ライトノベルキャラで抜こう! 4th

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1名無しさん@ピンキー
お前ら! 日頃ラ板で大っぴらにハァハァ出来なくて、
前スレも残り少なくなって、さぞや鬱積した不満があったことだろう。
欲望もあったことだろう。 だが! だが、しかし!
今日この日をもって我らの魂は解放される!
新スレにも同士しかいない!
さあ、思う存分、魂を解放するのだ!!

*注意事項*
@原作スレッドにここのURLをカキコまないこと。双方共に荒れる元。
@キャラごとのスレ乱立を防ぐため、スレ立て前にここで問い合わせましょう。
@単行本派にはネタバレとなる話題が出る可能性があります、ご注意を。
@SS内でのネタバレはOKですが、雑談・ネタ振りでは単行本の公式発売日まで控えましょう。
過去スレ・関連リンクは>>2-5あたりに。

<前スレ>
ライトノベルキャラで抜こう! 3rd
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1058629033/
2名無しさん@ピンキー:04/03/22 10:05 ID:kmTFx4oH
<過去スレ>
ライトノベルキャラで抜こう!
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1014/10149/1014917285.html
ライトノベルキャラで抜こう! 2nd
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1035105665/

<関連リンク>
●本家『ライトノベル@2ch掲示板』
http://natto.2ch.net/magazin/

<SS保管庫>
2chエロパロ板SS保管庫
http://adult.csx.jp/~database/index.html
3名無しさん@ピンキー:04/03/22 10:07 ID:kmTFx4oH
<ライトノベル系 単独スレ1>
フルメタ(マイナーキャラ可)
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1067387662/
マリア様がROMってる〜エロソルをさして〜
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1077674400/
高橋弥七郎[A/Bシャナ]萌え燃え小説PART2
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1078200579/
【ここで】フォーチュンクエスト10【ない場所】
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1078245053/
魔法戦士リウイのヒロイン達を犯そう
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1013159554/
煩悩の十二国記*六冊目*
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1070237472/
【ドッコイダー】エロネタでドッコイ!【ネルロイドガール】
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1060966066/
【ディード】ロードス島戦記のSS【カーラ】
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1052763086/
4名無しさん@ピンキー:04/03/22 10:09 ID:kmTFx4oH
<ライトノベル系 単独スレ2>

◆□キノの旅でハァハァしよう4□◆
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1057301973/
スレイヤーズ<3>
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1076694890/
【フシギナコトナド】京極でエロパロ&SS【ナイ】
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1039061557/
銀河英雄伝説@エロパロ板
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1025910653/
ブギーポップ☆ぱろでぃ
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1029713540/
スクラップド・プリンセス わがまま王女の行進曲
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1070171801/
まぶらほ-隠し玉-
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1067477837/
R.O.D -ERO OF WRITE-
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1066771087/
5名無しさん@ピンキー:04/03/22 10:10 ID:kmTFx4oH
<その他>

※SSなどを書きたい、もしくは読みたい人は下記のスレッドでどうぞ。
『あなたのリクエストでエロ小説カキます(2)』
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1004246473/l50
【教えて】エロ〜な小説・捜索願2【ください】
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1059275882/
『インターネット上のエッチな小説その4』
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1031616489/l50

※なりきりはこちら
『エロパロ板総合なりきりスレッド 』
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1014644032/l50

※その他、ラノベ系以外の質問はこちらでどうぞ。
『Q&Aはここ!エロパロ板総合質問スレッド2』
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1008475938/l50
6名無しさん@ピンキー:04/03/22 10:16 ID:kmTFx4oH
単独スレ等、出来る限りフォローした積りですが、追加があったら宜しくお願いします。

さーて、これでやっとリアラ凌辱の続きが読める。期待age。
7名無しさん@ピンキー:04/03/22 10:40 ID:x8hvIrZw
即死しなきゃいいけどな…
とりあえず保守に一役買っておこう。
8追加:04/03/22 12:50 ID:wk3I3lyv
<ライトノベル系 単独スレ3>            
【青い】ソード・ワールドエロパロ【小鳩亭】
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1072800780/

9追加:04/03/22 13:04 ID:wk3I3lyv
<ライトノベル系関連スレ>            
少女漫画・少女小説全般スレ 2
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1076766215/
10名無しさん@ピンキー:04/03/22 14:57 ID:9PlEyaEX
西尾維新系はスレ違いでつか?
合ってたらエロSS期待。
11名無しさん@ピンキー:04/03/22 15:21 ID:ptAqn4a6
>>10 いーちゃん×零崎ならいたるところにあるんだがな・・・・・ 俺も期待
12323:04/03/22 17:45 ID:Y90S8s1f
携帯から失礼します。書き込み可能な環境に移るのが24日以降になりそうなので、リアラ続き投下は24〜5ぐらいに・・・と思っています。拙い文章で恐縮ですが、その時にはどうかよろしくお願い致します。
13名無しさん@ピンキー:04/03/22 17:47 ID:d/daGOdp
>>10
あ(ry ということでw
14名無しさん@ピンキー:04/03/22 18:28 ID:9PlEyaEX
あ、だけだとわからぬ・・・・・・
15名無しさん@ピンキー:04/03/22 18:36 ID:bPceUhLQ
>>14
「ライトノベルの定義」
あなたがそうだと思うものがライトノベルです。
ただし、他人の同意を得られるとは限りません。

これの略。
ラ板だとけっこう通用するんだけどw
16名無しさん@ピンキー:04/03/22 18:42 ID:9PlEyaEX
この際いーちゃん×零崎で我慢しようかな・・・・・
どの変にある?>い×零

しかしあれだけ売れてたらSSらい(普通のね)ありそうなもんだが・・・・・・(´・ω・`)
青×戯とか赤×戯とかー。あかりさんはどうだろw

>>14
なるほどwじゃぁ西尾維新もライトノベルだっ!ミステリーかと少し思ったんだけどね。ミステリ板にもスレあるし。
17名無しさん@ピンキー:04/03/22 20:41 ID:ptAqn4a6
>>16 検索したらそれ専門のHPが大量にでてくるよ。 ただよく思い出せば18禁のは少ない気がする
18名無しさん@ピンキー:04/03/22 21:16 ID:fmw//JDi
西尾維新の話が出たついでに、病院坂黒猫のエロSSキボン。
なぜか、あの女に関してだけはエロ妄想が浮かばん。
19名無しさん@ピンキー:04/03/22 21:56 ID:Nj/EtCkR
Missingマダー(ryと言いつつホシュ
20名無しさん@ピンキー:04/03/22 22:00 ID:mQmGxAkN
自分で書こうとして挫折…○| ̄|_
ということでハルヒのSSキボン。
21名無しさん@ピンキー:04/03/22 23:15 ID:uAMfsjFG
野梨原花南の「ちょー美女と野獣」シリーズ、
女化したジオラルド=ジェイドが激萌えだったんだが…
後にも先にもちょーで萌えたのはジェイドだけだターヨ
22名無しさん@ピンキー:04/03/22 23:40 ID:PvNS/g1k
今即死判定ってどうなってたっけ?
といいつつ保守
23名無しさん@ピンキー:04/03/23 06:13 ID:aC2zJ/Bp
ルナルの為に、テッシュヲヨウイシトクカ^^;
24名無しさん@ピンキー:04/03/23 11:54 ID:UAnHKMA7
保守
25名無しさん@ピンキー:04/03/23 14:00 ID:9us07CGU
キョン×長門を…
26名無しさん@ピンキー:04/03/23 18:40 ID:Rby0PMxh
> <SS保管庫>
> 2chエロパロ板SS保管庫
> http://adult.csx.jp/~database/index.html
激しく404だが、テンプレに入るのね、、
27名無しさん@ピンキー:04/03/23 19:18 ID:f3dSAU/E
>>26
サーバーが不安定で繋がり難いだけで健在ですよ。
何度かリロードすると入れます。
28名無しさん@ピンキー:04/03/23 19:21 ID:/ohbMVtm
そこの管理人さん、移転とか考えないのかなぁ

いつ行っても重すぎてまともに閲覧できないんだが
29SS保管人:04/03/23 19:48 ID:wa2N6eQ6
>>28
呼ばれて飛び出て…管理人です。
重たいサイトでご迷惑をお掛けしています。
サーバー側の説明では、新サーバー追加を手配中とのことで、それが実現すれば軽くなるとは思うのですが…

移転も考えないでは無いのですが、なかなか良い物件が見あたりません。
現状は、30MBでファイル数が2000強で、なおも増殖中です。
これが受け入れられるレンタルサーバーを御存知でしたら教えていただきたいです。
条件としては、
1.無料である
2.アダルトOKである
3.容量と、特にファイル数が無制限である。
4.広告がウザくない(今の、上部にバナーがつくだけ位のが)

今の所は重いという点を除けば理想的なんですけど。
30名無しさん@ピンキー:04/03/23 21:40 ID:E6+6uRrH
落ちないようにせんとな。
>>1さん乙。
管理人さんもご苦労さまです。

んで、ウィザーズブレインのヘイズ×ファンメイとかリクしてみたり…
(´・ω・`)え? 自分で書けって?
31サザム:04/03/23 21:59 ID:QOPBldg0
どーも、サザムです。
新スレを立てた者としてのdat落ち防止と、前々スレ323さんへの快気祝いを兼ねて、短いのを一本書いてみました。
『ルナル・サーガ』より、エフィの独りえっちネタ(ちょっとブラコン風味)です。
よろしかったらドゾー。
32サザム:04/03/23 22:01 ID:QOPBldg0
〜エフィもそういうお年頃〜

日の暮れかけた旧王都ザノス=トルアに向かう街道の脇で、一つの騎影が足を止めた。
その背から降りたのは、アンディ・クルツとエフェメラ・クルツ。父の仇を追って帝国を旅する、若き双子だ。
「今日はこの辺りで野宿した方がいいな」
「うん、そうだね。ちょっと前の憩の小屋が使えれば良かったんだけど」
「燃え落ちていたんだから仕方がない。今夜は雨もなさそうだし、何とかなるだろう」
アンディは手馴れてきた動作で馬の背中から荷を外すと、水を飲ませる為に湖の畔へと引いていった。
馬自体は好きなものの、世話の仕方を知らないエフェメラは、それを眺めているしかない。
夕陽の色に染まったバウル湖を見回していた彼女は、やがて少し離れた処に小さな岩場を見つけた。
「ねえ、兄さん。あたし、向こうの方で水浴びして来てもいい?」
振り向いた双子の兄に岩場を指差し、エフェメラはねだるような口調でそう問い掛けた。
「それはいいが、足はもう大丈夫なのか?」
「平気へいき。そんなに強い毒じゃなかったみたいだし」
包帯を巻いた右の太腿を軽く撫で、エフェメラは何でもないという風に首を振って見せた。
昼に小休止をした時、踏みつけてしまった毒蛇に噛まれ、アンディが応急処置を施した跡だ。
しばらくは気分が悪そうにしていたものの、今では顔色も回復し、無理をしている様には見えない。
「ならいいが。何かあったら、すぐに大声を出して呼ぶんだぞ?」
「はいはい。もっとも、そうそう何かあるとは思わないけどね」
心配性な双子の兄の言葉を軽く受け流し、エフェメラは自分の荷物の中から着替えとタオルを探り出す。
それらを一まとめに抱えると、野営の準備を始めるアンディを置いて、少し離れた岩場へと歩いて行った。
33サザム:04/03/23 22:04 ID:QOPBldg0
              ◇  ◇  ◇

「あーあ。やっぱりまだ、跡残ってるなぁ」
岩陰に隠れて包帯を解いたエフェメラは、タイツの切れ目から覗く自分の内股を見て、小さく溜息をついた。
滑らかな白い肌の上には、毒蛇の牙の跡に重なって、紅い花びらのような跡がくっきりと浮き出ている。
彼女が毒蛇に噛まれたと知った途端、アンディは手早くタイツを切り裂き、口で毒を吸い出したのだった。
「まったく兄さんったら、加減ってもんを知らないんだから」
ぶつぶつと文句を言いながら、エフェメラは手早く服を脱ぎ捨てていった。
破れたタイツを目の前で広げ、これは後でアンディに繕ってもらおうと、当然のように心に決める。
周囲に人の気配が無い事も手伝い、開放的な気分になったエフェメラは、惜しげもなく素肌を晒していく。
最後の下着をポンと放り捨てると、澄んだ湖面に足を踏み入れ、細かい砂の敷き詰められた水底へ腰を下ろした。
「だけど、あの格好はちょっと恥ずかしかったな……」
岩の一つに背中を預けながら、アンディに手当てをされた時の事を思い返し、エフェメラは薄く頬を赤らめた。
何しろ、両足を大きく広げられ、股間に顔を埋めるようにして、内股を強く吸われたのだ。
アンディにそんなつもりは全くなくとも、年頃の女性としては当然、そういった意識が働いてしまう。
「やだ、思い出したら、また……」
あの時感じた強い羞恥心と、同時に覚えた軽い疼きが蘇り、エフェメラの身体の芯に小さな炎が灯る。
ただ違うのは、ここにはアンディはおろか、自分の行為を見咎める者は誰もいないこと。
「大体、兄さんが悪いのよ。いくら双子だからって、あんな……。あんなこと、するから……」
適切な処置だったと分かってはいるが、それだけでは今の自分の気持ちを抑え切れない。
この場にいない兄に責任を押し付け、自分の理性への言い訳にする。
エフェメラは込み上げる欲求に導かれ、唇の跡を撫でていた指先を、少しずつ足の付け根へと寄せていった。
34サザム:04/03/23 22:07 ID:QOPBldg0
「んっ……!」
エフェメラが秘所に指を添えると、そこは仄かに熱を孕み、甘い刺激を待ち望んでいたようだった。
ターデンの街にいた頃に、仲良くなった年上のアルリアナの乙女から、その手の知識は色々と教わっている。
閉じた花弁に沿って指をゆるやかに撫で上げると、じんっと痺れるような快感が生まれる。
一度始めてしまうと、エフェメラのしなやかな指先は、疼きを鎮める為に自然と快楽を追い求めていった。
「ん、っふ……。や、ん、あっ……」
小さく喘ぎを洩らしつつ、エフェメラは股間に宛がった手を上下に揺らした。
僅かにはみ出した襞は次第に充血し、亀裂からは湖の水とは違う、温かなぬめりが滲み出してくる。
すぐに湖水に溶け出してしまっても、熱い潤いは次から次へと溢れ、指の動きを助けてゆく。
エフェメラは空いていた腕を持ち上げると、豊満とは言い難い胸の膨らみを、そっと掌で包み込んだ。
「あふっ……ん! んぅ、くっ、ぁ、はぁ……」
軽く摘むようにして乳首を弄ると、そこはたちまち硬くしこってゆき、淡い丘の頂点でぴんと突き立った。
柔肉の中へ押し込み、ぐりぐりとすり潰す感じで刺激して、更に官能を引き出す。
指を離すと、強い弾力を示してぷるんと弾み、先程よりも更に強く隆起して、快感の度合いを明確にする。
エフェメラはもう一方の乳房に手を伸ばしながら、秘裂を撫でていた指先をそっと折り曲げた。
「あ……ぅんっ!」
ぬるりと内部に忍び込んだ己の指の感触に、エフェメラの眉がきゅっと中央に寄せられた。
男を知らない入り口はまだ狭く、指を自由に動かせるほどの余裕は無い。
「んっ、んん、っ、く、んぅっ!」
浅い位置に割り込ませた指先を、痒い処を掻くようにして、小さく蠢かせる。
その動きに導かれ、奥から湧き出す雫は量を増し、やがて立てていた膝がしどけなく左右に開いていった。
35サザム:04/03/23 22:11 ID:QOPBldg0
「あ、兄さん……」
期せずして内股を吸われた時の体勢を取ったエフェメラの脳裏に、アンディの幻影が忽然と浮かんだ。
彼女の逞しい想像力は、幻影の呪文を使わなくとも、その気配や息遣いまでをも忠実に再現する。
生まれた時からずっと一緒の、血を分けた双子の兄。
けれど同時に、エフェメラにとっては、もっとも身近にいる異性でもある。
想像上のアンディは内股から唇を離すと、濡れ切った秘所を射抜くような視線で覗き込んでくる。
幻の眼差しに背徳的な悦楽を呼び覚まされ、エフェメラの肌にざわっと鳥肌が立った。
「お兄ちゃんが、見てる……。んっ、はっ、ああっ!」
無意識の内に幼い頃の呼び方で呟くと、エフェメラは両手の動きを一気に早めていった。
左右の乳房を交互に揉みしだき、滾った媚肉に埋めた指先を淫靡にくねらせる。
現実には起こり得ない、する事が出来る筈もない妄想だからこそ、それは却って劣情を昂ぶらせてゆく。
エフェメラは湖面をぱしゃぱしゃと波打たせ、襲い来る官能に意識を委ねきった。
「んっ、お、兄ちゃんに、見られ、てるっ……! あたしの、はっ、恥ずかしいとこ、ぜんぶっ……!」
興奮で朱に染め変えられた細い裸身が、水の中で網に掛かった魚のように跳ねた。
喚起した羞恥心はすぐさま快感へとすり替えられ、溢れ出る愛液には白く濁ったものが混じり出す。
包皮から突出した陰核を擦り立てると、針で突き刺すような鋭い快感が背筋を駆け上る。
「見られて、るのにっ……! あたしっ、お兄ちゃ……の、目の前でっ、いっちゃ……!」
切ない声で自分だけの為の淫らな物語を紡ぎ、エフェメラは絶頂への予感に全身をわななかせた。
論理的な思考は連続する快楽に掻き乱され、想像と現実の境すらあやふやになっていく。
吐息が掛かるほどの距離で観察するアンディの顔を夢想して、仕上げとばかりにきゅっと陰核を抓る。
「いっ……、くうぅぅん!」
エフェメラは伸び上がるように背を仰け反らせ、弾ける快楽の極みに甲高い悲鳴を上げた。
36サザム:04/03/23 22:14 ID:QOPBldg0
              ◇  ◇  ◇

「はぁっ、はぁっ、はっ、ぁ……」
ぐったりと背後の岩に凭れたエフェメラは、激しく息を継ぎながら、しばらく気だるい余韻に浸っていた。
ほつれた長い黒髪が一筋、なまめかしく口元に貼り付いているのを、払い除ける気力すら湧かない。
しかし、火照った肌が湖水に熱を奪われ、呼吸がゆっくりと落ち着くにつれ、まともな思考が蘇ってくる。
「何で、お兄ちゃんの事を考えて、しなくちゃいけないのよ……」
先程までの自分を咎めるように、エフェメラは大きく唇を尖らせて呟いた。
想像の上でなら、舞台で主役を張る二枚目だろうと、神と見紛うばかりの美形だろうと、思いのままなのに。
よりにもよって朴念仁の双子の兄を思い浮かべて達してしまったことが、何となく口惜しい。
「もぉ、全部、お兄ちゃんのせいなんだから……」
第一、自分はアンディの妹で、自分もアンディの事は只の肉親としか思っていない、はずだ。
そう、変に気分が高まってしまったのも、最近は自分で慰める機会も無くて、欲求不満だっただけなのだ。
そこにあんな事をされて、ちょっと異性を感じてしまったというか。
いやいや、そうではなく。
ではどういう事なのかと言われると、これまたちょっと微妙な乙女心というか。
誰に尋ねられた訳でもないのに、エフェメラの頭は取り留めの無い言い訳を延々と綴ってゆく。
「あーやめやめっ! とにかくもう、お兄ちゃんが全部悪いって、決めたったら決めたんだいっ!」
癇癪を起こしたように喚き散らすと、彼女はこんがらがった思考を放り出し、冷たい水に頭を潜らせる。
エフェメラ・クルツ17歳。これでなかなか難しいお年頃であった。

〜END〜
37名無しさん@ピンキー:04/03/23 22:34 ID:sfzFV1h7
サザム様キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!!
久々にサザム様の、しかも元ネタわかるものが読めて嬉しいです。
しかしアンディらしいな……w

次ぎは大人メノアとアンディかサーライト辺りとかキボンしてみるテスト。
38名無しさん@ピンキー:04/03/24 02:46 ID:wRRaij5A
お疲れさまでした。

アンディ×メノアのラブラブ新婚生活もキボン
39名無しさん@ピンキー:04/03/24 04:35 ID:o6ELTIhB
メノア人気ですがエフィたんキボン
職人さん乙です。
40名無しさん@ピンキー:04/03/24 22:50 ID:ODz+zGOh
サザム様、GJです!
次、エフィ×アードで狼調教→アード逆襲おしおき、なんてどうでしょう。
41名無しさん@ピンキー:04/03/24 23:50 ID:8d10EJcl
いやいや、サザムさんは同じ元ネタでは連続して書かない様だから目先を変えて、






桑原×雪菜キボン!

というのはさすがに変えすぎなので

洋大×夕奈(from百鬼夜翔)キボン!
42名無しさん@ピンキー:04/03/24 23:52 ID:backC4IS
変えすぎ以前にラノベじゃないしw
43名無しさん@ピンキー:04/03/24 23:54 ID:8d10EJcl
確かにw

ただ雪女繋がりで夕奈をキボンしたかっただけだったりして。
(ついでにあわよくばモニョモニョ)
44323:04/03/25 02:22 ID:b8/F12L/
どうも、お世話様です。ようやく時間がデキタ323です。
とりあえず、前々スレにて書き散らした駄文の続きを載せていきます。
なお、以前に掲載した話につきましては、一応リンクをこの下に載せておきますので、
よければそちらも見ておいて下さると、非常に助かりますのでよろしくお願い致します。

プロローグ
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1035105665/410-424

第一幕
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1035105665/508-532

幕間
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1035105665/567-569
45323:04/03/25 02:22 ID:b8/F12L/
ルナル・サーガ『リアラ陵辱』

第2幕(前編)

…ピチャ…ピチャ…ピチャ…

ジュク… チュ… クチュ…

薄暗い地下牢に水音が響く。

…ピチャ…ピチャ…ピチャッ…

「…………ぅぐ…ぅ…」
何かを啜る水音と、ときおり漏れる微かな息遣い。

チュク…チュッ…チュクッ…

もう一つは何か水たまりを弄くっているかのような、そんな水音。
二つの水音と一つの息遣いが、
薄暗い地下室に奇妙な音楽となって木霊していく。
46323:04/03/25 02:24 ID:b8/F12L/
奇妙な、それでいて一定のリズムを保つかの様に音が重なり、
妖しい三重奏となって地下室に漂っていく。

…ピチャ…チャ…ピチャッ…

「……ぐ……ぅ…ぅぅ…」

チュ…チュ…ク…チュクッ…

途切れそうで途切れない三重奏が永遠に続くかに思われた時、
新たな音が地下室に響いた。

ドピュッ! ドピュッ! ドピュッ!

「ぐっ!」
それまでの水音とは明らかに違う水をぶちまけた様な音が響く。
同時に息遣いが止まり押し殺したくぐもった声、
いや息が代わりに洩れる。
「…全て、飲み込め…」
「……… …ん…ぅ…ん…」
くぐもった息が新たな音を生み出す前に、
新しい音が、否、声が低く静かに発せられる。
その声を受けた息が、吐き出す筈だった次の息を吐かずに、
何かを飲み込む吐息が漏れる。
「…ぅ……ん……んぅ…」
地下室に先程まで聞こえていた水音は消え去り、
代わりに、息遣いだけが木霊していった。
47323:04/03/25 02:24 ID:b8/F12L/
「…ぅん……」
やがて、その息遣いも終わると、
何かが蠢き、薄暗かった地下室に光が溢れた。
「…ふん、生娘よりは上手いが、まだまだだな…」
そこには、二人の人物がいた。
一人は灰色のローブをすっぽりと着込み、椅子と思しき物に座っている。
もう一人の女性と思しき人物が、裸のままローブの人物の足の間に顔を埋めている。
「思い切りが足りないようだ。まだ羞恥心が残っているとみえる。
そのような邪魔な心はいらないという事を、また体に教えてやるとするか。」
ローブに身を包んだ、いや黒翼鳥は静かにそう言うと、
自身の股に顔を埋めている人物の頭に右手を置くと、
誰にも聞こえない程の小さな呟きを、その口から発した。

「! っんああぁぁぁっぁぁっぁあああ…」

それまで息遣いしか漏らさなかった人物が、
甲高い声を上げながらその身を仰け反らせる。
乱れた髪を顔に張り付かせ、焦点の合っていない目を見開き、
喉も裂けよとばかりに声を張り上げる女性。
リアストラ・へイル
誠実なサリカ神官であり、清楚な一児の母であった筈の彼女は、
今、そのどのイメージからも程遠い姿をあられもなく晒し、
体から巻き起こる強烈な感覚に身を委ねていた。
48323:04/03/25 02:25 ID:b8/F12L/
「ふん、中々いいよがりっぷりではないか。
ほれ、指が休んでいるぞ、遠慮なく慰めるがいい。」

チュ…チュクッ…チュグッ…

「ぁう… ぅ… んっ! あぁっ!」
先程の薄暗い地下室で響いていた水音と同じ、
否、それよりも若干重く湿った音が新たに響く。
それと共に、リアラの口からはその水音と競うように、
快感に侵されたあられもない嬌声が紡ぎだされていく。
「くっくっく… 良い声だ。
やはりお前はそういう声が似合うよ、リアラよ…」
右手で秘所を掻き回し、左手で自身の胸を揉みしだくリアラを嬲るように、
責めたてるような言葉を投げかける黒翼鳥。
その言葉に反応するかの如く、リアラの声と動きが加速していく。

ジュッ…グジュッ…ジュッ!

「んあっ! んん… んむぅ…」
リアラの秘所から聞こえる水音が、次第に重く、大きくなっていく。
それに呼応するかのように、リアラの嬌声も熱を、大きさを増していく。
「くくっ、我に奉仕していた時よりも激しいではないか。
そうか、お前は露出狂だったのか。
暗い所で奉仕するよりも、明るい所で見られながら
自慰をする方がお前の好みだったのはなぁ。」
「あぁん! ち… ちが…んあっ!」
黒翼鳥の言葉に、否定の言葉を口にしようとするリアラ。
だが、快感に侵され淫らに反応してしまう体が、勝手に嬌声を上げてしまう。
「何が違う。別に我は強制はしていない。
否定したいのなら、そのあさましく動かしている自分の指を止めればいいだけの事。
お前の今の姿そのものが、我の言葉を肯定しているのだよ。」
49323:04/03/25 02:27 ID:b8/F12L/
ジュッ! ジュブッ! ジュクッ!

「ひぃっ! んはぁっ! ぅあっ!」
止めなければ… 頭の何処かでそう考えながら、
しかし、リアラは黒翼鳥の言葉で体が熱くなってしまうのを感じていた。
無論、本来のリアラの体であればここまで乱れる事もなかっただろう。
だが、捕らわれの身になってから、
知らず知らずの内に快感を引き出す霊薬や、精神を不安定にさせる呪文をかけさせられ、
連日に渡る調教をされてきたリアラの体は、与えられる刺激全てが快感になってしまう程、
改造と言って差し支えない程に、変質させられていた。
リアラ自身も、冷静なままの彼女ならばおかしいと感じられる自分の体の反応にも、
もはや、これが薬のせいなのか、それとも元々自分は淫乱だったのか、
判断がつかない程に調教されていた。
「よほどの売女でもここまで淫乱にはならんぞ。
なぁ、リアラよ。」

ジュッ! ジュッ! ジュプッ!

「ひゃぁっ! ああっ! あぅっ!」
既にリアラの股の下には、愛液による水溜りができる程に溢れさせている。
左手で乱暴に揉みしだかれている胸は、赤く腫れ上がり
乳首は痛々しい程に硬く尖っていた。
しかも、硬く尖った乳首からは、白い液体が滴り落ちいく。
「くっくっく、とうとう母乳まで漏らし始めたか。
そんな淫乱なお前にぴったりの物をくれてやろう。」
激しく自慰を続けるリアラの様子を、薄ら笑いを浮べて見つめていた黒翼鳥が、
懐から何か棒状の物を取り出す。
取り出したそれを弄びながらリアラの開いた足の間に座ると、
秘所を弄くるリアラの右手をどけると、一気に突き刺した。
50323:04/03/25 02:28 ID:b8/F12L/
グズッ!

「…っぃひいいいいいいいいぃぃぃ!!!」

「ふん… あっさりと咥えこんだか、この淫乱神官め。
豊穣と慈母の神サリカの神官が聞いてあきれるわ。」

…ズッ…ズズズズ…

「ああぁ…ぁ…あああ……んはあ…ぁぁぁ…」
少しずつ、確かめるように中に押し込んでいく黒翼鳥。
本来なら膣内部との摩擦により抵抗がある筈の挿入、
だが、高められた快感と自身の刺激により、止め処なく溢れ出てくる愛液によって、
さしたる抵抗もなく飲み込んでいく。
やがて、棒のほとんどの部分が膣内に収まったところで、それ以上中に進まなくなった。
「ひっ… …ふぅ…ひぃ…ん…」
「くくっ、奥まですんなりと入ってしまったようだ。
娼婦顔負けの淫乱さだな、リアラよ。」
「…あああ…はぁぁ…」
「どうした? 物足りないか? 入れられるだけでは満足できないみたいだな。
あさましい女だ。ふふ、お前の欲しがっていたものをくれてやろう。」
「…はぁ…ぁぁ…はぁぁ… ほ、欲しが…」

ズビュッ!

「あひぃっ!」
リアラの膣奥深くまで入っていた物をいきなり引き抜く黒翼鳥。
引き抜かれ膣穴から出そうになった寸前、
今度は先程の抽送など児戯かと思うほど、激しく奥まで突き入れる。
引き抜き、突き入れる。その前後の動きを、リアラの膣が壊れんばかりに繰り返す。
51323:04/03/25 02:30 ID:b8/F12L/
ズッ!ズッ!ズッ!ズッ!

「ひぃっ! ひゃうっ! んはぁっ! くぅっ!」
黒翼鳥に動かされた物が容赦なくリアラの膣壁を擦りあげる。
普通なら、摩擦によって傷つき出血してもおかしくないのだが、
先程までの自慰によって熱く濡らされた膣内とそこに溜まった愛液。
そして、今まさに繰り返される激しく熱い膣への前後運動。
その刺激に反応し、悶えるリアラ自身の体が生み出す新たな愛液が
黒翼鳥の責めを、より激しく、より淫らに加速させていく。

ズビュッ! ズブッ! ブプッ!

「くひぃっ! ひ、ひゃうっ! ふひぃっ!」
「くくっ、いいのか? 感じるのか? リアラよ。
清楚である筈のサリカ神官が、貞淑である筈の母親が、
赤の他人に弄ばれて感じてしまうのか。
はしたなく腰を振って、自分自身で突き入れて、淫らな液を垂れ流して、
神官でもなく、母としてでもなく、一人の…いや一匹の牝として
イッてしまうのか、リアラよ。」
愉悦の表情を浮かべながら、嬌声を上げ続けるリアラを見下ろす黒翼鳥。
その手にリアラを責めたてていた棒と思しき物はなかった。
既にそれは黒翼鳥の手から離れ、リアラ自身の両手によって己の膣に入れられていた。

「ひぃっ! いい! いいのぉっ! 気持ちいいのぉっ! これぇ、いいのぉ!!!」

ジュッ! ジュプッ! グリュッ! ズプッ!!!

涙を流し、涎を垂らし、全身を赤く染めながら、一心不乱に両手を動かし続けるリアラ。
その手が前後に揺れ動くたび、溢れ出た愛液が地下室の床に淫らな泉を形作っていく。
「ふっ…ふふふ…ふはははははっ、喘げ! 悶えろ! 泣き叫べ!
淫らに、もっと淫らに快感を貪るのだ、リアラよ。」
52323:04/03/25 02:31 ID:b8/F12L/
ジュッ! ジュッ! ジュッ!

「あっ! あっ! あっ!」
黒翼鳥の声に反応し、手のスピードを速めるリアラ。
翡翠色の瞳は妖しく光り、異物を呑みこむ自らの秘所をその目に映す。
不意に、妖しい輝きを灯していた瞳が、その輝きを無くしていく。
絶え間なく異物を生き物の様に呑みこみ続ける秘所を、リアラ本来の翡翠色の世界に映し出…

パチン

グボッ!!!

「ぎひいいいいいいぃぃぃぃぃぃぃっっっ!!!」

地下室に今まで以上のリアラの嬌声が響き渡る。
黒翼鳥が指を鳴らした瞬間、リアラの両手がその音に反応するように
手に持っていたそれを、深く深く自身の中に突き刺したのだ。

グブッ! グボッ! グビュッ!

「がひぃっ! ぐひぃっ! ひぎぃ!」
嬌声、いやもはや悲鳴と言っても良い声を上げながら、
己の体を貫き通さんばかりの勢いで両手を動かすリアラ。
地下室の床の上で髪を振り乱し妖しく蠢くそのさまは、
まるで舞っているかの如く、妖しく淫らな舞を地下室の壁に映し出していく。
そして舞が一段と激しく、速くなっていく。
53323:04/03/25 02:32 ID:b8/F12L/
グプッ! ズボッ! グブッ!!!

「ぎぃっ! イイ…のぉっ! て… か…って…に う…ご…イイィッ!
わた…イ…ちゃ…うのぉ! イ… イ… イ…っちゃう…」
「そうだ、イケ! イクのだ、リアラ! 淫乱な牝豚らしく、はしたなくイってしまえ!
神官でもなく、母でもなく、ヨガリ狂う牝豚として、イクのだ、リアラーーー!」
「イっちゃうのぉっ! イっちゃうのぉ! わたし、イクのぉーーー!」

グボッ!!!

「イクーーーーーーーーー!!!!!!!!!」

地下室の壁に映し出された影の舞が動きを止める。
黒翼鳥の声に応えるかのように限界まで体に突き刺した瞬間、
あらん限りの絶叫を喉から搾り出し、限界以上に身体を反り返して
地下室の踊り子は舞台を終えた。
「……メ………ノ…………ァ…」
妖しく輝いていた瞳は、何も映さない白の輝きを灯して天井
狂わんばかりの絶頂を迎えた身体は、時折洩れる快感の余韻にその身を震わせる。
そして、快感に侵された嬌声と絶頂を告げた絶叫を吐き出した口から、
娘の名が儚げに地下室に木霊した。
54323:04/03/25 02:33 ID:b8/F12L/
グボッ…

娘メノアの名と共に、身体の奥深くまで自身の手により埋め込まれていた物が
背徳の水と共に吐き出される。
床に転がったそれを手に取った黒翼鳥は、
空いた手で何かの印を切り、冷たい声で言葉を紡ぐ。
黒翼鳥の言葉が終わると同時に、手にあった物がまるで元からそこに存在しなかったかのように、
黒翼鳥の手から消える。
その手を愉しそうに見つめた黒翼鳥は、床に仰向けで倒れているリアラに目を向けると、
再び何かの言葉をその朱い唇で紡いだ。

「…がはっ、…はぁ…はぁ…はぁ…」

すると、それまで絶頂のあまり気を失っていたリアラの口から空気が吐き出され、
息を吹き返したかのように弱弱しいながらも呼吸をし始めた。
リアラの胸の上下運動が規則正しくなっていくのを観察していた黒翼鳥は、
その様子に満足げに笑うと、
壁に立てかけてあった鈴を鳴らしながら奥の闇に消えていった。
55323:04/03/25 02:34 ID:b8/F12L/
とりあえず、一旦ここで筆を置きます。
第2幕(後編)は少し時間を置いてから(今日中に)アップします。
また、前スレで応援してくださった方等へのレスも、その時と一緒に書き込みますので…

それでは一度失礼します。
56323:04/03/25 03:34 ID:b8/F12L/
第2幕(後編)

「………う…………ん……」
うっすらと目を開ける。薄暗い中にぼんやりと石の壁が…否、石の天井が視界に入る。
「(…いし……かべ……ち…が…う……あれ…は…て…ん…じ…ょ…う…
…ここ…は……わ…た…し…は……たし…か…)」

…ジュ…

「!」
横たわったまま、ぼんやりとする頭で自らの状況を把握しようとするリアラ。
だが、それを阻もうとするかのように自らの身体が反応を示す。
「(あつ…い、からだ、ほてって… そうだ… わたし…)」

…ジュクッ…

「あんっ!」
起き上がろうとしたリアラに、快感の残り火が身体を走る。
それと共に、秘所から快楽の残滓がこぼれだしていく。
「うっ!(そう… 私イってしまったんだ、あんなモノを入れさせられて…)」

…ジュッ…

「くっ…」
皮肉にも、身体を駆け巡る快感が意識を鮮明にさせていく。
だが、今までに無い快楽に侵された身体は、
立ち上がろうとする力を無くしていく。
「はぁ…ぅ…くっ…力…はいら…うっ…はぁっ…はぁ…あうっ!」
必死に立ち上がろうとするリアラ。
しかし、もがけばもがくほど身体に残る快楽の蕾は、リアラの身体に
快感の花を再び咲かせようと花開いていく。
「…あっ…駄目…かんじ…くっ…かんじ…ちゃう…のぉ…」
57323:04/03/25 03:36 ID:b8/F12L/
…クチュ… …クチュ…

立ち上がろうとしていたリアラの手は、いつしか自らの秘所に添えられていた。
再び熱くたぎり始めたそこに手を伸ばす。
その行為が自らを乱れさせてしまうと分かっていても、
リアラの意識は無意識にそれを求めて手を伸ばしていく。
「…ひっ…かんじる…かんじるのぉ…さわっただけで…
…いっぱい…いっぱい…あふれてきちゃうのぉ…」


チュッ… プチュッ… クチュ…

熱く火照り始めた身体を冷ます様に、地下室の床にうつ伏せになって胸を擦りつけるリアラ。
その間にも指は止まることなく、再び溢れ出してきた愛液を纏わりつかせながら、
更なる快感を得ようと秘所をまさぐり続ける。
「いいのぉ… とまらないのぉ… あつくて、あつくて…
かんじちゃうのぉ!」
58323:04/03/25 03:37 ID:b8/F12L/
クチュッ! グチュッ! グチュッ!

指の動きが加速していく。
同時に、抑え気味だった声が次第に大きく、淫らに響いていく。
もはや、清楚で貞淑なサリカの母の面影はなく、
快楽を貪る一匹の牝が出来あがろうとしていた。
「いいのぉっ! こんな… かんじっ! すぎっ…て!
かんじるっ! かんじるっ! かんじちゃうーーー!!!」

グチュッグチュッグチュッ

腰を高く上げ、胸を床に擦りつけ、淫らな嬌声を上げ続ける。
地下室の闇が見つめる中、指が激しく秘所を嬲っていく。
その指が、秘所の中で快感に震え赤く充血し始めた陰核を捉えた瞬間、

ビクン!!!

「イっちゃうーーーーーー!!!!!!」

一際高い嬌声を響かせ、激しくその身を反り返した。
59323:04/03/25 03:38 ID:b8/F12L/
「はぁっ… はぁっ… はぁっ…」

痙攣を起したかのように震える秘所からは、愛液が止め処なく滴り落ち、
朱く染まった身体を、玉のような汗が覆い隠す。
艶やかで淫らな嬌声を奏でた唇から荒い息を吐き出しつつ、
吐き出される息と共に立つ力を失われたかの如く、
ずるずると床に崩れ落ちていった。
「…はぁ… …はぁ… …はぁ…」
「…ふふ… 素敵よ、リアラ…」
自慰による絶頂を迎えた体を整えるように荒い息を吐き出すリアラ。
そのリアラに向かって静かな声が投げかけられる。
「…あな…た…は…」
未だ全身を苛む快感と疲労に耐えながら、リアラが声の方に振り向くと、
いつの間にかそこにいたのか暗闇を背負ってサーナが悠然と見下ろしていた。
「本当に素敵だったわ… 貴方が、あのリアラが、あそこをあんなに濡らして…
あまつさえ自分から腰を振ってイってしまうなんて…」
「!!! ………」
サーナの言葉を聞き、自らの痴態を思い起こしたリアラは、
悔恨と羞恥、そして幾ばくかの快感の残り火に顔を赤くさせる。
「本当にこれが、あの真面目で清楚な私の親友のリアラかしら? 
…それとも…」
いかにも信じられないといった風情で顔を手で覆うと、
悩むような素振りを見せながらリアラに近づくサーナ。
そしてリアラの傍らに立つと、その優美な足でリアラの濡れそぼった秘所を踏みつける。
60323:04/03/25 03:39 ID:b8/F12L/
ギリッ!

「あひぃっ!」

先程の快感が抜けずまだ愛液を溢れさせていた秘所を踏みつけられたリアラは、
衝撃で思わず声を漏らしてしまう。
そんなリアラの反応を面白がるように、
愉悦の表情に歪んだ顔でリアラを見下ろしながら、ヒールの突起で荒々しく嬲っていく。
「…それとも、嬲られてはしたない声をあげる今の貴方の姿が、
本当の貴方なのかしらねぇ… リアラ…」
「くっ… い、痛… あっ! あぁ! あぁっ!」
サーナによって与えられる痛みが、黒翼鳥の責めの余韻が残る体に刺激を与え、
リアラの声を、悲鳴から嬌声へと変えていく。
それと共に、サーナの声と足の動きもますます激しくなっていく。
「感じているのね、気持ちいいのね、リアラ。
私の足で踏みつけられて、言葉でなじられて、体を責められて
はしたなくイってしまうのね、リアラ!」

ギリッ!

ジュクッ!

「ぁぁああ…あ―――――――――!!!」

サーナの足がより深くリアラの秘所に食い込む。
瞬間、リアラの体が大きく震え、肺に残っていた空気を全て搾り出すような絶叫をあげる。
絶叫と共に秘所からは今まで以上の愛液が溢れ、石畳の床をサーナの足を濡らしていった。
61323:04/03/25 03:40 ID:b8/F12L/
「…ふふ… いやらしいリアラ。他人の
それも同性の足に踏みつけられながらイッちゃうなんて、
昔の貴方からは考えられないくらい、いやらしいわぁ。」
己の足を濡らしていく愛液と、
焦点の合っていない目を虚空に彷徨わせるリアラを見つめながら、
リアラの顔の前に濡れた足を差し出し口を開く。
「リアラ、いやらしい貴方のお陰でこんなに濡れてしまったわ。
後始末をしてくれるかしら?」
「…ぁ…は…い…」
虚ろな目をサーナの足に向け弱弱しい声で返事をするリアラ。
未だ快感が思考を鈍らせているのか、普段なら断るような要求にも素直に応じていく。
そのまま、舌を突き出しサーナの濡れた足に這わせ舐め始める。

…ピチャ…ピチャ…ピチャ…

「ふふ… いい子よ、リアラ… 最高よ… ふふふ…」
一心不乱に足を舐め続けるリアラ。その姿を見て愉悦に浸るサーナ。
地下牢にリアラの舌の音とサーナの笑い声が木霊していった。
62323:04/03/25 03:41 ID:b8/F12L/
「…リアラ… ありがとう、もういいわ。」

黒翼鳥の精液に未だ汚れた髪を揺らせながら、
度重なる快感によって、赤く染まった身体をくねらせて奉仕するリアラに、
穏やかに声を投げかけるサーナ。
既にサーナの足に付着したリアラの愛液はすっかり取り除かれ、
代わりにリアラの唾液が濡らし始めた頃、サーナは奉仕の中断を命じた。
「………?」
それが自分の仕事といわんばかりにサーナの足に奉仕していたリアラは、
奉仕の中断に、未だ朦朧とした視線を目の前のサーナに向ける。
自分を見上げてくるリアラの顔を、陶然とした表情で受け止めながら、
リアラの頬を撫でながら、耳に口を寄せ静かな声でゆっくりと囁く。
「良い子ね、リアラ。良い子な貴方に素敵なご褒美をあげるわ。」
「…ご、ご褒美…?」
「そう… 貴方の献身的な態度に対する私からのご褒美…」
そこで言葉を切ると、サーナは後ろに控えていた黒翼鳥に視線を飛ばす。
今まで愉しそうにリアラとサーナのやり取りを眺めていた黒翼鳥は、
その視線に頷くと、懐から何かを取り出しサーナに手渡す。
それは、透明に輝く手のひら大の水晶球であった。
63323:04/03/25 03:42 ID:b8/F12L/
「…そ、それ…は…?」
「ふふ… すぐにわかるわ。すぐにね…」
サーナの真意が分からず不安そうに尋ねるリアラに、サーナは含み笑いで返すと
手の中の水晶球を触り始めた。
すると、水晶球から男性とも女性ともしれぬ声が流れ出す。
「おはようございます。音声案内モードでメニューを開きますか?」
「ええ。」
「記録モード、閲覧モード、編集モードがございますが、
どれになさいますか?」
「閲覧モードを。」
「…な… サ、サ…ナ…」
水晶から発せられる声に、静かに応えていくサーナ。
そのサーナに不安を覚え、リアラは声を震わせる。
だが、そんなリアラの声を無視したまま、サーナは水晶の声に応えていく。
64323:04/03/25 03:42 ID:b8/F12L/
「何も不安になることはない。
これはお前の態度に対する褒美なのだから…」
「ひゃぅっ!」
突然の快感と声に驚くリアラ。
いつの間にか、サーナの背後に控えていた筈の黒翼鳥が
リアラの傍に屈みこみ、後ろから胸に手を伸ばしていた。
先程の快感の余韻が未だ抜けきっていない体を弄くられ、リアラの口からは喘ぎ声が漏れる。
そんなリアラを、黒翼鳥は笑みを浮べながら弄んでいく。
「…あ…ん…ぅ…ひゃっ!」
「お前の反応… いや、態度はとても素晴らしいと
私もサーナ殿も感服しているからこそ、
今日の運びとなったのだ。少しは喜んだらどうだ?」
黒翼鳥の手がリアラの体をまさぐる。
ここに来てからの調教で敏感になった乳首が尖り、秘所が愛液を垂れ流す。
その反応を愉しそうに眺めながら、黒翼鳥は不意にリアラの体から手を離した。
「はぁっ… はぁっ… はぁ… …?」
今また快感の波に流されまいと耐えていたリアラが、
突然の中断にほっとしたような、それでいて何処か残念そうな複雑な表情で黒翼鳥を見上げる。
自分を見つめてくるリアラの頬を撫でながら、愉悦の表情で語りかける黒翼鳥。
「続けても良かったのだが、
どうやらサーナ殿のご褒美の準備が出来たようなのでね…」
「サーナ殿のご褒美」という黒翼鳥の愉しげな言葉に、
リアラは何かを感じ取ったかその身を震わせる。
快感に酔わされたおぼつかない体で、必死に身を捩って黒翼鳥から離れようとするリアラ。
だが、そんなリアラの背後からその身を抱きすくめるように、
伸びてくる腕がその動きを止める。
「何処へ行くの? リアラ… せっかく貴方の為に用意したのに。」
慈しむ様にリアラを抱き締めるサーナ。
目の前の耳に口を寄せて優しく言葉を紡ぐ。
65323:04/03/25 03:43 ID:b8/F12L/
「…メノアに会いたくない…?」
「!」
囁かれた言葉にはっとするリアラ。
与え続けられた快感の影響で未だ重い体を無視して背後のサーナに顔を向ける。
だが、振り向いたリアラの目に映ったのはサーナではなく彼女が手にした水晶球。
それをリアラの目の前でチラつかせながら、更にサーナは囁き続ける。
「メノアの事を想いなさい… 
会いたいのでしょう? 抱き締めたいのでしょう? 傍にいたいのでしょう?
ならば想いなさい 貴方の愛しいメノミリア・へイルの事を。」
「…メ…ノ……ア…」
サーナの囁きにつられるかの様に、リアラも愛娘の名前を口にする。
そのままサーナの持つ水晶球に目を奪われていく。
それを目を細めて眺めていたサーナは、前方に佇む黒翼鳥に視線を送る。
その視線を受けた黒翼鳥が手を動かし言葉を紡ぐ。
数秒の後、何かを観察している風にリアラを見ていた黒翼鳥が、
こちらを見つめていたサーナに対して頷き返す。
それを確認したサーナは、未だ水晶球に向かって
うわ言の様に娘の名を繰り返し呟いているリアラの額に、手にした水晶球を押し付けた。
「…ノ…ア… …あ…」
「さぁ、母と娘の感動のご対面よ」
そう言い放つと、手にした水晶球をリアラの額に押し付けたまま、
サーナは更に言葉を紡ぐ。
「…メ……ノ……ア……」
サーナの言葉が終わると同時に、
娘メノアの名を最後にリアラの意識は薄れていった。
66323:04/03/25 03:44 ID:b8/F12L/
「入ったか?」
「ええ… 正常動作の印も点いてるし、起動は成功というところかしら?」
「そうだな。これで晴れて愛しい愛娘との再会が叶うと言う訳か。」
「再会… そう、再会は再会ね。それだけは間違いないわ。
…この子が望むメノアとは限らないけどね。」
「ふっ… 酷い女だ。」
「女は愛の為ならいくらでも残酷になれるのよ。
それよりも、これは大丈夫でしょうね?」
「我ほどではないが結社の技術は優秀だ。
単体の主観モードでのテスト自体は数えるほどしかしていないが、失敗はない。
まあ、『共有』による『融合』の危険性はまだあるが、予定の精神系呪文の他に
セーフティとして新規開発した抑制呪文も先程同時にかけておいた。
もっとも、精神レベルの低下したこやつの母親として意識が、
『融合』を促進してしまう可能性はあるがな。」
「それはそれで使い道があるわ。…と言っても私はこの子を信じているから… 
ねぇ… リアラ。」
そう呟いたサーナは、倒れているリアラの髪を撫で擦る。
「貴方は強いわよね。私が羨むほど強くて優しくて純粋で… 
だから、最後まで壊れずに私の期待に答えてくれるわよね、リアラ…」
67323:04/03/25 03:45 ID:b8/F12L/
『壊れずに』という言葉を無視すれば、
愛しげに優しげに、まるで慈母の如き眼差しでリアラを見つめるサーナ。
未だ目を覚まさないリアラを静かに床に寝かせた後、
立ち上がり壁に立てかけてあった鈴を鳴らす。
鈴の音が薄暗い地下室に響き渡ると、数瞬の後、召使いと思しき数人の少女が姿を現す。
一糸乱れることなく現れた少女達に、床に横たわったリアラを運ぶように指示すると、
何かを確認するように目を閉じていた黒翼鳥に振り返る。
サーナのその動きに気づいた黒翼鳥は、
閉じていた目を開けると運ばれていくリアラを見やりながら、低く笑いながら口を開く。
「ああ、ちゃんと行き着いているようだ。
現在、操作権限を握っているこちらが停止命令を出しているので、
意識が停止している状態、いわば、深い眠りについてるような状態で留まっている。」
「あっちの方も?」
「あちらも同じ状態だ。勿論、互いに知覚は出来ないがね。」
「ふふっ… そう… ならいいわ。
じゃぁ、すぐに始めましょうか。もう待ちきれないわ。」
「…ふっ、恐ろしいことだ。では、先に行っている。お前も早く来るのだな。」
「…ええ、すぐに…」
サーナの底冷えする冷たい声を背中に聞きながら、
傲然とした足取りで地下室を後にする黒翼鳥。
その背中に薄笑いを投げかけながら、サーナは手に握り締めたままの水晶球を優しく見つめる。

「すぐに行くわ、リアラ… すぐに貴方を…

――――――――――壊してあげる。」

68323:04/03/25 03:46 ID:b8/F12L/
えー、そんなこんなで第2幕アップしました。
第1幕と違って、前半後半に分かれてますが、別に深い意味はないです。
前々スレで、「メノア陵辱は出来る限りやめて貰いたい」という意見が多かったので、
少し流れを変えたらこうなっちゃいました。
まぁ、一番の原因は私の文才のなさですが…

今回出てきたアイテム(水晶球)については、リプレイ第一部下巻に出てきた記憶の水晶が元ネタです。
合言葉で記録の閲覧等が出来るアレを大元に、その後の小説・リプレイで出てきた魔法技術をくっつけて改造したのが今回の水晶球です。
どの小説・リプレイか言っちゃうと丸分かりなので秘密です。
(もっとも、文中の言葉で聡明な人はすーぐ分かると思いますが…)

今回は裸(数日間の陵辱後から第2幕スタートですから)ですが、服を着せての人用に次回は服着ての予定です。
そういう訳ですので、次回は皆さんの逞しい想像力にお任せする部分が出てきますが、
そこら辺、よろしくお願い致します。

>前スレ952さん
お待たせしてすみません。神なんて恐れ多い底辺の存在ですが、
期待に沿う様に頑張りますので、どうか一つよろしくお願い致します。

>前スレ951さん
荒れてたので少し遠ざかっていた事も事実です。
メノア・レルシェ・とも実の短編など拙い文章であるにはあるのですが、
まだ、自由に書き込みできる環境ではないのでアップできるかはまだ不明です。

>前スレ958さん
ありがとうございます。そう言って頂けると嬉しいです。
69323:04/03/25 03:47 ID:b8/F12L/
>1-サザムさん(…で、いいのかな?)
いつもながら読者のツボを押さえた小説、素晴らしいです。
新スレ立て・小説とお疲れ様です。
サザムさんの足元にも及びませんが、微力ながら頑張っていこうと思いますので、
よろしくお願い致します。

>23さん
どうでしょうか? 拙い文章ですがご期待に添えられると嬉しいです。


まだ環境が普通ではない為、続きはや短編は少し待って貰うかもしれません。
スレの皆様にはご迷惑をお掛けしてしまうかもしれませんが、どうか一つよろしくお願い致します。

それでは駄文失礼致しました。
70名無しさん@ピンキー:04/03/25 08:51 ID:Aj8H7FuR
スッゲ、スッゲ!
陵辱されてるよ、最高だよ!
323様は神です、何と言おうと神なのです。

ダーク路線の結末を期待しつつ、待ち続けるであります。
71名無しさん@ピンキー:04/03/25 12:43 ID:PnFoDpU6
キタ――――――――――――!!!!!!!
す、凄い大作っす!!!!!!!!!!!!
72名無しさん@ピンキー:04/03/26 09:22 ID:bMJm95Hf
すごい、背筋にゾクッとくる淫靡な雰囲気が堪りません。
黒翼鳥の酷薄さとサーナの狂気が伝わってくるようです。
リアラがどんな風に壊されてしまうのか、続きが気になります。
大作投下、ご苦労様でした。
73名無しさん@ピンキー:04/03/26 11:14 ID:k5VVp85y
相変わらず情景描写が見事で、ルナル一巻片手にハァハァしまくっちゃいました。
これ以上壊されるかと思うとちょっとぞくぞくしてしまう。
怖さ半分、期待半分でブルブルしながらお待ちします。
74名無しさん@ピンキー:04/03/28 08:48 ID:JNkQcwQz
323さんよ

だからリアラなんてサブキャラすぎんだよ メノアかレルシェでやってくれれば
俺もちったあ萌えられるんだがなあ
いいから、メノアかレルシェ書けってんだよ、アホ
75名無しさん@ピンキー:04/03/28 09:31 ID:0nbJi/N9
>>32-36
GJ!GJ!GJ!
76名無しさん@ピンキー:04/03/28 10:55 ID:JR2h92D+
>74
またお前か、本家スレにも書き込みやがって、皆さんスルー推奨ね
77名無しさん@ピンキー:04/03/30 01:21 ID:fJnVvhcl
ルナル、月に至る子三巻で女性化したラズリィのエロパロキボン
78名無しさん@ピンキー:04/04/02 16:34 ID:OrRPggTs
いろんたま・・・・(´・ω・`)
79名無しさん@ピンキー:04/04/05 00:18 ID:JUyj7VRs
誰かキーリを私に供給してくらはい……
80名無しさん@ピンキー:04/04/05 02:16 ID:wvXf+rQI
キーリ3巻のカラー口絵の
「おはよう」
「……おう」
にそこはかとない後朝っぽさを感じてしまうのですがどうすればいいんだ。
81名無しさん@ピンキー:04/04/05 17:56 ID:GpCTgjBZ
>80
でっちあげて書いてくれ。
82名無しさん@ピンキー:04/04/05 19:36 ID:NEgFzHma
>>78
俺が書こうとしたこと挙げててワラタ


いや、SSじゃなくて案だけどな
83名無しさん@ピンキー:04/04/05 20:35 ID:P+OHLkq3
エンハウって需要ある?
かなりキチークなの書いたんだけど、人大杉解けたら投下してもいいですか?
84名無しさん@ピンキー:04/04/05 20:38 ID:nZh1j8Bp
>>83
需要はある!
しかし人大杉は解けません。解ける目処すら立ってません。
つまり永久に投下できない罠w

SS保管庫の付属掲示板があるのでそこに投下するという手も。
”SS投稿用掲示板”
http://jbbs.shitaraba.com/bbs/read.cgi/movie/3582/1075113220/
85名無しさん@ピンキー:04/04/05 20:46 ID:r+XUQrW9
>83
専用ブラウザ入れる。これ最強
86名無しさん@ピンキー:04/04/05 21:54 ID:Utr6PBBG
蘭堂家の人々をキボンしてみる
87名無しさん@ピンキー:04/04/06 21:45 ID:k+Gjfvga
構わずSS投下。専用ブラウザのサイトのアドレスも貼る

これを機に専用ブラウザを使うエロパロ住人が増える

2chの鯖負担削減

(゚д゚)ウマー
8883:04/04/07 01:27 ID:qrHtJUYn
――星の海を浮かび漂う巨大な黄金の皿

 フリウは夜空から地を照らすソレを見上げ、そんな益体も無い想像を思い浮かべていた。
 実際はソレがただの満月だったとしても、空想はいくらか退屈を和らげてくれる。
「――愚か者はいつも上しか見ない。そして、上を向いたまま歩いて石に躓き無様に転ぶ。
賢い奴はいつも下を見て過ごす。下を向いたまま前に歩いて何かに衝突することもある。
だが、どちらかを選べといわれれば、後者のほうがずっと賢明だよな? なぜなら地面には空と違って、何いいモンが落っこちてる事がある。例えば金とか小銭とかな」
人精霊が頭の周りをフワフワと飛びながら、お得意の人生訓を始める。
「あたしも好きでこんな寒い中、天体観測してるんじゃないよ……ホントどうしたんだろサリオン。わざわざ夜中に呼び出したりして。それも城からだいぶ離れた森ン中にさ」
「ふむ。これはきっとアレだな――決闘の申し込みだ。すぐに逃げろ、小娘。お前の
敵う相手じゃない。いや、何時まで待っても来ないところを見ると、奴さんのほうが
先に逃げ出したのか?自分から呼びだしといて、ふてぇ野朗だ――」
と。

 ザッ

 靴の裏が砂利をこする音が響いた。
「!?」
 フリウはとっさに身構える。闇夜と眼帯による死角もあって相手の場所を特定できない。
 脳裏に黒衣の姿が浮かんだ。父を奪った黒い怪物の姿が。
8983:04/04/07 01:29 ID:qrHtJUYn
 靴の裏が砂利をこする音が響いた。
「!?」
 フリウはとっさに身構える。闇夜と眼帯による死角もあって相手の場所を特定できない。
 脳裏に黒衣の姿が浮かんだ。父を奪った黒い怪物の姿が。
――すると
 いきなり背後から何者かに抱きしめられ、フリウは恐慌を起こした。
「きゃあっ! 誰っ!」
「フリウ、僕だよ」
 耳もとにサリオンの声。
 フリウはホッと胸をなでおろす。そういえば、前にもこんなことがあった。
「サリオン……驚かさないでよ……それで用って何………!?」
 そこでフリウは、初めてサリオンの様子がおかしい事に気づく。
「用事か……そうだね、今だから告白しよう」
 荒い息で、サリオンがフリウの耳元に囁く。
 サリオンの左腕がフリウの胸に伸び、幼い乳房をゆっくりと揉み砕きはじめる。
 下降した右腕が少女の細い腰に伸びていったん停止し、まるで少年のように
肉付きの少ないその臀部を、円を描くように撫で回す。
「僕はずっと、君をこうしたかったのさ」
9083:04/04/07 01:33 ID:qrHtJUYn
――フリウは混乱した。
 あまりの出来事に思考が追いつかない。
「……冗談でしょ? サリオンがこんなコト……冗談ならすぐに止めて……あっ!」
 左手に弄ばれていた乳房が、今度は激しくこねくりまわされる。
 さらに親指と人差し指が、服の下に隠れていた乳首を摘み出し、刺激する。
「あっ! ちょっ……あぁ……や、やだぁ!」
「冗談じゃないさ……八年前に君と初めてあった日から、僕はずっと君を犯したかった。
でも、僕は今まで自分の気持ちに気付かなかった。ずっと自分自身を騙してきたんだ。
僕がこの八年、君の幻影に囚われていたのは、恐怖からでも罪悪感からでもなかったんだ」
 サリオンの右手が、フリウの尻の渓谷に侵入した。
 目当ての場所を見つけると、ハーフパンツの上から、少女の後宮を人差し指で指圧する。
「なっ……んんっ!!!!!!!」
「気持ちいいかい?フリウ……お尻の穴にはこういう使い道もあるんだ」
 囁きながら、サリオンがフリウの耳に息を吹きかけ、震わせる。
「や、やめて……やめてよ……気持ちよくなんかないから……」
 少女の肛門に突き刺さった指が、芋虫のようにグネグネと動く。
 時には激しくピストンして刺激を与え、排泄器官に下着を食い込ませる。
「ほら、乳首が硬くなってきた」
 そう言いながら、サリオンが指で少女の蕾を摘み、捻り、転がし、押しつぶした
9183:04/04/07 01:35 ID:qrHtJUYn
「あぐっ! 痛ぁぁい!」
(おかしいよ、こんなの……どうしてこんなこと……あたしの知ってるサリオンは……)
 フリウは今までサリオンを好感の持てる青年だと思っていた。頼りなげで優柔不断だが、
それでも決して償いきれない罪を犯した自分を、周囲から守ってくれた親切な警衛兵――
「あっ……はぁっ! はぁ、はぁ」
 全身から送られる刺激に息が荒くなる。
 念糸を紡ごうにも、これでは意識を集中する事が出来ない。
 
「あ…ああん!!」
 急に少女の体から力が抜け、膝からサリオンに寄りかかるように崩れる。
 身を屈めた彼がフリウの耳の裏を舐め上げ、聴覚器官にまで舌を侵入させたのだ。
「おっと」
 サリオンはぐったりしたフリウの体を支えると、近くの木の幹に座り込んだ。
 自然に彼女も、その前に座るような形になる。
「さて……そろそろ本番に入ろう」
 少女の白いうなじを舐め回しながら告げる。
 一体何をされるのだろう…フリウは身震いした。
9283:04/04/07 01:37 ID:qrHtJUYn
 左手が胸元から内部に侵入する。
 右手は太ももに伸び、若々しい肌の感触を楽しむ。
「やだぁ! もうやめてよ! ねぇ!」
 フリウは暴れるが、サリオンの拘束から抜け出る事は出来ない。
 その端整な顔が歪み、右目から涙がこぼれ落ちる。
 チャームポイントだった眼帯も、今では彼女をさらに痛々しくみせる役にしか立たない。
 信頼していた人物に陵辱され、泣き喚く少女を前にしても、若き元警衛兵の胸に広がる
のは黒い肉欲だけだった。少女の絶望と苦悶がサリオンの嗜虐心を増幅する。
「さっきは乳首と肛門を服の上から責めたけど、今度は直接君自身を犯させてもらうよ」
 服の中は少し蒸しており、フリウが今までの責めで発汗しているのがわかる。
 小さな右乳首を発見すると、豆を指で軽く弾き、コリコリと転がす。
 
「はうっ!」胸の突起から全身に電流のような刺激が走り、フリウは悶絶した。
 さらに、サリオンの右手が人差し指と中指を揃えて右腿をさすりながら、少女の秘部に
 向けて北上してくる。そこは自分ですら、ほとんど触れる事のない聖域。
 ついに指がその場所に到達する。「な、なに?なにするの?……」
 
 フリウ自身に触れたサリオンは、想像以上にそこが柔軟で弾力性に富むことに満足する。
 ハーフパンツの上から少女の秘丘の感触を味わい、撫で、震わせ、押し込み、しごく。
9383:04/04/07 01:39 ID:qrHtJUYn
 2枚越しとはいえ、自慰も知らない無垢な少女には、性器への刺激はあまりに強烈すぎた。
「そんなところ……触らないで! いやああ!」体が熱く火照り、メスの部分が疼く。
 数分ほど同じ作業が続いただろうか、やがて凌辱者の指の動きが変わる――そして
 指が裾からハーフパンツの中に侵入し、汗と愛液に濡れた下着の奥に攻め込んだ――
「があッ……」
 性器と肛門に直接指を入れられ――
 フリウが最初に感じたのは快楽ではなく激痛だった。
 膣内と排泄器官を交互に蹂躙する指の動きに意識が飛ぶ――
「イクのかい?フリウ。本当は感じてるんだろう?ホラっ」
 次の瞬間――爪でクリトリスを攻撃され、フリウは絶頂を迎えた。

「…………!!」体が大きくのけぞり、少女が満月を向く。
 月光に照らされたその顔には、普段の溌剌とした表情は見る影も無い。
 右目は涙を流しながら大きく見開かれ、魚が空気を求めるように口を開閉させている。
 失禁したのだろう。あたりにアンモニア臭が漂い、フリウの股間の下に水溜りができる。
 責めが中断。「助けて……父さん」口から涎をこぼしながら、虚ろな目でフリウは呟いた。
9483:04/04/07 01:41 ID:qrHtJUYn
「そんなに良かったんだね……ホラ、君の愛液だよ」サリオンがフリウの顔前に指をやる。
(なに……なんなの……コレ)
 濡れた指がフリウの目の前で月光に照らされ、キラキラと反射する。
「……見たくない、こんなの!」フリウが顔を背ける。
 その液体が自分から分泌されたものだとは認めたくない。
――が、
 サリオンが強引にフリウの顔を上げさせ、咥内に指を突っ込んだ。
「!!」
 口の中を得体の知れない味が広がる。
 両目をつぶりフリウは嫌悪感に激しく首を振る――たとえ、それが己の体液でも。
 
 体を弓なりに反らせ、頭を動かし指から逃れようとするフリウを、サリオンは優しい
 笑顔を浮かべながら見下ろす。その姿はまるで泣きやまない我が子をあやす母親のよう。
――性器への愛撫は中断したとはいえ、少女の胸の果実を弄ぶ動きはずっと続いていた。
 時には指の間で挟み込み、またあるときは爪で引っかき、人差し指と中指を揃えて円を描くようにさする。しばらくすると、指の先を細かく振動させて乳首を刺激する。

9583:04/04/07 01:42 ID:qrHtJUYn
「ひゃあっ!くふっ……」
 動き回る指に口内を犯されているせいで声がくぐもる。
 さきほど絶頂に達したばかりだというのに、再び熱いものがこみあげてきた。
(……あたし……一体どうなっちゃうんだろう……)
 ぼんやりとした意識で思う。
――すると
 口と服の内部から発信されていた刺激が途絶えた。
 サリオンが自分の体を木の幹が枕になるように仰向けに寝かす。
 (終わったの? やっと……)
 だが、それは始まりに過ぎなかった。
「漏らしちゃったんだね……すぐに脱いでアソコをきれいにしないと」
 そう呟くと、サリオンは少女のハーフパンツに手をかけ、下着ごと降ろし始める。
「!? やっ、やだ……脱がさないでよ!」
 
少女の懇願は無視され、下履きはすでに膝下まで脱がされる。
フリウは足を暴れさせ、体を起こし、たった今まで自分の下半身を包んでいた
砦を、両腕で必死に押さえる。何とか引き上げようとするが、大人の力には敵わない。
「暴れちゃ駄目だよ、フリウ」サリオンは露わになった少女の陰部に手を伸ばす。
「つっ……ああああぁぁ!!!!」 
9683:04/04/07 01:44 ID:qrHtJUYn
――最も敏感なクリトリスを摘まれ、少女は絶叫する。
 信じられないような感覚が再びフリウの全身を走った。
 全身から力が抜け、起こしていた半身が再び木の根元に倒れる。

 フリウが腰から身につけていた布キレが引き降ろされて、左の足首に引っかかっている。 
 サリオンはフリウの足をMの字に開かせた。彼女のクレパスは美しい一直線を描き、
 秘肉は思春期の少女特有のバランスの取れた肉付きをしている。
 少女の聖域に顔を近づけると、ツンとする刺激臭がした。
 「み、見ないで…」懇願と共に、ぜえぜえと荒く呼吸する音が聞こえる――
 サリオンは眼前の花園にフッと息を吹きかけた。

「ひっ……」
 フリウが震える。それは身体的な反応だけでなく、女性としての最も大事な部分を
視姦されている恥辱。そして――今まさにその部位を犯されるのだという恐怖。
 刹那――舌でクレパスを舐め上げられた
「んっ……」
 フリウは顔の前で両腕を交差させ、目を硬く閉じ、陵辱に耐えようと唇を噛んだ。
 おぞましい感触が股間から押し寄せ、気が狂いそうになる。
 秘唇をサリオンの舌が何度も往復し、やがてそれは激しさを増していく。
 (こんな汚い所…何で舐めるの…)
9783:04/04/07 01:45 ID:qrHtJUYn
――ついに舌が肉壺へと侵入する。
 わざと音を立てるように強く吸いたて、繊細な少女を精神的に攻め立てる。
 ピチャピチャピチャッ
 サリオンの舌の動きはまさに野生動物のソレだった。
 (あたし……もう駄目……死ね…壊れちゃう)
 M字状態に開脚されていた左足が脱力して地に落ち、片膝だけを立てた状態になった。
「あっ…あふ…あん…あっあっあっあ」
 刺激が快感に変わってきたのだろう――少女の声が鼻にかかったようになって来た。
 舌がクリトリスをえぐる。
 「ふううぅぅぅ!!」
 お次は柔らかくなった肛門に向けて滑り込む――巣に潜る軟体生物のように。
 「あ…がああぁぁ!!」
 たっぷりと美味を堪能し、サリオンの口が料理から離れた。
 視線の先には度重なる性的拷問に心が壊れかけた少女の姿。
 純朴だった娘をここまで汚しつくしたことにサリオンは暗い喜悦を抱いた。 
9883:04/04/07 01:47 ID:qrHtJUYn
 もはや抵抗する気力も体力もなくした念糸使いの少女を、やさしく抱き起こし四つん
ばいにさせる。尻をつきだす形のフリウの後姿は、肛門と生殖器官の入り口が丸見えだ。
「さぁ、入れるよ、フリウ…」もはや反応もない少女の渓谷に怒張を押し当てる。
 肉を引き裂きながら、坑道に肉棒を押し込もうとする。
「あ…ぐうっ……」少女が軽く呻きを漏らす。
 ゆっくりと中に侵入したと思うと――サリオンは一気にフリウの処女膜を突き破る!
「あああああ!痛い!痛いよぉ!」
 ぐっちゃぐっちゃと股間から異様な音が響き、少女の悲鳴とシンフォニーを奏でる。
 サリオンが両手でフリウの乳房とその頂を刺激し、少女の苦痛を増幅する
 フリウの目から大粒の涙がこぼれた。
「サリオン…痛い…」
「痛い? 『気持ちいい』の間違いだろう?」
 サリオンは構わずに抽送を続けた。
「出すよ、フリウ……」
「ああ……いたい…いたい…」うわ言のように同じ事を呟き続ける少女に――サリオンは  
「あああ、だめえええぇぇぇ!!!」その精をたっぷりと注ぎ込んだ。
 
9983:04/04/07 01:49 ID:qrHtJUYn
「まぁ…アレだな……人が大人になるには必ず痛い思いをする必要があるが、かといって、
痛い思いをしてまで大人にならなきゃならん必然性はというと――全く存在しねぇんだな、コレが。…………ん?……おーい、ちゃんと聞いてっか?小娘」
 人精霊の言葉も今や死んだように地面に横たわる少女には届く事は無い。
 その虚ろな右目はまるで水晶眼を思わせる。

 ――そう、少女の眼帯の奥に眠る左目に。


10083:04/04/07 01:51 ID:qrHtJUYn
以上、御眼汚しスマソ
秋田節を再現するのは放棄しました_| ̄|○
101名無しさん@ピンキー:04/04/07 21:27 ID:7EABvUW5
そこはかとなくおもむろに鬼畜ー。
素晴らしいのが壊れっぷりのサリオンー?
SSカレーがジョブで乙グッとした気分と共に去るー。
10283:04/04/08 02:58 ID:t87Wnlif
次はアリソンか東京タブロイドあたりに挑戦しまつ。
103名無しさん@ピンキー:04/04/08 09:30 ID:Dbyk0Wwa
キチークと言うから黒衣×ミズーとかだと思っていたので、意表をつかれました。
サリオンは何かされたのかなぁ。普段のヘタレぶりでは考えられないし。
ともあれ83さん、ぐっじょぶ! 次回もお待ちしています。
104名無しさん@ピンキー:04/04/08 22:43 ID:qZ1Ns09f
月夜の情景が浮かんできて、とてもドラマチックな感じがしました。
責めも鬼畜で好きな展開です。
ただ、惜しむらくはエロ描写がところどころ短縮されていて、後半部分はストーリーに伸びやかさが足りないかと。
その場で簡単に組み伏せてしまうのではなく、一度サリオンから逃げ出したフリウが再び追いつかれ、、捕まり、再度の蹂躪を受けるといった
描写があると良かったかも。

SS投下、グッジョブです! 次回作も期待してます。
10583:04/04/08 23:31 ID:YjxjDXJ6
アドバイスどうも。
これから精進しまする。
他にSS投稿してくれる人が増える事を期待。
106白 ◆H.ND0VIp7k :04/04/09 04:40 ID:pCPQjZZl
無法召喚士のエルリク×ローゼは需要あるでしょうか?
文章を書くのは初なので、ヘボかもしれませんが…
ちなみにめんどいので共有感覚はなし、無理矢理エッチ突入の予定w
107名無しさん@ピンキー:04/04/09 11:07 ID:IbzxGPpP
早速新しい人キター!
共有が無いのはちと残念ですが、書いて貰えるだけでも無問題。
お待ちしてますので投下よろしゅう。
108白 ◆H.ND0VIp7k :04/04/09 18:50 ID:gP2zpuwN
前半部投下開始します、今回はエロナシ
所要時間1時間
私は『偽りの名は仮面導師』までしか読んでないので、その後は知るか( ゚Д゚)ゴルァ!!的な話ですw
現国11点・・・単位を先生のお情けで取った私です、期待はしないでください

109白 ◆H.ND0VIp7k :04/04/09 18:51 ID:gP2zpuwN
ネルクを出て最初の夜

「はあ・・・あのアホ姉・・・・余計な事ばかり言いやがって・・・」
エルリクはほかの仲間から少し離れた湖の近くでネルクでヒルデに言われた事を思い出し頭を抱えていた。
「結ばれるのは早いほうがいいわよ?あまり先延ばしすると、気まずくなういvthぃvぢぃvmとgtふぃ」
あの時は口を押さえて強引に黙らせたが、どうにも、あのヒルデの一言のせいでよからぬ事を想像してしまい、頭を冷やすために一人ここいるわけだが・・・
「まったくよ、俺にどうしろってんだよ、どうし・・・ろ・・・・」
とそこでおもわずローゼの裸を想像してしまった。
白く透き通るような肌、スラっとした足、キュっと締まった腰、小さすぎず大きすぎない胸の膨らみ、それらを装飾するかのような豊かな銀の髪、、、
「あーっもう!俺は何を考えてるだよ!」
頭を左右にブンブンと振り必死に妄想を振り払おうとした、すでに数回同じ事を繰り返しているエルリクであった。
110白 ◆H.ND0VIp7k :04/04/09 18:52 ID:gP2zpuwN
一方、ローゼの方も、、、

ローゼは横になりながら、出発の前日の姉との会話を、思い出していた。

「これからの旅、楽しみね〜♪私もついて行きたいぐらいよ」
ヒルデが楽しそうに言う。
ローゼは姉が何を言いたいか理解出来ずに返答に困っていると
「あら?わからないの?あの時、すごい事言ってたじゃない〜」
と呆れながら続けた。
「え?私?」
(私、何か言ったかな?)
思考を巡らしたが、何のことか思い当たらない
「『わたしの体はあなたのものよ、エルリク。あなたの体が私がわたしのものであるように』」
ヒルデが体をくねらせながら言った。
「あ、あれは、、、その、、、そうゆう意味じゃ」
慌てて否定するが、もうすでに姉は自分の世界にトリップしていた。
「愛し合う二人が旅の中で結ばれる・・・ああん」
姉は何やらいかがわしい妄想に耽っているようだ。
「結ばれるって・・・」
(やっぱ、あれの事よね)
111白 ◆H.ND0VIp7k :04/04/09 18:53 ID:gP2zpuwN
ローゼはバルティスでの事を思い出した。
寝間着越しとはいえ胸の谷間に手を置かれ、下腹まで触れられたあの感覚・・・
(あれ以上、、、の事、、、?)
想像した瞬間、体が熱くなるのを感じた。
(ってことは、胸も、お尻も、、アソコも、、、なにもかも見られちゃうのよね?)
今度は恥ずかしいような、けれど見てもらいたいような不思議な感覚に陥っていた。
「やっぱり、まんざらでもないみたいじゃない」
姉の言葉で我に帰ったローゼは
「ち、ちが、、、」
否定しても、その焦り様ではまったく効果はないだろう。
「まあ、エルリク君がその気になっちゃったら、拒否するつもりはないんでしょ?」
ヒルデがニヤニヤしながら言った。
「う、うん」
しどろもどろになりながら答えた。
「じゃあ、やっぱり二人専用のテントを・・・」
その後もローゼはヒルデにからかわれ続けた
112白 ◆H.ND0VIp7k :04/04/09 18:54 ID:gP2zpuwN

(う〜ん、私があいつの前でそんな素直になれるわけないじゃない)
ちらっと、エルリクの方を見る。
「?」
エルリクはそこにはいなかった。
起きあがり、周りを見回したがやはり、姿が見えない。
「ローゼ起きたんだ」
火の番をしていたヒースが声をかけてきた。
アゴニーも起きているようだ。
「エルリクは?」
「さっきの湖にいるみたいだよ」
「そう」
出来るだけ、気にしてないふりをしながら答える。
「気になるなら行ってくれば?」
ヒースがさらりと言った。
113白 ◆H.ND0VIp7k :04/04/09 18:54 ID:gP2zpuwN
どうやら、あくまで気にしてないそぶりは本人の独りよがりだったようだ。
「べ、別に、、、」
「じゃあさ、寝てるかもしれないから様子見てきてよ」
「うん、わかった」
キースが気を使ってくれたのだろう。
ローゼは湖の方に歩きだした。
「ローゼがんばってねー」
アゴニーの言葉にローゼはドキリとした。
(え?がんばる?何を、、、?そういえばエルリクと二人きり、、、?)
振り返ると、アゴニーが無邪気に笑っていた。
どうやら、何の意図もないようだ。
ローゼは再び、二人に背を向け歩き出した。
そして、姉との会話が再び脳裏に浮かぶ。
(もしあれだったら、キ、キスぐらいはいいかも)
心臓がドキドキしてるのがわかった。そして、エルリクの背中が見えてくると、さらにそれは高鳴った。
(よし、行こう)
決意を固め、エルリクに近づいた。




114白 ◆H.ND0VIp7k :04/04/09 19:01 ID:gP2zpuwN
理系の自分には文章書くのは厳しい・・・
まあ、これから精進していくつもりなので、今回は許して〜
。゚(゚´Д`゚)゚。

現在はエロシーンで苦戦中・・・共有はなしと言ったけど、ないとなんか違う話に成りそう
ただ、ぜんぜん、想像つかない
愛撫してる時、いれた時・・・モ(゚∀゚)━ウ( ゚∀)━(  ゜)━(  )━(`  )━ダ(Д` )━メ(´Д`)━ポ(;´Д`)━━━!!!
115名無しさん@ピンキー:04/04/09 19:06 ID:mpwRP7v5
がんがれ
116名無しさん@ピンキー:04/04/09 21:12 ID:KvJeRxKX
職人マンセー
スレッド活性化きぼん
117名無しさん@ピンキー:04/04/09 23:37 ID:pk6eTvw4
見た目の問題だけなのでどうてもいいっちゃどうでもいいんだけど、
カタカナ表記が全部半角なのは何かこだわりでもあるの?
とりあえずがんがれー。ノシ
118白 ◆H.ND0VIp7k :04/04/10 00:08 ID:2nWOvIxM
>>115
頑張ります〜
>>117
すみません、カナ変換の時の癖で…
無意識になっちゃうんですよね


エロシーンは相当時間かかりそうです(´・ω・`)
妄想は得意でも、表現力が皆無ゆえに…
119名無しさん@ピンキー:04/04/10 00:50 ID:a2ClRkGO
>>118
マターリ待ってますんでお気になさらず。
がんばれー。
120白 ◆H.ND0VIp7k :04/04/10 16:11 ID:yoLknMlu
エロシーン直前まで書きあがったので投下します

121白 ◆H.ND0VIp7k :04/04/10 16:12 ID:yoLknMlu
「こんなところで何やってんのよ?」
「はひっ!?」
思わぬ来訪者にエルリクはすっとんきょうな声をあげてしまった。
慌ててるエルリクを見て、ローゼは不思議そうに見つめてる。
「少し考え事をしてたんだよ」
よくありがちな答えを返す。
ローゼはエルリクのすぐ横に座った。
「また、何か大変な事を一人でなんとかしようとしてるんじゃないでしょうね?」
ローゼが疑惑の目を向ける。
「そんなんじゃねよ」
ぶっきらぼうに答える。
(おまえの裸を想像してました、なんて言えるかよ)
「冗談よ、で?何考えてたの?」
「それは言えない」
「なんで?」
「言いたくないから!」
「なによそれ!?相談ぐらいしてくれてもいいじゃない!」
「だから、相談できる事じゃねぇんだよ!」
「もういいわよ、馬鹿!!」
(あの時はなんだったのよ・・・なんでこうなっちゃうの)
泣きそうだった。ここへ来た時の甘い期待など消え失せてしまった。
しかし、立ち上がろうとしたその時、、、
「待てよ」
エルリクに腕を捕まれる。
「放しなさいよ」
振り解こうとした。
しかし、次の瞬間、、、
122白 ◆H.ND0VIp7k :04/04/10 16:14 ID:yoLknMlu
抱きしめられていた。
(え、、、そんな、、ずるい、、、こ、こんなごまかし方、、、)
「悪い、おまえの事を考えてたんだよ」
「え?」
「えーと、そのなんだ、ヒルデさんにいろいろ言われて、、、その、、、ゴニョゴニョ」
二人の顔が自然と赤くなる。ローゼにもエルリクの考えてた事がわかったからだ。
先ほどの怒りはもう消えてしまっていた。
そして、安堵していた、自分だけが空回りしていたのではないことに、、、
二人はしばし見つめ合った。
そして、ローゼは静かに目を閉じた。
その顔は月明かりに照らされて、より一層美しく見えた。
エルリクも覚悟を決め、顔を近づけていく。
唇が重なった、ほんの軽いキス・・・
二人とも顔に照れ笑いを浮かべる。
再び唇を重ねた、今度は少し荒く、深いキス。
エルリクはローゼの口の中に舌を忍ばせた。
「ん!?、、、んっ、、、」
ローゼは一瞬をビクっと身を堅くさせたが、すぐに自らも舌を絡ませていった。
(いや、もう何も考えられない)
体に力が入らず、頭が真っ白になっていた。

123白 ◆H.ND0VIp7k :04/04/10 16:15 ID:yoLknMlu
(やばい、こいつこんなに可愛かったのかよ)
エルリクは必死に舌を絡ませてくる目の前の女の子に完全に心を奪われていた。
抱きしめた時の柔らかさ、月明かりに照らされた顔、、柔らかい唇、、、
それら一つ一つがエルリクの理性を溶かしていった。
深く長いキスが終わり、終わりを名残惜しむかのようにわずかに糸がひいた。
(これ以上はさすがにな)
最後にわずかに残っていた理性がブレーキをかける。
ゆくっりと目を開けて、ローゼの顔を見る。
目がトローンとし、頬は薄く紅くなり、ウットリとしているような、恥ずかしがっているような表情だった。
今まで、見たことない表情だった、普段ではぜったい見られない表情に最後に残っていた理性も完全に吹っ飛んでしまった。
(そんな顔すんの反則だ、ああっもう!)
エルリクはローゼを優しく押し倒した。
124白 ◆H.ND0VIp7k :04/04/10 16:26 ID:yoLknMlu
さくっとヤラセテ、さくっと終わるつもりが、色々遊んでたら思ったより長くなってしまいましたw
次回はやっとエロです。
共有感覚なしなら簡単に書けそうですが、原作でかなり重要な要素だと思うので挑戦してみるつもりです。
ただ、交わってる時の相手の快楽は自分にくる時はその部分にではなく、漠然とした快楽として表すつもりです。

ではノシ

125323:04/04/10 19:12 ID:xs6tXAx4
>>70さん
いやぁ、ありがとうございます。駄文には勿体無いお言葉です。
基本的にダーク路線で完結したいと思っていますので、続き書く前に純情路線に目覚めたとかりしたら
その時はごめんなさい。

>>71さん
駄文にそこまで興奮して下さってありがとうございます。 これからもよろしくお願いします。

>>72さん
原作でキャラが確立されているので、「キャラ違う」と言われないかびくびくしながら書いてます。
なんとかご期待に沿えるような結末目指して頑張りますんで、どうかよろしくお願いします。

>>73さん
ルナル一巻、家に帰ってきたらブクオフで売られていました。
続きを修正中、時々リアラとサーナのキャラ絵を忘れてしまって焦ってしまう。
なんとか脳内のルナル一巻片脳に、続き書いていくんで罵倒半分、蔑み半分で失望しながらお待ち下さい(w

>>83さん
いやーさすがです。思わずぐぐっと引き込まれちゃいました。
本文もツボにはまっちゃいましたが、最後にスィリーが出てきた所が良かった。
十分秋田節でGJでした。

>>白さん
召喚士ss中々いいです。ローゼが可愛いですね〜
個人的に一番好きなのはデル師匠ですが、エルリクもローゼもかなり好きなキャラです。
そのおかげでとっても続きが気になる今日この頃です。
感覚共有は是非頑張ってほしいです。

もう少ししてまた家に帰ってこれたら、リアラの続きか外伝の野外調教とルナル短編、
ドラマクかEMEかホルスの短編を載せたいと思っています。
期待してる人なんかいないと思いますけど、もしss載せる時はどうかよろしくお願いします。
126名無しさん@ピンキー:04/04/10 22:03 ID:5w5TsC/P
小林めぐみの道楽貴族オアジズの冒険キボン
俺の中で最近萌える小説、ヒロインに抱きついて寝る主人公カコイイ
127名無しさん@ピンキー:04/04/11 00:23 ID:wRThfNUA
平井骸惚此之中ニ有リ、の太一と涼キボン

最近富士見ミステリーのがファンタジアより面白い……
128名無しさん@ピンキー:04/04/11 03:25 ID:wvsdvdfv
>>124
おお、挑戦ですか、それは嬉しい。
初々しい二人が萌え。続き期待してます!
129名無しさん@ピンキー:04/04/12 00:04 ID:UBjNHffH
>>125
ってか、ルナルというかリアラ最高です……
黒翼鳥の痴態も見てみたいし、どうかこれからも長々とファンを楽しませて下さいませ……
130名無しさん@ピンキー:04/04/12 09:51 ID:eGuIPJqZ
>>125

EME… いやリアラ陵辱を最優先で… で、出来ればEM…ゴフンゴフン
それか、レル…ゲフンゲフン

上の文は無視して書きたいものを書いてください。
131名無しさん@ピンキー:04/04/12 22:31 ID:X76+jrfg
スレが新しくなってから神がいっぱい降りてきている・・・
132名無しさん@ピンキー:04/04/13 18:15 ID:ebFeUSmw
アオママ・・・ と書いておけば願いが叶うと信じて(w
133名無しさん@ピンキー:04/04/14 14:12 ID:soGfrzai
トゥインクルスターシップのセイジハーレムきぼん
134名無しさん@ピンキー:04/04/14 21:31 ID:x9MbmALV
4999人相手となると、仮に一年あっても1日13〜14人……。
死ぬな、確実に。
135名無しさん@ピンキー:04/04/15 18:07 ID:/Zg7z5+P
蒼お姉さん希望
136Xな無しさん:04/04/16 10:50 ID:EkiuN2Dn
 刻はすっかり宵の口。人も家も車もなく、ただ延々と続く道路を眠たいのを我慢しつつ紅は運転していた。
 助手席には蒼がいる。完璧に近い美貌、艶のある黒髪、引き締まった肉体、長い長い足。それが巽蒼乃丞だ。
「ねえ、紅君」
「なんです?」
「フェラ……好き?」
「うわっ」
 車を急停止させた。
 この展開どこかであったような気が…などと異常に回転率が悪い脳で考える紅。
「いきなりなに言うんですか」
「17歳ぐらいだったら、興味ある年頃じゃないの?」
「な、ないと言ったら嘘になりますが…」
 車を発進させる。
「じゃあ、どんな感じのがいいの?」
「…どんな感じって言われても…よくわかりませんよ」
「他にどんなのが好きなの?」
「あんまり、経験がないのでよくわかんないですよ」
「ほら、ベンツとかランボルギーニとか」
「車よりバイクのほうが好きですね。ハーレーあたりが」
 車は東京に向かっていく。
 どんどん眠気も強くなってゆく。
 任務が終わって、紅の体力はほとんどなくAAも打ち止めだ。
137Xな無しさん:04/04/16 10:51 ID:EkiuN2Dn
 蒼は暇そうにして真っ暗な風景を眺めていた。
「あっ」
 蒼が言った。
「今度はなんです」
「フェラーり」
「ハ?」
「紅君、フェラーリとフェラを聞き間違えたのね」
「………」
「集中力が足りないわ」
「わかりましたよ、もう」
「ところで、紅君」
「フェラってしたことある」
「だから、バイクのほうが好きですよ」
「したことがないのね。わたしもないわ」
「………」
 紅は自分の頭が混乱していた。それに疲れと眠気も絶え間なく襲ってくる。
「だから、今からやってみましょう」
「えっ」
 そう言うとすぐ紅のズボンのボタンとチャックをはずし、トランクスが露わになる。
「なっ、なにしてるんですか」
 紅の抗議は無視され、トランクスのボタンに手をかけ…外れる。
 トランクスの中の紅のベレッタが月明かりの下に晒される。
「あら、紅君家政なのね」
 そんな感想を聞く余裕がない紅。なんで蒼さんが?なぜそんなに手際がいい?
 止めさせよう。いや、いま運転中だからどうする?そんな考えが、一瞬のうちに頭を駆け巡る。
 蒼の長く細い指先が紅の急所に触れる。
 ひんやりとして、やさしく触られる。それだけで紅の急所にどんどん血が流れていく。
 ゆっくり、やさしく根元から先端まで揉まれて擦られるうちに紅のベレッタがMAXに。
「やめてくださいよ」
 またも無視され、片方の手で裏筋をもう一方で先端をもてあそばれ、言いがたい快感が紅を襲う。
 突然暖かくぬるりとした感触に包まれる。
138Xな無しさん:04/04/16 10:52 ID:EkiuN2Dn
 紅はおそるおそる下を見ると、蒼の頭が股間部分の所に…
「はぁ…」
 自然と喘ぎがでてくる。歯を立てずゆっくり丁寧にかんでくる。
 この新鮮な感触に何も考えらない。
 次にカリの部分を重点的に舐めてくる。車内に淫猥な音が響き渡る。
 緩急もつけ始め、もう紅のベレッタは限界ギリギリになったとき、いきなり暖かさと快感がなくなった。
「紅君」
 蒼が頭をいきなり上げ、紅を睨む。
「…なんですか」
 頭の中は快感と混乱の渦中で何も考えられない。
「わたしをおかずに使ったことがある?」
「…はい」
「悪い子ね。そんな子にはおしおきしなくちゃ」
 蒼の手が強くそれを握りしごる。さっきとはまったく違う快感に紅は襲われる。
「ちゃんと前見て運転してね」
 極上の微笑みを浮かべ、ペースを上げていく。少しずつ息が荒くなっていく紅。
 片方の手がシャツの中に滑り込み、紅の乳首に直に到達する。
「乳首もたってる。むっつりスケベなんだ」
 そう言うと胸への愛撫を開始する。円状に撫でたり摘まんでこりこりもしてくる。
 二点同時攻撃。いや、いま目の前にいるこの綺麗な顔に見られていることも含めると、3点同時攻撃か。
「反省した?」 
「…はい」
「素直でよろしい。ご褒美をあげるわ」
 手を止め再度フェラに切り替えた。激しく情熱的で濃厚なものだ。
139Xな無しさん:04/04/16 10:53 ID:EkiuN2Dn
 裏筋を中心に、まるで掃除機のように激しく吸う。なおかつ両手で弾倉を愛撫されたら、童貞野郎は白旗を振るしかない。
「あっ蒼さん」
 弾が出てくる瞬間、蒼の口が紅の銃身をつつみこみ…
 どくっどくどく…
 口の中で爆発した。過去最高の量を発射の余韻にひたる紅。
 次の瞬間、蒼の唇がせまってきて…キスをした。口の中に弾がたっぷりと状態で。
 紅の口に入る弾。青臭い。
「半分こよ」
 飲み込んだ味は…苦かった。
 紅はそう思うと目の前が真っ白になっていった…………
140Xな無しさん:04/04/16 10:54 ID:EkiuN2Dn

「うおっ!!」
 紅は目を覚ました。
 ここはどこだ。
 俺の家だ。
 昨日の途中から記憶がない
 いや、正確には今日の途中からだ
 …まあ、いいか
 こうして乾紅太郎一日が始まる
141名無しさん@ピンキー:04/04/16 20:02 ID:SoltMbWO
乙であります!
噛み合わない会話にわろたw
142名無しさん@ピンキー:04/04/16 20:20 ID:SoltMbWO
>>134
ブリッジクルー+α限定でいいので誰かお願い
143名無しさん@ピンキー:04/04/17 23:58 ID:ke6mCC8+
>124
ぐっじょぶ。

気が早いですが姉をまじえた3Pもきぼんぬとか言ってみる。

共有感覚のあり/なしでどう違うか?
144名無しさん@ピンキー:04/04/19 14:54 ID:WwbYvpDz
ハルヒの単独スレが立ったね。
しかもさっそく書き手が来てるし。
このスレで三ヶ月ご無沙汰な二人のハルヒ書きさんも来てくれないかなあ。
145名無しさん@ピンキー:04/04/25 15:21 ID:Ifnmn0qF
終わりのクロニクル3巻を読み終え、ガイドライン板を読み、ヘンテコなネタが思い浮かんだ。

・――金属は生きている

「生き物にはいくつかの命題があるが、その中の一つに"繁殖"がある。
 しかし、自動人形にはほぼ女性型しかいない。
 男性型が勤勉なのか、あるいは・・・」
そういうと佐山は、Sfのスカートを勢いよく、
「"めくりたいのじゃ――!"」
めくった。
146名無しさん@ピンキー:04/04/25 15:58 ID:Ifnmn0qF
新庄は、はっきりと見てしまった。
Sfのパンティーに、くっきりと浮き上がるソレを。
「お、大人!?」
「落ち着きたまえ、新庄君。
 そう、彼女にも、いや、自動人形全てには、
 現在の君と同じモノが付いているんだ。いわゆる――」
「ふたなり、じゃな。」
「その通りだご老体」
佐山は、にこやかにサムズアップする大城・一夫の肩を掴む。
「さて、ご老体。ノートPCを起動したまえ。
 そして、ttp://that2.2ch.net/test/read.cgi/gline/1082278895/を開くんだ
佐山とPCの組み合わせにトラウマが生まれたのか、
大城はやけに素直に操作する。
「・・・既にリンクが紫色なんじゃが?」
「ほう、流石は煩悩の囚人のようだ。」
ディスプレイに映し出されたのは
大規模巨大掲示板群の中にあると思しき一つのスレッド。
「自動人形がふたなりならば、
 彼女たちも、このように『ぱゃんに゛ゃんじゃんじゃいぃぃっ!』だの
 『気持ちいすぎてクルクルパーになっちゃうですうぅッ!』だのと叫ぶ。
 生き物である以上、快楽には逆らえないものだよ。」
そう言って、新庄に振り返る。
「そうだろう、しんじょうくうわ何をするやめたまえ虎星の連射はs」

そんな3rd-Gとの交渉。続かない。
147名無しさん@ピンキー:04/04/25 19:43 ID:ZJUP8+kH
忍2ニンジャで誰か書いてくれないかな。

悪鬼玉を呑んでしまったマコトが、桃香・涼葉・かなでを相手に不埒な悪行三昧のを…
148名無しさん@ピンキー:04/04/25 22:27 ID:cBvBHScL
期待ー
149323:04/04/26 13:24 ID:Nn6l9yE0
また家に帰ってこれたので、今週中か少なくともGW前には
2〜3作品連続投下していきたいので、その時はどうかよろしくお願いします。
内訳は、リアラ続き・ルナル短編・EMEかホルスの短編を投下したいと思っています。

そこで投下前に皆様に質問ですが、親子丼はお好きですか?(新作で親子丼があるので)
150名無しさん@ピンキー:04/04/26 18:02 ID:mU3Nb57d
302サン デキレバカンカクアケナガラトウカシテホシイ
151名無しさん@ピンキー:04/04/26 18:58 ID:mU3Nb57d
↑ゴメン 323サンダッタ
152名無しさん@ピンキー:04/04/26 19:06 ID:kBLMHX4K
>>150
ナンデ? イッキニトウカシテホシイヨ
153名無しさん@ピンキー:04/04/26 20:01 ID:NNDvexgM
大抵のスレでは、細切れ投下ウザイ、まとめて投下しろって奴が多いよね。
それも鬱陶しいが。

書き手のやりやすい形で投下すれば良いと思うけどな。
154名無しさん@ピンキー:04/04/26 22:27 ID:TqmaaDhF
親子丼、ハァハァ・・
と、とりあえず323さんに任せます
ぐっ、もう遅いかもしれないけど、ホルスと同じ作者繋がりでチキチキキボンとか言ってみる

…気にしないで下さい
155名無しさん@ピンキー:04/04/27 00:24 ID:EdkddU1Z
ホルスだと、変態シスコン眼鏡兄貴とパントマイマーゴスロリ妹でしょうか?
自称天才鉄拳娘の出番はあるのか? 期待してます。
ついでに私も親子丼ハァハァ。
156名無しさん@ピンキー:04/04/28 09:36 ID:1yfIw+Hl
EMEを負けずにキボン、ハァハァ
157名無しさん@ピンキー:04/04/28 21:43 ID:6gOlrNBG
闇医者デュラハンキボンとこっそり言ってみる。



                                                  無理か。
158名無しさん@ピンキー:04/04/28 22:01 ID:S0PbFBu9
いろんたまキボンヌ・・・・・(´ω`)にゃぎー
159名無しさん@ピンキー:04/04/28 22:39 ID:RYG6QdMo
ランブルフィッシュきぼん
160名無しさん@ピンキー:04/04/28 23:48 ID:bjB7HNh4
エンハウでミズーたん…
161名無しさん@ピンキー:04/04/29 00:21 ID:dVVv++a/
自分で書けば良いじゃない
162名無しさん@ピンキー:04/04/29 00:26 ID:rVSb9D7a
>>161 やってみたけど駄目でした・・・・・
163名無しさん@ピンキー:04/04/30 00:33 ID:k72yoFfE
バッカーノ!のエロパロキボン
164名無しさん@ピンキー:04/04/30 01:42 ID:R4Fbc7Lh
馬鹿に萌えキャラいたっけ?
165名無しさん@ピンキー:04/04/30 02:47 ID:T1F8aUGS
女キャラを挙げると
無賃乗車女とホム子とダメ男の彼女とお嬢様とミリアと不死者生き残り、政治家夫人辺りかな。
・・・ミリア以外、名前が出て来ねえ。
166名無しさん@ピンキー:04/04/30 02:56 ID:n+HO8OtF
クレア×シャーネとかジャグジー×ニースとか。
167名無しさん@ピンキー:04/04/30 03:17 ID:Nfz/3fqm
成田作品の女キャラって、爽やかだったり格好良すぎだったりで、
オレ的にはいまいちエロ妄想までたどり着けない。
168名無しさん@ピンキー:04/04/30 14:12 ID:CutxjZPh
行為の途中で膜が再生してしまうために物凄く痛がるエニスと、
もっとしたいと思いながらもエニスを気遣ってあんまりできないフィーロ、

……という光景が脈絡もなく思い浮かんだ。
169名無しさん@ピンキー:04/04/30 19:18 ID:qbX2Kcxl
「我が家のお稲荷さま」の狐⇒透をきぼん
170名無しさん@ピンキー:04/05/01 23:53 ID:TSRjdJTx
い、淫行!!
171名無しさん@ピンキー:04/05/02 00:52 ID:nxSXPIrg
ところで、森博嗣作品を投稿するとしたらココでいいんだろうか?
Vシリーズなんかはラノベと考えて問題無い気もする。
172名無しさん@ピンキー:04/05/02 00:58 ID:yM6bQEO4
>>171
あ(ry
173名無しさん@ピンキー:04/05/02 13:54 ID:P0SXjtSQ
職人さんが増えてクレクレ厨も増えましたな
174323:04/05/02 18:26 ID:LKKC03w7
えー、ちょっと身体の調子の都合で家に帰ってくることが出来ず、
ssアップが遅れてしまいました。
とりあえず、リアラの続きとルナルの新作を一つ放流します。
その後、もう一つ新作を流しますので許して下さい。

それでは、お目汚しかもしれませんが流させて頂きます。
そんなもん見たくねぇ!という方はスルーして下さい。
175323:04/05/02 18:27 ID:LKKC03w7
『リアラ陵辱』

幕間2

ギリッ… ギリッ… ギリッ…

擦れるような音が響く。
ぼんやりとした魔法の灯りが灯る室内に、断続的に響く音。
妖しい光を投げかける魔法の灯りに、一つの人影が映し出される。

ギリッ… ギリッ… ギリッ…

歯軋り、一目で高級と分かるドレスを端麗に着飾り、どこか妖艶な雰囲気を漂わせる妙齢の女性の唇。
音はそこから発せられていた。

ギリッ!

一際強く歯軋りを鳴らすと、手にした水晶球を指が白くなる程に握り締める。
閉じていた目がゆっくりと開かれていく。
サーナイア・スレム。キーンブルグ領主トールメイラー・スレムの夫人として容姿端麗な非の打ち所のない女性。
だが、開かれたその目は彼女を知っている者から見れば驚く程血走っていた。
領民の前で見せる淑女とは似ても似つかぬその姿は、夜叉か羅刹か…
176323:04/05/02 18:28 ID:LKKC03w7
ドン!!!

空いている手で傍らの机を叩く。いや、もはや殴ると形容したほうがいいと思える勢いで手袋に包まれた手を振るう。
鬼気迫る表情で水晶球を見つめ、地獄の底から響くような声を絞り出す。

「…そう… そんな風に愛されたのね、リアラ…」

ギリッ!

「私を励ましてくれたその口で、そんなにも淫らであさましい声をあの人の前で上げていたのね…」

ギリッ!

「私を見つめていたその瞳で、そんなにも潤んで媚びた瞳をあの人に向けていたのね…」

ギリッ!

「私と一緒に水浴びをしたその身体で、そんなにも淫乱で妖艶な痴態を晒してあの人を誘惑したのね…」

ガンッ!!!

「リアラリアラリアラリアラリアラァーーーーーー」
177323:04/05/02 18:29 ID:LKKC03w7
パチン!

「気はすんだかね…」
「…ええ、大丈夫よ…」
指を弾く音と共に、暗闇から黒いローブを纏った魔術師、否、邪術師-黒翼鳥が現れる。
同時にかけられた声に息を整えながら言葉を返すと、赤い血が流れる唇に指を添える。
「娘の方の準備が出来たので伝えにきた。それとこれが完成したので渡しておこうと思ってな。」
そう言うと、懐から細長い宝石箱のような物を取り出す黒翼鳥。
それを先程サーナが叩いていた机に置くと、感情の篭らぬ瞳でサーナを見据える。
「あとは、それだな。別に壊してもいいが、編集作業は結構な手間がかかる。
無駄は嫌いな性質なのでな。壊される前に渡してもらいたい。
…まぁ、儀式が遅れてもいいと言うのなら私は別に構わんがね。」
虚ろな視線をサーナが持つ水晶球に注ぎつつ、赤い口元に笑みを浮べる黒翼鳥。
「あら、私は別にこれを壊そうなんて思っていないわ。ただ、とっても素敵な物を見てしまったせいで
少し興奮してしまっただけ… …そう、ただそれだけよ。」
指を滴る赤い血を陶然とした表情で舐めあげながら、
まるでそれが宝物のように手にした水晶球を捧げ持つサーナ。
「だってこれは、私の親友リアラの最高の舞台を整える為に、必要な物なんですもの… 
そんな大切な物を壊すなんて、私にはできないわ。」
愛おしそうに、血のついた舌で水晶球を舐めあげるサーナ。
その瞳は潤み、上気した顔は陶酔の表情を浮かべている。
その姿だけを切り取るなら、それは神に供物を捧げる巫女の如き絵になるだろう。
或いは、悪魔に生贄を捧げる悪魔の使徒か…
しばらくの間、一つの絵画のように動きを止めていたサーナは、不意に表情を崩し
自身を鑑賞していた観客に視線を戻すと、捧げ持っていた水晶球を鑑賞者に差し出した。
「さぁ、舞台を整えて頂戴。私の大好きな親友、リアストラ・ヘイル、
そしてその娘メノミリア・ヘイルの為の最高の舞台を!
愛すべき二人の親子が生まれ変わる最高の舞台を用意して頂戴。」
「…承知した…」
冷笑をその薄い唇に浮かべながら、恭しく水晶球を受け取ると
闇に溶け込むように部屋の奥に消えていく黒翼鳥。
178323:04/05/02 18:29 ID:LKKC03w7
その姿を満足そうに見つめるサーナ。
やがて完全にその姿が闇に消え去ると、そのままベッドサイドにある机に向かう。
そのまま机に歩み寄ると、先程黒翼鳥が置いた箱をその手で撫であげる。
「…待っていてリアラ。あなたが一番喜ぶ贈り物を用意していくから…
あなたと私、そしてあの人の… 全てを結ぶ最高の贈り物を…」
机に置かれた細長い箱。
その箱を手に取ると、両手で捧げ持つように顔の前に持ち上げる。
目の高さまで持ち上げたそれを、しばらく目を細めて見つめるサーナ。
じっと… 箱を見つめ続ける。
まるで一体の彫像がそこに出来たかのように、箱を掲げた姿勢のまま動かないサーナ。
魔法の明かりに照らされたそれは、神が創った芸術の如き美しさを湛えてそこに存在する。
否、創りあげたのは悪魔か… それとも…
…と、その肩が小刻みに震え始める。
179323:04/05/02 18:30 ID:LKKC03w7
「…ふふふふふふふふふふふ…」
笑っていた。身体の内側から抑えきれぬモノが噴出すように、低く、低く、殊更に低く…
木霊する。サーナの口から発せられる笑い声が、魔法の灯りに照らされた室内を埋めていく。
その声に共鳴するように壁に照らされた影が、小刻みに妖しく揺れ動く。
「…ふふふふふ… うふふふふふふふふふふふふ…」
サーナの端正な唇は横に開き、月の祝福を受けた人々の微笑みよりも妖しい笑みを形作る。
歪められた唇の上にある瞳は、愛おしむように掲げられた箱を見つめ続ける。
極限まで細められた瞳は心を写し取ったかの如く、暗く濁っていた。
まるで、空に浮かぶ黒の月の歪みを瞳に湛えるかのように…
「…リアラ…」
部屋に満ちていた笑い声が唐突に止む。いまだ反響して木霊している声に被さるように、
「さぁ、宴を始めましょう、リアラ… 古いあなたの罪を浄化して、
新しいあなたに生まれ変わらせる宴を…
あなたと、あなたの大切なメノアと共に、私の本当の親友リアストラ・ヘイルの誕生を祝う宴を…」
陶然とした表情でそう呟くと、掲げていた箱を大事そうに胸元に抱えるサーナ。
宝物のように抱えた箱を手袋をした手で撫で上げると、灯り続ける光に暗い笑みを映し、
瞳の色と同じ闇に消えていった。
180323:04/05/02 18:59 ID:LKKC03w7
『レルシェ―愛―』

―…この人にはどう映るのだろう…
―派手な女? 積極的な女性? 綺麗な人? それとも…

―…この人は私を仲間だと思ってくれているの…
―私はあなたの敵になるかもしれないのに…

―…この人はどうしてそんな目で私を見るの…
―違う… それはあなたの本当の心じゃないのに…
―私がそう仕向けた心なのに…

―…この人はどうしてその言葉を言うの…
―真っ直ぐに… 私の心を掻き乱すその言葉を…

―…やめて…やめて…やめて…
―違うの… あなたのその言葉は違うの…
―あなたの本心じゃないの… 私が操った心なの…

―だからそんな目で見ないで… そんな言葉を言わないで… そんな心を私に向けないで…

―私を掻き乱さないで… 私を狂わせないで…
―…私を… 愛さないで…


「愛してる」


―わたし…を…あい…し…て…
181323:04/05/02 19:00 ID:LKKC03w7
空に月が… 青と赤、人間を導く双子の月が優しく光を投げかける。
森に滲みる闇の中、
アンディとレルシェ。ガヤンの若き神官とアルリアナの踊り子。
優しい月の明かりの下、空に寄り添う月のように二人もその身体を重ね合う。
あたかも、語り継がれる英雄と待ち人の伝説のように…

「…レルシェ…」
アンディがどこか不器用に、レルシェの身体を抱き締める。
不器用に、だが優しく愛おしむようにかき抱き、唇を重ねていく。
「…ん…」
黒い瞳を閉じ、静かにそれを受け入れるレルシェ。

…チュッ…クチュッ…チュッ…

ごく自然に、互いの唇を貪りあう二人。
触れ、合わせ、舐め、絡み合う。
「…アンディ…」
唇を絡ませあいながら、目の前の男の名を呼ぶレルシェ。
森に、絡み合う音と名を呼ぶ声が木霊していく。
182323:04/05/02 19:01 ID:LKKC03w7
「あの… さ、触ってもいいかい?」
その言葉に、アンディの視線が自分のはだけた胸に注がれているのに気づく。
その視線に少し頬を赤くして微笑むと、アンディの右手を取り自分の少し露になった胸元へ誘う。
「…いいよ…」
アンディの手が自分の胸に触れる。自分の胸が彼の手によって形を変えて妖しく揺れる。
どこかぎこちなさげに動き続けるその手を、包み込むように、アンディの掌の上から自分の掌を重ね合わせる。
「つよく… うごいて…いいよ… こんなふうに…」
自分の手がが動く度、それに合わせて彼の手が動き微かに震える胸を揉みしだく。
最初はぎこちなかった彼の手が、次第に意思を持ち、強く、大きく自分の胸を這い回っていく。
「…んぁ……アンディの…手が…」
吐息が掠れるように漏れ出る。アンディの手で愛撫されている胸、そこに感じている快感が、
全身へと広がっていく感覚に、自然と声が出てしまう。
痺れにも似た感覚が、アンディ手から広がっていきレルシェの頭を蕩かしていく。

クリッ!

「あふんっ!」
動かされる指が、愛撫によって自己主張をし始めた桃色の突起に触れられる。
そこを摘まれた瞬間、電流が走るように全身に甘美な衝撃が走り抜けた。
予期せぬ衝撃に自分とは思えぬ程の甘い吐息が零れる。
それに反応したアンディが、そこを中心に胸を揉みしだく。
「んふっ! はぁ… …ンディ… くぅっ…」
既に自由となっていた口が、与えられる刺激に合わせて淫らな嬌声を上げていく。
(わたし… ん… こんな… つっ! 少女みた…いに… …でも… 気持ち…いい…のぉ…)
溶かされていく意識の中、聞こえてくる嬌声が己のモノとは思えなかった。
そんな自分の初心な声にレルシェが混乱していく中、アンディは目の前の女性をもっと悦ばしてあげたい
という気持ちが湧き出てくるのを抑えることが出来なかった。
183323:04/05/02 19:02 ID:LKKC03w7
ペロッ…

「ふぁっ! ひゃふぅ…」
不意に与えられる刺激。唇を離れたアンディが朱く染まった首筋に舌を伸ばしたのだ。
「だ…かんじ…ひゃうっ! ア…ディ…あうっ!」
唇から首筋へ、そして胸へ降りてきたアンディの唇が、愛撫と興奮で尖った乳首に口づける。
熱く尖った先端を熱い唇で塞がれたレルシェは、乳首を走る快感にその身を震わせる。
「…ぁ…ア…ディ…いい…かんじ…ちゃう…」
舐める。啄ばむ。噛む。目の前の敏感に揺れる突起を、赤ん坊のように優しく、そして赤ん坊よりも激しく愛撫する。
その情熱溢れる本能的な愛撫が、レルシェの官能をより高みに燃え上がらせていく。
背中に回されていた左手が、男の本能か自然にレルシェの秘所へと添えられる。
既にそこは、アンディから送られる快感で熱く淫らに潤っていた。

クチュ…

「…あん… くっ…」
「レルシェ… あつ…い…よ…」

チュプッ…

潤った秘裂は待ち焦がれていたかのように、アンディの指をその口に咥え込む。
184323:04/05/02 19:03 ID:LKKC03w7
クチュ… チュ… クチュ…

「くっ… あっ… ふぅん…ん…」
たどたどしい指の動きが、レルシェの身体に極上の快楽を与える。
秘裂を撫で、膣壁をなぞり、淫核を摘む。不器用ながらも心のこもったその動きが、
レルシェの官能をより激しく、より淫らに高ぶらせていく。
「アン…デ…ィ… いい… いいのぉ… はうんっ!」
右手が摘まれて震える右の乳首を、唇が唾液で妖しく輝く左の乳首を、左の手が潤い濡れる淫らな秘所を、
摘み、弄くり、舐め、噛み、なぞり、愛撫する。
まるで全身を一つの巨大な生物に飲み込まれて愛撫されている錯覚する覚えるほどに、
レルシェの意識は与えられる快感に翻弄されていく。
「レルシェ! レルシェ! レルシェ!」
「いい! もっと強くぅ! もっと激しく… 激しくしてぇ! わたしを狂わせてぇ!」
アンディの手が、唇が、指が自分の身体を支配する。
そして支配された身体に、休むことなく与えられる快感。
まるで、アンディの心の中の愛情が直に伝わってくるかのような快感に、レルシェの頭は真っ白になっていく。
「アンディ! アンディ! アンディ!」
最早、年上とか相手が未経験とかの考えは浮かばず、ひたすら相手の名を呼ぶ事だけしか出来ないレルシェ。
ただただ、うわ言のように愛しい彼の名を呼び続け、与えられる快楽に身を任せる、
レルシェに出来たのはそれだけであった。
185323:04/05/02 19:04 ID:LKKC03w7
ギリッ!!!

「ひっ! ひゃああああああああぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」
アンディの歯が乳首を、指が淫核を押しつぶした瞬間、今まで以上の刺激がレルシェの身体を走る。
その刺激が、レルシェを絶頂へと押し上げる。
余韻に火照る身体の力を抜き、ぐったりと倒れこむレルシェ。
口は半開きに、瞳はぼやけ、四肢は震え、秘所は愛液を垂れ流す。
そんな絶頂の余韻に浸りながら、ぼんやりとした頭でひとりごちる。
(わたし… イっちゃったんだ…)
恐らく経験のないアンディにイかされた事を、靄がかかった頭で考える。
どこか心地よさを感じさせる今の状況に浸っていたレルシェの思考は、不意にかけられた声に遮られた。
「レ、レルシェ、ごめん。だ、大丈夫かい!」
絶頂の叫びと共にぐったりしたレルシェに驚き、慌てて覗き込んでくるアンディ。
自分がイかせた事も分からず、おろおろとこちらを見つめるアンディに、
何故かおかしさがこみ上げるレルシェ。
身体中に広がる心地よさとおかしさを感じながら、未だ余韻で震える身体を無理に起し、
尚も何か喋ろうとする目の前の口を己のそれで優しく塞いだ。
186323:04/05/02 19:04 ID:LKKC03w7
「レルシェ… いいかい…」
「…うん…」
草に敷いたマントの上に服を脱いで仰向けになり、同じように全裸になった最愛の男を見上げるレルシェ。
その肌は先程の絶頂によって朱に染まり、
伝説のアルリアナの乙女さながらの美しさを、月明かりの下に描き出す。
至高の芸術品の如き裸身に息を呑むと、アンディは震える手でその作品に手を伸ばす。
「大丈夫… きて…」
伸ばした手にそっと添えられる彼女の手。それに導かれるように身体を重ね、
自らの怒張をレルシェの秘所へと向ける。
既にそこは、アンディの愛撫とレルシェの期待で蕩けるほど熱く潤っていた。
187323:04/05/02 19:05 ID:LKKC03w7
ニチャ…

アンディがレルシェに触れると、愛液を溢れさせた秘唇がまるで生き物のように蠢く。

チュルッ!

「くっ! うう…」
「んっ…」
緊張しているのか、擦りつけるように滑らせてしまうアンディ。

「…ぁ… 慌てないで… そう… そのまままっすぐ… くぅっ!」

クチュッ!

「ぐっ… レ…ル…シェ…」
「…んっ…」
レルシェの導きで、ゆっくりと入れていくアンディ。
潤いによる愛液で、抵抗なく入っていくアンディの怒張。
ある程度入ったところで、アンディがレルシェの顔を覗き込む。
気遣わしげにこちらを見据える瞳に、大丈夫の意思を込めくちづける。
静かに動き始めるアンディの身体。
ぎこちなくも本能のように動き始めた身体に、レルシェも自分の動きを合わせていく。
188323:04/05/02 19:06 ID:LKKC03w7
ズッ… ズッ… ズブッ…

「…レルシェ…」
「…うん… アンディの好きな風に動いて…」
静かな律動が次第に速くなっていく。
ぎこちなかった動きが、まるで元から知っていたかのような動きに変わっていく。

ズブッ! ズッ! グズッ!

「レルシェ… レルシェ… レルシェ…」
「んっ… あっ… いいっ…」
「レルシェ!」

ズブッ!

言葉と共に突き出された怒張が、溢れる愛液を潤滑油にして奥へと滑り込む。
「はああぁぁぁぁ……あぅ………っあぁ…」
一気に奥底まで侵入され、嬌声を上げるレルシェ。
秘奥の奥の奥まで突かれるその甘美な衝撃に、激しく身体を仰け反らせる。

グチュッ! グチュッ! チュッ! チュグッ!

「あっ、あっ、あっ、あっ………」
アンディの動きとレルシェの声がリズムを刻む。
不器用な、それでいて真っ直ぐな一突き毎にレルシェの背が反り返り、赤の髪が燃え立つ炎のように輝き揺れる。
一心不乱に目の前の愛しい女性の姿態をかき抱きながら、荒い吐息を吐き出す唇に己のそれを重ね合わせていく。
「レル…シェ…レルシェっ…」
名を呼ぶ事でそれが己の物だと証立てるように、アンディは唇を重ねたまま目の前の女性を求め続ける。
「アンディ… アンディ… アンディ!」
それに答えるように、レルシェもまた目の前の男の名を呼び、初恋の少女のように求めていく。
189323:04/05/02 19:07 ID:LKKC03w7
「レルシェっ!!!」

グボッ!!!

「ひゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁん…」
自分の名と共に今まで以上に深く突き立てられたアンディの怒張が、レルシェの最奥に届く。
突然の予想もしない快感に、レルシェは喉も涸れよと言わんばかりの嬌声を響かせた。

グブッ! グズッ! グチュッ!

「は、はぁぁぁ・・・ん・・ぁ・ああぁぁ・・・は、はげしっ・・すぎ・・・ッ!!」
全身が痺れるような快感の中、幼子のように自身を抱きしめる身体に身を寄せるレルシェ。
それに答えるように、アンディも身を寄せる身体を更に愛おしく狂おしげに抱き締める。

「アンディっ! アンディっ! アンディっ!」
「レルシェっ! レルシェっ! レルシェっ!」

互いに互いの名を叫び、姿態を絡ませあう。
互いの声しか聴こえず、顔しか見えず、鼓動しか感じない。
世界が閉じる。目の前の男、目の前の女しか居ない世界に二人は堕ちていく。
190323:04/05/02 19:07 ID:LKKC03w7
グチュッ! グボッ! グチュッ!

「好きぃっ! 好きぃっ! 大好きぃ! アンディ! わたしっ! わたしのぉっ!」
高まり続ける心と身体の快感が、レルシェの頭を蕩かせていく。
少女のように、幼子のように、今そこにある温もりを逃がさないかのように、
きつくきつく腕を回し、泣きじゃくる子供のように愛しい人の名を叫ぶレルシェ。
崩れそうになる上半身は胸を弄る手によって支えられている。
「ふあぁぁ・・ひぃぁ・・・んっ・・はぁ・・・あんッ・・・・」
二人の奏でる淫靡な音が森の闇に響き、喘ぎ声と呼吸が彩りをそえる。
「あぁっ、あっ、もっ、もうだめぇっ!! …イく… イッちゃう…」
感極まったような声をあげるレルシェ。
その膣が独立した器官のようにアンディのモノを締め付ける。
「うっ…ぼくも…レル…シェ…」
「きてぇっ! なかに、なかにだしてぇっ! わたしをあなたでいっぱいにしてぇっ!」
「くっ…でる…」

ドクッ!!!

アンディのモノが奥深くまで潜り込み、怒張の先から白濁液を放つ。
同時にレルシェの中を熱いものが満たしていき、レルシェを絶頂まで駆けあがらせる。
191323:04/05/02 19:08 ID:LKKC03w7
「あっ… …ああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
あらん限りの嬌声を迸らせながら、その身を震わすレルシェ。
アンディから放たれたモノが自分の身体を満たしていく。
自分が、アンディでいっぱいになっていく衝撃が、レルシェの意識を真っ白にさせていく。
自分の全てを染めていくその甘美な快感に身を任せながら、
レルシェは力を失って倒れこむアンディの身体を抱きとめる。
ともすれば快感に霞んでしまう意識の中、まるでこれは自分のモノだと世界に見せつけるかのように…


「はぁっ、はぁっ、はぁっ…」
月が照らす闇の中、アンディとレルシェは荒い息をしたまま崩れ落ちるように重なり合う。
アンディの熱い汗が滴り落ち、レルシェの先程の激しさの余韻を漂わせるような
赤く朱く染まった肌に浮かんだ玉のような汗と混じりあい、下に敷いたマントを汚していく。

「…レル…シェ…」
「…アン…ディ…」

自然と重なり合った唇が、絡み合い、蕩け合い、そしてまた重なり合う。

「あい…して…る… …レル…シェ…」

青い瞳と赤い髪が交じり合う月光の中、静かに呟かれた青の言葉が闇に吸い込まれていく。

「…わたしも…あいしてる… …アンディ…」

それに対する赤の言葉もまた、月の闇に吸い込まれていった。
192323:04/05/02 19:10 ID:LKKC03w7
アンディ達が寝ている場所から少し離れた丘に立ち、そよ吹く風に髪を梳かせながら
レルシェは艶に酔っていた。

―熱い

先程の情事で火照り続ける身体を、抑えつけるかのように自らの両腕で抱きしめる。

―熱い

アンディの言葉が、視線が、体温が、静まろうとする身体を更に燃え上がらせる。

―熱い

感触が消えない。目を閉じれば、まだ続いているかのような錯覚さえ覚える程に…
燃え続ける官能の火が、火照る続ける身体を、融かされきった心を熱く熱く

「アンディ…クルツ…」

…ジュク…

林の向こうで熟睡しているガヤンの神官。その名を口にするだけで身体が反応してしまう。
193323:04/05/02 19:10 ID:LKKC03w7
「本当に… 本気になっちゃった…か…な…」
最初は命令だった。『母』ではなく『姉』に服従した自分への。
『読心』 『性的魅力』 『感情操作』 
彼に近づく為、彼に信頼される為、呪文を使い、技能を使い、霊薬を使い、彼の心を少しずつ操作してきた。
それは必要な事だった。自分に課せられた使命、それを果たす為には…

ずっと繰り返したきた事だ。『母』に、そして今は『姉』に言われるままにずっとそうしてきた。
それは何の感情もない必要な『作業』だった筈だった。
…彼に、アンディ・クルツに会うまでは…
194323:04/05/02 19:11 ID:LKKC03w7
―あたしの兄貴

妹に抱かれ、苦しげにだそれでも真っ直ぐ前を向いていたあの人

―お前はっ!?

震える声でこちらを睨みつけた驚愕の瞳

―ええ、大丈夫です

困ったように恥ずかしそうに俯いた顔

―どいてくれっ!

強い意志を秘めた声と瞳

―またあなたに負けたくはありませんからね

優しく、限りなく優しくこちらを見つめる瞳

―いいですか、レルシェさん

難しい顔で、でもどこか嬉しそうに言葉を綴る彼

―レルシェさん

恥ずかしそうに笑う顔

―レルシェさん?

気遣わしげに自分を呼ぶ声
195323:04/05/02 19:12 ID:LKKC03w7
―レルシェッ!

抱きしめる腕、いっぱいに広がった彼の必死な顔


見てしまった。触れてしまった。感じてしまった。
彼の瞳を、心を、アンディ・クルツという一人の人間を…


―言えるかもしれないな、あなたになら…

「…アンディ…」


―レルシェ… 愛してる…

「…アンディ…クルツ…」


…ズクン…

身体が… 否、身体よりも心が震える。
名を呼ぶ毎に、顔を見る毎に、傍に居る毎に心が彼で満たされていくのを感じる。
それは今までなかった事だった。『母』の、『姉』の命令に従い、踊り子として、時には娼婦として、
そして『結社』の暗殺者として生きてきた今までの彼女の道には。

「これが…本気の…恋…なのか…な…」

自分の胸を押さえぽつりと呟く。
彼の愛撫に答えていた身体が、痺れるような甘い、どこまでも甘い快感の残滓に包まれる。
196323:04/05/02 19:13 ID:LKKC03w7
先程の情事が思い出される。恐らく彼は初めてだったのだろう。真っ赤な顔をして激しく求めてきた。
それはいい。それが普通。だけど自分は…
暗闇だったから気づかれなかったかもしれない。彼と同じように赤くなった顔をしていた自分の顔を…
自分は初めてではない。何人の男に抱かれたかも覚えていない。
先程よりも激しい情事も優しい情事も幾度もあった。
でも、何処かで自分は冷めていた。行為をしている自分を冷静に見つめる自分がいた。
それは必要な事だったから。そう教えられたから。そうしなければ生きてこれなかったのだから。
生きる為には、命令の為には、溺れてはいけない。愛してはいけない。本気になってはいけない。

そう… 刻み込まれたのだから…

…そうだった筈なのに… いつの間にか溺れてしまった。愛してしまった。本気になってしまった。
激しく彼を愛した先程の情事。彼しか見えず、彼しか聞こえず、彼しか感じない。
世界の中に自分達二人しか存在しないかのような、そう、まるで初恋同士の恋人達のように…

「でも… それも明日まで…か。」
もう目的の神殿に近くに来ている事は分かる。
そもそも昨日のトラブルがなければ、急げば昨日にでも着いていたのだから。

…そう明日になれば全て分かってしまう。見つからなかった『母』の一人、『大教母』が
まだあの神殿に潜伏しているらしいとの情報も得ている。
恐らく、『大教母』は彼を待っているのだろう。
気の遠くなる程の計画によって産み出された彼、アンディ・クルツの来訪を。
彼女と逢えば、言葉を交わせば、彼は理解するだろう。自らに押された英雄の烙印が。
そして彼は逃げないだろう。平穏な、全てを忘れて暮らす道よりも、運命に立ち向かう道を選んで。
そういう人なのだ。そんな人だから愛してしまった。惹かれてしまった。傍にいたいと思った。
197323:04/05/02 19:14 ID:LKKC03w7
「…でも… わたし… わたしは… 彼の敵になるかもしれない…」
『大教母』の導くように『四姉妹』と戦うか、『大教母』を否定し『四姉妹』に共感するか…
もしくは…
どの道にせよ、彼は『四姉妹』と出会う。あの人知を超えた『姉』達に…
「あれに… あの方々に… アンディが…」
自分に命令を下した『姉』達を思い浮かべる。

―あの方々に会ったら… 惹かれるのだろうか? 人知を超えたあの『姉』達に…

「………い…………や………」

―白金の導きに… 鉄の誘惑に… 青銅の矜持に…

「…い………や……」」

―黄金の輝きに…

「いや… いや… いやっ!!!」

―渡さない… この人は…渡さない… …私の… …私だけを…
198323:04/05/02 19:15 ID:LKKC03w7
「レルシェ?」
「!!!」
魔法の淡い明かりの中、金髪の青年が静かに歩いてくる。
「レルシェ… あの… その… だ、大丈夫かい?」
僅かに頬を赤らめながらこちらを見つめてくる彼の顔に、心配そうな表情が宿る。
「…大丈夫、少し… 眠れないだけ…」
さりげなく視線を逸らしながら、心の動揺を隠し言葉を返す。
「あ、ああ… そうなんだ。」
「私がどっかに行っちゃうとでも思ったの?」
こちらの返事に反応するアンディをからかうように、下から覗き込む格好で悪戯っぽく微笑む。
「あっ、いや、レルシェが何処か行きたいなら僕は別は構わないというか…
で、でも、それは嫌いとかそうじゃなくて大人だから責任ある行動というか…」
意地悪なからかいに、大げさな反応を示すアンディ。
次第に支離滅裂になっていくアンディに、困ったような微笑を浮かべると
未だ言葉を続けるアンディの言葉を自身の唇で終わらせる。

「…大丈夫、私はあなたの傍にいるわ。あなたが愛してくれる限り、いつまでも…」
「レルシェ…」
抱きつかれた瞬間、これ以上ないほど顔を紅潮させたアンディだったが、
不器用ながらも腕を回し目の前の女性を抱きしめる。
自分を抱きしめ返してくる男を全身に感じながら、レルシェは目の前の胸に顔を埋める。
まるで、心の中の叫びを閉じこめるかの如く…

―私は… あなたと… 一緒に… ずっと… 一緒に…
199323:04/05/02 19:16 ID:LKKC03w7
上に突き上げられたソードブレイカーの刃が自分を貫いていく。
刃は容赦なく身体に食い込み、柄までがその身に埋まる。
死。その一文字しか形容しようがないほどに、赤い血が自分の身体から
目の前の愛する男の顔に、胸に落ちていく。

「…くっ… ごほっ…」
流れる血が開こうとした目と口に入る。
赤く染まった世界の中で、愛する男が自分を見つめて叫んでいるのが見える。
男の顔を潰す筈だったシールドバトンが、男の顔の横に突き刺さっている。
男の顔から外れて突き刺さっている己の凶器を目にした時、
心の中に渦巻いていた黒いモノが抜けていくのを感じた。
次第に消えていく世界の音の中に、一人の男の言葉が聞こえる。
自分の心が躍る声。幸せが、愛が、昔、ずっと昔に無くなってしまったモノが心の中に満たされる声。
身体の中にあった赤いモノが、心に巣食っていた黒いモノと共に抜けていく中、
昨日の夜に心の中を満たしたモノが再び心の中を満たしていく。

「…レルシェ!… …レルシェ!…」

愛する人の声が全身に伝わる。青い瞳からとめどなく涙が流れ、
胸から流れた自分の血で汚れた彼の顔を洗い流していく。
彼が何かを叫んでいる。自分が答えていく。
赤い血と共に身体の力が抜ける中、手を伸ばす。
ずっと欲しかったモノ、ずっと憧れていたモノ、ずっと心の中で求めていたモノ、
震える身体、震える腕、震える指、全てを振り絞り本当の自分が求めた彼に手を伸ばしていく。

―ああ… 駄目よ… 涙はあなたに似合わないわ…
―…泣かないで… 私は大丈夫だから…
―でも… できるなら、憶えていてほしい… たとえこの出会いが仕組まれた事だとしても…
―この気持ちは… あなたを思うこの想いは… 私の本当の心…
―あなたの胸を濡らすこの涙も… 私の選んだ涙なのだから…
200323:04/05/02 19:17 ID:LKKC03w7
身体が、最後の理性を彼に伝えていく。
心が、最後の愛を彼に伝えていく。
紡がれる言葉と触れる手で、自分の全てを伝えるかのように…

―だから、あなたも歩んでほしい… 
―心のままに… あなたの選んだあなたの道を…

自分の身体が温かい温もりに包まれる。
ずっと求めていた温もり、その温もりに理性が溶けていく。
身体と心が偽りない自分の本当の愛を、自分を包んでくれる温もりに伝えていく。

―そして…もし許してくれるのならば、憶えていてほしい。
―あなたの歩むその道に、レルシェという名の一つの花が咲いていたことを…


あ…い……し……て………る…… …ア……ン………デ…………ィ………
201323:04/05/02 19:36 ID:LKKC03w7
>>129さん
ありがとうございます。そう言って頂けると少し自信がつきます。
駄文を書き散らす身で恐縮ではありますが、これからもよろしくお願いします。

>>130さん
すみません。EMEは必ずアップします。
期待に添えられる物ではないと思いますが、それでもよければ待っていて下さい。

>>Xな名無しさん
EMEのssですか。とてもGJです。
短い中にも「らしさ」が出ていて、会話のやり取り等すごく面白いです。
早速保存しちゃいました事を許して下さい。

>>150-151さん
すみません。結局こんな形の投下になっちゃいましたがどうでしょうか?
満足いただけると嬉しいのですが…

>>153さん
ありがとうございます。そう言って頂けると少し気が楽になります。

>>154さん
チキチキですか、今のリニューアルした奴よりも前の方がどっちかっていうと好きなんですが…
…なんとか頑張ってみます。

>>155さん
私は鉄拳娘が一番好きですので、アップするとしたらそっちかな?
それか目閉じのお姉さん(叔母さん)が好きだったり…

また近い内に(出来れば連休中に)新作をアップ出来るようにしますので、その時はまたよろしくお願い致します。
202323:04/05/02 19:52 ID:LKKC03w7
ちなみに、『レルシェ―愛―』は、最後の場面を原作小説片手に書きました。
ですから小説のシーンと一緒に読むと、文中の訳わからない表現が少しは補完できるかもしれません。

本当は、昔HPでアップしていたクルツ協約辺りを描いたレルシェ再会(邂逅?)編の小説をアップしようかと思ったのですが、
小説読んでノリノリで書いたこっちが出来たので、今回はこっちをアップしました。
アップしてから見てみると、削除し忘れた文字があったりで恥ずかしい限りですが、読んで頂けると嬉しいです。

それではまた…
203名無しさん@ピンキー:04/05/02 20:29 ID:Bbr7Jihf
323神降臨!
しかもレルシェ付きとは嬉しい限りですムフー。
原作思い出して切なくさせるなんて、このテクニシャンめ!

しかしリアラ陵辱の方にエロが無くてショボーン。
次更新時での濃厚汁だく陵辱を期待するのでありんす。

ところで、サーナの外見ってド忘れしてしまった……
ロンゲでしたっけ?
204323:04/05/02 21:24 ID:LKKC03w7

>>203さん
そんなに褒めて頂いてありがとうございます。
ちょっと焦って投稿した為に、かなり見づらくなってしまっているので、
その辺これから読む人にも先にお詫びを致します。

リアラ陵辱、エロなくてすみません。203さん、そして203さん以外の期待された方、
次回以降でお楽しみ下さい。

サーナの外見。小説だと腰まであるロングの緑(?)の髪で最初の人物紹介のイラストに載っています。
一巻には結構サーナさんの絵が載っていたり…


前に、>>29ぐらいでss管理人さんが無料のレンタルサーバーを探しているとの事なので、
幾つか探してみたんですが、どうでしょうか?

ttp://www.tsukaeru.net/freefeaturesjp.php
ttp://www.csc.ne.jp/
ttp://tok2.com/

とりあえず、無料と容量無制限ってところで探してみました。
レス遅い数少ないしで役に立たないかもしれませんが、良かったらどうぞ
205名無しさん@ピンキー:04/05/02 23:07 ID:OFg/cKac
まあ、原作の通りではあるんだが、切ないラストだなあ…
こういう悲しい話の後は、アンディ×メノアのらぶらぶ新婚ものが読・み・た・い・な!
などとリクしてみるてすとw

ところで、204で紹介されているサーバー、全部アダルト禁止ですよw
206名無しさん@ピンキー:04/05/03 08:22 ID:0vS+A1O8
うぉ〜 切ないっ! 切ないっす!(バンバン)
思わず原作2巻引っ張り出して一緒に読んじゃったっす!
ハァハァするより先に涙が出ちゃいました
レルシェ〜〜〜

連休中、次の新作をルナルを今一度読破しながら待っています
次も期待してますよ〜
207名無しさん@ピンキー:04/05/03 08:52 ID:1Y613/Hg
もしかして323さんって某HPの某サリカ入信者さんですか?
ルナル中心に、妖魔のかなたとかSWのクレアさんとか卵王子のメディーナとか書いていらした?

・・いや、クルツ条約のレルシェ短編を書いてたっていうもんですから、後、文体が似ていたもので
間違っていたらすみません

レルシェ新作、原作の悲しい雰囲気が出ていてとても良いです
ずっと応援してますから頑張ってください


208名無しさん@ピンキー:04/05/03 14:37 ID:A8xwR/3W
待て、よく見ろ>205!
>204の2番目、アダルト専門の無料ホームページスペースという項目があるぜーッ!
209名無しさん@ピンキー:04/05/03 19:06 ID:Z4jXtbVN
>>208
さらによく見ろ>>208
そこは、今現在SS保管庫があるサーバーだw
210名無しさん@ピンキー:04/05/03 22:39 ID:cC+6yzRj
レルシェはラブラブでも切ないなぁ。しかしそれがイイ!
アンディへの思い入れの強さが良く表れていると思います。
しかし、こんな事が始まってしまっては、席を外したエフィも戻るに戻れないでしょうな。
リアラ陵辱も続き期待しています。
211名無しさん@ピンキー:04/05/04 00:09 ID:hcs/AGSL
>>210
席を外したエフィはまずい現場に戻って来ちゃって、物陰から独りでこっそりハァハァしてまつた。
という電波を今ハイビジョンで受信してしまったよ…
212名無しさん@ピンキー:04/05/06 22:21 ID:jyiNOsJr
ドクロちゃんスレが立ちましたな
213名無しさん@ピンキー:04/05/07 00:47 ID:iqEvB0Uk
禁書目録を・・・
214名無しさん@ピンキー:04/05/07 01:27 ID:lk8erIfn
>>213
囓られたいんだなw
215名無しさん@ピンキー:04/05/07 01:55 ID:iqEvB0Uk
>>214
 うん。

神殺しの右手で昇天させてやりたい
216名無しさん@ピンキー:04/05/07 02:04 ID:hQMoxEUF
二の腕あたりを甘噛みされたい
217白 ◆H.ND0VIp7k :04/05/07 03:52 ID:i1ESkcdX
投下開始・・・
駄文ですが、、、、(-_-)
エルリク×ローゼの残りです、、、
218白 ◆H.ND0VIp7k :04/05/07 03:53 ID:i1ESkcdX
「あっ、、、」
(え、ちょっとそんなだめ、、)
押し倒され、急に思考力が回復し始める。
(でも、エルリクがしたいなら、、、いいかな)
ローゼは目を閉じた。
エルリクがローゼの服に手をかけ、一枚一枚脱がしていく。
シーンっと静まり返った湖の辺に服のこすれる音だけが響く。
その音がローゼの緊張をより一層高めていく。
最後の一枚もついに脱がされ、ついに生まれたままの姿になった。
さすがに見られるのが恥ずかしいのか、身をよじらせ要所要所を左右の腕で隠している。
雪のように白い肌、均整の獲れた体、、純銀を落としたような銀髪、、、
それらが相まってまるで聖女のようだった。
エルリクはその幻想的な美しさに見とれていた。
視線を感じたのかローゼの体が強張る。
エルリクの咽がゴクリと鳴る。
そっとローゼの唇にキスを落とした、そして、首筋を舌でなぞる。
「ひっ、、、あ、、う、、」
ローゼがビクッと体を震わせた。
「ふぐっ、、」
突然、エルリクの声が漏れた。
219白 ◆H.ND0VIp7k :04/05/07 03:54 ID:i1ESkcdX

ローゼが目を開くと、エルリクが身悶えしていた。
そう、二人は感覚を共有している、当然、今のローゼが感じた感覚もエルリクに伝わる訳で、、、
「クスクス」
ローゼは思わず笑ってしまった。
「わ、笑うなよ」
ばつが悪そうに顔を背けながら言う。
「ふふふ、だって、急に変な声だすから、何かと思ったら・・・クスクス」
「しょうがねえだろ!俺だってこんな、、、ゴニョゴニョ」
顔向けず、言いながら口ごもってしまう。
「ねぇ」
声をかけられ、ローゼの方に顔を向ける。
チュっ、、、
唇が触れる。
「そんな落ち込まないの、ね?続き、、、するんでしょ?」
(わ、私って大胆)
励ますつもりが随分大胆な事をしてしまったようだ。
顔が紅くなってしまう。
しかし、先ほどの堅さはなくなっていた。
「ああ」
エルリクが頭をかきながら答える。
220白 ◆H.ND0VIp7k :04/05/07 03:55 ID:i1ESkcdX

エルリクは再びローゼの肌に触れようとする。
「待って、エルリクも服脱いで、私だけ裸なんて恥ずかしいよ」
「わかった」
エルリクは服を脱ぎ終えると、右手でローゼの右胸に触れる。
出来るだけ優しく揉む。
残った方の胸の先端部を口に含んだ。
「あっ、、、んっあ、あう、、」
ローゼが声を漏らす。
同時にエルリクにもくすぐったいような感覚が襲う。
右手の人差し指で先端部を触ってみると、少し堅くなっていた。
指でいじめてやると、ますます堅くなっていく。
「っつ、、、」
ローゼがわずかに呻いく。
エルリクに胸に痛みがはしった。
「わりぃ」
どうやら、右手に力が入ってしまったようだ。
「うん」
221白 ◆H.ND0VIp7k :04/05/07 03:56 ID:i1ESkcdX

エルリクは気を取り直して、左胸の先端部を口で吸ってみる。
「あう、、、、んっ、、、、ぁ吸っちゃ、、だめ、」
ローゼの手がエルリクの髪に触れる。
口を離し、谷間に舌を這わせ、両手で左右の胸を揉む。
鎖骨辺りまで舐めあげ、口を離す。
そして再び胸の先端を吸い上げる。
胸を舌でなめ回す、先端部を吸い上げるなどを何回か繰り返す。
右手をローゼの下半身の方に手を滑らせる。
先ほどは堅く閉じていた脚が僅かに開いていた。
手を股の間に入れ、割れ目を優しくなぞる。
そこは僅かに湿っていた。
「やっ、、ああ、う、、」
まるで電流を流されるような感覚が走る。
ローゼの体が震え、足を閉じようとするが、足に力が入らずされるがままだった。
エルリクにも同様な感覚が襲ったが、グッとたえる。
執拗に割れ目を何度もなぞると、次第に湿り気が強くなっていった。
中に指を入れてみる。
222白 ◆H.ND0VIp7k :04/05/07 03:57 ID:i1ESkcdX

クチュ・・・
「ローゼのここ濡れてる」
思わず口に出してしまう。
声が聞こえたのか、顔を紅くしながら反応する。
「そ、そんなこ、、んあっ、、ああああ」
何かを言おうとするが、刺激に邪魔をされ中断させられてしまう。
エルリクは膣に指先を入れ、引っ掻くように動かす。
まわりに物音はなく、クチュ、クチュといやらしい水音が辺りに響く。
「いや、う、あ、、音たて、ちゃ、、、ぁん、ふぁ」
「でも、気持ちいいだろ?俺も気持ちいいし」
エルリクにもその感覚は伝わっていた、そう快感が・・・
「は、はずかしい事、言わないでよ」
反論は出来なかった、相手に自分の感覚は伝わっている、つまり感じていることも、、、
そう考えると、恥ずかしくて逃げ出したくなった。
「もう、いいよな?」
223白 ◆H.ND0VIp7k :04/05/07 04:00 ID:i1ESkcdX

ローゼが頷きだけで答える。
エルリクはローゼの両脚の間に体を入れた、そうすると自然と脚を広げる事になった。
「あっ」
(こんなに広げなきゃいけないの?)
思ったより脚を開かれ、声が出てしまった。
エルリクの視線が割れ目に集中する、そこはいやらしく濡れていた、まるでエルリクを奥に誘うように・・・
「そんなに見ないで、、、」
視線に気づいたのかローゼが手でその部分を隠そうとする。
その手をエルリクが掴む。
「俺、初めてだからうまくできないかもしれないけど、、その、、、」
「私も初めてだから、気にしないで、、、」
一瞬だけ見つめ合い、エルリクは行動をおこす。
割れ目にエルリクは自らの棒をあてる。
堅い物の感触を感じローゼは体を硬化させる。
「力抜いて」
「う、うん」
そう答えても体には力が入ったままだ。
エルリクはローゼの手をとり、自分の胸に当てさせる。
速い心音が手に伝わる。
それを感じるだけで少しだけ緊張がほぐれた気がした。
224白 ◆H.ND0VIp7k :04/05/07 04:00 ID:i1ESkcdX

「いくぞ」
そう告げると自分の棒をローゼの中へ少しずつ入れていった。
「あっ、、、、、んくっ、、!」
ローゼが声にならない悲鳴をあげる。
草を握りしめるように掴む。
目尻には涙を浮かべている。
エルリクはできるだけ優しくゆっくり腰を沈めていく。
中に進んでいくと、抵抗を感じ、そこで腰を一度止めた。
「大丈夫か?」
目を閉じ、痛みに耐えてるローゼに声をかける。
「エルリクだって、痛い、、、んでしょ?」
辛そうな声で答える。
「だけど、おまえはもっと痛いんだろ?」
そう、感覚の共有といっても、すべてがダイレクトに伝わるわけではない。
つまりエルリクが感じている痛みよりもローゼが感じている痛みは大きい、、、
「大丈夫だから、最後まで、、して、、、」
「わかった」
エルリクはもう何もいわず、最後の抵抗を貫き、奥まで一気に貫く。
「あんっぐっ、、ひ、、ああああぁぁぁぁぁ!」
一気に最後まで貫かれ、悲鳴に近い声をあげ、体を反らせる。
目尻にたまっていた涙が零れる。
エルリクの棒に熱い柔肉の感触が伝わる。
「入ったぞ」
「うん、エルリクの、、が奥まで入ってる」
両者ともに息が荒くなっている。
ローゼの秘部からは愛液とまざって純潔の証である赤い血の筋が流れていた。
225白 ◆H.ND0VIp7k :04/05/07 04:02 ID:i1ESkcdX

動かしたい、、、
そんな衝動がエルリクを襲う。
しかし、痛みがそれを躊躇させる。
「私は大丈夫だから、、、動いて、、」
とても大丈夫そうには見えないが、欲望に勝てず少しずつ腰を前後に動かす。
腰を打ち付けるたびにローゼの体は反応し、苦痛に耐えるような声を出る。
ゆくっりとした動きでもローゼの内部はエルリクをきつく、絡み付くように締め付けで快楽を誘う。
必死に流行る気持ちを抑えながら、何度も腰を往復させる。
エルリクに痛みがほとんど感じられなくなった時、同時に何か締めつけられるとは別の感覚が出てきた。
「んくっ、、、ああぁぁ、、っん、、、、んあ、」
さらに、ローゼの声に艶っぽい声が混じっているのに気がつく。
表情にも先ほどまでのつらさはなく、どこか切なさげで、目もトローンとしている。
感じてる、、、そう確信し、エルリクは腰の動きを早める。
「ひゃあああ、そ、そんな、、は、、げしく、んああっ、、ああぁぁ」
激しく打ち付けられ、ローゼはとうとう大きなよがり声を上げてしまう。
グチュ、グチュっと結合部からのいやらしい音がローゼにはやたら大きく聞こえた。
ローゼの腰も次第にぎこちないながらも、エルリクの動きに合わせるよう動きだしている。
お互いに相手の快楽を感じ、深いところに入ってる、入られてる、とゆう意識が強まりが、さらに快楽の受け入れを甘受にする。
「奥に、奥にあたっ、、!あぁぁああああ、、、ひん、んああぁぁぁ!」
ローゼは恥じらう事も忘れ声をあげる。
「ローゼの中すごく気持ちいい」
「わ、私も、、あああっ、、いいの、!」
226白 ◆H.ND0VIp7k :04/05/07 04:06 ID:i1ESkcdX

突然エルリクが腰の動きを止める。
「え、、?なん、、で、?」
突然の中断に非難混じりの言葉が出る。
エルリクはローゼの体を抱き起こし、座位の形をとる。
唇を重ね、ローゼの腕はエルリクの首に巻かれる。
唇が離れると、エルリクはローゼの胸を口で愛撫する。
「ま、た、、、胸、、?あう、、、ああ」
少し焦れったく感じた。
それに気づいたのか、エルリクは胸から口を離して後ろに手をつき、いきなり突き上げる。
「ああっ、いきなり、、んあああっ!」
突然の突き上げに体を反らせ、喘ぐ。
もう一度思いっきり腰を引き、突き上げる。
「あああぁぁっ!」
何度もそれを繰り返す、突き上げるたびにローゼが喘ぐ。
白い肌の上で銀色の髪が揺れ、月の光がそれらを神秘的に見せていた。
ゆっくりだが、スライド幅の長く重い突き上げはローゼを感覚のしびれさせた。
227白 ◆H.ND0VIp7k :04/05/07 04:07 ID:i1ESkcdX

「そろそろ限界、、、、」
エルリクは限界を感じ、ラストスパートをかける。
腰に腕をまわし、がむしゃらに突く。
ローゼはエルリクの体にしがみつくように抱きつく。
「ぁあん、、んあああ、、んぐっ、、ひあああぁぁぁ!」
息が上手くできずに苦しげな声をあげながらも、激しい突き上げに合わせるように腰を前後させる。
エルリクは最後の一突きをローゼの奥に打ち込み、中にすべての精を流し込む。
「あああぁぁぁ、、、ああ、、中に、、、、エルリクの、、が、、」
ローゼは自分の中で脈打つ物を感じながら力の限りエルリクを抱きしめた。
すべてを出し切るとエルリクは崩れるように背中を地面につけた。
ローゼも倒れかかるようにエルリクの上に覆い被さる。
繋がったまましばらく抱き合う。
息も整い、落ち着いてくるとエルリクが口を開いた。
「ローゼ、好きだよ」
「私も好きよ」
エルリクの告白にローゼが答える。
ローゼの目から涙が落ちる。
「泣くなよ」
エルリクが銀色の髪を撫でる。
そして、体を起きあがらせようとすると
「もう少しだけ、、このままで、、、、」
「わかった」
ローゼは目をつぶった、、少しでも多く愛おしい人の温もりを感じるために、、、
・・・・・
228白 ◆H.ND0VIp7k :04/05/07 04:08 ID:i1ESkcdX

「お帰り、遅かったね、何してたの?」
火の番をしていたヒースがエルリクとローゼが帰ってきたのを見て声をかけた。
アゴニーはすっかり寝てしまったようだ。
「ちょっと道に迷ってさ、、、俺達が火見てるからもう休めよ」
「あ、うん、じゃあ、おねがいね、おやすみ」
ヒースは眠りについた。

ヒースとアゴニーが朝起きると、エルリクとローゼが仲良く手を繋いで寝てたとさ

END
229白 ◆H.ND0VIp7k :04/05/07 04:34 ID:i1ESkcdX
>>125
う・・・好きなキャラですか、、、キャラ壊れたりしてなきゃいいんですけどね〜

>>128
挑戦もあえなく撃沈って感じですかねw

>>143
実は最初にそちらを書こうかなあと思ってたんですが、、、3Pなんてやった事ないし、、、どう書いていいか分からず断念。゚(゚´Д`゚)゚。
自分的にヒルデは好きなキャラなのでいずれ書きたいと思いますけど・・・
共有ありだとやはり、相手にした舌攻めやら指攻めが自分に返ってくるのをどう書けばいいのか迷いました。
ロストバー○゙ンの痛みやら、○精の快感などをどうやって影響させようかとか悩みましたよ、結局あやふやにしましたがw

え〜長くダラダラと書いてしまいましたが、、、やっとエルリク×ローゼ完結です。
喘ぎ声をどうやって書いていいか分からずモ(゚∀゚)━ウ( ゚∀)━(  ゜)━(  )━(`  )━ダ(Д` )━メ(´Д`)━ポ(;´Д`)━━━!!!
さらに文章へたでさらに_| ̄|○

次は「レベリオン」の恭介×香澄OR潤×梨夏を書く予定・・・需要なさそうだな〜( ; ゚Д゚)

230名無しさん@ピンキー:04/05/07 09:23 ID:eQ5ki27G
ジョブグット
231名無しさん@ピンキー:04/05/07 13:15 ID:hQMoxEUF
>>229
>恭介×香澄
キターーーーーーーーーーーー!
貧乳かすみんに期待w
232名無しさん@ピンキー:04/05/07 14:02 ID:4NY7ILD1
>>231
スクリーミング・フィストでオナニーする香澄たん
それを目撃する恭介
233名無しさん@ピンキー:04/05/07 22:26 ID:ktBjIKQX
妄想的時代小説
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1083853391/

ここで司馬遼太郎、池波正太郎みたいな時代小説を書いて!
234名無しさん@ピンキー:04/05/07 23:15 ID:fN8gDRv5
>>229
感覚共有を表現するの難しそうだと読みながら思ったっす。
何はともあれ、完結乙カレー。
次はヒルデを楽しみにしてます。
235名無しさん@ピンキー:04/05/08 01:38 ID:kC2SDICB
エルリク×ローゼキタキタ━━(゚∀゚)━━!!
わざわざ難しい題材に挑む姿に、男気を感じました。
白さん、まじぐっじょぶ!

ちなみに私も恭介×香澄にいぴょ。
某SFメロンパンやらないかスレ住人としては、貧乳香澄たんはストライクゾーンど真ん中……
236名無しさん@ピンキー:04/05/08 02:57 ID:Ig+dsCvF
ハルヒスレに神が続々と…
ここでやってた頃はそうでもなかったのに、
やっぱ単独スレにすると違うのかねえ?


>>229
恭介×香澄に期待!
研究に明け暮れ、戦いに明け暮れ、Hなことを何も知らない香澄たんw


誰か百鬼夜翔で、洋大×麦×律子を書いて下さい。
ラブラブでドタバタでほのぼのな三角関係を
(本編がエラいことに…)
237名無しさん@ピンキー:04/05/09 00:09 ID:DxOxoaCO
>229
> ロストバー○゙ンの痛みやら、○精の快感などをどうやって影響させようかとか悩みましたよ、結局あやふやにしましたがw

原作にも「男特有の感覚が女に理解できるはずがない」とエルリクのモノローグがありましたし、
自分の体に備わっていない器官からの情報は受信しても脳がデコードしきれない、とでも考えれば
白氏の描写でヨイのでは。

ともあれ、ぐっじょぶ、ぐっじょぶ。そしてありがとう。
238白 ◆H.ND0VIp7k :04/05/12 00:36 ID:ScVYNO+o
とりあえずメインカプの恭介×香澄を書きたいと思います(´∇`)
レベリオンを読み返してるので少し時間がかかります(´・ω・`)
しかし、キャラ的に難しいですな…どうゆう流れでエロシーンにもっていくかですこし悩んでおります
いまのところデート(約束してたし)→帰りにラブホ街迷い込んで…の予定です
香澄って15才か…法的には大丈夫なのだろうか…>>230
どうもですm(__)m
>>231
期待したら落胆を味わう事になりますよw書き手が現国11点の男ですから
>>232
オナニーはいれる予定はありません…ゴメンナサイ
堅物そうだし…>香澄

>>234
ヒルデ姉…エルリク×ローゼ×ヒルデをいつか書きたい
ヒルデがエルリクを喜ばせる方法をローゼに指導しながら…(*´д`*)ハァハァ
>>235
メロンパン…ツルペタ…で思い浮かぶのは自分は大太刀を振り回す…しか思いつきませんな
>>236
構想の中では香澄から誘う予定です…恭介は萌恵に告白すらできないヘタれなのでw
>>237
違和感がないか心配でした、少し安心しました(´∇`)
239名無しさん@ピンキー:04/05/12 00:48 ID:kYd59xZM
トイレ我慢シーンのあるライノベ知ってたら教えてください
24041:04/05/12 01:23 ID:mCKgc/qc
>>41

やったー!
リクに応えてもらえたよ!


いや、本命の洋大×夕奈も書いて欲しいんだけどw
241名無しさん@ピンキー:04/05/12 03:07 ID:b/UpbDhH
>239
撲殺天使ドクロちゃん
242名無しさん@ピンキー:04/05/12 08:03 ID:eodLGHpJ
>>239
星界の紋章。気高い皇女さまがトイレ我慢の末、野外で排泄。

・・・・・・この説明だけ聞いたらタダのエロ小説だけど、話は面白いぞ。
243名無しさん@ピンキー:04/05/12 16:57 ID:/OOdHdhK
>>239
雑破業「なばかり少年探偵団」(富士見ファンタジア)の2巻。
作者が作者だけに(現役エロ小説家でもある)、実にねちっこく書かれててハァハァ。

作品自体は打ち切りのために今じゃ入手困難だけどな。・゜ (/Д`) ゜・。
244名無しさん@ピンキー:04/05/12 16:57 ID:WAsPdC4Q
>239
コスモス荘
245名無しさん@ピンキー:04/05/13 14:12 ID:rDYmmHLq
>239
銀盤カレイドスコープ一巻

>244
あれ、コスモス荘にもあったっけ……?
飛び飛びで読んでるから読み逃したか(;´Д`)
良ければ何巻か教えてください〜。
246名無しさん@ピンキー:04/05/13 21:27 ID:8s5hi3JU
>245
確か2〜3巻あたりにあったと思う。思うがしかしこれは何というかその……
いや、まぁ>245がひと味違った嗜好の持ち主という可能性もなくもないからな。
一概に否定することもないか。うん。ガンガレ。
247名無しさん@ピンキー:04/05/14 21:23 ID:kNVnfCJq
忍2ニンジャをキボン
悪鬼玉を呑んでしまったマコトが、桃香・涼葉・かなでを相手に不埒な悪行三昧のを…
248書き捨て:04/05/16 21:39 ID:e89CayYd
ええっと、オーパーツラブ(電撃D ゆうきりん著)の獏・亜弐エロSSを書いたんだが、ここに投下してもいいかな?
他に該当するスレも無いようなので。

エロシチュ自体は基本1対1だが、原作が萌えろちっくハーレムものなのでそっち方法へ伸張している。
つまりハーレムものの一部として書いてある。
性行為自体に特殊なものは含まない。
こんな感じだが。
249名無しさん@ピンキー:04/05/16 22:07 ID:XuN9AdcD
>>248
良いに決まってます!
250書き捨て:04/05/17 00:19 ID:RVi8GTTJ
>249素早いレスをありがとうございます。
それでは、早速UPさせていただきます。

その前に設定等について。

原作 オーパーツラブシリーズ(電撃SD文庫 ゆうきりん著)
カップリング 獏・亜弐
エロシチュ 基本1対1
      ただし、ハーレムものの一部として書いてある。
      また、直接ではないが、レイプ・4P等の描写がある。
      レイプ(性行為の強要)やハーレムを肯定する内容になっている。

なお、本編の前にあったようにかかれている「エジプトの事件」は、
主人公、御堂獏がオシリス−アトゥム−バクと称する存在になった顛末からその後に至るまで、全て本編での創作であり、原作にも(絶対に)パロディにも(多分)存在しません。
以上、ご覧になって不快感を持つ要素を発見した方にはスルーをお願いします。
251OPL 獏×亜弐:04/05/17 00:26 ID:RVi8GTTJ
 ぽふん、と音を立てて、鷹村亜弐はベッドに倒れ込んだ。ショートカットの髪が乱れるのもかまわず、枕に頭を突っ込むようにして、枕ごと頭を抱え込む。
(まいったなぁ…)
 今夜も、食事の後、逃げるように自室に戻ってしまった。
 どうしても普通にしていられない。見ていられないのだ。漠とイプネフェルが。
(ここに居続けるの…やっぱり無理かなぁ…)
 決して誰かに出て行け、と言われたわけではないし、そんな態度を取られたわけでもない。むしろ全員で、以前と同じように家族として振る舞おうとしている。
 そして、それは上手くいっていない。亜弐自身がエジプトに行く前と同じに振る舞えていないからだ。
 それは亜弐だけのことではなく、アヌビスとパッティ以外の全員に言えることなのだが。
 3000年前のエジプト王家の娘であり、蛇神ウラエウスが受肉した存在でもあるイプネフェルの故郷、下エジプトで、それは起こった。
仇敵にして兄であるツタンカーメンが御堂獏に呪いをかけ、またも獏は死んでしまい、また復活する事になったのだ。
 正確に何が起こったのかは亜弐には分からないのだが、そのとき獏はエジプトの原初の神アトゥムの力(の一部)を授かって習合し、オシリス−アトゥム−バクとして転生した。
その力でツタンカーメンを撃退し(生死は不明である)一件落着と思われたのだが、真に決定的なことはその後に起こった。
252OPL 獏×亜弐:04/05/17 00:36 ID:RVi8GTTJ
 呪いの暴走か、人の身で二人の神の力を得たためなのか、獏の精神が影響を受けて変質し、別人のようになってしまったのだ。
別人のように−まるで父親の晩三郎のように力強く強引に、そして−とんでもないスケベに。
 変わってしまった獏は、十代後半のたぎる性欲を解放した。今まで、何度目の前にぶら下がっていても自ら目をそらしていたたわわな果実を、ためらいなくもぎ取ったのだ。
 あのときイプネフェルは、「逆らえぬ」と言った。エジプトでもっとも古い神アトゥムの力には、自分のウラエウス力では対抗できないのだと。
亜弐はそれが嘘ではないかと疑っていた。獏の力が借り物なのに対してイプネフェルは自身が神なのだ。アヌビスだって神の力を授かりその姿(犬頭人身)をとることもできるのに、彼女の飼い犬として忠誠を誓ったままなのだから。
 つまり、イプネフェルは自分の意志で獏に逆らわなかったのではないか?獏に、抱かれるために。亜弐はそんな気がしてならなかった。
 しかし、その結果はイプネフェルの望んだものではなかったはずだ。変貌した獏はイプネフェルを抱いただけではなく、玖実も、そして、亜弐も求めたのだから。
 本体は大妖怪「金毛九尾ノ狐」であり、イプネフェルに匹敵する力を持つ陰陽師、天御門玖実もまた、いつもの通り「私は獏様の許嫁です」と言って、獏に逆らわなかった。それどころか、むしろイプネフェルよりも積極的に獏に抱かれた。
 亜弐は激しく抵抗した。いつか「そのとき」を期待さえしていた行為だったのに。
 あんな獏はイヤだった。あんなかたちで、漠との「初めて」をするのはイヤだった。だが神の化身となった獏にその力をためらいなく使ってこられては、ただの18歳の娘である亜弐に抵抗しきれるはずもなかった。
 結局、亜弐は最悪の形で獏との初体験をすることになった。ただ、獏に犯されてしまったというのではない。最初から4Pだったのだ。イプネフェルと玖実に押さえ込まれ、亜弐は2人の見ている前で獏に貫かれ処女を失った。
253OPL 獏×亜弐:04/05/17 00:43 ID:RVi8GTTJ
 その後は、まるでポルノだとかAVの中の出来事のような淫行が続き、亜弐はいつしか自分を失って乱れていた。まるで、自分もその世界の住人になったように。
 狂った肉の宴がまるまる一昼夜続き、獏がとうとうみーこにまで手を出そうと言い出した時には、亜弐は本気でそれも良いか、と思ってしまうところまでいっていた。
 そして、疲れ果てた全員が眠りに落ち、目覚めたとき、獏は元の獏に戻っていた。全裸の3人を見て鼻血を垂らし、身体を反応させながらもその場を逃げ出したのだ。
 その時、残された3人は全裸のまま顔を見合わせ、冷や汗をかきながら妙なハイテンションで「変な夢を見たような気がする」と頷き合った。
3人で獏に詰め寄って、「なにを覚えていたとしてもそれは夢」と無理矢理宣告してまで前日起こったことを無かった事にしてしまったのは、全員がそれまでの獏を巡る微妙なバランスを崩したくないと、反射的に判断したからに他ならなかった。
 だが、もちろんあれは夢などでは無かった。決定的すぎて、そんなことでごまかしたり拒否できるような変化ではなかった。
 それでも、日本に帰ってからは今までと同じ生活パターンをとろうとはしたのだが、1日と持たずにそれは破綻した。
 まずイプネフェルが駄目だった。一線を越え、女の悦びを知ってしまった身体が、それまでのような「お遊び」で満足しなくなったのだ。
朝の「ちゅー」などと獏をからかって反応を楽しむなどという行為では、単に欲求不満が溜まるだけでかえってイライラするだけだということが、最初の一回で分かってしまった。
 獏自身も、どうやら人格変換の混乱から回復した後記憶を取り戻した様子で、深刻に悩んでいる様子が見て取れた。亜弐たちに謝罪しようにも、原因となる事実が否定されているためにそれもできない。
それに、獏の方も女性を征服して「男」になったことで、以前のようなどうしようもない奥手からは脱皮してしまっていた。
254OPL 獏×亜弐:04/05/17 00:47 ID:RVi8GTTJ
 それは、特に視線の違いになって現れた。イプネフェルや玖実の胸が揺れたり、亜弐のそれがのぞいたりしても、真っ赤になって目をそらしたり、前屈みになったりはしなくなった。
少しだけ照れくさそうに、そして嬉しそうな顔になって、何食わないそぶりでじっと見つめるようになったのだ。そして決定的な違いは、その瞳に今まではなかった「欲望」の色が混じるようになったことだ。
 亜弐にとって、最もつらい変化が獏の、「男」の視線だった。あの目をしている獏を見ると、胸の奥がざわざわしていたたまれなくなる。それが誰かを見ている獏であっても、見られているのが自分であっても同じだった。
 イプネフェルなどは、一度無理してふざけて見せ、獏にまっすぐに胸を見つめられると、顔を赤くしてカラシリスの上から手で胸を隠してしまったくらいだ。亜弐にも彼女の気持ちが分かった。あの目で見られるのが恥ずかしくなったのだ。
 それは男に求められる女としての気恥ずかしさだ。人前で、視線で愛撫されることの気恥ずかしさだ。
 だが、今日のイブネフェルは、その段階を通り過ぎてしまっていた。亜弐にもそれははっきりと分かったし、玖実もそうだ。
巫女少女の姿をした化け猫であるみーこは、エジプト以来あからさまに不機嫌だが、今日は特にイブネフェルにきつく当たった。
そして、あろう事か、誇り高いファラオのはずのイブネフェルかそれを甘んじて受け続け、文句の一つも言わなかったのだ。それがみーこの不機嫌に拍車をかけてしまい、夕食後みーこはどこかへ出かけてしまった。
 パッティと玖実が探しに行くと言っていたから、そっちは心配は無いだろう。
255OPL 獏×亜弐:04/05/17 00:50 ID:RVi8GTTJ
いま、イブネフェルはリビングで、獏に肩を抱かれているはずだ。ソファに座った獏の横に座ったのは彼女だが、肩に手をかけたのは獏自身だった。
 それを見た亜弐はいたたまれなくなって逃げてきたのだ。
(正妻気取り、ってヤツ?−ああもう)
 逃げてきた事自体が、イプネフェルの位置を完全に認めてしまったようで情けない。以前のままなら、あそこで亜弐は二人を怒鳴りつけなければいけなかった。
しかし、今日のイプネフェルの獏に対する態度には、今までのような尊大な(正確には尊大ぶった)ところが無く、獏を奴隷扱いするどころか、従順な妻のように素直に接していた。
あれを邪魔しては、自分があまりにも非道に見える気がして口を挟めなかったのだ。
 そして、獏もそんなイプネフェルを受け入れているように見えて、それが一番つらかった。みーこが不機嫌になったのもそれが理由だった。
(いまごろ、きっと……)
 目を閉じた亜弐の瞼の裏で、二人は肩を抱き合ってキスしていた。そしてそのままソファに倒れ込んでいき−−−
 獏の手がイブネフェルのカラシリウスにかかり、薄衣をどかして深いチョコレート・ビターの肌をあらわにする。
うらやましいほど豊かな胸がふるん、と揺れて、獏の手がその瑞々しい桃の果をつかみ、やわやわと揉み立てていく…
 イメージ中の二人はリアルだ。何しろ亜弐は、最近二人がそうしているところを実際に見ているのだから。
 以前の亜弐ならそんな光景を想像しかけただけで怒りが爆発し、階段を駆け下りて獏を蹴り飛ばしているところだ。だが、今は怒りよりも他の何かが勝り、亜弐はベッドの上を動けない。
256OPL 獏×亜弐:04/05/17 00:53 ID:RVi8GTTJ
(二人を、獏を止めなきゃ−いけない?そんな必要はあるの?−ないよね)
 今の獏は以前の獏とは明らかに変わってしまったが、あの変化は呪いや神の力のためではない。あれだけの体験をして変わるなという方が無理だ。
 もともと男として、好きな女の身体を求めることを、責められるものではない。女が好きな男の求めに答えることを責められるものではない。
 イブネフェルはもう、獏にメロメロの状態なのだ。以前の強がったところが無くなり、ただ獏を求めている。
 イプネフェルだけでなく玖実もそうだ。自分は獏に捨てられないためなら何でもする、と今日、玖実は自分に言った。
二人とも、獏がまた身体を求めれば拒むはずがない。そして、二人とも、既に獏を自分だけのものにする事は考えていない。ただ獏が誰を選ぼうとも、側を離れるつもりはないのだ。
 自分はどうなのか、と亜弐は思う。自分は普通の日本の高校生で、ただ少し霊感が強いだけの人間だ。女として、男の性欲に訴えるには決定的に胸が−色気が足りない。
 取り柄と言えば料理だけで、それは、家族としては有用なスキルでも、好きな男の側にいる理由としては弱すぎるような気がした。
 結局、自分も女として求められたい。獏を男として求めたいのだ。
 下に降りて二人を止めない理由は、イプネフェルの女としての気持ちが分かってしまうことともう一つ、二人を止める自信がないからだ。
亜弐自身がその場で獏を求めてしまうこと、そしてそれが拒絶されるのが怖いからだった。
 だから、階下で二人がセックスしているかもしれないと思っても、そこに行くことができない。
257OPL 獏×亜弐:04/05/17 00:55 ID:RVi8GTTJ
(駄目だよ−変わっちゃった。みんな−あたしも)
 ベッドに耳を押し当てても、階下の音が聞こえるはずもなく、頭の中で妄想だけが膨らんでいく。頭の新が熱くなり、その熱は亜弐の下腹部に移って、そこで大きく広がった。
(あ…来ちゃった…)
 それまで、オナニーと言う言葉は知っていてもほとんど経験のない亜弐だったが、激しすぎる初体験以来、目覚めた身体がそれを求めた。
結局、亜弐はあれからずっと、オナニーしないと眠れないようになっていた。
 自分の身体を愛撫しながら思うことは、獏との初体験だ。世の中全体ではともかく、今までせいぜい少女漫画に出てくるセックス程度が常識の亜弐にとっては、あれは激しい性の宴だった。
 亜弐の身体は、エジプトで女として開発され、完全に開花させられていた。あのときの衝撃、獏の肉体、様々な行為を思うと亜弐の「女」が熱く濡れる。今もそうだ。
 亜弐はベッドの上で仰向けになると、はいていたショートパンツに手をかけ、その下のショーツと一緒に脱ぎ捨ててしまった。
「は…ふ」
(獏ぅ…ほしいよ…あたしも…獏が…)
 片手がタンクトップをめくりあげて薄い胸のふくらみを包み、もう一方が薄いかげりを割って、ほころび始めた女の花びらをめくりあげた。
 亜弐は股を開き、腰を浮かし気味にして、さわる前から濡れていた花密の壺につぷっ、と指を差し入れる。
「ぁぅんっ」
 指を入れる瞬間、脳裏に浮かべるのは獏の顔だ。
 たった数日でも、自分の身体のどこが気持ちよいかを知るには十分な時間だった。既に手慣れた動きで身体をまさぐり、奥をかき回して快感を引き出していった。
「獏ぅ…すきだょぉ…」
 快感にくらくらする頭で、そう声に出した。自分の声を聞いたとき、亜弐はそれがどんなに大事なことか初めて分かったような気持ちになっていた。
258OPL 獏×亜弐:04/05/17 00:59 ID:RVi8GTTJ
「あぁ…ばくぅ…ばくぅ…」
 亜弐は想像の中で、獏に激しく求められ、それに激しく応じた。実際に体験したこと、耳で聞いたこと、目に飛び込んできたこと。
 そんな、知る限りの普通ではないセックスを、どんなことでもする自分を思い浮かべた。
 想像の中でさえ、そのくらいしないと捨てられてしまいそうなのだ。他の2人にはっきりと見劣りする自分の身体では、普通の行為で獏をつなぎ止められる自信がなかった。
 問題は、それを実行に移すことができるかどうかだ。
 自らの身体を愛撫して高まりながら、亜弐の思考はそんなところに飛んで行った。
 以前の亜弐なら、それ以前に問題にしていた、不健全な男女関係のあり方については不問になっていた。現にさっきまでそのことで悩んでいたというのに。
もう亜弐にとって最も大事なのは、獏に捨てられないことだ。獏が誰を選ぼうとも問題ではない。何番目であろうとも、獏の側に居場所があれば良いのだ。
 思えば、玖実は最初からその境地にあったのだろう。イプネフェルは、自分が1番目であれは。後に何人いても良いのだろう。みーこは分からないが、おそらく玖実と同じと思えた。
 亜弐だけが、狭い常識に囚われて、最後の結論を先延ばしにしていたのだと思えた。
(もう駄目だよ…捨てなきゃ、変わらなきゃ、先へ行けない…)
 どくん、と亜弐の奥で何かが跳ねた。閉じていた目が開く。
 逝ったのではない。亜弐の股間は熱く脈打ち、とろりとした蜜が漏れている。だがオナニーは中断した。
 亜弐は、どこか座った目でむっくりと起きあがり、ベッドの上でタンクトップを脱ぎ捨てた。
(行こう。行って、獏にお願いしよう…)
 履いたままの靴下をちらっと見て、それはそのままに、ベッドから降りようとした。
 獏が今誰と何をしていようと、獏を求めるために。

「亜弐ちゃん、いる?
 話があるんだけど、入っても良いかな」
 ドアの向こうから、獏の声がしたのは、亜弐の両足が床に着いたときだった。
 亜弐の身体が思わずまる。だがその一瞬だけ逡巡して、亜弐は顔を上げ、答えた。
「うん、入って、獏」
259書き捨て:04/05/17 01:01 ID:RVi8GTTJ
今夜はここまでに。続きは明晩の予定。
260名無しさん@ピンキー:04/05/17 01:36 ID:fID2237K
キターーー!
このシリーズは多分初めてだよね

明日まで待ってます
261名無しさん@ピンキー:04/05/17 01:52 ID:/0YTVmYy
立ちますた。
262名無しさん@ピンキー:04/05/17 04:26 ID:yB1ao2Nn
ありがとう、コテハンの人!
ところで『オーパーツ ラブ』は電撃じゃなくて、集英社スーパーダッシュですよね?
263名無しさん@ピンキー:04/05/17 22:58 ID:Z4pUperO
レーベル繋がりで「蘭堂家の人々」をきぼんしてみる
264書き捨て:04/05/17 23:51 ID:RVi8GTTJ
レスをくれた人に感謝。
>262ご指摘ありがとう。素で間違えました。
というか、電撃文庫と集英社SD文庫を混同していました。
以後気をつけます。
では、以下続きを。
265OPL 獏×亜弐 :04/05/17 23:56 ID:RVi8GTTJ
>258の続き

「亜弐ちゃん、いる?
 話があるんだけど、入っても良いかな」
 ドアの向こうから、獏の声がしたのは、亜弐の両足が床に着いたときだった。
 亜弐の身体が思わず固まる。だがその一瞬だけ逡巡して、亜弐は顔を上げ、答えた。
「うん、入って、獏」

 部屋のドアが開き、幼なじみの御堂獏が入ってくる。
 それを、鷹村亜弐は全裸にソックスだけの格好でベッドに腰掛けたまま見ていた。部屋の中には、たった今までオナニーしていた亜弐の、女のにおいが充満している。
 獏は、部屋に一歩入ったところで亜弐の格好に気づき、驚いた表情をして立ち止まったものの、結局そのまま部屋に入ってドアを閉めた。
 獏はドアの前に立って亜弐をまっすぐに見つめてきた。亜弐も獏の顔を正面から見返した。
 獏は、男の目で亜弐を見ていた。今までよりもはっきりと欲望をあらわにした視線を亜弐に向けていた。少し眼鏡が曇っているのは興奮のためだろうか?
ちらりと視線を下げた亜弐は、7分丈のパンツの股間の部分が盛り上がっているのを確認して、安堵とも興奮ともつかない不思議な感覚に、背骨から力が抜けそうになるのを感じた。
「あのね、亜弐ちゃん」
 何か言いかけた獏を、亜弐は遮った。
「あたし、いまオナニーしてたの」
266OPL 獏×亜弐 :04/05/17 23:59 ID:RVi8GTTJ
 言ってしまってから、恥ずかしさに頭がくらくらした。
(あたし、なにを言ってるんだろ?頭おかしくなっちゃったのかな)
 自分がしていることも、言っていることも現実とは思えない。だが、亜弐はそのままもっと信じられない行為をした。股を開いて、股間に手を這わせたのだ。
「あたしね、オナニーしていたの、獏。
 獏とイプネフェルが、しているところを想像して、こんな風に」
 亜弐は、中指を秘密の花弁の中に差し入れた。くちっ、という音がして、全身を走ったとんでもない快感に、ひっ、という嗚咽を漏らしてしまった。
「亜弐ちゃん」
「もう終わったの?あの子、こんなちょっとの時間で満足した?」
「イプ様とは、してないよ。亜弐ちゃん」
 指を中に入れたまま、まっすぐに獏を見つめて問う亜弐に、獏もまっすぐに視線を返して答えた。
「してないの?どうして?
 ホントになんにもしてないの?玖実ともしてるんでしょう?」
「玖実さんともしてない。いや、最後までってことだけど。それで言えばさっきは…ってそうじゃなくて」
 獏は頭を一振りして亜弐の追求を遮り、改めて亜弐を見つめた。
「こっちを先に言わなくちゃいけないんだ。
 亜弐ちゃん。
 僕は亜弐ちゃんとしたくてここに来たんだ」
「…どうして?イプネフェルとすればいいのに」
 何でそんな言い方になってしまうのか、自分でも分からない。自分はいつもそうだ。
獏の言葉を聞いただけで、亜弐の腰は勝手にこくん、と動き、それだけで軽く絶頂しているのに。うれしさと気持ちよさに身体が溶けそうになっているのに。
267OPL 獏×亜弐 :04/05/18 00:00 ID:sv9by7Fy
 獏はそんな亜弐に強く頷いて見せた。こんなのは獏じゃない、と心のどこかで声がするが、こんな獏の姿にたまらなくときめいている自分がいるのも事実だ。
「イプ様とよりも、玖実さんとよりも、僕は亜弐ちゃんとしたいんだ。
 一番先に、僕自身の意志で一番先に抱きたいのは亜弐ちゃんなんだ」
 獏はそう言うと、トレーナーに手をかけて脱ぎ捨てた。一歩踏み出しながら、今度はパンツに手をかけている。
「どうして?私が1番じゃまずいんじゃない?」
 亜弐は獏を見つめながら平板な声で言った。嬉しすぎて、身体を動かすこともできない。ちょっとでも動いたらそれだけで逝ってしまいそうなのだ。
「いいんだ。僕は、今亜弐ちゃんを僕のものにしたい」
 獏は全裸になると、亜弐の前に立った。
 亜弐は固まったまま、顔を上げることができなかった。なにも言うことが出来なかった。もう、感極まって気絶しそうなのを我慢するので精一杯だ。
 既に力をみなぎらせた逞しい男の証が亜弐の前で揺れ、それがすっと下がって獏の顔が現れる。
「亜弐ちゃん」
 獏は床に膝をついて、亜弐の肩に手をかけた。
 亜弐はその時初めて、獏が僅かに震えていることに気づいた。自分を呼ぶ声が、ほんの僅か上ずっていた事にも気づいた。
 獏もまた緊張していたのだ。緊張して興奮して、それでも自分を、他の誰でもない、亜弐を求めている。
それに気づいた瞬間、この幼なじみの変わらない一面を感じた気がして、すとん、と身体が軽くなり、亜弐は顔を上げた。獏の真剣な顔が真正面にある。
(あぁっ、ばくぅ…!)
 亜弐は獏の顔を見ただけで軽く逝ってしまっていたが、獏は最後の一言のために緊張して、それにも気づかない様子だ。ただまっすぐに亜弐を求めている。亜弐にはそれがたまらなく嬉しい。
 そして、逡巡の後、獏が口を開いた。
「僕のものになって欲しい」
268OPL 獏×亜弐 :04/05/18 00:05 ID:sv9by7Fy
「獏のものにして」
 獏が言い終えるよりも前に、亜弐は答えていた。
「あたしを獏のものにして。
 抱いて!好きなの!獏が好きなの!獏にして欲しいのっ!
 おねがいっ!あたしを、あたしを獏のものに、してーっ!」
 亜弐は泣いていた。答えたときにも逝っていた。嬉しくて涙が止まらなかった。
 獏はベッドの上に亜弐を押し倒すと、荒々しくのしかかって唇を奪ってきた。
 亜弐の唇を唇で割って、中に舌を進入させてくる。亜弐は夢中で舌を絡めて応えた。
 獏は女の中心に指を這わせ、蜜壺にするり、と指を入れて中の熱さを確かめるように動かした。
「っ!ひぁぁっ!」
 亜弐は口を封じられたまま、また絶頂していた。
 獏は亜弐のくぐもった嬌声と、そこの濡れ具合に満足したらしい。指はすぐに抜かれ、亜弐は足を抱え込まれて股を開かされた。
「いくよ」
「うんっ」
 短い応答があって。二人とも飢えた獣のように互いを求めて姿勢を変えた。獏が上からのしかかり、亜弐は股を開いたまま身体を丸めて手を伸ばした。
 二人は協力して、獏の男の証を亜弐のおんなの入り口へと導いた。狙いが定まると、獏は一気に腰を沈めた。
「あああぁぁっ…これぇぇ…!」
269OPL 獏×亜弐 :04/05/18 00:08 ID:sv9by7Fy
 亜弐の胎内に灼熱の男根が入ってくる。嬉しすぎ、気持ちよすぎて鼻の奥がつんとする。
 エジプトの夜の記憶が蘇った。あのときの獏は本当の獏ではなかった。今の獏も、以前の獏ではない。
(だからなんだっていうの?)
 亜弐はいま最高に幸せだった。獏が変わるのを認めなければ、自分が変わるのを拒否していたら、この幸せは手に入らなかった。
 変わってしまっても、獏は獏。自分は自分だ。
「獏、好きっ!大好きっ!」
 亜弐は素直にそう叫んで、全身で獏を抱きしめた。
「亜弐ちゃんっ、好きだよっ!」
 獏も叫び返す。二人はそれから好きだ、とか愛してる、と言う言葉を連呼しあい、激しく腰をぶつけ合って、あっさりと高みに達した。
 もちろん1度の交わりでは二人とも満足せず、獏は一度放った後も亜弐の中に入ったまま、ほとんど力を失わずに亜弐を責め立てた。
亜弐は連続する絶頂に半分失神しながらも獏の欲望に応えて身体を動かし、獏はそのまま2回、亜弐の中に精を注ぎ込んだ。
 熱い嵐のような行為の後、絶頂の余韻で大胆になっていた亜弐は、お礼に、と言って獏の腰に抱きつき、彼の男の証を自分から口と舌を使って清めた。
 獏もお返しにと亜弐の花弁を口で清めてくれ、挿入こそ無かったもののそれぞれにまた絶頂を迎えたのだった。

 激しすぎる情交が終わり、快楽の大波が引いた後も、亜弐は全裸のまま獏に身体を預けていた。獏の手が勝手気ままに亜弐の身体を撫でたり揉んだりするのに全く逆らわず、うっとりとされるがままになっている。
 獏は亜弐のコンプレックスの源である小さな胸を、いつまでも本当に愛おしそうに愛撫してくれていて、それが亜弐を天上にいる気持ちにさせていた。
 最愛の男の手で身体を弄ばれるのがこんなに気持ちいいなら、
(もっと早くこうしていれば良かった)と、亜弐は改めて感じていた。今まではイプネフェルだけがこの幸せを享受していたが、これからは自分も味わえるのだ。
270OPL 獏×亜弐 :04/05/18 00:10 ID:sv9by7Fy
「ねぇ?本当にあたしが最初で良かったの?」
 亜弐は唐突にそう聞いた。イプネフェルの事に考えが及んだとき、彼女の気持ちが改めて気になったのだ。
 イプネフェルは、とにかく自分を一番にしてくれないと満足できない女性だ。現代人でも人間でもないせいか大らかだから、いままでも口ではともかく本気で獏を独り占めにしようとはしなかった。
 だから獏が何人の女と出来ても目くじらは立てないだろうが、やはり最初に抱くのが彼女出ないと傷つくのでは無いだろうか。獏はそのことをよく分かっているはずなのに、なぜ自分からだったのか。
「大丈夫だよ。
 初めて、ということなら、エジプトで僕が一番先に…抱いたのはイプ様だから」
 獏は言葉を選ぶようにゆっくりと喋った。
「なによ、じゃあ、あたしを最初に抱きたいって言ったのは、嘘って事じゃない」
 亜弐は冗談だと分かるように、口調に気をつけて食ってかかった。どうやら通じたようで、獏はははは、と軽く笑った。
「あのときの僕は、オシリス−アトゥム−バクだったんだよ。エジプトの神様の化身だったんだから、同じエジプトの女神様を抱きたくなっても当然だろう?
 でも今日の僕は御堂獏なんだ。御堂獏は…最初にするなら、小さい頃からずっと一緒だった、僕を支えてくれた女の子としたかったんだよ。それにね」
 亜弐はまたもつん、ときた鼻を臆面もなく盛大に啜った。今日は何度鼻筋が痺れたか、もう分からない。今更照れても始まらないので、鼻声のまま先を即した。
「それに?」
「…ごめん」
 唐突に謝られて、亜弐は首をかしげる。獏は言葉を続けた。
「それに、そういうの一番気にするの、亜弐ちゃんだろう?
 だから、御堂獏としての最初は亜弐ちゃんにしなくちゃ駄目だと思ったんだ」
(そうだね。一番嫉妬深いの、あたしだったもんね)
 獏の言葉に軽い衝撃を受け、亜弐は俯いた。自分では気づいていなかった、でも心のどこかで認めていた事実。
「…うん」と小さく頷く。
271OPL 獏×亜弐 :04/05/18 00:13 ID:sv9by7Fy
 獏は、亜弐のあごを持って顔を上向かせ、亜弐の瞳を真上から見つめた。
「僕は、みんなを僕のものにしたいと思ったんだ。一人でも欠けちゃ嫌だったんだよ。
 だから亜弐ちゃんにも絶対残って、僕のものになって欲しかったんだ」
 亜弐は獏の瞳を見つめた。この、元・気弱な幼なじみは、今自分に何かの術や神通力の類を使っているのだろうかと考えた。だが、そうした力は感じられなかった。
 自分は何かに操られているのだろうか?そうとは思えなかった。
 ならば、良い。それがどんなに異常な事であっても。今更のことだ。
「ねぇ獏。自分が何言ってるか分かってる?
 女神と妖弧と可憐な女子高生の大ハーレムを作るからそれに参加しろっていってるのよ?」
 まじめな顔を作って聞くと、獏もまじめな顔で頷いた。
「うん。それだけじゃ、無いしね。メンバーは」
 予想はしていたが、亜弐はちょっとだけ頭が痛くなった。
「ひょっとして、猫も?」
「うん、猫も」
「まさか、牛も?」
 勢いで聞くと、さすがに獏も困った顔になった。子牛のゴーストである角付き少女パッティは、獏を兄のように慕ってはいるが、他の女性陣のように男としては見ていない。
「いや、それは考えてないけど」
「でも、それじゃパッティが仲間はずれにされたって落ち込まないかな?」
「うーん、どうかな。さすがに、そこまでは気がつかなかったけど…」
 獏は首をひねりだしたが、頭を一振りしてじゃあ、と亜弐に向き直った。
「亜弐ちゃんは、いいんだね?」
「今更何いってんの」
 その獏の顔があまり真剣だったので、亜弐は思わず吹き出しかけたが、なんとか押さえてゆるゆると微笑んだ。
 この顔は、ある時、いつか獏にプロポーズされたらしようと思い立ち、練習したことのある顔だった。
 一度だけして自分にあきれて止めたのだが、その時は3時間くらい鏡の前にいたのだ。
272OPL 獏×亜弐 :04/05/18 00:15 ID:sv9by7Fy
「あのね、獏。今まで言えなかったけど、あたし獏のことずっと好きだったんだよ。
 これからも、何があってもあたしは獏の側にいるよ?
 あたしは、獏のもの。獏の女。獏の……
 …あと別に獏の…でもいいし」
 最後はごにょごにょ、と小声になってしまい、慌てて言い直す。
「とにかく、獏が望むもの全部!あたしに出来ること全部、獏のものだから。
 …だから、捨てないで、側にいさせてね?」
 言い終わって、照れくささに顔を真っ赤にしながら、もう一度ゆるゆると微笑んだ。
 こんな事、もう二度と言えないかも、と思ったが、案外明日になったら素で言えてしまうのかもしれない。
「…ありがとう」
 獏は真剣な顔になって亜弐を抱きしめ、柔らかくキスをしてきた。しっとりとした口づけの後、ようやく獏は身体を離した。
 亜弐も身繕いをしながら、身体が離れたときの喪失感の大きさに驚いていた。
(これは、早くこの状況になれないと、辛いかも…)
 そんな内心を隠して訪ねる。
「えっと…これからどうするの?」
 振り向いた獏は苦笑していた。
「これから玖実さんを…説得するつもりなんだ。イプ様はその後に」
 獏の言い回しに、亜弐も苦笑する。
「なにが説得よ。はっきりしちゃうって言いなさいよ。
 なに、今夜のうちに3連戦なわけ?
 あたしであんなに体力使っちゃって大丈夫なの?」
 これから他の女を抱きにいく、と宣言されたのに、不思議と嫉妬心が沸かないのは、それだけ深く獏と−身も心も−繋がれたからなのだろうか、と亜弐は思った。
「そっちの方は多分心配ないよ。アトゥムの力って創造の力だから、体力とか、あの、精力とかも補充できるみたいなんだ。
 だから出来たら朝までにみーことも、したいと思ってるんだ」
「獏…あんた、いろんな意味で晩三郎おじさんを超えたわよ?」
 亜弐の指摘に、獏は、ははは、と苦笑した。それからまた照れたような表情になって、亜弐に顔を寄せてきた。
273OPL 獏×亜弐 :04/05/18 00:16 ID:sv9by7Fy
「あのね、イプ様には、少し考えを変えてもらわないといけないんだよ。立場とか…ね。
 だから、イプ様とするときは、玖実さんと亜弐にも参加して欲しいんだけど。
 良いかな?」
 それはつまり、エジプトでしたことの再現をするということだ。ただし、今度押さえつけられるのは亜弐ではなく、イプネフェルだが。
 そうして、獏は今度こそ奴隷の立場を脱して下克上を成し遂げるつもりなのだ。イプネフェルが既にそれを覚悟していることは、今日の態度から明らかだった。つまり、成功は約束されているということだ。
 明日から主従の立場は逆転し、イプネフェルが獏の奴隷になる。それは同時に亜弐たちも獏の奴隷になると言うことだ。なにしろイプネフェルが一番目の奴隷で、それ以上の地位はあり得ないのだから。
(まぁ、そんなとこだと思ってたけどね)
 主人だ奴隷だと言っても獏のことだ、今まで通り、たいした違いは無いのは分かっていた。一つだけ決定的なこと、誰をいつ抱くかを決めるのは獏だというルールが徹底する以外は。
「獏?あんたやっぱりもう、父親以上だわ…変態度が」
 腰に手を当ててそう言ってやると、獏は憎らしいことに余裕の微笑みで返してきた。亜弐にの瞳が興奮できらきら光っているのを見破られたからだが。
「そうだね。じゃあさ、参加してくれるなら、ここにキスしてくれないかな?」
 獏はそう言って、胸の前で下の方を指差した。
「…えっち」
 亜弐は照れ隠しに笑うと、同意のしるしにそこにキスして答えた。
274書き捨て:04/05/18 00:23 ID:sv9by7Fy
以上でオーパーツ・ラブ 獏×亜弐  は完結。
おつきあいいただいた事に感謝します。

なお、もう一度書いておきますが、この話の前にあった事になっている「下エジプトの事件」云々は、
顛末全て本SSの中での創作であり、原作には存在しません。念のため。

それでは、さらば。
275名無しさん@ピンキー:04/05/18 08:58 ID:RxmF47bC
良い仕事!
276名無しさん@ピンキー:04/05/18 19:46 ID:D2SAb3yK
グッジョブですよ。
なんかすごく良かった。

・・・玖実さんとのエピソードきぼんぬと言ってみる。
277名無しさん@ピンキー:04/05/18 22:31 ID:L8Ah8eAR
しつこいけどいろんたまをorzやっぱりオーパーツのが有名なのか
278名無しさん@ピンキー:04/05/18 22:49 ID:yDs+YBOt
いろんたまも気弱な感じの主人公だよな
タイトスキンな戦闘服着たおかあさまを出して欲しいね
279名無しさん@ピンキー:04/05/19 01:09 ID:bfwrDdxY
プロポーズの返答を鏡の前で3時間予行演習ハァハァ

のんきな日常生活とハーレムがごっちゃになった続編をキボンヌ。
食事中でも誰かに挿入しっぱなしなんだけど、無闇に腰を振るでもなく、
誰かに牛乳取ってきてと言われれば、繋がったまま冷蔵庫まで取りに行くみたいな、
だからといって倦怠期でもギャグでもないようなのを。
280名無しさん@ピンキー:04/05/19 14:37 ID:KkpSRlG5
>>278 え・・・女のほうが主人公だと思ってた・・・
281名無しさん@ピンキー:04/05/22 15:40 ID:Y92Zv+/w
あげ
282名無しさん@ピンキー:04/05/23 19:06 ID:VpZnam8P
前スレにあった「天高く、雲は流れ」の続きを読みたい。
あの王女を濃厚な羞恥プレイで虐めたい…
283名無しさん@ピンキー:04/05/23 23:02 ID:MGp6Qms5
クレクレ君ですみません。
終わりのクロニクルのエロパロしりませんか?
自作…不可能
検索…HITせずナ状態でした…
誰か知ってませんか?
284名無しさん@ピンキー:04/05/24 01:34 ID:zqb5OeLJ
>>282
あれは確かにエロいな。
美人だがつかみどころのない性格、そして森山大輔のエロいイラスト…
和姦、強姦どちらも映えそうだ。

>>283
言われてみれば見たことがないな。ありそうなもんなんだが。
ここで神の光臨を待つのも確かに一つの手だな。
285名無しさん@ピンキー:04/05/24 01:49 ID:jQzPRK5A
>>283
このスレでしか見たことがない
286この板には最近きた奴:04/05/25 21:28 ID:u4RATjbT
ちょっと質問なんですが、
ラノベのキャラをネタにしたエロ絵ってのは投下おけ?

287名無しさん@ピンキー:04/05/26 00:21 ID:kYD1wl0N
>>286
個人的には超おっけー。
というか、4スレ目にして初めての絵神降臨?
投下お待ちしています。
288名無しさん@ピンキー:04/05/26 07:44 ID:0bohm2gU
虹にもスレ無いし、投下していいんじゃないか?
289この板には最近きた奴:04/05/26 21:20 ID:rBhhol38
では失礼をばいたしますが先に断っておきまする。

@似ない。模写ヘタ杉。
Aエロいくない。絡みじゃないです。
B各部モールド簡略化。ヘタレ。
C同人誌で確認…ブーツじゃん!描いてから気付くなヨ自分。
D彩色してない。背景無い。シチュ謎。
以上です。ではドゾー。

ttp://kigaruni-up.ath.cx/~kigaru/cgi-bin/clip-board/img/8889.jpg
290名無しさん@ピンキー:04/05/26 22:41 ID:ktqEXOqm
うめぇ! そして可愛い!
しかし、俺の知識の中にないキャラだ。
作品名は?
291名無しさん@ピンキー:04/05/26 23:13 ID:wzvHY1eA
(゚д゚)ウマママー
スカートの皺が一寸変な気もするけど。
292名無しさん@ピンキー:04/05/27 00:31 ID:EPeuLFZc
簡略タテスジにむしろハァハァ。即保存しますた。
293名無しさん@ピンキー:04/05/27 00:54 ID:P2oQIzeu
「風水学園」の小角×文月か祝でお願い
294この板には最近きた奴:04/05/27 06:01 ID:TBhPBGYb
レスありがとうございます。
富士見の『小説創るぜ!』より神坂一氏の『あしたの大魔王』ディス。
読み切り作品とは云え、そんなにマイナーなのかなぁ。

>皺が
自分でも分っちゃいますが…_| ̄|○
295名無しさん@ピンキー:04/05/29 13:49 ID:5UPFOIn0
>>289
遅れたが( ゚Д゚)ウマー
296唐突に投下:04/05/30 17:31 ID:Gm2A6cO5
ルーク&レイリアの続きは出ないようなので自作。

「……やれやれ」
 ドア抉じ開けて入り込んだその部屋は、どうやら雨漏りしていないようだった。
 つまり、床にも壁にも家具にも埃が積もっているということだ。
 外套を一打ち、水気を払う。
 その動作に埃が舞い上がり、宙に飛び散った水滴は真っ黒な泥水になって床に跳ねる。
「しばらくすれば水が溜まるから、寝床廻りの掃除くらいは出来るわね」
 レイリアの言葉に振りかえると、廃屋の踏みこみに転がっていたはずの壷が見当たらない。
雨水を受ける位置に置いてきたのだろう。
 この派手な外見の美女があれこれと細かいところに気の廻る性分だというのは、行動を共にするまで思いもつかなかった。

 とは言うものの、ハンター稼業である以上は探索に出ればその場しのぎでねぐらを探すしかないのはレイリアも俺も同じこと。
 それには慣れている。いつまで経っても慣れないのは、この美女と一つ屋根の下で、それも互いの寝息を聞きながら眠ることだ。
 あまり精神の健康にはよろしくない。
 しかしレイリアは平然と寝てしまうのだが、そんなにも俺は安全・無害に見えるのだろうか?
 灯りを掛ける場所を探して歩き回るレイリアを見ているとそんな考えが浮かんでしまう。
 
 軽く頭を振り、踏みこみへ戻って外の水音に耳を傾ける。
「水受けは?」
「2つ置いたわ」
 レイリアの言葉どおり、盛大な雨音には不協和音が混じっている。もう良いだろう、かつて玄関だったらしいその扉を開く。
とたんに頬にはぜる大粒の雨に顔をしかめる。素早く壷を引っ張り込む。
 
「水も滴るいい男、ってか」
「……」
 壷を両手に今夜の寝室−−灯りが天井までは届かないが、それでも大雑把な形は見て取れる、どうやらホールのような場所
だったらしい−−へと戻るとレイリアが腰に両手を当て、睨んだ。
「どうした?」
「……別に」
 レイリアは仏頂面で壷をもぎとり、手早く寝場所の廻りを掃除しはじめる。猫のようにしなやかなその姿にしばらく見とれていたことに気づき、俺は慌てて掃除を始めた。
297唐突に投下:04/05/30 17:49 ID:Gm2A6cO5
「……ねぇ」
「?!」
 乾し肉を皮袋のワインで流し込む食事を終えかけたとき、唐突に声を掛けられて俺はむせた。
「……なんだよ」
「何だよって……味気ない食事でも、会話があれば美味しくなるって思わない?時間を無駄にせずに食べる主義ってわけでもないでしょ」
 壁に吊られたランタンがゆれ、金の瞳を煌きが飾り俺の言葉を奪う。
「聞いてるの?」
 聞いているとも。まっすぐに見据えられるとごまかしようがないが、さてどうしたものか。
 いつかの図書館のときと同じく、俺はレイリアに見とれていた。まっすぐに通った鼻筋、形の良い唇、ちょっと気の強そうな−−実際はちょっとどころではない−−あご。
 細い首筋はいつもどおり、しっかりと閉じた襟に隠されてほとんど見えない。
 体にぴったりとした黒いシャツに強調された大きな胸……。
 ああ、どうにもごまかすのは無理だ。率直に言ってしまおう、レイリアの方であしらってくれるさ。
「聞いてるよ、言葉もなくお前に見とれてるんだ」
 瞬間、レイリアの頬に朱が差した。
 

298唐突に投下:04/05/30 17:50 ID:Gm2A6cO5

さて、続きはちと間が空きそうですが期待せずにお待ちください。
299名無しさん@ピンキー:04/05/30 18:46 ID:7jkpcfLv
うわ、直球勝負のルーク萌え。
期待はするけど気長にお待ちします。
300名無しさん@ピンキー:04/05/30 20:10 ID:9PYAlRkg
おつー。

自分のペースで書いてくだされ。<続き
レイリアの返しを読める時が楽しみです。
301名無しさん@ピンキー:04/05/30 20:13 ID:Cg7Ix93j
原作知らないけど気になってきますた
302名無しさん@ピンキー:04/05/30 21:10 ID:TaMTjAku
>>296
すまんが、原作名は何?
303名無しさん@ピンキー:04/05/30 21:11 ID:I+/WrhTl
>>302
一番最初に書いてある、、、
304名無しさん@ピンキー:04/05/30 21:24 ID:Q309j+oH
西尾維新のssが読みたいよー。
病院坂×箱彦でりりす乱入とか
様刻×夜月の甘甘なヤツとか
人識×伊織で「妹ですよーいちゃいちゃしましょうよー」でホントにいちゃいちゃしちゃったりさー。
305302:04/05/30 21:44 ID:TaMTjAku
>>303
最初ってどこ?
いやマジでわかんない(´・ω・`)
続きの最初ってこと?
306名無しさん@ピンキー:04/05/30 21:52 ID:I+/WrhTl
>>305
だから葉山透の”ルーク&レイリアシリーズ”(富士見ミステリー文庫)
307名無しさん@ピンキー:04/05/30 22:05 ID:TaMTjAku
>>306
すまんでげすm(__)m
308名無しさん@ピンキー:04/05/31 00:31 ID:EU5PE1lC
封千ニャソニャソ追ホウ録とか見たい。
かずほハァハァ(;´Д`)
309名無しさん@ピンキー:04/05/31 00:37 ID:z/xjM9wC
そろそろリアラ陵辱ではないだろうか
310名無しさん@ピンキー:04/05/31 11:11 ID:0NNAEbXs
>>308
過去ログもしくは>>2のSS保管庫を見るよろし。
311唐突に投下:04/05/31 22:18 ID:T7HhoSq1
>297
続き。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
「お、いつかと反応が違うな」
 顔を赤らめさえもせずにあしらうと思っていた俺は内心驚き、からかうのも忘れて思ったままを口にした。
「いつかの図書館の時はいかにも冗談だったでしょ。……今は目を見て言ってる。それに……」
 答えるレイリアの細い眉が吊りあがっている。
「それに?」
「私も以前とちょっと違うから。……えーいもう、ルーク!こないだもそうだったけどあんなに心配させて、それでも私をからかうの?」
 まっすぐに見つめる金色の瞳には怒り以外の感情も浮かんでいるのが判り、俺は正直うろたえた。
「……えーと……すまない。謝るよ」
 ある種の女がこなすような軽いあしらいを求めたことを率直にわびた。
「判れば良いのよ」
 そういって微笑んだレイリアの姿に、また視線がまとわりつきはじめる。
 細くくびれたウエスト、豊かな腰とそれにバランスのとれた、細すぎも太すぎもしない長い脚……
「……あまりじろじろ見られると照れるんだけど」
 なんとか目を閉じる。
 唐突に、法王の言葉が耳元に蘇った。

『どこへ行くかはあなたが決めることです。ルーク。光ある方向へ。明るい、自分の行きたい方向へ進んでごらんなさい。目的地は、見えなくてもいいのです』

 目を開く。今度はまっすぐにレイリアの瞳を見返すことが出来た。
 揺れるランタンの灯りに照らされたその姿は……ああ、そうだったのか。
312唐突に投下:04/05/31 22:19 ID:T7HhoSq1
「……俺がハンターに復帰するって決めたときに言ったこと、覚えてるか?あの船の上で、俺にロープを投げたあとでさ」
「えーと……『私に未練があって追いかけてきたわけ?』って?」
「そう、それさ。行き先がいっしょになったのは、俺がそう望んだからかもしれない」
「……ずいぶん素直じゃない」
 今度は困ったように眉を寄せ、レイリアの頬に赤みが戻る。
「お前も、なんか素直だよな今夜は」
「私は素直な世慣れない女よ……笑わないで。そりゃ、声を掛けてくる男から逃げる言葉は揃えてるけどね。こんな語らいなんて、そんなヒマなかった」
「俺もそうだな」
「うん、知ってる。セレスの街でルークの噂を拾ったとき、『女好き』って評判はずいぶん聞いたけど『女たらし』ってのは一つもなかった。つまり玉砕続きだったわけね」
「……」
「あ、怒ってる」
「……怒るのは当然だろ。ガキのころからあの師匠の元に居て、必死で稼いでたんだからさ。シャルフィのモリナ病が治って、足を洗うまでは色恋沙汰のヒマなんてなかった。足を洗って平凡な大工になって、ようやく青春を楽しもうとしたら……」
「楽しもうとしたら?」
「……神官見習いのあの娘をデートに誘えるかなと思ったそのときに、お前に糸口を潰された」
 レイリアは身をよじって笑い出した。揺れる肩がなんとも艶めかしい。
「それは悪いことしたわね。……でも、あのくらいで潰れる糸口なら私が現れなくても駄目だったんじゃない?」
「そういうこと言うか?お前は冗談を混ぜて俺を呼び出しただけのつもりだろうけど、あの娘はかなりの剣幕だったんだぜ。『綺麗な女の人が、呼んでいます』って、もう必要以上に言葉を強めて、硬ーい表情でさ」
「あー、ってことはホントに口説いてた最中だったの?道理で私を睨むわけよねあの娘。『私が私のルークに会いにきちゃいけないの?』って言ったときなんて、もうさぁっと表情が変わってね。うん、ルークに見せてあげたかった」
「……はぁ」
 おもわずため息をつく。なんとも思ってないらしい。
「まぁあれね。あの時は冗談だったけど、話を聞いてみると恋敵を未然に追い払えたわけよね。うんうん、私のカンも捨てたもんじゃない」
「ずいぶん勝手な理屈だな。……って今なんて言った?」
313唐突に投下:04/05/31 22:20 ID:T7HhoSq1
「判ってくれてたんじゃなかったの?!さっきも言ったでしょ、私は男を手玉にとるような器用な女じゃないの。ネフィムの海で、あの船の甲板で言ったのもそう、あれは本心」
 こちらに身を乗り出し、きつく睨むその瞳を見返す。さらに頬が赤くなっている。……俺の頬も熱い。
「すまない。どうも今夜は調子が狂ってる感じだ……そういや、アルテナでニイヤに口説かれたときはしどろもどろだったな」
「うん。どうもね……わたし、見かけがこうだからかなぁ。ああいう真直ぐな口説き文句を寄越す男って少ないのよ、たいていはほら……ハンタージャッジの」
「ヒルドか?」
「そう、ああいう風に気取ってたりとか回りくどかったりとか妙な諺に絡めたりとか……そんなんばっかり。ニイヤとか、今のルークみたいなのは滅多に居ないわね」
「そっか……じゃあ、今夜は率直に話すよ」
 いつのまにか俺も身を乗り出していた。光の角度が変わり、レイリアの表情がさらに細部まで見て取れる。柔らかさが戻っているが、緊張しているのが判る。
「うん、私もそうする。ちょっと待って、喉が乾いた」
 皮袋からワインを啜るレイリアを見つめながら言葉を捜す。この探索はまだ数日続くはずだが、全部飲み干す勢いだ。

「ふぅ」
 本当に飲み干してしまった。
「好きだよ。いつからかは判らないけど」
「うん、私もそう、さっき言ったけど」
 再び目が合う。レイリアの肩から力が抜け、表情から緊張が抜けている。金の瞳が真直ぐに俺を見つめ、俺は真直ぐに覗き込んでいる。
 視界の中でレイリアの姿が大きくなってくる。
 気づけば、俺は立ちあがってレイリアに歩み寄っていた。レイリアはそれに応えて立ちあがり……はしない。
 まるで腰が抜けたように座り込んでいる。
 それでも、手を差し伸べるとゆらゆらとレイリアは立ちあがり、俺の腕におさまった。
 シャツを通して豊かな弾力が俺の胸に、腕に伝わる。
314唐突に投下:04/05/31 22:20 ID:T7HhoSq1
「……はぁ」
 おもわずきつく抱きしめてしまい、ため息に似た声をレイリアが漏らし、顔を伏せて体重を俺に預けてくる。女性にしては長身のレイリアはちょっと重い。
 妹のシャルフィを看病していたとき、抱き上げて運んだことは何度もあったがその重さとは全く異なる。いや、たとえ同じ重さであったとしても同じには感じないだろう。
 腕を少し緩めるが、しかし豊かな弾力を感じて居たくて腕をほどくことが出来ない。
「レイリア、顔を上げてくれ」
「イヤ」
 俺の胸に顔を埋めたまま首を振る。赤い髪が揺れる。
「キスさせて欲しいんだけどな」
 言葉は飾らない、さっきの約束どおりに素直に伝える。
「ダメ……今はダメ、こんなところじゃダメ」
「……」
 右腕を背に沿って下ろす。猫のような、柔らかい筋肉の弾力を感じつつ細いウエストを超え、豊かなお尻にたどり着く。素晴らしいその弾力を味わいつつ、髪に顔を寄せて香りを吸い込む。
「……ダメだったら。もう、素直になったんだからいつでも良いでしょ。もっと良い場所で、お願い」
 レイリアは顔を上げ、哀願するように囁く。
 俺は素早く顔を反らし、レイリアの唇を吸った。金の瞳が見開かれ、涙がこぼれる。レイリアの体に力がこもる、だが振りほどこうとはしなかった。
「……すまない」
 唇を離す、レイリアは一瞬俺の唇を追いかけそうになり、さっきまでとは比べ物にならないほど真っ赤に染まった顔をそらした。
「詫びたりしないで。……さっきも言った通りだから、何をされてもそれは構わない。でも……」
「でも?」
「長い付き合いになるってことだけは忘れないで。たぶん、一生の」
 熱い囁きだったが、俺は冷水を浴びせられたように凝固した。
 視線が再びさまよい、廃墟のホールを素早く眺めまわす。今立っている場所の廻りだけは先ほど二人で掃除したが、愛を語らったり……その先の行為をするような場所じゃあない。
 いや、どんな場所でも素敵な寝室になるだろう、レイリアとなら。石の床に広げた毛布一枚にくるまってでも。けれど……一生の想い出の場所としてはどうか。
 今、俺の腕の中では素直な女ではあっても、いや、そうだからこそ……
315唐突に投下:04/05/31 22:22 ID:T7HhoSq1
「悪い、確かにそのとおりだ、甘い想い出の場所がこう埃っぽくちゃあな」
 腕をほどく。
「そんな気取った言い方、ルークには似合わない。それに」
「それに?」
「腕の中にいさせて」
 そういってレイリアは俺にすがりつき、体を預けてくる。その背に慌てて腕を回し、俺は天を−−廃屋の暗い天井を−−仰いだ。
 どうすれば良い?
 この美女に何もせずに、ただこのまま抱きしめていろと?
「判った。判ったから……」
 くたりとレイリアの体から力が抜け、ずるずると崩れ落ちそうになる。しゃがみこみながら背に回した腕に力を込め、支える。
「レイリア?おいっ。……ぉぃ……」
 笑みを浮かべたまま、レイリアはもう寝息を立てていた。
 きっと俺は世にも情けない顔をしていたことだろう。
 腕をほどくたびにしがみついてくるレイリアに苦労させられつつ、俺とレイリアのザックから毛布を取り出し、床に広げる。
 その上に、二人で横たわる。
「……まぁ良いか」
 豊かな胸をつついてみるが、吐息をつくだけで目を覚まさない。
「今夜のことは一生、文句言ってやるからな。それと」
 聞こえてないのは判っているが、赤い髪をずらして耳元に口を寄せる。
「今度の探索が終わって街に帰ったら、一番良い宿を取ってやるよ。そして……」
 その先はちょっと照れくさくて、俺自身の耳に届くかどうかの囁きになった。レイリアが身じろぎする。意識に聞こえてはいなくても、夢に覚えているかもしれない。
 ランタンの油は朝まで持つだろう。毛布をかき寄せて互いの体にかぶせ、目を閉じた。
 普段は寒さに震えつつ目を覚ますけれど、今夜は違う。きっと、明日からもずっと。


−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

エチーシーンは時間が掛かりそうなのでここまで先にうpしますた。
316名無しさん@ピンキー:04/05/31 23:57 ID:XOmXN5wX
こふー、らぶらぶですな、青春ですなぁ。
エチシ-ンが待ち遠しいです、ハフハフ。
317名無しさん@ピンキー:04/05/31 23:57 ID:s+nxdAZx
おっつ。
つづきがんがってくだされ。
318白 ◆H.ND0VIp7k :04/06/02 03:34 ID:bm+SB8oR
「レベリオン」の恭介×香澄
投下します、、、
相変わらず強引+へぼいですが・・・よろしくw
エロシーンまで行きませんが・・・


では投下開始します
319白 ◆H.ND0VIp7k :04/06/02 03:35 ID:bm+SB8oR
恭介は休みを利用して日本に帰って来ていた。
「久しぶりだな・・・」
我が家に帰って来て思わずこの言葉が出た。
中に入ると姉がソファーでくつろいでいた。
「おかえり」
入ってきた恭介を見て、声をかける。
「ただいま・・・って、それだけかよ!」
「よしよし、良く一人で帰って来れまちたね、えらいでちゅよ」
恭介の前に立ち、頭を撫でる。
「はあ、もうなんか疲れた、寝る」
姉の手をどかしたながら自分の部屋に向かおうとする。
「あっちの生活には慣れた?」
「まあ、それなりに楽しくやってるよ」
「そう、良かったわね、疲れたら今回みたいにたまには帰ってきなさい」
「ああ、わかったよ」
姉が自分を気にかけてくれるのは久遠から聞いていた。
苦笑しながら部屋を出ようとする。
「あした香澄ちゃんと会うんでしょ?うちに泊まってもらったら?」
「いや、あいつは草薙の家に泊まるってさ」
「連れてきなさい、いろいろ話したいのよ」
「わかったよ、お休み」
R2ウィルス用ワクチンの事でも聞くんだろうとたいして疑問にも思わなかった。
恭介が部屋を出た後、杏子は一人、笑みを隠せない様子で
「明日は良い日なるといいわね、恭介」
とつぶやいた。
320白 ◆H.ND0VIp7k :04/06/02 03:36 ID:bm+SB8oR
夜が明け朝がくる。
「もう朝か、眠い・・・」
今日は高校時代の友人達と午前中に会う予定だ、いつまでも寝てる訳にいかない。
のろのろと布団から這いだし、リビングへ向かう。
誰もいない、姉は仕事に行ったようだ。
テーブルに用意してあったトーストを適当につまみ、シャワーを浴びる。
出かける準備をしていると待ち合わせの時間が迫っていた。
「そろそろ出なきゃな」
家を出て待ち合わせ場所に向かう。
待ち合わせ場所には懐かしい面々が集まっていて、その中には香澄もいた。
恭介と目が合うと嬉しそうに笑った。
「恭介が来て嬉しそうね」
梨夏が香澄の肩に手を置きながら笑みを浮かべながらに言う。
「べ、別にそんな」
香澄が慌てて反論する。
「だって恭介が来たとたん表情が変わったじゃん」
「確かに」
女子の一人が梨夏の言葉に賛同した。
とたんに香澄は女性陣、恭介は男性陣からの冷やかしが始まった。
何があった等、色々な事を時間を忘れて友人達と話した。
321白 ◆H.ND0VIp7k :04/06/02 03:37 ID:bm+SB8oR
解散後、恭介は香澄と待ち合わせた。
待ち合わせの公園で恭介がまっていると
「恭介」
声がした方を見ると微笑を浮かべた香澄が立っていた。
「香澄」
名前を呼ぶのと同時に抱きしめていた。
「会いたかった」
香澄が呟く。
「ああ、俺もだ」
体を離す、少しだけ香澄の顔が赤い。
なんとなく恭介も照れくさくなってしまい、誤魔化すように
「少し歩くか」
「うん」
恭介の横に香澄が並ぶ。
服を見たり、クレープを食べたり、二人の時間を楽しんだ。
時間も遅くなり、姉の言っていた事を今頃思い出す。
「そういえば、姉貴がうちに泊まってけだってさ」
「え?でも私、草薙さんの家に泊まるんだけど」
「なんか、聞きたい事があるんだとさ」
「そう、、、じゃあ、着替え持ってくる」
「あ、俺も行くよ」
「ううん、大丈夫、待ってて」
322白 ◆H.ND0VIp7k :04/06/02 03:38 ID:bm+SB8oR

・・・・・・・
香澄の姿が見えなくなって、十数分後
香澄が帰ってきた。
恭介が荷物を持ち家に向かう。
家に着くと姉はまだ帰っていなかった。
香澄の荷物を姉の部屋に置き、恭介の部屋に香澄を案内する。
「綺麗にしてあるのね」
「姉貴が掃除してくれてたみたいだ、適当に座ってくれよ」
飲み物をとりに台所に向かうと電話が鳴った。
「はい、緋村です」
「あ、恭介?あたしよ、しばらく帰れないから」
「おい、何言ってんだよ、香澄呼んできたのに」
「わからない?お膳立てしてあげたのよ」
「何考えてんだよ!」
「じゃあ、頑張りなさい」
ガチャ・・・ツーツー
323白 ◆H.ND0VIp7k :04/06/02 03:39 ID:bm+SB8oR
恭介はしばらく呆然とその場で立ちつくしてしまった。
悩んだ末、香澄が待つ自分の部屋に向かった。
ドアを開けると、香澄がベットに腰掛けていた。
「どうしたの?」
「姉貴は帰ってこないって」
「え?なぜ?お姉さんが話があるって、、、」
「わかんねぇ」
香澄の隣に座る。
気まずい雰囲気が二人の間に流れる。
朝まで二人きり・・・
そう考えるとどうしても緊張してしまう。
そんな雰囲気に耐えられなくなったのか恭介が口を開く。
「香澄は姉貴の部屋で寝てくれ」
「・・・」
返事がない。
「香澄?」
「私は、、いっしょでも、、、、」
小さな声だっため恭介は香澄が何を言ったのかよく聞き取れなかった。
ただ、顔を赤くして俯いた香澄を見ればいくら鈍感な恭介でも何を意味するかぐらいは分かった。
・・・・・・
恭介も香澄もどうしていいのか分からず、沈黙が流れる。
324白 ◆H.ND0VIp7k :04/06/02 03:49 ID:bm+SB8oR
相変わらず進歩のない文ですみません。
なんとゆうか・・・へたれすぎてどこをなおせばいいかもわからず暴走しております(  ̄ー ̄)

今回のエロシーンはすんなり書けそうです。
ラブホの予定でしたが、なんとなく処女+童貞の舞台に合わないような気がしたのでw


では(・∀・)ノシ
325唐突に投下:04/06/02 04:11 ID:zZMlxpVf
>324
初々しくてぐっどですよ!(・∀・)ノシ
326名無しさん@ピンキー:04/06/02 09:58 ID:Mv8huzNW
白さんの恭介×香澄キター!
よく気の回るお姉さんだ、素晴らしい。
いきなり大胆発言をぶちかます香澄たん可愛い!
続き大いに期待してます。
327名無しさん@ピンキー:04/06/02 19:09 ID:YVO7fl+I
初々しくていいねえ!
恭介の方は悪友から仕入れた情報があるだろうけど、
(不測の事態で準備不足かもしれんがw)
香澄は全くの白紙かもなあ。

続きも期待してますよ。


ところで、ベッドはbedであってベットじゃないのでご注意を。
328323:04/06/04 14:33 ID:EvUZRO/W
すみません。GW中にアップするような事書いておきながら
アップできなかった愚か者でございます。
今ようやくアップ出来るような環境(体調)に戻ってこれたので、
予定していた新作等、またアップしていきたいと思います。
よろしくお願いします。

あ、ちなみにこの発言へのレスはいいです。
その分、作品や他の方へのレスに容量をまわして下さい。

329ハルヒSS:04/06/08 08:17 ID:gpicA6/K
HDD整理してたら、珍しいのが出てきたんでうpさせてもらうよ。
これ書いたの、一巻目が出てからすぐだったから、かなり懐かしい(´ー`)
330ハルヒSS:04/06/08 08:19 ID:gpicA6/K
「…………………」
「──────ッ」
ふぅ、やっちまった。
部室の入り口。ノックのし忘れ。着替える途中の朝比奈さん。まったくもって、お約束通りだ。
ちょうど、裾がやや短めな紺色のスカートに足を通そうというところか。
驚きに目を見開いた普段は愛くるしいはずの童顔、それとは対称的に自己主張する豊かでたわわな形の良いバスト。
下には、窓から入り込む光を柔らかに照りかえらせる純白のトライアングル。
やや面積が小さめで、何よりも微妙に食い込んだ逆三角形の頂点をしっかりと目に焼き付ける。
「───ひぅ」
そろそろ潮時だな。これまでの視覚情報を全て静的記憶領域に刻み込んで、ため息を付きながら扉を閉める。
と、一拍遅れて響く悲鳴。そしてえぐえぐという嗚咽。
扉を背もたれ代わりにしてその場で腰を下ろす。あの調子だと立ち直って着替えるまでに、もう少し時間がかかるだろう。
今日の俺はどこか浮き足立っているのかもしれない。
薄っぺらい鞄に目を落とす。
問題のブツはその中にある。透明なプラスティックケースに入った、虹色の光沢を放つ銀盤。
凡そ600〜700メガバイトの情報量を保存することのできる記憶媒体。平たく言えばCDだ。
背にした扉が開けられるようになるまで、少しばかり回想に浸って時間を潰すとしよう。

331ハルヒSS:04/06/08 08:20 ID:gpicA6/K
そもそもことの始まりは昼休み。昼食を食い終わり、小用をたして教室に戻ってきた時のことである。
俺の席の近くで毎度の事ながら駄弁っている国木田と谷口の様子が、いつもとは微妙に異なっていたのだ。
どういう風にと問うならば、コソコソしている、という表現がぴったりだろう。
谷口の手にはプラスティックケースに入った真新しげなCDが二枚。教室の隅という位置を利用して周りには影になるように、
しかしあくまで自然を装った巧みな態勢でそれを国木田へ渡した───ところを俺は見逃さなかった。谷口め、中々手馴れている。
近寄って二人に声をかける。
「何コソコソやってんだ?」
「──お、おう。早かったな」
「快食快便が健康の秘訣だ」
「ははっ、ちゃんと手は洗ったのか?」
おろおろする国木田とは逆に、谷口の方は少しの動揺もしていないようだった。
「当たり前だろ──って、んなことはどうでもいいんだよ。それで、何だそれは?」
言ってCDの入ったケースを指す。まぁ、思春期真っ盛りの男子高校生が周囲を気にしつつ交換するブツなんぞ、大抵の予想はつくが。
「バレたか。やっぱキョンには隠せないなー、このスケベ」
谷口が悪びれもせず言う。しかし、人をいきなりスケベ呼ばわりかい。
「しょうがない、キョンにもやるよ」
二枚のうちの一枚を俺の手に握らせる。だから一体これは何なんだっての。
「察しはついてると思うが、アレだよ。ア・レ」
「なるほど」
男同士の間には言外の意として通じるものが多々ある。無論、女同士でもあるのかもしれないが、俺は男だからそれがどういうものかは知らない。
後者はさておいて、どうやら俺の予想は正しかったようだ。
「んで、どういう風にアレなんだ?」
「18歳未満お断りなパソコンゲーム」
つまりエロゲーか。
「身もふたもない言い方すんなよ…」
「そ、それじゃ、あ、ありがとな」
国木田は渡された一枚を持って、とっとと退散していった。あいつはどうもこの手の話を二人以上でするのは苦手な面があるからな。
ウブというか小心者というか…。
332ハルヒSS:04/06/08 08:22 ID:gpicA6/K
「いいのが手に入ってさ。仲間内にも分けてやろうとおもって」
「一般的なのと違うのか?」
「ジャンルは普通に館モノでメイド陵辱系なんだが…」
言葉をきって、勿体つけるようにそろそろと耳に口を寄せてくる。
どうでもいいが、館モノとかメイド陵辱とかを普通と言えるお前って何か凄いよな。
「………。とにかく、…………ないんだよ」
何が? もっとはっきりと言ってくれ。
「わかんねーかなぁ。我々、健全な青少年の人体の神秘における知的好奇心を阻害せし諸悪の根源がないんだ」
……つまり、モザイクがないってことね。
「だから、身もふたもない言い方すんなっての…。まー、ぶっちゃけそういうことだ」
「でも、俺んちのパソコンって家族供用だからなぁ。置いてある部屋も居間だし」
「夜中にやればいいだろ」
「もし家族に見つかったら自殺もんだ」
「んじゃ、いらないか?」
それももったいないな────あ。
そこで思い出す。あるじゃないか。やりようによっては一人で出来て、うちにあるのよりずっとハイスペックな最新機種のパソコンが。
「いや、ありがたく貰っておく。当てが見つかった。…でもいいのか?」
「何が」
「これってそれなりにいいもんなんだろ?」
「ひひ、どうせ焼いた奴だからな。別にいいさ。存分にオカズとして使ってくれ」
貰っておいて言うのもなんだが、お前って時々かなりオヤジチックに下品になるよな。
「ほっとけ」

「ちょっと!」

おわっとっと!!
333ハルヒSS:04/06/08 08:23 ID:gpicA6/K
突如間近で発せられた女子の声に谷口と俺は仰天した。
ヤバ───って、何だハルヒかよ。
「ご挨拶ね」
「まぁ、それはおいといて。何だ、用事か?」
それとなく話を促して、注意をCDに向けないようにする。谷口はと言えば───ずりずりと後退りし始めていた。
両手を合わせて、すまん、という意を表した後に、素早く教室から撤退していく。…やっぱ苦手なんだなぁ。
「用があったから呼んだに決まってるでしょ。一回呼んだら、返事ぐらいしなさいよ」
他には(谷口のことだが)目もくれず、まっすぐに俺を見詰めてくる。
整った顔立ちの象徴───長い睫毛を侍らせる大きな黒い瞳はややきつめ、通った鼻筋の下にぷっくらとした淡桃色の唇を尖らせ、拗ねた表情をしているといえなくもない。
肩口に掛かるぐらいの艶やかな髪を指で弄くるしぐさが、それを助長していた。
ほんっとーに黙ってるだけなら、美少女高校生なんだけどな。
「悪い悪い。で、用事って?」
「今日は部室に行かないから、あんた最後まで残って戸締りしておいて」
「戸締り?」
「最近、部室荒しが横行してるらしいのよ。だから最低限の自衛くらいはちゃんとしておかないとね」
そういえば朝のホームルームでそんなことを言ってたような気がするな。野球部のバットの本数が足りないとか、美術部の絵がなくなっていたりとか、相撲部のまわしが───っと、ちょっとまてよ?
ふむ…。考えればこれは願ったりかなったりなんじゃないだろうか。「戸締りの確認をする為に」と最後まで残っている正当な理由ができる。
俺は最近巷で流行っているの部室荒しを未然に防ぐため、部室に最後まで居残って丹念なる戸締りの確認をせねばならないのだ。
うん、犯罪許すまじ。
降って湧いたこの機会、うまく活用させてもらうとしよう。
「それじゃ頼んだから」
ハルヒがそう言ったと同時に、狙ったかのようなチャイムが昼休みの終わりを告げたのだった。
334ハルヒSS:04/06/08 08:25 ID:gpicA6/K
こんこん。
背中に感じた控えめなノック。意識が現実へと引き戻される。
「……あ、あの……もう、大丈夫です…」
その場で起き上がって、んーっと伸びをしてから扉を開ける。そこにはすっかりどこから見てもメイドさん、という姿の朝比奈みくるちゃん17歳(?)がこちらを伺っていた。
目と目が合う。
幼げな───俗っぽい言い方をすればロリロリなその顔を潤んだ瞳と桃色に染まった頬が彩り、いつもは緩やかなカーブを描いている細身の眉が
今は八の字になっていじめて光線を放射。俺のうちに秘められた嗜虐心を煽る───っといかんいかん。
「えーと、すみませんでした」
とりあえず謝っておく。
「いえ……その、わたしも不注意でしたから…鍵かけてなかったですし……」
そう言って顔を俯けた拍子に、ふわふわのウェーブかかった栗色の髪の隙間から、普段は隠れて見えないやわらかそうな耳がちらりと覗く。
うわ、耳まで真っ赤だよ、朝比奈さん。
何故か俺も気恥ずかしくなって、照れ隠しにと部室内を見回す。
いつもの定位置に、いつものようにパイプ椅子に腰掛け、いつもと同じ分厚いハードカバーの本を長門有希が読んでいた。
珍しいことに一瞬だけ、ちらっと此方に視線を送って、すぐに戻す。
む?
何気ないその視線。しかし、気のせいだろうか。俺にはそれが非難めいたものであるように思えた。
……俺、何か悪いことした? いや、まあ、結果的にはしたことになるんだろうか。───もう一度、心の中で謝っておこう。
すみません、あなたの犠牲はしっかりと活用させてもらいます。
「あ、あの……お茶飲みます…よね?」
「え? あ、はい」
「じゃあ、煎れてきますね。座って待っててください」
先ほどより調子を取り戻した朝比奈さんは、手馴れた風にせっせとお茶を煎れ始めた。
335ハルヒSS:04/06/08 08:26 ID:gpicA6/K
適当なパイプ椅子に腰をかけ、その様子を何とは何しに眺める。さきほどとは打って変わって鼻歌混じりに作業をこなすその姿は、
メイドとはこの人のためにある、とでも言わんばかりの似合いようである。
お茶の葉を取ったり、湯を沸かしたりと、動くたびにふるふると揺れるエプロンドレス───
強いてはソコから覗く、掴めばしっとりとしていつつも張りのありそうなお尻。
「メイドスキー」
なぬ?
「どうしました?」
突然の無感情な声に間の抜けた返事をしてしまう俺。
「朝比奈さん……何も言ってないよな?」
「はい。言ってませんけど…」
と、なると、当然ながら声の主は───しかし、ちょうど俺の後ろに位置する長門は俺に背を向ける格好でハードカバーに目を落としたままだった。
あの長門がぐるりと後ろを向き、俺の様子を確認して言ったとは考え難い。
後ろに目でもあるのだろうか? いや、なくてもこいつならわかりそうなものだ。何せ、何たらかんたら体のなんとかかんとかインターフェースらしいし。
「情報統合思念体のヒューマノイド・インターフェイス」
そう、それだ。───って、おや?
「…………」
相変わらず長門は本を読んでいる。
気にしないことにした。深く考えると怖いことになりそうだったしな。
「はい、どうぞ。お茶です」
「あ、ども」
336ハルヒSS:04/06/08 08:32 ID:gpicA6/K
というところでおしまい(´ー`)
この後、エロゲーをプレイしているキョンがどーこーなって、
エロエローな展開になるんだけど、それまでが長すぎて力尽きた。

タイトルは「みくるの受難」。
安直やねー。
337名無しさん@ピンキー:04/06/08 20:32 ID:3CojeW5r
>>336
え? え? ええぇえぇ?
続かないの〜〜!?
文体に萌えたので是非とも続きが読みたいんですが…


あと、余談ですが、単独スレがあったり。
涼宮ハルヒのシリーズのエロSS
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1082131440/
338名無しさん@ピンキー:04/06/09 00:54 ID:xiEIzqsc
>336
みくるの「ひぅ」がらしくていいですねー。気が向いたら続き書いて下さい。
339名無しさん@ピンキー:04/06/09 21:42 ID:QgElroZL
>>336
続きまーだー?
340名無しさん@ピンキー:04/06/10 23:59 ID:kW8A6QWY
test
341名無しさん@ピンキー:04/06/14 01:39 ID:DwFUzeTQ
missingのエロ
結構需要はあるようだけど供給が無い・・・
スレ2と3に完結していないものがあったけど

 ・・・亜紀×空目でどなたか・・・
342名無しさん@ピンキー:04/06/14 02:15 ID:fvjbls35
>341
亜紀攻めディスカーッ!?
343名無しさん@ピンキー:04/06/16 21:42 ID:xNVVc7jv
おっしゃああああああーーー!!

イリヤの空、UFOの夏 アニメ化決定!
2005年1月伊里野に会える!
制作:東映アニメーション(「アニマイスター」レーベル)
http://www.toei-anim.co.jp/animeister/iriya/

344名無しさん@ピンキー:04/06/16 21:51 ID:itlsl8ao
>341
ああ、未完のままおっぽりだしたの俺です(死
確かに亜紀攻めの予定だったのだが、なんか過程が長すぎて挫折。
345名無しさん@ピンキー:04/06/21 00:33 ID:ljqDj8t7
誰か!!
六門世界で一発書いてクレ!!!
346名無しさん@ピンキー:04/06/23 20:26 ID:r4mXCNiZ
>>344
SS書きとしてはリクにお応えしたいのはやまやまなんだが
モンコレ系はモンコレナイトしかしらない……ウワアアアン・゚・(ノД`)・゚・
347名無しさん@ピンキー:04/06/23 21:03 ID:ALNKxf8I
電撃のルナテイックムーンで、天使と初体験するルナ希望。
シオンへの罪悪感を感じながら、少年の欲望を抑えきれずに天使の優しさに若い迸りをぶつける。
または、しずるさんで百合SSを。

ようするに、椋元絵のエロSS希望(w
348名無しさん@ピンキー:04/06/23 23:49 ID:EBbuTRok
パラムンでどなたか頼みます
349名無しさん@ピンキー:04/06/24 18:35 ID:nUKKugNp
誰か戯言シリーズかいろんな地球の救いかたのSSキボウorz
一回書いてみたが見ててモニター叩き壊したくなるような恥ずかしい文章に・・・・
深夜にかいたラブレターみたいなもんか
350名無しさん@ピンキー:04/06/24 18:39 ID:8QytxJ4/
むしろその恥ずかしい文章キボン
351名無しさん@ピンキー:04/06/24 21:03 ID:jq1Vr5sG
恥ずかしテキストこそラノベの本質。
352名無しさん@ピンキー:04/06/24 22:13 ID:Vp3mhrQd
俺なんか恥ずかしい通り越してイタイ文章書いてる。
353名無しさん@ピンキー:04/06/27 00:36 ID:T4AlhFCG
親切なSS書きさんの目に触れることへの期待age。

354名無しさん@ピンキー:04/06/27 00:37 ID:T4AlhFCG
ageてなかった……
355名無しさん@ピンキー:04/06/27 15:56 ID:cZIrjCT2
ふと思う。

ベッドに肘ついて読書しつつ後ろから突かれる読子・リードマン。
またがった男の胸に本を広げて下から突かれる読子・リードマン。

も前ら、萌えますか?萌えるなら書いてみるんだが。
356名無しさん@ピンキー:04/06/27 19:10 ID:f3PyBWcP
>>355
R.O.D -ERO OF WRITE-
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1066771087/

単独スレがございます。
アニメ版、マンガ版の総合スレです。

かもーーーん!
357名無しさん@ピンキー:04/06/28 03:21 ID:VEO5NJjK
最近、電撃文庫の『ダーク・バイオレッツ』を読んだんだが、
作中でどんどん体が弱くなるヒロインを見て、
これがエロゲとかだったら、エチーなことで回復できるのによー、
とかなんとか考えてしまった汚れたオレorz
あるいは恋する柊美さんはせつなくて、明良くんを想うとすぐ(r
とかなんとか。
358名無しさん@ピンキー:04/06/28 04:12 ID:kc8PIkdR
>>357
あのヒロインは1巻で主人公以外の男とラブホテルに行っているんだよなぁ

新作の「シャドウ・テイカー」もなかなかいいカップルがいますよ。二組も。
359名無しさん@ピンキー:04/06/28 04:25 ID:2ONHu1Y1
ROOM No.1301のエロシーンを誰か補完してくだされ。
主人公が押し倒されるところで途切れるのよ。
(そこがいいんだけど)
360晒し( ´,_ゝ`):04/06/28 06:51 ID:SjthCScS
静寂が耳障りだった。
 空き教室がある高校というのは珍しいのではないか。
 つまりは僕の高校にはないということなのだが、だからといって
平日でも人のいない、来ない場所がないわけではない。
 僕と彼女は部室にいた。僕の所属している部の部室だ。
それほど広いものではなく、部屋の中央に大き目の机があり、壁際に本棚が並んでいる。
 僕達は机の上にいた。いや、こういう言い方は分かりづらい。改めよう、
机上に体を預けた彼女に僕は覆いかぶさっていた。
 机がきしきしと音を立てる。僕が動いているせいだ。その音さえ静寂を引き立てるばかりで居心地が悪い。
何せ彼女はずっと嬌声をこらえている。顔を歪めながらも、制服の袖を噛んでいるのを見ると、
自分達がいけない事をしているんだということが実感される。
――どうしてこうなるのか。
 繋がったまま考える。こういう感覚は初めてではない。初めて酒を飲んだ時も似たような感覚に陥った。
目から耳から、鼻から口から、頭に入ってくるものは皆虚ろになるのに、頭の一点だけが
曇りなく研ぎ澄まされる。その瞬間だけは、自分がこの世の全ての英知を与っているように思えるのだ。
 視線が鬱陶しい。
 床の上には黒猫がいて、僕達は机の上でそいつと同じものに成り果てている。実に可笑しいことだ。
 彼女の体が波打つ。入り口が締められる。歯と布が擦れ合う音が聴こえた。

 そして俺も達した。もれたうめき声が、驚くほど保健室に響いた。
 「そして」なんていっても、情けない話だが俺は彼女の中から出ることが出来なかった。
彼女が俺の背中に両足を回したいたせいでもあるし、何より限界を超えて続けていた俺がまずかった。
「出した」のではなく「漏らした」。それも全部。
 俺はそのまま彼女の上にゆっくりと倒れこんだ。さらけ出した胸が柔らかかった。息を乱したまま俺は眠りに落ちた。

361名無しさん@ピンキー:04/06/29 03:24 ID:3JCbkRKW
>358
ラ板の本スレじゃ、汚れとかえらい言われようですな。汚れいうなヽ(`Д´)ノ
未遂じゃねーかよぅ。キスも初めてだっていってたぞ、6巻で。
362名無しさん@ピンキー:04/06/29 22:12 ID:TQzJnYWW
>>355
ポルノ小説を音読しながら、騎乗位で腰を振るのを読みたい(w
男も片手で本を広げながら、上向きで読んでいる。

363名無しさん@ピンキー:04/07/01 13:42 ID:b65FCOfe
>>362
 二人とも読みながらヤッてどうするよw
364名無しさん@ピンキー:04/07/01 20:01 ID:Mi+Q+61q
読子は実際作中でエロ本を朗読した事ある
365名無しさん@ピンキー:04/07/01 22:39 ID:qiXED8WN
遭難したときの?
366名無しさん@ピンキー:04/07/02 11:13 ID:xqFjsnlm
EMEとかで書いてくれる人いないかなぁ…
と、つぶやいてみる。
367名無しさん@ピンキー:04/07/03 00:20 ID:+p0ijc+/
>366
>136をごらんあそばせ。
368名無しさん@ピンキー:04/07/03 18:13 ID:+GGIW1jL
本読みながらとはまた珍しい。
369名無しさん@ピンキー:04/07/04 05:39 ID:F0TRaq49
>>359
おれも補完希望
特に冴子をお願いしたいのだが。
370名無しさん@ピンキー:04/07/04 08:04 ID:7PeTipES
>369
「絹川君っていつも心ここにあらずって感じで、目の前にいる人も
 ちゃんと見てるのかなって不安にさせるような人だなって思った
 のに……エッチの最中は……すごい鋭いのね。ちょっと反応した
 だけなのに、容赦なく攻めてくるんだから……」

ちなみに4回もしたらしい。
371名無しさん@ピンキー:04/07/04 08:37 ID:BT8gUEvX
>>359
どっちかと言うと蛍のほうがいいんだが。
372名無しさん@ピンキー:04/07/09 02:43 ID:Bzt9TEsh
悪魔のミカタのエロパロって、どこかに無いのだろうか…
ここにも無かったよね?…あんなにエロエロしいのに。
373名無しさん@ピンキー:04/07/09 05:25 ID:Qi+QPY6c
ジイ・ニーのふんどしハァハァ
374名無しさん@ピンキー:04/07/10 12:16 ID:ixqx0DDn
375名無しさん@ピンキー:04/07/10 14:13 ID:MzIvLXyG
ところで「かりん 増血記」のエロに需要はあるでショッカー。

淡白なヤシにかりんが血液を流し込むと何が起きるか考察してみたり。
376名無しさん@ピンキー:04/07/10 17:03 ID:2j7TjiXA
> 375
ここに供給を求めているのが一人います
377名無しさん@ピンキー:04/07/10 17:04 ID:2j7TjiXA
ageちゃった・・・スマソ
378名無しさん@ピンキー:04/07/10 17:28 ID:9eIc6dIP
>>375
ハァハァさせてください!
379名無しさん@ピンキー:04/07/16 02:44 ID:tIKWdwva
380白 ◆H.ND0VIp7k :04/07/16 03:18 ID:iYJCSR0f
え〜身内に不幸がありまして、妄想文なんて書く状況ではなかったので・・・
すみませんでした。゚(゚´Д`゚)゚。

とゆうわけで、書くのを再開します(`・ω・´)シャキーン
では恭介×香澄の続きです・・・では爆弾投下開始!
381白 ◆H.ND0VIp7k :04/07/16 03:19 ID:iYJCSR0f
恭介は改めて香澄を見る。
最初にあった時は無表情で、本当に彫像みたいだった彼女だが、次第に仕草や表情に年相応のものが出てきた気がする。
それは彼女の自然な部分が出てきたとも言えるのかもしれない。
同時に恭介は先ほどの何かの一言で精一杯の香澄の様子を見ると自分がひどく情けなく感じた。
研究や戦いに明け暮れ、恋すらしたことないであろう香澄が勇気を振り絞ったのに自分はただ沈黙するだけ・・・・
グッと香澄を抱き寄せる、出来るだけ優しく、、不安を取り除くように、、、
「ぁ、、、、」
香澄は唐突に抱きしめられ、僅かに声をあげる。
トクン、、トクン、、トクン、、トクン
恭介の心臓の音が聞こえてきた。
不安が少しずつとかされていく、、、
382白 ◆H.ND0VIp7k :04/07/16 03:20 ID:iYJCSR0f
抱きしめた香澄の体は思ったより、細く、小さかった。
それは重い十字架を背負い、戦い続けているとは思えないほど華奢な体。
前に彼女は言った。
普通の女の子になりたかった、とひどく悲しそうに、、、
そんな事を思い出すと胸が痛む。
恭介は少しでも彼女を幸せにしたいと思う。
香澄を抱いている腕に力を入る。
恭介の変化に気がづいたのか、香澄が恭介の服を掴んでいた手に力がこもる。
「恭介、、私、シャっ、ん、、、」
シャワーを浴びたいと言おうとしたが恭介のキスで口を塞がれてしまった。
何の事はない、いつもと同じキス、、ではなかった。
恭介の舌が香澄の口内に入り、香澄の舌に絡められる。
「んんっ!?、、ん、っん、」
香澄の目が一瞬開き、体が強張るが、徐々にグッタリと恭介に身を任せるように力が抜けていった。
恭介にとっても初めてのディープキスでどこかぎごちない舌の動きで香澄の舌に絡めていく。
香澄も少しずつだが、恭介に合わせるように舌を動かし始める。
「うんんっ、んんぅぅっ」
キスで舌を絡める事なんて思いもよらなかった香澄だったが、とても心地よいものに感じられた。
体から力がぬけ、恭介に支えてもらわなければ、座ってもいられなくなっている。
恭介の手が香澄の胸に触れる。
「あ、、、」
声が漏れる。
恭介は触れた胸を優しく揉む。
「んんっ、、、」
僅かに反応する。
恭介は唇を離すと、僅かに糸がひいた。
香澄の舌が名残惜しそうに恭介を追いかけるように突き出される。
自分がしたことに気がついたのか、香澄は恭介と目が合うと恥ずかしそうに目をそらす。
383白 ◆H.ND0VIp7k :04/07/16 03:21 ID:iYJCSR0f
香澄の服に恭介の手が掛かる。
一枚、一枚、脱がされて、香澄の肌が少しずつ露わになっていく・・・
下着だけになった香澄を見つめる。
「綺麗だな・・・」
恭介は思ったことをそのまま呟いた。
スラッとした足、余分な物がない腰周り、透き通るような白い肌、そこら辺のアイドルや女優なんかとは比べ物にならない綺麗な顔、、、
それらを栗色のロングの髪が一層引き立たせる。
本当に人間離れを美しさを香澄は備えている。
ブラジャーに恭介が触れる。
「あっ、、、」
それまで恭介にされるがままだった香澄が僅かに声をあげる。
恭介がブラジャーのホックを外そうとするがなかなか上手くはずれない。
「私が外すから」
恭介の手を止め、自らブラジャーを外す。
その間に恭介は上着とズボンを脱いだ。
上半身を隠す物がなくなった香澄は腕で体を隠そうとする。
「電気・・消して・・・」
香澄の言葉に恭介は悩んだ。
もっと香澄の体をよく見たいとゆうのがあったからだ。
「消さなきゃだめか?」
「え?だってその・・・」
香澄は少し困った顔をする。
さすがに電気のついた明るい中で裸を見られるのには抵抗がある。
「きょ、恭介?」
恭介が香澄をベッドに押し倒した。
「香澄をもっとよく見たいんだ」
「え・・・?」
香澄が戸惑ってる間に恭介が胸を隠していた腕を取り払う。
「いやっ、、」
僅かに抵抗するが、捕まれた腕を振り払うほどの抵抗ではない。
恭介は露わになった香澄の上半身に見とれた。
384白 ◆H.ND0VIp7k :04/07/16 03:30 ID:iYJCSR0f
今日はここまで・・・
なんか変な文ですがお許しをw

>>325
どうもです〜

>>326
大幅に遅れて、すみません・・・こんな駄文のために・・・

>>327
グハ!(゜o゜(☆○=
中学生でもしないようなミスを・・・
白紙とゆうか、まあ、挿入程度の事は知っている香澄タンを書くつもりです。
過程を知らない香澄タンです(・∀・)ニヤニヤ

では(・∀・)ノシ

385名無しさん@ピンキー:04/07/16 20:36 ID:3odEJ3zi
キターーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!

不幸に負けずガンガレ!!
386名無しさん@ピンキー:04/07/17 02:06 ID:nqV9Cbyg
白さんお待ちしてました。
ぎこちない二人の言動が初々しくて萌え〜! です。
間が空いてもそんなに気にしませんので、マターリ進めて下さい。
387名無しさん@ピンキー:04/07/22 00:24 ID:XZ+qCiyZ
トリニティ・ブラッドの吉田直さんの死去に大ショック……
388名無しさん@ピンキー:04/07/22 23:54 ID:Hz2sLv6v
んじゃ、俺が追悼のトリニティエロSS書くよ!








読んだこたぁねーけど。
389名無しさん@ピンキー:04/07/23 06:53 ID:zfVh05cu
>>388
ガンガッテ(・∀・) ガンガッテ
390名無しさん@ピンキー:04/07/27 22:44 ID:Q253fVZD
アベル×アストに萌えてみる
391名無しさん@ピンキー:04/07/28 02:19 ID:vzYISdML
悪魔のミカタのジィ・ニーのふんどしSSが読みたい……
392名無しさん@ピンキー:04/07/28 18:46 ID:ka8JRZiY
何も変わっては居なかった。
数年――――長生種にとってはほんの少しの時間だ。
だがそれでも、短生種にとってはなかなかの期間。それだけで、顔立ちも変わるものだ。
目の前の男ほどの年齢になると、数年ではたいした変化は見られぬものなのだろうか。
比較対象としては絶好の紅茶色の髪を持った少女と、自分が初対面なのが悔やまれる。
いくら詳しく調べようとも、短生種と触れ合う時間などほぼ、無い―――蔵書から得た知識では。
矛盾が必然的に浮かぶ。

「アストさん?」
「あ……」
澄んだ冬の湖の色と、琥珀の瞳が交錯する。
慌てて顔を上げた、象牙色に脱色した髪の中に一房真紅の髪を持つ、長身の女性は、
驚いたようにぱちぱちと幾度か瞬きをして、自分の名を呼んだ男を見つめた。

「どうかしたんですか?さっきからぼーっとして。
 もう夜も遅いですし、何だったらお話は明日にでも…あれ?貴女がたにとっては今はお昼」
「何とも無い。 …少し考え事をしていただけじゃ」
心配そうに乗り出してくる男の、牛乳敏の底のような分厚いレンズの奥の瞳に、
短く鋭い言葉を返した女は、言い訳のように補足した。
そうですか?と、未だ心配そうな様子を見せたけれど、すぐに再び椅子に腰を沈める。

真人類帝国の貴族、キエフ侯女の屋敷にて。
豪奢なテーブルにて向かい合っていたのは、その屋敷の主である帝国貴族…
長身に、造形美のような美しい肢体。そして、未だ少女を脱したばかりの美貌を持つ女。
キエフ侯女・オデッサ子爵。帝国直轄監査官アスタローシェ・アスランであった。そしてもう独りは。
この場には不似合いな身分の、同じく白い肌を持つ、丸眼鏡におさまりの悪い銀髪を持つ「神父」。
教皇庁国務聖省特務分室…Axの派遣執行官。
"クルースニク"の名を持つアベル・ナイトロード。 正反対と言っていい立場の二人が、深夜…
―――帝国からすれば真昼の時間に、テーブルで杯を交わしていた。
393名無しさん@ピンキー:04/07/28 18:47 ID:ka8JRZiY
取り敢えず導入だけうpしてみる。
こんなんでいいんだろうか。
394名無しさん@ピンキー:04/07/30 01:32 ID:BsoH/UAx
良いと思いまする。
期待して待っとるよん。
395名無しさん@ピンキー:04/07/31 03:36 ID:cEuZpXoA
終わりのクロニクル書いてみたいと思うのですが。
佐山&新庄
風見&出雲
ブレンヒルト&黒猫
ならどれが需要ありますかね?
396名無しさん@ピンキー:04/07/31 09:31 ID:RoZrWoiG
>>395
全部見たいというのは俺だけだろうか?
しいてあげるなら佐山×新庄で。
397名無しさん@ピンキー:04/07/31 15:25 ID:K3FutrLI
>>395
ブレンヒルト&黒猫
398名無しさん@ピンキー:04/07/31 19:40 ID:9Pex5ILg
ふとマナッド×ルノアが見たくなった。(E.G.コンバット)
もしくはルノア×マナッド。
399名無しさん@ピンキー:04/07/31 22:20 ID:+/3KWFzE
>>395
ブレンヒルト&男新庄という、チャレンジフルなのはいかが?
400名無しさん@ピンキー:04/07/31 22:42 ID:mFNTgbTY
パラサイトムーンの心弥×弓は需要あるかな?
401名無しさん@ピンキー:04/07/31 23:47 ID:3wKSINZA
>>395
ブレンヒルト&黒猫
是非に
402名無しさん@ピンキー:04/08/01 00:46 ID:7OKcqSpT
>>400
是非に!
単独スレを立てたくなるほどに需要がありまくってます!
403名無しさん@ピンキー:04/08/01 02:01 ID:1YMzWEzn
自動人形めいどさんずにもてあそばれる飛場なんてどーでしょ?
404名無しさん@ピンキー:04/08/02 01:29 ID:5/lIRDtP
>>395
夜は受身な風見&不滅の体力な出雲を希望してみんとす。
>>400
ここにも需要が一つ。グランレイスの力を存分に振るって弱点看破したりして。
405名無しさん@ピンキー:04/08/02 12:15 ID:sYwH7ipd
>>395
黒猫×ブレンヒルト。
406400:04/08/02 21:42 ID:djmJZQ34
>>402>>404
んじゃちょっと待ってて。
ところで(メール欄)って合ってるっけ? 3巻を人に貸してるから確認できないんだけど。
407名無しさん@ピンキー:04/08/03 00:44 ID:wQmGTCby
>>406
3巻を見直した処、正確には(メール欄)でした。楽しみに待ってますよ〜。
408名無しさん@ピンキー:04/08/03 22:51 ID:LwQ9c122
誘導して頂き、こちらに参りました〜〜。
誘導してくれたあなた、ありがd

オーフェン物を書いてるのですが超が100個付くつらい初心者です。
勉強させて頂きます〜。
はじめからまたカキコしたらいいのかな?ポカしてしまったので恥ずかしいですね。
409名無しさん@ピンキー:04/08/03 22:54 ID:LwQ9c122
さげわすれ
410名無しさん@ピンキー:04/08/03 22:57 ID:M5PAE9Mb
おいでませーw

最初からお願いします。
向こうは即死したら消えてしまいますし。
411名無しさん@ピンキー:04/08/04 00:54 ID:cSNLaoii
>>400氏に>>408氏、期待してますー。
412名無しさん@ピンキー:04/08/04 00:56 ID:cSNLaoii
IDが葵井だΣ
ということで誰か巫女子ちゃんのSSキボンヌ(何
413名無しさん@ピンキー:04/08/06 03:21 ID:jzd3WduV
「され竜」の5巻で、エロ妄想にウエイトが……。
イヤイヤイヤイヤっ! お願いだから私から萌えを奪わないでっ!
414古橋版デモンベイン:04/08/07 14:06 ID:kmk4XgcZ
「アル・アジフ、俺に―――俺に何が出来るだろうか」
アズラッドの瞳を特徴づけていた、その暗さはもう、ない。
復讐の黒い炎にその身を焦がし、魂をも燃焼させ、その戦いを終えたのだから。
アル・アジフは彼の瞳を見て確信する。
この者は弱くなった。魔導書にこのような問いをするのが何よりの証だ。
この者は陽の下に還る事が出来る―――還さねばならない。
消し炭と成り果てたその存在によって新たな一節を刻む事もなく。
「面妖な事を問う………汝の望むところをなせばよかろう?
アレの封印さえ済めばズァウィアは程無く分解するが、彼奴の発した瘴気に中てられるモノも多かろう。
怪異に対する刃を持たざる者共を前に、汝の力を示してやるのも一興」
別離の予感から来る胸の痛みを、アズラッドの真意を察した事による熱を流し去るように、一息に喋る。
その偽りの返答を咀嚼するアズラッドを精一杯不敵に見据える。
「………いや。覇道の芸事に関してではなく―――」
『黙れ』と言うべきだ。酷薄に嘲るべきだ。そんな演技など一心同体たるこの魔術師に対しては全くの無駄であろうとも。
しかし、それをするには少女の心は余りにも癒され過ぎていた。
「―――おまえの為に、なんだが」
415古橋版デモンベイン:04/08/07 14:08 ID:kmk4XgcZ
長い沈黙を、プロペラの低いうなりだけが満たす。
アズラッドから注がれる視線が、力なきもの――例えば、あの小娘――に時折向けられたそれと同質のものが酷くこそばゆい。
アル・アジフは、動悸と紅潮を静める術を識らない我が身を呪った。
それでも、ふん、と鼻で笑い、皮肉めいた不器用な声色を作る。
「そうさな、流石にこの高度では妾の寝屋も冷えるというもの」
その視線から逃れるように、掌でアズラッドの両眼に蓋をする。
そのまま、床に敷かれた毛布の上に横たわる彼の顔を覗き込み、
「少しばかり、暖を取らせてもらおうか………」
面食らっている様子のアズラッドを少しばかり愉快に感じ、契約時とは真逆の体勢で口づける。
魔術書が自発的にする、呪を伴わない、無意味な行為。それを魔術師はそっと髪を梳る事によって受け入れた。
416古橋版デモンベイン:04/08/07 14:08 ID:kmk4XgcZ
「ぅ………ふぁ!?」
ただ軽く押し付けるだけの行為を続けるアル・アジフの唇の隙間を、アズラッドの舌がなぞる。
ビク、と一瞬震えてからその意図を解し――早くも底を見せてしまった事を悔いながら――おずおずとその口腔を明け渡す。
ぬるりと滑り込んで来る舌は、微かな血の味を伴っていた。
歯茎を丁寧になぞり、強張ったアル・アジフの舌を導くように絡められる。
幾度も解け、すれ違い、その度に互いの舌先を求め合った。
「ん………んぅ………」
くちゃくちゃという水音に混じる、アル・アジフの喉奥からのうめきが甘くなるのを感じてアズラッドはその舌を己の内に戻す。
「う……っ?」
アズラッドの唇との間でアル・アジフの舌が躊躇する。
自分から進入する事への羞恥に顔を引き攣らせるアル・アジフの着衣にアズラッドの手がかかる。
が、包帯を巻かれ、指の数本に至っては添え木すらしてあるその手ではそれを剥ぐ事は叶わず―――
はらり、と。数枚の紙片と化した衣服が、アズラッドの指の隙間から逃げるようにして体内に収納された。
417古橋版デモンベイン:04/08/07 14:09 ID:kmk4XgcZ
目の前の少女、その女である事を主張して間もない身体でもなく、自ら肌を晒した事による羞恥に灼かれ唇を噛むその様子でもなく、
「………便利なものだな」
実に何年か振りの軽口を叩く。尤も、元来堅物であるアズラッドにその自覚があるのかどうか。
「………も、もっと他に言うべき事があろう」
零れそうになる笑みをこらえ、胸元に添えられたままのアズラッドの手をとってそっと口づける。
「っ?」
薄く湿った唇の感触と共に、傷の痛みがほんの少しだけ和らぐ。
アル・アジフはそのままの姿勢でアズラッドの瞳を見返し、
「術衣を纏った時を思い出せ。今すぐに回復させる事は叶わないが………こうして誤魔化してやる事位なら出来る」
と言った。覗かせた舌先で、つう、と腕に巻かれた包帯をなぞってゆく。
流石に全く同じと言う訳にはいかないのか、この施呪は痛覚以外の感覚、その幾割りかをも道連れにしていった。
アズラッドの褐色の肌を貪るかのように、彼の首筋や胸板にアル・アジフの唾液が塗される。
「っ………くっ」
アル・アジフの滑らかな指先もそれを追うように這いまわり、アズラッドの口端から吐息を漏らさせる。
古傷が肌に描く微妙な丘陵、共にした5年間に刻まれた年輪のようなそれを一つ一つ確認してゆく。
真新しいものは特に念入りに。血液の芳香に蕩ける己を、浅ましく感じる余裕すら失いつつある事を自覚する。
未発達な双丘の先端がその硬さを増しつつ、アズラッドに押し付けられる。
アズラッドは、アル・アジフの震える吐息と共に伝わるそんな感触に気怠く酔い、その部分の筋肉を不随意に反応させる。
甘い毒で主を犯しながら一心にじゃれつく愛玩動物。そんな印象を抱きながら。
霞む思考の中から確かな物を選び出すように………下腹部をさらさらとくすぐる前髪を一房手に取る。
418古橋版デモンベイン:04/08/07 14:11 ID:kmk4XgcZ
肌を舐め回す事に没頭していたアル・アジフがそれを受けてアズラッドの顔に視線を戻し、
「ぁ………こ、これは」
丁度胸元辺りにあるアズラッドのその部分の様子に気付き、それに伴って思考を曇らせていた熱が引く。
生彩に欠ける、といった形容をするしかない彼の全身の内で、その部分だけが不自然なほど力強く脈打っている。
ごく、と唾を飲み、窮屈に覆う布からそれを開放した。
「う………ぁ!?」
天井を向くそれを前に、今更ながら自責する。消耗している人間に、余計な部分に血液を回させてどうする、と。
だが、構うものか。これは妾の正当な取り分だ。だから―――少しばかり、借りるぞ?
彼を復讐に駆り立て、未だ、そして恐らくは命尽きるまで縛りつづける女に対し宣言する。
その上で膝立ちになり、潤み始めた入り口に添えて一息に―――
419古橋版デモンベイン:04/08/07 14:15 ID:kmk4XgcZ
「んっ!」
―――自らに楔を打つ筈が、幼い秘部はそれを拒み、力を上に逃す。
結果的にそれで陰核を強く擦られる事になり、
「んっ………んぅ…っ」
その余韻にぶるぶると背を震わせる。
息を整え、
「ふぁ……!」
もう一度。
「あうぅ……っ」
立ち上がろうとする乳飲み児の様に幾度も幾度も試み、その度に秘所の表面を刺激され、アズラッドの陰茎にその蜜を塗す。
その様を見兼ねたのか、消耗と快楽にたゆたっていたアズラッドがその手をのばした。
「ふ………ぇ?」
自由の利かない指先で、アル・アジフの脇腹から腰骨へと撫で下ろしてゆく。
「は………ん………ふっ、っ!」
愛撫とは言い難いその単純な動きにも、アル・アジフは敏感に反応する。
彼の指はついに腿の間に侵入し、ぷくりと充血した陰唇をゆっくりと扱く。
「ぁ、アズ、ラッド……ま、待て……っ、ひ………!?」
蜜を塗した指でその発生源を、陰核を、そっと撫で続ける。
「んーっ!ふっく………っ、あ…あぅ……う……」
何拍か置きに訪れていた刺激を連続して与えられ、かぶりを振り続けるアル・アジフ。
透明に近い体液が今まで以上に溢れ、アズラッドの掌をべっとりと濡れ光らせた。
「アル―――」
最後まで言い切れなかったのか。気怠げな囁きと共にアズラッドの指がアル・アジフを開放する。
愛称めいたそれは、快楽の中に溺れるアル・アジフの意識を引き上げるにのは充分な力を持っていた。
アル・アジフは、胸内で奏でられる低音の存在をより強く意識する。
420古橋版デモンベイン:04/08/07 14:16 ID:kmk4XgcZ
「呂律が………上手く―――」
アル・アジフ。死霊秘法(ネクロノミコン)。あらゆる禁断の智識を網羅する最強の魔導書。
だが―――その業を背負うには余りにも脆い少女の名は―――
「………構わん」
焦点のぼやけた目と目を合わせる。やや怪訝な色の浮かぶアズラッドの瞳を前に、
「アルで、よい」
笑顔で言う。主が燃え尽きる事を恐れ、人に焦がれるモノが最強の魔導書などであるものか、と自嘲しながら。
呆気にとられるアズラッドをよそに、アル・アジフは再び腰を持ち上げ、
「ぐぅ……はぁ………っ」
アズラッドによって解された秘所で、彼の陰茎を包み込んでゆく。
「あぅ…い゛っ……!」
未だ三分の一程を体外に残したまま、膣奥に辿り着き、再び腰を持ち上げて、下ろす。
「は……っ……んぅ!ぅー…」
赤いもののまとわりついた陰茎を出し入れする様は、純潔を失ったばかりの少女としては余りにも痛ましいものだった。
アズラッドの萎えきった腕力ではどこか自傷行為にも似たそれを止める事はできず、説得するに足る言葉も持ち得ない。
「ん゛っ!……アズラッドっ………はぅ」
「アル………」
倒れこんで来たアル・アジフの背に腕を回し、出来得る限り優しく撫で続け、
「んむ………ふぅ……っちゅ………」
苦しげな呼気を唇で受け止める事によってそれに代えた。
白磁のような少女の四肢が、褐色の肉体と絡み合い、ゆるゆると蠢き続ける。
客観視すれば誰であれ、粘性の高い水音を背景に際立つ淫らなそのコントラストに息を飲むことだろう。
痛みに引き摺られる不完全な快楽に打ち震えるアル・アジフ。消耗した身体で彼女にそれを与えるアズラッド。
やがて、そんな平衡状態を、アル・アジフの体内で二度、三度と脈動するモノが乱す。
「っは、……ぁー……んぅ…っ!」
吐き出された体液の熱さに震え、アズラッドの苦痛にも構わずその身体を思い切り抱きしめる。
今のアズラッドに対しては、その苦痛すら意識を繋ぎ止める鎖とはなり得ず、彼の意識は暗転した。
421古橋版デモンベイン:04/08/07 14:16 ID:kmk4XgcZ
アル・アジフはゆるく上下するアズラッドの胸に頬を寄せて、垣間見えた彼本来の姿を反芻し、思う。
まるで、憑き物が落ちたかの様な―――否、ここに一つ残っている、と。
未練がましく体内に咥えていた、硬さを失ったそれを引き抜き、アル・アジフは実に数百年振りかの涙を零し続けた。
422名無しさん@ピンキー:04/08/07 14:22 ID:kmk4XgcZ
本編をディープにやりこんだことないから魔術は超インチキです

あと「スレが無い〜」スレに該当するんだったらすみません
423414:04/08/07 15:43 ID:mJBlZEmO
書き忘れました。P241〜P242辺りを改変して挿入するかたちです
424名無しさん@ピンキー:04/08/07 19:01 ID:Oej+f7Le
>>422
GJです。
ライトノベルとして出てるんだからここで問題ないでしょう。

九郎 アル 瑠璃 の3Pもキボンしてみたい
425名無しさん@ピンキー:04/08/09 00:54 ID:tuzLSck9
レスが止まり気味の今だから言える。




リアラ陵辱の続きキボンヌ!!
426名無しさん@ピンキー:04/08/12 04:27 ID:rCRSedVC
すまん、ちょっといいか。
>400でちらりと出てるカプなんだが、実はオレもそのカプでこっそり書いてたりするんだ。
んで、それがようやく形になったんだが、ここで投下して良いもんだろうか。
せっかく>400がやる気になってるのに、割り込んだりしたら気ぃ悪くするかと、ちと気になってな。
しかしこっちも10ヶ月近くかけてようやくここまで漕ぎつけたんで、破棄するのは悲しいもんで。
いや、そんなにかかったのはひとえにオレが遅筆&怠け者だからなんだが。
エゴ丸出しで申し訳ないんですが、いかがなものでしょうか、>400&スレ住人?
427名無しさん@ピンキー:04/08/12 06:25 ID:Z5+eFeWa
件のお方も書いてるとか、いつ頃落とすといったことは書かれておらぬし。
別の方は単独スレ立てたいくらい、そのネタでいろいろなSSが読みたいと言っておられたし。

投下していただいてよろしいと思いますが。
428名無しさん@ピンキー:04/08/12 21:42 ID:Wn1expsB
>>426
書かないのか? 書きますか? 書くよね? 書けば嬉しいぞ! 書け!

お願い五段活用
429名無しさん@ピンキー:04/08/14 04:15 ID:BrXu1ynD
>407の書込みから10日以上、>426から2日ばかり経ったし、このまま夜が明けて
お昼くらいまで反応がなかったら、順次投下の準備でも始めますかいのう。
まぁ無駄に時間かけたわりには大した物でも無いんで、あまり期待せずお待ちください(@u@.:;)ノシ
430408:04/08/14 16:18 ID:kbEXLX9m
ソマソ


入 院 し て ま す た 


歳だなあ・・・・
431名無しさん@ピンキー:04/08/14 17:07 ID:RrbrNpCt
>430
お大事に。

そろそろ準備できそうです。もうしばらくしたら、投下開始しようかと。
432風見鶏の巣再び(1/32):04/08/14 18:31 ID:RrbrNpCt
 窓からは、満月の放つ光が注いでいる。
 心弥はフェルディナンから受け取ったものを、月光の下にさらし――
 震える手で、ゆっくりと虫籠の蓋を開いた。
 出し抜けに心弥の腕の中に、弓の体が現れた。
 意識がないのか、力無く倒れかけたその体を、慌てて抱きとめる。
 腕に確かな重みがかかり、服越しに体温を感じる。懐しい、匂い。
何もかもが心弥の前から消えた、2年半前のあの夏の日と同じ姿のまま、寸分も変わっ
ていなかった。
「弓……」
 穏やかに寝息をたてている顔を見つめる。はやる心を抑えながら、静かに呼びかけた。
「弓」
 返事はない。焦燥に駆られ、軽く体を揺さぶりながら何度も呼びかける。
「ん……」
 まぶたが震える。かすかに、声が漏れた。
 かたずを飲んで見守る中で、弓の目がゆっくりと開かれていく。
「ん……ぁ……心弥、ちゃん?」
 弓はしばらくの間、心弥の顔をぼうっと眺めていたが、それが思いのほか間近にある
ことに気づき、狼狽した。
「あ、あの、心弥ちゃん?」
 心弥は応えない。何も言わず、ただ弓を抱き締めた。
433風見鶏の巣再び(2/32):04/08/14 18:33 ID:RrbrNpCt
 そうされて弓はようやく、自分が彼に抱きかかえられていることを認識して、
慌てて身をよじった。
「あの、あのね、何をされても嫌いにならないっていっても、その、心の準備が」
「……弓」
 弓はますますうろたえたが、ふと自分の名を呼ぶ心弥の声に、何か切迫したものが
混じっていることに気づき、暴れるのをやめた。
 姓の“露草”ではなく名で呼ばれていることにとまどいながら、恐る恐る尋ねる。
「心弥ちゃん……泣いてるの?」
 返事はない。ただ、耳元で微かに、しゃくり上げる息遣いが漏れるだけ。
 弓は困ったように微笑んで、彼の背中に手を回し、なだめるように優しくさすった。
(つい最近も、こんなことがあったっけ)
 抱き合う体勢になってしまったことへの照れを内心でごまかすように、弓はその日の
ことを思い出していた。
 徒帰島から戻って、最初にこの家で心弥と再会した時のこと。
 それから、今日、一緒に文槻総合病院に行ったこと。帰りがけに中華街のケーキ店に
立ち寄ったこと。心弥の家に戻って、夕食を食べたこと。後片付けをしながら、心弥に、
今夜泊めてほしいと頼んだこと。心弥が承諾してくれたこと。割れた皿の破片で指を
切ってしまったこと。心弥が手当てしてくれたこと。
 心弥に、想いを告げたこと。その答えを聞く前に、ごまかすようにその場を流して
しまったこと。そして。
434風見鶏の巣再び(3/32):04/08/14 18:34 ID:RrbrNpCt
「あれ、絵から手が飛び出してきて、私、引っ張られて……」
 絵から伸びてきた手に捕われ、絵の中に引きずりこまれたこと。
「そっか……私、また……」
 朧げながら、理解した。自分がまた、彼の前から消えてしまったことを。そして今、
彼の元に戻ってきたことを。
「大丈夫だよ。私は、ここにいるから」
 自分を抱き締める腕にいっそう力が込められるのに戸惑い、それでも優しく心弥の背を、
頭を撫でながら、弓は言い聞かせるように、つぶやいた。それが彼にとってどれほどの
意味を持つか知らぬまま、何度も、何度もつぶやいた。
435風見鶏の巣再び(4/32):04/08/14 18:37 ID:RrbrNpCt
 ☆ ☆ ☆

「ん……いいよ。楽にして」
 自宅の居間で、向いのソファに腰掛けた弓をモデルにスケッチブックに鉛筆を走らせて
いた手を止めて、心弥は彼女に呼びかけた。
 弓はほっと息をついた。ソファから立ち上がって軽く伸びをし、長時間なるべく動かずに
いたため凝った体を解す。
 テーブルの挟んで心弥が座っている方に回り込み、隣りに腰をおろした。
「どう? 上手く描けた?」
 心弥はうなずき、弓にスケッチブックを手渡した。
 弓はそれを受け取りしばらくその絵を眺めていたが、ふと思いついて、何事かを
確かめるように、一枚前のページをめくり、さらには表紙を改める。そうして納得したように
ちいさくうなずいた。
「これ……このスケッチブックは」
「うん。あの日、弓が贈ってくれたものだよ」
 スケッチブックには、今し方描かれた物のほかには、ただ一枚の絵しか描かれていなかった。
 二年半前に描かれたそれと、たった今、心弥によって描かれたばかりの自分を見比べながら、
弓はぽつりとつぶやいた。
「やっぱり、色に出ちゃうのかな」
 絵の中の弓は、落ち着いてはいるものの、沈んだ雰囲気をたたえていた。そしてそれを
眺める彼女自身の表情もまた、憂いに満ちたものだった。
436風見鶏の巣再び(5/32):04/08/14 18:39 ID:RrbrNpCt
「……いろいろ変わったことがあったと思うけど、まだ、慣れない?」
 弓の問いには答えず、心弥は静かに切り出した。
「ん……目が覚めたら3年経ってた、て言われても、ね」
 弓は目を伏せ、静かに頭を振った。
 百年画廊から帰還しておよそ一月。リハビリと称して、はじめの二週間は入院を
続けながら、時間をかけて説明を受け、弓は自分の身に何が起きたのかを理解した。
自分では、理解したつもりだった。
 しかし現実は、彼女の想像よりもはるかに厳しいものだった。
 実際、二年半の年月は、弓を取り巻く環境を、すっかり変えてしまっていたのだった。
 かつての同級生達はこの3月に卒業してしまう。
 そして心弥は、弓の捜索に時間を費やすため、既に退学してしまっていた。そのような
状況で、背中の翅を隠しながら学校に通い続けるのが非常に困難であることは、容易に
想像できた。
 悩んだ末、弓は高校を退学したのだった。
 一方、家庭では母親の再婚話が具体的なものになり、近い将来それは実現する運びと
なっていた。
 母親の再婚は祝福すべきことだったが、ここでも翅の存在が気掛りとなった。
 実の母親にさえ事実を伏せているのに、その上継父までとなると、自分の家ですら
気を抜けなくなる。
 退院してわずか二週間。しかし弓は早くも、翅を隠しとおすことに限界を感じ始めていた。
437風見鶏の巣再び(6/32):04/08/14 18:40 ID:RrbrNpCt
 重苦しい気持ちが、溜息となって漏れる。
「私、どうしたら良いんだろう」
 声が、どうしようもなく震えてしまう。
「私の居場所、無くなっちゃったのかな」
 うつむく弓を、心弥は痛ましげに見つめる。悲しみと不安の混じり合った、深く、暗い青。
 伝えよう、そう思った。今日、弓に告げると決めていたことを。それはあまりに無謀で、
受け入れられるかどうかは分からないけれど。
 否。
 感情が色として見える心弥には、彼女が自分にどういう感情を抱いているか知っていた。
だから、彼女の答えはある程度予想できた。
 卑怯なやり方かもしれない。それでも、と心弥は思う。
 もうこれ以上、悲しみに沈む弓の姿を見ていたくはない。
 目を閉じ、深く息を吸う。そうして自分の中にある意志を確かめて、目を開いて弓に
向き直り、静かに切り出した。
「弓、話したいことがあるんだ。大事な話」
「うん……何?」
 何事かと弓が顔を上げると、心弥がかつてない真摯な決意に満ちた目で自分を見つめていた。
「どうしたの? 急に、改まって」
 彼の緊張が伝染したように、体が硬直してしまう。
「一緒に、この家に、住もう」
438風見鶏の巣再び(7/32):04/08/14 18:41 ID:RrbrNpCt
「……え?」
 告げられた言葉の意味を、すぐには計りかねた。
 心弥は片手を伸ばし、驚いて硬直している弓の頬に触れる。
「弓が、好きなんだ。もう二度と、離したくない」
「心弥ちゃん、えと、それ」
 手を、未だ混乱の最中にいる彼女の頬から頭へ。
「つまり、その」
 優しく抱き寄せて、両手で弓の頭を抱え込むようにして、耳元で囁く。
「結婚しよう、てこと」
 腕をゆるめて、驚いて目を丸くした弓と向き合った。
「え……」
「僕たち、結婚して、二人でこの家で暮らそう、てこと」
 弓は硬直したまま、なんとか言葉の意味を飲み込もうとした。
「え、え、え……」
 真っ白だった弓の感情に、じんわりと色が戻ってくる。
「ええーーーっ!?」
 何を言ったらいいのかわからず、弓はしばらく口をパクパクさせていたが、やがて
見開いた目からぽろぽろと涙を流して泣き出した。
「驚かせて、ごめん。やっぱり……いや?」
「ううん、ちがうの、そうじゃない、心弥ちゃんが急に、だからびっくりして、私」
439風見鶏の巣再び(8/32):04/08/14 18:42 ID:RrbrNpCt
 弓の感情の色は混沌と渦巻いていたが、やがて信頼と安心の白、情熱の赤、そして
喜びの黄に定着した。
 涙をぬぐい、そのまま目を閉じた。しばし沈黙する。
 落ち着きを取戻して、弓は心弥の目をしっかりと見つめた。
「もう、見えてる、よね」
「ん……けど、弓の口から、答えが聞きたい」
 弓は、はにかんで微笑んだ。
「心弥ちゃん、すごく大胆になったよね」
「混ぜっかえすなよ。これでも、かなり勇気がいるんだから」
 心弥は今更のように照れて顔を赤らめ、拗ねたようにそっぽを向いた。
 しかし、すぐに表情を引き締めて、弓を見つめる。
「でも、どうしても伝えたかった。もう後悔は、したくないから」
「やっぱり、大胆になったよ」
 今度は弓が、照れてうつむいた。
 ややあって、ぽつりとつぶやく。
「私も、ね」
 紅潮した顔を上げて、心弥としっかり目を合わせて、応える。
「私も、心弥ちゃんが好き。大好き。いつからか、もう思い出せないくらいずっと前から、
心弥ちゃんのこと、好きだったの」
 両手を差し伸べて彼の体に手をまわし、体を預ける。
440風見鶏の巣再び(9/32):04/08/14 18:44 ID:RrbrNpCt
「だからね、私の答えは、ずっと前から決まっているんだよ」
 抱き締めて、頬を寄せ。
「だから、答えは……」
 耳元で、囁いた。
「はい……」
 手をゆるめて、互いの顔を間近で見つめ合う。
「離さないで……私を、一人にしないで……ずっと、そばに」
「約束する。もう二度と、弓を離さない。弓を一人にしない。だからずっと、そばに
いて欲しい」
 心弥の目の前、息も触れ合うほど間近に、弓の顔があった。
 潤んだ瞳に、のぞき込む心弥自身が映りこんでいる。その瞳が静かに閉じられた。
 心弥も目を閉じ、ゆっくりと顔を寄せ。
「弓……」
「ん……」
 唇を、重ねた。
 長い断絶の時を経て、交わされた口づけは、今まで過ごしてきたよりもはるかに長い
時間を共に歩もうとする二人の、誓いの証しなのだった。
441風見鶏の巣再び(10/32):04/08/14 18:48 ID:RrbrNpCt
 ☆ ☆ ☆

 どれほどそうしていただろうか。
 唇が触れ合うだけのキスは、どちらかが吐息を漏すまで続いた。
 しばらく見つめ合っていたが、弓は急に顔を赤らめ、心弥の胸にぽふっと顔をうずめた。
「弓?」
「ごめん、私今、びっくりしちゃって、心弥ちゃんの顔、見れないよ」
 それは心弥も似たようなもので、改めてかける言葉が見つからない。
「……でもね、すごく、嬉しい」
「うん」
 ただ穏やかな想いを伝えるために、そっと抱き締めて、優しく髪を梳くように頭を撫でてやる。
「いつか」
「ん?」
「いつか、心弥ちゃんと……こんなふうになれたらな、って思ってた……」
「うん」
 おそらく自分もそうだったのだろうと、心弥も思う。なまじ相手の感情が見えることで、
自分の気持ちが確かなものであるか自信が持てず、散々回り道をしてしまったが。
 なればこそ、今こうして互いに想いを告げることができたことを、嬉しく思う。
442風見鶏の巣再び(11/32):04/08/14 18:52 ID:RrbrNpCt
 腕の中に、弓の確かな存在を感じる。以前に何度かそうした時はとにかく気持ちが
先に立ってしまい、ものを思うどころではなかったが、こうして抱き締めてみると改めて、
その身の細さに気づく。
 この人を守りたい、と思った。幼いころから常に身近にいて、そしてこれから先、
ずっと長い人生を共に過ごすと誓った大切な人が、二度と悲しみに沈まないように。
 少しでも安心を与えられるように、折れそうなその肩を優しく掻き抱く。
「待たせて、ごめん」
「いいの。今、こうして……いてくれるから」
 心弥の腕に包まれ、その腕から伝わる温もりと彼の優しさを確かに感じながら、弓は
静かに頭を振った。
「いつでも……今も、すごく辛かった時、そばにいてくれた……これからも、そう……だよ、ね?」
「ずっと、そばにいる。約束する」
 誓いを示すように、心弥は抱き締める腕に力を込めた。
「ん……ね、そのまま、聞いてほしいんだけど」
「何?」
 腕の中で弓が、わずかに体を強ばらせた。
「あの、私達、えと……結婚、したら……つまりその、したり、するんだよね?」
443風見鶏の巣再び(12/32):04/08/14 18:54 ID:RrbrNpCt
「する、て、何を……あ」
 心臓が跳ね上がった。弓の言わんとしていることを、心弥も察した。
 考えなかったわけではない。ただそれが、彼女の自分に対する好意に付込んでいるように
思えて、なるべく意識しないように努めていたのだ。
「えと、それはその……何て言うか、そんな急ぐことじゃない、と思う。二人でゆっくり、
考えていけば、いいんじゃないかな」
 抱き締めた手をゆるめてそっと体を離しながら、いくらかは自分自身に言い聞かせるように、
そう答えた。
 そう、慌てなくていい。自分達はまだ、ようやく、始まったばかりなのだから。
 だがそんな心弥の答えに、弓は頭を振った。
「心弥ちゃんの言いたいこと、わかってるつもり。心弥ちゃんが私のこと、大切にして
くれてることも。だけど……だから、私は今……して、欲しい」
 そう言って、潤んだ目で見つめる。
 それでもなお、心弥にはためらいがあった。微妙な気まずさから弓の顔を見ていることが
できず、視線を落とした。そうして、ようやくそのことに気づいた。
「ごめんね、急に変なこと言って……でもね、まだ私、不安なの。一人になるのが、恐い……
だから心弥ちゃんと、言葉だけじゃなく、確かにつながってるって、感じたいの」
 血の気がひいて白くなるほどに固く握りしめられた手が、小刻みに震えていた。
 弾かれたように顔を上げる。
「心弥ちゃんのそばにいて良いって、証しが欲しいって思うのは、いけないことなの?」
 灰色の不安にくすみ、今にも涙があふれ出しそうな、泣き出しそうな表情の弓がそこにいた。
444風見鶏の巣再び(13/32):04/08/14 18:57 ID:RrbrNpCt
「私のこと、嫌いにならないで……いやらしい女の子だって、軽蔑しないで」
「……ッ!」
 たまらず、抱き締めていた。
 自分はなんと愚かなのだろう。どうしようもない馬鹿の、卑怯者だ。
 自分のあさましい気持ちを隠すために、必ず守ると誓ったばかりの、大切な人を悲しませて
しまった。
「弓、ごめん」
「心弥、ちゃん……?」
 この期に及んで、弓を気遣うふりをして、その実、拒まれることを恐れたのだ。軽蔑される
べきなのは、自分の方だ。
「嫌いになんて、ならない」
 抱き締めたまま、告げる。今、言わなければならない。それは心弥の望みでもあるのだから。
「弓を、抱きたい。弓が好きだから、弓の全部を、僕のものにしたい」
「心弥ちゃん……」
 腕の中から、弓は心弥の背中に手を回して、抱き返す。
「前にも言ったよね……私はもう、嫌いになれないくらい、心弥ちゃんが大好きだって……」
 その手に力が込められた。
「いいよ……ううん、お願い、します……私を……私の、全部……心弥ちゃんのものに、
して……ください……」
445風見鶏の巣再び(14/32):04/08/14 19:00 ID:RrbrNpCt
 ☆ ☆ ☆

 ソファに並んで腰掛け、片手を伸ばして頬に触れる。髪を梳くように頭を撫で、抱き寄せる。
 三度目の口づけ。今度も触れるだけの。
 唇を重ねながら、互いの顔に、頭に、ゆっくりと、そこにいることを確かめるように
手を這わせる。
「はぅ……っ」
 耳に触れられて、弓が体をビクッと震わせる。はずみで、唇が離れた。
「あ……ん」
 すぐに顔を寄せ、キスを再開。
 心弥は口を少し開いて、舌先で彼女の唇をなぞった。
 弓の体がわずかに跳ねる。が、今度は離れず、彼女も舌を差し伸べ、心弥を迎え入れた。
「は、ん……ちゅッ……んん」
 唇を擦り付け、舌を絡めあう。吐息が漏れ、顔にかかった。
 より深く触れ合うため、二人は互いを抱き締め、体を密着させた。
 舌を食みながら、わずかに口を離して息を継ぎ、再び求め合う。
「ん……んん……ちゅ……んぅ……ふぁ……」
 いつまでもそうしているのだろうかと思うほど長く、幾度も口づけを繰り返して、
ようやく二人は顔を離した。
 唾液が一瞬、名残を惜しむかのように二人の間をつなぎ、すぐに零れ落ちた。
446風見鶏の巣再び(15/32):04/08/14 19:02 ID:RrbrNpCt
「……キス」
 どこか惚けたように、弓は漏した。
「え?」
「こんなに、すごいなんて、思わなかった」
「うん……僕も」
 大切な人と触れ合うことが、これほど刺激的なことだったとは。
 弓の色は、興奮の赤、安心の白、歓喜の黄。そして灰色の不安が少し。
 自分も同じだ。お互いに初めてのことに、どうしたらいいのか戸惑っている。それでも、
触れ合いたい。その先に進みたい。
「もっとしても、いい?」
「ん……」
 弓はうなずき、目を閉じた。
 そうしてまた、飽くことなく互いの唇をむさぼった。
「んん……ぁッ、待って」
 ふと、弓が身をよじった。
「どうしたの?」
「背中、翅が」
 口づけを交わしながら、弓をソファの背もたれに押し付けるような形になっていたのだ。
447風見鶏の巣再び(16/32):04/08/14 19:07 ID:RrbrNpCt
「ごめん、大丈夫?」
「ん……普通に仰向けになるだけなら平気だけど、その……動いたりすると、つらい……かな」
「そう……なら」
 心弥は少し考えると、ひょいと弓の体を抱え上げて、ひざの上に乗せて横抱きにした。
「手を首に廻して……こうすれば翅に負担がかからないと思うんだけど、どう?」
「うん、これなら大丈夫そう……でも、重くない?」
「全然」
 上目使いに見つめてくる弓に、心弥は余裕を示すように微笑んでみせた。
 実際、彼女の体は心弥が思っていたよりもずっと小さく、軽く、華奢だった。
 子供のころには、弓の方が背が高かった時期があったことを思い出した。
 年を経て、心弥の身長は弓を追い越した。そしてそのころから、彼女の体には女の子らしさが
見られるようになっていた。
 ことさらにそのことを意識してしまう自分に対する嫌悪と、そんな自分に好意を寄せて
くれた幼馴染みの少女への後ろめたさから、彼女にはずいぶんと曖昧な態度を取ってきた。
それが彼女にもどかしい思いをさせていることにも気付かずに。
 もう二度と、そんな思いはさせない。言いたいことがあるなら、口にすればいい。
態度で示せばいい。色で彼女の心が見えてしまうというなら、自分はそれ以上に、想いを
伝えればいい。
 弓がまた、かるく身震いした。
 心弥の手が、彼女のうなじから肩を伝って、胸に触れたのだ。
448風見鶏の巣再び(17/32):04/08/14 19:10 ID:RrbrNpCt
 心弥はそのまま、服越しに弓の胸をさわさわと撫で続けた。
「んッ……ぅ、あ……あ……」
「痛くない?」
「ん、平気。ちょっとくすぐったい、けど……もう少し強くしても、いいよ……」
 心弥はうなずき、指に少し力を込めた。
 そうしただけ、指が沈み込んでいく。
 その柔らかさを意識したとたん、鼓動が爆発的に早まった。自分の中で何かが
弾け飛びそうになるのを必死に押し止める。
 弓の不安を除きたい、そう心に強く思いながら、努めて優しく手を動かした。
「はぁ……はぁ……ぁ、んんッ……はぁ……ぅぁぁ……」
 弓の息が、しだいに熱を帯び、忙しなくなってきた。感情の色も、赤と黄がいくらか
強くなっている。
 自分の手で、彼女を悦ばせている。そう思うとなおさら、求める気持ちが強くなっていく。
「弓……直に、触りたい……いい?」
 顔を赤らめて、小さくうなずく。それを受けて、心弥は弓の服に手をかけた。
 震える手でボタンを外して手を差し入れ、隙間からのぞいている装飾の少ない、質素な
白いブラジャーに触れる。
449風見鶏の巣再び(18/32):04/08/14 19:14 ID:RrbrNpCt
 カップの縁に指をかけて軽く持ち上げ、少しずつずらしていく。乳頭に擦れ、弓が小さく
吐息を漏らした。
「く、ン……」
 心弥は構わず、ブラジャーをずらし続ける。
 ほどなく、なだらかな双丘があらわになった。
 初めて目にする膨らみに、心弥は目を奪われた。
「うぅ……そんなにじっと見られると……恥ずかしいよ……」
「あ、あぁ……ごめん」
 答えたものの、呼吸に合わせてゆるやかに上下する胸から目をそらすことができない。
 白い肌に誘われるように手を差し伸べる。触れた瞬間、弓が微かな吐息を漏らした。
「ん……」
 ふくらみの輪郭に手を添えて、麓からすくい上げるように、手のひらで包み込む。
少し力をいれると、服越しにそうした時よりもはるかに柔らかく、指が沈み込んだ。
 ふにふにとした感触が心地よくて、心弥は自分でも驚くほど大胆に、弓の胸に指を這わせた。
「あ……は、ぁ……ッ、ぅ……んんッ」
 心弥の指遣いに合わせるように、弓が喘ぐ。指が乳首を擦過すると、びくりと身を震わせた。
「ひぁ、だ、だめッ、そこ……ゃ、す、すごく……」
 興奮の赤が、さらに強くなった。
450風見鶏の巣再び(19/32):04/08/14 19:18 ID:RrbrNpCt
 柔らかな膨らみを手の平でこね回しながら、指先で弾くように乳首を弄ぶ。
「や、ぁッ、くぅ……そこ、ばっかり、ひぁあッ」
「ここが、いい……の?」
 そうして片手で愛撫しながら、空いている方の胸に顔を寄せ、乳首を口に含んだ。
「ゃぁ……口でなんて、そんな……うぅぅ」
「もっと、弓の声……聞かせて」
「ばか、あッ……あッあッ、心弥ちゃんの、えっちぃ……」
 抗議を受けるのもおかまいなしに、胸を弄ぶ。
 舌で転がしたり、強く吸いつけてやると、弓は心弥の望むとおり、鼻にかかった喘ぎ声をあげた。
 口での愛撫を続けながら、片手を胸から離し、まだかけられていたていたボタンをすべて
外してしまう。露わになったお腹に手を這わせる。薄く汗の浮いた滑らかな肌が心地よい。
すみずみまで撫でまわし、徐々に下腹部へ。
 手探りでスカートをまくり上げ、太ももに触れると、弓は怯えたように脚を閉じてしまった。
「脚……力、抜いて」
「ぅぅ……」
 手と口での愛撫を中断して顔をのぞき込む。
 弓は目を閉じて、耳まで紅潮させて荒い息をついていたが、やがて意を決したように
小さく頷いた。
451風見鶏の巣再び(20/32):04/08/14 19:20 ID:RrbrNpCt
 わずかに力の緩んだ脚の隙間に手をさし入れる。すぐにはそこに触れず、馴らすように
内太ももにゆっくりと手を這わせた。
 そうしておいて、徐々に手を、彼女の中心に近づけていく。
「……ッ!」
 しかし、心弥の指がそこに到達した途端に、弓は再び脚を閉じてしまった。
「っと」
「ごめん、やっぱりちょっと、恐い……ぁッ」
 太ももに手を挟まれたまま、わずかに触れた指先で、薄い布越しに彼女の敏感な部分を
なぞる。
 くすぐるような微妙なタッチで、何度も往復させると、弓は喘ぎながら、断続的に体を
ひくつかせた。
「あッ、あッ……ひぅ、く……そ、そこ……ゃ……だ、め……くッ、ぅぅ」
「弓……怖がらないで」
 耳元で囁きかけてやると、閉じられた脚が、わずかに緩んだ。
 心弥は自由になった手で、先程よりも少しだけ強く、秘所を愛撫した。
「はぁ、はぁ、はぁ……んッ……ひ、くぅ……ぅぅ……心弥、ちゃぁん……」
「痛かった?」
「違うの、痛くない……けど、変……すごく、あついよぅ……」
「感じてる、のかな?」
「分からない、こんなの、初めてだから……けど」
452風見鶏の巣再び(21/32):04/08/14 19:22 ID:RrbrNpCt
 弓は潤んだ瞳で心弥をちらりと見上げてから、恥ずかしそうに目を伏せ、告げた。
「いやじゃない、から……続けて」
 心弥はうなずき、手を脚の間から一度引き抜いて、下腹部からショーツに滑り込ませた。
「……ッ!」
 腕の中で、弓の体が緊張で強ばったが、心弥はためらわず、手を奥へと進める。
 指先が、微妙な違和感に触れた。控え目に茂ったくさむらを越えて、さらに奥へ。
「く……んッ!」
 弓がまた、微かに身を震わせた。
 心弥の指先がついに到達したそこは、すでに彼女の秘裂から零れ出した雫によって、
湿り気を帯びていた。
「弓のここ、濡れてる」
「ゃ……そんなこと、言わないで……」
 弓は羞恥に顔を紅潮させ、ギュッと目をつぶった。
 心弥は探るように、そこにあるものの形を確かめるように、指を這わせた。
「はぁ……はぁ……あ、ぁぁ……んく、んッ、んッ……はぁ……ッッ」
 感覚の鋭い箇所に触れられるたびに、弓の体がピクッと跳ねた。
 息があらくなり、指にからむぬめりも多くなってくる。そのぬめりを塗り広げるように、
心弥は執拗なまでに弓の秘部を弄った。
453風見鶏の巣再び(22/32):04/08/14 19:25 ID:RrbrNpCt
「ッ……あッ……く、ぅぅ……ふあ、ぁ……はぁ……はぁ……ひぅ……」
 いつしか弓の脚からは力が抜け、心弥の手を受け入れていた。
 その手によってもたらされる未知の感覚に体が震え、我知らず声を上げてしまう。
 弓の発する感情の色は、赤と黄がさらに強く、深くなっていた。しかし心弥はその中に紛れた
灰色にも気付いていた。
「弓、その……無理、してない?」
「ううん、へいき……体がすごく熱い……けど、これは……心弥ちゃんが触ってるから、なの……」
 心弥に触れられて、自分でも驚くほど興奮していることが分かる。このまま続けられたら、
どうにかなってしまいそうなほどに。
 そして、そんな自分の昂りと恐れが、彼には見えているのだろう。
 上目使いに心弥をちらりと見上げて、すぐに目を伏せて言った。
「心弥ちゃんに触られるの、すごく……気持ち、いい……だから、もっと……して」
 心弥の鼓動が、さらに高まった。
 少し乱暴な手つきで、剥ぎ取るように弓の服を脱がし、ソファに座らせる。
 ソックスだけ履いたままの脚を開かせ、その間に自分の体を割り込ませた。
 しゃがみこんだ心弥の目の前に、彼の手によってわずかに綻び、しとどに濡れた弓の秘裂が、
それ自体がひとつの別の生き物のように息づいていた。
「そんなに、じっと見ちゃ、やだ……すごく、恥ずかしいよ……あぁッ」
 心弥は弓の中心に顔を寄せ、ためらいなくそこに口づけた。
「や……ッ! やだ、やだ、やだ……そんなとこ、口で……や、だめ、そこ、きたない……
ぃやぁ……」
454風見鶏の巣再び(23/32):04/08/14 19:28 ID:RrbrNpCt
 弓は慌てて、心弥の頭に手を添えて押し戻そうとしたが、力が入らず果たせなかった。
脚を閉じようにも、手で押さえられているためそれもかなわない。
 心弥はかまわず、わざと音をたてて舌で愛撫を繰り返す。
「や……ゃぁ……ひ、ぅぅッ……音、させないで……いじわるだよぉ……ふあ……あ、あ、あッ……」
「ここ、が……いいの?」
「そんなの、わかんない……わかんないよ……あぁッ、あンッ、ゃ、こんな、ダメッ、
つよすぎちゃ……あぁンッ!」
 慣れない刺激に、弓は意図せず嬌声をあげてしまった。
 いつかはそうなることを望んでいたとは言え、現実に幼馴染みの少年に秘部を愛撫される
生々しい感触は、抑えきれない興奮を、弓にもたらしていた。
 背中の翅が、我知らず広がり、ざわざわとうごめく。
 心弥に嬲られている下半身から、濃密な昂りがじわじわと昇ってくる。
「あぁぁ……あぁ……はぁ……ぁぁぁ……心弥、ちゃぁん……もう、やぁ……ひぅッ……
んああッ……あああぁぁ……」
 全身にそれが行き渡り、弾けようとしたその直前に、心弥は愛撫をやめ、弓の秘部から
顔を離した。
「ふあぁ……はぁ……はぁ……んん……心弥、ちゃん?」
「ごめん、弓……もう、我慢できそうにない」
 微妙に気まずそうな顔で見上げてくる心弥の頭を撫でながら、弓は微笑んだ。
「ん……いいよ、きて……私も、もう……心弥ちゃんと、ひとつになりたい……」
455風見鶏の巣再び(24/32):04/08/14 19:30 ID:RrbrNpCt
 ☆ ☆ ☆

 心弥は服を脱ぎ捨て、弓を抱き上げて入れ替わりにソファに腰掛けた。
 そうして弓の足を広げさせ、膝を跨いで向かい合うようにして座らせる。
「あの、心弥ちゃん」
「ん?」
「私、その……初めて、だから……だからすごく、痛がるかもしれない……けど、やめないで、
最後まで、して欲しいの」
 不安げな色を浮かべる弓に、心弥は真剣な面持ちでうなずいた。
「……わかった。弓がやめてって言っても、やめない。嫌がっても、最後までするから」
 そう告げた後、表情を緩め、軽く触れるだけのキスをした。
「僕も初めてだけど、できるだけ優しくする。だから力、抜いて」
 弓はうなずき、心弥の首に腕を廻して、膝立ちになって腰をわずかに浮かせた。
 心弥も弓の体を抱き上げて、腰が密着するように引きつけた。既に固く屹立しているものの
先端で、入り口を探る。
「もうすこし、前の方……」
「……っと、このあたり?」
「ん、もうちょっと……あ、そこ……あッ、はうぅッ!」
 柔らかいものに触れたと思ったとたんに、弓の体がわずかに沈み、心弥の先端が熱いものに
包まれた。
 弓の口から悲痛なうめき声が漏れる。心弥は抱き締めた腕に力をいれて彼女の体を支え、
それ以上の侵入を止めた。
456風見鶏の巣再び(25/32):04/08/14 19:33 ID:RrbrNpCt
「弓」
「ぅぅ……ん、へいき……だから、ひぅ……このまま……続けて」
 無理しないでと口にしそうになった言葉を、無理矢理飲み込んだ。最後まですると、
約束したのだ。
 ゆっくりと、弓の体を降ろしていく。
「くッ……んんッ! うぅぅ……んぁッ、くぅ……」
 充分に濡れてと思われた弓のそこは、しかし異物を拒むようにきつく心弥を締めつけ、
容易に侵入を許さない。
 耳元で彼女が苦痛に耐え、うめく声を聞きながら、じわじわと挿入を続ける。
 やがて先端が、とりわけ狭い箇所に到達した。
「弓……」
「はぁ……はぁ……はぅ……うん」
 応えるように首に廻された手にきゅっと力が込もった。
 心弥は彼女の体を抱え直し、一息に落としこんだ。
「ひ……ッ! い、ぎ……ぅぐ、うぅぅ……ッ!」
 弓の口から押し殺した悲鳴が漏れ、引きつるように体が硬直する。
 先端がひどく狭いところをくぐり抜けたと思った次の瞬間、心弥のものは熱いぬめりに
飲み込まれていた。
「……全部、入ったよ」
 しがみついて、身を震わす弓を抱き締め、そっと頭を撫でる。
「ん……ぅぅ」
「もう、我慢しなくても、いいから……」
457風見鶏の巣再び(26/32):04/08/14 19:35 ID:RrbrNpCt
「ぅぅ……ひぐ……」
 心弥の言葉をきっかけに、弓は堰を切ったように泣き出した。
「痛かった……すごく、痛かったよ……」
「ごめん、弓……ごめんね……」
 腕の中で泣きじゃくる弓はをいたわるように、心弥は努めて優しく、彼女の頭を撫で続けた。
 やがて、弓の嗚咽は徐々に小さくなっていき、体の硬さもしだいに抜けてきた。
「落ち着いた?」
「ん……まだちょっと、痛い……けどもう、へいき……ね、心弥ちゃん……動きたい?」
「え……」
 弓の中は狭く、きつく、それでいて柔らかく心弥を締めつけ、ひどく熱かった。
 気を抜くと一気に持っていかれてしまいそうで、正直なところすぐにでも動き出したかった。
 しかし、小さな体に自分を受け入れたばかりで、今もなおも痛みに耐えている彼女の様子を
見ると、それを実行するのはためらわれた。
「……最後まで、してくれるって、言った……」
 心弥が躊躇していることを見抜いたのか、弓はしがみついていた手をゆるめて、涙目で
彼を見つめた。
 その目を見て、心弥はふっ切れた。
 抱き寄せて、軽く口づける。
458風見鶏の巣再び(27/32):04/08/14 19:39 ID:RrbrNpCt
「わかった、ありがとう……弓、愛してる」
「心弥ちゃん……心弥ちゃん、私も、愛してる……ひゃうッ!」
 大きく突き上げられ、弓は悲鳴を上げた。
 心弥は休まず、続けざまに何度も弓を突き上げる。
「いぎ、ひッ、ひぐぅ……ぃあッ、あ、あ、あぁッ! や、はぁッ! やめ、しんや、ちゃぁんッ!
や、こんな、つよすぎ……あッくぅ! おねがい、ひぃッ! もっと、うぁ、やさし、くぅッ!」
「ごめん、弓……とめられない……」
 初めてそれを受け入れた身には強すぎる衝撃に翻弄され、弓は切れぎれに懇願した。
だが、心弥にはそれを聞いている余裕がない。
 心弥の中に、痛みに悶える彼女を蹂躙しているという征服感が荒れ狂っていた。
 もっと弓の声を聞きたい。もっと弓を感じたい。もっと弓を犯したい。
 肉欲にまかせて自分の手で幼馴染みの少女を思いのままに汚しているという背徳的な快感と、
それを咎める罪悪感がせめぎ合い、弓を愛おしく思う気持ちと混じりあって、心弥を昂らせた。
「弓の中……いいよ……すごい、熱くて……」
「ぁぅ、ぅぅ、く、あッあッあッあッ! やッ、あぁッ、こんな、こんなのぉッ、ぃゃ、やぁッ!」
 悲鳴のような喘ぎ声を上げる彼女に、心弥は、赤と黄に混じって、輝くような白を見ていた。
その白は、彼女を突き上げるほどに、他の色を飲み込んで広がっていくように見えた。
459風見鶏の巣再び(28/32):04/08/14 19:41 ID:RrbrNpCt
 心弥はそれが苦痛を越えたところにあるものだと信じて、その白で弓をすべて塗りつぶして
しまえるように、さらに激しく腰を振った。
「あぁ、あぁぁ、はぁ、ふあぁ……しんや、ちゃぁん……ひぅッ! くる……なにか、くるよぉ……ッ!
や、こわい……こわいよぉ……」
 心弥に突き上げられながら、弓は身の裂けるような苦痛と、それとは別に、自分の中に
わきあがってくる何かを感じていた。
 それは先ほど秘部を舌で愛撫された時の、何倍もの濃度で彼女を満たそうとする。
 その感覚に身を任せてしまいたいという欲求がある一方、それに飲み込まれることへの恐れが、
弓の中で葛藤した。
 すがりつくものを求めて、いつしか弓は、足を心弥の腰に廻していた。
 そうすることで体の支えを失い、心弥の繰り出す律動が、いっそう強烈に弓を突き上げる。
「ふあぁ、あぁンッ、あッあッあぁッ! しんやちゃぁん、わ、わたし、ひぅッ! とぶ、とんじゃう……
とんでっちゃ……ああぁぁッ! おねがぃ、はなさないで……もっと、ぎゅって、してぇッ!」
 弓の背で、翅がざわざわと揺れ動く。
 心弥は自分が、腕と脚だけでなく、目に見えない何かによって弓に抱かれているように感じていた。
 もはや弓を貫くことで頭のほとんどが占められていた心弥は、それが何なのか考えなかった。
ただ、まるで全身を弓に包まれているような一体感に溺れながら、そこに彼女がいることを
確かめるために、腕の中の弓を強く抱き締めた。
460風見鶏の巣再び(29/32):04/08/14 19:43 ID:RrbrNpCt
「弓……弓、ごめん……もう……ッ!」
 限界が近づくのを感じ、心弥は赦しを求めるように呻いた。
 弓の中で動くこと、弓の中で達することだけを考えながら、弓の体を抱き締めて捕らえ、
叩きつけるように連続で突き上げる。
「しんやちゃんッ、わたし、も、もうッひぅ、ひ、くぅッ、ッぁあぁッ!」
 弓もまた、限界を迎えつつあった。
 体の中で熱くうねるものが、出口を求めて渦巻いている。それをもたらしている目の前の少年を
掻き抱き、熱に浮かされるように、ひたすらに彼の名を呼ぶ。
「しんやちゃん、しんやちゃ、あぁッ、しんやちゃぁんッ!」
「弓、弓ッ!」
「しんやちゃんッ、しんや、ちゃ、ぁ、ぁあ、ああぁぁぁッ!」
 腕の中で、弓の体がびくびくと跳ね、硬直する。同時に心弥は、自分のものが強く締めつけ
られるのを感じた。
 弓から溢れだした透きとおるような白が、爆発的に拡がって視界を覆い尽くし。
 心弥は弓の最奥で、上り詰めた。
461風見鶏の巣再び(30/32):04/08/14 19:47 ID:RrbrNpCt
 ☆ ☆ ☆

 どくどくと、弓の中に白濁液を吐き出しているのを感じる。荒い息をつきながら、じっと
射精が終わるのを待つ。
 自分でもやけに長く続いているように感じたそれも、やがて勢いを弱め、収束していった。
 心弥は弓を抱き締めたまま、ソファの背もたれに寄りかかった。
「弓……」
 腕の中で、やはり荒い息をついている弓に呼びかける。
 まだ声を出せず、弓は僅かに身じろぎすることでそれに応えた。
 体から徐々に熱が引いていき、それに代わるように、心に暖かいものが満ちるのを感じた。
 優しい手つきで、弓の髪を梳く。
「弓……終わったよ」
「……ん」
 ようやく落ち着いてきた息の下から、弓が応えた。
 心弥に体を預けたまま、呼吸が整うのを待つ。
 ややあって、弓は体をすこし起こして、心弥の顔を見た。
「心弥ちゃん……ね……よかった?」
「……うん」
 照れ臭かったが、素直にうなずいた。
「私は……すごく、痛かった」
462風見鶏の巣再び(31/32):04/08/14 19:49 ID:RrbrNpCt
「……ごめん」
 弓がちょっぴり恨みがましい視線を心弥に向ける。
「優しくするって、言ったのに」
「う……それは……ごめん」
 優しくすると言ったことを守れなかったことも、わざと弓が声を上げるようにしたことも、
事実だった。謝るしかなかった。
「まだ、入ったままだし」
「っと、ごめん、すぐに」
「いいよ、このままで……」
 さえぎって、弓は再び心弥に体を預けた。
「もう少し心弥ちゃんと、つながっていたいから……」
 囁いてまた、心弥の体に手を添える。
「今日はよくわからないうちに終わっちゃったけど……次からはもっとよくなる……だよね?」
「ん……僕も弓に、よくなってほしいから……明日から忙しくなって、いろいろ大変だと思うけど、
その……なるべく、機会をつくって……また、しよう」
 それを聞いて、弓はくすくすと笑った。
「途中からまじめな話になったのかと思ったのに……心弥ちゃんのえっち」
「な……それは、弓が……」
 言いかけて、やめる。彼自身、行為に興味があることもまた、事実だったから。
463風見鶏の巣再び(32/32):04/08/14 19:53 ID:RrbrNpCt
「ごめん、うそ……私のこと心配して、はやく慣れるようにって、言ってくれてるんだよね……」
 弓は再び体を起こし、心弥の顔をのぞき込んだ。
「優しい心弥ちゃん……大好き……」
 顔を寄せ、静かに口づけた。
「心弥ちゃん……愛してる……」
 弓の発する信頼と安心の白が、心弥の心にも安らぎをもたらす。彼女がそばにいてくれれば、
二人でなら、どんなことでも乗り越えられる。そんな気がする。
 そして、彼女もまたそう感じていると、信じられた。
 心弥は願った。この人と共に過ごす時間が、限りなく続きますように。
「弓……僕も、弓を……愛してる」
 抱き寄せて、二人はまた、長い口づけを交わしたのだった。

                                                                          了
464名無しさん@ピンキー:04/08/14 22:09 ID:Fr1PHH6X
細やかな心情描写がGJですな。
甘々な雰囲気も最高ですよ。
このまま新婚生活編に突入して欲しいとか言ってみたりw
465名無しさん@ピンキー:04/08/15 00:24 ID:XGrglt8b
むう、素晴らしい。
文章が良く練れていて、思わず読み耽ってしまいました。
弓と心弥の言動に違和感が無くて、色の使い方も良い味出してます。
10ヶ月を費やした大作、充分堪能させて頂きました。激しくぐっじょぶ!
466名無しさん@ピンキー:04/08/15 00:54 ID:s729pirt
西尾スレ立てていいでつか?
467名無しさん@ピンキー:04/08/15 02:07 ID:J2ZSCptB
>>風見鶏の巣再び
知らない人間でも楽しめました!甘甘で萌え。GJです。
文章レベルも高いので萌え抜きで読んでも面白かったです。十ヶ月間お疲れさまでした。
468名無しさん@ピンキー:04/08/15 14:35 ID:jF4YMlVR
>>466
百スレ分ストックがあるならな。
469名無しさん@ピンキー:04/08/15 15:01 ID:+8oRrotX
百レスだろw
470426:04/08/15 22:14 ID:kzsgLZT1
>464-467
ありがとうございます。お褒めにあずかり恐悦至極です。
それなりに楽しんでいただけたようで、まずは一安心といったところでございます。
そういや元ネタの紹介、ちゃんとしていなかったですね。
電撃文庫のパラサイトムーンより、希崎心弥と露草弓でした。

続編。うーむ、構想以前の妄想レベルでしたら、ネタがあったりなかったりしますが、
形にしようとするとまた半年くらいかかりそうですんで、とりあえず僕のことは忘れてください。
んがぐぐ。
471名無しさん@ピンキー:04/08/21 02:32 ID:+X3LGCyv
ほしゅ……の必要あり?
ま、いいや
472あああ:04/08/21 05:16 ID:Y9QrupcO
>>400〜460
473名無しさん@ピンキー:04/09/01 23:46 ID:RZMZyoQk
ルナル・・・
474名無しさん@ピンキー:04/09/03 00:08 ID:U+FL9xHW
ルナル・・・えふぃタン(*´д`*)
475名無しさん@ピンキー:04/09/03 01:38 ID:cPosKLML
柘植
476名無しさん@ピンキー:04/09/03 23:52 ID:W85mZuRo
>>395
レス遅れたけど風見&出雲を希望。
477白 ◆H.ND0VIp7k :04/09/10 20:12:14 ID:Lhb2Z0T9
>>426
乙かれさまです
俺も頑張んなきゃ…パソコン修理中だから書けないけど…(´・ω・`)
478名無しさん@ピンキー:04/09/11 02:38:11 ID:eQwCBBU7
空鐘きぼん
479名無しさん@ピンキー:04/09/11 07:41:46 ID:VE+47z+3
ヤマモトヨーコないかな・・・
480名無しさん@ピンキー:04/09/12 03:40:59 ID:9gC2EH/v
hosyu age
481名無しさん@ピンキー:04/09/12 08:16:58 ID:eAoWx0Af
キーリXのちんぴらに襲われてそのまま犯られちゃうのを……。
482名無しさん@ピンキー:04/09/12 22:59:19 ID:smmj7T2X
キーリがチンピラに媚薬打たれてやられる寸前に
突如ハーヴェイが助けにくるという展開をキボンヌ。
もちろんその後はキーリたん誘い受けですよ。
483名無しさん@ピンキー:04/09/12 23:15:11 ID:XkNWr9dN
hosyu age
484名無しさん@ピンキー:04/09/13 22:23:09 ID:JG+nBbDv
神の降臨を信じてhosyu age
485名無しさん@ピンキー:04/09/14 00:58:04 ID:6+EvSOKw
キーリ・・・最近面白いよなぁ・・・
486名無しさん@ピンキー:04/09/14 20:21:41 ID:dZVaE59G
伝説の勇者の伝説のライナ×フェリスをキボーン

ついでに神募集age
487白(携帯ver) ◆H.ND0VIp7k :04/09/15 01:49:45 ID:pkjKyTpB
PCがネットに繋げない状況ですが細々と書いております。まだしばらくかかりますm(__)m
現在書いてる物
恭介×香澄(レベリオン)
宗介×カナメ(別スレにてフルメタ)
書こうとしている物
エルリク×ローゼ×ヒルデ(モンコレ)3Pw
フェリオ×リセリナorウルク(空鐘)
潤×梨夏(レベリオン)
三助×ルカor夕子(宙の湯)
書こうとしている中でどれが一番需要ありますか?
とりあえず全部書く予定ですが、需要がありそうなのから書いていこうと思うので意見よろしくお願いします
仕事や彼女に見つかると(((;゚Д゚))なので書く速度は激しく遅いですが…
488名無しさん@ピンキー:04/09/15 02:08:40 ID:fTNIWbnD
>>487
フェリオ×リセリナorウルク(空鐘)

これこれ!
空鐘プリーヅ!

フェリオ×リセリナ&ウルク(空鐘)
できればこっちの方がいいけどw
489名無しさん@ピンキー:04/09/15 02:19:10 ID:aHF9mg2Y
恭介×香澄きぼんぬ
490名無しさん@ピンキー:04/09/15 02:35:09 ID:2BRW4lZR
キーリたんは無いのかOTZ...
491名無しさん@ピンキー:04/09/15 09:00:59 ID:dC9GrKz/
>>487
空鐘に一票。リセリナは猫化してる方が良いなぁ。
>>490
まあ、その、なんだ、頑張ってイ`。
492名無しさん@ピンキー:04/09/15 10:22:56 ID:2BRW4lZR
キーリのエロってぐぐっても全然無いんだよね。
ココが最後の砦だったのに……。鬱打氏n(ry
493名無しさん@ピンキー:04/09/16 23:03:26 ID:UjHcnTxe
hosyu age
494白(携帯ver) ◆H.ND0VIp7k :04/09/17 00:16:10 ID:rFUqr7/c
みなさん、意見どうもですm(__)m
>>488
フェリオ×リセリナ×ウルクですか…いずれ書くかもしれないけど、まず一対一から書くつもりなんでm(__)m
>>489
現在進行中です、駄文ですが、PCがネットに繋がりしだい投下します
>>490
キーリ読んだことないんで…絵買いしそうになったけど…
>>491
フェリオ×猫化リセリナが一番書きやすいです。原作でもすでに一度ベッドインしてるしw

猫化リセリナがフェリオをベッドに押し倒して…ってな感じで書こうかなと思います
495名無しさん@ピンキー:04/09/17 00:29:19 ID:8BXzc9oe
>494
途中で正気に戻ると楽しそうですな。
期待してます。
496白(携帯ver) ◆H.ND0VIp7k :04/09/17 03:23:36 ID:rFUqr7/c
「はぁ…」
ベッドに入ったウルクであったが、中々寝付けないでいた。
「フェリオ様…」
眠れない原因はある少年であった。
幼い頃にわずか一年ほどともにいた少年。
再会するまではただ会いたいとしか思っていなかった。
しかし、七年ぶりに再会した時…自分の中で何かが生まれた。
それは日に日に大きくなっていき、もう今では心の隅までを支配していた。
「私は…こんな大変な時に何を…」
自らの心臓の上に左手を当てて気持ちを落ち着けようとする。
その時であった。
497白(携帯ver) ◆H.ND0VIp7k :04/09/17 03:46:30 ID:rFUqr7/c
「あっ…」
わずかに手が左胸の先端部をかすめると体の奥からゾクッと何かが込み上げてきた。
恐る恐る指でその部分に触れてみる。
「んっ、、」
堅くなったそこは指のわずかな刺激でさえウルクを変な気分へと誘う。
「あ、、なんで、こんな」
ウルクは未知の刺激に戸惑いながらも次第に行為をエスカレートさせていく。
左手は左胸の全体を揉みながら指で先端部をいじり回す。
さらに右手を服の隙間から自らの秘所と移動させる。
「う、うそ、、、私っ…」
右手で触れたそこはもうすでに湿っていた。
彼女は無意識に自分の手をあの少年、フェリオの手に見立てていたのだ。
フェリオの手が自分の胸を…
フェリオの手が…
498白(携帯ver) ◆H.ND0VIp7k :04/09/17 03:49:38 ID:rFUqr7/c
「あっ、、んっ、、ゃん、はぁぁぁ、、、」
もう止まらない。
左手は胸を激しくいじり、右手は秘所の割れ目をなぞる。
もうウルクは完全に自分の世界に入り、体をいじっている手や指はフェリオの物と錯覚している。
「フェリオ様、、あっ、そんなところ、、だめです、、ひっ、」
ついに指が割れ目の中へと侵入する。
そこはウルク自身の愛液でグチョグチョに潤っていた。
指が膣を探り当て、中に入っていくと、それまでとは比べものにならない快楽がウルクを襲う。
「あぁぁぁぁっ」
一際甲高い声をあげる。
しかし、スグに次なる刺激を求め、指を動かす。
499白(携帯ver) ◆H.ND0VIp7k :04/09/17 03:51:13 ID:rFUqr7/c
クチュ、クチュ、クチュ、、
指を動かすたびに静かな部屋に水音が響く、それがウルクをさらに押し上げる。
腰は自然と指の刺激を増幅させようと厭らしくくねらせていた。
「んっあ、、、はぁぁ、ひぐぅ、、フェリオ様、もっと、、」
それは普段の清楚なウルクからは想像できないようなあまりにも淫らな姿だった
徐々に自分がより感じるところ捜し当て、その箇所を攻める。
「あっ、、何か来る、、、んっ、、あぁぁ、」
体の奥から何かが浮き上がってくるのをウルクは感じた。
それに呼応するかように自然と指の動きがさらに激しくなる。
「んっああぁぁぁぁぁ」
ついにウルクは絶頂迎えた。
足が爪先までピーンとはり、数秒経つとすべて力が抜けたようにグッタリと崩れた。
秘所をいじって愛液にまみれた指先をジッと見つめた。
「フェリオ様…」
ウルクはそっと愛しい人の名前を呟くと体の怠さに身をまかせ眠りについた。

END
500白(携帯ver) ◆H.ND0VIp7k :04/09/17 04:20:13 ID:rFUqr7/c
え〜完結2作目は空鐘のウルクの一人えっちを携帯から勢いで書いてみましたw
相変わらず文章ヘタですが…
誤字と共に目をつぶってくださいな( ̄□ ̄;)

>>495
う〜む、それだといつ正気にもどすかが悩みどころですね〜
途中というと…入れてギシギシやってる最中ですかね?
501名無しさん@ピンキー:04/09/17 18:40:05 ID:kYYLsj3C
>>500
ウルクかわええのう。
次は本番を迎えさせてやりたいものだ…

>>495
やっぱ破瓜の痛みで正気に戻り、気付いたらフェリオに跨ってたとw
502名無しさん@ピンキー:04/09/18 00:57:42 ID:NRd43C17
一人上手なウルクたんハァハァ。
白さんグッジョブ! リセリナ編も期待してます。
503名無しさん@ピンキー:04/09/18 22:20:09 ID:5Y8I4MwD
ROOM NO 1301のホタルと健ちゃんの愛欲の日々を!
どうも子供出来るっぽいし!
504名無しさん@ピンキー:04/09/21 01:47:27 ID:gUFhrghs
完結記念ってことで、「天高く、雲は流れ」のパジャ×ロスメスタを…
色々探しても、ここの過去スレ以外ではまったく見かけない。
森山絵で巨乳でエロいのに…

保守がてらに希望。
505名無しさん@ピンキー:04/09/21 08:06:19 ID:2UQ+sthv
じゃあ完結記念その2でチキのわ鳳月×麗芳も希望。
長い二人旅になりそうだし、いくら奥手でも進展あってよさそうだ…。
506名無しさん@ピンキー:04/09/21 10:53:31 ID:qNyfV25v
>>504-505
本編では見事に消化不良で終わった二つのカップリングが挙げられてるのにワラタw
まあどっちも妄想をかき立てられるカプではあるが・・・
507名無しさん@ピンキー:04/09/22 06:46:47 ID:nLfMBKgm
>>506
「天高く、雲は流れ」の場合は消化不良と言うよりも、「その後どうなったかは
読者の皆さんの妄想にお任せします」って感じじゃないかなぁ。
まあパジャとロスメスタに関しては、くっつくのがほぼ確定みたいな書かれ方を
してたけどね。周囲の反対はキツそうだが。
508名無しさん@ピンキー:04/09/22 10:32:05 ID:5a3mxs68
つーか、前スレにSSあったのか…
知らなかった_| ̄|○

今から読んでくる。
509名無しさん@ピンキー:04/09/22 16:19:32 ID:2AXouv+Q
>>505
最終刊読み終えたので、一丁書いてみます。
当方、激烈に遅筆ゆえ、大分時間が掛かるかと思いますが。って、それでは記念にならないか。
510名無しさん@ピンキー:04/09/22 21:05:21 ID:ecQ2gM0x
>>509
妄想しながら待ってます。
511505:04/09/23 00:12:10 ID:Pk9xDVwN
>509
貴方がネ申となり降臨するのをひたすら待ちましょう。
頑張ってください、期待してます。
512名無しさん@ピンキー:04/09/28 01:35:26 ID:vAAqPIuw
ほっしゅ
513名無しさん@ピンキー:04/09/29 02:59:36 ID:FbDa39nf
・自慰、またそれを示唆するような表現のあるライノベ
・尿意我慢シーンのあるライノベ (>>239で訊いてますが)
・お腹を壊しているシーンのあるライノベ

ご存知の方、是非ご一報を!
514名無しさん@ピンキー:04/09/29 03:13:07 ID:6c+4tgul
>513
1番目の条件については、ソードワールド短編集で山本弘がちょろりと書いたことがあったような希ガス。
2番目、3番目の条件については、ラノベ経験値の少ないオレには無理だ。
ゲロ関係なら、ラノベ板のゲロスレにいくつかあがっているんだが。
515名無しさん@ピンキー:04/09/29 16:34:11 ID:QDdAvbMa
・お腹を壊しているシーンのあるライノベ
『撲殺天使ドクロちゃん』とか。
516名無しさん@ピンキー:04/09/29 20:58:17 ID:vyNtS+XA
・自慰、またそれを示唆するような表現のあるライノベ
ROOM NO 1301 ♯1

基本的に自慰どころか最後まで行ってるシーンばっかりだが、主人公の姉が
部屋でしてたと思わしき、っていうか絶対にしてたシーンがある。
517名無しさん@ピンキー:04/09/30 02:39:56 ID:fmZzScDA
>>513
無ければ君が エロパロSSを 書けば良いのさ!
妄想しろ!
518名無しさん@ピンキー:04/09/30 11:48:00 ID:pF3Om+Pk
>>513
デビル17なら自慰どころかって感じだぞ
519名無しさん@ピンキー:04/10/05 07:34:56 ID:MQnAqLAL
今Astralの黒柚たん物書いてるんだが完成したらここで晒していいでつか?
520名無しさん@ピンキー:04/10/05 09:37:39 ID:KnqEc9bz
>>519
晒して晒して! 期待して待っとります。
521名無しさん@ピンキー:04/10/06 11:55:17 ID:C/YfIZPR
ネタ投下
フリウ眼窩姦プレイ
天国に行く気分で一瞬地獄行き(;´Д`)

・・・・・・エロパロにならんな。
522名無しさん@ピンキー:04/10/08 21:47:27 ID:URmP3BIq
>513
急に思い出したが、『イリヤの空、UFOの夏』にも自慰シーンがあったぞ。
しかも野外。
523名無しさん@ピンキー:04/10/08 23:07:53 ID:zMIxbv73
>>522
男だけどなw
524名無しさん@ピンキー:04/10/10 09:06:02 ID:fyIut7b9
こんなんめっけ
魔法戦士リウイ-『ファラリスの教え』-
http://idol.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1097333340
525名無しさん@ピンキー:04/10/16 13:50:27 ID:HB/J0e8j
ほっしゅ
526名無しさん@ピンキー:04/10/16 20:28:08 ID:D9k3NXSh
誰かいろんたまSS・・・・・・(´・ω|電| っていうか昔「折角だから俺はいろんたまSSを書くぜ」なコンバットさんがいたが何処に
527名無しさん@ピンキー:04/10/19 22:20:19 ID:6jDG0l7b
ほっしゅほっしゅ…
528名無しさん@ピンキー:04/10/24 20:19:16 ID:Foqky+UZ
hosyu-
529サザム:04/10/26 01:01:39 ID:H8VZOT/V
激しく遅延! 『チキチキ』完結記念SSぅ!

えー、こちらでは本気でお久しぶりのサザムです。
>>509で予告してから、まるまる一ヶ月以上経過してしまいましたが、何とか仕上がりました。
嬉野秋彦氏の『チキチキのわ〜る烈風伝!!』より、鳳月×麗芳です。
では、どうぞ〜。
530サザム:04/10/26 01:03:37 ID:H8VZOT/V
〜麗芳乙女の一大決心を告げ、鳳月ますます尻に敷かれるのこと。〜

カン!キン!ガキョン、カンッ!
山の中腹にある妖しげな洞窟の中で、馬面の巨漢と女顔の小柄な少年が、激しい剣戟の音を響かせていた。
馬面と言っても顔が面長って意味じゃなくて、人の身体に馬の首を生やした、いかにもって感じの妖怪である。
少年とは背丈だけでも三倍近く差があるんだけど、押されているのは馬面妖怪の方だ。
しかしそれも当然のこと。その少年は、力の大半を封じられたとはいえ、以前は天界の神将の一人。
捕らえた敵を独断で逃がした罪によって下界に落とされた、元破軍星君の鳳月くんだった。
「でりゃあっ!」
ズバドコバシドカッ! ……ズズゥン!
気合一閃、鳳月は白金に輝く刀──鶴翼斬魔で勢い良く斬りつけると、相手を思い切り背後まで吹っ飛ばした。
袈裟懸けにバッサリやられた馬面妖怪は、マッハの速度で岩壁にぶつかり、地響きを立てて倒れ込む。
危なげなく勝利を決めた鳳月が、ピッと刀の血糊を振り払った時、背後から新たな人物が現れた。
「あ、鳳月くん。そっちも片付いた?」
「たった今な。それで、さらわれた娘さん達とかは見つかったか?」
「うん。ついでに残りの雑魚も全部片付けてきたわよ。意外と大したことなかったわね」
活発そうな雰囲気の、金色の瞳をしたその美少女は、鳳月に向けてグッと親指を立てて見せた。
こちらは、自分を救う為に罪を被った鳳月を追って、少し後から下界に降りてきた麗芳だ。
配下の妖怪までがこんな可愛らしい小娘に全滅させられたと知り、倒れた馬面妖怪は最後の力で訊ねる。
「お、おめぇら一体、何モンだ……?」
「俺か? 俺は北斗破軍せ……っとっと」
「下界の悪を叩いて砕く! 金仙華児の李麗芳! 正義と愛の元仙人よっ!」
クビになった役職を言いかけて口篭もった鳳月をよそに、麗芳は胸を張って高らかに名乗りを挙げる。
見せ場を取られた鳳月は、あうあうと口を開け閉めしてから、やがて寂しそうにションボリと肩を落とした。
531サザム:04/10/26 01:05:36 ID:H8VZOT/V
天界から荒野に降り立った鳳月と麗芳が最初に辿り着いたのは、山の麓にある結構大きな街であった。
更に二人にとっては実に都合が良い事に、その街は棲み着いた妖怪達から、色々とひどい仕打ちを受けていた。
追放された鳳月の刑期を縮める為には、下界で悪事を働く妖怪どもをコツコツ退治していくしかない。
早速のチャンスに、二人は勇んで妖怪どもの潜むという山へと向かい、アジトの洞窟に強行突入。
盗られた財宝や連れ去られた娘さん達も無事に取り戻し、その日の内にあっさり街へと凱旋したのだった。
「──という訳で、悪い妖怪はわたしとこの鳳月くんとで、きっちり退治してきましたから」
「あ、はぁ……。しかし、まさか本当に奴らを倒すとは……」
軽いお使いでも済ませたような麗芳の言葉に、街の領主であるおじさんは、かなり呆然として呟いた。
屈強な兵士達でも敵わなかった妖怪どもを、こんな少年少女が蹴散らしたって言うんだから、まあ無理もない。
だけど、数台の馬車に山と積まれたお宝とか、戻って来た街の娘達を見れば、さすがに納得するしかないだろう。
軽く首を振って何とか気を取り直すと、領主さんは鳳月たちに向かって深々と拱手した。
「いやいや、おみそれ致しました。まだお若いのに、さぞや名のある武人に師事されたのですな」
「えっ? ああ、まあ、そんなような感じで……」
慣れない尊敬の目で見られた鳳月は、ポリポリと頬を掻きつつ適当に話を合わせた。
別に隠す必要はないけれど、「実はちょっと前まで天軍の神将で……」なんて一々説明するのも面倒臭い。
相手が勝手に誤解してくれたんならそれでいいかと、隣の麗芳とアイコンタクトを取って頷く。
「今宵はお二人への感謝も含めて、祝いの宴を開こうと思います。どうぞ私の館にご逗留下さいませんか?」
「えーと、いいよな、麗芳?」
「もっちろん!」
数日ぶりのちゃんとした食事と、あったかいお風呂やふかふか布団への期待に、二人の顔が自然に緩んでくる。
取り巻く街の人々の大歓声を受けながら、鳳月と麗芳は領主さんの後をついてトットコ歩いていった。
532サザム:04/10/26 01:07:15 ID:H8VZOT/V
                      ◇  ◇  ◇

妖怪どもが退治された事を祝うその晩の宴席は、そりゃもう盛大なものだった。
参加した誰もが、立役者である鳳月と麗芳を口々に称え、争うように料理やお酒を勧めてくる。
お酒と褒め言葉のどっちにも弱い鳳月は、おかげで赤面し通しだったりもしたが、決して悪い気はしない。
そうして、盛り上がる会場からやっと二人が解放されたのは、夜もかなり更けてからの事だった。
「ほら鳳月くん、だいじょうぶ?」
「ん……、ああ。へいき、へいき……」
麗芳に時々手を貸してもらいながら、ちょっと千鳥足になった鳳月は、用意された客間へと向かっていた。
部屋の入り口まで辿り着くと、案内してきた使用人のおばさんは、にっこり笑って立ち去っていく。
その笑顔には、何やら含む処があったようにも見えるが、酔っ払った鳳月はそんな事にも気が付かない。
かなり立派な調度の部屋に踏み込んだ鳳月は、そこで入り口の近くに積んである荷物の山に目を引かれた。
「あれ、なんだろこの荷物? あのおばさん、部屋を間違えたのかな?」
「なに言ってんのよ。わたしたちへの報酬に決まってるでしょ?」
「ほ、報酬っ!? こっ、これ全部かっ!?」
続いて部屋に入ってきた麗芳の言葉に、鳳月は思わず酔いも忘れて、素っ頓狂な声を上げた。
見たところ、野宿用の天幕や保存食、紐で束ねられたお金エトセトラと、小さい荷車が必要な程の量がある。
下界の物価なんてまるで知らない鳳月くんでも、これはかなりの金額になるだろうって位は見当がつく。
「なっ、なあ、少し貰い過ぎじゃないか? この半分ぐらいでも充分……」
「……あのね、鳳月くん」
雑魚妖怪を退治したお礼としちゃ少し多すぎるように感じた鳳月は、うろたえて気弱な発言をする。
そんな鳳月に向けてチッチッと指を振ると、麗芳は噛んで含めるように語り出した。
533サザム:04/10/26 01:08:28 ID:H8VZOT/V
「いい、考えてもみて? わたしたちが行く先々で、必ず妖怪が悪さしてる可能性なんて、まず無いのよ?」
「え、いや、そりゃまぁな……」
至極もっともな麗芳の言葉に、鳳月は気圧されたように同意した。
そうゾロゾロと悪い妖怪がそこら中に跳梁跋扈していたら、下界の人間だってたまったもんじゃない。
むしろ大方の街や村では、妖怪の姿どころか、噂さえ聞かないって処の方が一般的だろう。
「それに、妖怪に迷惑かけられてる人がビンボーだったりしたら、無理にお礼を取ったり出来ないでしょ?」
「うん、まあ、それもそうだけど……」
これまた当然な理屈に、鳳月はあいまいに頷いて見せた。
もともと自分たちの都合で妖怪退治をするってのに、貧しい人々からお礼を強要するなんて、言語道断だ。
鳳月が話を呑みこんだと見て取って、麗芳は更に説明を続ける。
「でも、他に仕事なんてしてたら戻るのが遅れるだけだし。だったら、稼げる時に稼いでおくべきでしょ?」
「そ、そんなもんかな……?」
「まだ納得できない? それとも、このさき街中で野宿したり、野良犬と一緒に残飯漁ったりしたい?」
そういう言い方をされちゃうと、鳳月もこれ以上、ウダウダと異議を唱える事は出来なくなった。
大体、いくら根本的には罰だからと言って、何も自ら進んで要らない苦労をする事はない。 
「そ、そんなのイヤに決まってるだろ? 分かったよ、感謝の気持ちってことで納得しておくよ」
「ね? ちゃんと領主さんと交渉して、無難な線でまとめたんだから。そんなに気にしなくてもいいの」
どうやら鳳月の知らない間に、麗芳は今回の件について、ちゃっかりマネージメントしていたらしい。
元より武術一辺倒で日々を過ごしてきた身では、世慣れている上に弁の立つ麗芳に口先で敵うはずもない。
強引に説得させられてしまった鳳月は、複雑な顔付きで頭を掻き掻き、視線を寝台の方へ逸らす。
すると、そこで報酬なんか目じゃないほどインパクトのある物を目撃して、鳳月は思わず大声で叫んだ。
534サザム:04/10/26 01:09:57 ID:H8VZOT/V
「なっ、なんで枕が二つあるんだっ!?」
「あ……」
わりと大きめの寝台には、ぴったりと寄り添うようにして、二つの枕が並んで鎮座していた。
いけない連想が一気に脳裏を駆け巡り、酒に酔った鳳月の顔へ更に血が昇って、まるで茹でダコみたいになる。
麗芳の方に視線を戻すと、彼女も鳳月同様に頬を朱に染めて、えらく居心地悪そうにしている。
とっても気まず〜い雰囲気を耐えかねて、鳳月はわざとらしい笑い声を上げ、その場を誤魔化そうとした。
「はっ、ははは……。な、何を馬鹿なこと考えてんだろうな、これを用意させたヤツ……」
「……悪かったわね、馬鹿な事で」
「は?」
どうにか冗談にして流そうとする鳳月の言葉に、麗芳は何故か不満そうに唇を尖らせた。
何で麗芳がそこで不機嫌になるのかがサッパリ判らなくて、鳳月はハテと小首を傾げる。
その態度にちょっと苛立たしげな表情を浮かべると、麗芳はますます顔を赤らめてポツリと呟く。
「あたしなの」
「へ?」
言葉の流れをうまく理解できず、鳳月は間の抜けた声を出した。
すると麗芳は鳳月の顔を上目遣いに睨んで、怒ったような口調でもう一度繰り返す。
「だからっ! こういう風に用意してくれって頼んだの、わたしなのっ!」
「はぁっ!?」
思っても見なかった台詞に、鳳月は目をまん丸に見開いて、赤面してむくれた麗芳の顔を見直した。
この街に来るまでの間も、荒野で一つの毛布にくるまって寝ていたけど、それはあくまで寒さを凌ぐ為である。
いくら鈍い鳳月でも、今回のこれが別の意味を持っているってぐらいの事は、さすがに察しがついた。
535サザム:04/10/26 01:11:17 ID:H8VZOT/V
「なななっ、なんでまた、そんないきなりっ!?」
「別にいきなりなんかじゃないわよ。鳳月くんと一緒に行くって決めた時から、ずっと考えてたんだから」
動揺してどもる鳳月の問いに、麗芳は恥ずかしそうに目線をずらして答えた。
言い方こそぶっきらぼうだけど、胸の前で落ち着かなげに指を絡ませる仕草が、妙にしおらしい。
殆ど見た事のない、麗芳の女の子らしい態度を目の当たりにして、鳳月の心臓が大きく高鳴ってくる。
「ホントはさ、最初の夜に……とかって思ったんだけど、初めてが外でっていうのも、なんかアレだし……」
「え、えぅ!?」
大胆過ぎる発言に、鳳月は喉に詰まったような奇声を洩らした。
全くいつも通りだった態度の裏で、まさかそんな事を考えていたなんて、黄帝様でもご存知あるまい。
目を白黒させる鳳月をチラッと盗み見てから、麗芳は尚も述懐する。
「わたしを助けたせいで追放されたんだし、そのせめてものお礼っていうか、お詫びっていうかさ……」
「いいっ、いいってそんなの! おお俺は、れ麗芳が一緒にきき来てくれただけで、じゅ充分なんだから!」
「だから、どうしてそこで逃げるのよっ! わたしだって恥ずかしいのを我慢してるのにっ!」
「え、いや、だってだな! そそっ、そんなお礼とかってだけで、そういう事するのは……」
及び腰で後ずさってゆく鳳月にブチ切れたらしい麗芳は、挑むような足取りでズンズカ近寄っていった。
慌てる鳳月を寝台の脇まで追い詰めると、手を伸ばせば届くぐらいの距離で立ち止まり、ひたと顔を見据える。
「あのねっ! 単なるお礼ってだけで、女の子がこんなこと言うとでも思ってんの!?」
「あ、え? でも、麗芳が今、自分で言ったんじゃ……」
「ほんっとに鈍いんだからっ! 鳳月くんの事が、本気で好きになっちゃったからに決まってるでしょ!?」
つくづく察しの悪い鳳月に耐えかね、麗芳は振り絞るようにして本心を告白する。
真っ白になった鳳月の脳裏に、彼女の言葉が何度もこだまして、やがてゆっくりと意識に届いていった。
536サザム:04/10/26 01:13:00 ID:H8VZOT/V
「……ほ、本気か、麗芳?」
「あ、当たり前でしょ。いくらなんでも、こんな状況で嘘つくわけないじゃない」
「いっいや、疑ってるんじゃなくて、ただちょっと驚いたっていうか……」
言い訳めいた台詞を返しながら、鳳月は想いを寄せている少女の金色の瞳を覗き込んだ。
胸の内をさらけ出した事で恥ずかしさがぶり返したのか、麗芳はその視線から逃れるように顔を俯ける。
「そうでもなきゃ、下界まで追いかけてきたりしないわよ。まさかホントに気付いてなかったワケ?」
「えっ、あ、いやその……。ほんのちょっとはそんな気もあるかな、とは思ってたけど……」
「気になる男の子が、神将の地位を捨ててまで自分を助けてくれたって聞いたら、普通はそうなるわよ……」
手持ち無沙汰に上着の裾を弄りながら、麗芳は拗ねたような口振りでそう告げてきた。
別に鳳月は見返りを求めて助けた訳じゃあないけれど、それが却って麗芳の乙女心をいたく刺激したらしい。
それでも鳳月が行動を起こせずにいると、痺れを切らした麗芳が再び目線を上げる。
「ねえ、女の子の方からここまで段取りしたんだから、鳳月くんもちゃんと答えてよ……」
「あ、ああ……」
確かに、好きな娘にこうまで率直に言われて黙っていたとあっちゃ、男としては面目が立たない。
鳳月は掌の汗を自分の服で拭ってから、ぎこちない動きで麗芳の肩に両手を掛ける。
グビッと生唾を飲み、気を落ち着けるように大きく深呼吸して、吐く息と共に思いの丈を口から放つ。
「お、俺も、麗芳のことが、大好きだ……」
「うん……」
「そっ、それから、本当にお前がいいんなら、その……」
「うん、いいよ……」
鳳月が途中で口篭もると、麗芳は分かってるという風に頷き、そのまま顎を上げてそっと目を閉じる。
緊張に睫毛を震わせる可憐な様子にドギマギしつつ、鳳月は麗芳の唇に顔を近づけていった。
537サザム:04/10/26 01:14:15 ID:H8VZOT/V
「んっ……」
ちょん、と軽く触れ合う程度に鳳月が唇を重ねると、麗芳は小さく吐息を洩らした。
麗芳の唇はふにっと柔らかくて、一旦離れた後も、その温もりが鳳月の口元にじんわりと染み込んでくる。
その余韻が消え失せない内に、鳳月は再び顔を寄せていき、今度は麗芳の上唇を優しくついばむ。
間近にある麗芳の髪からフワリといい香りが漂って、興奮した鳳月の頭をますますヒートアップさせた。
「鳳月くん……。わたし、すっごくドキドキしてる……」
「おっ、俺だって、そうだよ……」
「んんっ、あ、ほんとだ……。鳳月くんの胸も、トクトクいってるね……」
薄く瞼を開いた麗芳は、潤んだ瞳で鳳月の目を見つめ返し、頼りない口調で呟いた。
鳳月は肩に掛けていた両手を背中へ回して、麗芳の身体を緩やかに抱き寄せていく。
胸板に当たる胸の柔らかさと、思いのほか華奢な手応えが、やっぱり女の子なんだなあと改めて実感させる。
一方、服越しにもハッキリ伝わる鳳月の激しい動悸を感じて、麗芳の顔が安心したようにほころぶ。
やがて麗芳の腕もおずおずと鳳月の背後に回り、二人は熱い抱擁を交わしていった。
「はぁ、んっ……。なんだかわたし、立ってらんない……、んっ、ふ……」
「ええっと、じゃあ、座ろうか?」
「……ん、うん……」
抱き合ったまま幾度もキスを繰り返すうちに、麗芳の足が生まれたての小鹿の如くプルプル震え出した。
鳳月はもたれ掛かってくる麗芳の身体を支えながら、背後の寝台の端へゆっくりと腰を下ろしてゆく。
麗芳もその動きに引き摺られ、鳳月と膝を並べて横座りになり、ぴったりと寄り添う。
鳳月が背中をそっと撫でさすると、麗芳は心地良さそうに目を細めて、ふくよかな胸を更に押し付けてくる。
その内に、段々と他の場所にも触りたくなってきた鳳月は、背中に回した手をそろそろと下げていった。
538サザム:04/10/26 01:15:50 ID:H8VZOT/V
「あっ、ねえ、鳳月くん……?」
「う、いや、ごめんっ! 別に変な気は、まあその、全く無い訳じゃないと言えない事もなくて……」
鳳月の手が背中とお尻の微妙な境い目に伸びると、麗芳は軽く頭を後ろに引き、か細い声で呼び掛けてきた。
自分の下心を咎められるのかと思い、鳳月はギクリと手を止めて、しどろもどろに弁解する。
けれど、麗芳は特に気分を害した様子も無く、ただ恥ずかしげに目元の朱を深め、小さく首を横に振った。
「ううん、そっちはその、あんまり問題じゃないんだけど……」
「え? じゃ、じゃあ、何が?」
「えっとね、ここから先は、灯りを消してからにして欲しいかなって……」
「あ、そ、そっか。ちょ、ちょっと待ってろよ?」
乙女の恥じらいにようやく気付いた鳳月は、そう言い置いてアタフタと立ち上がり、灯篭の方に駆け寄った。
壁沿いにある灯りを吹き消していくと、部屋の中に闇が落ち、窓から差し込む月光が寝台をうっすらと照らす。
淡い光に浮かぶ麗芳の顔が、いつもと違った艶めかしさを醸し出して、鳳月は思わず息を呑む。
暗さにちょっと蹴つまづきつつも、鳳月は再び麗芳の隣に腰を下ろすと、おずおずと手を上げて問い掛けた。
「ええと、それじゃあ、さ、触っても、いいか?」
「うっ、うん……。いい、よ……」
麗芳の許可に後押しされて、鳳月は震える指先をそろそろと彼女の胸元に伸ばしていった。
照れと緊張を交えてその手を見つめる麗芳の視線を痛いほど意識しながら、そっと包み込むように触れてみる。
「あんっ……」
服の上から胸の膨らみを捕らえられた途端、麗芳の口から可愛い声が洩れた。
掌をゆっくりと押し付けると、柔らかく充実した感触が、鳳月の手から頭まで電撃の如く駆け抜ける。
鳳月は股間のモノが早くも大きくなってくるのを感じながら、慎重な手付きでそこを揉み解していく。
同時にもう一方の手は背中から腰へと回し、丸みを帯びたお尻の辺りを遠慮がちに撫でていった。
539サザム:04/10/26 01:17:31 ID:H8VZOT/V
「麗芳、こ、こんな感じで、いいのか?」
「ん、うん……。わたし、背筋が、ゾクゾクしてきて……、んっ、はぁ……」
鳳月がたおやかな身体の線を撫で回していくにつれ、麗芳の息は次第に荒くなっていった。
胸元に宛がった指を緩やかに動かせば、豊かな膨らみがフニフニとたわみつつ、しっとりとした弾力を返す。
赤い頬にチュッと軽く口付けると、少しくすぐったそうにしながらも、潤んだ金色の瞳に喜びの色が浮かぶ。
大好きな女の子が感じているという実感が、鳳月の頭を埋め尽くし、愛撫により一層の熱がこもった。
「あっ、ふ、んむ……。んんっ、鳳月、くんっ……」
唇から頬、顎の線から首筋へとキスを連ねていくと、麗芳は寒気を覚えたようにプルッと身を震わせた。
大きく開いた手でお尻の肉を覆い、揉み込むようにして指を蠢かせれば、胸とはまた違った柔らかさがある。
麗芳の身体はどこもかしこもすごく気持ち良くて、鳳月の興奮も信じられないほど高まっていく。
ただ、そうなってくると、やっぱり服越しじゃなく、素肌に直接触れたくなってきてしまう。
鳳月は胸を撫でていた手を止めると、欲求の赴くままに麗芳の耳元へ囁いた。
「麗芳、その、ぬっ、脱がせても、いいか?」
「え……? あっ……」
一瞬戸惑った麗芳は、鳳月の指が上着の襟元に掛かった事で言葉の意味を理解し、小さく身じろぎした。
困ったように眉尻を下げ、少しの間思い悩んでから、鳳月の手に自分の掌をやんわりと重ねる。
「それは、ちょっと照れ臭いから……。じ、自分で脱ぐんでも、いい……?」
「あっ、ああ。麗芳がそうしたいんなら……」
縋るような目付きで訴えられ、鳳月はカクカクと頷きながら、名残惜しげに服の襟から指を外した。
正直、自分の手で一枚ずつ脱がせていきたい気持ちも多少はあるけれど、麗芳のお願いとあっちゃ断れない。
だけど、麗芳は足を引いて寝台の中央に移動すると、まだ何か言いたそうにモジモジし始めた。
540サザム:04/10/26 01:19:25 ID:H8VZOT/V
「ほ、他にもなんかあるのか?」
「うん……あとね、出来たら脱ぎ終わるまで、むこう向いてて欲しいんだけど……」
「わ、分かった。……こっ、これでいいか?」
「うっ、うん……」
鳳月が促すと、麗芳は上着の止め紐を弄りながら、遠慮がちに告げてきた。
言われた鳳月はすぐさまクルリと背を向けて座り直し、正面を見据えたまま上擦った声で訊ねる。
ようやく熱い視線を外してもらえた麗芳は、安心したような吐息を洩らして、紐の結び目を解き出す。
背後から聞こえるかすかな衣擦れの音に想像力を刺激され、鳳月の心臓の音がうるさいほど高鳴っていった。
「え、えっとさ。俺も、脱いだ方がいいかな?」
「それは……、そうでしょ? そっちだけ服着たまんまじゃ、その……。不公平、だし……」
「ああ、うん、やっぱそうだよな。なに言ってんだろ俺……」
言わずもがなの鳳月の問い掛けに、麗芳はちょっと言葉を選びながら同意した。
間抜けな台詞を吐いた事を自覚して、鳳月は居たたまれない思いで呟くと、自分も服を脱ぎ始める。
だけど、すぐ後ろにいる麗芳の気配が気になって、なかなか手が思うように動かない。
何とか残り一枚の処まで脱いだものの、ここで最後の下帯まで外したもんかどうか、ちょいと判断に迷った。
「なっ、なあ、麗ほ……うっ!」
「きゃっ!?」
思い余った鳳月は、肩越しに背後を振り返りつつ、麗芳の意見も聞こうとした。
しかし、麗芳の格好を目にした途端、鳳月はそれまでの思考も吹き飛ばして、むぐっと絶句した。
慌てて胸を隠した麗芳は、すでに一糸纏わぬ姿になって、寝台の中央でぺたんと女の子座りをしている。
夜目にも鮮やかな彼女の白い裸身の美しさが、鳳月の脳裏を瞬時に埋め尽くした。
541サザム:04/10/26 01:21:12 ID:H8VZOT/V
「もっ、もうっ! こっち向くなら向くって言ってよね!」
「………………」
照れ隠しに唇を尖らせる麗芳の文句も耳に入らない様子で、鳳月は殆ど呆然として彼女の姿を眺めていた。
ついこの間、成長させられていた時のダイナマイトボディほどじゃあないけど、それでも充分に発育している。
腰や胸は見事なボリュームを備えていて、対照的にウエストは両手で掴めるんじゃないかってぐらい細い。
滑らかなお腹には、少し縦長の可愛いおへそがポツンとあるだけで、あとは小さなホクロひとつ見当たらない。
抱え込んだ腕とぴったり閉じられた太腿で、肝心な部分は隠れて見えないけど、それが却って男心をそそる。
普段の鳳月なら、刺激的な光景に鼻血をダクダク流してブッ倒れてる処だが、今はそんな場合じゃ無い。
だけどその分、逃げ場を失った血が頭の中で圧力を増して、目眩を起こしそうになる。
ポカンと半口を開けて黙り込んだ鳳月に、麗芳は少し不安な様子で声を掛けた。
「……鳳月くん? えっと、わたし、どっかおかしいかな……?」
「キレイだ……」
「えっ!?」
「あ、うわわっ!? いっいや、今のナシっ!」
麗芳の驚きの声にハッと我に返った鳳月は、自分が何を口走ったかに気付いて、ワタワタと慌て出した。
思わず洩らした本心を聞かれてしまった照れ臭さから、もうこれ以上はないってほどに頭へ血が昇っていく。
「バッ、バカ……。そんな事言われたら、余計に恥ずかしくなるじゃない……」
「う、あの、ゴメン……」
「べっ、別に、謝らなくってもいいわよ……。恥ずかしいけど、やっぱり嬉しくもあるし……」
本気の台詞にキュンとときめいてしまったらしい麗芳も、湯気がでる位に赤面して、身体を竦ませている。
小さな声で複雑な乙女心を告白するその姿は、例え様もなく愛らしい。
鳳月はまるで灯りに引き寄せられる羽虫のように、フラフラとした動きで麗芳の元へ近づいていった。
542サザム:04/10/26 01:22:47 ID:H8VZOT/V
「麗芳……」
「あ、うん……」
鳳月が胸元を隠す手首に指を掛けると、麗芳はその意図を察して、組んでいだ腕をするりと解いた。
力の抜けた両腕が身体の脇へ滑り落ちていき、豊かに実った二つの乳房が、鳳月の視線に余す処なく晒される。
お椀を伏せたような形の良い膨らみは、麗芳の僅かな動きにフルンと震えて、備えた柔らかさと弾力を示す。
ぷっくりと起き上がった淡い色合いの乳首が、白い丘にアクセントを添え、鳳月の欲求を駆り立てる。
その在り様を食い入るように見つめながら、鳳月は開いた両手を持ち上げて、下から掬う感じで触れていった。
「んっ……」
「う、わぁ……」
物心ついてからはおそらく初めての、手肌から直に伝わる女性の胸の感触に、鳳月は呆けた声を上げた。
すごくあったかくてスベスベしていて、つきたてのお餅にも似てるけど、それより遥かに気持ちいい。
軽く押し込んだだけで指先がくにゅっと沈み込み、力を抜くと小さく弾んで元の形に戻る。
服の上からでは分からなかった温もりと玄妙な手触りに、鳳月は一気に魅入られてしまっていた。
「んんっ、ふ……。んぅ、鳳月、くんっ……」
鳳月の手が外から内へ円を描いて動き始めると、麗芳の口から可憐な喘ぎが洩れ出した。
たっぷりと持ち重りのする柔肉が、鳳月の指の間で緩やかに形を変え、吸い付くような触感を返す。
ツンと尖った乳首が掌の中央でコロリと転がる度に、細い肩が小さくピクンと跳ねる。
「あっ、は、んん……。そこっ、そんなに、弄っちゃ……、ん、ふぅん……」
鳳月が少し手をずらし、小さな突起を親指の腹で捏ね回すと、麗芳の背筋にゾクッと震えが走った。
そこが弱いと感付いた鳳月は、乳房をゆっくりと揉みしだきながら、乳首の辺りを重点的に攻めていく。
次第に鳳月の顔が麗芳の胸元へ寄っていき、熱い視線と吐息とが、彼女の素肌を密やかにくすぐっていった。
543サザム:04/10/26 01:24:40 ID:H8VZOT/V
「はむ、ちゅっ……」
「きゃんっ!? んっ、鳳月くん、はっ……んぅっ!」
鳳月が胸の先端へ優しく口付け、舌を鳴らして吸い上げた途端、麗芳の背中がクンッと反り返った。
何かを言いかけた処で、もう一度同じように乳首へキスをすると、鼻に掛かった甘い吐息で台詞が途切れる。
軽く顎を引いて鳳月を見下ろす麗芳の顔は、新たな刺激にトロンと蕩けて、すごく色っぽい。
チラリと目線を上げてその表情を確認した鳳月は、そのまま麗芳の胸をチュピチュパとしゃぶり出した。
「んっ、ちゅ、はふ、麗芳……」
「あんっ! くふぅ、んっ、は……! やだ、胸がっ、ジンジン、するっ……んん!」
鳳月が左右の胸へ交互に唇を寄せていくにつれ、麗芳の小さな乳首はますますピンと尖っていった。
唾液に濡れたそこを指で弄ると、ぷりゅぷりゅとした感触と共に、まるで逃げるように指の腹を滑る。
掴んだ両の乳房は一層火照りを増し、鳳月の掌にピタリと吸い付いて離れない。
快楽の喘ぎを高めてゆく麗芳は、やがてモソモソと合わせた太腿を擦り寄せて、もどかしげに身を捩り出す。
鳳月はちらちらと見え隠れする薄い茂みに気を惹かれ、ゆっくりと頭を下げようとする。
だけど、片手を膝の上に伸ばした処で、鳳月の肩は麗芳の手によってハッシと押し留められた。
「ほっ、鳳月くん! な、なにする気?」
「なにって、その、こっちも見たいなぁって……」
急に焦り出した麗芳へ、鳳月はつまみ食いが見つかった時みたいにバツの悪い顔で答えた。
素直に希望を告げられて、麗芳は恥ずかしさと期待のせめぎ合いに、ますます困惑の度合いを深める。
「あっ、あのさ……。いくら暗くても、そこを間近で見られるのは、ちょっと……」
そんな風に今にも泣きそうな感じで呟かれると、鳳月としても無理に欲求を貫く事は出来ない。
内心の落胆をしっかり表情に出しつつ、鳳月は照れる麗芳に向けて、それじゃあとばかりに問い掛けた。
544サザム:04/10/26 01:28:06 ID:H8VZOT/V
「な、なら、触るだけなら……いいか?」
「うっ、うん……。それだったら、いいよ……」
ねだる鳳月へあいまいに頷くと、麗芳は閉じていた膝をほんのちょっと緩めて、脚の付け根に隙間を空けた。
それだけでも恥ずかしくて堪らないらしく、きゅっと下唇を噛んで眉を寄せ、寝台の敷き布を握り締める。
月光からも陰になって、細部を見て取る事が出来ないそこへ、鳳月はそっと片手を忍ばせていく。
ヒヨコのようにポワポワとした巻き毛を掻き分けると、指先はすぐにぺちょんと柔らかい場所に辿り着いた。
「んぅ……っ!」
「あ、こんなに……」
麗芳のそこは、身体のどこよりも尚あったかくて、しかも最上級の絹みたいに滑らかだった。
おまけに触れた場所全体が、汗とは違うヌルッとした湿り気を帯びていて、その感触に鳳月は思わず声を出す。
鳳月も春画集──いわゆるエッチな本だ──なんかの知識で、女の子が濡れるって事ぐらいは知っている。
けれど、大好きな麗芳が自分の手でそういう状態になっていたという事実は、鳳月の理性を強烈に掻き乱した。
「麗芳っ……!」
「んっ、あ、やっ! んん、鳳っ月、くぅ、んんっ!」
鳳月は麗芳の胸にむしゃぶりつきながら、股間を指先で激しくまさぐっていった。
頭の中はピンク色のもやが掛かったように訳が判らなくなり、身体だけが本能に従って麗芳を責める。
猛る欲望が遠慮を取り払い、大事な処を弄る指にも、無意識のうちに段々と力が入っていく。
「ん、つっ! 鳳月くんっ、ちょっと、痛い……っ!」
「あっ、ご、ゴメンっ!」
だけど、麗芳の口から短く苦痛を訴えられた途端、鳳月は冷水を浴びせられたように理性を取り戻す。
顔を上げて麗芳の様子を窺うと、つぶらな瞳の端には今にも零れ落ちそうなほどに、涙の珠が浮かんでいた。
545サザム:04/10/26 01:30:24 ID:H8VZOT/V
「本当にゴメン……。俺、頭がカーッとなっちゃって……」
「ううん、いいよ、別に怒ってないから……。でも、もうちょっと、優しくして……、ね?」
「あっ、ああ……」
大いにしょげ返った鳳月を元気付けるように、麗芳は彼の首筋にふわりと両腕を絡め、そっと囁いた。
麗芳に嫌な思いをさせた上、余計な気遣いまでさせてしまった事が、申し訳なくて仕方が無い。
鳳月は欲望の手綱をしっかりと押さえつけて、今度は出来る限り慎重に、股間に当てた指を動かしてゆく。
表面をなぞるように軽やかなタッチでも、麗芳のそこの心地良さは充分に感じ取れた。
「こん……な、感じで、いいかな……?」
「ん、うん……。そのくらいが、ちょうど、いいっ……。んっ、ふ……、んんぅっ……」
中指の腹で下から上へ緩やかに撫でていくと、麗芳の表情と声に再び快楽の色が浮かび出した。
その言葉を裏付けるかのように、麗芳の股間からはトロッと新たなぬめりが滲んで来て、鳳月の指を濡らす。
鳳月が初めて触れるそこの形をゆっくり確認していくと、上の方でコリッとした小さな突起に行き当たる。
それと同時に、麗芳はビクンと全身を強張らせ、鳳月の背中にギュッと指を立てた。
「あ……、ここ、痛かったか?」
「違うのっ、痛くは、ないけどっ……。ただ、そこ、すっごく敏感だから……」
強い反応に鳳月が手を止めて訊ねると、麗芳は細かくかぶりを振り、艶のある声でそう答えた。
言外のもっと触れて欲しいという欲求を、珍しい察しのよさで読み取って、鳳月は再び指先をそこへ這わせる。
「判った、じゃあ、もっと優しくだな……?」
「んんんっ、あ、っはぁ! んはぁ、んっ、それっ、くぅ……んん!」
ごく軽く宛がった指先でくぬくぬと円を描いて刺激すると、麗芳は鳳月の肩口に額を預け、大きく身悶える。
丸まった背中をもう一方の手で宥めるようにさすりつつ、鳳月は彼女の官能を更に引き出していった。
546サザム:04/10/26 01:32:01 ID:H8VZOT/V
「はっ、あっ、んんぅっ! やっ、わたしっ、こんなっ、あ、んくぅ!」
鳳月が段々とコツを掴んでくると、麗芳は肩に当てた額をグリグリと押し付け、ひっきりなしに喘ぎ出した。
可愛いお尻をモソモソと揺り動かし、鳳月の首っ玉にヒッシと縋り付いて、全身で悦びを表す。
脚の間は蕩けたように濡れそぼり、指先を蠢かせる度に、柔らかな外側の襞がチュクチュクと絡みつく。
鳳月の股間のモノも、麗芳の官能的な肢体と甘い声に限界まで膨れ上がり、下帯の中で痛いほど屹立している。
これ以上は辛抱できないと感じた鳳月は、股間を探る手を緩やかに止めていき、麗芳の耳元に囁き掛けた。
「れ、麗芳……。あの、そろそろ、いいかな……?」
「はぁ、はっ、ん、うん……。良く、分かんない、けど……、たぶん、もういいと、思う……」
のろのろと顔を上げた麗芳は、鳳月の言葉にコックリ頷き、少し自信無さげに呟いた。
鳳月が身を乗り出していくのに合わせて、頼りない動きで後ろ手をつき、寝台の上へ仰向けに横たわる。
ゆるやかに開いた足先の間で膝立ちになると、鳳月はもどかしげに下帯の紐を解きに掛かる。
やがて、その中から反り返ったモノがピョコンと飛び出すのを見て、麗芳は小さく息を呑んだ。
「うっ、ウソ……。そんなに、おっきいの……?」
どうやら想像以上に大きかったらしく、麗芳はちょっと怯えた顔付きで鳳月のソレを眺めた。
だけどそう言われても、経験が無い上に、他人と比べっこなんてした試しもない鳳月だって返答に困る。
「よ、良くは知らないけど、普通ぐらいなんじゃないかな、多分……」
「そう、なの……? ホントに、そんなのが、わたしの、その……中に、入るのかな……?」
「俺も、あんまり自信は無いけど……。麗芳、恐かったら、ここまでで、その……」
「ううん、平気……。ちょっとだけ、不安になった、だけだから……。最後まで、続けて、鳳月くん……」
鳳月が無理をして中断を持ち掛けると、麗芳はプルプルとかぶりを振り、震える声で告げてくる。
立てていた膝がしどけなく左右に倒れていき、濡れた内股が青白い月光を跳ね返して、鳳月の腰を誘い入れた。
547サザム:04/10/26 01:33:43 ID:H8VZOT/V
「えっと、じゃあ、いいか……?」
「んっ、うん……」
鳳月は片手を突いて麗芳の上に覆い被さると、残る手で天を指すナニの頭をぐっと押し下げた。
薄闇の中でハッキリとは見えない麗芳の股間に視線を落とし、静かに腰を近づけていく。
敏感な先端がしっとりと濡れた外側の襞に触れると、えも言われぬ快感が背筋を這い上がってくる。
だけど、そこはどうやら入り口から少々ずれていたらしく、軽く押し付けるとツルッと滑ってしまった。
「あっ、あれ?」
「ほ、鳳月くん……。そこじゃなくて、たぶん、もう少し、下のほう……」
「下って、この辺か? んっ、と、あれっ、入らないぞ……」
麗芳の声に従いつつ位置を変えてみても、鳳月のモノはやっぱり先程と同じく、ぜんぜん中には入らなかった。
続けて何度か試すものの、まるで細い針穴へ木綿糸を通す時の如く、あっちこっちへズレてしまう。
それでも、その内にとある地点でクヌッと沈む感じがして、先っちょが柔らかな襞の狭間に潜り込んだ。
「痛っ!」
「あ、わ、悪い! 俺、また……」
やっと探り当てて安心したのも束の間、鋭く発せられた麗芳の苦痛の声に、鳳月はピタリと動きを止めた。
鳳月が慌てて腰を引こうとすると、麗芳は痛みを堪えながらたどたどしく訴えてくる。
「いっ、いい、のっ……。これはその、しょうがない、事だし……。我慢、できるから……」
「そ、そうか? それじゃ、……んっ、と、うっ……」
「くっ! ん、つぅっ、は、くぅっ!」
だけど、麗芳の全身は硬く力んでいて、入り口もそれ以上の侵入を拒むかのようにキュッと締まっている。
鳳月は軽く手で押し込もうとしてみるけど、その程度の力では、なかなか先に進む事が出来なかった。
548サザム:04/10/26 01:35:20 ID:H8VZOT/V
「ねえっ、鳳月、くんっ……。あの、もっと強く、しちゃっても、いいよ……?」
鳳月が悪戦苦闘しているのを見かねたのか、麗芳は苦痛に震える声でそう言ってきた。
だけど、聞くからに辛そうな声色に、鳳月はすんなり同意も出来ず、戸惑った様子で訊き返す。
「え? だって麗芳、痛いんだろ?」
「うん、痛いけど……。でも、一気に済んだ方が、却って辛くないんじゃないかなって……」
「そ、そうなのか?」
鳳月の乏しい知識では、麗芳の言ってる事が本当なのかどうかは、全く判断がつかない。
でも結局の処、麗芳の言う通りかなり強めにしないと、ここから先に進めそうもないのは確かだ。
「なら、い、行くぞ……?」
「ん、うん、来て……」
鳳月が告げると、麗芳は逆手で寝台の敷き布を強く握り締め、予想される痛みにグッと身構える。
片腕と両膝から重心をずらすと、鳳月はそこから体重を掛けて、ゆっくりと腰を沈めていった。
「う、っく……!」
「んっ、んんんんん──っ!」
鳳月の先端は、狭い麗芳の中を大きく押し広げながら、ヌプヌプと奥を目指して突き進み出した。
きつく四方から締め付ける内部の抵抗が、鳳月の力強い動きに負けて、静々と道を空けてゆく。
麗芳はピンと伸ばした爪先を寝台の上に突っ張らせて、逃げようとする身体を何とかその場に留まらせる。
「──ん、くぅん!」
「はぁ……っ、はっ、入った……」
やがて鳳月の腰は麗芳の脚の間に深く割り込み、硬いモノもその根本近くまで彼女の中に収まる。
ようやく繋がる事が出来た達成感と、押し包む温かい粘膜の心地良さに、鳳月は大きく息をついた。
549サザム:04/10/26 01:37:00 ID:H8VZOT/V
「……い、ったぁ……」
「あっ、麗芳、平気かっ!?」
鳳月の動きが止まると、麗芳はポロッと大粒の涙をこぼして、閉じていた瞼をゆるゆると開いた。
麗芳の弱々しい苦痛の呻きを耳にして、気持ちよさに酔っていた鳳月は、慌てて彼女の表情を窺う。
その拍子に鳳月の身体がわずかに動くと、麗芳は再びきゅっと目を閉じて、脱力しかけた手足を強張らせた。
「つっ……! 鳳月くんっ、お願い、ちょっとだけ、動かないでっ……!」
「あ、わっ、悪いっ!」
まるで擦り傷にすごくしみる薬を塗られた時のように、麗芳は切羽詰った声色で懇願した。
鳳月は凍りついたようにピタリと身動きを止め、息遣いまで小さく殺し、麗芳の痛みが和らぐのを待つ。
大きく息を吸う度に、麗芳の中はキュクッと収縮して、鳳月のモノを強く締め付けてくる。
スーハーと痛みを追い出すように深呼吸していた麗芳は、最後に長く息を吐くと、鳳月の顔を振り仰いだ。
「はぁ……っ。鳳月くん、もう……、いいよ、動いても……」
「ほ、ほんとに大丈夫か?」
「うっ、うん……。でも、ゆっくりね……?」
「あ、ああ……」
まだちょっと眉間にしわを寄せながら、頼りない口調で囁く麗芳に、鳳月は小さく頷いた。
言われるまでもなく、こんなに辛そうにされちゃ、あまり激しく動くなんて可哀想で出来やしない。
鳳月は体を軽く揺する感じで、繋がった部分に細かい振幅を送り込む。
「く、は……っ、麗っ、芳……」
「うっ、つ、んく、ぅん……」
そんなわずかな動きでも、周囲を取り巻いた内部の粘膜が擦れて、痺れるような快感が湧き起こる。
自分だけが気持ち良いのを少し悪いようにも感じながらも、鳳月は小刻みに麗芳の中を行き来し始めた。
550サザム:04/10/26 01:39:20 ID:H8VZOT/V
「っは、はぁ、んっ、麗芳、辛く、ないかっ……?」
「ん、ふぅ、だい、じょうぶっ……。この、くらい、んっ、ならっ……」
快楽に息を切らしつつ鳳月が問い掛けると、麗芳は身体を縦に揺さぶられながら、気丈に訴えた。
けど、時々強い痛みが走るらしく、たまに手足をビクンと跳ねさせて、唇を固く引き結ぶ。
その上、無意識の内に苦痛から逃れようとしてか、敷き布の上をじりじりと頭の方へずり上がっていく。
鳳月もそれを追って膝をずらして行き、二人の身体は段々と寝台の端に近づいていった。
「あっ、麗芳、それ以上、行くとっ……」
「え、なに……んきゅっ!?」
鳳月の忠告も一歩遅く、ゴチンと鈍い音を立てて、麗芳の頭が寝台の背板に激突した。
下腹部だけじゃなく脳天からも激しい痛みを受けたせいで、つぶらな金の瞳にじわっと涙が滲む。
「だ、大丈夫か麗芳!?」
「うう、今のは、あんまり大丈夫くない……」
「ご、ごめんな。えっと、だけど、どうしたら……あ、そうだ」
「えっ、あ……」
鳳月は頭をもたげた麗芳の首の後ろへ片腕を回し、細い肩をしっかりと抱き止めた。
そして、抱えた身体もろとも少し後ろに下がり、麗芳の瞳を正面から覗き込む。
「こうしてれば、もう頭はぶつけないだろ? ……だ、駄目かな?」
「ううん、わたしも、こっちの方がいい……」
鳳月の力強い腕に首を支えられて、麗芳は柔和に目を細める。
白い繊手を鳳月の背中の上でゆるく交差させ、後は全てを任せるように余計な力を抜く。
出来るだけ体重を掛けずに身体全体を寄り添わせると、鳳月は再びゆっくりと腰を揺り動かしていった。
551サザム:04/10/26 01:41:00 ID:H8VZOT/V
「はっ、はっ、んっ、はぁ、はっ……」
「ん……っふぅ、鳳っ、月、くぅん……、ん、んっ!」
鳳月が同じ拍子で中を往復していくと、痛みに慣れてきたのか、麗芳の眉間のシワは徐々に薄れ出した。
内部のぬめりも摩擦を和らげるようにその量を増して、鳳月が動く度にクチュクチュと湿った音が立つ。
強い締め付けはそのままに、滑らかさを高めてゆく粘膜の感触が、鳳月の敏感な部分をこれでもかと刺激する。
鳳月は溶けて無くなってしまいそうな心地良さの中で、自分の限界が近づいてきた事を感じていた。
「麗、芳っ……! 俺、もうっ、出そうっ、だっ……!」
「んっ、いっ、いい、よっ……! わたし、はっ、いいっ、からっ……ん、あっ!」
強烈な本能と麗芳の声に衝き動かされ、鳳月は無意識の内に動きを早めて、生まれる快楽に集中していった。
速度を増した突き上げに、麗芳の肩が逃れるようにうねるのを、回した腕で固く抱き止める。
それから幾らもしない内に、今までの行為で充分に滾っていた鳳月のモノが、麗芳の中でビクビクと暴れ出す。
「あっ、くぅ! んんんっ、ほうっ、げつ、くぅんっ、ちょっ、はげしっ、すぎっ……!」
「ごめっ、おれ、もう、止まらなっ……くううっ!」
「ん、あっ……!?」
苦しげな麗芳の言葉に答えを返すその途中で、鳳月の最後の高まりが一気に弾けた。
膨れ上がった鳳月の先端から、堰を切ったようにドクドクと、熱く粘り気のある液体が麗芳の中へ流れ込む。
一時の激しさが嘘のように、動きを止めて身を震わせる鳳月を、麗芳はボンヤリとした目で眺めやる。
「んっ、ほうげつ、くん……。その、おわった、の……?」
「はあっ、はあぁっ、あっ、あぁ……」
麗芳の問いにしっかり答えたくとも、激烈な快感が断続的に意識を駆け抜けて、正直それどころじゃない。
溜まっていた全てが出て行くような長いわななきに、鳳月は荒い息の合間から短く頷くので精一杯であった。
552サザム:04/10/26 01:43:20 ID:H8VZOT/V
                      ◇  ◇  ◇

「っは、はぁ、くっ、ふぅ……っ」
「ん、あんっ……」
しばらくして強い脈動が収まると、鳳月は震える身体に力を入れ、緩慢な動きで腰を引いていった。
少し柔らかくなったモノが麗芳の中からチュルンと抜け出て、彼女の口から小さく声が洩れる。
麗芳の下腹部には、鈍い痛みや異物感と共に、鳳月の全てを受け入れた感覚が、痺れる余韻となって響く。
肉体的にはまだ全然気持ち良くはなれなかったものの、その心理的な充実感だけで、麗芳は充分満足だった。
「うっく、はあ、ふはぁ、はぁ……」
一方、鳳月は麗芳の上に倒れ込みそうになるのを意地だけで堪え、麗芳の脇へゴロンと仰向けに寝転んだ。
そこで力尽きたかの如く天を仰ぎ、ぐったりと脱力して矢継ぎ早に呼吸を重ねる。
大量に麗芳の中へ出したはずなのに、却って腰は鉛のように重くなり、身動きするのも億劫に感じる。
運動量としては微々たるものでも、こういう事だとやはり勝手が違うのか、胸の鼓動もなかなか収まらなかった。
「あ、ごめんな、麗芳……。俺、最後のほうでまた、我慢できなくなっちゃって……」
「ううん、平気……。わたしも、辛いだけじゃなかったから……」
どうにか息を整えた鳳月は、自分の横顔をじっと見つめていた麗芳に気付き、もう一度ちゃんと謝った。
鳳月の腕にコテンと頭を預けたままの麗芳は、妙に律儀な彼の言葉に小さく微笑み、身体をすり寄せてくる。
脇腹から腰の横にかけて触れる柔肌の心地良さに、鳳月は何だか癒される気分になる。
「……ところでさ、鳳月くん。今ので、赤ちゃん出来たと思う?」
「え? ……ええぇっ!?」
だけど、続けて告げられた麗芳の台詞に、そんな気分も天界の彼方までスッ飛んでいく。
にこやかな顔つきのまま含み笑いをする彼女に向けて、鳳月は凄まじくイヤな予感を覚えながら問い掛けた。
553サザム:04/10/26 01:47:06 ID:H8VZOT/V
「れっ、麗芳、お前、大丈夫な日……とかじゃ、ないのかっ?」
「やあね、鳳月くん。わたしだって初めてなんだもん、そんなのキッチリ計算してる訳ないじゃない」
鳳月のそんな反応を見越していたのか、麗芳は別に気分を害するでもなく、あっけらかんとそう答えた。
だけど、鳳月の方にしてみれば、青天の霹靂というか寝耳に水というか、とにかく予想外の事態だ。
思わずアゴを外しそうになるのを気力で支えながら、一縷の望みに縋るように麗芳へ問い質す。
「だだ、だって、俺が出そうだって言ったら、確かにいいからって……」
「うん。でもわたしは、鳳月くんの子供が出来ても、別にいいよ? って意味で言ったんだけど」
「そっ、そそそ、そんな事、あれだけの言葉で、分かるわけないだろっ?」
「それに、大丈夫な日って言っても多少はずれたりするから、絶対確実に妊娠しないとは言い切れないのよ?」
「えっ、そっ、そうなのかっ!?」
次々と明かされる真実に、鳳月は顔を赤くしたり青くしたりと、忙しく表情を変えた。
さんざん脅しをかけてから、麗芳は安心させるように鳳月の胸をポンポンと叩き、楽しそうに呟く。
「ま、今日はホントに危ない日じゃ無いと思うけどね? ……たぶんだけど」
「そ、その最後の『たぶん』がすごく不安なんだけど……」
もちろん、麗芳の事は本気で好きだし、いずれはゴールインという形になっても特に異論はない。
しかし、お腹が大きくなった麗芳や、生まれた赤ちゃんを連れて妖怪退治の旅をするのは、ちょっと勘弁だ。
更に、もしもそうなったら、天界に戻った後、両親や上司や同僚に、何て言われるか知れたもんじゃない。
「だったら、こういう事はもうやめる? わたしは鳳月くんがしたいなら、またしてもいいんだけど?」
「うっ……」
でも、そんな魅力的な提案を囁かれちゃ、とてもじゃないけど誘惑に打ち勝てそうもない。
多少は大人になったとは言っても、鳳月が麗芳に振り回される展開は、やっぱり変わりゃしないのであった。

〜END〜
554サザム:04/10/26 01:51:54 ID:H8VZOT/V
どうも、嬉野氏の軽妙な文章は、読むのは楽でも真似るのは難しいですな。
……などと、遅くなった言い訳などして見るわけですが。
そういえば、以前シスコンメガネ野郎の話を書くと言っていた人もいたような……。
まあとにかく、喜んで頂ければ幸いです。ではまた。
555名無しさん@ピンキー:04/10/26 01:59:07 ID:uhqWQ27d
らぶらぶがキター!
原作で読みたかったのはこんな展開だったんだよなあ(Hは抜きで)


できれば作者つながりで蘭堂家も書いて欲しいなあ
556名無しさん@ピンキー:04/10/26 14:06:43 ID:sG4Qt7LZ
ああ、最終巻で身悶えた身としては
サイコーに嬉しいです。
ありがとう!
557名無しさん@ピンキー:04/10/26 19:15:05 ID:vDbFOFQA
>>554
お疲れしたー!
ありがとでしたー!
558505:04/10/26 23:01:51 ID:s0ZN6en7
>554
サザム神ありがとう!原作調の文章に加えて怒涛のらぶらぶ分補完で幸せです!
感激のあまり床をのた打ち回りそうな勢いです!
むしろ今からのたうってきます!ええ、のたうってきますとも!
.r'⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒ヽ ⊂゙⌒゙、∩ 
ヽ.__乂__乂__乂__乂__乂__乂__乂__乂__乂__乂__乂__乂__乂__乂__ノ⊂(。A。) 
559名無しさん@ピンキー:04/10/27 15:00:19 ID:+uuihytt
原作はもう一押し欲しかったからなぁ。
感謝です!
560名無しさん@ピンキー:04/11/02 00:26:31 ID:eF4a4m7Y
止まっているので保守。
「天槍の下のバシレイス」の佐里がツボだったんだけど、誰か書いたりしないかなぁ。
シマシマはいい。乾いた心を癒してくれる……(別作品が混じってます)
561名無しさん@ピンキー:04/11/02 00:47:57 ID:ua6yd+VK
リリンの生み出した文化の極みだよ。そう思わないか(ry
562名無しさん@ピンキー:04/11/06 00:20:00 ID:kujb7DH9
敦樹×佐里でひとつ書いて欲しいなあ。
563名無しさん@ピンキー:04/11/06 00:23:48 ID:KXnSSdTU
保守
564名無しさん@ピンキー:04/11/06 12:00:35 ID:lpn3qCAq
(*´д`*)ハァハァした
565名無しさん@ピンキー:04/11/06 23:05:07 ID:K3Opw9ir
保守
566名無しさん@ピンキー:04/11/07 01:46:50 ID:MSjQ++eq
当麻×美琴が見たいッス。
567名無しさん@ピンキー:04/11/08 20:09:15 ID:KDPnPZAV
ウルクたんハァハァ
568名無しさん@ピンキー:04/11/09 03:30:58 ID:qpG1p9Po
風見鶏の巣、やべぇ・・・・
ラ板の某スレに張って切りまくられたい欲求に駆られた(しないけど)

シャドウテイカーのもじもじカップルが美味しいと思う今日この頃。
兄や姉やとは違って(本編中でも)本番辿り着かなさそうなカップルだが。
569伝勇伝ミルク×ルーク:04/11/10 20:56:55 ID:8IXu0dj/
超初心者です。亀ですがおゆるし下さい。


「ねぇねぇルーク〜ぅ、私って可愛くないのかなぁ?」
そんな事を聞いてくる彼女は亜麻色の髪をくるんとポニーテールにした、16歳にしては童顔、いっちゃえばガキんちょ丸出しミルク・カラードである。
これでも彼女はそのかわいらしい容姿に似合わず、ローランド帝国忌破り追撃部隊隊長だったりするのだが・・・・。
対してミルクに質問されているのはまだ20代だというのに何故か白髪の、ルーク・スタッカート。
ミルクの部下だったりする。傍目から見れば立場は逆に見えるだろうが・・・・。
「ミルク隊長は十分カワイイですよ。私が保証します!だから怖そうなおじさんや、知らない人、おやつをあげるからこっちへおいで〜〜なんて行ってくる怪しい奴に付いて行ったりしちゃだめですよ!
何度も言いますが、門限は6時です!ま、隊長は良い子なのできちんと分かってらっしゃいますよね?」
そう、ルークを始め、この忌破り追撃部隊の隊員は超がつくほどの『親ばか』、つまりは『ミルクばか』なのである。
そしてそのミルクも
「良い子!?私良い子なの!?やったぁ〜♪」
・・・・とまあお子さまっぷり大炸裂なので、ルーク達は色んな心配が絶えないのだ。
特に、目下の心配事といえば『忌破り』のライナ・リュートなるあのやる気の永遠に失せているだらしない男にうちのかわいい隊長が何やらお熱
(ちょっとずれているが)
だということだ。

「で、隊長。何故そのようなご質問を??」
「え!?いや、だって・・・その、つまり・・・
私がもっと可愛かったらライナがあの美人だけの薄情女より、結婚の約束までした私の所に来てくれるのかなって思って・・・。」

来た!またあの男の話だ。ルークはミルクに対して男女の感情を持ってはいないが、ことあるごとにあの男の話をされると
保護者としての怒りや不安とは別に、何かこう、言い表せない感情がわいてくるようになったのだ。
570伝勇伝ミルク×ルーク:04/11/10 22:10:07 ID:8IXu0dj/
「み、ミルク隊長にはもっと・・・こう、ふさわしい殿方がいるはずですよ・・・?」
恐る恐る本音を言ってみるとやはりミルクは
「や、やっぱり私には女としての魅力が無いのねぇぇ!!!だからライナにも・・・・す・・す・・・捨てられたんだー!
うわあああああああ〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!」
自国以外での危険な、それも好きな男を忌破りとして追うという、お年頃の少女にとってはハードな任務からくるストレス、いやミルクの場合は漠然とした不安の方が大きいであろう。
その感情がささいな事で爆発してしまうほど彼女はすり減っていた。
それはルークにも痛いほど分かっている。

「ううう・・・ひっく・・・ご、ごめんねルーク・・・。私ったらまたルークに迷惑かけてる?
私ったらライナの事になるとつい、イライラしちゃったり、めそめそしちゃったり・・・
ごめんなさい・・・。」

そんなことを行ってくる目の前の少女が、ひどく可愛く、愛おしい。だが、男女の感情ではない。

(・・・・だとすればこのモヤモヤは何だ?)

ルークはしばらく悩み続ける。
そして、意外な結論に至る事になるのだった。
571伝勇伝ミルク×ルーク:04/11/10 22:58:19 ID:8IXu0dj/
それはある日の夜。
宿の若女将と仲良くなったミルクは今日も食事が終わると女将・・・リリの元へ走っていった。

「さあいらっしゃい、今日もみっちり勉強しようじゃないか、ミルクちゃん。」
「はぁ〜〜い、リリせんせ〜〜ぇ!!」

実は毎晩ミルクは
『男をくどくテクニック・初心者でも大丈夫!上級編!!』というリリの怪しい講義(?)を受けているのだ。

(これでライナもイチコロのコロコロなんだからっ!)

だが実は、この『講義』、完全なるリリの罠であった。
リリは宿に来る好みの女の子を部屋に連れ込み、夜な夜な『百合調教』をするのが趣味であった。

(ああっ、ほんとにこの子は最高の女の子だよ!あたしが今まで調教してきた中で一番タイプさ!)

リリが喜ぶのも無理はない。純粋娘ミルクはリリが命令するあんなことやこんなことを全身全霊超笑顔でこなしてくれるのだ。

「ねえリリさん、これでライナもわたしのせっくす?にイチコロになる!?おなにーして見せてあげたら惚れてくれる!?」

「ああ、なるさ、もちろんだとも。だからほら・・・もっと勉強しないといけないねぇ?
あたしのここからいっぱい蜜が出てくるだろ?それを綺麗に舐めてまずあたしをイチコロにしておくれ・・・・」

そう言って股を広げたリリの元へひざまずき、かわいらしい舌でリリを愛撫するのであった。

572伝勇伝ミルク×ルーク:04/11/10 23:16:45 ID:8IXu0dj/
ぴちゃ・・・ぺろっ・・・
ちゃぱ・・・・じゅるじゅる・・・・・
何度目かの行為で次第にミルクも慣れてきたのか、舐めるだけでは物足りなくなり、女性器のしくみについて『自習』してみる事にした。

(えっとお、ここが舐めたら一番褒めてくれるおまめさんでしょー?んん・・よく見えないや・・・)

と、指で広げてクリトリスをあらわにする。

『んはぁっ!!み、ミルクちゃん、いい子だから・・・そこ・・そこをもっといじめておくれ・・・・?』

(いじめるの!?いじめたら喜んでくれるの!?じゃあやっぱりあの美人だけの女にいつもいつもいじめられて、ライナは喜んでるのね!?)

そう思ったら無性に腹が立ってきて、おまめさんをちょっと噛んだり、強く吸ったり、いっぱいいじめてやったのだ。

「はぁっ、んんっっっっ、いいよ、ミルクちゃん・・・そのままどんどんいじめておくれ・・・いい子だよ・・・」

だがミルクは『いい子』という言葉にももう反応せず、ただひたすらにライナへの嫉妬心をリリの性器へとぶつけるのであった。

(およ?この穴は何をすればいいのかな?)

とりあえず舌を入れてみた。そうしたら電撃が走ったかのように、リリの体が脈打ったのだ。

「ああ・・・・もうだめだよ、じらさないでおくれ、ミルクちゃん・・・ミルク・・・。
早くあたしの中にぶち込んでおくれ・・・・」

(中にぶち込む?うーん、ベロを入れたら喜んでくれたって事は・・・もっと入れたらいいんだ!)


573伝勇伝ミルク×ルーク:04/11/10 23:34:19 ID:8IXu0dj/
と、とりあえず自分の指を2本ほど入れてみる。

「あああっっ!もっと!もっ奥まで突いておくれっっ!!」

(奥まで??うーんじゃあ指じゃ届かないなあ・・・・何か良い物・・・あった!)

と、ミルクはフルーツバスケットに入ってあったバナナをリリの秘所に入れてみた。
案の定リリは悶えに悶え、腰を振りながら喜んでくれている。




うおおおおお・・・ごめんなさい、ほんとに見るに耐えない文です・・・
出直した方がよさげですね・・・・。
続きは一応頭にあるんですが、きちんと文を書けるようになってからの方がいいかも・・・。
うううう・・・。
一旦引きますーーーーー。
スレ汚し失礼しました。
574名無しさん@ピンキー:04/11/12 01:04:18 ID:Lp9OHiWL
過剰な謙遜は(・A・)イクナイ!

作品:(・∀・)イイ!
575名無しさん@ピンキー:04/11/12 01:17:24 ID:0OSyErV1
続きマダー?
576名無しさん@ピンキー:04/11/13 23:11:12 ID:fXfoT1y/
「まじしゃんず・あかでみぃ」(著:榊一郎)の拓人×鈴穂でどなたか書いてください!
今月の20日に5巻がでるので記念にお願いします!
577名無しさん@ピンキー:04/11/14 12:15:18 ID:iLsABqQh
「天槍の下のバシレイス」書いて欲しいな
578名無しさん@ピンキー:04/11/15 22:45:04 ID:hYYWTqLB

579名無しさん@ピンキー:04/11/15 22:46:07 ID:7wHMuqux
百鬼夜翔で誰かお願い

オリ妖怪でもOK
580名無しさん@ピンキー:04/11/16 12:47:55 ID:6P6Txq9D
じゃぁ俺も
EMEキボン

あとついでにage
581名無しさん@ピンキー:04/11/16 14:16:37 ID:q6Ua1bEE
ゼロ・ハンターとか
582名無しさん@ピンキー:04/11/16 17:18:48 ID:+l/wtADR
微妙に関係ない話。
今月電撃hp買った人。
私も買うべきでつか?
583名無しさん@ピンキー:04/11/16 19:58:42 ID:WiECxJi9
百鬼夜翔か……妖魔夜行の頃はすごく好きだったのだがなあ。
オリ妖怪じゃ何だかわかんねえw
584名無しさん@ピンキー:04/11/16 22:38:42 ID:ui2AqoY2
>>583
天然ゴーレム娘の舞ちゃんきぼんw
585583:04/11/17 23:35:48 ID:MiNzuGlm
すまぬ、妖魔夜行の途中までしか読んでないのだ。
586名無しさん@ピンキー:04/11/18 13:01:50 ID:6dHz4glF
>>585
初期の頃の夢魔×摩耶でじっくりねっとりとか、
蔦矢×沙菜のラブラブ触手プレイとか
587名無しさん@ピンキー:04/11/18 16:45:25 ID:qMikWXM6
らぶらぶ触手プレイって何か斬新ですな。
ちょっと読んでみたいかも。
588名無しさん@ピンキー:04/11/18 16:48:22 ID:qMikWXM6
やあぁ、ミルクでてるうぅ! わたしのIDからこくまろMilkでてるぅ!

連投及びsage忘れスマソ。吊ってくる。
589名無しさん@ピンキー:04/11/18 20:18:45 ID:eynvn5E5
懐かしいのぉ……
夢魔と摩耶で蕩けるように甘美な凌辱をひとつどうか(どうかといわれても
590名無しさん@ピンキー:04/11/18 20:34:38 ID:Ew8R7OB6
初期の頃の摩耶×かなた とか
591名無しさん@ピンキー:04/11/18 21:42:55 ID:Jg73/hHX
>>589
「エンティティ/霊体」って映画みたいな感じがキボン
592名無しさん@ピンキー:04/11/18 22:07:47 ID:Jg73/hHX
”いじん”に囲まれレイプされる摩耶ともう一人とか
593名無しさん@ピンキー:04/11/21 23:35:52 ID:TPgHoT7G
まじしゃんず・あかでみぃ5巻発売記念age
594名無しさん@ピンキー:04/11/21 23:56:56 ID:0WWsKEaw
タナロットのえっちきぼん上げ
595名無しさん@ピンキー:04/11/22 19:57:08 ID:5b12w5jw
流れ無視してエロパロが見たいカプ
9Sの闘真由宇、なぜこのカプ出てこないの?
マルタサギーのDrバーチ×マルタ、理性が吹っ飛んだバーチが見たい
デュラのあの2人、片方首無いからキスはないねえ
トリブラのアベルアスト続き期待しております


・・・俺の属性っていったい何。
596名無しさん@ピンキー:04/11/23 00:57:29 ID:CqncBX7q
>>595
デュラの方は、電撃hのネタを使えばキスもありかと思いますが。
9S、そう言やお互い局部は目撃してるのに、あまりエロくはないですねえ。
個人的にはぺとぺとさんなどプッシュしたいところ。関西弁のえろ妖怪萌えー。
597名無しさん@ピンキー:04/11/23 01:32:11 ID:KtZripgs
誰か「先輩×エーネ」で書いてくれ・・・。頼む・・・。
598名無しさん@ピンキー:04/11/26 01:22:52 ID:IQ9I3AOi
意表を付いて、キニスンxクリスで、と言ってみる。
599名無しさん@ピンキー:04/11/26 03:11:36 ID:a3IENwSP
>>598
それはこっちの方がいいんじゃないの
SF作品エロパロ総合スレ
http://idol.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1095213743/
600名無しさん@ピンキー:04/11/27 03:02:28 ID:qlc0dL09
夢魔と同化して本当に淫魔になってしまった摩耶の話が読みたい
601名無しさん@ピンキー:04/11/27 20:43:36 ID:bZjPlrEX
そして かなたを襲うのですねw
フタは嫌なので、尻尾の先がチンコみたくなってるとかキボン
602名無しさん@ピンキー:04/11/27 20:57:19 ID:hm67IbVP
悪魔の誘惑に負けて堕ちてしまうひかりをきぼんぬ
603名無しさん@ピンキー:04/11/28 02:35:53 ID:rd337EUL
SD文庫のクランのss読みたい・・・・・・・・・・・誰かおながいします
604名無しさん@ピンキー:04/11/28 21:52:45 ID:cBcF1Q9G
>603
○投げで作者がころころ変わってるけど
それは田中芳樹スレでリクした方がいいんじゃ?
605名無しさん@ピンキー:04/11/29 10:21:54 ID:btUqWNKJ
>>603
それはあれですか?
変な訛りの金髪青年が、主人公の妹に「そんなエサでこの俺がクマー!」とか発情する訳ですか。

作者変わって一作目で読むの止めたので、現在どういう流れになってるのか知らんですけど。
606名無しさん@ピンキー:04/11/29 15:05:50 ID:ob+uJ7+E
>605
まさしくそんな流れになってる。
607魔族さん@ピンキー:04/12/01 23:22:46 ID:qTxAWHOQ
さいきんここえろくない。ああえろくない。ああん。えろくないよ──

そんなのフキョカッ!

みんなもえろくなろう。えろくえろく。ぜんぶえろく。すれっどはみんなえろえろに……えろろろろっ!
えろくないのフキョカッ! やおいのもぐろいのもきもいのもフキョカッ!
でもれずれずものはちょとびみょう〜。
608名無しさん@ピンキー:04/12/02 00:04:52 ID:BkGVuK+I
ふたなりはダメか?
609名無しさん@ピンキー:04/12/02 01:17:49 ID:GaWYpBLo
蘭堂家の人々で誰かお願い
610魔族さん@ピンキー:04/12/02 09:41:04 ID:Pq/1xgQd
>>608
びみょう〜。
611名無しさん@ピンキー:04/12/03 15:19:10 ID:xFAhHkTm
さよか。
612名無しさん@ピンキー:04/12/04 01:28:49 ID:Rwf0gF0A
キーリのエロ系ってどこかあるの?
過去ログでは見当たらないんだが、誰か知っていたらキボンヌ。
613名無しさん@ピンキー:04/12/04 17:47:48 ID:ju5wmuQp
hu
614名無しさん@ピンキー:04/12/05 00:01:19 ID:JfpW5bPZ
今更ながら自分もパジャ×ロスメスタ希望〜
誰か〜 誰か書いてくれまへんか〜
615名無しさん@ピンキー:04/12/05 00:47:46 ID:QOAMyOTK
ライトノベル版グリーングリーン希望。
直人×双葉とか結構いい雰囲気だったし。
616名無しさん@ピンキー:04/12/10 21:49:30 ID:+wGh4a2B
「月と貴方に花束を」の、鷹秋×燐か、姉さま×ダンナ が読みたい。
617名無しさん@ピンキー:04/12/10 22:11:37 ID:PR3/4i7j
ROOM#1301のスレを立てたいんですけど、如何なものでしょうか。
女性キャラが豊富なのでネタには事欠かないような。
618名無しさん@ピンキー:04/12/10 22:23:39 ID:ne6wDEG/
ありゃぁ本編自体エロイしね
619名無しさん@ピンキー:04/12/10 22:58:15 ID:zRvjERe7
忘れないでほしい、ルナルの続きを待つものが、ここに一人いることを・・・・・・
620名無しさん@ピンキー:04/12/10 23:01:56 ID:ugwfmaov
>>618
ノシ 俺漏れもー
621名無しさん@ピンキー:04/12/10 23:02:34 ID:ugwfmaov
>>619ダッタ…
622名無しさん@ピンキー:04/12/11 01:07:06 ID:TlSGG66U
終わりのクロニクルで、
佐山×切
は、やはりスレ違い…というか板違いだろうか。

今月発売の新刊があまりにもエロすぎた…。
ヒロイン精通ハァハァ。
623名無しさん@ピンキー:04/12/11 01:10:56 ID:dqw5RCUF
>>622
カモン!
624名無しさん@ピンキー:04/12/11 10:52:38 ID:zlK9DT+w
おはようごぜえます。

>>619-621
ノシ 超俺もー!
625名無しさん@ピンキー:04/12/15 11:17:26 ID:Nsv6udL8
ダーティ・フェイスのエロSS希望。
626名無しさん@ピンキー:04/12/16 01:29:22 ID:feCO3JXC
>ヒロイン精通
よし読もう
627名無しさん@ピンキー:04/12/16 16:29:22 ID:u3r6UVdv
>ヒロイン精通

何を間違えたんだ川上さん・・・
ラ板見てなかったからびびったわ、買ってこよう
628名無しさん@ピンキー:04/12/17 14:40:46 ID:gM72eG8Y
極道くんきぼん
629名無しさん@ピンキー:04/12/17 17:53:45 ID:xxB8IAXp
極道くんは中村うさぎのアレよりコンプティークの掲載の深沢美潮版がいいなぁ……

……とか歳のばれることを言ってみる
630名無しさん@ピンキー:04/12/17 19:32:11 ID:gDnfgXQG
詳細キボン
631629:04/12/18 05:41:19 ID:EZShT30C
>>630
もともと極道くんというのは、深沢美潮がコンプティークのライターだった頃、とあるゲームのレビューを書いていたときに誕生したキャラクターだ。
性格は無精、無常、無感動の三無主義、迎夏美のイラストもじと目の三白眼で口と鼻が省略されたいかにも陰険腹黒キャラであった。
攻略記事のそこかしこに囲みコラムで乱入した彼は、
いきなりヒロインを人買いに売り渡そうとするわ神様の命令は無視するわ倒した敵の身包み剥いで財布あさるわもうやりたい放題。
しかもそれを三白眼の無表情で無言のまま淡々とやってのけるそのシニカルさが読者の心をわしづかみしたのだった。

深沢美潮は当時フォーチュンクエストが刊行されて間もなく、当然読者はFQに続くシリーズとして、
このキャラクター、通称『極道くん』を主人公としたオリジナル小説を切望した。
しかし、深沢美潮が多忙を極めたため、角川は当時デビュー前の新人小説家である中村うさぎに、
マンガ家桐島タケルの挿絵をつけて極道くんの小説を書かせることとなった……

……出来上がったのはオリジナルの『極道くん』とは似ても似つかない、
ちょうどそのしばらく前に登場したアリスソフトの「Rance〜光を求めて」の主人公ランスの劣化コピーだったとさ。
゚・(´Д⊂ヽ・゚・
632名無しさん@ピンキー:04/12/18 08:17:28 ID:KIw/8oiI
トン

内容は兎も角文章は中村うさぎのが上手い希ガス
633名無しさん@ピンキー:04/12/19 10:53:27 ID:iCSBa+KJ

春、冬があけ、花が咲き、動物たちが子を作りはじめる季節。

そう、発情期だ。

そんな影響を、直球ストレートでくらった動物が、この尊秋多学院の寮室の一室にいる。

寮室のネームプレートにはこう書かれている。

『美術部部長ブレンヒルト・シルトとそのしもべ』、と。
634ブレンと黒猫(さっき名前をいれるの忘れてたorz):04/12/19 11:14:28 ID:iCSBa+KJ

 ブレンヒルトは朝靄のかかる頭で目を覚ました。
 時刻は八時、授業には遅刻だがいつもならまだ寝ている時間だ。
・・・?
 何故かと考える、自分の起きる時間は九時と決まっている。そしてずれたこともない。
 目覚めの原因を布団の中で確かめる。すると右足が何か柔らかい物に当たった。
「・・・暖かい」
 そう呟き、考える。なんだ?、と。
 そして思考は一つの物にいきつく。
「あの馬鹿猫か・・・」
 ならば話は早い、いつもどうりに蹴り跳ばし二度寝に入るだけだ。
 そしてそうする。右足の踵部分を使って蹴り跳ばす
「ぐはぁっ!」
 ここまではいつも通りだが蹴った右足に違う感覚がきた。
635ブレンと黒猫:04/12/19 11:40:54 ID:iCSBa+KJ

 なんだろうか?黒猫には違い無いだろうが。いつも蹴っているこの右足の感覚がおかしいと言っている。
 もし強盗か変態が入って来ているのなら吹き飛ばすために起きなければいけない。
「・・・面倒臭いわね」
 口の中で舌打ちをし、起き上がる。体温が残る布団からでると、春だと言うのにまだ冬の肌寒さが残っている。
「さぶいわね」
 と、身震い一つ。目が覚めてよいとも思う。
「さて・・・」
 と、前置き、布団を見る。そこには自分は入っていないのに人、一人分くらいの膨らみがある。
 そして部屋を見回しても荒らされた気配はない。
「変態か」
 口に出し再確認。そして行動に移す。吹き飛ばすのは後で、だ。とりあえずは顔を見、佐山達に通報しよう。
 ・・・そうすれば遅刻の言い訳も立つわね。
 そして布団に手を掛け一気にめくる。
 そこには、全裸で腹を押さえ苦しんでいる少年がいた。
636ブレンと黒猫:04/12/19 12:20:17 ID:iCSBa+KJ

 目の前の光景を見て、考える。
 ・・・変態じゃなくてエロガキか、・・・とりあえずは通報をしたほうがいいかしら、と。
 思考の決断は通報に。そして、佐山に電話をするため携帯をとり電話番号を打つ。
後は通話キーを押すだけで駆け付けてくるだろう。
「ブ、ブレンヒルト〜、いきなり何するんだよ〜」
 その言葉で通話を押そうとした手が止まる。
「あら、私の名前を知ってるの?エロガキにしちゃ偉いわね。――――だけど全裸で人の布団の中に入ってくるようなガキは許さないわよ?姉直伝の粛正をしてやってもいいのよ?」
 こう言えば早く部屋から逃げでもするかと思い言う。
 しかし、目の前の少年は首を傾げている。
「ブ、ブレンヒルト?ガキなんてこの部屋にはいないよ?幽霊でも見てるの?」
 ・・・?なにを言ってるのだろうか?変態エロガキ+電波なのだろうか?
「ブレンヒルト?どうしたの?何を考えこんでるんだよ。」
 少年は相変わらずベッドの上で首を傾げている。
 ・・・そう言えば。
「黒猫がいない・・・?」
「な、何を言ってるんだよ僕ならここにいるじゃんか。それとも、度重なるイジメで天罰が落ち―――、っていきなり蹴らないで―――、朝から腹はけっこう痛い―――っ!」
 ・・・この体が反射として動いてしまうことを、言う奴は、この世に一匹しかいない。
「あんたが黒猫?」

「うん、そうだよ?わからないのブレンヒルト。」
 そしてブレンヒルトは見た。少年の頭に耳が生えていることを。
637名無しさん@ピンキー:04/12/19 14:04:55 ID:iCSBa+KJ
書くのって以外とムズイデスネ?
638名無しさん@ピンキー:04/12/19 14:59:53 ID:SSCCN0dG
>>629-632
ゴクドーは深沢美潮とは無関係だって。何かごっちゃになっとるね。

元々、中村うさぎは「イボンヌ木村」というペンネームでコンプティークのライターエディターとして
袋とじをやったり、プリメの暴走子育て日記や小説を書いたりしていたんだけども、その担当の一つに
TRPG「ルーンワース」の囲み記事(小ネタ)ってのがあった。そこでいろいろやっているうちに
「ゴクドー」というキャラクターが偶然誕生、そのキャラクターを「ルーンワース」の挿絵とコミカライズを
担当していた迎夏生がカットをつけて、そのコーナーや自分のコミックの読者コーナーなんかにも
登場させたら忽ち大人気となった。
そしてめでたく小説化…という話になったが、迎夏生はフォーチュンクエストの挿絵もやっていて多忙。
新人イラストレーターだった桐嶋たけるに挿絵を担当させた…というのが真相。

そこら辺の経緯は中村うさぎの自伝と、迎夏生の「ルーンワース」コミック版に比較的詳しく書いてある。
639名無しさん@ピンキー:04/12/19 23:33:55 ID:6VO+Kboe
>>633
 グジョーブ。新刊でムラムラ来てたとこだ。
640名無しさん@ピンキー:04/12/20 00:01:13 ID:aFAFTJd6
終わクロ、ヒオダンを激しく所望します。
倫理規定触れそうなんで、後ろで!b
ナニガイマサラリンリデスカ
641ブレンと黒猫:04/12/20 00:10:10 ID:wG4h7D9e

 開いた口が塞がらないとはまさにこのことなのだろう。
 ・・・言葉がでないわね。
 目の前の少年、・・・もとい黒猫(らしい)は全裸で自分の布団の上に座っている。猫の耳らしきものとしっぽらしきものをつけて、だ。
 これを見て普通に反応を返せる人間がなんにんいるだろうか。
 ・・・いるわね、身近に大量。佐山達なら普通に流せるのだろうか?
 何通りかをイメージ。
 ・・・流せそうだわ。
 そして思う。
「私もまだまだね・・・」
「ブ、ブレンヒルト?遠くをみながら突発セメント発言はやめようよ」
 指摘され、改めて視線を少年に向ける。
 黒猫か?とは聞いたが。本当にあの黒猫なんだろうか?
 ・・・再確認が必要ね。
 そして考えは言葉にされる。
「なにか馬鹿な事を言ってみなさい」
「ブ、ブレンヒルト?ついに脳が実年齢に追い付いてボケて―――、って脚でげしげし踏み付けるのはやめてー」
 再確認。そして判断。
 答えが行き着くのはやはり。
「馬鹿猫か―――」
「だ、だからさっきも言ったじゃないかー。僕は僕だって」
642ブレンと黒猫:04/12/20 00:57:57 ID:wG4h7D9e

時計の針は九時を指している。授業は完全遅刻。
 ・・・今から学校へ行けば大樹先生と同じころにはつくだろうか?
 と、そんな考えを首を振って記憶から削除。今は終わらせることが先にある。
 今ベッドには自分が腰を降ろし、床には少年が正座をしている。
 少年にはとりあえず自分の服を着せいる。
 ・・・さすがに全裸はまずいわね。
 踏み付けたときも、服を着せるときもだが。
 ・・・見てしまった。―――男の生殖器ってあんな形なのね。
 小さいころに翁と一緒に風呂に入ったころに見たことはあるが。
 ・・・あのころはそんなこと気にしなかったしね。
「じゃあ初めてか・・・」
 そう考えると、とても恥ずかしい気がしてきた。

体中の温度が一気にあがる。
 頬が上気しているのが自分でもわかる。
「ブレンヒルト?どうしたの?顔、真っ赤だよ?」
 はっ、と意識が引き戻される。
 見れば少年は座ったまま心配そうに首を傾げこちらを見上げている
 その仕草にまたもや鼓動が早くなる。
 ・・・何を考えているのよ。あれは猫よ?馬鹿よ?しもべよ?男でもなんでもないじゃない。
 と、自分に言い聞かせ、うわついていた気持ちをリセット。いつもの無表情にもどす。
「いや、なんでもないわ。気にしないで」
「ホントに?熱があるんだったら保健室いかなきゃ」
「大丈夫よ。それよりなんであんたはそんな姿になってるの?昨日、私が術でもかけたっけ?」
「いや、それに抵抗して逃げ出した後、お腹をすかして帰ってきたんだけど。食べる物がないから、そこに落ちてた賢石を噛んでたら・・・、食べちゃって。そしたらこうなっちゃった。テヘッ」
「なっ!?テヘッ、じゃないわよっ!何を食べてるのよっ!?吐けっ!吐きなさい!!」
643名無しさん@ピンキー:04/12/20 02:45:10 ID:2rF1igtF
>>638
20へぇだな。
644名無しさん@ピンキー:04/12/20 23:41:24 ID:QdOThnRG
>>642
黒猫にときめいてるブレンヒルトに萌えました。GJ
645名無しさん@ピンキー:04/12/21 02:02:14 ID:svSSUVIY
流れぶった切ってスマンが、妖魔夜行シリーズの
1作目 真夜中の翼
9作目 私は十代の蜘蛛女だった
以外にエロかった巻、記憶にある方ご教示希望
646名無しさん@ピンキー:04/12/21 07:32:59 ID:M6sEgdtd
流と摩耶たんがらみとか
647名無しさん@ピンキー:04/12/24 00:35:49 ID:O6Noq/Lb
ブレンたん萌え
648名無しさん@ピンキー :04/12/25 21:40:34 ID:Opwc1Euw
>>645
蜘蛛女って性欲出たりすると、蜘蛛になる奴だっけ??
何となく覚えてるよ。ちなみに百鬼でも湧は出てきて
同じような事するよ。エロク無いけど

俺も百鬼希望。風花、ひかり、夏美以外なら誰でも良いなvv
649名無しさん@ピンキー:04/12/26 23:20:41 ID:1orViNAp
遅ればせながら「天槍の下のバシレイス」読んだ。
個人的には敦樹がツボだった。日常生活が程よく織り交ぜられてるのもいいね。
ファンタズマ退治後の祝勝会にて、酒に酔った佐里が敦樹に太腿に火照った頬を摺り寄せ、
エロシーン突入!とか。
650名無しさん@ピンキー:04/12/26 23:36:19 ID:MkEUs2O0
誰かカオスレギオンのジーク×ノヴィアを書いてくださる方はおらんか…。
最近読んで、むっちゃノヴィアにはまった。
651名無しさん@ピンキー:04/12/27 02:42:18 ID:zJDSM0MH
召喚士マリアの2巻がエロかった。
しかし、女の体で中身がホモの男×美少年(相手の中身が男だとは知らない)
というのは板違いなんだろうか…。

それと、宿舎の部屋でマリアに夜這いをかけるアル。
夜這いは御免こうむりたいのだが、2巻でフレイムがめちゃくちゃやったせいで
うまく断ることができず思わず流されてしまうマリア。
なぜ自分が表に出ているときじゃないのだろうと悔しがりながらも
感覚共有しているからまぁいいかと助けるどころか喜んでしまうフレイム。

という妄想が頭の中を駆け巡っているのだが、
これはエロパロなんだか801板なんだか、
それ以前に2Pなんだか、3Pなんだかもうわけが判らないw
652名無しさん@ピンキー:04/12/29 21:42:28 ID:DEW+J7X8
>>650
おお、同志がこんな所に。完結したしな。
ジーク×ノヴィア激しく見てみたいが、エロが思い浮かばん。この小説のキャラは一方通行な想いの人ばかりだと思ったよ。
…次点はトール×アリスハート。かなりいい感じなんだが、身体的にどうしようも無いな。
653名無しさん@ピンキー:05/01/01 16:55:39 ID:Zhz0DJVO
暇をもてあましていたんで(ただ単にドラマCDのオマケに触発されたとも言う)
前に名前だけ出てたデュラに挑戦。
そしてあっさり挫折。難しいな、エロSS。
医者は絶対言葉攻めが凄まじく上手そうだ。
そして言い返せない(だろう)首なし娘に萌え。
くそう、自分に文才さえあればなー。
654名無しさん@ピンキー:05/01/01 17:34:23 ID:8opdMCJl
>>653
同じく挫折した。
ROOMの健一×ホタルを書こうとしたんだけど、
いつも高圧的なホタルが半泣きするまでにいたるシーンが
想像できねぇー。
655名無しさん@ピンキー:05/01/01 17:41:03 ID:ZA4p1DG8
>652
さすがにトール×アリスハートは無理だべな…。しかしあれこそ正にプラトニックラブ。
あと、もういっそ自分で書いてしまおうかなとか思う。ジーク×ノヴィア。
エロはまだ思い浮かぶんだが、エロに至るまでが難しい奴らだよね。

もしも投下したときはよろしく。
656名無しさん@ピンキー:05/01/01 19:19:40 ID:KVchxcef
>>655
激しく待ってるよ!
エロ無しなら自分でも書けそうだが、意味無いし…
エロは本当に難しい。文章書くのに悶えたよ。
0シリーズ読んだら、アーシアの扱いに困るのだが。嫌いでは無いんだがなあ。
657名無しさん@ピンキー:05/01/02 15:13:41 ID:iKJJARvk
>654
凄く読みたい。
本編のアレじゃ二人が可哀想(あのまま続く方が可哀想かも)なんで、見つからなか
ったという展開で書いてほしい。
658名無しさん@ピンキー:05/01/04 19:13:09 ID:Wip8ZvSi
エンハウで奇数巻ネタは出てる? 若い肉体に刀傷だらけのシスコンミズタソ(´д`;)ハアハアハア
イムァシァの監禁生活で何かされてればいい(´д`;)ハアハアハア
でもフリウも萌へた 無知で無垢なロリに萌へた かなり前の投下物にレススマソ
659 ◆JBtnEvJis6 :05/01/11 20:49:56 ID:33yam7xy
妖魔夜行のかなた×摩耶です。
レズとかふたなりとか嫌いな人はスルーして下さい。
660親友以上 ◆JBtnEvJis6 :05/01/11 20:50:58 ID:33yam7xy

摩耶にとってかなたと過ごす時間は特別な大切なものだ。
仕事の休みの日とその前夜だけがその貴重で大切な時間である。
だから摩耶はかなたが例の質問をしてきた時少し腹が立った。
「最近どう?」
ただこれだけの、どうとでもとれそうな質問だが
二人の間でこの問いが意味する所は一つ。
夢魔についてである。
親を捨て自立した摩耶は昔ほど夢魔に振り回されなくなったが
いなくなったわけでも危険性は消えたわけでもない。
「うん・・・最近はあんまり出ないよ」
テーブルの上のお菓子の空袋の山を見つめながら摩耶は答えた。
「ほんと?」
かなたの大きな瞳が摩耶の瞳を覗き込んでくる。
「・・・昨日も出た」
摩耶はため息まじりに本当の事を言った。
かなたが心配して言ってくれている事は知っているし口も固い。
ただ、答えるのが恥ずかしいだけである。
だが、摩耶にとって”恥ずかしさ”は軽いものではない。
その強烈な羞恥心が夢魔を作り出した要因の一つでもあるのだから当然だ。
かなたもそれを知っているから明るくなんでもない事のように聞いているのだが。
「やっぱり。
 どんな事してきた?」
かなたがあけすけに聞いてくると摩耶は顔を赤くしてうつむいた。
夢魔がしてきた事はそのまま摩耶がされたいと願っている事でもある。
いわばオナニーのネタを克明に話せと言っているようなもので
どんなに明るく聞かれたって羞恥心の強い摩耶には辛い質問なのだ。
「どんなって・・・別に・・・のしかかってきたりしただけよ」
そういうと摩耶はスナック菓子を口に入れた。
また嘘を吐いたのだが今度はかなたも追求してこない。
661親友以上 ◆JBtnEvJis6 :05/01/11 20:51:52 ID:33yam7xy

細い喉をこくこくとならしてビールを飲み干すとかなたは摩耶に微笑んだ。
「ねえ、練習しよっか」
返事も待たずにかなたはテーブルのお菓子の山から
柏餅の葉っぱを手にすると自分の頭にのせた。
「っ!?」
次の瞬間、かなたがいた場所に逞しい青年が座っていた。
彼女らの仲間である半人半龍・流である。
「どう?摩耶ちゃん流くんの事好きでしょ?」
逞しい体をした青年の口から女の子の声が出る。
そのあまりにも異様な光景に摩耶は逆に正気を取り戻した。
「もう、ビックリしちゃった」
「ふふ、驚いた君も素敵だよ。
 さあ摩耶ちゃん僕に任せれば大丈夫さ」
歯をきらりと光らせおどけた調子でかなたが言うと摩耶がくすくすと笑う。
「さあ、キスをしよう。
 二人の未来を誓うキスを」
かなたが摩耶の肩をつかみ引き寄せると摩耶の顔から微笑が消えた。
「ちょっ・・かなた止めて。痛い」
無理矢理抱きしめられた格好になった摩耶が顔をしかめる。
「かなたじゃないよ、僕は流さ」
引き寄せた摩耶にかなたは顔を近づける。
「や、本当に止めて」
「どうして?僕らはこんなにも愛し合ってるのに・・・」
あくまでもおどけた調子でかなたは迫ってくる。
「止めて!」
ドスンと鈍い音をたてて、かなたが尻餅をつく。
唇が触れようとした瞬間、摩耶は反射的にかなたを突き飛していた。
「った〜・・・」
「ご、ごめん!」
自分のした事に気付き、摩耶は真っ青な顔で謝った。
662親友以上 ◆JBtnEvJis6 :05/01/11 20:53:15 ID:33yam7xy

「ううん、あたしこそ調子にのっちゃって・・・ごめんね。
 怖かった?」
かなたは元の少女の姿に戻ると
すまなそうな顔でうつむいている摩耶ににじりよった。
「う、うん・・・」
摩耶はかなたの視線を感じて顔を上げるとキッと見つめ返した。
「ね、キスして」
「・・・・・え!?え!?・・・摩耶ちゃん?」
しかし、摩耶はかなたの呼びかけには答えずギュッと目をつぶっている。
(しまった・・・)
かなたは自分の失敗に気付きつつも、仕方なく摩耶の肩に手を置いた。
かなたが思いついた選択肢は二つ。
恐らく摩耶はさっき拒んでしまった事を悪いとでも思っているのだろう。
だから「嫌だなあ摩耶ちゃん本気にしないでよ」と言って止めるか
とりあえず何も言わずにキスするか。
そしてかなたは後者を選んだ。
前者を選んだ場合、冗談の通じない性格なのを悩んでいる摩耶を
傷つける可能性があるからだ。
「ん・・・」
かなたの唇が摩耶の口に置かれると部屋の中から音が消えた。
静まり返った部屋に気の抜けかけたサイダーがわずかばかり抵抗をしている。
「・・・」
かなたが唇を離すと摩耶はゆっくりとまぶたを開きはにかんだ微笑を向けた。
「かなたなら大丈夫なんだけどな」
この摩耶の言葉でかなたはキスの理由を悟った。
さっき拒んだのは怖かったからでかなたが嫌いなんじゃないよ、
摩耶はただそれだけを言いたかったのだろう。
663親友以上 ◆JBtnEvJis6 :05/01/11 20:54:03 ID:33yam7xy

「でも・・・キスって気持ちいいね」
桜色の唇に細い指をあてがい摩耶がぽつりとつぶやいた。
「ね、もう一回しよ?」
「う、うん」
恥ずかしそうにねだる摩耶のお願いを断りきれずかなたは返事をした。
目を閉じて口をとがらせる摩耶の無防備な表情に胸の奥がざらつく。
(キスぐらい友達同士でするよね。
 摩耶ちゃんは友達だから・・・いいよね)
摩耶の肩にのせた手に力が入る。
迷いを断ち切るように勢いよく摩耶の口に噛み付いた。
「んんっ!」
唇をはむはむと甘噛みして弄ぶと今度はすぐに離した。
これ以上はいけない。
これ以上は冷静でいられない。
「まだ」
かなたの気持ちも知らず摩耶が拗ねたような目つきで睨む。
「ちょっ・・ま、摩耶ちゃん待っ・・」
摩耶はかなたの返事も待たずに唇を奪った。
かなたの背中に腕を回し抱きしめると前のめりに押し倒す。
かなたの小さな体に摩耶の重みが遠慮がちにのしかかる。
「っん・・」
かなたが唇を咥えられたまま床に倒されると
摩耶の長い髪が舞い降りて二人の顔を覆い隠す。
黒髪の帳の中で唾液の擦れる音がひそやかに響き渡る。
664親友以上 ◆JBtnEvJis6 :05/01/11 20:55:01 ID:33yam7xy

「あーあ、かなたが男の子だったらなあ」
ようやくキスに飽きたと思ったら摩耶がそんな事を言い出した。
かなたの貧弱な胸板に顔をうずめたまま、どく気配もない。
「でも、あたしが男だったら摩耶ちゃん友達になってくれた?」
「わかんない・・・、男の人ってなんか怖いし・・・」
かなたのからかうような口調に摩耶は甘えた口調で答える。
「もう、そんなんじゃいつまでたっても・・・」
かなたは自分の言葉にはっとした。
今のままじゃ摩耶は男と付き合えない。
だけど、自分は摩耶に男と付き合って欲しいのだろうか。
男と付き合うようになれば摩耶が夢魔で悩む事は無くなるだろう。
しかし、今みたいに自分に頼って甘えてくれる事もきっと無くなる。
「・・・?かなた?」
突然黙ってしまったかなたに摩耶が声をかける。
(あたし、どうしちゃったんだろう。
 摩耶ちゃんが夢魔に苦しめられなるのは良い事なのに・・・)
キスなんかしたからかもしれない。
抱き合ったりしたからだろうか。
摩耶が男と仲良くする姿を想像したくない。
「あ、あのさ、そんなに怖がってたら男の人といつまでも付き合えないよ」
湧き上がってくる醜い感情を必死に打ち消してかなたは声を出した。
「うん・・・」
摩耶がうなずいたのを感じるとかなたは唾をのんだ。
「だからさ、・・・練習してみない?」
(これは摩耶ちゃんの為なんだ・・・摩耶ちゃんの為になることなんだから)
自らの欲望の為に行動する言い訳を心の中で何度も唱える。
「練習?」
かなたがそう言って身体を起こすと摩耶はまわしていた腕を外し離れた。
「うん、摩耶ちゃんが男の子に免疫がつく練習」
「・・・どんなの?」
かなたはおもむろに立ち上がった。
665親友以上 ◆JBtnEvJis6 :05/01/11 20:55:49 ID:33yam7xy

パジャマのボタンを外し上着を脱ぐとブラを外す。
(ドキドキしてるの、ばれないよね・・・)
露わになった貧相な胸を上下させ息を整えると
かなたは下着まで指にかけズボンと一緒に一気に脱いだ。
何も言わずに見ている摩耶の前に素っ裸のかなたが現れた。
一緒にお風呂にも入るし裸自体を見たり見られるのは恥ずかしくない、はずだった。
「かなた・・・?」
摩耶の訝しげな声を無視しかなたは精神を集中させた。
既に後悔し始めているが今さら後にはひけない。
「くっ!」
少し苦しげな声を上げるとかなたの身体に急激な異変が起きた。
無毛の割れ目の上端から顔をのぞかせていた桃色の突起がぐんぐんと大きくなる。
呆気にとられる摩耶の前でそれは男性器そのものの形へと変貌をとげていた。
「ほ、ほら・・見慣れたら怖くなくなるんじゃないかと思ってさ・・」
まるで言い訳のようにかなたは言葉を発した。
摩耶は何も言わずただかなたのそれを凝視している。
「摩耶ちゃん・・・?」
幼い少女の体についている醜悪な形相のペニスははちきれそうに膨らんでいる。
摩耶はしばらくそれを見つめていたが
かなたの泣きそうな恥ずかしそうな顔を見てゆっくりと手を伸ばした。
「あっ・・ま、摩耶ちゃん・・・怖くないの?」
血管の浮かび上がったそれにそっと指を置くと
摩耶はもう一度かなたの顔を見た。
「うん・・・かなたのだから・・・」
白い指が一本、また一本と添えられる度、赤黒いペニスがピクピクと震える。
とうとう手の平全体で包み込んでしまうと感触を確めるように何度も握り直す。
666親友以上 ◆JBtnEvJis6 :05/01/11 20:56:36 ID:33yam7xy

「かなた・・痛い?」
「う、ううん」
摩耶は真っ赤に染まったかなたの顔を見上げると、握り締めた男性器に向き合い
そっと口を付けた。
「あっ・・駄目っ・・」
思わず腰をひいたかなたを見上げ摩耶は少し微笑む。
「何が駄目なの?
 こんなことするんでしょ?」
摩耶はそう言うとかなたの小さなお尻に手をかけ性器をゆっくりと口に含んだ。
「あぅゥ・・・ぁんっ・・っ・・」
摩耶の口から漏れる淫らな音とかなたの口から漏れる歓喜の声が重なって
静寂な部屋に響きわたる。
摩耶の稚拙な舌の動きに翻弄されかなたの口から悲鳴に似た声が溢れ出す。
「これどのくらいやるものなの・・・?」
摩耶が口を離して見上げると少し放心した後、かなたはしゃがみこんだ。
そのまま抱きしめると悲鳴をあげる暇も与えず摩耶を押し倒した。
「摩耶ちゃん・・・お願い・・・」
摩耶の身体を床に押し付けるとかなたは哀れな声で囁き始めた。
「あたしに・・・」
「・・・うん、かなたなら・・・いいよ」
その返事が発せられたと思うと摩耶のズボンはあっという間に剥かれてしまった。
「か、かなた・・!?」
パジャマのズボンを足先まで脱がせたと思うと今度は下着をずり下げる。
下半身を完全に露出させてしまうとかなたは摩耶の膝を持ち前に持ち上げた。
「摩耶ちゃん」
パジャマの上着の裾をめくり、ぴったりと閉じた秘裂にあてがう。
「かなた・・・」
摩耶が目を閉じるとかなたは腰をゆっくりと突き入れた。
667親友以上 ◆JBtnEvJis6 :05/01/11 20:57:39 ID:33yam7xy

「ん・・ぐゥ・・くぅ・・」
摩耶が苦しげな声を上げるたびにかなたは動きを止める。
しかし、少しずつではあるが確実に摩耶の中に侵入させていく。
「ぁふっ・・」
かなたも摩耶に負けじとうめく。
摩耶の苦しげな声に対してかなたの声はただ悦びのこめられた声。
肉体的な快楽と摩耶が受け入れてくれた事への喜びが混ざり合い
かなたの目にはうっすらと涙が浮かんでいた。
「んあぁっ・・」
悲鳴をあげてかなたの身体が小さく痙攣する。
何度か突いただけですぐに絶頂に達しかなたは摩耶の上に倒れこんだ。
「はぁ・・・はぁ・・・かなたもう終わり?
 じゃあ今度は・・・はぁ・・こっちの番ね・・・」
激しく胸を上下しながら言った摩耶の言葉の意味をかなたは理解出来なかった。
「ま・・摩耶ちゃん・・・」
かなたが顔を上げて見た摩耶の頭には黒い飾りがついている。
かなたはそれに気がついてはっとなった。
摩耶が夢魔と合体した時の姿だったからだ。
その上、いつの間にか摩耶の手はかなたの尻たぶを掴み外側に肉を引っ張っている。
「かなた、じっとしててね」
摩耶のお尻から伸びた尻尾が蛇のように首をもたげた。
その先端はかなたの股間から生えていたものとそっくりな形をしている。
「摩耶ちゃん!」
それが陰裂にあてがわれた時、かなたは身体を起こそうとした。
しかし、それより早く尻尾はかなたの中に突き刺さっていた。
「んああっ!」
崩れ落ちたかなたを受け止め摩耶は尻尾を蠢かせる。
「あっ・・凄い・・かなたの中・・・あったかあい・・・」
668親友以上 ◆JBtnEvJis6 :05/01/11 21:00:05 ID:33yam7xy

「かなた動いちゃ駄目え・・・」
「あっ・・・だって・・摩耶ちゃんがあ・・・」
摩耶の尻尾がかなたの女をえぐる度にかなたの身体が動かされる。
それはそのまま摩耶の中に突き立てられたままのペニスも動くという事になる。
犯しながら犯されている状況のまま、結構な時間を過ごしていた。
「あうぅ・・・」
胸のふくらみ同士を擦りつけるように摩耶の上でかなたが揺れている。
口からはだらだらと涎があふれ、
知性のカケラも無いような目で空を見つめている。
「お願ぃ・・もうやめ・・うぁっ」
「かな・・が・・・先にぃ・・・んぁっ!」
「ま、摩耶ちゃんが・・・止めてくれないと止められないよお・・」
繋がったまま、何度もこんな会話を繰り返している。
射精という区切りすらない二人は止めるきっかけすらない。
「かなたが・・ハア・・ぁ・・約束するなら・・・・」
「何・・何でも・・何でもする・・・あたし摩耶ちゃんのためなら何でもするから・・・」
これ以上続けば狂ってしまうのではないかという不安から
かなたは懇願していた。
「ずっと・・・ずっと一緒にいるって・・・」
「いるっ!・・いるよ!一緒に!だからもう・・んああ!」
かなたの身体が一際大きく跳ねる。
ずるりと野太い尻尾が引き抜かれ
かなたはのろのろと摩耶の横に倒れこんだ。
疲れきった体に淫魔の罠に陥ちた後悔が浮かぶ。
(でも、摩耶ちゃんだから・・・いいかな)
幸せそうに眠る摩耶を横目で見て、
かなたは笑みを浮べながら眠りに落ちていった。
669親友以上 ◆JBtnEvJis6 :05/01/11 21:01:48 ID:33yam7xy
投下終了です。
670名無しさん@ピンキー:05/01/11 22:17:58 ID:9QL8ewrO
神キタ━━(゚∀゚)━━ !!
「犯しながら犯されている」(*´д`)ハァハァ
671名無しさん@ピンキー:05/01/12 01:22:17 ID:I5DwLdxs
挿しつ挿されつの女の子同士の絡みもいいなぁ。
ふたなり&しっぽ責め萌え。ぐっじょぶ!
672名無しさん@ピンキー:05/01/12 14:02:32 ID:8nPu83b2
イリヤの空、UFOの夏のアキホ×浅羽キボンヌ
673名無しさん@ピンキー:05/01/14 00:12:05 ID:Cftu8GHU
日付があと少しで変わろうとする深夜。
 原川の部屋は珍しく蛍光灯の灯りがついていた。
 白い光の下、いつもの如く寝巻き代わりに原川のシャツを1枚借りて羽織っただけのヒオがいる。
 彼女は真剣という色を表情に浮かべ、拳を握り締めつつ力説していた。
「ヒオが思うにやっぱり覚悟した事は早めに済ませておくほうがいいと思いますの。その覚悟が無駄にならないうちに。ええ、日本語ではこういうんですよね? 据え膳食わぬは恥」
「その言葉は色々な意味で間違っているだろう、ヒオ・サンダーソン、というか、覚悟云々の話が現状の何に繋がる?」
 言われ、ヒオは原川を見下ろした。普段ならば見上げる事で見える筈の彼の顔は今、ヒオの下方に位置している。
 原川は仰向けに倒された状態で、ヒオは丁度彼の腹の辺りに馬乗りになっていた。
 平たく言えば原川はヒオに押し倒された状態だった。しかも、後ろ手に縛られた状態で。
 縛られた手に自分とヒオの重みがかかっているが、後ろは布団なのでそれほど苦痛はない。
 ……そういう問題じゃないんだが。
 そう思った原川を見下ろし、ヒオは頬、むしろ顔全体を上気させ僅かに首を傾げてみせた。
「……わかりませんの?」
「分からないな」
 短く答えると、ヒオの眉がわずかに下がった。
  抗議の表情で見つめてくる彼女に、原川は無言で説明を要求する。
 数秒の攻防。
 負けたのはヒオの方だった。
 く、と小さく息を吐き、揃えていた両手を握り締めつつヒオは言う。
「原川さんが、悪いんですのよ? ヒオはちゃんと覚悟してましたし先生も最後の一歩は相手の方に
リードして戴くのが心遣いと言ってましたから、ちゃんとヒオは待っていましたのに、原川さんたら
主導を握るどころか、ここ何日のヒオの覚悟を全く無視されてたじゃありませんの。ですからヒオは
決めました。原川さんが主導を握るつもりが全くありませんのならヒオがイニシアティブをとるべきだと」
「……ちょっと待て」
 一気にまくし立てるヒオを止めた。原川は問うのはやめた方が良いと危険信号が点滅するの
を感じつつも、ゆっくりと問う。
674ぎゃくぎれヒオさん:05/01/14 00:16:33 ID:Cftu8GHU
「その、君の覚悟というのは何の覚悟のことだ? ヒオ・サンダーソン」
 原川にしてみれば当然の疑問に、ヒオは何故か焦った様子だった。
 顔の朱の色を深め、ええと、と小さく意味のない事を呟きつつ数秒の迷走の後、うん、とちいさく頷いて、けれどもようやく聞き取れるくらいの小さな声でヒオは告げた。
「――ヒオの初めてを貰って戴く覚悟ですの」
「馬鹿かー!!」
 反射的に走った思考のまま、原川は叫びを放った。
 いきなりの大声に腹の上のヒオがひゃん、と小さく肩を震わせる。
 だがそれで良い。遠くに飛びかけていた意識に力が戻ってくる。
「薄々感じてはいたがやはり君は痴を最上級でいく女らしいなヒオ・サンダーソン」
「え、チの最上級って……ヒオはチェストなんですの?」
「違う。……というか、君はまだ子供だろうが。君の国ではどうだかは知らんがな、この国じゃ
どっちが襲ってようが子供と事に及んだ男は立派に犯罪者なんだ。覚えておけヒオ」
「それは米国でもそうですけれど……って、ヒオと原川さんは2つしか違わないじゃないですのっ。
それで子ども扱いなんてあんまりですわ!」
「俺の2つ下ば充分子供の領域だよ。分かったか。分かったらいい加減そこを退いてくれないかヒオ。
それともどうあっても俺を逆レイプする気か?」
「それはもう双方の合意は得られてますから大丈夫ですわ」
「いつ俺が同意したよ?! 頼むから会話をしてくれヒオ・サンダーソン!」
「だって初めて泊めてもらった時原川さん、ヒオにこう言いましたわ。もし俺が君に
何かしたらどうするって。それに対してヒオはこう答えたはずですわ」
 一息。ぎこちない笑みを浮かべ、ヒオは絶句している原川の顔を覗きこんだ。
675ぎゃくぎれヒオさん:05/01/14 00:17:08 ID:Cftu8GHU
「――お願いします、と」
「ちょっと待――」
 て、という言葉はヒオの唇の中に消えた。
 キスをされている。その事実に今度こそ原川の意識が硬直する。
 だがそれも一瞬の事。
 恐々、といった動きでヒオの舌が原川の唇を割ってくる。
 舌と共に吹き込まれたヒオの吐息は酒の匂いして、原川は眉をひそめた
 ……言動おかしいからまさかとは思っていたが、コイツ完全に酔っ払ってやがる……!
 舌の口内への侵入を拒もうと、原川は歯列と唇を閉じた。
「ん――」
「――――」
 それは、図らずもヒオの舌先を咥え込む、とういう形になってしまう。
 だがヒオは諦めない。
 舌先を力を込めて唇と歯列の間に送り込み、歯列をなぞり、唇の裏をくすぐるようにして舐めた。
「ん、ふ――」
「っ――」
 歯と歯肉の境目をなぞられ、原川は息を詰めた。
 それだけでは終わらない。シャツのボタンが上から一つずつ、外されている。ヒオの左手だけの、不慣れな手つきで。
 首から胸元、そして更に下へ、外す邪魔になる腰を少しづつ後ろへじりじりと下げ、体を密着させながらヒオは原川のシャツの前を開いていく。
 抵抗のために原川は体をよじるが、無駄だった。
 ならば、とヒオの唇から逃れようと原川は顔を横にした。
「ふ、ぁ」
 こちらは意外とあっさり引き離せた。
 は、と止めていた息を大きく吐き、深呼吸。そして原川はヒオを見た。
「おい、ヒオ――」
676ぎゃくぎれヒオさん:05/01/14 00:18:48 ID:Cftu8GHU
時間切れにつき今日はここまで。変な所でちょん切ってスマソ。
エロは初挑戦ですが女の子の攻めって難しいですね。
677名無しさん@ピンキー:05/01/14 01:48:49 ID:UcfDAA0j
おお川上稔氏の「終わりのクロニクル」4より貧乳金髪美少女ヒオと色黒ちんぴら原川ですかっ!?
妙に解説くさいのは差し出がましいですが総合スレだけに元ネタ表記もあったほうがいいかとっ!
痴の最上級にも笑ったですがヒオの逆レイプヒオの逆レイプヒオの逆レイプと縛りっ!
自白概念も無しで興奮ダダ漏れになってる僕は今確実に駄目になってますか!?
とにかくアチョー入りつつ続きお待ちしてます!
678名無しさん@ピンキー:05/01/14 05:36:58 ID:7HPCGLpg
GJ!! ダン原川っちは一応(あの面子の中では)常識人なだけに流され役が合うなあ。
……ところで貴君、ひょっとして28thの510氏?
679名無しさん@ピンキー:05/01/17 05:33:17 ID:m44LQty6
ぐはああぁあああ
イイのがキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!

しかしベルガーだとどっちかというと押す側なのに原川は妙に流され役が似合うな・・・・
680名無しさん@ピンキー:05/01/17 23:39:18 ID:r5n7Vef6
スニーカーのラグナロクの、
ジリアン×ラグナロクきぼんぬ
681名無しさん@ピンキー:05/01/24 20:46:58 ID:GWmy8y4w
シャドウテイカーで黒の彼方×葉タソを激しく見てみたい…
682名無しさん@ピンキー:05/01/24 23:10:00 ID:TjXQKLKm
オレ的には黒の彼方in葉タン×裕生ちゃん。
葉タンの体を乗っ取った彼方タンが裕生ちゃんを押し倒してカクカクのシカジカでしかもカクカク、あまつさえシカジカ。
んで葉タンの意識は残っていて、彼方タンが裕生ちゃんにいろいろしてるのは精神世界から
自分の目を通して見えているんだけど、「やめて! 私の体で裕生ちゃんにそんなことしないで!」って
心の中でいくら叫んでも彼方タンに操られた体は裕生ちゃんにあんなことやこんなことを。
さらに「あなたはそこで何も出来ずに見ているしかないのです」とかすげなくあしらわれちゃったりして。
絶望に沈む葉タンの心に、彼方タンの哄笑が響く……しかし葉タンはいつしか、自分の下で喘ぐ裕生ちゃんの姿に、
今まで感じたことのない興奮を覚えてしまうのでした……

裕生ちゃんは裕生ちゃんで、葉タンが彼方タンに乗っ取られているのはわかっているんだけど、
葉タンの体を傷つけるわけにもいかず為す術もなく押し倒されて、妖艶な笑みを浮かべる彼方タンin葉タンにされるがままに……

とかどうよ。
しかし裕生が呼びかければ黒の彼方の支配からは脱出できるから、現状でやりたい放題ってのはあり得ないか。
もっと浸食率が上がって、葉を呼び戻すのが難しい状況になってきたらあるいは……
683名無しさん@ピンキー:05/01/24 23:55:43 ID:GWmy8y4w
自分からネタを振っておいてなんだが>>682の勢いにはちょっと引いた
684名無しさん@ピンキー:05/01/25 00:49:45 ID:OyaQUNcM
シャドウテイカーの葉の場合、最後までもじもじしていそうだ
685名無しさん@ピンキー:05/01/26 23:38:29 ID:ncfMN8GV
最後って、何の最後のことだ? 最期じゃないのは良いんだが。
686名無しさん@ピンキー:05/02/02 00:41:15 ID:qwzWUrXH
ウワーっ!!急に終わりのクロニクルの至とSfのSSを思いついたぁっ!!
687名無しさん@ピンキー:05/02/02 00:55:45 ID:6uUUQSXD
お願いします。
688名無しさん@ピンキー:05/02/02 02:21:10 ID:jDEM06Rs
>686
うおめっさ読みたいぞそのカップル。是非とも投下キボン
689名無しさん@ピンキー:05/02/02 23:35:13 ID:qwzWUrXH
かきますよ?かいていいんですか?しりませんよ?
でわかきますよ。
690名無しさん@ピンキー:05/02/03 02:42:28 ID:CTbx9ID9
>>689
ちょうどいいタイミングでスレが立ってるけど

【運】終わりのクロニクルでエロパロ【切】
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1107333008/
691名無しさん@ピンキー:05/02/03 06:40:32 ID:tXlhOa6l
ここで二年半ぶりに出版記念で星界を期待してみる。
692名無しさん@ピンキー:05/02/14 00:37:17 ID:cTn9b557
我が家のお稲荷様の空幻で小説できませんかねえ
693名無しさん@ピンキー:05/02/14 21:00:13 ID:lvQs7Mh2
ここ、キーリは無いのか__| ̄|○
神様、神様・・・・
694名無しさん@ピンキー:05/02/15 01:31:58 ID:AJOGXCSP
>>693
キーリなあ…。
このスレでも何度か名前が上がってるし需要はあると思うんだけどね。
書いてくれる職人さんはいないものだろうか。
695名無しさん@ピンキー:05/02/15 23:58:40 ID:RZUfgWBv
「子猫の昇天」その1
先輩とぼく4〜夏休みになくてはならないイベントと私より
      ☆ ☆ ☆
 私は、皆の視線が完全に届かなくなった事を確認して、草の上に座った。そして、はじめ猫を後ろから抱き寄せ、
膝の上に座らせる。
「うにゃ?‥‥‥って、ちょっと、先輩、なにするつもりですかっ!?‥‥‥うなぁ〜ん。」
 子猫と主導権を争いつつじたばたするはじめ君。実にかわいらしい。
「さっきからいっているだろう、はじめ君に取り憑いた子猫の霊を成仏させてあげるのだ。そうすればはじめ君は
解放されるのだし、一石二鳥というものだよ。」
「みゃうん………何が一石ニ鳥ですか!そもそも先輩がペンダントを取り上げなければこんなことには…………
ゴロゴロ………。」
「済んだ事を今更言っても仕方ないだろう。問題は、今現在のはじめ君の身体をどうするかだ。では、はじめようか。」
「はじめようかって、何をですか〜〜〜〜!………ゴロゴロ………」
 私がはじめ君ののどを優しく撫でると、夜目にもはっきり分る程顔を真っ赤に染めたはじめ猫が気持ち良さそうに
喉を鳴らした。
「だから、言っただろう?子猫を満足させてあげるのだよ。それに、はじめ君もそろそろ女性の悦びに目覚めても
良いのではないかな?」
「目覚めなくていいです!………ふにゃん………」
 抗議を無視して耳朶を軽く啄むと、はじめ猫はピクリと震えた。
「以前、そう、駅前で典弘君と初めて会った時に言ったと思うが、私は、その身体のことなら隅から隅まで知って
いるのだよ。例えば、ここ。」
 私は、はじめ君を後ろから抱き締め、ワンピースの上からはじめ君の胸に両手を押し当てた。
 ふむ、はじめ君の手は意外に大きいのだな。私が自分で触った時には乳房がだいぶ余ったのだが、この手だと、
すっぽりおさまって調度良い。
 柔らかく心地よい弾力のある乳房を、優しくさするように揉む。
「みぃっ………って、うひゃっ!………ふにゃあ〜ん………」
 はじめ君はこの身体でオナニーなどはしたことないだろうから、乳房に発生した感覚の正体を知らないはずだ。
入れ代わる前までは十五歳の健康な少年だったのだから、書物やビデオを通して知識としては知っていたかも
しれないが。

 続く。
696名無しさん@ピンキー:05/02/16 06:07:38 ID:rHTs0xgO
「子猫の昇天」その2
「どうだい、身体から力が抜けていくだろう?」
 身体の主導権を子猫に完全に奪われたらしく、はじめ君の返事は無い。マタタビと私の愛撫に酔ったかのように、
目を閉じて私の手の動きに身体を任せている。
「私は、私のはじめ君への思いを自覚した時から去年のクリスマスイブに私達の脳が入れ代わってしまうまで、
毎晩こうしてきたのだ。」
「………にゃ?………」
「私の身体に触れるこの手が、はじめ君の手だったらどんなにかいいだろうと思いながら、丁度今のように、全身
隈無く触りまくったからね。その身体の性感帯は熟知しているよ。」
「…にゃにゃっ!?…」
「まぁ、もっとも、はじめ君は私を触ってくれなかったから、自分で触った時と今とでどちらがどれくらい気持ち
いいのか分らないのは残念だが。」
 はじめ君のうなじを舌先で舐める。
「ぺろぺろぺろぺろ」
「…自分で『ぺろぺろ』なんて言わないで下さい!……」
 こんな時でも突込みを忘れないはじめ君。実にすばらしい。
 私は、はじめ君の身体を持ち上げて私の方に向けた。いわゆる座位というポジションだ。
 愛撫と私の言葉で真っ赤になったはじめ君。うっすらと肌に浮かんだ汗の匂いが鼻腔をくすぐる。

 続く
697名無しさん@ピンキー:05/02/17 22:34:42 ID:n2zCJZ+Q
単独スレ、は無理だよなぁ。
698名無しさん@ピンキー:05/02/17 23:54:48 ID:EwMQhqyj



トリブラキャラって、少なくともAx以外のヴァチカンは童貞&処女ばっかりなのか。
699695:05/02/19 00:39:19 ID:aT488Vhp
「子猫の昇天」その3

 突っ込むだけつっこむと、すぐにはじめ君の意識は闇に沈んでいった。身体の操縦権を子猫の霊にほぼ完全に
掌握されながらも突っ込むポイントだけは外さない、はじめ君の天性の突込み根性を、ここは誉めるべきなのだろう。
 ゴロゴロと喉を鳴らし、くねくねと全身を捩りながら、掏り寄って交尾をせまるはじめ猫。
 なんだかこのままでもいいような気がするのは、正気のはじめ君は絶対にこんなことはしてくれないからだ。
 この姿を記録に残さないのは全人類と私の好奇心に対する冒涜のような気がするのだが、この状況で川村君を
呼び寄せるのは非常に危険だ。とても残念だが、今回だけは諦めるとしよう。

 さて、どうしたものか。
 今回のミッションは、当初の予定には無かったものだが、非常に単純だ。
 はじめ君に取り憑いた子猫の霊の未練を晴らし成仏させる、それだけだ。初めは子猫の霊の未練がなんだか
分らなかったが、今では、子猫の霊を性的に満足させれば良いと分かっているから、行為そのものはあと5分と
かからず終わるはずだ。
 しかし、「ちょっと待て」と私に話し掛けるもう一人の私がいる。「本当に、それ『だけ』でいいのか?」と。
 確かに、このまま子猫の霊が満足して成仏し、解放された時のはじめ君のリアクションを想像すると、それだけで
イってしまいそうになる程ゾクゾクする。いわゆる、「それだけでご飯が3杯はいける」状態が発生する事は間違い無い。
 しかし、もう一工夫加えれば、もっと美味しい状況が発生するのではないか?と、もう一つの私の声が告げている。
「本当に、それ『だけ』でいいのか?」
 私は、その声に従うことにした。

 続く
700695:05/02/19 00:42:39 ID:aT488Vhp
「子猫の昇天」その4

「ふむ、はじめ君は意外とムッツリスケベなのだな。」
「………誰がムッツリスケベだっていうんですかー!……」
 予想通り子猫の霊を押し退けて浮上してくるはじめ君。
「もちろん、はじめ君が、だよ。私達は、はじめ君に取り憑いた子猫の霊を満足させる為にこうして乳繰り合って
いるわけだが、分かっているかね?」
「あんまり分りたくないですけど、分かってます。だから恥ずかしいのを我慢してるんじゃないですか。」
「それがいけないのだよ、はじめ君。答え難いのはわかっているが、敢えて質問させてもらう。私が、胸を揉んだり、
うなじを舐めたりした時、気持ちよかっただろう?」
「……………はい……………」
 羞恥のあまり、真っ赤になって消え入りそうな声で答えるはじめ君。ああ、実に良い。
「うむ。そうだろう。私は、私の経験からいって、子猫の霊が満足するだけの刺激をその身体に与えているはず
なのだが、子猫の霊は満足していない。何故か分るかい?」
 子猫の霊が満足するだけの刺激をその身体に与えているはずという言葉の意味を理解し、さらに赤くなるはじめ君。
ああ、もう理性とい名の足枷を自ら外しても良いのではないだろうか。
「今、その身体は、はじめ君と子猫の霊が共有しているわけだが、身体的な感覚、例えば、見ているものや聞いている
音、『皮膚から受ける刺激』といったものも、共有しているのだろう?」
 でなければ、私や嵐君、川村君のボケに突っ込めるわけがない。

 続く
701695:05/02/19 00:44:26 ID:aT488Vhp
「子猫の昇天」その5

「元男であるはじめ君が女性としての快感に身をゆだねる事を善しとしない事は分らないでもないが、それを否定する
事によって子猫の霊が満足出来ないのであれば、子猫の霊に満足してもらってその身体から出ていってもらいたい
私としては更なる刺激をその身体、則ち、はじめ君により大きな快感を与えなければならなくなる。」
「☆▲×♂%…」
 私が言いたい事を理解したらしいはじめ君。頭から湯気を吹き出して絶句する。ハァハァ。
「そして、はじめ君はその事を知っているのではないかな?その上で、女性としての快感に身を委ねることを否定
してるとしたら、それはより大きな快感を求めているのと同じだ。これをムッツリスケベと呼ばずに、なんと呼べば
良いのだね?」
「………、じゃぁ、先輩はぼくにどうしろって言うんですか?………」
「受け入れたまえ。現実を。」
 私が、あの朝に男性としての現実を受け入れたように。
「分りました。」
 何か悟りを開いたように、力なく頷くはじめ君。
「私としても、このような形で初体験をしたいとは思わないから、最後の一線を越えないことは約束するよ。」
 私は、はじめ君を地面に寝かせ、優しくキスをした。

 続く
702695:05/02/19 00:52:18 ID:aT488Vhp
>>697
う〜ん、ネタは沢山あるんだけどねぇ。
妄想しているだけでも、「嵐ちゃんのプライベートレッスン桜さん編」、「美香さんに篭絡されるのりちゃん編」、
「IFの世界〜去年のクリスマスにオーラ君の円盤に拉致されなかったら編」とか、いろいろあるんだけど、文章力が
無くて中々書けないし。
703695:05/02/19 23:24:34 ID:/l3jzn6u
「子猫の昇天」その6

 さて。はじめ君の許可も貰った事だし、来るべき日に備えて会得した舌技と指技の効果の程をじっくりと確認する
事にしようか。
 再び子猫の霊の支配下に入ったはじめ君……はじめ猫が、気持ち良さそうに頬擦りしてくる。
 私はそんなはじめ猫を軽く抱き締め、再びキスをした。舌をはじめ猫の口の奥に差し込むと、はじめ猫もそれに
応えるように舌を絡めてくる。

 はじめ君もいつかはこういう反応を返してくれるようになるといいな。

 口の中でサクランボの茎を結ぶ要領ではじめ猫の舌を嬲りながら、私ははじめ君のワンピースの背中のジッパーを
下ろした。上半身だけ脱がせてブラのホックを外す。左手ではじめ猫の身体を支えて、右手で乳房に触れると、既に
熱く充血し、先端は硬くなっていた。
 私は、唇を解放し、はじめ猫の耳朶を甘噛みして、囁く。
「ああ、はじめ君、もうこんなに乳首が硬くなっているよ。私の事を信じて、感じてくれているんだね。嬉しいよ。」
「………っ!」
 私の声が届いたのだろう、はじめ猫の身体が一瞬ピクリと震え、熱を持った乳房が更に熱くなった。
 右手の掌で乳首を転がしながら、首筋から胸元に舌を這わせると、はじめ猫の口から声にならない声が漏れる。
「………なっ……あっ……」
 そのまま左の乳首を口に含む。舌先で乳輪の縁をなぞり、乳首を舌で弾く。
「…はぁ……や……」
 はじめ猫の漏らす声は、熱く甘い。
 私は、Tシャツを脱いではじめ猫を抱き締め、再びはじめ猫の唇を塞いだ。

 続く
704名無しさん@ピンキー:05/02/20 21:20:58 ID:Ed6XbKi9
>698
機械とやっても処女喪失にはならないだろうしな。
そういう意味で、トレスを侍らせてるミラノ公の人選は的確だ。
705水死体:05/02/21 12:23:49 ID:pMsr8MD9
えーと、すみません。
エロパロ板があるっていうのを知らなくて、ラノベ板で一度書いたものなんですが、
イリヤの空強姦SS投稿しても良いですか?
需要があるかわからないし、途中で眠たくなるぐらいへっぽこですけど・・・
706名無しさん@ピンキー:05/02/21 12:29:51 ID:IxijyEOm
>>705
かもーん
707水死体:05/02/22 12:04:12 ID:/psc19+V
スカートの中に突っ込んだ手を忙しなく上に移動させ、股の付け根に指を二本押しつけた。
グリグリグリと。
ビクッ!!!
腎臓を狙って繰り出されたはずの右手は、電気が走ったかのように身体ごと硬直した。
吉野の節くれ立った指は尚も大事な部分を刺激し続ける。
その鋭すぎる感覚に、イリヤはおもわずナイフを取り落とした。
体育館の床に金属質の音が響くが、吉野には全く聞こえていなかった。
血走った目で、荒い鼻息でイリヤの局部を攻め立てた。
卑猥とも言えないような乱暴な手つきでイリヤが身悶えていた。
その様子を見て吉野の興奮に拍車がかかる。
もう股間ははち切れんばかりに勃起し、爆発寸前であった。
吉野は尚も猛り狂ったようにイリヤの雌の部分を刺激した。
乱暴で遠慮のない神経を直に触れられるような感覚に、イリヤはどうしていいかわからなかったし、どうすることもできなかった。
電極を付けられ、そこから断続的に電気を流されたような痺れに、頭が麻痺していた。
股の付け根から強制的に流される電気信号は背筋を掛け登り、脳を直接鷲掴みにして揺さぶった。
脳髄を焦がされる感覚に筋肉が弛緩・収縮を繰り返し、体力が削がれて行く。
身体のあちこちが痙攣して、足のつま先までピクピクしていた。
吉野はついに我慢が出来なくなり、イリヤのスカートの中から手を抜いて、もどかしい手つきで自分の社会の窓を開いた。
中年男とは思えぬぐらいに元気に反り返ったモノが飛び出した。
イリヤの方は、吉野の乱暴な攻めから解放されてグッタリとしていた。
頭の芯が痺れきって何も考えられないまま、少し荒くなった息だけを吐いていた。
スカートを捲り上げる。
すると薄汚れした下着が露わになる。
その汚れ具合は、ただ何日も履き続けたというものだけではなく、今し方
イリヤ自身から分泌された、ちょっぴりネバりけのある水分までもが付着していた。
薄く湿り気を帯びたその下着をむしり取ると、ポケットに突っ込んだ。
一切の障害物を取り払った吉野は、肉の凶器をイリヤの裂け目へと宛い、一息に奥まで貫いた。
708水死体:05/02/22 12:04:55 ID:/psc19+V
悲鳴が上がった。
引き裂かれた少女の悲鳴と、オスの咆哮。
吉野はそれだけで、挿入しただけで達っしてしまった。
溜まりに溜まった特濃の白いマグマを勢い良く噴出させた。
女っ気がなく日照り続きで、教え子を襲うという極度の興奮が一瞬で爆発させた。
イリヤの腹の中で脈動を繰り返し繰り返し。
長くて重くて臭い溜息一つ。
しかし、出し切った筈の吉野のソレはまだまだ元気だった。
イリヤの抵抗は、無い。
動かない。
吉野は引きつった笑いを顔に張り付け、再び動き出した。

激しく突いた。 ケモノのように。 端から見れば、それはまるで犬や猫の交尾に見えたかもしれない。
ただひたすらに腰を前後させ、テクニックもへったくれもなかった。
本能の赴くままにイリヤの中を出入りして、欲望のたけを吐き出すことだけを考えていた。
そこには浅羽とイリヤに歴史を教えていた頃の吉野は微塵も存在しなかった。
腰の動きが早くなる。 二度目の限界が近かった。 腰を振りたて、浅羽に散髪してもらった髪を振り乱し、
一心不乱に貪った。
イリヤはされるがままだった。
吉野の動きに合わせて、ただただ揺られているだけだった。
体育館の高い天井をぼんやりと眺め、浅羽が登っていたな、などと考えていた。
やがて限界が来た。
獣のような声を短く上げ、吐き出した。
腰をイリヤの股ぐらに密着させ、えぐり込むように吐き出した。
二回目とは思えないほどの大量のオスの汁を、これでもかというほどイリヤの腹の奥に叩き付けた。
709水死体:05/02/22 12:07:15 ID:/psc19+V
ゼェゼェと肩で息をして、満足しきった顔の額を袖で拭う。
やけにサッパリしきった表情で、組み敷かれて人形のようになっていたイリヤを見た。
イリヤの息はあまり乱れてはいなかった。
少しばかり熱っぽい息をしているだけだった。
そこに、自分の顔を近づける。
乾ききった唇を一舐めし、イリヤの小さく開かれた唇にむしゃぶりついた。
柔らかく、少女の味がした。
口の周りを吉野の舌と唇と唾液が這いずり回った。
口内を蹂躙されても、イリヤはダッチワイフのように動かなかった。
少女の唇をひとしきり堪能した吉野の腹の底でまだ、ぐるりと蠢く物があった。
口腔を貪っている間に、再び愚息が元気になったのだ。
吉野は思った。
この際だから、いろいろと試してみよう、そう思った。
なにしろ久しぶりのオンナである。
吉野は想像する。
横にしたり、後ろから突いたり、でんぐり返しのようにしたり、手押し車のようにしたり、ケツの方にも入れたり・・・
いろいろな形になるイリヤを想像する。
ムクムクと欲望と下半身が鎌首を擡げてきた。
いろいろな体位やいろいろな事を試してみよう、吉野はそう思った。

695さんの合間で悪いなぁと思ったんですけど。
気分害したら削除しちゃってください。
710名無しさん@ピンキー:05/02/22 12:39:03 ID:kSiZdu3P
>>709
現在風邪で投下が遅れてますが、ご遠慮なくどうぞ。
711695:05/02/22 12:40:55 ID:kSiZdu3P
あ、710は695です。
712名無しさん@ピンキー:05/02/26 01:29:54 ID:rKKDXIoK
>>704
そんな羨ましい立場…いいなあトレス。
っつーかそんな機能さすがに教授もつけないだろ。
713名無しさん@ピンキー:05/02/27 19:01:16 ID:+CW4k8BS
こんばんわ。
このたびROOM NO.1301のスレを立てましたので、報告します。
よければこちらで作品投下お願いします。

ROOM NO.1301の女性キャラを撃墜せよ!
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1109498379/
714水死体:05/03/01 12:05:13 ID:kxvU/p+t
今回和姦ものです。

二人の唇が、そっと離れた。
互いに熱い息を漏らし、相手の瞳には自分が映っていた。
「浅羽のすきにして・・・」
数分前、伊里野はそう言って、電気の消された部屋の中
浅羽のベッドに横たわった。
早鐘のように高鳴る鼓動。
胸の奥どころか、お腹や頭の中までバクバク言っているような気がした。
期待と、それを遥かに凌駕する不安。
だが、それは浅羽も同じであった。
浅羽は動かない。 いや、動けなかった。
これから何をすれば良いのか、健全なる青少年である浅羽はこの日のために、
マグロのさばき方を事前にたっぷりと予習していた。
普段の学業でも同じ事をしていれば、
テストで120点間違いないだろうというぐらいに。
もちろん、己の頭の中での反芻・イメージトレーニングも怠らなかった。
怠らなかったハズなのに、頭の中は真っ白だった。
試合が始まる前から、すでに敗北していた。
燃え尽きた。 真っ白に燃え尽きた。
明日だか、明後日だったかのボクサーのセリフが頭の中をグルグル回る。
沈黙。
715水死体:05/03/01 12:06:31 ID:kxvU/p+t
どうしたの? というふうに、立ちつくす青少年を見上げる伊里野。
再び沈黙。 長い沈黙。 伊里野は考える。
きっと浅羽は、ここからどうして良いのかわからないのではないのだろうか。
再び考える。 伊里野とて初めての経験であるし、たいして知りもしなかったのだが、
最近は晶穂や清美とエッチぃ話もしていて、男の子を悦ばせるための
偏った知識が頭の中に詰め込まれていた。
このまま寝転がっていてもどうしようもない気がする。
怖いけど、浅羽と結ばれたい。 一つになりたい。
そう思った伊里野は、大胆にも自分のスカートを捲り始めた。
スルスル・・・スル・・
衣擦れの音が、さして広くもない部屋にやけに大きく響いた。
窓から差し込む僅かな星の瞬きが、スラリと伸びた両の素足を照らし出す。
膝が露わになり、白くて細い腿が浅羽の目に映った。
布地がさらに上へと捲られる。 そして・・・
ここまで来ればもうおわかりですね? それでは皆さん、声を揃えて、さん、はい

『ぱんつはいてない』

イリヤの空ギャグ落ちエロです、すみません。
やっぱり純愛なんて書けませんよ・・・・
716水死体:05/03/01 12:08:52 ID:kxvU/p+t
イリヤDVD見ました。
作画は良かったですが、ストーリーや演出は
原作読んだ人でないとわかりにくいと思いますね。
サービスシーンはありましたが。
717名無しさん@ピンキー:05/03/01 15:00:41 ID:HyIA+t9q
ARIELの新刊出た勢いで投下してもいいですか?
年増じゃ萌えないとか言われそうで怖い(´・ω・`)
718名無しさん@ピンキー:05/03/01 19:44:19 ID:0Lb4Du+F
ARIELはむしろ年長組が。ダイアナとかシンシアとかシヴァとか、
ああでも、はならいてうはパスな。

そういえば、ARIELって作中で公式にくっついたのってハウザー×シモーヌと
絢ちゃん×ユリ・シギアくらい?
719名無しさん@ピンキー:05/03/01 20:53:59 ID:fMXkNdrA
ナナちゃんの褐色肌ハァハァ
720名無しさん@ピンキー:05/03/01 21:54:07 ID:NRjJbuN6
l;
721名無しさん@ピンキー:05/03/02 02:08:16 ID:+QEGviGD
由貴とナミ・ファランドールはガチだと思ってる。
722719:05/03/02 05:08:31 ID:udhKoJXf
>ナミ
名前間違えてたorz
723名無しさん@ピンキー:05/03/02 09:51:27 ID:Qx0A3yOy
絢のあれがくっついたというなら、トムとダイ姉もくっついてると思うw
724水死体:05/03/02 12:04:27 ID:ptSn5Nkt
>>717
どぞ〜
というかお願いします。
725名無しさん@ピンキー:05/03/03 22:58:31 ID:t0uVJFGL
オーパーツ・ラブ物の玖実やイプネフェル物希望
726名無しさん@ピンキー:05/03/04 00:20:17 ID:u8PRr9Lq
>>693
おなじく__| ̄|○
727名無しさん@ピンキー:05/03/04 12:05:29 ID:aTxbN4hF
半年ぐらい前まで、キノの旅とキーリが自分の頭の中でごっちゃでした。
728名無しさん@ピンキー:05/03/14 15:54:41 ID:sgUtX8ll
保守しておく
729名無しさん@ピンキー:05/03/14 21:14:12 ID:nE0XFtWG
新刊で一気に萌えキャラ化した(※個人的見解による)セルティタンにハァハァ
というわけでデュラララ書いてくれる神降臨を望む
ちなみに自分は挫折済みだ…しょんぼり
730名無しさん@ピンキー:05/03/21 00:13:05 ID:+ACyJ8ot
BBBのジロミミ書いてくれる神はいらっさらないかー。

キボンばかりはいけないのはわかっているのだが文才無くて…
731名無しさん@ピンキー:2005/03/22(火) 01:16:48 ID:At6eCInI
定期ルナル保守
732名無しさん@ピンキー:2005/03/22(火) 01:26:42 ID:UKR0DO8N
質問、電撃の「とある魔術の禁書目録」はここでいいの?
733名無しさん@ピンキー:2005/03/22(火) 01:54:27 ID:JC7J54E6
>>732
個別スレは無いだろうから、ここで良いと思うよ。

>>730 BBBならカーサ×ジローが良いなとか言ってみる…。
本編の時間軸でやると感染しそうだから香港よりも前の時代で。
例のカーサがジローに噛み付いたのをアリスに見られたというのを膨らませて
なんとか捏造できないものだろうかorz。
734名無しさん@ピンキー:2005/03/23(水) 00:48:45 ID:7Hy/gy/+
>>730
乙女でなくなると血の味が落ちるので……


ミミちゃんの後ろを開発するジローさん。
などというネタが速攻思い浮かぶ私はもうダメでしょうか?
735名無しさん@ピンキー:2005/03/23(水) 01:35:35 ID:aN4jvuKs
同じく、やってしまうと血の味が落ちるのでスマタでハァハァというネタを考えていた。
736名無しさん@ピンキー:2005/03/24(木) 12:34:29 ID:+bd9zx+R
>>733-735
是非文章に!!

カーサ×ジローは自分もちょこっと考えたが
今も昔もジローはアリスハァハァなわけで
そうなるとレイープしか思いつかなかったわけです。
いや、個人的にはそれはそれで萌えるわけですが。
737名無しさん@ピンキー:2005/03/28(月) 01:58:46 ID:ZeNJBmzY
>>732
書いてくれるのか!
738名無しさん@ピンキー:2005/04/05(火) 19:57:48 ID:hGLc2QZR
保守
739名無しさん@ピンキー:2005/04/06(水) 00:45:16 ID:ELziVe6p
バッカーノのエロ小説が読みたい・・・。どこ探してもないんだもんな。
740名無しさん@ピンキー:2005/04/06(水) 01:19:49 ID:QIEsI1jG
ラノベかどうか微妙なとこころだが、「NHKにようこそ!」の佐藤と先輩の
「感慨深い」セクース小説が読みたい_ト ̄|○
741名無しさん@ピンキー:2005/04/08(金) 00:44:10 ID:l8rXSgt2
323さんどこいったんだろ?生きてるかな?
742名無しさん@ピンキー:2005/04/10(日) 01:05:59 ID:ShHSb1kM
ブギーポップ☆ぱろでぃ が結構前に落ちたぞ。
せっかく新刊でたのになあ。
743名無しさん@ピンキー:2005/04/10(日) 16:41:45 ID:DNGblfCn
「麒麟は一途に恋をする」の専用スレって無いのか?それとも前作と同じスレに?
744名無しさん@ピンキー:2005/04/12(火) 01:57:03 ID:4LDAo940
>>743
無いよ。
このスレで同居ってことでよろしく
745名無しさん@ピンキー:2005/04/12(火) 10:26:15 ID:H5CnUvhL
はっぴぃセブンはこちらに入りますか?
746名無しさん@ピンキー:2005/04/13(水) 23:12:22 ID:j1ILURfs
アリソンは…
747名無しさん@ピンキー:2005/04/13(水) 23:42:16 ID:j1ILURfs
ありました…

まさに 有り損
748名無しさん@ピンキー:2005/04/14(木) 05:57:09 ID:keAUQifP
一方×打ち止m(ry
749名無しさん@ピンキー:2005/04/15(金) 00:22:51 ID:hfT7Brkz
茅田砂胡作品は…
750名無しさん@ピンキー:2005/04/15(金) 13:29:13 ID:o8ZNUMF6
神野オキナ作品は…
751名無しさん@ピンキー:2005/04/15(金) 13:48:57 ID:Biyxq/f/
そもそも「ライトノベル」って言葉の定義が曖昧だし。
ラノベってそもそもジャンルですらないと思う。いやむしろラノベがさまざまなジャンルを内包しているというか。
752名無しさん@ピンキー:2005/04/15(金) 13:59:41 ID:eVj5waQL
>751
あなたがそうだと思うものがライトノベルです。ただし、他人の同意を得られるとは限りません。
753名無しさん@ピンキー:2005/04/16(土) 03:37:06 ID:zBMTCzNF
神野オキナって昔別名でエロラノベ書いてなかったか。ナポレオンとかその辺で。
754名無しさん@ピンキー:2005/04/16(土) 06:45:19 ID:MnX0JS2G
それ言ったら森岡なんか(PAM!!
755名無しさん@ピンキー:2005/04/17(日) 09:43:58 ID:WzPyPBu6
>>753
ナポレオンのはマンガのノベライズだったな。
二次元ドリームノベルスで書いたヤツがオリジナルで自分のラノベと繋がってた。
756名無しさん@ピンキー:2005/04/17(日) 21:40:40 ID:eanVFOUa
鬼姫プロトも18禁も神野鬼姫も持っている俺って・・・
当然犬のウサギもある
757名無しさん@ピンキー:2005/04/18(月) 09:38:16 ID:nxTZli5n
別名義で書いてたのはライトニングサーガじゃなかったか?
T&Tが元ネタのやつ。
758名無しさん@ピンキー:2005/04/18(月) 16:56:41 ID:4vtMCFEl
アレT&Tだったのか。
確かにあの雑魚の吹きとびっぷりなら納得だな。
300d6くらい簡単に飛びかってそうだ。
759名無しさん@ピンキー:2005/04/22(金) 22:42:53 ID:WhchhvCj
3巻で挿絵が変わったために、買う気が無くなった。
龍炎は忙しいからって…
760名無しさん@ピンキー:2005/05/02(月) 18:12:42 ID:3YjlIgVF
ほしゅあげ
キーリって本当に無いんだな…。ぐぐってみても全然見つからない。
書いてくれる職人さん、マジでいないのか?
761名無しさん@ピンキー:2005/05/04(水) 08:10:25 ID:JmhN0kIr
キーリね・・・あれはあの2人の関係が親子的視点で書かれてるからなぁ
漏れが書ける訳ではないが、シチュを工夫しないとなかなか難しいんでないの
せめてどういうキャラのどういうシチュで、ぐらい>>760が言ってみないことには何とも
762名無しさん@ピンキー:2005/05/04(水) 21:32:54 ID:aY6GqQVS
少し待ってりゃ作中でもしそうな雰囲気だけどな
763名無しさん@ピンキー:2005/05/11(水) 01:30:26 ID:s4WbUOnx
よし…そろそろ。
>>239
>>513
で訊いてますが、これら以外でトイレ我慢シーン…
というかもうトイレネタならなんでもいいので「あぁ、そういやあの作品にあったよ」
という方、ご教示希望。
764名無しさん@ピンキー:2005/05/12(木) 01:37:05 ID:9egLJTlh
>>763
いとうのいぢ画集『紅蓮』に収録されている『灼眼のシャナ』の短編。
あと、『9S』第二巻にもあった。
765名無しさん@ピンキー:2005/05/14(土) 03:41:49 ID:1viRchlt
あーはー? 聞くだけ聞いておいて反応無しかよぅ(´・ω・`)
こんなことなら「教えてあげたら、何でも私の言うこと聞く?」
くらいのこと言っておけばよかったぜーい。
766名無しさん@ピンキー:2005/05/14(土) 20:52:26 ID:m/rnOqE3
>>765
あ、いえ。すいません。
有難うございました!早速チェックしてみます。
767名無しさん@ピンキー:2005/05/15(日) 17:49:04 ID:gG4DaHAq
そろそろ七姫物語を

常磐姫メインでどなたか・・・
768名無しさん@ピンキー:2005/05/18(水) 03:05:06 ID:XETXoKBl
タイラーでも書こうかな…それと戯言シリーズあたり
769名無しさん@ピンキー:2005/05/18(水) 20:32:26 ID:Bk4WqFSN
デルフィニアってラノベか?
770名無しさん@ピンキー:2005/05/18(水) 21:02:07 ID:ghjMx0lJ
>>769
あ(ry
771名無しさん@ピンキー:2005/05/19(木) 23:25:18 ID:vXwksphU
「西の善き魔女」で誰か書いてくれんかな
レアンドラは幼女の時レイプされてたぽいし。
お嬢さま学校の授業でイロイロ学んでるし。
敵軍の手に落ちた時、誰が一番手、安全日だからわたくしが行きます。
など、何気にネタ多い。
772名無しさん@ピンキー:2005/05/20(金) 00:32:08 ID:9lL6206i
>>771
姦計とか、普通にはなしてたよねー
773名無しさん@ピンキー:2005/05/20(金) 18:19:34 ID:eZ6BbEEl
姦計て別にエロいものじゃないぞ


と、作品読んだこともない人間が恐る恐る突っ込んでみる
774名無しさん@ピンキー:2005/05/20(金) 22:55:02 ID:SJrQfkbF
つーかエロい姦計てどんなんだw
775名無しさん@ピンキー:2005/05/21(土) 02:04:19 ID:I3A8tiIk
>771
百合に腐女子にホモに拷問、養女の妹に萌えの幼馴染、肉体で誑しこむ術を学ぶお嬢さまや
義理の妹に801本のネタにされる兄。ごっちゃな題材が詰まってるんだが。
あれライトノベルじゃなくて児童文学じゃなかったっけ?
776名無しさん@ピンキー:2005/05/21(土) 02:56:19 ID:+YDK6Ll1
ヒロインの幼馴染が幼少時にはベッドで伽をやらされてたけど
当の二人はキスもまだだった、とかな。

>>775
今エニックス系の雑誌でコミカライズしてた
「それっぽいシーン」は一通り押さえてるのが笑える。面白いけど。

>>774
肉体で誑し込むとか?w
777名無しさん@ピンキー:2005/05/22(日) 16:18:11 ID:YJ+oroVi
777(σ・∀・)σゲッツ!
778名無しさん@ピンキー:2005/06/02(木) 19:50:36 ID:/0mN+250
西の善き魔女も良いけど、魔女つながりで楽園の魔女達読みたい
779名無しさん@ピンキー:2005/06/03(金) 20:14:35 ID:47nOTM1g
誰もいない…
780名無しさん@ピンキー:2005/06/06(月) 18:45:01 ID:GkDwbgGJ
         _,,,.....--──-- ...,,_
       , .'"       .∧    ヽ、
     ,'"       < 漢 >    l
     i      、,. -ーレへi─--.、_ノ
     ',   ゝ '"γ  ,  ハ  i   .ハ   久々に炒飯作るよ!
      〉'"⌒ヽ/ /ゝL、/iノ レ_!イ、_! |    今日は大奮発して米入りだよ!!
     ./,、_  _,i /,ィ-=ォ、   ト ;!) ハリ_」
    //i  ̄ i__,i/('k、_r,!   `´" iY| ノ        .:;´。゙ 、
   .// ,'   イ ゝ〉""  ,.. - ┐ 从イ        .: :; ・ ;;:
   .// ,'  .,'  Y' ゝ、  !.  ノ,.イYー 、        ;: 。  '";;:
  // /   ハ    〉/_.`〉Tニ´i,.イ    ヽ、    ,.'" ;: ::: ; ;゜・;:
 /⌒i)  /  i r(ンγiλ_ン}><{     i   ,' ゚ 。;: ,,..i ;:
.〈、 λ ,'   /}><{γ !、__,./V、_,.-、_,._,.イ  ,,.: '-───'- 、
〈/、,.イノヽ、!  y  〈  ¥   /  ./ ,. '"::〈)::::::::::::::::::::::::::::::', :; ::::
 ./\   `-´`ヽ_ン,  .キ   /  /./::::::o::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l  ,. 。
..〈_/i .ヽ、    /く.   ノ ヽ/  /:::::::::::::ヽ::::::::::::::::::::λ:::::::::/γ ::::;
   レへ/` ー'"/ ヽゝλγ⌒r-/::::::::::::::::::::ノ、::::::从::::::从:::::人ン⌒
      ,.-'"    ヽ/ 〈   ヽ、:::::::::⌒γ ハ ノ  ゝイ,、 イ イ,. -
    /       //  `ーニ,.-`゙ー-ノ λ  ∧   イ /
781名無しさん@ピンキー:2005/06/06(月) 18:46:49 ID:6m8XSHpv
米の入ってない炒飯て……?
782名無しさん@ピンキー:2005/06/06(月) 21:31:14 ID:kblfrp9a
おからをたくさん混ぜると腹持ちがよくておいしいよ。
豆腐屋さんと仲良くなるとかなり安く売ってくれるし。
783名無しさん@ピンキー:2005/06/07(火) 00:04:52 ID:gnmnz1dS

炒"飯
784名無しさん@ピンキー:2005/06/07(火) 20:04:49 ID:tEVB/U+Q
というわけで、マジチャーハンでも・・・
http://rui.main.jp/gp1234/flash/majicha.html
785名無しさん@ピンキー:2005/06/08(水) 20:12:33 ID:JGdxi8qD
ほす
786名無しさん@ピンキー:2005/06/10(金) 02:39:27 ID:0+IRJ/H3
難しそうだけど消閑の挑戦者で洋×小槙見たいなぁ。
787名無しさん@ピンキー:2005/06/11(土) 01:03:02 ID:j8/y00fZ
age
788名無しさん@ピンキー:2005/06/11(土) 04:30:43 ID:DMAvePv/
>>786
洋って誰だ?
サッチーなら知ってるが

ま、私も見たいのだが・・・どうもっていくんだろう?
789名無しさん@ピンキー:2005/06/11(土) 12:44:06 ID:4Br1pge1
考え付くのは祥の方がトチ狂って迫るとかかなぁ。小槙はそもそも情動が薄いようなので。
個人的に関西弁の女の子の喘ぎはツボなのですが。

「春野くん、あかん、あかんてっ……。あたし、そんなん、自分でもした事あらへんのにっ……」
「そんなってどんなだ、鈴藤さん」
「は、春野くんは、ほんまに意地悪や……」

というやり取りぐらいなら咄嗟に浮かぶくらい。
790786:2005/06/12(日) 00:51:42 ID:tnADAtup
>>788
あ、あれ?
“しょう”から変換した筈なのに……ってもしかしてSを入力し忘れて
“よう”で出てきた“洋”と見間違えたというオチか?orz

>>789
確かに小槙は薄そうだから、祥の方から攻めないと始まりそうにないね。


で、希望するからにはきっかけを考えて見たんだが、
最近祥の事考えると変な気分になる小槙が、その原因を自分の知らない事
をいっぱい知っている祥本人に尋ねに行って……
というシチュしか浮かばなかったorz
791名無しさん@ピンキー:2005/06/14(火) 23:48:48 ID:Rl4P9kp2
松澤×田村×相馬プリーズ
792名無しさん@ピンキー:2005/06/15(水) 19:58:43 ID:+9cm3h5O
うわ
まさにおれが書き込もうとしたことを
793名無しさん@ピンキー:2005/06/17(金) 20:43:09 ID:K81SkPUP
保守
794名無しさん@ピンキー:2005/06/18(土) 01:22:22 ID:2LF4u/ng
9Sのエロまだー?
795名無しさん@ピンキー:2005/06/18(土) 12:41:24 ID:z9S10qI8
水死体さんのイリヤレイプ続編まだー?
796名無しさん@ピンキー:2005/06/20(月) 03:04:39 ID:bTrOYK3m
「風の聖痕」か「VS‐ヴァーサス」マダー??

あと蝶亀で>>289の絵をもう一度お願い…orz
797BBBミミコ:2005/06/23(木) 01:39:15 ID:aC2r9jPZ
あの時、ジローに血を分けて以来、それまで以上に異性として気になるようになってしまった。

『レッドとブラック・・・・この差はどうやってもうめられないのよ、ミミコ!!』

そう自分に言い聞かせても気持ちだけがどんどん膨らんでいく。
ジローの艶やかな髪、切れ長の瞳、紳士的な仕草、声、そして・・・牙までもがミミコの気持ちを高ぶらせてしまう。

『もう一度、ジローさんに血を吸われたい・・・・』

なんて思ってしまう自分に嫌悪感が無いはずは無い。自分は調停員だぞ、何て事をかんがえてるの!!
しかし調停員としてでは無く、『女』としての『ミミコ』が彼を・・・ジローを求めてしまっているのだ。
彼に触れられたい、そっと髪を撫でて欲しい、優しくて甘いあの声で名前を呼んで欲しい・・・。
ミミコの指先は無意識に己の秘所へ・・・・。

『ジローさん・・・ジローさん・・・・。』

譫言のように繰り返し彼の名前を呼び続け、刺激を与える。
空いている左手で、まだ成長しきっていない柔らかな自分の乳房を揉みしだく。
一番敏感な先端をつまみ、堅くさせながら乳房全体もいやらしく揉む。
こんな自分を彼に見られたらどうしよう、そんな羞恥心が一層ミミコの欲望に火を付けてしまう。

『ああ・・・あたし、最低だ・・・。』

分かっていても、自分の指は止められない。
798BBBミミコ:2005/06/23(木) 23:32:57 ID:cJZiLvyD
もっと強く抱きしめて。
もっと名前を呼んで。
もっと私を・・・・必要として・・・・。

ジローの血統が抱える、悲しい結末。この未来はどうやっても変える事が出来ない。
彼はあの時、今まで見たことのない・・・まぶしいくらいの笑顔で自分に打ち明けてくれた。
あれ以来、彼がいつか居なくなってしまうという恐怖が自分の中にあるのだ。



いつか、あたしを抱いてくれる日が・・・くるといいな・・・・。

ただの慰めでもいい。『彼女』の代わりでもいい。
その日が来るまで、ミミコは寂しい夜を自らの指で紛らわすのであった。





完全なるパロです(汗)失礼ぶっこきました。
BBBどなたか書いておくれ〜〜
799名無しさん@ピンキー:2005/06/23(木) 23:36:55 ID:I2EL2Opo
ミミコさんのエロいのキタ━━━(゜∀゜)━( ゜∀)━( ゜)━( )━(゜ )━(∀゜ )━(゜∀゜)━━━!!!!!
つづき!続きを楽しみに待ってますー!
800名無しさん@ピンキー:2005/06/24(金) 01:38:47 ID:GLTaIdQo
「GOSICK−ゴシック−」ってスレ立ってる??
801名無しさん@ピンキー:2005/06/24(金) 13:46:35 ID:o36xbMLh
>>800
わざわざ立てるほどの需要があるのかと
802名無しさん@ピンキー:2005/06/24(金) 20:47:58 ID:Da2kUWyu
マリオ・インディーゴたんハァハァで一筆書きたいのだが、どうもネタが思いつかない。
というより誰と絡めていいか分からない。一人のキャラとして見るならハァハァできるんだが。

例としてあげるなら・・・
・ベスポルトの老練なテクニックでハァハァ
キモいのでボツ
・サリオンとハァハァ
いまいちシチュエーションが思いつかない
・ミズーとレズる
お姉さんが夜のテクニックを教えてあげるわ・・・ハァハァ
・影人林間
陵辱系は優先度低いが・・まあハァハァ

いいネタあったらキボンヌ。
803名無しさん@ピンキー:2005/06/25(土) 09:53:43 ID:NaYYrli2
エンディング後にマデューというのが無難な気がする。需要があるかは知らん
804名無しさん@ピンキー:2005/06/29(水) 02:16:05 ID:FmB4jTl6
ほしゅ
805名無しさん@ピンキー:2005/06/29(水) 22:31:18 ID:uvKJbuI/
>>797
続きあるの?あるなら読みたいですよおかあさん!

>>802
個人的には>>803がハァハァなのだがどうか。いやどうでしょうか。よろしく神。
あと個人的にはベスポルトも萌えなので一番目も捨てがたい。
なにげに秋田作品のエロって少ないね…。あの作風なら納得だけどせつないわ。
806名無しさん@ピンキー:2005/07/01(金) 22:15:35 ID:h5yw6AFa
ところで、気象精霊記は無いのだろうか?
不死身ではかなりいいキャラが揃ってると思うんだが、あんま見かけん
807名無しさん@ピンキー:2005/07/02(土) 08:57:23 ID:vpNztE/I
ハイウィング・ストロールのジェンカとリオで。
作中でもシちゃってるし、かっこいくかわいいお姉さんが乱れるところが
読みたいです。
808名無しさん@ピンキー:2005/07/02(土) 18:53:53 ID:yzlVaap9
はっぴぃセブンはここですか?
もしそうなら既棒
809名無しさん@ピンキー:2005/07/03(日) 14:48:48 ID:KYYY2tAx
>>802
個人的には影人林間で。
マリオは強気系キャラだけに、そのプライドが挫かれるところが見ていたい・・・。
ベスポルトは、正直イマイチかも。
元キャラがシリアス&真面目一辺倒だけに、エロに感情移入しにくそう。

しかし、確かに秋田作品はエロとは縁薄いな。
硬派というか、エロを連想しにくい作風だ。
だからこそ、待ってます802氏。
810気象精霊:2005/07/04(月) 22:51:27 ID:o+cKITcQ
雲ひとつ無い紺碧の空、といってもここは高度1万メートルの上空。
だからあたしたちの足元には一面に真っ白い雲海が広がっているんだ。
あたしたち気象精霊と呼ばれるお天気を操る仕事をしている精霊にとっては、
この雲も床みたいなものなんだよね。
「ミリィ〜、飲もぉ〜★」
雲の上に降り立ったあたしに気付いた北米先住民風の衣装を着た水の上級精霊
ユメミ・ナイアス・スヒチミ・ウガイアが浮かれた声で呼びかけてきた。
ユメミはあたしとコンビを組んでいる気象精霊なんだ。
「どうしたのミリィ〜? 浮かない顔してるわぁ〜」
「あのね、ユメミ」
あたしはユメミの衣装を大きく溜息をついた。
ユメミの格好は民族衣装に身を包んでいる、というかもろに肌をさらけ出していると
表現したほうが適切だ。
胸当ての部分ははだけられていて、日に焼けていない真っ白な乳房があたしの目の前で
プルンと揺れ、さくらんぼ色の乳首からは白い滴がわずかに垂れている。
「ミリィの大好きなおっぱいだよ〜」
ユメミが笑顔であたしに近づいてくる。その目は妖しくスッと細まり、あたしの肢体に
向けられている。
「ダメよ、ユメミ。お仕事中でしょ」
あたしは手に持っていた祓え串で近づいてきたユメミの手をパシッと打ち払った。
「ミリィのケチぃ〜」
ユメミがぶぅっとふくれてみせた。
811気象精霊:2005/07/04(月) 22:52:01 ID:o+cKITcQ
でもユメミの気持ちも分かるんだよね。
あたしたち精霊の力の源は母乳や精液など。
だからSEXは生活に欠かすことの出来ない行為なんだ。
さらに言えば、それぞれ摂取する栄養源にもミルク派や、精液派などがある。
精霊同士でこれらの栄養源を分け合うこともあるが、基本的には人間界に降りてSEXをして
精力を調達してくるのが一般的だ。
もっとも、あたしのようにミルク派の精霊は人間から搾取できる量が少ないから他の精霊たちに
ミルクを出してもらったり、たまには我慢して人間から直接精液を絞り取ったりする。
ちなみにユメミはというと彼女は精液を糧にしているタイプで、一度に数十人の男性から精液を搾りとることも珍しくない。
一度、人間界に降りれば一週間くらいはSEX漬けの毎日を送ってるんだ。
まあ、ユメミに言わせればあたしの分の栄養も調達してるそうだから、あたしも文句は言えないんだけど。
ちなみに、私たち精霊は地上の生物と違って妊娠していなくてもミルクが出る。
生態系そのものが違うからね。
812気象精霊:2005/07/04(月) 22:53:18 ID:o+cKITcQ
「いいも〜ん、ミリィがいらないって言うんなら、私だけいただいちゃうもんねぇ〜」
「ちょ、ちょっとユメミ!?」
つれない態度をとったあたしに反抗心が芽生えたのか、突然ユメミが抱きついてきた。
しかも、その手はさりげなくあたしのプリーツスカートに伸びてきている。
「ちょっとユメミ、こんなところでやめてよ」
あたしはユメミの魔の手から逃れるように脚を擦り合わせ腰をくねらせたが、
体格の良いユメミからは容易に逃れることが出来ない。
その様子をノーラが撮影し、部下の下級精霊たちもチラチラとこっちを見ている。
「だってぇ、台風がこっちに来るまであと12時間もあるんだよぉ〜」
「んっ、だからって、みんなの前でっ、んんっ、くふぅっ」
なおも、叱りつけようとするあたしの唇をユメミが奪い、あたしは息苦しさに仰け反った。
弓なりの姿勢になったまま、ユメミはあたしのなかにたっぷりと唾液を流し込み、
さらにスカートの中までまさぐってきた。
「んっ、んくっ・・・ぷはぁ・・・・・・だ、やめてぇ」
「んふふっ、ミリィってば可愛すぎるぅ〜」
神道系の衣装がはだけられ、あたしの胸が外気に晒される。
ひんやりとした風が火照った肌を冷ましてくれるが、それが追いつかないくらい
内側からどんどん熱いものがあふれ出してくる。
「ミリィったら、パンツの中に愛液が溜まってお漏らしみたいになってるよ。脱いじゃおうか」
ユメミはあたしの返事など待つつもりもないのか、いそいそとスカートのホックを外し始める。
真っ白な雲の上にスカートが落ち、あたしは大きく前のはだけた上着と、
足を包むニーソックスだけになってしまった。
813気象精霊:2005/07/04(月) 22:53:50 ID:o+cKITcQ
周りに集まってきた下級精霊(特に男性精霊たち)がみんなこっちを見てるから、
あわてて隠そうとしたんだけど、ユメミってばそんなことおかまいなしで、
あたしの股の間にまるで蛇口から水でも飲むみたいに口付けてきたんだ。
ジュパッ、ズ、ズズッ、チュ、コクッ
「あっ、あ、ああ、はぁ」
「んふっ、・・・やっぱり、美味しいねぇミリィの甘蜜は」
そういってユメミは屈託なく微笑む。
今ので霊力をかなり吸われちゃったかな?
あたしは力が抜けてしまって、雲の上にへたり込んでしまった。
でも、性的興奮を煽るのは体内に淀んだ霊力の活性を促すという効果もあるんだ。
おかげで体はますます熱を帯びてきてしまった。
「あれぇ? そんなに物欲しそうな顔してどうしたのぉ?」
「ユメミの意地悪〜」
「なにか欲しいんだったらぁ、ちゃぁんとお願いしないとねぇ」
「ん、意地悪しないでってば・・・ミルク・・・頂戴・・・・・・」
「だぁ〜め、もっと大きな声で言ってくれないとぉ、良く聞こえないよぉ」
「ユ、ユメミのミルクが欲しいのっ! 私に飲ませて」
あたしは羞恥に頬を真っ赤に染めて、ユメミに懇願した。
ところが、ユメミは次にこんなことを言い出したんだ。
814気象精霊:2005/07/04(月) 22:54:27 ID:o+cKITcQ
「みんな〜、聞こえたぁ? ミリィは霊力が足りなくてミルクが欲しいんだってぇ」
「おお〜、それでは私が」
「いやいや、ご老体自ら残り少ない精力を絞り取るのは自殺行為ですぞ、ここは某が」
「待ちなされ、ここは一つ自分が」
なんてことを言いながらコサミさん達男性精霊が好色そうな顔を浮かべてこっちに近づいてくるんだ。
う゛っ、あたし精液だけは苦手なんだよね。
でも霊力はさっきユメミに奪われてしまったから、あたしはなす術もなく男性精霊の一人に
頭を掴まれ、口の中にむりやり屹立したものを押し込まれたんだ。
「や、やだっ!ん、んむぅ・・・んん・・・おぇ・・・うくっ・・・・・・」
「おお〜、さすがミリィ殿。絶妙な舌使いですなぁ」
あたしが苦しくなって舌で押し返そうとしているのを、愛撫と勘違いした彼が嬉しそうに
腰を振ってさらに奥へと肉棒を突きこんできた。
「んぐうっ、ぐっ、けふっ、んん〜」
「おお、それではわしも失礼してミリィ殿に気持ち良くしてもらいますかな」
「ん、けふっ・・・やめてお爺ちゃんっ、やだっ・・・あうぅ」
コサミさんがいやらしい笑みを浮かべながら、あたしのお尻を掴んで自分の腰の高さまで
持ち上げる。
あたしは腰を振って慌てて逃れようとするけど、がっしりとお尻を掴まれているため
出来たことといえばくねくねとお尻を揺らすことだけだった。
「まったく、ミリィ殿の身体はきれいじゃのう。すべすべで尻なんて白桃のようじゃ」
コサミさんはあたしのお尻をしげしげ眺めつつ、いとおしげに撫で回す。
「んんっ、んっはむぁ・・・おぇ・・・・・・ん」
喉の奥まで男根を押し込まれた挙句、コサミさんの愛撫の手が秘唇に伸びてきてクチュクチュと
淫靡な音を立てる。
815気象精霊:2005/07/04(月) 22:55:02 ID:o+cKITcQ
「ふははっ、どうやら愛撫の必要はなさそうですし、そろそろ挿入させてもらいますぞ」
「んあっ、やだっ、やめてぇっ!」
だけど、コサミさんは飢えた獣のようにあたしの秘部に狙いを定めると一気に突き上げてきた。
太くてごつごつしたものが狭い入り口を押し広げるようにして挿入ってくる。
コサミさんの肉棒が根元まで挿し込まれたとき、あたしのアソコは裂けてしまいそうなほど
広がっていた。
まるで拳を無理やりねじ込まれたような、あまりの苦しさに荒い吐息が漏れる。
「んあっ、はぁ、あーーー、あ、ゃ、はっ、」
「おお〜、ミリィ殿は若いだけあって締め付けがきついですじゃ」
締め付けがきついというより、きっとアソコが小さいんだよね。
でも、ユメミの愛撫のおかげで十分に潤っていたから、コサミさんのモノでもなんとか
呑み込めたんだ。
コサミさんはゆっくりと肉棒を引き抜き、カリが出口のすぐそばまで来たところでもう一度、
勢いよく根元まで押し込んだ。
股間からプシャッと滴が溢れ、雲の上にシミを作る。
コサミさんのが出入りするたび、あたしの膣は肉棒の形に合わせて収縮し、きつく締め付ける。
それがたまらなく気持ちいいのか、コサミさんは歓喜の雄たけびを上げながらパンパンと
年齢を感じさせない溌剌としたリズムで腰を突き出し、あたしの膣をかき回す。
「あっ、ふぁ、んんむ、くはぁ・・・はなしてぇ・・・・・・んぐ、くるし・・・」
前からも後ろからもいいように突かれまくって、あたしはすっかり疲弊してしまった。
精液を分けてもらうための行為とはいえ、行為の最中は著しく体力を消耗するんだ。
816気象精霊:2005/07/04(月) 22:55:33 ID:o+cKITcQ
「あっ、ああんダメェ、あたしイっちゃう、もうイっちゃうぅぅっーーー」
あたしは仕事中なのも忘れ、涎を垂らしながらはしたない嬌声を上げ、コサミさんのものをきゅ〜っと
締め付けた。
「うおっ、すごい締め付けじゃ、も、もう限界じゃ」
「自分も限界でありますっ、ミリィ殿、みんな一斉射精しますぞ!」
「白濁の一・一×六の十乗ジュール!」
「絶頂の一・二×十の十乗ジュール!」
「射精の一・一×七の十乗ジュール!」
三人が掛け声を合わせて火山の大噴火に匹敵するエネルギーをあたしの膣内に
射精してきたんだ。
ドクドクと熱いものが身体の奥に流れ込んでくる。
三人の精霊から大量の精液を流し込まれて、あたしもとうとう絶頂に達してしまった。
秘唇から溢れ出た精液があたしの脚をゆっくりと伝っていくのが分かる。
「はぁぁ、腰が抜けちゃったわ」
あたしはしばらく放心していたが、やがて職務を思い出すと雲の上に広がっていた衣服を拾い
集めた。
すると、ユメミがあたしが穿こうとしていたスカートを踏みつけて邪魔をする。
「何するのよ、ユメミ。スカートが穿けないわ」
「ふっふ〜、これで終わりだと思ったら大間違いよぉ〜」
ユメミが虚空から小さな瓶を取り出し、精も根も尽き果てたといった様子のコサミさんたちに
中身を振りかけた。
すると、コサミさんたちは雄たけびを上げながらむくむくと起き上がった。
「いったい、何したのユメミ?」
まあ、気付け薬みたいなものなのかな? このままじゃ仕事に差し支えるもんね。
「じゃ〜ん、絶倫君α。失った霊力を急速充電して何度でも勃起させる薬よぉ〜」
「おバカァ〜〜〜☆」
こうして、あたしは必死の抵抗も空しく、コサミさん達の精液処理嬢となり、
解放されたのは四日も経った後だった。もちろん、任務は失敗。
この後、イツミさんからお仕置きと称して激しい調教を受けたのはいうまでもない

END
817気象精霊:2005/07/04(月) 22:57:35 ID:o+cKITcQ
SS投下完了。ずっと前に書いておいて投下するのすっかり忘れてた。
818名無しさん@ピンキー:2005/07/05(火) 01:11:44 ID:1fSNL2Ev
うおっ、いきなり神光臨とは驚いた!
こういう元ネタ改変というのも良いですな。つか、射精の時まで出だしの縛りがあるのかw
気象精霊のエロって初めて見れました。激しくGJ!
819名無しさん@ピンキー:2005/07/05(火) 17:05:16 ID:pvGI6t2r
元の雰囲気が出てて良かったです!GJ!
これからも期待してますっ!

>>818
前に、どこかのサイトで気象精霊記のSSを見たんだが
どこだったか忘れてしまったよ・・・
820名無しさん@ピンキー:2005/07/05(火) 19:33:59 ID:kmAgumAu
文句言う訳じゃないけどさ、
どうしてエロパロ板の小説は
登場キャラが勝手に淫乱になってて
ちょっと触っただけで
濡れ濡れになったりするのが多いの?
ちょっと待てと(汗)御前等そんなのばっかでいいのかと
原作のキャラクター性を維持しつつ不自然じゃない範囲で
エロティックというのが理想な俺はちょとつらい
821名無しさん@ピンキー:2005/07/05(火) 19:47:42 ID:ujkvbQkS
ここでなく全体の雑談スレとかで訊けば?
822名無しさん@ピンキー:2005/07/05(火) 20:08:58 ID:kjU7M6uf
>>820
書籍ならともかく、掲示板の書き込みであまり長ったらしくなるのもマズかろう
もちろん理想は簡潔にまとまっていながら面白く、原作の雰囲気を維持しつつもエロい、なんだろうが
腕前という壁が立ちはだかってくるわけで
823名無しさん@ピンキー:2005/07/05(火) 20:16:25 ID:gBzO3II7
>>820
817だが、ちょっとだけ雑談。
俺、実は童貞なんだ。
今年の夏までにお勉強してくる。
824名無しさん@ピンキー:2005/07/05(火) 20:34:45 ID:pvGI6t2r
>>823
どうしよう・・・貴方のお嫁さんになりたくなってきた
825名無しさん@ピンキー:2005/07/05(火) 20:47:56 ID:kmAgumAu
>>822
レスサンクス
やっぱ、むずいのかねぇ。
とりあえず、かなりよかったの一つ挙げるなら
しずるさんのやつとかかな
>>823
あ、でも気象精霊記よかたよ
正直なぜパロでてこないのかと
渇望してた所に、出てきてくれた。
さすがに原作が下地になってるだけ
あって感じ出てたし。
>>824ワロス
826白(携帯ver) ◆H.ND0VIp7k :2005/07/06(水) 23:15:16 ID:6h0KebFm
>>820
壁|∀゚)
1.書きづらい
2.展開が楽
3.ネタを入れにくい
4.元ネタにエロがないとキャラの反応は想像力に頼るしかない=人によって違いが出てくる
5.文が長くなる
6.ただのラブストーリーになってしまう
壁|)≡サッ
827名無しさん@ピンキー:2005/07/07(木) 00:08:37 ID:DbSd7HfL
単に技術的な問題でしょうな。

キャラの性格だの心情だの掘り下げると、そりゃ書ききれればいいのができるんだけど、
(エロに限らず)えらく難しい。

だからまあ、典型的な型に嵌ったパターンでお茶を濁す、と。
828名無しさん@ピンキー:2005/07/09(土) 00:44:00 ID:5toh++0W
>>803 >>805 >>809
自分の中で妄想をころころ転がせた結果、今ちょっとマリオは無理っぽいという結論に。
だがその代わりに、アマワ×フリウなんてよくわからない物を構築中。
自分遅筆なので時間がかかるけど、途中でモチベーション落ちて放棄する…なんてこと無いように頑張る。
仕事が忙しくてあまり時間取れんし、気長に待ってて。

ちなみに漏れも同定なんだけどリアリティに問題がないかちょっと気になるなあ…w
エロパロを書き慣れてるわけでもないし。まあそのあたりスルーで。
829名無しさん@ピンキー:2005/07/10(日) 07:54:30 ID:wIaKKr2D
誰か・・・とある魔術の禁書目録のえろぱろを・・・

エロパロを書いてくださる神は居らぬか・・・
・・・・・・それなりに書きやすいと思うんだけど
俺の股間を静めてくれ・・・!
830名無しさん@ピンキー:2005/07/11(月) 02:45:56 ID:dlZXzHZE
俺も「とある魔術の〜」は好きでエロパロ作ってたことあるんだけど
インデックスの喋り方が難しすぎて断念したな

需要あるなら御坂とかで書いてみようか?
831名無しさん@ピンキー:2005/07/11(月) 18:44:39 ID:4ryKpy/9
>>830
ぜひ!

ビリビリたんカモーン!
832名無しさん@ピンキー:2005/07/15(金) 01:30:50 ID:DNL5TJij
保守
833名無しさん@ピンキー:2005/07/15(金) 02:10:53 ID:LrYLOxWw
ついに18禁書目録が出来るのか
834名無しさん@ピンキー:2005/07/15(金) 16:47:16 ID:g8Ny72KN
期待
激しく期待
835名無しさん@ピンキー:2005/07/15(金) 17:18:57 ID:zZuGslEF
期待あげ
836名無しさん@ピンキー:2005/07/16(土) 04:01:43 ID:QMkrEhxz
>>820だけどそりゃ見てるスレが偏ってるんだと思う
「なんでこんなの書いてるの?!」ってくらい切ない話を書く人だっている

このスレは上手い人もそこそこいると思うけど。。
837名無しさん@ピンキー:2005/07/16(土) 10:03:40 ID:oVduP6wY
じゃあそこに行ってりゃいいだろ。
なんで他のスレにまで文句つけに来る?圧力団体かオマエは。
838名無しさん@ピンキー:2005/07/16(土) 15:11:36 ID:c0BaIMGT
>>836
詳しく
839名無しさん@ピンキー:2005/07/16(土) 20:34:51 ID:vwbj7EBJ
誰かランブルフィッシュで何とか…
瞳子総受けとか。
840名無しさん@ピンキー:2005/07/18(月) 00:21:56 ID:Apvy1G2b
神様家族
841名無しさん@ピンキー:2005/07/18(月) 00:27:57 ID:4xadI7LB
>>839
むしろ沙樹総受けで
842名無しさん@ピンキー:2005/07/18(月) 01:04:08 ID:KuzMLn7Z
うわぁぁん
だ、だれか…空鐘のライナスティ×ディアメルを…
マイナー過ぎてどこにもNEEEE!
843名無しさん@ピンキー:2005/07/18(月) 01:07:39 ID:4xadI7LB
>>842
オレはウルク&リセリナのツープラトン攻めが見たい
844名無しさん@ピンキー:2005/07/18(月) 02:43:58 ID:uoOhyzu+
>>841
今ならアスラクラインのが旬ジャマイカ
845名無しさん@ピンキー:2005/07/19(火) 01:42:18 ID:cDxDVzVf
>>830殿
そろそろビリビリタンのSSを……
846名無しさん@ピンキー:2005/07/19(火) 15:11:47 ID:a2ukkX7k
>>830
まだ書いてないなら御坂妹の出番も…
847名無しさん@ピンキー:2005/07/23(土) 23:54:32 ID:RUAdUQXa
保守
848名無しさん@ピンキー:2005/07/24(日) 00:42:48 ID:3j2FngBr
そういえば、橋本紡が書いた作品のSSがあまりないのはなぜでしょう?
前スレでリバーズエンド書いてくださった方はいたみたいなのですが、
需要がないのですか?
849名無しさん@ピンキー:2005/07/24(日) 02:06:43 ID:v4Is5s/Q
倒凶十将伝はここになるんだろうか
850名無しさん@ピンキー:2005/07/24(日) 11:09:38 ID:qwgY/X98
書いておくれ

投げ出しっぱなしの原作者に代わって
851名無しさん@ピンキー:2005/07/24(日) 19:59:52 ID:8Yk7CQ97
セ・ネドラで一つ
852名無しさん@ピンキー:2005/07/24(日) 23:53:38 ID:GASmK91y
電波的な彼女っての読んだら良かった。
お母さんハアハア
853名無しさん@ピンキー:2005/07/25(月) 00:02:19 ID:ZpVOuoOO
>>848
ただ単純にネタがないんだろ?
だって最新作の半月は理香は心臓に障害があるから不可だし
リバは最初と最後くらいしか出番無いし
よって橋本のネタはエロくするのは難しい
854名無しさん@ピンキー:2005/07/25(月) 17:32:15 ID:EepHwIfx
ああ、そういうことか。橋本紡はキャラも文もいいんだけど上品過ぎるから
少し残念なんだよな。だからSSにしたら楽しめるのだが。
前スレのリバエンのSSとかすごく良かった
855名無しさん@ピンキー:2005/07/26(火) 00:25:33 ID:M2HWNnu/
保守
856名無しさん@ピンキー:2005/07/26(火) 14:40:37 ID:M2HWNnu/
保守
857名無しさん@ピンキー:2005/07/27(水) 18:23:54 ID:i6Ghw4p4
保守
858名無しさん@ピンキー:2005/07/28(木) 16:36:36 ID:o8gSiQR8
捕手
859マリオ×カリニス(触手注意):2005/07/29(金) 02:37:38 ID:bofQlhAx
もう一ヶ月以上経ってるのか…もう諦めたと思われても仕方ないな、と思いつつ謝罪はしません。
方向が2回も変わってそのたびになんで変なものばかり思いつくんだろう?と思いつつ弁明もしません。
マリオのキャラが変になっていること、執筆期間と分量が比例していないことについても反省していません。
しない主義なんです。
じゃ、投下。
860マリオ×カリニス(触手注意):2005/07/29(金) 02:38:50 ID:bofQlhAx
木の幹に背中を預けて、マリオは大きく息を吐いた。
帝都……だった場所から、それほど離れていない森の中。既に日は暮れ、全身が疲れを訴えている。
野営をするしか無さそうに思えた。幸いまだそれほど寒い季節ではないし、それでも問題は無い。
眠らなければ、と頭の隅で考える。明日から、やらねばならないことがあるのだから。
気だるい思いで、両耳のイヤリングをはずして、布にくるむ。
……彼女はそこで動きを止めて、布を開いた。見慣れた1対の水晶檻。片方は暗闇に淡い燐光を放っている。もう片方は──
得体の知れない感情が湧き上がってくる。帝都の中で感じたのと、同種のもの。
あの時は、人目があったから耐えることができた。元より他人に涙を見せることは無かったし、それが彼女の誇りでもあった。
だが、今では帝都に生きた人間は住んでいないし、近くに村も無い。
そのことも手伝ってか、感情は制御できないほどに大きくなっていた。
自分の体を強く抱きしめる。歯を食いしばる。目の端から涙が零れる。
こらえようとするほど嗚咽は大きくなり、彼女は、同年代の少女のように泣いていた。
不意に、自分の感情が何なのかを理解する。そして、彼女はかすれ声で呟いた。
「寂しい……」
自分の発した言葉が、ナイフのように体に突き刺さる。
「寂しいよぉ……!」
彼女は涙を拭って一息つくと、また手を開いた。
光の灯った水晶檻。そっと念糸を伸ばして、触れる。
呪文を口の中でつぶやいて、彼女は精霊の名前を呼んだ。
「カリニス」
周りの空気が張り詰めるような振動音が響いて、精霊が現れた。
主人の命令を待って、中空に浮いている三角形の鋼に、マリオはそっと手を伸ばした。
温度も重さも感じられない、硬質の感触。鋼の表面を撫でて、震える声で囁く。
「慰めて……」
861マリオ×カリニス(触手注意):2005/07/29(金) 02:39:37 ID:bofQlhAx
精霊は、彼女にとって、戦友だった。唯一気を許せる友人であった。
そして、夜の生活を共にする、恋人でもあった。
戦闘訓練と一緒に、夜伽の訓練も受けた精霊は、少女に性の悦びを、そしてテクニックを教えた。
寂しさを感じる日には──特に今日のように──時たま相手をしてくれることもあった。

鋼精霊は歪な円柱形をとり、その側面から、猛々しく勃起した男根が生えていた。
マリオはその前に跪いて、それの根元に手を当てて、軽く撫でるように扱き始めた。
精霊が気持ちよさそうに振動音を高める。
彼女はこくりと生唾を飲み込むと、顔を近づけて、先端を口に含んだ。
顔を前後に動かして、肉茎に舌を這わせて、奉仕を始める。
淫らな興奮に体の芯が疼く。瞳が潤んで吐息が熱くなる。奉仕しているのは自分だというのに……
彼女は息を吸い込むと、ぐっと喉の奥までペニスを飲み込んだ。
むせ返りそうになるのを堪えて、前後運動を始める。
「んむっ……ん、ふっ……」
奉仕の手は緩めずに荒く鼻で息をつく。じゅぷじゅぷと、いやらしい水音が周りに響いた。
こうするのが、そしてされるのが、彼女のお気に入りの方法だった。
口の中を犯されている感覚が、卑猥な興奮を高めてくれる。秘所がじわりと濡れるのを感じる。
しばらく口内奉仕を続けていると、精霊は満足したように、口からペニスを引き抜いた。
「はぁ……はぁ……」
息を荒く喘がせて、マリオが服を脱ぎだす。この後も手順が決まっていた。
ボタンをはずす時間がひたすらにもどかしい。下着姿になると、さらされた肌に冷たい夜気が触れた。
既に下着には小さな染みができて、その部分だけ少女の淫肉の形をくっきりと浮かび上がらせていた。
彼女は木の幹を背にして、M字開脚の姿勢になり、物欲しげな瞳で精霊を見上げた。
862マリオ×カリニス(触手注意):2005/07/29(金) 02:40:47 ID:bofQlhAx
一番卑猥な言葉で"おねだり"しないと、精霊は何もしてくれない。そういう風に訓練されている。
それは分かっていたが、理性がどうしても邪魔をする。彼女は顔を紅くして、囁くような声で言った。
「わ……わたしの、お……まんこに、いやらしいことして下さい……」
精霊は動かない。じれったい思いに駆られて、彼女はもう一度言った。
「わたしの、いやらしいあそこを一番太いので犯してください……」
まだ動かない精霊を見て、泣きそうになる。体の疼きはもう限界を超えている。快感が欲しい──
マリオは理性をかなぐり捨てて、助けを求めて哀願した。
「おちんちんをしゃぶってるだけで濡れちゃういやらしいわたしのおまんこに、お仕置きしてください……!」
普段の強気な彼女からは考えられないような台詞。プライドは欲情に取って代わり、
相手に支配される快感に思考を捕らわれている。
精霊が動いた。体から指ほどの太さの触手を生やして、少女の股間に近寄ると、
それの先端で下着の上から秘裂をなぞり上げた。
「ひぁっ……!」
待ち望んでいた快感に背筋が震える。もっと欲しい。もっと──!
精霊は何度も触手を擦り付けて、そのたびにマリオは悦びの悲鳴を上げた。
新しい触手が伸びて、マリオの胸を掴んだ。ぐにぐにと形を変えるように揉みながら、先端の突起を擦り上げる。
「ふぁっ!それ、いいの……!」
固く充血した乳首をこね回されて、吸い上げられる。乳房に触手が巻きつき、絞り上げるように締め付ける。
「やっ……いっ……っひぃあ!」
これ以上ないほど敏感になった乳首に、触手が噛み付く。痛みと快感がない交ぜになった奔流の中で、
マリオの意識は木の葉のように揺さぶられた。
「いぎぃ!……ひっ、はひぃっ!!」
股間の側の触手も休まることを知らず、布地の上から淫核を押しつぶし、尿道口と膣口に先端をぐりぐり押し付ける。
もう秘所を隠す用を成さなくなった布地の端から、触手の一本が侵入した。淫液を漏らし続ける膣口に、
容赦なく先端を突っ込んで、中をかき回した。
すでに濡れそぼった秘肉は中指ほどの触手をスムーズに受け入れた。ほかの触手が、少女のクレヴァスに殺到してくる。
触手の群れによって容量を完全にオーバーさせた下着は、悲鳴を上げて無惨に引き裂かれた。
863マリオ×カリニス(触手注意):2005/07/29(金) 02:41:29 ID:bofQlhAx
別の触手が丁寧に肉芽の皮を剥き、空気にさらされたクリトリスが痛々しいほど勃起して、空を向く。
ヴァギナに突き立った触手の数が二本、三本と増えて、濡れた音を立てながら抽送をはじめた。
「ぅあっ、あっ、ぁっ、あっ、あぁ──!」
膣壁を擦りながらピストン運動をする触手の束。
仕事にあぶれた触手の一本が、割れ目に沿って下に下りてくる。そして、ひくひく口をあけているアヌスを捉えた。
愛液がとめどなく流れ落ちて、少女の菊門まで濡らしていた。触手はそこに先端を押し当て、潜り込もうとする。
「うっ、後ろはやめ──」
触手は彼女の静止も聞かず、ぬるぬるになった排泄器官を逆行して、少女の体内に潜り込んだ。
「はひっ、嫌っ、やだ、抜いてっ!」
今まで体験したことのない、不快な感覚に悲鳴を上げる。触手はそれも気にせず、より深くへと沈みこむ。
その先端が腸壁を引っ掻くと、彼女は別の意味で悲鳴を上げた。
自分の感じたものが分からず、一瞬呆然とする。そして、すぐまた全身をくまなく愛撫する触手の感覚に現実に引き戻された。
また、触手が内側を引っ掻いた。前より強く、背骨の付け根から震わされるような感覚に、彼女は悶えた。
膣口の快感にも似ている。だが、まったく違う。入れる快感ではなく、出す快感。排泄する快感。
肛門を犯されて感じるという倒錯的な行為に、頭の中が真っ白になる。激しい羞恥心に彼女は顔を手で覆った。
直腸の中の触手が突然動きを変え、膣道の裏側を擦り上げるように擦り付ける。
「くひぃっ!いやっ、ナカっ!!擦れ……っ!!!」
膣道の中の触手と連動して、薄い肉壁を挟んで扱くように触手が踊った。
強い性感の波に翻弄され、高みに押し上げられ、マリオは涙を流しながら嬌声を上げた。
「もうダメっ!もうっ、イクっ!イッちゃう……!!」
触手がラストスパートをかけるように動きを強めた。子宮口を突き上げ、淫核を捻り、肛門の出口を擦りながら引き抜かれる。
「っああああぁぁぁぁっっ!!!」
少女がひときわ大きな悲鳴を上げて、びくんびくんと体を痙攣させて絶頂に上り詰める。
彼女はそこで、意識を手放した。
864名無しさん@ピンキー:2005/07/29(金) 02:42:44 ID:AaJW4NyZ
キタ(゚∀゚)ワァ
865マリオ×カリニス(触手注意):2005/07/29(金) 02:42:44 ID:bofQlhAx
オルガスムが去ると、触手はマリオを開放した。
力無く、少女の体が地面にくずおれる。全身が汗にまみれ、秘所の口はだらしなく開けられたまま、涎をたらしている。
彼女に動きは無く、ただ荒々しく胸を上下させる様は、これ以上ないほど淫靡で、淫らな美しさを秘めていた。
精霊は触手を体に収めると、ぐにゃぐにゃした流線型に形を変えて、主人を見守った。
「…………うぅ」
少しして、マリオがうめき声を上げた。ぼんやりと瞳に光が灯ると、ゆっくりと体を持ち上げて、起き上がる。
火照った体に夜気が涼しい。だが、このまま裸でいては冷えてしまう。
彼女はのろのろと自分の服を手に取った。そして目に入ったのは、精霊に破かれた下着。
「もう、服は破かないでって、いつも言ってるのに」
もっとも、破かれなくても彼女の体液に塗れて、洗わなければ穿けないような状態だったが。
仕方がないので、替えの下着を穿いて、服を身に着ける。
そして、水晶檻に目をやると、そのまま何も言わず宙に浮いている鋼精霊に顔を向ける。
「……ありがとう」
返事はなかった。口の中で閉門式を唱え、精霊を閉じ込める。
目を閉じると、急速に睡魔が襲ってきた。
彼女は、今度はどんなプレイを試してみようか、などと考えながら、眠りに落ちた。
866名無しさん@ピンキー:2005/07/31(日) 01:43:01 ID:HPUWPrQm
自分でも書いてみようと思うのだが、
『カレとカノジョと召喚魔法』とかは需要あるのかな?

1.雪子陵辱
2.玲×雪子
3.遊矢×雪子
あたりで。

胸はなくとも健気な雪子はかわいいと思う。
867名無しさん@ピンキー:2005/07/31(日) 02:31:02 ID:LaXHJm/q
>>866
和姦がいいな
868名無しさん@ピンキー:2005/07/31(日) 07:48:37 ID:Ae7BDpyx
「ちょっ、バカ、どこ舐めてんのよ!」
「えー、でも雪ちゃんが誘ったんだよー?」
869名無しさん@ピンキー:2005/07/31(日) 10:10:39 ID:HPUWPrQm
らじゃです。
遊矢×雪子、和姦で書いてみます。
870名無しさん@ピンキー:2005/07/31(日) 20:31:55 ID:zKYbnxqx
漏れは凌辱はあまり嗜好しないんだが、好きな人はどういうのが好きなのかなと思って、ちょっと訊いてみたい。
たまには気分を変えるために凌辱系を書いても良いし……質問は某所からのコピペなんだが。


適当に選択肢っぽくしたけど、好きに答えてくれ。基本的に凌辱系が好きな人/少なくとも凌辱系も楽しめる人が対象。
どっちもあり、って場合も優先順位があるならそれを。

1.オリジナル作品でも凌辱が好きか。
 つまり、
 a.元より凌辱系のエロゲ・エロ小説とかも好きなのか、
 b.非エロあるいは非凌辱系エロ作品のキャラなんかが凌辱されるのを特に嗜好するのか。

2.二次創作のエロ作品で……
 どっちの感情? どっちもあり?
 a.凄く好きな女の子が犯されるってシチュにハァハァする。暗い/黒い欲情かも知れない。
 b.嫌いな(顔やカラダは良いとして)女が犯されてる姿に「いい気味だ」的に興奮する。「生意気だから犯す」みたいな。

3.肉体的な自由を奪って犯したい?
 a.縛ったりとかして、必死で逃げようと空しい努力をしてるところを犯すのと、
 b.精神的・社会的な理由で抵抗させないのと、
 どっちが好き?

4.凌辱される女の子のどんな姿が好きなのか。
 例えば……
 a.抵抗し、嫌がり、泣き、痛がり、苦しみ……ながら、犯されるところ。女の子が気持ち良くなってる必要無し/むしろ気持ち良くなってたら駄目。
 b.嫌がりながらも段々と快感を覚えてしまって、まだ耐えようとしてるけど「こんな筈では……」みたいな様子。
 c.すっかり気持ち良くなってしまって快楽に溺れかけているところ。
 d.もう「壊れた」感じで、よがり狂ってる。

5.凌辱? 調教?
 欲しいものは、
 a.凌辱!
 b.調教!

6.催淫剤とか「性欲を増す魔術」とか、そんなのはアリか?
 a.大いに使いたまえ
 b.無しでヤルのが良し
 c.拘らない

7.最終的に……
 どうなるのが好き?
 a.嫌がってるけど女の子は犯され続けてる「悪夢は終わらない……」みたいなの。
 b.レイプ犯を女の子が受け入れて(極端に言えば、愛して)「レイプで始まったけどハッピーエンド」みたいなの。
 c.女の子がすっかりコワレてズタボロな(男が壊して捨てて行く)感じで終わり。
 d.女の子が「調教」された感じで性交奴隷みたいになって(男は女に執着してる)終わり。
 e.なんだかんだ言いつつ最後は助け出されて終わり。
871名無しさん@ピンキー:2005/07/31(日) 22:39:15 ID:SV/IepXg
暗い物語が好きな、少数派と思われる意見だが回答する。

1:陵辱というからには辱めるわけで、そうなると対象のバックボーンが必要となる。
  短い内容が要求される場合(SSなど)において、二次創作という姿は説明を省けて良い。
  もちろんオリジナル作品で、個性を立てることができているのならば問題は無い。

2:陵辱をするわけではなく、観賞するのが目的なわけであるから、自分を投影はしない。
  故に、好き嫌いの感情を充足させようとは考えていない。
  陵辱物語上の登場人物として、相応しいかどうかの別はある。

3:必然性があればどちらでも構わない。
  対象にとってより効果的な方法が望ましい。

4:aで終わるか、aからdの流れで終わるかの二択。
  bやcといった過程の段階で終わるような、徹底していない展開は好まない。

5:陵辱と調教は別物である。
  調教要素を含んだ陵辱というのも悪くはないが、調教が完成してしまえば対象は幸せを感じるように
  なってしまうため、好ましいとはいえない。

6:基本的には望ましくない。
  だが、肉体にのみ作用するものであれば、精神への辱めになるので、意義はある。

7:aかc。後味は悪いほど良い。
  b「レイプで始まったけどハッピーエンド」d「最後は助け出されて終わり」などはもちろん、
  e「男は女に執着している」のように、愛情が芽生えるのも好ましくない。
  (また、選択肢には無かったが「実は淫乱女で、男が精を吸い取られて立場逆転」などは論外)
  
  ただ、これは視点が当事者のみに向けられている場合の話で、対象の関係者が視点となっている
  のであれば、bのようなストックホルム症候群じみた状態や、dのような奴隷化、eにおいて精神的な
  障害が残るといった結末も、救いの無さが感じられ、悪くはない。
872名無しさん@ピンキー:2005/08/01(月) 08:15:51 ID:BRC0jNZ7
1.a
2.a
3.奪わないのが好み。
4.a
5.a
7.a,c,e
873名無しさん@ピンキー:2005/08/01(月) 08:16:23 ID:BRC0jNZ7
忘れてた。
6.b
874名無しさん@ピンキー:2005/08/01(月) 09:35:52 ID:8Df8I5JB
GOSICKの久城とヴィクトリカの甘甘なエロを見てみたいのです。
憎まれ口と睦言とキスを繰り返しながら延々とお互いの体を愛撫しあうような、
なんかもう読んでいて歯が溶けてボドボドだってくらいゲロ甘なのを。

萌えの泉でエロスの欠片を弄んではみたものの、言語化どころか再構成するのも困難だった。
つーかヴィクトリカの喋り口調を脳内で再現できない。
875名無しさん@ピンキー:2005/08/01(月) 10:25:23 ID:7ZSgY+/7
>870
1-b
2-a b
3-a b
4-a d
5-a
6-b
7-a c
876名無しさん@ピンキー:2005/08/03(水) 16:23:11 ID:QZGJLtpF
ぼくらは虚空に夜を視るの兵吾×聡美が読みたい。
877名無しさん@ピンキー:2005/08/08(月) 22:58:21 ID:Mq99NBSz
「鬼刻」の志郎と優貴の甘甘が読みたいと思う漏れは奇特でしょうか?
878名無しさん@ピンキー:2005/08/09(火) 18:26:38 ID:9t192fyj
>>870
1-こだわらない。
2-どちらもとりたててない。問いが登場人物主観を想定しているなら、どちらでも
3-両方特にいらない。
4-a,d
5-a
6-b
7-a,c

879名無しさん@ピンキー:2005/08/09(火) 22:53:56 ID:eC8EhUZm
だれかぺとぺとさんのツンデレ河童娘のエロ萌SSを書くって人は居ないものか
880名無しさん@ピンキー:2005/08/10(水) 00:22:58 ID:QYso9d5a
全然エロではないですが、投下しますー。
BLACK BLOOD BROTHERS のミミコです。
881BBBミミコ:2005/08/10(水) 00:27:31 ID:QYso9d5a
ジローさんって、理屈屋で頑固で我が儘で突っ走るトコもあるけどめちゃくちゃ強くて・・・
何せ『銀刀』なのよ、ギントウ。しかも超美男子。とびきりの。
あの切れ長の目、長い四肢、自信たっぷりの笑み、たまに見せるちょっと怖い一面、どれもこれも格好いい。
その彼があたしの護衛者だなんて、、、、、、ああカミサマ、ありがとう。

あたしの心臓が最高に高鳴るのが月イチの『お給料日』に『お給料』を『渡す』時だ。
ジローさんはジェントルマンらしく、首筋とかにかぷっとはせずあたしの指先をちまっとやるだけだ。あたしの事を思っての配慮なのだ。

でも、でもさ・・・・『その時』くらいジェントルマンじゃなくったっていいんじゃないの・・・・?
なんていうか・・・こう・・・・ガバっと・・・・求めてくれた方が・・・・なんてゆーーーーか・・・・ね?

わかってるのよ、ジローさんってそういう人(あ、人じゃないや)なんだもん。優しいんだよね。

でもでもでも〜〜〜〜!あたしとしては・・・・ムードを味わいたいってのもあるのよね。
ほら、吸血される時ってかなり『キモチイイ』から・・・・。

あたしはまだアッチの経験は無いのだけれどこれだけキモチイイのだとしたら・・・アッチの経験もジローさんにガバっと、ちゅるっと、ぺろっと奪ってもら・・・・・・・・・



・・・・・・・・・って、キャー!!!!あたしったら何考えてんのよっ!!
何か下半身モヤモヤしてきたしっ!!!
明日も早いし、もう寝よ・・・。遅刻したらまたどやされるわ。
882名無しさん@ピンキー:2005/08/10(水) 00:32:19 ID:QYso9d5a
ミミコ目線で書いてみました。
どなたかジローさんとミミちゃんを結ばせてやって下さいませ・・・・。
883名無しさん@ピンキー:2005/08/11(木) 05:06:54 ID:9gxgJu+P
「9S」の王道で誰か書いてくれる神はいないか?
884名無しさん@ピンキー:2005/08/11(木) 13:16:58 ID:MSIYL6K6
「電波的な彼女」のが読みたいな。
ジュウ×光とかジュウ×雨で。
885名無しさん@ピンキー:2005/08/11(木) 17:05:50 ID:MfeFdiAb
電波も9Sも書きたいんだが・・・
時間がないっす('A`)
このスレに投下した続きも書かなきゃ・・・
886名無しさん@ピンキー:2005/08/12(金) 20:49:48 ID:BpjOiDAX
禁書マダー
887名無しさん@ピンキー:2005/08/13(土) 00:40:14 ID:4XqkSth2
>>884
書こうとしても、ジュウじゃあ行為までたどり着けないんだがw
なんとかならんのかあの朴念仁。
888名無しさん@ピンキー:2005/08/13(土) 03:56:29 ID:6n/v9xdw
甘いな、ジュウは自分からするんじゃない





                    されるんだ
889名無しさん@ピンキー:2005/08/13(土) 12:43:03 ID:4XqkSth2
円にキン○マ握られてる図しか思い浮かびませんでしたが
890名無しさん@ピンキー:2005/08/14(日) 11:37:35 ID:0AneNU3Q
ほうほう、これがスルーという奴ですか。はじめて見ました。
いやぁ眼福、眼福 ┐(´ー`)┌  めげずに頑張ってくれい
891名無しさん@ピンキー:2005/08/17(水) 23:53:32 ID:C+11hUaI
初SSなので随分時間かかってしまいましたが、しばらく前に予告した
『カレとカノジョの召喚魔法』遊矢×雪子が完成したので投下します。
892名無しさん@ピンキー:2005/08/17(水) 23:54:53 ID:C+11hUaI
 雪子の部屋。ベッドに横たわる雪子が、覗き込むように雪子を見下ろす遊矢の首の
後ろで腕を交差させて、遊矢の瞳を見つめている。
 雪子が瞼を閉じて、腕にこめる力を少しだけ強めると二人の口唇が引き合うように
近づいていく……


        ☆  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆

 ドアの外では『感識者』の二つ名をもつ二階位天使セーレウスが、魔法で中の様子
を窺っている。
 なかなか進展しない二人の関係がセーレにはもどかしい。ゆっくり育っていく愛も
大切だが、二人に残された時間は僅かしかない。『お手伝い』は断られてしまったが、
バレたところで怒られるはずもない。
「せっかくいい感じなのですから、このまま一気に関係を進めてしまいましょう」
 目を閉じたセーレが口の中で呪文を紡ぐと、空間に紫色の魔法陣が描かれる。詠唱
を終えると、完成した魔法陣がドアに沈み込むように消える。

893名無しさん@ピンキー:2005/08/17(水) 23:56:14 ID:C+11hUaI
        ☆  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆

 雪子は、遊矢のストレートな告白に、キスで応える。
 思いがけず保護者の立場から一気に進展し、心は幸せでいっぱい……のはずなのに
何かがおかしい。
 口唇が触れるだけの軽いキスでは物足りない。
 もっと激しく遊矢の口唇を吸いたい。
 身体が火照っているように感じるのも、嬉しさや恥ずかしさだけとは思えない。
 下腹の奥で炎がゆらめくような…… 

 (これって…… まさか、セーレの魔法?
  えっちな気分になる魔法を天使が使うってどういうことよ?)

 わき上がる衝動に抗しきれず、遊矢の首にまわした腕に力を込める。
 押し付けられた遊矢の口唇に雪子の舌がこじあけるように滑り込んでいく。遊矢は
目を白黒させて驚いたものの、自然に舌を絡ませて雪子に応える。

        ☆  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆

 ドアの外のセーレは、二人がぎこちなく舌を絡ませる様子に満足気だ。
「ほらっ、案ずるより産むが易しってやつですよ。
 せっかくですから、邪魔が入らないように結界もオマケしますです。
 でも、感覚が鈍くなっている遊矢さんを満足させるのは大変ですよ〜 
 雪子さん、がんばってくださいね!」
 極上の笑みを浮かべながら、天使の姿が消える。
894名無しさん@ピンキー:2005/08/17(水) 23:57:26 ID:C+11hUaI
        ☆  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆

「んっ、ふぅ……ちゅ……んむっ……あむっ」
 ベッドの上では、互いの気持ちを確かめあうように遊矢と雪子が舌を絡めている。
 雪子の柔らかくぬめった舌が遊矢の頬の内側をゆっくりとなぞりながら、遊矢の舌
を絡め捕る。遊矢も雪子の積極的なキスに応えるように、唾液を注ぎ込み、舌を躍ら
せる。
 ちゅくっ……ちゅる、ちゅむっ…… 軟体動物のような雪子の舌が遊矢の口腔を犯
し、口中を掻きまわす。ざらつく舌と舌を擦り合わせると、むずがゆいような感覚が
背筋を走った。
「んむッ……ふぅ……んンッ……んぅ……」
 初めての激しいキスに心が溶ける。雪子の意識がキスに集中している隙に、トレー
ナーの裾から、遊矢の右手が滑り込んでくる。
「ん!?」
 慌ててトレーナーの上から押さえつけるが、雪子の腕をくぐりぬけるように、遊矢
の掌が上へ上へと伸びてくる。中身がスカスカなブラは、ささやかな膨らみを包む役
目をあっさりと遊矢の掌に譲り渡した。
 感触を確かめるように掌が丘陵を撫で、指が突起をくぃくぃとつまんでいる。
「ちょ、ちょっと、どこ触ってんのよ!」
 思わず口唇を放してがなる雪子に、遊矢が能天気な笑みを浮かべながら、しれっと
答える。
「んー。雪ちゃんの胸……かな?」 
 遊矢の右手は動きを止めることはなく、リズムをとるように乳首をつついたり、つ
まんだりと雪子の幼い乳房を弄んでいる。いつのまにか左手もトレーナーに潜り込ん
で、膨らみを掌に収めている。
「いつまで触ってんの!」
「なんで? 雪ちゃんが誘ったんだよ。あんなエッチなキスで」
「……あ、あれは…… あたしはそんなつもりじゃ……」
 勢い良く喚いていた少女の表情が曇る。怒気が消えうせ、羞恥に頬を染めて、雪子
は俯いてしまう。
895名無しさん@ピンキー:2005/08/17(水) 23:58:26 ID:C+11hUaI
 少女が動揺した隙に、遊矢がトレーナーとブラをあっけなく奪う。発展途上(と信
じたい)雪子のささやかなふくらみが露になる。
「見るなっ!」
「んーー。じゃぁ隠してあげるね」
 いけしゃぁしゃぁと、小さなふくらみに手をかぶせてくる。
「それに、揉まれるとおっきくなるっていうしねー」
「な、何いってんの! このエロバカ2号がっ!」
 雪子の腕が掌を払おうと動くよりも早く、少年の指がつまんだ蕾をくにくにと弄ぶ。
「はぅっ!?」
 ビクンと背筋を逸らして声を漏らす雪子。全身に甘酸っぱい痺れが走る。
 とくん、とくん……胸の奥の鼓動がせわしなくなってくる。
 (な、なにこれ……)
 羞恥と興奮に頬を朱に染めて雪子は俯いてしまう。小さな胸の突起をこねられると、
いい表せない切なさが身体の中に広がり、自分の意志とは反対の感情が下腹の奥から
湧き上がってくる。
「いっ、いや……やめ……」
 雪子のささやかな乳房を掌が包み込み、指先で丹念に揉みほぐす。小さなふくらみ
に余った指で弄ばれる乳首が、薄い胸の中心で存在を誇示するように硬く尖っていく。
「ひぁっ、あッ……んっ……」
 胸の蕾が遊矢の口のなかに吸い込まれる。右に左にと倒されるように舐めあげ、舌
先が色素の薄い乳輪をなぞるように愛で回る。下腹の奥で揺らめいた炎に蝋が溶かさ
れたように、雪子の内部から粘性の液体がにじみ出て、コットンの生地に吸われてい
く。
896名無しさん@ピンキー:2005/08/18(木) 00:00:01 ID:C+11hUaI
「うっ、、あんっ!」
 いつのまに遊矢の指がプリーツスカートの内側に入り込んでいた。
 慌てて閉じた太腿に閉じ込められた遊矢の指が秘裂の合わせ目をなぞるように上下
し、愛液にぬめる裏地が少女の敏感なアソコを刺激する。
 (や、やだ……力が……はいらない……)
 布越しに性器を弄ぶ指の動きが激しさを増し、くちゅくちゅと淫らな水音をたてる。
「あんっ……だめっ……そんなの……」 
 股布は溢れた愛液でぴったりと貼りついている。飾り気の少ない少女のショーツが
愛液に濡れそぼって、幼さを残した少女の性器の形をくっきりと浮かび上がらせる。
「雪ちゃん、こんなに湿ってるよ。それにこんなえっちな音をさせて」
「やだっ……いわない、で……」

 遊矢が悪戯を思いついた子供のような笑みを浮かべながら、ゆっくりと声をかける。
「雪ちゃん。見せて」
「な、なにを!?」
「雪ちゃんのハダカ」
「!? ダメにきまってんでしょ!」
 咄嗟に腕で胸を隠し、スカートを押さえる。
 このまま最後まで……という覚悟はできている。それでも、見せろと云われればや
はり恥ずかしい。そんな気持ちも知らず(むしろ知っていて……だろうが)
「でも見たいから」とあっさり云うと、片腕で雪子の腰を持ち上げる。
 何処でそんな器用さを身に付けたのか、手際よくホックを外すと、片手ですっすっ
とプリーツスカートと引きおろす。遊矢の指が雪子の飾り気の少ないショーツにかか
る。桃の皮を剥くように、飾り気の少ないショーツがずりさげられ、甘い蜜を湛えた
果実が空気に触れる。
 引き締まった身体、ささやかな胸の丘陵、くびれたウエスト、細く伸びた脚が露わ
になる。スリット状の未熟な女性器が熱い粘液が溢れさせる様が、幼さを残した少女
の肢体と相俟って、倒錯的な卑猥さを醸し出している。
897名無しさん@ピンキー:2005/08/18(木) 00:01:59 ID:C+11hUaI
「雪ちゃん、きれいだよー」
 羞恥真っ赤にしている雪子がよほど面白いのか、遊矢はくすくすと笑いながら雪子
の裸体を眺めている。
「あんたも脱ぎなさいよ」
「ほえ?」 
「あたしばっかり恥ずかしいなんてズルいでしょ」
「んー。わかった」
 遊矢はあっけなくトレーナーを脱ぐと、再び朱に染まった雪子の身体に視線を落と
す。恥ずかしさのあまり遊矢を上半身を脱がせたものの、かえって自分が裸でいるこ
とを強烈に意識させられてしまう。
「ほら、いつまでも見ないの」
 遊矢の首に両腕を回して引き寄せる。触れ合う肌がお互い温もりを伝え、息遣いが
間近に聞こえる。
 (あったかい。ずっとこうしてたい……でも、)
 下腹の奥についた火が収まらない。満たされる心とは裏腹に、火照った身体が抱き
合っているだけでは足りないと、さらなる快楽をと声高に叫び、秘裂の奥から熱い粘
液を溢れさせる。
898名無しさん@ピンキー:2005/08/18(木) 00:03:04 ID:C+11hUaI
 きまり悪そうな顔をして俯く雪子を遊矢が嬉しそうに見下ろしている。遊矢の指が
剥き出しになった少女の陰部に這う。
「やめっ……ひぁっ……あぁぅ……」 
 雪子のボルテージとともに、雪子が洩らす声が高く大きく変化していく。秘裂を指
がなぞるたびに、愛蜜がからみついて、くちゅくちゅと卑猥な水音を立てる。
 ――ぬぷっ。処女の膣を気遣うように、遊矢の指が緩やかに侵入する。
 ゆっくりと丁寧にスリットを拡げるように、乙女の花園に沈められる。
 (う……。あぁっ……入って……くる)
 くちゅっ、ちゅくっ、遊矢の指が膣口付近を重点的に責める。くの字に曲げられた
指が小陰唇をくすぐり、入口付近をしつように掻きまわす。腰を浮かせ、反り返る雪
子の胸に遊矢が顔を寄せる。ちゅっ、口付けるように乳首を含むと、ちぅちぅと吸い、
舌先でつついたり、硬く敏感になった突起を甘噛みしながら、秘裂への愛撫を続行す
る。
「あはぁあん! ゆっ、遊矢……だめぇ……」
 くちゅくちゅくちゅくちゅ、リズミカルにかき回される秘裂が淫らな水音が響く。
硬く充血した乳首を強く吸われ、花弁を弄ばれる同時責めに雪子が追い詰められてい
く。身体の内部から高まってくる喜悦が意識を白濁させ、快楽のゴールへ雪子を導い
ていく。
「あぁっ……も、もぅ、ダメ……んっ、ああぁぁーーーっ………」
 快楽の頂点に達した雪子が脚をぴんと伸ばしきって、びくんびくんと大きく震える。
形のいい白い顎が天に向かってつきだされ、秘裂から大量の愛液が吐き出される。
「はぁっ、はぁっ……」
 真っ白になった視界が徐々に戻ってくる。
 身体を内側から焦がしつづけた淫熱が去り、心地よい脱力感が全身を支配する。
899名無しさん@ピンキー:2005/08/18(木) 00:04:21 ID:C+11hUaI
「雪ちゃん、いいよね?」
 いつのまにか衣服を脱ぎ捨てた遊矢が、雪子の両脚の間を割って、ゆっくりと腰を
入れようとしている。
 何がいいのか?なんて聞く必要はない。熱く猛った男性器で、未だ誰も迎え入れた
ことのない処女の花園を貫き蹂躙するのだ。
 (怖い…… でもイヤじゃない)
 答える代わりに、遊矢の首筋にそっと両手をかけて、遊矢を迎える。
 さぐるように穂先が秘裂にあてがわれ、くちゅくちゅと湿った音をたてる。
反り返った刀身に愛液をからみつかせるように、熱く硬い男性器が合わせ目の柔筋に
擦り付けられる。
「んっ、、あんっ」
 遊矢のペニスを歓迎するように、雪子のスリットからさらに愛蜜が溢れる。
 少女の花園の入口を捜し求めるように、丸みを帯びた熱い切っ先が秘肉にぐいぐい
と押し付けられる。何度目かの挑戦で切っ先が狭い入口に辿り着き、灼熱の楔が雪子
の内部に打ち込まれ、秘肉を焼く。
「いっ、いた……」
 肉壁をかきわけて亀頭部まですっぽり淫肉にもぐりこませると、侵入者の行軍が一
時停止する。異物を排除しようと肉襞が締め付けても、カリが鏃の"返し"のように
引っかかって、男根を押し戻すことができない。脈打つ欲望の塊が楽園を蹂躙する橋
頭堡を確保した。
900名無しさん@ピンキー:2005/08/18(木) 00:05:14 ID:C+11hUaI
「雪ちゃん……痛い?」
「んっ……。だいじょうぶ……少し痛かったけど……大丈夫だから続けて」
「うん。じゃぁ力を抜いて」
 ずぬぬぬぅぅぅーーーーーーーーーっ!
 硬く反り返った淫槍がゆっくりと、だが力強く、媚肉の合わせ目を裂いて奥へ奥へ
と突き刺さっていく。
「んく……んうう……!」
 雪子が破瓜の痛みに耐え切れず、苦悶の喘ぎを上げる。
「ごめんね。痛かった?」
 心配そうに見つめる遊矢に、目尻に溜まった涙をぬぐいながら首を振って答える。
「大丈夫………… でも、このまま、じっとしていて……」
 覆い被さる遊矢の腕が雪子の細い腰に回され、かるく抱きしめられる。じっと身体
を重ねているうちに、緊張が少しずつほぐれ、ショートしていた神経が身体の状態を
伝えてくる。破瓜の痛みは残っているが、同時に遊矢のカタチ、大きさ、熱さ、脈動
が伝わってくる。
 (遊矢があたしのなかに……)
 異物感よりも、愛する人の分身を受け入れ、一つになった悦びが少女を満たす。
次第に下腹部から感じる痛みが和らぐと、首に回していた腕を解いて遊矢を促す。
「もう動いてもいいよ……ゆっくりね……」
 遊矢がゆっくりと抽送を開始する。蜜液と破瓜の血をまとった反り返りがゆっく
りと後退し、半分ほど引き抜かれたところで、ずちゅりと媚肉を押し分けるように
入り込んでくる。
「んっ……んっ……」
 遊矢の腰が押し出される度に雪子の口から声が漏れる。
901名無しさん@ピンキー:2005/08/18(木) 00:08:28 ID:1ByNKSeg
 雪子の身体の緊張がほぐれていくのに合わせて、肉槍の動きが変わる。
 浅瀬だけを集中的にかき回しては雪子を焦らし、熱欲が高まったところで一気に
奥まで突き上げる。奥まで突かれるたびに、雪子の内部で悦楽の波紋が広がる。
次々と広がり重なった波紋が振幅を増し、雪子の中で淫らな欲望を肥大させていく。
「んっ……遊矢……もっと」
「んー、なに?」
 雪子の口から零れた恥ずかしい欲求を理解っていながら、遊矢がいつもの口調で
問いかけてくる。ペニスを引き戻すと、穂先だけを雪子の内部に入れては出し、入
れては出してと繰り返して花弁を弄ぶ。
 (そんなっ……恥ずかしいよ)
 雪子が羞恥に目を背ける。
 遊矢は肉孔にあてがった亀頭をゆっくりと前後させながら、雪子の羞恥心をじり
じりと追い詰める。もっと深く激しく嬲ってほしいと声高に求める少女の淫肉がひ
くひくと蠢く。なかなか陥落しない雪子をさらに追い詰めるように、遊矢の指がク
リトリスに向けられ、充血した真珠を指の腹で撫でる。
「雪ちゃん、もっと、なに?」
 ついに、焦らされ続けた淫欲が羞恥心を屈服させる。目を逸らせたまま、雪子が
切ない声をあげる。
「いじわるしないで……お願いっ…………もっと奥まで……ほしいっ!!」
 ずちゅり。
 良くできました、というように欲望の塊が少女の性器に深く深く侵入する。歓喜
に震える膣肉に滾った肉槍が突き立てられ、子宮を押し上げる。
「ああんっ」
 焦らされ昂ぶった淫欲に応えるように、遊矢のペニスが浅瀬から奥までの長いグ
ラインドを繰り返す。ぐちゅり、ぐちゅりと湿った音を立てながら、充分に広げら
れた秘洞の中を遊矢の分身が踊るように前後する。
 やがて律動のリズムが上がり動きが力強さを増す。
 両脚を抱え込むように遊矢がのしかかる。お尻が軽く浮き、上向いた膣道に真上
から肉杭が衝き下ろされる。奥へ奥へと打ち込まれる亀頭が子宮口をコツン、コツ
ンと叩く。
「あっ……遊矢、あっ、あっ、も……もう……」
 雪子の意識が歓喜に支配される。ぐいっぐぃっと突かれるたびに、意識が追いや
られていく。与えられる快楽を少しも逃さず受け止めようと、シーツを掴んでいた
指に力が入り、全身が緊張していく。
「あんっ、あっ……も、もぅ、いっ……いっちゃうーーーっ!!」
 仰け反るように腰を浮かせて、びくびくと雪子の全身が震える。
902名無しさん@ピンキー:2005/08/18(木) 00:10:25 ID:1ByNKSeg
 ベッドに投げ出された四肢は力なく伸ばされ、シーツをきつく掴んでいた指も緊
張から解かれる。徐々に戻ってきた視界のなかで、遊矢が微笑みながら雪子を見つ
めている。
「雪ちゃん。ありがとー」
 満足げに微笑みながら、雪子を抱きしめる。
「でも遊矢はまだなんでしょ。
 ……満足するまで続けて……」
「んー、もういいよー。
 雪ちゃんのえっちな姿も堪能したしねー」
 遊矢の軽口に思わず言い返しかけたが、ぐっと思い止まる。
 欲望を吐き出すことで満たされるのが男の仕組みだ。遊矢の下腹に手を伸ばすと
ペニスは熱く滾ったままで、細く柔らかい雪子の指に包まれてぴくぴくと脈動して
いる。
「莫迦……」
 いつもより重く感じる身体に力をこめて起き上がる。
 体制を入れ替えて遊矢を仰向けにすると、天を衝くように反りたったペニスを跨
ぐように膝立ちになる。
「我慢しないで。……あっ、、んふぅ……」
 遊矢の分身を片手で支え、愛液にまみれた秘裂を指で広げながら、ゆっくりと腰
をおろして遊矢を導く。
 (やだ……見られてる……)
 遊矢の瞳が自分を見つめている。
 男の視線を感じながら、自ら男の腰に跨り、愛蜜を溢れさせた性器を指で開き、
ペニスを淫肉で呑み込んでいく。遊矢を想う気持ちから始めたこととはいえ、はし
たない姿を見られているという事実が少女の羞恥心をくすぐり、結合部から蜜を溢
れさせる。
 ぐちゅぅ。いやらしい水音をたてて雪子の膣道が遊矢のペニスを呑みこみ、愛液
にぬめる柔襞が、亀頭部、カリ、肉竿の形状を確かめるように、形を変えながら包
み込む。すっかり腰を落とすと違う角度で秘所が突き上げられ、正常位よりも貫か
れている感覚を強く感じさせる。
903名無しさん@ピンキー:2005/08/18(木) 00:12:09 ID:1ByNKSeg
「遊矢……気持ちいい?」
 ゆっくりと腰を上下させる。腰を浮かすと膣壁が抉るようにカリに擦られ、腰を
下ろすとそそり立つ肉杭に子宮が突き上げられる。「んっ……あんっ……」自らの
動きにあわせて、雪子の口から甘い声が漏れる。
「少しなら……激しくても……いいからっ………………あんっ!?」
 雪子の言葉に応えるように、遊矢の肉槍が活動を再開し、ずんっずんっと激しく
突き上げられる。突然の激しい責めから逃がれようとする雪子の腰を遊矢の両手が
押さえつけ、ぐりぐりと膣内をかき回す。
「ダメぇっ……こんな……激しく……あぁぁんっ」
 欲望を高め少女の内部に吐き出すことを目的とした激しい責めが雪子を襲う。
ぐじゅっ、ぐちゅ、熱く猛々しい肉竿が牝貝を貪るように突き立てられ、内部をか
きまわし、秘襞を擦る。
「あっ、あんっ……だめっ……いっ、いっちゃう……」
 雪子が仰け反って天を仰ぐ。

 雪子が二度目の頂点に達している間も、遊矢は雪子を休ませることなく責め続け
る。繋がったまま押し倒すように雪子に覆い被さると、大きく開かせてた両脚を抱
え込むように腰を密着させる。少女の花園の奥深くまで衝き立てられた淫杭がぐり
ぐりと少女の肉壷をかき回す。
「あぁっ……ああんっ……」
 激しい抽送に雪子の秘裂から愛蜜がぶしゅりぶしゅりと飛び散り、リズムをとる
ように、陰嚢が雪子の尻に当たる。
 絶え間のない激しい刺激に雪子の意識が混濁し、何度達したかも数えられなくなっ
た頃、ようやく遊矢に変化が現れる。引く動きが少なくなり、奥へ奥へと突き上げ
ようとする。擦りあげられる膣壁も遊矢の怒張の変化を伝えてくる。
「雪ちゃん。いっ、、いくよ…………」
 仰け反るように遊矢が腰を突き出される。少女の奥深くまで突き立てられた瞬間
に、遊矢の亀頭が膨れ上がり、肉竿の内部を白濁した液体が駆け上がる。秘洞の奥
深くで男の欲望が炸裂し、どくんどくんと脈打つペニスから吐き出された精液が少
女の花園を汚していく。
「んっ、んっ………あぁぁーーーーーっ!」
 灼熱の精液が膣内に放たれるのと同時に、注がれた愛情を受け止めるように膣壁
を収縮させ、雪子が引きつったようにのけぞる。エクスタシーにぶるぶると震えな
がら雪子がベッドに崩れ、後を追うように遊矢が雪子の背中に倒れかかる。
 (遊矢のがあたしのなかに……)
 遊矢を満足させることができた充実感と、愛しい男性の精を受け止めた悦びが少
女を満たす。何度も絶頂に達して朦朧とした意識の中で、背中越し遊矢の鼓動が、
荒い息遣いが伝わってくる。欲望の証をいっぱいに注ぎ込んだ遊矢の分身は雪子の
膣内でまだ硬さを保っているものの、さっきまでの荒々しさはなくやっと鎮まった
ようだ。
 うつ伏せで四肢をだらりと伸ばしたまま、雪子の意識が遠のいていく。途絶えか
ける記憶に滑り込むように、聞きなれた声がやさしく響いてくる。
「ありがとう」
904名無しさん@ピンキー:2005/08/18(木) 00:14:35 ID:1ByNKSeg
        ☆  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆

 少女は満足げな表情を浮かべて穏やかな寝息を立てている。

−コンコン−

 遠慮がちにノックされる音に、雪子の寝顔を見つめていた遊矢がゆっくりと立ち
上がる。ドアの隙間から頭だけを入れて様子を確認するセーレに、小声で遊矢が問
いかける。
「雪ちゃんに何かしたのセーレでしょ?」
「私は雪子さんの背中をちょっぴり押してあげただけですよ? 
 素直な雪子さんもかわいかったでしょう?」
「そうだねー。
 そうそう、幽霊の件は明日決着しちゃおうね」
 当面の問題を先送りすると宣言しながら、遊矢が自分の部屋のカギをセーレに渡
す。「邪魔をするな」という遊矢のサインに応えるように、セーレもサンドイッチ
やおにぎりが入った近所のコンビニ袋を差入れてくる。こちらも「ごゆっくり」と
いうサインだ。
 ……雪子だけが何も知らないまま、すぅすぅと寝息を立てている。
(了)

905名無しさん@ピンキー:2005/08/18(木) 00:15:52 ID:1ByNKSeg

以上です。

自分で書くのは思いのほか難しいですね。
構成が難しかったので、2巻途中から脱線するカタチになってしまいました。
いろいろ研究してまたチャレンジします。
906名無しさん@ピンキー:2005/08/19(金) 00:39:32 ID:STTY6VDl
aaa
907名無しさん@ピンキー:2005/08/20(土) 01:37:42 ID:KYuF0YLu
キーリで、ハーヴェイ×キーリ投下します。
まだ途中な上、この段階ではエロシーンないんですが。
908夕刻に彼は泣きながら:2005/08/20(土) 01:39:41 ID:KYuF0YLu
「あー、もう」
呆れ顔のハーヴェイの視線が突き刺さるのを感じながら、ベッドの上のキーリは顔を赤らめた。
流れ落ちる汗で張り付く前髪が鬱陶しいのに、掌で横へ薙ぎ払うこともできない。
身体が石でも括り付けられたように重くて、少し上半身を持ち上げるだけでもひどく億劫だ。
「だから言ったのに。そんな薄着じゃ風邪引くって」
「……だっ……てっ」
ハーヴェイの面倒くさそうな言葉に反論しようとするものの、喉から漏れるのは間断なく続く咳としゃがれて聞き取りがたい声だけだ。
それでも何とか喋ろうとするキーリの頭をぽんぽんと軽くはたいたハーヴェイは、予想以上に高かったらしい熱に対して「あちぃ」とだけぼそりと呟く。
「なんか欲しいもんあるの」
「……ん、水……」
そう尋ねられて傍らのテーブルに置かれた水差しを力なく指差す。
ハーヴェイは小さく頷くと、重そうなそれをひょいと手にとって中身をガラスのコップに注いだ。
「はい」
仏頂面の彼に手渡されたコップをぼうっと見つめていたキーリが、ぼうっとしたあまり生気の感じられない声でハーヴェイに向き直る。水を
キーリが水を飲むのを大人しく見守ろうとしていたハーヴェイは、次に彼女が口にした台詞に面食らった。
「……ハーヴェイが飲ませて」
「は?」
「くち……口移し、で」
ねだる様な上目遣いでこちらを見つめるキーリに、ハーヴェイの心臓がとくんと跳ね上がる。
むんと立ち上る汗の匂いが妙に琥惑的だ。
909夕刻に彼は泣きながら:2005/08/20(土) 01:40:16 ID:KYuF0YLu
馬鹿。何言ってるか分かってんのかてめぇは。

奮いつきたくなる獣の心を抑え込むハーヴェイに、しかし一方のキーリは追い討ちをかける。
「ハー……ヴェイっ……」
弱弱しく呟く声は発熱のせいか熱い吐息に塗れていて、聞いているこちらの方がどうにかなってしまいそうだった。
欲望に飲まれそうになる想いを全力で押しとどめ、水を飲むのを手伝ってやろうとコップを持つ指先に手を伸ばす。
そっと触れた彼女の掌はひどく温かくて、その上じんわりと汗ばんでいた。
砂のようにかさかさとした己の手とはまったく違うその感触を感じながらキーリの顔を見れば、潤んだ瞳が訴えるように自分を見上げている。
「おね、がい……」
予期していなかったその台詞に、心臓を鷲掴みにされたような衝撃が総身を打つ。
細い肩を抱き寄せたい衝動に駆られるのを必死で我慢して、できるかぎり冷静を装った声音でキーリに声をかけた。
「……馬鹿なことやってんじゃねぇよ」
人工的に冷たい視線を作って睨む様に彼女を見据える。
視線の先の少女が怯えているような顔つきなのは、たぶん俺の気のせいではないだろう。
「冷たいもんでも買ってくるから。帰るまで大人しくそこで寝てろ」
「ハーヴェ……」
苛立ち混じりの吐き捨てに対する答えは最後まで聞かぬまま、駆け足で部屋から飛び出す。
ばたんと耳障りな音を立ててドアを閉めると、そのまま後ろは振り返らずに人気のない通りまで走った。
その間も彼女の姿が頭から離れることはなくて、ハーヴェイは憎憎しげに下唇を歯で噛み締める。
910夕刻に彼は泣きながら:2005/08/20(土) 01:41:15 ID:KYuF0YLu
……やばかった。

誰も居ないのを確認して立ち止まり、ぐしゃぐしゃと苛立ちに任せて赤銅色の髪を掻き毟る。
抜け落ちた髪が路面にはらりと舞ったのを何とはなしに見つめながら、舌打ちして足元の小石を蹴り捨てた。
言いようのない空しさに思わず足を折って、ひんやりと硬い地面に腰を下ろす。
――先刻のキーリの表情を思い出し、また身体に熱が篭る。
下半身が芯を持っていくのを感じて、自分の最低さ加減に吐き気がするほど苦笑した。
……よりにもよって病気で苦しんでいる相手に対して興奮するなんて。
けれど、濡れて惚けた瞳で自分の名を呼ぶ彼女はひどく官能的で、一歩間違えば本当にあのまま身体を重ねてしまいそうだった。
働いてくれた自制心に心から感謝しながら、タバコを一本懐から取り出して口に加える。

己の半分の年齢もないあんな少女に性欲を抱いている自分は、きっと死んだほうがいいのだと思った。
俺のことを無条件で信頼してくれているキーリが、この頭の中を知ったら一体どう思うことだろう?
それを考えると無性におかしくて「ははっ」と乾いた笑い声が喉の奥から漏れ出たのだけれど、
タバコを吸っていた最中だったのが災いして、逆流した紫煙でごほごほとむせ込んだ。

気づくと瞳からは一筋の涙が流れていたけれど、これは煙が目に入ったからなのだと自分で自分に言い訳した。
――だって、他に理由なんてないから。あるとしたって、泣くのは俺じゃなくてキーリの方であるはずだから。

夜毎彼女の裸を想像しては、性欲の捌け口として下劣な妄想を繰り返している。
911夕刻に彼は泣きながら:2005/08/20(土) 01:42:03 ID:KYuF0YLu
もう数え切れないくらい、何度も何度も脳内でキーリを犯した。
嫌がる彼女を無理にベッドに押さえつけ、縛り付けて。
泣き喚く唇をキスで塞いで、濡れそぼった秘奥へと猛った物を突き立てる。
精液に塗れたキーリの全身を頭に描いて、俺は一人闇のように暗い満足の湖に浸るのだ。

本当にそうする前に、自殺でもしたほうがいいのかもしれない。
彼女を泣かせる前に。裏切る前に。
けれど、今更彼女と離れることも、最早できそうにない。

――ああ。
せめて同い年で、同じ人間としてごく普通にお前と出会っていたら、こんなには悩まなかっただろうに。


もみ消したタバコをぽいと地面に投げ捨てると、苛立ちをぶつける様にぐりぐりと踏みつけた。
タバコはすぐによれよれのゴミ屑へと姿を変え、直後に吹いた風に飛ばされていったけれど、
それより遥かにでかい赤い髪をしたゴミ屑は、まるで死体のようにそこから動こうとせず、頑なにその場に座り込んでいるのだった。
912夕刻に彼は泣きながら:2005/08/20(土) 01:43:19 ID:KYuF0YLu
ごめんなさい。今のところはここまでっす。
次はエロシーン書くんで、とりあえず保守代わりにでも思ってください。
913名無しさん@ピンキー:2005/08/20(土) 20:22:16 ID:oLped84q
(;´Д`)ハァハァGJ!
914名無しさん@ピンキー:2005/08/20(土) 23:47:33 ID:0S4dyfCt
キーリSSキターーーーー!!
激しくGJ!!
そして、激しく続きに期待!!
915名無しさん@ピンキー:2005/08/20(土) 23:48:27 ID:sA0rqUkY
キボンしていた人とは別人ですが、キーリキター!
続きをワクテカして待ってます。
916名無しさん@ピンキー:2005/08/21(日) 11:44:40 ID:i+gqrQ7v
キーリと禁書期待age
917名無しさん@ピンキー:2005/08/24(水) 21:27:55 ID:9f+5+C7p
ゴシックのヴィクトリカ×九条キボン。
見たことがない・・・・・・。
918名無しさん@ピンキー:2005/08/24(水) 23:55:38 ID:y82eaNK0
しにがみのバラッドものってないんでつか?
919名無しさん@ピンキー:2005/08/25(木) 21:19:28 ID:rGk6bxuL
バウワウ!のイーリーかユアうpキボン
920名無しさん@ピンキー:2005/08/25(木) 22:42:29 ID:Wwx6A0s6
神様家族のエロキボン
921名無しさん@ピンキー:2005/08/26(金) 04:04:57 ID:EH29rEA0
乙一のGOTHとか・・・
駄目かなぁ、そもそもラノベじゃない?
922名無しさん@ピンキー:2005/08/27(土) 02:12:16 ID:BODqnhsV
>>921
いや、乙一ぐらいなら充分許容範囲じゃないですか?
司馬遼太郎とかアーサー・C・クラークあたりまで行くと流石にどうかと思いますが。
923名無しさん@ピンキー:2005/08/27(土) 10:17:02 ID:fxjG/YeY
タイム・リープのエロキボン
古杉?
924名無しさん@ピンキー:2005/08/27(土) 17:33:22 ID:41Ja2DZn
>>919成田良悟スレが立ったからこっちにリク汁。
それともアレ立てたのお前か?
http://sakura03.bbspink.com/test/r.i/eroparo/1125130208/i
925名無しさん@ピンキー:2005/08/27(土) 17:48:27 ID:MUW00fTJ
禁書マダー?
926名無しさん@ピンキー:2005/08/27(土) 17:54:17 ID:IRfUCfsm
携帯でエロパロ板を必死に凝視してる>924を想像するとちょっと萌える
927名無しさん@ピンキー:2005/08/27(土) 18:22:06 ID:kzsrVAWG
アイネイアーたん(エンディミオン)のエロを……誰か……
厳しいかw
928924:2005/08/27(土) 18:56:19 ID:41Ja2DZn
>>926是非萌えてくれ。俺はエロパロと保守に暗い情熱を注ぐ男だ。
929名無しさん@ピンキー:2005/08/28(日) 03:17:35 ID:Fb8eo62+
>486
それは、ルシルが最大の鬼門…。

シオンやミルク、キファ辺りはスルー出来るとして。
現時点ではルシルがどうにもなりません。
930名無しさん@ピンキー:2005/08/29(月) 22:33:37 ID:hs1xiP9D
前に禁書書くって言ってたやつはどうしたんだ!!
と蒸し返してみるw
931名無しさん@ピンキー:2005/08/29(月) 22:44:14 ID:iv+6Zo5M
キーリの続きは新スレでか?
932名無しさん@ピンキー:2005/08/30(火) 17:15:20 ID:zCJVR+Ot
次スレってまだ立ってないよな?
と・言いつつ、わたしたちの田村君キボン
933名無しさん@ピンキー:2005/09/02(金) 01:22:45 ID:wF3dnG2u
>>486
アマドに頼め。
934名無しさん@ピンキー:2005/09/05(月) 15:36:33 ID:YlnzmMJ2
>>859
遅レスですまないが、マリオ×カリニス、楽しませてもらった。

にしても、微妙にレス少ないな。
エンハウって人気薄いんかな・・・。
935名無しさん@ピンキー:2005/09/05(月) 18:59:57 ID:4S/W0ImH
つうか原作者自体が恋愛アレルギー体質なのにどうエロにもちこめと
936名無しさん@ピンキー:2005/09/05(月) 22:21:14 ID:JHrUk58q
エスパーマンは秋田的に頑張ったんだよ。

だから誰かエスパーマンで書いてくれ。
937名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 06:41:57 ID:Cc4A9vei
age
938名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 19:08:30 ID:z4hRjzmf
新スレ立ってる?
939名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 19:12:09 ID:22U7UIbR
でぃえっちえぃとかご愁傷様二ノ宮君とかは需要あるか・・・(マイナーすぎ
940名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 23:14:40 ID:7n3ZX8QX
でぃえっちえぃは欲しいです
設定といいイラストといいあんなにエロいのに、本文が全然エロくないのは
このスレで書いてくれという作者からのメッセージに違いないw
941名無しさん@ピンキー:2005/09/14(水) 01:29:53 ID:5UV2YDag
マジでキーリのエロイのが見つかんねぇ。どこかにあったら教えてくれ。
そしてキーリエロを書いてくれるネ申を切に願う。
942名無しさん@ピンキー:2005/09/15(木) 01:43:03 ID:yqHwuNBp
>>941
キーリ エロ でぐぐってみそ 
943907:2005/09/16(金) 02:37:55 ID:Ef6XmEzv
やっと続きを書いたので投下します。
944907:2005/09/16(金) 02:39:39 ID:Ef6XmEzv
声をかけるまもなく出て行ってしまったハーヴェイの後姿に途方にくれながら、キーリはぼうっと閉ざされた扉を見つめていた。
何も、あんなに怒ることないのに。ちょっとふざけただけなのにああも本気にしなくたって。
先刻の彼が向けた冷たい視線を思い出し、キーリはぷいと目を逸らした。
少々苛立ちながら、頭の中のハーヴェイの姿を掻き消そうと毛布を頭まで被って無理やり目を閉じる。
眠ってしまえばこの心中の靄も晴れるだろうと思うものの、こんなときに限って一向に眠気はやって来てはくれなかった。
身体その物はひどくだるく全身から噴き出すように汗が流れている一方で、頭は綺麗に冴え渡っている。
その脳内を占めるのは先ほどから変わらずハーヴェイただ一人で、その事態が更にキーリを苛つかせた。

――ハーヴェイ。
小さな呼び声に応えるように後ろを振り向く彼の姿が、恐ろしいほどの鮮明さで脳裏をよぎる。
瞑った目蓋の裏に映し出される映像の彼は常時ではありえない笑顔をキーリに向けて、こちらに手を伸ばしてくれる。
そっと抱きしめる腕は機械的な冷たさに満ちていて、けれど何故か触れている箇所はじんわりと心を安堵させるように温かい。

そんな想像は所詮幻影でしかないけれど、それでも傍にいてくれるハーヴェイを思い浮かべるだけで重い身体が楽になる気がした。
もっとも、それが決して実現し得ない馬鹿な妄想でしかないのは分かりきっているのだけれど。

ハーヴェイが好きだ。
誰よりも誰よりも、彼のことが好きだ。
たぶん私は今後どんなに素敵な男性に出会っても、その人をハーヴェイ以上に想うことは不可能なのだろう。
自分勝手だし無愛想だし無表情だし無気力だし無計画だし、そのくせ時々変な理由で怒り出して無茶するし。
彼について思い返せば挙がるのは欠点ばかりだというのに、それでも何故か嫌いにはなれない。
それほどまでに彼が好きな私は、きっともうどうしようもないのだ。
945907:2005/09/16(金) 02:41:21 ID:Ef6XmEzv
たくましい彼の腕の中にいる自分を想像すると、それだけで脚の間がじんわりと濡れた。
股間が熱くなる感覚に羞恥を覚えながらも、キーリはそこに手を伸ばすのを止められなかった。
ハーヴェイに抱かれているのを思って自分を慰めるなんて、あまりに虚しい行為だとは自分でもよく分かっている。
けれどせめてこうでもしなければ、毎夜のように溢れ出る彼への情欲に心が壊されてしまいそうだった。
既にとろりと湿って熱く蕩けているそこに伸ばした自分の指を、ハーヴェイの武骨な機械仕掛けのそれに脳内で変換する。
金属特有の冷たい感触に攻められるのを想像して、硬く尖った秘芯に指を這わせた。
己の粘液でぬるりとするそこをぬちゃぬちゃと嫌らしい音がするほどに摘んで指の腹で転がすと、気持ちよさにぞくりと背中が総毛だった。
そのまま包皮の剥かれたそこを親指と人差し指との二本でくりくりと刺激する。
思わずはぁはぁと熱い吐息が口から漏れ、それと同時にねだる様にして想い人の名を連呼してしまう。
「……っ、ハー……ヴェイ、ハーヴェイぃ……」
恥ずかしいと頭では理解しているのに、嬌声を抑えることもできない。
ハーヴェイがいつ帰ってくるかわからないと知っていながらも、一度火のついた身体は貪欲に快感を追い求めた。
つんと硬くなっている肉芽にわざと思い切り爪を立てると、瞬間びくびくと身体が小さく痙攣する。
ひどく痛いはずのその行為にすら、機械的な金属の指を連想して壮絶に感じてしまう自分が情けなかった。
爪先で捻る様にして何度も上下に引っ掻く度に、狭い室内にキーリの喘ぎ声が響き渡る。
その声は素直に快楽を叫びつつも、どこか寂しげな空虚さに満ちていた。
「……ぁっ、……もっと、もっとして……?」
くちゃくちゃと動かす指は次第に奥を目指し、膣内へとその動きを進めていく。
キーリはふぅっと細く息を吐きながら、細い指を一本愛液でぐっしょりと濡れたそこにゆっくりと押し込んでいった。
根元までしっかり銜え込ませたままぐちゅぐちゅと中を掻き回すと、全身を襲う快感に最早何も考えられなくなってしまう。
いや、違う。正確には『ハーヴェイのこと以外』何も。
もしこれが本当にハーヴェイ相手だったら、きっといつもの無表情を崩さないまま心底呆れた口調で
「……感じてんの、恥ずかしい奴」とでも言われるのだろう。
その冷たい口ぶりを容易に彼の声音で想像して、思わず胸をどきりとときめかせてしまう。
馬鹿にされるような台詞を言われて身体を熱くするなんて、私の神経はどこかおかしいのだろう。
946907:2005/09/16(金) 02:42:24 ID:Ef6XmEzv
そう思いながら、けれど湧き上がってしまう興奮に突き動かせるように、挿れたままだった指を大きく前後に抽挿する。
膣壁をかりかりと爪で掻くと、あまりの衝撃にキーリは激しく声を上げて全身を震わせた。
「あ……ふ、っ……」
薄っすらと涙まで瞳に湛えたまま叫んで、キーリは更に指の動きを早くする。
空いている左手はいつのまにか自然と胸に向かい、コリコリと尖った突起を押し潰すようにして弄んでいる。
薄桃色のそこを指先で嬲りながらも、両脚の間を陵辱する手は決して止まらない。
指が前後する都度に溢れ出る粘液が太腿を伝って垂れ下がり、清潔なシーツをべっとりと汚した。
「……んっ、…ぁ、あぁっ……」
肩までの髪を振り乱しながら、身も世も忘れて絶叫するキーリ。
その声に、ドアの向こう側でぴくりと硬直した者がいた。

……何だよ、今の声は。

買い物を終え戻ってきたハーヴェイは、そう嘆息するとノブを手にしたままどうしたものかと頭を抱え立ち呆ける。
聞こえてきた少女の甘い声に小さく表情を変え、はやる鼓動を無理に押さえ込む。
中を見てはいけないと察しながらも自身を襲う誘惑に勝つことはできず、握ったドアノブに力を込めてほんの僅かに扉を開く。
同時に目に飛び込んできたあまりにも官能的な光景はハーヴェイの理解能力をはるかに飛び越えていて、思わず自身の目を疑わずにはいられなかった。
開かれた隙間からもう一度そっと覗いて見るものの、そこにある現実は当然変わっていたりはしない。
幾度目をこらそうとも、その場に存在するのは己で己の身体を慰めているキーリの姿だった。
ごくりと喉が鳴る。
理性は見るなと命令しているのに身体が言う事を聞かず、見開いた目が微塵も逸らせない。
膨らんだ乳房とその中央にある桃色の二つの乳首。薄っすらと骨の浮き出た痩せ気味の脇腹から腰までのライン。
その下に控えめに生えた黒々とした茂みと、今は彼女の指が飲み込まれているそこ――。
眼前で繰り広げられる淫らな光景に、下半身がさっきとは比べ物にならないほど熱くなった。
いまだ少女の面影を残すキーリが既に女として成長していたことに、今更ながら気づく。
彼女はもう、出会ったころのガキではないのだ。
それを身につまされながら、扉の奥の彼女の痴態を呆然と注視し続ける。
彼女の繊細な細身の指が脚の間を何度となく出入りし、その度にそこからぬらぬらとした液が内股を流れる。
快楽に身を打ち震わせているキーリの身体は妖艶な大人の女そのもので、子供っぽい表情とのギャップにひどくそそられた。

心臓が割れてしまいそうなほどに早鐘を打つ。
轟く鼓動は雷鳴のように大きくて、キーリに聞こえてしまうんじゃないかと無意味に心配になった。


それほどにキーリは美しくて可愛くて愛しくて。
――そして俺はそんなキーリを今すぐにでも犯したい衝動に駆られていて。
自分にそんな資格も度胸もないことは分かっていたけれど、それでも俺はキーリを啼かせたくて堪らなかった。


こつりとわざとらしく鳴らされた足音にキーリがはっとしたときには遅く、ハーヴェイは室内に足を踏み入れていた。
「……ただいま」
いつもならしないような挨拶をわざわざ口にするハーヴェイの声はひどく冷静で、けれどどこか普段以上に強張っていた。
947907:2005/09/16(金) 02:43:12 ID:Ef6XmEzv
すみませんここまでで。
続きはそのうち書くかもです。
948名無しさん@ピンキー:2005/09/16(金) 23:32:44 ID:LZrqX8T0
ぐおGJです! 実は毎晩悶々としていたキーリにテラモエス。
心底お待ちしていますので、是非続きを……
949名無しさん@ピンキー:2005/09/17(土) 02:06:59 ID:Ve6FhHai
さて、480KBを越えたので放っておいたら落ちるぞ。
次スレを立てた方が良さ気。
950名無しさん@ピンキー:2005/09/18(日) 01:04:38 ID:FsfArtnC
では、ちょっくら次スレ立ててきます。ノシ
951名無しさん@ピンキー:2005/09/18(日) 01:20:48 ID:FsfArtnC
立てました。

ライトノベルキャラで抜こう! 5th
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1126973679/

作家毎の単独スレは入れた方がいいんですかね? 必要なら後で追加しますが。
952名無しさん@ピンキー:2005/09/20(火) 21:19:19 ID:Q9Hvp6zb
遅れたが乙

円環少女のメイゼルで誰か書いて欲しいのぅ。
サドロリっ子は危険すぎる。
953名無しさん@ピンキー:2005/09/21(水) 07:41:21 ID:eTdBBhhW
それは作者本人が書く可能性が極めて高い。メインカップルだし。
……それに一応24歳の扱いだしな。
954名無しさん@ピンキー:2005/09/21(水) 20:53:32 ID:klTShZrj
メイゼルか……小学生ってのが難だなあ(24なのだとしても)。どう書いて良いのやら迷う。

サドロリ……まあ、責めキャラなロリっ子と分解すればどうにかなるか。でもやっぱり最後は受け身になった方が萌え? 責めのままが良し?
955名無しさん@ピンキー:2005/09/21(水) 20:56:59 ID:klTShZrj
ところで、相手は普通に武原仁で良いのかね。神和とか、きづなとか相手の百合とかいうのは明後日向いてるよなw
956名無しさん@ピンキー:2005/09/21(水) 22:13:16 ID:klTShZrj
ネタを繰ってみる。

・「飲まないとやってらんない」事態のあった京香を慰める話
・女子高生丼(きずなと瑞希
・周りに女の子の増えたメイゼルが焦って仁に猛烈アタック
・瑞希がメイゼルを式神として使おうとしてどうのこうの
・ジュルヴェーヌをお仕置きレイープ
・化物にされたニコライがエレオノールを触手責め
・公館に捕まったエレオノールが尋問と称して色んなことされる
・きづなと仁とで新婚さんごっこ

……馬鹿だorz
957名無しさん@ピンキー:2005/09/22(木) 20:01:53 ID:NEBLHyxh
酒に酔った仁がメイゼルを押し倒しちまうってのはなしか?
まぁ、ありえん、とは思うが。
958名無しさん@ピンキー:2005/09/28(水) 01:01:15 ID:WblGqm8s
酒を飲んでしまって酔っ払ったメイゼルが4人に分裂して
仁を押し倒しちまうってのはなしか?

ところでメイゼルが酔っ払ったらどうなるんだろう?普段の性格とは逆の泣き上戸だったら
可愛いかもしれない。それとも、嗜虐的変態性が増すのかなぁ?
959名無しさん@ピンキー:2005/09/28(水) 01:20:24 ID:QuFDt+cd
ああ、アバタールイン(だっけ?)を使って一人多人数プレイw
……初体験でそれは出来ないな、一人だけ破瓜したら拙いし。
960名無しさん@ピンキー:2005/09/28(水) 01:30:13 ID:el6JQWlL
初体験じゃなくても爪は切っておけ、仁w
・・・え、何、プレイの前準備としてメイゼルが仁の爪を丁寧に切ってヤスリがけしてる図柄なんて浮かびませんよ?
961名無しさん@ピンキー:2005/09/28(水) 20:04:22 ID:QuFDt+cd
更に思いついたが、メイゼルは自分と69とかそういうオナニュも可能だなw
962名無しさん@ピンキー:2005/09/28(水) 23:32:36 ID:WblGqm8s
>>961
可能は可能なんだろうが、個人的にはどうも想像できないな。
やっぱりメイゼルは誰かをいぢめてこそメイゼルなんで、仁を襲うほうが想像しやすい。
963名無しさん@ピンキー:2005/09/29(木) 02:32:18 ID:4CbR94/e
きずながメイゼルにM奴隷にされる展開が目に浮かぶ。
おっぱいを重点的にいじめるメイゼルが裸足でふみふみしてそうだ。
964名無しさん@ピンキー:2005/09/29(木) 03:31:02 ID:b4dMsMCX
寒川紀子もとい眼鏡っ子委員長を玩ぶメイゼルとか。魔法抜きで。
965名無しさん@ピンキー:2005/09/29(木) 14:33:12 ID:4CbR94/e
委員長をお持ち帰りした後、メイゼルは何をするつもりだったんだろうな。
あんまり直接的なイジメはしそうにないから、ちょっと想像つかない・・・。
966名無しさん@ピンキー:2005/09/29(木) 20:20:25 ID:y2RBXX5s
>>965
確かに。
この歳ぐらいの女の子って何をやって遊ぶんだろう?

ところで、一巻を見る限り仁が通い夫をやっているけど、メイゼルは
仁の家をまだ知らないのかな?
仁の家を調べるためにストーカーやったり、知ったら知ったで毎日通い妻状態?
967名無しさん@ピンキー:2005/09/30(金) 01:41:42 ID:3Voq7v+o
スニーカーの短編では既に知ってる。

しかし男の一人暮らしの家に小学生、というのはとても危ない構図なので
押し掛けられる前に仁が京香の家に顔を出す、という暗黙の了解ができてる
んではなかろうか。
968名無しさん@ピンキー:2005/09/30(金) 19:29:04 ID:ss93ARz0
あのメイゼルが暗黙などと言う曖昧な制約に従う姿は想像できないなぁ。
いきなり真夜中に押し掛けてきたメイゼルに慌てた仁が
一歩も敷居をまたがせないまま京香の家に連れ返そうとして
むくれるメイゼルと玄関先で一悶着とかw
969名無しさん@ピンキー:2005/10/01(土) 11:29:37 ID:a9d9EqLh
>>968
ちょっと違うけど、こんな感じ?

「来ちゃった♥」
えへ?っと首を傾げてはにかむメイゼルをたっぷり一呼吸分眺めたあと、
我に返ってガン!とドアを閉める。
「ちょ、ちょっと!せんせ!なんで、いきなり閉めるのよッ!!」
「メ、メイゼル!なんで、こんな時間に?」
塾通いの小学生でもこんな時間には出歩くまい、と仁は思う。
「はっ?まさか、女じゃないでしょうね?あたしというものがありながら、別の女を
連れ込んでいるんじゃないでしょうねーっ!?」
ドアの向こうから大声を張り上げるメイゼルに瞬間的に返す。
「そんな訳あるかー!!」
言ってしまってから、その事実に悲しくなる。
さらに、今の自分の台詞が近隣住人に丸聞こえだった事に、激しく後悔を覚える。
「せんせ、このドアを開けなさい!!」
ガンガン、喧しくドアを打ち付ける音が深夜の静寂の中響き渡る。
もはや、どっちが教師でどっちが生徒か分からない。
開けられる訳がなかった。仁も男である。当然ながら、あーんな本やこーんな本の
1冊や2冊ベットの下には転がってる。もし、そんなものをメイゼルが見つけたら、
なんと言うか?いやどんな視線を浴びせるだろうか?考えるだけで身震いする。
仁はメイゼルからやっと勝ち得た無類の信頼を失うだけでなく、男として否
人間として失ってはならないなにかを失う気がした。
このドアは絶対防衛線だ。このドアは絶対に開けてはならない。
冷や汗をだらだら流しながら心に誓う仁であった。
970名無しさん@ピンキー
GJ。GJと言わせていただこう。
しかし惜しい。仁の寝床はベッドではなく畳敷きに布団だ(早くザスニ掲載分
文庫化して欲しいよなあ)。

一線を越える気まんまんのロリに脅えてこその主人公よ。