エルフ系ゲーム、エロパロスレッド5

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1名無しさん@ピンキー
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エルフ系ゲーム、エロパロスレッド4
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http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1032/10321/1032102458.html
エルフ系ゲーム、エロパロスレッド。
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1013/10138/1013859895.html

elf(エルフ)総合スレPart54 河原崎野々村新御神楽
http://vip.bbspink.com/test/read.cgi/hgame/1066522583/

DingDongDong(開店休業状態)
http://www.tomato.sakura.ne.jp/~ddd/
2名無しさん@ピンキー:04/07/31 08:49 ID:OgLjMuC7
2げと
3ダミアン ◆.lt5gYzbQ. :04/07/31 10:31 ID:xinxOzr4
>>1さんZ〜♪
4名無しさん@ピンキー:04/07/31 10:38 ID:nXFK2Ty9
>>3
新作、期待しておりやす。
5ダミアン ◆.lt5gYzbQ. :04/07/31 10:54 ID:xinxOzr4
前スレ660様のリクエストにお答えして・・・

加納さんの屈辱(1)

主人公はなぜか、全裸になって涼子の部屋にいた。
「じゃあ、絵のモデルになってもらうから、服を全部脱ぎなさい。」
涼子のこの言葉に、主人公が従った結果、こうなっているのだ。
男の大事な部分も、みごとに全てさらけ出している・・・
「りょ、涼子ちゃん・・・全部脱いだけど・・・」
涼子は恥ずかしがりもせずに、普通に主人公の全身をしげしげと眺める。
「う〜ん・・・」
次第に主人公の体が熱く火照ってくる・・・異性に自分の性器をさらけ出しているのだ。
興奮しないほうがおかしい。もっとも、涼子は平然としているが。
「ね、ねえ・・・俺、恥ずかしいんだけど・・・」
「これも芸術のためよ。我慢しなさい。」
涼子はゆっくりと近づいた。そして、主人公の股間をじっと見つめる・・・
「う〜ん・・・、ダメね。いまいち、創作意欲が湧いてこないわ。」
「ダ・・・ダメ・・・?」
その言葉は主人公の心の奥深くにぐさりと突き刺さった。主人公とてちゃんとした人格を持つ
れっきとした一人の人間なのだ。それがこのような恥ずかしい目に遭わされて、それを一言の
もとに否定されてしまったのだ・・・。
主人公は怒りの表情で涼子を見た。
「何よ、何か文句でもある?」
涼子の顔はいまだ主人公の股間の前にある。主人公は勢いにまかせて自分の一物をしごきだした。
「な、何?」
涼子には主人公の気持ちがまるでわからない。彼にとっての恥、そして屈辱をまるで感じていなかった。
もちろん涼子に悪気はない。ただ単に性知識がほとんどないだけなのだ。
「くらえっ!!」
どぴゅっ!ぴゅっ、ぴゅっ、ぴゅ〜っっ!!!
その真正面に、涼子の顔があった・・・。
6ダミアン ◆.lt5gYzbQ. :04/07/31 11:18 ID:xinxOzr4
加納さんの屈辱(2)

ポタ、ポタ、ポタ・・・・・・
涼子の額から、鼻梁にかけて、白く濁ったドロドロした液体が伝わってくる・・・
そしてその液体が床に垂れて水たまりを作った。
一瞬、何が起こったかわからずに、涼子は呆然とする。
やがて、鼻をつくような生臭い臭いに、涼子は正気を取り戻した。
「な、何これっ!?やだ〜、何てことするのよっ!臭いじゃない!」
涼子は恐い目で主人公を睨んだ。
「・・・帰って。」
「・・・・・・。」
「早く帰ってよ!もう顔も見たくないわ!」
「・・・・・・わかったよ。」
主人公は服を着ると、すぐに部屋を出ていった。

「やだ〜、もう服もびしょびしょ。信じられないわ!」
主人公が出ていった後、涼子は一人わめいた。
顔中を濡らす生臭い白く濁った液体・・・その臭いが、涼子の鼻孔を刺激して離れない・・・
「もう嫌!シャワー浴びてこよう!」
涼子はすぐにバスルームへ向かった・・・。

シャアアアアアア・・・・・・
頭上から降り注ぐ暖かいお湯が、涼子の全身を程よく濡らす・・・
「あいつ・・・」
主人公の精液が、お湯に洗い流されて、どんどん床に落ちて排水溝へと流れてゆく・・・
涼子はふと思った。
あの直後は怒りに任せて主人公を追い返してしまったが、今こうして冷静になって考えてみると、
あまり嫌な気はしない・・・。
「どうして?私はあいつにおしっこをかけられたのに・・・何で嫌じゃないんだろう・・・?」
シャワーのお湯を頭から浴びながら、涼子はふと思った。
7ダミアン ◆.lt5gYzbQ. :04/07/31 11:39 ID:xinxOzr4
加納さんの屈辱(3)

翌日・・・

「涼子ちゃん・・・」
主人公が涼子に話しかけると、涼子は無表情で返す。
「何?」
「昨日は・・・その・・・」
「謝るくらいなら、最初からしなけりゃいいじゃない。」
「ごめん・・・」
「まあいいわ。すまないと思ってるんだったら、今度の日曜日に、もう一回私の部屋に来なさいよ。
予定、空いてるんでしょ?」
「・・・・・・わかったよ。」
冷静に考えたら、涼子のほうも悪いのだが、涼子は少しもそんなことは考えない。
その高慢さもまた、涼子の魅力であった。

そして日曜日・・・

「じゃあもう一回絵のモデルになってもらうから、服を全部脱ぎなさい。」
主人公は涼子の部屋に入るなり、涼子にそう言われた。
「涼子ちゃん?」
「いいからさっさと服を脱ぐ!」
強い口調で涼子に言われて、主人公は再び全裸になった。
「・・・・・・。」
先週と同じく、涼子は主人公の股間をしげしげと眺める・・・。
「りょ、涼子ちゃん・・・、恥ずかしいんだけどなあ・・・」
「いいから黙ってなさいよ。」
涼子の目の前に垂れ下がっている主人公の大きな一物が、涼子の視線を浴びてゆっくりと上に向かってそびえ立った。
「ふ〜ん・・・」
涼子はしばらく眺めた後、両手で一物を握った。
8ダミアン ◆.lt5gYzbQ. :04/07/31 11:54 ID:xinxOzr4
加納さんの屈辱(4)

「りょ、涼子ちゃん!?何を・・・!」
涼子の手が前後に動き出した・・・
「りょ、涼子ちゃん!そんなことしたら、また・・・」
きゅっ、きゅっ、きゅ・・・
涼子の細く柔らかい両手が、主人公の一物とこすれて音を立てた・・・
「も・・・もう俺・・・うっ!」
どぴゅっ!どぴゅっ!どぴゅっ!
またもや涼子の顔が、主人公の精液にまみれた・・・

「・・・・・・。」
涼子は真正面で主人公の射精を受けた。そして、目をかっと見開いて、主人公の顔を見つめた。
「りょ、涼子ちゃん!?」
「・・・どうして?」
涼子はそのまま主人公の手を取り、自分の首筋にそっと当てた。そこは頚動脈の真上。涼子の脈拍は
異常なほどに速く、そして強かった。
「どうして私は・・・、こんなにどきどきしているの・・・?」
「涼子ちゃん・・・」
そして再び涼子はしゃがんだ。そして、精を放出してぐったりとなっている主人公の一物を両手で握った。
「もう一回・・・元気にして・・・」
「涼子ちゃん・・・。」
今目の前に、主人公の亀頭がある。先ほどの液体も、先週の液体もここから出てきた。
(すごく臭いんだけど、どんな味がするんだろう・・・?)
今、涼子の好奇心は、その亀頭に集中している・・・。
(舐めてみようかな・・・、でも汚いかも・・・でも・・・舐めてみたい!)
一瞬の沈黙のあと、涼子の顔が亀頭に近づく・・・
(えいっ!)
ぱくっ!
涼子は目を閉じて、その亀頭を一気に口に頬張った。
「うわわっ!」
主人公は驚いて涼子を見た。
9ダミアン ◆.lt5gYzbQ. :04/07/31 12:09 ID:xinxOzr4
加納さんの屈辱(5)

(う・・・苦い・・・まずい・・・)
涼子は一瞬、口に含んだことを後悔した。でも、なぜか、口を離す気にはなれなかった。
(どうしてだろう?こんなに臭くて、苦いのに・・・)
いつの間にか、涼子は自発的に顔を前後に揺り動かしている・・・
「りょ、涼子ちゃん・・・!い、いいよぉ〜・・・」
あふれ出てくる唾液・・・そして、主人公の一物からも、次から次へと苦い液体があふれ出てくる・・・
(信じられない・・・、苦いのに、おいしい・・・)
涼子の視線が、次第に焦点を失ってゆくのがわかる・・・。目を白黒させながら、一心不乱に主人公の一物
を頬張る涼子の表情は、もはや人間のそれではなかった。
一匹の獣・・・野生の雌だった・・・。

「りょ、涼子ちゃん・・・俺もう・・・うっ!!!」
主人公の言葉が詰まった。そして次の瞬間・・・
今度は涼子の口の中に、大量の精が打ちこまれた・・・

そのまま、涼子は主人公の顔を見上げた・・・。
涼子の口元がわずかに開くと、どろっとした白濁が垂れ落ちてくる・・・
涼子はそれを指で口の中に押し戻した。そして・・・
ごくん。
一気に飲み込んだ・・・。

「ねえ・・・」
涼子は潤んだ瞳で主人公を見つめる・・・。
「来週も・・・来てくれるわよね?」

おしまい

眠くて、誤字脱字、表現のダブりばかりになってしまった。スマソ。
10名無しさん@ピンキー:04/07/31 14:09 ID:4ZDjuR0n
高慢ちきな涼子たんをレイープ調教でしおらしくしてほしかったナー(;´д`)ハァハァ
11名無しさん@ピンキー:04/07/31 17:31 ID:2tAATBMF
うん、高慢ちきな女はそうされるべきだよね。タイトルも屈辱と銘打ってるのに屈辱…なのかなぁ?
と思ってしまったし。

でも、ダミアンさんのSSは好きです。
たまたま今回の話が私とダミアン様の趣味の不一致という結果だっただけの事。
これからもダミアン様には期待してます。
12名無しさん@ピンキー:04/08/01 19:50 ID:olkUYdH9
30あたりまではまめに保守しないとな。
13名無しさん@ピンキー:04/08/01 20:54 ID:dkemFy3T
涼子と麗子は臭作にゲトゲトに犯されるべき
14名無しさん@ピンキー:04/08/02 10:06 ID:XZNBSTT9
ほす。
15名無しさん@ピンキー:04/08/02 16:49 ID:B3PhF/1C
洋子×あきらキボン
16名無しさん@ピンキー:04/08/02 19:38 ID:bde3+HQW
どのくらいで即死するの?
17名無しさん@ピンキー:04/08/02 22:14 ID:Ezoy4GoU
ほしゅ
18職人志望:04/08/03 02:04 ID:KotixzB1
お久しぶりでございます。
新スレ記念と、下級生2もうじき発売記念ということで
下級生で私が偏愛するキャラで書いてみましたので
投下させていただきます。
ただ、私のくせに黒くないです。ラブラブです。
そんなものが書けるのかと、自分でも実験的な気持ちで。
結果、全然エロくなりませんでした。
それでも良ければ、読んでやってください。
19twisted whisper:04/08/03 02:05 ID:KotixzB1
たとえば、瑞穂だ。
我が母校、卯月学園のアイドル的存在だった少女。
眉目秀麗とか、容姿端麗とか。その手の形容が悉くあてはまる
正真正銘の美少女であった、俺の元クラスメイト。
彼女と俺の仲は悪くなかった。
ほんの一時期だが、“もしかしたら…?”とふたりの未来に
胸を躍らせた頃もあったと記憶する。
それは……そう、高校二年の時には分かれてしまったクラスが、
三年になってふたたび同じになった、あの春のこと。
実際、何度か瑞穂とはデートもした。
俺の知るかぎり、瑞穂が他の男子生徒の誘いに応じたことはなかったはずで。
当時の俺が一定のアドバンテージを手にしていたと考えるのは、
まったくの自惚れではなかったはずだ。

あるいは、みこちゃんだ。
おっとりとした性格のせいもあってか、親友である瑞穂ほど
目立つ存在ではなかったが。しかし、彼女もまた紛うことなき美少女であった。
彼女とも何度か、デートをした。といっても、かなり幼いところのあった
みこちゃんは、それをデートとは認識してなかったようだが。
それでも、あの頃のみこちゃんに一番親しい男子といえば、この俺であったはずだ。
20twisted whisper:04/08/03 02:06 ID:KotixzB1
はたまた、愛ちゃん。
一学年下の彼女は、俺の前に現れた時から、ハッキリとした好意を俺に向けてきた。
女性の心理について、鈍チンだのボクネンジンだのと言われた俺でも
気づかずにはおれないほどの、あからさまな感情表現であった。
彼女のそばには、良くも悪くも名の通った俺に対して過剰な警戒心を抱く親友がいて、
その存在が多少の障壁とはなっていたが。
それでも、俺が積極的に行動していれば、可憐な花を手折ることは
さほど難しくはなかったはずだ。

他にも。挙げようと思えば、すぐに数人の少女たちの名と顔が浮かんでくる。
我が母校は、文武において特に世に誇るものはなかったが。
やけに美少女が多かったという一点において、この上なく素晴らしき学び舎であったと思う。
(……なにもかも、みな懐かしい)
何故、こんなにも懐旧の情にかられるのだろう?
俺が卯月学園を卒業したのは、わずか一年前のことであるのに。
いまだ、人生を振りかえるべき年齢でもない俺なのに。
それは……やはり、ありえた別の未来への哀惜であろうか?
21twisted whisper:04/08/03 02:07 ID:KotixzB1
瑞穂ともみこちゃんとも、結局は仲のよい友達のままで卒業を迎えた。
愛ちゃんとの関係も、先輩後輩の域を出ることはなかった。
卒業後は、俺が卯月町を離れたこともあって、一度も彼女たちとは逢っていない。
これから先も、会う機会などほとんどないだろう。
俺と彼女たちの人生は分かたれてしまったのだ。
それは、俺自身の行動の結果だ。当時の俺が選択した道と選ばなかった道。
選ばなかった道の先には、ありえたかもしれない未来があって。
たとえば……瑞穂と恋人の関係になっている俺、とか。
まあ……いまさらな夢想ではあるのだけど。
……思考にとりとめがないのは、俺がいま眠りに入ろうとしているところだからだ。
アパートの自室で、薄い布団にくるまって。
睡魔の中へと、トロトロと意識を溶かしている最中であるから。
だから、
「……瑞穂、か…」
口から零れた呟きは、半ば寝言のようなものであったのだが。
(……ムッ!?)
その瞬間に、俺をとりまく空気は一変したのだった。
(殺気?)
ピリピリと肌を刺す剣呑な波動に、思わず身を固くした時、
「ヒデデデッ!」
ギューッと唇をつねり上げられて、俺は情けない悲鳴を上げることとなった。
「ヒデッ、痛いって」
「ちょっと! アナタ」
尖った声で。“アナタ”という呼びかたも、けっして“ダーリン”って響きじゃないのだ。
“ヘイ、ユー!”ってなもんだ。
「な、なにをふる?」
依然として頭が浮くほど下唇をひねり上げられて、涙の滲んだ眼で俺は隣りを見た。
ギロリと。音が聞こえそうな強さで睨まれていた。形のいい眉が吊り上っている。かなりの急角度。
麗子は、メッチャ怒っているらしかった。
22twisted whisper:04/08/03 02:08 ID:KotixzB1
「いまのは、どういうことかしら。説明してほしいわね」
「ひまのって? テッ、とりあえず、離へって…イデェッ!」
最後にひときわ強くつねってから、ようやく麗子は指を離した。
「おお、いて」
ヒリヒリ、なでなで。
「さあ、説明してもらおうかしら」
「だから、なにがだよ?」
「…………」
しばし、麗子はムッスリと黙りこくった。
裸の腕が触れ合っている。肘をついて上体を起こした麗子のたわわなオッパイも視界に入っているが。
いまそこに気をとられるのは危険だと思えたから、俺はしかめつらしい顔を作って待っていた。
「……結城さんの名前を呼んだわ」
やがて、渋々と麗子は言った。
「結城って、瑞穂? そんなこと言ったか?」
「確かに聞いたわね」
「寝言だろ。というわけで、おやすみ…って、痛いってばよッ」
今度は耳を引っ張られて、寝返りを打とうとしたのを引き戻された。
「どうして、寝言に結城さんの名前が出てくるのかしら?」
「知るかよっ、寝言にまで責任もてるか」
「…私が言いたいのは」
ギリリと。さらに眉が急角度に。
「こんな美女がとなりに寝ているのに、ほかの女の夢を見るなんて、どういう了見かってことよ」
いや、了見といわれても。夢だし。
「なんだよ。ヤキモチにしても見境がないんじゃないか?」
眠気をひきずったまま、口をすべらせて。しまったと思った。
紛糾する。眠りが遠のく。明日は一限から授業だってのに…。
「…………」
だが。鼻息も荒く“どうして、私がヤキモチを焼かなければならないのかしら?”と
詰めよる──という予想されたリアクションを、麗子はかえしてこなかった。
唇を噛んで、表情を強張らせて、
「……もういいわ」
小さく呟くと、クルリと背を向けてしまった。
23twisted whisper:04/08/03 02:09 ID:KotixzB1
「……あら?」
拍子ぬけ。
まあ、とにかく静かになったし、これで眠れる…と、一度は目を閉じてみたが。
「…………」
……あー…その、なんだ。
結局、ため息とともに、俺は目を開ける。隣りを見る。
離れたから、共有してる毛布は隙間を作って。麗子の裸の背中が見えている。
華奢な背中だ。こんな細い体で、どうしてあの尊大さを支えられるのかと思うくらい。
日頃はパッド要らずって感じでそびやかしてる肩も、いまは力なく。
これは、ルール違反だろう。久しぶりに。
「麗子」
呼んでみる。声はつっけんどんになる。
返事がないのは予想通り。
俺は、もう一度ため息ついて、申し訳みたいに頭をかいて。
それから、横向きになった体を滑らせながら、麗子の肩に手を伸ばす。
……まったく。これじゃあ、まるで…。
力加減に気をつかいながら、麗子の肩をつかむ。
一瞬だけ、ビクリと緊張して。しかし麗子は頑なに向こうを向いたまま。
「どうしたんだよ?」
甘ったるい声なぞ、出そうとしても出てこないけど。それでも。
こんなやりとり、まるで恋人みたいじゃないか。
ホントに、こういう突発的な展開は…困る。
24twisted whisper:04/08/03 02:09 ID:KotixzB1
首を起こして、肩越しに覗きこんでみる。
視線を感じたのか、麗子はさらに顔を隠すようにしたけど。
その頬のあたりに浮かんだ表情と、触れた手から伝わる雰囲気で、俺はなんとなく理解する。
怒りよりも、バツの悪さ。
つまり、こんな拗ねたような態度は、麗子自身にも思いがけないもので。
その決まりの悪さから、どうにも身動きとれなくなっているのだと。
わかってしまうんだよなあ……経験から。
(うーん…)
二秒だけ考えて。肩に置いていた手を前へとまわして、麗子の体を抱きすくめた。
抵抗はなかった。ただ体にまわった俺の腕を掴んで、
「……寝るんじゃなかったの」
怒ったように、麗子は言った。
「起こしたのは、麗子だろうが」
こちらも素っ気なくかえして。細い首筋に顔をうずめる。
柔らかな髪が鼻をくすぐる。甘い香り。きつい香水は、もう匂わない。
……ウンと、小さな息がこぼれて。麗子が微かに身をよじる。
手を広げて、胸をすくいあげる。掌に伝わる量感は、その人柄にそぐって
尊大だが。感触は柔らかい。
“性格も、この半分も柔らかけりゃいいのに”って、言ったときには、
危うくキン○マをひねり潰されそうになったっけ。
一年以上も、そんなアホなやりとりを、飽きもせずに繰り返して。
それでも、いま触れあう俺たちの肌は馴染んでいる。
どこをどう間違えたものやら。
25twisted whisper:04/08/03 02:10 ID:KotixzB1
細い顎に手をかけて、強引に顔を向けさせる。
一瞬睨みつけて、しかし麗子はゆっくりと瞼を閉じた。
薄い唇に、俺は口を重ねる。
“恋人同士”という前提を持たない俺たちには、こんな諍いのあとに
相応しい言葉がないから。
らしくもない麗子の態度──それは、やはり就寝前の失敗を麗子なりに
気に病んでいて、そんなときにあの俺の寝言を聞いてキレてしまったのだろうか──
という推測も脇に置いておく。
麗子の舌が応えてくる。いつもより熱っぽく。胸のうちにわだかまる想いをぶつけるように。
その激しさも、俺はよく知っている。懐かしくもある。
こいつはいつも、持て余していた。自分自身を。
資産家の娘で、驕慢で高飛車で唯我独尊というペルソナ……は、別に仮面じゃない。
実際、麗子はその通りの女だ。いまだってそうだ。
だが、そんなある意味不自由な括りの中におさまりきらないものを抱えてもいた。
そんな自身の内実を感情を、どう扱っていいのか解らずに、ただ苛立っていた。
あの頃に俺は、たまたまその綻びを目撃する機会をえた。何度か。
もっと見てみたいと思ってしまった……よせばいいのに。
それが、いまこうしていることの、俺の側の理由だ。
麗子の側の理由は……知らん。
26twisted whisper:04/08/03 02:11 ID:KotixzB1
「……ん…」
長いキスを終えて、深い息をついた麗子が、間近に俺を見る。
潤んだ眼には、しかし挑むような光。
案の定、麗子は反撃に出た。
体をまわして、こちらに向き直りながら、毛布の中へと手を潜りこませた。
不覚にも、すでに頭をもたげた俺のモノに軽く触れると、すぐさまトランクスを
引き下ろして、生身を掴みしめた。
「…ムッ!?」
その早業と、握った手の力に、俺はヤツの本気を感じて、表情を引き締める。
これは……久々に“ガチ”か?
最近は、やや馴れ合った対戦が続いていたが……。
もともと“愛”だの“恋”だのというところから始まらなかった俺たちの関係において、
セックスとはバトルであった。イニシヤチブを賭けた崇高な戦いだった。
いいだろう、無論受けて立つ! という思い入れをこめて、俺は大袈裟に毛布を払いのけた。
そう、いまだ決着はついていない。
毎回引き分け続きのまま、いつの間にかうやむやになりつつあったが…。
戦う理由を失ってもいない俺たちだ。
いまだに“好き”だの“LOVE”だのいう言葉は冗談にも交わしたことがない、
その一点において、俺たちは恋人でもステディでもないのだから。
……『家事手伝い』などという凄まじく似合わない肩書きになり、暇を持て余す麗子が、
週に6.5日はリムジンを走らせて、この部屋にやってこようと。
……いつの間にか増えた麗子の服や私物が、狭い部屋を侵略して、
俺の少ない家財を片隅に追いやっていようとも……。
と、とにかく! 戦うべし!
俺の応戦の構えを見てとって、麗子が先んじて動いた。
身を起こし、俺の腰へと覆いかぶさっていく。
俺は仰向けになりながら、麗子のしなやかな肢をとって引き寄せる。
流れるように、麗子が上になってのシックスナインの体勢がきまる。
うーん、言いたかないが、阿吽の呼吸というやつだ。
27twisted whisper:04/08/03 02:11 ID:KotixzB1
形よく引き締まった尻が、俺の胸の上に乗りかかっている。
麗子はパンティーも着けてはいなかった。いつものことだ。
自宅でも寝るときにはなにも身につけない習慣だから仕方がない、のだそうだ。
両肢を大きく開いているから、丸見えだ。
薄い恥毛に縁取られた麗子のそこは慎ましやかな居ずまいで、やはり
その性格とは不似合いだ。それでもここ最近、艶やかさを増してきたようではあるけれど。
視線を意識してか、白い尻が羞らいの色を見せてかすかに蠢く。
しかし、敵はそのまま羞恥にやかれて竦んでいるようなタマでもなかった。
「…うっ」
パクリと咥えこまれて、俺は思わずうめいた。
かさにかかった麗子の攻勢。柔らかな唇が締めつけ、熱い舌がからみつく。
まったく、いまさら見惚れてる場合じゃなかったってことだ。
いまは挑発的な表情を見せる尻を両手でつかんで、その中心に口を寄せる。
「…ん…フ…」
吸いつき、舌を躍らせれば、麗子がくぐもった声を洩らして、ブルッと腰を震わせた。
たちまち舌先に感じる湿潤が増し、俺の鼻腔は麗子の匂いに満たされる。
のっけから激しい攻防になった。
互いに相手の弱みは熟知している。
「……クッ…」
鈴口に舌を挿しこまれるビリビリとした感覚に俺は歯をくいしばる。
「…ヒッ、アアッ」
おかえしと、敏感な尖りを転がしてやれば、麗子はたまらず含んでいたモノを吐き出して、
背を反らせ甲高い声を響かせる。
28twisted whisper:04/08/03 02:12 ID:KotixzB1
一進一退の熱い攻防のあとに、どちらからともなく態勢を崩した。
すでに、どちらも極限近くまで昂ぶっていたが。このままの決着は
互いに望むところではないから。
俺は麗子の細い腰を掴んで、うっちゃるように布団に転がし、体を入れ替える。
仰臥した麗子を見下ろす。
その面も白い裸身もピンク色に上気して。汗に輝いている。
豊かな胸は大きなあえぎに波打っていた。
潤み、けぶった双眸を、しかししっかと見開いて。やはり挑むように見上げている。
俺は、割った麗子の両肢の間に腰を進めて、片手に握ったものを差し向ける。
眼は麗子と合わせたままだ。戦場で油断は禁物。
「……あっ…」
熱く濡れそぼった部分に、やはり熱く滾った先端が触れると、麗子は
そぞろな声を零したが。反らしかけた顎をすぐに引いて、精一杯に睨みつけた。
俺も、引きずりこもうとするような感触に洩れそうになる声をこらえながら、
ゆっくりと貫いていった。
「…クッ…ウ…」
麗子が唇を噛む。眉根を寄せた、苦悶にも似た表情。閉じかかる瞼を何度も
しばたいて、懸命に俺へと視線を向けていたが。
「……あぁっ…」
俺のすべてが麗子の中に入りこんだ瞬間に、その努力も潰えて。
深い声とともに、引き結んでいた唇と眉を解いて、眼を閉じてしまった。
「…ふぅ…」
俺も目を閉じて、その感覚を味わった。
ピッチリと包みこまれる、慣れ親しんだ感触。
ひとつになっている。その深い実感。
29twisted whisper:04/08/03 02:14 ID:KotixzB1
「……麗子、いつもよりキツイぞ」
しばし、えもいわれぬ感覚に浸ったあとに、精一杯に余裕を装った声で言ってみた。
「……あ、アナタも、いつもより大きくなってるわね」
難儀そうに、半ばまで眼を開いて。麗子が応酬する。
また、ギュッと強いしめつけがきた。
「…クッ…い、いつもより感じちゃってるんだろう?」
「……あ、アナタこそ、もう、すぐにもイッちゃいそうんじゃなくて?
 別に、かまわなくて、よ」
馬鹿らしいような意地の張り合いも、そこまでだった。
「ク、こ、このっ」
「アアアッ」
勝手に俺の腰が激しく動き出すのと、麗子の体が迎える動きを演じはじめるのは同時だった。
「クッ、オオオッ」
「アッ、アアアッ」
前哨戦に熱が入りすぎて、互いに長くは持たないことはわかっていた。
柔らかな肢体を押しつぶすような勢いで俺は腰を叩きつけた。
跳ね飛ばすような強さで、麗子は腰を弾ませた。
誘うように揺れる白い乳房に口を寄せる。
麗子の手が、さらに強く俺の頭を引き寄せる。
重なった体を濡らす汗は、もうどちらのものとも判らなくなっていた。
ベタベタに溶け合った肌が、熱を共有する。
30twisted whisper:04/08/03 02:15 ID:KotixzB1
さ迷っていた麗子のもう一方の手が、布団に突いた俺の腕を掴みしめる。
ギュッと爪を立てながら滑って、ムズがるように掌を求めた。
浮かせた手がすぐさま捉えられて、指をからめて繋ぎあう。
強く握りかえしながら、俺はすすり泣くような声を洩らし続ける麗子の唇を求めた。
ぶつけるように合わせた口の中で、舌と舌が睦みあう。どちらも
灼けつくような希求の感情に操られて。
一瞬も止まらない俺の腰に巻きついた麗子の肢が慄き、俺を咥えこんだ部分が
ひときわ強烈な締めつけを見せた。
俺も限界を悟って、貪りあっていた口をふり解く。
「い、イクぞ、麗子っ」
「来て、来てッ」
ガクガクと頷きながら、麗子も上擦った声を迸らせる。
その薄く開いた瞳に滲む、すがりつくような情感が、俺の最後の自制を砕いた。
「ウ…オオオオーーーッ」
「アアアアーーーーーッ」
声が重なる。
弾けたのは、ふたり同時だった。
31twisted whisper:04/08/03 02:16 ID:KotixzB1
「また今日も、決着がつかなかったわね」
麗子が言った。
ようやく汗も乾いて、火照りも引いた頃に。
「残念だわ」
「…………」
俺は軽く顎を引いて、視線を下げた。
麗子のつむじが見える。
仰向けになった俺にピッタリと体をくっつけて。胸に頭をあずけている。
「…麗子は、早く決着をつけたいんだ?」
「当然よ」
キッパリと言い放った。
「私のほうが上だということを証明さえ出来れば、もうこの玉の肌を
 あなたの下劣な欲望にさらす必要もなくなるんだから」
すっかり、いつもの調子に戻ってるが。そう言う麗子の声は、
やけに嬉しそうでもあった。
プニプニと。たわわな乳が俺の脇腹に押し付けられている。
擦りつけられる太腿が、スベスベとした感触を伝えてくる。
俺の胸に乗った麗子の手は、コショコショとじゃれつくような動きを続けている。
……なんだか、笑いたくなった。
こんなふうに、続けていくのも悪くはないと。
そう思えたから、
「俺は、そうでもないけどね」
逆に俺は言ってみた。ちょっとした気まぐれな思いつきだ。
「え?」
「こうやって、ダラダラ麗子とつきあってくのもいいかなって」
「…………」
戯れていた麗子の手が止まる。
「……そ、それは、アナタはそうでしょうね。決着を先延ばしにしていけば、
 それだけ私の美しい体を楽しめるんですから」
32twisted whisper:04/08/03 02:17 ID:KotixzB1
「うーん、つーか。俺、麗子が好きだから」
「……っ!?」
バッと麗子は俺を振り仰いだ。
切れ長な眼が、まん丸に見開かれている。
と、見る見る血がのぼって、耳まで真っ赤っかになった。面白い。
「ア、ア、ア、アナタねっ」
「ああ、寝言、寝言」
裏返った声で非難の言葉を炸裂させかけた麗子を遮って、俺は目を閉じた。
「気にすんな。さ、寝よ。マジで明日がヤバい」
「…………」
まあ、確かに掟やぶりだからな。寝言くらいで片付けておいたほうが…。
「待ちなさい!」
と、いきなり身を起こして、麗子は俺の腹に馬乗りになった。
柔らかな重みと、滑らかな肌の感触。
「おい、さすがに二回戦は」
「おだまり!」
ダンと、俺の顔の両横に麗子は手を突いた。
険しい顔で睨みつけてくる。相変わらず、真っ赤だけど。
「そ、そんな卑怯な真似を、一方的にゆるしてはおけないわね。アンフェアだわ」
「はあ?」
麗子が顔を寄せた。
ファッと、綺麗な髪が垂れおちて、カーテンのようにふたりの顔を隠した。
「……………ょ…」
小さな小さな囁き。
本当にらしくもない、消え入るような声は、帳の外には洩れなかったろうが。
ほとんど口移しに、俺には伝わった。
「……それも、寝言か?」
短いキスの後に、俺は訊いてみた。
さらに上気を強めた顔で、それでも俺を睥睨しながら、
「当然よ!」
怒ったように麗子は言って、ギューッと俺の鼻をひねりあげた。
END
33職人志望:04/08/03 02:18 ID:KotixzB1
以上です。失礼しました。気はすみましたです。
次は、ちゃんと黒くてエロいやつで戻ってきたいと思います。
34名無しさん@ピンキー:04/08/03 09:37 ID:cvBBhHZN
貴様!俺を萌えコロス気か!?
激しくGJではないかっ!

次回は鬼畜な麗子責めもキボンするのであります。
35名無しさん@ピンキー:04/08/03 09:43 ID:mRs316Ud
職人志望さん GJ!

すげえ良かったよ!麗子SSとくるとは以外だったけど、キャラの特徴が上手く描けてたと思う。
36名無しさん@ピンキー:04/08/03 23:56 ID:dgtSniBW
>>職人志望氏
あんたすでに職人そのものだってばw
今回のも良かったよ。お疲れ〜
37名無しさん@ピンキー:04/08/04 12:05 ID:enrI7uvm
(´-`).。oO(ずいぶん気の強い麗子タンだな・・・
38名無しさん@ピンキー:04/08/05 20:54 ID:GsXp1/jT
きたいさげ
39名無しさん@ピンキー:04/08/06 11:53 ID:uCyTF9+W
萌えた GJ
4040:04/08/06 16:50 ID:n24yZfeU
40
41名無しさん@ピンキー:04/08/08 14:03 ID:GmSbwpGl
定期サゲ
42名無しさん@ピンキー:04/08/08 18:04 ID:0L2pvF5v
職人氏、グッジョブ!
麗子タンのたわわな乳・・・ハァハァ(;´д`)
43名無しさん@ピンキー:04/08/11 08:04 ID:KAt4Rc2U
hozennage
44名無しさん@ピンキー:04/08/11 14:50 ID:K1w6XRtw
>>職人氏 GJ !
ゲームの麗子EDで不覚にも泣かされた記憶が蘇ったよ。
好きだなあ…ツンデレ麗子。
45名無しさん@ピンキー:04/08/15 11:15 ID:4QdirCpx
ほぜそ
46名無しさん@ピンキー:04/08/15 17:29 ID:YBjzAQMo
47名無しさん@ピンキー:04/08/16 01:58 ID:Bdu9MiiT
新御神楽、「堕ちた巴」の前後に興味そそられる人いません?
どんな心境で刺青彫られたのかとかあの後の早隅との性生活とか妄想するとたまらんものがあります。
需要ないかもしれませんけどもし書いて頂ける奇特な方がおられましたらよろしくお願いします。
48名無しさん@ピンキー:04/08/16 23:48 ID:rMcj7Jg5
遺作の琴未か野々村の梨恵でどなたかお願いします。
49名無しさん@ピンキー:04/08/17 03:27 ID:Ql3mM5p4
おい!おまいら!!
またジョゼットたんに合えるかもしれませんよ!!
【スクエニ】ワンダープロジェクトJ3(仮)【LEVEL5】
http://game8.2ch.net/test/read.cgi/arc/1092643418/

スーパーファミコン、NINTENDO64の隠れた名作「ワンダープロジェクトJ」シリーズの
最新作をスクウェア・エニックスがゲームキューブ用ソフトとして開発中であることを発表。
このシリーズは童話「ピノキオ」をモチーフにした、ギジンと言われる機械の少年(少女)を
コミュニケーションを取ることで人間らしい人格に成長させて、数々の冒険をこなしてゆく
「コミュニケーションアドベンチャー」という独自のジャンルを確立した。今回は音声認識
システムによって、主に“対話”によるコミュニケーションでギジンを成長させていくものに
なる模様。開発はドラゴンクエスト8の製作も手がけるLEVEL5。
50名無しさん@ピンキー:04/08/20 02:51 ID:ffgcJuw7
age
51名無しさん@ピンキー:04/08/22 04:32 ID:63XcspVM
>>47
需要はあるぞ。供給があるかどうかが問題
52名無しさん@ピンキー:04/08/22 04:40 ID:zP4Rqxbn
メタルアイ物って、需要ある?
53名無しさん@ピンキー:04/08/23 00:43 ID:v94f5H+R
ある!!
54名無しさん@ピンキー:04/08/24 09:58 ID:TosPddO/
ここはおやじくさいすれっどですね
55名無しさん@ピンキー:04/08/24 22:09 ID:MHBdH2FM
職人気質のスレッどと言って欲しいなw
56名無しさん@ピンキー:04/08/24 22:21 ID:1mitnznP
ちょっと聞きたいのだが、
他のエロゲメーカーの作品のエロパロスレって無いのだろうか?
57名無しさん@ピンキー:04/08/25 01:38 ID:vunXBhm3
ヤミと帽子と本の旅人 「隠されし禁断の本」
ttp://idol.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1069230664/l50
58名無しさん@ピンキー:04/08/25 09:12 ID:jCpe0cdj
>>57
サンクス。
だが…
59名無しさん@ピンキー:04/08/25 13:35 ID:TXCiIs+E
投下したいのでしたなら、ここのカテゴリ内で

スレが無い作品のエロSSを書くスレ2
idol.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1091230582/

というのがあります。


また、エロゲネタのところに

SS投稿スレッド@エロネギ板 #8改め
pie.bbspink.com/test/read.cgi/erog/1085752559/

ありますよ。どちらも、閑散としているけど。
60名無しさん@ピンキー:04/08/25 14:39 ID:kwWgD9LI
>>59
ありがとう。
61名無しさん@ピンキー:04/08/25 15:22 ID:EwC3YYPy
ちょっくら調べたら他にこれあった。

Circus作品のエロ小説
ttp://idol.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1077978923/

もっとあるかと思ったけど全然ないね。
もともとエロだから必要ないんかな?

……あさっては下級生2発売(;´Д`)ハァハァ

62名無しさん@ピンキー:04/08/25 15:23 ID:EwC3YYPy
ごめん、sageてなっかたよ……_| ̄|○
63名無しさん@ピンキー:04/08/26 00:27 ID:ZTKLjeFm
明日発売だよーーーー!!!!!!
64名無しさん@ピンキー:04/08/26 15:00 ID:2fhNa9Mx
下級生2、メインヒロイン非処女、寝取られ有りなど
様々なデマが飛び交ってるね。
65名無しさん@ピンキー:04/08/26 18:00 ID:AOhYI4YB
783 名無しさん@お腹いっぱい。  04/08/26 17:19 ID:DFeYSk4u

ttp://v.isp.2ch.net/up/c61d73d07f87.bmp
一応この前のセリフに非処女宣言があるけど

823 名無しさん@お腹いっぱい。 sage 04/08/26 17:29 ID:???

これは確定だorz
ttp://v.isp.2ch.net/up/6da2b80c1698.bmp

865 名無しさん@お腹いっぱい。  04/08/26 17:34 ID:DFeYSk4u

変態タマちゃん。ですH7回目かな。
ttp://v.isp.2ch.net/up/1dcfaeb5f58d.png
66名無しさん@ピンキー:04/08/27 01:43 ID:UNk35gDE
↑が本当なら、エロパロスレでSS化しなくていいね・・・
67名無しさん@ピンキー:04/08/27 11:23 ID:ANLTuX3B
>>66
そこで、たまきと彼氏のラブラブ
処女喪失から色々とテクニックを教えられる純愛SSの出番ですよ
68名無しさん@ピンキー:04/08/28 00:53 ID:ON/4t0So
>>52
禿げ上がるほど投下キボンヌ
69名無しさん@ピンキー:04/08/28 01:24 ID:zGdIDGi7
>>61
ぶっちゃけた話、元ネタがエロの作品はエロパロ板では板違い(他にはエロ漫画なども)
削除依頼を出されたらヤバイくらいに問題あり。
まあ、歴史を重ねてるスレってことでお目溢しされてるのかも知れんが。
ちなみに、Circusスレは前スレがDCスレで、一般向けバージョンも出たし、テレビアニメにもなったしって強弁して生き残れた。


>>64
設定を180度改ざんしてもいいから主人公とラブラブさせたSSを書いて欲しいところだ
70名無しさん@ピンキー:04/08/28 04:13 ID:Js/5M+HE
本スレすげえな。
まだdat落ちしてない、使い切ったスレが10個くらいあるぞ。
71名無しさん@ピンキー:04/08/28 10:16 ID:xC5xO4Ir
下級生2エロすぎ、、、SS書く余地ないよ、、、
72名無しさん@ピンキー:04/08/28 12:13 ID:NcLWsDzR
たまきが医大生に処女をささげる補完SSきぼん
73名無しさん@ピンキー:04/08/28 13:26 ID:CSKt3oGG
>>64
デマじゃなくて全部真実だったから凄い。
ブルー氏の瑞穂寝取られをそのままゲームに取り入れたみたいだ。
それも強姦じゃなくて和姦で。凄いチャレンジャーだ。
74名無しさん@ピンキー:04/08/28 15:00 ID:rQSpTs/Z
>>73
本スレ見る限り真実らしい。しかも、主人公と一緒のときにそいつのこと口にしたり。
漏れは新品買うの控えることにしたよ。
まぁ、もともと1でも瑞穂に萌えなかったし、ときメモでも詩織に萌えないから良いんだけど。
やっぱり幼馴染は駄目だね。実果とか七瀬のほうが視覚的に萌えるし。
幼馴染設定萌えの人はやめたほうが良いかも。
75名無しさん@ピンキー:04/08/28 15:47 ID:OCMIdptG
以前投下された瑞穂がテニス部の先輩にやられるSSにハアハアしたもんだが、
あれは本編のゲームがあってこそだからなあ。

ゲーム自体でそれをやられると・・、しかもメインヒロインに。
76名無しさん@ピンキー:04/08/28 17:57 ID:b06I+IjU
下級生2やり終わったら、
たまきと医大生がしてるのを、偶然覗いてしまう主人公な感じの書いてもいい?
77名無しさん@ピンキー:04/08/28 18:10 ID:GKRIa3gX
>76
ぜひとも書いてください。下級生2をやってるとそういう話が
読みたくてたまらなくなります!
78名無しさん@ピンキー:04/08/28 21:06 ID:Xu1NJMHZ
>>76
頑張ってくれい!
79名無しさん@ピンキー:04/08/29 00:43 ID:vqOCw7gh
俺もたまきの寝取られ書きたいw
しかし今、仕事が鬼忙しいからすぐに書き出せない。
だがこのもやもやしたものは書かないと晴れない…くうう〜
まだ夏休み取れてないから近いうちにきっと書いてやるぞ〜
80名無しさん@ピンキー:04/08/29 04:17 ID:5S04+qo8
寝取られスレでも書かれてるけど、正確には寝取られではない。
主人公、たまきとも距離が近すぎてお互いの事を意識するレベルにすら達していないから。

ただ、ユーザー視点だと完全な寝取られ。
発売前のユーザーの大半は、
メインヒロインであるたまきに、舞・唯・瑞穂のようなイメージを重ね期待していたから。
そして、エルフの戦略的情報操作。

ノーマルなユーザーは完全に不意打ちを受けたはずでしょう。
81名無しさん@ピンキー:04/08/29 08:56 ID:bbnkiQDk
寝取られスレってどこ?
82名無しさん@ピンキー:04/08/29 10:10 ID:nNj/mU9f
ttp://idol.bbspink.com/test/read.cgi/hgame/1093359530/l50
彼女または片想いの娘が犯られてしまうゲーム38
83名無しさん@ピンキー:04/08/29 10:52 ID:bYR6w12r
幼なじみ
メインヒロイン
相手・遊び、ヒロイン・本気
半年以上の長い時間見せつけられる
正統派・恋愛ゲー
完全な不意打ち

もうこれでもかと言うぐらい寝取られ的には人気にありそうな要素が詰まりすぎ。
逆にアンチにはとんでもない打撃でしょう 。
だが大いに売れているようなどで一安心           
84名無しさん@ピンキー:04/08/29 13:59 ID:jS2o3nXj
あとは薄い医大生のキャラ性を補完すれば良いSSができそうだな
85名無しさん@ピンキー:04/08/29 14:24 ID:r6ZUJdiT
662 名前: 美夏タン萌え ◆XXmq12.N5I [sage] 投稿日: 04/08/29 14:22 ID:PpPscW0Z
って言うか、別に中古で調教済みでも問題ないんだよ。
静香先生も真由美も美夏タソも中古である意味調教済みだったけどきちんと主人公のほうを
向いてるから漏れ的にはビタ一問題ない。
たまきんが叩かれるのは彼氏に捨てられた後も主人公の前で未練がましく「あの人」を連呼
して諦めが悪いのが最大の原因。医大生に捨てられた後やってる最中に美夏タソのように
「あなたの子供がほしい」とか言う台詞があって未練たらたらじゃなければここまで叩かれて
ないだろう。
アレじゃただの諦めが悪いあほ女だぞ。
86名無しさん@ピンキー:04/08/29 15:32 ID:nftlPPTu
>>85
目的のキャラが非処女であったことの恨み節にしか見えないな。
中古なんて言葉を使ってる時点でバレバレ
さらに、あれほど好きだった医大生への気持ちが
簡単に主人公に切り替わるようじゃ、それこそ気変りが早すぎる尻軽女じゃん。

ってコピペに何レスしてんだろう
87名無しさん@ピンキー:04/08/29 15:43 ID:A14XaVDq
スレ見たが、ヨヨに勝つ程のヒロインって凄いな・・・
88名無しさん@ピンキー:04/08/29 16:14 ID:vhPtkjhH
寝取られも書きたいけど、たまきの処女ver.の話も書きたい。
脳内プロット打ってオチまでできたけど、話長すぎてここでやるべきじゃないな…
純愛だけにエロないまま話進むしorz
89名無しさん@ピンキー:04/08/29 21:29 ID:b77V+tP3
>>88
なにを躊躇うか

どんと来い!
90名無しさん@ピンキー:04/08/29 21:38 ID:WdAHNRpT
下級生2
俺のヒロインは、七瀬だから関係ない!
91名無しさん@ピンキー:04/08/29 21:52 ID:ZzdItx1K
>>88
じゃ書いてくれ
ここは寝取られも純愛もエロ無し前フリが長くてもOK
92 ◆G/z45ot2Ws :04/08/29 22:52 ID:Xo02L/jj
えっと、ここtxtデータでもオッケーですか?

http://smash.s68.xrea.com/uploader/filez/1663.txt

注)
ここで描いているものは、登場人物達の日常です。イベントシーン並の大きな事件は起こりません。
何回も過ごしてきたであろう、ただただ、ある一日(?)の出来事です。
ちなみにたまきは既に医大生と付き合って二ヶ月ほど経ってるくらいかな。(未プレイでそのあたりよくわからん)
えーちなみにたまきさんは以下のような女の子です。かわいいっすね。
http://www.galge.com/galge/nomember/sbp/topics/0408/20/01l.jpg
読んだら大体分かると思うけど、地の文の主体はかわっていくので。順番に法則性はないっす。

あと次は、処女貫通式シーンを書くます(マジ)
でもゲーム買ってからにします。

http://idol.bbspink.com/test/read.cgi/hgame/1093359530/456-
から追ってもらえれば作成の経過は分かると思います。

上記のスレがNTRスレなので、抵抗ある人はスルーよろ。
93名無しさん@ピンキー:04/08/29 23:05 ID:Xo02L/jj
あと、字が小さいというひとはメモ帳あたりで見てくらはい。
94名無しさん@ピンキー:04/08/29 23:14 ID:XrAnv9NW
>>92
乙、続きを期待してるよ
95名無しさん@ピンキー:04/08/29 23:28 ID:vqOCw7gh
>>92
未プレイでここまで書けるとはw
禿しくグッジョブです。
96名無しさん@ピンキー:04/08/29 23:32 ID:s7wellR4
>>92
(; ´Д`) ハァハァ 。
素晴らしい。
二人の状態のギャップが素晴らしい。
主人公が知らないところでそこまで行ってしまってる。
でもそれなのに未だに気がつかずに、
たまきは完全に医大生のもの。
二人の思いのギャップが素晴らしい。
これぞ寝取られ。(てないけどな)
97名無しさん@ピンキー:04/08/29 23:59 ID:xyF80cBD
>>92
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
9876:04/08/30 00:26 ID:NI+T2tNA
まだ、下級生2途中だけど、攻略行き詰まったんで、投下します。
ネタバレも含むかもなんで、嫌な人はスルーでよろー。

ちなみに、寝取られスレの481でもあります。よろー。
9976:04/08/30 00:28 ID:NI+T2tNA
「ねぇ、浪馬クン」
 夏休み近づく土曜の放課後。
 教室を出たオレに、幼馴染の柴門たまき──オレは“タマ”と呼んでいる──が声をかけてきた。
「ん? どした?」
「あのね、今日お母さんがご飯一緒にどうかなって言ってたんだけどどうする?」
 オレたちは、昇降口に向かって並んで歩きながら会話する。
「マジか? 助かるー。今日メシ作るのめんどくせーなぁって思ってたとこなんだよ」
「まったく、相変わらずなんだから」
 タマは呆れながらも、そんなの予想してたと言いたげに笑った。
 家庭の事情により一人暮らしをしている俺は、この幼馴染の家庭にかなりお世話になっている。
 タマには身の回りのことで助けられてるし、弟の吾郎とは年が離れてるがいい遊び相手だ。
 おじさんやおばさんには今回のように食事をご馳走になることもある。
 誰一人に対して頭が上がらない。柴門家には感謝しきりだ。
「じゃあ、私バイト行くから。適当な時間になったら家に来てていいよ」
 昇降口で靴に履き替え、オレたちはそれぞれの目的地に足を向けた。
「おう、わかった。バイト頑張ってな」
「浪馬クンは部活中、夕璃ちゃんに手を出さないよーに」
「出すかバーカ」
「あはは。じゃあ、また後でねー」
 手を振りながら校門へ駆けていくタマ。
 オレも手を上げてそれに応えてやった。
10076:04/08/30 00:30 ID:NI+T2tNA
「じゃあ、先輩、お先に失礼しますね」
 練習後の後片付けをしているオレに、帰り支度を整えた夕璃ちゃんが挨拶にきた。 
「おう、お疲れさん、こんな時間まで残ってもらっちゃって悪いね」
「いえいえ、そんなことないですよ。先輩こそお疲れ様でした。それじゃ」
「ん、ありがと。じゃあね」
 にこっと天使の微笑みを見せて、夕璃ちゃんは部室をあとにする。
 部員不足で廃部寸前の我がキックボクシング部は、
新入生だった夕璃ちゃんが入部してくれたおかげで、なんとか今年も存続させることができた。
 そのお嬢様然とした雰囲気にくわえ、誰が見ても美少女な容姿。先輩に対する気遣いも完璧。
 まさしくこの部の女神、天使。くー…たまらんぜ…
「さっさとバイトに行っちまうどっかの誰かとは大違いだ」
 さっき感謝しきりとか思っときながら、思わず呟いてしまう。
「っと、もうこんな時間か」
 部室から空を見上げると、辺りはすっかり暗くなっていた。
 もう夏と言っていいが、7時も過ぎれば薄暗い。
『適当な時間になったら家に来てていいよ』
 なんてタマは言ってたが、せっかくだから迎えに行ってやるか。
 アイツも一応女だからな、帰り道一人で何事もないとは言い切れないし。
「んじゃ、HOT SHOT行くか」
 オレはタマのバイトするビリヤード場──HOT SHOT──へ向けて歩き出した。
10176:04/08/30 00:31 ID:NI+T2tNA
 HOT SHOTに着くと時間は丁度8時。タマの仕事上がりにの時間にピッタリだった。
「こんちわー」
「やあ、織屋クン。いらっしゃい」
 中に入ると壮年の紳士といった雰囲気のマスターが快く迎えてくれた。
「タマを迎えにきたんですけど、まだ仕事してます?」
「いや、たまきちゃんならさっき上がったところだよ。更衣室の方にいるんじゃないかな?
 そっちの通路から行けるから、声かけていったらどうだい?
 たまきちゃんはいつも裏口から出て行くけど、何かの手違いですれ違いになるかもしれないからね」
「そうですね。じゃあ、声かけていきます」
「ん、そうするといいよ。今度は遊びにきてね」
「はい。それじゃ」
 オレはオーナーに頭を下げて、更衣室に続く通路へ向かった。
 社員だけが通る通路なだけあって、ホールの喧騒とまったく無縁な静寂。

「…………っ……ぁ……」

 だからこそ、オレはその微かな声を聞き逃しはしなかった。
10276:04/08/30 00:33 ID:NI+T2tNA
 ……なんだ、今の……
「…………ん…………ぁぁ……」
 断続的に聞こえる微かな……女の声。
 何かを我慢するような、振るえた声。
 体はそれを理解した。心臓が跳ねた。全身の筋肉が上手く機能しなくなった。
 だが、頭が理解していなかった。理解しようする速度についていけない感覚。
 オレはなんとか歩みを進める。
「……っ…んん……」
 声が少しづつ明確になる。
 光の漏れる扉があった。声はそこから。ドアの上に張られたプレートを見る。
 ──女子更衣室。
 何も考えることが出来ずに、オレは微かに開いたドアを覗き込んだ。
「……あっ……あんっ………んん……」
 ──!…………
 ロッカーに手を付き尻を突き出した女性が、スカートを捲り上げられ、ショーツを下ろされ、
足元に屈んだ男が女性の太ももを掴みながら、大切な秘所を舌で愛撫していた。
 誰がどう見ても、男女の情事にほかならなかった。
 両者ともこっちには後ろ向きなので顔はわからないが、
 男は金髪で黒いシャツにチノパン。
 痩せてる感じもするが、立ちあがれば背は高そうでモデルもできそうな感じがする。
 女は……いつも目にしている瀬津学園の夏服……長い髪を束ねたリボン……
「…あっ……やんっ…そこは……んんっ……はぁぁ……」
 そして決して聞き間違えること無い、幼馴染の声。
 心臓を鷲づかみされたように気持ち悪かった。
 柴門たまきが……男に抱かれていた。
10376:04/08/30 00:34 ID:NI+T2tNA
『彼氏いるよ。付き合い始めたのは春休み。ここでバイトしてるときに知り合ったの』
 いつかタマが教えてくれたことが頭をよぎる。
『年は3つ年上。医学部の学生さんで、頭がよくてすごく頼りになる人』
 何気なかったオレの質問に、嬉しそうに答えたタマ。
 だとするとあれがタマの彼氏なのか……
 嘘だと疑っていたわけじゃない。彼氏と会うからとオレの誘いを断ったこともある。 
 オレにとっても嬉しいことじゃないか。
 長年付き合った幼馴染が、彼氏ができて喜んでるんだ。
 オレも素直に喜んでやるべきじゃないのか?
「…ここ気持ちいいだろ……」
「あっ……そこはっ、やっ…あっ……あんっ……刺激強いよ……」

 なのになんだよ、この心臓をぶち抜かれたような喪失感は。

「ああっ、そんな指っ……早く出し入れしたらっ、あんっ!ああっ……」
 ここからはよく見えないが、タマの秘所に男の指が進入しているのがわかる。
 それを痛がらずにきちんと快感に変換してるタマ。
 もう、何回か抱かれていることがわかる。
「すごいな、クリトリスも刺激すると、ほら……こんなに濡れたよ」
 男が立ち上がって、自分の指に付着した愛液をタマの顔へ近づける。
 それを察してふりかえるタマ。
 ──!
 男の愛撫に翻弄され、目を潤ませ、頬を紅潮させ、快感に蕩けた表情……
 始めてみる……タマの女の顔。
 オレの股間が鋭く反応した。
 幼馴染に反応してるのかよオレは……
10476:04/08/30 00:35 ID:NI+T2tNA
「……やだぁ…そんなに…」
「これだけ濡れてたら、もういいよな?」
 男の問いかけにゆっくり頷くタマ。
 ……もうこれ以上はいいだろ……とてもじゃないが見ていられない……
 幼馴染の情事を覗き見して勃起させてる馬鹿がどこにいる?
 もし、タマに見つかってみろ。何て弁論すればいい?
 二度と口も聞けなくなるぞ。あの無邪気な笑顔も二度とオレに向かなくなるぞ。
 あいつは本気であの男が好きだから抱かれてるんだ。
 なら、いいじゃねーか、あいつの純情踏みにじる行為だぞこれは!
「じゃあ、入れるぞ……」
 男がチャックの隙間から自分のペニスを取り出し、タマの膣口に宛がう。
 いつまで覗いてるんだよ! 最低野郎になりてーのかよ!
 心が激しく否定するのに対して、まるで恐怖に竦んだように足が動かない。
 何やってんだよ! 早く、早く、早く、早く!
「んっ…あっ…ああっ……来てる、来てるよ……」
 ──……………………
 男のペニスがタマの膣内(なか)に完全に収まった瞬間。
 オレは理解不能な絶望感に襲われ、その場に力なく膝から崩れ落ちた。
10576:04/08/30 00:35 ID:NI+T2tNA
「あっ…あんっ…んんっ…動いてる…私の膣内で動いてるよぉ……」
 葛藤するオレを置いて、タマは下を向いて男の挿入に下を向いて耐えていた。
「んっ、いいよ、たまき…痛みも無くなってやっと馴染んできたな」
 男が、タマの腰を掴みながら、程よい速さで出し入れしながら言う。
「うん、もう大丈夫……受け入れられるよ…んっ…あんっ…」
「言った通りだろ? 慣れたら気持ちよくなるって。気持ちいいだろ、たまき」
「うん、あっ、気持ちいいよ…んんっ、あんっ、ああっ…気持ちいいよぉ……」
「じゃあ、もっと気持ちよくしてやるよ」
「あっ! あんっ…そんな早くしちゃぁ…あんっ!ああっ……」
 ──………………
 もう、ただ呆然と見ているしかなかった……
 ずっと一緒に育ったタマが、男を受け入れ快感に喘いでいる……
 明るく、無邪気で、人当たりもよくて、面倒見もいい。
 少しエッチな話をすれば顔を赤くして、照れてツッコみいれる辺りこういうことに疎いとさえ思ってた。
 あまりに近くに居過ぎて、彼女のこんな光景を想像することすらなかった。
 よく考えれば、俺たちの年になって彼氏ができれば当然の行為なのに……
 なのに……オレは何でこんなに辛く感じてるんだよ……
10676:04/08/30 00:37 ID:NI+T2tNA
「んっ、ああっ、ああっ! あんっ、いいよ……気持ちいいよぉ……」
 男はタマの制服を肌けさせ、オレは初めて見る程よく育った胸を揉み解す。
 男の愛撫のまま姿を変化される胸が、男にペニスを出し入れされ水音を立てる秘所が、
信じられないくらいいやらしかった。信じられないくらい淫らだった。
 AVなんかよりも、ひどく昂奮した。
 リアルだからか、それとも……喘いでいるのがタマだったからか。
 ──タマ……悪いっ……ゴメンっ!……
 オレは心でタマに懺悔し、勃起したペニスを取り出した。
 かつて無いほど屹立し、先からは雫を零していた。
「たまきいいよ、凄くいいよ……」
 男の動きに合わせてオレは、誰が来るとも知れぬ通路で、自分のペニスをしごき出した。
「んっ、嬉しいっ……私も、私も凄くいいよぉ……」
 振り返るタマの頬を撫でる男。嬉しそうにタマは目を細めた。
「かわいいなたまきは。学園でも人気あるんだろな。
 人気者のたまきが、男とセックスしてこんなに気持ちよく喘いでるなんて知ったら皆どう思うだろうな」
「そんな…こんなとこ見られたら恥ずかしすぎるよぉ……」
 ……悪ィ、タマ……オレ見てる……抜いてんだよ……情けなくて自分で笑っちまうよ……
「まぁ、俺だけが知ってればいいよな、たまきのこんな乱れる姿は」
 言って、男はさらに早い出し入れを始めた。
10776:04/08/30 00:38 ID:NI+T2tNA
「あっ、ああっ! あんっ! やだぁ、そんなにされたら、私っ、私っ…ああっ!」
「たまき、イクのか? セックスで初めてイクのか?」
 どうやらタマはまだセックスで絶頂を味わったことがないらしい。
「うんっ! イクっ! 私っ、セックスでっ…セックスでイクよ…ああっ、ああっ!」
「じゃあ、二人でイこうな…俺も出すから」
「うんっ、一緒に、一緒にっ!」
 お互いに確認しあい、絶頂に向けてひた走る。
 どこから見ても愛し合う二人のセックスだった。
 誰がどう見ても、オレがここに存在していることが惨めだった。
 男はタマの腰をしっかり掴んで激しく挿入し、タマは与えられる快感を、両手両足を震わせ耐えていた。
 ぎしぎしとロッカーが音を立てる。
 繋がった個所の水音は増し、太ももに伝い落ちる愛液がオレの昂奮を増幅させた。
「イクぞ…今日はこのままいいのか?」
「んっ、うんっ! いいよ、大丈夫だよっ、受け止めるからぁっ、いっぱい出してっ!」
 せっぱつまったたまきの可愛い声。
 膣内に出すのか……? あの、タマの膣内に……
 タマの膣内が、オレの見知らぬ奴の精液を受け止める……
 考えただけでおかしくなりそうだった。
 おかしくなりそうなのに、オレの昂奮は最高潮に達した。
「ああっ! ダメっ、ダメっ、もう、凄いのっ、イクっ、イクよっ! ああっ!」
「──っ!!」
「あああっっ! ああああっっ──!!」
 ──!!…………
 3人揃った絶頂。男はタマの膣内に。タマはそれを受けとめ、オレは掌に放っていた……
「ああっ…あっ……ああっ……あっ……はぁはぁ……ああっ……」
 男のペニスを抜かれたタマは力なく床に崩れ落ちる。
 快感に蕩けた恍惚とした表情をしながら、秘所からは男の精液を溢れさせていた……
10876:04/08/30 00:40 ID:NI+T2tNA
 それから、オレはその場を後にした。
 ふらふらと街をさまよう。たどり着いたのは電話ボックス。
「はい、もしもし、柴門です」
「おぅ、吾郎か? オレ。浪馬」
 オレはなんとか平然を装い、言葉を繋ぐ。
 電話先は柴門家、出たのはタマの弟の吾郎だった。
「何? どうしんですか? 姉ちゃんならまだですよって、今日ご飯食べに来るんですよね?」
「ああ、その件なんだけどさ、これから用事できちったから、またの機会にするわ」
「えぇーせっかく新しいゲーム買ったから一緒にやろうと思ってたのに」
「悪ぃ、また今度な。タマにもそう伝えといてくれよ」
「うん。じゃあ、今度」
「ああ、じゃあな」
 オレは通話が切れるのを確認して受話器を戻した。
 ボックスを出て、一息つく。だが、さっきの光景がいつまで経ってもフラッシュバックする。
 大切なものを失った喪失感。他人のものになって初めてわかったタマの存在。
「……夕璃ちゃんが、天使? 女神?」
 オレは部室で思ったことを思い出して自嘲した。
 なんだ……オレは天使よりも、女神よりも……

「ちくしょう……タマのことが好きなんじゃねーかよ……」

 呟いた言葉は、街の喧騒に紛れて、消えた。

《終》
10976:04/08/30 00:44 ID:NI+T2tNA
と、まぁ、こんな感じです。
SSなんて片手で数えられるほどしか書いたことない上に、覗き物なんて始めて書いたから、
この手のものに慣れてる人からみたら良いものになったかどうか……

ちなみにこんな感じの文章を書く俺が>>88だったりするんだけど、
処女ver.は周りの反応見てから決めます。

では ノシ
110名無しさん@ピンキー:04/08/30 01:00 ID:sHy2bwXk
(;゚∀゚)=3ムッハー
覗き見良いすな。
しかも最後のセリフに喪失感が良く出てていい感じ。

>>92の方が知らない寝取られ。
こっちは知ってしまった寝取られ。
この対比がまたそれぞれの良さを際立たせます。
111 ◆G/z45ot2Ws :04/08/30 01:15 ID:y78b0/ku
>>76
乙。すげーよ。オレの心臓もぶち抜かれたよ。
そうそう、こんな衝撃だったんだよ。彼氏に開発済みということは。
もう、あのたまきはこれくらいやられちゃってるぜ?みたいな。

あーあ早くゲームやりたくなってきた。未プレイ妄想力の限界を見たぜ。
112名無しさん@ピンキー:04/08/30 01:17 ID:y78b0/ku
吾郎って誰よってレベルだもんな、俺。
113名無しさん@ピンキー:04/08/30 01:27 ID:oJkQoqC8
>>112
貴方が各種設定おぼえたら完璧超人になってしまいそうです。
114名無しさん@ピンキー :04/08/30 01:55 ID:vrQEX+nj
工作板で処女バージョンの燃える展開を書いてくれた人がいたんだよな。もうdat落ちしてしまったので見れんが。どんな展開だっけな・・・
115名無しさん@ピンキー:04/08/30 02:02 ID:lxK6rC+i
>>109
乙乙乙

凄く(・∀・)イイ! >>92氏とはまた違った良さがある。
こうゆうSSがあるとゲームをプレイすることが2倍楽しめるよ
処女喪失編も期待してる。
116ブルー:04/08/30 02:05 ID:6QITBtxR
>>76さん
かなりいい!
タイムリーな題材だけあり、容易にシーンが想像できてかなり興奮する。
続きお願いしますw
117名無しさん@ピンキー:04/08/30 02:59 ID:ApmpwQ2G
>>76、92
GJです。続きの方期待してます。

特に>>92氏は未プレイとのことだけど
どの程度の情報を知ってました?
俺も実際SS書こうと思ってるんだけど参考程度に聞いておこうと思って(俺も未プレイ)
ただやってないからこそやった人とは違うイメージで書けるかな〜ってのもあるんだけど。
といっても、もう書き手さんが現れたみたいだし必要ないかな?
118名無しさん@ピンキー:04/08/30 05:14 ID:twIMGICd
寝取られSS(´∀`)b グッジョブ!!
俺も未プレイなのでプレイしてみよう。
119名無しさん@ピンキー:04/08/30 08:32 ID:jMkMz5dd
76さん92さん胸が締め付けられる興奮を味わいました。
続き楽しみにしてます。
117さんもぜひ書いて頂きたいです。
120名無しさん@ピンキー:04/08/30 09:34 ID:RVg7t6WM
>>117
エルフ本スレのしつこく張られてるテンプレぐらいかなあ。流れが速すぎてついていけんから。
ところでヒロインはいつも朝起こしにこないってホント?w
121名無しさん@ピンキー:04/08/30 13:09 ID:GLfyQdQw
76さん92さん、小躍りしました。GJ.
117さん、ぜひ書いてください。よろしくお願いします。
122名無しさん@ピンキー:04/08/30 14:59 ID:COTbLsJ8
この悔しさを胸に天使の夕璃タンと・・・
などとゆーのもよろしくお願い始末
123名無しさん@ピンキー:04/08/30 19:04 ID:mNsDVGSR
>92のテキストファイルが既に消えてるんですが
もう見ることはできないでしょうか...
124名無しさん@ピンキー:04/08/30 19:13 ID:+haGGTDq
>92ファイルはさっき見れたから、消えていないと思う。
リトライしては?
125名無しさん@ピンキー:04/08/30 19:21 ID:mNsDVGSR
何度もリトライしてるんですか何故か見れないんです...
もしよろしければ何方かテキストの内容コピペして
このスレに投稿してもらえないでしょうか?
upされたファイルはそのうち消えてしまいますし保管の意味も兼ねて、
お願いします
126名無しさん@ピンキー:04/08/30 19:39 ID:jMkMz5dd
urlをコピーしてからやればちゃんと見れるけど。
127名無しさん@ピンキー:04/08/30 22:54 ID:Q7/FXxUZ
>>92
ちゃんと見れますよ。
12876:04/08/31 00:03 ID:YOXuED44
まさか一晩でこんなにレスが付くとは…読んでくれた方どうもです。
正直92さんには負けた〜って感じなんで(自分のより(;´Д`)ハァハァした)、
医大生×たまきは92さん以下今後書いてくれる方に任せて、
主人公とたまき(処女で)がくっつく純愛ver.書こうと思います。

今度こそ2をクリアしてからだけど。

>>114
俺もそれ見たんだけど同じく覚えてないんだよなぁ〜
だから、勝手に作ることに決めたw

>>123 ん、普通に見えるけどなぁ
129名無しさん@ピンキー:04/08/31 00:06 ID:h8n8gLsR
>>125
多分IEかなんかのブラウザで見てるでしょ。
確かにpinktower.comが落ちてるのかどうか知らんが開かないね。
これでどうだ。

smash.s68.xrea.com/uploader/filez/1663.txt

これをコピペで。
130117:04/08/31 05:43 ID:fR1sjsH4
>>92
あら、てっきりもっと知ってるかと思ってました。
でも俺の知ってる情報はそれ以下かもしれない…

今日から約一週間香港〜その他に出張なので完成は遅くなりそうです。
ただ、自分の頭の中では幾らか出来上がってるので早く形にしたいなと思ってます。
今のところは色々案がありますがエロに関しては先に現れた方がいることですし
薄めでいこうかなと。
たまきの話をやるならとりあえず大学生は悪者設定で、と考えております。
(´-`).。oO(それはさておき今日飛行機飛ぶのかな…)
131名無しさん@ピンキー:04/08/31 09:46 ID:IB4eUgoO
大学生とはなぜ別れたのん?
132名無しさん@ピンキー:04/08/31 10:30 ID:KAm5TSIt
>>131
たまきが一方的に捨てられた
医大生がたまきの体に飽きた模様
133名無しさん@ピンキー:04/08/31 11:18 ID:podRNrrU
テキストがあまりに少ないため、
医大生がたまきを振った原因は明確には分からない。
ただ、医大生からは、たまきの心は主人公に移ったと見えたらしい。
たまき、主人公ともよく遊んだからね。(純粋に遊んでただけだけど)
それが元で二人の仲に諍いが起き、
「面倒くさくなっちゃった。もう会うことはないだろう」
と言ってたまきと別れる宣言をして去った。
こんなところかな。
134133:04/08/31 11:26 ID:podRNrrU
要するに、たまきは主人公と付き合う方が楽しくなったってことかな。
主人公ももっと前からアプローチすりゃ、他の男に寝取られなかっただろうにw
135名無しさん@ピンキー:04/08/31 11:56 ID:tQRCT/7X
なんとなく容姿が遊び人のボンボンっぽいんだよなあ
136名無しさん@ピンキー:04/08/31 18:32 ID:f/qWtaX9
ヤダヤダ、メインヒロインはバージンじゃなきゃヤダヤダ(AAry)

とだだをこねてみるてすt
137名無しさん@ピンキー:04/08/31 19:42 ID:M6qUSXu3
ブルー氏があんなに大騒ぎしてるのが不思議だ
138名無しさん@ピンキー:04/08/31 20:18 ID:wGixVjsK
確かにw
139名無しさん@ピンキー:04/08/31 20:21 ID:FqGz2bR/
>>136
メインヒロイン=七瀬or夕璃
140名無しさん@ピンキー:04/08/31 21:05 ID:+UITVyrW
>137

そだよな。
瑞穂寝取られ→調教のコンポと同じ流れじゃないか
141名無しさん@ピンキー:04/08/31 21:07 ID:1V8PqXDA
>>137
回避ルートがあってこそ、NTR魂が揺さぶられるのではなかろうか?
142名無しさん@ピンキー:04/08/31 23:55 ID:CcJ3jTBT
医大生を相手に処女喪失するたまきを書いてください。
おながいします。

シチュエーション的には、デートのときに幼馴染の男の子の
話ばかりするたまきに業を煮やした医大生が
レイプちっくにたまきをやってしまうのがいいです。
たまき視点で、愛撫されてる最中に主人公のことを
思い出したり、オナニーのことを質問されて
恥ずかしがりながら顔を真っ赤にして
答えたりする場面があるとなおいいです。
期待してますよ!
143名無しさん@ピンキー:04/09/01 00:34 ID:WGOs9Fny
そこまで細かく注文するなら自分で書いたほうが(または妄想したほうが)早いのではないか?
というか細かい注文は職人がかえって作りにくいよ。
144名無しさん@ピンキー:04/09/01 09:28 ID:7cN7jEKF
しかしよくよく考えてみればこんなんエルフが10年以上前に既に通過したポイントやん。
同級生のさとみで。
問題は前作の瑞穂のポジションにいたことくらいか。
145名無しさん@ピンキー:04/09/01 10:18 ID:N3U4JFqP
>>144
その話ってよく出てくるけど、具体的な記述ってどの辺だったの?
かなり同級生はやりまくったんだけど、全く気がつかなかったんで。
146名無しさん@ピンキー:04/09/01 14:23 ID:VZPwLaSm
>>145
夏休み中の学校の体育倉庫から二人が時間差で出てくる辺り?
147名無しさん@ピンキー:04/09/01 15:39 ID:S4BObp2A
>.136
医学部なんてそんなもんだぞ。
医学部にとおりさえすれば後は大して勉強しなくても、国家試験の合格率9割だし。
高校の同級生に一人いるが、単なる遊び人だ。
医学部ってだけでもてるしね。
148名無しさん@ピンキー :04/09/01 22:33 ID:oZkAVk5P
題名が下級生なのだからメインヒロインは下級生なのだ。
それはいいとして、捨てられた女学生というのはよくないな。
若い男にとって若い女は何人いてもうれしいはずなのに。
マムコが特に臭いとか想像を掻き立てられる。
149名無しさん@ピンキー:04/09/01 23:02 ID:TmvB+4n+
でも実際は遊んでる女の方がマムコには気を使ってる罠だったり・・・・・
処女でも黒ずんでるのいるしなー。だいたい恥垢も残ってるし
150名無しさん@ピンキー:04/09/02 02:13 ID:KvapU46R
たまきみたいな女の子なら
医大生に嫌われたくないのと、いつ求められてもいいように
毎日清潔にしているのは間違いないだろう。
151名無しさん@ピンキー:04/09/02 08:20 ID:ARqDPugm
後ろもきっちり準備してたんだろうなぁ……。
だから、あっさりと主人公に差し出せたんだろうなぁ……。
152名無しさん@ピンキー:04/09/02 11:24 ID:+PbOHz2a
コンドームはしていたのかな?
153名無しさん@ピンキー:04/09/02 15:22 ID:EjXwOCbn
>>152
浣腸して中身全部出してからやってたりしてなw
154名無しさん@ピンキー:04/09/02 16:40 ID:W8nse0I9
>>151
実は後ろの方もきっちり調教済みで、たまきが演技していただけという説が出てる。
だから、初めてでもすぐに感じた。

そう考えると全てのつじつまがあう。
155名無しさん@ピンキー:04/09/02 19:02 ID:PMA+x/un
かわいいなら捨てない。
ユーザーは町中で廃品回収。
たまきが存在するだけでしぼむ。
ライターは能力が足りんとすぐシチュエーションでごまかしやがる。

べつにいいんですがね。
SSの方に期待してます。
156名無しさん@ピンキー:04/09/02 22:03 ID:Tj7XzNL4
意味不明
157名無しさん@ピンキー:04/09/03 20:39 ID:5kSsODQc
76氏92氏両方ともゲームのエッチより凄く興奮しました。
覗くのも良いし、車からホテルでするのも良い!
また書いてくれたら嬉しいです。
158名無しさん@ピンキー:04/09/06 05:24 ID:aO380xIc
定期上げ
159名無しさん@ピンキー:04/09/06 08:40 ID:1eopZrQT
>>147
普段遊んでるよーな医学部生でもテスト前の勉強量は
漏れのような理工系からみると凄いもんがあるけどなー

9割って高い合格率も六年になったら皆相当勉強するから
と医大の友人は言ってた。ずっとチャラチャラしてる奴は
どこかで必ず留年もしくは国試浪人するそうな。

多分下級生2の医大生とかがそんな感じ。
160名無しさん@ピンキー:04/09/06 17:57 ID:MKlzNoqB
>ずっとチャラチャラしてる奴は
>どこかで必ず留年もしくは国試浪人するそうな。

いや、親の権力で、成績悪くても国試を裏口合格だろ
161名無しさん@ピンキー:04/09/06 22:10 ID:2V/dvFzx
ブラックジャックによろしく!!
162名無しさん@ピンキー:04/09/06 22:10 ID:2V/dvFzx
ブラックジャックによろしく!!
163名無しさん@ピンキー:04/09/06 22:42 ID:Ioj6qw1r
>>159
たしか、出る問題全体の8割以上が過去問だったはず。
馬鹿じゃない限り合格できる。少なくとも、医学部を受験するより簡単だし、
司法試験なんかに比べると雲泥の差で簡単と断言できる。
しかも、一回合格したら後は何もしなくても免許の更新とかないし。

大体、合格率が90パーセントを超える試験はもはや試験ではない。
こんな簡単なことがなぜわからん?

ただ一ついえること。
三流大学ならともかく、水準以上の大学の医学部の学生はあまり軽率に女に手はつけない。
責任取らされる可能性がむちゃくちゃ高いから。
そういう意味でも、今回のライターは頭が悪い。
164名無しさん@ピンキー:04/09/07 00:26 ID:EcOQFSqW
>>163
エロパロのスレでマジになるなカコワルイ
金持ち=堕落、医者=不正というのは当たらずも遠からずだな
近頃の先生と呼ばれる人種は醜聞が多いしw
165名無しさん@ピンキー:04/09/07 00:32 ID:mOXPzgLY
>>164
で?
166名無しさん@ピンキー:04/09/07 02:27 ID:P5d4PBN5
あの一応医学部生なんですけど…居難いなぁ…
>>163
まぁ8割はさすがに言いすぎだけど、ただ暗記といっても覚える量が半端じゃないので
医学部受験とは比較になりませんわい。
合格率は資金援助とかの問題とかあって卒試で落としたりして調整する大学も増えてきたけど…
どうだろ?皆一生懸命やってるからな〜、個人的には努力の証と信じたいですけどね。
ま、CBTとOSCEも本格導入されるから勘弁しちゃって〜
というわけで続きは医歯薬板あたりでやりましょうよ。
いつもどおりのエロパロ板
167名無しさん@ピンキー:04/09/07 15:10 ID:DCkafXNq
>>166
医大生キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!
168名無しさん@ピンキー:04/09/07 19:34 ID:Tvidd+aq
おいおいリアル偉大性かよw
169名無しさん@ピンキー:04/09/07 20:21 ID:hQp/shFV
遺倹ォにアルバイトで方形手術されてツンポコをポンコツに…

ちくしょー野郎!
170名無しさん@ピンキー:04/09/07 21:05 ID:7FjplaPV
たまきと医大生の新作が読みたい〜。
ところで医大生以外の男キャラが存在感薄いね。幼馴染二人があんなもん
とは思わなかった。雨堂はもてもて男だから誰か女と絡んでくれれば妄想
もしやすかったのに。
171名無しさん@ピンキー:04/09/08 01:18 ID:7JPfWNTj
>>166
オレのタマキンをかえせ!!!
172名無しさん@ピンキー:04/09/08 02:05 ID:6M+cdm+g
>>171
無垢なたまきを開発して、美味しく処女を食って散々犯して飽きてから、返してくれたじゃん……。


173名無しさん@ピンキー:04/09/08 07:09 ID:2wxgiXlz
>>166
やあ親愛なる穴兄弟、毎日が楽しいと御飯が美味しいね
キミが僕の肉人形に手コキ仕込んでくれて、しごかないと出ないカウパーも大助かりだよ
これからタマに医大生の遺伝子の染み付いたカウパーハンドで作った料理を食べさせてもらうよ
これで少しは頭が良くなるねぇ、くくくっ
いやぁ、タマの膣の中にはまだキミの純粋なカウパーがまだ残ってるかも知れないねぇ
医大生のカウパーくんかくんか
>>172
くっくっく僕は幼馴染だから知ってるんだ。タマは中学の時から援交してるんだよきっついなぁ
>>166の医大生が初体験の相手とは決まってないよ
タマが妊娠しなかったのは、医大生はそれこそ医学かじってるから性病が怖いんだよ
174名無しさん@ピンキー:04/09/08 10:32 ID:GPT9mNFo
うは?
175名無しさん@ピンキー:04/09/08 12:43 ID:xamvK2b3
155=173?

二人とも日本語がおかしい
本当に21歳以上なのか?
176名無しさん@ピンキー:04/09/08 12:54 ID:uBegfBjA
芳樹ですね
177名無しさん@ピンキー:04/09/08 16:57 ID:O76xL8pr
エセ医大生より真子先生のほうがいい
178名無しさん@ピンキー:04/09/08 22:05 ID:dm/8bwcv
>>175
便所の落書きに何がおかしいのか?
そうか、てめーは先生か?先生なんだな?
けっ!
どーでもいいからSSのつづきをどうぞよろしくお願い致します。
179名無しさん@ピンキー:04/09/09 01:13 ID:8jIBatTe
>>175
くっくっく、そんな冷たい事を言わないでおくれよ
僕は155とは関係無いよ、タマと肉体関係はあるけどね、くくくっ
>>178
そう怒るなよ、思った事を口にしただけなんだ
くっくっく、僕とタマの実録SSがみたいかい?
いらないって?きっついなぁ
180名無しさん@ピンキー:04/09/09 01:18 ID:Kw/0gsYB
たまきを泣いて後悔しながら奉仕する肉奴隷に仕立てる主人公はいないのか?
181名無しさん@ピンキー:04/09/09 02:09 ID:zRY1wTMC
主人公はそんな酷いことはしません。
182名無しさん@ピンキー:04/09/09 02:50 ID:h3gcK09j
下級生2個人的ヒロイン人気投票!

1 夕璃 :一途で可愛いから
2 七瀬 :ツンデレがいいから
3 たま :医大生との妄想がエロい



その他

正直、上位3人しか攻略してません・・・
183名無しさん@ピンキー:04/09/09 19:47 ID:tvYwCdcq
たまきをほっといた場合のたまきと医大生のクリスマスの話とか
読んでみたいな。服を頑張って選んでいたそうだから。ドレスでも着て
ホテルでディナー?
184名無しさん@ピンキー:04/09/09 20:32 ID:+wvvQOlu
消えてるので、もう一度うp
ttp://smash.s68.xrea.com/uploader/filez/1901.txt
185ブルー:04/09/11 14:05:53 ID:Kfi+B8Bd
>>184
よかったら、自分のサイトに保管展示しませんか?
同じエルフファンという事でw
186名無しさん@ピンキー:04/09/12 10:38:41 ID:g/hMmIYp
ここはたまきと医大生を偏愛するインターネッツですね
187 ◆G/z45ot2Ws :04/09/12 21:07:51 ID:W3/Q+u35
>>185

マジっすか。それならお願いしたいです。サイトも作れんヘタレですので。
えと、でもデータどうしましょ。とりあえず、もう一度、下記の所にうpしときましたが。
http://haiiro.info/up/img/1868.txt

人様のページで保管してもらえるのなら非っ常ーに嬉しいっす。(しかもこれ初SSだし)

又書きたく思いますのでよろしくしてやってください。みなさんも。

あ、エルフゲー最高!ドラナイのころから好きでした(ぽっ)
188名無しさん@ピンキー:04/09/13 16:13:03 ID:pWwzKzfl
>>76氏のSSはいいねキャラ設定の世界観も完全に下級生2の世界にマッチしている
下級生たまき、夕璃シナリオやり込んで隅から隅まで味わった漏れが読んでも
何の違和感も感じないよ、たまき夕璃の台詞回しなんか。
もしかしてモーニング息子本人サン?(笑)
189ブルー:04/09/13 19:50:36 ID:jZhH3+AB
>>187
◆G/z45ot2Wsさん、ありがとうございます。
さっそく蒼い小部屋の方へ保管掲載しました。
よろしければ、投稿ネームと題名の方を付随の掲示板へ書き込んでください。
以上です。
190名無しさん@ピンキー:04/09/13 20:52:13 ID:yCZ9q2uO
>187
こういう良いのをゲーム内で描いて欲しかったと読んでいて思いました。
またたまきやエルフキャラで書いて欲しいです。
191名無しさん@ピンキー:04/09/14 03:42:37 ID:uyWTU9tF
なんか雰囲気的に医大生×たまきがいい感じになってるけど、
やっぱり個人的には浪馬×たまき(notたまき×浪馬)で進んで
くれた方が気持ちがいいと思う。
192名無しさん@ピンキー:04/09/14 17:11:58 ID:ExGJ0NQ5
友達で医学部行った奴いるけど生活凄い質素だぞ。
一人暮らししてるが生活費のほとんど自分でアルバイトして
出してるし。学費など高いからこれ以上親に迷惑かけられないらしい。
正直尊敬できる奴だよ。
193名無しさん@ピンキー:04/09/14 19:01:09 ID:QWPiXBIs
実は医大生はあのラブホに住んでおり、
ラブホを経営して出た利益で遊んでいると見たね。
194名無しさん@ピンキー:04/09/14 23:50:52 ID:sbJNcBfT
>>192
そりゃそうだ医学部は金がかかるからな
だが、親が金持ちなら医大生みたいに遊べるだろ
195名無しさん@ピンキー:04/09/15 16:52:03 ID:TXl4ui/y
質素な生活の反動が好色や変態となって暴走するとかw
196名無しさん@ピンキー:04/09/15 21:07:49 ID:UPWwD6fv
正直、医大生が主人公にたまきを寝取られたと考えると…。
197名無しさん@ピンキー:04/09/16 01:39:35 ID:fBqSrMLz
>>196
医大生視点なら、このスレの多数派であるNTR党が大喜びでしよう
198名無しさん@ピンキー:04/09/16 15:32:44 ID:SM3fwgkn
>>196
でも医大生ってたまきに飽きて捨てたんじゃなかったっけ?
199名無しさん@ピンキー:04/09/16 15:43:33 ID:/5OeFHrs
>>198
飽きたというより、たまきの中で日に日に大きくなっていく
主人公の存在に耐えられなかったのだろう。

まあ、その辺は受け取り側の考え方次第だとは思うが。
200名無しさん@ピンキー:04/09/16 17:43:43 ID:JzF3Mb+K
設定的には
・遊び人、悪い奴→主人公の影がちらほら見れてウゼー、もうこの女飽きた
           →最初から頃合を見て切るつもりだった

・普通な奴  →たまきを振るのなら>>198の書き込みに至ると思う
          そのまま付き合い続けるには支障があるだろう 
・凄く良い奴 →たまき本人にも気付いていない主人公への想いを感じ取り
          彼女と別れよう、主人公に譲ろうと決心する

脳内妄想は人それぞれだがな、こんな感じなのかな。
201名無しさん@ピンキー:04/09/16 18:41:13 ID:waTYRRrW
散々に既出かも知れんが、血のつながらない妹とか幼馴染なんて設定は腐るほどあるけど、つい昨日まで男も女もない兄弟のように接していたやつらが、いきなり恋愛に目覚めハァハァ始めるってのもカナリ違和感があった。
医大生は主人公にタマへの女としての感情を抱かせる起爆剤としての存在だったと思う。
タマが嫉妬するのでは意味が無い、主人公が嫉妬する必要がある。
ただ、小説やアニメならともかく、そのような複雑な心理描写を表現するのはゲームは限界が低かったのではないか。
そこが主人公やタマの言動の矛盾点として現れてしまった。
医大生は全く救われないけど、心理としてはかなり面白くないわな。
202名無しさん@ピンキー:04/09/16 23:45:10 ID:6FWO2iKY
しかし、医大生はたまきの処女もらって、あの体を散々ズコバコした点で、かなりうらやましい
203名無しさん@ピンキー:04/09/17 00:07:03 ID:iJu8fi0p
漏れがあの医大生なら後ろも中古にしてから主人公に渡すけどな。
204名無しさん@ピンキー:04/09/17 01:57:36 ID:6d96toPf
>>203
というより、経験が無ければ、「後ろの処女」なんて発想は出ないだろ。

おそらく、医大生によって指やアナルバイブでアナルを開発されていたが、
医大生のチンポは入れられてはいないという事なんじゃないだろうか?
205名無しさん@ピンキー:04/09/17 09:52:41 ID:CW5Fnzzy
どこまで開発されていたのか、妄想は膨らむ一方だな
フェラチオや手コキをさんざん仕込まれていたのは間違いないんだが・・・
206名無しさん@ピンキー:04/09/18 17:30:17 ID:VYCA28wn
下級生2の話題で盛り上がってるとこすまぬが、同級生2を投下してもよろしいでつか?
207名無しさん@ピンキー:04/09/18 17:44:46 ID:/jWaYN+4
もちろんです。お願いします。
208名無しさん@ピンキー:04/09/18 17:59:12 ID:IgTzBnI6
>>206
頼む。
209名無しさん@ピンキー:04/09/19 19:09:46 ID:4AcwjitB
そうすね。
狡猾なヒロインの話よりいいすね。
210名無しさん@ピンキー:04/09/19 19:42:48 ID:4AcwjitB
あ、どうせたまきはずるいんだから
主人公とデキた後、裏切って医大生とヨリをもどすSSなんかお願いしたい。
どなたか…
211ダミアン ◆.lt5gYzbQ. :04/09/19 22:07:05 ID:DWL7c4Mq
百合(同級生2バージョン)(1)

「お兄ちゃん。」
唯の声に、竜之介は目覚めた。
「何だ、唯かよ・・・って、えええっ!?」
竜之介には信じられなかった。今自分がいるのは、学校の保健室のベッド。しかも、全裸だった。
その両手両足には、頑丈な鎖が縛りつけられて、ベッドの四隅にくくりつけられていた。
「くっ!これは一体どうゆうことだよ、唯!」
竜之介は両手両足に力を込めて、おもいっきり引っ張った。しかし、鎖は頑丈で、竜之介の力ではびくともしない。
おそらく、あきらと天道が一緒に引っ張ったとしても無理であろう。
しかし竜之介はあきらめない。
「おりゃっ!とりゃっ!ほりゃっ!ちぇすとっ!」
しかし鎖は一向に緩む気配すら見せなかった・・・。

「くっくっく・・・。竜之介君、なかなかいい姿だねえ。」
すぐ隣で芳樹の声が聞こえる。
「芳樹!見てないで、助けろ!」
竜之介はすぐに芳樹のほうを向いた。しかし・・・
「なっ・・・!?」
竜之介は驚きの声を隠せなかった。芳樹も、全裸で両手両足をベッドにくくりつけられている・・・。
「な、なんで僕が・・・」
さらにその向こうのベッドには、西御寺がいる。もちろん、まったく同じかっこうで。
「なあ竜之介、俺達いったい、これからどうなるんだろうな?」
芳樹とは逆の方向に、あきらがいる。彼もまた、同じだった。
「唯!これはいったいどういうことだよ!説明しろよ!」
竜之介は足もとの方向にいる唯に向かって叫んだ。
「わあ、こうしてみると、壮観だね〜。」
そして、この部屋に、片桐先生と他の女子生徒たちが入ってきた・・・
212ダミアン ◆.lt5gYzbQ. :04/09/19 22:24:11 ID:DWL7c4Mq
百合(同級生2バージョン)(2)

片桐先生の後ろから、ぞろぞろと入ってくる女子生徒たち。もちろんその中には、友美やいずみ、
洋子、みのり、そしてなんと、可憐にこずえちゃんまでいる。
「さあ、みんなそろいましたね?」
「は〜い!」
「ちょ、ちょっと片桐先生!これは一体どういうことですか!?」
竜之介の叫びに、片桐先生は微笑みながら答えた。
「では、なぜ今あなた達がこうなっているかを説明いたします。では、水野さん。」
友美が前に進み出た。
「実は、この校舎の地下に、災害が発生したときのための食料の貯蔵庫があるんだけど・・・。」
竜之介の背中に冷や汗が流れる。
「誰かがその食料をこっそり盗み食いしているみたいなの。それで調べたら、どうやらあなたたちが怪しいって結論に達したのよ。」
竜之介には心当たりがあった。つまみ食いしたのは、確かに自分。そして、そのとき一緒にいたのは、このメンバーだった。
「ひどいね!私達のもしものときの備蓄を、食い潰しちゃうなんて!」
いずみが怒りで声を荒げると、他の女生徒たちも同調する。
「ところで先生、被害はどのくらいなんですか?」
「えーっと、お米や乾パン、それに缶詰など、あわせて百合分よ。」
「百合!先生、これはおもいっきりお仕置きしないといけませんね!」
「そうね。さあ、それでは、ぼちぼち始めましょうか!」
俺達はいったい、どうなってしまうのだろう・・・?
期待と不安が入り混じるなか、女子生徒たちは、それぞれの持ち場に散らばっていった・・・。

スマソ、今日はここまで。
213名無しさん@ピンキー:04/09/19 22:41:57 ID:5EHrKTSi
>>210
ヨリを戻そうとするたまきと言えば、こういうネタを書き込んだことがある。


たまき「医大生さん・・・・私たちもう一度やり直せないかしら・・・・」
医大生「君には幼馴染がいるだろ?彼に相手してもらったらどうかね?」
たまき「でも・・・やっぱりあなたの事が忘れられないの・・・・」
医大生「アイツとの仲ががダメになったから、僕とよりを戻そうか・・・・
     ちょっとムシが良すぎる話じゃないかな・・・・」
たまき「え?なんで浪馬のことを?」
医大生「この間、車で通ったときに目撃したんだよ。
     相手の彼女もなかなか情熱的な娘だな。」
たまき「でも私はあなたのことがーー」
医大生「もういいよ。それに、僕にも新しい相手ができてね。
     プレイボーイはもう卒業したんだ。君にも紹介するよ」

医大生が合図すると部屋の奥から香月が登場

たまき「か・・・・香月先生・・・・・!?」
医大生「紹介しよう。僕の“幼馴染”の香月だ。」
214名無しさん@ピンキー:04/09/19 22:53:34 ID:96dYq6E2
>>213 俺も香月の初めての相手は医大生じゃないかと考えたことあったw


215名無しさん@ピンキー:04/09/20 00:19:25 ID:a6LHwuGg
>>212 ダミアン氏のセンスに惚れた。まさかそう来るとはね。
期待してます。
216名無しさん@ピンキー:04/09/20 09:21:58 ID:K5Eafa5S
百合って何?
217名無しさん@ピンキー:04/09/20 09:44:35 ID:X9D3HvsF
『米』100合?
218名無しさん@ピンキー:04/09/22 21:05:06 ID:bjJWVJcg
いやここから百合の花が咲き乱れるにちがいねえ



・・百合ってレズだっけ?ナルシズムだっけ?
219名無しさん@ピンキー:04/09/22 21:17:46 ID:F2RWzkiC
>>218
確か、レズ。

・・・・ヒロインたちがレズっているのを目の前で見せ付けられるのか。 
   生殺しって奴だな。
220名無しさん@ピンキー:04/09/23 00:27:36 ID:QMu91p4e
ファイアーエムブレムのスレで氏が過去に発表した百合では、レズはぜんぜんなかったなあ・・・
でもあれはすげーおもろかった。
221ブルー:04/09/25 15:23:12 ID:fhY7q82f
なぜ、高飛車な令嬢で有名な新藤麗子とこういう関係になったのか不思議でならない。

少なくとも三年生になるまで、顔を会わせれば喧嘩するような犬猿の仲だった。
席が隣になっても、教科書やノートを見せる事などあるはずがない。
まともに口を聞く事もなかった。
それがいまや、麗子と俺は毎週のようにラブホテルで密会するようになったのだ……。

「ねえ、また私の中に出したわね……妊娠したら責任取りなさいよ」

シーツに包まる麗子が、俺の腕の中でねめつける。
俺はポリポリと頭をかいた。

「なんだよ、麗子は俺と結婚したいのかよ」

「ば、バカな事を言わないでくれる。私がどうして、あなたなんかと……」

「まあ、中に出したのは俺が悪かった。麗子の中があまりにも気持ちよくてつい」

「当然じゃない。
あなたは本当に幸運だわ、こうして最高に美しい私の体を抱けるのですもの。
一般人には到底手の届かない代物よ」

麗子が自慢げな顔をする。
自分の体を褒められ、心なしか嬉しそうだ。
最近、麗子は色々な表情を俺に見せてくれるようになった。
昔は見下ろすような怒り顔しか見せていなかった気がするのに……。

「小さい頃からスポーツとエステで磨いてきたんだから……本当はお父様が決めた許婚
の方だけが味わえる物を、特別にあなたに触らせてあげてるのよ」
222ブルー:04/09/25 15:24:11 ID:fhY7q82f

「はいはい、ありがとうございます」

俺はうんざりと息を吐いた。
確かに磨かれた麗子の体は、お嬢様らしい気品があって最高に綺麗だ。
全体に大人びていて、グラマーさで言えば学校の中でも瑞穂と一、二を争うだろう。
胸はバンと形良く膨らみ、腰はこれでもかとくびれている。
お尻は上品に上を向き、肌は滑らかな大理石のように手触りがいい。
それだけに抱き心地も抜群にスケベ心を擽られる。
ただ、麗子は性格がきつい。

「麗子は黙ってれば可愛いのになぁ……」

「何よそれッ!なんて言い草なのッ!!」

波打つブロンドの髪を靡かせ、麗子は上半身を起した。
飛び出した形のいい乳房がぷるるんと揺れる。

「言葉通りさ、麗子はもっとお淑やかっつーか、女の子らしくしてれば、みんなと仲良
く出来て、モテたりするのにさ」

「みんなと仲良くなんて、興味がないわ……」

寂しそうな顔をし、麗子は俺の胸板に頬を寄せた。
腰のある髪がこそばゆい。

「私は新藤グループを背負っていく人間ですもの……一般人の友達や彼氏なんて必要な
いのよ。
あなたとこうしてるのだって、新藤グループの次期当主として逃げる分けにはいかない
勝負を受けているだけなんですから……」
223ブルー:04/09/25 15:24:57 ID:fhY7q82f
「……麗子は天下のご令嬢だもんな」

「そうよ……卒業してしまえば、みんなともお別れだわ……」

勝ち気な瞳が暗く沈む。
いつもそうだ、新藤グループ・現当主の一人娘という立場が麗子を縛り付けている。
次期当主に媚び諂う周囲の大人達によって、その性格は歪んでしまったのだ。
他人を対等に扱う事など、麗子にとって奴隷制度が普遍的だったヨーロッパで白人と黒
人が共に笑って握手を交わすようなものなのだろう。

「俺ともお別れなのかよ」

「…………」

「麗子がそうしたいって言うなら、俺は構わないけど……」

「そうね、屋敷の使用人として雇ってあげてもいいわよ」

「使用人かよっ!」

「あら、言っとくけど、うちの使用人になるのには厳しい採用試験があるのよ。
本来なら、あなた程度の人間では門前払いもいい所だわ」

「うへ、さすが金持ち」

「金持ちって言わないでくれる。何か卑しい気がするじゃない」

「なんだよ、麗子の家は金があるんだから、金持ちだろう」

「そうかもしれないけど、それは私の親がお金持ちであるのであって、私は別にお金持
ちでもなんでもないわ。
今は一人の人間だもの」
224ブルー:04/09/25 15:25:49 ID:fhY7q82f
「そうか、悪かった」

「あら、いやに素直なのね」

「で、その使用人になったら、毎晩、こうして麗子の事を抱けるのかな」

俺はたわわな麗子の乳房を掴む。
手の平に収まり切らない上品な隆起が柔らかく揺れた。
桜色をした小さな突起物が恥ずかしそうに起き上がっている。

「そ、そうね……真面目に働いていたら、時々抱かせてあげなくもないわ……」

「そっか、使用人も悪くないかもな」

「え、それじゃあ、早速、お父様に連絡してあげるから、明日にでも採用試験を受けなさいよ。
屋敷の空いている部屋に住み込みで働けばいいわ」

麗子がパッと明るい顔をして、俺を見る。
無邪気な子供のように嬉しそうだ。

「やっぱ、やめとく」

「えっ……」

「だって、使用人なんてつまんないじゃん。
それに、麗子だって、そんな俺は嫌いだろ?」
225ブルー:04/09/25 15:26:38 ID:fhY7q82f

「ええ……そうね……あなたは誰かの下につく様な人間じゃなかったわね
この私の初めて無理矢理奪った野蛮で無教養な男だもの……」

「ブッッハーー!!」

「あら、何か間違ってたかしら」

「いや、無理矢理なのは無理矢理だったかもしれないけど……一応、合意の上での事だ
ったろうが」

「そうかしら、飢えた獣のように無垢な私の体を貪ったくせに」

「くっ……」

「そうだ……あなた、責任取りなさいよ。
天下の新藤グループの令嬢を傷物にした責任を!!」

「ええええええ」

「何よ、その顔。
今日まで、毎週のように私の体を弄んでおいて何か不満があるっていうの。
裁判に訴えたら絶対勝訴確定よ。
それに、責任を取れば、これから毎日この体を自由に出来るのよ」

「いや、確かに麗子の体は最高だけどさ……」

「それなら、問題ないじゃない」

「でも、俺達、まだ高校三年だぜ」
226ブルー:04/09/25 15:27:19 ID:fhY7q82f
「法的には問題は無いわ」

「法的にとかじゃなくて……麗子は俺なんかでいいのかよ……」

「仕方ないわ、運命だと思って我慢しておいてあげる」

麗子はキッパリと言い切った。

「親はどうするんだよ。麗子には親の決めた許婚がいるんだろう」

「いいのよ、お父様は私の言う事なら何でも聞いてくださるから。
それに、許婚って言ったって会った事もない人ですもの。
本当に居るのかどうか怪しいわ。
それに……」

「それに?」

「私、あなた以外の人にこの体を触られるのなんて、耐えられそうもないわ」

「…………」

「あっ!!
い、言っておきますけど、私があなたの事を好きとか、そういう意味じゃないんだから
勘違いしないでよね!
私はあなたの事、大大大大大ッ嫌いなんだから!
傷物にされたから、渋々あなた選んだだけ。
我慢してあげるんだから……」
227ブルー:04/09/25 15:28:24 ID:fhY7q82f
「むっ、そんな事分かってらあ。
俺だって、お嬢様で美人だからってだけで、意地っ張りで我がままな麗子は大大大大大
大ッ嫌いなんだ。
ただ、麗子の体が目的で近づいただけなんだからな」

「むむっ、あなた、大が一回多いわよ。
まあいいわ、それならお互い利害は一致したようね。
この体をあなたの好きにさせてあげるわ。
いつでも、どこでも、どんないやらしい事でもしてあげる。
その代わり覚悟はいいわね」

「いやだ!
俺は俺のしたいようにする!!
麗子とするのはすごく気持ちいいからやるけど、その先は分からない」

「仕方ないわね。
じゃあ、また決着がつくまで勝負よ!!」

「ああ、勝負だ!!」

「私が勝ったら、絶対に逃がさないんだから」

「俺が勝ったら、麗子が俺から離れられないようにしてやる」

「望むところよっ!絶対、私が勝つわ!!」

「いいや、俺が勝つね!!」

(あれれれ、話が変な方向へ……うまい事、麗子の口車に乗せられているような??
まあ、いいか……こうして麗子とセックス出来るんだし……)
228ブルー:04/09/25 15:29:02 ID:fhY7q82f
俺は飛び上がってシーツを捲り、1ランド目が終了した麗子の体を見下ろした。
艶かしく火照った上品な白い肌。
麗子は胸と恥部を腕で隠している。

「なんだよ、隠すなよ。どうせ、もう何回も見られただろ」

「べ、別に隠してなんかないわ。
ただ、その位置に丁度腕が当たってるだけじゃない」

「とか言っちゃって……本当は恥ずかしいんだろ?
大人ぶってるけど、麗子は意外と初心だからなー」

「馬鹿にしないでちょうだい。
私は立派な淑女なのよ、どうして恥ずかしがる事があるのかしら。
この体は隅から隅まで最高に磨かれてるのよ。
恥ずかしい所なんてあるわけないじゃない」

「さて、その麗子を立派な淑女にしてあげたのは、どこの誰なのでしょう」

「……あ、あなたよ」

「ピンポーン!」

「もう、ふざけないで」

「じゃあ、その俺専用の体を一段と俺好みの肉体にしようかな」

「いやらしい……あなたって、そういう変態染みたところがあるわね」
229ブルー:04/09/25 15:30:06 ID:fhY7q82f

「ん、男なんだから仕方ないだろう。
それだけ、麗子が魅力的だって事なんじゃない」

「そう……なら、しょうがないわね。
やっと、あなたも私の魅力が分かってきたじゃない」

「はいはい、麗子様の体は最高です」

気のない返事をしながら、俺は麗子の腕を力付くに剥ぎ、乳房を口に含んだ。
口の中で可憐な乳首を転がし、甘くカミカミする。

「なによ、その返事のしかたはっ、ああっあっ……」

勝ち気な瞳を輝かせた麗子が、ウェーブしたブロンドの髪を打ち振り、甘い声を漏らす。すかさず、俺は麗子の唇を奪った。

「また不潔な……汚らしいキスだわ……むぐぅ、ううぅ、はむぅ……」

「あのね、ベットの中ぐらいグチグチいうなって。
だいたい、ディープキスなんてみんなしてるっつーの!」

「うそよ、そんなの。
あなたが、また間違った知識を私に植え付けようとしているだけでしょ」

「おいおい、まったく麗子は……そういう所だけ本当にお嬢様お嬢様してるよな……」

「あっ!また馬鹿にしたわね……あぐっ、むぅぅぅーんっ!」

「はいはい、おしゃべりは終了ね。
麗子はみたいな煩い女の子はキスで黙らすのが一番だな」
230ブルー:04/09/25 15:31:09 ID:fhY7q82f
「ぷはっ!あなた、唾を流しすぎよ!!」

「その割には嬉しそうに飲んでくれたじゃん」

「な、何言ってるの!私は仕方なくっ、ああっはぁぁぁ」

正上位に押さえつけ、麗子のアソコを一気に貫く。
先ほど、しこたま突き上げていただけに中はヌルヌルと出来上がっている。
男と女が抜き差しを繰り返すいやらしい音がして、ねっとりとした粘膜が俺の竿に絡みついてきた。

「ぐはっ!イタタタ!!」

麗子が俺の背中に鋭い爪を思いっきり立てる。
美しく白い歯を見せ、麗子はあられもなく喘いでいた。
たわわな乳房が俺の体の下で、淫らに潰れている。

「あっあっあぅああん、ひ、卑怯よっ、いきなり入れるなんて」

貫かれながらも麗子は麗子らしさを失わない。
乱れた呼吸の合間合間に俺をののしりながら、白い肌に珠の様な汗を浮ばせ、情熱的に
腰を動かしていた。
スタイル抜群な体を揺り動かし、まるで俺を悦ばせるようにと甲斐甲斐しく締め付ける。
(いっつもはツンツンしてるけど、麗子って実は男に尽くすタイプなんじゃないのか……)

俺はキスをしながら、麗子の乳房を力強く揉みしだき、腰を振り下ろすように叩きつけた。
麗子は、俺の下でされるがままに体を委ねている。
俺が腰を斜めに動かすと、麗子もそれに合わせるように腰をしなしなと斜めに揺らしてみせた。
231ブルー:04/09/25 15:32:48 ID:fhY7q82f
「本当、麗子ってお嬢様だよな。こうやって抱いてるとすごく綺麗だぜ」

「んんっあっあっあんっ、あ、当たり前だわ……あ、あなたに褒められたって、う、嬉しくなんか……」

ブロンドの髪を激しく打ち振る。
麗子の絶頂が近くなってきた合図だ。
俺は麗子の身体を力一杯抱き締め、トドメの一突きを食らわした。

「ああっ!イクっ!イッちゃうっ!!」

麗子がグラマーな身体をガクガクと痙攣させ、嬌声を振り絞る。
トロンとした瞳をしながら、ぐったりとベットへ沈み込んだ。

「あわわわ!麗子の中すごい締め付けだっ!!」

時を同じくして、再び中に射精する。
途方もない射精感を伴い、俺は麗子の体に倒れ込んだ。

「ごめん……また、中に出しちゃった……」

「…………」

「すぐに抜くから……あれ、麗子?」

「うん……いいのよ……あ、抜かないで……今は、このままで居させてちょうだい……」

「けど、今日はかなり危ないんじゃないのか?まあ、麗子がそうしたいって言うならそうするけど……」

「いいの……お願い……もう少し、あなたの温もりを感じていたいの……」

日頃、ツンツンした麗子が母性に満ちた表情で言う。
俺は脱力した麗子の手に指を絡めると、願い通り体を抜かず、その頬や唇にキスの雨を降らせていった……。
232ブルー:04/09/25 15:34:32 ID:fhY7q82f
なんとなく下級生1で、珍しく純愛ネタw
233名無しさん@ピンキー:04/09/25 16:03:01 ID:E24LWqH8
れいこたんにもっとののしられたいぞぉハァハァ
234名無しさん@ピンキー:04/09/25 17:55:11 ID:fNYJB8nu
(*´д`*)ハァハァ
やっぱ麗子は(・∀・)イイ!!
235名無しさん@ピンキー:04/09/25 20:21:48 ID:xTdsNtb7
職人降臨
236名無しさん@ピンキー:04/09/25 21:00:48 ID:vMfN4zIU
>232
神降臨、GJ!!
237名無しさん@ピンキー:04/09/25 21:01:31 ID:mN5hRjUL
さっすがブルー様は上手い!麗子のヒネクレてかわいい様子がとても良い!
238名無しさん@ピンキー:04/09/25 21:23:20 ID:PGv5HER6
GJ!!
麗子マンセー
239ブルー:04/09/26 18:28:22 ID:E6YsAqdE
健太郎の誤算とその後



トボトボと重い足取りで歩く。
砂埃に汚れたアスファルト。
一見すると、ハリウッドの高級住宅街のような風景。
しかし、看板や標識には、アルファベットではなく、蛇が這ったようなアラビア文字が
ズラズラ書かれている。
道すがらイスラム女性独特の衣装である、目と指以外を黒い布で覆う衣装をした人と何
度もすれ違った。
遠くには、砂漠へと傾き始めた灼熱の太陽が見える。

「まだ明るいけど……日本だと深夜ぐらいかな……」

そう、ここは日本ではない。
遠くアラビア半島の小国の一つ、俺はそこの王族と某日本企業が運営する合弁石油会社
でサラリーマンとして働いている。
その理由は――――。

「ただいまー」

広大な敷地の――と、言っても、この辺の土地は安い上に、オイルマネーで潤っている
ためどこの家も広いのだが――厳重なハイテク警備の門扉をくぐる。
砂漠の中のオアシスを模した庭を歩いて、まだ新築の匂いが漂う洋式の玄関を開けた。

240ブルー:04/09/26 18:29:21 ID:E6YsAqdE
「あなた、おかえりなさい」

「先輩、おかえりなさい」

「あら、早かったじゃない」

「お仕事疲れ様!先輩」

「おかえりですー」

玄関ホールで、7人だけの結婚式を挙げてまだ間もない新妻達が出迎えてくれた。
ちょっと前までは、卯月学園の学び舎で、同級生や下級生として共に高校生活を過ごし
ていた少女達だ。

緑の髪をポニーテールにした、活発少女の飯島美雪ちゃん。
ボーイッシュかつ、陸上部で鍛えた中性的なボディーは、しまりも抜群で開発しがいが
ある。
卯月学園は三年になる直前に自主退学してしまった……それも俺のせいなのだが……。

未だ俺以外の男性とはまともに話す事の出来ない、純真な乙女という容姿の南里愛ちゃん。
なぜか俺とは最初から普通には話せ、エッチな勉強も積極的にこなす。
そのお陰で、フェラテクは瑞穂と肩を並べるまでに上達した。
将来性において他の追随を許さない美少女だ。
彼女も卯月学園は三年になる前に退学した……愛ちゃんは笑顔で退学手続きをしたそうだ。
241ブルー:04/09/26 18:30:09 ID:E6YsAqdE

純和人形のように可憐で、どこかぽやぽやーっとした、神山みこちゃん。
最初は、彼女独特の語調にペースを合わせるのに苦労したが、今はもうお互いに阿吽の
呼吸だ。
その未成熟なラインはおっとり感も相まって、ロリータ心を擽られる。
駆け落ちのように指きり神社から連れ出してしまった……。


ツインテールで理知的な瞳が印象的な芸術少女の加納涼子ちゃん。
エッチの探究心も豊富で、アーティストらしくセックスの発想も奇抜に富んでいる。
19で早くも成熟したお尻の形はすでに人妻のそれだ。
裸にエプロンが良く似合う。
出会いは突然頼まれたヌードモデルだが、今はそれもいい思い出となった。

ブロンドの髪をウェーブさせ、いつもの腕組みポーズで、俺を威圧するように見下ろす
新藤麗子。
しかし、それは表層的で、実は一番の甘えん坊でもある。
瑞穂と双璧を成すグラマー美少女で、容姿だけを言えば下手なアイドルよりも可愛い。
ただ、麗子は口が悪いと言うか、甘やかされて育ったお嬢様だけに高飛車で、性格がきつい。
エッチは相変わらず、乱暴にされるのが好きだ。


皆、美少女揃いの卯月学園にあって名を馳せたヒロインだけに、それぞれ特徴的に可愛
いが、一つだけ共通した部分がある……それは全員、お腹がポッコリと膨らんでいる事だ。
そう、俺は避妊に失敗し、ここにいる全員を妊娠させてしまったのだ。
242ブルー:04/09/26 18:31:20 ID:E6YsAqdE
ちなみに、お腹の子の親が俺以外である可能性はない。
なぜなら、みんなの処女は間違いなく俺が奪った。
その後も、季節ボケした渡り鳥のように、毎週末、一日4人のペースで、巧みなスケジ
ュール配分とローテションで身体を重ね続けてきたのだから……。


「鞄持つよ、先輩」

「ありがとう美雪ちゃん」

「またー、いい加減、美雪って呼び捨てにしてよ」

「ああ、そうだな、ごめん……
おい、こら。
美雪だって、また先輩って呼んでるじゃないか」

「エヘっ、それは……その……先輩は先輩だから……」


「あなた、お食事にします?お風呂にします?それとも私にします?……キャッ」


「はははは……毎日楽しそうだね、愛ちゃん」

「ハイ、だって、私は先輩のお嫁さんになるのが夢だったんですもの」

「そ、そう……夢が叶ってラッキーだ」

「ハイ、愛はすごく幸せです、先輩」

「…………」
243ブルー:04/09/26 18:32:04 ID:E6YsAqdE
「帰りが早くなくて?
もしかして、少しでも私に早く会いたいからって、会社を早退してきたんじゃないでし
ょうね」

令嬢の威厳を放つ麗子がねめつける。

「まあ、早く会いたいって気持ちは当たってるけど、今日は砂嵐の関係で早引けになっ
ただけだよ。
あれじゃあ、ヘリも飛ばないからね」

「それならいいけど……ここの合弁会社は新藤グループの将来を担う部門でもあるのだ
から……あなたには是非頑張ってもらいたいわ……成功するだけの能力もあるんだし…
…何より、ここで認めて貰えば、何れはグループの総帥への道も開けて……」

「ああ、麗子と麗子のお父さんには感謝してる。
いい国と働き場を紹介してくれた上に、こんな贅沢な社宅まで貸してくれて……お陰で
みんなと結婚できた。
勿論、仕事は頑張るさ。
でも、それは総帥になりたいからじゃない。
好きな子に……生まれてくる子供達に苦労はさせたくないからだよ」

「……それでも、私はやっぱり、あなたには次期総帥になって欲しいわ」

生まれ持ってのお嬢様気質から、素直になれない麗子がそっぽを向く。
俺はお腹の大きくなった麗子をグッと抱き寄せ、美麗な横顔にキスをした。
最高品質の絹糸のようなブロンドの髪が俺の頬にあたる。

「わかった……麗子の言うとおり頑張るから、今はこれで機嫌を直してくれ」

「もう、はぐらかすのが上手いんだから」

麗子は頬を赤らめ、恥じらいを露にした。
244ブルー:04/09/26 18:32:54 ID:E6YsAqdE
「あー、ずるいですー、みこもー、旦那様のキスが欲しいですー」

ぽやーんとした口調で、みこちゃんが拗ねる。
幼げな容姿の割りにポッコリと膨らんだお腹がアンバランスに写る。
こう見えても、愛ちゃんより年上の19歳だから不思議だ。

「ごめん、ごめん、ただいま、みこちゃん」

お腹に手をあて、おでこにキスをする。
それだけでみこちゃんの瞳はうるうるとする。

「今日は胎教の為にも、みんなと水彩画を描いていたの」

精神的にも肉体的にも、美雪ちゃんや、みこちゃんより大人びた涼子ちゃんが微笑む。
トレードマークのツインテールが揺れる。

「涼子ちゃんが水彩画って珍しいな。
いつも油絵じゃないっけ」

「この時期の油絵は、絵具に使う灯油が胎児に悪いわ。
最近は私も専ら水彩画専門よ。
素朴な絵調がマタニティーブルーも和らげてくれるわ」

「ふむふむ、さすが理論派な涼子ちゃんだけある」

感心しながら、俺は涼子ちゃんのムチムチとしたお尻をグイグイ揉んで、唇にキスをした。
涼子ちゃんのヒップは脂がのって誰よりも大きい。
初めてのアナルセックスでも、柔軟に俺を受け入れてくれた。

「はむっ、あうっ……」
245ブルー:04/09/26 18:33:32 ID:E6YsAqdE
涼子ちゃんの舌が俺の口の中へ伸びてきて、積極的に動き回る。
逆に、涼子ちゃんの唾を大量に飲まされてしまう。
ツインテールの美少女が理知的な瞳を悪戯っぽく輝かせた。

「する時は寝室で……今日は通販ですごいショーツを見つけたの。
インスピレーションをヒシヒシ刺激されたわ。
すごく挑発的なガーターセットだけど、届いたらあなただけに見せてあげる」

「おお、それは楽しみだ。
お腹が膨らんでも、涼子ちゃんはスタイルがいいから、きっとすごく似合うよ」

「うふふ、あなたってエッチな事になると、本当に子供のように喜ぶわ。
その顔が見たくて、私はどんどんエッチになるのよね」

慈愛に満ちた表情をし、涼子ちゃんは、お尻を撫で回し続ける俺の手を軽く抓った。

「イテテテ、そういえば、瑞穂の顔が見えないけど、どこにいるのかな??」

この美少女達のリーダー的存在である結城瑞穂を探す。
卯月学園を卒業前、破天荒な女性交友ぶりが発覚し、修羅場の中心人物となった俺を、
一番激しく糾弾しながら、一夫多妻制の事を教えてくれたのが他ならぬ瑞穂だったのだ。

その時の瑞穂は、愛らしい瞳に苛烈な怒りを滲ませながら、気丈に立ち振る舞い、懸命
に俺を支えてくれた。
離れかけていたみんなの心をまとめてくれたのだ。
今の俺達があるのは、瑞穂のお陰といっていい。
246ブルー:04/09/26 18:34:23 ID:E6YsAqdE
ちなみに、一番最初に俺と男女の関係になったのは瑞穂だ。
俺は学園のヒロインである瑞穂の処女を春の終わりと共に散らし、冬の半ばには妊娠さ
せてしまった。
若くしてムチムチと発達した瑞穂の肉体を毎日のように求め、若気の至りから嫌がる彼
女の助言にも耳を貸さず、中出しを続けてきた当然の報いでもある。
結局、瑞穂は合格していた有名国立大学への進学も諦め、勘当も同然な状態で親元を去った。


「瑞穂ちゃんならー、今日はつわりが酷いから、お部屋のベットで休んでますー」

みこちゃんが心配そうな顔をしながら、説明してくれた。

「瑞穂先輩、私達よりお腹が大きいから。
予定日ももうすぐだし」

「…………」

「でも、結城さん、日増しに綺麗になってるわ。
女の私が見ても、悔しいぐらいに充実感に満ち溢れているわ。
在学中の彼女は確かに美人で輝いていたけど、今はそれ以上よ。
今度、結城さんを題材に絵を描いてみたいぐらいだわ……」

涼子ちゃんがまじまじと呟く。

「結城さんの事なんだから、きっと女の子なんじゃないかしら。
これは女の勘だけど、そんな気がするわ……」

麗子がブロンドの髪をかき上げ言った。
勝ち気な瞳には不安げな色が濃く浮んでいる。
麗子も瑞穂の事が心配でたまらないのだ。
当然だ、俺たちは家族なのだから……。
247ブルー:04/09/26 18:35:15 ID:E6YsAqdE
「瑞穂先輩の子なら、きっと美人ですよ」

十八歳の愛ちゃんがキラキラと瞳を輝かせ、俺を見上げる。
愛ちゃんは、常々俺の子供が欲しいと言っていたから、最初に俺の子供を産む瑞穂の事
が心から羨ましいらしい。

彼女は一番最後に妊娠した。
いつも中出しをしていたが、高校二年という年齢以上に胎内の成長が未熟だったせいな
のかもしれない。
妊娠が分かった時、満面の笑みで報告して、俺の両手を掴みピョンピョンと跳ねて喜ん
でいた。
ちなみに、愛ちゃんが原因で俺の破天荒な女性関係が発覚したのだ……。
ある意味、一番の爆弾娘だ。

「早く行ってあげなさいよ、結城さんも会いたがってるわよ」

麗子が俺の背中を押す。
麗子にとって瑞穂のつわりは他人事ではない。
瑞穂の次は麗子が出産する番なのだ。
麗子は俺によって二番目に妊娠させられた被害者でもある。
俺と出会わなければ、卯月町一の豪邸で悠々自適に暮らせていただろうに……。

「ああ、じゃあ、部屋へ行こう」

俺はみんなを引き連れていった。
それぞれ個室はあるが、それはプライベートな場所であり、言わば荷物置き場にすぎない。
寝室は一つで、そこに特注製の巨大ベットを置き、七人で川の字になって寝ているのだ。
248ブルー:04/09/26 18:37:26 ID:E6YsAqdE
広い寝室の中央に鎮座する巨大なベット。
俺は気だるげに横たわる瑞穂の側により、優しく頭を撫でた。
額には薄っすらと汗をかいている。

「おかえりなさい……健太郎くん……」

俺の顔を見た瑞穂がにっこりと微笑む。
白い肌にしっとりと汗が浮き、苦しげに呼吸をするだけに、痛々しい。
上体を起そうとする。
俺はそんな瑞穂の優しく諌め、ほっそりとした手に指を絡め、何度もキスをした。

「いいから、そのまま寝てて」

「うん……ごめんね……出迎えにいけなくて……」

「無理をしないで居てくれた方が、俺としては嬉しいよ。
もう、瑞穂の体は一人の物じゃないんだから……」

「…………」

その言葉に安心したのか、瑞穂の顔が安らぎを帯びた。
大きくなったお腹を擦る。

出会った頃から変わらない、艶やかな黒髪のストレートヘアに白いヘアバンド。
マタニティードレスを纏う、瑞穂は女神のように美しかった。
249ブルー:04/09/26 18:38:42 ID:E6YsAqdE
以前の瑞穂も凛として綺麗だったが、18歳にして妊娠し女性的な丸みを帯びた瑞穂
は、涼子ちゃんの言葉通りさらにその美貌に磨きがかかったようだ。
バストはパンパンに膨らみ、お尻は男好みにプリンとしている。
物腰から、顔つきも一層大人びて、女子高生ではなく女子大生のそれになっている。
雪白な肌質もさらに女らしく、白さを増したようだ。
学園でも圧倒的な人気を誇った事からもわかるが、男なら一度は犯して見たくなる絶世
の美少女とは、まさに瑞穂の事だろう。

お腹だけ不自然に膨らんでいるが、それ以外の部位は運動好きな瑞穂らしく引き締まっ
ている。
こうして、夫として見守っていても、ムラムラとした性欲を呼び起こされてしまう。

特に、昔の生真面目な学級委員タイプ瑞穂を知っているだけに、その興奮は倍加されて
しまう。
学園のヒロインとして燦然と輝き続けた才色兼備な結城瑞穂の妊娠した姿が――――。

俺はゆっくりとマタニティードレスのボタンを外し、高校時代より一層大きくなった瑞
穂のバストを慎重に取り出した。
意地っ張りな瑞穂の性格そのままにツンと上を向き、その頂上では初めてみた時と変わ
らない色合いの乳頭がポツンと存在感を示している。
乳輪も驚くほど色が薄く小さい
タプタプと柔らかいのは、出産を控え、母乳が準備万端用意されているからだ。

「胸、また大きくなったね……」

「やだ、恥ずかしいわ、健太郎くん」

瑞穂が複雑な表情をする。
もう数え切れないぐらい俺に抱かれているというのに、出会った頃の恥じらいを忘れない。
今でも、エッチをする時は電気を暗くしてと、お願いするぐらいだ。
瑞穂の体は隅から隅まで女らしく美しいというのに……。
250ブルー:04/09/26 18:39:34 ID:E6YsAqdE
俺はお腹に負担をかけないよう、瑞穂の隣に添い寝すると、耳元に「胸が張って苦しい
だろ、今日も少し絞ってあげるね」と言って、優しく乳房に指を食い込ませた。

二つの少女らしい白い隆起が、柔らかく歪む。
可憐な乳頭から、じわーっとミルク色の液体が溢れ出した。
高校卒業前に妊娠させられた瑞穂の母乳だ。

「ほら、見て、瑞穂のおっぱいからミルクが出てる。瑞穂がママになった証拠だよ」

瑞穂の頬から首筋に掛けて、キスの雨を降らし、説明した。
妊娠したせいで、90センチを軽く超えるほどに発育したバストを左右交互に愛でる。
白山の乳房があっという間に母乳だらけになった。

「いやあん、シーツが汚れちゃうわ……」

白く細い指先を俺の手に合わせ、端麗な顔立ちを恥じらいに染める。
瑞穂は困り顔で、夫となった俺によって乳搾りされる自分のバストを眺めている。

その様子を、みこちゃん、愛ちゃん、美雪ちゃん、麗子、涼子ちゃんが羨ましそうに観
察していた。
皆、俺に乳搾りをしてほしくてたまらないのだろう。

特に麗子は、そのお嬢様顔を真っ赤にモジモジとして、如何にも胸が苦しそうだ。
スタイル抜群な麗子の胸は瑞穂よりも大きく、搾りがいがある。
毎晩、俺がしこたま揉んではミルクを飲んでいる。
麗子のミルクはお嬢様らしく特濃で、練乳のようにねっとりとしている。
恐らく、気位が高くマゾッ気のある麗子は、自分が動物のようにミルク搾りをされるこ
とに言葉では言い表せない興奮を覚えるのだろう。
高飛車な彼女も乳搾りの時だけは、新妻らしく黙って絞られているぐらいだ。
251ブルー:04/09/26 18:40:14 ID:E6YsAqdE
みこちゃんと美雪ちゃんは、胸がまだ女子中学生のように小さく、ミルクの出もチョロ
チョロと悪い。
味も水ッ気が多く、それだけに、二人には特訓を重ね、育てなければならない。

愛ちゃんと涼子ちゃんは素養があるだけに大丈夫。
何れ、麗子や瑞穂に並ぶ、巨乳系美少女になるだろう。
無論、毎晩俺が揉んで、来るべき授乳の訓練をしている。
涼子ちゃんのミルクはコクがあり、愛ちゃんのミルクはやや薄い。
それは、愛ちゃんの出産まで日月があるせいかもしれない。

「瑞穂のミルク、今日もトロトロと甘くて美味しい。
これなら安心できる。きっと、丈夫な赤ちゃんを育てれるよ」

「うん……私と健太郎くんの子供だもの……きっと元気いっぱいな赤ちゃんが生まれてくるわ。
あなたみたない腕白な子になる気がするの」

「あれ、男の子なの?」

「ううん、たぶん、女の子だと思う……でも、きっと健太郎くんに似て悪戯っ子よ。
私を困らせてばかりになるだろうから、今から心配だわ……」

「そうかな、女の子なら瑞穂そっくりな可愛い子がいいな。
女の子なのに俺に似てたら、可哀相だろ」

「そんな事ないわ。
男の子だろうと女の子だろうと、みんなから愛される向日葵のような子になるはずよ…
…だって、あなたの周りにはこんなにもたくさんの素敵な女の子がいるじゃないの……」
252ブルー:04/09/26 18:41:03 ID:E6YsAqdE
「そうだな……俺と瑞穂の子だ、きっと人一倍元気で人一倍明るい子が生まれるさ」

「うん……」

俺は愛しむように瑞穂のバストで円を描きながら、唇にキスをした。
瑞穂が俺の背中に腕をまわし、唇を頬張る。
涼子ちゃんとは違い情熱的ではないが、永遠の誓いを立てるような気持ちの籠もった口
付けを、瑞穂はする。

「ねえ、もういいわ……胸を放してちょうだい……」

「えー、もう少しこうしてたい。
だって、この卯月学園の全男子が狙ってた最高のバストは、もうすぐ子供の物になるん
だろ」

「クスっ、それは、あなたの子なのよ」

「分かってるけど、なんか納得いかねー。
瑞穂は顔の割りに胸が大きくて目立ってたから、体育の授業中ずっと狙ってたんだぜ。
な、いいだろ、もう少しこの大きな胸を揉んでいたいんだ」


「はいはい、しょうがないパパでちゅねー」

瑞穂が母性に満ちた顔をした。
俺を頭を抱き寄せ、両腕で包み込む。

「子供が生まれたって、私が健太郎くんの妻である事は変わらないんだから……この体
はいつでもあなただけの物よ……」
253ブルー:04/09/26 18:41:49 ID:E6YsAqdE
「うん……なあ、このまま入れていいかな?」

「え、だめよ……お腹の中の子に響くわ……」

「その辺は優しくするからさ。
俺、瑞穂の胸を揉んでたら、したくなってきちゃった」

「でも……」

「今日は月曜だから、瑞穂の日だろ?」

「そうだけど……」

俺たち夫婦は、夜伽の番が曜日ごとに決まっている。
月曜が瑞穂、火曜が麗子、水曜が涼子ちゃん、木曜がみこちゃん、金曜が愛ちゃん、土
曜が美雪ちゃん、という風に。
これは、卯月学園在学中の俺が攻略し、それぞれの処女を散らした順番に他ならない。
妊娠した順番は、瑞穂、麗子、涼子ちゃん、みこちゃん、美雪ちゃん、愛ちゃんの順だ。
ちなみに、日曜日は俺の日で、ハーレム状態でエッチが出来る日に定められている。
この前は、全員をベットの上に裸で並べ、順番に犯していった。
その前は、6人でのレズプレイや、同時フェラをさせた。

「絶対、お腹に負担は掛けない。無理はさせないからさ」

「もう……仕方ないわね……わかったわ……」

そう言いながら、瑞穂は嬉しそうな顔をする。
妊娠した姿でも、求められるほど愛されている事に、女として、妻としての幸せを感じ
ているのだろう。
254ブルー:04/09/26 18:43:36 ID:E6YsAqdE
「やったーーー!!
それじゃあ、さっそく……」

そそくさとズボンを脱ぎ捨て、マタニティードレスの中の少女チックなショーツをスル
スル引き抜く。
正上位の体勢で、いたわるように新妻となった瑞穂を貫いた。
みんなの前で胸を揉まれ濡れていたのか、瑞穂のアソコがツルンと俺のペニスを飲み込む。
立派なレディに成長したアソコ。
高校三年の春、優等生だった瑞穂をあの手この手で口説き落とし、それから休む間もな
く開発してきた、俺専用のオマンコだ。

(まあ、みんな、俺専用なんだけど……)

そう心で苦笑いし、俺は母乳のたっぷり詰まった乳房を玩具のように揉み、お腹に体重
を掛けないよう腰を動かした。
先端から白いミルクがビュービューと飛び出す。

「いや、いやぁん」

大人っぽい甘え声を出す、瑞穂。
芯まで感じているようだ。
悩ましく眉根を寄せ、白い歯を見せながら、あられもなく喘いでいる。
律動に合わせ、美しく膨らんだお腹が緩やかに揺れる。

「瑞穂ちゃん、頑張ってくださいー」

いつの間にか枕元に近づいたみこちゃんが、汗でほつれた瑞穂の黒髪をかき上げ、そっ
とキスをした。
リードするみこちゃんの舌に誘われ、二つの小さな舌がチロチロと絡みあう。
255ブルー:04/09/26 18:44:37 ID:E6YsAqdE
隣では、興奮した麗子と涼子ちゃんが抱き合って、見ている俺が嫉妬しそうなほどに濃
厚なキスをする。
ウェーブしたブロンドの髪とツインテールの黒髪を揺らしながら、お互いに胸を擦り合
わせていた。

愛ちゃんと美雪ちゃんは、ベットの上で細い脚と脚をクロスさせて、秘部同士をくっ付けて、腰をクナクナと動かしている。
二人とも、しきりにお互いの名を呼びあっている。

「くっ、お腹の中の子供が俺のを蹴りやがった!
生まれる前から反抗期かよっ!」

「んんんんんっっ!あっあっああ、あふっ……」

「こうして、みんなが一緒に暮らせるのも、瑞穂のお陰だ。
本当に感謝してるよ」

「ああ、ああん、あん、あん、あっっ!!」

もはや、俺の言葉に答える余力もないのか、瑞穂はトロンとした瞳で、顎をガクガクと
揺らしていた。
花弁のような唇からはだらしなく涎が垂れ、耳穴にはみこちゃんの舌が踊っている。
俺は、クリトリスを擦りながら、ねっとりと抜き差しを繰り返した。

「みんな好きだ……けど、一番好きなのは、やっぱり瑞穂だよ……」

瑞穂だけに聞こえるよう、耳元に囁き、はしたなくミルクを噴出す美麗な胸元を揉みし
だいた。
みこちゃんが、クスッと笑っている。
256ブルー:04/09/26 18:45:29 ID:E6YsAqdE
「綺麗だ……お腹が膨らんでも、瑞穂はやっぱり瑞穂だ……。
おっぱい気持ちいい?」

「あぐあっ、んんっ、ううーーん!」

「ほら、気持ちいいって言ってごらん」

「はうっはうっ、はあああああっっ……」

「ほらほら、気持ちいいって言って。もっと気持ちよくしてあげるから」

「き、気持ちいいっ!ミルクがビュッビュッ出て、おっぱい気持ちいいのっっ!!」

日頃の貞淑な若妻とは思えないあられもない声で、瑞穂が叫んだ。
高校を卒業したばかりで、淫母のように腰を動かす。
俺によって開発された、爛れた性感が目覚めたのだ。

「ほら、瑞穂のお腹の赤ちゃんも一緒に犯してあげる」

不謹慎な言葉遊びをしながらも、俺は瑞穂の体とお腹の中の赤ちゃんに負担をかけない
よう、細心の注意を払いながらピストンする。
瑞穂には本当に幸せになってほしい。

「ああっ!犯されてるっ!!私、妊娠してるのに犯されてるわっっ!!
お腹の赤ちゃんも一緒に犯されてるのっ!!」

「瑞穂は本当にエッチだね。
日に日に淫らになってる。もうすぐ母親になるっていうのに……」

「あぐぅ、ごめんなさい、ごめんなさい……結婚しても、瑞穂、エッチな女の子なの……」
257ブルー:04/09/26 18:46:34 ID:E6YsAqdE
瑞穂が黒髪を振り乱し、破廉恥に喘ぐ。
ミルクが飛び散った全身には脂汗が浮き上がり、ビクビクと白い喉を仰け反らせている。
若鮎のように身重な腰が飛び跳ねた。
これ以上の負担は危険だ。

俺は手元にあった、ピンクローターを瑞穂のアナルに押し込み、スイッチを強に入れる
と、クリトリスをクネクネ転がして、一気に絶頂へと押し上げた。

「ひゃあっっ!!」

裏返るような声をあげ、マタニティードレスを半裸にされた瑞穂が、白目を剥いてビク
ビクと痙攣する。
俺は引き抜いたイチモツを一段と色っぽくなった瑞穂の顔へと運ぶと、みこちゃんに舌
と指を使って扱かせた。
大量の精液が、妊婦となった瑞穂の顔に泥雨のように降り注ぐ。

「あああ……」

官能に痺れぼんやりとした顔の瑞穂は、彷徨いの中から愛らしい瞳の焦点を合わせる
と、「大好きよ、健太郎くん……」と甘え声でキスを求めてきた。

俺は、ありったけの感謝と愛を、平凡で貧困な語彙で綴り、濃厚なキスを捧げた……。
258ブルー:04/09/26 18:48:47 ID:E6YsAqdE
連投で純愛(?)
ずっと、下級生にハーレムエンドがあればなーっと思っていたので・・・
ちなみに選んだ6人は下級生をプレイする時は必ず攻略してました。
259名無しさん@ピンキー:04/09/26 18:50:34 ID:sREcPrur
ブラボー! 何かすっごいイイなぁ。
ここに至るまでを長編で読みたい、などというのはあつかましいお願いですかね?
260名無しさん@ピンキー:04/09/26 20:47:54 ID:apMKgPmu
ブルーさん最高ーーでした!!
261名無しさん@ピンキー:04/09/26 22:44:49 ID:TQvOIqw+
素晴らしい!の一言です。いやーホントいい。
262名無しさん@ピンキー:04/09/27 16:58:49 ID:1NypHc1H
さすがっていう出来ですね。
しかし素直になれない高飛車系お嬢様って良いものだと
ブルー氏のSSで実感させられました。
甘えたいけどプライドが邪魔になって甘えきれない感じが良いね。
あらたな属性が一つ追加されますた。
263名無しさん@ピンキー:04/09/28 08:16:00 ID:NbXb81R5
乙です。続編期待します!
264名無しさん@ピンキー:04/09/28 09:00:14 ID:7mJEHPnq
うおwブルーさんのSSが二本も…
プロマシアに磨耗したのかw
265ブルー:04/10/01 19:33:43 ID:k/gsl7VZ
しみじみと、下級生はよかったな〜・・・
下級生2は、本編エロかったけど、やはりキャラが三人以外微妙だった〜
次はWWXPのシャロンに期待してまつ
266名無しさん@ピンキー:04/10/03 00:04:45 ID:CUhV/5HA
 >>265
 え、でるの?!

 ・・・ネタ?
267名無しさん@ピンキー:04/10/03 01:52:38 ID:c1Fa9ElK
>>266
出るらしい。しかもファンクラブ限定だったサイドエピソードセットで。
詳しくはエルフ本スレとか公式でどうぞ。

俺も「本編」のシャロンに期待したい。というか、カイザーに期待w
268名無しさん@ピンキー:04/10/03 09:20:09 ID:CUhV/5HA
 >>267
 さんくす。公式見てきたけど・・・内容わかんねぇ!!(T_T

 俺はポルックス編の部分が、ちゃんとエロエロ(最後まで至る)になってりゃ良いかな。
寝取られは勘弁。
269名無しさん@ピンキー:04/10/03 21:06:19 ID:/ltN6YGw
>268
?HPに「完成度の高い作品だけに仕様変更の必要なし」って
書いてあるけど。
270名無しさん@ピンキー:04/10/04 20:41:56 ID:wk6cko8b
いまだによくわからんが、何でdos版のエロシーンをわざわざ削る必要があったんだろう?
winだと本番はたったの三回しかないし、しかも途中から描写をはしょっている。

xp移植と聞いたときには、そういう不満点も解消してくれるのかな、と淡い期待を
抱いたが……。くっ。
271名無しさん@ピンキー:04/10/04 22:39:37 ID:yXdr3kKY
サターンで出すはずだったのをWinに持ってきたからじゃないかな。
DOS版のミューのエッチが良かったからWin版も期待してたら
あれだもんなガックリきたよ。
272268:04/10/05 20:15:02 ID:jeAsI4ob
>>269
>?HPに「完成度の高い作品だけに仕様変更の必要なし」って書いてあるけど。

サンクス・・・はぁぁ・・・

 エロエロなら、買おうと思ってたのになぁ・・・。
273名無しさん@ピンキー:04/10/06 22:52:22 ID:YWPKMBcn
U-1SSかと思った・・
274ダミアン ◆.lt5gYzbQ. :04/10/07 14:18:57 ID:PuVGvC2D
百合(3)

4本の男根が、仲良く一列に横並びしている・・・
「うわあ〜、4本とも天井に向かってまっすぐ伸びてる・・・」
「何でこんなに元気なの?・・・まさか、興奮しているの?」
「見られて興奮しているんだね・・・」
口々に好き勝手なことを言いあう女子たちに、片桐先生もうんうんとうなずいている・・・。
「4人とも、変態なのね。」
片桐先生の一言に、4人とも顔を真っ赤にした。

「それじゃ、始めるわよ。」
先生がそう言うと、唯や友美は、シェービングクリームを手に塗りたくった。そして、竜之介達4人の
股間をその手でやらしく撫でる・・・
「ふあっ!」
急に西御寺の頂上から、白いものが噴火した。
「やだっ!西御寺君、早すぎw」
ニヤニヤ笑う女子達のなか、西御寺は顔を真っ赤にしたままうつむいた。
275名無しさん@ピンキー:04/10/10 00:56:18 ID:LALLkizQ
DDDって消えたのか
276名無しさん@ピンキー:04/10/11 11:17:13 ID:tg+RNOzt
何か消えてるね・・・。
閉鎖じゃないといいけど。
277名無しさん@ピンキー:04/10/13 20:36:14 ID:GFOnHu1N
たまきは、主人公の家に、無断で侵入するスキルがあるから
七瀬とのHを、目撃している、かもしれない。
278名無しさん@ピンキー:04/10/16 20:44:19 ID:AV3Yy8KH
ho
279名無しさん@ピンキー:04/10/20 10:25:50 ID:OHtubNLZ
tes
280名無しさん:04/10/21 12:26:28 ID:fBOw5Utn
age
281名無しさん@ピンキー:04/10/26 14:29:41 ID:mBAIr2U1
ほぜそ
282名無しさん@ピンキー:04/10/30 17:54:34 ID:9kAyTV9n
昇り竜
283名無しさん@ピンキー:04/11/04 12:45:05 ID:jg6Emk7u
>>275->>276
まだGoogleのキャッシュには残ってるようなので、保存し損ねたSSが
あるのなら、適当なキーワード(キャラ名その他)で検索すればヒットする
284名無しさん@ピンキー:04/11/04 21:57:05 ID:JZ02nor8
河原崎2の美香SSきぼん、と言ってみる。
285名無しさん@ピンキー:04/11/09 00:48:19 ID:jPdOIWer
遺作の琴未か野々村の梨恵、誰か〜
286名無しさん@ピンキー:04/11/09 01:59:26 ID:lXOjXvMK
琴未は前スレか前々スレか前々々〜(ryに在ったろ。
お望みのシチュかどうかは知らないけど。
287名無しさん@ピンキー:04/11/11 22:13:19 ID:oyjuEruz
杏奈のSSが読みたいな。1つもないし。
288名無しさん@ピンキー:04/11/12 07:38:27 ID:iniinpvr
あげだマン
289名無しさん@ピンキー:04/11/14 22:28:30 ID:E6f0qi7X

職人様どうか来てください。
290名無しさん@ピンキー:04/11/16 16:19:05 ID:mCHowQUq
同じく。
291名無しさん@ピンキー:04/11/17 20:09:49 ID:GycqhL4c


カツン、カツン、カツン……

 剣を手に携えたまま、ポルックスは洞窟を一人歩いていく。
鋭い眼光は敵がどこから沸いて出ようと的確にその姿を捉え、そして次の瞬間には手にし
た獲物でそれらを切り裂いてきた。

(一体奴らはどれくらいの勢力なんだ?)
 もう数え切れないくらい敵を倒してきた。
いつになればこの戦いが終わるのか、少々辟易しながらも彼は決して油断することはない。

 ポルックスは光の一族の剣士だ。
しかしそれは不確かなもの。
意識が覚醒した時、彼は記憶を持ちあわせてはおらず、自分自身が何者か分からない浮浪
者だった。
髪はボサボサ、髭は汚らしく伸び、服装も乞食同然といっていい。
そんな怪しい風貌だったにもかかわらず、見ず知らずの自分を招きいれてくれた光の一族。
己の記憶を取り戻すためこの地に留まったが、もしかしたら自分は光の一族とも影の一族
とも全く関係ない人間なのかもしれない。
だが、今こうして生きているのは間違いなく町の人々のおかげだ。
その温情を無下に扱うことは出来なかった。
だからこそ彼は「自分の記憶を取り戻す」ということよりも、光の一族の剣士として戦う
ことを優先している。

(しかしここまで反撃を許すとはな……)

 ポルックスのおかげか、光の一族は一時、影の一族の住まう洞窟を地下四階まで制圧し
ていた。
あと少しでこの戦いに終止符が打たれる。誰もがそう思った。
だがその考えから油断が生まれたのだろう。
292名無しさん@ピンキー:04/11/17 20:11:25 ID:GycqhL4c

 それまで控えていた影の一族の精鋭部隊に、手痛い反撃を食らうことになったのだ。
あっという間に勢力図は逆転してしまい、その証拠に辺りには光の一族の同胞の亡骸が無
残に転がっている。
その中には酒を酌み交わしたり、談笑した顔なじみもいた。
しかしそれらの全てが今は冷たく。人ではなく、物になってしまった彼らを見るたびに、
ポルックスは静かな怒りを覚えるのだった。

ジャリッ

「!」
 とっさに剣を構える。
前方の曲がり角の先から地面と靴が擦れる音がしたのを、ポルックスは聞き逃さなかった。
瞬間的に五感を研ぎ澄ます。

 誰かいる。

 そんなポルックスの気配を感じ取ったのだろう、どうやら曲がり角の向こうにいる人物
もこちらに気付いたらしい。お互いに殺気が膨れ上がる。
味方ならばそれに越したことはないが、敵である可能性も充分にある。
臨戦態勢のままポルックスは、足音を殺しながらゆっくりと曲がり角に近付いていく。
 そして次の瞬間。

バッ!

 その先に躍り出て、構えていた剣を相手ののど下に突きつける。
と、同時にポルックスの眉間にも矢の先端部分を突きつけられた。
(弓…だと?)
 そこで眉が動き眉間に皺が寄る。
影の一族はたいていの場合、その体格に任せた力任せな攻撃をしてくる連中ばかりだった。

293名無しさん@ピンキー:04/11/17 20:12:34 ID:GycqhL4c

 獲物も棍棒や極めて精度の悪い刀など、原始的なものばかり。もしくは影の一族特有の特
異な体質を生かした攻撃方法で襲い掛かってきた。
弓矢という非常に技術を要する武器を使用してくる相手にはこれまで出会っていない。
もしかしたら、と思いながらポルックスはその相手の顔を確認する。

「ベガ…!」
「ポルックス…!」

 やはりその相手は味方だった。
ベガ――――光の一族の一人で、弓矢を使うことに長けた女戦士。
その彼女もまた矢をポルックスに向けたまま声を上げる。ただ違うのは彼女が地面に座り
込んだままの体勢だということ。
そして彼女の体のあちこちには擦り傷や裂傷が見受けられる。
命に別状はないだろうが、それが彼女がここまでくるのにどれだけ激しい戦いを繰り広げ
てきたかを物語っている。傷口を覆う包帯代わりの布地が少々、痛々しい。
刃先を引っ込める。今になって二人の顔から汗が滴り落ちた。

「もう…脅(おど)かさないでよ」
 その言葉と共に、ベガは脱力してしまったのだろう弓矢を地面に落とした。
緊迫していた空気から一転する。
「仕方ないだろう、姿が見えなければ敵か味方か分からんからな」
 言いながらポルックスも剣を鞘に収める。
そして普段はその後、手入れをしていないだらしなく伸びた髭に手をやるのだが、生憎一
昨日に全部剃り落としてしまっていた。
その時、彼女に対して一つの疑問が湧き上がった。
「ベガ…」
「? 何?」
「何故座ったままなんだ? そのままだと敵に見つかったとき初動が遅れて不利に……」
 そこまで言った時、ベガは黙ったままブーツを脱いで彼に右の足首を見せた。
付け根の部分が青黒く変色している。どうやら強く捻ったらしい。
294名無しさん@ピンキー:04/11/17 20:13:39 ID:GycqhL4c

「……」
「弓っていうのは自分と敵との間にある程度距離を置かないと有効じゃないから、充分に
間隔をとりながら戦っていたの」
 変色した部分をゆっくりと擦(さす)りながらベガは口を開く。
「そしたら敵の集団に鉢合わせちゃってね、何とか仕留めはしたけど距離をとる際に地形
に足を取られて捻っちゃった」
「テレポートストーンは?」
「三つ持ってきていたんだけど、そのうち二つは重傷を負った仲間に渡しちゃった」
「残りの一つは?」
「足を捻って転んだ時に落としたみたい」
 失態を恥じるかのように、彼女は大きく溜息を吐く。
「そうか。怪我のほうは大丈夫か?」
 そう言いながらポルックスは、ベガが患部を擦っていた手に己の手を這わせる。
「ち、ちょっと!?」
「静かにしろ。敵に見つかるぞ」
「う……」
 ソロリ、と患部を撫でられる。それだけでベガの全身は粟立つ。心臓が跳ねる。
と同時に彼女は十日ほど前のことを思い出す。

何度も自分の窮地を救ってくれた彼に礼をしようと、湖のほとりに呼び出したこと。
そして自分の言うとおりに目を瞑った彼に止まらぬ笑みを浮かべたまま、唇を奪ったこと。

 それまで「戦士」として生きてきた自分が、何故あの時だけ「女」になったのかはベガ
本人にも分からなかった。
いや、それは分からない振りをしているだけで。

ベガは間違いなく、ポルックスに惹かれていた――――

 そんな相手から敵地のど真ん中で、晒した素脚を撫でられている。
なんとも場違いなその行為が、余計にベガの心を揺さぶった。
295名無しさん@ピンキー:04/11/17 20:14:52 ID:GycqhL4c

「だっ、大丈夫だから……!…」
 顔どころか耳まで赤くして、今度は声を押し殺してポルックスに話しかける。
しかし、彼はその言葉に耳を貸さない。
「折れてはいないが……歩くのは難しいだろうな。ハーブで応急処置はしたのか?」
「し…したけど……、レッドハーブはもう使い切っちゃったから普通のでやったわ。余り
…効かないけどね」
 その言葉にポルックスはベガの顔を覗き込む。
「俺が来なかったら……どうするつもりだったんだ」
「その時は…光の戦士として戦って死ぬまでよ」
 向けられた視線をかわし、強い意思のこもった目で己の獲物である弓を見つめる。
窮地に追い込まれていたベガが、そう考えていても当然といえるだろう。
だが、彼女はもう一つ胸に秘めた思いを口にはしなかった。
もう一度だけ、ポルックスに会いたいという"想い"を。口にする必要も無かった。

 何故ならその願いにも近い想いは、今叶ったのだから。

「あなたは…テレポートストーン持ってないの?」
「……影の一族の蝙蝠女に全部奪われた」
「…………マヌケね」
「何とでも言え」
 死と隣り合わせであるはずのこの場所で、随分のどかな会話を交わす。
「だがそのかわり……」
 言いながらポルックスは己の懐にある道具袋をまさぐる。
「宝箱からこういうものを手に入れた」
「イカロスの翼…!」
 イカロスの翼―――それは一瞬で光の町にまで帰ることのできるアイテム。
しかも、テレポートストーンは使った個人のみが対象者となるが、このイカロスの翼はそ
の対象者の体に触れている者も一緒にテレポートできるのだ。

296名無しさん@ピンキー:04/11/17 20:16:13 ID:GycqhL4c

「俺の方はまだ大丈夫だが、お前を放ったまま先に進むわけにはいかんからな。これを使
って帰るとしよう」
「……」
「どうした。傷が痛むのか?」
「……ポルックス」
「? なんだ?」
 突然口調が変わったベガを訝しがったのか、思わず彼女の顔を見る。
そんな彼女の表情が、先ほどまでの戦士の顔からうって変わっていて。
湖のほとりでの出来事を思い出したことが起因しているのか、そこにいるのは光の一族最
強と謳われた剣士に想いを寄せる、ただの女性だった。

「ありがとう……」

 きっと死を覚悟していたに違いない。その状況から一転、町に帰ることが出来るのだ。
その嬉しさで目を潤ませながら、想いを寄せている相手にまた救われたことに顔を少しだ
け赤く染めながら感謝の言葉を口にする。
 そんなベガの様子に、普段は色恋に疎いポルックスも流石に顔を赤らめる。照れ隠しに
自分の頬をポリポリと掻く。
「あー、ベガ……気持ちは分かるが一応ここは敵地だぞ」
「あ…うん、そう…よね」

 その言葉に急に気恥ずかしくなったのか、ベガはパッと顔を逸らす。
弓を杖代わりに、壁に手をかけながらなんとか立ち上がろうとした。
「無理をするな」
 突如肩の後ろ手を回され、抱きかかえられた。
「ちょ……?!…」
 おさまりかけた鼓動が再び高鳴る。
もしかして、ポルックスは自分の気持ちを分かっていてこんなことをしているのではない
のだろうか。そんな考えさえ浮かんでくる。
297名無しさん@ピンキー:04/11/17 20:17:22 ID:GycqhL4c

「ポルックス…」
「心配するな、次に気付いた時はもう町にいる」
 言いたい事はそんなことじゃない。まるで耳のすぐ横に心臓があるのではないかと錯覚
しそうなくらい、鼓動の音が大きく聞こえる。
相手に聞かれたらどうしよう。いや、もう聞こえているのかもしれない。
(……)
 どうせ聞かれているのなら。
そう思ったのかどうか分からないが。ベガはほんの少しだけ自分を抱きとめる男の胸板に
擦り寄る。ぎこちなく頬を押し付けた。
戦いによる汗と血の匂いが、彼女の鼻腔をくすぐる。目を閉じたその時だった―――


「ベガ!」


 鋭く自分の名を呼ばれたかと思うと、彼女の体はいきなり突き飛ばされる。
ズザザザッと地面を滑り終えると、即座にポルックスに視線を向けた。
「ポルックス…?…」
 いきなり何するの? そう言おうとした。

 ベガの視界に赤い花が咲く。
彼女の目が捉えたのは、
突如現れた影の一族の不意打ちを受けたのだろう、脇腹を刀で貫かれたポルックスの姿。

「が…はっ……!…」

 スローモーションのように彼の身体がゆっくりと傾いていく。
そこでベガはようやく気付いた。彼が、ポルックスが自分を庇ってくれたことに。
「ポルックス!!」
 それを認識したのかしてないのか分からぬうちに、気付けばベガは叫んでいた。
298名無しさん@ピンキー:04/11/17 20:18:42 ID:GycqhL4c

「死ね! 光の一族!!」
 それまで陰に潜んでいたのだろう、牛の頭に人間の身体という異形の姿をした影の一族
が、今しがたポルックスを貫いた剣を振りかざして再び彼に襲い掛かる。
「くっ……」
 地面を転がりながら、ポルックスは敵の斬撃をかわしていく。
しかし全てが紙一重。その証拠に、彼が身につけていたマントはもはや原型を留めていな
かった。
「ポルックス!」
「大丈夫だっ……!」
 その言葉と共に素早く立ち上がる。傷口を押さえもせずに、剣を鞘から引き抜く。
しかし思うように扱うことができないのか、防戦一方に陥ってしまう。
「……っ!」
 その様子を見ている場合ではないと気付き、ベガは怪我をしていない左足で跳躍する。
そして地面に落ちていた己の弓と矢を拾い上げる。そして敵の頭めがけて構えた。
が、打てない。ポルックスの体が敵の前にあるのだ。
ならば―――そう思い、矢の標的の先を少しずらす。

ヒュンッ!

「うっ…!?」
 敵の頭の真横を、ベガの放った矢が通過する。牽制代わりに放ったのだ。
それが相手の隙を生む。見逃さないポルックスではない。

ザシュウッ!

 次の瞬間、剣から旋る白い閃刃が武器を持った方の腕を斬りおとした―――

「ぐおおおーーーーー!!?」
 あまりの痛みに叫ばずにいられないのか、腕から大量に吹き出る自分の血に動転したの
か牛の頭をした影の一族はあらん限りの声で咆哮する。
299名無しさん@ピンキー:04/11/17 20:19:55 ID:GycqhL4c

「おのれぇ!!」
 怒りに任せてそう叫ぶと、眼前にあったポルックスを残った方の腕で突き飛ばした。

ドンッ!

脇腹の痛みにうずくまりかけていたのが災いし、その攻撃をもろに喰らったポルックス
の体は壁まで吹き飛ばされる。
骨と壁の衝突する嫌な音が響くと、声を上げることなく彼はその場に倒れこんだ。
持っていた剣は宙を舞い、地面に突き刺さる。

「くっ……!」
 彼のことを心配するのは後だ。
そう思ったベガは再び弓を構える。狙いを定めて矢を放つ。

ドシュ!!

「がっ…!」
 次の瞬間、彼女の放った矢は敵の眉間を的確に捉えた。
影の一族は口から血を吹きだしながらドドォ、とあお向けに倒れこむ。どうやら倒すこと
ができたようだ。
「ポルックス…!」
 膝を立てて近寄り、声をかける。しかし体をゆすってもポルックスは反応を示さない。
彼の体を起こそうと、今度は自分が彼の肩を抱こうとした。
 その時。
ヌルリとした感触が、彼女の手のひらに返ってきた。
「……?」
 訝しがり、思わずそこに視線をやる。映ったのは、血で真っ赤に染まった己の手。

「……――――!?」
300名無しさん@ピンキー:04/11/17 20:21:26 ID:GycqhL4c

 それがどういうことか理解すると同時に、まるで氷に閉じ込められたかのごとく、彼女
の体を悪寒が襲う。

嘘…! うそ……! ウソ………!

その言葉だけが彼女の脳に思い浮かぶ。
「ポルックス!!」
 それを否定したいと思ったのか、腹の底から彼女は叫ぶ。
しかし抱きかかえた体は動かない。
(私を助けたばかりに……)
 視界が涙で滲み出す。体も震えだす。
どうしよう。このまま彼が死んでしまったら。どうすればいいのだろう。
「ポルックス……」
 今度は縋りつくように弱々しく彼の名前を呼ぶ。
溜まった涙が、ポルックスの頬に一滴だけポタリ、と落ちた。

「今ポルックスと聞こえたか!?」
「我々の同胞を数多く倒した仇敵!!」
「探せ! 見つけ次第殺せ!!」
 すぐ近くで影の一族の猛々しい声が上がる。
「―――!!」
 当然それはベガの耳にも届いた。思わず声がしたほうへ顔を向ける。
足音は徐々に近付いてくる。
(いけない……!)
 側に落ちていたイカロスの翼を拾い上げると、自分の頭の上に高々と掲げる。
すると一瞬でバッと二人の体を包めるほど大きくなった翼は、光となりやがてその場から
消えていく。
二人の姿が消えると同時に、影の一族の小隊がその場に現れた。
301名無しさん@ピンキー:04/11/17 20:22:28 ID:GycqhL4c

「ちっ、どこにいるんだ」
「気をつけろよ。奴はシャロンやスタリオンにも勝ったらしいからな」
「ああ、分かっている!」
 やっきになり、影の一族は足早にその場を後にしていく。
地面に突き刺さり、その場に忘れ去られたポルックスの剣が、まるで持ち主の墓標である
かのように鈍い色の光を放った――――


 町に戻った直後、ポルックスは治療を受けた。
結果、脇腹の怪我は致命傷とまではいかず、頭部の打撃も体の内部にまで異常をきたす程
のものではなかった。
そのことに町の住民全員がホッと胸をなでおろす。
もはや彼の存在はただの浪剣士ではなく、光の一族の希望といっていいほどその存在は大
きくなっていたからだ。
しかし、町に平静が戻ることはなかった。もう一つだけ問題が残っていたからだ。
ポルックスが目を覚まさないのである。
「……」
 医者の見立てではもういつ起き上がってもおかしくないという。
 彼が横たわる宿屋のベッドの傍で、あれからずっとベガは付きっきりで看病していた。
深緑の髪は艶(つや)をとうに失い、彼女の顔にも疲労の色が浮かんでいる。
だが、自分を助けたことでポルックスは負傷し目を覚まさない。その自責心から彼女は傍
から離れることが出来なかった。

「ベガ…気持ちは分かるけど少しは休みなよ」

 何人もの仲間達にそう言われても、彼女は決してその場を離れなかった。
ミューや母親のダルクなどは看病の役目を代わろうかと言ってきたが、その申し出も頑と
して断った。

「……」
302名無しさん@ピンキー:04/11/17 20:23:43 ID:GycqhL4c

 椅子から立ち上がり、ベッドの傍に膝を立てる。
そっとポルックスの頬をなでた。
「……っ」
 視界が歪む。
どうしてこんなことになってしまったのだろう。

―――初めて出会ったときのこと

―――窮地に陥るたびに助けられてきたこと

―――そんな彼に徐々に惹かれていったこと

―――そして、湖のほとりで彼の唇に自分のそれを重ねたこと

 これまでのことを思い出し、ベガの頬を雫が流れる。おもむろに顔を近づける。
「……ポルックス」
 彼女の涙が再び、ポルックスの頬に落ちる。
そして彼らのそれもまた、再び重なるのだった。



「……うぅ…」
 くぐもった声をあげ、ポルックスはようやく覚醒する。
目を開けると建物の中にいるのだろう、天井が映る。
意識がはっきりしてくると同時に、お腹の上に何かが乗っかっているような重みを感じた。
「……?」
 首を曲げその方向を向いてみると、そこには勿論。
「ベガ……」
 自分にしなだれかかるように眠りに落ちている彼女の顔が目に入ってきた。
303名無しさん@ピンキー:04/11/17 20:24:56 ID:GycqhL4c

 目許にうっすらと涙の跡が残っている。
やつれきったその表情が、意識を手放していた間、彼女がどれだけ自分を心配していたの
かがすぐに分かった。
「……」
 ギュッと心臓を掴まれたかのような感覚に襲われ、たまらない気持ちになる。
もう何日も手入れをしてないであろう彼女の髪を、不器用に優しく撫でた。
「ん……」
 あまり力は篭めなかったのだが、それによってベガは覚醒させてしまう。
ぼやけていた焦点を合わせているようだ。少し寝ぼけた目でポルックスの顔を見返した。

「あ……!」
「おはよう、ベガ」
 驚きの声を上げるベガに、いつもと変わらぬような挨拶を返す。
次の瞬間、彼女はポルックスにしがみつくように抱きついた。
「心配…かけたみたいだな」
「……」
「すまなかった」
 それを拒むことなく、むしろ震える彼女の身体を抱き返す。
優しく背中をポンポンと叩いた。
「……ぅぅ」
 彼女の目が潤みだす。
「泣くなベガ、そんなに辛かったのか?」
「違う…」
 泣き声になりながら、ようやくベガは言葉を返す。

「嬉しいから……」
 それだけ言い、またギュッと抱きついてくる。
「そうか」
 ポルックスも、彼女の気持ちを汲みとりその一言だけ口にすると。
再び彼女の髪を撫でたのだった。
304名無しさん@ピンキー:04/11/17 20:26:48 ID:GycqhL4c



 ポルックスが目を覚ました――――
人々が待ち続けたその吉報は、あっという間に町中に広がった。
そんな彼を見舞うため、共に戦う光の戦士、彼を慕う若い兵士、そして住民達が入れ替わ
り立ち代り訪れる。
最初は丁寧に対応していたポルックスだったが、目覚めてから丸二日ずっとそんな様子で
は流石に辟易としてしまう。ノック音を耳にするだけで頭が痛くなるほどだった。
さっさとベッドを抜け出して、剣を振るいたかった。剣士である彼にとって、休んでいる
間に腕が落ちてしまうことは何よりも怖かったからだ。
 
 帳が降り、夜が訪れる。
明日になればもう動いても大丈夫だろう。
ここから動いていないので大して腹も減っていない。しかし寝るには早すぎる。
今からどうしようかポルックスが思案し始めた時だった。

コンコン

 今日、何度目になるか分からないノック音が部屋に響く。
やることのない現状でもこれまでの来客の多さからまたか、とウンザリしてしまう。
しかし追い返すわけにもいかない。
扉に向かって口を開いた。
「開いている」

ギイィッ

 古びた音を立てながら扉が開く。
その場に立っていたのは。
305名無しさん@ピンキー:04/11/17 20:28:00 ID:GycqhL4c


「元気になったみたいだね、ポルックス」
「ダルク……」
 ベガの母親であるダルク。
彼女の特徴である瞳の色や、少しだけ褐色がかった肌の色は娘にもしっかりと受け継がれ
ている。あえて違いを上げるならば、ベガの方が少しだけ女性的だといったところか。
「心配したよ」
「迷惑をかけた」
「……二つの意味でね」
「何?」
 突然、含みを持たせたものの言い方をするダルクに眉をひそめる。
「どういうことだ?」
「おや、言わないと分かんないのかい?」
 笑いとも呆れともとれる微妙な言い回し。

「あたしの娘はずっとあんたの看病をしていたと思っていたけど。違ったのかね」
「む……」
 そうだった。
既に訪れたミューやエオリアの話から、彼女が片時も自分の傍を離れずに看病していたと
いうことはもう知っていた。
母親からすれば、自分の体を顧みようとしない娘の様子を心配しないわけがない。
「そうだったな、すまなかった」
「別に謝る必要は無いよ。あの子が自分の意思でしたことだしね」
 言いながらダルクはフフッ、と笑みを浮かべる。
しかしその彼女の顔もまた、少しだけ痩せこけていることにポルックスは気付いていた。
「でも、戦士の先輩としての立場から言わせてもらえれば、あの子は失格だけどね」
「……どういうことだ?」
「戦士ならば傷ついた者を看病することよりも優先することがあるだ。……それが何か、
あんたなら分かるだろう?」
「……」
306名無しさん@ピンキー:04/11/17 20:29:13 ID:GycqhL4c

「そう、戦わなきゃならない。ただでさえ光の一族は劣勢に立たされているんだし」
「……ダルク」
「そういう意味では、あの子にはもう戦う資格はないかもね」
 その言葉を最後に、部屋は沈黙に包まれる。

確かに彼女の言うとおりだ。ベガもまた戦士なのだから自分を看病することよりも優先
すべきことはあったはずだ。
怪我をしていたのなら、それを治すことを最優先に考えるべきだろう。
だがベガほどの実力を持つ者が、それを理解していないはずがない。

「なら…ベガはどうして俺を看病することを優先したんだ?」
疑問に思ったポルックスは尋ねる。
それを聞いたダルクは少しだけ目を見開いた。その質問内容が意外だったからだ。
「いい加減あんたもニブいと思ってたけど、まさかここまでとはねえ」
溜息交じりにそう口走る。
「……?」
 その言葉に、訳の分からないといった表情を浮かべるポルックス。
「どういうことだ?」
「つまりだね……」
 そこでもう一度、ダルクは大きく溜息をつく。
「あの子は戦士である前に、女だってことさ」
「……!」
 今度はポルックスが目を見開く。
その様子に、ダルクはいよいよ呆れた表情を見せるのだった。
「あんた……まさか全然気付いてなかったのかい?」
「……皆目」
「おやおや」
 仕方ないねえ、と後に言葉を続ける。
いたたまれなくなったのか、ポルックスは目線だけを窓に向ける。
剃ってしまった髭をいじるかわりに、顎を撫でた。
307名無しさん@ピンキー:04/11/17 20:30:11 ID:GycqhL4c


「ダルク、一つ聞きたい」

「なんだい」
「今、俺を看病したことについて、ベガは戦士として失格だと言ったな」
「それがどうかしたかい?」
「ならば……」
 そこでポルックスは一旦言葉を切る。
息を吐き、今度は顔も窓の方に向けた。
「娘としてはどうなんだ?」
「……そりゃあ、言うまでもないだろう」
 持っていた籠の中に入っていたリンゴを一つ取る。
「抱きしめて、『よくやった』って言っておいたよ。あの子のあんたへの気持ちはとっくに
知っていたしね」
「そうか……」
 そこで掴んだリンゴをひょいっと投げた。
窓に映った様子からそれに気付いたポルックスは、振り返りそれを受け取る。
「っと」
「見舞いにあげるよ」
 ダルクはノブに手をかけ、部屋から出て行こうとする。
「まあ……あんたなら婿に来てくれても拒まないよ。その顔は少し苦手だけどね」
ダルクの台詞に、ポルックスは少しだけ顔を赤らめる。
苦手、とはポルックスが髭を剃って町に戻った時の騒動でのことを言っているのだろう。
そこで彼は、もう一つ聞いておきたいことがあるのを思い出した。
「ベガは?」
 ポルックスが目を覚ましたということを町の人達に伝えに行くと言って部屋を出てから、
ベガはこの部屋に訪れていない。
それが気になってつい尋ねた。
「昨日はさすがに休ませたよ。今日来なかったのは、きっとたくさん人があんたを見舞い
に来ると思って遠慮したんだろうね。弓の腕を確かめるついでに森へ狩りに行ったよ」
308名無しさん@ピンキー:04/11/17 20:31:23 ID:GycqhL4c

「そうか」
「じゃあお大事にね、明日はもう動けるんだろ?」
「ああ」
 その会話を最後にダルクは廊下に出て、扉を閉めようとする。
と、ノブがガチャリという音を立てる直前思い出したことがあったのだろう「あ…」と声
を上げながら、再び顔が見える程度に扉を開ける。
「そうそう明日ね、あたしはシルヴァーナと一緒にエポの店の仕入れを手伝うから一日中
留守にするんだよ」
「……それがどうした?」
 ポルックスの言葉を聞くと同時にダルクはニヤッと口を歪めた。
「しっかりね」
 そう言い残し、彼女は今度こそ扉を閉めた。
「なっ! おいちょっと待て!」
 ポルックスがその言葉の意味を理解し、慌てて言い返したときにはもうダルクは扉の側
からも離れていた。
「…ったく」
 困った様子を見せながら、先ほど受け取ったリンゴを一口かじる。
シャクシャクと小気味良い音が口の中から聞こえ出した。
口を動かしながら窓を見つめる。
そんなポルックスの視界には町の様子ではなく、自分が命を救った、そして意識を失って
いた自分をずっと看病してくれていた一人の女性が見えていた―――


 
 翌日。
昼もとうに過ぎ去った時間になり、ポルックスはようやく宿屋を後にする。
目が覚めてからずっと室内にいたのだ。気が滅入って仕方が無かったが、それだけに久々
の外は爽快感に溢れていた。
所持金で新たに剣を購入すると、意気揚々と森へ足を踏み入れる。
影の一族と戦う前に、今の自分の腕がどの程度鈍っているか認識しておきたかったからだ。
309名無しさん@ピンキー:04/11/17 20:32:45 ID:GycqhL4c


「ガウッ!」

「来たか…!」
 野犬が牙を剥き出しにしてポルックスに襲い掛かった。
彼は即座に剣を構える。
次の瞬間、野犬の身体は真っ二つに切り裂かれていた。
ドドォ、という音と共に倒れる。
「ふう……」
 息を吐く。
自分が思っていたよりは鈍っていないようだったが、これだけではまだ分からない。
そう感じたポルックスは、もっと深い方へと足を進めていく。
現れる熊や野犬を、その見事な腕で次々に両断していく。

「こんなものかな…」
 そしてようやく、今の自分の腕前を把握することが出来たようだ。
彼がそう呟いた時には空がオレンジ色になり始めていたのだが。
剣を鞘に収め、帰路につく。
その時だった。

ガサガサガサッ

「…!」
 前方の茂みが大きく揺れる。収めたばかりの剣に手をかけた。
そこから現れたのは。

「あ…! ポルックス」
「ベガ……」
310名無しさん@ピンキー:04/11/17 20:33:46 ID:GycqhL4c

 思わぬ人物と遭遇したことで互いに驚く。
(そういえば、狩猟がてらに森に出ているとダルクが言っていたな)
「もうベッドから起きて大丈夫なの?」
「ああ」
「でもどうして森に…」
「腕がどの程度鈍っているか知っておきたくてな」
「へぇ…そうなんだ」
 互いに臨戦態勢を解く。
横に並んで、町に向かって歩き出した。

「もうすぐ陽が落ちるな」
「そうね」
 二人は手をかざしながら、眩しそうに太陽を見つめる。
それからしばらくは、足音だけが木々の間を縫うように辺りに響きわたった。

「ふぅ……」
 不意にポルックスは溜息を漏らす。
「疲れたの?」
「まあ、久々に身体を動かしたからな……腹も減った」
「そう……なら」
 そこでベガは一旦言葉を切る。

「ウチに来る?」
「……………………何?」
 
「これでも色々料理作れるのよ、私」
 フフッ、と笑いかけながら語りかける。
思わず顔を逸らす。ポルックスの顔が赤いのは、夕陽のせいだけではない。
「いや、しかしだな…」
「あら、遠慮することないわよ。お母さんだって帰ってくるし」
311名無しさん@ピンキー:04/11/17 20:34:51 ID:GycqhL4c

(ダルク……ベガには嘘をついたようだな)
 また一つ溜息をつく。
しかし、ここで彼女の家に行くわけにはいかない。
今はまだ戦時中だ、戦うこと以外に気を取られたくなかった。
ベガには悪いがこの申し出は断ろう、そして宿屋に戻って鍛錬するのだ。一刻も早く戦い
を終わらせるために。
そうだ、それがいい。
結論が出ると同時にポルックスは、申し訳なさそうに彼女に話しかけた。


(なのに、なんで俺はここにいるんだ……?)
 机に肘をついて思わず頭を抱えるポルックス。
それもそのはず、彼は今、ベガの家に備え付けられている椅子に腰掛けている。
彼女はというと食材を切ったり、鍋の中のかき混ぜたりととても楽しそうに料理を作って
いた。
 あの後、宿屋に帰ると彼女に伝えたのだが。ベガの言葉にあっという間に丸め込まれて
しまい、結局お邪魔することになったようだ。
(まいったな……)
 とは言うものの、何故か口元が歪む。
本当のところを言うとどうやらこちらの方が本心だったようだ。

「ほらっ。出来たわよ、ポルックス」
「む……」
 机の上に料理が運ばれる。
見た目は不味くなさそうだ、というか実に美味そうである。
思わず食べてみる。

「……」
「どう? 人並みにうまく出来てるとは思うけど」
312名無しさん@ピンキー:04/11/17 20:35:53 ID:GycqhL4c

「……美味い」
「そう。良かった」
 その言葉にニコリと満面の笑みを浮かべる。
思わず、また顔を逸らした。
「お前は食べないのか?」
「今から食べるわ」
 言いながら彼女もポルックスの対面の席につく。
そして互いに語りあう。二人とも気付けば、あっという間に料理を平らげた。

 やがて時間は経ち、夜が訪れる。
「……」
「…ポルックス」
「ん?」
「その、ごめんね。私が無理やり連れてきたせいで宿屋に泊まれなくなって」
 ポルックスがベガの家にいる間に、宿屋は先客で一杯になっていた。
つまり、今日彼の寝床は無くなってしまったわけだ。
「気にするな」
 言葉通りさして気にするそぶりを見せずに、ポルックスは剣の手入れを続ける。
やがてその作業も終え、鞘にしまいこんだときだった。

「お、お母さん……帰ってこないね…」
 不意をつくようなベガのその言葉に、ポルックスの鼓動が高鳴った。
「……そう、だな」
 ベガは何故母親が帰ってこないのか理由を知らない。
だが、ポルックスは知っている。
「ねえポルックス」
「なんだ?」
「その、泊まるところがないなら家に泊まっていく?」
「……!?」
313名無しさん@ピンキー:04/11/17 20:36:55 ID:GycqhL4c

 表情が変わる。
「あ、そういう意味じゃないけど……でも、その、私のせいで宿屋に泊まれなくなったで
しょ?その点は悪いと思ったから」
「しかし……」
「大丈夫よ! お母さんもきっとそのうち帰ってくる…」
「ベガ…今日ダルクは帰ってこない」
 空気が張り詰める。緊張感が漂う沈黙が訪れる。
「え……」
 驚愕する彼女の顔を、何故か見つめることが出来なかった。
「どうして?」
「エポの店の仕入れの手伝いをするために、隣町まで行ったそうだ」
 言うと同時にベガの顔が緊張する。息を呑む音が耳に届く。
「すまなかった。知っていたが…今まで言えなかった」
「……」
「俺のことなら心配するな。野宿にも慣れている」
 そう言うと、ポルックスは素早く席を立つ。
足早に出口へ向かっていく。扉に手をかけた。
「料理、美味かった」
 そう言って扉を開けようとした、その時だった。

「待って!」

 突然ベガが叫ぶ。
ゆっくり近付くと、ポルックスの背中に正面からスッともたれかかった。
「どうして……どうして今まで言わなかったの?」
「……それは」
 背中越しに伝わる彼女の鼓動が速まっていくのが分かった。
声の様子も先ほどまでと違っていた。

314名無しさん@ピンキー:04/11/17 20:38:06 ID:GycqhL4c


「ポルックス……私は…」
 掠れた声で話しかけられる。
自分の身体が痺れていくのが分かった。


「私は………あなたが好き…」


「……!」
 気持ちは知っていた。
だが、知っていても本人の口から言われると、また胸をギュッとつかまれたような感覚に
陥った。息が苦しくなる。視界が狭くなる。
「教えて……どうして言わなかったの? 知っていてどうして家まで来てくれたの?」
「……」
 縫い付けられてしまったかのように、彼の口は動かない。
それがベガを不安にさせた。
「ポルックス……」
 もう一度名を呼ばれる。
ポルックスは振り返った。
彼女の顔を覗き込む。潤んだ瞳に見つめ返される。
それは、湖のほとりで見たあの時の寂しげな表情と全く同じだった。

 今度こそ心を掴まれる。

「ベガ……俺には記憶がない」
 答えとは違った、先ほどの言葉に対する答え。
ベガは困惑する。今度は、彼女の口が動かなくなる。

315名無しさん@ピンキー:04/11/17 20:39:05 ID:GycqhL4c

「もしかしたらそれ以前に、俺は結婚しているかもしれない。子供がいるかもしれない。
そうでなくても許婚がいるかもしれない」
「……」
「だが……そんなことはもうどうでもいい」
「……?」


「俺も……お前が好きだからだ」


「え……」
 目を見開いた。潤んでいた瞳から、雫が一つ、頬をすべる。
「これが…ダルクが帰ってこないことを言わなかった答えだ」
 頬を滑った雫を、指先でスッと追いかける。
その動作に、彼女はブルリと身体を震わせた。
「ほ、本当に……?」
「ああ」
 背中に腕を通す。
ベガの身体を抱きかかえた。

「ベガ……」
「あ…ポルックス」
 顔を近づける。
外の喧騒も、互いの息遣いも二人には聞こえない。
眼を閉じると同時に、唇が柔らかい感触に包まれた――――


316名無しさん@ピンキー:04/11/17 20:40:12 ID:GycqhL4c


「あ……」
 ベッドの上に優しく寝かされて、思わずベガの声が漏れる。
毛皮のベストは既に脱がされ、赤いシャツが暗闇に映える。
「『こういう意味』では泊めないんじゃなかったのか?」
 口元に笑みを湛えながら話しかける。
彼女の身体の横に手をつき、覆いかぶさるような状態で。
「それは……こんなことになるなんて、思ってなかったから……」
「フッ」
「な、なにが可笑しいの?」
 顔を真っ赤にして文句を口にするベガ。
おそらくこういうことは初めてなのだろう、初々しいその様にポルックスの口元は更に曲
がっていく。
「いや、ベガらしいと思ってな」
「もう……ばか」
 ポルックスは既に経験を済ませている。
その時の相手であるミューのことを考えると胸が少しツキリと痛んだが、ベガへの想いが
それを上回った。
だとしても予想以上に落ち着く自分に彼自身が困惑する。
もしかしたら、記憶をなくす前にそういった経験をしたことがあったのだろうか。

「ポルックス……何、考えてるの?」
 いつまで経っても動こうとしない彼を訝しがったのか、ベガが口を開く。
「いや、なんでもない」
 そして、それを誤魔化すように彼女の唇を奪った。

「ん……」

 思えば、ポルックスから唇を重ねたのはこれが初めてだ。
317名無しさん@ピンキー:04/11/17 20:41:14 ID:GycqhL4c

「ん……んん…んぅぅ」
 先ほどのとは違って舐るような、味わうような濃厚な口付け。
ベガもぎこちなく反応を示してくる。
それを味わいながらポルックスは、彼女の胸にある二つの頂に手を伸ばした。ゆっくりと
撫で回す。
「あ……ふぅん…! あふ…ぅ…んん…」
 こういったことに慣れていないのだろう。甘い嬌声が漏れ出す。
その際にベガの息が顔にかかる。それが何ともこそばゆく、心地良かった。

 ゆっくりと唇を離す。それでも涎の糸が繋がったままだった。

 それを手で振り払うと、素早くシャツを捲り上げる。
「あっ…!」
 少しだけ非難めいた彼女の言葉を介することもなく、今度は舌で頂を舐めまわす。
もう片方の頂は、指の腹で緩く抓(つね)った。
「ひっ! ……ぅうん、あはぁぁあ……ひぁぁ…」
 どうやら初めての感覚に頭がついてこないようだ。
喘ぎながらも困惑の色がにじみ出たその表情が物語っている。
「感じているのか?」
 分かっていて訊いてみた。
「やあ……やあぁぁ…」
 その言葉にならず、ただふるふると首を左右に振るだけ。
いつもの普段の理知的な雰囲気を纏った彼女はどこにもいない。今ここにいるのは、甘い
感覚にただただ翻弄されるただの女性だ。
 一通り彼女の胸をまさぐると、今度は片腕を下腹部に沿わせる。
「あっ……」

 粟立っていた。
彼女が感じている、何よりの証拠である。

318名無しさん@ピンキー:04/11/17 20:42:21 ID:GycqhL4c


 そこを通り越し、スカートに手をかける。
「あ……い、いや……」
 思わずベガが口を開いた。
顔を見ると、昨日食べたリンゴのように赤い。
「心配するな、ベガ」
「……」
 また、顔を近づける。

「俺だけ、見てろ」

 その言葉に、目からまたポロリと雫がこぼれる。
壊れそうなほど速まっていた鼓動が、適度な速度におさまる。

「うん……」

 精一杯浮かべた笑顔でそう言い返すと、二人の唇はまた重なる。
その隙に、ポルックスはスカートの中に手を差し込む。
「あ……!」
 白い布地の上から彼女の秘所をこねくり回した。

「あ……ぅんん…んぅぅう……あ、はぁぁ…」
 その指使いに、されるがままに翻弄される。
途切れることのない息遣いが、ポルックスの心内にあるくすぶりに火をともし続ける。
やがて指先が湿りだした。
それを合図になるかのように、ベガの身体から、邪魔になり始めた腰巻を取り去る。
同時に、湿り始めていた白い布地を、太ももの辺りまでずり下ろした。
「あっ!」
 今までになく大きな悲鳴を上げる。
319名無しさん@ピンキー:04/11/17 20:43:33 ID:GycqhL4c


 膝を折ってそこを隠そうとしたが、ポルックスの腕によって邪魔され、それも出来ない。
そのまま、指をそこに差し込んだ。

「ひああっ!」

 体中に電気が走ったかのように彼女の身体が反り返る。
ぐちゅん、という液体の跳ね返る音が響き、ぬらぬらとしたものでポルックスの指は包ま
れている。
ゆっくりと手を動かし始める。
「ああぁぁ……ちょ…っ……ダメ…ぇ…」
 息が絶え絶えになりながらも、押し寄せる劣情に涙ぐんでしまいながらも、非難めいた
口調は止まらない。
「気持ちいいのか? ベガ」
「そ、そんなこと……聞かないで…」

 ギュッと目を瞑って顔を逸らす。
彼女の羞恥心は、どうやら限界らしい。
「……」
 そんな彼女の様子を見たポルックスは、己の顔を彼女の秘所に近づける。
今度は舌でそこをなぞった。

「やああっ!?」

 また身体をそらせ、今度はシーツを力任せに掴んだ。
その感覚から耐えようとするために。
指で撫でられても充分感じていたが、ザラザラとした、ぬめったそれでまた舐められると、
先ほどとはまた違った感覚に包まれる。
320名無しさん@ピンキー:04/11/17 20:44:37 ID:GycqhL4c


「…あ……あぁっ……」
 ピチャリと淫猥な音が、部屋中に響き渡る。
それが余計に恥ずかしい。
「や……やだぁああ…! や…、だよお……!」
 
 駄々っ子のように声を上げても、ポルックスはその行為をやめようとはしない。
むしろ、没頭してしまっているようだった。
舌の動きは徐々に激しさを増し、遊ばせていた両手は再び彼女の胸を弄った。
先ほどよりも、頂が硬く尖っている。

「ダ、ダメェェッ……そん…な…そんなトコっ…!」

 そこまで言われてチュパッ、という跳ねた音をたてながらポルックスは顔を離す。
寝かせていたベガの身体を反転させると、肘と膝を立たせて四つんばいにさせた。

「ポ、ポルックス……?」

 困惑しながら後ろを向く。この格好がとてつもなく恥ずかしいからだ。
自分の最も恥ずかしいところをまじまじと見られているのに、自分からは彼の顔さえ伺い
知ることが出来ない。
「ポルックス……は、恥ずかしいよぉぉ…」
 言いながらその部分を手で隠そうと身体を動かそうとした。

グッ

「ひっ!」
 再び、秘所に指を差し込まれる。今度はさっきより一本増えて二本。
何度も何度も出し入れして、彼女の身体を弄ぶ。
321名無しさん@ピンキー:04/11/17 20:45:34 ID:GycqhL4c

「あっ…あっあっ……ぁぁあぅっ」

 何度も何度もそこをねぶられる。
まるで玩具にされているみたいだ。
 カクン、と身体が折れ、上半身が倒れる。
尻だけが持ち上がり、そこをポルックスに見せつけるような体勢になってしまっていたが、
意識を手放しかけた彼女にはもう、そんなことを気にする余裕もない。

「……あ…ぁぁあ……ぁ…」

 視線も定まらず、口からもだらしなく涎が垂れている。
(少しやりすぎたか……)
 そんな様子に後悔が募る。
行為に没頭する余り、ベガが初めてだということを忘れていた。
自分だけでなく、相手のことをもっと考えてやるべきだった。

 彼女の身体を横に倒す。
顔を覗き込むと、激しく息が弾んでしまっている。
極度の緊張と慣れない感覚に、精神的に限界を超えてしまってしまったらしい。

「ベガ……その、スマン」
「……」
「大……丈夫か?」
「……ん…」
 何とか目を開けると、少しだけ首を縦に動かす。
肌はじっとりと汗ばんでおり、シャツとスカートは捲りあげられ、下着である布地は片足
から外された挙句、すねの当たりで留まっている。
その痴態が、たまらなく扇情的に映った。

 
322名無しさん@ピンキー:04/11/17 20:46:38 ID:GycqhL4c

 愛しさが募る。
身体も気持ちももう限界なのだろうに。
それでもまだ、自分の欲情に応えてくれようとしてくれるその様に。

 汗で顔に張り付いた髪の毛を手でどけると、そのまま彼女の頬に這わせる。

「ベガ……」
 この状態の彼女に、これ以上自分の欲望をぶつけてもいいのだろうか。
今更になって怖気づく。
続きを言うことができない。

「……ポルックス」
 彼女が口を開くのは、随分久しぶりに感じた。
「私なら……大丈夫だから…」
 その表情にもう戸惑いはなかった。


「あなたを…感じたいの」


「……いいのか?」
 思わず聞き返す。
あっという間に、主導権は完全に奪われてしまっていた。
「……うん」
 微笑を浮かべて彼女は言い返す。逆に今度はポルックスの頬を撫で返した。
その言葉を聞いてぎこちなく、そしてゆっくりと後ろから、彼女の秘所に彼自身の昂ぶり
をあてがう。

「行くぞ…」
「うん…」
323名無しさん@ピンキー:04/11/17 20:47:53 ID:GycqhL4c

 二人とも息を呑む。
ポルックスは、あてがっていたそれを、ゆっくりと押し進め、最後は一気に貫いた。

「―――――!!」

 悲鳴にならない悲鳴。
苦悶に歪んだ表情が、それを物語る。
徐々にそれを彼女の身体に埋没させていくと、想像以上の快感に襲われる。

 その時。
白いシーツに一滴だけ降る、赤い雨。

「ベガ」
「大丈夫っ…だから…」
 ギュッと掴んだシーツの皺が深くなる。
それが彼女が感じる痛みを代弁していた。

「しかし…」
「お願い……動いて…」
「……」

 ゆっくりと、しかし正確なリズムで腰を動かし始める。
「あぁっ…ひっ…ううぅ…っうあぁ…」
 痛みがと快楽が入り混じったそんな声。
淫液は増していき、それが跳ねる。
その音と、二人の体がぶつかる音が、ひっきりなしに響き渡る。

「あっ…あっ…ああっ…んんっ……んうぅ…やああぁぁ……」
 喘ぎ声は徐々に艶を増す。
それがポルックスの心をくすぶらせる。
324名無しさん@ピンキー:04/11/17 20:49:25 ID:GycqhL4c


 その繰り返し。

「はぁあ、ん……んうう…やっ……あはぁああ…!…」
 声も大きくなる。
その時。

「んんぅ…ポ、ポルッ……クス…ゥ」
「…? どうした」
 名前を呼ぶ。自分を初めて抱いてくれた男の名を。

「あ……あなたの…顔が見たいの…」
「ベガ…」
「私…初めてなんだから……だから…だからせめて…」
「…分かった」
 たどたどしい口調の懇願を受け入れる。
彼女の身体を再び反転させて、更に抱きしめることが出来るようにベッドから起こした。

「動くぞ……」
「うん…」
 再び腰を揺らす。
「んんぅ……ひぅう…ああっ……やあぁぁ…」
 すると、また彼女は嬌声をあげ始める。
シーツを掴む代わりに、ポルックスの背中に爪を立てた。

「ああっ! んんぅ、い、いい……いいよ、ポルックス…!」
「ベガ……ベガ…」
 互いに狂ったように、相手の名前を呼び続ける。
目の前にあった唇を本能のままに互いにむさぼった。

325名無しさん@ピンキー:04/11/17 20:51:05 ID:GycqhL4c

「んん……んっん……ぅう、んふぅうう……!」
 漏れた息が、喘ぎ声に変わる。
息苦しくなってきたところで、唇を離す。
「やぁ…あはあっ! だ、だめぇ……ポルックス…私、私……もう……!」
「ベガ……!」
 限界が見えると同時に、急速にそこへ近付く。
終わりが、近い。

「だめ…あぁうっ……だめ、だめぇ…! んんぅ…ふぅん……も、もう……だめぇ!」
「くっ……うう!」
二人の体がビクン、と激しく痙攣する。

「あはあぁぁーーーーーー!!」

 絶頂を迎える。
次の瞬間ポルックスは、己の精を彼女の膣に全て放っていた。

 そして今度こそ、ベガは意識を手放した――――


「ん……」
「起きたか」
 どれくらい時間が経ったのだろうか、ベガが不意に目覚める。
そしてそんな彼女に優しく話しかける男の声。
その相手は言うまでもなく。

「ポルックス……」

 ポルックスはニコリと笑うと、いつかの如く彼女の髪を指で梳く。
その仕草にベガはドキリと胸を高鳴らせた。
326名無しさん@ピンキー:04/11/17 20:51:58 ID:GycqhL4c

「もうすぐ夜明けだ」
「そう……」
 少しだけ、彼に寄りかかる。
「まだ、寝てていいぞ」
「うん……ねえ、ポルックス」
「何だ?」
 一旦そこで会話が途切れる。
次に彼女が口を開いた時、その声色は随分と甘えの色が深かった。 

「抱きしめて…ほしいの……」

「分かった…」
 可能な限り身体をよせ、ギュッと抱きしめる。
「うん……」
 満足そうにポルックスの胸板に、自分の顔をもたれさせる。
その彼女の心に去来するのは。満足感と嬉しさと、ほんの少しの寂しさ。
「ベガ……」
「何? ポルックス」
「先も言ったが、俺には記憶がない。だからもしかしたら家族や子供、許嫁なんかがいる
かもしれない」
 横たわったまま、真摯な口調と瞳でポルックスは語りだす。
「……」
「だが、もしそうだったとしても……俺はお前を選ぶ」
「え……」
 驚きで眠気が消え去る。
少しだけ体を起こした。
「もしこの戦いが終わったら……残りの俺の人生は、お前のために費やすことを誓おう」
「……でも、それじゃ残された人達は」
「それはお前が気に病むことじゃない」
327名無しさん@ピンキー:04/11/17 20:52:58 ID:GycqhL4c


 頭を優しく撫でられる。
「……」
「それに……きっと俺は後悔しない」
「……ポルックス」
「さあ、もう寝るんだ。起きればまた、戦いが待っている」
「う、うん…」
 その言葉にまた、おずおずと身体をもたれさせる。

 想いが叶い、そして愛情を注がれて。女としてこれ以上の幸せはない。
幸せすぎて、全てを見失いそうになりそうにもなる。
だけど、彼には記憶がない。
もしかしたら結婚しているかもしれない。子供が、許嫁がいるかもしれない。

 彼はああ言ったけど、その人達から彼を奪うことなんて私には出来ない。
逆の立場になって、その相手のことを考えただけで、私も胸が張り裂けそうになるから。

 だから、だから。
私は悔いはない。例え彼に、ポルックスに抱かれるのが。
今日で最初で最後だったとしても……

それにもしそうだとしてもポルックス―――
私があなたを愛して、そしてあなたが私を愛してくれたことに変わりはないから―――


 ベガは甘い幻想を抱かずに、これから訪れるだろう現実に思いを寄せる。
それを証明するかのように。
眠っていた彼女の顔に、また雫が流れた―――――


328名無しさん@ピンキー:04/11/17 20:54:00 ID:GycqhL4c



「さあアストラル、この中から誰を選ぶの?」
 そう言われながらポルックスは詰め寄られる
彼とは許嫁だ、と名乗る、金髪の女性剣士であるシャロン。
自分には子供がいるから、彼との仲を主張する半描の姿をしたニーナ。
そして光の一族から唯一主張するのは、ベガの知り合いでもあるミュー。
その三人がポルックス=アストラルの周りを取り囲んでいる。
 
 紆余曲折の末、ポルックスは双方の一族を扇動し、戦いが起こるように仕向けていた『闇』
を見事に打ち倒したのだった。
そしてそれがきっかけでポルックスの記憶は元に戻り。
彼と深い関係のあった三人の女性が彼は自分の物だと主張しているのだ。

「アストラル、もちろん私よね?」
「王子、私を選んでください」
「ポルックス……お願い」
「い、いや……それは」
 三人もの美女に詰め寄られ、ポルックスもたじろいでいる。
その様子をベガは野次馬の人ごみの中から寂しげに見つめていた。
(やっぱり……いたんだ、子供も…許嫁も……。ミューともそういう仲だったのには流石に
知らなかったけど)
 
 覚悟はしていた。
しかし、いざその場に立ち会うとこんなに辛いことはなかった。
見ているだけで涙がこぼれそうになる。
あの日のことも、砂上の楼閣のように脆く崩れ去りそうだった。
目を逸らし、人ごみから抜ける。一人だけ先に地上へ帰るために。
(ポルックス……私、忘れないよ)
 そこから彼女が立ち去ろうとした、その時だった。
329名無しさん@ピンキー:04/11/17 20:54:53 ID:GycqhL4c


ザワザワッ!

 人ごみに喧騒が広がる。
どうやら、ポルックスが三人に答えを返したらしい。
(……っ!)
 視界が歪んでしまう。
誰を選んでも関係ない。自分には関係ないことだ。
しかし。

「ど、どういうことなのアストラル!」
「王子……そんな…ひどいです」
「私達三人の誰の気持ちも受け取れないんですか!?」
 怒り、嘆き、悲しみ。
三人の女性の口調からそんな感情が聞いて取れる。
(え……)
 その様子から察するに、ポルックスは三人の誰の気持ちにも応えないということなのだ
ろう。
「三人とも……すまない」
 静まらない三人をなだめようと、ポルックスが口を開く。
その声は、ベガの耳にも届いた。


「俺にはもう、誓いを立てた相手がいるんだ」


(ポルックス…!)
 それが自分であることを、ベガは即座に察知する。
足がその場に根付いてしまったかのように動かなくなった。
330名無しさん@ピンキー:04/11/17 20:55:48 ID:GycqhL4c

 やがて人ごみが割れていく。
ポルックスが近付いてきているようだ。
そして、それが完全に割れると。ベガの瞳は彼の男をしっかりと捉える。
二人は対峙した。

「ポ、ポルックス……」
 動揺するベガに構うことなく、ポルックスは彼女に近付く。
そして目の前で止まると、彼女の右手をとった。
「ベガ……あの時、俺はお前に誓った」
「で、でも! あなたには子供や許嫁が!」
 腕を振り払おうとしながら、叫び声を上げる。
しかし、ポルックスはその手を離さない。

「言ったはずだ、ベガ」
 
 言いながら跪(ひざまず)く。
彼女の手の甲に、自身の唇を落とす。

「あ……!」
 ベガは知っている。
幼い頃、光の騎士が婚約を交わした相手と、永遠の愛を誓う儀式を見た時。
その騎士が、今の彼と同じように跪き、手の甲に唇を落としていたことを。

「俺は…残りの人生をお前に捧げることを……」

 立ち上がり、自分が唇を落とした部分に、ポルックスは己の手を重ねる。
「あ……」
 触れられた部分が熱くなる。

331名無しさん@ピンキー:04/11/17 20:57:39 ID:GycqhL4c


「あの時……誓ったはずだ」


「ポルッ……クス」
 視線が絡み合う。
それ以上の言葉は要らなかった。

 『闇』との戦いの際に開いた大穴から、空と共に陽の光が差し込む。
優しく吹き出した風が取り巻き、眩しい光は照らし続ける。

 まるで、二人を祝福するかのように――――




 一年後。
あれから光の一族と影の一族は、互いに共存する道を選択した。
長い間戦い続けていたのだ。簡単に溝は埋まらないかと思われていたが、決してそんな事
はなく、光と影の一族で結ばれる組も珍しくなくなりつつあった。
 ポルックスへの想いが叶わなかった三人もそれぞれのけじめをつけ、新たな生活を始め
ていた。

「ねえ…ポルックス」
 高い崖の上からの風景を見ながら、ベガは口を開く。
「ん…?」
「後悔……してない…?」
 強い風に激しく揺れる髪を押さえて、言葉を続けた。
「何を?」
 ポルックスは、思わず彼女の顔を覗き込む。
332名無しさん@ピンキー:04/11/17 20:59:14 ID:GycqhL4c

 ポルックスは、思わず彼女の顔を覗き込む。
「あの時、私を選んで…」
「俺は」
 途中で言葉を遮った。
「後悔なんて、一度もしてないよ」
「……そう」
「あの三人には……特にニーナにはすまないと思っているが、それはお前の気にすること
じゃない。そうだろう?」
「……」
「どうして、今更そんなことを訊くんだ?」
 彼女の真意を掴めず、自分の顎を撫でる。

「…あのね、この間母さんにね」
「ダルクに……どうした?」
「『私はまだお祖母ちゃんになりたくない』って……そう言われちゃった」

 ビョオオオオッ

 それまでより一層強い風が吹く。
「……」
「……」

 当然の沈黙。
 
「なあ、ベガ……もしかして、お前…」
「もうっ、やっぱり気付いてなかったの?」
「な、何ぃぃ!?」
 珍しく慌てるポルックス。
そんな彼の様子にクスクス笑いながら、ベガは自分のお腹に手を当てる。
いつにないその様が、随分母性的に見えた。
333名無しさん@ピンキー:04/11/17 21:00:16 ID:GycqhL4c

「……出来ちゃった」

 照れ混じりにベガは答える。
「……最近、お前あまり動きまわらないしおかしいとは思っていたんだが……まさか子供
ができていたとは……」
「ふふっ」
 その言葉に、また笑みがこぼれる。
「ベガ、帰るぞ」
「え? 何? 突然」
「帰って安静にしてるんだ。そうだ、子供の名前も早く考えないと」
 頭を抱えて真剣に悩みだす。
「子供が産まれるのはまだまだ先の話よ、そんなに焦らなくても」
「いいや! 今安静しとかないと、後々困ることになるぞ」
「もう、分かったからそんなに急がないでよっ」

 二人は山道を降りていく。
結局、ベガはあの時の求婚を受け入れた。
最初はぎこちなかったが、それは徐々にカタチになって。
互いの想いは確かなものになった。

 
二人の、軌跡という名の奇跡。


 それは、決して途切れることはない。
何故なら二人は。

変わることのない永遠を誓い合ったのだから―――――


334名無しさん@ピンキー:04/11/17 21:01:28 ID:GycqhL4c

「ねえ、ポルックス」
「ん?」
「私……幸せよ……とっても」
「そうか」
「……」
「どうした?」
「……それだけしか言ってくれないの?」
「いやしかし……そう言われて、何を言えばいいのか分からんしだな」
「じゃあ……」
「…?」
「あなたが今幸せかどうか……態度で示して」
「態度で?」
「そう」
「どうすればいい?」
「もう! 分かってて聞いてるでしょっ」
「ばれたか」
「……ばかっ」
「そのくらいで拗ねるな、気を悪くしたのなら謝る」
「……しらないっ」
「まったく、もうすぐ親になるのにお前が子供でどうする」
「う、うるさいわね」
「ほらベガ、こっち向け」
「……」

「……行くぞ」
「……ん…」


      
           〜Fin〜
335名無しさん@ピンキー:04/11/17 21:03:51 ID:GycqhL4c

 
というわけで「もしベガエンディングがあったら」という感じの作品でした

エロパロのはずなのに、別にいらない描写が多い割に
肝心のところは大したことがないという、ある意味最悪な出来になってしまいました……ごめんなさい

最近発売されたXP版にも全く追加要素がなかったようなので
それに腹が立ってしまい、衝動的に書いてしまいました
しばらくやってないので設定やキャラの口調なんかに違和感があるかもしれませんが
そこはご容赦ください。……いや、あのスミマセソ


つたない作品でしたが、もし全部読んでくれた方がいたらこの場でお礼を言わせていただきます
ありがとうございました




336名無しさん@ピンキー:04/11/18 02:51:35 ID:VG2Wlo1j
まずはお疲れ様、あとで読ませてもらいますm(_ _)m
337名無しさん@ピンキー:04/11/18 22:14:03 ID:atRKhT8B
>335
ベガはWin版で随分可愛くなって好きになったキャラなので
エッチシーン嬉しいです。ベガな感じが出ていてとても良かった。
シャロンでも書いて欲しいです。
338名無しさん@ピンキー:04/11/19 02:01:32 ID:rAcuKwpg
>>335
GJ お疲れ様です。
339名無しさん@ピンキー:04/11/20 02:19:04 ID:2vvAuqZf
激しくGJ!!
ベガ可愛いよベガ。
340名無しさん@ピンキー:04/11/20 11:17:22 ID:4LFA6NzV
ベガ(;´Д`)ハァハァ
341名無しさん@ピンキー:04/11/20 19:13:06 ID:PccygO2D
>>335
うまい!
是非、シャロンもお願いします
342名無しさん@ピンキー:04/11/22 15:20:21 ID:WFuo4d/l
WIN版はほとんどのHシーンがカットされてるからなぁ、DOS版では湖でベガともちゃんとHしてたしな
343名無しさん@ピンキー:04/11/22 20:36:31 ID:FNatNv/E
>>342
 エオリア媚薬シーンやリタ脱衣シーンやシャロン打ち負かしシーンは?
 ちゃんと最後まで「やった描写」があったのでしょうか?
 教えてください。
344名無しさん@ピンキー:04/11/23 16:29:47 ID:heYcdCNw
お、久しぶりに来たらワーズワーズSSか
個人的にベガはお気に入りだったからなあ
(最後のエンドでデルタは選べたのにベガを選べなかった事で憤慨してた)

DOS版じゃないとワーズワースの処女非処女って判らないぽいね
345名無しさん@ピンキー:04/11/24 05:12:53 ID:P3yx/uaJ
Win版WWの雰囲気でペルシアの息子が光の一族の戦士として戦うサイドストーリーキボン。
ペルシアは町を離れ戦とは無縁の生活を送っていたが光の一族の元戦士だったことを
息子が知り、という始まり。
サブキャラだけどミョーに気になる>ペルシア
346名無しさん@ピンキー:04/11/25 22:59:21 ID:00KJueAZ
 ペルシアって誰だっけ?
347名無しさん@ピンキー:04/11/26 11:38:30 ID:QXtz7+xX
サブリナの部下。アストラルに負けて姿を消す。
348名無しさん@ピンキー:04/11/27 00:44:11 ID:3ARdjI4V
ああ、あのろりっこ。思い出しました。
349名無しさん@ピンキー:04/11/28 08:31:41 ID:lsL/0ULc
hosyu
350名無しさん@ピンキー:04/11/30 15:18:00 ID:/8MQJzox
>>343
エオリアとはやります、リタ脱衣は特になし、シャロン打ち負かしは胸はだけさせるくらいかな
ミューとは呪いの扉の前で最後までやります。シャロンはDOS版のが俺は好きだったな
351343:04/11/30 23:26:45 ID:ytaHxbuq
 >>350
 レスさんくすです。
 ・・・しかしこう、具体的に聞くと実感しますな。ホントにエロ薄くしたんだ・・・。
 何で元に戻して発売しないかなエルフはー!!
352名無しさん@ピンキー:04/12/02 20:26:27 ID:/RZuxiaJ
あげ
353名無しさん@ピンキー:04/12/03 17:08:56 ID:zhQp9xht
ミュー!!
354名無しさん@ピンキー:04/12/06 22:28:03 ID:XtJz9pWI
ミューはアルフレッドの手で開発済み
355名無しさん@ピンキー:04/12/07 20:01:39 ID:DUbRBJWB
>>354
 そんな話はヤダ!!
356名無しさん@ピンキー:04/12/08 19:37:14 ID:c4lArUp2
王子の権力マンセー
357名無しさん@ピンキー:04/12/13 16:33:33 ID:FVCwWxI+
キャロットもアルフレッドの手で開発済み
358名無しさん@ピンキー:04/12/16 15:09:04 ID:4c7Wowmp
まんこあげ
359名無しさん@ピンキー:04/12/22 01:03:08 ID:vzBPHAFE
同級生2の唯ねたみたい
360名無しさん@ピンキー:04/12/26 19:42:23 ID:/W74cE9p
hozeso
361名無しさん@ピンキー:05/01/04 11:48:08 ID:nNG6wA9z
保守
362名無しさん@ピンキー:05/01/12 13:23:05 ID:PLFIRqc8
 
363名無しさん@ピンキー:05/01/12 23:11:45 ID:GXb0ZR+A
 炎が激しく燃え盛る洋館から、一台の古めかしい自動車が飛び出していく。
駅まで続く一本道を軽快なエンジンの音を響かせながら、大惨事からたったいま
逃れて来たばかりの車は、そうとは思えない極めて安定した走りで進み続ける。
 ふと、急なカーブにさしかかり、助手席のシートに深く身を預けて眠っていた杏奈の体が
遠心力によって傾いた。それが彼女をつかの間の眠りから目を覚ますきっかけになる。
 頭がひどく痛み、視界の中に映る物がすべて二重に見える。
かなり努力をして、杏奈はようやく首を反対側に向けることができた。
運転席――彼にとっては普段着のタキシード姿を身にまとった河原崎家執事の稲垣が
いつもの冷静沈着な視線で前方を見据えながら、ハンドルを操作している。
「……稲垣……さん…?」
 杏奈がつぶやくと、稲垣の顔がすっと杏奈に向いた。
「ほう、もう目が覚めましたか……。少し薬の量が足りなかったようだ。
あまり量を増やして後遺症でも残っては、と考えたのが災いしたようで」
 薬って一体……ここはどこ……優馬たちは……。
何かを考えようにも、杏奈の意識は混濁してすぐにぐにゃぐにゃになってしまう。
 たまたま、虚ろな視線が車内をさまよう内にルームミラーを捉えた。
ぼんやりした視界の中、小さな、しかしはっきりした光が写るのを認めると
ほとんど無意識のうちに杏奈は倒れかかるようにしてゆっくり後ろを振り返る。
道路のずっと向こう、遠くでまばゆい光が揺らめいているように見えた。
「屋敷全体にくまなく火が回るように手配するのはずいぶん骨が折れました。
広い屋敷というのも良し悪しでございますです、はい」
 前を向いたまま、稲垣が淡々と言う。
その声が杏奈の耳には輪唱するように重なって聞こえた。
「申し訳ありませんが、杏奈様にはもうしばらく眠っていていただきませんと
こちらも色々と都合というものが……。では、失礼を……」
 言うやいなや、稲垣はシフトレバーを握っていた左手をタキシードのポケットに突っ込み
ハンカチのような物を取り出して杏奈の口をふさいだ。
視界が漂白されたかと思うと、抗う術もなく杏奈はすぐにまた深い眠りへと落ちていった。
364名無しさん@ピンキー:05/01/12 23:19:36 ID:GXb0ZR+A
 目を覚ました時、杏奈が最初に感じたのは、すごくまぶしい、という事だった。
右手をかざして光をさえぎりながら、ゆっくり目を開ける。
そこは8畳程度の広さの部屋だったが、家具ひとつもないがらんとした室内に
白い敷布団だけがあって、そこに横たえられていたらしい。
 立ち上がろうとして杏奈はくらくらとめまいを覚えた。
頭痛を鎮めるようと静かに目を閉じ、額に手をあてる。
不意に、まぶたの裏に車内で見たルームミラーの中の光景が浮かんだ。
そして、稲垣の言葉。屋敷全体にくまなく――。

 ガラッ。

 派手な音を立てて正面の襖が開き、杏奈は思わずのけぞった。
タキシード姿の稲垣が、お盆の上にジュースらしき物が入ったグラスを載せて立っている。
杏奈の姿を認めると、その目がすっと細まった、
「今度はちょうど良い量だったようで。何事も反復学習が重要だと
この稲垣……改めて実感せずにはおられませんです、はい」
 何かにせかされるように立ち上がる杏奈。
 稲垣の涼しい顔とは裏腹に、なぜか言い知れない不安がこみ上げてくる。
「あ、あの……稲垣さん。ここは、どこですか? 
……それに私、変な夢も見ました。屋敷が燃えて……」
 ふむ、と稲垣が低く唸り、値踏みするような視線を杏奈の髪からつま先まで這わせた。
「まずは稲垣が用意したジュースでもお飲みになり、少し落ち着かれるのがよろしいかと」
「……質問に答えてください」
 差し出されたグラスを取ろうともせずに杏奈が言った。
 稲垣の瞳の奥に、かすかに何かがよぎる。
「杏奈様は今、夢、と申されましたが……それは夢などではなくれっきとした現実でございます」
「……えっ?」
 杏奈のつぶらな瞳が、一段と大きく開かれた。
「じゃ、じゃあ……みんなは……叔父様や優馬たちはどうしたんですか?」
365名無しさん@ピンキー:05/01/12 23:28:52 ID:GXb0ZR+A
「なに、そういった心配はもはや無用でございますよ」
 稲垣のその返事に、杏奈は安堵のため息を漏らした。
「……よかった。じゃあ無事だったんですね」
「いえ、その逆でございます」
 稲垣はゆっくり首を横に振る。
「……ぎゃ、逆?」
 稲垣は右手にある窓にちらっと視線を向けた。
「あの炎から逃れる事など到底不可能……まして深い傷を負った身で……。
皆様、今頃はとうに仲良く天国に向かわれている事でしょう」
「そ、そんな……」
「信じられないと仰るなら、そこの窓を開けて正面やや右奥の辺りをご覧なされませ。
ここは屋敷からそう遠くはございませんので、まだ煙くらいは確認できるはず……」
 そう言って稲垣が視線で指し示した窓へ、杏奈は恐る恐る近づいた。
意を決して、一気に窓を開ける。ひんやりとした夜の空気に杏奈はかすかに身を震わせた。
ゆっくり視線を上げた先……鬱蒼とした木々の向こうに、月の下で
もやもやとした煙らしきものが上がっているのが確かに見える。
暗がりの中で建物は確認できないが、周囲の木々の輪郭は
杏奈の記憶の中にある屋敷の周りのそれと一致していた。
「あ………」
 あまりの事に、杏奈は言葉を失ってその場にへなへなと座り込んでしまう。
 杏奈の代わりに素早く窓を閉めると、稲垣は口を開いた。
「御主人様もさぞや本望だった事でございましょう。
ご自身の希望通り、身内の皆様とご一緒にあの世に旅立つ事ができたのですから。
執事として、御主人様の最後の、そして最大の願いを成就する為の
ささやかなお手伝いができた事を稲垣はこの上なく光栄に感じております」
 すでに涙目になっている杏奈が稲垣を見上げた。
「なんだか何もかも唐突過ぎて……。
稲垣さんの言ってる意味が……私にはよくわかりません」
 ふむ、とまた稲垣が唸った。
「よろしい。この際、杏奈様にははっきり状況を理解して頂いた方が近道かもしれませんので」
366名無しさん@ピンキー:05/01/12 23:40:30 ID:GXb0ZR+A
 稲垣は琥珀色の液体が入ったグラスを杏奈の足元に丁寧に置き、
ゆったりとした口調で話し始めた。
「御主人様は数年前からある不治の大病を患われ、余命いくばくもない状態でございました。
それに加えて、まあ一口に言えば時代の変化と申しましょうか……様々な事情によって
かつてうなるほどあった河原崎家の資産も次々に売りに出さざるを得なくなり
ついには、屋敷自体まで手放さなければならない事態にまで陥っていたのございます。
立ち退きを迫る文書が屋敷に届いた時、御主人様が言われた言葉をよく覚えておりますよ。
『誰かの思い通りになるつもりはない。私はこれまでもそしてこれからも自分の思いのまま
生きてみせる』と。御主人様はかねてから永遠の命をお望みであられました。
ですが、人間もまた生き物である以上、それはかなわぬ願い。それならば、と
御主人様がお考えになったのが、御主人様にとって身内である皆様とともにあの屋敷で死に
永遠に自らのそばに繋ぎ止めておく、という方法だったのです。
その計画を実行に移すには、御主人様の誕生日を祝う為に皆様がお集まりになる
今夜をおいて他にはございませんでした。
……これでおおよその話はおわかりになられましたでしょうか?」
 杏奈は話の途中から恐怖のあまりがくがくと体を震わせていた。
 普通ならとても信じられる話ではない……。
だが、杏奈自身にも思い当たる節がまったくないわけではなかった。
叔父である河原崎縄綱の、変わり者というより異常といっていい性格。
その誕生日のお祝いに当日は必ず屋敷を訪れるように、というくどいほどの催促。
そして、あの屋敷に漂う言い知れない不気味な空気……。
 どうにも震えが止まらなかったが、なんとか言葉を発しようと杏奈はつばを飲み込んだ。
「みんな本当に……死んでしまったんですか?」
「……はい」
「そんな……」
 がっくり肩を落とす杏奈。
「けど……それなら、どうして私だけここにいるんですか?」
367名無しさん@ピンキー:05/01/12 23:46:03 ID:GXb0ZR+A
 稲垣はわずかに顎を引いた。
「無論、杏奈様も当初は御主人様とご一緒して頂く予定でございました。
ですが、予定というものは往々にして狂うものでして……。
稲垣の都合で杏奈様だけはお助けする事に致した次第でございますです、はい」
 よくわからないといったように、杏奈は何度も首を横に振る。
 だが、やがてハッと思いついたように顔を上げた。
「優馬は……河原崎の家とは無関係の人のはずです。だったら……」
「……まったくもって仰る通りで」
 稲垣は慇懃に頷いてみせる。
「優馬様をどうするかは実に難しい問題でございました。
もとも、御主人様はお連れになるおつもりだったようでございますが……。
杏奈様をお助けすると決めた以上、やはり優馬様には生きていて頂きませんと
何かと不都合が生じると思われましたので……この稲垣の一存で、お助け致しました」
 沈んでいた杏奈の瞳に、ぱっと光が灯る。
「ゆ、優馬は無事なんですか?」
「……この稲垣、杏奈様に嘘は申しませんです」
「優馬に会わせてください!」
 杏奈はたまらず立ち上がって稲垣の服の裾をつかんで懇願する。
 しかし、稲垣はいつもの冷たい視線で杏奈の顔を見た。
「杏奈様、まだよく状況がおわかりになっておられないようで……」
「……えっ?」
「よくよく考えてもごらんくださいませ。御主人様のたってのご要望とはいえ……
また、すべて稲垣ひとりで行ったわけではないにせよ
御主人様を含めて皆様を手にかけ、屋敷に火を放ったのはこの稲垣でございますよ。
つまり世間でいうところの“犯人”にあたるのが、杏奈様のすぐ目の前にいる……
はい、この稲垣というわけでして。杏奈様も優馬様も、ひとまず命が助かったとはいえ
囚われの身である事を自覚して頂きませんと」
 顔を引きつらせた杏奈が後ずさりする。
「話が前後して申し訳ございませんが……
稲垣としてはまだ優馬様を助けると決めたわけでは」
368名無しさん@ピンキー:05/01/12 23:53:32 ID:GXb0ZR+A
「ど、どういう……事ですか?」
「なに、ごく簡単な話でございますよ。
優馬様が生きるも死ぬも杏奈様次第という事でございますです、はい」
「……私…次第…?」
 杏奈の問いかけに、稲垣は大きく頷いた。
「今回、稲垣自身も当然の事ながら御主人様にお供するつもりでございましたが……。
ふとした偶然である事実を知り、いろいろと考えさせられまして。
そして、熟慮に熟慮を重ねた結果、こう思ったのでございます。大恩ある御主人様とはいえ
これほどまでに長年に渡って尽くし、御主人様の最後の願いを叶えられたならば……
そこから先は、残りの人生を自分自身の為に生きてもけして罰が当たるまい、と……。
この稲垣、お恥ずかしい話ながら、生来の寂しがりやなもので……
新たな生活を始めるにあたり、それならば終の伴侶をと思い
その為に杏奈様をここにお連れしたというわけでして。
美香は気が強すぎ、鈴音は鈍すぎ、奈津子様は熟れすぎ、真樹様は幼すぎる……
やはり杏奈様しか、稲垣の伴侶にふさわしいお方はおられません」
「そ、そんな勝手な……」
「勝手もなにも……杏奈様には心から感謝して頂きませんと。
本来、あの屋敷で御主人様と共にあの世に旅立たれるのを
優馬様ともども、この稲垣がお救いした事をぜひお忘れなきよう」
「どう言われても、嫌なものは嫌です! 優馬に会わせて……話をさせてください!」
 杏奈は今すぐにでも稲垣に飛びかかろとする勢いだ。
「ほう、あくまで稲垣の伴侶になるのは嫌だと?」
「……当たり前です」
 稲垣はわざとらしくため息をついた。
「いささか残念ではありますが、それはそれで稲垣はいっこうに構いません。
人間、寂しさを抱えてもひとりで生きていけるものでございます。
ただその場合……はてさて、優馬様をどうしたものか……」
「あっ……」
 杏奈の顔色が即座に変わる。
369名無しさん@ピンキー:05/01/13 00:03:16 ID:qCD8Onwi
「この稲垣、今回すでに何人もの命をこの手で奪いました。
今さらそれがひとり増えようと、大した事ではございません」
 杏奈が絶句する。うつむき、肩を震わせた。
「言う事を……聞きます……」
「……今、なんと? もう一度お願い致します」
「私……稲垣さんの言う事を聞きます。だから優馬だけは……」
 ふむ、と稲垣が唸る。
「それでこそ杏奈様。稲垣、心から安堵致しました。
……ですが、口ではなんとでも言えるもの。
その言葉が嘘偽りでない事を証明する為、早速稲垣の願いを聞いて頂けますでしょうか」
 うつむいて涙をこぼしていた杏奈が顔を上げた。不安の色がありありと浮かんでいる。
「い、いったい何をすれば……」
「そうですな……まず杏奈様の性に対する知識がどれほどのものか把握する為にも……
ここはひとつ、オナニーをしてくださいませ」
 稲垣の口からオナニーという言葉が出た瞬間、杏奈の表情がはっきり変わった。
「そ、そんな事……私、一度もした事ありません……」
 消え入るような声で杏奈は言った。
「ほう……いたした事はなくても、どういったものかはご存知のようで」
「あ……」
 杏奈の顔がかあっと朱に染まる。
「それなら話は早い。杏奈様が思いのほか博識なおかげで手間が省けましたです、はい」
 妙に嬉しそうに稲垣は言う。
 だが、した事がないものを人の見ている前でやれと言われて急にできるはずもなく
杏奈はただおろおろとその場に立ち尽くすだけだった。
「さあ、杏奈様、早く人生初のオナニーをする様を稲垣に見せてくださいませ。
この際、形式は問いませんので……必要ならば小道具も可能な限り調達致します。
優馬様が大事ならば、どうか稲垣の機嫌を損ねぬように」
「……わ、わかりました」
 半ばやけになってそう言うと、杏奈は敷布団の上に腰を下ろし
じっと見下ろす稲垣からわずかに下着が見える程度に、ほんの少しだけ足を開いた。
370名無しさん@ピンキー:05/01/13 00:11:02 ID:qCD8Onwi
 それから、右手をしばらく腰の脇についたり胸の下の部分にあてたりしていたが
やがて観念したように自らの股間に伸ばした。
 自分の痴態を認めたくないのか、杏奈は目を閉じ、歯を食いしばって顔をそむけたまま
右手だけをぎこちなく下着の白い布地の上に這わせている。
 それはとても自慰と呼べるものではなかった。いうなれば、かすかに性に芽生えた幼児が
好奇心から恐る恐る性器に触れているようなものでしかない
 杏奈にとっては他人の前で下着を露わにする事だけでも十分ためらわれるのに
たとえ下着の上からでも自分の性器に触れるなどとは、考えただけでも
それこそ死にそうなくらい恥ずかしい事だった。
 まして、稲垣は細く冷たい目を鋭く光らせて杏奈の行動ををじっと監視している。
「杏奈様、それではキリがございません。……稲垣がお手伝いして差し上げましょう」
 しばらく黙って眺めていた稲垣だったが、いつまでも変わらない杏奈の様子に
しびれをきらしたのか口を開いた。
「まずは足をもっと開きませんと。……そのように恥ずかしがっている場合では。
なにしろ優馬様の命がかかっております」
 ためらいはあったが、優馬という言葉が最後には杏奈を動かした。
 言われた通り、しぶしぶ足を開く杏奈。
 太股の肉に押し上げられてワンピースの裾が自然とめくれ上がり、足の付け根が露になる。
 杏奈は股間にあてている右手を目いっぱい広げて、稲垣の突き刺さるような視線から
白い下着の布地を隠そうとするが無駄な努力だった。
「それと……手はパンティの中に入れた方が。
やはり直接触る方が刺激が強いのは言うまでもありませんので」
 唇を固く結んだまま、杏奈は下着の中に右手をゆっくり差し入れた。
 だが、動き自体はやはりぎこちないまま、ようやく布地の下で指を動かしているのが
確認できる程度でしかない。
「杏奈様がお考えになっているほど、なにも特別な事ではございません。
優馬様はきっと毎晩、杏奈様を想ってオナニーをしておられますよ。
あるいは、まだお若いので日に何度という事も……」
「……優馬はそんな人じゃありません」
 震える声で杏奈が反論する。
371名無しさん@ピンキー:05/01/13 00:17:55 ID:qCD8Onwi
「いえいえ……元来、男とはそういう生き物でございます。
杏奈様も、どうか稲垣に遠慮する事なく……優馬様を脳裏に思い浮かべながら
思う存分ご自分を慰めてくださいませ」
「………ん……」
「杏奈様が感じれば感じるほど、優馬様の身の安全が確かになるわけですので……
この稲垣の為ではなく、すべて優馬様の為にしている事なのだとお考えになれば
抵抗感もいくらか薄まるのでは」
 優馬の事を繰り返し言われ、杏奈に若干だが変化が生じ始める。
 下着の中を差し込んだ右手に力が入り、杏奈の呼吸がわずかに荒くなった。
 本人が意図しているか定かではないものの、稲垣の一本調子な淡々とした口調が
徐々に催眠術のような効果をもたらしていた。
「そう……その調子です。今、杏奈様のあそこに触れているのは
杏奈様ご自身の手ではなく、愛しい優馬様のたくましい手でございますよ……」
「……あ………ゆ…う………優馬……んっ……」
 杏奈の頭の中に優馬の顔が次々と浮かんだ。
 大学の学生食堂で無心にラーメンをすすっている優馬の真剣な顔。
 デートの途中、優しく笑いかけている優馬の顔。
 初めて会った智樹に罵倒され、少し不機嫌そうな優馬の顔――。
「……優……馬……あっ……やぁ…ん……私……」
「杏奈様の白い肌が上気してほんのり赤く……ふむ、実にお美しい」
 目の前が優馬で満たされ、杏奈の理性が急速に弱まっていく。
 今まで控え目に陰唇をなぞっていた右手が、より強い快感を求めて少しずつ上がっていく。
 人差し指の先がクリトリスに触れた瞬間、電流が走ったように杏奈の体が大きく震えた。
「……はうっ……んん……あっ……嫌……」
「優馬様はつくづく幸せ者でございます。お美しく、品性に満ちあふた杏奈様に
かくも深く愛されているのですから……」
 知らず知らず杏奈の左手がワンピースの襟ぐりから差し込まれ
スレンダーな体の割りに大ぶりな胸を揉み始める。
 目ざとい稲垣がそれを見逃すはずは無かった。
372名無しさん@ピンキー:05/01/13 00:29:51 ID:qCD8Onwi
「ほう、優馬様の手がたわわに実った杏奈様の胸に伸びておりますね。
男にとって、大きな胸はいわば永遠の憧れ……
その点、杏奈様ほどの物をお持ちであれば優馬様もよもや不満はありますまい」
「……んっ……はぁぁ……優馬……あ…ん……」
 これが生まれて初めての自慰だった杏奈は、いつしか夢見心地で本能のままに
自らの体をむさぼりだした。
 まともに愛撫された経験が無い分、杏奈の体は少し触れられただけでも敏感に反応する。
「……だ、だめ……優馬……だ…め……私……」
「これほど敏感な肉体をお持ちながら、これまで操を守り続けてきたとは……
よほど優馬様の事を深く愛されているのでございましょう」
 稲垣は妙にしみじみと言った。
「それとも、優馬様はあれでも奥手な方なのでございましょうか。
美香たちとの交わりを見ると、とてもそうは思えなかったのですが……」
「……あ…はぁ……だ…だめ……もう……」
「さあ、優馬様に杏奈様が達するところをお見せなさい」
 判決を下す裁判官のように、稲垣は冷厳に言い放った。
 杏奈の意思とは無関係に下着の中の指の動きがどんどん早まり
 ぬちゃぬちゃという分泌液が指に絡まる音がはっきりと聞こえていた。
「……あっ……く……嫌……嫌ぁ……」
「杏奈様、あまり焦らしては優馬様に失礼というもの」
「……嫌……優馬……んっ……だめ……優馬……あああぁッ!!!」
 絶叫すると同時に杏奈はびくんと大きく体をのけぞらせ、何度も痙攣した。


 部屋の中に、杏奈の荒い息だけが木枯らしのように響く。
 我に返った杏奈は、否応もなく自分が今したばかりの事を改めて自覚せざるをえなかった。
 どうする術もなく、ただ目の奥からあふれ出る涙をこらえる事ができずに
 杏奈は声を出さずに静かに泣いた。
373名無しさん@ピンキー:05/01/13 00:36:23 ID:qCD8Onwi
 ようやく呼吸が収まると、涙の浮かんだ目で杏奈は稲垣を見上げた。
「これで……優馬に会えるんですよね」
「……はて、稲垣はそんな約束をした覚えがまったくございませんが」
「そ、そんな……」
 食ってかかろうとする杏奈を意に介さず、ふむ、と例によって稲垣が唸る。
「……杏奈様は何か勘違いされておられるのでは。今のはいわば事前調査のようなもの。
まだまだこれは始まったばかりでございます」
「私、もう嫌です……」
「……杏奈様、これを」
 稲垣はポケットから水色の布を取り出し、杏奈の前に差し出した。
 杏奈が、あっ、という顔になる。
「これ、私が優馬にあげたハンカチ……」
「……杏奈様のお立場を再認識して頂ければ幸いかと。
稲垣、これからは同じ事をくどくどと何度も申し上げません」
 優馬のハンカチを大事そうに両手でつかんで胸の前にあてながら、杏奈は仕方なく頷く。
「そうそう、だいぶ汗をかかれたようですのでそのままだと気持ちが悪いのでは。
着替えを用意致します。しばしお待ちを……」


 部屋を出て行った稲垣は、ものの三十秒もしないうちに戻ってくる。
「そ、それは……」
「はい、メイド服でございます。女物の衣類というとこれしか浮かびませんでしたので
……ただただ己の女性との縁遠さを恥じ入るばかりでございますです。はい」
 戸惑う杏奈だったが、稲垣が無言で差し出すとそれを受け取った。
 しばらく手の中で丁寧に折り畳まれたメイド用の衣服を見つめてから
ようやく意を決したのか、杏奈は稲垣に背を向けてその場で着替え始める。
 稲垣が持ってきた一式には、髪につけるカチューシャまでちゃんと用意してあったが
美香たちが着ていた物と違う点がひとつだけあった。スカートの丈が不自然に短いのだ。
しかし、今さらそんな事をいちいち抗議する気力も無かった。
「あの……着替え終わりました」
374名無しさん@ピンキー:05/01/13 00:43:45 ID:qCD8Onwi
「やはりお美しい方は何を着ても似合う。杏奈様のこのようなお姿を拝見できただけでも
稲垣、これまで生きてきた甲斐がございました」
 稲垣はなめるような視線でゆっくりメイド服姿の杏奈の眺めると、傍に歩み寄った。
「メイドが着る服を身にまとった以上、杏奈様には奉仕をして頂きませんと。
馬子にも衣装という言葉もございますので……」
「……ほ、奉仕…ですか?」
「はい。杏奈様のその小さくかわいらしいお口で、稲垣のものを愛撫して頂きたいのです」
 杏奈が腰をついたまま後ずさりして首を横に振る。
「嫌……そんなの嫌……」
「……杏奈様」
 稲垣の目が鋭く光った。
「わ、わかってます……」
 そう言ってはみたものの、やはりどうしていいのかわからず杏奈は稲垣を見上げる。
「殿方のズボンのチャックを下ろすところから、すでにメイドの役目でございますよ」
 言われた通り、杏奈は体を近づけて稲垣のズボンに手をかける。
 股間の膨らみがすぐ目の前に迫ると、杏奈は思わず顔を背けた。
 だが、なんとか思い直して正面を向き、左手を稲垣の腰にあて、それから
右手でズボンのチャックをつかんでゆっくり下ろす。
 圧力から解放された膨らみが、隙間から顔を見せた。手を差し込みトランクスを
かきわけるようにして、稲垣のペニスをどうにかズボンの外に出した。
 まだ半勃起した状態だったが、初めて間近でそれを見る杏奈に与えた衝撃は大きかった。
 右手でペニスをつかんだまま、杏奈は顔をそむけて直接見ないようにしている。
「杏奈様、いま杏奈様の手に触れている物の名前を稲垣に教えて頂けませんでしょうか?」
「……えっ?」
「この稲垣、歳のせいか近頃どうも物忘れが激しく……それの名が思い出せませんです」
「……い、言えません……」
「ほう、言えぬと?」
 稲垣が少しトーンを落とした低い声で言う。
「……お……おち……」
「おち……なんでございましょうか? こういった事ははっきりさせませんと」
375名無しさん@ピンキー:05/01/13 00:52:04 ID:qCD8Onwi
「……おち……ん……ちん……」
「ああ、杏奈様のおかげで思い出しました」
 わざとらしく頷く稲垣。
 杏奈の肩は恥ずかしさと屈辱で震えている。
「さあ、そのおちんちんを杏奈様のお口で慰めてくださいませ」
 口で性器を愛撫するという手法がある事を初めて知った杏奈にとって
 当然、抵抗は大きかったが……考えたところで選択の余地はなかった。
 優馬を守る為なら、自分が頑張らなければと思う。
 やむなく杏奈は稲垣のペニスに正面から向き合う。
 想像していたものとは形や色が少し違ったが、グロテスクな事に変わりはなかった。
鼓動に合わせてぴくぴく脈打つのがはっきり見て取れる。
「優馬……ごめん……」
 右手でペニスを少し押し下げると、目を閉じ、ゆっくり口の中に収めていく。
 先の硬い部分が舌に触れた瞬間、なんともいえない不快な味が広がり
杏奈は思わずペニスを口から離してむせてしまう。
 咳き込みながら杏奈が哀願の眼差しを向けても、稲垣はあくまで冷たい目で見ている。
 もう一度、慎重に口に含む。やはり青臭さは強かったが、今度は耐えようとする。
 竿の部分の半分くらいまでがどうにか口内に納まった。
「杏奈様、ただ口に含んでいるだけでは気持ちよくもなんともございません。
動かして初めて愛撫と呼べるのでございます」
「……んんっ……」
 ゆっくり頭を前後させ始める杏奈。
「そう、唇でペニスを擦るように……舌の使い方などはアイスキャンディーを
舐める感覚でなさればよろしいかと」
「……んっ…んっ……」
 閉じた瞳から涙をこぼしながら、杏奈は黙々と頭を動かす。
 意識すまいと思っても、口の中を犯している稲垣のペニスが、少しずつ怒張の度合いを
強めていくのがわかった。
「こうしていると、昔の事を思い出しますです。はい」
「……んっ……はあ……はあ……」
376名無しさん@ピンキー:05/01/13 00:57:22 ID:qCD8Onwi
「杏奈様の母君が屋敷にいた頃は、こうして御主人様のペニスを
毎晩のように口で愛撫されておられました。
それはもう実に見事なもので……御主人様ほどのお方でも五分ともたなかったほど」
「お、お母さんが……嘘……」
「……いいえ、けして嘘などでは。
さあ、今はそのような無駄口を叩いている場合ではございません」
 有無を言わせぬ稲垣の物言いに、杏奈は仕方なくフェラチオを続ける。
「……んっ……はあ……んっ……んっ……」
「ふむ、さすがにその血を引いているだけあって筋は悪くない……。
杏奈様、この稲垣……こんな事をされるのも久方ぶりのせいか
早くも精を放ちたくなってまいりました」
 ペニスを口に含んだまま、杏奈が視線を上げて抗議の意思を示す。
 だがもちろん、稲垣が意に介する事はない。
「出された精は最後の一滴まで飲み干すのが河原崎家のしきたり……
杏奈様にも守って頂きませんと」
 今まで杏奈のするがままに任せてきた稲垣が、両手を杏奈の頭の後ろに回して
がっちり抑え、自らも腰を激しく前後させ始めた。
「……んっ……んんっ……!」
 喉の奥まで犯されて杏奈が激しくむせる。
「ああ、もうどうにも我慢が……。杏奈様、まいります」
 次の瞬間、口の中でペニスが大きく弾んだ気がした。
 杏奈の喉の奥に強い勢いで何かがあたる。苦しさのあまり顔を離そうにも
後頭部にあてがわれた稲垣の手がそれを許さない。
 激しく咳き込みながら、杏奈は口の中にあふれた大量の精液を
何度も喉を上下させてようやくすべて飲み込んだ。
377名無しさん@ピンキー:05/01/13 01:03:50 ID:qCD8Onwi
「いやはや、何事にも天賦の才能というものがあるようで。
よもや杏奈様はこうした愛撫には慣れていらっしゃるとか……」
 手で口を抑えながら、杏奈ははっきり首を横に振る。
「……私、初めて……です」
「まあ、遅かれ早かれ女性ならば誰しもが通る道でございますよ。
……さて、そろそろ仕上げとまいりましょう」
「……ま、まだ何かするんですか?」
 杏奈は唇についた精液の残滓を拭いながら、半ばあきれたように言った。
「杏奈様、これからが文字通り本番でございますよ。……では先ほどのお礼に
今度は稲垣が杏奈様を愛撫して差し上げましょう」
「えっ……あ、い、嫌ぁあっ!」
 稲垣は杏奈が身構える間もなく、強引に布団に押し倒し
四肢をばたつかせて抵抗する杏奈を抑え込みながら、手際よくパンティを剥ぎ取る。
「だ、だめっ……稲垣さん、やめ……やめてください!」
「古今東西、やめろと言われてやめる者はおりませんです、はい」
 そう冷たく言い放つと、力づくで杏奈の両足を開いて露わになった股間に
稲垣はゆっくり顔を近づけた。
 処理していないにも関わらず杏奈の恥毛は驚くほど薄く、性器を露出から
守るという本来の役割をほとんど果たしていない。綺麗なピンク色をした陰唇は
もとより、包皮の下のクリトリスの隆起がはっきり見てとれた。
 今はぴったりと閉じられた膣口の付近に、白濁した分泌物が付着している。
「先ほどのオナニーの余韻でしょうか、はたまた稲垣のペニスを
口に含んで興奮されたのか……杏奈様の下のお口から汁がしたたっております」
 そう言うと、稲垣はいきなり顔を杏奈の性器に押し当てる。
「い、嫌ぁっ……そ、そんなとこ、嫌ぁっ!」
 構うことなく口を膣口に密着して、わざとらしく音を立てて吸い上げる稲垣。
 それから左手でクリトリスの包皮をめくり上げると、露出した突起を舌先で弄ぶ。
「あっ……んっ……だ、だめっ……」
 杏奈の抗議の声に、少し別の色が混じる。
 稲垣は手と口を巧みに使って、執拗に愛撫を続けた。
378名無しさん@ピンキー:05/01/13 01:09:18 ID:qCD8Onwi
 やがて杏奈は抵抗を諦め、なすがままになってしまう。心は抗っても
稲垣のあまりに巧みな愛撫に体は明らかに反応を強めていくのだった。
 しばらくすると、急に稲垣は杏奈の股間から顔を離した。
「あっ……」
 思わず、杏奈は不服そうな声を漏らしてしまう。
「そろそろ頃合のようで」
 そう言うと、稲垣はベルトを外し、いきなりズボンを脱ぎ始める。
躊躇することなくトランクスも脱ぎ捨て、すでに硬くそそり立った下半身が
杏奈の視界に否応なく入った。
 その意味するところを悟り、愛撫によって上気していた杏奈の顔から
すうっと血の気が引いていく。
「ま、待ってください……それだけは……許して」
「……ふむ」
「お願い……します。それ以外の事なら、私……頑張るから……
だから、それだけは……」
 稲垣は大仰にため息をついた。
「杏奈様、よくお考えくださいませ。たとえここで貞操をお守りになっても
優馬様が死なれてはそれを守る意味など無いのでは」
「で、でも……これ以上、優馬を裏切るような事は……」
「何事も命あっての物だねでございますよ。……何人もの死に行く様を
間近で見届けたこの稲垣が言うのですから、間違いはございません」
 杏奈は悲しそうに目を伏せる。涙を見せまいとするが、肩の震えまで
隠す事はできなかった。
「……約束してください」
「ほう、何をでございましょう」
「……これが終わったら、優馬に会わせて」
 稲垣は何か考え込んでいるのか、思案げな面持ちでじっと杏奈を見つめた。
「いいでしょう。お約束致します。こちらのお願いばかり聞いて頂くのも
ちょうど心苦しく感じていたところでございますので」
379名無しさん@ピンキー:05/01/13 01:17:43 ID:qCD8Onwi
 それだけ言うと、もう了解は取れたと言わんばかりに、稲垣は両手で
杏奈の足を持ち上げ、露出した自らの腰を杏奈の股間に近づける。
 杏奈は迫り来る現実から少しでも逃れようと、体をよじって見まいとした。
「杏奈様にとりましては記念すべき瞬間です。なにやらこの稲垣まで
年甲斐も無く興奮してまいりました」
「……んっ……」
「では、まいります。どうか力を抜いてくださいませ」
 パンパンに膨張した亀頭が膣口の位置を探るように何度か上下したかと思うと
一気に杏奈の中に押し入った。
 何かがはっきり裂ける感覚と内臓が強く圧迫される強烈な違和感に
杏奈を激しい苦痛と吐き気が襲った。
「嫌ぁっ……痛い……い、痛いッッ!」
「痛いのは杏奈様が紛う事なき生娘だった何よりの証拠。
その膜を破ったのがこの稲垣だと思うと感無量でございますです、はい」
「い、痛い……す、すごく痛いよ……」
 杏奈のかすれた悲鳴にも、稲垣は気にも留めず早くも腰を振り始める。
「だめっ……稲垣さ……う、動いちゃ……ああっ……」
「ふうむ、これはきつい。あらかじめ一回精を放っておいて正解でございました」
 膣口から滲み出る血を分泌物代わりにして、稲垣はペニスを前後させる。
丁寧な物腰とは裏腹に、動き自体はまったく有無を言わせないものだった。
「……嫌……優馬…助け……ああっ……」
「この様子ですと、杏奈様の膣の一番奥まで届いているのでは……
そのうち痛みとは異なる感覚が芽生えてくるはず……」
「……嘘……痛い……だけで…す……」
「まあ、今しばらくの辛抱でございますよ」
 稲垣はわずかに唇の端を持ち上げて不敵に笑った。
「そういえば、杏奈様はどうして御主人様があれほど杏奈様を特別扱いしていたか
……その理由を杏奈様ご自身はご存知ではございますまい」
 休み無く腰を動かしながら稲垣が言う。
「……んっ……んはあっ……んんっ……」
380名無しさん@ピンキー:05/01/13 01:27:01 ID:qCD8Onwi
「屋敷には他に真樹様、それに美香と鈴音もおりますのに……
御主人様の杏奈様に対する思い入れの深さは、他の者に対するそれとは
比較にならないほどのものがございました」
「……そん……ああっ……だ…だめ……」
 何か言いたくても、杏奈の下半身を襲う衝撃がそれを許さない。
「まあ、それも無理からぬ事……御主人様は杏奈様を
自分の実の娘だと頑なに信じておいででしたので……」
「……叔父……んんっ…様………私…の……?」
「はい、左様でございます」
 不意に、稲垣は不意に動きを止めた。
 ゆっくりペニスを抜くと、かなりの血と分泌液がだらっと同時にあふれ出る。
つかの間の苦痛から解放された杏奈は、肩を大きく動かして深い息を何度も吐いた。
「稲垣も見ての通り歳ですので、いささか疲れてしまいました。
今度は若い杏奈様に動いて頂きましょう」
「叔父様が私の実の父親だなんて……たとえ冗談でもそんな事は……」
「……それはいたしながら続きを話すとして。
杏奈様、お互い萎えぬうちに稲垣にまたがってくださいませ」
 あくまでマイペースな稲垣は、そう言うと自ら布団の上に横たわった。
「……そ、そんな恥ずかしい事……」
「杏奈様、もう後戻りなどできません。杏奈様がこのまま稲垣に従ってくだされば
稲垣も約束はお守りいたします。ですが、そうしていただけない場合は……」
 杏奈にしてみれば、そう言われると抗えるはずもなかった。
 言われたとおり、稲垣の体をまたぐように膝立ちになる。
「そのまま腰を落として稲垣のペニスを杏奈様の膣の中に納めてくださいませ。
あとは口でしたのと同じ要領でございます」
 恐る恐る左手で稲垣のペニスをつかみ、ゆっくり腰を落とす杏奈。
 亀頭が膣口に当たっただけで軽い痛みが走り、杏奈は顔をしかめた。
 だが、稲垣の言う通り、優馬の為にここでやめるわけにはいかない。
381名無しさん@ピンキー:05/01/13 01:32:38 ID:qCD8Onwi
 もう自分はこんなに汚れてしまった。優馬に愛される資格があるとは思えない。
 それでも、優馬の命だけはなんとしても救いたかった。
 覚悟を決めた杏奈は、亀頭を自分の股の間に押し入れる。
 稲垣の強引な挿入で押し広げられたからか、スムーズとは言えないにせよ
少しずつ膣の中へと納まっていく。
 ペニスを受け入れる為に杏奈が自らの体重をかけた瞬間、意図に反して
一気に根元まで杏奈の中に突き刺さった。
「ああああっ……やああっ……!」
 痛みのあまり、我を忘れて絶叫する杏奈。
 だが騎乗位の体勢になり、腰をがっちり稲垣の手で押さえられている以上
逃れようにも逃れられない。
「むう、これはこれでやはり違った趣が……杏奈様、そのまま腰を前後に……」
 もはや杏奈は何も言わず、ただ視線を一瞬向ける事で稲垣に抗議の意思を示す。
下半身に広がる鈍い痛みに耐えながら、ゆっくり腰を動かし始める。
「……あはぁっ……んっ……はあ……」
「杏奈様がまだ幼い頃に離婚したとはいえ、杏奈様にはれっきとした
父親がおられましたね。
その父親を実の父だと信じたい気持ちは稲垣にもわからないではございません」
「……んっ……んんっ……」
 杏奈の脳裏に、かすかに覚えている父の顔が浮かぶ。数少ない記憶の中の父は
いつも杏奈に限りなく優しかった。
 左手の親指で薬指にはめた指輪に触れる。かつて父の物だった結婚指輪。
それは杏奈が父と母の間に生まれた娘である証のようなものだった。
「おふたりが深く愛し合って結婚し、やがて杏奈様が生まれたのは事実。
ただ、両人が知り合った時、すでに母君のおなかの中には杏奈様が……」
「……は……ん……んんっ……き…聞きたく……ない……」
 杏奈が首を横に振った。涙が散らばる。
「いいえ、ぜひともお聞き届けを。大事な話でございますので」
382名無しさん@ピンキー:05/01/13 01:39:27 ID:qCD8Onwi
「母君がかつて屋敷で御主人様の養女として暮らしていた事は
杏奈様もよくご存知のはず……。
母君が屋敷に書生として来ていた若者と駆け落ち同然に出て行くまでは
それこそ毎晩のように御主人様の精をその膣で受け止めておいででございました」
 稲垣の体の上にまたがったまま、杏奈は両の耳を手で抑えて聞くまいとする。
「それで御主人様は最期まで杏奈様を自分の実の娘だとばかり……
無論、この稲垣も最近までそれを信じて疑いませんでした」
「……んっ……嘘……そんな…の……嘘……」
「杏奈様、腰が止まっております。……まあ、初めての杏奈様に高望みは
できませんので、稲垣も動きましょう」
 そう言うなり、思い切り腰を突き上げる。
「……ああああッ……い、痛い……嫌ぁ……」
「きっかけは杏奈様の母君の死でして。実のところ、稲垣は長年疑問に
思っておりました。元来、御主人様は子どものできないお体の持ち主のはず。
にも関わらず、なぜ杏奈様の種だけは芽が出たのかと……。
それで母君の葬儀の手伝いをする傍ら、手を尽くしていろいろ調べてみたのです。
すると、とんでもない事実が判明致しまして……」
「いやはや、事実は小説より奇なりとはよく言ったものでございます。
なにしろ、杏奈様の本当の父親がこの稲垣だったとは」
 杏奈は呆然とした目で稲垣を見た。
「若気の至りと申しましょうか……母君はそれはもう杏奈様に勝るとも劣らぬ
実に美しい女性でしたので、稲垣も密かに何度かお相手を務めました。
まあ、それを逆手に取った母君に駆け落ちの際には協力をさせられましたし……
おあいこでございましょう」
 杏奈は激しく首を横に振った。
「……嘘……嘘だよ……絶対…嘘……」
「嘘でこのような事は申せません。関係する人間の血液型を調べたところ
父親として条件に該当するのが稲垣しかおりませんでしたので。
あの頃の母君はずっと屋敷の中で暮らしておられましたし
他の者と交わる機会などあろうはずもなく……」
383名無しさん@ピンキー:05/01/13 01:45:46 ID:qCD8Onwi
「今にして思えば母君が杏奈様の血液型を明かすまいと努力しておられたのも
実の父が誰であるかを周囲に悟られんが為だったのでは。
もし杏奈様が自分の子ではなく、この稲垣の種だと御主人様が知ったら……
その結果を、母君は誰よりもよくご存知だったのでございましょう」
 信じられない、信じたくはなかったが……
 母が杏奈の血液型を調べるのをなぜか頑なに拒んでいたのは事実だった。
 杏奈がようやく自分の血液型を知ったのは、母が亡くなり、大学の入学時の
健康診断で血液検査を受けた時だ。
「まあ、母君が一度は永遠の愛を誓った男と別れる事になったのも
おそらく杏奈様の出生の秘密と関連があると考えるのが自然かと……」
「……嘘……私、信じない……絶対信じない……」
 杏奈は呪文のように繰り返す。
 まるでそうすればれそれが現実になるとでもいうかのように。
「……私は……ん……お母…さんと……お……父さんの……子……」
「そんな悲しい事を仰らないでくださいませ」
 稲垣はいつもの口調で平然と言う。
「杏奈様が実の娘であると知ってから、稲垣はどれほど苦労して
御主人様の毒牙から杏奈様をお守りしてきたか……。
それもこれも、すべてはこの日の為でございました」
 話しながらも稲垣はリズミカルに腰を突き上げる。
 そのたびに杏奈は小さく悲鳴を上げた。
 だが、今はその悲鳴の中に甘い響きが混ざり始めている。
「それまでの稲垣にとって、御主人様は神のごとき存在でございました。
その方のお考えに反するなど思いもよらぬ事……。それが杏奈様の為に
何度となく御主人様を裏切るような真似も……。
いやはや、これが娘を思う父の心といったものでございましょうか。
この世で利己的でない唯一つの愛は、母の子に対する愛であると
かの芥川龍之介も述べておりますです。はい。
母が父に置き換わっても、稲垣に言わせればそれは同じ事でして……」
384名無しさん@ピンキー:05/01/13 01:52:51 ID:qCD8Onwi
「……ちが……はぁんっ……嫌……私……」
「御主人様から今回の無理心中の計画をあかされた時、
稲垣は一世一代の……いえ、魂の決意したのでございます。
実の娘である杏奈様を回春の道具とし、その命を奪おうなど……」
 杏奈は首を横に振り続けている。
「……ほん……父さ……なら…んんっ……こんな事……し…ない……」
「まあ、女である杏奈様には男の気持ちがわからぬのも無理からぬ事でしょう。
女である以上、いずれはどこの馬の骨とも知れぬ男と出会い
父が引き止めようともがいたところで、結局その男の物になってしまう。
せっかく手に入れた大事な杏奈様を、他の男に渡すなど
今の稲垣にはとても許せないのでございます」
 そこまで言うと、稲垣は繋がったまま上体を起こして杏奈を床に押し倒した。
 杏奈に覆いかぶさるようにして、一心不乱に腰を振る。
「……い、いやあっ……やあああっ……」

どうせ他の男のものになってしまうくらいなら……父であるこの稲垣のものに……」
「……違う……父さ…ん……なんかじゃ……な…い……」
「ふむ、まだそんな事を……やはり体に教えなくては」
「……優馬っ……あ…んんっ……助け…て……優馬……」
 涙声で杏奈は優馬の名を呼ぶ。
「杏奈様、あんなつまらない男の事はどうか忘れておしまいなさい。
もう杏奈様の身も心も、すべて私だけの物なのですから」
「……ゆ……優馬……の物……私……はあっ……優馬の……」
 稲垣は額から汗をしたたらせながら、細い目をさらに細めた。
「やはり、御主人様が憂慮なされていたように、あの男がここで杏奈様の心を……
ですが、ご安心を。もう優馬様が杏奈様の前に現れる事は二度とございません」
「……えっ……そ、そん……ゆ…優馬……は……?」
「杏奈様を稲垣の物にするには、御主人様以上に優馬様が邪魔でございましたので
……それはもう、誰よりもまずイの一番に。
 今頃は真樹様あたりと天国で仲良く遊んでおられる事でしょう」
「……そん…な……優馬が……」
385名無しさん@ピンキー:05/01/13 01:59:04 ID:qCD8Onwi
 杏奈が茫然自失といった感じで、それ以上言葉が出てこなかった。
 稲垣は構うことなく、一層テンポを速めて腰を動かす。
 杏奈の意思とは無関係に十分に分泌液が膣口を満たし、肉と肉が強く擦れ合う
卑猥な音が大きく響いている。
「むう。そろそろ仕上げに……」
 稲垣の顔がわずかに歪む。
「……嫌っ……優馬を……優馬を返してッ!」
「あんな男の名ではなく、父であるこの稲垣の名を呼んでくださいませ」
「……優馬ぁ……優馬ぁぁ……優馬………優馬ッ…」
 杏奈は狂ったように何度も優馬の名前を繰り返した。
「たとえ杏奈様がどう思おうと、こうして契りを結んでいるのはこの稲垣。
それだけが確たる事実であり、真実なのです。そして他にはもう誰も……」
 言いかけた稲垣が可能な限り腰を突き出した。
「杏奈様、どうか稲垣を受け止めてくださいませ」
 うっ、と短く呻くと、杏奈の膣の一番奥深くで精を放った。
 子宮を、膣を己の精ですべて満たさんとするかのように、稲垣は
何度も何度も射精し、射精した。
「……い、いやああああああああっ!」
 杏奈の絶叫――それが不意に消失する。
 代わりに、その細く白い首筋から一本の赤いしぶきがぶしゅうっという鈍い音を
放って勢いよく噴き出した。
 杏奈は自らの身に起こった事態を理解する間もなく、ほとんど瞬間的に死に至った。
「少し痛かったかもしれませんが……なにとぞご容赦を。
これからは親子水入らず、苦しい事も悲しい事も起こりは致しません」
 そう言うと、稲垣は鮮血のしたたるあいくちをポケットに納め、部屋を出た。
386名無しさん@ピンキー:05/01/13 02:05:44 ID:qCD8Onwi
 戻ってきた稲垣の手にはポリタンクが一つずつ、つかまれている。
 稲垣は厳粛な面持ちで液体を撒き始めた。血の臭いが充満しつつあった部屋に
つーんと鼻につく刺激臭が広がっていく。
 杏奈の体を囲うようにまんべんなく撒き終わると、ポケットから取り出した
ジッポライターを点火し、液体をたっぷり含んだ畳の上に放り投げる。
 たちまち、ぼおっという音とともに火の手が上がった。
「御主人様、死のみが永遠の生を得る唯一の手段なのだというお考え……
この稲垣もまったくもっと同感でございます。
あるいは世の人は不条理に過ぎると感じるかもしれません。
だが、稲垣にはこうするより他に術がございませんでした。
幸福に対して不感症の人間というのは実に悲しいものでございますです、はい」
 稲垣は取り出したあいくちを自らの首筋にあてると、横たわって静かに
天井を見上げている杏奈を見た。先ほどまでの冷淡な目ではなく
どこか愛おしささえ感じられる目だった。
「杏奈様……稲垣は誰にも一度たりとも愛された事がございません。
どうかこれからは、杏奈様が稲垣を愛してくださいませ……」
 あいくちが肉を深く抉った瞬間、大きな爆発がすべてを飲み込んでいった。
387一応、あとがきのようなもの:05/01/13 02:17:10 ID:qCD8Onwi



えー長々とどうもすいませんでした。

率直な感想としては、慣れない事はするもんじゃないなという一語につきます。
エロパロなわけですけど、エロに関してはまったくの門外漢なので
見てわかる通り付け足しのようなチンピクを誘わない類のエロスです。
ハァハァするというよりは、ゲームをプレイした時の雰囲気を
ちょこっとでも感じていただければなーと思っております。

設定等に関しては深く考えず。たまたま最初に浮かんだものにしました。
自分は本来、ハッピーエンドで話が終わらないと悲しくてイヤだというタイプの人間なので
もうちょっと別の終わらせ方にしたかったんですけど・・・
まあ、展開から考えてコレしか考えられなかったです。
途中、エロをどうやって書いていいのかわからなくて非常に困ったのと
自分の好きな杏奈がひどい事になってしまったので
「どうせならアフターストーリーの世界で、同棲してる優馬と杏奈のところに
真樹が泊まりにきて3Pになる感じの方が平和でよかったかも」
・・などと思ったりもしました。

思いついたはいいものの、書こうか書くまいか
そして書き込もうか書き込むまいか迷った結果、書き込む事にしました。
とりあえずありがとうございました。
自分的には杏奈は稲垣の娘だと非常に萎えます。
388名無しさん@ピンキー:05/01/13 15:38:26 ID:lEQfm5dg
久々のGJ!age
389名無しさん@ピンキー:05/01/13 15:58:52 ID:JcJLbbif
うおっ、何かすごいのきてるー
390名無しさん@ピンキー:05/01/13 18:32:06 ID:6zkCEIDe
元ネタは存じ上げない私めも大層興奮致しました。
391名無しさん@ピンキー:05/01/13 20:57:55 ID:zZCboTca
河原崎の2、ね・・・。
392名無しさん@ピンキー:05/01/14 19:08:07 ID:nru6beMY
しかし、救いのない話しですね。
まあ、元ネタがそういうゲームではあるけれど。
流れ自体無理がなくてとても上手かったと思います。
抜けなかったけど・・・。
393名無しさん@ピンキー:05/01/14 20:58:41 ID:CNM/S7B2
>387
おお、杏奈SS初めて!内容も素晴らしい〜。とても感謝です。
真樹も交えて3Pも読んでみたいです。
394名無しさん@ピンキー:05/01/15 02:43:24 ID:1mYumEdu
そういえば、らいむ色のSSないね〜、人気ないの??
395河原崎家の一族2 優馬×杏奈×真樹:05/01/15 03:11:36 ID:Fo872/AE
「やっぱり真樹の体じゃ、杏奈さんにはまだかなわないな〜」
 白いセーターの胸の部分をぎゅっと押さえながら、真樹が言った。
 それを聞いて、杏奈は少し困ったような照れくさそうな顔をする。
「……それでお風呂に入ってる間、ずっと私の体を見てたの?」
「杏奈さんて見た目は華奢な感じなのに、脱ぐと結構……。
ね、ゆーまさんもそう思うでしょ?」
 いきなり答えにくい話題を振られて、ひとまず俺は苦笑いで時間を稼ぐ。

 真樹から、冬休みを利用して俺と杏奈が二人で暮らしているアパートに
遊びに行きたいと連絡があったのは、ほんの2週間くらい前の事だ。
 もともと杏奈の義理の祖父にあたる人物の葬儀で、俺と真樹は知り合った。
その別れ際に遊ぶ約束をさせられていたので、“友達の家に泊まる予定がお流れ
になったから”と言われて、それを断る理由はこちらにはなかった。
 真樹は明朗快活で基本的に良い子だし、元気過ぎて時々相手をするのが
疲れるものの、一緒にいるとこちらも楽しい気分になる――その事は今日一日
付き合ってみて再確認した。
 俺に対してある種の好意を抱いているのも承知しているつもりだった。
それも男としてはけして悪い気分はしないし、杏奈も真樹に関して俺との関係を
邪推するような素振りをまったく見せない事が、俺としては助かった。

「ぶぅ〜、ゆーまさん聞いてる〜?」
「……真樹ちゃんもあと5年もすれば杏奈に追いつくよ」
 言いながら、真樹に気づかれないように俺は杏奈にウインクする。
「真樹、5年も待てないよ〜。5年したら、ゆーまさんたち結婚してそうだもん」
 俺と杏奈は思わず顔を見合わせた。
「……かもね」
 杏奈が笑んで言った。
 その仕草と言葉の意味するところに、俺は少し甘酸っぱい気持ちになる。
 けんけんで短い階段をさっさと先に昇り終えると、真樹はこっちを振り返った。
396河原崎家の一族2 優馬×杏奈×真樹:05/01/15 03:13:21 ID:Fo872/AE
「普通の子はさ〜、自分のお母さんを見て将来はだいたいこんな感じだって
予想がつくんだろうけど……真樹はお母さんを見た事ないから、わからないんだ」
「……写真とかでも見た事ないの?」
 言ってから、ひょっとして無神経な質問だったかもしれないと思ったが
真樹は気にした様子もなく無邪気に笑顔を作った。
「そういうのもぜ〜んぜん。本当は写真が何枚か残ってるはずなのに
もう自分たちには関係ないからとか言って、お兄ちゃんが見せてくれないんだよ〜」
 ――理屈として正しいかどうかは別として、智樹らしい言い草だと思う。
 ついでに言うと、智樹ははじめ自分も一緒に真樹について来るつもりだったらしい。
曰く、『真樹ひとり行かせたら、あの男が何をしでかすかわからない』だそうだ。
結局、何かの資格の試験日と重なったとかで断念したと聞いた時は、心から胸をなで
おろした。
「私、真樹ちゃんはすごい美人になると思うけど」
「……えっ、杏奈さんそれホントにそう思う?」
 真樹が訊くと、杏奈は「もちろん」と前置きした上で、俺に意地悪く微笑みかける。
「けど、そういう事は女の私よりも、男の子代表の優馬君のご意見を聞きたくない?」
「なる! なるなる!」
 我が意を得たりとばかりに腕を絡めてくる真樹。
 俺が困惑した顔を杏奈に向けると、今度は杏奈がウインクしてきた。
「……俺も思うよ。真樹ちゃんはきっと綺麗になるって」
 他に答えようもないので俺は無難にそう答える。それでも真樹は本当に嬉しそうだ。
「じゃあさ〜、真樹が杏奈さんくらい綺麗になったら、ちょっとは真樹と付き合う事も
考えてくれるのかな?」
「それは……その時になってみないとわからない」
「そんな答え、ずるい〜」
 真樹に気づかれないように杏奈と苦笑いを交わしてから、俺はマフラーを締め直す。
 銭湯からのいつもの帰り道が、今日はやけに長く感じた。
397河原崎家の一族2 優馬×杏奈×真樹:05/01/15 03:16:39 ID:Fo872/AE
 特に考える事も思いつかなかったので、俺は天井の木目をじっと眺めていた。
 しばらく見てると、はじめはただの幾何学模様でしかないものが、不思議と
友人やら猿やらの顔のように見えてきたりして意外と飽きない。
 いつもなら寝る時は部屋の明かりをすべて消すのだが、今日は豆電球だけが
つけっぱなしになっている。真っ暗闇になるのを真樹が嫌がったからだ。
強がった事を言っていてもそういうところは歳相応に子どもだと、俺は妙に安堵した。

 すうすうと、すぐ隣から真樹の寝息が聞こえてくる。
 今日は眠らないと言ってずいぶん頑張っていたが、やはり疲れていたのだろう。
 いざ寝ると決まってからも、寝る位置をどうするかでひと悶着があった。
 真樹は最初、俺と同じ布団で寝ると言い張ったのだが、さすがにそれは受け入れら
れなかった。いくら歳が離れていても、恋人でもない女の子と同じ布団は少しまずい。
結局、俺を挟むように真樹が右側、杏奈が左側で寝る事になった。

 ――まいったな。
 俺は、ふう、とため息をつく。
 昼間、真樹に引っ張りまわされたので体はかなり疲れているのに、とてもこのまま
眠れる気分ではなかった。
 というのも……率直に言って、今の俺はいつになく悶々としているからだ。
 杏奈とは昨日エッチしたばかりだし、たまっているわけでもないのに下半身が妙に
疼いて仕方がなかった。
 そういえば、脳の中で疲れを感じる部分と性欲を司る部分が近くにあって
疲れると性欲が刺激されるという話を、テレビだか本だかで聞いたような気がする。
 ふと、顔を左に傾けて杏奈を見た。
 静かに目を閉じ、すでに眠っているように見える。
「……杏奈」

 たっぷり15秒ほど待っても反応は無い。
 再びため息をつくと、仕方なくまた天井を見上げる俺。
398河原崎家の一族2 優馬×杏奈×真樹:05/01/15 03:18:55 ID:Fo872/AE
 いくら疼くといっても、オナニーする気にはなれなかった。その気にさえなれば
トイレにでも入ってこっそりやれない事もないが、杏奈と同棲を始めてからというもの
俺は一度もオナニーをした事がなかった。だから、今さら、という感覚がある。
だいたい明日、真樹が帰った後でなら、いくらだって杏奈とエッチができるのだ。

 そうこうしているうちに、俺はだんだん腹が立ってきた。
 俺がひとり悶々としているのに、両側のふたりの女の子はそれに気づく事もなく
気持ちよさそうに眠っている、というこの状況に対して。
 もう一度、顔を杏奈に向ける。
 少しだけためらってから、俺は布団の下から左手を伸ばして杏奈の布団の中へ
ゆっくり潜り込ませた。
 慎重に体の輪郭をたどり、杏奈の胸に到着した。そっと手のひらで軽く包み込む
ようにして触ってみる。
 ……ぷに。
 服とブラジャーの上からでも感じられる柔らかい感触に、思わず俺の下半身が
ぴくんと反応した。
 いつも直に揉んでいる胸でも、こういう稀なシチュエーションだと違う興奮がある。
こうなったら、この状況を思う存分楽しんでやろうと思う。
 杏奈が目を覚ます様子が無い事を確認すると、俺は人差し指で杏奈の乳首を
転がし始めた。
 ぐり……ぐりぐり……ぐり……。
 指先の部分で胸の中に押し込むようにしてみたり、ぐりぐりとグラインドさせて
みたりする。
 ぐり……ぐり……ぐっ……ぐり……。
 眠っていて意識が無くても、愛撫されると少しずつ乳首が硬くなっていくのが
妙に嬉しい。
 杏奈の乳首が十分な硬さに勃起したのに満足した俺は、左手をそのまま杏奈の
体の下の方へと移動させた。
 目だけは杏奈の寝顔をじっと見つめながら、そのパジャマのズボンの中にするすると
左手を潜り込ませる。
399河原崎家の一族2 優馬×杏奈×真樹:05/01/15 03:20:58 ID:Fo872/AE
 サラサラしたショーツの布地の感触が心地良い。
 そのまま布地の上で手を滑らせると、ショーツの断面になだらかな起伏がある
のがわかる。恥毛が表面を押し上げているらしく、軽く押すとすんなり凹んだ。
 頭の中で、いつも見ている杏奈のあそこの部分を想像しながら、文字通り
手探りでショーツの上から撫で回してみる。
 まずは外側の花びらの部分をゆっくりなぞるように――。それから内側の
小さな花びらを、人差し指を垂直に動かして、ショーツにくっきり跡がつくくらい
に少し強めに。
 しゅうっ……しゅうっ……しゅっ……しゅうっ……。
 それから、いよいよクリトリスの突起へ指を動かす。
 眠っている杏奈がどういう反応を示すか興味があったので、じっと顔を見ながら
せいのっ、とリズムをとって触ってみたものの、特に反応は無かった。
 こうなると無性に感じさせたくなってくる。乳首と同じ責めでは飽き足らず
突起の部分を人差し指と中指で挟んでみる。次にリズミカルにとんとん叩いて
みた。
 きゅっ……きゅっ……っ……しゅっ……しゅっ……。
 いつもの杏奈なら、俺が少しクリトリスに触れただけでもすぐ感じてかわいい声を
漏らしてくれる。あまり女性経験豊かと言えない俺が知る限りでも少し異常なくらい
感じやすいと言ってよかった。
 それなのに、ショーツの上で悪戦苦闘してもいっこうに反応が返ってこない。
 よーし、こうなったら……。
 俺は思いきって直接触ってみる事にした。俺と杏奈は恋人同士なのだから
何もはばかる事などないはずだ。
 真ん中の3本の指でショーツを少し持ち上げ、中に手全体を潜り込ませていく。

「……優馬」
 と、突然名前を呼ばれると同時に、杏奈の布団の中に伸ばしていた腕を
つかまれて、俺はぎょっとして顔を上げる。
 すぐ目の前に、杏奈の顔が俺を見つめていた。
「さっきから何してるの?」
400河原崎家の一族2 優馬×杏奈×真樹:05/01/15 03:24:08 ID:Fo872/AE
 真樹を起こさないようにという配慮か、ささやくような小さな声で杏奈が言う。
 薄暗い部屋の中でも、杏奈の目に非難の色が混じっている事はわかった。
「……ごめん」
「もう、真樹ちゃんがいるのに……」
 ぷくっと頬を膨らませる杏奈。
 だが、杏奈の体を愛撫する事でますます悶々としてきた俺としては、このまま
おとなしく眠る事などとてもできそうになかった。
 恋人同士隠し事はよくないし――などと考え、ここは素直に話してみる事にする。
「杏奈。俺、したくなっちゃったんだけど」
「……えっ?」
 杏奈が驚いた顔をする。
「したくなったって……まさか、エッチ?」
「……その、まさか」
 俺が答えると、杏奈はじっと顔を見つめてくる。
「いつもだったら構わないし……優馬がしたいなら、させてあげたいけど……
今日は真樹ちゃんがいるんだもん。無理だよ」
 ――正論だと思う。
 しかし、あいにく俺はとうに開き直ってしまっていた。
「杏奈が声を出さなければ平気だって」
「そ、そういう問題じゃ……」
 知らず知らず声が大きくなっていた事に気づき、杏奈はあわてて口を押さえる。
 声を潜めて続けた。
「どうしてもしたいの?」
「……したい」
 杏奈は呆れたように微笑んだ。
「しょうがない優馬」
「……しょうがない俺」
「もう、馬鹿ぁ」
 二人で声を立てないように笑い合う。
「じゃあ、こっそり口でしてあげるから……それで満足できそうかな?」
401河原崎家の一族2 優馬×杏奈×真樹:05/01/15 03:26:35 ID:Fo872/AE
「……たぶん」
 とりあえず一度出してしまえば落ち着くかもしれないと俺は考えを改める。
 杏奈が折れてくれたのだから、それに従った方がよさそうだと思った。
というより、この場合はなんでもいいから一刻も早く射精したいだけとも言う。

「真樹ちゃん、起きたりしないかちゃんと見ててね」
 そうささやくと、杏奈はいきなり俺の布団の中に頭から潜り始めた。
(こっそり口でするってそういう事か……)
 言われたとおり、真樹の顔をじっと見つめる俺。
 見れば見るほどあの智樹と血が繋がっている事が不思議に思えてならない。
 完全に布団の中に納まった杏奈が、俺のパジャマのズボンを脱がしにかかる。
それが終わるとトランクスだ。
 まだ触れられてもいないのに、俺のペニスは期待感でコチコチになっている。
それが少し恥ずかしかった。これじゃまるで童貞の男子中学生だ。

「うっ……」
 先端の敏感な部分に杏奈の唇が触れた瞬間、つい声が漏れてしまう。
 すぐに亀頭全体が口の中にすっぽり飲み込まれる。いつもながら、杏奈の
口の中は温かくて気持ちが良い。
 そのまま根元までいったん口に納まると、ゆっくり動かし始めた。

 じゅぽっ……じゅぽっ……んふうっ……じゅぽっ……。

 一定のリズムで上下させながら、舌を使う事も忘れない。始めて結ばれてから
半年が経って、最近の杏奈は当たり前のようにそうするようになった。
もちろん教えたのは俺だ。杏奈は自前の知識が無い分、愛撫の仕方を知りたがる。
 ちらと、俺は足元の方を見る。
 大きく膨らんだ掛け布団が杏奈の頭の動きにあわせて上下する。ただそれだけ
の事なのに妙にエロティックに思えるから不思議だ。
402河原崎家の一族2 優馬×杏奈×真樹:05/01/15 03:29:02 ID:Fo872/AE
 杏奈に顔をじっと見られながらフェラチオされるのはもちろん興奮するが
隠れてされるのも、これはこれで悪くない。
しているところが見えない分、股間に神経が集中して刺激が増す感じだ。

 じゅぽっ……じゅぽっ……じゅぽっ……。

(や、やばい……)
 早くも熱いものがこみ上げてくる。
 この際、我慢するつもりはなかった。俺としてはすでに十分焦らされている。
「くっ……で、出る……」

 びゅっ……どぴゅぅっ……っ……びゅうっ……びゅっ……っ……。

 呻くと同時に、杏奈の口の中に思いきり精を放つ。
 痙攣するように何度も軽く腰を突き上げ、たまったものをすべて吐き出した。



 杏奈はそのまま口を離す事なく、尿道に残った精液までちゃんと吸い出して
くれる。
 それから、布団の中をもぞもぞと動いて俺の目の前でぴょこっと顔を出す。
「ふう……熱かったぁ」
「……ご苦労さん」
 そう言って左腕を回し、腕枕の要領で杏奈の肩を抱いてやる。
「優馬、すごくいっぱい出てた」
「……杏奈の口がすごく気持ちよかったから」
 俺が言うと杏奈は嬉しそうに表情を崩す。
 杏奈は自分が気持ちよくなる事よりも、俺に気持ちよくなってもらいたい
という願望の方が強いように思える。俺は杏奈のそういうところも大好きだ。
「すっきりした?」
403河原崎家の一族2 優馬×杏奈×真樹:05/01/15 03:31:45 ID:Fo872/AE
 杏奈の問いかけに俺は少し考えるフリをする。
「まだモヤモヤする」
「……あ、あんなに出したのに?」
「俺はもっと出したい」
 我ながらわがままだと思う。だが、まだもやもやしているのは事実だ。
 当然の事ながら、杏奈は困った顔をしている。
「やっぱり最後までちゃんとやらないと。俺、中途半端なままじゃ眠れない。
明日は昼からバイトが入ってるから、早く寝ないといけないのに……。
このままだと、バイトの途中で倒れちゃうかも」
 ――杏奈の優しさを利用しようとする俺は、将来天国に行けないと思う。
「でも、真樹ちゃんが……あっ」
 杏奈の目が大きく見開かれる。 
 はじめ何事かと思い、ハッとして俺は反対側に顔を向けた。

(……!)
 いつの間にか、ぱっちり目を開けた真樹が俺の方を見ていた。
 一瞬、どう反応していいのかわからず、黙って真樹と見つめ合う。
「お、おはよう」
「……真樹、寝てないもん」
 ――嫌な予感が胸をよぎる。
「じゃ、じゃあ……」
 杏奈が俺の肩越しにうろたえた声を出した。
「うん。ぜーんぶ、見てた」
 真樹があっけらかんとして言う。
「真樹が寝ちゃったら、ゆーまさんたちエッチとかしちゃうのかな〜と思って
寝たふりしてたら、ホントに始めちゃうんだもんな〜」
「……あ、あの……真樹ちゃん、それは誤解かも……」
 言いながら、動揺から布団の中で俺の体をぎゅっと抱きしめる杏奈。
「布団で隠してたって、何してるかくらいちゃんと想像つくもん。
真樹、杏奈さんたちが思ってるほど子どもじゃないし」
404河原崎家の一族2 優馬×杏奈×真樹:05/01/15 03:35:21 ID:Fo872/AE
 真樹が挑戦的に笑う。
「この事、お兄ちゃんに話しちゃおっかな〜」
「……ま、真樹ちゃん!」
 杏奈がうわずった声を上げる。
 智樹に杏奈との情交の詳細を知られるのは、確かに気分の良い事ではない。
「じゃあさ〜、ふたりとも真樹のお願いをひとつ聞いてくれる?
そしたら、お兄ちゃんには内緒にしててあげる」
「……願いって、どんな?」
 取引に応じるかはともかく、とりあえず訊いてみた。
「真樹も混ぜてほしいんだ、エッチに」

 俺も杏奈も、一瞬凍りついた。この子は脈絡も無く何を言い出すんだ?
 先に我に返ったのは杏奈だった。
「真樹ちゃん。冗談でもそんな事は言っちゃ……」
「冗談なんかじゃないもん!」
 がばっと掛け布団を押しのけて、真樹が上半身を起こした。
「冗談なんかで言えないよ、こんな事……。
真樹ね、ここに泊まる事になった時、決めてたんだ。
帰るまでに優馬さんに絶対抱いてもらうんだって。
ふたりは、あたしが優馬さんが好きだって言ってるの、遊びの延長くらいに
思ってるのかもしれないけど……あたし、ホントに優馬さんに真剣なんだよ」
 言い終わると、真樹はじっと俺の顔を見つめた。
 確かに冗談を言っている目ではなかった。眼差しは真剣そのものだ。

「……悪いけど、真樹ちゃん。聞けないよ、そのお願いは」
 あくまで冷静に――だが、はっきり俺は言った。
 それは本人が望んでいるとか、法律に触れるとか、そんな事じゃなくて
人として当然の答えだ。まだロクに胸も膨らんでいないような女の子を
恋人である杏奈の目の前で抱けるはずがない。
「真樹だってわかってるよ、無茶なお願いをしてるって」
405河原崎家の一族2 優馬×杏奈×真樹:05/01/15 03:38:34 ID:Fo872/AE
 真樹は急に涙声になって言う。
「けど、真樹には今日しかないの。今日抱いてもらえなかったら
もう一生、優馬さんに抱いてもらえないかもしれないんだよ。
会えないからって諦めて、いつかしょうがなしに誰か他の男の人を
受け入れるなんて、真樹は嫌……」
 
「その言い方じゃ、まるでもう俺たち会えないみたいだ」
「……まだ優馬は知らないんだ」
 杏奈が言った。
「真樹ちゃんね、この春にイギリスに行っちゃうんだよ。
智樹君がロンドンの大学に留学するのに、一緒に付いていくんだって」
 ――初めて聞く話だった。
「お兄ちゃん、日本にはもう戻らないかもって言ってたし……。
真樹も、いつこっちに戻れるかまだわからないんだ。だから……」 

「話はわかったけど、やっぱり……」
 とても受け入れられる話ではないと思う。
「お願い! もう付き合ってほしいなんて無理を言わないよ。
後になって、この事を理由に優馬さんを困らせたりも絶対しない。
真樹は……真樹はただ、何があっても消えない思い出が欲しいだけ。
それがあれば、真樹は何があってもきっとずっと笑っていられる気がするの」

 それだけ言い終わると、真樹はこらえきれず泣きだした。
 どうしていいのかわからず、俺はただ真樹を見つめる事しかできない。
 経緯はともかく、自分が原因で年端もいかない少女を苦しめ、泣かせている
という事に、俺の心は罪悪感でいっぱいになった。

「……優馬」
 杏奈が耳元で俺の名を呼ぶ。
「私の事なら気にしないで。どうするか優馬自身が考えて決めて」
406河原崎家の一族2 優馬×杏奈×真樹:05/01/15 03:41:25 ID:Fo872/AE
「だ、だけど……」
 振り向くと、杏奈が真剣な表情で俺を見ていた。
「普通ならもちろん反対する。……でも私、いま思ったんだ。
私が真樹ちゃんの立場だったら、自分はどうしただろうって。
やっぱり、真樹ちゃんと同じ事を優馬にお願いしてたかもしれない。
本当に好きな人がいて、今を逃したらもう二度と会えないかもしれないとしたら。
そう考えたら……やめさせる事なんて、とてもできなくなっちゃった。
それに私、大好きな人ともう会えなくなる気持ち、よくわかるし……」

 杏奈が言った、“大好きな人ともう会えなくなる”というのは
たぶん母親と死に別れた事を指すのだろう。
 その点、真樹は杏奈と違って、親の顔さえまともに知らずに育った。
 初めて会う異性の俺を警戒する事もなく、すぐにじゃれついてきた真樹。
 俺はそれを、真樹自身が言ったように、真樹くらいの歳の子によくある擬似恋愛だと
思って、まともに受け取ってこなかった。
 それが勝手な思い込みだとしたら――真樹にすごく悪い事をした気がする。

「絶対に後悔しないって誓える?」
 俺は真樹の顔をじっと見て、そう訊いた。
 真樹はこくんと頷く。
「……誓える」
「初めてだと、かなり痛いぞ」
 再び訊くと、真樹はすぐ頷く。
「……我慢する」
「わかった」
 俺が言うと、涙で濡れていた真樹の顔がぱっと笑顔になった。
407河原崎家の一族2 優馬×杏奈×真樹:05/01/15 03:43:43 ID:Fo872/AE
「とりあえず取引は成立したけど、これからどうすればいいかな」
 部屋の明かりをつけると、俺を囲んで座っている真樹と杏奈の顔を交互に見た。
「えっと……ゆーまさんたちがいつもしてるような感じがいいな〜」
 真樹は無邪気に言う。
「杏奈さんもお手伝いしてね」
「……えっ、私も参加しなくちゃダメなの?」
 杏奈が驚きの声を上げると、真樹は不満そうに唇を噛んだ。
「真樹は初心者なんだから、ベテランの杏奈さんに手伝ってもらうの」
「ベ、ベテラン……」
 その言葉の響きに杏奈はショックを受けたらしい。
「最初はどうするの?」
「……いつもはだいたい、まず口でしてもらうんだけど」
 ――こういうような事を真樹の前で話すのは抵抗がある。
 だが、当の真樹は目を爛々と輝かせている。
「口でって……口でゆーまさんのを気持ちよくするって事だよね?」
「……ああ、まぁ、うん」
「じゃあ早速やってみよう〜」
 真樹はすっかりいつもの調子に戻っている。
「待った。その前に……」
 俺は座ったまま少し身を乗り出して、左手を真樹の背中にそっと回す。
きょとんとしている真樹にゆっくり顔を近づけると、そのまま唇を重ねた。
 唇と唇を合わせるだけの簡単なキス。

 んっ……っ……んん……っ……。

 10秒くらいそうしてから、俺は体を引いた。
「あ……」
 真樹は手を口にあてて、まだ呆然としている。
「これをまず先にしておかないとまずいだろ?」
「……うん」
408河原崎家の一族2 優馬×杏奈×真樹:05/01/15 03:48:23 ID:Fo872/AE
「真樹ちゃん、キスも初めて?」
 杏奈が訊くと、真樹は頷く。
「なんか不思議な感じがした。優馬さん……やっぱり優しいんだね」

「……じゃあ始めようか」
 言うなり、俺は立ち上がってズボンとトランクスを一気に下ろす。
 こうなったら真樹が相手だからといって、変に恥ずかしがってもしょうがない。
 男らしく正々堂々と振舞うことにした。

 露わになった俺の股間を、真樹はじっと見つめてくる。
「うわ〜。お兄ちゃんのと全然違う……おっきいよ〜」
「……と、智樹君のを見た事あるの?」
 杏奈があわてた感じで言った。
「だって、ちょっと前までお風呂にも一緒に入ったりしてたもん」
 ――兄妹なのだから特に変な事ではないのかもしれないが
智樹の場合、妙な勘繰りをしてしまうのは俺だけだろうか。

「触ってみて」
 俺がそう言うと、真樹はまだだらんとしている陰茎におずおずと手を伸ばす。
 形を確認するように手のひらの中で根元から先まで順に触れていった。
「うーん……真樹、どうしたらいいかわかんないよ〜。杏奈さーん」
 振り返って杏奈を呼ぶ真樹。
 困惑した表情を浮かべた杏奈だったが、結局観念して真樹の隣に並ぶ。
 手を離した真樹の代わりに、今度は杏奈が俺のモノを握った。
 現金なもので、すでに先ほどの射精から十分に休息の時間を与えれたペニスは
杏奈に触れられただけで充血を始める。
 杏奈はペニスをそっと持ち上げると、舌を伸ばして裏筋の部分をなぞりだした。
 それから、亀頭を完全に口に含んで頭を上下させる。

 ちゅぱっ……ちゅぱっ……ちゅぱっ……。
409河原崎家の一族2 優馬×杏奈×真樹:05/01/15 03:50:08 ID:Fo872/AE
「杏奈さんがこんな事してるなんて、変な感じ〜」
「……あ、あんまりじろじろ見ないで……」
 恥ずかしがりながらも杏奈は愛撫をやめたりはしない。

 ちゅぱっ……ちゅぱっ……はあはあ……ちゅぱっ……ちゅぱっ……。

 いつもと違う状況も手伝ってか、たちまち俺のあそこは
すぐに完全な勃起状態になってしまう。
「な、なんかすごくなってきたよ。さっきの倍くらいありそう」
「……真樹ちゃんも私の真似をしてやってみて」
 杏奈に促され、真樹の顔が横に並ぶ。
「この段になってるところが気持ちいいのかな〜?」
 そう言うと、真樹は真っ赤な舌を伸ばした。

 んっ……ちゅぷっ……ちゅっ……んんっ……ちゅぷっ……。

 小さな舌がちろちろとカリ首の付近を這いずり回る。反対側では
俺の性感帯を熟知している杏奈の舌が休み無く動いていたから
二重の刺激だった。

 ちゅぷっ……んむっ……んんっ……ちゅぷっ……。

 真樹が苦しそうに喉を鳴らす。だが、俺を喜ばせる事に一生懸命で
本人はさして気にしていないようだ。
 俺は真樹の頭の後ろに手を回し、髪を優しく撫で上げてやる。

 んはぁ……ちゅぷっ……んはあっ……ちゅぷっ……。
410河原崎家の一族2 優馬×杏奈×真樹:05/01/15 03:53:46 ID:Fo872/AE
 そうしているうちに慣れてきたのか、真樹は小さな口を一杯に
広げて亀頭をすっぽり飲み込んだり、そうする一方で手を使って
睾丸を玩具のように弄んだりし始めた。

 ちゅぱっ……ちゅぱっ……んふぅ……ちゅぱっ……。

 動き自体は相変わらずぎこちないが、かえってそれが新鮮で
俺の下半身を強烈な刺激が襲ってくる。
 肉体的な快感はもちろん、杏奈と真樹が並んで俺のモノを
咥えている、というこの状況を頭であらためて認識するだけで
すぐにでも発射しそうなくらい興奮が高まってくる。

 ちゅぱっ……ちゅぱっ……ちゅぱっ……。

「ふ、ふたりとも……ちょっとストップ」
 俺が言うと、真樹と杏奈はペニスに触れたまま、目だけ上げて
俺の顔を見る。

「優馬、もう出そうになっちゃった?」
 杏奈が目ざとく指摘してくる。
「二人同時だと刺激がすごすぎて……」
「始まったばかりなのに、まだ出しちゃダメだよ〜」
 そう言って、真樹がぎゅっと俺の陰茎を握る。

「じゃあさ、今度は俺が真樹ちゃんを気持ちよくしてあげるよ」
「……ま、真樹はべつにいいよ〜」
 あわてて首を横に振る真樹。
「気持ちよくなっておかないと、俺のが入らないんだってば」
 言ってから、ちらっと杏奈を見る。
 杏奈はすぐに頷いて同意してくれる。
411河原崎家の一族2 優馬×杏奈×真樹:05/01/15 03:55:00 ID:Fo872/AE
「真樹ちゃんは初めてなんだし、ちゃんと濡らさないとね。
……ベテランの私がついてるから大丈夫」
 ――こういう時の杏奈は意外としつこい。
「うーん、必要なコトなんだ。なら……真樹、言うとおりにする」
 真樹は思いのほかあっさり従った。 


412河原崎家の一族2 優馬×杏奈×真樹:05/01/15 03:58:17 ID:Fo872/AE
 いざ真樹に前戯を施すと決めてから、俺は少し考えた上で口を開いた。
「……じゃあ、上を全部脱いで。下はまだズボンだけでいいや」
 立ち上がり、言われたとおり黄色のかわいらしいショーツだけを
身にまとった姿になる真樹。
 胸はまだほとんど膨らんでおらず、杏奈以上に華奢な白い体は
透き通るような美しい肌も、どこか痛々しくさえ感じられた。
 俺は真樹に近づくと、軽く抱き締める。
 この小さな体で、俺の知らない辛い思いをしてきたのかと思う。
「優馬さん。もう一度、キスしてくれないかな」
 腕の中の真樹がささやくように言う。
「……ああ、いいよ」
 真樹の両側の肩に手を置き、いったん体を離す。
 身長差があるので上半身をひねるようにして唇を重ねた。
 真樹が細い腕を俺の腰の後ろに回して、しっかり抱きついてくる。
 舌を入れようとすると、真樹ははじめ戸惑った様子だったが
すぐに口を少し開いて俺を受け入れる。

 ずずっ……っ……ずずっ……ずるっ……。

 二つの舌が絡み合って愛撫しながら、お互いの唾液を交換する。
歳のせいなのか、真樹の唾液はかすかに甘く感じられた。

 ずるっ……ずずっ……ずずっ……ずずっ……。

 十分に時間をかけてから、唇を離した。
「真樹、キスがすごい好きになりそうかも」
 潤んだ目で俺を見ながら、真樹がそんな事を言う。
「相手がゆーまさんだから、かな……」
 俺は黙って微笑んだ。応えられないのがわかっているのに、かけてやれる言葉など
あるはずがない。何を言っても嘘になるなら、何も言わない方がいい。
413河原崎家の一族2 優馬×杏奈×真樹:05/01/15 04:00:10 ID:Fo872/AE
 手を真樹のウエストの辺りに移動させ、俺は膝立ちになった。
 ちょうど、顔の近くに真樹の胸がある。
 乳首を中心にして若干盛り上がっているものの、ポッチの部分も乳輪も
男の俺とたいして差の無い大きさだ。
 薄ピンクというより肌色に近い乳頭を、ゆっくり口に含む。

 ぷちゅっ……ちゅっ……っ……ちゅっ……。

「あっ……」
 未発達でも感じるのか、真樹がうわずった声を上げる。

 ちゅっ……っ……ちゅっ……。

「く、くすぐったいよ〜」
 やはり成熟した杏奈の体とは感覚が違うらしい。
 左手で左の乳首を責めながら、右の乳首を舌で愛撫する。
 多少時間がかかっても、真樹の性感を引き出そうと思う。
 胸だけではなく、へその辺りまで舌を這わせたり、首筋を
舐め上げたり、色々と試行錯誤してみる。

 ちゅっ……ずずっ……っ……ちゅっ……。

 すると、少しずつだが確かに真樹の反応に変化が起こり始めた。
「な、なんか変な感じがするよぅ……」
 あらためて口に含むと、真樹の乳首がピンと勃っているのがわかる。
 歯で軽く噛んでみた。

 くちゅっ……。
414河原崎家の一族2 優馬×杏奈×真樹:05/01/15 04:02:49 ID:Fo872/AE
「ん、んはぁっ……」
 先ほどまでとは明らかに違う甘い声を出す真樹。
 頃合と見て、俺は左手を真樹の股間へと動かした。
「あっ……そ、そこはダメっ!」
 ダメといわれても、こればかりはやめるわけにいかない。
 ショーツの上から真樹のあそこを撫で回す。ぷにぷにとした柔らかい
肉の感触が触っていて心地良い。

「……杏奈」
 急に声をかけられて杏奈がびっくりした表情になる。
 両手を閉じた太股の間に差し込んでモジモジしていたところを見ると
杏奈も見ているうちに興奮してきたのだろうか。
「真樹ちゃんのおっぱいは任せた」
「……う、うん」
 それだけで俺の意図するところを察してくれるのが嬉しい。
 少し体をずらして杏奈に場所を譲ると、真樹の秘所を責める事に集中する。
 ショーツの上から割れ目の凹みに沿って、何度も舌を上下させる。

 しゅっ……しゅっ……しゅうっ……しゅっ……。

 かすかに尿の臭いがするが、それを汚いとは思わなかった。

 しゅうっ……しゅっ……しゅうっ……しゅっ……。

「んん……体がムズムズする。ふ、ふたりともダメだよ〜」
 真樹が泣きそうな声を出す。
 わざと聞き流し、思いきってショーツを手でずらしてアソコを露出させた。

「ゆ、ゆーまさん。真樹、恥ずかしいよぅ……」
 ――正直、目の前の光景に思わず見とれてしまった。
415河原崎家の一族2 優馬×杏奈×真樹:05/01/15 04:04:53 ID:Fo872/AE
 恥毛どころか、真樹の大事な部分はまだほとんど一本の筋でしかなかった。
 いかにも柔らかそうな肉がその筋の両側についているだけで、花びららしき物も
まったく見当たらない。
 ショーツをずらしたまま、右手の人差し指と中指を肉の部分に押し当て
アソコを開かせる。

 くぱあっ……。

 そうすると、これがまぎれもなく女性器である事がようやく確認できる。
 小さなビラビラもぴったりと閉じた膣口も、穢れを知らない少女の物は
不思議なくらい綺麗な薄ピンクをしている。
 指で開いたまま、舌を入れてみる。

 ぴちゃっ……ぴちゅっ……ぴちゃっ……ぴちゃっ……。

「ひぁっ……ダ、ダメ〜。そこ、汚いよ……」
 真樹が俺の頭に手をかけて引き離そうとするが、所詮は少女の力だ。

 ぴちゅっ……ぴちゅっ……ぴちゃっ……ぴちゃっ……

「……真樹ちゃんのは汚くない」
「そ、そんなのわかんないよ〜」
 髪の毛を強くつかまれても、俺は構うことなく続けた。
 愛液が足りない分を唾液で補ってやるつもりで熱心に舐め回す。

 ぴちゅっ……ぴちゅっ……ぴちゅっ……ぴちゅっ……。

「んんっ……お、お股がムズムズするよぉ……」
 幼いなりに体も反応しているのか、ピンクだったアソコが少し充血して
きているように見えた。愛液らしきものも、量は少ないがちゃんと出ている。
416河原崎家の一族2 優馬×杏奈×真樹:05/01/15 04:06:45 ID:Fo872/AE
 クリトリスの包皮を剥いて直接舌で触れる。

 ちゅっ……。

「あ……あふっ……」
 甘ったるい声を出す真樹。やはり、感じる事は感じるらしい。
 俺はかわいらしいその小さな豆を重点的に責めることにした。

 ちゅっ……ちゅっ……ちゅっ……ちゅっ……。

「あっ……んっ……ぅ……そこ……ダメ……」
「……やっぱりここがいいのかな?」

 ちゅっ……ちゅっ……ちゅっ……ちゅっ……。
 ちゅっ……ちゅっ……ちゅっ……ちゅっ……。

「ゆーまさん……真樹……真樹……変になっちゃうよ……」
 メスを感じさせる声とともに、真樹の秘所からとろっと分泌液があふれてくる。
 ふと顔を上げると、白かった真樹の顔が完全に赤く上気していた。
417河原崎家の一族2 優馬×杏奈×真樹:05/01/15 04:10:30 ID:Fo872/AE
「そろそろ、よさそうかな」
 十分に時間をかけたと判断すると、立ち上がって俺は言った。
「真樹ちゃん。パンツを脱いでその布団に横になって」
「……う、うん」
 言われたとおり、3つ並んだうちの真ん中の布団に仰向けになる真樹。
「足を開いて」
「……こう?」
 足を開くと、羞恥心からか真樹は顔を傾けてこちらを見ようとしない。
普段の真樹の性格を知っているだけに、そんな仕草がいじらしかった。
 ふう、と息を吐くと、俺は真樹の足の間に膝立ちになる。

「真樹ちゃん。……本当にいいんだね?」
 そっぽを向いていた顔が俺を見る。その目が少し潤んでいるように映った。
「うん。優馬さん……おねがい」
「……わかった」
 すでに二人を愛撫するうちにガチガチに硬直していたペニスを真樹の秘所に
あてがう。
 ちらと目をそらすと、布団の脇で所在なさげに正座している杏奈と目が合った。
 特異な状況とはいえ、杏奈の前で他の子とするのはやはり申し訳ないと思う。
 そんな俺の心情を察してか、杏奈は黙って頷いてみせる。
 それから、杏奈は立ち上がって真樹の頭の脇に座ると、俺がよくしてやるように
真樹の首の後ろに手を回して、優しく肩を抱く。

「大丈夫。力を抜いて」
 まるで母親のように杏奈は声をそうかけた。
「うん……あのさ」
「……なに? 真樹ちゃん」
「ごめんね、杏奈さん。優馬さんは、ホントは杏奈さんのものなのに……」
 杏奈は首を横に振って微笑む。
「今日だけ真樹ちゃんに貸してあげる。……でも、ちゃんと返してね」 
418河原崎家の一族2 優馬×杏奈×真樹:05/01/15 04:12:01 ID:Fo872/AE
 杏奈にとって真樹は娘みたいなものなのだろうか――そんな事を思いながら
左手で真樹の足を持ち、右手でできるだけ小さな性器を押し広げる。

「真樹ちゃん、いくよ」
「……うん」
 精一杯に広げてようやく十円玉大に広がった膣口に亀頭の先端を押し当てる。

 ぴとっ……っ……ぐっ……っ……ぐぐっ……。

 本当にここに俺のモノが納まるのだろうか――急に不安になったが、強引に力を
加えると、少しずつ入り口が広がって中へ入っていく。

 ぐっ……っ……ずっ……っ……ぐぐっ……。

「んあっ……」
 真樹が苦しそうに呻いた。

 ずぶっ……っ……ずぶっ……っ……。

 かなり苦心して、亀頭の部分がようやく納まった。すでに奥にぶつかったような
閉塞感が伝わってくる。
 こういう時ばかりは俺のモノがもっと小さかったらなどと思うが、仕方がない。
 腰を突き出して、さらに中へ押し入ろうと試みる。

 ずっ……っ……ぐぐっ……っ……。

「あふっ……い、痛っ……痛いっ……」
「だ、大丈夫?」
 あわてて俺は腰を止める。
 だが、真樹は涙のにじんでいる顔を横に振って言った。
419河原崎家の一族2 優馬×杏奈×真樹:05/01/15 04:15:13 ID:Fo872/AE
「あたしは大丈夫だから……やめないで。続けて」
 気を取り直して挿入を続ける。
 可能な限り慎重に、ゆっくり中へ――。

 ぐぶっ……っ……ぐぶっ……っ……ずぶっ……。

 どうにか竿の3分の2くらいまでが真樹の膣の中に入った。
「俺の……入ったよ。わかる?」
「……んっ……っ……わかる……ゆーまさんの……す、すごく硬いよぉ……」
「痛みはどう?」
「……思った…より、平気……」 
 真樹は引きつった笑みを浮かべてそう言うが、この具合だと本当はかなり痛むだろう。
 それくらい真樹の締めつけはすごかった。きついというより痛いくらい俺のペニスを
ぎゅうぎゅう締めつけてくる。
「ゆーま……さん。動か…ないと……気持ちよく……ないん…でしょ?」
「うん、まあ……」
「……じゃあ、動いて」
 すでに膣からは血がにじみ出ているにもかかわらず、真樹がいじらしい事を言う。
 俺はゆっくり腰を前後に動かし始めた。

 ずりゅっ……ずりゅ……ずりゅっ……ずりゅっ……。

 少しでも痛みが和らぐように、ピストンしながら右手でクリトリスを刺激し始める。

 ずりゅ……ずりゅっ……ずりゅっ……ずりゅっ……。

「んっ……あっくっ……はぅぅ…」
 動かすたびに真樹は苦しげな声を漏らす。
 だが、ここまで来てやめるわけにはいかない。
 頑張れっていればそのうち感じてくれるものと信じて俺は腰を動かし続ける。
420河原崎家の一族2 優馬×杏奈×真樹:05/01/15 04:16:52 ID:Fo872/AE
 ずりゅっ……ずりゅっ……ずりゅっ……ずりゅっ……。

「んんっ……あふっ……っ……ゆーまさ……んっ……」

 ずりゅ……ずりゅっ……ずりゅっ……ずりゅっ……。
 ずりゅっ……ずりゅ……ずりゅっ……ずりゅっ……。

「ごめ……んなさい……っ……シーツ……汚し……ちゃった……」
 自分のアソコから流れ出た血が目に入ったのか、真樹が言う。
 杏奈と初めて結ばれた時も、やはり処女だった杏奈の膣から結構な出血があって
焦ったが、その経験があったからこそ、俺は今まだ冷静でいられるのかもしれない。
「気にしなくていい。そんなの洗えば済むよ」
 そう言って、俺は体を前に倒して真樹にキスをする。真樹は自分から舌を絡めてきた。

 くちゅっ……ちゅうっ……っ……んちゅっ……っ……ちゅうっ……。

 その状態のまま、腰の動きを少し早くしてみる。

 ずりゅ……ずりゅ……ずりゅ……ずりゅ……。

「んく……あ……はぁ……ああっ……」
 心なしか、少し出し入れがスムーズになった気がする。

 ずりゅ……ずりゅ……ずりゅ……ずりゅ……。

「……あ……っ……あうっ……だめ……っ……んはぁっ……」
 唇を重ねたまま前後を繰り返す。

 ずりゅ……ずりゅ……ずりゅ……ずりゅ……。
421河原崎家の一族2 優馬×杏奈×真樹:05/01/15 04:18:50 ID:Fo872/AE
 意識の重点をいったん自分の股間へ移すと、すぐにペニスが締めつけられる強烈な刺激が
俺の中を電流のように駆けめぐる。
(くっ……き、きつい……)
 動きの早さが足りなくても、吸いつくような真樹の肉壁の弾力が補っている。

 ずぐっ……ずぐっ……ずぐっ……ずぐっ……。

(ほ、本気で動いたらすぐ出ちゃうかも……)
 真樹の両足を両脇で抱え込むようにして持つ。

 ずぐっ……ずぐっ……ずぐっ……ずぐっ……。

「ふあぁっ……っ……ゆま…さ……っ……激…し……あふっ……」
 単に真樹を気づかう為だけじゃなく、スピードを加減してピストン運動をする。

 ずりゅっ……ずりゅっ……ずりゅっ……ずりゅっ……。

 息苦しさを感じて俺はようやく真樹の唇を解放した。
 上半身を引いた時に杏奈が目に入った。俺と真樹の結合部を食い入るように見つめている。
「さっきから思ってたんだけど……杏奈さ」

 ずりゅっ……ずりゅっ……ずりゅっ……ずりゅっ……。

 腰を動かしながら、俺は口を開いた。
「な、なに?」

 ずりゅっ……ずりゅっ……ずりゅっ……ずりゅっ……。

「……杏奈だけ服を着てて、ずるい」
422河原崎家の一族2 優馬×杏奈×真樹:05/01/15 04:21:07 ID:Fo872/AE
「そ、そんな……」
 杏奈は困惑した表情を浮かべる。
 右手で杏奈が使っていた布団を引き寄せ、真樹が横になっている布団にくっつける。
「裸になって、そこに寝てみてよ」
「……で、でも今日は真樹ちゃんの……」
 俺は首を横に振る。
「せっかくだから3人で気持ちよくなろう。俺、もうすぐだから……」
 そう言うと、杏奈は複雑な顔をしたが、「わかった」と答えて、服を脱ぎ始めた。
 パジャマと下着を丁寧に折り畳んで、言われたとおり右側の布団に仰向けになる。

「四つんばいの方がいいかも」
「……は、恥ずかしいよ。そんな格好」
「俺と真樹ちゃんはずっとエッチしてるとこ杏奈に見られて、すごく恥ずかしかった」
 反論しても無駄だと思ったのか、杏奈は何も言わずにその場で四つんばいになる。
 右手を伸ばして杏奈の下の口に触れてみた。

 ……くちゅっ……くちゅ……ぷちゅっ……。

 思った通り、すでにビショビショになっていて性器全体が熱を帯びている。
「杏奈、触ってもいないのにすごく濡れてる」
「……う、嘘」

 くちゅ……くちゅっ……っ……じゅぶうっ……。

 いきなり人差し指を膣の中に挿入する。十分に準備ができていた事もあり
真樹とは違ってすんなり受け入れられた。
「あ、やああっ……優馬……指……だめえっ……」
 聞き慣れた甘い声を耳にして、やはり杏奈は感じやすいとあらためて思う。

 じゅぶっ……じゅぶっ……じゅぶっ……じゅぶっ……。
423河原崎家の一族2 優馬×杏奈×真樹:05/01/15 04:23:36 ID:Fo872/AE
「優馬……だ、だめ……っ……あんっ……す、すごい……」

 右手で杏奈を責め続けながら、視線を真樹を戻した。
「真樹ちゃん、どう?」
「……な、なんか変な……感じ……」
 一回だけ深く突いてみる事にした。

 ずりゅっ……ずりゅっ……ずぶぶっ……。

「んっ……あっ……ああっ……やはああぁっ……」
「ちょっとは気持ちいいのかな?」

 ずりゅっ……ずぶっ……ずぶっ……ずりゅっ……。

「……んっ……よ、よくわからない……けど……熱いの……」

 ずりゅっ……ずぶっ……ずぶっ……ずりゅっ……。
 ずりゅっ……ずりゅっ……ずぶっ……ずりゅっ……。

「ふぁっ……んはぁっ……っ……うあっ……ああんっ……」 

 じゅぶっ……じゅぶっ……じゅぶっ……じゅぶっ……。

「あっ……だめ……だめ……優馬……私……もう……」
 よほど焦れていたのか、加わったばかりの杏奈が切迫した声を上げた。
 かくいう俺も下腹部に高まりを感じ始めている。
「お、俺もそろそろ……くっ……」
 右手と腰のスピードを一挙に速める。

 ずりゅっ……ずりゅっ……ずりゅっ……。
424河原崎家の一族2 優馬×杏奈×真樹:05/01/15 04:25:29 ID:Fo872/AE
 ずりゅっ……ずりゅっ……ずりゅっ……。

「んっ……あ、あたし……あたしも……来ちゃうぅ……なんか来ちゃうよぉ……っ……」
 真樹がたまらずうわずった声を上げる。絶頂が近づいてきているようだ。
 ここまでくると、俺も何も考えずに自分自身の快楽に集中する。 

 ずりゅっ……ずりゅっ……ずりゅっ……。

 じゅぶっ……じゅぶっ……じゅぶっ……じゅぶっ……。

 ずりゅっ……ずりゅっ……ずりゅっ……。

 じゅぶっ……じゅぶっ……じゅぶっ……じゅぶっ……。


 ――も、もう限界だ。

「くっ……さ、3人で一緒にイクぞっ……!」
「あああっ……だ、だめっ……私……だめ……っ……ゆ、優馬ぁっ!!!」
「あはぁっ……優馬さ……好き……大好きだよっ……ああっ……だめえっ!!!」

 かろうじて真樹の外にペニスを出した瞬間、視界が漂白される。

 ずびゅううっ……びゅううっ……っ……びゅっ……びゅうっ……っ……。

 ふたりの絶叫を聞きながら、俺は真樹のお腹の上に思いきり射精した。

425河原崎家の一族2 優馬×杏奈×真樹:05/01/15 04:28:08 ID:Fo872/AE
 ――翌朝。俺は真樹を見送るため、杏奈とともに近くの駅のホームに来ていた。
 列車はすでに到着し、すでに乗り込んで座席の窓から身を乗り出している真樹
ともども、出発の時刻を待つだけになっている。
「真樹ちゃん、元気でね。時々でいいから、手紙を書いて」 
 そう言って、杏奈は餞別代わりの弁当を真樹に手渡す。
「真樹、むこうからの手紙は全部英語で書いてみようかな〜」
「……それだと返事を書くのに一ヶ月はかかるかも」
 俺はわざとらしくため息をついて言った。
「大丈夫。全部、私が訳してあげるから」
 杏奈が笑んで言う。彼女は俺と違って英語が得意なのだ。
「智樹君によろしくね」
「……うん、わかった。お兄ちゃんもきっと――」
 言葉の語尾を、けたたましい警笛がかき消した――発車の時間だ。
 むこうで初老の駅員が大きく手を上げて運転手に合図をしている。
「優馬さん、杏奈さん……また会おうね! 絶対会おうね!」
 目一杯手を振りながら、ホーム中に聞こえるような大きな声で真樹が叫んだ。
 俺と杏奈も無我夢中で手を振り返す。
 列車がゆっくり動き始め、真樹がどんどん小さくなっていく。

「……行っちゃったね」
 杏奈が残念そうに言った。
 もう真樹を乗せた列車の姿がここからは見えなくなってしまっている。
 杏奈、と俺は自分の恋人の名前を呼んだ。
「あれでよかったのかな、結局」
「……昨夜の事なら優馬は何も間違った事、してないと思う」
 心からそう思っているという証に、杏奈は俺に微笑みかける。
 けして消えない思い出があれば、きっと笑って生きていける――そう真樹は言った。
 杏奈とのこれから毎日が、俺にとってのけして消えない思い出である事を願う。
(……今日から少し真面目に英語を勉強してみるか)
 そう心に誓うと、俺は杏奈の手を引いて、改札口に向かってゆっくり歩きだした。
426あとがきのようなもの:05/01/15 04:38:52 ID:Fo872/AE


・・・・たびたびすいません。

前回のあとがきで書いたように、前のが書いてて嫌になるような話だったので
それを頭の中から一掃するのも兼ねて、ほとんど間をおかずにこれを書きました。

相変わらずエロい文章の書き方というものがわかってないんですが
和姦である分、登場人物全員の間に会話が成り立つだけでも
話を書く上では前回よりよほどやりやすかったです。

設定としてはファンクラブ会報の中にあるアフターストーリーの世界だと思ってください。
(=優馬と杏奈がアパートでラブラブ同棲中な世界)
自分としても、あれがこのゲームのトゥルーエンドなのだと思って脳内補完しております。

河原崎家の一族2に関して、こういった文章を書くことはたぶんもうないです。
というかネタもないし、正直思い入れのあるキャラって杏奈くらいしか……。
と言っておいて、思いついたら書くかもしれませんが。

最後に・・・
前回のも含めて、こんな長ったらしい文章を読んでくださった方
どうもありがとうございました。
427名無しさん@ピンキー:05/01/15 18:40:41 ID:wDke40N4
こんなに早くまた杏奈SSが読めるとは凄く嬉しい!
大好きな会報ゲームの雰囲気が出ていて、杏奈も魅力的、
とても良いSSでした。お疲れ様です。気が向いたらまたぜひ。
428名無しさん@ピンキー:05/01/16 05:48:41 ID:C+ibsK49
思わぬ神の降臨・・・
GJ!GJ!GJ!

続いて奈津子編を!・・・無理か・・w
429名無しさん@ピンキー:05/01/16 23:33:48 ID:RWCrcZ66
なんか久しぶりに来たら大作が・・神降臨?
430名無しさん@ピンキー:05/01/17 18:02:08 ID:GN239ndp
神様、ありがとう。

次は夕璃チャンネタ読みたいです

女優になった夕璃チャン
大作ドラマの主役を得る為に不本意ながらもハゲデブプロデューサーと一夜を共にすることに。
最初のうちは心の中で浪馬に操をたてて必死に感じまいとするものの
プロデューサーのオヤジテクに次第に翻弄されていき、ついには身も心も浪馬→オヤジへと・・・

なんてのキボー
431名無しさん@ピンキー:05/01/18 03:00:48 ID:9d01Fm7L
>>430
そんなの読みたくない。不愉快だ。玉金じゃあるまいし・・・。
432名無しさん@ピンキー:05/01/18 11:05:50 ID:BTgme729
>>430
禿同
おいらもすごく読みたいです。
ネチっこく攻めるやつ希望
433名無しさん@ピンキー:05/01/18 21:29:08 ID:jgH7eT56
>426
OVAは最悪、ノベルは出ない、同人誌もない、と杏奈の創作物に
飢えていた身としては2つのSSは本当にありがたいです。
ストーリー、エロ共に凄く良かったです。多謝。
434名無しさん@ピンキー:05/01/19 02:10:32 ID:iz2DZufB
>>430
それ(・∀・)イイ!
435名無しさん@ピンキー :05/01/26 13:20:59 ID:Ti20tMcf
きたいあげ
436名無しさん@ピンキー:05/01/30 16:29:39 ID:oXCG4ZJk
イイ
437名無しさん@ピンキー :05/02/06 16:44:35 ID:70cMRJqa
ほぜん
438名無しさん@ピンキー :05/02/12 18:11:30 ID:L0T3+Eej
s
439名無しさん@ピンキー:05/02/21 13:31:38 ID:mgxk6mzQ
age
440名無しさん@ピンキー:05/03/01 11:03:48 ID:MGsj0wDl
  
441名無しさん@ピンキー:05/03/02 13:26:57 ID:OiR4Ncjs
2月の書き込み3
442名無しさん@ピンキー :05/03/06 00:33:41 ID:gOUMg06I
定期上げ
443名無しさん@ピンキー:05/03/16 01:22:56 ID:pmtUhQJj
  もう駄目か
444名無しさん@ピンキー:05/03/16 02:46:43 ID:nop/nBYw
オマエはらいむいろで抜けるのか!
445名無しさん@ピンキー:05/03/16 20:57:50 ID:/+Qouyq6
elfゲーは唯たんでしかヌけませんでちた
446名無しさん@ピンキー:05/03/17 02:47:19 ID:cp2KMq/Y
絹たんでは抜けたのに、つむぎたんには苦戦しますた。
447名無しさん@ピンキー:05/03/17 09:45:40 ID:wL3ihx3T
同級生2の頃は良かった
448名無しさん@ピンキー:05/03/17 14:14:27 ID:WZXVGoei
盛り上がってるな
449名無しさん@ピンキー:皇紀2665/04/01(金) 23:35:36 ID:hMo1eBSg
449げっと
450717:2005/04/09(土) 22:54:53 ID:CNjmQD8W
そいや
451名無しさん@ピンキー:2005/04/22(金) 14:17:53 ID:UTCjshOu
ドラゴンナイト4のエトとナーターシャの小説希望します。
SPディスクに入ってる木に手をついてバックでやっているのをカケル視点で・・・。
452名無しさん@ピンキー:2005/04/22(金) 15:43:01 ID:5LNjJUgs
だれもいない
453名無しさん@ピンキー:2005/04/22(金) 17:13:07 ID:PVKVtrxK
(@▽@)<ここにいるよ……
454最速の執筆王:2005/04/24(日) 08:28:21 ID:42flLP1G
本編の前のたまき視点のストーリーを書いて見ました。
皆様からの反響が良ければ、書き続けたいと思います。
新米ですので、表現力不足や誤字脱字は見逃してやってください。
とりあえず、3日分を載せます。

たまきの秘密日記

2004年
3月1日(月)
今日から3月。もう少しで春休みだから嬉しいけど、先輩たちが居なくなるのは寂しい気がするなぁ。
3年生も卒業間近で慌しい様子。キックボクシング同好会の先輩達も、大学に合格した報告をして
くれたり就職が決まったって報告もあったし、まだ大学も2次試験があるって先輩もいたけど、
それっきり顔を出さなくなった。放課後、部室に集まるのは浪馬君と私だけ。3人以内と同好会は
続けられないから、今後をどうする先が見えない。アドバイスしてくれる先輩達も連絡が取れないし・・・。
とりあえず、私は部室のお掃除。使った物は元の位置に戻してね、いつまでもお子様なんだから。
そういえば、キックボクシング同好会の送別会ってやるの?今年度の部費は、もう無いけど。先輩を
送る会なのに、参加費を頂くのもどうかな。むしろ、払わないと出来ませんとでも言う?(爆)
455最速の執筆王:2005/04/24(日) 08:29:08 ID:42flLP1G
3月2日(火)
授業が3限の短縮授業になった。土曜日と同じ時間割。食堂で昼食を済ませて、3時過ぎから浪馬君
は一人で練習して、それをじっと見ている私。何で私ここにいるの?って時々、疑問が生まれるの。
幼馴染として付き合いが長いっていうだけで、特別な感情も生まれてこない。男と女として一緒に居たい
って気持ちよりも心配で見ていられないからって気持ちが全然、上なんだよね。長く居すぎて男性っ
て一面が見えないからかな。突然、浪馬君に「明日から、一人で練習するからタマはこなくていいよ。」
って言われちゃった。少し突き放された気分になって、ブルーになった。一緒に帰ったけど、その間、
一言も話さずいて空気が重かった。玄関前で「送ってくれてありがとうバイバイ。」って言うのが精一杯
だったけど、「ただ黙って見ているだけだと退屈しているんじゃないかと思ってさ。マネージャーの仕事も
大事だけど、練習中は俺一人で十分だよ。女友達とショッピングしたりとかそっちを優先してくれていいん
だぜ。彼氏でも見つけて、遊びに行ったり・・・まぁ、タマにできるわけないか、彼氏は。とにかく何かあった
ら連絡するから、そん時は駆けつけてくれよな。」と言われて、ほんの少し救われた気がする。
456最速の執筆王:2005/04/24(日) 08:29:41 ID:42flLP1G
3月3日(水)
学校が終わって、同好会の部室に顔を出してメモ書きを残した。「時々、サボっていないか見に来るね。」
って。夕方からクラスメイト達とHOT SHOTへビリヤードをしに行って来た。久々ぁ、友達とこうやって遊ぶ
のも。いつもここに来る時は一緒だったんだね、一人じゃ入りづらいから付き添ってもらったりして。2人で
勝負してたけど、私の方がうまいんだ。(ちょっと自慢)お店の感じもよくて、オーナーさんも人がいいんだ。
オーナーさんに「あれ?珍しいね、タマキちゃん。今日は、浪馬君は一緒じゃないんだ。」って聞かれてその
訳を話したの。オーナーさんは「きっと浪馬君は、タマキちゃんに負担をかけさせないようにって言ったんじゃ
ないかな?来年は進学にしても就職にしてもお互いの道を進むだろうから、いつまでも世話になっているわ
けいかないと考えて、そう言ったんじゃないかな?」とアドバイスを頂きました。ありがとうオーナーさん。店内の
掲示板に『女性アルバイト募集中』の張り紙を発見。聞くと「人手が少し足りないんだよ。」とオーナーが困った
顔をしてた。空いている時間があるから、やってみようかなって思った。通い慣れているお店だし、せっかくに
機会かもしれないし。浪馬君に電話で相談したら、「マネージャーの仕事も余り無いから、ちょうどいいんじゃ
ないか?」と言われて決心が固まった。「俺が来た時は、サービスしてくれよ。」って、まだ決まってないぞ。
オイオイ(笑)
457名無しさん@ピンキー:2005/04/24(日) 11:08:54 ID:Rjf5wq8w
幸せそうなたま公むかつくぅぅぅぅ
性裁されてくれえ
458名無しさん@ピンキー:2005/04/24(日) 20:53:27 ID:uxCqTrCT
>456
嵐の前の静けさといったような幸せそうな日常が良いですなぁ。
医大生と付き合うまで、もしくはそれ以降も書いてくれたら
嬉しいです。続き楽しみにしています。
459最速の執筆王:2005/04/24(日) 21:36:15 ID:42flLP1G
>>568
感想、ありがとう御座います。
もちろん、医大生との出会いから交際、その後の展開までを書き続けていきます。
時間の経過は本編に合わせ、公園でのシーンや夏祭りの後のイベントも含めていきます。
460名無しさん@ピンキー:2005/04/24(日) 22:18:54 ID:uxCqTrCT
>公園でのシーンや夏祭りの後のイベント
おお!今から興奮で楽しみです。
461蒼いショットガン:2005/04/25(月) 02:01:44 ID:d9hOvCpJ
>>451
まずはその画像をうpしる!!話はそれからだ!!

>>454-456
最速の執筆王さま、続き期待してます。がんばってください!
462最速の執筆王:2005/04/25(月) 03:53:28 ID:QFqGA3f4
3月5日(金)
3年の先輩達も、来週には卒業。私も来年には卒業しちゃうんだよね、早いなぁ。学校で
履歴書を書いて、その足で証明写真を撮りに。学生だから制服姿で撮らないとね。学生
だから私服なのかな?夕方にHOT SHOTにお邪魔してオーナーと奥の部屋でアルバイ
トの説明。「研修期間、見習い期間は1ヶ月。給料は研修期間中は700円。その後は、
750円ね。制服は支給するけど、クリーニング代として1000円を給料から差し引くから忘
れないでね。明細書に詳しい記載するけど、疑問があったらその都度聞いてくれて構わ
ないよ。勤務時間は、来年の授業開始までの期間はPM2時半からPM8時までで残業は
無し。学校の授業がが始まったら、勤務時間はまた相談しよう。シフトは毎週土曜日に提
出して、休みが欲しい場合はシフト表に記載してくれていいからね。彼氏が出来てお休み
が必要になったりするだろうからね、ハハッ。それじゃぁ、明日から頼むね、タマキちゃん。
」やったね、一発合格の採用。さっそく明日からアルバイト開始。頑張るぞぉ、オ〜!
463最速の執筆王:2005/04/25(月) 03:54:48 ID:QFqGA3f4
3月6日(土)
同好会の部室に顔を出して、浪馬君に採用されたって報告。喜んで
くれたのが嬉しかったな。2時ぎにお店に行って、ユニフォームの試
着。シャツにベストが嬉しい、ブラが透けないし。スカートはタイトスカ
ートがらパンティーラインが出ないように注意しないと。「今日からこ
ちらで働く事になった柴門たまきです。宜しくお願いします。」と挨拶。
みんな笑顔で受け入れてくれて、安心。親切で優しい人ばかりだから
好きなんだ、ここは。オーナーと一緒に、勤務の説明を受けながらお
仕事。フロアには他のアルバイトの人が居るから、私は受付担当。「
美人が受け付けだとお店も繁盛するよ。」だって。時々、お客さんの
注文を受けてドリンクを作ったり・・・とても楽しい。あっという間に、8時
に。お疲れ様ってオーナー達に見送られて初日の勤務終了。明日は
日曜日から混むのを覚悟しないとね。浪馬君に初日の勤務の感想の
電話したけど、出ない。遊びに行っちゃってるのかな?
464最速の執筆王:2005/04/25(月) 03:57:34 ID:QFqGA3f4
3月7日(日)
朝、浪馬君の家に行って朝食の準備と日頃の溜まったタオルや下着を
お洗濯。洗濯機の音で浪馬君が起きて来て、その時の第一声が「タマ
・・・ここにあった雑誌知らないか?」だって。捨てたって言うと怒るから
「普段、片付けないからどこかにいっちゃうんだよ。」と誤魔化しちゃっ
た。午後からお仕事開始。さすがに日曜日、混むX2。私も浪馬君と通
っていた頃は逆の立場だったから、オーナー含む店員さんの事なんて
考えてなかったよ。一段落しようと休憩室(STAFFルーム)に向かう途中
、お客様とぶつかっちゃった。こっちが誤る立場だったのに「ごめん。よ
そ見していたから。大丈夫?立てる?」と言って手を差し出してくれた。
手を掴むと手が凄く暖かかった。しなやかな指先をしていて手先が器用
そう。立ち上がって「こちらこそ済みません。」を頭を下げると「気にしな
くていいよ。連れが待っているから・・・それじゃぁ。」ってさわやかに立ち
去ってしまった。浪馬君以外の男性の手を掴んだのって初めてだったし
優しくされたから、恥ずかしくなって相手の顔を見れなかったよ。一部始
終を見ていたオーナーも「あぁいう紳士的な男はいいよ。」と私の失敗よ
りも相手の人を褒めていたし。今度会ったら、きちんとお礼をしなくっちゃ。
今日の失敗を同じように繰り返さないために、頑張らないと。
465最速の執筆王:2005/04/25(月) 04:00:07 ID:QFqGA3f4
3月8日(月)
今週の金曜日には3年生が卒業で、本格的に学園の内も準備
が始まったし、予行練習で体育館から校歌が聞こえてきた。2
年生の私たちも、明日から合同で練習に参加するみたい。浪馬
君は途中で寝ちゃいそうだってぼやいてた。アルバイトも3日目
を迎えて、昨日の慌しさが嘘のような静けさ。昨日出会った人に
お礼がしたいと思うんだけど・・・そんなすぐに会えるって事は無
いよね。でも、あの手を掴んだ感触が忘れられない。あっという
間に8時になっちゃった、待ち人は今日は来なかった。何処で何
をしているのか分からないし、毎日、足を運ぶわけ無いか。っと
いうより、私、相手の顔を見てないから分からないじゃん。でも、
何でこんなに気になるんだろう。お礼がしたい、ホントにそれだけ?
466最速の執筆王:2005/04/25(月) 04:04:41 ID:QFqGA3f4
>>461
蒼いショットガン様

ご期待に答えられる様、頑張って書いていきます。
たまき視点なのでHシーンは、あまりご期待?には答えられないとは思いますが
本編では語れなかった、たまきの初体験の感想やその後も入れていく予定です。
これからも応援を宜しくお願いします。
467名無しさん@ピンキー:2005/04/25(月) 22:11:03 ID:Aq4OFcIh
>465
じわじわ来る感じが良い!次も楽しみにしてます。頑張ってください。
468名無しさん@ピンキー:2005/04/25(月) 22:23:32 ID:UwXQ12jf
>>466
この死にかけのスレで久々の職人嬉しいなぁ。
日記形式もなかなか面白そうなのでガンガレ。

ただ、日記形式のために若干改行の関係で読み辛い面もちょっと感じる。
これは日記の書式を取っているため仕方ない部分もあると思うけど、
こういう意見があるのも頭の隅にでも置いといてください。
469名無しさん@ピンキー:2005/04/25(月) 22:57:39 ID:RWW6oaru
>>468
確かに読みにくいのは同意。
ただ、改行のタイミングとスペースで大分変わると思う。
例えば

3月8日(月)
 今週の金曜日には3年生が卒業で、本格的に学園の内も準備
が始まったし、予行練習で体育館から校歌が聞こえてきた。
 2年生の私たちも、明日から合同で練習に参加するみたい。浪馬
君は途中で寝ちゃいそうだってぼやいてた。
 アルバイトも3日目を迎えて、昨日の慌しさが嘘のような静けさ。
昨日出会った人にお礼がしたいと思うんだけど・・・
 そんなすぐに会えるって事は無いよね。
 でも、あの手を掴んだ感触が忘れられない。あっという
間に8時になっちゃった、待ち人は今日は来なかった。
 何処で何をしているのか分からないし、毎日、足を運ぶわけ無いか。
っというより、私、相手の顔を見てないから分からないじゃん。でも、
何でこんなに気になるんだろう。
 お礼がしたい、ホントにそれだけ?

とかね。
こんなのでどう?>>最速の執筆王氏
470最速の執筆王:2005/04/26(火) 01:22:13 ID:Gw13LDNE
>>467
3月後半から彼氏と付き合うという設定を考えているので、しばらくは複雑な乙女心に付き合って上げて下さい。
初体験後は、その日に彼氏とプレイした内容を書けたらと思ってます。。

>>478
貴重なご意見、ありがとう。
読みにくいちう指摘は、招致しました。
メモ帳で作成して、文章の貼り付け + 行数を少なくする事を意識していたもので・・・。

>>469
参考の書き方、ありがとう。
今日の投稿から、やり方を変えていきますね。

皆様からの感想、貴重な意見が私の創作意欲を高ぶらせてくれます。
今後もお付き合い、宜しくお願いします。
471最速の執筆王:2005/04/26(火) 01:41:59 ID:Gw13LDNE
3月9日(火)
 3年生と合同練習の初日。体育館の中は、少しだけ寒い。
こう広いと、暖房を効かせても時間がかかるのよね。そう言えば、校歌なんて入学式以来、久々に歌ってなかった。
中学生の時は、音楽の時間や歌の発表会があったから練習したけど、高校に進学してからはまったく無いよ。
ほら、高校生+歌う=カラオケでしょ、それにカラオケに行っても校歌は歌わないもん。
 学食で、アルバイト先で出会った人?の事を千穂に相談したら大笑いされた。
「あれ?浪馬に一途なタマキに、白馬の王子様ねぇ。」だって、付き合いが長いだけあってハッキリ言うよね。
「学園の友達や知り合いなら、たまきちゃんとか柴門さん?って声をかけて来てくれるだろうし。
顔が知っているならお礼が出来るだろうけど、手だけで相手を探すのは無理があるよ。
そうそう、お店に来る全員に握手を求める変な店員さんになっちゃダメだよ。」って、忠告を受けちゃった。
「でも、たまきはホントにお礼したいだけ?」と突っ込まれたけど、そこは次回の機会にでも相談するよ。
明日は買い物に付き合ってお願いされたけど、丁度、お店も休みだし、いいよ。
洋服のセンスのいい千穂とショッピングに行くと、新しい発見があるから。
 今日もお仕事中、待ち人には会えなかった、残念。
 でも、千穂には私が浪馬君一筋って見られていたんだ。いっつも一緒に居たから、そう見られて当然かな。
私にとって浪馬君は・・・世話の掛かる幼馴染、それ以上の気持ちは全然ありませんよぉ〜だ。
472最速の執筆王:2005/04/26(火) 01:52:20 ID:Gw13LDNE
3月10日(水)
 合同練習の後、同会の部室に顔を出して、浪馬君の様子見。怪我もしてないみたいだし、
部室内も私が片付けた時のまま綺麗で、関心X2。
 家に一度帰って私服に着替えて、3時に駅前で、千穂と待ち合わせ。
いつ見ても、服のセンスがいいよねぇ、千穂は。殆どブランド物なんだけど、変に飾らないから同性から見ても素敵よ。
 2人でお茶して、千穂と洋服や小物、DVDを買ったり。DVDは映画館で見た恋愛ものなんだけど、
携帯電話の着信音や隣の人の話し声で、集中できなかったの。
うちに帰って見る時は、吾郎に邪魔されないようにしないと。
 千穂と彼氏が欲しいよねってお話したけど、いい人がすぐに見つかるわけ無いよ。
千穂は、浪馬君も雨堂君が気になるよって言うけど、私にとってあの2人は兄弟みたいなものだから
今も昔も男性として意識できません、千穂と違ってね。 
 一人は学園トップのイケメンプレイボーイ(雨堂君の事ね)、一人は学園トップの問題児・・・ドコに惹かれるの?
 帰り際に、春休みに2人でプチ旅行に行こうって約束したの。日帰りでもいいから、のんびりできたらいいね。
 
473最速の執筆王:2005/04/26(火) 01:56:26 ID:Gw13LDNE
3月11日(木)
 今日も、朝から最後の本番と同じように通しの合同練習。
予行練習で祝辞ってあっても、起立・礼しかやらないけど・・・明日は長いx2お話を聞かされるんだろうなぁ。
浪馬君・雨堂君は、寝る気マンマン。ちゃんと起きて話を聞こうネ、まったく。
 アルバイトに行って、お仕事開始。
 今日も会えないのかなぁって思っていたら、凄くカッコいい男性が「この間はゴメンネ。腰、痛めなかった?」と声をかけられて、ビックリ。
もう頭はパニック状態よ。私は誰?ここはドコ?「えっ?あっ、あっ、あのう、先日は有難う御座いました。」って言うのが精一杯。
顔が赤くなって俯いてお礼をしちゃった。変に意識しちゃって相手の顔を見れないよぉ。
 そんな事ばかり考えていたら「今日は、一人で1時間ね。後で、ドリンク注文入れるから、その時はお願いね。」とサラッと言われちゃった。
受付の仕事なんだけど、頭がボーッしちゃって、相手の人が「あの、キューとボールは・・・?」と突っ込まれて自分の仕事を忘れちゃっていたよ。
「お茶目な店員さんだね。えぇっと・・。」「柴門です。柴門タマキと言います。」「それじゃぁ、柴門さん。お仕事頑張って。」って少しだけ会話できた、やったね。
 仕事中、あの人ばかりチラチラ見ていたけど、ビリヤードが凄く上手。ご注文のドリンクを持って行ったら、笑顔でお礼されちゃった。
「また、来るね。柴門さん。」って言われ、さわやかに立ち去る仕草が今でも頭に浮かべられる。
 家に帰って日記を書いている今もドキドキが収まらない。コレってやっぱり・・・一目惚れしちゃったのかな?
474最速の執筆王:2005/04/26(火) 01:59:18 ID:Gw13LDNE
3月12日(金)
 雲ひとつ無い晴れた空でいい天気。いよいよ3年生の卒業式、来年は私たちの番だね。
でもね分かっていた事なんだけど、やっぱり祝辞が長かった。教室に帰っったら、浪馬君も雨堂君も欠伸が凄いX2。
退屈で眠いよなぁって皆で笑い話したっけ。
 3年生の下校人になって校門の前に整列して、3年生を見送り。
同好会の先輩も「今までありがとう、織屋・柴門。お前が居てくれて助かったぜ。部員が少なくなって苦労するだろうけど、同好会を頼むな。」
ってお礼を言われちゃった。来年も、新入部員探しが大変そうだね、部長の浪馬君。
 校内や部室の卒業式の片付けも終わって、アルバイトのお仕事が無いから千穂と近くの喫茶店に。
昨日あった事をお話したら「何々、いい男だった?」って質問責めよ。んもう人事だと思って。
千穂に素敵な彼氏ができたら、同じように質問責めしちゃうからね。覚悟しておいてよ。(本人には言ってないけどね)
 明日、アルバイトが終わった後に、久々に千穂の家にお泊り行くことになったの。千穂の家が銭湯なんだよね、うちと違って広いお風呂を堪能しちゃうぞ。
千恵は浪馬君に似て、寝起きが悪いんだよね。
475最速の執筆王:2005/04/26(火) 02:07:12 ID:Gw13LDNE
3月13日(土)
 焼却場の前に、昨日の片付けたゴミが凄いの。浪馬君の家も綺麗にお掃除したら、あれと同じ量のゴミが出そう・・・。
 お昼を浪馬君と一緒に食べて、見送られてアルバイトに行ってきま〜す。
そう言えば、「俺が来た時はサービスしてくれよ。」と言ったけど、一度もお店に来てくれてないな。
 終わり間近に千穂が迎えに来てくれて、一度、私の家に私服とお泊りセットを持って、、ファミリーレストランで夕食を済ませて千穂の家に。
着いて荷物を部屋に置いてから、広いお風呂に。
 さすが水泳部でスタイルいいよね、千恵は。普段から、洋服だけじゃなくて下着にも気を使ってるんだって。
今日の千穂の下着は、ライムグリーンで可愛いデザインで紐パン。私は、シンプルに白。比べると・・・色気無いよ。
 2人でお風呂に入って身体を洗っていると、千穂が後ろから胸を揉んできたの。
「たまきの胸、私より大きいし綺麗な形だよね。私の手に収まらないし。ねぇX2、揉まれちゃって感じちゃった?ピンク色の乳首まで・・・ホレホレ。」
もう、感じちゃったじゃない。お返しに千穂の胸も揉みまくり。千穂の喘ぎ声を聞けちゃった、ご馳走様。
 お部屋に帰って、2人で団欒。本棚がビッシリ埋るほどファッション雑誌が多いんだよ。クローゼットもお洒落な洋服が沢山。
目に付いたのが机に置いてある雑誌で、『特集 意中の相手を射止める方法』『人には言えない女子高生の少し変わったHな体験談』ってのが気になって、
千穂と読んじゃった。
 同性で同い年なんだけどやっている事は凄いよ、
 「放課後、彼氏と学校で制服のままでヤッちゃった。誰かが来るような気配が燃えさせてくれて超X2気持ちよかった。音楽室は防音だから大きな声を出しても大丈夫。」とか
「彼氏と一緒にラブホテルに行って、お願いされていたスクール水着でH。興奮した彼氏のアレが大きくて、私も気持ちよかった。」
「学校の先生と恋愛中。週末は、先生の家で腰を振ってダンスの課外授業なんちゃって。」
私は経験ないから分からないけど、顔を赤くしながら読んじゃった。
私や千穂に彼氏が出来たら、ここに書いてあるような事をするのかな?
 2人でお菓子食べながら、DVDの洋画(Hなやつじゃないよ)を見て、ベットで仲良く就寝。おやすみなさい。
476名無しさん@ピンキー:2005/04/26(火) 12:22:17 ID:HkDsh6ob
こんなトコにもタマキウィルスがががががががが
477名無しさん@ピンキー:2005/04/27(水) 21:11:54 ID:yOkP7qLw
>>最速の執筆王氏
本日もお疲れー
何か、急に長くなったな(ニガワラ
まだ4月になってないがガンバレ
478名無しさん@ピンキー:2005/04/27(水) 22:57:50 ID:KqemjV65
久しぶりの新作!読み応えもあっていいね。
たまきが寝取られるのが楽しみ。
479最速の執筆王:2005/04/27(水) 23:23:27 ID:DDU89s2R
3月14日(日)
朝は近くのファーストフードのモーニングメニュー。千穂は、生まれて初めて食べたよって感動していた。
部屋に帰ってお泊り荷物を受け取って、千穂とバイバイして自分の家へ。
帰り道、散歩ついでに河原沿いを歩いていたら、望君が釣りをしていた。
「何にも釣れないけどね」って笑っていたけど、本当に釣りが好きなんだね。
浪馬君が釣りをしている望君を見かけて、夜また河原に行ったら釣りを続けていたって聞いた事がある。
誰かと一緒いるところや彼女がいるって話を聞いた事が無い。人は人、自分は自分って感じなのかな?
家に着いて部屋に入ろうとしたら、吾郎が「朝早く、浪馬さんが来たよ。」って報告してくれた。用事でもあったのかな?
携帯に着信とメールも着てないし・・・。
お昼過ぎまで、部屋の空気を入れ替えして、2時にHOT SHOTに到着。遅刻はしたくないから、余裕を持たないとね。
お仕事中に、またお友達と一緒にあの人がお店に来てくれた。挨拶程度しか出来ないけど、それだけでドキドキが止まらない。
あっ、今日はちゃんとお仕事したよ。名前を聞こうとしても、お客様と店員の関係だから距離が近づく事は無いよね。
私は、胸のバッジに名前が書いてあるから相手には分かるんだろうけど・・・。
「またね、柴門さん。」って帰る時に声をかけて貰えて嬉しかった。私も、「ありがとうございました。」って精一杯の気持ちを込めて伝えることが出来た。
一歩前進かな?また、会いたいな。
480最速の執筆王:2005/04/27(水) 23:35:26 ID:DDU89s2R
3月15日(月)
 今週末に、終業式。浪馬君は、私と一緒に進学できるよね?成績は悪いけど、休みも遅刻してないから大丈夫だと思うけど・・・。
3学期の大切期末テストは、赤点連発だぁって自慢していたからなぁ・・・心配。
 同好会の部室に行ったけど、荷物が一人分しかなくなっていた。
3年生の先輩達がいた頃は盛り上がっていたけど、今は部員は一人。
マネージャーは同好会の人数に加算されるけど、部員が少ないのが一番の問題。
執行部の規約には「同好会活動許可人数 3人〜」だもんね。
規律に厳しい高遠さんが目を光らせているし、来年は去年以上に同好会の勧誘をしないといけない。
 アルバイトの方は、順調。ミスは無くなったし、コツも掴めたよ。
 帰りに、本屋さんに雑誌を買いに行ったら、偶然にもあの人に会えたの。
「あれ?柴門さん?」って声をかけられて、振り向いたらあの人がいてビックリ。
「特徴的な髪型だから柴門さんかな?って思って声をかけたんだよ。」男性から見て、特徴的なんだ、私の髪型って。
名前を聞かせて貰って(中里 武さん)、どうして本屋にいるか聞いたの。
「参考文献を探しにね、大学の図書館や地元じゃ見つからなくてアチラコチラ探して回ってるんだよ。」だそうです。
中里さんは、少し離れた医大学に通っているそうです。
 本屋から出た時に、中里さんが「お仕事以外に会えないかな?お茶に誘ってもいい?」と言われた時は、頭の回線がショート寸前。
中里さんの事をもっと知りたい、もっとお話したいと思って、OKを。携帯の番号とメールアドレスを交換して、今日のところは、さようなら。
 浪馬君達以外の人が電話帳に入るのって考えてなかった。
ちょっとしたアクシデントで出会って、手を差し出してくれたお礼がしたいと思っていた人だから。
 早く連絡が来ないかなぁ・・・それとも、私から連絡した方がいいのかな??
481最速の執筆王:2005/04/28(木) 00:09:23 ID:DDYQ7REZ
>>477
乙女心は、日によって変わるので・・・日記が長くなったり短くなったりしますよぉ。
Hシーンを入れると、かなり長くなるかも・・・。
その時はその時で、最後までお付き合い下さい。

>>478
ご期待に答えられるような寝取られの方は、ちょっと難しいです。
本編では、ヒロインが非処女で大騒ぎになりましたが、
私の書く物語の中のタマキは、彼氏と純粋に恋を続けていきます。
482名無しさん@ピンキー:2005/04/28(木) 21:05:41 ID:A15TnGrS
>彼氏と純粋に恋を続けていきます
478ですがこっちの方がより燃えます。
さらに続き楽しみです。頑張ってください。
483最速の執筆王:2005/04/29(金) 01:39:48 ID:K4XnjRCH
3月16日(火)
 今日から学校の授業も大詰め。今日と明日は、2限目で終わり。木曜日には、大掃除。
もうすぐ、長いようで短かった2年生も終わりなんだね。
 昼食を食堂と千穂と一緒にとりながら、昨日あった出来事の報告。
「偶然だね。運命の巡りあわせみたいじゃない?うらやましい。」だって、大げさに表現してた。
「タマキも短大に進学するんだから、キャンパスライフの話を聞いてみたら?」と言うけど、
短大生と医大生じゃ違いが多すぎるのでは?
アレコレ言うけど、私のことを心から応援してくれているから、嬉しいなぁ。
私も千恵に恋人の相談があったら付き合あって上げるからね。
 千穂とHOT SHOTまで一緒に帰って、そのままお仕事開始。
今日は、制服姿の学生のお客さんが多かった、短縮授業になったからかな?
 お仕事が終わって、携帯のメールの問い合わせをしたら、 中里さんからメールがあったの。
『お仕事、ご苦労様☆』
 短い文章だったけど、中里さんの気持ちが伝わって私自身、凄くX2温かい気持ちになれた。
『ありがとうございます。』
 今は、それしか言葉がありません。
今度はお茶に誘うールを下さいっていうのは、柴門たまきの心の中のメッセージです。
アルバイトを初めてお店の店員さん以外に「お疲れ様」って声をかけて貰ったのは、始めて。
何度も何度も携帯を開いて、中里さんからのメールを読み返す、私ってば・・・おバカさん?
484最速の執筆王:2005/04/29(金) 01:43:02 ID:K4XnjRCH
3月17日(水)
 今日が最後の授業を遅刻させないために、浪馬君を起こしに行って来きました。
 この前、ゴミとして出したのに、またHな本が落ちている。隠し持っていたなぁ。
女性雑誌にもHな記事はあるけど文章だけ・・・男性のHな本は、こんなポーズやあんなポーズを
とった写真が多くて大事な部分もさらけ出して生々しい。これが所謂、無修正な裏本ってやつね。
これを読んで何を思っているのか、聞いてみよう。見たのがばれない様に、ベットの近くに静かに置いておきますね。
 ベットから浪馬君が起き上がって、学校の支度をしている間に朝ご飯の準備。
案の定、口笛吹きながら足でベットの下へ、本を隠してる姿は面白かった。バレバレッスよ、浪馬君。
 最後の授業が無事に終わって、浪馬君と千穂の3人で、食事してる時に「何で、男の人はHな本を読むの?」
って聞いたら、浪馬が飲み物を噴出しちゃった。汚いなぁ、もう。
 千恵が、「この変態どスケベ。水泳部のエース、校内で上位を争う美貌の持ち主の千穂様はおろか、
長年一緒にいるたまきにも欲情しないで、家じゃ、Hな本を何十冊も愛読?もう、最低。」って怒り出すし・・・。
 でも、浪馬君が「タマは子供の頃から一緒にいて、お風呂にも入った仲だもん、ムラムラしろっていうのは無理。
タマだって、俺を男性というより世話の掛かる幼馴染と思ってるから部屋を自由に出入りしてるだろう?」
 「千穂は・・・美人っていうは認めるけど、俺の前じゃガサツだしうるさいし・・・
なんかさ、気さくに打ち解けられる友達って思ってるから。」
 Hな本を読むって答えになっているのかなっていないのか分からない。
答えはともかく、浪馬君の口からそう言われると、今更、男と女にはなれないんだね、私達は。
同じ気持ちでいられる、これからも変わらない関係でいることが出来る、それだけで十分なんだろうね、幼馴染って。
 でも、Hな本を読む理由は分からない・・・。
485最速の執筆王:2005/04/29(金) 01:49:34 ID:K4XnjRCH
3月18日(木)
 朝から教室の大掃除。1年間お世話になった教室にお礼を込めて、綺麗に机も床も掃除したよ。
部室も換気しながら、掃き掃除。来年、新入部員が気持ちよく使える様にしておかないとね。
 お仕事に向かう途中、中里さんが「日曜日、時間があったら食事でもしない?」ってメールをくれたの。
一日空いているから、もちろんOKしてお昼に駅前で待ち合わせ。
今から凄く楽しみ、年上の男性の人と食事するのは初めてだから。
 そんな事もあって、お仕事はいつも以上の気合を入れて頑張りました。ミスは、もちろんありません。
 家に帰って、雑誌で洋服のチェック。
流行り物とかは好きじゃないけど、人前に出る時に幻滅させるような格好じゃ印象よくないもんね。
 浪馬君と遊びに行くけど、洋服はラフでも何も言ってくれないから、改めて考えるとコーディネートが難しい
もともと「俺の前だけは、お洒落してくれ。」なんて、言ってくれる人じゃないか。
 千穂に洋服を借りようかなぁ、お洒落な服沢山持っているし。
486最速の執筆王:2005/04/29(金) 01:52:59 ID:K4XnjRCH
>>482
応援ありがとうございます。
ご期待答えられる様、頑張ります。
487名無しさん@ピンキー:2005/04/29(金) 20:40:55 ID:FHa7BJXn
偉大性とのデート早っ!Σ(´Д`;)

浪馬とのエロ本の話ワロタw
488最速の執筆王:2005/04/29(金) 23:55:53 ID:K4XnjRCH
3月19日(金)
 高校2年は、今日でお終い。来年の今時期は、受験・就職に卒業かぁ・・・。
3年間って、長いようで短いよね。中学時代も、この時期になると同じ事を考えていた。
授業に部活で、イベントがあったり部の大会があったり・・・それが終わると、高校受験。
来年、進学しても同じ事を考えていそうだよ、講義にサークル・合コン、何時の間にか就職って感じに。
 私に恋人が出来れば、会える日が待ち遠しいから、時の流れが遅く感じられるかな?
 時々ね、新しい事を始めたいって思うのと同じくらい永遠って言葉が恋しくなるの。
あぁ、このまま2年生でいたいなぁとか今日が終わらなければいいなぁってね。
年を取るのが嫌だってわけじゃなくて、その日、その時、その場所、その事が終わって欲しくない、そういう気持ち。
私だけ?こんな子供のような考えするのって。一つの事が終わると、おセンチになっちゃうね、昔から。
 明日から春休みだから学園内には、入れないよ。
 浪馬君には自主練習して貰おうかな?叔父さんの『ビックボデー』でアルバイトするって怪我しないようにしてね。
489最速の執筆王:2005/04/29(金) 23:58:38 ID:K4XnjRCH
3月20日(土)
 目覚し時計を見たら、11:30。久々に、お昼近くまで寝ちゃっていたよ。
 学校が春休みになったとたんに、寝過ぎるのはダメだよね?
 いつも通り、お父さんもお母さんもお仕事に行ってる。
吾郎の学校も今日から春休みに入っけど、朝から友達と遊びに行ってるみたい。
 一人でお昼ご飯を食べるのも寂しいから食事ようって、千穂にメール。
即レスしてくれて「OK」の返事。駅前で待ち合わせして、近くのファーストフードへ。
 ハンバーガーを食べながら、明日、中里さんと会うって報告したの。
「なんか、展開が早いと言うのかタマキが積極的なんだか・・・。」と、予想外の展開に混乱させちゃった。
「タマキだけ、先駆けして・・・とは言われないよ。それに、もし付き合うようになったら、
マンエリ化しないようサポートして上げるよ。いつでも、相談して頂戴。」って言われて、ホッした。
ありがとう、千穂。お仕事は変わらず順調。
 今日から殆どの学校が休み入ったから、いつもより人の出入りが多かった。
学校のクラスメイトが来てくれてた。オーナーが笑顔で「お友達に、ドリンクサービスいいから」って、
私の顔を立ててくれた。ありがとう、オーナー。
 浪馬君は、アルバイトを始めたから、お店に足を運んでくる機会も少ないだろうなぁ。
 お仕事が終わって、携帯のメールの問い合わせをしたら中沢さんから、
「明日、AM11時に駅前でどうかな?メールを見たら、お返事を下さい。待ってます中沢より」とのこと。
時間も場所もOKですと、メールの返信。
 ダッシュで家に帰って、部屋に籠もって明日のお洋服のコーディネート開始。
 中沢さん、どんな服が好みかな。パンツ?スカート?迷っちゃうなぁ・・・。
えぇい、なるようになれだ、いつまでも服を並べても答えが出ないもんね。
 明日も、晴れたらいいなぁ。
490名無しさん@ピンキー:2005/05/01(日) 20:23:09 ID:/SWqciYX
ついにタマ、偉大性とデート(;´Д`)ハァハァ

つーか、シーン的に感想が書きにくい場面だからカンベンな

とりあえずガンバレ。
491最速の執筆王:2005/05/02(月) 02:49:13 ID:7LYeFlVB
3月21日(日)
 今日は、きちんと朝から起きたよ。カーテン開けたら、日差しが眩しかった。
 朝ご飯を食べて、デートの支度開始。
 今日の格好は、黒のインナーに赤のバーバリーチェックのスカート、それにデニムのジャケットに茶色のブーツ。
バックは、白のプチバック。
 15分前に駅前に到着したら、もう中沢さんが来ているから・・・ビックリ。
 「待ち合わせ時間に待ちきれなくて、少しだけ早く来ちゃった。」って、言われちゃった。
変な格好してませんか?って聞いたら、「学校やアルバイトの制服姿も可愛かったけど、私服姿も可愛いよ。」
と言われて感激。
 近くの喫茶店に入って、私は紅茶を中沢さんはコーヒーを注文。
私からは恥ずかしくて、中々、話が切り出せない。
中沢さんに聞きたい事って沢山あるはずなのに、いざこうやって向き合うと意識しちゃって・・・。
「緊張しなくていいよ。」って言われても、何から話せばいいのか頭に浮かばない。
 気を使ってくれたのか中沢さんが、話を切り出してくれた。
軽く自己紹介してくれて、それ機に色々質問したら、丁寧に答えてくれた。
「医大ってどんな処・・・かぁ。普通の大学キャンパスと変わりないよ、確かに固いイメージがあるけどね。
春、夏、冬の長期の休みはあるし、文化祭、部活やサークルといったのもちゃんとあるよ。」
 中沢さんと見ていると普通の大学生の人と変わらない、医大生って聞いた時、お医者さんになる人は頭が固いって思っちゃったもんね。
 学生証を見せてもらって、今は金髪の中沢さんが黒髪で面白かった。
「進学校だから、校則が厳しかったんだよ、ピアスやるな髪は染めるなとか・・・」
と色々高校時代のことを話してくれた、私の頼津学園とは大違いだよね。
 喫茶店を出て、中沢さんが車を出してくれて、レストランへ。
 運転してる姿がカッコよかった。
車の車種は詳しくないから分からないけど左ハンドルって外車だよね?
 レストランの食べたご飯も美味しくて、また連れて行って下さいとお願い。
 少しドライブして、家まで送って貰いました。
車を出ようとしたら、「また、誘っていいかな?」って言ってくれて、私の返事は「春休みだから、毎日でもいいですよ。」って伝えたの。
 学校が始まると中々、会えないから・・・。
492名無しさん@ピンキー:2005/05/03(火) 00:28:01 ID:MSCt77gM
毎日デートかよ!Σ(´Д`;)

初体験へのカウントダウン?
493最速の執筆王:2005/05/03(火) 03:17:31 ID:TiZ85HI2
3月23日(火)
 今日は、中里さんより早く駅前に到着。
 待ち合わせ時間の5分前になって、中里さんが到着。道が混んでいて、到着時間が遅れたそうです。
 公園を散歩しようって、持ち帰りの出来るカフェで飲み物を買って、緑地公園へ。
手を繋いで歩くカップルやボール遊びしてる親子がいる、夜はカップルだけが多くて・・・。
昼間行くんだから、やましい気持ちは無いよね?
 中沢さんと私って、周りの人から見たらどういう関係に見られているんだろう。
 ベンチに座って、仲良くおしゃべり。中沢さんは、伸び伸びしてる。
ずっと図書館や部屋に籠もってレポートをやっていたから、外の空気が新鮮なんだって。
 私も、この公園でのんびりするのは久しぶり。鳥の鳴き声や風で木が揺れる音が、耳を済ませると聞こえてくる。
遊園地や映画、夜景が綺麗なレストランもいいけれど、こうやって肌で自然を感じるのもいい。
 中沢さんが私の事を知りたくて、「学校が無い日の普段は何をしているの?」「学校では、部活をやっているの?」とか。
少しは私の事を知ってくれたかしら?
 私達の目の前を走っていた男の子が、転んじゃって泣き出して大変。
中沢さんが、「ボク・・・大丈夫か?いつまでも男の子が、転んだぐらいで泣いちゃダメだよ。
 アソコの水道で傷口を洗おうか、バイ菌が入ると大変だからね。」って男の子を連れて、傷を洗いに行っちゃった。
 私は、ベンチに座って待ってて言われて、中沢さんと男の子を連れていちゃった。
ずっと2人を目で追って、手当てしている中里さんがカッコよく見えた。
 少しして中里さんが帰ってきて、「ゴメンね。一人にして。」って謝っていたけど、中里さんの一面が見れて良かったですって言ったら、
赤くなって照れちゃった。
 さっきの男の子が「お兄ちゃん、ありがとう。」って手振って、また走っていっちゃった。
「さっきは、男の子に泣くなって言ったけど、俺もあの頃は泣き虫だったんだ。転んじゃ泣いて、よく慰めて貰ったよ。」って、
公園内を散歩しながら幼少期の頃の話を色々聞かせてくれた。
 駅前に戻って、ファーストフードでお昼ご飯。
 夕方になって、中里さんに急用が出来ちゃって、この日はバイバイ。
 明日、お休みなら海を見に行かない?って誘われちゃった。
494名無しさん@ピンキー:2005/05/03(火) 14:28:38 ID:hRQomWMX
昔、YU-NOのSS作ろうとか考えたけど、難しいなぁ、アレ…。
495名無しさん@ピンキー:2005/05/03(火) 20:25:36 ID:MSCt77gM
>493
今日もお疲れサン
ところで7〜17行目
×中沢さん
○中里さん
だよね?でないと話繋がらん・・・orz
496最速の執筆王:2005/05/03(火) 20:29:22 ID:TiZ85HI2
>495
名前の指摘、ありがとう。
「中里」が正解です。
497最速の執筆王:2005/05/04(水) 02:42:08 ID:u62j+v1B
3月24日(水)
 春休み入ってから、中里さんと会う機会が多いよね。
こうやって誘ってくれてるのは、嬉しいけど・・・私の事は、どう思ってくれているんだろう。
誘ったら誰にでも着いて行きそうな女と思われていないかなぁ。
なんて、夜、ベットに入ってからそんなネガティブな事ばかり考えちゃって、寝付けなかった。
顔を洗って、デートの準備ないと。
 中里さんが車で家の前まで迎えに来てくれて、そのまま助手席に乗って海までドライブ。
時々、私の方を見て「退屈じゃない?」とか気を利かせてくれる。
 海が見えてきて、キラキラ海面が光ってて眩しい。近くの駐車場に車を停めて、浜辺をお散歩。
 ブーツだから歩きにくって、時々転びそうになちゃった。
中里さんが「転ぶと危ないから、手を繋ごう。」って、手を差し出してくれた。
最初に会った時も、手を差し出してくれたんだよね。手を掴んで歩いていると、恋人同士みたい。
「嫌だった?てを繋いだりして。」って言われたけど、首を横に振って「平気です。」と笑顔を見せたんだ。
 海岸沿いを歩いて、近くのレストランへ。それまで、ずっと手を繋いでいたんだけど・・・
中里さん、ずっと手を離さないで握っていてくれた。ご飯を食べて、また海岸へ。
498最速の執筆王:2005/05/04(水) 02:45:39 ID:u62j+v1B
帰ろうか?と言われたけど、もう少し一緒に居たいから、「もうちょっとだけ、海を見ていたい。」って、気分の気持ちを伝えたの。
中里さんが私の事を事をどう思っているか知りたくて、
「中里さんは、どうして私を誘っていろいろな場所に連れて行ってくれるのですか?」って聞いたら、
「柴門さんの事が好きだから。この歳で言うのも恥ずかしいけど、一目惚れしちゃって・・・。」と言われて、
「柴門さんは、どうして俺の誘いをOKしてくれたの?」って質問されちゃった。
 「最初はお礼がしたいって思っていたけど、その後、ずっとずっと中里さんの事が気になって・・・。
 憧れから、好きな人になって・・・」頭が混乱しちゃって、告白?しちゃったよ。
 中里さんが、海向かって「俺は、今ここに居る柴門たまきさんが好きです。もしよかったら、付き合ってください。」って、
叫びだして・・・その言葉が嬉しいて涙が出ちゃった。
 私の返事は、「私も中里武さんが好きです。こんな私でよかったら付き合って下さい。」とは心の中で叫びましたが、実際は小声でいいました。
 その後、中里さんが「ありがとう。」って言って、肩に手をまわして、そのまま海をバックにフレンチKiss。
私のファーストKiss、中里さんに上げちゃった。
 私が泣いているの見て、中里さんは「ゴメン。」って謝っていたけど、嬉し涙だから安心して。
きっと、こうなりたいって気持ちがあって実現したから涙が出たんだと思う。
 手を繋いで車に戻って、帰りは家まで送って貰いました。車の中で、何度もKissして何度も2人の気持ちをこの日は確かめ合った。
499名無しさん@ピンキー:2005/05/04(水) 22:27:27 ID:6XQbziBl
>>最速の執筆王氏
遂にお付き合いキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
タマのファーストキスは浪馬なんだけど
アナザーだし、無粋な突っ込みは止めるか。
500最速の執筆王:2005/05/05(木) 01:17:12 ID:NuzHBEVW
3月25日(木)
 今日は、朝から雨。雪にはならないと思うけど、3月の雨はまだ冷たく、肌寒さを感じる。
こんな家で大人しくしているのが一番なんだろうけど、生憎にもアルバイトの日。
 今日は、浪馬君、家に居るかな?と思って、お仕事に向かう途中、浪馬君の家に立ち寄ったの。
今日も、居ません。何度、携帯にコールやメールしても返事ないし・・・
電話しては「お掛けになった電話は・・・」のアナウンスが流れるだけ。
何か事故に巻き込まれたの?気になるから、お仕事に向かう時間ギリギリまで家のまで待ちぼうけ。
 千穂に電話して、「浪馬君、見なかった?」って聞いたら、「会ってもいないし、うちの銭湯にも来てないよ。」
見かけたら連絡くれるよう、お願いしてHOT SHOTへ。
 お店に入ると、オーナーが「雨の中、大変だったね。」って洋服や髪をふくタオルを出してくれた。
雨の日は、お客さんの数が少ない。1時間に数人しか来ないもん。
オーナーに浪馬君の事を聞いたら、「お店には来ていないよ。」とのこと。
 お仕事が終わって、携帯のメールの問い合わせをしたけど、中里さんからのメールがあるけど浪馬君から返事も来てない。
ゲームセンターも覗いても、それらしい姿が無い。
ビックボデーでバイトするって話を聞いた以来、連絡が無いのはどういう事を?
 夜、中里さんから「アルバイト、お疲れ様。」のメールを読み直し。
見守ってくれている人が居るだけで温かい気持ちになれる。
 唇を指でなぞってKissの感触を思い出しながら、今日はおやすみなさい。
501最速の執筆王:2005/05/05(木) 01:23:03 ID:NuzHBEVW
>499
好きになった男性とKissするのが、「たまき」のファーストKissとさせて戴きました。
お付き合いが始まって、今度は初Hに向け思考錯誤中であります。
初H後は、ある程度の物語が描けているのですが、付き合ってどの程度(何日ぐらい)で初Hするかが難しいところです。
「たまき」らしさがなくならないように、頑張って執筆するであります。
502名無しさん@ピンキー:2005/05/05(木) 12:03:09 ID:B3a+k0F2
乙であります。期待しております。
503最速の執筆王:2005/05/06(金) 14:36:46 ID:TqNybZRs
3月26日(金)
 朝早く、中里さんから電話。お仕事が終わったら、少しの時間だけ会って欲しいって内容。
私の家は、門限が無いから、アルバイトが終わる予定時間を教えて待ち合わせの約束。
 また、沢山のKissしたいなぁ・・・。女の子って、一度でもそういう事があると、ずっとずっとしていたくなっちゃんだよね。
男性は性欲が収まらないのと同じように、女の子にも。
 レポートが忙しいのに、会いに来てくれるのがホントに嬉しい。一人暮らしで大変なのに大学のレポートもあって、
春休みとは思えないぐらい忙しいってのは聞いているからね。
 アルバイトに行く前に、リビングで遊んでいた吾郎に帰りが遅くなる事を言付けして、HOT SHOTに。
お仕事も順調、昨日とは違って人の出入りも多いけれど、ミスもなくちゃんとできました。
 私服に着替えてお店を出ると、車の前で中里さんが待っていてくれた。会って早々、軽く挨拶のKiss。
駅前まで車を走らせて、駐車場に車を停めて、そこでは少し長いKiss。
 Kissが終わった後、2人で見詰め合って笑っちゃった。変なカップルだよね、私達って。
 車から出て、手を繋いでお洒落なカフェへ。
「急に柴門さんの顔が見たくなって、お仕事で疲れてるのに遊びに連れ出してゴメンね。」って申し訳なさそうに謝っていたけど、
私も中里さんと同じ気持ちだよ。レポートで忙しいのに会いたいって思っちゃう。
 カフェでお食事して、その足で少し駅前通を散歩。
中里さんが私の肩に手を回して歩いてくれて、お店のショーウィンドーを2人で眺めて、アレが似合うとかこれが欲しいとか・・・
2人で好みの服装を語り合いました。今度、一緒にお洋服を買いに行く約束を。
 駐車場に車を取りに戻って、そこで人がいない事を確認して、抱き合ってKiss。
中里さんが私をギュッと抱きしめて、私も中里さんにしがみ付くそうにしばらくの間抱き合ってました。
 車で家まで送ってくれて、お別れのKiss。
レポート頑張って下さいと伝えて、中里さんを車が見えなくなるまで見送って家の中に。
 そのままお風呂に入ろうと脱衣所で下着を脱いだら・・・。抱き合っていた時に、少し感じちゃったのかな。
触られる前にこんなになる私ってHなのかな?
504名無しさん@ピンキー:2005/05/07(土) 06:11:59 ID:ROvzkqeb
まんこあげ
505名無しさん@ピンキー:2005/05/08(日) 23:01:45 ID:KMJ5E/Qo
次回で処女膜破りの予感。
506名無しさん@ピンキー:2005/05/11(水) 16:41:19 ID:nwVtICHO
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  | ________  |
  | | | ..」  ⌒' '⌒ | .|     いい歳して(プ    ___
  | |,r-/  <・> < ・> | |      , ─── 、      /___    \,,
  | |l       ノ( 、_, )ヽ | |     /・ ) 、       \  |-、ヽ |.    ヽ
  | |ー'    ノ、__!!_,.、.| |     d-´  \       ヽ |・|─|     | < 典型的な自演荒しだな
  | |∧     ヽニニソ  l| |    亅三    ヽ     |  |-′||)    /
  | | ヽ         / | .|   (___   |     /  \ __ ヽへ/
  |  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  |     \     |    /      /二二l
 | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|      o━━━━┥    / )   |
 |.                 |        /        |    ./ヽ/    |
 |__________|      ◯        |   ./ /____|

507名無しさん@ピンキー:2005/05/12(木) 22:25:42 ID:k4a9hbkH
>503
そろそろですね〜。続きが楽しみ!
508名無しさん@ピンキー:2005/05/13(金) 18:30:48 ID:ODI9gNMX
(DQN達)「お前、ブーンできるんだってな」
( ^ω^) 「そうだお」
(DQN達)「ブーンやったら友達になってやるよ」
( ^ω^) 「本当かお・・・?」
( ^ω^) 「⊂二( ^ω^)⊃ブーン 」
(DQN達)「(´,_ゝ`)プッ きめえwwww」
( ^ω^) 「⊂二二二( ^ω^)二⊃ 友達、友達ブーーーーーン!!!!」
(DQN達)「じゃあ次はズボン脱いで、女子の前でやってこい」
(;^ω^) 「………アウアウ!!!!!!!!!」
(DQN達)「ぁ?何、おめえ友達の言うこと聞けねえの?」
(;^ω^) 「……ブ、ブー……ン…」
(DQN達)「早くやってこいよ」
(;^ω^) 「わ、わかたお……」

⊂⌒ヽ          (⌒⊃
  \ \  /⌒ヽ  / /
 ⊂二二二( ;^ω^)ニニ二⊃
     \ \_∩_/ /
      (  (::)(::)  )
       ヽ_,○、_ノ  ブーン
   ///     
 ///  

(向こうの廊下から)「きゃああああぁぁぁぁ!!!!!!!!誰か先生呼んで来て!!!!早く!!!!」
(DQN達)「うはwwwww本当にやりやがったwwwwwwwwwwっうぇwww」
(先生達 )「変質者はどこだ!?」
(DQN達)「先生来たしwwwwwテラヤバスwwwwっうぇっうぇwww」
509最速の執筆王:2005/05/14(土) 23:29:05 ID:IY4el/21
3月28日(日)
 3月最後の日曜日だね。
 今日はお休みなのに、珍しく中里さんと遊んでない。
レポートの提出期間が近くて、終わるまでは会えないよね。
レポートって出来具合が悪くても、進級は出来るらしいけど・・・レポートの点数が内申に記載されるから、
悪ければ悪いほど就職活動に不利になるらしいのよねぇ。
医大のレポートって想像しただけで・・・むっ難しいそう。
 部屋に居ても空しいからお外に。ホントなら中里さんの家に行ってレポートが捗る様に、ご飯作ってあげたいなぁ。
 駅前をブラブラしていたら、雨堂君に会ったの。
浪馬君の事を聞いたら、「バイトしているから時間が合わないんじゃないか?
家に居ないんじゃなくて、爆睡しているから、気がつかないと思うよ。」って。
私も幼馴染だけれど、男同士にしか分からない事もあるんだね。
 久々に、一人でアチラコチラを歩き回って、浪馬君に出会えず、今日は帰宅。
 お風呂に入って、脹脛をよくマッサージ。筋肉痛になると大変だもんね。
510名無しさん@ピンキー:2005/05/15(日) 00:39:35 ID:fvhIiQ83
>>509
久しぶりの投下お疲れさん。

ハアハアは少しお預けのようですな。
511最速の執筆王:2005/05/15(日) 02:00:26 ID:OEPBKyUd
>.510
お待たせして、申し訳ないです。
プライベートの方が忙しく、執筆に時間が取れなくなってしまったので・・・。
書きあがり次第アップしていくので、今後も感想を宜しく。
512最速の執筆王:2005/05/18(水) 01:33:17 ID:SOV2vxlY
3月29日(月)
 浪馬君からやっと連絡が来た。雨堂君から話を聞いて、携帯に連絡をくれたの。
春休みに入ったとたん、会えなくなるし・・・。声を聞いたとたん、ホッとしちゃった。
いつも一緒に居てくれた分、急に会えなくなると寂しいよ。「私に彼氏が出来たよ」って報告しようと思ったけど、
浪馬君ったら一言二言しか言わないんだもん、ちょっと間しかお話できなかった。
でも、連絡が無いよりいいよ、やっぱり。
 アルバイトに行く時間になって、お出かけの準備。玄関で靴をはいていたら、中里さんからの着信メロディー。
出ると、レポートの方が終わったから、明日、遊ぼうって内容。お仕事の無いし、OKです。
レポートが終わって直ぐに連絡くれて嬉しいなぁ、やっぱり中里さんの彼女なんだね。
 今日はいい事ばっかりで、お仕事も気合入れてガンバちゃったよ。イェイ。
 早く、明日にならないかなぁ。中里さんの腕の中に包まれたい・・・。
明日のデート、Kissの先までいっちゃうのかな?中里さんに告白した時から覚悟は出来ている・・・つもり。
少し怖いけど、早く中里さんだけの女になりたい。
513名無しさん@ピンキー:2005/05/19(木) 21:19:00 ID:f1i9mKvT
>>早く中里さんだけの女になりたい
相変わらずのタマの突っ走りっぷりが素晴らしい(褒めてます
それでも、浪馬にも気を止めるんだね〜
514最速の執筆王:2005/05/21(土) 03:27:42 ID:d9ybexS1
3月30日(火)
 お昼に頼津駅前で、中里さんと待ち合わせ。今日は、お気に入りの服装でデートしました。
上はベージュ色のノースリーブのハイネックに赤のストール。下はチェック柄の茶色のミニスカート。
少し寒かったから、黒のスットキングにブーツ。
下着にも気を使って、お洒落な形のピンク色のブラとショーツ(ピンク色を身につけるのって、初めて)。
リボンはいつも通りで、バックは女子高生に人気のブランド物をチョイス。
 駅前で出会って、中里さんが私を見つけるとすぐに抱擁。
人前だと恥ずかしいけれど、好きな人が抱きしめてくれると幸せな気持ちになる。
真昼間の駅前だから、Kissはお預けね。
 手を繋いで、近く映画館へ中里さんが見たい映画と私の見たい映画があって、偶然にも見たい映画が同じものだったの。
話は変わるけど・・・。映画を見ると言えばここしかないんだけど、入った時や通りかかった時に思うんだけど、弐式ってかなり変な名前と思う。
せめて、何とか座や何とかシネマに変えた方が、絶対にイイよね。
 映画が始まる前に、定番のポップコーンと飲み物を買って劇場へ。
春休みだけど、中は人が少なくて、私たちの他に数人しかいなかった。
 隣でおしゃべりを続けるおばちゃん達や携帯電話をマナーモードにしない人が居ると、感動する場面なのに覚めちゃう。
今時の言葉で「マジ、ウザい。」ってやつです。
 映画が始まって、2人で一つのポップコーンを食べながら、見つめ合って指先を絡ませたり、暗い場所だから余計にドキドキしちゃった。
途中で、激しいラブシーンがあった時は、中里さんに心臓の音が聞こえるんじゃないかってぐらいドキドキ興奮しちゃった。
中里さんの手をギュッと握ったら、握り返してくれて緊張が伝わってくるみたいだった。
 映画が終わって、他の人が劇場を出るのを確認したら、中里さんに抱きついてKiss。
ずっと抱き合っていたかったよぉ。
 弐式を出て、駅ビルのレストランで早いお夕飯を食べに。
515最速の執筆王:2005/05/21(土) 03:31:11 ID:d9ybexS1
映画の感想やレポートやっていた時の話をしながら、楽しくお食事。
「レポートの最中、ずっと柴門さんの事ばかり考えていたよ。」。
私も会えない時は、中里さんの事ばかり考えている。
 でも、恋人同士で苗字で呼び合うのは変だよねって、2人で改めて名前で呼ぶように努力するの心がける事を約束。
中里さんのことは、武さんか武と呼ぶようにしないと。
お店を出て、武さんから「たまき」って呼ばれてドキッとしちゃった。
 車で、家まで送って貰って、家から数メートル離れた処に車を止めて、車を出ると武さんにちょっと距離だけど、
一緒に歩いて玄関まで送って貰った。
「いつも、車が見えなくなるまで見送って貰っているから、そのお返し」だそうです。
 家の玄関の前について、武さんと抱き合ってお別れのKiss。
気がついたら、武さんの舌が私の口の中に入ってきて、初めてディープKissというのをしました。
少し戸惑ったけど、武さんがアドバイスしてくれて「堅くならずに、自然に舌を受けて入れてみて。」と。
私も自分の舌を出して、武さんの舌と絡み合って、いやらしい気持ちになちゃった。
 武さんがディープKiss中に、私の胸に手を当ててきて、軽く揉まれちゃった。「んんっ。」って声が出てビックリしたけど、
武さんの手が緊張しているのか凄く振るえていた。
 「ごめん。」って謝られたけど、遠慮しないで胸を揉んでって自分から武さんの手を掴んで自分の胸に持っていちゃった。
「武さんとこうなりかったから。」って言うと、さっきより強めに愛撫。
「アンッ」って声が自然に出ちゃって・・・。
 武さんがスカートの中に手を入れて、ストッキングの上から私のお尻をタッチ。
手の動きが、私のアソコに来て、ストッキングの上から指をこすったり少し強めに押してみたりされて、ただ喘ぎ声を出すばかり。
武さんの手の熱さが体中に伝わってきて、もっと触って欲しいと思った。
初めてなのに、もの凄く感じちゃった・・・。
 武さんからの心地いい愛撫が終わって、帰り際に「家の前で、こんな事しちゃって・・・ごめん。」って言うから、
「次は、2人だけしかいない場所に行ってして下さい。」ってお願いしちゃった。
516名無しさん@ピンキー:2005/05/21(土) 21:05:56 ID:gZ9N9Kp/
乙カレです。
次回、Hシーンがいよいよクルーのかな。
517名無しさん@ピンキー:2005/05/22(日) 23:14:16 ID:SnPiDxEU
おお!今回は2レス分ですか、お疲れです。
そろそろ盛り上がりますなw
518最速の執筆王:2005/05/23(月) 00:10:09 ID:AD+dXOy7
3月31日(水)
 今日で、頼津学年の2年が終了です。明日からは、3年。でもね、新しい学生証を貰うまで・・・何年生なの?
学生証の有効期限みたいのが、3月31日まで本校の生徒と認めると書いてあるから、
期限が過ぎちゃうと証明証じゃないしねぇ。学生なのか、今も不思議に思ってる。
 いろいろあった2年生だったなぁ、武さんという素敵な彼氏もできたのが一番の思い出。
 昨日は、ついに武さんに胸やアソコを沢山触れちゃったし・・・。スカートをめくって、下着を見て欲しかった。
武さんの好みの下着色か知りたかった。見てがっかりされると、ショックだもん。
 ホントはね、2人きりになりたいからホテルに行こうって言われたら、OKしてた。
Kissの次にHって早いかもしれないけど、武さんにもっと愛されたい。私を武さんの好みの女に変えてもらいたい。
恋人同士になってから、ずっとそればかり思っているなぁ・・・。
 お昼過ぎに、千穂から『温泉、明後日に行くのは、どう?』って。
武さんと遊ぶ約束は入ってないし、バイトの予定も入っていないからOKだよ。
でも、何処に行くとか話が進んで無いのに、『ホントに行けるの?』メールを送信したら、
即レスしてくれて『場所や時間の予定は、私に方で立てあるから、手荷物だけ準備して。』と。
手荷物って、何を準備していいのか分からないから、『明日の夜に電話する』ってメールを打って、お仕事へ。
 休憩時間中に店長から、「少しずつ女の色気というか、魅力的なってきたね。」って言われちゃった。
自分では気がついていないけど、他から見るとそうなのかな?
 お仕事が終わって、武さんに『明後日、学校のお友達と日帰り温泉に行ってくるね。』ってメールしたら、
『気をつけて行ってらっしゃい。今度は、俺と行こうね』って、返ってきました。
519名無しさん@ピンキー:2005/05/25(水) 22:04:02 ID:y694HuBn
千穂と温泉・・・・・事件のヨカーン
520名無しさん@ピンキー:2005/05/25(水) 22:08:19 ID:wALH7ONb
シュン様登場の悪寒
521最速の執筆王:2005/05/27(金) 21:19:30 ID:eUmnBIsB
4月2日(金)
 朝早くに、荷物を抱えて駅前へ出発。千穂も、やってきて2人で予定していた日帰り温泉へ。
 電車の移動時間が長いから、コンビニで飲み物とお菓子、それと記事が女性雑誌を買って、電車に乗りました。
 気になった雑誌の記事は、「Hの最中に、男の人が嫌がる言葉」。女性はHしている時も、男性には気を使うんだねぇ。
千穂に聞いたら、当たり前じゃんと言ってたけど・・・千穂は、すべに経験済みなんでしょうか?
記事の内容は男性が言われて嫌だったセリフをいくつか載せてあって、
「Hしている時に、前の彼氏と比べるような事を語る女は嫌だ、今は俺の方がいいとは言けど、
次に付き合う男性にも同じようなことを言うと思うから」
「Hしている時に、前の彼氏の名前で呼ばれると、正直萎える。」とか・・・。
やっぱり、同じ好きでも今の人と前の人とは、比べちゃいけなんだね。
 私は武さん以外、男性と付き合ったのは無いから、比較することは無いな。別れるつもりもないよ。:焦
 むしろ新しい発見もあるし、いつも新鮮な気持ちでお付き合いしているもん。
真剣に雑誌を読んでいたら、「彼氏とは、H目前なの?」って質問されて、Bまでしたって教えたら、
「純粋な可愛いたまきは、何処へ行ったぁ?」と怒られました、何で?
522最速の執筆王:2005/05/27(金) 21:19:44 ID:eUmnBIsB
 2人で話をしたりおかしや飲み物を飲んでいる写真を撮っていたら、目的の温泉がある駅に到着。
周りを見渡すと、山に囲まれてのどかな田舎って感じ。
都心に住んでいるから、たまにこういう処に来るといいなぁって思っちゃう。
 駅から送迎バスが出ていて、それにのって15分ぐらいの所に、温泉がありました。結構、綺麗な旅館。
 受付で、要件を済ませて、一室借りて、カメラを持っていざ温泉へ。
 脱衣所で、私の脱衣シーンを写真で撮ったり千穂の下着姿を撮ったり(千穂はノリノリ:焦)、
温泉で裸の写真を撮ったり・・・現像できるのかな?
 「たまき、岩に手をついてお尻を突き出してぇ。」って言われて、その通りにやったら写真を撮られちゃった。
「彼氏に見せてあげなよ、題名、『我慢できない、早く後ろから入れて』。」んもう、そんな写真、武さんに見せません。
千穂にも、同じような写真を撮って上げたら、「こんな風に大胆になれたらいいんだけどね。」と、意味深な発言。
 はしゃぎ疲れて、湯船でのんびり浸かって、日頃の疲れを取りました。
 浴衣に着替えて、部屋で昼食を食べて、もう一度、温泉に。何度入っても、お風呂は気持ちいいよね。
 2人で写真を取り合っていたら、いつのまにかカメラを使いきっちゃった。
千穂に現像を任せて(知り合いが、安く現像してくれるとか)、帰りの支度をして、来た道を戻るように帰ってきました。
 今日一日楽しかった、また遊び行こうね。
 武さんに、無事に家に着きましたってメールをしたら、「写真見せてね。」って・・・。
「私の下着姿や裸・・・見たいですか?」って大胆発言&冗談メールを送ったら、即レスで「是非。」。
写真が出来たら、見せて上げよう。もちろん、私と千穂の下着姿とヌード写真は見せません。
523名無しさん@ピンキー:2005/05/29(日) 12:32:49 ID:WfUG4SGu
お疲れ様です〜
次には会うんですかね〜〜
524名無しさん@ピンキー:2005/05/31(火) 23:12:20 ID:OPK9HZmI
ついに次で処女が散ってしまうのでしょうか・・・(^^ゞ
525名無しさん@ピンキー:2005/06/03(金) 22:43:46 ID:nN0l41VU
そろそろ競うな予感・・・・
526名無しさん@ピンキー:2005/06/05(日) 11:48:14 ID:U9V5XO77
存在自体消えてくれ
527最速の執筆王:2005/06/05(日) 15:34:05 ID:WOyNeCgA
4月3日(土)
朝から携帯に連絡が沢山。
千穂から「たまきの分は、柴門の名前で現像に出したから、写真屋さんに撮りに行ってね。」。
武さんからは、「アルバイトが終わったら、お夕飯、一緒に食べない?」と。
他の友達からは、「元気にしている?」とか「アルバイト順調?」なんて入ってきた。
武さんには、お仕事の終わる時間を教えて、お夕飯を一緒に食べる約束を。今日は、お洒落してバイトに行ったよ。
暖かったから、黒色のスカートがフレアになっているワンピースに、白のカーデガン。
下着は白だけど、紐のパンティーを。ブーツをはいて、HOT SHOTへ。
 お仕事が終わって、お店を出ると、武さんが外で待っていてくれたの。
前にもこんな事があったよね。
 お出迎えありがとうのKiss。
写真を撮りに行くことを告げて、お夕飯を食べに行く前に、写真屋産へ。
 女性の店員さんが小声で「内緒で全部、現像しておいたよ。」って、中身を見ると裸の写真が入っていたぁ。
 お夕飯を食べに、車を走らせて、レストランへ。
 ご飯が食べ終わって、帰りの車の中で武さんが「今日は、2人きりになっていい?」って・・・。
うんっ、そう頷いたら、「俺の家に行こう。」って車を武さんの住む家に走らせてくれたの。
 武さんの部屋に案内されて、家の中が綺麗だった。
一人暮らししているけど、浪馬君の部屋とは大違い。
 周りをキョロキョロしてたら、武さんが後ろから抱きしめてくれた。
今日は積極的に、武さんにKiss。
 そのまま2人でベッドに倒れ込んで、初H。
痛かったけど、武さんと一つになれたのが、とってもと〜っても嬉しかった。
 終わった後、ベッドの上で裸のままで抱き合って、朝まで4回もしちゃった。
最後の方は痛くなくて、それよりも気持ちいいってなってきた。
 一緒に武さんの家で朝ごはんを食べて、武さんに車で家まで送って貰って帰ってきました。
528名無しさん@ピンキー:2005/06/05(日) 17:01:59 ID:Qukl9F+F
貫通キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!

でも、描写が少なくて(´・ω・`)ショボーン
529名無しさん@ピンキー:2005/06/05(日) 17:50:39 ID:wQs3RURn
>>527
おつ。どうやってしめるのかその辺にも興味があります。
ちなみに武さんって、どうしても武豊をイメージしていまうw

>>528
日記スタイルだから仕方ないんじゃない?
530最速の執筆王:2005/06/05(日) 20:12:51 ID:WOyNeCgA
>>528
内容が薄くて、すみません。
細かく書いていたら、日記らしくならないのでは?と思って・・・。
これからは、想像を掻き立てるような日記にしていくので、ご勘弁を。

>>529
締めは、考えていません。
続く限り、続けていければと思っています。
浪馬君は、他の女性と付き合っていくと頭にはありますが。


531最速の執筆王:2005/06/05(日) 20:27:24 ID:WOyNeCgA
4月4日(日)
 初Hしたせいかなのか、アソコがヒリヒリ痛い。やり過ぎたとか?
 武さんのベッドのシーツを血で汚しちゃったんだよね・・・。
洗えば落ちるからって言ってくれたけど、気になるなぁ。
週末、お泊りしに行く約束しているから、今から楽しみだよ。
今度は、ご飯作ってあげたりしたいなぁ。後ろから、襲われちゃったりして・・・キャッ。
男の人って、どんな事をすれば喜んでくれるのかなぁ?
黒い下着って襲うって雑誌で読んだけど、黒の下着が似合う女じゃないよね、私って。
武さんに相談すると、ドキッとさせる効果が無くなっちゃうし・・・難しいですねぇ。
 話は変わって、今日はアルバイトの日。寝不足だから、少々、ボーッとしちゃった。
店長に、「体調でも悪いの?」って言われたけど、体の方は全然、平気ですよ。
 お仕事が終わって、武さんにメール。早くお泊りしに行きたい。
同棲は無理だけど、週末は一緒に居られたら・・・そう思う。
好きな人と一緒に過ごして、好きな人とベッドで一緒に寝るって、女の子の憧れだもんね。
532528:2005/06/06(月) 00:10:19 ID:qmAe9m3q
>>最速の執筆王氏
相変わらずGJ!っす

描写が少ない≠内容が薄いなので、誤解してたらスマヌ
上手いコメント浮かばなかったもんで・・・・
533名無しさん@ピンキー:2005/06/06(月) 11:54:02 ID:5NI/535I
最速の執筆王氏>God job、これからもマイペースで頑張って下さい

正直、現在のテンポの良さが損なわれる位なら濃厚エロイラネ
(いや、まぁ、あったらあったで嬉しいですがw)

他の女の子とベタベタしてる浪馬を目の当たりにした時の心情吐露とか
医大生とのすれ違いとか
浪馬に惹かれていく様とか
表現してくれると嬉しいかも(’−’
534名無しさん@ピンキー:2005/06/11(土) 17:55:53 ID:lLhL0PAX
久しぶりに来たら連載が始まっててびっくり
535名無しさん@ピンキー:2005/06/12(日) 00:09:49 ID:lIHBh6KR
ググッてたら見つけた
ttp://www006.upp.so-net.ne.jp/kage/ep.htm
536名無しさん@ピンキー:2005/06/12(日) 01:51:14 ID:5ArJi/bM
保管庫はないのか?
537最速の執筆王:2005/06/12(日) 02:30:31 ID:agIWpgQG
4月5日(月)
朝早くに、洗濯物を乾すのを手伝っていたら、お母さんから「最近、下着の趣味が変わったわね?」って
聞かれて驚いちゃった。
彼氏がいるって、バレちゃったかな?
この調子だと、武さん好みで派手な下着を買ったら、家じゃ洗濯できないね。(下着が派手好きかは知らないけど・・・)
 お昼になって、千穂から電話でお昼ご飯を一緒に食べることに。
「彼氏に例の写真、見せた?」って興味心身で聞かないでよ。
写真じゃなくて生まれた時の姿を見せたよ・・・なんて、絶対に言えない。
 千穂は、初体験済ませちゃったのかな?彼氏がいるとか聞かないけど、知識は私より持っているよね。
 帰りに本屋に行って、女性雑誌コナーへ。
もちろん、男の人が喜ぶ方法(H)の参考になる本を探しにね。
周りをキャロキャロして赤面しながら、立ち読みしてきました。
男の人のアレを手で上下にいじると喜ぶ(シゴくっていうのね)・・・か。
武さんにやって上げたいけど、Hな女って思われないかな?
男の人にとって、女の子はHな方がいいのかなぁ・・・。
 誰か教えて下さい。
538名無しさん@ピンキー:2005/06/12(日) 19:07:33 ID:CPUBpumc
男はエロい処女が好きです
539名無しさん@ピンキー:2005/06/12(日) 20:22:48 ID:bOL1+p+R
>>最速の執筆王氏
GJ!!!!!!!!!
しかし、初Hシーンの詳細な描写を捨ててしまうと
これまでのタメが、意味をなさなくなってしまうのでは?
詳細に書くと日記っぽくなくなるというのもわかるので
初Hシーンはだけはたまき視点のリアルタイムモードとして
記述してはいかがでしょうか?

やってる最中にふと浪馬君のことが頭をよぎったりするような
微妙な乙女心の機微を読んでみたかったり。
540名無しさん@ピンキー:2005/06/12(日) 21:17:24 ID:hrGlmI9m
ここは速さを求めたい
541名無しさん@ピンキー:2005/06/12(日) 22:00:05 ID:ABT5ZKG0
>>540
そんなお前へ
www5e.biglobe.ne.jp/~motonuki/kakyu2_tamaki.html
542名無しさん@ピンキー:2005/06/12(日) 22:59:21 ID:ImDFlHxp
>>541
そこは全部読んだけど、たまきの頭の悪さっぷりが別方向に向かってて萎え
最速の執筆王氏のほうが好み
543最速の執筆王:2005/06/13(月) 09:11:26 ID:TLXtC0Ns
>>539
日記に、初Hの詳細を記載したのですが、長文過ぎてしまって、書ききれませんでした。
時間にゆとりが出来たら、たまき視線の初Hを書いてみようと思います。
今、日記に他に「彼氏とクリスマスを過ごす編」を書いていますので・・・。

>>541
全部読んでくれて、ありがとうございます。
たまきの中の乙女心をこれからも書き続けるので
応援、宜しくです。
544最速の執筆王:2005/06/13(月) 09:32:43 ID:TLXtC0Ns
4月6日(火)
 武さんとお付き合いしている割に、好みって聞いた事が無い。
どんな食べ物が好きなのかとか、どんなTV番組が好きなのか・・・。
彼氏の全てを把握しないといけないわけじゃないけど、今は知らすぎる事の方が多いよね。
 浪馬君とは子供の頃からの付き合いで一緒に過ごした時間は多いから、知らないことは無いもんね。
向こうは、私の事を理解しているのかは分からないけど。
 お泊りしに行った時、色々な事をお話して、もっとも〜と武さんの事、教えて貰おう。
 アルバイトも、春休みの分は、今日でお終い。
学校が始まったら、土日だけでいいとのこと。
お給料、少なくなっちゃうなぁ・・・残念。
 帰りに、駅前を歩いていたら、浪馬君が美穂と一緒に歩いているのを発見。
慌てて隠れちゃったけど、確かに浪馬君と美穂だった・・・なんで?
2人は、お付き合いしているの?
545名無しさん@ピンキー:2005/06/13(月) 23:06:10 ID:nr4qCHl8
本人かよw
546名無しさん@ピンキー:2005/06/13(月) 23:22:12 ID:YaE4dHtW
>>男の人にとって、女の子はHな方がいいのかなぁ・・・。
>> 誰か教えて下さい。

この日記は誰かに読まれる事前提でたまきは書いてるのかな?
547名無しさん@ピンキー:2005/06/15(水) 01:31:31 ID:BCbUbGJt
最速の執筆王氏=>>541の管理人?
548最速の執筆王:2005/06/15(水) 01:44:14 ID:9RQaYok/
>>546
日記は、誰かに読んでも貰うために書いているのでないので・・・
たまきの心の声で自問自答してるわけです。

>>547
私は、>>541さん紹介のHPの管理人ではありません。
549名無しさん@ピンキー:2005/06/16(木) 22:31:27 ID:QtDU9EW5
4月7日(水)
 朝から、昨日の事で頭がモヤモヤする。
千穂と浪馬君の事、やっぱり気になる。
2人がどういう関係なのかだけが知りたい。
付き合っているなら付き合っているで、応援してあげたいし相談にものって上げたい。
浪馬君は、同好会にきちんと参加してくれれば、それ以上は言うこともありません。
 そう言えば、明日から新学期だね。
久々だな、制服に袖を通すのって。
また、皆と同じクラスになれたら嬉しい。
 武さんから電話で、「明日の夕方、遊ばない?」って連絡。
アルバイトもないし、友達の約束も無いからOKだよ。
いつも私服で会っていたから、私の制服姿見たら喜ぶかな?
 明日はお泊りできないから、残念だけどね。
土曜日の夜は、本を読んでお勉強した成果で、武さんを喜ばせて上げたいなぁ・・・。
550最速の執筆王:2005/06/17(金) 03:21:18 ID:zE6lSAVe
4月8日(木)
 今日から、新学年、新学期だよぉ。
 朝早くに、お寝坊さんの浪馬君を起こして、一緒に学校に登校。「腹へったぁ。」って言うぐらいなら、
自分で起きて朝ご飯食べて、家の前で待っていて下さい。
 学校の出入り口に張り出されていたクラス編成を見て、浪馬君と千穂も一緒のA組クラス。
 始業式の挨拶が終わって、ホームルームで今日はお終い。
放課後、少し残って『キックボクシング同好会』のポスター作り。
沢山、新人さんが来るといいなぁて思いを込めて作ったよ。
後は、執行部のハンコを貰えば完成だね。
 夕方、駅前で武さんと待ち合わせ。「久々に、たまきの制服姿、見たよ。」って喜んでくれたみたい、やったぁ。
ショッピングして、可愛い洋服を買って貰っちゃった。ありがとう。
 下着売り場が目に入ったから、勇気を出して、武さんと入って一緒に選んでもらって、ピンクと水色、
アダルトチックに赤色の3点を購入。
 赤はTバックで、生まれて始めて身につけたよ。結構、食い込むんだね・・・。
試着室で赤い下着を上下を身につけて、武さんに見せて上げたら、「可愛いたまきが、そういう色を身に付けると興奮する。」
って。
551最速の執筆王:2005/06/17(金) 03:24:03 ID:zE6lSAVe
 ご飯を食べて、興奮が収まらない武さんがホテルへ行こうとお誘い。
制服のままで平気なんだね。
 恥ずかしかったけど、2人で一緒にお風呂に入って、武さんのアレ触っちゃった。
武さんに教わりながら、アレを両手で包み込むようにして、前後に・・・シコシコと。(手コキっていうんだね)
 湯船に浸かった後に、浴室の壁に手をついて後ろから入れられて・・・沢山感じちゃった。もう、痛くないよ。
ベッドでもいっぱい感じさせてくれて、2人とも興奮しっぱなし。
 正上位の時に、腰をつかまれて激しく動かれると、凄くいいの。
最後に武さんが「イクッ」って、気持ちよくなった証拠を私の顔にかけてくれた。
顔に出してもいいけど、ビックリするから「顔に出すね。」って教えてね。
 この分だと、土曜日の夜は、もっと激しい夜になる予感・・・。
552名無しさん@ピンキー:2005/06/17(金) 13:34:49 ID:GCN9Mrm4
千穂メインで書きたいのだけれど、アニメもDVDも見たことが無い。
ビジュアルでは最高だと思うのだが・・・。
性格さえ分かればなんとか書けそうだけれど、
その辺誰か分かる人がいたら教えてください。
553名無しさん@ピンキー:2005/06/17(金) 19:17:54 ID:unyYvKjt
DVDをレンタルで借りるか漫画版を買う
554最速の執筆王:2005/06/18(土) 07:29:03 ID:PQs3OxDb
4月9日(金)
 今日から普通授業だなんて、あり得ないよ。短縮授業は?
 浪馬君は、5時限目サボって、勝手にポスター張りしちゃってる・・・コラコラ執行部のハンコがまだでしょう。
んもう、怒られるのは、マネージャーの私なんだからね。
浪馬君がポスター回収に励んでる頃、私は高遠さんからお茶をご馳走になっていたんだけどね。
その後、執行部にハンコを貰って、ポスター張り。な〜にが、「張るのは俺の仕事だぁ」よ。
練習してそのまま帰宅しちゃうんだもん。
 夜は、私の家でご飯をご馳走して、お風呂の貸し出しまでサービス。
脱衣所で、私の下着、物色してないでしょうね?
前は、部屋をノックしないで入ってきて、下着姿見られちゃった前科があるからね。
 千穂との関係、聞き出せなかったなぁ。付き合っているなら、応援するから早く報告してね。
それとも、偶然、2人で歩いていただけなの?
555名無しさん@ピンキー:2005/06/18(土) 10:05:14 ID:11NtdhOY
紫煙
556名無しさん@ピンキー:2005/06/18(土) 21:14:05 ID:EVt/qHRY
>>552
潮騒の企画の部屋でも覗いて見れば。
557名無しさん@ピンキー:2005/06/21(火) 15:00:38 ID:cePBO509
私怨
558名無しさん@ピンキー:2005/06/24(金) 19:40:08 ID:xRq2awvu
kitaisage
559名無しさん@ピンキー:2005/06/25(土) 18:56:45 ID:czjpWfSb
4月10日(土)
 同好会参加者・・・ゼロ。この先、どうなるのかな?
 土曜日は、アルバイトの日。新学期になって、ようやく浪馬君が遊びに来てくれた。
制服が大人っぽいとか馬子にも衣装とか、褒めてるんだか貶しているんだか。
少しお話していたら、「おまえ、彼氏いるのか?」って質問。正直に居るって答えたら、ビックリしてたなぁ。
私に彼氏がいるのが変なの?
 バイトが終わって、家に帰って着替えてから武さんと駅前で待ち合わせ。
武さんが私の手料理が食べたいって言うから、食材の買出しへ。
2人で一緒に買い物していると、新婚さんみたいだね。部屋に着いて荷物を降ろして、台所を借りて早速、調理開始。
メニューは、手作りハンバーグにコンソメスープ、大根のサラダ。
料理している最中、武さんったら、ずっと私の後ろ姿見てるんだもん、緊張しちゃう。
時々、後ろから抱きしめられたり、うなじにKissしてきたり・・・。
今度は、エプロンを持参するね。「おいしい。」って言ってくれて、良かった。
 ご飯を食べ終わって、先にお風呂に入って、武さんがお風呂に入ってる最中に、
赤い下着に着替えて、ベットの中で待っていたの。
武さんが、掛け布団をまくって、私の下着姿を見ると興奮して、一気に襲われちゃった。
ブラ間から手を入れて愛撫するのはいいけど、伸びちゃうよ。武さんの指の動きがいやらしくて感じちゃう。
片腕で私の腰を持ち上げられて、指をあんなに激しく動かすんだもん。
頭の中が真っ白になって、初めてイッちゃった。
 正上位で私の中に入ってきて、一回目終了。
休憩しないで、2回目はバックから・・・。5回目が終わって、私の体力が限界。
 2人で裸のまま、一緒におやすみしました。
560名無しさん@ピンキー:2005/06/25(土) 20:31:20 ID:oZNvNU/1
面白い、がんがれ
561名無しさん@ピンキー:2005/06/26(日) 11:41:41 ID:JREmrYMm
捕手
562最速の執筆王:2005/06/29(水) 16:36:15 ID:sco4Dle2
4月11日(日)
 腰が痛いよぉ。朝から、ずっとHしっぱなし。
騎乗位っていうのを教わってやってみたら、武さんを気持ちよくさせて上げられない。
私一人気持ちよくなって、前後に腰ばっかり振ちゃって・・・いやらしい女の子って思われちゃったかな?
私の腰を掴んで、下突き上げれると凄くいいの。
 お昼過ぎまで抱き合って(何回愛し合ったんだろう・・・)、一緒にお風呂に入って、遅い朝ご飯。
簡単にトーストと、ハムエッグ。
 その後、街へブラブラ買い物して、武さんとはお別れ。
来週、ラブホテル行こうって。
お泊りに出来ないのか、残念。
 明日から、また学校だね。新入部員が来てくれる事を祈ろう。
「廃部です。」なんて言われた日には・・・OBの先輩に申し訳立たないもんね。
563名無しさん@ピンキー:2005/06/29(水) 23:12:00 ID:ETpzJhPc
OBの先輩って小説版のアレか?w
564名無しさん@ピンキー:2005/07/01(金) 00:53:21 ID:17F44Vn8
>>563
医大生の名前が「小説版のアレ」と同じだから
たぶん、別の先輩だろう
565最速の執筆王:2005/07/03(日) 15:01:23 ID:kHk0XSCt
4月12日(月)
 学校に登校したら、浪馬君から同好会メンバーが一人入ったとの報告。
良かったね、これで同好会、続けられるよ。
 でも、女の子って・・・ちょっと複雑。
マネージャーは私一人で十分なのに。
今回は我慢するけど、次回は男性部員を探そうね。
 新しい部員さんは吹奏楽部と掛け持ちで大変そうだから、今まで通り、私が浪馬君のお世話してあげるから、
心配しないでね。(浪馬君が女の子に手を出して、退部されても困るしね:笑)
 千穂と、お昼ご飯食べて、浪馬君との事を聞き出しに成功。
浪馬君からの申し出で週末、デートしたりしてるんだって。
千穂と浪馬君って犬猿の仲というか、いつも口喧嘩していたからなぁ・・・デートしてる時も口喧嘩が絶えなかったりして。
お付き合いするようになったら、いいね。
 頑張れ、千穂。
566最速の執筆王:2005/07/04(月) 17:19:36 ID:VdCCbbIl
4月13日(火)
今日は、日差しが暖かい。
春の授業は・・・やっぱり眠くなるね。
お昼ご飯を食べた後は、特に。
放課後、浪馬君の練習姿を観察に。
アレ?部室に居ない。
学校中探し回ったら・・・吹奏楽部の練習見学?
何考えているのよ。
はぁ、差し入れ持っていった私が馬鹿だったわ。
しばらく、一人で練習してなさい。
千穂と校門で出会って、途中まで一緒に帰ることに。
千穂に、新しい部員が女の子だから注意しないと、って教えて上げちゃった。
私の大親友の千穂を裏切ったら許さないんだからね、浪馬君。
 夜、武さんと電話。「俺も、春の講義は退屈で眠くなるよ。」って、皆、同じなんだね。
会話の最後に、「たまき、愛してるよ。」って。
恥ずかしいけれど、嬉しい。
 そう言えば、私から武さんを愛してるって言ったことが無いな。
「私も」って言う時はあるけど、「愛してる」ってフレーズは無いな。
自分から、積極的に言いえるようにしないとね。
567最速の執筆王:2005/07/09(土) 21:03:58 ID:nDGXn2vO
4月14日(水)
 3年生開始早々、受験の話をされても・・・実感沸かないよ。
有名な進学校やTVに出る予備校では、高校に入った時から、大学受験始まっていると言うけれど、
いい大学に入れても・・・って、私は思う。
大学学在学中に犯罪を犯す人もいるし、就職だって資格を持っている人が有利だもん。
 サラーリマンが営業成績を上げるのに必死なのように、先生たちも進学させた生徒の数で成績が決まるからねぇ・・・。
 浪馬君は、進学するって言うけれど、志望校あるの?(むしろ、進学できる成績なの?)
高校を卒業したら、みんなバラバラになっちゃうね。
 私は、普通の4年生の大学に入って、卒業できればいい。
武さんのお嫁さんになれればいいなぁ・・・。
568名無しさん@ピンキー:2005/07/10(日) 04:11:02 ID:MWYuoiKl
ハァハァ(*´Д`*)ハァハァ
569名無しさん@ピンキー:2005/07/10(日) 22:15:44 ID:n3ZhwJYH
>568
とても興奮です!こういう形式も良いですね。
続き楽しみにしてます。
570名無しさん@ピンキー:2005/07/11(月) 03:14:12 ID:pIq2uqAQ
>>569
茶ー噴いた
明らかにアンカーミスやろw
571名無しさん@ピンキー:2005/07/16(土) 08:27:19 ID:1WZQKJWN
期待上げ
572名無しさん@ピンキー:2005/07/18(月) 19:56:29 ID:9Lavs7ja
欲しゅ
573名無しさん@ピンキー:2005/07/24(日) 19:43:44 ID:3XqSfzIH
期待age
574名無しさん@ピンキー:2005/07/26(火) 18:25:34 ID:lV7tUlIK
保手
575名無しさん@ピンキー:2005/07/28(木) 22:15:17 ID:Kyc8hnpW
捕手
576名無しさん@ピンキー:2005/07/31(日) 01:33:04 ID:sK/v+17G
期待あげ。
577名無しさん@ピンキー:2005/08/02(火) 09:57:15 ID:tuqWHaCq
気体
578名無しさん@ピンキー:2005/08/07(日) 21:22:19 ID:4Rj+w6OO
保守
579名無しさん@ピンキー:2005/08/09(火) 23:53:57 ID:n6XQ57a8
保守
580名無しさん@ピンキー:2005/08/12(金) 22:24:20 ID:qw+qFcWw
期待
581名無しさん@ピンキー:2005/08/14(日) 15:24:41 ID:n6LCzwf2
hosyu
582名無しさん@ピンキー:2005/08/16(火) 18:27:43 ID:x1NK9tua
期待アゲ
583名無しさん@ピンキー:2005/08/21(日) 20:50:15 ID:jQ1o1D7R
河原崎家1って駄目?
584名無しさん@ピンキー:2005/08/21(日) 22:29:39 ID:p6mmtups
それから彼は起き上がると私を抱きしめたまま、後ろへ倒し、正常位の形になる。
彼は私の体にぴったりと自分の体をくっつける。繋がってるんだ・・・。
自分と相手の鼓動も、おまんこにおちんちんが入ってるのも、彼と私の吐息も、みんなみんな、
繋がってるんだ・・・・。幸せ・・・。しあわせだよぅっ。

このssの全文だれかもってませんか?
585名無しさん@ピンキー:2005/08/21(日) 23:42:13 ID:7Cicv4O0
>>584
「彼は私の体にぴったりと自分の体をくっつける」でググる。
586名無しさん@ピンキー:2005/08/22(月) 07:29:43 ID:VEOxE1wI
>>584
まだ全文公開されてるし頑張って探せば見つかると思う。
587名無しさん@ピンキー:2005/08/22(月) 10:45:00 ID:I1i8m6e6
>>585
それはやったんだけど、全文はないんですよorz
588名無しさん@ピンキー:2005/08/22(月) 23:22:01 ID:VEOxE1wI
>>587
1.「彼は私の体にぴったりと自分の体をくっつける」をYahooで検索。
2.「蒼い小部屋」でググる。
お好きなほうをどうぞ。
もう見つけたかもしれんが。
589名無しさん@ピンキー:2005/08/23(火) 14:05:50 ID:SOk4A3G0
サンクス!!みつかりました
590名無しさん@ピンキー:2005/08/25(木) 20:59:32 ID:JH6EKFqE
DingDongDongってどこかでみれないの?
591名無しさん@ピンキー:2005/08/26(金) 15:23:09 ID:0XraNoTm
592名無しさん@ピンキー:2005/08/26(金) 22:48:35 ID:8OuwQ1gj
なんかヒマだなー


夏休み後5日ひまーー
593名無しさん@ピンキー:2005/08/27(土) 22:30:32 ID:vxPA3rF+
最速の執筆王さんのSSの続きが読みたい。
594名無しさん@ピンキー:2005/08/30(火) 19:53:33 ID:eWWsQw/M
河原崎家のさちこって需要あります?
595名無しさん@ピンキー:2005/09/01(木) 02:05:27 ID:AtIz76r/
需要とは、誰かに訊いて判断するものではなく、自分の努力で掘りおこすものだ。
596320(みつを) ◆yB9aXE3bSs :2005/09/11(日) 14:31:27 ID:98SNuluq
誤字、脱字は目をつぶってください。
597320(みつを) ◆yB9aXE3bSs :2005/09/11(日) 14:33:10 ID:98SNuluq
「入れてもいいのよ。それとも、美佐子のじゃなきゃ嫌?」
さちこは肉付きの薄い尻を六郎に向けると、挑発するように尻を揺すってみせた。
六郎は右手でペニスを持ち、ゆっくりとさちこのクレバスへ押し当て、さちこの腰を掴んだ。
「どうしたの、六郎?慣れてないの?」
六郎は、さちこの声を無視して一気に亀頭部を埋没させた。
「痛い、痛いわよ!」浴室にさちこの声がこだましたが、六郎はそのままペニスを根本までさちこの体内にねじこんだ。
「ぎゃっ!」
粘膜が擦れると言うより、皮膚が擦り合わされるような感覚を感じながら、六郎は腰を振り続けた。
「も、もうわかったでしょう?男じゃ感じないのよ。抜きなさい」六郎は、さちこの命令を聞かなかった。さちこの挑発的な言葉を耳にして、なんとかこの高飛車な女をひれ伏させたい、と言う支配願望が芽生えていたからだ。
「私の声が聞こえないの?六郎ごときじゃ、淫乱なお母様は満足させられても、私は満足させられないのよ!」風呂場に肉のぶつかり合う音を響かせながら、六郎はなおも腰を打ち付け続けていたが、丸見えになったさちこの菊座がひくひくとうごめいていることに気付いた。
六郎は、さちこの菊座にそっと指を触れてみた。
「や、やめなさい!」六郎が菊座に触れた瞬間、さちこはビクッと跳ねるように身を震わせ、慌ててやめさせようとした。
…なるほど、そういうことか。
六郎はニヤリと笑うと、さちこの菊座に人指し指を挿し入れ、ゆっくりと円を描くように動かし始めた。
「やめてぇ!」
それは、六郎がさちこに出会ってから初めて耳にした弱者の声だった。
その声と連動するように、さちこの膣壁からじんわりと粘液が染み出し始めた。
「ん、んふぅ。ああっ。」
さちこの口から、明らかに先ほどと違う甘い声が漏れた。
598320(みつを) ◆yB9aXE3bSs :2005/09/11(日) 14:33:41 ID:98SNuluq
「さちこお嬢様はお尻が感じるんですネェ」六郎が意地悪く言うと、さちこは唇をかんだまま、嫌々をするように首を振った。
「や、やめなさい。もう…あああっ!」
さちこはそれだけを言うのが精一杯で、六郎にクレバスを貫かれ、腸壁を指の腹で擦られる度に体を震わせながら嬌声を上げ続けた。「おね、お願いだから。もう…。六郎、やめて」
「六郎“さま”でしょう?」
さちこの嬌声と肉のぶつかる音を奏でながら、六郎はついに、この言葉を発した。
さちこは暫く唇をかみしめていたが、湧き上がる快感と、男にイカされるかも知れないという恐怖心に耐えかね、ついに…。
「六郎…さま。…もう、やめて…下さい。」それは、レズビアンの女王様が、一匹の牝豚になり果てた瞬間だった。
「六郎様…。もう、やめてください。」
「いいですよ」
六郎はあっさりとさちこの懇願を受け入れ、ペニスを引き抜いた。引き抜かれた六郎のペニスはさちこの愛液でてらてらと輝いている。
六郎はそのままペニスをさちこの菊座に押し当てた。
「や、やめて。いやぁぁ!」
身をよじって逃げようとするさちこを押さえ付け、六郎は赤黒く光る肉の凶器をさちこの菊座に突き立てた。
「いやぁぁぁぁ!」
六郎のペニスがさちこの菊座を貫いた瞬間、耳をつんざくような悲鳴が浴室じゅうに響いた。
普段からバイブなどを使ってほぐしていたからか、さちこの菊座は六郎のペニスを根本までしっかりとくわえ込んでいる。
「う、動かないで…。お願いだから。」
六郎は、勝利の確信してサディスティックな笑みを浮かべながら、さちこの懇願を無視した。
「動かないでっ。いや、いやぁぁ!」
さちこは今まで感じたことのない圧迫感と甘い苦痛に翻弄され、息も絶え絶えという状態だった。
そんなさちこの様子を見下ろしながら、六郎は肉付きの薄いさちこの腰をわしづかみにして、リズミカルにペニスを打ち付けていく。
さちこは何度も声を上げてのけぞり、その度に彼女の菊座が六郎のペニスを締め付け続けたが、やがて六郎もペニスの根本にしびれるような感覚を感じ始めた。
599320(みつを) ◆yB9aXE3bSs :2005/09/11(日) 14:34:12 ID:98SNuluq
「そろそろ、さちこお嬢様の中にぶちまけますよ。」
六郎はさちこの耳元でそうつぶやいだが、さちこには返事をする余裕さえなかった。
両手でさちこの乳房を乱暴に揉みしだきながら、六郎は激しく腰を打ち付け、ついにさちこの直腸に熱いほとばしりを放っていった。彼は全身を硬直させ、まるで港癌までもが吸い取られるかの様な快感に酔いしれた。
さちこは、その瞬間悲鳴にも似た叫び声を上げて達し、ぐったりと浴室の床に突っ伏した。そのうち、彼女の全身の筋肉がしかんし始め、結合部の近くからチョロチョロと金色の液体が流れ出した。
六郎は、失神したさちこの体を湯で流してやり、彼女の乳房を掴んでゆっくりと愛撫し始めた。
「ん………。ろく…ろう………。」
暫くして意識を取り戻したさちこは、焦点の定まらない瞳で六郎を見やった。
「さちこ、今夜十二時を回ったら俺の部屋に一人で来い、良いな。」
その言葉を聞いたさちこは、ほうけた様な表情のまま頷いた。

第二章へ続く
600名無しさん@ピンキー:2005/09/11(日) 22:32:25 ID:5Qh4YjnK
>>596-599
GJ !
601名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 22:57:16 ID:98SNuluq
見てみたら、ほとんど一番下まで落ちてるじゃない。
ageますよ。
602名無しさん@ピンキー:2005/09/11(日) 23:56:34 ID:heyK9mAN
>599
上手くて興奮したです!続きが楽しみ。
603名無しさん@ピンキー:2005/09/12(月) 03:37:54 ID:xZVBq2lg
GJ!!
河原崎か。さちこって、洋式便器の使用法を間違えてるやつだったか。
604名無しさん@ピンキー:2005/09/12(月) 23:00:14 ID:UrJMrND0
>>603
そんなイベントあったっけ?
605名無しさん@ピンキー:2005/09/14(水) 01:45:22 ID:PTnS/zqV
age
606名無しさん@ピンキー:2005/09/17(土) 00:25:21 ID:2uJPDE2F
>>604
六郎は疲れて気分わるいのに、出された食事(ヒロインの・・だれだっけ)を無理して食べて、
気持ち悪くなってトイレに駆け込んだら・・・
っていうのでしたっけ
607名無しさん@ピンキー:2005/09/24(土) 00:56:21 ID:weuDby1C
期待揚げ
608名無しさん@ピンキー:2005/09/24(土) 14:46:05 ID:jmdmLxlY
age
age
age
age
シタ
609名無しさん@ピンキー:2005/09/30(金) 23:57:35 ID:2L0KGphp
hoshu
610名無しさん@ピンキー:2005/10/04(火) 23:38:58 ID:Rx8bGFmM
少しSS考えてみようかな。
誰もいないようだし
611名無しさん@ピンキー:2005/10/05(水) 11:17:16 ID:40Y0OqEN
>>610
ごーごー
612610:2005/10/07(金) 22:36:35 ID:ff3xrU0t
「これ、似合う?」居間でTVを見ていた俺に、突然声をかけてきた。
振り返りその姿を確認すると驚きを隠せなかった。
某ファミレス4号店の夏限定制服を着ていたのだ。
「み、美佐子さん。その格好は一体……」
余りにも刺激的な格好なのでうまく言葉が出ない。以前何気なくファミレスの制服の話をした記憶があるけど。
「私の友人に貰ったの。似合ってる。?
これ、フローラルミントタイプって言うんですって」
似合っているというかHすぎる格好だ……
「も、もちろん、似合ってるよ。」
胸の谷間がハッキリと強調され、そこから目が離せない。意識しなくても股間に血液が流れていくのがわかる。
613610:2005/10/07(金) 22:43:03 ID:ff3xrU0t
とりあえず、書いてみました。
設定は、むちゃくちゃなんですがPiaの「コス」だけは、大好きなんで申し訳ない。
初めて書いてみたのでペースは、遅いです。


美佐子さんとH出来る、改訂版同級生2でないかな〜
614名無しさん@ピンキー:2005/10/08(土) 19:35:57 ID:hHS6SwdE
>>613
おk、気長に行こうぜ
615610:2005/10/10(月) 23:11:16 ID:Hz/yJSy4
「美佐子さん、まさかその格好で喫茶店にでるの?」恐る恐る聞いてみた。
「そうよ、駄目かしら。」
「……」言葉が出ない。美佐子さんは、美人だから何を着ていても美しい。でも、この制服は駄目だ。Hすぎる。大事な美佐子さんのこの格好を他人に見せたくない。
「フフッ、冗談よ。」笑顔で答えた。
「流石に、この格好でお店に立てないわ。
私の歳だと恥ずかしいわ。」
「そ、そんなことないよ。」
「ありがとう。でも、この制服は竜之介君のために貰ってきたのよ」
うっ、なんて嬉しいことを言ってくれるんだ。
「でも、何で?」
「……」少し、恥ずかしそうにしている。
言いずらい事なのだろうか?
数秒後、恥ずかしそうに言葉にした。
「竜之介君、あのとき以来言ってこないでしょ。」
616610:2005/10/10(月) 23:12:04 ID:Hz/yJSy4
頭を、金槌を殴られた気分だ。
まさか、美佐子さんの方が待っていてくれてたなんて。
「友人に、話したらこの制服を着て迫ってみたら、なんて言われたの」
「ゴメン。美佐子さん。」素直に謝った。
「美佐子さんがそこまで思っていてくれたなんて」ソファーから立ち上がり美佐子さんに近寄った。美佐子さんも近づいてくる。
互いに腰のあたりを軽く抱きしめ、顔が近づく。目線が絡みつく。
数秒見つめ合った後、唇が重なる。

617610:2005/10/10(月) 23:14:57 ID:Hz/yJSy4
出来たところまで

正直、難しい。脳内では色々思い浮かぶけど
うまく文として表現できない。
618名無しさん@ピンキー:2005/10/11(火) 09:51:28 ID:JIIw7Zn7
唯の乱入きぼんぬ
619名無しさん@ピンキー:2005/10/13(木) 01:42:54 ID:N7PQtYTv
>617
導入部としては、なかなかよく出来てると思う。
つかみは、まずは成功してる。
620名無しさん@ピンキー:2005/10/18(火) 01:46:57 ID:AemulGcG
きたいあげ
621610:2005/10/21(金) 22:21:49 ID:Bzh1reKQ
美佐子さんのいい匂いが鼻腔をくすぐる。
その瞬間、股間がビクビク反応する。
「竜之介君、凄く元気ね」
密着しているおかげで股間の反応がダイレクトに伝わっていた。
「うっ!」
股間に鈍い衝撃が走った。
美佐子さんが短パンの上から優しくなでていたのだ。
優しい笑みを浮かべながら美佐子さんは、腰にまわしていた右手を取り自分の胸に導く。「柔らかい」素直な感想を述べた。
もう片方の手も胸に持ってきて、両手で優しくゆっくりモミ始める。
「んっ……はぁはぁ……うぅ、気持ちいい」
うっとりした表情で胸への愛撫を享受している。
「今度は、直接ね」
優しく言うと胸元のボタンを外し、背中のファスナーを下げる。
622610:2005/10/21(金) 22:22:24 ID:Bzh1reKQ
「あとは、竜之介君にお願い」
そう言うと両手を俺の両肩に乗せる。
「緊張しないで。竜之介君が緊張してると、私まで緊張しちゃうわ」
「ご、ごめ……んっ!」
口を開きかけた瞬間、素早く唇で塞がれた。
舌が口腔内に進入してくる。
一瞬驚いたが、直ぐに舌を絡める。
「んっ、んぅ、んぅぅ……ふぁぁ」
唇が離れれる時銀色の橋がゆっくり延びた。
「余計なことは言わなくていいわ。続けて」
頷き返し、セパレートスリーブを腰の辺りまで下げ、チューブタイプのブラジャーをはずした。
美佐子さんの胸を直接視るのは、あの時以来だ。あの時より、更に綺麗に見える。
「綺麗だ」
そう言って両乳房をモミ始める。
「あっ、んんっ……ふぁぁぁぁ」
喉を反らしながら控えめ程度にアエギ声を出す。
623610:2005/10/21(金) 22:23:00 ID:Bzh1reKQ
乳首が勃起してきたのを確認して、乳輪ごと口に含む。
「あんっ」
可愛いアエギを上げる。
乳首を舐めたり吸い上げ、もう片方の乳首を親指と人差し指で弄る。
「ああん、舌の動きがイヤらしいわ」
そう言うと美佐子さんは、再び股間に手を移動させてくる。
「うっ、あぁぁ!」
背筋に衝撃が走った。
先程とは違い、直接ペニスを触っているのだ。
嫋やかな指がゆっくり上下に摩り、時折鈴口を親指で刺激してくる。
余りの気持ちよさに膝が折れそうになる。
「うふふっ、竜之介君感じちゃった?」
美佐子さんは、艶ぽい笑みを浮かべて聞いてくる。
「は、はい」
624610:2005/10/21(金) 22:24:35 ID:Bzh1reKQ
そう答えるだけで精一杯だ。
「もっと気持ちよくなりたい?」
目を見据えて尋ねる。
静に頷き返した。
美佐子さんは、俺の前に跪き短パンに両手を掛け下着ごと引き下ろした。
美佐子さんの眼前に熱り立つペニスが現れ、暫く凝視していた。
「竜之介君、凄く立派ね」
そう言うと、右手で竿の部分を握り優しく扱き出す。
「うっ、あっ、ああっ……うあっ!」
ペニスの先端が生暖かい感触に包まれた。
美佐子さんは、躊躇うことなくペニスを口に含んでいる。
舌で鈴口を優しくつつき、亀頭全体を舐る。
「ううっ、気持ちいい、美佐子さん気持ちいいよ!」
今まで感じたことのない快感が、腰から頭頂に突き抜ける。
625610:2005/10/21(金) 22:25:22 ID:Bzh1reKQ
美佐子さんの舌が竿に絡みつき、頭を上下に動き出す。
口の隙間から、ジュポジュポとイヤらしい音が零れる。
「射精る。射精ちゃうよ。」
嘆願すると美佐子さんは、口からペニスを放し扱きながら尋ねてくる。
「竜之介君、もう我慢できない?」
頷き返すのが精一杯だった
「じゃ、最初はお口でね」
再び口に含もうとした瞬間、射精が始まり顔、口腔、鎖骨、胸に白濁液が飛び散る。
美佐子さんは、一寸驚いたが恍惚の表情を浮かべてそれを受けていた。
口の中の入った白濁液を躊躇いもなくゴクリと飲み込む。
「ゴメン。拭かなきゃ」
ティッシュを取りに行こうとした時
「気にしなくても良いのよ。」
と声を掛けてきた。
626610:2005/10/21(金) 22:26:00 ID:Bzh1reKQ
ペニスをみたび扱きだし、白濁液でベトベトになった胸にペニスを挟み込む。
「うぁ!」
ヌルヌルとした感触が敏感になったペニスには気持ちいい。自然と腰が動き出す。
「さっきより大きくなってる。
おちんちんが口に届きそう。」
嬉しそうに言い、ペニスが胸の谷間から現れるタイミングに合わせて舌を出し亀頭を舐めてくる。
5回目に舐められた瞬間再び爆発し、美佐子さんの顔中を白濁液で塗りつぶした。
「ゴホッゴホッ」
鼻の中に入ってしまったようだ。
苦しそうに咳き込む。
今度こそティッシュを取りに行き、顔中に付いた白濁液を拭き取る。
「ありがとう。竜之介君まだ出来るでしょ」
目を見つめて質問してくる。
「当然だよ。」
627610:2005/10/21(金) 22:26:43 ID:Bzh1reKQ
自信ありげに答えるが、余り自信はなかった。
「美佐子さんもまだ、満足してないよね。」
こんな強気な言葉が出て来るのかが不思議だった。
「うふふっ、じゃぁ満足させて貰おうかしら」
美佐子さんは、立ち上がり俺の手を取り
「ベッドに行きましょ」
互いに寄り添いながら美佐子さんの部屋に移動する。
628610:2005/10/21(金) 22:28:32 ID:Bzh1reKQ
取り敢えずここまでです。
ボキャブラリーが貧困なので書くのに苦労しました。
続きも一応は、考えてはいるのですが
書けるかどうかは判りません。
職人さん達には頭が下がります。

レスくれた方々ありがとうございます。

書いて手気づいたのは、性格設定が滅茶苦茶だな。
629名無しさん@ピンキー:2005/10/22(土) 21:45:08 ID:ChSyCRpb
>>610
いいですねえ〜。続き期待しております。
630名無しさん@ピンキー:2005/10/26(水) 08:01:11 ID:laspJcbD
(*´Д`*)ハァハァアゲ
631名無しさん@ピンキー:2005/11/02(水) 18:49:15 ID:QiMMa4TB
age
632名無しさん@ピンキー:2005/11/15(火) 01:19:54 ID:G+3gdscL
age
633名無しさん@ピンキー:2005/11/20(日) 10:36:55 ID:YNAm6dOG
下級生2のマンガがあったから読んでみたんだけど
医大生の存在が完全に抹消されてるんですけど……
634名無しさん@ピンキー:2005/11/21(月) 09:43:40 ID:L/UOd9gE
>>633
むしろ、あのマンガをベースしてほしかったぞ、たまきについては・・・
ありきたりのストーリーだったけど、そういうので十分なんだよ。
635名無しさん@ピンキー:2005/11/24(木) 06:42:50 ID:RJ01jgWX
小説版でも存在消されてたな<下級生2の医大生
結構反感買ってたらしいな。ま、俺もその一人だが。
636名無しさん@ピンキー:2005/11/24(木) 07:54:44 ID:bbOfnMKx
でも小説版はたまきの処女食うのに先輩なんだよね。
特に話しに絡んでくるわけでもないのに、医大生消して先輩に変えた意図がいまいちわからんのだけど。
637名無しさん@ピンキー:2005/11/25(金) 08:22:11 ID:2cyEA0yA
下級生2の二次物で医大生掘り下げてるのなんてないだろ?
あんなのじゃあなかったことにするべき存在だしな。
638名無しさん@ピンキー:2005/11/26(土) 02:25:18 ID:a+lgFJAG
潮騒での医大生の出番は多かったはずだけど、たまきがメインの話じゃないしね。
639名無しさん@ピンキー:2005/11/29(火) 13:14:36 ID:Eqhs077G
私立アキハバラ学園に出てくるコスプレエルフ女陵辱SSキボン
640名無しさん@ピンキー:2005/12/02(金) 13:14:41 ID:7JitVfms
たまきの処女うばったのが医大生ではなく、比良坂先生だったらなぁ・・・
641名無しさん@ピンキー:2005/12/08(木) 04:05:34 ID:zkjxEuuU
とりあえずあげ
642名無しさん@ピンキー:2005/12/08(木) 15:59:40 ID:ahkSTbK9
たまきに関して
主人公との初エッチの後
医大生とはこっそりエッチしているとかなら
寝取られ的にいいのに
643名無しさん@ピンキー:2005/12/08(木) 17:54:09 ID:EcLo6zGH
>>642
たまき本人は、
「ココロ」は主人公、「カラダ」は医大生、
というふうにうまく使い分けていたつもりなんだけど、
修羅場になっていざどっちかを選ばなければならないときには、
つい医大生を選んでしまう、みたいな。
644名無しさん@ピンキー:2005/12/08(木) 22:32:05 ID:7QqEfbAW
>>643
ぜひ、そのあたりを小説にして
ここに載せてくれましたら嬉しいのですが。
645名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 23:36:51 ID:tuI7mMhM
OVAストーリーわろたw
体の関係がある友達以上恋人未満の関係てw
646名無しさん@ピンキー:2005/12/13(火) 09:09:28 ID:9ZMEe7Hl
>>645
 それって、セックスフレンド(w
647名無しさん@ピンキー:2005/12/14(水) 10:43:48 ID:KQKuuD9l
ただれてるw
まあそれはそれでアリかもしれない
648名無しさん@ピンキー:2005/12/18(日) 03:25:32 ID:V/pHJnbN
>644

今、執筆中だから待ってな。
医大生の前だけエロエロなたまきに仕上げているから
要望があれば、盛り込むから言ってくれ。
649名無しさん@ピンキー:2005/12/18(日) 03:46:59 ID:x7C8xted
医大生と二人しかわからない変化(奴の癖が移った、とか)
周りの奴らがまず判るわけ無いんだけど、本人にとっては愛してるよ、って
医大生に伝えられる証に高鳴る胸をなんたら、ってのはどう?
650名無しさん@ピンキー:2005/12/18(日) 13:41:14 ID:nXblHnMh
たまきが
 主人公と会う時は、胸が高鳴り、
 医大生と会う時は、子宮がうずく
とか・・・・・・
651名無しさん@ピンキー:2005/12/18(日) 13:42:05 ID:vxjPqVdC
体は正直な奴だな。
652名無しさん@ピンキー:2005/12/18(日) 15:42:47 ID:XA0jQilc
>>643のあと、たまきが主人公と別れ、しばらくしてから新しい恋人とつきあい始める。
もちろん医大生とは別れた振りしてまだつきあっている。
けっきょく、たまきのいう『ココロ』とは、浮気という背徳感を高めて『カラダ』の楽しみを盛り上げるためのスパイスでしかないのだ。

みたいな終わり方キボンヌ。
653名無しさん@ピンキー:2005/12/19(月) 02:06:17 ID:UIjze7kD
「揺れる乙女心・・・!?」

「それじゃぁ・・・またね、浪馬君。」
そう言ってたまきは、手を振って浪馬の前から姿を消した。
真冬の寒空の下、今日の出来事を走馬灯のように思い出して一人で歩いている。
「はぁ・・・なんだかなぁ・・・。」
不満のタメ息を漏らしながら歩いていると、いつのまにか自分の家の玄関の前に到着してしまった。
つい先程まで男に抱かれていたという素振りを消して、玄関のドアを開けて家の中に入っていく。
「ただいまぁ・・・。」
声を上げても家の中からは誰も出迎えに来ない。
いつもなら家事の手を休めて母親が声を掛けてくれるのに、それが無かった。
「な〜んだ、誰もいないんだ。」
ブーツを脱いで、家に上がってリビングに顔を出すと、弟がTVのアニメに夢中になっていた。
たまきの存在に気がつくと、TVを見ながらお帰りの挨拶をする。
「あっ、お姉ちゃん、おかえり。」
「うん、ただいま。アレ?お父さんとお母さんは?」
「2人とも買い物に行ってるよ。」
テーブルにある置手紙に気がついて、弟の邪魔にならないよう黙々と内容を確認する。
『たまきちゃんへ。パパと買い物に行ってきます。お夕食の時間までには戻るからね。』
子供が2人いるのに夫婦で仲良く買い物に行く両親に自然と心が和んでしまう。
「吾郎、お姉ちゃん部屋にいるからお夕飯が出来たら呼んでってお母さんに伝えておいて。」
「うん、分かった。」
リビングを出ると2階に繋がる階段をTVの邪魔にならないよう、音を立てずに静かに上って
自室に向かった。
654名無しさん@ピンキー:2005/12/19(月) 02:09:04 ID:UIjze7kD
部屋に入ると、バックを机に置いて身に着けていたストールをハンガーに掛けて、
ベットに身を投げる。
枕に顔を埋めて、浪馬との出来事を思い出してみる。
「私と一緒に気持ちよくなろうってのは分かるけどねぇ・・・。」
浪馬とのHは嫌いじゃなかったが、物足りなさというより彼のワガママに苛立ちがあった。
ああしろ、こうしろと言われる分、気持ちが覚めていってしまう。
「もうちょっと、私の事を考えてくれてもいいのに。」
確かに、自分は前に付き合った男性と一線を越えた男女の関係にあった。
男性のツボを一応は心得ているつもりだし、前の彼はそれで喜んでくれた。
けれど、浪馬の喜ぶツボは前の彼氏と違うのか、それとも前の彼氏に教わった事をされるのが嫌で
自分が教えようとしているのか、たまきには理解できない。
『大人の彼が良かったのかなぁ・・・』
枕からガバッと顔を上げて、頭を振って今思ったことを必死に振り払おうとした。
『今付き合っているのは浪馬君、あの人とは終わっているんだから・・・。』
『そもそも、エッチだけが恋人同士のする事じゃないもん。』
・・・ピリリリッ、ピリリリッ・・・
考え事がまとまらないうちに、携帯電話の着信音に驚いてしまう。
慌ててバックから携帯電話を取り出し、発信者を確認する。
クラスメイトから電話にホッと肩を下ろして、電話に出る。
「はい、もしもし・・・。」
「もしもし、たまき?私。今、平気?」
ごく普通の女の子同士の会話が始まった。
ある程度、会話が進むと下の方に話が自然と進んでいく。
「でね、今の彼ってさぁ・・・。」
この手の話になると、何故かたまきは聞き手に回ってしまう。
「早いって言うか・・・子供なんだよねぇ。テクは未熟だし、自分だけ気持ちよくなちゃって
コッチの気持ちを考えろってカンジ。」
「そうなんだ、・・・チャンって今の彼って何人目なの?」
「3人目、前もその前も年上だったから、テクが超ウマかったのよ。変な趣味は2人とも
あったけどね。(笑)」
「やっぱり、付き合うんだったら、年上がいいの?」
今付き合っている浪馬を否定するような会話になってしまった。
「同じ学校に通って一緒に帰るってのもいいけど、やっぱり年上でしょ。優しくてカッコいいのは
嬉しいけれど、アッチのテクがないと・・・。」
確かに浪馬は自分の心を満たしてくれている。
しかし、Hになると自分より子供になってしまう。
ベットで頭が真っ白になるぐらい感じたい、感じさせてって思う事は時々ある。
友達が述べる言葉に自分を重ねてしまう。
『やっぱり・・・あの人が一番なのかな・・・?』
「ちょっと、たまき、聞いてる?もしも〜し。」
ハッして友達と電話中だという事を思い出す。
「ゴッ、ゴメンネ。それで、何を話していたんだっけ?」
「んもう、付き合うなら年上がいいかって話。」
「私は・・・」
「ハイハイ、たまきはどうせ浪馬君が一番でしょ?」
「うっ、うん・・・。」
「いいわねぇ、満足しているなら。それじゃぁ、また明日ね。」
・・・ピッ・・・
友達との会話が終わっても携帯を持って、たまきは電話帳を見ていた。
・・・正臣さん・・・
655名無しさん@ピンキー:2005/12/19(月) 11:30:11 ID:IT85Dp90
続きを楽しみにしてますよ(´ー`)y−
っていうかお願い!
656名無しさん@ピンキー:2005/12/19(月) 22:42:24 ID:T3NqcOcs
>654
すんごく良い!ぜひとも続きを。
657「揺れる乙女心・・・!?」:2005/12/20(火) 00:57:58 ID:/mBVASwf
あの頃は、幼馴染の浪馬と付き合っている彼氏を都合良く利用していたのかもしれない。
結果、彼には別れを言われた。
けれど、今でも彼と付き合っていたら?と思ったことは時々ある。
浪馬には悪いと思っても、自分の心には嘘をつけなかった。
デートの帰りにラブホテルに行っては、お互いが果てるまで求め合った。
彼に会いたくてバイトをズル休みして、放課後、制服姿のまま、遊びに出かけた事もあった。
沢山感じさせてくれて、自分も彼を喜ばせたかった。
彼好みの服を着てデートして、ベットの上で脱がして貰うのが楽しみだった。
彼好みの下着を身につけて、ベットの上で見て興奮して貰うのが楽しみだった。
彼を感じさせたくて本で学習して、ベットの上でちょっぴりHな女の子になった。
でも・・・浪馬には・・・何もしていない。
デートに行く時は、お洒落をしないで普通の格好。
若いって言うだけで回数をこなすだけ。
下着もシンプルな色しか身につけてないし、前の彼との癖かお風呂に入ってから始めてしまう。
マンネリ化するというより、淡白な恋人同士だ。
高校生同士が付き合うのだから、コレが普通といえば普通なのかもしなれないが、一度でも
満たされた欲求の火はなかなか消すことが出来ない。
時々、浪馬に抱かれて演技をしてしまう。
必要以上に感じた振りをしたり、前の彼より良かったよと素振りを見せたりと、
浪馬が悲しまないように落ち込まないように、たまきなりに気を使っていたが、
最近はその演技に疲れてしまっている。
前の彼を忘れ去れるんでしょ?もっと感じさせてよ、とたまきは思っているのだ。
最初は初めてだからしょうがないと分かっていたが、慣れたならもっと頑張ってよと言いたいのだが、
本人を前にそんな事を言えるはずもない。
頭が真っ白になるくらい感じて、もう動けないと言うぐらい感じれば、話は別だが・・・
浪馬の場合、それが出来るにはまだまだ経験不足だった。
658 「揺れる乙女心・・・!?」:2005/12/20(火) 00:59:10 ID:/mBVASwf

たまきは、ベットから起き上がって、クローゼットの下着の入った棚をを空ける。
派手なピンク色や大人びた黒い下着、男の人を誘惑するデサインのHな下着が奥にしまわれていた。
一度も履く事のなかった網タイツも袋のまま絞まってある。
下着の束をゴソゴソと手で分けると、写真のアルバムがあった。
・・・正臣さんさんとの思い出・・・
と、タイトルの書かれたアルバム。
久々に開くアルバムに残悪感を感じ、手が震えるほどドキドキしながら、たまきはアルバムを開いた。
写真にはタイトルが入って、一枚一枚、綺麗に並べられていた。
・・・初めてのデート・・・夜景をバックに前の彼と並んでいるツーショット写真
・・・大好きだよ・・・キスしながら彼が撮った写真
・・・カッコいい・・・彼の運転している姿を撮った写真
・・・豪華な料理に感激・・・旅行先で食べたフランス料理を撮った写真
・・・2人でお揃いだね・・・有名なショップのネックレスを買って身につけた写真
・・・キャァ、H・・・シャワーから出てバスタオル姿のたまきの写真
・・・フッフッフッ、お返し・・・彼がシャワーを浴びている写真
思い出に浸りながら、次のページを開くとたまきのHな姿を撮られた写真が並べられていた
・・・ちょっぴり恥ずかしい・・・夜の緑地公園でデートした時に彼にスカートを巻くってとお願いされて撮った時の写真
・・・もう限界・・・たまきが裸で肩で息をして放心状態で写っている写真
・・・タイトル無し・・・
黒色の下着姿でベットの上で四つんばいになっている写真
頼津学園の制服姿で彼のアレを咥えているところの写真
ラブホテルにあった白衣を着て胸を出して騎乗位で動いているの写真
HOTSHOTの制服姿で正常位で繋がって感じているのを写された写真
こんなのも撮ったんだね、と思い返しながら彼との思い出に浸ってしまう。
『愛してるよ・・・たまき・・・。』
前の彼が囁いてくれた言葉を思い出してしまう。
自分は幸せのはずなのに・・・どうして。
『たまきちゃん、ご飯よぉ。』
母の呼びかけに返事をして、思い出のアルバムをまた棚の奥に絞まって部屋を出た。
659名無しさん@ピンキー:2005/12/20(火) 21:30:35 ID:NYnHSaj+
たまきの様子が悩ましくって非常に興奮しました。
個人的にはたまきが前の彼とまたSEXして欲しいですが
なんにせよ続きが待ち遠しいです。
660名無しさん@ピンキー:2005/12/23(金) 00:16:09 ID:+niP0zXm
>>658
イイネ〜〜。続き楽しみ
661「揺れる乙女心・・・!?」:2005/12/23(金) 04:08:11 ID:Ni7xIA74
たまきを見送った後、浪馬は部屋に篭ってHな本を読んでいた。
『女性を喜ばせる本。』とタイトルの書かれた雑誌。
「今日は満足しくれたかな・・・あいつ。」
恋人が満足してくれたか気になるのが男の心情だ。
デートで満足してもHがダメなら、次は無いと浪馬は思っている。
本を沢山読んだ、ビデオを見て研究したが、実戦経験ゼロではそんな予習、無駄に過ぎない。
雑誌やビデオに出てきた女性と感じる場所も違えば、好みの体位も違う。
かと言って、恋人にここは気持ちいい?と繰り返しながらHをするのも今更恥ずかしい。
たまきの場合、
『いい加減、私の感じる場所、覚えてよ。』と、
飽きれながら返答される違いない。
「あいつ・・・前の奴とはどんな事をしたんだろう?」
たまきが制服姿で元彼とラブホテルに入っていくのを目撃したことがあった。
ラブホテルから腰を叩きながら出て来た時、偶然、出会ったことがあった。
気になる、気になってしょうがなかった。
「今度、制服着てってお願いしようかな・・・。」
「でも、変な趣味と疑われたらどうしよう・・・。」
「さりげなく、元彼とはどんな事した?って聞くべきか・・・。」
「いやいや、あいつの古傷に触るのは良くないし・・・。」
一人で自問自答しながら、晩御飯の準備に取り掛かった。
662 「揺れる乙女心・・・!?」:2005/12/23(金) 04:23:24 ID:Ni7xIA74
季節は流れて、浪馬とたまきは無事に頼津学園を卒業した。
たまきは、無事に志望大学に合格し、卒業式から一週間後、アパートを借りて一人暮らしを始めた。
引越しの当日・・・。
「へぇ、結構綺麗じゃないか。」
「へへっ、これで家賃が6万円なんて安いよね。」
部屋で荷解きをしている最中、浪馬はたまきの部屋の豪華さに感動していた。
アパートと思えないほどの綺麗な外観に、部屋もマンション並に綺麗な造りをしていた。
1LDKだが、部屋は大きく、バスとトイレは別、ロフトまで付いている。
「幽霊でも出るから安いのかなぁ・・・。」
「へっ、変な事言わないでよ。大学の紹介だから、格安で入れるんだよ。」
「一緒に住んでも十分な広さだよな、マジで。」
「私もそう思ったんだけど、同棲は禁止なの。男子禁制じゃないから、いつでもお泊りはOKだけどね。」
口も動くが、手もテキパキと動く。
『ちわぁ〜、柴門さん。○○家具です。ご注文の品物、お持ちしました。」
「あっ、は〜い。」
一人暮らしするにあたって、ベット・机・衣装ダンスなど必要な家具一式を親に購入して貰った。
「それで、ベットはあそこに。机はそこに。タンスは・・・あっ、そこにお願いします。」
『分かりました。あと、テーブルと照明はどちらに?』
「照明とテーブルは自分でやりますから、包装だけ解いて下さい。」
『それじゃぁ、失礼します。』
配達員が2人でテキパキと家具を並べていく様子を、浪馬達は邪魔にならないよう部屋の隅っこで
見ていた。
『柴門さん。家具の配置が終わりましたので、確認して、こちらにサインか判子をお願いします。』
「はい、ありがとうございました。」
『こちらが、お客様控です。毎度ぉ。』
家具の設置が終わると、タンスに引越しの箱から洋服を整理しながらしまっていく。
「たまき、手伝おうか?」
「ううん、こっちは一人で出来るし、自分じゃないと何処に何があるのか分からなくなっちゃうでしょ?」
「そっか。いやぁ、下着を拝見できると思ったのになぁ・・・。」
「だから、見せたくないの。それに、下着ならHする時にいつも見てるじゃない。」
「俺の知らない色とか隠し持っていたり・・・とか期待してるんだけど。」
浪馬の突然の言葉に、ドキッとしてしまうたまき。
『内緒にしている正臣さんとの思い出での品物は見られたくない・・・。』
と心に呟くと、タンスに黙々と洋服を詰めていく。
「これで、終わりか?」
「一応はね。電化製品は夕方届くから、お昼ご飯と新しいベットのシーツを買いに行こう。」
「ここら辺にいいお店知ってるのか?」
「駅近くに可愛いお店を見つけたの。もう少ししたら、出掛けよう。」
お皿や調理器具を台所で整理し終わると、2人で仲良く、駅前に向かった。
663名無しさん@ピンキー:2005/12/26(月) 10:46:51 ID:RnYARp+D
面白い。
続きを楽しみにしているよ。
664名無しさん@ピンキー:2005/12/27(火) 03:32:53 ID:GZGOULTO
たまきが新しい部屋での生活が落ち着き、大学生活に慣れた頃

『そっかぁ、予備校の試験が近いなら勉強に専念しなよ。』
『でもよぉ、3週間も会ってないし・・・。』
『何言ってるの。来年、一緒に学校に通うんでしょ?私の方なら、平気だよ。』
『悪いな。試験が終わったら、何処かに遊び行こうぜ。』
『ちゃんと合格点が貰えたらね。んもう、私が側にいなくてもしっかり勉強してね。』
・・・ピッ・・・
ため息を大きくつくと、携帯を閉じて教室に入っていく。
引越しし立ての頃は、週に一度、浪馬が家を訪ねてくれて学校が始まる日まで一緒にいたが、
ここ最近は浪馬の勉学の時間が多くなり、デートすらできない状態が続いている。
浪人生と分かっていても、会えない時が続くと寂しい。
高校時代の時のように、朝ご飯を作って上げてもいいが、たまき自身、授業のスケジュールで
浪馬の家にいる時間と会わない日々が続いた。
お決まりの席に着くと、浪馬の事を考えながら外を見つめる。
「来年は、一緒に通いたいね。」
そう心に呟くと、構内のチャイムが鳴り一日の最初の授業が始める。



「た・ま・き」
高校の時からのクラスメイトが、後ろから甘い声を出して抱きついてきた。
「ちょっと、・・・ちゃん。いきなり抱きつかないで。」
「いやぁん、今日は絶対に離さない。」
友達がこういう事をする時には必ず裏があった。
先手必勝とばかりに、たまきは友達をけん制する。
「お金なら、無いよ。」
「違います。」
「新聞、宗教、部活の勧誘なら間に合ってます。」
「ブッブー、はずれ。」
「お菓子なら上げないわよ。」
「もう、食べちゃってるもんっ・・・モグモグ。」
友達は向かい側の席に座ると、たまきの承諾無しにお菓子を勝手にほうばり始める。
「それで?今日は何?」
「何?って嫌そうな顔しないでよ。ねぇねぇ、合コンしない?」
「はぁ?」
「だ・か・ら、合コン。大学生といったら、合コンしないと。」
「私は勉強しに大学に来てるの。それに・・・彼氏いるし・・・。」
たまきの頭の中じゃ、合コン=恋人探しという勝手なイメージが膨れ上がっていた。
会えない日々が続いても、自分には彼氏がいるからと入学依頼ずっと断ってきたのだ。
「彼氏がいてもいいからさぁ・・・。ねぇねぇ、合コンしよ、合コン。」
「お金は男性人持ちだからOK。服装も自由、食べ放題飲み放題。」
友達の強い気持ちに押され、たまきはokを出してしまう。
「いいよ。今回だけだからね。」
「やったぁ、今週末、相手の人達とは駅で待ち合わせしてるからね。」
友達の飛び跳ねるような喜び具合を見ると、コッチまで嬉しくなってしまう。
団体とは言えど、浪馬以外の男性と食事するのは久々だった。
「たまにはいいよね。」
と、心に言い聞かせ、午後の授業に向かった。
この合コンで運命的な再会をし、たまきと浪馬の運命を左右するとは知る由も無かった。
665名無しさん@ピンキー:2005/12/28(水) 20:44:45 ID:bBYv0asu
>664
波乱の予感。凄く楽しみです。
666名無しさん@ピンキー:2005/12/28(水) 23:46:25 ID:syUzUviC
支援
667「揺れる乙女心・・・!?」 :2005/12/31(土) 18:41:31 ID:/sV9CmwT
『志望大学 ○○大学・・・判定C』
返された合格判定通知を見て、浪馬は愕然とする。
4月から志望大学一本で頑張ってきたが、未だ、結果は出ていない。
たまきが大学の休みには一緒に勉強をしたし、Hな本もビデオも見てない。
必死になって頑張っているのに、この結果は・・・
と考えていると、予備校の先生が浪馬を呼び出す。
『織屋浪馬君、進路相談室までお願いします。』
判定の結果に志望校変更を考えさせられるのは当然だが、浪馬は目標を変えるつもりは無い。
防音設備がされた室内の前に立つと、ドアをノックする。
「失礼します。」
「はい、どうぞ。」
大人の女性を思わせる声に導かれ、扉を上げ、中に入っていく。
がっちりと決めたスーツを着た女性が、椅子に座って、机においてある資料と睨めっこしている。
浪馬が目の前にいるのに、気がつかない様子。
「あのぉ・・・。」
「あっ、ごっ、ごめんなさい、私ったら。織屋浪馬君ですよね。」
置かれた椅子に座るよう言われ、浪馬は何を言われるのかドキドキしながら腰をかける。
椅子に座るのを確認すると、女性は大きく深呼吸して、浪馬をじっと見つめる。
「織屋浪馬君。4月から今日まで5回の診断テストを受けてもらいましたが、これから先を含め
志望校には合格は難しいと判断します。」
「これから、猛勉強してでもですか?」
「試験の結果に結びつかないと、どんなに時間を費やしても無駄になってしまいます。」
「あなたは、何故、この大学に行きたいのですか?そもそも大学に通い何を学びたいですか?」
『恋人と一緒にキャンパスライフを送りたいからです。』
と不純な動機を言えるはずも無い。
「志望動機も複雑ですし、高校時代の調査表を見ても、体育系の大学に進むべきだと思います。」
「それは・・・。」
「酷な言い方ですが、大学入学を希望されるなら志望校のレベルを下げるしか道は無いと
私は考えています。」
「でも・・・。」
「織屋君。この予備校でも、あなたと同じ大学を目指している人は大勢います。その中でも、
せいぜい10人入れればいいというぐらい難しいのです。」
失意のまま、浪馬は進路相談室を後にした。
予備校を出ると、自分の家に向かって歩き出す。
『来月の試験結果で志望する大学の合格判定でない場合、進路先を改めて考えて下さい。』
たまきと比べれば、天と地ほどの差があるほど、自分の勉強レベルは遥かに低い。
同じ大学に進みたいと思うのは、無理がある。
本屋に足を止め、参考書を立ち読みしようと中に入る。
週刊誌・女性誌・男性誌・趣味・・・、あるコーナーに差し掛かると足が止まってしまった。
『18禁 男性雑誌コーナー』
かれこれ1ヶ月以上はたまきを抱いていないなぁと、欲求不満だけに雑誌の女性に欲情してしまう。
「元気にしているかなぁ、あいつ。」
一人暮らしをしている家にも遊びに行ってないし、デートの約束もしていない。
「彼氏失格だよな、これじゃぁ。」
お気に入りのコーナーから立ち去ると、お目当ての参考書が並ぶコーナーに向かった。
『ありがとうございました。』
店員にお礼を言われ、購入した参考書をバックにしまい、急いで自宅に向かった。
668名無しさん@ピンキー:2006/01/01(日) 21:29:05 ID:Eodw/ylA
いいかんじに胸が締め付けられてきた
669 「揺れる乙女心・・・!?」 :2006/01/02(月) 02:36:56 ID:fCTSoPtR
合コン当日、授業が終わると駅前で友達と待ち合わせをしているたまき。
ピンク色のワンピースに、肩を露出させたインナーを着て、お洒落な格好で登場した。
「この服に袖を通すの、久々だなぁ。」
去年、元彼とハートフルランドでデートした時の服装だった。
あの頃の自分の思い出に浸りながら、約束の時間まで友達を待っている。
「たまきぃ・・・コッチ。」
友達の呼びかけに振り返り、急ぎ足で友達のところへ向かった。
アレから人数が2人増えて、4人で合コンに向かうことになった。
「でね、今日の相手、結構イケ面なんだってぇ。」
「写メールしたけど、私好みなんだよねぇ。」
友達2人は、事前に相手のことをチェックしていたのか、合コン話に花を咲かせていた。
「いい感じなったら、2次会のお店に行かないで2人きりでさ・・・。」
相手のことを知らずに勝手に想像を膨らませこれからの予定を決めてしまうのは、
男性も女性も同じだ。
「たまきは、どうするの?お気に入りの彼が見つかったら、2人きりにして上げようか?」
「えっ?」
突然の友達の振りに何も考えていなかったのか、たまきは答えが出ない。
「いや、そのぉ・・・私は彼氏がいるから。お友達になれたら嬉しいけど、それ以上は考えてないよ。」
「な〜んだ、このメンバーで彼持ちはたまきだけか。」
「私が無理やり誘っちゃった、向こうは4人で来るっていうから。」
「んじゃ、たまきが誰かのライバルになる可能性はないから安心ね。それより、たまきに悪い虫が
付かない様、しっかり守ってあげる。」
友達はガッツポーズをして目をキラキラさせている。
自分のお目当ての男性と仲良くなるんじゃないの?と突っ込みを入れたかったが、友達の心意気
を邪魔したくないと思い、たまきはお礼だけをしてそれ以上は言わなかった。
「ははっ、ありがとう。」
「にしても、遅いねぇ、向こうは。」
周りを見渡しても、通勤・通学で人が沢山いる中、相手を探すのは難しい。
・・・ピリリリッ・・・
友達の携帯に着信が入り、電話に出るとどうやら相手が約束した場所に着いたらしい。
「それじゃぁ、行こっか。」
友達が先導して、相手のいる場所に向かった。
670名無しさん@ピンキー:2006/01/02(月) 21:29:47 ID:R9NoUOZe
まだかまだか
671名無しさん@ピンキー:2006/01/02(月) 22:43:23 ID:1nuyBFTx
前にたまきん日記書いてた人?
672「揺れる乙女心・・・!?」 :2006/01/03(火) 02:36:12 ID:IFw3UTcH
『織屋君・・・?』
帰宅途中、突然、後ろから女性に声を掛けられた。
後ろを振り向くと、高校時代の同級生、声の主は高遠七瀬。
高校にいた頃は、恋人同士などの噂などが囁かれていた。
たまきと付き合う前は、七瀬と毎週、何処かに遊びに行ってたのだ噂が立ってもおかしくは無い。
校内ではそういう噂が嫌いだった七瀬だが、2人きりの時は嬉しそうに俺のそばを一緒に歩いていた。
実際、たまきが前の彼氏と別れることが無かったら、七瀬と付き合っていたのかもしれないと思う。
「よう、久しぶりだな。」
卒業以来、顔を合わせるの久しぶりだった。
「うん。ねぇ、元気だった?」
「とりあえずは。七瀬は?」
「元気っていうより、新しい学生生活にてんてこ舞いよ。」
大学に進学して弁護士になるという夢は、一歩ずつ、前に進んでいるんだと感心してしまう。
「ねぇ、途中まで、一緒に帰らない?」
七瀬の突然の誘いを断る理由は無かった。
お互い、今の状況を語りながら、家路を歩き出した。
「柴門さんとは・・・最近、どうしてるの?」
「予備校が忙しいし、1ヶ月近く会ってないよ。家も離れちゃったし」
「私をフッて、柴門さんを選んだんだから、幸せになってよね。」
高校の卒業式の後、七瀬に付き合って欲しいと告白された。
その頃、俺にはたまきという恋人がいたから断った。
でも、一緒にデートしたり、帰り際に家の前でキスしたりと思わせ振りの態度を見せた俺に非はある。
七瀬はその事を一度も責めなかったが、俺にはその事を悔いていた。
たまきが前の彼と俺とで迷いがあったように、自分もたまきと七瀬との間に迷いがあった時期があった。
「ねぇ・・・前みたく、遊びに誘ってくれない?お友達として、時々は息抜きがしたいの。」
「えっ?でも、俺には・・・。」
「お互い、時間が出来た時に遊びに行ったりしたいだけよ。あなたよりも素敵な男性が見つかるまでの、
限定期間で。」
「あぁ、それでいいなら。」
「うん、ありがとう。でも、柴門さんを優先してね。ヤキモチ妬くと彼女、後が大変でしょ。」
七瀬なり気づかいを有難く思い、家の前で別れた。
俺よりいい男は沢山いるだろうと思いながら、家の中に入ってく七瀬を見送った。
673「揺れる乙女心・・・!?」 :2006/01/03(火) 03:12:05 ID:IFw3UTcH
合コンの会場である、居酒屋に到着した一向は、出会いに乾杯して飲み始めていた。
30分も経った頃、友達はお目当ての男性の横で2人だけの世界に入ってしまい、
相手のいないたまきは居心地が少し悪かった。
「相手が来るまで我慢我慢。」
浪馬の試験結果も気になるので、イチャついてる友達を置いて、外に電話をしに出かけた。
・・・プルルルッ・・・プルルルッ・・・ガチャッ・・・
「もしもし?浪馬君、私」
「よう、どうした。」
「どうした?じゃないでしょ。今日の試験結果、電話もメールもくれないんだもん。」
「そっかぁ・・・悪かった。本屋で参考書を買って勉強していたから。」
「その分じゃ、合格判定貰えなかったって事だね。ったく、怒らないから悪い結果でも
ちゃんと連絡してよ。」
「ゴメン・・・。」
「日曜日、ウチにおいでよ。出来なかった所、見て上げる。それと、栄養がつく物作るから。」
「その後は・・・?」
「ありません。合格判定が貰えるまで、無しです。今日から女の子の日だもん。」
「うぅ・・・。溜まっているのに・・・。」
「はいはい。じゃぁ、しっかり勉強してね。」
・・・ピッ・・・
今週は、月に一度の女の子の週じゃない。。
浪馬の不合格判定で、勉強よりHの方に行きたがる事にたまきの中に怒りが沸いて来くる。
久々に会うのだから、少しはいいかなぁと思うが、今は勉強が第一、少しは自粛してくれないと
困ると思っていた。
欲求不満なのは、自分も同じなのだから・・・。
674 ◆MIMIx.xG0Y :2006/01/03(火) 04:51:16 ID:C2ESwQKb
行き着く先の予想は想像できているのに胸が締め付けられてきましたw
(・∀・)イイヨーイイヨー

早く先が読みたいという気持ちは山々ですが
急いで中途半端な形にしたものでなく
時間がかかっても良いものが読めることを期待しています。
675名無しさん@ピンキー:2006/01/03(火) 04:51:52 ID:C2ESwQKb
やべ、鳥消し忘れたw

まあ、なんだ…頑張ってください〜
676名無しさん@ピンキー:2006/01/03(火) 20:09:15 ID:xjsqWYvD
たまき早くお持ち帰らレロ
677名無しさん@ピンキー:2006/01/03(火) 21:37:44 ID:DrgwGHiC
>673
じわじわくる感じがすんごくイイ!
678名無しさん@ピンキー:2006/01/03(火) 21:55:09 ID:+FHh+IYb
最後は元鞘にしてくれるとダメージ小さくて助かる・・・
というかたまき、これ以上ビッチ度上がるの勘弁 OTZ

まぁ、容赦なく墜としてもらって全く問題ないが!w(゜∀゜
679名無しさん@ピンキー:2006/01/04(水) 03:09:12 ID:PnmezYvJ
やめてくれー駄目なんだこーいうの。
(訳:いいぞ!もっとやれ!)
680名無しさん@ピンキー:2006/01/04(水) 09:36:15 ID:PzuCGf9K
1時間に一回チェックしてる俺って勝ち組?
681名無しさん@ピンキー:2006/01/04(水) 14:48:54 ID:W/UpLp4o
うん。人生は負けてるけどな
682名無しさん@ピンキー:2006/01/04(水) 18:32:12 ID:2MFXYW0X
なあに、かえってリセット力がつく
683名無しさん@ピンキー:2006/01/04(水) 21:23:55 ID:PN9H28NL
あんまきついエンドにはしないでほしい。
684名無しさん@ピンキー:2006/01/04(水) 21:36:54 ID:PzuCGf9K
ヘタレがいるぞ!
確保しろ!!
685 「揺れる乙女心・・・!?」 :2006/01/04(水) 21:44:22 ID:zawAE2GG
『こんばんわ、お待たせ。』
「おっ、遅いぞ、正臣。待ちくたびれて、お相手の子、電話しに行っちゃったぞ。」
『マジで?悪いことしちゃったなぁ・・・。」
たまきが、浪馬との電話が終わると、自分達が居た宴会会場に戻った。
「ただいまぁ・・・。」
「帰ってきた帰ってきた、紹介するよ。同じ大学の・・・。」
「えっ?正臣・・・さん」
「たっ、たまき・・・ちゃん?」
突然の再会に、2人とも名前を呼び合った後、時間が止まったかのようにその場に固まってしまった。
「アレ?2人ともお知り合い?なら、紹介はいならないか。」
「な〜んだ、たまきのお知り合いが来るなんて良かったね。」
友達と大学生の1人が2人のやり取りを見て、コレで安心したと顔を浮かべて話しかけてくる。
たまきは慌てて、友達の一人をトイレに誘って事情を説明する。
「ちょっと、たまき、どうしたの?」
「あのねっ、彼、正臣さん・・・私の前の彼氏だった人なの。」
「嘘?マジで?」
「うん。どうしよう・・・。」
「どうしよう?って言われても、でも、今の彼と付き合っているの知っているんでしょ?」
「たぶん・・・。お別れして以来、音信不通だったし・・・。」
「再会しちゃった以上、考えても仕方がないよ。ここは自然に振舞うのがいいよ。」
「そうだね。」
会いづらい理由は別にあった。
今でも時々、前の彼を思い出しているだけに、余計に会いづらい。
女の子だけの会議を終わらせると、宴会場に戻った。
正臣の隣に自然に座ると、グラスを持たせて、ビールを注いで上げた。
「あのぉ・・・正臣さん?お久しぶりです。」
「お久しぶり、元気だった?」
浪馬のことでケンカみたいな形で2人の仲は終わってしまったが、今更、掘り返しても意味はない。
「たまきちゃんも無事に大学生になったんだ。」
「うん。第一志望の大学に一発合格。」
「良かった。昔(恋愛)の事は置いと、大学に受かったか気になっていたから。」
「心配してくれてありがとうございます。」
友達も良かった良かったと安心して、お目当ての人との会話を弾ませていった。
686 「揺れる乙女心・・・!?」 :2006/01/04(水) 21:46:16 ID:zawAE2GG
一次会がお開きになり、会場であった居酒屋の前。
「たまき、これからどうする?」
「明日、彼氏が来るから、今日は・・・。」
「そっかぁ、たまきちゃんはここでお別れか。じゃっ、またの機会があったら飲もうね。」
「月曜日、学校でね。」
「正臣、おまえはどうする?」
「俺も帰るよ。明日も研究室に顔を出さないといけないし。」
居酒屋の前で、たまきと正臣だけが残され、他のメンバーは2次会会場に向かって行った。
2人きりになって、それぞれ帰ろうと駅へと歩き出す。
「たまきちゃんは、明日は彼とデートなんだ。」
「えっ?」
突然の正臣の言葉にビックリとしてしまう。
自分と別れて、別の男が居ても気にならないのかと。
「デートっていうか、家で勉強を見てあげる予定です。」
「ははっ、そうなんだ。相変わらずというか、面倒見がいいんだね。」
子供のような笑顔を見せ、自然に振舞ってくれる事に、心が揺れてしまう。
カコイイところや可愛い部分も、独り占めしていた時期が懐かしく感じてしまう。
「ねぇ、正臣さん。私に彼がいても気にならないの?怒らないの?」
一番気になっていた事を聞いてみた。
「気にならないと言うと嘘になるけど・・・別れたからと言って、それをたまきちゃんを責めるより
幸せでいればそれで満足さ。」
「今、彼女は?」
「忙しいというのもあるけど、研究室に篭ってるから出会いもないからね。残念ながら、フリーだよ。」
駅前に着くと、ふと足が止まってしまった。
『もう少しお話がしたいな。』
「あのっ、正臣さん?」
「ん?なんだい?」
「この後、もう少しお時間ありますか?」
「終電までまだあるし・・・その辺でお茶でもしようか?」
「はいっ。」
浪馬と付き合っていることを怒っていないなら、少し男の人の事、聞きたいと思っていた。
駅の近くに喫茶店を見つけると、2人仲良く、そのお店に向かった
687名無しさん@ピンキー:2006/01/04(水) 21:50:31 ID:2MFXYW0X
C
688「揺れる乙女心・・・!?」 :2006/01/05(木) 14:39:02 ID:LyjjDwjT
喫茶店に入ると、店員に奥の席に案内され、向かい合う形で2人は席に座った。
お絞りとメニューを手渡され、注文をする。
「俺は、アメリカンで。たまきちゃんは?」
「えぇっと、私は・・・カフェモカで。」
「サイドメニューはいかかでしょうか?」
「それじゃぁ、彼女にレアチーズケーキを。」
「かしこまりました。」
「えっ?私・・・。」
「俺のおごり。待ち合わせに遅れちゃったからさ、その償い。」
「ありがとうございます。」
注文したコーヒーが届くと、香りを楽しみながら一口味わう。
一息つくと、さっきまで話した話題の続きを話し始めた。
「正臣さんは、私と別れた後、どうしたの?」
「最初は怒ったり恨んだりしたけど、その後すぐに、ヤキモチを妬いた自分が子供だなぁって実感
したよ。」
「原因を作ったのは私だけどね・・・。」
「そうだけど、俺が幼馴染を思うたまきちゃんをきちんと理解してあげれば、別れる事もなかった
と思うよ。」
コーヒーを一口一口味わいながら、昔の思い出話に浸っていく。
「たまきちゃんは、幸せかい?今の彼、幼馴染と一緒にいて。」
「一緒にいて楽しいです。ただ・・・。」
「ただ?」
この質問をしていいのか、考えてしまう。
場所も場所だし、相手も相手だ。
自分は幸せだけど、相手はそうじゃないのかもしれない。
「あの・・・。その・・・。」
「言い辛い事なら、言わなくてもいいよ。」
「いえっ・・・そうじゃないんですけど・・・。」
「俺の事を気を使って言い辛いと思うなら、俺の事は気にしないで。」
「彼が・・・時々、子供に思えちゃって・・・。もうちょっと大人っぽくなって欲しいぁって。」
「同い年なら、そう見えちゃうのは仕方がないんじゃない?」
「何て言うか、全てにおいてもう少し私の事を考えて欲しいなぁって・・・。」
今の彼じゃ満足できないとばかりのセリフを並べてしまった。
「やっぱり、付き合うなら年上の男性がいいかな?たまきちゃんは?」
「えっ?」
「自分が支えるのも好きだけど、やっぱり支えて欲しいと思ってるとか・・・。」
「そうかもしれません。正臣さんと付き合って、年上の男性に惹かれるのを覚えちゃいましたから。」
「でも、君は俺よりも彼を選んだたまきちゃんの答えがあると思う。それを見つめなおしてごらん。」
「はい・・・。」
「俺は、こうして再会して、これからもたまきちゃんの力になれれば、それで十分だから。」
「彼女じゃなくても?」
「相談相手に恋愛は必要ないよ。力になりたいと思っているから、相談相手になっているんだから。」
「あ、ありがとう・・・ございます。」
注文した物がコーヒーとケーキが空になると、伝票を持って立ち上がる。
付き合っている時と同じような感覚に酔いながら、2人はお店を後にする。
駅のホームが別々という事で、そこでまたの再会を約束し、今日一日が終わった
689「揺れる乙女心・・・!?」 :2006/01/05(木) 16:22:32 ID:LyjjDwjT
合コンから一夜明け・・・。
朝早く、たまきの携帯に着信が入る。
・・・ピリリリッ・・・ピリリリッ・・・
「はい、もしもし?」
「たまきか、俺だけど・・・。寝てた?」
「うん・・・。おはよう・・・。どうしたの?朝早くに。」
「悪い、今日、たまきの家に行く予定だったけど、風邪引いちゃってさ。」
「なんか、鼻声だよね。大丈夫?今日は一日、家で寝てなよ。後で、お見舞いに行くから。」
「本当にゴメン。ゴホッゴホッ。来ても風邪をうつすと悪いからいいよ。」
「何言ってるの。そういう時こそ、彼女の手料理を食べて元気にならないとね。」
「んじゃ、待ってる。これから、また寝るから夕方ぐらいに遊びに来てくれ。」
「分かった。暖かい格好して、頭冷やすんだぞ。それと、水分補給を忘れずに。じゃぁね。」
部屋を掃除して浪馬が来るのを楽しみにしていたが、病気ならしょうがない。
たまきは、ベットから起き上がると、カーテンを明け朝の日差しを浴びる。
「今日もいい天気だね。絶好のデート日和だけど、残念だなぁ。」
パジャマを脱いで、下着一枚の姿で、バスタオルを持ってバスルームに向かった。
シャワーが終わると、バスタオルを身にまとい、今日着る下着と洋服をタンスから探り出した。
「下着は・・・いつも通りで。洋服はラフでいいかな、どうせ浪馬君の部屋、掃除するだろうし。」
洋服を選び終えると、お化粧台にあるドライヤーで髪を乾かす。
昔と違って、ドキドキしながら下着や洋服を選ぶ機会がなくなった。
動きやすい格好や見慣れた服装しかしないのは、彼女失格なのかな?と時々思ったが、下着の色を
変えても何も言ってくれない、洋服をお洒落な物を着ても褒めてくれないと、女性には寂しい
気持ちになってしまう。
『今日の服、可愛いよね。』
と、浪馬が褒め言葉を言うはずもないが・・・。
そもそも、浪馬と一緒に洋服を買いに行ったりした事がない。
コレを着て欲しいとかこんな服が似合いそうとか、話し合ったこともない。
前の彼正臣とは、洋服を買いに出かけ、一緒になって選んでくれたことがあった。
買って貰った洋服を着て見せて上げたり、そのままの格好でエッチした時があった。
彼が言うには、
『女の子に洋服を送る言うのは、その服を脱がしたいって欲望なんだよ。』と言われた事があった。
今度付き合う女性にも同じようなセリフを言うのかと思うと、独り占めしていた頃に戻りたいと思って
しまう。
ドライヤーで髪を乾かしながら、正臣の事を必要以上に思い出してしまった。
今付き合っている彼が、風邪で寝込んでいるというのに・・・。
ベットの上に今日着る洋服を置くと、浪馬には見慣れた白い下着を身に着け、
キャミソールの上に白いシャツを着て、ジーンズを履くと、今日の身支度は
完了した。
「夕方まで暇だなぁ・・・。」
部屋の掃除と洗濯が終わって、午前11時。
浪馬の家には、特急電車を使えば45分あれば行ける。
「実家に遊び行って見ようかな。」
火の元を確認し、部屋の戸締りを済まし、駅に向かって歩き出した。
690名無しさん@ピンキー:2006/01/06(金) 02:47:55 ID:/rCM31as
>689
キャミソールイイネ〜。段々興奮してきました。続き楽しみ。
691「揺れる乙女心・・・!?」 :2006/01/06(金) 13:03:33 ID:/SZKqUq9
朝から、風邪をこじらせてしまった浪馬。
体力には自信はあったのが、慣れない勉強の疲れが出たのか、体調は思ったよりも回復しない。
「タマに悪いことしちまったなぁ・・・。」
外は正に絶好のデート日和。
1ヶ月近く会っていない彼女を外に誘い出すいい日なのにと残念がる。
ベットから起き上がると、冷蔵庫からペットボトルに入ったスポーツ飲料をコップに入れ、一気に
飲み干す。
・・・ピリリリッ・・・ピリリリッ・・・
「もしもし、織屋君?七瀬です。」
突然の電話に驚いてしまう。
「おはよう。どうした?」
「あら?なんか、風邪声じゃない?風邪でもひいたの?」
「そうなんだよ。それで?どうしたんだ、電話してきて。」
「私があなたに電話するのが珍しいってわけ?まぁ、いいわ。あなたにプレゼントがあるの。」
「七瀬からプレゼントなんて・・・どうせ、勉強するための物だろう?」
「正解。去年、私が使っていた物なんだけど、柴門さんが通っている大学の過去問題集。」
「それは・・・助かります。たまきは推薦で受かったから、問題集は買わなかったっていってたし・・・。」
「今年は今年で販売するんでしょうけど、少しでも早い時期に渡せればと思って、昨日、探し出したの。」
「すぐにでも受け取りたいけど、生憎、この体じゃ動く事できないから・・・。」
「後で届けるわ、お昼過ぎに出かけるから、その途中で家に寄ってあげる。」
「サンキュー。この借りは、ちゃんと返すよ。」
「いいのよ、そんなの。それじゃぁ、また、あとで。」
電話を切ると、ベットに横になり、頭の中で今日の予定を確認した。
「タマが来るのが夕方だから・・・鉢合わせにならないな。」
浮気しているわけではないが、彼女に内緒で恋仲を噂された2人が会ってるというのは、少々まずい。
ヤキモチ焼きのたまきが、その事を知ったら、激怒するに違いない。
想像するだけで、鳥肌が立ってしまう。
決してそのような状況だけは避けなくてはと、心に誓う。
ベットでゴロゴロしていると、いつの間にか寝に入ってしまった。
692「揺れる乙女心・・・!?」 :2006/01/06(金) 13:04:59 ID:/SZKqUq9
・・・ピンポーンッ・・・
部屋のチャイムがなると、慌てて飛び起きた。
今、何時だ?と周りを見渡し、机の上の置時計に注目した。
午後1時・・・。
この時間に部屋を訪れるのは、朝約束していた七瀬に違いない。
部屋着のトレーナーの上にパーカーを羽織って、玄関に向かった。
「は〜い。」
「遅いわよ、まったく。」
待たされてイライラした様子の七瀬がいた。
手には、少し大きめのバックにコンビの袋をぶら下げていた。
「悪い、電話の後、寝ちゃったから・・・。」
「大丈夫?顔色、凄く悪いわよ。」
「あんまし良くない・・・。」
「コレ、水分補給にと思ってスポーツドリンク。」
「ありがとう・・・。」
「部屋にお邪魔するわね、その様子じゃ、手渡しても、部屋に放置されそうだから・・・。」
「すまないねぇ、バァさんや。わしゃ、こんな体だから・・・。」
「何くだらない、ボケやってるの。あなたはベットで寝てなさい、まったく。」
七瀬はブツブツ言いながら、部屋に上がり買ってきた物をテーブルに並べ出した。
スポーツ飲料、果物、風邪薬、おでこに張る冷却シート・・・。
「食欲は?」
冷蔵にスポーツドリンクをしまうと、台所に立って果物を切り始めた。
「簡単な物なら食べられそう。」
「田舎の祖母がね、林檎を送ってきたの。季節はずれだけど、甘くて美味しいのよ。」
「七瀬っておばあちゃんっ子なのか?」
「どちらかと言えば、そうかも。田舎の料理は好きだし、毎年、祖母の家に遊びに出かけてるしね。」
「初耳だなぁ。七瀬って結構、都会のイメージがあるから。」
「賑やかな都会もいいれけど、骨休めした時は静かな環境に限るわ。」
果物を切り終わると、綺麗にお皿に盛り付けてテーブルの上に置いた。
高校時代の七瀬から想像出来ないだけに、風邪を引いて得したと思った。
「はい、どうぞ。それを食べたら、薬を飲んで休むといいわ。」
「サンキュー。でも、これから出かけるのにいいのか、時間は。」
「あぁアレね、大学の図書館に参考資料を見に行くだけよ。」
切って貰った林檎を頬張り、七瀬が持ってきた過去問題集をチラッと目を通す。
「コレは私が通っていた予備校の問題集だから、市販の物よりいいかしれないわよ。」
「恩に着るよ。市販の問題集じゃ、限界があるから・・・。」
「ねぇ・・・どうしてそんなに柴門さんの大学に行きたいの?」
突然の七瀬の質問に答えが詰まってしまう。
693 「揺れる乙女心・・・!?」 :2006/01/06(金) 13:05:35 ID:/SZKqUq9
何でたまきのいる大学に行きたいんだろう・・・。
一緒に通っても先があるのだろうか?
先日、予備校の担当官に言われてから、迷いが生じている。
「私の大学を目指さない?試験の対策もできるし、一緒の学部に入って弁護士や検事を目指してみない?」
ブーッッ・・・口に入れたスポーツドリンクを吹いてしまった。
「バッ、バカか。俺は七瀬より頭が悪いんだぞ。それに弁護しだなんて・・・。」
「それは分かっているわ。けれど、目標がないより目指すものがあれば・・・。」
「タマと一緒に大学に通いたいって目標があるぞ。」
「その後は?大学に受かって、その先は?」
「ウッ・・・。」
「弁護士や検事って、確かに一筋縄では行かないわ。なれる可能性だって低い。けれど・・・。」
「いきなり言われても・・・。」
「すぐに目標や進路を変えてって言わないわ。次の試験の結果で考えて欲しいの。」
「分かった・・・。」
七瀬はニッコリ笑うと、立ち上がって玄関に向かった。
靴を履いて、玄関を開けると、振り返ってバックを受け取った。
「それじゃぁ、ゆっくり休んでね。残った林檎は、自分で切って食べて。」
「いろいろとありがとう。。」
「それじゃぁ・・・キャッ。」
玄関から出ようとした瞬間、段差に躓き、転びそうになった。
「あぶねっ。」
慌てて七瀬を片手で抱き寄せ、間一髪で転倒を回避する。
「大丈夫か?」
「えっ、えぇ。ありがとう。」
「何も無い所で転ぶなよ。いい年して地べたにキスするだなんて、趣味が悪いぞ。」
「大きなお世話よ。あなたを好きになった時から、趣味は悪いわ。」
落としたバックを拾い上げ、埃を振り払う。
「ホレっ、しっかりしろよ。」
「ありがとう。それじゃ、お大事に。」
七瀬が見えなくなるまで見送ると、部屋に戻って薬を飲んで寝なおした。
浪馬と七瀬の玄関でのやり取りをジーッと見ていた女性がいた。
浪馬の彼女、柴門たまき。
この事件を気に、浪馬とたまきの仲は急激に悪化し、七瀬と正臣が急激に2人に接近することになる
694名無しさん@ピンキー:2006/01/06(金) 13:16:59 ID:BXO8Mt7P
まっ…まさかっ!!
695名無しさん@ピンキー:2006/01/06(金) 13:33:37 ID:+A8Tbd52
七瀬とたまきの簡単なスペック教えてください
696名無しさん@ピンキー:2006/01/06(金) 13:38:59 ID:UGPvqZIH
>浪馬とたまきの仲は急激に悪化し、七瀬と正臣が急激に2人に接近することになる
むしろハッピーエンドに近づいてるように見えるのは気のせい?
697名無しさん@ピンキー:2006/01/06(金) 13:48:52 ID:YnWyWq9a
・・・どう考えてもハッピーエンドへ向ってるように見えるな・・・
698名無しさん@ピンキー:2006/01/06(金) 14:19:46 ID:gVpFl4To
うっは久しぶりにスレ北ら神光臨ですか!?
やべぇこのシナリオ普通に本編よりクォリティ高いじゃないかよ(;´Д`)
699名無しさん@ピンキー:2006/01/06(金) 16:21:11 ID:gIPZELSB
>>695
【紫門たまき】 B84(C)/W59/H80
子供の頃からの幼馴染。一応、お約束の指輪イベント等もあり。
ゲーム開始時からイケメンで医大生の彼氏あり。たまきの好みのタイプらしい。
彼氏とは浪馬とくっつかなくても卒業すると別れる。その後は自分探しに海外へ。
攻略すると、浪馬は浪人生、たまきはとりあえず裸エプロン。

【高遠七瀬】 B86(D)/W55/H80
執行部のツンデレ副会長。最初は問題児の浪馬に厳しくあたるが、浪馬を理解するとともに次第にデレてくる。
門井はまったく思い入れがないらしいが、システムにマッチしたキャラで脱衣雀の投票でも一位を獲得、
名実ともに下級生2人気1キャラ。
攻略すると、浪馬は弁護士、七瀬は検事になって夫婦で逆〇裁判。
どう見ても勝ち組みです、ありがとうございました。
700名無しさん@ピンキー:2006/01/06(金) 19:31:27 ID:8ylqq6rQ
……玉菌とくっつく意味皆無っぽいなw
701名無しさん@ピンキー:2006/01/06(金) 20:17:45 ID:boTtNGC6
満場一致で、たまきと別れる=ハッピーエンドとなりました。
702名無しさん@ピンキー:2006/01/06(金) 20:38:21 ID:8ylqq6rQ
そうなったらそうなったで寝取り・寝取られスレ池と言われる悪寒
703名無しさん@ピンキー:2006/01/06(金) 21:58:31 ID:ouJYVvUh
このスレは元々そんな傾向があるから問題ないんじゃね?
704名無しさん@ピンキー:2006/01/07(土) 00:44:54 ID:lx7n79/+
なにしろ書いてくれなきゃ過疎るしな。
705名無しさん@ピンキー:2006/01/07(土) 12:22:01 ID:HecQGqos
二人とも寝とられて欲しいこれって……………禁忌?
706名無しさん@ピンキー:2006/01/07(土) 12:24:26 ID:HutfA2Hb
>>705
寝取り・寝取られスレ池
707名無しさん@ピンキー:2006/01/07(土) 12:24:43 ID:wmNvrZmp
それはちょっ・・・
708名無しさん@ピンキー:2006/01/07(土) 12:43:20 ID:ZIgGv9jB
一番のBAD ENDは七瀬と医大生がくっついて、浪馬とたまきがもとの鞘におさまる事だと思う。
どう考えても、たまき=サゲマン、七瀬=あげまんですから。
709名無しさん@ピンキー:2006/01/07(土) 13:36:51 ID:03qUnNaU
>>708
それこそ真の寝取られだな。
710名無しさん@ピンキー:2006/01/07(土) 13:56:38 ID:bSRSgqKK
最悪だそれ。
711名無しさん@ピンキー:2006/01/07(土) 15:10:43 ID:HutfA2Hb
おれ、最近のエルフ詳しくないんで聞くけど、
下級生2のエルフ公式看板ヒロインって、誰?

あと、たまきがゲーム開始前から医大生とやりまくってたのはええとして、
どういういきさつでハッピーエンドになったん?
マイナスイメージを払拭できる位の、強い絆を感じさせるシナリオ?

スレ違いかも知らんけど、雑談の延長としてでも教えてくれたら嬉しい。
712名無しさん@ピンキー:2006/01/07(土) 15:20:31 ID:bSRSgqKK
それが全然ダメダメだったから今でも問題になってるワケで。

浪馬も医大生に劣等感タラタラで、たまきとやってる時に比べてどうだみたいな事言ったりするし。
たまきも最中に「本当に好きだった」とか言い出すし。
713名無しさん@ピンキー:2006/01/07(土) 15:50:37 ID:m9uaiR8Q
客観的に見たたまきシナリオの概要。
二股かけた女が初め付き合っていた男に振られてもう一人の男とくっついた。
でも初恋の男性は忘れられない。
714名無しさん@ピンキー:2006/01/07(土) 16:41:55 ID:ZIgGv9jB
>>711
頻繁に浪馬と遊びに出かけているたまきに、彼氏が二人の中を疑い始める。
彼氏に言われて暫くは浪馬とはデートしないと約束するも、舌の根も乾かないうちに浪馬とデート。
医大生遂にブチギレて、ラブホ前で修羅場る。
それを、偶然(?)見かける浪馬。
浪馬を発見した彼氏は、やっぱりそう言う事かとたまきに対して別れをつげる。

失恋のショックで落ち込むたまき、浪馬が話かけても逃げてしまう。
逃げるたまきと何度も会う事でたまき復活。
ちなみに、一回も会わなくれも自然に立ち直る。
復活後は、告白もエッチもしてなくても、何故か浪馬を彼氏と思いこむ。
元彼と付き合ってる時は彼が理想と言いながら、別れるとチルチルとミチルに例えて浪馬との中を強調。
クリスマス前に突然、子供の頃に指輪を貰う約束をしてたと言い出す。
しかし、浪馬にはまったく憶えなし。

とりあえずエッチすると、元彼仕込みのテクニックを発揮。
事前に腸内洗浄するなどノリノリです。
エッチの最中に浪馬が元彼に嫉妬したりするが、その後、元彼が登場する事もなく、そのままEDへ。

ちなみに、アナザーストーリーでは、医大生がいい人設定になって、浪馬に説教。
「僕がいたから、二人は付き合う事が出来た」「君はあの時、僕を殴るべきだった」等、言いたい放題です。
結局最後まで、大人な医大生に子供な浪馬が何一つ勝てないと言う構図で終わる。
715名無しさん@ピンキー:2006/01/07(土) 17:55:15 ID:7CHxt+Dj
大人な医大生ね何か偉大性を感じるな
    ∧_∧
    (  ´_>`)  ∧_∧
   i⌒   ヽ (´く_`  ) そこで俺らの出番か、まあスレ違いスマソ
   | |       /    \
   | | .〵 ̄ ̄ ̄ ̄〵 ヽ
 _ | |_ 〵 FMX  〵⊂__)__
  ⊂ u)   〵____〵/ 
716711:2006/01/07(土) 18:32:17 ID:HutfA2Hb
みなさんありがとうございます。

エルフのホームページへ行ってみたんだけど、
キャラクター紹介とパッケージイラストからして、
たまきと白井夕璃が2枚看板つうことですね?

>>699のエンディングの話と>>712-714をあわせてみると、
「たまきとのエンディングは、近い未来しかお見せできません。長続きしませんから」
という、シナリオライターからのメッセージなのかも、とか思った。
717711:2006/01/07(土) 18:41:19 ID:HutfA2Hb
>>714
あと、
>エッチの最中に浪馬が元彼に嫉妬したりするが、その後、元彼が登場する事もなく、そのままEDへ。
へぇインポになるんか、と最初は素で思いました。


このスレの職人さんなら、「オレだったらたまきシナリオはこう書くぜ!」みたいなSSとかネタとかあってもいいんじゃないの?
オレたまシナリオ。

おれも中古探しに行ってみる。
ありがとうございました。
718名無しさん@ピンキー:2006/01/07(土) 18:45:16 ID:Sshn85DH
……これほど事前から看板としてプッシュされていたはずのヒロインが忌避倦厭唾棄されるゲームもそうはないよなあ……
719名無しさん@ピンキー:2006/01/07(土) 18:47:12 ID:Yn61smOQ
そもそも「下級生」と銘打っておきながらメインヒロインがど(ry
720名無しさん@ピンキー:2006/01/07(土) 19:33:53 ID:Y+7i0tNe
どう見ても同級生です。
本当にありがとうございました
721「揺れる乙女心・・・!?」 :2006/01/07(土) 21:02:58 ID:EeZ0K9+5
久々の頼津駅に到着したたまき。
駅構内から出ると、駅前の風景が変わっていない事に安心する。
「浦島太郎みたく、久々に帰ってきたら周りが変わってるとねぇ・・・。」
通い慣れた道を歩いて、自分の実家を目指した。
「そうだ、浪馬君の家に行ってビックリさせちゃお。フッフッフッ、目が覚めて私がいたら・・・。」
お見舞いには夕方に行くって言ってあるから、昼過ぎにいきなり現れたらビックリする顔を楽しみで
しょうがなかった。
ビックボディーの隣の建物が浪馬の家、それが見えてきた。
「寝ているかなぁ?それとも、私が来るまでエッチな本でも鑑賞していたら・・・。」
門の前でそぉっと、顔を出して家の様子を覗いて見る。
傍から見れば怪しい光景だ、恋人を家を影から様子を覗くだなんて。
「えっ?」
自分の目を疑ってしまった。
浪馬の家の玄関先で、見慣れた男女が抱き合っていたのだ。
高校時代の同級生「高遠七瀬」が、自分の恋人の浪馬と抱きあっていた。
「何で・・・高遠がココに?そもそも、浪馬君って風邪を引いてるんじゃなかったの?」
『それじゃぁ、またね。』
まずい、七瀬がこっちにやってくる。
慌てて路地裏に隠れて、七瀬が出て行くのを確認する。
「高遠さんって・・・浪馬君と噂があった人だよね。何で、ココにいるの?」
今置かれている状況を確認する。
浪馬は、体調が悪くて、今日は私がお見舞いに行くことになっている。
家に行く時間は夕方で、今はお昼過ぎ。
ってことは、朝から私が来る時間まで高遠さんと浮気していた。
まさか、浪馬君に限って・・・浮気だなんて・・・。
告白されたけど、断ったって言ってたし・・・。
手をギュッと握り締めて苛立ちが先立って冷静に物事を考えられなくなってきた。
「でも、どうしよう・・・。」
大慌てで、携帯を取り出すと、大学の友達に電話した。
・・・プルルルッ・・・プルルルッ・・・
「はい?もしもし?」
「あっ、私、たまきだけど・・・。」
「アレ?たまき、今日は彼氏とデートじゃないの?」
「デートは中止、ちょっと色々あって・・・。」
「そっかぁ。んで、暇だから、私に電話してきたわけ?」
「ねぇ、ちょっと質問なんだけど・・・。彼が病気で寝てて、私が夕方お見舞いに行くって連絡して。」
「フンフン、それで?」
「いきなり時間をずらして家に行ったら、玄関先で、昔恋仲が噂された女性と抱き合っていたら・・・。」
「うん、浮気してるね。」
「本当に?」
「可能性は高いよね。タマキが家に来る時間は知ってるんでしょ?それなら、その時間前に女が帰れば
バレないでしょ。使った物は片付ければ証拠は残らないし。」
「でも、体調が悪いのに・・・。」
「仮病かもしれないし、仮に病気だとしてもお見舞いに来るのはおかしくない?」
「そうだね。」
「それとなく質問して、隠し事したら浮気してると思った方がいいよ。」
「ありがとう・・・。」
「それじゃぁね、何かあったら電話してきなよ。いつでも、相談乗るからさ。」
友達の言葉に、心がズキズキと痛み出す。
電話で聞かなくても、大体は想像出来ていたが確信が持てなかった。
自分がこの街を離れて、浪馬と会う時間が減った、その間、七瀬と浮気していたのか?
いやっ、浪馬は自分と同じ大学を目指しているのは確かだ。
バカでスケベで子供っぽいけど、浮気する人じゃない。
自然と頬を涙が伝う。
信じていた人に裏切られた、それしか頭には浮かばなかった。
『自分だって、正臣さんの事、忘れられないくせに・・・。』
心のドコかで、自分も悪いと攻め立てる声がした。
涙を拭って、頭を横に振る。
「浪馬君にそれとなく質問して、それから・・・考えよう。」
足元が覚束ない状態で、時間が来るまで実家に向かった。
722「揺れる乙女心・・・!?」 :2006/01/07(土) 21:04:15 ID:EeZ0K9+5
実家のリビングでお茶を飲みながら、時計を見ると2時間程が経って4時過ぎ。
その時間が、凄く長く辛く感じた。
久々に愛娘を見た両親は、自分の好きなケーキや紅茶を出してお持て成ししてくれた。
大学の話、一人暮らしの話、積もる話は沢山あるのに時間はなかなか経ってくれない。
夜ご飯を食べてから自分の家に帰る約束をして、再び、浪馬の家に向かった。
浪馬の家の玄関前に立つと大きく深呼吸し一息つくとチャイムを押した。
・・・ピンポーン・・・
自分の心臓の鼓動が聞こえるぐらいドキドキしているのが分かる。
「落ち着け、落ち着くのよ、たまき。」
浪馬が部屋をダタバタしながら玄関に向かってきたのが分かった。
「は〜い。」
・・・ガチャッ・・・
部屋着姿の浪馬が、玄関の隙間から顔を出した。
朝電話で聞いたとおり、体調は悪いのが分かった。
「大丈夫?」
「悪い、せっかくに日曜日に体調を崩しちゃって・・・。」
「ううんっ、いいの。それよりさ、中に入れてよ。」
「ゴメンごめん、部屋が散らかっているけど・・・。」
「いつもの事でしょ、それより何か食べたの?」
部屋に上がると、話しながら浪馬の部屋を見渡して、浮気の痕跡がないか確認する。
『林檎に、お薬、冷却シート・・・。』
これらの物を浪馬が用意するはずない、長年付き合った女の鋭い勘が言っている。
それとなく質問しようか考えていると、テーブルの上に自分の通っている大学の過去問題集と違う
大学の問題集が置いてあった。
「コレ、どうしたの?」
問題集を手に取ると、パラパラ捲りながら目を通す。
「あぁ、予備校で貰ったんだよ。あなたの学力じゃ、その大学を難しいから少しでも勉強しなさいって。」
風邪を引いているせいなか、自分の質問に言葉が震えている。
「私は推薦だったから、問題集って買わなかったから・・・へぇ、こうなっているんだ。」
「問題集見てもタマの頭の良さが分かるよ、難しい大学だもんなぁ・・・。」
「へへっ、こう見えても高校時代は上位ランクだったもんね。」
「クラスじゃずっと1位で・・・学園でも10位以内だったんだろうぉ、凄すぎ。」
違う大学の問題集を開いた。
大学名に、かすかに覚えがあった。
『この大学って、確か高遠さんが通っている・・・。』
間違いない、構内で合格発表が張り出された時、一人だけ合格した人を覚えていた。
一緒にいた友達と、受かったんだぁってビックリしたぐらいだ。
「ねぇ、浪馬君、この大学の問題集は?」
「あっ、あぁ、それ、予備校の先生が勝手にくれたんだ。違う大学の問題集で勉強して、問題慣れ
しろって・・・。目指している大学より難しい大学の問題集よこすなって感じ・・・ハハハッ。」
明らかに乾いた笑い。
おそらく七瀬が持ってきた物なのだろうと確信し、次の行動に移った。
「台所借りるね、お夕飯、食べられるでしょ?」
「軽い物でいいよ、そんなに食欲無いから・・・。」
「林檎は食べたんだ、どうしたの?」
「あっ、それっ、ビックの叔父さんが何か食えって買ってきてくれたんだ。」
「おじさん、結構器用なんだ、私だってこんなに綺麗に皮を剥けないよ。」
「人は見かけによらず、だな。でも、タマだって料理ができるじゃないか。」
「ははっ、そうだね。普段、私がいない時、どうしているの?他の女性が作りに来てくれたりして・・・。」
飲んでいたジュースが気管支に入って咽ている。
「そっ、そっ、そんなわけないだろう。一人で、食ってるよ・・・コンビニ飯を。」
「冗談よ冗談。そんな慌てないでよ。」
「ったく、冗談にもほどがあるぞ。」
少し拗ねた様子を見せて、ベットに寝てしまった。
「少し寝ていいよ。ご飯ができたら、起こして上げるから・・・。」
「さっきまで寝ていたんだけど、まだ眠い。」
「起きたら、着替えようね。風邪をひいている時は、寝汗いっぱいかくんだから・・・。」
「分かった・・・アレ?おやすみのチューはないの?」
「あのね、私に風邪移す気?くだらない事言ってないで、早く寝なよ。」
723「揺れる乙女心・・・!?」 :2006/01/07(土) 21:05:11 ID:EeZ0K9+5
お粥を作ろうと、米を磨いで、炊飯器に入れタイマーのスイッチを入れる。
高校時代から使っている炊飯器だ、普段使わない浪馬よりも使い慣れている。
冷蔵庫を確認し、梅干と海苔を発見。
賞味期限を確認して、おかずは決まった。
お風呂場に向かって、溜まりに溜まった洗濯物を洗濯機にかける。
寝ている浪馬を起こさないよう、ナイターボタンを押して音が余り出ない様する。
機能は優れているのに、使わないのは勿体無いと、来る度に思う。
洗濯機がかけ終わり部屋に戻ると、浪馬が鼾をかいて寝ている。
寝顔を見ると、無邪気だなぁと思えた。
「浪馬君、本当に浮気しているの?」
自分と遊ぶ時間は減った、家にだって遊びにいけない日々が続いている。
大学に通ってから、すれ違いの多いのは事実。
けれど、自分は一日とも心変わりした事はない。
浪馬の寝顔を見ていると、自然と涙が溢れてきた。
寂しいという気持ちと、浪馬が心変わりしたのではないか言う不安に押しつぶされそうになった。
目の前に恋人がいるのに、凄く遠い存在に感じる。
たまきは、浪馬の部屋を音を立てずに整理し終わると、ベットで寝ている浪馬のところに来た。
おでこに手を当てると、まだ少し熱い。
テーブルに置いてある、冷却シートを張って、浪馬の寝顔を見ていると自分まで眠くなってきてしまった。
「少しの間だけいいよね。」
起きたら全て聞いてみよう、浮気しているのか別れたいと思っているのか。
以前のような辛い恋愛はしたくない、そう心に決め、眠りについてしまった。
724「揺れる乙女心・・・!?」 :2006/01/09(月) 02:37:51 ID:llwpjgFL
・・・ピー・・・ピー・・・
炊飯器の音で、たまきは目が覚めた。
時計を見ると、眠った時間から30分が経っていた。
台所に走ると、お粥が出来き保温状態を知らせるランプが点滅していた。
「浪馬君、起こさないと・・・。」
寝ているベットに駆け寄り、浪馬の体を体を揺すって起こそうとする。
「浪馬君、起きて。」
「ウッ・・・ウウッンン・・・。」
「ご飯出来たよ、食べて薬飲んだら、また寝ていいから・・・。」
「ふぅ〜い・・・。今、何時だ?」
「夕方の5時半。」
「さっきから寝てばかりで、頭が痛い。」
「ホラ、着替えよ、シャツとパンツ。はい、コレ。」
「サンキュー・・・。」
浪馬が着替えをしている間、お粥とおかずをテーブルに並べる。
冷蔵庫からスポーツドリンクをコップに入れ、着替えの終わった浪馬に手渡した。
「はい、頭がスッキリするように。」
「タマの夕ご飯は?」
「えっ?私は、実家で食べるよ。両親も待ってるから・・・。」
「そっかぁ。一緒に食べたかったなぁ・・・。」
「次回ね。私だけ豪華におかず並べて食べられないよ。」
出来たばかりのお粥を食べながら、最近の状況を伝える。
たまきの大学の話や浪馬の予備校の話などを。
「ふぅ〜、食べた、食べた。」
「満足しました?久々の彼女の手料理は?」
「満足したよ。毎日作ってくれればなぁ。」
「はいはい。」
浪馬の話を軽く流して、食べ終わった食器を台所に持っていき、水付けする。
「テーブルの上にお薬があるなら、飲んでね。自分で準備したんでしょ?」
「救急箱を開けたら入っていたから、一応、置いておいたんだ。」
「置いただけじゃ意味ないでしょ。ちゃんと飲んで、明日から予備校なんだから早く直しなよ。」
食器を洗いながら、チラチラと横目で、浪馬の仕草を見ている。
何か、浮気をしているのか決定付ける証拠が欲しかった。
冷蔵庫に林檎が入っている事を思い出し、食べるかどうか尋ねてみた。
「ねぇ、食後のデザートは?林檎あるけど・・・。」
「いいよ、昼間食べたから。」
「そうみたいだね。だから、私も切って上げようと思ったんだけどね。」
嫌味のようなセリフを言うと、浪馬がコチラを見てくる。
何が言いたいんだ?と、怖い顔をするが、たまきも負けてはいない。
いい加減吐いたら?と、浪馬をにらめ付ける。
険悪なヌードが立ち込める中、玄関の開くドアが静寂を振り払う。
725名無しさん@ピンキー:2006/01/09(月) 02:42:58 ID:lxNzdQ1B
GJ!
しかし
険悪なヌード ワロス
726名無しさん@ピンキー:2006/01/09(月) 12:39:17 ID:pBlMdOjz
いいよーいいよー続きまってますよー
727 「揺れる乙女心・・・!?」 :2006/01/12(木) 03:34:23 ID:och1KTvk
「お〜い、浪馬。大丈夫か?」
「お、叔父さん?」
浪馬の親類にあたるビックの叔父さんが、家に入ってきた。
「おっ、たまきちゃん。久しぶり。」
「お久しぶりです。」
台所に置いてあったタオルで手を拭きながら、慌てて頭を下げる。
相変わらず迫力があるなぁと思いながら、何やら手に持っている袋に目がいった。
「風邪を引いたって言ってたから、林檎買ってきてやったぞ。。」
「エッ?」
浪馬と一緒に2人揃って、ハモってしまった。
「摩り下ろしてジュースにして飲め。元気が出るぞ。」
浪馬がタジタジになる。
その隙を突いて、ビックの叔父さんに質問をした。
「あのぉ、林檎ってお昼に持ってきたんじゃ・・・?」
「おいおい、たまきちゃん。わしゃ、昼間はずっと仕事していたぞ。」
「でも、浪馬君がお昼にビックの叔父さんが林檎を持ってきたって・・・。」
「そういえば、昼間に浪馬の家に上がっていく、女の子を見かけたか・・・その子じゃないか?」
「そうなんですか。分かりました。」
「たまきちゃんに渡すから、擦ってやってくれ。じゃぁな。」
玄関のドアがバタンッと音を立て閉まった。
「はっ・・はははっ・・・。」
渇いた笑いをする浪馬。
もう誤魔化しは通用しないと思うと、笑い通すという姑息な手に出た。
「どう・・・いう・・・事?」
力いっぱいの握り拳がプルプル震えている。
裏切られたという気持ちしか、頭にはなかった。
自分から申し訳告白するなら許そうと思ったが、嘘を突き通そうとした態度が許せない。
「いやぁ・・・はははっ。」
「昼間に来た女の子って誰?」
「誰だったけなぁ・・・?」
「高遠さんじゃないの?」
「そうだったかなぁ・・・」
「もう・・・いい・・・。」
「はぁ?」
「自分の口から話そうともしないのなら、もういい。」
たまきが玄関に向かって靴を履こうとすると、浪馬が慌てて駆け寄ってきた。
浪馬が腕を握ろうとすると、手を振りほどいて突き放す。
「おい、たま・・・。」
「私と別れて高遠さんと付き合うなら、それでもいいよ。」
「それは・・・。」
「私に内緒で玄関で抱き合っているの、見たの。」
「それは七瀬が・・・。」
「最後にこれだけは言わせて・・・。」
「なっ、何?」
「前のような相手から突然別れを言われるのは嫌だから・・・。」
浪馬が生唾を喉を鳴らして飲む音が聞こえた。
分かっているのかもしれない、このセリフを言うのを。
玄関を開けて、浪馬の方を振り向いて笑顔を向ける。
泣き顔は見せない、泣いたら決心が鈍る。
「さようなら・・・。」
「おい、たま・・・。」
振り返らず、走って浪馬の家を出た。
728名無しさん@ピンキー:2006/01/12(木) 16:22:30 ID:F6UYkNRQ
さあ、ハッピーエンドに向けて大きな1歩を踏み出しました
729名無しさん@ピンキー:2006/01/12(木) 21:56:02 ID:ui42x/1V
破局の果てに待っているのは薔薇色の未来w
730名無しさん@ピンキー:2006/01/12(木) 23:17:00 ID:Xh6meJNK
エロエロに調教されるたまきに期待、露出羞恥調教も是非いれてくれ。
731名無しさん@ピンキー:2006/01/13(金) 10:04:43 ID:exGkXxeY
さあレッツゴー夏への扉。
732名無しさん@ピンキー:2006/01/13(金) 15:57:46 ID:zsEYV5jq
んでもって七瀬寝とられもレッツゴー
733名無しさん@ピンキー:2006/01/13(金) 17:02:16 ID:SK+4n3AL
>>732
それだけは勘弁してくれよセニョール
734名無しさん@ピンキー:2006/01/13(金) 18:26:11 ID:oiDsrSgB
そんなことになったら救いようがないな
735名無しさん@ピンキー:2006/01/13(金) 18:47:16 ID:DWBXYLxS
七瀬は駄目なのかw
736名無しさん@ピンキー:2006/01/13(金) 19:11:40 ID:SpzcnnIq
いや、ほら最後の良心だしw
737名無しさん@ピンキー:2006/01/13(金) 21:22:56 ID:ktn/jsFk
七瀬だけが最後の希望だからな…
738名無しさん@ピンキー:2006/01/14(土) 22:17:15 ID:Sk3nG+QC
その希望が無残に打ち砕かれる様が見たい
739名無しさん@ピンキー:2006/01/14(土) 22:23:52 ID:2FU/RrMR
おお!同志がいたか!
740名無しさん@ピンキー:2006/01/15(日) 01:46:03 ID:ucZ5GBPB
寝取り・寝取られスレイケ
741名無しさん@ピンキー:2006/01/15(日) 05:33:17 ID:Gxp18jue
寝取られとはカレーのような物。
刺激は強いし、それをかけた時点でどんな料理であってもカレーになってしまう。
それそのものは別にかまわんのだが、寝取られ厨と言うべき輩はなんにでもカレーを、あまつさえ他人の食っている料理にまでかけようとするところが嫌われる所以。
あんたらが読みたいというならとめはしないがよそでやってくれ。
742名無しさん@ピンキー:2006/01/15(日) 07:45:54 ID:NBwt+a1r
エルフ系のSSなら何でもいいのでは? 変にジャンル限定するのもどうかと思う。
たとえば、遺作のSSに対して「スカトロねたは他所でやれ!」って事にもなりかねない。
743名無しさん@ピンキー:2006/01/15(日) 07:55:29 ID:NBDHNCnn
外野がちょっとやかましすぎるんじゃねえの?
お互いが自分の好きな趣向の方への誘導合戦がウザすぎる。
作者さんもこれじゃ来にくいだろ。
煽りあってねえで、俺らは黙してワクテカしてようぜ。
744名無しさん@ピンキー:2006/01/15(日) 19:30:31 ID:Olhqr63W
>>743が良いこと言ったな
745名無しさん@ピンキー:2006/01/15(日) 20:00:46 ID:pB4iNgnG
それだよ。
遺作のSSみたいです。
不思議と今まで一度も見た事ないんだよね。
746名無しさん@ピンキー:2006/01/15(日) 20:24:19 ID:rjvyUYrW
wktk
747「揺れる乙女心・・・!?」 :2006/01/16(月) 01:45:08 ID:wj6srAEi
気がつくと、自分の家に前にいた。
少し前は、浪馬の家から自分の家に帰るまでの道を歩いている時は楽しかった。
けれど、今日は違った。
別れを告げて、浪馬の家を出てから頭がの中が真っ白になり自分の家まで歩いていた。
玄関を開けると、帰りを待ちわびた両親が出迎えてくれた。
「おかえりなさい、夕ご飯、できてるわよ。」
「あっ・・・うん。食べる。」
リビングで久々に家族とる食事。
会話は盛り上がっても、心から喜んだり笑ったり出来ない。
それもそうだ、つい先程、彼氏と別れたばかりだ。
実感は沸かないが、心の一部が欠けたように感じられる。
少しでも救われたのが、自分からフッたということだ。
『浪馬君のバカ』
心の中で、ずっと叫んでいた。
夜も遅くなり、そろそろ自宅へ帰る時間になった。
「体、大事にね。困ったことがあったら、いつでも連絡を頂戴ね。」
母親に見送られ、実家を後にした。
・・・ピリリリッ・・・ピリリリッ・・・
駅についた頃、携帯に着信が入った。
『正臣さん』
何だろう?
「はい、たまきです。」
「もしもし、たまきちゃん?」
「どうしたんですか?正臣さん。連絡してくるだなんて・・・。」
「ちょっとね、声が聞きたいなぁって思って。迷惑だったかな?」
「いえ、これから電車に乗るんで、途中までお話できますよ。」
「声に元気がないけど・・・何かあったの?」
「あっ、いえっ・・・。」
「言いづらいなら無理には聞かないけど、相談ならいつでも乗るから。」
「あのっ、正臣さん・・・。」
浪馬とは終わったのだ、これから誰と付き合おうと浪馬には関係無い。
昔みたいな、ちょっとしたケンカではない。
自分から別れを告げたのだ、彼も理解してくれているだろう。
電車に乗る時間まで、たまきは携帯電話を離さなかった。
748「揺れる乙女心・・・!?」 :2006/01/16(月) 02:41:02 ID:wj6srAEi
たまきと別れ、1ヶ月程経った。
始めのうちは電話をし留守電にメッセージを残していたが、その後、着信を拒否された。
メールをしても返ってこないで、その後、メールアドレスを変更された。
音信不通の日々が続いたが、先日、たまきからメールが届いた。
『部屋の模様替えをするから、荷物を持って帰って欲しい。』
ようするに、別れたから早く自分の荷物を撤去しろと言いたいのだろう。
土曜日の朝、たまきの休みの日に合わせて、荷物を取りに出かけた。
チャイムを鳴らすと、エプロンにジーンズ姿のたまきが出てきた。
「早かったね、ちょうど片付け始めたばかりだから、少しだけ待って。」
「外で待てばいいのか?」
「何言ってるの、早く入って、家具動かすの手伝ってよ。」
「はいはい。んじゃ、お邪魔するよ。」
久々に、たまきの部屋に上がった。
部屋の様子は、前に来た時とは然程変わっていなかった。
机に置いてあった写真立てがなくなっていた。
卒業式の日に撮った2ショット写真。
お互い、寂しくないようにと撮った物だが、それがたまきの部屋から無くなっていた。
『やっぱり、終わったのかな?俺たち。』
辺りをキョロキョロしていると、珍しい物を見つけた。
749「揺れる乙女心・・・!?」 :2006/01/16(月) 02:43:30 ID:wj6srAEi
ハンガーに掛かけてある、青いロングのチャイナドレス、ブロンズパロットの制服、メイド衣装があった。
「タマ、アレ、どうしたんだ?」
「えっ?」
「あの?チャイナドレス、おまえ、あんなの持っていたっけ?」
「あっ、ああっ、アレね。この前、商店街で福引やった時に、横浜中華街への招待券とチャイナドレス
のオーダーメイドできる券があったの。」
「くじ運、いいんだな?」
「この前、大学の友達と行って来たんだよ。豪華な料理で、得した気分。」
「あの、ブロンズパロットの制服とメイド衣装は?」
「アレは、文化際で着るの。」
「そうなんだ・・・。」
おそらく、男とエッチする時に着るんだろうと、男の直感で分かった。
ベランダに目をやると、俺の時には身に着けてなかった、黒や青、派手なピンク色の下着が干してあった。
「なぁ、タマ、着て見せてくれ。」
・・・パコンッ・・・
手に持っていた書類の束で頭を殴られた。
「ヤダッ。何で、君の目の前で着替えないといけないのよ。」
「何故、殴る?」
「何でって?私達、友達なんだし・・・。着替えて何するの?」
「そのまま襲っちゃおうかなぁっと。」
「ハイハイ。友達とはそういう事しないの。」
たまきは、テキパキと手を動かし、仕事を片付けていく。
部屋にあるコスプレ衣装が気になって仕方が無かった。
『他に男が出来たのかな?』
自分の荷物をまとめ終わると、家具の配置換えを手伝わされた。
ベットを頭をベランダ側の日の当たるところへ移し、机をベットのあった処へと配置換えをした。
「ベランダ、出入りしにくくないか?」
「半分、開けばいいよ。そんなに出入りしないから。」
「でも、タマの寝顔、覗き魔に見られるぞ。」
「誰が覗くのよ、まったく。カーテンしてるから平気。」
そう言うと、たまきは買ってきたと思われる袋を出して、シーツの取替えに掛かった。
白いシルクのシーツ、浪馬の目には珍しく映った。
「シルクのシーツって・・・高かったんじゃないのか?」
「ちょっと奮発して買っちゃった、肌触りがいいんだもん。」
上機嫌でシーツの取替えが終わると、背伸びをしながら、浪馬の荷物がまとめ終わるのを待っていた。
「コレで全部?」
「下着の替えと、洋服だけだからな、もう終わったよ。」
「お疲れ様、そうじゃ、私出かけるから・・・。」
「あぁ、それじゃぁ、俺も帰るよ。」
玄関で靴を履いて、たまきに質問をした。
「なぁ、俺たちって別れたのか?」
「今更・・・。別れたよ、私からね。」
「そっか・・・分かった。」
玄関を出ると、たまきは手を振って、浪馬を見送った。
『これが最後なんだな。』
たまきの家を振り返って見ると、目頭が熱くなった。
一人寂しく自分の家に向かって歩き出した。
750「揺れる乙女心・・・!?」 :2006/01/16(月) 02:47:46 ID:wj6srAEi
自分の部屋に着くと、留守電のランプが点滅していた。
『用件一件、再生します・・・。』
『もしもし、たまきです。前に借りたノートパソコン、忘れているよ。今度、取りに来てね。』
ノートパソコンなんて、すっかり忘れていた。
大学で必要だからというので、自分が使っていたノートパソコンを貸していた事を。
今すぐ必要じゃないが、たまきに必要ないなら返して貰おうかなと、たまきの携帯に電話を入れた。
案の定、着信拒否。
仕方が無い、明日の日曜日にでも受け取りに行こうと思いながら、床についた。
751 「揺れる乙女心・・・!?」 :2006/01/16(月) 02:54:49 ID:wj6srAEi
日曜日の朝早く、たまきの家に来た。
「タマのやついるかなぁ?」
家の前でウロウロしていると、怪しまれるので、手短に用事を済ませる事にした。
・・・ピンポーン・・・
たまきが出てくる様子が無い。
「寝ているのかな?」
・・・ピンポーン・・・
シーン。
やっぱり、出てくる気配が無い。
「朝早く来過ぎたかな?」
家に居ないのか、それとも出掛けているのか確認してから帰ろうと思い、ベランダに向かった。
幸い、部屋が1階だから簡単に出入りできてた。
ベランダから部屋を覗くと、薄い白いカーテンが半開きになっていた。
「無用心だな・・・まったく。」
手すりによじ登り、音を立てないようにして部屋を覗いた。


752名無しさん@ピンキー:2006/01/16(月) 05:03:42 ID:0xzOy+vt
いよいよ?一気にきたな。
753名無しさん@ピンキー:2006/01/16(月) 06:01:06 ID:kpcWKQvg
結局のトコロ、たまきはビッチ(ノノ<作者さんGJ
754名無しさん@ピンキー:2006/01/16(月) 11:22:31 ID:n8Mfpj2H
ちょ、すげーいいとこで終わってるw
続きが気になりまくりんぐ(;´д`)
755名無しさん@ピンキー:2006/01/16(月) 15:14:51 ID:8v7xZE2F
こんなのたまきじゃねー・・・あるあるwwwwwww
756名無しさん@ピンキー:2006/01/16(月) 15:57:26 ID:dhDpd+o9
そこに七瀬もいたら大変だこりゃ。
757名無しさん@ピンキー:2006/01/16(月) 16:07:54 ID:p+BosLkT
もちろん居るけど何か?
758名無しさん@ピンキー:2006/01/16(月) 20:54:32 ID:YLGkFV2+
正臣に遊ばれてる展開がいいな
759名無しさん@ピンキー:2006/01/16(月) 21:02:33 ID:p+BosLkT
もうどんな展開でも良作になるのは、間違えなさそうだから見守ろう!
760名無しさん@ピンキー:2006/01/16(月) 21:17:53 ID:cC5vHHJM
「ああっ!やめて良作さん」
今まさに浪馬の目に良作に凌辱されそうなたまきがいた
浪馬はやめさせようと、力いっぱい窓ガラスを叩いた
しかし、しかし、しかぁし
ななななななんとたまきは部屋の窓ガラスを厚さ5cmもある防弾ガラスに交換していたのだ
良作の目がこちらを向いてニヤリと笑ったように見えた……
761名無しさん@ピンキー:2006/01/16(月) 23:17:12 ID:Ue3Rxdi0
>>751
ドキドキしてきました。続きを楽しみにしています。
762名無しさん@ピンキー:2006/01/19(木) 23:35:27 ID:u6+YlqgE

     ∧_∧ まだかなまだかな〜♪
     (・∀・ )
 ̄| ̄ ̄U| ̄U ̄| ̄ ̄ ̄|. ̄ ̄ ̄|\
 ̄ ̄| ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄| ̄ ̄|\|
 ̄| ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄|\|
 ̄ ̄| ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄| ̄ ̄|\|
763名無しさん@ピンキー:2006/01/21(土) 19:52:39 ID:2zfoIjfi
機体
764名無しさん@ピンキー:2006/01/21(土) 20:29:57 ID:nmxvOFvZ
気体
765名無しさん@ピンキー:2006/01/21(土) 21:44:18 ID:VYWqC+4/
さらに北井
766名無しさん@ピンキー:2006/01/22(日) 00:24:02 ID:KfIav84t
希太射
767名無しさん@ピンキー:2006/01/22(日) 06:52:37 ID:PpdafCLI
肢体
768名無しさん@ピンキー:2006/01/22(日) 17:18:46 ID:+BiTa75q
マナカナ、マナカナ〜
769「揺れる乙女心・・・!?」 :2006/01/22(日) 23:37:39 ID:cmbxxx3T
昨日来た時には、ハンガーに掛かっていたはずのブロンズパロット制服がベットの脇に脱ぎ
散らかされていた。
床には、派手なピンク色の下着と、男物のトランクス、使って丸められたティッシュが数個と
コンドームの箱が床に転がっていた。
・・・ドクンッ・・・ドクンッ・・・
男がたまきの部屋に来て、昨晩、エッチしたという事がすぐに分かった。
ベットに目をやると、シルクのシーツが乱れ、大きく盛りがった布団が激しく前後に動いている。
窓に耳をつけると中から、たまきの喘ぎ声がかすかに聞こえてきた。
たまきと彼氏と思われる男がフトンから顔を出し、ハァハァと肩で息をしていた。
2人とも見詰め合って笑いながら、ディープキスをする。
たまき達に見つからないように、ベランダを移動し、ベットがよく見える位置に来た。
エアコンの室外の裏に身を潜め、2人に見つからない体勢をとった。
朝早くから人の部屋を覗き見るなんて何をやっているんだろうと思ったが、この状況から目が離せなかった。
男が布団を捲り、たまきが男に腕枕をしてもらって、甘えるような体勢をとった。
話し声は小さくて聞こえない。
男がたまきのおでこにキスをして立ち上がると、お風呂場に向かった。
それを狙ってもう一度、携帯を取り出して、たまきに連絡をする。
・・・プルルルッ・・・プルルルッ・・・
「はい?もしもし・・・。」
「もしもし、タマか?」
「うん、どうしたの?こんな朝早くに・・・。」
「悪い、昨日連絡貰ったから、電話したんだけど・・・。」
「今日、何時ごろ来れそう?」
「そっちに任せるよ。」
「それじゃぁ、お昼過ぎに来て。」
「あのさぁ、変な事聞くけど・・・。」
「何?」
「彼氏出来たのか?」
「うん・・・。」
「今、一緒とか?」
「うん、私の部屋に来てる。」
「ついさっきまで、エッチしてたとか?」
「秘密。っていうか、浪馬君の電話で起こされたから・・・想像はつくでしょ?」
「・・・あぁ。」
「それじゃぁ、お昼過ぎにね。」
部屋を覗いているのを知らないのか、平気で嘘をつくたまきに苛立ちを覚えた。
たまきは、ベットから立ち上がると、散乱している衣類をまとめ、クローゼットからバスタオルを2枚用意して、
お風呂に向かった。
その隙にベランダから脱出して、お昼過ぎまで時間を潰す事にした。
770名無しさん@ピンキー:2006/01/23(月) 01:42:01 ID:0qMwywq3
>769
非常に興奮する展開だったけど、彼とたまきのHシーンを
もう少し詳しく読みたい!
771名無しさん@ピンキー:2006/01/23(月) 08:10:15 ID:3U0fWa+j
朝から鬱勃起・作者氏GJ! OTZ

誰かたまきを懲らしめてくれ・・・・イヤマジデ
医大生に再び捨てられる様なたまきドン底展開を期待したいが、
もしそうなっても何も考えずに浪馬の元に走りそうだ・・・(==;
772名無しさん@ピンキー:2006/01/23(月) 08:34:34 ID:PX3FpN5p
マッハ落ちどころじゃねえな
773名無しさん@ピンキー:2006/01/23(月) 20:56:48 ID:D25n8W3P
GoGoGo落ちだな
774名無しさん@ピンキー:2006/01/23(月) 21:05:21 ID:qvbT7v5L
ヘアピンカーブ並だぜ。
775名無しさん@ピンキー:2006/01/23(月) 21:45:10 ID:GKsBHdrQ
寝取られ魂親譲りですよ。
776名無しさん@ピンキー:2006/01/23(月) 21:50:53 ID:x6hxh3mt
昔みた
下級生 瑞穂陵辱では 興奮したけど悔しさもあったが
このたまきSSでは「やっと離れてくれた」という思いがある

なぜだろう??
777名無しさん@ピンキー:2006/01/23(月) 21:54:10 ID:p3QPuepV
元々それだけ価値しかない女の寝取られだから
これが七瀬だったら1日でこのスレ埋まるな
778名無しさん@ピンキー:2006/01/23(月) 22:35:05 ID:U+y5nepX
>776

禿同、先週位までは毎日スレをチェックして異常に興奮してたんだが
寝取られ直前になって、一気に覚めてきた。
あっそ、勝手に犯られてしまえこの糞ビッチ!てな具合に

なぜだろう??
779名無しさん@ピンキー:2006/01/23(月) 23:31:19 ID:Kyo8waYi
その気持ちわかる。
やっぱ寝取られはそのキャラに対しての思い入れがあって
なんぼって感じだからかなぁ。
元からたまき・・・ナニそれ?って感じだったからなぁ俺は
780名無しさん@ピンキー:2006/01/24(火) 00:33:31 ID:HwfwmuJ8
禿同。
たまきじゃ『あーそんなもんだろ』としか感じないね・・・元の素材がアレではむべなるかな、という感じだが
781名無しさん@ピンキー:2006/01/24(火) 01:51:36 ID:MSrPPmuR
そんなこと言ってっと、偉大性に復讐だかなんだかで七瀬やられるぞ
782名無しさん@ピンキー:2006/01/24(火) 01:53:33 ID:iqMiIu1f
待て待てw
せっかく職人が書いてくれているのに興醒めさせかねないことを
書くのはやめようジャマイカ。
展開的にはいい感じでもってきてるんだからさ。
783名無しさん@ピンキー:2006/01/24(火) 01:57:11 ID:iDPoeqks
おまいらの素直な本心は、エロシーンをいっぱい書いて〜・・・でしょ?
784名無しさん@ピンキー:2006/01/24(火) 02:00:56 ID:u8ckPKgb
マナカナ〜、マナカナ〜
785名無しさん@ピンキー:2006/01/24(火) 02:50:34 ID:jJlZmkSI
>>784
絶対ツッコまない。絶対にだ。

この感想から非常に「たまき味が出てる」というコトなので
職人氏にはファイトしてもらいたい。がんがれ。そしてエロシー
786名無しさん@ピンキー:2006/01/24(火) 07:20:57 ID:28Z3+BSf
浪馬:ようやくたまきのビッチぶりに諦め、吹っ切る決意を→失意の浪馬の前に七瀬が!→ハッピーエンドウマー
たまき:再び飽きられて捨てられる→浪馬の元へ→そこには七瀬が
    →七瀬から一方的に言い負かされるたまき→行き場を無くして留学。海の向こうで春を売る人に
(捨てられる前に七瀬辺りから浪馬が彼女を裏切ってない辺りを知らさ、れこれまでの行為に後悔すると更にウマー)
医大生:最初からセフレのつもり→結局たまきの心は浪馬にあったり→ウザーかつ飽きたので捨てるウマー
七瀬:まさか、浪馬とたまきが別れるとは・・・→浪馬から事情を聞き、初めて奴のビッチぶりを知る七瀬→奴と遭遇
    →ファイッ、奴を葬る→浪馬&七瀬ウマー

たまきに残るのは大量のコスと更に開発された肉だけッポイ
787名無しさん@ピンキー:2006/01/25(水) 10:30:15 ID:SNps8TOT
たまきってのはホントに嫌われモンだな
788名無しさん@ピンキー:2006/01/25(水) 10:38:54 ID:GTeeAxbq
>>787
エロゲキャラとして好かれる要素が皆無
789名無しさん@ピンキー:2006/01/25(水) 13:17:57 ID:53Fi6Har
テレビアニメでもたまきは中古だったの?
790名無しさん@ピンキー:2006/01/25(水) 14:51:57 ID:jF86FM+j
>>789
一応、彼氏がいるという設定だった。
しかし、この彼氏はどんな設定か一切説明なし。
最後の方で彼氏と別れたが、理由も一切説明なし。
結局、彼氏が居たというだけで、その他は一切説明なし。
まぁ、その他の発売されている小説なども、
非処女設定(彼氏は医大生とは限らない)らしいから、
俺はアニメも非処女だと思っている。
791名無しさん@ピンキー:2006/01/25(水) 15:48:30 ID:9N2AxZtz
それ以前にアニメ版は何が言いたいのか訳解らんかった。
792名無しさん@ピンキー:2006/01/25(水) 18:44:09 ID:53Fi6Har
いくらたまきでも、アニメのヒロインとしてなら、
テレビアニメ補正がかかって処女なんじゃない?
俺の考えは甘いのか?
793名無しさん@ピンキー:2006/01/25(水) 19:58:03 ID:jTwO0+hJ
たまきがマシだったのはマンガ版のみということだな。
794名無しさん@ピンキー:2006/01/25(水) 21:32:49 ID:uRxaj+QB
今度出るエロアニメ版では浪馬のセフレなんだっけか。
795名無しさん@ピンキー:2006/01/25(水) 21:37:32 ID:tEl7fvtq
たしか友達以上恋人未満の肉体経験ある仲とか。
たまきはエルフクオリティに満ちている。
796名無しさん@ピンキー:2006/01/25(水) 21:51:34 ID:ln29y4RP
原作=彼氏持ち・非処女

まあ、これぐらいは別に普通にある設定なんだよね。
でも、

アニメ=彼氏・シュン・浪馬の三股・電話一本で彼氏と別れる
小説=先輩に思いで作りに処女破ってもらう
OVA=セフレ

ここまでくると、スタッフはわざと嫌われるように、作ってるとしか思えないよな。
797名無しさん@ピンキー:2006/01/25(水) 23:41:36 ID:yqKk4sSB
だが、それが……よくないなw
スタッフもたまきんより七瀬の方が人気でるって
ある程度予測出来てたのかね?
798名無しさん@ピンキー:2006/01/25(水) 23:53:09 ID:OjqWcRqC
このスレたまきに寝とられそうだなw
799名無しさん@ピンキー:2006/01/25(水) 23:56:44 ID:kfAsb/54
たまき大人気だなw
800名無しさん@ピンキー:2006/01/26(木) 02:30:37 ID:lvbiN/rX
OVA
801名無しさん@ピンキー:2006/01/26(木) 08:03:25 ID:sk4YCyg1
スタッフが言いたいこと・・・それは

好きな人 惚れた頃には 使用済み (たまきの場合、開発済み)


君が惚れる位魅力的な女だから、言寄る男も多けりゃ男性経験もあるだろうさー
人はそれをヤリマン・尻軽と揶揄するかもだが
802名無しさん@ピンキー:2006/01/26(木) 12:28:49 ID:HSRJ6qyq
つまり、
好きになったら小学生ぐらいのうちに突っ込んどけ、
ってことだな?
803名無しさん@ピンキー:2006/01/26(木) 15:07:31 ID:4bPpHfCM
違うものに目覚めそうだな
804名無しさん@ピンキー:2006/01/28(土) 01:31:31 ID:xWPIUMJe
職人さん来ないかな〜
続きが気になる(>_<)
805名無しさん@ピンキー:2006/01/28(土) 16:18:57 ID:xWPIUMJe
マナカナ〜マナカナ〜
806名無しさん@ピンキー:2006/01/28(土) 23:03:41 ID:mz1OSTXt
>>804
学研のおばt(ry
を思い出した
807名無しさん@ピンキー:2006/01/28(土) 23:04:27 ID:mz1OSTXt
805だった
808名無しさん@ピンキー:2006/01/28(土) 23:54:32 ID:5sTzwm87
期待(゚∀゚)age!
809名無しさん@ピンキー:2006/01/29(日) 00:25:01 ID:jST6D+pD
ガキのころ娯楽が対してなかった俺はマジで学研のおばちゃんが来るの
楽しみだったなぁ。
810名無しさん@ピンキー:2006/02/01(水) 00:34:57 ID:9u/iGorg
どうやら飽きてしまわれたようです。
811名無しさん@ピンキー:2006/02/01(水) 12:58:24 ID:sJ9XOhAW
マターリ待つべさ
812名無しさん@ピンキー:2006/02/01(水) 20:39:23 ID:VbtC7+Ea
( ゚д゚)

( ゚д゚ )
813名無しさん@ピンキー:2006/02/01(水) 22:11:48 ID:PV+eruZi
こっち見(ry
814名無しさん@ピンキー:2006/02/05(日) 03:07:57 ID:wk3C5mdM

      |ハ,_,ハ
      |´∀`';/^l
      |u'''^u;'  | ダレモイナーイ
      |∀ `  ミ  イアイアスルナラ イマノウチ
      |  ⊂  :,    
      |     ミ
      |    彡 
      |    ,:'
      |''~''''∪
               l^丶
               |  '゙''"'''゙ y-―, あ ふんぐるい むぐるうなふ くとぅるう    
               ミ ´ ∀ `  ,:'     
             (丶    (丶 ミ   いあ    いあ
          ((    ミ        ;':  ハ,_,ハ   ハ,_,ハ
              ;:        ミ  ';´∀`';  ';´∀`';, ,
              `:;       ,:'  c  c.ミ' c  c.ミ  
               U"゙'''~"^'丶)   u''゙"J   u''゙"J

            /^l
     ,―-y'"'~"゙´  |   それ  るるいえ うがふなぐる ふたぐん
     ヽ  ´ ∀ `  ゙':
     ミ  .,/)   、/)    いあ    いあ
     ゙,   "'   ´''ミ   ハ,_,ハ    ハ,_,ハ
  ((  ミ       ;:'  ,:' ´∀`';  ,:' ´∀`';
      ';      彡  :: っ ,っ  :: っ ,っ
      (/~"゙''´~"U    ι''"゙''u   ι''"゙''u
815名無しさん@ピンキー:2006/02/05(日) 03:16:59 ID:E7eBA6e+
ガッ
816名無しさん@ピンキー:2006/02/05(日) 09:03:58 ID:eCuCh24R
>>814
ぎゃあああ
817名無しさん@ピンキー:2006/02/05(日) 12:23:24 ID:vdLlqoHb
>>814
どうせそれやるなら、デモベスレの方が相応しかろう…。
818名無しさん@ピンキー:2006/02/05(日) 14:37:57 ID:wC1+2KmS
はいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいはいあはいはいはいはい



ぬるぽ
819名無しさん@ピンキー:2006/02/05(日) 17:49:52 ID:eCuCh24R
>>818
ガツン
820名無しさん@ピンキー:2006/02/08(水) 22:55:26 ID:SNfzGdUh
そろそろ禁断症状ががが(゜д゜;
821「揺れる乙女心・・・!?」 :2006/02/12(日) 02:58:05 ID:/uTHvw+e
駅前の喫茶店で時間を潰した。
凄く長い時間が酷に感じたのは、久々だった。
いつ以来だろう・・・?
タマに彼氏が出来たって知った時か・・・?
大事な存在だって気がついて、付き合うようになって、もう手放さないって決めたのにと後悔ばかりが
毎日、続いている。
別れてそんなに経っていないのに、彼氏が出来、部屋で寝泊りする関係になっていうだけで寂しい。
そんな事を考えていると、タマが待ち合わせした喫茶店にやってきた。
久々に見るタマを抱きしめたい気持ちにかられている。
「おはよう・・・浪馬君。」
「おう・・・。」
「?」
俺が俯くと、それを覗き込むように顔を近づけるタマ。
「どうしたの?元気が無いようだけど・・・?」
「いや、最近、勉強ばかりで寝不足だからかな。」
「そっか。」
手荷物のバックを横に置くと、自分の目の前に腰かけた。
店員が注文を取りに来ると、手馴れたような感じでメニューを注文する。
俺もお替りの追加注文を済ませ、本題に入った。
「それで、俺が忘れた物は?」
「あっ、ちょっと待って・・・よいしょっと。」
「もう、使わなくていいのか?」
「新しいノートパソコン、買ったから・・・それに?」
「それに?」
「浪馬君の物をいつまでもあの部屋に置きたくないの・・・。」
今の彼氏がタマに言ったのかは分からないが、それの言葉を聞いて心に釘を刺された気分だ。
タマの首筋に目をやると、愛の証とおもわれるキスマークがあった。
夏場で薄着なのは分かるが、わざわざそこにつける必要は無いだろうと思ってしまった。
コーヒーを飲み2人の間に、沈黙が訪れた。
「それじゃぁ、もう行くね。」
コーヒーの入ったカップを空にすると、タマは席を立った。
「なぁ、電話ぐらいしてもいいか?その、受験の話も聞きたいし・・・。」
「いいけど・・・彼と一緒に居る時は出れないよ。私一人時なら・・・。」
伝票を持っていこうとする手を掴むと、タマは自分の言いたいことが分かったかのように、その場を
後にした。
ため息を大きすると、コーヒーを一気に飲み干し、会計を済ませると喫茶店を後にした。
822名無しさん@ピンキー:2006/02/12(日) 03:00:43 ID:/uTHvw+e
「揺れる乙女心・・・!?」 の執筆しているものです。
仕事が忙しく更新できず、申し訳ありません。
出来上がり次第、上げていくので、その時は宜しくお願いします。
823名無しさん@ピンキー:2006/02/12(日) 03:14:53 ID:afC/sUxX
とりあえずたまき市ねや
824名無しさん@ピンキー:2006/02/12(日) 07:48:15 ID:YjP5UCan
>822
ぐっじょぶ。 読んでて凄い欝になったw
とっくに手遅れのたまきは置いといて、浪馬にサッサと立ち直ってホスィ・・・
825名無しさん@ピンキー:2006/02/12(日) 19:51:21 ID:7TduMN0x
>>823-824
同感。

あの発売当時のたまきんへのムカツキを思い出したよ。
さてこれからどうなっていくのかが楽しみだ。

>>821
これからも頑張って下さい。
826名無しさん@ピンキー:2006/02/12(日) 21:27:07 ID:cep7309P
さすがたまきん
浪馬と付き合っている時は医大生の品物をたくさん置いてあったのに
偉大生とよりを戻してからは浪馬の品物を全て返品・廃棄か・・・

計画的な別れだと感じるのは私だけ??
827名無しさん@ピンキー:2006/02/12(日) 23:34:14 ID:YjP5UCan
たまきvs七瀬が見たい・・・
828名無しさん@ピンキー:2006/02/13(月) 06:45:32 ID:u6Uq7IMA
何か皆>822の書くたまきん=本作のたまきん
みたいに受け取ってるなw
それだけ作者が上手くたまきんのビッチっぷりを
捉えてるってことかもしれんが。
お仕事大変かもしれませんが頑張って下さい>822氏
829名無しさん@ピンキー:2006/02/13(月) 13:17:24 ID:HkhGeX5V
>>827
そんなマケボノvsサップなみの対決なんぞ見たくも…いや、ある意味楽しいかも
830名無しさん@ピンキー:2006/02/14(火) 21:49:54 ID:/9wVMu5b
感想 とりあえずたまきん氏ねやと思った今後の期待age
831名無しさん@ピンキー:2006/02/17(金) 14:49:56 ID:eqS5+rIv
「揺れる乙女心・・・!?」
待ってるだけだと、あれなんで、
俺も落としてみます。
832七瀬…凌辱…:2006/02/17(金) 14:51:06 ID:eqS5+rIv
コク、コク、コク…。
俺の目の前で一人の女が俺のものを一時間以上舐め続けている。

「ふうー。もう、良くん、最近元気ないね…」

俺の名前は良作…父親の名前から一字とって母親がつけてくれたらしい。
らしいというのは、俺は父親を知らない。
母親にいわせると、
ろくでもない奴で今でも殺したいぐらい恨んでいるらしいが
結果として妊娠させられて、
生まれてくる子供に罪はないと俺を生んだらしい。

生まれてすぐ、俺は施設に預けられた。
施設に入れられた俺は母親に認められたく必死に勉強をして、
一昨年、有名国立大学の医学部に入学することが出来た。
だが母親は金は出してくれたものの、絶対に俺とは暮そうとしなかった。
そして高校を卒業し、施設を出た俺は一人暮らしをはじめた。
医大生ということもあり、すぐに彼女が出来た俺はキャンパスライフを満喫していた。
しかし一年の時の冬、突然父親の血が目覚めたのか、
俺は一人の女では満足できない自分に気がついた。

それからの俺は数ヶ月、早ければ数週間単位で女を変えるようになっていった。
そして今、目の前にいるのが春休みナンパ目的ではじめたビリヤード場のバイトで知り合った女…柴門たまきだ。
833七瀬…凌辱…:2006/02/17(金) 14:52:19 ID:eqS5+rIv
「良くん。先週のデートでも、全然もえてくれなかったじゃない…。
もしかして…私に飽きた?」
「そんなことないよ…。キミの方こそ最近…クラブの部長で幼なじみの…なんだっけ…」
「浪馬…クン」
「そう、その浪馬クンの話ばかりじゃないか…」
「そ…それは…」

いいあぐねているたまきの両脇を抱え込むと軽く持ち上げ、
俺の太ももの上に乗せると、
たまきはこなれたように股をひらき、
いつものように俺の物に自分のものを左手で軽くひらきながら合わせていった。

「アン、アア…、アン」
「他の男の子ことを考えている女の子と楽しくできるわけないだろ。たまき…。
男ってのはデリケートなんだから…。
それとも、たまきは僕が他の子のと考えながらやると余計に燃えるとか?」
俺はだんだん早くなるたまきの腰の動きを楽しみながら、
落ちないように右手で彼女の腰を支え、
左手で胸を弄ったり舌で乳首を転がしたりしながら、そういった。
834七瀬…凌辱…:2006/02/17(金) 14:53:11 ID:eqS5+rIv
「アン、アン。ヤッ。そ…そんなことないよ。
良くん…。ハァ…。私は良くんだけだよ…。
だって…こんなに二人の躰の相性いいんだから…」

たまきは腰の動きをさらに早くし、
俺の頬を両手で抱えると軽く顔を上にあげ口をあわせてきた…。

「ハア、ハア、ハア…。良くん…好き」
「ああ」

俺の舌に自分の舌を必死に絡めてくるたまきの口を軽く離して

「イクよ…。今日は…大丈夫…だったよね」

そうたまきにいった。

「ウン…。たぶん…OKよ…。ハア…ン…」

たまきはなにも言えない状態ながらもそれだけいうと、
白目をむきながらイッテしまった…。

「さっきにイッタら、ダメじゃないか…。ほんとに…もう…」

俺がそれだけいって、今度は軽く自分の方から腰を動かした。

「ひぃー……」

軽い悲鳴を上げたたまきが、覚醒されたかのようにまた腰を動かしはじめた。

「今度こそ…イクよ…」

俺は自分の腰の動きをたまきの腰の動きにシンクロさせるように動かすと同時に、
たまきの中に射精した…。

「ハグッ…ハアアン」

たまきは悲鳴に近いような声で再びイッテしまうと、
力が抜けたように俺に寄りかかってきた。
しばらく、たまきを抱きながら呼吸が落ち着くのを待つと、
俺は彼女の両脇を抱え椅子の下にそっとおろした。
椅子の下でひざまずくような格好になったたまきは、
なにもいわずとも心得たかのように俺の股間に自分の頭を持っていき、
汗と精液と自分の体液で汚れた俺の物を舐めはじめた。
835七瀬…凌辱…:2006/02/17(金) 14:54:16 ID:eqS5+rIv
「じゃあ、シャワー先に浴びているから。
落ち着いたらおいで。一緒にシャワーを浴びよう」

舌の感触を軽く楽しむと俺はそれだけいって、
疲れ果てたかのように荒い呼吸をするたまきを
ソファーの下においたままシャワールームへと向かった。

「そろそろ、潮時か…。
しかし…薬の効果…まだ続いているのか…
使わなくなって一ヶ月にもなるというのに…」

俺は一人でシャワーを浴びながら、そんなことをつぶやいた。
そう、たまき自身は俺との躰の相性は最高だと思っているが、
実のところ製薬会社の御曹司の友人
…俺が徹底的にM性を開発してやった
香月とかいう女をあてがってやっただけで友達でもなんでもないが…
から手に入れた非合法の媚薬を使っただけだ。
飲むと全身性感帯になってしまい、
手を握られたり肩が触れあっただけでも感じてしまい、
その男にまるで恋してるかのような錯覚を与えるやつだ。

俺は、この薬をバイト上がりのたまきに差し出した飲み物の中に入れた。
そしてその日の夜、たまきは初めて親に嘘をついて外泊することとなった…。
それからもデートのたびに俺はその薬を使ってきたが、
たまきの躰に飽きはじめた先月ぐらいから使うことをやめた。
そう、たまき自身は俺の勉強の疲れとか幼なじみのことが気になるから、
俺とのエッチが盛り上がらないと考えているようだが、
実は薬の効果が切れてきただけだ…。
もともと、貞操観念の強い清楚な子が俺と合うはずないじゃないか。
おもわず、俺は声を上げて風呂場の中で笑いそうになった。
836七瀬…凌辱…:2006/02/17(金) 14:55:11 ID:eqS5+rIv
「お待たせ…。どうしたの嬉しそうな顔をして…」

俺がにやついていると、たまきが風呂場に入ってきながら俺の顔を見てそういってきた。

「うん…。
いやあ、バイトで僕とキミが初めてであった頃のことからを思い出していると、
なんだか嬉しくなってきて…」
「そうね…。
出会った頃は、私もまだまだネンネで
こんなに人の子を好きなるとは思っていなかったのに…」
「ところで、この間の学園祭の時、開会式で挨拶をしていた美人は誰だか知ってるの?
 たまきは…」
「ええ、気になる? 高遠さん、美人だもんね…」
「いや、そんなことないけど。
キミが幼なじみの浪馬クンのことよく僕に話をするから、
意地悪してみたくなのさ。
高遠っていうんだ…。
あの気の強そうな美人…」
「高遠七瀬さん。生徒会副会長よ。
だから挨拶していたの。
ああ見えても、優しくって芯がしっかりしていて学園のアイドルよ」
「へえー」

俺は興味のないようなふりをして、
湯船にもぐると高遠七瀬のことについて考えはじめた。
837七瀬…凌辱…:2006/02/17(金) 14:56:18 ID:eqS5+rIv
三日後…

「んだとコラ! もういっぺん言ってみろ!」
「あら、ごめんなさいね。その年でもう耳が遠いなんて思わなかったものですから」
「あんまり強がるんじゃねえよ」
「強がってなんかいないわ。
なんならもう一度注意してあげましょうか?」

駅の改札口をでたところでチンピラ3人に絡まれている
七瀬を俺は柱の裏から見ていた。

「おい、お前ら三人がかりで女の子一人相手とは、喧嘩がお強うございますな」

俺は舐めきった口調でチンピラと七瀬の間にわって入った。

「なんだと、おらあ」

チンピラの一人が俺の胸ぐらを掴んでくるので、
俺はその手を逆手に返して溝うちにけりを一発いれた。

「グッ…。うえっ…。お、覚えていやがれ。い、いくぞ…」

チンピラどもはまるで台本に書かれているかのごとき台詞を俺に残すと、
走りながら消え去っていった。

「大丈夫かい。キミ…」

俺は自分の襟元をなおしながら、
緊張で唇が乾いている七瀬にむかって、そういった。

「ありがとう…。でも、あなたも見た感じあの三人組と変りませんね。
余計なことしなくても結構でいたのに…。
とりあえず、ここはお礼を言っておきます」

俺の全身を値踏みするかのように見ながら七瀬はそういってきた。

「お礼してくれるんだったら、お茶でもいかない…」
「やっぱり、同類ね。まだ彼らの方が欲望に忠実な分マシかしら…。では、失礼」

七瀬は怒りをにじませながら、俺にそういうと足早に駅から去っていった。
838七瀬…凌辱…:2006/02/17(金) 14:57:55 ID:eqS5+rIv
「アニキー、ダメだったじゃないですか」

俺はクラブのVIPルームでさっきの三人組と話をしていた。

「ははは、ああいう強気なところがいいんじゃないか…。
まあ、これからだな。
女の子は運命的な出会いってのに、弱いからな。
まあ、見ときな」

チンピラの一人にそういうと、
テーブルの下で俺の物をチャックから出し舐め続けている女に

「実香、もう舐めるのはいいから咥えろ」

そう指示した。女は指示通りに舐めるのをやめると、
右手でかるく俺のものをしごきながら先の方を八重歯のある口で咥えこんだ。

「舌も休ませるなよ」
「ひゃーい」

俺は軽く頭を掴んで前後させると、チンピラとの話にもどっていった。

「で…、アニキお約束のものを…」
「ああ、わかった…」

俺はそれだけいうと、札束を三人のテーブルの前に投げおいた。
「ありがとうでやんす。
で、でもたまには金以外のおこぼれもないんすかねぇ」

一人が下品な笑いを浮かべながら、俺にそういってきた。

「わかった。わかった。
おい、実香、俺はもういいからこの三人のお相手をしてさしあげろ」

俺がそういって頭を股間から離すと、驚いた顔で女が

「えー。なにいってるんッスか。良さ…く…」

パッシーン。俺は頬を叩くと

「俺の名前をフルネームで呼ぶなといっただろ」

それだけをいって服装を整えながら、
男達の歓声と女の悲鳴が響きわたる部屋を後にした。

「高遠七瀬か…。さてどうする」
独り言をつぶやきながら車のエンジンを始動した。
(つづく)
839名無しさん@ピンキー:2006/02/17(金) 19:32:04 ID:qwiWvQ2O
まだことに及んでないが、まさか七瀬の凌辱ものがこのタイミングで投下
されるとは思わなかった…

「揺れる乙女心」の続きが投下しにくくなったんじゃないだろうか?
840名無しさん@ピンキー:2006/02/17(金) 22:50:16 ID:BbpOC2MW
あいつの子供か……!?
841名無しさん@ピンキー:2006/02/18(土) 10:17:08 ID:vVILdA7Y
七瀬をどうする気だ〜

続き待ってるよ〜
842名無しさん@ピンキー:2006/02/18(土) 22:18:39 ID:KJ9Tew8F
オヤジ候補は3人いるが、3人目、ということでいいのかな。
843名無しさん@ピンキー:2006/02/18(土) 22:49:22 ID:/BaVMIXM
>842
だって、三人目だから……!?

……逆に、あの三人の子供が娘だったらどうなるんだろう。
きっと、美少年を陥れる物語になりそうだ。
844七瀬…凌辱…:2006/02/18(土) 23:13:54 ID:1ix4ts+3
俺は紅茶専門店でお茶を注文する七瀬を窓の外から見ていた。
七瀬が注文した紅茶のポットがテーブルに運ばれてきたのを見計らって、
俺はおもむろに店内に入った。
「いらっしゃいませ。何名様ですか? お席のほ…」
俺は店員を無視すると、
七瀬のテーブルの向かい側の椅子を引き、
「ご一緒、いいかな」
そう、何か紅茶に関する本を読んでいる彼女に声をかけた。
「あ、あなた…。席なら、他にも沢山ありましてよ」
七瀬はこの間のことを思い出したようだが、
表情一つ変えずにそう俺にいってきた。
「僕は、いつもここで飲むことに決めているんだ」
俺がそういうと、
「なら、わたしが席を…」
立ち上がろうとしながら、俺にそういってきた。
845七瀬…凌辱…:2006/02/18(土) 23:14:33 ID:1ix4ts+3
「ダージリンのファーストフラッシュ。
苦いのが苦手か…。
女の子らしい…クク」
俺がポットの注ぎ口の先にそっと顔を近づけながらいうと
「あなた、何もわかっていらっしゃらないようね。
紅茶は香りを楽しむもの、特にこういう場ではそうじゃなくって」
七瀬は席に座りなおし、自分の好みが見透かされたのをごまかすようにそういってきた。
「いらっしゃいませ。ご注文は」
「ダージリンのオータムナル。ストレートで」
俺がそう注文すると七瀬は紅茶をティーカップに入れながら
「そんなに、苦いのがお好きなら、わざわざ紅茶にしなくてもお薬でもお飲みになったら」
俺をにらむようにそういってきた。
「本当はいつも、味も香りも品があるセカンドフラッシュなんだが、
近くで香り高いお茶を飲んでいる子がいるとね…」
俺は苦笑いをしたような顔で、七瀬にそういった。
「だから、席を替えるって…」
「キミさあ、香りだとか苦みだとかダージリンとかアールグレイとか、
本当に美味しいお茶ってわかる?」
「紅茶は香りがいい物の方が美味しいでしょう。
少なくとも、わたしはそうだわ」
「ははは、じゃあテストしてみよう」
「テスト?」
「今から、二つの紅茶を出すからどちらが美味しいかをいってくれるだけでいい。
簡単だろ」
「わたしは、ひとに試されるようなことをされるのが一番嫌いですの」
「自信がないんだ…フッ」
「そんなことをいってるのでは…」
「じゃあ、決まりだね。今からいれてくるから美味しいと思う方を選んでくれたらいい。
マスター、キッチン貸して」
俺はそれだけいうと、制止するマスターを無視しながら
カウンターの向こう側に行きポットの水を沸かしはじめた。
846七瀬…凌辱…:2006/02/18(土) 23:15:08 ID:1ix4ts+3
「さあ、飲み比べてみて。素直に感想を言ってくれたらいいから」
俺がそういってティーカップを二つ差し出すと、
半分あきらめたかのような顔で七瀬は二つの紅茶を飲んだ。
「これは、簡単ね。こちらはティーバッグ。アフタヌーンティーかしら。
甘みがあって飲みやすいけど、香りが全く感じられないわ。
そして、こちらが本物のアフタヌーンティーね。
味はほとんど同じなのに、香りが全然違う…」
「はははは、さすがだなあ。半分正解で半分はずれ…」
「半分…?」
「そ、アフタヌーンティーは正解だけど、実は両方ともティーバッグなんだ。
入れ方を工夫したからティーバッグって気付なくても仕方がないが」
「……」
七瀬は、欺されたことに対する怒りと
ティーバッグを本物といってしまったことに対しての恥ずかしさで、
机を叩くように席を立つと伝票をとりレジへと向かった。
レジでお金を払っている七瀬にむかって俺は
「本物の美味しい紅茶ってわかる?」
と挑発的に声をかけると、
七瀬は無視しながらも聞こえてるふうを隠せないようなそぶりをした。
847七瀬…凌辱…:2006/02/18(土) 23:15:29 ID:1ix4ts+3
「紅茶の種類とか入れ方とかじゃなしに、
相手のことを考えて相手の為に入れてあげた紅茶が一番美味しいのさ。
キミの入れた紅茶のうんちくを聞きながら美味しいですとか言う取り巻きじゃなしに、
お茶のおの字も知らないボーイフレンドにでも入れてやれよ。
きっと美味しいのが入れられるはずだから」
「ご教授、感謝いたしますわ。有難うございます」
こっちを向くと、慇懃無礼な口調でそういってきた。
「僕は、良作、隣町の大学の3年生。
お礼をいうなら、今度は僕のために紅茶を入れてほしいな」
と俺は手を出しながらいうと、七瀬は手を取らず
「教えの正しさと、人間性は別みたいね。
わたしは、穴みたいな人間が一番嫌いですの。では」
それだけいって、店から出て行った。
「あの…。お紅茶お持ち…」
俺はテーブルの上にお金を置くと、紅茶を飲まずに店を出た。
848七瀬…凌辱…:2006/02/18(土) 23:16:04 ID:1ix4ts+3
「あれー。良くん、紅茶なんか飲んだっけ…」
偶然、店の前を通ったたまきが俺に声をかけてきた。
なんて狭い町なんだ…。
「まさか、僕は根っからのコーヒー党だよ。
紅茶なんて、頼まれても飲まないよ」
俺は根拠もなく七飯とはもう今日は会わない気がして、
安心してたまきに話しかけた。
「え、でも紅茶専門店…」
「間違えて入ったんだよ。どう今から公園で散歩でもする?」
「うん…。行こう」
俺は、たまきのデニムのスカートの裏ポケットに手を入れ
おしりの感触をたのしみながら公園までの道を歩いた。
「アン、もう…良くんのエッチ…」
感じすぎで足下もおぼつかなくなったたまきを
おしりに入れた手で軽く持ち上げるようにして歩きながら、
「次は美術館か…」
俺は七瀬への次のアプローチを考え続けていた。
(つづく)
849名無しさん@ピンキー:2006/02/19(日) 10:56:58 ID:t2n6fA1e
玉金はとっくに落としてるわけやね。
暴力に頼らない頭脳ゲーム設定はGOODと思います。
つづきがんばってー。
850七瀬…凌辱…:2006/02/21(火) 15:14:08 ID:R3Tykx6q
「この彫刻はゴミね」
「は?」
「さも偉そうに『混沌』なんて題名つけるからいけないのよ」
「はあ……」
「作者的には何らかの意図があるのかもしれないけど、それがなんなのか全くわからないわ。だから、これはゴミ。すくなくともわたしにとってはね」
「なんだかずいぶん厳しいんだな」
「理解できない芸術に興味はないわ」
「さ、次に行きましょう」
「ん? ああ……そうだな」
「次こそは、わたしの心を震わせるような作品であって欲しいわね」
美術館で男とデート中の七瀬に俺は後ろから近づいた。
「ずいぶん、芸術とやらに詳しいんだな」
俺がそういうと七瀬が怒ったかのように振り向いた。
「じゃあ、あなたにはこの彫刻の意味がわかるのかしら」
七瀬が挑発的に俺に返してきた。
「そうだな…」
俺が彫刻を見ているようなそぶりを見せると、隣にいた男が
「七瀬、もういいじゃん。次に行こうぜ」
そう七瀬に話しかけてるのが聞こえた。
「へえー。七瀬…ちゃん…っていうのか」
「あなたに、軽々しくわたしの名前を呼ばれる筋合いはないわ。
それと、あなた一人で先に行ってちょうだい。
わたしは、この人のご立派な芸術談義とやらを聞かせた貰うから」
「え、デート中だろ…」
「だったらデートはここでおしまい。楽しかったわ。さようなら」
七瀬は男を無理矢理次の展示物に引張っていくと、
一人で俺の所にもどってきた。
851七瀬…凌辱…:2006/02/21(火) 15:14:59 ID:R3Tykx6q
「じゃあ、聞かせてもらいましょうか。あなたの評を…」
「まずこの彫刻は…」
俺はでっち上げの美術評を長々と七瀬に語った。
「なるほどね。でも、わたしは全くその意見には賛成できないわ」
「まあね。僕の意見だ。しかし芸術品を鑑賞するってのは…、
長くなりそうだから、座って話そう」
俺はそういって七瀬の腕を掴と強引にロビーにある喫茶店に連れて行った。
「鑑賞するってのは、そのものを通して作者と会話するってことだ。
それを、理解できないから意味がないって斬ってすてるのは、
わたしは会話できません。と言ってるようなもんだ。
どうせ、あのボーイフレンドも自分の都合だけ振り回しているんだろう。
七瀬…ちゃん…のことを褒めることしかしない取り巻きに囲まれているだけじゃ、
永遠にあれを理解することは出来ないね。
せいぜい美術年鑑でも買って高い順に見ていけば良いんじゃないの」
「な…」
七瀬は怒りで顔を真っ赤にしながらこちらを睨んできた。
「じゃあ紅茶を飲んだら、もう一度、見に行ってみようか」
「…」
彼女が急に立ち上がった。
「逃げるの?」
「まさか。化粧室よ」
トイレに向かう七瀬の背中を見ながら、頭を冷やしてくるんだなと俺は考えていた。
そうだ、俺は周りの人間がこちらに注目していないのを見ると、
おもむろに媚薬の入った小瓶を取り出し紅茶に数滴入れると、
「たまきほど尻軽に見えないから、今日は無理だろうな。
まあ次回への伏線としては悪くない」
そう独り言をつぶやいた。
852七瀬…凌辱…:2006/02/21(火) 15:15:57 ID:R3Tykx6q
七瀬が帰ってきて紅茶を飲み終えると、さっきの彫刻の所にもどることにした。
「……」
ちょっと上気した顔をしながら七瀬が席を立とうとしたとき
足がもつれ転けそうになった。
ビック…。
俺が腕を出して支えてやると
七瀬は全身の性感帯が刺激されたかのように躰をビクつかせた。
「大丈夫か…」
俺が言うと、七瀬は俺の腕から飛ぶように離れ
「失礼、では行きましょうか」
自分を律するかのようにそれだけいって、歩き出した。
自分ではちゃんと歩いているつもりだが、
後ろから見ると内ももを合わせ
なにかオシッコを我慢しながら歩いているような七瀬を見て笑いを殺しながら俺は、
「いくよ、急がないと閉館だ」
それだっけいって、七瀬の腕を掴んで走り出した。
「ちょ、ちょっと。離しなさい。わたしは一人で行けます。離して」
顔を真っ赤にしてハア、ハアいいながらなにか言ってくる七瀬を無視して
俺は走り続けた。
「はあはあ、ついたぞ。七瀬ちゃん。ゆっくり見て感想を言ってみな」
息を切らしながら、俺がそういうと七瀬は、
「ハア、ハア、ハア、ハア」
焦点の合わない目で彫刻を見始めた。
「やっぱり…わたしには理解できないわ」
「それで、いいと思う。理解しようとすることが大事なんだから」
「じゃあ、いいわね。さよ…う…な…」
七瀬がふらつく足取りで、帰ろうとするので俺は
「風邪でも引いたんじゃないか? 
このまま途中で倒れたら、俺が怒られるよ…家まで送ろう」
そういって、七瀬の手をとって引張るように歩き始めた。
「……」
七瀬は感じすぎる手をもじもじさせながら力弱く離そうとするだけで、
俺のするがままに任せた。
853七瀬…凌辱…:2006/02/21(火) 15:16:45 ID:R3Tykx6q
美術館を出るとき門の横の庭園のバラを目にした俺はその中の一本を抜き、
適当な長さにすると七瀬の胸ポケットにさしてやった。
「アン、イヤッ。ド、ドロボ…」
胸に手の甲が当たったのが七瀬の官能を刺激したのか、
おもわず声を上げながら力なく俺にそういってきた。
「花泥棒とキス泥棒に罪はない。両方とも美しすぎるのが悪いのさ」
俺が耳元にそう囁くと、七瀬は膝をがくがく言わせながらも、
意識を失うまいと必死の形相で目の焦点を合わせようとした。
なんとか俺に指示しながら…俺は知っているのだが…家まで帰り着くと
「ハア、ハア、ハア。きょ、今日は…ありがとう。
風邪引いたみたいだから、もう寝るわ
…え、な、なにするの」
礼を言う七瀬の唇を俺は奪ってやった。
パッシーン。
必死の顔で俺を叩きにらみつけると、
おぼつかない足で家に入っていこうとした。
俺はドアを開ける七瀬の背中に
「花泥棒とキス泥棒に罪はない…」
聞こえるようにそう言った。
ドアの向こうに七瀬が行ったのを確認すると、俺は駅に向かって歩き始めた。
あの薬は、一度イッテからでないと、絶対にクールダウンできない。
今頃ベッドの上で…。
頭の中の相手は、あのボーイフレンドか? 俺か?
そんなことを考えていると、人目もはばからず笑い出しそうになった。
854七瀬…凌辱…:2006/02/21(火) 15:17:29 ID:R3Tykx6q
駅に着いた俺は待ち合わせの時間まで、
少しあると思いながら歩いていると、
「さっきはどうも。あなた、タマの彼氏ですよね」
さっき七瀬とデートしていた男が俺に話しかけてきた。
「タマ…?」
「失礼、柴門たまきです。昨日も公園でデートしてましたよね」
「あ、ああ」
これが幼なじみか。俺は直感的に気がついた。
昨日の見られているのか、どこまで見ているんだ。
ベンチの上でたまきのおしりの穴を中指で開発していたとこまで見られたのか?
別にかまわないけど…。
そんなことを考えながら相手を値踏みしていると
「良くーん」
たまきの声が聞こえた。
「失礼、連れがきたようだ」
俺は男を無視して声の方に歩き始めた。
面倒くさい次回で決めてやる。
七瀬、親に怪しまれずに泊まりがけで遊びに行ける取り巻きの一人や二人いるだろう。
そう思いながら、嬉しそうに俺に話しかけるたまきの声も聞こえぬまま適当に頷いていた。
(つづく)
855名無しさん@ピンキー:2006/02/24(金) 13:07:04 ID:wtrO/S//
良作たのしみだなぁ。
揺れる乙女心と平行して読んだらドキドキだよ。

どーでもいいけど、エロゲ雑誌の表紙に、
下級生2の連載小説が見出しとしてあげられていたんだが、
「たまきの傍に見え隠れする男の正体は?!」
みたいなアオリがついていた。
良作さんだったらいいのにね。
856名無しさん@ピンキー:2006/02/26(日) 13:26:31 ID:gUXLyeAB
>>855
たまきじゃなくて七瀬じゃなかったか?
そのアオリ
857名無しさん@ピンキー:2006/02/26(日) 23:08:34 ID:W2lq64Va
男が見え隠れしたらたまきと思え
858名無しさん@ピンキー:2006/02/27(月) 15:25:28 ID:OReRBbFo
OVAの設定て、まさかセフレの早瀬を目指してるのか?
859名無しさん@ピンキー:2006/02/27(月) 16:45:10 ID:TEkhrH9A
や、もうむりだろ、純愛。
早瀬とたまきんを同列に扱ったら、怒るヒトがたくさんいそうだよ。
860名無しさん@ピンキー:2006/02/28(火) 20:15:04 ID:DfOx4T4y
OVAの存在を今知った( ゚д゚)買おうかな…( ゚д゚ )
861名無しさん@ピンキー:2006/03/01(水) 03:52:11 ID:c23R3BSQ
>>860
ちょ…こっち見んなw
862名無しさん@ピンキー:2006/03/03(金) 15:47:57 ID:OYiNG+w9
セフレはセフレでも、
今は主人公としかやらないセフレなのか、
今も主人公以外とやってるセフレなのか、
そこんとこが重要だよな。

・・・まぁ、たまきんだったらどっちでもいらないか。
863名無しさん@ピンキー:2006/03/04(土) 08:56:43 ID:VxKvE8+j
七瀬…凌辱…の続き見たいっす
原作では初体験で気絶していた彼女が
最初から媚薬でイキまくったりするのを想像するだけで大興奮
864名無しさん@ピンキー:2006/03/10(金) 09:57:40 ID:LQOVyqOU
865名無しさん@ピンキー:2006/03/10(金) 20:41:00 ID:J0G1KXLk
vipからきました
866名無しさん@ピンキー:2006/03/13(月) 17:40:24 ID:bB/c3H3H
この流れならいけそう

ぬるぽっぽ(*‘ω‘ *)
867名無しさん@ピンキー:2006/03/13(月) 18:37:14 ID:NnH/bWEc
がっ
868名無しさん@ピンキー:2006/03/17(金) 07:30:00 ID:CAZrgQhc
hoshu
869名無しさん@ピンキー:2006/03/21(火) 10:35:39 ID:x9RpFrjD
七瀬…凌辱…の続きが物凄く気になっとるのですが。。。
870名無しさん@ピンキー:2006/03/21(火) 12:02:34 ID:c0maq3C+
あきらめろ
871名無しさん@ピンキー:2006/03/21(火) 12:10:45 ID:0NUjgUGF
双子スレですら待ち続けた俺にはこの程度・・・
872名無しさん@ピンキー:2006/03/21(火) 17:49:41 ID:aHWnljxy
早く続きを書かないと俺が七瀬の陵辱もの書いちまうぞ
873名無しさん@ピンキー:2006/03/22(水) 17:54:39 ID:QhCTIXqd
バッチコイ
874名無しさん@ピンキー:2006/03/24(金) 00:15:14 ID:eOmbluyq
OVA
875名無しさん@ピンキー:2006/03/27(月) 01:09:05 ID:7PDSBShP
(`・ω・)っ
876名無しさん@ピンキー:2006/03/27(月) 07:19:21 ID:yz4JNxdP
OVAではいきなり二股発言かい……。
流石だたまきん。
877名無しさん@ピンキー:2006/03/27(月) 09:16:33 ID:/qPDdsnx
もはやスタッフもネタでやってるとしか思えない扱いだなwたまきん
878名無しさん@ピンキー:2006/03/28(火) 21:36:51 ID:ucAOz4QP
SS職人の発想の更に斜め上を逝く。
本当に凄いキャラだ。
879名無しさん@ピンキー:2006/03/32(土) 14:50:07 ID:G4UR3Kiz
たまきんの嫌われっぷりを見てたら
下級生2がやりたくなってきた俺ガイル
880名無しさん@ピンキー:2006/03/32(土) 18:54:37 ID:oj2Vku7N
でも麻雀では素股。
881名無しさん@ピンキー:2006/03/32(土) 20:00:55 ID:Gt+lACoa
いまさら気を使ってどうすんだと思った。誰に使ったのかは俺も知らないw
882名無しさん@ピンキー:2006/04/02(日) 14:17:06 ID:MOVarnWt
脱衣雀3はマジで素股多いよね……
アレに加筆して本番まで書くと……芸が無さ過ぎるか(´・ω・`)
883名無しさん@ピンキー:2006/04/02(日) 20:52:39 ID:hNTp3pt/
>882
どうせ過疎ってるし俺は大歓迎だよ。
884名無しさん@ピンキー:2006/04/02(日) 21:41:02 ID:DSn5sntx
俺も
885名無しさん@ピンキー:2006/04/03(月) 02:41:32 ID:YLLG3QjZ
取りあえずOVAみたが始めの歌にいろんな意味でヤラレタヨ。
なんだあの怪しげなダンスは
886名無しさん@ピンキー:2006/04/03(月) 22:32:15 ID:6/bkl0Ih
>>882
書いておくれ。瑞穂とか杏奈とか。
887名無しさん@ピンキー:2006/04/05(水) 15:26:16 ID:Mi2M7zxE
「あっ、あんっ、んっ、ああぁん……!」

嬌声が響き渡る。
誰もいないはずの教室には、髪の長い少女が机に仰向けに寝かされており、
彼女の瑞々しい太股と秘所に、いきり立った男根を擦り付ける男の姿があった。
少女の名は結城瑞穂。
卯月学園のマドンナと囃される才色兼備の才媛である。
男は瑞穂を机の上に組み敷き、息を荒らげ腰を振っている。

「ううぅっ……これ以上、恥ずかしい姿を見られたくないわ……
だっだめよ……これ以上は本当にだめなんだから……んんっ、ふあぁん、やんっ!
だめっ、気持ちいいのっ……」

瑞穂の秘所から愛液が止め処なく溢れ出る。
男はそんな瑞穂に興奮し、更にピストンを加速させ、果てた。

「ひやぁっ……ああっ、何か出てるっ……あ、ああっ……気持ちいいの来ちゃう
んんっ……ヌルヌルした熱いのが……だめっ、気持ちいいのっ……
んんんっ……あっ、ああああぁぁいくぅぅぅ〜〜〜〜〜〜〜っ!!」

男の射精に合わせたように瑞穂も絶頂に達した。

「んぅ……はぁ、はぁ……私、いっちゃった……はしたないわ……
あっ……まだ出てるなんて……んっ、んんっ……また気持ちよくなっちゃう……」

瑞穂は射精され絶頂に達しても、男根を股で締め付けて離さなかった。
その仕草を見た男は、力を失いかけた男根が再び息を吹き返した事に気付く。
力を取り戻した男根に、瑞穂の腰は快楽を求めて絡むように動き出した。

(気持ちいい。もっと……)

イったばかりで混濁した思考は、常の瑞穂なら思いもよらない想いを浮かばせる。
会って間もない男に裸体を晒し、あまつさえ性器を擦り付けるといった異常な状況が原因か。
優等生らしからぬ想いに、躯は素直に従った。

「もっと……気持ちよくなりたいの?」

男は勝負に出た。
イったばかりの瑞穂の思考は、平素の様にまともに働いてはいない。
巧く事が運べば、この極上の美少女を更に愉しめる。

「!?」

心を見透かしたかの様な男の台詞に、思わず腰が跳ね上がる。
その動きが拙かった。
跳ねた腰が男根を擦り上げ、亀頭がクリトリスを突く。
イって間もない瑞穂の最も敏感な場所が、彼女の思考を消し飛ばした。

「――はい」

数瞬の間。
しかし、瑞穂の首は確かに縦に振られた。
888名無しさん@ピンキー:2006/04/05(水) 15:30:22 ID:Mi2M7zxE
ってな感じで、脱衣雀3の素股の最後の辺り+本番への前振り。
ここから本番ヽ(゚∀゚ )/アヒャー、と進むんだが……こんなのでイイのかな?

ちなみに来週まで死ぬほど忙しいので、続きはどんなに早くても17日以降に(´・ω・)
つーか、休みにナニヤッテンダ オデハイッダイ……
889名無しさん@ピンキー:2006/04/05(水) 16:43:18 ID:uhkGWxOr
kita-!!
kita-!!
890名無しさん@ピンキー:2006/04/07(金) 20:44:44 ID:Dc5/2VGe
>>887
これはイイ!続きがとても楽しみです。
待ってますので17日以降お願いします。
891名無しさん@ピンキー:2006/04/08(土) 04:23:44 ID:i7zm5Ifs
                r,''ヘ_  
              _,,,,_⊂-くノ`ヽ,  モウガマンデキナーイ
          _  〆_゙'ir''⌒"  )
         ξ⊂!  っ》`   く ∠___
         .''\ノ''''‐`` i、 ,ノ  │,-ヽ7=、、 ,,rー'"`-、
           \_゙l、,,,_,/i゙、 ,ノ 〈 ゛  `ヌ⌒ )/=i、 l
                 `゙゙'''"`'ミ--/-,_  ´ /"  `''
                        \ .,,、`lニン-゛
                      \__ノ
892名無しさん@ピンキー:2006/04/10(月) 02:04:59 ID:kOhq1JbN
>888
ゲームの雰囲気がすごく出ていて興奮。自然に繋がってます。
ゲームでは寸止め気分だったので本番が待ち遠しいです。
頑張ってくださいませ。
893名無しさん@ピンキー:2006/04/13(木) 17:51:41 ID:TJf+RgBG
七瀬…凌辱…がたまき…凌辱…になってる件について
894名無しさん@ピンキー:2006/04/14(金) 16:11:24 ID:4ET0ihtW
たまきなんて存在自体が陵辱みたいなもんだ
895名無しさん@ピンキー:2006/04/15(土) 04:05:13 ID:VgOe2u07
はたして陵辱されたのは、たまきかユーザーのおさいふか・・・
896名無しさん@ピンキー:2006/04/15(土) 11:35:33 ID:frKwHlQ/
>>895
誰がうま
897名無しさん@ピンキー:2006/04/16(日) 16:22:59 ID:+qw3B0OA
今日脱衣雀3の瑞穂H見たんだがほんとに素股なんだなorz
ので888様時間ができたらアップお願いです。
898887-888:2006/04/17(月) 16:52:06 ID:oaB3Mv7g
概ね反応が良いので一安心。

肝心の続きなんですが、昨日のうちに帰ってこれるハズだったのに、今日ようやく帰ってこれて、
過労とストレスでベルトの穴一つ分ほど痩せた(´・ω・)
と、いう状況なので19日に掲げれれば御の字ですので、気長にお待ち下さい。

追伸
瑞穂は処女でイイのかな?
脱衣雀3の台詞に「あまり経験がない」とあったので、「=ゼロでも無いよ」とも考えられるんだが……
899名無しさん@ピンキー:2006/04/17(月) 20:32:05 ID:yMKl9M8K
>898
>あまり経験がない
楽しみにしてます!!
瑞穂はイってくれればどちらでも良いけど処女の方が自然?
自宅前の愛撫だけは経験済みとか。
900名無しさん@ピンキー:2006/04/18(火) 02:06:59 ID:wRT01EQ0
書きやすい設定でいいよ
901名無しさん@ピンキー:2006/04/18(火) 06:24:37 ID:05hXwRYu
だね、とにかく最後まで書いてくれればそれで・・・゚・(ノД`)・゚・。
902名無しさん@ピンキー:2006/04/18(火) 09:59:53 ID:GV0iAMjT
書きやすい方でいいと思うけど、
個人的には処女の方が・・・処女厨なもんですみません。
903名無しさん@ピンキー:2006/04/18(火) 21:43:29 ID:XPwWWK1R
じゃー俺は菊門!
904887-888:2006/04/21(金) 01:29:28 ID:ziwDB0s1
色々とやることがありまして、週末までには何とか出来る……とイイなぁ、ってな状態です(ノД`)

追伸
処女で後ろの穴を少し弄る、ってな感じで作成中。
905名無しさん@ピンキー:2006/04/21(金) 06:50:55 ID:3z6fciC2
>>887-888
パンツずらして待ってます
906名無しさん@ピンキー:2006/04/25(火) 19:49:41 ID:OLsscIbO
mankoage
907名無しさん@ピンキー:2006/04/26(水) 01:50:21 ID:oadecxS/
>>887-888さんの作品も
七瀬…凌辱…の続きもきっとゴールデンウィーク休暇には
投下されるんだと妄想してます
908887-888:2006/04/27(木) 16:07:43 ID:aBDjUxn9
7割ほど出来てるのですが、体調崩したり急な来客とかがあって、もう少しかかりそうです(><;)
909名無しさん@ピンキー:2006/04/27(木) 21:49:35 ID:Tm+6kCXU
>908
気長に待ってますので時間があるときに書いてください。
楽しみにしています。
910名無しさん@ピンキー:2006/04/28(金) 06:40:30 ID:qDzPukkr
揺れる乙女心・・・!? の続きヨミタス・・・・
911名無しさん@ピンキー:2006/05/02(火) 16:58:36 ID:7ndUON+b
とある別件で書いたのあるんだけど、いろいろ続き物があるみたいだから
それが投下されてからの方がいいかな?
といっても千穂ものとかって微妙だよねw
912名無しさん@ピンキー:2006/05/02(火) 22:29:45 ID:RRymNw4D
そろそろちんこが寒くなってきました
913Permiteme 〜UNO〜:2006/05/03(水) 06:02:48 ID:v+TnmHbd
「不思議だよね……」
薄暗いオレの部屋。
ベッドの上、壁に背をつけてオレが体育座り。
その足の間に腰を下ろし、オレの胸にもたれかかったまま千穂がかすかに呟いた。
「なにが?」
何事もストレートに訊いてみるオレ。
「私、雨堂君のことが好きだったんだよ?」
「あのなぁ、彼氏にそういうことはあまり言わない方がいいぜ?」
「あっ……ごめん……」
普段は強気な千穂が、やけにしおらしく謝ってくる。
「まあ確かに、これまでを考えれば不思議だけどな」
あまりにも申し訳なさそうにしている千穂が愛しくて
それなりのフォローを入れてみた。
「浪馬君は、これまでたまきを意識したりしなかった?」
「あれはただの世話焼き幼馴染みだ」
「高遠さんは? 凄く綺麗でしょ?」
「確かに綺麗だが、意識うんぬんの前にオレはあいつから人間として見られていないだろ」
「やっぱり浪馬君も高遠さんを綺麗って思うんだ……」
「なぜに拗ねる」
「だって……」
今度は俯いて黙りこくる千穂。
「お前の彼氏は誰だ?」
強い口調で尋ねてみた。
「……浪馬君」
「じゃオレの彼女は?」
「……」
「なぜに黙る」
914Permiteme 〜DOS〜:2006/05/03(水) 06:04:32 ID:v+TnmHbd
背中越しに心の不安を訴える千穂に言葉ではなく態度で答える。
「オレが好きなのは千穂だ。心配するな」
少し強めに後ろから抱きかかえると、オレの両腕を千穂が掴んだ。
「ごめんね、私なんかで……」
「なぜに謝る」
「さっきから『なぜに』ばっか」
「そう言わせるだだっこは誰だよ?」
「……だだっこは嫌いだよね……」
強気な奴が拗ねると、言葉ではもう手におえないらしい。
とりあえずオレも説得方法を変えてみることにした。
「オレの彼女は千穂なんだ。諦めろ」
乱暴に言い放って千穂のあごに手を添えて横を向かせ、肩越しにキスをする。
「んっ……」
でもそれはほんの一瞬だけ。
すぐに唇を離す。
そして、驚く千穂の目を見つめながら、オレは千穂に言った。
「千穂以外の女なんて、ただの女だ」
「わけわかんないよ……」
「ようするに、お前がいいってことだ」
「…………ありがとう」
千穂の口からやっと出た安心の類の言葉を合図に、もう一度唇を重ねる。
「んっ……あふっ……」
不慣れながらそれでもキスらしいことをしようと努力する千穂。
オレの上唇をかすかに吸ってくる。
915Permiteme 〜TRES〜:2006/05/03(水) 06:06:36 ID:v+TnmHbd
「ちゅっ、んふっ……んんっ」
ぎこちなく動く千穂の唇。
その間に、舌を差し込んでみる。
「はあっ……れろっ」
何のためらいもなくオレの舌は受け入れられ、すぐに千穂の舌が絡んできた。
「れろっ、んっ、んんっ……ふあっ」
少しだけ意地悪っぽく舌を抜くと、今度は千穂の舌がオレの口に入ってくる。
「ろう……ま……くん……んふっ」
陶酔しながらキスに夢中になる千穂。
オレの首に回っている手に力を込めてくる。
しかし、ふととあることに気付いて唇を離す。
びっくりしたような千穂の丸い目。
どうしたの? と言わんばかりのその顔に返事をする。
「体勢、きついよな」
「えっ?」
無理やり上半身を捻ったままキスをしていたため、
千穂が小刻みに震えていたのだ。
「大丈夫なのに……」
まだ足りない、そう訴える千穂の目を見つめながら言う。
「横になるか」
もちろんキス以上もするぞというオレの意思表示。
それは千穂にもしっかり伝わったらしい。
窓から入る街灯の明かりが、真っ赤な顔を照らしている。
そしてしばし考え込んだあと、千穂はふうっと息を吐いて呟いた。
「もう少し、このままだっこがいい」
そう言ってオレの両腕を胸元で抱きかかえ、
千穂は全てを預けるように寄りかかってきた。
「彼女が私で……いいんだよね?」
916Permiteme 〜CUATRO〜:2006/05/03(水) 06:09:14 ID:v+TnmHbd
「ダメなんて言うと思うか?」
「言って欲しくない……」
「安心しろ。その願いは確実に叶う」
かっこつけてみたオレのセリフ。
「約束だよ?」
「もちろん」
「……」
しかしまたすぐに押し問答が始まりそうな気配。
あれだ、千穂の求めるムードに付き合っていると、オレの求めるムードが満たされない。
逆接語が出る前に、抱きかかえられた両腕を軽く浮かせて千穂の胸に手をあてた。
「あっ!」
もちろん驚く千穂。
でもとかけどとかだってとか、そんな言葉はどうでもいい。
揉めば解決。それが織屋浪馬流。
だからこそあえていやらしく動かしてみる。
「あんっ、い、いやっ……まだ、んっ、心の準……あんっ!」
「しゃべってると、誰かさんがどんどんネガティブになっていくからダメだ」
「だ、だって、ああんっ」
あくまでもソフトに千穂の胸を揉み続ける。
口では一瞬拒んだものの、なすがままの千穂。
言葉でもいじめたくなる。
「結構でかいんだな」
「そんなこと……んっ、な、ないよぉ、あんっ!」
時々、乳首のあたりに指を這わせながら更に話し掛ける。
「着やせするタイプなのか?」
「やあっ、わ、わかんないよ……んんっ」
しかし千穂のやつ、いいものもってるぜ。
917Permiteme 〜CUATRO〜:2006/05/03(水) 06:13:48 ID:v+TnmHbd
ふと動きを止めてその質量をあらためて確認。
そして一言。
「いい乳してるなぁ」
「もぉ、おやじくさいよ、浪馬君……」
恥じらいながら千穂が言った。
確かに思う。
「おやじも若いやつもみんなおっぱいは好きだろうが」
赤ちゃんからおやじまで、男はみんなおっぱい命。
もちろん、おっぱいに国境も無い。
「誰のでもいいんでしょ?」
「馬鹿言うな。お前のおっぱいだからいいんだよ。
 お前のじゃないおっぱいなんて、ただのおっぱいだ」
「意味わかんないよ……」
「とにかく褒めてるんだ。少しは喜べ」
「うん……」
「よし、間接おっぱいの次は直接おっぱいだ」
「えっ!?」
千穂の狼狽をよそに、すばやくキャミソールの胸元から手を突っ込む。
「ああんっ!」
手に勢いがあったせいか、思わず乳首を指で挟み込んでしまう。
とたんに千穂の体がビクッと反応する。
「……恥ずかしいよぉ」
照れてはいるが、そこに拒絶の態度はない。
「心配するな。サッカーにも間接フリーキック・直接フリーキックがあるんだ」
「サッカーなんて知らないってば……」
「直接フリーキックの上にはペナルティキックなんてのもある」
「ペナルティって罰でしょ? 私、悪いことしてないよ」
「いや、さっきからずっとネガティブじゃないか」
918名無しさん@ピンキー:2006/05/03(水) 06:14:51 ID:v+TnmHbd
>>917のタイトル間違った……orz
正しくは〜CINCO〜です。
919Permiteme 〜SEIS〜:2006/05/03(水) 06:17:33 ID:v+TnmHbd
罰ゲーム開始。
もちろんオレにはご褒美。
「だって……あんっ! つ、つまま……はぁん……ないでっ、んんっ!」
「今、だってって言ったからおしおきだ」
「ごめんなさ……んっ! い、言わないから、や、あっ、やさしく……」
「言われなくとも優しくしてやる」
「あっ、あっ、ああっ……」
下から包み込むように軽く揉み続ける。
「気持ちいいか?」
無言のまま、耳を真っ赤にして頷く千穂。
てのひらで乳首を擦ってみる。
「あっ、そこ、やばっ、ああんっ!」
「敏感か?」
「うんっ、だ、だから、はぁっ……もっとやさ……し、んっ!」
固くなった乳首を指で弾くたびに、千穂が体を震わせる。
なすがまま、オレの腕をぎゅっと掴む。
「好きだ、千穂」
ここで囁き。
そのまま耳にキスをする。
もちろん手はおっぱいを愛撫しつづける。
「はうっ、ぞ、ぞくぞくするってば……はあんっ、お、おかしくなるよぉ」
「いつも冷静な千穂がおかしくなるところも見てみたいな」
「ひあっ、あんっ、く、くすぐった、いよ、あ、あっ」
後ろからされるがまま喘ぐ千穂に、興奮が高まる。
夢中で揉み続けるオレの手に、女そのものの反応をする千穂。
「あ、ああんっ、おっぱい……もまれてるっ、浪馬君に、はんっ、
 もまれてる……ん、んっ!」
胸と耳を執拗に攻撃され、千穂の鼓動が更に早くなっていくのが分かる。
「千穂……」
その素直な反応があまりにも愛しすぎて、思わず名前をつぶやく。
920Permiteme 〜SIETE〜:2006/05/03(水) 06:22:23 ID:v+TnmHbd
千穂にもっと触れたい。
そして、胸元につっこんだ左手で胸をいじり続けたまま、
右手を千穂の下腹部へ這わせる。
「っ!?」
千穂もそれに気付いたのか、寸でのところで両足に力を入れて拒む。
だが無駄な抵抗。
乳首をぎゅっとつまむと同時に、耳に息を吹きかける。
「はあっっ!」
そして右手はスカートを押しのけて目的地に。
「だ、だめっ……汚いか、らあっ」
喘ぎながら必死に訴える姿がたまらない。
「汚くなんかない。千穂はかわいい。綺麗だ」
「でも……ああん!」
「また、でもって言ったな」
「ごめ、んんっ、な、さ、あっ、いっ! あぁっ!」
すでに湿り気のある千穂の股間を、下着の上から指でなぞる。
「だ、だめっ! あんっ、ちょっとまってっ、くうっっ!」
胸よりも確かな千穂の反応で、その敏感さがわかる。
「あ……ああっ……はあんっ、あっ、あっ……」
じっとりとした薄い布の上から、確実に突起を突き続けてみた。
「やっ、すごいっ、感じすぎっ……てっ、へ、変になっちゃうっ」
指が動くのと同調して、千穂のつま先がクネクネと動いている。
「ろ、浪馬君……し、下着汚れるから……」
言われて気付き手を止める。
それもそうだ。ノーパンで帰すわけにはいかない。
……帰してみたいが。
でもそこはぐっと我慢。
「脱がせるぞ」
「うん……」
恥ずかしげに千穂が頷いたのを確認してパンツに手をかけると、
千穂は心なしか腰を浮かせて協力してくれた。
「……脱がされてから聞くのも変だけど……寝転がってもいい……かな?」
「ああ、そうするか」
そして双方合意のもと、そのまま二人でベッドに入る。
「腕枕」
「急に甘えだすんだな」
「誰かさんが、私に甘えさせてくれる暇もなくえっちぃモードに入ったから」
そう言って拗ねる千穂の首に、要求どおり腕をまわす。
表現するなら猫のよう。
そんな感じで擦り寄ってくる千穂。
ミミでもつけたらたまらなそうだ。
921Permiteme 〜OCHO〜:2006/05/03(水) 06:25:07 ID:v+TnmHbd
「すぅ〜っ…………はぁ〜〜〜っ」
「突然どした?」
「深呼吸……」
「覚悟を決めたか」
「決めなくても浪馬君は止まりそうにないから。パンツ脱がされたし」
「そりゃな。大好きな彼女とHなことしてるんだ。止めろと言う方がおかしいだろ」
「……本当に大好き?」
「ああ」
「私も、大好きだよ……浪馬君」
言葉と同時にしがみついてくる。
ふだん勝気な千穂がオレにしか見せない仕草に心から愛おしさをおぼえる。
「千穂……」
「あ、まって」
「お、およ?」
「服がしわになるから脱ぎたい」
「ベッドに入ってから言うなよ」
「だって……」
「あ、まただってって言ったな」
「これは違うでしょ?」
「ダメだ。罰としてたっぷりペナルティキックしてやる」
「キックはやめてよ。その……初めてなんだし……」
「わかってるよ。だいたい、どこの世界に蹴りあうセックスがあるんだよ?」
「浪馬君ならしそうだから……」
「するかっ!」
「あ〜あ……せっかくのムードが台無し」
「誰のせいだよっ」
922913-921:2006/05/03(水) 06:27:30 ID:v+TnmHbd
途中までですみません。
エロテキストの練習に初めて書いたものなんですが
楽しんでもらえたら幸いです。
923名無しさん@ピンキー:2006/05/03(水) 12:42:46 ID:SxrLAPrd
>>913-921
職人さん乙です。
とても初めてとは思えないできなので、
ここで切らずに続きをおながいします。
924名無しさん@ピンキー:2006/05/03(水) 15:14:38 ID:SwaiekSE
どうも下級生2のシナリオはエルフがつくるより
SSの作者たちに作らせたほうが興奮できたのになぁー
・・・と思う自分はこのスレ鑑賞者として失格でしょうか???
925名無しさん@ピンキー:2006/05/03(水) 21:39:20 ID:SIbzK0ZC
GW期待age
926Permiteme 〜NUEVE 〜:2006/05/04(木) 09:47:45 ID:n2lr3hy4
「あははっ」
コントみたいなやりとりのオチを笑顔でしめて、千穂がオレの胸に
顔を寄せてくる。
「たまきのこと、裏切っちゃうのかな……」
「どういう意味だよ」
「たまきはね、たぶん浪馬君のことを好きだと思うから」
「んなことあるか。あいつには彼氏がいるだろ」
そうだ。
オレよりも年上で頭が良くて金持ちでイケメンな彼氏が。
「女心は難しいんだよね」
「女じゃないんだ、オレにわかるわけがないさ」
ものすごく当然なことを言ってみた。
そりゃあ、できるだけわかってやりたいとは思うけどな……。
「恋に恋するって、女の子ならきっと経験あるから」
「よくわかんないが、お前もそうなのか?」
そう言ったオレの顔をじっと見つめた後、千穂がぎゅっと
しがみついてくる。
「私は……たまきより現実的でずるい女だよ……」
「……」
「欲しいものは欲しいって言うし、我慢しないで手に入れようとするから」
いつも通りの勝気な千穂。
でもそこに特別な不思議な感情が沸きあがってくる理由は自分でもよく分かる。
「オレも我慢はしないな」
そう言って千穂を抱きしめる。
「浪馬……君」
「オレだって刃を裏切ってる。あいつはお前に好かれていたことを知っていたし
 お前にもそれなりの好意を抱いていたはずだ」
「そう……かな」
「でも今千穂が好きなのは誰だ?」
「浪馬君だよ」
「オレも千穂が好きだ。刃なんかには絶対に渡したくない」
「簡単に渡されたくないよ」
927Permiteme 〜DIEZ〜:2006/05/04(木) 09:49:53 ID:n2lr3hy4
「千穂はさっき自分の事をずるい女だって言ったよな?」
「……うん」
「オレはお前以上にずるくて勝手でわがままだからさ」
千穂の髪をくしゃくしゃと撫でながら、その目を見つめていう。
「お前はオレのものだ。誰がなんと言おうと、な」
大きな目でまじまじとオレを見つめていた千穂の顔に、笑みがこぼれる。
「うんっ!」
千穂の返事を確認したわけだし、さっそくオレの物をいじりにかかろう。
少しだけ千穂を上に引き寄せてその唇にキスをする。
「んっ……んんっ……ちゅっ……」
何かが吹っ切れたように、互いの唇をむさぼり合う。
「はむっ……れろっ、んふうっ」
呼吸をすることが邪魔なくらい、これでもかといわんばかりに
激しいキスを交わす。
「んんっ、ちゅっ、んふうっ」
舌に唾液を乗せ、千穂の口の中に差し込む。
「ちゅっ、はんっ……んくっ……はぁ……はぁ……」
絶対にこぼすものかといわんばかりの勢いでオレの唾液を飲み込む千穂。
さっきまで輝いていた大きな目は、まるで甘い夢を見ているかのように
すでに眼力をなくしていた。
そしてセオリー通りに手を胸に持っていく。
「あんっ……」
その大きな胸を確実に捉えた。
触りたい。
揉みたい。
舐めたい。
千穂の柔らかなふくらみは確実にオレの本能を引き出す。
もうめちゃくちゃにしたい。
そしてそのままオレは体を起こし、千穂の胸にしゃぶりついた。
が……。
928Permiteme 〜ONCE〜
「はああんっっ!」
予想外の千穂のスペシャルな反応に思わず出鼻を挫かれる。
ちょっとだけ……ほんのちょっとだけ乳首を舐めただけなんですが……。
「い、痛かったか?」
ちょっと慌てちゃうオレ。
「……ううん」
安心。
まあ噛んだわけでもないし、さすがに痛いはないよな。
「……」
爪を噛むように手を口に当て、千穂が下からじっと見つめてくる。
そして目をそらして一言。
「気持ち……よかったから……」
自分の反応を振り返ったのか、さらに顔を赤らめる千穂。
「なぁ千穂」
「……なに?」
「気持ちよかったら、いっぱい声を出していいんだぜ?」
「…………」
学校じゃ絶対に見せないだろう千穂の赤面。
っていうか今更ながらその意外性に感動。
ふと悪戯を思いつく。
「オレは愛撫が下手だから申し訳ないんだけどさ。ごめんな」
なぁんて心にも無いことを言ってみる。
「そ、そんなことないってば。すごく気持ちよかったんだよっ!」
慌ててフォロー。
馬鹿正直だなこいつ。
「そーかそーか。じゃあもっと気持ちよくしてやるぞ、千穂」
あっ! という千穂の顔。
しかしもう遅いのだよ。
「ず、ずるいよ浪馬く、んんっ!?」