1 :
名無しさん@ピンキー:
とりあえずたてました。
2 :
名無しさん@ピンキー:04/03/25 13:20 ID:Lx6YThhZ
アレ??さん他の投稿まってます。
雰囲気つかんでもらうためにアレ??さんのこれまでの投稿をコピペしておきます。
時間がないんで途中までになってしまうかもしれませんが、その場合はまた後で貼ります。
3 :
名無しさん@ピンキー:04/03/25 13:23 ID:Lx6YThhZ
59 アレ?? sage 04/01/09 18:02 ID:rZR1RWrv
★これまでのあらすじ★
全寮制の私立の名門として知られる聖コーマン女子高には対立する二つの派閥があった。
ひとつは理事長の娘で生徒会長である残忍酷薄な独裁者、しかし高貴な美貌の持ち主・鬼龍院蘭子を中心とする悪の生徒会。
もうひとつはそんな彼女に叛旗を翻した空手部の主将、全校生徒の憧れの的である美少女・草野万由子をリーダーとする真・自治会である。
とはいえ、真・自治会のほうはたったの三人、彼女らの良き理解者・女教師の赤井まり子を加えても四人のみ、という心細さであったが。
しかし、残る二人、すなわち真由子の親友は各々一騎当千のつわものであった。
170センチの長身を誇るナイスバディの大木千草は真由子と互角の空手の腕前であり、
150センチにも満たないプチの桃井久美は、剣道では全国でもトップクラスの強豪であった。
この学園の人気者四人で構成された真・自治会の勢力は、これまで鬼龍院蘭子を恐れて何も出来なかった一般生徒たちを吸収し、拡大の一途を辿った。
そして、生徒会との数々のトラブルにも勝利を収め、もはや学園が浄化される日も目前であった。
だが、ひそかに復讐の牙を研いでいた蘭子は、ある夜、真由子ら自治会の幹部三人と、その協力者である教師のまり子に眠り薬を飲ませ、真夜中の空手部道場に拉致してしまったのだった。
4 :
名無しさん@ピンキー:04/03/25 13:26 ID:Lx6YThhZ
60 アレ?? sage 04/01/09 18:27 ID:rZR1RWrv
スマソ!!
もっといいネタ考えついちまったもんで、「ある夜、真由子ら自治会の幹部三人と〜」からラストまではナシにして!
★これまでのあらすじ★
だが、ひそかに復讐の牙を研いでいた蘭子は、ある日、真由子ら自治会の幹部三人と、その協力者であり、空手部の顧問教師のまり子にひとつの解決策を提示した。
それは、『全校生徒が見ている前で四対四の格闘技試合を行い、負けた会派は勝ったものの配下に入る』というものだった。
猛者揃いの真・自治会にとっては願ってもない大チャンスである。
こうして、放課後の体育館で美少女たちの死闘の幕が切って落とされたのだった。
5 :
名無しさん@ピンキー:04/03/25 13:27 ID:Lx6YThhZ
63 アレ?? sage 04/01/10 18:03 ID:JqQpKv2E
レスありがトン。
大事なこと書くの忘れてた。
★これまでのあらすじ★2
その試合のルールは以下のようなものだった。
1.勝ち抜き戦ではなく、あくまでも1対1の対抗戦を四試合行う。
2.試合時間は各30分の一本勝負。
3・勝敗はK.Oかギブアップのみ。レフェリーストップ及びタオルの投入は認めない。
4.各選手は生徒会側が指定した試合着及びオープンフィンガーグローブを着用すること。
5.セコンドの介入を防ぐ為、試合を行うマットのまわりを高さ5メートルの金網で覆う。
6.桃井久美(剣道部)とその対戦相手のみ、竹刀一ふりの使用を認める。
万由子らは最後まで弟4条の試合着について自前のものの使用を認めるよう必死になって蘭子たち生徒会と協議した。
しかし、それならば弟6条の竹刀の使用は認めないと突っ張ねられてはどうしようもなかった。
彼女たちが猛抗議したのも無理はない。蘭子が指定してきた試合着−−−−−
それは、とてもミッション系の女子高に通う清純な少女たちが着られるような代物ではなかった。
両の乳首と股間のデルタ地帯を隠す以外には何の役にも立たない、紐ブラ紐パンの白いビキニだったのだ。
「あなたがただけでなく、同じものをわたくしたちも着ますのよ。何も不公平なことはございませんでしょう?それとも、そんなに身体に自信がおありになりませんの?」
せせら笑う蘭子に、真由子は怒りと憎しみに燃える瞳を煌めかせて叫んだ。
「この露出狂!!いいわ、やってやる!そして、あんたたちが今まで恐怖政治で押さえつけていた生徒たちひとりひとりに謝らせてやるわ!!」
6 :
名無しさん@ピンキー:04/03/25 13:28 ID:Lx6YThhZ
64 アレ?? sage 04/01/10 18:08 ID:JqQpKv2E
鬼龍院家の財力を見せ付けるかのような、近代的で大きく広い体育館から全校生徒たちのざわめく声が、この控え室まで聞こえてくる。
「もう!恥ずかしいなぁ!まさかボクがこんなサンバのダンサーみたいなカッコする日がくるなんて、夢にも思ってなかったよ!」
プチのボクっ娘・桃井久美が、幼い顔を真っ赤に染めて羞恥の試合着を身に着ける。
「ホントだよな。オレだって恥ずかしいよ。だけど、あの蘭子をやっつけるためだ。あとほんのちょっとの辛抱だぜ!」
その傍らで、ボーイッシュな大木千草が長い髪をポニーテールにまとめながら久美を励ました。
「そりゃあ、チイちゃんは背も高くって、ボンキュッボーンでスタイルいいからイイよ!でもボクなんて完璧な幼児体型だもん!ああ、なにコレ、お尻丸出しじゃんか!」
忌々しげに上からジャージを着込んだ久美の背中を、自治会長・真由子が優しく叩く。
「ごめんね、久美。こんなことに巻き込んじゃって・・・・・・」
「ううん、いいの!平気だってば!だってさ、試合時間三秒でケリつけちゃえば、恥ずかしいなんて思う暇もないもんね!」
心底すまなそうな真由子に明るい笑顔を見せた久美は、そばに置いてあった竹刀を勢い良く振ってみせた。
そんな三人の教え子を黙って見ていた赤井まり子が静かに口を開く。
「みなさん、この学園を昔のような明るい姿に戻すために頑張りましょう。神様はいつも正しい者の味方をしてくださいます。恐れることなど何一つありませんよ」
実はまり子はこの学園の卒業生なのだ。しかも、蘭子の五代前の生徒会長を務めていたのは彼女であった。愛する母校へ恩返しをしようと、希望に燃えて昨春帰ってきた美貌の新任女教師を待っていたもの。
それは、理事長の娘である残忍酷薄な独裁者と、彼女の顔色を窺うことだけに腐心する腰抜け教師たちの情けない姿であった。
(約一年。長い戦いだったわ。でも、それも今日で終わりよ。私には真由子ちゃん、千草ちゃん、久美ちゃんが付いている。私たち四人が力を合わせれば、鬼龍院さんなどに負けるはずがないわ!!)
7 :
名無しさん@ピンキー:04/03/25 13:29 ID:Lx6YThhZ
67 アレ?? sage 04/01/11 18:59 ID:18MaToY4
やがて。
赤コーナー側、即ち体育館の西側に陣取った真・自治会派の生徒たちの耳をつんざくような大歓声に迎えられ、お揃いのジャージに身を包んだ真由子ら四人が入場した。
そして、反対の青コーナーからは蘭子たちが登場する。しかし、彼女が従えているお揃いのガウンを着た三人の選手の姿を見て、真由子たちは顔色を変えた。
違う。最初に予定していた選手〜弱小で有名な柔道部やレスリング部の生徒たち〜とは明らかに別人なのだ。しかも真由子もまり子も初めて見る少女たちであった。
全員が170センチを超える長身で、冷たく硬質な感じの美貌をもっている。そして三人とも、強者だけが持つオーラを身体中から発散していた。
「き、鬼龍院さん!こ、これはどういうことなの?」柳眉を逆立てて詰め寄るまり子を、あざ笑うかのように蘭子がしれしれと答える。
「予定していた方々は、あまりにハードなトレーニングをしたために、怪我をして出場不能になってしまいましたの。そこで、窮余の策として、本日転校してらしたばかりのこちらの方々に代打をお願い致しましたのよ」
8 :
名無しさん@ピンキー:04/03/25 13:30 ID:Lx6YThhZ
68 アレ?? sage 04/01/11 19:00 ID:18MaToY4
小バカにしきった返答を聞かされた怒りのあまり、まり子は美しい唇をワナワナと振るわせる。つまり、これは蘭子の姦計であり、彼女らはまんまとその罠に嵌ってしまったのだ。
「じ、冗談じゃありません!こんな・・・こんなことって・・・・・・」悔しさに思わず涙を滲ませるまり子に、蘭子は会場全体に響き渡るよう、マイクを使って凛とした声で言い放つ。
「あら!では真・自治会の皆様は弱い相手ならば喜んで戦うくせに、敵わぬと見れば尻尾を巻いてお逃げになるということなのかしら?」途端に、真・自治会派の生徒たちが大声でわめき始めた。
「そんなわけないじゃないの!」「まり子先生をバカにするな!」「誰が相手でも千草お姉さまが負けるもんですか!」「あんたなんか逆立ちしたって真由子さんに勝てないわよ!」
真由子や千草に憬れる彼女たち親衛隊は、学園の救世主である四人が格闘技で他人に負けるなどとは夢にも思っていないのだ。
自分への罵声を快さげに聞きながら、蘭子がとどめを刺すように真由子に向かって言う。
「ほら、親衛隊の皆様がああ仰っていますわよ?どうなさるおつもりかしら?」
「ま、真由子ちゃん、ダ、ダメッ・・・・・・」まり子が止める間もなく、真由子はマイクを引っ掴み、大声で叫んでいた。
「あっ、あんたみたいな卑怯者には絶対に負けないわ!最後に勝つのは私たちよ!!」
9 :
名無しさん@ピンキー:04/03/25 13:31 ID:Lx6YThhZ
73 アレ?? sage 04/01/12 18:57 ID:cA3jam2l
真由子のその言葉で、選手交代が認められたかたちとなった。
すると、ゴージャスなガウンに身を包んだ蘭子が、転校生だという三人の美少女を紹介してゆく。
「右がXさん、真ん中にいらっしゃるのがYさん、そして最後のこの方がZさんですわ」
「そ、そんな名前があるもんか!蘭子、ふざけるのもいいかげんにしろ!」
美少女というよりは美女といったほうがしっくりくる三人の選手の名前を教えようとしない舐めきった態度の蘭子に、思わず久美が食って掛かる。
「あんたたちにだってちゃんとした名前があるんだろ?教えられないワケでもあるの?」
三人に尋ねる久美だが、当の三人は眉ひとつ動かさずに完全無視を決め込んでいた。そこへ蘭子が声を掛ける。
「この際、名前なんかどうでもよろしいんじゃなくて?どうせ初対面なんですしね」
さらに蘭子は冷たく笑いながら付け加えた。
「彼女たちは皆15歳。つまり、一年生ですわ。」
「ええーっ!?」今度は真由子たちばかりでなく、会場中がどよめいた。この全員が170センチを超えるモデルのようなスタイルと大人顔負けの美貌を持つ三人がまだ高校一年生とは!
「あなた方は皆三年生で、しかも、いい年をした先生までお仲間でいらっしゃる。一年生に負けたら一生の恥ですわよ?」
言い捨てると、蘭子は優雅に背を向けた。
10 :
名無しさん@ピンキー:04/03/25 13:32 ID:Lx6YThhZ
74 アレ?? sage 04/01/12 19:00 ID:cA3jam2l
やがて、十数台の最新鋭業務用ビデオカメラがあらゆる角度から見つめている、両チームへの大声援につつまれたマットの上で、それぞれの対戦相手を決定するための抽選がおこなわれた。
二つの四角い箱の蓋に、目隠しをされた穴が開いており、その中に番号が書かれたボールが三つずつ入っている。つまり、同じ番号を引いた者どうしが戦うというわけだ。
ボールが三つしかない理由は、最後の第四試合で、リーダーである真由子と蘭子が戦うということがあらかじめ決定されていたからである。そして、試合の順番が決定した。
1.(先鋒戦)桃井久美 VS Z
2.(次鋒戦)大木千草 VS Y
3.(副将戦)赤井まり子 VS X
4.(大将戦)草野真由子 VS 鬼龍院蘭子
レフェリーを務めるのは、生徒会一の格闘技観戦マニアであるというのっぺりとした顔つきの少女だった。レフェリーは各試合に一人ずつ、生徒会側が用意することになっているのだ。
そして、第一試合で戦う久美と対戦相手のZ、そしてレフェリー以外の全員がマットを降りる。
心配そうに見つめる仲間たちに屈託のない笑顔とVサインを見せた久美が振り返ると、ちょうどZがガウンをするりと脱ぎおろしたところだった。
赤い紐ビキニで肝心の部分を隠しているだけの、鍛え抜かれ引き締まった肉体をひと目見ただけで、久美には相手が只者ではないことがよくわかった。
(だけど・・・・・・剣道の心得は無いみたいだね。ようし、先手必勝だ!)
そうひとりごちた久美がジャージを脱ぎ白い紐ビキニ姿になると、親衛隊から黄色い歓声が上がる。
(恥ずかしいな、もう!意識させないでよ!)竹刀を握り締めながら幼く可愛らしい顔を真っ赤に染める久美。
そのとき、レフェリーの合図によって、それまで天井に吊るされていた高さ5メートルの巨大な金網がゆっくりと降下して、マットの四方を囲んだ。
いよいよ試合開始である。が、そのとき、マットの外である騒ぎが持ち上がったのだ。
11 :
名無しさん@ピンキー:04/03/25 13:33 ID:Lx6YThhZ
80 アレ?? sage 04/01/13 20:31 ID:e79tlZAU
その騒ぎとは、こういったことだった。
真由子たち三人はマットを降り、指定されていた座席に向かったのだが、その座席というのがとんでもないものだったのだ。
それは四脚の太さ10センチほどの鋼鉄製のパイプ椅子だったのだが、両の肘掛部分と、二本の前脚部分に、それぞれ頑丈そうなジュラルミン製の手枷と足枷が合計四つ取り付けられていたのだ。
それぞれの枷には大きな南京錠が付けてあり、一度両腕・両足をこれで固定されてしまえば、どんな人間であろうとも脱出は不可能であろう。
「ら、蘭子!これは何のマネだ!」
今にも掴みかからんばかりの勢いで叫ぶ千草に、蘭子は冷たく答える。
「これは保険ですわ。いくら高い金網でまわりを囲んでも、その気になればこんなものを乗り越えることぐらい、あなた方には簡単なことでしょう?」
「何だと?オレたちが乱入するって言うのか?」
「いいえ、そうは申しておりませんわ。しかし、これがお仲間たちの介入を防ぐベストの方法ではなくて?それに、わたくしたちも同じ椅子に、同じように繋がれますのよ?例え味方が負けそうでも、これならどうしようもないでしょう?」
結局、蘭子陣営が座るはずだった椅子と、自分たちに用意されていた椅子を交換して(こうすれば、小細工してあっても安心なので)使用するということでこの問題は決着をみたのだった。
今度こそ本当に、試合開始である。
12 :
名無しさん@ピンキー:04/03/25 13:34 ID:Lx6YThhZ
81 アレ?? sage 04/01/13 20:34 ID:e79tlZAU
「久美ちゃん、しっかりね!」「クミ、あんたなら楽勝だよ!」「久美ちゃん、金網を意識してはいけませんよ!」
耳をつんざくようなこの大歓声の中でも、椅子に繋がれた真由子たちの声援ははっきりと聞き取れる。そのことに大きな安心感を覚えた久美は、つぶらな瞳を対戦相手のZにまっすぐに向けたままコックリと頷いた。
桃井久美は可愛らしい少女だった。乳首と下腹部だけを隠すというだけの殆ど全裸に近い姿で、しかも金網の中で初対面の相手と竹刀で打ち合うというこの異常な状況の中に於いても、その可愛らしさは際立っている。
本人はいつも「ボクは幼児体型」と謙遜するが、それは千草や真由子と比べての話で、毎日の猛稽古で鍛え抜かれた小さな身体は無駄な贅肉など微塵もなく引き締まっていた。
しかも、ただ引き締まっているのではなく、小ぶりだがお椀を伏せたように形の良い乳房と、現在丸出し状態の、クリッとした白桃のようなお尻は、彼女の女性としての魅力を最大限に自己主張している。
その小さな両手に着けられているのが、普段使い慣れている篭手ではなく、オープンフィンガーグローブであることに若干の違和感を覚えた久美は使い勝手を確かめるように竹刀を上段に構え、勢いよく振り下ろしてみた。
ビュッ!と鋭い音が鳴った途端に、真・自治会派の生徒たちの歓声がひときわ大きくなる。
(よし!イケる!)闘うには何の支障もないだろう。
自信をいっそう強める久美とは正反対に、Zは何となく竹刀を持て余しているらしく、真剣な顔で竹刀の握り方を何度も何度も確認している。剣道初心者であることがモロバレだ。
(どれだけ格闘技が強いか知らないけど、竹刀を持ってボクの前に立ったのが運のつきだね、Zちゃん!その綺麗な身体に痣を付けちゃうのは申し訳ないけど・・・・・・学園のためさ!遠慮なく打ち込ませてもらうよ!!)
13 :
名無しさん@ピンキー:04/03/25 13:34 ID:Lx6YThhZ
84 アレ?? sage 04/01/14 18:52 ID:G51PS9XS
そして、いよいよ生徒会と真・自治会の長い間の因縁に決着をつける戦闘、その第一試合のゴングが鳴った。それと同時に、試合の模様を映し出す大スクリーンの脇に設置されたデジタルタイマーが時を刻み始める。
(先手必勝!!)久美は竹刀を正眼(中段)に構え、剣尖の照準をZの鼻先にピタリと当てたまま、思い切りよく踏み込む。
その刹那、目にもとまらぬ速さで竹刀が伸び、Zの頭部を襲った。
パァン!凄まじい打撃音が響いたが、Zにダメージはない。すんでのところで殺到する久美の竹刀を横ざまに薙ぎ払ったのだ。
「へぇ、さすが!ヤルじゃんか!ボクの攻撃をかわした素人はキミが始めてだよ!」竹刀を払われると同時に横へ跳び、素早く体勢を整えた久美がニッコリと笑う。
すると、Zも美しい唇を僅かに曲げて冷酷そうな微笑を漏らした。
「何の格闘技をやってるのか知らないけど、余程鍛えたんだね!だけど、これならどうかな?」言うなり久美の竹刀が、今度はZの蜂のようにくびれたウエストにまっすぐ伸びる。しかし、さっき程速くはない。誘いなのだ。
格闘家の本能だろうか、Zが思わずその先端を掴もうと不用意に左手を伸ばしたその途端、一度止まった久美の竹刀がその大きな手をめがけて振り下ろされた。
が、Zもさる者、一瞬早くその手を引っ込めたため、久美の攻撃は空振りに終わる。
その瞬間、Zは右手の竹刀を上から殴りつけるように物凄い速さで振り下ろした。が、桃井久美ほどの遣い手がそんな攻撃をくらうはずがなく、もうすでに余裕を持って相手の左側面に回りこんでいる。
14 :
名無しさん@ピンキー:04/03/25 13:35 ID:Lx6YThhZ
85 アレ?? sage 04/01/14 18:53 ID:G51PS9XS
150センチにも満たぬ小さな身体で、114センチ(しかし、それでも中学生サイズなのだが)の長い竹刀を自由自在に操り、長身の相手を翻弄する久美を見て、親衛隊の少女たちはお祭り騒ぎだ。
そして、椅子に繋がれた親友二人もこれなら安心とばかりにほっとした表情を見せる。
「さすが久美だぜ!あれなら100パーセント大丈夫だ!なあ真由子?」
「ええ!それに、こんな状況でも完全に普段どおりに落ち着いてる!本当に凄い精神力だわ!」
しかし、女教師のまり子だけは内心不安だった。なぜなら、マットを挟んだ反対側で観戦しているガウン姿の蘭子たちが、焦るどころか繋がれた椅子にゆったりと背をあずけ、余裕の笑みさえ浮かべていたからだ。
(おかしいわ・・・・・・刀を持っての勝負なら、久美ちゃんに敵わないことはハッキリしてるのに・・・・・・)
そしてじつは当の久美も、先程のZの面打ちに内心舌を巻いていたのだ。
(片手打ちなのに、なんて太刀打ちの速さだ!しかもかなり重そうだぞ!余裕を見せてる場合じゃない!早くキメたほうがいいな!)
だが次の瞬間、Zの動きを見据えていた久美の瞳が驚愕に大きく見開かれたのだった。
15 :
名無しさん@ピンキー:04/03/25 13:36 ID:Lx6YThhZ
89 アレ?? sage 04/01/15 19:08 ID:NtY8Na8E
久美が驚いたのも無理はない。それほど、Zがとった行動は以外なものだった。
なんと彼女は、先程までとは打って変わった慣れた手つきで右手の竹刀をまるでバトントワリングのようにくるりと半回転させ、剣尖を握り、柄(つか)の先をピタリと久美に向けたのだ。つまり、竹刀を逆さまに持ったのである。
「何を考えてるんだ、あいつ?バカじゃねえの?」椅子に繋がれた千草が思わず声を漏らす。真由子も首を捻った。
「まさか、投げつけるつもりじゃ・・・・・・?」もちろん、親衛隊からは「まじめにやれ!」というブーイングの嵐だ。
だが、この事態に一番カチンときていたのは当の久美本人だった。それも当然だろう。
150センチにも満たない身長の彼女が全国でもトップレベルの選手になるまでには、とても他人には話せないほどの苦労があった。
毎日の稽古を欠かさず、他人の二倍、三倍の努力をし、精神修養につとめ、ただひたすらに剣の道を極めようと、血の滲むような練磨と研鑽とをこつこつと積み重ねてきた結果、現在の彼女があるのだ。
そんな久美にとって、Zのふざけた行為はまさしく彼女が愛する剣道への冒涜であり、決して許すことの出来ないものであった。
16 :
名無しさん@ピンキー:04/03/25 13:36 ID:Lx6YThhZ
90 アレ?? sage 04/01/15 19:09 ID:NtY8Na8E
「ふざけたマネはやめろ!勝負を諦めたんならさっさとギブアップしてマットを降りなよ!」身体に似合わぬ大声でZを一喝した久美の表情は、羞恥よりも怒りで真っ赤になっている。
しかし、Zは冷たい微笑を浮かべながら、逆さに持った竹刀の中ゆい(剣尖から三分の一あたりで刃の部分を纏めている革紐)を左手で握り、右手をその前方の鍔(つば)の下に添え、右足を前にして半身に体を開いて構えた。
つまり、柄の先を久美に向けた竹刀を、肩幅くらいの間隔を開けた両手で握っているというわけだ。そして、微笑したままのZがはじめて口を開く。
「ふざけてなどいませんよ、“チビの先輩”!あなたの実力はほぼわかりました。今度は私の本当の力を見せて差し上げますから、どうぞどこからでもかかって来て下さい!」
「な、なんだとぉ・・・・・・」Zのあまりにも人を舐めきった態度に、久美の全身の血が渦を巻いて逆流する。
長身でナイスバディの一年生に“チビの先輩”と笑われた悔しさももちろんだが、まだ一度竹刀を合わせただけの相手に「あなたの実力はほぼわかりました」などと言われては桃井久美とあろう者の立つ瀬がない。
「上等じゃないか!もう手加減はしないぞ!キミのお母さんに代わってこのボクがキツイお灸をすえてやる!」叫ぶやいなや右足を大きく踏み出し、跳躍しようとする久美。しかし、そんな彼女を後方からの声が止めた。
「ダメですっ!お待ちなさい久美ちゃん!退いて!まずお退きなさい!」
驚いて振り返る久美の瞳に、赤井まり子先生の必死な顔が飛び込んできた。
17 :
名無しさん@ピンキー:04/03/25 13:37 ID:Lx6YThhZ
94 アレ?? sage 04/01/16 21:41 ID:NsXeLnzf
「せ、先生?」驚いて金網の向こうのまり子を振り返った久美だったが、すぐさま相手のZの方に向き直る。まり子の両隣に座っている真由子と千草も訳が判らずに恩師の顔を見つめた。
「先生、どうしてですか?あんな素人相手に!」「そうですよ、久美なら楽勝で勝てる相手ですよ!」口々に言う二人に首を振ってみせたまり子は、Zとかなりの間合いを取っている久美に声を掛ける。
「久美ちゃん!心を鎮めて、落ち着いて相手をよくご覧なさい!」
(え・・・・・・?)尊敬するまり子先生にそう助言され、改めてZの構えを見た途端、久美の顔色が変わった。
固い柄の部分を突き出し、右手足を前に半身になっているZの腰はどっしりと据わり、その目は炯々と光っている。久美といえども迂闊に跳び込める隙などは全く無い。Zは、先ほどまでとはまるで別人のようだった。
(こ、これはどういうことなの・・・・・・?)今までど素人だと思っていた相手が、じつは何かの刀槍術の達人であるということを理解した久美の心臓は早鐘を打ち、全身からはじっとりと冷たい汗が滲んでくる。
「残念だわ」突然Zがぽつりと言った。
(な、何が残念なんだよ・・・・・・?)その言葉の意味が判らず戸惑う美少女剣士に、Zは冷たく笑いながら言う。
「先輩は良い先生に恵まれましたねぇ。あの副将の先生さえ止めなかったら、この固い柄頭(つかがしら)が先輩のお腹にめり込んでいたんですけどね?」
18 :
名無しさん@ピンキー:04/03/25 13:38 ID:Lx6YThhZ
95 アレ?? sage 04/01/16 21:43 ID:NsXeLnzf
その言葉を聞いた久美の全身が粟立つ。確かにZの言うとおりだった。あのまま怒りにまかせ、不用意に打ちかかっていたならば、簡単に胴を突かれ、今頃は地獄の苦しみを味わっていただろう。
真由子と千草も驚いてまり子のほうを見る。
「せ、先生、いったい・・・・・・?」「なんで判ったんですか・・・・・・?」二人が驚くのも無理はなかった。
確かに古文教師・赤井まり子は空手部の顧問ではあったが、いつもは道着を着ることもなく、ただ優しい笑顔を浮かべて、静かに真由子たちの指導ぶりを見守っているという女性であった。
だから、この対抗戦に大好きな恩師であるまり子先生が出場することにも、最初のうち真由子たちは猛反対したものだ。
今までの因縁から仇敵・蘭子が特に指名したのと、本人の自信に満ちた強い希望があった為、遂にまり子も選手となったのだが、彼女の真の実力は本当のところ、学園内の誰もよく知らないのだった。
そのまり子が、闘っている久美自身でさえ見抜けなかったZの実力を見破ったのだから、三人の驚嘆はもっともなことであったのだ。
重い空気の中、すっかり静まり返ってしまった真・自治会の親衛隊に変わり、今度は体育館の東側、青コーナーに陣取った生徒会の少女たちが大歓声を上げている。二人の美少女の戦いは、新たな局面を迎えつつあった。
19 :
名無しさん@ピンキー:04/03/25 13:38 ID:Lx6YThhZ
99 アレ?? sage 04/01/17 21:35 ID:HrFxU4+H
「ハァッ!!」突然Zが大きく気合を掛けた。と同時に、彼女の手の中の長さ120センチの竹刀が、彼女の大きな胸の前で唸りを上げて回転し始める。
「う・・・・・・っ」久美は竹刀を正眼につけたまま、驚きに目を見張るばかりだった。Zの竹刀は、剣道歴の長い彼女ですら今までに聞いたことのないほどの凄まじい音を立てて空気を切り裂いている。
ぶんぶんと回る竹刀は、もはや巨大な扇風機と化したかのようだ。しかも、その恐るべき羽根はただひとつ所で回転しているのではなく、回す本人の意思しだいで上下左右、何処へでも移動させることが出来るのだ。
「ふふっ、まだまだこれからですよ、先輩!」Zがそう叫んだ瞬間、それまで“ブンブン”だった回転音が、“ピュンピュン”という超高速音に変わる。
まるで竜巻のようなこの渦の中に竹刀を突っ込めば、簡単に弾き飛ばされてしまうであろうことは子供にでも予測できることだった。
(な、なんて技を遣うんだよ・・・・・・!)剣道美少女の顔に、べとつく脂汗が浮かんでくる。
この回転を止めるには、相手の手を狙って打ち込むよりほかはないだろう。しかし、Zほどの遣い手がやすやすとそれを許すものだろうか?
(ど、どうしよう・・・・・・どうしたらいいんだ・・・・・・?)対抗策を必死に考える久美だが、そう簡単に名案が浮かぶはずもない。その一瞬の隙に、Zは竹刀の柄頭を久美の顔めがけて短切に突き込んだ。
20 :
名無しさん@ピンキー:04/03/25 13:39 ID:Lx6YThhZ
100 アレ?? sage 04/01/17 21:36 ID:HrFxU4+H
「う、うわっ!」すんでのところで目の前に迫ってきたそれをとっぱずした彼女だったが、反撃のいとまもなくZの竹刀は再び回転を始めている。見事なまでに完璧な攻防一体の技術であった。
(こ、こんな攻め方をするなんて・・・・・・)久美の背筋を冷たいものがゾッと走り抜ける。今や彼女の小さな身体全体が気持ちの悪い汗でびしょ濡れになっていた。
「久美ちゃん!しっかり!」「久美!頑張れ!そんなこけおどしに惑わされるなぁ!」真由子も千草も、繋がれた手枷足枷をガチャガチャと揺すりながら必死の声援を送るものの、何ら有効な手立てを見つけられないでいる。
そのとき、ひときわ大きく、力強い声が響いた。
「久美ちゃん!左!左です!左へ廻るのです!」
その言葉にまず久美が、次いでZがハッとした表情になる。そして、真由子と千草も驚きに目を丸くして、彼女たちの間に座っている人物、つまり声の主の顔を見つめた。
その声の主とはもちろん、空手部顧問の古文教師・赤井まり子であった。更に彼女は大きな声で可愛い教え子を叱咤激励する。
「久美ちゃん、落ち着いて!あなたの一番の武器は何です?あなたはこの試合で、まだ一度もそれを使っていないじゃありませんか!」
21 :
名無しさん@ピンキー:04/03/25 13:40 ID:Lx6YThhZ
105 アレ?? sage 04/01/18 20:28 ID:t7GRkueH
(ボクの“一番の武器”!それは・・・・・・)反射的に、まり子の助言どおり左方向へと跳ねとんだ久美の瞳がみるみる内に明るく輝きだした。
(コレさ!)そして、Zを支点として左回りの円運動を始める。
「ハアッ!」竹刀を身体の前で超高速回転させながらすかさずZがそのあとを追うが、剣道美少女は一定の距離を保ちつつ、彼女の左へ左へと(つまり、Zから見れば自分の右側面へと)軽やかに回り込んでゆく。
Zとしては自分の正面ないし左側に相手を置いて攻撃したいのだが、久美が信じがたいほどの速さで右へ動いているために、それが不可能なのだ。
そう、桃井久美の一番の武器とは女子剣道界ナンバーワンと自他共に認めるそのスピードであった。如何に天才的な剣士とはいえ、プチな久美は体格に勝る相手にはどうしても力負けしてしまう。
そのハンデをカバーするために彼女が身に着けた武器こそが、どんなに大きな相手の懐にでも一瞬にして跳び込んでしまう、超人的なスピードだったのだ。
まるで楽しげなダンスを踊るかのように軽やかに跳ねる久美の、紐ブラで乳首を隠しているだけの小ぶりな乳房がプルプルと弾み、丸出しの白いお尻がクリクリと動く。
いつもの元気を取り戻した剣道美少女の姿に、それまで意気消沈していた親衛隊も再び大歓声を上げて声援を送りはじめた。
22 :
名無しさん@ピンキー:04/03/25 13:40 ID:Lx6YThhZ
106 アレ?? sage 04/01/18 20:30 ID:t7GRkueH
「久美ちゃん!体力を消耗してしまうから、そんなに動かなくてもいいですよ!ただ相手の左に付けて、その距離を保っていなさい!」しなやかに躍動する久美に、またもやまり子が的確な指示を出す。
その声に彼女はにこやかに頷き、逆にZは明らかに攻めにくそうに美しい顔をしかめた。
「でも先生、どうして左回りなんですか?」「そう、それを教えてくださいよ!」不思議そうに訊ねる真由子と千草に、まり子はマット上の攻防を見つめたまま静かに答える。
「あのZという娘は、いつも右手・右足を前にして構えていたでしょう?そして今、竹刀を回転させているときも、それは変わりません。つまり、いつでも半身(はんみ)の体勢をとっている、ということです」
「あっ、そういえば・・・・・・」「うん、そうだ!」
「半身の利点は幾つかありますが、あの娘の場合は、そのまま踏み込むだけですぐに攻撃に移れるというところに重点が置かれているようですね。しかし、半身とは即ち、“自分の身体の側面で正面を向いた相手と正対する”ということです。
その弱点は、相手に自分の側面、つまり“背後”を襲われる危険度も増す、ということなのですよ」
「あっ!」「そ、そうか!だからZは急に・・・・・・」マット上の戦況を、まるで掌をさすかの如く、判り易く解説する美貌の女教師を二人は熱い尊敬の眼差しで見つめる。さらにまり子は肝心なことを付け加えた。
「もうひとつありますよ。あの右半身(みぎはんみ)の姿勢で、自分の右側にいる相手を攻撃しようとすれば、どうしても体は開き、脇も甘くなります。つまり、そこに久美ちゃんのつけこむ隙があるということです」
110 アレ?? sage 04/01/19 20:56 ID:lQMEoFuo
試合開始から約三分。
周囲を金網で覆われたマットの上で行われている、それぞれ赤と白の紐ビキニ姿の二人の美少女の闘いは、今まさに赤井まり子の言ったとおりに展開していた。
竹刀を高速回転させながら、相手を自分の正面で捕らえようと必死の形相で追うZ。
そんな彼女をからかうように、左へ回り込みつつ止まっては動き、動いては止まり誘いをかける久美。
「キャーッ、久美、あぶないよぉ!」「桃井先輩、逃げてぇ!」久美が相手を誘おうと動きを止めるたびに、何も知らない真・自治会派の生徒たちから悲鳴が上がった。
(ふふふ、みんな、大丈夫だってば!そのうち隙ができるから!)久美はニッコリと笑顔を見せて、仲間たちを安心させる。
そう、素人目では久美の大ピンチに見えるが、実際に追い詰められているのはZの方なのだ。
その理由は二つある。まずスタミナに対する不安。30分間も今のスピードで竹刀を高速回転させ続け、なおかつ相手を追いかけ回すことなど、人間わざではとても不可能だ。
さらに、攻撃面での不安。自分の右側、つまり背後に回り込もうとしている久美を追いながらという不十分な体勢で焦って打ちかかれば、どうしても体が開き、脇も甘くなってしまうだろう。
その隙を、桃井久美ほどの遣い手が見逃すはずがない。突き出した竹刀をあっさりと払われるか叩き落されるのがオチだ。
(くっ・・・・・・さすがは天才剣士ね・・・・・・とんでもないスピードで動くわ!それにしてもあの女教師め!余計なことをペラペラと・・・・・・あれさえなければ最初の一撃で決まっていたのに!)Zの全身に脂汗が浮かんだ。
24 :
名無しさん@ピンキー:04/03/25 13:49 ID:C0VbjhgO
オリジナル&ドミネートだったらSM板だろ
25 :
名無しさん@ピンキー:04/03/25 17:05 ID:pohVvKbK
中途半端にコピーしてアレ??さんが書き込むと
ややこしくならない?
26 :
名無しさん@ピンキー:04/03/25 19:10 ID:zfpUdU5O
一括してtxtファイルとかで読ませてくれる神キボン
27 :
1:04/03/25 20:24 ID:Lx6YThhZ
すまん。昼休みに立てて、今戻ってきたところ。
115 アレ?? sage 04/01/20 19:56 ID:CBW42ifx
全身に脂汗を浮かべるZの様子を見て、悪の生徒会の総帥・鬼龍院蘭子は、ほんの少しだけ冷たい美貌を曇らせる。そのことに気付いた副将・Xが、彼女の形のよい耳元に口を寄せて囁いた。
「あの副将の女教師・・・・・・赤井まり子。さすがに、恐るべき天才格闘家ですね。蘭子さまの情報通りです」
「ええ」椅子に繋がれたまま頷いた蘭子は、不機嫌な声でXに訊ねる。
「まさかあの教師に勝てる自信が無くなったの?あなたがた三人の中で、最強の戦士ともあろう者が!」
吐き捨てるような総帥の言葉に、Xは苦笑しながら答えた。
「おやおや、これはお戯れを!この私が敵わない相手は、この会場の中にたったひとりしかいないというのに!」
「ホホ・・・・・・相変わらずね」優美に笑いながらも、蘭子は一抹の不安を残す眼差しで久美とZの闘いを見つめ続けている。そんな彼女に、美しい、しかし冷酷そうな切れ長の目をきらりと光らせたXが不敵な笑みを浮かべて囁いた。
「大丈夫ですよ、蘭子さま。まあ、蘭子さまは***(Zの本名)が武器をとって戦うのを見るのは初めてですから、ご心配なさるのも無理はありませんけど・・・・・・。
我々三人は無敵です。フフフ、もうすぐ、あのチビは・・・・・・いえ、会場中が真っ青になりますよ!」
119 アレ?? sage 04/01/21 19:50 ID:sToXlE0P
「久美ちゃん、その調子よ!」「久美、焦らなくていいぞ!時間はまだたっぷりあるんだから!」
仲間たちの声援が久美を限りなく勇気付ける。
「久美先輩頑張れ!」「久美、すごいわ!」「ファイト!久美ぃ!」
さらに真・自治会派の生徒たちの耳をつんざくような大声援が、軽やかに跳ね回る剣道美少女の背中を見えない手で後押ししている。
(みんなありがとう!まあ見てなって!Zの動きはもう見切ったからね!あとは焦って出てくるのを待つだけさ!)胸のうちでそう応えながら、久美はにこりと笑顔を見せた。
「こ、この・・・・・・」バカにされていると感じたのだろう、Zが間合いを詰めようと前に出る。しかし、あまりにも速すぎる相手を追いきれず、攻撃するまでには至らない。迂闊に突き込めば、それは即彼女の敗北へとつながるのだ。
逆に久美は、余裕を持ってこの闘いを楽しみ始めていた。ピュンピュンと超高速回転しながら迫り来る相手の竹刀から逃げることに、鬼ごっこのようなスリルを感じ始めていたのだ。
乳首と股間を僅かに隠すだけの役にしか立たない、あまりにもエロティックな白い紐ビキニ姿で、可愛らしい小ぶりな乳房と、クリッとしたお尻を小刻みに揺らしながら跳ね回る久美。
しかしその姿からは、いやらしさよりも匂い立つような健康美のほうが強く感じられる。
長身の相手から楽しげに逃げ回るプチの剣道美少女は、まるで間抜けな人間たちを悪戯っぽく翻弄する、羽根の生えた妖精のようだった。
120 アレ?? sage 04/01/21 19:51 ID:sToXlE0P
さらに三分が経過した。大きなデジタルタイマーは残り時間24分10秒を示している。
金網に囲まれたマットの上で際限なく続くかに思われた久美とZの鬼ごっこであったが、ここにきて劇的な変化が起こっていた。
Zが胸の前で回転させている竹刀のスピードが目に見えて衰えてきたのだ。そればかりではない。Zの、これまで真一文字に結んでいた美しい口が半開きになり、大きな胸がふいごのように激しく上下している。
そして、スタイル抜群の美しい身体を滝のように激しく流れ落ちる汗と、ぜいぜいという荒い息遣い。明らかに彼女はスタミナ切れであった。
そのことを確認した久美が、ちらりとまり子のほうへ視線を走らせると、椅子に繋がれたまり子が大きく頷く。
その瞬間だった。
「くっ、くそぉ!」突然、大声で喚いたZは竹刀の回転を止め、彼女の右側で構える剣道美少女の幼い顔めがけて思い切り突き込む。
そう、遂に久美が、そして三人の仲間たちが今か今かと待ちかねていた、そのときが訪れたのだ。
(待ってました!これで終わりさ、Zちゃん!)剣道美少女は勇躍して迎え撃つ。
しかし・・・・・・。
次の瞬間、真由子ら三人と真・自治会派の生徒たちは、あまりにもショッキングな光景を目撃してしまったのだった。
124 アレ?? sage 04/01/21 23:08 ID:sToXlE0P
以下に書くことは、ほんの一瞬のあいだ・・・・・・文字通りあっと言う間に起こった出来事である。
右手・右足を大きく前方に踏み込んだ右半身の体勢でZは逆さに持った竹刀の柄頭を久美の顔めがけて突き込んだ。
しかし、その体は開き、脇も甘い。そして何よりも、スタミナ切れのためか、試合開始当初のスピードがなくなってしまっていた。
Zの左へ廻り込んでいる久美は突き出されたそれを、自分の右側に見るかたちで払いのけようと竹刀を横へ振る。
しかし、それはZの誘いだった。
彼女の竹刀は途中で停止し、改めて角度を変え、再び久美の幼い顔めがけて伸びてくる。
しかし、そんな小手先のフェイントに騙されるような久美ではなかった。
(今どきこんなのに引っ掛かるバカはいないよ!)
自分で仕掛けたフェイントのせいで、Zの体勢は完全に崩れてしまっている。その突き出された竹刀の柄を、剣道美少女は渾身の力で叩いた。
バシッ!
当然のことながらZの竹刀は虚しく下方へと流れる。久美の目の前には無防備な敵の姿があるのみだ。
(もらった!キミの負けだZ!!)
その刹那、久美の竹刀がZの頭部へと殺到する。だが、その竹刀が敵の額に当たったと見えた瞬間、“ドスッ”という鈍い音が響き、久美の小さな身体がマットから30センチも跳ね上がった。
なんと、剣道美少女の鳩尾(みぞおち)には、Zの渾身の蹴りがめり込んでいたのだった。
128 アレ?? sage 04/01/22 21:26 ID:JMHvPdSK
「・・・・・・・・・・・・」
久美は自分の身に何が起こったのか、まったく理解できていなかった。
勝利を確信し、Zの面を撃とうとしたそのとき、相手の身体が沈み込んだような気がした。その次の瞬間に、今まで体験したことのない、物凄い衝撃が腹部を襲ったのだ。
呼吸が止まり、目の前が真っ暗になる。足に、いや、身体中に力が入らず、とても立っていられない。
地獄の苦しみの中、それでもまだ戦おうとする意思に反して、竹刀を握る手から力が抜け、
がっくりと両膝が折れて跪き、蹴られたお腹を隠すように背中が丸まり、頭が垂れてしまう。
その姿勢はまるで土下座そのものだった。
あの高校剣道界に於いては誰ひとり知らぬ者のない小柄な天才剣士・桃井久美が惨めな姿でマットに這いつくばっている・・・・・・。
信じがたい光景を見せつけられた真由子ら三人、そして真・自治会派の生徒たちはあまりのことに声も出せない。
「う・・・・・・うぅ・・・・・・」脂汗にまみれ、か細い呻きを漏らす久美の前に仁王立ちしているZと、蘭子ら三人だけが冷たい笑みを浮かべていた。
久美の竹刀が頭部を襲った瞬間。
Zは踏み込んでいた右足に重心を置き、思い切り右後方へ倒れ込んだ。
その際、反動を利用して、長い左足を振り上げ、その爪先を剣道美少女の鳩尾に叩き込んだのだ。
それは、長年の間格闘技の修練を積み、足腰を鍛え上げた者のみが為しえる、超人的な技であった。
そう、言うなればZにとって今までのこと全ては、この蹴りを放つための撒き餌にすぎなかったのだ。
「久美ちゃん!」「クミーっ!!」真っ青になった真由子ら三人が大声を上げる。その声が引き金になったかのように、それまで静まり返っていた体育館中が騒然となった。
130 アレ?? 04/01/25 21:46 ID:zd84edAs
「ふふふ・・・・・・さすが、やるわねぇ・・・・・・私と立ち会って5分以上立っていられたのはチビ先輩が初めてよ・・・・・・」
乱れた呼吸を整えながら、Zはどこかで聞いたような台詞を吐きつつ、今まで逆さに持っていた右手の竹刀を普通に握り直し、その刀身で右肩をトントンと叩きながら、惨めな土下座姿の久美に迫る。
「久美ちゃん!前!前を見てぇ!」「うわぁっ、久美っ!早く立て!立ってくれよぉ!」「久美ちゃん、しっかりなさいっ!」
仲間たちの必死の声になんとか応えようと、気丈にも剣道美少女は竹刀を握る小さな右手に残された最後の力を込め、うつむいたままZの気配を探る。
(す・・・・・・脛だ!こうなったらもう・・・・・・向う脛を思い切り叩くしかない・・・・・・!)
痛みのあまり、意識さえ遠のいてくる。もしこの攻撃をかわされたら、久美にはもう打つ手がないのだ。
そして、勝ち誇るZが、剣道美少女の間合いに足を踏み入れた瞬間、彼女の竹刀がマットすれすれを横ざまに薙ぎ払う。
ガツ!
久美、そして仲間たちの最後の希望をのせた竹刀は、間違いなくZの脛、いわゆる“弁慶の泣き所”に命中した。が、それをくらったZはたじろぐどころか薄ら笑いを浮かべて嘲り笑う。
「あ〜ら、残念でしたね、センパイ?ねらいは良かったのに、もう体力が残ってなかったのね?」
そう、久美の竹刀からは、もはやスピードもパワーも失われていたのだ。
「あ・・・・・・ああ・・・・・・」絶望の呻き声を上げる久美の竹刀を大きな足で踏みつけたZは、冷たい笑みを浮かべて楽しげに言った。
「ホント、チビ先輩ったら往生際が悪いのね?そんな娘には、お母さんに代わってこの私がキツイお灸をすえてあげるわ!」
138 アレ?? sage 04/01/26 21:26 ID:0UW4WaiO
パァン!
乾いた打撃音が多勢の悲鳴と少数の歓声が交錯する体育館の空気を震わせた。
Zが久美の竹刀を踏みつけたまま、その柄を握り締めている彼女の右手首を打ち据えたのだ。多少手加減しているとはいえ、グローブで護られていない素肌を打たれたのだから堪らない。
「あうっ!」あまりの激痛に悲鳴を上げた久美は、思わず竹刀から手を離してしまう。それを無造作に左手で拾い上げたZは、観客全員に見せびらかすように、奪い取った敵の愛刀を高々とかざしてみせた。
「くっ、久美ちゃあん!!」「畜生!ちくしょうっ!」「久美ちゃん・・・・・・ああ・・・・・・」椅子に繋がれた真由子と千草がもがきながら必死に叫び、まり子も呻くように教え子の名を呼ぶ。
竹刀を持たぬ桃井久美は、ただのプチな17歳のスポーツ少女だ。見るからに格闘技者然とした逞しい肉体を持つZに敵うはずがない。
もはや、誰の目にも勝敗は明らかであった。
そのとき、悲鳴と怒号に包まれたマットの上で、小さなしゃくり上げるような声がZの耳に入ってきた。
「ひっく・・・・・・うっうっ・・・・・・」見下ろせば、いやらし過ぎる紐ビキニ姿の久美が土下座するような惨めな体勢のまま、細く小さな身体を震わせているではないか。
「あら!何よ、チビ先輩?もしかして泣いてるのぉ!?ちょっとやめてよぉ!ダサいわねぇ、さっきまでの元気はドコいっちゃったのよ?」
冷たく笑いながら嘲笑するZのバカにしきった声を聞かされながらも、呼吸も出来ぬほどの苦しみにのたうち、悔しさと惨めさに打ちのめされた久美にはもう、ただすすり泣くことしかできないのだった。
143 アレ?? sage 04/01/27 21:19 ID:Lt05/Ml8
「ふふふ、チビ先輩!ほら、コレでしょ?あんた、コレが欲しいんでしょ?」嘲りながら、Zは惨めな土下座姿の久美の頭の先に、奪い取った竹刀をぶらぶらと揺らしてみせる。
(ああっ・・・・・・ボ、ボクの竹刀・・・・・・)自分の愛刀を掴もうと、思わず伸ばした剣道美少女の震える右手を、Zはその愛刀でもう一度したたかに打ち据えた。
「ああっ!」悲鳴を上げる久美に、Zはケタケタと笑いながらバカにしきった言葉を掛ける。
「あっはははは、ホントにおバカさんね!まさか返してもらえるとでも思ったの?」
「くうっ・・・・・・うっうっ・・・・・・」惨めさのあまり、久美のつぶらな瞳からは止めどなく涙が溢れ、目の前のマットにぽたぽたと流れ落ちてゆく。
たった今、自分を打ち据えた竹刀。それは、桃井久美にとってただの使い慣れた愛刀というだけの物ではなかった。
彼女自身をはじめ、真由子、千草、そしてまり子先生があまりにも恥ずかしい試合着を身に着けることになってしまったのも、“久美とその相手のみは竹刀を持ってよい”というルールを付け加える為に払った高い代償であった。
真由子ら三人には、(竹刀を持った久美に勝てる者などいない)という絶対的な自信、つまりこの剣道美少女に対する揺ぎ無い信頼があったのだ。
そうでなければ、ミッション系の名門女子高に通う羞恥心の強い美少女たちと美人教師が、全校生徒の前で恥ずかしい紐ビキニ姿になどなれるはずがない。
そう、久美にとってその竹刀こそは、“みんなが寄せてくれた信頼の証”に他ならなかったのだ。
その“信頼の証”を奪われ、しかもそれで打たれた剣道美少女の惨めさ、屈辱感は筆舌に尽くしがたい。
「ひっく・・・・・・えぐっ・・・・・・」
(み・・・・・・みんな・・・・・・ごめん・・・・・・ボク・・・・・・みんなを・・・・・・裏切ってしまった・・・・・・)久美のすすり泣く声が、いつの間にか静まり返ってしまった体育館内に拡がっていった。
144 アレ?? sage 04/01/27 21:20 ID:Lt05/Ml8
その次の瞬間、Zが起こした行動を見て、それまでマット上の出来事に言葉を失っていた真由子たち三人の顔色が変わった。それも無理はないだろう。
「まったく、いつまでピイピイ泣いてんのよ!」
そう言いながら、すすり泣く剣道美少女の惨めな姿を冷たい笑顔で見下ろしていたZが、自分の竹刀を逆さに持ち、その固い柄の先を彼女の背中にピタリと向けたのだから。
「な、何をするつもりです!やめて、やめなさいっ!!」Zがまだ久美を攻撃しようとしていることに気付いたまり子が、手枷・足枷をガチャガチャと揺すりながら半狂乱になって叫ぶ。
「や、やめてぇっ!!」「やめろおっ!鬼かお前は!!」真由子と千草も必死になって絶叫するが、Zは氷のような微笑を浮かべたまま、右手の竹刀で苦痛に呻く久美の白磁の背中を今にも突きそうな構えを崩さない。
「もう勝負はついているじゃないの!レ、レフェリー!止めて!やめさせなさいっ!」教え子の危機に、人目も気にせず大声を上げるまり子の美しい切れ長の瞳から涙がこぼれる。
「そうだよレフェリー!止めろ!早く止めろったら!」同じく泣きながら噛み付かんばかりの形相で喚く千草のほうを向いたのっぺりした顔のレフェリーは、この場に似つかぬ少し間延びした声で答えた。
「試合ルールでは、レフェリーストップは認められていませんので、止められませんわ。それから、セコンドのタオル投入も、無効ですので悪しからず」
「そ、そんな・・・・・・」絶句する美人教師の両脇で、真由子たちは怒りを爆発させる。「ふざけんなぁ!何のためのレフェリーなんだよ!」「じゃあ、ギブアップでいいわ!久美ちゃんの負けでいいから!」
しかし、蘭子たちが用意したレフェリーの答えは冷たいものだった。
「ギブアップは、あくまでも、選手本人の口から発せられなければ、有効とは認められません」
151 アレ?? sage 04/01/28 21:16 ID:wKtW5HUZ
「ふふふ・・・・・・」
冷たく笑ったZが竹刀を逆さに握った右手をゆっくりと目の高さまで引き上げる。
「や、やめろぉぉ!!」「やめてぇ!お願いだから・・・・・・」
真由子たち三人、そして真・自治会派の生徒たちの涙混じりの必死の絶叫も空しく、Zの竹刀の固い柄が惨めな土下座姿の久美の右肩を突いた。
「キャアーッ!!」その瞬間会場内に悲鳴が上がったが、それはすぐ不思議そうなざわめきに変わる。
確かにZの竹刀は久美の震える細い肩の付け根に命中した。しかし、それは皆の予想に反し、軽くトンと突くだけのものであった。
こんな打撃が剣道美少女にダメージを与え得るとはとても思えない。
「・・・・・・・・・・・・?」Zの真意が判らずにただ息を呑む三人の目の前で、彼女はもう一度、今度は久美の左肩を同じように軽く突いた。
(これは一体・・・・・・どういうことなの・・・・・・?)さすがのまり子にもZの意図するところがさっぱり判らない。
それを正しく理解しているのは蘭子たち三人と、攻撃を受けた本人である桃井久美のみだ。
二度の突きを受け、必死に身体を動かし逃れようとした久美は、自分の肉体に起こったある異常に気付くと同時に、言い知れぬ恐怖に襲われていたのだ。
(な・・・・・・何をしたの・・・・・・?り、両腕が痺れて・・・・・・全然動かせない・・・・・・)
そんな久美の様子を暫くながめていたZは、何を思ったか、いきなり、右手に持った自分の竹刀を槍投げのように金網の外へ投げ捨ててしまった。しかし、まだ久美の愛刀はしっかりと握っている。
152 アレ?? sage 04/01/28 21:17 ID:wKtW5HUZ
彼女の一連の不可解な行動に、千草らも声が出せずにいた。
その間にZは、今度は反対側、つまり久美のクリッとした丸出しのお尻のほうへ移動し、左手で剣道美少女の左足首をむんずと掴み、右足で相手の右足首を踏みつける。
そして、苦痛に呻く久美の左足首を力任せに上へと引き上げた。いわゆる「股裂き」のような形だ。
かろうじてデルタ地帯を隠しているだけのいやらしい紐ビキニ姿で、思い切り股を割り裂かれたのだからたまらない。汗に蒸れた久美の股間が大スクリーンにどアップで映し出されてしまい、それを見た観客から悲鳴が上がる。
「ううっ・・・・・・うう・・・・・・」
「やめろ!やめろぉ!」「やめて!久美ちゃん、ギブアップって言ってえ!」羞恥と屈辱と恐怖に打ちのめされた苦しげな久美の声に、真由子たちも我に帰ったように再び叫びだす。
その叫びを楽しげに聞きながら、Zは久美の股関節、つまり左右の脚の付け根をトン、トンと突いた。
(ああ・・・・・・ボク・・・・・・ボクのからだ・・・・・・)両腕と同じ痺れを両脚にも知覚した久美の可愛らしい幼い顔が恐怖に歪む。
そう、これで彼女は完全に両腕、両脚の自由を奪われてしまったのだ。
ことここに至っては、剣道家の矜持として最後までギブアップだけはしないと密かに誓っていた気丈な久美の心にも、もはや一片の戦う気力すら残されていなかった。
マットの上に仰向けに転がされ、大股を開かされ、戦意喪失にまで追い込まれてしまったプチな剣道美少女の、嗚咽で震える唇から遂にその言葉が漏れる。
「ひっく・・・・・・ギ・・・・・・ギブアップ・・・・・・うっうっ・・・・・・」
しかし・・・・・・
158 アレ?? sage 04/01/29 21:40 ID:qYD/j06I
久美が血を吐くような思いで口にした「ギブアップ」の言葉を聞き、例ののっぺりした顔のレフェリーがゆっくりと二人に近づいてくる。
「ああ・・・・・・久美ちゃん・・・・・・」「でも・・・・・・よくやったわ・・・・・・」「うん・・・・・・」親友、そして教え子が惨めな敗北を喫したことよりも、これで終わったのだという安堵感で真由子たち三人は泣き濡れた瞳を見交わした。
今、マットの上で泣きじゃくっている久美が帰ってきたら、よくやったわ、後のことは何も心配はいらない、そう優しく言葉をかけて励ましてあげよう・・・・・・。
そんな三人の気持ちを踏みにじるかのように、Zがレフェリーを鋭い目で睨みつけ、低いどすの利いた声で言う。
「あんた、ナニしにきたの?」
「いや、あの、今、こちらの・・・・・・桃井選手が・・・・・・」わざとらしく怯えた表情を作ってレフェリーの少女が答えた。
「あたしにはナンにも聞こえなかったわ!あんたもそうでしょう?ええ?」鋭い目をさらに細くしてZは続ける。
「もしナンかつまんないコト言って試合を止めたりしたら・・・・・・あんた、ここから歩いて帰れなくなるよ!」
その言葉に、あろうことかレフェリーは「しかたありません・・・・・・では、ファイト!」と続行を宣言してしまったのだ。
159 アレ?? sage 04/01/29 21:41 ID:qYD/j06I
「ふっ、ふざけんなぁ!久美はギブアップって言っただろう!」「な、何てことを・・・・・・あなたはそれでもレフェリーなの?」「Z!もう終わりよ!お願いだから久美ちゃんから離れてぇ!!」
その猿芝居に気付いた真由子ら三人、そして真・自治会派の生徒たちの怒号と悲鳴がマットを包む。こんな非道、無法がまかり通るならレフェリーなどいないのと同じではないか。
今やすっかり戦意を失い、マットに仰向けに転がされてすすり泣いている久美はやられ放題にやられるしかないではないか・・・・・・。
もし頑丈な手枷足枷で椅子に繋がれてさえいなければ、たかが5メートルの高さの金網などひといきに乗り越えて久美を救い出しに行っているだろう。
「ちくしょうっ!蘭子!このためにこんな椅子を用意したのか!?外せ!すぐ外せえっ!」千草がもがきながら泣き喚く。
しかし、反対側に悠々と陣取る蘭子たち三人は、酷薄な微笑を浮かべたまま、まったく動ずる気配もなかった。
「さあ、続行ですってよ、チビ先輩!」周りから浴びせられる罵声など気にも留めずに、Zは両腕・両脚を動かせず恐怖に怯える剣道美少女の泣き濡れた幼い顔を冷たく見下ろす。
すると、今までの元気は何処へやら、久美はガタガタと震えながら情けない泣き声で降伏宣言を繰り返すのだ。
「いっ・・・・・・いやだ・・・・・・ギブアップ・・・・・・ま、まいり、ました・・・・・・」
「んん〜聞こえないわ!なぁ〜んにも聞こえない!」それをさらりと受け流し、右手で久美の愛刀を持ったZは、残る左手で再び相手の細い足首を握る。
「ああ・・・・・・もう・・・・・・やめて・・・・・・」すすり泣く久美は相手にされるがままだ。
その意思のない人形のような姿を見たまり子が泣きながら呻く。
(な、何てこと・・・・・・久美ちゃんの四肢は今、完全に麻痺させられている!こ、これではどうすることも出来ないわ・・・・・・)
160 アレ?? sage 04/01/29 21:42 ID:qYD/j06I
「ふふふ、さあて・・・・・・」冷たい、しかし楽しげな微笑を浮かべたZは、仰向けで大の字に転がっている久美の股の間にしゃがみ込むと、突然、剣道美少女のデルタ地帯を僅かに覆っているだけの紐パンに手を伸ばす。
「なっ・・・・・・」「えっ・・・・・・」
それに驚いた真由子たちが声を上げる間もなく、電光石火の早業によってプチな美少女の下半身は一糸纏わぬあられもない姿にされてしまった。
「いやぁ・・・・・・やめてよぉ・・・・・・」
久美のか細い哀訴の声を打ち消すかのように、千草やまり子、そして真・自治会派の生徒たちの悲鳴と怒号と悪罵がZに投げつけられる。
「な、何やってんだよこの変態女!」「あっ、あなたはそれでも女なの!?」「か、返せ!すぐに元通りにしろぉ!」「レ、レフェリー!止めてよぉ!」
しかし、むしり取った剣道美少女の紐パンをくるくると玩ぶZと、その後方の蘭子たち三人は、自分たちへの罵声を気に掛ける様子もない。もちろん、彼女たちとグルになっているレフェリーも知らん顔だ。
大スクリーンには、久美のだらしなく広げられた股間がどアップで映し出されてしまっている。
おそらく、いやらしい試合着からはみ出さぬ為の用心だろう、ぷっくりと膨らんだドテの部分の毛は完全に剃り落とされていた。幼い体つきの久美なので、その部分はまだつるつるした幼女のそれのようにも見える。
しかし、割り開かれ丸見えにされてしまった、まだ男を知らぬ穢れない陰裂の周りの毛までは、さすがに剃ることが出来なかったらしい。
可愛らしい性器の周りに汗でべっとりと貼りついている、ちょろちょろと生えた短い縮れ毛が、彼女が生まれつきのパイパンではないことをしっかりと証明していた。
161 アレ?? sage 04/01/29 21:43 ID:qYD/j06I
「ああ・・・・・・やだぁ・・・・・・」今まで想像したことすらない羞恥と屈辱を味わわされても、四肢の自由を奪われ、大の字に転がされている久美にはただ泣きながら、くなくなと首を振ることしか出来ない。
そんな彼女を代弁するかのように、真由子たち三人が泣きじゃくりながら絶叫する。
「やめてぇ!もうやめて!お願いよぉ!」「撮るなぁ!頼むから撮らないでくれぇ!」「きっ、鬼龍院さん!お願い!後生ですからやめさせて・・・・・・」
彼女たちだけでなく、西側に陣取る真・自治会派の生徒たちの必死の叫びを耳にしても、蘭子たちは酷薄な笑みを浮かべた表情を崩さない。
「ふふふ、何言ってもムダよ!さ、チビ先輩、おとなしくヌギヌギしましょうね?」
そう言うなりZは、剣道美少女の白い紐ブラを力任せにむしり取った。
生徒たちの悲鳴に包まれたマットの上で、小ぶりだがお椀を伏せたように形の良い、久美の真っ白な二つの胸のふくらみと、その頂点で恥ずかしげに竦んでいる美しいピンク色の乳首が露わになる。
そう、プチな天才美少女剣士・桃井久美は遂に全校生徒の目の前に、大の字で仰向けになった、一糸纏わぬ生まれたままの姿を晒すはめとなってしまったのだ。
(く、久美ちゃん・・・・・・ああ・・・・・・)親友、そして教え子のあまりにも惨めな姿を見るに忍びず、真由子ら三人は泣きながら固く目を閉じ、がっくりとうなだれてしまう。
そんな敵陣営の姿をちらりと見やったZは、足下ですすり泣いている久美の美しい裸身を眺めながら、会場中に響き渡るほどの大声で嘲り笑った。
「へえ!さすが、“ももいろちくび”という名前だけのコトはあるわね!名前通り、ホント、綺麗な乳首だわ!ねえ?ちくび先輩!聞いてるの?“ももいくみ”・・・・・・じゃなくて、“ももいろちくび”センパイったら!」
168 アレ?? sage 04/02/01 22:14 ID:R9fHWHpx
幼い頃から周りの人たちに「可愛い名前だね」と言われ、自分でもとても気に入っている“桃井久美”という名前を、いやらしい駄洒落で茶化された美少女剣士の泣き濡れた幼い顔が屈辱と羞恥で真っ赤に染まる。
(ボ、ボクの名前は久美だ!“ちくび”なんかじゃない!!)
しかし、素っ裸で仰向けに大の字になっているという情けない姿では、どんなに怒りの炎を燃やそうとも、迫力ないことこのうえない。
真由子やまり子も、キリキリと歯噛みしながらZを睨みつけたものの、彼女の冷たい眼と視線を合わせた途端、悔しげにうなだれてしまう。
今、主導権を握っているのは紛れもなくZなのだ。
もし、迂闊に彼女のカンに触るようなことを口に出せば、次の瞬間には彼女の持つ「久美の愛刀」が無防備な「元の持ち主」の小さな体に振り下ろされるかも知れない。
皮肉なことに今の三人が久美の為にできるただひとつのことは、喉元まで出かかった罵声を必死にこらえ、うつむいて泣きながら、残る試合時間が早く過ぎて行ってくれることを祈ることのみであった。
しかしよく見れば、大きなデジタルタイマーが示す残り時間はなんと21分45秒もある。
そう、Zの逆転の蹴りが久美の鳩尾にめり込んでからここまで、まだ2分半しか経っていないのだ。
「ふふふ、すっかりおとなしくなっちゃって・・・・・・ほら見てよ“ちくび”センパイ!お仲間たちが全員下を向いちゃったわよ!試合前にナンか悪いモノでも食べたのかしら?ねえ、“ももいろちくび”センパイ?」
楽しげなZの声に、思わず自陣のほうを向いた久美の瞳に写ったもの・・・・・・。
それは、泣きじゃくる真由子たち三人と、体育館を一杯に埋め尽くした全校生徒たち、そして大スクリーンにどアップになった、汗まみれの自分の性器だった。
169 アレ?? sage 04/02/01 22:16 ID:R9fHWHpx
(そ・・・・・・そんな・・・・・・ウソだ・・・・・・ウソだよぉ・・・・・・こんなコトが・・・・・・現実にあるわけないよぉ・・・・・・)
全校生徒たちが注視する大スクリーンに映し出された、自分自身の局部を見せつけられたショックのあまり、羞恥心の強い潔癖な美少女剣士の頭の中は真っ白になり、思わず意識が朦朧としてくる。
そうだ、いっそこのまま気を失ってしまえたら、どんなに楽だろう・・・・・・?
失神することによって、必死にこの忌まわしい現実から逃避しようとした久美であったが、残念なことに、Zはそんな彼女の心の動きに気付かぬほどの間抜けではなかった。
「ふふふ・・・・・・“ちくび”センパイったら!試合中に寝るだなんて、なぁんてお行儀の悪い娘なんでしょ!そんな娘にはキツイお灸を据えてあげなくちゃ!」
そう言うなり彼女は大の字に倒れている美少女剣士の滑らかなお腹に手を伸ばし、可愛らしいお臍の下あたりを思い切り、力任せに抓り上げたのだ。
「ひぎぃいーーーーーっ!!」気を失うことすら許されない、哀れな生贄の絶叫が体育館内に響き渡る。
「ふふふ、わたしね、チョコマカ動く“ちくび”センパイをひと目見たときから、むかし家で飼ってたハツカネズミにそっくりだと思ってたのよ!」
久美のお腹を抓っていた指の力を少しだけ緩めながら、Zは激痛のあまり息も絶え絶えの美少女剣士をからかうように笑いながら言う。
「ね、“ちくび”センパイ!“チュウ”って鳴いてみてよ!“チュウ”って!それぐらいカンタンでしょ?鳴いてくれたらもう抓らないであげるから、ね?“ちくび”センパイ!」
173 アレ?? 04/02/02 21:15 ID:rFPILzGt
楽しげなZの言葉を耳にした真・自治会のリーダー、真由子がたまらずに大声をあげる。しかしそれは憎みてあまりある敵への罵声ではなく、泣きじゃくりながらの哀願であった。
「も、もうやめて!もう充分でしょう!あ、あなたが強いのはよくわかったわ!だからもう許してあげて!く・・・・・・久美ちゃんを・・・・・・もう、いじめないで・・・・・・お願いだからぁ・・・・・・うっうっ・・・・・・」
親友をいたぶられることに耐え切れず、敵に泣訴する美少女の必死の言葉を聞いたZは、美少女剣士から奪い取った竹刀を振りかざし、固い柄の部分を久美の泣き濡れた顔の前で突き刺すように上下させながら言う。
「うるさいわねぇ!これからが本番だっていうのに水をささないでよ!あ〜ムカついちゃった!もうこれからは、センパイたちがナンかひとこと言う度に“ちくび”センパイの綺麗な歯を一本ずつ叩き折ってやるからね!」
「な・・・・・・」「う・・・・・・」「ひっ・・・・・・」とても15歳の少女の口から発せられたとは信じられないほどの、あまりにも非情な宣告に言葉を失う三人を鋭い目で睨みつけながら、Zはゆっくりとドスの利いた低い声で続けた。
「可愛いお友達が、血まみれの歯抜けババァになるトコなんて見たくないでしょ?だったらおとなしく口を閉じててくださいよ、センパイたち!」
こうなっては真由子らも、Zへの怒りと、久美に何もしてやれぬ情けなさに血の出るほど唇を噛み締めながら、うつむいてすすり泣いているよりほかに為すすべがなかった。
そんな三人の様子を満足げに見やったZは、相変わらず大の字で仰向けに転がされ、恐怖に怯えてガタガタと震えている、惨めな全裸の美少女剣士に視線を移すと、その可愛らしいお臍の下に指を伸ばす。
「さあ、“ちくび”センパイ!さっきの続きよ!“チュウ”と鳴きなさい!ほら早く!!」
この年下の美少女の恐ろしさを、これ以上はないというほどたっぷりと骨身に刻み付けられた久美には、もう選択の余地など残っていなかった。
179 アレ?? sage 04/02/03 21:33 ID:h2WYJQn4
「いやぁーっ!桃井先輩!しっかりしてえ!」「Zのバカぁっ!あんたなんか死んじゃえ!」真・自治会派の生徒たちの、涙混じりの罵声、怒声、そして声援がすすり泣く美少女剣士の耳にぼんやりと聞こえる。
普段の久美であれば、大好きな仲間たちの声を自分の力に変えて、どんなに強大な敵に対しても臆せずに立ち向かっていっただろう。
しかし、今回ばかりはどうしようもなかった。なにしろ両腕・両脚を麻痺させられ、全裸で大の字に転がされ、幼い顔の上に奪い取られた自分の愛刀の柄を擬せられているのだ。
しかもその惨めな姿を、全校生徒が注視する大スクリーンにどアップで映しだされてしまっている。
年下の美少女にあっさりと敗れてしまった惨めさと悔しさ、簡単に四肢の自由を奪われてしまったショック、そして全裸に剥かれてしまった恥ずかしさ・・・・・・その他諸々の感情が久美の脳内で渦巻いていた。
そしてそれは、羞恥心の強い、潔癖な美少女剣士が耐えられる限界を遥かに超えていたのだ。
ふと見れば、頼みの真由子、千草、そしてまり子先生までが、がっくりとうなだれてすすり泣いているではないか。
そう、今、久美に救いの手を差し伸べてくれる人間など、この会場内の何処にもいないのだ。心の芯をヘシ折られ、17年間の人生最大の絶望感を味わう久美に、Zの非情な声が浴びせられる。
「わたしは“チュウ”と鳴きなさい、って言ったはずですけどぉ?もしかしてシカトしてるんですか?さすが、いい根性してるわね!“ちくび”センパイったら、そんなにお腹を抓って欲しいんだ?」
そう言うなり、彼女は久美の柔らかな下腹部を思い切り抓り上げた。
「いぎぃぃぃ!!」さっきより強烈な激痛に、再び絶叫する美少女剣士だが、今度はZの指先の力が弱まることはない。
やがて、痛みのあまり歯を喰いしばっていた久美の口から、か細い声が漏れたのだった。
「・・・・・・ち・・・・・・ちゅう・・・・・・」
184 アレ?? sage 04/02/04 22:05 ID:ZpfsvHfx
(ふふふ・・・・・・とうとう堕ちたわね!たったひと声でも、鳴かせちゃったらもうこっちのモンよ!)
泣きじゃくりながら久美が発した、か細い惨めな鳴き声を耳にしたZは内心の歓喜を押し殺し、冷たい笑みを浮かべて全裸の美少女剣士の滑らかな下腹部を抓っていた指を放す。
そして屈辱にむせび泣く哀れな生贄に、バカにしきった調子で声をかけた。
「まあ!良く言えたわね!えらいわよ、“ちくび”センパイ!」そこでいったん言葉を切り、悪戯っぽく笑いながら続ける。
「でも、そんなに小さな声じゃあダメね!周りの声がこんなに喧しいんだもの、わたし以外の誰にも聞こえなかったわ!さあ、今度は抓らずにいてあげるから、みんなに聞こえるように大きな声で“チュウ”と鳴きなさい!」
その非情な命令に、久美はくなくなと首を振りながら情けない泣き声で抗った。
「も・・・・・・もうやだぁ・・・・・・も、もうやめて・・・・・・ゆるしてよぉ・・・・・・」
しかし、その哀願に対するZの返答は冷酷非情なものだった。
「あっそ!イヤなのね?ならいいわ!今度は“ココ”をおもいっきりひん剥いてやるから!さあ、覚悟はいいわね?」
そう言いながら、美少女剣士のつるつるに剃り上げられた、ぷっくりと膨らんだ恥ずかしいドテの部分を、長い人差し指と親指でそっとつまんだのだ。
「ひいぃーっ!や、やめて!お願いだから!ソコはやめて!ゆるしてえぇ!」
恐怖のあまり、真っ青になって絶叫する久美に、Zが冷たく命ずる。
「やめて欲しいんなら、さっさと鳴きなさい!言っとくけど、さっきみたいな小さい声だったら許してあげないからね!この会場中に響くぐらいに大きな声で、わたしが“よし”と言うまで何度でも叫ぶのよ!さあ、サン、ハイ!」
「ヒッ!ち、ちゅう!・・・・・・チュウ!・・・・・・ちゅうぅぅぅっ!!」
無毛の恥丘をピシャリと叩かれた哀れな美少女剣士は、全校生徒たちの注視する中、もはや恥も外聞もなく一匹のネズミと化したかのように鳴(泣)き喚くのだった。
191 アレ?? 04/02/08 21:21 ID:vgaqrCCz
「ちゅう!・・・・・・ひっく、ううっ・・・・・・チュウ!・・・・・・」
あの誇り高い天才美少女剣士・桃井久美が、年下の女の子に命じられるがまま、素っ裸で泣きながら大声でネズミの鳴き真似をしている・・・・・・!
信じられぬ出来事を目の当たりにして、真・自治会派の生徒たちのみならず、敵であるはずの生徒会の応援団たちまでが言葉を失ってしまっていた。
(う・・・・・・うそよ・・・・・・あの強い久美ちゃんが・・・・・・あんな恥ずかしいことを・・・・・・)
しかし、それは紛れもない現実であった。その証拠にすっかり静まり返ってしまった広い体育館中に、惨めな天才美少女剣士の泣き喚く声が響き渡っているのだから。
そして、惨めさのどん底にいるという意味では真由子たち三人も同じだった。
全裸で大の字にされた久美の恥ずかし過ぎる鳴き真似を聞かされているというのに、椅子に繋がれた彼女達は耳を塞ぐことさえできず、ただがっくりとうなだれてすすり泣くことしかできないのだ。
それとはまったく対照的に、反対側に陣取る蘭子たち三人は大スクリーンを眺めながらケラケラと笑い転げていた。
「ホホホ、可愛らしいネズミさんねぇ!さぁ、もっと大きな声でお鳴きなさいな!」
敵の総帥の嘲笑を耳にした天才美少女剣士の泣き濡れた幼い顔が屈辱に歪む。
「ち、ちゅう!・・・・・・も、もうダメ・・・・・・ゆ、許して・・・・・・」
あまりの惨めさと恥ずかしさに、とうとう耐え切れなくなった久美は情けない声でZに哀願した。しかし、冷酷な年下の美少女は哀れな先輩に冷たく言い放つ。
「“ゆるして”ですって?“ちくび”センパイ、負け犬・・・・・・いいえ、“負けネズミ”の分際で随分と偉そうな口を訊くじゃないの?それが他人(ひと)にモノを頼む態度なの?」
再びつるつるのドテをつままれ、恐怖に怯えきった久美は、慌てて絶叫した。
「ひぃいっ!ゆ、ゆるして、くださいっ・・・・・・」
197 アレ?? sage 04/02/13 23:31 ID:yXJQjIUF
とうとう憎むべき敵、しかも年下の相手に敬語を使って哀願するはめになってしまった久美の小さな胸は屈辱で押し潰されそうになる。
しかし、大の字の股間をつままれていてはどうにもならないのだ。
年上の美少女剣士の涙ながらの言葉を聞いたZは、相変わらず冷酷な笑みを浮かべたまま楽しげに問いかけた。
「えっ?ナンて言ったの?“ちくび”センパイ・・・・・・いいえ、“ちくび”!
・・・・・・そうよ、アンタなんかただの“ちくび”で十分だわ!ふふふ、“ちくび”!さっきナンて言ったのか、よく聞こえなかったからもう一度言ってごらん!」
もはや敬語すら使われずに、バカにしきった調子で命じられた久美は惨めさのあまり、まるで頑是無い幼女のように泣きじゃくる。
「うええん・・・・・・ひっ、ひろ(ひど)いぃ・・・・・・えぐっ、あっ、あんまりよぉ・・・・・・うっうっ・・・・・・もう・・・・・・ひっく、もう、いじめないでぇ・・・・・・」
(ああっ、久美ちゃん・・・・・・)(ちくしょう!ちくしょうっ!)(な、なんということを・・・・・・Z、鬼龍院さん、あっ、あなたたちは人間じゃないわ!)
うつむいてすすり泣く真由子たち三人の目は固く閉じられていたが、塞ぐことの出来ぬ両の耳には親友、そして教え子である美少女剣士のしゃくり上げる声が容赦なく入り込んでくるのだ。
さらには、Zの氷のように冷ややかな声も。
「ふふふ、“ちくび”!あんたバカなの?さっきわたしが言ったこと、もう忘れちゃったみたいね!」
言うなり、Zは久美のドテをつまみ上げていた親指と人差し指に思い切り力を込める。
「ぐぎいぃいぃぃぃ!」
その瞬間、とても可愛らしい天才美少女剣士の口から発せられたとは信じられぬほどのケダモノじみた絶叫が体育館中に響き渡った。
202 アレ?? sage 04/02/15 21:40 ID:xIt9W746
全校生徒が注視する大スクリーンには、つねり上げられたことによって露わにされてしまった久美のワレメの中身、つまり、汚れを知らぬサーモンピンクの肉ヒダがどアップで映し出されている。
同性の性器をもろに見せ付けられてしまった、年頃の純真な少女たちの悲鳴が体育館内を嵐のように駆け巡った。
「どう?“ちくび”!これで自分の立場がよくわかったでしょう?」
その悲鳴を心地よさげに聞きながら、哀れな美少女剣士のつるつるに剃り上げられたドテを思い切りつねるZが楽しげに笑う。
「・・・・・・・・・・・・!!」生まれて初めて体験させられた凄まじい激痛のあまり、久美は返事することも出来ずにポロポロと涙をこぼしながら必死で歯を食いしばり、ガクガクと頷いた。
すると、指先の力を僅かに緩めたZはニヤニヤと笑いながら猶も追い討ちをかける。
「頭を動かすだけじゃ判らないわ!はっきりと言葉に出して言いなさい!こんなふうにね!・・・・・・」
冷酷な美少女に何事か囁かれた大の字姿の美少女剣士は、もはや抗う気力もなく、恐怖に怯えながらコクコクと頷くしかない。
「ふふふ、ちゃんと覚えたわね?さあ、“ちくび”!会場中に聞こえるように思い切り大きな声で言いなさい!」
哀れな対戦相手を蔑みきった、冷たい声でそう言ったZは、先程まで美少女剣士のドテをつまんでいた指を離し、同じその指でつるつるの秘丘をパチンと弾く。
すると、久美は自暴自棄になってしまったかのように、教えられたあまりに惨めで屈辱的な言葉を、大声で泣き喚きながら復唱し始めるのだった。
「ちっ!チュウ!・・・・・・ボ、ボクはぁっ・・・・・・!惨めなドブネズミの・・・・・・も、“ももいろちくび”ですぅっ!ちゅうっ!・・・・・・うっうっ・・・・・・」
206 アレ?? sage 04/02/16 20:49 ID:ZS5mlBV7
惨めというにはあまりにも悲惨な、美少女剣士の涙の宣言を聞かされた真由子、千草、まり子の三人、そして真・自治会派の生徒たちはただ泣きながら心の内でZ、そして蘭子たちを呪うことしか出来ない。
静まり返った体育館内には、可哀想な久美の泣き喚く声だけが反響していた。
「うっうっ・・・・・・ひっく、えぐっ・・・・・・ああ・・・・・・み、みんなぁ・・・・・・!こっ、これから・・・・・・ボッ、ボクのコトは・・・・・・ひっく・・・・・・ち、"ちくび"って・・・・・・よ、呼んでねぇっ!・・・・・・わあぁぁっ!・・・・・・うええぇぇぇん!」
教えられた台詞を言い終え、惨めさのあまり幼女のように泣きじゃくる天才美少女剣士。
涙と鼻水を噴き零す、その情けない顔を楽しげに見下ろしていたZは何を思ったか、いきなり久美の股の間、女の子にとって最も大切なワレメにそっと左手の人差し指と中指
を這わせた。
「ヒッ!な、なな何を!」
泣き濡れた幼い顔を真っ赤に染めて引きつった悲鳴を上げる美少女剣士に構わず、Zは長い二本の指で久美の一番恥ずかしい部分を、スリットに沿ってゆっくりと撫でる。
そしてZは、美しい顔に軽蔑の笑みを浮かべながら、あまりのことに歯の根も合わずにワナワナと震えているプチな美少女に向かって口を開いた。
「ふふふ、"ちくび"ったらナンていやらしい娘なの!この状況で、こんなにおまんこを濡らしてるなんて!」
そう言いながら、その二本の指を久美の目の前に近づける。
「ひっ、い、いやぁ!」(濡らしてるだなんて、そ、そんなわけないよおっ!)
泣きじゃくりながら顔を背けた美少女剣士だったが、そのこめかみを愛刀の柄でトントンと軽く突つかれては、恐怖に怯えきった目を開いて相手の指を見つめるしかなかったのだ。
213 アレ?? sage 04/02/17 20:25 ID:daILIdxQ
「どう?見えるでしょう"ちくび"?わたしの指がアンタのマン汁でベッチョリ濡れてるのが?」
嘲り笑うZの二本の指先には、確かに汗や尿とは明らかに違う、粘度の高い液体が付着しており、天井のカクテル光線と撮影用のライトを反射してキラキラと輝いている。
「ひっく、うっ・・・・・・うそだよぉ・・・・・・そんなこと・・・・・・うっうっ・・・・・・」泣きながら必死にかぶりを振る久美に、年下の美少女は、久美の全存在を否定するかのような情け容赦のない罵声を浴びせかけた。
「ホントはわたし、今日、"高校剣道界を代表する天才美少女剣士"と対戦するのを楽しみにしてたのよ!それなのに・・・・・・"ちくび"、アンタにはあきれたわ!ナニよ、ただの弱っちい変態マゾの露出狂じゃないの!」
「ちっ、ちがうぅ・・・・・・ひっく・・・・・・」猶もかぶりを振りながら泣きじゃくる美少女剣士の情けない姿を見て、Zは痺れるような嗜虐の快感を堪能する。
「ナニがちがうの?え?"ちくび"?じゃあコレはナンなの?この汚らしい体液は?」
そう言うなり、真性Sの本性を露にしたZは、指についた汁を久美の可愛らしい鼻の下に乱暴になすり付けた。
「ああぅ・・・・・・ひっ・・・・・・や、めぇ・・・・・・てえぇ・・・・・・」自分自身の淫臭を思い切り嗅がされるはめになった美少女剣士は、もはや恥ずかしさのあまり半失神状態だ。
だが、そのまま許してやるほどZは甘くはない。奪った竹刀の柄で、久美の顔すれすれのマットを思い切りドンと突き、恐怖に怯えた哀れな生贄の目を覚まさせると、居丈高に問いかける。
「ナニのんきに寝てんのよ!このわたしが訊いてるのよ?さっさと答えなさい!さあ"ちくび"、今アンタの鼻の下に付いてる、クサい液体はナンなのっ!?」
54 :
アレ?? :04/03/25 21:22 ID:6FzXSPpn
>>1さん
私ごときの拙作の為にスレを立てて頂きまして、本当に有難うございます。
しかもコピペまでして頂いて、何とお礼申し上げたらよいか・・・・・・。
とにかく、ご期待に沿えるよう、精一杯頑張ります。
>コピペが一通り終わるまで・・・・・・
もちろん、喜んでお待ち致します。
重ねがさね、本当にどうも有難うございました。
216 アレ?? sage 04/02/18 20:37 ID:RxdrToIC
「ああ・・・・・・ひっく、えぐっ・・・・・・ひっひっ・・・・・・」
天才美少女剣士・桃井久美ともあろう者が、全校生徒が見ている前で憎むべき年下の相手に惨めな敗北を喫した挙句、これ以上はないほどの辱めを受けているにもかかわらず、股間を濡らしてしまったなんて・・・・・・。
信じがたい事実を見せ付けられてしまったショックで、真っ白にぼやけた久美の頭の中を、先程Zに浴びせかけられた"変態マゾの露出狂"という言葉が、何度も何度も繰り返し反響していた。
そんな彼女に、Zが冷たく問いかける。
「ちょっと、訊いてんでしょ?アンタの鼻に付いてるモノはナニかって!」
だが、羞恥心の強い美少女剣士が、そんな質問に答えられるはずもなかった。
(いっ、言えない・・・・・・そんな恥ずかしいこと、言えるわけないよおっ!)
まるで気が狂ったかのように、ぐしゃぐしゃに乱れた髪を滅茶苦茶に振りながら泣きじゃくる久美を見下ろすZは、舌なめずりしながら楽しげに口を開く。
「ふ〜ん・・・・・・。"ちくび"ったら、またシカトする気なんだ?・・・・・・そうよねえ、"ちくび"はいじめられて感じる変態マゾなんだもんねぇ!
わたしのミスだったわ!アンタを嬲りものにするつもりが、喜ばせてやってただけだなんて!そうでしょ?"ちくび"!ちょっとおまんこ抓られたぐらいじゃアンタ、気持ちイイだけなんでしょ?」
だが、嘲り笑う年下の美少女の揶揄を耳に入れまいとするかのように、久美は大声で号泣し続けるだけであった。
「あらあら"ちくび"ったら、どこまでもシカトするつもりなのね?仕様のない娘ねえ・・・・・・!こうなったら、わたしにも考えがあるわ!
もう、さっきまでのように優しくしてあげたりはしないからね!さあ"ちくび"、覚悟はいいわね?」
225 アレ?? sage 04/02/19 21:13 ID:3TffnQIN
「ひいっ!いや、いやぁ・・・・・・」(こ、これ以上なにをする気なのぉ?もうやめてぇ!許してよおっ!)
恐ろしい宣告を受け、小さな裸身をガクガクと震わせる久美の哀願など耳にも留めず、Zは後ろから美少女剣士の両脇の下に手を差し入れると、その上半身を軽々と引き起こす。
そうして、哀れな生贄の泣き濡れた顔が真由子ら三人と正対する位置に来るよう、自分に寄り掛からせるように座らせると、痺れてまったく動かせない久美の両膝の下に手を入れ、思い切りMの字型に大股を開かせた。
「キャアーッ!!」「ヒイーッ!」「いっ、いやあぁぁっ!!」
その途端、体育館を埋め尽くした、ミッション系の全寮制名門女子高に通う、年頃の純真な少女たちが一斉に金切り声を上げる。
それも当然だろう。
大スクリーンには、いわゆる"シーシー"ポーズをとらされた天才美少女剣士の汗と秘蜜にまみれてヌラヌラと光る恥ずかしいワレメだけでなく、その下の、スミレ色の小さなアヌスまでがどアップで映し出されていたのだから。
その悲鳴を聞いた真由子ら三人はハッと顔を上げたものの、目の前の恐るべき光景を見た途端、慌てて泣き濡れた顔を背け、がっくりとうなだれてしまった。
「やっ・・・・・・やめてぇ・・・・・・やめて、くっ、くださいぃひぃ・・・・・・」
汗で蒸れた尻たぼの狭間に冷たい空気を感じ、とらされたポーズのあられもなさに、久美は真っ赤に染まった幼い美貌を歪め、泣きじゃくりながら必死に哀訴する。
だが長身のZは冷酷な微笑を浮かべながら、プチな美少女剣士の背中を長い両足で挟むように腰を下ろすと、彼女の両膝の間に自分の両膝を入れて自身の下腹の上に座らせ、そのままガバッと股を開いた。
それはまるで、幼い子供が大股を開いて父親の膝の上に寄り掛かって座っているようにも見えた。
そして、そんな惨めな姿勢をとらされてしまった久美の股間は、明るいライトに照らされて、今まで仰向けにされていたとき以上に、それこそ誰の目にも丸見えにされてしまったのだった。
230 アレ?? 04/02/22 20:55 ID:j92X+zu7
「ああ・・・・・・いや・・・・・・いやあ・・・・・・」
年下の美少女に、全裸の大股開きで、前後の秘奥が丸見えの膝抱っこをされているという情けない姿を、全ての生徒たちに見られている・・・・・・。
筆舌に尽くしがたい惨めさと屈辱に打ちのめされ、頑是無い幼女のようにしゃくり上げる久美の泣き声を楽しげに聞きながら、Zは左手に持った竹刀をそろそろと動かす。
「ひっ・・・・・・?」
殆んど180度近くまで大きく開かされてしまった股間に、恐るべき違和感を覚えてその部分を見下ろした途端、それまで真っ赤に染まっていた美少女剣士の幼い美貌が真っ青に変った。
それも当然だろう。
なんと久美の、いや、全ての女の子にとって最も大切な部分・・・・・・ライトに照らされて濡れ光るワレメのちょうど中心に、彼女自身の愛刀の柄がピッタリと押し当てられていたのだから。
「やっ、やめてぇ!やめてくださいぃ・・・・・・おねがい、お願いします!いや、いやだよぉ・・・・・・」
Zが何をしようとしているのかを反射的に理解した久美は、泣きじゃくりながら必死に哀願する。
「おねがい、し、します!そっ、それだけはぁ・・・・・・えぐっ、そんなひっ、ひどいことだけは・・・・・・ゆっ、許してください!ひっく、おっ、お願い!やめて、くだ、くださヒぃっ!」
気が狂ったように髪を振り乱して大声で泣き喚き、憎むべき敵に必死に許しを請う彼女には、もはや恥や外聞どころか、惨めさや屈辱を感じる余裕すらも失われていた。
そう、今の久美の頭の中にある感情は、たったひとつだけ・・・・・・処女を奪われることに対する恐怖だけだったのだ。
(いやだ、いやだよぅ!こんな、こんな場所で!みんなが見てる前で!竹刀なんかを突っ込まれて!そんなの酷すぎるよおっ!ああ、神さま助けてください!どうして?どうしてボクがこんな目に・・・・・・!?)
恐怖のあまりパニックに陥ってしまった美少女剣士の咽喉から、死に物狂いの絶叫が漏れる。
「やだぁ、やだよおっ!だ、だれかぁ!誰かたすけてぇ!お父さぁん!お、お母さんっ!マユちゃん、チイちゃん!ま、まり子せんせえっ!お、お願いですからぁ・・・・・・た、たすけてぇ・・・・・・うっうっ・・・・・・」
237 アレ?? 04/02/24 20:24 ID:fo3aufIQ
気が狂ったように髪を振り乱して大声で泣き喚きながら必死に助けを求める久美の声が、椅子に繋がれた真由子たち三人の耳にとび込んでくる。
(ああ・・・・・・く、久美ちゃん・・・・・・)(ちくしょぉ・・・・・・)(久美ちゃんっ・・・・・・!)
真由子と千草、そしてまり子は、仲間の危機に何もしてやれぬ悔しさと情けなさに歯をキリキリと噛みならし、せめて彼女の惨めな姿だけは目に入れまいと、固く閉じた両の瞼からぽろぽろと涙を零す。
"もし喋れば久美の歯を折る"とZに釘を刺されている為、恐怖に泣き喚く美少女剣士に声を掛けることさえ叶わず、ただうつむいてすすり泣く三人を代弁するかのように、観客席の親衛隊が泣きじゃくりながら叫んでいた。
「やめてぇ!Z!お願いっ!」「ひどいよぉっ!もう、許してあげてぇ!」「あ、あんまりよぉっ!あなただって女の子でしょう!どうしてそんな酷いことが出来るのっ!?」
だが、まるでそんな声を楽しんでいるかのように、Z、そして、その後方の蘭子たち三人は冷酷な微笑を崩さない。
「ひっく・・・・・・やめて・・・・・・やめてくださヒぃ・・・・・・えっく、お願い、おねがいしますぅ・・・・・・」
そして、涙と鼻水、そして涎までをも垂れ流しながら、うわ言のように哀願を繰り返す美少女剣士を膝抱っこしているZが、久美の形の良い耳に後ろから口を近づけ、冷たく笑いながら囁いた。
「ふふ・・・・・・"ちくび"、いくらバカなアンタでも、今、自分がどんな状況にいるか・・・・・・判るわよね?」
その問いかけに、久美はがくがくと頷くことしか出来ない。
濡れ光る恥ずかしいワレメには、相変わらずZが左手で握る久美自身の愛刀の柄がしっかりと押し当てられているのだ。
「ふふふ、露出狂のアンタには願ってもないシチュエーションね!嬉しいでしょう、"ちくび"?ロストバージンの瞬間を全校生徒に見てもらえんだから!さあ、"ちくび"!覚悟はいいかしら?」
252 アレ?? sage 04/02/28 22:23 ID:FVcCBQtn
「いやぁ・・・・・・いやぁ・・・・・・ひっく、お、おねがいですから・・・・・・そ、それだけは・・・・・・それだけはぁ・・・・・・」
あまりの極限状態にもはや叫ぶ気力も失い、ただすすり泣きながら惨めな哀願を繰り返す美少女剣士に、Zが囁く。
「ふふ、そう、いやなの?"ちくび"?ま、当たり前よね?全校生徒に見られながら、自分の竹刀を突っ込まれてマクを破られるなんてねぇ?」
「ああ・・・・・・いや、そんなの、いやぁ・・・・・・」
くなくなとかぶりを振る久美に、年下の美少女は以外な言葉を囁いた。
「ふふふ・・・・・・"ちくび"、コトによっては勘弁してあげてもいいのよ?」
「・・・・・・!」(えっ?ええっ?)
思わず息を呑む美少女剣士の耳元で、Zは言葉を続ける。
「カンタンなコトよ、"ちくび"!今から私が言うことをそのまま、さっきのように大きな声で繰り返してくれるだけでいいの!ね?"ちくび"?たったこれだけの条件なのよ?
たったこれだけのコトで、アンタは助かるの!さあ、返事を聞かせて、"ちくび"?"はい"か"いいえ"でね?」
その言葉に、処女を奪われる恐怖に怯える久美には否も応もあるはずがなく、泣きじゃくりながら必死でがくがくと頷くのだった。
(ああ・・・・・・こ、この娘は、またボクに恥ずかしい鳴き真似をさせる気なんだ・・・・・・!な、なんて惨め・・・・・・で、でも、仕方がないんだ・・・・・・操(みさお)だけは・・・・・・それで、勘弁してもらえるんなら・・・・・・)
「ひっく・・・・・・は、はい・・・・・・うっうっ・・・・・・」
254 アレ?? sage 04/03/01 20:38 ID:qDprFwU2
悲しい諦めの中、再び恥を晒す悲壮な覚悟を決めた美少女剣士の返事を聞いたZは楽しげに口を開く。
「じゃあ"ちくび"、約束よ?これから私の言うことを、一字一句間違えずに、大きな声で復唱するって!例えどんなに言いにくいコトでも、どんなに恥ずかしいコトでも、躊躇せずに叫ぶのよ?
ちゃんと出来たら、アンタのマクは保障してあげるわ!でも、もし、出来なかったときは・・・・・・分かってるわね、"ちくび"?」
その言葉に、泣きながら頷いた久美を、年下の美少女が鋭い声で叱り付ける。
「ちゃんと声に出して返事しなさい!」
「ひっ!・・・・・・は、はい・・・・・・」
「聞こえないわ!"ちくび"、アンタ私をナメてんの?もっとしっかり、大きな声で返事しなさいっ!」
股間の竹刀をグリッと動かされ、恐怖に縮み上がった美少女剣士は慌てて絶叫する。
「ヒイッ!は、はいィッ!!」
「そう!その調子よ!」
その返事に満足げな笑みを漏らしたZは、年上の久美をバカにしきった調子でこう囁いた。
「そういえば"ちくび"!アンタ試合前、私の名前を知りたがってたわよねえ?教えてあげるわ!私の本名は"三國信恵(みくに・のぶえ)"よ!
でも、アンタが私を"三國さん"なんて呼んだらタダじゃ置かないわ!私のコトは必ず"ちくび・のばしてえ"って言わなきゃダメよ!分かった?
分かったんなら、まずは大声で私の名前を言ってみなさい、"ちくび"!」
(―――!!!!!!)
257 アレ?? sage 04/03/03 20:52 ID:A/qefEPH
「ひっく、そっ・・・・・・そんな・・・・・・そんなこと・・・・・・」
自分を膝抱っこしているZ、いや、信恵のあまりにも酷い命令に、久美は大股開きの情けない姿勢のまま、必死にかぶりを振る。
しかし、彼女が(そんなこと言えません)と口にしようとした矢先に、年下の美少女が先回りして釘を刺した。
「まさか、出来ないとか言うんじゃないでしょうね、"ちくび"?アンタ、さっき私と約束したじゃあないの!その舌の根も乾かないうちに約束を破る気なの?だったら、私も条件を守ってあげられないわよ!」
そう脅されながら、股間の竹刀をグリグリと動かされては、もはや美少女剣士には相手の言葉に逆らうことなど出来るはずもなかった。
「ヒィッ!ご、ごめんなさい!い、いう、言うわ!言いますから!」
哀れな生贄が、涙と鼻水を噴きこぼしながら泣き喚く謝罪の言葉を痺れるような思いで聴きながら信恵は冷酷な微笑を浮かべる。
そして、自分の胸に小さな背中を密着させてしゃくり上げている久美の、小ぶりだが、お椀を伏せたように形の良い乳房の頂点で竦んでいるピンクの乳首を、右手の親指と人差し指でそっとつまんだ。
その瞬間、引きつった声で小さくあっと叫びながら、まるで稲妻に打たれたかのようにプチな身体をブルッと震わせた美少女剣士の耳に、驚き呆れたような信恵のバカにしきった囁きが忍び込んでくる。
「まぁ!"ちくび"ったら、なんていやらしいコなの?みんなに恥ずかしいところを見せ付けながら、おまんこを濡らしているだけじゃなく、そのうえ、こんなに乳首をコリコリに硬くしてるだなんて!
ふふふ、いやらしい"ちくび"!ホント、名前の通りじゃないの!ねぇ、変態マゾの"ももいろちくび"ちゃん?
・・・・・・さあ、さっきの続きよ"ちくび"!私の名前を大きな声で言いなさい!」
261 アレ?? sage 04/03/05 22:39 ID:0bmGdPYd
この全寮制のミッション系女子学園に籍を置く、ほとんど全ての生徒たちにとって、桃井久美という少女の存在はある種特別な意味を持っていた。
真・自治会の三人の中心メンバーの中でも、強烈なリーダーシップの持ち主である真由子や、長身で男勝りの千草とは違い、久美は一般の生徒たちにとって、もっとも親しみやすい存在だったのだ。
小柄な身体でありながら、一たび竹刀を手にすれば、超人的なスピードと技量で向かう処敵無しの天才剣士。
それなのに、子供のような可愛らしい顔立ち、くるくると良く動く大きな瞳、人懐っこい天真爛漫な笑顔で誰に対しても明るく接し、そして誰もが友達になりたがっていた久美・・・・・・。
その桃井久美が、全校生徒の前に、一糸纏わぬ素っ裸で敵に膝抱っこで大股を開かされた惨めな姿を晒し、しかも、泣きじゃくる声とは裏腹に、無毛の股間をヌラヌラと濡らし、小さな乳首を硬くしこらせている・・・・・・。
大スクリーンに映し出された光景をその目で見ながら、それがまだ現実のこととは信じられぬ思いですすり泣く彼女たちだったが、その耳に、彼女たちが愛してやまない美少女剣士の絶叫が飛び込んできたのだった。
「ああっ、ち、ちくび・・・・・・」
「聞こえないわよ!」(グリッ!)
「ヒイッ!ち、ちくびのばしてええっ!」
264 アレ?? 04/03/07 21:29 ID:aUofR99n
恥辱と恐怖に慄き、おかしな駄洒落となっている信恵の名前を泣きながら叫ぶ久美。
そしてその声を聞いた相手の反応は、この体育館にいる全ての人間が予想したとおりであった。
「えっ?"乳首伸ばして"ですって?仕様のないコねえ、"ちくび"ったら!でもまあいいわ、お望み通りにしてあげる!」
言うなり、信恵は美少女剣士の右胸のふくらみの頂点に屹立している可愛らしいピンク色の乳首を、右手の親指と人差し指で摘み上げ、思い切り引っ張る。
「クッ、クワッ!」
激痛のあまり、固く閉じた目から大粒の涙を流す久美の、喰いしばった白い歯の隙間から蛙の鳴き声のような悲鳴が漏れた。
その声を楽しげに聞きながら信恵は哀れな生贄の乳首をゆっくりと引っ張っては戻し、伸ばしては戻しつつ、年上の天才美少女剣士の耳に囁きかける。
「ふふふ、"ちくび"、次はこう言いなさい!・・・・・・ボソボソ・・・・・・分かった?」
「クウッ・・・・・・ククッ・・・・・・」
了解を求められたところで、生まれて初めて味わわされる激痛を堪えるのが精一杯の久美に、まともな返事が出来るはずもなかった。
それに業を煮やした信恵は、
「ねえ、わ・かっ・た・の?って・き・い・て・ん・で・し・ょ?」
と歌うように言いながら、リズムに合わせて美少女剣士の乳首を上下左右に引き伸ばす。
「クウッ!わっ、わかり、クワッ、わかりま、した!い、言います!クウウ、いいますから、もう、やめてくだっ、クヒィイ!」
270 アレ?? 04/03/10 19:05 ID:fSkhWsXj
そして、天才美少女剣士・桃井久美の地獄が始まった。
「ああっ!ひ、左の乳首も、のば、伸ばしてくださいぃ!だっ、だって、とってもいい気持ちなんだもんっ!」(ギュウッ!)
「クワッ!い、いた・・・・・・イエ、きっ、気持ちいい!ああ、か、感じるう!"ちくび"の、お、おっ、おっぱいを、もっと、のばして、クヒイィーッ!」
「(・・・・・・ボソボソ・・・・・・)ヒッ、そ、そんな・・・・・・(グリッ!)ああっ、そ、そうですぅ!ボ、ボクはぁ・・・・・・(グイーッ!)キヒイッ!・・・・・・も、"ももいろちくび"は、い、いやらしいマゾの露出狂ですぅ!」
「ああっ、み、みんなに観てもらえるから、とっても嬉しいよおっ!」
「そ、そんな、それだけは許して・・・・・・ヒイイッ!言いますぅ!あっ、あんまり嬉しすぎて、"ちくび"の、お、おっ、おまんこはぁ・・・・・・こんなに濡れてますうっ!」
「ひっく、えぐっ、ああ、お、おまんこ!おまんこ!おまんこ!おまんこ!おまんこぉぉっ!ち、"ちくび"はぁ・・・・・・"おまんこ"って言うのが、大好きなんですぅ!」
「ああ・・・・・・そんな、ひどい・・・・・・(グリッ!)ヒッ、ご、ごめんなさい!
・・・・・・み、みんなぁ、ちゃ、ちゃんと見えるぅ?こ、これが"ちくび"の・・・・・・けっ、けっ、ケツのあなですぅ!」
いくら"全校生徒の見ている前で操を奪う"と脅されているとはいえ、それだけで桃井久美ともあろう者がこうまで情けなく淫語を大声で喚きたてるだろうか・・・・・・?
あまりにも惨めな仲間の姿に、泣きじゃくる真由子たち三人、そして真・自治会派の生徒たちの胸に疑惑が湧き起ったのも当然のことだったろう。
・・・・・・じつは信恵は久美の耳にこう囁いたのだ。
「"ちくび"、アンタもしかしてマクを破られたら終わりにしてもらえるとか、甘いコト考えてるんじゃないでしょうね?とんでもないわ!
教えてあげようか?突っ込んだ竹刀でマンコをグチャグチャに掻き回したアト、今度はそれをアンタのケツの穴に突っ込んで、血とマン汁とクソまみれになった竹刀を、その可愛いお口にぶち込んでやるのよ!
ふふふ、"ちくび"、そんな目に遭いたくなかったら、腹の底から大声で叫びなさい!」
275 アレ?? 04/03/12 21:36 ID:LOXoouPT
・・・・・・それから約5分もの間、全校生徒が見守る前で全裸の久美は信恵に囁かれるままに、今までの人生でただの一度も口から発したことのない、自分を貶める為の惨めな淫語を泣き喚くはめとなった。
「みんなぁ、ち、ちゃんと目を開けて見てよおっ!"ちくび"のケツのあな、よ、よく見てえっ!」
「ちゅう!ちゅう!ち、"ちくび"は汚らしいドブネズミですぅ!」
・・・・・・だが。
信恵がある長い台詞を囁き終えた途端、それまでは何とか従順に復唱していた天才美少女剣士の顔色が一変してしまった。
「い、いやぁ・・・・・・お願い、お願いします・・・・・・ほ、他のことなら何でも言います・・・・・・だ、だから、そんなことだけは、いっ、言わせないで、ください・・・・・・」
どうせ却下されるであろうことは分かりきっていたが、それでも久美は憎むべき敵に哀願せずにはおれない。
信恵が囁いた長い言葉は、それほどに惨め極まりない代物だったのだ。
だが、返事はやはり、"イヤなら愛刀で操を奪い、その竹刀を尻と口に突っ込む"という冷酷なものでしかなかった。
(ああ・・・・・・やるしかないの・・・・・・?みんな・・・・・・ごめんね・・・・・・)
プチな美少女剣士はおずおずと泣き濡れたつぶらな瞳を見開き、金網の向こうの正面で椅子に繋がれ、うつむいてすすり泣いている仲間たちに向かい、絶叫する。
「マユちゃん!チイちゃん!まり子先生!ボ、ボク、みんなのこと、大好きだよぉ!」
「な、ナニ言い出すのよ"ちくび"っ!」
信恵に思い切り乳首を引き伸ばされながらも、久美は泣き喚くことを止めない。
「クウッ!だ、だから、信じて!ボクが今から言うことは、ホントじゃないんだ!本心じゃないから!お願い!し、信じてぇ、クヒィーッ!」
280 アレ?? 04/03/13 22:22 ID:bygZefZn
(ああ・・・・・・久美ちゃん・・・・・・分かってるよ・・・・・・だから、早く楽になって・・・・・・)
(ちくしょおっ、待ってろよクミ!この仇はオレがとってやるからな!)
(ゆ、許せないわ!・・・・・・三國信恵!そして鬼龍院蘭子!あ、あなたたちだけは絶対に許しません!)
両手を手枷で椅子に繋がれている為、耳を塞ぐことさえ出来ないことを呪いながら、堅く目を閉じ、うつむいてすすり泣く三人の耳に、信恵に脅されて絶叫する親友、そして教え子の泣き喚く声が飛び込んで来る。
「ああっ!ら、蘭子さまぁ!い、いやらしい、変態マゾで、露出狂の、ド、ドブネズミの分際で、うっ、美しく、高貴な、蘭子さまと、せ、生徒会に盾突いて、もっ、申し訳、ありませんでしたぁ!
しっ・・・・・・しん・・・・・・ひっく、えぐっ・・・・・・(グイーッ!)ヒィーッ!い、言いますう!
し、真・自治会などに加わった"ちくび"が愚かな、大バカ女でしたぁ!ああっ・・・・・・!
ふ、深く反省しておりますぅ!ち、"ちくび"は、たった今から、ばっ、バ、バカの集団である、し、真・自治会を、だ、脱会いた、いたします!
そ、そして、今後は、蘭子さまに、ち、忠実な、良きせ、生徒会員となることを、"ちくび"のりょ、両親と・・・・・・(グリグリッ!)ヒィッ!ご、ごめんなさいっ!
ち、"ちくび"の両親と、か、香取・鹿島大明神の名に、か、かけて、お誓い致しますぅ!
も、もし、この誓約を違えたときは、ど、どのような厳罰でも、よ、喜んで、お受け、致します・・・・・・うっうっ・・・・・・
(グリッ!)ヒッ!ああ、ら、蘭子さまっ、ど、どうかお許しを!どうか、もう、許してぇ!いやっ!もうホントにやだよぉ!た、たすけて!蘭子、さま・・・・・・もう、もう終わりにしてよぉ・・・・・・えぐっ、ひいっくっ・・・・・・」
※香取・鹿島大明神・・・日本武道の護り神
291 アレ?? 04/03/17 19:33 ID:/Jd5q5r2
「ホホホ、見れた様(ザマ)じゃ無いわね!桃井久美・・・・・・いいえ、"ももいろちくび"さん?」
正面の大スクリーンに映し出された美少女剣士の泣き濡れた顔と、マットを挟んだ反対側で椅子に繋がれ泣きじゃくっている真由子ら三人を楽しげに見ながら、悪の生徒会の総帥・鬼龍院蘭子が冷笑する。
その声に合わせるように、久美を膝抱っこしたまま、信恵は蘭子と正対するように身体の向きを変えた。
金網を挟み、蘭子は今までさんざん自分に楯突いてきた生意気な天才美少女剣士の、前後の秘奥が丸見えになるように大股を開かされた、全身汗まみれの惨めな裸身をつくづくと眺め回す。
「ホホホ、これで思い知ったでしょう?"ちくび"、あなたごとき汚らわしい変態のドブネズミが、このわたくしに逆らうなど、どれだけ馬鹿げた愚行であったかということが!」
その問いに対する返事を信恵に囁かれた久美は、グリグリと不気味に動く竹刀に脅されるままに、その台詞を大声で復唱した。
「ヒィッ!は、はいっ!お、思い知りました!もう二度と、ら、蘭子さまに逆らったり致しません!こ、これからは、どのような、ご、ご命令にも、よ、喜んで、従わせて、い、いただきます!
いっ、今まで、本当にすみませんでした!えぐっ、ぐすっ・・・・・・
(グリッ!)ヒッ!お、お詫びの証しとして、今日から桃井久美は、もっ、"ももいろちくび"と改名、いたっ、致します!
ああ・・・・・・こ、ここにいる、全校生徒の、みなさん、ど、どうか、しょ、証人になってください!」
ほんの20分ほど前までは、誰もが認める学園中のアイドルであった天才美少女剣士の、あまりに惨めな宣誓の言葉を聞かされた親衛隊は、もはや茫然自失の態だ。
目の前で偶像を破壊されてしまった少女たちの反応を冷静に見極めた蘭子は、楽しげな微笑を浮かべながら、しかし冷酷な声で言った。
「ホホホ、そこまで言うのなら、"ももいろちくび"、あなたを生徒会に入れてあげてもよくってよ!でも・・・・・・この試合の決着だけはしっかりと着けて頂くわ!
・・・・・・さぁ信恵!やっておしまいなさい!」
319 アレ?? 04/03/24 18:38 ID:M8y+sV6V
蘭子の指示を受けた信恵は、何をされるのかと恐怖に震える天才美少女剣士を膝から下ろすと、座り込んだ彼女が倒れないよう、その後頭部を左手で支え、右手に構えた竹刀の柄を久美の白い首筋にトン、と打ち込む。
すると、途端に全裸の美少女剣士は意識を失ってしまった。
だが、それで終わりではない。
親衛隊の悲鳴の中、人形のようにぐったりとなった久美を仰向けに寝かせた信恵は、プチな美少女のしなやかな両脚を両手で持つと、まるでプロレス技の"エビ固め"のように久美の身体を二つ折りに・・・・・・
つまり、"マングリ返し"のポーズにしてしまったのだ。しかも、ご丁寧に両脚を180度近くまで開かせるという念の入れようだ。
天井へと高々と突き出された天才美少女剣士の濡れ光る前後の秘奥が、明るいライトに照らされてキラキラと輝いている。
しかも、そのポーズの為か、それとも気絶している為か、久美のスミレ色のアヌスはぽっかりと半開きになっており、時折ヒク、ヒクと怪しく収縮してさえいたのだった。
そうしておいてから、やっと信恵は哀れな生贄の傍から離れ、レフェリーにカウントを要求する。
生徒会とグルのレフェリーは心得たもので、これ以上はないというほどゆっくりとダウンカウントを数え始めた。
「ダウ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン・・・・・・!・・・・・・・・・
ワ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン・・・・・・!・・・・・・・・・
ツ〜〜〜〜〜ゥ〜〜〜〜〜〜〜〜・・・・・・!・・・・・・・・・」
へらへらと笑う彼女が、殆んどふざけ半分でテンカウントを数え終えるまでの約3分もの間、久美の恥ずかしい姿は、十数台の高性能カメラによって余すところなく記録されてしまったのだ。
「テ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!・・・・・・勝者、三國信恵!」
こうして、かつて天才と呼ばれた美少女剣士・桃井久美の惨め過ぎる敗北が決定したのだった。
320 アレ?? 04/03/24 18:39 ID:M8y+sV6V
長くなりそうなので・・・・・・★第一試合終了〜第二試合開始までのダイジェスト★
久美の敗北が確定した直後、マットを囲んでいた高さ5メートルの金網が引き上げられた。
そこへ、久美を診察に来た校医の女性を見た真由子らは顔色を変える。
それは彼女たちが普段お世話になっている優しい先生ではなく、キツネのようなキツイ顔をした、やせた中年の女性であったからだ。
蘭子が、いつもの先生が急病の為の臨時の校医であると説明したが、とても信じられる話ではない。
そうこうしているうちに、その校医の指示で、気を失ったままの久美は担架に乗せられて何処へともなく運ばれていってしまった。
泣いて暴れる千草だったが、椅子に繋がれた状態では文字通り手も足も出ない。
そして、Zこと信恵が椅子に座るのと入れ替わりに、第二試合で千草と戦う相手、Yがマットに上がった。
手枷・足枷が外されたなら、すぐさま蘭子をブチのめそうといきり立つ千草。
しかし、蘭子は「素直にマットに上がらなければ、先程の久美の恥ずかしすぎる映像がインターネットで世界中に配信されることになる」と冷たく笑うのだった。
歯噛みして悔しがる千草と真由子をまり子が制する。
もし、今後三連勝したとしても、久美のビデオがある限り蘭子には逆らえなくなってしまう。それを避けるには・・・・・・
まり子は蘭子に「真・自治会が勝てば先程の試合のビデオを渡す」ように要求した。
それに対し、蘭子は交換条件を出してきた。
それは、「生徒会が勝てば、まり子たち真・自治会の4人は、蘭子の命令なら何でも、どんな理不尽な要求であっても必ず従う」、つまり、蘭子の"奴隷"となれ、ということだ。
久美の為、三人はこの要求を泣く泣く受け入れるしかなかった。
だが、千草が出した「今後レフェリーは置かない(どうせグルだろうから)」という提案だけは、どういう訳か至極あっさりと合意したのだった。
それ以外の基本的なルールは、今までとまったく変わらない。
いよいよ、第二試合の開始である。
A/SG(ナゾの記号)
すみません。
>>1があまりにもあれなんで・・・。
何にも書くこと思いつかなくて、このような愚挙に出てしまいました。
他の作者さんが書きづらくなってしまったかもしれませんが、どうかよろしくお願いします。
71 :
アレ?? :04/03/25 21:47 ID:6FzXSPpn
うわぁ、早かったですね・・・・・・。
ビックリです。
>>70さん、
>>54は読んで頂けましたか?
SSの中に紛れ込んでしまっているようなので少し不安です・・・・・・。
ただ今、続きを執筆中です。もう少しお待ち下さいね。
>>71 みごとに紛れ込んでましたね。w
全く気付かなかった。
30秒経たないとダメみたいで時計と睨めっこしてたんで。
気長にそして1秒千秋の思いで(さすがに大げさすぎ?w)待ってます。
73 :
アレ?? :04/03/25 22:51 ID:6FzXSPpn
千草が繋がれた椅子の手枷・足枷を外しにきた四人の生徒会員は、それぞれの箇所の南京錠に、震える手で入れた鍵を回すなり、猛ダッシュで逃げ出す。
それはまるで、猛獣を檻から放つ飼育員の姿そのものだ。
ゆっくりと立ち上がったジャージ姿の千草は、怒りに燃える鋭い眼差しで、憎みて余りある敵の総帥を睨みつける。
だが、すぐに長いポニーテールを靡かせて真由子とまり子の方へ振り向くと、その長身を折るように二人の耳元へ口を寄せ、たったひと言、何事か囁いた。
「・・・・・・!」
それを聞いた途端、真由子は瞳を輝かせて力強く頷いたが、まり子はほんの少しだけ秀麗な眉目を曇らせる。
しかし、すぐに彼女も頷くと、千草にアドバイスを囁いた。
「千草ちゃん、冷静にね。"その技"を使うときは、手加減を忘れてはいけませんよ・・・・・・」
その声に静かに頷いた千草は、くるりと踵を返すと、一足飛びにYの待つマット上へ降り立った。
そんな彼女の勇姿を見た親衛隊の少女たちが喉も破れんばかりに絶叫する。
「千草お姉さま!そんなヤツら、やっつけちゃってくださぁい!」
「おっ、お姉さまぁ!久美ちゃんの、か、かたきを討ってえ!」
久美の悲惨な敗北を目の当たりにした直後であっても、彼女たちは大木千草が負けるなどとは夢にも想っていない。
千草が負けることなど絶対にありえないし、また、あってはならないのだ。
なぜなら、彼女たちにとって大木千草とは紛れもなく"学園最強の女"であったからだ。
74 :
アレ?? :04/03/25 22:52 ID:6FzXSPpn
それにはもちろん理由がある。
なるほど、空手家としての技の多彩さ、俊敏かつ流麗な動きに関しては千草の好敵手・真由子のほうに分があるだろう。
しかし、正面きっての正拳ラッシュ、いわゆる "問答無用の叩き合い"になったが最後、170センチを越える長身であり、リーチとパワーに勝る千草に叶う者など、少なくとも女子空手界には一人もいないのだ。
その証拠に、試合前に行われる瓦や杉板を使用しての"試割り"において、千草は常にダントツの一位であり、真由子は彼女と同じ枚数を割ったことさえない。
親衛隊の少女たちはこう考えていた。
言葉遣いこそ乱暴だが、心根の優しい千草は、親友である真由子が相手では本気になり切れないのだ、と。
まり子先生の実力がまったくの未知数である今、"学園最強の女"はこの大木千草以外にあり得なかった。
恐らく、怒りと憎しみに燃える千草は、親友である久美の仇を討つため、遠慮や呵責など微塵もない攻撃を仕掛けるに違いない・・・・・・。
そう、今、彼女たち親衛隊の目に映っている"千草お姉さま"像とは、真・自治会のリーダー真由子と優しいまり子先生を守る、荒ぶる、そして美しき"守護の女神"そのものであったのだ。
主人公サイドの残りの3人は皆ムチムチタイプと考えてOkなんでしょうか?
まり子先生はぜひムチムチのバインバインで頼んます
アレ??さん
引越し乙です!
自分の脳内では、クールで完全無欠なファイター・千草が
これからどんなふうに堕ちていくのか、妄想しただけでハアハアしてしまいます。
あ、まだそうと決まったわけじゃないですよね。ごめんなさい。
でもこれからの新展開、楽しみです。ワクワク
78 :
アレ?? :04/03/26 22:21 ID:UQvxUOcQ
>>75 >>76さん
承知致しました。あくまでも暫定ですが、こんな感じでいかがでしょう?
"鍛え抜かれてスレンダーなのにムチムチ"というのが個人的にはツボなんですが。
久美・・・・・・T148・B75・W47・H75
千草・・・・・・T171・B88・W57・H89
まり子・・・・T157・B90・W54・H88
真由子・・・・T158・B85・W53・H87
蘭子・・・・・・T160・B87・W54・H87
>>77さん
有難うございます。頑張りますので、このスレでも宜しくお願い致します。
私は"並の男が100人掛かりでも勝てないような強い女性が堕とされていく"といったシチュに萌えるタイプですので、
千草の強さを際立たせる為、バトルのシーン(と、それに付属するあれやこれや)がかなり長くなるかも知れませんが、その点、ご理解頂けたら幸いです。
もちろん、"堕とす"ことがメインであることは間違いありませんので、どうぞご期待下さい。
それから、大変申し訳ないのですが、今日と明日(週末)はちょっとお休みさせて下さいね。
79 :
76:04/03/26 22:43 ID:rPpeTZQD
>まり子・・・・T157・B90・W54・H88
古臭え言い方だけどトランジスターグラマーってやつですね
すげー楽しみになりました
>今日と明日(週末)はちょっとお休み
ゆ〜っくりと静養して英気を養ってください
く、久美タン、
ちょー可愛えーっ!!
(数値だけでハァハァ)
>"鍛え抜かれてスレンダーなのにムチムチ"
同様にツボです、コレ。
各キャラのバストサイズが久美以外全員85以上なのもツボです、ハイ。
82 :
アレ?? :04/03/28 20:38 ID:IZ8vl+d0
悲鳴のような大歓声に包まれたマットの上で、今だにガウンを纏ったままのYを睨み据えながら、千草は機敏な動作でジャージを脱ぎ捨てる。
すると、先程の久美と同じく、辛うじて乳首とデルタ地帯を隠しているだけの真っ白な紐ビキニ姿になった彼女を見た親衛隊から一様に、このような状況下に於いては不謹慎なほどの熱いため息が漏れた。
しかし、それも無理からぬことであったろう。それほど、千草の美しさは群を抜いていたのだ。
筆で刷いたようにきりりと濃く細い眉、見ようによっては高慢そうにも見えかねない高い鼻、意思の強さを表すかのような少しとがった顎、そして切れ長の目・・・・・・。
同じ切れ長であっても、まり子先生の目尻は優しく下がっているのに対し、彼女のそれはやや吊り上り気味である。
その鋭い瞳で睨まれれば、大抵の相手選手は試合前に戦意を喪失してしまったものだ。
そして、学園中の誰もが羨む、腰まで届くほど長く美しいストレートの黒髪の持ち主のくせに、それを気に掛ける様子もなく、無造作にポニーテールにまとめている。
だがしかし、それにも増して特筆すべきはその素晴らしいスタイルだろう。
171センチの長身を誇る千草の肉体は、毎日の猛稽古によって一分の無駄もなく引き締まっていたが、出るべきところはしっかりと出ていた。
親友・久美が"ボンキュッボーン"と評したとおり、そのバストやヒップのサイズは水準を遥かに超えている。
しかもスレンダーな体型の為、実際以上に大きく見えるその胸は、大きいからといって、決してそこいらのグラビアアイドルのように醜くぶよぶよと垂れ下がっているのではなかった。
鍛え上げられた大胸筋と後背筋に支えられた二つの膨らみは、まるで砲弾のような見事な紡錘形を保ち、常に誇らしげに上を向いていたのだ。
同じ年頃の少女であれば誰もが憧れる、理想のプロポーションがそこにはあった。
しかし、黄色い声援を一身に受けている当の彼女はといえば、この耳をつんざく大歓声はおろか、いやらしい紐ビキニさえもまったく気にしない様子で、ただ目の前の敵を鋭い目で睨み付けていたのだった。
久しぶりの香奈「ああ・・千草さまぁ・・」
同じくこずえ 「大丈夫・・千草さまが久美の仇をとってくださるわ・・」
まわりの少女たち同様、両手を前に組み、大きな潤ませるふたり。
久美が学園のアイドルであるならば、千草は信仰の対象であった。
(なんちゃって)
大きな瞳を潤ませる……
でしたごめんなさいm(__)m
85 :
アレ?? :04/03/30 20:56 ID:MwdEpU1d
千草が白い紐ビキニと黒いオープンフィンガーグローブという戦闘スタイルを整えたのを確認したYは、美しい顔に冷たい笑みを浮かべ、ゆっくりとゴージャスなガウンを脱ぎ下ろす。
赤い紐ビキニとグローブだけを身に着けたその肉体が露わになった瞬間、それを見た観客たちから一斉にどよめきが沸き起こった。
千草と同じく170センチを超えるその長身はすべて、ぶ厚い筋肉の鎧で覆われていたのだ。
しかもそれは、ボディビルダーのようなムダの多い人工的なものではなく、あくまでも実戦に有効な種類の筋肉であった。
その上腕二頭筋(力こぶ)と大腿筋の太さと大きさときたら、とても15歳の少女とは思えないほどだ。
とんでもないパワーファイターとみてまず間違いあるまい。
恐ろしげなYの肉体を見た場内は一気にざわめきたったが、そんなことなど気にも留めず、千草は冷静に、今まで見たことのある女子格闘技選手の肉体を幾つか思い浮かべてみた。
Yの体つきに一番ぴったり合うのは、いつかテレビで観たアマレスの女子59キロ級の選手の肉体だろうか。
まり子のほうへ目をやると、彼女も"私も同意見です"というように、こくりと頷いてみせる。
が、特にアドバイスはしない。する必要がないのだ。
"あの技"・・・・・・はなはだ不本意ではあるが、多少の手加減をしなければ相手を殺してしまいかねないほど危険な"あの技"がある限り、どんな相手に対してでも、大木千草が負けることなどありえないのだから・・・・・・。
86 :
アレ?? :04/03/30 20:57 ID:MwdEpU1d
>>83 香奈タンキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!
お待ちしてましたよ!
香奈 「キャー!!いま千草さまが一瞬こっちをご覧になったわ!!」
こずえ「ああんっ、なんて素敵なのっ……!!」
今にも昇り詰めてしまいそうな少女たちの声。
彼女たちは、Yの鋼のうような肉体を見てもいっこうに動じる気配がない。
コーナーにたたずむ麗しの人、千草さましか眼中にないのである。
(アレ??さんも頑張って♥ BY香奈)
Yってブスなの?
89 :
アレ?? :04/03/31 20:51 ID:K473d3OP
目の前の千草を威嚇するように太い腕を擦りながら、Yが硬質な美貌を歪めて笑う。
「ふふふ、大木センパイって、ホントいいカラダしてるんですねえ!そんな大きいおっぱいしてたら肩が凝りませんか?さすがに、"おおきいちぶさ"というだけのコトはありますね!」
その言葉に反応したのは、当の千草ではなく親衛隊の少女たちだった。
「な、なんてこと言うのよ、この筋肉お化け!」
「千草お姉さまをバカにするなんて、許せないわっ!」
蜂の巣を突付いたような騒ぎの観客席を尻目に、千草は落ち着き払って口を開く。
「・・・・・・それで?」
「・・・・・・!」
"アンタなんか眼中にない"と言わんばかりのその態度に、二の句が次げずにいる年下の美少女に向かって千草は静かに言った。
「遠慮するなよ。言いたいことがあるなら今のうちに、気の済むまで喋ったらいいさ」
そして、少しの間をおいて続ける。
「あごに針金が入ったら、何も喋れなくなるんだからな」
「・・・・・・!」
つまりこれは、"お前の顎を砕いてやる"という宣告なのだ。
あまりにもドスの効いたその言葉に、Yばかりか、会場中が息を呑む。
この学園の皆が良く知る大木千草とは、男勝りで姉御肌、いつも明るく愉しそうに大きな口を開けて笑っているという少女であった。
しかし今の彼女はまるで別人だ。
その美しい顔には、Yを軽蔑しきったような冷笑が浮かんでいる。
それでなくても、一歩間違えば高慢スレスレという顔立ちの千草がそんな表情をしているのだから堪らない。
その美貌は、ある意味では蘭子以上に残忍かつ酷薄なものに変わってしまっていたのだった。
やがて、金網が下ろされ、ゴングが鳴った。
90 :
アレ?? :04/03/31 20:52 ID:K473d3OP
>>88さん
いえいえ、X、Y、Zの全員が170センチを超える長身で、冷たく硬質な感じの美貌をもっている、という設定です。
オラワクワクしてきたぞ
千草姉さんカッコよすぎ!!
冷たい怒りの炎にはっきり言って鳥肌立ちますた!
でも身体が傷つくような負け方・・
なんて、アレ??さんが書くわけないよね?
いや、われらが千草姉さんが負けるわけあるもんか!!
>>87 いいですねえ。
よっぽど、この2人の合いの手(?)もコピペしようかと思ったんですけど・・。
すいません。めんどくささが先にたってしまいました。
こずえ「なんか今日の千草さま、千草さまじゃないみたい……」
香奈「ええ。千草さま、怒ってらっしゃる……
だってあんな恐い顔、いままで見たことないもん……」
95 :
つけたし:04/03/31 22:39 ID:ggE4fBDg
あらっぽい姉御肌でありながら、決して怒りを表情に表さない優しい千草。
それが学園の少女たちから圧倒的な支持を受ける理由でもあった。
そんな彼女を敬慕の視線で遠くから見つめ続けてきた少女たちには
怒りの炎を蒼くめらめらと燃やす今の千草のただならぬ雰囲気を
ひしひしと感じ取っていたのだ。
香奈(いいこと、Y……あなた、ただではすまないわよ)
96 :
アレ?? :04/04/01 21:20 ID:V9Dhbzkn
ゴングと同時に、Yは顎をひいて前傾姿勢をとり、開いた両手の指を少し曲げ、その右腕を顎の前、左腕を千草のほうへ突き出すという、組み技系の選手によくある構えをとる。
そして、タックルを仕掛けるタイミングを見極めようと、じりじりと相手との距離を詰めていった。
ところが、それに対する千草はといえば。
構えをとるどころか、まったくの自然体であった。
両脚を肩幅に開き、両腕はだらりと垂らしたままだ。
その美しい顔には相変わらず、Yを見下しきった冷笑が浮かんでいる。
(こ、こいつ・・・・・・私がレスラーだと分かっていながら・・・・・・)
Yの美貌が怒りで真っ赤に染まったのも当然だったろう。
千草は"どうぞタックルしてください"と言わんばかりに一歩たりとも動かず、ただせせら笑いながら突っ立っているだけなのだから。
(な、舐めるなっ!)
次の瞬間、Yは猛然と千草のしなやかな長い両脚めがけ、低い位地からタックルにいった。
その長身と筋肉に似合わぬ、素晴らしいスピードだ。
最悪の展開を予想した親衛隊のキャーッという悲鳴が場内にこだまする。
(よし、もらった!)
Yがそう確信した瞬間。
信じ難い事態が彼女を襲ったのだ。
A/SG(ナゾの記号)
97 :
アレ?? :04/04/01 21:21 ID:V9Dhbzkn
>>94 香奈タン ありがとー!!
ところで、"A/SG(ナゾの記号)"について説明させてください。
ネタバレになってしまうので、ひとつだけしか言えませんが、これは、第三試合(まり子先生戦)で明らかになる、とても重要な事柄(の頭文字)です。
そのときになって、「今思い付いたネタだろ」と思われても困りますので、一応・・・・・・。
大変失礼致しました。
まり子先生楽しみー!!
>97
意味わかんないです
とりあえずそのときがくるまでは"A/SG(ナゾの記号)"は
気にせずに読み進めればいいんでしょうか?
こずえ「きゃぁー!!」
怖くなり目を覆う
香奈 「……!?す、すごいっ……」
「見て!」と、激しくこずえの肩を揺すぶった。
(む、難しいw)
なに、A/Sgだって!?
ってことは……
ワカンネ
102 :
アレ?? :04/04/02 20:25 ID:aUuHe56+
>>99さん
>>101さん
ごめんなさい!気にしないで読みとばしちゃってください!
>>100 香奈タン
こちらもごめんなさい!そして、
こんな難しい回にもレスしてくれて有難う!
お詫びに、今夜は3回分書きましたので許してくださいね!
103 :
アレ?? :04/04/02 20:25 ID:aUuHe56+
以下に書くことは、ほんの一瞬のあいだ・・・・・・文字通りあっと言う間に起こった出来事である。
肩幅に開いた千草の両脚に、超低空の高速タックルを仕掛けるY。
しかし、美少女レスラーの大きな手が届くかと見えた瞬間、千草の右足がすうっと引かれた。
(・・・・・・!?)
そのとき、Yは何ともいえぬ嫌な気配を感じた。
それは、他ならぬ千草の放つ"殺気"に違いない。
(と、止まれっ!)
野性的なカンでそれに気付き、咄嗟に左へと身を捻り、転がって逃れるY。
それとほぼ同時に、硬く尖った肌色の物体が、その右肩をかすめるように恐ろしい速さで振り下ろされた。
(うわあぁぁぁぁっ!)
そのまま転がって距離をとろうとする彼女を追いかけるように、今度は長い肌色の槍のようなものがマットに、
しかも、ほんのコンマ何十分の一秒前まで美少女レスラーの体があった位置に、とんでもないスピードで突き刺さる。
(う、うわぁぁぁぁ!)
必死で転がった勢いで、そのまま仰向けに寝転がり、曲げた両脚の裏を千草に向け、ガードを固めるY。
そんな相手を深追いすることなく、紐ビキニ姿の千草は相変わらず冷笑しながら口を開いた。
「・・・・・・さっさと立ちな」
104 :
アレ?? :04/04/02 20:26 ID:aUuHe56+
ガードを固めて相手の攻撃を警戒しつつ、Yはのろのろと起き上がる。
その鋼のような身体全体に、じっとりと冷たい脂汗が浮かんでいた。
それを見下ろす千草は、もちろん汗ひとつかいていない。
Yは見誤っていたのだ。
大木千草の、そして空手の真の恐ろしさを。
先程の攻防の内容はこういうことだった。
Yがタックルにいった瞬間、千草は左足に重心を移しながら腰を落とし、素早く右足を後方に引いた。
たったこれだけのことで、彼女の懐はあっという間に深く広くなる。
じつはこれは、"交差法"(攻撃と防御を一動作で行う超高等技術)の初歩の初歩なのだ。
つまりこの場合、"右足を引く"ことと、"左足で踏み込む"ことは、その結果に於いてまったく変わりはない、ということだ。
そして、一瞬のうちに深くなった懐に飛び込んできた獲物の頭部めがけて、鍛え上げた硬い右"ヒジ"を打ち下ろしたのだ。
自身の野性的カンと、千草の手加減に助けられたかたちで、何とか転がって逃れることができたYだったが、
間髪を入れず今度は、あらゆる蹴り技の中で最強の破壊力を持つといわれる"踵踏み込み蹴り"が襲ってきたのだった。
これも、千草が手心を加えたおかげで何とかかわすことができた。
だが、この先、この恐るべき空手美少女・大木千草をどう攻めたらよいのだろうか・・・・・・。
105 :
アレ?? :04/04/02 20:27 ID:aUuHe56+
いわゆる"総合格闘技"の試合に於いて、空手の選手の戦績は芳しくない。
ひとたび組み技系の選手に捕まえられてしまえばなすすべがない、という姿を見て、"空手は実戦には向かない"という声さえ囁かれている。
それも当然といえばいえるだろう。
なぜなら、そういった試合のルールは、徹底して空手家に不利に作られているからだ。
本来、空手とは"超接近戦用の武術"であるのに、その接近戦で最も有効、しかも、最大の破壊力を秘めた技・・・・・・すなわち、"ヒジ打ち"や"頭突き"を禁止されていては勝てるはずがないではないか。
もっとも、それを認めてしまえば間違いなく"公開の殺人"となってしまうのだが。
さらに"超接近戦用の武術"・空手には、ある意味では"ヒジ打ち"や"頭突き"よりも恐ろしい武器がある。
"貫手(ぬきて)"と呼ばれる技がそれだ。
これは、手刀の先端で相手を突くというものだが、初段クラスの者でもベニヤ材(ベニヤ板数枚を貼り合わせたもので、かなりの強度がある)を突き抜くことができる。
高段者ともなれば、中にはあのブ厚いタタミさえもぶち貫いてしまう者さえいるのだ。
つまり、空手家が本気になれば、相手の喉や脇腹といった柔らかな部分はもとより、頭蓋骨さえも突き破り、脳に直接損傷を与えることすら可能である、ということだ。
似た技に"指突(しとつ、または指拳)"がある。
この技の恐ろしさはいうまでもない。
自分の顔面や脇腹、鳩尾や脳天、そして喉に、空手家の鍛え上げた親指や人差し指が突き刺さる場面を想像してみるだけで十分だろう。
まり子が「手加減を忘れてはいけませんよ」と言ったのも当然すぎることだった。
全ての女子空手家の中で、最高のパワーの持ち主である千草が本気になれば、彼女は"殺人者"となってしまいかねないのだから・・・・・・。
凄いっすね!!マジで!
僕ははっきり言ってエロのみ目的だったんで、試合後のいたぶるシーンが大好物で、
今までバトルの部分は読み流してたんですが、面白すぎる。
エロ以外の小説は大沢在昌以外(ご存じないかもしれませんが、僕にとっては活字を媒体とする最高のエンターティナー)
読まなくなってたんですが、彼の作品を読んでるときのような、愉悦をもたらしてくれました。
ひょっとしてYって身構えてる相手に
「真正面からタックル」したのか?
フェイントもまじえずに?
・・・アフォだw
こずえ「ほらね…言ったじゃない!千草さまなら大丈夫だって…。
千草さまー、そんなYなんかはやく料理しちゃってくださーい!」
お調子者のこずえは、リング上のふたりの対照的な表情に、はやくも千草の勝利を確信してはしゃいでいる。
香奈「んもう、こずえったら。今の千草さまのすっごい早業、見てなかったくせに…」
ちゃっかり得意になっているこずえにあきれながら、香奈が軽いひじ鉄を食わす。
だが香奈は、あの快活な千草の今までに見たこともないようなただならない表情に
ひとり不吉な予感を感じていた。
香奈(でも今日の千草さま、なんだか怖い……)
(勝手なこと書いて御免なさい。でも続きが楽しみです)
わお!千草ねえさん、強い!!
あやうくYもマットに脳奬ぶちまけるとこでしたね。
二回戦は異種格闘技戦ぽくてますます面白そうです。
エロなしでも格闘モノとして読み応えありです。
しかしアレ??さんてすごく空手に詳しいんですね。
漏れも昔、空手家が一生瓶に指突(?)で穴を開けるの見たことあります!
ただし映画ですかw
でも千草が強ければ強いほどその後のドミネートも楽しみです。
来週もまたおながいします!
第二試合になってから話にノリが出てきた気がするね
ま、オレが剣道詳しくなかったのもあるんでつが
111 :
名無しさん@ピンキー:04/04/05 00:59 ID:GB343Ox9
しょせん空手みたいな応用の利かない立ち技限定格闘技じゃ
ノールールを模倣する総合格闘技の敵じゃないね
千草タンのボロ負けに今からワクワクですなw
アメリカ・プロレス界に武者修行に行くと決まったマス大山が
ひたすら練習に励んだのは、“目突き”だったと言う。
彼が海外マットで無敗を誇ったのは、“目突き”、“金的”などいわゆる
急所攻撃を駆使したからだと言われている。
相手が総合格闘技だろうと剣道だろうと、ノールールの闘いなら
その道をより深く極めた者の方(千草姉さま)が必ず勝つ!!
A・猪木 談(嘘)
嘘なのか。
リアリティあるな。
例えその試合で反則勝ち拾えたとしても、その後の選手生命あぼーんだからな。
そりゃびびるわ。
誰の小説でも読みます。一般の人でも構わない。こっちは飢えてんですから。
A・猪木 談(嘘)
A・猪木 談(嘘)ワラタ!!
マス大山がアメリカでレンガ割りとかのデモストレーションをやると必ず、
絶対インチキだ!ってデカい奴らが挑戦してきたんだって。
で、そいつらを倒すのにどうやったか。
指一本でドツいて倒したんだってさ。
ゴッドハンドと呼ばれるわけだ。
まだまだそんなもんじゃないぞ!
それは戦後のどさくさ時代のある日のこと。
若き日のマス大山は、絶体絶命のピンチをむかえていた。
闇市でのちょっとしたイザコザから、手に手に刃物を持った愚連隊たちにぐるりと
囲まれてしまったのである。
空手の達人とは言えこちらは素手。
二本指で硬貨を折り曲げる怪力の持ち主も、さすがにこれだけの人数を相手にして
生きて帰れる自信がなかった。
ポタッ……ポタッ……
大山の額をしたたり落ちる汗。
もはやこれまでか!?
だが、すぐそばにあったドラム缶を見て大山は、声を限りに叫んだ。
「来るなら来いっ……!そのかわり、一人めだけは必ずこうしてやるからなっ……!」
ドカーン!!
なんと大山は、そのドラム缶のどてっぱらに正拳突きで穴を空けたのである。
「ひ、ひぇぇぇぇぇぇっ!!」
その凄まじい光景に腰を抜かしたヤクザ者たちは、一目散にその場から逃げ出して
いったという。
A・猪木 談(嘘)
スレ違いなことばかり書いてごめんなさい
アレ??さんの降臨をお待ちしています
続き遅えな・・・
119 :
アレ?? :04/04/07 18:43 ID:P9f+thos
試合開始からまだ数十秒足らずだというのに、早くも全身を汗まみれにして、ガッチリとガードを固めるY。
それを冷ややかな目で見ながら、再び無防備な棒立ちの姿勢をとる千草。
その口元には、相変わらず相手をバカにしきったような笑みが浮かんでいる。
誰が見ても間違いなく千草が圧倒しているのだが、彼女を見つめる親衛隊の少女たちからは、つい先程までの大歓声どころか、咳ひとつ聞こえなかった。
この広い体育館の中を、息の詰まるような沈黙だけが支配している。
それも当然のことだった。
もしあのヒジ打ち、そして踵踏み込み蹴りが命中していたら、Yは今頃どうなっていたか・・・・・・。
いや、あの蘭子や信恵(Z)の仲間である彼女が報いを受けるのは当然としても、大好きな千草お姉さまの、まるで血の通わない戦闘マシンのような戦いぶりはどうだろうか。
「冷酷非情」という言葉は、今この瞬間の千草の為にあるようなものだった。
(こ、怖いわ、お姉さま・・・・・・)
恐怖のあまり、言葉もなく震える親衛隊だったが、すぐに彼女たちはこう思い直した。
(バカ!お姉さまが怒るのは当たり前じゃないの!もう忘れたの?あいつらが、さっき久美ちゃんに何をしたか、どんなに恥ずかしい目に逢わせたか!)
怒りを新たにし、敵の総帥・鬼龍院蘭子のほうへ視線を移した彼女たちは、憎みて余りある三人の様子に気付くと同時に、今度こそ口々に快哉を叫ぶ。
椅子に繋がれた蘭子と信恵、そしてXは顔面蒼白になり、その硬質な美貌には、マット上のYと同じく大量の脂汗が浮き出ていたのだ。
踵踏み込み蹴りでくぐっても一件もヒットしませんでした
架空の技なんでしょうか?
こずえ「ねえ、見て!生徒会の連中のあの顔…うふふっ、
今度はあいつらが冷や汗をかくばんよっ…」
香奈 「う、うん…そうだよね。千草さまがYを……するわけ
ないもんね…」
こずえ「え?みんながうるさくってよく聞こえなかったわ?」
香奈 「ううん、何でもない。そうよ!千草さまが必ず久美の
ぶんまでお返ししてくださるわ!」
ふと心によぎった不安を握りつぶすと、香奈もこずえやその他の女生徒たちにまじって生徒会に対する罵倒と、麗しの人への黄色い声援を送るのであった。
(下手くそですみません)
>>120 「踵ふみ蹴り」だとヒット
したけど違う技みたい。
123 :
アレ?? :04/04/07 20:45 ID:P9f+thos
>>120さん
ごめんなさい。正しくはただの「踏み込み蹴り」なんですが、踵によるものと指の付け根によるものがあるので、
皆さんが混同なされないようにそう書いてしまいました。
もちろん、架空の技ではありませんよ。
>>121 香奈タン
全然下手なんかじゃないですよ!
むしろ今回は
>>108のレスのお陰で危ういところを助けて頂きましたし。
>>108を読まずにあのまま続けてたら千草が冷酷な殺人鬼みたいになってしまうところでした。
正直言って、本当にやばかったです。
これからも宜しくお願い致します。
124 :
名無しさん@ピンキー:04/04/08 18:56 ID:9d3rFSV2
千草の勝ち希望
蘭子達がなぜ今更冷や汗を?
ひょっとして千草の実力をよく知らずにYを当てたの?
作戦ミスじゃんw
<<125
演技のハズだ!!
真の悪は相手に希望を持たせることを忘れない。
たぶん
人質取ってるんだから、負けることはあるまい。
しかし、そういうネタを要因にした敗北は勘弁。
千草最強っぷりは、のっけからやられる事がわかったヒロイン陵辱小説キャラのハリボテ最強説明とは違って十分に伝わってきたのだから、このシチュをイカしてほすぃ。
Yの実力or作戦での勝利に期待。
千草から攻撃を出させてYがサイドからのテイクダウン
後はグラウンド展開でねっとり落とすのがセオリーだと思うが
はたして空手びいきのアレ??氏はどう話を進めるのやらw
グラウンド展開でねっとり
良いねぇ…
いや。グラウンドこそ指突の餌食では?
それにアレ??氏は指突で湯のみに穴を空けられるらしぞ。
みんな荒らすなよ。ヒィー(((゚Д゚)))ガタガタ
132 :
アレ?? :04/04/09 21:33 ID:8zhmGlYk
そんな蘭子たちの様子を、ちらりと目の端に収めた千草であったが、だからといって気を緩めたりはしない。
先程、Zこと信恵が親友・久美に対してとった姑息な戦法を、彼女はしっかりと覚えていたのだ。
試合前、Zはこれまで竹刀など持ったことがないような顔で久美の隙を窺っていた。
そして、最初の攻撃が失敗に終わるや、今度は竹刀による変則攻撃に切り替え、それも通用しないという段階になって始めて、最後の最後まで隠し持っていた必殺の武器・前蹴りで久美を仕留めたのだ。
このYという美少女も、レスリング以外に何か他の武術の心得があるかも知れない。
いや、先程千草の攻撃を見事にかわしきった身のこなしひとつをとっても、彼女がただのレスラーであるはずがない。
それを見極める必要があるからこそ、千草は動かず、相手の出方をじっと見ているのだ。
だが、"動かず"というのは語弊があるかも知れない。
今、マットの中央にいる千草の周りを、Yがかなりの間合いをとってじりじりと、ゆっくり廻っている。
それに合わせて彼女もゆっくりと身体の向きを変えていたのだ。
さらに。
千草は素人目には絶対に分からぬほど、微妙かつ巧妙な誘いをかけていた。
だらりと垂らしているだけのように見える腕、そのオープンフィンガーグローブから覗く長い指先は時折ピクッ、ピクッと動く。
その度にYはギクッとした様子で、一層堅くしたガードの上から目だけを覗かせて千草の攻撃に備えるのだ。
いつ敵が本気で攻撃してくるか判らぬような神経戦。これを仕掛けられては、相手はとても落ち着いて戦うことが出来なくなってしまう。
これに耐え切れず間合いを詰めれば、得たりとばかりに千草の一撃必殺の破壊力を秘めた手足、そして頭が、今度はコンビネーションを使って襲い掛かってくるだろう。
逆に、千草は相手が自分の間合いに入ってくるのをただ待っていればよいのだ。
相手のどんな攻撃にも対応できるよう、彼女はじっとYの目を、爛々と光る鋭い眼差しで睨み付けていた。
掴んでなんぼのレスラーから間合いとってくれるなんて
空手家にとって有利この上ないシチュですが・・・
千草は深読みしすぎてチャンスを棒にふる負け方になると予想w
こずえ「な、なんだか見てるこっちが緊張しちゃう…」
香奈 「うん…千草さまが必ず勝つって信じてるけど…でもYだって
ただものじゃなさそう…」
固唾を飲んで序盤戦の成り行きを見守るふたり。思わず握り合った
お互いの手がじっとりと汗ばんでいた。
(アレ??さん、来週もまた読ませてくださいね、楽しみにしてます)
>>134 なんかファンになっちゃいました。
これからもお願いします。
>アレ??さん
こずえと香奈が女の子同士のエッチな気分に
なるような試合に是非おながいします
>134
いつまでもその調子ならコテハン名乗ってくれ
138 :
アレ?? :04/04/12 20:39 ID:Gpw2W/JG
金網に囲まれたマットの上には、睨み合う千草とY、ただ二人しかいない。
息の詰まるようなその決闘を見つめながら、真由子がこの試合初めて口を開いた。
「先生・・・・・・」
耳元で囁かれたまり子が横を向き、可愛い教え子と視線を合わせる。
「ね、先生、大丈夫ですよね・・・・・・」
「ええ、もちろんです」
不安げに問いかける美少女に、美貌の女教師はきっぱりと言い切った。
今、二人が心配しているのは"千草が勝てるか"ということではない。
その点については、二人は毛一筋ほどの心配もしていなかった。
この展開、つまり立ち技のみ(敵が寝技を仕掛ける為には、どうしても彼女の身体のどこかを掴まねばならないが、それは絶対に不可能だ)の戦闘に持ち込んでしまえば、千草の勝ちはまず動かないのだから。
(千草、気持ちはわかるわ!でもやりすぎちゃダメよ・・・・・・)
(千草ちゃん、冷静にね・・・・・・)
二人の不安はただひとつ、もしかしたら親友、そして教え子が恐ろしい"殺人者"となってしまうかも知れぬことだった。
なんといっても、千草の希望により、このマットの上には"過剰な攻撃を制止"するべきレフェリーが存在しないのだから。
そんな二人の気持ちは、千草本人の気持ちでもあった。
(真由子、オレのライバルがそんな情けない顔するなよ。大丈夫さ。ちょっと癪だけど、コイツはせいぜい全治一ヶ月くらいの怪我で勘弁してやるから)
ちらりと真由子に視線を走らせた千草が、さっきまでの傲慢な笑みではなく、普段通りのクールな微笑を見せる。
真由子がそれに応えて二コリと微笑んだ、次の瞬間。
全校生徒の眼前で、誰も予想し得なかった恐るべき光景が展開された。
>なんといっても、千草の希望により、このマットの上には"過剰な攻撃を制止"するべきレフェリーが存在しないのだから。
あらゆるジャンルの壁を越えて史上最良の伏線!
>なんといっても、千草の希望により、このマットの上には"過剰な攻撃を制止"するべきレフェリーが存在しないのだから。
どんなエロいグラウンド技もブレイクなしでいいんだな!
こずえ「見た!?いまの千草さまの笑顔…!?ああ、うっとりしちゃう…」
大きな瞳にいくつものお星さまを光らせながら、あいかわらず無邪気に
はしゃぎまくるこずえ。
香奈 (良かったわ、いつもの千草さまに戻ったみたい…)
いっぽうの香奈は、千草がいつもの涼やかな笑顔を取り戻したのを見て、
まり子同様ほっと胸をなでおろしていた。
「んもう…千草さまを好きになったのはあたしが先なんだから…」
熱烈な親衛隊員に戻った香奈だったが、そこまで言いかけたところで凍りついた。
「…………っ!?」
(むずかしいです。汗)
>141
だからコテハンを名乗ってくださいってばw
143 :
アレ?? :04/04/14 19:30 ID:8Bz7KFQg
千草は、目の前で前傾姿勢をとりつつガードを固めている敵の、どんなに僅かな動きも見逃すまいと、切れ長の目を鋭く光らせていた。
と、突然。
Yがその美しい顔の下半分を隠していた両手のガードを、目にも留まらぬ速さで顎の下まで引き降ろした。
(!?)
以外な動きに思わず、一瞬目を見開く千草。
その視界が突然、真っ赤に染まった。
(―――ッ!?)
あっ、と声を上げる間もなく、間髪を入れずに今度は、彼女の引き締まったボディに何かとてつもなく重く大きな物体が恐ろしいスピードで激突する。
「がッ・・・・・・」
今まで経験したことなどある筈もない、とんでもない衝撃に、堪らず千草の長身はおもいきり後方へと吹っ飛ばされた。
ガシャ―ン!!
硬い金網にしたたか背中と後頭部を打ちつけてしまった千草の全身から力が抜ける。
そこへ、第二撃が来た。
144 :
アレ?? :04/04/14 19:30 ID:8Bz7KFQg
ドカ―――ン!
引き締まった腹部への衝撃は、まるで彼女を金網との間で押し潰そうとするかのようだった。そして、その物体は素早く目の見えぬ千草から離れる。
「ぐ・・・・・・えっ・・・・・・」
突っかい棒を外されたように、思わず前のめりによろめく彼女の両腕は、次の瞬間、自身の脇腹に密着させられるように、伸びきった両肘の辺りに回された太い腕で、前からガッチリとホールドされていた。
そして、息つく間もなく。
(――――――ッ!?)
目を塞がれ、両腕を封じられた千草の耳元で風が唸ったかと思いきや、背中と後頭部、いや全身に先程とは比べ物にならぬほどの衝撃がきた。
痛みのあまり、全く動くことができない。それどころか、意識が朦朧として何か考えることすらできないのだ。
それでもなんとか、今、自分は仰向けに倒れているらしい、ということを彼女が理解しようとしたそのとき。
ズシ――――ン!!
力の抜けきった腹部を押し潰すような恐ろしい衝撃が襲ってきた。
「ホゲェ〜ッ!」
学園最強と謳われた空手美少女・大木千草が視界を奪われてから、この情けない悲鳴を上げてしまうまでの時間は、僅か三秒ほどでしかなかった。
145 :
アレ?? :04/04/14 19:31 ID:8Bz7KFQg
時間にすればほんのひと呼吸の間。
そんな短い時間に、真由子とまり子、そして親衛隊の少女たちが見てしまった、信じがたい光景とは次のようなものだった。
千草の虚を衝くようにガードを下げたY。
その口から、突然真っ赤な霧が噴き出されたのだ。
そしてその霧は狙いたがわず、空手美少女の両目、そして顔全体を覆い尽くした。
見事な"目潰し"の効果を発揮したこの霧の正体。それは、Yがガードで隠した自分の口の中をメチャメチャに噛み破ることによって溢れ出させた血であった。
15歳の少女のとる戦法とは一見信じがたい行為だが、当のYにしてみれば、予告通りに顎を砕かれることに比べれば何でもないことだ。
そして間髪を入れずに、一瞬パニックに陥った千草のボディ目掛けて、渾身のショルダー・アタックをぶちかましたのだ。
もちろんそれは、プロレス流のギミックではない。
なにしろYの立場とすれば、この攻撃がかわされてしまったらもう後がない。待っているのは地獄だけなのだ。
当然、全力、いや、全身全霊、必死・必殺の気合を込めた一撃となる。
身長170センチを越える筋肉の塊のような女子レスラーに、陸上短距離のスタートダッシュのような猛烈な勢いで激突されたのだから堪らない。
千草は思い切り背後の金網に叩きつけられ意識朦朧となってしまった。
その直後の第二撃では金網とのサンドイッチにされてしまい、ダメージは二倍、三倍にも増大してしまう。
だが。
それさえも、直後にYが仕掛けた大技によるダメージに比べればまだマシだった。
146 :
アレ?? :04/04/14 19:32 ID:8Bz7KFQg
よろよろと前のめりになった目の見えぬ千草の両腕ごと、引き締まった胴を抱きしめたYは、信じられないほどの速さでそのまま弓なりに反り返る。
超高速フロント・スープレックス!
それは、90年代にUインターや全日マットを席捲し、"殺人風車"の異名をとった、今は亡きアメリカ人レスラーの勇姿を彷彿とさせるに十分なものだった。
もしYが空中で両手のフックを外さなかったら、千草は脳天から真っ逆さまにマットに激突し、頚椎を骨折していたかも知れない。
幸い、千草は背中と腰から落ち、最悪の事態だけは免れることができた。
しかし、受身を知らぬ少女が超高速スープレックスで(しかも、恐ろしいショルダー・アタックを二発もくらった直後に)硬いマットに叩き付けられたのだ。
そのあまりの衝撃に、仰向けになってのびてしまった千草はもはや戦闘不能の状態だった。
だが、そんな彼女に対し、Yはなおも残酷な攻撃を仕掛ける。
なんと、両足を揃えて高々とジャンプし、千草の無防備な腹の上に、全体重をかけて着地したのだ。
「ホゲェ〜ッ!」
ジャンピング・フットスタンプ!
とどめ、と言わんばかりのこの技をくらっては、千草が情けない悲鳴を上げてしまったのも無理はなかった。
香奈・こずえ「きゃーーーーーーっ!!」
マットから目を背けながらふたりは叫んでいた。血の叫び。
それは見てはならないものだった。だが見てしまった。それがあまりにも一瞬の
できごとだったからだ。
信じられない。だが全身を総毛立たせつ、香奈は祈っていた。
香奈(まさか…!?嘘ですよね…?立って!千草さまぁっ!!)
ホゲェーで3回は抜ける
?
150 :
アレ?? :04/04/19 19:25 ID:osqTfCYi
だが、千草の地獄はまだ始まったばかりだった。
フットスタンプをきめた直後、Yは間髪を入れずに彼女自身の血で顔面を真っ赤に染められ仰向けになってのびている美少女空手家の上に覆い被さり、素早くその右腕をチキンウイングに極める。
「ぎゃあああっ!」
千草の断末魔の悲鳴をかき消すように、やっとそのとき、真由子とまり子、そして真・自治会派の生徒たちの絶叫が体育館中に響き渡った。
「ひっ、卑怯者っ!」
「やめてっ、やめなさい!」
「バカぁっ!お、お姉さまに触るなぁ!」
だが、その罵声を耳にして顔を上げ、にやりと笑ったYの顔を見た途端、親衛隊の少女たちは恐怖のあまり凍りついてしまった。
それも無理はない。
Yの口全体に真っ赤な血がべっとりと貼りつき、しかも、赤い蜘蛛の巣のように絡み合った幾筋もの細い血が、彼女の尖った顎まで滴り落ちていたのだから。
元々、硬質な美貌の持ち主だけに、顔中を朱に染めて笑うその姿は、伝説の鬼女"般若"そのものであった。
そして、それに続く攻撃方法もまた、地獄の鬼もかくやと思われるものだった。
151 :
アレ?? :04/04/19 19:26 ID:osqTfCYi
Yは極めた千草の右腕の関節が折れ、腱が伸びきってしまう直前で力を緩め、千草に一息つかせたところで再び力を込める、ということを何度も繰り返したのだ。
「ぐっ!・・・・・・がぁぁ!・・・うああ・・・・・・ぎゃあっ!」
美少女空手家の悲鳴だけが、静まり返った広い会場に虚しく響く。
全身の骨をバラバラにされたかと思う程の威力をもつ殺人スープレックスで叩きつけられ、もはや戦闘不能状態の千草にとって、それはまさに拷問に等しい激痛であった。
これから逃れるには、ギブアップするより他に手はないだろう。
だが、ギブアップしようにも肝心のレフェリーが存在しないのだ。
それに、誇り高い千草が、汚い反則を犯した憎みて余りある敵に対して、自ら敗北を認めるはずがなかった。
そう、あの卑怯千万な"目潰し"さえなかったら、彼女の勝ちは確定していたのだから。
(ち、ちくしょうっ!ふ、ふざけやがって!こ、殺してやるっ・・・・・・)
胸の内で呪詛の言葉を吐き散らす千草。
だが現実は。
「あぎぃ!・・・・・・ががっ!・・・・・・あうう・・・・・・」
Yに肩やヒジはおろか手首までを完璧に極められた挙句、グリグリといたぶられ、ケダモノじみた悲鳴を上げることしか出来ないのだった。
152 :
アレ?? :04/04/19 19:26 ID:osqTfCYi
千草の右腕を殺したYは、流れるような動作で美少女空手家の身体の上を反転し、今度は左腕をアームロックに極める。
「がっ、ぐぁぁ!・・・・・・あぎぃっ・・・・・・」
「ちっ、千草ぁ!」
「千草ちゃん、しっかりなさいっ!」
親友、そして教え子が上げる断末魔の悲鳴に、真由子とまり子は泣きながら絶叫する。
こんな展開はまったくの予想外だった。
二人は、千草がやり過ぎることだけを心配していたのだ。
だが、これまで"学園最強"の名を欲しいままにしてきたクールな美少女はダメージのあまり今や俎の鯉も同然、反撃など到底不可能だった。
(ああ・・・・・・どうしよう・・・・・・こんなとき何とアドバイスしてあげたらいいの・・・・・・?)
まり子の懊悩を見透かしたように、そして、もはや死に体の千草に追い討ちを掛けるかのように、そのとき、生徒会の総帥・鬼龍院蘭子の声が響き渡った。
「ここで油断してはいけませんわ!なんといっても相手は大木千草ですのよ!回復したらどんな反撃があるか知れません!さあY、今のうちにこの生意気な女の手足を完全に使えなくしておしまい!」
その命令に力強く頷いたYは、嵐のような悲鳴の中、再び千草の料理に取り掛かるのだった・・・・・・。
香奈 「嘘……こんなことってありえないよ……」
香奈は呆けたようにつぶやいていた。
その瞳には、リング上の千草が美しい羽根を一枚一枚もがれてもがく蝶のように見えていた。
だかそのあるはずのない光景も、やがてとめどもなく溢れだしてきた涙にゆらゆらと霞んでいった…。
(なんちゃって)
154 :
名無しさん@ピンキー:04/04/21 19:59 ID:pwMAuaFd
ドミネートってどういう意味でしょう? わかりません。
……バキの愛読者だから空手家がレスラーに負けるのは…(涙)
私のような半端者は来ないほうがええのかな…
156 :
アレ?? :04/04/21 21:34 ID:seAM8VlQ
>>154さん
お気持ち、とてもよく判ります。
私自身、書いていて少し辛いものがあります。
身長・体重が同じならば空手家がレスラーに負けるはずがないのですから。
しかし、これはエロSS、しかも強い女を堕とすのがメインですので、
その辺は平にご容赦下さいますように。
>>153 香奈タン
毎回本当に有難うございます。
最近は読んでくださる方がめっきり少なくなってしまっておりますが、
変わらずに応援して下さる香奈タンの為にも、
なんとかメインの『奴隷調教編』めざして頑張ってみようと思います。
今夜はちょっと書けません。
次回またまとめて書き込みますので・・・・・・。ごめんなさい。
>>アレ??さん
今までROMってましたが、ちゃんと見てますよー
ここまで壮絶なエロさなので、勢いをじゃましちゃイカンと黙っておりました(笑
すいません。ボクもロム専で。
1日3回チェックしてます。
今日はたまたま夜中に目がさめたので4回。
奴隷調教編物凄い楽しみです。
>90年代にUインターや全日マットを席捲し、"殺人風車"の異名をとった、今は亡きアメリカ人レスラー
・・・オブラ○ト・・・(つдT)
懐かしいものを思い出させてくれて、ありがたう。
160 :
名無しさん@ピンキー:04/04/22 18:23 ID:6A55Ssak
>>155 ドミネート [dominate]
支配すること.優位を占めること.〈大〉
情報ありがとうございました。
>>156 『奴隷調教編』って…?
現在の四人を…ですか?
………駄目だ、蘭子を奴隷にしたい…醜女じゃなくて美女なんでしょ?
………ハッ! 四対四なんだから先に三勝したら…って、回避法あるな。スマソ。
161 :
香奈:04/04/22 18:39 ID:P3C701Fv
万が一、真・自治会が全敗するようなことがあっても……
あたしとこずえは、何があっても千草さまたちについていきます。
ていうか、全敗してくれんとお楽しみタ〜イムがないんだがw
全試合終わったら、番外編として蘭子の敗北もキボン
164 :
アレ?? :04/04/22 23:26 ID:/ikvJZbl
そして、数分後。
全校生徒が注視する、金網に囲まれたマットの中央で、千草は無残な姿を晒していた。
先程の久美と同じく、いやらしい白い紐ビキニのまま仰向けに大の字にされて寝転がされていたのだ。
と言っても、別に赤いビキニの美少女レスラー・Yが彼女を押さえ込んでいるわけではない。
それどころか、Yは真っ赤な血にまみれた口を歪ませて冷たく笑いながら千草を見下ろしていた。
そう、Yの恐るべきサブミッションで、手足はおろか全身のありとあらゆる関節を極められてしまった結果、指一本でも動かそうとするだけで千草の頭からつま先まで激痛が走り、とても動ける状態ではないのだ。
「ああ・・・・・・千草ぁ・・・・・・」
「ち、千草ちゃん・・・・・・」
「お姉さまぁ・・・・・・」
つい先程まで、クールな美貌に冷笑を浮かべ、Yを完全に圧倒していた千草が、あまりにも惨めな姿で横たわっている・・・・・・。
信じがたい光景を見せ付けられ、もはやすすり泣くことしかできない真由子とまり子、そして千草を女神のように崇めてきた親衛隊の少女たち。
しかし、次にYが抵抗できない千草に対してとった行動は、そんな彼女たちを再び絶叫させずにはおかなかった。
165 :
アレ?? :04/04/22 23:26 ID:/ikvJZbl
なんとYは、仰向けにされ、息も絶え絶えで苦痛に呻く千草の美貌の上に、あろうことかその右足を乗せたのだ。
「キャアーッ!」
「や、やめてえぇ!お、お姉さまにそんなことしないでぇっ!」
「お願いだから、もう・・・・・・うええぇぇ〜ん!」
自分たちの偶像をズタボロにされた挙句、文字通り裸足で踏みにじられるというショックに絶叫し、終には泣き崩れてしまう少女たち。
まり子らも堪らず目を伏せ、がっくりとうなだれてしまう。
そんな彼女たちを楽しげに見廻しながら、Yは大きな足の裏で、横を向いた千草の頬をムギュムギュとこね回した。
「ふふふ、よくもこの私をビビらせてくれたわね、"おおきいちぶさ"!このお返しはたっぷりとしてあげるから、覚悟しなさい!」
そう言って笑う口元から血を滴らせるYの姿はまるで夜叉そのもの、これにはさすがの大木千草ですら、全身が粟立つような恐怖と戦慄を覚えずにはいられなかった。
166 :
アレ?? :04/04/22 23:27 ID:/ikvJZbl
みなさん、有難うございます。
蘭子の調教・・・・・・いいアイデアですね!是非やってみたいと思います。
あと、このSS中の時期というか日にちなんですが、
「ちょうど明日からG.Wが始まる四月の末」ということにさせて下さい。
四月末で紐ブラ紐パンの白ビキニはさすがに寒くないっすか?
168 :
アレ?? :04/04/23 00:20 ID:YoCy2h31
>>167さん
まあ一応、冷暖房・温水プールまで完備の超ゴージャスな体育館の中ということで(汗)・・・・・・。
G.Wが近いのでついそう書いてしまいました。
169 :
アレ??:04/04/23 21:26 ID:YoCy2h31
実力では負けるはずのない相手の、子供だましの姦計にまんまと引っ掛かった挙句、思うが侭に顔を踏みにじられている・・・・・・。
惨めさと悔しさのあまり、千草の切れ長の目にうっすらと涙が滲んだ。
それを目ざとく見つけたYは、足の裏から伝わる美少女空手家の滑らかな頬の感触を楽しみながら、血まみれの口を歪めて冷たく笑う。
「あらぁ、泣いてるのぉ?クールな千草お姉さまともあろう者が、全校生徒の見てる前で泣いちゃうの?さっきまでの余裕はドコ行っちゃったのよ?
ふふふ、“ちぶさ”!そうやって今頃泣いて悔しがってももう遅いわ!教えてあげようか?“ちぶさ”、あんたの敗因はね、相手を舐めてかかったコトよ!
余裕コイてないで、せめてガードを固めていたら、こうも見事に“目潰し”なんぞの直撃をくらうコトはなかったのにねえ?“ちぶさ”!
ふふふ、なんて惨めな姿なの!ねぇ“ちぶさ”、そう思うでしょう?なんとか言ったらどうなの?
別に、“あごに針金が入ってる”ワケじゃないんだから、話すコトくらいできるでしょう?えっ、“ちぶさ”!」
(ち、ちくしょう・・・・・・っ!)
顔を踏みつけられながらネチネチと揶揄されるという屈辱のあまり、思わず身体中の痛みを忘れて、Yの足首めがけて手刀を放とうとした千草だったが、僅かに腕を動かしただけで、次の瞬間ギャッと叫んで全身を硬直させる。
脳天からつま先までを、電気がスパークするかのように激痛が走りぬけたのだ。
そんな彼女の情けない姿を見て、Yはケラケラと笑い転げた。
「あっはははは!“ちぶさ”、あんたバカでしょ?今、自分の身体がどんな状態なのか、もう忘れちゃったの?だけどまあ、反撃しようとする元気があるのは頼もしいわ!やっぱりそうこなくちゃ面白くないもの!
残り23分・・・・・・たっぷりと楽しませていただこうかしら!」
170 :
香奈:04/04/24 18:10 ID:F+2Vhfh3
信じられないといった表情のこずえが、香奈の肩を何度も揺さぶった。
こずえ「ねえ、香奈っ……、千草さま、蘇るわよね……!?そうでしょ!?」
香奈 「わ、わからないわ……そんなのっ……!こんなの、もういやぁっ」
両手で顔を覆いながら何度も首を横に振ると、香奈は涙ながらに声を振り絞った。
学園のヒロインたちのむごたらしい仕打ちを受ける姿なんてもう見たくない。
マットから目を背けたきり泣きじゃくる香奈は、残りの23分が一秒でも早く
終わることを祈るばかりだった。
(あんまり殺伐としてくるのはつらいですね)
>170
前後の繋がりに必要な情報は文章の中にきちんと入っているのに
台詞の「」の前に名前いれとくのは何か理由があるんすか?
せっかくの名文がそこだけ幼稚くさくなっててもったいないっすよ
172 :
170:04/04/24 21:49 ID:F+2Vhfh3
>>171さん
えっと、自分は単なるアレ??さんの寄生虫なので、偉大なるSS書きの
アレ??さんの記事と区別してもらえるようにわざとト書き風にしておりました。
でも、もしアレ??さんがオッケーなら、‘香奈’のコテハンを名乗ると共に
観客席の実況中継風に、二元SS(?)みたいにしても良いですか?
173 :
170:04/04/24 21:58 ID:F+2Vhfh3
何度もすみません
あと、かけあいの手がかりになるようなヒントが
少しでもあると助かります(汗)>アレ??さま
>170
コテハン名乗っとゃアレ??氏と区別つくじゃない
ト書きの必要はないと俺も思うが
175 :
154&160:04/04/25 22:37 ID:8H7U7aiU
なんか来ないほうがいいかな、なんて書きましたが、
Yがあっさり千草のほうが実力は上と認め、油断で負けたことを教えてあげたことや、
私が気の強い娘を屈伏させる話が好き、ムチムチ系お姉さま好きということもあって、
先日まで頭の中で「空手が負けてたまるかァッ!」と叫んでいた末堂が出て行きました。
アレ??さん、これからも頑張ってください。続き、期待してます。
176 :
アレ??:04/04/25 23:50 ID:D0UqbAja
>>172-173 香奈タン
そんな、寄生虫だなんて自分のことを卑下しすぎですよっ!
じつは、香奈タンの反応を楽しみに書いている部分もあるわけでして、いい刺激というか、活力源になっています。
『二元SS』いいですね!できるだけヒントを多く書いていきたいと思いますので、どうぞ宜しくお願いします。
>>175さん
有難うございます。頑張りますので、これからも応援してくださいね。
ところで、少し残念なお知らせがあります。
G・Wの間は書き込みができません。でも、それまでにあと2、3回分は書いてから行きたいと思っています。
177 :
175:04/04/26 07:31 ID:bNOoKXdF
そうですか…
でわあと2,3回、がんがってください。
これからも応援してます!!
>>78 通して読みました。
くーっ、言葉責めがツボです。(・∀・)イイ!
>もちろん、"堕とす"ことがメインであることは間違いありませんので、どうぞご期待下さい。
わーい、バトルのシーンは血が出たりして痛そうなので斜め読みしてますが、そんな読者でもかまわないでしょうか。
なんかワクワク(*゚∀゚*)しちゃいます。
179 :
アレ??:04/04/29 19:48 ID:PhP8BNs3
相変わらず千草の端整な顔を大きな足で踏みつけながら、Yが楽しげに笑う。
「ふふふ、考えてみたら随分とおマヌケな話よね?“ちぶさ”!
あの可哀想な“ちくび”ちゃんの仇を討とうとして、こうも見事に返り討ちに遭っちゃうんだから!」
(ああっ・・・・・・久美ぃ・・・・・・)
その瞬間、美少女空手家の脳裏に、先程の久美の惨めな姿が甦ってきた。
と同時に、“自分もあんな屈辱的な目に遭わされるのだ”という恐怖に、千草の身体がギクリと硬直する。
「ふふふ・・・・・・どうやら自分の置かれている状況をやっと理解したらしいわね、“ちぶさ”!
そうよ!“学園最強のクールな大木千草お姉さま”に、これからたぁっぷりと、全校生徒の前で生き恥を晒してもらうのよ!」
そう言うYの足は、千草の顔から離れて、彼女の豊かな胸を包む(といっても乳首の部分だけしか隠していない)マイクロブラの紐の辺りにゆっくりと移動した。
その途端、予告された恐怖に逆上した千草が上ずった声で叫んだ。
「や、やれるもんならやってみろ!そんな目に遭うくらいなら、舌を噛んで死んだほうがマシだ!」
だが、その言葉を聞いたYは、年上の少女をたしなめるかのように冷静に口を開く。
「ふぅん。ま、プライドの高いあんたならそう言うと思ったわ。でもね、“ちぶさ”。あんたは死ねないわ。
だってあんたはそんなに“薄情”な人間じゃあないでしょう?」
「・・・・・・・・・・・・?」
180 :
アレ??:04/04/29 19:49 ID:PhP8BNs3
いきなり出てきた“薄情”という言葉の意味が理解できずにいる千草に、Yがゆっくりとした口調で言い聞かせる。
「いいこと?“ちぶさ”。“人がひとり死ぬ”ってことは、とんでもない大事件なのよ?それは解るわね?
もしあんたが死んだら、当然、警察がこの学園にやって来て捜査するわ。
その結果一番困るのは・・・・・・
あんたの大好きなまり子先生よ!」
その名を聞いた途端、千草はビクッと身体を震わせる。
そんな彼女の大きな胸をムギュムギュと楽しげに踏みつけながら、Yは言葉を続けた。
「だってそうでしょう?教師という立場にありながら、こんなバカげた試合を止めるどころか、自分から選手として参加しているんですもの!
ま、赤いまり子というバカ女が、日本中のありとあらゆるマスコミやメディアから叩かれまくることは目に見えてるわね!
それに、そのドサクサに紛れて“ちくび”ちゃんの恥ずかしい映像がネットに流出しちゃうかも知れないわよ!
・・・・・・ふふふ、これで解ったでしょう“ちぶさ”!あんたが死んだら、あの二人の人生もお終いなのよ!どう?これでもまだ死にたいのかしら?」
恩師、そして親友のためには命より大切な“誇り”を護る為に死ぬことさえ出来ず、ただ、あまりにも惨めな辱めを受けるしかない・・・・・・。
絶望と恐怖のあまり、千草のしなやかな身体が、誰の目にもはっきりと判るほどに、ガクガクと震えだし、その切れ長の目からは、止めどなく涙が溢れるのだった。
181 :
アレ??:04/04/29 19:53 ID:PhP8BNs3
>>178さん
有難うございます。これからも応援して下さいね!
はぁ〜間に合った・・・・・・。
では行ってきます。
182 :
アレ??:04/04/29 19:57 ID:PhP8BNs3
しまった・・・・・・。急いでたもので・・・・・・。
『赤いまり子というバカ女が・・・・・・』
↓
『“赤井”まり子というバカ女が・・・・・・』です。
まさか・・・w
>>181 どこにも行くなぁ〜!
なんて・・・。
早く帰ってきてね。
I LOVE YOU
( ゚ Д゚) …………
( つ旦O
と_)_)
_, ._
( ゚ Д゚) ガシャ
( つ O. __
と_)_) (__()、;.o:。
゚*・:.。
186 :
香奈:04/04/29 22:19 ID:x5E3+Yjq
>>184 ん!?最後のセリフ…聞き捨てならない!!
アレ??さんは香奈だけのものなんですからね!!
(やっぱり……)
リング上のやり取りを耳にしていた香奈には思い含むものがあった。
同級生とはいえ憧れの君である大木千草。その彼女をいつも遠くから見続けてきた香奈
である。
ひょっとして、まり子先生に想いを寄せているのでは……
千草見たさにいつも空手部の稽古を見学していた香奈は、ふとそう感じることがあった。
クールで男勝りが身上の千草が美しい恩師を見詰めるときに垣間見せる純真な横顔は、
彼女が師弟を超えた感情をまり子先生に抱いていることを感じ取らせていたのである。
「こらーっ、Y!!あんた、千草さまのどこ踏んでるのよーっ!?」
あいかわらず声を限りにがなり立てるこずえには同調する気にはなれなかった。
負けることへの恐怖?
いいえ、違う。
香奈には千草の涙の意味が痛いほどわかっていたからである。
(千草さま……、耐えてっ!まり子先生や、久美のためにも……)
祈るように組んだ香奈の両手には、ポタポタと垂れ落ちるものがあった。
(ちょっと解釈違ってたかも……汗)
187 :
178:04/04/30 19:41 ID:zuE54VGj
>>181 こちらこそどうぞよろしくお願いします。
>恩師、そして親友のためには命より大切な“誇り”を護る為に死ぬことさえ出来ず、
>ただ、あまりにも惨めな辱めを受けるしかない・・・・・・。
きゃー、もうたまりませんね。ドキドキ。
188 :
名無しさん@ピンキー:04/05/09 11:15 ID:hLbZLs9l
あげ
189 :
アレ?? :04/05/10 19:12 ID:G1gNV9xT
「ふふふ・・・・・・どうやら観念したようね、"ちぶさ"?それじゃあそろそろ始めようかしら!」
先程までの勢いはどこへやら、あまりの惨めさと約束された恐怖にすすり泣く千草の美貌を楽しげに見下ろしていたYは、美少女空手家のマイクロブラの紐を挟んだ足の指をゆっくりと動かす。
「キャーッ!」
「や、やめてぇ!やめてよおっ!」
その途端、親衛隊の少女たちの絶叫が体育館中に響き渡った。
さらに、その悲鳴を打ち消すかのようなひときわ大きな声。
「きっ、鬼龍院さん!も、もうやめさせて!勝負はついているじゃありませんか!」
もちろん、これは生徒たちの尊敬を一身に集める美しい古文教師・赤井まり子の涙ながらの絶叫だった。
あの誰よりも誇り高い千草が、自分の為に死にも勝る屈辱を甘んじて受けようとしている・・・・・・。
教え子を思う気持ちの人一倍強いまり子に、そんな状況が看過できるはずがなかった。
さらに。
女子高から女子大、そして母校の教師と、"女の園"だけで青春を過ごしてきたまり子にはよく判っていた。
そう、普段はクールで男勝りな長身の美少女が、自分に対して密やかな思慕の念を抱いているということを・・・・・・。
190 :
アレ?? :04/05/10 19:13 ID:G1gNV9xT
もちろん、千草がまり子に対して抱いている感情は、決して肉欲的な同性愛ではない。
それは、周りに同性しかいないという特殊な環境で思春期を迎えた少女たちが必ず罹る熱病のようなものに過ぎなかった。
特に、この学園は男子禁制の全寮制ミッションスクールであり、校長をはじめとする教師や関係者たちは全て女性のみで構成されている。
唯一の例外は、敷地内にある礼拝堂の年老いた神父だけなのだが、その彼とても午後五時になれば、数キロ離れた学園側が用意したマンションへと帰ってゆくのだ。
この学園以上に"女の園"の名にふさわしい場所はそうあるものではなかった。
そこに生活する全ての生徒たちの憧れの存在、まり子先生の必死の哀願に、生徒会の総帥・鬼龍院蘭子は冷たく笑いながら答える。
「ホホホ、そうですわねぇ・・・・・・わたくしとしては、この試合に勝てればそれで充分なのですけれど、闘っているのはYさんですからねぇ?彼女に訊いてみませんとね。
・・・・・・いかがかしら、Yさん?最前"あなたを殺さんばかりの恐ろしい攻撃を仕掛けた"この大木さんを許してさしあげる気持ちはございますかしら?」
わざとらしい蘭子の問いかけに、Yはゆっくりと首を振って答えた。
「いいえ、蘭子さま。この"ちぶさ"だけは、先程の"ちくび"など比べものにならないくらいの生き恥をかかせてやらなければ、到底おさまりませんわ!」
そして、なおも無駄な哀願をしようと口を開きかけたまり子と真由子を睨みつけながら言葉を続ける。
「そこの二人は黙って見てなさい!もし、今度口を開いたら・・・・・・
"ちぶさ"の高い鼻がペチャンコに潰れることになるよ!」
191 :
名無しさん@ピンキー:04/05/11 00:34 ID:6I+ozdOD
遅まきながらキタ━━━━ヽ(゚∀゚ )ノ━━━━!!!!
いよいよ羞恥責めのゴングが鳴ったわけですな。
これからの展開に期待あげ
192 :
香奈:04/05/11 01:22 ID:+MJFGQ9n
まり子も真由子も怯えたように口をつむいでいるようだった。
だが親衛隊たちは黙っていない。
「きゃーーーっ!!」
大木千草は学園のシンボル。全校憧れのヒロインなのである。
彼女の美麗な鼻筋を潰されるということは、学園の少女たちの心のよりどころを
潰されるのに等しい。
「や、やめてっ!!千草さまのお顔だけは!!」
それまでどうにか冷静に試合を見守ろうとしていた香奈でさえ
狂ったように取り乱し、絶叫をほとばしらせるのであった。
(いまいちでごめんなさい)
×まり子も真由子も怯えたように口をつむいでいるようだった
○まり子も真由子も怯えたように口をつむいでいるようにみえた
前々から思ってたが、あくまでも観客視点でお願いできないものか
それともまり子や真由子の気持ちが香奈タンには手に取るようにわかってんの?
194 :
192:04/05/11 22:35 ID:+MJFGQ9n
>>193さん
ごめんなさい。おっしゃる通りです。
アレ??さんにもごめんなさい。
そういった視点を理解していない上に
余計な事柄まで書きました。
192の書き込みは取り消します。
本当にごめんなさい。
>194
そんな恐縮せんでも…
すでに漏れの中ではアレ??氏と香奈タンはセットだしw
196 :
アレ?? :04/05/11 23:53 ID:o7yUvTE8
そうですよ!謝ることなんて何もありませんよ。
私自身、香奈タンのレスを読むのが毎回楽しみなんです。
そこから今後の展開をいろいろと考えたりもしてるんですよ。
現に今、香奈タンのアイデアである千草×まり子先生のレズ調教シーンを妄想中ですし。
ほんと、気にしないでこれからもよろしくお願いしますね!
197 :
アレ?? :04/05/12 20:10 ID:L2Q7WlGg
Yの恐ろしい宣告を耳にしたまり子と真由子は、泣きじゃくりながら固く目を閉じ、がっくりとうな垂れてしまう。
それは、先程久美が信恵(Z)にさんざん嬲られていたときの姿勢とまったく同じであった。
まさか"学園最強の女"である大木千草を送り出したこの第二試合でも、こんな惨めさと悔しさを味わわねばならぬとは・・・・・・。
再び目の前で仲間をいたぶられながら、彼女を救うことはおろか声すらも掛けてやれぬという情けなさに打ちひしがれる二人の様子を見て楽しげに笑ったYは、ゆっくりと視線を下におとした。
仰向けで大の字にされた千草は、今やすべてを諦めきったように泣き濡れた目を固く閉じ、口を真一文字に結んで歯を食いしばっている。
「ふふふ、いい覚悟ね、"ちぶさ"!」
そう言うが早いか、Yは美少女空手家のマイクロブラに掛けていた足を思い切り上に振り上げた。
ブルルンッ!
途端に、千草の大きな、それでいて形の良い二つの胸の膨らみがまろび出る。
「きゃあーっ!」
「いっ、いやぁぁっ!」
親衛隊の絶叫に包まれたマットの上で、千草の胸をムギュムギュと踏みつけながら、冷酷な美少女レスラーは大きな口を開けて嘲けり笑った。
「まあ!さすがは"ちぶさ"というだけあるわね!何て素敵なおっぱいなの!
仰向けになっていても、ぜんぜん形が崩れないわ!
それに、このピンクの乳首!普通、チチがデカい女は乳輪もデカくて興醒めなんだけど、あんたの乳輪は小さめでとっても綺麗よ!
でも、乳首はやっぱりさっきの"ちくび"ちゃんよりも大きくて長いのねぇ?弄りがいがあって嬉しいわぁ!」
自分を女神のように崇める親衛隊の前で無様な姿を晒した挙句、胸の形を年下の相手に思うがままにいやらしく批評されている・・・・・・。
誇り高い千草には到底これが現実の出来事とは信じられなかった。
くくっ
これからこれから、楽しみですぅ
199 :
名無しさん@ピンキー:04/05/15 02:49 ID:0D9nEuQO
FLH1Aau243.osk.mesh.ad.jp (大阪)
203.136.206.243
Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.1; .NET CLR 1.0.3705; .NET CLR 1.1.4322)
ホモ野郎のこいつ潰せ!!マジキモイ!!
本編も素晴らしいんだけど観客の香奈とこずえが
「男塾」の富樫と虎丸を思い出させてなんかオモロイ。
とりあえずあたしゃ千草×まり子先生のレズ調教まで
ついていきますんで。
201 :
香奈:04/05/15 20:17 ID:CcPTJ5pB
「千草さま、耐えてっ……!!」
香奈は涙にのどを詰まらせて言った。
「そのかわりあたくし達、どこまででも付いていきますっ!ねっ、こず……え??」
肩を揺すったのに返事のない親友を見て、香奈はあ然とした。
相変わらず能天気なこずえが、特大プリンのようにぷるん…と踊る千草の美乳に
すっかり心を奪われている様子だったからである。
「あんた、こんな深刻な時にどこ見てんのよっ!?ばかっ!」
あきれた香奈は、ぽーっとしたままのこずえの太ももを思い切りつねる。
ぎゅうっ。
「いてててて!ご、ごめんっ……」
この凸凹コンビは、最後まで千草とまり子先生についていくということが、
自分たちにどんな運命をもたらすかなど考えてもみなかった。
(香奈たちもドミネート編に連れてってくださいね)
202 :
アレ?? :04/05/17 21:52 ID:Na06vkPM
千草の美しい胸をたっぷりと観賞したYは、奪い取った白いブラで、血まみれになった口の周りを丁寧に拭い、
「汗くさいわね!」と笑う。
そして、いよいよ肝心の場所へと足を伸ばしてきた。
そう、美少女空手家の大きく開かされた股間のデルタ地帯をかろうじて隠している、小さなパンティの紐に再び足の指を掛けたのだ。
そうしておいて更に、会場中に響き渡るほどの大声を張り上げる。
「さあ、撮影担当のセンパイがた、準備はいいかしら?いよいよあの"学園最強"の大木千草お姉さまが、全校生徒の見ている前で素っ裸になるのよ!
この決定的瞬間を撮り損なったりしたら、承知しないわよ!」
哀れな生贄に、わざわざカメラの存在を意識させようとするその声に、千草は泣き濡れた美貌を真っ赤に染め、固く目をつぶり、歯を食いしばる。
(しっ、死にたい・・・・・・いっそ、殺してくれぇ・・・・・・)
手足の自由を奪われ、衆目の中で全裸に剥かれるという羞恥のあまり、死を請い願う美少女空手家だったが、彼女には自殺する自由さえもない。
千草の死は、もはや彼女だけの問題ではなく、大切な恩師と親友の人生に直結しているのだ。
(ああっ・・・・・・久美ぃ・・・・・・まり子先生・・・・・・)
固く閉じた瞼の裏に、先ほど見た二人の泣きじゃくる顔が浮かぶ。
(が、我慢しなければ・・・・・・ま、まり子先生・・・・・・オレ・・・・・・貴女のためなら・・・・・・耐えられる・・・・・・いや・・・・・・耐えてみせます・・・・・・)
誰よりも大切な人たちのために、哀しい自己犠牲の精神を発露する千草。
その覚悟の程を試すかのように次の瞬間、Yが大声で叫んだ。
「さあ!みんなよく見なさい!これが学園最強の女・千草お姉さまのおまんこよぉっ!」
203 :
アレ?? :04/05/17 21:54 ID:Na06vkPM
>>201 香奈タン
毎回ほんとに有難うございます。
えっと、お世話になっている香奈タンには本当に言いにくいことなのですが、たったひとつだけお願いが・・・・・・。
このSSの内容が内容だけに、あまり富樫・虎丸みたいな方向へ行ってしまわれると少し書きづらくなってしまいますので、あともうちょっとだけシリアスな線でお願いします。
そう、
>>170くらいの感じで・・・・・・(あの二人の会話には萌えました)。
わがまま言ってすみません。
あっ、わがままついでにもうひとつだけ。
香奈タンとこずえちゃんのビジュアルや身長、スリーサイズを詳しく教えて頂けたら今後執筆する上で非常に助かります。
是非お願い致します。
>香奈たちもドミネート編に連れてってくださいね
もちろんです!当然ですよ!でも・・・・・・行ったが最後とんでもないコトになっちゃうから、その覚悟だけはお忘れなく。
>このSSの内容が内容だけに、あまり富樫・虎丸みたいな方向へ行ってしまわれると
やっぱしね
漏れもちょっとそう思ってた
いつも支援してる香奈タンに悪いし言いづらかったんだが
しかしここの住民の年齢層は「富樫・虎丸」だけですんなり
通じてしまうのだなあ・・・(遠い眼で昔を懐かしむ)
全然ワカラン世代もいるよ
ぐぐってみて「男塾」のキャラらしい事を認識してるだけw
207 :
香奈:04/05/19 22:08 ID:f623Ncej
「ひどいっ……」
香奈はそれまで自分の涙を拭っていたハンカチを口惜しさに噛みしばっていた。
どこまでもふてぶてしいあのYが、こともあろうに敬愛する千草のブラで自分の鮮血を
拭い捨てたのが許せなかったのである。
学園の美の象徴でもある千草。その純白の衣装をけがらわしい血で汚すとは。
しかもあの誇り高き千草がYの口汚い言葉で罵られても目をつぶったままピクリとも
動こうともしない様子。
(ああっ、千草様……。久美やまり子先生のことを思ってらっしゃるのね……)
親衛隊として誰よりも千草の隠れた人柄を知る香奈である。辱めを覚悟した千草の心中を
思うと熱い涙がもう止まらなかった。
「ち、千草さまぁ……、ううっ、ひっく……ひっく……」
こずえにいたってはもうリングを正視することすらできず、上体を伏せたまま泣きじゃく
るばかり。
(え、Y……!?まさか、千草さまのもっとも大切な場所まで曝すつもりなのっ!?)
不敵に笑うYが千草のパンティに足指をかけるのを見て、香奈は絶句した。
「────っ!!」
208 :
香奈:04/05/19 22:21 ID:f623Ncej
>>アレ??さん
てっきり富樫・虎丸路線にすれば良いのかなと勘違いしてしまい失礼しました。
SSなどまるで書いたことのない自分がアレ??さんの構想の邪魔をしてはいけませんので
これからはもし書けない時は無理して書かないようにしますね。
香奈・こずえの容姿については特に考えていませんでした(汗。
しいて最近はじめて見たアニメの「プリキュア」で言えば、香奈がおっとりタイプの眉毛、うっかりタイプのこずえが茶髪……という感じでしょうか(汗。
ドミネート編、もちろん覚悟できております。どうかこれからもよろしくお願いします。
209 :
アレ?? :04/05/20 21:47 ID:eGOtVu1V
次の瞬間。
それまで千草のデルタ地帯をかろうじて隠していた白い布が、いとも簡単にむしり取られた。
その途端に、親衛隊の少女たちから悲鳴と絶叫が沸き起こる。
それも当然だろう。
彼女たちの憧れの存在である大木千草が、憎い敵、しかも、年下の少女の足元で大の字に転がされ、その美貌を踏みつけられながら散々揶揄された挙句、とうとう一糸まとわぬ素っ裸にされてしまったのだから。
信じがたい光景を見せ付けられ泣きじゃくる少女たちと、がっくりとうなだれてすすり泣く真由子とまり子を見て、満足げに頷いたYは、全裸の千草の股間に目をやると、大声で嘲笑った。
「な、なぁ〜によコレ?"ちぶさ"あんた、海苔でも貼り付けてるのぉ?」
その声に、千草の美貌がうなじまで真っ赤に染まり、固く閉じた切れ長の目から涙がポロポロとこぼれる。
大スクリーンにどアップにされた美少女空手家の秘丘は、先ほどの久美とは違い、マイクロパンティに隠れる部分の陰毛が長方形に剃り残されていた。
だが、元々陰毛の濃い体質の千草のそれは汗でべっとりと肌に張り付いてしまっており、Yの言った通り、まさに"海苔"のようになっていたのだ。
「あはははははっ!み、みんな、コレが見えるかしら?このみっともない海苔みたいのが、学園最強の女・千草お姉さまのマン毛よっ!あはははは!」
げらげらと笑いながらしゃがみ込んだYは、あろうことか千草の陰毛に右手を伸ばし、数本の縮れ毛を指でツンツンと引っ張る。
「ふふふ、長いマン毛ねぇ!まるで髪の毛の長さに比例しているみたいだわ!」
確かに、まっすぐに伸ばされた縮れ毛の長さは5、6センチほどあった。
(し、死にたい・・・・・・殺せっ・・・・・・頼むから・・・・・・殺してくれぇ・・・・・・)
花恥じらう17歳の乙女の身で味わわされる極限の羞恥に、先ほど"耐えてみせる"と誓った千草の決心は早くも揺らぎ始めていた・・・・・・。
210 :
アレ?? :04/05/20 21:48 ID:eGOtVu1V
>>208 香奈タン
いえいえ、こちらこそ大変失礼致しまして本当に申し訳ありませんでした。
これからも、今までと変わらずご支援・ご声援下さいますよう、どうか宜しくお願い致します。
211 :
香奈:04/05/21 21:41 ID:GV2TlSwG
「いやーーーーーっ!!」
どっと沸きあがった会場の悲鳴に、思わず面を上げたこずえはまともに見てしまった。
学園の美神、千草がとんでもない辱めを受ける姿を。
「いやぁっ、香奈っ……、もうやめさせるわけにはいかないのっ、この試合……!?」
香奈にすがりつき制服の夏服をグイグイと手繰りこむ。
だがそれまでどうにかリング上の出来事を見守っていた香奈も、千草の沈痛の表情を見る
にいたって、もはや絶望に暮れ果てていた。
「そんなのわからないっ……。もう、いやっ……!久美ばかりか千草様までっ……」
涙に濡れた顔を両手で覆い、くなくなと首を振るしかなかった。
代われるものなら代わってさしあげたい。
全校生徒の前で生き恥をさらす千草の胸中を想うと、香奈の小さな胸は張り裂けんばかり。
(アレ??さん、これからも頑張ってね)
>くなくなと首を振るしかなかった
……。
213 :
アレ?? :04/05/24 20:49 ID:QbaOpLmT
だが、千草の地獄はまだ始まってもいなかったのだ。
泣き濡れた目を固く閉じ、必死に唇を噛みしめている美少女空手家の陰毛を楽しげにツンツンと引っ張っていたYは、今度は数十本もの毛を長い指に絡め、じわじわと引っ張る。
「・・・・・・・・・・・・っ!」
年下の美少女の恐ろしい意図を理解した千草だが、だからといってそれを止める術はない。
彼女に出来ることは、ただ歯を食いしばり、惨めさと悔しさ、そして痛みに耐えることだけだ。
そして。
ブチブチブチッ!
親衛隊の悲鳴の中、千草の陰毛が大量に引き抜かれた。
激痛、そしてそれ以上の精神的苦痛に美少女空手家の美貌が歪む。
だが、たったそれだけのことで済ますYではなかった。
この憎むべき15歳の美少女レスラーは、なんとその毛を仰向けで大の字にされた"元の持ち主"の美貌のほんの20センチ上あたりまで持ってきたのだ。
そして、その陰毛を、学園最強の女・大木千草の鼻先にパラパラと落としたのだった。
「―――――ッ!」
目を閉じていた為、それをまともに受けてしまった千草は、Yや蘭子が爆笑する中、気が狂ったように顔を左右に振り、自分の縮れ毛を払い落とそうとする。
だが、何本かは汗まみれの美貌にしっかりと貼り付いてしまっており、何とも珍妙かつ滑稽な彼女のどアップが大スクリーンに映し出される結果となってしまった。
「あはははは!おっかしぃ!どう?"ちぶさ"マン毛を顔に貼り付けた気分は?あはは、なかなか似合ってるじゃないの!ホント、美人は得よねえ!」
「くううっ・・・・・・・・・!」
Yの哄笑に、キリキリと歯を噛み鳴らす千草だったが、決して口を開こうとはしなかった。
千草には解っていた。
だからこそ、必死に耐えているのだ。
そう、一度口を開けば、その瞬間に惨めな嗚咽が漏れてしまうであろうことを・・・・・・。
(ど、どんな惨めな目に合わされようと・・・・・・オレは、みんなの見ている前で見苦しく泣き喚いたりすることだけは、絶対に・・・・・・絶対にしないっ!)
名スレです……!
ぜひこの調子で頑張ってください。
アレ??さ〜ん
最近細切れすぎませんか?
いつも抜く前に終わっちゃうんですけど・・・
つーか、段々と不定期連載になってる気がw
壮絶なシドミード、というネタを今思いついた。
だからなんなのかと問われるとたいへん困りますが……
218 :
アレ?? :04/05/25 21:11 ID:CXJHmca7
全校生徒の注視する中で、大の字で仰向けに転がされ全裸に剥かれただけでも耐え難いのに、その上さらに陰毛をむしり取られた挙句、それを顔に振り掛けられる・・・・・・。
羞恥と屈辱の極限を味わう千草であったが、まだ最後の矜持が残っていた。
自分は実力で敗れたわけではない。卑怯極まりない策略さえなければ、Yなどは最初から相手ではないのだ。
そんな相手の見下ろす前で、そして何よりも、自分を学園の救世主と仰ぐ親衛隊の前で、惨めに泣き喚くことなど彼女の高すぎるプライドが許さないのだ。
だが。
Yは美少女空手家のそんな気持ちなどとうにお見通しだった。
(ふふふ・・・・・・普通これだけやられたらビービー泣きまくってるトコだけど、さすがは大木千草だわ!悲鳴ひとつ上げないなんてまったく大したものね!だけどまあ、それもムダな抵抗に過ぎないんだけどね!)
にやりと笑った美少女レスラーは、もう一度右手を哀れな生贄の秘丘に伸ばし、再び指に陰毛を数十本絡めるやいなや、思い切り引き抜く。
ブチブチブチィ!
「・・・・・・・・・・・・っ!!」
ここまでは先ほどと変わらなかったが、その先のYの行動は観衆の誰一人として予測できないものだった。
219 :
アレ?? :04/05/25 21:12 ID:CXJHmca7
なんと、彼女は引き抜いた長い縮れ毛を、筆の穂先のように一まとめにすると、その先を美少女空手家のツンとした形の良い鼻の下に持ってきたのだ。
(やっ、やめろぉ!)
敵の意図を悟り、必死で顔を左右へと振り立てる千草。
(やめろっ、頼むからやめてくれぇ!そんなことされたらオレは・・・・・・)
だが、所詮は頭部しか動かせない身体である。抵抗むなしく結局は、自分自身の恥ずかしい毛の穂先で鼻の穴を捉えられてしまった。
そして。
コチョコチョコチョ・・・・・・。
束になった陰毛の先で、鼻の穴をくすぐられてしまっては、さすがの千草もそのくすぐったさと惨めさに耐え切ることは不可能であった。
「ぷっ・・・・・・」
まず、それまでスッポンのように必死で噛み合わせていた口から空気が漏れる。
その一瞬ののち、半開きになった唇がワナワナと震え・・・・・・。
「ひっ!ひぐっ、うええっ・・・・・・」
学園の救世主・大木千草の、子供のように泣きじゃくる声が体育館中に響き渡ったのだった。
「えっぐ、ひぐっ・・・・・・ふええぇん・・・・・・うぁあああん・・・・・・!」
220 :
アレ?? :04/05/25 21:13 ID:CXJHmca7
>>215さん
ごめんなさい。最近ホントに忙しくて・・・・・・。でも、出来るだけ頑張ってみますので、応援してくださいね。
>>217さん
『ブレードランナー』のデザイナーですね?
あの作品の最終版はどうでもいいのでオリジナル版を是非DVD化して欲しいものです。
待ってましたー!( ;´Д`)ハァハァゴチソウサマデス
222 :
香奈:04/05/25 23:13 ID:7zvvvYCw
(ああ、千草さま……耐えてらっしゃるのね……)
どんな辱めを受けようと、どこまでも潔く凛々しい千草なだけに、香奈もますます悲しみを募らせていた。
屈辱に震えるその口元を見れば、仲間を庇おうとする彼女の悲壮な決意と苦しみが手に取るようにわかっていたからである。
(……待って。でもそれほどまでに意志の強い千草さまなら……!)
ふとそう思った香奈は、「ううっ、ひっく……ひっく」と傍らで泣き崩れているこずえを揺さぶり叱咤した。
「こずえっ、泣いちゃダメ!千草さまは反撃のチャンスを伺ってるのよっ……!!」
半ば自分にそう言い聞かせて香奈はリングを刮目した。
どんな目に合おうともあの千草さまが心で負けるはずがない。
しかし……。
全学園女生徒たちの心の支えでもあるあの気高き美少女が無様に泣きじゃくる姿に、さすがの香奈も決壊した。
「ああっ……、もう駄目っ……!!」
>>212さん
アレ??さんと違ってド素人なんです。下手クソだからっていじめないでね(汗)
223 :
215:04/05/25 23:50 ID:yT+CjgXv
もちろん、応援は続けますから頑張ってね。
224 :
212:04/05/26 19:36 ID:lFPcEh8B
>222
いじめたとか晒したとかいうつもりじゃないんですけどね
俺のレスを目に留めておいてくれたならオーケーです
ついでにいえば、あなたは謙遜しすぎです
それにあなたが思っているほどアレ??氏は玄人ではない筈です
アレ??氏最大の凄みは長期に渡って連載し続けているその根気
であって、文章力自体はけっこう月並みなのでは……
あなた自身にも秘めた文才がありげなんだし、がんばってください
>224
あんた何さま?
すっげー偉そうなんだけど。
226 :
香奈:04/05/27 02:57 ID:PqxbuXY5
>225さん
怒らないで!ろくに意味も知らないで不適切な言葉を選んだ自分が悪いんですm(_ _)m
224さんもふがいない自分を励ましてくれたわけですし……。
夫人は、津山が押しつけてきた股間の肉塊を、すぐに口に含んでしゃぶり始めた。
うっとりと眼を閉ざし、荒々しい鼻息を洩らしながら、くなくなと火照った顔面を
揺らして、舌をからませたり、強く吸いあげたりする。
「くなくなと首を……」は、ある作品にこんな表現があったのをたぶんうろ覚えで
使ってしまいまったんです。でもこれ、よく読んだらフェラチオ動作だったんですね。
お恥ずかしいです。
227 :
アレ?? :04/05/27 20:16 ID:zL1jte2H
あの学園最強と謳われた大木千草が、素っ裸で仰向けに大の字に転がされ、自分自身の縮れ毛を貼り付けられた美貌を歪め、玩是ない幼女のように大声で泣きじゃくっている・・・・・・。
あまりのことに、それまで泣き喚いていた親衛隊の少女たちもすっかり茫然自失の態だ。
そしてそれは、まり子と真由子も同じであった。
(ち、千草ちゃん・・・・・・)
(千草ぁ・・・・・・どうして・・・・・・こんなことに・・・・・・)
固く目を閉じ下を向いていても、千草の泣き声だけは容赦なく耳にとび込んでくる。
彼女と付き合いの長い真由子でさえ生まれて初めて聞く、男勝りで姉御肌の勝気な美少女空手家の惨めな泣き声が・・・・・・。
がっくりとうなだれ、肩を震わせてすすり泣く二人を満足げに見やったYは、足元で泣きじゃくる哀れな千草に向かい、すっかりバカにしきった調子で話しかけた。
「ふふふ、"ちぶさ"、気分はどう?」
そう言いながら美少女空手家の脇にゆっくりとしゃがみこみ、その右手で千草の大きな胸のふくらみをムニュムニュと揉みしだく。
「ひっく、やっ、やめろぉぉ・・・・・・」
必死に声を上げる千草だったが、今度はその白い胸の頂点に位置するピンクの乳首をつままれてしまった。
228 :
アレ?? :04/05/27 20:17 ID:zL1jte2H
「ふふふ、いや〜らしいわね!乳首をこんなにコリコリに勃起させておいて、"やめろ"も何もないもんだわ!」
「ああっ・・・・・・ひっく、えぐっ・・・・・・」
泣きながら真っ赤に染まった美貌を背ける千草。
確かにYの言うとおり、彼女の乳首はこれ以上はない程硬くなってしまっていたのだ。
「ふふふ、おもしろ〜い!"ちくび"ちゃんだけじゃなくって"ちぶさ"、あんたも変態マゾの露出狂だったのね!」
「ちっ、ち、ちがう、ちがうぅ、うぇぇぇぇん!」
年下の美少女の揶揄を、泣きじゃくりながら否定する学園の救世主だったが、今度はYの左手が、彼女のだらしなく広げられた股間に伸びる。
「ひぃっ・・・・・・や、やめろぉぉ!」
絶叫むなしく、美少女レスラーの長い指が、千草の最も大切な部分の淫裂をまさぐりだした。
「まあ!何が"ちがう"のよ?ほら、あんたのマンコ、ドロドロのグチャグチャ、いやらしいマン汁で蕩けそうになってるじゃないのよ!」
「くうっ・・・・・・や、やめ、ろぉ・・・・・・」
Yの指先に触れられたときの感覚で、千草も自覚せざるを得なかった。
(ああっ・・・・・・オレ・・・・・・濡らしてる・・・・・・)
229 :
アレ?? :04/05/27 20:18 ID:zL1jte2H
生まれて初めて他人に、しかも衆人環視の中で、性器を弄り回される屈辱と、極限の羞恥を味わわされながら股間を熱く濡らしてしまったというショックで、もはや千草は半失神状態だった。
そんな彼女に、Yはさらに追い討ちをかける。
「ほ〜ら、"ちぶさ"、気持ちいい?ふふふ、あんただってオナニーくらいはしたことあるんでしょ?」
そう言いながら、美少女空手家のクリトリスを親指と人差し指で挟むや、シコシコと転がし始めたのだ。
「ひいいっ!やめ、やめろ!やめてくれぇぇ!」
突然吹き荒び始めた淫風の嵐に、すっかり静まり返ってしまった体育館中に、千草の絶叫だけが響き渡る。
(だ、駄目だ!こ、このままじゃ・・・・・・このままじゃオレはっ・・・・・・)
この状況において、普通なら絶対に有り得ない"ある感覚"がどんどん迫り来ることに、長身の美少女空手家は死にも勝る恐怖を感じていた。
そう、全校生徒が見つめる前で素っ裸で仰向けに大の字に転がされ、憎みて余りある敵に、いやらしい言葉で揶揄されながら、乳首と淫核を刺激されることによって押し寄せてきた"ある感覚"。
それは・・・・・・紛れもない"快感"だったのだ。
(や、やめてくれぇ!・・・・・・こ、このままじゃオレは・・・・・・いっ、イッちまうぅ!)
230 :
アレ?? :04/05/27 20:18 ID:zL1jte2H
>>226 香奈タン
いつも毎回有難うございます!
「くなくなと・・・・・・」という表現、じつは私もこのスレの
>>48で使っています。
別に不適切ではありませんし、もちろん、そんなに恥ずかしがることもないと思いますよ。
これからも宜しくお願いしますね!
くなくな をgoo検索
(1)たわみ、しなうさま。また、萎(な)えるさま。くにゃくにゃ。くたくた。
「手を―(と)振る」
(2)動作が女性的なさま。くねくね。
三省堂提供「大辞林 第二版」より
少なくとも該当部分の用法に間違いはない。
アレ??氏も香奈氏も構わずスルーした方が良いかと。
くなくな をgoo検索
(1)たわみ、しなうさま。また、萎(な)えるさま。くにゃくにゃ。くたくた。
「手を―(と)振る」
(2)動作が女性的なさま。くねくね。
三省堂提供「大辞林 第二版」より
少なくとも該当部分の用法に間違いはない。
アレ??氏も香奈氏も構わずスルーした方が良いかと。
正直いえば、「くなくなと首をふる」という表現を俺は知らん
でも「力なく首をふってる」という状態なのは伝わってきたぞ
正直いえば「くなくなと首をふる」という表現を俺は知らない
でも「力なく首をふってる」状態なのは伝わってきたぞ
なぜ皆が>224に反応するのか?
当然スルーと思ってただけに驚いた
>233
実は漏れも同じ
仲間がいてホッとしたYO
オマイら、そんなことより小説嫁。
いよいよハァハァどころじゃあないか。
>>236 禿同。今回は大量投下なので、一回抜けました。
一回ぐらい男子生徒から集団レイプみたいな話があってもい(ry
>238
ここのスレタイからなぜか抜け落ちているが
「女同士の」が前提のはずなので却下
>>240 確かに、「女同士の壮絶なバトル」からの派生スレだからね。
女同士は当然
(´・ω・`)ホシュ゙…
243 :
香奈:04/05/31 22:29 ID:9pVDG3j5
「ああっ、やめなさいっ!あんまりだわ……!」
乳首を蹂躙され、あられもなく泣きじゃくる千草の狼狽を見て、香奈は悲しみに
声を震わせた。
学園の女神が惨めに辱められる姿など死んでも見たくない。
「非道いよぅ、ひっく、ひっく……」
同じく泣き崩れるかおりと支えあうように、香奈は上体を抱き合っていた。
だがどうだろう。その千草が局部に淫ら責めを受け、裸身を美しい朱色に染め始める
女ぷりに直面すると、それまで声を枯らしてYを非難していたふたりは、急に勢いを
失いモジモジと押し黙っしまう。
「…………」
ふたりとも年頃の少女である。自分の指で得られるあの快美には、小学生の頃から
熟知していた。しかしそれを話題にすることはタブーだったからである。
(ああっ、悪魔だわっ……!)
全校ファン達の前に女の姿を晒し者にされるヒロインの心中を想うと、香奈とこずえは
胸苦しさに打ち震える思いだった。
(遅くなってすみません)
244 :
アレ?? :04/05/31 23:31 ID:6PVIvJil
くりくりっ。シコシコッ。
「や・・・やめぇ・・・・・・ああっ・・・・・・やめて、く、くれよぉ・・・・・・んんっ、はあっ・・・・・・」
同性ならではの、ツボを押さえたテクニックで乳首と淫核を刺激されることによって、さざ波のように押し寄せてくる快感!
(ウ、ウソだ・・・・・・オレが、このオレが、こんなことされて、か、感じるわけないっ!)
しかし、彼女の気丈な心を、蕩けきった肉体はあっさりと裏切ってゆくのだ。
「あ〜ら"ちぶさ"、感じてるのね!こんなにマン汁をトロトロ垂らして!
いやらしい女ね!親衛隊のみんなが見てるっていうのに、恥ずかしくないのぉ?」
しこしこっ。クリクリッ。
「ああっ・・・・・・んんっ・・・・・・はあっ・・・・・・」
(か、感じるな!感じちゃダメだ!・・・・・・ああ、オレの身体だろっ・・・・・・た、頼むから、言うこと聞いてくれよぉ・・・・・・!)
自分自身では制御できなくなってしまった淫らな肉体を持て余し、もはや千草はパニック状態だった。
それも当然だろう。
今こうして、全裸で大の字に転がされ、惨めに責め嬲られているのも、憎むべき敵の"目潰し"という卑怯極まりない戦法によるものであると言い張ることはできる。
しかし、それに続く淫らな責めによって絶頂を極めてしまったとしたら、これに対する言い訳は絶対にできないだろう。
普通の、まともな17歳の女の子であれば、全校生徒の見つめる前でこのようなことをされて、快感を覚えたりするはずがないのだから。
245 :
アレ?? :04/05/31 23:32 ID:6PVIvJil
全校生徒が注視する中で、憎むべき敵の指によって、淫らに登りつめさせられる・・・・・・。
それは、プライドの高い美少女空手家にとっては、どんなに惨めな敗北よりも辛く屈辱的なことだった。
(い、イヤだっ!みんなの前でイカされるくらいなら、マウントとられてボコボコにされた方がマシだ!)
絶頂が真近に迫ってきたことを感じ、焦る千草の頭に、その瞬間ある考えが浮かんだ。
(そ、そうだ!コイツを怒らせれば・・・・・・オレを、KOしてくれるはずだ・・・・・・)
その直後、彼女は最後の気力を振り絞り、必死になって牙を剥くように絶叫する。
「こ、このド変態のレズヤロー!オ、オレにはそっちのシュミはねえんだ!クソったれの筋肉ダルマ!テ、テメェはまともに、闘えねぇのかっ!」
(は、はやく、早くKOしてくれっ!顔面がグチャグチャになったって構わねえから!だから、みんなの前でイカせるのだけは、やめてくれぇ!)
勇ましい罵声とは裏腹に、本音では羞辱を逃れる為に情けなくKO負けを請い願う千草。
そんな美少女空手家の心の内を見透かしたかのように、怒るそぶりなど毛ほども見せずにYが冷たく口を開く。
「・・・・・・それで?」
「―――――!」
「遠慮しないで、言いたいコトがあるんなら今のうちに、気の済むまで喚きたてたらいいわ!」
冷笑を浮かべつつ、どこかで聞いたような台詞を言いながら、年下の美少女レスラーは千草の泣き濡れた美貌を覗き込み、もはや耐え切れぬといった様子で爆笑した。
「それに・・・・・・プッ!あはははっ!顔にマン毛を貼り付けたままじゃ、どんなコト言ったって迫力ないわよ!バッカみたい!あははは、バカな"ちぶさ"!
・・・・・・あら、どうしたの?すっかりおとなしくなっちゃって!・・・・・・もう言うコトがないんなら・・・・・・そろそろいくわよぉ!」
246 :
アレ?? :04/05/31 23:36 ID:6PVIvJil
・・・・・・ごめんなさい。
今日はここまで・・・・・・(ちょっと風邪気味)
乙です。
でもごめんなさい、さすがに顔にマン毛貼り付けられたままじゃ萎え萎え……
248 :
香奈:04/06/02 20:44 ID:IYCQY23F
「そうよ、千草さまっ……!悲しいけどそれしかありませんっ」
学園の少女たちが手本とも仰ぐお姉さまが、言葉汚くYを罵るのを見て、祈るように組ん
だ香奈の手に涙が落ちる。
Yは千草に大恥をかかせようとしている。自分を始めとして狂信的とも言える全校ファン
たちの前での強制アクメ。
むろん憧れの君・千草とて一人の女である。千草の美しく寝乱れる姿を夢見ながら、毎夜
自分の指に没頭してきたのは香奈だけではないはずだ。
だが今ここで千草がYの淫らな指戯に陥落することは、聖コーマン学園・女神神話の崩壊
を意味している。
「……Yっ!締め落とすなり殴り倒すなり好きになさいっ」
むせびつつ声を枯らす香奈なのも、千草がその忌むべき恥醜からなんとしても逃れようと
して必死なのが手に取るようにわかっていたからだ。
だがそんな千草の悲しい抵抗を一笑に付したYが、改めて加虐の儀式に取りかかるのを見
ると香奈は絶望する。
「ああっ……」
(アレ??さん、お大事に)
249 :
アレ?? :04/06/03 22:46 ID:psklle4d
Yの悪魔のような宣言を聞いた千草は、その美貌に貼り付けられた自分自身の陰毛を振り落とそうとするかのように、必死で顔を左右に振りたくりながら絶叫する。
「や、やめろっ!やめてくれぇえ!たっ、頼むから、やめ・・・・・・ヒッ!」
だがその叫びは突然断ち切られた。
じつはその瞬間、美少女空手家のクリトリスを捉えていたYの二本の指先が、プックリと膨らんだ淫核の包皮をクルリと剥き上げていたのだ。
そして、真っ赤に充血した女性最大の性感帯をシコシコと揉みほぐしてゆく。
「や、やめぇ、てえへぇ・・・・・・ああっ・・・・・・んんっ、はあっ・・・・・・お、おねが・・・・・・い、だから、ああん・・・・・・ひぐっ、えっく・・・・・・」
いつのまにか哀願口調になってしまっていることにも気付かず、惨めで絶望的な快感の嵐の中、羞恥の涙を流す千草の淫核と乳首に、楽しげに笑いつつYは、フィニッシュに向けて更に力強くシゴキをくれた。
しこしこしこっ!クリクリクリィ!
「ああっ・・・・・・はあっ・・・・・・んんっ・・・・・・うはぁあ・・・・・・」
つい先ほどまでの勢いはどこへやら、学園最強のクールな美少女空手家の朱唇からは、もはや全てを諦めきったような恥ずかしげなあえぎ声しか出てこない。
そしてYは、被虐の快感に目覚めつつある年上の美少女を"口撃"することも、もちろん疎かにはしないのだった。
250 :
アレ?? :04/06/03 22:47 ID:psklle4d
「うふふ、目を閉じてたってダメよ"ちぶさ"!ほら、感じるでしょう?みんなの視線を!
親衛隊も生徒会も全員、あんたの恥ずかしい姿を見つめているわ!もちろんカメラもね?ふふふ、嬉しいでしょう?変態マゾの"ちぶさ"には最高のシチュエーションだもんねぇ!」
その声に、千草は真っ赤に染まった泣き濡れた美貌を力なく左右に揺らしては、必死に抗おうとする。
しかし、目だけは固く閉じることが出来ても、仰向けに大の字で転がされるという情けない姿では、Yの揶揄する声を聞くまいと耳を塞ぐことなど出来る筈がない。
(ああっ・・・・・・み、見られてる・・・・・・みんなに・・・・・・オ、オレの、こんなに恥ずかしい姿を・・・・・・)
美少女空手家の脳裏に、仲の良いクラスメートたち、そして、自分を慕う空手部の後輩たちの顔が浮かぶ。
(や、やめてくれぇ・・・・・・た、頼むから・・・・・・お願いだから・・・・・・もう、許して・・・・・・)
大スクリーンに映し出された今の自分の姿を、自分を女神のように崇める親衛隊の少女たちはどんな目で見つめているのだろう?
そして、今まで校内で自分の姿を見ただけで、おどおどと目を伏せ、こそこそと逃げていった生徒会の連中は、どんな顔をして笑っているのだろう・・・・・・?
そう考えるだけで、プライドの高い千草は屈辱と羞恥のあまり、死んだほうがマシだと思えるほどの絶望感を味わうのだ。
(ああっ・・・は、恥ずかしい・・・オレ・・・・・・もう・・・二度と・・・人前に出られないよ・・・・・・い、いっそ、殺してくれぇ・・・・・・!)
251 :
アレ?? :04/06/03 22:48 ID:psklle4d
だが。
ああ、なんと言うことだろうか。
死にもまさるほどの屈辱と羞恥を意識すればするほど、千草の官能はかつてないまでに淫らに高まり、その股間はしとどに濡れそぼり、熱い花蜜をこんこんと湧き出させてしまうのだ。
しかも、それだけでも耐え難いのに、更に加えて彼女の乳首と股間をシゴキあげているYの冷たい嘲笑が加わってくるのだからたまらない。
「ふふふ、ホント、恥ずかしい女ね!え?"ちぶさ"!
敵にマンコいじられて感じるだなんて・・・・・・普通は有り得ないわよっ!ええ?フ・ツ・ウの女の子だったらね!
何が"女子空手界実力ナンバーワン"よ!
このド変態のマゾヤロー!・・・・・・あははははっ!レズのシュミはなくてもSMのシュミならあるのねえ?
まったく、あんたも武道家の端くれなら、少しは恥を知りなさい、恥を!
このビデオをあんたのご両親に見せて差し上げたら・・・・・・どんな顔をなさるか是非見てみたいモンだわ!」
(ああっ・・・・・・お、おかあさ・・・・・・んッ・・・・・・)
それが、限界だった。
これまで歩んできた武の道、そして両親に対しての惨めさ、情けなさ、恥ずかしさ・・・・・・そして、それを自覚したことによって得られる快感は、被虐の暗い喜びに目覚めてしまったマゾ少女が耐えられる限界を遥かに超えていたのだ。
「ああっ、オ、オレっ、もう・・・・・・」
今まさに絶頂へと駆け上がろうとする千草に呼吸を合わせるように、
「さあ!おイキっ!」
Yが絶妙のタイミングで、剥き上げられた淫核を二本の指で思い切り挟み、捻り上げる。
そんな強烈な刺激に、もうメロメロに蕩かされてしまった美少女空手家が耐えられるわけがなかった。
「だっ、ダメ・・・・・・いやぁあ!イッ、イクぅ!イッちゃうぅぅぅぅぅ!」
断末魔の悲鳴に合わせるかの如く、千草の、誇らしげに天井に向かって屹立していた大きな胸の膨らみが小刻みにブルブルと震えたのだった・・・・・・。
252 :
アレ?? :04/06/03 22:49 ID:psklle4d
>>248 香奈タン
ありがと〜!おかげさまで何とか直ったみたいです!
あ、遅れた。
いいよ、いいよ。ガンバレ〜
イイヨイイヨー
もっと沢山読みたいですよー
255 :
アレ?? :04/06/07 22:49 ID:PXNeK94u
「ひっく・・・・・・ううっ・・・・・・えぐっ・・・・・・」
水を打ったように静まり返った広い会場に聞こえているのは、千草のすすり泣く声だけだ。
女子空手界実力ナンバーワンと謳われた長身の美少女は、もはや完全に戦意はおろか全ての気力を喪失してしまっていた。
それも当然だろう。
自分を女神のように崇める親衛隊をはじめとする全校生徒の前で、憎むべき敵にさんざん辱められ、嬲りものにされた挙句の果てに、淫らに登りつめてしまったのだから。
それはYが言っていた通り、彼女が"淫乱マゾの露出狂"であることを自ら認めてしまったにも等しいことだった。
(ああ・・・・・・オレ・・・・・・もうダメだ・・・・・・この先・・・・・・誰とも・・・・・・顔を合わせられない・・・・・・)
ぼんやりとした意識の中でそんなことを考えていた千草の胸をムニムニと揉みしだきながら、Yが冷たく笑って声を掛ける。
「ふふふ、気分はどう?"ちぶさ"?ホント、まったく凄いイキっぷりだったわねえ!
あんたってば絵に描いたようなS顔のクセに、中身はとんでもないMなのね?う〜ん、そのギャップが堪らないわ!あははははっ・・・・・・」
年下の美少女にそんなふうに揶揄されても、極限ともいえる惨めさに打ちのめされた千草には、ただすすり泣くことだけしか出来ないのだ。
そんな美少女空手家の様子を満足げに見やったYは、哀れな生贄の形の良い耳に口を近づけて、こう囁いた。
「そうそう、自己紹介しておくわね?私の名前は大内詩織(おおうち・しおり)よ。
でも、あんたには特別に、私のコトをこう呼ばせてあげるわ!
"おちち、しぼってえ"!ってね!さあ"ちぶさ"、大きな声で言ってみなさい!」
256 :
アレ?? :04/06/07 22:50 ID:PXNeK94u
いくら惨めさに打ちのめされているとはいえ、そんな屈辱的な言葉を、しかも憎みて余りある敵に強制されて、誇り高き大木千草が口にするはずがない。
「いっ・・・・・・いやだ・・・・・・ひっく・・・・・・し、死んだって・・・・・・言うもんか!」
残された最後のプライドをかき集め、泣きながら必死で叫ぶ千草。
しかし、そんな彼女に対してYこと大内詩織は、恐るべき実力行使に出た。
大の字で転がされた美少女空手家の頭の方へと廻り込むやいなや、その両手で千草の両腕をむんずと掴み、そのまま上半身を起き上がらせたのだ。
「ぐあっ!ああっ!い、イタ・・・・・・あぐう・・・・・・っ!」
まったくの不意打ち同然に突然襲い掛かってきた激痛のあまり、堪らず千草は悲鳴を上げる。
そう、今の彼女の身体中の関節は、年下の美少女によってガタガタにされており、ほんの僅か動かしただけでも耐え切れぬ痛みが襲ってくるのだ。
「ああっ、い、いた・・・・・・はあっ、うぁぁ・・・・・・」
ポロポロと大粒の涙をこぼす美少女空手家にはまったく構わずYは、千草の両腕を背中で重ね、素早く高手小手に縛り上げてしまった。
しかし、金網に囲まれたこのマットの上には当然ロープなどはない。
一体何を使って縛ったのか・・・・・・?
257 :
アレ?? :04/06/07 22:52 ID:PXNeK94u
Yが美少女空手家の両腕を縛り上げたもの・・・・・・。
それはなんと、千草自慢の長い黒髪だった。
腰まで届くほど長いポニーテールは、Yにとっては格好の丈夫なロープだったのだ。
(ああっ・・・・・・髪・・・・・・オレの・・・・・・髪ぃ・・・・・・)
あまりのことに、千草はただただすすり泣くばかりだった。
幼い頃から大事に伸ばしてきた大切な髪の毛。
まさかそれが仇になろうとは・・・・・・。
しかも、後ろ手に縛られたことによって、必然的に彼女の頭部は後方へと引っ張られるかたちとなる。
もし恥ずかしさに耐え切れず、下を向いて顔を隠そうとすれば、その途端に両腕が折れてしまうだろう。
つまり、この先千草は、自分を注視する全校生徒の前で、常に顔を上げていなければならなくなってしまったのだ。
ほんの数分前まではクールな笑みを湛えていた、しかし今では涙と鼻水で汚れ、見る影もなくなったその美貌を・・・・・・。
先ほど人生最大の恥を晒してしまった千草にとって、これ以上の拷問はなかった。
しかも、Yこと大内詩織はそれだけでは済まさず、彼女にも久美と同じく惨めな淫語を叫ばせようとしているのだ・・・・・・。
おっと、髪の毛をつかった後手縛りか。
やるなぁ
259 :
香奈:04/06/11 22:37 ID:Xhwck+9N
香奈の心臓はトクトクと鳴っていた。蒼ざめた表情。
さっきまでとなりで涙ぐんでいたこずえも今ではすっかり言葉を失っており、いつのまにか握り合っていたふたりの手にはじっとりと汗が滲んでいた。
学園のヒロイン千草。全校生徒の信仰の対象とも言えるあの美少女がいやらしい辱めを受け、淫ら責めになすすべもなくのたうちまわっている。
それまで悲鳴や怒号をあげていた少女たちもみな押し黙り、観客席は水を打ったように静まり返っていたから、むせび泣く千草の悩ましい悶え声だけがやたら耳に響くのである。
(ああっ、こんなことなんて信じられないっ……)
絶望に身を揉む香奈だったが、その一方で自分自身にも戸惑っていた。
見てはならない。固くそう思うのに、今まさに浅ましい歓びを極めようとする千草から目をそらすことが出来ないのである。そればかりか、自分の秘奥もジュンと蕩けだし、信じられないほど妖しい熱を帯び始めているのだ。
(ど、どうして!?あたし、ものすごく興奮してる……)
いつのまにか自分を千草に置き換えていた香奈は、激しい高ぶりを覚えている自分に気づき、赤らめた顔をはっとさせた。
自分もマゾなのかも知れない。
そう思うと、ゾクゾクするようなくるめきに包まれると同時に、Yの嘲笑と責めを受けますます被虐の高まりを見せる千草の気持ちまでわかる気がしてきた。
ふと見ると、こずえも何やらモジモジと腰を蠢かしている。彼女も同じ気分なのに違いない。
「だっ、ダメ・・・・・・いやぁあ!イッ、イクぅ!イッちゃうぅぅぅぅぅ!」
千草が悲しい絶頂をむかえたとき、香奈も小さく腰を打ち震わせていた。
(遅くなってごめんなさい。とりあえず
>>249-251に対するレスです。)
260 :
アレ?? :04/06/12 21:39 ID:1VHjTeQM
>>259 香奈タンキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!
もう来てくれないかと思いましたよ・・・・・・。
あんまり嬉しいので週末だけど書いてしまいました。
261 :
アレ?? :04/06/12 21:41 ID:1VHjTeQM
千草を後ろ手に縛り上げている、千草自身の長いポニーテールをむんずと掴んだYは、
「こら!バカ"ちぶさ"!名前を言えって言ったのよ!早くお言い!」
とドスを効かせつつ、その黒髪をぐいぐいと引っ張る。
「ああ、うぐぐ・・・・・・ぐぁぁ・・・・・・」
両肩の関節が外れそうな鈍痛に、ケダモノじみた悲鳴を上げ、大粒の涙をポロポロと流しながらも、誇り高い長身の美少女空手家は最後の意地を見せた。
「て・・・・・・てめえなんかの・・・・・・思い通りに・・・・・・な、なってたまるか!うぅ・・・・・・か、身体中の骨を折られても・・・・・・あぐっ!・・・・・・誰がそんなこと・・・・・・言うもんか!」
むりやり顔を上げさせられ、激痛の中必死になって叫ぶ千草を、Yこと大内詩織は満足げな顔で見下ろし、にっこりと笑う。
「ふふふ・・・・・・さすが、"女子空手界実力ナンバーワン"の"おおきいちぶさ"だわ!一回イカせただけじゃあ物足りなくて、まだまだ元気一杯ってワケね?」
「くうっ・・・・・・」
先ほど晒した痴態を冷静に揶揄され、消え入りたいほどの恥ずかしさのあまり、思わず絶句する年上の美少女空手家に、Yは冷たく笑いながら囁いた。
「でもね・・・・・・"ちぶさ"、あんたは言うわ!私の名前を、必ずね・・・・・・しかも、三分以内に・・・・・・」
262 :
アレ?? :04/06/12 21:41 ID:1VHjTeQM
大股開きで座らされた自分を覗き込む、不気味なYこと大内詩織の予告に、千草は内心の恐怖を押し殺すように年下の美少女レスラーを睨みつけ、思い切り歯を食いしばる。
(ふ・・・・・・ふざけんな!何が"三分以内"だ!あんな恥ずかしいセリフ、殺されたって喋るもんか!)
どんな拷問にでも耐える覚悟の美少女空手家の美貌に、Yは冷笑しながらゆっくりと右手を伸ばした。
だが。
その手は、千草の右の耳たぶに、そっと触れただけだった。
(・・・・・・・・・・・・?)
訳が分からずに呆然とする美少女空手家の形のよい耳に口を寄せ、Yは千草にしか聞き取れぬような小さな声で囁く。
「あ〜ら、かわいそうに・・・・・・あんたのせいで今、"ちくび"ちゃんが酷い目に遭ったのよ!」
(く、久美っ?)
間髪を入れずその声に反応した全裸の千草を楽しげに見下ろしながら、Yは言葉を続けた。
「ふふふ、バカ"ちぶさ"!あんたまさか、"ちくび"ちゃんが今頃保健室のベッドでゆっくり寝てるとでも思ってたの?
あはは、そうよ!推察通り、さっき"ちくび"ちゃんを連れてった保健の先生はね、私たちの仲間よ!しかも、女医には間違いないけど、信恵(=Z)や私なんかメじゃないくらいの物凄いサディスティンなんだから!」
263 :
アレ?? :04/06/12 21:44 ID:1VHjTeQM
「く、久美に!・・・・・・」
何をした、と叫ぼうとした千草のポニーテールを引っ張ってその口を封じたYこと大内詩織は、相変わらず冷たい笑みを浮かべたまま楽しげに囁く。
「今"ちくび"ちゃんはね、学園内の"ある場所"で、素っ裸のまま頭の上に両手を伸ばした状態で縛られ、天井から吊るされてるのよ!」
「な・・・・・・(なんてことを・・・・・・)!」
「しかも、そこにはちゃんとモニターがあって、この試合が生中継されてるの!そしてね・・・・・・」
そこでいったん言葉を切ったYは、可笑しくて堪らないといった顔で、クスクスと笑いながら囁いた。
「もし、あんたが私の言うコトに逆らったら、私はあんたの耳たぶを触る、ってことになってるの。
それを見たあのサディスティン先生は、私が触った回数分、"ちくび"ちゃんのあの小さな身体を思いっ切り・・・・・・"ムチ"でしばくことになってるのよ!
そう、あんたが強情を張れば張るだけ、可愛いお友達が痛めつけられる、ってワケ!」
そう言って笑うなり、Yは再び千草の耳たぶ目掛けてゆっくりと長い指を伸ばす。
「ヒイッ!や、やめろ!やめてくれえぇ!」
聞かされたあまりにショッキングな事実に思わず悲鳴を上げ、顔を背けようと必死にもがく千草。
だが、その姿を泣きながら見つめる親衛隊の少女たちには、彼女たちの女神が、耳たぶごときで何故そこまでイヤがるのかがまったく理解できないのだ。
264 :
アレ?? :04/06/12 21:45 ID:1VHjTeQM
「や、やめて・・・・・・お、お願いだから・・・・・・そ、そこは・・・・・・さ、触らないでぇ・・・・・・」
とうとう千草は年下の少女に対し、すすり泣きながら哀願しはじめる。
「そう、やっと私の名前を言う気になったのね、"ちぶさ"?」
Yの声に、親友を守るため力なく頷こうとした美少女空手家だったが、自身のポニーテールで両腕を縛られている状態では、満足に頷くことさえ出来ない。
「こら!バカ"ちぶさ"!ちゃんと返事しなさい!」
ぺち。
マヌケな音がマットに響くと同時に、蘭子をはじめ、生徒会派の少女たちが爆笑した。
それも無理はないだろう。
なんとYが、千草の秀でた額に"デコピン"をくらわせたのだから・・・・・・。
嘲笑の嵐の中、それでも何とか、蚊の鳴くような声で、ハイと返事した美少女空手家に、Yは冷たく言い放つ。
「何が"ハイ"よ!えっ、"ちぶさ"?あんた何様のつもりなのっ?惨めないやらしい変態マゾの露出狂の分際で!
あんたなんかウシよ!いつでも大きなおっぱいをブラ下げて歩いている牝牛!それがあんたよ!
わかった?"ちぶさ"!わかったなら"モウ"とお鳴き!ウシならウシらしく、"ハイ"じゃなく"モウ"と返事するのよ!さあ早くっ!!」
265 :
175:04/06/13 07:29 ID:0dSc/yrc
はったりっぽいけど、現在の久美見たい…
266 :
香奈:04/06/14 05:44 ID:rN6a8mlp
マット上の千草とともに軽いアクメをむかえてしまったことに戸惑う香奈であったが、いま、女の命とも言える黒髪で自分の手首を縛られている千草の無念を想うと、その瞳から涙が絶えることはなかった。
しかもその千草は、何やら耳元にふきこまれ、悲痛の呻きを漏らし続けている。
(ああ、千草さま……何を言われてるのっ……)
苦悩に満ちた千草の表情を見ると、香奈は言いようのない不安に気が気でならなかった。
たとえ気をやらされた後とは言え、空手の道を極めた千草である。乳房や耳たぶを弄ばれたぐらいで、あの気丈な彼女が弱音を吐いたりするはずがない。
(負けないで、千草さまっ……)
Yのあくどい策謀を懸念しつつ香奈は、蘭子たち生徒会派に蔑まれても千草が耐え抜いてくれることだけを祈った。
だがマゾとして目覚めた女の子の本能は、しとどに香奈のパンティを濡らし続けているのも事実だった。千草を心から慕い、お姉さまとも仰ぎ続けてきた香奈だけは、千草の中に眠る淫乱マゾの血を見抜いていしまったのである。
(ますます面白くなってきましたね。久美タンのことも激しく気になります)
楽しみにしてまーす。
アレさんがんがって!
268 :
アレ?? :04/06/15 22:25 ID:J3BPTIix
「そ・・・・・・そんなこと・・・・・・」
Yこと大内詩織のあまりにも非道な命令を、全裸の千草は泣きながら拒否する。
女子空手界実力ナンバーワンとまで言われた誇り高い武道家である彼女が、憎むべき敵に命じられるままに、惨めなウシの鳴き真似をすることなど出来るはずがなかった。
だが、それに対するYの返答は極めてあっさりとしたものだった。
きゅっ、きゅっ。
逃れる間もなく、千草の形のよい耳たぶが、二度引っ張られる。
「ヒイッ・・・・・・」
その瞬間、美少女空手家の口から、その端整な美貌からは想像できないほどの情けない、か細い悲鳴が上がった。
(くっ、久美・・・・・・久美ぃ・・・・・・)
そうなのだ。
彼女がYに逆らえば逆らうほど、その分だけ親友・桃井久美の小さな身体が痛めつけられることになっているのだった。
269 :
アレ?? :04/06/15 22:26 ID:J3BPTIix
Y、いや、大内詩織は、親友が味わわされている苦痛を思い、声も出せずにいる年上の美少女の耳に口を寄せ、悪戯っぽく囁く。
「あらあ、今回は二発ね!ふふふ、鞭はドコに当たったかしら?
"ちくび"ちゃんの、あのクリッとした可愛いお尻かしら?
お尻だったら、まあ何とか耐えられるだろうけど、あのSのセンセイのコトだからねえ?
わざと細〜い脇腹を狙ったかしら?それとも・・・・・・あの柔らかそうなお腹辺りをシバかれたかもねえ?」
その言葉を聞く千草の脳裏に、現在の久美の悲惨な姿が浮かんだ。
あのプチな美少女剣士が、素っ裸で天井から吊るされ、サド女に無防備な身体中を鞭打たれている・・・・・・。
その場面を想像するだけで、友達思いの彼女の胸は張り裂けそうになる。
(ああっ、久美っ!久美ぃぃ!)
そんな千草の心の内を見透かしたかのように、詩織はゆっくりと囁いた。
「いい?"ちぶさ"?今、あの可哀相な"ちくび"ちゃんを救えるのはあなただけ!あなた一人だけなのよ・・・・・・!さあ、どうするの?
"ちくび"ちゃんを苦痛から救ってあげるか、それとも、もうとっくにボロボロになったチンケなプライドにこだわって大事な親友を見捨てるか?
私は別にどっちでもいいのよ?・・・・・・さあ、三秒以内に返事しなさい!
さもないと、今度は時間切れまで耳を引っ張り続けるよっ!」
そう言われては、千草の採るべき回答はたった一つしかなかった・・・・・・。
270 :
アレ?? :04/06/15 22:27 ID:J3BPTIix
引っ張っておいて大変申し訳ないのですが、今日はここまでしか書けませんでした・・・・・・。
ごめんなさい。
現在の久美の状況は千草戦のあとで出てきます。
でも、サラッと流す程度なので、あまり期待しないで下さいね。
あんまりこの後はどうこうなりますってのは言わないほうがいいかも
ネタバレされたって怒る人でてくるかもしれないし
アレ?? 氏のレスが香奈タンにむけられてる事は皆わかってるので
ネタバレとか騒ぐ人はいないかと
273 :
アレ?? :04/06/16 22:03 ID:JN0NGrrN
「い、言う・・・・・・言うから・・・・・・」
すすり泣きながら、血を吐くような思いで口にした千草の言葉が終わらぬうちに、詩織は年上の美少女の耳たぶを再度引っ張る。
「ヒッ・・・・・・」
か細い悲鳴を上げた哀れな生贄の耳に、年下の美少女の冷たい囁きが飛び込んできた。
「まったくバカなんだから!えっ、“ちぶさ”!あんたはウシでしょう?ウシは何て返事するの?さあ、分かったら大きな声で返事しなさい!
言っとくけど、声が小さかったら、出来るまで何度でも耳を引っ張ってやるからね?
“ちくび”ちゃんの為を思うなら、とびきりの大声で啼くことね!」
悪魔のようなその言葉に、自分自身の黒髪で後ろ手に両腕を縛られ、素っ裸の大股開きで敵に背中をあずけた状態で座らされるという惨めな姿の美少女空手家の切れ長の目から、羞恥の涙が止めどなく流れ落ちる。
「うっ、うえっ、ひぐっ、えぐっ・・・・・・」
だが、いくら惨めさに泣き喚こうとも、それで事態が好転するはずもなかった。
「あっ、そう。これだけ言っても命令をきかないってことは、“ちぶさ”、あんた“ちくび”ちゃんを見捨てる気なのね?それならそれで構わないわよ!」
再び詩織の指が耳たぶに触れようとしたその瞬間、友達思いの美少女の口から、大きな啼き声が迸り出た。
「も・・・・・・もうっ!」
274 :
アレ??:04/06/16 22:04 ID:JN0NGrrN
気も狂わんばかりの羞恥と屈辱の中、親友を救うために、まさに超高層ビルの屋上から飛び降りるような覚悟で惨めすぎる啼き真似をした千草。
だが。
そんな彼女に対し、詩織から返ってきたのは耳を疑うような非情な言葉だった。
「バカ“ちぶさ”!あんた私の言ったコトがまだ分からないの?私は、牝ウシのあんたにモウと“啼け”って言ったのよ!“啼け”ってね!
それじゃあ、ただ単に言葉で“もう”って言っただけじゃないの!
ウシの啼き声なんて誰でも簡単に真似できるでしょう?鼻声を上手に使えばね?・・・・・・あはははははっ!
さあ、もう一度・・・・・・いいえ、私が“よし”と言うまで何度でも、啼きなさい!」
惨めさと悔しさのあまり、一瞬失神しかける千草だったが、全身の関節を襲う痛みが、彼女をあっさりと正気に引き戻す。
(ちっ、ちくしょうっ!ど、どこまでオレを辱めたら気が済むんだ・・・・・・?)
だが、生まれて初めて味わわされる羞恥と屈辱を意識すればするほど、誇り高き美少女空手家の乳首は硬くしこり、その股間からは恥ずかしい蜜が止めどなく湧き出てくるのだ。
(ま、まさか、そんな・・・・・・なんで・・・・・・?いじめられてるのに・・・・・・なんで濡れてくるんだよぉ・・・・・・?)
そんな異常な快感を知覚した千草の心に、自分自身への疑念が芽生え始める。
(ああ・・・・・・オレ・・・・・・もしかしたら・・・・・・やっぱり・・・・・・マゾなんじゃ・・・・・・)
逡巡する彼女に、その瞬間詩織が絶妙のタイミングで鋭く囁いた。
「さあ!お啼き!」
それをきっかけに、千草の口から大きな、そして鼻にかかった啼き声が飛び出したのだった。
「ん・・・・・・んもおぉ〜っ!」
275 :
アレ??:04/06/16 22:06 ID:JN0NGrrN
(ふふふ・・・・・・とうとうやったわ! “女子空手界実力ナンバーワン”といわれた大木千草にウシの啼き真似をさせてやったわっ!)
抑えきれぬ喜悦の中、詩織は千草の耳に口を寄せ、熱っぽく囁く。
「まだまだ・・・・・・もう一回よ!“ちくび”ちゃんの為にも、もっとウシらしく、何度も何度も啼きなさいっ!」
そう言う美少女レスラーの指先は、千草のピンク色の乳首をつまみ上げ、そのコリコリとした弾力を楽しんでいるのだ。
(そ、そうだ・・・・・・これは、“久美のため”なんだ・・・・・・オレが恥ずかしい目に遭えば・・・・・・コイツの言いなりになれば・・・・・・久美は叩かれなくて済むんだ・・・・・・)
憎みて余りある敵の囁きを聞いた誇り高き美少女空手家は、積極的にその言葉を受け入れ、自分自身に言い訳する。
(ああっ、久美ぃ・・・・・・は、恥ずかしいよぉ・・・・・・で、でも、“あんたのため”に・・・・・・た、耐えてみせるからね・・・・・・)
そう、自分は決して、敵に屈服し、淫らな快感を貪っているのではない。
これは大切な仲間であり親友である美少女を苦痛から救い出すための崇高な行為なのだ・・・・・・。
今や彼女は心の中で、マゾの快感を気高い自己犠牲へとすり替えてしまっていた。
そして、すっかりそれに陶酔してしまっていたのだ。
276 :
アレ??:04/06/16 22:06 ID:JN0NGrrN
「んもおぉ〜っ!・・・・・・んもぉおぉぉぉ〜っ!」
静まり返った体育館中に、女子空手界実力ナンバーワンと謳われた長身の美少女の惨めな啼き声だけが響き渡る。
そのとき、これまで彼女を学園の救世主と仰いでいた真・自治会派の少女たちは、訳がわからず大パニックに陥っていた。
それも当然だろう。
詩織の囁く声は千草ひとりにしか聞こえていないのだから。
親衛隊にしてみれば、大木千草ともあろう者が、何故いきなりウシの啼き真似(しかも、ホンモノそっくりの啼き声で!)などを始めたのか、理解できるはずがなかったのだ。
「やっ、やめてえ!お姉さま!」
「いっ、いやぁぁ!こんなの、私たちのお姉さまじゃないっ!」
だが、まるで、会場中から湧き上がるそういった悲鳴や絶叫に逆らうかのように、誰もが憬れたボーイッシュな長身の美少女空手家が大声で発する惨めな啼き真似はやむことがなかったのだ。
「んもぉおおぉぉ〜っ!・・・・・・もおぉぉぉおお〜っ!」
277 :
香奈:04/06/17 00:59 ID:/eo89LL0
またしても屈辱的な言葉を囁かれているのだろうか。
びくんっ。何かに打たれたようにハッとした千草は、その美貌にこれまでにないほどの悲しみと絶望を色濃くさせているように見えた。
「ねえ、香奈……千草さまどうなるのっ……」
涙に声を震わせ、こずえがすかさず結んだ手を握りしめてくる。彼女もただならない何かを感じ取っているに違いない。
「ううん、たとえ手足を折られても、あの千草さまが心で負けるはずがないわっ……」
自分に言い聞かせつつ、香奈もこずえの手をきつく握り返す。
ここまできたらもう、千草の敗北は間違いないことはわかっていた。でもせめて……。
第一試合、泣きわめく久美が見せたあのような惨めな幕引きだけは香奈もして欲しくなかった。いや、あの千草さまに限って。
同じ天才少女でも、千草は幼さのぬぐえない久美よりはるかに高いプライドの持ち主である。肩でも首でもいい。千草なら無様な醜態を晒すより、関節を決められたまま潔く失神する道を選ぶに違いない。
それにあとに残った真由子とまり子先生がこの対抗戦を必ず引き分けにもちこんでくれるはず。そう信じしつつ香奈は、このときあることを決心していた。
(千草さま……)
そして震えるこずえの肩を抱き、「大丈夫……信じましょう」と励まそうとしたそのときである。
「んもおぉ〜っ!・・・・・・んもぉおぉぉぉ〜っ!」
少女たちの間に信じられないといった衝撃が走った。
最近よく思うんだがこのスレ人少なくない?
てかスレタイが悪いよな。
ドミネートの意味なんて普通わからんもん。
せっかく腕のいい職人さんがいるのにチョトカワイソウ……
あ、かわいそうなのは応援レスがつかない職人さんね。
駄レスでスレの空気を邪魔しないようにしてるだけなんですが何か?
とりあえず自分は応援してますようー。
スレを一気読みして最近、ファンになりました。
無意味に「いいよいいよ〜」とかいうより
黙って見守る方がよほど気が利いてるだろ
>>282 いや、書き手からすればどんな駄応援レスでも沈黙よりはよっぽどうれしいものだよ。
沈黙=無視されてる?=俺ってスレッドストッパー?
これ一般的な書き手の陥りやすい思考形態。
まあここの書き手さんは自身の長期連載だから上のはあてはまらんけど。
アレ?? 氏の場合、香奈タンの声援さえあればいつまでも書き続けそう
その他大勢の駄レスは必要ないと思うけどな
ていうか、その方が読みやすいしw
>283
最近の★女同士の壮絶なバトル★スレがまさにそうだな。
ストーリが途中中段されたままもう1ヶ月も放置されてる。
俺、応援してたんだけどな。
静観しすぎたなぁ・・・ちょっと反省中。
このスレだって香奈タンの応援がなくなったらヤバくなる悪寒がするぞ。
287 :
香奈:04/06/21 21:51 ID:biYW9+rT
香奈は最後までアレ??さんについていけたらって思ってます
いちいち出てきてごめんなさい
このスレ、自称作家がもっと果敢に挑戦してくれたらと思ってたけど
アレ??氏以外はまったく受けつけてない空気なんだな
>288
ここは女同士の壮絶なバトルスレからアレ??さん専用に分派した
ところだから仕方ないのでわ。なにかこういうの書きたいひとがいる
なら向こうへ行く方が正解。今なら丁度今まで書いてた人が失踪して
空きがありますw
やっぱ専用かw
昔は毎日のように投稿してくれたけどアレ??氏もいろいろ忙しいだろうし
もう一人くらいいた方がスレが賑わうと思ったんだけどね
291 :
アレ?? :04/06/22 20:54 ID:MB1QXfXf
昨日の台風のせいで今かなりヤバイことになってます。
今週中はちょっとムリかも・・・・・・?
でも出来るだけ早く再開したいと思っておりますので、少しの間お待ちください。
台風死ね!
いや、専用ってわけじゃないでしょ?
向こうで「一方的な責め」に比重が傾くのはスレ違いらしいし
そういうシチュを書きたい人はここでいいと思う。
バトル主体の人は向こうで書いてくれ
エロ主体の人はここで書いてくれ
ホッシュ
ほったらかしの久美タンのために
296 :
アレ??:04/06/28 22:57 ID:KQaAwbyG
「んもぉおおぉぉ〜っ!・・・・・・もおぉぉぉおお〜っ!」
体育館中に響き渡る、女子空手界実力ナンバーワンとまで云われた美少女空手家の惨めな啼き声。
それはもちろん、彼女の憧れの恩師である赤井まり子と、大親友であり良きライバルでもある真・自治会のリーダー、草野真由子の耳にも届いていた。
(ち、千草ちゃん・・・・・・)
(千草ぁ・・・・・・どうして・・・・・・どうして、こんなことに・・・・・・)
両の手足を椅子に繋がれ、がっくりとうなだれてすすり泣く二人だったが、さすがに一般の生徒たちとは違い、彼女たちには何故千草が突然ウシの啼き真似などをはじめたのか、その理由がよく判っていた。
久美を人質に取られたのだ。
それ以外には考えられない。
あの誇り高い空手家・大木千草という少女は、自分自身の為にその高過ぎるプライドを捨てるような真似だけは絶対にしないのだから。
そう、彼女にとってプライドとは“命に代えても護り抜かねばならないもの”なのだ。
だが、それも親友や家族の為ならば別だ。
大切な人たちの身を護る為とあらば、彼女は平気で全てを投げ出してしまうだろう。
誰よりも誇り高く、そして誰よりも心優しい・・・・・・。
大木千草とは、そんな少女だった。
だが。
現在の千草の心中は、まり子や真由子の解釈を大きく裏切るものだった。
297 :
アレ??:04/06/28 22:58 ID:KQaAwbyG
「んもぉぉおおぉお〜っ!・・・・・・んもおおぉぉぉ〜っ!」
彼女が、Yこと大内詩織に命ぜられるがままに大声でウシの啼き真似をするたびに、
「いやぁぁぁっ!おっ、お姉さまぁ!もっ、もうやめてぇぇぇ!」
親衛隊の少女たちからは絶叫と悲鳴が上がり、反対に生徒会派の少女たちからは、
「あははははっ!見てよあのザマ!あれが今までさんざん私たちをビビらせてくれた大木千草かと思うと情けないわねっ!」
といった嘲笑・爆笑が上がるのだ。
(ああっ!オ、オレ・・・・・・みんなに、蔑まれてる・・・・・・みんなに、軽蔑されてるんだ・・・・・・!)
片や憧憬、片や畏怖と、投げかける視線の意味は違っても、両者ともこれまで自分を特別な存在として見ていたことには変わりはない。
そんな少女たちの前で、自身の髪で後ろ手に縛られた全裸姿で、泣きながら大声でウシの啼き真似をしている・・・・・・。
そんな惨めさと屈辱を意識すればするほど、マゾの暗い喜びに目覚めてしまった千草の官能の炎は淫らに音を立てて燃え盛るのだ。
「んもぉおおぉお〜っ!・・・・・・んもおぉぉぉぉぉぉ〜おっ!」
(きっ・・・・・・気持ちいいッ・・・・・・!ああっ・・・・・・こんなに恥ずかしいのに・・・・・・死ぬほど気持ちイイよおっ!)
そこへ、詩織が優しく囁く。
「さあ“ちぶさ”、“ちくび”ちゃんの為にも・・・・・・今なら言えるわね?
・・・・・・私の名前は?」
その次の瞬間、誇り高き美少女空手家は、涙と鼻水を噴きこぼしながら大声で絶叫したのだった。
「おっ、“おちち、しぼってえ”ぇぇぇっ!」
298 :
アレ??:04/06/28 23:00 ID:KQaAwbyG
やっと再開できました・・・・・・。
どうか応援宜しくお願いします。
アレ??さんガンガレ!
ギャー
女の子が羞恥に泣く姿は萌えだが、
Mに目覚めちゃうと興ざめ
301 :
アレ??:04/06/29 21:45 ID:Am2fhCJJ
屈辱と羞恥のどん底に堕とされれば堕とされるほど増大する快感の虜となり、もはや半狂乱になりながら叫んでしまった千草の大きな二つの胸の膨らみが、彼女の肩越しに両手を伸ばした詩織にむんずと掴まれる。
「へえ!あんた、お乳を搾ってほしいんだ?憎い敵のこの私にねえ!さすがは変態マゾの牝ウシだけのコトはあるわね!
・・・・・・いいわ!お望み通り、思いっ切り搾ってあげる!ふふふ、嬉しいでしょう、“ちぶさ”?ほらっ、嬉しいんなら大きな声で返事しなさいっ!」
「ああっ・・・・・・えぐっ、ひぃっく・・・・・・はっ、ハイ・・・・・・ひぎぃいっ!」
年下の美少女の楽しげな声に、泣きじゃくりながらか細い声で返事した長身の美少女空手家だったが、その小さな泣き声が突然大きな悲鳴に変わった。
詩織が、千草の左右の乳首をつまみ上げ、思い切り引き伸ばしたのだ。
「こら!このバカウシ!ウシが“ハイ”なんて言うわけないでしょっ!ほら、さっきみたいな声で返事するのよ!早くっ!」
「クウッ、クワッ・・・・・・ん、んもおぉぉぉぉ・・・・・・」
乳首の千切れそうな激痛を堪えながら、必死に詩織の命令どおりの啼き声を上げる千草にはもはや、ほんの10分前まで見せていたクールな姿の欠片すらも見出すことは出来ない。
そんな惨めな姿を全校生徒の前に晒す彼女に対し、年下の美少女レスラーは嵩にかかって命令するのだ。
「ふふふ、よく出来たわ!それじゃ、私の名前とその啼き声を、私が“よし”と言うまで交互に繰り返すのよ!
・・・・・・もし出来なかったら・・・・・・ふふふ、“ちくび”ちゃんがどうなるか、分かってるわね?」
そして、千草の地獄が始まった。
悲鳴と慟哭。親衛隊の女の子たちが陣取る観客席は、言いようもない悲しみに包まれていた。
「うっ、ううっ………お姉さまぁ、そんなのいやぁ……」
少女たちはとなり合わせたもの同士抱きつきあい、身も世もなく泣きじゃくっている。
彼女たちにとって千草は、憧れのお姉さまと言うよりは天上人とも言うべき存在。
その彼女がいま、屈辱的なかっこうに拘束されているばかりか、奇妙な泣きまねまで発しているのだ。
その見るも忍びない無様な様子に、彼女たちはみな、悲嘆と失望の念に暮れ果てているのであった。
「もうやめてっ、千草さまっ……!」
あんな情けない声なんて聞きたくない。叫び声も涙にむせびつつ、両耳に手を当てていやいやと首を振る少女もいる。
だがそんななか、ひとり別の意味で興奮している少女がいた。香奈である。
(やっぱり……千草さまも香奈と同じなのね)
ずっと遠くから千草だけを見続けてきた香奈は、いま、責められるまま言いなりになる千草の表情の悩ましさに、彼女のなかに自分と同じマゾの炎が燃え上がっているのを見抜いていた。
(千草さまもやはり女……)
まぶたを涙き腫らしつつも、その瞳が痴態を演じる千草からそらせないのは、香奈もまた身震いするほど妖しく高ぶっていたからだ。
頬はほんのりと朱に染まり、つぶらな瞳も艶ぽく潤み始めている。
むろん彼女とて悲痛な想いに胸を締めつけられているのには変りはない。
(ああ、千草さま……できるものなら代わってさしあげたい……)
だがそんな風に思えば思うほど香奈もマゾっぽい高まりに襲われて、秘所はしとどに濡れを吐いていくのである。
303 :
香奈:04/06/29 23:15 ID:YcLFOpbR
すみません、↑ハンドル入れ忘れました。
自分もますます楽しみになってきました。
アレ??さんの続きが待ち遠しいです。
304 :
香奈:04/06/29 23:18 ID:YcLFOpbR
しかもよく見たらまた1スレ分先を越されてるし……orz
待ってましたー!んもぉぉぉって無様でいいですね。
毎度楽しみにしてます、末永く頑張ってくださいね。
306 :
アレ??:04/06/30 22:27 ID:P41kCu51
「おっ、おっ、“おちち、しぼってえ”!・・・・・・んもおぉぉぉぉ〜っ!」
本来なら殺しても飽き足りぬほどに憎い、卑劣極まりない敵に命じられたとおりに、泣きながら大声で叫ぶ千草の大きな胸の膨らみの付け根部分を、詩織は両手で思い切り握り締める。
「ああっ・・・・・・いっ、痛い・・・・・・」
その途端、女子空手界実力ナンバーワンとまで云われた美少女空手家の口から、掠れた悲鳴が漏れる。
だが、それも当然だろう。
筋肉の塊のような女子レスラーに、両の乳房を文字通り思い切り絞り上げられているのだから。
今までは砲弾のような美さを保っていた千草の乳房は、根元を締め上げられたことによって、前方がプックリと膨らみ、すっかりいびつな形になってしまっている。
しかも、その頂点では、ピンク色の乳首が極限まで勃起し、硬くしこっているのが誰の目にも明らかなのだ。
そんな哀れな生贄の姿が大スクリーンにどアップになっていることを、余裕たっぷりに確認した詩織は、いよいよその両手を動かし始めた。
ゴシュッ!ムギュウッ!
彼女はまるで、本物の牛の乳を搾るかのように、美少女空手家の左右の乳房を交互に、しかも乱暴にシゴきまくりだしたのだ。
「ああっ!うああっ!ひいいっ・・・・・・」
生まれて初めて味わわされる激痛のあまり、堪らず情けない悲鳴を上げてしまう千草に、年下の美少女が冷酷に囁く。
「ほらぁ、もう忘れたの?“名前”と“啼き声”を繰り返せ、って言ったでしょう!」
ゴシュッ!ゴシュッ!
「あっ、うう・・・・・・おち、おちち、しぼってえ!・・・・・・んもおぉぉぉ〜っ!・・・・・・いっ、イタ・・・・・・おちち、しぼってえぇぇっ!・・・・・・んもぉおぉおぉ〜ぉっ!」
かつて(と言ってもほんの10分ほど前まで)学園最強の名を欲しいままにしたクールな長身の美少女・大木千草であったが、現在の彼女の姿は、文字通り“搾乳される牝牛”以外の何ものでもなかった・・・・・・。
307 :
アレ??:04/06/30 22:29 ID:P41kCu51
>>302 香奈タン
本当に毎回どうも有り難うございます!
>>305さん
有難うございます。応援して頂けると、とてもやる気が出ます。
素朴な疑問だがアレ氏は即興で書いてるんだろーか?
それとも下書きが存在して実はもっと書き進んでるとか?
ねずみ、牛と来て次はナンだろう?
物凄く期待しています!
310 :
香奈:04/07/01 21:42 ID:qC8rye/Y
「おっ、おっ、“おちち、しぼってえ”!・・・・・・んもおぉぉぉぉ〜っ!」
千草が間抜けな声をあげるたびに香奈の身体はビクンっと震える。
妖しい被虐の快感を知った香奈は、惨めに泣く千草の苦悶の表情を見るたびに恍惚とした気分にくるまれてしまいそうになるのだ。
事実、うっすらと半開きの瞳は潤み、腰は椅子のうえでモジモジと意味ありげな蠕動を示し始めていた。
「どうしたの?香奈……」
それまで涙に沈んでいたこずえが親友の不自然な様子にふと気がついた。まるでオナニーの最中のような赤い顔。
「う、ううん……何でもない」
わたし、どうかしてるわ。
我に返った香奈が身じろぎして姿勢を正すと、下着のはしたないほどの濡れをはっきりと感じるのであった。
311 :
アレ??:04/07/02 22:12 ID:2tWrStur
最強の女神と信じていた大木千草の惨めな姿を見せ付けられ、情けない啼き声を聞かされている親衛隊の少女たちは、もはや声すらも出せずに、椅子にくず折れ、隣の友人と抱き合いながらシクシクとすすり泣いている。
そんな彼女たちの様子を楽しげに見やった詩織は、もう一度改めて自分が捕らえた美しき牝獣に視線を落とし、残忍酷薄な笑みを浮かべた。
(ふふふ・・・・・・随分と手こずらせてくれたけど、もうカンペキにただの牝ウシになったみたいね!)
自らの長い髪の毛で両腕を縛り上げられた哀れな牝ウシは、憎むべき敵に豊かな乳房をシゴき上げられるたびに、
「お、おちち、しぼってえ!・・・・・・んもぉおぉぉ〜っ!・・・・・・」
と、従順に大きな啼き声を上げるのだ。
もはや千草からは、この年下の美少女に逆らう気力など完全に消えうせてしまっていた。
現在、彼女に惨めな啼き声を上げさせているもの・・・・・・。
それは、親友・久美への想いだけではなかった。
千草の心の中では今、崇高な自己犠牲の精神と、冷酷な年下の美少女への恐怖心と、そして、被虐と露出の快感が渾然一体となり、甘美なる陶酔が造り上げられてしまっていたのだ。
312 :
アレ??:04/07/02 22:13 ID:2tWrStur
そんな彼女の心の内を見透かしたかのように、詩織が優しく囁く。
「“ちぶさ”!あんたって本当に偉いわ!今どき、“親友のため”にそこまで出来る人はなかなかいないものよ! 今“ちくび”ちゃんはきっとモニターを見ながらあんたに感謝してるに違いないわ!」
(ああっ・・・・・・そうだ・・・・・・。こっ、これは・・・・・・“久美のため”なんだ・・・・・・!)
年下の美少女の囁きは、時ならぬ官能の嵐に逡巡する千草に免罪符を与えるものだった。
そう、これは親友を救うための気高い行為なのだ・・・・・・!
だから、絶対に耐え抜かねばならない・・・・・・!
そのためには、どれほどの恥ずかしい命令にでも素直に従わねばならない・・・・・・!
浅ましく快感を貪る自分自身へ言い訳するための完璧な理論武装を終えた美少女空手家に、再び詩織が囁く。
「さあ“ちぶさ”!これからは“伝言ゲーム”で遊びましょうね?
いい?今から私が言う言葉を、一字一句間違えずに大声で復唱しなさい!
もし言えなかったり、声が小さかったりしたときは・・・・・・ふふふ、分かってるわね?」
その声に千草は、涙と鼻水を噴きこぼしつつ、
「んもぉぉぉおおぉおお〜っ!」
と大声で返事したのだった。
313 :
アレ??:04/07/02 22:14 ID:2tWrStur
(ああっ・・・・・・まり子先生・・・・・・真由子・・・・・・そして、真・自治会のみんな・・・・・・分ってくれるよね・・・・・・?今からオレが言うことは皆、“久美のため”なんだ・・・・・・!)
千草は、自分もまた先ほどの美少女剣士と同じく、全校生徒の面前でいやらしい淫語を叫ばせられるのだという屈辱と羞恥、そしてその惨めさに伴う快感に慄きながらも、それに耐え抜く覚悟を固める。
だが。
詩織がとった行動は、せっかくの千草の覚悟を粉々に打ち砕くものだった。
なんと、この憎みて余りある冷酷な美少女は、自らの髪の毛で後ろ手に縛られ、大股開きで自分に背中を預けている全裸の美少女空手家の両肩を掴むやいなや、ぐるりとその向きを変えたのだ。
「ぐぁあっ・・・・・・!」
全身の関節を襲う痛みに、堪らず目をつぶり、歯を食いしばった千草の耳に、詩織の声が冷たく響く。
「こら!バカ“ちぶさ”!何のためにわざわざ向きを変えたと思ってるの?
さあ!ちゃんと目を開けて前を見なさい!“ちくび”ちゃんがどうなってもいいの?」
その声に、恐る恐る泣き濡れた切れ長の目を開いた千草の口から、壊れた笛のような絶叫が漏れた。
それも無理はないだろう。
金網越しに彼女の目に飛び込んできたもの・・・・・・。
それは、完全に自分を軽蔑しきった冷笑を浮かべる、憎むべき敵の総帥・鬼龍院蘭子の残忍酷薄な美貌だったのだから。
314 :
アレ??:04/07/02 22:15 ID:2tWrStur
>>308さん
即興です。
しかも遅筆・・・・・・鬱です・・・・・・申し訳ない・・・・・・。
しかし、少なくとも残る二試合のバトルに関しては脳内で完全に完結していますので、ネタ切れで執筆放棄ということだけにはならずに済みそうです。
ますます千草姉さま、おとしめられてしまうんですね(;´Д`)ハァハァ
アレ??さん、これからも楽しみにしてます、頑張って
>アレ??さん頑張れ!!
支援します!
317 :
香奈:04/07/05 20:01 ID:qq9zjI06
(耐えて、千草さまっ……!)
大粒の涙をこぼしながら香奈は祈った。
あの千草がこうまでされるがままになっているのには、きっと何か訳がある。千草が被虐の官能に酔い浸っているのを、ひとり感じ取っていた香奈であったが、ときおり千草が見せる必死の面持ちに、彼女の悲しい決意めいたものを見出していたのであった。
「……!?」
Yが千草の身体の向きを変えるのを見て、少女たちに不安のざわめきが駆け抜ける。
「ね、ねえ香奈……Yはこれ以上、何をするつもりなのっ!?」
「わ、わからないわ……」
Yが何を企んでいるのかはわからない。だがあの憧れの女性にどんな怖ろしい仕打ちが待ち受けているのかと思うと、香奈の身内にはゾクゾクとした妖しい震えが走るのであった。
次回、ついにYの名前が明かされるっ
アレ??さんの気分害するのもかまわず、まり子先生は豚さん希望!
320 :
アレ??:04/07/05 22:27 ID:5g1vm2pN
大木千草と鬼龍院蘭子。
同じ学園の同じ寮に住む、まったく同い年の二人でありながら、その関係は最悪の状態であった。
それはまさに犬猿の中、いやそれどころか、お互いに相手の存在そのものをこの世から消してしまいたいほどに憎悪し合う関係だったのだ。
正義感が強く、竹を割ったような性格の千草には、理事長の孫娘、そして生徒会長という立場を利用して奸悪の限りを尽くす残忍な独裁者を絶対に許すことができず、
逆に蘭子は、自分に似たクールな美貌を持つ、長身の男勝りな美少女空手家に対し、単なる憎しみを超えた、近親憎悪のような感情さえ抱いていたのだ。
「ああっ、いっ、いやぁ・・・・・・やめろ・・・・・・やめてぇ・・・・・・」
この世界で最も憎悪すべき人間である生徒会の総帥・蘭子と、一糸纏わぬ惨めな姿で正対させられてしまった千草は、掠れた声で詩織に哀願しながら、大粒の涙をポロポロとこぼす。
それを見つめる蘭子はと云えば、両手脚を拘束されていることを感じさせないほどにゆったりと椅子に腰掛け、かつての仇敵の哀れな末路を、冷たい微笑を浮かべながら蔑みきった目で見つめているのだ・・・・・・。
そんな二人の姿を目の当たりにした親衛隊の少女たちの胸は、完全なる絶望感に押し潰されてしまった。
そう、長きに渡った二人の争い、善と悪の闘いは、今ここに決着したのだ。
あとに残されているのは、正義の女神・千草が、邪悪な悪魔・蘭子の軍門に下ったことを確認するための儀式だけだった。
321 :
アレ??:04/07/05 22:28 ID:5g1vm2pN
>>315さん〜
>>319さん
たくさん応援を頂けますと、とても励みになります。
本当に有難うございます。
手前味噌ながら、まり子先生の試合が一番面白くなる予定ですので、どうぞお楽しみに。
どうかこれからも宜しくお願い致します。
楽しみや
やっぱまり子先生も負けるんかな
素朴な疑問だが三連敗したら四戦目の意味あるの?
千草の涙と勝ち誇ったような蘭子の薄笑いで、香奈は事情のすべてを飲み込んだ。
(ああっ、あんまりだわっ……)
泣きはらした目を覆い、嫌々と首を振る。
ある意味、両派閥トップとも言えるあのふたりの確執は、全学園女生徒たちの間で知らぬものがない事実だからである。
香奈を始め、少女たちはみな千草の快勝で彼女が蘭子の鼻を明かすことを信じていた。
だからこの状況は絶望にも等しい。親衛隊の陣営はいっせいに今までにない深い慟哭に包まれた。
だがそれ以上に今の千草のプライドはずたずたに違いない。香奈は悲しみに肩を震わせながら、そっと隣りのこずえに声をかけた。
「ね、ねえ、こずえ……」
「……うん、わかった……あたしもそうするわ」
それを聞いたこずえはややしばらくして小さくうなづき、ぎゅうっと香奈の手を握るのであった。
(>アレ??さん この後の試合も楽しみにしてます)
>>323 そこはあれですよ、適当なクイズ番組みたいに4戦目勝ったら
最終的に勝利にしてやるとか何とか言って罠にはまる、と。
>>323 どちらかの陣営が3勝以上したら勝利とは誰もいってないよ
327 :
アレ??:04/07/06 21:48 ID:JVhN6WU0
「ひっく、えぐっ・・・・・・や、やめてぇ・・・・・・ひくっ、お、お願いだから・・・・・・やめてくれぇ・・・・・・うっうっ・・・・・・」
極限ともいえる惨めさと羞恥のあまり、泣きじゃくりながら年下の美少女に哀願する千草だったが、その声に詩織は耳を貸すどころか、むしろ楽しげに美少女空手家に囁きかける。
「ほらっ!“ちぶさ”!“伝言ゲーム”だって言ったでしょう?
さあ、まずはこう言いなさい!・・・・・・ボソボソ・・・・・・」
だが、その声を聞いた千草は、ますます情けない声で、
「いやぁ・・・・・・ひっく・・・・・・お願い・・・・・・もう、許してぇ・・・・・・いや、いやだ・・・・・・」
と、泣きじゃくるばかりだった。
それも当然だろう。
八つ裂きにしても飽き足りぬほど憎い相手の前で、たった今囁かれたような惨めな言葉など言えるはずがないではないか。
なんと詩織はこんなセリフを言えと云ったのだ。
「蘭子さま、どうか、この“おおきいちぶさ”の惨めな姿をご覧になった感想をお聞かせください」と・・・・・・。
「まったくもう!ホントに世話の焼ける牝ウシなんだから!」
詩織はそう呟くが早いか、哀れな牝ウシの形の良い耳たぶを三回引っ張った。
(ひいっ!久美ぃっ!)
その途端、千草の拘束された肢体がギクッとなる。
そう、今、天井から吊るされた全裸の久美が、そのプチな身体を三度も鞭打たれたのだ。
328 :
アレ??:04/07/06 21:49 ID:JVhN6WU0
「えぐっ・・・・・・い、言う・・・ひっく・・・言いますから・・・・・・」
親友のため、遂に観念した美少女空手家だったが、その彼女に対し、年下の美少女は冷たく言い放つ。
「ふん。さっきはやる気まんまんで返事をしたクセに、その舌の根も乾かぬうちに泣き喚いてイヤがるなんて、とんでもない我儘な駄々っ子ね!
・・・・・・まあいいわ。
駄々っ子には駄々っ子らしいセリフを言ってもらえば済むことよ!
ふふふ、いいえ、それどころかお陰でかえって面白くなったかもね!
さあ“ちぶさ”、“ちくび”ちゃんのためを思うなら、大きな声でこうお言い!
『みなさん!わたち、“おおきいちぶさ”は、おっぱいは大きいけど、ホントはまだまだ子供のモーモーさんなんでちゅ!』ってね!
ふふふ、いい?“ちぶさ”!良くお聞き!
あんたはこれから“赤ちゃん言葉”・・・・・・“幼児ことば”しか使っちゃいけないのよ!わかった?
もしそれ以外の喋り方をしたなら・・・・・・試合終了まであと7分、その耳を引っ張り続けてやるからねっ!」
「ひぃ・・・・・・っ・・・・・・」
(そんな!そんなぁ!こっ、このオレにっ!そんなこと出来るわけないぃぃ・・・・・・!)
だが、それから数十秒後。
体育館を埋め尽くした全校生徒たちは、信じがたい光景を目撃することになった・・・・・・。
329 :
アレ??:04/07/06 21:50 ID:JVhN6WU0
>>324香奈タン
いつも毎回有難うございます!
二人は何を決意したのでしょう?
激しく気になります。ドキドキ・・・・・・。
さっきから香奈は、体育館の大時計の針を何度も気にしていた。
「あと7分……」
ここまで来て千草の敗北はもう間違いない。ならばせめて学園の女王らしく潔い引き際を演じて欲しい。
だがリング上の千草は、Yに耳を触られたり耳打ちされるたびに赤くなったり青くなったりを繰り返している。悪魔のようなY。これ以上千草にどんな恥をかかせようとしているのか。
だがこずえの同意を得た香奈は、これ以上はもう、みんなに千草の情けない姿を見せたくない一心である。淫らな気分に耽っていたことも忘れ、今は一秒でも早く終了の時間が来ることを祈るばかりであった。
しかし……。
「ああっ、なんてひどいことを……!?」
(アレ??さん、いつもお疲れ様です。別に大したことじゃないんです。アレ??さんのお話次第では没になっちゃうかもしれません。あとこっちは椅子に座って見てるだけなのであまり書くことがありません、すみません)
え〜、作者のアレ??です。
今、ウチのPCから2ちゃんにカキコできなくなってます。
なんか、“リファラぐらい送ってください”とかいう画面になっちゃいまして・・・・・・。
どなたか対応策をご存知の方がいらっしゃいましたら、是非教えてください。
>>330 香奈タン
いつも有難うございます!
上記のとおりでして、決して無視していた訳ではありません。
これからも、どうぞ宜しくお願い致します。
自分のPC環境も書かずに質問するなんざ
なんかアレ??氏らしくないんだが……本人?
本人だったらスマソ
アレ?? さん、まだ書き込みできないのかな?
僕も詳しくないんで、教えてあげられない。
336 :
アレ??:04/07/15 22:52 ID:NZygpNxO
千草を学園の救世主と仰ぐ親衛隊の少女たちが目撃した、信じがたい光景とは次のようなものだった。
自分自身の黒髪で後ろ手に両腕を縛られ、素っ裸の大股開きで敵に背中をあずけた状態で、最も憎悪している相手の真正面に座らされるという惨めな姿の美少女空手家の口から、とんでもない言葉が飛び出したのだ。
「みっ・・・・・・み、みなさん!わっ、わたち、おおきいち、ちぶさは、おっ、おっ、おっぱいは大きいけど、ほ、ほんとは、まだまだ、こどもの、も、もっ、モーモーさんなんで、なんでちゅ!」
その瞬間、広い体育館内は悲鳴と絶叫に包まれてしまう。
「い、いやぁぁぁぁぁ!お姉さまっ!どうして?どうしてなのっ?」
「お願いですから、たっ、耐えてぇ!どうか、そんな惨めなことだけはやめてくださいぃっ!」
だが、親衛隊の願いも虚しく、かつて女子空手界実力ナンバーワンとまで云われた千草は、憎むべき敵に何事か囁かれるたびに、激しく抗う様子だけは見せるのだが、
ただ耳たぶをキュッと引っ張られるだけで脆くも屈服し、さらに情けない淫語を喚き散らすのだ。
「ああっ・・・・・・み、みなさん、見えまちゅかぁ?・・・・・・こっ、この、きっ、汚い、海苔みたいのが、“ちぶさ”のマ・・・・・・マン、マン毛でちゅ!」
「(ボソボソ)・・・・・・そっ、そんなぁ・・・・・・(キュッ!キュッ!)ヒィッ!い、言います、言いますから・・・・・・(ボソボソ・・・・・・キュッ!)ああっ!ご、ごめんなさい!言いま“ちゅ”!(ボソボソ)・・・・・・そっ、そ、そうでちゅ!“ちぶさ”は、バカな女のコなんでちゅう!」
「みっ、みなさん!ち、“ちぶさ”のお、おマンコが、ビチョビチョなのは、おっ、お、“おもらし”したからじゃないんでちゅ!
こ、これは、ヘンタイ“ちぶさ”の、ま、マン汁でちゅ!おっ、おしっこなんかじゃなくて、ただのマン汁なんでちゅよおっ!」
337 :
アレ??:04/07/15 22:53 ID:NZygpNxO
あの女子空手界実力ナンバーワンと謳われた大木千草が憎むべき敵に全裸に剥かれ、さんざんいたぶられた挙句の果てに、当の敵に囁かれるがままに、惨めな淫語を泣き喚いている。
しかも、あろうことか“赤ちゃん言葉”などを使って・・・・・・。
それは、普段の彼女を知る者には、想像することすら不可能な、ある意味では凄惨とも言うべき光景であった。
いつも大勢の取り巻きに囲まれ、長いポニーテールを靡かせて颯爽と歩いていた、クールな長身の美少女空手家の面影など、もはや欠片すらも残ってはいない。
そこにいるのは、ただの惨めな負け犬、いや、負けウシの姿でしかなかった。
これ以上はないほどの絶望感と失望感に包まれた応援席では、ショックのあまり気を失ってしまう少女まで出る始末だったが、そんなことにはお構いなしに美少女空手家の惨めな独演会は続いてゆくのだ。
「ああっ・・・・・・そ、そうでちゅ!ち、“ちぶさ”は、おっ、おっぱいのでっかいモーモーさんでちゅう!・・・・・・んもぉおぉおぉぉぉぉ〜っ!」
「み、みんなぁ!いっ、今まで、だっ、騙していて、ご、ごめんなさい!わっ、わたちは、ヘンタイマゾの、ろ、露出狂なんでちゅう!
ああっ、みっ、みんなが見ててくれるから、きっ、きもちイイでちゅよぉ・・・・・・!」
338 :
アレ??:04/07/15 22:54 ID:NZygpNxO
「ひいっく・・・・・・うっうっ・・・・・・ち、ちぐさぁ・・・・・・ひどいぃ・・・・・・あっ、あんまりよぉ・・・・・・」
がっくりとうなだれ、すすり泣いていた赤井まり子の耳に、隣に座っている真・自治会のリーダー、草野真由子の小さな切れ切れの泣き声が聞こえる。
世界中で最も唾棄すべき卑怯な相手に、全校生徒の眼前で親友をいたぶられているというのに、助けることはおろか声を掛けてやることすらできない・・・・・・。
責任感の強い真由子にとってそれは最大の拷問といえた。
こんな惨めな、情けない気持ちを味わわされるくらいなら、千草、あなたと同じ苦しみを受けているほうがまだましよ・・・・・・。
そして、そんな真由子の気持ちは、そのまま、彼女たちの恩師・まり子の気持ちであった。
(千草ちゃん・・・・・・そして、久美ちゃん!
苦しいでしょうけれど、私の試合が始まるまで、あと少しだけ我慢して・・・・・・どうか耐え抜いてちょうだい・・・・・・!
あなたたちの無念と屈辱は、神様に誓って、この私が絶対に晴らしてあげますから!
そして、必ずあなたたちを、悪魔の手中から救い出してみせます!
そう、例え人として絶対に許されざる罪を犯すことになろうとも、私は決して後悔などしない・・・・・・!
鬼龍院蘭子!もはやあなたには、神の恩寵を受ける資格など毛ひとすじほども残ってはいないわっ!
二人を救い出し、あなたを葬り去ることが出来るならば、私の人生が今日終わろうとも悔いなどありません!)
悲壮な覚悟を固めたまり子の耳に、そのとき、最愛の教え子・千草の悲痛な叫びが響いた。
「ああっ・・・・・・まり子せんせいっ・・・・・・ま、真由子ぉ・・・・・・ご・・・・・・ごめんよ・・・・・・おっ、オレ・・・・・・もう、ダメ・・・・・・」
339 :
アレ??:04/07/15 22:57 ID:NZygpNxO
>>332さん
有難うございました!
おかげさまで助かりました!
千草さん惨め過ぎて見てられないよう(つд⊂)
まり子先生、仇を取って!!
>>340 しかしここは『壮絶なドミネート』スレ、
そのまり子先生もきっと・・・
まあ、かわいそうにと思いながらもティ○コはガチガチなんだけどね
342 :
アレ??:04/07/20 22:37 ID:M2QEkSbj
それまでは何とか従順に、言われた言葉を復唱していた千草だったが、詩織に、ある決定的な台詞を囁かれた途端、まるで瘧に罹ったかのようにその美麗な裸身をガタガタと震わせる。
「ひいっく・・・・・・えぐっ・・・・・・もう、もうやめてぇ・・・・・・おっ、お願いよぉ・・・・・・」
本物の幼女のように涙と鼻水を垂れ流して泣きじゃくりながら、年下の敵に惨めに哀願する美少女空手家だったが、それに対する詩織の答えは、相変わらず哀れな生贄の耳たぶを引っ張ることだけだった。
もはやどうにもならぬと遂に観念し、
「ああっ・・・・・・まり子せんせいっ・・・・・・ま、真由子ぉ・・・・・・ご・・・・・・ごめんよ・・・・・・おっ、オレ・・・・・・もう、ダメ・・・・・・」
そう絶叫した千草は、親友・桃井久美を救うため、恩師と、もう一人の親友を裏切る言葉、そして何よりも、この地球上でもっとも憎悪する相手に対する屈辱的な敗北宣言を口にしようとする。
「ひっく・・・・・・ああっ、ら、蘭子さま・・・・・・」
だが、いきなりその出鼻を挫くように、詩織が美少女空手家の耳を引っ張りながら冷たく言い放った。
「バカ“ちぶさ”!あんた、蘭子様にお話しようってのに、目を閉じたまま喋る気なの?
ホント、恥知らずなだけじゃなく、礼儀も知らない牝ウシなんだから!
さあ!しっかりとお目目を開いて、蘭子様の目を見ながら言いなさい!
言っとくけど、目を逸らしたり、声が小さかったりしたらタダじゃおかないからねっ!」
343 :
アレ??:04/07/20 22:39 ID:M2QEkSbj
この大内詩織という15歳の少女は、一体どこまで悪辣なのだろうか。
だが、親友・久美を人質に取られている今の千草には、彼女に逆らうことは絶対に許されないのだ。
千草は、惨めさにすすり泣きながら、おずおずと切れ長の目を開く。
幸か不幸か、その視界は涙でぼやけており、蘭子の表情までは判らなかった。
しかし、これで終わったわけではない。
そう、これから憎みて余りある敵の総帥に対し、恥ずかし過ぎる敗北宣言をしなければならないのだ。
「ひっく・・・・・・ひっく・・・・・・」
すすり泣きながらも、親友のため、何とかその惨めな言葉を口にする覚悟を固めた美少女空手家は、自棄になったかのように囁かれた台詞を大声で復唱する。
「ああっ・・・・・・ら、蘭子さま・・・・・・まっ、まだまだコドモのクセに、おっぱいだけ大きくて、いっ、いやらしい、マゾの、めすウシの分際で、おっ、お美しい、蘭子さまに楯突いたりいたし・・・・・・致しまして、もっ、申し訳ございません・・・・・・
(キュッ!)ヒッ・・・・・・も、もうしわけ、ご、ございまちぇん!
ふ、深く、お詫び、いたっ、いたしまちゅう!・・・・・・ひっく、えぐっ・・・・・・!
ああっ、ちっ、“ちぶさ”も、さっきの、ち、ち、“ちくび”と同じく、真・自治会を、だ、だっ、脱会致しまちゅ・・・・・・!
そして、これからは、らっ、蘭子さまの、ご命令なら、なんでも、し、従う、いっ、いい子の、生徒会員になりまちゅことを・・・・・・
“ちぶさ”の、両親と、か、香取・鹿島だい、大明神の名に、か、かけて、お、お誓いいたちまちゅ・・・・・・ひっく・・・・・・えぐっ・・・・・・うえぇぇぇぇぇぇ〜ん!」
自分が口にした、あまりにも惨めで屈辱的な台詞に耐えられず、とうとう千草は頑是無い幼女のように大声で泣きじゃくってしまう。
そんな彼女の耳に、冷たく笑う蘭子の声が飛び込んできたのだった・・・・・・。
(・∀・)イイ!!
でもちょっと細切れかも。もう少しまとめてアップは無理なのかな。
345 :
香奈:04/07/21 23:35 ID:0RvDFMPO
うつむきながらそれを聞いていた香奈だった。ポタッ、ポタッ……。
大粒のしずくが制服のスカートをぎゅうっと握りしめた小さなこぶしを濡らしていく。
「ううん、千草さま……責めたりしない。そうよ、これでやっと終わりよ」
下を向いたまま、目を赤く腫らしたその顔を小さく横に振る香奈の表情には、むしろ安堵の色めいたものがあった。
つらかったでしょ?でもね、香奈は何があってもついていきます……!
これでみんなの前で痴態を演じ続けることからやっと千草が開放されると思うと、ようやく香奈もリングを正視することができた。
「ね、こずえ……」
「うん……」
それは二回戦の終わりを確信した香奈が、いそいそとしてこずえの耳元に何かを告げた時のことである。
「…………っ!?」
千草の耳に飛び込んできた蘭子の声はただの嘲笑か?それとも新たなる命令か?
∧_∧
( ・∀・) ワクワク・・・・・
( ∪ ∪
と__)__)
347 :
アレ??:04/07/22 23:20 ID:ONSZfOsy
「ホホホ!“おおきいちぶさ”さん!あなた、何か勘違いしてらっしゃるんじゃなくて?」
「ひっく・・・・・・えぐぅ・・・・・・?」
その言葉の意味が分からずにいる全裸の千草に、蘭子はバカにしきった口調で続ける。
「あなた確か、この第二試合が始まる前に、こう約束しましたわよね?
“負けたら、この私の奴隷になる”と!」
「ヒイッ・・・・・・」
その瞬間、自身の黒髪で後ろ手に縛り上げられた美少女空手家の咽喉から細い悲鳴が漏れたが、そんな些事にはまったく構わずに蘭子は冷たく言い放った。
「べつに私は、あなたのような淫乱な牝ウシなどに、栄光ある我が生徒会へ入って貰いたいなどとは考えておりませんのよ?
私の望みは、あなたがきちんと約束を果たしてくださることですわ!
・・・・・・今、私が聞きたい言葉はたった一つ!それは、あなたがこれから一生、私の奴隷になるという誓いの言葉だけですのよ!」
憎みて余りある卑劣な敵の総帥の言葉を聞いた千草はショックのあまり、暫くの間その豊かな胸の膨らみをブルブル震わせてひいひいと泣きじゃくったものの、
結局は詩織の囁く“奴隷の誓い”を大声で宣誓する羽目になったのだった。
348 :
アレ??:04/07/22 23:21 ID:ONSZfOsy
「ああ・・・・・・全校生徒のみなさま・・・・・・わ、わたち、“おおきいちぶさ”は・・・・・・で、デカい、オッパイをぶら下げているしか、能のない、いっ、いやらしい、マゾの、ろ、露出狂の牝ウシの分際で・・・・・・
み、身の程知らずにも、偉大で、高貴な・・・・・・ら、蘭子さまに・・・・・・ケンカを売るという、大罪を犯した、あ、挙句の果てに・・・・・・みっ、見事に、返り討ちに遭った、ど、どじで、まっ、マヌケな、大バカ女でちゅ・・・・・・。
こっ、これからは、その、つ、罪を償うため、うっ、美しい、蘭子さまと、蘭子さまが率いる生徒会のみなさまの奴隷となって・・・・・・一生、お仕えすることを、ここに、お、お誓い、いたちまちゅ・・・・・・。
も、もし、この誓約をた、違えたならば、ど、どのような、お、お仕置きでも、喜んで・・・・・・お、お受け、いたちまちゅので・・・・・・
ど、どうか・・・・・・この“おおきいちぶさ”を、が、が、“学園公認の牝ウシ奴隷”として、しっ、飼育してくだちゃいますよう・・・・・・おっ、お願い、いたちまちゅう・・・・・・!」
ほんの30分ほど前までは、大多数の生徒たちに“学園の救世主”“女子空手界最強の女”と信じられ、
熱狂的な声援に包まれていた自分が、その生徒たちの目の前で全裸の惨めな敗残の姿を晒した挙句、仇敵・蘭子の、いや、生徒会全員の奴隷となることを、“赤ちゃん言葉”で誓わされている・・・・・・。
そんな目も眩むような屈辱に脳内を真っ白にスパークさせる千草に、蘭子はそっけない調子で答えた。
「ふん。ま、そこまで哀願されたら仕方がありませんわ。あなたを、私の奴隷にしてさしあげますわよ」
その声を耳にした千草の意識は、極限まで達した怒り、惨めさ、屈辱、情けなさ、そして羞恥に耐えられず、深い暗闇の中へとフェードアウトしてゆく。
その耳にはもはや、彼女の失神と同時に鳴り響いた、タイムアップ(時間切れ)を告げるゴングの音色は届いていなかった。
タイムアップ・・・・・・。
そう、なんと第二試合は、“時間切れ引き分け”という、観客席の誰ひとり予想も出来なかった結末を迎えたのだった・・・・・・。
引き分け!ワロタ。
そしてとうとう次はまり子先生かぁわくわく
ここまできて引き分けって言われてもな・・・
勝敗が明らかすぎてちょっとシラけた
もう戦いなんかどーでもいいのでエロ中心で頼む
351 :
アレ??:04/07/23 20:27 ID:yY94X1d7
ごめんなさい!
昨夜は酔っ払っていたのに書いてしまいました。
なんで引き分けって書いちゃったのかな・・・・・・?
その時はいいネタを思いついたつもりだったんだろうけど、今自分で読んでみても、この結果は話の辻褄が合いません。
深くお詫びして、謹んで訂正致します。
千草の負け、真・自治会の2敗目です。
本当にすみませんでした。
いやいや、ドロー判定っつーのもオモロイですよネタとしては
あんまし気にせず、三戦目に期待してまつ
アレコレ言われたからって変えたりしなくてもいいよ。
描きたいように書いてくだはい、応援しとります。
基本的には>353に同意
ただ2戦目のラストはドローより千草の負けの方がイイ
ドミ小説なんだし完全敗北の方が個人的に萌え
ドローにしておいて4戦目までもつれ込む算段かと漠然と考えていた俺
この話、両派の解散を賭けた団体戦なのか?
てっきり戦力削減を狙った交流戦だとばかり思ってたんだが
357 :
香奈:04/07/24 16:24 ID:fj09NkoY
屈辱の敗北宣言。千草が負け口上を吐くあいだじゅう、ギュッと噛みしばった香奈の唇は行き場のない悲しみに震えていた。
学園の象徴とも言える千草に敬愛を超えたレズビアンまがいの感情まで抱いていた香奈にとって、奴隷を告げる彼女の幼児言葉はどう聞こえているのであろうか。
「ち、千草さま……ああっ」
奴隷を誓った千草が気を失うのと同時に、フラフラッと眩暈をおこした香奈の身体を支えたのは、親友のこずえであった。
「任せて、香奈。何があってもあたしがねじこんでみせるから……」
「うん。ありがとう、こずえ……」
何やらうなずき合ったふたりは、第2試合終了と同時にそっと席を立ち上がると、会場のいずこかへと消えていくのであった。
>アレ??さん
あやまることなんてないと思います。事実上の千草の完敗。でもかたち上、ドロー
ということにして4試合とも、とことん真・自治会派に恥をかかせようという
生徒会チームのたくらみかもしれませんしね。
ところで香奈とこずえはここでいったん姿を消します。アレ??さんの話次第では
また現れると思いますが……。ネタ切れもあるので新キャラでまた観戦しようかなと
思ってます。
へえ、ネタ必要だったんだ、へえ
もうちょい発言には気ぃ使おうや・・・
360 :
アレ??:04/07/28 21:28 ID:mY7KRxuy
みなさん、有難うございます!
以外に読んでくださっている人が多いことにびっくりしています。
じっくりと考えてみた結果、やはり
「千草の負け」
とすることに致しました。
いろいろとお騒がせして、申し訳ありませんでした。
これからも頑張りますので、応援宜しくお願い致します。
>>357 香奈タン
新キャラ!いいですねえ!
え〜と、もしよろしければ
“まり子先生に憬れている三つ編みお下げの眼鏡っ娘(文学少女系)”
というのはいかがでしょうか?
このSSの性質上、可憐な美少女というのはまず出て来ないものでして・・・・・・。
ご一考頂ければ幸いです。
361 :
アレ??:04/07/28 21:30 ID:mY7KRxuy
第二試合終了後、金網が引き上げられ、再びあのキツネのような顔をした痩せぎすの女医が現れた。
その彼女の指示を受けた保健委員たち(もちろん生徒会員)は、よってたかって気を失った千草の長身を、なんと、自身の黒髪で後ろ手に縛られたままの惨めな全裸の状態で担架に乗せてしまう。
せめて髪だけは解いてあげて欲しいというまり子の嘆願など採り上げられるはずもなく、かつて“女子空手界実力ナンバーワン”と謳われたクールな美少女は、
あまりにも悲惨な末路を全校生徒の前に晒した挙句、何処かへと運び出されていってしまった。
先ほどと同じく、今すぐにも第三試合が始まるものと考えていたまり子だったが、その意に反してマットには、モップを手にした数人の美化委員たちが上がり、のんびりと清掃を開始する。
怒りに震えるまり子と真由子に、ゴージャスなガウンに身を包んだ蘭子は、悪びれもせず高貴な美貌に冷笑を浮かべながら答えた。
「マットの上をよくご覧なさいな?あなた方のお仲間の薄汚い汗や、アソコから出たいやらしい、恥ずかしい液体でびしょびしょになってしまっているじゃありませんの!
それを綺麗に拭いて差し上げているのですわ!お礼を言われこそすれ、文句を言われる筋合いなどございませんことよ!」
そう言われて、ぐうの音も出なくなる二人を楽しげに眺める蘭子。
もちろん、この長いインターバルはただ掃除をするだけが目的ではない。
あの惨めな千草を、すでに捕らえてある久美と同じ秘密の部屋へと運び込むための時間稼ぎこそが最大の目的であったのだ。
(ホホホ、“ちぶさ”、もうすぐ“ちくび”ちゃんに会わせてあげるわ!そして、二人でたっぷりと、この私に逆らったことを泣き喚きながら後悔することね!)
362 :
アレ??:04/07/28 21:31 ID:mY7KRxuy
「あら、コイツ目を覚ましそうよ?早くして!」
「待ってまって。ロープを滑車に掛けてっと・・・・・・オッケー、引っ張って!」
失神状態から回復しつつある千草の耳に、楽しげな会話がぼんやりと聞こえてくる。
(こ・・・・・・ここは・・・・・・?)
ゆっくりと覚醒しかけた彼女の両腕が、次の瞬間、思い切り上方へと引っ張られた。
「ぐっ、ぐぁぁ!」
詩織にガタガタにされてしまった両腕の関節を思い切り伸ばされたのだから堪らない。
全身を襲う激痛に、完全に意識を取り戻した美少女空手家は咽喉の奥から悲鳴を上げ、美麗な裸身をくねらせる。
そして、そこでやっと理解したのだ。
自分が今、両腕を頭の上で一まとめにされて縛られ、立ったままの状態で天井から吊るされているということを。
両足は床に付いてはいるものの、大股を開かされた状態であり、しかも両の足首の間には、一本の金属製の太い棒が渡され、その両端に取り付けられた頑丈な皮ベルトによって足首を完全に固定されてしまっていたのだ。
(な、なんだよコレは?・・・・・・こ、ここは何処なんだ?)
生まれて初めて緊縛された恐怖に怯え、あたりを見回す千草だったが、その部屋は真っ黒なカーテンで四方を囲まれており、ここが校舎の中なのか、それとも寮内なのかさえも判然としない。
そこにいるのは、先ほど千草を吊るした張本人である、学園の制服を身に着けた二人の少女だけだったが、その姿を見た途端、美少女空手家の顔が恐怖に引きつった。
それも当然だろう。
なんと彼女たちは、人間の頭蓋骨をデザインした布製のマスクで、頭部をすっぽりと覆っていたのだから。
363 :
アレ??:04/07/28 21:34 ID:mY7KRxuy
(な、なんだよこいつら・・・・・・なんなんだよぉ・・・・・・?)
まるでホラー映画の世界へ迷い込んでしまったかのような恐怖に、豊かな胸の膨らみをブルブルと震わせる千草。
と、そこへ突然
「“ちぶさ”!」
と、後ろから冷たく声を掛けられ、ビクッと縮み上がった美少女空手家は、慌てて自分の真後ろを見るやいなや、ヒイッと声にならぬ悲鳴を上げた。
自分の背中とほんの10センチも離れていなかったその場所には、親友・久美と、房鞭を手にしたキツネのような顔をした白衣の女がいたのだ。
久美も自分と同じく一糸纏わぬ大股開きで、そのプチな身体を縛られた両腕で吊られて立たされている。
がっくりと頭を垂れているため、その表情まではわからないが、どうやらか細くすすり泣いているようだ。
しかし、よくよく見れば“一糸纏わぬ”姿ではなかった。
その細い首には、蛍光ピンクの塗料が塗られた、金属製のごつい首輪がピカピカと輝いていたのだ。
美少女剣士の子供のような身体には、哀れにも、小さな胸にも細い脇腹にも、数え切れぬほど幾筋もの条痕が真っ赤になって残っていた。
「くっ、久美っ!くみぃっ!」
関節が軋む痛みも構わず、大切な仲間の名を呼びながらもどかしげに身体を反対へと向けた千草に、それを待ちかねていたかのように久美が、親友の大きな胸に顔を埋めて号泣する。
「わあっ・・・・・・ちっ、チイちゃんっ・・・・・・!ご、ごめんなさい・・・・・・ボク、ボクのせいで・・・・・・ボクが負けたばっかりに・・・・・・ごめんなさいぃ・・・・・・」
「久美ぃ・・・・・・ひっく、えぐっ、久美ぃぃ・・・・・・」
緊縛された裸身を密着させ、ただお互いの名前を呼び合いながら泣きじゃくり続ける二人の美少女武道家の姿を、白衣の女医は冷酷かつ楽しげな目でじっと眺めていた。
364 :
名無しさん@ピンキー:04/07/28 21:42 ID:hM6lKXqo
>アレ??さん
なんかSM小説みたくなってきましたね、ワクワク……。
久美タンのことがすごく気になってたので場面が変ってうれしいです。
でもチラッとだけなんでしょうね?第三試合もあることですし……。
し、しかしだよ、久美のことが心配で言いなりになった千草のことを考えたら、
まり子先生も同じパターンになるんじゃ。
本気で戦ったら、久美と千草をいじめるよってまり子先生を脅すことも出来るわけだし・・・
そしたら、戦わなくても最初から、まり子先生の負けって事になるんじゃないの。
まあ、まり子先生のハァハァシーンが見たいんだから、それでもいいんだけど。
367 :
アレ?? :04/08/04 19:53 ID:4X1Fpd2f
「さあ!愁嘆場はそのくらいにおし!さっそくだけどいろいろと言っておかなきゃならないことが多いのよ!」
キツネのような顔をした女医の言葉で我に帰った千草は、胸で泣く久美をかばうかのように、キッとなって痩せた中年女を怒鳴りつける。
「へっ、ヘンタイっ!む、無抵抗の、こ、こんなに可愛い女の子をムチで叩くなんて・・・・・・おっ、お前なんか人間じゃねえっ!」
だが、女医はまったく動じる気配もなく、
「あ〜ら、さっきまで啼いてた“まだまだ子供のモーモーさん”がすっかり勇ましくなったものね?」
と、バカにしきった調子で切り返すのだ。
「ふふふ、ここにある(と言って、彼女の後方にあった試合会場を生中継しているモニターを指差し)テレビであんたのご活躍は全部観させてもらったわよ、牝ウシちゃん?」
「くっ・・・・・・」
悔しげに唇を噛む美少女空手家の真横に立った女医は、蛭のような目を細めて舌なめずりしながら、手にしていた房鞭を千草の肩にそっと当て、シュルッと滑らせる。
(・・・・・・・・・・・・っ!)
ただそれだけのことで、まだ打たれた訳でもないのに、情けないことに千草の身体にはガタガタと震えがきてしまったのだ・・・・・・。
368 :
アレ??:04/08/04 19:54 ID:4X1Fpd2f
そんな彼女の様子を楽しげに見ながら、女医は指をパチンと鳴らす。
すると、先ほどの髑髏マスクの二人が、イエローの蛍光塗料が塗られた、金属製のごつい首輪が載せられたお盆を恭しく運んできた。
そして、有無を言わさず、その首輪を千草の首に嵌めようとする。
「やっ、やめろぉ!やめろぉぉぉっ!」
必死にもがいて抵抗する美少女空手家だったが、大股開きで立たされたまま緊縛されていてはどうにもならず、とうとう惨めな首輪姿を晒すはめになってしまった。
その金属の首輪には、ご丁寧にも二箇所に電子ロックが付いており、二つのキーが揃わない限り、どのような怪力の持ち主であっても絶対に外せないように作られているのだ。
「くうっ・・・・・・えぐっ・・・・・・ち、くしょお・・・・・・」
惨めさのあまり、自分の胸で泣く久美の頭に顔を擦りつけるようにして泣きじゃくる千草に、女医は恐ろしい事実を告げる。
「ふふふ、“ちぶさ”!一度しか説明してあげないからね、よくお聞き!
今、お前と“ちくび”がしている首輪には、別の場所にあるスイッチを入れれば、スタンガン並みの、物凄い威力の電流が流れるようになっているのよ!」
その途端、ビクッと身体を震わせ、自分を見上げる美少女空手家に、女医は冷たく笑いながら、
「まぁ、もちろん、死ぬほどのものじゃないから安心おし!でも、相当のショックであることは間違いないけどね?」
と、恐怖に怯える千草の目を覗きこみ、その目の前に自身の痩せた左手をひらひらと振ってみせる。
「そのスイッチは、ここにあるわ!この指輪が、電撃の発射ボタンなのよ!」
その細い“人差し指”には、銀色のやや大きめの金属製の指輪が光っていたのだ。
369 :
アレ??:04/08/04 19:56 ID:4X1Fpd2f
更に女医の説明は続く。
「なぜ“人差し指”に指輪をしたか・・・・・・もう分かったでしょう?そう、その手の親指で・・・・・・つまり片手ですぐにスイッチを押せるようによ!
でも安心しなさい。こんなふうに、ちょっと触れたくらいでは反応しないから。
力を入れて押さない限り電流は流れないわ!」
「う・・・・・・うそ・・・・・・そんなこと・・・・・・」
千草の震える声に気付いた女医は、楽しげに笑いながら久美に尋ねた。
「“ちくび”、“ちぶさ”は私を信用できないみたいよ?どうする?“ちぶさ”にもアレを味わって貰おうか?」
そう言われた瞬間、親友の胸に埋めていた顔を上げた久美は半狂乱になって泣き叫ぶ。
「やっ、やめてぇ!やめてくださヒぃっ!ちっ、チイちゃんにあんなこと、しないでくださいぃぃぃっ!あっ、アレだけはもうイヤぁぁぁぁっ!イヤですぅぅぅっ!」
その久美の反応は、女医の言葉に寸毫の嘘も偽りもないことを証明して有り余るほどだった。
そしてそれは、無残にも久美が、すでに電撃の洗礼を受けたということの証でもあったのだ。
「さあ!第三試合まで時間がないから手短かに言うわ!
いい?“ちぶさ”!もしあなたがこの先、私に逆らったり、さっきみたいな生意気な、ナメた口を利いたら、その瞬間電撃が・・・・・・
“ちくび”を襲うからねっ!」
370 :
アレ??:04/08/04 19:56 ID:4X1Fpd2f
「なっ・・・・・・」
その言葉に、思わず息を呑む千草に、女医は冷たく宣告する。
「当たり前でしょう!奴隷は一蓮托生なんだから!それに、あなたたちは、自分の為ならともかく、お友達の為ならばどんなコトでも耐えてくれるみたいだしねぇ?
可愛いお友達が電撃を喰らうのがイヤなら・・・・・・せいぜい素直な奴隷になれるように努力することね?」
「・・・・・・ひっく・・・・・・うっうっ・・・・・・」
あまりのことに、ただ泣くことしか出来ない美少女空手家に、女医は突然声を荒げた。
「“ちぶさ”!返事はっ?」
「ひいっ!はっ、はいっ!」
電撃の恐怖に怯え、思わず大声で返事した千草に、女医がたたみ掛ける。
「“はい”ですって?牝ウシが“はい”なんて答えるのっ?」
「ひいいっ!も、も、んもぉぉぉおおおぉぉっ!」
「そう、それでいいわ!では、“まだまだ子供のモーモーさん”?あなたのお名前と、今の身分を、大きな声で言ってみなさい!」
「あっ、あの・・・・・・わっ、わたちは、“おおきいちぶさ”でちゅ!らっ、らっ、蘭子さまの、ど、奴隷でちゅう!」
泣きながら幼児ことばで絶叫する長身の美少女空手家の背中を撫でながら、女医は氷のような笑みを浮かべて言った。
「ふふふ、いい“仔”ね、“ちぶさ”!あなたは、最高の奴隷になれる素質充分だわ!」
その言葉を聞きながら、千草は縋るような目で、この黒い部屋で、たったひとつだけ明るい光を放っているモニターを見つめる。
(せ、先生・・・・・・まり子せんせいっ・・・・・・た、たすけて・・・・・・コイツら、みんな狂ってるよぉ・・・・・・お願いですから、ここから、た、たすけてぇ・・・・・・)
そこには、彼女たちの恩師、赤井まり子の凛とした美貌が大きく映し出されていたのだった。
371 :
アレ??:04/08/04 19:59 ID:4X1Fpd2f
>>365さん
大変長らくお待たせいたしましたが、次回から場面が変わります。
>>366さん
う〜ん、一応バトルが書きたくて始めたSSですし、試合内容とその後のドミ展開も考えてしまっていますので、大変申し訳ないのですが、エロ場面まで暫く(・・・・・・いや、かなり長くなるかも)お待ちくださいね。
しかし例によって、お盆休みの間は二週間ほど書けなくなってしまいますし・・・・・・まいったなあ・・・・・・。
× 「へっ、ヘンタイっ!む、無抵抗の、
○ 「へっ、ヘンタイっ! む、無抵抗の、
アレ??さんキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
地獄での再会ですね!千草お姉さまはどんな目に合わされちゃうんでしょうか?
それにいよいよまり子先生の登場ですね!
今まで以上の名勝負期待してます!
374 :
アレ??:04/08/06 22:53 ID:99RkAYoJ
たっぷりと、充分過ぎるほどの時間を掛けた清掃を終えた美化委員たちがマットを降りるのと入れ替わりに、ガウン姿のXが、強者だけが持つオーラを身に纏いながらゆっくりと登場する。
とても15歳とは思えない冷酷そうな美貌と、殺気に満ちた身のこなしを見た真由子は、涙を浮かべて敬愛してやまない恩師に向かって震える唇を開いた。
「せ、先生・・・・・・やめてください・・・・・・あの相手は、強いです・・・・・・たぶん、ZやYよりも・・・・・・わっ、私が・・・・・・代わりに出ますから・・・・・・先生は、ここにいてください・・・・・・」
真由子が不安になるのも当然のことだった。
何と言っても、古文教師・赤井まり子は空手部の顧問とはいえ、ただの一度も部員たちに道着姿を見せたことがないのだ。
「私は、子供の頃にちょっとかじっただけで、本格的な空手経験がないの」と彼女は普段笑っていた。
それが事実であろうことは、彼女の白く美しい手を見れば容易に理解できる。
空手有段者の手というものは、一目見ればわかるほど傷だらけで、ときにはひどく変形してしまっているものなのだ。
真由子らは、この学園の生徒だったころのまり子先生のことを、卒業アルバム等で調べてみたことがあるが、なんと彼女は体育会系どころか、ボランティア部の部長と生徒会長を兼任していたのだった。
しかし、空手部にとっては、顧問が達人であろうと素人であろうと、どちらでもよいことであった。
スーツ姿のまり子が椅子に腰掛け、温かな微笑を浮かべながら見守っていてくれるだけで、厳しいはずの空手の稽古がとても楽しいものに感じられるのだから。
375 :
アレ??:04/08/06 22:54 ID:99RkAYoJ
そして、普段の学園生活においても、それは変わらなかった。
まり子はとくに用事のないときは必ず、構内にあるチャペルで熱心にお祈りをしているほどの敬虔なクリスチャンであった。
その胸には常に首から掛けられた銀の十字架が光っており、スーツのポケットには必ず、綺麗な白いロザリオ(キリスト教の数珠)が入っていた。
美しく優しいまり子先生に生徒たちは絶大な信頼を寄せ、彼女はほとんど毎日のように生徒たちからさまざまな悩みごとを相談されるのだが、
例えそれがどんなにちっぽけな、取るに足らない悩みであろうとも、まるで優しい母親か姉のように親身になって相談にのってやり、辛抱強く教え諭し、安心させてあげるのが常だった。
そんなまり子だから、このミッション系女学園の一部の生徒の間では、彼女を教師というよりも、聖女のように熱狂的に崇める少女たちのグループまで存在するほどなのだ。
いつでも温かな笑顔を絶やさない、優しく、美しく、控えめで、信仰心の篤い、思いやりのある素敵な先生というのが、真由子をはじめとする生徒たち全員の赤井まり子像であった。
そのまり子先生が、あの身長170センチを超える、如何にも強そうなXと互角に渡り合えるとはとても考えられない。
確かに、久美の試合のときは、誰も見抜けなかったZの実力をいち早く見破り、的確な助言を与えていたが、だからといってそれが即まり子が実戦で強いということには繋がらないのだ。
「美しい」「優しい」がクドイよ
俺らもバカじゃないんだし
>>376 そんな些細なこといいじゃない。アレさんだって完璧に推敲するほど時間
があるわけじゃないんだから。
アレさんいつも乙です。
まずは、まり子先生の秘めた力を楽しみにしてます。
378 :
香奈:04/08/07 18:32 ID:HaxBzthf
聖コーマン女子高文芸部一年・高木祐香(ゆうか)は気が気でならなかった。
これから始まろうとしている第三試合のことがずっと気がかりだったからである。
(まり子先生……)
不安に震えるその三つ編みの美少女は、眼鏡の奥のつぶらな瞳を潤ませて、憧れの女性の名をつぶやいた。
師弟を超え、実の姉のように慕っていたまり子先生。
いや、祐香はあの美貌の女教師に対し、人知れずそれ以上の感情を寄せ続けていたのである。
胸のうちの想いを綴った恋文は、何度したためては渡しそびれてきたことか。
それにしても空手部顧問とは言え、格闘技と言う血なまぐさい言葉からはおよそ程遠いあの温和な先生が何故?祐香にはそれが納得がいかない。
「ねえ、和希……どうしてまり子先生が試合に出なければならないの?」
今にも泣きだしそうな声で祐香は、となりに座るクラスメイトに問いただした。
「う〜ん……どうしてなんだろ。あたしにもよくわかんないよ」
組んだ腕の右手であごをつまみ、不審そうに答えたのは、ショートカットのボーイッシュな美少女である。
空手部に所属する滝川和希(かずき)。彼女はまだ一年生ということもあり、真由子や千草に隠れてまったく目立たない存在ではあったが、こと格闘技のセンスに関しては飛びぬけたものを持っていた。
今やどんよりと沈む親衛隊応援席のなかにあって、内気な祐香が比較的精神的ダメージを負っていなかったのも、今までの二試合の勝敗を、ファーストコンタクトを見ただけで、彼女がピタリと言い当てていたからである。
「そりゃあたしが代わりに出たかったぐらいだよ」
和希の凛々しい瞳はリングにあがったXを見据えていた。
同じ格闘技の世界に身を投じるものとして、Xの隙ひとつないたたずまいに、ただならない気配を感じ取っていたのである。
「でもね、祐香……あのおっとりしたまり子先生が、負けられないこの試合に出るからには、きっと何か訳があると思うんだ」
様子を見てみようよ。そんな気持ちを込めて和希は、同い年でありながら妹分の女の子の小さな肩をぽんっと叩くのであった。
379 :
香奈:04/08/07 18:33 ID:HaxBzthf
>アレ??さん
第三試合、ワクワクしてきました!どんな好勝負が展開されるのか楽しみです。
うまく描けるか自信ありませんが、新キャラはリクエストにあった
“まり子先生に憬れている三つ編みお下げの眼鏡っ娘(文学少女系)”にしてみました。
それと相方は、彼女とは正反対の空手・天才少女にさせてもらいます。
ではこれからもがんばってください!
>379
あのさ、ケチつけるわけじゃないんだけど空手・天才少女の反応がクールすぎないかい?
だって空手部の先輩がさんざん嬲られてどっか連れてかれちゃったんだよ?
普通だったら香奈・こずえコンビみたいにボロボロになるか、席を抜け出して助けに行こうとするかのどっちかだと思うんだけど。
長文スマソ。
だけどマジでこのスレのファンだからこういう所がやけに気になってしまうんだよ。
それはアレ??さんとあなたのファンだということなんだけど。
まだ登場一回目だから、キャラの性格変更は十分に可能だと思うんだけどな。
ROM専のくせに偉そうに書いちゃってごめん。
これからもがんばってね!
381 :
香奈:04/08/07 23:19 ID:HaxBzthf
>>380 本編の方に干渉してしまうからやや書きづらいところなんですが
本当は先輩たちより自分の方が強いと思っている。
彼女はそういう性格なんです。負けても仕方がないと。
代表が負けっぱなしでドロドロに沈み込んでいる女の子というのを
これ以上書きたくなかったからというのがキャラを変えた理由でも
あります。冷静に試合を観戦するひとりとして。
価値観の違いです。アレ??さんが認めないのであればやめます。
>381
いやちょっと待ってくれ!!
>本当は先輩たちより自分の方が強いと思っている。
彼女はそういう性格なんです。負けても仕方がないと。
負けても仕方ないって、いくらなんでもそりゃないよ。
ぜんぜん応援してないじゃないか!
先輩たちがどうなってもいいのか?
そんなのクールを通り越してただの冷血女だよ。
悪いけど自信過剰の小生意気な冷血女には萌えられないな。
よし、クールを気取ったり自分の方が強いと思ったりしているが、
実は先輩か先生に惚れ込んでおり、その性格のせいでその仄かな想いを自分でも認められず
周りに気取られまいと一層クールに見せかけているが、内心ハラハラしたりして、
内面の様々な葛藤の板挟みになってる女の子に脳内変換した。俺は問題ない。
384 :
175:04/08/08 18:25 ID:iob2ojEV
その冷血女を嬲るのを妄想するからイイんじゃないか。
385 :
175:04/08/08 18:25 ID:iob2ojEV
386 :
アレ?? :04/08/09 22:40 ID:tmpq8yei
だが。
そんな真由子の言葉にまり子が答えるよりも速く、Xが大声で叫ぶように言った。
「ふふふ、それこそ要らぬ心配というものだわ、草野センパイ!
あなた、まり子先生が、ホントにか弱いお嬢さんだと、そう信じてるワケ?
教えてあげる・・・・・・その先生はね、まだ15歳だった八年半前・・・・・・」
「や、やめなさいっ!」
その瞬間、まり子は突然Xの声を遮るかのように、血相を変えて声を荒げる。
その迫力は、彼女を心から慕っている真由子でさえ、思わず怯えてしまうほどのものだった。
しかし、Xはそんなことには構わず冷たく笑いながら、椅子に繋がれた二人の傍まで近づくと、小さく、だが鋭く囁く。
「しっ!おとなしくしてなさい!“あの二人”がどうなってもいいの?」
「くうっ・・・・・・」
キリキリと歯噛みして悔しがるまり子を楽しげに眺めながら、Xは会場中に響き渡るほどの声を張り上げて、あまりにもショッキングな言葉を叫んだのだ。
「その先生は八年半前、一人の人間を、その手で・・・・・・殺したのよっ!虫も殺さぬような顔をしたその女は、人殺しよっ!」
387 :
アレ??:04/08/09 22:43 ID:tmpq8yei
「ええーーーーーっ!?」
Xの声を聞いた途端、広い会場中から驚きの声が上がる。
しかし、そのどよめきはすぐにXへの罵声に変わった。
「うそよっ!まり子先生が人殺しなワケないでしょう!」
「そうよっ!だいたい、先生は人を殺せるような方じゃないわっ!」
「いいかげんなコトばっかり言うなあっ!」
真由子も大声を上げようとしたが、ふとまり子のほうを見て口を噤んでしまう。
まり子先生の美貌は、まるで病人のように青ざめていたのだ。
(そ、そんな・・・・・・先生・・・・・・まさか・・・・・・?)
恩師への疑惑にたじろぐ真由子の胸の内を見透かしたかのように、Xが再び声を上げる。
「論より証拠よ!みんな!あの画面を見なさいっ!」
その声に、全校生徒の視線が集中した大スクリーンには、まったく意外な写真が映し出されていた。
それは、おそらく新聞から切り抜いたものらしい白黒写真を引き伸ばしたものだった。
どうやら、どこかの空手大会の、少年部の表彰式のひとコマであるらしい。
表彰台の上で、空手着を着てトロフィーを掲げる三人の小学生。
驚くのは、優勝者の左右・・・・・・つまり、二位と三位の選手は、中学生と見まがうような大柄な男の子たちであったが、その真ん中で、はにかむように微笑んでいるのは、小柄なポニーテールの美少女であるということだ。
だが、生徒たちを本当に驚かせたのは、優勝者が女の子であるということなどではなかった。
なんと、まだあどけないその少女の顔は、彼女たちの大好きな恩師、赤井まり子に瓜二つであったのだ。
388 :
アレ??:04/08/09 22:44 ID:tmpq8yei
「ど、どういうことなの、あれは・・・・・・?」
「ま、まり子先生の子供の頃よね、あの子・・・・・・」
「う、うん・・・・・・まさか、妹とは思えないし・・・・・・」
あちこちから湧き上がる疑問の声に、用意されたマイクを手にしたXが簡潔に答える。
「これは、今から12年前に行われた『日本空手道選手権』の少年部の表彰式よ。少年部の試合は男女混合で行われるの。つまり、この小さな女の子がそのときの、日本一の小学生空手家というわけね。
この子は当時、なんとまだ五年生だったのよ!
それがどういうコトかわかるかしら?
要するにこの子は、自分より大きな男の子たち、しかも、上級生である六年生たちをブッとばして優勝したのよ!信じられる?
ちなみに、この子は翌年の大会でも当然優勝して、少年部史上初の連覇を達成したわ!
そして、中学生になってからは、大会は男女別々になるんだけど・・・・・・、
一年生のときは僅差の判定でベスト8!ただし、相手は三年生で、その大会の優勝者だったわ!
二、三年のときは・・・・・・言うまでもないわね?もちろん連続優勝よ!
でも不思議なことに、彼女はその後、忽然と消えてしまったの!
そう、ちょうど15歳のときにね・・・・・・」
そこで彼女は言葉を切り、すっかり静まり返ってしまった会場中を見回してから、ゆっくりと続けた。
「この写真が載っていた地方紙によると、この子の名前は・・・・・・春野真理子!マリコちゃんね?いい名前だわ!ふふふ、ちなみに、母方の苗字は・・・・・・“赤井”といったらしいわね?」
389 :
アレ??:04/08/09 22:46 ID:tmpq8yei
「えええええぇぇぇぇ〜〜〜〜〜〜〜っ!?」
どよめきが会場をこだまする。
Xの話がもし事実であれば・・・・・・まり子先生はド素人どころか、信じがたいほどの天才空手家だったのではないか?
そんなどよめきの中、真由子は椅子に繋がれたまま、隣の椅子に座り、何かに耐えるように堅く目を閉じている恩師の横顔を驚きの目で見つめる。
春野真理子。
その名は、彼女たち女子空手家にとっては、もはや伝説となっている名前であった。
Xが述べたとおりの、ほぼパーフェクトな素晴らしい戦績を残しながら、中学三年の大会を最後に忽然と姿を消した天才空手少女。
奇妙なことには、これだけインターネットが発達した世の中であるというのに、彼女の名前を検索しても、せいぜいその戦績ぐらいしか知ることが出来ず、これまで一枚の写真すらも見ることは出来なかったのだ。
真由子は、心の中でまだ見ぬ春野真理子の姿を想像し、密かに目標に据えていた。
しかも、彼女のイメージの中では春野選手は、親友であり永遠のライバルでもある大木千草のような、牝豹のようなオーラを纏った姿をしていたのだ。
それが突然、自分のもっとも身近にいる、大好きな優しい先生が、憬れ続けた春野真理子その人であると言われても、心の中のイメージとうまく重ね合わせることなど出来るはずがない。
それにだいいち、真由子は恩師に、これまで何度となく春野選手に対する憬れを話してきたではないか。
『私の目標なんです!いつか、ひと目でいいからお目にかかって、出来たら握手して頂きたいんです!』
それに対して、まり子はいつも優しく微笑んで、
『きっと会えますとも。いつかきっと、願いは必ず叶いますよ』
と答えるのが常だったのだ。
390 :
アレ??:04/08/09 22:47 ID:tmpq8yei
だがしかし、中学生で空手をやめたのであれば、彼女の手が美しいままなのも納得がいく。
育ち盛りの子供の骨はあまりに脆く、折れたり変形しやすいため、どこの道場でも、子供にはせいぜいウォーターバッグを殴らせる程度で、巻き藁等の硬いものを叩かせたりはしない。
空手家が拳を傷めてしまっては元も子もないのだ。
しかも、それが女の子であればなおさらだ。
「せ、先生・・・・・・そ、そうなんですか・・・・・・?」
最愛の教え子の震える声に、ゆっくりと切れ長の目を開いたまり子は、その目に涙を浮かべながら、静かに頷いた。
「ど、どうして・・・・・・?」
その疑問に答えたのは、まり子先生ではなく、二人のやり取りを楽しげに見ていたXだった。
「それをこれから教えてあげるわ!
・・・・・・春野真理子が高校受験を間近に控えたある秋の夜、彼女は文化祭の準備で帰宅が遅れてしまったの。
彼女は東海地方のS県に住んでいたんだけど、そこはあまり人口の多くない、のどかな田舎だったのね。
だから、夜になるとほぼ真っ暗闇。
そんな怖い、暗い夜道を急いで帰る彼女の後ろから突然、変質者が抱き付いてきたの。
ま、そいつにしてみれば、普通の可愛い女の子に見えたんでしょうけど・・・・・・何しろ相手が天才・春野真理子だったのが運のツキね。
ボコボコにされた挙句、脳挫傷で死んでしまったのよ!」
391 :
アレ??:04/08/09 22:48 ID:tmpq8yei
「で、出鱈目を言わないでっ!」
先ほど「おとなしくしていろ」と釘を挿していたにも拘らず、手枷・足枷をガチャガチャと鳴らしながらヒステリックに絶叫した美人教師に、Xはマイクを使わず、ごく小さな声で言う。
「シッ!まったくもう!ホントに“あの二人”がどうなってもいいの?」
「くうっ・・・・・・」
敵の手中に落ちた久美と千草のことを思い、うなだれるまり子と真由子の耳に、再びXの大きな声が飛び込んできた。
「まぁ、変質者なんかに同情する気はさらさらないけど、何も殺すことはないでしょう、殺すコトは!ふふふ・・・・・・。
でも、その事件が報道されることはなかったわ!・・・・・・というより、初めからなかったコトにされたワケ!
バカなロリコン男が、ある日突然、道端で心臓麻痺を起こして死んだっていうのが警察やマスコミの公式発表だったのよ!
だけど、それで地元に住めなくなった彼女は、それ以来母方の姓を名乗り、名前もひらがなで“まり子”というふうに改めて、高校進学を幸い、
彼女のことを知っている者など一人もいない、このミッション系の全寮制の学園へ転がり込んで来たってワケよ!」
もはや、この広い体育館は水を打ったように静まり返ってしまっている。
「それから彼女は空手をやめて、熱心なキリスト教徒になり、ボランティア部に入って恵まれない人々の為に尽くし、進学した女子大でもボランティアサークル・・・・・・そして、教師になって現在に至るってワケね!」
392 :
アレ??:04/08/09 22:49 ID:tmpq8yei
>>382さん
とても熱心に読んでくださいまして、有難うございます。凄く嬉しいです。
ご懸念は分からないでもありませんが、そんなに心配することはないと思いますよ。
余人ならいざ知らず、このSS開始当初からサポートしてくれていた香奈タンですからね。
観戦者を空手・天才少女にしたのも、きっと試合終了後の展開までを視野に入れてのことだと思います。
これからも頑張りますので、応援宜しくお願い致します。
>>381香奈タン
祐香タン!超可愛いですね!
早速リクエストに応えてくれて有難う!
クールな和希ちゃんはもしかして、同じく天才少女の真由子に、じつは特別な感情を抱いているのでは・・・・・・?
>>384さんの仰るように、自信たっぷりの生意気な女の子を墜とすというのもいいですね。
残念ながら、お盆休みで二週間ほど書き込みできなくなります。
その分を埋めようとして、大量投下になりました。
なにぶん、まり子先生の秘密を書いていかないのは不親切かなと思って急いだもので、誤字・脱字やおかしな文章等があるかもわかりませんが、どうかご容赦くださいね。
では、行ってきます。
行ってらっしゃい!良い休暇を過ごしてね!
でもなるべくはやく帰ってきてくださいね!
I LOVE YOU!
やべ、今気がついた。
IDがペケ、エヌジーになってる!
395 :
香奈:04/08/14 21:59 ID:4+4ezJkh
春野真理子……!?
へえ、まさかあの伝説の空手家がこんな身近にいたなんて……。
どよめく親衛隊応援席のなか、ひとりゆっくりとうなづいた和希は、切れ長の瞳を輝かせていた。その名は空手の道を志す格闘少女たちに知らぬ者がいなかったからである。
「ねえねえっ!和希……いったい何のことなのっ?よくわからないわっ……」
いっぼう格闘技にはまるで知識のない裕香は、不思議そうにキョトンとするばかり。
それにあの優しいまり子先生が人殺し??嘘でしょ?
元々争い事が嫌いなおっとりタイプの裕香にとっては、まさにチンプンカンプン。まったく信じられない話である。
いや、むしろ純粋培養の裕香なら知らないでいい。和希はそう思った。
そしてそんな裕香に和希は何かを確信してほほ笑みかける。
「ねえ、裕香。ひょっとしてこの団体戦、勝てるかもしれないよ……」
「……???」
敬愛するまり子先生の惨敗を覚悟していたのに、裕香はますます訳がわからなくなり、きょとんと首をかしげるのだが、その仕草がたまらなく可愛らしい。
しかし和希はどこまでも冷静だった。まり子先生が空手で人をあやめたと言うのはさすがに意外だったが。
「うん。これは面白い試合になりそうだわ……」
ねぇえ?なんで教えてくれないのぉ?と引き締まったしなやかな二の腕をモミモミしてくる裕香をよそに、和希は小さくつぶやくのであった。
うーん、また「“あの二人”がどうなってもいいの?」 か・・・
このパターン萎えだな。
それなら、最初からその呪文使って、まり子先生を満座でストリップでもさせた方が面白いんじゃない。
まり子先生が負けるってわかっていても、もしかしたら勝つかも、
と、ドキドキしながら読めるようなストーリーじゃないと読み物としては駄作だな。
あ、まり子先生のハァハァシーンがあれば、オナニー用としては十分だけど。
なんだよ、ついにアレ??さん復活かと思ったのに!
満座でストリップって、それこそ使い古されたネタで萎えるぞ。
せっかくここまでいい流れで来てるのにそんなことされてたまるか!
てか
>オナニー用としては十分だけど
ってのは凄いな。
しっかり使っておいて文句言うなよ!ソープの客みたいな香具師だな。
>まり子先生が負けるってわかっていても、もしかしたら勝つかも、
>と、ドキドキしながら読めるようなストーリーじゃないと読み物としては駄作だな
まり子が負けてくれんとエロリンチが読めんだろ
ストーリーなんかどーでもいーんだよ
エロだろエロ
>>396 >最初からその呪文使って、満座でストリップでもさせた方が面白い
全然面白くないって!
そういうのが好きならフランス書院やマドンナメイトの女教師物とか
二次元ドリームノベルスの女戦士物を読んでみてよ。
掃いて捨てるほどそんなネタばっかりでマジに萎えるから。
アレ??氏の小説が面白いのはヒロインたちの強さとかバトルの内容とか
エロリンチに到るまでの過程が丁寧に描かれているからだと思うよ。
ちょっぴり過剰な空手びいきが鼻につくけどな
ちと同意
できれば流派の強弱とかじゃなくて
個人の強弱で書いてくれたらってのが本音
>>399 こいつわかってないんじゃねえか。
>ヒロインたちの強さとかバトルの内容とか
>エロリンチに到るまでの過程が丁寧に描かれているからだと思うよ。
その通りだよ。
だからこそ、 「“あの二人”がどうなってもいいの?」
で勝負が決まっちゃう展開が萎えなんだろうw
竹刀で秘孔が突ける女剣士
空手相手に為す術を知らない女レスラー
第三戦はどんなトンデモ格闘家が登場するのか
今からドキドキですな
なんか雰囲気悪くなってきたね
いや!アレ??さんも今ごろは五輪中継を観戦したりして
格闘少女・伊調姉妹の涙の絆に新たなる妄想を膨らませてるはず!
新たなる妄想もけっこうだが
まり子先生の話だけは完結させてね
まだ夏休みかなあ・・・・・
408 :
アレ?? :04/08/28 21:48 ID:/bY8YVgA
少女たちのざわめきが広い体育館中を埋め尽くしている。
みんなが大好きなまり子先生の過去・・・・・・しかも、とても信じられない程にショッキングな秘密を知ってしまったのだから、それも無理はないだろう。
真由子は涙ぐみながら、隣に座っている恩師の横顔を見つめた。
まり子は内心の動揺を押し殺すかのように静かに目を閉じている。
しかし、その美貌からは血の気が引き、紙のように白くなってしまっていた。
(ああっ・・・・・・先生・・・・・・まり子せんせい・・・・・・)
10年ちかくも隠し通してきた、他人には絶対に知られたくない秘密を全校生徒の前で暴露されてしまった恩師の気持ちを思うと、真由子の胸は悲しみと生徒会への怒りで爆発しそうになる。
そこへ、四人の生徒会員があらわれ、まり子の両手・両脚を拘束していた錠を外すと同時に、脱兎の如く逃げてしまった。
悲鳴のような大歓声の中、女教師は静かに立ち上がり、ゆっくりと真由子のほうへ向き直る。
「ひっく、せ、せんせい・・・・・・」
しゃくりあげる最愛の教え子の大きな瞳を見つめながら、まり子はこれから命がけの死闘に赴くとは信じられぬほどの落ち着いた声で真由子に語りかけた。
「確かに、わたしは・・・・・・かつて、人を殺めました」
「せ、んせい・・・・・・」
「でも、あれは事故だったのです」
409 :
アレ??:04/08/28 21:49 ID:/bY8YVgA
そう、あの忌まわしい事件の真実は、先ほどのXの話とはまるで違う。
あの日、暗い夜道で背後からいきなり抱きつかれたまり子は男の腕の中、パニック状態でめちゃめちゃに暴れたのだが、そのとき、彼女の後頭部による“頭突き”が男の顔面に完璧なタイミングで決まったのだ。
普通なら、その場で失神して終わり、ということになるはずだったが、その土地がXのいう“あまり人口の多くない、のどかな田舎だった”のがまり子の不幸であった。
じつは、その現場というのが田んぼや畑に水を引くための大きな水路の脇であったのだ。
脇、といっても水面までの高さはゆうに3メートルを超える。
しかも、そのコンクリート製の底までの水深は僅か30センチあまりしかない。
もちろん、転落防止の為のガードレールは付いていたのだが、男はそれを仰向けになって乗り越えるかたちでまっさかさまに墜落し、脳挫傷及び頚椎骨折で数時間後に死亡してしまったのだった・・・・・・。
「でも、言い訳はしません。事実は消せないのですから・・・・・・」
そう言ったまり子は、最愛の教え子の泣き濡れた瞳を静かに見つめながら、少し不安げに尋ねる。
「こんな先生を・・・・・・嫌いになりましたか?」
「きっ、嫌いになんか、なれる筈ありません!今も、これからもずっと、まり子先生は私の、一番大好きな、一番尊敬する人ですっ!」
間髪を入れずに叫ぶ真由子に微笑みながら近づいたまり子は、ジャージのポケットから美しいロザリオを取り出し、それを教え子の胸ポケットに滑り込ませた。
410 :
アレ??:04/08/28 21:50 ID:/bY8YVgA
「せ、せんせい・・・・・・?」
小首を傾げる真由子の頬を両手で優しく包み込みながら、女教師は小さな、しかし、固い決意を秘めた声で囁く。
「真由子ちゃん、預かっていてくださいね」
「は、はいっ・・・・・・」
涙をぽろぽろとこぼしながら返事する教え子を勇気付けるかのように、まり子は普段と変わらぬ明るい声で言った。
「大丈夫ですよ。私はすぐに戻ってきますからね!」
双頬を恩師の温かな手に挟まれたまま嬉しげに頷いた真由子の額に、何か柔らかいものが触れる。
(・・・・・・?)
それが、最愛のまり子先生の唇であると気付くまでには、かなりの時間を要した。
そのシーンを見た大観衆が悲鳴を上げる中、驚きのあまりぴたりと泣き止んだ真由子のつぶらな瞳を覗き込みながら、まり子先生は静かに微笑んで言う。
「真由子ちゃん、神様に誓って、これだけは約束します。
必ず、久美ちゃんと千草ちゃんを取り戻してみせますからね!」
そう告げるやいなや、くるりと真由子に背を向けたまり子は、マット上のXを見据えながら、やや大きめのジャージのポケットから赤いリボンを取り出すと、背中まで届く長い髪を、うなじの辺りで素早く一まとめにした。
411 :
アレ??:04/08/28 21:51 ID:/bY8YVgA
(は、春野真理子・・・・・・あの、まり子先生が・・・・・・?)
黒一色の不気味な部屋で親友・久美と一緒に全裸で人の字型に緊縛され、モニターを見つめていた千草も驚きを隠せずにいた。
しかも、大好きな先生の過去が暴露されるに及んでは、久美までも呆けたような表情で固まってしまっている。
だが。
いよいよ立ち上がったまり子先生が起こした行動を見た千草の顔色が変わった。
モニターの中で最愛の恩師は、もう一人の親友であり、永遠のライバルである真由子の顔を優しく挟んで何かを話していた。
そして、額へのキス!
(ま、まり子先生・・・・・・真由子・・・・・・)
恩師が、これから自分たちを救い出すための命がけの闘いに臨むことは、もちろんよく分かっている。
そして、真由子も自分と同じようにまり子先生の身を案じているということも・・・・・・。
しかしそのとき、確かに千草は心の中で、チクリと棘が刺さったような痛みを感じてしまっていたのだった。
412 :
アレ??:04/08/28 21:54 ID:/bY8YVgA
大変長らくお待たせ致しまして、まことに申し訳ありませんでした。
今日からまた頑張って執筆致します。
まり子先生が真由子先輩にキス……。
おでこにとは言え、学園の自治会派・親衛隊にとってこれは、ちょっとしたスキャンダルであった。
「……ねえ、まさか?」
「う、うん……」
色恋ざたには特に敏感な年頃の少女たちである。ざわざわ、ヒソヒソと、途端に応援席を駆け巡る中には
「レズ……?」そんなあからさまな言葉さえ入りまじっていた。
「…………」
そんななか、おとなしい性格の裕香はひとり絶句するしかなかった。
態度にこそ表さないものの、まり子先生を恋慕する気持ちには誰にも負けないつもりの少女の心は、ひそかに傷ついていたのである。
(せ、先生は真由子先輩のことをを特別に思ってらっしゃる……)
恋する乙女の勘でそれを感じ取った少女は、まなじりに悔しさをにじませつつ可憐な唇をきゅうっと噛む。いやっ!
だがそんな裕香は気づいていなかった。
そのすぐとなりで、普段はクールなあの和希が、凛とした貌を嫉妬の色に染め、その膝のうえでキリキリとこぶしを握りしめていたことを……。
「く、くううっ……!」
アレ??さん、ちょっと今までと雰囲気が変ってきましたね!
ますます面白くなりそうな展開です。オマケだしトンチンカンだし下手クソですが
自分も書ける限りついてきます。最後までよろしくお願いしますね。
414 :
香奈:04/08/30 21:06 ID:bNwtAS0k
↑これ香奈のカキコでしたm(__)m
415 :
アレ?? :04/09/01 20:47 ID:lWtqVnc+
赤いリボンでセミロングの黒髪を、うなじの辺りで纏めたまり子は、そのままジャージの上着のファスナーを一気に引き下ろす。
その中から現れた肉体を目にした瞬間、会場を埋め尽くした教え子たちから大きなどよめきが沸き起こった。
それも無理はないだろう。
やや大きめのサイズのジャージの中から、ぶるるん、と音を立てんばかりに大きな雪白の乳房がまろび出てきたのだから。
乳首を隠すだけの役目しか果たせぬ白い紐ビキニを着けた女教師の胸は、先ほどの千草に勝るとも劣らぬ大きさと美しさを兼ね備えている。
しかも、6歳の年齢差は争えないもので、千草の胸がいかにも育ち盛りの少女らしい、ある種の張りというか硬さを持った砲弾型のものであったのに対し、
23歳のまり子のそれは、瑞々しい若さと、ふっくらとした柔らかさが誰の目にも分かる、素晴らしい半球型のものであった。
普段は地味なスーツ姿ばかりで、水着姿すら人前に晒したことがないまり子先生の胸を初めて見た少女たちは、其処此処で大歓声を上げたり、ため息まじりにうっとりと見惚れたりしている。
そんな喧騒の中、Xがニヤニヤと笑いながら8歳も年上の女教師を揶揄する。
「たかが上着を脱いだだけで、大変な人気ですねぇ、センセイ?ズボンを下ろすときは、ストリッパーみたいにいやらしく腰でもくねらせて頂けません?」
だがまり子はそんな声などまったく無視し、両脚を揃えたまま素早く、クルリとズボンを脱ぎおろした。
紐パンティのお尻の部分はまったくの丸出し状態のため、そうしなければ恥ずかしい部分が丸見えになってしまうのだ。
416 :
アレ??:04/09/01 20:48 ID:lWtqVnc+
生徒会の一味である放送部のカメラによって、まり子の臀部が大スクリーンに大写しになると、全校生徒たちから再び熱いため息が漏れる。
まさにそれは“白桃のような”という形容がぴったりの、雪のように白く美しいヒップであり、成熟した大人の女性の貫禄を見せ付けるかのような大きさにも拘らず、微塵も垂れてなどおらずにキュッと上を向き、
むっちりとした量感と、つき立ての餅のような柔らかさ、そして、剥き卵のような滑らかさを兼ね備えていることが誰の目にも明らかであったのだ。
それはまさに、芸術品とも呼ぶべき完璧な美しさ・・・・・・。
だが、まり子は生徒たちの視線やカメラなど気にも留めない様子で静かにマットの上に上がる。
無粋なオープンフィンガーグローブを別にすれば、紐パン紐ブラのマイクロビキニしか身に付けていない女教師の姿は、当然たまらなくエロティックなものであって然るべきだ。
しかし、まり子のプロポーションは、生徒たちのそんな不届きな考えなど吹き飛ばしてしまう程のものだった。
完璧なのはバストやヒップだけではない。
雪白の肌に、蜂のようにくびれたウエスト。
ミルクを練り固めたようにむっちりとした太腿。
西洋人並みに長く、すらりとした脚。
そして、その素晴らしい肉体の持ち主は、この会場にいるどの人間よりも知性と教養に満ち溢れ、その温かな人柄で全校生徒の尊敬を一身に集める古文教師なのだ。
(ああっ・・・・・・神さま・・・・・・どうか、どうか先生をお護りください・・・・・・)
真由子の祈りは、そのまま、真・自治会派の生徒全員の祈りでもあった。
417 :
アレ??:04/09/01 20:50 ID:lWtqVnc+
>>413香奈タン
オマケではないしトンチンカンでもないし、ましてや下手クソなんかじゃありませんよ!
和希タンの反応は、もう完璧・ド真ん中ストライクです。
こちらこそ、最後までお付き合い下さるようお願いしますね。
418 :
名無しさん@ピンキー:04/09/01 21:23 ID:wmtZRzwg
新しい戦士がリングに立つたびに、体のムチムチしたエロ加減を
大量の形容詞つきで表現してくれるのがアレ?? さんのすごいところ…。
この先どんな惨めな結末が待っているのか期待してしまう。
419 :
アレ?? :04/09/03 21:57 ID:NNMD6jaG
正面に立つまり子と、その背後で必死に祈る少女たちを冷たく見ていたXは、おもむろにゴージャスなガウンをするりと脱ぎ捨てる。
その肉体が露わになった瞬間、まり子が脱いだときとは全く意味合いが違うどよめきが沸き起こった。
Xのプロポーションはモデル並みに細くスレンダーであったが、その薄い皮膚の下には、みっしりと筋肉が詰まっていることが誰の目にも明らかだったのだ。
筋肉、といっても先ほどのYのものとは付き方からして違う。
Yをレスラー体型とするならば、Xは紛れも無くボクサー体型であった。
それを証明するかのように、Xは目の前の虚空に向かい、左手で軽くジャブを放ってみせる。
ピッ!
あくまでも軽いシャドウであるというのに、そのコブシが鋭く空気を切り裂く音が、数メートル離れたまり子の耳にまではっきりと聞こえた。
間髪を入れず、今度は恐ろしいスピードで高々と右足を蹴り上げ、そのまま振り下ろす。
踵落とし!
それもスピード、バランスともに文句の付けようもない、完璧なものだ。
(キ・・・・・・キックボクサー・・・・・・)
マットの下でそれを見ていた真由子の顔色が変わる。
しかし、この美少女空手家の反応も当然なのだ。
なにしろ空手にとって、キックやムエタイは天敵なのだから。
例を挙げれば、数年前のK―1でも、10年以上もの厳しい修行を積んだはずの空手の世界王者やそれに次ぐ戦績を残していた空手家たちが、キック歴数年の選手、
あるいはボクシングからの転向組の選手に無残に殴り倒されるという、空手ファンにはショッキングな試合が頻発した。
しかし、この結果はつまるところお互いが“顔面へのパンチ”に慣れていたか、いなかったかの違いでしかない。
そう、普段は相手の顔を殴る稽古などしていない空手家にとって、キックボクサーのパンチ、それも変幻自在のボクシングテクニックによる攻撃はそれだけで大変な脅威なのだ。
420 :
アレ??:04/09/03 21:58 ID:NNMD6jaG
「フフフ・・・・・・」
会場中に恐るべきデモンストレーションを見せ付けたXは、冷たく笑いながら対戦相手へと視線を向ける。
だが、当のまり子は怯むどころか、普段と全く変わりない顔付きで静かに目を閉じ、精神を集中していた。
それには少しばかりムッとしたが、女教師の美しい朱唇がかすかに動いているのを目ざとく見つけたXは、ここぞとばかりに嘲笑する。
「あはははは!何をブツブツ言ってるの?まり子センセイ!
私には勝てそうもないからって、最後の念仏でも唱えてるんですかぁ?」
しかし、まり子の唱えている言葉とその意味を知ったならば、さすがのXも戦慄しただろう。
美貌の古文教師は、静かにこう呟いていたのだ。
十年磨一剣 (十年一ふりのつるぎ磨ぐ)
霜刃未會試 (霜のごとき刃未だいちども試さず)
今日把示君 (こんにちてにとり君に示す)
誰為不平事 (なにびとぞよにあだなすことをする)
十年間も氷のような刃を持つ剣を磨ぎあげてきたが、今まで一度も使ったことはなかった。
しかし今日こそ、この切れ味をあなたにお見せしよう。
この世を騒がす悪党どもを退治するために!
421 :
アレ?? :04/09/06 22:10 ID:kA5iFLKJ
凄まじいばかりの決意を固め、精神を統一しているまり子に、マットの下からYこと大内詩織がからかい半分に声を掛ける。
「ね〜え、センセイ、気を付けてくださいねぇ?
Xは私たち三人の中で、間違いなく一番強いよぉ!」
その声さえも聞こえぬ様子で、ゆっくりと目を開けた女教師は、今から対戦する相手の硬質な美貌を静かに見つめながら、落ち着き払って口を開いた。
「Xさんといったわね?
あなたに、たった一度だけチャンスをあげます。
“無用な怪我”をしたくなかったら、負けを認めて、今すぐマットを降りなさい」
「なっ・・・・・・なにぃ?」
自身に満ちたまり子の言葉に、さすがのXも二の句が継げずにいる。
驚いたのは真由子も同様だった。
“大言壮語”などという言葉から最も遠いところにいるのが、赤井まり子という女性のはずではないか・・・・・・?
「センセイ、いつまでも夢見てるんじゃないよ!」
下から、今度はZこと三國信恵があきれたように声を荒げる。
「センセイ、あんたが強かったのは昔の話!
8年以上も稽古を休んじゃあ、今の実力は素人に毛が生えた程度だよ!」
しかし、美貌の古文教師はその辛らつな言葉にも顔色ひとつ変えずにXを見据え、普段授業をしているときと全く変わらぬ、静かな声で決め付けた。
「あなたは、私には絶対に勝てないわ・・・・・・絶対に!」
その言葉を聞いたXは、怒りも顕わに大声で叫ぶ。
「金網を下ろして!早くっ!
こうなったら、このセンセイを死ぬより辛い生き地獄に叩き落してやらなきゃ気が済まないわっ!」
422 :
アレ??:04/09/06 22:10 ID:kA5iFLKJ
(うまくいったわ!)
金網が下りてくるときに立てる、ガラガラという物凄い音を聞きながら、まり子は内心ほくそえんだ。
そう、本当のところ彼女は“この状況”が欲しかったのだ。
例えどのような試合展開になろうとも誰も手出しの出来ぬこの檻の中、憎みて余りある蘭子の腹心と一対一になれる状況が。
(鬼龍院さんが久美ちゃんと千草ちゃんを人質にとっている限り、こちらに無理難題を押し付けてくることも出来る・・・・・・それだけは避けなければならなかったわ!
でも、こうなったらこちらのものよ!
同じように、今度はこちらがこのXを人質に取り、二人を解放させてみせる!)
そのために、まり子はわざとXを挑発し、大急ぎで試合を始めさせたのだった。
(久美ちゃん、千草ちゃん、あと少しだけ待っていてくださいね!
もうすぐですよ!もうすぐ、自由にしてあげますからね!)
そして。
遂に、運命のゴングが打ち鳴らされた・・・・・・。
423 :
名無しさん@ピンキー:04/09/08 18:05 ID:zkTW6bwK
ワハーーーーどうなっちゃうんだろ?
とりあえず最終試合は蘭子が万由子によってドミネートですか?
424 :
香奈:04/09/08 21:20 ID:Hlu/B7Yn
「どうしたの、和希?」
親友の見たこともないような激しい形相に、ふと気がついた裕香が声をかけたときである。
「わあっ……」
親衛隊応援席のあちこちでいっせいに沸きあがった感嘆のため息が、その裕香の注意をさらった。
ジャージの下から現れたまり子先生の肉体の息を飲む美しさが、学園の少女たちを色めき立たせたのである。
「きゃっ……まり子先生……素敵!」
真由子に口づけした先生に対する嫉妬も忘れ、思わず裕香も両手をほほに当てて、その官能美に見入ってしまう。
その横で、普段はクールな和希ですらポーッと顔を赤らめていた。
他の少女たちもソワソワと口数が少なくなり、ちょっとしたエロチックな興奮を覚えているのは明らかであった。
「ん……キック!?」
だがその和希もXのシャドーが始まった途端、表情を緊張の面持ちに変えた。
「ど、どうなのっ!?」
ただならぬXの雰囲気に不安になった裕香からすぐさま問いただされても、和希も思わずうーんと唸るしかない。
異種格闘技でもキックの選手は、空手家の苦手な相手であることは、和希も熟知しているのだ。
だが、リング上のめまぐるしい展開を見て、何かを感じ取った和希は、「そうか!」とひと声、ポンッ、と手のひらをもう一方のこぶしで叩いてみせる。
「うんっ。裕香……。この試合、見守りましょう」
>アレ??さん
いつも下手な文章ですみません。でもどんな試合になるんでしょうね!?
とっても楽しみです!
ウソばっか
マジ下手だと思ってんなら書かねえだろ
普通に謙遜してる事ぐらい理解してあげようね
彼は謙虚なんですよ
428 :
アレ??:04/09/13 22:46:37 ID:VIjmAxxt
「キャーッ!まり子せんせえっ!がんばってえぇ!」
悲鳴のような大歓声が、四方を金網で囲まれたマットを包む。
Xはその声援をうるさげに聞きながら、両のグローブを冷酷そうな薄い唇の前で合わせたピーカーブースタイルで、172センチの長身を小刻みに左右に振りつつ、ゆっくりと女教師に近づいてゆく。
それに対してまり子は、右足のすぐ前に置いた左足の踵を浮かせた“猫足立ち”で立ち、左腕を軽く曲げて伸ばし、左の手刀をその美貌の50センチほど手前に置き、右の拳をぴたりと顎の下に付けた構えで応じた。
「・・・・・・」「・・・・・・」
両者は暫し無言。
Xは身体を細かく動かしながらまり子の隙を窺い、まり子はそんなXをしっかりと見据えたまま動かない。
まだ、お互い射程距離の外だ。
と、突然、Xが動いた。
左足で踏み込み、長い右脚によるローキック・・・・・・のフェイント。
まり子は、敵のキックに合わせて左脚を外側に曲げ、片脚だけをガニ股にするように開いたが、フェイントと気付くと同時にすぐに元の構えに戻った。
それを見たXは、なぜか飛び退くようにさっと距離を置き、ピーカーブーのガードから目だけを出してまり子を窺う。
「・・・・・・?」
それを見ていた大観衆は、何が起こったのかが分からずに首をひねった。
それも当然だったろう。
Xはローキックを出すふりをしただけだし、それに対してまり子先生は、すんなりと伸びた片脚をガニ股にしてみせただけで、お互いの身体はまだ触れてさえいないのだ。
それなのに、なぜXは飛び退いて逃げたのか?
この会場内にいる真・自治会派の生徒たちの中で、その意味を正しく理解しているのはたった二人しかいなかった。
一人は、もちろん草野真由子。
そして、もう一人は・・・・・・入学僅か三週間目の新入生、滝川和希であった。
429 :
アレ??:04/09/13 22:47:36 ID:VIjmAxxt
この攻防を詳しく書けば、こういったことになる。
じつは、Xの攻撃は二段構えだったのだ。
まずローキックによるフェイントだが、これはローキックに限らず、“回転系”の蹴り技の持つ弱点を熟知しているXならではのものだった。
その弱点とはつまり、“蹴りにいったとき体当たりされたら為す術がない”ということだ。
思い切り踏み込まれ、ヒットポイントを外されてしまった廻し蹴りに威力はない。
そして、一本足の状態のときに渾身の力でぶつかってこられたら、如何に足腰を鍛えている人間でもバランスを崩されてしまう(だからこそ、空手等でもキックでも“体当たり”は最悪の反則のひとつとされている)のだ。
しかも。
さらに恐ろしいのは、現在の敵である赤井まり子が空手家であるということだ。
そう、空手家がただ闇雲に突っ込んでくるはずがない。
体当たりと同時にヒジや貫手、指拳、あるいは頭突きといった正に一撃必殺の武器を遣ってこないほうがおかしいではないか。
Xの作戦はそこまで計算した上でのものだった。
つまり、キックは囮、そこへ、キックの弱点を知り抜いているまり子が思い切り突っ込んできた瞬間、狙いすました必殺のパンチをカウンターでお見舞いする、という作戦だ。
しかし、まり子のとった対応は、Xの予測を超えるものだった。
それが、空手の超高等技術・“交差法”であったのだ・・・・・・。
430 :
アレ??:04/09/13 22:48:36 ID:VIjmAxxt
“交差法”とは、たった一つの動作で防御と攻撃を同時に行うというものだ。
例を挙げれば。
敵のパンチを掌底で受けたり、前腕で捌けばただの防御だが、これに手刀や鉄槌を合わせればどうか?
そう、それは防御であると同時に、相手の腕をヘシ折る為の攻撃ということになる。
同じように、敵の前蹴りや回し蹴りにヒジを合わせたら?
そして、回し蹴りを鋭角に突き出したヒザで受けたら・・・・・・?
そう、この場合、もしXが本気でローキックを繰り出していたら、当然、脛をガニ股に突き出したまり子の左ヒザに激突させることとなり、“己自身の蹴りの威力”によって大きなダメージを受けるところだったのだ。
(ちいっ・・・・・・“交差法”か!さすがは春野真理子ね!
これじゃあ迂闊に入っていけない・・・・・・!)
そう判断したXは素早く後退し、ひとまず距離をとる。
一方、美貌の女教師も、二段構えのXの作戦を完璧に理解していた。
(この娘、あなどれないわ・・・・・・!
今、蹴り脚を引くと同時に右のパンチを出そうとしていたもの。
つまり、私がローに合わせて飛び込んでくるだろう、という計算をしていたということだわ!)
一般の生徒たちから見れば、何が起こったのかさえ良く分からないマット上の二人の動き。
しかし、両者は互いの僅かな動きを見ただけで、それぞれの実力をしっかりと認識していたのだった。
まり子とX・・・・・・ファーストコンタクトは未だ、ない。
431 :
アレ??:04/09/13 22:49:44 ID:VIjmAxxt
>>424 香奈タン
いつも毎回本当に有難うございます!
レスを頂く度にやる気が出てきますよ!
これからも宜しくお願いしますね!
432 :
香奈:04/09/15 20:21:09 ID:FBRQ/IVe
「さすがは春野真理子……」
リングでの最初の攻防を見て、応援席の和希もそううなっていた。
「い、一体いま何があったの?和希……ねえっ!」
となりでは、何かを得心したようなその表情を伺いながら、まり子先生のことが気が気でない裕香が和希の太ももを揺さぶっている。今までの試合もぜんぶ和希が解説してきたのだ。
「うん。‘さばき’よ」
「……サバキ??」
「ええ。あそこまで完璧ならむしろ交差法と言った方がいいんだけど、あたしが習ってきた流派ではそう呼ぶよ。フルコンタクトの実践カラテでも、限られた高段者にしか使えない高等テクニックなんだ……」
親衛隊・応援席の張り詰めた空気にもかかわらず、あいかわらずクールな和希は、マット上の均衡状態を見守りつつ語りだした。
受即攻。相手の攻撃を受け流し、そのままこちらの攻撃につなげる。軽い手振りを交えながら、和希がその理論を説明してやるのだが、格闘技はおろかまったくの運動オンチの文学少女がそれを理解するのにはしばらくのいとまがかかった。
「え〜と、えっと……あっ、そうか!」
その途端、勝利への期待に裕香はパッと表情を明るくさせる。やれやれ。
「そっか……うんっ!じゃあきっと勝つわよねっ。まり子先生ーっ!!ふぁいとー!!ほらほらっ、みんなもっ!!」
一転、まわりの少女もまきこんで黄色い声援をリングに送る裕香にあきれつつ、和希は美しい額にタラリと冷汗をしたたらせていた。
(でもこの勝負……どうなるかわからないよ)
まり子の隠し玉をいっぱつで見抜いたX。格闘家としての彼女の未知の実力に、和希はひとり言い知れぬ恐怖を感じていたのである。
>アレ??さん
うわっ、本編に和希の名前を出してもらえるなんてうれしすぎです!
自分は空手なんかやったことないし、ゴング格闘技とかで読んでただけの聞きかじりです。
すみません。でも第三試合は今まで以上に緊迫した試合になりそうですね!
すっごい楽しみです!!
433 :
アレ?? :04/09/15 23:11:14 ID:NcWMVKmK
>>432 香奈タン
今回は本当にビックリしましたよ!
和希タンの解説はもう完璧です!
お世辞じゃなく本当に。
それに、裕香タンも可愛いですね。
私のSSにはまず出てこない(というより書けない)キャラですから、余計に萌えます。
出来ればこの二人と、今は姿を消している香奈・こずえの身長とスリーサイズを教えて頂けないでしょうか?
今後の妄想をする上で非常に役立ちますので、是非お願い致します。
ダレモイナイ・・・久美タンのほっぺプニプニ
んじゃあ漏れは久美タンのつるつるマ●コプニプニ
それじゃ久美タンの小振りなオパイは漏れがプニプニ
それでもって久美タンのピンクの乳首は俺がチュパチュパ
で、久美タンってだれ?
ボーイッシュな和希タンがじつは久美タンよりも
ひんぬーでパイパンだったらイイね
蘭子に捕まって「まああなたまだ生えてなかったの?コドモねえ〜」
とか言われて「くうっ・・・」てな展開に萌え!
香奈さんどうか頼んます!!
ついでに裕香たんも
応援してたという理由で
蘭子に捕まって
あんなことやこんなことをされる展開キボン
最近アレ??氏こないねぇ・・・
441 :
アレ?? :04/09/24 22:07:33 ID:2qVcZey5
ピーカーブーのガードから冷酷そうな目だけを覗かせたXは、まり子の射程距離外でその長身を頻りに揺する。
それは、女教師の隙を窺うと同時に、自分自身も動きながら僅かずつ隙を見せることで、相手の攻撃を待つという巧妙な誘いでもあったが、残念ながらまるで効果は無かった。
というのも、まり子は左の手刀を柔らかく突き出した最初の構え、つまり“猫足立ち”のまま、まるで一個の石像と化したかのように微動だにせずにいたからだ。
女教師は、シンと冷め切った静かな瞳で、手刀の照準をXの顔へとぴたりと合わせたまま全く動かない。
こうなると、Xは非常に遣りづらくなる。
それはつまり、“交差法”というカウンター戦法に長けた敵が全く動かずにいるということは、Xにしてみれば敵にじっくりと“見られている”、即ち“待たれている”というプレッシャーに繋がってくるからだ。
迂闊に飛び込めばあっという間に“交差”されてしまうだろう。
だからといって、逆にこちらが敵の攻撃を待っていたところで、相手がどんな戦法をとってくるか分からぬ以上、うまい具合にカウンターを取れる保証など何処にもない。
もし、まり子が様々なフェイントを織り交ぜつつ貫手や指拳による攻撃を仕掛けてきたならば、果たしてかわし切ることが出来るかどうか・・・・・・?
となれば、やはり“攻撃は最大の防御”、こちらから攻めるに如くはない。
そして、その武器はやはり、リーチの差を最大限に生かした“顔面へのパンチ”となろう・・・・・・。
442 :
アレ??:04/09/24 22:08:53 ID:2qVcZey5
短時間でそこまで計算し抜いたXの冷酷な瞳と、まり子の冷静な瞳との間に火花が散る・・・・・・ということにはならなかった。
なぜなら、二人の瞳の間を女教師の手刀が遮っている為、決して視線がぶつからないのだ。
よくよく見れば、微動だにしないまり子の肉体の中で、その指先だけがかすかに震えている。
それはもちろん恐怖からではなく、恐るべきスピードで襲い掛かってくるXのパンチを咄嗟に捌く為の準備として行っていることだろう。
当然ながら、もし女教師にパンチを捌かれてしまえば、Xに待っているのは地獄のみだ。
つまりXにしてみれば、この厄介な手刀をなんとかしない限り、敵の顔面にパンチを叩き込むことなど不可能なのだ。
(ちっ・・・・・・その手!その手が邪魔よっ!)
意を決し、キック等のあらゆるフェイントを駆使して自身の射程内(そして、もちろんまり子のパンチの射程外)へと飛び込み、まずは邪魔な手刀を取り除こうと、長いリーチを生かした超高速のジャブを放つX!
しかし、その次の瞬間のまり子先生の行為を見た真由子、そして和希の顔色が変わった。
(せ、先生っ!)
(き、“禁じ手”を・・・・・・!)
443 :
アレ??:04/09/24 22:10:26 ID:2qVcZey5
まり子が出した“その技”を見た瞬間、真由子の脳裏に6年前のある出来事の記憶が鮮やかに甦る。
小学5年から空手を始めた彼女は、毎日のように近所の道場の少年部へと通っていた。
そこの指導員の先生は、優しげな丸顔のおじさんで、真由子をはじめ生徒たちは皆この先生を父親のように慕っていたものだ。
さて、“少年部”とはいえもちろん組み手稽古はある。
しかし、まだ骨格の定まらぬ子供の骨は、あまりにも脆く折れやすい為、当然ながら組み手には危険が伴う。
指導員の立場とすれば、“出来ることならやらせたくない”この組み手こそが最も神経を使う稽古なのだ。
そして真由子にとって、いや、その場にいた全ての子供たちにとって絶対に忘れられぬ事件は、まさにそのとき起きたのだった。
その当事者は、A君とB君という二人の男の子だった。
道場の壁際に正座した真由子ら生徒たちが見守る中、大柄なA君に正拳で押しまくられた小柄でヤンチャなB君が、おそらくは見様見真似で覚えた“その技”を苦し紛れに放ったのだ。
幸いなことに当たりは浅く、A君はなんとも無かったのだが・・・・・・その瞬間、普段は温厚な指導員の先生の顔が、見たことも無いほど恐ろしい、まさに鬼のようになり、B君を大喝したのだ。
そのときの先生の言葉を、真由子は片時も忘れたことはない。
その先生は、道場中に響き渡る大声で、こう怒鳴りつけたのだ。
「馬鹿者っ!お前はAを“身体障害者”にする気かっ!」
それは、普段はヤンチャなB君はもちろん、真由子の友達である少女たちも思わず泣き出してしまう程の恐ろしい怒声だった。
しかし、先生が怒るのも当たり前であった。
“その技”は、誇張でなくあまりにも危険な、絶対に遣ってはならぬ禁じ手なのだ。
そう、例え小学生であっても、空手を学んだ人間がまともに遣えば、大の大人に大怪我を負わせることが出来る程に・・・・・・。
B君が遣ったその技の名を“下段足刀”という。
444 :
アレ??:04/09/24 22:11:39 ID:2qVcZey5
数枚重ねの杉板を真っ二つにし、高段者ともなればプロ野球の公式戦用のバットすらヘシ折ってしまう、空手の蹴りの威力については今更説明するまでもないだろう。
そして、数ある蹴り技の中でも、最も相手が避け難い、そして最も効果のある蹴りが、“相手のヒザから下を狙った正面蹴り”・・・・・・つまり、“下段足刀”や“下段前蹴り”である。
当然ながら、至近距離で相手と向かい合ったとき、人間は相手、そしてもちろん自分自身の足元が一番視界に入り難い。
そして、ご存知のように空手家の正面蹴りは、曲線を描く廻し蹴りとは異なり、まさに電光石火、実感としては瞬きするよりも疾く襲い掛かってくるのだ。
しかも、それが足元を狙って!
避け難いのは当たり前、そして、その威力は・・・・・・。
思い切り脛を蹴られれば、ポッキリと折れてしまい、まず一ヶ月はまともに歩けまい。
しかし、脛ならばまだ幸せだと思うべきだ。
なぜなら、その時点では地獄の痛みに悶え苦しむことになるものの、数ヶ月もすれば元通りに治るのだから。
問題は、ヒザを蹴られたときだ。
幾つもの骨や軟骨や血管、靭帯や細かな神経が複雑に絡み合って構成され、人間の全体重を支えつつ、歩く・走る・跳ぶ・しゃがむといったあらゆる動きをサポートしているヒザ関節。
ここを空手家に正面から思い切り蹴られたら最後、ガラスのように粉々に破壊されてしまい、二度と元には戻らない。
そう、現代医学ではヒザ関節の怪我を完治させることは不可能なのだ。
そのことは、数多くのスポーツ選手たちが証明している・・・・・・。
445 :
アレ??:04/09/24 22:13:32 ID:2qVcZey5
事件後、全員を神棚の前に正座させた指導員の先生は、噛んで含めるように、B君の何がいけなかったのかを説明した。
曰く。
蹴ったB君、蹴られたA君は共に小学生だ。
まだ骨格も定まらぬうちにそんな技をまともにくらったらどうなるか?
A君は今後、友達と野球やサッカーを楽しむことさえ出来なくなってしまうかも知れない。
さらに、これからもどんどん大きくなってゆく骨に対処する為に、大人になるまでずっと病院に通うことになるかも知れない・・・・・・。
今後、如何なる理由があろうとも、まだ教えてもいない技を遣ってはならぬ!
もし遣ったならば、その人間には空手を習う資格はない!
つまり、破門する!・・・・・・
その話を聞きながら、真由子は
(これほどに危険な技であるならば、“相手のヒザから下を狙った正面蹴り”だけは、これからの人生に何が起ころうとも絶対に遣うまい)
と固く心に誓ったのだ。
それを・・・・・・禁じ手・“下段足刀”を、彼女の最も敬愛する恩師である赤井まり子が繰り出すとは!
446 :
アレ??:04/09/24 22:14:45 ID:2qVcZey5
しかし、残念ながらまり子の右下段足刀は敵の長い脚にダメージを与えるまでには至らなかった。
Xにとっては、自身のリーチの長さと、相手の“交差法”を警戒しつつウエイトを後ろに残しながらのジャブであったことが幸いしたのだ。
その蹴りは、ほんの少し彼女の左脛を擦っただけ・・・・・・。
だが、僅かにかすった程度とはいえ、左脚の脛に感じた鋭い痛みには抗えず、素早く後方へと引き下がる。
絶好のチャンスと見えたが、何故かまり子はそれ以上追撃せず元の構えに戻った。
これで、再びお互いに構えを取りながら距離を取る形となったわけだ。
しかし、眼前で展開されたこの凄まじい攻防にも拘らず、一般の生徒たちは皆一様にきょとんとした顔でいる。
それも当然だったろう。
二人のファーストコンタクトはまさに一瞬の出来事であり、その攻防は、ほとんど瞬きする間に終わってしまっていたのだから。
447 :
アレ??:04/09/24 22:15:58 ID:2qVcZey5
真・自治会派で、その内容を理解できるただ二人の人間である真由子と和希は、いつも優しいまり子先生が見せた恐ろしい攻撃に驚愕したものの、(これなら負けないわ・・・・・・!)と安心しかける。
しかし、次の瞬間、ほとんど同時に“ある事実”に気付いた二人の美少女の顔色が変わった。
(待って!ということは・・・・・・相手も同じ禁じ手を遣えるということだわっ!)
そう、Xはキックを主武器とする選手であり、まずいことにまり子より15センチも背が高く、当然ながら脚も長い。
つまり、同時に正面蹴りを放てば、間違いなくXの足が先に届くのだ。
(ああっ、先生っ!何故です?なぜ追撃して一気に決めてしまわなかったんですか?)
もしかすると、先ほどの恩師の蹴りは、Xに“相手を痛めつける為の効果的な攻撃方法”をレクチャーしてやるだけの効果しかもたらさなかったのかも知れない・・・・・・!
そんな二人の考えを見透かしたように、Xが冷たい微笑を浮かべる。
それはまるで、(あんたが禁じ手を遣うなら、私も遠慮なく遣わせてもらうよ)と言わんばかりだ。
それに対しまり子は、そんな相手の様子をただ静かにシンと冷めた瞳で見つめているのみであった・・・・・・。
448 :
アレ??:04/09/24 22:17:44 ID:2qVcZey5
ごめんなさい!最近死ぬほど忙しくてなかなかカキコできませんでした。
今日のも急いで書いたので、誤字・脱字や意味不明な箇所等あるかも知れませんが、どうかご容赦下さいね。
ところで、驚いたことが一つだけ。
久美が一番人気とは・・・・・・全く予想外でした。
>>438さん
それいいですね!つるぺたってヤツですか?
強くてクールだけど幼すぎる自分の身体にコンプレックスを持っている美少女・・・・・・。
萌えますね!
香奈タン、是非お願い致します!
大量投下は結構だがエロがぜんぜんネーじゃんか
ここはエロパロ板だぞ
格闘技に詳しいのはよくわかったから
はやいとこエロ書いてくれよ
こんなもんに誰もレスなんか書くわけねーだろ!
これはこれで十分おもしろいけど。
451 :
名無しさん@ピンキー:04/09/28 21:18:32 ID:C5rECmif
エロすぎてバトルスレから追い出され
今度はバトルを丁寧に書きすぎてエロがないと罵倒されるアレ??さんて一体……
居れならやる気なくすね間違いなく
452 :
名無しさん@ピンキー:04/09/29 18:56:36 ID:C69Beu4Q
アレ??はやる気失くす心配なし
読んでもらいたくてウズウズしてるタイプ
ありがたい事じゃないか
アレ??さんはバトル書き終えないとエロスイッチ入らないんだから
みんなおとなしく待とうぜ
香奈タン……どうしたんだろう…?
456 :
香奈:04/10/05 00:25:32 ID:ZtJnDO0x
一触即発の雰囲気を漂わせるリング上で対峙し合うふたりを、和希は押し黙ったまま見やっていた。
自分がもし春野真理子と闘うとしたら。あるいはXとだったら……。
美しいこめかみに脂汗を浮かべつつ、和希はそんな想いをかけ巡らせていたのである。
だがそんななか、痺れを切らせたのかついにXが攻めに出た瞬間、思わず和希は目を見開いていた。
(き、“禁じ手”を・・・・・・!)
それに交差させて、躊躇なくまり子先生が繰り出した技が俄かには信じられなかったからである。
下段足刀。それがどんなに危険な技であるかは和希もよく知っている。
敵対関係にあるとは言え、学園の生徒に……と背筋に冷たいものを走らせる和希の身体に、横からぎゅうっと抱きついてきたのは裕香だった。
「和希、なんだか今日のまり子先生……こわい」
見おろすと、しがみつくように制服の胸に顔を埋めている少女の肩は小さく震えていた。
まわりの生徒たちは何が起こったのかわからずにキョトンとしていたが、まり子先生を特別に慕う裕香だけは、彼女の放つ殺気に異様な何かを感じ取っていたらしい。
(裕香……)
和希はいっしゅん張り詰めた空気も忘れ、そんな裕香をいとおしいとさえ思った。
だがまり子の掟破りに対して果たしてXがどう出てくるのだろうか。
この試合に限っては全くと言っていいほど先が読めない和希は、改めてリングを見据えながら、おびえるように震える親友の背を優しく抱いてやるしかなかった。
457 :
香奈:04/10/05 00:35:41 ID:ZtJnDO0x
>アレ??さん
すみません。どう書いたらいいかなかなか思い浮かばないうちに時間が経ってしまい
なかなか書き込みづらくなってしまいました。本当にごめんなさい。
(そんなに自由自在に文章が書ける才能がないので苦しいです)
しかしすごく緊迫した試合ですね!どちらかと言うと自分は空手ファンなので、対キック
では戦績の悪い空手家であるまり子先生にはぜひ勝ってもらい、なんとか一勝同士に
持ち込んで欲しいところです。
ところで実は、自分が考えた人物には設定みたいなものは特に何も考えてないんです(汗。
でも、もし陵辱編の方にも彼女たちを登場させてもらえるのでしたらすごくうれしいです。
続き楽しみにしています。
458 :
アレ?? :04/10/06 22:16:35 ID:zRkaNqye
今、台風21号の後始末で大変です。
私ではなく、少し遠くにある実家のほうだけに余計にキツイ・・・・・・。
今年だけで3発も直撃って、なんかウチに恨みでもあるのかと思ってしまいますよ。
エロパロばかり書いていたから罰が当たったのかな・・・・・・?
みなさん、本当にすみませんけれど続きは暫くお待ちくださいね。
台風21号マジ死ねよ。
台風21号ヌッ殺す
22号も凄いぞ!
アレ??さんだいじょぶかあ!?
お願いだから早くフカーツしてくださいね……
また台風来てるねぇ・・・
アレ???氏がむば
アレ?? 氏「ヒッ!ああ、ら、台風さまっ、ど、どうかお許しを!どうか、もう、許してぇ!いやっ!もうホントにやだよぉ!た、たすけて!台風、さま・・・・・・もう、もう終わりにしてよぉ・・・・・・えぐっ、ひいっくっ・・・・・・」
(そ、そうだ・・・・・・これは、“アレ?? 氏のため”なんだ・・・・・・
オレが恥ずかしい目に遭えば・・・・・・台風の言いなりになれば・・・・・・
アレ?? 氏は叩かれなくて済むんだ・・・・・・
ああっ、アレ?? 氏・・・・・・は、恥ずかしいよぉ・・・・・・
で、でも、“あんたのため”に・・・・・・た、耐えてみせるからね・・・・・・)
でも、あんた、待たせすぎですからーーーーーーーー残念!!!
466 :
アレ?? :04/10/18 20:58:43 ID:CtHhq1jf
Xは再びピーカーブーのガードを固め、その長身を小刻みに上下左右へ揺すりつつ、まり子の隙を窺う。
しかし、美貌の女教師は激しく動く相手とはまったく対照的に、石のように動かずにいた。
Xは何度か蹴るぞ、蹴るぞというように長い右足を素早く持ち上げたり、左足で踏み込む素振りを見せるが、そんなフェイントなどとうにお見通しです、と云わぬばかりにまり子は完全無視を決め込んでいる。
下から見ている真由子、そして観客席の和希は、そんな恩師の瞳を見て、思わず戦慄を覚えた。
そのタレ目がちな切れ長の瞳からは、まり子が蘭子に対して抱いているはずの“怒り”や“憎悪”といった感情はまったく見て取ることが出来ない。
それどころか、それは静かな、としか形容しようのない、まるで波ひとつ立たぬ湖の水面(みなも)を思わせる涼やかな瞳であったのだ。
一体、ひとりの人間がここまで自己の感情を完璧にコントロールできるものなのだろうか・・・・・・?
しかも、まり子先生は教え子を思う気持ちが人一倍強い方なのに・・・・・・!
467 :
アレ??:04/10/18 20:59:38 ID:CtHhq1jf
開始から一分も経たぬというのに、今やXの筋肉質の肉体には、じっとりと脂汗が滲み出ている。
二人の美少女には、Xの気持ちが手に取るように判っていた。
“交差法”というカウンター戦法に長けたまり子相手に迂闊に攻め込むことは出来ない。
いくら正面蹴りという武器があっても、それを“交差”されてしまったらどうするのか?
他の者ならいざ知らず、相手は天才・春野真理子なのだ。
この相手に対してはどれ程警戒しても、警戒し過ぎるということは絶対にないと断言できる。
そんな危険を避けるには、効果的なフェイントを仕掛け、それにつられた女教師が踏み込んでくるのを待つより他にない。
だが・・・・・・どれほど誘いをかけても、まり子は動かない。
その静かな瞳には、まるで虚実を正確に見分ける超人的な力が宿っているかのようだった。
(こ、この女、本当に8年半もブランクがあったの・・・・・・?)
Xが僅かに、敵に対する畏怖の念を覚えたその瞬間・・・・・・まり子が動いた。
468 :
アレ??:04/10/18 21:00:34 ID:CtHhq1jf
まり子が動いた、といっても、それは尋常の動き方ではなかった。
なんと美貌の女教師は、目の前に敵などいないかの如く、ただ普通に歩き始めるように、その左脚を大きく前に踏み出し、目にも留まらぬ疾さで再び右下段足刀を放ったのだ。
(な、舐めてんの?)
Xの驚きは、次の瞬間怒りに変わる。
(同じ技が二度も通用するか!)
伸びて来る足刀をかわしざま、怒りにまかせ、まり子の軸脚である左脚のヒザ目掛けて渾身の右下段蹴りを放つX!
(もらったわ、春野真理子!)
しかし、彼女の蹴りが当たると見えた瞬間、そこから女教師の脚が消えた。
(な、なにいっ?)
驚愕に目を見開いたXの眼前の・・・・・・空中にまり子がいた。
(うわぁっ!)
そのドテッ腹目掛け、右の足刀が伸びて来る。
(くそぉっ!)
慌ててピーカーブーのガードをL字クロスに変えてボディを護ろうとするXの、今度は顔面を目掛けて、同じ“右の足刀”が襲い掛かる!
(や、殺られる!)
しかし、まり子の足刀は不意を衝かれ慌てる彼女の鼻先数センチのところでピタリと止まり、そのまま引き戻されたのだった・・・・・・。
469 :
アレ??:04/10/18 21:01:42 ID:CtHhq1jf
何が起こったのか理解できずに観客席がざわめく中、真由子は驚きに目を見張っていた。
それはもちろん、和希も同じである。
先ほどの攻防はこういうことだった。
まず、一見不用意に思えたまり子の右下段足刀だが、もちろんこれは誘いにすぎない。
それをかわしざま、同じ攻撃に出たXの右足刀を、まり子は左脚のバネだけで跳び越えつつ右脚を折りたたみ、その同じ脚で“空中二段蹴り”を放ったのだ。
しかも、ボディ、顔面と正確に打ち分けて。
二人が驚いたのも当然であったろう。
現在の女子空手界に於いて、その流麗な技を武器に天才といわれる真由子にしても、顔から腹を蹴るという空中二段蹴りなら何度も試みたことはあるが、その逆は一度も成功したことはない。
いくらフェイント含みとはいえ、落下しつつ一本の脚を下から上へ変化させることは非常に難しいことなのだ。
それを、稽古ならともかく実戦の中で完璧に遣いこなすとは・・・・・・!
これはもう、ただ“天才”などと言って済ませられるレベルではない。
(ああ・・・・・・せ、先生・・・・・・せんせいっ!)
恩師の本当の強さ、真の姿を目の当たりにした真由子のつぶらな瞳から大粒の涙が溢れ出る。
明るいライトに照らされた白いマイクロビキニ姿のまり子先生、それはまさに地上に降臨した美しき闘神そのものであった。
そして、数秒後。
その“女神”の口から発せられた凛とした言葉が、会場の空気を震わせた・・・・・・。
470 :
アレ??:04/10/18 21:02:57 ID:CtHhq1jf
まり子の空中二段蹴りの前に敗北を覚悟したものの、相手の手加減にからくも救われたかたちとなったXは再び距離を取り、脂汗まみれになりながら亀のようにガッチリとガードを固めている。
そんなXの姿を眺めながら、滝川和希はクールな笑みを浮かべた。
いい気味だわ。
和希にはよく理解できていた。
今のまり子先生の攻撃は、最初のXの攻撃を、そっくりそのままなぞっただけだ、ということを。
つまり、Xが見せたローキックを囮に使いパンチで勝負する、というパターンを足刀と空中二段蹴りに置き換えて見せただけなのだ。
つまりこれは意趣返しだ。
自分が最初に立てていた作戦を相手に使われ、しかもそれにまんまと引っ掛かったXの屈辱感はどれ程のものだろうか?
それを想像するだけで、和希は背筋がゾクゾクするような喜悦を抑えることが出来なくなってしまう。
思い知ったか!
そして、隠れた天才である彼女は、もうひとつの重大な事柄をも完璧に理解していたのだ。
そう、もはやXには、まり子相手に為す術がないということを・・・・・・。
471 :
アレ??:04/10/18 21:03:57 ID:CtHhq1jf
今の赤井まり子先生はまさに完璧な戦闘マシンだ。
その間合いに一歩でも踏み込んだが最後、その脚を砕かれてしまうだろう。
それをかわし、攻撃を仕掛け得たとしても、今度は必殺の“交差法”が待っている。
それでも、なおかつ至近距離まで肉迫出来たとしても・・・・・・その距離こそは空手の独壇場だ。
貫手、指拳、ヒジ打ち、頭突き・・・・・・まさに一撃必殺の技ばかり、このことをよく理解しているXほどの者ならば決して接近戦など挑んでこないはずだ。
そして、何より重要なのは、赤井まり子・・・・・・いや、春野真理子が“まだ本気になっていない”ということだ。
この天才、美しき闘神が本気で攻撃を仕掛けたならば、その結果は火を見るよりも明らかだ。
だからこそ、恩師の勝利を確信した真由子先輩は嬉しそうに泣いている・・・・・・。
まり子の姿を眩しげに見つめながら泣きじゃくっている真由子を見た和希の薄っぺたな胸にチクリと痛みが走った。
(ふんっ。あれぐらいのこと、私にも出来たのに・・・・・・)
そのとき、まり子のよく通る声が体育館中に響き渡った。
472 :
アレ??:04/10/18 21:07:26 ID:CtHhq1jf
みなさん、大変長らくお待たせしまして、本当に申し訳ありませんでした。
しかし物凄かったですよ・・・・・・。
ウチの町内の畑とかみんな全滅しちゃってました。
驚いたのは芋畑の大量の土がみんな流されていたこと。
ご近所だけでも被害総額は大変なものでしょうねえ。
なんて言ってるうちに今度は23号が接近してるし・・・・・・。
ヘタするとまた間が空くことになるかも・・・・・・?
>>457 香奈タン
お待たせしちゃってごめんなさい!
ところで、まだキャラの設定をしてないということですので、和希タンは
>>438さんのリクエストどおり、貧乳キャラにさせて頂きました。
ボーイッシュな炉莉少女を嬲りものにするのが今から楽しみです!
しかし、まり子先生の勝ちがご希望ですか・・・・・・。
どうしたものかなあ・・・・・・?
473 :
香奈:04/10/20 05:58:29 ID:Bk4zFvc4
>アレ??さん
むむっ、息を飲む本格派格闘小説の雰囲気!!ますます目が離せなくなってまいりました!
まり子先生の天才を確信した真由子の反応がまた萌えます!
それに、自分が思ってた通りの和希に彼女を動かしていただけてうれしい限りです!
いえいえ、勝敗はアレ??さんの思ってた通りになさってくださいね。陵辱編が楽しみです。
× 本格派格闘小説
○ 超人格闘小説
アレ??さんてどこに住んでるんでしたっけ?
地震は大丈夫だったのかな?
たぶんまり子先生の故郷の‘東海地方のS県’だと思われ
もしそうだったら地震より台風の被害のほうが心配だよ
あの21号から平成最悪の23号まで三連発で来たからな
アレ??さんがんがれ!!!!!!!!!!
477 :
名無しさん@ピンキー:04/10/28 23:53:09 ID:tMwZjwJo
>477 >478
いいねいいね!とくに477!
ポニテに吊り目に首輪に十字架って、最初に見たときはこのスレを読んだ絵描きさんがうpしてくれたのかと思った!
けど掲示板サイトだったのね。
ところでアレ??さんはホムペとか作らないのかな?
この小説2ちゃんで終わらせるのはもったいない気がする。
HPなら絵描きさんたちにいろんな絵を描いてもらったりできるのに。
エロエロの紐ビキニで戦う美少女戦士たちの絵・・見たくない?
でもまずはアレ??さんに無事復活していただくことが第一なんだけど。
アレ??さん、台風の後始末本当にご苦労様です。お早い復帰を祈っております!
あれから1週間………。
結局アレ??氏は台風22号以降、行方不明になったまま。
でも、いつまでも信じて待ってます。
アレ??氏はどこかで必ず生きてるって………。
ともあれ、久美タンぽい画像もキボン。
>479
>アレ??さんはホムペとか作らないのかな?
禿同だ
応援レスとか挟まずにアレ??さんの小説だけを楽しめるスペースがあるといいのに
俺もアレ??氏のHPキボン…
オラもだ
やべーよ
このSS読んでから他の格闘系ノベルとかぜんぜん楽しめなくなっちまったよ
とっとと脛蹴れやゴルァ!!とか思っちまうんだよ
アレ??さん責任とってホムペ作ってくれー!!
いやそれはともかくまり子先生だけは完結させてくれー!!
続きが気になって夜も寝れないんだー!!
>484
アンタのいう格闘系ノベルってのをいくつか教えてくれない?
そういうの全然知らんのよ俺
486 :
アレ??:04/11/01 23:14:44 ID:JBtrQFsr
「鬼龍院さん!」
まり子の凛とした声に、悪の生徒会の総帥・鬼龍院蘭子はその冷酷そうな瞳を憎しみに煌めかせ、仇敵である女教師を睨み付ける。
しかし、呼びつけた本人であるまり子は、蘭子の顔を見ようとせず目の前の敵、Xから一度たりとも視線を離さずに宣言した。
「鬼龍院さん、もう勝負は着きました!・・・・・・私の勝ちです!」
「・・・・・・・・・・・・!」
その言葉に、蘭子は椅子に繋がれた両腕をワナワナと震わせたものの、精一杯の虚勢を張って応じる。
「ホ、ホホホ!何をおっしゃるかと思えば!
それを言うのは少し気が早いのではなくて?
現に、Xはまだ傷ひとつ負っていないではありませんの?」
その声に、美貌の女教師は簡潔に答えた。
「この子(X)が傷を負うとき・・・・・・それは、この子が命にかかわるような大怪我をするときなのですよ?
それが判っていてそう言うのですか?」
まり子の言葉に、蘭子、そして信恵(Z)と詩織(Y)はキリキリと歯を噛み鳴らす。
しかし確かに、まり子の言う通りに違いなかった。
先ほどの顔面への足刀・・・・・・もしあれがもろに決まっていたら?
そんな三人の心の内を見透かしたかのように、美教師は静かに言葉を続けた。
487 :
アレ??:04/11/01 23:15:56 ID:JBtrQFsr
悔しさに硬質な美貌を歪めるXに、まり子の静かな、しかし氷のように冷たい言葉が突き刺さる。
「Xさん、あなたがまったく攻撃を仕掛けてこないのは、私相手に勝ち目が無いことが判っているからでしょう?
もし、そうではないと云うなら遠慮は要りません。
さあ、どこからでも掛かっておいでなさい!」
「・・・・・・・・・・・・」
しかし、文字通り段違いの実力差を見せ付けられ、たった今完敗を覚悟したばかりのXに積極的な攻撃など出来るはずもない。
脂汗まみれで歯噛みしながら押し黙る彼女を他所に、女教師は昂然と蘭子に告げた。
「私がその気になれば、この子(X)を殺すことなど容易いことです!」
「・・・・・・・・・・・・」
普段優しく温厚なまり子先生の口から出たとんでもない言葉に、生徒会、真・自治会を問わず、この場にいる全ての人間が凍りついた。
(せ、先生・・・・・・まさか、まさかそんな・・・・・・)
真由子も真っ青になって震えだす。
“殺す”・・・・・・?
あの温厚で優しいまり子先生がそんな言葉を使うなんて・・・・・・!
だいいち、先生が空手をやめた原因は・・・・・・!
「ホホホ!慣れぬ脅し文句など使わぬことですわ!」
そのとき、蘭子のヒステリックな笑い声が静寂を破った。
「心ならずも人を殺めてしまったことが原因で、故郷を離れ、名前まで変えて、熱心なクリスチャンになったあなたが、Xを殺すですって?
ホホホ、先生、あなたにそんなことがお出来になるはずがありませんわ!」
488 :
アレ??:04/11/01 23:16:50 ID:JBtrQFsr
「・・・・・・それに、そんなことをすれば、もちろんセンセイの人生もおしまいですのよ!
たった23年で人生を棒に振るおつもりですの?
そんなことになったら、あなたのご両親や故郷のお友達にも二度と顔向け出来なくなりましてよ!」
しかし、まり子は相変わらず構えをとったままXを静かに見つめつつ、しかし声だけは鋭く答える。
「確かにそうです。もしもこれが自分ひとりの為の闘いであったら、そんな恐ろしいことは考えもしなかったでしょう。
しかし、今は違います!
この試合には久美ちゃん、千草ちゃんの運命が・・・・・・未来が掛かっているのです!
あの子たちを救い出す為ならば、私の人生などどうなっても構いません!」
「・・・・・・・・・・・・」
大切な教え子のために、自分の人生まで捨てる覚悟を固めて叫ぶ女教師の凄まじい気迫に押され、押し黙ってしまった蘭子に、まり子は続けて宣告する。
「それに・・・・・・さっき、そちらのYさんもおっしゃっていたことですが、“人が一人死ぬ”というのは大変なことなのですよ?
そんなことになれば当然、貴女のお婆様が理事長をお務めになっている伝統あるこの学園にも、捜査のメスが入り、あなたの奸計が明るみに出ることになります!
それでも構わないのですか?」
489 :
アレ??:04/11/01 23:17:47 ID:JBtrQFsr
「ううっ、くくっ・・・・・・!」
人質を二人も取っているにも拘らず、あっさりと立場を逆転されてしまった蘭子の、いかにも冷酷そうな美貌が屈辱に歪んだ。
しかし、そんな敵の総帥の顔など見ようともせずに、目の前のXに視線を合わせたままの女教師は一度静かに息を吸い込み、大きくな声でゆっくりと続ける。
「鬼龍院さん、あなたはひどい人間だわ。
何の罪もない久美ちゃん、千草ちゃんをあんな恥ずかしい、恐ろしい目に遭わせておきながら、それを心の底から楽しんでいるだなんて・・・・・・。
あなたは人間じゃありません!あなたは・・・・・・あなたは“悪魔”です!」
「な、何ですって・・・・・・!」
まり子に決め付けられ、怒りと憎しみに歯を噛み鳴らす蘭子に、さらに正義に燃える女教師の決定的な一声が浴びせかけられる。
「鬼龍院さん!私の要求はただひとつです!
久美ちゃん、千草ちゃんを今すぐこの場に連れてきなさい!
“治療中”などという言い訳など聞きたくもありません!
たった今!今すぐに連れてきなさいっ!
それが出来ないのであれば・・・・・・あなたの人生はお終いです!」
490 :
アレ??:04/11/01 23:18:45 ID:JBtrQFsr
教え子を救う為に人生を掛けたまり子先生の言葉を聞いた真由子は、感動に身を震わせながらも、ほっと胸を撫で下ろしていた。
(よかった・・・・・・やっぱり先生は、Xを殺すつもりなど無かったんだ・・・・・・)
そう、何も知らぬ者が聞けば過激なものに聞こえるであろう恩師の言葉は、じつは冷静な計算の上で発せられたものであることを彼女は理解したのだ。
まり子とXの実力には格段の差、いや、それどころか雲泥の差がある。
これまでの攻防を目の当たりにした蘭子にも、そのことはしっかりと理解出来た筈だ。
というよりも、恩師はそれを見せ付ける為にXを“適当にあしらっていた”のに違いなかった。
そう、天才・春野真理子がその気ならXごときを打ち倒すことなど赤子の手を捻るよりも簡単なこと・・・・・・。
腹心の部下の勝利が絶望的になった以上、蘭子にとってまり子先生の要求を撥ね付けることは文字通り“身の破滅”を意味している。
この超名門女子学園の中で、公開の殺人、或いはそれに近いことが行われたなどということが明るみに出れば、それはもはや蘭子一人の問題ではなく、鬼龍院家全体を破滅に追い込んでしまうだろう。
つまり・・・・・・赤井まり子はその圧倒的な実力によって、あっという間にこの闘い全体の主導権を、しかもこれ以上は望めないほど完璧に奪い取ってしまったのだ!
491 :
アレ??:04/11/01 23:19:52 ID:JBtrQFsr
「ち・・・・・・チイちゃん・・・・・・」
恩師の試合を中継しているモニターだけが明るい光を放つ黒い部屋の中。
嬉しげに泣きながら素っ裸の自分の胸に顔を埋めてくる、同じく全裸の久美の髪に顔を寄せ、千草も喜びの涙を流す。
「く、久美ぃ・・・・・・」
助かった・・・・・・。救われた・・・・・・。
その喜びが、全裸で緊縛されていることさえも忘れさせてくれた。
「ボ、ボク・・・・・・し、信じてたよ・・・・・・さ、最後には、必ず、勝つって・・・・・・」
幼女のように泣きじゃくる久美の可愛らしい耳に口を寄せ、千草も泣きながら答える。
「あ、当たり前だろ・・・・・・オ、オレたちには、まり子先生が付いてるんだから・・・・・・」
そんな二人に、例の覆面の女生徒二人を従えたあの冷酷な女医が憮然とした調子で声を掛けた。
「ふん、喜ぶのはまだ早いわ。
真剣勝負ってのは、最後の最後まで何が起こるか分からないものじゃないの?」
その言葉に、すっかり元気を取り戻した久美が噛み付く。
「ボ、ボクらのまり子先生が負けるもんか!」
すかさず千草も切れ長の瞳に憎悪の炎を燃え上がらせて大声を上げた。
「お、覚えてろよ!か、解放されたら、まず真っ先にテメエらをボコボコにしてやるからなっ!!」
492 :
アレ??:04/11/01 23:20:46 ID:JBtrQFsr
大変お待たせ致しました。
三連続の台風とは・・・・・・本当に恐ろしいもんでした。
屋根やら雨樋やら側溝やら、直したさきからまた壊されちゃってやり直し・・・・・・これで24号まで来ていたらどうなっていたことか。
大自然の前では我々なんてゴミみたいな物なんだなと本気で思ってしまいましたよ。
それから、私ごときのHPを希望してくださり、まことに有難うございます。
しかしながら、実は私、パソコンはネット以外では仕事でエクセルを多少使う程度で、殆んどド素人同然なんですよ。
だからHPを作るなんて、とても無理です。
ご期待に沿えずに本当に申し訳ありません。
乙。
久しぶりに久美タソの出番がっ!
494 :
香奈:04/11/02 21:57:05 ID:MoD/wGaU
「よかったわ!これでどこかへ連れてかれちゃった久美センパイや千草センパイも助かるのね!きゃあっ!」
さっきまでまり子先生の殺気に満ちた雰囲気に怯えていた裕香は、自分にうなずいた和希を見てパッと顔をほころばせた。
形勢逆転。達人同士の息詰るかけひきはよくわからなかったが、先生の自信に満ちた物言いに、裕香は久しぶりの人懐っこい笑顔を取り戻していた。これなら真・自治会の勝利は間違いない。
(さすがは春日野真理子……強いだけじゃない。教え娘を傷つけずしてこの対抗戦そのものを制したってわけね……)
女教師の見事な戦略に感心すると同時に、和希はほっと胸を撫で下ろしていた。
万が一まり子先生まで負けることになれば、和希は最終試合を待たずして、千草たちが監禁されている場所に殴りこみをかける覚悟だったのである。
X、Y、Z。たとえ同時に三人の強豪を相手にすることになったとしても、和希には負ける気がしない。
いや、彼女を助けるのはこのあたしだ。
だが格闘エリートとしての和希の血は、ぞわぞわとした不安を何故か予感せずにはいられなかった。
何度もどんでん返しのあった対抗戦である。果たしてこのまますんなりいくのだろうか。
「見て!あの蘭子の悔しそうな顔……いい気味だわ!」
他の生徒といっしょになってはしゃぐ裕香の愛くるしい横顔。
(うん、思い過ごしならいいけど……)
じりじりと緊迫したままのリング上に目を移しつつ和希はひそかにそう祈るのであった。
495 :
香奈:04/11/02 22:12:25 ID:MoD/wGaU
>アレ??さん
台風、大変でしたね。ご無事でなによりです。
でも聖・コーマン学園のリングには新たなハリケーンの予感がしてドキドキしたままです!
おお! 勝てそうですな。
そして勝って大将戦で蘭子を嬲れれば最高ですな。
超クソ生意気な蘭子が嬲られて屈服するとしたら最高に萌える!!
それこそ真のドミネートですよ
>496
蘭子を嬲るのは大賛成だけどこのまままり子先生が勝ったらつまらないよ
漏れはお上品な空手の女先生がボロボロにされるのを楽しみにしてるんだから。それにアレ??さんだって
>ボーイッシュな炉莉少女を嬲りものにするのが今から楽しみです!
しかし、まり子先生の勝ちがご希望ですか・・・・・・。
どうしたものかなあ・・・・・・?
って言ってるし
蘭子を嬲るってことは自治会が勝ってこの小説が終わっちゃうってことじゃないの?そんなのヤダ!
奴隷調教篇だって考えてるみたいだし蘭子嬲りは一番最後でいいと思う
500げと
まり子先生には惜敗してもらって
エロ編に突入してもらいたいでつ
だよな
まり子先生が陵辱されるのが読みたいよな
まあ、でも作者の都合もあることだし・・・・
504 :
アレ?? :04/11/08 21:51:04 ID:AziqyYVn
「キャーッ!まり子せんせいっ!」
「私たち、信じてましたよおっ!」
「蘭子!何とか言ったらどうなのっ!」
「言えるもんですか!ざまーみろっ!生徒会!」
恩師の、そして自軍の勝利を確信した真・自治会派の生徒たちが大歓声を上げる。
いや、それは“大歓声”などという在り来りのものではなく、まさしく“歓喜の雄叫び”としか形容のしようのない感情の大爆発だった。
勝った!
蘭子の卑怯な策略など、まり子先生には通用しなかったのだ!
怨み重なる生徒会の総帥・蘭子を、ここぞとばかりに罵る者がいる。
かと思えば、隣の少女に抱きつき、無心に泣きじゃくっている者もいる。
しかし、大多数、殆んど全ての少女たちは、手に手に持ったハンカチを打ち振りながら、この世で最も敬愛する女性の名を、声の限りに叫んでいたのだった。
「ま・り・こ!!!!!!ま・り・こ!!!!!! ま・り・こ!!!!!!・・・・・・」
しかし、当のまり子先生は、自然発生的に巻き起こった地鳴りのような自身への大コールさえも聞こえぬ様子で目の前の敵・Xを静かに見つめている。
そう、この闘いはまだ終わってはいないのだ。
恐らくは自信喪失にまで追い込んだであろう相手とはいえ、決して油断は出来ない。
あの千草を陥れたYの目潰しのような卑怯な戦法を、この少女が遣ってこないとも限らないのだから。
まり子先生は相変わらず敵のどんな攻撃も捌けるように、その典雅な美貌の前に左の手刀を柔らかく突き出した構えのまま微動だにせずにいる。
この期に及んでもなお一瞬たりとも集中力を切らすことのない、この美しき闘いの女神には卑劣な罠など仕掛けようがないと、会場内の誰もが思った。
当のXを除いては・・・・・・。
505 :
アレ??:04/11/08 21:52:10 ID:AziqyYVn
嵐のような大“まり子”コールに包まれているマットの上で、それまでただ相手の静かな瞳を睨み付けながらガードを固めていたXが、突然冷たい笑みを浮かべつつ口を開いた。
「ふふふ、センセイ・・・・・・まだ気付かないの?」
「・・・・・・?」
(この娘には、もはや笑う余裕などないはず・・・・・・ということは、これはYのように卑怯な手段をとる為の誘いと見て間違いないわ!)
そう判断した美貌の女教師は、Xの声など聞こえぬような涼しげな顔で完全無視を決め込み、一瞬たりとも敵に対する警戒を解かない。
そんな彼女に構わず、長身の少女は嘲るように大声を上げた。
「ふふふ、センセイってば!何もそんなにシカトしなくてもいいでしょ・・・・・・」
「随分と甘く見られたものね!」
その声が終わらぬうちに、まり子先生は鋭い声で決め付ける。
「言っておきますけれど、私は“悪魔の手下”相手に聞く耳も話す口も持ち合わせていません。
何を考えているかは知りませんが、あなたの卑怯な策略などに引っ掛かる私だと思って?
そうやってヘラヘラと笑いながらお喋りする元気があるのなら、遠慮せずにもう一度掛かっておいでなさい!」
恩師の凛とした言葉に、再び真・自治会派の少女たちの大歓声に包まれる体育館。
しかし・・・・・・。
ど、どうなるんだっ!?
焦らさないでっ!!
アレ??氏が駄目ならもう一人の作者香奈タンがホムペ作ればいいのに
と言ってみるテスト
それも駄目ならどっかの小説サイトに投稿するとか
でもこれは大長編すぎて無理か?
とにかくまとまった形で出来れば挿絵付きで読ませてくれる神キボン!!
509 :
名無しさん@ピンキー:04/11/13 00:02:53 ID:w/UNq6rB
( ゚∀゚)
おれも( ゚∀゚)
とにかくアレ??氏オンリーな形が望ましいな
HP作るのにはそれなりの労力要るだろ?
ちょっとは考えろよ。
名前欄見れば済むことだ。
さもなければ、自分で立てる。
513 :
名無しさん@ピンキー:04/11/13 19:28:36 ID:+5Gg4979
ぬるほ 。
ガッ
515 :
アレ?? :04/11/16 21:29:23 ID:IkslvJkb
しかし、ピシャリと撥ね付けられたにも拘らず、Xは悪びれた様子もなく相変わらず冷笑したまま言葉を続ける。
「ふぅん、そうですか?でも、とっても大事なことですから、一応教えといてあげますね?」
「・・・・・・」
「あのね、センセイ・・・・・・そうやってカッコつけてるけど・・・・・・」
そして、無視し続けるまり子先生に向かい、一呼吸おいて一息にこう言った。
「紐パンがずれててオマンコ丸出しよっ!」
(―――――!!)
それは、人一倍羞恥心の強い女教師の心を惑わすに充分な指摘だった。
何といっても、生まれて初めて身に着けたいやらしいマイクロビキニ姿で、蹴り技を中心とした激しい攻防を繰り広げたのだ。
デルタ地帯を僅かに隠しているだけの紐パンティがずれてしまっていても不思議はない・・・・・・!
その焦りが、まり子に武術家としての最大の禁忌を犯させてしまった。
そう、彼女は思わずその視線を敵の顔から、自分の下腹部に移してしまったのだ!
しかし、“視線を切ってしまった”とはいえ、たったこれだけのことであったのなら、ほんの一瞬の出来事、戦局に影響はなかったはずだ。
しかし、まり子先生が思わず落とした視線の先には、結果的に重大な影響を与えてしまうことになる物体が存在していたのだ。
それは・・・・・・。
516 :
アレ??:04/11/16 21:30:32 ID:IkslvJkb
それは、優しい女教師の母性の象徴ともいうべき、ふっくらと盛り上がった大きな乳房だった。
白い紐ブラで僅かに乳首を隠しているだけの美しい乳房。
形良くボリュームたっぷりのまろやかな二つの膨らみは、試合を見つめている女生徒たち全員の憧れと言っていい。
しかし、まり子にとっては、この素晴らしいバストこそが仇となってしまったのだ。
なぜなら、未だ戦闘中の美教師が自分のパンティを確認しようと視線を落したとき、自身の豊かな乳房が障害物となり、下腹部を隠してしまっていたからだ。
以下に書くことは、ほんの一瞬のあいだ・・・・・・文字通りあっと言う間に起こった出来事である。
まり子先生は、パンティのずれを確認するため自分の乳房を覗き込むような形で頸(くび)を伸ばした。
そうすることで、やっと自身の恥ずかしい試合着を見ることが出来たのだが、当然と云おうか、そのパンティには異常など全くない。
(―――――!)
騙されたことに気付いたときにはもう遅かった。
いつの間にか彼女の左側面まで迫っていたXが、左手脚を前に出した左半身の姿勢で踏み込むと同時に大きな左手を伸ばし、女教師の左手首をガッチリと掴んでいたのだ。
しかも、ただ掴むのではなく、一瞬のうちにまり子の手首を内側に、つまり鉤形に折り曲げ、同時に腕を外側に捻り上げていた。
(立った状態で相手の左手首を内側に曲げた“脇固め”を、左手だけで極めているような体勢、といえば分かって頂けるだろうか?)
これこそが、ありとあらゆる補導術や連行術の基本となっている技、“小手返し”だ。
多少稽古を積んだ人間ならば、この体勢から相手の腕を背中へ捻じ上げることも、相手の力を利用して投げることも、もちろん、そのまま組み伏せることも自由自在なのだ。
517 :
アレ??:04/11/16 21:31:39 ID:IkslvJkb
(し、しまった!)
まったく予期していなかった事態に焦ったまり子は反射的に右脚に体重を乗せ、自分の左側面にいる相手の左脚に左の足刀を放とうとする。
しかし・・・・・・それこそは“小手返し”に対し絶対にしてはならぬ行為だったのだ。
“小手返し”を崩すには、“掴まれた腕の下を潜り抜ける(こうすれば、仕掛けた相手の腕のほうが極まってしまう)”か、
さもなくば“掴まれた腕のほうへ素早く体重を掛けて相手を押し倒す”、つまり“体当たり”するのが良いとされている。
いずれにせよ、“掴まれた腕側へ重心を移して脱出する”ということには変わりない。
だが、女教師のとった行動はそれとは全く正反対だった。
そして、梃子の原理を完璧に生かすことにより、女性でも大の男を簡単に制圧することが出来るこの技は、“逆側へ体重を掛けている”つまり“逃れようとしている”相手に対し最大の威力を発揮するのだ!
当然の結果として・・・・・・。
「う、ああっ・・・・・・!」
まだ掛かりの浅かった“小手返し”を今度こそ完璧に極められてしまい、まり子先生は典雅な美貌を苦痛に歪め、擦れた悲鳴を上げるはめになってしまった。
(ああっ!あ、あれほど・・・・・・あれほど“卑怯な罠”には注意していたのに・・・・・・!)
518 :
アレ??:04/11/16 21:32:53 ID:IkslvJkb
「ふふふ!引っ掛かったわねバ〜カ!」
自身の計略にまんまと嵌り、あっという間に立場を逆転されてしまった女教師をハイテンションで罵ると、Xは相手の左手首を極めたままの大きな左手をゆっくりと下げ、まり子の臍の辺りの高さで止める。
「ううっ・・・・・・ああっ!」
立ったまま斜め後ろへピンと伸ばされた左腕の位置を変えられた痛みには抵抗出来ず、堪らず前方へ腰から上半身を折る女教師は、倒れないように必死でじりじりと両脚を横へ開いていった。
もしもこの体勢で前へ倒れたりしたら、極められた左の手首、ヒジ、そして肩の関節が同時に破壊されてしまうに違いないのだ。
今、まり子先生は手首を鉤型に曲げられた左の手の平を上に向ける形で左腕を極められ、両脚を大きく開き、そして、まるで丁寧なお辞儀をするかのように腰を曲げて、まろやかな双臀を突き出している。
彼女が自分の意思で動かせるのは、僅かに右腕一本のみだが、この体勢では自身の左側にいる相手を攻撃することなど絶対に不可能だ。
(ああっ・・・・・・なぜ?どうしてこんなことに・・・・・・)
往生際悪く長い髪を振り乱しながら抵抗の素振りを見せる美教師の懊悩を見透かしたように、Xは冷酷に笑いながら言った。
「ふふふ、センセイ、こうなったらもう“完全に負け”だってコトがまだ判らないの?・・・・・・あんた、ホントはバカでしょ?
教えてあげようか?・・・・・・じつは私、キックはまだほんの初心者なのよ。
私の本職はね・・・・・・“合気道”よ!」
519 :
アレ??:04/11/16 21:33:59 ID:IkslvJkb
合気道・・・・・・?
その武術の名を聞いた途端、まり子先生の典雅な美貌からさっと血の気が引いた。
それも当然だったろう。
合気道家に技を極められるということは、例えどれ程の怪力の持ち主であろうとも、いや、それどころか腕力があればある程、かえって逃れ難くなるということを意味しているからだ。
例を挙げれば、僅か147センチの身長で、しかも80を超えた老人となってからでさえも、小山のような力士を片手で軽々と転がしたという“生ける武神” 武田惣角(大東流合気柔術)は、
「合気柔術(これが合気道の元となった)は相手の力を利用する術。
だから、相手の力が強いほど良いのだ」と門人たちに教えている。
それを証明するように、彼の孫弟子にあたる合気道家・塩田剛三は154センチ・45キロの細身の身体であったが、1962(昭和37)年、来日したロバート・ケネディ米国司法長官(JFKの実弟)のボディガードと立ち会った際、
190センチ・120キロはあろうかという白熊のような巨漢を一瞬のうちに「まるで蜘蛛がピンで張り付けられたように、苦もなく取り押さえ(ケネディ長官の著書より)」てのけている。
そう、合気道家の技に抵抗しようと力めば力むほど、その力は何倍にもなって自分自身へと跳ね返ってきてしまうのだ。
(う、動けない・・・・・・動けないわっ・・・・・・!
ああっ!なんてこと・・・・・・!あ、あのとき本気で蹴り倒しておけば、こんなことにはならなかったのに・・・・・・!)
美しい女教師の全身から冷たい汗がどっと吹き出る。
だが、いくら後悔したところで、全ては後の祭りだった。
如何に彼女が天才的な空手家とはいえ、合気道家にここまで完璧に固められてしまっていては為す術などあろうはずがないのだ・・・・・・。
520 :
アレ??:04/11/16 21:35:00 ID:IkslvJkb
つい先程まで圧倒的な強さでXを完璧に追い詰めていた美しき闘いの女神・赤井まり子。
その彼女が年下の相手に、しかも片手一本で制圧され、立ったまま大股開きでお辞儀するような無様な姿を晒している・・・・・・。
信じがたい逆転劇を目の当たりにした真・自治会派の生徒たちは、さっきまでの盛り上がりが嘘のように静まり返ってしまっていた。
その凍り付いていた空気を、一人の少女の絶叫が切り裂く。
「せ、せ、せんせいぃぃぃぃぃぃぃっ!!」
それはもちろん、まり子先生最愛の教え子・草野真由子の悲鳴だった。
「いやぁあ!せんせいっ!まり子せんせいっ!」
この世で最も敬愛する女性の名を泣きじゃくりながら呼ぶことしか出来ぬ美少女の叫び声が、広い会場内に虚しく反響しては消えてゆく。
真由子にとってほんの数秒前まで、恩師の勝利はもはや完全に約束された決定事項であった。
囚われた久美と千草を先生に取り返してもらった後の自分の使命は、最終戦で蘭子を完膚なきまでに叩きのめすこと!―――――そう想いを新たにしたばかりだったのだ。
それが、こんな事態になるなんて・・・・・・。
もはや、まり子先生は大股開きで尻を突き出した惨めな姿勢のままピクリとも動かない。
いや、あまりにも完璧に極められてしまったため、動こうにも全く“動けない”のだ。
真・自治会のリーダーの、まるで魂を宙に消し飛ばすような絶叫が引き金となったかのように、ショックのあまり泣き喚く少女たちが次々に上げる悲鳴と怒号で観客席は騒然となってしまう。
それは決して、大好きなまり子先生の敗北をただ悲しんでいるだけのものではなかった。
そう、彼女たちは完全に理解していたのだ。
これは単なる敗北ではなく、今から恩師が受けるであろう余りに惨めで恥ずかしい拷問の始まりに過ぎないのだということを・・・・・・。
521 :
アレ??:04/11/16 21:36:12 ID:IkslvJkb
そんな少女たちの哀しい予想は不幸にも的中してしまう。
左手一本で女教師を制圧してしまったXが、硬質な美貌に冷たい笑みを浮かべ、その右手をまり子先生の突き出された真っ白なお尻に伸ばし、その滑らかな手触りを楽しむかのように、いやらしい手つきで撫で回し始めたのだ。
「ヒッ!や、やめなさいっ!」
8歳も年下の同性に、マイクロビキニの紐が食い込んでいるだけで丸出し状態となっている双臀を撫で回される屈辱に思わず引きつった声を上げる女教師を、Xは嘲笑いながら揶揄する。
「ふふふ、スベスベしてるわ、センセイのお尻!
大きくて真っ白で柔らかくて・・・・・・まるでつきたてのお餅みたいよ!
・・・・・・でも、残念だけど、それも今日までのことね。
だって今日から、センセイの名前は変わっちゃうんだもの。
・・・・・・“赤井まり子”じゃなくて、“赤いシリ子”って名前にねっ!」
そう言うが早いか、その大きな右手を目一杯に開いて高々と上げ、次の瞬間、美教師の大きなヒップ目掛け、渾身の力を込めて振り下ろした。
バッシィーン!
「ああっ!」
広い会場内に、乾いた打撃音と女教師の悲鳴が響く。
大スクリーンには、真っ赤な手形を貼り付けられてしまったまり子先生のお尻がどアップで映し出されていた。
それを見た途端に観客席から上がる悲鳴と絶叫を快さげに聞きながら、Xは氷のような美貌を歪めて大声で笑う。
「あはははは!さすが、“赤いシリ子”と云うだけのコトはあるわ!まるでサルのお尻みたいに赤くなったじゃないの!
・・・・・・ああそうか、それも当たり前よね?
だってセンセイ、あんたの本名は“春野真理子”・・・・・・じゃなくて“サルのシリ子”なんだからねえ?
さあ!“サルのシリ子”、覚悟なさい!この私をとことんまで追い込んでくれたお礼を、今から、たっぷりとしてあげるからねっ!」
522 :
アレ??:04/11/16 21:37:33 ID:IkslvJkb
と、いうことで今年3月24日に書き込みました「A/SG(ナゾの記号)」は、
「AIKIDO/Siota Gozo」の略でした。
8ヶ月も引っ張ってしまって、本当に申し訳ありませんでした。
それから、まり子のエロを期待してくださっていた方々にも。
長々と引っ張ってしまい、本当にごめんなさい。
でも、おかげさまでやっと此処まで辿り着くことが出来ました。
HPに関しては・・・・・・
>>508さんが仰るように、どこかへ投稿するのが一番良いだろうとは思いますけれど、やはりこれは少し長すぎますかねえ・・・・・・?
どうしたものやら。
長かった
ホントに長かった
やっと拝めるよまり子先生のエロが
もう存分にやっちゃってくらさい
キタキター!
尻フェチには堪らんです
期待しとります
525 :
香奈:04/11/21 07:58:04 ID:uCjj1MNl
「……バカなっ!?」
Xにそそのかされてふと視線を落としてしまうまり子の迂闊さに、和希は勢いよく立ち上がった。大事な真剣勝負で目の前の敵から目を離すなんて!!
だが悪い予感は的中するものである。和希の目に映ったまり子は、まるでスローモーションのようにクルクルッと腕の逆関節を決められていく。
キックと見せかけての合気道。巧緻に長けたトリックに気づかなかった和希は、Xの狡猾さを呪うより先に観客席から身を乗り出して声を限りに叫んでいた。
「ああっ、まり子先生……そっちじゃない!!」
だが力まかせに脱出しようとした女教師が、完全に腕を決められてしまうのを見て和希は蒼ざめていくしかなかった。
「いやっ、まり子先生がどうしてぇっ!?」
動転する裕香のとなりで、和希はその武術をはじめて見たときの震えを思い起こしていた。
以前、和希の通っていた道場に、師範の友人だという合気道の有段者が遊びに来たことがある。華奢な青年だった。
時代はパワー空手である。ふん。居合わせた若くたくましい有段者たちはみな、か細い体躯の訪問者に小馬鹿にするような視線を浴びせていた。
すると彼は、道場にいたいちばんの大男に目をつけると、自分の両手首をつかませて涼しげにこう言ったのである。
「ちょっと勝負しましょうか。手を離したらあなたの負けですよ?うふふ」
無謀としか言えない挑発に大男はカチンときたらしい。「ふふ。いいんですね?他流派の道場で恥をかいても知りませんよ……」
語調は平静を装っているようだが、青年を見おろした大男は、言い終えるより先に両腕で、彼の細い手首をへし折らんばかりに力をこめていた。
まずいっ!!和希ほか誰もがそう思った。だがそのとき、信じられないことが起きていたのである。
「いてててて!!」
考えられない方向に両腕をねじ曲げられ、情けない声をあげて板張りにねじ伏せられていたのは、大男の方だった。
青年は涼しげな表情を崩すことなく、まるで手品のように手首を返したかと思うと、いつのまにか大男の手首の逆を取っていたのである。
大男は全国大会のチャンピオンだった。
526 :
香奈:04/11/21 07:58:31 ID:uCjj1MNl
頼みの綱であるまり子先生はいま、完全に身動きを封じられ苦痛に美貌を歪めている。
「ねえっ、和希!!まり子先生逃げられないの!?」
目に涙をためた裕香が和希を見あげている。だが関節技があなどれないと知り、その青年について合気道の基本を学んだことのある和希は、悲しげに首を横に振るしかなかった。
獲ったわ!あの春日野真理子の首をこのあたしが!!まり子を組み伏せて憎々しいほど得意げなXも、異常なほど興奮気味なのが見て取れる
「ああ……」
力なく腰を落とした和希は、生徒から惨めにお尻を叩かれる女教師の表情をもはや正視することができなかった。
>アレ!?さん
おお、ついにまり子先生も美しい羽根をもがれていくんですね、年下の女毒蜘蛛に。
そう言えば自分も高校のとき放課後、担任から合気道少しだけ習いましたが痛いんですよね、あれ。
さて、どこで書くことになるにせよこれからも頑張ってくださいね。
だんだん長くなってきたな香奈
528 :
名無しさん@ピンキー:04/11/21 18:48:13 ID:YifJCQYW
すごいね、このスレは・・
試合が進むほど面白くなってくよ!
ふつーは尻すぼみになるもんだけどねえ
本当に凄い職人さんがいたもんだね
香奈さんのカキコでちょっと気になったこと二つ
「春日野」真理子じゃなくて「春野」真理子ですよ
あと、「どこで書くことになるにせよこれからも頑張ってくださいね」ってどゆこと?
アレ??さんこのスレから出ていっちゃうの?
警戒してたのになんつーしょぼい手にひっかかってんだ先生・・・
そんな先生に萌えるが
そろそろ続きが気になるが・・・
531 :
アレ?? :04/11/29 23:16:17 ID:XlEY0YIg
バシィン!
生徒たちの絶叫の中、Xの第二撃を受けたまり子先生のお尻が赤く染まる。
「くうっ・・・・・・」
憎むべき敵、しかも八つも年下の少女に、まるで折檻されるかのようにお尻を叩かれるという惨めさに、女教師の理知的な美貌が歪み、その切れ長の目から一筋の涙が流れ落ちた。
いや、彼女が泣いている理由は、そんな惨めさなどという個人的感情からではない。
(ああっ・・・・・・く、久美ちゃん・・・・・・千草ちゃん・・・・・・)
運命の瞬間、まり子先生の脳裏をよぎったのは、敵に捕われ、自分の助けを待っているはずの二人の美少女の姿・・・・・・。
そう、美教師に涙を流させたものは、二人を救うことが出来なかった自分自身への怒りと情けなさが入り混じった後悔の念だったのだ。
(ああっ・・・・・・あ、あのとき、手加減さえしていなかったら・・・・・・)
悔やんでも悔やみきれぬ思いに涙を流す年上の美女の心の内を見透かしたかのように、Xは大笑いしながら言う。
「あはははははっ!
なんてマヌケなの、“サルのシリ子”センセイ!
合気道はね、攻撃してくる相手には無敵だけど、あんたの“交差法”みたいに、じっと待ち構えている敵には・・・・・・しかもそれが空手の達人だったら尚更、なかなか技を掛けられないものなのよ!」
532 :
アレ??:04/11/29 23:17:19 ID:XlEY0YIg
そう、まり子先生得意のカウンター作戦“交差法”は、図らずもXの弱点を正確に突いたものだったのだ。
相手の力を利用して技を掛ける合気道には、先手を取るための攻撃技がない。
いや、一応、手刀や当身などの飛び道具も有るには有るのだが、空手のような一撃必殺の破壊力など、当然ながら望むべくもない。
合気道に“試合”が存在しないのはそのため(対戦者のどちらも先に手を出そうとはしないから)だ。
そして、Xがキックを習得したのも同じ理由から・・・・・・即ち、積極的な攻撃手段を獲得するのが目的だったのだ。
だが、打撃技に関しては、しょせんX程度の実力では伝説の天才・春野真理子の足元にも及ばない。
つまり、まり子先生が相手の攻撃に合わせて動く“交差法”で立ち向かっている限り、Xには全く勝機などなかったのだ・・・・・・。
533 :
アレ??:04/11/29 23:19:02 ID:XlEY0YIg
>>530さん
ごめんなさい。今急いで書きました。
だから誤字・脱字は許してくださいね。
ホント、年末に向けて大忙しでして・・・・・・。
会社と家を往復するだけの毎日、しかも休日は実家の手伝い・・・・・・。
せっかく借りたDVDすらも時間がなくて観れなかったし・・・・・・。
出来ることならしばらく休載させて戴きたいぐらいです・・・・・・。
むむ、いいところで・・・
でも仕事との方が大事だよ。
充電してから、またたっぷりとまり子先生を辱めてあげてください。
だめです!こんないいとこまで来てお休みするなんて
許しませんっ!!
間隔が長いのがなあ・・・・・
537 :
アレ??:04/12/08 21:48:35 ID:KwQOZ97N
美貌を歪ませて悔し涙にくれる女教師の大きなヒップをビシバシと連発で叩きながら、Xはまり子先生の屈辱感に更に追い討ちを掛けるかのように大声で揶揄する。
「100パーセント勝てた試合なのに・・・・・・(バシィッ!)あんたってホントにバカね!(バシィン!)
わかる?“シリ子”?(バチィ!)あんたの敗因はね、その“優しさ”だったのよっ!(バッシィィン!)」
Xの言う通りだった。
まり子は、“出来るならば相手を怪我させることなくこの試合、そして抗争そのものを終わらせる”ことを念頭に置きながら戦っていたのだ。
そう、憎むべきは蘭子であってこの初対面の少女ではない。
そして、自分の実力を持ってすれば、こんな少女ひとり屈服させることなど容易いことだ。
自分の目的は、蘭子に全校生徒の前で敗北宣言させ、この学園を昔のように明るい姿に変えることであり、いくら悪の手先とはいえ、まだ前途ある少女に無用の怪我をさせることではない・・・・・・。
その甘い考えが、取り返しのつかない事態を招いてしまったのだった。
そう、例えば最初に放った下段足刀を本気で叩き込み、相手の脚の一本も使えなくしておけば、絶対にこんなことにはならなかったのに・・・・・・。
538 :
アレ??:04/12/08 21:49:52 ID:KwQOZ97N
「くううっ・・・・・・ひっく・・・・・・えくっ・・・・・・」
とうとう、年下の少女の容赦ないスパンキングによって、豊かな双臀を熟れた柿のように染め上げられてしまった美教師の口から、自責と後悔、そして屈辱と羞恥が綯交ぜとなった嗚咽が漏れた。
実力に於いては圧倒していながら、自身の優しい性格が仇となり、大切な教え子たちを救うことが出来なかったという絶望感に苛まれ、まり子先生はただ泣くことしかできない。
そのとき、彼女の形の良い耳に、憎みて余りある敵の総帥・鬼龍院蘭子の嘲笑う声が飛び込んできたのだった。
「ホ、ホホホ!なんという惨めな姿なの、赤井まり子・・・・・・いいえ、“赤いシリ子”先生!
ホホホ、あら先生、あなた、泣いていらっしゃるのね?
ホホホホホ!ああ可笑しい!
つい先程まで、“もう勝負は着きました”ですとか“私の勝ちです”とか、勝ち誇った態度で声高らかに宣言してらした先生が、今はお尻をおサルさんのように赤くされて、惨めに泣いておいでになるなんて!
ホホホホホ!さあXさん、遠慮は要りませんわ!
教師という立場にありながら、真・自治会などという不良生徒どもと結託し、今までさんざんこの私と生徒会に楯突いてきた
身の程知らずの馬鹿な“赤いシリ子”先生を“死んだほうがマシと思えるくらいの生き地獄”に叩き込み、“生まれてきたことを後悔”させておやりなさいっ!」
539 :
アレ??:04/12/08 21:51:20 ID:KwQOZ97N
>>536さん
本当にごめんなさい。
たださえ忙しい上に風邪までひいてしまってもう死にそうですよ。
今楽しみなのはボーナスと冬休みだけ・・・・・・。
でも冬休み中には書き込めないし・・・・・・。
いっそのこと続きは来年!・・・・・・というのはどうでしょうか・・・・・・?
わがまま言っちゃあいけないのは判るんだけど・・・・。さびしい。
アレ?? さん、今年一年間おつかれさま
来年からの再開待ってます
542 :
アレ?? :04/12/10 23:48:03 ID:hvi2ztam
それでは皆さん、ひとまずお休みさせて戴きます。
また来年お会いしましょうね。
少し早いですが、どうか良いお年を!
小説をアップしようかと思っているのですが、
主人公が死ぬような残虐バトル小説は、スレ違いですよね?
546 :
543:04/12/11 21:21:10 ID:rsi0WzV0
>>545 男性キャラも登場するのですが、問題無いですか?
547 :
545:04/12/11 22:27:06 ID:3U+gRa51
>>546 漏れ的にはぜんぜん問題無いですよ。
メチャ期待してますんで頑張ってくださいね。
>アレ??さん
またモチベーションが盛り上がってきたら続き読ませてくださいね。
これまでも長かったですが、壮絶なドミネートはこれからが本番ですもんね
お疲れさまです
保守とかしといたほうがいいのかしら
しといたほうが良いでしょう。たぶん。
また始まるまでもう少しかな?
553 :
アレ??:05/01/06 22:11:56 ID:wi5G8a9O
「ああーっ!いやあぁぁぁっ!」
「せ、先生いいっ!」
モニター画面で信じがたい光景を目撃した、囚われの身の久美と千草の絶叫が黒い部屋全体に響き渡る。
たった今まで長身の少女相手に圧倒的な実力差を見せつけていた恩師が、あっという間に、しかも片手だけで制圧されてしまうとは・・・・・・。
「ああ・・・・・・そんなぁ・・・・・・」
「こんなの・・・・・・うそだよぉ・・・・・・」
全裸のまま向かい合わせに緊縛された二人の美少女武道家は、それ以上言葉を続けることが出来ずに、とうとうがっくりとうなだれて泣きじゃくってしまう。
しかし、それも当然であったろう。
この地獄のような不気味な部屋から最愛の恩師によって救い出されたと思った、まさにその瞬間、“歓喜の絶頂”から“絶望のどん底”へと突き落とされたのだから。
「ふふふ、だから“真剣勝負は、最後の最後まで何が起こるか分からない”と教えてあげたじゃないの!
決着も見届けずに大喜びしちゃって、二人とも本当に間抜けだわ!
お生憎さま、ヌカ喜びもいいとこだったわねえ!」
キツネのような顔をした女医の冷たい嘲笑が、更に二人を惨めな気持ちにさせる。
やがてその耳に、バシッ、バシッというスパンキングの音と、すすり泣く恩師の切れ切れの悲鳴、そして、憎みて余りある蘭子とXの嘲り笑う声が聞こえてきたのだった・・・・・・。
554 :
アレ??:05/01/06 22:13:00 ID:wi5G8a9O
「・・・・・・身の程知らずの馬鹿な“赤いシリ子”先生を“死んだほうがマシと思えるくらいの生き地獄”に叩き込み、“生まれてきたことを後悔”させておやりなさいっ!」
総帥の言葉に力強く頷いたXは、立ったまま大股開きでお辞儀しているような惨めな体勢ですすり泣いている女教師の白磁の背中に、大きな右手をゆっくりと伸ばす。
その長い指が、恩師のマイクロブラの紐に掛かるのを見た瞬間、彼女の意図を察した真由子が絶叫した。
「やっ、やめてぇぇぇぇぇっ!」
しかし、その声が消えぬ間に、あっさりと紐の結び目は解かれてしまう。
しかし。
「くうっ・・・・・・」
まり子先生は必死で、右腕で我が胸を抱きしめるようにして羞恥の試合着の落下を防いでいた。
そう、左腕を小手に取られ、ヒザを伸ばしたままの大股開きで腰を90度にまで曲げられるという惨めな体勢で固められてしまっているものの、彼女の右腕だけはまだ何とか動かすことが出来るのだ。
衆人環視の中で胸を露わにされるという屈辱を受けまいと、歯を食いしばりながら懸命に白いブラジャーを押さえる美教師をXは楽しげに揶揄する。
「あははははっ!さすがは“伝説の天才”・サルのシリ子!いい根性してるわねえ!
ますます気に入ったわ!さあシリ子、この先もその調子で頑張ってブラを押さえてなさいよ!」
555 :
アレ??:05/01/06 22:13:58 ID:wi5G8a9O
そう言うなりXの指は、今度は女教師の惨めに突き出された下半身へと狙いを変える。
「ヒッ・・・・・・」
悲鳴を上げつつ慌てて自分の腰へと右手を伸ばすまり子先生だったが、彼女の手が届くより一瞬早く、Xの指がパンティの横紐と縦紐の結び目を的確に捉えていた。
「ああっ・・・・・・」
美教師の絶望の声と同時に、紐を解かれたマイクロパンティがマットに落ちる。
そして、マイクロブラも・・・・・・。
そう、まり子先生はパンティを守ろうとするあまり、胸を押さえていた右手を腰の後ろにまわしてしまったために、結果的に必死で守っていたブラジャーさえも同時に失うはめになってしまったのだ。
「ううっ・・・・・・ひぐっ・・・・・・」
全校生徒の見ている前で、大股開きでお辞儀しているかのような惨めな姿勢で全裸に剥かれてしまった屈辱と羞恥に泣きじゃくる女教師の姿が、大スクリーンにどアップで映し出される。
そして、それが別のカメラからの映像に切り替えられた瞬間、全校生徒たちから絶叫が迸った。
「きゃあぁぁぁぁぁっ!」
「いっ、いやあぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
年頃の清純な少女たちに悲鳴を上げさせた映像・・・・・・。
それは、真っ赤に染め上げられた双臀を思い切り突き出し、大股を開かされたまり子先生を後方から捉えた接写画像だった。
そこには、いつも優しく淑やかな美教師の股間・・・・・・つまり前後の秘奥が、撮影用のライトに照らされて、余すところ無く完璧に映し出されていたのだった。
556 :
アレ??:05/01/06 22:15:21 ID:wi5G8a9O
新年明けましておめでとうございます。
今年も宜しくお願い致します。
アレ??さん、クリスマスプレゼントとお年玉を一緒にもらった気分です。
こちらこそよろしくお願いします。
↑
自演乙!
誰にも読んでもらえねーからって…哀れやな。
559 :
アレ??:05/01/10 21:24:33 ID:OubXvyfM
楽しい休暇から帰ってきたら・・・・・・上のレスがあって少しショックです。
自演なんかしたコトないのに・・・・・・。
でも確かに557さん(もしかして香奈タン?)以外に読んでくださっている方がいないかも知れないと考えると、それもかなりヘコみますね・・・・・・鬱・・・・・・。
>>559 アレ??さん、はじめまして。あけましておめでとうございます。
557さんや香奈さん以外の読者です。
数ヶ月前から読ませて頂いておりますが、毎日アレ??さんの、書きこみがあるか
楽しみにしております。
私以外にも書きこまない読者の方は大勢居られると思いますので、
読者の数についてはお気になさらないで、これからも頑張ってください。
>>アレ?氏
ずっとロムってます。数あるSSの中でもアレ?氏の書く文章は知識に裏打ちされた重厚さと、期待を良い方に裏切る展開の見事さで群を抜いています。
まり子先生が負けるくだりは、まさに「やられた」という感じです。
根拠のない煽りに負けずに頑張って最後まで続けてください。
>>557は俺ですよ俺!(詐欺じゃないよ)
変なこと書くやつ結構いるから気にしないでください。
続き待ってます。
563 :
アレ??:05/01/10 23:53:34 ID:OubXvyfM
みなさん、有難うございます。
みなさんの温かいレスのお陰で元気を取り戻しました。
明日からまた頑張りますので、どうか応援してくださいね。
前スレからのファンです。
といっても、アクション編はスルーして、お仕置き編しか読んでいない不良読者ですが・・・
いよいよ獲物がまり子先生になったので楽しみにしています。
荒らしに負けずに頑張ってください。
俺もエロリンチしか読んでないんだが・・・不良か?
566 :
アレ??:05/01/12 21:58:29 ID:v1mUGiQF
「まあ!さすが大人の貫禄ねえ!すっごいオマンコだわ!
マン毛も・・・・・・“ちぶさ”ほどには長くないけど、量はずっと多いみたい!
だけど安心して!あんたのケツの穴は、“ちくび”にも負けないくらいに綺麗よっ!」
「ああ・・・・・・や、やめてぇ・・・・・・うっうっ・・・・・・」
ついさっきまで死闘を演じてきた当の相手、しかも8歳も年下の少女の揶揄が、美貌の女教師の心を千々に切り裂く。
教え子たち全員の前で、女性の最も恥ずかしい部分、即ちサーモンピンクの陰裂とスミレ色のアヌスを晒け出されてしまったという惨めさと屈辱に、まり子先生は泣きながら汗にまみれた細身の身体を震わせて哀願した。
しかし、もちろん]がそんな言葉に耳を貸す筈はない。
それどころか、冷酷に笑いながら更に右手を女教師の真っ赤に染まったお尻に伸ばし、ムッチリとした左の臀丘に置くと、そのまま尻たぼの狭間を力一杯に割り拡げたのだ。
「きゃあーっ!」
「ひいーっ!」
ひときわ大きくなる純真な少女たちの悲鳴と、女教師の羞恥にむせび泣く声をたっぷりと堪能しつつ、]は真・自治会のリーダー、草野真由子の方を見て、薄い唇の端を満足そうにニヤリと歪めた。
それもそのはず、椅子に繋がれた真由子は、恩師の惨めな姿を見るまいと目を固く閉じ、がっくりと頭を垂れ、肩を震わせながら忍び泣いていたのだ。
567 :
アレ??:05/01/12 21:59:43 ID:v1mUGiQF
金網ひとつに隔てられたマットの上と下で、それぞれ泣きじゃくる美貌の師弟の屈辱的な姿が、冷酷なサディスティン少女のS性に火を点ける。
「あはははっ!シリ子、ご覧!
大変よ!あんたの大切な真由子ちゃんがピーピー泣いちゃってるわ!
さっきみたいに何か言葉を掛けて安心させてやんなさいよ!
・・・・・・ああそうか、その体勢じゃ良く見えないわよねぇ?
では・・・・・・こうしてあげる!」
そう言うなり、]はまり子先生の左腕を小手に極めている左手の位置を、ほんの僅か斜め下方へと移動させた。
すると。
「あ、ああっ、くうっ・・・・・・」
たったそれだけのことで、90度にまで曲げられていた女教師の腰が真っ直ぐに伸びる。
しかも、大股を開かされた下肢はそのままだ。
つまり、全裸のまり子先生は、8歳も年下の少女に操られるままに、今度は大股開きで直立した体勢を取らされてしまったのだ・・・・・・。
568 :
アレ??:05/01/12 22:01:06 ID:v1mUGiQF
>>564さん
>>565さん
全然不良なんかじゃありません。
どうぞこれからも応援してくださいね。
しかし・・・・・・香奈タンは何処に・・・・・・?
うっきーっ
やっぱりまり子センセは大人の女。
"ちぶさ”や“ちくび”とはちがった羞恥心があるみたい。
がんばれ〜X。もっとやれ〜。
570 :
アレ??:05/01/14 22:44:07 ID:VMBtmkJe
「うっうっ、ひっく・・・・・・」
屈辱的な大股開きのお辞儀ポーズから開放されたのも束の間、今度は大股開きの直立姿勢をとらされてしまった惨めさにすすり泣きながらも、全裸の女教師は必死になって唯一動かせる右手で股間を隠している。
だが、もちろん片腕だけでは胸までも隠せるはずはなく、汗に濡れた二つの大きな雪白の乳房が大スクリーンにどアップで映し出されてしまっていた。
撮影用のライトに照らされ、汗を反射して眩しく輝く豊かな膨らみの頂点には、双乳の大きさに対しては不釣合いな程に小さな桜色の乳首が恥ずかしげに鎮座している。
今まで全校生徒の尊敬と憧憬を一身に集めてきた自分が、年下の少女に片手一本で操られた挙句、とうとう前後の秘奥に続き、両の乳房を彼女たちの前に晒している・・・・・・。
死にも勝る屈辱と羞恥、そして囚われの二人に対する申し訳なさのあまり、すすり泣きながら汗に濡れた美しい裸身をブルブルと震わせるまり子先生のふくよかな胸の上で、二つの乳首も哀しげにプルプルと動いていた。
しかし、“伝説の天才”春野真理子をそこまで完璧に制圧してもなお、Xは忌々しげに眉をひそめて舌打ちする。
この15歳の恐るべきサディスティンは、惨めな生贄がまだその右手で股間を押さえていることが気に入らないのだ。
571 :
アレ??:05/01/14 22:45:27 ID:VMBtmkJe
「まったく、そこまで必死になって隠すほど大したモンでもないでしょうが!」
哀れな女教師の真っ赤なお尻をピシャピシャと叩きながら毒づいたXは、その右手の人差し指だけをピンと伸ばし、冷酷そうな目を細めてゆっくりとした口調で言葉を続けた。
「ふふふ、“シリ子”センセイ、試合前に詩織(Y)が言った言葉を覚えてる?
・・・・・・そうよ、X・・・・・・つまりこの私が三人の中で一番強い!・・・・・・そう言ったのよ!
それが何故だかわかるかしら・・・・・・?」
そう言いつつ、生贄の左脇に立ったまま伸ばした指の先で美教師の白磁の背中、その中でも特に、“脊髄”を保護している背骨をなぞるようにツンツンと突付く。
(ま、まさか・・・・・・)
指拳・・・・・・?しかも、人体最大級の急所を狙って・・・・・・!
それまで、羞恥に赤く染まっていたまり子先生の顔色が、一瞬のうちに恐怖で真っ青になった。
しかし、それも当然だったろう。
今さら言うまでも無いことだが、もし、万が一にも“脊髄”を傷つけられてしまったならば、二度と取り返しのつかぬことになる。
損傷した部分から下は一生麻痺したまま・・・・・・つまり“半身不随”となってしまうのだから・・・・・・。
ぎくっ
エロシーンに武道の講釈はいらないザンス
あってもなくても良いから早くうーん
574 :
香奈:05/01/25 01:15:47 ID:p5ouaOb3
親衛隊・応援席は救いようのない絶望と、悲しみの怒号に包まれていた。
学園のマドンナ、憧れの君とも慕われる女教師、あのまり子先生が、女としての秘められた魅力の全てをさらけ出されたあげく、女郎蜘蛛の糸に絡めとられ、今まさに美しい羽根をもがれようとしているのである。
「きゃぁぁぁっ!!」
「ひぃぃぃっ!!」
少女たちの金属質な悲鳴がヒステリックにこだまする。
だがそんななか、ふたりの少女だけは、ただ息を詰め、リングの淫景からひたすら目を背けつつ押し黙っていた。
「うっ、ううっ……」
うつむいたきり肩を震えわせていたのは、裕香である。
入学式の日以来、まり子だけを慕い申し上げ、憧れ続けてきた文学少女。
伏せた顔を両手で覆ったままでいるのは、一瞬とはいえ、尊敬する女教師の粘膜の、鮮烈すぎる赤を目に焼き付けてしまったのを恥じているのではない。
(神さまお願いっ、まり子先生だけは……!!)
かぼそい指の間からポタポタと滴り落ちる大粒の真珠だけが、彼女の言いようのない悲しみを物語っていた。
575 :
香奈:05/01/25 01:16:50 ID:p5ouaOb3
親衛隊・応援席は救いようのない絶望と、悲しみの怒号に包まれていた。
学園のマドンナ、憧れの君とも慕われる女教師、あのまり子先生が、女としての秘められた魅力の全てをさらけ出されたあげく、女郎蜘蛛の糸に絡めとられ、今まさに美しい羽根をもがれようとしているのである。
「きゃぁぁぁっ!!」
「ひぃぃぃっ!!」
少女たちの金属質な悲鳴がヒステリックにこだまする。
だがそんななか、ふたりの少女だけは、ただ息を詰め、リングの淫景からひたすら目を背けつつ押し黙っていた。
「うっ、ううっ……」
うつむいたきり肩を震えわせていたのは、裕香である。
入学式の日以来、まり子だけを慕い申し上げ、憧れ続けてきた文学少女。
伏せた顔を両手で覆ったままでいるのは、一瞬とはいえ、尊敬する女教師の粘膜の、鮮烈すぎる赤を目に焼き付けてしまったのを恥じているのではない。
(神さまお願いっ、まり子先生だけは……!!)
かぼそい指の間からポタポタと滴り落ちる大粒の真珠だけが、彼女の言いようのない悲しみを物語っていた
576 :
香奈:05/01/25 01:23:27 ID:p5ouaOb3
親衛隊・応援席は救いようのない絶望と、悲しみの怒号に包まれていた。
学園のマドンナ、憧れの君とも慕われる女教師、あのまり子先生が、女としての秘められた魅力の全てをさらけ出されたあげく、女郎蜘蛛の糸に絡めとられ、今まさに美しい羽根をもがれようとしているのである。
「きゃぁぁぁっ!!」
「ひぃぃぃっ!!」
少女たちの金属質な悲鳴がヒステリックにこだまする。
だがそんななか、ふたりの少女だけは、ただ息を詰め、リングの淫景からひたすら目を背けつつ押し黙っていた。
「うっ、ううっ……」
うつむいたきり肩を震えわせていたのは、裕香である。
入学式の日以来、まり子だけを慕い申し上げ、憧れ続けてきた文学少女。
伏せた顔を両手で覆ったままでいるのは、一瞬とはいえ、尊敬する女教師の粘膜の、鮮烈すぎる赤を目に焼き付けてしまったのを恥じているのではない。
(神さまお願いっ、まり子先生だけは……!!)
かぼそい指の間からポタポタと滴り落ちる大粒の真珠だけが、彼女の言いようのない悲しみを物語っていた
577 :
香奈:05/01/25 01:25:43 ID:p5ouaOb3
「…………くっ!!」
その横から、裕香の小さな身体を抱いてやる和希もまた、凛々しい美貌を必死に背け、口惜しさに噛み縛った唇をワナワナと震わせていた。
(この試合、やっぱりあたしが出ればよかったんだ。ああ、まり子先生……!)
あと一歩で教え娘をカタワにするのをためらった詰めの甘さが、鬼神にはなりきれないまり子の優しさなんだと今さらながらに思い知るにつれ、彼女への愛おしさが募りくる。
あたし、やっぱり春野真理子が好き!!
伝説と言われた女空手家への反発心。それが格闘家としてのライバル心だとばかり心に決め付けていた和希の胸に、どっと熱い奔流が迸ったときである。
「わぁっ、和希っ……!!うう……っ!」
わっと泣き崩れた裕香がしがみいてきた。しゃくりあげ、熱く震えるその小さな体をぎゅうっと抱きしめてやる。
「ゆ、裕香……っ!」
もはや和希の目にも、こらえ続けてきた涙があふれ出て止まらないのは、同じ女性を愛する者同士の魂が共鳴したためか。
「和樹っ……ひっく」
「ああっ……裕香!」
抱擁しつつ美少女たちが泣き濡れたほほを擦り付けあっていた。今にも熱いキスを交わしそうな妖しい風情は、悲しいほど美しい。
だが、ふとリングに視線を戻した和希の背筋は、一瞬にして凍りついていた。
「っ!?まさか、X……やめろっ!!」
578 :
香奈:05/01/25 01:28:11 ID:p5ouaOb3
あら?すみません!書き込み失敗しましたm(_ _)m
>アレ!?さん
仕事が死ぬほど忙しい状態でなかなか書き込みできませんでした、ごめんなさい。
まり子先生のピンチ、話がますますHで楽しみになってまいりましたね。
これからも頑張ってください。
長文書けるんならそろそろオリジナル書いてよ
580 :
アレ??:05/01/26 23:32:51 ID:ITFTgOFG
(ああっ!か、神さま!
ど、どうか、どうかお助けくださいっ・・・・・・!)
不具者にされてしまうかも知れぬ恐怖に怯えながら、全裸の女教師は必死に祈念する。
だが、それは自分の身体のことなどではなかった。
(わ、私はどうなっても構いません!で、でも、久美ちゃんと千草ちゃんだけは・・・・・・!
何の罪もないあの二人だけはお助けください!)
そう、この期に及んでもなお、彼女が第一に考えていたのは可愛い教え子の身を守ることであったのだ。
大股開きの直立姿勢で必死に祈る美教師の心の内を知ってか知らずか、Xは冷たく笑いながら哀れな生贄の形の良い耳元で楽しげに言う。
「ふふふ・・・・・・大丈夫よ、安心しなさい!
背骨を折ってアンタを片輪にするのは簡単だけど、それは蘭子さまがお望みになられないわ!
だから、とりあえず・・・・・・その邪魔な右腕を殺すことにするわ!
なぜ私が“三人の中で最強”なのか・・・・・・それはね、あの二人と同じ技を私も遣えるからなのよ!」
その言葉を聞いたまり子先生の脳裏に、あの信恵(Z)が久美の四肢を麻痺させた場面が鮮やかに甦った。
つまり、信恵が竹刀の先端を使って行ったことを、この冷酷な美少女は自身の指先でやろうとしているのだ・・・・・・。
581 :
アレ??:05/01/26 23:34:07 ID:ITFTgOFG
「く、くうっ・・・・・・」
年下の少女に片手一本で制圧されてしまっている全裸の女教師は髪を振り乱し、汗の珠を飛び散らせて抵抗のそぶりを見せる。
今なら・・・・・・そう、ただ合気道の技を掛けられているだけの状態ならば、そこから脱出することさえ出来ればまだ何とかなる。
しかし、四肢を麻痺させられてしまったら、全てはそこで終わりだ。
あとは、あの可哀想な久美のように、惨めにいたぶられるしかない。
豊かな乳房と真っ赤に染め上げられた双臀をブルブルと震わせ、必死に抗おうとするまり子先生だが、そうやって暴れれば暴れるほど、梃子の原理によりますます動きを封じられるばかりだ。
そんな美教師の様子を面白そうに眺めていたXは、にやりと笑うと、それまで外側に捻りつつ、横に伸ばして極めていた生贄の左腕のヒジをたたみ、背中に捩じ上げようとする。
「きゃーっ!」
「や、やめてえぇぇぇぇぇぇっ!」
冷酷非常な敵の意図を察知した全校生徒たちの悲鳴が体育館中に響き渡った・・・・・・。
582 :
アレ??:05/01/26 23:36:10 ID:ITFTgOFG
>>578 香奈タン
わあ、お久しぶりです!本当に嬉しいですよ!
もしかして撤退されてしまったのかと心配していたのですが、杞憂に終わって良かった・・・・・・。
和希タンも裕香タンもとっても可愛いですね!香奈・こずえコンビと同じぐらいに萌えます!
この後、この娘たちにあんなことをやらせたりこんなことを言わせたりと、自由に出来るのかと思うと先が楽しみで仕方ありません。
しかし・・・・・・。
私も今とんでもなく忙しくて大変な状態なんです。
と言うより人生の転機なのかも・・・・・・?
ですが、応援してくださる皆さんの為にも何とか週一ぐらいのペースで書き続けていきたいと思っています。
今回は殆ど前回から進展していませんね・・・・・・。
ごめんなさい。
>と言うより人生の転機なのかも・・・・・・?
おいおい、そんなときにこんなことしてていいのか?
自分の人生なんだから、大事にしろよ。
週一どころか月一でもかまわない
無理せず気長にやってくらさい
585 :
アレ??:05/02/02 22:49:03 ID:l3FebBaq
恩師の身を案じる少女たちの悲鳴と絶叫に包まれた金網の中、Xは左手一本で極めたまり子先生の左腕を背中に捩じ上げる。
と同時に、自身の立ち位置を右に一歩移動させた。
そう、如何に長身のXといえども今までの体勢、つまり相手の腕を斜め後方へ伸ばして極めた体位で真横から右腕を伸ばし、相手の右肩の付け根にある死点を突くのはやや無理があったのだ。
この恐るべき強さを誇る女教師の右腕を殺すには、彼女のほぼ真後ろに立たねばならなかった。
(・・・・・・!)
その瞬間。
赤井まり子先生に天啓が降りた。
というのはつまり、敵が自らとったこの体勢のことだ。
じつは“相手に真後ろから固められた体勢からの脱出方法”こそ、彼女が8年以上も後悔し続けてきた痛恨事であったのだ。
それは言うまでもなく、彼女に大好きな空手だけでなく、生まれ育ってきた故郷や友人たち、そして自らの姓さえも捨てさせることとなってしまったあの大事件のことだ。
いかにパニック状態にあったとはいえ、何故“後頭部による頭突き”などという、今にして思えば愚劣極まりない攻撃をしてしまったのか。
せいぜい相手の骨の一本が折れる程度で、絶対に殺すことなど出来るはずのない、もっと簡単な脱出方法があったのに・・・・・・!
まり子先生、いや、天才空手家春野真理子はこの8年半、そのことだけを考え、後悔し続けてきたのだ。
しかし、まさかそれを実行する日がやって来ようとは・・・・・・。
586 :
アレ??:05/02/02 22:50:14 ID:l3FebBaq
その脱出方法とは、じつに簡単なことだった。
それは、“踵で相手の脛を蹴る”、ただこれだけのことなのだ。
しかし、例えど素人であっても固い踵で“弁慶の泣き所”を蹴られれば、その痛みは筆舌に尽くし難いものとなる。
これが本職の空手家ともなれば、一撃で相手の脛を蹴り砕くことさえもごく簡単なことだ。
もちろん、今までのまり子先生であれば、年下の少女にそんな大怪我を負わせることをためらっただろう。
しかし、現在彼女が置かれている惨めな状況は、その“甘さ”が招いてしまったことなのだ。
そして、天才・春野真理子は同じ失敗を二度と繰り返さない。
これこそ、神が彼女を憐れみ、恵んでくれた最大最高、そして最後のチャンスに違いないのだ。
踵をとばしXの脚を折る!
ただそれだけのことで、この関節地獄・羞恥地獄から脱出できる。
何よりも大切な教え子・久美と千草を救い出せる!
さらにその上、待ち望んでいた真・自治会の勝利までもが決定するのだ!
大逆転勝利はもう目の前・・・・・・!
(ああっ!神さま!か、感謝致します!)
まり子先生の大きな瞳がキラリと光った・・・・・・!
587 :
名無しさん@ピンキー:05/02/07 15:45:54 ID:A9Si556X
次お願いします
早くみたい
588 :
アレ??:05/02/09 22:31:27 ID:RcwnrVUP
やはり神は正しい者の味方だった・・・・・・。
勝利を確信し歓喜の涙を流しながら、まり子先生は攻撃態勢に入った。
(覚悟なさいX!)
だが。
彼女が真後ろに立つ敵の脛めがけ必殺の踵蹴りを見舞おうとした瞬間、信じがたい出来事が起こった。
Xが女教師の手首をほんの僅かに捻った途端、肝心の、たった今まで大股開きでマットを踏みしめていたまり子先生の両足の踵がふわりと持ち上がったのだ。
「ああっ・・・・・・な、なに・・・・・・!?」
思わず美教師が上ずった情けない声を上げてしまったのも無理のないことだった。
今や彼女は、大股開きで“爪先立ち”させられてしまっていたのだから。
しかも、それはただの“爪先立ち”ではなかった。
お腹や腰を思い切り前に突き出した爪先立ち・・・・・・云うなれば、前方には何もない断崖絶壁の上で、落ちまいと必死にバランスをとっているかのような体勢だったのだ。
もちろん、素人がただ腕を掴んで背中に捩じ上げたでけではこんな現象は起こりえない。
これこそ、相手のを腕を外側に捻り、手首を内側へ折り曲げたことによって・・・・・・つまり、あらゆる補導術・連行術の基本である“小手返し”だからこそ為せた業なのだ。
ぐきっ。
アンバランスな姿勢に、極められた左の肩とヒジ、そして手首が同時に悲鳴を上げる。
もはや踵蹴りなどは絶対に不可能だった。
もしこの体勢で片足を上げようものなら、たちまち大転びに転んでしまい、左腕を完全に破壊されてしまうに違いないのだ。
「ヒッ・・・・・・ああ、そ、そんな、そんなぁ・・・・・・」
今となっては攻撃するどころか、倒れぬように美麗な裸身を前後にふらふらと揺らすのが精一杯のまり子先生の口から、絶望の呻きが漏れる。
そんな哀れな生贄の形良い耳に口を寄せ、Xは大声で嘲笑うのだった。
589 :
アレ??:05/02/09 22:32:52 ID:RcwnrVUP
「あはははははははははははははっ!
バカねえ、“シリ子”! 本当に間抜けだわ!
あんた、“勝った”って思ったでしょ?
え?私が真後ろに立ったとき“これで逆転勝ちだわ!”とか思ったんでしょ!?
あははははは、このバ〜〜〜〜〜〜〜〜カ!
もしも、たかが“踵蹴り”で脱出できるようなチンケなものだったら、合気道が警察や自衛隊で“逮捕術”として採用されるワケないでしょう!
あはははははははっ! ああ、可笑しい!
それなのに目を輝かせちゃって! 間抜け!
いい年したオバサンのくせに、あんたって救いようのないバカね!
ホラ、“伝説の天才”・“サルのシリ子” オバサン!
黙ってないで何とか言ったらどうなの?
ええ、“シリ子”オバサンっ!」
「くうっ・・・・・・うぐっ・・・・・・ひぐっ・・・・・・」
憎むべき冷酷な少女の罵声を浴びるまり子先生の朱唇から、とうとう嗚咽が漏れる。
数秒前まで大逆転勝利を確信して疑わなかったというのに・・・・・・。
だが、全てはXの計算通りだった・・・・・・。
自分はXの掌の上で踊らされていたに過ぎなかったのだ・・・・・・。
「ひぐっ、あっ、悪魔・・・・・・! ひっく、ううっ・・・・・・!
あなたは・・・・・・えぐっ、あ、悪魔だわ・・・・・・っ!」
絶望のあまり、涙と鼻水を噴きこぼしながら呪詛の言葉を口にする全裸の美教師の耳に、その“悪魔”が冷たく囁いた。
「ふふ・・・・・・その言葉、良く覚えておくわ・・・・・・。
そして、その言葉を口にしたことを、うんと後悔させてやるから楽しみにしてなさい!」
キタ━━━━ヽ(゚∀゚ )ノ━━━━!!!!
まり子先生に、うんと後悔させてあげてください。
なぁ…
今のとこ久美たんの箇所しかぐっとこないんだが
もしかして俺やばいかな?
本筋と関係ない感想で申し訳ないのですが、自衛隊が使っているのは合気道ではなく、
日本拳法をベースとして独自に発達させた「徒手格闘術」ではなかったかと思います。
>592
塩田剛三やその弟子たちが指導に出向いた記録もあるので間違いではないと思う
元をただせば明治大正の頃武田惣角は毎年東北地方の各陸軍連隊へ教授にまわっているし
ようは日本拳法をベースとしていろんな徒手格闘術をミックスさせたってことだろ
ほんと本筋と関係ないな
アレ??さん応援してます!がんがれ!
生徒に辱められ泣きじゃくる先生に萌えました
続きまだー?(AA略
596 :
アレ??:05/02/24 21:57:38 ID:9RkX5Iz3
トン。
次の瞬間、女教師の右肩の付け根を軽いショックが襲い、今まで必死に股間を隠していた右手から力が抜け、だらりと脇に垂れてしまう。
「あ、ああっ・・・・・・えぐっ・・・・・・」
とうとう片腕を麻痺させられてしまったまり子先生は、大股開きで直立させられた美麗な裸身を全校生徒たちの前に晒す破目になってしまったのだ。
「ふふふ・・・・・・まあ、綺麗な生えっぷりだこと!
あんたのマン毛、完璧な逆三角形にカットしてあるわ!
“シリ子”オバサンたら、紐パンからおケケがはみ出さないように、わざわざ剃ってきたのね?
それにしても真っ黒で、まるでジャングルみたいよ!
マン毛のボリュームが多いというか、密度が濃いんだわ!
う〜ん、でも肌が白いから、黒いマン毛がとおってもお似合いよっ!」
生徒たちにまるで聖女のように慕われてきた自分が、その教え子たちの目の前で、大スクリーンにどアップになった自身の陰毛の生え具合を、憎みて余りある年下の少女に大声で嘲笑されている・・・・・・。
気も狂わんばかりの屈辱感に泣きじゃくる女教師だったが、その左腕を元のように斜め下方へと戻した冷酷な美少女は、自身の右手を、現在左手で極めている生贄の左ヒジ辺りに沿え、さらに追い討ちを掛けるのだ。
「ふふふ、“シリ子”オバサン!この体勢ってナンか懐かしくない?
ホラ、子供の頃に踊ったフォークダンスみたいでしょう!
・・・・・・そうだ、いいことを思いついたわ!
“シリ子”!これからあんたに、とびきり素敵なダンスを躍らせてあげる!」
597 :
アレ??:05/02/24 21:58:39 ID:9RkX5Iz3
「ああ―――――っ!せ、せんせいいいいいっ!」
「お願い!も、もうやめてえぇぇぇぇぇっ!」
観客席を埋め尽くした少女たちの泣き喚く声が、広い体育館内に渦巻いていた。
しかし、そんな悲鳴と怒号などはBGM代わりだと言わんばかりに]は冷たく笑いながら、まり子先生の左腕を極めている両手を、くるりと小さく動かす。
すると。
「ヒイッ!」
悲鳴と共に哀れな女教師の美麗な裸身が、自身の左肩を支点として、前方に向かって一回転した。
それも、マットの上を転がったのではなく、空中に投げ出されるようにして、しかも、猛スピードで回ったのだ。
それはまさに“前方宙返り”とさえ呼べる回転だった。
もちろん、まり子先生とて好きで宙返りしているわけではない。
そうしなければ、左腕の肩、ヒジ、手首が同時に折れてしまうのだ。
だが。
冷酷な]はこの“小手返し投げ”に一つのスパイスを利かせることを忘れてはいなかった。
それは、“支点の高さ”・・・・・・。
合気道の投げ技は、回転軸を上下に調節することにより相手を頭から落とすか、背中から落とすか、いとも簡単に使い分けることが出来る。
彼女はそれを応用したのだ。
ズデーン!
伝説の天才空手家・春野真理子こと赤井まり子先生は・・・・・・凄まじい勢いで、真っ赤に染まった大きなお尻から落ちたのだった・・・・・・。
598 :
名無しさん@ピンキー:05/02/27 11:25:10 ID:3n715iNZ
もう一声
599 :
アレ??:05/03/03 21:08:30 ID:aJl2leGT
「ああ・・・・・・ううっ・・・・・・」
「ホラホラ、さっさと立ちな!」
固いマットで尾てい骨をしたたかに打ってしまい、大股開きで尻餅をついたまま声も出せぬほどの痛みに悶える全裸の女教師を楽しげに見下ろした]は、投げた後もなお離さずにいた哀れな生贄の左腕を再び持ち上げる。
ぐきぐきっ。
「あ、あぐうっ、ヒイ・・・・・・」
関節が軋む激痛にたまらず悲鳴をあげたまり子先生は、年下の美少女に片手一本で操られるままに、大きな乳房をブルブルと震わせながらよろよろと立ち上がった。
「まったく、いくらトシだからってトロトロ動いてんじゃないわよ“シリ子”オバサン!
さあ、“ターン”の次は“ステップ”よ! キリキリ歩きな!」
そう言うなり]は、屈辱にむせび泣く美教師の形良い左の耳朶を右手の指で摘み、思い切り引っ張る。
「や、やめなさ・・・・・・やめて・・・・・・あうっ、ヒ、イッ・・・・・・」
何とか抗うべくカモシカのような両脚を踏ん張ろうとしたまり子先生だったが、真横に伸ばされた左腕を完璧に極められたうえに耳まで引っ張られていては、]の思いどおりに歩くより他になかった。
(夢だわ・・・・・・これは夢よ・・・・・・私は今・・・・・・悪い夢を見ているんだわ・・・・・・)
ほんの数分前までは圧倒的な実力差でこの長身の少女を追い詰め、生徒会を壊滅寸前にまで追い込んでいた自分が、
今は全裸に剥かれた挙句、憎みて余りある年下の敵に、まるで母親に悪戯を見つかった子供のように耳を引っ張られて歩かされている・・・・・・。
誇り高い女教師には、到底これが現実の出来事だとは信じられなかった。
600 :
アレ??:05/03/03 21:09:51 ID:aJl2leGT
全校生徒の憧れ・赤井まり子先生は、その教え子たちの注視する中、憎むべき冷酷な少女に耳を引っ張られ、マットを囲んでいる金網沿いに、美麗な裸身をふらつかせつつ、覚束ぬ足取りで歩かされてゆく。
「あ、ああ・・・・・・ひっく、えっく・・・・・・」
あまりの惨めさに泣きじゃくる女教師の美貌を楽しげに眺めていた]はバカにしきった口調で哀れな生贄を揶揄した。
「せっかく、この私がダンスのパートナーになってあげてるのに、そんなにビービー泣いてちゃ駄目じゃないの、“シリ子”オバサン! もっと楽しそうな顔をしたらどうなの?
ふふふ、さあ“シリ子”、“ステップ”の次はもう一度“ターン”よ!」
「ヒイッ・・・・・・」
冷酷な美少女の声が終わらぬうちに、哀切な悲鳴とともにまり子先生の均整のとれた裸身が再び鮮やかに宙に舞い、華麗に一回転したあと、惨めに尻から着地する。
ドシーン!
「ううっ・・・・・・ああう・・・・・・」
先程とまったく同じに、尾てい骨をしたたかに打ってしまい、やはり大股開きで尻餅をついたまま動けずにいる女教師の耳朶を、再び]が引っ張って無理矢理起き上がらせた。
「ほらほら、休んでるヒマはないわよ“シリ子”オバサン!
あんた、“伝説の天才”とまで呼ばれた女武道家なんでしょうが?
だったら、少しは根性のあるところを見せて貰いたいモンだわ!」
その言葉に、まり子先生はキッとなって振り向き、長身の美少女を睨み付ける。
「あ、悪魔っ!な、なんて恐ろしい子なの! ひっく、えぐっ・・・・・・!
あ、あなたは、自分のご、ご両親や、合気道の先生に対して、恥ずかしいとは・・・キィーッ!」
泣きじゃくりつつも、柳眉を逆立てて怒りの炎を燃やす全裸の美教師の呪詛の声は、突然金属的な悲鳴に変わってしまった。
]が女教師の耳朶を抓んでいた右手を素早く離し、その手で生贄の左の乳首を自分の方、つまり真横へと思い切り引き伸ばしたのだ・・・・・・。
601 :
名無しさん@ピンキー:05/03/06 08:12:44 ID:qriFEwWB
今週はまだかな・・・・・
早く−−−−−
いやだから忙しいって書いてあるだろ。。。
忙しかろうとなんだろうと読みたい物は読みたい!
604 :
アレ??:05/03/09 23:02:24 ID:tc1GecnW
「ク、クワッ!・・・・・・キイィ・・・・・・」
まり子先生の喰いしばった歯の間から、そのノーブルな顔立ちに似合わぬ悲鳴が漏れる。
冷酷な美少女に思い切り乳首を引っ張られていながら、“小手返し”を完璧に極められてしまっている為、美麗な裸身を動かすことさえ出来ないのだ。
全校生徒の注視の中、全裸で直立したまま憎むべき敵に乳首を嬲られる激痛と羞恥に、泣き濡れた美貌を歪めて必死で耐える“伝説の天才”の横顔を]は楽しげに眺めつつ、さらにクイクイと乳首を引き伸ばす。
「感心感心!この期に及んでまだお説教をする元気があるなんて、さすがは春野真理子・・・・・・いいえ、“サルのシリ子”ね!
その教師魂に敬意を表して、特別にアンタのお説教を有難く拝聴してあげるわ!
さあ、“シリ子”センセイ、“ご両親や、合気道の先生に対して、恥ずかしいとは”・・・・・・の続きは?
ホラホラ、センセイ、生徒に対して一度言いかけたことは、責任持って最後まで言ってくれなきゃダメでしょう?
ね・え・セ・ン・セ・イっ・て・ば!」
しかし、繰り返し何度も何度も乳首を引き伸ばされているまり子先生の口からは、
「ぎひぃ!クウッ!クワッ!キ、キイィッ・・・・・・」
といった、まるでカエルのような惨めな悲鳴しか聞こえてこないのだった。
605 :
アレ??:05/03/09 23:04:02 ID:tc1GecnW
(なんて素晴らしいの!今日は人生最良の日になりそうね!)
8歳も年下の少女に乳首を嬲られ、情けない悲鳴を上げている全裸の女教師の惨めな姿を痺れるような思いで見つめながら、残忍酷薄な学園の独裁者・鬼龍院蘭子は氷のような微笑を浮かべる。
しかも、それに加えて、まり子先生がいたぶられているマットを挟んだ反対側の席では、彼女の宿敵・草野真由子がうつむいたまま顔も上げられずにいるのだ。
「ああ、やめて・・・・・・お願いだから、もう、やめて・・・・・・」
心の底から敬愛してやまぬ恩師の惨めな姿を見るに忍びず、がっくりとうなだれたまま椅子に繋がれた細い身体を震わせ、うわ言のように呻きながらすすり泣く美少女空手家の姿が、蘭子の目をこよなく楽しませる。
全校生徒の人気を一身に集めるこの生意気な天才美少女空手家と優しく淑やかな美教師に、今まで何回煮え湯を飲まされてきたことか・・・・・・。
それどころか考えてみれば、今日も危ないところだった。
]と赤井まり子の闘いは、まり子が手加減さえしていなかったら、完全に]の負け、ひいては生徒会の壊滅という事態を招いていたはずなのだ。
負けて当然の戦いを、すんでのところで引っくり返した・・・・・・!
それを思うと、彼女はもはや込み上げる喜悦を抑えることが出来なくなってしまい、ヒステリックなほどの金切り声で腹心の部下に命ずるのだった。
「ホホホホホホホホ!さすがは]さんね!
でも、そんなコトでは、私の気はちっとも晴れませんわ!
さあ、その生意気なセンセイをもっと!もっと!もぉ〜っと!
この私が満足するまで、うんと惨めな目に遭わせて差し上げなさい!」
606 :
名無しさん@ピンキー:05/03/13 01:51:19 ID:JudHCE7l
蘭子、良いこと言うじゃないか
607 :
名無しさん@ピンキー:05/03/20 23:01:07 ID:dkFlf/h8
今週はまだかなあ・・・・・。
なかなか続きませんねえ
609 :
アレ??:2005/03/24(木) 22:44:00 ID:FJQJRxgg
かつては天使たちの花園とも謳われた、愛してやまぬ母校を伏魔殿に変えてしまった張本人である鬼龍院蘭子の勝ち誇った声が、全裸のまま泣きじゃくる美教師の耳に飛び込んでくる。
(き、鬼龍院さん・・・・・・)
人生最悪の屈辱感に襲われるまり子先生だったが、幸か不幸か、その惨めさを噛み締める暇もなく、すぐさま恐るべき事態がその裸身を襲ってきた。
「わかっておりますわ、蘭子さま! さあ“シリ子”!ダンスの続きよっ!」
耳元で]の大声が聞こえたと思った瞬間、左腕の関節全体に鈍痛が走る。
「ヒ、ヒイッ・・・・・・」
たまらず、その痛みから逃れようと、自らの足でマットを蹴り、前方へと身を投げ出す。
そして、大股を拡げたまま、無様に尻から落下する。
ドテーン!
尾てい骨から脳髄までを駆け抜ける激痛。
その痛みに耐えようと歯を食いしばる間もなく、形の良い耳を思い切り引っ張られて立ち上がらされる。
すると、今度はピンクの乳首を無残に引き伸ばされ、金網に沿ってヨロヨロと歩かされる。
そして、再び惨めな“ターン”・・・・・・。
これが、数分間にも渉って繰返されたのだ。
610 :
アレ??:2005/03/24(木) 22:45:01 ID:FJQJRxgg
数分間にも及ぶ激しい“ダンス”・・・・・・。
それは、かつて“伝説の天才”とまで呼ばれた空手家・春野真理子の気力を以てしても、耐え切るのは不可能だった。
はじめのうちこそ、投げられたあと、耳や乳首を引っ張られれば、何とか起き上がことができたのだが、“ダンス”が続いてゆく間に否応なしに体力を奪われ、しまいにはまったく脚に力が入らなくなってくる。
「ホラホラ!いつまで座ってんのよ“シリ子”オバサン!とっととお立ち!」
「あ、ああ・・・・・・ひっく・・・・・・えぐっ・・・・・・」
とうとう立ち上がる気力まで失い、泣きじゃくりながら“いやいや”をするように首を振る女教師だったが、そんな生贄の哀れな姿は、真性Sである]の嗜虐心に火を点ける結果にしかならないのだ。
「ふん、甘ったれるんじゃないよ、“シリ子”オバサン!
アンタの地獄はまだ始まったばかりなんだからね!
こんなトコで音を上げられちゃ面白くもナンともないわ!
しようがないわねえ!特別に、立つのを手伝ってあげる!
・・・・・・ホーラ、こうしてあげたら立てるでしょ!」
そう言うなり、冷酷な美少女はまり子先生の乳首を思い切り捻り潰しつつ、渾身の力で上方へと引っ張る。
「ギヒィーッ! ダ、だぢまず!だじばずから(た、立ちます!立ちますから)・・・・・・」
左腕を完璧に極められ、右腕は麻痺させられているために、]の無慈悲な手を振り払うことはできない。
乳首を潰され、引きちぎられかねない激痛に、ケダモノじみた悲鳴をあげた“伝説の天才”は、まるで幼女のように涙と鼻水を噴きこぼしつつヨタヨタと立ち上がり、惨めな“ダンス”を踊り続けるのだった。
611 :
アレ??:2005/03/24(木) 22:46:01 ID:FJQJRxgg
一体、マットを何周させられただろう・・・・・・?
何度、尻をマットに打ち付けただろう・・・・・・?
8歳も年下の少女に操られるままに、全校生徒の見つめる前で惨めな“ターン”と“ステップ”を踊り続ける全裸の女教師の意識は半ば混濁し、そんなことなどどうでもよくなってしまう。
今のまり子先生の頭にあるのはただ二つの思考のみだった。
それは、“腕に痛みが走ったらすぐ前へ跳ぶこと”。
そして、“乳首を引っ張られたらすぐ立つこと”、これだけだ。
そう、理知的な女教師の頭脳は、気力・体力を全て奪われてしまった今となっては自己防衛本能の為せる業といおうか、“苦痛から逃れること”以外に考えられなくなってしまっていたのだ。
ピンクの乳首をゴムのように伸ばされ、ヨタヨタと歩く“伝説の天才”の姿を楽しげに見やった]は、その表情から哀れな生贄の意識の変化を見てとると、意味ありげに笑いながら再び腕を捻る。
ぐきっ。
「ヒイッ・・・・・・」
(ま、前へ・・・・・・跳ばなければ・・・・・・)
パブロフの犬よろしく、これまで何度も繰り返してきた動作を反復しようとしたまり子先生の汗にまみれた美麗な裸身が、その瞬間、突然“後方”へと引っ張られた。
「―――――!?」
今まで前方へ回転することだけに集中してきたのに、いきなり後方への投げに変えられてしまっては対応できるはずもない。
ドテーン!
当然の結果として、美貌の女教師は、受身も取れずに後頭部をマットに強打することとなり、大股開きのまま仰向けになってのびてしまった。
「う・・・・・・うう・・・・・・」
掠れた呻き声を上げるまり子先生の左肩、そして両脚の付け根にある三箇所の死点を]の長い指先が素早く正確に突く。
「ヒイ・・・・・・ィ・・・・・・」
その瞬間、遂にあの可愛そうな久美と同じく四肢を麻痺させられてしまった“伝説の天才”の口から恐怖と絶望の悲鳴が漏れたのだった・・・・・・。
612 :
アレ??:2005/03/31(木) 22:16:34 ID:DouYTWNo
両の手足の自由を奪われ、大股開きで仰向けに転がされて、“約束された恐怖”に怯えるまり子先生の美しい裸身は全身から吹き出る汗で、水から上がったばかりのようにびしょ濡れになってしまっている。
「ふふふ、“水も滴るイイ女”、ってところね!」
そんな女教師の惨めな姿を楽しげに見下ろしつつ揶揄した]は、哀れな生贄の背後に片膝をついてしゃがむと、まり子先生の上半身を無理矢理引き起こした。
「ああ・・・・・・ううっ・・・・・・」
もはや完全に抵抗力を奪われてしまった“伝説の天才”の口から情けない呻き声が上がったが、それを気に掛ける様子も無く、冷酷な美少女は何を思ったか、相手の髪の毛を纏めていた赤いリボンをいきなりスルスルと解いてしまう。
「・・・・・・?」
]の不可解な行動の意味が理解できずにただ怯えていたまり子先生の両腕が、いきなり“万歳”をするように上に持ち上げられた。
「ヒイッ・・・・・・な、何をするの・・・・・・」
抗議の声を上げる間も無く、あっという間に女教師の両の手首は重ねられ、自分自身の黒髪と一緒に、再び同じリボンによって、うなじの辺りで固く結ばれてしまう。
そのポーズはまさに“降伏した捕虜の姿”以外の何ものでもなかった。
「あはははははははっ! イイ格好ねえ、“シリ子”オバサン!
だけど、間抜けなアンタがリボンなんかを持っててくれたお陰で、縛るのがとってもラクチンになって助かったわ!
紐ブラじゃあちょっと短いかな、って心配してたんだけど・・・・・・。
ど〜もアリガトね? “シリ子”オバサン!」
]の揶揄が、自身のリボンで拘束されてしまったまり子先生を更に惨めな気持ちにさせる。だが、屈辱に打ちのめされた全裸の美教師の地獄は、まだ始まってもいなかったのだ・・・・・・。
613 :
アレ??:2005/03/31(木) 22:18:00 ID:DouYTWNo
全校生徒と十数台もの撮影用カメラが注視する、金網に包まれたマットの上で、]は“捕虜の降伏”ポーズで大股を開いて座り込むまり子先生の上半身を自分に寄り掛からせて固定する。
そして女教師の身体を、自身の長い脚で挟み込むようにして腰を下ろした。
それは第一試合で、あの哀れな久美が信恵(Z)にとらされたのと同じような体勢だ。
「あ・・・・・・ああ・・・・・・」
とうとう自分までが、久美や千草と同じような目に遭わされるのだという恐怖にガタガタと震える“伝説の天才”の口から突然、頓狂な悲鳴が上がる。
「ヒッ、ウヒヒッ!」
何ごとかと良く見れば、冷酷な美少女の長い指先が、まり子先生の思い切り晒け出された真っ白な腋の下をツンツンと突いていた。
「やっぱり、蘭子様の情報どおりねえ!
赤井まり子の弱点は、コレだったのね?」
そう言って嘲笑う]とは対照的に、先程まで真っ赤に染まっていた女教師の顔色は真っ青になってしまっている。
(そ、そんな・・・・・・この娘は・・・・・・知ってるの・・・・・・?)
まり子先生の胸の内を見透かしたように、長身の美少女は、会場中に聞こえる程の大声で言った。
「さあ! ここからが本番! ショウタイムってやつね!
みんなの憧れ・まり子先生が、ダンスに続いて今度は“素敵な歌”を歌ってくださるそうよ!
みんな、有難く拝聴しなさいっ!」
614 :
アレ??:2005/03/31(木) 22:19:13 ID:DouYTWNo
そう言うが早いか、]の細く長い指先が女教師の白い腋の下や脇腹をコチョコチョとくすぐり始める。
その効果は劇的だった。
「ウヒ、ヒヒッ、や、やめなさイヒヒヒヒッ!・・・・・・」
“捕虜の降伏”ポーズをとらされた理知的な古文教師は、そのしなやかな身体をくねらせ、豊かな乳房をブルブルと震わせ、汗の珠を飛び散らせつつ、大声で泣きながら笑い始めたのだ。
「ヒヒヒ、イヒヒ、ウィヒヒヒヒヒッ!
や、やめデヘヘヘヘヘヘッ! お、おねガハハハハヒャッ!
ゆ、ゆる、ゆるじでエヘヘヘヘェ! も、もぉやめデェヘヘヘッ!・・・・・・」
そう、先程]が指摘した赤井まり子先生の弱点とは、敏感、つまり“感じやすいこと”だったのだ。
しかし、何故そのことを仇敵・鬼龍院蘭子が知っていたのか?
それは簡単なことで、この学園の女子寮では数年前、仲の良い少女たちの間で、一人をベッドに押さえ付け、みんなでくすぐるという遊び、というより罪のない悪戯が大流行したことがある。
そして、そのとき、くすぐりに対しもっとも過敏に反応したのが、当時生徒会長であった赤井まり子であったのだ。
ちょっとくすぐってあげるだけで、普段はお堅い生徒会長があられもない嬌声を上げて身悶える・・・・・・その姿は、まり子本人の知らぬところで、密かな伝説として語り伝えられてきたのだった。
「あははは、なんて素敵な歌声なの!
さあ“シリ子”オバサン、もっともっとイイ声で歌いなさいっ!」
「ムヒヒヒヒィ! やめ、やめて、く、くダハハハハハハ!
く、狂う・・・・・・くるっ、ぢゃウヒョヒョヒョホホホホ!
た、たすけてェ〜ッヒャヒャヒャヒャハハハハハハ!・・・・・・」
だが、現在行われているそれは“罪のない悪戯”どころではなく、まさに“拷問”であった・・・・・・。
615 :
アレ??:2005/03/31(木) 22:27:14 ID:DouYTWNo
真剣にお尋ねしますが・・・・・・
このSS、楽しんで頂けてますか?
ここまで反応が無いとかなり不安になります・・・・・・。
とりあえず俺は週一回はチェックしてる。
このスレというよりはこの板の方が最近寂れてきてるような気がするんだが。
自分はこの小説が他スレで開始してからずっと読んでいます。
小説は読んでいても、レスはしないという人が大勢いることでしょう。
これまで何度かスレの雰囲気が荒れてしまったため、書き込みに萎縮していました。
アレ??さんのエネルギーになるのであれば、これからはレスしていきたいと思います。
とりあえず、鬼龍院チームの完封勝利を期待してます。
お体に気をつけて創作活動に励んでください。
アレ??さん、いつもお疲れ様です。
昨年度の初冬より、ほぼ毎日チェックして、一日の楽しみの一つとさせて頂いております。
617さんの仰られるように、レスはしなくても大勢の方が見ていると思います。
アレ??さんの文章はとても好きな文体ですので、これからも頑張って下さい。
ただ、毎日お忙しいとのお話でしたので、くれぐれもお体にはお気をつけ下さいませ。
自分も楽しみにしている一人です。あんまり細切れにレスつけるのもプレッシャーかけるみたいで
ご迷惑かなと思ってましたがこれからは折を見てレスつけますね。
自分も
>>619さんと同じような感じですd=(^o^)=b
なんだよ
連投してくれたのかと思って期待したら・・・
>616-620
氏ねヴァカども
ハッピーエンドが良いなあ。ギテギテにされた後。
このままいけばハッピーエンドじゃないの
がんばれ蘭子様
作者のアレ??です。
みなさん、応援有難うございます。
やはりみなさんのレスこそがエネルギーの源です。
これからも頑張って執筆していこうと思いますので、どうぞ宜しくお願い致します。
しかし・・・・・・残念なことに・・・・・・
数日前、5年間使ってきたウチのPCが壊れてしまいました。
前から少し調子が悪かったのですが・・・・・・。
修理するより買い替えたほうが早いそうです。
そんな訳で、続きは暫くお待ちください。
625 :
アレ??:2005/04/14(木) 21:44:24 ID:gSw4L1m6
コチョコチョコチョコチョ・・・・・・
「イッヒヒヒヒヒヒヒィ! やめ、やめてェッヘヘヘヘヘ!
おねが、い、ですからァヒャヒャヒャヒャヒャ・・・・・・」
]に無防備な腋の下をくすぐり廻されるまり子先生は、涙と鼻水を噴きこぼし、豊かな双乳をブルルン、ブルルンと弾ませ、狂ったように笑い続けながら、憎むべき年下の美少女に哀訴する。
そこには、つい先程まで圧倒的な強さを見せつけて大観衆を熱狂させていた伝説の天才空手家・春野真理子の面影など微塵もなかった。
「ふふふ、しようのないオバサンねえ・・・・・・まったく、イイ歳して堪え性がないんだから!
でも可哀相だから、とりあえずココまでにしといてあげるわ!」
女教師の惨めな“歌声”をたっぷりと堪能した]は、そう言うとようやく、くすぐる手を止める。
「ああ・・・・・・」
恐るべき拷問からの開放感に、がっくりとうなだれたまり子先生だったが、ほっとする間もなく、その細い脇腹を再び冷酷な美少女の指先が襲った。
コチョコチョコチョ・・・・・・
「ヒイッ? イ、イヒヒヒヒヒヒヒ!
ウィーッヒヒヒヒヒヒ! や、やめデエッヘヘヘヘヘ・・・・・・」
またもや狂ったように笑い始めた女教師の耳に、]の情け容赦ない言葉が飛び込んでくる。
「ちょっと、“シリ子”オバサン!
せっかく“可哀相だからココまでにしてあげる”って言ってあげてるのに、シカトする気なの?
ええ? 私は敵であるアンタの“やめて”っていうお願いを、わざわざ叶えてあげたのよ!
こういうときは、しっかりお礼を言うのがスジってモンじゃないのっ?」
626 :
アレ??:2005/04/14(木) 21:45:50 ID:gSw4L1m6
]の言葉はあまりにも理不尽なものであったが、そんなふざけた言い草に対しても、今のまり子先生には反論など出来るはずがない。
「ヒヒヒヒヒッ・・・・・・あ、ありが、チョオッホホホホホホォ!・・・・・・」
惨めさの極致で泣き笑いながら必死にお礼を口にしようとする女教師だったが、気も狂わんばかりのくすぐったさに嬌声が上ってしまい、まともな言葉にならない。
そんな哀れな生贄を年下の美少女はケラケラと笑いつつからかうのだ。
「“ありがちょ”? “ありがちょ”ってのはナニよ?
ええ、“シリ子”! アンタ、私をナメてんの?」
コチョコチョコチョ・・・・・・
「ウイヒヒヒヒヒヒ! あっ、ありがとオヒョヒョヒョ!・・・・・・」
「“ありがと”ですってえ? 馴れ馴れしいわね!
私はアンタの友達でも教え子でもないわ! ちゃんと敬語を使いなさい!」
「ムヒイイッヒヒヒヒ!・・・・・・あ、ありが・・・・・・ヒヒヒヒヒヒッ!
あ、あヒッ、あっ、あっ、ありがとう、ございますゥヒヒヒ!」
残された最後の気力をふりしぼり、やっとのことで礼を言い終えた“伝説の天才”だったが、]はまだまだくすぐるのをやめない。
「バ〜カ! ただ“ありがとうございます”って言うだけなら子供でも言えるわよ!
ええ?“シリ子”オバサン! アンタ、国語のセンセイなんでしょう?
だったら、もっと丁寧な言葉で、この私への感謝の気持ちを表すのよ!
さあ、こういうふうに言いなさい!・・・・・・ボソボソ・・・・・・」
コチョコチョコチョ・・・・・・
「ヒヒヒヒヒッ・・・・・・そんな、そんなァヒャヒャヒャヒャ・・・・・・」
年下の美少女に“お礼の言葉”を囁かれた途端、まり子先生は激しく首を振って抗う素振りを見せた。
だが、それも束の間、結局はくすぐり責めに耐えかね、惨めすぎるその言葉を口にする羽目になったのだった・・・・・・。
続きを待ち望んでいます
久しぶりに覗いてみると…
盛り上がってまいりました!
気長に再開待ってますお
ホシュシマス
保守
632 :
名無しさん@ピンキー:2005/05/19(木) 16:09:06 ID:0XrVmLr2
保守
633 :
名無しさん@ピンキー:2005/05/21(土) 06:44:22 ID:7cGTG48b
気長とはいえそろそろねえ・・・・・・・
∧_∧
ピュ.ー ( ^^ ) <これからも僕を応援してくださいね(^^)
=〔~∪ ̄ ̄〕
= ◎――◎ 山崎渉
>>626 投下ごくろうたまでつ
「ハアハア。次をおくれ・・」などと騒ぐ読者たちを横目で見ながら
まり子先生のお礼のセリフをどうしようか悩んでる作者タンに萌え・・
636 :
名無しさん@ピンキー:2005/05/30(月) 04:06:11 ID:gnp/jXC+
アレ??氏が悩んでるのは
このスレから撤退すべきか否か
だと思う(すでに撤退したか?)
アレ??さんがカムバックするまで、ここは死守するぜ
hosyu
撤退したならしたといってくれー。
復活する可能性があるならあると・・・・・・・・
640 :
アレ??:2005/06/14(火) 14:32:05 ID:FYlH2YJD
ごめんなさい・・・
今は本当に忙しいんです・・・
仕事以外にも色々とありまして・・・
でも撤退はしませんよ!
なるべく早く復活出来るように頑張ります。
久しぶりに、アレ??さんの書きこみが!
一読者として楽しみにしておりますので、
復帰されるまで保守させて頂こうと思います。
お体にお気をつけてくださいませ。
一年以上かかってる連載か・・・
良く言えばすげー粘り強いけど
悪くとりゃとんでもねー遅筆だな
まあじっくり待つとしますか。
>>642 なんなら貴方が書いてみますか?
644 :
アレ??:2005/06/19(日) 21:08:40 ID:+6whEn2L
コチョコチョコチョ・・・・・・
「ウィヒヒヒヒヒィ!・・・・・・いひッ、言いますゥ!
いひぃ、ますからァヒャヒャヒャ!・・・・・・」
全校生徒が見つめる中、拷問まがいの激しいくすぐり責めにとうとう屈服した全裸の女教師は、理知的な美貌を歪めて泣き笑いながら、憎みて余りある敵に哀願する。
だが、まり子先生の必死の泣訴も、真性のサディスティンである]にはお気に召さなかったようだ。
「“言いますから”ですって?
ナニよ、そのイヤそうな言い方は?(コチョコチョコチョ・・・・・・)
ええ?“シリ子”オバサン!
つまりアンタ、ホントは私に感謝してないのね?(コチョコチョコチョ・・・・・・)
ふん、口先だけで心のこもっていないお礼になんかナンの意味もないわ!
アンタが本気で、心の底から感謝の言葉を言う気にならない限り、絶対にくすぐるのをやめてあげないからねっ!(コチョコチョコチョ・・・・・・)」
「アヒィヒヒヒヒッ!・・・・・・ご、ごめんなざイヒッヒヒヒ!・・・・・・ご、ごべん、ばざい・・・・・・ムウィッヒヒヒヒヒィ!・・・・・・」
更に激しさを増したくすぐり責めに耐えかね、かつて“伝説の天才”とまで呼ばれた美しい女武道家は、涙と鼻水、そして涎まで噴きこぼしながら、惨めに謝り続けるのだ。
645 :
アレ??:2005/06/19(日) 21:09:46 ID:+6whEn2L
(ふふふ・・・・・・予想通り、いいえ、それ以上にイイ反応してくれるわ、このセンセイ!
これなら何時間“遊んで”も飽きないわねえ!
ホント、最高の“おもちゃ”だわっ!)
美教師の“歌声”をたっぷりと堪能した冷酷な美少女は、そうひとりごちたあと、ようやく無慈悲な手を止める。
「ふふふ、どう?“シリ子”オバサン? 心の底からお礼を言う気になった?」
女教師の心の芯が完全に折れた頃合いを見計らって]が出した助け舟に、まり子先生は恥も外聞もなくとびついてしまった。
「はっ・・・・・・はヒっ・・・・・・はいぃ・・・・・・ひっく、えぐっ・・・・・・」
豊かな胸を大きく波打たせ、頑是無い幼女のようにしゃくり上げながら素直に返事した“伝説の天才”に、]はバカにしきった態度で冷たく言い放つ。
「あ、そう? じゃあ、さっさと言いなさい!」
(くうっ・・・・・・)
あまりの惨めさに一瞬躊躇した女教師だったが、年下の美少女の指先が再び無防備な脇腹に迫って来るのを感じた途端、恥も外聞もなく、涎まみれの震える朱唇を開いたのだった・・・・・・。
646 :
アレ??:2005/06/19(日) 21:11:03 ID:+6whEn2L
「あ、ああ・・・・・・ひっく、えぐっ・・・・・・」
意を決し、やっとのことで口は開いたものの、惨めさと屈辱、そして羞恥と絶望のあまり唇がワナワナと震えてしまい、言葉が出てこない。
しかし、待ちくたびれた]が再度くすぐり責めを開始しようとするに及び、恐怖に怯えきったまり子先生の口から、やっと意味のある言葉が漏れた。
「ひっく・・・・・・きっ、汚らしい、バ、ババァの、あ、あかい、シリ・・・・・・えぐっ、ひいっぐ・・・・・・」
何とか教えられた通りに礼を言い始めたものの、やはり惨めさに耐え切れず泣きじゃくる美教師を、年下の美少女が楽しげにからかう。
「あはははは、“汚らしい赤いシリ”ですって?
オバサンのおケツが汚くて真っ赤っかなコトなんて見ればすぐ判るコトなんだから、今更説明してくれなくても結構よ!
それより、いつまで待たせる気なの?
私はあんまり気の長いほうじゃないんだけどねぇ・・・・・・!」
敵である少女のドスの利いた言葉に怯え、まり子先生は必死で朱唇を開き、屈辱的な礼の続きを述べ始めた。
647 :
アレ??:2005/06/19(日) 21:12:10 ID:+6whEn2L
「あっ、“赤いシリ子”の・・・・・・願いを叶えてくださいまして・・・・・・あっ、有難うございます・・・・・・ひっく、ひっひっ・・・・・・」
「ホラホラ、続きは!(ツンツン)」
「ああ・・・・・・さ、先ほどは・・・・・・こ、こんなに、う、美しくて・・・・・・や、優しい、心の持ち主を・・・・・・あ、“悪魔”呼ばわり、いたし、まして・・・・・・も、申し訳・・・・・・あり、ありませんでした・・・・・・」
「ふふふ、それから?」
「ひっく・・・・・・で、でも・・・・・・これと、試合は別です・・・・・・
だ、だって、まだ、しょ、勝負は付いていませんもの・・・・・・」
―――――!!!!!!
思いがけない言葉に会場中が静まり返ったが、]は楽しげに続きを催促する。
「そうよね、確かに決着はまだ付いてないわ!で、それからぁ?」
「うっうっ・・・・・・許して、もう、許して・・・・・・」
「誰がそんなコト言えって言ったの!」
屈辱に耐え切れず、思わず許しを請うた女教師の乳首を、年下の悪魔が思い切り引き伸ばす。
「グギィイッ! キイッ! クワッ・・・・・・」
「ええ、オバサン!“つい10分前に、アンタが自分で吐いたセリフ”でしょっ!
それが言えないってのはどういうワケなのっ?(ギリギリ)」
「ギヒィーッ! ご、ごめんなさいぃぃ! キイッ、い、言いますぅ・・・・・・」
「当たり前よ! “自分の言葉”には責任を持たなきゃ!
さあ! 大きな声で最後の言葉を言いなさいっ!」
そう言われるなり、まり子先生はもはや自棄になったように絶叫した。
「あっ、あっ、あなたは、私には、ぜ、絶対に勝てないわ・・・・・・絶対にっ!」
試合開始直前、自信たっぷりに宣言した言葉を、今は惨めな全裸の“捕虜の降伏”ポーズで泣きじゃくりながら口にする羽目になった“伝説の天才”の秀でた額に、絶妙のタイミングで]が平手でペチンとツッコミを入れた。
「負けてるじゃないのバ〜カ! あははははははははっ・・・・・・!」
ぐうううっじょぉぉぉぶ!!!!
クレクレ厨のアレ??に
ぐうううっじょぉぉぉぶ!!!!
のひと言だけであとはナンモナシかw
オマイらGJ!
>>アレ??さん
いつもながらお疲れ様です。
お忙しい中での更新、大変だと思いますので、これからも気長に待たせて頂きますね。
hosyu
さげ
ふぉす
守
保守
まだageなくていいのかな?
一応sage
657 :
アラ??:2005/07/25(月) 00:07:04 ID:3TluOQKB
心が折れかけていたまり子先生だったがあまりの仕打ちに怒りのこもった視線をXに走らせた。
「絶対にあなたを許さない!」
Xはわざとらしく怯えて見せた。
「”伝説の天才春野真理子”に許さないなんていわれたらどうしようかしら。でも。」
そういうと鼻でせせら笑った。
「私の前にいるのは赤いシリ子。」
つま先でまり子先生の肩をこづいた。
「あっ。」
四肢が麻痺しているまり子先生はなすすべもなく大股開きのまま仰向けに倒された。再び闘争心を取り戻しかけた
まり子先生だったが、それだけになすすべもなく15歳の生徒に全裸をさらしている状況が、否、全校生徒の前に
無力な姿をさらけ出していることが屈辱的でならなかった。
(あのとき、よけいな情けをかけなければ・・・)
何度繰り返したかわからない後悔が頭をよぎり、悔し涙がこぼれた。そんな様子を眺めていたXは、薄ら笑いを
浮かべながらまり子先生の両足の間に立つと、ぐいっとその股間を踏みにじった。
「伝説の天才少女のあそこがこんなに真っ黒なジャングルだったなんて意外だったわ。あら?なんかチクチクすると
思ったら、せっかくカットしてきた毛がもう生えかけているじゃない。本当に濃いのねえ。」
いかにも感心したというような口ぶりで言った。
「いやあ!やめて!。」
まり子先生にはコンプレックスだった。だからこそ試合の最中に目を切るというようなミスを犯してしまったのだった。
・・・・・・・なんて、偽物です。早く本物のアレ??さんのが読みたいですねえ。
659 :
名無しさん@ピンキー:2005/07/26(火) 00:17:44 ID:RwPR/gcE
アラ??さんでも良いからつづきを…ってわけにゃあ行かないんだろうねえ
660 :
アレ??:2005/07/26(火) 23:31:44 ID:fA6/KTic
「くうっ・・・・・・ひぐっ、えっぐ・・・・・・」
あまりの惨めさに号泣するまり子先生を後ろから抱きかかえている]は、大スクリーンにどアップになっていた“ある映像”に気付くと同時に、けたたましい声で嘲笑いはじめた。
「あはははははは!
シ、“シリ子”、モニターをよく見なさい!あはははは・・・・・・!
あっ、あんたのオマンコ・・・・・・濡れぬれで、まるで大洪水じゃないのっ!」
「くうっ・・・・・・」
だが、その声に逆らうかのように堅く目を閉じ泣きじゃくる女教師に業を煮やした冷酷な美少女は、
「見ろって言ってんのよこのクソババア!」
と叫ぶなり“捕虜の降伏”ポーズをとらされている哀れな生贄の両の乳首を渾身の力で左右に引き絞る。
「ギヒィ〜ッ! び、びばず(見ます)ぅ・・・・・・」
再び襲い掛かってきた激痛の前に脆くも屈服した“伝説の天才”は、悲鳴を上げながらおずおずと泣き濡れた目を開いたが、目の前の映像を目にした途端、
「ああ・・・・・・っ・・・・・・」
哀切な悲鳴とともに再び目を閉じてしまった。
それも当然であったろう。
正面の大スクリーンに映し出されていたもの・・・・・・。
それは、]の言ったとおり、粘度の高い液体をこんこんと湧き出させ、カクテル光線に照らされてキラキラと輝く自身の濡れそぼった局部だった。
しかも、その液体は割り開かされた陰部を流れ落ち、赤く染まった尻の下にいやらしいシミまで作っていたのだった。
661 :
アレ??:2005/07/26(火) 23:32:33 ID:fA6/KTic
信じがたい状態になっている自身の局部を見せ付けられ、慌てて目を閉じた女教師の乳首を引き伸ばして再び泣き濡れた目を見開かせた冷酷な美少女は、さっそく得意の言葉嬲りを開始する。
「ちょっと! ウソでしょうセンセイ?
あんた、アレで感じちゃったのぉ?
ええ? わたしはあんたが気持ち良くなるようなコトなんかしてないよねえ?
ねえ? 今までのコトをよ〜〜〜〜く思い出してみてよ!
“小手返し”を極められて、お尻を叩かれて、裸にされて、“ダンス”を踊らされて・・・・・・それから、くすぐられて、おっぱいを苛められて、いろいろ言わされただけよねえ?
おっかしいなぁ?
普通のヒトならそんな目に合わされておまんこビショ濡れになるワケないんだけどねえ!
ええ? フ・ツ・ウ・の・ヒ・トならねっ!」
662 :
アレ??:2005/07/26(火) 23:33:21 ID:fA6/KTic
「ああ・・・・・・は、はずかしい・・・・・・ゆ、ゆるして・・・・・・もう、ゆるしてぇ・・・・・・」
ネチネチとした指摘に、堪え切れず哀訴するまり子先生だったが、生贄の両の乳首をツンツンと軽く引き伸ばしつつ嘲り笑う]の追求は止まることを知らない。
「・・・・・・ってコトは、センセイはフツウじゃないのね?
そういえば、この乳首もコリコリにしこってるじゃないの!
わあ、いやらしい!
“伝説の天才”春野真理子って、闘いの最中におまんこ濡らしながら乳首ボッキさせるヒトだったんだ? 幻滅だわぁ!
つまり、あんたマゾなんだ? それも重症の!
だって気持ち良いコトなんかナンにもされてないのに、そんなにおまんこビショ濡れにしちゃうんだもの!
これじゃあ言い訳なんか出来ないわよねえ?
全校生徒の皆さぁん! 良く見なさいっ!
あなた方が大好きな、お淑やかで優しいまり子先生の正体は・・・・・・いやらしいマゾの露出狂よっ!
それもハンパじゃないわ! “ちくび”や“ちぶさ”なんか問題にならないくらいのマゾ! つまりド変態よっ!
あなた方、今までこんな変態女を尊敬してきたのよっ!
さんざんお上品な聖女ヅラをしておいて、一皮剥けばただのいやらしいメス犬・・・・・・いいえ、メスザルだわっ!
さあ、覚悟おしメスザル! たぁっぷりと吠えさせてあげるからねっ!」
いつもながらGJ!
664 :
名無しさん@ピンキー:2005/07/29(金) 21:01:36 ID:OZd48iQb
待っていただけにありがたみが身にしみる。
もうじき試合開始から1周年!
GJ!
X=冷酷な美少女に言葉で辱められるまり子先生萌え〜。
ちょっと子供っぽい描写が気になるけれど、
これから、大人の色気を発散してくれるよね。
ただ泣いていただけのガキンチョ達とは別の反応に期待してま〜す。
>>665 余計なことは言わないほうがいいのでは?
まあ、何週間かのんびり待とうじゃないか。
そんな訳で、保守。
保守保守
うん
673 :
名無しさん@ピンキー:2005/08/18(木) 17:01:45 ID:DMp0bLfS
もうちょっとでいいからペースあがんないかなあ。クレクレ厨といわれたら返す言葉もないけれど
674 :
アレ??:2005/08/23(火) 20:30:07 ID:pvXjt6rU
Zはプチな美少女剣士、久美にネズミの鳴き真似をさせた。
続くYは誇り高い長身の空手家、千草にウシの啼き真似を・・・・・・。
そして今、この]という冷酷な美少女は、つい先程まで生徒たちの憧憬を一身に集めていた自分に、サルの吠え真似をさせようとしている・・・・・・!
それを理解した女教師の口から、絶望の呻きが漏れる。
「ああ・・・・・・いやぁ・・・・・・」
「ふん、いやらしいド変態のマゾの露出狂のメスザルのくせに、心にも無いコトを言わないでよ!」
惨めな全裸の“捕虜の降伏”ポーズのまま、大股開きで座り込ませたまり子先生を後ろから抱えつつ、]は両手で“伝説の天才”の二つの乳首を、まるでダイヤルを回すようにクリクリと弄り回す。
「ああっん・・・・・・はあぁ・・・・・・」
今までさんざん引き伸ばされたり捻りあげられてきた乳首の痛みを癒されるような快感に、美教師が思わず切なげな吐息を漏らすのを聞き逃さなかった “悪魔“は、全校生徒に聞かせるべく、心底から呆れかえったような大声を上げた。
「ちょっとぉ! “シリ子”オバサン!
アンタ、ナニ感じちゃってんのよ! バッカじゃないの?
ホントにもう、いい加減にしなさいよっ!」
ペチン!
再び秀でた額を平手で叩く。
「ううっ・・・・・・くくっ・・・・・・」
まるで出来の悪い生徒を叱るような]の嘲笑に対しても、今のまり子先生には白い歯を喰いしばり、形の良い耳朶まで真っ赤に染めて羞恥に身悶えることしかできないのだ。
675 :
アレ??:2005/08/23(火) 20:31:12 ID:pvXjt6rU
23年間の人生最大最悪の羞恥と屈辱、そして惨めさと情けなさを塩辛い涙とともに噛み締める女教師を、冷酷な悪魔はなおも楽しげにネチネチと言葉でいたぶり続ける。
「“シリ子”オバサン、今の状況わかってる?
ええ? アンタは“可愛い教え子”を助けるためにこのマットへ上がったんでしょう?
それがナニよ? このザマは?
ホンット、信じられないわぁ!
いいこと? 私はアンタの敵なのよ!
あの“ちくび”や“ちぶさ”を惨めさのドン底に叩き落とした連中の仲間なの!
そんな殺しても飽き足らないほど憎いはずの敵に!
全校生徒の目の前で苛められて!
おまんこグチョグチョに濡らして!
挙句の果てには乳首ピンピンにおっ勃てて!
しかもその乳首をちょっと触られただけで、“アア〜ン”なんてふざけたヨガリ声を上げるだなんて!
このクソマゾ! ド変態っ! アンタ、今まで自分を慕ってくれた生徒たちに申し訳ないとは思わないのっ!」
「ああっ・・・・・・くうっ・・・・・・」
]の言葉責めは完璧なまでに女教師の誇りを打ち砕くものだった。
なにしろ、彼女の言葉が耳に入るたびに、まり子先生の脳裏に久美や千草の哀れな姿や、自分を憧憬の眼差しで見ていた数多くの純真な少女たちの顔が浮かんでは消えてゆくのだ。
676 :
アレ??:2005/08/23(火) 20:32:27 ID:pvXjt6rU
(久美ちゃん・・・・・・千草ちゃん・・・・・・ごめんなさい・・・・・・。
私が悪かったの・・・・・・敵に情けをかけてしまったばかりに・・・・・・
あなたたちを・・・・・・助けられなかった・・・・・・。
ごめんなさい・・・・・・不甲斐無い先生を・・・・・・どうか・・・・・・許して・・・・・・)
そんな生贄の心の変化を見て取った年下の美少女は、冷たい笑みを浮かべると同時に、それまで美教師の乳首を愛撫していた両手を離し、その指先を他の部分へと移動させた。
ムニュウ!
「ひいっ・・・・・・」
“その部分”を両手の長い指先でつままれた“伝説の天才”が恐怖のあまり悲鳴を上げる。
しかし、それも当然であったろう。
]がつまんだ部分・・・・・・。
それは、まり子先生の泣き濡れた双頬だったのだ。
「ああっ・・・・・・や、やめて・・・・・・」
恐怖に怯える女教師の柔らかなほっぺたを両脇からつまみ、クイクイと横へ軽く引き伸ばしながら冷酷な美少女は楽しげに変事する。
「ええ。 もちろん、いつでもやめてあげるわ!
アンタが、上手に“うっき〜”ってサルの吠え真似が出来たらねっ!
やる気になったらいつでも言いなさい!
ただ、それまでは・・・・・・
楽しい『百面相ゲーム』で全校生徒の皆さんの目を楽しませてあげましょうよ!
ねっ、“シリ子”オバサン!」
久しぶりキタ━━━━ヽ(゚∀゚ )ノ━━━━!!!!
ど変態のシリ子オバサン、うんと泣き叫んでね。
このときを
まっていた
いつもながら素晴らしい。
保守
hosyu
682 :
名無しさん@ピンキー:2005/09/05(月) 16:50:20 ID:LQ7r9vZJ
保守
保守
684 :
名無しさん@ピンキー:2005/09/13(火) 22:18:38 ID:8XNGN9Fj
保守
保守
hosyu
保守、保守。
うーむ、1ヶ月の放置プレイ。
アラ??さんみたいなお茶目な人はいないかなあ。
689 :
アレ??:2005/09/26(月) 20:26:21 ID:XtvtcV46
「やっ、やめてえっ! まり子先生をもう許してあげてえっ!」
「お願いよおっ! 先生にひどいコトしないでえっ!」
敬愛する恩師の惨めな姿をこれ以上見ることに耐えられなくなった真・自治会派の生徒たちが泣きながら絶叫する。
だが、15歳の冷酷な美少女は、そんな悲鳴を楽しむかのようにニヤリと笑うと、大股開きの“捕虜の降伏”ポーズのまま恐怖に怯える哀れな女教師の双頬をゆっくりと引き伸ばしはじめたのだ。
「ホラホラ、カメラさん、しっかり撮ってねぇ?」
「いや・・・・・・いやぁ・・・・・・」
必死の哀訴もむなしく、かつて“伝説の天才”とまで呼ばれた天才武道家の美貌が見るも無残に変形してゆく。
美しい唇を思い切り真横へ引き伸ばされてしまったその顔はまるで・・・・・・。
「あははははっ、いや〜ん、まるでガマガエルみたいになったわ!ヘンなかお〜!」
そう言って笑う]は、大きな両の手の平でまり子先生の双頬を挟みつけ、そのまま後方へと引っ張る。
すると女教師の理知的な美貌が、今度はナマズのようにのっぺりとした、扁平な形にひしゃげてしまった。
本来、誰もが認める絶世の美女であるだけに、“顔面崩壊”させられてしまったその姿は無残、というよりも凄惨と形容したほうがしっくりくる程だ。
690 :
アレ??:2005/09/26(月) 20:27:23 ID:XtvtcV46
「ふぁあ・・・・・・やふぇふぇ(やめて)・・・・・・」
無駄だとは知りつつも、哀願せずにおれない美教師の情けない泣き声を快さげに聞きながら、年下の“悪魔”はさらに“顔責め”をエスカレートさせる。
双頬を思い切り挟みつけ、まるで“ひょっとこ”のような滑稽な顔に変えたかと思えば、
人差し指を使って生贄の形良い鼻先を上向かせ、“ブタっ鼻”に変える。
果ては、泣き濡れた大きな両目の下に人差し指を当て“あかんべえ”させながら、
ワナワナと震える口唇の両端に小指を引っ掛けて無理矢理上方へと引っ張り、
“アカンベエしながら泣き笑う”という凄絶な表情を作って見せたりするのだ。
「ホ、ホホホ! な、なんて醜悪なの!
コレがあのお淑やかな赤井まり子先生とは、とても思えませんわっ!」
「あははははっ、ナニよその顔っ! 面白過ぎるわっ!
さすがは]ね! あんたこそ最強よっ!」
「ざまあ見ろ、“シリ子”センセイ!」
マットの下で、蘭子と信恵(Z)そして詩織(Y)が大声で快哉を叫び、“伝説の天才”を嘲り笑う。
さらに、信恵は]にこんなリクエストを出すのだ。
「ねえ]、私そろそろアレが見たいわぁ!
ホラ、あんたお得意の・・・・・・“エイリアン”よ!」
「あっ、それ私も言おうと思ってた!」
「ふふふ、わかってるわ!」
仲間たちからの注文を受けた冷酷な美少女は、ニヤリと笑うとその長い指を、恐怖と屈辱に打ちのめされた女教師の口もとにのばしてゆく・・・・・・。
691 :
アレ??:2005/09/26(月) 20:28:17 ID:XtvtcV46
「ヒ、ヒギイッ!・・・・・・ヒ・・・・・・あうぅ・・・・・・」
次の瞬間、すっかり静まり返ってしまった体育館内に、“伝説の天才”の哀切な絶叫が響いた直後、くぐもった呻きに変わってしまった。
]はなんと、女教師の上唇を右手の指先でつまみ、それを鼻先に届くほど極限までめくり上げ、反対に下唇は、残った左手で、あごの先に届けとばかりにめくり下ろしたのだ。
「きゃあーっ!」
「いやああああぁぁぁぁっ!」
そんな恩師の無残な顔を見てしまった純真な少女たちが恐怖の悲鳴を上げる。
それも無理はないだろう。
普段なら絶対に人目に触れることのないはずの“口唇の裏側”を思い切り見せ付ける羽目となり、
真っ白な歯並びとピンクの歯茎を剥き出しにされてしまったまり子先生の美貌はもはや完全に、ホラー映画に出てくる化け物のようになってしまっていたのだから。
この責めが“エイリアン”と呼ばれるのも当然のことだった。
「きゃははははっ、サイッコー! 最高に気持ち悪いわ! オエ〜ッ!」
「どう?“シリ子”オバサン!
エイリアンになった感想は! あーはははははは!・・・・・・」
そんな、あまりにも惨めな美教師の姿を楽しげに見ていた信恵ら二人がケラケラと甲高い声で嘲笑う中、鬼龍院蘭子は当面の敵であるまり子先生ではなく、憎むべき真・自治会のリーダーに向かって声を掛ける。
「ホホホホホホホ! ちょっと、草野真由子さん!
あなた、いつまで下を向いているつもりですの?
“大切な恩師の試合”をしっかりと、最後まで見届けたらいかが? ホホホホホ・・・・・・」
続きが気になるところです
続きがいつになるかも気になるところです
694 :
名無しさん@ピンキー:2005/10/02(日) 22:18:34 ID:FhVcJaqs
保守age
695 :
名無しさん@ピンキー:2005/10/02(日) 23:24:14 ID:SWbt9I+B
別の人の新作期待あげ
696 :
名無しさん@ピンキー:2005/10/02(日) 23:25:17 ID:SWbt9I+B
ハードじゃなくてソフトで
697 :
名無しさん@ピンキー:2005/10/10(月) 12:24:15 ID:EjxCAiaO
アレ??さんの復活を待ちつつ保守
どんなに遅筆でも必ず完結させてくれることを信じている!
ていうか、ラストが非常に気になる
ここまでの流れを見ると生徒会側の横暴より真・自治会のバカっぷりに腹が立つので
徹底的にやられてほしい気がするが、シリ子負けたら真由子が戦うまでもなく負け確定
なんだよな・・・
あと、自治会側が生徒会側に対し卑怯、卑怯とののしっているが、リング上ではいうほど卑怯な
まねはしていない気がする。実力で負けたようなもの。
699 :
名無しさん@ピンキー:2005/10/12(水) 07:14:56 ID:+dGtBUPF
新作期待あげ
700 :
名無しさん@ピンキー:2005/10/13(木) 21:38:17 ID:q1J+iais
アレ??さんの続きも期待上げ
701 :
名無しさん@ピンキー:2005/10/17(月) 07:45:35 ID:uTDB8Poh
新作期待あげ
702 :
名無しさん@ピンキー:2005/10/24(月) 01:04:17 ID:rAs9G4L8
アレ??さんが帰ってくるまで、ココを守らねば
ho
704 :
名無しさん@ピンキー:2005/10/29(土) 04:57:57 ID:ldxdsKW5
1ヶ月か…
705 :
アレ??:2005/10/31(月) 20:09:14 ID:CzhSr4sf
敬愛する恩師の惨めな姿を見るまいと、それまで必死に固く目を閉じ、がっくりとうなだれていた真由子は、仇敵・蘭子の嘲笑に思わずキッとなって顔を上げたものの、まり子先生の顔をひと目見た途端、反射的に顔を背けてしまった。
それも無理はないだろう。
“花のような”という形容がぴったりだった、恩師の美しい唇。
ほんの十分ほど前、自分の額に優しく触れたその唇はもはや、グロテスクそのものに変形させられてしまっていたのだから。
「ひ、ひどい・・・・・・」
目を閉じたまますすり泣き、呻くように呪詛の声を漏らす美少女空手家に、今度はマット上から]が冷たく声を掛ける。
「ちょっと、草野センパイ!
蘭子様が“見ろ”と仰ってるのよ! ちゃんと見なさいよ!
いい? 今から、例え一瞬でも試合から目を背けたら・・・・・・
この美人センセイの綺麗なお顔をボコボコにぶん殴って、親でも見分けが付かないようにしてあげるからねっ!」
「―――――!!」
そう脅されては従わないわけにはいかない。
「ひっく、ひっく、うう・・・・・・」
真由子は泣きじゃくりながらオズオズとつぶらな目を開き、まるで化け物のような顔にされてしまった恩師に視線を向けた。
706 :
アレ??:2005/10/31(月) 20:10:00 ID:CzhSr4sf
最愛の教え子に“エイリアン”と化した顔を見つめられる羽目となってしまった“伝説の天才”は、口唇を引き伸ばされる苦痛を必死に堪え、くぐもった涙声を漏らす。
「やめ、てぇ・・・・・・もう、もう、ゆる、して・・・・・・」
そんな哀れな女教師の泣訴を、冷酷な美少女は軽く受け流した。
「だからぁ、オバサンが上手に“うっき〜”ってサルの吠え真似が出来たら、“いつでもやめてあげる”って言ってるでしょ!」
「ああ・・・・・・そ、そんな・・・・・・」
あまりにも惨めな命令に、必死に抗うまり子先生に業を煮やした]は、
「草野センパイ! しっかり見てなさいよっ!」
と叫ぶなり、ある“恐ろしい行動”に出た。
「きゃあああああっ!」
「ひいいいいいいっ!」
「いやぁああああっ!」
その“行為”を目撃してしまった真由子、そして全校生徒たちから、この世のものとは思えない程の絶叫と悲鳴が上がる。
]はなんと、哀れな女教師の“エイリアン”と化した口唇に自分の顔を近づけ・・・・・・
そこに長い“舌”を差し入れたのだ!
「ふぁっ・・・・・・むぐう・・・・・・」
あまりのことに、何が起こったのか理解できないでいるまり子先生の喰いしばった真っ白な歯の表面を、冷酷な美少女の舌先がネットリとなぞり、
次いでピンク色の健康そうな歯茎を、まるでくすぐるかのようにペロペロと舐め廻してゆく。
それはまさしく“キス”以外のなにものでもなかった。
707 :
アレ??:2005/10/31(月) 20:10:50 ID:CzhSr4sf
体育館中に響き渡る悲鳴と怒号。
そんな喧騒の中で、マットの周りを回りながら、試合の模様をビデオカメラで撮影していた放送部の部員の一人が、何やらおかしな動きをした。
しかし、当然のことながら、あまりにも衝撃的な“まり子先生の惨めなキスシーン”にパニック状態となってしまった生徒たちの中に、その部員の動作に気付いたものは誰ひとりとしていなかったのだ・・・・・・。
708 :
アレ??:2005/10/31(月) 20:11:41 ID:CzhSr4sf
「ああぐ・・・・・・ふがぁ・・・・・・ううっく・・・・・・」
純真な少女たちの悲鳴の中、憎むべき冷酷な年下の敵に、自分が今何をされているのかをようやく理解した女教師は、“悪魔のキス”から逃れようと必死に抵抗しようとするものの、
当の敵に上下の唇をしっかりと掴まれていては、そこから脱出できるはずもない。
(そ、そんな・・・・・・夢よ・・・・・・これは夢・・・・・・
こんなことが現実にあるはずがないわ・・・・・・)
かつては“伝説の天才”とまで呼ばれた空手家であり、教師として少女たちの尊敬と憧憬を一身に集めていた自分が、その教え子たち全員が見守る中で、8歳も年下の少女に惨めな敗北を喫した、
それだけならまだしも、その敵に全裸に剥かれ、いいように嬲りものにされた挙句、“ファースト・キス”まで奪われてしまった・・・・・・。
ショックのあまり、理知的な女教師の頭の中はピンクの靄(もや)が懸かったようになり、闘争心はおろか反発心さえも急速に減退してゆく。
「いやあぁぁぁ! やめてえぇぇぇぇ!
お、おねがい! おねがいだからあぁぁぁぁ!」
繋がれた手脚の枷をガチャガチャと鳴らしながら絶叫する最愛の教え子・真由子の声すらも何処か遠くに聞こえるのだ。
憎みて余りある敵に口唇を舐め廻されるおぞましさに、喰いしばった白い歯をカチカチいわせて震えるまり子先生の甘やかな唾液をたっぷりと堪能した]は、
“エイリアン”のまますすり泣く哀れな生贄を見下ろして冷たく笑いながら楽しげに言う。
「どう? “シリ子”オバサン?
素直にサルの真似をする?
それとも・・・・・・もっとヒドイ目に遭わされたい?
べつに私はどっちでもいいのよ!」
709 :
アレ??:2005/10/31(月) 20:12:46 ID:CzhSr4sf
「う、うう・・・・・・ひっひっ・・・・・・」
それでもなお逡巡する様子の女教師に、信恵(Z)と詩織(Y)がマットの下から声を掛けた。
「言うコト聞いといたほうがいいよぉセンセイ!
]ってばホンモノのレズのサドなんだから!」
「]が“もっとヒドイ”って言ったらホントに酷いコトになっちゃうよ!
まだ本気で怒ってない今のうちに素直になっといたら?」
そして、信恵が決定的な言葉を吐く。
「こないだもさあ、負けたコに“エイリアン”とかやって虐めまくった挙句の果てに、ソイツのマンコにあの長い指を突っ込んで『ロストバージンおめでとう』とかやってたしぃ!」
「ヒイッ・・・・・・」
それを聞いたまり子先生の顔から血の気が引く。
もし信恵の言葉が本当だとしたら、これ以上に恐ろしいことはない。
しかし、思い当たる節もあった。
それは、あれほどのサディスティンでありながら、]がまだ一度たりとも彼女の最も恥ずかしい部分には触れていないということだ。
これは、裏を返せば“一番美味しいところ”は最後の最後までとっておく、ということなのだろうか・・・・・・?
「あ、ああ・・・・・・」
だが、“伝説の天才”が恐怖の悲鳴を上げる前に、“もう一人の天才”が絶叫を迸らせていた。
「い、いやあぁぁぁぁっ! だ、だめぇ! そんなのダメよっ!
せ、せんせいいぃぃ! お、お願いです!
そっ、その女の言うとおりにしてえ!」
それはもちろん、敬愛する恩師の操がむごいやり方で奪われるかも知れぬ危機に、居ても立ってもいられなくなった草野真由子が上げた叫びだった。
乙であります。
早くも続きが気になりますねー
乙。この展開でまた一ヶ月待つのはつらい・・・
712 :
名無しさん@ピンキー:2005/11/07(月) 08:49:14 ID:1gxZou+/
ああ、早く次の展開を…
713 :
名無しさん@ピンキー:2005/11/11(金) 09:58:10 ID:Je+mTCxu
hosyu
保守します。
715 :
名無しさん@ピンキー:2005/11/17(木) 10:42:25 ID:49Tvruh9
保守
716 :
名無しさん@ピンキー:2005/11/22(火) 11:25:07 ID:BKmkJ9/y
そろそろ一月なので期待age
717 :
名無しさん@ピンキー:2005/11/22(火) 14:07:39 ID:Y5xO6JzR
話の流れがマンネリ化
718 :
名無しさん@ピンキー:2005/11/23(水) 08:24:17 ID:+plIWX4b
これからの展開に期待大
719 :
名無しさん@ピンキー:2005/11/24(木) 18:38:04 ID:DObEzRzG
いよいよ第3部も佳境。気になります
期待書き込みsage
721 :
名無しさん@ピンキー:2005/11/28(月) 22:35:33 ID:ShBfu6lY
hosyu
722 :
アレ??:2005/11/29(火) 20:46:22 ID:7g9tdARa
真由子にとって赤井まり子先生とは、ただ敬愛する恩師というだけの存在ではなかった。
あるときは姉のように慕い、あるときは聖女のように崇め、そして、叶わぬとは知りつつも儚い恋心を抱き・・・・・・
“いつかは先生のような素敵な女性になりたい”と願い努力してきた、まさに“理想の人間”であり、“人生の目標”であったのだ。
その先生の操が、最も悲惨なかたちで奪われるかも知れない・・・・・・!
そんなことが看過できるはずがなかった。
「ひっく、せ、せんせい・・・・・・
く、悔しいのは、わかります・・・・・・わたしだって、おなじです・・・・・・
でも・・・・・・でも、今だけ、我慢してください・・・・・・えぐっ・・・・・・
もう、先生が酷いことされるのを、み、見たくない・・・・・・ひぐっ、うえぇぇぇん・・・・・・!」
(ま、真由子ちゃん・・・・・・)
哀しみに満ちた最愛の教え子の泣き声に、かつて“伝説の天才”とまで呼ばれた女性空手家の心が揺れ動いたのを見逃さなかった]は、典雅な美貌を無残な“エイリアン”にされたままの女教師に囁く。
「よかったわねえ、アンタの“恋人”・真由子センパイがああ言ってくれてるわよ!
これで少しは吠えやすくなったんじゃない?」
その声に、ぎくりと反応したまり子先生を楽しげに見下ろしつつ、冷酷な美少女は続けて囁いた。
723 :
アレ??:2005/11/29(火) 20:47:34 ID:7g9tdARa
「ふふふ、オバサンが“男性恐怖症”だなんてコトくらい、とっくに判ってるのよ!
・・・・・・そりゃそうよねえ! 思春期にあんな事件に巻き込まれたら、誰だって男なんか信用できなくなっちゃうわよね!
・・・・・・さて、オトコを愛せなくなってしまった女のヒトって・・・・・・どんな人間を好きになるのかしら?
やっぱり女よねぇ・・・・・・? それも、可愛くて、強くて、優しくて・・・・・・しかも、“自分のことを心の底から慕ってくれているコ”だったら言うコトないわね?」
「ふぁあぐ・・・・・・!ひゅふぅ・・・・・・!」
その声に、それまで赤く染まっていた顔色を真っ青に変えて、激しく抗う様子を見せた美教師だったが、
大股開きの“捕虜の降伏”ポーズで座り込まされたうえ、長身の少女の大きな手で上下の唇をしっかり掴まれていては、僅かに頭を動かすことしか出来ない。
そんな哀れな生贄にとどめを刺すように、]は冷笑しつつ囁くのだ。
「あらぁ? 今“ちがう”って言ったの?
だったら訊くけど、“空手を捨てた”はずのオバサンが、どうして“空手部の顧問”なんかやってるのよ?」
「―――――!」
図星を指されたまり子先生は、首筋まで真っ赤になってポロポロと涙を零す。
しかし、]の言葉に間違いはなかった。
724 :
アレ??:2005/11/29(火) 20:48:32 ID:7g9tdARa
昨春、聖職に一生を捧げる覚悟を固めて女子大を卒業し、懐かしい母校へ赴任した新任美教師の前に現れたひとりの美少女。
明るく、優しく、正義感、責任感が強く、そして何よりも天才的な格闘センスを持った空手部員。
それが、草野真由子だった。
空手を捨てたはずの“伝説の天才”は、彼女の中に昔の自分を見つけたような気がした。
そして、当時空手部の顧問がいなかったのを幸い、自ら志願して就任したのだった。
それから、まり子先生と真由子はまるで実の姉妹のように仲良くなった。
彼女にとって真由子は、傷ついた心を癒してくれる天の御使い(みつかい)・・・・・・そう、まさに“天使”そのものだった。
だからこそ、まり子先生は“真由子ちゃんに軽蔑されるようなことだけはしたくない”と心に誓い、そしてその通りに厳しく自分を律してきた。
“いつでも真由子ちゃんの寄せてくれている敬意に応えられる、彼女の尊敬に値する人間でありたい”というのが、この美教師の偽らざる本音であったのだ。
その“天使”の見ている前で、あまりにも惨めな姿を晒したばかりか、誰にも知られたくなかった心中の暗部まで当の敵に覗かれてしまった・・・・・・。
屈辱に打ちひしがれる女教師は、ただシクシクとすすり泣くことしか出来なかった。
725 :
アレ??:2005/11/29(火) 20:49:29 ID:7g9tdARa
そんな哀れな生贄の心の芯がヘシ折れたことを冷徹に見極めた]は、やっと、まり子先生の上下の口唇から手を離し“エイリアン”状態から解放する。
そして、大股開きの“捕虜の降伏”ポーズですすり泣く美教師の豊かな乳房を両手でやわやわと揉みしだきながら、先程までとはうって変わった優しげな声で囁くのだ。
「ふふふ・・・・・・“シリ子”オバサン、真由子センパイだってああ言ってくれてるんだし、素直に“うっき〜”って吠えたら?
それとも・・・・・・やっぱりこっちがお望みなの?」
言うなり、冷酷な美少女は長い指を、まり子先生の下腹部にそろそろと這わせる。
「ヒッ・・・・・・!」
いきなりのことに、全身を硬直させる“伝説の天才”の形の良い耳に、]は決定的な言葉を囁いた。
「バカねぇ、“シリ子”!
たかがサルの真似をしたくらいで“真由子センパイがアンタを軽蔑する”はずないでしょ!」
726 :
アレ??:2005/11/29(火) 20:50:22 ID:7g9tdARa
ぎくん!
年上の女教師の、まるでバネ仕掛けの人形のような反応を楽しみつつ、冷酷な美少女は生贄のお臍あたりを撫で回す。
「アンタと真由子センパイの仲って、そんなチンケなモンなの?
違うでしょ? 真由子センパイは、大好きなアンタのバージンを守りたいから“言うとおりにして”って言ったんじゃないの?
それに、動物の鳴き真似なんて、久美センパイや、あの千草センパイまで出来たコトじゃない!
このぐらいのコトと、大切なバージンを引換えにするなんて・・・・・・ちょっと割りに合わないんじゃないの? ま、別に私はどっちでもイイんだけどね?」
すっかりピンクの靄が懸かってしまったまり子先生の脳裏に、]の言葉が反響する。
(そうよ・・・・・・あの真由子ちゃんが私を・・・・・・軽蔑する筈がないわ・・・・・・)
(それに・・・・・・久美ちゃんも千草ちゃんも出来たことじゃないの・・・・・・)
(こんなことと・・・・・・大切な操を引換えにするなんて・・・・・・馬鹿げているわ・・・・・・)
そんな生贄の心の変化を見てとった冷酷な美少女は、いきなり“伝説の天才”の濃い目の陰毛に長い指を絡め、思い切り引っ張りながら鋭く叫んだ。
「早くやれよメスザルっ!!!!!!」
その声と痛みにつられたかのように、誇り高い美教師の口から、情けない絶叫が飛び出した。
「ヒッ・・・・・・う、ウッキィイ!」
乙です
otu
次の更新が今から楽しみであります。
保守、保守
731 :
名無しさん@ピンキー:2005/12/06(火) 23:10:24 ID:JvshKQ6P
hosyu
ここは守らねば。
733 :
名無しさん@ピンキー:2005/12/11(日) 20:27:38 ID:/B6kCENv
このまま保守発言で1000まで行ったりしたら洒落ならんな(笑)
少し口が悪い言い方だがあえて言う
は や く つ づ き を 読 ま せ ろ !
次の更新を待ちつつ、頑張って保守らないと。
サンタさんよいこの僕に726の続きを下さい。
+ +
∧_∧ +
(0゚・∀・) ワクワク
(0゚∪ ∪ + テカテカ
と__)__) +
良い「子」はこんなところ来ちゃいけないよ。
738 :
名無しさん@ピンキー:2005/12/20(火) 10:00:08 ID:kg+Yp/qs
ほしゅ
739 :
アレ??:2005/12/20(火) 19:30:39 ID:cvTiweTQ
その絶叫を耳にした真・自治会派の生徒たち全員が絶句する。
ほんの十分ほど前まで、彼女たちに圧倒的な強さを見せつけ、悪の生徒会を壊滅寸前にまで追い込んでいた“美しき闘神”の口から、惨め極まりないサルの吠え真似が出てくるとは・・・・・・!
(ふふふ・・・・・・だいぶ手間取ったけど、とうとうやったわ!
あのお上品な“伝説の天才”春野真理子を、メスザルに墜としてやったわっ!)
内心で快哉を叫ぶ]だったが、わざと不満げな表情を作りつつ、哀れな生贄の陰毛をツンツン引っ張りながら大声で命令する。
「ダメよ、全然ダ〜メ! ちっともサルに聞こえな〜い!
もっとマジメにやんなさいよ“シリ子”オバサン!
ちゃんと“ウラ声”を使って! 真剣に! 大きな声で!
サルになりきって!!
私が“よし”と言うまで、何度でも吠えなさい!
・・・・・・もし上手く出来なかったり、“もういや”とか“許して”なんて言おうモンなら・・・・・・
いいえ、サル以外の“人間の言葉”を使おうモンなら、その瞬間ロストバージンだからねっ!!!!!!」
「きィ・・・・・・」
その言葉に怯えきったまり子先生は、典雅な美貌を引きつらせながら、恥も外聞もなく金切り声で絶叫を繰り返しはじめる。
「ウ、うっきィイイ!・・・・・・ウッキィイッ!
ウキィイイ!・・・・・・ウッキィいィィィィ!」
かつて、全校生徒の憧憬を一身に集めた淑やかな美教師の叫び声は、数を重ねるたび、序々に本物の猿らしくなってゆくようだった。
740 :
アレ??:2005/12/20(火) 19:31:39 ID:cvTiweTQ
理知的な美貌を歪め、本物の猿そっくりの声で、何度も何度も絶叫するまり子先生だったが、]はそんな惨めな生贄を鼻先でせせら笑いながら冷たく命令する。
「ふふふ、まだまだ! そんなんじゃぜんぜんダメよぉ、“シリ子”オバサン!
アンタ、ふざけてんの? ええ? それともバージンに未練がないの?
一生懸命やる気がないなら時間の無駄よ!
遠慮なく、この私がアンタの“初体験の相手”になってあげるわっ!」
「う、ウキャ―――――ッ! うきき、キイィィッ!」
(や、やめてぇ―――――っ! お願いですからぁっ!)
その声を聞いた途端、“伝説の天才”はひときわ甲高い悲鳴を上げた。
それも無理はないだろう。
はじめのうちこそ、ただ一本の指を数本の縮れ毛に絡めて引っ張っているだけだった]の左手は、いつのまにか五本の指全てを、女教師の秘丘を覆う濃い目の陰毛の中に入り込ませ、くしゃくしゃとかき回していたのだ。
「う、うっキイィィい! ウキィーッ! うキキキキッ・・・・・・!」
(や、やりますぅ! 一生懸命やりますから、どうか、許してぇ!)
先程、この冷酷な美少女に釘を挿されているため、人間の言葉で哀願することは出来ない。
僅か15分程前まで、生徒たちにまるで聖女のように慕われていた淑やかな女教師に今出来ることといえば、
憎みて余りある年下の敵に“自分の吠え真似が本物のサルそっくりである”と認めてもらえるよう、必死にアピールすることだけなのだ。
「ウッキィ―――――ッ! うきィイイ!
う、ウぅっきィイイイ! ウキキキぃいいっ!・・・・・・」
「ホ、ホホホホホホホホホ!
な、なんて滑稽なの! 本物のおサルさんそっくりですわ!
けれど、皆さんの見ている前で素っ裸になって、バカみたいな奇声で吠えていらっしゃる方が、伝統ある我が校の教師だなんて・・・・・・情けなくって涙が出てきますわっ!」
鬼龍院蘭子をはじめとする悪の生徒会一同の爆笑と嘲笑を一身に浴びながら、それでもなお、哀れなメスザルにその絶叫をやめることなど許されなかった・・・・・・。
741 :
アレ??:2005/12/20(火) 19:32:43 ID:cvTiweTQ
「う、ううぅッキイイッ! ウキキ、ききィイイイっ!」
大切な教え子たちを惨めさのドン底まで突き落とした、憎むべき敵の総帥に痛烈な面罵を浴びたまり子先生は、もはや自棄になったかのように本物のサルそっくりに絶叫を繰り返す。
しかし、じつは、蘭子の嘲笑など女教師の耳に届いてはいなかった。
幸か不幸か、“それどころではない事態”が彼女を襲っていたのだ。
その要因は、哀れな生贄の陰毛をくしゃくしゃとかきまわす、]の五本の指の動きにあった。
冷酷な長身の美少女の、細く長い小指の先が、美教師の“最も恥ずかしい場所”にある、“最も敏感な肉芽”・・・・・・クリトリスに時折触れていたのだ。
それが、故意か偶然かは全く判らないし、知るすべもない。
だが、間違いなく数秒に一度、まるで表面をさらりと撫でるかのようなタッチで、必ず接触するのだ。
敬虔なクリスチャンであるまり子先生にとって、自分自身でも触れるのをためらわれてきたその部分を、同性の手で触れられるおぞましさは筆舌に尽くしがたい。
だが、それだけならばまだ我慢できた。
恐ろしいのは、]の指先がクリトリスに触れるたびに、びーん、びーんと電流のような衝撃が淫部から脳天までを走り抜けることだ。
その衝撃とは・・・・・・“快感”に他ならなかった。
「ウッキィッ! ウキーイっ! ウキキ、きいっ!・・・・・・」
(だ、駄目よっ! か、感じては駄目っ!
こ、このままでは・・・・・・このままでは・・・・・・!)
742 :
アレ??:2005/12/20(火) 19:33:37 ID:cvTiweTQ
このままの状態におかれたら、100パーセント確実に訪れるであろう事態を予測した、まり子先生の絶叫がひときわ甲高くなる。
そう、ただでさえ敏感な体質である彼女が、このままクリトリスを刺激され続ければ・・・・・・。
待っているのは“サルの吠え真似をしながら無理矢理昇りつめさせられてしまう”という、惨めさの極地ともいうべき事態だけだ。
全校生徒の注視する前で、そして、最愛の美少女・草野真由子が見ている前で、そんな姿だけは晒したくはなかった。
だが、そのためには当然、秘丘の上を這い回っている]の手を排除することが先決となる。
しかし、四肢を麻痺させられた上、全裸の“捕虜の降伏ポーズ”で大股を開いて座り込まされている現在の状態では、如何ともしがたい。
哀願しようにも、先程この冷酷な美少女に釘を挿されているため、人間の言葉を発することさえ出来ない。
だいいち人一倍羞恥心の強いまり子先生が、“クリトリスには触らないで”などと口に出せるはずもなかった。
となれば、残された方法はただひとつ・・・・・・“敵の慈悲にすがる”しかない。
それはつまり、ついさっきまで死闘を繰り広げていた、憎みて余りある冷酷な美少女に命じられたとおり、“真剣に”“一生懸命”“サルになりきって”“大きな声で”吠え、
“自分の吠え真似が本物のサルそっくりである”と認めてもらうことだ。
認めてもらえさえすれば、きっと]の手は自分の股間から離れてくれるはず・・・・・・。
743 :
アレ??:2005/12/20(火) 19:34:51 ID:cvTiweTQ
・・・・・・びーん! ・・・・・・びーん!
(ああっ・・・・・・!
ま、真由子ちゃん、どうか軽蔑しないで!
わ、わたしはサル! わたしはサルよっ! い、今のわたしはただのサルなのですっ!)
しだいに高まってゆく快感の波に翻弄され、まり子先生は心中で必死に念じながら、広い体育館の高い天井を震わさんばかりの大声で絶叫する。
「うぅッキイイイイイィッ!! うきいィイイイイイイッ!!
ウキッ、うっキキキッ!! うきィ―――――いいッ!!」
哀れな女教師が完全に墜ちたことを見極めた]は、ここが先途とばかり、左手で生贄の陰毛をかき回し、右手で豊かな乳房を揉みしだきつつ、それまでとはうって変わった口調で熱っぽく囁きかけた。
「そう! そうよ! やれば出来るじゃないの“シリ子”!
とっても上手いわぁ! さあその調子でもう一度よ!」
それまで氷のように冷酷だった少女の思いがけぬ優しい言葉に、一筋の光明を見出した思いの美教師は、泣き濡れた美貌を歪め、声を限りに絶叫する。
「うっきィィイイイイイィイィィィィッ!」
「う〜ん、イイわあ! とってもじょうず!
“シリ子”って本当にいろんな才能があるのねえ!
さあ、もう一度聞かせて頂戴!」
「ウッキィィィィ―――――ッ!」
もはや、“惨めな絶頂だけは人前に晒したくない”という思いだけで頭が一杯のまり子先生は、そんな小馬鹿にし切った命令にも素直に応えるのだ。
「素晴らしいわ“シリ子”!
サルの吠え真似なら天下一ねっ!
でも・・・・・・もう少しだけサルらしく出来ない?
ホラ、“うきゃきゃきゃっ”とか“ホッホッ”とかアレンジしてみるとかね?」
まるで女優に演技をつける監督気取りのそんな言葉にも、かつて“伝説の天才”とまで呼ばれた女武道家は素直に頷き、さっそくその“才能”の片鱗を全校生徒に見せ付けるのだった。
744 :
アレ??:2005/12/20(火) 19:35:38 ID:cvTiweTQ
「うっきぃィィィッ! ホッ!ホッ! ウキイッキキキ!
ウキャキャキャッ! ウッキキキィイイッ!・・・・・・」
目を閉じて聞けば、本物のサルが一匹この体育館に入り込んできたとしか思えぬほどの見事な吠え真似を、命じられるがまま披露していた女教師にも、とうとう限界がおとずれた。
「ホッ! ホッ!
ウキャキャ、きゃ・・・・・・うぐっ! ごほっ! けほっ! げほっ!・・・・・・」
絶叫の途中で一瞬むせ返ったと思う間もなく、激しく咳き込み出したのだ。
それも無理はないだろう。
これまで一滴の水分さえ補給せずに、汗みずくになって激しい責めを受け、大声で叫ばされてきたのだから。
止めども流れ落ちる涙が僅かばかり口中に入ってくるだけの、まり子先生の咽喉はカラカラに渇ききっていたのだ。
それに気付いた]が、楽しげに笑いながら言う。
「あら、“シリ子”、ノドが渇いちゃったのね?
しようがないなあ・・・・・・ここにはドリンクなんかないし、困ったわね・・・・・・あ、そうだ!」
そこで、何かを思いついたように瞳を輝かせて言葉を続けた。
「ここに、自前の立派な“ミルクタンク”があるじゃないの!」
そう言うが早いか、右手で女教師の母性の象徴ともいうべき、汗にまみれた大きな乳房をすくい上げ、淫虐に固くしこった乳首を生贄の口唇に近づける。
「まあ、汗だから少ししょっぱいかも知れないけど、とりあえず当面の水分補給にはなるでしょ?
さあ、遠慮せずに飲みなさいっ!」
「―――――!!!!!!」
冷酷な美少女が、自分に何をさせようとしているのかを理解したまり子先生のノーブルな美貌が屈辱に歪んだ・・・・・・。
745 :
アレ??:2005/12/20(火) 19:36:24 ID:cvTiweTQ
今年一年のご愛読有難うございました。
また来年お会いしましょう。
乙です
来年も頑張って下さい
来年かあ・・・・・
考えてみればこれだけエロい小説を2年も連載し続けてるのに
主要キャラがまだ 全 員 処 女 っていうのは凄いな!
749 :
名無しさん@ピンキー:2005/12/25(日) 11:31:38 ID:vD83h70b
>>748 そーいやそーだね
読み返すとアレ??さんそんなにハードな責めは書いてない
それでもこんなにヌケるのはなんでだろ
750 :
名無しさん@ピンキー:2005/12/28(水) 07:11:23 ID:32jUUsMy
今年最後の保守
751 :
名無しさん@ピンキー:2005/12/31(土) 14:24:56 ID:mA7Tuc5i
今年最後の保守
今年最初の保守
とりあえず途中まで読んだけど、一試合ごとが長いし
いつまでもだらだら責められ続けるってのもかえって萎える。
754 :
名無しさん@ピンキー:2006/01/06(金) 01:28:28 ID:Uq3y0+JG
>>アレ??さん
明けまして、おめでとうございます。
本年度もよろしくお願い致します。
この先の展開が楽しみですが、お体を大切にされて、
いつものペースで構いませんので、書きこみをよろしくお願い致します。
hosyu
アレ??さんに続けてもらうのは大前提としてだなあ、だれかなんか書かない?
やはり月1は少々寂しい。
じゃあなんかどういうのが見たいか意見を集めようよ。暇つぶしにもなるだろうし(笑)
ここは今までどおりアレ??さん専用でいいでしょ?
つうかそんなことしたら絶対ゴチャゴチャになるよ
長い間全然荒れてない理由を良く考えて!
経験あるでしょ?
荒れたスレから真っ先にいなくなるのは作家さんだよ!
そうかもしれんなあ。
でも、今のままのペースで行くと4試合目終わるの2008年ぐらい?
2ちゃんねるのが先になくなったりして。
760 :
名無しさん@ピンキー:2006/01/14(土) 12:26:33 ID:Y7L+grzk
いっそ、アレ??さんのエロパロのパロスレを作ってみるとか
つうか放置して廃墟になるのもなんだしなぁ。
誰か『壮絶なドミネート』書いてくれるなら歓迎する人間が此処にノシ
キャラクターが良い味出してるから、よくある外伝パターンがたまにはあってもいい気がする。
もっとも、”聖コーマン女子高”というネーミングは、何となく”認めたくない若さ故の過ち”という気が
しないでもありませんが・・・・。
で、今年の初一発はいつだろうねえ。
外伝って具体的にどうすんの?
いま書けるのは非エロの過去回想シーンぐらいじゃない?
主要キャラはまだ 全 員 処 女 なんだよ
アレ??氏より先にロストバージンや調教シーン書くわけにもいかんだろ?
書いちまったらそれは重大なマナー違反だよ
766 :
名無しさん@ピンキー:2006/01/16(月) 07:00:21 ID:+GPcHeZj
別にやられるのは主役でなくともいいんでないかい。生徒会はほかでも悪辣なことをしていそうじゃん
つまりは、外伝の捏造をしろと言うことだな?
いや、悪い意味で言ってるんじゃないが。
768 :
名無しさん@ピンキー:2006/01/16(月) 18:20:09 ID:+GPcHeZj
良い意味の捏造?
この際捏造だろうとなんだろうといろいろなシチュエーションが楽しめればよし
似たような展開の繰り返しはもう飽きた。
770 :
名無しさん@ピンキー:2006/01/16(月) 21:55:25 ID:+GPcHeZj
水戸黄門の印籠みたいなもんでこのシチュエーションがいいんだけどなあ。
アレ??さんの最後のレスから25レスも使って何やってんだ?
駄レスで消費させないでくれよ頼むから!
やりたきゃさっさと別スレ立てて移動しろ!
772 :
名無しさん@ピンキー:2006/01/17(火) 06:27:44 ID:tw2pcPny
暇つぶしすら許さないとは生徒会のような人だなあ
]タンですか!?
別に誰が投稿したって良いんだよね?
>1 名前: 名無しさん@ピンキー 投稿日: 04/03/25 13:15 ID:Lx6YThhZ
>とりあえずたてました。
>2 名前: 名無しさん@ピンキー 投稿日: 04/03/25 13:20 ID:Lx6YThhZ
>アレ??さん他の投稿まってます。
>雰囲気つかんでもらうためにアレ??さんのこれまでの投稿をコピペしておきます。
>時間がないんで途中までになってしまうかもしれませんが、その場合はまた後で貼ります。
そりゃあ、早く続きが読みたいのが一番なんだけどさあ。
775 :
名無しさん@ピンキー:2006/01/21(土) 09:21:58 ID:o6s/gg2y
こうしてみるともう2年近くたつんですね。2周年が新スレで迎えられるくらい話が進むと良いなあ…
776 :
名無しさん@ピンキー:2006/01/22(日) 09:16:17 ID:SkMj4TIw
で、捏造でもしようって人はいないんですかねえ。
777ゲット!
アレ??さんでも、香奈さんでもいい。なんならアラ??さんでもいい。誰かなんか書いて!禁断症状が・・・・・
779 :
アレ??:2006/01/24(火) 21:33:37 ID:h9K+QAiM
この少女は、教師である自分に全校生徒の注視する前で自身の乳首を舐めさせようとしている・・・・・・!
それを理解したまり子先生は、惨めさのあまりキリキリと歯噛みしながら激しくかぶりを振る。
だが、そんな美教師の泣き濡れた美貌を楽しげに見下ろす]は、生贄の量感に満ちた乳房をタプタプと揺すりながら、冷たく言い放った。
「あっ、そう?
別にイヤならイヤでいいのよ。
あんたのマクが失くなるだけなんだから!」
言うが早いか、それまで女教師の陰毛をかき回していた左手をその下・・・・・・つまり、濡れそぼった陰裂の部分にまでずらす。
効果はてきめんだった。
「ヒィ―――ッ! や、やめて!
お願いです! 許して、ゆるしてぇえ!」
大切な操を奪われる恐怖の前に脆くも屈服し、半狂乱になって泣き叫ぶ“伝説の天才”に、長身の美少女は悪戯っぽく宣告する。
「あらら、ハイ残念!
“シリ子”オバサン、さっき約束したばかりなのにもう忘れちゃったの?
言ったはずよね?
サル以外の“人間の言葉”を使おうモンなら、その瞬間ロストバージンだよって!
でも嬉しいわぁ、アンタの初体験の相手になれて!」
それを聞いたまり子先生の顔からさっと血の気が引いた。
780 :
アレ??:2006/01/24(火) 21:34:25 ID:h9K+QAiM
「ああ・・・・・・そ、そんな・・・・・・」
恐怖のあまりカチカチと歯を鳴らす美教師の豊かな乳房を揉みしだきつつ、]はくすくす笑いながら言う。
「ふふふ、すっかり怯えちゃって!
“シリ子”ったらか〜わいい!」
そして、上から“伝説の天才”の大きな瞳を覗き込んだ。
「ああ・・・・・・」
恐るべきサディスティンに顔を近づけられ、ワナワナと口唇を震わせるまり子先生に、]は嬉々として告げた。
「しようがないわね! アンタのその可愛さに免じて、今回だけは許してあげる!
・・・・・・でも・・・・・・今回だけよ!
次やったら容赦しないからねっ! わかった!?」
ドスを効かせたその言葉に、女教師は慌てて返事する。
「ひっ・・・・・・ハ、ハィ、う、ウッキィッ!」
“ハイ”と口にしようとしたのを、途中でサルの吠え真似に代えて返事したまり子先生を満足げに見下ろす]は、
「あはははっ、さすが“シリ子”オバサン!
伊達に教師はやってないわね? あったまイイ!
こんな罠には引っかからないか!
もしここで“ハイ”って答えてたらマクを破ってやるつもりだったのに!」
とクスクス笑うのだ。
「きィ・・・・・・」
がくがくと震える“伝説の天才”には、この冷酷な少女に逆らう気力など、もはや一片たりとも残っていなかった。
「さあ、続きよ“シリ子”オバサン!
とっととお飲みっ!」
そう命じられた女教師は、恥も外聞も無く、]に持ち上げられた自身の乳房、その頂点で固くしこっているピンク色の乳首にオズオズと舌を伸ばす。
しかし・・・・・・。
781 :
アレ??:2006/01/24(火) 21:35:07 ID:h9K+QAiM
しかし、まり子先生の舌先は、自身の乳首まで届かなかった。
もちろん、乳房の大きさが足りないわけではない。
女教師の豊かな胸の膨らみを重たげに持ち上げ、揺すっている]がわざと“届かせない”のだ。
「ホラホラぁ! ナニしてんのよ“シリ子”オバサン!
バカじゃないの?
もっとベロを長く伸ばさないと届くわけないでしょ!」
「く、くうっ・・・・・・」
憎みて余りある8歳も年下の少女のあまりの悪辣さに、屈辱の涙を流す“伝説の天才”だったが、今の彼女にはどんな理不尽な命令にも逆らうことは許されない。
「あぐっ、ひぐっ、うえぇん・・・・・・」
とうとう頑是無い幼女のように泣きじゃってしまいながらも、まり子先生は必死になって自分自身の乳首めがけ、桃色の舌を伸ばす。
「あはははっ、そうそう、その調子!
もう少しで届くわよっ!」
だが、そんな応援めいた声とは裏腹に、]は届きそうで届かない絶妙の場所に女教師の乳首を位置させ、懸命に舌を伸ばす生贄の姿を見ながらケラケラと笑いこけるのだ。
「ちょっと! アンタ、真剣にやってんの?
私は“乳首の汗を飲め”って言ってるのよ! ナンでできないのよ?
もしかして逆らう気なの? マク破られたいのっ!?」
「ふぁあっ・・・・・・あうう・・・・・・」
その言葉に怯えきった“伝説の天才”は必死に伸ばした舌先をレロレロと蠢かせ、虚しい努力を繰り返してゆく・・・・・・。
>>781 お前さ、バカだろ? はっきり言って悪いけど。
その内容で月一ペースって
いつ完結させる気よ?
終わらせる腕がないから惰性で書いてるだけか?
GJレス待ってるんだろうが無駄だぞ。
みんなあきれ返ってるんだよ!
くやしかったら早く続き書いてみろ!
俺は好きだぞ、この展開。
もう少し速いペースで読みたいってのは事実だが、それはそれだ。
人様に無理言っちゃいけねぇ('A`)
>>782 荒れるなよ。だいたい週イチなら終わるとでも思ってるのか?
おわらなくても良いが、週一では読みたいぞ。
787 :
名無しさん@ピンキー:2006/01/27(金) 07:20:27 ID:NT+KVmN/
週末だ・・・
今夜が楽しみだな
イヨイヨカ!!
イヤイヤ1ツキゴダ!!
ココハガマンカ!!
ガマンシル!!トニカクガマンシル!!
リョウカイ!!タエガタキヲタエ、ガマンスル!!
793 :
名無しさん@ピンキー:2006/02/06(月) 01:22:58 ID:AtqswgOV
hosyu
794 :
名無しさん@ピンキー:2006/02/12(日) 16:10:39 ID:0LcZDiRt
保守
795 :
名無しさん@ピンキー:2006/02/14(火) 22:45:45 ID:DdxifzJt
hosyuu
796 :
名無しさん@ピンキー:2006/02/18(土) 09:41:29 ID:rL1sZ2yQ
保守
797 :
名無しさん@ピンキー:2006/02/20(月) 06:09:07 ID:kGXBuEFC
1年以上も赤井先生すっ裸じゃ風邪ひくんじゃないか・・(-_-;)
しかも千草達も卒業してまうがな。。。
>>797 千草達は授業に出てないから留年だろう。
赤井先生は風邪を引く前に早く別室送りにして欲しいな。
/\_/\
/ > <ヽ
|__=_д__| /ヽ
ノ/|( 6 リ6`レヾ” )ノ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
`ヽゝ"0"ノ/´フ < このスレまだあったのかよw
〈/ ヽ\ノ/ _/ \_____________
/ / `||´ |
〔ァ_》/|.___」 ∧∧ ミ _ ドスッ
/i__、,__! ( ,,)┌─┴┴─┐
i'`i___//.l l ! / つ.古.代.遺.跡.|
` - -' .|_i/ 〜′ ./´ └─┬┬─┘
〈`|_| ∪ ∪ ││ _ε3
〈` ‐"ヽ ゛゛'゛'゛
で、外伝の捏造はどうなったの。
月一の隙間ならそんな迷惑にもならないんじゃない?
802 :
名無しさん@ピンキー:2006/02/27(月) 04:53:57 ID:gffvqx7v
hoshu
803 :
名無しさん@ピンキー:2006/02/28(火) 15:05:18 ID:yEFlN5fN
>>799 画像をはるのは良くないような気がするが、シチュはあってると思う。
804 :
名無しさん@ピンキー:2006/03/01(水) 03:39:05 ID:HgfqylCx
もう3月か
結局2月中はアレ??氏来なかったな
806 :
アレ??:2006/03/03(金) 19:48:28 ID:ZrNbQ8N9
草野真由子は、今目の前で起こっていることが現実の出来事であるとは信じられなかった。
それも当然だったろう。
あの赤井まり子先生が・・・・・・この一年間ずっと慕い続け、“人生の目標”とまで憬れてきた淑やかな女教師が、惨めな全裸の“捕虜の降伏ポーズ”のまま大股開きで座り込まされ、
ノーブルな美貌を歪め、犬のように舌を長く伸ばし、自身の乳房を舐めようと必死になって悪戦苦闘しているのだから。
(ああ・・・・・・せ、先生・・・・・・)
怒りと悲しみのあまり、瘧に罹ったようにブルブルとしなやかな身体を震わせた真由子のジャージの胸ポケットの中で、チャリチャリと小さな音がする。
(・・・・・・?・・・・・・)
思わずそのポケットを覗き込み、音の正体に気付いた美少女空手家の瞳から、新たな涙が零れ落ちた。
それは・・・・・・この第三試合開始直前、恩師が滑り込ませたロザリオがたてる音だったのだ。
(真由子ちゃん、神様に誓って、これだけは約束します。
必ず、久美ちゃんと千草ちゃんを取り戻してみせますからね!)
同時に、そのときの力強い言葉と、額への優しいキスの感触が蘇る。
(どうして・・・・・・?
どうしてこんなことになってしまったの・・・・・・?)
今さら後悔したところで全ては遅すぎた。
“もし目を背けたら恩師の顔面を破壊する”と宣告されてしまっている真由子に今出来ることといえば、マット上で淫らな、そして滑稽な努力を続ける最愛の女性の惨めな姿を見つめ続ける以外に無いのだから・・・・・・。
807 :
アレ??:2006/03/03(金) 19:49:15 ID:ZrNbQ8N9
「“シリ子”っ! アンタ、やる気が無いのね、そうなのね?
よぉし、決めた! あと三十秒以内に乳首を舐められなかったら、マクを破るわ!
これはもう決定よ! 絶対に覆るコトは無いからねっ!」
なかなか自身の乳首に舌先を届かせられずにいる女教師に業を煮やした(ように演技している)]は、ついに最後通牒を突きつける。
「ふいぃ(ヒイッ)・・・・・・」
犬のように舌を伸ばしたまま、間の抜けた悲鳴を上げた“伝説の天才”は、半狂乱になって己が乳首に挑みかかった。
が、恐るべきサディスティンである長身の美少女は、今度は生贄の伸ばした舌の先で、その豊かな乳房をやわやわと揉みしだきつつ、ゆっくりと大きく左右に動かすことによって、更にまり子先生の屈辱感に追い討ちをかけるのだ。
「ほらほらぁ! あと25秒!
右よ、バカ! トロいわね! 今度は左っ!」
「ああっ・・・・・・! はあぁっ・・・・・・! くふぅ・・・・・・!」
かつて全校生徒の尊敬と憧憬を一身に集めていた美教師は、惨めさに歪んだ美貌の前を左右に動く自身の乳首を舌で追いかけ、必死になってその顔を右へ左へと振る。
その姿はまるで、“ライトで遊ばれるペンギン”そのものだった。
808 :
アレ??:2006/03/03(金) 19:50:23 ID:ZrNbQ8N9
「ふぁっ・・・・・・! ひゅふぅ・・・・・・!」
(だ、だめぇ・・・・・・ああ、と、届かないわっ・・・・・・もう少しなのにっ・・・・・・
はっ、こちらへ近づいてきた・・・・・・い、今なら届きそう・・・・・・
ああっ! ど、どうして動かすの・・・・・・?
も、もうちょっとだったのに・・・・・・!)
黒目がちの大きな瞳を血走らせ、自分の乳房を追い掛け回す今のまり子先生には、“自身の乳首を舌先で捕らえること”しか考えられなくなってしまっている。
そんな哀れな“ペンギン”の首振り運動をたっぷりと堪能した]は、頃合いを見計らうと、いきなり玩んでいた乳房を生贄の口元へ押し付けた。
「はうっ・・・・・・」
驚き、そしてそれ以上に“待ち望んでいたもの”をやっと与えられた喜びに、“伝説の天才”は嬉し涙を流しつつ己が乳首を勢いよく舐め上げる。
しかし。
その瞬間、女教師の頭の芯を、かつて経験したことのない痺れるような快感が走り抜け、瞳の奥で真っ白な光がスパークした。
「ふひぃ・・・・・・っ・・・・・・!」
“捕虜の降伏ポーズ”のまま大股開きで座らされている細い腰が、まるで天を突き上げるかのようにびくん、びくんと大きく痙攣する。
そして・・・・・・。
うっすらと瞼を閉じ、痴呆のような表情を浮かべたまり子先生の、惨めに舌を差し伸ばしたままの口の端からトロトロと涎が滴り落ちた。
そう、この学園内の誰よりも知性と教養に満ちた古文教師・赤井まり子は、とうとう、全校生徒の注視する中、惨めな絶頂を極めてしまったのだった・・・・・・。
おぉ、更新着てた!
GJ。
>>805 DON繁「BANG GIRL」(単行本未収録)。
手に入れるのは難しいと思う
忘れてた
更新乙。
今からゆっくり読ませていただきます
イイヨー
813 :
名無しさん@ピンキー:2006/03/08(水) 22:28:08 ID:mqyXremt
キター
814 :
名無しさん@ピンキー:2006/03/11(土) 13:52:58 ID:KxZtGZrY
よかったので、あげ
hosyu
先月は更新無かったから、今月2回無いかなーなどと思ってる俺が保守。
同じくそうなってくれたらいいなーと妄想している俺も保守。
818 :
名無しさん@ピンキー:2006/03/23(木) 01:37:40 ID:pNFDPejh
hosyu
もういいやと思った俺、最期の保守。
820 :
名無しさん@ピンキー:2006/03/24(金) 02:14:30 ID:RlmLEgvo
「女同士の壮絶なバトル」で新たなドミ小説が投下されそう
期待hosyu
821 :
名無しさん@ピンキー:2006/03/29(水) 16:53:24 ID:UonB20dM
そろそろageで
俺は週末に期待する!!
823 :
アレ??:2006/03/31(金) 20:01:24 ID:yA5J9yeC
処女の身で官能に崩壊するすさまじい姿を全校生徒の前に見せつけてしまった女教師は、間もなく、それまで以上に惨めな姿を晒け出す羽目になった。
大股開きの“捕虜の降伏ポーズ”で、後ろから二つの乳房を両手で持ち上げている]に命じられるがままに、自分自身の乳首を舐めしゃぶらされることとなったのだ。
「ホラ、もっとしっかり! 舌先だけじゃなくベロ全体で舐めるのよ!」
「あ、ふうぅ・・・・・・はあぁ・・・・・・」
「じゃあ、今度は吸って! 赤ちゃんみたいにチュウチュウ吸うのよ!」
「(チュウーッ・・・・・・チュウウウゥ・・・・・・)ふぁっ、ああ、はあ、はあ・・・・・・」
「よ〜しよし、じゃあ次は反対の乳首! さっさとする!」
「う、ウッキイっ・・・・・・」
「ふふふ、いい返事だわ! さあ、舐め・・・・・・あっ、このバカババア!
いきなりしゃぶりついてどうすんのよ!
まずは舌先でチロチロと突ついて刺激すんの! さあ、やってみな!」
「あぁ・・・・・・」
8歳も年下の少女のいやらしい命令に抗うそぶりも見せず、ただすすり泣きながら唯々諾々と従うまり子先生の姿を見た真・自治会派の少女たちが次々に泣き崩れてゆく。
そう、これまで自分を尊敬と憧憬の目で見ていた全校生徒の前で、あまりにも惨めな絶頂を極めさせられた“伝説の天才”の心は完全にヘシ折られてしまっていたのだ。
今、哀れな生贄の頭にあることといえばただ一つ、この屈辱の試合が一秒でも早く終わってくれることを願うのみだった。
824 :
アレ??:2006/03/31(金) 20:02:14 ID:yA5J9yeC
(ああ・・・・・・きっとこのあと、いやらしい言葉を大声で言わされるんだわ・・・・・・。
そして、鬼龍院さんに敗北宣言をさせられるのね・・・・・・。
な、なんて惨め・・・・・・。
で、でも、それさえ終われば・・・・・・そう、それにさえ耐えきれれば・・・・・・
この試合は終わりよ・・・・・・終わりにしてもらえるのよ・・・・・・)
もはやこの羞恥地獄から逃れることしか頭にないまり子先生は、自棄になったかのように自身の固くしこった乳首を舐めしゃぶる。
かつて“伝説の天才”とまで呼ばれた女流武道家の心が完璧に潰れたのを見てとった]は、舌舐めずりしながら次の段階に移る準備を開始した。
しかし・・・・・・。
それは美教師の予想を遥かに上回るほど惨めなものだったのだ・・・・・・。
825 :
アレ??:2006/03/31(金) 20:03:07 ID:yA5J9yeC
]の目くばせを合図に、大スクリーンの画面が変化する。
横長の画面が、ちょうど真ん中から縦に二分割されたのだ。
左側には、これまで通りいたぶりぬかれる女教師の惨めな全裸姿が。
そして、右側には・・・・・・。
「ホラ、“シリ子”っ!
舐めるのはもういいから画面をよく見なっ!」
その声に、目の前の大スクリーンを見たまり子先生の涎にまみれた口から、壊れた笛のような絶叫が漏れる。
「ヒュヒィ―――――ッ!」
しかし、それも当然だったろう。
右側の画面に映っていたもの・・・・・・。
それは、つい20分前・・・・・・この試合が始まる直前、金網が下ろされる前のマットに立つ彼女自身の姿だったのだから。
そして、画面の中、黒目がちの大きな瞳を煌かせた白いマイクロビキニ姿の美教師が、自信たっぷりに口を開く。
『]さんといったわね?
あなたに、たった一度だけチャンスをあげます。
“無用な怪我”をしたくなかったら、負けを認めて、今すぐマットを降りなさい!』
広い会場全体がどよめく中、そこで映像は一時停止された。
「ひっく、ひっく、うう・・・・・・」
今のように惨めな敗北を喫することなど寸毫も考えていなかった自分の姿と声を見せ付けられ、惨めさにすすり泣く美教師に、長身の美少女は鬼のような命令を言い放つ。
「さあ“シリ子”!
今の“アンタのセリフ”を大声で繰り返しなさい!
ふふふ、べつに“人間の言葉”を使ってもいいからね!
ただし、必ず“アタマ”と“終わり”に“うっきぃ〜”って付けること!
わかった? さあ、とっとと始めなっ!」
826 :
名無しさん@ピンキー:2006/03/31(金) 22:22:47 ID:6HIA9U75
おぉ、更新来てた!
GJ!
この文量なら……これからも月2更新(*゜∀゜)=3
アレ??さん、お疲れ様です。毎度毎度、すばらしいです。
829 :
名無しさん@ピンキー:2006/04/07(金) 00:02:57 ID:y3i8gIPo
hosyu
830 :
アレ??:2006/04/07(金) 20:02:48 ID:UpI0QplD
大スクリーンには驚くべき映像が映し出されていた。
中央から縦に二分割された右側の画面には、抜群のプロポーションを誇る肢体に白いマイクロビキニを纏い、敵を静かに見据える“伝説の天才”春野真理子の姿。
そして左側には、全裸で大股開きの“捕虜の降伏ポーズ”をとらされ、涙と鼻水と涎にまみれた美貌を屈辱に歪めてすすり泣く惨めな敗者“サルのシリ子”の姿があったのだ。
それはまさに“天国と地獄”としか形容できない極限の対比図といえる。
まもなく、その“地獄側”に映し出された哀れな女教師の口から、とらされたポーズに相応しい絶叫が迸った。
「う、うっ、うっきいィイイイっ!
え、]さんと、い、いったわね・・・・・・
あ、あなたに、たった一度だけ、チャ、チャンスをあげます・・・・・・
む、“無用な怪我”を、し、したくなかったら、ま、負けを認めて、今すぐ、マットを、お、降りなさいっ!
ウッキィいいいいいッ!」
叫び終えた瞬間、がっくりとうなだれて号泣する“伝説の天才”の量感に満ちた乳房をやわやわと揉みしだきながら、]はネチネチと揶揄する。
「あ〜ら、怖いこと言うわねえ“シリ子”!
で、“無用な怪我”ってどんなケガのコトいうの?
その体勢からナンか出せる必殺技でもあるの?
ナントカ流奥義〜とか? あははははっ!
さあ、遠慮は要らないからとっとと攻撃してきてごらん!」
831 :
アレ??:2006/04/07(金) 20:03:38 ID:UpI0QplD
その声に、かつて“伝説の天才”とまで呼ばれた美教師は、頑是無い幼女のように泣きじゃくる。
「えぐっ・・・・・・ひ、ひどい・・・・・・あ、あんまりです・・・・・・ひぐっ、も、もう、許して・・・・・・
こ、これ以上、は、辱めないで・・・・・・うえぇぇぇん・・・・・・」
今まで自分を慕ってくれた生徒たち、とりわけ草野真由子の前でこれ以上の恥を晒すことに耐え切れなくなったまり子先生の声を聞き、]はひとりほくそ笑む。
(ふふふ・・・・・・もう完璧に墜ちたわね・・・・・・
でも“シリ子”、悪いけどアンタの“メインイベント”はこれからなのよ!)
しかし、そんな内心の感情などおくびにも出さず、長身の美少女は狡猾に罠を仕掛けた。
「そうね、こんな試合、私もそろそろ飽きてきたし・・・・・・しょうがない、いつものパターンでシメてあげるわ!
じゃあ“シリ子”、私の本名を教えてあげる。
私はね、阿久津聖(あくつ・ひじり)っていうの。
でもアンタが私のコトを呼ぶときはこう言わなきゃダメよ!
“おけつ・いじめて”って! わかった?
わかったなら大声で私の名前を言いなさい・・・・・・もちろん、“ウッキ〜”も忘れずにね!」
832 :
アレ??:2006/04/07(金) 20:04:29 ID:UpI0QplD
(“おけつ・いじめて”・・・・・・?)
その言葉を聞いた瞬間、まり子先生は屈辱と同時に、何かホッとした気持ちになった。
しかし、それも無理はないだろう。
“ちくび・のばしてえ”と叫ばされたプチな久美は小さな乳首を思い切り引き伸ばされ、“おちち・しぼってえ”と絶叫した長身の千草は大きな乳房を強烈にシゴキ上げられた。
しかし、自分は“おけつ・いじめて”だ。
もしかすると、これならお尻を叩かれる程度で済ませてもらえるのかも知れない・・・・・・。
性的なことに関して決定的に無知な美教師がそう考えてしまったのも、当然といえたのだ。
そして、それこそが]の罠だった。
もし、次に起こる出来事をまり子先生が知っていたとしたら、決して]の名前など叫ばなかっただろう。
いっそのこと、全校生徒の面前で処女を失うほうを選んだはずだ。
しかし。
(ああ・・・・・・やっと終わりにしてもらえるのね・・・・・・
この惨めな試合から開放されるのなら、お尻なんて何回叩かれても構わないわ・・・・・・!)
無知ゆえにそう信じ込んでしまった“伝説の天才”は、むしろ嬉々としてその言葉を叫んでしまったのだ。
「う、ウッキイィィイぃぃっ!
お、“おけつ、いじめて”えっ!
ウキイイイイぃっ!」
833 :
アレ??:2006/04/07(金) 20:05:15 ID:UpI0QplD
「ようし、たっぷりといじめてあげるわ!」
そう言って笑った]は、まず手始めに生贄の両手を首の後ろで縛り上げていたリボンを一旦ほどき、改めて今度は背中側から、ちょうど肩甲骨の辺りで高手小手に縛り上げる。
しかし、それさえもまり子先生にとっては福音だった。
なにしろ、これでやっと無防備な腋の下を晒さずにすむのだから。
すると、長身の美少女は美教師の身体を軽々と持ち上げ、うつ伏せに寝かせると、生贄の両脚をまるで正座させるかのように折り畳んだ。
つまり、まり子先生は正座した脚の上に後ろ手に縛られた上半身を倒し、真っ赤に染め上げられた双臀を突き出したポーズをとらされたのだ。
(ああっ・・・・・・は、恥ずかしい・・・・・・
で、でもさっきまでの体勢よりはマシよ・・・・・・顔も、胸も、腋も隠せているもの・・・・・・)
そんな生贄の気持ちなど構わず、]はひとり、その場から数メートル離れた金網のそばまで移動し、白いマットの上から“何か”を拾い上げる。
それは、長さ30センチ、直径5センチほどの、ほとんどマットと同じ色をした円筒形のケースだった。
だが、なぜそんなものがこのマットの上にあるのだろうか・・・・・・?
834 :
アレ??:2006/04/07(金) 20:05:56 ID:UpI0QplD
10分ほど前・・・・・・まり子先生がその美貌を“エイリアン”に変えられ、さらに、憎むべき敵にキスされてしまい、体育館中が悲鳴と怒号に包まれてしまったそのとき。
マットの周りを回りながら、試合の模様をビデオカメラで撮影していた放送部員の一人が、何やらおかしな動きをしていた。
それはつまり、金網の隙間からこのケースを素早く挿入していたのだ。
そのケースは、ほとんどマットと同色だった上、強烈なカクテル光線に対しても反射しにくい素材で出来ていた為、誰にも気付かれなかったのだ・・・・・・。
835 :
アレ??:2006/04/07(金) 20:06:36 ID:UpI0QplD
「ち、ちょっと! ナニ拾ってるのよ!」
「ひ、卑怯者おっ! 道具を使うのは反則でしょう!」
]が手にした物に気付いた真・自治会派の生徒たちが泣きながら抗議の声を上げる。
そんなことにはお構いなしに、長身の美少女はそのケースを開き、中から禍々しい物体を取り出した。
それは、長さ25センチほどの、まるで注射器を思わせる道具だった。
先端の5センチほどの嘴管は注射針より遥かに太く、直径5ミリほど。
長さ10センチ、太さ4センチほどの本体には、透明なジェル状の薬液が満々と満たされている。
後部には、薬液を注入する為のピストンが付いていた・・・・・・。
会場中の喧騒に、敵が何か凶器を手にしたことを知って怯える“伝説の天才”の鼻先に、冷酷な美少女は楽しげにその道具を突きつける。
「ふふふ・・・・・・“シリ子”、コレがナンだかわかる?」
歯の根も合わぬ恐怖にがくがくと震えるまり子先生に、]は昂然と告げた。
「浣腸よ! カ・ン・チョ・ウ!
つまりウンチを出す為のおクスリ!」
そこで言葉を切り、真っ青になった生贄の顔を見るのが楽しくてたまらないというように、ケラケラと笑いながら続ける。
「しかもコレは、胃腸科や肛門科で使われている専門のクスリでね・・・・・・?
液体じゃなくてジェルなの、わかる?
つまり、下痢便じゃなくて、自然便が出るように調合されているの!
だから、コレを入れられたら・・・・・・誰でも、固くて臭くてぶっといウンチをヒリ出さなきゃならなくなるのよ!」
「ヒ、ヒィ―――――ッ!」
詳しくも残酷な説明を聞いた女教師の典雅な美貌が恐怖に歪み、その咽喉から絶望の悲鳴が迸った・・・・・・。
浣腸キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!
更新キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
GJ!
久々に来たら、更新キタ━━━━━━━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━━━━━━ !!!!!!!!!!
840 :
名無しさん@ピンキー:2006/04/13(木) 18:34:38 ID:QAYvTjVA
少しage
hosyu
h
843 :
名無しさん@ピンキー:2006/04/23(日) 01:12:58 ID:hn2koBJC
age
糞アルファベット三人組+名前忘れた黒幕本気で死んでほしい。
死ななくていいから、もっと主人公チームをいたぶってあげてください
俺も死ななくていいが、ひとまわり終わった後、今度は逆襲があってもいいと思う。
そうすると二度美味しい。
で、返り討ちに合えば3度美味しい。
その時に新しいキャラも加えて5対5にすればさらに美味しい
お前さんたちのレス一つ消化するのに一年掛かるぞ(笑)
というか俺はコレ最後まで書かれないに賭けてるんだが
>>849 レスじゃなくてスレなww
最悪、放棄するなら放棄宣言してもらえば誰かが暴挙に出ると思うwww
レス=レスポンス
スレ=スレッド
>>849と
>>850の会話が噛みあってないと思う。
願う事はアレ??さんの筆加速。
遅いって言ったって、1試合に二ヶ月も三ヶ月もかかる
巨人の星よりはずっとま・・・・・。あれ?もっとかかってるなあ。
以前、バトルの後は調教話になるとどこかで読んだような気がする。
そろそろ、更新かなー
>>855 だったら嬉しいがたぶん駄目だろ
過去の更新の日付見てみ
アレ??さんが年末年始とかGWとかお盆休みとかに投下したことはない
しっかり休めるなんてうらやまし杉!!!!
857 :
名無しさん@ピンキー:2006/05/03(水) 20:24:48 ID:5bJMkK1V
hosyu
こんなだらだらした小説初めて見た。
一人一人じっくりやりたいならチーム戦でやるより
第一章久美編、第二章千草編みたいに独立させたほうがよかった気がする。
焦らすのも作者の作戦、と考えると・・・・
というかこのまま3連敗になると4人目がどういう扱いになるか謎な件
・・・「最後は4ポイント」とかいうオチ?
>>
蘭子が「私に勝てばあなた達の勝ちにしてあげる」とでも言えば万事解決
「今までの試合をノーカウントにする代わりにハンデを科す」というのは?
863 :
名無しさん@ピンキー:2006/05/09(火) 12:15:50 ID:1DUAzzJo
hosy
あんまりネタ先取りしすぎると先生が投下しづらくなるYo!!
あれから一月過ぎました。
毎日期待が膨らみます。
hoshu
実は、アレ???さん書くのに飽きてたりして・・・・・・・
俺は待ち続けるぜ!!
869 :
アレ??:2006/05/19(金) 21:34:23 ID:EtnK5Pt8
「や、やめて、やめてお願い!
な、何でもします! なんでもしますから、どうか許してぇ!」
あまりにも恐ろしい宣告を受けたまり子先生は、気が狂ったように真っ赤に染まった双臀を振りたて、無様に泣きわめく。
しかし、]こと阿久津聖は冷たい笑みを浮かべながら
「ダ〜メ! ゆるしてあげない!」
と楽しげに言うなり、熟練の看護婦のように素早く、美教師のスミレ色のアヌスに浣腸器の嘴管を深々と突き刺した。
「ぎひいぃっ!」
そして、体育館中に響いた哀れな生贄の悲鳴にも構わず、ピストンをゆっくりと確実に押し進めてゆく。
「・・・・・・・・・・・・」
腸内にジェル状の薬液を詰め込まれる異物感と不快感、そしてそれ以上の精神的ショックに、“伝説の天才”は金魚のように口をパクパクと動かすことしかできない。
そんな恩師の心中を代弁するかのように、マットの下では彼女の最愛の教え子・草野真由子が泣きじゃくりながら、生徒会への呪詛の言葉を浴びせかけていた。
「ひ、ひどいぃ・・・・・・よ、よくもまり子先生を・・・・・・ひっく・・・・・・
えぐっ、あ、あんたたちなんか人間じゃないわ!
ゆ、許さない・・・・・・わ、わたしが、生きている限り・・・・・・
ひっく、うぅ・・・・・・いいえ、死んでも、絶対に許さないわっ!!!!!!」
870 :
アレ??:2006/05/19(金) 21:35:18 ID:EtnK5Pt8
だが、真由子の言葉など何処吹く風とばかり、阿久津聖(])は完全に無視してしまっていた。
それどころか、薬液を注入し終えた浣腸器を引き抜くと、そのピストンをもう一度引き直し、
「これジェルだから、どうしても少し残っちゃうよのね〜!
高い専門薬なのにもったいないわ!
もう2、3回やって完全にカラにしなくっちゃね!」
と言いながら何度も繰り返し注入するのだ。
そして、すっかり空っぽになった浣腸器を投げ捨てるとようやく
「や、やめてっ! 卑怯者っ!
あ、悪魔! 人でなし! ケダモノっ!」
泣きじゃくりながら精一杯の悪罵を投げつけていた真由子のほうを向く。
「ふん、この私にそんな口を聞いていいのかしら?
草野真由子・・・・・・じゃなくて“クサレマンコ”先輩!」
「な・・・・・・」
恩師を陵辱しぬいた憎みてあまりある敵に、自分の名前をいやらしい駄洒落で交ぜっ返された怒りで、美少女空手家の美貌が歪む。
それを面白そうに見下ろしながら、阿久津聖は冷笑しつつ言葉を続けた。
「ま、いいわ。 どうせすぐに後悔するコトになるんだから。
・・・・・・ああそうそう、言い忘れてた!
“シリ子”、このクスリはね“即効性”だから気をつけてね!
・・・・・・ってもう効いてきたみたいね? あはははははっ!」
久しぶりにキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
短いがキタ━━━━ヽ(゚∀゚ )ノ━━━━!!!!
いい繋ぎだ!
続きも期待してますぞ!
いつもながら素晴らしい。
続きが今から楽しみです。
874 :
名無しさん@ピンキー:2006/05/25(木) 01:33:30 ID:dpOml/Ka
そろそろあげますか
875 :
名無しさん@ピンキー:2006/05/27(土) 14:29:20 ID:kDRo7a54
<裏2ちゃんねる>
裏2chねるにも来てね
画像中心だけど、エロっぽいのもあります
見方は
1.書き込みの名前の欄に
http://fusianasan.2ch.net/ と入れる。(裏ドメイン名)
2.本文にIDとパスワードの guest guest を入れて、書込みボタンを押します。
3.タイトルが「ようこそ 裏2ちゃんねるへ(笑)」に変わればばOK
4.サーバーが重いと2chに戻ってくるけど、くじけずに何度も挑戦。
うまく行くと、目的のページにつながります。
5.家庭の電話回線よりも、企業や学校の専用回線からの方がサーバートラフィックの
都合上つながる確立が高いです。
(注意!)全て半角で入れること!!
23:00〜03:00の間はつながり難いです!何度もトライ!
http://fusianasan.2ch.net/←は、裏ドメインの為「直リン」で飛んでも
「鯖が見つかりません」になります。入り口は「表2ch」のCGIだけです。
876 :
http:// 60-56-152-55.eonet.ne.jp.2ch.net/:2006/05/27(土) 22:44:40 ID:j976AJrv
guest guest
うーわー……
今頃ふしあなトラップで遊んでる人は、
面白いネタの積りなのかな
879 :
名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 00:02:34 ID:02Ajyxjp
hosyu
880 :
名無しさん@ピンキー:2006/06/06(火) 03:05:00 ID:I5ziE9/3
hosyu
881 :
名無しさん@ピンキー:2006/06/08(木) 21:09:09 ID:al3tLAHQ
保守
今の話は、このまま続いてもらわなきゃ、なんだけどね。
スレとしてだよ、なんか新しい展開はないものかなあ。
そろそろ500KBに突入しそうな件
新スレをたてるにしろ、新SSにしろやはりアレ??さんの意向というものが大事かと・・・・・・・
個人的にはアレ??さんの作品が読みたいので、
今のようなペースでいいので続けていただきたいのですが・・・
彼が戻ってきた時にはdat落ちじゃ本末転倒だから『壮絶などドミネート2』を建てておいて
好きなキャラ投票なり作品の感想ナリ語って保守しておけばいいんじゃないの?
しかし彼は、書き込むとき以外にここをチェックしてるんだろうか。
少々つまんなくてもいいから、たまには
聖コーマン女子高サイドストーリーを読んでみたい!
ってのは少数派なんだろうねえ・・・・・・・
//,、'´三ミミ`,、il|\`l川、\`l||l`ヽ',´、`ゞ
/,、二シ´`l`l`l`l\`|ヾミヾ、`|||/|//|
/シ´´\`l`l|| |\`lミ|`l/ |////
/三三三ヾ\|||\、`l||/////|`l
三三三シ'´ ̄``ヾ、ミ、ヾl`l`|////ヾ彡|
三三=/ `lヾ、ミミ三シ´/ `|シ
シシシ| `l ヽ / | |
彡シ´´´´ | `l
彡´ |ヽ `l / _/、|
´ ,、--、 、 `l `l/ //、|
,、'´--'`ヽ`ヽ、_ \ /'/ /
ヾ'´ `ニヾミミヽ /二フ|
、、―<二/>` / ̄ ̄ |
`―――'´ノ´ | /
`l /
, `ヽ、/
/ / |
`ヽ―- 、_/ /
| , /
,-―-'´> /、_
-―、‐-´‐-'´`フ`| /|,、`l
\ ``ヽ-、 ̄-‐'´ / / l―-
\_  ̄ / / `l このままdat落ちさちまうのもいいな
890 :
名無しさん@ピンキー:2006/06/14(水) 10:38:18 ID:XNO3PZzG
ヒ
ィ ,‐''゛~'”"''ヽ
ッ 〃ノノ_ノ ヽ_ヽヽ
ク. ( /‐=- -=‐ヽ) こーゆーときいいッスよね
( > ` ( _ ) ´ .ノ)ヒ アレさんって
| .-´二`-( .l ィ
ヽ、` ̄´ ,/ ッ 最悪dat落ちしてもモンダイなし
//ヽ ̄ ̄/ヽ\ク
/ |.  ̄ ̄ | 丶
だからだなあ、新スレ立ててだなあ、とりあえず落ち防止に
誰か捏造すればいいじゃないか。書きたい人はいるでしょう、ねえ?
少なくとも読みたいやつは、ここにいる。
いや……向こうもそろそろ次スレの季節じゃね?
世間は出戻りに冷たいものだし・・・・
アラ??さん主役のスレであってほしい。脇役もいてほしいけど。
なんかむなしい・・・・・
新スレに投下あり、各員確認されたし。
こちらは埋め立てですかね。
2が軌道に乗った今、ここで何をしても良いよね・・・・・
聖コーマン女子高空手部マネージャー城百合子は、暗くなってきた道場で一人残り、部員たちの空手着を
一人たたんでいた。
「チイちゃんの胴着もずいぶんほつれてきたわね。荒っぽい空手するから。今度繕っとかなきゃ」
いつも眼鏡にお下げのジャージ姿で雑用をこなす百合子の姿をヤンクミみたいと後輩達は言っている。自分
でもまんざらではないらしい。もっとも口の悪い大木千種は、”貧乳だからだろう。”とからかっていたが。2年生
の3学期も終わろうかという頃、入部した百合子が空手着を着ている姿を、誰も見たことがない。百合子は
”受験勉強が忙しいんだもん。”とふざけたように常々言っている。部員にもかかわらず練習に参加したことは
無かったが、そのことに対して文句を言う者は一人もいなかった。”あたし、新入部員だから。”と言って、3年生で
あるにもかかわらず、トレーニング機材の手入れから部室の掃除、1年生の空手着の洗濯まで一人で引き受け、
いつも道場に一番遅くまで残っている。それ以上に、あまり勉強に熱心でない草野真由子や千種ら空手部の
面々がそれなりの成績をとれているのは百合子のノートのおかげであった。さすがの千種ですら百合子にだけは
頭の上がらないところがあった。
片づけも終わろうかという頃、道場の入り口に人の動く気配を感じた。振り返った百合子の目にレスリング部の
ジャージを着た女生徒2人を引き連れた鬼龍院蘭子の姿が映った。
蘭子は少し驚いたような百合子の目を気にすることもなく土足のままつかつかと道場に踏み込んだ。
「あ、あの、道場に入る時は靴を・・・・」
「我々の仲間になって下さるわね?」百合子に答えることもなく、蘭子が有無を言さぬ口調で決め付けた。
「仲間って・・・。だって同級生でしょ。」
百合子は困惑した表情を浮かべ目を伏せた。
「なにをとぼけたことを言っていらっしゃるの。生徒会に入りなさいって言っているの。お判りにならないかしら。」
うつむいたままの百合子を見下すように言う。
「それは、・・・・・。」
一度言葉を切った後、百合子は顔を上げきっぱりと言った。
「できないわ。」
当然、蘭子も百合子がすぐに受け入れるとは思っていなかったのだろう。なんの感情の動きも見せないつめたい
視線を投げかけた。
「どうして思いやりを理解していただけないのかしら・・・。たとえ、真自治会なんて社会の害毒のような組織に
入っている人間であっても、本学院の生徒が苦悶する姿を見るのは本意ではないのですけれども。」
そう言いながら、レスリング部の主将山本優美に目配せをした。優美は女子とは思えないがちりとした肉体で威圧する
ように百合子に詰め寄った。
「生徒会にはいるなら今のうちよ」
優美は、日頃からそんなに活発なわけでもない優等生の百合子が、本気で反抗してくるとは思っていなかった。が、
百合子は意外に落ち着いた様子で眼鏡を外し、静かながらも貫くような視線を優美に注いだ。
「あたしだって空手部員よ。少し脅したぐらいで言うことをきくと思ったら大間違いよ」
練習にも参加しないちっぽけな優等生風情と思っていた百合子に刃向かわれ優美がいきり立つ。
「空手着を着たこともない人間が何言ってるのよ!」
いくら弱小といわれているレスリング部であっても、主将を任されている以上、腕には自信があるのだろう。いや、それ
以上に、こんな子になめられたとあっては蘭子にどんな仕置きをされるかわからない、という恐怖もあったのかもしれない。
優美はいらだったように言うが早いか低い姿勢から一気にタックルを仕掛けた。目にもとまらぬというほど早くはないが
体重の乗ったタックルだ。この近距離では逃げる暇もない。小柄な百合子が吹き飛ばされるのは間違いないだろう。
現に百合子は躰を捌くこともせずた立ちつくしている
”何が空手部員よ。あんたに恨みはないけど、生徒会に刃向かうのが悪いのよ”
そう思った優美の手が百合子のジャージに届くかという瞬間、百合子の右膝がなんの起こりもなくすうっと近づいてくる
のが目に入った。
「?」
それが何を意味するか、理解する間もなく優美は崩れ落ちた。何気なくあげたように見えた百合子の右膝が、飛び込んで
きた優美のこめかみをヒットしたのだ。
「あなたは一体・・・」
蘭子が言葉を飲んだ。蘭子は、今の蹴りとも見えないほど静かな動きが偶然による物ではないと確信していた。いかにも
優等生と言った風情のたかがマネージャーに、意外な技を見せつけられ、思わず絶句した。
百合子は唯一赤井真理子の過去を知る生徒だった。真理子先生が天才空手少女として名を馳せていた頃、
同じ道場に通っていた。まだ小学生ではあったが、春野真理子2世と期待されるような才能を見せていた百合子を
真理子先生は妹のようにかわいがり、自分のもてる技術を可能な限り伝えていた。もし、そのような日々が続いていた
としたら、いつの日か真理子を乗り越え、百合子が女子空手の数々のタイトルを総なめにする日が来ていたかも
しれない。しかしあの悪夢のような事件以降、百合子の前から姿を消し二度と姿を見せることはなかった。そして
百合子も空手に対する熱意を失っていった。
高校で再会したことは全くの偶然だった。しかし、百合子は自分との関係から真理子の過去が知られることの
ない様に真理子先生との接触を避け、空手の経験も隠していた。が、真由子が真自治会を作った頃、百合子は
空手部に入部した。あまりに一本気な真由子達を心配した真理子先生から、助けてやってくれと頼まれたからだ。
但し、百合子は、マネージャーでよければと言う条件で引き受けた。もちろん、真理子先生との関係を隠すためだ。
もし選手として練習を再開すれば、真由子相手でも数ヶ月以内に勝つ自信はあったが。
・・・・・・・・・・・・2には絶対書きこまないから許してね。・・・・・・・・・・