1 :
名無しさん@ピンキー:
高い身体能力や戦闘能力を持った美女・美少女同士が壮絶な闘いを繰り広げる・・・。
そんなシーンやシチュエーションに萌える人、いませんか?
漫画ネタ・アニメネタ・ゲームネタ、なんでもありです。
さあ、同志カモン!
2 :
名無しさん@ピンキー:03/12/18 22:13 ID:mJFbIapE
2
おっ同志ハケーン!
漏れも好きだよ、そういうの。
女同士が闘うのってなんかエロいよね、確かに。
白銀聖闘士蛇遣い星座のシャイナさんと
海闘士人魚姫のテティスさん
漏れもキャットファイト好きだ
修羅場愛好家
6 :
1:03/12/18 23:06 ID:x/k+dZoN
早速お客さんがキタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!
ですよねー、女の子同士で痛めつけあう様はホントにエロい。
敗者にはエッチなお仕置きが待ってたりするともっと(;´Д`)ハァハァ
まぁつまるところ女闘フェチではあるんですが、
技術やパワーに乏しく稚拙な取っ組み合いだけになりがちな実際のキャットファイトと比べると
超人的な闘いを見せてくれる二次創作モノの方が好きですね。キャラやシチュエーションも立ってるし。
なんかこう、ドラゴンボール的にビーム出しまくりだったりしても
逆にそっちのほうが単なる殴り合いよりも萌えることがあったり。
あと正義役vs悪役みたいな構図もエロパロのほうがより萌えるかなー、と。
来た… 来たよ……
どんだけ待ったか… こんな素敵スレが立つことを…(感涙
1さん!! 乙です!!!!!!!! あんた最高だよっ!
応援するぜ!!
8 :
名無しさん@ピンキー:03/12/19 07:59 ID:rLKxcIIc
ぶつかりあう女体と女体・・・(・∀・)イイ!
女闘ものとなると格ゲネタがメインになりそうかな。
とりあえず即死回避アゲ
いやいや!
格闘とは、かけ離れた作品ほど萌える!
だなぁ。
稚拙な技術と、頼りない瞬発力と、逝っちゃった判断力と、執念の持続力。
このバランスの悪さがキャットファイトの魅力だ。
そうは言っても1は普通のキャットファイトはダメなんだよね?
>>1にも
>高い身体能力や戦闘能力を持った
とか書いてあるし。まあ
>>10みたいな意見もあるし可能性は広く残しておいたほうがいいと思うけど。
フェチ板のキャットファイトスレは偏屈な人の溜まり場になっちゃってるので
こっちは制限も緩く、マターリといきたいね。とりあえず女闘サイコー
ちなみに漏れはどちらかというと1さんと同じ、キャットファイトよりは女子格闘技に萌えるタチです。
DOAの霞があやねに完膚なきまでに負かされるSSとか、どこぞの職人様が書いてくれないかなー。
エロ度はどれくらいがいいのかな。
1 女性同士が戦っているという以外ほとんどなし
2 胸が見える程度
3 服がかなり破ける
漏れとしては・・・ 3だな
いや・・・ 全部だ
俺の妄想の中では5だな…
5 女性としての尊厳を踏みにじるのみならず、一生消えない傷を心にも身体にも刻む
暴走でしたスマソ…
15 :
名無しさん@ピンキー:03/12/19 19:23 ID:5ufrunff
なんか昔、格闘得意なうぇーとれす娘さんが戦って
負けたらエロエロなお仕置きされるってゲームがあったよーな気が。
なんだっけー?
ヴァリアブル・ジオだろ?
2って今日発売だっけ?
18 :
名無しさん@ピンキー:03/12/19 20:35 ID:5ufrunff
>>16 (・∀・)ソレダ!
そうそう、戦いに負けると、コーヒーミルクを体にぶちまけられたり
タバスコの瓶を突っ込まれたり…。
おしぼりで亀甲縛りとかねw
戦いに負けて、屈辱の涙を流しながらイタズラされちゃう女の子が
結構ハァハァですな。
19 :
さむそん:03/12/19 20:36 ID:Zj8hmuq2
┏━━━ / |━━━━━┓
┗┳┳━ |_| ━━━┳┳┛
┃┃ / ヽ ┃┃
┏┻┻ |======| ━━┻┻┓
┗┳┳ ヽ__ ¶_ ━━┳┳┛
┃┃ (/) ┃┃
┃┃ (/ ┃┃
凸┃┃ (/) ┃┃凸
Ш┃┃ (/) ┃┃Ш
.|| ┃┃ (/) ┃┃.||
∧_∧ (/) ∧_∧ ∧ ∧
( ・∀・)(/)(´∀`) (゚Д゚ ) が呪まーすように
(つ つミ(/)(⊃⊂ ) ⊂ ⊃
|_|_|_I(/)_|_|_|__| |
/////ノ,,,,,,ヽ ////|| |〜
//////////// |∪∪
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | |
| 奉 納 |
戦いのながら服を破られて晒し者になっていくシチュが…
21 :
名無しさん@ピンキー:03/12/19 22:31 ID:MLCy7LjC
正義のスーパーヒロインVS悪のダークヒロインなんてシチュも萌える。
戦いを挑んだもののあえなく敗れ、
さらには辱めを受ける正義のヒロイン。
もちろんレズプレイ推奨で。
ただ、そういうシチュだと正義のヒロイン側の敗北がみえみえの展開になりがち。
とってつけたような前置きにレイープでは、女闘とは言えない。
あくまで、レイープはメインディッシュ後のお楽しみのはず。
やはり、とことん戦局が揺れ動く、終盤まで先が見えないようなバトルが望ましい。
後、個人的には悪役が汚い罠を仕掛けてくるってのも、望ましくないよん。
それって、悪役が勝利する暗黙の条件のような気がする。
それに、正義ヒロインが実力伯仲の相手に正々堂々闘って負けるってシチュって、結構意外性強そうだし。
まぁ、ローキックorボディーブロー等で戦局終盤に罠を仕掛けて、ジワジワと正義ヒロインを追いつめる、っていうのは萌えですが。
時間を追う毎に、額に汗をにじませ、膝をふらつかせ、息を荒げる正義ヒロイン…もう最高。
つまり、もっと過程を大切にってことですよ、お前ら。
>22
おい・・ いいな、それ・・・
24 :
名無しさん@ピンキー:03/12/20 10:20 ID:xgwnVpnv
即死は、させん!!
させんぞ!!!
25 :
名無しさん@ピンキー:03/12/20 13:19 ID:n04Y9uhC
ところでおまいら、闘う女性はどんな感じがいい?
漏れはやっぱりムチムチ体型がいいなあ。
サブミッションの際にはムチムチボディが重なりあって・・・ハァハァ
その点DOAは神ゲーだな。
天上天下やケンイチを思い浮かべるが、どちらもスレあるんだよな。
「一騎当千」もスレあるんだっけ・・・
だからこそ!!!
格闘とは、縁の無い作品で壮絶なキャットファイトをっっ!!!
>>27 一騎当千は、11/18にスレがたったけど、レスが付かずに即死しました。
>>25 同じくムチ型
身体同士を擦りつけ合わせるような状態が(;´Д`)ハァハァ
互いの胸をひしゃげ合わせてのベアバッグとか…ムヒョ
31 :
名無しさん@ピンキー:03/12/20 21:59 ID:n04Y9uhC
体が密着する間接技はエロいね。
ひしゃげる乳房、絡み合うフトモモ、
ジットリと混じりあう汗、苦しげな激しい吐息・・・タマラン
ところで即死ってどの程度レスがつけば回避できるんだっけ?
ガイジン
水着
オイル
プロレス
エロはどーでもいいので負けた女は当然ミンチになる非情の戦いキボンヌ。
35 :
名無しさん@ピンキー:03/12/21 18:40 ID:4sDMCyEv
>>34 グロはちょっとなあ。
それはさておき鉄拳のニーナVSアンナのSSキボンヌ
>31
お前とは気が合いそうだぜ・・・
38 :
名無しさん@ピンキー:03/12/22 20:11 ID:4xuLNKKZ
裏女子プロレスていうのもいいかも。
ヒロインには少女たちの親衛隊がついていたりして。
「うん……必ず勝つ。みんなと約束するわ。裏少女プロレスの誇りにかけて。
だってあいつらだけは許すわけにはいかないの……」
花道でヒロインは、目に涙まで浮かべる少女ファンたちと、握りあった手に力を込めると
勝利を固く誓った。
道具攻撃。2対1の乱入プレー。コスチュームの引き裂き・・・。
これまで非道の限りを尽くしてきた悪のヒール軍団との、トップ同士の因縁の
一騎打ちが数分後に迫り、いやがおうでも会場のボルテージは高まってきている。
時間無制限デスマッチルール。負けた者が軍門に下るのだ。
そして運命のゴング。
ヒロインに優勢に進む試合。これならいける。いや、負けるはずがない。
だって私には、あの娘たちがついているんですものっ。
しかし15分後。女の子たちは、見るも無残なレズ陵辱劇の目撃者となることに。
なんて負けるのが見え見えなのは駄目なパターンですね。でも読んでみたい気もします。
逆に、ミエミエなシチュを逆手にとるって手もあると思うぞ。
主人公側を、「オイ勝っちゃうじゃん」ってぐらい有利な状況にしたりすると、良さげ。
「それでもやっぱり、最後は負けるんじゃ…」って考えと錯綜することになるからね。
かなり先を読めなくできるんじゃないかな。
ヤフー動画の「女闘美X」観た人いないかな?
>うるわしのアイドルもマットの上では闘争本能むき出しに!
> 攻め、もだえ、よがり、絶叫の嵐……お約束のパンチラ
>などハプニングや衝撃映像も盛りだくさん!!
らしい
>>41 レンタル屋にはあったよ「女闘美X」
同じ物かどうか分からないけど。
漏れ的にはチャチャみたいな実況が入るのと
見せ物状態で半端な戦いしてるみたいなので
あっさりパスだったが。
>>40 では少しいじくってみたよ。これなら勝ちそうじゃない?
それに少し百合ってると思う。
因縁の頂上対決は、黒百合軍団の要求により急遽、タッグマッチに変更されていた。
18歳にして団体のエース、プリンセス・ルイの他に無傷なのは、あとはまだグリーンガールのリリー梨紗ひとりしかいなかったから、残った正規軍をこのさい根こそぎにしようと言うのである。
だが、赤コーナーに立つ悪の双子姉妹コンビに対し、コスチュームを身につけているのはルイひとりであった。
「ごめんなさい、お姉さま……わたしが不注意なばっかりに……」
申し訳なさそうに謝る梨紗の腕の包帯が痛々しい。昨日の練習で大切な利き腕を痛めてしまったのだ。
「仕方ないわ……こうなったらわたし一人でもあいつらを倒すしかないわ……」
悲壮な覚悟だった。
チケットはとっくに完売している。キャンセルは許されなかった。
「ルイお姉さまーっ!!」
親衛隊の少女たちが声援を飛ばすのをルイが振り返って見た。何と愛らしい少女たちだろう。
2対1では圧倒的に不利なのはわかっている。だがどんな状況でも、あの娘たちとの約束だけは果たさなければ。
ルイは、梨紗をエプロンに押しだすと、リング中央へと向きなおった。
「へへ。ついにプリンセス・ルイのレズシーンが拝めるのか……」
いっぽうの男性ファンたちは、よこしまな興奮を隠しきれない。
じっさい彼らの目的は、試合後に敗者相手に繰り広げられる卑猥きわまりないレズ責めショーなのだ。
前回の特別試合でも、正規軍ナンバー2のプリティ美紀が、全裸にされ恥毛を剃られたあげく、前後の淫門に電動こけしを挿入されて、悶絶しながら失神する瞬間には、無数のフラッシュがたかれたものだった。
この敗者に情けのかけらもない特別ルールのデスマッチが、レズファイトとも呼ばれる所以であった。
誰もがルイのみじめな惨敗を予想して固唾を飲んだ。
とそのときである。滑りこむようにしてリングに上がってきたひとりの女に会場は騒然とした。
「あっ、あれは……!?」
「ザ・キャットだわっ!!」
一週間まえ、突如来日して話題をさらったマスクウーマンである。海外のあちこちのきらびやかなマットで活躍しているが、東洋人であるということしかわからない謎の天才レスラー。
漆黒のスーツに、黒いメス猫を思わせるエナメル製のマスクの上からも相当の美女であることをうかがわせている。
どの団体のリングにあがるのかと去就が注目されていた彼女が、何と裏プロレスの会場に姿を現すとは。
「まだまだ青二才が無茶するもんじゃないわ。ねえ、ルイ……あたしをパートナーにしてみない……?」
キャットが不敵な笑みを浮かべて言った。
どよめく会場。
しかし、すぐさま梨紗が割ってはいった。
「待って、お姉さま。こんな女、信用できないわっ……ひょっとしたら、あいつらの回し者かもしれないのよっ!」
梨紗は動揺するそぶりを見せる黒百合ペアを睨みつけていた。
これまで悪の限りを尽くしてきた彼女たちである。どんな汚い手口を使うかわかったものではない。まして敵か味方もまだわからない女を信用しろというのが無理な相談だ。
だがそのときのルイは、黒いマスクの中からのぞく、彼女の吸い込まれそうなほど美しい瞳に見入っていた。
(何て綺麗な目をしてるんだろう……でもどこかで見たことあるような……)
ルイがその澄みきった瞳の奥にどこか懐かしいものを感じたのは、ルイがまだ13歳のころ伝統のランカシャースタイルを学ぶと言って英国に行ったきり行方不明の姉の奈緒美に瞳の輝きがそっくりだと思ったからである。
ずっと憧れ続けてきたお姉さま。もし生きているなら一目だけでも会いたい。
ルイがこの道に進んだのも、姉妹を超えた想いで敬慕する奈緒美お姉さまを追ってのことである。
そしてルイは決心した。
「わかったわ、キャット……信じるわ。わたし、貴女にかけてみる」
ふたりががっちりと握手を交わしたあと、キャットが着ていた服を脱ぎ捨てると、その下から現われた光沢のあるセクシーなハイレグの衣裳に包まれた見事なプロポーションに女性ファンたちまでもが思わず息を飲んだ。
カーーーーン。
そしてついに運命のゴングが、女同士の熱い戦いの始まりを告げた。
>>43-45 イイ!(;゚∀゚)=3ムッハー
プロレス・百合好きな者には萌える展開ですわ。
続きキボンヌしていいですか?
>>46 もちつけ!!
ここは、おとなしく待つのだ!!
だが、よく言ってくれたGJ!
>>43-45 さんもGJ!!
>>43-45さん!
ありがとうございます。
(´д`;ハァハァ
あああ。
続きが読みたいです!
>>43-45を書かせてもらった者です。
設定、気に入ってもらえたみたいでうれしいです。
でもこれだと、1さんが考えていることとかなりかけ離れているように思います。
勝敗も、はっきり言ってますますミエミエですし。
しかし負けた方のふたりがどんな恥ずかしいことをされるか、させられるかと妄想すると
スレ違いな話ですが、楽しいですよね。
ただ、残念ながら自分にはオリジナル小説を書くような才能がまったくないんです。
それに、ど素人が格闘シーンを書いてもつまらないと思いますよ、きっと。
それでもよければ、続きを書いてみますので、内容に期待せず気長にお待ちください。
ところで、もし書かせてもらうとしたら相談があるんです。
この先の試合の展開はまだあまり考えていないんですが、やはり真面目なプロレスの
戦いがいいですか?
(プロレスは最近観ていないし、超人的な攻防をうまく書ける自信ありません)
それとも、寝技で関節を極めているときは、性感帯への攻撃(愛撫)ありで、
絶頂はギブアップとみなす…っていうルールだとまだ書きやすそうなんですが、
それだとギャグみたいで変でしょうか?
50 :
1:03/12/27 22:01 ID:43wSXbX0
ども、スレ立てた者です。規制が解けたので久々に来たら・・・
職人さんがキテタ━━━━━(*´Д`*)━━━━━!!!
>>49 いやいや、オッケーですよ。女子プロレスネタ大好きですし。
こういうお話を書いてくださる職人さん自体が(恐らく)稀少な存在でしょうから、大歓迎です。
応援しますんで、何も恐れずに好きなようにどうぞ。
絶頂ギブアップ?!
性感帯攻撃?!?!
すんばらしい…
そっちキボンヌですです。
52 :
名無しさん@ピンキー:03/12/31 19:24 ID:/vtXSkOB
このスレの来年からの発展を願いつつアゲ
アレ??
やめた。アホらし。
何もしてない奴がやめたとか言うな
サンダークラップスとか?
57 :
名無しさん@ピンキー:04/01/08 22:37 ID:gKH1XFuT
霞vs不知火舞の作品を超えたエッチなくノ一対決が見たい。
織れは、シェルミー対アンヘルのムチムチ対決が見たい。
59 :
アレ??:04/01/09 18:02 ID:rZR1RWrv
★これまでのあらすじ★
全寮制の私立の名門として知られる聖コーマン女子高には対立する二つの派閥があった。
ひとつは理事長の娘で生徒会長である残忍酷薄な独裁者、しかし高貴な美貌の持ち主・鬼龍院蘭子を中心とする悪の生徒会。
もうひとつはそんな彼女に叛旗を翻した空手部の主将、全校生徒の憧れの的である美少女・草野万由子をリーダーとする真・自治会である。
とはいえ、真・自治会のほうはたったの三人、彼女らの良き理解者・女教師の赤井まり子を加えても四人のみ、という心細さであったが。
しかし、残る二人、すなわち真由子の親友は各々一騎当千のつわものであった。
170センチの長身を誇るナイスバディの大木千草は真由子と互角の空手の腕前であり、
150センチにも満たないプチの桃井久美は、剣道では全国でもトップクラスの強豪であった。
この学園の人気者四人で構成された真・自治会の勢力は、これまで鬼龍院蘭子を恐れて何も出来なかった一般生徒たちを吸収し、拡大の一途を辿った。
そして、生徒会との数々のトラブルにも勝利を収め、もはや学園が浄化される日も目前であった。
だが、ひそかに復讐の牙を研いでいた蘭子は、ある夜、真由子ら自治会の幹部三人と、その協力者である教師のまり子に眠り薬を飲ませ、真夜中の空手部道場に拉致してしまったのだった。
60 :
アレ??:04/01/09 18:27 ID:rZR1RWrv
スマソ!!
もっといいネタ考えついちまったもんで、「ある夜、真由子ら自治会の幹部三人と〜」からラストまではナシにして!
★これまでのあらすじ★
だが、ひそかに復讐の牙を研いでいた蘭子は、ある日、真由子ら自治会の幹部三人と、その協力者であり、空手部の顧問教師のまり子にひとつの解決策を提示した。
それは、『全校生徒が見ている前で四対四の格闘技試合を行い、負けた会派は勝ったものの配下に入る』というものだった。
猛者揃いの真・自治会にとっては願ってもない大チャンスである。
こうして、放課後の体育館で美少女たちの死闘の幕が切って落とされたのだった。
ハアハア…
よ、読みたい!!
負けるなーっ、万由子タン!(嘘)
まり子先生も負けるなーっ!(逆さま言葉)
62 :
54:04/01/10 00:04 ID:lRv1T5Qf
>>55さま
不適切発言、ごめりんこm(。_。)m
63 :
アレ??:04/01/10 18:03 ID:JqQpKv2E
レスありがトン。
大事なこと書くの忘れてた。
★これまでのあらすじ★2
その試合のルールは以下のようなものだった。
1.勝ち抜き戦ではなく、あくまでも1対1の対抗戦を四試合行う。
2.試合時間は各30分の一本勝負。
3・勝敗はK.Oかギブアップのみ。レフェリーストップ及びタオルの投入は認めない。
4.各選手は生徒会側が指定した試合着及びオープンフィンガーグローブを着用すること。
5.セコンドの介入を防ぐ為、試合を行うマットのまわりを高さ5メートルの金網で覆う。
6.桃井久美(剣道部)とその対戦相手のみ、竹刀一ふりの使用を認める。
万由子らは最後まで弟4条の試合着について自前のものの使用を認めるよう必死になって蘭子たち生徒会と協議した。
しかし、それならば弟6条の竹刀の使用は認めないと突っ張ねられてはどうしようもなかった。
彼女たちが猛抗議したのも無理はない。蘭子が指定してきた試合着−−−−−
それは、とてもミッション系の女子高に通う清純な少女たちが着られるような代物ではなかった。
両の乳首と股間のデルタ地帯を隠す以外には何の役にも立たない、紐ブラ紐パンの白いビキニだったのだ。
「あなたがただけでなく、同じものをわたくしたちも着ますのよ。何も不公平なことはございませんでしょう?それとも、そんなに身体に自信がおありになりませんの?」
せせら笑う蘭子に、真由子は怒りと憎しみに燃える瞳を煌めかせて叫んだ。
「この露出狂!!いいわ、やってやる!そして、あんたたちが今まで恐怖政治で押さえつけていた生徒たちひとりひとりに謝らせてやるわ!!」
64 :
アレ??:04/01/10 18:08 ID:JqQpKv2E
鬼龍院家の財力を見せ付けるかのような、近代的で大きく広い体育館から全校生徒たちのざわめく声が、この控え室まで聞こえてくる。
「もう!恥ずかしいなぁ!まさかボクがこんなサンバのダンサーみたいなカッコする日がくるなんて、夢にも思ってなかったよ!」
プチのボクっ娘・桃井久美が、幼い顔を真っ赤に染めて羞恥の試合着を身に着ける。
「ホントだよな。オレだって恥ずかしいよ。だけど、あの蘭子をやっつけるためだ。あとほんのちょっとの辛抱だぜ!」
その傍らで、ボーイッシュな大木千草が長い髪をポニーテールにまとめながら久美を励ました。
「そりゃあ、チイちゃんは背も高くって、ボンキュッボーンでスタイルいいからイイよ!でもボクなんて完璧な幼児体型だもん!ああ、なにコレ、お尻丸出しじゃんか!」
忌々しげに上からジャージを着込んだ久美の背中を、自治会長・真由子が優しく叩く。
「ごめんね、久美。こんなことに巻き込んじゃって・・・・・・」
「ううん、いいの!平気だってば!だってさ、試合時間三秒でケリつけちゃえば、恥ずかしいなんて思う暇もないもんね!」
心底すまなそうな真由子に明るい笑顔を見せた久美は、そばに置いてあった竹刀を勢い良く振ってみせた。
そんな三人の教え子を黙って見ていた赤井まり子が静かに口を開く。
「みなさん、この学園を昔のような明るい姿に戻すために頑張りましょう。神様はいつも正しい者の味方をしてくださいます。恐れることなど何一つありませんよ」
実はまり子はこの学園の卒業生なのだ。しかも、蘭子の五代前の生徒会長を務めていたのは彼女であった。愛する母校へ恩返しをしようと、希望に燃えて昨春帰ってきた美貌の新任女教師を待っていたもの。
それは、理事長の娘である残忍酷薄な独裁者と、彼女の顔色を窺うことだけに腐心する腰抜け教師たちの情けない姿であった。
(約一年。長い戦いだったわ。でも、それも今日で終わりよ。私には真由子ちゃん、千草ちゃん、久美ちゃんが付いている。私たち四人が力を合わせれば、鬼龍院さんなどに負けるはずがないわ!!)
わお!
清く正しい側のキャラが出揃ってきましたね。
まり子先生は大人ぽくてぐっとくる雰囲気だし、久美タンと千草おねえもなかなかに魅力的。
はてさて、どんなバトルになるのか楽しみ〜♪
66 :
アレ??:04/01/11 18:56 ID:18MaToY4
>>65さん
レスありがと!
キャラ気に入ってもらえたみたいでよかった〜!
ガンバルから応援ヨロシクね!!
67 :
アレ??:04/01/11 18:59 ID:18MaToY4
やがて。
赤コーナー側、即ち体育館の西側に陣取った真・自治会派の生徒たちの耳をつんざくような大歓声に迎えられ、お揃いのジャージに身を包んだ真由子ら四人が入場した。
そして、反対の青コーナーからは蘭子たちが登場する。しかし、彼女が従えているお揃いのガウンを着た三人の選手の姿を見て、真由子たちは顔色を変えた。
違う。最初に予定していた選手〜弱小で有名な柔道部やレスリング部の生徒たち〜とは明らかに別人なのだ。しかも真由子もまり子も初めて見る少女たちであった。
全員が170センチを超える長身で、冷たく硬質な感じの美貌をもっている。そして三人とも、強者だけが持つオーラを身体中から発散していた。
「き、鬼龍院さん!こ、これはどういうことなの?」柳眉を逆立てて詰め寄るまり子を、あざ笑うかのように蘭子がしれしれと答える。
「予定していた方々は、あまりにハードなトレーニングをしたために、怪我をして出場不能になってしまいましたの。そこで、窮余の策として、本日転校してらしたばかりのこちらの方々に代打をお願い致しましたのよ」
68 :
アレ??:04/01/11 19:00 ID:18MaToY4
小バカにしきった返答を聞かされた怒りのあまり、まり子は美しい唇をワナワナと振るわせる。つまり、これは蘭子の姦計であり、彼女らはまんまとその罠に嵌ってしまったのだ。
「じ、冗談じゃありません!こんな・・・こんなことって・・・・・・」悔しさに思わず涙を滲ませるまり子に、蘭子は会場全体に響き渡るよう、マイクを使って凛とした声で言い放つ。
「あら!では真・自治会の皆様は弱い相手ならば喜んで戦うくせに、敵わぬと見れば尻尾を巻いてお逃げになるということなのかしら?」途端に、真・自治会派の生徒たちが大声でわめき始めた。
「そんなわけないじゃないの!」「まり子先生をバカにするな!」「誰が相手でも千草お姉さまが負けるもんですか!」「あんたなんか逆立ちしたって真由子さんに勝てないわよ!」
真由子や千草に憬れる彼女たち親衛隊は、学園の救世主である四人が格闘技で他人に負けるなどとは夢にも思っていないのだ。
自分への罵声を快さげに聞きながら、蘭子がとどめを刺すように真由子に向かって言う。
「ほら、親衛隊の皆様がああ仰っていますわよ?どうなさるおつもりかしら?」
「ま、真由子ちゃん、ダ、ダメッ・・・・・・」まり子が止める間もなく、真由子はマイクを引っ掴み、大声で叫んでいた。
「あっ、あんたみたいな卑怯者には絶対に負けないわ!最後に勝つのは私たちよ!!」
漏れもたった今から真・自治会派になりました。
久美タンのクラスメイトで、千草おねえに憧れる香奈です。香奈タンと呼んでください。
「久美ーっ!千草お姉さまーっ!信じてるわーっ!
そんなデクのぼうなんか、ぶっ潰しちゃえーっ!」
72 :
アレ??:04/01/12 18:53 ID:cA3jam2l
>>69 「香奈タンありがと!香奈タンの声、ちゃんと聞こえてるよ!見てて、絶対に勝つから!!」BY久美
>>70 この娘・・・・・・真由子のイメージにぴったりはまってます!
>>71 ありがトン!知らんかったです!もちろん、お気に入りに追加しますた。
73 :
アレ??:04/01/12 18:57 ID:cA3jam2l
真由子のその言葉で、選手交代が認められたかたちとなった。
すると、ゴージャスなガウンに身を包んだ蘭子が、転校生だという三人の美少女を紹介してゆく。
「右がXさん、真ん中にいらっしゃるのがYさん、そして最後のこの方がZさんですわ」
「そ、そんな名前があるもんか!蘭子、ふざけるのもいいかげんにしろ!」
美少女というよりは美女といったほうがしっくりくる三人の選手の名前を教えようとしない舐めきった態度の蘭子に、思わず久美が食って掛かる。
「あんたたちにだってちゃんとした名前があるんだろ?教えられないワケでもあるの?」
三人に尋ねる久美だが、当の三人は眉ひとつ動かさずに完全無視を決め込んでいた。そこへ蘭子が声を掛ける。
「この際、名前なんかどうでもよろしいんじゃなくて?どうせ初対面なんですしね」
さらに蘭子は冷たく笑いながら付け加えた。
「彼女たちは皆15歳。つまり、一年生ですわ。」
「ええーっ!?」今度は真由子たちばかりでなく、会場中がどよめいた。この全員が170センチを超えるモデルのようなスタイルと大人顔負けの美貌を持つ三人がまだ高校一年生とは!
「あなた方は皆三年生で、しかも、いい年をした先生までお仲間でいらっしゃる。一年生に負けたら一生の恥ですわよ?」
言い捨てると、蘭子は優雅に背を向けた。
74 :
アレ??:04/01/12 19:00 ID:cA3jam2l
やがて、十数台の最新鋭業務用ビデオカメラがあらゆる角度から見つめている、両チームへの大声援につつまれたマットの上で、それぞれの対戦相手を決定するための抽選がおこなわれた。
二つの四角い箱の蓋に、目隠しをされた穴が開いており、その中に番号が書かれたボールが三つずつ入っている。つまり、同じ番号を引いた者どうしが戦うというわけだ。
ボールが三つしかない理由は、最後の第四試合で、リーダーである真由子と蘭子が戦うということがあらかじめ決定されていたからである。そして、試合の順番が決定した。
1.(先鋒戦)桃井久美 VS Z
2.(次鋒戦)大木千草 VS Y
3.(副将戦)赤井まり子 VS X
4.(大将戦)草野真由子 VS 鬼龍院蘭子
レフェリーを務めるのは、生徒会一の格闘技観戦マニアであるというのっぺりとした顔つきの少女だった。レフェリーは各試合に一人ずつ、生徒会側が用意することになっているのだ。
そして、第一試合で戦う久美と対戦相手のZ、そしてレフェリー以外の全員がマットを降りる。
心配そうに見つめる仲間たちに屈託のない笑顔とVサインを見せた久美が振り返ると、ちょうどZがガウンをするりと脱ぎおろしたところだった。
赤い紐ビキニで肝心の部分を隠しているだけの、鍛え抜かれ引き締まった肉体をひと目見ただけで、久美には相手が只者ではないことがよくわかった。
(だけど・・・・・・剣道の心得は無いみたいだね。ようし、先手必勝だ!)
そうひとりごちた久美がジャージを脱ぎ白い紐ビキニ姿になると、親衛隊から黄色い歓声が上がる。
(恥ずかしいな、もう!意識させないでよ!)竹刀を握り締めながら幼く可愛らしい顔を真っ赤に染める久美。
そのとき、レフェリーの合図によって、それまで天井に吊るされていた高さ5メートルの巨大な金網がゆっくりと降下して、マットの四方を囲んだ。
いよいよ試合開始である。が、そのとき、マットの外である騒ぎが持ち上がったのだ。
香奈「いやん、子どもぽいと思ってたけどあんな格好だと久美って、けっこうエッチな体つき…」
香奈の友達:こずえ(秘かに真由子に憧れてる)「でも久美の相手…Zっていうの?一年生のくせになんか強そう…
それにけっこう美形だし…」
香奈「ばかっ、なに蘭子の仲間なんかに見惚れてんのよ!
それに久美が負けるわけないわっ…あの娘、ああ見えても剣道の達人だもんっ」
香奈、こずえ「ええっ!?な、何が起こったの…!?」
>アレ??さま
ストーリーの邪魔にならぬよう、見てるだけの観衆として
クラスの友達と応援しててもいいですか?
(あくまで感想レスとして)BY香奈
まり子先生の戦闘能力はどんな具合なんですか?
織れの中では
千草→御剣涼子
まり子先生→響子先生
蘭子→神月かりん
こんな感じなんだが、どうか?
うん。それいいね。
80 :
アレ??:04/01/13 20:31 ID:e79tlZAU
その騒ぎとは、こういったことだった。
真由子たち三人はマットを降り、指定されていた座席に向かったのだが、その座席というのがとんでもないものだったのだ。
それは四脚の太さ10センチほどの鋼鉄製のパイプ椅子だったのだが、両の肘掛部分と、二本の前脚部分に、それぞれ頑丈そうなジュラルミン製の手枷と足枷が合計四つ取り付けられていたのだ。
それぞれの枷には大きな南京錠が付けてあり、一度両腕・両足をこれで固定されてしまえば、どんな人間であろうとも脱出は不可能であろう。
「ら、蘭子!これは何のマネだ!」
今にも掴みかからんばかりの勢いで叫ぶ千草に、蘭子は冷たく答える。
「これは保険ですわ。いくら高い金網でまわりを囲んでも、その気になればこんなものを乗り越えることぐらい、あなた方には簡単なことでしょう?」
「何だと?オレたちが乱入するって言うのか?」
「いいえ、そうは申しておりませんわ。しかし、これがお仲間たちの介入を防ぐベストの方法ではなくて?それに、わたくしたちも同じ椅子に、同じように繋がれますのよ?例え味方が負けそうでも、これならどうしようもないでしょう?」
結局、蘭子陣営が座るはずだった椅子と、自分たちに用意されていた椅子を交換して(こうすれば、小細工してあっても安心なので)使用するということでこの問題は決着をみたのだった。
今度こそ本当に、試合開始である。
81 :
アレ??:04/01/13 20:34 ID:e79tlZAU
「久美ちゃん、しっかりね!」「クミ、あんたなら楽勝だよ!」「久美ちゃん、金網を意識してはいけませんよ!」
耳をつんざくようなこの大歓声の中でも、椅子に繋がれた真由子たちの声援ははっきりと聞き取れる。そのことに大きな安心感を覚えた久美は、つぶらな瞳を対戦相手のZにまっすぐに向けたままコックリと頷いた。
桃井久美は可愛らしい少女だった。乳首と下腹部だけを隠すというだけの殆ど全裸に近い姿で、しかも金網の中で初対面の相手と竹刀で打ち合うというこの異常な状況の中に於いても、その可愛らしさは際立っている。
本人はいつも「ボクは幼児体型」と謙遜するが、それは千草や真由子と比べての話で、毎日の猛稽古で鍛え抜かれた小さな身体は無駄な贅肉など微塵もなく引き締まっていた。
しかも、ただ引き締まっているのではなく、小ぶりだがお椀を伏せたように形の良い乳房と、現在丸出し状態の、クリッとした白桃のようなお尻は、彼女の女性としての魅力を最大限に自己主張している。
その小さな両手に着けられているのが、普段使い慣れている篭手ではなく、オープンフィンガーグローブであることに若干の違和感を覚えた久美は使い勝手を確かめるように竹刀を上段に構え、勢いよく振り下ろしてみた。
ビュッ!と鋭い音が鳴った途端に、真・自治会派の生徒たちの歓声がひときわ大きくなる。
(よし!イケる!)闘うには何の支障もないだろう。
自信をいっそう強める久美とは正反対に、Zは何となく竹刀を持て余しているらしく、真剣な顔で竹刀の握り方を何度も何度も確認している。剣道初心者であることがモロバレだ。
(どれだけ格闘技が強いか知らないけど、竹刀を持ってボクの前に立ったのが運のつきだね、Zちゃん!その綺麗な身体に痣を付けちゃうのは申し訳ないけど・・・・・・学園のためさ!遠慮なく打ち込ませてもらうよ!!)
82 :
アレ??:04/01/13 20:47 ID:e79tlZAU
>>76 香奈さま
いやあ、「いいですか?」どころか、こちらからお願いしたいぐらいでつ!
ダイレクトに反応が返ってくるそのやり方なら、こちらも書き甲斐がありますから!
みんな一緒にこのスレを盛り上げていきませう。
>>77 しまった〜!!脳内妄想ばっかりで肝心なコト書いてなかった〜!!
えっとですね、とりあえず、副将にしたのはそれだけの理由がある、というコトで。
おいおい書いていきますです。申し訳。
香奈「いやん、いつ見ても凛々しい千草お姉さま!
あの椅子がなんとなく気になるけど……それより……」
ゴクッ。
(やだっ、あたし…なんだか久美のことも好きになっちゃいそう…
だって可愛いんだもん♪)
84 :
アレ??:04/01/14 18:52 ID:G51PS9XS
そして、いよいよ生徒会と真・自治会の長い間の因縁に決着をつける戦闘、その第一試合のゴングが鳴った。それと同時に、試合の模様を映し出す大スクリーンの脇に設置されたデジタルタイマーが時を刻み始める。
(先手必勝!!)久美は竹刀を正眼(中段)に構え、剣尖の照準をZの鼻先にピタリと当てたまま、思い切りよく踏み込む。
その刹那、目にもとまらぬ速さで竹刀が伸び、Zの頭部を襲った。
パァン!凄まじい打撃音が響いたが、Zにダメージはない。すんでのところで殺到する久美の竹刀を横ざまに薙ぎ払ったのだ。
「へぇ、さすが!ヤルじゃんか!ボクの攻撃をかわした素人はキミが始めてだよ!」竹刀を払われると同時に横へ跳び、素早く体勢を整えた久美がニッコリと笑う。
すると、Zも美しい唇を僅かに曲げて冷酷そうな微笑を漏らした。
「何の格闘技をやってるのか知らないけど、余程鍛えたんだね!だけど、これならどうかな?」言うなり久美の竹刀が、今度はZの蜂のようにくびれたウエストにまっすぐ伸びる。しかし、さっき程速くはない。誘いなのだ。
格闘家の本能だろうか、Zが思わずその先端を掴もうと不用意に左手を伸ばしたその途端、一度止まった久美の竹刀がその大きな手をめがけて振り下ろされた。
が、Zもさる者、一瞬早くその手を引っ込めたため、久美の攻撃は空振りに終わる。
その瞬間、Zは右手の竹刀を上から殴りつけるように物凄い速さで振り下ろした。が、桃井久美ほどの遣い手がそんな攻撃をくらうはずがなく、もうすでに余裕を持って相手の左側面に回りこんでいる。
85 :
アレ??:04/01/14 18:53 ID:G51PS9XS
150センチにも満たぬ小さな身体で、114センチ(しかし、それでも中学生サイズなのだが)の長い竹刀を自由自在に操り、長身の相手を翻弄する久美を見て、親衛隊の少女たちはお祭り騒ぎだ。
そして、椅子に繋がれた親友二人もこれなら安心とばかりにほっとした表情を見せる。
「さすが久美だぜ!あれなら100パーセント大丈夫だ!なあ真由子?」
「ええ!それに、こんな状況でも完全に普段どおりに落ち着いてる!本当に凄い精神力だわ!」
しかし、女教師のまり子だけは内心不安だった。なぜなら、マットを挟んだ反対側で観戦しているガウン姿の蘭子たちが、焦るどころか繋がれた椅子にゆったりと背をあずけ、余裕の笑みさえ浮かべていたからだ。
(おかしいわ・・・・・・刀を持っての勝負なら、久美ちゃんに敵わないことはハッキリしてるのに・・・・・・)
そしてじつは当の久美も、先程のZの面打ちに内心舌を巻いていたのだ。
(片手打ちなのに、なんて太刀打ちの速さだ!しかもかなり重そうだぞ!余裕を見せてる場合じゃない!早くキメたほうがいいな!)
だが次の瞬間、Zの動きを見据えていた久美の瞳が驚愕に大きく見開かれたのだった。
香奈 「やっぱ、久美やるじゃん!子どもだと思ってたけど見直したわ…すごーい!」
こずえ「うん。これなら楽勝、楽勝…!一試合め、余裕でいただきね♪」
>アレ??さん
面白くなってきましたね!
久美タンみたいな可愛いんだけど異能キャラって好きです。
いまのところ読者が少ないのが残念ですが
書けるときでいいのでまたおながいします!
88 :
アレ??:04/01/15 19:06 ID:NtY8Na8E
>>86 香奈タン
(ホホホ、自治会のおバカさんたち、今のうちにせいぜい騒いでおくことね。
そのうち、ショックで言葉も出なくなるのだから!楽しみですこと!)BY蘭子
>>87さん
ありがとうございますです!
SS書きにとってはとにかく、皆さんの応援レスが何よりの励みなんですよ!
「(;´Д`)ハァハァ」の一行だけでもどれだけ嬉しいことか!
これからも応援よろしくお願いしまつ。
89 :
アレ??:04/01/15 19:08 ID:NtY8Na8E
久美が驚いたのも無理はない。それほど、Zがとった行動は以外なものだった。
なんと彼女は、先程までとは打って変わった慣れた手つきで右手の竹刀をまるでバトントワリングのようにくるりと半回転させ、剣尖を握り、柄(つか)の先をピタリと久美に向けたのだ。つまり、竹刀を逆さまに持ったのである。
「何を考えてるんだ、あいつ?バカじゃねえの?」椅子に繋がれた千草が思わず声を漏らす。真由子も首を捻った。
「まさか、投げつけるつもりじゃ・・・・・・?」もちろん、親衛隊からは「まじめにやれ!」というブーイングの嵐だ。
だが、この事態に一番カチンときていたのは当の久美本人だった。それも当然だろう。
150センチにも満たない身長の彼女が全国でもトップレベルの選手になるまでには、とても他人には話せないほどの苦労があった。
毎日の稽古を欠かさず、他人の二倍、三倍の努力をし、精神修養につとめ、ただひたすらに剣の道を極めようと、血の滲むような練磨と研鑽とをこつこつと積み重ねてきた結果、現在の彼女があるのだ。
そんな久美にとって、Zのふざけた行為はまさしく彼女が愛する剣道への冒涜であり、決して許すことの出来ないものであった。
90 :
アレ??:04/01/15 19:09 ID:NtY8Na8E
「ふざけたマネはやめろ!勝負を諦めたんならさっさとギブアップしてマットを降りなよ!」身体に似合わぬ大声でZを一喝した久美の表情は、羞恥よりも怒りで真っ赤になっている。
しかし、Zは冷たい微笑を浮かべながら、逆さに持った竹刀の中ゆい(剣尖から三分の一あたりで刃の部分を纏めている革紐)を左手で握り、右手をその前方の鍔(つば)の下に添え、右足を前にして半身に体を開いて構えた。
つまり、柄の先を久美に向けた竹刀を、肩幅くらいの間隔を開けた両手で握っているというわけだ。そして、微笑したままのZがはじめて口を開く。
「ふざけてなどいませんよ、“チビの先輩”!あなたの実力はほぼわかりました。今度は私の本当の力を見せて差し上げますから、どうぞどこからでもかかって来て下さい!」
「な、なんだとぉ・・・・・・」Zのあまりにも人を舐めきった態度に、久美の全身の血が渦を巻いて逆流する。
長身でナイスバディの一年生に“チビの先輩”と笑われた悔しさももちろんだが、まだ一度竹刀を合わせただけの相手に「あなたの実力はほぼわかりました」などと言われては桃井久美とあろう者の立つ瀬がない。
「上等じゃないか!もう手加減はしないぞ!キミのお母さんに代わってこのボクがキツイお灸をすえてやる!」叫ぶやいなや右足を大きく踏み出し、跳躍しようとする久美。しかし、そんな彼女を後方からの声が止めた。
「ダメですっ!お待ちなさい久美ちゃん!退いて!まずお退きなさい!」
驚いて振り返る久美の瞳に、赤井まり子先生の必死な顔が飛び込んできた。
香奈 「何よ、あのZとかいうバカ一年生は!?久美にかなわないからって
まさか鉄砲でも撃つつもりでいるんじゃないの?あはは…」
こずえ「まっ、久美のこと‘チビの先輩’だなんて、チョー生意気!
久美ーっ、そんな筋肉女なんか、早くけちょんけちょんにしちゃえー!!」
お、やっぱりまり子先生、ただものではなさげな予感が・・。
>アレ??さん
まだこの試合、どうなるかわからないんですけど
逆転負けって一種のM快感なんですよね。
それと、この試合の敗者が勝者の配下に下るっていう意味がまだ
具体的には明かされてないところが個人的に激しく気になります。
楽しみにしています。無理なさらない程度に続きヨロです。
93 :
アレ??:04/01/16 21:39 ID:NsXeLnzf
>>91 香奈タン
「うぷぷ、自治会のおバカさんたちのクセに、なかなか面白いコト仰るじゃありませんの!
不覚にも噴出しそうになってしまいましたわ!」BY蘭子
>>92さん
「逆転負けって一種のM快感・・・・・・」
そうでつ!勝利を確信した後にくる惨めな敗北!これがいっとう萌えるシチュですな。
「この試合の敗者が勝者の配下に下るっていう意味がまだ・・・・・・」
えっとコレはですね、第二試合の前に明らかになる予定なんでつが・・・・・・
そのことで皆さんにお願いです!このスレには「★女同士の壮絶なバトル★ 」について書くんだということは重々承知しておりますが、
出来ればバトルの「その後」まで書かせて頂けませんでしょうかね?いやスレ違いだってコトはよく判ってまつけど。
手前味噌ながら、“屈辱”とか“羞恥”というキーワードが好きな方には堪らん展開になると思っておりますです。
94 :
アレ??:04/01/16 21:41 ID:NsXeLnzf
「せ、先生?」驚いて金網の向こうのまり子を振り返った久美だったが、すぐさま相手のZの方に向き直る。まり子の両隣に座っている真由子と千草も訳が判らずに恩師の顔を見つめた。
「先生、どうしてですか?あんな素人相手に!」「そうですよ、久美なら楽勝で勝てる相手ですよ!」口々に言う二人に首を振ってみせたまり子は、Zとかなりの間合いを取っている久美に声を掛ける。
「久美ちゃん!心を鎮めて、落ち着いて相手をよくご覧なさい!」
(え・・・・・・?)尊敬するまり子先生にそう助言され、改めてZの構えを見た途端、久美の顔色が変わった。
固い柄の部分を突き出し、右手足を前に半身になっているZの腰はどっしりと据わり、その目は炯々と光っている。久美といえども迂闊に跳び込める隙などは全く無い。Zは、先ほどまでとはまるで別人のようだった。
(こ、これはどういうことなの・・・・・・?)今までど素人だと思っていた相手が、じつは何かの刀槍術の達人であるということを理解した久美の心臓は早鐘を打ち、全身からはじっとりと冷たい汗が滲んでくる。
「残念だわ」突然Zがぽつりと言った。
(な、何が残念なんだよ・・・・・・?)その言葉の意味が判らず戸惑う美少女剣士に、Zは冷たく笑いながら言う。
「先輩は良い先生に恵まれましたねぇ。あの副将の先生さえ止めなかったら、この固い柄頭(つかがしら)が先輩のお腹にめり込んでいたんですけどね?」
95 :
アレ??:04/01/16 21:43 ID:NsXeLnzf
その言葉を聞いた久美の全身が粟立つ。確かにZの言うとおりだった。あのまま怒りにまかせ、不用意に打ちかかっていたならば、簡単に胴を突かれ、今頃は地獄の苦しみを味わっていただろう。
真由子と千草も驚いてまり子のほうを見る。
「せ、先生、いったい・・・・・・?」「なんで判ったんですか・・・・・・?」二人が驚くのも無理はなかった。
確かに古文教師・赤井まり子は空手部の顧問ではあったが、いつもは道着を着ることもなく、ただ優しい笑顔を浮かべて、静かに真由子たちの指導ぶりを見守っているという女性であった。
だから、この対抗戦に大好きな恩師であるまり子先生が出場することにも、最初のうち真由子たちは猛反対したものだ。
今までの因縁から仇敵・蘭子が特に指名したのと、本人の自信に満ちた強い希望があった為、遂にまり子も選手となったのだが、彼女の真の実力は本当のところ、学園内の誰もよく知らないのだった。
そのまり子が、闘っている久美自身でさえ見抜けなかったZの実力を見破ったのだから、三人の驚嘆はもっともなことであったのだ。
重い空気の中、すっかり静まり返ってしまった真・自治会の親衛隊に変わり、今度は体育館の東側、青コーナーに陣取った生徒会の少女たちが大歓声を上げている。二人の美少女の戦いは、新たな局面を迎えつつあった。
>アレ??さん
はっきり言って…
それ目当てですw。
思う存分やっちゃってくだちい!!
今からハアハア!!
と思ってたらかぶっちゃいました。ごめんなさいm(_ _)m。
>アレ??さま
イイっす!
こういうとこだけ読んでると、むかし読んでたジャンプの
「キン肉マン」とか「魁!男塾」とかの
ハラハラする団体対抗戦みたいですね。
でも敗者に待つ屈辱を考えたらもうたまりませんっ!
しかも香奈タンはじめ、全校生徒が見てるんですぞーーー!!
98 :
アレ??:04/01/17 21:34 ID:HrFxU4+H
(くっ・・・・・・Zめ、強いな!でもボクは負けない!信じてくれる仲間たちのために、絶対に勝つんだ!
香奈タン、こずえちゃん、応援しててね!)
>>96、
>>97さん
よっしゃあ!!思う存分やらせて頂きまつので、応援ヨロシク!
・・・・・・寂しいのでちょっとageときまつか。よいしょ!
99 :
アレ??:04/01/17 21:35 ID:HrFxU4+H
「ハァッ!!」突然Zが大きく気合を掛けた。と同時に、彼女の手の中の長さ120センチの竹刀が、彼女の大きな胸の前で唸りを上げて回転し始める。
「う・・・・・・っ」久美は竹刀を正眼につけたまま、驚きに目を見張るばかりだった。Zの竹刀は、剣道歴の長い彼女ですら今までに聞いたことのないほどの凄まじい音を立てて空気を切り裂いている。
ぶんぶんと回る竹刀は、もはや巨大な扇風機と化したかのようだ。しかも、その恐るべき羽根はただひとつ所で回転しているのではなく、回す本人の意思しだいで上下左右、何処へでも移動させることが出来るのだ。
「ふふっ、まだまだこれからですよ、先輩!」Zがそう叫んだ瞬間、それまで“ブンブン”だった回転音が、“ピュンピュン”という超高速音に変わる。
まるで竜巻のようなこの渦の中に竹刀を突っ込めば、簡単に弾き飛ばされてしまうであろうことは子供にでも予測できることだった。
(な、なんて技を遣うんだよ・・・・・・!)剣道美少女の顔に、べとつく脂汗が浮かんでくる。
この回転を止めるには、相手の手を狙って打ち込むよりほかはないだろう。しかし、Zほどの遣い手がやすやすとそれを許すものだろうか?
(ど、どうしよう・・・・・・どうしたらいいんだ・・・・・・?)対抗策を必死に考える久美だが、そう簡単に名案が浮かぶはずもない。その一瞬の隙に、Zは竹刀の柄頭を久美の顔めがけて短切に突き込んだ。
100 :
アレ??:04/01/17 21:36 ID:HrFxU4+H
「う、うわっ!」すんでのところで目の前に迫ってきたそれをとっぱずした彼女だったが、反撃のいとまもなくZの竹刀は再び回転を始めている。見事なまでに完璧な攻防一体の技術であった。
(こ、こんな攻め方をするなんて・・・・・・)久美の背筋を冷たいものがゾッと走り抜ける。今や彼女の小さな身体全体が気持ちの悪い汗でびしょ濡れになっていた。
「久美ちゃん!しっかり!」「久美!頑張れ!そんなこけおどしに惑わされるなぁ!」真由子も千草も、繋がれた手枷足枷をガチャガチャと揺すりながら必死の声援を送るものの、何ら有効な手立てを見つけられないでいる。
そのとき、ひときわ大きく、力強い声が響いた。
「久美ちゃん!左!左です!左へ廻るのです!」
その言葉にまず久美が、次いでZがハッとした表情になる。そして、真由子と千草も驚きに目を丸くして、彼女たちの間に座っている人物、つまり声の主の顔を見つめた。
その声の主とはもちろん、空手部顧問の古文教師・赤井まり子であった。更に彼女は大きな声で可愛い教え子を叱咤激励する。
「久美ちゃん、落ち着いて!あなたの一番の武器は何です?あなたはこの試合で、まだ一度もそれを使っていないじゃありませんか!」
101 :
名無しさん@ピンキー:04/01/17 22:53 ID:6/oc6AxG
うぉぉぉっ!!面白えぇぇ!!
秘密兵器だな。
ますます格闘ものらしくなってきたじゃねぇか。
頼むぜ、アレ??の旦那。
勝負が盛り上がるほどそのあとのお楽しみも盛り上がるってもんだからな。
香奈 「な、何!?あの技……やだっ、久美ったらあんなに汗かいてる……。
だ、大丈夫よね、あんな見せかけだけのデタラメな技に久美が負けるわけ
ないもんね……おの娘、昔からずっと剣道頑張ってきたんだもんっ……!!」
こずえ「う、うん……信じようっ!正義は必ず勝つってあたしたち、この学園で
ずっと教わってきたもんねっ……!!」
(香奈とこずえ、ギュッと手を握り合う)
確かに。
実力伯仲な試合であればあるほど、試合後の辱めが栄えるってもんだ。
104 :
アレ??:04/01/18 20:16 ID:t7GRkueH
>>101 うぉぉぉっ!!嬉しいこと言ってくれるじゃねえか!!
まかしときなって!!
>>101の旦那、応援よろしく頼むぜ!
>>102 (そ、そうか!左に、っていうのはそういうことか!
香奈タン、こずえちゃん、突破口が見つかったよ!)BY久美
105 :
アレ??:04/01/18 20:28 ID:t7GRkueH
(ボクの“一番の武器”!それは・・・・・・)反射的に、まり子の助言どおり左方向へと跳ねとんだ久美の瞳がみるみる内に明るく輝きだした。
(コレさ!)そして、Zを支点として左回りの円運動を始める。
「ハアッ!」竹刀を身体の前で超高速回転させながらすかさずZがそのあとを追うが、剣道美少女は一定の距離を保ちつつ、彼女の左へ左へと(つまり、Zから見れば自分の右側面へと)軽やかに回り込んでゆく。
Zとしては自分の正面ないし左側に相手を置いて攻撃したいのだが、久美が信じがたいほどの速さで右へ動いているために、それが不可能なのだ。
そう、桃井久美の一番の武器とは女子剣道界ナンバーワンと自他共に認めるそのスピードであった。如何に天才的な剣士とはいえ、プチな久美は体格に勝る相手にはどうしても力負けしてしまう。
そのハンデをカバーするために彼女が身に着けた武器こそが、どんなに大きな相手の懐にでも一瞬にして跳び込んでしまう、超人的なスピードだったのだ。
まるで楽しげなダンスを踊るかのように軽やかに跳ねる久美の、紐ブラで乳首を隠しているだけの小ぶりな乳房がプルプルと弾み、丸出しの白いお尻がクリクリと動く。
いつもの元気を取り戻した剣道美少女の姿に、それまで意気消沈していた親衛隊も再び大歓声を上げて声援を送りはじめた。
106 :
アレ??:04/01/18 20:30 ID:t7GRkueH
「久美ちゃん!体力を消耗してしまうから、そんなに動かなくてもいいですよ!ただ相手の左に付けて、その距離を保っていなさい!」しなやかに躍動する久美に、またもやまり子が的確な指示を出す。
その声に彼女はにこやかに頷き、逆にZは明らかに攻めにくそうに美しい顔をしかめた。
「でも先生、どうして左回りなんですか?」「そう、それを教えてくださいよ!」不思議そうに訊ねる真由子と千草に、まり子はマット上の攻防を見つめたまま静かに答える。
「あのZという娘は、いつも右手・右足を前にして構えていたでしょう?そして今、竹刀を回転させているときも、それは変わりません。つまり、いつでも半身(はんみ)の体勢をとっている、ということです」
「あっ、そういえば・・・・・・」「うん、そうだ!」
「半身の利点は幾つかありますが、あの娘の場合は、そのまま踏み込むだけですぐに攻撃に移れるというところに重点が置かれているようですね。しかし、半身とは即ち、“自分の身体の側面で正面を向いた相手と正対する”ということです。
その弱点は、相手に自分の側面、つまり“背後”を襲われる危険度も増す、ということなのですよ」
「あっ!」「そ、そうか!だからZは急に・・・・・・」マット上の戦況を、まるで掌をさすかの如く、判り易く解説する美貌の女教師を二人は熱い尊敬の眼差しで見つめる。さらにまり子は肝心なことを付け加えた。
「もうひとつありますよ。あの右半身(みぎはんみ)の姿勢で、自分の右側にいる相手を攻撃しようとすれば、どうしても体は開き、脇も甘くなります。つまり、そこに久美ちゃんのつけこむ隙があるということです」
香奈 「さっすが久美!あれならへっちゃらねっ。
ほらっ、あのバカZもついてこれないわっ…」
こずえ「うん。まり子先生だってついてるし…これならいけるっ。
ピンチの後にチャンスありよっ!行けーっ!!」
(久美の勝利をあらためて確信して、立ち上がって拍手する)
おおっ、なるほど!
やっぱりまり子先生ってのは相当の手練れ。
こいつは頼もしい味方じゃねえか。
しかし、久美のプルプル…たまらねえぜ。ジュルジュル
109 :
アレ??:04/01/19 20:54 ID:lQMEoFuo
>>107 (ふふっ、香奈タンもこずえちゃんも大きな声!
まり子先生の声よりよく聞こえるよ!ありがとね!)BY久美
>>108 そう、相当の手練れで頼もしい味方。
この強く優しく美しい先生の試合を書くのが今から楽しみだぜ。ジュルジュル
110 :
アレ??:04/01/19 20:56 ID:lQMEoFuo
試合開始から約三分。
周囲を金網で覆われたマットの上で行われている、それぞれ赤と白の紐ビキニ姿の二人の美少女の闘いは、今まさに赤井まり子の言ったとおりに展開していた。
竹刀を高速回転させながら、相手を自分の正面で捕らえようと必死の形相で追うZ。
そんな彼女をからかうように、左へ回り込みつつ止まっては動き、動いては止まり誘いをかける久美。
「キャーッ、久美、あぶないよぉ!」「桃井先輩、逃げてぇ!」久美が相手を誘おうと動きを止めるたびに、何も知らない真・自治会派の生徒たちから悲鳴が上がった。
(ふふふ、みんな、大丈夫だってば!そのうち隙ができるから!)久美はニッコリと笑顔を見せて、仲間たちを安心させる。
そう、素人目では久美の大ピンチに見えるが、実際に追い詰められているのはZの方なのだ。
その理由は二つある。まずスタミナに対する不安。30分間も今のスピードで竹刀を高速回転させ続け、なおかつ相手を追いかけ回すことなど、人間わざではとても不可能だ。
さらに、攻撃面での不安。自分の右側、つまり背後に回り込もうとしている久美を追いながらという不十分な体勢で焦って打ちかかれば、どうしても体が開き、脇も甘くなってしまうだろう。
その隙を、桃井久美ほどの遣い手が見逃すはずがない。突き出した竹刀をあっさりと払われるか叩き落されるのがオチだ。
(くっ・・・・・・さすがは天才剣士ね・・・・・・とんでもないスピードで動くわ!それにしてもあの女教師め!余計なことをペラペラと・・・・・・あれさえなければ最初の一撃で決まっていたのに!)Zの全身に脂汗が浮かんだ。
香奈 「その調子よ、久美ー!」
こずえ 「そろそろそいつ、へばってきたわっ!やっちゃえー!」
(キャーキャー騒ぎつつ、見えてきた勝機に床を踏み鳴らす)
>>109 それよそれ!
俺もまり子先生がどんな風に艶ぽくやられるのかが楽しみで観戦してるんでな。
へへっ…期待してるぜ、アレッ??の旦那。その時はうんとスケベに頼むからな。
さぁて、いったい何勝何敗になるのかな…?
久美とZのキャライメージって誰かね?
いまいち思い浮かばないんだけど…。
114 :
アレ??:04/01/20 19:54 ID:CBW42ifx
>>111 香奈タン
(う、うるさいですわ、自治会のおバカさんどものクセに!
ええい、Zめ、何をしているのです!さっさとやっておしまい!)BY蘭子
>>112の旦那
まかしときなって!思いっきり汚してやるからな!
>>113さん
えっと、特にモデルはいないでつ。
格ゲーに限らず、好きなマンガやアニメのキャラ、あるいは実在のアイドルとかをご自由に当てはめて
皆さんで各々想像しながらお読みくださいです。
115 :
アレ??:04/01/20 19:56 ID:CBW42ifx
全身に脂汗を浮かべるZの様子を見て、悪の生徒会の総帥・鬼龍院蘭子は、ほんの少しだけ冷たい美貌を曇らせる。そのことに気付いた副将・Xが、彼女の形のよい耳元に口を寄せて囁いた。
「あの副将の女教師・・・・・・赤井まり子。さすがに、恐るべき天才格闘家ですね。蘭子さまの情報通りです」
「ええ」椅子に繋がれたまま頷いた蘭子は、不機嫌な声でXに訊ねる。
「まさかあの教師に勝てる自信が無くなったの?あなたがた三人の中で、最強の戦士ともあろう者が!」
吐き捨てるような総帥の言葉に、Xは苦笑しながら答えた。
「おやおや、これはお戯れを!この私が敵わない相手は、この会場の中にたったひとりしかいないというのに!」
「ホホ・・・・・・相変わらずね」優美に笑いながらも、蘭子は一抹の不安を残す眼差しで久美とZの闘いを見つめ続けている。そんな彼女に、美しい、しかし冷酷そうな切れ長の目をきらりと光らせたXが不敵な笑みを浮かべて囁いた。
「大丈夫ですよ、蘭子さま。まあ、蘭子さまは***(Zの本名)が武器をとって戦うのを見るのは初めてですから、ご心配なさるのも無理はありませんけど・・・・・・。
我々三人は無敵です。フフフ、もうすぐ、あのチビは・・・・・・いえ、会場中が真っ青になりますよ!」
くぅぅぅっ!ほれぼれするような悪の会話!
それにXの異様に落ち着き払った様子といい、
蘭子の貫禄といい、やけに不気味じゃねえか。
まあ、一試合めが終われば、謎だらけのこの対抗戦も
ようやく全貌の一端が見えてきそうだからな…。
よろしくたのむぜ、旦那。
香奈 「何よっ、蘭子たちったら…なにコソコソ
話してるのかしら…感じ悪いっ!」
こずえ「ふんっ、どうやって真・自治会に詫びを入れるか
今から相談でもしてるのよっ…」
(久美の間違いない勝利に少々興奮気味)
118 :
アレ??:04/01/21 19:49 ID:sToXlE0P
>>116の旦那
おう、まかしときなって!
それより毎日のレスありがとよ!ホント、ヤル気が出るぜ!
>>117 香奈タン
毎日感想&応援レスしてくれてありがトン!
香奈タンのおかげで、観客の反応を書かなくてもよくなって、大助かりでつ。
いや、作者が二人いるようなモンですよ、ホント!
そろそろお待ちかねの「惨めな敗北」シーンに突入しまつ(しまった、言っちゃった)!
みなさん応援ヨロシクね!!
119 :
アレ??:04/01/21 19:50 ID:sToXlE0P
「久美ちゃん、その調子よ!」「久美、焦らなくていいぞ!時間はまだたっぷりあるんだから!」
仲間たちの声援が久美を限りなく勇気付ける。
「久美先輩頑張れ!」「久美、すごいわ!」「ファイト!久美ぃ!」
さらに真・自治会派の生徒たちの耳をつんざくような大声援が、軽やかに跳ね回る剣道美少女の背中を見えない手で後押ししている。
(みんなありがとう!まあ見てなって!Zの動きはもう見切ったからね!あとは焦って出てくるのを待つだけさ!)胸のうちでそう応えながら、久美はにこりと笑顔を見せた。
「こ、この・・・・・・」バカにされていると感じたのだろう、Zが間合いを詰めようと前に出る。しかし、あまりにも速すぎる相手を追いきれず、攻撃するまでには至らない。迂闊に突き込めば、それは即彼女の敗北へとつながるのだ。
逆に久美は、余裕を持ってこの闘いを楽しみ始めていた。ピュンピュンと超高速回転しながら迫り来る相手の竹刀から逃げることに、鬼ごっこのようなスリルを感じ始めていたのだ。
乳首と股間を僅かに隠すだけの役にしか立たない、あまりにもエロティックな白い紐ビキニ姿で、可愛らしい小ぶりな乳房と、クリッとしたお尻を小刻みに揺らしながら跳ね回る久美。
しかしその姿からは、いやらしさよりも匂い立つような健康美のほうが強く感じられる。
長身の相手から楽しげに逃げ回るプチの剣道美少女は、まるで間抜けな人間たちを悪戯っぽく翻弄する、羽根の生えた妖精のようだった。
120 :
アレ??:04/01/21 19:51 ID:sToXlE0P
さらに三分が経過した。大きなデジタルタイマーは残り時間24分10秒を示している。
金網に囲まれたマットの上で際限なく続くかに思われた久美とZの鬼ごっこであったが、ここにきて劇的な変化が起こっていた。
Zが胸の前で回転させている竹刀のスピードが目に見えて衰えてきたのだ。そればかりではない。Zの、これまで真一文字に結んでいた美しい口が半開きになり、大きな胸がふいごのように激しく上下している。
そして、スタイル抜群の美しい身体を滝のように激しく流れ落ちる汗と、ぜいぜいという荒い息遣い。明らかに彼女はスタミナ切れであった。
そのことを確認した久美が、ちらりとまり子のほうへ視線を走らせると、椅子に繋がれたまり子が大きく頷く。
その瞬間だった。
「くっ、くそぉ!」突然、大声で喚いたZは竹刀の回転を止め、彼女の右側で構える剣道美少女の幼い顔めがけて思い切り突き込む。
そう、遂に久美が、そして三人の仲間たちが今か今かと待ちかねていた、そのときが訪れたのだ。
(待ってました!これで終わりさ、Zちゃん!)剣道美少女は勇躍して迎え撃つ。
しかし・・・・・・。
次の瞬間、真由子ら三人と真・自治会派の生徒たちは、あまりにもショッキングな光景を目撃してしまったのだった。
ちょっと誉めてやったら……
ゴルァ!!
何てとこで切るかぁ!!
でも毎日読ませてくれてありがとよ。週刊誌の連載マンガを毎日読めるみたいだぜ。
楽しみにしてるけど無理しない範囲で書いてくれな。
香奈 「見て、Zったらもうバテバテだわっ…
あとはもう久美のカウンター待ちね♪」
こずえ「うんっ…ほら来た!飛んで火にいる夏の虫……え?」
香奈・こずえ 「……………………!!」
(ふたりは立ちすくんだまま言葉を失った)
>アレッ!?さま
いつもGJありがとうございます。
最初、レスしたあと、よく考えたらアレッ!?さんが観客の反応を書く楽しみを
奪ってしまったと気がついたんです。出すぎた真似、ごめんなさい。
なので自分に気にせずに親衛隊たちのいろんな様子もちゃんと書いてくださいね
こちらはただ単に書き手様と読み手のキャッチボールの返球として…。
(BY 香奈・こずえの中の人)
123 :
アレ??:04/01/21 23:07 ID:sToXlE0P
>>121の旦那
レス読んで、何が起きたかだけ急いで書いたぜ!
やっぱ、ちょいと意地悪だったな。スマソ!!
>>122 香奈・こずえの中の人さんへの“マジレス”!
いやいや、そうではないんですよ!
>>118でのオレの書き方もまずかったですけど、
観客の反応を書くというのは面倒なものなんです。だって、それだけエロへの突入が遅れてしまう訳ですから。
それを変わりに書いて頂けるというのはオレみたいな無精者にとってはメチャメチャ有り難いことなんですよ!
オレも香奈タンの反応を参考にしてたりしてますからね!
書き手と読み手のキャッチボール、これからもどうぞよろしくお願いします!
124 :
アレ??:04/01/21 23:08 ID:sToXlE0P
以下に書くことは、ほんの一瞬のあいだ・・・・・・文字通りあっと言う間に起こった出来事である。
右手・右足を大きく前方に踏み込んだ右半身の体勢でZは逆さに持った竹刀の柄頭を久美の顔めがけて突き込んだ。
しかし、その体は開き、脇も甘い。そして何よりも、スタミナ切れのためか、試合開始当初のスピードがなくなってしまっていた。
Zの左へ廻り込んでいる久美は突き出されたそれを、自分の右側に見るかたちで払いのけようと竹刀を横へ振る。
しかし、それはZの誘いだった。
彼女の竹刀は途中で停止し、改めて角度を変え、再び久美の幼い顔めがけて伸びてくる。
しかし、そんな小手先のフェイントに騙されるような久美ではなかった。
(今どきこんなのに引っ掛かるバカはいないよ!)
自分で仕掛けたフェイントのせいで、Zの体勢は完全に崩れてしまっている。その突き出された竹刀の柄を、剣道美少女は渾身の力で叩いた。
バシッ!
当然のことながらZの竹刀は虚しく下方へと流れる。久美の目の前には無防備な敵の姿があるのみだ。
(もらった!キミの負けだZ!!)
その刹那、久美の竹刀がZの頭部へと殺到する。だが、その竹刀が敵の額に当たったと見えた瞬間、“ドスッ”という鈍い音が響き、久美の小さな身体がマットから30センチも跳ね上がった。
なんと、剣道美少女の鳩尾(みぞおち)には、Zの渾身の蹴りがめり込んでいたのだった。
>>123 わりぃ。俺はちょっと口が悪いだけなんだ。
全然文句つけるつもりじゃなかったんだな。
ああいうレスの仕方もあんたへの親愛の情の現れと思ってくれな。
お、勝つためには手段を選ばないワルが主役の梶原一騎とかの劇画を思い出すな。
俺は格闘技はやらないが、一時期専門誌や漫画を買い漁った格闘オタクだったから
好きだぜ、あんたのSS。
それにエロが絡むとなりゃもう、ウッシッシw
鳩尾ってのが良いっすね。
非ムチ系キャラはスタイルを強調しないやられ方が栄えますな。
勿論、
他のムチムチキャラの場合は、そのスタイルを強調するようなやられ方になるんですよね
(;´Д`)ハァハァ
127 :
アレ??:04/01/22 21:25 ID:JMHvPdSK
>>125の旦那
いやいや、よくわかってるからそんなに気にするこたぁないよ。
それより、これからも応援よろしくたのむぜ!
・・・・・・と言いつつ、残念なお知らせがひとつ。
明日と明後日は書き込めませんです。う〜ん、明々後日もちょっとキツイかも。
いやオレだって早く続きを書きたいんでつけどね、こればっかりはどうにも・・・・・・。
128 :
アレ??:04/01/22 21:26 ID:JMHvPdSK
「・・・・・・・・・・・・」
久美は自分の身に何が起こったのか、まったく理解できていなかった。
勝利を確信し、Zの面を撃とうとしたそのとき、相手の身体が沈み込んだような気がした。その次の瞬間に、今まで体験したことのない、物凄い衝撃が腹部を襲ったのだ。
呼吸が止まり、目の前が真っ暗になる。足に、いや、身体中に力が入らず、とても立っていられない。
地獄の苦しみの中、それでもまだ戦おうとする意思に反して、竹刀を握る手から力が抜け、
がっくりと両膝が折れて跪き、蹴られたお腹を隠すように背中が丸まり、頭が垂れてしまう。
その姿勢はまるで土下座そのものだった。
あの高校剣道界に於いては誰ひとり知らぬ者のない小柄な天才剣士・桃井久美が惨めな姿でマットに這いつくばっている・・・・・・。
信じがたい光景を見せつけられた真由子ら三人、そして真・自治会派の生徒たちはあまりのことに声も出せない。
「う・・・・・・うぅ・・・・・・」脂汗にまみれ、か細い呻きを漏らす久美の前に仁王立ちしているZと、蘭子ら三人だけが冷たい笑みを浮かべていた。
久美の竹刀が頭部を襲った瞬間。
Zは踏み込んでいた右足に重心を置き、思い切り右後方へ倒れ込んだ。
その際、反動を利用して、長い左足を振り上げ、その爪先を剣道美少女の鳩尾に叩き込んだのだ。
それは、長年の間格闘技の修練を積み、足腰を鍛え上げた者のみが為しえる、超人的な技であった。
そう、言うなればZにとって今までのこと全ては、この蹴りを放つための撒き餌にすぎなかったのだ。
「久美ちゃん!」「クミーっ!!」真っ青になった真由子ら三人が大声を上げる。その声が引き金になったかのように、それまで静まり返っていた体育館中が騒然となった。
おお、そんな技をねらってたのか!?恐るべし、Z……
立てるのか、久美は!?
更新、気長に待ってるぜ。
130 :
アレ?? :04/01/25 21:46 ID:zd84edAs
「ふふふ・・・・・・さすが、やるわねぇ・・・・・・私と立ち会って5分以上立っていられたのはチビ先輩が初めてよ・・・・・・」
乱れた呼吸を整えながら、Zはどこかで聞いたような台詞を吐きつつ、今まで逆さに持っていた右手の竹刀を普通に握り直し、その刀身で右肩をトントンと叩きながら、惨めな土下座姿の久美に迫る。
「久美ちゃん!前!前を見てぇ!」「うわぁっ、久美っ!早く立て!立ってくれよぉ!」「久美ちゃん、しっかりなさいっ!」
仲間たちの必死の声になんとか応えようと、気丈にも剣道美少女は竹刀を握る小さな右手に残された最後の力を込め、うつむいたままZの気配を探る。
(す・・・・・・脛だ!こうなったらもう・・・・・・向う脛を思い切り叩くしかない・・・・・・!)
痛みのあまり、意識さえ遠のいてくる。もしこの攻撃をかわされたら、久美にはもう打つ手がないのだ。
そして、勝ち誇るZが、剣道美少女の間合いに足を踏み入れた瞬間、彼女の竹刀がマットすれすれを横ざまに薙ぎ払う。
ガツ!
久美、そして仲間たちの最後の希望をのせた竹刀は、間違いなくZの脛、いわゆる“弁慶の泣き所”に命中した。が、それをくらったZはたじろぐどころか薄ら笑いを浮かべて嘲り笑う。
「あ〜ら、残念でしたね、センパイ?ねらいは良かったのに、もう体力が残ってなかったのね?」
そう、久美の竹刀からは、もはやスピードもパワーも失われていたのだ。
「あ・・・・・・ああ・・・・・・」絶望の呻き声を上げる久美の竹刀を大きな足で踏みつけたZは、冷たい笑みを浮かべて楽しげに言った。
「ホント、チビ先輩ったら往生際が悪いのね?そんな娘には、お母さんに代わってこの私がキツイお灸をすえてあげるわ!」
131 :
アレ??:04/01/25 21:49 ID:zd84edAs
今日、初めてこのスレに来た者です。SS拝見しました。
・・・あまりの素晴らしさに絶句しましたよ俺は。格闘モノは元から好きですが、これはそこら辺の漫画よりも数倍面白いです!作者さんに深く敬意を表しながら、続き楽しみにしてます。
キター!!
首を長ーくして待ってたぜ。
おおっ、ここからが面白くなりそうじゃねえか!
勝つはずのヒロインが土壇場で負けちまうってのが
たまんねえんだよな。
さーて、Zのお手並み拝見といくか。ワクワク♪
香奈 「ま、まさか…嘘よねっ!?、あの久美が…」
こずえ「いやだ…こんなの、見たくないっ!!」
(涙目のふたり)
ZはもうこのままでいいがXとYはぜひ何か仮名を……
いや、ご無理ならいいでつが
おう。俺もそう思ってたところだ。
魔澄とか魔百合とか…
悪ぽいのがいいな。
137 :
アレ??:04/01/26 21:25 ID:0UW4WaiO
>>132さん
お初〜!
そして感想レスありがトン!褒めて貰ってめっちゃ嬉しいでつ!
やっぱり、皆さんのレスが一番の活力源ですよ!ホントやる気が出ますです!
頑張りまつのでこれからも応援レスよろしくね!
>>134 香奈タン
(ホホホ、言った通りになったじゃないの!
生徒会に楯突くおバカさんたちにはこれから地獄絵図を見せて差し上げますからね!)
>>135 >>136 じつは、三人の名前は初めから考えてあるんでつ。
伏せてあるのはSSの内容と密接に関係しているからでして・・・・・・。
もうすぐ、その理由が明らかになりますので、期待してお待ち下さいです。
138 :
アレ??:04/01/26 21:26 ID:0UW4WaiO
パァン!
乾いた打撃音が多勢の悲鳴と少数の歓声が交錯する体育館の空気を震わせた。
Zが久美の竹刀を踏みつけたまま、その柄を握り締めている彼女の右手首を打ち据えたのだ。多少手加減しているとはいえ、グローブで護られていない素肌を打たれたのだから堪らない。
「あうっ!」あまりの激痛に悲鳴を上げた久美は、思わず竹刀から手を離してしまう。それを無造作に左手で拾い上げたZは、観客全員に見せびらかすように、奪い取った敵の愛刀を高々とかざしてみせた。
「くっ、久美ちゃあん!!」「畜生!ちくしょうっ!」「久美ちゃん・・・・・・ああ・・・・・・」椅子に繋がれた真由子と千草がもがきながら必死に叫び、まり子も呻くように教え子の名を呼ぶ。
竹刀を持たぬ桃井久美は、ただのプチな17歳のスポーツ少女だ。見るからに格闘技者然とした逞しい肉体を持つZに敵うはずがない。
もはや、誰の目にも勝敗は明らかであった。
そのとき、悲鳴と怒号に包まれたマットの上で、小さなしゃくり上げるような声がZの耳に入ってきた。
「ひっく・・・・・・うっうっ・・・・・・」見下ろせば、いやらし過ぎる紐ビキニ姿の久美が土下座するような惨めな体勢のまま、細く小さな身体を震わせているではないか。
「あら!何よ、チビ先輩?もしかして泣いてるのぉ!?ちょっとやめてよぉ!ダサいわねぇ、さっきまでの元気はドコいっちゃったのよ?」
冷たく笑いながら嘲笑するZのバカにしきった声を聞かされながらも、呼吸も出来ぬほどの苦しみにのたうち、悔しさと惨めさに打ちのめされた久美にはもう、ただすすり泣くことしかできないのだった。
アレ??さんよぉ
あんたサディストか!?
そら恐ろしくなってきたぞ、俺は…
(褒め言葉)
お互い真剣勝負をやりつくしたのに、スポーツマンシップ的友情が全く芽生えない展開マンセー!
香奈 「誰だか知らないけど、そんなこと言わないでっ!
もうやめてっ、こんな試合たくさんだわ!」
こずえ「あ、あの久美が泣いてる…うそでしょう!?いやぁっ!」
(ふたりとも鳥肌を立てながら、久美につられてついに泣き出してしまう)
142 :
アレ??:04/01/27 21:17 ID:Lt05/Ml8
>>139 そうでつ!オレはSでつよ!
恐ろしくなるのはまだまだ早いで〜つ!
>>140 同志よ!ありがトン!
>>141 香奈タン
スマソ!!「BY蘭子」って付けるの忘れてた。
143 :
アレ??:04/01/27 21:19 ID:Lt05/Ml8
「ふふふ、チビ先輩!ほら、コレでしょ?あんた、コレが欲しいんでしょ?」嘲りながら、Zは惨めな土下座姿の久美の頭の先に、奪い取った竹刀をぶらぶらと揺らしてみせる。
(ああっ・・・・・・ボ、ボクの竹刀・・・・・・)自分の愛刀を掴もうと、思わず伸ばした剣道美少女の震える右手を、Zはその愛刀でもう一度したたかに打ち据えた。
「ああっ!」悲鳴を上げる久美に、Zはケタケタと笑いながらバカにしきった言葉を掛ける。
「あっはははは、ホントにおバカさんね!まさか返してもらえるとでも思ったの?」
「くうっ・・・・・・うっうっ・・・・・・」惨めさのあまり、久美のつぶらな瞳からは止めどなく涙が溢れ、目の前のマットにぽたぽたと流れ落ちてゆく。
たった今、自分を打ち据えた竹刀。それは、桃井久美にとってただの使い慣れた愛刀というだけの物ではなかった。
彼女自身をはじめ、真由子、千草、そしてまり子先生があまりにも恥ずかしい試合着を身に着けることになってしまったのも、“久美とその相手のみは竹刀を持ってよい”というルールを付け加える為に払った高い代償であった。
真由子ら三人には、(竹刀を持った久美に勝てる者などいない)という絶対的な自信、つまりこの剣道美少女に対する揺ぎ無い信頼があったのだ。
そうでなければ、ミッション系の名門女子高に通う羞恥心の強い美少女たちと美人教師が、全校生徒の前で恥ずかしい紐ビキニ姿になどなれるはずがない。
そう、久美にとってその竹刀こそは、“みんなが寄せてくれた信頼の証”に他ならなかったのだ。
その“信頼の証”を奪われ、しかもそれで打たれた剣道美少女の惨めさ、屈辱感は筆舌に尽くしがたい。
「ひっく・・・・・・えぐっ・・・・・・」
(み・・・・・・みんな・・・・・・ごめん・・・・・・ボク・・・・・・みんなを・・・・・・裏切ってしまった・・・・・・)久美のすすり泣く声が、いつの間にか静まり返ってしまった体育館内に拡がっていった。
144 :
アレ??:04/01/27 21:20 ID:Lt05/Ml8
その次の瞬間、Zが起こした行動を見て、それまでマット上の出来事に言葉を失っていた真由子たち三人の顔色が変わった。それも無理はないだろう。
「まったく、いつまでピイピイ泣いてんのよ!」
そう言いながら、すすり泣く剣道美少女の惨めな姿を冷たい笑顔で見下ろしていたZが、自分の竹刀を逆さに持ち、その固い柄の先を彼女の背中にピタリと向けたのだから。
「な、何をするつもりです!やめて、やめなさいっ!!」Zがまだ久美を攻撃しようとしていることに気付いたまり子が、手枷・足枷をガチャガチャと揺すりながら半狂乱になって叫ぶ。
「や、やめてぇっ!!」「やめろおっ!鬼かお前は!!」真由子と千草も必死になって絶叫するが、Zは氷のような微笑を浮かべたまま、右手の竹刀で苦痛に呻く久美の白磁の背中を今にも突きそうな構えを崩さない。
「もう勝負はついているじゃないの!レ、レフェリー!止めて!やめさせなさいっ!」教え子の危機に、人目も気にせず大声を上げるまり子の美しい切れ長の瞳から涙がこぼれる。
「そうだよレフェリー!止めろ!早く止めろったら!」同じく泣きながら噛み付かんばかりの形相で喚く千草のほうを向いたのっぺりした顔のレフェリーは、この場に似つかぬ少し間延びした声で答えた。
「試合ルールでは、レフェリーストップは認められていませんので、止められませんわ。それから、セコンドのタオル投入も、無効ですので悪しからず」
「そ、そんな・・・・・・」絶句する美人教師の両脇で、真由子たちは怒りを爆発させる。「ふざけんなぁ!何のためのレフェリーなんだよ!」「じゃあ、ギブアップでいいわ!久美ちゃんの負けでいいから!」
しかし、蘭子たちが用意したレフェリーの答えは冷たいものだった。
「ギブアップは、あくまでも、選手本人の口から発せられなければ、有効とは認められません」
お、おい…
さすがの俺もちょっと久美が
かわいそうになってきたぞ…
や、やりすぎじゃねえか?
まだ一試合めだぞ…
香奈 「ひどいっ、レフェリーまでグルなんてっ…」
こずえ「久美ーっ!もういいわっ…あなたは頑張ったもんっ…ギブアップしてっ!」
>>145 むしろ、次回戦への伏線にもなるんじゃないかと。
仲間を傷つけられた怒りやそれに対して起こる正義感で一杯になった千草が痛めつけられる様を、映えさせる要因になるんじゃないかと。
このままでいいよ
むしろ久美はメッタ打ちされてもギブなしの失神KOしてもらいたいね
そうすりゃ残りのメンバーも自分の試合でギブしにくかろうてw
お前らみんな鬼畜だなw
150 :
アレ??:04/01/28 21:14 ID:wKtW5HUZ
>>145さん〜
>>149さん
そう、まだ一試合めでつ。今はかる〜いジャブで皆さんの様子を見てる段階ですかね。
構想ではまり子先生の第三試合が一番面白くなる予定でつ。
オレは「無抵抗の女の子をメッタ打ち」なんてのは生理的にちょっとダメなんですよ。
それよりももっと萌える、非道な展開に突入しますので、どうかしっかり付いて来て下さいです。
151 :
アレ??:04/01/28 21:16 ID:wKtW5HUZ
「ふふふ・・・・・・」
冷たく笑ったZが竹刀を逆さに握った右手をゆっくりと目の高さまで引き上げる。
「や、やめろぉぉ!!」「やめてぇ!お願いだから・・・・・・」
真由子たち三人、そして真・自治会派の生徒たちの涙混じりの必死の絶叫も空しく、Zの竹刀の固い柄が惨めな土下座姿の久美の右肩を突いた。
「キャアーッ!!」その瞬間会場内に悲鳴が上がったが、それはすぐ不思議そうなざわめきに変わる。
確かにZの竹刀は久美の震える細い肩の付け根に命中した。しかし、それは皆の予想に反し、軽くトンと突くだけのものであった。
こんな打撃が剣道美少女にダメージを与え得るとはとても思えない。
「・・・・・・・・・・・・?」Zの真意が判らずにただ息を呑む三人の目の前で、彼女はもう一度、今度は久美の左肩を同じように軽く突いた。
(これは一体・・・・・・どういうことなの・・・・・・?)さすがのまり子にもZの意図するところがさっぱり判らない。
それを正しく理解しているのは蘭子たち三人と、攻撃を受けた本人である桃井久美のみだ。
二度の突きを受け、必死に身体を動かし逃れようとした久美は、自分の肉体に起こったある異常に気付くと同時に、言い知れぬ恐怖に襲われていたのだ。
(な・・・・・・何をしたの・・・・・・?り、両腕が痺れて・・・・・・全然動かせない・・・・・・)
そんな久美の様子を暫くながめていたZは、何を思ったか、いきなり、右手に持った自分の竹刀を槍投げのように金網の外へ投げ捨ててしまった。しかし、まだ久美の愛刀はしっかりと握っている。
152 :
アレ??:04/01/28 21:17 ID:wKtW5HUZ
彼女の一連の不可解な行動に、千草らも声が出せずにいた。
その間にZは、今度は反対側、つまり久美のクリッとした丸出しのお尻のほうへ移動し、左手で剣道美少女の左足首をむんずと掴み、右足で相手の右足首を踏みつける。
そして、苦痛に呻く久美の左足首を力任せに上へと引き上げた。いわゆる「股裂き」のような形だ。
かろうじてデルタ地帯を隠しているだけのいやらしい紐ビキニ姿で、思い切り股を割り裂かれたのだからたまらない。汗に蒸れた久美の股間が大スクリーンにどアップで映し出されてしまい、それを見た観客から悲鳴が上がる。
「ううっ・・・・・・うう・・・・・・」
「やめろ!やめろぉ!」「やめて!久美ちゃん、ギブアップって言ってえ!」羞恥と屈辱と恐怖に打ちのめされた苦しげな久美の声に、真由子たちも我に帰ったように再び叫びだす。
その叫びを楽しげに聞きながら、Zは久美の股関節、つまり左右の脚の付け根をトン、トンと突いた。
(ああ・・・・・・ボク・・・・・・ボクのからだ・・・・・・)両腕と同じ痺れを両脚にも知覚した久美の可愛らしい幼い顔が恐怖に歪む。
そう、これで彼女は完全に両腕、両脚の自由を奪われてしまったのだ。
ことここに至っては、剣道家の矜持として最後までギブアップだけはしないと密かに誓っていた気丈な久美の心にも、もはや一片の戦う気力すら残されていなかった。
マットの上に仰向けに転がされ、大股を開かされ、戦意喪失にまで追い込まれてしまったプチな剣道美少女の、嗚咽で震える唇から遂にその言葉が漏れる。
「ひっく・・・・・・ギ・・・・・・ギブアップ・・・・・・うっうっ・・・・・・」
しかし・・・・・・
こずえ「そ、それでいいのよ、久美・・。よく頑張ったわ・・ううっ」
香奈 「うん・・あとは千草お姉さまがきっと・・」
(肩を悲しみに震わせながら。しかし試合の終了に安堵した)
何…経絡秘孔を突いたのか!?
しかも、それより萌える非道に突入だとぉ?
まり子だとぉ!?
早く続き読みてぇぇぇっ!!
こ、これでもまだ序の口だと言うのか・・・。
アレ??さん、あんた、すげぇよ!頑張れ!
そりゃあ序の口でしょーよ
たかが剣道だもの
それにしても竹刀で突けるツボって・・・特異体質だな久美w
157 :
アレ??:04/01/29 21:39 ID:qYD/j06I
>>153 香奈タン
(ふふふ、友達思いだねぇ・・・・・・少し感動したわ。
だけど、地獄を見るのはまだまだこれからよ!)
>>154さん
早く続き・・・・・・書いちゃった。
う〜肩凝った。
>>155さん
ありがトンございまつ!
頑張った!今日は頑張りましたですよ!
・・・・・・と言いつつ、残念なお知らせがひとつ。
明日と明後日は書き込めませんです。
てか週末はお休みさせて!いろいろ用事もあるし・・・・・・。
その分、今日は沢山書きましたですから。
158 :
アレ??:04/01/29 21:40 ID:qYD/j06I
久美が血を吐くような思いで口にした「ギブアップ」の言葉を聞き、例ののっぺりした顔のレフェリーがゆっくりと二人に近づいてくる。
「ああ・・・・・・久美ちゃん・・・・・・」「でも・・・・・・よくやったわ・・・・・・」「うん・・・・・・」親友、そして教え子が惨めな敗北を喫したことよりも、これで終わったのだという安堵感で真由子たち三人は泣き濡れた瞳を見交わした。
今、マットの上で泣きじゃくっている久美が帰ってきたら、よくやったわ、後のことは何も心配はいらない、そう優しく言葉をかけて励ましてあげよう・・・・・・。
そんな三人の気持ちを踏みにじるかのように、Zがレフェリーを鋭い目で睨みつけ、低いどすの利いた声で言う。
「あんた、ナニしにきたの?」
「いや、あの、今、こちらの・・・・・・桃井選手が・・・・・・」わざとらしく怯えた表情を作ってレフェリーの少女が答えた。
「あたしにはナンにも聞こえなかったわ!あんたもそうでしょう?ええ?」鋭い目をさらに細くしてZは続ける。
「もしナンかつまんないコト言って試合を止めたりしたら・・・・・・あんた、ここから歩いて帰れなくなるよ!」
その言葉に、あろうことかレフェリーは「しかたありません・・・・・・では、ファイト!」と続行を宣言してしまったのだ。
159 :
アレ??:04/01/29 21:41 ID:qYD/j06I
「ふっ、ふざけんなぁ!久美はギブアップって言っただろう!」「な、何てことを・・・・・・あなたはそれでもレフェリーなの?」「Z!もう終わりよ!お願いだから久美ちゃんから離れてぇ!!」
その猿芝居に気付いた真由子ら三人、そして真・自治会派の生徒たちの怒号と悲鳴がマットを包む。こんな非道、無法がまかり通るならレフェリーなどいないのと同じではないか。
今やすっかり戦意を失い、マットに仰向けに転がされてすすり泣いている久美はやられ放題にやられるしかないではないか・・・・・・。
もし頑丈な手枷足枷で椅子に繋がれてさえいなければ、たかが5メートルの高さの金網などひといきに乗り越えて久美を救い出しに行っているだろう。
「ちくしょうっ!蘭子!このためにこんな椅子を用意したのか!?外せ!すぐ外せえっ!」千草がもがきながら泣き喚く。
しかし、反対側に悠々と陣取る蘭子たち三人は、酷薄な微笑を浮かべたまま、まったく動ずる気配もなかった。
「さあ、続行ですってよ、チビ先輩!」周りから浴びせられる罵声など気にも留めずに、Zは両腕・両脚を動かせず恐怖に怯える剣道美少女の泣き濡れた幼い顔を冷たく見下ろす。
すると、今までの元気は何処へやら、久美はガタガタと震えながら情けない泣き声で降伏宣言を繰り返すのだ。
「いっ・・・・・・いやだ・・・・・・ギブアップ・・・・・・ま、まいり、ました・・・・・・」
「んん〜聞こえないわ!なぁ〜んにも聞こえない!」それをさらりと受け流し、右手で久美の愛刀を持ったZは、残る左手で再び相手の細い足首を握る。
「ああ・・・・・・もう・・・・・・やめて・・・・・・」すすり泣く久美は相手にされるがままだ。
その意思のない人形のような姿を見たまり子が泣きながら呻く。
(な、何てこと・・・・・・久美ちゃんの四肢は今、完全に麻痺させられている!こ、これではどうすることも出来ないわ・・・・・・)
160 :
アレ??:04/01/29 21:42 ID:qYD/j06I
「ふふふ、さあて・・・・・・」冷たい、しかし楽しげな微笑を浮かべたZは、仰向けで大の字に転がっている久美の股の間にしゃがみ込むと、突然、剣道美少女のデルタ地帯を僅かに覆っているだけの紐パンに手を伸ばす。
「なっ・・・・・・」「えっ・・・・・・」
それに驚いた真由子たちが声を上げる間もなく、電光石火の早業によってプチな美少女の下半身は一糸纏わぬあられもない姿にされてしまった。
「いやぁ・・・・・・やめてよぉ・・・・・・」
久美のか細い哀訴の声を打ち消すかのように、千草やまり子、そして真・自治会派の生徒たちの悲鳴と怒号と悪罵がZに投げつけられる。
「な、何やってんだよこの変態女!」「あっ、あなたはそれでも女なの!?」「か、返せ!すぐに元通りにしろぉ!」「レ、レフェリー!止めてよぉ!」
しかし、むしり取った剣道美少女の紐パンをくるくると玩ぶZと、その後方の蘭子たち三人は、自分たちへの罵声を気に掛ける様子もない。もちろん、彼女たちとグルになっているレフェリーも知らん顔だ。
大スクリーンには、久美のだらしなく広げられた股間がどアップで映し出されてしまっている。
おそらく、いやらしい試合着からはみ出さぬ為の用心だろう、ぷっくりと膨らんだドテの部分の毛は完全に剃り落とされていた。幼い体つきの久美なので、その部分はまだつるつるした幼女のそれのようにも見える。
しかし、割り開かれ丸見えにされてしまった、まだ男を知らぬ穢れない陰裂の周りの毛までは、さすがに剃ることが出来なかったらしい。
可愛らしい性器の周りに汗でべっとりと貼りついている、ちょろちょろと生えた短い縮れ毛が、彼女が生まれつきのパイパンではないことをしっかりと証明していた。
161 :
アレ??:04/01/29 21:43 ID:qYD/j06I
「ああ・・・・・・やだぁ・・・・・・」今まで想像したことすらない羞恥と屈辱を味わわされても、四肢の自由を奪われ、大の字に転がされている久美にはただ泣きながら、くなくなと首を振ることしか出来ない。
そんな彼女を代弁するかのように、真由子たち三人が泣きじゃくりながら絶叫する。
「やめてぇ!もうやめて!お願いよぉ!」「撮るなぁ!頼むから撮らないでくれぇ!」「きっ、鬼龍院さん!お願い!後生ですからやめさせて・・・・・・」
彼女たちだけでなく、西側に陣取る真・自治会派の生徒たちの必死の叫びを耳にしても、蘭子たちは酷薄な笑みを浮かべた表情を崩さない。
「ふふふ、何言ってもムダよ!さ、チビ先輩、おとなしくヌギヌギしましょうね?」
そう言うなりZは、剣道美少女の白い紐ブラを力任せにむしり取った。
生徒たちの悲鳴に包まれたマットの上で、小ぶりだがお椀を伏せたように形の良い、久美の真っ白な二つの胸のふくらみと、その頂点で恥ずかしげに竦んでいる美しいピンク色の乳首が露わになる。
そう、プチな天才美少女剣士・桃井久美は遂に全校生徒の目の前に、大の字で仰向けになった、一糸纏わぬ生まれたままの姿を晒すはめとなってしまったのだ。
(く、久美ちゃん・・・・・・ああ・・・・・・)親友、そして教え子のあまりにも惨めな姿を見るに忍びず、真由子ら三人は泣きながら固く目を閉じ、がっくりとうなだれてしまう。
そんな敵陣営の姿をちらりと見やったZは、足下ですすり泣いている久美の美しい裸身を眺めながら、会場中に響き渡るほどの大声で嘲り笑った。
「へえ!さすが、“ももいろちくび”という名前だけのコトはあるわね!名前通り、ホント、綺麗な乳首だわ!ねえ?ちくび先輩!聞いてるの?“ももいくみ”・・・・・・じゃなくて、“ももいろちくび”センパイったら!」
162 :
アレ??:04/01/29 21:46 ID:qYD/j06I
しまった!香奈タンへのレスは「BY・Z」でつ!
やべ、立ってきた。
おおっ、ついにエロ突入か!
くぅぅぅっ、久美タンのつるつるのドテ…たまんねぇ。ハアハア!!
ロリータ体型のボク少女が仲間の前でどんなふうにいたぶられるのか…みものだぜ。
アレ??の旦那、いつもありがとよ。
また書けるときが来たら続き読ませてくれ。
良い週末をな!
香奈 「こら、レフェリー!!久美はギブアップしてるわっ・・・・・・
はやくZを止めなさいよぉっ!!」
こずえ「ひ、ひどいっ!こんなの試合じゃないわっ・・・・・・!」
(激高するふたり。スクリーンの画像を見ないようにしながら)
ナイスワーク。
良いウィークエンドを過ごして下さいね。
続きは気長に待ってます。
戦闘をキッチリやるとエロも映えますな。
期待して待っとります。
167 :
アレ??:04/02/01 22:13 ID:R9fHWHpx
>>163さん〜
>>166さん
ただいまです!皆さんのご期待に応えられるよう、今週も頑張っていきまつので、
応援ヨロシクお願いしますです!
168 :
アレ??:04/02/01 22:14 ID:R9fHWHpx
幼い頃から周りの人たちに「可愛い名前だね」と言われ、自分でもとても気に入っている“桃井久美”という名前を、いやらしい駄洒落で茶化された美少女剣士の泣き濡れた幼い顔が屈辱と羞恥で真っ赤に染まる。
(ボ、ボクの名前は久美だ!“ちくび”なんかじゃない!!)
しかし、素っ裸で仰向けに大の字になっているという情けない姿では、どんなに怒りの炎を燃やそうとも、迫力ないことこのうえない。
真由子やまり子も、キリキリと歯噛みしながらZを睨みつけたものの、彼女の冷たい眼と視線を合わせた途端、悔しげにうなだれてしまう。
今、主導権を握っているのは紛れもなくZなのだ。
もし、迂闊に彼女のカンに触るようなことを口に出せば、次の瞬間には彼女の持つ「久美の愛刀」が無防備な「元の持ち主」の小さな体に振り下ろされるかも知れない。
皮肉なことに今の三人が久美の為にできるただひとつのことは、喉元まで出かかった罵声を必死にこらえ、うつむいて泣きながら、残る試合時間が早く過ぎて行ってくれることを祈ることのみであった。
しかしよく見れば、大きなデジタルタイマーが示す残り時間はなんと21分45秒もある。
そう、Zの逆転の蹴りが久美の鳩尾にめり込んでからここまで、まだ2分半しか経っていないのだ。
「ふふふ、すっかりおとなしくなっちゃって・・・・・・ほら見てよ“ちくび”センパイ!お仲間たちが全員下を向いちゃったわよ!試合前にナンか悪いモノでも食べたのかしら?ねえ、“ももいろちくび”センパイ?」
楽しげなZの声に、思わず自陣のほうを向いた久美の瞳に写ったもの・・・・・・。
それは、泣きじゃくる真由子たち三人と、体育館を一杯に埋め尽くした全校生徒たち、そして大スクリーンにどアップになった、汗まみれの自分の性器だった。
169 :
アレ??:04/02/01 22:16 ID:R9fHWHpx
(そ・・・・・・そんな・・・・・・ウソだ・・・・・・ウソだよぉ・・・・・・こんなコトが・・・・・・現実にあるわけないよぉ・・・・・・)
全校生徒たちが注視する大スクリーンに映し出された、自分自身の局部を見せつけられたショックのあまり、羞恥心の強い潔癖な美少女剣士の頭の中は真っ白になり、思わず意識が朦朧としてくる。
そうだ、いっそこのまま気を失ってしまえたら、どんなに楽だろう・・・・・・?
失神することによって、必死にこの忌まわしい現実から逃避しようとした久美であったが、残念なことに、Zはそんな彼女の心の動きに気付かぬほどの間抜けではなかった。
「ふふふ・・・・・・“ちくび”センパイったら!試合中に寝るだなんて、なぁんてお行儀の悪い娘なんでしょ!そんな娘にはキツイお灸を据えてあげなくちゃ!」
そう言うなり彼女は大の字に倒れている美少女剣士の滑らかなお腹に手を伸ばし、可愛らしいお臍の下あたりを思い切り、力任せに抓り上げたのだ。
「ひぎぃいーーーーーっ!!」気を失うことすら許されない、哀れな生贄の絶叫が体育館内に響き渡る。
「ふふふ、わたしね、チョコマカ動く“ちくび”センパイをひと目見たときから、むかし家で飼ってたハツカネズミにそっくりだと思ってたのよ!」
久美のお腹を抓っていた指の力を少しだけ緩めながら、Zは激痛のあまり息も絶え絶えの美少女剣士をからかうように笑いながら言う。
「ね、“ちくび”センパイ!“チュウ”って鳴いてみてよ!“チュウ”って!それぐらいカンタンでしょ?鳴いてくれたらもう抓らないであげるから、ね?“ちくび”センパイ!」
香奈 「キィーーッ!!むかつくう!!」
こずえ「Z・・あんた、どこまで、憎たらしいのぉっ!!」
(腹わた煮えくりかえる。でもおかえりなさい♪)
しかしえげつないな、悪の生徒会のやり口は…。
でも、久美タン責めは、うんとエロくたのんまっせ。
ぐふふ。
172 :
アレ??:04/02/02 21:09 ID:rFPILzGt
>>170 香奈タン
(ふふふ、どうぞ好きなだけ憎んでちょうだい!
それが私のパワーになるんだから!)BY・Z
>>171さん
おう!まかしときなって!ぐふふ。
173 :
アレ??:04/02/02 21:15 ID:rFPILzGt
楽しげなZの言葉を耳にした真・自治会のリーダー、真由子がたまらずに大声をあげる。しかしそれは憎みてあまりある敵への罵声ではなく、泣きじゃくりながらの哀願であった。
「も、もうやめて!もう充分でしょう!あ、あなたが強いのはよくわかったわ!だからもう許してあげて!く・・・・・・久美ちゃんを・・・・・・もう、いじめないで・・・・・・お願いだからぁ・・・・・・うっうっ・・・・・・」
親友をいたぶられることに耐え切れず、敵に泣訴する美少女の必死の言葉を聞いたZは、美少女剣士から奪い取った竹刀を振りかざし、固い柄の部分を久美の泣き濡れた顔の前で突き刺すように上下させながら言う。
「うるさいわねぇ!これからが本番だっていうのに水をささないでよ!あ〜ムカついちゃった!もうこれからは、センパイたちがナンかひとこと言う度に“ちくび”センパイの綺麗な歯を一本ずつ叩き折ってやるからね!」
「な・・・・・・」「う・・・・・・」「ひっ・・・・・・」とても15歳の少女の口から発せられたとは信じられないほどの、あまりにも非情な宣告に言葉を失う三人を鋭い目で睨みつけながら、Zはゆっくりとドスの利いた低い声で続けた。
「可愛いお友達が、血まみれの歯抜けババァになるトコなんて見たくないでしょ?だったらおとなしく口を閉じててくださいよ、センパイたち!」
こうなっては真由子らも、Zへの怒りと、久美に何もしてやれぬ情けなさに血の出るほど唇を噛み締めながら、うつむいてすすり泣いているよりほかに為すすべがなかった。
そんな三人の様子を満足げに見やったZは、相変わらず大の字で仰向けに転がされ、恐怖に怯えてガタガタと震えている、惨めな全裸の美少女剣士に視線を移すと、その可愛らしいお臍の下に指を伸ばす。
「さあ、“ちくび”センパイ!さっきの続きよ!“チュウ”と鳴きなさい!ほら早く!!」
この年下の美少女の恐ろしさを、これ以上はないというほどたっぷりと骨身に刻み付けられた久美には、もう選択の余地など残っていなかった。
174 :
名無しさん@ピンキー:04/02/02 21:17 ID:405lraPP
香奈 「だめっ!‘チュウ’なんて鳴いたら絶対にだめっ!!」
こずえ「Z!あんた、いい加減にしなさいよ!」
(少女たちの怒りは頂点に達したヽ(`Д´)ノ)
よっしゃぁ、SMぽくなってきたぞ!
いいねぇ、仲間の許しを請う真由子の泣きっぷり。
アレ??の旦那もどこまでも久美タンを貶めるつもりだな…
この人でなしめが!(褒め言葉w)
この際前歯の一本二本くらい折っちゃおうよ
血だらけ、涙目、歯抜けの嗚咽・・・もうハァハァでつw
178 :
アレ??:04/02/03 21:32 ID:h2WYJQn4
>>175 香奈タン
(ご・・・・・・ごめんね・・・・・・みんな・・・・・・
ボク・・・・・・もう・・・・・・ダメみたい・・・・・・)BY久美
>>176の旦那
ありがトン!最高の褒め言葉だよw
でもまだ第一試合だしね。ボチボチと小手調べだな。
しかし、まり子先生まで長いな・・・・・・。いい加減挫けそうになるよ。
しかも、構想では試合後の描写ほうが長かったりするんだな。
まあ、あくまでもまだ脳内妄想の段階だけどね。
179 :
アレ??:04/02/03 21:33 ID:h2WYJQn4
「いやぁーっ!桃井先輩!しっかりしてえ!」「Zのバカぁっ!あんたなんか死んじゃえ!」真・自治会派の生徒たちの、涙混じりの罵声、怒声、そして声援がすすり泣く美少女剣士の耳にぼんやりと聞こえる。
普段の久美であれば、大好きな仲間たちの声を自分の力に変えて、どんなに強大な敵に対しても臆せずに立ち向かっていっただろう。
しかし、今回ばかりはどうしようもなかった。なにしろ両腕・両脚を麻痺させられ、全裸で大の字に転がされ、幼い顔の上に奪い取られた自分の愛刀の柄を擬せられているのだ。
しかもその惨めな姿を、全校生徒が注視する大スクリーンにどアップで映しだされてしまっている。
年下の美少女にあっさりと敗れてしまった惨めさと悔しさ、簡単に四肢の自由を奪われてしまったショック、そして全裸に剥かれてしまった恥ずかしさ・・・・・・その他諸々の感情が久美の脳内で渦巻いていた。
そしてそれは、羞恥心の強い、潔癖な美少女剣士が耐えられる限界を遥かに超えていたのだ。
ふと見れば、頼みの真由子、千草、そしてまり子先生までが、がっくりとうなだれてすすり泣いているではないか。
そう、今、久美に救いの手を差し伸べてくれる人間など、この会場内の何処にもいないのだ。心の芯をヘシ折られ、17年間の人生最大の絶望感を味わう久美に、Zの非情な声が浴びせられる。
「わたしは“チュウ”と鳴きなさい、って言ったはずですけどぉ?もしかしてシカトしてるんですか?さすが、いい根性してるわね!“ちくび”センパイったら、そんなにお腹を抓って欲しいんだ?」
そう言うなり、彼女は久美の柔らかな下腹部を思い切り抓り上げた。
「いぎぃぃぃ!!」さっきより強烈な激痛に、再び絶叫する美少女剣士だが、今度はZの指先の力が弱まることはない。
やがて、痛みのあまり歯を喰いしばっていた久美の口から、か細い声が漏れたのだった。
「・・・・・・ち・・・・・・ちゅう・・・・・・」
挫けそうになるのも無理ないよ
一度自分で脳内妄想食い尽くすと飽きるんだろうし
毎日かかさず投稿せんでも書きたくなった時でいいっすよ
ノリ悪い時に無理して書いてもあんまし面白くならんかもだし
そんなことないよ!すごく面白いよ!
アレ??さま、いつもありがとう!
この話って、壮絶なバトルの末に、正義のヒロインが
エッチぽく虐められる話ですよね?
こんなふうに屈辱であればあるほど萌えます。好きです。
わがまま言えないけど、好きなように好きなペースで
書いてくださいね。いつも楽しみにしてます。
ついに鳴いちまったか…。
あとは下り坂を転げ落ちるだけだな、久美タンも。
アレ??の旦那、調子の良いときにまた続きたのんだぜ。
こっちは空手の女先生がズタボロにされて
大恥かかされるのが楽しみなんだからな。
183 :
アレ??:04/02/04 22:00 ID:ZpfsvHfx
みんな、ありがトン!
みんなの応援のおかげでまたヤル気が出ましたです。
また、コツコツ積み重ねていこうと思ってまつので、どうか応援して下さいね。
184 :
アレ??:04/02/04 22:05 ID:ZpfsvHfx
(ふふふ・・・・・・とうとう堕ちたわね!たったひと声でも、鳴かせちゃったらもうこっちのモンよ!)
泣きじゃくりながら久美が発した、か細い惨めな鳴き声を耳にしたZは内心の歓喜を押し殺し、冷たい笑みを浮かべて全裸の美少女剣士の滑らかな下腹部を抓っていた指を放す。
そして屈辱にむせび泣く哀れな生贄に、バカにしきった調子で声をかけた。
「まあ!良く言えたわね!えらいわよ、“ちくび”センパイ!」そこでいったん言葉を切り、悪戯っぽく笑いながら続ける。
「でも、そんなに小さな声じゃあダメね!周りの声がこんなに喧しいんだもの、わたし以外の誰にも聞こえなかったわ!さあ、今度は抓らずにいてあげるから、みんなに聞こえるように大きな声で“チュウ”と鳴きなさい!」
その非情な命令に、久美はくなくなと首を振りながら情けない泣き声で抗った。
「も・・・・・・もうやだぁ・・・・・・も、もうやめて・・・・・・ゆるしてよぉ・・・・・・」
しかし、その哀願に対するZの返答は冷酷非情なものだった。
「あっそ!イヤなのね?ならいいわ!今度は“ココ”をおもいっきりひん剥いてやるから!さあ、覚悟はいいわね?」
そう言いながら、美少女剣士のつるつるに剃り上げられた、ぷっくりと膨らんだ恥ずかしいドテの部分を、長い人差し指と親指でそっとつまんだのだ。
「ひいぃーっ!や、やめて!お願いだから!ソコはやめて!ゆるしてえぇ!」
恐怖のあまり、真っ青になって絶叫する久美に、Zが冷たく命ずる。
「やめて欲しいんなら、さっさと鳴きなさい!言っとくけど、さっきみたいな小さい声だったら許してあげないからね!この会場中に響くぐらいに大きな声で、わたしが“よし”と言うまで何度でも叫ぶのよ!さあ、サン、ハイ!」
「ヒッ!ち、ちゅう!・・・・・・チュウ!・・・・・・ちゅうぅぅぅっ!!」
無毛の恥丘をピシャリと叩かれた哀れな美少女剣士は、全校生徒たちの注視する中、もはや恥も外聞もなく一匹のネズミと化したかのように鳴(泣)き喚くのだった。
おおうっ、ゾクゾクするぜぃ!
Zタンのどこまでも見下した態度と
ついに心を折られた美少女剣士タンの
惨めな鳴き真似に萌え!!
アレ??の旦那。
あんた、いいぜ!いけてるぞ!
こずえ「久美はもう鳴いたわ!いい加減に終わりにしなさいよ!」
香奈 「Z…ちょ、ちょっと…あんたどこ触ってるの!?」
187 :
アレ??:04/02/05 19:40 ID:J0os23B+
>>185の旦那
>>186 香奈タン
ス…スマソ…風邪をひいてしまいましたです・・・・・・
かなりヤバイでつ・・・・・・
日曜の夜にはいつものように復活してると思うんでつけど・・・・・・
三日ほどお待ち下さいです・・・・・・ホントにごめんなさい・・・・・・ガクッ。
ゆっくり静養してくらさい
香奈 「アレ??の先生、はやく良くなってね…チュッ☆」
アレ??の先生にはレズリンチの世界を突き進んでもらうとして
もう一人くらい作家がきてほしいな個人的には
191 :
アレ?? :04/02/08 21:21 ID:vgaqrCCz
「ちゅう!・・・・・・ひっく、ううっ・・・・・・チュウ!・・・・・・」
あの誇り高い天才美少女剣士・桃井久美が、年下の女の子に命じられるがまま、素っ裸で泣きながら大声でネズミの鳴き真似をしている・・・・・・!
信じられぬ出来事を目の当たりにして、真・自治会派の生徒たちのみならず、敵であるはずの生徒会の応援団たちまでが言葉を失ってしまっていた。
(う・・・・・・うそよ・・・・・・あの強い久美ちゃんが・・・・・・あんな恥ずかしいことを・・・・・・)
しかし、それは紛れもない現実であった。その証拠にすっかり静まり返ってしまった広い体育館中に、惨めな天才美少女剣士の泣き喚く声が響き渡っているのだから。
そして、惨めさのどん底にいるという意味では真由子たち三人も同じだった。
全裸で大の字にされた久美の恥ずかし過ぎる鳴き真似を聞かされているというのに、椅子に繋がれた彼女達は耳を塞ぐことさえできず、ただがっくりとうなだれてすすり泣くことしかできないのだ。
それとはまったく対照的に、反対側に陣取る蘭子たち三人は大スクリーンを眺めながらケラケラと笑い転げていた。
「ホホホ、可愛らしいネズミさんねぇ!さぁ、もっと大きな声でお鳴きなさいな!」
敵の総帥の嘲笑を耳にした天才美少女剣士の泣き濡れた幼い顔が屈辱に歪む。
「ち、ちゅう!・・・・・・も、もうダメ・・・・・・ゆ、許して・・・・・・」
あまりの惨めさと恥ずかしさに、とうとう耐え切れなくなった久美は情けない声でZに哀願した。しかし、冷酷な年下の美少女は哀れな先輩に冷たく言い放つ。
「“ゆるして”ですって?“ちくび”センパイ、負け犬・・・・・・いいえ、“負けネズミ”の分際で随分と偉そうな口を訊くじゃないの?それが他人(ひと)にモノを頼む態度なの?」
再びつるつるのドテをつままれ、恐怖に怯えきった久美は、慌てて絶叫した。
「ひぃいっ!ゆ、ゆるして、くださいっ・・・・・・」
香奈 「も、もうとっくに負けてるのにひどい!」
こずえ「やめて!こんなの試合じゃないわっ!!」
193 :
名無しさん@ピンキー:04/02/09 01:38 ID:BUqlsqoT
風は大丈夫ですか。
楽しく読ませて頂いてます
194 :
名無しさん@ピンキー:04/02/09 01:40 ID:BUqlsqoT
風ー>風邪
チュウチュウ…
早くいじめて
チュウ
196 :
アレ?? :04/02/13 23:29 ID:yXJQjIUF
>>195さん
おおっ!凄いタイミング!
え〜とじつはですね、
>>191をカキコした翌日にモデムがあぼ〜んしまして、やっと今日新しいのが届いたんでつよ。
心配かけてごめんなさい!
また明後日(スマソ!明日はムリでつ)から頑張りますので、どうか応援してくださいです。
197 :
アレ??:04/02/13 23:31 ID:yXJQjIUF
とうとう憎むべき敵、しかも年下の相手に敬語を使って哀願するはめになってしまった久美の小さな胸は屈辱で押し潰されそうになる。
しかし、大の字の股間をつままれていてはどうにもならないのだ。
年上の美少女剣士の涙ながらの言葉を聞いたZは、相変わらず冷酷な笑みを浮かべたまま楽しげに問いかけた。
「えっ?ナンて言ったの?“ちくび”センパイ・・・・・・いいえ、“ちくび”!
・・・・・・そうよ、アンタなんかただの“ちくび”で十分だわ!ふふふ、“ちくび”!さっきナンて言ったのか、よく聞こえなかったからもう一度言ってごらん!」
もはや敬語すら使われずに、バカにしきった調子で命じられた久美は惨めさのあまり、まるで頑是無い幼女のように泣きじゃくる。
「うええん・・・・・・ひっ、ひろ(ひど)いぃ・・・・・・えぐっ、あっ、あんまりよぉ・・・・・・うっうっ・・・・・・もう・・・・・・ひっく、もう、いじめないでぇ・・・・・・」
(ああっ、久美ちゃん・・・・・・)(ちくしょう!ちくしょうっ!)(な、なんということを・・・・・・Z、鬼龍院さん、あっ、あなたたちは人間じゃないわ!)
うつむいてすすり泣く真由子たち三人の目は固く閉じられていたが、塞ぐことの出来ぬ両の耳には親友、そして教え子である美少女剣士のしゃくり上げる声が容赦なく入り込んでくるのだ。
さらには、Zの氷のように冷ややかな声も。
「ふふふ、“ちくび”!あんたバカなの?さっきわたしが言ったこと、もう忘れちゃったみたいね!」
言うなり、Zは久美のドテをつまみ上げていた親指と人差し指に思い切り力を込める。
「ぐぎいぃいぃぃぃ!」
その瞬間、とても可愛らしい天才美少女剣士の口から発せられたとは信じられぬほどのケダモノじみた絶叫が体育館中に響き渡った。
198 :
名無しさん@ピンキー:04/02/14 21:51 ID:rsB8yjr/
たまたま昨日確認しなかった時に
書き込まれてる(・∀・ )
もう来てくれないかとおもた
いやん、呼び捨てのうえ
‘ちくび’呼ばわりなんて…
感じちゃうよぉ。
もっといじめて、チュウ〜
これで、大柄デブっぽい女の子で、豚の鳴きまねさせられるのが個人的にドツボです。
201 :
アレ??:04/02/15 21:39 ID:xIt9W746
>>198さん
>>199さん
ご心配おかけしてホントに申しわけ。
でもご安心を。
こんなに熱心に応援して下さる読者さんがいる限り、限界までやらせて頂きますです。
202 :
アレ??:04/02/15 21:40 ID:xIt9W746
全校生徒が注視する大スクリーンには、つねり上げられたことによって露わにされてしまった久美のワレメの中身、つまり、汚れを知らぬサーモンピンクの肉ヒダがどアップで映し出されている。
同性の性器をもろに見せ付けられてしまった、年頃の純真な少女たちの悲鳴が体育館内を嵐のように駆け巡った。
「どう?“ちくび”!これで自分の立場がよくわかったでしょう?」
その悲鳴を心地よさげに聞きながら、哀れな美少女剣士のつるつるに剃り上げられたドテを思い切りつねるZが楽しげに笑う。
「・・・・・・・・・・・・!!」生まれて初めて体験させられた凄まじい激痛のあまり、久美は返事することも出来ずにポロポロと涙をこぼしながら必死で歯を食いしばり、ガクガクと頷いた。
すると、指先の力を僅かに緩めたZはニヤニヤと笑いながら猶も追い討ちをかける。
「頭を動かすだけじゃ判らないわ!はっきりと言葉に出して言いなさい!こんなふうにね!・・・・・・」
冷酷な美少女に何事か囁かれた大の字姿の美少女剣士は、もはや抗う気力もなく、恐怖に怯えながらコクコクと頷くしかない。
「ふふふ、ちゃんと覚えたわね?さあ、“ちくび”!会場中に聞こえるように思い切り大きな声で言いなさい!」
哀れな対戦相手を蔑みきった、冷たい声でそう言ったZは、先程まで美少女剣士のドテをつまんでいた指を離し、同じその指でつるつるの秘丘をパチンと弾く。
すると、久美は自暴自棄になってしまったかのように、教えられたあまりに惨めで屈辱的な言葉を、大声で泣き喚きながら復唱し始めるのだった。
「ちっ!チュウ!・・・・・・ボ、ボクはぁっ・・・・・・!惨めなドブネズミの・・・・・・も、“ももいろちくび”ですぅっ!ちゅうっ!・・・・・・うっうっ・・・・・・」
俺もバトル漫画描くから見てね
204 :
名無しさん@ピンキー:04/02/16 00:25 ID:haBVtJq5
最高です
毎日これを見るのが一番の楽しみです
次の展開が毎回きになる
>>203 是非書いてください。
オレも何かかければなあ・・・
205 :
アレ?? :04/02/16 20:46 ID:ZS5mlBV7
>>203さん
マジですか?是非とも読ませて頂きたいでつ!
すっげー楽しみにしておりますです!頑張って下さいね!
>>204さん
ありがトン!
何度もカキコするようでつが、ホント、皆さんの応援レスこそがパワーの源です!
これからもよろしくお願いしますです!
206 :
アレ?? :04/02/16 20:49 ID:ZS5mlBV7
惨めというにはあまりにも悲惨な、美少女剣士の涙の宣言を聞かされた真由子、千草、まり子の三人、そして真・自治会派の生徒たちはただ泣きながら心の内でZ、そして蘭子たちを呪うことしか出来ない。
静まり返った体育館内には、可哀想な久美の泣き喚く声だけが反響していた。
「うっうっ・・・・・・ひっく、えぐっ・・・・・・ああ・・・・・・み、みんなぁ・・・・・・!こっ、これから・・・・・・ボッ、ボクのコトは・・・・・・ひっく・・・・・・ち、"ちくび"って・・・・・・よ、呼んでねぇっ!・・・・・・わあぁぁっ!・・・・・・うええぇぇぇん!」
教えられた台詞を言い終え、惨めさのあまり幼女のように泣きじゃくる天才美少女剣士。
涙と鼻水を噴き零す、その情けない顔を楽しげに見下ろしていたZは何を思ったか、いきなり久美の股の間、女の子にとって最も大切なワレメにそっと左手の人差し指と中指
を這わせた。
「ヒッ!な、なな何を!」
泣き濡れた幼い顔を真っ赤に染めて引きつった悲鳴を上げる美少女剣士に構わず、Zは長い二本の指で久美の一番恥ずかしい部分を、スリットに沿ってゆっくりと撫でる。
そしてZは、美しい顔に軽蔑の笑みを浮かべながら、あまりのことに歯の根も合わずにワナワナと震えているプチな美少女に向かって口を開いた。
「ふふふ、"ちくび"ったらナンていやらしい娘なの!この状況で、こんなにおまんこを濡らしてるなんて!」
そう言いながら、その二本の指を久美の目の前に近づける。
「ひっ、い、いやぁ!」(濡らしてるだなんて、そ、そんなわけないよおっ!)
泣きじゃくりながら顔を背けた美少女剣士だったが、そのこめかみを愛刀の柄でトントンと軽く突つかれては、恐怖に怯えきった目を開いて相手の指を見つめるしかなかったのだ。
わお!
エロくなってまいりました(;´Д`)ハァハァ
これからもうんといやらしくたのんまっせー、旦那!
208 :
名無しさん@ピンキー:04/02/16 22:55 ID:haBVtJq5
いいですね
もっともっと辱めてください
久美の恥ずかしがる顔が頭に浮かぶよ
おぉーコレだよコレ。こーいうの大好き。
アレ??さん、毎度毎度グッジョブ。
もう逆転はないの・・・?
211 :
名無しさん@ピンキー:04/02/17 19:58 ID:OE2pJWBx
うん…確かにやられっぱなしは嫌だな…逆転して欲しい
212 :
アレ?? :04/02/17 20:22 ID:daILIdxQ
>>207さん〜
>>209さん
ありがトンございますです。
多少疲れていても皆さんにレスを頂く度に、ホント、ヤル気が出まつよ!
>>210さん
>>211さん
まあその、アトが三つもつかえてまつのでね。あまりやり過ぎるとネタ切れになってしまう恐れが・・・・・・。
それに、オレもまり子先生の試合を早く書きたいと思ってますので、そこはホントにごめんなさいです。
213 :
アレ?? :04/02/17 20:25 ID:daILIdxQ
「どう?見えるでしょう"ちくび"?わたしの指がアンタのマン汁でベッチョリ濡れてるのが?」
嘲り笑うZの二本の指先には、確かに汗や尿とは明らかに違う、粘度の高い液体が付着しており、天井のカクテル光線と撮影用のライトを反射してキラキラと輝いている。
「ひっく、うっ・・・・・・うそだよぉ・・・・・・そんなこと・・・・・・うっうっ・・・・・・」泣きながら必死にかぶりを振る久美に、年下の美少女は、久美の全存在を否定するかのような情け容赦のない罵声を浴びせかけた。
「ホントはわたし、今日、"高校剣道界を代表する天才美少女剣士"と対戦するのを楽しみにしてたのよ!それなのに・・・・・・"ちくび"、アンタにはあきれたわ!ナニよ、ただの弱っちい変態マゾの露出狂じゃないの!」
「ちっ、ちがうぅ・・・・・・ひっく・・・・・・」猶もかぶりを振りながら泣きじゃくる美少女剣士の情けない姿を見て、Zは痺れるような嗜虐の快感を堪能する。
「ナニがちがうの?え?"ちくび"?じゃあコレはナンなの?この汚らしい体液は?」
そう言うなり、真性Sの本性を露にしたZは、指についた汁を久美の可愛らしい鼻の下に乱暴になすり付けた。
「ああぅ・・・・・・ひっ・・・・・・や、めぇ・・・・・・てえぇ・・・・・・」自分自身の淫臭を思い切り嗅がされるはめになった美少女剣士は、もはや恥ずかしさのあまり半失神状態だ。
だが、そのまま許してやるほどZは甘くはない。奪った竹刀の柄で、久美の顔すれすれのマットを思い切りドンと突き、恐怖に怯えた哀れな生贄の目を覚まさせると、居丈高に問いかける。
「ナニのんきに寝てんのよ!このわたしが訊いてるのよ?さっさと答えなさい!さあ"ちくび"、今アンタの鼻の下に付いてる、クサい液体はナンなのっ!?」
ゴルァ!!Zぉっ!
久美タンの愛液は
クサくなんかないぞ!w
216 :
アレ?? :04/02/18 20:37 ID:RxdrToIC
「ああ・・・・・・ひっく、えぐっ・・・・・・ひっひっ・・・・・・」
天才美少女剣士・桃井久美ともあろう者が、全校生徒が見ている前で憎むべき年下の相手に惨めな敗北を喫した挙句、これ以上はないほどの辱めを受けているにもかかわらず、股間を濡らしてしまったなんて・・・・・・。
信じがたい事実を見せ付けられてしまったショックで、真っ白にぼやけた久美の頭の中を、先程Zに浴びせかけられた"変態マゾの露出狂"という言葉が、何度も何度も繰り返し反響していた。
そんな彼女に、Zが冷たく問いかける。
「ちょっと、訊いてんでしょ?アンタの鼻に付いてるモノはナニかって!」
だが、羞恥心の強い美少女剣士が、そんな質問に答えられるはずもなかった。
(いっ、言えない・・・・・・そんな恥ずかしいこと、言えるわけないよおっ!)
まるで気が狂ったかのように、ぐしゃぐしゃに乱れた髪を滅茶苦茶に振りながら泣きじゃくる久美を見下ろすZは、舌なめずりしながら楽しげに口を開く。
「ふ〜ん・・・・・・。"ちくび"ったら、またシカトする気なんだ?・・・・・・そうよねえ、"ちくび"はいじめられて感じる変態マゾなんだもんねぇ!
わたしのミスだったわ!アンタを嬲りものにするつもりが、喜ばせてやってただけだなんて!そうでしょ?"ちくび"!ちょっとおまんこ抓られたぐらいじゃアンタ、気持ちイイだけなんでしょ?」
だが、嘲り笑う年下の美少女の揶揄を耳に入れまいとするかのように、久美は大声で号泣し続けるだけであった。
「あらあら"ちくび"ったら、どこまでもシカトするつもりなのね?仕様のない娘ねえ・・・・・・!こうなったら、わたしにも考えがあるわ!
もう、さっきまでのように優しくしてあげたりはしないからね!さあ"ちくび"、覚悟はいいわね?」
217 :
名無しさん@ピンキー:04/02/18 21:46 ID:eCHCnQBk
いい!!(・_・;)
あんまり焦らさないで
はやくいぢめて!!(;´Д`)ハァハァ
219 :
名無しさん@ピンキー:04/02/18 23:07 ID:zlf2kRA8
220 :
名無しさん@ピンキー:04/02/18 23:12 ID:6DGZQJmb
久美タンの愛液のにおいはきっともぎ立ての桃の香り。
久美タンのちくびはきっと野苺のようにプリプリ。
この戦いが終わったら、漏れとつきあってホスィ(;´Д`)ハァハァ
222 :
名無しさん@ピンキー:04/02/19 18:25 ID:9/bHsJwN
↑落ち着け(;´Д`)ハァハァ
(;´Д`)ノシ∩ ハァーハァーハァハァーハァーハァハァハァーハァー
79ハァ
224 :
アレ?? :04/02/19 21:12 ID:3TffnQIN
うう・・・・・皆さんホントにありがトンございますです(涙)。
頑張りまつので、これからも応援ヨロシクお願い致します。
・・・・・・と言いつつ残念なお知らせが。
明日・明後日の週末はお休みさせて頂きますです。
また日曜の夜にお会いしましょうね。
・・・・・・ところで、香奈タンとこずえちゃんはどこへ行っちゃったんでしょうか?
225 :
アレ?? :04/02/19 21:13 ID:3TffnQIN
「ひいっ!いや、いやぁ・・・・・・」(こ、これ以上なにをする気なのぉ?もうやめてぇ!許してよおっ!)
恐ろしい宣告を受け、小さな裸身をガクガクと震わせる久美の哀願など耳にも留めず、Zは後ろから美少女剣士の両脇の下に手を差し入れると、その上半身を軽々と引き起こす。
そうして、哀れな生贄の泣き濡れた顔が真由子ら三人と正対する位置に来るよう、自分に寄り掛からせるように座らせると、痺れてまったく動かせない久美の両膝の下に手を入れ、思い切りMの字型に大股を開かせた。
「キャアーッ!!」「ヒイーッ!」「いっ、いやあぁぁっ!!」
その途端、体育館を埋め尽くした、ミッション系の全寮制名門女子高に通う、年頃の純真な少女たちが一斉に金切り声を上げる。
それも当然だろう。
大スクリーンには、いわゆる"シーシー"ポーズをとらされた天才美少女剣士の汗と秘蜜にまみれてヌラヌラと光る恥ずかしいワレメだけでなく、その下の、スミレ色の小さなアヌスまでがどアップで映し出されていたのだから。
その悲鳴を聞いた真由子ら三人はハッと顔を上げたものの、目の前の恐るべき光景を見た途端、慌てて泣き濡れた顔を背け、がっくりとうなだれてしまった。
「やっ・・・・・・やめてぇ・・・・・・やめて、くっ、くださいぃひぃ・・・・・・」
汗で蒸れた尻たぼの狭間に冷たい空気を感じ、とらされたポーズのあられもなさに、久美は真っ赤に染まった幼い美貌を歪め、泣きじゃくりながら必死に哀訴する。
だが長身のZは冷酷な微笑を浮かべながら、プチな美少女剣士の背中を長い両足で挟むように腰を下ろすと、彼女の両膝の間に自分の両膝を入れて自身の下腹の上に座らせ、そのままガバッと股を開いた。
それはまるで、幼い子供が大股を開いて父親の膝の上に寄り掛かって座っているようにも見えた。
そして、そんな惨めな姿勢をとらされてしまった久美の股間は、明るいライトに照らされて、今まで仰向けにされていたとき以上に、それこそ誰の目にも丸見えにされてしまったのだった。
226 :
名無しさん@ピンキー:04/02/19 21:42 ID:9/bHsJwN
漏れも気になってたけど
香奈タン達は、アレ??さんが帰って来た事を知らないのかな。
残念です
香奈 (あ、あれが久美の……ゴクッ)
こずえ(すごいっ、キラキラ光ってる……)
ふたりとも見てはいけないと思ってるのに、お互いを気にしながら
チラチラと画面を盗み見ては、目のまわりを赤くさせてしまう。
ふと見ると、まわりの女の子たちも何となくそわそわしている。
>アレ??の先生
んもう、レズっ気のあるあたしたちの反応を見て
楽しんでるんでしょ。すけべ!!
これからもっとエッチな展開になったって、あたしたち
変な気分になったりしないもん…
たぶん…
(BY香奈)
久美タンと結ばれたい
(;´Д`)ハァハァ
ついでに我慢出来なくなってレズり始める
香奈タンとこずえタン
キボンヌ
229 :
アレ?? :04/02/22 20:54 ID:j92X+zu7
230 :
アレ?? :04/02/22 20:55 ID:j92X+zu7
「ああ・・・・・・いや・・・・・・いやあ・・・・・・」
年下の美少女に、全裸の大股開きで、前後の秘奥が丸見えの膝抱っこをされているという情けない姿を、全ての生徒たちに見られている・・・・・・。
筆舌に尽くしがたい惨めさと屈辱に打ちのめされ、頑是無い幼女のようにしゃくり上げる久美の泣き声を楽しげに聞きながら、Zは左手に持った竹刀をそろそろと動かす。
「ひっ・・・・・・?」
殆んど180度近くまで大きく開かされてしまった股間に、恐るべき違和感を覚えてその部分を見下ろした途端、それまで真っ赤に染まっていた美少女剣士の幼い美貌が真っ青に変った。
それも当然だろう。
なんと久美の、いや、全ての女の子にとって最も大切な部分・・・・・・ライトに照らされて濡れ光るワレメのちょうど中心に、彼女自身の愛刀の柄がピッタリと押し当てられていたのだから。
「やっ、やめてぇ!やめてくださいぃ・・・・・・おねがい、お願いします!いや、いやだよぉ・・・・・・」
Zが何をしようとしているのかを反射的に理解した久美は、泣きじゃくりながら必死に哀願する。
「おねがい、し、します!そっ、それだけはぁ・・・・・・えぐっ、そんなひっ、ひどいことだけは・・・・・・ゆっ、許してください!ひっく、おっ、お願い!やめて、くだ、くださヒぃっ!」
気が狂ったように髪を振り乱して大声で泣き喚き、憎むべき敵に必死に許しを請う彼女には、もはや恥や外聞どころか、惨めさや屈辱を感じる余裕すらも失われていた。
そう、今の久美の頭の中にある感情は、たったひとつだけ・・・・・・処女を奪われることに対する恐怖だけだったのだ。
(いやだ、いやだよぅ!こんな、こんな場所で!みんなが見てる前で!竹刀なんかを突っ込まれて!そんなの酷すぎるよおっ!ああ、神さま助けてください!どうして?どうしてボクがこんな目に・・・・・・!?)
恐怖のあまりパニックに陥ってしまった美少女剣士の咽喉から、死に物狂いの絶叫が漏れる。
「やだぁ、やだよおっ!だ、だれかぁ!誰かたすけてぇ!お父さぁん!お、お母さんっ!マユちゃん、チイちゃん!ま、まり子せんせえっ!お、お願いですからぁ・・・・・・た、たすけてぇ・・・・・・うっうっ・・・・・・」
普通公衆の面前で、ここまでされたら自殺もんでしょ?
ここまでくると、舌を噛み切るくらいのことはやって欲しい処。
それはヌケない…個人的に。
香奈 「ひ、ひどいっ…久美にそんなことしないで!」
こずえ「いやっ…あたし、もう見てられないっ…」
(レス遅れてゴメンね。疲れてぐっすり寝てました; BY 中の人)
こらっ!
漏れの大切な久美タンにあんまり暴力的なことするなよ!
わかったか!?w
描いたキャラにHP、攻撃 防御、スピードなどステータス決めて
サイコロで戦わせて、その想像で抜いてる
236 :
アレ?? :04/02/24 20:19 ID:fo3aufIQ
>>233 香奈タン
>>234さん
いつも毎回のレス本当にありがトンございますです。
う〜ん、レスが付いてるのを見るだけで元気が湧いて来まつね。
>>235さん
ご自分でキャラ描かれてるんでつか?う〜、マジ見たいです・・・・・・是非うP希望しますです。
237 :
アレ?? :04/02/24 20:24 ID:fo3aufIQ
気が狂ったように髪を振り乱して大声で泣き喚きながら必死に助けを求める久美の声が、椅子に繋がれた真由子たち三人の耳にとび込んでくる。
(ああ・・・・・・く、久美ちゃん・・・・・・)(ちくしょぉ・・・・・・)(久美ちゃんっ・・・・・・!)
真由子と千草、そしてまり子は、仲間の危機に何もしてやれぬ悔しさと情けなさに歯をキリキリと噛みならし、せめて彼女の惨めな姿だけは目に入れまいと、固く閉じた両の瞼からぽろぽろと涙を零す。
"もし喋れば久美の歯を折る"とZに釘を刺されている為、恐怖に泣き喚く美少女剣士に声を掛けることさえ叶わず、ただうつむいてすすり泣く三人を代弁するかのように、観客席の親衛隊が泣きじゃくりながら叫んでいた。
「やめてぇ!Z!お願いっ!」「ひどいよぉっ!もう、許してあげてぇ!」「あ、あんまりよぉっ!あなただって女の子でしょう!どうしてそんな酷いことが出来るのっ!?」
だが、まるでそんな声を楽しんでいるかのように、Z、そして、その後方の蘭子たち三人は冷酷な微笑を崩さない。
「ひっく・・・・・・やめて・・・・・・やめてくださヒぃ・・・・・・えっく、お願い、おねがいしますぅ・・・・・・」
そして、涙と鼻水、そして涎までをも垂れ流しながら、うわ言のように哀願を繰り返す美少女剣士を膝抱っこしているZが、久美の形の良い耳に後ろから口を近づけ、冷たく笑いながら囁いた。
「ふふ・・・・・・"ちくび"、いくらバカなアンタでも、今、自分がどんな状況にいるか・・・・・・判るわよね?」
その問いかけに、久美はがくがくと頷くことしか出来ない。
濡れ光る恥ずかしいワレメには、相変わらずZが左手で握る久美自身の愛刀の柄がしっかりと押し当てられているのだ。
「ふふふ、露出狂のアンタには願ってもないシチュエーションね!嬉しいでしょう、"ちくび"?ロストバージンの瞬間を全校生徒に見てもらえんだから!さあ、"ちくび"!覚悟はいいかしら?」
だめだ!!
久美タンのお初は俺がいただくんだ〜!!
蘭子の下僕、女装させられてる美少年出てくるというのはどうでしょう?
「ら、蘭子さま……」とか言って、虐げられてる使用人の少年が登場。
女装男と愛剣のどちらを選ばせるか、とか。
>>239 よくもそこまでつまらんアイデア恥ずかしげも無くだせたな。
いつになったら第二試合始まんのよ……
239みたく俺のアイデアどうよ?とかいってるやつもうざいし
241みたく書いてる人のペースに文句言うやつもうざい
そして漏れもうざいわな
けど「女同士の壮絶なバトル」のはずだろ?
いつまでたってもレズリンチだとちょっと・・・
あんまり荒らさないでね
いちばん好きなスレなんだから。
まだまだ序の口なんだよ、きっと。
245 :
アレ?? :04/02/25 23:44 ID:a2lf8KAK
う〜ん、やっぱスレ違いだったのかなあ?
難しいことはよくわかんないけど
アレ??さんはここの神さまなんだから
好きなように書いて欲しいな・・
漏れもついてくから^^
あと、責めはあんましどぎついのより
間接的なのの方がいいなぁ・・
なんて我侭でスマソm(_ _)m
別に漏れはスレ違いだとは思わないけど
気になるんだったら別にやめてもいいんじゃない?
書くのも書かないのもアレ???氏次第だろう
漏れはドミネーションならストライクだがリンチはちと違う
(;´Д`)ええっ!?
250 :
名無しさん@ピンキー:04/02/28 02:36 ID:wvtuMu04
復活希望!!!!!!!!!!!!!!
251 :
名無しさん@ピンキー:04/02/28 11:32 ID:Or8AdPLf
今初めて見たが、このスレ面白すぎ!
第二試合カモーッ!
252 :
アレ?? :04/02/28 22:23 ID:FVcCBQtn
「いやぁ・・・・・・いやぁ・・・・・・ひっく、お、おねがいですから・・・・・・そ、それだけは・・・・・・それだけはぁ・・・・・・」
あまりの極限状態にもはや叫ぶ気力も失い、ただすすり泣きながら惨めな哀願を繰り返す美少女剣士に、Zが囁く。
「ふふ、そう、いやなの?"ちくび"?ま、当たり前よね?全校生徒に見られながら、自分の竹刀を突っ込まれてマクを破られるなんてねぇ?」
「ああ・・・・・・いや、そんなの、いやぁ・・・・・・」
くなくなとかぶりを振る久美に、年下の美少女は以外な言葉を囁いた。
「ふふふ・・・・・・"ちくび"、コトによっては勘弁してあげてもいいのよ?」
「・・・・・・!」(えっ?ええっ?)
思わず息を呑む美少女剣士の耳元で、Zは言葉を続ける。
「カンタンなコトよ、"ちくび"!今から私が言うことをそのまま、さっきのように大きな声で繰り返してくれるだけでいいの!ね?"ちくび"?たったこれだけの条件なのよ?
たったこれだけのコトで、アンタは助かるの!さあ、返事を聞かせて、"ちくび"?"はい"か"いいえ"でね?」
その言葉に、処女を奪われる恐怖に怯える久美には否も応もあるはずがなく、泣きじゃくりながら必死でがくがくと頷くのだった。
(ああ・・・・・・こ、この娘は、またボクに恥ずかしい鳴き真似をさせる気なんだ・・・・・・!な、なんて惨め・・・・・・で、でも、仕方がないんだ・・・・・・操(みさお)だけは・・・・・・それで、勘弁してもらえるんなら・・・・・・)
「ひっく・・・・・・は、はい・・・・・・うっうっ・・・・・・」
253 :
251:04/02/28 23:14 ID:Or8AdPLf
降臨しますた。
(´∀`)
254 :
アレ?? :04/03/01 20:38 ID:qDprFwU2
悲しい諦めの中、再び恥を晒す悲壮な覚悟を決めた美少女剣士の返事を聞いたZは楽しげに口を開く。
「じゃあ"ちくび"、約束よ?これから私の言うことを、一字一句間違えずに、大きな声で復唱するって!例えどんなに言いにくいコトでも、どんなに恥ずかしいコトでも、躊躇せずに叫ぶのよ?
ちゃんと出来たら、アンタのマクは保障してあげるわ!でも、もし、出来なかったときは・・・・・・分かってるわね、"ちくび"?」
その言葉に、泣きながら頷いた久美を、年下の美少女が鋭い声で叱り付ける。
「ちゃんと声に出して返事しなさい!」
「ひっ!・・・・・・は、はい・・・・・・」
「聞こえないわ!"ちくび"、アンタ私をナメてんの?もっとしっかり、大きな声で返事しなさいっ!」
股間の竹刀をグリッと動かされ、恐怖に縮み上がった美少女剣士は慌てて絶叫する。
「ヒイッ!は、はいィッ!!」
「そう!その調子よ!」
その返事に満足げな笑みを漏らしたZは、年上の久美をバカにしきった調子でこう囁いた。
「そういえば"ちくび"!アンタ試合前、私の名前を知りたがってたわよねえ?教えてあげるわ!私の本名は"三國信恵(みくに・のぶえ)"よ!
でも、アンタが私を"三國さん"なんて呼んだらタダじゃ置かないわ!私のコトは必ず"ちくび・のばしてえ"って言わなきゃダメよ!分かった?
分かったんなら、まずは大声で私の名前を言ってみなさい、"ちくび"!」
(―――!!!!!!)
なるほど!
そういう隠しネタがあったんですなw
するとあとふたりの本名が気になるぅ(;´Д`)ハァハァ
256 :
名無しさん@ピンキー:04/03/02 02:58 ID:PX+gabAl
いい!!凄くいい!!
257 :
アレ?? :04/03/03 20:52 ID:A/qefEPH
「ひっく、そっ・・・・・・そんな・・・・・・そんなこと・・・・・・」
自分を膝抱っこしているZ、いや、信恵のあまりにも酷い命令に、久美は大股開きの情けない姿勢のまま、必死にかぶりを振る。
しかし、彼女が(そんなこと言えません)と口にしようとした矢先に、年下の美少女が先回りして釘を刺した。
「まさか、出来ないとか言うんじゃないでしょうね、"ちくび"?アンタ、さっき私と約束したじゃあないの!その舌の根も乾かないうちに約束を破る気なの?だったら、私も条件を守ってあげられないわよ!」
そう脅されながら、股間の竹刀をグリグリと動かされては、もはや美少女剣士には相手の言葉に逆らうことなど出来るはずもなかった。
「ヒィッ!ご、ごめんなさい!い、いう、言うわ!言いますから!」
哀れな生贄が、涙と鼻水を噴きこぼしながら泣き喚く謝罪の言葉を痺れるような思いで聴きながら信恵は冷酷な微笑を浮かべる。
そして、自分の胸に小さな背中を密着させてしゃくり上げている久美の、小ぶりだが、お椀を伏せたように形の良い乳房の頂点で竦んでいるピンクの乳首を、右手の親指と人差し指でそっとつまんだ。
その瞬間、引きつった声で小さくあっと叫びながら、まるで稲妻に打たれたかのようにプチな身体をブルッと震わせた美少女剣士の耳に、驚き呆れたような信恵のバカにしきった囁きが忍び込んでくる。
「まぁ!"ちくび"ったら、なんていやらしいコなの?みんなに恥ずかしいところを見せ付けながら、おまんこを濡らしているだけじゃなく、そのうえ、こんなに乳首をコリコリに硬くしてるだなんて!
ふふふ、いやらしい"ちくび"!ホント、名前の通りじゃないの!ねぇ、変態マゾの"ももいろちくび"ちゃん?
・・・・・・さあ、さっきの続きよ"ちくび"!私の名前を大きな声で言いなさい!」
258 :
名無しさん@ピンキー:04/03/03 22:49 ID:VcnLz0+F
いい!!作者さんいつもありがとう!!
アレ??さんはサジストです。
久美タンをいぢめる悪い人です。
ほチュ
261 :
アレ?? :04/03/05 22:39 ID:0bmGdPYd
この全寮制のミッション系女子学園に籍を置く、ほとんど全ての生徒たちにとって、桃井久美という少女の存在はある種特別な意味を持っていた。
真・自治会の三人の中心メンバーの中でも、強烈なリーダーシップの持ち主である真由子や、長身で男勝りの千草とは違い、久美は一般の生徒たちにとって、もっとも親しみやすい存在だったのだ。
小柄な身体でありながら、一たび竹刀を手にすれば、超人的なスピードと技量で向かう処敵無しの天才剣士。
それなのに、子供のような可愛らしい顔立ち、くるくると良く動く大きな瞳、人懐っこい天真爛漫な笑顔で誰に対しても明るく接し、そして誰もが友達になりたがっていた久美・・・・・・。
その桃井久美が、全校生徒の前に、一糸纏わぬ素っ裸で敵に膝抱っこで大股を開かされた惨めな姿を晒し、しかも、泣きじゃくる声とは裏腹に、無毛の股間をヌラヌラと濡らし、小さな乳首を硬くしこらせている・・・・・・。
大スクリーンに映し出された光景をその目で見ながら、それがまだ現実のこととは信じられぬ思いですすり泣く彼女たちだったが、その耳に、彼女たちが愛してやまない美少女剣士の絶叫が飛び込んできたのだった。
「ああっ、ち、ちくび・・・・・・」
「聞こえないわよ!」(グリッ!)
「ヒイッ!ち、ちくびのばしてええっ!」
香奈 「いやぁ、久美がかわいそうっ……」
こずえ「こんなことがまかり通ったら、この学園は暗黒だわっ、もうやめましょう!!」
続き書いて〜!!
264 :
アレ?? :04/03/07 21:29 ID:aUofR99n
恥辱と恐怖に慄き、おかしな駄洒落となっている信恵の名前を泣きながら叫ぶ久美。
そしてその声を聞いた相手の反応は、この体育館にいる全ての人間が予想したとおりであった。
「えっ?"乳首伸ばして"ですって?仕様のないコねえ、"ちくび"ったら!でもまあいいわ、お望み通りにしてあげる!」
言うなり、信恵は美少女剣士の右胸のふくらみの頂点に屹立している可愛らしいピンク色の乳首を、右手の親指と人差し指で摘み上げ、思い切り引っ張る。
「クッ、クワッ!」
激痛のあまり、固く閉じた目から大粒の涙を流す久美の、喰いしばった白い歯の隙間から蛙の鳴き声のような悲鳴が漏れた。
その声を楽しげに聞きながら信恵は哀れな生贄の乳首をゆっくりと引っ張っては戻し、伸ばしては戻しつつ、年上の天才美少女剣士の耳に囁きかける。
「ふふふ、"ちくび"、次はこう言いなさい!・・・・・・ボソボソ・・・・・・分かった?」
「クウッ・・・・・・ククッ・・・・・・」
了解を求められたところで、生まれて初めて味わわされる激痛を堪えるのが精一杯の久美に、まともな返事が出来るはずもなかった。
それに業を煮やした信恵は、
「ねえ、わ・かっ・た・の?って・き・い・て・ん・で・し・ょ?」
と歌うように言いながら、リズムに合わせて美少女剣士の乳首を上下左右に引き伸ばす。
「クウッ!わっ、わかり、クワッ、わかりま、した!い、言います!クウウ、いいますから、もう、やめてくだっ、クヒィイ!」
え、いま何て言ったの!?
こっちには聞こえなかったよぉ…
気になる、ドキドキ
アレ??さん、お休みなのに書いてくれてありがと〜ん
266 :
名無しさん@ピンキー:04/03/07 22:34 ID:okxs2tmf
いい加減なぶる時間が長すぎて、読む気が失せてる人も多いと思うよ〜
でもなぶるシーンの方が好きな人もいるよ。
269 :
名無しさん@ピンキー:04/03/09 20:18 ID:w38WIWVL
早く続きキボンヌ
270 :
アレ?? :04/03/10 19:05 ID:fSkhWsXj
そして、天才美少女剣士・桃井久美の地獄が始まった。
「ああっ!ひ、左の乳首も、のば、伸ばしてくださいぃ!だっ、だって、とってもいい気持ちなんだもんっ!」(ギュウッ!)
「クワッ!い、いた・・・・・・イエ、きっ、気持ちいい!ああ、か、感じるう!"ちくび"の、お、おっ、おっぱいを、もっと、のばして、クヒイィーッ!」
「(・・・・・・ボソボソ・・・・・・)ヒッ、そ、そんな・・・・・・(グリッ!)ああっ、そ、そうですぅ!ボ、ボクはぁ・・・・・・(グイーッ!)キヒイッ!・・・・・・も、"ももいろちくび"は、い、いやらしいマゾの露出狂ですぅ!」
「ああっ、み、みんなに観てもらえるから、とっても嬉しいよおっ!」
「そ、そんな、それだけは許して・・・・・・ヒイイッ!言いますぅ!あっ、あんまり嬉しすぎて、"ちくび"の、お、おっ、おまんこはぁ・・・・・・こんなに濡れてますうっ!」
「ひっく、えぐっ、ああ、お、おまんこ!おまんこ!おまんこ!おまんこ!おまんこぉぉっ!ち、"ちくび"はぁ・・・・・・"おまんこ"って言うのが、大好きなんですぅ!」
「ああ・・・・・・そんな、ひどい・・・・・・(グリッ!)ヒッ、ご、ごめんなさい!
・・・・・・み、みんなぁ、ちゃ、ちゃんと見えるぅ?こ、これが"ちくび"の・・・・・・けっ、けっ、ケツのあなですぅ!」
いくら"全校生徒の見ている前で操を奪う"と脅されているとはいえ、それだけで桃井久美ともあろう者がこうまで情けなく淫語を大声で喚きたてるだろうか・・・・・・?
あまりにも惨めな仲間の姿に、泣きじゃくる真由子たち三人、そして真・自治会派の生徒たちの胸に疑惑が湧き起ったのも当然のことだったろう。
・・・・・・じつは信恵は久美の耳にこう囁いたのだ。
「"ちくび"、アンタもしかしてマクを破られたら終わりにしてもらえるとか、甘いコト考えてるんじゃないでしょうね?とんでもないわ!
教えてあげようか?突っ込んだ竹刀でマンコをグチャグチャに掻き回したアト、今度はそれをアンタのケツの穴に突っ込んで、血とマン汁とクソまみれになった竹刀を、その可愛いお口にぶち込んでやるのよ!
ふふふ、"ちくび"、そんな目に遭いたくなかったら、腹の底から大声で叫びなさい!」
だんだん鬼畜化してきましたね。
この調子で残り全員が嬲りものに
されるのかと思うとクラクラしてきましたw
じゃあ漏れもアレ??さんの連載が終わったら
続き書こうかな、負けないぐらいエロいやつ…
新たなリンチ作家の登場かよ…
274 :
アレ?? :04/03/12 21:35 ID:LOXoouPT
スピードアップ!
275 :
アレ?? :04/03/12 21:36 ID:LOXoouPT
・・・・・・それから約5分もの間、全校生徒が見守る前で全裸の久美は信恵に囁かれるままに、今までの人生でただの一度も口から発したことのない、自分を貶める為の惨めな淫語を泣き喚くはめとなった。
「みんなぁ、ち、ちゃんと目を開けて見てよおっ!"ちくび"のケツのあな、よ、よく見てえっ!」
「ちゅう!ちゅう!ち、"ちくび"は汚らしいドブネズミですぅ!」
・・・・・・だが。
信恵がある長い台詞を囁き終えた途端、それまでは何とか従順に復唱していた天才美少女剣士の顔色が一変してしまった。
「い、いやぁ・・・・・・お願い、お願いします・・・・・・ほ、他のことなら何でも言います・・・・・・だ、だから、そんなことだけは、いっ、言わせないで、ください・・・・・・」
どうせ却下されるであろうことは分かりきっていたが、それでも久美は憎むべき敵に哀願せずにはおれない。
信恵が囁いた長い言葉は、それほどに惨め極まりない代物だったのだ。
だが、返事はやはり、"イヤなら愛刀で操を奪い、その竹刀を尻と口に突っ込む"という冷酷なものでしかなかった。
(ああ・・・・・・やるしかないの・・・・・・?みんな・・・・・・ごめんね・・・・・・)
プチな美少女剣士はおずおずと泣き濡れたつぶらな瞳を見開き、金網の向こうの正面で椅子に繋がれ、うつむいてすすり泣いている仲間たちに向かい、絶叫する。
「マユちゃん!チイちゃん!まり子先生!ボ、ボク、みんなのこと、大好きだよぉ!」
「な、ナニ言い出すのよ"ちくび"っ!」
信恵に思い切り乳首を引き伸ばされながらも、久美は泣き喚くことを止めない。
「クウッ!だ、だから、信じて!ボクが今から言うことは、ホントじゃないんだ!本心じゃないから!お願い!し、信じてぇ、クヒィーッ!」
ツボにはまりまくりです。
信恵の言わそうとしている破滅の言葉楽しみにしてます。
いやだ!
久美タンの口からそんな言葉、聞きたくない!
>アレ??さん
漏れは
>>272ですが、酔っ払ってました。
すみません。
たぶんそんなすぐには書けないので
ゆっくり書いてください(汗
でも例えば、
チキンウィングフェースロック・ウィズ・ディープキスとか
卍固めウィズ・右手は乳首・左手指はアヌス責めとか
つらそうで良くありませんか(汗
やっぱバトルじゃねーでやんの
279 :
アレ?? :04/03/13 22:21 ID:bygZefZn
280 :
アレ?? :04/03/13 22:22 ID:bygZefZn
(ああ・・・・・・久美ちゃん・・・・・・分かってるよ・・・・・・だから、早く楽になって・・・・・・)
(ちくしょおっ、待ってろよクミ!この仇はオレがとってやるからな!)
(ゆ、許せないわ!・・・・・・三國信恵!そして鬼龍院蘭子!あ、あなたたちだけは絶対に許しません!)
両手を手枷で椅子に繋がれている為、耳を塞ぐことさえ出来ないことを呪いながら、堅く目を閉じ、うつむいてすすり泣く三人の耳に、信恵に脅されて絶叫する親友、そして教え子の泣き喚く声が飛び込んで来る。
「ああっ!ら、蘭子さまぁ!い、いやらしい、変態マゾで、露出狂の、ド、ドブネズミの分際で、うっ、美しく、高貴な、蘭子さまと、せ、生徒会に盾突いて、もっ、申し訳、ありませんでしたぁ!
しっ・・・・・・しん・・・・・・ひっく、えぐっ・・・・・・(グイーッ!)ヒィーッ!い、言いますう!
し、真・自治会などに加わった"ちくび"が愚かな、大バカ女でしたぁ!ああっ・・・・・・!
ふ、深く反省しておりますぅ!ち、"ちくび"は、たった今から、ばっ、バ、バカの集団である、し、真・自治会を、だ、脱会いた、いたします!
そ、そして、今後は、蘭子さまに、ち、忠実な、良きせ、生徒会員となることを、"ちくび"のりょ、両親と・・・・・・(グリグリッ!)ヒィッ!ご、ごめんなさいっ!
ち、"ちくび"の両親と、か、香取・鹿島大明神の名に、か、かけて、お誓い致しますぅ!
も、もし、この誓約を違えたときは、ど、どのような厳罰でも、よ、喜んで、お受け、致します・・・・・・うっうっ・・・・・・
(グリッ!)ヒッ!ああ、ら、蘭子さまっ、ど、どうかお許しを!どうか、もう、許してぇ!いやっ!もうホントにやだよぉ!た、たすけて!蘭子、さま・・・・・・もう、もう終わりにしてよぉ・・・・・・えぐっ、ひいっくっ・・・・・・」
※香取・鹿島大明神・・・日本武道の護り神
そ、そこまで貶めるのか!?
脱会ということはもしや
あとで○○させられることもあるんじゃ…
>アレ??さん
しばらく何も書いてなかったので練習がてらつまみ食い的に走り書きしてみました。
文章はヘタくそですがこんな展開でどうでしょうか。
「ちっ……、さすがは蛇の穴出身だけのことはあるわ」
グランドの展開では指一本ですら逆関節をとらせないザ・キャットに業を煮やした魔百合は、彼女とともに起き上がると、すかさずキャットをロープに振った。
「うふふ。また空中殺法の餌食になりたくって……?」
自信満々に笑うと、ロープのリバウンドを利用してリング中央へといきおい良く跳ね戻っていくキャット。
またしても華麗な飛び道具を狙っているのか、キャットのメキシコ経験がものを言う。
「やったわ、飛んで火にい入る夏の虫よっ」
自他ともに認めるプロレスおたくの理奈が、またしても魔百合が小気味良く返り討ちにされるのを信じて可愛らしいガッツポーズを取った。
誰もが無様に弾き飛ばされる魔百合を想像していたそのときである。
「し、しまった……!!」
「ふふふ。何もサブミッションは寝技だけとは限らないのよ……」
待ち受けていた魔百合は、コルバタを試みようとして助走してきたキャットのすらりとした肢体をものの見事にカウンターの卍固めに絡め取っていたのである。
通称オクトパスホールド。
もがけばもがくほどキャットの美しい肉体に魔百合の四肢がタコの足のように食い込んでいく。
「なんのっ……この程度の技ぐらい……」
海外マットでつわもの相手に歴戦を戦い抜いてきたキャットだ。蛇のようにまとわりついた魔百合の手足をほぐそうと、必死にロープににじり寄ろうとする。だが技の入り具合は思ったより深かった。
「ああっ、な、何をっ……!?」
するとがんじがらめで身動きの取れないキャットが何故かとつぜん女ぽい声を漏らし始めた。逆関節地獄に苦悶していたはずの顔立ちは、仮面越しにもそれとわかるほどみるみる紅潮している。
「くくっ……言ったでしょう?女の肉体には、いくら鍛えても鍛えられない場所がいくつかあるってこと……。いまからそれを貴女にたっぷりと思い知らせてあげる……ふふふ」
「ああっ、ああっっ……!!」
キャットの肉体がオクトパスのなかで悩ましくうねりだした。そのはずである。キャットの半身をがっちりホールドした魔百合の右手が、ハイレグのコスチューム越しにキャットの股間を淫らがましい指先で縦に何度もなぞっていたのであった。
「ほーら、もっといい声で泣いてごらん……」
キャットのあばらをキリキリとしなわせながら、指先をエナメル越しに亀裂にさまよわせて彼女をしばらく泣かせると、ニヤリと微笑んだ魔百合は、ほこさきを微妙にずらしていく。
「ま、待って……、そこは……、いやぁっ……!!」
するとキャットの泣きがいちだんと高くなる。魔百合の卑猥な指頭がキャットの可憐なすぼまりを探り当てたのだ。緊張にキューッと締まるそこを揉みほぐすように力をこめていく。
「あら、こっちの方が感度いいのかしら……?」
尻をいやらしいほど悩ましくうごめかすキャットの肉の反応の豊かさに驚きつつ、魔百合も指先でじわじわと円を描いていく。
「うふふ、ルイと同じだなんて不思議ね……貴女も誰かを想いながらここで楽しんだことあるのかしら……?」
「し、知らないわっ……はうっん……」
肛門に塗り込められていく快感を必死に耐えつつも屈辱に歯を噛み縛るキャット。
(ああっ、このままだとイカされるっ……)
快楽のあまり薄れゆく意識のなか、どうにか卍を振りほどこうとするのだが、体力はどんどん奪われるばかり。肛門をいじりまわされるおぞましい快美に、キャットは脂汗をどっと噴き出させてはただ身を悶絶するしかなかった。
「いま行くわ、キャット!!」
それまであらん限りにタッチを求めて手を伸ばしていたルイだったが、ついに耐えかねてマットに躍り出た。
だが、リング中央で歓苦に喘ぐキャットにすっかり注意を奪われていたルイは、いつのまにか背後にまわっていた女の存在に気がつかなかった。
「……!?」
右肩と左腕に走る激痛に振り返ったルイが間近に見たのは、不敵に笑う鬼百合の顔であった。
「おっと……あんたのお姉さまはいま、いいところなのよ、邪魔しちゃわるいわ……うふふ」
ルイが自分のおかれた状況に絶望したときには、チキンウィング・フェースロックは完全に決まっていた。
ぎりっ……ぎりっ……。
苦痛に歪むルイの端麗な顔が強引に後ろ向きに捻じ曲げられていく。
「は、離せっ……!!ううっ……!」
「ねえ、ルイ……あたし、前からあんたと一度こういうことしてみたかったの……」
「な、なにを……まさかっ!?」
285 :
アレ?? :04/03/14 19:10 ID:e1phbbSz
>283-284
展開はすげーgood
ただ登場人物の情報少な杉でちと妄想しにくいかも
でも続きに期待してまつ
287 :
284:04/03/15 01:45 ID:pa+Q035Y
読んでもらえて良かったです
人間関係等、えっちになるよう
調子の良いときにぼつぼつと
試合の始まりから書き直してみまつ
うれしかったです
>284
やっとまともなバトルを書く神が現れたと思ったのに…
いつまでもいつまでも続きをお待ちしてます
何でしたらどこかのサイトに投稿してくれてもいいです
投稿した事を知らせてくれれば後は探しますんで
>288
すげー飢えてんなw
290 :
284:04/03/16 22:21 ID:ko41H/1L
>288
そんな寂しげなこと言わないでください
ふつふつと良さげな妄想はわいてきてますから
それにここからだと面白さ半減でしょ?
ただエンディングがダー○にしかなりようがない
のが困りものです
こういう場合はぶつっと終わらせるしかないのかなぁ・・
291 :
アレ?? :04/03/17 19:33 ID:/Jd5q5r2
「ホホホ、見れた様(ザマ)じゃ無いわね!桃井久美・・・・・・いいえ、"ももいろちくび"さん?」
正面の大スクリーンに映し出された美少女剣士の泣き濡れた顔と、マットを挟んだ反対側で椅子に繋がれ泣きじゃくっている真由子ら三人を楽しげに見ながら、悪の生徒会の総帥・鬼龍院蘭子が冷笑する。
その声に合わせるように、久美を膝抱っこしたまま、信恵は蘭子と正対するように身体の向きを変えた。
金網を挟み、蘭子は今までさんざん自分に楯突いてきた生意気な天才美少女剣士の、前後の秘奥が丸見えになるように大股を開かされた、全身汗まみれの惨めな裸身をつくづくと眺め回す。
「ホホホ、これで思い知ったでしょう?"ちくび"、あなたごとき汚らわしい変態のドブネズミが、このわたくしに逆らうなど、どれだけ馬鹿げた愚行であったかということが!」
その問いに対する返事を信恵に囁かれた久美は、グリグリと不気味に動く竹刀に脅されるままに、その台詞を大声で復唱した。
「ヒィッ!は、はいっ!お、思い知りました!もう二度と、ら、蘭子さまに逆らったり致しません!こ、これからは、どのような、ご、ご命令にも、よ、喜んで、従わせて、い、いただきます!
いっ、今まで、本当にすみませんでした!えぐっ、ぐすっ・・・・・・
(グリッ!)ヒッ!お、お詫びの証しとして、今日から桃井久美は、もっ、"ももいろちくび"と改名、いたっ、致します!
ああ・・・・・・こ、ここにいる、全校生徒の、みなさん、ど、どうか、しょ、証人になってください!」
ほんの20分ほど前までは、誰もが認める学園中のアイドルであった天才美少女剣士の、あまりに惨めな宣誓の言葉を聞かされた親衛隊は、もはや茫然自失の態だ。
目の前で偶像を破壊されてしまった少女たちの反応を冷静に見極めた蘭子は、楽しげな微笑を浮かべながら、しかし冷酷な声で言った。
「ホホホ、そこまで言うのなら、"ももいろちくび"、あなたを生徒会に入れてあげてもよくってよ!でも・・・・・・この試合の決着だけはしっかりと着けて頂くわ!
・・・・・・さぁ信恵!やっておしまいなさい!」
久美タンが羨ましいのは俺だけですか?
293 :
アレ?? :04/03/17 19:49 ID:/Jd5q5r2
>>292さん
「ええっ?何でぇ・・・・・・?」BY久美
もう久美も本当にオシマイだな・・・
295 :
名無しさん@ピンキー:04/03/18 21:52 ID:Ch0NXEsW
逆襲に期待♪やられっぱなしじゃ嫌…
ここから逆襲したら無理ありすぎ。
つーか「女同士の壮絶なドミネート」スレならよく分かるんだが。
297 :
名無しさん@ピンキー:04/03/18 23:30 ID:rsnZi+RV
アニメのガンスミスキャッツは
最後は主役の女が容赦なく女殺し屋を
蜂の巣にして殺して終わりだった
第二試合まだなのか?
剣道の試合にケリついたの1月下旬だろ
リンチだけでもう3月半ばだぜ・・・
マジでここ何スレ?
1が
>>6で言ってるような漫画をずっと探してるんだけど、いまいちない。
延々とバトルしてるだけの漫画ってないのかな。
待ってろな!
アレ??さんが力尽きても
そのうち漏れが・・
>300
ああいうのは力尽きないんだよ
しぶてーからさw
まともなバトルなら一日も早く読ませてくれ〜
最初から読んでみたが、途中から単なる擦れ違いの生ゴミに
成り下がってるな。皆の優しい反応に本人が勘違いした感が強い。
Xさん、Zさん、
生意気なことを言う302を
少しこらしめてあげなさい!!
間違えた
>>284氏だ・・・。_| ̄|○
吊ってくる。
思ったんだけど、「女同士の壮絶なドミネート」とか
別のスレを立ててアレ?? 氏に移動してもらったらいいんじゃないかな。
漏れは強い女に無理やり淫語言わせるシチュとか大好きなんで、このSS続いて欲しいんだけど。
誰か新スレ立てて!
新スレ立ててもアレ?? 氏が出てくとは限らん
ここに定住する気だと思うが
少々スレ違いでもファンがついてるんなら嫌わなくてもいいのに。
読まなきゃいいだけ。
他に書いてくれる人がいるんなら気にしないで書き込めばいいのに。
ここはファンがいればスレ違いもOkになりますたw
そこまで言っちゃったらもう、書けなくなるかもわからんね
311 :
アレ?? :04/03/22 00:19 ID:VBL4RhvH
確かにみなさんの仰る通りですね。
スレ違いなのに長々と書き込んでしまって、汗顔の至りです。
もしドミネートのスレを立ててもらえるのであれば、そちらに移らせて頂きます。
今までご迷惑をお掛けして、本当に申し訳ありませんでした。
>311
んな生真面目に受けとらんでもいいんでね?
漏れはそんなにスレ違いとも思わんがな
連載当初は皆歓迎してたじゃんか
何故に今頃クレームつけんだ?
>>312 札幌の雪祭り会場で、大きな仏像の骨組みを作り出したとしよう。
当然雪像の下準備だと思って、皆興味津々に見守るだろう。
ところが、いきなり雪など全然使わない黄金の仏像を作りだしたらどうする?
最初は皆歓迎していても(tbs
今はそんな感じの状況に見えるが。
>アレ??さん
「行っちゃダメ!行くんだったらあたしも連れてって!」
BY香奈
何十レスも無駄使いしといて「スレ立ててくれたら」だと?
甘えんなよ・・・
317 :
名無しさん@ピンキー:04/03/22 21:46 ID:VyPxdz36
いちいち文句つける偉そうな奴居るが嫌なら見なかったらいいのに。楽しみに待ってる奴も居るんだからいいんじゃない?
318 :
アレ?? :04/03/24 18:37 ID:M8y+sV6V
これからはバトル中心
319 :
アレ?? :04/03/24 18:38 ID:M8y+sV6V
蘭子の指示を受けた信恵は、何をされるのかと恐怖に震える天才美少女剣士を膝から下ろすと、座り込んだ彼女が倒れないよう、その後頭部を左手で支え、右手に構えた竹刀の柄を久美の白い首筋にトン、と打ち込む。
すると、途端に全裸の美少女剣士は意識を失ってしまった。
だが、それで終わりではない。
親衛隊の悲鳴の中、人形のようにぐったりとなった久美を仰向けに寝かせた信恵は、プチな美少女のしなやかな両脚を両手で持つと、まるでプロレス技の"エビ固め"のように久美の身体を二つ折りに・・・・・・
つまり、"マングリ返し"のポーズにしてしまったのだ。しかも、ご丁寧に両脚を180度近くまで開かせるという念の入れようだ。
天井へと高々と突き出された天才美少女剣士の濡れ光る前後の秘奥が、明るいライトに照らされてキラキラと輝いている。
しかも、そのポーズの為か、それとも気絶している為か、久美のスミレ色のアヌスはぽっかりと半開きになっており、時折ヒク、ヒクと怪しく収縮してさえいたのだった。
そうしておいてから、やっと信恵は哀れな生贄の傍から離れ、レフェリーにカウントを要求する。
生徒会とグルのレフェリーは心得たもので、これ以上はないというほどゆっくりとダウンカウントを数え始めた。
「ダウ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン・・・・・・!・・・・・・・・・
ワ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン・・・・・・!・・・・・・・・・
ツ〜〜〜〜〜ゥ〜〜〜〜〜〜〜〜・・・・・・!・・・・・・・・・」
へらへらと笑う彼女が、殆んどふざけ半分でテンカウントを数え終えるまでの約3分もの間、久美の恥ずかしい姿は、十数台の高性能カメラによって余すところなく記録されてしまったのだ。
「テ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!・・・・・・勝者、三國信恵!」
こうして、かつて天才と呼ばれた美少女剣士・桃井久美の惨め過ぎる敗北が決定したのだった。
320 :
アレ?? :04/03/24 18:39 ID:M8y+sV6V
長くなりそうなので・・・・・・★第一試合終了〜第二試合開始までのダイジェスト★
久美の敗北が確定した直後、マットを囲んでいた高さ5メートルの金網が引き上げられた。
そこへ、久美を診察に来た校医の女性を見た真由子らは顔色を変える。
それは彼女たちが普段お世話になっている優しい先生ではなく、キツネのようなキツイ顔をした、やせた中年の女性であったからだ。
蘭子が、いつもの先生が急病の為の臨時の校医であると説明したが、とても信じられる話ではない。
そうこうしているうちに、その校医の指示で、気を失ったままの久美は担架に乗せられて何処へともなく運ばれていってしまった。
泣いて暴れる千草だったが、椅子に繋がれた状態では文字通り手も足も出ない。
そして、Zこと信恵が椅子に座るのと入れ替わりに、第二試合で千草と戦う相手、Yがマットに上がった。
手枷・足枷が外されたなら、すぐさま蘭子をブチのめそうといきり立つ千草。
しかし、蘭子は「素直にマットに上がらなければ、先程の久美の恥ずかしすぎる映像がインターネットで世界中に配信されることになる」と冷たく笑うのだった。
歯噛みして悔しがる千草と真由子をまり子が制する。
もし、今後三連勝したとしても、久美のビデオがある限り蘭子には逆らえなくなってしまう。それを避けるには・・・・・・
まり子は蘭子に「真・自治会が勝てば先程の試合のビデオを渡す」ように要求した。
それに対し、蘭子は交換条件を出してきた。
それは、「生徒会が勝てば、まり子たち真・自治会の4人は、蘭子の命令なら何でも、どんな理不尽な要求であっても必ず従う」、つまり、蘭子の"奴隷"となれ、ということだ。
久美の為、三人はこの要求を泣く泣く受け入れるしかなかった。
だが、千草が出した「今後レフェリーは置かない(どうせグルだろうから)」という提案だけは、どういう訳か至極あっさりと合意したのだった。
それ以外の基本的なルールは、今までとまったく変わらない。
いよいよ、第二試合の開始である。
A/SG(ナゾの記号)
アレ??さん、ぼくはアレ??さんまんせー派なんですが、よかったら別にスレ立てますよ。
ここから出て行って欲しくて言ってるんじゃなくて、じっくりアレ??さんに気の向くままに書いて欲しいので。
前から立てようと思ってたんですけど、スレタイどんなのがいいかな?と迷ってしまって。
できればスレタイ決めて欲しいんですけど。
あと、アレ??さん専用にするのか、それとも他の作家さんの同じジャンルの作品もOKにするのか。
322 :
アレ?? :04/03/24 21:53 ID:M8y+sV6V
>>321さん
うわぁ、有難うございます!
嬉しいです!ヘコんでいたときだけに余計に・・・・・・。
別スレを立てて頂けると、本当に助かります!
スレタイは・・・・・・う〜ん、『壮絶なドミネート』でお願致します。
いずれは男性が出てくるSSも書きたいと思っておりますので・・・・・・。
それから、"他の作家さんの同じジャンルの作品もOK"にして頂ければ幸いです。
おお、展開がすすみましたね。
我らのアイドル久美タンの惨めなやられっぷりにハアハアしました。
これじゃ真・自治会もますます絶対に負けられませんね。
ところで自分(
>>284)もぽつぽつとアイデアを温めてますので
いつか発表させてくださいね。その話、自分なりにハアハアしてます。
でもアレ??さんが出ていくのなら自分もついてきます。
他に書き手さんがいるとも思えませんし・・
では、バトル中心…楽しみにしてます!
アレ??さんが書いてくれるならどっちでもいい
楽しみにしてるよ
325 :
324:04/03/24 22:04 ID:BCM4T2UX
324は321へ
アニメキャラとかゲームキャラ同士のキャットファイトがみたい
ゲームキャラだとKOFやDOAの事なんだろーが
アニメだとどんなキャラのファイトがイメージなんだ?
アレ??さん、無事引越しされたようですね
ではあちらでも頑張ってください
まあ、これでこのスレは廃れるんだろうなぁ、と
いや待て!
自分のために
保守!!
やっぱり廃れてんじゃねーかといいつつ保守
まぁ、こうなることはある程度予想できてたはずだわな。
しゃあねえ保守だ。
まあ、マイナスよりはゼロの方がましだからな。
正直あの文章はキモイ
そうか?
ま、物語の導入部を書かずに始めたし
手抜きといえば手抜きだが
導入部は大事
どんな確執があるのか書いとかんと物語が薄っぺらくなる罠
337 :
蜀人 ◆wIB9Ir6tMg :04/04/22 03:14 ID:AFHO3sKZ
今、スレを初めて全部読んだのですが、自分もなんか書きたい欲が出てきました。
でも先に聞きたいのですが、「エロ」はどの程度アリなのですか?ここは純粋に
「女同士のバトルのみ」を楽しみたい方が集まっているのでしょうか?先にここん所
ハッキリさせたいです。
とりあえずageます。ageることが迷惑だったりしたらスマソ。
書き始めたらsage進行します。
IDがアフォだ・・・はぁう(−−; )
>339
レスdクス。逆に言えば、エロに需要がある人は向こうへ行ってもらって、
自分はここで戦い中心に行きますか。って言ってもアレ??さんほど文才も
無いし、格闘技への造詣も深くないですが。
アレ??さんの戦闘描写は達人系で少し常人離れしているので、少し能力
押さえ気味の「僕達にも出来る」系の需要をここで押さえていこうかと。
個人的にストリートでの喧嘩出身なので、武器使用&流血描写を考えて
おります。ちょっとだけ冒頭に男性キャラを登場させますが、後は女性の
壮絶?な喧嘩(希望的観測)中心なのでご容赦を。
更新も遅めで不定期ですが、こんな自分で良ければ書かせて下さい。
闘いの一環としてのエロ技とかなら大歓迎
武器使用&流血描写とかいわれると
「KILL BILL」のイメージがわくんだが
>342
なんかKILL BILLっぽいのやろうとした矢先に言われたので、
出鼻を挫かれてしまいました_| ̄|○
で、新しい案を思いついたので早速書き始めてみるテスト。
書くって言ったわけだし、逃げちまうのは主義に反するので。
それでは、期待せずに読んでくださると嬉しいです。
・・・・・開始。
〜闇夜の血宴〜
「イグニス様、用意が出来ました」
虚ろな目をしたメイドが、消え入るような口調で告げた。
バサァッ!
真紅のマントが音をたてて翻り、長身の女性が立ち上がった。
その勢いで、黄金の長髪が光を反射して美しく煌きながら舞い乱れる。
血のように紅いルージュが妖艶な弧を描いた。
深い樹海の奥に佇む闇に包まれた城、その女主人、イグニス・ソル・レイディアント。
周囲を圧するような存在感、完成された芸術のような美貌と肢体、死の匂い漂う危険な雰囲気。
その犬歯は人間のそれより長く、鋭い。ヴァンパイアの一族である。
「ふふ・・・久々の宴ね。それでは参りましょうか、ミリエラ」
ミリエラと呼ばれたメイドを後ろに従え、イグニスはカツカツとハイヒールを大理石の床に打ち響かせながら自室を後にした。
気が付くと、ルファはボロ布をまとい、手足の自由を枷で奪われ、猿轡をされた状態で、石の椅子に縛り付けられていた。
隣には冒険の仲間、レイナが同じ格好でうなだれていた。
(レイナお姉さま・・・!)
ルファが必死に視線を向ける。
それに気付いたのか、レイナがルファの方を向き、軽く頷いて見せた。
記憶が蘇る。
ルファは仲間達と共にエボン樹海を探検していて、モンスターの奇襲を受けて全滅してしまったのだ。
他の仲間達はルファの目の前で惨殺されたが、ルファはその最中、後頭部に衝撃を受けて気絶させられていたのだ。
恐らくレイナも同じ目に遭ったのだろう。
(何のために・・・?)
ルファは先刻の惨劇の記憶を必死に振り払おうと、思考を現状の把握へ向けた。
回りを見ると、大きなドーム状の建築物の中にいることが判った。
ルファやレイナと同じような格好をした女性ばかりが十数人、大きな円を描くようにして配置されている。
その中央に、二重の鉄格子に囲まれた舞台があった。
彼女達の背後はスタンドで、かしましい声が聞こえてくる。
異形どもーーーオークやゴブリンなど忌むべき者達だ。
(闘技場、なのね。あたしたちは、見せしめに何かされるに違いない)
異形どもの言葉は、ルファには判らなかった。
が、この場全体が明らかに高揚した雰囲気に包まれていて、異形どもの目線は常に彼女達に注がれていた。
ルファの正面に、ひときわ高い位置に貴賓席のようなものがあった。
ふと、そこに一人の女性が進み出で、片手を上げた。
ものすごい威圧感がそこから発せられ、一瞬にして場が静まり返った。
「わらわの可愛い奴隷達よ」
美しく艶っぽい、しかし重く圧し掛かるような響きを含む声が、満場の隅々に渡った。
「わらわはイグニス・ソル・レイディアント。ここの主です。
時の王、ファトゥスは全国より勇士を募り、私に差し向けました。
時には冒険者が我が領内で盗みを働き、
時には傭兵団や義勇兵が大切な我が下僕達を大々的に狩り、
時には正規の軍が我が領土を侵しました。
わらわはただ、ここで平和な生活を営んでいるだけにも関わらず、この酷い仕打ち!」
この言葉に、ルファの近くに座っていた女性が激しく身をよじり、憤怒の表情を向けた。
「しかし、わらわはとうにファトゥス王の意図に気付き、強固な防備を築いて度々その野望を打ち砕きました。
おまえたちは不運にも、わらわに捕らえられた者たちというわけです。
ですが、判って欲しいのです。わらわはファトゥス王と争いたくはないのです。
そこで、わらわはファトゥス王に言づてを伝える者が欲しい。
わらわの下僕が行っても殺されるだけなのは目に見えています。
そこで、おまえたちの中から選びたいと思うのです」
こう言った途端、全場の異形どもから抗議するかのような荒れた怒声が噴出した。
イグニスは再び片手をあげると、彼らは再び静まった。
「聡明なあなたがたは既にお察しかと思いますが、そう、ただおまえたちを伝令として帰すと、わらわの下僕達を納得させられません。
仕方が無かったとはいえ、あなたがたは私の下僕を沢山殺してきています。
そう、彼らの親族、血族、親、兄弟達を、あなたがたは非情にも殺してしまっているのです。
恨まれても仕方がありません。そこで、示しをつける必要があるのです。
残念ながら、あなたがたの中で生き延びることが出来るのはたったの一人です。
他には、死んでもらいます」
少女達の瞳に暫し忘れていた死の恐怖が蘇った。
しかし、彼女達は黙って聞く以外何も出来なかった。
「あなたがたの命で、彼らの気を鎮めて欲しい。
そう、あなたがたにはお互いに命尽きるまで闘って貰います。
そして、最後の生き残りが、伝令として生き長らえるのです。
どうぞ、ご了承下さい」
それは、死の宣告だった。
〜今晩は力尽きたのでここまでで失礼します。
まだプロット全部書き終えたわけじゃないので、また次回に
補完します。特にキャラクターに対する描写がまだまだ
ほとんど為されていないので、それも含めて、少しずつ
気長にやっていきます。
結局ファンタジーものになってしまいました。
どうぞよろしくです。
ちなみに、純粋に剣戟・格闘を書きたいので、良くライトノベルの
類で使われるような派手派手しい魔法などは登場させません。
少なくとも戦闘自体に関しては。
あしからず。
ファンタジー大好き
とりあえずキャラの容姿や年齢、着衣の情報がほすぃ
これらがないとまったく想像力が働かんダメな漏れ・・・
>349さん
そう言って貰えると嬉しいです。
少しずつでも前に進む。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「ミリエラ。彼女達の身元は、調査済みなんでしょうね」
「ハハッ。こちらに目録が」
イグニスは傍らのメイドから羊皮紙を受け取り、目を通した。
それには、こう書かれていた。
新たなる下僕候補 目録:
リシトア王国出身者
聖騎士団 副団長 エリスティア・レン・リシトア 人間 23歳
紅玉騎士団 正騎士 ファーナ・ドアサング 人間 24歳
ファトゥス王直属密偵 パール・リンニャ フェルプール 9歳
モダス方面軍 兵士 リーン・ノーマ ハーフエルフ 82歳
同じく ルカ・グラゥ 人間 19歳
ハゥヴ・ナサイブの森出身者
冒険者 ラシータ・カズラス エルフ 約3000歳
同じく ナイアナ・ヴァロデナス エルフ 約1500歳
フォルノール王国出身者
冒険者 レイナ・アスティ 人間 20歳
同じく ルファ・レヴォ 人間15歳
メイナッハ王国出身者
行商人 メルナーシャ・エフェルー 人間 31歳
傭兵 ルマーナ・ラオルナン 人間 29歳
冒険者 ローアン・シーチャ フェルプール 11歳
以上12名
羊皮紙に目を通したイグニスは、悪戯っぽい笑みを浮かべた。
「ミリエラ。良い仕事をしましたね」
「もったいなきお言葉」
「今宵の宴、面白くなりそうね・・・」
そう言うと、イグニスは右手の方に合図を送った。
銅鑼が大きく鳴らされる。
「奴隷達よ、あなたたちは今から目隠しをしてもらいます。
そして、わらわがこの場で決めた組み合わせに従い、舞台に上がってもらいます。
舞台が二重の鉄格子に囲まれているのは見ての通りですが、
あなたたちはまず連れ添いの者に最外周の鉄格子の中に入れられます。
そこに、あなたたちが使っていた装備が置いてあり、そこで目隠しや手足の枷が外されます。
装着を終えたら、内周の鉄格子に設けられた門をくぐり、中央の舞台へと上がって下さい。
門は自動的に閉じられます。それが、始まりの合図です。
存分に目の前の敵を殺して下さい。
そうしないと、あなたがたには助かる道がありません。
途中、妙な行動をしたり、脱走を試みたりしないで下さい。
あなたがたには私の下僕達が常に矢を向けています。
どうなるかは明らかでしょう」
「それでは、目隠しを」
ミリエラと同じ出で立ちのメイドが大勢現れ、囚われの女達の傍についた。
女達は猿轡をされていたので、反論も出来ずに目隠しをされた。
「それでは、最初の勝負を決めます・・・今から」
わざと聞こえるようにイグニスは言った。
女達の運命は、すべてこのヴァンパイアの気まぐれに委ねられたのだ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
今晩はこれで。
女達の容姿、装備などは戦闘ごとに書いてきます。
一度にドバッっと書いちゃうと、人数が多いこともあり、混乱すると思うので。
っていうか、まだはっきりと決めてない_| ̄|○
割とアドリブで書いてるので、途中辻褄が合わなくなったりする可能性が
ありますが、どうか多めに見て下さりますよう。逆に言えば、もしかすると
皆さんの要望などに応えることが出来るかも知れません。
もし宜しければどうぞ。
すいません、354は私です。
それでは、また〜。
あー補足忘れてました、スマソ。
種族について。
フェルプールとは、猫人ですね。寿命が人間の半分なので、
成熟速度が人間の倍です。つまり、外見年齢は実年齢の倍
で見て頂ければ。
エルフは・・・まぁ、その、エルフです(笑)。寿命はほぼ無限
なので、ちょっと大げさに設定してみました。
ハーフエルフですが、寿命は人間の5倍として設定しています。
つまり、唯一のハーフエルフ・リーンの82歳っていうのは、人間
としては約16歳ってことです。
そういうことでヨロシクです。各国の特徴、キャラクターの容貌、
個性、武器などはまたの機会ですいません。
つづきは〜?
人いないのに慌てて書く気にもならんのだろーよ
たぶん毎日覗いてんのは漏れくらいだろーなw
359 :
名無しさん@ピンキー:04/05/04 00:21 ID:6rSysGUV
GWで静養中でしょう
おれも毎日ちぇっくしてる
ごめんなさい、その通りでつた>359様
フカーツしたので続けます。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「まずは・・・目隠しされるまでひそひそ話しをしていた正面の二人」
イグニスの言葉に、ルファはビクッと身体を震わせた。
「立ちなさい」
隣のメイドがルファの手を取り、足かせを外して立たせる。
「あのっ・・・」
「無駄な言葉は謹んで頂きます」
メイドの冷ややかな言葉と同時に、ルファは喉元に突きつけられた刃を
感じた。またキリキリと弦を引き絞る音も複数。
(弓・・・変なことをしたら、あたしハリネズミになるってわけね)
仕方なく、ルファは言われたまま歩いた。
ガシャァーン!
かなりの質量の鉄がぶつかり合う音。恐らくは鉄格子の門が降りたと
いうところだろう。
そこで、ルファは手かせを外された。
すぐに、手を左右に振る。
誰も、そこにいない。
「目隠しは、自分で外して下さい」
先ほどの冷ややかな声。
目隠しを外すと、鉄格子の外にメイドが一人。
足元に、見慣れたものがあった。
(あたしの・・・装備)
「それはあなたにお返しします。準備が整ったらすぐ近くの門を
くぐり、戦いの舞台へと上がって下さい。双方が上がったら、
早速初めて下さい。合図はありません。どちらかが死ぬまで
そこから出られないので、そのつもりでいて下さい。あと、上を
見てください」
「あ・・・」
ルファは思わず呟いてしまった。ドームの天井には多数の細かい
穴があり、その全てから矢が鏃を覗かせていたのだ。
「もし双方にやる気が感じられなかったら、そこから矢が鉄格子
をすり抜けるようにして落ちてきます。どうなるかは判るでしょう。
くれぐれも戦意を喪失せぬよう」
「ここの主人は、どうあってもハリネズミが好きなようね」
すでに恐怖に支配されかかっていたが、ルファはそれでも強がり
を口にした。しかし、メイドはそれを無視するかのように歩き去って
いった。
>蜀人 ◆wIB9Ir6tMg
おかえりなさい
どんなファイトが展開されるか楽しみにしてまつ
闘技場全体のどよめきが大きくなった。
双方の戦士が装備を整えたので、迫り来る戦いへの期待感が
否応無く増す。それを見て、異形たちが昂奮しているのだ。
(お兄ちゃん・・・お兄ちゃんのこの忘れ形見で、あたしは勝つ!)
ルファは左手で逆手に握った得物を見つめた。
そして、意を決したように門をくぐり、2、3段の階段を軽やかに
駆け上がって周囲を鉄格子に囲まれた舞台に上がる。
ルファは体躯こそ小さいが、無駄な肉の無い引き締まった肢体は
冒険者という過酷な稼業に慣れた者のそれである。
彼女は胸にハード・レザーのブレスト・アーマーを装着した以外は
主に厚手の布が中心の、動き易さを重視した出で立ちをしていた。
黒色の髪の毛も動きの邪魔にならないよう高めのポイントで
ツインテールに結わえてある。その武器は握りがメリケンサックの
ように鉄で指を補強する形のロングダガー。片刃の刃は長さが
30cm強ある。これが左手で逆手に握られていた。
そして、右手には”く”の字に折れ曲がった投擲武器、ブーメランが
握られていた。ルファは今まで、この変則的なスタイルで戦って
きたのだ。
再び背後に大音響。鉄格子の門がしまったのだ。
ほぼ同時に向こう側でも同じ音が響き渡る。
ルファは顔を上げ、初めて己と相対する者を見た。
肩まで掛かる栗色の髪。優しそうな端正な顔立ちは、苦悩か悲しさか、
沈んだ表情を見せていた。
ハード・レザーのブレストアーマーに白銀のハーフ・ブレストを左胸に
重ね、左肩だけに大き目の鉄製ショールダーガード、右腕だけに鉄製
ゴーントレットを装着している。その手には片手でも両手でも構えることが
出来るくらい握りの長い両刃のバトル・アックスが握られていた。左腕は
大胆にも何も着けていない。また、下半身もソフト・レザー製の多少
スリットの長いフレア・スカートのみ。脛当てすら無い。ブーツも、ルファと
同じソフトレザー製だ。
正面の二人、とイグニスに言われた時から、ルファは覚悟していた。しかし、
いざ相対すると、とめどなく流れる涙をルファは止められなかった。
「レイナ・・・お姉さま・・・」
>362様
ありがとうございます。私生活に無理のないようマッタリ更新していきます。
続きは次回。双方とも変則的ですね。後にいわゆる正統派同士の戦いも
書いてみるつもりです。それでは、また〜。
あらためて見てみると、テンポ悪いな〜・・・さて、いよいよバトル突入です。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
舞台の広さは25メートル四方ほど。
普通の人間なら5秒ほど走れば向こう側に着く。
しかし、二人とも暫く両端から動かなかった。スタンドの異形どもから野次が飛ぶ。
ルファの心は乱れていた。彼女にとって、レイナは姉貴分以上の存在だった。
モンスターに襲われた村の生き残りで天涯孤独だったルファは当時
駆け出しの冒険者だったレイナに拾われ、以来共に行動してきたのだ。
レイナはルファに冒険者として生きる術を教え、時には姉代わり、時には
母代わりとして常にルファの成長を見守ってきたのだ。
(でき・・・ないよ。レイナお姉さまと戦うなんて!)
「なにをしておいでです?早く戦わないと、二人とも死にますよ?」
凛と響き渡るイグニスの声。
その威圧感に満ちた一声で、場が静まり返った。
「ルファ・・・ごめんなさい!」
レイナの突然の絶叫は、その静まり返った場に響き渡った。
ハッと我に返ったルファは、レイナの左手がスカートのスリットに素早く伸びるのを見た。
(来る!?)
次の瞬間、ルファの視界で薄く光を反射する何かが高速で飛来してきた!
レイナの左太ももに仕込まれたニードルである。
ルファは咄嗟に左、即ちレイナが斧を振るう手の方向へ避けた。
後ろは鉄格子で、右に避けるとレイナに斧を振るう空間を与えてしまう。
冒険者として培ったカンがルファの身体を動かしたのだ。
次の瞬間、レイナは左腕を右上方へ高くあげ、斧を持った右腕を右へ長く伸ばし、
左肩を突き出すようにして突進を始めた!
「ぉぉおおおおおおぁぁあああああああああああ!」
甲高い喊声が響き渡る!
重い武器を持ったレイナのスピードはそう速くない。
ルファは急いで体勢を立て直しつつレイナの出方を窺った。
ルファは左方向、レイナの右へ回り込もうとした。
そうすれば、レイナは斧を横なぎに振るえない。
縦に振れば地面に当たり、反動で隙が出来るかもしれないだろう。
しかし。
(もう一本!?)
ルファは視界の片隅にレイナの左手に握られた光を反射する何かを確認した。
低い姿勢だったからこそ、高く掲げられた左手の先を見ることが出来たのだ。
次の瞬間、ニードルが近距離でルファに向かって放たれた。
ルファはレイナのスナップが見えていた。やや左方向。
つまり、右に避けるしかない。
ルファは思い切って右斜め前に飛び込むようにして前転した。
「いぃぃやぁぁっ!」
レイナの気合と共に、左から斧が横なぎに襲ってくる。
幸運にも、斧は風を切りながら紙一重で低い姿勢で前に出るルファの背中を掠めた。
ルファは完全にレイナの懐に入っていた。
ここで、ルファは逆手に持ったロング・ダガーをそのまま後ろ向きに突き刺すべきだった。
そうすれば、終わっていたはずだ。
だが、ルファはこの期に及んでまだためらっていた。
そのまま距離を置き、対峙する。
レイナはゆっくりとルファに向き直った。先ほどと位置を逆転させた形である。
「甘いね、ルファ・・・」
「レイナお姉さま、どうして・・・?」
ルファはレイナの頬を伝う涙を見て、より一層視界を曇らせた。
とても命のやりとりが出来るような状態ではない。
「ごめんね・・・確かにあたしは、死の直前だったあなたの兄にあなたを託された。
迫り来るモンスターと戦った時、勇敢な戦士だったあなたの兄と一緒に頑張った
けど、わたしが未熟だったばかりに、みんなを守りきることすら出来ず、その上
あたしを庇ったためにあなたの兄まで殺させてしまった。だから、あたしはあなたを
守りきるとあの時誓った」
「レイナお姉さま・・・」
「本当は、この場で自害でもして、あなたを生かしたい!でも!でもね!
そうなったら、レナードはどうなるの!?不治の病で、あたしが冒険で得た
財宝で高い薬を買わなければ生きながらえることすら出来ないあたしの弟は!?
あたしは、死ぬわけにはいかない!だからルファ、仕方がないのよ!
あたしは、死ねない!」
レイナは異常とも言える興奮状態で、段々激昂の度合いを増していった。
「あたしは、死ねない!だから!ルファ、ごめんなさい!あたしのために、死んで!」
「ぁああああああああああっ!」
レイナは気合をみなぎらせ、両手で斧を構えるや袈裟切りに斬撃を見舞った!
ルファはバックステップでこれをどうにか避ける。
と、レイナは素早く斧を持ち替えて突きを見舞う!
両刃の斧の鋭い二つの先端が、まるで刺叉のようにルファの腹部に迫る!
ルファは後退の勢いでバランスを崩し、仰向けに倒れてしまった。
これが幸運にも突きをかわす結果となる。
が、続けざまにレイナが斧を振り下ろしてトドメをさしにかかる。
ガンッ!
ルファが間一髪右に転がってよけたため、斧はモロに地面と激突し、鈍い音を立てた。
「・・・っ!」
右肘を痺れが襲い、レイナはあやうく斧を取り落としそうになった。
その間にルファはなんとか転がって後退しながら立ち上がろうとする。
そこに、痺れをこらえたレイナが左肩のショルダーガードを突き出してブチかました!
姿勢を低くして突進したレイナの肩が、丁度半立ちの体勢だったルファの胸を捉えた!
「ひぅっ!」
か細い悲鳴を漏らしつつ、ルファは後方へ大きく吹っ飛んだ!
カラーン、と乾いた音が響く。
体当たりの衝撃でルファがブーメランをその場に落としてしまったのだ。
(嫌だ・・・レイナお姉さまと戦いたくない!)
胸が締め付けられるように痛い。
激突。
後頭部に衝撃を受け、ルファの意識が一瞬だけ飛んだ。
次の瞬間、目の前にレイナが迫って来ていた。
(嫌だ!嫌だ!嫌だ!)
ルファは必死に転がり、どうにかその場から逃れ、レイナと距離を置いた。
気付くと、先ほどの衝撃のためか、口から唾液が僅かに漏れていた。
それを左の拳で拭う。
同時に、ルファの思考が激しく回りだす。
(そうよね・・・レイナお姉さまにはレナードを守らねばならないという
使命がある。それじゃあ、あたしは?あたしには守るべき者もいない。
そもそもお父さんも、お母さんも、お兄ちゃんもいないあたしがこの世
で行き続ける必要なんてないじゃない。あたし、この命をレイナお姉さま
に捧げてもいいよね。あたし、ここで死んでもいいんだ。大好きなレイナ
お姉さまを生かすために・・・)
迫り来るレイナ。何も考えずに距離を取り続けるルファ。それを見て
不満そうに罵声を浴びせる異形たち。
ルファの息が整って来た。
(そうよね、お兄ちゃん。あたし、ここで死んでも・・・最後の約束、守れ
そうにないや。ごめんね、お兄ちゃん・・・)
ドンッ!
ルファの背中が、反対側の鉄格子に当たった。
ふと、左手に握られた特製のロング・ダガーに視線が移る。
ルファの兄が、死に際に託した形見である。
(・・・駄目!お兄ちゃんとの約束、破っちゃ駄目よ!お兄ちゃんは最後に
「生きろ!」と言って、あたしを守って死んでいった。だから、あたしは
お兄ちゃんの分までしっかり生きないと!生きないと!何のために
お兄ちゃんが死んだのか判らなくなっちゃうじゃない!だから!あたし
だって、死ねない!死ぬわけにはいかないっ!)
ルファを壁際まで追い詰めたレイナが、動きを止めた。
ルファが鋭い眼差しでレイナを睨み、左手で逆手に持った得物を
体の前で構えていた。
「ふっきれたようね」
「あたし、死ねない」
「そう。あたしもよ」
軽く言葉を交わす。
この瞬間、初めてお互いがお互いを敵と認めた。
レイナは軽く息を吐き出し、慎重に斧を構えなおした。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
今晩はここまでです。稚拙な文に付き合っていただいて
まことに恐縮です。それでは、また〜。
質問、意見、感想などがありましたら是非是非お願いします!
>蜀人 ◆wIB9Ir6tMg
かな〜り丁寧に話を進めてるんでビクーリですね
アレ??氏の話は敗者の死を想定した話じゃないから安心して読めるけど、
蜀人氏の話はけっこう残酷な結末もありそうな分、緊迫感たっぷりw
負けられない理由を持つ者同士の命がけの死闘に期待してます
思いっきり殺し合い路線の話だな
エロあるんだろーか・・・
>375
武装してる間はエロはないんでは?
武器使い切った後で徒手空拳の格闘があれば、あるいは・・・
>エロに需要がある人は向こうへ行ってもらって、
>自分はここで戦い中心に行きますか。
って言いきっちゃっちたんだから、エロはないだろう。
殺し合いにエロティシズムを感じる人もいるのかもしれません。
「ふふ・・・どうやら、いよいよ面白くなってきそうですわね・・・」
<<読心>>の魔術に心得のあるイグニスは、一人ごちた。
「興奮しますわ・・・」
彼女は軽く身をよじるようにして豪華なソファに深く腰掛けていた。
イグニスの観戦席は単方向ガラスに覆われていて、外から中の
様子を窺い知ることは出来ない。ガラスの門を開け、表の高台に
出て喋る時のみその美しい姿を満場に晒すこととなるのだ。
イグニスの最大の趣味とは、少女達を集めた凄絶な血宴を高み
から見物しつつ、その興奮に身を任せて自慰行為にふけること
である。当然、周囲のメイドはその手助けをしたり、逆に気分が
昂じるとイグニスの愛撫を受けることとなる。
まだ戦いは序盤戦。イグニスはそっと掌を胸に押し付けながら
抑えきれない期待感に軽い吐息を漏らすのだった。
「・・・どうぞ存分にわらわを感じさせて下さいましね・・・」
☆☆☆
皆様、様々な反応ありがとうございます。とても嬉しく拝読させて頂いてます!
・・・一応、「エロパロ板」なので、随分とヌルポですが気分転換にエロシチュを
入れてみたテスト。本格的な「エロバトル」が所望でしたらアレ??さんのスレが
あるわけですが、完全にエロ無しだと板違い言われそうですし。なので、戦い
の合間にこのようなインターミッションを挿入していこうかな、と。反応次第では
またやるかもしれないしやらないかもしれないですが。
私個人としては、女の殺し合い自体結構エロいと考えちゃう性格です。この
「イグニス」って女王様キャラは結構私の代弁者みたいな位置付けなのかも。
勿論、戦い中心って言い切っちゃってるので、なるべくピントをバトルに合わせて
いきたいつもりです。脱線しすぎ!って思ったら遠慮なく意見して下さい。
アドリブで書いてるので、修正しやすいだろうと思います。
補足:矛盾点=ガラス張りの中でも声が外に届いているシーンがあった。
・・・うぅ〜外に通じる拡声器から喋りこんでるってことで(滝汗
私の稚拙な文章に付き合って頂いて感謝、感謝です。それでは、引き続き
よろしくです〜。って、今はここまでですm( _ _ )m
>気分転換にエロシチュを入れてみたテスト
まさか>379の事?
なんか最近こっちの方がレスのびてるな
ま、結構なことだけどさ
レズバトルでいいよ
エ
エロいのはアレ??さんがいるわけだし、蜀人 ◆wIB9Ir6tMgさん、
余計なことは気にしないで当初の予定通りガチンコバトルを
見せて下さい。期待してます。
キモッ
誰もバトル真っ最中のエロ技には
興味なさそうね・・・…(´・ω・`) ショボーン
あの娘とこの娘を闘わせたい!の週刊アイドルゴング見てます?
最近知ったんだけど・・・過去のもの見た〜い
>388
読んだ事あるけど、なんだか読み手に不親切だと思った
会話ばっかしで状況説明に乏しいし
どういたしまして。( ´,_ゝ`) プッ
チャットだってことを割り切って見てるよ。
まぁ毎回気に入ったものは1つあるかないか。
未完と引き分けの嵐だし。
>389
無理言うな
そんな事考えてチャットしてるわけねーだろw
蜀人さんどうしちゃったのかな・・・最近来ないね。
>393
無理言うな
遅筆の人なんだから気長に待て
先週は血ぃ見る忙しさで氏にそうですた。
またチョピーリずつですが、進めます〜。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ルファが、動いた。
ロング・ダガーの切っ先を前に向け、まっすぐ、レイナに向かって突進する!
そもそも重い武器を持つ者は、横薙ぎの攻撃をしたがる。
先程のように、万一地面を打ってしまうと致命的になりかねないからだ。
突く、という選択もあるが、重い武器だと効果的な突きを放ちにくい。
そういう意味では、直線的な動きに対する対応が最も難しいのだ。
「くっ!」
レイナは、身を捌いてルファの素早い突進を紙一重で交わした。
しかし、ルファはレイナの懐でピタッと止まっていた!
ルファの身が翻り、左腕が唸る!
逆手に持ったロング・ダガーの刀身がレイナの喉に迫る。
レイナは斧を持ったままの右手で、ルファの左手を遮った。
そのまま左の膝蹴りを放つ。
これはルファが上手く右腕を割り込ませて止めた。
その反動を利用し、ルファの腕が跳ね上がる!
その拳は、中指を多少突出させた握りで喉の急所を狙っていた。
レイナは横から左腕をルファの腕に叩き付けた!
ルファはその勢いに逆らわず、体を素早くクルリと回転させた。
そのまま逆手に握られた刃の切っ先がレイナの脇腹に迫る!
レイナは慌てて右後ろに飛んだ。
そして、再び静止。レイナは、刃を突き出した形で正面を向けている。
「ぐぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!」
スタンドが沸きに沸いた。その音を背に、レイナが呟く。
「今度は、あたしが退いた、か」
レイナは己の不利を知っていた。そもそも、彼女の得物は人間と
戦うためのものではない。冒険者としても、彼女は大型の異形を
専門に戦ってきたのだ。そのための重い戦斧、である。対して、
ルファは小型相手を専門としている。
そういう役割分担で今まで来ているのだ。
勿論、対小型の時に備えてレイナはニードル投擲に習熟し、それで
ルファを支援していたし、対大型ではルファの脚力が撹乱で生きる。
二人はある意味良いペアだった。
それが、こうしてお互いの命を取ろうとしている。
「レナード・・・お姉ちゃんに力を下さい・・・」
祈るような気持ちで、レイナは斧を握る手に力を込めた。
(あたしが有利に戦うには、あたしの間合いで戦うことだ。決して
懐に入られちゃ駄目)
レイナは決意した。
「やらせないんだから!」
そう叫ぶと、彼女は必死の攻勢に出た!
・・・・・・・・・・
今宵はここまでッス〜。また〜。
・・・・・・・・
レイナは、大きく前に出た。
小さく逆水平に斧を振る。
バックステップでかわされる。
小さく袈裟切りに斧を振る。
バックステップでかわされる。
再び逆水平。
またしても同じ結果が待つ。
レイナは、その膂力が続く限り、右腕一本で斧を小さく振り続けた。
大振りする必要は無い。
斧とは、もともと殺傷能力の高い武器である。
小さく振るっても、相手に深手を負わせるに足るくらいの遠心力が得られる。
一発でも当たればよいのだ。
ルファも、それが判っていた。なので、無理せず交わしに徹していた。
後退ばかりしているとまた舞台の端を背にしてしまうので、なるべく
円を描くように、斜め後ろへの避けを心がけていた。
それに、レイナとて体力の限界はあるだろう。
このような攻撃を続けていたら、いつかは無理が来る。
ルファとしては、そこを狙えば良いのだ。今は無理に反撃する必要がない。
現に、レイナの息が既に上がりつつあるではないか。
しかし、レイナには別の狙いがあった。
あと一発、左脚にの仕込んであったニードル。
袈裟切りで左腕を後ろに隠しつつ、彼女はルファに悟られないよう気をつけ
ながらニードルを左手で持った。
そろそろ息が続かなくなってくる。
訂正:左脚にの× 左脚に○
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
逆水平。
ここで、レイナは息切れを装い、わざと大きく後方へ斧を逸らす大振りを見せた。
そして、左腕も大きく右のほうへ上げながら、大きく後ろへ飛びのく。
いかにも、逆水平に振った勢いに負けて全身を右へ傾かせたようである。
ルファが、これを好機と突っ込むそぶりを見せた。
刹那!
レイナの左腕が左へと振り下ろされた!
至近距離からのニードル、しかもルファは突っ込む姿勢だ。
避けられるハズがない。
ルファは、左胸の付け根、丁度ブレストアーマーの領域が切れた辺りに衝撃を感じた。
ニードルが刺さっていた。
「・・・!」
思わず息を吸い込み、目の焦点が霞む。
その霞んだ視界に、おぼろげながら結果的に両腕を広げた形のレイナが浮かんでいた。
どうやら、ニードルは急所を外したようだ。
しかし、この好機を逃すレイナではない。
彼女は斧を大きく左上方に振り上げた。
(逆袈裟?)
痛みに耐えながら、ルファは必死に逆方向へステップを踏んだ。
しかし、斧は振られない。
フェイントである。
そして、ルファの動きに合わせる様に、レイナの蹴りが襲い掛かる!
「ふくぅっ!?」
蹴りは、見事に腹部を捕らえていた。衝撃で、ルファが2、3歩後ずさる。
素早く向き直ったレイナの斧が、今度は右上方に高く掲げられる。
(今度こそ、とどめの袈裟切り!)
ルファは斬撃が来る前に、また逆方向へステップする。
レイナは慎重に慎重を重ねていた。
まだまだ大振りという博打を打つことは出来ない。
少し考えれば、ルファにもそれが判るはずである。
しかし、ニードルを打ち込まれたルファは思考する前に体が反応していた。
自己防衛の本能が、そうさせていたのだ。
それを、レイナは逆手に取っていた。
再び、蹴りがルファの腹部を捕らえる。
「かっ・・・ぁぁっ」
ルファは、肋骨の軋む音を聞いた。衝撃で、仰向けに倒れる。
後頭部に衝撃。
意識が霞む。目を開けられない。
それで、どうにかかすかに目を開いて見る。
斧を最上段に構え、今にもトドメを振り下ろそうとするレイナが視界一杯に映った。
ルファは、死の恐怖を覚えた。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
本日はここまでッス。それでは〜。
404 :
名無しさん@ピンキー:04/05/16 02:29 ID:qQgEaVPh
ageて見るテスト。
続きマダー?の保守カキコ。
406 :
名無しさん@ピンキー:04/05/30 05:48 ID:4P7xsXHU
ほっしゅage
ランブルローズのおかげで
TOMはともかくMetoは死。
408 :
名無しさん@ピンキー:04/06/08 01:53 ID:4bN7Vso4
保守
読ませてもらったけど、アレ???の創作はツマラン。
なんでこんなにダラダラしてるんだよ。
アレ??氏はもうここにはいないので文句言われても困るよ…(´・ω・`)
蜀人さんこないね・・・ショボーン
非エロしか書けん奴だろ?
(゚听)イラネ
そういうときはなぁ、降臨するまで流すんだよsage
追伸。バトル部分を描写する時の丁寧さっていうか動作ディテールの細かさを応用すれば、
蜀人さんにもエロは書けると思うんだがな。でもそういう趣旨じゃないか、今のここは。
いや、そういう趣旨だろ?
今の流れを勝手に作ったのは蜀人だし
アレ??さんのエロい奴が叩かれて、じゃあ引越ししましょってことで、それで
蜀人が非エロに走ったって経緯だな、正確には。
まぁ奴が帰ってこないには、俺らがあーだこーだ言っても仕方ないし、
沈黙して待ってようじゃないか。来なかったら来なかったでDAT落ちするだけやし。
レズファイトがいいよ
双子とかだとサイコー
>417
個人的好奇心なんだが、双子の萌えどころってなに?
格ゲーの同キャラ対戦みたいなもんか?
419 :
417:04/06/17 20:14 ID:WsXIgB5H
体格もスタミナも対等で性格も手の内もバレバレな者同士
勝敗の帰趨は互いのモチベーションの高さにかかってる
同性ゆえのツボを押さえた手練手管を耐え凌いでは攻め返し
女同士の意地とプライドが奏でる妖しいコラボレーション
て感じか?
いいですね
得意技で相打ちとか最高ですね
死力尽くした戦いの果てに相打ちイイ(・∀・)!!
ていうか瞬殺や秒殺だと萌えん
俺はどっちかがギリギリ勝つほうが好き
まあ、相打ちは同キャラ対戦って話の中での希望なんで
レズバトルなら相打ちならぬ相果てだろ
エロならそのへんの一語一句こだわりたい
なんかレスのびてんなw
女闘は好きだが出血・骨折な展開には引いてしまう俺って変?
蜀人さんは退散したに100ガバス。
>>427 内容によるかな
刃物とか持ってるなら出血が全く無いのはおかしいし
逆に、普通のとっくみ合いやってて大量出血や骨折するのは
女闘というより猟奇かなと思う
↑ただ、こういう細かい部分には個人差があるので
是非を問うつもりは無いっす
431 :
名無しさん@ピンキー:04/06/19 17:51 ID:4lLeU2R0
そろそろ誰か何か書きにきてくれんかな
短編でいいんだが
試みに聞いてみたいんだが
例えばエロ技風味のプロレス対決とかだと
ここになるのか、あっちになるのか?
ドミ展開ならあっち
そーでないエロレスならこっち……のはずw
え〜〜〜〜〜〜と。
イカセ勝負なら向こうで
エロ技アリのKO勝負ならここ
・・・ってことでいいの?
こらこら、むこうはアレ氏専用だ
それ以外はここでやれ
女同士の闘いならなんでもええよ
438 :
名無しさん@ピンキー:04/07/18 03:23 ID:93JLEiZq
誰もいないの?
女子格はこのスレの範疇なんだろうか。
>439
オッケーじゃねーの?
ただ内容が異種格なら、あくまでも個人vs個人で決着つけてほすぃ
素人考えで「どの流派が最強」とか決めつけられると激しく萎え
>素人考えで「どの流派が最強」とか決めつけられると激しく萎え
まあ同意
一方的な見方だけで書きこまれるとちょっとな
ここは正義のヒロイン物はOK?
しかしアレだな。
きょうび、「異種格闘技戦」という概念がなくなりつつあり、
代わりに本来異種格闘技の場だったものが
「総合格闘技」として競技化してしまったからなー。
結局、「最終的には強さは本人の身体能力に帰結する」って
あたりまえっちゃ当たり前の現実がつきつけられるだけなんだな。
と、スレ違いなことを書いてみた。
もちろん美女同士の殴り愛や関節の取り合いなんかは(;´Д`)ハァハァ
キャットファイトと女子格闘技の境界線は正直どこ?
ときどきわかんなくなるんだよな
顔が良いか悪いか
体が細いか太いか
本気で強くなりたい人はトレーニングで筋肉ムキムキだろうし
プロレスラーとか必ず受けをしないといけない人は脂肪で丸々としてる
448 :
名無しさん@ピンキー:04/07/26 11:18 ID:27k4mpY+
期待age
夏厨age
夏厨age
なんかさ、作家様の降臨待つよりも
自分たちで書いてみてもいいんじゃね?
リレー小説形式とか
無理っ!
涙橋なぎさ・・・誰も知らないかな?ここにはピッタリだと思うんだが・・・明日の為にその一!!打つべし打つべし打つべーし!!
455 :
名無しさん@ピンキー:04/08/13 17:28 ID:lF5Dv2oO
保守あげ
誰か書いてくれ・・・
458 :
おっぺけ:04/09/13 11:26:54 ID:C/J3lXCF
近頃、世界を震撼させている海賊放送局、
『ネット・キル・ザ・テレビスター』
製作の番組が、識者の間で物議を醸している。作者不明、目的不明のその番組は、
ナンセンスを標榜に掲げ、暴力やセックスの推奨、果てはドラッグの合法化などを
公然と唱えているために、心ある人々からは非難の声を浴びていた。しかし、世上に
はそういう趣を喜ぶ輩もいて、興味本位で見ている者も含めると、全世界での視聴者
は推定、二十五万人にも及ぶという。そうして今日も、見るに耐えない番組が製作され、
人間の汚くいやらしい部分ばかりが、クローズアップされていた。
『ヘイ・ヨー!今夜も、イカしたショウの始まりだぜ。ボンクラども、起きてるか?』
日本時間で、毎週水曜日の午前零時に番組は始まる。司会者はガスマスクをつけた
男で、言語は英語。肌の色と声で、白人男性という事は分かる。しかし、それ以外は
何一つ分からなかった。ネット・キル〜では、番組内容やスタッフについての紹介には、
全く触れないからだ。
『今夜は、仔猫ちゃんたちの真剣勝負を見せてやる。YA−HA!』
司会者がそう言った後、画面にノイズが入る。そして、数秒後・・・・・
「死ね!」
「てめえこそ、殺してやる!」
という、雑音混じりの女の怒声が、スピーカを通じて、視聴者の耳へと届いた。モニタを
見れば、即席で拵えようなリングの上で、ビキニの水着を身にまとった女が二人、とっく
みあいをしている。ただ、その様があまりにも壮絶で、どう見てもビアガーデンの屋上で
やっているような、お遊び程度のキャットファイトとは、一線を画していた。
459 :
おっぺけ:04/09/13 11:53:48 ID:C/J3lXCF
『おうおう・・・あさましいねえ』
司会者が戦う女たちを見て、肩を竦めるリアクションを取った。呆れてる、とでも言い
たげに。そして、カメラに目線を合わせた後、こう囁いた。
『まあ、負ければ、どこかに売られちまうんだから、真剣になるのも仕方が無いか』
「キーッ!死ねッ、死ねッ・・・」
「この畜生!」
のん気そうな司会者とは違って、女どもは真剣そのものである。それぞれの水着は、
白とピンクに色分けされていて、極端に布地が少ない物だった。白いビキニは白人の
美女で、二十歳前後。肩に刺青はあるが、荒くれた印象は無い。それに対して、ピンク
のビキニは小柄な東洋人女性である。彼女もまた、二十歳前後の美しい女性であった。
「こいつッ!落ちろッ!ジャップ!」
「てめえが落ちろ!白豚め!くそッ・・・」
リング上は高台になっており、その下は闇のように暗い。それだけに、ライトアップされた
感のあるリングで戦う女たちの肌は艶かしく、美しかった。白人の女はしきりに相手を
ジャップと罵り、髪を引っつかんでは猛り狂う。しかし、東洋人女性の方も負けてはいない。
「ブタが、太りすぎなんだよ!」
掴れた髪に構わず、空いているボディへ拳を二、三発叩き込んだ。すると、白人女性は
ううっと前のめり、目をひん剥いた。掴んでた相手の髪から指が離れ、ついには膝をつく。
そこへ、東洋人女性の膝蹴りが飛んだ。
「死ねッ!」
「アウッ!」
膝蹴りは見事、白人女性の顎にヒット。その瞬間、ブロンドの髪を揺らしながら、白人女性
は背を仰け反らせ、リングに臥せった。ノックアウトシーンは、小兵が横綱を薙いだ様に
似ていて、思わず、技あり!と叫びたくなる物だ。
460 :
おっぺけ:04/09/13 12:14:39 ID:C/J3lXCF
「勝った!」
東洋人女性が勝ち名乗りを上げる。身に着けたビキニのトップは肩紐が切れ、
右の乳房が露呈していた。小柄な割には豊かな母性の頂点には、薄桃色の
乳首がきりきりと勃っている。過度の緊張と、それの緩和から来る興奮なので
あろうか、男に吸われるでもなく、隆々としこっていた。
『おお、リトル・ファッキング・ビッチが勝ったようだ。こいつあ、意外だった』
司会者が女闘の結果に驚いている。体躯で勝る白人女性に、小柄な東洋人女
性が肉弾戦で勝ちを収めた事が、予想外だったらしい。だが、これはリング上で
勝利に狂喜する東洋人女性と、ガスマスク司会者の思い込みであった──
「まだ終わっちゃいないよ、ジャップ!」
「ああ!」
リングに臥せっていた白人女性が、東洋人女性を背後から急襲した。膝蹴りを
喰らい、一旦は敗北したかに見えた彼女は、白いビキニに包まれた豊かな肢体
を以って、東洋人女性を羽交い絞めに決める。
「は、放せ!」
「誰が放すか!」
腋の下から頭の後ろへ、腕を絡められてしまってはしようがない。哀れにも東洋人
女性は、刑場に上がった罪人同様のはりつけ姿となった。もともとの体格差もあって、
ようやく爪先立ちとなって、せいぜい落ちないようにと踏ん張っている。
「ぐぐッ・・・ち・・く・・しょ・・う」
東洋人女性の表情に、悲壮感が漂う。背後から腕を決められては、容易に逃げら
れない事を理解しているようだった。と、その時──
461 :
おっぺけ:04/09/13 12:33:23 ID:C/J3lXCF
「ウオオッ!」
という、白人女性の雄たけびと共に、東洋人女性の体がリングに舞う。体躯に勝る
白人女性が、羽交い絞めのまま背後へ投げを放ったのだ。
「死ね、ジャップ!」
「キャアーッ・・・」
腕を取られ、受身が取れない東洋人女性は頭からリングへ落ちる。スプリングは効い
ていても、決して柔らかいとはいえない場所へ──
「ぐうッ!」
ズン──と、地響きがした後、東洋人女性は白目を剥いて悶絶した。後頭部をもろに
強打したためか、鼻からは鮮血がしたたっている。その後は、ぴくりとも体を動かさなく
なり、スポットライトの真下で生きた骸と化してしまった。
「イエローモンキーが、白人様に勝てると思ったのかい?」
雌雄は決した。白人女性は、その恵まれた膂力で、東洋人女性を抑えたのである。
更には、先ほど危うい目に遭ったという事も手伝ってか、怒りが収まらない様子で、
「この、くそジャップが!死ね!」
と、リングに仰臥した勝負相手に憐憫のかけらも見せず、何発も蹴りを入れた。一方、
東洋人女性は意識こそ無いが、蹴りを貰う度にうう、と呻き声を漏らしていた。幸いと
いうか、命には別状がないらしい。
『今度こそ、決まったな』
ガスマスク司会者が、リングからカメラに向き直り呟いた。その直後、モニタは数秒の
間をおいて、場面変えを行う。そして、そこに写った物は──
462 :
おっぺけ:04/09/13 12:52:29 ID:C/J3lXCF
「た、助けて・・・」
敗者である東洋人女性が、全裸姿で無数の男たちに嬲られているシーンだった。
場所がどこかは不明だが、見た限りでは船内をイメージさせる部屋の中にいる。
『彼女は負けたから、どこぞの漁船に売られたぜ。これは、船員たちに持たせてる
カメラの映像』
ブーンと無機質な金属音と、女の悲鳴。それに、何語かも分からない男たちの笑い
声が渦巻くレイプシーンに、あのガスマスク司会者がナレーションをつけていた。
『女はただみたいな値段で売られたから、船員たちに飽きられたら、サメのエサに
なるかもな。もっとも、漁船が港へ帰るのは半月も先の事らしいが、それまであの
リトル・ファッキング・ビッチのプッシーがもつかどうかは怪しいがな』
船は中型の漁船らしく、船員の人数もそれなりにいるようだ。カメラを持った人物が、
しきりに女の尻へ迫っているのを見ると、女に飢えている事が分かる。
「やめてえッ!」
女は犯され続けている。船員たちは浅黒い肌に、逞しい肉体を持つ黒人たちだった。
それ故に、女の白い肌が浮かび上がって映える。
「お願いよ!あんたたち、英語通じないの?もう、許して・・・」
黒い肉塊の中で蠢く女の肌が艶かしい。乳房は左右とも揉みしだかれ、たぷたぷと
波打っている。その先端の苺蕾は、分厚い黒人の唇の中に含まれていた。女は許し
を乞うが、それは一向に聞き入れられていない。それどころか、船員たちは必死の
哀願を見せる女を、もっと素晴らしく辱めようと思いついた。
463 :
おっぺけ:04/09/13 13:08:38 ID:C/J3lXCF
『おっと、趣向が変わったようだ』
ガスマスク司会者のナレーションで、女に異変が起きた事が分かる。彼女は繋がれて
いた。それも、デッキに程近い甲板の上に──
「・・・・・」
海の上の日差しは強い。そのせいか、女は陽の当たらない場所に座っている。細い足
首には足かせが課せられ、逃げることもままならない様子である。彼女は終始無言で、
見るからに憔悴し、生気が無かった。
『船員たちがやってきたぜ』
ナレーションがぼそりと入ると、女の周りに逞しい男たちが現れた。誰もが下半身を露呈
し、野太い男根をぶらつかせている。すると、女はしずしずと男たちに寄り添い、目を細め
て男根を手の中に収めていった。
『奴隷になったみたいだな』
カメラは女を中心に回っている。逞しい黒人どもに犯され、くねくねと腰を振る東洋人女性
の姿を。その様子を、ナレーションは静かに伝えた。その直後、カメラは女の行く末を暗示
するかの如く、ぶつりと消えてしまった。
『さて、楽しんで貰えたかな?』
また画面にガスマスク司会者が映る。午前零時に始まった番組が、終わりに近づいている
らしく、背後にはエンディングテーマが流れていた。もちろん、スタッフロールは無い。
『また、来週』
手を振る司会者。ガスマスクをしているので、表情は分からないが笑っているような気が
する。そして、司会者の背後を見ると・・・
464 :
おっぺけ:04/09/13 13:24:56 ID:C/J3lXCF
「ノゥ・・・もう、やめて」
番組の冒頭で奮戦した白人女性が、見るも禍々しい大きなドーベルマンに犯されて
いた。両足を床に固定され、足を閉じる事が出来ない姿勢で──
「勝ったら、助けてくれるって・・・言ったのに・・・」
今の彼女に、東洋人女性を降した時の威勢は無い。四つんばいとなり、まるで犬の
ごとく犯され、ただ泣くばかりである。そのシーンが遠ざかり、カメラはもう一度司会者
の方へ寄った。
『だって、それじゃ面白くねーんだもん。ハハハ!』
ガスマスク司会者はそう言って、額を押さえて笑う。絶望から希望──そしてまた、絶望。
識者が顔を歪める、ネット・キル・ザ・テレビスターは、この悪趣味さが売りなのである。
『んじゃ、また。バイ』
午前一時、番組終了。すると、時を置かずしてネットの掲示板が賑やかになる。女たちの
行方は?また、ネット・キル〜の目的や撮影場所、ガスマスク司会者の素性、などなど・・・
しかし、それらは誰にも手繰る事が出来ないままで、番組は続いていくのであった・・・
おわり
465 :
名無しさん@ピンキー:04/09/16 22:03:58 ID:vUoiEzMA
458GJあげ。
久々に来たら神がいるな、また描いてくれることを切に願っておこう
467 :
名無しさん@ピンキー:04/09/23 17:00:35 ID:CfoT+k35
ほっしゅ
もう無理なのかのー
470 :
名無しさん@ピンキー:04/11/02 23:41:43 ID:dPruuKFB
まだまだこれからよ
471 :
名無しさん@ピンキー:04/11/18 23:04:46 ID:Xa49qrJU
そうだまだまだこれからだ
今にアレ??以上に面白いバトルと激しいエロを両立させた作品を書くネ申が降臨なさるに違いない!!
あれレベルの小説誰か書いてくんねーかな保守
美女同士のガチならいいんだが、
実際のアレはアレだからな・・・・・・・
「キャットクエスト」
第1話
--はじめてのモンスター退治--
「ここが、魔族のすみか・・・・モンスター達を操ってるのは、女の魔族ってきいたけど」
そういって暗い洞窟を進む彼女の名前は、リサ。剣の腕が強く、村の中で一番の剣士といわれている。
だが、それを少しも感じさせない容姿抜群の娘で、スタイルよしの女性なのである。
「ふぅ、こんなに歩いたのに・・誰もいないし。なによ、ガセネタなのかな?」
ちょうどよい腰掛けるための岩にすわりだす。
>>473 どこかの、キャットファイトサイトのチャットに出てきそうな出だしだw
それと、いい出来だがもう少し漢字を使おう。
「キャットクエスト」
>冒険を始める
「・・・・(殺気、岩陰にモンスター二体、背後から三体…か。
やっとおでましって所ね)」
リサはモンスターの位置を冷静に判断すると、魔力の流れを探り出す。
「(ザコを操ってる奴は・・・・いた、モンスターの陰に隠れて、いいわよザコぐらい、全部・・・・!!)」
一瞬のうちに剣を抜き、後ろにいるモンスター一体を切り裂く。
「次っ!はぁぁぁ!!」
次から、次へと剣で敵を打ち払い、全てのモンスターを全滅させる。
「はぁ・・・・・予想外に、体力を消耗したわね、MPも・・・・残りわずか、ちょっとまずいかな??」
困った仕草をしながら、剣を構えて、
「でも、五分五分って所かしら?生命のないザコゾンビが動かないって事は・・・・そちらの魔力も残りわずかってところじゃない?」
闇に声を響かせる。額から頬を伝う汗の雫がポトリと静かな洞窟にしたたり落ち。
その静寂さこだまする、洞窟の奥から一人の魔族がこちらに歩みよってくる。
「なんだ・・・・どれだけ凄い戦士かとおもったら、ただの小娘か」
全てをおおいつくすかのような、黒い瞳。銀色の髪がウェーブをまいて、空に舞う姿は女からみてもため息がつくぐらいだ。
「あんたが、ボスってわけね」
「くだらない・・男なら精力の一つでもいただくところだが、女ではな、しかも・・・」
舐めるように、リサの体を下から上えと凝視して。
「処女か」
「な?!」
一瞬の内に顔を赤色に染め。次第に怒りの赤へと変わっていく。
「礼儀のなってない女ね、あんた。魔族なんてこんなもんよね・・・・がさつでバカで、欲望のままに動く生き物だもんね」
「ほざいてくれる・・貴様名はなんという?殺す前に聞いといてやろう、バカな人間の名をな」
「リサ。リサ・ハーベル・・・・そっちの名前は?生け捕りにする前に、聞いといてやるわよ」
「ジュリア・・・・」
名前を晒しあい、二人の間に張り詰めた空気が漂い始める。
「(魔力は、ほとんどない。なら最初の一撃に全てをかけるのみ・・・・・)」
塚をぐっと握り締め、一太刀にかけるために意識を剣に集中させる。
「ふ・・・・ジェル・ロック」
鼻で笑いとばすと、ジェルの液体を剣に向けて打ち放つ。
「ぅ!な、なによコレぇ?!剣が・・・・これじゃ、切れないし」
ジェルに包まれた剣は、ただの叩くだけの道具へと変わり。
「はっはっはっはっは!これはこれは、飛んだバカな戦士のようだったな
意識が見え見えだったぞ、おかげで行動が読めたがな。
バカな上に、処女か・・・・・救いようのない三流剣士だったみたいだな」
見下すように、鼻で笑いとばしリサを上から見下ろすように小ばかに笑い出す。
「・・・・・・・・・・・・・・・・あぁぁぁったまきたぁ!」
ただの叩くだけの道具と変わり果てた剣を、思い切り地面に叩きつける。
「あんたみたいな、ぶっさいくな魔族女には素手で十分よ!」
ジュリアの銀色の髪の毛を掴むと、思い切り地面へと叩きつける。
「・・・・い、いたいっ!き、きさま、原型をとどめ・・・?!」
倒れるジュリアにリサがまたがって、マウントポジションをとられてしまう。
「お得意の魔術はどうしたのよ?どうやら、そっちも素手で戦わなきゃいけない状況ってわけかしら?」
魔族色、少し青紫いろの頬を、思いきり・・。
「パーン!!」
と、引っ張ったく。
・
・
・
・
>冒険を記録する。
完了しました・・PCの電源を、スタートからおきりください。
>>474 苦手だけどガンバって漢字つかっていきます。
いい出来っていってくれて、どもです。
>>475 勇者の冒険はこれからコレカラ。
がんばりますです。
俺が期待しているのは
リサタソによる魔族陵辱劇だナ
てめえで書けタコ
誘導されてこのスレへ来た者です。
小説をアップしようと思っているのですが、
主人公が死んでしまう様な残虐描写のあるバトルモノのSSなんです。
あと、男性キャラも登場します。
やはりスレ違いな内容ですよね?
それでも良ければ、アップしますが・・・・・・。
>481
期待!
けど主人公が死んでしまう様ななんていきなりネタバレしていいの?
>男性キャラも登場
挿入ありなら嬉しい!
483 :
481:04/12/12 00:27:14 ID:3BP4tjZ8
この小説、やはりスレ違いな内容かも・・・・・・。
一般的なエロはまったく無く、
女が苦しみ、悶える様子を描いた猟奇的な内容のSSなんです。
本当にそれでも良いですか?
484 :
名無しさん@ピンキー:04/12/12 04:23:20 ID:P+Fb5iLo
>>483 そんなにスレ違いが心配なら単独スレたてればいいじゃん。
残虐SSスレって無くなったのかな…?
487 :
481:04/12/12 17:28:34 ID:3BP4tjZ8
>>486 誘導サンクス。
そのスレなら内容的にピッタリです。
488 :
名無しさん@ピンキー:05/01/22 22:33:06 ID:g9l5/SQT
保守
489 :
パカパカ:05/01/23 10:38:55 ID:nAnyGf0C
高校一年の時。
高三の女子バレー部のかわいい先輩が、
悪そうな女子達と喧嘩してるのを偶然見てしまった。
先輩がブルマ姿で股間とかを攻撃されている場面に
興奮してしまった思い出があるよー。
テスト
格闘ものっぽいもの? 投下してみる。
ととん、と板の間に音が響く。床を蹴って前へと跳ねれば相手は引く。
彼我の距離は常に一定に保たれている……彼女はそう簡単に間合いを
詰めさせてくれない。私が一歩前に出ると、彼女もまた一歩下がる。常に
その距離を保つ気のようだった。拳での打ち合いにはそうそう応じないというのか。
あと一歩半。
あと一歩半で、こちらの拳の射程内なのだ。彼女の脚は力強く床を踏みしめて
いる。彼女の蹴りの間合いにいるのは具合が悪い。あの肢体には不釣合いな
威力の蹴りが飛んでくる。
彼女の均整のとれた身体は素直に羨ましいと思う。
胴着の上からでもそれとわかる双丘、ふっくらと丸みを帯びた腰、長く伸びた脚。
女としての成熟を感じさせるその肉体に秘められた力強さには憧憬を覚えるし、
それを傷つけ傷つけられる対象として扱わねばならないのは、同性の私にさえ
残念なことに思えた。
彼女が私の幼馴染みであるから、その思いはなおさらだ。
突きを意識させるフェイントに彼女を惑わせておいて、前蹴り。追って中段の
廻し蹴りを叩き込めば、彼女は肘でブロックしながら半歩後ろにずれる。
半歩後ろにずれるとともに、こちらの蹴り足が戻らぬうちに中段を返してくる。
待ちに徹する気か。
ならばこちらは手数で押し切るまでと意を決し。追い突きから正拳、繋げて
打ち下ろす下段廻し蹴り。
脛で受けられた。
右脚を戻す動作に合わせて、彼女のローが追撃する。腿に左の脛がめり込む。
痛みよりも、むしろ純粋な重圧の方が鈍く太股に圧し掛かった。
(まだ荒削りだけど……ずいぶん成長したわね、この子)
下段の圧に屈せずに、半歩踏み出す。重心が前に移動する勢いを利用して、
わき腹に下突きをめり込ませる。彼女の顔にはじめて苦悶の色が窺えた。
ここからが、私の制空圏。
好機とばかりに連打を繰り出せば、一打一打を彼女は荒削りながら捌いていく。
束ねられた黒髪が小刻みに跳ねていた。彼女が私の手数に反応できることに
驚きを隠せないが、なお私はそれを上回る速度で拳を繰り出す。廻し突き、下突き、
下突き、正拳。
彼女が一歩、圧力に耐えかねてさらに一歩退いた。
(このまま押し切る?)
私が深く踏み込むと同時に、鋭い前蹴りが私の腹を捉える。床を踏みしめ、
腹筋に力を込めて押し返す。突然の衝撃に彼女は姿勢を崩した。
とん、とん。
歩いて彼女に近寄ると。
「えい」
「えっ? はわっ!」
軸足を軽く払ってやった。
どしんという音。盛大にずっこけて、彼女は尻を床に打ちつけた。
「いったぁい……」
「もっと身体全体に意識をやらないとダメよ」
「いづみちゃん、ひどい……」
「せめて先輩って呼びなさい」
「……いずみちゃん先輩」
「馬鹿にしてない?」
「違う違う、いずみちゃん先輩、アレ」
「ちゃんは要らないって……なに?」
彼女の視線は私を捉えていなかった。その先には、右の拳を佇む少女と、
床に崩れ落ちた少女。どうやらいいのが入ってしまったらしい。その拳には……血?
「先輩……えへ、やり過ぎちゃいましたっ」
彼女は拳についた鮮血に舌を這わせ、挑発的な笑みを投げかけた。
金髪と純白の胴着が私に鮮烈な印象を与えたのは、その胴着にこびりついた紅のせいだった。
×右の拳を佇む→〇右の拳を握りしめ、佇む
1.
「先輩。ガチで相手してくれませんかぁ?」
「……それ、なんの冗談?」
思わず耳を疑った。組み手をしている一年生たちが思わずその手を止めて
遠目に私たちをうかがっている。
「だからぁ。こんな練習はいいから、ガチでやりませんかって」
いつもと同じ、組み手の稽古。いつもと違うのは、彼女がいること。はじめての稽古で彼女は突然そんなことを言い出した。
「奈々美ちゃん、だっけ? 冗談にしては笑えないと思うわ、ソレ」
「えぇ〜、仮にも主将殿ともあろうお方が後輩にケンカ売られて吐く言葉がそれ?」
私を挑発しているのは我が校きっての不良娘、久坂奈々美。一年生なのに随分と自信のあること。
私はこの学園の空手部で主将を努めている。いつもの主将の私は笑顔を絶やさない温和な先輩。
この学園は男子禁制、女子の園。したがって、この空手部も女子オンリー。
スパルタ式指導でもしようものなら空手を続けようとする後輩なんていなくなってしまう。
だから、いつでもニコニコ、優しい先輩を演じているのだ。
でも、今日はその笑顔がひきつった。
「マキ、このコ連れてきたの貴女でしょう?」
私は苦笑しながらついさきほどまで手を交えていた女の子に目をやる。
この小生意気な不良娘を連れてきたのは彼女、副将の朱音マキ。
ひとつ年下だけれど、彼女と私は幼稚園のころからの仲。
私がこの部に無理矢理引き込んで、気がついたら副将にまで上りつめていた。
大人しい子で、本来奈々美のようなはみだし者とは縁がないはず。
どこで知り合ったのだか、学校の空気から明らかに浮き上がった彼女を
部に入れてあげてとマキは私に頭を下げてきた。それが昨日。
「あ、はい、その……ご、ごめんなさい。奈々美ちゃん!」
あわてて彼女を諌めようとするマキ。
「マキ先輩。私がおとなしく"おままごと"するために連れてこられたとか、
思ってたりしません?」
「な、奈々美ちゃん! いずみちゃ……主将に失礼だよ!」
「ねぇ、センパイ。私、思うンですよぉ。なんでココ殴らないのかって」
私の鼻先に指を突きつける。
「練習で顔を殴る必要はないわ」
「殴らないんじゃなくってぇ……殴れないんでしょ?」
なにを言うのだ、このコは。
「ナイフはね、抜かなければならないときのために砥いでおけば足りるの。
普段から見せびらかすなんて、弱者のすることよ」
「つまんないこだわり。実戦を想定しない稽古になんの意味があるんですか?」
「貴女がどう思おうとね、これが私たちの流儀」
「どうしても、私と本気で遊んでくれないの?」
「貴女とそうする理由はないわ」
「へぇ、それなら……」
「えっ」
彼女はマキの髪を掴み強引に引き寄せる。マキが苦痛に顔を歪めた
次の瞬間、彼女はマキの唇を吸った。まるで私に見せつけるかのように。
私の中で何かが爆ぜた。
まっすぐに彼女の顔面を狙って繰り出した拳は、しかしむなしく
空を斬った。
「やっとマジになってくれた?」
「マキを離しなさい」
「噂には聞いてたんですけどね。マキ先輩のこととなるとホント……
目の色が変わるんですね。センパイ」
マキを抱き寄せたまま、なおも挑発的な笑みを浮かべて、
彼女は私を見つめていた。マキの腰に回した手がなんともイヤラシイ。
「……道場の扉、閉めなさい」
部員に指示を出す。
「お、やる気になってくれたんだぁ」
「黙りなさい」
目の前の生意気な一年生を無傷で返す気は私の中になかった。
「ルールは?」
「いらないでしょ。センパイか私、どっちかが戦えなくなるまでやる」
「上等」
まあ、そんな感じに書いてみたりした。
しょっぱかったら正直スマンカッタ。
おおっ!!久しぶりに来てみたらSSがっ!!GJ!
続き期待してます。
>>497 グッジョブ!、バトル場面が楽しみです。
続きまだー?(AA略
遅くなってスマン。
続きを書いてみた。
幼いころ、同級生の男の子を殴ったことがある。
理由はささいなことだった。
マキがいじめられた。
だから、殴った。相手が泣いても倒れても拳を止めなかった。
彼女を傷つけられたことがなにより許せなかった。
私の中で獰猛な獣が吼えていた。
敵を噛み殺せと私に命じていた。
私はマキの仇を討つつもりで、ひたすら拳を振り下ろし続けた。
あの日の記憶は私の中に今でも残っている。
その拳に刻みこまれた人を殴る痛みよりも。
オトナたちの叱責よりも。
マキの涙の方が鮮明に残っている。
殴り続ける私の姿を見て、マキは泣いていた。
本当にマキを傷つけたのは、私の方かもしれなかった。
それから、私は空手を始めた。
自分の中に巣食う“獣”を支配するため。
力を抑えつけるため。
二度とマキを傷つけないため。
そんな理由で始めた空手は、やがて私の生活の中で重きを占めるようになっていった。
鍛錬すればしただけ、空手は見返りをくれた。
武道とは、己を磨くこと。
強さとは、己を制御するすべを身につけること。
稽古を積めば積むほど、“獣”は鎖で繋がれていった。
覚えた技の数だけ、力に頼らずに済むようになった。
一番嬉しかったのは、空手に没入する私を見て、マキが笑ってくれることだった。
マキは私の一番の宝物だ。
マキの笑顔は私のはげみ。
踏みにじる者がいるなら、それが誰であろうと絶対に許さないと、私は心の中で誓った。
踏み込んで、突く。顔の真ん中を狙って。
「ひゅっ」
彼女は頭を沈めて避けた。
二撃、三撃も、小刻みに頭を振って巧みにかわす。
眉間に人差し指が突きつけられた。
「センパイ、そんな距離じゃ当たらないですよぅ」
目の前には、ひとを小馬鹿にしたようなにやけ顔。
なんとしてもあのど真ん中に拳をぶちこんでやりたかった。
むきになって拳を振り回しても、それは当たらず紙一重で避けられていく。
逆に、私の方が細かなジャブを顔に貰う羽目になる。
冷静になれ。冷静になるんだ、私。
(負けられないでしょう、マキの前では)
避けられても、避けられても、連打を繰り返す。もっと速く、もっと速く。
コンビネーションにときおり蹴りを交じらせていく。
「そんな攻撃で……」
「そう?」
「……え?」
彼女の背中が、道場の壁に触れた。
ようやく追い込まれたと気がついたか。
「……はぁぁ」
ひとつ大きく呼吸すると。
拳の連打が彼女を蹂躙する。
顔を殴る必要などない。
ひたすら腹めがけて拳の雨を降らせてやる。
彼女の顔に苦悶の表情が浮かんだ。
正拳。
正拳、
下突き、
肘、
肘、
下段回し蹴り、
中段。
正拳、
膝蹴り、
膝、膝、膝……
腹に熱いものを感じる。
私の中で、鎖が軋む音が聴こえる。
“獣”が、絡みついた戒めを解こうと総身に気を巡らせているのが解った。
(そいつを噛み殺せ! 喰い千切れ! 蹂躙しろ!!)
内なる咆哮が、耳をつんざく。
“獣”が鎖を突き破ろうとする振動に私は突き動かされていた。
遠い日の記憶が蘇える。
ああ。
あの時と同じだ。
身体が中から炎上しているみたいだ。
とにかく、目の前の敵を……
「いずみちゃん!」
マキの声で、私は我に帰る。
奈々美の目に、暗い炎が燃えていた。
打撃の雨を全身に受けながら、冷たく炎を燃えさからせていた。
全身に寒気が奔った。
飛びのく。
私がいた場所に、右のストレートが伸びてきた。
速い。当たっていないのに、重い。
(そいつはアブナイぜ……)
"獣"が私に囁きかけた。
彼女が、にぃ、と笑ったように見えた。
私とは違った種類の"獣"がそこにいた。
キタキタキタ―(゚∀゚)―!
GJ!
GJ
510 :
名無しさん@ピンキー:05/03/10 13:36:26 ID:J5NP6gdW
良いスレぽ。
親に虐待されて育った。
親父はアル中で、物心つくころには既に母は親父の元から逃げていた。
殴られることが当たり前の日々だった。
いつだって私は頭を抱えて暴力の嵐が過ぎ去るのを待っていた。
自分でも、よくいままで生きてこれたものだと思う。
13の誕生日、親父にレイプされた。
酒の勢いで無理矢理押し倒され、なにがなにやら分からないうちに捻じ込まれた。
抵抗すらできず、ひたすらことが済むのを望んだ。
涙は出なかった。
次の朝、家を出た。家へは二度と帰るつもりはなかった。
夜の街を女の子ひとりが彷徨っていれば、声をかけてくる奴はいくらでもいる。
そんな連中は、大抵下心が透けて見えた。
私は男は嫌い。
あいつらみんな親父と同じ。
力さえあれば女をどうにかできると思っている。
でも、残念だけどそれは正しい。
弱いから、私は親父にされるがままだった。
だから、私は強くなった。
都会の夜は、私の髪を金色に変え。
それ以上に、私の中になにか嫌な塊を産み落とした。
私が信じられるくらいの強さはきっと得られたんだと思う。
一年とちょっとが過ぎた春の夜、私は帰宅した。
親父が玄関先に現れたとき、私はあらん限りの力を込めて股間を蹴り上げてやった。
それから、あいつはなにも言わなくなった。
ざまあみろ。
長い間行ってなかった学校に再び通うようになった。
でも、私にはその空気がもはや自分の世界とは違うもののように感じられた。
下級生たちは、やたらと纏わりついてくる。
私みたいな、スレた女は珍しいのか。平和なお嬢様たちだ。
中には頬を赤らめて、お姉さま、だなんて呼んでくる子もいた。
同級生や上級生たちは、汚いものでも見るように私を見た。
どうせ髪の色だけで私を判断しているんだろう。
そりゃまあ、中身も見た目とそんなに変わらないんだろうけどさ。
どっちも鬱陶しい。
マキ先輩だけだった。
筋違いな憧れでもなく。
蔑みの目でもなく。
生身の"久坂奈々美"を見てくれたのは、マキ先輩だけだった。
マキ先輩と出会えたことが、きっと私の人生の中で最高の出来事だった。
マキ先輩が、欲しい。そう思ったのはいつのころか。
男には興味は持てない。
だから代わりに、私になつく女の子たちにそういうことをしてみた。結構簡単なもんだ。
ベッドに女の子を押し倒して、ちょっと強引に唇を塞ぎながら柔らかな身体を弄ってみると。
なんだかいけないケダモノみたい。私って。
ちょっとだけ、心が高揚するのを感じられるんだ。
何人も自宅に連れ込んだ。親父とはもう別居していたから。
ちょっと色目を使ってやれば、いくらでもほいほいとついてくる。
でも、それじゃあ満たされない。
私に必要なのは、盲目な子羊たちではないのだから。
きっと、本当の私を射止めてくれる猟師が私には必要だったから。
短気な私としては珍しく、考えてみたらずいぶんと長い間あの人の心を引こうと努力をしていた。
ある日、夜のデパートの地下で、あの人の首にそっと手を回して、上目遣いで「いい?」って聞いた。
私から誘った、デートの帰り。
こんなにも媚びた、私の嫌いな"女"になるのはもしかしたら初めてだったかもしれない。
でも。
あの人はそっと首を横に振った。
私は、なにも言えず、少しも動けなかった。
私の中の時間は凍り付いて、そこから秒針ひとつ動かない。
やがて警備員が私たちを見つけて、早く外に出るよう促したけれども。
ねえ、なんで?
なんで私じゃダメなの?
あの人はただ、「和泉ちゃんがいるから」と、ちょっとだけ申し訳なさそうに呟いた。
あの人の寂しそうに私を見つめる瞳が、なんだか酷く悔しかった。
ファック。
腹が痛い。
強く殴りすぎだコノヤロウって愚痴りたい。
目の前の女は本当に強かった。
顔を殴られていないから、とか、そんなの気休めにならない。
とことん精練された拳技。
ただ闇雲に振り回すだけではない、私の意識の隙間をぬって打ち込まれる拳は、巧く全身に散らしてくるから、受けようにも受けられない。
幾年にもわたる稽古の積み重ねが生んだ重さ。それは男の単純な腕力では到底辿り着くことのできない境地、不純物の削ぎ落とされた純粋な破壊力。
これがマキ先輩の憧れか。
なんて高い壁。
マキ先輩を私のものにするには、これを越えなきゃいけないのか。
ツライなあ……
でもね、こっちの拳が当たらないわけじゃあないんだ。
なら。
こいつがこれほど綺麗な拳を振るうなら。
私は私なりのやりかたでやってやる。
こいつを殴り倒して、マキ先輩の目を私に向けてやるんだから!
じっくりと続きを待つ
マダー?
hosyu
正直、ひと月以上も放置してしまってすまないです。
リアルで環人間関係でいろいろあったりで
しばらく続きを書く心の余裕がありませんでした。
しばらくぶりに自分が落したものを見返してみて……
なんとも穴があったら入りたい_| ̄|〇
正直、こんなのの続きを落しても良いものでしょうか……
>>518 ぜひとも書いていただきたい!!(*゚∀゚)〓3
マジ期待。故にageる。
「先輩、マキ先輩のことが好きなんでしょ?」
無言で、胸の谷間に正拳を突き刺す。
小振りながら均整の取れた乳房が拳圧に歪む。
言葉は途切れ、ごほぅと息の詰まる音。
「けほっ……いったぁ」
鳩尾を蹴りあげたら、彼女は2、3歩よろめいて膝をついた。
一方的な蹂躙。
生半可な制裁で済ませる気はない。
部員たちが固唾を呑んで決闘のなりゆきを見守っているのだから。
彼女には、私たちの空手への侮辱の報いを。
それから、マキの穢れを知らない唇を汚した罪を償わせるつもり。
「でなきゃ、先輩にとってマキ先輩はなんなのさ」
彼女がまた問いかける。
髪を掴んで、無理矢理顔を上げさせて。
頬に張り手。
小生意気な顔が歪んだ。
「下衆な口でマキの名前を呼ばないで頂戴」
腹の奥から沸々と沸きあがる感情が、私にそんな言葉を吐かせた。
とにかく彼女が気に食わない。
マキに手を触れたことも。
私の中の大切なものにずけずけと触れてくることも。
なにより、ここまで痛めつけてもまだ、瞳に力強さを湛えていることが気に食わない。
とにかく痛めつけないと気が済まない。
這いつくばらせ、心を叩き折り、屈服させたいと思った。
私は、ひどくサディスティックな欲求に支配されていた。
「マキは私の大切な友達よ。アナタごときに汚す資格はないの!」
「私は……女としてマキ先輩が好き」
力いっぱいに顔面を踏みつけた。
続きキテタ━━(゚∀゚≡゚∀゚)━━!!
524 :
名無しさん@ピンキー:2005/05/22(日) 12:48:28 ID:GSpefNzJ
真のヒロインを決める大会が密かに行われていた。
大会なんて優しい響きでは、ない。まさに死戦。ルール無しの無法バトルだ。
お互いのプライドを賭けて、観客のいないリングの上で戦う人間達。
−ここは、バトルガーデン、女と女が自分のプライドを賭け、女としての意地をぶつかり合う場所。
時間制限なし、決着の方法は相手が意識を落とすか…または、朽ち果て快楽に溺れるか。
レフリーもいない、その場所で、今ゴングが鳴り響く。
そして、会員は画面の前にいる。あなた。
対戦カードを選んでください、集計後。乙女達の醜い、そして美しい試合が行われます。
−対戦カード−
アリーナ(DQ所属)
ティファ(FF所属)
―名前の後に作品名を記述してください。
沢山のカードお待ち申しております。彼女らに幸あれ。
女の子に露出度の高いビキニを着せて金網の中でボコボコにするSSのあるサイトって何処だっけ?
過疎っちゃってるね。
527 :
名無しさん@ピンキー:2005/07/09(土) 21:40:02 ID:nSLnzhMB
ちょいと浮上。
このスレでサバイバルモドキのキャットファイトは需要あり?
ない
あるの?ないの?
どっち?
めっちゃある
なんだかよく分からないけどとりあえず見てみたい
この鳥で書いてみる
あと以下のことがあるかも試練がいいな
寝ぼけて予告だけして朝になる
ヒロインの選択肢を住人に聞く
これで逝くぞ
言い忘れたが明日からしかできんぞ
ほい明日
何処までも白い部屋だった
明るく、明るく、二つの人影しか見えない場所
「ここ、どこ?」
脅えたように辺りを見回す少女がいた
黒い艶のある長髪、同年代の中では少々見劣りする身長
線の細い体の上には気弱そうな表情がある
「あ、起きた」
遠くまで届く透き通った声で話しかけられる
白の中にもう一人いた
しかも若く、年齢だけなら先の少女とそう変わらない
唯一の違いはその纏う雰囲気
黒く元気に日焼けした肌と人を純粋な心で見つめるその少女
「アタシの名は御堂サヤ、アンタは?」
聞かれた方の少女は少し戸惑いながらもゆっくり答える
「安戸…ケイコ…です」
お互いに自己紹介が終わる
その場の空気がほぐれるような気がした
少し話してわかったことは、二人ともなんでこんなところにいるのか分からない事
プッ
突然そういう音が聞こえた、ケイコとサヤは反射的にその音のしたほうへ体を向ける
そこには今までついていなかった緑の光
「なんだ?」
サヤはその緑に近づき、触れる
瞬間、白の空間に黒い世界が広がる 「開いた」
何時までもこんなところにいられない
二人は歩きだした
この戦いへと、地獄のサバイバルへと
黒い廊下を二人の足音が叩く
恐怖故か二人とも寄り添うように歩く
足がもつれるが気にしない、怖くて一人じゃいられない
やがて明かりの灯る部屋へ行き着く
その部屋にはいくつもの道具があった
リュックサック、懐中電灯、ロールパンの入った袋、ロープ、タオル
それぞれ二つずつ用意されていた
そしてその横には大量の武器、
ナイフ、手斧、ピストル、ライフルなどありとあらゆる武器が雑多に置かれている
「なに…これ」
思わずサヤは武器から香る危険な臭いに後ずさりする
一方ケイコは武器を…いや、武器達の横に書かれた文章に注目する
「ねぇサヤ、なんか書いてあるよ」
その言葉で安心したサヤはケイコに駆け寄る
「生き残れ」ただそれだけ、他に何も書いてない、有るのは武器だけ
「何これ?どういうバカがこんなことしたの?」
サヤが怒りを込めて呟く
「恐らく…ここからでてキャンプでもするんじゃないかな」
ケイコがそう言う
「上等!!行くわよケイコ」
「あ、待って!!」
サヤはリュックを掴むとありったけの銃を詰め込む
「ナイフは何にせよ必要だよね」
ケイコはアウトドア生活用の小さなナイフをポケットにしまう
「あともう二つ持って行くか」
スレ住人がケイコに持たせる武器を一つ選んでください
1、LINTONサバイバルマチェット
非常に重たい斧
強力な一撃が可能
形からナイフと間違える人も多い
2、カランビット
鍵爪のようなナイフ
非常に小さく、また扱いやすい
SWAT正式採用タイプ
3、山ナジ
日本の猟師が猪狩りに使うナイフ
薄い防弾チョッキなら簡単に突き抜ける
錆びやすい
1!1!
え〜と?決定権は一番早いレスってことでいいのかな?
他の方の投票も受け付けております
各武器の比較データです
攻撃性能
3>1>2
純粋にリーチ、攻撃力を換算
殺傷能力
3>2>1
人を殺しやすい順
1は骨に刺さって抜けなくなる可能性があるため
反撃性能
2>1>3
ナイフの抜き安さ及び無理な体制で切った時の攻撃力
山ナジは鞘が木製のため引っ掛かる
メンテナンス性能
2>1>3
錆びにくさとメンテナンスのやりやすさで換算
徒手空拳のとっくみあいが一番萌えるよ
まあ誰も聞く耳もってねーだろーが
お互いに武器持って身構えるんだけど
「こんな物で簡単に終わらせたくないわ」とか言って
憎悪グツグツの肉弾戦に突入なんてのもグー
546 :
名無しさん@ピンキー:2005/07/14(木) 00:33:27 ID:eQmcY8Q0
素手で殴り合いだっつーの!
いや、別に持っていくだけだからこの先全てこれで戦うとかそういう話じゃないんじゃないか?
徒手空拳だってあるんだと思う。ついでに願う。
ということで今回は3を。
548 :
名無しさん@ピンキー:2005/07/14(木) 10:52:52 ID:idwmn8Ie
某古典RPGスレで読んだ忍者対魔法対決がめっさかっこいい。
バトルは奥が深いな。
1が1票3が1票
あと3票で締め切ります
>549
マジで武器バトルな話なのか?
今の内に聞いときたいんだが・・・
武器、素手、狙撃なんでもありのバトルです
このスレは女同士の壮絶な銃撃戦になりますた
553 :
名無しさん@ピンキー:2005/07/15(金) 03:23:40 ID:d5k75IbD
俺素手のほうがいいから何でもいいよー。
全部に一票。
「ちょっとサボってないで、ちゃんと片付けしてよね!」
練習の終わった柔道場に鋭い声が響いた。声の主は女子柔道部副将で三年生の明石聡美。
叱咤された方は二年の松尾由実だ。
練習後の掃除の時間に、由実が一年の一人を捕まえて打ち込みの稽古をしていたのを、聡美が咎めたのだ。
練習熱心といえばそうなのだが、他の1、2年生はもちろん上級生の3年まで掃除をしているなか、勝手なことをして注意を受けた由実はしかし、聡美にかしこまって謝罪するかというと、そういう性格の娘ではなかった・・・・・。
「別にサボってるわけじゃありませんよ。大会も近いし少しでも練習しときたくって・・・・」
不服そうな顔で抗弁する由実とカチンとした表情を作る聡美、相手をさせられていた一年はそそくさと場を離れ、険悪な雰囲気の二人を他の部員が取り巻いて見守っている。
部員9名の女子柔道部で、この二人はエースで双璧だった。
すらりとした長身、髪をポニーテールに結わえ、ぱっちりとした目を持つ聡美は、流石に武道などをやっている娘に相応しく勝気な性格だった。
一方の、やや小柄で猫を思わせるツリ目の由実はというと、『勝気』どころではなく、その尖がった性格でいつも誰かと衝突していた。だが、少なくとも部内ではその小柄な体格を思わせぬ実力で同級生を黙らせ2年のリーダー格におさまっていた。
主将の瑞穂は柔和な人格者で、その人当たりの良い性格ゆえに主将に押されたが、高校に入ってから始めた柔道の腕前はこの二人には程遠く、いまいち指導力を発揮できていない。このエースに対しては特にそうだった。
上級生に対しても生意気な態度を取るようになってきた由実を、他の2年はもちろん、瑞穂すらも押さえ込めず、聡美がその矢面に立つようになったのは当然のなりゆきだった。
555 :
554:2005/07/17(日) 03:21:46 ID:fr5rmOEU
突然失礼。漏れもちょっとした駄文書きたくなって投稿してみますた。
実は柔道にはさほど詳しくなくって、どういう風になるか不安(苦笑)
とりあえず全体の1/4ほどうぷしてみます。
556 :
名無しさん@ピンキー:2005/07/17(日) 04:14:49 ID:uRmKOy4M
頑張れ!!
期待
おお、皆頑張れ
しかし進行が混ざることが予想されるので
>>554の人も名前欄変えてくれると分かり易くてちょっと嬉しいかも
「ちょっと!由実、アンタ随分と偉くなったわね?私や瑞穂が掃除してるってのに自分だけは大会に向けて練習
?」
「だって・・・・今度の大会で確実にポイントを取りに行けるのは聡美先輩でも瑞穂主将でもないでしょ?しっかり練習積んどかないと」
「なっ・・・・・・!?」
由実を問い詰めようとした聡美が思わぬ反撃をくらい絶句する。その握り締めた拳が怒りでわなわなと奮えていた。
一方の由実は腰に手を当て涼しい顔、聡美の怒りもどこ吹く風・・・・。
「わ、私がアンタより劣るって言ってるわけ?」
「そこまでは言ってませんよ、ただ次の大会で一番確実に勝ちにいけるのは私かな〜って、フフッ」
怒りで眉を歪めて迫る聡美を鼻で笑い飛ばす由実。ここまで言われては、聡美も黙ってはいられなかった。
「アンタぁ!二年のなかで少しくらい力があるからって調子に乗るんじゃないのッ!私が本気を出せば・・・・」
「私くらい一ひねりですか〜?だったらやってみます?私と先輩の試合・・・・」
「いいわ!望むところよ!今から試合してみようじゃないの!」
後輩の挑発を間髪いれずに即答する。いつかはこの生意気な後輩を腕ずくで押さえ込み、おとなしくさせようと思っていた聡美にとってみれば、相手の方からこの申し出は願ってもない機会である。
乱捕りでも試合形式の稽古でも、聡美は由実に負けてはいなかった。二人の実力はほぼ拮抗していたが、勝率でいえば6:4で聡美のほうが分が良かった。
応援どうもです。558氏の指摘を受けて、とりあえずこの捨てハン名乗ってみますね。
でもあんまり長編にはならない気がするので、進行が混ざる心配はない気もします
「いいですよ、聡美先輩♪でもぉ〜、せっかくなんですから完全決着がつけられるようにオンリーギブアップマッチにしません?」
「はぁ?おんりー・・・・・ぎぶ?」
怪訝そうな顔をする聡美に楽しそうな笑顔を向ける由実。
「つ・ま・り・・・・・どっちかが『参った』するまで試合を続けるんですよ・・・・・」
「なるほどね・・・・・良いわよ。でも・・・・・」
自分の勝利に自信のある聡美、由実の申し出を了承し、更に条件を付け加える。
「その代わりアンタ、負けたら私たちに謝罪してね。きちんと座礼でね」
「座礼って、要するに負けたら土下座しろってことですね?いいですよ・・・・・ふふふっ」
ところが由実は、更にとんでもない言葉を続けた・・・
「ついでだから先輩、負けた方は道着も下着も全部脱いで、素っ裸で土下座するってのはどうですかぁ?」
「えっ!?・・・・・・全部脱ぐって・・・・・」
その言葉に、流石に驚きと少しの戸惑いを見せる聡美だったが、弱みを見せまいと気を取り直したようにすぐに了承する。
「ま、いいけど・・・・・でもサ、いいの?そんな恥ずかしい条件つけて。負けた後で『許して下さい』って言っても聞かないよ?」
「先輩こそ拒否してもいいんですよ?素っ裸で土下座なんて、屈辱の極みでしょ?」
由実の自信たっぷりで生意気すぎる態度に、怒り心頭の聡美は負けじと更なる敗者へのペナルティを追加する。
「じゃあさ、ついでにこういうのはどう?負けたら相手の足を舐めるの!」
「いいですね!面白そう♪それじゃ敗者は素っ裸のままで〜・・・・・・」
二人の敗者ペナルティのベット&コールは段々とエスカレートしていき・・・・・最終的には以下のようなルールで試合をおこなうことになった。
試合はどちらかが『参った』するか失神するまでおこなう。
それ以外は通常の高校女子公式ルールにのっとっておこない、試合の審判は瑞穂が務める。
敗者は全裸になって座礼(土下座)で謝罪&敗北宣言をおこない、勝者の足を舐める。
敗者は勝者から水性ペンで身体に落書きされる。
敗者は全裸のままで筋トレメニュー3セット。
(腕立て×30 スクワット×30 ブリッジ×30 海老・一往復 腹這前進・一往復 ロープ登り・三往復 手押し車・道場一周 空気椅子・3分)
期待♪
563 :
名無しさん@ピンキー:2005/07/18(月) 17:58:00 ID:NFw+By74
アレ氏が短編書いたらこんな感じだろうな
とにかくがんがれ
(ちょっと前の分を訂正)試合はどちらかが『参った』するか失神するまで時間無制限でおこなう。
「ちょっと聡美、そんなのやめときなよ・・・・・由実もさ・・・・・」
温和な瑞穂が過激な勝負に走る二人をとめようとするが、当人達は聞く耳持たない。
「瑞穂、聞いたとおりだから主審お願い!」
「主将、心配しないで、聡美先輩に怪我させたりはしませんから・・・・・多分♪」
二人は言いながらすでに、試合開始線のところに立っていた。
怒りに燃えた目で生意気な後輩を睨みつけながら、軽くストレッチをしている聡美と、その視線を微笑で受け流し、トントンと軽くステップしている由実。
その周りを他の2年や一年が取り囲み、不安と心配と、そして僅かな好奇心の入り混じった視線を二人の女闘士に向けていた。
「瑞穂っ!開始の合図お願い!」
「はいはい〜♪いきますよ、聡美先輩。今から素っ裸で土下座する覚悟を決めておいて下さいよ!」
「やかましいっ!あんたこそ、ちゃんと謝罪と敗北宣言の言葉、考えときなっ!」
その言葉を言い終わらぬうちに、聡美がいきなり前にでる。瑞穂の宣言を待つことなく、二人は試合に雪崩れ込んだ。
「ちょッ・・・・」
瑞穂も制止の言葉を飲み込み、二人の勝負を見守ることとなる。元々回りに流されやすい彼女のこと、二人の激突をとめる指導力はなかったのだ。
「ふっ!シュッ!」
「ん・・・・ハッ!」
二人の戦いは、荒い息遣いとともに組み手争いから始まった。お互いが有利な組位置を取ろうと手を伸ばし、それを払いのけ、また足を払おうとして、逆にその足を払い返すことを狙う・・・・・。
二人ともパワーよりはスピード重視の選手なので、その攻防はかなりめまぐるしいものとなった。
だが、やはりリーチの差と、先輩として一日の長のある聡美が自分の組み手を確保する。そしてその体格差を活かし、小柄な由実を圧倒し始める。
「あうううんっ!」
「フン、どうしたの!?口だけじゃない?歯応えないよっ!?」
顔をしかめて声を漏らし、崩されまいとする由実に嘲笑を投げかけ・・・・
「せいやっ!」
由実の右袖を引きつけ襟を掴み上げ、気合とともに背負い投げに放つ!
「ぅあっ?!」
小さな悲鳴をあげ、宙を舞う由実の身体・・・・・しかし
「ッ?!」
聡美は技に入った瞬間、不思議な違和感を覚えた。
−何っ・・・・・なんか感じが違うわ!?−
ぼむっ!
しかし、違和感を覚えつつも、背負いは見事に放たれて由実の身体は畳に落ちる。
聡美の感じた違和感とは裏腹に、あまりに見事すぎる背負い投げだった。
由実の身体は軽々と宙を舞い、くるりと畳に、まるで吸い込まれるように落ちていった・・・・。
>>562、564
応援ありがとです。それなりに頑張りますが、あまり期待しちゃいかんですよ(笑)
>>563
確かに私の文章、アレ氏の影響を受けてるって気が自分でもしますね。
アレ氏に負けぬよう頑張りますです
「い、一本!」
思わず手を上げて一本を宣言する瑞穂。だが、主審の瑞穂が見た二人の表情は、対照的なものだった。投げられたはずの由実は不敵ににやりと笑い、聡美は何かおかしい、とでも言いたげな訝しげな表情を作っている。
「ふうっ!」
そのコントラストも一瞬のこと、地面に仰向けに倒れこんだ由実が、聡美の足を掬って自分の懐に引き込む。体勢を崩され、小さく声を上げてよろけて由実の上に倒れこむ聡美。
「え?・・・・・・ああうっ!」
「主将、一本はないってルールを忘れてるでしょ!」
由実のその言葉にはっとする瑞穂と聡美。
そう、二人は染み付いた通常の柔道のルールが抜けておらず、『オンリーギブマッチ』である。
投げによる『一本勝ち』などはないのだ。
由実は投げられても抵抗することなく、むしろ自分から飛んで投げのダメージを軽減したのだ。
通常は投げ技をかけられた場合、自護体(重心を低くした構え)などになって、投げられるのを防ごうとするものだ。
だが、その為に変な風に畳に落ちて思わぬ怪我をすることもある。
パワーに劣る由実は抵抗することの無意味さを悟り、自分から飛んで受身をとったのだ。見事すぎる背負い投げになったのはその為である。
そして、聡美が感じた違和感の正体はそれである。当然あると思っていた相手の抵抗が全く無く、投げの手ごたえが軽すぎた。
由実は聡美を寝技に引き込んだ。
いわゆるガードポジションと呼ばれる体勢をつくって、聡美を制している。
そう、由実はどちらかといえば立ち技よりも寝技の得意なタイプの選手だった。
この時点でその場にいる全員が由実が『オンリーギブマッチ』を申し出た意図を悟った。
最初は聡美も瑞穂も、由実の意図は『参った』による屈辱的な敗北を聡美に与えようとしているのだと思っていた(無論、その意図もあるだろうが)。
投げられてや押さえ込みによる敗北もそれはそれで屈辱だが、自分から降参の意を示すことは『アナタには勝てません。私の負けです』と自ら敗北宣言するに等しい行為だったからだ。
だが、由実の真の意図はそこではなく、投げによる一本勝ちがなくなることで、自然と勝負の行方は寝技の優劣によって決められることになるだろう。
寝技が得意な由実にとってはこの『オンリーギブマッチ』は非常に有利になる。
しかし聡美が慌てることはなかった。由実の戦術を鼻で笑って言い放つ。
「立ち技じゃ勝ち目ないから、寝技でなら勝てるとでも?浅はかね!」
そう、寝技が得意といっても由実と聡美の寝技の実力はほぼフィフティ・フィフティ・・・・
今の段階でようやく互角、立ち技に戻れば聡美の方に分があるのだ。
−とはいえ寝技じゃ、不覚を取るかもしれない・・・・やっぱり確実に立ち技で投げまくってスタミナ削って、それから十字でも極めよう・・・・・−
聡美は内心で自分の戦術を決め、自分に密着してくる由実の身体を引き剥がそうとした・・・・・・
「離れなさいよ!いつまでもしがみついて・・・・・はぁうっ!?」
自分の胴体部に巻き付く由実の足を解こうとした瞬間、身体を返され、あっという間に二人の位置が変わる。
由実は聡美に対し横四方のポジションを取る。
「ふふふ、放しませんよ。先輩が私より立ち技が強いのは、私も認めてますから・・・・・このまま寝技に捕らえて負かしてあげます」
「くっ・・・・・こンのぉ!!」
小柄な由実の身体を押しのけて、そこから抜け出そうとするが、すばやく由実は体勢を入れ替えて、袈裟固めに入ってしまう。
「あっ・・・・あれっ?!ちょ、ちょっと・・・・どきなってば!」
由実の見事なボディコントロールに驚きの表情を隠せないでいる聡美。
−こ、このコってばこんなに?・・・・・・確かに寝技の技術は私と互角だけど・・・・・−
今の由実は、聡美を子供扱いしていた。
「ふふふっ・・・・・私が先輩との寝技の練習のとき、100%の力を出していたと思ってるんですかぁ?」
「なっ!?・・・・・じゃ、アンタ、寝技のときは手を抜いてたっていうのっ?!」
寝技勝負においては体重差は立ち技のときほどは有利な条件にはならないと言われる。
従って小柄な由実も十分聡美をコントロールできる、技術さえあれば・・・・
そして由実は十分すぎるほどその技術を持っていた。・・・・・ただそれを今まで隠していただけだったのだ。
「いきますよ!聡美先輩!」
袈裟から聡美の腕を自分の足に引っ掛けて腕絡みをかけようとする由実。
それを腕に力を込めて防ごうとする聡美。だが、力だけでは関節技を防ぐことはできず、聡美の腕が捻られていく。
「うっ!?うわああああああああーっ!!」
自分の腕がじわじわと捻られていく様子を見て、思わず悲鳴をあげる聡美。
「う、腕がっ!肩が・・・・・外れちゃう!外れちゃよおっ!」
知らずのうちに自由の利く下半身をじたばた足掻かせ、そして痛みと恐怖のあまり、空いている手で由実の身体を叩き、降伏の意を示そうとする。
「あら?先輩、ひょっとしてタップですか?うふふ、そんなに素っ裸で土下座したいんだ?筋トレメニューも待ってますよ♪」
聡美の手が由実の身体に触れようとした瞬間、それを察して由実が聡美の耳元で囁く。
−ああっ!だ、駄目・・・・・・タップなんてできないぃ・・・・−
腕をへし折られるよりも、敗者に与えられるペナルティの方が若い娘である聡美にとっては恐ろしい。
タップをこらえ、ひたすら耐える聡美だが、その腕はぐりぐりと捻られ、耐え難い苦痛を彼女に与え続ける。
「あがあああーっ!!い、痛いッ!お、折れるうっ!!や、やばいって!ひいいいいっ!!私の肩、脱臼するーっ!!嫌ああっ!!」
意地と羞恥心によりタップこそやせ我慢しているものの、腕を折られようとされている恐怖と痛みは凄まじいもので、ギブ拒否しつつも身も世もない悲鳴をあげる聡美。
その目尻からは涙が零れ落ちている。
「ちょっと・・・・待ちなさい!やめ!やめ!」
聡美の絶叫を聞き、主審の瑞穂が試合を止めようと二人に駆け寄ろうとした瞬間・・・・
「だ、駄目!こないで瑞穂!」
「主将!先輩はまだ『参った』してません!」
技を掛けている方と掛けられている方、二人から同時に制止される。
由実はまだ聡美を嬲り足りずにいたし、聡美にしてみれば今の状況で試合をとめられるということは、すなわち自分の敗北を意味するのだから・・・
「ふふふ、このまま意地張ってると腕が折れちゃうよ?聡美先輩♪」
嬲るように言う由実に、聡美は涙ぐみながら無言で彼女を睨みつける。その視線を受けた由実の瞳が冷たく輝く。
言葉使いも目上に対するものではなくなっている。
「・・・・・ま、主将に『怪我させない』って約束したんだし、腕折るのは勘弁してあげる。感謝してよね!」
と、何と突然、聡美の腕を放してしまった。まだ袈裟固めはかけ続けたままだが、聡美は驚きを隠せないでいる。
「な、なんで・・・・・?」
聡美の疑問に、由実は瞳の冷たい輝きをいっそう増して耳元で言った。
「それは・・・・・・・・うふふっ、まだまだアンタを嬲り足りないからだよ!」
「ああうっ!?!」
聡美の身体を簡単にひっくりかえす由実。そして聡美に、まるで悪漢が処女を強姦でもするかのような勢いで襲い掛かる。
「くうっ!や、やめてよぉ!こ、このぉ・・・・・」
聡美が吐く声は弱弱しいものになっていた。
さっきの腕絡みはこの勝負のターニングポイントと言えた。なすすべなく腕を折られかけたことによって、聡美は寝技では由実に勝てないことを思い知らされ、凄まじい関節技の恐怖によって士気を完全に打ち砕かれてしまった。
「くうっ!や、やめてよぉ!こ、このぉ・・・・・」
聡美が吐く声は弱弱しいものになっていた。
さっきの腕絡みはこの勝負のターニングポイントと言えた。
なすすべなく腕を折られかけたことによって、聡美は寝技では由実に勝てないことを思い知らされ、凄まじい関節技の恐怖によって士気を完全に打ち砕かれてしまった。
押さえ込まれ、力ずくで身体を捻られ、良い様に弄ばれる聡美。
防戦一方・・・・というか必死で逃げようとする彼女に由実は容赦なく関節技をかけまくる。
腕十時固、脇固、腕拉、十字、腕絡・・・・・・腕を極め、折れる寸前のところで技を放し、また別の技でいたぶる・・・・・。
「ホラホラ、腕折っちゃいますよ〜?」
「あぎぎぎぎぃ!!痛い!痛いぃ!!折れる、肘がいっちゃううーっ!!」
最早その嗜虐の本性を隠そうともせず嬉しそうに相手を嬲る由実と、彼女に蹂躙され、腕を痛めつけられて泣き叫んでいる聡美・・・・・・。
こうなれば勝負の行方は誰の目からも明らかだった。
「嫌あっ!!痛いっ!いだあぁいいっ!!放してっ!!ぐううーっ!!お、折れるううっ!!」
最初に全体の1/4などと言いましたが、ウソでした。ごめんなさい(苦笑)。
ええと、本物の柔道に詳しくないので、試合の攻防の描写は全部漏れの妄想です。
あと由実が実は凄い寝業師だったっていうのも、一応その理由とか考えてたんだけど、長くってもアレなんで省きますw
実にGJ
「ハアハアッ!ハァッ!!・・・・・・・・ひいぃ〜っ・・・・・」
どれほど嬲られていたのだろうか?・・・・・
激痛に気が遠くなっていた聡美、気づくと彼女は今、四つんばいになって荒々しい呼吸を繰り返していた。
「はっ!はあっ!!ふううっ!・・・・・・・うう・・・・・あれ?ゆ、由実は・・・・・?」
いつの間にか由実は聡美の身体を解放していた。
−あ・・・・・チャンスだ・・・・・・立ち技で・・・・・−
ようやく由実の寝技地獄から解放されたと思った聡美、立ち上がろうとするが、膝に力が入らず畳に手をついたまま動けなくなっていた。
「はぁ!はぁ!・・・・・・た、立たなくちゃ・・・・・・」
「無理じゃないの?」
突然、耳元で由実の囁きが聞こえ、はっとして後ろを振り向こうとする聡美は、自分の首に強烈な圧迫感を感じる。
「もう立てないと思ったから、ちょっと休憩させてやったんだ・・・・・・もう勝負はついたも同然だから、あとはどうやってトドメ刺すかだね〜」
「ぅふごおおおおぉ?!」
由実はうつぶせになった聡美を背後から片羽締めで絞め始めていた。
−あ・・・・・・お、落とす気だ・・・・・−
聡美は由実の意図に気づいたが、完全に締めを極められていてどうしようもなかった
−い、嫌だ・・・・・・絞め落とされるなんて、そんなぁ・・・・−
「うふふ、ほらぁ・・・・・もう入っちゃったぁ♪こうなったらオシマイだね」
「おぎぃ!げはあぁ・・・・・・・えぐぅ!!」
「あははぁ〜、なんて無様な悲鳴あげてるの?」
「げぶっ!ぐ、ぐるじいいい〜!いぎがぁ・・・・・・・あぼぅ!」
「ね〜ぇ、苦しいよね?苦しいでしょ?だって私・・・・・・頚動脈じゃなくって、気道絞めてんだモン!あははっ!」
「ぐぶへぇ!!がほぉ!!」
「気道絞められると、頚動脈のときと違ってなかなか落ちられなくって苦しいよね〜?もちろんわざとやってんのよ!きゃはっ!」
「うぅん・・・・・・ぇぼおっ?!?」
「もちろん、落とそうと思えばいつでも落とせるしさぁ・・・・」
「がぁはあっ!・・・・・だめっ・・・・・・やめぇ・・・・・ぐふぼつ!!」
578 :
その13/:2005/07/19(火) 23:35:17 ID:z+Ld+aod
−だ、駄目だ・・・・・・・もだめ・・・・・・私・・・・・・落ちるんだぁ・・・・・−
聡美が朦朧とする意識の下、惨め過ぎる敗北の覚悟を決めかけたとき・・・・首にかかる圧迫がほんの少しだけ緩んだ。
「ほらほら、聡美先輩♪皆に先輩のカワイイ顔をみせてあげて下さいよ」
「ふぅげえぇ!?」
ぐいいっ、と引き上げられ、皆の目に晒された聡美の顔は、由実の強烈な絞め技によって、酷いものに変わり果てていた。
目は大きく見開かれ視点は宙をさ迷い、口はOの字型に大きく開いて、ときおり金魚のようにパクパク動かし、その周りは涎でべとべとになっていた。
「あがぁ・・・・・・・ふぐぅ・・・・・・・ほぎぃ・・・・・・」
ときおり濁った声を、一部泡となっている涎と一緒に漏らす。大量の唾液は口元はおろか、顎に滴り、喉から鎖骨に垂れ落ち、道着の襟元までもをべっとりと濡らしている。
「がはあっ!・・・・・・おっ・・・・おぢぃ・・・・・へぶうっ!・・・・・お、ぢる”・・・う”ぅ・・・・・」
目の前のには自分を不安そうに見守る瑞穂や後輩達の姿があった。
−嫌だぁ・・・・こ、こんな惨めな顔、見られるなんてぇ・・・・・−
長い付き合いである瑞穂はまだしも、後輩の1、2年たちにこのような無様な姿を見られるのは、恥辱以外の何ものでもなかった。
・・・・そして、その風景が奇妙にぐにゃり、と歪み始めた。
顔からは酷い熱を感じ、手足に力が入らず、身体は不思議な浮遊感に包まれていた。
−今度こそ・・・・・・落とされる・・・・・・あぁ、嫌だな・・・・・・裸で土下座なんてぇ・・・・・−
再び聡美は失神を覚悟した・・・・・・しかし、またもや・・・・・・
「ふはっ!?!・・・・・・・・・げほっ!!がふっ!!!」
突然呼吸が戻り、同時に肺が酸素を欲して激しく咳き込む。
「はっ・・・・・かはっ・・・・・・・はひぃ・・・・・・・ふうううう〜・・・・・・あひいぃ・・・・・・」
「うふふふふっ・・・・・落とされると思った?甘いわ、聡美・・・・・・私はまだまだアンタを嬲り足りないの」
落とされる寸前まで絞められ、聡美の体力は立つのもやっと・・・・いや、座り込むことすらできないというほと消耗しきっていた。
畳に大の字になって、腕を動かすこともできない。
その彼女を冷たく見下ろして笑う由実。その口調は冷たくもどこか粘っこくて・・・・・すでに平気で先輩の聡美を呼び捨てにしている。
「さっきは関節技をかけてやったから、今度は嫌っていうほど絞めまくってあげるね♪」
今度は絞め技フルコースが聡美を待っていた。
「ひぃっ!?い、いやっ・・・やめ、げぉええっ!・・げぶぅふっ〜・・・・ごぶぶゥ〜・・・・・」
片羽締 肩固 裸締 突込み締・・・・・・
由実はさまざまな種類の絞め技で聡美を締め、苦しめ、そして失神寸前で開放してはまた絞める。
もはや体力の残ってはいない聡美は、ただその陵辱を受け続けるしかすべはなかった・・・・。
彼女にできるのは、ただただ無様な悲鳴をあげ、その顔を苦悶で満たすことだけだった・・・・。
「ほらほらほらほら〜ぁ!!どうしたのよ?!最初の威勢はぁ?!さっさと返してみなよぉ!」
「ひぎぅうううう〜ぅ!!やっ、いぃやあぁ〜ぁ!!だめ”ぇ・・・・・・・・・・げぶぶっ!!・・・・・ぐるじ・・・・・・がぉええええ〜ぇ!!」
「あははははっ!!なんて、酷い声!?もっと聞かせなよ!ほらっ!ほぉらあっ♪」
「げべへぇっ!!ぉぐぎぇえええええぇ・・・・・・はぁぶっ!!・・・・・・・ひぇぐっ!!」
「さて・・・・・・そろそろ終わりにしてあげよっかな?」
さんざん絞めによる陵辱を楽しんだあと、由実は全身を震えわすようにして、息も絶え絶えの聡美を解放し、立ち上がる。
「がひゅーっ・・・・・・ごひゅーっ!」
喉の奥から搾り出すような呼吸を漏らす聡美は、畳にうつ伏せで突っ伏していた。
「・・・・・・・・ふふっ、覚悟はいいかな?」
だが、由実がその悪魔のような手を伸ばそうとすると、聡美は残った力を振り絞り、手足を丸め込み、頭を抱え込むようにして、いわゆる『亀』の体勢になる。まるで相手を恐れて恐怖に縮こまっているかのような情けない姿勢だが、これは立派な寝技においての防御姿勢であった。
「あははは〜♪頑張りますね。でもそんな格好、私のテクの前では無意味ですから〜残念!」
すっかり調子にのり、お笑い芸人の口調を真似して聡美を揶揄すると、ぺろりっ、と紅い唇を舐める。その仕草はまるで獲物に向かう肉食獣のようだ・・・・。
「ほらほら、この手、邪魔よ!」
あっけないほど簡単に聡美の手を制して、その喉元に自分の手を滑り込ませ、襟を掴んで送り襟締めをがっちりと極める。
「今度こそ楽にしてあげますね・・・・・セ・ン・パ・イ♪」
強烈な締めが聡美の喉に加わった・・・・・。
「ぅふげええええ〜ェ!!」
今日はここまで・・・。声援をくれている方ありがとう。
良く見ると脱字があったり、名前欄に書いてる数字が間違ってたりと穴が多いなぁ・・・・(汗)
それと最初に予定してたよりはるかに長くなってしまった(汗)。これから更に敗者ペナルティとかもあるのか・・・・・orz
けっきょくドミネートかよ
最高にGJ!!
最悪。打撃もないのに書くなバカ。
おいおい、ただでさえ弾数に限りがあるんだからシチュが合わないくらいスルーしようぜ。
盛り上げときゃいつか好みのシチュガ来るかもだしさぁ。
ちなみに俺的にはGJ
587 :
sono:2005/07/21(木) 01:14:57 ID:QGnbP4MK
「がっ!・・・・・・・・・・はぁげっ!・・・・・・・・ふぃぐぉ・・・・・」
由実の絞めに対しても、もはや抵抗らしい抵抗もできないでいる聡美、ただただ苦しそうな声を喉の奥から漏らすだけだった 。
「もう十分に楽しませてもらったからね、今度はすぐに落としてやるからねぇ♪」
言葉通り由実の締めには今まで感じられた『遊び』がない。四つんばいになった聡美に後ろからのしかかるように強烈な絞めで聡美の気道と頚動脈を責めている。
突然、聡美の身体がビクビクと跳ね始める。
腕をだらしなくひろげ、鶏のような動きで畳をぱたぱたと打ち付け、顔を突っ伏せて、丁度お尻を突き出して土下座をするような姿勢でびくんびくんと大きく痙攣する聡美。
「アハハハハッ!せんぱ〜い♪何お尻振って踊ってるのよ?!」
聡美の無様な姿を嘲弄する由実だったが、その言葉は聡美の耳には入ってはいなかった・・・・。
588 :
その19:2005/07/21(木) 01:15:53 ID:QGnbP4MK
「やめ!そこまで!」
今まで、二人の戦いを呆然と見詰めていた瑞穂が、友人の異様な動きを見て我に返り、慌てて由実を聡美から引き剥がす。
その他の1、2年生たちも瑞穂に続いて聡美の周りに集まって、心配そうに失神した先輩を見ていた。
敗者となった聡美は、瑞穂や後輩達にまで土下座をするような姿勢をとり、時折まだ、びくんびくん、と惨めな痙攣を繰り返していた。
その輪から外れ、道場の壁にもたれ腕を組んで、冷笑を浮かべて彼女らを見詰める由実。
「聡美?!ねえ・・・・大丈夫?!しっかりして!」
瑞穂が心配そうに聡美の背中を叩く。
だが、高く突き上げた尻を上下に振るだけの聡美。
瑞穂が『活』を入れようと聡美を後ろから抱きかかえて起こしかけたそのとき・・・・・
「うわ・・・・・・ひどい・・・・・・」
「・・・・・・・先輩」
「・・・・・あぁ・・・・・・可哀想に・・・・・・」
下級生の間から悲鳴ににた声があがる。
彼女の顔を見た全員が顔をしかめるほど、落とされた聡美の様相は惨たらしかった。
顔は真っ赤に染まっていて少しむくみ、目は完全に白目に裏返って『イッテ』おり、強烈な絞めに破れた毛細血管からの出血で真っ赤に染まっている。
口はだらしなく開き、そこから舌を長く突き出していて、口元から顎、胸元まで大量のあぶくと涎でべとべとになっている。
鼻からは鼻血と鼻水の交じり合った体液がだらだらと垂れ流しになっていた。
俺はシチュが合わんでも短編ならスルーできるぞ
>>583
ドミネートが好きなもんでw
>>584
ありがとう〜
>>585
スマソ、打撃も好きなのだが今回、『柔道娘同士のガチ勝負』を書きたくなったんで・・・・。
>>586
フォローサンクス!
>>589 何気に長くなってスマヌw
もうボチボチ終わるんで生ヌルイ目で見てやってくれ。
・・・んで、敗者罰ゲームパートなんだが、やはり短めにさっさとまとめた方がいいかな?
好きに書くと、ダラダラ長くなるかもしれないんで、住人ご一同のご意見を拝聴したい。
俺は長めのほうがいいッス
じゃあ打撃まで待つか。
でもこのシチュで萌えている人は確実にいるのでお礼を言いたい。
書いてくれて本当にありがとう。
>>591 敗者罰ゲームパートがあるんですか。すごく楽しみです。
でも、そのことを考えてかな?失禁脱糞がなかったのは。かなり期待してたんですが。
でも、さとみの醜態の描写は素晴らしい!いいもの読ませていただきました。
>>591 敗者罰ゲームパートの後でいいので、
今度は由実が嬲られるのが見たい。
彼女の顔を見た全員が顔をしかめるほど、落とされた聡美の様相は惨たらしかった。
顔は真っ赤に染まっていて少しむくみ、目は完全に白目に裏返って『イッテ』おり、強烈な絞めに破れた毛細血管からの出血で真っ赤に染まっている。
口はだらしなく開き、そこから舌を長く突き出していて、口元から顎、胸元まで大量のあぶくと涎でべとべとになっている。
鼻からは鼻血と鼻水の交じり合った体液がだらだらと垂れ流しになっていた。
なにより惨めなことに、道着のズボンの股間部分がわずかな面積ながら変色している。
絞め落とされたことによる生理現象、すなわち失禁をしてしまっていたのだ。
>>594
敗者罰ゲーム
>>561 を参照のことw
失禁脱糞は大好きなんだけど(特に負けた瞬間に漏らすシチュとか)、流石に好みが分かれるところだろうから遠慮して控えたのです。
まあ、オシッコくらいならいいかな、と思い直してちょっと書き直し版をうぷしました。
>>レス下さった皆さん
どうもありがとです。皆さんのご意見、参考になります。
敗者罰ゲームパートは、ちょっと再構成中です。待ってくれている人は期待しないで待ってて下さい。
>>598 おお!サービス精神もすごいですね。
わざわざありがとう。
600 :
名無しさん@ピンキー:2005/07/23(土) 21:41:43 ID:QvR2ZTg9
GJ
601 :
名無しさん@ピンキー:2005/07/24(日) 20:04:06 ID:BXdUQFKX
598
つづきカモーン!
毎回楽しみにしたまするるー・・
602 :
名無しさん@ピンキー:2005/07/29(金) 00:10:00 ID:QrVNzlWM
まだー?
つづきカモーン!
ごめん、ちょっと待って下さい(汗)。
なかなか上手く書けないで苦心中・・・・
604 :
名無しさん@ピンキー:2005/07/29(金) 06:04:22 ID:QrVNzlWM
603
ごめんね。
焦らせるつもりは毛頭なかったんだが・・・
ゆっくり考えてくれ。
女子格闘スキー=アレ氏じゃねーの?
格闘技ベースのレズリンチなんて氏の得意分野じゃんか
かも
607 :
名無しさん@ピンキー:2005/08/01(月) 02:11:43 ID:0GW7tgGf
age
eeto
あら
あれ
お久しぶりです。続きを待ってる方々ごめんなさい。
なかなか罰ゲームパートの方向性が決まらないのと、
8月に入ってから、長期出張を命じられてしまったので続きが全然書けませぬ(汗)。
多分盆明けくらいには続きウプできるかと・・・・
あ、あと言い忘れてたことがあったw
>>605
俺はレズリンチはそんなに好きではないよ。
むしろ骨折りまくりで、糞尿漏らすくらいのハードドミが好きなんでw
期待sage
まってます
ば
616 :
:2005/08/16(火) 04:11:24 ID:hEZYe2cy
ん
ば
「・・・・・・・・」
意識を取り戻した聡美は、由実の前に尻餅をつく格好で座っていた。
勝者である由実は、腰に両手を当て勝ち誇った顔で里美の前に仁王立ちに立っている。
「さ、約束どおり、素っ裸になってもらいましょうか〜?」
「ぐっ・・・・・わ、分かったわよ・・・・・」
悔しさに顔をしかめるも、すっと立ち上がって黒色の帯を外す。
はだけた胴着を脱ぎ捨て、Tシャツとズボンも脱いで下着姿になったところで聡美の手が止まった。
顔を紅くして微かに身体を震わせている。
助けを求めるように周りを見渡すが、他の下級生達はもちろん瑞穂さえも二人の様子を不安そうに見詰めるだけで、誰も由実を止めようとする者はいなかった・・・・・。
敗者に下されるペナルティが屈辱的で酷いモノ、『やりすぎ』であるのは確かだが、所詮はお互い同意で決めた約束事であり、負けた方がそれを拒否することは卑怯であるのは変わらない。
皆、それは承知しているし、また仮に誰かが制止したところで、由実に上のようなことを言われるのが落ちだ。逆に突っかかられて第二の犠牲者とならないとも限らない。
もともと部内で一目置かれていた彼女の恐さを、今の試合であらためて実感した柔道部の女子部員達に、由実を止めようとする者はいなかった。
「どうしたんですか〜?早く脱いで下さ〜い」
「わ、分かってるって!!」
周囲の助けが期待できないことを悟った聡美、由実の挑発に、半ば自棄気味に勢い良くスポーツブラの裾を握りしめて、ぐいっと上に引き上げる。
ぷるんっ、と音を立てそうな勢いで程好い大きさの、形の良い乳房が零れ落ちた。
「わおぉ!聡美先輩、ナイスバディだね〜!先輩のオッパイ、ぷるんぷるんしてるよ〜♪」
由実がわざとらしく囃し立てると、聡美は顔を真っ赤にして胸を両手で隠した。
「次も早く脱いで・・・・ていうかサ、さっさと脱いじゃった方が良くない?気持ち悪くないの?それ・・・・」
聡美のパンティの湿った部分を指差しながらイヤミったらしい口調で言う由実。
「・・・・・ぅ・・・・・・・・」
何も言い返せず、敗北感に苛まれた聡美は観念して最後の一枚に手をかける。
パンティの両サイドに指を入れてスルスルと膝下までずり下ろし、両足首を交互に上げてそれを引き抜く。小水に濡れて、恥丘に張り付く陰毛が露わになった。
「フフフ、先輩のヘアーって始めて見たけど・・・・・結構毛深いのね?もうすぐプール開きだし、ちゃんとお手入れしといたほうがイイですよぉ」
鼻腔の奥に、わずかにアンモニア臭を感じながら、聡美は何も言い返せなかった・・・・。
「さて・・・・・次の約束だけど・・・・・・分かってるでしょう?ちゃんと土下座して負け宣言と謝罪」
冷たい口調で命令しつつ、足でパンパンと畳を踏みしめる。
−ここに座れ−という仕草のようだった。
おずおずと膝を折り、正座して由実の前に座る聡美。
両手を畳につけて、その上に顔を持ってくるような形で頭を下げ、小さな声で
「えっと・・・・・・・・私の負けです。ごめん」
「はい?何ですか、それは?」
「な、何って・・・・・・ちゃんと謝っ・・・・」
「それのどこが敗北宣言なんですか!?もっと情けな〜い言葉で アンタ負け犬なんだからサ!」
「わ・・・・・私明石聡美は、弱っちい・・・・へ、へタレ柔道家のくせして、偉そうに先輩ぶって・・・・・・由実・・・・さんに、生意気な意見して・・・・」
屈辱と羞恥に身を焼け焦がす思いで、惨めな言葉を紡ぎ出す。
「そ、それで・・・・・・・試合で一方的にやられてしまって・・・・・・最後は惨めに、絞め落とされて負けてしまいました・・・・・」
深深と頭を下げ
「ごめん・・・・・なさい・・・・・ゆ、許して下さい・・・・・・このとおりです」
「はい、良く出来ました〜。じゃ、次のにいってみよ〜」
いつの間に取り出したのか、由実の手には水彩ペンが握られている。
聡美の後ろに回り込んで、聡美の剥き出しの背中に、キュッ、キュッ、と小気味良い音を立てて何かを書き始める。
「あ!?・・・・ちょっと・・・・・い、嫌」
身体を捩ってペン先から逃れようとする聡美
「逃げるな!往生際が悪いよ!」
その腰目掛けて、罵声とともに平手打ちを食らわす由実。
「きゃうんっ!!・・・・・・ぁうううう・・・・・」
後輩からの屈辱の仕打ちにも、最早怒ることも抗議の声をあげることもなく、黙って落書きという恥辱を受け入れる聡美。
「あ・・・・ああ・・・・ああぁ・・・・・」
キュッ、キュッ・・・・
背中に書かれていく単語は、そう複雑なものでもなかったので、背中に感じる感触でその言葉を聡美は知ることが出来た。
−負け犬−
背中で動くペン先の感触は、聡美にそう言っていた。
人間という生き物は全裸にされると抵抗心が激減するという。
試合に敗北し、全裸にされ、その上屈辱的な落書きまでされた聡美、由実に抗う気持ちは完全に破壊されてしまう。
「じゃあ、次いきましょうか?ペナルティは沢山あるんですからサクサクいきましょうよ♪」
ずいっ、と聡美の前に自分のつま先を出して
「舐めて」
冷たい笑いを含みながら放たれる由実の言葉に、若干のためらいをみせつつも、逆らうことなく、おずおずと顔を由実の足元に近づける聡美。
血色の良い朱色の唇を小さく開き、
ぺろっ・・・・・
由実の親指に舌を這わせる。
「もう一回」
ぺろりっ・・・・・ぺろっ・・・・・
由実の指先が聡美の唾液で艶かしく光を放つ。
「うっ・・・・・・ううううっ・・・・・うああああああん〜っ!!」
度重なる屈辱に、遂に泣き出してしまう聡美。
「あははははっ!何泣いてるんですか!?なっさけない女・・・・・泣いたって許しませんからね」
顔を真っ赤にして嗚咽を続ける聡美の鼓膜に、無慈悲な由実の言葉が響いた。
「さて・・・・・次、何しなきゃならないか、憶えてますか?」
待っててくれた方、お待たせしました。
だいぶ間が開きましたが、敗者ペナルティ編です。
「・・・・・・14、15、16・・・・・・」
道場に由実のカウントを数える声が響く。そのすぐ下で、全裸の聡美が歯を食いしばって腕を曲げ伸ばし、身体を上下させていた。
柔道式の腕立ては普通のそれとは少しやり方が違う。
両足を直角程度に開き腰を突き上げ、腕を曲げる際に身体を前方にやり、畳に腹を擦りつけるような姿勢になって、腕を延ばしながらまたもとの態勢に戻る。
いつも聡美達がやっている動きだが、全裸でこのような動きを行うと、それは凄まじく淫猥な光景を見せることになった。
まず始めの姿勢からして凄い。
足を開き、無防備になった股間を更に後に突き出しているから、陰門も肛門も丸見えだ。
まるで男に後から突かれるのを待っているかのような格好にも見える。
「ううんっ!・・・くっ・・・・・・はっ!」
腕を屈伸させると、その動きに合わせて乳房が前後にふるふると揺れる。
腰も上下、前後にくねらすように動き、淫猥なことこの上ない。
「ふっ!はっ!ふう〜っ!」
荒い息をしつつ、腕立てを続ける。
腕立てと恥ずかしさとで裸身は汗まみれになって、その白い肌と背中の『負け犬』の文字がテラテラと艶かしく光っている。
「29・・・・30!はい、ご苦労様でした〜♪じゃ、次はスクワットですね」
ようやく規定の30回を終えた聡美に、由実は容赦無く次のトレーニングの指示を出した。
両手を頭の後ろで組み、足を肩幅に開いて尻を畳につけるようにしてしゃがみ込み、また立ちあがるスクワット。
この繰り返しで足腰を鍛えるのであるが・・・・
しゃがみ込んだ際、陰部丸出しのあられもない格好になる。
一回しゃがみ込むごとに、その剥き出しの恥丘が両太ももの付け根の肉に押し出され、ぷっくりと膨らんで曝け出される。
「ハア〜!フッ!ハッ!」
顔を真っ赤にしながら、聡美は恥辱の動きを続けていた。
スクワットに続いて聡美に課せられたのは全裸ブリッジだった。
ブリッジを作ろうと背中を湾曲させ、腰を上げると陰部を突き出すような姿勢になる。
「21、22・・・・・それにしても先輩、凄い格好ですよ!アソコ丸出し!」
「ハヒッ?!・・・いッ、やああ〜ぁ・・・・・」
カウントを数える由実が聡美のあられもない姿を指摘すると、恥ずかしさで腰砕けになり、ブリッジが崩れ落ちる。
「ちょっとぉ?先輩、何ダレてんですか?最初ッからやり直しさせますよ?ホラ、さっさと続けて!」
「クッ!・・・・・・ぁあっ!・・・・ハッ!」
由実に言われ、歯を食いしばって腰を突き上げ、屈辱のブリッジを作る。由実の蔑みの声に打たれつつ・・・・・
「26・・・・ホラ、あとちょっと・・・・・27・・・・そうそう、あと三回でそのアソコ丸出しの格好から抜け出せますよ!・・・・28・・・・・あと二回、アソコ突き出して〜!」
柔道場の隅に、天井から2本のロープが吊り下げられている。
そのロープを、全裸の女が汗まみれになって登っていた。
もちろん聡美である。全裸ブリッジのあと、全裸海老、全裸匍匐を何とかこなした聡美を待っていたのはこの『ロープ登り』だった。
このトレーニングは吊り下げられたロープを腕の力だけで最上部まで登り、そこで数十秒制止するというトレーニングなのだ。
「ハアッ!フウッ!」
ようやく登り切った聡美、下から見上げる由実や他の部員達には彼女の陰門、肛門が丸見えになっていた。
だが、聡美は羞恥を感じるヒマもなく、次の命令を受けることとなった。
「はい、そこで30秒、セミ!」
聡美が登り切ったところですかさず由実が鋭く言う。
「セミですって!?」
『セミ』とは、ここの柔道部に伝わる下級生へのシゴキの一つで、ロープに掴ったままで(この姿勢がセミに似ているからこの名がついたらしい)、セミの鳴き声を真似するのだ。
『セミ』は一年の最初の時期に、三年の命令でやらされるのがこの部の伝統だった(瑞穂が主将になってからは廃止されていたが)。
まさか三年にもなって、下級生からこの仕打ちを受けるとは思ってもおらず、流石に躊躇している聡美に、由実の冷たい声が飛ぶ。
「ホラホラ、セミの鳴き声やらないと、いつまでも降りれませんよ?」
スットップウォッチ片手に冷笑を浮かべる由実に促されて、嫌々という感で聡美のセミの鳴き声が始まった。
「ミーン、ミンミンミン!ミーンッ!」
「あははははっ!!上手い!先輩の鳴き声上手いよ!二年ぶりのセミは楽しいですか〜?」
「ミーンッ!!ミンミンミンミンッ!!!ミーンッ!!ミンミンミーンッ!!」
目尻に涙を浮かべて、半ば自棄気味に喚き続ける聡美のセミの声が道場に響き渡る。
二人一組になり、片方が両足をもう片方の者の脇に抱え込んでもらって、両手だけで前に進むトレーニングである。
「ホラホラ、頑張って!」
「ハッ、ハッ、ハッ、ハッ・・・・・ハアア〜ッ!」
もちろん聡美がその足を由実に抱え込まれ、両腕を交互に前に出して必死で道場内を歩き・・・・・いや、這いずり回っていた。
一歩前に手を出す度に、覆うもののない乳房が揺れる。
「ハアッ、ハアッ・・・・・ハアーッ!・・・・・キ、キツイわぁ・・・・」
由実との長時間に渡る試合を終えた後の恥辱のトレーニング、流石にバテバテになって腕の動きが緩慢になってくる聡美を見て、由実は・・・・
「も〜う、遅いなぁ・・・・・・エイ♪」
意地悪な笑みを浮かべて、聡美の両足首を掴んでそれをぐいっとひろげる由実。
「ひぅあっ!?!や、やだああーっ!!」
股間を割り開かれ、陰門肛門も丸出しにした聡美が悲鳴をあげる。
「はい!さっさと進んで下さい!」
動きの止まった聡美の股間に片足を当てて、いわゆる電気アンマのようにしてつま先を振動させる由実。
「ひっ!?やっ!嫌あっ!やめてよおぉ!!」
「動きを止めたら電気アンマの刑ですよ!さっさと進んで!」
突然の股間への刺激に更なる悲鳴をあげていた聡美だったが、由実の失笑を含んだような声に慌てて進み始めた。
「ハアッ!ハアアッ!!ひいい〜っ!!」
股関節を直角以上の角度に引き裂かれ、陰門も肛門も丸出しにしながら無様な姿で畳を這うように進んでいく・・・・
膝を直角に曲げ中腰の姿勢を一定時間保ち、足腰を鍛えるトレーニングである。
身体を動かすわけでなく、ただじっとしているだけなので、知らない人間が見ればそう大したこともないトレーニングに見えるが、これが相当辛い。
「うっ・・・・・・あ、脚がぁ・・・・・クウッ!・・・・・うううぅン・・・・」
顔を真っ赤にし、全身の毛穴という毛穴から汗が噴き出ているのは、単に羞恥の為だけでなく、このトレーニングの過酷さ故だ。
ぶるぶるぶる・・・・・・
聡美の太ももが痙攣するかのように震え始める。
キツくなって腰が少しでもあがると、由実はその尻を容赦なく打ち据えた。
「ホラ!もっと腰下げて!」
バシィンッ!!
「きゃんっ!い、痛い・・・・痛いってばぁ!!」
「だから!もっと腰下げなさいってば!」
バンッ!!バシイィンッ!!ビシィイインッ!!
「あうっ!痛い!いたいいたいいーっ!!」
小気味良い乾いた音と、聡美の悲鳴が道場に響く。
「はい!三分終了〜♪お疲れ様でした。聡美先輩」
「ハッ!はあああ〜」
空気椅子の三分が終ると、聡美は長い吐息を漏らしてその場にへたり込んでしまう。
由実との長い死闘を繰り広げ、体力を消耗する寝技でネチネチと嬲られた聡美に、このトレーニングは相当こたえるモノだった。
ただでさえ苦しいトレーニングなのに、更に羞恥心と屈辱が加わり体力の消耗は尋常なものではなかった。
「ハアッ!ハアッ!・・・・・ハーッ!ハアアァ・・・・・ハァハァ・・・・・・」
「じゃ、あと2セットね」
苦しそうに肩で息をしている聡美に、無情な由実の声が叩きつけられる。
「へっ?へええええぇ〜・・・・・」
「何情けない声出してンの?最初に決めたでしょ?負けた方は3セットやるって・・・・」
「こ、これ以上は無理・・・・・指一本動かせないよ・・・・・」
「何言ってるんですか・・・・早く2セット目いって下さいよ」
由実の冷たい命令口調に、思わず半泣きになりながら哀願してしまう。
「む、無理だわ・・・・・お願い、勘弁して・・・・・」
「早くやって、ホラッ!」
冷たい目で見下ろし、聡美の脇腹を軽く蹴りつける。
「ぅぐっ!?・・・・・ひっ・・・・・や、やるわ・・・・・やります!」
由実の乱暴で屈辱的な扱いにも、逆らうこともせず−もはやその気力もなく−慌てて絞り出すように言って、よろよろと上半身を起こし、陰部丸出しの屈辱の腕立てポーズを取る。
「はい!いきますよ〜♪・・・・1、2、3・・・・・・」
わずかな休息の後、再び地獄の刻が再開された・・・・・。
ようやく地獄の筋トレメニューを全て消化しきったとき、体力、精神力ともに限界に達していた聡美はその日2度目の失神をしてしまった。
由実に絞め落されたときと同じように、白目を剥き、鼻水も涎も垂らしっぱなしにしてビクビク痙攣する聡美は、瑞穂のコールによって駆けつけた救急隊員の手でストレッチャーに乗せられ運ばれて行った
・・・・・・救急車の到着寸前、かろうじて瑞穂達が履かせたパンティ一枚という屈辱的な姿で・・・・。
ようやく終りました・・・・
最初の予定より数倍かかってしまった(汗)
今回、筋トレがペナルティの大部分を占めたわけなんですが、『全裸で筋トレなんかしたら、凄くエロいだろうな〜』という私の妄想によりこのようなコトとあいなりました(笑)。如何だったでしょうか?
・・・・私としては腕立てがかなりエロいと思うw。
しかし、『このトレーニングは全裸でやるとエロいな!これもエロそうだぞ!』と、様々な種類のトレーニングを思いつくまま詰め込んでしまった為、いざ書くときになって大変になり、いつくかはかなり手抜きになってしまった・・・・・ちと反省。
あと一番反省すべき点は、このスレは『女同士のバトル』スレなんで、バトルと全然関係ない、敗北ペナシーンを長々と書いてしまったことでしょうか(汗)。
その点批判も受けそうですが、言い訳させてもらえるなら、敗者ペナルティパートを期待してくれてた人も結構多そうだったので、その期待を裏切らぬようにと思った故です。ご容赦下さい。
敗者ペナルティパートは期待どうりでしたぜ旦那。GJ。
今後も期待しとります。
sa
さっさと次回作書けや!ゴルゥラア!!
ほす
保守
保守
637 :
名無しさん@ピンキー:2005/10/02(日) 21:32:19 ID:SWbt9I+B
新作期待あげ
638 :
名無しさん@ピンキー:2005/10/03(月) 16:18:56 ID:iqtfMs3y
新作期待あげ ソフトめで
タン、タンタンッ・・・・・
ステップを踏む音がリングに響く。
その音は私の周りをグルグルと回りつつ、じわじわと近づいて来る。
打撃系格闘特有のフットワークだ。
私はフットワークを使わず、ベタ足の摺り足でほとんど動かず相手が接近してくるのを待った。
習得した技術の違いが、動きの違い、戦術の違いとなっている。
だが私に怯えや焦りはなかった。
向うが私を仕留めようと、腕なり足なりを繰り出してきた瞬間、それを払い落として懐に入り、捕まえてやるつもりだ。
−さあ、来なさい・・・・不用意な打撃を仕掛けてくるがいい・・・・・その刻がアンタの最期よ・・・・・−
私は知らず知らずのうちに、渇き切った唇を舌で舐めた。
ぺろっ・・・・・
舌を口内に戻したとき、相手が動いた!
右の腕が私の顔目掛けて一直線に伸びてくるのが見える。
とっさに左手で、その腕を払いのける。
−もらったわ!−
勝利を確信し、足を一歩踏み入れようとした瞬間・・・・・
ゴッ!
下の方で何か鈍い音がした・・・・・
−アレ?−
何故だろう、踏み込もうとした右足は全く動かなかった。
そして急に目の前の光景が変わる。
相手と私との頭の高さはほぼ同じ位置だったはずなのに、何故か私の目の前には向うの腹が見える。
な、なんで?なにコレ・・・・・
自分が置かれた状況が理解できない私・・・・・。
そのとき、目の前を何か黒い影のようなものが覆った
ごォンッ!!
鈍く、大きな音が響き渡った。
今度は何とか理解できた・・・・向うの膝が私の顎を打ち抜く音だった・・・・・。
640 :
名無しさん@ピンキー:2005/10/10(月) 16:19:54 ID:80aBEDLL
新作キター!!
641 :
名無しさん@ピンキー:2005/10/10(月) 16:48:17 ID:hHv4JjKc
神降臨
膝頭を顎に受けた私の身体が揺れ、ガクンと膝を折ってゆっくりと前のめりに倒れていく・・・・
目の前に白いマットが迫って来る。
私は血と汗と涎とによって、べちゃ、あるいはぶじゅっ、という湿ったような音を立てて、マットに顔から突っ込み、万歳をするかのように両手を挙げた姿勢でダウンした。
−お、おかしいな・・・・・こんなハズじゃ・・・・−
私は前のめりに突っ伏した姿勢で、自分が打ち負かされたという事実を容易に受け入れることができなかった。
半開きになった口から血と涎に塗れたマウスピースがこぼれ落ち、半眼になった目からは涙がにじむ。
力の入らぬ指先がヒクヒクと痙攣し、自分の意思で動かすことができない。
−と、とにかく立たなきゃ・・・・・負けに、なっちゃう・・・・−
ともすれば消え入りそうになる意識の中、必死で闘志を奮い立たせ、腕を立てて膝を曲げて立ち上がろうとする。
「・・・・ふっ・・・・・はくっ・・・・ううんっ!」
時折甲高い声を漏らしながら、力の入らぬ四肢を動かしマットを這いずり回るようにしている。
−なんていう屈辱的な光景なんだろう・・・・−
顔を上げると、自分を打ち倒した相手が高いところから見下ろしているのが涙で霞んだ視界に映る。
そいつ−滝井真理恵−の冷たい視線を受け、私は目を逸らすこともなく、きっ、と相手を睨みつける。
−ま、待ってろ・・・・すぐに立ってその澄ました顔を目茶目茶に引き攣らせてやるんだから!−
気力を振り絞り、這い蹲ったまま膝を立てる。尻だけを高くあげた惨めな格好だが、今の私にはそんなことを気にしている余裕はない。
「ふッ!・・・・・・ぐう、う、う、うぅ・・・・・・」
胸筋と腕の筋肉を最大に収縮させ、起き上がっていく・・・・。
「はっ!!・・・・・はあ!はあ!はあぁ!!」
立ち上がっては見たものの膝はガクガクと震え、息は荒く、ファイティングポーズをとることさえままならない。
グローブを嵌めた腕をブルブル振るわせながら何とか上げて顔をガードする。
「はあ、はあ、はあぁ・・・・・さあ!・・・・・き、来なよ!」
気力と空気を振り絞って吐いたその言葉を、相手はすぐに実行に移してきた。
「ふぅっ!」
−あ・・・・来た?!−
目が相手の動きを認知し、ボディブロウを放ったと思ったときにはすでに腹部に凄まじい衝撃が走っていた。
「うぐぉえッ!」
なんという苦しさだろう、ガードも忘れて両手で腹を押さえて、太ももをすり合わせるように内股気味の格好になる。
顔から脂汗がぶわっ、と一気に吹き出る
「ほら!もう一丁!」
苦しさにまともに動けない私に、真理恵が腕を振り上げて迫る。
−あ・・・・か、顔を打たれる・・・・−
分かっていても腕を上げることができない。覚悟を決めた私は思わず目をぎゅっ、と瞑った。
「ぐッ?・・・・あがぁっ!!」
だが、衝撃は予想外のところに来た。
一瞬、左の太ももが砕けたような感覚に襲われた。
真理恵は右のローキックで私の足を蹴りつけたのだ。
「フン!そう簡単に眠らせやしないよ!もう少し遊んでやる!」
そう言うともう一発、ローキックを放つ。
それは精確な狙いで、一発目と同じところに命中する。
「ぃぎぎい〜ッ!!」
歯を食い縛って耐えていた私だったが、とても堪らず足から砕けるようにしてマットにしゃがみ込もうとした。
「オマケだよ・・・・・そりゃあッ!」
腹目掛けて前蹴りを打ち込む。そこを守るようにして押さえていた両手を弾き飛ばし、深々と腹に突き刺さる。
「ぶぎゅッ!!」
真理恵の足は私の腹筋を易々と貫き、内臓をミキサーにかけたような苦しみが襲った。
思わず無様な悲鳴とともに涎が噴き出した。
連続での腹攻めに耐え切れず、私はをマットに尻餅をついてしまう。
だが、私の苦しみと屈辱はそれだけでは済まなかった・・・。
「うっ・・・・・うぉげろおおぉ!!」
酷い扱いを受けた胃が暴れだし、身体の奥からせり上がって来る体液を押し止める事ができない。
腹の底から黄色い酸性の液体が食道、咽頭を焼きながら噴出する。
「ぐっ!!ぐぼぅえええ〜っ!!」
聞き苦しい声を絞り出し、私は白いマットに嘔吐をした。
逆流した胃液は、口だけでなく鼻からも鼻水と一緒に噴出する・・・・・。
私の顔は脂汗、涙、胃液、鼻水、涎と様々な汁でベトベトに汚れてしまっていた・・・・・。
「うぉうっ!!ぐびゅぶぶぶっ・・・・・」
このボディ責めの苦悶は本当にたまらない・・・・・。
私はひときわ惨めな悲鳴をあげ、苦悶のあまりまたしても顔からマットに突っ伏し、尻を高くあげた惨めな格好で這い蹲る・・・・・。
「フン!柔道部の新しい主将は凄いヤツだって噂を聞いてたけど、全然大した事ないね・・・・・ペッ!」
真理恵が這い蹲った私に侮蔑の言葉と唾を投げかける。
・・・・・彼女に打ち負かされ、胃液を撒き散らして土下座するように這い蹲り、唾まで吐きかけられる・・・・。
私・・・・・松尾由実は無残な姿を晒して無様に震えていた・・・・。
どうも、お久しぶりです〜。
またしても作品をこの場を借りて晒させてもらいます〜。
今回は
>>585 >>591 両氏の意見(?)なども取り入れて、「由実、打撃で嬲られる編」に挑戦してみました。
この話はもうちょっと進みます。
ところでここに集う皆さんは、どういう話が読みたいですか?
リクに応えるというのではなくって、ちょっと参考にしてみたいんで・・・。
例えば地下リングでの戦いがいいとか、女子高生の爽やかファイトがいいとか、ファンタジー世界でエルフと人間の騎士とが戦ってるのが見たいwとか・・・・。
あと、壮絶な打撃戦がいい、ネチッこい関節の取り合いがいい、オイルレスリングだ!いや、裏ボクシングだ!・・・・などなどw
ちょっとお聞かせ願えれば幸いです。
646 :
名無しさん@ピンキー:2005/10/11(火) 00:59:27 ID:TWnKydUB
お願いします!ソフト目で
ちょいと前に、ド素人の女の子がキャットファイトみたいなとこに出て、
ラウンドが終わってセコンドの元に帰るのが唯一の安心の時。
でもすぐにまた…
っていう夢を見た。
リングの床すれすれにカメラで撮ってる感じで、コーナーがすごく高くに見えてた。
勃起した。
648 :
名無しさん@ピンキー:2005/10/11(火) 16:05:02 ID:TWnKydUB
649 :
名無しさん@ピンキー:2005/10/11(火) 16:23:36 ID:boXAAEL4
読んでると脳内で島本和彦調になるんだが
650 :
名無しさん@ピンキー:2005/10/11(火) 16:44:38 ID:MoeYr5Y0
GJ! 地下が舞台のやつが読みたい。禿しく凄惨な戦いを!
どうせまたドミネートなんだろ?
652 :
名無しさん@ピンキー:2005/10/12(水) 07:12:55 ID:+dGtBUPF
新作期待あげ
たしかにドミネート系多いよな。
某キャットファイトサイトのあの娘とこの娘を戦わ〜の中にある投稿小説な感じなのがいいよなorz
2005年。9月23日。大阪ドーム。
今ここで、世紀の決闘が始まろうとしていた。
タイのマトリックスファイターの精悍な顔は、対戦相手である南米のムエタイキラー、
レイ・セフォーの顔を前にしても、少しも揺らぐ事はない。
しかし、彼の目はセフォーを見ていなかった。
彼の意識はリングを遠く離れ、故郷であるタイの粗末な実家へと飛んでいた。
ガオグライ「母さん・・・・父さん・・・弟・・・・・・
この試合、俺は勝つよ・・・勝たなければいけないんだ・・・・・・。」
静まり返る場内。
ゴングが鳴る。
実況「始まったァァァァァッッッ」
セフォーが飛び出し、ガオに速攻タックルを仕掛ける。
しかしガオグライの素早いマトリックス避けの前に、セフォーの肩は空を切った。
すかさずガオグライの右ストレートが、セフォーのこめかみを捕らえた。
リングの反対側まで吹っ飛ぶセフォー。
セフォー「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッッッ」
実況「当たったァァァァッッ 強ォォ烈なガオグライの右ストレートがッッ セフォーを捉えたァァァッッ」
湧き上がる会場。焦点が定まらないセフォーの前に、彼の守護神である韋駄天の如く立ちはだかるガオグライ。
ガオグライ「もしも・・・・君がこれまでの僕の試合を観て あれが僕の実力だと思っているならば・・・それは大いなる勘違いだ」
セフォー「・・・・・・・!?」
ガオグライ「これまでの試合・・・・あれは僕がK−1選手としての格闘技術を身に着けるための準備運動に過ぎない・・・・・」
セフォー、ガオグライにパンチを放つがマトリックスよけでまたも難なく弾かれる。
セフォーから笑みが完全に消えた。
観客「セフォーの攻撃が・・・・通用しないッッ!?」
セフォー「すばしこいサルめ・・・この南米の黒豹を目覚めさせちまったみてえだな。
いいだろう・・・・軽く遊んでやるつもりだったが、てめえを今日の獲物にしてやる!」
セフォー、タックルを仕掛け、ガオを捉える。
ゴッッッ!!!
確かな手応えがあった。ガオグライの胸倉の中でセフォーは、彼の顔に浮かぶ苦悶の表情を想像していた。
悪魔のような笑みを浮かべながらセフォーは顔を上げた・・・・
だが、目の前には、何事もなかったかのような笑みを浮かべたガオグライの顔があった。セフォーの脳裏にガオグライの小さな体が大きなとてつもなくでかい巨大な岩を抱えているビジョンが掠めた。
セフォー「バッ・・・・・バカなッッ!?」
ガオグライ「生活かかってるんだ、そんなヤワな当たりじゃあ通用しないね・・・・・」
ガオグライ、セフォーに痛烈なローキック一発!
セフォー「うう、これがサルの蹴りか・・・。うっ」
実況「ガオグライッッ ロー一発でセフォーがぐらついた」
すかざすガオグライのハイキックがセフォーの顔面を捉えた!
セフォー「きぁfbjbfkjkfb、fんblkんgblkbッッッ」
成すすべなく、セフォーはそのままリングに大の字にうずくまった。
実況「つッッ・・・・・・・・強ォォォォいッッ ガオグライッッ 強過ぎるッッ」
ガオグライ「おいネコ野郎。教えてやるよッッ 生活かかってるタイ人の強さをなぁ!」
>653
あそこ、キャットファイトというよりレズファイト多くね?
ま、ドミネよりはいいが
656 :
名無しさん@ピンキー:2005/10/15(土) 15:12:35 ID:chbCyhd1
age
657 :
名無しさん@ピンキー:2005/10/17(月) 07:44:50 ID:uTDB8Poh
新作期待あげ
ドミネのがいい俺はここにいちゃいけないのか・・・
女子格闘スキーさんはこのままドミネート路線でいってほしい
ドミネ用のスレ立てた方がよくね?
あるだろ
相変わらずスレが進まないなorz
書き込みができるようになったので俺が思う壮絶なバトル
1、仲良く一緒に下校しているとさらわれる親友の2人
2、目覚めると広い檻に入れられている2人
3、しかも自分の姉達が血まみれで倒れている!
4、そこに男の声で「勝ったほうは姉を治療し、家に帰してやる。負けた方は奴隷に〜」
5、今まで喧嘩どころか叩き叩かれたこともなかった2人、初めは手加減&嫌々だったが
姉達のこともあって段々本気になりお互い流血しながら殴りあう。
6、最後はお互い血まみれでダブルKO
こんな感じが俺的壮絶なんだけれど皆さんどう思う?…俺に文才あったら書けるのになぁorz
664 :
名無しさん@ピンキー:2005/10/26(水) 17:56:43 ID:/tOgCxY3
age
665 :
名無しさん@ピンキー:2005/10/26(水) 18:39:38 ID:G8lDY7+l
666 :
名無しさん@ピンキー:2005/10/27(木) 22:25:16 ID:9kbXNHMI
誰かなんか書いてくれよ・・・・
667 :
名無しさん@ピンキー:2005/10/31(月) 03:17:22 ID:nkYk6oqR
>>642-643 女同士の腹責めが好きな俺にとったらたまらない(*´д`*)ハァハァ
これからも腹責めありのドミネートでいってください(*´д`*)ハァハァ
保守
誤爆
673 :
名無しさん@ピンキー:2005/11/23(水) 17:28:59 ID:Gsx37iql
>>673 デポチンみたいなのがいるなと思えば絵師おんなじ人か。
ほ
677 :
名無しさん@ピンキー:2005/12/14(水) 13:47:00 ID:Z4diRBm2
hoshu
678 :
名無しさん@ピンキー:2005/12/26(月) 00:30:33 ID:lxWh2fim
保守
679 :
名無しさん@ピンキー:2006/01/02(月) 01:02:49 ID:fRykROT0
保守
ほお
しゅ、しゅしゅ。
守り
誰か書いてよ〜
もう無理じゃねえ?
685 :
名無しさん@ピンキー:2006/01/25(水) 17:01:08 ID:ju707hN+
女子格闘スキーさん、カンバック!!
誰か書かないの?
てめえが書け
さみしいねぇ
うぅ
691 :
名無しさん@ピンキー:2006/03/21(火) 02:24:25 ID:TRhY2Ux3
ほ
すっかり寂れてるなぁ・・・・
ガッチガチのハードドミでよければ少し書きましょうか?
ああ、ちなみに女子格闘スキーです。
前書いてた学園モノ(?)っぽいヤツの続きか、地下闘技場での死闘とか、そういうのを書いてみようかと思ってます
694 :
名無しさん@ピンキー:2006/03/23(木) 06:52:20 ID:m3vSWDuG
お待ちしてます。
希望はプロレス系。
結局ここは「壮絶なドミネート2」になりましたとさ
めでたしめでたし
>695
だったらアンタが自分で書いたら?
ドミじゃないやつをさ
何も無い状況下で書いてくれるという人がいるだけで有り難い。
是非書いてください。
>692
期待してます。
地下格闘技場・・・
(*´д`*)ハァハァ
ガッチガチのハードドミ
楽しみにしてます
700 :
名無しさん@ピンキー:2006/03/24(金) 18:53:15 ID:U8Qby38Z
せっかくだし俺も書こうかな。
とりあえず設定と主要キャラだけ
女子高を舞台にした格闘物
澄川名雪:黒いロングヘアーの可愛い女の子。あらゆる格闘技に精通している。
綾瀬あゆみ:名雪の友達。おしとやかで優等生。眼鏡っ子の美人系。
葉山朋美:セミロングの髪を金髪に染めた不良少女。喧嘩が強い。
こんな感じです。ほかに随時キャラは増えます。
第一稿は今晩か明日の晩には書けると思います。
夜か!(*゜∀゜)=3
702 :
名無しさん@ピンキー:2006/03/24(金) 22:09:32 ID:1e1HERQ/
>700
たのんます。水着か下着での死闘希望。
703 :
ファイター:2006/03/24(金) 23:59:28 ID:U8Qby38Z
700改めファイターです。ではまず第一稿を
一話「屈辱の不良少女」
「はぁっ!」
後者裏での喧嘩。金髪の少女は5人組の不良少女を喧嘩をしている。
だが5対1でありながら金髪の少女は圧勝している。少女の名は葉山朋美。
朋美は学校の番長になるために校内の不良を片っ端から殴り倒している。
「これで終わりね」
最後の一人も右のパンチ一発で倒した。
「これで私が最強ね」
「ねえあゆみ。宿題やってきた?」
「当たり前でしょ。ひょっとして名雪忘れたの?」
「えへへ」
「しょうがないわね。じゃあ見せてあげるわ」
「ありがとっ。あゆき愛してるよ」
「もう調子が良いんだから」
2人は澄川名雪と綾瀬あゆみ。小学校からの幼馴染みだ。ある意味友達以上であるが
それは変な意味じゃない。本当の意味での親友という間柄だ。
時間は回って放課後。
あゆみは料理部の部長なので家庭科室に。名雪は総合格闘部という格闘技の部活を立ち上げその部の部長なので
第七体育館へ。最もこの部活は現時点では名雪一人なので部活動としてはあまり機能していない。
「今日もいつもと同じトレーニングか。たまに試合したいなあ」
そうつぶやきながら体育館に入る。すると
「へえ。あなたが総合格闘部とかいうふざけたクラブの部長さん」
金髪の少女朋美がそこに居た。
704 :
ファイター:2006/03/25(土) 00:08:19 ID:OqcU4Ktb
「あなたは誰?」
「私は朋美よ。この学校のトップになりたいの。それで今日学校を歩いたら偶然総合格闘とかいう
クラブがあるじゃない。私は格闘技とか言うのをしてるのも何だかむかつくの。だから私に倒されなさい」
名雪は笑顔になった。願っても無い試合の相手が現れたのだ。無理も無い。
「分かったわ。じゃあ出来れば道着に着替えたいけど待っててくれる?」
「ふざけないで!」
そういうといきなり朋美は殴りかかる。
だが名雪はあっさりかわす。
「へえ。不良ちゃんいきなりなの。まあ制服で戦うのも悪くないけど」
「一回避けたぐらいでいい気にならないで」
再度朋美は攻撃を繰り出す。だが名雪は全て避けてしまう。
全てモーションが大きいのだから無理が無い。
「じゃあそろそろ私も攻撃するね」
「うるさ・・・」
名雪は朋美の突進しての攻撃に合わせて左で正拳突きを繰り出した。それは朋美の顔に直撃して
朋美は倒れる。
「ごめんごめん。ちょっと強すぎた?」
名雪はうっかりしたような口調でしゃべる。それがより朋美も怒りに火をつけた。
705 :
ファイター:2006/03/25(土) 00:22:54 ID:OqcU4Ktb
「あんな偶然でいい気にならないで」
朋美はまたしてもパンチやキックでラッシュを仕掛ける。
だが名雪は全て見切り避けてしまう。
「もう分かったでしょ」
「うるさい」
しぶとく攻撃を繰り出すがそれを避けるのにも飽きた名雪はそっとつぶやく。
「じゃあこれで終わりね」
名雪は朋美の首に手刀を決めようとした。だが次の瞬間。
「名雪ー。今日は調理部休みだったの。だから一緒に・・・」
あゆみがドアを開けて声をかけたので一瞬名雪は行動が止まってしまった。
その隙を朋美は見逃さなかった。
「死ねえ」
朋美は名雪の顔に全力のパンチを繰り出した。それは直撃して名雪は倒れる。
「どうだ。やっぱり私の方が強いじゃない」
「酷い。名雪はあなたを見てなかったのに」
「戦いの最中によそ見するほうが悪いのよ」
「そんな・・・」
「確かにその通りね。私が油断したのが悪かった」
名雪はゆっくりとつぶやきながら立ち上がる。
「なっ」
「でも残念ね。パンチに腰が入ってない。体重も乗り切ってないし。それじゃ私を倒すなんて無理よ」
「ふっ。ふざけないで」
朋美は一気にトドメを刺しに行った。だが
「少し本気になってあげるね」
名雪は朋美のパンチを流して一気に密着して足をかけた。
「うわっ!?」朋美はバランスを崩して倒れかける。その瞬間名雪は後ろに回りこんで腰を両腕で掴んだ。
そしてプロレスのジャーマンスープレックスのような技を仕掛けた。
朋美は一瞬の浮遊感の後意識を失って完全に失神した。
「名雪。それは」
「大丈夫。首の骨は折らないようにギリギリ加減はしたから」
「・・・でも」
あゆみは朋美を見た。朋美は口からは泡を出し、襟はよだれで汚れていた。
スカートからは液体が流れ出ていた。ショックで失禁してしまい、スカートはびしょびしょに濡れていた。
これが名雪と朋美の初めての出会い。そしてこれから始まる戦いの物語の序曲だった。
706 :
ファイター:2006/03/25(土) 00:24:49 ID:OqcU4Ktb
これで第一稿を終わります。
>>702 すいません。現時点では水着や下着の予定はありません。
でも展開次第ではそのシーンも入れれるかもしれません。期待はしないで待ってください。
707 :
名無しさん@ピンキー:2006/03/25(土) 06:54:30 ID:TwurQ8Pe
ファイターさん頑張ってください
☆☆
聡美に無残な敗北を与えて以来、部内で由実に意見したり、ましてや逆らったりするものはいなくなった。
それは二人の先輩、聡美も主将の瑞穂も同じことだった。
聡美はあの哀れな敗戦の後、退部届けを出した。瑞穂に説得されてもその辞意は変わらず、結局3年最後の大会を待たず部を去った。
3年生として独り残された瑞穂はもともと控えめで大人しい性格で、由実を御するなど無理な話だった。
だが、それからは部内に波乱はなく、特に何事もなく時間は過ぎ、彼女は最後の大会を終え、部を引退することとなった。
主将である瑞穂は次代の主将を決めなければならない。
これは悩みの多い選択かと思われた。
柔道の実力、統率力とも明らかにナンバー1なのは由実だった。
だが、彼女の統率力というのはいわば恐怖政治に近いものである。
そんな者に主将を任せていいのだろうか、瑞穂は悩んだが、他の2年が主将になるのを固辞した為、結局由実を主将に指名した。
☆☆
夏のある日だった。
長かった梅雨もようやく終わろうか、という時期・・・・うっとおしく湿り気を含んだ風が、高校の敷地内を歩く由実のシャツを汗まみれにする。
天を見上げると、紫外線を多量に含んでいると思われる強い日差しが顔を焼くが、西の空には真っ黒い雲が見え、風に乗ってこちらにその不気味な姿を這いずらせて来る。
「これはまた一雨くるかな?」
何気なしに呟く彼女の白い横顔はドキリとするほど整っており、夏服の青いブレザーに身を包んだ姿は可憐そのものだった。
一体誰が、この可愛らしい少女が、先輩を嬲り尽くして締め落とし、素っ裸にひん剥いて土下座させ、その裸身に屈辱的な言葉を書き、挙句その姿で筋トレをさせて病院送りにしてしまうほどのサディストだと想像できるだろうか・・・・?
彼女は記念会館と呼ばれる建物の中に入っていく。
この建物は、学内の各運動部の部室、練習場が集まった巨大なものである。
ちなみに柔道場は第一武道館に入っており、この記念会館からはやや離れたところにある。
彼女の通う高校は県内でも・・・・いや、おそらく国内でも有数のマンモス高校だ。
その敷地は、都会の小規模な大学など及びもつかぬほどの広さがあり、生徒総数は付属の中等部と姉妹校の女子高合わせて8千名を超える。
スポーツが盛んで、特に武道・格闘技が異様なくらい盛んだ。
柔道部、空手部、剣道部、レスリング、ボクシング、といったメジャーな部活から、日本拳法、サンボといったややマイナーな同好会まで14もの武道格闘技系クラブが存在する。
由実の足は会館の中のとあるドアの前で止まった。
目の前のドアの横には木製の看板に「キックボクシング部」と書かれてある。
古風な造りの、一見空手部あたりと見間違えそうな看板である。
キックボクシング部も、この記念会館の地下一階に練習場を与えられている。
ドンドンッ!
少し乱暴にノックすると、返事も待たずにドアを開ける。
中はちょうど教室ひとつ分ほどのスペースの室内の真ん中にリングが設置され、その周りにサンドバッグやウェイトのマシンといった練習用具がやや乱雑に置かれていた。
そしてその中には人影が二つあった。
ひとつはタンクトップに一分丈スパッツという姿で、鏡の前でシャドーボクシングをやっており、もう一人は由実と同じブレザー姿で、壁際の小さな机に向かって何かものを書く作業をしていたが、二人ともドアが開くと、それぞれの手を止め、由実の方を見詰める。
彼女の姿を認めたブレザー姿の女生徒が、椅子から立ち上がってロングストレートを揺らし歩み寄って来る。
「柔道部の松尾さんでしょ?主将の木山よ。わざわざ来てもらって悪いわね」
握手を求めたて伸びた手をまるで無視し、両手を肘のところで当てるようにして腕を組み
「それで?何の用?人をわざわざ呼び出したりして」
無愛想、冷淡、不機嫌・・・・それらの語句を見事に再現したかのような口調で応える由実。
その表情も口調と似たりよったりだ。
「分かってるでしょう?白々しいわよ・・・・生徒会からまわして貰えるはずだった臨時予算。横取りするなんて酷いんじゃないかしら?」
要するに、キックボクシング部にまわされるはずだった臨時予算を由実がその強引な手腕を発揮して、横からかっさらってしまったのである。
「サンドバッグが古くなっててね、来月中にも買い直さないとダメなの。それでなくてもウチは予算に恵まれてるとは言えないからね・・・・返して欲しいのよ、臨時予算」
「そうだよ!」
何時の間にか木山の斜め後ろに来ていた、もう一人のショートカットの女性−滝井真理絵−が、由実に向かって吼えるように言う。
「予算の横取りなんて卑怯なマネすんなよな!ただでさえアンタら柔道部は、私らキック部と違って予算や設備に恵まれてるだろう?」
「そりゃしょうがないんじゃない?柔道ってメジャーな武道とキックボクシングなんていうマイナー格闘技との差じゃないの?」
由実の無礼極まりない言動に、顔色を変える真理絵。
「なっ!?ちょっと・・・・それはあんまり失礼じゃないか!」
「私は卑怯なマネなんてしてないわ・・・・ただ、予算を取る為の運動をして、それか功を奏しただけのことよ」
悪びれる様子など微塵も見せず、二人に憎まれ口すら叩き、絶句する彼女らに冷たく言い放つと
「話はそれだけなんでしょ?じゃ、帰らせてもらうから・・・・」
由実は二人に背を向け、ドアに向かって歩き出す。
「あ・・・・待てよ!」
背後から真理恵が怒鳴り声のような声を上げ、追いかけてくる。
その声を無視し、ドアを開けて外へ出る由実。
「待てったら!無視すんなよ!」
由実の態度に怒り心頭といった真理恵が、由実のYシャツの半袖の裾を力任せに掴む。
ビイッ!
短い音がして、縫合した肩の部分が引き裂かれて、白い肩が露になる。
かなり鍛えているであろうのに、女性らしさを失っていない丸い魅力的な肩だった。
だが、その柔らかく美しい肩の持ち主の反応は柔らかさとはまるで無縁のものだった。
「なにすんのよ!このバカッ!」
服を破かれた怒りで眼光を光らせて、振り向きざまに真理恵の腕を払う。
そして、そのまま真理恵に飛び掛る・・・・かと思いきや、横にあった看板を掴んで外し、壁に斜めに立て掛けて、それに思いっきり足を踏み込んだ。
小柄な彼女の身体のどこにそんなパワーが看板は音を立ててヘシ折れてしまった。
「!!」
由実のあまりの暴挙に、真理恵は身体をわなわなと震わせ、木山も何も言葉を発することもなく、蒼ざめた顔で睨む。
「フン!随分とやわな看板ね?私が踏んだくらいで折れるなんて・・・・」
「こ、この・・・・このクソアマがっ!!」
ぶるぶると怒りに震えていた真理絵が、由実の言を聞いて、固めた拳を振り上げる
「待ちなさい!真理絵」
慌てて木山が彼女の手を掴みながら、制する声を上げる。
「私闘はいけないわ・・・・悪くすれば活動停止にされてしまうわよ」
「でも・・・・コイツは部の看板を蹴り割っ・・・」
「確かに、私闘はいけないわね。でも、試合ならいいんじゃない?」
揉み合うように言い争う二人に向かって、由実のクールな声が飛んできた・・・
ううん・・・・今日はここまでですが、バトルシーンないね(汗)。
不満の声も聞こえてきそうですが、私は登場人物がどういうキャラクターなのかとか、戦う理由とかいうのをきっちり説明したい人間なんで、こういうバトル以外のシーンがあるのも許してくれ(汗)。
やっぱりキャラクターのバックグラウンドとかあった方が、バトルシーンも興味深いものになると思う・・・
712 :
名無しさん@ピンキー:2006/03/26(日) 21:36:54 ID:2XtfdCyo
>711
そのとおりだと思う。背景って大事だよ。
がんばってくらはい。
713 :
ファイター:2006/03/26(日) 23:19:02 ID:xF9iuU9i
第二話「名雪と朋美」
「・・・あれ?ここは」
朋美は目を覚ました。そしてあたりを見回すと声が掛かる。
「目が覚めたの」
「15分。意外と早く目が覚めたのね」
「うっ」
首が少し痛い。だがあることに気がついた。
「はっ」
朋美は顔を真っ赤にする。失禁した事実に気がついたのだ。
「みっともないわね。高校生にもなって」
「名雪ったらいじめちゃって。素人相手に本気だしちゃしょうがないでしょ」
「・・・覚えてなさい。絶対に仕返ししてやる」
そういうと朋美は体育館を出て行った。
「でも私達が掃除って嫌よね」
名雪はぼやきながらモップで失禁した後の掃除をする。
「しょうがないでしょ。名雪があんなことして追い詰めちゃったんだし。それよりどうする。
来週じゃなかった。学校対抗試合が始まるの。メンバーだけど」
「とりあえず氷河香(ひょうがかおり)と月凪琴美(つきなぎことみ)は出てくれるって。明日から
香の方は明日からまず顔合わせだけしてくれるって。琴美は前日しか来ないけど」
「あと一人よ。その2人はどうせ出るの分かるし。5人一組でしょ。また四人だけにするの?」
「そうね。じゃあさっきの不良の子でも呼ぼうか」
「名雪ったら相変わらず場当たり的ね。でもあのこじゃ・・・」
「とりあえず一週間たってもう一度来れば本物ね。その時にでも話すわ」
「分かったわ。名雪に任せる」
714 :
ファイター:2006/03/26(日) 23:26:36 ID:xF9iuU9i
そうして三日が経った。新たに練習に参加した香が名雪と互角の戦いを演じている。
あゆみは2人のために料理を持ってきている。
そしてそこに
「待たせたわね。でももう負けないから」
ドアを開けると前に名雪に負けた朋美が現れた。
「ボクシングジムに通って練習したんだから。絶対に負けないわよ」
「あいつ誰?」
「朋美って言って・・・」
名雪に聞いたがあゆみの方が説明が上手いのであゆみが簡潔に朋美と名雪の間にあったことをしゃべる。
「そう。じゃあ私が相手をするわ」
「そう。じゃあ今日は私はあゆみと見てるから」
香が朋美の方に向き合った。
「何よっ!私は名雪の方と」
「大丈夫。私は強い。さっさと掛かってくれば。どうせまた失神と失禁するから」
「なっ!ふざけないで」
朋美は顔を真っ赤にした。そして
「あなたこそオシメはしたの。漏らさせてあげるわ」
そういうと朋美は香に殴り掛かった。
715 :
ファイター:2006/03/26(日) 23:42:48 ID:xF9iuU9i
「はっ」
朋美はジャブを繰り出す。だが香は手で止める。そして掴む。
「ちゃんとしたジャブね」
「くっ。くそっ」
朋美は左手が掴まれたままで右のパンチを出す。だがそれもあっさり掴まれる。
「無謀ね。片手掴まれてるのに力の入ったパンチが打てるわけないでしょ」
「なっ」
「名雪。香だけど」
「香は強いわよ。しかも戦いに関しては氷のようにクール」
「じゃあまた朋美は負けるんじゃ」
「ええ。でも内容次第じゃ五人目にする価値はあるでしょ」
「まあね」
そして2人の戦いは手を掴んだまま止まっていた。
「いい加減に話しなさいよ」
「分かったわ」
香はあっさり朋美の手を離す。急に離され朋美は一瞬バランスを崩す。そしてそこに香がハイキックを繰り出す。
その蹴りは顔面に直撃した。
「ぐわっ」
ダメージで膝を突く。
そして低くなった首を香は掴む。
「弱い」
そう呟くと一気に首から持ち上げてそしてジャンプすると全体重をかけるように朋美を床に叩きつけようとした。
「きゃっ」
思わず朋美は女の子らしい可愛い声を出す。顔面崩壊の危機に少女に戻っていた。
だが香は顔面スレスレでたたき付けるのを止めた。寸止めだ。
「本当に叩きつけるわけ無いでしょ」
そういうが朋美に反応は無い。そして水の音が流れる。
「んっ?」
香は様子を見る。すると朋美はまたしても失神、失禁していた。しかも今度は恐怖でだ。
「名雪、また掃除しなよ」
「今度も私?」
「あなたが部長でしょ。香がするとも思えないし」
「・・・はあ」
名雪は思わずぼやいた。
朋美の失禁回数:二回目。
716 :
ファイター:2006/03/26(日) 23:48:44 ID:xF9iuU9i
これで二回目の更新を終えます。
本編で書き忘れましたが氷河香の外見は、青いロングヘアで白のメッシュが入っています。
目は若干釣り目です。普段は明るめですが戦い最中と直後は冷静でクールです。
本編では次回に登場予定の月凪琴美は外見は茶色のショートヘアで優しそうな顔。テンションが低いキャラをイメージしてます。
これから戦いのシーンが増えると思うので期待してください。
お二方とも、GJ!
718 :
名無しさん@ピンキー:2006/03/27(月) 03:56:25 ID:joAgsHwP
GJ!!
ななしながら応援シテマツ
719 :
ファイター:2006/03/27(月) 19:26:37 ID:2lYs/U5P
第三話「学校対抗戦の開幕」
朋美は公園でブランコに座って落ち込んでいた。
濡れたスカートもそのままでだ。二度目の失神と失禁の恥ずかしさにすっかり自信を失っていた。
「私。もう駄目かも」
「香。あなたも掃除しなさい」
「嫌よ。私は掃除は嫌い」
「名雪部長でしょ。頑張って」
「はあ」
香もあゆみも全く掃除をする気は無い。名雪はしぶしぶ掃除をしている。
そして翌日。
名雪と香は相変わらず稽古。だが今日はあゆみは来ていない。繁華街に来ていた。
「見つけたわ。朋美さん。ちょっと来てくれない」
「えっ」
あゆみは朋美に声をかけて裏の空き地に呼び出す。
「こんなところに呼んでどうするつもり」
「あなたもう戦う気無いでしょ」
あゆみは冷たい感じでしゃべる。
「そんなの勝手でしょ!」
「負けて逃げるの。二回も失禁させられてそのまま」
「そっ。そんなの」
朋美は顔を赤くして、そのまま黙る。
720 :
ファイター:2006/03/27(月) 19:35:55 ID:2lYs/U5P
「あなたには素質があるわ。だからこの本でも読みなさい。そしてそれを実践したら
二日後に横浜倉庫街に来なさい」
「えっ、倉庫街」
「その日に学校対抗戦の初戦があるわ。あなたもメンバーの予定よ」
「なっ。勝手に・・・」
「もう戦うのが嫌ならそれで良いわ。四人で戦うだけだから」
「・・・・・・」
「だけどその大会に出れば間違いなく強くなるわ。あんな無様な負けはしなくなるはずよ。じゃあ」
あゆみは言うだけ言うと去っていった。朋美一人がそこに残った。
そして二日後。横浜倉庫街。
名雪とあゆみと香、そして琴美がそこにはいた。
「結局あいつ来なかったね」
「まあその程度だったのね。残念」
香と名雪は朋美が来ないのにがっかりしている。琴美は全く知らないので頭に?を浮かべている。だが
「来たわよ」
あゆみが気づく。朋美が走ってきた。
「待たせたわね。でも私が来たからには大丈夫よ」
「誰?」
朋美が元気良くしゃべるが琴美がだるそうに聞いて場に秋風がヒューと流れる。
「彼女は・・・」
あゆみが琴美に朋美のことを簡潔に話す。
「・・・そう。じゃあ」
琴美はまるで朋美に興味を示さずにそっぽを向く。
721 :
ファイター:2006/03/27(月) 19:54:30 ID:2lYs/U5P
そしてそのまま五人はエントリーを済ます。すると
「君達が私立南十字女子高の選手五人か。じゃあ対戦相手は大門女子高だね。向こうで待ってるよ
あとこの大会は武器は銃火器以外は使用が認められてるから。そこは注意して」
受付の男は登録を済ますと試合場を説明する。五人はそこに向かう。
「遅いぜ。ところでその可愛い顔にお別れする準備はしてきたのか」
そこに居たのは五人の不良の雰囲気を出すきつめの顔の女と学ランを来た審判役の男だった。
「南十字女子高ですか。試合形式は五戦して三勝した方が勝ちだから。順番を決めてください」
「・・・私が一番。早く終わらせたい」
「じゃあ私は五番で良い。部長だし」
「私は三番にするわ。香は調整してるから四番にして。朋美は二番で」
「分かったわ」
また相手はすでに順番を決めていたらしくすぐに申請した。そうして対戦カードは
こうして順番は
南十字女子高 大門女子高
先鋒:琴美 今日子
次鋒:朋美 優子
中堅:あゆみ 幸恵
副将:香 愛子
大将:名雪 秋子
という対戦カードになった。
722 :
ファイター:2006/03/27(月) 19:56:44 ID:2lYs/U5P
これで三話を終えます。
次回から予選第一試合が始まります。
大門女子高は不良高校で全員スケバンスタイルのイメージです。
まずは琴美が戦うので楽しみにしてください。
723 :
名無しさん@ピンキー:2006/03/29(水) 20:56:59 ID:0nDZidfd
地下女スキーさんの続きはまだかな?
苦しい・・・・・苦しさのあまり意識が朦朧として何故自分がこんなところで這い蹲っているのか、一瞬分からなくなる。
何やってるんだったっけ?・・・・柔道の試合をしてるんだっけか?あれ?でも手にグローブを嵌めてるなぁ・・・・ってことはボクシング?あ・・・・そうか、キック部のヤツとなんでもありルールで試合やってたんだ・・・・
むこうの木山とかいう主将が、「私闘じゃない形を取るためこれ嵌めて。ルールはどんなものでもいいから」だとか何とか言って、グローブ嵌めさせられたんだ・・・・
「試合ってキックで?」
冗談・・・・・何で私が・・・・るなら、何でも・・・・のルールで・・・・何なら・・・・大会の・・・・ルールでも・・・・・
「何でもアリか・・・・面白そうじゃん。今年は私たちも・・・・いいだろ、優子主将?いい練習・・・」
アンタが勝てば・・・・・看板弁償・・・・・部費も・・・・
「ホントね?で・・・こっちが負けたら?」
そりゃ、服を弁償・・・・土下座して謝っ・・・・もらう・・・・
「・・・・・分かった。その条件呑むわ・・・・でも私闘・・・形・・・取る為これ・・・・」
い・・・わよ・・・・・グローブくら・・・・?あれ・・・・記憶・・・混濁し・・・・のかな?
「ぅおうらあっ!」
んん?・・・・・何・・・だろう?・・・・何、聞こ・・・る?・・・・・犬・・・遠吠え?・・・動物の鳴き声みた・・・・・
ゴガァンッ!!
すぐそばで音がして、身体が浮くような感覚を覚える。おそらく頭に蹴りを受けたのだろうがよく分からない。
グルグルと頭が回るような感覚。浮遊感、絞め落とされたときのに似てるけど、否なる感覚が私を包んでいた。
ち・・・・くしょ・・・・卑怯・・・だなぁ・・・・グローブ・・・嵌めた・・・・組技・・・・こっちが不利・・・冷静に考えれ・・・・木山の策・・・・私・・・頭に血が・・・かなぁ・・・・こんな陳腐な策に・・・・
☆☆☆
「ぅおうらあっ!」
真理恵の獣のうなり声のような雄叫び・・・次の瞬間、由実の身体が一回転する。
身体のどこかに酷い衝撃が襲う。
頭を蹴りつけられ、キャンパスから蹴落されたのだ。
「ぅあがぁ・・・・・」
リングから転げ落ちて無様に引っくり返る由実。時折手足をビクビクと痙攣させる・・・・口元からは泡が吹き零れている。度重なるダメージに加え、頭を打って失神してしまったのだった。
「この程度で許すと思うなよ!柔道部のクソアマがッ!」
逆上した真理恵がリングを降りて来て、のびている由実の頭と言わず腹と言わず蹴りたくる。蹴りといっても、それはキックボクシングの技ではなく、倒れた相手を踏みつけるストンピングのような容赦のない攻撃だった。
「・・・ッ!・・・ィ!・・・・・ェ!」
頭を蹴られるたびにビクン!と四肢を震わせ
「ぶぎゅっ!」
腹を蹴られると、胃液が混じっているせいだろうか、黄色い泡を吹き出す由実。
「ちょ・・・ヤバいよ!マリエ・・・・死んじゃうって!」
流石に危険だと思ったか木山が真理恵の背中にしがみついて制止しようとするが、手荒に振りほどいて、蹴りを続けようとする。
「放しなよ!徹底的にぶっ潰してやるんだから!」
地下女スキーさんキタ━━━━ヽ(゚∀゚ )ノ━━━━!!!!
GJ!
続き期待!
726 :
ファイター:2006/03/31(金) 23:12:19 ID:vZ2HFoOb
第四話「琴美の強さ」
「あなたが相手?私知ってるわよ。あなたピアノしてるでしょ。それもかなり上手い」
「そうよ。それが」
今日子は琴美に話しかける。だが琴美は気にしない」だが今日子は続ける。
「あなた指失いたくないでしょ。じゃあ棄権しなさいよ。そうしないと指を失うわよ」
今日子はそういうと刃渡り12センチの長いナイフを二本取り出す。
「私の武器はこれよ。逃げるなら今のうち」
「・・・審判早く」
琴美は今日子を無視して審判に話しかける。審判はすぐに試合開始の合図をする。
「あなた。後悔してないでよっ」
今日子は琴美の手に向かってナイフを伸ばす。だがそれは今日子がナイフで突進すると琴美はスッと避ける。
今日子は向きを変える。だがそれと同時に琴美が蹴りを繰り出す。今日子の左手で構えるナイフは蹴り飛ばされる。
「どう。あなたこそ降参する」
「うっ。うるさい」
今日子は右手のナイフを琴美に向け切りつけようとする。
727 :
ファイター:2006/03/31(金) 23:21:38 ID:vZ2HFoOb
だがその突き出した右腕を琴美は捕まえる。
「ぐっ。放せ。このアマっ」
「うるさい」
琴美は今日子の顔面にひじ内を繰り出す。直撃で今日子はたまらずナイフを落として両手で顔を押さえる。
「サヨナラ」
琴美はその隙を逃さずハイキックを首筋に決める。
今日子は一瞬で崩れ落ちる。
「弱いなあ」
「大門女子高は初戦不良高校。素人レベルしか居ませんわ」
「でも主将の秋子は前に戦った時は強かったよ」
「私の調べではあのチームは主将以外ただの素人。だから四戦でキリがつけば問題無し。だから朋美さんには
あえて二番になってもらったの。経験と自信を付けてもらうために」
「あゆみは頭良いんだな」
香とあゆむは会話を楽しんでいた。
今日子は大門女子高の愛子が運んで横に寝かしている。
琴美は何食わぬ顔で戻ってくる。
728 :
ファイター:2006/03/31(金) 23:30:11 ID:vZ2HFoOb
「私の出番ね。軽くやっつけてやるわ」
朋美は元気良く駆け出す。
「優子の相手ってあなた?優しくしてね」
第二戦の代表選手がリングに揃う。朋美の相手の優子は童顔でくりくり目をした美少女だ。
そして審判の合図で試合が始まる。
「悪いけどあなたなんて敵じゃないわ」
朋美は一気に攻撃を繰り出す。
「わっ」
優子は驚く。そしてあっけに取られた隙にボクシングのワンツーを一気に叩き込んだ。
「さすがね。朋美。私が見込んだだけあるわ」
あゆみは笑顔で見ている。
「どう。これで終わりでしょ」
朋美はやった!という達成感のある表情を浮かべている。
だが
「・・・酷いよぉ。優子・・・怒ったんだからぁ」
優子はボソボソとしゃべりながらゆっくりと立ち上がってきた。
「南十字女子高よ。去年とは違うのよ」
大門女子高の秋子は不敵な笑みで試合場を見つめていた。
729 :
ファイター:2006/03/31(金) 23:31:26 ID:vZ2HFoOb
いよいよ次回で朋美と優子の決戦が始まります。
スレタイ通りの壮絶な戦いを目指します。
「そのくらいにしなよ・・・・マジで人殺しになっちまうよ」
失神してしまった由実を蹴り続ける、女狂戦士となった真理恵の首筋を掴む手があった。
木山のものではないそれは、力任せに真理恵を引っ張って、彼女を由実の身体を攻撃できない位置まで引き摺る。
「な、何しやがる!?」
興奮した真理恵は、声の主が誰か確認もせず、いきなり声の掛けられた方に裏拳を振るう。
「ぐっ!・・・・この・・・・・いきなり何すんの!?」
裏拳は、慌てて手を放した声の主の側頭部をかすめ、小さい悲鳴があがり、それに怒声が続く。
振り返ると長身の女生徒が立っている。生徒章を見ると3年だということが分かる。
「何なんッすか?!アンタは」
「何って・・・・ここの前を通ったら、ドア開いて怒鳴り声が聞こえたから、何だろう思って、見てみたわけよ」
部室の開きっぱなしになったドアを指差して、憮然とした表情で言う。そのコメカミは真理恵の裏拳がかすって、少し赤くなっている。
そう言えば、由実が帰ろうとして開けたドアは開きっぱなしのままになっていた。
人の通りも少ない記念会館地下、時間も遅かったので人の目を気にしないで戦っていた3人だったのだ。
「先輩には関係ないことッすよ!」
一応、上級生に対する最低限の礼儀を守って・・・いるのだか、いないのだか分からぬ態度。
怒り心頭で冷静さを失っている真理恵、その怒りの鉾先は彼女の獲物を庇い立てする無礼な闖入者に向けられる。
「関係ない?・・・・かもしれんけど、あいにくと目の前でリンチまがいのことしてるのに、黙って通り過ぎれる性格でもなくってね」
「邪魔しないで!そいつには、私たちを侮辱した罪を、キッチリ身体で払ってもらわにゃならないんですよ!」
止めようとする木山を無視して、拳を固めて上級生に詰め寄る。と、向こうも腰を落として臨戦態勢を取った。
「やる気なの!?アンタに何の関係があるんだよ!?そいつの知り合いか何か?」
「いや・・・・よく知らないけどな、もうぼろ雑巾じゃない・・・・マジ死んじまうよ・・・・アンタの為にも、もう止めとい・・・・」
上級生の言葉はそこで遮られた。これ以上の問答無用とばかり、真理恵が距離を詰め、横腹目掛けてミドルキックを放ったのだ。
ボグッ!
鈍い音は、攻撃者の脛と防御者の足が交錯した音・・・・・上級生は足を上げ、ミドルを防いでいる。
「ワヤなヤツやなぁ・・・・自分・・・・」
数歩下がり、顔を引き攣らせ、見ようによっては凄みのある笑みを浮かべているかのような上級生。
「ホンマ怒るで・・・・・なあっ!?」
と、矢のような低空タックル!下がった数歩を一瞬で詰め、その速さに対応出来ないでいる真理恵の足元をすくうと、背中から床に引き倒した。
「え・・・・うわっ!?・・・・ぐふっ!・・・・かはっ!」
「アンタ、頭に血が上りすぎや・・・・ちょっと眠って、頭冷やしぃ」
背中を打って咳き込んでいる真理恵の眼前に、自分の顔を写す怒りに輝くような相手の目がある。
「こ、このぉ!何すんだよ!?」
相手の動きとその眼光に、格闘家としての本能がただならぬ危機を知らせている。反射的に右腕を振り上げ、自分の上に乗っかっている相手の長身に肘打ちを食らわせようとした・・・・
「ふぅぐゅ!?」
だが振り上げた右肘は、一撃を放つ前にあっさりと万力のような力で握られる。その腕ごと首を抱え込まれ、抱擁されるような形で固められると、口から空気の塊が無様な悲鳴となって吐き出る。
「がっ!・・・・げぶぅ・・・・やめぇ・・・・・ごっ!・・・・がひぃッ!!・・・・ばなぜぇ・・・・・ぉごっ!!」
肩固・・・・肩関節を極めるかのようなその名前とは違い、実際は絞め技である。
苦しさに、自由の利かない首をわずかに動かし、足を無様にばたつかせる。悲鳴の形をした空気が肺から吐き出され、泡交じりの涎も一緒に零れ落ちる。
絞めは見事に入っており、あっというまに真理恵の顔は真っ赤に染まる。
ビクンッ!ビククンッ!!
締めが入ってから10秒と経たないうちに、真理恵の肉体は痙攣を始める。
「ぁが・・・・・ぎぃ・・・・・えぇ・・・・・」
苦しそうな、濁った悲鳴が、喉の奥から出ている。
「もうおとなしゅうなったやろ・・・・・」
肩固を解いた上級生が、その長身を立ち上がらせると、その下には大の字になって失神している真理恵がいた。
白目を剥き、泡を吹き出し、鼻水まで垂らして、凛々しく端整に整った顔を無残に歪めた無残な姿を晒している。
ぴくっ・・・・ぴくん・・・・・・
時折かすかに、手足の先が痙攣しているだけで、あとは全く動かず、身体を無防備に開いた大の字のその姿は、まさに完全敗北を喫した者の格好だ。
「ほなら、この娘は、連れて帰るけえな」
呆然とする木山を尻目に、その長身の3年生は由実の小柄な身体を軽々と肩に担ぎ上げ、さっさとキック部から引き上げていった・・・・。
突然、謎の関西娘が出てきましたw
私は関西人じゃないんで、関西弁に嘘があっても抗議は受け付けませんのであしからず。
あと3〜4人くらい新キャラを出す予定です・・・・。キャラが揃ったら、色々あると思います
733 :
名無しさん@ピンキー:2006/04/02(日) 02:31:05 ID:JlI3LmEY
続きキタ━━━━ヽ(゚∀゚ )ノ━━━━!!!!
続編期待age
由実と真理恵とが争っていた同日、同じくらいの時刻・・・・同じような状況がまったく別の3人の女生徒に関して起ったのは、まったく偶然の成せる業だった。
記念会館から東へ、コンクリートで舗装された道を100mも行くと雑木林にぶち当たる。そこを抜け、さらに少し歩くと小高い丘のような築山があり、階段を50段ほど登るとその頂上に小さな広場と屋根つきのベンチがあった。
「いい加減ウチの部に来なよ」
西の空から広がった黒雲は、すでに空の大半を覆いつくそうとしていた。夏の頃、宵闇の刻にはまだ時間があるとはいえ、広場の真ん中で向かい合っている二人の女性の姿は、ほぼ影に覆い尽くされている。
「アンタのとこの同好会、もう部員が3人しかいないでしょ?アンタと、それに2年があと二人・・・・来年の今頃は部員0じゃない・・・・もう無理しないで、ウチに来なよ、晶・・・・・」
夏服ブレザーを着た女生徒の、その上から物を言うような言葉にカチンと来たのか、空手着を着た若干小柄な女生徒が声を荒げる。
「大きなお世話です!いくら中学の時の先輩だからって横暴じゃないですか?!」
言い争う二人は、空手部の3年生、宮原紗里奈と第二空手同好会の2年、松島晶だった。
二人は中学時代、伝統派と呼ばれる流派の同じ道場に通って汗を流した間柄だった。
紗里奈は高校に進学すると、道場の方は辞めて、空手部に所属した。
一年後、晶も紗里奈のあとを追うように、この高校に来たのだが・・・。
当然、紗里奈はこの後輩が自分の部に来るものと思い、また共に汗を流せることを楽しみにしていたのだが、高校に進学した晶は思うところあったのか、彼女の誘いを断り第二空手同好会に入った。
フルコン空手同好会の別名で呼ばれることの多いこの同好会は、大動塾空手というフルコンタクト系の空手を練習する。
フルコン空手と言ってもただ打撃を繰り出すだけではない。
フルコン空手の雄、極心館から派生した格闘空手で、立ち技での総合格闘を標榜し、投げや関節技も使いこなす。
顔面へのパンチ、肘、膝は禁止(掌底はOK)。投げ、スタンド状態での関節、締め技OK。
そういう総合に近いルールで、幾人もの選手を総合格闘のプロリングに送り出している。
第二空手同好会は部ではない故、練習の為に施設を毎日使うことが出来ない。月、水、金、土は第二武道館の多目的ホールで、それ以外の日はこの広場−憩いの広場という名がついている−がかりそめの練習場となる。
「しょうがないわね・・・・今日と言う今日は私も腹決めてるの・・・・力づくでも連れ帰るわよ」
剣呑な言葉は、それに続く構えで証明される。右足を半歩引き半身になって、左手を掌に広げて前に出し、右手は拳を固めて腰につける。
「えっ・・・・」
その言葉と構えに、虚を突かれた様な表情を見せる
このような形で言い争ってはいても、自分のことを目にかけてくれている先輩がまさか力づくの強引な手段に打って出るとは思ってもいなかったのだ。
だが、そこは少女ながらも格闘家を、いや格闘家の端くれを自負する晶。相手の戦闘態勢を認めるやいなや、素早く身構える。
「本気なんですか?」
わずかに腰を落とし、両の拳を顔の前辺りに持ってきてアップライトスタイルを取る。
一定のリズムで膝、足関節を微かに屈伸させるそれは、微動だにしない紗里奈のそれとは対照的だ。
身体が上下に揺すられる度、短く切り揃えられた髪が僅かに揺れる。
「本気よ。私に打ちのめされれば、貴女も考えを変えて戻ってきてくれると思ってるからね」
「・・・・・・」
低い声で睨むと 無言の晶も相手を睨み返す。
「フッ!」
「ッ!」
睨み合いはほんの数秒、すぐに紗里奈が仕掛ける。
わずかに引いていた右足をそのまま真上に上げ、前蹴りを放つ!
晶は斜め後ろに後退しつつ蹴りを避け、反撃にと右腕を真っ直ぐに突き出す。
「晶・・・・甘いよっ!」
紗里奈は相手の右ストレートを、右足を引いて半身となってかわすと、素早くその伸びて来た右の拳を両手で掴み、捻る。
「えっ!?・・・・・・・うがはあっ!!」
晶は重心を低くして踏ん張ろうとしたが、身体は横方向に半回転して地面に転がってしまう。
小手返し−古流柔術諸派に広く伝わる技で、合気道や新しくは軍隊式サンボなどにも取り入れられている技だ。無論、古流の唐手にも見られる技法だった。
「知らないわけじゃないでしょ?伝統の流派だって打撃オンリーってわけじゃない、投げ技だってあるの・・・・」
「ううっ・・・・さすがは宮原先輩・・・・でも、まだ私は立てますよ?」
背中の痛みに耐え、顔をしかめながら立ち上がってまたアップライトに構える晶。
対する紗里奈も先ほどの構えを取り、二人はまたしても対峙する。
数秒の睨み合いの後、どちらともなく動きだそうと、僅かに重心が移動したとき・・・・・
「おやめなさい!」
二人の横から凛とした声が発せられた。はっとしてそちらを向くと
「姫ちゃん・・・・・・」
声の方を見た紗里奈は、知り合いを認めた顔になり、数歩下がって構えを解いた。
女生徒は、腰くらいまではあろうかというロングストレートの黒髪を、強くなってきた風になぶられながらこちらに向かって歩いてきている。
全体に上品な雰囲気が漂う、いかにも「お嬢様」な感じの娘であった。
色白で、鼻梁はスッと高くと通っていて、端整な顔立ち。ハッとするほどの美人だが、その切れ長の瞳には僅かに怒気を含ませていた。
「宮原さん、それに・・・・・2年の貴女・・・・理由は分かりませんが、喧嘩なんておやめなさい」
「姫・・・・アンタには関係のない話だよ・・・・引っ込んでてくんないかな?」
「そうはいきません。学園内で私闘なんて、見過ごすわけにはいきません。あまつさえ、貴女がさっき使った技は、私が教えたものじゃありませんか?喧嘩に使うなんて、心得違いも甚だしいですよ」
「私闘っても、これにはワケがあるんだよ・・・・。それに小手返しは、ウチの流派にも元々ある技だよ?!そりゃ、姫ちゃんのアドバイスを受けたら全然利きが良くなったけどね・・・・」
言い争う二人、おいてけぼりにされた形となった晶がどこか拍子抜けしたような顔で、おずおずと紗里奈に声をかける
「あ、あの・・・・先輩のお知り合いなんですか?」
「え?ああ・・・・合気道部の姫川明日香っていって、ウチの部にたまに出稽古に来てくれてて・・・・体捌きとか、投げ技とかを教えてくれてるのよ。かなりの腕前よ」
「は、はぁ・・・・・・先輩がそう言うんなら本当にかなりのモノなんでしょうね」
「ええ、晶も一度、投げ技を習うと良いよ・・・・勉強になるわよ」
「あら?お二人は先輩後輩の仲でしたの・・・・・私はてっきり他流試合かと思ってました。それに思ったより仲がよろしいみたいで・・・・私の勘違いでしたか」
目を細ませ、笑顔になった姫川の上品な笑い声を聞いて、二人はハッとして構え直す。
「とにかく・・・邪魔しないで!姫・・・・関係ないんだからすっこんでてよ!」
「そうですよ!姫川先輩には関係ないです!」
またしても打ち合う気配の二人に、笑顔を引っ込め厳しい表情になった姫
「おや・・・・言っても分からない人達ですね!」
いきなり紗里奈の手首を掴んで、その脇を潜る様にして後に回り込む。
「ぅあがっ!?」
一瞬で紗里奈は腕を背中に捻り上げられ、その肩関節を極められてしまう。
「先輩!」
それを見た晶は迷うことなく姫の斜め後ろに回り込みつつ、ストレートを放つが・・・
「ぇ?あれ・・・・・ぐ!?」
目の前の光景が回転したかと思うと、地面と激しく衝突してしまっていた。
−な、何これ?小手返し?・・・・さっきの紗里奈さんのと全然違う−
自分の受けた技が、ついさっき紗里奈から受けた技と同じものだと気付いて慄然とする。
姫は、晶が撃ってくると、素早く紗里奈を突き飛ばし、晶の突きを捌いて小手返しに投げたのだった。
紗里奈の技のときは、まだ踏ん張る余裕があった・・・・。しかし姫のそれはまったく次元が違っている。
投げられたことすら、地面に伏すまで気付かないのだ。
「せいっ!!」
地面に仰向けに転ばされた晶の頭上で、紗里奈の気合が聞こえた。
突き飛ばされた彼女は、だがすぐに方向転換して姫川の横面目掛けて、手刀打ちを放つ。
姫川も手刀でそれを柔らかく受け流し、攻撃者の重心を一瞬のうちに崩すと、打ち放たれた手首を掴んで、クルリ、と回れ右をするように身体を方向転換させると、手首をとられた紗里奈は前のめりにつんのめりそうになる。
「わあっ!?・・・・・・・ぐがっ!」
前方に回転して受身を取る。おそらくはわざとであろうが、姫川が手首の極めを緩めておいたのでなんとか受身が取れたが・・・・・それでも背中を地面に打ち付けてしまう。
「ぐうううっ!・・・・・姫ぇ〜・・・・・ぺっ!」
「痛うぅ・・・ホントに強いや・・・・」
晶が立ち上がる横で、同じく転ばされた紗里奈も口の中の泥を吐き捨てながら立つ。
二人はそれぞれ姫川に向かって構えを取る。彼女らと対峙する姫川はしかし、両手をだらんと下げ、無構えである・・・・。
図らずもさっきまで野試合をしていた二人が、共闘する構えだ。だが、2対1でも姫川の水際立った進退と技前を見せつけられ、容易に手が出せない。
「・・・・・・んっ!」
ついに降り出した雨が3人の女武道家の頬を叩き、その意外な冷たさに晶が小さな声を上げたとき
「それでは私はこれで」
不意に姫川がニッコリと微笑み、ほんの一瞬だけその笑顔に毒気を抜かれた二人が見詰めるなか、すすっと見事な足捌きで間合いを外し、背中を向ける。
「あ・・・・ちょっと・・・・」
実に見事な間の外し方である。二人のどちらもが、なんとなく攻撃に出れなかった。
「やっぱりお二人、仲がよろしいじゃありませんか?」
呆然と姫川の背中を見詰める二人に、階段を下りていく肩越しに苦笑交じりの声が投げかけられた・・・・。
☆☆☆
「かあぁ・・・・・自分もワヤやなぁ・・・・助けてもらっといて・・・・・どいつもこいつも、この学校にはロクなのがおらへんなぁ・・・・」
私の目の前の大女は、苦々しく呟く。その左頬は、私の掌の形に真っ赤に染まっている。
「助けてもらっといて・・・・ですって!?誰がそんなこと頼んだのよ!?誰が・・・・」
私は身体中の痛みも忘れ、怒りに震えていた。
☆☆☆
目が覚めると、見覚えのない天井。ガンガンと痛む頭には冷たいタオルが乗せられていた。痛みに耐えつつ身体を起こすと、レスリングマットの上に寝かされていたことが分かる。
「おっ、目が覚めたみたいね?」
おそらくは170cmを超えているであろう、ウチのブレザーを着た女が親しげに話しかけてきた。
「アナタね、キックボクシング部のヤツに・・・・・」
「レスリング部の矢島結喜」と名乗ったその女が、全部の事情を話終わる前に、私の掌は、その忌々しげに動く口目掛けて伸びていた。
☆☆
「あのな・・・・何があったか知らんが、自分半殺しにされるトコやったんやで?それを・・・・」
「煩いわね!余計なことしやがって!」
私は飛び起きて、この女のブレザーの襟首を掴む・・・・掴もうとして膝が抜け、カクンと尻餅をついた。
「あっ?・・・・・ああぁ・・・・」
「あーあ・・・・全く、よう立たんくせに無茶なことしようとしてからに・・・・」
女が私の後ろに回って、両手を脇の下に通して、私を立たせる。
「くっ・・・・・余計なことしないで・・・・一人で立てるから・・・・」
なんて屈辱的な格好だろう・・・・私は乱暴にその手を払いのける。
「そんな身体じゃ、動くのもやっとやろ・・・・・はよ、帰りぃ・・・・お帰りはアチラやで」
私のバックを差し出しながら、ドアの方を指差す。
「・・・・・・覚えてなさいよ。アンタもあの滝井とか言うのと一緒に潰してやるんだから・・・・・」
バックをひったくり、低い声で言うと、私は唇を噛みながら女の長身に背を向ける。
「まったく・・・・・あの滝井ってのもそやけど、なんでウチがこないな目に合わにゃならんのや・・・・・」
ドアを出るとき、女のぼやきが私の耳に入ってきた。
・・・・記念会館を辞し、フラフラになりながら校門を出たときはすでに8時を回っていた。
−家に帰ったら久しぶりに祖父に稽古をつけてもらおう。そして・・・・−
怒りと屈辱は、私の全身から痛みを忘れさせていた。
さてさて・・・・一気に新キャラを増やしまして、ようやく長いこと温めていた企画に手をつけることができそうです。
今までの話はすべてこの企画の伏線ということで・・・・次からはガチガチのハードドミにいきたいな〜と思ってます
(*゜∀゜)=3
(*゜∀゜)=3
(*゜∀゜)=3
さて・・・・一気にいきますよw
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
裏格闘女王決定戦。3年ぶりに復活!
学園生徒諸君が待ちに待った心眼祭の季節が今年もやってこようとしている!
だが、諸君!今年の学祭は更に待ち遠しいものになること請け合いだ!
幻の裏イベント−裏格闘女王決定戦−が、2年ぶりにフカーツだぁ!
キター!(AA略
そう、我々はこの時を2年間待ったのだ!
詳細は追って告知する!剋目して待て!
学園生徒諸君、裏祭の予定から目を離すんじゃないぞ!?
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
〜裏祭実行委員会サイトより〜
☆☆☆
合気香取心眼学園・・・・明治期の著名な某武術家が創始者のこの学園・・・・・
聡美、由美、姫川らが通うこのマンモス学校は、中等部、姉妹校で同じ敷地内にあるカトリック系女子高の聖アイス学園の生徒も入れるとその総数は8000を超える。
・・・・夏休みが終わると、その巨大学園は学園祭−心眼祭−の準備一色になっていた。
10月の頭に、一週間に亘っておこなわれるその学園祭は高校のそれとしてはまちがいなく日本で最大もので、大規模大学の学園祭すら凌ぐ程のものだ。
キャンパスキング&クィーン、大クイズ大会、ホットドック早食い競争・・・
などという学祭定番のイベントから、
武道系クラブ対抗異種格闘戦 などという学園祭ばなれしたものまで様々なイベントが開催される。
その大規模なお祭り騒ぎに隠れるようにして、毎年、「裏祭実行委員会」なる怪しげな組織による
非公認の違法イベントが開催されている。
例えば脱衣麻雀大会、闇DVD交換会、〜学園一の美乳を探せ!〜トップレス水着コンクール、
学園最強クラッカー決定戦、酒豪王・呑み比べ大会、イニシャルS・改造車ドリフト大会・・・・
など、そのほとんどが未成年にとって御法度な行為を、若さに任せて楽しんでいた。
それらは通称「裏祭」「アングラ祭り」などと呼ばれている。
その非合法イベントの中でも特に人気が高く、集客率が大きいものが、各武道格闘技系クラブの女子部員による異種格闘トーナメント「裏格闘女王決定戦」だった。
各クラブから代表者一名を送り込み、合計8名の勝ち抜き戦。
優勝者には学園最強の女という名誉と50万、準優勝者には30万、3位10万という高校生には分不相応な賞金、さらには非公式なルールではあるが、優勝者を出した部は学園内での発言権が増すという不文律もある。
優勝者輩出クラブが同好会であれば、部への昇格の可能性が一気にあがる。
このような人気の高い大会だったが、実はここ2年連続で中止になっていた。
その理由は参加者が集まらないのだ・・・・彼女らへの見返りは大きいのだが、客寄せをする為に設けられた二つのルールが不評であった。
「参加者のコスチュームは学校指定のもしくはそれに準ずる水着であること」
「参加者の奮起を期す為、試合の敗者には相応のペナルティを与える」
水着というのはまだしも、敗者ペナルティというのは参加者の女子部員達にとってすこぶる不評だった・・・・。
それでも3年前までは優勝の見返りに釣られた参加者(弱小部や同好会では部の期待を背負わされ、無理矢理出場させられる部員もいたらしいが)、大会は運営できていたが、ここ2年は参加者が足りず開催中止、という状況だった。
しかし、今年は様子が違っていた・・・・各クラブの部員同士でイザコザが多発しているらしく、その決着を着ける場としてこの大会を利用しようという者が多いらしいのだ。
敗者への屈辱的なペナルティも遺恨を含んだ参加者にしてみればむしろ都合がいい・・・・。
かくて開催は決定され、裏祭実行委員会を胴元としてのトトカルチョも含めて、準備は着々と行われた。
☆☆
裏祭に先立って同好会予選も行われた。同好会に与えられた枠2つを巡り、
サンボ
シュートボクシング
中国武術
第二空手
プロレス研究
テコンドー
日本拳法
の各愛好会がリーグ戦を行い、結果、サンボ同好会の水島朱音と第二空手同好会の松島晶が本戦出場となった・・・。
ルール(大会パンフレットより抜粋)
1、噛み付き、目潰し以外すべての攻撃方法がOK
1、グランドは一回につき20秒まで
1、決着はギブアップ、レフリーストップ、セコンドのタオル投入により着けられる
1、1ラウンド5分を5R、それで決着がつかない場合は10分のエクストララウンドを1R
1、エクストラRで勝負がつかない場合、観客投票による判定
1、所属するクラブからセコンドを一名付けることが許される。
1、選手のコスチュームは学校指定かそれに準ずる水着とする。各選手はオープンフィンガーグローブとレガース着用。
特別ペナルティルール
1、選手は試合前にあらかじめ用意されたクジを引き、敗者の受けるペナルティを決めておくこと。
1、1R以内に勝負がついた場合、敗者は決められたペナルティに加え、水着を脱ぐこと。脱がされた水着はその場で観客のオークションに懸けられ、その代価は勝者のものとする。
大会は8人による勝ち抜きトーナメント。
一回戦を心眼祭1日目、準決勝を3日目、三位決定戦と決勝戦を心眼祭最終日の23時より開始。
会場は記念会館地下ホール、武道系クラブ異種対抗戦(男子)のリングをそのまま流用する。
(いくつかの補則説明)
グランド20秒ルールとは、選手がグランド状態に入ったとレフリーが判断してから20秒でギブが取れない場合、両者を引き剥がし、スタンド状態から仕切りなおしさせるルール。
この裏大会、大会黎明期には、ヴァーリー・トゥードの影響を受けて何でもアリのルールでやっていたが・・・・それでは不利だと打撃系のクラブから不評が続出し、紆余曲折と協議の結果、この寝技20秒ルールに落ち着いたのだった。
・・・武道系といっても、例えば剣道部や弓道部は出場しない。またボクシング部は伝統的に参加を辞退している。
これはパンチしか使えない不利さというのもあるし、ボクシング部のような大きな部になると、この裏大会のみに照準を合わせるわけにもいかないのだった。
例えばマイナー系のクラブであれば、そもそも高校生としての公式試合というものがないので、この裏格闘大会に合わせた総合格闘的な練習がその気になれば好きなだけ出来る。
だがボクシング部にはボクシングの試合があるのだ。インターハイ種目にもなっているメジャー競技、非公式の裏大会などに余力を回せる暇はない・・・・。
柔道部などであれば、ある程度そのままの形でも総合ルールに適応できるであろうが・・・・。
だが・・・・今年は違っていた・・・・・。ボクシング部はわざわざこの大会の為に「刺客」とも言うべき部員を用意している、ともっぱらの噂だった・・・・。
選手紹介・申し込み順(大会パンフレットより抜粋)
所属クラス
身長体重
所属部の格闘技の年数
その他の格闘技の経験年数
セコンド予定者
以下、大会役員とのインタビュー形式でのプロフィール紹介
松尾:
明石:
宮原:
矢島:
滝井:
姫川:
松島:
水島:
理数科2年A組
身長156cm 体重46kg
活動歴:10年
その他の格闘技の経験:(無回答)
セコンド:上村瑞穂(柔道部前主将)
Q&A
参加理由は?:アンタの知ったことじゃないでしょ?
自信の程は?:優勝以外ないわね
他の参加者に対するコメントをそれぞれ一言
明石:あの人も・・・・一体何考えてるのかしらね(冷笑)
宮原:さあ?よく知らないね。
滝井:・・・・・・・・・・・・・私が勝つと思うけど?
矢島:・・・・・・・・・・・・・知らないわね、レスリングやってんでしょ?
姫川:「いいヒト」らしいわね?あの技が、試合で、どれ程活用できるものかしら・・・・楽しみよ(冷笑)
松島:今回の参加者の中じゃ、一番マシじゃないかしら?打撃もまあまあ出来るし、接近戦になったら投げもうてる。スタミナも豊富だし・・・・・
寝技は苦手だってみたいだけど、タックル切る練習結構したから、なかなか容易には寝技には引き込めないだろうし・・・・・
関節も最近はかなり充実してきてるみたいだ・・・・・何?その目は?・・・・・・・・・・ンンッ!・・・・ちょっと喋りすぎたわね。私の方が強い、それだけよ・・・・・
水島:晶に予選で勝ったからって何ほどのモン・・・・・サンボって柔道から出てるんだよ、知ってた?
大会への意気込みを一言:優勝以外ないって言ってるでしょ!・・・・・じゃ、コレで失礼
普通科3年D組
身長166cm 体重51kg
活動歴:4ヶ月
その他の格闘技の経験:柔道7年
セコンド:今谷美緒(ボクシング部主将)
Q&A
参加理由:今年の5月まで柔道をやっていたんだけど、思うところあってボクシング部に再入部しました。
こんなハンパな時期に私を受け入れてくれたボクシング部の発言権を高める為と・・・・・・(しばし無言)・・・・あと色々・・・・色々思うところあって・・・・・ってとこかな・・・・・
自信の程は?:まだ・・・よく分からないわ。でも出るからには勝つ!ペナルティとか(顔をしかめ)絶対嫌だもん!
他の参加者に対するコメントをそれぞれ一言
松尾:・・・・元後輩ですね・・・・・後輩に負ける気はない・・・・絶対勝つ(声を低くし)
宮原:ええと・・・・よく知らないな。
矢島:う−ん・・・・何とも・・・同じ3年だから何度か見たことあるけど、あのガタイは脅威だよね
滝井:知らない、ごめん・・・・打ち合わないよう気をつける、かな?
姫川:姫ちゃん?ああ・・・・・この大会で一番当りたくない相手かな?とても良い子だよ・・・・・
松島:いや、この娘も知らない・・・・蹴りをかわす、かな?
水島:サンボ?関節技に気をつける、かな?
大会への意気込みを一言:ゼッタイ優勝します!
インテリアデザイン科3年A組
身長163cm 体重48kg
活動歴:8年
その他の格闘技の経験:なし
セコンド:山内和美(空手部主将)
Q&A
参加理由:色々あって・・・・え、遺恨?さあ・・・・そんな噂がたってるの?
自信の程は?:何とも言えないね・・・やってみれば分かるでしょう
他の参加者に対するコメントをそれぞれ一言
松尾:生意気なコらしいね?コッチにも色々噂が聞こえてきてるよ・・・・。
明石:うん・・・・まあ、何かと言われてるけど、私はノーコメント
矢島:アレは相当強いね・・・・優勝候補の一人なんじゃない?え・・・私?もちろん優勝しますよ・・・・
姫川:姫は手強い相手だけど・・・・ちょっと借りができたからね、色んな意味で。
松島:ううん・・・・私のやってきたことが、あの子のそれより少しだけ上だってことを証明したいなぁ。
水島:晶・・・・いえ、松島選手との試合を見たけど、あのコも相当使うね・・・・特に足関節が凄いな・・・・あの晶が簡単にタップを取られてた・・・・・
大会への意気込みを一言:優勝します、それだけです。
インテリアデザイン科3年B組
身長172cm 体重58kg
活動歴:2年半
その他の格闘技の経験:柔道6年
セコンド:相田真奈美(レスリング部1年)
Q&A
え?・・・・できるだけ関西弁で話してくれって?なんで?え・・・・その方がキャラが立つから?何かよく分かんないけど、私もそっちの方が話しええから、そうするわ
参加理由:まあ、それなりに腕には自信があるし、ちょっとした腕試しやね。あと賞金やな、部費の足しにさせてもらうわ。
自信の程は?:まあ、ボチボチやな(笑)
他の参加者に対するコメントをそれぞれ一言
松尾:うーん・・・・彼女、相当な根性の娘ォみたいやね・・・・・ウチ、よう勝たんわ(笑)
明石:ごめん、よう知らんわ。・・・・ま、パンチ掻い潜って懐に入ればいいんとちゃう?
宮原:あー、同じ科なんで一応、顔は知ってるけど・・・・ま、蹴り掻い潜って懐に入ればいいんとちゃう?
滝井:あれもまたワヤな娘ォやな・・・・・ま、要はキック掻い潜って懐に、や(笑)
姫川:あー、姫ちゃんはいいヤツやで。できれば当りたくない相手だしなぁ・・・・
松島:フルコンかぁ・・・・・ま、掴んじまえばいいんや!
水島:ううん・・・ウチの部とアチラさんとはビミョーな関係でね。数年前、サンボ同好会が出来たときに、ウチの部員が何人か向うに引き抜かれたんよ・・・・それ以来・・・・ちょっとな(苦笑)
大会への意気込みを一言:どいつもこいつもしばき倒したる!・・・・なんてな(笑)
工業化学科2年A組
身長164cm 体重52kg
活動歴:1年半
その他の格闘技の経験:ボクシング3年
セコンド:木山優子(キックボクシング部主将)
Q&A
参加理由:腕試しと・・・・・仕返しさ!色んなヤツにね!
自信の程は?:勝つ自身がなけりゃ、こんなキモい罰ゲームのある大会なんぞにでるもんかよ!
他の参加者に対するコメントをそれぞれ一言
松尾:あのクソアマぁ・・・・ぶっ潰す!(インタビュアーの胸倉を掴む)ああ・・・・ごめんなさい。つい興奮しちまったよ。・・・・ええと、まあなんだ、私が大会に出る決意をしたのもアレのせいみたいなもんだし・・・・一番に戦いたい相手だね。
明石:ううん・・・なんか納得いかないんだよね。この大会に出る為にボクシング部に入部したって噂のヒトだけど、それが本当なら軽蔑しちまうね。
宮原:空手家だね・・・・打ち合って打ち勝ちたいね
矢島:あの先輩も、私のぶっ潰すリスト入りサ(笑)。でも、相当手強いから、舐めてはかからないけどな。
姫川:姫川先輩は、性格も良くって強いらしいね・・・・結構ウワサ耳に入ってくんだ・・・・顔も綺麗だし・・・・ま、私が勝つだろうけど・・・・
松島:ううん、顔は何度か見たことあったような?・・・・ま、空手家なら打ち合って勝つのみ!
水島:よく知らん・・・・ま、くっ付かれる前にボコってやるよ!
大会への意気込みを一言:優勝したらサンドバック買ってやるよ、木山主将!
普通科3年A組
身長158cm 体重41kg
活動歴:11年
その他の格闘技の経験:古流の薙刀を少々
セコンド:未定
Q&A
参加理由は?:優勝賞金が部の予算の足しになればと・・・また自らの技を試してみたく思い参加を決意いたしました。
自信の程は?:さあ・・・・勝負は時の運と申しますし・・・・
他の参加者に対するコメントをそれぞれ一言
松尾:彼女は・・・・とても根が真面目なコで、武道に対する思いがとても純粋ですよ。それがたまに無茶な方向に出て、自分も他人も傷つけてしま・・・・・いえ、ちょっと喋りすぎましたわ(笑)
明石:彼女は1、2年の時同じクラスでしたが、明るくて練習熱心で、良い人でした。最後の大会を待たずに部を辞めて、残念に思うと同時に心配していたのです。ボクシング部に再入部したと聞いていますが・・・・
宮原:熱心に空手の道を求道されている方です・・・・。ちょっと色々ありましたが、この大会が終わったらまた仲良く合同稽古などを・・・・え?遺恨ですって?うふふふ・・・・・さあ?
矢島:あの体格は本当に怖いですね。きっと試合で向き合ったら足がすくむでしょう。でも私の技はあのような方との対戦で真価を発揮するものだと心得ております・・・・あの人と対戦することがあれば、それは私の試金石になると思いますわ。
滝井:キックですかぁ・・・・・さて?何とも・・・・・
松島:そうですね・・・・一度しかお会いしたことはないのですが、中々真面目で武道に対する熱意もありそうな方ですね。
水島:すいません。よく存じません・・・・。
大会への意気込みを一言:持てる力と技を出し切りたいですね
749 :
地下女スキー:2006/04/02(日) 20:17:31 ID:LE/6alr+
いや・・・・一気に書いてしまった・・・・ちょっとマズかったかな(汗)。
同好会選手紹介は、まだ間に合ってませんので次回の裏祭実行委員HP更新でw
・・・・で、ここでネタバレすると、実はまだ組み合わせ表、優勝予定者などは全く決めておりません(笑)。
組み合わせは出来ればここでランダムに決めたいなぁ・・・と思ってるんだけど、何かいい方法ないかな?
あと、試合内容と結果については、ここの住人の意見を出来るだけ組み入れたいと思ってます。試合カードが決まったら、こういう展開を見たい、とかこっちの選手を勝たせてくれ、とかいう意見を募集するつもりです。
ただのSSじゃなくって「企画」にしたいと思ってますからね。
750 :
名無しさん@ピンキー:2006/04/03(月) 06:47:22 ID:1mGIQpNf
>749
頑張ってください。
ちょっと気が早いが、姫がボコボコになる展開キボンヌ。
清楚そうな姫が打撃でボコられ、最後は絞め落され失禁脱糞、1R秒殺で糞尿塗れの水着には大会一の高値がついた・・
754 :
ファイター:2006/04/04(火) 23:07:13 ID:j9eUjruh
地下女スキー大人気だな。
俺も近日中には続き書けそうなんだがこれだけ引き付けるのって何があるんだろ。
もう少し俺も頑張ろう。
755 :
アレ??:2006/04/04(火) 23:31:58 ID:L9EwNwJ1
>>754 私はファイターさんのSS大好きですよ!
応援していますのでどうか頑張ってくださいね!
ああ〜!
名前欄・・・・・・やってしまった・・・・・・ガクッ
残り二人のプロフを載せて、大会の組み合わせを決めたいと思います。
組み合わせが決まったら、試合展開のリクして下さい。
>>753 グランド20秒ルールがあるから、ってことですかね?
由実は体格的に劣っているから不利だとか?
うーん・・・・まあ、このストーリーは、所詮は私の脳内妄想から生まれる産物だということを、あらかじめご了承下さい。
実際、格闘技の技なんか、細かいトコを突っ込まれたらいくらでもアラが出るでしょう・・・・。
ここは格板じゃないんだから、ある程度のリアリティを追求しつつも基本はフィクションですから・・・・
何はともあれ、貴重なご意見ありがとう・・・・・
・・・・ハッ!?もしや、753はストライカーにボコボコにされる由実が見たい、というのを婉曲に言ってるのか!?
>ファイターさん
反響はあるみたいだが、人気があるかどうかは分からないw
兎に角お互い頑張りましょう。
>レスくれた人
ありがとう。貴方方のレスが励みです。
(予選二位通過)
理数科2年A組
156cm 体重45kg
活動歴:1年半
Q&A
参加理由:同好会の部への昇格と、あと・・・勝ちたい人がいるんです!
自信の程は?:
他の参加者に対するコメントをそれぞれ一言
松尾:強いです。クラスメイトで、この大会に向けて合同練習とかしたんですけど・・・・今の私じゃ勝てるかどうか・・・
明石:由実の先輩だった人らしいけど・・・・由実の話では大したことないみたいですね。
宮原:中学のときの先輩です。勝てるかどうか分からないけど、先輩には恩返しの意味も込めて、全力でぶつかって行きます!
滝井:キックですか〜・・・・打ち合いを恐れず、しかも投げを多用すれば・・・・勝てるでしょう。
矢島:パワーがありそうですね・・・・組み合われないよう気をつけます。
姫川:強いです・・・・でも、もう負けません。
水島:予選じゃ、不覚をとっちゃったけど、今度は負けません!
大会への意気込みを一言:全力を尽くします!
(予選一位通過)
情報処理科3年B組
164cm 51kg
活動歴:2年半
その他の格闘技の経験年数:柔道3年 空手4年
Q&A
参加理由:まあ・・・・やっぱり部への昇格が一番の目的ね・・・・・
自信の程は?:勝算はあります・・・・
他の参加者に対するコメントをそれぞれ一言
松尾:色んなトコから悪評聞いてるね。
明石:この間まで柔道やってたんだっけ?なら面白いかもね・・・・
宮原:打撃系を相手にするのは得意なんで・・・・
滝井:同じく
矢島:・・・・・レスリング部の人には・・・・・一番負けたくない相手ですね。
姫川:・・・・・・
松島:また勝たせてもらうから・・・・
大会への意気込みを一言:特には・・・・
761 :
地下女スキー:2006/04/06(木) 01:22:06 ID:GHrRH6F6
9月某日、学園内の某所で抽選会が行われた。
その結果を受け、裏祭実行委員会のHP(無論アングラサイト)にて発表された大会カードは以下の通り
一回戦第一試合
矢島結喜
松尾由実
一回戦第二試合
明石聡美
松島晶
一回戦第三試合
滝井真理恵
宮原紗里奈
一回戦第四試合
水島朱音
姫川明日香
・・・・とりあえず、カード決めました。
・・・・トリ間違った・・・・
>地下女スキーさん
次から試合前風景かな?
超期待。
>ファイターさん
地文と台詞のメリハリをつけたほうが良いんじゃないかと自分は思います。
状況→台詞の流れがダラっとした感じを受けるんで、そこを変えればすれば緊迫感も出てグッと締まるんじゃないかと愚考します。
あと、展開が少し慌しいとも思うので、じっくり魅せる感じに持っていくと良いのではないかと。
生意気な発言かとは思いますが参考になれば幸いです。
おふた方の続き期待。
>地下女スキーさん
聡美VS由美の再戦も見てみたい
764 :
地下女スキー:2006/04/06(木) 22:19:39 ID:AvE5smN0
>>762 ありがとです。励みになります。
次は大会が始まって、試合直前くらいのところからになると思います。
>>763 さっそくのリクどうも。
聡美と由美の再戦・・・俺も見たいw
もし実現するとすれば準決勝ですね。
さて、どうなることやら・・・・
>>758 そう、グランド20秒ルールは組技系には致命的に不利。
柔術に対応したストライカー(打撃系総合格闘家)を寝技にもちこみ、
二十秒で極めるのは、ほぼ不可能と思われます。
特に、松尾に不利なのは、ジャケット・マッチではないから。
以前に明石を破ったときは、ふたりともギを着てたはずですよね?
それに、寝技制限もなかった。
寝技で明石をくだした松尾は、今回のルールでは再戦しても負ける可能性が高い。
このルールを設定したということは、明石にリベンジさせたいのかなあ、作者は?
……というようなことを、
>>753を書いたときには思ってた。
>体格的に劣っているから不利だとか?
ごめん。そこは見逃してた!
>>764 グランド20秒ルール云々よりもPRIDEルールでいい気もしますけど。
というよりも何でもありの方が展開的に面白いw
767 :
地下女スキー:2006/04/08(土) 21:47:47 ID:OM8V6BrD
>>765 >>766 ご意見感謝。
普通の総合ルールだと、グラップラー系が有利すぎる気がして・・・・。
まあ、そこは空想の世界だから、ストライカーを強引に勝たせてもいいんだけどw
あと20秒ルールだと
ストライカ「20秒!20秒逃げ切ればいいんだ!」
グラプラー「時間が・・・・あと7秒しかない・・・・何としても極めないと!」
みたいな緊迫感あるシーンの演出ができるかな・・・と思って。
うーん、グランド制限ナシ・ロープブレイクアリとかにしようかなぁ?
さて、そろそろ第一試合のプロローグを発表しようかと思います。
第一試合に関するリクは、話をアプした時点で締め切りとしますんで。
769 :
地下女スキー:2006/04/09(日) 20:33:32 ID:F5IY8nLo
>>768 おお、スマックガールの正式なルールは始めて知りましたw
ええと、すいませんが、第一試合のアップ、少し遅れます(汗)
770 :
ファイター:2006/04/09(日) 23:33:04 ID:HYDDKlpI
5話「最凶の女」
優子はゆっくり立ち上がりながら朋美を見つめる。
「痛いよぉ。本当に覚悟しなさぁい」
「何度でも殴ってやるから。その顔二度と見れなくなるんだからっ!」
朋美は顔面を右のストレートで殴る。だがそれ外側に優子は避ける。そしてすれ違いざまに左手で朋美の右腕にあわせた。
「うっ!」
朋美は顔をしかめる。右腕からはおびただしい出血。そして優子は左手に剃刀を隠し持っていた。
「二枚刃じゃないだから立ちなさぁい。そしてドンドン恐怖に怯えるのよぉ」
「ふざけんじゃないわよ!」
朋美は左ストレートを打つがそれはあっさり右の手のひらで受け止める。
「ぐっ・・・ああぁぁ」
朋美は顔を左手を抑える。
「ねえ。まだやる気ぃ」
優子は右手に剣山を持っていた。
771 :
ファイター:2006/04/09(日) 23:50:40 ID:HYDDKlpI
「まだまだぁ」
朋美はローキックを出す。迎撃のリスクを無くすための足への攻撃だった。だが優子は笑っている。
そして朋美は蹴りを当てたと思うと、蹴った右足を押さえて膝を突く。
「本当に弱いわねぇ。もう死んだらぁ」
優子はさらに挑発的な言葉を放つ。優子は靴下の裏に画鋲を仕込んでいたのだった。
「あなた卑怯よっ!」
「卑怯。笑わせるわぁ。ルール聞いたのぉ。もう馬鹿ねぇ」
「この野郎がぁ」
朋美は倒れた体制から強引にジャンプして膝蹴りを繰り出す。だがそれは優子がナイフを出して返り討ちにする。
「ああぁぁ」
朋美は右ひざを押さえて倒れる。
「あははははは。本当におバカさん。でももうおしまい」
優子は右ひざを押さえてうずくまっている。朋美の背後に回り後ろからあごを抑える。
そしてアイスピックを取り出すと朋美の顔に向ける。
「さあもう死になさぁい」
「えっ。何?」
「何じゃないわ。目か額か鼻か口か。何処を刺されて死にたいのぉ!」
優子はゆっくり語りかけるように言う。それが逆に朋美の恐怖心をあおっている。
「・・・いや。刺さないで。死にたくない」
「そんな選択肢はないわぁ。さあ。さあ」
朋美の今までには考えられない弱々しい声は逆に優子を快感にさせている。
「じゃあ目にしましょうか。あなたが選ばないから悪いのよ」
「・・・止めて。おねが」
「止めてじゃないわよっ!」
「うっ」
優子が急に語尾を強めたために朋美は声が出ない。そしてアイスピックが徐々に目に近づく。
そして目まであと3センチというところまできたいた。
772 :
ファイター:2006/04/09(日) 23:59:45 ID:HYDDKlpI
「優子。ストップ」
「えっ?」
外から声が出て優子はアイスピックを引く。その声の主は幸恵だった。
「何で止めるの。まだ勝負は・・・」
「ついてる。あなたの勝ち。よく見てみなよ」
「えっ?・・・ああ!」
そう。すでに朋美は恐怖で失神していた。スカートからは大量に水が。失禁までして。
「そんな雑魚殺すまでもないわ。それに私達は殺すために来たんじゃない。強さを証明するためでしょう」
「幸恵姉さんが言うならしょうがないわね。分かったわ。もう止める」
優子はあっさり立ち上がる。そして勝利宣告を受けるとすぐに仲間の元に戻る。
「相手が悪かったわ」
あゆみは朋美を運ぶとそう呟いた。
「でもよく漏らすね。まず肝を鍛えないと」
「私の時もだし三回目か」
「そんなに?おねしょ直ってないんじゃないの?」
香と名雪と琴美は口々にしゃべる。
「まあそんなことはあとでと。じゃあ私は戦ってくるね」
あゆみはリングに向かう。
今まで一勝一敗。この一戦で大きく形勢を変える。あゆみは覚悟を決めてリングにたった。
773 :
ファイター:2006/04/10(月) 00:02:34 ID:t/SPlZSq
とりあえず今回は終わります。
優子のキャラは実はあるアニメのキャラをモチーフに作りました。
版権があるので一応書きませんが一部の人は分かったかな?
と言う感じで次回はあゆみの戦いです。
どうかお楽しみに。
ちょっと見ないうちに凄い職人さんが・・・・
しかも女子格闘スキーさん復活してるし・・・・・
こりゃいいや!
775 :
地下女スキー:2006/04/16(日) 20:46:09 ID:cy8TDSEH
・・・・ちょっと色々考え過ぎて、大会の書き出しができてません。待ってる方ゴメン(汗)
スランプかなw
まあ、改正ルール案を考えたんで、何か意見のある方、聞かせて下さい
〈裏祭ルール05年版改〉
噛み付きと目潰し以外の全ての攻撃が有効。
ロープブレイクアリ。選手が組み合った状態にあり、そのどちらかが身体の一部をロープに接触させ、ブレイクの意思表示をした場合、レフリーは両者を放し、スタンディングの状態から試合を再開させる。
ロープブレイクは2回で1ダウンと扱われる。
グランド状態において、レフリーが膠着と認めた場合、あるいはグランド状態になって1分が経過した場合、レフリーは両者を放し、スタンディングの状態から試合を再開させる。
選手は所属するクラブから一名、セコンドをつけることができる。
1ラウンド5分の5R
R間のインターバルは1分。
5Rで勝敗が着かない場合、10分のエクストラR。
エクストラRでも決着がつかない場合、レフリーと観客投票による判定。
勝敗
打撃、投げによるダウンで10カウント取られた場合
競技者のギブアップ(口頭もしくは相手かマットを3回以上タップ)
レフリーストップ、ドクターストップ
セコンドのタオル投入
1Rに3回のダウンを喫した場合
2R以内で決着がついた場合、もしくはRに関係なくギブアップによっての決着の場合、敗者は水着を脱ぐ。
脱いだ水着はその場でオークションにかけられ、それは全額、勝者のものとなる。
キタ(゚∀゚)コレ!!
>>775 キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
778 :
地下女スキー:2006/04/18(火) 00:06:12 ID:qTKB8XvM
あと、罰ペナルティなんですが、次のようなのを考えてます。
試合前、選手のどちらかが、用意された10枚のカードの中から一枚選んで引く。敗者はカードの内容に従う。
1、敗者は勝者に土下座
2、敗者は勝者の足を舐める
3、敗者は四つん這いで退場
4、1+2+3の内容全て(土下座、足舐め、四つん這い退場)
5、客席に向って大声で惨めな内容の敗北宣言、勝者に謝罪
6、4+5の内容全て
7、敗者は水着を脱ぐ。2R以内、もしくはギブ敗北を喫している場合、更に4の内容を実行
8、敗者は水着を脱ぐ。2R以内、もしくはギブ敗北を喫している場合、更に6の内容を実行
9、敗者は水着を脱ぐ。2R以内、もしくはギブ敗北を喫している場合、更に身体中に惨めな落書を受ける
10、敗者は水着を脱ぐ。2R以内、もしくはギブ敗北を喫している場合、更に陰毛を剃毛
提案1:失神KOの場合。水着剥ぎ+剃毛、更に開脚させて(鉄パイプに両腕と、両足をV字開脚状にして縛る…等)晒し台に放置……ってのはどうでしょう?
やりすぎ?(;・∀・)
780 :
地下女スキー:2006/04/18(火) 01:36:18 ID:qTKB8XvM
リクキター!
待ってますた!
いやぁ、あんまりリクが多くなかったんで、少し淋しかったんよ(笑)
で、全裸剃毛晒し者案ですが・・個人的には大好きなシチュですが、設定上難しいかな?裏格闘大会と言っても、所詮高校学祭の延長ですし・・本格的な地下格闘場ならともかく・・
でもまあ、数少ない貴重なリクですし、前向きに検討します。
>>780 負けた方は紐にぶら下げてサンドバッグになるってのは?
>>781 リアリティ重視なら後頭部への打撃も禁止の方が。
後頭部攻撃はどんなタフでも一撃で無力化させてしまう最悪の技だし。
下手すると障害が残る。
〉782
人間サンドバックか〜
OK、採用します。
〉781
〉782
リアリティとの兼合いは、難しい問題です。
あんまりにブッ飛んだ、ムチャクチャな話にしたくない、でもリアリティを追求し過ぎると話が小さくまとまり、ダイナミズムに欠けそう・・
ま、そこそこのリアリティを追求しつつ、ある程度の嘘や間違いは許して、的な方向性でいきます。
〉781
ペナは試合のオマケ程度で考えてます。
785 :
地下女スキー:2006/04/23(日) 18:57:25 ID:UxGHtdo6
うむむ・・・・色々迷いはありますが、これ以上放置してもアレなんで、見切り発車的に第一試合のさわりをウプします。
786 :
地下女スキー:2006/04/23(日) 19:01:02 ID:UxGHtdo6
10月の初旬、昼の間は夏の残滓を思わせる熱気を感じることもあるが、この時間−夜の10時−ともなると心地良い涼気が肌を包む。
その日は香取心眼学園の生徒が待ちに待った学祭初日。学園祭は高校のそれには珍しく、午後の9時まで行われている。
その時間を過ぎると、生徒達、それに一般の客達の姿は校内から失せ、無人のテントや特設ステージが夜の闇に包まれてどこかうら寂しい風景を醸し出していた・・・。
だが、それは表向きのこと・・・・いわゆる裏祭はここからが本番なのだ。
記念会館の地下に設置されたリングは異様な熱気に包まれていた。
昼間の間は、武道系クラブの男子生徒による異種格闘戦なるイベントが行われていたリング、それは夜の間は裏格闘女王決定戦の戦場としてそのまま流用される。
3年ぶりに復活した人気イベント、パイプ椅子で急造された観客席と二階客席合わせて500席は一杯で立ち見さえ出ている。
香取学園生徒はもちろん、噂を聞きつけた一般の客も入っており、客層は様々だ。各人が思い思いの選手の優勝を予想し、実行委員が胴元となって賭けが行われる。
このイベントで、数千万の金が動くとも言う。
☆☆
8人の女闘士達は、それぞれあてがわれた控え室で、試合開始までそれぞれの時間を過ごしていた。
一回戦第一試合に出場する矢島結喜は控え室としてあてがわれた第3更衣室の椅子に座って、腕組みをして置かれたモニターを漠然と眺めていた。
試合で着る、赤い水着の上からジャンパーを羽織った姿だ。
それには試合会場の様子が写っている。彼女が今から戦う場所が・・・・。
ユキはボンヤリとモニターを見詰めながら、その脳裏には様々な思いが駆け巡っていた。
レスリング部元主将として、部の力を増させる為にも是非に優勝したい。
だが、一番の動機はそれではない。
因縁−そう、色々な人間との因縁にケリをつけたかった。
サンボ同好会創立時から続く因縁・・・・・。
もう何年も、あそこの同好会とこっちの部とは陰に陽に対立を続けている。
ユキには与り知らぬ事だが、サンボ同好会に部への昇格の話が何度かあったが、そのつど、ウチの部が生徒会に働きかけて、話を潰している。
やはり、あのサンボ娘とは決着をつけなくてはならない。ほとんど面識もなく、個人的な恨みつらみもないが、お互い所属する組織の因縁というものを背負う立場だ・・・・。
グランドでの攻防ならば、レスリングが最も適した競技だ、という自負もある。負けはすまい・・・。
キック部の滝井が自分の首を狙っているという。行き掛かり上仕方なかったと思うのだが、相手を絞め落としたのだ、当然だろう。
だとずれば、もう少し打撃対策に力を入れるべきだったか?だが、自分のファイトスタイルを崩すのを嫌がったユキは、わずかにその防御方法を研究しただけで、打撃への研究は怠ったといっても良い。
自分の肉体のタフさへの自信もあった。致命的な打撃を受ける前に捕まえてやれば良いと考えている。果たしてそれがどうでるものやら・・・?
が、何より先ずは・・・・
「先輩、時間です」
「あの跳ねッ返りが相手か・・・・」
ポツリと呟くのと、呼ばれるのは同時だった。椅子から立ち上がる。
「ああ、ほな、いこか・・・・」
787 :
地下女スキー:2006/04/23(日) 19:17:25 ID:UxGHtdo6
第2倉庫をあてがわれた松尾由実も椅子に座って、手を組み合わせて目を閉じていた。
試合前の精神統一・・・・瞑想する僧のような姿で座っていれば、心に幾つかの風景が浮かんでは消える。
心眼祭から時間を遡ること約2ヶ月・・・・
真理絵にボコボコにやられた次の日、由美はあまりの顔の腫れ具合と身体のダメージから学校を休んだが、その次の日にはまだ腫れの残る顔に包帯を当て、登校していった。
騒がしい教室に入ると、クラスメイトの男女が驚いた顔で由実の痛々しい姿を見詰める・・・・が、誰も声をかけたりしない・・・。
この尖りまくった性格を持つ娘は、幼いころから人付き合いが苦手で嫌いだった。当然、友人らしい友人もいない。
席について独りぼんやりと窓の外を見詰める。彼女にとってこのような孤独な思案の刻は、むしろ望むべきものだった。
特に今は・・・・そう、今、彼女の頭を占めるのは・・・・
「当身・・・・対策か・・・・」
窓の外の入道雲を見詰め呟くと、周りの喧騒も掻き消え、彼女は一人、思考の淵に沈んで行った・・・・。
「松尾、どうしたの?その顔は・・・・・」
・・・・と、思案中に掛けられた意外な声にドキリとする。五月蝿そうに声の方を振り向くと・・・・・額と手首に包帯を巻き、顔の数箇所に絆創膏を貼った松島晶の少し腫れた顔があった。
「あ・・・・アンタだって・・・・」
流石に予想外の相手の顔に、いつもの切れのある言葉がでない。
年相応に浮ついたクラスメイト達の中で、この松島晶だけは、由美がある程度は認めている存在だった。
「いや・・・・ちょっと・・・・」
「フン、野試合でもやったの?格闘空手家さん」
「!・・・・・」
揶揄と皮肉の交じった冗談はしかし、驚きの顔で迎えられた。
「・・・・・姫川先輩って知ってる?あの人とちょっと・・・・」
「!?・・・・・へぇ、そう・・・・」
今度は由美が驚いた顔を見せる番だった。だがそれはほんの一瞬だったので、晶は彼女の動揺には気付かなかった。
「で・・・・その様子じゃ、やられちゃったみたいね?」
「・・・・・」
由美の冷たい台詞に、晶は悔しさの入り混じった沈黙で返す。
由美はそれ以上何も言わず、じっと、何を考えているのか不明瞭な不思議な表情で晶を見詰めた。
「・・・・・・・」
「?・・・・・・」
しばらく無言がその場を支配する。沈黙の場の周りは、級友達が、数日後に迫った夏休みの計画を楽しそうに話す、ガヤつく教室・・・・・。
やがて意を決したような由美が、少し照れ臭そうに晶に小さい声で言った。
「明日の終業式が終わったら、ちょっとウチに寄らない?」
「えっ?・・・・・・い、良いけど・・・・」
人嫌いで有名な級友の誘いを受け、意外そうな顔をしながらもそれを受ける晶。
彼女は知らなかったが、その誘いは由美が高校に入ってから始めて、他人の来訪を求めるものだった。
788 :
地下女スキー:2006/04/23(日) 19:29:09 ID:UxGHtdo6
老人が行きつけの鍼灸院から帰ると、自宅の20畳ほどの小さな道場から何やら音がしていた。
道場と言うにはあまりに狭くて質素なその空間は、昔、祖父が幼い孫娘に自分の技を伝えようと、物置を改造したものだ。
「上に乗っかられた場合は、足をこう操作して・・・・」
「あっ・・・・なるほどね」
彼の孫娘とその友人らしい女の子が、組討(寝技)の稽古をしているのだった。
孫娘は柔道着を、その友人はそれより薄い空手着を着ていた。
「由実・・・・お客か?」
「ええ、御祖父ちゃん・・・・松島晶って言って、クラスメイトで空手をやってるコ」
「あ、始めまして。松島です」
恐縮した様子でペコっと頭を下げる見知らぬ娘。
「うふっ・・・・御祖父ちゃんはね、九州帝国大学卒業の秀才で、高専柔道の達人なんだ〜」
「へぇ・・・・」
晶は若干驚いたような顔で由実を見詰める。常に不機嫌で無愛想、女鉄仮面などと陰口を叩かれるこの娘の、年相応の可愛らしい笑顔を見たのだ。
「どうしたの?ヒトの顔ジロジロ見てさ・・・・」
「い、いえ・・・・別に・・・・」
由実は自分の笑顔に気付いていないようだ・・・。
「御爺ちゃん、もう稽古はつけてくれないの?」
どこか甘えたような口調で由実は聞いてくる。
幼いときから仕事で両親と離れ、ほとんど祖父の手で育てられたこの孫娘は、万年反抗期とやらか、誰に対しても尖んがった態度をとっているらしいが、唯一例外がこの祖父だった。
「すまんな、ちょっとアチコチ痛くてな、もう稽古はつけきらん」
寂しそうな顔を見せる孫に背を向け、老人は冷蔵庫から冷たい麦茶を出し、縁側に出て喉を鳴らす・・・・背中で孫娘達の稽古の音を聞きながら。
ワシも老いたなぁ・・・・・武術を志したのは幾つの時だったか?十を幾つも出てはおるまいが・・・・
あれから幾星霜経たことやら・・・・・武術の高みを目指しつつ生きる日々には様々なことがあったもんだ・・・・
他流との抗争、兄弟子との野試合、戦争、戦後の闇市での裏柔術の試合、孫娘の誕生・・・・
あれが男であれば、ワシの技、全てを伝えていたところだが・・・・女の身に武術の殺法なんぞ、無用の長物かも知らん・・・。
そろそろ・・・・やはり冥土へ持って逝くか・・・・。
「うわあぁ・・・・あがっ!」
パァンッ!という聞き慣れた畳を叩く音と、それに続く甲高い悲鳴が、彼を現世に引き戻した。
ふと目を開けると、彼の孫娘に投げられた友人が包帯の巻かれた手首を押さえている。
どうやら傷めている手首で畳を叩いて受身をして、激痛が走ったのか・・・・・
「大丈夫かね?手首を傷めとるのか?」
緩慢な動作で立ち上がり、孫娘の友人に尋ねると、後ろで由美の不機嫌そうな声がする。
「『姫川の孫娘』にやられたんだって・・・・・」
その言葉を聞いた瞬間、死んだ魚のようだった老人の目がギランと脂ぎった光を放った。
「ほほう?泰造の・・・・確か明日香とかいうたか・・・・・。なかなかに筋の良い娘だったな」
「今度、試合するかも知れないんだ。」
更に不機嫌そうな顔になった由美が小さい声でポツリと呟く。
「ほうほう・・・・・泰造の孫と・・・・・ふむふむ・・・・」
陶然としていた老人の顔が急に若返ったような気がして、晶は不思議そうに尋ねる。
「姫川先輩とお知り合いなんですか?」
「何、泰造はワシの兄弟子でな・・・・・ちょっと命のやりとりをしたくらいの仲たい」
老人は嬉しそうに続ける。
「由実・・・それに晶さんとやら、久しぶりにワシが稽古ばつけてやるたい・・・・由美にもそろそろ、ワシが持っとる当身技ば伝授せにゃならんと思っとったしな」
その言葉を聞いた彼の可愛い孫娘は、目を輝かせて童女のように悦んだ。
「本当!?御祖父ちゃん」
☆☆
「時間よ」
彼女の思案は、セコンドの瑞穂の声に破られた。
閉じていた目を開いた瞬間、それまで瞑想する僧のような姿は一変し、獲物を狙う牝虎となる。
「明石先輩・・・・・姫川・・・・キック女・・・・どいつもこいつも潰してやる・・・・けど、先ずは・・・・」
呟きながら立ち上がると
「あの大女を・・・・」
試合会場へと続くドアを開ける。
789 :
地下女スキー:2006/04/23(日) 19:37:48 ID:UxGHtdo6
☆☆
「それでは皆様、大変長らくお待たせ致しました。ただいまより一回戦第一試合、矢島結喜対松尾由美の試合を開始します!」
ざわつく場内にアナウンスが流れると、拍手と歓声が巻き起こる。
「赤コーナー、レスリング部代表、矢島結喜選手の入場!」
花道からユキがその長身を現すと、会場内のボルテージは一気に高まる。
今大会屈指のパワーファイターであり、優勝候補筆頭に挙げられているユキ、赤い競泳用の水着にその筋肉質な長身を包んでいた。
剥き出しになった太ももは、大腿四頭筋・二頭筋や内転筋の発達が一目瞭然。だが、その上からうっすらと脂肪が乗っていて、女性らしい丸みを損なわない、鍛えられた美しい足だった。
上半身はというとレスリング部のスタジャンを着込んでいるので分からないが、やはり相当に発達しているだろう。
「続きましてー、青コーナー、柔道部代表、松尾由美選手の入場」
ユキがリングインすると、続いて由美がコールされ、反対側の花道から、黒のスパッツとスポーツブラという姿を見せる。
やはり大会一のパワーファイターに比べると、その身体は細く見える。
ちなみに由美は大会の定めた水着姿ではない・・・。
「何で水着なんか着なくちゃならないの・・・・・バカじゃないの?何を着ようとコッチの勝手でしょう?」
といつもの調子で強引に押し通してしまったのだ。
リング中央で睨み合いながらレフリーの説明とチェックを受ける二人。小柄な由美は170を超えるユキを見上げるようにして、二人とも無言。
「それでは、敗者ぺナルティを決めます・・・・どちらかが代表として一枚引いて下さい」
レフリーが用意された10枚のカードをシャッフルし、二人に向けて差し出す。
「どうぞ?」
由美は肩をすくめ、掌をユキに出して、引くように促す。
「ほなら、ウチが引かせてもらうわ・・・・クジ運は結構ええんや」
ユキは苦笑いしながら、レフリーが手にする10枚のカードの一枚を摘んで
「コレや!・・・・・・・どうや?」
ぐっと引くと、レフリーに向けて掲げる。
790 :
地下女スキー:2006/04/23(日) 20:06:35 ID:UxGHtdo6
何か、ちっっとも女同士の壮絶なバトルじゃねえよ!
・・いや、自分としてはもっと各キャラの因縁とか関係を深く掘り下げたいけど、キリがなくなるんでここらへんで止めます(笑)。
レスリング部とサンボ同好会の抗争とか、由美と姫の因縁とか、色々考えてたんだけど、とりあえずバトルしなきゃ〜ね・・・。
あとルールとペナの最終決定を
〈裏祭ルール05年決定版〉
噛み付きと目潰し以外の全ての攻撃が有効。
ロープブレイクアリ。選手が組み合った状態にあり、そのどちらかが身体の一部をロープに接触させ、ブレイクの意思表示をした場合、レフリーは両者を放し、スタンディングの状態から試合を再開させる。
ロープブレイクは2回で1ダウンと扱われる。
グランド状態において、レフリーが膠着と認めた場合、あるいはグランド状態になって1分が経過した場合、レフリーは両者を放し、スタンディングの状態から試合を再開させる。
選手は所属するクラブから一名、セコンドをつけることができる。
ラウンド
1ラウンド5分の5R
R間のインターバルは1分。
5Rで勝敗が着かない場合、10分のエクストラR。
エクストラRでも決着がつかない場合、レフリーと観客投票による判定。
コスチューム
選手は委員会指定の水着を着ること。
指定のオープンフィンガーグローブ、レガース、肘・膝サポーターを着用のこと。
勝敗
打撃、投げによるダウンで10カウント取られた場合
失神した場合
競技者のギブアップ(口頭もしくは相手かマットを3回以上タップ)
レフリーストップ、ドクターストップ
セコンドのタオル投入
1Rに3回のダウンを喫した場合
ペナルティルール
選手のどちらかが、試合前にペナルティの書かれたカードを引き、敗者はその内容に従う。
特別ペナルティ
2R以内で決着がついた場合、もしくはRに関係なくギブアップによっての決着の場合、水着を脱ぐ。
脱いだ水着はその場でオークションにかけられ、それは全額、勝者のものとなる。 その後、指定のペナルティを実行。
『1R以内で失神KOもしくはギブアップ』の場合、敗者は水着オークション&指定のペナルティを実行。
その後、陰毛を剃られ、会場内に設置された晒し台に固定され晒し者となる。晒す時間は、次の試合の間中(その日最後の試合の場合、20分)。
ペナルティの内容
1、敗者は勝者に土下座し、勝者の足を舐める
2、敗者は四つん這いで退場
3、土下座、足舐め、四つん這い退場
4、客席に向って大声で惨めな内容の敗北宣言、勝者に謝罪
5、勝者に土下座し、勝者の足を舐め、客席に向って大声で惨めな内容の敗北宣言、勝者に謝罪、四つん這いで退場
6、両手を吊るされ、人間サンドバックとして勝者から10発、打撃をもらう(頭部への打撃は禁止)。もしくは組み技練習台として1分間、勝者から関節・絞め技を受け続ける
7、身体に惨めな言葉を落書きされる。
8、落書き+人間サンドバック(or人間関節練習台)
9、敗者は水着を脱ぐ。2R以内、もしくはギブ・失神敗北を喫している場合、更に5の内容を実行
10、敗者は水着を脱ぐ。2R以内、もしくはギブ敗北を喫している場合、更に身体中に惨めな落書を受ける
・・・・ややこしくないよね?(苦笑)
競馬場から帰ってきたら新作キテタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
792 :
地下女スキー:2006/04/23(日) 20:55:03 ID:UxGHtdo6
あ、特別ペナ間違ってた。
【誤】2R以内で決着がついた場合、もしくはRに関係なくギブアップによっての決着の場合、水着を脱ぐ。
【正】2R以内で決着がついた場合、もしくはRに関係なくギブアップか失神KOによっての決着の場合、水着を脱ぐ。
あと、ペナルティですが、特にリクのない場合、ランダムに決めます。
具体的方法としては、あるレスの投稿時間の、秒の下1桁をカードと対応させる
つまり、投稿時間が20:08:40だった場合、ペナルティは『10』となるわけ・・・・。
ちょっとややこしいかもしれないけど、ランダム性を出した方が面白いかと思ったんで。
んで、第一試合のペナは、このレスの投稿時間で決まります
・・・・一体何が出るだろう、凄く楽しみだw
793 :
地下女スキー:2006/04/23(日) 21:06:44 ID:UxGHtdo6
「この試合の敗者ペナルティは、『敗者の土下座、足舐め、四つん這い退場』となります!」
レフリーが、ユキから受け取った「3」とナンバリングされたカードを高々と掲げ宣言すると、もっと過激なペナルティを期待していた客席のほとんどからは溜息と少しのブーイングが起こる。
「あははッ・・・・これは負けられヘンなぁ」
「・・・・・・・」
スタジャンを脱ぎ、その盛り上がった上半身を露出させながら苦笑いを浮かべるユキと、くだらない茶番を見るような顔で押し黙る由美。
例え、「9」や「10」といった過激なペナルティでなくとも、土下座や足舐めなど、抵抗なくできようはずもない。
表面上は対照的な二人だが、その内心は−絶対に勝つ−という思いで溢れんばかりだろう。
ペナルティ決定が終わると、二人とも自コーナーに下がって試合開始を待つ。
そして・・・・
カーン!
試合開始を告げるゴングが鳴った。
両者、ある程度までジリジリと前に出ると、一定の距離を保って様子見といったところ。
低姿勢のクラウチングスタイルで安定感を感じさせるユキに対して、由美の腰をわずかに落とした姿勢は獲物を狙う猫を思わせる。
・・・・数十秒のにらみ合いののち、先に仕掛けたのはユキの方だった。
「フッ!」
息を吐き、低い姿勢からレスリング独特の低空タックルで由美の足を狙う。
「しゅッ!」
しかし、由美は相手の動きの始動に合せ、足を前に上げて、前蹴りで迎え撃つ。
「ぅ!?・・・・ぐぐっ!」
そのままだったら、顔面にカウンターで蹴りを受けていたかもしれないが、そこはユキも流石、タックルを止め、腕をクロスして蹴りを防ぐ。
「うはぁ・・・・・やるねぇ〜」
数歩下がって苦笑いを浮かべるユキと、表情を消した顔で相手を見詰める由美。
以外にも鋭い前蹴りに、ユキだけでなく場内が驚きどよめく。
「・・・・・・こんなもんじゃないよ?」
苦笑を浮かべるユキに見事な歩法ですすっと接近、またも鋭い前蹴りを放つ由美。
「くっ!」
蹴りを回避するのを諦め、腹筋を締めて受け止める。軽量級の由美の蹴りはそう大した脅威にはならないハズだ・・・・
「ふんっ!」
「うあっ!?」
だが、蹴りを引っ込めた由美はすぐに顔目掛けて拳を放ってきた。
慌てて、ヘッドスリップのように顔を横に振ってかわす。頬を拳がかすめ、短い悲鳴を上げる。
パンチが引かれるのに合わせ、由美の胴体に組み付こうとするユキ・・・・
だが、すでに由美はバックステップして、ユキの間合いから離れていた。
「おおおおーッ!?」
レスリング対柔道・・・・組合い、投げの打合い、寝技での攻防というものを予想していた観衆から、驚きと意外の歓声がリングを包んだ。
794 :
地下女スキー:2006/04/23(日) 21:10:25 ID:UxGHtdo6
今日はココまでです。
ペナルティをランダムに決めるというのは、書き手としては中々面白い試みなわけですが・・・・読み手からすればどうなんだろう?
ま、ペナに関してはリクがあれば、それを優先しますけど。
>>791 ギャンブラーですか?勝った?
このトーナメントの優勝者も予想してみてはw
>>794 フローラSとって大勝ちです。
後、馬以外は予想できませぬorz
796 :
地下女スキー:2006/04/24(月) 00:35:06 ID:EmmtR03Y
それはオメデトウございます
確かに優勝者を予想するのは難しいかな?何せ俺にしてから誰が優勝するのか分からない(笑)
一応、各キャラの強弱はある程度、設定してはいるが、どうなることやら・・・
試合ルールは、色々迷ったが(完全になんでもアリにするとか)、まあこれでいきます。多少の嘘、フィクションはキニシナイ!
負けたときに失禁ってゆうのもしてほしいな
798 :
名無しさん@ピンキー:2006/04/29(土) 09:13:28 ID:ob2+f6iN
勝者は敗者をドミってください。
799 :
地下女スキー:2006/04/29(土) 22:33:44 ID:yOGsi9zU
中々筆が進まないw万年スランプです。
>>797 それは私も好きですね。
まあ、負けたら必ず失禁というわけには行かないけど、絞め落とされたりした時は・・・
>>798 敗者をドミる、は・・・・場合によってはアリかな?
>>799 やられてる方が怖くなって「もうやめて〜」って感じで漏らすのも好きですw
圧倒的な力差の前に一撃KOされて白目剥いて腰の辺りビクンビクン痙攣させてるのとか大好物ですが何か?
「?!」
だが、誰よりも由美の鋭い蹴りに驚いたのは、当事者であるユキを除けば、控え室でモニターを凝視している明石聡美だったかも知れない。
「あのコ・・・・・何時の間に・・・・・」
由美に復讐する為、パンチ技術を磨いてきたつもりだが、向こうも打撃技にそれなりに習熟しているようだ。
ならば自分が考えているようにことは上手く運ばないかも知れない・・・・。
聡美は、我知らずのうちに固く握り締めた拳にじっとりを汗を浮かべ、モニターを凝視する・・・・。
☆☆
リング上では二人の戦いが続いていた。
「でぇえいいっ!!」
蹴りを繰り出す由美目掛け、一気に突っ込むユキ。一見、無謀な猪突に見えるが、打撃相手にはこの思い切りの良い突進は有効だ。
一定の間合いがないと打撃技は有効な威力が出せない。蹴りの威力を間合いを縮めることで減殺し、胴体をホールドして相手を引き倒す。
「どや!?捕まえたでぇ!」
だが、引き倒された由美は涼しい顔で冷たい声を出した。
「ふーん?寝技に引き摺り込めば何とかなるって思ってンの?」
ようやく自分の得意の状況に持ち込んだユキに、一瞬の気の緩みがあったか、捕まえられたハズの由美はスルスルと体を入れ替え、相手の足首を掴んで捻じり上げる。
「ぅわがぁががああーッ!!」
ユキのお株を奪う電光石火の早業・・・・いや、もともと由美は寝技のファイターなのだ。ヒールホールドで容赦なく膝の靱帯を捻じ切ろうとする。
「くうっ!!あかん・・・・・・」
慌てて目の前のロープに手を伸ばすユキ。
「ブレイクや!ブレイクウッ!!早く放してや!」
相手がロープを握ると、わずかに苦笑浮かべながら足を離し立ち上がる。
その顔には、有利に試合を進めつつある余裕が浮かんでいる。
対照的にユキは、汗を浮かべた顔を痛みと焦りに歪めつつ、ゆっくりと立ち上がって由美に対峙する。
「ふふッ・・・・打ち合いじゃあ、私の方が有利。グランドに持ち込んだら、体重差はさほど有利なファクターにはならない・・・・。どうやって戦うつもり?」
「ハンッ!打ち合いじゃ負けるかも知れへんけどなぁ、グランドに持ち込めばまだ互角以上やろ!?」
再び低姿勢のクラウチングに構え、由美の足を刈り倒そうと狙うユキ・・・・だが、蹴りを警戒して容易に懐に飛び込めない。
−いくら突っ込めば良いっても、不用意にタックル行ってカウンターの膝とか合せられたら目もあてられへん・・・・こっちは飛び道具ないし・・・・・
あかん、こりゃ、不利やわ・・・・・そやけど、向こうは打撃を少々使えるゆうても、所詮は付け焼刃程度、本格的な打撃屋の蹴りに比べたら1ランク落ちる・・・・
よし!向こうの不用意な蹴りに合せてタックルいく戦法でいくわ!−
ユキがそう作戦を考えたとき、タイミング良く由美が前蹴りを放ってきた。
−よっしゃッ!これ、貰うでぇ!−
素早く潜行するような低空タックルで、由美の足首辺りに滑り込もうとして・・・・・
「?!」
だが、由美は蹴りを途中で引っ込め、あっさりとユキの低いタックルを上から潰す。
そう、不用意に攻撃を仕掛けたのはユキの方だったのだ。由美の『不用意』に見せかけた蹴りに誘われて・・・・・。
「あははっ!おバカさ〜ん♪」
「ぅぐううッ!?」
勝ち誇ったように笑いながら、バックを取った由美は相手の首に手を回し、チョークスリーパーを仕掛ける。
「ぐぅぼッ!・・・・あ、あかん、まずい!」
慌てて、長い足をサードロープに引っ掛けるユキ。
「あらあら、またブレイクゥ?これで1ダウンよ?」
惜しげもなく絞めを解き、相手を嘲弄しながら立ち上がる由美。
「くっ!・・・・」
「スタンド状態で不利ならグランドで勝つ?甘いわよ・・・・グランドに持ち込めば何とかなる相手ならともかく、私相手に闇雲に組み付こうとするのは甘い考えでしょうね」
そう、由美はグランドに持ち込まれても十分に対応できる相手、だから、スタンド状態でも余裕を持って技を繰り出せる。
ユキがグランドに持ち込もうと焦って不用意な態勢で組み付いてくれば、逆に自分に優位なポジションを取る技術がある・・・・。
−ホンマや・・・・考えが甘かったか・・・・打撃対策せんで大会に臨もうなんてな・・・・−
カーンッ!!
ユキがそう考えながら構えを取ったとき、1ラウンド終了を告げるゴングが鳴った。
803 :
地下女スキー:2006/04/30(日) 17:49:15 ID:JHaFmGNi
とりあえず、出来てる分アップします
>>800 恐怖失禁ですか〜。検討します。恐怖失禁も好きだが・・・・弛緩失禁の方が好きだったりw
>>801 おおっ!まさにそんなシーンは大好物!!
前のめりに尻を高く突き出した格好で、腰を振りたくるように痙攣、白目を剥いて口からはだらしなく舌と涎を垂らす・・・・
うーん・・・・・是非に入れたいシーンですね
今週も競馬から帰ってきたら更新キテタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
805 :
801:2006/05/01(月) 01:06:08 ID:9CUVLPLn
>>803 そうです、正にソレw
超期待して待ってます!
なお、自分も弛緩失禁のほうが好きだったり。
恐怖失禁は対男や対怪物とかの方が映えると思う次第です。
806 :
名無しさん@ピンキー:2006/05/05(金) 14:45:43 ID:L2vtwPSp
真希対なつみで誰かかいてください
おねがいします
hoshu
808 :
第二ラウンド:2006/05/14(日) 02:43:48 ID:/Z1Taiki
インターバルでの二人の様子は対照的だった。
汗こそわずかに流してはいるものの、ほとんど平静な顔の由美と肩で息をし、大量の汗を流すユキ。
「参ったわ・・・・あのコ、打撃も練習してきよってから・・・・」
顔に疲労感を滲ませながら呟くと、背中から心配そうな声がかけられた。
「矢島先輩、大丈夫ですか?」
セコンドについた一年の相田真奈美だった。
2年の現主将ではなく、わざわざ一年の彼女をセコンドにつけたのは、将来有望な1年生に戦いを間近で見せて、こういう異種格闘の場数を少しでも踏ませようというユキの考えだった。
−わざわざうちの戦いをみせてやろうって連れ出して来たんや。コイツの前で無様な戦いはようせんなぁ・・・・・−
気持ちを切り替え、彼女の差し出すドリンクを一口口に含む。
−やっぱ当初の作戦通り、ガンガン打撃を受けて、受け切って相手を捕まえるしかないやろ−
☆☆
2Rの開始を告げるゴングが鳴る。
しばらく睨み合い、それからお互い円を描くように動き、そして・・・・・
「ふんっ!」
由美は何発かのけん制の蹴りを放ったあと、相手が出てこないと見れば、本気の蹴りを打つ!
それをユキは鍛えた腹筋で受け止める。顔は両手でキッチリとガードし、耐久力のある胴体以外は打たせぬ構えだ。
そんな風な蹴りを何発か入れる。
−相手は攻めあぐね、消極的になっている−
そう考えた由美は、相手にダメージを与えようと、鋭い蹴りを何発も放つ。
「ふうッ!!」
ついリキんだ、大振り気味の蹴りを打ってしまった。ここらへんが、経験豊富なストライカーでないところか、本職ならこういう無駄に力のこもった蹴りは絶対に打たないだろう。
バンッ、とマットを踏み鳴らして力強く一歩前進、由美の蹴りを腹筋で受け止め・・・というより弾き返して、そのまま足を握って突進する。
「うぅわああッ!?」
ユキに上から組み付かれる由美。
・・・流石に重い、それに長い手足を巧みに使って、由美の動きを封じる。
−やはり最初から優位なポジションで組み合わないと不利か・・・−
組み付いた次の瞬間、ユキは相手の脹脛を脇に抱え込んで、素早くアキレス腱固めをかける。
「ぅあがああああああーッ!?」
由美の脹脛に焼かれるような感触が走る。
−まずいっ!!−
由美は激痛の中、一瞬で頭脳をフル回転させる。
−こっちもアキレスを・・・いや、それでは遅く入った分だけコッチが不利。開いてる足で蹴る?いや駄目だ、体格差がありすぎて届かないか、届いても効かない・・・・・ならば仕方ない!−
0.何秒かで判断を下すと、抵抗を諦め、上半身をずらして、さっとロープに手を伸ばす。
「ブレイク!」
レフリーの声を聞きながら立ち上がる二人。
「ふへへっ・・・・・・どや?」
「チッ・・・・・・・」
汗の浮かんだ顔に笑みを浮かべるユキと、不機嫌そうに歪めた顔で舌打ちする由美。
「そりゃあっ!」
・・・・と、その舌打ちが終わるか否かといういきなりのタイミングでタックルを仕掛ける。
「ぅわっ!?」
いきなりの奇襲に、由美は打撃での迎撃ができない。仮に何か打ってきても、ユキは構わず突っ込んでいく覚悟だった。
捨て身の奇襲戦法に、またしても不利なポジションで組み付かれてしまう由美。
ユキは素早く手足を絡ませ、由美の腕を取ろうとする。アームロックを狙っているのだ。
「くぅんんっ!!」
それを察知した由美は、またしても頭脳をフル回転させて、一瞬で判断を下し、身体を横に回転させながら、リングの際まで転がっていく。
ロックが決まり腕が捻じられた瞬間にはロープに手をかけ、ブレイクを宣言していた。
最初からブレイクを覚悟し、抵抗を放棄して、極められる前にロープの届く範囲まで転がって行ったのだ。無理に抵抗しようとすれば、腕を極められ、そのときにはもうブレイクする時間はなく、ギブするか腕を折られるかしかなかったであろう。
「へへっ・・・・これで1ダウン・・・・・イーヴンやね」
「・・・・・・」
笑みを浮かべるユキと、相変わらず仏頂面の由美。
カーンッ!!
それからは睨み合いが続き・・・・2R終了を告げるゴングが鳴ると、客席からはため息に混じって、ブーイングが聞こえてくる。
自コーナーに帰る二人の耳に、客席からの声が聞こえてきた。
「チェッ・・・・・・水着剥ぎはナシかぁ・・・・」
「こうなりゃ、ギブか失神KOを期待しようぜ」
809 :
決着:2006/05/14(日) 03:17:59 ID:/Z1Taiki
「由美、大丈夫?」
コーナーに帰ってきた由美を、前主将である瑞穂が迎えた。
タオルを渡し、アイスパックを由美の身体に当てようとするのを無言で掌で押し返し、ゆっくりとイスに身を沈める。
タオルで顔を拭きながら、無表情に向うのコーナーを見詰めると、下級生のセコンドと何やら言葉を交わしている「敵」の姿が視界に入った。向うも顔に玉のような汗を浮かべ、セコンドに苦笑交じりで何か話している。
「由美、やっぱり寝技じゃ、体格で負けてる分、向うの方に分があるわ。貴女は戦い方に関しては指示はいらないって言ってたけど、勝算は・・・・・」
不安そうに聞いてくるセコンドにちらっと一べつをくれ、目を閉じて小さく言う。
「大丈夫ですよ・・・・・向うのスピードは把握したし、動きも大体読めたから・・・・・」
☆☆
−な、なんやコイツ?全然動かへん・・・・−
3Rが始まると、二人ともお互いの動きをけん制するように、睨み合って動きがなくなってしまった。
ユキの方は相手の動きのスキを窺いつつ、タックルにいく素振を見せたりしているが、由美はというと、ユキの動きにも動じることなく、まるで木彫りの仏像にでもなったかのように微動だにしない。
先ほどのラウンドまでは、「待ち」の状態でも、ユキの動きにあわせ僅かに立ち位置を変えたりという動きを見せていたが、今はそれすらなく、ただ突っ立っている。
猪突の覚悟を決めたはずのユキも、そのあまりに「動」的な気配のない由美の様子をいぶかしんで、突っ込むことに慎重になっていた。
「おいおい、いつまでお見合いしてるんだよ!?」
「さっさと打ち合うか組み合えよー!?」
2分を過ぎても動かない二人に客席からの野次が飛ぶが、それもまるで聞き流し、睨みあいを続ける二人。
−由美よ、当身のもっとも高級な使い方、使用法はな、交差法だ・・・・−
由美の頭の中に祖父の声が響く。彼女は、ユキを見ず、客席の野次も聞かず、ただ己が頭に響く祖父の声に耳を傾けている。
−それってカウンターってやつでしょ?−
−そうだ・・・・・・どうしても手詰まりになったらそれを使ってみれ−
−交差法はな、別に打撃の武術のみのもんじゃなか。組み技の使い方にもある。無論柔道にもあるしな・・・・−
−お前も知らず知らずのうちに仕込まれとる。今から少し基本・・・・・後の先と、歩法を教えるが、すぐに飲み込める−
遂に四分が過ぎた・・・・。驚くべきことに第3ラウンド開始から由美は四分間、全く姿勢を変えていなかった。3Rのゴングが鳴った時と同じ姿勢でユキを見詰めている。
「なんや知らんけど、もう待ってやらんで!」
じれたユキがタックルを仕掛けようと、前足を僅かに動かした瞬間・・・・・・
それを知っていたかのように由美がすすっと滑るように前に出、拳を突き出す。
ゴンッ!!
鈍い音が響く。
由美の拳が前に出てきたユキの顔面を捉えた。
「うあぁ・・・・・」
タックルを始動で潰され、よろよろと泳いだ身体。
ドグゥッ!!
その胸の中心部、壇中と呼ばれる急所に、肘が叩き込まれる。
「ごぉうっ!!」
強烈な当身2連発で足元がフラつき、前のめりになりがら空きになった首筋目掛け、トドメとばかりに手刀を放つ!
「ぎゃぎぃん!!」
斬首刑にされたユキは、マットに顔から突っ伏した・・・・・。
尻を上げた土下座するような惨めな姿勢でダウンしてしまう。
「ダウゥンッ!!1・・・・・2・・・・3・・・・4・・・・」
レフリーが、カウントを取り始める。
カウントが6までいったところで、ロープを掴んで立ち上がろうとするユキ。
「ぐううっ・・・・・あぅああぁ・・・・・」
客席が沸き上がる。拍手や口笛が吹き鳴らされる。
「ぅあわあああああーっ!!」
大歓声の中、腰をくねらせるように動かし、手をマットについて立ち上がろうとするが・・・・・
「9・・・・・・10!!」
カンカンカンッ!!
カウントが終わり、ゴングが打ち鳴らされる。
「あああっ!?・・・・・・・はぁあああ〜ぁ・・・・・・」
立ち上がろうと必死になって四つん這いで這いずり回っていたユキだったが、ゴングを聞くと力尽きたと言う様に、仰向けに大の字に倒れ込んでしまった。
810 :
地下スキ:2006/05/14(日) 03:31:02 ID:/Z1Taiki
・・・・もったいぶってた割にはあっさり終わってしまった気がする(汗)。
最近、筆が遅くて・・・・。
やはり「モノを書く」というのは難しい・・・・(汗)
起きたら新作キテタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
812 :
801:2006/05/14(日) 17:38:48 ID:zQj+etmP
KO負けキタ━━━ヽ(∀゚ )人(゚∀゚)人( ゚∀)人(∀゚ )人(゚∀゚)人( ゚∀)ノ━━━ !!!
813 :
ペナルティ:2006/05/14(日) 20:31:40 ID:/Z1Taiki
「・・・・・・・・・・・・・・」
「どうしたのよ?さっさとやりなさいよ・・・・・」
一回戦第一試合が終わり、リングの上では勝者と敗者が対照的な姿で対峙していた。
3R目での10カウントKOなので、水着剥ぎはなく、客席からは不満の声も聞こえてくる。
由美は両手を腰に当て、傲然と突っ立って下を見下ろしている。
敗者であるユキも水着姿のまま、無言で由美の足元に正座していた。
これから、額をマットに擦り付け、彼女の足を舐めねばならない。それが、この第一試合の敗者に与えられる定めである。
「さっさとやれよぉ!!負け犬ー!!」
「そうだそうだ!!負けたんだからちゃんと足舐めろやーっ!!」
由美だけでなく、客席からもユキを促す野次が飛ぶ。敗者の全裸姿が拝めなかった彼らは、せめて敗者を野次ることでフラストレーションを晴らそうとしていた。
「くうううっ・・・・・・・」
普段陽気な顔を恥辱に歪め、マットに土下座する。
「ぺろっ・・・・・・ぺろぉ・・・・・」
そして二回、由美のレガースの先端に舌を這わすと、ユキの唾液によって、ナメクジの這った様な跡がそこに残った。
「チッ・・・・・・汚い!不衛生な唾液がついちゃった・・・・・」
鼻を鳴らしながら由美が言うと、その足元でユキが震えだす。
「くっ!・・・・・くぅうううう〜っ・・・・・・・うああっ・・・・・」
剛毅で男勝りな印象のユキも10代の少女、この屈辱に小さな声ですすり泣いていた。
「フンッ!!負けて相手の足元で泣くなんて、惨めこの上ないわよ・・・・・・さっさと消え去りな!負け犬が・・・・・」
ユキはペナルティに従い、四つん這いでマットを降り、水着に包んだ引き締まったヒップを振るような姿で花道から引き上げる。
うな垂れた顔を真っ赤にし、目尻から涙を滲ませ、ゆっくりと手足を交互に動かしてリングを後にする。
「敗者はさっさと引っ込みな!!」
「何が大会1のパワーファイターだよ!!お前のせいで今月の小遣いがパーだ・・・・・・駄目女が!」
「ほらほら!せめて私達を楽しませなさいよ!もっとお尻振ったら〜?」
そのまさに負け犬の姿には容赦ない野次が浴びせかけられた。
「・・・・・・」
明石聡美は与えられた控え室のイスに座り、無言で虚空の一点を見詰めている。
由美に屈辱的な敗北を喫した数日後、彼女は部を去った。
退部届けを出したその足で、ボクシング部の門を叩いたのは、由美へのリベンジを果たす術を求めてのことだった。
試合でもストリートファイトでも構わない。あれほどの恥辱を自分に与えた由美に復讐してやる。
寝技の技術以外はほぼ拮抗、もしくは自分の方がわずかに上だった。
であれば、彼女にない技術を身につければ、寝技の不利もカバーできよう。
比較的体格に恵まれた自分のリーチを活かす技術、由美にはない技術、そして3年の自分を受け入れてくれそうな、ツテのある部・・・・それがボクシング部だった。
主将の今谷美緒とはクラスメイトでもあった。
3年生の新人部員は最初、戸惑いをもって迎えられたものの、毎日の朝練、通常の練習後の居残り自主トレ、土曜は深夜まで行われる自主練にまで休むことなく参加した。
その練習も、真剣・・・というよりどこか殺気じみたモノを放つ、激しいものだ。
目的意識を持っていると、人間何事も上達が早い。
深い情熱を持って練習する聡美は、3週間もすると彼女より2カ月先輩にあたる一年全員を追い越していた。
基本的なフットワークとパンチを一通りならい、そろそろグローブを嵌めてのスパーリングを・・・・と思っていたときだった・・・今谷が裏祭の話を持ってきたのは。
それまでボクシング部は、裏祭にはほとんど参加していない。蹴りも寝技もある舞台で戦うのに、武器がパンチのみではいささか不利だったからだ。
「元柔道部のアンタになら、ウチの代表を任せることが出来るよ・・・・・ボクシング部として、裏祭初優勝を狙ってみたいんだけどね・・・・・」
それは願っても無いことだった。今谷は柔道部からは松尾が出場するらしい、とも付け加えた。
合法的に復讐できる上に、今谷達ボクシング部への借りも返せる。
ボクシンググローブを嵌めるのは止め、代わりに大会規定のオープンフィンガーグローブを嵌めてサンドバックを叩く。
空手をやっていたことのあるという部員から、前蹴りと膝蹴りを習った。
彼女が使う蹴りは、基本的に牽制の前蹴りのみ、接近戦になったとき、場合によっては膝を打つ。無論相手の蹴りに対する防御法はいつくか習得して備える。
それが即席ストライカーとしては無難な戦術かと思われた。
夏休みが終わり、新学期に入った頃には、次の段階−つまり打撃と組み技を機能的に融合させた本格的な総合の練習へと移った。
そうして着実に力を蓄えてきた・・・。
「聡美、時間だってよ」
セコンドの今谷の声を受け彼女は顔を上げる。
「OK・・・・・」
その頃、第3更衣室を控えとして与えられた松島晶は、椅子に座ってはいなかった。
立って、セコンドを相手に見立てて軽いシャドーをしていた。
・・・・・由美と、その祖父との一夏の稽古は、彼女にとって実に有意義なものだった。
対戦相手の明石先輩のことは由美から何度か聞かされた。由美は彼女を完膚なきまでに叩き潰したらしいが・・・・。
『試合では、私の作戦勝ちだったけど、結構油断ならない相手よ。こちらの思い通りに試合を運ばなければ、私の方が負けてたと思うよ』
完勝した相手だが、その実力を過小評価することはなかった・・・・。ここらへんが、由美という娘の油断ならぬところか。
『長身を生かしての投げは強烈よ。おまけにボクシングやってるそうだから、リーチを活かした攻めをされると、結構厄介かもね』
口では聡美の悪口を言うこともあるようだが、その言葉とは裏腹に、内心では倒した相手を評価しているようだ・・・・。
そして試合前、ぶっきらぼうな彼女には珍しく、自分を励ますような言葉を言ってくれた・・・・。
『まあ、こういう形式の試合ではアンタに一日の長があると思うわ・・・・。準決勝で会いましょ』
816 :
選手入場:2006/05/14(日) 20:43:07 ID:/Z1Taiki
「一回戦第二試合、明石聡美対松島晶の試合を開始します!」
第一試合の余韻の残る会場に、次の試合を告げるアナウンスが流れると、先ず聡美が花道からリングに向かって歩いて出て来る。
黒と白をベースに赤いラインが入った競泳水着に身を包んだ聡美。大会実行委員から渡されたものだが、若干サイズが小さいようで、スタイルの良い彼女の肉体が強調されていた。
「続きまして、第二空手同好会、松島晶選手の入場です!」
聡美がリングに上がると、晶が入場して来る。ローレグ、ローライズのスパッツに近い形状のグレー色のボトムと同色のトップを着た晶。
流石に普段から使っているオープンフィンガーグローブやレガースがしっくりと決まっている。
リングで正対した二人は、先ず試合前の儀式・・・・・敗者ペナルティ決定のカードを引く。
聡美がカードを引くことになり、レフリーが差し出す10枚のカードから一枚を引き抜く。
−ペナルティか・・・・・・嫌な言葉・・・・・・・二度と受けたくないわね−
数ヶ月前の敗戦とそれに続く惨めな罰を思い出している聡美。
だが、努めて平静を装っていたので、カードを引くときの彼女の顔が、かなり緊張していることに気がついたのはレフリーだけだった。
(下一桁でペナ決めますー)
レフリーが「7」とナンバリングされたカードを二人の女闘士と客席とに掲げる。
客席からは拍手が起こり、聡美はというと露骨に顔をしかめた。
−敗者は身体に落書き・・・・・・・絶対に嫌だね!−
以前、由美に敗北したときも同じことをされた聡美だった・・・・。
自コーナーで、もう二度とあんなのはゴメンだ、と小さく呟く。
☆☆
カーンッ!!
ゴングが鳴るとコーナーから出る二人。
晶の構えはアウトボクサーがよくやるようなアップライト、だが投げを警戒してか、ステップを踏んだりはせず、足元だけはインファイターのようなベタ足。
聡美も同じく、アップライト、やはり足は地面に着けて飛び回ったりはしない。
奇しくも二人とも同じような構えで対峙することとなる。
・・・・数十秒のにらみ合いのあと、聡美が動く。
「シッ!」
一歩前に踏み込んで、左腕を軽やかに振るわせてジャブを放つ。
−来た!1・2かっ・・・これをかわしても、次の右ストレートがくる!?−
ヘッドスリップでかわすと、晶の予想通り、「2」の右が来た。
ボクサーの基本攻撃とも言えるコンビネーション・・・・落ち着いて左手で捌きつつ、ミドルキックをレバーに打ち込む。
「うぐぶゥ!?」
肝臓への衝撃に、身体をやや前傾させつつ、2,3歩後ろへ下がる。
「チャンス・・・・ふッ!」
今度は晶がジャブ、その速度のある拳は、前に突き出すようにしている聡美の顔に吸い込まれ、パァンッ!と小気味の良い音を立てる。
「あばッ!」
悲鳴を上げる相手の顔目掛け、相手のお株を奪うもう一撃、1・2の2・・・右ストレート!
だが、聡美はここが踏ん張り所と、上半身をカクンと斜め前に倒し、ヘッドスリップの要領でかわしてそのまま、相手の胴体に腕を巻き付ける。
−あ、しまった・・・・ヤバい!?−
晶の胴部を抱え込むと、左足を相手の右足に引っ掛け、刈り倒す。
「てぇやああっ!!」
「逃げろ!晶!」
控え室でモニターに向かって思わず怒鳴ったのは由美。
自分の試合を勝利で飾り、控え室に凱旋して、しかしリラックスすることもなく、すぐにモニターにかじりついていた。
その声が聞こえたわけでもなかろうが、晶はグランド状態で元柔道家に抵抗する愚を犯さず、素早くロープを握った。
「・・・そう、それで良いのよ。ヘタに寝技に付き合うと、リング中央まで引き摺り・・・・」
由美は、後ろで不審そうな視線を送る瑞穂の存在を思い出し、口を噤む。
−立ち技で決めちゃいなさい・・・・どうせソイツのボクシング技術は付け焼刃よ。打ち合いならアンタが勝つ−
両者が離れ、立って構えると、一進一退の攻防に場内から拍手が送られる。
「やるなぁ・・・・こりゃ、面白い勝負だぜ」
「ああ・・・・・打撃も投げもあって面白いね」
聡美はサイドステップを駆使し、相手を中心に円を描くような動きを見せて・・・・・
「ふッ!」
長年の柔道で鍛えた下半身で一気に間合いを詰め、ロングフックを放つ。
−こんな単発の打撃が私に通用すると思ってるの?−
だが、聡美は続けざまにジャブ、ストレートの1・2コンボ、ロングフックを繰り出してくる。
・・・・・・そして、その間合いは晶には不利な間合いだった。
蹴りを出そうとするにはやや遠すぎ、パンチで応戦しようとすると、聡美とのリーチの差で若干出遅れる・・・・。
間合いを詰めるか、開こうとすれば、付け焼刃にしては見事な足捌きで現在の間合いをキープする。
そしてその絶好の距離を保ちつつ、けん制のジャブに、ストレートとロングフックという『長物』を交え、晶を追い詰めていく。
−うわっ・・・・上手い、間合いの取り方が素人じゃない。それにパンチが・・・・重い!−
おそらくは柔道での体捌き、歩法、そして鍛えこまれた足腰というものが生きているのだろう。そして、短期間でも、血の滲む様なボクシングの特訓。
更にはその体格も・・・・・大会1のパワーファイター・ユキに隠れてあまり注目されていないが、聡美も長身で体重もそこそこある。
「くっ!・・・・間合いを、開かなきゃ・・・・」
後退して蹴りを打とうと、バックステップするが、聡美は張り付くように追いついて、パンチを打ってくる。
全身を汗まみれにしつつ、息も若干荒いが、若いその肉体にはスタミナはまるで無尽蔵に蓄えられているかのようで、休むことなく・・・つまり晶に休む間を与えることも無く連続攻撃を繰り出す。
「がぶッ!」
バックステップの際、わずかにスキを見せたところにパンチを受け、怯む晶。
『そういうときは絶対に下がっては駄目。武術、格闘技の基本は前に出ること、特に追い込まれたときほど・・・・』
ふと脳裏に由美の声が浮かび
「そうだ、前に・・・・・出なきゃ!」
声に出すと、一気に前進。自分のパンチ、もしくは肘の間合いで聡美を迎撃するつもり・・・だが、
「そうきたか・・・・OK!」
聡美は待ってましたとばかり、こちらも更に一歩前に出ると・・・・お互いの肩が接触せんばかりに間合いが極端に詰まる・・・・つまりは
「本来の・・・・私の間合いよ!」
右手を首に回し、左手で相手の腕を掴んで大腰の要領で投げつけた
「あがあッ!?」
聡美がチラっと、レフリーに促す様な視線を送ると、レフリーは手を挙げて宣言する。
「ダウゥンッ!!・・・・1・・・・2・・・・」
「あくううぅ・・・・・や、やられた〜ぁ・・・・」
前に出るという行動は、間違ってはいなかったかも知れない。あのままの間合いでは、体力を消耗して、いずれ致命打を受けたろうし、下がってもロープ際まで追い詰められるだけ・・・・だが・・・
「出ても駄目、下がっても駄目・・・なんて・・・・」
つまり晶にとっては、彼女が有利な間合いは無いに等しいということだった・・・・・・。
「いける・・・・勝てる!」
ニュートラルコーナーの聡美は、自分が新たに手に入れた技術に確かな手応えを感じ、快心の笑みを浮かべていた。
一方、カウント7で立ち上がりファイティングポーズを取った晶だが、その顔は追い詰められた者の表情をしていた。
・・・・・・パンチは、技術に関してはややコチラが上だが、向こうとのリーチ差・パワー差を計算に入れるとパンチの打ち合いでは不利・・・・・
柔道家相手に間合いを詰めると話にならない。
ならば・・・・蹴り、蹴りしかないか?いや、駄目だ・・・・蹴りを打とうとしても間合いを詰められる。
あの鍛え込まれた脚力から生み出されるフットワークは相当なものだ。
「どうする?・・・・・どうしよう・・・・・」
迷いながら、その場に突っ立ったような晶に、士気の上がった聡美が獣のように突っ込んできた。
「うあぁ!?」
思わず出したジャブを聡美は冷静にパリーし、更に前に出て来る。
「ふぅんッ!」
間合いが一気に詰って、投げを打とうと組み付いてくる。
−くっ・・・・・・こうなったら!−
聡美の頭部に手を回す。首相撲に持ち込んだのだが、普通の首相撲とは少し違う。
そのポニーテールを掴んでぐいっ、と引っ張る。
「ぅあッ!?・・・・ちょ、ちょっと!」
髪を掴まれては抵抗もままならず、横方向に引っ張られ、体制を崩す。そこに・・・・・
「ぐおっ?!・・・・・・・ぐぉううううえーェ!!」
腹に深々と突き刺さる膝。しかもローブロウ気味だ・・・・。たまらず、口をO字にしてくぐもった声を漏らす。
「うあっ!?・・・・ち、ちょっと放してっ・・・・・痛い!・・・・髪、放せってのぉ!・・・・おぁ!?」
だが、晶は聡美の束ねた髪を容赦なく上下左右に引っ張りまわし、彼女が体制を立て直すのを許さない。その上でもう一発、膝を打ち込む。
「ぅうぶおっ!・・・・・・がっはああ〜ぁ・・・・・」
目を見開き、O字に開いた口から涎を垂らし苦悶する聡美。
両手で側頭部の髪を掴んで思いっきり自分の方に引き寄せ、トドメとばかりに膝を・・・・
「ぎゃがぐんんっ!!!」
聡美の顔面、正確に言えば頬骨の辺りに、打ち込んだのだ。
口から大量の涎がブボッと破裂した水道管のように飛び出し、鼻水が撒き散らされる。
「・・・・・ぐぅ・・・・・・がぁ・・・・がぉひッ!!」
そのまま髪を掴んで、聡美を顔からマットに叩きつけた。
自分の体液溜りに顔を突っ込ませ、尻を高く上げた格好で前のめりに倒れ込む聡美。
ビクンッ!ビクゥンッ!!
突き出した尻を振るように痙攣する肉体。
尻を激しく振ると、競泳用の水着が割れ目に食い込んで白い尻肉がハミ出てしまっている。
水着の後部をほとんどTバック状にし、尻を晒して振る、壮絶で惨めな、そしてなんともエロティックなダウン姿である。
「ウオオオオオオオ〜ッ!!」
大歓声の中、レフリーが近寄って聡美の顔を覗き込む。
−失神KOか?!−
客席の誰もが壮絶な失神KO宣言を期待して、リングに視線を送っている。
彼らは、リング上で尻肉をハミ出し惨めに腰を振っている聡美が、1R失神KO負けの敗者として恥辱に塗れた罰を受けるのを待つ。
やや勝気そうな、だがクリッとした可愛げのある瞳を持ち、長い髪をポニーテールにした聡美は、美少女という形容を受けるに十分な容姿を持っている。
水着越しに見えるスタイルもかなり良い方だ。
客席の熱い視線は、リング上とともに、その脇にある晒し台にも注がれる。
この美しい女闘士が、秒殺KO敗北の負け犬としてあの屈辱的な晒し台に固縛される。
水着は敗北の代償として奪われ、客の誰かが得意げな顔でそれを持っている。
一糸纏わぬ姿で、屈辱的な姿勢で台に固縛された負け犬は、その恥辱だけですでにすすり泣いているが、いよいよ「罰」が執行されようとすると、首を無茶苦茶に振って、声を嗄らして泣き喚き始める・・・・・。
客席の誰もが粘液質で熱い視線を集中させるなか、「それ」が始まると、悲痛な叫びが会場中に木霊する・・・・。
・・・・やがて全てを奪われた負け犬は、涙と涎と鼻水に塗れた顔に惚けた様な表情を浮かべ、台の上で脱力する。
次の試合が始まっても、彼女はそのままにされ、試合が終わるまで晒し者にされる・・・・・・
アヘ顔失神KOキタ━━━━ヽ(゚∀゚ )ノ━━━━!!!!
(*゜∀゜)=3(*゜∀゜)=3(*゜∀゜)=3
下手に女友情路線に入るよりは直前で赤の他人にブチのめされるプチっ娘希望。
>>821 試合でリングに出て行こうとしたら、突然正体不明の女が現れてそいつにボコられるっていうのもいいw
やはり準決勝では、因縁の再戦が見たい
保守
825 :
名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 21:13:03 ID:rfMG/EJg
age
地下スキさんの続きが気になるお年頃。
ru
「ダウゥンっ!!1・・・・・2・・・・・3・・・・」
観客たちの幻視は、レフリーの声に破られた。
カウントを取るということは、聡美は失神しておらず試合はまだ続行しているということだ。
いつくかのため息や、聡美のしぶとさを罵る声、レフリーを野次る声などが聞こえるなか、カウントは続行される。
・・・・観客達が淫猥で嗜虐的な夢から覚め、ふとリング上を注視すると、何時の間にか聡美は惨めな痙攣を止め、その身を起こそうと必死で身体を動かしているところだった。
「くうっ・・・・・ああぁ・・・・・くぅはあっ!」
尺取虫のように腰を前後に動かし、手を弱弱しく動かして立ち上がろうとするその様は、先ほどの痙攣とはまた違う−しかし根っこは同種の−嗜虐心とエロティシズムを観客たちに与える。
「立つな!立つな!そのまま負けちまえーっ!!」
「早く立てよ!立って今度こそ失神されるまで打たれちまいなよっ!!」
「そのまま寝てろーぉ!!往生際悪いよー!?負け犬!」
「いや、そのままただのKOじゃつまんないわよ!も一回打たれて今度こそ失神してアソコの毛まで剃られちいなさいよぉ!!」
「何でもいいから、もっとケツ振れよ!!もっと水着を尻に食い込ませろ!!」
「うっわーっ!!エッグ〜ぅい・・・・・私だったら、あんなみっともないマネ、死んでもできないわ・・・・」
誰もが聡美を罵倒する言葉を叫ぶ。アングラじみたこの大会ならではの、敗北者(もしくは敗北しそうな者)に対する非情で残酷な野次だ。
この場合、選手への好悪とか、技術への評価とかは関係なく、負けた、あるいは負けそうな不利な状況にある選手に対し、観客全員がサディスティックな心情を剥き出しにして、彼女を嬲り者にするのだ。
「うっ・・・・・・・・むんぐうう〜ぅ・・・・・・・」
自分に向けられる凄まじい野次と残酷な期待と、淡々と進むカウントの中、かろうじて立ち上がり拳を挙げる。
「8・・・・・」
カウント8でかろうじて立ったものの、誰の目から見ても、戦える状態ではなかった。
勝利の執念・・・・・というより、無残な敗北とそれに続く惨めな痴態を拒否する心だけで、何とか立っただけ・・・・・。
足元はフラフラで頼りなく、目は白目を剥きかけてほとんど宙をさ迷っている。
ファイティングポーズこそ取ってはいるものの、その腕はブルブルと震え、挙げているだけが精一杯、という感じだった。
「ファイト!」
だが、レフリーはファイト続行を指示する。
この大会、余程選手が危険な状態にならない限り、レフリーは試合を止めることはない。
観客の期待を裏切ってしまうことになるからだ。
『あそこでレフリーが試合をとめなければ、失神KOが見れたのに・・・・・・止めなければギブ決着で特別ペナだったのに』云々・・・・・。
そういう観客の不満を生じさせない為、レフリーは極力試合に介入することをしないのが、この大会の暗黙の了解だった。
−いけ!一気に決めてしまえ!!-
ブルブルと足を震わせながら、ほとんど棒立ちの聡美に、客席からの何百という嗜虐に満ちた視線が注がれる。
会場のほとんどが残酷な期待を晶に押し付け、壮絶なKOの幻視に酔っているなか、それに冷や水を浴びせかけるようにゴングが鳴った。
な、なにー!
あの状況から試合は続くというのか!(*゜∀゜)=3
更新キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
聡美以外に頑張るなw
831 :
地下女スキ:2006/06/05(月) 02:44:09 ID:H9L11Wqj
長いこと間開きましたが・・・とりあえず続きます。
聡美、しぶといですね(笑)。剃毛ペナを期待の方、ゴメンなさい。
聡美、不利ですが、ここからの逆転はあるのか!?
まて、次回(いつになるか判らんけど・・・)
もう、如何に無残な負け方をするかしか興味が無い今日この頃wwwww
833 :
地下女スキ:2006/06/08(木) 00:37:13 ID:reU/RxOs
・・・実は最近ネット環境を失いまして、ここはネットカフェからか携帯からみてるわけですが・・・
ほとんどのネットカフェからでは『公開プロクシからの投稿は受け付けてない』と言われSSアップできずに困っています(汗)。
2CHに投稿できるネットカフェもあるんですが、遠くなんで週末にしかいけない。
携帯からアップするってのは、無理だし・・・。
どなたか、よい知恵ありませんか?
834 :
地下女スキ:2006/06/08(木) 00:45:45 ID:reU/RxOs
〉〉832
まだ聡美が負けると決まったわけじゃないんで・・・(笑)
あと、感想や意見、リクは大歓迎です。
ストーリに反映できるかはわからんけど、可能なかぎり応えたいと思うので、遠慮なくどうぞ。
凄まじいブーイングの中、乱れた水着の裾を直すことも忘れ、自コーナーに這うように戻って椅子に腰を落とす聡美。
「はあっ!はあっ!はああっ!!はぁはぁはぁはあぁ・・・・・・ぺっ!・・・はああっっ!!」
鼻血を流し、涎を吐き飛ばしながら苦しそうに息をしていると、セコンドについたボクシング部の今谷が声をかける。
「オイオイ、大丈夫?かなりやられちまったけどさ・・・・・」
「ハアッ・・・・・・だい、大丈夫・・・・・よっ・・・・・・ハアアッ!・・・・・・ヒッ・・・・」
そうは言ってみたものの、聡美のダメージはかなり深いようだ。
「・・・・・相当ヤバいみたいだよ?・・・・聡美・・・・・もう・・・・・」
もう、棄権しようか?・・・・・・喉まで出しかけたその言葉を引っ込める。
聡美の顔を覗き込んだ今谷は、その悪鬼にも似た凄惨な形相と爛々と燃えるように輝く双眸とを見て、彼女の怒りの凄まじさ慄然とする思いだった。
☆☆
「よくも、やってくれたねッ?!」
ラウンドが始まるとすぐ、鼻血で顔の下半分を真っ赤に染め、その血と口からこぼれる泡を混じらせ、凄い形相で聡美が迫ってくる。1Rに受けたはずの痛烈なダメージがウソのような勢いだ。
いや、無論ダメージは深い。だが、それ以上に感情の昂ぶりが聡美の肉体を突き動かしている。
その形相と眼光に怯んだ晶が髪を掴もうとするが、柔道の組み手争いの要領で手を払いのけ、ジャブを一閃。更にボディに一撃。
「かっ・・・・・ぐぅぼぉううっ・・・・・こ、このッ!!」
腹を打たれた晶も怯まずジャブ、そしてストレートの1・2を返す。
「ぅぶふっ!・・・・・・こ、ざかしい・・・・ヤツ!」
聡美は肩で晶を弾くと、体制の崩れた相手に向けて、ジャブ、ストレートの連打を放つ。
対する晶は腕でのガードやダッキングやヘッドスリップで致命打だけは何とか避け、前蹴りで聡美の腹を打つ。
だが・・・・・この試合を通じて、打撃戦の制空権は一貫して聡美にある。次第に追い詰められつつある晶は、またしても相手のコメカミ辺りの髪を掴み、横に引き倒そうとする
「があああああッ!!」
首の筋肉を力ませ、それを堪える。髪の生え際に痛みが走るが、怒りがそれを上回っている。
「ぅうぁらああッ!!」
髪を掴まれながら、晶の顎を下から打ち上げる。
「ぎぁっ!?!」
下から突き上げられ、スウェイでアッパーをかわす晶。
だが、わずかに相手の拳が顎をかすめ、脳が揺らされ足元がフラつく。
「今だ!」
怯む晶に、お返しとばかりに、その髪を左手で掴んで頭を無茶苦茶に振り回す。
三半規管を十分揺らしておいて、左手で頭を固定したまま、右手で殴る!
腹、顔面、腹、顔面、顔面、顔面、腹、顔面、腹、顔面、顔面
「ぅげっ!!ぶっ!ぅぐぶうっ・・・・ごっ!!あぁがっ!!げひっ!!・・・・・ぅぶぉおうっ!!」
波間に揺れる葉っぱのように聡美の乱打に打ち回される晶。
彼女ももちろん無抵抗ではない。
最初は腕でガードしていたが、守ってばかりではどうにもならんと、両腕を振り回すようにして聡美の顔や腹を打ち始めた。
「ぐっ!!げぶぅおろっ!!がへっ!!」
・・・こうなると、試合はただの殴り合いの泥試合の様相を呈してきた。
食い込んだ水着を直すことも忘れ、半ば尻を剥き出しにしてパンチを繰り出す聡美。
聡美の勢いに押されつつも、必死の形相で反撃をする晶。
「やれぇ!!ブチのめせっ!!」
「KOだ!失神させろおぉ!!」
二人の本能的な殴り合いを促すかのように、客席からは声援、いや野次が送られる・・・・。
ゴンッ・・・・・・
リングの上で鈍い音が響いた。
拳が頭を打つ音が・・・・・・二つ。
「ダウン!」
−やられた!−
−ああっ・・・・−
それまで無我夢中で殴り合いを続けていた聡美も晶も、レフリーの宣告をマットに這い蹲っている自分だけに向けられたものだと、最初は思った。
「・・・・・2・・・・・3・・・・・4・・・・・」
だが、どうやら違う・・・・相手もダウンしているみたいだ。ダブルノックダウン?
なら、早く立たないと・・・・
二人ともがほとんど同時に、震える手足で身体を起こそうとする。
「6・・・・・7・・・・・」
ロープを掴み、よろける足腰に何とか力を込め、立とうとする。
−嫌だぁ・・・・・もうペナルティなんて・・・・絶対嫌よっ・・・・−
聡美は、その可愛らしい顔を歪め、歯を食い縛ってファイティングポーズをとる。
晶も今谷も観客も、彼女を悪鬼のように突き動かしているのは、対戦相手への怒りだと思っていた。
無論それもあるが、聡美を動かしている感情の半分はペナルティへの恐怖だった。
一度、その恥辱を身をもって味わった彼女は、その惨めさ恥ずかしさを嫌というほど知っていた。
以前受けたペナルティと、この大会のそれとは微妙に違うようであって、本質的には同じようなものだ。
単に相手に敗北するだけでも悔しく惨めであるのに、惨めな敗者として受ける罰は、心の奥底にまで、負け犬であることを刻み込まれる。
ましてや今回は、その惨めな姿を大勢の不特定多数の観客にさらし者にされるのだ・・・・。
−もう、二度・・・と・・・・・あんな惨めな思いはしない・・・・・−
彼女は知っていた。もう一度あんな惨めな目に会えば、自分が立ち直れないであろうことを・・・・・格闘家としても女としても・・・・・。
そして、あの惨めさを自分に与えた相手を倒し、更にこの大会で優勝することで、自分が受けたトラウマを払拭することができるであろうことも・・・・。
「さあ・・・・・・来い!潰してやるからぁ・・・・・負けない、負けやしないわ・・・・」
目の前でようやく構えを取った相手に低く呟く。
カーンッ!
「はぁあああぁ・・・・ひあぁ・・・・はぁあっ・・・・・・」
「くふっ!・・・・・ふはあっ・・・・・」
2ラウンドを告げるゴングが鳴るのを聞くと、二人の女闘士はその場にへたり込み、セコンドが手を貸すまで動けなかった。
☆☆
晶は、顔を真っ赤に腫らし、肩で息をしながら座る対戦相手を見ながら考えていた。
−きっと、私も今、あんな風な感じなんだろうな−
相手は、辛そうに目を半眼にしながらも、こっちを睨みつけている。
セコンドの女が何か話しかけているが、ほとんど聞いていないようだ。
「・・・・・・!・・・・?!・・・・・・!」
こっちのセコンドも自分に何か話しかけているようだが、ほとんど聞こえていない。
客席も何やら盛り上がって、野次だか声援だがを送っているようだが、それも聞こえてはいない。
レフリーが、何かゼスチャーをすると、相手はフラフラと椅子から立ち上がる。
−あぁ・・・・・もう、時間・・・かぁ・・・・・−
晶も同じようにふらつきながら椅子から立ち上がる。
3ラウンドが開始された。
肩で息をしながら睨み合い、お互い足を引き摺るようにしながら、重い腕でパンチを繰り出し、そしてまたにらみ合いながら息を整える。そんな動きがしばらく続く。
そうした傍から見ればダラダラしたとも思える打ち合いから、やがてまた無秩序な乱打戦へと雪崩れ込んでいく。
「ふっ!・・・・・はあはっ!・・・・・・ぐうっ!?・・・・・・このっ!」
「うぶっ!!・・・・・・・はっ!・・・・・・・チッ!・・・・・・えぇいっ!」
まるで鉛入りのリュックとグローブでも身につけているかのような緩慢な動きで、殴り合う二人。
「がへっ!・・・・・・・ごのぅおっ!・・・・・・あげぇ!・・・・・ざっざど沈みなよぉ・・・・・ぶぶっ!」
「ぅぶぶうっ!!・・・・・・・ハッ!!ハアッ!!・・・・・・負げるもんがぁ・・・・・沈むのは先輩の方・・・・・・げへえッ!?!」
晶の膝が聡美の腹に突き刺さる。
「うぐぼおっ!?!」
聡美の拳が晶の側頭部を叩く。
「あげへえっ!!」
飽くことなくリングで打ち合う二人・・・・・。
☆☆
「ふっ!」
やがて、晶がギリギリの間合いからミドルキックを放つ。この一発が勝負を分ける一発となった。
聡美はその蹴りに何とか反応して、体当たりするように前に出て蹴りの威力を殺す。
突進するような勢いで晶の足に突っ込んだのだ。
ガクン・・・晶の身体が崩れそうになり、思わず相手にクリンチするように抱きつく。
フラフラの聡美だったが、身体が長年培った技を覚えていたか、反射的に大内刈で晶を押し倒してしまう。
「やっ、やったぁ・・・・・」
「ああっ!?・・・・・・しまった」
同時に二人が声を出す。
お互い、気力も体力も尽きかけ、偶然、一瞬だけ密着した瞬間の出来事だった。
聡美は投げを打った後、−これも身体が勝手に動いていたのだが−晶の身体の上に馬乗りになっていた。
「捕まえた!」
「うあぁっ?・・・・・がはっ!」
自分の顔を押そうとしてきた晶の腕を掴むと、自分の頭を相手の頭に密着させて肩固めを極める。
「がっ・・・・・あぐぐうう〜ッ!!」
「はあはあはぁ!!・・・・・・・ほら・・・・・・極まったよ?ギブしろ・・・・・・諦めてギブしなよ・・・・」
「だ、誰が・・・・・・ギブなんかぁ・・・・・がひいぃ?!・・・・・ごひゅうっ・・・・・ぐひっ!・・・・・・がぶふうーっ・・・・」
必死の形相で締める聡美と、顔を真っ赤にして苦悶を浮かべる晶の顔。
晶は締めから脱出しようと必死だが、聡美の方も、このチャンスを逃せば勝てるかどうか分からない・・・・・。お互い死に物狂いだ。
ゴッ・・・・・ゴッ・・・・・・
規則的に鈍い音が響く。
フリーな手で聡美の頭を殴っているのだ。
だが・・・・・そのパンチはまるで威力がない。
「こんなの効かないよ!さっさとギブしろっての!」
「くっ!・・・・・・ご、ごのぉ!!」
苦し紛れに膝を聡美の背中に撃ちつける。
「ウッ!?さっさとギブるか落ちればいいのに・・・・・ああ、もう・・・・・ウザい!」
慣れた動作で自分の両足を相手の両足にフックして、思い切り足を開かせ、下半身の動きを完全に封じてしまう。
「あぁ!?ぐぃげぁああぁ〜ッ!!」
「もうギブしろなんて言わない!絞め落としてやるんだからぁ!」
−こりゃ、決まった・・・・・−
晶の手足がブルブルと震え始めたのを見て、会場中の誰もがそう思った。
涎に塗れたピンク色の舌が突き出され、フルフルと震えている。口の端からは少量の泡がこぼれ、充血した目は大きく見開かれている。
落ちるのは時間の問題だろう、ギブをしなければ・・・・・・そして晶はどうやらギブをする気はないようだ。
客席からは大歓声が沸き起こる。
「落とせぇ!!絞め落せ!!明石、遠慮してないで早く落とせよおぉ!!」
「松島!・・・・・抵抗してないで早くギブしちまえー!!楽になれーぇ!!」
「聡美!もっと力入れて絞めろ!!いっそ絞め殺していいぞぉ!!」
「ギブでも落としてもいいから・・・・・そいつをスッポンポンに引ん剥いてくれよぉ!」
凄まじい喧騒のなか、一組のカップル・・・・・・男の方がニヤニヤ笑いながら女に話しかける。
「なあ、お前知ってるか?」
「え、何々?」
「人間、締め落されると筋肉に力が入らなくなって失禁することがあるんだぜ」
「えぇ!?・・・・・じゃ、あのコ、あのまま意地張ってギブアップしなかったら・・・・・ひょっとしたらオシッコお漏らししちゃうの?」
「ああ、ひょっとしたら、な・・・・・・それに大きい方を漏らすこともあるらしいし・・・・・」
「ええーぇ!?ウソ〜っ!マジで・・・・・・うわああぁ・・・・・・私、それ見てみたいぃ!!」
「ああ、オレも是非見たい・・・・・・・・おおーいっ!!明石ぃ!早く落とせ!!松島、ギブなんかすんなよ!?落とされてせいぜい無様なところを見せてくれよぉ!!」
「キャーッ!!落ちて落ちてぇ!!そんでもって、全部漏らしちゃう惨めなトコ、私達に見せてよ〜ォ!!」
やがて客席からの声は一つの唸りとなって会場に木霊する。
「落とせ!落とせ!落とせ!落とせ!」
☆☆
−い、嫌だっ・・・・・・負けたくない・・・・・・負けたくないよぉ・・・・−
凄まじい悪意とサディズムに満ちた罵倒、そして落とせコールの中、最初に浮かんできた光景は、水着を剥ぎ取られ、惨めにマットに這い蹲る自分の姿・・・。
−このままじゃ・・・・・・このまま落とされたら・・・・・水着、取られるぅ・・・・・・そ、そんなの・・・・・、やぁ・・・・・−
単なる敗北の屈辱だけではない・・・・このままでは、晶に待つのは失神KO敗北での水着剥奪というペナルティだった・・・・。それはギブしても変わらない。
その次に浮かんできたのは、そんな自分の醜態を冷たく見下ろす由美の顔。
−あぁ・・・・・由美・・・・・そ、そんな目で・・・・・見ないでぇ・・・・・・−
会場の天井に浮かんでいる冷たい由美の顔・・・・・それは突然ぐにゃりと歪む・・・・・それはまるで負け犬と堕した自分に向けて冷笑を投げかけているかのように見えた。
視界は次第に暗くなっていく。目に映っていた天井が黒く塗り潰され、由美の顔が暗闇の中、自分を見つめている・・・・・。
−あ・・・・・・お、落ちるんだぁ・・・・・負けるのかぁ・・・・・由美、ごめん・・・・アンタとの練習を生かせず、惨めに負け・・・・・・私を・・・・・・許し・・・・−
「がっ・・・・がひぃ・・・・・・ごぉ・・・・・・・がぇ・・・・・・ぐぃ・・・・・」
聡美の頭を殴っていた手がパタリと落ち、ブルブルッ!と大きく痙攣する。
痙攣は手だけでなく全身を包む。
両足も不規則なリズムを取って痙攣を始める。聡美によって大きく開かれていた為、曝け出された股間を更に強調するかのような、淫靡なダンスになってしまう。
脱力した頭は大きく伸展され、その顔は顎を上にした格好で客席に曝け出される。
白目を剥き、舌を垂らし、鼻水も涎もだらしなく垂れ流した無様な顔が、大勢の観客に晒される。
「ぅっ・・・・・・げぅ・・・・・ごぇ・・・・・・」
あられもなく開かれ、ビクビクと惨めな痙攣を続ける晶の股間・・・・それを包むダークグレーのボトムの真ん中の部分がジワジワと変色し始める。
晶の緩んだ孔から吹き出た体液は、やがてボトムから溢れ出し、太ももを濡らして彼女の足の間に湯気を立てる金色の池を作った。
「!!!!!!」
失禁という惨めな醜態を晒す敗者の姿に、客席からはこの試合で一番大きな大歓声が沸き起こる。
「おお〜っ!?ついにアイツ漏らしやがったよ!」
「きゃはははっ!うそぉ〜っ!?信じらンない!サイテー!」
「あ〜ぁ・・・・・締め落とされて失禁かよ・・・・・可哀想になぁ」
「なんて酷えツラしてんだろ・・・・・・惨めなモンだねぇ・・・・」
「ホント、見苦しいわね・・・・・あ〜ぁ、あんな負け犬に賭けて損しちゃったわ!」
皆口々に、晶の醜態を囃し立て、罵り、哄笑する。
「ストップ!」
そこでようやくレフリーが試合を止め、聡美は晶から引き剥がされた。
ようやく聡美から解放された晶は、未だ痙攣を続ける惨めな肢体を余すところ無く晒されることとなった。
聡美という遮蔽物が取り除かれ、惨めな敗北の様子が客席に丸晒しとなる。
赤紫にまで変色した顔は、鼻水と泡交じりの涎、涙、苦痛の脂汗でベトベトだ。
大量に零れた涎は、一部は顎を濡らし喉を濡らし、一部は頬を伝ってマットに落ち、独特の臭気を放っている。
可愛らしい鼻腔から垂れ流される体液は粘性が高く、まるで膿のようにドロドロして、彼女の口の周りにこびりついていた。
充血した眼球は裏返って白目を剥き、口は半開きで舌を長く突き出し、壮絶な顔となってしまっている。
かすかに痙攣する四肢はちょうどXの形で投げ出されて、もっとも無防備な姿勢を取って観客の視線を浴びていた。
なにより惨めなのは、その下半身を濡らしている液体であった。
ダークグレー色のスパッツ状のボトムの大半が失禁で濡れ、濃く変色している。
大量の水分を吸った布地はピッチリと肌に張り付き、敗者の恥丘の形を正確に写し出す。
足を大きく開いている為、その惨めな部分もはっきりと衆目に晒されてしまっている。
ボトムから溢れ出たその温かな体液は、足の間に広がり、白い湯気とアンモニア臭とを立てていた。
「勝者、ボクシング部代表・明石聡美!」
レフリーが聡美を立たせ、高々とその腕を上げる。
それは対照的な勝者と敗者の図であった・・・・・。
片方はライトに照らされて勝ち名乗りを受け、もう片方は惨めに落とされ、マットに横たわってその醜態を晒している。
「ハッ・・・・・・ハアッ!・・・・・・はひっ!!・・・・・・・ふうーっ!!・・・・・・はぁはぁはぁ!!」
もっとも、勝者の方もボロボロで、レフリーが支えていなければ今にも崩れ落ちそうではあった。
いかに勝者に余裕が無かったかという証拠に、聡美が尻に食い込む水着を指で直したのは、このときだった。
1Rからずっと晒されていたその白いヒップは、ここでようやく水着に隠されることを許されたのだった。
聡美の水着を直すその仕草に、会場の一部の客が喜悦の声をあげた・・・・・。
……と、書いてたら、更新されてた。
どこから書きこんでるのかな。
きっきっきっキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!
大逆転失神&失禁KO!(*゜∀゜)=3
GJ!です!!!
一回戦からこの激闘とは(*゜∀゜)=3
二回戦は初戦が楽だった方に嬲られる予感ww
何はともあれ、続きを期待しますよ!
大変でしょうがよろしくお願いします。
また、
>>841さんの意見採用ならコピペ係になっても良いですよ。
>>840 助言どうもです。ご丁寧にありがとう・・・・ちょっと検討してみますわ。
2chに書き込めるネカフェから書き込んでます。
>>842 どうもありがとです。
二回戦は・・・・・どうなるか相変わらず俺にもわからんw
まだ一回戦が半分終わっただけだしw
844 :
地下女スキー:2006/06/11(日) 00:08:07 ID:/ElykfRS
ええと、843ですね。
自分のサイトとかブログ・・・・・どうですかね〜?
ま、今のとこ、ちまちまと週末にUP可能なネカフェからあげることにします・・・。
ところでカワイソスな晶たんは失禁という醜態を晒してしまったわけですが・・・・
書いてる途中で脱糞までさせたいなー、と思ったんですが、引くひとか多いかも知れんと思ってやめましたw
皆さんは脱糞までOKですか?OKが多ければ次の犠牲者は、脱糞までいくかも知れないw
俺はむしろ推奨しちゃう鬼畜メンだという事を知らないな?
是非お願いしますwww
848 :
名無しさん@ピンキー:2006/06/11(日) 21:23:53 ID:ryT2ML+j
あげ
まとめてみた。
一回戦第一試合
レスリング部代表 矢島結喜VS柔道部代表 松尾由実 ☆
3R 手刀→10カウントKO
ペナルティ「1、敗者は勝者に土下座し、勝者の足を舐める」
一回戦第二試合
ボクシング部 明石聡美☆VS空手同好会 松島晶
3R 肩固め→失神KO
ペナルティ「7、身体に惨めな言葉を落書きされる。」
特別ペナルティ 「ギブアップか失神KOによっての決着の場合、水着を脱ぐ。」
一回戦第三試合
キックボクシング部代表 滝井真理恵
空手部代表 宮原紗里奈
一回戦第四試合
サンボ同好会 水島朱音
合気道部代表 姫川明日香
第四試合は姫川は華麗に勝ってほしいな。
キャラ的に泥仕合は似合わないし
>>851 同意
ただ、姫川には優勝してほしくないな
姫川にはどこかで負けて醜態さらしてほしい
失禁でも脱糞でもして
853 :
地下女スキー:2006/06/12(月) 00:21:25 ID:i/jvUHDF
沢山のレス有難うございます、励みになりますぜ
》845》846》847
ウィ、では私も遠慮なくやらせてもらいますW
誰が犠牲者になるか判らんけど、誰かは脱糞の醜態を晒してしまうことになるでしょう。
》850
おおっ!有難う!まとめがあると助かるなあ
》851》852
ふむふむ・・・実を言うと、姫はサンボ娘に負けてもらうつもりだったんですが・・・二票も勝に投票があれば考えなおさにゃならんか・・・。
えーと、姫はどこかで惨めに敗北・・・了解、心にとどめときますW
あー、携帯から長い文書くのは疲れる・・・。
854 :
地下女スキー:2006/06/13(火) 00:30:03 ID:u05KreRv
ふと思いついたんですが『晶が受ける落書きペナ』の落書きの内容を募集したいと思います。
負け犬タンにお似合いの屈辱的な言葉(図案でも結構)を募集しまふ
>>854 やはり
「おもらし女」と「負け犬」は定番じゃないかな。
あと「オシメしたほうが良いんじゃないの」も良いかな。でもこれは罵倒の方かも。
こういう状況なら卑語とか書かれそうだよね。
「許して下さい」とか情けない言葉を書いたり。
857 :
地下女スキー:2006/06/14(水) 00:36:52 ID:zdhZ5ZxS
>>854 巨乳や巨尻だと
目立つ乳や尻に落書きですが。
やはりここは、松島晶の一番鍛え上げた部分に
「脆弱」とかの落書きとかもいいかも。
860 :
地下女スキー:2006/06/15(木) 23:06:47 ID:hOdRiA48
>859
晶はぺチャパイだもんねw
鍛えた部分て言うと、拳ですかね・・・腹筋とかもアリか・・・。
募集の方は、明日の24時まで受け付けます。
髪掴み有り、首相撲からの膝有り、でもグラウンドは制限って凄いルールだな。
死人が出るぞ。首相撲からの膝なんて裸締め・肘打と並ぶ殺人技だぜ。
キックでもアマチュアじゃ禁止。プロでもアバラ折ったりするのに。
特に合気道とかは即死だな。打撃は無きに等しいし、寝技に至っては存在してないし。
体も鍛えない。それに合気道や少林寺拳法(古流柔術)の投げは組技じゃないし。
はっきり言って勝つことはおろかまともな試合すら難しいぞ。
其処は二次元ファンタジー。
エロパロでリアルを語るのは意味が無い。
( ´_ゝ`)フーンだから? って思われるだけ。
マジで言ってるなら「暗黙のルールも守れないヤツは半年ROMってろ」だし、
知識ひけらかしたいなら哂われるだけ。
覚えておくと良いぞ。
>>861 合気道は現実は知らないが格闘物ではやたら強くなるのは鉄則ですよ。
バキで言う(知らなければごめん)元部的なポジションでしょう。
865 :
名無しさん@ピンキー:2006/06/16(金) 22:39:51 ID:Pt87BM5y
age
んん?何か書き込めそうなんで、続き投下
レフリーから頬を叩かれ意識を覚醒させられた晶は、数秒の自失の時間の後、自分の惨めな有様を認識して愕然となる。
顔中体液でグチョグチョという無様もまだマシだった。水着のボトムに感じる生温かい感触に比べれば・・・・・・・
「ひっ!?ぃやあああああーっ!!」
意識のない間に、自分がどんな醜態を晒したのか悟った晶は、悲痛な悲鳴をあげる。
そんな彼女の悲鳴を無視し、レフリーが冷酷な宣告を下す。
「松島選手、失神KOによる敗北の為、特別ペナルティを受けてもらいます。水着を脱ぎなさい」
「あっ・・・・あああぁ・・・・・・」
マットにへたり込んだまま、両手で自分自身の身体を包むように抱き、嫌々するように首を振る晶。
いつまでも水着を脱ぐ素振りのない彼女を見て、レフリーはリング下に合図を送る。
「さあ・・・・・早く脱いで下さい。さもないと『強制執行』となりますよ?」
「うッ?・・・・・・ああぁ・・・・・・」
数人の体格の良い男−大会の実行委員−が晶の周りを取り囲むと、怯えた顔で奮えながらも、覚悟を決めて立ち上がる。
特別ペナを拒否すれば、晶はこの男達に乱暴に押さえつけられ、無理やりに水着を剥ぎ取られるのだ。
彼女が立ち上がると、周りを取り囲んでいた男達はさあっ、と散っていく。
客席からの視線を邪魔するわけにはいけないからだ・・・・。
「松島、さっさと脱げ!早く素っ裸を晒せぇ!!」
「早く負け犬のストリップ、見せて頂戴よ〜!」
当然、客席からは不躾な視線とともに、激しい野次が降り注ぐ。
「・・・・・・・」
その罵倒を受け、唇を噛み無言で屈辱に耐えていた晶だったが、再度レフリーに促されると、おずおずと両手を水着のトップにもって行く。
水着の下端を両手で掴み、それをぐわっ、と引き上げると、小振りな乳房が露にされる。
そのまま顔から引き抜き、腕からも引き抜いて、震えながらレフリーに手渡す。客席が大きく沸く。
「カワイイ〜!!小さくて可愛いオッパイ!」
「綺麗な桜色だなぁ・・・・・」
「さっさと次いけ!下も脱げよ!」
顔を真っ赤にしつつ、半ば濡れたボトムの上端に親指を引っ掛け、前屈みになって、それをスルスルと膝あたりまで引き下ろす。そして右足、次に左足と順番に上げて、ボトムを足から引き抜いてしまう。
「ううっ・・・・あああぁ・・・・・」
思わず両手で乳房を隠し、マットに尻餅ついてへたり込む晶を、レフリーが冷たい声で立つように促す。
「立ちなさい、手で身体を隠すのもNGですよ?」
「・・・・・・・・・」
「こちらの指示に従ってくれないと、『強制的手段』を取ります。早く立って・・・・・・手で隠さない、姿勢良くしていなさい」
しかたなく、言われるがままに立ち、両手を横で伸ばす「きょうつけ」の姿勢を取ると、その裸体は客席からの多くの視線に晒されることとなる。
綺麗なピンク色の乳首、筋肉質で引き締まってはいるが細く白い身体。小水で濡れそぼった陰毛はお互いにくっつきあって微妙な毛相を作っている。
「!!!!!!!」
客席からは声にならぬほどの歓声が沸き起こった・・・・。
☆☆
「5万!」
その声に場内からどよめきが起る。
千円からスタートしたオークションはすぐに一万の大台を突破し、今は数名の男達がそれの所有権を巡って争っている。
「さあ!5万の声がかかりました・・・・・5万」
自分の水着が競り上がっていく様子を、リング中央に全裸で立たされて見せ付けられている敗者・松島晶。さきほどからずっと「きょうつけ」の姿勢を強制され、その肉体を十分に晒し者にされながら、すすり泣く。
「7万2千円で落札です」
まだ若い、20代半ばのサラリーマン風の男が、ビニールに入れられた水着を係員から受け取り、
代わりに紙幣を渡す。
男がおどけたようにそれを高々と掲げると、場内から苦笑と大きな拍手が沸き起こる。
照れ笑いを浮かべ、四方にペコペコとお辞儀して椅子に座った。
自コーナーの椅子に座って、静かに成り行きを見詰めていた聡美のところに係員が行き、金を手渡す。
彼女は肩をすくめ、立ち上がってそれを受け取ると、部費の足しにして、と傍らの今谷に押し付ける。
「・・・・それで、私達はもう帰っていいのよね?」
どこか不機嫌そうな声で係員に尋ね、返事も待たずにさっさと花道を引き上げていった・・・。
「それでは通常のペナルティを始めます」
このペナルティは正確に言うと『顔を除く、水着のない露出した肌に、油性マジックで敗者を辱める落書きを勝者から受ける』というものだった。つまり普通であれば、太ももとか腕くらいしか該当する部分がない(晶のようにセパレートタイプなら腹部も露出しているが)。
だが、特別ペナルティと組み合わされると、顔以外はどこにでも書かれることになってしまう。特に女性にしてみれば最も侵されたくない部分、乳房や下腹部、臀部などにも惨めな落書きを受け入れなければならなくなってしまうのだ。
晶は「きょうつけ」の姿勢を取らされたまま、屈辱的な落書きを受けていた。
本来、勝者が敗者へ自由に落書きすることになっているのだが、聡美はその権利を放棄してさっさと引き上げてしまった。
代って敗者に落書きをする権利を得たのは、抽選で客席から選ばれた数人の希望者達だった。
幸運を引き当てた一人が赤いマジックを手にして晶に近づく。
「ああっ・・・・・・・ひいいぃ・・・・・」
怯え、屈辱に震える彼女の腹の部分に『負け犬』、肩口に『オモラシ女』の文字が書かれる。
「晶チャンにはオムツが必要なんじゃないかい?」
その観客は笑って呟きながら、晶の下腹、黒い茂みのすぐ上の部分にご丁寧に矢印つきで『↓ユルユル尿道、要オムツ』との文字を赤マジックで書く。
「ううっ・・・・・こ、こんなの・・・・・・こんなの酷い・・・・・・」
さらに他の一人は、彼女の背中を青マジックで蹂躙する
『この惨めな敗者を許して下さい』
「素っ裸でこんな所に立ってるなんて、お前・・・・・実はコレなんだろ?」
別の一人は晶にそういいながら
『露出狂』
との文字を緑色で書く。
「巨乳や巨尻の女なら・・・・・胸や尻に書くとこなんだけど・・・・・晶ちゃんってばぺチャパイだしなぁ・・・・」
別の客は黒マジックで晶の拳に
『脆弱』
の文字を書く。
869 :
地下女スキー:2006/06/17(土) 00:23:53 ID:Lte/RmGR
ネットカフェから帰ってきました。
>861
俺の言いたい事は>862がほとんど代弁してくれたが・・・俺はそこそこのリアリティを追求しつつ、エロ面白い作品を書きたいわけで、多少の嘘はしょうがないと思っている。
そもそも、ノンフィクションでもない限り、全く嘘のない小説とかないだろうしね。
・・・しかし、実を言うと、合気娘に関してはサンボ娘に敗北する予定だったw
これは勝手な俺のイメージだが、合気って『野外とかでの護身には有効だが、リングにあがっての試合には向かなそう』な感じなんだよね。なんていうか、こちらのペースにはめればスゴク強いが、そうでなければ一方的、な・・・。
ついでに言うと、姫は打たれ弱いし、スタミナもある方ではないという設定だし。
で、姫はサンボ娘にボコられるはずだったんだが、>851>852の意見があったんで、どうなるか判らん状況w
>863>864
結構、的を射てるかもw
870 :
地下女スキー:2006/06/17(土) 00:30:06 ID:Lte/RmGR
あ、あと落書きペナのリクですが、あんなんで良ければもう少し受けつけようと思います。
今回もGJです。
一言馬鹿にした後落書きされるという所がよかった。
まだどうなるか判らん状況ということでサンボ娘応援派もいることをアピールしときます ノシ
貴重な絞め落とし要員だしまだ消えてほしくないです。
>>871 でも締め落とし以外でも面白い倒し方はあるよ。
ジャーマンスープレックスで脳天叩きつけるのも派手な失神KOになるだろうし、
ボディに強烈な打撃を加えるのも良いと思う。(特にこれは意識があるまま失禁させられる)
既に松尾と明石が締め落とし要因だし打撃要因も半分は欲しい気がする。
あと次の滝井と宮原はキックボクシングと空手か。
打撃の激しい試合になりそうだけどフルコンタクトなら滝井有利かな。
>>872 今勝ってる2人とも柔道使いだというのを忘れてました。
絞め落とし好きの寝言だと思って下さい。
ジャーマンは矢島負けたし無理かな。
水島が一番負けたくないと言ってたから矢島戦でそうなれば面白そうだったけど。
ボディで意識があるまま失禁させられるというのは想像するだけでたまりませんな。
俺もサンボ娘応援派、ていうか姫がボッコボコにされてほしい派。
熟練された合気道の技に絶対の自信をもち、華麗な雰囲気で試合に臨むも
いざ戦いが始まると…吃驚壮絶KO負け!!てな感じが個人的好みw
まあどんな展開になるとしてもすごく楽しみです。
個人的には、「マイナー格闘技が意外な活躍」も「力を技で封じ込める」のも好きな展開なので、サンボと合気道は一回戦では当たってほしくなかったなあ。いまさら言っても遅いけど。
まぁ地下女スキーさんの好きなように書いてもらうのが一番いいよ
「あああーぁ・・・・も、もう嫌です・・・・・・もう勘弁して下さい・・・・」
晶の悲痛な哀願に耳を傾けるものは誰一人いない。
「おお〜、しかし綺麗な乳首だな〜。黒く塗りつぶしてやろうか?」
「アハハハッ!惨めだわね〜?どんどん恥ずかしい身体にされてくねぇ?」
観客達は思い思いに敗者の身体に落書きを続ける。
『3R2分55秒失神KO負け』
『敗北牝豚』
『ダメダメ空手女・松島晶』
『ペチャパイ』
『惨めな敗者の裸を見てください!』
等々・・・・・。
書かれるのは文字ばかりではない。左胸、乳首の上の部分には女性器を表す、いわゆる「お日様マーク」、左の腹には男性器の絵が描かれる。
白いヒップにはこれまた御丁寧に矢印つきで
『↓Fuck my ass!!』
の文字。
「ううう〜っ!!あああぁ・・・・・・うぇえええっ!!」
落書きを続ける観客の歓声と晶の嗚咽が交じり合う。
黒、赤、青、緑、紫・・・・・色とりどりのマジックでカラフルに彩られていく敗者の肌。
「それでは松島選手、お疲れ様でした。退場してよろしい・・・・あ、言っておきますが、花道を出るまでは身体を隠してはいけませんからね?」
十分過ぎるほどに肌にマジックの蹂躙を受け、もうこれ以上書く部分がない、というところまで侵されたところで敗者はようやく解放された。
「うくくくぅ・・・・・はああっ・・・・・」
身体中をマジックで彩られた敗者は、その惨めな裸身を隠すことも許されず、客席からの視線と野次とを浴びながら去って行った。
878 :
地下女スキー:2006/06/17(土) 23:27:06 ID:Wps2MZYa
一回戦第二試合、終了です。
サンボ娘こと水島は、いまいち影が薄いキャラですね。事前にキャラを立てる為のSSを書かなかったしなぁ・・・・。
実はコマンドサンボも少しだけやってるとかいう裏設定がありますw
>>871 どうもです。罵倒+落書きコンボは鬼畜ですねw
ふむふむ・・・・水島に一票ですね・・・・。
まあ、私も絞めスキーなんで絞め落し好きの人には損はさせませんよw
>>872 私は打撃よりも絞め関節好きなんで、打撃要素は薄くなるかも・・・。
しかし打撃で意識あるまま失禁とは、素晴らしいシチュですねw
>三回戦
さてさて・・・どうなりますことやらw
一応、どっちが勝つかは決めてるんですが、皆さんの意見で勝敗が変わるのでどんどん投票してやって下さい。
>>874 ぬぬっ!?キサマいつのまに俺の脳内を!?
その展開は正に私が予定していたストーリーw
しかし、結構票が割れてるんで、今どうしようか迷ってますw
「こっちを勝たせろ」「こいつは負けちゃって、こういうぺナを希望」とかいう投票は、私にとっては励みになるんで、遠慮なく言って下さい。
>>875 あらら・・・・組み合わせが決まる前だったら、考慮したんですが・・・・
>>876 基本的には好きなように書かせてもらいますw
だけど、自分の力量の範囲内でのリクは歓迎ですんで〜。
コマンドサンボはサンボに打撃と対武器の型を加えたものだったり。
後、サンボには絞め技が無い。サンボの見所は「剛」の組技と、足関節技だと思う。
個人的には、合気娘がかつて体験したことの無い投げ技で散々投げ倒されて、最終的にヒールホールド
で涙ながらのギブアップ、という展開を希望。
880 :
地下女スキー:2006/06/18(日) 21:49:34 ID:Aoff9jWr
>>879 そうなんすよね、実はサンボは絞めNGなんすよね・・・。
ヒールホールドでギブっすか・・・・。要望ありがたいですが、サンボ娘が勝つなら絞め技で落とすことになると思います。
そこは譲れないトコなんでw
ところで合気姫対サンボ娘で盛り上がってて嬉しいですが、その前に第三試合の打撃戦もあるんで、そっちも忘れないでねw
締め落しが難しいなら足関節外しちゃおうよ
とか思ってる俺ガイル。
>>880 柔道からの転向組みって設定にすればOK
というか、純粋なサンビストなんて男子でも極々少数だろうし。
女子に至っては…(泣
ヒールホールド喰らってタップが遅れるとマジで足首が破壊される。
今更だけど。
姫川の場合はバキで例えるなら三崎の方が近そう。
相手のサンボ娘はバキに普通にいたサンボの選手で問題ないかな
三崎は少林寺拳法だね。モデルの先生はマジで超人。今のショウリンジャーとは次元が違う。
合気道にはショボイ当身しか無いから、書きにくいと思われる。
>>884 でも何かの格闘漫画で合気道の選手が手を使わずに相手を倒したのがあった気がした。
格闘をテーマにした小説なら気孔術を混ぜたら書きやすいとは思うが。
姫は見慣れない格闘技には弱そう、なんとなくだけど
プライドも高そうなんでボッコボッコに惨めにやられてほしいところ
プライドの高い娘が為す術もなくボッコボコに嬲られるのがイイ。
>>885 気ねぇ…。確かにそういったものは存在するけど、武道史に名を残す達人が晩年になって
ようやく到達した境地に文武両道で過ごしてきた小娘が到達できるのか?
つーか、それなら誰も勝てない。リョナも無しで、試合開始早々気功波出されてもつまらん。
890 :
地下女スキー:2006/06/19(月) 22:06:47 ID:MbHXmQ/9
沢山のレス有難うございます。
>881
足関節を外すかぁ。なるほど、足を殺してなぶるのはイイかも。で、動けなくして、絞め落したいですねw
>882
大丈夫、そこらは抜かり無いw>760
>883
三崎・・・誰でしたっけ?(汗)
>884
あ、少林寺の人ね・・・
・・・お、覚えてないや(汗)
合気だと投げ技にイイもの持ってそう。
>885
気功すか〜(汗)
ある程度はリアリティをもたせたいんで、気功はさすがに難しいかも。
それに気功使いとかだと、他キャラとのバランスが取れなさそう・・・。
>886
姫はまさにそんな感じですね。ハマると無敵だが、相性の悪い相手だと一方的にやられそうなイメージ
>887>888
了解しました、参考にさせてもらいますね。
891 :
地下女スキー:2006/06/19(月) 23:17:38 ID:MbHXmQ/9
>889
おおむね同意見ですね。
ところで第三試合に取り掛かろうと思ってますので、要望のあるかたはお早めに
とりあえず第三試合では締め落とし以外で失禁させてほしい。
出来れば両方とも。
そろそろ一方的にいたぶり続ける試合が見たい
うわ、現実の格闘技がどうのこうのと自分定義な妄想を垂れ流す変なのがいるのか。
(投下しようとこつこつ書いていたSSを破棄しつつ)
ROM専ケテーイ。
職人のかた、俺はヘタレでウザガリなので応援しかできませんが、
好きなようにがんばってください。
Σ(゚∀゚;) そ、そんな…。
破棄するならそんな発言しなきゃ期待されないのに.。
とりあえず投下するくらいの男気は見せて欲しかった。
896 :
ファイター:2006/06/21(水) 01:11:23 ID:a0Dl5u/T
>>894 破棄するぐらいなら投下だけしてその後で名前変えてバックれれば良いのに。
それとそろそろ復活するかもしれません。かなり長期間休んですいませんね。
でも全然反応が無かったから少し残念です。
897 :
地下女スキー:2006/06/21(水) 02:07:03 ID:53r/ALUv
>892
失禁すね、了解。考慮します。
両方って、両者てこと?それとも大小てこと?
>893
うーん、一方的なのもいずれ書きたいけど、多分第三試合は結構互角になるかと・・・。
>894 そんなこと言わず投下して下さいな。
とりあえず投下して、反応見てその後、バックれるなり、投下し続けるなりすればいいのでは。 >896
お帰りなさい。また一緒に頑張りませう。
アレ??さんにドミネート抜きの純粋なバトルだけ書いてほしいな
なんて思ったりしてるオレがいる
だってめっちゃクオリティ高いんだもん
>>755アレ??さん、覗いてるんでしょ?
>>897 第3試合、第4試合両方ってことじゃないかな
>>897 892だけど両方というのは両方の選手という意味です。
紛らわしい書き方ですいません。
>>863 どうでもいいが、合気は元部じゃなく渋川先生の方な。
「ふっ!しゅっ!はっ!」
トンッ、トトンッ・・・・トン、トンッ・・・・
パンチを繰り出す度に漏れる息と、軽やかに踏まれるステップの音が交じり合い、第二用具室に響く。
セコンドの木山を仮想敵に見立て、シャドーをしているのは第三試合出場選手、滝井真理恵だった。
眼つきこそ鋭いが、目鼻立ちの整った凛々しい顔立ちはなかなかの美人と言える。ウェーブのかかったセミロングの髪は僅かに茶色に染めてあった。
「ふっ!はっ!ふうっ!!」
水着に包まれた肉体が律動的に動いていた。引き締まった身体だが、バストやヒップはそれなりに丸みを帯びていて、ステップを踏むごとに僅かに揺れる。
肌には汗が浮かび、頬はやや紅潮している。
「ちょっと・・・・試合前に飛ばしすぎじゃない?」
「そうかもね、このくらいにしとこうか」
木山に促され、シャドーを止めて椅子に腰掛ける。タオルで汗を拭きながら苦笑いを浮かべつつ木山に話かける。
「あのレスリング女、一回戦で負けちまったから気が抜けちまうよ。前の借りを返してやろうと思ってたのにね」
「気が抜けるってね・・・・まだ一回戦も始まってないでしょ?それに、代りにあの松尾が勝ち上がって来てるわよ」
「アイツには一度勝ってるから心配ないよ。今度もKOしてやるサ」
「それはいいとして、とりあえず目の前の一回戦、ちゃんと勝ってよね」
「分かってるって。ちゃんと優勝して、予算がっぽりプレゼントしてやるから、楽しみにしててよ!」
談笑する二人には試合前の緊張感はなく、リラックスしたムードで自分達がコールされるのを待っていた・・・・。
☆☆
プツンッ・・・・・
モニターのスイッチが切られ、全裸の少女を映していた画面が真っ暗になる。
「晶・・・・・・」
控え部屋の第一更衣室で後輩の試合を見ていた宮原紗里奈は、暗い表情で何も映っていないモニターを見詰める。
試合用の競泳水着に、身体が冷えないように空手着の上を着込んだ格好で、椅子に沈み込んでいた。
モニター越しに見た光景は相当にショックだった・・・・・。
ちょっとしたボタンの掛け違いから、対立することになった晶だが、可愛い後輩に変りはなかった。
いや、可愛い後輩だからこそ、なんとか自分の元に戻ってきて欲しくて、同好会で活動する彼女にちょっかいを出していたのだ。
だが、その晶のあまりに無残な敗戦と恥辱の罰・・・・。
試合に負けることは仕方ない。勝負は時の運、あの手強い相手によく健闘したと思う。
だが・・・・・彼女に下された敗北の罰はあまりに惨く屈辱に満ちていた・・・・・。
「いけない・・・・・いけないわ」
首を振って、網膜に焼きつく悪夢の光景を振り払い、呟く。
「気持ちを・・・・・切り替えないと・・・・今度は私が・・・・」
あんな姿になるかも知れないのだ・・・・・。
パンパンと頬を両掌で叩いて、椅子から立ち上がって空手着を脱ぎ捨て、水着一枚の姿になる。
「ひゅうううぅ〜っ・・・・・・ふぉおおおおぉ・・・・」
肩甲骨辺りまでかかる黒髪をゴム紐で束ね、息吹と呼ばれる伝統派独特の長い呼吸法を行う。
何度も息を吸い、気持ちを整える。
「私がこの大会で優勝すれば・・・・・あのコも・・・・・」
自分のところに戻ってくるかもしれない。
・・・・・ものは考えようだ。晶は今、敗戦のショックで自信とかプライドといった、精神的な部分が崩壊しているに違いない。
そこに自分の颯爽とした技、圧倒的な強さを見せ付ければ、また自分に魅かれて戻ってきてくれるかもしれない・・・・。
「そうよ・・・・・きっとそうなる・・・・」
その為にはまず、今の相手、キック娘を倒す!
それからおそらく二回戦に勝ち進んでくるであろう姫にも借りを返す!
「そして・・・・・必ず優勝する!」
はい〜、三回戦のさわりだけですが
>>899 イイ!
>>900 >>901 両方の選手・・・・はちょっと難しいですね、ゴメン(苦笑)
>>902 そうそう、元部は元部御殿手だろ・・・・・
というと10人くらいは騙せそうだなw
ho?
906 :
ファイター:2006/06/29(木) 20:42:03 ID:Te+/Uf1l
第六話「死闘その1」
「覚悟しなさい。朋美をぼこぼこにいた仕返しはさせてもらうから」
あゆみはゆっくりとリングに上がる。そして幸恵も。
「あなたが相手。綺麗な顔ね」
「ありがとう」
「でもその顔も今日で見納めよっ」
幸恵はいきなり殴りかかる。だがあゆみは落ち着いて避けながらカウンターを繰り出す。
「ぐわっ」
倒れる幸恵。いきなりカウンターをあわせたことに動揺している。
「弱いわね。そのまま死になさい」
あゆみは倒れたままの幸恵に右足でけりを入れる。だが幸恵は落ち着いて足を掴む。
そしてそのまま幸恵の左足も払い倒す。
「ちっ」
「えいっ」
そしてあゆみの首に幸恵は右腕を入れる。
「このまま落ちろっ。惨めに落ちてしまえっ」
幸恵は腕に力を入れる。
「ぐっ」
あゆみは苦しみながらもがく。
907 :
ファイター:2006/06/29(木) 20:50:05 ID:Te+/Uf1l
(このままじゃやばい。でも私まで負けるわけには・・・行かないっ!)
あゆみは両膝で幸恵の股間にけりを入れる。
「そんなのじゃやられないわ」
(これでも)
あゆみは膝を股間に擦り付けて何度もこする。そして徐々に首に入れた右腕に力が無くなる。
その隙を逃さずにあゆみは幸恵を横に倒して起き上がる。
幸恵もその直後にバランスを取りながら起き上がる。
「はあはあ」
あゆみは息が荒いながらも、幸恵は足ががくがく震えながらもたっている。
「きさまぁ」
「感じやすいのね。少し濡れたんじゃないの」
「うっ。よくも」
幸恵は全力でストレートを打つ。
あゆみもそれにカウンターであわせる。だが
「ぐぉぉ」
幸恵はカウンターに強引に左でアッパーを合わせる。
あゆみはあごに直撃を受けてそのまま倒れる。
908 :
ファイター:2006/06/29(木) 21:00:36 ID:Te+/Uf1l
「やった」
幸恵は口から血を流しつつも勝利を確信して笑顔になる。だがあゆみは起き上がる。
「甘いわよ。少し腕が開いてたわ。それじゃ勝てない」
「まだまだ」
「相手粘るわね」
「幸恵姉さんの方が押してるわ」
大門女子高の優子と副将の愛子は試合を見ながらつぶやく。今日子も横になりながら試合を見守っていた。
「あゆみ頑張りなよっ」
「そうよ。二連敗なんて嫌だから」
名雪と琴美も応援している。
リングではあゆみと幸恵はノーガードでパンチを交換している。互いに口の中を切ったため
出血量はかなり多い。
だが試合は動いた。
「はあ」
バランスを崩したあゆみの後ろに回りこんで幸恵が首を絞めたのだ。
「スタンディングならあなたもどうしようもないわね。このまま終わりよ」
幸恵は首を完全に絞めた。だが互いに消耗しているために力が入りきっていない。
「死ぬわよ。ギブアップする?」
「ぜ・・・たい・・しな・・・」
「じゃあまだまだね」
幸恵は力を更に込める。そしてあゆみは膝が崩れる。
909 :
ファイター:2006/06/29(木) 21:03:29 ID:Te+/Uf1l
ついに復活しました。
ペース的にはかなり遅れると思いますが少しずつ書いていこうと思います。
次回は少し波乱を起こそうと思います。
楽しみすぎるッス
保守
敗者のペナルティーで勝者からの尻叩きというのはどうでしょう??
屈辱で痛みもあるし良い罰だと思うんですけど
913 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/08(土) 20:25:12 ID:01P2W35G
保守
914 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/08(土) 21:16:46 ID:7+tHkvSC
そろそろ次スレか?
消費量は480kbか…次の投下次第だな。
(´・ω・`) 地下格闘祭の続きはまだじゃろか?
917 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/15(土) 15:49:00 ID:3faH+33E
hoshu
918 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/17(月) 20:39:44 ID:L9ds/tTg
age
保守
920 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/22(土) 20:35:26 ID:prqlWMRo
あげ
hoshuあげ
ほしゅ
あげ
924 :
地下スキー:2006/07/29(土) 23:06:28 ID:Ur9KORPZ
お待ちの皆さん、すいません
ちょっと仕事等が忙しくて・・・・
第三試合の開始、もうちょっと待って
>>924 待ちますですよ。お仕事の方も頑張ってください。
>>924 いつも通りの素晴らしい作品を期待してますよw
hoshu
保守あげ
続きまだ?
930 :
ファイター:2006/08/10(木) 21:46:07 ID:ZbH6WEHH
近日中に出来上がります。
ところでこのスレ使い切った後の保管庫の予定はあるのでしょうか?
931 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/11(金) 02:26:06 ID:luv4gTjh
俺からも頼む。
残していく価値がある。
932 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/14(月) 16:55:15 ID:jdI1lTpy
hoshu
保守age
紗里奈がリングに上がると、先にリングインしていた真理恵が険しい視線を送ってくる。
ライトイエローのセパレート水着を着た真理恵と濃紺の競泳水着に身を包んだ紗里奈が、リング上で対峙する。
レフリーが敗者ペナルティを決定するカードを差し出す、いつもの儀式が行われる。
引かれたカードはナンバリングがされておらず、観客特別リクエストを示す『スペシャル』という文字と「敗者は四つん這いになって勝者から尻叩き尻キックを受ける」という文が書かれていた。
「ははんっ!コイツはいいねぇ?お尻ペンペンしてやるよ・・・・先輩!」
「・・・・・」
口の端を歪めて笑う真理恵の挑発を、無言だが厳しい表情で受ける紗里奈。
そして一旦、自コーナーに下がって戦いの鐘を待つ。
カーンッ!!
試合開始のゴングが鳴ると真理絵が猛然とダッシュ、一気に距離を詰めてミドル!
足を上げてカットした紗里奈に更に迫って、ジャブの連打にコンパクトなショートフックを織り交ぜた短距離戦を挑む。
「フッ!フッ!シュッ!」
猪武者の突撃、といった真理恵の攻撃を紗里奈はあくまで冷静に見切り、的確にパリーやスウェイなどで受け払っていく。
「へンッ!伝統っていうけど、しっかりフルコンの練習もしてきたみたいだね!?」
「そうよ・・・・・あんまり私を舐めない方がいいわよ?・・・・・せいッ!」
思わず大振りになった相手のフックをかわし、前蹴りを放つ紗里奈。
「ぐううっ!?」
カウンター気味に腹に蹴りをもらい、呻き声を漏らして数歩後退する真理恵に、追い討ちのチャンスとばかりに紗里奈は前進して顔面ストレート−いわゆる上段正拳突−を放つ。
パァアアンッ!!
これはしかし、真理恵の腕にガードされる。リング上に小気味良い音が響く・・・・。
・・・
・・・・
・・・・・
☆☆
カァアンッ!
やがて五分が経過し、第1R終了を告げる鐘が響いた。お互い打ち合ったものの致命打を与えるには及ばす、ほぼ互角のうちに序盤戦は終わったのだった。
続きキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
「相手は中々のもんだよ・・・・・伝統だってちょっと舐めてたけど、しっかりスパーリングもやり込んでるみたい」
セコンドの木山が真理恵の上腕部を両手で揉みながら言う。
「ちょっと突っ込み過ぎだよ。もう少し距離を取る戦い方に切り替えましょう。1ラウンドみたいなやり方だとカウンターの餌食だよ」
「ああ、分かってるって。私が突っ込んむばかりが能のインファイターじゃないってこと、思い知らせてやるサ」
木山に腕を揉まれながら、彼女に笑顔を向ける真理恵。
「このラウンドで終わらせてサ、あの先輩の水着を頂いちまおうゼ?部費の足しになるよ」
☆☆
「ふぅ・・・・・・」
スツールに腰掛けてたため息をつく紗里奈。
セコンドについた空手部の後輩が差し出すタオルで顔の汗を拭いつつ、向かいの対戦相手を見詰める。
−思ったよりやるわね、あの娘・・・・・ひょっとすると晶より強いかも知れないな・・・・−
時々笑いながら話す対戦相手とそのセコンドを見ていると、ふと数年前の自分と松島晶の姿が脳裏に浮かぶ。
−そういえばあの娘が中学の頃までは、よく試合前にあんな風に私がアドバイスをしていたような気もする・・・・−
「んっ・・・・・」
軽く首を振って思い出を払い去り、レフリーの合図を受け、努めて表情を変えずにスツールから立ち上がる。
−・・・・もう、様子見は終わり。このラウンドからは本気を出して倒しにいこう・・・・・−
第二ラウンド、真理恵はいきなり突進することはせず、アップライトに構えながらフットワークを活かし、相手の周囲をグルグル回る運動を見せながら、じりじりと距離を詰めていこうとしている。
対する紗里奈も同じような構えの足はベタ足、真理恵の軽快な『動』の動きを受けて立つように、『静』の構え・・・。
紗里奈としては、落ち着いた構えで不用意な真理恵の攻撃を待ち、交差法での一撃を狙ういわゆるカウンター戦術を取っている。
「ふんッ!カウンター狙い?」
そんな相手の戦術などお見通しとばかり軽快に動き回り、一気に接敵してストレートもしくはローキックを放ち、素早く離脱・・・・いわゆるヒット&ウェイ戦術を駆使しているのが真理恵だった。
「うらッ!」
「くっ!」
第2Rが始まって1分強、現在のところ優勢に試合を運んでいるのは真理恵の方だった。
今もまた、彼女のローが紗里奈の太ももを叩く。軽快な動きになかなかカウンターを合せるタイミングを掴めぬ紗里奈の剥き出しの太ももは、すでに真っ赤になっている。
「まだまだ・・・・・・フッ!ハッ!」
ローを打って一旦距離を取っておいて、すかさずもう一度前進、今度は顔面への1・2を放ち素早く離脱。ヘッドスリップで何とか顔面への打撃という致命打を回避したものの、体勢を崩す紗里奈。
そこにまたしても接近して、同じ箇所へのローを打ち込む。
ばしぃいんッ!!
「ぁががッ!?」
高い音が響き、それに紗里奈の悲鳴が続いく。
「くっ・・・・・やばっ・・・・・」
脂汗に塗れた顔をしかめる紗里奈を、安全圏まで離脱した真理恵が笑いながら見詰める。
「くくッ・・・・さっきから全然捉まえきれてないじゃんヨ?先輩・・・・・」
−確かに・・・・・このままじゃ不味いわね・・・・あの娘、私の思ってたよりずっとスピードが速い。攻撃のときのすきも少ないし・・・・このままじゃ、足を殺されて嬲り倒されるのがオチかぁ・・・・−
真っ赤に腫れ上がる太ももからの痛みを無視するように耐えつつ、努めて心を冷静に保ちながら紗里奈は考える。
−どうしよう?ちょっと危険だけど・・・・・罠を張ってみるか?でも、もし失敗したら・・・・−
彼女の脳裏に先ほどの晶の無残な負け姿が浮かぶ。敗北したら自分も程度の差はあれ、あのような惨めを晒すのだろうか・・・・?
−ええい!駄目駄目!弱気は禁物!・・・・・それにこのまま押し込まれ続けたら、いずれはそうなっちゃうわ!−
「そぅりゃああッ!!」
紗里奈が『罠』を仕掛ける決意を固めた瞬間、真理恵が猛然と襲い掛かってくる。
ずっぱぁあんッ!!
「ぅあがあああッ!!」
すでに足が麻痺しかけているのだろうか?上げてカットすることもなく、まともにローを食らって悲鳴をあげる紗里奈。下半身をガクガクと揺らして身体をふらつかせる。
「しゃあぁッ!チャンス!」
真理恵は一気に勝負を決めようと、そのままジャブ!
ぱぁんッ!
「ぅぶッ!?」
真理恵のオープンフィンガーグローブが紗里奈の頬を叩く小気味良い音が響く。
「コイツでお寝んねサ・・・・・ぅラアッ!!」
そして、トドメのストレートを放つ真理恵!
「素っ裸にヒン剥いてやるよ!負け犬先・・・・・ぇえ?!」
しかし、勝ち誇った真理恵の声は、途中から驚愕に変った。
吸い込まれるように紗里奈の顔面に伸びた拳は、標的まで届かなかった。
相手が後ろに倒れ込むようにスウェイした・・・・・いや『倒れ込むようなスウェイ』などではなく、本当に後ろに倒れ込んだのだ・・・・・しっかりと真理恵の手首をキャッチしつつ、そして彼女の腕を蹴り上げつつ・・・・。
「ぅあァ?・・・・・・・・ぐぉごおおッ!?!」
変則の巴投げ、とでも言うべき捨て身投げだった。本来の巴が相手の腹を蹴り上げるのに、肘辺りを狙って蹴っていた・・・・・。
鍛えられた反射神経を持つ真理恵が、半ば自分から跳んだのでそうはならなかったが、一歩間違えば肘が折れかねない危険な技だ。
「畜生!畜生!・・・・・がふっ!」
マットに仰向けの大の字になって咳き込む真理恵を見下ろしながら、紗里奈は安堵のため息をつく。
打ち合うリスクを捨て、相手があまり慣れていないであろう投げを狙った。
足を上げてローをカットしなかったのも、相手を誘い込む為の罠だったのだ。
真理恵はまんまと足を止め、勝負を焦ってスキの大きな攻撃を放ってくれた。
「ダウン!1・・・・2・・・・3・・・・4・・・・5・・」
由美のようなテクニックを駆使したそれではなく、力任せの荒っぽい投げ技だ。
聡美やユキ相手なら簡単に返されたかもしれないその技はしかし、ストライカーの真理恵には十分に有効だった。
激しくマットに背中を打ちつけ身悶えする真理恵を見て、レフリーはダウンカウントを取り始める。
「チイッ!手前それでも空手家かよッ!?打撃屋のプライドとかねえの?」
苦々しく叫んで立ち上がり、ファイティングポーズを取る真理恵、顔をしかめつつ右肘辺りを押さえる以外は、さほどのダメージでもなかったようだ。
−・・・・・・・いや・・・・・そうかしら?あの右腕・・・−
「・・・・・どうしたの?私を裸に剥くんじゃなかったの?」
「チッ・・・・・・」
紗里奈のあくまでクールな挑発に、苦々しげに舌を打つ真理恵。
スタンディングに戻っても真理恵は先ほどまでの軽快なヒット&ウェイ戦術を駆使してはいなかった・・・・。
距離を取って相手の周りを回りながら、なかなか踏み込めないでいる。
相手の罠とでもいうべき投げ(あるいは関節技もあるかも?)を警戒しているというのもあるのだが、なにより右肘が悲鳴をあげている・・・・。
さっきの投げでかなり傷めてしまったようだ。
それもそうだろう、紗里奈は本気でヘシ折るくらいの勢いで肘を蹴っていた。
利き腕を傷めつけていれば投げでKOを取ることは無理でも、その後の試合を優位に運べる。
そう考え、運が悪ければ相手の肘を折ることになるかも知れない、と不安を抱きつつも危険な逆関節投げを敢行したのだった。
「来ないんなら、コッチからいくわよ?」
相手の動きに勢いがなくなったことを、そして利き腕にかなりのダメージを与えたことを悟った紗里奈が今度は前にでた。
「ううっ!?」
真理恵には、出てきた相手がどんな攻撃を仕掛けるのか、打ってくるのか蹴ってくるのか、掴んで投げてくるのか・・・・・一瞬迷いが生じた。
ドムウッ!
そして紗里奈が攻撃を成功させるには、その一瞬の迷いだけで十分だった。
前蹴りが深々と腹に突き刺さる。
「ぉああぅ!」
目を剥き、苦しげに口を半開きにして苦しむ真理恵。
「いけるッ!」
今度は左で、中段回し蹴−ミドル−を放つ。紗里奈の左は相手の右・・・・つまりは傷めている腕の方だ。
「うぐっ!?うごぉえええ〜ッ!!」
ガードしようと右腕を動かしかけ、肘関節に電流が走る・・・・動きが遅れた真理恵は蹴りを受け損ね、横っ腹にモロにミドルを受けてしまう。
顔にはっきりと苦悶の表情を浮かべ、半開きの口から涎を垂らしている。
「ち、畜生!・・・・・・負けて、たまるかぁ・・・・・ぅアアッ!!」
だが、ここで退っては相手に押し込まれることが分かっている真理恵、涎を撒き散らしながら左のフックを打ってくる。
だが、右肘の痛みとボディへの苦悶に苛まれながら打つその攻撃は、やや大振りのスキの大きいものになってしまう。
紗里奈はあくまで冷静に回し受けで受け止めつつ、しっかりとその手首キャッチする。
右手で相手の左手首を掴んだまま放さず、自分の有利な体勢へと相手を誘い込む。
伝統派の空手ならば、敵に手首を掴まれたときの対処法などが幾つか存在するが、真理恵はそんな技術は持っていない。
力任せに左腕を振り回して解こうとするが、そう上手くいくものでもない。
「くっ・・・・・こンのアマぁ!!」
苛立った真理恵は傷めた右腕を無理に動かし、振り上げて自分の手首をしつこく掴んでいる相手の顔面を打とうとする。
「ぎっぎゃああああ〜ッ!?!」
次の瞬間、真理恵のゾッとするような叫び声が会場に響いた。
紗里奈は真理恵の突きをヘッドスリップの要領でかわしつつ、右腕が伸び切ったところで、肘目掛けて手刀を食らわせたのだ。
真理恵の拳は紗里奈の髪を打ち、留めていた黒いそれが解放されバラリと落ちる。
真理恵の肘関節は過伸展を強制され、深いダメージを負った・・・・・少なくともこの試合中はまったく役に立たないほどに。
「ひッ・・・・・・ひいッ・・・・・ひィああ〜ッ・・・・・・」
激痛のあまり息を詰まらせ、目尻に涙をためながら悶え震える真理恵。
そこに紗理奈は、非情にも何度も何度もボディブロウを放つ。
「げぼぉッ!・・・・ぁがふっ!がぶへえッ!!・・・・ぅおぐぉおおーッ!?!」
腹責めの苦しみで内股になった真理恵の足の付け根から、激しい水音とともに何かが噴き出てきた。
ショオオオオオォ・・・・・・
激しく執拗な腹責めに下半身の力が抜けたのか、尿道の括約筋が脱力して失禁してしまった。
水着の股間部分が変色し、互いにすりあっている太ももに黄色の液体が溢れる。
太ももを伝う小水はシンガードを濡らし、足の周りに小さな池を作った。
940 :
地下スキ:2006/08/20(日) 20:36:08 ID:okUIJk9U
今日はここまでです。
以前リクのあった『腹責めにたまらず、意識あるまま失禁』というシチュを取り入れてみました。
続きキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
942 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/21(月) 23:43:10 ID:VRLt8yq0
期待アゲ
ここで止まったって事はまだ決着はついてない?
失禁から逆転もあるのかも。続きが楽しみ。
さっき「美女で野獣」を読了して興奮冷めやらず、「関節 失禁 キャットファイト」
でググってたらこのスレに辿り着きました。
なんすかこの神スレは…神速でブックマーク。失禁最高!!
「はッ!せいッ!・・・・・やぁあッ!」
失禁という相手の醜態に気づく紗里奈だが、だからといって攻撃の手は一切緩めない。
膝蹴りも織り交ぜながら、ひたすら執拗に腹を責める。
相手は右手が使えず左手は自分が押さえているのだから、攻撃を当てるのは容易いことだった。
腹に打撃を食らう度に、身体が『く』の字になる。だらしなく開いた口から、濁った音とともに涎を噴き出す。鼻水すらも垂れ流している・・・・。
「ううっ!!うごぉ・・・・・ぉぼぅううっ!!ぉげええッ!!」
何十発腹に打撃を食らっただろうか?・・・・・・しかし真理恵はそれでも立っていた。
すでに投げによるダウンをもらっている為、次のダウンはこのラウンド2回目のダウンとなる・・・・であれば、TKOにリーチがかかってしまう。
「ぅおぶうぅ・・・・・それは・・・・・マズいよ・・・・・・ぐぶええぇ!!がぁげえッ!!」
腹責めに苦しみながらもダウンを堪え、何とか事態打開を図ろうとする真理恵だったが・・・・・その忍耐が彼女に更なる地獄の苦しみを与えることとなった。
「おおーっ!?アイツとうとう小便チビっちゃったよ!」
「うっわーッ!!情けねえ女!落ちてもいないのに漏らすか?」
「かははっ!アイツのリングネーム、さしずめションベン牝真理恵、ってとこかな?」
失禁という醜態を晒した真理恵に観客達は興奮し、会場は割れんばかりの大歓声が巻き起こっている。
したがって、『その音』に気付いた者は、紗里奈もレフリーも含めて、誰もいなかった。
・・・・・ッ・・・・・・プ・・・・・・・・スゥ・・・・・・・・プッ・・・・・
真理恵のボトムの後部、尻のところがわずかに形を変えていた。
徹底的に腹を破壊され、『後ろの門』の括約筋さえもその機能を失ってしまったのだ。
弛緩し、広がった肉穴からハミ出た糞塊が、本来肌にピッチリと張り付いて着用者のヒップラインを浮き立たせる水着の形を、歪に変形させている。
「・・・・・・・・・・」
臭気で相手の粗相に気付いたものの、紗里奈はかすかに眉をピクリと動かし、一瞬だけ手を止めただけで、あとは容赦無い腹攻撃を続けている。
「あっ・・・・はっ・・・・・ひぃえぇ〜ッ・・・・・かぁ・・・・・うぉ」
当の真理恵は、もちろん脱糞してしまった認識はある・・・・羞恥の極みとも言うべき自分の醜態の為か、どこか呆けたような顔を晒していた。
「ダウン!」
3番目に事態に気付いた人物、すなわちレフリーが見かねた様にダウンを取って−スタンディングダウンはこの大会では極めて珍しいことだ−両者を引き剥がし、ニュートラルコーナーに追いやった。
「え!?何だ?何だ?いったい何でスタンディングダウンなんか取ったんだ?」
「んん・・・・・何か様子がおかしいぞ?」
「あ・・・・・・おい!見ろよ・・・・・・アイツの尻!滝井のヤツ、クソ漏らしてやがるんじゃないか!?」
客席からは不審の声があがるが・・・・・真理恵のボトムの異変を目敏く見付けた観客の叫びでその声は大歓声に変る。
紗里奈が顔にほんの少しだけ哀れみの色を浮かべて、反対側のニュートラルコーナーを見ると、自分が追い詰めた相手は、内股のヨタヨタした緩慢な歩きでポストに向かっているところだった。
「ハッ!・・・・・・ふっ・・・・・・あっ・・・・・・うぁ・・・・・・」
ようやく、といった風にコーナーに辿り着くと、その柱にもたれかかり顔を隠すようにして俯いている。
こちらに背中を向けている為、ボトムの歪な膨らみが自然と目に入る。
「滝井ぃ!!お前ホント最低だなーッ!?試合中にションベンはおろかクソ漏らすなんてお前くらいだぞー!!」
「みっともなくぶりぶりヒリ出しちゃってよぉーッ!!恥ずかしくないのかぁ?!この糞尿漏らし女!」
「なんならその締りの悪い孔を、俺の○○○で栓してやろうかーッ!?」
「嫌だあぁ・・・・・マジ最低ッ!!信じらンない!こんな人前で・・・・・もう生きてられないんじゃないの?」
客席からの自分の人格すら否定するような激しい野次に身を曝し、その罵倒の暴風から身を守るように下を向いて顔を挙げようとしない真理恵。
「うっ・・・・・ううっ・・・・・くうぅうっ・・・・・あうっ・・・・・」
ポッ、ポタッ、と数滴の涙が頬を伝ってマットに落ちる。
僅かに肩を震わせながら漏らす彼女の嗚咽は、大歓声に掻き消されリングの外には届かない。
「・・・・・・・・」
自分の執拗な腹責めが招いた思わぬ異常事態に、紗里奈は顔に浮かべた哀れみの色を濃くする。
−ボディへのダメージを蓄積させてスタミナを奪っておいて、顔面にトドメの一発!の筈だったのに・・・・・まさかこんなことになるなんて・・・・・−
紗里奈としては勝負に慎重を期し、両手を殺した万全の体制で腹責め、そしてトドメを刺すつもりだった・・・・別に相手を苦しめようと執拗な腹責めをしていたわけではなかったのだが・・・・。
−ああ、泣いてるのかな?無理もないわ・・・・・・あんな酷い姿をこんなに大勢の見物客に見られてしまって・・・・・可哀想に・・・・・−
試合において敵対する立場とはいえ、あまりに惨め過ぎる痴態を晒す対戦相手を見て、常に冷静さを信条とする紗里奈も流石に憐憫と同情を禁じえなかった。
カウントを止めたレフリーは、試合を一旦ストップしてリング下に陣取っているコミッショナー(裏祭実行委員長)とロープ越しになにやら相談をしていた。
裏格闘祭の試合において、選手が脱糞するという事態はそう珍しいことでもなかったが、それは絞め技で落とされたり、頭部に打撃を食らって失神した選手が晒す醜態であった。
今の真理恵のように意識がある状態で、試合の決着がついていない状態で大便を粗相したというのは過去に例がないことのようだった。
・・・・やがてコミッショナーと協議を終えたレフリーが戻って来て、ずっと晒し者同然にコーナーに突っ立っていた真理恵をリング中央に呼び出す。
真理恵は嗚咽を止め涙を拭い、木山曰く『美女ではなけど、端整で凛々しい』顔を取り戻し−おそらく内心で相当の努力を払っているのだろうが−レフリーの前に立った。
「滝井選手、そのままで続行するか、ボトムを脱いで試合をするかを選んで下さい」
つまり、糞塊を水着に溜め込んだままで試合するか下半身丸出しの格好で試合をせよ、というのだ。
「くっ・・・・・・」
着替える為の時間を作ってくれるのではないかという淡い期待を打ち砕かれ、一瞬顔をしかめ、その後再び泣き出しそうになる真理恵。
試合開始直後の凛々しく自信に満ちた顔からは想像もできぬ、両の眉毛が『八』の字を作る情けない顔だった。
突然ですが、ここでストーリー分岐ですよ!
ついに当大会初の脱糞者wとなり完全に負けフラグがたったマリエ嬢w、彼女の最期の格好とフィニッシュブローを投票で決めてみたいと思います。
選択肢A
→1、着衣脱糞の恥辱状態をキープ!そのままの惨めな姿で試合!
2、ク○塗れのボトムを脱ぎ、マ○○丸出しの恥ずかしい格好で試合!
3、もうこれ以上の恥辱に耐えられずギブアップ
選択肢B
→1、上段突きを負け犬女の顔面にブチ込む!
2、最後まで地獄の苦しみを!ボディブロウ(ORミドルキック)!
3、最後くらい華麗な空手技で。ハイキック
4、何故かローを選択
5、意表をついて投げる(OR極める)
6、ありえねえぞ!ここから真理恵の大逆転勝ち!
A1 B6 とかいう風な書き方で
Aで3を選択した場合はBは選択しないで下さい。
・・・
・・・・
・・・・・というか正直B6は勘弁して欲しい・・・・・(なら選択肢に入れるなよ)
>943
逆転だけは勘弁w
いや、その意見が多ければそういう展開もありえますが・・・
>944
「美女野獣」ですか・・・・
「シンシア・ザ・ミッション」や「ドラゴンズへヴン」などもオススメ