汁が彼女の口元と一哉の指を濡らす。
「だろう?」
残りの果肉も彼女の唇の中へと消え、種だけが残った。
それを確認して、一哉が指を引こうとした時。
むぎのピンク色の舌が閃いたかと思うと……一哉の指先を柔らかく一舐めした。
「……お返し」
えへへ、と悪戯っぽい笑顔を向けてくる。
289禁断の果実@一哉 3/3:2005/09/26(月) 01:33:47 ID:G2aTL6cj
それは、彼女にしてみればちょっとした意趣返しのつもりだったのだろう。
けれど……なんて、罪作りな。一哉が軽い眩暈を覚えた瞬間。
濡れた唇の端から甘い雫がつうっと白い首筋に伝い落ちるのを見てしまった。
たまらない。
気づいた時には、それを追うように舐め取っていた。
鼻先をくすぐる、甘い果実と肌の匂いに狂わされて──思わず歯を立て、吸い上げる。
その時。
腕の中の身体が、びくんと大きく震え、強張った。
「やっ ……」
掌で、胸を押し返される。ごく弱い力ながら、それは確かな拒絶の意思表示。
──怯えさせた。
冷水を浴びせられたかのように、瞬時に我に返る。
さりげなく──本当は理性を総動員して──身体を離すと、戸惑いに揺れる瞳と目があった。
ふ、と息を吐き、なんでもないように言う。
「……お仕置きだ、バカなことするから。…ほら、これ」
しゅる、とネクタイをほどくとむぎの頭に投げかけた。
「ぶっ、なに…」
「果汁がついた。きちんと洗っておけよ、家政婦」
「なっ、なによ、偉そうに…! バカなことって、だいたい、一哉くんが先に変なことして…」
「変なこと? 何を?」
ふふん、と鼻で笑ってみせると、案の定むぎはかんしゃくを起こした。
「ま、またからかって…! …もう、いいっ! これ洗ってくるっ!」
足音も荒く出ていく背中を見送りながら、思わずため息が出る。
あまりに無防備で、幼い……けれども愛しい恋人。
「…ったく、お子様め…。俺の理性だって限界があるんだぜ」
苦笑しながらつぶやいた言葉は、彼女の耳にはまだ届かない──。
290名無しさん@ピンキー:2005/09/26(月) 01:40:47 ID:Ob2lb7E4
一むぎ乙キター!
大変おいしゅうございましたwエロにいきそでいかない所がよいね。
なんか桃食いたくなりますた。ネクターでも探してみるか。
291名無しさん@ピンキー:2005/09/26(月) 01:56:37 ID:mvc1nWQ9
一むぎ乙。
理性切れたあとも読んでみたいw
292名無しさん@ピンキー:2005/09/30(金) 11:31:47 ID:JgGtUJ/N
うわ、久々に来て見たら一むぎが!
姐さん乙ですありがとうございます!
293名無しさん@ピンキー:2005/10/02(日) 23:54:50 ID:Pvs20RDi
294名無しさん@ピンキー:2005/10/03(月) 12:56:07 ID:bcv/a4qD
フルキスあそこまでされると公式でおなかが一杯になりそう…
295名無しさん@ピンキー:2005/10/03(月) 23:30:41 ID:Prc327mA
確かに。けどあくまでも寸止め、まだ清らかな関係だしね。
ここでの妄想の余地はいろいろあるかとw

束、あの吐息まみれのシーンではいったいどこまでやってるんだろと思ったり。
台本のト書きが見たくてしょうがない…。首ちゅーくらいかなあ、やっぱり。
でもそれにしては衣擦れ音が激しいんだよな。
296名無しさん@ピンキー:2005/10/04(火) 15:19:38 ID:dzmxiufo
上着の前ぐらい開けてそうな勢いだよなw
よく二人とも踏みとどまったな、と変な感心をしたり。
297名無しさん@ピンキー:2005/10/05(水) 17:00:55 ID:2nFPhd0X
場所をお借りします。

18禁PCゲーム「王宮ノクターン(要日本語)」の
 僕カイン×姫 です。
王宮SSの発展を願って投下します。
本作以後の話になります。

このゲームを知らない方のために警告を。
これはある意味 近  親  相  姦 ものなので、
苦手な方は超華麗にスルーしてください。
298僕カイン×姫1:2005/10/05(水) 17:01:58 ID:2nFPhd0X
 今日も月が美しい。
 窓越しにそのさびしげな光を浴びていると、コンコンとかなり遠慮したノックが聞こえた。
 彼が来た。
「姉上、今、いいかな・・・・」
 いつもそう言って私の部屋に入ってくる。

 今日はきっと来ると思っていた。
 長期の視察から帰ってきた日は、必ずこの部屋に来るからだ。
 そして、私もそれを心待ちにしていた。

「姉上・・・・よかった。ちゃんといてくれた・・・・」
 彼はそう言うと、私を強く強く抱きしめる。
 そして、少し薄めの唇で、私に深く口付ける。
 私の魂まで吸い上げてしまうのではないかと思うくらい深く吸われると、
この体は少しずつ彼のために体を開き始めた。

 彼は私の弟。それも双子の半身。
 髪の色も同じなら、目の色も同じ。
 流れる血でさえ同じ・・・・
 違うのは性別、男と女であること、ただそれだけだから・・・

 だからこそ、彼は間違ってしまった愛なのではないかと悩み、また、
それが理由で彼の目が届かないうちに私が消えてしまうのではないかと怯えているのだ。
299僕カイン×姫2:2005/10/05(水) 17:02:52 ID:2nFPhd0X
 あの即位式の夜。
 私はその日を待っていた。
 しかし、そんな日が来るはずもないと思っていた。
 即位式・・・・無事終えることも望んでいたが、待っていたのはそれだけではない。
 彼が葛藤を乗り越え、私の元に来てくれる日のことを私は待っていた。
 そんな夢のような話があるわけないのに・・・

 でもそれは訪れてしまった。
 その日、彼は私を抱きしめて愛していると言ってくれた。
 この愛は真実であると。
 そして、私たちは一線を越えた。
 結ばれてしまったこの関係は、私に安息の日々を与えてくれた。
 彼は私のもの、私は彼のもの。
 しかし、彼の悩みは、結ばれてしまったために深くなってしまったのだろうか。
 そのためなのか、長い間私の元から離れる日々から開放されると、今日のように、彼はすぐさま私を求めに来る。

 私の首筋に熱くほてった唇を押し当てながら少し乱雑に服を脱がし、
生まれたままの姿となった私を横抱きに抱えるとベッドまで運ぶ。
 ゆっくり横たえ、しばらくの間添い寝した状態で髪をすいてくれた。
 彼に髪を触られると心地よくて眠ってしまいそうになる。
 だけどそれは彼が許さなかった。

 また唇に熱が落ちる。
 耳元にも、首筋にも彼の舌が沿うと、私の羞恥心は枷がなくなり、知らず知らずに吐息が漏れる。
 全身が総毛だち、快楽の始まりを告げた。
300僕カイン×姫3:2005/10/05(水) 17:03:57 ID:2nFPhd0X
「姉上・・・・僕のこと、ちゃんと待っててくれた?」
「ええ・・・カイン、待ってたわ・・・」
 耳元でささやかれ、私の返事を聞くや否や、私の耳のふちを甘咬みする。
「あぁ・・・」
 自分の意思に関係なくあふれるこの淫らな声を隠そうと、あわてて両手を口にあてた。
 しかし、その手は彼に奪われ、彼は私の左手を持ち上げると薬指にくちづける。
 それは彼にとってただの愛撫であったのだろうか。
「声・・・・殺さないで。聞きたいんだ・・・」

 彼はそのまま薬指を口に含み、舌で舐めあげたり、口腔に出し入れしたり、私の指を慈しむように丁寧に扱う。
 その姿はいつもの精悍な顔立ちから、淫を帯びてた妖しい雰囲気に変わる。
 私は美しいその姿をいつまでも見ていたいと思った。
 彼は執拗な指への愛撫をやめると、手を私の胸に添え、ゆっくりとまさぐり始めた。
 その頂を口に含み、舌でころがす。
 時折触れる彼の髪が私の体をなぞり、その少しの刺激でさえ私は心地よかった。

 彼は、時折私の顔を覗き込んでは、唇を落とす場所を変える。
「姉上、顔・・・すごく赤い。かわいいよ・・・」
「・・・・んっ」
 彼が強く抱きしめてきた。
「僕・・・もうたまらないんだ・・・」
301僕カイン×姫4:2005/10/05(水) 17:05:02 ID:2nFPhd0X
 体を起こし、彼の服を一枚、一枚と脱がすと、彼の肌が見えてきた。
 しっかりした骨格に綺麗に巻きついた筋肉の流れと肌の張り。
 私を守るためだと日々鍛えていることを知っている。
 彼の熱い体温を感じたくて、胸板に手をあてた。
 手のひらに早鐘のような鼓動が響く。

「僕、姉上を抱くの・・・まだ緊張するんだ・・・・」
「私もよ、私も緊張してる・・・」
 彼の服をすべて脱がし終えると、彼は大きく息をついた。
「はあぁ・・・」
「どうしたの?」
「いや、別に・・・」
「ん?」
「・・・・ちょっと・・・きつかったんだ・・・」
 顔を赤らめて彼は言った。
 ふと下を見ると、彼の分身は猛々しく自己主張していた。
 これだけ大きくなってしまっていたら、さぞかし狭い中では辛かったのだろう。
 私は彼を手で包んで、少しずつ動かした。

「あっ・・・」
 今度は彼が吐息を漏らす。
 その姿がかわいくて、彼自身に口をつけた。
 口の中に広がる彼の味。
 吸い尽くしてしまいたい、それこそすべてを。
 そんな欲求に駆られ、ひたすらに彼を貪った。

「あぁ・・・姉上・・・いつもと違う。・・・どうして・・・・」
「カイン、あなたに抱かれたくて仕方がなかった。ずっと待ってた・・・」
「姉上・・・」
302僕カイン×姫5:2005/10/05(水) 17:06:11 ID:2nFPhd0X
 彼は私の両肩をつかみ、彼から私を引き離すと、再びベッドに私を横たえた。
「そんなことを言われたら・・・・歯止めが利かなくなるじゃないか・・・」
 私の下半身に体を割り込ませ、私の太ももに何度も口付けたあと、
そろそろと中心に舌を這わせ始めた。
「ああっ・・・・」
「姉上の味がするよ・・・・甘い・・・」
「やだ、言わないで、恥ずかしい・・・」
「恥ずかしくなんてないよ・・・・・それにここ、もっとしてって言ってる」

 柔らかい舌が敏感な芽をさすりだした。
 全身が快感に襲われて頭の中からすべてのものがなくなってくる。 
 優しく、それでいて執拗に同じ部分を往復する彼の舌。
 それに流されていると、ふと私の中に何かを感じた。
 彼の指であることを理解するのに、思考が奪われた私の脳では時間がかかった。

「ここ、すごく熱い・・・それに・・・・いくら口でぬぐってもあふれてくる・・・」
 最後に残っていた羞恥心を捨て、恐る恐る目を開き、私の中に顔をうずめる彼を見た。
 その動きを察したのか、彼と目が合う。
 すると、目を合わせたまま、彼は愛撫を続けた。
 意地悪く見つめる視線にさえ、私の体は快感を覚える。
 彼は私が何か言うのを待っている。
 恥ずかしくて何もいえないと思ったけれど、体のほうが正直だった。
 
「カイン・・・私、このまま溶けそう・・・・」
「うん・・・ここはもう、溶けてるみたいだ・・・・そろそろいいかな・・・」

 これを合図に、彼は私を体全部で包んだ。
「もう、僕が我慢できないんだ・・・・中に入って・・・いい?」
「うん・・・来てほしい・・・」
303僕カイン×姫6:2005/10/05(水) 17:07:14 ID:2nFPhd0X
 彼の指と舌で緩められた私の中は、すっかり彼を迎え入れるために開いていた。
 彼は場所を確認しながら、行くよ、と一言いい、ゆっくりゆっくり私の中に入ってきた。

「ああっ・・・」
 打ち込まれた彼の楔は硬くて熱く、それだけで、彼自身が私のために性急にならないよう我慢してくれていたことが分かった。
「はああ・・・姉上、痛くない?大丈夫・・・?」
「うん・・・大丈夫・・・・」
「動く・・・よ・・・」

 熱い息を吐きながら挿入を始める。
 私を気遣っているのか、非常に緩やかに動く。
 ゆっくり与えられる彼の熱は、私の快楽の波を徐々に荒立ててきた。
 次第に、全身に帯びてきた彼の汗が、私の体にぽたりと落ちてくる。
 必死に私を愛してくれている、その姿がいつもいとおしいと思う。

 快感のために切なそうに眉をひそめる彼の顔をながめると、私自身の快感も高まる一方だった。
 彼の律動に身を任せ、己の欲をつかもうと必死になってしまう。

「ああっ・・・姉上っ・・・もしかして、すごく感じてくれてる?」
「ん・・・・ど・・して?」
「中、僕に絡まってきて、僕を離してくれないよ・・・・たまらない・・・」
「そんなこと・・・言われても・・・・あぁ・・・・私、分からない・・・」
「そう・・・なんだ・・・・ああっ!・・・ほらまた・・・」
「んッ・・・ごめん・・・」
「謝らないで・・・・すごくいいから・・・・。でもごめん」
「カインこそ・・・・なんで謝るの?」
「僕、もう駄目だ・・・・・」
304僕カイン×姫7:2005/10/05(水) 17:09:05 ID:2nFPhd0X
 彼は私の頬に手を添えて、にっこりと微笑むと、
「ちょっと乱暴になるかも・・・でも、我慢・・・してほしい」
 そう言って私の両方の太ももをしっかりと持ち上げた。
 激しく、強く打ち込み始める。

「姉上・・・・好きだ」
「姉上・・・愛してる」
「僕の傍から離れていかないで・・・」

 彼はうわごとのように言いながら、私の中に己を送り続ける。
 うん、私もよ・・・そう言いたいのに、彼の激しさに揺さぶられ、答えることができない。
 それどころか、与えられるその激しさに、自分自身さえ抑えられなくなってくる。

 快感に耐えようと彼に強く抱きついたとき、彼自身が私の中で大きさを増した。
「あ、ねうえ・・・ああっ・・・んんっ!」
 彼が私の中で大きく痙攣し、精を放った。
「あっああッ・・・・!!!」
 私の中で波打った彼を受け止めたとたん、私の頭の中は真っ白になった。
 大きく膨らんでいた快感がはじけとんだ瞬間だった。
305僕カイン×姫8:2005/10/05(水) 17:10:09 ID:2nFPhd0X
「姉上。また明日から視察なんだ。またしばらく留守になると思う」
「うん、知ってるわ」
「姉上も連れて行けたらいいのに・・・僕、本当は行きたくないよ・・・でも・・・」
「うん、分かってる。帰ってくるの、ちゃんと待ってるから安心して・・・・」
「その後はしばらく、視察ないから・・・・」
「大丈夫よ・・・カイン」
 
 微笑んで彼を見つめると、彼は少し落ち着いたのか、目を閉じて寝息を立て始めた。

 私はすっかり彼のものだというのに、いつまでたっても彼の不安が拭われることがない。
 姉弟という関係が彼を躊躇わせるのなら、その不安を拭い去ってあげたい、そしてそのための言葉を私は知っている。

 私のために心を揺れ動かしながら、それでも私を抱き続けるその彼の姿は、いつも私に罪悪感を与える。
 彼に抱かれながら、安心してその愛におぼれることができるのは私だけ。
 私だけなのだ。

306僕カイン×姫9:2005/10/05(水) 17:11:11 ID:2nFPhd0X
「あなたは弟ではない」

 彼はカインであってカインでない。
 弟であるカインと姿形が全く同じ、ただの男。
 彼はカインの代わりに造られた人なのだから。
 私は弟であるという倫理を乗り越える事もなく、愛する彼の腕に抱かれることができる。

 過去も共有せず、私に対する記憶も取り巻く環境のことも全く知るはずのない彼。
 そんな彼の教育と称して日々付き添いを続け、彼のことを弟としてみられなくなった日はあっという間に訪れた。
 いや、もしかしたら初めて彼を見たあの日、真っ白な彼を見た瞬間に、私はもう恋に落ちていたのかもしれない。
 
 彼に「あなたはカインではない、弟なんかではない、ただの私の愛しい人なのだ」そう言うことができたら・・・・・
 でも、彼にそのことを伝えることができるはずもない、ただの自己満足でしかない。
 「私は充分幸せなのだ」と彼に伝わる日を願うことだけが、今できること。


 すっかり眠りに入ってしまった彼にそっと毛布をかけた。
 私の大事なカイン・・・・おやすみなさい。
 私も彼の胸に頭をのせて、穏やかな眠りについた。  
307名無しさん@ピンキー:2005/10/05(水) 17:13:03 ID:2nFPhd0X
以上です。
多レス使用、誤字脱字あったらスマソです。
こんなのカインじゃないやい!とおっしゃられる方、華麗にスルーをお願いします。
怒られたらマジでへこみます。

せめて、王宮SSが増えるきっかけになれば幸いです。
では、王宮SSの発展をお祈りしております。
308名無しさん@ピンキー:2005/10/05(水) 17:18:12 ID:F+6ahv+h
姉上…キタワァ*・゜゚・*:.。゜(n‘∀‘)η゚・*:.。 ゜゚・* !!! 

僕カインに溺れに逝ってきます
309名無しさん@ピンキー:2005/10/05(水) 20:31:33 ID:XUan6k7B
あ、姉上?!
うっひゃー(゚∀゚)GJGJGJ!!!!!
310名無しさん@ピンキー:2005/10/05(水) 20:44:25 ID:XVDFkz+s
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
311名無しさん@ピンキー:2005/10/05(水) 20:56:59 ID:40HvuiWE
GJGJ!!
僕カインは最後のデザートにとってあるのだけど
突撃したくなるほど禿萌えしました。
ご馳走様です!
312名無しさん@ピンキー:2005/10/05(水) 21:02:22 ID:V1GhE088
ききききキタ━━ヽ(∀゚ )人(゚∀゚)人( ゚∀)人(∀゚ )人(゚∀゚)人( ゚∀)ノ━━ !!!!!
この時を待っていた!ご馳走様です!
313名無しさん@ピンキー:2005/10/05(水) 22:50:25 ID:wsQlWkUx
姉上?!
神なの?!
大変美味しくいただきました。
ご馳走様!
314名無しさん@ピンキー:2005/10/06(木) 04:12:12 ID:KR9TfSDH
 (*´д`*)ハァハァ ゴチでした、姉上。
315名無しさん@ピンキー:2005/10/06(木) 07:46:25 ID:EK1zSTHw
姉上乙!
316名無しさん@ピンキー:2005/10/06(木) 21:07:08 ID:61In6KpG
単独スレ立ちましたのでお知らせします。
以降王宮夜想曲は↓でお願いします。

王宮夜想曲@乙女ゲの萌え小説
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1128598387/l50
317名無しさん@ピンキー:2005/10/14(金) 21:51:57 ID:1sr5J/Ld
  ,,,,.,.,,,,
 ミ・д・ミ <ホッシュホッシュ!
  """"
318名無しさん@ピンキー:2005/10/22(土) 00:34:26 ID:eCrcCA62
保守がてらチラ裏。
フルキスシングル一番余裕がないのはいおりんだったと思われ。
それに比べて瀬伊は策士だった。さすが小悪魔…
319名無しさん@ピンキー:2005/10/22(土) 21:56:33 ID:bHYFrWNG
保守保守
明日のオンリー楽しみだ。
都市からはしごしていくよ!
320名無しさん@ピンキー:2005/10/23(日) 01:05:17 ID:6ycGMCEt
明日のイベ終わったら少しは職人さん戻ってくるだろうか…orz
過疎り杉

>>318
ドウイ>一番余裕ないのいおりん
瀬伊は「自分焦らし」ってコンセプトが絶妙だったよなw
321名無しさん@ピンキー:2005/10/26(水) 23:18:47 ID:qpMSPfqE
保守ついでに、乙女ゲーオンリーレポ希望
322名無しさん@ピンキー:2005/10/30(日) 16:26:54 ID:U9zs2esf
ここは携帯ゲームでもアリでしょうか?

「花宵ロマネスク」で投下をしたいのですが……
323名無しさん@ピンキー:2005/10/30(日) 16:45:37 ID:u4rLekZz
ぜひ!
324322:2005/10/30(日) 17:00:03 ID:U9zs2esf
では、投下させていただきます。

・第五話まんなかあたり
・主人公=デフォ名(桐原珠美)
・ともゑ・菫×主人公

一部ネタばれ・微妙に鬼畜・3/P/ですので
未プレイの方、苦手な方は華麗にスルーでお願いします。

以下連続投稿します
325花宵ロマネスク ともゑ・菫×主人公(1/7):2005/10/30(日) 17:06:24 ID:U9zs2esf
蔵を改造したという図書館の二階は、少し黴臭くてとても静かだった。

どうしてあんなにこの場所が怖かったんだろう?
静かに勉強している生徒たちを見ながら、わたしは深いため息をついた。
最近立て続けにいろんなことが起こっているから――――少し神経が過敏になっているのかも。

「もう、こわくない?」
ここまで手を引いて連れてきてくれたともゑくんが、じっとわたしの顔を覗き込むようにする。
「うん……ありがとう」
うなづいて微笑んで見せると、
「………とも?」
本棚の向こうから、聞き慣れた声がした。
「すぅちゃん!」
ともゑくんは、嬉しそうにぴょんぴょんと飛び跳ねながら手を振る。
「図書館で騒いだらダメだろ? お前の声、ずっと向こうまで聞こえてたぞ」
たしなめるような菫くんの声に、
「えへへ、ごめんなさぁい」
ともゑくんは屈託なく答えた。

このふたりが双子だなんて……なんだか不思議。

じっと菫くんの顔を見ていたら、不意にその頬が赤く染まった。
どうしたんだろう?
326花宵ロマネスク ともゑ・菫×主人公(2/7):2005/10/30(日) 17:08:07 ID:U9zs2esf
「お前たち……その手……」
「あ……」

菫くんの視線の先に気づいて、わたしはカアッと頬が熱くなった。
ともゑくんにしっかりと握られたままの手を、見られてしまった……。

「あのね、こ、これは……」
どうしよう、なんて言い訳しよう。
ぐるぐると頭の中で言葉を並べ替えようとするわたしの隣で、
「いいでしょー?」
ともゑくんがまた、子犬みたいに飛び跳ねる。
「べ……別に」
ぷい、と目をそらした菫くんに動じることもなく、
「えへへ、すぅちゃんはこっちね」
って、ともゑくんは空いていたわたしのもう片方の手をとって菫くんに渡す。
「オレは……」
「はい、ぎゅーっ」
菫くんはまたかすかに頬を染めて。
けれど、押し付けられたわたしの手を、振り払うことなく、そっと握った。

「ねぇ、すぅちゃん、たまちゃんに色々見せてあげようよ」
「……ああ」
「えっ、ちょっと二人ともっ」
こんなときばかり息がぴったりなふたりは、それぞれわたしの手を握り締めたまま、『関係者以外
立入禁止』とかかれたプレートをあっさり無視して、奥の部屋へと進んでいく。
「ちょっと、ここ、関係者以外立入禁止って……」
「いーの、僕たち関係者」
「ああ」
二人に繋がれた手にひきずられるようにして、わたしもその後を追った。
327花宵ロマネスク ともゑ・菫×主人公(3/7):2005/10/30(日) 17:09:34 ID:U9zs2esf
一番奥の部屋まで来ると、ともゑくんがためらいもせずにドアを開けた。
「宝生家の私有書庫だ。と言っても、つまらないアルバムばかりだが」
菫くんは廊下で立ち止まったまま肩をすくめる。
「つまんなくないよー」
部屋に入ったともゑくんは、いくつもあるアルバムを取り出して、机の上にポンポンと並べる。
「宝生の歴史って長いからさ、明治とか大正とかの写真もずいぶん残ってるんだよ。すごいよねー」
「本当ね……」
セピア色の風景に魅入られたように、その机に近づいて、アルバムに貼られた写真を見つめる。
どのひとも綺麗だけどどこかさびしげに見えるのは、「宝生」という血のせい、なんだろうか。

『元気で、笑顔でいてくれるなら……』
そういって一粒だけ涙をこぼした綾芽くんのことを思い出して、胸が痛んだ。
わたしの胸に身体を預けるようにして告げられた言葉。
『お前はいろよ。オレのそばに……』
わからない。――――わたしに何ができるというのだろう?

「……ねえ、たまちゃん」
その声にわれに返った。
「……たまちゃんは、綾芽がスキなの? 僕たちのことよりも」
「え?」
「あいつは――――ダメだ。あいつだけは、絶対に」
笑っていないともゑくんと、真剣すぎるような菫くんの声。
「わたし、そんな……」

バタン、かちゃり。
菫くんの後ろで、いやに大きい音が響いた。
328花宵ロマネスク ともゑ・菫×主人公(4/7):2005/10/30(日) 17:11:13 ID:U9zs2esf
「……ど、したの?」
振り向くと、菫くんは無言でわたしの方まで歩いてくる。
「怖がらないで、たまちゃん。……怖がるたまちゃんも可愛いけど」
ともゑくんの手が、わたしの、頬に触れる。
「僕、勉強はすぅちゃんにメンドーみてもらってばっかりだけど、こっちはセンセーになれるかな?」
「ああ」

ふたりの会話が、よく、わからない。

「ねえ、たまちゃん。怖がらないで。僕たちをキライにならないで?」
「キライ……って……」
「すぅちゃん、たまちゃんを抱きしめてあげて。そっと……ね?」
「え……」
後ろから伸びてきた手は、ゆっくりとやさしく――――わたしを拘束する。
「菫くん?」
「あんたを、アイツには絶対渡さない」
耳元の声が震える。
「僕もヤダな……。たまちゃんとちゅーしたとき、すごい甘くて、気持ちよくて……だから」
頬に触れていた手が、そっと唇をなぞる。
「僕たちのものに、なってよ?」

抵抗しなくちゃ。
そう思うのに、声が出ない。
329花宵ロマネスク ともゑ・菫×主人公(5/7):2005/10/30(日) 17:13:00 ID:U9zs2esf
「すぅちゃんはたまちゃんとちゅーした? 凄いよ。僕、飛ぶかと思ったもん」
からかうような声のあとで、身体に回っていた手のひらがくいっとわたしの顎を掴む。
「ん――――っ……」
噛み付くようにして唇が奪われる。身体中の力が抜けそうになる。
「キモチいんだ? すぅちゃんのちゅー?」
ともゑくんの手がわたしの襟元をすっと撫でる。
「ん……うん、んっ」

だめ、バカなことはしないで。
そういいたいのに、菫くんの唇は離れてくれなくて。

「うわ、いまどきシュミーズなんて着てるんだ。でもいいかも、かえってえっちくさい」
ぷつん、ぷつん、とブラウスのボタンが外れていって。
「たまちゃん、やっぱりすぅちゃんのちゅーで感じたんだ。……ここちょっと尖ってる」
下着の上から胸の先を摘まれて、びくん、と身体が跳ねた。
「ブラだけ先にとっちゃおうか。……あ。フロントホックだ。こんなの、悪戯してくださいって言ってるようなモンなのにね」
ともゑくんがくすり、と笑って、ばちん、とホックをはずす。
「すぅちゃん、後ろからブラウスの中に、手、入れてみて。たまちゃんの胸、ゆっくり揉んであげながらちゅーしてあげて?」
「んんっ……」
首を振るわたしにはかまわずに、菫くんの手が襟元からゆっくりと差し入れられる。
おずおずと探る手が外れたブラジャーをかいくぐって胸元に伸びる。
きゅっ、と掴まれて、また小さく首を振る。
振動でこぼれた涙を、ともゑくんの唇がそっと吸い上げた。
「可愛い、たまちゃん。……ね、もっと気持ちよくしてあげるね?」
耳朶をやわらかく噛んでから、うなじに唇を落とす。首筋にキスされながら、ゆっくりとスカートがたくし上げられる。
「パンティストッキングって新鮮だなー。いつも遊んでもらうおねーさんたち、ガーターベルトとかだから」
「んんっ……ね、もうやめて? おねがい……」
唇が外れた瞬間に、菫くんにも問いかけてみる。
菫くんはぷいと視線をそらして、不意に襟元に忍ばせたわたしの胸をぎゅっと掴んだ。
「いた……っ」
「――――ダメだ。あんたは、俺たちのものだ」
「うん。ごめんねたまちゃん。僕たち、決めたんだ。たまちゃんは一生僕たちのものだって」
ふたりは同時ににっこりと微笑んだ。
「だから、たくさん、可愛がってあげるね」
330花宵ロマネスク ともゑ・菫×主人公(6/7):2005/10/30(日) 17:16:34 ID:U9zs2esf
長いキスの間にすっかり腰が砕けて座り込む。
いつの間にかともゑくんはわたしの背中にいて、後ろから身体の線を指で何度もなぞるようにする。
「……ん……あっ………」
すっかりはだけたシャツの間に菫くんの銀色の髪。ちゅうちゅうと、子供みたいに胸の先を吸われて声が漏れた。
「きもちいい?」
もう片方の胸をやわやわと揉みながら、ともゑくんがそういって耳朶を噛む。
「んっ!……あ、いや……」
「うそつき。ここ、もうこんなにしてるくせに……」
はだけられたスカートの中に手を差し入れ、ストッキングの上から脚の間を探られて、わたしはいやいやと小さく首を振った。
「破いちゃおうか、ストッキング。――――ほら、これで楽になったでしょ」
ストッキングの上から爪を立てられて身体が弓形に反る。
「…………!!」
「ごめんたまちゃん、痛かった? ね、すぅちゃん。ここ、指入れて裂くの手伝って?」
「ん……」
胸元から唇を離した菫くんがぼんやりとこっちを向いた。口の端から胸の先に、細い銀の糸がひいた。
「この穴に、指入れて。上に引っ張って」
「ああ……」
腿に手をかけられて、じっとそこを覗き込まれながら――――
ぴしっ…………
菫くんの指と、ともゑくんの指が、わたしのストッキングを切り裂いていく。
「すぅちゃん、どう? 濡れてる?」
「ああ……すごい」
「あぁん!」
布越しになぞられただけで、ぞっとするほど感じた。
「すげ……また濡れてる」
「そこね、舌でなぞってあげると喜ぶよ……。だよね? たまちゃん」
「だめ……おねがい、おかしくなるから、あ、ああ、あああっ」
下着越しに舌を這わされ、両胸をぎゅっと抓られてまた身体が跳ねる。
「スキだよ、たまちゃん。だから、もっとおかしくなって……?」
ぴちゃ、ぴちゃという音に耐え切れず両手で顔を覆う。

こんなのダメなのに、おかしいのに。
気持ちよくて気が狂いそうになる。
331花宵ロマネスク ともゑ・菫×主人公(6・5/7):2005/10/30(日) 17:21:37 ID:U9zs2esf

「すぅちゃん、舐めてあげながら、指でゆっくり開いてかき回してあげて? 下着下ろして、こんな風に……」
ともゑくんの指が、破れたストッキングを潜り抜けて下着を撫ぜ、掻き分ける。
くちゃり、と音を立てながら沈んでいく指に、ああっと大きな声が漏れる。
「……こうして、ゆっくり入れたり出したりするときもちいいんだよね? ね、センセ?」
「やぁ……あ、ああ……っ、しないで、すみれくん、おねがい……」
赤くなったままじっとその様子を見ていた菫くんが、一瞬わたしの顔を見て、そして目をそらした。
「あ、ふ……ぁ、あああっ」
そのまま腿の間に身体を挟んで、恐る恐る、指と舌で触れてくる。
「ここがクリトリス。ここいじられるだけで、女の子はイッちゃうよ。きっとセンセもそうだよ。ね?」
「く、ふぅ、ん、ああああんっ!」
びくびくっと身体が震えて、一瞬気が遠くなる。
「すげ……」
驚いたような菫くんの声。
「いっぱい舐めて濡らして、そしたら今度は、僕たちが気持ちよくしてもらおうね」
「ふぁ、あああっ」
イッたばかりで敏感なそこをさらにぎこちなく舌でなぞられる。

「ねぇ……もういいよたまちゃん。きもちよくなろうよ? たまちゃんが素直になったら、もっともっときもちいいよ?」
きゅっと乳首を抓られながら、何度も何度も、繰り返しともゑくんが囁く。
菫くんが歯でこりこりとしこった芽を甘く噛んだ。

もう、なにも、かんがえられない。

「……おねがい……」
「たまちゃん、何がほしい? どうされたい?」

ともゑくんの声が遠く感じる。
身体中が熱い。かきまわされているそこをおさめてほしい。このままじゃ……足りない。

「もうだいじょうぶだよ、すぅちゃん。……でもあんまり強くしないで? そのあと、僕もしたいから」
「あ……」
かきまわされた指が引き抜かれ、ひくり、と中が疼いた。
「ん、く…………っ」
低いうなり声と一緒に、熱い塊がゆっくりと押し込まれる。
ゆっくりと腰が振り下ろされる。短い声が漏れる。
「すぅちゃん、きもちい?」
「ああ…………おかしく、なりそうだ」
「じゃ僕、ここ弄っててあげる。もっときもちよくなるよ?」
中をこすられながら指で秘裂を探られる。

こんなの、しらない。こんなせっくすはしらない。

「も…………いく」
腰を揺らしながら菫くんが悔しそうにつぶやいた。
「じゃ、たまちゃんもイっちゃいなよ? もう一回」
秘裂の尖りにきゅっと爪を立てられて、足の甲が丸くしなる。
「ん、あ、あぁぁぁぁあんっ!!」
目の前が白くちらついたとき――――身体の奥に熱い飛沫を感じた。
332花宵ロマネスク ともゑ・菫×主人公(7/7):2005/10/30(日) 17:25:28 ID:U9zs2esf
目覚めたときには、すでに身体には何もつけていなかった。

「二回目は、やさしくするね」

そう言って、まだ白く濡れているわたしのそこを指でゆっくりかき回してから、
こんどはともゑくんが中に入ってきた。
背中にいるのは菫くん。何度も何度も指で髪を梳いてくれる、その手はやさしい。

「……ねぇ、たまちゃん」

ゆっくりと腰を打ちつけながら、ともゑくんは無邪気に笑う。

「……婚約者、すぅちゃんに決めなよ。すぅちゃん、僕と違って頭もいいし、きっと将来しゃちょーさんとかになるよ。
そしたら、僕、秘書になる。そしてね、ふたりでずっと、こうしてたまちゃんを可愛がってあげるんだ」
「ん……あ、あっ」
「そうしろよ。……絶対、俺たちが、幸せにしてやるから」

――――いいのかな。
それでも、いいのかも。

「……ともゑ? 菫? ……桐原先生!? そこにいるんですよね? 返事をしてください!」

どこか遠くで、桔梗先生の声が聞こえたけれども。

「ききょうちゃんにはわけてあげない。たまちゃんは――――」
「”オレ”と”とも”、ふたりのものだから」

ふたりの唇を頬に感じて、わたしはゆっくりと、あいまいに微笑んだ。

-------------------

以上です。

えろが長すぎて7で収まりきりませんでした……

あまりに最新話で萌えマックスになってしまったので
吐き出せる場所があってよかった……
お目汚し失礼しました

では、以降名無しに戻ります
333名無しさん@ピンキー:2005/10/30(日) 18:05:59 ID:u4rLekZz
GJ!
まさか花宵が見れるとは思わなかったよ。
ナイス双子!
334名無しさん@ピンキー:2005/10/30(日) 18:59:36 ID:58dGuF/C
GJ
読んだらこのゲームやってみたくなったよ。
でも携帯のゲームなんてパケ代が随分かかりそうだ
335名無しさん@ピンキー:2005/10/30(日) 23:06:53 ID:4uF9dJlJ
花宵キター、GJ!
ちょうど5話やったばっかだったからタイムリーに萌えますた。
双子のキャラがまんまのエロでイイ〜。神よありが?ォ。
ところで花宵ってデフォ名あるんだっけ?

>>334
何周もしなければそんなにかからないかと。
ただ、ハマるとしたくなるけどな…orz
336名無しさん@ピンキー:2005/10/31(月) 00:00:47 ID:tJsNjLWZ
GJ!!!!
ほんと花宵が見れるとは思わなかった。
誰か理事書いてくれないか…自分じゃ無理だorz
337名無しさん@ピンキー:2005/11/01(火) 09:45:31 ID:QlqytOyV
>>335
デフォ名は名前入力の時に空入力すると出るとオモ
338334:2005/11/02(水) 23:05:47 ID:zp5W2DD8
花宵はまった〜
プレイした後だと萌えもひとしお>>325-332

>>335
もう何周しているやら...
339名無しさん@ピンキー:2005/11/07(月) 04:11:34 ID:MfIG9Ngx
ほしゅ
340名無しさん@ピンキー:2005/11/14(月) 22:55:29 ID:Bqx7pBjg
保守
341名無しさん@ピンキー:2005/11/18(金) 01:30:12 ID:XB5iJ7FL
職人さん、来ないな…
冬コミ原稿ちゅうなのだろうか。萌え待ちつつ保守
342名無しさん@ピンキー:2005/11/19(土) 16:28:47 ID:etC3rLN5
保守‥

マイネでシュトラール補佐になった後毎日かわりばんこに、
シュトラール候補達のお世話をしているエリカで妄想してる漏れがいます。
オルフェ以外はどいつも鬼畜になれる可能性があると思う。
私的にはカミュの鬼畜が一番萌え 
343名無しさん@ピンキー:2005/11/22(火) 01:35:06 ID:W60++1NB
ナオジはエロ属性「天然」でカミユが「鬼畜」、ルーイは「堕天使」


…エドの属性は「妹?」
344名無しさん@ピンキー:2005/11/24(木) 15:15:01 ID:5fASVq1j
兄じゃないのw>属性
345名無しさん@ピンキー:2005/11/28(月) 23:44:36 ID:wWCxpT9M
カミュの鬼畜か・・
想像付かないな
346名無しさん@ピンキー:2005/11/30(水) 15:14:59 ID:AtiNChl3
親戚以上に真っ黒な人だと思う。なにもかも。
347名無しさん@ピンキー:2005/12/05(月) 08:23:20 ID:wmwVrs2c
保守
348名無しさん@ピンキー:2005/12/05(月) 23:00:51 ID:I0WumCXr
便乗して、
カミュは独占欲強そうだと言ってみるテスト
349名無しさん@ピンキー:2005/12/10(土) 08:48:32 ID:7svK0+sm
超遅レスだけど花宵読めてうれしかった!
いつか理事も読めたらうれしいな…。
その日を、まったり待ってます。
350名無しさん@ピンキー:2005/12/10(土) 14:52:23 ID:DqzsgXdc
>>348
カットインしてくるシーンが多いな
351名無しさん@ピンキー:2005/12/10(土) 20:25:14 ID:rGHt5D/+
実はカミュ様の温室では、マリーンの媚薬に匹敵する、怪しい植物が育てられ、
知らされずにうっかりさわってしまったエリカが…。
「ごめんね。こうするしかないんだ…」
と言いつつ解毒エチーというありがちなネタなら想像できる。
352名無しさん@ピンキー:2005/12/11(日) 18:51:27 ID:dOW9G+DO
>>351
ソレダ!
353名無しさん@ピンキー:2005/12/19(月) 01:20:22 ID:NE+881r/
シュトラールの服装の好みを見てつい、こんなん考えた漏れは逝って良し?

「自分はミニスカートの裾からちらちら見える膝小僧と太ももが…」
「いいねぇ。尻の形が良く見えないのが惜しいけどな。俺は乗馬ズボンがいいな。太ももの線がしっかり見えるしな」
「それも捨てがたいですね。…他の方はどうなんでしょう。オルフェがこんな話をするところは、
自分には想像できませんが。」
「あー、あいつは脚より胸、適当にでかくて形も良くないとダメなんだと。贅沢な奴だろ?」
「なんだ。ルーイと同じですね。」
「マジかよ!!そっちのほうが想像できねぇぞ。」


エリカ「(…とんでもないことを聞いてしまったわ。帰ろう…。)」
354名無しさん@ピンキー:2005/12/25(日) 23:57:01 ID:QJQ3tamI
カミュはお人形プ…遊びが大好物。



と書いてみる。
355名無しさん@ピンキー:2006/01/02(月) 23:33:44 ID:i1vG+7Xa
今更だけどあけおめ。

これから発売ラッシュに入るけど、ここも賑わうといいね。
356名無しさん@ピンキー:2006/01/12(木) 07:16:12 ID:jF8BFd/n
保守
357名無しさん@ピンキー:2006/01/19(木) 20:40:02 ID:OGpG9P5E
ここって上げないの?聞くくらいなら黙って上げろってやつ?
358名無しさん@ピンキー:2006/01/19(木) 21:06:12 ID:nr4zoNlX

>*sage進行推奨。
359名無しさん@ピンキー:2006/01/19(木) 22:16:09 ID:OGpG9P5E
了解。素人でスマン。
360名無しさん@ピンキー:2006/01/22(日) 23:12:32 ID:/tp5W0G1
マイネ期待age
361名無しさん@ピンキー:2006/01/30(月) 19:28:33 ID:OE3hm9Kc
コソーリホストとダイエットゲーSS期待sage
362名無しさん@ピンキー:2006/01/30(月) 22:20:19 ID:v6e0P5hI
ネタバレ解禁はいつ?
もういいのかな。>ホスト・ダイエットゲー
363名無しさん@ピンキー:2006/01/30(月) 22:50:13 ID:CMM4/arf
普通に考えたら発売日から1ヵ月だけど…
ネタバレって事を注意書きして投下したら
まだクリアしてない人はNGワードにするんじゃない?
364名無しさん@ピンキー:2006/02/01(水) 07:26:04 ID:RVAc4Gny
ネタバレのないSSって思いつかないけどなあ。
絶対嫌って人にはスレ自体の回避をお勧めする。
自分は普通に解禁でいいんじゃと思うけどな。微妙なラインを引くと
ネタバレだいや違うで議論になって荒れそうな予感。
365名無しさん@ピンキー:2006/02/04(土) 15:24:46 ID:dnDneSMk
ラブレボを書いてくれる神はいませんか
366名無しさん@ピンキー:2006/02/04(土) 23:03:27 ID:x5tkKiTK
>>365
発売から然程日が経ってないから投下は控えてる
ネタバレ解禁になったらマッキーノーマルエンド後のを投下したいけど
いつぐらいだったかいいのか正直分らん
367名無しさん@ピンキー:2006/02/05(日) 06:20:16 ID:jM6hSuJS
ラブレボ、お兄ちゃんか保険医でエロパロ書いてみたい。
…どっちも背徳的だなー。
368名無しさん@ピンキー:2006/02/05(日) 11:32:22 ID:W3AOGArp
>>366
ネタバレありって名前欄などでしつこく注意なりすれば
来週末くらいには投下してもいいと思うんだけどどうだろう。
369名無しさん@ピンキー:2006/02/05(日) 20:38:47 ID:1DI3P4fj
ホストもこっそり期待している。
マイネもフルキスも2発売近いし、ここも盛り上がるといいな。
370名無しさん@ピンキー:2006/02/07(火) 00:58:26 ID:shAbTbUI
ホスト期待
wktk
ネ申光臨待ち
371名無しさん@ピンキー:2006/02/07(火) 07:55:39 ID:ERUffRAn
>>366
>>367

期待して待ってるよ〜(*´∀`*)
ネタバレ、王宮は9月22日発売で初投稿が10月5日
みたいだし、そのくらい・・・なのかな?
自分も警告あればまあ気にしない方だけど。
372ホスト万里×明里 ネタバレあり:2006/02/07(火) 20:59:13 ID:P6/ADxq3

萌が強すぎてホスト書いてしまいました。
自分は文章をほとんど書いたことないので、
実力不足なのは承知の上ですが、
他の方にぜひ来ていただきたいので、多少でも呼び水になればと
勝手に思っています。

しかも全然エロでないので、ここにくるべきではないのですが。
お目汚しで本当にごめんなさい。
373ホスト万里×明里 ネタバレあり:2006/02/07(火) 21:00:13 ID:P6/ADxq3
「明里ちゃんにならフラれてもいいって、お兄さんは思ったんですよ」
私を膝の上に乗せてそっと抱きしめてくれながら、告白してくれた時、
ずっと心の中で抱えていた想いが溶け出して、嬉しくて涙が出てしまった。
そんな私を可愛いと言って朝まで愛してくれた事、
思い出すたびに一人で顔を熱くしている。

あれから2週間、今日は私のバイト終了に合わせて、
万里さんがジムでのトレーニングを早く切り上げてくれ
久しぶりに会えることになった。
お疲れの万里さんのために、今日は私が夕飯を作る約束。

バイト帰りの買い物に手間取り、約束の時間が迫ってしまった。
時間が気になり、スーパーを慌てて飛び出したら、
雨がポツポツ降り出している。
374ホスト万里×明里 ネタバレあり2:2006/02/07(火) 21:01:27 ID:P6/ADxq3
「えっ、どうしよう・・・」
一瞬悩んだけれど、万里さんのおうちはここからすぐだし、
強い降りではなさそうだから思い切って走り出す。
いつもならのんびり歩いて5分の道のりも、視界が悪いし、
傘を差し始める人の流れに遮られて、思うように進まない。
(ああ、せっかく新しい服着てきたのに〜)
そのうち、どんどん雨の降りが強くなって、
マンションにに着く時にはかなり服が濡れてしまった。

「明里ちゃん?」
部屋の前まで来たら、玄関にジャージのままの
少し息の上がった万里さんが立っている。
きっとトレーニングが終わってそのまま帰って来たんだろう、
と思っていたら、万里さんがちょっと怒ったような顔で
私にがばっと抱きついて来た。
375ホスト万里×明里 ネタバレあり3:2006/02/07(火) 21:02:40 ID:P6/ADxq3
「ちょっ、ちょっと万里さん、何?」
いきなり抱きしめられ驚いた私が、その腕から逃れようと藻掻いても
万里さんの腕は更に強く私を囲って行く。
「その格好はダメだよ」
「えっ?」
万里さんがダメ出し?新しい服、気に入らないのかしらなどと
考えていたら、
「ブラが透けてる」
と耳元で言われてしまった。

薄くて柔らかい素材のオフホワイトのチュニックが
そんな事になっているとは。
全然考えていなかった私は、あまりの恥ずかしさに
呆然となって固まってしまった。
目を合わせられない私に、万里さんはいつもの柔らかい声で
「そんな姿、俺以外に見せないでよ」と、片方の腕だけで
私の体を抱えるようにしながら、鍵を開けて中に入れてくれた。
376ホスト万里×明里 ネタバレあり4:2006/02/07(火) 21:04:06 ID:P6/ADxq3
「私、遅くならないように夢中になってしまって・・・」
「俺こそごめん、雨が降り始めたのだから、
迎えに行けばよかったんだよね。でも今日に限って携帯忘れて、
行き違いになるかな、とも思ったし。気にしないで、
俺こそ言い方が悪かったよ。」
好きな人の目の前で、なんてみっともない姿なんだ。
体を隠すように腕を組み背を丸めながら、自分への怒りと
恥ずかしさで言い訳をし始める私に、
万里さんは先程とはうって変わって朗らかに私を慰めてくれた。

一頻り自分への呪詛の言葉を心の中で投げかけ、
おかげで落ち着いてきた私をよそに、万里さんは忙しなく動き回り、
部屋を暖めたり、タオルを出して来て髪を拭いてくれている。
毛先の方の滴を拭くため、少し屈んだ万里さんの頭が目の前に来て、
あまりの近距離にドキドキしてしまう。
ふとみると、万里さんの髪も濡れているようで、思わず手を伸ばして
触ってみた。
377ホスト万里×明里 ネタバレあり5:2006/02/07(火) 21:05:08 ID:P6/ADxq3
「うっっわ、何してるんですか、あなたは!」
いきなり触られて驚いた万里さんは、そのまま後ろに仰け反って
一歩離れてしまった。
「ご、ごめんなさい、万里さんの髪も濡れているのかと思って・・・」
いきなり過ぎたかと、小さな声で呟きながらますます
私は小さくなってしまう。

「ああ、俺のはほとんど汗だから。ジムから直接来たし」
やっぱりな、きっと私を待たせないように急いで来てくれたんだ。
雨が降って冷えているから風邪ひいたら困るのに、
万里さんはホントに優しいんだから。
「明里ちゃんを待たせないように、と思ってシャワー浴びずに来たん・・・
そうだ、一緒にお風呂に入ろうよ」
そうね、それなら私も万里さんもすぐ暖まって・・・ってええっ!

万里さんの気遣いに心を打たれて、ジーンとしてる間に、
彼の衝撃の発言をあやうく聞き流してしまうところだった。
378ホスト万里×明里 ネタバレあり6:2006/02/07(火) 21:05:48 ID:P6/ADxq3
「じゃあ、早くお風呂、お風呂」
「ちょっと待って! 無理、無理ですから!」
「な〜んで?」
「いや、察して下さい」
「だからな〜んで?」
抵抗する私を引っ張りながら、彼はどんどんバスルームに近づいてゆく。

いよいよ脱衣スペースに入り、服を脱ごうと手を離した彼の隙をつき、
私はもう一度逃げだそうとした時、
「どこ行くの?」
しっとりとした彼の体が、私を包んで来る。

一瞬で私たちの体温が交じり合い、私は動けなくなっってしまった。
「こんなに冷たい体、早く温めないと風邪引いちゃうよ」
「恥ずかしいです…」
消え入りそうな、辛うじて出せた声で呟いてみる。
379ホスト万里×明里 ネタバレあり7:2006/02/07(火) 21:08:47 ID:P6/ADxq3
その瞬間いきなり体が回転し、万里さんの胸の辺りが正面に来たと思ったら、
俯いた私の顎に手をかけ上を向けると、彼は唇をふさいだ。
「う・・・う、ん」
万里さんの唇はいつも、私の気力も意思も吸い取るように力強く熱い。
唇を合わせ、舌を絡められるとゾクゾクッとして背筋に電気が走り、
私の頭の中まで沸騰してもう何も考えられなくなった。

唇を塞ぎながら、彼の手は私の体をそっと撫で始め、
切ない声を上げ始めた私に満足げにそっと唇を離した。
380ホスト万里×明里 ネタバレあり:2006/02/07(火) 21:11:52 ID:P6/ADxq3

ごめんなさい、本当にやってしまった。
とりあえずここでおしまいです。
あのカレンダーネタがどうしても忘れられなくて。
他の皆さんお待ちしてます。
381名無しさん@ピンキー:2006/02/08(水) 00:40:02 ID:EEMgcz0H
GJ!!
マサトをいつもバンリと読んでしまう人間ですが、堪能させていただきました。
382名無しさん@ピンキー:2006/02/08(水) 00:46:48 ID:CttmrV3i
>>372
うおおおおおーー
ホストネタ、ついにキタ━━(゚∀゚)━━!!GJ!!
wktkしてた甲斐があったよ!!
万里は突然敬語になるとことかがいいんだよなー。

しかしカレンダーの場面まではまだあるじゃないですか!
是非是非続きをキボンキボンキボンキボ(ry
383名無しさん@ピンキー:2006/02/08(水) 18:16:27 ID:3iAEz1rF
GJ! GJ!
マサトいいなあ
384名無しさん@ピンキー:2006/02/08(水) 21:56:32 ID:r7SUx8HJ
>>381
自分もバンリと読んでしまうw
ボイスを聞いて「マサトか!」と気付いた口です

>>372
是非とも続きを!
385ホスト万里×明里 ネタバレあり:2006/02/11(土) 23:31:20 ID:ixN4T0Rv
読んで下さって有難うございました。
また、ネタバレしてしまい申し訳ありません。
もうしばらくしてからまた挑戦できたらと思います。
386名無しさん@ピンキー:2006/02/14(火) 08:40:50 ID:OjPnV/O6
「ラブレボ」の兄×ヒロイン、ラブラブED後のエチー。
モロに近/親/相/姦ネタなので、苦手な人は
IDかNGワード『Peridot』で回避ヨロ。
ヒロインの名前はデフォルトの桜川ヒトミです。
387Peridot 1/15:2006/02/14(火) 08:41:50 ID:OjPnV/O6
 お風呂から出た私は、黄色いパジャマを着込んで、お兄ちゃんの
部屋の扉を開けた。
 ノックはしない。お兄ちゃんに、必要ないって言われたから。
 お兄ちゃんは、ベッドヘッドに上半身を凭れさせて難しそうな
お仕事関係の本を読んでいたみたいだけど、私が入って行くと、
すぐに顔を上げて優しく微笑んだ。
「風呂、上がったのか?」
「うん。元栓は切っておいたよ」
「そっか。じゃあ、もう寝るか? 湯冷めするといけないからな」
「うん」
 私が頷くと、お兄ちゃんは読みかけの本を閉じて、サイドテーブルに置く。
「…おいで」
 そして一層優しい微笑みを浮かべると、片手で布団を持ち上げた。
 私が当たり前のように、その中に滑り込めば、いつものように、
お兄ちゃんの広い胸と長い腕が体を包み込んでくれる。
 ほう…と私は息をついた。
 ここは、私が世界で一番安心できる場所。私の、世界で一番安全な場所。
「お兄ちゃん……」
 小さく呟いて、胸に頬を摺り寄せると、お兄ちゃんの両腕が、ぎゅっと私を抱き締めてくれる。
「おやすみ、ヒトミ」
388Peridot 2/15:2006/02/14(火) 08:43:02 ID:OjPnV/O6
 囁いたお兄ちゃんが、額にキスをしてくれた。
「おやすみなさい……お兄ちゃん」
 私も同じように、お兄ちゃんの頬に口付けを返した。



 私のたった一人のお兄ちゃんが、私にとって、世界で一番大切な、
世界で一番愛しい人へと変わったのは、半年くらい前のこと。
 ううん、本当は、もっと前からそうだったのかもしれない。
 でも、その事実を私が自覚したのは、あの日―――お兄ちゃんが、
自分の想いを私に打ち明けてくれた時だった。
 どんな男にも私を渡したくないって言ってくれたお兄ちゃん。ずっと
私と一緒にいたいって言ってくれたお兄ちゃん。
 その言葉が嘘なんかじゃない、どれほど真剣な想いなのか、私にはわかった。
 同時に、私だってお兄ちゃんを、どんな人にも取られたくない、
ずっと私だけを見て、私だけを愛して欲しいって、そう望んでいる事を知った。
 その日から、お兄ちゃんは私の最愛の人。
 こんな事、パパやママにも、友達にも幼馴染にも言えはしないけど、
でも、その想いは私にとって、何よりの真実。
 こうやってお兄ちゃんに抱き締められていると、私は、どんな時よりも一番幸せだって思える。
389Peridot 3/15:2006/02/14(火) 08:44:08 ID:OjPnV/O6
 あったかくて、満たされて、お兄ちゃんが好きだっていう気持ちが
どんどん湧いてきて、本当に自分でも恥ずかしいくらいお兄ちゃんを愛している事を自覚する。
 …お兄ちゃんも、そうだって言ってくれる。
 だから、例えこれが誰にも話せない秘密の恋でも、私は平気。
 だって、その事がどんなに辛くても、こうしてお兄ちゃんに抱き締められる
幸せに勝る筈なんてないんだから。
 想いが通い合う以前から、兄妹二人だけで暮らしていたおかげで、この家に
いる時だけは、他の誰も入り込む余地のない幸福な時間を過ごす事ができる。
 お兄ちゃんは以前から過保護だったけど、あの日以来、何か機会があれば私を
ぎゅっと抱き締めてくれるようになった。
 そして私も、お兄ちゃんの広い肩や胸を見ていると、時々自分でもどうしようも
ないくらい、抱き締められたいって思う。
 その度にお兄ちゃんは望み通りに、その長い腕に包み込んでくれて、時には
優しいキスをしてくれる。
 お兄ちゃんの傍らで眠るようになったのは、切欠も思い出せないくらい、自然な事だった。
 だってそこは、私が一番安心できる場所だったから。
 ……だけど、最近、気になって仕方のない事がある。
 お兄ちゃんは、私を優しく抱き締めて眠ってくれるけど…でも、それでも平気なのかな?
 私だって、もう子供じゃないんだから、男女のする行為のことくらい知ってる。
 お兄ちゃんが私を抱いてくれないのは、私が子供だから? …それとも、やっぱり妹だから?
390Peridot 4/15:2006/02/14(火) 08:45:02 ID:OjPnV/O6
 愛してくれてはいても、やっぱり妹に、そういうことはできないの?
 それとも……私を好きだっていう気持ちは、妹に向けるものでしかないの?
 そうじゃない、って思う。
 お兄ちゃんは優しいから、きっと私を傷付けないように、我慢してくれてるんだって。
 もし、妹だからっていう理由で何もしないんだとしても、それは自分のためじゃなく、
私のためなんだって。
 お兄ちゃんは、そういう人。私のためなら、なんだって簡単に我慢しちゃう。
 ……だけど、もしそうだったら、そんなの必要ないよ。
 だって―――私だってお兄ちゃんのこと、欲しいって思うから。



「お兄ちゃん、先にお風呂入ってもいい?」
「ああ、勿論いいぞ! 残りの片付けは兄ちゃんがしておくから、おまえは先に入って来い」
 蕩けそうな笑顔で、そう言うお兄ちゃん。
 お兄ちゃんの大きな手が、私の頬を包み込むように触れた。
「ありがとな。お兄ちゃん、おまえにお祝いして貰えて物凄く嬉しかったよ」
「もう…大袈裟だよ、お兄ちゃん」
「大袈裟なんかじゃないさ」
391Peridot 5/15:2006/02/14(火) 08:45:51 ID:OjPnV/O6
 目を細めて笑うお兄ちゃんは、本当に素敵で、格好良くて。私は、頬を染める。
 お兄ちゃんの、二十数回目の誕生日。
 パパやママのお仕事が忙しいせいで、去年と同じく、二人だけでお祝いをした。
「来年も、再来年も、ずっとお祝いしてあげるよ…」
 ずっと。だって、約束したでしょ?
 そう言うと、お兄ちゃんの笑みが、なお一層深くなる。
「…ありがとう」
 お兄ちゃんに優しく抱き締められて、そのまま、ゆっくりと顔が近付いてくる。
 柔らかな温もりが、唇に重なった。
 ―――ああ、幸せ。
 本当にそう思う。
 誰よりも好きな人に、誰よりも愛して貰える。それって、何て気持ちがいい事なんだろう。
「お風呂…入ってくるね」
 呟いて、するりと腕の中から抜け出す。
「ああ。きちんとあったまって来るんだぞ」
 そう言うお兄ちゃんは、もういつもの顔に戻っていたけど、でも一瞬だけ
見えたその瞳には、熱が篭もっているように思えた。
392Peridot 6/15:2006/02/14(火) 08:46:50 ID:OjPnV/O6
 
 
 片付けを終えたお兄ちゃんが、お風呂から上がって来るのを、私は
お兄ちゃんのベッドの中で待っていた。
 これからの事を考えると、ドキドキする。怖いっていう気持ちもある。
 でもそれ以上に、お兄ちゃんのものになる、そう思ったら例えようもない
幸せな気持ちが湧いてきた。
 私は、お兄ちゃんのものなんだもん。
 そして、お兄ちゃんも私のもの。
 だったら、全部、お兄ちゃんのにして欲しいよ。
「ヒトミ? …もう、寝ちゃったのか?」
 カチャリとドアの開く音の後で、お兄ちゃんの声がした。
「…ううん、起きてるよ」
「そっか。お兄ちゃん、起こしちゃったか?」
「そんな事ない。最初から起きてたよ」
 どんな時でも、私の事を気遣ってくれるお兄ちゃんに答える。
「ねえ、お兄ちゃん、こっちに来て。早く、一緒に寝よう?」
 私の言葉に、お兄ちゃんが一瞬、動きを止めた。
 でも、すぐにそれを取り繕うように笑って言う。
「あ……あぁ、そうだな。さ、寝よう!」
393Peridot 7/15:2006/02/14(火) 08:47:43 ID:OjPnV/O6
 お兄ちゃんは、布団に隠された、私の赤くなった顔には気付かなかったみたいで、
いつものように傍らに滑り込んだ。
 そしてお兄ちゃんの腕が、いつものように私を抱き込む前に、私は自分から
お兄ちゃんに抱きつく。
「…ヒトミ? どうしたんだ…?」
 一瞬驚いたお兄ちゃんだったけど、すぐに優しい声音で言って、髪を撫でてくれる。
 また、私に困ったことがあったり、落ち込んだりしてるって思ってるんだろう。
 だけど、そうじゃないの。
「お兄ちゃん…誕生日、おめでとう」
「ん? …ああ、ありがとな」
 微笑みと共に言ったお兄ちゃんが、いつものように、私の髪をさらりとかき上げる。
 その手が不意に、止まった。
「ヒト…ミ……おまえ」
 動揺を交えた声は、微かに掠れていた。
「お兄ちゃん…私……お、大人になりたいの。お兄ちゃんに似合う、大人に」
 私は首まで真っ赤になりながら、その顔をお兄ちゃんの胸に埋めて言う。
 ……私の耳には、三月のあの日、お兄ちゃんにプレゼントして貰った
ペリドットのピアスが嵌められていた。
394Peridot 8/15:2006/02/14(火) 08:55:19 ID:OjPnV/O6
 お兄ちゃんがお風呂に入っている間に開けたばかりのピアス穴が、
まだ少しじくじくと痛んだけど、もう気にならない。
「だから……お、お兄ちゃん……」
 あ、まずい、涙が出てきた。ちゃんと言いたいのに。
 お兄ちゃん、私のこと―――
「……!」
 不意に。
 お兄ちゃんが両腕で、痛いくらい私の事を抱き締めた。
 そのまま、ベッドに押し付けるように横たえられる。
「バカ…! 兄ちゃん……もう止められないぞ…?」
 なんだか、お兄ちゃんの方が泣きそうな顔をしてた。
 ……わかってる。
 お兄ちゃんは、私を傷付けるのが怖いんだよね? でも、大丈夫。
「大丈夫だよ…」
 私はお兄ちゃんの首に、両腕を巻きつけて抱き付いた。
「大好き、お兄ちゃん」
 ―――兄ちゃんも、愛してるよ。
 お兄ちゃんが、そう、耳元で囁いた。
395Peridot 9/15:2006/02/14(火) 08:56:17 ID:OjPnV/O6
 
 
 お兄ちゃんの手が、私のパジャマを丁寧に剥いでいく。
 純粋に恥ずかしくて、私は胸元を手で隠した。
 お兄ちゃんはくすっと笑って、そんな私の唇にキスしてくれる。
「こんな素敵なプレゼント…兄ちゃんに、見せてくれないのか?」
 ……いつもは子供みたいな事を言うお兄ちゃんだけど、こんな時、
やっぱりお兄ちゃんには敵わないって思う。
 お兄ちゃんは、産まれた時からずっと私を見ていてくれた人。
 だから、こんな意地悪を言われたら、私が逆らえないって知ってる。
 …そっと手を外すと、お兄ちゃんは、小さく息を吐いた。
「綺麗だ…」
 今まで『おまえは可愛いよ』って聞き飽きるくらい言われたけど、
それとは全く違う言葉。
 恥ずかしかったけど、でも、お兄ちゃんにそう言ってもらえるのが嬉しい。
 お兄ちゃんの手が、そっと胸の頂きに触れて、私は小さく喘いだ。
「ぁっ……」
 そのまま、掌で包み込むように乳房を揉まれる。
 たったそれだけで、って思うのに、自分でもおかしいくらい感じた。
「あっ…あぁっ…! …お兄…ちゃん……」
396Peridot 10/15:2006/02/14(火) 08:57:49 ID:OjPnV/O6
 だって、お兄ちゃんが触ってるんだよ?
 お兄ちゃんの手が、私に…触ってる……。
 恥ずかしくて、嬉しくて、頭の芯が熱くなる。
「ひゃぅっ…!」
 胸の頂点を指先で摘ままれ、捏ねまわされると、体がビクンと震えるくらいの
甘い痺れが走った。
「…やぁっ……お兄、ちゃあん…っ……」
「声を出していいんだぞ。我慢するな」
 囁きながら、お兄ちゃんは私の胸に顔を伏せた。
 いつもキスをする形の良い唇が、私の胸に触れ、突起を含む。
 そのまま乳首に舌を絡めて、きゅうきゅうと吸った。
「ぁああっ…! あっ、ぁ、あぁっ……」
 あのお兄ちゃんが、赤ちゃんみたいに私のおっぱいを吸ってる。
 その事が少しだけおかしくて、でもすぐに、そんなものも飛んでしまった。
「はあぁっ……ぁあ……! あっ、あぁ…!」
 口と手に両方の胸を攻められ、私は足の間にお兄ちゃんの体を挟みこんだまま、
ベッドの上で悶えた。
「おにい……ちゃ……お兄ちゃん…っ……あぁ……」
 息も絶え絶えな私をちらりと見て、お兄ちゃんは、パジャマのズボンの中に手を滑らせる。
 そして指先で、布越しに足の付け根を、確かめるように撫でた。
397Peridot 11/15:2006/02/14(火) 08:58:55 ID:OjPnV/O6
「…ひぁっ……」
 ベッドの上で、腰が跳ねる。
 自分で触ったわけじゃないけど、下着が湿るくらい濡れているのがわかって恥ずかしかった。
「ヒトミは可愛いな…」
 囁いたお兄ちゃんが、ズボンごと、私の下着を降ろした。
「ぁっ、やだ…!」
 一糸纏わぬ姿になった私の足を、お兄ちゃんが持ち上げる。
 恥ずかしいところを、全部見られてしまう。全部。
「いやだ……恥ずかしいよ、お兄ちゃん……」
 涙声で言えば、お兄ちゃんは少し笑った。
「恥ずかしい? どうしてだ? 兄ちゃんは、ヒトミのおむつを取り替えた事だってあるんだぞ」
「お、お兄ちゃんのばか…!」
 無神経な言葉に怒る私に、お兄ちゃんは笑って、唇を塞いだ。
 お兄ちゃんの長い指が、私の秘密の部分に触れる。
 クチュリと小さな音が、私の耳にまで届いた。
「んふぅ……ぅん……んっ、ん…!」
 合わさった唇の間から、悩ましい吐息が漏れる。
 案外器用なお兄ちゃんの指が、私の形をなぞるように動いた。
「あぁぁ……っ!」
 唇を解放された途端、甲高い声が寝室に響く。
398Peridot 12/15:2006/02/14(火) 09:00:18 ID:OjPnV/O6
「ぁあ……ぁふ、いやぁ……お兄ちゃん…っ…」
 感じ過ぎて怖くなった私の心を見透かすように、お兄ちゃんが囁いた。
「ヒトミ、大丈夫だ。キレイだよ」
 お兄ちゃんの顔が、視界から消えたと思った瞬間、指よりも柔らかいものが、
その場所に触れた。
「ぁっ…!? お、おにいちゃ……」
 足を閉じる余裕もなく、私の足の付け根に顔を埋めたお兄ちゃんが、
優しくその部分を舌で擽る。
「や……ぁ、あ…! っぁ、ん……!」
 死んでしまいそうなくらい恥ずかしい。
 お兄ちゃんに、あんなところを見られて、舐められるなんて。
 …でも、同じくらい気持ちいい。
 気持ちいいよ……お兄ちゃん…。
「おにいちゃ……ん、おにいちゃ……だいすき…っ…」
 息も絶え絶えになりながら呟けば、お兄ちゃんの動きが止まった。
 そのまま、ゆっくりと体を起こす。
「ヒトミ……」
 気付くと、目の前にお兄ちゃんの真剣な眼差しがあった。
 少し前まで、お兄ちゃんに愛されていた部分に、何か熱いものが触れて、私はびくりとする。
「いいのか…? これ以上は、止めてやれないぞ……?」
399Peridot 13/15:2006/02/14(火) 09:01:30 ID:OjPnV/O6
「……バカ…!」
 止めてなんて、言うわけないじゃない。
 言うくらいなら最初からこんな事しない。
 私は、お兄ちゃんが、お兄ちゃんだけが好きなのに。
 ……私の言葉にしなかった言葉を読み取ったのか、お兄ちゃんは、これ以上
ないくらい嬉しそうで、幸せそうな笑みを浮かべた。
 お兄ちゃんが少し身を離し、その間、横を向いて息をついていた私の耳に、
紙を破るような音が響く。
 何をしているのかわかって、少し寂しい気持ちになった。
 …でも、しょうがないよね。
 子供ができたら、困るのは本当だもの。
 それに例え相手がお兄ちゃんじゃなくたって、この年でそうするのは当然のこと。
 そう思って、私は自分を慰めた。
「お兄ちゃん……」
「ヒトミ…」
 再び覆い被さって来たお兄ちゃんと、しっかりと抱き合う。
 凄く大きくて、熱く脈打つ何かが、私の足の付け根に触れた。
「痛かったら、言うんだぞ……?」
 こんな時にまでお兄ちゃんらしい言葉と共に、お兄ちゃんが、私の中に押し入ってくる。
「んぅっ…!」
400Peridot 14/15:2006/02/14(火) 09:03:05 ID:OjPnV/O6
 …お兄ちゃんは凄く大きくて、その腕に包まれる安心感だけではごまかせないほどの
痛みが、私の中に走った。
「あ……あ…っ! ん、お兄ちゃ…っ……痛いよぉ…っ」
「ヒトミ……ごめんな…」
 思わず、そう漏らした私の耳に、大好きな声が聞こえる。
 私は何度も首を横に振ると、お兄ちゃんに抱き付いた。
「……ぁあ…っ!」
 お兄ちゃんが、強く腰を押し付け、私はお兄ちゃんの全てを受け入れた事を知った。
「…はぁ……はぁ……」
「…大丈夫か?」
 お兄ちゃんは完全に動きを止めて、私の汗を拭ってくれた。
「辛かったら、我慢しなくていいんだぞ? お兄ちゃんに、ちゃんと言えよ?」
「……大丈夫…」
 私は、苦しい息の下で笑って見せる。
 痛いけど、でも、幸せだった。
 私のはじめての人が、お兄ちゃんだっていうことが。
「大丈夫…だか、ら……私……お兄ちゃんの手で、大人に……なり…たい」
 私の本心を告げれば、お兄ちゃんは目を瞠った。
 お兄ちゃんの腕が、しっかりと私の腰を抱き、緩やかな律動が私の中で繰り返される。
「ぁあ……あっ、あ……あ! お兄…ちゃんっ…お兄ちゃ……」
401Peridot 15/15:2006/02/14(火) 09:04:01 ID:OjPnV/O6
 お兄ちゃんの腕の中で、私はずっと、お兄ちゃんのことを呼んでいた。
 痛みはまだ消えないけど、体の中にあるお兄ちゃんの熱、お兄ちゃんの荒い息、
お兄ちゃんの掠れた呻きを感じるだけで、凄く幸せな気分になれる。
「…ヒトミ…ッ……」
 お兄ちゃんが私の名を呼び、一際強く腰を打ち付けられた瞬間、頭の中が真っ白に
なるような感覚と共に、私の意識は、ゆっくりと遠退いていった。


 誰かの手が、私の頭を撫でている。
 おっきくて、凄く安心できる手。
 全身を包むぬくもりが心地好くて、私は無意識に、すぐ傍にある体に身を摺り寄せた。
「……ヒトミ?」
 躊躇いがちに、囁くような声が落ちてくる。
 ああ、これはお兄ちゃんだ。
 そう思って、私は目を閉じたまま、幸せな笑顔を浮かべた。
 ふっと頭上で小さく笑みを漏らす声が聞こえ、そっと耳元に落ちる口付けの後、
再び繰り返し髪を撫でられる。
 一番安心できる場所で、私は再び眠りに誘われていった。
 ……お兄ちゃん、大好き。
 その言葉は声にはならなかったけど、きっとお兄ちゃんには伝わっている。そう思った。
 
 
402名無しさん@ピンキー:2006/02/14(火) 09:05:17 ID:OjPnV/O6
鷹士お兄ちゃん×ヒトミ、初エチー。
読んでくれた人dクス。
ついムラムラしてやった。反省は、ちょっとしている。
403名無しさん@ピンキー:2006/02/14(火) 12:04:38 ID:eEWQcAtO
ちょwwwww
朝からなんてモノを見せてくれるwwwwww

GJです!
実は誰か書かないかなとwktkしていた。ハァハァ
404名無しさん@ピンキー:2006/02/14(火) 13:31:36 ID:E+oAxgGq
GJGJ!!!
素晴らしい萌えをありがとう
甘すぎるよこの二人(*ノд`)
405名無しさん@ピンキー:2006/02/14(火) 15:24:26 ID:YesiVVTY
GJ!
ラブレボ投下されないかなと覗いていた甲斐がありました
お兄ちゃんハァハァ
上で書かれていたマッキーも投下キボン
406名無しさん@ピンキー:2006/02/14(火) 19:12:01 ID:bki5aEtu
き、キキキキキタ━━━━━━(;゚∀゚)=3━━━━━━ !!
GJ! 激しくGJ!
最萌えお兄ちゃんでくるの待ってたんだよー。
しかも初エチーとは!!!
今後にも期待!
407名無しさん@ピンキー:2006/02/14(火) 21:09:19 ID:JHDJJWwT
402タンGJ!禿しく萌えつきた!(・∀・)キュンキュン
もう、なんていうか…やはり兄妹イイ!!
408402:2006/02/14(火) 22:46:57 ID:OjPnV/O6
>>403-407
d!
近親ソカーンだからドン引きパレードかと思ったが、
楽しんでくれた人もいてホッとした。
調子に乗って、もっと大人になったヒトミンと兄のエロエロも
書いてみたいと言ってみるテスト。
他の姐さん達のラブレボSSも期待してます(*´Д`)ハァハァ
409名無しさん@ピンキー:2006/02/15(水) 01:31:34 ID:1wUk5AYp
>>408
激しく期待!
いつまでも待ってるお!!
410名無しさん@ピンキー:2006/02/15(水) 02:33:17 ID:R8OJGtLc
>>408
兄×ヒトミ初えちー読ませて貰いました!
思わずキーボードに鼻血たらしそうになりますたよ(*´Д`)
これからもがんがってください

ラブレボ、マッキーとか颯タンとかも密かに期待してます…wktk
411名無しさん@ピンキー:2006/02/15(水) 05:54:58 ID:MsKKNXd3
>>408
GJ!!萌え萌えでした(*´Д`)
次の話も是非…期待して待ってます!
412名無しさん@ピンキー:2006/02/15(水) 14:43:00 ID:OJMG/ZpU
狂おしくGJ!!
ラブレボこないかな〜とは思ってたけど、まさか最強ツボキャラな兄ちゃんがくるとは!!
もっと大人なヒトミンもワクテカして待ってます!
413408:2006/02/15(水) 15:02:09 ID:t95i+WCY
お約束していたものができたので投下します。
前回の続きで、同じく鷹士お兄ちゃん×ヒトミ、近親ソカーンなので要注意。
NGワードは『wine』で。
あと、砂を大量吐瀉の危険有。
チョコレートパフェにあんこ乗っけてハチミツ垂らした級の甘さです。
414wine 1/8:2006/02/15(水) 15:02:39 ID:t95i+WCY
「ヒトミ? 眠くなったのか?」
 温かくて大きな手が、私の前髪をかき上げた。
 私は、閉じていた目をそっと開けて、目の前にいる大好きな人の顔を見る。
 生まれた時から一緒にいるのに、こんな風に優しい目で私を見るお兄ちゃんを
目にする度、お兄ちゃんに、新しく恋をしているような気持ちになる。
「うん…飲みすぎたかな?」
 お兄ちゃんが持って帰ったワインを、横目で見る。
 それから、首に両手をまわしてお兄ちゃんに抱き付いた。
「ベッド、連れてって……」
 お兄ちゃんが笑う気配。
「まったく、ヒトミは昔から甘えるのが上手だな」
 それは、お兄ちゃんに対してだけだよ。
 そう思う私の内心には気付かずに、背の高いお兄ちゃんは、私を軽々と
抱き上げ、立ち上がった。
 当然のように、私の部屋ではなくお兄ちゃんの部屋に運ばれながら、
私はお兄ちゃんのシャツに頬を摺り寄せる。
 お兄ちゃんは部屋に到着すると、ベッドの上に私を優しく降ろす。
 ……途端、お兄ちゃんと私の混じり合った匂いが、私の全身を包んだ。
「おやすみ、ヒトミ」
 私を寝かせ、傍らに腰掛けたお兄ちゃんは、優しく私の髪を梳く。
 そんなお兄ちゃんの手を、私はそっと取った。
「もう少し、起きてたい」
「…眠いんじゃなかったのか?」
 そう言いながらも、お兄ちゃんはもう私の言いたい事に気付いているみたいで、
ゆっくりと覆い被さってくる。
415wine 2/8:2006/02/15(水) 15:03:25 ID:t95i+WCY
「あれね、嘘。…怒った?」
「怒らないよ」
 お兄ちゃんは笑って、ちゅっと私の唇にキスをした。
 そして、私の体にまわされる腕。
 ……高校三年の夏。
 お兄ちゃんの誕生日に、私は、お兄ちゃんの手で大人になった。
 それからずっと、この体はお兄ちゃんだけのもの。
 お兄ちゃんに甘く蕩かされ、お兄ちゃんのためだけに昇りつめる事を覚えた。
 お兄ちゃんが私のカットソーを脱がせ、レースのブラの上からやんわりと
胸を揉みながら、何度もキスをする。
 唇が柔らかく解け、私は自分から口付けに応えた。
 お兄ちゃんが唇を滑らせ、私の首筋を、やわやわと吸う。
 時折、ちゅっと音がするのがいやらしい。
 明日がお休みのせいか、お兄ちゃんは時折かりっと歯を立て、遠慮なく跡を残した。
「ぁ、ん……お兄…ちゃん……」
 もう、私の息は上がってる。
 何度抱かれても、お兄ちゃんに触れられるのは気持ちがいい。
 ブラのホックが外されると、丸い乳房が、ぷるんとまろび出た。
 お兄ちゃんにたくさん愛されて、高校の頃よりも大きくなってる。
「んんっ……」
 お兄ちゃんの指が、そこにゆっくりと沈む。
「ヒトミの…大きくなったよな」
 お兄ちゃんも同じように思ったのか、そんなことを呟く。
「っは……ばか…っ…」
「ん? 誉めてるのに」
416wine 3/8:2006/02/15(水) 15:04:10 ID:t95i+WCY
 いつもは、私に対しては甘すぎるくらい甘いお兄ちゃんだけど、ベッドの上では、
ちょっと意地悪だ。
 悪戯っ子みたいな目で私を見上げて、胸の谷間に顔を埋め、ぺろっと肌を舐める。
 お兄ちゃん、大きい方が好きなのかなあ。だったら嬉しいけど、でも。
「あんまり大きいと…その、垂れるかもしれない、し…っ……」
 過剰についたお肉がどんなに恐ろしいものか、私は身を持って良く知ってる。
 だけどお兄ちゃんは、そんなこと、丸っきり気にする様子はなくて、
微笑みながら胸にキスの痕を残した。
「バカだな、どんなヒトミだって可愛いに決まってるぞ」
 言いながら、私の乳房を弄ぶみたいに可愛がってくれる。
「っ、ぁっ、んんっ」
 指の間に突起を挟むようにして捏ねると、私の胸は鞠みたいに撓んだ。
 淡いピンク色だった突起が濃さを増して、まるで誘うみたいに存在を主張する。
「…ほら」
 お兄ちゃんが色付いた部分をなぞるみたいに舌を滑らせて、乳首を吸い上げた。
「あぁー…っ……ぁ、おにい、ちゃんっ……んんっ、お兄ちゃん…やぁ……」
 いやいやと首を振るけど、本当に嫌がってるわけじゃない。
 お兄ちゃんのせいで、私はいつのまにか、すごくエッチになった。
 どこもかしこも、お兄ちゃんに触れられたくて。
 お兄ちゃんの指や唇が触れる度、その部分がじんわりと熱くなるくらい感じてしまう。
 勿論、これは相手がお兄ちゃんだから思うことだ。
「んんっ…ぁんっ、吸いすぎ……だよぉ……っ」
「……」
 私の抗議は意に介さず、お兄ちゃんはぴちゃぴちゃと突起に舌を絡める。
 もう片方の乳首はくりくりと指先に弄られ、ふくらみ全体を押し潰されるように
揉まれて、私の頭はぼんやりと霞がかったようになった。
417wine 4/8:2006/02/15(水) 15:04:55 ID:t95i+WCY
「あぁっ…あっ……ん、ふぅ……」
 されるがままに喘ぐ私は、いつのまにかスカートのホックを外され、
ずり下げられていた事にも気付かない。
 唐突に下着の中に侵入したお兄ちゃんの手が、蜜で潤った場所をなぞりあげ、私は目を見開いた。
「…っひぁ…」
 指の先だけを埋めるような格好で、その部分をくちくちと掻き回す。
 お兄ちゃんは、私のスカートと下着を完全に取り去ってしまうと、腰から
太腿までのラインを撫でながら、下腹部に唇を落とした。
 内腿に手が入り込んで、数回撫で下ろす。
「ヒトミ、足開いて。お兄ちゃんが舐めてやるから」
 そう言う声はどこまでも優しいのに、どこか淫靡な響きを内包している。
「ん……ん…」
 私は逆らう事もできずに、ゆっくりと、足を広げた。
 凄く恥ずかしいけど、でも、恥ずかしいことは気持ちいいこと。
 それを教えてくれたのもお兄ちゃん。
 お兄ちゃんはにっこりと微笑んで、足を開いたことによって僅かに緩んだ
合わせ目に舌を差し込む。
「あぁぁ……っ…!」
 一番敏感な芽を、お兄ちゃんの舌が、優しく皮を剥くみたいな仕草で撫でまわす。
 あまりの快感に、私は耐える事もできなくて、何度もベッドの上で身を弾ませた。
「…おに、ちゃ…あぁ……おにぃ、ちゃ…っ……おか、しくな……そう……」
 知らず溢れた涙が、頬を伝ってシーツに染み込む。
「…ヒトミ、がまんしなくていいんだぞ」
 その部分に軽く歯を当てるようにしながら、お兄ちゃんが囁く。
 堪える間もなく、私は、あっという間に昇りつめた。
418wine 5/8:2006/02/15(水) 15:05:34 ID:t95i+WCY
「っ…やぁん…!」
 思考も、理性も、何もかも飛んでしまいそうな官能の渦が私を攫い、
私はお兄ちゃんの前で極めた。
 更に溢れ出した愛液を、お兄ちゃんが舌先で舐め取る。
 達したばかりの敏感な肌に、その刺激は強すぎて、私は何度もビクビクと脈打った。
「…ヒトミ? 大丈夫か? ごめん、兄ちゃんやりすぎたか?」
 心配そうな声が聞こえて目を開けると、そこには、お兄ちゃんの顔がある。
「う……うぅん、大丈夫……。それより、おにい……ちゃん……」
 そっと肩に手を添えると、お兄ちゃんは理解したように目を細めて頷いた。
「ああ。お兄ちゃんも、ヒトミと繋がりたい」
 私の額に唇を押し付けながら、お兄ちゃんの手がサイドテーブルの引き出しに
延ばされるのに気付き、私は、腕に力を込めて、それを止めさせた。
「ヒトミ?」
 今度は、私からお兄ちゃんにキスをする。
 そして身を起こすと、逆にお兄ちゃんを押し倒すみたいな格好でベッドに寝かせた。
「どうした?」
 お兄ちゃんは、目を瞬かせつつも、私にされるがままになる。
 普段とは逆の格好で、私はお兄ちゃんの上に身を重ねた。
 ……お兄ちゃんは細身だけど、やっぱりその体には、ちゃんと硬い筋肉が
ついていて、私を受け止めてもびくともしない。
 男と女の体は違うんだなと、改めて思った。
「ん……」
 キスを求めると、お兄ちゃんはすぐにそれを与えてくれた。
「ヒトミ…?」
 舌先を絡ませ合いながら、その狭間にお兄ちゃんが囁く。
419wine 6/8:2006/02/15(水) 15:06:20 ID:t95i+WCY
 私の太腿の間に当たるお兄ちゃんは、しっかりと硬くなっていて、その熱さに赤面した。
 私は確かめるように、指先で熱の塊に触れる。
「ヒトミ…」
 お兄ちゃんが驚いたように目を瞠ったけど、私は構わず、腰を持ち上げる。
「だいじょうぶ……」
「…でも」
「今日は、だいじょうぶ…なの。だから……」
 このまま……。
 恥ずかしくて、頬を真っ赤にしたまま言う私を見上げると、お兄ちゃんは、柔らかく微笑んだ。
 お兄ちゃんの手が腰を優しく撫で、それに促されるように、私はゆっくりと腰を落とす。
「あぁっ…あ……! んん……っ」
 巨大な質量が、私の中を押し広げながら入ってくる。
 お兄ちゃんの手に腰を支えられて、私はそれを、自分の中に受け入れた。
 いつもは薄い膜を一枚隔てているそれが、今日は直に、私に触れている。
 そう思ったら、体の中心に痺れが走るような幸福感を感じた。
「あぁ…っ……お兄、ちゃん……」
「ヒトミ……」
 お兄ちゃんが、汗で額に貼り付いた私の前髪を梳いてくれる。
「平気か? 苦しかったら、無理しなくていいんだぞ?」
「だい…じょうぶ……」
 いつだって私の心配ばかりするお兄ちゃんに笑って、私は体を動かし始めた。
「…あぁ、っ……ぁ…はぁ……」
「……っ…」
 私が腰を揺らす度に、お兄ちゃんが軽く息を詰める。
 私がお兄ちゃんに触れられて感じるように、お兄ちゃんも感じてくれてるんだって
わかって、凄く嬉しかった。
420wine 7/8:2006/02/15(水) 15:07:03 ID:t95i+WCY
「ぁ、ん……お兄ちゃん……お兄ちゃん…っ…!」
「ッ…ヒトミ…」
 私に合わせて、お兄ちゃんも下肢を揺らし始める。
 ずん、ってお兄ちゃんが私の最奥を叩く度、例えようもない快感が走った。
「っぁああ……っ」
 私が、私の中に受け入れるのはお兄ちゃんだけ。
 同時に、私以外の誰も、お兄ちゃんに触れさせたりなんかしない。
 誰にも祝福されなくたって、そんなの構わないの。
 だって、私がこんなに幸せになれる相手はお兄ちゃんだけ。
「…っふ……」
 体の中にいるお兄ちゃんが、更に大きくなった気がした。
「い、いの……お兄ちゃ、ん……わたしの、なか……出して…っ……」
 お兄ちゃんの全部を、私自身が感じたい。
「……ヒトミ」
 お兄ちゃんが、目を細めた。
「ぁっ、あっ、あぁぁっ……!」
 次の瞬間、ぐっと腰を押し付けられ、体の一番奥に何かが注がれるのを感じた。
「ぁあ……!」
 すごく、熱い。
 熱くて、熱くて……気持ちいい。
「あぁん…っ……ぁ……!」
 私は、自身が達した事にも気付かないまま、お兄ちゃんに注がれる情欲に酔った。
 はじめて、本当に一つになれた。そんな幸福感が、私を満たしていた。
 ゆっくりと倒れ込む私を、お兄ちゃんが、力強い腕で抱き止める。
 頬にキスされて、そのまま、髪を撫でられた。
421wine 8/8:2006/02/15(水) 15:08:13 ID:t95i+WCY
「…大丈夫か?」
「うん……」
 体の中を満たす温かさと共に、私はお兄ちゃんに寄り添う。
「ゴメンな、兄ちゃん、我慢きかなくて」
「お、お兄ちゃんのせいじゃないよ」
 すまなそうに言うお兄ちゃんに、私は慌てて反論した。
「でも、もし」
「平気、ちゃんと調べたから」
 お兄ちゃんを安心させるようにもう一度言って、私はぴったりと身を押し付ける。
「それに……もし、できても……構わないもん……」
 そんなことないってわかってるけど。
 でも、もしもそれができたら、どんなに素敵だろうって思う。
 そんな思いを込めて呟けば、お兄ちゃんは優しく微笑んだ。
「……ああ。俺もだ」
 私を抱き寄せて、キスしてくれる。
 お兄ちゃんの腕はいつでも、私に安心をくれる。
 それは、ずっと前から変わらない。
 一番近くて、一番大好きな人。
 私の、たった一人の人。
 お兄ちゃんの腕に守られながら、私は、今夜も眠りに落ちた。
 
 
 
422408:2006/02/15(水) 15:09:03 ID:t95i+WCY
ゲームの「後日談」のその後シチュ。
大人なヒトミンなので、ちょっと積極的に騎乗うわなにすあwせdrftgyふじこ
423名無しさん@ピンキー:2006/02/15(水) 16:48:14 ID:m7v45URE
>>408タン GJGJGJGJ!
前作の兄のお風呂中にピアス開けるヒトミン…!!切な萌えだよ…!
そして本当にできてもかまわない関係だったらヨカータのにね…ホロリ
424名無しさん@ピンキー:2006/02/15(水) 19:17:09 ID:imh6N3Ln
>>408タン
兄妹イイ!!禿萌えたー!!(*´Д`)ハアハア
両方とも読ませて貰いました…。
ラブラブなのに、背徳感が拭い去れないところがまたイイ。
ヒトミンが甘え上手になっちゃってるところもイイ。

いいものを読めて嬉しいよ!408タン、ありがd!(´∀`)
425名無しさん@ピンキー:2006/02/15(水) 19:52:40 ID:OJMG/ZpU
>>408さん
ごちそさまでしたぁぁぁぁ!と叫びたい気分です。
いいよいいよ、ゲロ甘でもほのかに切ないのがイイ!
426名無しさん@ピンキー:2006/02/15(水) 20:20:27 ID:MsKKNXd3
>>408
GJ!!堪能させて頂きました。
切ない甘さに禿げ萌え…(*´Д`)
427名無しさん@ピンキー:2006/02/15(水) 22:16:01 ID:Q2YnVoXW
>>408さん
最っ高でした!!激しく萌え!(*´Д`)ハアハア
切なくてキュンキュンきたよ…!
428名無しさん@ピンキー:2006/02/16(木) 00:15:15 ID:gHVh2ijW
GJなんだけど中出し注意欲しかったorz
近親ソカーンの場合はこれの注意も必要だと思う
429名無しさん@ピンキー:2006/02/16(木) 00:20:06 ID:jfQzXupl
>>408
うわぁ!!すっごく禿萌えた!
やばいやばいよ…萌えすぎて床でじたばたしちゃったよ!
素晴らしい萌えをありがとう!(*´д`*)ハァハァ
430408:2006/02/16(木) 09:55:06 ID:msMTJf+4
>>428
そうか、配慮が足りなかったようですまんかった(´・ω・`)
不快にさせた事を謝る。

それにしても、近親ソカーンでも中出しの有無で駄目な人もいるんだな…
人の嗜好って様々だ
431名無しさん@ピンキー:2006/02/16(木) 10:07:51 ID:XezRE5Fj
>>428
そこら辺は自己責任じゃないか?
特殊分野っつーほどでもないし、兄妹話なのはわかってるわけで
432名無しさん@ピンキー:2006/02/16(木) 15:23:06 ID:zAWBWPfR
自分は未プレイ者だが萌えた。
ところでラブレボの主人公兄妹って実兄妹なの?
シスコンEDの他にラブEDもあると聞いて「なんだ義理オチか…」と
ちょっとガカーリしたんだが。
433名無しさん@ピンキー:2006/02/16(木) 16:05:12 ID:wpFdMvzh
いや、ラブEDでも実兄妹。
でも一部の望みで、もしかしたら…って事も出てるが。
434名無しさん@ピンキー:2006/02/16(木) 16:33:43 ID:msMTJf+4
>432
ゲーム中では血が繋がってない云々の話は一切なし。
兄萌え派の中には、ラブEDがあるという事は、隠し設定で血が繋がってないのでは!?と
望む層と、いや実兄妹だから萌えるんであってという層があるので、今後も公式には
その辺りには触れないでいて欲しい(プレイヤーに好きに想像させて欲しい)というのがFA。
435名無しさん@ピンキー:2006/02/16(木) 19:16:00 ID:kcxCUlWq
発売前にはっきり血縁関係ですって何かで言ってなかったっけ?
436名無しさん@ピンキー:2006/02/16(木) 19:30:26 ID:x9q9w6qm
ビズログ12月号を持っているが、バッチリつながっているとコメントしている
437名無しさん@ピンキー:2006/02/16(木) 19:33:35 ID:msMTJf+4
いやだから、血が繋がっている=兄弟とは限らないわけだし。
例えば従兄弟なんかでも、結婚はできるが血は繋がっているという事になる…
とかいうのは、ラブレボスレで何度もループした話。
438名無しさん@ピンキー:2006/02/16(木) 20:48:38 ID:Q72/D6MK
自分が萌える設定がFAでおkだとオモウ(*´∀`*)
439名無しさん@ピンキー:2006/02/16(木) 22:14:52 ID:cwAyOQKd
血が繋がっている=兄妹だろう。このゲーム場合。
今更従兄弟とかありえない。
440名無しさん@ピンキー:2006/02/16(木) 23:09:18 ID:fvBfrIQc
>>438良いこと言った!
441名無しさん@ピンキー:2006/02/17(金) 16:51:45 ID:mQXeOKI7
密かに保健医ノーマルED後が読みたいヤシがここに…ノシ
少数派でつかorz
442名無しさん@ピンキー:2006/02/17(金) 18:03:57 ID:UPSbab2N
>>441
読みたい(・∀・)人(・∀・)ノシ
443名無しさん@ピンキー:2006/02/17(金) 20:21:45 ID:jDNG1Y7p
>>441-442
(・∀・)人(・∀・)人(・∀・)ノシ
444名無しさん@ピンキー:2006/02/17(金) 23:19:18 ID:HCp+xcpG
>>441-443
(・∀・)人(・∀・)人(・∀・)人(・∀・)ノシ
445名無しさん@ピンキー:2006/02/18(土) 00:09:14 ID:CoW5A33V
(・∀・)人(・∀・)人(・∀・)人(・∀・)人(・∀・)ノシ
さて、いつまで延びるかなww
446名無しさん@ピンキー:2006/02/18(土) 01:21:49 ID:TxGmcBNm
(・∀・)人(・∀・)人(・∀・)人(・∀・)人(・∀・)ノシ
もっと伸ばしてこう
447名無しさん@ピンキー:2006/02/18(土) 01:22:48 ID:TxGmcBNm
>>446
ってのびてねーしorz

再度・・・
(・∀・)人(・∀・)人(・∀・)人(・∀・)人(・∀・)人(・∀・)ノシ
448名無しさん@ピンキー:2006/02/18(土) 02:00:58 ID:RJaSR+sp
自分も便乗…
(・∀・)人(・∀・)人(・∀・)人(・∀・)人(・∀・)人(・∀・)人(・∀・)ノシ

ちょっと亀だけど>>408GJ!
最萌えが兄ちゃんだから禿しく萌えた。ありがとう!
449名無しさん@ピンキー:2006/02/18(土) 07:32:33 ID:OYy6dcvh
豚切ってみる

お兄ちゃん妹GJ!良かったよ!
自分もお兄ちゃん最萌だたから
もっとラブレボSSキボンヌと言ってみる
450名無しさん@ピンキー:2006/02/18(土) 10:09:15 ID:eqAL3zD8
ここの様子に、何と無く書いてみた、ラブレボ保険医ノーマルED後。

携帯からなので見辛いやも知れませんが、神の降臨を待ちながら読んで貰えればと思います。
あんまエロくないかもですが、ドゾー。
451秘め事 1:2006/02/18(土) 10:10:21 ID:eqAL3zD8
先生の手が、私の太股を這う。
少しひんやりとしたその感触が、くすぐったさよりも、快感をもたらしていると気付いたのは、いつからだろう。

「ちょ…せんせ……っ」
「ん〜?」

スカートが乱れる。
私を後ろから抱きすくめた姿勢のまま、先生はじらすように太股を撫でる。
その指が下着の中へと侵入する感覚に、私は慌ててぴったりと足を閉じ、首を捻って先生を振り仰いだ。

「ほ…保健室っ!まだ午前中っ!!」
「あぁ。──だから?」
「だからっ……」

それがどうしたと言わんばかりに、先生は薄い笑みを浮かべている。

──……やっぱり駄目な訳ですか。

いつもと同じやりとりに、内心涙を流しながら、私は続ける言葉を失った。


去年の卒業式から、何度となく行われてきた秘め事。
拒むことは許されない。
最初のうちは、そりゃ私だって細やかながらも抵抗したわよ。

でも、気付いてしまった。

先生の強引なやり方が、自分が思っていたよりも嫌じゃない事に。
徐々に慣らされるうちに、私の中にしっかりとした形で芽生えた感情に。

それに何より、先生は決して面白半分で、私を抱いている訳じゃない事に。

屈折してるなと思うけど、それが若月龍太郎と言う男なりの、愛し方なのかも知れない。

452秘め事 2:2006/02/18(土) 10:11:11 ID:eqAL3zD8

「ほら、手ぇ付けよ」

先生の重みが、私の背に掛る。
私は言われるままに、目の前の机に両手を付くと、さっきまで半ば意地になって閉じていた足を、少しだけ広げた。

「んっ…」

先生の手が付け根に触れる。
指先で強く撫でられ、往復させられて。
もう片方の手が、背中から上着を託し上げると、ブラのホックが外された。
そのままするりと、先生の手が胸に触れる。
と同時に背中に感じる柔らかな感触。

「っ……あ…」

背中の窪みに沿って、先生の舌が私の背中を、首筋を這う。
既に反応を見せ始めた乳首を指で挟みながら、少し乱暴に胸を揉まれる。
下着の上からだった指は、いつの間にか下着の横から入り込んで、ぴちゃりと水音をたてていた。

「やんっ……あ…んんっ」

まるでリズムを打つように、私の秘部に触れた指は、一定の間隔で水音を放つ。
全身をくまなく刺激され、私の息は上がりっぱなし。
声だけは出すまいとするけれど、私の敏感な部分を知り尽している先生の手にかかれば、それも時間の問題。

「随分濡れるのが早くなってきたじゃねぇか」
「ひぅっ!…や、駄目ぇ…っ!」

耳元で囁かれたかと思うと、先生は私の耳に舌先をねじ込む。
ちゅぱちゅぱとダイレクトに響く水音に、私の膝から力が抜ける。
体を支えるために突っ張っていた両手は、机にしがみつくような形になって。
まるでそれが合図だったかのように、私の秘部に外気が触れた。

膝ぐらいの位置でとどまっている下着が気になるけど、足を動かす事すら出来ない。

耳たぶを噛まれ、吸い上げられ、ぬめりとした感触が耳全体を這う。
先生に教えられるまで、耳が気持ち良いなんて、大袈裟な漫画の世界だと思っていたんだけど。
私は、自分が思っていたよりも、自分の体の事を知らなかったらしい。
453秘め事 3:2006/02/18(土) 10:12:54 ID:eqAL3zD8
「…っ…や…あぁっ…んっ…」

胸を揉みしだく手は、時折強さを変えたかと思うと、不意に乳首に痛みが走る。
でも、それすらも快感で。
秘部を擦る指先が敏感な突起に触れる。
触れるどころか、摘んだり押し潰したり、先生の指の動きは止まらない。
小刻みに擦り合わされて、私はますます机にしがみつく形になった。

感じやすい場所を、同時にいくつも刺激され、私の頭の中はぼんやりと霞が掛る。
押し殺そうとしていた声は、その気持ちとは裏腹に、唇から零れ落ちる。

「あぁっ…!ふぁ……や、ぅんっ…」

震える膝で体を支えるのが精一杯。
そんな私の様子に、先生は耳元から唇を離す。
薄く瞼を押し上げて見ると、生理的に浮かんだ涙で揺れる視界の向こうで、先生は何処か満足そうな表情を浮かべて、私の体から離れた。

けれど、私に刺激を与える事を止めた訳じゃない。

私の足元にしゃがみ込んだ先生の手がお尻を広げたかと思うと、淫猥な音と共に、私の中に生暖かい物が侵入した。

「やぁ…んっ…!…あぁ…っ」

ぴちゃぴちゃなんて生易しい音じゃない。
激しく動く舌先は、私の中を蠢いたかと思うと、その上にある突起を擦り上げる。
時折じゅるりと蜜を吸い上げる音が耳に届いて、私の理性は頭の隅へと追いやられる。

「…ふっ…あぁっ。…せん…せぇっ…!」
「遠慮しなくて良いんだぜ?気持ち良いなら、気持ち良いって言えよ」

首を捻っても、その姿は見えなくて。
代わりに与えられる刺激で、私は先生の存在を確認する。
454秘め事 4:2006/02/18(土) 10:13:49 ID:eqAL3zD8
「んぁぁっ…あ、あぁっ…!」

私の秘部を這う舌と、ゆっくりと差し込まれる指の感覚。
いやらしい水音と同時に、体の中を往復する、ひんやりとした感触に、私は声を上げる事しか出来ない。

差し込まれた指は、角度を変えて、何度も私の体を刺激する。
その度に私の体は正直に反応して、溢れる蜜の音が保健室に響く。

「せんせ…っ…も……だめぇっ…」

ふるふると首を振りながら、懇願すると、先生は私の体に指を埋め込んだまま顔を上げた。

「ちゃんと教えただろ。どうして欲しいんだよ」
「ひぁぅっ…うぁっ…」

言いながら、手の動きは止まらない。
性格が悪いだとか、いじめっ子気質だとか、根性が曲がってるだとか。
そんな言葉が、頭の中を霞めては消えていく。

「せんせ……入れ、て…っ」

何とか言葉を絞り出すと、先生は私の体から指を引き抜き立ち上がった。

呼び出す時は常に忍ばせているんだろうか。
白衣のポケットから避妊具を出す様子を確認した私は、息を整えようと荒い呼吸を繰り返した。

でもそれも束の間。

「おい」

肩を捕まれ振り返ると、先生は私の体を引き寄せた。
身長差のせいもあってか、固くて熱い感触が、私のお腹に触れる。
薄い膜を一枚隔てただけで、その熱さははっきりと分かる。

先生に促されるまま、机の端に腰を掛けると、先生は膝にとどまったままの下着を抜き取り、ゆっくりと私の中に体を沈めた。

「くぅ…うあぁ……」
「っ…力抜けって」

酷い圧迫感が掛る。
何度も感じた事のある質量なのに、私の体はいまだに、それに慣れていないらしい。
455秘め事 5:2006/02/18(土) 10:14:50 ID:eqAL3zD8
浅い律動を繰り返しながら、私の中に全てを埋め込んだ先生は、私の体を抱き締めると、汗ばむ額に掛る前髪を掻き上げてくれた。

「ふぅっ……あっ…あぁっ…」

先生の体に腕を回し、その動きを受け入れる。
最初はゆっくりだった律動も、私の声に促されてか、徐々に早さを増して行く。

「あ…ん……っ…んんっ」

噛みつくような口付けと、体の奥から沸き上がる快楽。
舌を絡め貪るように唇を合わせながら、貫かれる快感に、唇の端から声にもならない声が漏れる。

「んっ、あぁ……せんせ…っ。せん…っ!」

口許から離れた先生の唇は、私の顎と言わず頬と言わず、触れては柔らかな噛み跡を残して行く。
触れる八重歯が痛みよりも快感を増し、頭の芯が痺れるような錯覚をもたらす。

──食べられる。

そんな単語が浮かぶけれど、体の奥を揺さぶられ、思考回路は切り放される。

「…っ……」
「あ、あ…っ!や…、はぅ…!」

キシキシと揺れる机の音も、その上に乗った灰皿のカタカタと言う音も、もう耳には届かない。
水音すら、私と先生の間で聞こえるとは思えないほど遠い。

「…もぉ…っ!…ん、…あぁっ、あぁぁっ!」

全身で感じる若月龍太郎と言う存在に全てを預け、私は意識を手放した。


遠くなる意識の片隅で。


『好きだ』


そんな声が聞こえた気がしたけれど。
それを確かめる術は、今の私にはまだなかった。


456名無しさん@ピンキー:2006/02/18(土) 10:15:42 ID:eqAL3zD8
以上です。

なんだかんだ言って、愛のあるエチーかなぁと妄想しつつ、名無しに戻ります。
457名無しさん@ピンキー:2006/02/18(土) 11:07:40 ID:8iFS7UBf
最初に保健医ノーマルキボンした者です ノシ
うおおおおおお!ネ申GJ!
強引だけど愛あるエチ萌えさせてもらいました(´∀`)ありがトン
458名無しさん@ピンキー:2006/02/18(土) 13:02:57 ID:JJhHKjUA
>>450
ネ申GJ!保健医GJ!保健室プレイGJ!
いじめっ子気質な保健医(*´д`)テラモエス
スキだからこそイジメル、そんな保健医に禿萌えた!
ホントにありがd!
459名無しさん@ピンキー:2006/02/18(土) 13:08:44 ID:i/Ai4nSi
>>450
マジGJ!!
愛のあるプレイに萌が止まらないお!
460名無しさん@ピンキー:2006/02/18(土) 13:37:45 ID:ogmEDUvg
>>450
ひゃーーー!GJGJ!!
激しくd!
461名無しさん@ピンキー:2006/02/18(土) 17:29:15 ID:a1umJQ/H
>>450
d!GJ!
充分エロかったと思うお
禿萌えた…(*´д`*)
462名無しさん@ピンキー:2006/02/18(土) 19:58:25 ID:2na61NRK
ラブレポは単独スレでもいけそうだけれどどうかな?
463名無しさん@ピンキー:2006/02/18(土) 20:52:18 ID:EQ6cIO2V
>>450
むしろ貴方がネ申…!d!
言葉攻め先生に激しくモエス(*´д`)

>>462
ノシ
ちょうどそう思ってたトコだ
発売したところとはいえあんまりラブレボだけでここのレス消費するのも心苦しいしな
464名無しさん@ピンキー:2006/02/18(土) 21:12:33 ID:bHKboSA3
>>462
単独で行きますか?
ちょうど兄モノ投下しようかときたんだけど、
スレが別になるなら立つまで待とうかな。
他力本願でスマソ
465名無しさん@ピンキー:2006/02/18(土) 22:05:35 ID:dEEpants
ネ申キテタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
一見愛はないのかと思いきや愛あふれるエチーは
まさに保険医ぽくて禿萌えだ(*´д`*)ハァハァ
466名無しさん@ピンキー:2006/02/19(日) 01:20:13 ID:j3dHIaSk
>>464
ワクテカしてアプお待ちしておりまつ(*´Д`)
467名無しさん@ピンキー:2006/02/19(日) 02:11:55 ID:tupQMB1l
>>450
ほ、保健医…!(*´Д`)ハアハア
あああ愛のあるエチーGJ!!
最後の最後まで萌えさせて戴きましたvv

>>464
楽しみにしております!
468名無しさん@ピンキー:2006/02/19(日) 03:42:54 ID:CH+oKeqw
自分もラブレボは単独スレでいけると思う
ラブレボばかり投下が続くと他の作品投下し辛いだろうし
反対意見ないなら立ててくるけど
469名無しさん@ピンキー:2006/02/19(日) 03:59:35 ID:3Fhc2FmP
確かにこれだけ作品もレスも一作品で埋まっちゃったら他の作品投下しにくいとオモ
この流れを見るにまだまだ熱も醒めなそうだし、単独でいいんジャマイカ?
470名無しさん@ピンキー:2006/02/19(日) 12:49:52 ID:RQWVH9HU
同じくラブレボ単独スレ賛成ノシ
まだしばらくは投下続きそうだし
投下数増える前に早めに分けてもいいと思う
471名無しさん@ピンキー:2006/02/19(日) 14:04:07 ID:QWivKV40
>>450
エロ保険医キタ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(゚∀゚)゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*!!!!
保険医萌えますた(*´Д`)ハァハァ


ラブレボは固定神も十分つきそうな感じがするので
単独スレ立ててもいいんではないかと
そんなわけで自分も賛成ー
472名無しさん@ピンキー:2006/02/19(日) 14:44:22 ID:e6xXo6Dt
発売直後だから投下が増えるのは当たり前だし、それは他のスレでも同じことだし<シリーズスレとかメーカー別のスレね

立てたことでどちらも過疎ったら意味ないし、まだラブレボ占有状態ってわけでもないし。
ラブレボだけしか投下されないがしばらく続き、かつ数が多かったときにまた考えればいいんじゃないか?
473名無しさん@ピンキー:2006/02/19(日) 14:47:35 ID:e6xXo6Dt
ミスった、ラブレボだけしか投下されない状態がしばらく続き、ね。
増えるであろう、という予想だけで立てられたものがあっというまに廃れてく様をいくつも見てるからさ。
474名無しさん@ピンキー:2006/02/19(日) 21:51:34 ID:9q4ZFdEK
ラスエス・ラブレボ前の投下って去年の10月だもんね。
単独スレは必要ないと私も思う。
475名無しさん@ピンキー:2006/02/19(日) 22:57:45 ID:QGhuFnVJ
単独スレを立てられそうor立てなきゃヤバそうになったら
スレ立てすればいいんジャマイカ?
とりあえずは様子見の方向賛成 ノシ
476名無しさん@ピンキー:2006/02/20(月) 01:12:55 ID:8SiDxcZA
様子見でFAの方向でよろしいでしょうか。
でしたら投下させていただこうかなーと。
ラブレボ続きで申し訳ない。
477名無しさん@ピンキー:2006/02/20(月) 02:24:05 ID:f9axA82H
>>476
おおっ!ハァハァしながら待ってる(*´∀`*)ノシ
478名無しさん@ピンキー:2006/02/20(月) 03:50:53 ID:RDvxPhVp
>>476
おぉお!wktkしながら待ってます!
479名無しさん@ピンキー:2006/02/20(月) 13:27:13 ID:Okyqndw4
wktkがとまらない!
480名無しさん@ピンキー:2006/02/20(月) 13:32:59 ID:zy7ThfSi
ええと、それではいきます。

兄萌えパッションが覚めやらず、自家発電してしまいました。
ラブラブED後、しばらくたったあたりです。
近親超注意。超逃げて。
あと、特定できないよう配慮はしたつもりですが、兄妹以外の
マンション住人が声でのみ出てきます。
他キャラの匂いがするだけでもイヤ!という方は回避推奨で
お願い致します。
481兄×ヒトミ 1/11:2006/02/20(月) 13:33:42 ID:zy7ThfSi
 私には、秘密がある。
 大きな秘密と、小さな秘密。
 それは誰にも知られてはいけない、甘い秘密。

 大切な人。それは私の場合、この世界にただひとりだけ。
 ずっと身近にいてくれて、何を置いても私のことを考えてくれる。
 それが当たり前で、とても自然なことだってずっと思っていたけど、
その無償の愛を享受し続けることがとんでもなく贅沢なんだってことに
気付くことができたのは、つい最近のこと。
 今までと同じだけど、核心のところが決定的に違う毎日。
 愛する人と過ごせる日々は、一瞬一瞬がたからもののようで。
 だけどそのことを周囲に知らせることはできない。
「はい、コーヒー。飲むだろ?」
 夕食が終わってソファに座った私に、優しい声がかかる。
 顔を上げると、カップを二つ持ったお兄ちゃんが隣に座るところだった。
「ありがと」
 にっこり笑いながら受け取ると、お兄ちゃんは同じように笑い返してくれた。
 お兄ちゃんが笑うだけで、ほっこりと心が暖かくなる。
 だいすき。お兄ちゃんだけが。
 長く、できるだけ長くこうしていられるよう。
 この大きな秘密を、知られないようにしなくてはいけない。
482兄×ヒトミ 2/11:2006/02/20(月) 13:34:40 ID:zy7ThfSi
「どうかしたのか? なんだかぼーっとしてた」
 受け取ったカップに口をつけると、
お兄ちゃんが少し心配そうに私の顔を覗き込みながら言った。
 私の心の機微にとても敏感に反応してくれるお兄ちゃんに、また愛しさがつのる。
 カップをテーブルに置いて、私はお兄ちゃんに抱きついた。
「あ、おい、危ないよ」
 お兄ちゃんが持っていたカップからコーヒーが零れそうになったけど、
それを注意するお兄ちゃんの声に、非難の色は入っていない。
 お兄ちゃんは慌ててテーブルにカップを置くと、ゆっくり抱き返してくれた。
 それが嬉しくて、私はお兄ちゃんの体をぎゅうっとしながら、
「だいすき」
 と小さく言った。
 微かに笑う声がして、お兄ちゃんの腕にも少し力が入る。
「お兄ちゃんもだよ。ヒトミは、かわいいな…」
 また嬉しくなってお兄ちゃんの顔を見ようと体を離すと、すぐにキスが落ちてきた。
 数え切れないくらい唇を重ねたけど、全然慣れることはない。
 すぐにどきどきして、心臓が痛いくらいになっちゃう。
 だんだん深くなるキスに酔って吐息まじりに唇を開くと、その隙間から
お兄ちゃんの舌がそっと入ってきた。
 お兄ちゃんの手が私の髪に触れ、優しくなでたり梳いたりする。
 頭の芯がぼうっとする、お兄ちゃんの情熱的なキス。
483兄×ヒトミ 3/11:2006/02/20(月) 13:35:29 ID:zy7ThfSi
 私の腰を抱いていたもう片方の腕が、ゆっくり脇腹を伝って上がってくる。
 優しく包み込むように胸を触られて、私は小さく声をあげた。
「あ……。お、にいちゃん…」
 唇から頬に、頬から瞼に、瞼からおでこにと、顔中にキスを降らせてくれる
お兄ちゃんに咎めるような声を出すと、少し笑い混じりに、
「ん?」
 と問い返された。
「ここ、リビング……だ、よ」
「……そうだな」
 ごく当たり前のことのように肯く間にも、キスは止まらない。
「……あ、明るい、し……。恥ずかしい……ぁ…っ」
 私の抗議なんて受け流すように、お兄ちゃんの手は胸をやわやわと揉みしだく。
 髪をなでていた手もいつの間にか降りてきていて、
両手で揉まれると服の上からでも充分感じてしまう。
「いいじゃないか。兄ちゃんはお前のこと、ずっと見ていたいんだよ……」
 耳朶にひとつキスを落としてから、お兄ちゃんはじっと私の瞳を見つめて言った。
 もともと熱を持っていた私の頬は、きっともっと真っ赤になってしまって。
 もう一度抗議しようと開いた口に、お兄ちゃんは強引に唇を重ねてきた。
 口腔内に侵入してきた舌が、あっという間に私の舌を絡めとり愛撫すると
それだけでもう、私は何も考えられなくなって、お兄ちゃんの服をきゅっと
掴むしかない。
484兄×ヒトミ 4/11:2006/02/20(月) 13:36:24 ID:zy7ThfSi
 胸に触れていた手が、ひとつふたつと服のボタンを外していく。
 全部外さないうちに現れたブラジャーを性急に押し上げると、
ふるりとふたつの乳房が露わになった。
「ん………っ」
 恥ずかしさに身じろぎをすると、お兄ちゃんはちゅっと軽く音を立ててキスをした。
 胸を直にお兄ちゃんの手に包まれ、息があがる。
 そっと添えられるだけだった手は、胸の頂きの感触を確かめるように動いた。
「……もう、こんなに硬くなってる……」
「あ、や……もう……」
 言わないで、と声に出したかったけど、それすらもままならない。
 そんな私を見ながらお兄ちゃんは、きゅっと両方の乳首を摘まむようにする。
「あ……っ」
 我慢することもできず漏れ出た声に気をよくしたように、お兄ちゃんは
胸全体を揉んだり、頂上を指の腹でこするようにしたり、かりかりと弾いたりしている。
 私はそのひとつひとつの動きに翻弄されるように、素直に反応を返してしまう。
 首筋に口づけながら、だんだんとお兄ちゃんの頭が降りていく。
 鎖骨に舌を這わせ、更にその下へ。
 朦朧とし始めた頭をなんとか保とうとしながら、胸へのキスを待った、その時。

 ピンポーン。

 その場の雰囲気とはあまりにも似つかわしくない音が、部屋中に鳴り響いた。
485兄×ヒトミ 5/11:2006/02/20(月) 13:37:15 ID:zy7ThfSi
「…………っ!?」
 突然現実に引き戻されて、私はびくっと体を強ばらせた。
 思わず顔を玄関に向ける。
「お、お兄ちゃん……誰か………あ……っ!!?」
 顔を玄関に向けたまま小声でお兄ちゃんに話しかけた途端、強烈な快感が襲った。
 慌てて顔を戻すと、お兄ちゃんは何事もなかったかのように私の胸の谷間に
唇を落としていた。一瞬止まった手も、また動き出して。
 強く吸って痕を残すと、今度は舌を出して乳首を舐める。
「……っ。お、にいちゃん……っ」
 力の入らない腕でお兄ちゃんの肩を押しても、全然効果がない。
 胸を襲う強い刺激に、また頭がくらくらしてくる。
 私に見せつけるようにいやらしく胸を愛撫し続けるお兄ちゃんは
ひどく蠱惑的で、性質が悪い。
 ピンポーン。
 またチャイムが鳴る。でもやっぱりお兄ちゃんは手を止めない。
「………鷹士さーん?」
 微かに誰かの声が聞こえる。
「おにいちゃ、ん、ってば…っ。ぁ…っ。だ、誰か…」
 震える腕に力を入れてお兄ちゃんの肩を揺さぶるようにすると、ようやく
お兄ちゃんは顔を上げた。ほっとするのも束の間、お兄ちゃんはそのまま強引に
唇を合わせてきた。
 抵抗する力もなく瞳を閉じると、胸をいじっていた手が降りてスカートの中に
入り、内腿をさするようになでた。
「……!?」
 びっくりして目を開けると、お兄ちゃんの瞳に至近距離で見返される。
 その目はまるでこの状況を楽しんでいるかのようで。
486兄×ヒトミ 6/11:2006/02/20(月) 13:37:59 ID:zy7ThfSi
「大丈夫。鍵もチェーンもかけてあるだろ?」
 唇を触れ合わせたたまま、お兄ちゃんはそう囁いた。
 ハスキーにかすれた声が、すごくセクシーに響く。
「……っ。そ、そういう問題じゃ…ぁ…」
 足を閉じようとしても、いつの間にか足の間にお兄ちゃんが体を
割り込ませてしまっていて、それもできない。
 止める暇もなく侵入してきた手は、下着の上から大事な部分を撫で上げた。
「………!」
 自分でもびっくりするくらい濡れているのがわかる。
 恥ずかしさと、すぐ外に誰かがいるという恐怖感が私を苛む。
「あれ、いないのかな……」
 二人くらいの人の気配がドア越しに伝わる。
 玄関に気を取られていると、下着の脇から侵入した指がわたしを強くなぞった。
「……っ!!」
 ずっと合わせられていた唇が、少しだけ離れる。
 息を乱しながら睨むと、お兄ちゃんは意地悪そうに微笑んだ。
 そう、お兄ちゃんは普段甘すぎるっていうくらい甘いけど、ベッドの上では
少し……かなり? 意地悪になる。でも。
 まさか、こんな状況で……!
 睨んだって効果がないのは分かってるけど、今私にはそれくらいしかできる
ことがない。すると今度ははっきり笑みを浮かべながら、お兄ちゃんは
わざと音を立てるようにして指を動かした。
 ぐちゅぐちゅ、といういやらしい水音が聞こえると、
恥ずかしさのあまり私は顔を背けた。
487兄×ヒトミ 7/11:2006/02/20(月) 13:38:51 ID:zy7ThfSi
 お兄ちゃんは緑色の石が光る耳たぶを舐め上げながら、
 指で私の敏感な突起を摘むようにいじった。
「………!!!」
 声をあげてはいけない。まだ玄関の向こうには、人の気配がする。
「駄目だぞ、ヒトミ。声、我慢しないと……」
 だったら、やめてくれればいいのに!
 心の声は、嬌声を我慢するのに必死すぎて、言葉になる前に消えてしまった。
「ヒトミのあんなかわいい声、他の誰にも聞かせたくない。絶対に…」
 耳に舌を挿しいれながら、お兄ちゃんは囁くように耳に直接
言葉を吹き込んでくる。
 耳弱いって、知ってるくせに……!
「二人ともいないのかな?」
 話す声が聞こえる。
 誰かは分からないけど、早く立ち去ってくれることを祈るしかない。
 ぎゅっと目を瞑って快感の波に耐えようとすると、意地悪なお兄ちゃんの指は
突然、蜜が溢れ出す源へと入ってきて、中をかきまわすように動いた。
「…………っ…!!」
 私は思わず息を止めてしまいながら、押しよせる強烈な快感に必死で耐えた。
 片手は下腹部を、もう片手は胸を。そして唇は耳からうなじを伝って。
 頭がおかしくなりそう。気持ち、よすぎて。
 私たちが暮らす五階には他に誰も住んでいないので、普段はあまり声を
気にすることもない。だから余計、今のこの状態が辛い。
 なかに入っている指はいつしか一本から三本に増え、もう私は意識が飛ぶ
寸前まで追い詰められてしまった。
488兄×ヒトミ 8/11:2006/02/20(月) 13:39:30 ID:zy7ThfSi
「ま、別に急がないし、明日にでもまた来ようか」
 かすかに繋ぎとめられた意識が、その声を聞いた。
 耳を澄ませると、足音が遠ざかっていくようだった。
「………行ったみたいだぞ」
 しれっとした口調で、お兄ちゃんが言う。
「も………っ! もう! おにいちゃんの、ばか…いじわる…!」
 ほとんど涙まじりに私が非難すると、お兄ちゃんは何故か極上の微笑みを
浮かべて、あやすように軽く口づけを落とす。
「よく我慢できたな。ご褒美、あげないとな……?」
 またお兄ちゃんの顔に、小悪魔的な表情が浮かぶ。
 言いながら、入れたまま止まっていた指を一度強く突き上げた。
「あぁ………っ!」
 我慢していた反動で、つい大きな声が出てしまう。
「あ……も、おにい、ちゃん…」
 ずっと焦らされて。
「ん?」
 熱くて。指じゃ足りない。もっと……。
「欲しい?」
 お兄ちゃんが腰を私のそれに押し当てる。ジーパン越しでも、硬くなって
いるのがはっきりわかる。
 理性なんてもう、焼ききれてる。こくこくと首を縦に振ると、
「じゃ……お願い、って。お兄ちゃんに…」
 なんて、蕩けるような微笑みと共に言ってくれる。
489兄×ヒトミ 9/11:2006/02/20(月) 13:40:10 ID:zy7ThfSi
 って、ご褒美じゃ、なかったのか……!
 そんな突っ込み入れる余裕なんて、私には当然ない。
 私自身の蜜で染まってしまった下着を、お兄ちゃんが取り去る。
「ほら、足開いて……? いれて、って、お願いしてごらん」
 煌々と明るい電気の下、ソファに組み敷かれて。
 シャツは中途半端にポタンが外され、だけど胸はしっかり丸見えで。
 大きく皺が寄ったスカートは履いたままだし、なんだか全裸よりかえって
恥ずかしいけど。そんなこともうどうでもいい。
 ぎこちなく足を動かし、でもやっぱり恥ずかしさからゆっくりと開いて。
「………お、にい、ちゃん…おねがい。はいって、きて…」
 消え入るような声でそう言うと、お兄ちゃんは強いキスをくれた。
 カチャカチャとベルトを外す音が聞こえ、次いでジーパンを
引き下ろす音。少しごそごそとしてから、ぴりっと袋を破る音がした。
 …どこに持ってたんだろ……?
 頭のどこかでそんな冷静なことを考えてたら、突然足を担ぎ上げるようにされた。
「……っ」
 濡れそぼったそこに、熱く脈動するものが当てられる。
 ずっと待っていた感覚に、喜びが溢れる。
 お兄ちゃんは奥まで一気に入ってきた。
 熱い。熱くて大きいものが、私の中を満たす。
 繋がった、っていう安心感から、私たちは少しだけそのまま抱き合っていた。

490兄×ヒトミ 10/11:2006/02/20(月) 13:40:49 ID:zy7ThfSi
「…動いて、いいか?」
 気遣わしげに声をかけてくれるお兄ちゃんから、もう意地悪な色は消えていた。
 変わりに、愛に満ち溢れた綺麗な微笑みが見える。
 お兄ちゃんって、きれい、だな……。
「うん。動いて……」
 私が頷くと、お兄ちゃんは慎重に律動を始めた。
 だんだん激しく、時に緩慢に、抽送を繰り返す。
「あ…あ、ぁ………! おにいちゃん…!」
「ヒトミ……っ」
 お互いを呼び合い、激しく唇を求め合い、幸福感に酔いしれる。
 打ち付ける激しさが、終わりが近いことを告げる。
「おにいちゃん……っ……もう………っ」
「あぁ……一緒に……」
 一際強く、最奥を突き上げられた瞬間、私は世界が白く輝いたように見えた。
491兄×ヒトミ 11/11:2006/02/20(月) 13:41:32 ID:zy7ThfSi
「お兄ちゃんの馬鹿」
「あ………っ。悪かったって。あんまりヒトミがかわいかったから、つい…」
 事後の気だるさから一段落して。身なりを整えて一息つくと、私のなかに
ふつふつと怒りがこみ上げてきていた。
「意味がわかんないっ」
「いや、声を必死で我慢する姿って新鮮で、すごくかわいいって思ったら……」
 言いながら、何を思い出してるのか変な笑顔が浮かんでいる。
「もうっ! 反省してない!」
「あ、ごめん! 兄ちゃん反省してるよ!」
 平謝りするお兄ちゃんを横目に、私は腕組みをして怒ったフリをした。
 そう。本当はもうそんなに怒っていないのだ。
 エッチのときだけ少し意地悪になるお兄ちゃん。
 だけどそんなときのお兄ちゃんは、とてもとても、かっこよく、て。
 すごく恥ずかしいことを要求されても、何されても嫌いになんてならない。
 いたずらっぽい魅惑的な微笑みを浮かべるお兄ちゃんだって、大好き。

 でもそんなことを言ってしまったら、きっとお兄ちゃんは
もっと意地悪をレベルアップしてしまう気がするから。
 私は怒ってるフリをする。
 これは誰にも、お兄ちゃんにだって知られてはいけない、私の小さな秘密。

 ちらりと横目で隣を窺うと、お兄ちゃんと目が合った。
 お兄ちゃんはまた、私が溶けてしまいそうになる綺麗な微笑みを刷いて
私を抱き寄せた。そのまま、優しい触れるだけのキスをする。

 誰にも知らせない小さな秘密。
 でももしかして、言わなくてもお兄ちゃんには筒抜けなのかも……?
492名無しさん@ピンキー:2006/02/20(月) 13:42:32 ID:zy7ThfSi
以上です。フイー。
テーマは黒兄(エチー時限定)
ソーニューしてからが駆け足気味…スンマソン。
すべてはEDのその後で妙な余裕を感じさせる兄と、
ヒトミンの「いつも意地悪する」発言から始まった。
黒兄に無限の可能性を感じる自分テライタス。
493名無しさん@ピンキー:2006/02/20(月) 13:45:09 ID:Okyqndw4
キテル━(゚∀゚)━┥北│北│北│北│北│北│北│北│北│北│北│北│北┝┥北┝━(゚∀゚)━!!!!!
落ちる前に覘いて良かったああああああ
494名無しさん@ピンキー:2006/02/20(月) 15:50:45 ID:dKUqjfSx
ネ申GJ!
黒兄おいしくいただきました(*´Д`)ハァハァ
495名無しさん@ピンキー:2006/02/20(月) 21:18:47 ID:sxJXv1fB
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
ネ申キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
GJ!心の底からGJ!!ネ申サイコーだ!!!!
黒兄エロカッコヨサス…!!!(*´Д`)'`ァ'`ァ
496名無しさん@ピンキー:2006/02/20(月) 23:07:24 ID:f9axA82H
ラ━━━━━━ヽ(´∀`ヽ)━━━━━━ン !!!!!
萌えすぎて萌えすぎて萌え尽きた。
黒兄テラカッコヨシ。
GJです!姐さん!(*´д`*)ハァハァハァアハァ
497名無しさん@ピンキー:2006/02/21(火) 00:42:23 ID:6PDY6VHB
兄はエロいなあ

  そだ  |------、`⌒ー--、
  れが  |ハ{{ }} )))ヽ、l l ハ
  が   |、{ ハリノノノノノノ)、 l l
  い   |ヽヽー、彡彡ノノノ}  に
  い   |ヾヾヾヾヾヽ彡彡}  や
  !!    /:.:.:.ヾヾヾヾヽ彡彡} l っ
\__/{ l ii | l|} ハ、ヾ} ミ彡ト
彡シ ,ェ、、、ヾ{{ヽ} l|l ィェ=リ、シ} |l
lミ{ ゙イシモ'テ、ミヽ}シィ=ラ'ァ、 }ミ}} l
ヾミ    ̄~'ィ''': |゙:ー. ̄   lノ/l | |
ヾヾ   "  : : !、  `  lイノ l| |
 >l゙、    ー、,'ソ     /.|}、 l| |
:.lヽ ヽ   ー_ ‐-‐ァ'  /::ノl ト、
:.:.:.:\ヽ     二"  /::// /:.:.l:.:.
498名無しさん@ピンキー:2006/02/21(火) 18:00:50 ID:ligdyZ4Q
マイネ2デフォ名なかったよね
マイネ2主人公は本気でヤバイシーンが何度もでてくるから
洒落にならないとオモタヨガクガク((( ;゚Д゚)))ブルブル
499名無しさん@ピンキー:2006/02/21(火) 20:10:00 ID:Az+1VcCx
義勇軍のアレかい?
500名無しさん@ピンキー:2006/02/22(水) 14:36:57 ID:XcAskt+u
初めて投下します。
保険医のノーマルED後で色気のついたヒトミンの話です。
腰と病弱、ヒトミンの3Pなので複数プレイ苦手な人はスルーよろ。
ついでにそのつもりで書いたつもりがないですが、
見方によったらBL風味がするかもしれません。
ではドゾー。
501病弱・腰→ヒトミン(1/16):2006/02/22(水) 14:39:35 ID:XcAskt+u
「せ……せんせぇ……じらさないで。はやぁく……じかんが……。」
「あぁ……、しゃあねえな。今日はここまでだ。」
「えぇ、そんな……っイかせてください。」
「時間がねぇんだろ、行けよ。」
桜川ヒトミ、若月龍太郎に色気を教えてやると言われて早数ヶ月。
キスから始まり、何気ない仕草から男を喜ばせる方法まで色んなことを教わってきた。
「センセ……このまま……行けなん……ってハァ。」
今日も秘密の授業が行われていたのだがヒトミの用事の為に早々に切り上げられ、
快楽の絶頂寸前をじらされたまま終わりもどかしさが残る。
「今日は終わりだって言ってるだろ、早く行け。」
ヒトミは着崩れた服を整えると熱い自分の体を抱きしめながら立ち上がる。
ショーツが今も流れてくる愛液で濡れていくのを感じ足を震わせていた。
「んじゃな、行ってこい。」
「ハァはい。今日もありがとうござ……んっました。」
101号室の扉が閉まり龍太郎が呟く。
「誰もが振り向くようなイイ女になったぜ。さて帰ってきたらおしおきだな。
あいつを見て欲さない男はもういない……きっと。」
502病弱・腰→ヒトミン(2/16):2006/02/22(水) 14:41:28 ID:XcAskt+u
-404号室-
「蓮、ありがとう。心配してくれなくても大丈夫だよ。」
「神城、ほぼベッド生活のお前が何を言っているんだ。」
パジャマ姿で上半身だけを起こして綾人はつらそうに笑う。

ピンポーン

チャイムが部屋に鳴り響く。
「あぁ、ヒトミちゃんが来たのかな。」
綾人がベッドから降りようとするのを蓮はそれを制し、
「俺が出る。」
とヒトミを迎える為に玄関に出る。
蓮は約束の時間から数分遅れているヒトミに少し説教してやるつもりで扉を開いた。
「おい、約束の時間から遅れて……。」
勢いで出た言葉を蓮は飲み込んだ。
「すみ……ません。ハァ……。」
自身の体を抱きしめ辛そうにしているヒトミが切なげな表情と艶かしい吐息であいさつしてくる。
蓮はその女の美しさに目を奪われ体中の血液が沸騰するような感覚に襲われた。
「蓮……、ヒトミちゃん……来たの。」
玄関口で立ちつくし、部屋に客を招きいれない蓮に綾人は声をかける。
「……っ。」
綾人の声に現実に戻った蓮。綾人を一瞥すると
「……すまない。」
といいヒトミを招き入れた。
「蓮、どうしたの、すごく顔が赤いけど。」
「い、いやなんでもない。」
503病弱・腰→ヒトミン(3/16):2006/02/22(水) 14:42:36 ID:XcAskt+u
いつもとはあきらかに違う蓮が気になりつつも挨拶にこないヒトミのことを綾人は蓮に聞く。
「ヒトミちゃんはどうしたの。」
「あ……あぁ、あいつなら台所を借りるって。」
「きゃあ!! 」
台所からあがるヒトミの声に蓮は慌てて台所へ向かう。
「す、すみ……ません、一ノ瀬さん。ちょ……指を切ってしまって……っ。」
ヒトミは朱に染まった頬、目じりに涙を溜めた表情で台所に飛び込んできた蓮に謝る。
ヒトミの左手の人差し指の指先から綺麗な鮮血が一筋指をつたっていた。
蓮が無表情のまま近づいてくるのでヒトミは怒られると思い身を竦ませた。
目をつぶるって覚悟を決めると不意に左手がやさしく包まれて人差し指が生温かい粘膜に触れる。
ゆっくり目を開けると目の前で跪き、自分の指を口に含んでいる蓮の姿が目に入り、
ヒトミは信じられない光景に目を疑った。
蓮の舌が傷口を舐めとりヒトミは身を震わせる。
「……んっ……はぁ。」
まだ火照りが収まらない体に甘い痺れを呼び起こす。
蓮の舌が傷口から下へ移動して人差し指と中指を舐め上げられて
敏感になっている体はそれだけで快楽を呼び起こした。
「い、いちの……せさっ……。」
「! 」
504病弱・腰→ヒトミン(4/16):2006/02/22(水) 14:44:42 ID:XcAskt+u
ヒトミの自分を呼ぶ声で蓮は舌の動きを止めた。そしてゆっくり指から口を離し立ち上がる。
今の自分の行動が信じられないとでもいうような表情で口元を手で覆う。
しかし、今の行動が現実だというように口元を濡らした自分の唾液が蓮の手を濡らした。
「す、すまない。」
いつも冷静な蓮が顔を赤くしてうろたえている。
返事が返ってこないヒトミの左手に目をやると止まった血の変わりに透明な液体が流れていた。
その光景にたまらず台所を飛び出す蓮。
「ちょ、ちょっと。」
ヒトミの耳に驚いた綾人の声が聞こえたかと思うと玄関先の扉が大きな音を立てて閉められる。
「一ノ瀬さんの……いじわる。」
再び呼び起こされた体の疼きに身を震わせながら左手に伝う蓮の唾液に舌をはわせた。

いつもとは想像もつかない蓮の行動にしばらく呆然と玄関をベッドの上から見つめていた綾人は
自然に手の中の本に目を移動させていた。
耳に聞こえる包丁の音や煮る音、しだいに鼻をくすぐるいい匂いに綾人は本と共に目を閉じる。
ヒトミの料理をする姿が瞼の裏に映り、その姿がとても可愛くて口元が緩む。
部屋に入ってくる足音に目をあける。
「おまたせしました。」
今日初めて目にするヒトミを笑顔で迎え入れようとする、綾人。
「今日もありがと……。」
しかし、ヒトミの表情をみると綾人の表情は固まる。
ヒトミの表情は朱に染まり、体を震わせながら一歩一歩慎重に鍋を運んでくる。
綾人のベッドの近くに腰を下ろし、鍋を床に置くと口から吐息を漏らしながらへたり込む。
「大丈夫、ヒトミちゃん、熱があるんじゃ。」
綾人は床に座り込むヒトミの体を心配して重い体をベッドから降ろそうとする。
505病弱・腰→ヒトミン(5/16):2006/02/22(水) 14:46:15 ID:XcAskt+u
「大丈夫……です。」
「でも、あきらかに辛そうだよ。」
「大丈夫ですよ。」
ヒトミは鍋の蓋をあけてスプーンですくうと冷ますように息を吹きかける。
「……。」
納得がいかない綾人はじっとヒトミを見つめる。
「どうぞ。」
熱っぽい表情で口元にスプーンを持ってこられても綾人は戸惑うばかりだ。
「いつもの……ヒトミちゃんじゃないみたい……。」
綾人の呟きにヒトミは微笑みを返し、綾人の口元に寄せたスプーンを自分の口に含む。
軽く咀嚼すると今度はヒトミ自身の口を綾人に寄せた。
「……っ!! 」
細かくなった米や野菜が綾人の口をゆっくりと流れ込む。
「んぅ……む。」
舌の上に残った一粒まで舌を合わせて余さず綾人の中に送る。
綾人はゆっくり喉を動かして飲み込んだ。
ヒトミが口を離すと切なげな表情で綾人を見下ろす。
「どう……ですか。」
ヒトミの赤い表情が移ったかのように綾人の顔も朱に染まり肩で息をする。
「ヒトミちゃん、もしか……して……ハァ……僕をさそってる。」
綾人の首に腕を回し、耳元で「そうです。」と囁く。
ヒトミの体は疼きが止まらず、理性が飛ぶほどに限界がきていたのだ。
「僕、これでも病人なんだけどな。」
「って……言いながら嫌じゃないですよね。」
ヒトミの言葉にクスッっと笑い綾人はヒトミに口付けた。
触れるだけのキスを交わすと二人は見つめあう。
「先輩、私が先輩に負担にならないようリードします。」
506病弱・腰→ヒトミン(6/16):2006/02/22(水) 14:47:38 ID:XcAskt+u
綾人は少し寂しそうな表情を一瞬見せたがすぐ柔らかい表情で
「ありがとう。」
と言った。
「ベッドに座って……、僕の傍に来て……。」
ヒトミがベッドに腰を下ろすと、綾人はヒトミを引き寄せ唇を寄せた。
キスはリードさせてくれとでも言うように何度も口付ける。
初めは触れるだけ……。
次第に舌も使って深く……。
口の周りが互いの唾液で汚れていくのも拭わず、ベッドに垂れ流れて染みを作る。

「すまない、神城。何も言わずに出て行ってしまって。」
404号室のドアを開き、靴を脱ぎそろえて蓮は綾人の寝ているベッドに目をやる。
「んっ……。」
「……ふぁ……。」
蓮の目の前で繰り広げられるキスの嵐。吐息交じりの甘い声のBGM。
しばらく呆然とその光景を見ていると顔を上げた綾人と目が合う。
何を言っていいのか、どう行動していいのかわからず蓮の周りに気まずい空気が流れる。
「蓮もしたい……ヒトミ……ちゃんとキス。」
「えっ……。」
「蓮が今日おかしかったのはヒトミちゃんに興奮していたんだよね。」
図星をさされて蓮の頬は朱に染まる。
綾人から綾人の胸で項垂れているヒトミに目を移すとたった今押さえてきた感情が逆流してくる。
「いちの……せさ……ん。」
「ヒトミちゃん……。」
綾人が違う男の名前を呼ぶヒトミの口を塞ごうと顎を引き寄せる。
しかし、それより先にヒトミの唇は蓮によって塞がれた。
「すまない……だが……。」
507病弱・腰→ヒトミン(7/16):2006/02/22(水) 14:48:56 ID:XcAskt+u
蓮は一度口を離し、もう一度深く口付ける。
蓮とのキスに没頭していると予想しなかった太ももを撫でられてヒトミは溜まらず声をもらす。
「んむぅ!」
「ヒトミちゃん、凄くショーツが濡れているよ。もしかしてずっと我慢してたの。」
スカートの中の薄い布をベッドに横になった綾人に見上げられ、布越しに撫でられる。
「ん、んうう。」
快感でヒトミは身をよじる。
蓮の舌がヒトミの口を縁取り、唇から頬、頬から顎へと唇を滑らせていく。
それと同時に蓮の指がヒトミの上着のボタンを外し、
顎から首へ唇を滑らせて全てのボタンを外した上着を脱がす。
蓮はヒトミの体から唇を離し、上半身が胸元を包む布以外は素肌をさらしたヒトミを舐めるように見る。
綾人の愛撫に甘い声を漏らして感じている表情、
そして彼女の白い肌に浮かんでいるいくつかの赤い印。
「他の男に感じるな。」
蓮の指がヒトミの胸元の赤い印を撫でる。
「あぁ……。」
キスマークの付けられた場所はヒトミの感じる場所を的確にあらわしていた。
撫でるだけで一際甘い声をあげるヒトミを見るだけで蓮は身震いした。
「この印、全部俺のに変えるから。」
蓮は胸元のキスマークに唇を寄せて呟いた。
508病弱・腰→ヒトミン(8/16):2006/02/22(水) 14:50:46 ID:XcAskt+u
「ごめんね、ずっと気持ち悪かったよね。」
綾人はヒトミのショーツのゴムに手を掛けて引き下ろす。
秘部とショーツの間に愛液が意図が引いている光景に堪らず綾人は生唾を飲み込んだ。
「ヒトミちゃん、おいしそう。」
綾人の口がヒトミの陰口に口付ける。
唇のキスと同じように始めは触れるだけしだいに舌を使って体の奥をかき回している。
二人のキスと音と水音が淫猥なBGMを奏でた。
「ぁあぁ……。」
片方が手を休めてももう片方が愛撫を続けるのでヒトミの体は休むことなく快楽の波が押し寄せている。
「あぁ、あぁぁぁ! 」
ヒトミは体を弓なりに反らせて意識を手放した。
「ヒトミちゃん、イったの? 」
脱力して蓮の胸に体をあずけると蓮は抱きしめる。
「そうみたいだ。」
「そっか……。でも、ごめんね。まだこれからだよ。」
綾人は自分の人差し指と中指を口に含むと唾液で濡らしていく。
ヒトミの秘部より少し上、もう一つの穴にゆっくりと濡らした人差し指を差し込んでいく。
「ここはほぐしておかないとね。」
509病弱・腰→ヒトミン(9/16):2006/02/22(水) 14:53:54 ID:XcAskt+u
「か、かみしろ……せんぱっ……。」
「あやと……だよ。」
綾人は呼び方が違うとでもいうように一気に指を二本根元まで差し込んだ。
「あっくぁ……あぁ……。」
「こっちの方も感じるの? 」
「は……はい……気持ち……いいです。私、わたし……。」
ヒトミの切なげな声に綾人はゆっくりと指を抜いて微笑む。
「うん、僕もヒトミちゃんと一つになりたい。だから僕の服を脱がしてくれる。」
ヒトミは頷いて蓮から離れると綾人のパジャマに手を掛けて脱がしていく。
衣服の下で窮屈そうにしていた綾人のものは外気にさらけだされる。
「じゃ、じゃあいれますね。」
ヒトミは馬乗りに綾人のものを飲み込んで腰を下ろしていく。
「あっ……すごい。」
「うぁ……。」
二人は繋がろうとするだけで口から声が漏れた。
510病弱・腰→ヒトミン(10/16):2006/02/22(水) 14:55:09 ID:XcAskt+u
根元まで飲み込むと一息ついてひとみは首だけ蓮に向けると
「待っててください。」
といって綾人に向きなおった。
「綾人さん……。じゃあゆっくり動きますね。」
というヒトミの言葉に綾人は首を横に振り両手を広げた。
「おいで……ヒトミちゃん。抱きしめたい。」
言われたとおりヒトミは綾人に体をあずける。背中に腕を回され優しく抱きしめられる。
「ヒトミちゃんは動かなくていいんだよ。」
「えっ。」
耳元で囁かれた綾人の言葉がわからずキョトンとしてしまう、ヒトミ。
うつ伏せで見えるのは綾人の顔だけ、見えない足元でベルトのはずす音、衣服の擦れる音が聞こえた。
「俺が動く……。」
蓮が耳元で囁きヒトミは背中に人肌の温もりを感じた。
蓮の両手がヒトミの尻肉を広げる。
「い、いちのせさんに、綾人とつながってるの……みられ……てる。」
511病弱・腰→ヒトミン(11/16):2006/02/22(水) 14:57:07 ID:XcAskt+u
ヒトミは今日一番の恥ずかしさを覚える。
「ヒトミちゃん、僕を見てキスをくれる。」
「は、はい。」
綾人への口付けがヒトミの力を削ぐ。
「そう、力抜いて……僕を考えて……。」
ヒトミの力が抜けるのを見て連は自分のものをヒトミの中へ埋めていく。
「んっ……ふぅむ……。」
綾人にほぐされた穴を押し広げて蓮のものが入ってくる。
「あ……あつい。」
体に二本の大きな杭を打たれてヒトミのお腹は少し苦しい。
「ヒトミ、動くぞ……。」
蓮がゆっくりと律動を始める。
「あっ……。」
512病弱・腰→ヒトミン(12/16):2006/02/22(水) 14:58:25 ID:XcAskt+u
蓮が動くとヒトミの体も動いてヒトミの中の二本が同時にこすられて初めての快楽をおこす。
「ヒトミちゃ……ッ凄い締め付け……。」
「感じすぎだろ……、こっちもくっ。」
「あ、あぁ……一ノ瀬さ……。」
ヒトミは蓮の滴る汗が背中に流れるだけでも感じていた。
「れん……。」
ヒトミの背に流れる自分の汗とヒトミの汗を蓮は舌を這わせて舐め取る。
「ひゃあ!!あぁ……れんさっ。」
ヒトミの名前呼びに蓮の体はさらに興奮する。
513病弱・腰→ヒトミン(13/15):2006/02/22(水) 14:59:44 ID:XcAskt+u
「はげし……だめっ、あやとさっ……れんさっん……。」
口が合わさることで奏でられるキス音、肉が互いにぶつかる音、そして口から漏れる声が
404号室の中で木霊する。
「ま、またはぁ……んっあぁぁぁ!!!!!! 」
ヒトミは一度目より大きな絶頂に身をゆだねた。
「また、イったのか。」
「じゃあ、今度は交代……。蓮が前で僕が後ろ。まだまだこれからだよ。」
「……は、はい。」
そして、激しい夜はふけていった。
514病弱・腰→ヒトミン(14/15):2006/02/22(水) 15:00:40 ID:XcAskt+u
「ねぇ、ヒトミちゃん。」
綾人は隣で疲れて眠るヒトミの頬を撫でる。
「僕、やっぱり生きたい。ヒトミちゃんを自分一人で愛してあげられるぐらいになりたい。
君のことが好きだから……他の男になんか渡したくない。」
「神城……。」
「蓮、起きていたのか。」
ヒトミをはさんで二人は向き合う。
「……神城、生きろ。
お前が病気と戦っている間に俺が他の奴らがこいつに近づけないようにしてみせるから。」
「蓮・・・・・・。」
「俺もこいつが好きだ。だからお前とはちゃんと決着をつけたい。
それはお前が病気を治してから、最後に戦いたい。」
蓮の言葉に綾人は笑い出す。でも、嬉しさも同時に呼び起こした。
「何故、笑う。」
「ごめん、ごめん。そうだね、僕がいなくなったらヒトミちゃんの蓮のものになるんだ。
それは嫌だな、是非とも阻止しないとね。」
綾人はヒトミに口付けて「おやすみ。」と呟いて目を閉じる。
「俺も渡さないから……。」
と呟き蓮もヒトミに口付けると目を閉じた。
515病弱・腰→ヒトミン(15/15):2006/02/22(水) 15:01:22 ID:XcAskt+u
おまけ)次の日の101号室
「おい、昨日は楽しんできたか。」
「はい、先生!!先生には教えてもらえない快楽を教えてもらってきました。」
「俺様が教えられないこと……。」
「ハイ!!一人では絶対無理です。」
「おい、もしかして……。」
「3人プレイというやつです。」
「3P!! 」
まさか、複数プレイをするとは思わず驚く龍太郎をよそに
ヒトミは昨日のプレイを思い出してはうっとりとしていた。
そんな彼女の心を巣くう男性は未だいない……。
516名無しさん@ピンキー:2006/02/22(水) 15:08:55 ID:XcAskt+u
スマソ、またページ数間違えたorz
病弱、病気治ってないのに激しい運動させてしまった上にチト変態だ('A`)
実は、これ兄,マッキ-verとかバイザー,若verとか考えてたりするんだが、
頭に映像が浮かんだのはこれだけ。
エロヒトミンが書きたかったんだ。
私マジで病弱最萌えだよな……、なのにこんなのしか書けないって……。
517名無しさん@ピンキー:2006/02/22(水) 17:56:31 ID:c5ObGP6o
>>516
えええええええええエロいよ姐さん!!GJ!!!(*´Д`)
特にヒトミンの口調が今までになく艶っぽくてイイ!
兄マッキーverやバイザー若verも是非頼みますよ、一生分待ちますから!!
518名無しさん@ピンキー:2006/02/22(水) 21:00:58 ID:WZywNbRA
>>516
すげえ・・・ネ申を超えなさった…!!GJっす!
色気のあるヒトミdに萌え(*´Д`)
是非是非兄VSマッキーverと颯太VS若verもみたいっす!!
519名無しさん@ピンキー:2006/02/22(水) 22:45:37 ID:xDJ/bHmF
>>518
兄とマッキーであんな事したら殺し合(ry確実だとオモワレ。w
まぁ、見たいことは見たいけど…w
520名無しさん@ピンキー:2006/02/22(水) 23:08:05 ID:40YdAEbI
>>518
兄とマッキーで殺し合(ryどころかヒトミンがしんじゃうYOwwwww

>>500
とにかくGJですた!(*´д`)アリガト
兄マッキー、バイザー若も待ってますよ!

521名無しさん@ピンキー:2006/02/22(水) 23:54:27 ID:SFmFvnj5
>>516
エロエロだねー!GJ!(*´Д`)
是非次作も!
522名無しさん@ピンキー:2006/02/23(木) 21:17:11 ID:4ts32i99
ラブレボのエロ(・∀・)イイ!!  
別スレたてても大丈夫だね!
523名無しさん@ピンキー:2006/02/23(木) 21:21:47 ID:ZZXJPnud
いやいらないってば
524名無しさん@ピンキー:2006/02/23(木) 21:23:38 ID:BmOKddqD
今はラブレボ多いけど、じきにフルキス祭りになるでそ
525名無しさん@ピンキー:2006/02/24(金) 00:14:45 ID:mhvceCX1
別スレ立てても過疎るだけだし、いらないと思うなー
ところで、マイネは全然こないね
526名無しさん@ピンキー:2006/02/24(金) 00:19:35 ID:DYMgA/Ue
>525
マイネはしたらばに専用板出来て、そこにSSスレあるよ。
だからじゃないか?
527名無しさん@ピンキー:2006/02/26(日) 22:40:30 ID:q8clbFdj
(;´Д`)ハァハァ (;´  Д`)ハァハァ (;´   Д `)ハァハァハァハァ
ラブレボとちょっと遅いけど花宵作品全てに
激しく萌えさせていただきますた。
3P・近親ソカーンは中々乙女ゲでは見ないのでこの2作のエロが読めてウレシス、
更にエロ度も高くてGJGJGJ!!!
兄マッキー・バイザー若も見たいけど兄いいですなあ。
花宵も双子最萌えなのでまた双子・教師コンビで3Pも見てみたいよ(*´Д`) '`ァ'`ァ

ほんとにどなたもネ申でした!
528名無しさん@ピンキー:2006/03/03(金) 11:29:20 ID:nZTvJaNE
アプリコットは全然こないね
529名無しさん@ピンキー:2006/03/07(火) 03:37:05 ID:0250bPmP
信じて上げてみる
530名無しさん@ピンキー:2006/03/07(火) 18:11:52 ID:usanys8F
>>529
何を信じるんだ?

皆、漏れのヘタレ小説をGJ言ってくれてアリガトン。
だが、マッキーVS兄とバイザーVS若が出来るかわかんね。
もし書くなら次回はバイザーVS若かな?
内容は想像できたんだが文字にすることができね。
531名無しさん@ピンキー:2006/03/07(火) 18:28:25 ID:usanys8F
スマソ、あげてしまった。
532名無しさん@ピンキー:2006/03/07(火) 21:28:07 ID:0250bPmP
>>530次の神降臨を信じて。最近賑わってないみたいだったからね
533名無しさん@ピンキー:2006/03/07(火) 21:40:44 ID:ZaXjr8oP
勢いあまって単独スレ立てないでよかったね
534名無しさん@ピンキー:2006/03/09(木) 23:15:35 ID:LmFXLCO1
保管庫に収納してもらわないか?
535名無しさん@ピンキー:2006/03/11(土) 22:41:01 ID:z6qXKIfk
>>534
536名無しさん@ピンキー:2006/03/13(月) 16:11:41 ID:xNFGEV94
自分は桶
537名無しさん@ピンキー:2006/03/19(日) 23:50:44 ID:Svp4c56+
保守
538名無しさん@ピンキー:2006/03/22(水) 13:37:09 ID:7xbg4de2
>>530
ガンガレ!!
いつまでも待ってるよー
VSじゃなくても書きたいものを書いてくれれば
それだけで私にとってはどなたもネ申です(*´∀`)
539名無しさん@ピンキー:2006/03/25(土) 22:55:13 ID:fiQ1RcX1
フルキス2でありもしない超捏造九条END後のラプリ×むぎで4P林間モノ書いたんですけど、
要りますかね?
540名無しさん@ピンキー:2006/03/26(日) 03:51:13 ID:7KxLPFmR
>>539
多いにあります!カマン!!
541名無しさん@ピンキー:2006/03/26(日) 21:18:05 ID:eIrv9tqT
>>539
ノシノシ
542名無しさん@ピンキー:2006/03/26(日) 21:53:19 ID:cx6wOoDv
+   +
  ∧_∧  +
 (0゚・∀・)   ワクワクテカテカ
 (0゚∪ ∪ +
 と__)__) +
543名無しさん@ピンキー:2006/03/27(月) 00:02:38 ID:QV7wHVgY
すみません、改行とか編集に手間取って遅くなりました。
フルキス2でありもしない超捏造九条END後のラプリ×むぎ、投下させていただきます。

・依織、麻生、瀬伊×むぎで4Pです。
・甘さはありません。 この話しではラプリは王子様じゃありません。嫉妬モノです。
・3穴同時INありです。 注意。
・セリフばっかでスマソ
544ラプリ×むぎ4P-1:2006/03/27(月) 00:03:35 ID:aCXCGqiB
プロムの会場となった御堂邸。 
オーケストラの演奏する音楽の中で九条君と共に私はフロアで踊っていた。
「ねえねぇ、見て! あの九条先輩が女性と踊ってる」
「本当だ! 誰、誰?相手の娘」
あちこちからヒソヒソと声がした。
「なあ、やっぱり俺なんかと踊ったらお前が皆になんか言われて……」
「ストップ、九条君。 いいの。今は私のことだけ見てて?ね?」
「……ああ。解った」
二人で幸せそうにクルクルをフロアーを回る。
「九条先輩ってあんな顔できる人だったんだー」
「なんかうらやましいですわ」

一曲踊ったあと、別の曲に移り変わったのを機会に踊るのをやめてベランダの方に向かった。
「誰もが俺のことを最低なヤツだって見下してた。俺の家の権力や金に媚びるヤツ、俺の乱暴な態度に怖がる
ヤツ。今までウンザリするほど見てきた。 
俺が悪かったせいもあるけど……でも世の中の事が全てイライラして堪らなかった。でも……」
頬をするりと撫でて微笑んだ。
「お前だけは俺の事をちゃんと見ててくれた。けして色眼鏡で見たりしないで。
はは、でもまさか俺より年下だとは思わなかったけどな。 初めて打ち明けられたときはマジで驚いたぜ。 
確かに前から大人っぽくはねーよなーとは思ったけどさ」
「悪かったね、ガキで」
「そんなこと言ってねーだろ」
茶化していた九条がフと真顔に戻ってむぎを抱きしめる。
「俺と一緒で……後悔するんじゃないかって。いつか、お前も俺の事見捨てるんじゃないかって。怖かった。
いつまでも俺と一緒に居てくれよな……むぎ」
「……うん……」
545ラプリ×むぎ4P-2:2006/03/27(月) 00:04:10 ID:aCXCGqiB
「なれない事したせいかな。なんか喉が渇いちゃった」
「俺もだ。そうだ、バーでなんか飲み物とってくる」
「私も行くよ」
「俺が持ってきてやるから。お前はここで待ってろ。……何処にも行くなよ。男に声掛けられたら無視しろよ」
「九条君ったら」
バーカウンターに向かって歩いていく九条の後姿を見ながらクスクス笑いってテラスで涼んでいると、
後ろから声が掛かった。……それはとてもよく知った声。毎日聞かなかった日などない、とても親しい声。
麻生君、瀬伊君、依織君が後ろに立っていた。 皆とてもステキなスーツ姿でにっこりと微笑んでいる。 
先ほどのスピーチもむぎはとても誇らしい気持ちで見守っていた。
……でも、なんかいつもと様子が違う……?

「皆、どうしたの?」
「……むぎちゃん、そのドレスどうしたの?」
「え?ああ、九条君が贈ってくれたの。私こういうの着慣れないから……似合ってないかな」
「むぎちゃんは何を着てたってかわいいよ、ね?松川さん」
「そうだね。 でもできれば僕にドレスを選ばせて欲しかったけどね」
「……」
麻生はむぎの顔を見ない。
「?」
「ちょっといいかい? 一哉が待ってるんだ」
「え?依織君なに?」
「あのね、僕達のした極秘調査の事で、ちょっと警察でヤバイことになってるんだって〜」
「その事で相談したいことがあるからって一哉に呼ばれてているんだよ」
「そうなんだ。解った、九条君に言ってからその部屋に行くから皆先に行ってて」
「だ〜め。絶対に今すぐ連れて来いって一哉に言われてるんだから。さ、行こう?」
「え……でも……急にいなくなったら九条君、私の事探すかもしれないし……」
「大丈夫。九条には俺が言っとくから」
「そういう事。九条は羽倉に任せてさ、むぎちゃんは僕達と先に行ってよう?」
「う、うん。それなら……」
546ラプリ×むぎ4P-3:2006/03/27(月) 00:04:51 ID:aCXCGqiB
そうして連れて行かれたのは招待客に解放された客室がある屋敷とは違った別邸の、更に地下にある奥のほうの部屋。
「ね、ねぇ。本当にこんなところで一哉君が待ってるの?」
「そうだよ」
部屋のドアに依織がカギを差込み開ける。
部屋の中は真っ暗だった。 そして一哉も居ない。 流石にむぎもおかしいと気が付き始めた
「ねぇ。なにこの部屋。 真っ暗」
「灯りを付けてみて」
恐る恐る部屋の明かりをつけてみると、そこは『自分の部屋』だった。
「ええ? なに?」
一哉君の家にあった私の部屋。 短い間だったけどラ・プリンス4人と自分が暮らしたあの部屋がそのままその一室に
再現されていた。
ベッドもカーテンも家具も。
引越しの為に業者に頼んで送った荷物まで運び込まれてすっかり元通りの部屋になっていた。
唯一の違いは、地下故にそこには窓がない。灯りも外からは入ってこない。
有り得ないと解っていても、それでもむぎは自分が一瞬どこにいるのか解らなくなった。 あの一哉君の家?
でもここは一哉君の実家で、つい今しがたまでそこでプロムをやってたわけで。
「ど、どうして……」
混乱して戸惑っているむぎを後ろから依織がグイッと押した。
「さあ、入って」
思わぬ強い力に次第に恐怖を思え始める。 ドレスから出た二の腕には鳥肌が立ち始める。
「どういう事なの? この部屋なに?一哉君はどこなの? ……なんか二人ともヘンだよ」
さっきからなんか二人のまとう雰囲気がいつもと違っていることに違和感を感じていたが、なくだが纏っている
オーラが怒りのモノだということに、むぎは次第に気が付き始めた。
547ラプリ×むぎ4P-4:2006/03/27(月) 00:05:27 ID:aCXCGqiB
「怯えないで、むぎちゃん」
にっこりと微笑む瀬伊。 その横で首をかしげながら眉を寄せて苦笑する依織。
「ねえ……。どうして『九条』なのかな」
「え……なに?依織君」
むぎには唐突に依織の口からでた言葉の意味が全然理解できない。
「そうだよラ・プリンス4人と暮らしてたのにさ」
瀬伊がちょっと拗ねたようなしぐさでむぎの方を見る。
「女の子なら誰もが夢見るシチュエーションってハズなのにね……まあ君が普通の女の子と違うから僕は好きになった
んだけど」
「それにしてもさぁ〜。いくらなんでも『九条』はないよねぇ(笑)」
「やっぱり姉妹は似るのかな。お姉さんといい、ああいう不良で自暴自棄でほっとけないタイプが好みなのかもね」
「ただの不良じゃ嫌だけど、安藤も九条も実家は金持ちだしね」
「でも彼らが本当に遣ってきた事を考えたらとても許せるもんじゃないけど」

依織と瀬伊のただならぬ空気によろよろとむぎが部屋の中に後ずさる。
それにつられるように二人も部屋の中まで入ってきた。
直ぐに依織がむぎの体を持ち上げてベッドの上に乱暴に落とした。 いつもの紳士な依織からは想像もできない。
そして九条にプレゼントされた大切なドレスをビーーーーッ!と力任せに引き破る。
「きゃ!!」
「こんなドレス……むぎちゃんに似合わない」
「そうだよ〜むぎちゃんにはもっとかわいいドレスを僕が見立てて買ってあげるから。 こんなの要らないよね」
体からドレスだった残骸を剥ぎ取られて瀬伊に床に無造作に捨てられる。
二人から逃れたくてベッドの上を後ずさるが、直ぐに依織に腕を、瀬伊に足を取られた。

「逃げないで、むぎちゃん」
依織がむぎの両手首を戒めてむぎの頭上に押し付けて身動きが取れないようにする。 とても強い力で撥ね退け
られそうにない。
「依織君、手、痛い。は、離して」
「ダメだ。今日ここで君は僕達のモノになるんだから」
「それとももう九条にあげちゃった?『君の初めて』」
「そ、そんな事、私まだ……」
瀬伊はにっこりと微笑んだ。
「そうなんだ。良かった〜。 僕のむぎちゃんのバージンをあんなヤツに盗られるなんて絶対に我慢できないからね」
548ラプリ×むぎ4P-5:2006/03/27(月) 00:05:53 ID:aCXCGqiB



これから自分がされるであろう事を薄々察知して、むぎは身体が震え始める。
「二人ともどうして……今までずっと優しくしてくれてたのに……」
「君は俺達4人を王子様みたいに思ってたかもしれないけど、僕達だって普通の男なんだよ。そういう欲求だって
あるんだ。君には気づかせないようにしてたけどね」
「そうそ。 そもそもあんな狼が四人も住んでる家に子羊ちゃんがノコノコ住み込んで普通なら何事もないなんて
あるはずないんだよね」
「でも……実際に何もなかったじゃない!」
「そうだね。でもそれは一哉が紳士協定を申し出たからさ」
むぎを押さえつけたままで依織は唇をむぎの耳に寄せて囁く。 たまにキスをしたり耳たぶを甘噛みしながら。
「紳士協定?」
「そ。4人ともむぎちゃんが好きな事はお互いわかりきってたから、だんだん家の中がギスギスしだして。でもそんな
事を君に知られたら君が家政婦を辞めて実家に戻るとか言い出しそうだろう?だから『むぎが自分で誰かを選択する
まで、絶対に誰も手を出さない。むぎが4人の中の誰かを選んだらその相手の邪魔をしない。その二人を祝福する事』
って内容なんだよ」
瀬伊はむぎの足を両脇に抱えるようにして戒めながら柔らかな白い内腿をなで上げたり舐めたりしている。
「で、僕達はバカみたいにその協定を守ってきたわけ。 目の前をおいしそうな子羊ちゃんがウロウロしているのに
じっと耐えて我慢してさ〜。いつか自分を選んでくれるって信じて……。それなのに」

「そう。それなのに君はよりにもよって俺達4人ではなく九条を選んだわけさ。笑える話しだろ?」
「その結果を知ったときの僕達の顔ときたら……なかったよね。 麻生なんて怒り狂っちゃってさ。 
部屋の物ガンガン壊しちゃうから宥めるのに苦労したよ。」
本当に情けなかったな、と二人は自嘲気味に話した。

「さ、話はこれくらいにして。 はじめようか」
549ラプリ×むぎ4P-6:2006/03/27(月) 00:06:46 ID:aCXCGqiB
「いや……いや、依織君、瀬伊君、やめて!お、大声だすから!!」
「出しても聞こえないよ」
「防音してあるんだって、この部屋」
「いやだ、はな、放して!!誰か!!」
「防音してなくても誰もこないけどね」

ガチャリとドアの鍵が開く音がした。
麻生が依織の持っていた合鍵と同じものを手に入り口から入ってきた。
「あ、麻生君助けて!」
「……」
「……麻生君? まさか、麻生君もなの?」
「麻生、君も早く手伝って。やっぱり手足は縛ったほうがいいかな。むぎちゃん結構力あるからね」
「そうだね。体に余計なキズ付けたくないし。縛っちゃったほうがゆっくり楽しめるし。僕もずっと押さえつけて
るの疲れちゃうからさ」
「いや……麻生君、お願い助けて」

三人の様子をじっと見つめていた麻生は戸惑いながら部屋に置いてあったロープを依織に渡した。
「松川さん、俺……やっぱりこういのは……」
「今更何言ってるのさ、羽倉」
「そうだよ。九条のヤツぶっころす!って一番騒いでたのは君だろう?」
「そうだけどよ……」
「麻生は初めてなんだっけ? じゃあ麻生は一番最初にさせてあげるよ」
「えー松川さん、ひど〜い。むぎちゃんのバージン、勝手に羽倉にあげちゃうなんて」
「まあ、いいじゃないか。初めては誰でも思い入れがあるものだから……さ」
「ちぇ。 まあでもしょうがないか。麻生はむぎちゃんが二度目の家政婦に来てから毎日自家発電してたもんねー」
「ちょ……おま……っ!!なんでそ、それを」
「だって聞こえちゃったんだもーん。毎日むぎ……むぎ……ってうるさいったら。 僕や松川さんみたいに外で処理
してくればいいのにさ」
「瀬伊、余計なこと言わないの。 麻生、さあ早くむぎちゃんを楽しませてあげて」
「あ……ああ。悪りぃ松川さん、一宮。一番貰うぜ。 むぎ……。ごめんな」
麻生がスーツの上着を脱いでネクタイを緩める。 ワイシャツを脱いで床に放りなげる。
ギシリと麻生がベッドの上に上がってきた。
「いや、麻生君、いや……お願い、助けて……」
「だめだ。そのお願いは聞いてやれねー」
550ラプリ×むぎ4P-7:2006/03/27(月) 00:07:28 ID:aCXCGqiB
「まずは下着取っちゃって」
「ああ……」
「フフ、可愛い下着。ピンクでリボンが付いてる」
ブラのホックを瀬伊が外し、麻生がスルスルとスキャンティを下ろしていく。
取り去ると麻生はむぎの足をゆっくりと開いてその間に自分の体を割り込ませる。
「いや……いや……」
「麻生は生で女性のそこを見るのは初めてだろ?ふふふ。まずはよく見てみるといいよ」
「だめ、そんなの。見ちゃだめ! だめ……あああ!」
麻生が両手を使ってクチュリと秘唇を押し開いた。
「すっげ……こんなんなってんのか……。これがクリトリスってヤツか?」
「ひゃん!」
指でいきなり突かれて思わずむぎが声をあげる。
「麻生、もっと優しくしてあげないとダメだよ」
「そか……。こ、こうかな」
包皮をむくようにしてずりあげるとあらわになった赤いルビーをそっと舌を使って舐めあげる。
「あ……」
「むぎちゃん、感じてるの?今のいい声だね。 君の口からそんな声が聞けるなんて、感無量だな」
むぎの身体が羞恥で染まっていく。
「そんな……そんなことな……あん! いや、いや……あぁん」
「すげ……濡れてきた」
「はぁ、……あぁ、いや、あん」
麻生がピチャピチャと舌がクリトリスを攻め立てる度、むぎの唇からは嬌声が漏れでる。
一番敏感な場所を尖ったザラザラした舌先でぬるぬると舐められると背筋に電気のような快感が走る。
「唇で啄ばんで舌で転がしてあげてみて」
「お、おう」
依織に言われるまま麻生が実演するとむぎはその辛すぎる程の強い快感から必死で逃れようと腰を
蠢かす。 しかしがっちりと麻生に腰を掴まれているため逃げることは到底敵わない。
そしてヒクヒクと戦慄く秘壷にも舌を差し入れながら蜜をすすりあげる。
「はあぅ! はぁ、だめぇ……」
ビクンと背スジがそりあがり、体中がしっとりと汗ばんでくる。
551ラプリ×むぎ4P-8:2006/03/27(月) 00:08:02 ID:aCXCGqiB
「そろそろ、いいか? 俺、もうキツい」
「いいんじゃないかな。彼女トロトロになってるし」
「むぎちゃん、ついにロストバージンかぁ〜。 あ〜あ僕が欲しかったのにぃ〜」
「瀬伊、いい加減うるさいよ。僕だって我慢してるんだからね」
「はーい。 じゃあ後がつかえてるから羽倉、早く終わってね♪」
「バカヤロー。それじゃ俺ソーローじゃんか」
ジーとファスナーを下げる音がする。 スーツから限界にまで大きくなったソレを麻生が取り出す。
「ひっ」
やっぱり麻生君も男の子だったんだ……。 初めて目にするグロテスクなモノが目に飛び込んできた
とき、ふとそう思った。
ずっと女嫌いを通していた麻生。 だからむぎはそんな欲望が彼に存在するとは思っても見なかった。
口は悪いけど、いつも優しくて一番安心できる相手だったのに。 
でも本当はいつも自分をそういう対象で見ていた……?

麻生はむぎの股間のヌメリを自身に擦り付けるように二三度こすり付けるとついにぐぐとヴァギナを
押し開いていった。
「くっ、いれるぞ、むぎ」
「だめ、だめ……それだけは許して……お願い。……いやあぁああああ!!」
硬い入り口が阻んでなかなか入らなかった麻生だが数回勢いを付けて腰を進ませていくうちについに中に
進入していった。
「痛い、痛いよ、麻生くん!やめ……あぁああああ。 痛いよぅ」
「むぎ……悪りぃ、もう止まんね」
「痛い、痛い、やめてぇ」
「もうちょっと……だから……くっ」
ついに全ての刀身をむぎの中に収めきると麻生は荒い息をつきながらむぎの額にキスをした。
「全部入ったぜ。 まだ痛いか?」
「……痛いよ。麻生君、痛い。抜いて。ね、抜いて」
「無理。お前の中きゅうきゅう締め付けて暖かくて、すっげ気持ちいー。 今まで一宮とか松川さんや
御堂が外でいっぱい女と遊んでる気持ち解んなかったけど、こりゃ確かにいいよ。
……でも俺、これからもずっとむぎだけだからな。こいつらと違って」
「羽倉一言おおいよ。 でも羽倉ロストチェリーおめでとー(笑)」
「うっせー! ……もう動くぞ」
もう何を言っても聞き入れて貰えないことを悟ったむぎは、涙が滲む瞳をぐっと硬く瞑り、ただひたすら
耐えて一刻も早く、この嵐が過ぎ去るのを待つより他なかった。
「うう……あん、……いたい……い、あぁ」
最初はゆっくりとむぎの身体をいたわるようにそうっと動かしていた麻生だが、やがて快感に支配されて
パンパンと打ち付けるように動きが激しくなっていた。
「ハァ……むぎ……むぎ…………むぎ……むぎ……」
もう周りが見えていない様子でただむぎに腰を打ち付けている。
552ラプリ×むぎ4P-9:2006/03/27(月) 00:08:31 ID:aCXCGqiB
「じゃ、僕達もそろそろ参加しようか」
「そうだね。見てるだけなんてつまらないもんね」
依織は一度二人の結合を解いて、むぎの手足のロープを切り、麻生をベッドの上にあぐらをかくように座ら
せその上に背面座位のかたちでむぎを座らせた。
「さあ、むぎちゃん自分で入れてごらん」
両手を取って支えた依織が麻生の上に座るように促す。 促されるままに恐る恐る腰を下ろそうとするが
花弁に麻生のが当たるとびくりと腰を引いてしまう。
「だ、だめ。できないよ、そんなの……」
「おい、じらすなよ」
上げかけた腰を麻生が掴んで下にひき下ろす。ぶすりと音がしたように思うほど勢いよくそれに貫かれていく。
「いや!!……あぁああああ!!」
むぎは叫び声をあげるしかなかった。
「くっ、すげえ深い。この体制もいいな」
麻生が下からグングンと突き上げながらフリーになった両手で両胸をちからいっぱい揉みこんだ。
「はぁう……」
「じゃあ僕はむぎちゃんとキスしちゃおっと」
瀬伊がむぎの唇に自分のソレを合わせ、舌を使って口内を蹂躙していく。
飲み込みきれない唾液が顎をつたって落ちる。
「うぅんぅー」
「上手だよ、むぎちゃん。もっと口を開いて」
「うむぅー」
「僕はこっちを気持ちよくしてあげようかな」
依織はベッドの近くにしゃがんで、麻生とむぎが繋がって激しく出入りしている部分のすぐ上にある硬く尖っ
て真っ赤に膨らんだルビーにねっとりと舌を這わせ始めた。
「んーーー!!んぅーーーーー!!」
口を瀬伊に塞がれているので悲鳴とも嬌声とも付かないくぐもった声が喉から流れ出す。
たった今まで処女だったむぎの体は3人の男達にいいように翻弄されてそのすさまじい快感から抗うすべを
持たなかった。
553ラプリ×むぎ4P-10:2006/03/27(月) 00:09:11 ID:aCXCGqiB
「ねえ、このまま三人で繋がっちゃう? 松川さん」
「そうだね、ちょっと初めてのむぎちゃんにはツライかもしれないけど……なるべく痛くないようにするからね」
「松川さんはそっちもやった事あるんだ〜。 僕はまだやった事ないけど気持ちいい?」
「まあ、何事も鍛錬しないとね」
「さすが、アメリカ帰り。大人だよね〜」
「麻生、まだいっちゃだめだよ。 むぎちゃんをいかせてもだめ。もうちょっとひっぱって。 
じゃないとむぎちゃん痛い思いをするから」
「ハァハァ……あ? ……わかった。 でももう、あんまりもたねーぞ。俺」
「羽倉ったらハヤーイ。 むぎちゃんより先にいっちゃったらむぎちゃんに嫌われちゃうからね」
「クソッ!!うるせーよ、一宮!! お前はどうするんだよ」
「フフフ、僕はこっちの初めてを頂きまーす。 さ、むぎちゃん、あーん」
顔を上げさせられたむぎは目の前に迫った瀬伊のソレを見て目を背けた。
「いや……そんなのイヤだか、うぶっ!」
拒絶を口走るむぎのくちの中にムリヤリ進入してきたそれは熱くて硬くて、普段『妖精』といわれる彼とは
まったくそぐわないモノだった。

「うっ……ううっ」
「歯を立てないでね。……そう、もっと舌を絡めて」
「うぐ……うん、ふあ」
「そう。……フフ。上手だよ、むぎちゃん。もっと深くするね、ごめんね」
「うう!んーー!!」
口を下半身を同時に攻められて前にも後ろにも逃げ場がないむぎは瀬伊のソレを吐き出したくても出せないでいる。

気が付くと依織がむぎのドレッサーからハンドクリームを持ってきた。 依織はいつもメイクのレッスンをして
いたのでむぎがどんなモノを持っているのか大体は把握している。
「麻生、そのままベッドに寝転んでむぎちゃんを四つんばいにして。瀬伊はそのままでいいよ」
「一度抜かなきゃだめだな。よいしょ。 いいぜ、むぎこっちにこいよ」
再度結合を解いて、ベッドの上に寝転んだ麻生の上にむぎの体を乗せる。
554ラプリ×むぎ4P-11:2006/03/27(月) 00:10:09 ID:aCXCGqiB
背後では依織がハンドクリームのキャップをあけて中のクリームを指の上に搾り出している。
「たぶんこれでなんとかなると思うけど……むぎちゃん力抜いててね」
「ふぐ?……うむぅ!!んんん!!」
ハンドクリームをたっぷり塗った指をむぎの後ろの穴に這わせ始めた。
ゆるゆると円を描くように、クリームを塗りこめていく。 そしてクリームが馴染み始めたところで指を一本
穴の中に潜り込ませた。
「んーーー!!んむぅーーー!!」
「うっ、すげぇ。今すげー絞まったぜ、松川さん」
「こっちも。くぐもった声が響いちゃって凄い気持ちいー」
「もうちょっと緩めないと、むぎちゃん怪我しちゃうからね。 もうちょっとクリームたそうね」
さらにハンドクリームを絞って穴の中の壁に塗りこめていく。 初めのころと比べると指の出し入れがかなり
スムーズになっていった。
「むぎちゃん、指増やすね」
依織が指を二本に増やした。穴の中で二本の指が同時にバラバラの方向にうごめき、むぎは溜まらず腰を左右に
振って逃れようとする。
「おい、ヤバイって、その動き。 俺、マジでやばくなってきた。 松川さんの指も壁越しに俺のに当たってるし。
頼むから早くしてくれ」
「うん? しょうがないな、麻生は。 本当はもっとじっくり慣らして指3本がスムーズに出入りするまでしない
とむぎちゃんも僕も辛いんだけどな。まあ僕もさっきからむぎちゃんのイロっぽいうめき声でもう限界きてるから
いいかな。 むぎちゃん深呼吸して、ゆっくり息吐いててね。 力んじゃダメだよ。 入れるからね」
そうやって頭を撫でていいこいいこしながら、依織が後ろから強引に体を進めて来た。 
むぎはまるでメリメリと裂かれるような気がした。
「ふぐぅーーー!!うんんーーーーー!!あぅううーーーー!!!」
「すごい……松川さんのあんなおっきいの全部入ったよ。 むぎちゃん苦しそう〜。 息吐いて、吐いて。
息とめちゃだめだよ」
「くっ……ありえねえ、すげえ締め付け」
「僕のが食いちぎられそうだよ。 むぎちゃん、もっと力抜いて……くっ……ハァ」


いっぱい……どこも、いっぱいだ……


助けて……誰か……助けて、九条君。…………助けて…………………………………………助けて、一哉君
555ラプリ×むぎ4P-12:2006/03/27(月) 00:11:07 ID:aCXCGqiB
あ……?


いつの間に入ってきたのだろう。
ベッドからちょっと離れた場所で一哉が椅子に座ってこの4人の狂態を見入っていた。
涙が出た。ポロポロと溢れて頬や顎を伝って落ちた。

一哉君、……助けに来てくれた……?

「むぎ、かわいいぜ」
え……?


「一生飼ってやるからな。この屋敷で」
え……?


「もう外に出ることもない。 もう誰にも見せない。 何もしなくてもいい。 家政婦も秘書も。 
お前はここに居ればいいんだ」
何言ってるの?一哉君


「この屋敷の鍵を持つのは俺達4人だけだ。 ここでお前は俺達の好きなときに抱かれるんだ」
「鍵にラ・プリンスのそれぞれの象徴を掘ってあるなんて、一哉もシャレた事するよね、ふふふ」
「一哉ったら、君の為にこの建物建てちゃったんだよ〜。 凄いよね〜」
「俺と松川さんは今日でラ・プリンスじゃなくなる。俺も実家に戻るし、それぞれが、これからは別々に
暮らすことになる。でもこれからもこの4人はお前を共用するのさ」
556ラプリ×むぎ4P-13:2006/03/27(月) 00:12:02 ID:aCXCGqiB
「この屋敷の鍵を持つのは俺達4人だけだ。 ここでお前は俺達の好きなときに抱かれるんだ」
「鍵にラ・プリンスのそれぞれの象徴を掘ってあるなんて、一哉もシャレた事するよね、ふふふ」
「一哉ったら、君の為にこの建物建てちゃったんだよ〜。 凄いよね〜」
「俺と松川さんは今日でラ・プリンスじゃなくなる。俺も実家に戻るし、それぞれが、これからは別々に
暮らすことになる。でもこれからもこの4人はお前を共用するのさ」


それぞれに勝手なことを皆に言われてついに頭にきたむぎが必死で口から瀬伊のモノを吐き出して叫んだ。
「そんなことしたって、きっと直ぐにバレる。 九条君がきっと私を探しに来てくれるもん!お姉ちゃん
だって探してくれる!!」
「九条? ははは。 九条はさっき羽倉が連れ出して別室に閉じ込めてあるさ。 この後あいつをどうするかは
むぎ、お前次第だ。お前の姉も、安藤もな」
「えっ」
「一応、九条と君は『かけおち』ってことになるんだ。 九条はあれで結構な家柄の息子だし、付き合いを
反対されてってことにしておけば、世間も納得すると思うよ。 君のお姉さんが以前そうだったろう?」
「他に身寄りもないし、1人居なくなったところできっと誰も気にしないよ」

「そんなことない!夏実だってきっと心配してくれる!!」
「んー、そうだね。彼女はちょっと煩そうだから僕が引き受けるよ」
「まかせたぜ、松川さん」
「そんなところかな、あと他に誰かいる? 山本先生とか?」
「あんなのほっとけ、どうせ何もできやしないって」


「ひどい……こんなの……桜木や中泉と全然変わらないじゃない!」
「……そうだな……確かにおなじだな」

椅子から立ち上がると一哉がむぎのそばに歩いてきた。
そしてむぎの涙を指でそっと拭う。
557ラプリ×むぎ4P-14:2006/03/27(月) 00:12:45 ID:aCXCGqiB
「……むぎ。俺には桜木や中泉と同じ、金も権力がある。金も権力も持ってる人間はそれを良い方にも悪い方
にも自由に使っていいんだ。
でも俺はその力を今までは絶対に悪いように使わないようにしてきたぜ。
……でも。今回はお前を俺の物にする為に使う。……そうさせたのはお前だ」

「そんな!うぶっ」

「はいはい、もう話しはそこまで。 お口がお留守だよ、むぎちゃん。 僕ほっとかれてさみしぃな」
ぐっっと喉元まで突かれて吐き気がこみ上げてくる

「なぁ……ハァハァ……そろそろ、俺……限界……ぅ」
「そうだね。僕もそろそろ、一回出したいかな」
皆が急にピッチをあげる。
「んぁあ……ぁあぅ……ふあ…あ」
ひっきりなしに穴という穴を全て塞がれ突かれて、またむぎが快感の底に引きずりこまれた。
「んああああああああああぁあぁぁあ!!」
いってしまったむぎの急激な締め付けに、三人もつられてそれぞれに白濁を解き放つ。
「くっ……むぎ……!」
麻生が最後に奥深くまで突き、灼熱の液体を子宮に勢いよく叩きつける。
「うっ」
むぎがいくときに叫んだ拍子に瀬伊のモノを吐き出してしまったので、瀬伊の飛沫はそのままむぎの顔に
降り注ぎどろどろと汚していった。
「ハァ……むぎちゃん、んんっ!」
むぎが麻生とほぼ同時にいったせいで、うしろの中もひくひくと収縮を繰り返す。依織もその締め付けの快感に
素直に従い体内に最後の一滴まで注ぎ込む。

3人は、ハァハァと肩で息をしながらぐったりとしたむぎをそれぞれ抱きしめる。
やっと終わった…… 早く抜いて……。お願い。
しかしその望みは絶望と取って代わった。 彼らの言葉で。
彼らのソレは力を漲らせたまま、まだむぎの中で脈打っている。
558ラプリ×むぎ4P-15:2006/03/27(月) 00:13:05 ID:aCXCGqiB
「次は僕、麻生と変わりたいー。ね、いいでしょ松川さん。 ぼく二番目がいい」
「いいよ、僕はちょっと休憩する。夜はまだまだ長いからね。ふふ」
依織がまだひくつくそこから自分をずるりと抜いた。 ごぼりと音を立てて白濁が一緒に流れ出る。
「じゃあ俺は胸攻めてるよ」
麻生もまたそれに続くように引き抜く。それはまだ存在を主張していた。
「あうっ……」
抜かれる瞬間、微かにむぎからまた喘ぎ声が漏れた。
「羽倉ってオッパイ星人なんだー。女嫌いなハズなのにねー。むっつりだったんだ〜(笑)」
「うっせー!こいつのは特別なの。 ……俺前からずっとこうしたかったんだ。 
触って舐めて弄って……。秘書姿の時さ、薄いブラウスで目の前歩かれる度にずっと我慢してたんだぜ。
ほんとたまんなかったよ」
「僕もー。 むぎちゃん無防備過ぎなんだよね〜。 僕達よく我慢してたよね今まで。 
むぎちゃんお風呂入って鼻歌歌ってるときとか、風呂上りでホカホカのむぎちゃんとかホント、
何度部屋に連れ込もうと思ったことか」

3人の白濁にまみれてベッドの上で肩で息をしているむぎを、一哉がそっと濡れタオルで拭ってやった。
かつてどんな困難にも希望を失わずに輝き続けていたその顔も今は絶望に彩られていた。

『一哉君、おかえりっ!』
自分がケガをして帰ってきたとき彼女は心底嬉しがってくれた。
……もう二度とあんな風に俺を見てくれないだろう。

一哉だけではない。他の3人にも解っていた。もう二度と彼女が今までのような笑顔で自分達に接して
くれないことを。
戻れるものなら、御堂のあの家で5人で住んでいた頃の、ハチャメチャで幸せな毎日に戻りたい。
それでも、もう引き返せない。 どうせ手に入らないのならめちゃくちゃに壊してしまったらいい……。
559ラプリ×むぎ4P-16:2006/03/27(月) 00:15:26 ID:aCXCGqiB
1人会話に混じらずただじっとむぎを見つめている一哉にバスローブを纏った依織が声を掛けた。

「どうしたんだい?一哉。 君はむぎちゃんを抱かないの?」
依織の方を見ず、ただじっとむぎを見続ける一哉。

「俺は今夜はいい」
「ちっ、1人でスカしてんなよ。やなヤツだな」
「羽倉、お前の鍵返してもらってもいいんだぞ」
「あ〜クソッ!悪かったよ。ちぇ」


「俺は今夜のこの最高のショーを余すところなく観ていたいんだ。 熱演を期待してるぜ、むぎ」


お前は一生俺のものだ



--- End ---


長文連投スマソ
お粗末様でした。
|)彡 サッ
560名無しさん@ピンキー:2006/03/27(月) 00:25:02 ID:35OWMFNN
姐さんGJ!!
陵辱ものもいいねぇ。なにより4人の歪んだ愛情がいいです。
むぎの救済もしてあげて欲しいなと思ったりもしました。
561名無しさん@ピンキー:2006/03/27(月) 06:36:02 ID:O4NvCNn8
GJ!エロパロならではな展開でイイヨイイヨ-!
562名無しさん@ピンキー:2006/03/27(月) 07:21:20 ID:TZ4p+LCE
>>559
GJ!一哉がまた良い味出してるね。
こういう暗い話好きだな〜。
563名無しさん@ピンキー:2006/03/27(月) 15:11:27 ID:CuJCHumU
>>559
GJ!続きも読みたい
564名無しさん@ピンキー:2006/03/28(火) 02:02:37 ID:Qh6uKsfh
甘々属性の自分にはキツいかなと正直構えながら読んだが…
ヤバイ、一哉に禿萌えたorz


GJ! BGMは薔薇ピル4人vr.で
565名無しさん@ピンキー:2006/03/29(水) 11:52:03 ID:K1ScUa5N
>564
巡礼するのが二人だけじゃなくなってるけどなw
566名無しさん@ピンキー:2006/03/30(木) 20:48:24 ID:DD0Xf55f
乙女ゲーで陵辱もの読めると思わなかったので
嬉しい限りです。楽しませてもらったよ。
567麻生×むぎ-0:2006/03/31(金) 02:21:06 ID:9o4CdurZ
最萌えが依織と瀬伊なはずなのに何で麻生ばっかやってるんだろう漏れの妄想。
麻生×むぎ 恋人になってから一ヶ月くらい?の家政婦パートの話しです。
甘くしたつもりですが、あまりエロくはないかも。
568麻生×むぎ-1:2006/03/31(金) 02:21:25 ID:9o4CdurZ
ミステリーDVD。 届いたDVDを持ってきてくれたむぎと一緒に俺の部屋で再生したら……
とんでもないもんが流れ始めやがった。

『んんっ!はぁ……んっ!あぁぁ……っ!』

いきなり流れ出した女の嬌声。
女と男が半裸の状態で絡み合っている。
しかも迂闊にも、ボリュームが大音量に設定してあった為ハァハァという荒い息使いとぴちゃぴちゃと
水音までがTVのスピーカーから漏れてくる。 

慌ててTVのスイッチをOFFにした。
「あ、あははは……」
「び、びっくりしたねー……」
誰かこの空気をなんとかしてくれ。

一瞬しか映像は流れなかったのだが、あまりにも決定的なシーンだったため、流石にむぎにも
それが一体なんの映像だったのか解ったのだろう。 頬を紅潮させながら引きつった笑いを見せた。
俺も顔が熱い。

「まさかと思うけど、勘違いすんなよ! マジで俺がこれを注文したんじゃねーって! 
し、知らなかったんだ!」
「うん……解ってるって」
解ってるって言ってるお前の目、なんか泳いでる気がするんだけどよ……まさか好きな女にこんな
もんみられちまうなんて。クソッ!(泣)

「あ、あたし、仕事に戻るね」
「あ?ああ……悪りぃ。今度はちゃんとしたDVD買ってくっからよ」
「うん……」

ああ、折角の恋人同士の甘いひと時が……。
569麻生×むぎ-2:2006/03/31(金) 02:21:57 ID:9o4CdurZ
むぎと恋人同士になってからはや一月。
一つ屋根の下でいつも一緒に居られるという恵まれた環境なはずなのに、他の同居人達や家主がいる
せいで滅多なことではこの家ではいちゃいちゃすることはできない。
学園なんて言語道断。 
まだ彼女が美術の教師のときや生徒のときはもうちょっと学園内で見かけもしたが、今は殆どを
理事長付き秘書として理事長室で過ごしている彼女をいくらラ・プリンスとはいえ、生徒である麻生が
見かけることは以前より格段に少なくなっている。

だからこそ、こういうちょっとしたひと時が二人にとっては貴重な時間なのだ。
それなのに……。

「ったく!誰だよ、こんなの送ってきやがったのは!!」
そんな事を愚痴ってみても後の祭り。 彼女は既に家政婦の仕事に戻ってしまった。
こんなヤツ捨ててやる!とパッケージを手にとってゴミバコに投げ捨てようとして、そのパッケージの
裏の内容説明に目がいった。

ん?『永久保存版! 人気AV作品ダイジェスト いいとこばっか集めました』だぁ?
収録タイトルを見てみると……
 
・乱愛の理事長室
 理事長と秘書が理事長室でバックから

・禁断授業 いけないピアノレッスン
 ピアノ教室で美青年ピアニストが女生徒に淫乱レッスン!?

・女教師凌辱課外授業
 茶髪イケメン不良に襲われる女教師、嫌がりながらも最後は絶頂

・家政婦は女子学生〜専属メイド〜
 天涯孤独の可愛い女の子を自分専属のメイドにして……

・兄の妻
 兄の最愛の妻との秘密の情事に嵌る弟……兄にバレて3P突入!?

おい!なんだよこのタイトルは!!
570麻生×むぎ-3:2006/03/31(金) 02:22:46 ID:9o4CdurZ
なんだか身近な人間の顔を思い出しそうなタイトルばっかだな! つか、アウトローはねーのかよ!!
アウトローと秘書とかアウトローと家政婦とか!!

他にもズラズラとあるタイトルの中で、目に付いたのがこれだ。

・女教師童貞狩り〜放課後 濡れた制服〜

童貞狩りかよヽ(`Д´)ノゴルァ!! これ送ったやつ死ね!!
ガシャ!!とパッケージをゴミバコに捨てる。

「なんかムカツク。 もういいやTVでバラエティーでも見よう」

一人ごとを言いながらTVのスイッチをONにする。

『やだ…… ×○君、こんなにおち○ちん大きくしてる…… かわいそう…… 硬くなりすぎて、
痛いでしょう?……先生が直してあげる……』

いきなりまたAVの映像が目の前で流れ出す。
「あ、そういやさっき慌ててTVのスイッチ切っただけでDVDは再生しっぱなしだったよな」
外に聞こえないように慌てて音量を下げる。

『私が口でしてあげる…… 慰めてあげるね……フフ』

「……」
これさっきみた「女教師童貞狩り〜放課後 濡れた制服〜」らしい。黒のタイトスカートに薄い白の
ブラウスを着たロングヘアーの色っぽい女教師が男子生徒の股間に顔を埋めてナニを思いっきり
喉の奥の奥まで頬張っている。

『あぐ…… ぇう…… んもぉ…… おっきすぎるよ…… あも…… ん…… 
 男の子の体って、どうしてこうなっちゃうの……?』

なんか声があいつの声に似てなくも……ないか?
そう思った瞬間、股間に直撃した。
「う……」
すっかりジーンズの中で硬くなっているあの部分がズキズキしだして苦しい。
571麻生×むぎ-4:2006/03/31(金) 02:23:19 ID:9o4CdurZ
そういや、家の倒産騒動とかそれどころじゃなくて、しばらくしてなかったな。
「くそっ」
こうなるとやることやらなければ収まりが付かない。
風呂入る前にチャッチャと出しちまうかな。
ベッドに上がって壁にもたれながら、ベルトを外し、ジジジとジーンズを下げてアレを引っ張り出す。
おかずは女教師。 秘書姿もいいけど、あいつの女教師姿も良かったよな〜。

TVでは女教師に口でされている男子生徒はえらく気持ちよさそうで、たまに吐息を漏らしながら
先生のいけない扱きに耐えている。

『……こんなにビクビク……打って…… 素敵……』

やっぱ声似てるかも……。
自身を握っている手がだんだんと早くなってくる。

『うっ……先生、もう俺だめだよ……』

次第にTVの中の男にシンクロし始める。
ハァハァ。俺も、もう出そうだ。

『気持ちよかったら出していいのよ…… んっ、ちゅぱ、ちゅぱっ…… 
 口の中でも、顔にでも…… 好きなところに……』
『ん……、うん……』

俺も、もう……そろそろ……

かなり盛り上がってるところで、ガチャリ!!と部屋のドアがいきなり開いた。


「ごめん、麻生君。 あたし割烹着を部屋に忘れちゃって……きゃ!!」
「あっ……」

ドアのノックもなくいきなり飛び込んできたむぎと思いっきり目が合った。
そしてその目が俺の今手に握っているモノを見る瞬間。 まるでスローモーションのように感じた。

見られた!?
572麻生×むぎ-5:2006/03/31(金) 02:24:00 ID:9o4CdurZ
カッ!と頭に血が上って思わず立ち上がると大またでドアのところまで一瞬にして歩いていって
呆然と立ち竦んで動けないむぎの腕を掴んだ。
そして別の手でドアを閉めてガチャリと鍵を掛けると、むぎをそのまま力いっぱい引きずっていって
ベッドに押し倒した。

「ご、ごごごごめん。 あ、あたしノックせずにいきなり入っちゃって」
一生懸命誤るむぎ。 でも誤れば誤るほど痛い。
俺は手早く自分のTシャツを脱ぐ。

「何も見てないから、あたし何も見てないから」
「もう黙れ」

これ以上何も言わせないようにするため、口を強引にキスで塞ぐ。

「うぐ? うむ、んんんんー?」
何が起こっているのか解らないのか、むぎは口を塞がれてもまだなにか言おうとしているようだ。
口が開いたのをいいことに舌を捩じ込み好きなだけ口内を蹂躙していく。
歯列をなぞり、舌を絡ませ、唾液を飲み込み、クチャリと淫靡な音が響く。

割烹着を脱いだままだったのでむぎの服は脱がせやすかった。
口を塞いだまま、両手で手早くむぎの服を巻くりあげ、ブラをずらす。
カップからこぼれたかわいらしい乳房を両方の手のひらで覆い、ゆっくりと揉みこんでいく。

最初は何が起こっているのか解らずに硬直していたむぎだが、自分がされていることを今になって
ようやく理解したのか激しく抵抗してだした。
「うむ……うっ……イヤ……麻生君、や、……やだ……うん」
麻生からむぎが唇をなんとか剥がすと、麻生の唇はそれなら、と、こめかみから耳、耳たぶ、首筋、
鎖骨と次々とキスをしていき、両手でもみこんでいる胸のいただきをそっと口に含んだ。
「はん…っ!!いや!」
自由になったむぎの口から抗う言葉が飛び出す。
「硬くなってるぞ……」
「そ、そんなこと……いわないで……あん!」
歯でそっと甘噛みしてやると嬌声と共に背筋がのけぞる。
そのまま口で右胸を舐め転がして、左手で左胸を揉み込んで。 開いた右手を胸からくすぐったそうに
のけぞるわき腹、下腹、うっすらとした茂みのほうに移動していった。
「……ぁ……」
手が茂みの中を探ると、ヒクヒクと震えるそこはすっかり潤っていた。
573麻生×むぎ-6:2006/03/31(金) 02:24:31 ID:9o4CdurZ
「感じてんだな」
「ば、……ちが!」
「ちがわねーよ」
指で蜜壷をかき混ぜてやるとクチュクチュと恥ずかしい水音が部屋に響いた。
「こんなに濡れてる」
もっとも敏感な硬く尖ったクリトリスを親指で探り当てられてビクビクと身体を反応させる。
むぎの可愛い身体、全てが愛おしい。
「ん……あぁぁっ!はぁ……っ」
「すっげぇ感じてる」
中に指を一本突き入れるとまだ一度も受け入れたことがないその部分はキュっと異物を押し出そうと
絞まって蠢く。
「感じてるって……、俺としたいって言えよ」
俺がわざと意地悪な言葉を投げつけると、
「か、感じてるよ」
むぎが思わぬ答えをなげてくる。
ハァハァと息をしながらむぎが麻生を見つめる。
「感じてる……麻生君を」
むぎの訴えるような瞳を俺は見つめ返す。
「麻生君だけじゃないよ」
ニコリと笑ってむぎが俺の額にキスをする。
「あたしだって、あのDVD見てから、なんか身体がヘンになっちゃって……モヤモヤしたのは
あたしだけだと思って、恥ずかしくて……麻生君に言えなかった」
思ってもみない告白に麻生は目を見張る。
「麻生君もあたしの事欲しいって思ってくれたなら……うれしい……」

恥ずかしいところを見られて、思いっきりテンパって、肉欲を解放することに走った俺を蔑む
こともなく優しく包んでくれるむぎ。
「……スキダ」
「えっ?」
「すげえ好きだ。 お前の事。 お前が欲しい。 お前の全てを俺の物にしたい。 今すぐに」
ぎゅっと息ができないくらいむぎを抱きしめる。 ダメとかイヤとか言っても聞くつもりはない
けどよ。 でも、できればいい返事が聞きたい。
ちょっと緊張して返事を待つと
「……あたしも……」
むぎがか細い声で答えた。 女の子になんてこと言わせるのよ〜と真っ赤になってか両手で顔を
隠すしぐさが堪らなく俺を煽る。
グッ!とむぎの中に突き入れる。
「ちょ……ちょっとまって!そんないきなり!」
「もう待てねーって」
「でも、あたし、そんなのいきなり入らな……やん!……もっとゆっく……り……」
「無理」
「あああぁぁああん!イタッ!」
「くっ!!」
壁に阻まれてもたもたしているうちに、暴発してしまった。
574麻生×むぎ-7:2006/03/31(金) 02:25:25 ID:9o4CdurZ
「ハァハァハァ……ッ」
俺、カッコワリー。 もうかなり最低な初体験。
そもそも1人でオナって行く寸前だったの忘れてた。
「悪りぃ……ハァハァ……ハァ、出ちまった」
肩で息しながら快感の余韻を振り切るようにむぎをまた抱きしめる。
「かっこ悪いな、俺……ゴメン」
むぎにかっこ悪いトコばっか見られて自己嫌悪していると

「なんで? あたし嬉しい……。 あたしで麻生君がそんなに感じてくれるなんて。……嬉しい」

あー。こいつ、なんでこうなんだろう。
もう俺、こいつじゃないとダメだ。 絶対に手放せそうに無い。

「よし!まだまだ俺元気だからな!絶対にお前がイくまで何回もしてやる!」
自己嫌悪から復活してついでに息子の方も復活させて二回目に挑む。
「えー……。あたしまだ洗濯が……」
「そんなのさぼれ」
「一哉君のお世話もしなきゃ」
「あいつの専属メイドなんてさせないからな!」
「はぁ?何ソレ。 ……それに、あたし、明日も秘書の仕事が……」
「お前もっと厚着して行けよ!あの理事長信用できねぇ。 絶対に油断するなよ!」
「もうワケわかんない」
「うっせー。もう黙れ」
「うん……」

誰がなんと言おうと、明日の朝までむぎはこの部屋から出さないことに決めた。

--- End ---
575名無しさん@ピンキー:2006/03/31(金) 02:25:50 ID:9o4CdurZ
長文連投スマソ
調子こいてまた出てきてスマソ
|)彡 サッ
576名無しさん@ピンキー:2006/03/31(金) 02:33:25 ID:oxpbFzZh
GJGJGJ!!!麻生バカ可愛いなww
AVタイトルも笑った
577名無しさん@ピンキー:2006/03/31(金) 09:17:27 ID:jTu2ne0g
朝から剥げワロタ。
GJGJ!
AVが起爆剤になったのはいいけど、むぎ初開通は焦らずじっくりやってあげてくれと
この麻生に伝えておいてください。
AVダイジェストタイトル、絶品でした。
578名無しさん@ピンキー:2006/03/31(金) 17:32:40 ID:3f3HXXKz
(*´∀`*)ポワワ 萌えをありがd
そのAVをみたいっつーか、キャストはフルキスの連中で見たいとです
579名無しさん@ピンキー:2006/03/31(金) 23:17:26 ID:538ZAM3V
犯人は瀬伊あたりだろうなw
580名無しさん@ピンキー:2006/03/32(土) 01:32:32 ID:NjzzT7hX
4Pも麻生×むぎもGJだった。
私もキャストフルキス版でそのAVを見たいw
581名無しさん@ピンキー:2006/04/02(日) 00:04:35 ID:Wje8Xtrd
AVでまで奈落に落ちてる兄弟にワロスw
582名無しさん@ピンキー:2006/04/02(日) 21:13:51 ID:2Q1x84VH
誤字でちょっと萎え。
謝るくらいは…。
けどGJ。
583名無しさん@ピンキー:2006/04/02(日) 22:49:20 ID:f1DXnEAH
全然気が付いてなかったよ……orzスマソ
他にも送り仮名おかしいとかありまくりだしな。
584名無しさん@ピンキー:2006/04/06(木) 13:38:19 ID:2uA+J92/
534の通り保管庫に行ってきていいか?自分534でないんだが
585名無しさん@ピンキー:2006/04/08(土) 00:25:49 ID:BqDTi3a0
>>584
よろしくノシ

では、
ラブレボで保険医ノーマルED後のヒトミンの話です。
今回はバイザー、若→ヒトミンで例のごとく3Pです。
3Pが苦手な方、クリームプレイが苦手な方はスルーしてください。
プレイ後時間が空いてしまっているため3人の性格が違ってたらスマソ。
586バイザー,若→ヒトミン(1/13):2006/04/08(土) 00:27:19 ID:BqDTi3a0
-101号室-
「先生、どうしてこの女の人は気持ちよさそうなの。」
「んぁ。」
龍太郎のベッドを背もたれにヒトミはエロ雑誌を広げる。
龍太郎がヒトミの横から雑誌を覗き込むとクリームを盛り付けた女体が載っていた。
溶けたクリームが肌をつたって上気した肌と表情がなんとも色気を醸し出している。
「ただの写真だろ。」
「雑誌なんだから写真に決まっているじゃないですか。」
「あぁ、なんだったらやってみるか。」
「そ、そうですよね。」
ヒトミは雑誌を閉じて横に置く。
それを見計らって龍太郎がヒトミに手を伸ばすもヒトミには届く前に逃れられた。
「あぁ……、やるんじゃないのかよ。」
龍太郎の行為に気づかず、ヒトミは身支度を始めた。
「えぇ、するつもりですよ。やっぱりクリームは若い子に似合いますよね。」
「……それは俺様が若くないってことか。」
「せ、先生。」
「俺様が若いってことをたっぷりと教えてやる。」
「ふぇ、ちょ、先生!それは充分知ってますからまた今度お願いします。」
伸ばされた手を避け101号室のドアから駆け足で部屋を出て行くヒトミを見送り龍太郎はため息をついた。
「年下ってこのマンションには二人もいるだろうが。また3Pとかいうんじゃないだろうな。
……わかっているのか、お前は俺様のものなんだぞ。」
数十分前までヒトミがみだれていた自分のベッドに倒れこんだ。
587バイザー,若→ヒトミン(2/13):2006/04/08(土) 00:28:20 ID:BqDTi3a0
-103号室-
「ちょっと、剣之助。まだ先輩、こないの。」
「……深水、ここは俺の部屋で文句があるなら出て行ってくれてかまわない。」
「えぇ!!やだ。先輩といっしょにいたいもん。」
103号室、橘剣之助の部屋
ベット前の長机に散乱した教科書とノート。
実際勉強を続けているのは剣之助だけですっかり集中力を切らした颯大は剣之助の邪魔をしていた。
期末テストも近づいてきたので勉強会を開こうとヒトミが颯大にもちかけたことが今回の始まり。
そこに偶然居合わせた剣之助も流れで参加することになったのである。
「ヒトミ先輩からもちかけてきたのにね。」
「先輩にも用事があるんだろ。黙って問題解けよ。わからないことがあったら教えてやるから。」
剣之助もそう言いながらなかなか尋ねてこないヒトミのことが気になって先ほどからペンが動くだけで問題は進んでいなかった。

ピンポーン

「あっ、きっと先輩だよ。」
待ってましたとばかりに颯大は立ち上がると玄関に足早に駆けていく。
「深水、待て。」
剣之助が立ち上がる頃には颯大が玄関の扉を開いていた。
「いらっしゃい、待ってたんだよ。」
「きゃぁ、颯大君! 」
剣之助の視界から颯大が消える。
「深水、ここは俺の部屋でお前の部屋じゃ。……っ! 」
剣之助の言葉が詰まる。
剣之助が玄関先に顔を出すと颯大がヒトミの首にしがみつき顔に頬を寄せていた。
「離れたらどうだ。」
剣之助の低い声が廊下に響く。
「僕はこのままでいい。」
剣之助の睨みも気にせずヒトミから颯大は離れない。
「離れろ。」
先ほどよりより低く声が響くとヒトミから颯大は手を離した。
「剣之助、怖いよ。僕はただ充電していたのにさ。」
颯大と剣之助の視線が交わり、緊迫した雰囲気が流れる。
「あの、ごめんね。部屋を貸してもらう上に遅刻するなんて……。」
「えっ、気にしなくて良いっスよ。立っているのもなんスから入ってください。」
「ありがとう、橘君。颯大君もお邪魔しよ。」
「ヒトミ先輩……うん! 」
ヒトミの一声に緊迫した雰囲気が和らぐ。颯大に手を引かれて剣之助の部屋に足を入れるヒトミ。
颯大に引かれていない手には大きな買い物袋が下げられていた。
588バイザー,若→ヒトミン(3/13):2006/04/08(土) 00:29:14 ID:BqDTi3a0
それから、二時間後。
「ふぅ結構進んだし、キリが良いから休憩しようか。」
ヒトミは自分の持ってきた袋の中身を机にあける。
クッキー、チョコレート、グミ、ガムなどのお菓子類が机を転がる。
「うわぁ、お菓子だぁ。」
目を輝かせる颯大と反対に複雑そうな表情でお菓子類をみる剣之助。
「俺……甘いのは……。」
「大丈夫だよ、ほら、これとか。」
ぬれおかきの箱を手渡され少し驚くも剣之助は微笑む。
「確かにこれなら甘くないっスね。」
「そうそう、甘くないのだって立派なお菓子なんだから。」
パキンと煎餅がヒトミの口と手の間で割れた。
「おいしい〜。」
「あっ。」
お菓子にパクつく颯大にヒトミは指を指す。
「どうしたの、先輩。」
「颯大君、右の頬っぺたにクリームついている。」
「えっ、ホント。」
右の手の甲で頬を拭うと余計にクリームが顔に伸びる。
「もう、私が取って……あげる。」
ヒトミの手がティッシュでもタオルでもなく颯大の左頬に触れる。
「えっ、先輩。」
時間差で近づいてくる顔に颯大の目は強く結ばれる。
生温かいものが右頬を撫でる。
と同時に颯大の耳に机の上に何かが落ちる音が聞こえた。
颯大の頬を濡らしたそれは颯大の手の甲を濡らしていく。
颯大がゆっくりと目を開くとヒトミが顔を上げ颯大から離れていく。
「あ……まいね、颯大君。」
ヒトミはそう言って微笑むと今までされた行動が現実と颯大が頬が朱に染まった。
「橘君、どうしたの? 」
「えっ、いやなにも。」
机に転がったぬれおかきの箱を拾い上げると剣之助はぬれおかきを取り出して口にほおりこんだ。
「そう……。コロンもらうね。」
颯大の前に散乱する開封したお菓子の一つにコロンがありヒトミはコロンを一つ取り出す。
「颯大君の頬についていたクリームで思い出したんだけど……。」
589バイザー,若→ヒトミン(4/13):2006/04/08(土) 00:30:30 ID:BqDTi3a0
取り出したコロンの真ん中に詰まったクリームを指で押し出し口元に持っていく。
「ちょっと汚いことだけど、昔こうしたこと無かった? 」
クッキーから少し飛びでたクリームをヒトミは唇に塗っていく。
二人の目にはそのコロンがまるで口紅のようにみえる。
「こんな風に口紅って。」
「そ、そんなことしないっすよ。女じゃあるまいし……。」
「ふふっ、女の子もしないかもね。でも、私はちょっと楽しくてやってたなぁ。」
剣之助の頭の中でクリームを塗るヒトミの仕草がちらついてはなれない。
まともにヒトミの顔が見れず目線をそらす。
彼女に彩られたイチゴ味の薄いピンク色のクリームが時々目線を移動させると目に入ってくる。
「ヒトミ先輩、そんなことしてたんだ。可愛い!もう食べたくなる。」
剣之助の思っていたことをダイレクトに颯大は言葉にしてヒトミにしがみつく。
「なんなら……、食べて……みる。」
いつもとは違う甘い声が颯大と剣之助の耳を通る。
ヒトミの顔を見ると彼女はただ微笑んでいただけだった。
いつもと違うのは唇に彩られたクリームだけのはずなのにヒトミの全てを奪ってしまいたくなる雰囲気に包まれた。
「せ、せんぱい……。」
剣之助の視界にはヒトミの唇だけが映っていた。
まるでその唇に吸い寄せられそうな気分になる。
しかし、自分と同じ気持ちを抱いていた男が剣之助の視界に入ってきて彼女の唇を覆う、男の唇で。
颯大の舌がヒトミの唇をなぞりクリームの薄くなった唇を割り中へと進入していった。
「んっ……はぁ、ヒト……センパッ。」
「んぅ……。」
剣之助の視界で繰り広げられるキス。
想像できなかった出来事が剣之助の脳の判断を鈍らせる。

なぜ俺の部屋で……、ヒトミと深水がキスしているんだ……。

颯大がゆっくりと唇を離すと今のことが現実とでもいうように彼の唇に薄紅色のクリームが薄く汚す。
そのキスの証拠をヒトミの舌が舐めて消していく。
静かになったこの部屋にヒトミと颯大の荒い息遣いだけが流れた。
「先輩の唇、甘くて美味しい。ヒトミ……ちゃん……。」
「そう、嬉しい。」
笑顔を颯大に向けてから剣之助に向き直った。
590バイザー,若→ヒトミン(5/13):2006/04/08(土) 00:31:47 ID:BqDTi3a0
目の焦点が定まらず固まっている剣之助に近づき、ヒトミはコロンのクリームを剣之助に塗る。
剣之助の唇全体にクリームを塗ると先ほど颯大がしたようにヒトミの舌が剣之助の唇を縁取った。
「んなっ!! 」
舌の感触に現実に戻ってくる、剣之助。
「なにしてんすか、先輩! 」
ヒトミから体をそらし真っ赤な顔でヒトミの顔を見る。
「橘君は……私とキスしたく……ないの。」
ヒトミは上半身を剣之助に近づける。近づけた分だけ剣之助の体は後ずさる。
「センパイ……っ。」
いつもとは違うヒトミへの戸惑いとこのまま手を出しても良いのかという理性と欲望が剣之助の中で渦巻いていく。
「そんなに……考えないで。私を受け入れてくれればいいの。」
「んんっ。」
ベットを背にした剣之助はヒトミから逃れられずキスを受け入れる。
「けんのすけくぅん……っん、はぁ。」
「んはっ……せんぱい。」
剣之助と呼ばれて理性がゆらぐ。
ヒトミの舌はまるで入り口を探しているように剣之助の唇を縁取っていく。
「んくっ……。」
息苦しくなったのか剣之助の唇が開いていく。
ヒトミの舌がその入り口にもぐりこんで剣之助の舌を舐め上げた。
剣之助も次第にヒトミのキスを受け入れ始めていた。
「ずるい、僕もしたいよ。」
ヒトミを背中から包み込む颯大。
ヒトミの手が颯大の手を包む。そしてゆっくりと颯大の手を誘導していく。
「ヒトミちゃっ……。」
颯大の手はヒトミの柔らかい胸の部分に触れていた。
これには颯大も驚いて手を引こうとしたが、ヒトミの手がそれを逃さず颯大の手ごとヒトミは自分の胸を握った。
颯大の手に動きを覚えさせるようにゆっくり手を動かしていく。
「あっ……ん。」
「んっぅ、セン……。」
「ヒトミちゃん、柔らかいよ。」
ヒトミのいつもとは違う声が導火線となり、ヒトミからの動きを止めても二人は行動を止めることはなかった。
「ここ少し硬いよ。」
「あぁ!! 」
布越しに胸の先端をつままれてヒトミは声を出して身をよじる。
颯大の手が片手から両手に変え、ヒトミの両胸を愛撫し始めていた。
自分の手で変わっていく胸の形を想像したり、自分の愛撫に反応するヒトミに颯大は止まらなくなっていた。
「ヒトミちゃんの素肌に触れたい。ずっと、思ってたんだよ。」
591バイザー,若→ヒトミン(6/13):2006/04/08(土) 00:32:54 ID:BqDTi3a0
ヒトミの返事も聞かずにTシャツの手を滑り込ませる。
颯大の手がヒトミのお腹を撫でる。
「んぅ……。」
そのままゆっくりと手を上に移動させてブラの中に手を埋めていく。
颯大は布越しでしたことと同じように指を動かしていった。
「肌に吸い付くような柔らか……い。」
「あ、あぁぁ、颯大くっ……。」
剣之助から唇を離し嬌声をあげた。
「センパイ……。」
キスから解放された剣之助の口からは熱いため息とともに唾液が流れ落ちた。
「先輩、俺も……。」
脱力した重い体を起こし剣之助は立ち上がると冷蔵庫へと向かう。
「俺も、欲しい。先輩が……。」
冷蔵庫から白い袋を取り出すとヒトミの所へ戻る。
颯大の愛撫で身をよじるヒトミの胸元が白く汚れていく。
上から剣之助が冷蔵庫から出してきたクリーム袋を絞ったのだ。
クリームは熱くなったヒトミの体の上を溶けて滑っていく。
剣之助はヒトミの胸元に顔を埋めると、自分の垂らしたクリームと共にヒトミの体に滲み出た汗も舐めとった。
剣之助の唾液と滑り落ちていくクリームが胸に流れて颯大の指がそれをヒトミの胸に塗りこんでいく。
「ふぅあっ……はぁ、んっ。」
「先輩……甘い……そして濡れおかきみたいに柔らかいんだ。」
「僕もヒトミちゃんクリーム食べたい。剣之助ぇ。」
「……ハァ、わかった。先輩ベッドに移動しますよ。」
剣之助の腕がヒトミを抱き上げると自分の後ろにあるベッドに横たえた。
「けんっの……すけくん、いいの? 」
「なに言ってんすか……自分が止めなくしたんでしょ。俺、もう止めることできないっすから。
ベットくらい気にしないでください。」
「……ありがとう。剣之助君、颯大君私を綺麗に飾って……。」
「ヒトミちゃっ……。」
「……せんぱい。」
ヒトミの言葉に二人は身震いした。
592バイザー,若→ヒトミン(7/13):2006/04/08(土) 00:33:56 ID:BqDTi3a0
「センパイ……、脱がせます。」
ぎこちない指先がヒトミのブラウスのボタンを外していく。
龍太郎や蓮とは違った反応がとても初々しくてつい微笑んでしまう。
「ど、どうせ初めてっすよ。」
表情がさらに朱に染まり指の動きがさらに遅くなる。
ブラウスの上三つのボタンが外れた所でブラを包んだ胸が姿をあらわした。
ブラウスに包まれてない部分にはクリームが見えている。
剣之助がブラウスに悪戦苦闘している間に颯大はスカートを外していた。
ベッドの下にブラウスとスカートが落ちていく。
「あの……こっちも外すっす。」
ヒトミとベッドの間に手を潜り込ませてホックを外しヒトミの胸を包む布をベッドの下に落とした。
「センパイの肌……。」
剣之助は絞り袋を手にするとケーキの飾り付けをするかのように、慣れた手つきでヒトミの体を飾っていく。
クリームの冷たさは火照ったヒトミの体に快感を与える。
チョコの縞模様のクリームの下着、イチゴジャムの口紅。
「んっ……ハァ。」
クリームが溶けて滑る度に熱くなったヒトミの体に甘い痺れをおこす。
ベッドにクリームが流れ落ちて3人の汗と共に染みを作った。
「僕……我慢できないよ。」
颯大は唇をヒトミの唇によせる。
「深水、まだできてない!ってしかたないか。俺も我慢できそうにない。」
剣之助は上着を脱ぐと自分もヒトミの上にまたがるとクリームのブラに唇を寄せた。
「んっふ……ちゅぷ……んんっっ。」
ジャムを共有しようとするがごとく颯大の舌がヒトミの唇のジャムをすくうと、ヒトミの舌に擦り付けていく。
「甘い、ヒトミちゃん?」
ジャムの甘さがヒトミの口の中で広がる。颯大の口から流れる唾液を喉を動かし飲み込んでいく。
「うん、うん。……ふっそう……た……ふぅああまい。」
「クリームでべとべとだな。」
まるで子供のように3人の口の周りはクリームやジャム唾液でベトベトになっていた。
そんなことも気にせず3人は互いに求め合っていく。
593バイザー,若→ヒトミン(8/13):2006/04/08(土) 00:35:14 ID:BqDTi3a0
クリームの下着を剣之助の舌が薄くしていく。
舌先が胸の先端をかすり、ヒトミは声をあげる。
「あぁ……あぁん。」
体の奥から熱いものがこみ上げてきてヒトミは足を摺り寄せる。
それをみた颯大の手がその部分に手を伸ばす。
ショーツ越しでもわかるほどに濡れていたそこに颯大の指が割れ目を往復する。
「あっ、やぁ。」
「かわいい、ヒトミちゃん……。」
ショーツの中に指を滑り込ませると三人の耳に水音が耳を通った。
「こんなに濡れるものなの、女の子って。」
「はぁぁ、そ……。」
不思議な顔をして颯大は指でヒトミの秘所をかき回していった。
「そうたくっ……きもち……気持ち良いよぉハァ、けんのすけ……くぅん、もっと……して。」
剣之助は言われたとおり先端をあまく噛んだり舌で転がしたりするとヒトミの声は一段と高くあがった。
「先輩……、クリームなめたいか? 」
もう片方の胸についたクリームを指先ですくいあげるとヒトミの口に寄せた。
剣之助の人差し指についたクリームをヒトミは舌をのばして舐める。
「ちゅ……あっふ……んっ。」
人差し指の先から関節、中指との間、中指の関節、中指の先
そして口に含み吸い上げる。
「……っ。」
ヒトミの口の中がとても暖かくそして舌の動きが快楽を呼び起こす。
ヒトミがその行為に没頭していると颯大がヒトミの最後の一枚をゆっくりと足からぬいていった。
「ヒトミちゃんの蜜は甘そうだね。」
ヒトミの足と足の間に顔を埋めて颯大はそこに口付けた。
ヒトミの秘所で颯大の舌が動き回る。
「そ……うたくっ、すごっあぁ。」
ヒトミの胸でなるキス音と足の間でなる水音がヒトミの声と相成って部屋に木霊する。
上と下の愛撫で全てを持っていかれそうになりながらもヒトミは剣之助の手を舐めつづけた。
「クリーム、あんんっクリームもっとほしぃ、ちょうだい。」
ヒトミの口が剣之助の指と唾液の橋をつなげながらねだった。
「あ、あぁ。」
剣之助の手がまた胸へと移動してクリームをすくおうとするとヒトミは首を振った。
594バイザー,若→ヒトミン(9/13):2006/04/08(土) 00:36:14 ID:BqDTi3a0
「せ、先輩。」
ヒトミの手が剣之助のものをなでる。
「せんぱっ……ハァ。」
ジーンズごしでもわかるくらい硬くなっているそれを優しく撫でていく。
「剣之助君のクリームを……ちょうだい、あぁ。」
「うぁ……。」
触られただけで声をあげてしまうくらいに剣之助には刺激が走った。
「胸でしてあげるね。」
ヒトミは体を起こし四つんばいになるとジーンズのジッパーを下げて硬く主張するそれをとりだした。
「ふぅ。」
「はぅ……くあ。」
ヒトミが息を吹きかけるだけで動いて反応する。
「もうこんなになってる。かわいいんだ……。」
ヒトミの柔らかい二つの胸が剣之助のものをはさんでゆっくり動かしていく。
「あっ、せんぱっ」
胸全体に塗り込まれたクリームで滑りが良くなり、剣之助に刺激を与えていく。
体制を変えるために一時中断していた颯大は高く上げられた尻肉の間に舌を這わせて行為を再開した。
「んっ、ちゅ……ヒトミちゃんの蜜甘すぎだよ。」
「あぁ……!! 」
「先輩、それきつっ。」
颯大の愛撫で身を捩らせるヒトミの動きで圧迫され、予想しえないくらいの快楽が剣之助を襲う。
「ねぇヒトミちゃん、僕、中入っていい。剣之助だけずるいよ。」
「うっん、……後ろでもハァ、前でも颯大君のしたい方でいいよ。」
その言葉と同時に衣服がすれる音が聞こえた。
熱い塊がヒトミの秘所を突く。場所が定まらないのか割れ目を往復する。
「颯大君、わからない。」
「う、うん。」
「こうすればわかるかな。」
ヒトミは剣之助への奉仕を止め指で自分の秘所を広げた。
愛液がクリームと混ざってベッドに滴り落ちていく。
先ほどまで間近で見ていたはずなのに颯大の目はその部分にくぎ付けになっていた。
動かない颯大を見て、ヒトミのもう片方の手が颯大のものを掴んで軽く擦ってあげると、快楽のため息を漏らした。
「あぁ……ヒトミ……ちゃ! 」
「私が教えてあげる。」
595バイザー,若→ヒトミン(10/13):2006/04/08(土) 00:37:16 ID:BqDTi3a0
颯大のものを握ったまま自分の入り口まで誘導するとヒトミは微笑んだ。
「ココ……、女の子の下の口は。」
「わ、わかった。」
颯大は頷くとヒトミを押し広げて最後まで勢いのままに根元まで押し込んだ。
「んっあぁああぁ!!んっ……ハァハァ。そっんなっ……いきなり奥までぇ。あぁ! 」
颯大のものに吸い付くヒトミの舌の口に颯大の理性が飛ぶ。
自分の思うがままに律動を始めた。
「いきなり、はげしいっっ……あぁ。」
「ごめっ、でも、あっく止まんないよ。」
「んっ……んっけんのすけ……くんもきもち……よっく。」
と胸の奉仕を再開し始めた。
「先輩……、ヒトミ先輩。ヒトミ、ヒトミ。」
剣之助の先から先走りの汁が零れ落ちてヒトミの胸を伝う。
「かわいい。……ちゅあむ……んふっぅ。」
ヒトミの口がひらいて下が伸び剣之助の先を舐めて口含む。
ザラリとした舌が先を這い剣之助は声をあげる。
「はぁ……。」
「んんっぐ……あぁ。」
自分のものがヒトミを犯していると思うと二人のものはさらに硬さを増した。
剣之助も欲望が理性を勝り、新たな快楽を得ようと律動を始め口を蹂躙していく。
下と上の口が奏でる二重の水音が部屋に響く。
「ヒトミちゃん……中がすごく気持ちいい……僕うれしぃ。」
「ヒトミって呼びたかった、ずっとこうしたかったんだ。」
今までの堪っていた欲望をぶつけるかのように激しく腰を打ち付けていく。
596バイザー,若→ヒトミン(11/13):2006/04/08(土) 00:38:12 ID:BqDTi3a0
「俺、も、もうこのままじゃ……。」
今にも欲望を吐き出してしまいそうなぐらいに限界が近づいてきた剣之助は、ヒトミの口から腰をひこうとする。
しかし、ヒトミの胸がそれを許さないとでもいうように圧迫する。
「うぁ……先輩、このままじゃ先輩の口か顔にだしてしまうっすよ。だから……。」
「い、いいよ……んぅ……だってあぁ……剣之助君のクリーム、ほしっいもん。」
「ヒトミっ……! 」
「好きなところに出していい。私が……全てしてあげるから……っちゅぱ……あむ。」
「ヒトミちゃん!そんなに締め付けないで……あぁぁあ。」
剣之助を刺激する動きが颯大のものも擦り、互いに快楽をもたらしていく。
「僕も、はぁ、ぼくも……んんっ。」
「ダメだ……そんなっ……。」
「「………………んっああぁあぁ!! 」
颯大と剣之助は同時に限界寸前で腰を思い切り引き外気に触れると同時に欲望を撒き散らした。
ヒトミの顔、背中、下半身が二人の白濁液に染められていく。
「ふふっ、二人とも私より先にイくなんてかわいい。」
ぐったりとヒトミにもたれかかる二人にヒトミは口付けると、耳元で囁いた。
「もう一回しようか。だって私もイきたいし……ね。」
二人はそれを拒むはずもなく只黙って頷いた。
三人の行為は夜が深けても続いていった。
597バイザー,若→ヒトミン(12/13):2006/04/08(土) 00:39:14 ID:BqDTi3a0
「僕の初めてもこれからも僕は先輩のものだよ。」
颯大は隣で眠るヒトミに擦り寄った。
とそれを阻止せんとばかりに剣之助がヒトミを引き寄せる。
「剣之助、そんなことしてると先輩起きちゃうよ。」
「……うるさい、お前は帰れ。」
「あ〜、そんなこと言っていいのかな。剣之助の冷蔵庫の中身以外も調べちゃうから。」
「ぐっ。」
クリームプレイを続けるべくクリームを取り出していたら103号室の冷蔵庫の中をヒトミと颯大は見てしまったのだ。
「よくみたらケーキも沢山だったし、甘いもの嫌いの橘君がねぇ。」
「……いてもいいから黙って寝ろ。」
「ありがとう、剣之助!じゃあヒトミ先輩も。」
「それは……ゆずれない。」
「……そっか、でも僕も譲れない。」
「……。」
颯大はヒトミに口付けると剣之助に顔を向けた。
「だって好きだから。」
「それは俺だって好きだ。」
剣之助もヒトミに口付ける。
「だから、どっちも譲れないならそれは仕方のないこと。」
「うん、そうだね。いつかそれはヒトミセンパ……ヒトミちゃんが決めることだから。」
「そう、先輩……ヒトミが決めることだ。」
「でも、今日だけはヒトミちゃんは僕と剣之助のもので共用だね。」
颯大の言葉に剣之助は微笑んだ。
「あぁ、今日だけはな。」
二人はヒトミに寄り添うと瞼を閉じた。
598バイザー,若→ヒトミン(13/13):2006/04/08(土) 00:40:17 ID:BqDTi3a0
(おまけ)
「うぅ……今日はもうクリームいりません。」
「どうした、ショートケーキ好きじゃねぇか。」
「はい、好きなんですけど、今日は昨日食べすぎで気持ち悪くて……。」
「はぁ?……まさかマジでやったのか。」
「ヤルって言ったじゃないですか。」
「確かに言ってたけど……マジでやるとは思わなかったぞ。」
「で、3人でやったんです。」
「しかも、また3P!! 」
一人衝撃を受けている龍太郎をよそにヒトミは昨日のプレイで体重が増えたのではを心配していた。
「まぁ、結構運動したから大丈夫よね。」
愛より食欲。
愛より性欲。
桜川ヒトミの心に巣くう男性は未だ現れていない。
599名無しさん@ピンキー:2006/04/08(土) 00:47:10 ID:BqDTi3a0
以上です。お目汚しならなければよいが……。
誤字脱字あったらスマソ。
若のソーニュー無しですけど裏設定ではその後にしてることになってます。
若い方(バイザー若編)は受け目、
年上は攻め目(病弱、腰編)に書いてみましたが皆さん的には大丈夫ですかね。
見てくださった方ありがとう。
このままサイトに載せるかもしれないのでその時は笑ったってください。
600名無しさん@ピンキー:2006/04/08(土) 00:53:53 ID:JbeBn7mW
GJ! リアルで楽しませてもらいました〜。
若はあの設定からクリームプレイは避けられませんよねーw
ダブル初物喰い( ゚ρ゚ )ウラヤマシス

サイトにうpとのことなので
ヒトミの舌の口に颯大の理性が飛ぶ。
→下の口
601名無しさん@ピンキー:2006/04/08(土) 08:22:20 ID:BqDTi3a0
>>600
指摘、感想アリガトン!!
直しておくよ。
602名無しさん@ピンキー:2006/04/08(土) 15:51:37 ID:/2TzE1bY
ここの保管庫ってどこですか?
探したけど、肥関連しか見つからナス…orz
603名無しさん@ピンキー:2006/04/08(土) 20:27:30 ID:q/hKp5f4
保管所云々の話が出てるようなので自分もちょっと。

えーと、以前フルキス一むぎのエロなしSS(>>287-289)投下した者なんですが。
保管庫収録のシステムとかよくわかってないんだけど、
できればあれは外していただけると有り難いです。
実はあの後自分で発表の場をつくってて、そちらにうpすることも考えてますので。
(まあそれ以前にやはりエロじゃないということもあるし)

>>584タン(でいいのかな?)ひとつよろしくお願いします。
604名無しさん@ピンキー:2006/04/09(日) 10:16:45 ID:DpZLyN2C
>>603
行ってきますた
605名無しさん@ピンキー:2006/04/15(土) 22:40:52 ID:HwExWt7R
>>585
生クリームプレイを待ってた身にとってはネ申だよ585タン!!!!
一年生コンビ=若い方は受け目っていうのもハマってて萌えました!
そしてパイズリまで拝めるとは…(*´д`)ハァハァ
もうGJGJ!ありがとう!
606瀬伊×むぎ-0 :2006/04/16(日) 05:33:53 ID:O0JdYesK
調子に乗ってフルキス2の瀬伊×むぎ投下させていただきます。
アマアマに仕上げたつもりなんですが。
捏造設定多いです。注意。
607瀬伊×むぎ-1:2006/04/16(日) 05:34:25 ID:O0JdYesK
二人で中泉邸での仕事をやり遂げた後。
御堂の家に帰ったら、家主と他の同居人達はまだ帰ってなかった。
つまりこの広い家に、僕らは二人っきりってこと。
秘密の仕事を、しかもあんなに困難な仕事を二人の力で成し遂げたのだ。これ以上に無い程、完璧な形で。
なんだか心も身体も高揚している。 このまま眠れる気がしない。

「瀬伊君、お疲れ様」
可愛い僕の恋人は、僕が頭の中でこれからしようとしている事についてイロイロ画策しているなんて夢にも思わない。
そんな事は少しも匂わせないよいうに、僕はいつもの微笑みで言葉を返す。
「フフ、君も。 髪の毛、ドロドロになっちゃったね。 ほっぺも土で汚れてる」
「え、うそ! どこどこ?」
彼女は慌てて自分の頬を両手で擦っている。
「だめだよ。そんなに擦っちゃあ。マシュマロみたいに柔らかいほっぺが砂利でキズがついちゃう」
「でも……。まあ、いいや。 今からシャワー浴びるし」
彼女はじゃあシャワー浴びてくるね、と二階の自分の部屋へ上がろうと階段を上りかける。
勿論僕はこのまま彼女を1人でなんて行かせない。
「ねぇ……むぎちゃん」
僕はいつもの無駄にうるうるキラキラした瞳での上目遣い攻撃を開始するんだ。
これをすると彼女はどんな無理なお願いでも大抵は聞いてくれるんだよね。
608瀬伊×むぎ-2:2006/04/16(日) 05:34:43 ID:O0JdYesK
「ねぇ……お風呂……一緒に入っていい?」
「え?」
フフ。驚いてる、驚いてる。 目がこぼれ落ちそうなほど見開いて、顔を真っ赤に染めて。
「だ、だめだよ」
慌てふためいちゃって口がパクパクしてる。カワイー。
「なんで? 僕達これでも恋人同士なのに……」
「だって……誰か帰ってきちゃうかもしれないし」
「きっと一哉はまだ時間が掛かると思うし。きっと他のふたりも遅くなるって。大丈夫、大丈夫」
「でも……その……見られるの恥ずかしいし……」
「えー。僕だって見られるのに」
「瀬伊君は男でしょ!見られたっていいじゃん。 私はやっぱりその……恥ずかしいし」
焦ってる彼女を見ているのは楽しい。 どんな言い訳を考えたって結局最後は僕の思い通りになるのにね。
「それに……瀬伊君、何か……したりしない?」
「何かってなに?」
「えっ!それは……その……」
彼女はますます顔を真っ赤にして。 小声で『エッチな事』と呟いた。

「ヒドイ……僕はただ……今日僕と一緒に頑張ってくれた可愛い恋人の為に、汚れちゃった髪の毛を洗って
キレイにしてあげたいなーって思っただけなのに」
僕はこの世の終わりのように大げさに嘆いてみせる。
「う……」
フフフ、もう一息。
「むぎちゃん、僕の事、そんな風に見てたんだ。 なんかショックだな……」
「う……」
609瀬伊×むぎ-3:2006/04/16(日) 05:34:59 ID:O0JdYesK
「わかったよ。僕は1人で自分の部屋にいるから。じゃあまた明日ね。お休み」
とぼとぼと寂しげな足取りで地下に続く階段に向かって、廊下をゆっくり歩いていくと、『んもう!』と
悪態をつきながらむぎが僕を呼び止める。
「……解ったよ」
ちょっぴり悔しそうな彼女の顔も可愛い。
「え?」
僕は解っているのにわざと聞き返す。
「一緒に入ればいいんでしょ」
OKされるとは思ってもみなかったように僕は驚いてみせる。
「いいの?」
「うん。でも触っていいのは髪の毛だけだから」
「……解った」
「それにあたしバスタオル巻くから!それでいい?」
「いいよ。 じゃあ僕、部屋で入浴の用意してくるね。 君のシャンプーは二階の洗面所だよね。 
じゃあ二階の洗面所で待ち合わせしよ?」
「うん」
階段を降りて自分の部屋に入ってドアを閉めると、僕の顔は思わずニヤリとしてしまう。
さあ急がないと。 もたもたしていると本当に煩いお邪魔虫たちが帰ってきてしまうから。
610瀬伊×むぎ-4:2006/04/16(日) 05:35:20 ID:O0JdYesK
自分の着替えと、地下の洗面所によって自分の洗面道具を持って急いで二階に上がる。
洗面所のドアをノックすると中から返答があった。 むぎはもう中に居るようだ。
「瀬伊君?」
「そうだよ。 フフ、お待たせ」
「えっと……瀬伊君先に入ってて、私、後から入るから」
「いや。君から先にどーぞ。 僕は廊下に出てるから」
僕が入った後、君が怖気づいて逃げ出すなんてことは絶対にさせない為に、ね。
「解った。 じゃあ、あの……。5分後に、入ってきてね」
照れたようにうっすらと頬を染めて視線を合わせないようにしながらモジモジしている彼女の顔も可愛い。

腕時計でかっきり5分。

「むぎちゃん、入るよ」
「……うん」
急いで服を脱いで、彼女を驚かせないようにそうっと曇りガラスのドアを開けて中に入ると、バスタオル
をぎっちり巻きつけて僕の方に背を向けて座っている彼女がいた。
恥ずかしくてこちらを見れないらしい。うつむいて、でも大人しくじっと座っている。
本当に可愛いなぁ〜。 これから僕にいっぱいいい事されちゃうのに。 フフフ。

僕が入っていくと、彼女はびくんと身体を緊張させた。 
このまま彼女を抱きしめてもいいけど……。ガマンガマン。
まずはむぎちゃんを逃げ出せないように……もとい、リラックスさせてあげなくちゃね。
彼女に触れないように後ろから手を伸ばすと蛇口を捻ってシャワーからお湯を出す。
611瀬伊×むぎ-5:2006/04/16(日) 05:35:43 ID:O0JdYesK
「きゃ」
お湯は彼女の頭の上に降り注いだ。
「大丈夫? 我慢できるならそのまま目を瞑ってて。シャンプーするからね」
「う、うん」
彼女の脇に置いてある、多分彼女のであろう花の絵の描かれたピンクのボトルのシャンプーに手を伸ばす。
シャンプーの液体を多めに手のひらに出すと、それをシャワーのお湯で泡立てて彼女の頭につけ、更に
泡立てていく。
シャンプーはぶくぶくと泡立って頭上から降り注ぐシャワーのお湯でたれて彼女の顔のほうにまで
掛かってくる。
ここでシャワーのお湯を止めた。
「瀬伊君。 泡が目に入りそうだよ」
僕は無視して彼女の頭をマッサージしている。
「ねえ、目に入ったら痛いから泡をお湯で流したいんだけど」
「そうだねー。 シャンプーは目に入ったら痛いよねー」
僕はゆっくり彼女の頭を泡でマッサージしながら彼女の耳に口を近づけてそっと囁いた。

「だからちゃんと目を瞑っててね。………………開けちゃダメだよ」


612瀬伊×むぎ-6:2006/04/16(日) 05:36:12 ID:O0JdYesK
「えっ?」
むぎの華奢な身体を、後ろからすっぽりと自分の腕の中に抱き込む。
降り注いだシャワーのお湯をすっかり吸い込んで身体に張り付いたバスタオルの上から小ぶりの乳房を
両手で包み込み、プニプニと揉む。
「いや……何? 瀬伊君、ダメ!」
「ダメなの?何で?」
後ろから彼女の背中にぴったりと身体を寄せて、顎を肩に乗っけて耳元で囁く。
彼女は耳元にかかる僕の息にすら反応しているようだ。 ビクビクと背中が震える。
「だ、だって、触るのは髪だけって……身体はダ…メ……ってぇ……んっ」
そう言ってイヤイヤをするように身体を捩るが、目が開けられないので大きく動くことも出来ないようだ。
「触ってないでしょ?身体には。 僕が触ってるのはタオルだもん」
「やん!……そんなの……ずる……ぃ……ん…ふ、ぁ…んく…」
フフフ、感じてる、感じてる。
「本当はこんな邪魔なモノ、今すぐにでも取っ払っちゃいたいのをナケナシの理性で我慢してるんだ
からね。感謝して欲しいくらいだよ」
そう言いながら、今度は厚いタオルの下からでもツンと立っているのが解る乳首を指で摘んで引っ張
ってみる。
「…ああん…ひ……やっ…んっやだ、もお……」
彼女は必死で僕の腕の中から逃れようと、腰を浮かせて目を瞑ったまま闇雲に両手を伸ばす。
多分蛇口を探してるんだ。 
「だーめ。逃がさないから」
伸ばされた両手の手首を直ぐに掴んで蛇口に届かないようにしてしまう。 そして後ろから、今度は
僕の身体を、彼女の背中やお尻のほうにスプーンを重ねるようにぴったりと付けた。
彼女にはもう解ったはずだ。 今、彼女の腰に当たってる硬いものが僕のどの部分なのか。
二、三回、わざと突くように腰に当ててあげると、彼女はそれがショックだったのか抵抗すらも忘れ
てしまったように固まっていた。 フフフ。顔が真っ赤だ。 顔だけじゃないか。全身真っ赤っか。
本当にかわいー。

「さあ、むぎちゃん。 シャンプーの続きをしようね」

613瀬伊×むぎ-7:2006/04/16(日) 05:36:46 ID:O0JdYesK
肩を歯で甘噛みしながら、耳元でまた囁く。
彼女が抵抗しなくなったので
両手を彼女の手首からはずして、タオルの上から体中をまさぐる。
「ん…く、ぁん…」
手は胸を揉んだあと、徐々にタオルを下におろしていって、その滑らかな肌を露出させていく。
そして両方の手で膝頭をそっとつかむと足をゆっくりと開かせていった。
今度は僕のボディーシャンプーの液を少し手にとって、それをぬちゃぬちゃと手のひらに絡ませると、
そうっと足と足の間に忍ばせていく。目が見えない彼女に気付かれないように、そうっと。
そしてついにその部分に両手が触れると
「ひゃ!」
彼女の身体がビクンッと仰け反った。
「瀬伊君のうそつきぃ。 シャンプーするだけって言ったのにぃ……」
そんなのウソに決まってるよ。もちろん。 でも彼女にはそんなことは言わない。
「シャンプーだよ。 これだって。 髪の毛を泡で洗うのはシャンプーだよね。 それならこっちの
方だってシャンプーでいいんじゃない?」

両手で秘裂をそっと撫で上げる。 そして泡でムニムニとマッサージ。
「なによ……それ……。そんなのずるい、あ、ひゃぅ…んふ…あん、あ…くぅん……」
クチュクチュと恥ずかしい音、そして君の淫靡な声が風呂場の中で響く。
彼女はついに抵抗するのを諦めたのか、それとも快感に酔い始めたのか、ただじっと固く目を瞑った
まま、身体を弛緩させ僕に預けてきた。
泡にまみれた茂みを掻き分け、硬く尖った宝石を指で探し当ててぬるぬると擦りあげると、彼女は
ビクリと身体全体で反応する。
「やぁっああぁっ!」
人差し指の腹でくりくりと円を描く様に擦りあげると最初は一生懸命閉じようとしていた足が、
まるでその行為の続きを促すように自然に開いていく。
快感で理性が押し流されているのかな。
どんな顔も可愛いけど、感じてる顔が一番可愛いね。僕の言いなりにぎゅっと瞑られたまぶたに涙が
滲み出している。 シャンプーが目にしみている?それとも羞恥の涙かな?
いいね。凄くそそられるよ。
614瀬伊×むぎ-8:2006/04/16(日) 05:37:07 ID:O0JdYesK
今度はさらに奥のほうに指を入れるからね。
「っあ! うぅん……ダメぇ」
彼女の哀願をキレイに無視して、ゆっくりと蜜壷の中に指を入れていく。 
「ねえ、すごいヌルヌルだよ。 そんなに感じてるの? あんなに嫌がってたのに? えっちだなぁ」
わざと意地悪なことを囁く。
「ち、ちが……それ私のじゃないもん……………………シャンプーだもん」
「へえー、こんなにヌルヌルなのはシャンプーだったんだ。そうだよね。こんな場所がヌルヌルなんて
恥ずかしいもんね」
もっと指を奥の奥にまで入れていく。
「うーん、こんなところまでヌルヌルだよ、むぎちゃん。 こんな奥にまでシャンプーが入っちゃう
なんておかしいな」
そういいながら彼女の中で指を軽く折り曲げる。 たぶんこの辺に彼女のいいポイントがあるはず。
「やぁ!そこ、何?……あ、ああっ!!」
自分でも触ったことが無い、こんな奥に気持ちいいところがあるなんてびっくりしてるみたい。
ちょっと強めにグリグリと擦りあげると、身も世もなく乱れて嬌声をあげた。
「ああぅ!……せ…い…………くん、も……やぁ……!」
指を入れている狭い通路がますます絞まって、中からトロトロとしたシャンプーとはまったく違った液が
溢れ出す。
「なんで?ここ良くない?」
「気持ち……よす……ぎ……て……おかしくなっちゃ……んんぁんっ!!」
自分が何を言っているのか、解ってるのかな。 煽ってるつもりが逆に君に煽られて我慢できないよ。
615瀬伊×むぎ-9:2006/04/16(日) 05:37:29 ID:O0JdYesK
「もう指が届かない奥までヌルヌルになっちゃったね。 何か別のモノでもっと奥まで洗わないと、ね?」
「ぁん、ふっ……んっ」
むぎは強すぎる快感の為に、意識がとんでいるのか、ただ僕に身体を預けたままハァハァと荒い息を
している。
「フフフ、このまま最後までいただきまーす」
と、その時

トントン。
曇りガラスの向こうからノックの音が……。
┌───────────────┐
|こんないいところで誰?       ..│
│                      │
|⇒一哉                 ..│
| 松川さん               ..│
| 空気の読めない羽倉        │
└───────────────┘
616瀬伊×むぎ-10:2006/04/16(日) 05:37:55 ID:O0JdYesK
「おい、いい加減にしておけよ、一宮」
ちっ。一哉か。最強のお邪魔虫が登場しちゃった。
「お帰り、一哉。もう帰ってきちゃったの? TVのワイドショーにでも出てればいいのに」
「早く帰ってきて悪かったな。 それよりお前、それ以上やったらここ(御堂家)から追い出すからな」
「ええー、なんでぇー」
「この家に住むとき、条件付けたろ。 
1、女を連れ込むな 2、女とこの家でやるな 3、守れない輩は追い出す」
「今、こんな時にそんな事を持ち出すなんて、無粋だなぁ。 自分が僕の立場だったらやめないくせに」
「文句あるなら今すぐ家財ごと追い出してやってもいーんだぜ」

確かに一哉なら今すぐそれをやりかねない。 なにせ、彼の場合どんな夜中でも電話一本で何でもいう事を
聞く部下が大勢いるから。 いずれはこの家を出るにしても、流石に家具ごとこんな夜中に追い出されたら
いくら僕でも身を寄せるところが思いつかない。

「ちぇー。解った」
しぶしぶシャワーの蛇口をひねる。
熱いお湯が僕とむぎに降り注ぐ。 手早く彼女の髪と体中を覆っていた泡を洗い流す。
617瀬伊×むぎ-11:2006/04/16(日) 05:38:25 ID:O0JdYesK
「でもむぎちゃんが達っちゃうのは勘弁してよね。彼女、このままじゃ可愛そうでしょ?」
意識が飛んでしまっている彼女の覚醒を促す。
「むぎちゃん、むぎちゃん、起きて」
「…………!瀬伊君……あたし……」
まだとろんとした目で僕を見返してくる。
「ごめんね、一哉が帰ってきちゃったんだ」
「えっ!……あ、ああああたし、もう出なきゃ!」
「そうだね。 だから早くするね」
再度指を彼女の体内に挿入して、今度は遠慮ない抽挿を開始する。
「やん!やだ……。瀬伊君、もうやめて!……はぁっ! いやぁああ」
「クスクス。だめだよ、むぎちゃん。 そんなに大きな声だしたら一哉に聞こえちゃうよ」
一哉がすぐそこに居ることを教えずに、わざとそんな事を言う。
「ダメ……一哉君に聞こえちゃう。……ダメ。 やめてやめて瀬伊君、だめぇ!」
「だめだったら、むぎちゃん、声出したらだめだよ」
「でも、でも……でちゃうよ……瀬伊君」
「じゃあ、僕が止めてあげる」
618瀬伊×むぎ-12:2006/04/16(日) 05:38:55 ID:O0JdYesK
きつく彼女に口付けての彼女の口を塞ぐ。
「!……うんっううぅん!!」
口を塞いでもくぐもった喘ぎ声が風呂場の中で響く。
クチュクチュと口の中を舌で蹂躙する。
唇を離すと二人の間につっと糸がひいていく。 それも直ぐにシャワーのお湯で流されていった。
「熱い……瀬伊君、身体が、あつ……ああっ」
「むぎちゃん、かわいいよ」
「っつ!あっ、ああっ、あーーーー!」
全身が跳ねるように緊張する。
「あ……あ、……はぁ」
ヒダが僕の指に淫らに巻きつきヒクヒクと収縮を繰り返している。
本当にどこまでも可愛い。 僕の恋人。

手早く全身を洗い流すとシャワーを止める。
風呂場の外の気配を探ってみると、そこにはもう一哉は居ないようだった。

最後までさせてくれなかった、意趣返しかな。 
それに一哉。僕とむぎちゃんがケンカしてたとき、隙をつくように何度も彼女に言い寄ってた
みたいだしね。
僕の手で達かされるむぎちゃんのかわいい声、聞こえたかな。 複雑だろうな〜。クスクス

「続きはまた今度。 二人っきりのときにゆっくりね、むぎ」

619瀬伊×むぎ-13:2006/04/16(日) 05:39:18 ID:O0JdYesK
翌朝。
パジャマを着替えてキッチンに行ってみるとむぎがトントンと大根を刻んでいた。
今日のお味噌汁の具は大根か。
そーっと近づいていって声を掛ける
「お・は・よ」
彼女はちょっとびっくりしたみたいだけど直ぐに「おはよ」と返してくれた。
ちょっぴり頬を赤らめてる。 いいね、まるで初々しい新妻みたい。
彼女の両手が大根と包丁で塞がっているので、ちょっっとだけイタズラ。
割烹着の上からするりと両方の胸を揉んであげる。
「ちょ……瀬伊君!」
「僕、今日の卵焼き、甘いのがいいな。砂糖が入ったやつ」
むにむにと揉みこむと昨日の事を思い出したのか彼女の顔が益々赤くなっていく。
「こ、こんなところでぇ……」
彼女が怒り出して包丁を振り回される前に、早々に離れて食卓に着く。

朝ごはん。
ちょっぴり怒った顔を真っ赤にしながら給仕をしているむぎと、むっつりお味噌汁を啜っている一哉。
何かを察知して呆れているらしい松川さん。
そして、やっぱり空気が読めてない羽倉が1人「なんで朝から皆、変な顔してんだ?」ときょろきょろ
している。

そしていつものダシ巻きタマゴじゃない、甘めなタマゴ巻きに1人ご機嫌な僕。

「こんどこそ最後まで、いただきまーす」
620名無しさん@ピンキー:2006/04/16(日) 05:44:21 ID:O0JdYesK
お目汚しスマソ。
プロムの夜までは最後までできないので、未遂です。
やはり折角恋人になったのなら、ゲームでも他のヤツラに見つかりそうなシチュで
イチャコラして欲しかったので妄想してみました。
621名無しさん@ピンキー:2006/04/16(日) 06:54:49 ID:2MQsfXDC
GJ!妖精ぽくて、いいな〜
むぎたんカワユス!一哉カワイソス!www
622名無しさん@ピンキー:2006/04/16(日) 14:21:55 ID:jFptDjmg
でも、何でむぎちゃん呼びなんだ?恋人状態なのに・・・
623名無しさん@ピンキー:2006/04/16(日) 17:21:53 ID:O0JdYesK
自分がすず呼びはキライだから。 それだけ。
624名無しさん@ピンキー:2006/04/17(月) 00:02:56 ID:LCASE8TE
>>623
むぎ「ちゃん」が気になるってことなのでは?

ともかくGJ!
一哉の不憫さに涙しつつ小悪魔瀬伊たんに萌えた。
625SS保管人:2006/04/17(月) 03:34:09 ID:WRL4ChIg
2chエロパロ板SS保管庫http://red.ribbon.to/~eroparo/
「ゲームの部屋その13」に収蔵させて貰いました。
626名無しさん@ピンキー:2006/04/17(月) 15:17:35 ID:WfmdoSN5
>>624
そういわれてみると確かに。 うう、今更ながらに気になる、気になる……。
スマソ。

拙い文ですが、読んでくださった皆様感謝です。
あと保管人様、ありがとうございました。 乙カレーです。
627名無しさん@ピンキー:2006/04/18(火) 00:58:00 ID:9x2xq0L/
素敵SSがっ!ハゲ萌えしました。
‘内なる瀬伊くん’を思い出しました。

グッジョ〜ブ!ですネ!
628名無しさん@ピンキー:2006/04/18(火) 02:13:00 ID:fKL95pVR
>>604
亀レスだけど?ォ!

>>625
乙です!
629名無しさん@ピンキー:2006/04/21(金) 23:07:12 ID:c5niZtLV
圧縮回避。
保守ついでに聞いてみたいんだが、ココって乙女ゲー含むな一般ゲー、
または女主人公ゲーとかの投下はアリ?(いつかさ、エラン、かえるの絵本etc.)
630名無しさん@ピンキー:2006/04/22(土) 00:35:50 ID:Vmf4AviI
>>629
自分は読みたいけどスレ違いの予感。
631名無しさん@ピンキー:2006/04/22(土) 00:46:48 ID:IpVcmQge
自分も読みたいけどここは「乙女ゲー」スレだしなあ。
スレが無い作品のエロSSを書くスレを探してみたけど
今はないみたいだ…
632名無しさん@ピンキー:2006/04/22(土) 11:27:16 ID:libU9eY9
保守保守(*´д`*)
633名無しさん@ピンキー:2006/04/22(土) 13:10:48 ID:u3f2yidY
スレのないゲームのエロスレを立てればいいんじゃね?
もしくは一般ゲーエロスレ
634名無しさん@ピンキー:2006/04/23(日) 02:34:42 ID:l01z4hxS
一般ゲーだと広すぎるから、女主人公ありの乙女萌えできる一般ゲーとか?
635名無しさん@ピンキー:2006/04/23(日) 10:29:47 ID:GFHOIrVZ
でもどこまでを乙女萌えのできる一般ゲーと定義するか
結構むずかしくないか。
636名無しさん@ピンキー:2006/04/24(月) 00:12:13 ID:9gGEZHNU
つうか普通に”スレが無い作品のスレ”を立て直せばいいと思うよ。
637名無しさん@ピンキー:2006/04/24(月) 00:34:55 ID:c/+kuQIP
瀬伊×むぎ読んだ後、某18禁乙女ゲで妖精の中の人がやってるキャラが
お風呂の中で逆にあれこれされるシチュが出てきたびっくらこいたよ。

そか。 むぎ×瀬伊でもいいんだ、と思った。
638名無しさん@ピンキー:2006/04/24(月) 00:59:19 ID:ynf9hTav
>>637
それを言うのなら、★光の奴はまさにシャワー瀬伊攻めだたよ
639名無しさん@ピンキー:2006/04/25(火) 00:13:23 ID:xDgmDSpr
ここはファンタ可ですかね?
640名無しさん@ピンキー:2006/04/25(火) 00:28:12 ID:VKr76WMN
ファンタはOKでしょう
641月影 弟×姉−0:2006/04/26(水) 14:34:21 ID:s6yjPN+j
「月ノ光 太陽ノ影」の弟×姉です。
乙女ゲでも18禁乙女ゲなんすけどここで大丈夫ですかね。

主人公が許婚と別れたあと、幼馴染の智也となんとか親を説得し、現在はうまくいっている
状態の弟→姉です。
姉弟ですが、実際は従兄弟なので近親相姦ではありません。

薬エチです。主人公意識なし。
642月影 弟×姉−1:2006/04/26(水) 14:34:52 ID:s6yjPN+j
『箱の中身』


「ねぇ〜。お母さん、私の下着知らない?」
ドキリとした。 姉ちゃんにとっては何気ない言葉。でも俺は罪悪感でいっぱい。
キッチンで洗いものをしている母親に向かって後ろから小声で話しかけている姉ちゃん。
「どういうヤツなの」
「ほら、あのブラとお揃いので最近買ったばっかのヤツ。 色がブルーでレースがいっぱいの」
「ああ、あれ? 何、無いの?」
「うん。 私のタンスの中に無いの。 あれ、お気に入りだし高かったから無くなると困るのよ〜」
「いやあねぇ。 ちゃんと部屋の中よく探してみた? どっかに仕舞い忘れたままなんじゃないの?」
「うーん、そんなハズないんだけどなぁ」
「もう一回自分の部屋、よく探してみなさいよ」
「はーい」


どれだけ探しても出てこないよ。
だってあれは箱の中に入ってるんだもん。

俺の宝箱。 大切なものでいっぱい。
両親にも姉ちゃんにも絶対に見られたくないモノがいっぱい。

家族旅行に行ったとき、姉ちゃんと一緒に海で拾ったキレイな貝殻やガラスの欠片。
友達に頼み込んで貰った、姉ちゃんに似た感じのグラビアアイドルの裸が数ページ載っている雑誌。
姉ちゃんのエッチな写真。
そして。 最近入ったもの。 姉ちゃんの下着。
643月影 弟×姉−2:2006/04/26(水) 14:35:12 ID:s6yjPN+j
この間風呂に入ろうと洗面所に行ったとき、ふと洗濯機の横の脱衣カゴを見ると、かわいい下着がいろ
んな洗物の間からのぞいていた。
いつもは俺や父さんに見られないように気を使って別にしているけど、今日はうっかり普通の脱衣カゴ
に入れてしまったようだ。
ダメだと思いつつ、でも手がそれをカゴから引っ張りだすのを止められなかった。
そして誰にも見つからないように小さく丸めて手に隠して、部屋に持って帰ってしまった。
使用済み……。 ドキドキした。 匂いをかいでみると、甘酸っぱい、なんともいえない良い匂いがした。

姉ちゃんの匂い。

思わず反応してしまったアレが苦しくて、ジーンズのベルトを引っ張って外す。
ファスナーを開け、窮屈にしていたアレを取り出すと、それはすっかり立ち上がっていた。
「姉ちゃん……姉ちゃん……」
自身をおもいっきり擦る。
「姉ちゃん……好きだよ……姉ちゃん……姉ちゃん……ううっ!あっ……はぁ……っ!」
もう何回も数え切れないほど、姉ちゃんをおかずにしてる。
644月影 弟×姉−3:2006/04/26(水) 14:35:41 ID:s6yjPN+j



部活を終えて家に帰ってくると、リビングのテーブルに置手紙があった。
今夜は両親が共に出かけて遅くなるとのこと。
先に帰宅していた姉ちゃんは、俺が帰ってくると「お腹空いた?なんかつくろっか」
と姉らしい事を言っている。
「姉ちゃんが作るとろくなもんくえないから、俺が作る」
「何よ〜かわいくないな。 まあいっか、ラクだし。じゃあ、お願い」
俺は手早くチーズオムレツを作る。 皿の上にご飯とオムレツ、暖めた缶詰のデミグラスソースをそれに
かけて。あとはサラダを添えて、いわゆるワンプレートのカフェメシ風にしてみる。
「うわー!おいしそう。 あんた本当に上手だよね〜」
「姉ちゃんがいつまでたってもヘタだから弟がうまくなるしかないだろ」

食べてる。 結構バレないもんだな。 天然で鈍感な姉ちゃん。ありがたいことに味覚も鈍い。

「ねえ……なんだか眠くなっちゃった。私、部屋で寝てくるね」
「うん」
オムライスの中に入れたクスリが効いてきたみたいだ。
学生の俺じゃ、マンガや小説みたいに睡眠薬なんておいそれとは手に入らない。
だから風邪薬の錠剤を潰して粉のして、オムライスに混ぜて食べさせた。
姉ちゃん、あの風邪薬を飲むと必ず寝ちゃうんだよね。 そういう体質みたい、そういって姉ちゃんは
よほどの事がない限り、その風邪薬を飲まないようにしていた。
よっぽど風邪が辛いときには飲んでいたが、そうするとそのままぐっすりと眠ってしまって何をしても
起きない。 叩いてもつねっても。
俺達は小さい頃から一緒に育ったからこそ、こんなことも知ってるんだぜ。 
いくら幼馴染でも智也兄ちゃんは知らないだろ。


自分の部屋を出て姉ちゃんの部屋のドアをそっと開けてみる。
姉ちゃんはベッドの上でスウスウと寝息を立てて眠っていた。
寝相が悪い姉ちゃんは、いつも布団を蹴飛ばして寝ている。
パジャマのボタンをそっと外していく。 寝るときはブラはしていない。
ぷるんと白い柔らかそうな胸がサラサラした綿のパジャマからこぼれる。

645月影 弟×姉−4:2006/04/26(水) 14:36:12 ID:s6yjPN+j
一緒にお風呂に入ってたときは、平らだったそこは、今ではすっかりたわわに実っていた。
いつのまにか、一緒に入れなくなったお風呂。
いつのまにか、別にされてしまった部屋。
どうして離されるのか、子供の頃には理解できなかった。 いつも一緒に居たいのに。
でも最近は解る。 その意味。
一緒の部屋に居るだけで、空気を吸うのも苦しいほど、緊張する。

好きで、好きで。 ちょっとでも気を緩めたら、襲い掛かってしまうのではないか。
ムリヤリ姉ちゃんを引き裂いてしまうのではないか。
自分を止められないかもしれない。
そんな自分が恐かった。

もし、そんなことしたら姉ちゃんは絶対に許してくれない。 きっと俺のこの気持ちを気味悪がるだろう。
そして今よりももっと離れていってしまうはずだ。
だから絶対に悟らせないようにしてきた。
我慢するしかないと最初から諦めてた。


なのに智也兄ちゃんに……。

姉ちゃんが智也兄ちゃんと付き合うことになった。
許婚のあいつとは婚約を解消して別れたんだと。
この事を知った俺は頭を棍棒で殴られたようなショックを受けたよ。

今までずっと姉ちゃんが好きだった。
実の姉弟じゃない。 その秘密を知ってからはタダの好き、じゃなくて女として意識してた。
でも。 俺達は現実には姉弟。 それに小さいときから姉ちゃんには婚約者がいる、そう言われ続けていたから。
それは俺の中では絶対に壊せない強固な壁だった。 それが。
まさかこんなに簡単に解消できるものだとはこれっぽっちも思わなかった。
俺がバカな刷り込みに囚われていた横で、智也兄ちゃんが姉ちゃんをかっさらっていった。
なんだよそれ。 さらえるんだったら最初から言ってくれなきゃ。フェアじゃないよな。
646月影 弟×姉−5:2006/04/26(水) 14:36:55 ID:s6yjPN+j



姉ちゃんの身体。 もう誰かに触らせたのかな。
あの元許婚にも。智也兄ちゃんにも。
息が苦しくなってくる。 

俺のものなのに。 俺だけのものなのに。


そっと両胸の上に手を置いてみる。
柔らかい。 初めて揉んだときはもうちょっと小さかった気がする。
あの時も姉ちゃんの胸はマシュマロみたいに柔らかかった。

ピンク色の可愛い頂きにそっと口を付けてみる。
ふんわりと甘いコロンの花のような香りがする。
暖かい。 舌で転がしてみると柔らかに弛緩していたそこがキュッと硬く尖るのが解る。
「……ん……」
姉ちゃんの声が俺の官能を刺激する。

部屋の明かりを付ける。 大丈夫。 これくらいでは全然目を覚まさない事は俺はよく知っている。
プロレスの技をかけても目を覚まさない事は過去に実験済み。
足を折り曲げて下のズボンも引っ張って脱がす。

明かりの下で、姉ちゃんは寝息を立てる。
深く呼吸をするたびに胸は息づいて上下し、無防備に晒されたぷるんとした乳首の朱に染まった様子までが欲情を煽る。
もっと見たい。 もっと姉ちゃんの恥ずかしいところ。
そして思う存分、舐めて、噛んで、味わいたい。この腕におもいっきり掻き抱きたい。

胸の周りから首筋に唇を這わせていく。
姉ちゃんの肌は白くて柔らかすぎて、ちょっと強く吸うと簡単に痕が残っちゃうから、あまり強くはできないけどね。
そんなことを知らない頃、うっかり胸に痕を付けて冷や汗をかいたことがあったっけ。
647月影 弟×姉−6:2006/04/26(水) 14:37:25 ID:s6yjPN+j
喉もとを甘噛みしながらついに柔らかな唇にたどり着く。
そうっと押し付けるようにキスをする。
「……う…ん……」
肌の熱が少し上がった気がする。
姉ちゃん、どんな夢見てるの?
先輩にされてる夢? それとも智也兄ちゃんにされてる夢?   本当は俺にされてるのに。
思いっきり揺さぶって姉ちゃんを起こしたい欲求にかられる。 俺が犯ってるんだって叫びたい 
でもそんなことはもちろんできないから、ちょっと強めに乳首を捻っていじわるする。
「……あ……」
吐息が口から漏れる瞬間、うっすらと口が開く。 それを見逃さず、舌を入れて絡ませる。
姉ちゃんの甘い唾液と舌とを貪欲に貪る。
興奮しすぎて息が苦しい。 ハァハァと部屋中に響く、荒い自分の鼻息をどこか醒めた自分が聞いている。
こんなことをしているのに姉ちゃんは、いつもと同じようにスウスウと安らかな寝息だ。
起きてる時に犯ったら、姉ちゃんはどんな風に喘ぐんだろう。 
もっと……もっとして……って言わせたい。 もうダメ、許して……って喘がせたい。 

流石に最後までやったらバレちゃうと思うからそこまではしてない。
それにやっぱり最後は姉ちゃんの起きてるときにしたいってのもある。
気持ちいいだろうな〜。姉ちゃんの中。 
今はあの暖かい場所を想像しながら、下着の上から俺自身を擦り付けるくらいしかできない。
その部分に目をやると、姉ちゃん、下着が食い込んでる。 足を持って広げると、ちょっとムレたメスの匂いがする。
指でそっと突くと、フニフニと柔らかく指先が沈んでいく。 なんて柔らかいんだろう。
「姉ちゃん……キレイだよ……。姉ちゃん……気持ちいいよ。姉ちゃん。」
自身に絡めた指が先走りに濡れてぬちゃぬちゃと音をあげ始める。
やばい。あっという間に射精感がこみ上げてくる。
そのまま自身を激しく摺りたてて、姉ちゃんのお腹の上にピシャッと欲望を吐き出す。
「はぁ!……う……ぅう……」
こめかみの鼓動が強く打つ。
「……く…っ……っ」
なんとか声を堪えて、体中を襲った快感がゆっくりと醒めていくのを待つ。
もう一度、俺に散々嘗め回されて赤く腫れてしまった唇に舌を這わせる。
「姉ちゃん、気持ちよかったよ……」
でも、眠っている姉ちゃんは何も答えてはくれなかった。


648月影 弟×姉−7:2006/04/26(水) 14:38:14 ID:s6yjPN+j
携帯をカメラモードにして俺の体液で汚れたままの姉ちゃんに向ける。 
パシャ、パシャ。本物のカメラを模した電子音が静かな部屋に鳴り響く。

便利だよな。今は。 こんなのがない頃はただひたすら、網膜に焼き付けることしかできなかったのに。
今ではメモリにいっぱいになるまで姉ちゃんの肢体を残しておける。
パソコンを使えば印刷だってできちゃうんだからな。
また俺の宝物が増える。



智也兄ちゃんと付き合っている姉ちゃん。
でもさ。
あんなに先輩、好き好きって言ってたのはわずか数ヶ月前の事なんだぜ。
それが今は智也兄ちゃんにベッタリ。

てことはさ。

俺がもっと成長して智也兄ちゃんに負けないくらい大きくなって、姉ちゃん好みにかっこよくなったら、
俺にだってお鉢が回ってくる可能性があるってことだろ? 姉ちゃん流されやすいから。

俺、今度は間違えないよ。
絶対にうまくやってみせる。

ピンに突き刺されたモンシロチョウの標本。

いつか俺の箱の中に本物の姉ちゃんを閉じ込めてみせるから。



649名無しさん@ピンキー:2006/04/26(水) 14:39:56 ID:s6yjPN+j
お目汚しスマソ。
勢いでうpしたんで誤字脱字があるかもしれません。

弟好きすぎて(*´Д`)ハァハァ
650名無しさん@ピンキー:2006/04/26(水) 14:51:05 ID:Qr0NpzDQ
ここって発売後何日からおkだったっけ
えらい早いな
651名無しさん@ピンキー:2006/04/26(水) 22:51:27 ID:7oJqeP4U
>>649
ちょwwwまさかと思ってきてみたら・・・
バレは本スレ基準なのでまだ早いよ。
しかも王宮は別スレじゃまいか。住民の許可なく18禁ゲ投下しちゃいかんでしょorz
本当にすみません。<住民の方々
652名無しさん@ピンキー:2006/04/27(木) 01:05:02 ID:JdrUlkis
ん?王宮って何のことだ
653名無しさん@ピンキー:2006/04/27(木) 01:13:02 ID:GWPPwGEQ
何か、ごっちゃになってない?
654名無しさん@ピンキー:2006/04/27(木) 01:15:50 ID:JdrUlkis
もしかして月影(作品名)とゲッカヒョージン(メーカー名)をごっちゃにしてるのか
655名無しさん@ピンキー:2006/04/27(木) 05:33:34 ID:acrmw5oQ
18禁は別スレたてなくちゃいけなかったのでは? と651は言いたかったのだと思われ。
656名無しさん@ピンキー:2006/04/27(木) 14:39:42 ID:C1C50nEB
こうなる前に投下の是非を聞けばよかったのにと思うけど、18禁乙女も別にいいんじゃね?
でももし>>641がネタバレっぽいなら時期は微妙かも…
657名無しさん@ピンキー:2006/04/27(木) 21:08:04 ID:ktJuaVqY
王宮夜想曲も18禁だけど、最初ここに投下されてから単独に移ったし
スレ違いじゃないと思うけど、発売から数日じゃ、まだ未プレイの人多いだろうしね
発売一ヵ月以内のゲームはネタバレって宣言して投下
みたいなルールあった方がいいのかな
658名無しさん@ピンキー:2006/04/27(木) 21:19:51 ID:tutxVZYO
651です。
>>655さんのおっしゃる通り、18禁ゲは別スレたてるものだと思っていました。
説明不足でスマソ。
659名無しさん@ピンキー:2006/04/27(木) 22:09:07 ID:309KbvmK
ネタばれは基準があったほうがいいかもな
18禁乙女もここでいいんじゃね?
スレだけ増えても、どっちも過疎りそうだよ
660名無しさん@ピンキー:2006/04/27(木) 22:25:13 ID:g8V8JBXf
王宮は当時勢いもあったから立てて移っただけで
別に18禁だから単独スレが立ったわけじゃないし。
ここもたまに職人さんは来ても普段は過疎気味だし
全年齢・18禁もまとめてここでいいんじゃないか?
661名無しさん@ピンキー:2006/04/28(金) 00:09:42 ID:V3RF85oa
月影は禿げるほど嬉しいが言われてみたら
思い切りバレだなー
でもまた職人さん来てほしいです。



攻めな先輩と受けな主人公が読みたい。。。
662名無しさん@ピンキー:2006/04/28(金) 21:09:37 ID:8joID1Nr
月影、自分は先生とのエチが見たい…

神よ、頼みます!
663名無しさん@ピンキー:2006/04/28(金) 23:04:30 ID:qnPAqc6n
664660:2006/04/28(金) 23:19:41 ID:QPdnCI9k
今王宮スレのレス見て改めてロカルル読んだら、
この板で取り扱うのは一般作品のみで18禁作品(年齢制限つき)は
板違いだそうで。
651さんの
>18禁ゲは別スレたてるものだと思っていました。
は正しかったと。いい加減な事言ってスマンカッタorz

それで、もし18禁乙女ゲーエロパロスレを別に立てるとしたら、
どこの板に立てるのが妥当なんだろう。
665名無しさん@ピンキー:2006/04/29(土) 01:43:44 ID:wGorTurW
そうだったのか!
エルフとか古参のエロゲタイトルのスレもあるから、ここでいいのかと思ってたよ
ローカルルールを見直した限りじゃエロゲネタ板じゃないかな
エロゲのSS投稿スレもあったし…
専スレ立てるかどうか議論してたりして、なかなか大変そうだが
666名無しさん@ピンキー:2006/04/29(土) 22:15:26 ID:t7dNpuUh
Q&Aスレがあったよ。ここで聞いてみてはどうかな。
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1084028316/
667名無しさん@ピンキー:2006/04/30(日) 20:16:54 ID:W9mt9wb6
・原作が18禁のものは板違い
・ただし、PS2やアニメなどでエロ無し移植された場合はOK
・葉鍵関連だけはエロ有り無しに関わらず葉鍵板
 (葉鍵関連を比較対象にしてはいけません)

単独スレはダメだろうけど、
スレ内ルールとして「このスレでは18禁乙女ゲーも可」ってのは
どうなんだろう。
それもだめかな?
668名無しさん@ピンキー:2006/04/30(日) 20:37:31 ID:se17by25
s6yjPN+jです。
了承もないのに板違いのを、しかも微妙な内容なモノをうpしてごめんなさい。
ネタバレの時期があるのをすっかり失念しておりました。
これからは気をつけます。 皆様いろいろ悩ませてすみません。

ただ、問題起こした私がいうのもなんですが、男性モノと違って女性向けの
18禁乙女ゲはそう本数がないし、メジャーな乙女ゲのソフトと比べて需要と
供給、どちらともそうあるとは思わないのでできればこちらの乙女ゲスレに
紛れ込ませて貰えたら、と思うのですが。

これからも18禁乙女ゲの発売予定があることだし、はっきりさせる為にも
上にあったQ&Aスレで聞いてきたほうがいいですか?
669名無しさん@ピンキー:2006/04/30(日) 20:52:22 ID:FYwbBDxP
>>667で正解。
エルフやサーカスも、一般向けゲームも出してるメーカースレだから生き残ってる。
このスレを一般、18禁どっちもOKの乙女ゲー総合スレとしていれば削除されることは無い。

18禁作品で単独スレ立てたり、18禁乙女ゲー総合スレなんて立てたら削除されるだろうけど。
670名無しさん@ピンキー:2006/04/30(日) 21:21:53 ID:OBwOrTp6
18禁はエロゲーの板に立てるんじゃない?
自分はこのスレ内でも構わないけど
671名無しさん@ピンキー:2006/05/02(火) 00:35:27 ID:iWcrM9UO
今のこのスレの状態を見ると18禁乙女を別にしたらどっちもなくなりそう
このスレ内でいいんじゃないかと。
672名無しさん@ピンキー:2006/05/02(火) 03:12:11 ID:EDAw38ae
このスレは18禁乙女ゲーも可に賛成
わざわざ分けることもないでしょう
673名無しさん@ピンキー:2006/05/02(火) 20:25:41 ID:bhuB9w0G
自分も賛成。一緒でいいと思う。
674名無しさん@ピンキー:2006/05/02(火) 21:34:55 ID:cvlQ3KP6
乙女ゲなら18禁も一緒OKで、早い投下も歓迎だけど
発売から1ヵ月の間はネタバレ有の宣言してから投下
…って感じでいいんじゃないかと思う
675名無しさん@ピンキー:2006/05/02(火) 22:26:02 ID:OCJSblGq
ナルホド(・∀・)!! 宣言してうpか。
乙女ゲみたくボリュームがない、正直たった一日でフルコンプしちゃうような18禁乙女ゲで
一ヶ月ネタバレ無しとか言われたら、その間萌えが持続しないよーと思ったけど、それなら
いいな。
676名無しさん@ピンキー:2006/05/03(水) 00:57:06 ID:6dIHdJaN
>>674に賛成

反対意見ないならコレでいいんじゃないかな?
677名無しさん@ピンキー:2006/05/03(水) 10:37:16 ID:4+3WRVMQ
今更なんだが、王宮は18禁だけど
ここに投下もあるし、スレも立てちゃってるんだよね。
678名無しさん@ピンキー:2006/05/04(木) 03:36:34 ID:JI6cpHbr
いきなりネタバレがなければ避けられるからそれでいいや。
1ヶ月位は、公式にある以上のネタバレをふくむ状況説明は
投下宣言の後次レスあたりにしてくれると、見たくない時は見ないで済むのでありがたいかも。
679名無しさん@ピンキー:2006/05/04(木) 21:06:05 ID:pXiZqrBe
>>677
削除依頼が出てる。
おとボクの例から考えれば今スレ限りで終わりだろう。
680名無しさん@ピンキー:2006/05/05(金) 10:44:34 ID:w7MBzbbU
一般アダルト混在ならなんとかセーフ、
アダルトのみなら板違いてことなんだね
681名無しさん@ピンキー:2006/05/05(金) 18:04:33 ID:w7MBzbbU
一応↑に出てきたスレでお伺い立ててきてもいい?
682名無しさん@ピンキー:2006/05/05(金) 18:07:51 ID:3KDSCPm2
おながいします(-人-)
683名無しさん@ピンキー:2006/05/07(日) 12:05:30 ID:NE1ErUVH
かなりさがってるので保守
684681:2006/05/10(水) 02:13:21 ID:Ql/768Rf
聞いてきた
一応18禁作オンリーでなければおkってことらしい
ここらでFAかな?

下がりすぎなのであげとく
685名無しさん@ピンキー:2006/05/10(水) 17:47:24 ID:cpNHMm01
>681
乙。
686名無しさん@ピンキー:2006/05/12(金) 13:07:25 ID:ppaIS8o0
月ノ影〜のエロパロが読みたい
687名無しさん@ピンキー:2006/05/12(金) 14:40:24 ID:Bg2uWrLe
ageてるうちは同意されないよ
688名無しさん@ピンキー:2006/05/12(金) 23:04:17 ID:pV3/V72Z
>>681
乙です
689名無しさん@ピンキー:2006/05/12(金) 23:55:16 ID:6bOhEKWC
>>684
別にいいんだけどさあ、答えて貰ったならお礼くらいは言おうよ。
690名無しさん@ピンキー:2006/05/13(土) 22:24:37 ID:zeTBhSNo
689と同じこと思ったので、有難ういってきたyo(・∀・)
691名無しさん@ピンキー:2006/05/13(土) 23:45:20 ID:FNAn3SXE
すいません、流れ豚切りますが、投下させてください。
692フルキス 瀬伊むぎ1:2006/05/13(土) 23:51:04 ID:FNAn3SXE
季節は春。僕は三年になった。
今まで一緒に暮らしてたみんなも各々バラバラになって一人暮らしをしている。
卒業した一哉や松川さんまでわざわざ彼女の行動範囲付近で一人暮らししているのには、
みんな同じ思惑がありそうだから、ホント気が抜けないんだけど。
実際、その思惑の渦中の人物である彼女は今も、一週間に1日ずつ、4人の家で
家政婦さんをしてる。僕達がそのたった二時間をどれほどその時間を心待ちにして
いるのかなんて、当の彼女は気付いていないけど。
いつも鈍感で自分がどれほど周りから見られているかなんて何も気づいてなくて。
でも、そんな彼女だからこそ僕はもうずっと前から、彼女の近くにいられるよう、
罠を張っていたわけど。
・・・だけど、最近はその自分が仕掛けた「罠」が障害になっている気もするんだけど…

彼女は、僕のそんな考えにだって全く気付かずに、今も鼻唄なんか歌いながら洗濯物
をたたんでる。フフ、可愛い。
「…瀬伊くん、今私を見て笑わなかった?…ま、まさか何か企んでたりする…?」
怪訝な顔で彼女が僕の顔を見る。
「ヒドイなあ、信用ないなぁ僕…。ただ、今週は、二日もむぎちゃんを独占できて
嬉しいなって思ってただけだよ」
そう、今週だけは特別。明日は僕の誕生日だから、彼女にお願いをして僕の部屋で
お祝いをしてもらうことになった。
いつもはこの日を別に特別だと思ったことはなかったけど、今年は初めて、
特別だと思った。だって、君と一緒にいられる口実が増えたから。
「あ、うん!明日は瀬伊くんの好きなものたくさん作るね!…でも、本当に
あたしと一緒でいいの?折角の誕生日なのに、他に一緒に過ごしたい人とか…」
「え?どうして?僕はむぎちゃんがいいんだ。…むぎちゃんは嫌?
僕の誕生日祝うの」
「まさか、そんなわけないよ!」
彼女は少しビックリしたような顔をしたあと少し赤い顔で、上目使いで僕を見る。
…今、自分がどんな顔をしてるのか、わかってる?
「あたしはいいんだけど、折角の記念日だし、瀬伊くんと過ごしたいっていう
女の子、いっぱいいたんじゃないの?」
「うーん…まあ確かに、誘ってくる子はいたけど。でも僕は一緒にいたいと
思ったのはむぎちゃんだけだし。…それに、僕は誕生日が特別な日って
思ったこと、一度もなかったから、なんで女の子達が必死に一緒に
過ごしたがるかわかんないんだよね」
「え、そうなの?なんで?」
「なんでかなあ…今まで誕生日を祝ってもらった記憶があんまりないから?」
本当は、幼かった頃に家族で祝って貰った思い出はある。
家族三人で過ごした、とても大切で、暖かい思い出。
ただ、いつからか両親と誤解しすれ違い、
離れてしまった僕には、胸を締め付けられるような記憶。
両親と離れてからは、だんだん誕生日なんて特別でもなんでもない日になっていった。
「…。でも、明日はむぎちゃんがいっぱいお祝いしてくれるんでしょ?
だから明日は、初めて大切な日だって思えると思うんだ。
…さ、この話はもうオシマイ。ね、それよりもあま〜いココアが飲みたいな。
作ってくれる?家政婦さん。あ、一人で飲むのイヤだから、むぎちゃんの分もね」
693フルキス 瀬伊むぎ2:2006/05/13(土) 23:55:25 ID:FNAn3SXE
「あ、うん。待っててね、今作る」
詳しい話は知らないとは話していないけれど、僕が両親と上手くいってないことは
彼女も知ってる。彼女は僕の言葉に少し悲しい顔をしていたが、僕がお願いを頼むと
すぐにいつもの花のような笑顔に戻る。
彼女が僕のためにココアを作ってくれる後ろ姿を見ていると、
それだけで気持ちが暖かくなるから不思議だよね。…これが僕だけのものだったらいいのに。
去年の僕の誕生日は何をしてたのかな。どこかの女の子と過ごしてた気もするけど…
忘れちゃった。その頃は彼女と出会うこともこんなに誰かを好きになることも、
想像してなかったな。今は君との思い出はどれも忘れられなくて、とっても鮮やかなのに。


「はい、瀬伊くんお待たせ」
「ありがと。…あ、もう家政婦さんの時間、過ぎちゃったね」
なんて、ワザとなんだけど。だって、少しでも長く一緒にいたいんだもん。
「ううん、いいよ、これくらい」
なんにも知らない彼女は笑顔で僕の隣に腰かける。
「でも、あれだけ散らかってたのに、本当にキレイになったね」
「あ、そうだよ!なんで一週間であんなに散らかるかなあ…。
でも、一哉くんの家に一緒に住んでいたころはこんなに散らかってなかったよね。
…まさか、ワザと…?」
「まさか、そんなわけないじゃない」
学園の女の子たちに妖精の微笑みと呼ばれるようなとびっきりの笑顔を返すと、
あまり納得はしていないようだけど、彼女はそれ以上は追求してこなかった。
でも、ゴメンね。本当はワザとなんだ。時間以内に終わらなかった、中途半端が
嫌いな彼女なら終るまでいてくれるかなって思ったから。
だけど、君ったら時間以内にキレイに終らせちゃうんだもん。
「じゃあ、そんな優秀な家政婦さんにはご褒美をあげようかな。何かしてあげる。
何がいい?」
「え?うーん…。あ!それじゃあ、抱きしめてほしいな」
…。そう、これが僕が時間をかけて、彼女が安心するように近づいて、やってきた事の弊害。
下心を隠して、彼女が辛い時に抱きしめて落ち着かせてあげたり、悲しくて
泣き疲れていた時には、腕枕をして眠るまで側にいたこともあった。
そうやってきたから、彼女は僕には、元々薄い警戒心をさらに持たず、
いつからこんなお願いをされるようになっていた。
「いいけど…死ぬほど後悔するかもよ?」
笑顔で冗談っぽく言ったけどこれは本当。
いくら僕が彼女に対してだけは我慢強いといっても、もうそろそろ、我慢の限界。
今だって、君が欲しくてたまらないんだもん
「う…じゃあ辞めとく…。でもね、あたし、瀬伊くんに抱きしめてもらうと、
なんか落ち着くから好きなんだ」
エヘへ、と無邪気に笑う彼女は可愛いけど、それって僕は男として
意識されてないってことなのかな…
そう思うと不意に僕の悪いクセでイタズラ心に火がついた。
694フルキス 瀬伊むぎ3:2006/05/13(土) 23:58:41 ID:FNAn3SXE
「…やっぱり気が変わった」
そう言うと僕は彼女の華奢な肩を抱き寄せると、最初はいつもの様に優しく
抱きしめる。…そして彼女の安心した顔を見ると、今度は少し力をこめて、強く。
「せ、瀬伊くん!?」
さすがに鈍感な彼女でもいつもと違う様子に気づいたようだ。
「なあに?抱きしめてって言ったのは君だよ?」
僕はわざと彼女の耳元で囁くように言う。
学園の女の子達からエンジェルボイスと言われてる僕の声、彼女相手じゃ効果も
半減かもしれないけど、流石にこの状況なら少しは効果あるよね?
「そうだけど…な、なんか…いつもと違うよ?」
「フフ、ドキドキする?…僕だって男なんだよ。特に君の前では、ね。
それとも君は、他の人にも抱きしめてほしいなんで言ってるの?」
「言ってない!言う訳ないじゃん!・・・瀬伊くんだけだもん…」
真っ赤な顔で必死に首を振って否定する彼女が可愛くて、なんだかもっと
虐めたくなってしまう。彼女の可愛い耳を手でもて遊びながら声に妖しい響きを
含ませながら、また囁く様に言う。
「そう、僕だけなんだ。僕はこんなことしないって安心してたの?
傷ついちゃうなあ、僕だって男なのに。きみってば、本当に無防備すぎて
心配になっちゃうよ。…それとも、僕のことが好きなの?…なーんてね」
クスっと笑って、彼女の頭に小さくキスを落とす。
そして、直ぐ様来るだろう彼女のムキになった言葉と表情を待つ
…が、なんだか様子がオカシイ。
「…むぎちゃん?」
彼女は僕の腕から開放されてもじっと顔を真っ赤にしたままうつ向いている。
よくみると小さく震えている。…やりすぎちゃったかな。
「むぎちゃん、ゴメンね。…僕のこと、嫌いになっちゃった?…でも君が…」
「…………だよ…」
「え?」
「…そうだよ。瀬伊くんが好きだよ!大好きなの!悪い?だけど…」
相変わらず真っ赤な顔で逆ギレ気味に言う彼女。
予想外の反応に僕も思わず呆気にとられてしまう。
その隙に立ち上がって荷物をまとめて帰ろうとする彼女を、僕は慌てて抱きしめて
引き留め、ソファーに連れ戻す。
「…放してよ!」
「嫌だよ。ね、ホント…?ホントに僕のこと…好き?」
「…好き、だよ」
聞こえるか聞こえないかくらいに呟く彼女が可愛くて、余りにも幸せで、
無意識に僕は優しく微笑んでいた。
からかってゴメンねとか、僕も大好きだよ、とか色々言いたいことはあったけど、
気付くと僕は彼女にキスをしていた。彼女が怖がらないように、優しく、何度も…
695フルキス 瀬伊むぎ4:2006/05/14(日) 00:01:50 ID:FNAn3SXE
最初は抵抗していた彼女も次第に抵抗が止み、自然と僕の背中に腕が回る。
唇を離して彼女の顔を真っ直ぐに見つめると、不安そうな、それでいてちゃんと
女の顔で僕を見つめ返してくれる
「…からかって、ゴメンね?でも、僕だってずっと…君が大好きだったんだから…」
今度はさっきよりも強く。唇を割るように舌でなぞると、ビクッとからだを震わせ、
少し唇を開く。その隙を逃さずに僕の舌を滑りこませると、ゆっくりとなんども
彼女を味わう。彼女はどこもかしこも甘くって、なんだか媚薬でも含んでいるみたいだ
「どうしよう…止められないかも」
いつの間にか力が抜けた彼女を押し倒すかのよう彼女の上に被さるに形になっていた
僕は、彼女の乱れた髪をほどくとうなじに口付ける。
「え…?」
初めての体験に何が起こってるのかわかってるかも怪しい状態の彼女は
ぼんやりと僕を見つめる。
頬に置いていた手をゆっくりと胸まですべらせると、彼女の体がビクリと震えた。
「瀬伊くん…や…ダメ…」
僕が彼女のキャミソールからのぞく、胸の少し上にわざと音をたててキスをすると、
彼女は弱々しく僕の頭を押し退けようとする
「ゴメンね…本当は、もし君と付き合えたら、ゆっくりと時間をかけて、
大切にしていきたいと思ってたのに…
でも、君のことが好きすぎて、君がほしくて止められないみたい…」
僕を押し退けようと伸ばしていた手に指を絡めて、指先に口付ける。
696フルキス 瀬伊むぎ5:2006/05/14(日) 00:06:18 ID:tQQVZjXp
「瀬伊くん…ズルイ…よ。そんな風に言われたら、嫌だって言えない…」
肯定の意を示してくれた彼女に、優しいキスを送りながら、二人の間を隔てる服が
邪魔で、ゆっくりと彼女の服を脱がせようとする
「や…待って、瀬伊くん…!」
「だ〜め。もう待てないんだもん。もうずっと、君が欲しかったんだもん」
「でも…こんな明るいと恥ずかしいし、…ここじゃ恥ずかしい…」
「ああ…仕方ないなぁ…ほら、おいで?」
彼女の手をひいてベッドまで導くと、身体をよこたえる。
「瀬伊くん…電気も消して?恥ずかしいよ…」
キャミソールを脱がせ、ブラジャーのホックを外すと、彼女の口から可愛くお願いされる。
「それはダ〜メ。だって、君の全部をちゃんと見たいんだもん。
ね、ちゃんと見せて?それから君も…僕の全てをちゃんと見て?」
そういうと彼女の露になった胸に、キスマークをつける。
「っ…ん……」
「可愛い声…。もっと聞きたい…」
そして、もう固くなってぷっくりと立っているピンク色の突起を口に含んで、
舌先でつつく。ふるりと震えた彼女が可愛くて、僕はもっと刺激を与える。
「あ…ん…瀬伊く…ん…」
「君は、どこにキスしても、すごく甘いね。
甘くて、あったかくて、柔らかくて…カワイイ」
彼女の柔らかい胸に愛撫を加えると、甘い声が漏れる。表情も声も、
僕に感じているのが伝わってきて、もっと色んなところを味わいたくなる。
僕が彼女の体で、知らないところなんかないくらいに。
「ね…今日は僕がどれくらい君が好きか…どれだけ君が欲しいのか…
時間をかけてたーっぷり教えてあげるからね」
そして僕は、丹念に時間をかけて彼女に愛撫とキスを送る。

もっと彼女に感じてほしい、彼女の可愛い声がききたい、もっと僕がどれだけ
君が好きかをわかってほしい…
初めて、自分の欲望を満たすためじゃなく、本当に体を重ねる事の
意味を知った気がする。
うわ言のように僕の名前を呼び続ける彼女が愛しくて、どこまで彼女を好きに
なるのか、自分が少し怖くて…そして幸せな気持ちでいっぱいになった。
697フルキス 瀬伊むぎ6:2006/05/14(日) 00:08:44 ID:tQQVZjXp
そして彼女の最後の砦を守っていた下着の上から敏感な部分をなぞると、
今までで一番大きな反応を見せる。
「あっ!や…ん、瀬伊くん…瀬伊くん…!」
「フフ、もうこんなに濡れてる…可愛い、大好き。ね、もっと、僕を感じて…?」
そして下着を取り払うと、ぷっくりと膨れた、まだ誰も触れた事のない場所に
指で刺激をあたえる。
「ひゃ…ん…あぁ…イヤ…ダメ…」
「…ねえ、わかる?まだ溢れてきてるよ、ここ」
僕がその蕾に指を差し入れると、ただでさえ狭いそこは異物感を感じて指を締め付ける
「キツイ…ね。でも、君が痛い思いをするのは嫌だから…暫く我慢してね?」
締め付けてくる濡れたそこに、指の抜き差しを繰り返し、内部で指を動かし、
刺激を与えてほどいていく。そして指を一本から二本、三本と増やしていくうちに、
唇から漏れる声にも苦痛だけではない色が含まれているのが感じられた。
「もうそろそろ、かな?」
指を抜き出すと、もっと足を開かせ、溢れた蜜を唇と舌ですくいとる
「…!イヤ、ダメだよ、そんなところ…汚い…よ…」
「汚くなんかないよ、だって、君のだもん。…ね、僕ももう、我慢出来ないみたい。
まだ痛いかもしれないけど…いい?」
698フルキス 瀬伊むぎ7:2006/05/14(日) 00:10:53 ID:tQQVZjXp
「いい…よっ。私も…瀬伊くんが欲し…い」
そんな彼女が愛しくて、逸る気持ちを抑えながら、僕も衣服を全部脱ぎさって、
ゆっくりと、彼女が出来るだけ痛くないように自身をおさめる。
そしてまだ動かずに、彼女が落ち着くまで優しく抱きしめる。
「…ね、全部入ったよ。わかる…?ゴメンね、痛いかな」
「ん…大丈夫…大丈夫だから…もっと…瀬伊くんを、ちょうだい?」
「フフ、そんな可愛いこと言ったら、どうなるかしらないよ?」
そういえばさっきもそんなセリフを言ったな、なんてぼんやり考えながら腰を動かす。
僕の名前を呼びながら強く僕の背中を抱きしめる彼女の、先ほどの愛撫で知った
彼女の弱い部分を重点的に刺激を与える。
「あっ瀬伊くん…や…なんか、ヘン…おかしくなっちゃう…」
「うん、いいよ…君のおかしくなるところ、見たい。ね…一緒にイこう?」
僕は彼女の細い腰を掴むと動きを早め、彼女の強い締め付けと共に、
僕達は一緒に達した…


そしてその後も何度か彼女を味わったあと、まだ彼女と離れたくなくて、
繋がったままで彼女を抱きしめていた。
「ん…やっぱり、瀬伊くんに抱きしめられると、安心するな。
ドキドキするけど、安心するよ」
「…そうだね。僕も…君に触れると、ドキドキするけど安心するかも」
そして柔らかい彼女の髪を撫でながら余韻に浸ってると、急に彼女は大声を上げる
699フルキス 瀬伊むぎ ラスト:2006/05/14(日) 00:16:31 ID:tQQVZjXp
「あ!瀬伊くんっ今何時?」
「えー、時間?…うーん…もう2時過ぎ、かな?
…まさか、今から帰る、なーんて色気のないことは言わないよね?」
まあ、帰したりするわけないけどね。
「えっ、違うよ」
「そっか、よかった」
「そうじゃなくて…瀬伊くん、お誕生おめでとう!」
予想外な彼女の言葉に僕は一瞬なんのことか理解できなかった
「ね、瀬伊くん…生まれて来てくれて…私の事、好きになってくれて、ありがと」
恥ずかしいのか、僕の胸に顔を埋めながら言う彼女の顔をあげさせて、
深く唇をむさぼる。彼女も段々慣れてきたのか、僕に答えるように舌を絡ませる。
「ん…瀬伊くん…」
「…君があんまり可愛いこというから、ビックリしちゃった」
彼女の柔らかい頬を優しく撫でながら、彼女の目を真っ直ぐ見つめる
「…生まれてきてよかった、なんて今まで思ったことなんてなかったし
…叶う思いなんて、僕にはないと思ってたんだ、ずっと…」
僕の家族関係から、ずっと消えなかった、心の闇。だけど、君はこんなにも眩しく、
暖かい光をくれるんだね
「…ね…君と出会えて、好きになって、好きになってくれて…
初めて僕も生まれてきて良かったと思ったよ…ありがとう」
そう言うと、僕達はまた体を重ねた。最大級の愛情と感謝を伝えるために。


そして行為の後、疲れ果てて眠りについた彼女の安らかな寝顔に、
僕はそっと囁いてみた。聞こえてはいないだろうけど・・・
「これからも、ずっと一瞬に祝っていこうね。僕と君の誕生日を。
生まれて来て、出会えたことを。…大好きだよ」
聞こえていないはずなのに、彼女はそれに答えるかのように微笑んだ気がした。
「・・・・フフ、いい夢でも、見てるのかな?」
そして僕もそんな彼女を抱きしめながら、眠りにつくことにした。
願わくば、夢の中でも彼女に会えますようにと願いながら・・・・・
700名無しさん@ピンキー:2006/05/14(日) 00:19:20 ID:tQQVZjXp
以上です。長くて読みづらくて本当にスイマセン・・・・・
慌てて書いたからおかしいところもあるかもしれませんが
大目に見てくださると嬉しいです
701名無しさん@ピンキー:2006/05/14(日) 00:29:31 ID:cBgdQWuk
GJ! 瀬伊お誕生日記念だね。
おめでとー!
二人が幸せそうでよかったよ。

御堂の家を出ても諦めてない他のラプリにもワラタよ。
702名無しさん@ピンキー:2006/05/14(日) 22:55:36 ID:VzkTzpU9
GJ! BD創作ゴチになりました!
703名無しさん@ピンキー:2006/05/15(月) 13:11:49 ID:+J+dK4yR
GJ!かなり萌えさせていただきました
704名無しさん@ピンキー:2006/05/15(月) 13:13:11 ID:+J+dK4yR
スマソ…間違って上げてしまった…orz
705名無しさん@ピンキー:2006/05/18(木) 00:23:33 ID:Lw6/6E5H
ここって百合は駄目なのかな?
706名無しさん@ピンキー:2006/05/19(金) 02:22:22 ID:H/OtVGrR
最初に宣言してくれれば大丈夫なのでは?
嫌ならスルーできるし
707名無しさん@ピンキー:2006/05/23(火) 13:40:56 ID:SIBi7/st
ダメなのは基本的に男同士だけだから、
注意事項と、タイトル短ければ名前欄の後ろにでも
百合と入れておけば、苦手な人がNGワードで飛ばしやすいよ
708名無しさん@ピンキー:2006/05/24(水) 23:33:52 ID:bpGyERWi
書きこみ失礼します。
王宮夜想曲スレから来ました。

すでにご存知の方もいらっしゃるとは思いますが、
王宮夜想曲スレは、元が18禁ゲームでありローカルルールに反するということで、
現スレ限り、次スレは立てない、ということになりました。

こちらのスレでも18禁乙女ゲをどうするかという話が以前出ていたようですが、
王宮スレ住人としましては、現スレ終了後は
こちらのスレに合流させていただきたいと考えております。

王宮スレ住人が考える合流に関する問題点としまして、
・投下はそう頻繁ではないが、一本の投下が長めである
・すでに専用保管庫があるので、乙女ゲスレ合流後も、
 専用保管庫には王宮作品だけ保管したい
・特定作品のみの保管庫ではあるけれど、
 合流後、保管庫へのアドレスを貼ってもらいたい
ということがあげられています。

これらのことを踏まえ、合流の可否などを検討していただければと思います。
よろしくお願いします。
709名無しさん@ピンキー:2006/05/25(木) 00:10:27 ID:zmIe+16I
王宮って投下数あるから単独移行したんじゃないの?
ごめん、興味ないんでスルーしてたからよくわからんのだが…
王宮ばかりで乗っ取りみたくならなきゃ過疎気味だから、
合流したっていいんじゃないかとは思うけど、
ちらっと今の王宮スレ見せさせてもらった感じ、
一人の書き手が延々長編連載するなら個人でサイトやるか、
該当スレ立てられるとこでやれよーって気もするけど…
保管庫まで単独で用意してるみたいだし
710名無しさん@ピンキー:2006/05/25(木) 00:39:52 ID:ksSl15mI
乙女ゲのところに居候させてもらうだけでも肩身が狭いのに、さらにそのゲームのみの
ルールが必要とかいうならエロゲネタか乙女ゲーム大人@したらばで単独スレ立てれば
いいんじゃないの?

で、新スレ立てたときに単独スレの告知に入れればいいのでは?

711名無しさん@ピンキー:2006/05/25(木) 03:37:58 ID:hYTJ2Py+
私は合流おkと思うが。
712名無しさん@ピンキー:2006/05/25(木) 11:53:09 ID:x+JmTA3q
王宮スレを建てた当初の勢いも無いみたいだし、
こっちのスレが王宮一色にならなきゃ合流でもいい派。

保管庫は重複して保管してもいいのか、王宮だけは仕分ける形式にするのか
どっちにするのか位はこっちのスレの作品を保管してもらってる管理人さんに
意見を聞いたほうがいいかもしれないとちょっと思った。
713名無しさん@ピンキー:2006/05/25(木) 15:53:15 ID:Fv7n9ZFy
正直、あの長さのをドカンと落とされるのはどうかなと思うけど
ここ過疎ってるし、別にいいのかな?
でも、たとえ時間が空いてるとしても
他のSSが来なくて、王宮長編が連続って形になっちゃったら
どうなんだろうなあ…って感じ?

>>712
王宮だけ仕分けるのってめんどくさいと思う。
もともと大量のスレの保管で大変なのに、そういう手間かけさせたくないな。
重複OKか、単独保管庫やめるかの二択じゃないかな?
714名無しさん@ピンキー:2006/05/25(木) 17:55:11 ID:lvs2zbx5
特殊ルールいるなら、単独スレ別に作れるところでやった方が
お互いにいいんじゃないか
今後、いろんな乙女ゲーが出てくると思うが、王宮だけ特別ルール
適用OKで合流し続けるって、何か違う気がする
だってこの板のローカルルールに引っかかってるって気づかなければ
合流したりせず、単独スレで続けてたんでしょ?
715名無しさん@ピンキー:2006/05/25(木) 23:01:30 ID:6DSbrifi
どうせ読み手かぶってるんだから普通に合流して終わるだろと思ってたが違うんだな
716名無しさん@ピンキー:2006/05/25(木) 23:56:15 ID:mDw8Jww7
特殊ルールを言い出さなければ
普通に合流して終わりだったと思う。

現に以前話題が出た時は
ほかの18禁ゲーはおkな流れだったし。
717名無しさん@ピンキー:2006/05/26(金) 00:03:48 ID:P8ur0jd0
特殊ルールといっても、保管庫を別にするだけの話で、大層なものじゃないと思うが。
718名無しさん@ピンキー:2006/05/26(金) 01:14:08 ID:GEm+bDPp
単独保管庫に保管するのはドゾーなんだが、
自分達だけは別ね、みたいな書き込みを見るとなんか萎える。
王宮だけは特別で、他のは勝手にすればみたいなノリ。
なんでそこまでしてわざわざここに合流しなくちゃならないのか解らない。

18禁オンリーがダメっていうなら、絵師スレでも立ててそこに王宮いれれば
いいのでは。
あくまでも板ルールに対する言い逃れだけど。
719名無しさん@ピンキー:2006/05/26(金) 01:23:16 ID:5AsbKdTq
>>718
どう考えてもバレバレだろw
既に目を付けられてるんだから無駄だろ。
720名無しさん@ピンキー:2006/05/26(金) 01:32:33 ID:2IrUAa/5
今まで王宮スレに投下されたSSが消えてしまうのは惜しい気持ちはわかる。
テンプレに王宮の保管庫へのリンクをはるぐらい、協力してもいいと思うな。一行だし。

それとこのスレの作品はエロパロ板の保管庫に保存されるものなんだから、
ここに投下するなら以後の王宮の作品もそこに載るのは当然と思うけど、
王宮の方の保管庫にも載せたいってなら、そうしたい人が勝手にやるのはいいんでないの。
721名無しさん@ピンキー:2006/05/26(金) 02:40:15 ID:vI2sxDt2
>テンプレに王宮の保管庫へのリンクをはるぐらい、協力してもいいと思うな。一行だし。

確かにな。

でも向こう見てきたけど、議論中に「閉鎖する気はさらさらありません」なんていう管理人はいやなんだが
722名無しさん@ピンキー:2006/05/26(金) 03:13:35 ID:Z0KWMX+i
こっちでやることといえば、保管庫へのアドレス貼ることくらいで
それ以外特にないなら別に合流でいいかなと思う。
いろんな乙女ゲが出てここもにぎわうかと思っていたら過疎る一方だし。
723名無しさん@ピンキー:2006/05/26(金) 03:16:28 ID:iaKetzvQ
>>721
何その厨房

そんな自己厨がいるジャンル合流しないで欲しい
板違いなんだから、したらばにでも逝けよ
724名無しさん@ピンキー:2006/05/26(金) 03:23:03 ID:5Wy3E08D
きら君のSSキボンヌとか言ってみる

…まだ早いかな
725名無しさん@ピンキー:2006/05/26(金) 08:36:18 ID:36bcztff
>>724
それ以前にプレイしてる絶対数が………。
726名無しさん@ピンキー:2006/05/26(金) 12:28:08 ID:8NZG4Rtz
そんなに人気ないのあれ?
キャラデザが個人的に好みなんだけど
727名無しさん@ピンキー:2006/05/26(金) 19:25:58 ID:Jwbc0GeS
とりあえず722に禿同しておきますね

自分は花宵待ちだがとりあえず萌えられるならなんでもいい(*´д`*)
728名無しさん@ピンキー:2006/05/26(金) 19:57:53 ID:KM0hYeUb
18禁だろうが一般だろうが、単独スレがない乙女ゲーのエロパロはここでいいじゃないの?

*知らないゲーム・好きではないカップリングネタが出た時には暴れたりせず華麗にスルーですぞ

というだけでしょ 気分は>714に同意だけどさ 重複保管でオケならテンプレ協力くらい手間じゃないでしょ
729名無しさん@ピンキー:2006/05/26(金) 21:00:30 ID:GEm+bDPp
ここに相談するまえから当たり前のようにこっちに合流でいいとか言ってたり、
第×章とか続く超長編のその作品に対する執念がちょっとイヤダナーと思った
730SS保管人:2006/05/26(金) 21:05:25 ID:/S9TtYWE
議論中のようですが、

当方としましては、従来通りに王宮SSは収蔵せずに独自保管庫にお任せするという方針でOKですので。

ただし、このジャンルには疎いもので、SS投下の際には元ネタを明記して頂けると助かります。
(これは王宮SSに限ったことではないですが)
731名無しさん@ピンキー:2006/05/26(金) 21:09:53 ID:IgP/c1db
単独スレがない乙女ゲーのエロパロは、ここ ってのが基本で、
興味なきゃスルーなのは、もちろん同意。

ただ、個人のシリーズ大長編連載、しかもまだまだ長く続くらしいのを、
よろずスレに延々投下し続けられるのはどうよと個人的には思うんだけど。
どんなスレでも、個人スレみたいな状態が長く続くと、そのうちマンセーと叩きが
乱れて荒れることが多いように感じる。
そーゆーのは自分でサイト作るか、せめて単独スレでやった方が、
ぎすぎすしないでお互い楽しめるんじゃないかな…。
732名無しさん@ピンキー:2006/05/26(金) 21:32:25 ID:hHUvObdH
ここも過疎ってることを考えると別に合流いいんじゃない?
と言いたいとこだけど。
確かに、なんか気になる感じはあるんだよな。
王宮ってここに初投下があった時も勝手に盛り上がって勝手に単独スレ立てて
嵐のように去ってったなーと思ってたけど。
またそれが出戻ってくるのか…と。
あとやっぱり一人の書き手の長編投下ね。
それだけ気になる。
733名無しさん@ピンキー:2006/05/26(金) 21:46:54 ID:tpkTUkLZ
別に長編投下は問題無いでしょ。
それに対する感想も。

それよか雑談が王宮一色になってしまうのが怖い。
ここみたいな寄り合い所帯の場合、特定の作品の話題に偏ってしまうとどうしても荒れる。
普通はジャンル総合スレで盛り上がった作品は単独スレを作って出て行くんだけど。
734名無しさん@ピンキー:2006/05/26(金) 22:37:09 ID:tTXCM6qW
>729
自分がこっちも向こうも両方見てる人間なんで、
こっちに相談前に向こうで「こっちに統合でもいいと思う」と
書いたんだけど考えが甘かったかも。
こっちしか見てなかった人、気分悪くさせてゴメン。
735名無しさん@ピンキー:2006/05/27(土) 00:03:40 ID:TMtbD+6E
SS保管人さん、お疲れ様です。

向こうで長期連載してる人、これからはスレ投下を控える旨発言してるから
まあその点は問題ないのではないですか。

今後の作品保管の件も含めて、まだ王宮スレでも議論不足というか
意見がまとまっていないように見えるので、もうすこし話し合ってはもらえないだろうか。
736名無しさん@ピンキー:2006/05/27(土) 00:18:10 ID:VjARUTuW
王宮の住人、「姉上、乙」とかやりたいなら出戻らないで、
立てられるところで単独の方がいいんでないの?

ここで、そこそこ投下されてるフルキスだって
「家政婦さん、乙」なんて言ってないよ。

今のスレ見てる限り、そのあたり空気読んでくれるか、
ちと心配で素直に歓迎できない。
737名無しさん@ピンキー:2006/05/27(土) 00:19:16 ID:i5mFIeqW
>>729
>第×章とか続く超長編のその作品に対する執念がちょっとイヤダナーと思った

保管庫とか合流のことは置いておくとして、この意見はおかしい。
この意見で行くと、長編は書いちゃダメだし、
特定の作品に強い思い入れを持つのもダメってことでしょ。
なんじゃそりゃ。
思い入れを持たずに短編だけ書いてろってことか?
738名無しさん@ピンキー:2006/05/27(土) 00:40:04 ID:jdJfqcbc
姉上って呼び方くらいいいんでない?
他のゲームの職人までそう呼ぶとかだったらアレだけど。
なんか変に気を回しすぎ。
739名無しさん@ピンキー:2006/05/27(土) 01:40:08 ID:n+cIZ2Fp
>>730
わざわざありがとうございます。

で、もし雑談や投下が王宮一色になってしまったとしても、
だから王宮の話を他所でやってもらおうというのは違うと思う。
そこは他の作品のファンも負けないくらい盛り上がろうって頑張ろうよ。
「王宮の話が続いてるから他の作品の話しづらい」とか、そんな気をまわす必要は全くないんだから。
740名無しさん@ピンキー:2006/05/27(土) 07:27:39 ID:qmqGwJob
王宮も一時ほど投下が多くないみたいだし、とりあえず合流して試してみれば?

でも
>もし雑談や投下が王宮一色になってしまった
ら、そういう時って、普通単独スレに移行するもんじゃないの?

だから王宮はさっさと単独作ったんでしょ?
でも単独だと板違いで立てられないから、独占状態でもずっといるって方が違うと思う
王宮ばっかりになってしまうようなら、その時は王宮は独立した方がいいんじゃ…
なんかよくわからんな
741名無しさん@ピンキー:2006/05/27(土) 10:25:49 ID:i5Gfb+iK
>>740
他に投下が無くて結果王宮ばかりになったら
それは単なる不可抗力な気がするけどなぁ…
742名無しさん@ピンキー:2006/05/27(土) 17:38:13 ID:WMabHtDM
今まで培った王宮スレ独特のふいん(ryを
崩したくないって人がいるなら単独スレがいいと思う。

職人へ投下制限っていうのもなんか違う希ガス。
743名無しさん@ピンキー:2006/05/28(日) 00:49:41 ID:alUyioZU
ちょっと聞いてみたいんだが…
ここって完結済み作品の一挙投下推奨?

何か過去作品見ると、ちまちま投下してる人っていないような。
744名無しさん@ピンキー:2006/05/28(日) 00:57:48 ID:7PJESIkL
推奨なだけで強制ではないんでないの?
た他のスレとか見ても、途中でうpすると「最後まで書いてからうpしる!」とか書かれてるけど
他の書き手さんがうpしにくくなるという理由もあるかな。

漏れは焦らしプレイが苦手なだけだけど。
745743:2006/05/28(日) 02:55:07 ID:alUyioZU
そっかー…。
やっぱスレによってかなりふいんき(ry違うんだね。

答えてくれてありがと。
746名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 12:36:43 ID:xKXC+yzn
なんかこの雰囲気だと投下できそうにないな
747名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 16:37:21 ID:KiHWAcEB
どうぞどうぞ
748名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 22:31:01 ID:zowOrVOQ
投下すればいい!

王宮に関してはもう少しスレで詰めてきて欲しい
749名無しさん@ピンキー:2006/05/30(火) 01:02:56 ID:iuvRf7vt
気にせずドゾー
750名無しさん@ピンキー:2006/06/10(土) 23:58:25 ID:Ot/1qJ9A
ほっしゅ
751名無しさん@ピンキー:2006/06/23(金) 06:45:05 ID:huGD1E8I
ほす
752名無しさん@ピンキー:2006/06/26(月) 11:37:22 ID:6TAOBez3
神待ち保守
753名無しさん@ピンキー:2006/07/01(土) 15:58:14 ID:fAu2pKYF
ほす
754名無しさん@ピンキー:2006/07/02(日) 03:14:43 ID:OinXVC4F
下から7番目だねー。ここって圧縮ってなかったっけ?
755名無しさん@ピンキー
だいぶ下みたいだし、一回ageてみる