おんなのこでも感じるえっちな小説 4

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11

  1 :ナナ :01/09/29 21:25 ID:OUsScwrY
  女の子でも感じるえっちな小説ってありますか?
  なんか「おま○こ!」とか直接ドーンと言ってるのも
  冷めるけど、「秘密の果実」とかとおまわしすぎるのも
  かなりわらっちゃう(笑)
  ネット上で読める小説ならなおよろしーですvv


  2 :ナナ :01/09/29 21:28 ID:OUsScwrY
  オトコノヒトにちょっとsっ気があると
  なお萌えvv(笑)

この趣旨にそって‥   イっちゃって‥ いいんだよ?
21:03/03/05 13:09 ID:WlzMcy/P
3SOZ:03/03/05 13:11 ID:i0fVcaxq
 新スレマンセー☆
4あぼーん:あぼーん
あぼーん
5さなぎ@新スレ♪:03/03/05 13:24 ID:iVx9Pxji
裏方サマのたった2行のSSに萌え狂うさなぎでした。
乙でございます〜〜〜!!
6ろむうさぽ。:03/03/05 15:16 ID:na0XzWrg
新スレおめです。
早いですね〜!!
今後が楽しみでつ(W
7猫兎:03/03/05 16:47 ID:feY17tAo
もう新スレですかー。おめでつ。そして1タソ乙!!

>>前スレ681ろむうさぽ。タソ。
基本的に口で掃除(←本来の意味でのw)や洗濯はしないよなぁ、と思えばより深い関係が見えてくると(変態

>秘密の関係
意味深長(・∀・)ニヤニヤ。
興味が生まれこそすれ不快にはなりませんよ(´∀` )ヘイキー。

>手フェチ
すらりとしたのも(・∀・)イイ!!ですが、太くてごつい指もかなり好きな猫兎です。



>>同上682SOZタソ。
人に食べさせるのが好きなら当てはまりますね(ニコ
猫兎は年の割に料理歴が長いので大概のものは苦無く出来たりします。
そして料理をする男萌えです(自白



>>同上693さなぎタソ。
バイブ(*´Д`)ハァハァ…他のもので代用する猫兎は逝ってy(ry
関係無いですが最近やっとチャイナドレスを買いました(ほんとに関係無い
8名無しさん@ピンキー:03/03/05 17:01 ID:nbtKiV16
新スレ乙です。
即死判定ってどんなもんでしたっけ?
9SOZ:03/03/05 17:59 ID:i0fVcaxq
>>旧693(さなぎさん

>ばいぶ

 買ったんかい!(笑)
 つくりが悪いと、電池ボックスやスイッチ周りが壊れ易いとか聞きますけどどうでしょうね?


>>旧695(さなぎさん

>私の場合はまさにそれです!!!

 なるほど……でも、女性の側にまだ抵抗する気力が残っていると、噛まれる危険性がねぇ(^_^;
 既に堕ちてしまっていればよいかも。

>SS書くときの方針

 プロットを先に固めてから書きますねぇ。
 でも、先日それが甘くて不完全燃焼気味に終わらせてしまったSSがあったので、現在反省モード
の真っ最中ですが(汗)
10SOZ:03/03/05 18:04 ID:i0fVcaxq
>>7(猫兎さん

>人に食べさせるのが好きなら当てはまりますね(ニコ

 ひいい(汗)
 まあ、食べさせた相手はまだ死んでいません(ぉ
 ほとんど科学実験のような気分で楽しみながら作っているフシもありますが(笑)

 肥り気味なもので、最近は油を使わない料理ばかり作ってますねぇ。
 煮るものばかり(^_^;
 炒め物を永らく作ってませんし。

 まぁ話をHな方に戻すと、自分が相手を悦ばせていることが楽しいというのは確か
にありますね。 自分が直接感じるよりも楽しいかも。
11名無しさん@ピンキー:03/03/05 18:33 ID:TnxnqR2g
即死判定って、どのくらいレスがついてれば回避できるの?
と、hさんの新作を待ちながら質問。
12SOZ:03/03/05 18:35 ID:i0fVcaxq
>>11 さん

 25 とも 50 とも聞くけど実際どうなんでしょうね?
 レス数ではなく容量(バイト数)だという話を聞いたこともありますが。
13前スレ672(フェラ好き:03/03/05 19:30 ID:/UeSatwx
皆様の話を聞いてると、私は彼に確実に開発されてるのかなぁと・・・(汗
強制はされてないけど、私がそういう風にするように
仕向けられているような気がしないわけでもない。

>10
>  まぁ話をHな方に戻すと、自分が相手を悦ばせていることが楽しいというのは確かにありますね。 自分が直接感じるよりも楽しいかも。

これって凄く分かります。
相手を悦ばせたいっていうのは常にあるなあ。
自分だけ気持ちいいのが申し訳ないというか・・・。
14裏方:03/03/05 19:38 ID:WlzMcy/P
ろむうさぽ。
きっとこの部屋に来てくれるって、そう信じてたよ。
さっきまで、他の子がまちがってここに来ちゃったら、
どんな言い訳して帰ってもらうか悩んでたけど、必要無かったね。

え? さなぎ‥ タン?
何を言い出すのかと思ったら‥‥ まったく、君ってコは。

いや、彼女とは何でもない。単なるネット友達。
そんなこと考えてたのか? 会社で? ずっと?
それが理由か、さっきから表情が固かったのは。
でも、そんなふうにすねる君も、かわいいよ。とってもね。

納得した? じゃ、そろそろ始めようか。

‥そんな顔して、おびえなくてもいいのに。
君の好きなことをしてあげるんだから。
また、そらっとぼける!
あっちで言ってたじゃないか、バイブが‥ って。
ほら、これ。見てご覧。素敵だろ?
でもこれはあとで。メインディッシュはゆっくりとね?

ところで、私の手がオクターブ半とどくってこと、言ったっけ?
たしか言ってないと思ったけどな‥‥
ほら、こうして。だめだ! もう逃がさない! ‥うん、やっぱり。
ろむうさぽの右と左の乳首、片手で十分届いた。
それどころか、人差し指と中指の根元で十分挟めるし。

序章は、
そう、アレグロ・ノントロッポで‥‥
15裏方:03/03/05 20:26 ID:WlzMcy/P
続きません(w
それより、672さんのご要望が頭に貼りついて離れないんですけど。
難しそうなんだけど、女性の希望には応えることにしてるんで。う〜ん。
16さなぎ:03/03/06 00:00 ID:V/vGce4p
>SOZ様
もうあっちにはカキコしない方が良かったんでつね(汗
誘導ありがとうございます

>>9
買いますた(ニコ 
リアルなSS書く為なら何でもするさなぎでつ
今のトコ買ったばっかなんで壊れてないでつ

>>14(裏方タマ
ろむうさぽ。タンじゃないのに萌えてしまうさなぎ(ぉ
>15 おいらもそれ読みてえええ〜〜〜!!!!
ぜひぜひ書いてください!!禿しくきぼん!!!
17名無しさん@ピンキー:03/03/06 04:43 ID:+9Uh76R5
裏方サマスレ立て乙カレーです。

>>前スレ囚(さなぎタン
仲野氏バイーブ責めですか!しかも放置プレイ!(*´Д`)ハァハァ
仲野氏のキチークぶりにはまってしまって抜け出せそうもないよ…
18SOZ:03/03/06 05:09 ID:XlfJwuOb
>>16(さなぎさん

 あっちにカキコしない方がいい、というよりも、あっちにカキコするなら、
こっちを保守するつもりでカキコした方がいいかな、ってとこで。

>リアルなSS書く為なら何でもするさなぎでつ

 素晴らしい(笑)
 あまり露骨に「それ」な形状しているモノではなくて、もっと無機質なデザ
インのディルドとかがさりげなくオブジェのように女性の部屋に飾られていた
ら、なんか小粋でかっこいいかな、と思ったりしますが(笑)
 たとえばこんなの
ttp://www.ummit.co.jp/SHOP/check/venus.jpg

19ろむうさぽ。@朝っぱら:03/03/06 09:43 ID:NeHSvuuI
>>14 裏方サマ
あ、朝から見てみたら・・・。こんなの読んでしまったら、ちょっと・・・。

あ、あの、そんな、ことっ・・・!!朝なのにっ・・・。
だめ、ですよ、ひ、人が、来ちゃう、んっ・・・。第一、さなぎタソがいるんじゃ・・・。
な、何も期待なんて、していな、ひゃうんっ!!お、お願い、やめ、くぅぅんっ!!

なんて事になってしまうでないですか・・・。
いやですよぅ、朝から・・・。仕事にならないですよぅ・・・。
ぜひ、SS投下してください(ハァトそして、更に萌え萌えにさせてください。楽しみにしております(エヘヘ

>>前スレ 猫兎タソ
あなたさまの一言で、こんな事書かれているとはつゆしらず。
朝から1人、職場で(*´Д`)になっています・・・。どうしてくれよう(W

>>16 さなぎタソ
裏方サマ、Sなんですか?朝から悶々としております、あれ読んで・・・。
今週は、カレーシタソと会えないのにぃ・・・。
来週会ったときには、裏方サマのとさなぎタソの仲野効果で、えらいことに
なりそうです・・・。
どうするんでしょうね、この先、調子こいてSS書き始めたら。

>>18 SOZサマ
見ました、ディルド!!
あれだと、まるでクリスタルオスカー像のようで、置いて置いてもいいですねぇ。
キレイ。プレゼント、とかでもたってもいいかも。
なのに、「実はね、これはこうして使うんだよ、ほら・・・。」なんて男の人に責めら
れようものなら、もう!!ウヒャヒャ(゚∀゚)ウヒャヒャ。・・・ちょっと欲しくなりました、私。
20ろむうさぽ。@今更:03/03/06 12:19 ID:NeHSvuuI
上のレスに1人つっこみ。
猫兎タソに書いたお返事、読み直してみたらさなぎタソあて、ですね・・・。
あまりにも頭沸きすぎです・・・。
申し訳有りませぬ。
21猫兎:03/03/06 12:39 ID:trau+i69
>>18SOZタソ。
ディルド(゚Д゚)スゲー

>>20ろむうさぽ。タソ。
ビクーリしますた(ワラ
まぁ指フェチトリオ違いということで(意味不明
22さなぎ@妄想最終段階:03/03/06 13:18 ID:Jfy2jsML
>>18(SOZタマ
おおでぃるどー!!これマヂでいいっすねえ!!
誰かこれでSS書いてくれないかなあ。で、この画像を貼っとく。萌えー

>>19(ろむうさぽ。タン
さなぎは裏方氏の調教部屋の番人なのよん( ̄ー ̄)ニヤリ
よさげなM奴隷見つけたら放り込むのが仕事なの。
でも見つからないとさなぎが代わりに・・・これ以上は言えないわ(ウフ

>どうするんでしょうね、この先、調子こいてSS書き始めたら。
うを!!!聞き捨てならん一文が!!新たなSS作家タン誕生のよかーん!!


23SOZ:03/03/06 14:24 ID:eJPk0Nwc
>>19(ろむうさぽ。さん

>ディルド
 あそこのページでは、あれ以外にもいろいろな製品を扱っています。
ttp://www.ummit.co.jp/love/
 女性スタッフメインのアダルトSHOPのようです。資料としても使いでがあるのでは(笑)

 女の子の部屋に招かれた男が、サイドボードの上に飾られたクリスタルなアレを見て。
 面白いオブジェだとしか思っていないんだけど、前の夜彼女がそれで自分を慰めていたなんて想像もしていない、とかだと愉快かな。
 それを男に見せ付けて内心ほくそ笑んでいる彼女とか。

>>21(猫兎さん
 SS書くための妄想の引き金にでもなれば(笑)

>>22(さなぎさん
 アクリル製のディルドは表面が硬いので、ローションがたっぷり要るそうです。
 こういうことも件のページに書いてあったりするので、SSをリアルにするための小道具になるかも。
 寒天でできた使い捨てのディルドってのも見たとき大笑いしましたし(笑)
24Y:03/03/06 15:43 ID:KIW34bW7
新スレ おめ!です。
ところで いつから大人の玩具屋になりましたか、ここ。w

>>23のサイト
ttp://www.ummit.co.jp/SHOP/fetish_penis.html
ピアスミラージュってのに禿しく心惹かれました。
単なる穴あきの鏡なんだけど、発想の面白さに感動。目からウロコ。
25名無しさん@ピンキー:03/03/06 17:17 ID:A4rq3NDk
AGE
26猫兎:03/03/06 17:39 ID:trau+i69
SOZタソの貼ったサイト見て( ゚д゚)ホスィモォド全開の猫兎に進化しますた(チャララーン
27名無しさん@ピンキー:03/03/06 18:42 ID:baxyi6G6
28トリオ・ザ・ヨーロッパ:03/03/06 18:48 ID:LDpsK9rc
猫兎さん、さなぎさん、そして私、ろむうさぽ。
私たちは三人は、なぜか今、美術館にいる。
プチオフと称して、趣味の近い女同士、はるばるヨーロッパまで来ていた。
美術館に来たといっても、それほど絵に情熱があるわけでもなく、
陸路でのトランジットタイムを有効に過ごそうと、寄ってみたに過ぎない。

あまり興味も無くブラブラ歩いていたら、フランツリストの肖像画があった。
稀代のプレイボーイ。その曲は、ピアニストにとって限界を超える指さばきを要求する。
しかし、描かれたその白い指は、思っていたほどは長くない。
鍵盤の上をその指が軽やかに舞うシーンを想像しているうちに、
いつしか妄想があらぬ方へと向かい始める‥‥‥

その右手が私の胸の上でゆっくりとメロディーを刻んでいる。
やさしく、注意しないと分らないぐらいの、弱さで。
突然反対の胸に移動して、強めのパッセージ。そして元に戻ってゆっくり。
その間も乳首に触れることはない。じらされている?

左手はすでに敏感な場所に置かれていた。5本の指は、別々の動きをしている。
薬指が入り口のあたりでスタッカートを刻む。
小指は4拍子の頭打ちで、中指はひだの中を絶えず上下にグリッサンド。
親指と人差し指は、クリトリスの両サイドをつまんで延々とトリル。
そのあまりに強烈なコンビネーションに、
思わず膝が抜けかける。そして我に返った。

恥ずかしくなってそっと隣を見た。二人ともなぜか絵を見つめたまま動かない。
「行こう?」
そのことばに目が覚めたように、やっと二人ともこちらを見た。
「あっ! う、うん。そうだね」
濡れたショーツが気持ち悪いので、私は化粧室に向かった。
猫兎さんもさなぎさんも一緒。‥なんか、みんな変な歩き方だった‥‥
29名無しさん@ピンキー:03/03/06 18:49 ID:LDpsK9rc
裏方です。
誰か私の妄想を止めてくれ〜 仕事になんない!
30SOZ:03/03/06 19:14 ID:eJPk0Nwc
Poolside


「おまたせ」
「遅かったな」
 水着に着替えて、彼と合流。やはり男の人は着替えるのが早い。彼はもう着替えて、私を待っていてくれた。
「仕方ないじゃない。髪をまとめたり、いろいろすることがあるのよ。女には」
「そうだな」
 長い髪がいい、といつも言っている手前、こう言われると返す言葉がないみたいね。
「言いつけどおりにしてきたか?」
「……見てわからない?」
「ふむ……そうだな。それでいい」
 シャワーを浴びてきた私を見て、満足そうにほくそ笑む彼。
 ワンピースの水着。鮮やかな色が人目を引く。ワンピースと言っても、背中が大きく開いているのでそこそこ露出度は高い。
 もっとも、ハイレグの度合いはそれほどでもないから、一見それほど過激ではないように見えるかしら。
 問題はその中身。
 胸をサポートするパットも、股間の内布も意図的に外してある。
 もちろん、ニプレスもアンダーショーツも身につけてはいない。
 濡れた水着が肌にぴったり張り付いてしまえば、私の体の秘めやかな部分の微妙な凹凸が、リアルに布の上に浮かび上がってしまう。
 すべて、彼のリクエストどおり。
31SOZ:03/03/06 19:15 ID:eJPk0Nwc
>>30 続き

 私たちの横を通り抜ける男たちの視線が、私の肌を撫でていく。
 アンダーショーツを穿いていないことまでは一目ではわからないかもしれないけど、胸の先端は別。
「ふ。感じているようだな」
「……ええ」
 彼の言葉を否定できない。たわわな膨らみの先端に浮きでた突起。彼の手で触れられてもいない筈なのに、私が興奮していることを示してしまう私のカラダ。
「それじゃあ、まず、プールサイドを一周してこい。俺は飲み物を調達してくる」
「……はい」
 ドリンクを売っているスタンドへ歩いていってしまう彼。一人残された私は、覚悟を決めてプールサイドを歩き始めた。
 胸も、股間も隠したりせず、堂々と見せつけるように歩いてくること。
 そこまで指定されたわけではないが、彼の意図は明白だ。
(……ああ……)
 馬鹿な男たちの視線が、遠慮なしに私の全身を愛撫する。
 声をかけてくる坊やたちをいなしながら歩き続ける。ようやく半周。
 強い日差しのせいか、水着がだいぶ乾いてきた。肌にぴったり張り付いていた布が、わずかに浮いている。
「……仕方ないわね」
 ふと見ると、子供用の浅いプールが目に入った。小さな子供たちが水をかけ合って遊んでいる。丁度いいわ。子供たちの仲間に入れてもらおう。
「ねぇ、お姉さんも一緒に遊んでいい?」
「いいよ! それ!」
「きゃっ!」
 いきなり両手で水をかけてくる。私も笑いながら応戦。子供たちと一斉に水のかけ合いになる。もう全身ずぶ濡れ。もちろん狙いどおり。
「それじゃ、楽しかったわ」
「もっと遊ぼうよ!」
「待っている人がいるの。ごめんね」
 キミ、どさくさにまぎれて私のおっぱい、三回も触ったでしょう? 怒らないから、チャラにしてね。
 再び素肌に張り付いた水着。限りなく裸身に近い姿を晒しながら、私は歩いてゆく。
32SOZ:03/03/06 19:15 ID:eJPk0Nwc
>>31 続き

「遅かったな」
 その台詞二回目。彼の手から受け取ったコーラは、氷が溶けて薄かった。
「可愛い坊やたちと遊んできたの。ごめんなさい」
「あぁ。ここからも見えた」
 私が水着を濡らすためにわざとそうしたこともお見通し、という声。もっとも、あんな子供たち相手にナンパも何もないから、妬いてもくれないのかしら。
「飲んだら、泳ぐとしよう」
「ずいぶん暑そうね?」
 私を待っている間、日陰に入っていればいいのに。でも、見守ってくれていたんだと思うと、ちょっとだけ感謝。
 空になったカップを捨ててくる。
 彼から離れて一人で歩く私に、相変わらず男たちの視線が突き刺さる。水に入れば少しは減るのかしら?
「泳ぐぞ」
「はい」
 泳ぐ前にも、耳打ちされている。泳ぎ方まで指定付き。
 まず、平泳ぎで一泳ぎ。
(あ……!)
 感じる。
 視線を感じる。大きく開いた脚の付け根に、視線を感じる。
(ああ……!!)
 たった一枚の布で守られている私のそこを、男が視線で舐めまわす。見知らぬ若い男が、私の後ろにぴったりついて泳いでいる。
 平泳ぎのウェッジキックでは、必然的に脚を大きく開いてしまうから、後ろにいる人間にそこを見せつけながら泳ぐことになる。
 反対側のプールサイドにタッチしてターンするまでの間、私はその男に視姦され続けた。
 ターンして違う方向に泳ぎはじめたら、さすがに不自然なのか彼は私の後を追ってこなかった。その代わりに別の男が、私の直後に張り付いた。
 プールの水ではない湿り気で潤み始めた股間を見られてしまうのではと怯えながら、私は泳ぎ続けた。
33SOZ:03/03/06 19:15 ID:eJPk0Nwc
>>32 続き

 充分に股間を見せつけた後は、背泳ぎでゆっくりと。
 水面に突き出した二つの乳房。水に濡れて張り付いた水着の先端にくっきりと浮かび上がる突起。
 一番プールサイドよりのレーンをわざと泳いでいるから、男たちが私を見つめているのが手に取るようにわかる。何人もの男たちに、よってたかって胸を揉み解され、乳首を摘み上げられるイメージ。
(……感じる……!)
 目を閉じ、うっとりとしながら泳ぐ。
 どんっ。
「あっ!」
 誰かにぶつかってしまった。泳ぐのをやめて慌てて謝ろうとするが、相手はそれより早く私を背後から抱きしめ、水着の上から胸を鷲掴みにしてきた。
「き……!」
「静かにしろ。俺だ」
 悲鳴をあげる寸前、聞き慣れた声が私を制する。彼だ。
「くく、もういいだろう。次はあれだ」
 視線で私に指図をする。ここのプールの名物のウォータースライダー。
「楽しんで来い」
「……はい」
 彼の意図がわからないまま、私はその指示に従った。
34SOZ:03/03/06 19:15 ID:eJPk0Nwc
>>33 続き

 行列の最後尾につく。行列と言っても、そう長いものじゃないけど、それでも五分は待つかしら。
 そして、彼の意図にようやく気が付いた。こうして行列に並んでいる限り、そこから逃げることはできない。前後に並んでいる人たちが、間近に私の肢体を眺めてくるのだ。
 ちら、ちらと遠慮がちな視線で愛撫される。バストの谷間や、胸の先端を責められる。
(ああ……!)
 そして、ウォータースライダーのスタート地点に登るための階段!
 私の前にいる人はともかく、私の後にいる人の頭は、ステップのぶん低い位置にあるのだ。一段低い位置にいる人の視線は、そのまま私の胸を辱めることができる。
 そしてさらに、二、三段後にいる人の視線は、私の腰に……!
(……気付かれちゃう!)
 アンダーショーツを穿いていない局部にぴったりと張り付いた水着。クレヴァスの微妙な凹凸すら浮き上がっているはずだ。そうでなくても、濡れていればヘアが透けて見えてしまうかも。
 かと言って、無理に隠すような仕草をすれば却って見つかり易い。平静を装って、半裸に等しい姿を晒し続けるしかないのだ。
(ああ……早く、早く……!)
 周囲の男たち全員が私の胸や股間を見ているのではという錯覚。
 無数の視線、無数の指先で嬲られる錯覚に襲われながらステップに立ち続ける。
(ああ……!)
 じわり、とそこが濡れているのがわかる。男たちの視線で犯されて、私は濡れているのだ。乳首も、クリトリスも勃起し、興奮していることを周囲に晒している。
 ああ、たった一撫でされるだけで達してしまいそう。
 そして、ようやく私の番が来た。後続の男の視線から逃れるかのように、私はチューブに滑り込んだ。
35SOZ:03/03/06 19:16 ID:eJPk0Nwc
>>34 続き

「ああああーーーーーーっ!!」
 水流にもまれながらウォータースライダーのチューブを駆け下りる間叫び続けていた私。
 決して、恐くて叫んでいたのではない。小娘のように、黄色い歓声を上げていたわけでもない。
 私は、視姦され続けることで敏感になった全身を水流に愛撫され、感じて声をあげてしまっていたのだった。
 そして、クライマックスは最後の水面に到達した時に訪れた。
 強烈な水の抵抗がブレーキをかける。
 踵から脹脛、太股を駆け抜けた水が私の内股を擽りながら流れ去ってゆく。
 水の抵抗に負けた水着が、紐のようによれて股間に食い込む。大してハイレグでもなかった水着が、Tバックのようになって私の脚の付け根を辱める。
「ああああーーーーーーーーーーーーーっ!!」
 私は、衆人環視の中で絶頂をむかえてしまった。
「こっちだ」
 プールの脇で彼が呼んでいる。
 私は、羞恥に顔を真っ赤にしながらも、平泳ぎで彼のほうへと泳いでいった。
 彼に引き上げてもらう。
「帰るぞ。満足しただろう?」
「……はい」
「その前に、その尻をなんとかした方がいい」
「え? きゃああっ!」
 水着のヒップが、紐のように食い込んだままだったのだ。
 そんな姿でプールサイドに上がった私は、周りの人々に何もかも見せてしまったようなものだった。慌てて水着を直す私を見て微笑む彼。
「今度くる時はビキニの方がいいか?」
「え?」
 彼の視線の先では、ビキニ姿の女性が水の抵抗に負けて脱げてしまったブラを、耳まで真っ赤にしながら直していた。
 それは、近い未来の私の姿。
「……はい」
 新しい水着を調達しなければならない。
 簡単に脱げてしまいそうな、危ういデザインのビキニの水着を。

 終
36SOZ:03/03/06 19:17 ID:eJPk0Nwc
>>30-35

 力いっぱい季節外れですが(笑)、新スレ記念ってことでSS投下。
 前スレでの「Dance Dance...」のカップルでしょうかね?
 またも露出羞恥モノです。
37SOZ:03/03/06 19:19 ID:eJPk0Nwc
>>26(猫兎さん

>物欲モード

 何か買ったらレポートを兼ねてSS投下キボンヌw


>>28(ろむうさぽ。さん

 そういう妄想もありでつかw
38前スレ672(フェラ好き:03/03/06 19:54 ID:hScQOwIF
眠っている彼の足の間に入り込み、パジャマの上からそっとさする。
当然かもしれないけれど、それは柔らかい。
そのまま、くちづけしてみたけれども、反応はない。

――何してるんだろう、私…。

生理で、セックス出来ない不満がたまっているのかもしれない。
身体が疼く。だからってこんな事…。

彼は起きない。彼の分身も。高まっていた欲望は、やがて失望へと変わってゆく。

――バカみたい…。
これで、彼のものが大きくなっても、それからどうするつもり?
寝ている彼を射精させるようなテクニックなんて持ってない。
その前に…彼が途中で起きて、淫乱な女だと思われるなんて嫌だ。

もうやめよう、そう思って顔を離したとたん、彼に髪を撫でられ、びくりとする。
それと同時に、物凄い後悔に襲われる。頭に血がのぼって、顔をあげる事が出来ない。

「続けて…」

命令する口調ではなく、いつもと変わらない優しい口調に、私のさっきまでの後悔と理性が吹き飛んでいく。
彼はパジャマのズボンとトランクスを同時に下ろす。
まだ柔らかいままのそれが私の目の前でむき出しになっている。

私は、取り憑かれるように、それを口に含んだ。
39名無しさん@ピンキー:03/03/06 20:10 ID:/KWQOlZy
★女性弁護士が新潮社を提訴=「虚偽報道で精神的苦痛」−京都

・「週刊新潮」の記事で精神的苦痛を受けたとして、京都弁護士会所属の女性弁護士
 (40)が6日、発行元の新潮社を相手に、慰謝料など1100万円の損害賠償と
 謝罪広告の掲載を求める訴えを京都地裁に起こした。

 訴状によると、昨年11月28日号の週刊新潮は「『裸婦画はセクハラ』と取り外しを
 要求した無粋な女性弁護士」と題する記事を掲載。
 同弁護士会の新会館への移転に際し、女性弁護士が「現在飾られている裸婦画は
 新館には展示するな」と発言したと実名で伝え、「理由はセクハラの危険ありというの
 だが、そんなアホなと笑われている」などと報じた。

 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030306-00000971-jij-soci


社会の病気フェミファシズム。
40前スレ672(フェラ好き:03/03/06 20:13 ID:0LJriHht
つ、続きはないです(汗

裏方様、お待ちしています(はぁと
と、煽ってみるテスト。
41名無しさん@ピンキー:03/03/06 22:50 ID:yOSXViX6
>>38タン
いいっ!!
なんか自分の中では現実味がありましゅる〜
彼氏が精子出すとこなんかも書いて下さい (*´Д`)ああん
42SOZ:03/03/06 23:41 ID:XlfJwuOb
>>38(前672 さん

 おー、女性視点のフェラ描写。勉強になりまつ。

>淫乱な女だと思われるなんて嫌だ。

なんてくだりが可愛らしい、と思ってしまいますし。



43名無しさん@ピンキー:03/03/06 23:44 ID:q/4Kc4cA
>>40
続きを激しくキボン!!(;´Д`)ハァハァ
44ろむうさぽ。@ビクーリ:03/03/07 09:59 ID:WNYjMArN
>>28-29
裏方サマ!!夕べからどびっくりでつよ!!
書いた覚えがないのに、なぜ私の名が???と思っていたら・・・。
しかし、カナーリ芸術的な妄想で、よろしいかと(エヘエヘ
ちなみに、私もピアノを習っていたので、いろいろな意味で想像しやすくて、
よかとでつ、ハイ。
また続きキボン・・・。

>>猫兎タソ、さなぎタソ
SSな世界とはいえ、同伴旅行(・∀・)イイ!!でつ。
結構嬉しかったでつ、ハイ。

>>38タソ
いいでつよ、カナーリいいでつよ!!
萌え萌えなシチュでつよ、これは。・・・カレーシにしてみたい、これ。
でも、いつも舐める前におっきくなってるんでつよね、うち。
だめじゃん(;´Д`)

>>SOZサマ
・・・エロエロでつね(W
これで更に白い水着だと、大問題、ですかね。
45さなぎ@禿藁:03/03/07 13:16 ID:1uvCwbzc
>>24(Yサマ
あてくしが囚でヴァイーヴ登場させたばかりにこんなことに・・・(w

>>26(猫兎タン
買え!!買ってしまえ!!!オブジェみたいのもいいけど
まんまのやつもいいぞう・・・。じゅる。

>>28(裏方サマ
もー誰かおいらの笑いを止めてくれえーげらげら(ww
しかしうちらヨーロッパまで一体何しに行ったんだろ(w
美しい手の男求めて日本を飛び立ったんだろか。
んで見つけたら力ずくでホテルへ連れ込む(w

>>30-35(SOZタマ
ろしゅーつぷれえい!!えろ〜〜〜い!!!
でも・・・もっと・・・・激しくてもヘイキ(はあと

>>38( 前スレ672(フェラ好きタン
リアルで(・∀・)イイ!!!!
>「続けて…」
このセリフに禿しく萌え萌え(w  続き書いて書いてえ〜〜〜!!

んでは囚続きウプしまつ。
Vがいちお終わりなんですがWに続いてしまうんです。
もーおまい、いい加減スレ汚しだからやめとけ、という方いらしたら止めて下さい。
46囚V・・とりこ・・20:03/03/07 13:18 ID:1uvCwbzc
2.5(前スレ>>688

…行ってしまった…。
信じられなかった。まさかこんなひどい目に遭うなんて。誰か入ってきたらどうするの!?
わたし…どうしたら…。
止めどなく涙が溢れる。涙を吸ったハンカチがひんやりと湿り出す。
しかし、創られた暗闇の中、誰もいないひとりっぽっちの状況で、里香の意識は否が応でも卑
猥な動きをし続ける、バイブの埋まった股間に集中していく。
「んんっ…」
感じたくなどないが、女を感じさせるためだけに作られた道具には敵いそうもなかった。
全く単調なリズムで、肉壁をこね回され、肉芽に震動が与えられる。
ただそれだけのことが、今の里香には拷問に等しいほど快感を呼んでしまう。
「ん…んんっ…」
特にイボ状の突起に刺激される肉芽の快感が、堪らなくなってきた。イボが薄い包皮の中に入
り込み、挟み込むように無数に震えている。今まで感じたことのない快感が里香を堕としていく。

ふと、実家にいる頃、兄のパソコンで見てしまった官能小説を思い出してしまった。
その小説でヒロインを嬲るのは、人でなく触手。無数の触手がヒロインの衣服を剥ぎ取り、四
肢を絡め取り、身動きできなくなったヒロインに襲いかかる…。
こんなものあるわけないと思いながら、あの時はひどく興奮してしまった。特に、割広げられ
た太股に絡みつきながら、必死で逃れようとするヒロインの砦に触手が侵入していく描写…。
そしてヒロインの肉芽を舐める様に蠢くイボ状の触手たち…。
「…んん…っんっ……」
今の自分はまさにそのヒロインのように思う。
ぐねぐねと胎内を掻き回す感触、微細な振動による刺激、いつしか異空間で得体の知れないも
のに陵辱され、快感を強要されているような錯覚に陥っていった。
47囚V・・とりこ・・21:03/03/07 13:19 ID:1uvCwbzc
しかしその刺激は里香に決定的な瞬間をもたらしてくれそうもなかった。そこへ行き着くには
どうしても足りない。さっきまで強すぎると感じていたその動きは、今すでに物足りなくなっ
ている。
逃げ出すためではなく、貪るために自由が欲しくなっていた。かせられた手枷足枷が憎くてた
まらない。里香の体は昇り詰める寸前までいっているのに、股間を嬲るものは最後の一押しを
せずに同じ動きを単調に繰り返している。
頭の中にはもはやそれしかなく、苛立ちで腰がくねりだす。もう一押しなのに、得られない。
口が封じられていなければ、いかせてと叫びたいくらいだ。

里香が激しい焦燥感に苛まれ始めたその時、シャッターを切る音が数回響いた。
「…っ!?」
誰!?誰かいるの!?音の主は近づいて、里香の目隠しを解く。
「んん…っ」
「出ていったと思った?ずっと見てたよ」
不意に明るくなった視界の中に仲野の顔が浮かぶ。ドアの音をさせ、出ていったと見せ掛けて、
ずっと自分の痴態を観察していたのだと気付く。
「よく撮れてる」
デジカメを里香の目の前にかざし、今撮ったばかりの恥辱にまみれた写真を見せ付ける。
「これ、ばらまかれたくなかったらおとなしくしろよ。ま、この様子だとよがるばっかりだろ
 うけど」

48囚V・・とりこ・・22:03/03/07 13:19 ID:1uvCwbzc
見られていた…!この姿をずっと…!しかも写真にまで…!!強烈な羞恥に頬が一気に熱くなる。
仲野はゆっくりと口を覆っているガムテープを剥がし、唇で塞ぐ。ねっとりとしたくちづけに
里香の下半身が反応する。
「これ、そんなにいい?」
「あぁっ…!」
仲野がガムテープで固定されているそれを、車のギアを扱うように動かす。
里香が爪先立ちになって得たいものに手を伸ばしていることを知っていて、わざとそうする。
「あ…あ…いやぁっ…」
「そう。」
別段執着がないように仲野は手を離す。
「うぅんっ…!」
欲しい、今すぐ欲しい。あとほんの数ミリでそこに届くのに、絶対に届かない。
いつまでたっても踏み切りラインが見えない長い助走をしているようだ。

「あ…おねが…いっ…」
「何が?ちゃんと言えよ…」
「……い…いきたいのっ…いかせてぇっ!!」
振動音が一瞬で大きくなる。
「あああぁぁっ!!」
悲鳴のような声を上げ、体をびくつかせて里香はようやく待ち望んだ瞬間を手に入れた。
49囚V・・とりこ・・23:03/03/07 13:19 ID:1uvCwbzc
しかしバイブは動きを弱めも止めもしない。一度高みに押し上げたら二度と降りることは許さ
ないとでも言いたげに里香を責め続ける。
「ああっ!またいっちゃうっ!いやあっああぁぁぁっ!!」
電気ショックを受けているように、里香の体が何度も大きく弾む。
仲野は目盛りを最強に合わせた。再びいったばかりの体をより強烈な快感が襲う。重力など嘲
笑うかのように、落ちようとする体を上へ上へ突き上げられている。
「いやっもう許して!!いやああぁ!!」
里香は髪を振り乱し半狂乱になりながら跳ね回る。股間に突き刺さったものは踊り狂い、肉芽
を捕らえるものは激しい振動を加え続ける。
「ああ―――っ!!」
狂ってしまいそうな快感の中で、何度もシャッターを切る音だけが妙にはっきり聞こえた。
甘い喘ぎ声などではなく、鋭い悲鳴を上げながら、降りることの出来ない階段を凄い勢いで
無理矢理昇らされ続けていく。
「やめてえっ!!ああいやっ!いやあっ!!あああ―――――っ!!!」
幾度果てても終わることのない狂宴に、里香の意識は弾けて暗転していった。
50囚V・・とりこ・・24:03/03/07 13:20 ID:1uvCwbzc
「あっ目が覚めたみたい!里香大丈夫!?」
見たことのない天井が見える。ここは…。
「わた…し」
「急に起き上がっちゃダメだよ!頭打ったんだから」
麻美が心配そうな顔で覗き込んでいる。
「思ったより早く気が付いたね。よかったよ」
仲野さん…?。―――――っ!
自分が何をされていたか一瞬で思い出す。太股の間が痺れていることに気付く。
私…あのまま失神して…っ!
「もう閉店まであと少しだし、休んでるといいよ」
彼はそういって部屋から出ていった。
部屋…見渡すとそこは事務所の長椅子だった。とっさに制服を確かめる。
よかった…ちゃんと着ている…。
「もーびっくりしたよー。バックヤードからいきなり仲野さんが里香抱えて出てくるんだもん。
 倒れて頭打ったんだって。覚えてる?」
「それ…いつのこと…?」
「ついさっき。ね、もう痛くない?体調悪かったんならもっと早く言ってよう」

事務所を出て売場に西の姿を探す。たまたまいなかったようだ。胸を撫で下ろす。仲野と二人
きりでバックヤードにいて、その上倒れて運び出されたなんて聞いたら、彼はなんて思うだろ
うか。
私は彼を裏切った。無理矢理とはいえ、体がそれを望み、悦んでしまった。これが彼に対する
裏切りでなくてなんだろう?
このことを西が知ってしまったら一体どうなるのか…。仲野は西だけにはばらしてしまいそ
うな気がする。それにあの写真…。
怖い……。

売場の課長が心配して、持ち場へ戻ろうとした里香を休憩室に押し込んだ。
自販機で紅茶を買って腰を下ろす。あの応接室の時と同じだ。いつもと変わらない風景を見る
と、現実にあったことかどうか、わからなくなる。
51囚V・・とりこ・・25:03/03/07 13:21 ID:1uvCwbzc
紅茶を飲もうとした瞬間、ポケットの中で携帯が振動して必要以上にびくついてしまった。仲
野からだった。

『お仕置きはまだ終わってないよ』
夢かと思い始めていたことをこの声が現実だと突き付ける。穏やかな響きの中に有無を言わさ
ない凄みが、その声には巧妙に隠されている。
「もう…許して下さい…」
か細い声で乞うても、仲野の気持ちは揺さぶれない。いや、むしろ彼のサディスティックな本
能を悪戯に刺激してしまうだけだろう。
『許さないよ…まだ、ね。いいか?よく聞けよ。これから言うことをすぐ実行するんだ…』

「……えっそんなことは…っ!…い…いやです!」
携帯を持つ手が、小刻みに震え出す。
「…う………はい…はい……わかりました…」

写真を盾に取られて要求されたことは、信じがたい残酷な仕打ちだった。
呆然と手の中にある携帯をみつめる。今さらながら、仲野が恐ろしくなってくる…。

でも…足を踏み入れたのは…なくしたくないと思ったのは…私…。
選んで飛び込んだ穏やかだと思っていた海で、何者かに両足をつかまれ、深く暗い海峡に引き
ずり込まれようとしているかのような恐怖。藻掻いても、藻掻いても、伸ばした指先は水面か
ら遠ざかっていく。

里香はその恐ろしさに怯え、そして微笑する。


                              〜〜〜〜〜Fin〜〜〜〜
52ろむうさぽ@昼ご飯:03/03/07 13:33 ID:WNYjMArN
>>さなぎタソ
イヤッター!!
いきなり見たら、続きあり。かなり大喜びでつ(W
しっかし、昼ご飯の時に見ている私も、アレですな・・・。
仲野タソ、キチーク、キチーク!!
個人的には、最後にはちょっとラヴラヴを見たがっているので、これが
どういう方向に進んでいくのか、ものすごーーーーく期待しています!!
本日、カレーシとは会えないので、おかずです、おかず決定です。
続き、大いにキボン。
53SOZ:03/03/07 13:59 ID:IkRdd42f
>>44(ろむうさぽ。さん

>・・・エロエロでつね(W
>これで更に白い水着だと、大問題、ですかね。
 白い水着で内布やニプレス、アンダーショーツなしは、半裸というより全裸のようなものですな(^_^;
 関係ないけど、とあるゲーム(非18禁)に白いスクール水着ってのが出てきてビクーリw


>>45(さなぎさん

>しかしうちらヨーロッパまで一体何しに行ったんだろ(w
 作者取材旅行(笑) ってマガジンかいっ。

>ろしゅーつぷれえい!!えろ〜〜〜い!!!
>でも・・・もっと・・・・激しくてもヘイキ(はあと

 これは、もっと激しい露出ってことでせうか?(汗)
 通報されちゃうようなストリーキング状態じゃ駄目だろうなぁと思うし、周囲の人たちによってたかって
襲われてしまうのもNGだと思うので、ヌルくなっているのはありますが(^_^;

>囚V・・とりこ・・

 拘束バイブ放置責め……しっかり順応して触手妄想に耽る里香タンw
 すっかり染まってますな(^_^;

 しかし、未登場人物として里香タンの兄なんてのも出てきましたか。
 初オナニーの相手が彼だとか、あるいは兄の部屋のベッドの下からクスネたSM雑誌が彼女の性癖の機嫌だったとか、いろいろ応用できそう。
 仲野の要求が、ひさびさに兄と再会するときにローターを胎内に入れて、平静を装いつつ会話しろ、とかいうのもありかも。


54名無しさん@ピンキー:03/03/07 14:37 ID:eB/0u3Oo
仲野いつのまにか変態に(w
55名無しさん@ピンキー:03/03/07 15:00 ID:/if0p/Mk
ええと、罵倒覚悟でカキコ。

正直、まだ続くの?と思ってしまいますた。
同じシリーズがずーっと続くと、1からROMってる身としては、
サイトを立ち上げた某女史のようにならないかと心配しております。

作風は好きなので、今度は別の作品が読んでみたいでつ。
56名無しさん@ピンキー:03/03/07 15:22 ID:6jwJOT7X
漏れはもっと続き読みたい。書いて。
57さなぎ:03/03/07 16:42 ID:7H/Zsam3
>>55タン
私もそろそろまずいかなーと思っていまして、
続けたいなら自分のサイトを持って
そこで書こうかどうしようかと考えていた所なんです。

ここまで読んで下さった方、本当に有り難うございました!!
未経験なんで時間かかりそうですけど、サイト立ち上げまで頑張ってみます!
囚Wはそちらの方で・・・
また別の短編出来たらウプさせて下さい

>>52(ろむうさぽタン
ぷ・・・プリントして持って帰るのデツね、これを・・・・(w

>>53(SOZタン
>ろしゅーつぷれい
んん〜〜お水の刺激だけじゃなくって人目を忍んでお触りとか・・・。
さずがにあれ以上の露出は無理ですわね(w

>囚
兄ネタ・・・メモメモφ(。。)




58名無しさん@ピンキー:03/03/07 17:01 ID:/RIotOuq
>>57(さなぎタン
正直しょぼん・・・・。
出来てる分だけでも読みたいけど、またスレが荒れると悲しいからその日まで待つよー!
がんがってください!!!楽しみにしてまつ!!

仲野氏はいつのまにかじゃなく最初から変態だった!!(ワラ
そこが(・∀・)イイ!!
59ろむうさぽ@帰り前:03/03/07 17:18 ID:WNYjMArN
>>57 さなぎタソ
らじゃーでつ!!
サイトできたら、教えてくださいね!!
もちろんそこからプリントしてお持ち帰りでつよ・・・。へへへ。
ニゥ短編もお待ちもうしあげておりまつ!!
60SOZ:03/03/07 18:49 ID:IkRdd42f
>>57(さなぎさん

>んん〜〜お水の刺激だけじゃなくって人目を忍んでお触りとか・・・。

 なるほど。
 今回露出・羞恥に偏りすぎましたかねぇ(^_^;

>さずがにあれ以上の露出は無理ですわね(w

 ですな(^_^;
 ラストでちらっと書いた、ビキニで胸ポロリが限界かなぁ。


>>囚
>兄ネタ・・・メモメモφ(。。)

 兄妹だからってなにも近親相姦させなくても、ネタのもっていきかたはあるかなぁ、と妄想したらああいう想像に(^_^;
61名無しさん@ピンキー:03/03/07 19:13 ID:Tmd9Nbaq
さなぎさんサイト立ち上げですか。がんがれー!
実は、>55さんの書き込みまで読んでて、「某女史の〜」くだりにコソーリと同意してますた。

「囚」の続き自体は書いて頂きたいのだけど、
熱心な取り巻きが付いて作者さん以上にはしゃいでたところとか
激しくデジャヴで、ちょっと危うい印象だったんで
長くなるんだったらそろそろ派生スレって事で別スレでやった方が
いいんでは?とか提案してみようと思ってたとこでした。
サイトできるの楽しみにしてます。





62裏方:03/03/07 19:55 ID:/ZTn1/Bu
「おな感」って、ずいぶんと読者がいたんですね。
そして、きれいに収束へ向かってる‥‥
私も危惧しておりました。←それにしちゃ、一番騒いでたのは誰(^_^;)
様々なエロ見て萌えたい。それこそ「おな感」のメインなわけで。
え〜、自分の欲望に素直な女性、個人的には大好きです。いろんな意味で(w
63前スレ672(フェラ好き 改め milk:03/03/07 20:24 ID:PnDDHK1y
あんまりなHNなので、かえました。
フェラ好きでこのハンドル……いや、何も聞かないで下さい。げほごほ

皆様、感想ありがとうございます。
これ以上は・・・恥ずかしくてかけないです。
ぅぅ、ほとんど実体験なので・・・。
すらすら文章が書ける作家さん達が羨ましいです。

さなぎさん、サイト立ち上げ楽しみにしています。
64猫兎:03/03/07 22:57 ID:5VXEP3bA
作家のみなさんがんがってください。でしゃばり猫兎は暫く潜ります。
65名無しさん@ピンキー:03/03/07 23:03 ID:Rd9qA54y
さなぎタン乙〜サイトが完成するのを待ってます☆
66名無しさん@ピンキー:03/03/07 23:26 ID:za4iRYFr
>猫兎タン
いや、私は皆さんの雑談も含めて楽しくロムってたよw ありがとう
さなぎタソの素早い対応に拍手!サイト完成したら是非ここでお知らせしてね〜
短篇も楽しみに待っておりまつ
67名無しさん@ピンキー:03/03/08 00:16 ID:q3Y5hFtq
自分はちょっと・・・。名指しで申し訳ないが、
書き手のさなぎさんはともかく、猫兎さんやろむうさぽさんの
性的嗜好までには興味そそられなかったんで、
一連のテンション高いカキコは正直ウザくて。
専用ブラウザであぼ〜んしてた。(スマソ)
個人サイトでなら全然オッケーなノリだと思うんで、
さなぎタンサイトできたら思う存分はじけてくだちい。>お二方
68名無しさん@ピンキー:03/03/08 00:41 ID:9MiK1kKp
ま、そんだけさなぎさんのSSに迫力があったってことだ 気にすんな>お二方
わたしもさなぎさんの作風はかなりツボだしスレから去られるのはさみしいので
是非新作で戻ってきてください サイト制作がんがって!
69さなぎ:03/03/08 01:12 ID:hWw6/OV1
皆さん暖かいお言葉有り難うございます。
私のせいでイヤな思いさせてしまった方、ごめんなさい・・・。
サイト制作がんばりますね!出来たらお知らせさせて下さい。
70名無しさん@ピンキー:03/03/08 01:30 ID:aJBn7X6R
>>69 さなぎタソ
厳しい意見もあったかもしれませんが
さなぎタソの作品に萌え萌えで、続きを禿しくきぼんしているのは
みな同じだと思います(おいらも)。
さなぎタソとファンの皆様が好きなだけヒートアップするためにも、
やはりご自分でサイトを持つという選択は賢明です。
さなぎタソワールド全開のサイト、首を長くしてお待ちしてます。
71名無しさん@ピンキー:03/03/08 11:39 ID:n1Gh4lV5
しずけさや ひだにしみいる 指と声

                - 裏方 -
72名無しさん@ピンキー:03/03/08 19:59 ID:IpZ180aQ
この閑散とした雰囲気を打ち破るのは
milkタンの続きウプだけだと思うのは漏れだけか
73名無しさん@ピンキー:03/03/08 21:12 ID:YUP/t2FP
あのさなぎタンフィーバーの直後に投下…ってのは相当勇気がいると思う。

ここで書かせていただきたいと思ってる者なのですが、
他所のスレに投下した二次創作SSを、元ネタ知らなくてもOKな仕様に
焼き直してここに投下ってのはありなんでしょうか?

74名無しさん@ピンキー:03/03/08 21:34 ID:DpJdTDOa
いいんじゃない?別に誰が許可するってスレじゃないもん。
エロ有りで面白ければ全然OKでしょ〜。
75名無しさん@ピンキー:03/03/08 23:56 ID:TclIhUAg
何でもスレ趣旨に沿ってればオケだと思いますが。

ただ焼き直してオリジにするのは、元の二次SSが可哀想というか
主人公たち差し替えられて、もってこられても……。
それなら新たに書きおこしたほうが、良くない?
76名無しさん@ピンキー:03/03/09 00:23 ID:YdDq2bIa
二次創作の話が出たついでに便乗質問
ここのスレの趣旨に合う、他スレのSSを紹介っていうのは
やってないのでしょうか?
もしかして、元ネタ知らない人をおいてきぼりにする
危険があるからNGだったりします?
ここの職人さんで、他の二次創作スレでもSS書いてる人って
実は多いのではと思ったり。
77名無しさん@ピンキー:03/03/09 02:41 ID:qZ58j97K
SOZさんとかその筆頭でしょうねw
78SOZ:03/03/09 03:08 ID:u/Bjrh5M
 名指しでつか(笑)
 まぁ実際ここ以外の複数のスレにSS投下してますし、その多くは二次創作スレですが(^_^;
(そのうえ、2ちゃん以外のエロパロ系サイトにSS投稿してたりしますし)
 オリジナルとパロディの二足のわらじって人は多いんじゃないかなぁ、と思ったり。

 でも、私の場合ここ以外に投稿している作品は女性読者に読まれることをあまり意識していないので、読まれても不快に思われる方が多いのでは、と思います。
79名無しさん@ピンキー:03/03/09 04:06 ID:tW3TgTMS
SM板のなんかはそこら辺が顕著かも。
80名無しさん@ピンキー:03/03/09 09:52 ID:REEeUZDv
milkさん、恥ずかしがらずに続き書いて下さい!!
続きが気になって眠れません(笑)
81名無しさん@ピンキー:03/03/09 10:13 ID:4amzTYFB
milkさん続き書いてよー。
82SOZ:03/03/09 19:16 ID:u/Bjrh5M
 SM板は、そもそも板そのものがそういう趣味のない人には理解できない場所ですし、さらにスレごとに内容が細分化しているのでますます特殊化しているというか……。
 趣味の合わない人には、女性でなくても気分が悪くなると思いますよ(^_^;
 私にしても自分の趣味に合わないスレは読んでいませんし。まぁそういう場所ですから。
83名無しさん@ピンキー:03/03/10 09:14 ID:tUErLfpo
>>76
ここの職人さん、ほとんど両方やってるのでは。

>スレの趣旨に合う、他スレのSSを紹介
控え室でもそういうのはNGだったですよ。下手したら晒すことになるし。

milkたん、mkたん、あの・・・さん、murmurさん、hさん……。
皆様どこまでお散歩で?
84ろむうさぽ@反省中:03/03/10 09:44 ID:4bluc7gA
今し方、皆さんのレスを読みました。
ただいま、反省中です・・・。
つい周りのことも考えず、はしゃぎすぎてしまいました・・・。
不快な思いをされた方、本当にごめんなさい。
これからは、また名無しに戻りまつ。
さなぎタソのHPができあがったら、そちらでこのHN使わせていただきます。
では。
85SOZ:03/03/10 10:54 ID:oqJl6kbA
 SSを投下した直後で、感想レスへの返事とかならともかく、それ以外の雑談は
控えるとしますかね。
 そういうわけで、私も名無しに戻ります。
 SS投下の際はまた SOZ に戻りますので。
 では。
86前スレ672(フェラ好き 改め milk:03/03/10 11:12 ID:qq//4F6Z
な、何か、煽られてますか?私(汗
続き・・・書いた方がよろしいでしょうか?
すっごく恥ずかしいんですけど・・・。

>83
私の名前が入ってるのは間違ってますよー(笑)
87裏方:03/03/10 12:35 ID:877/T6Hx
よろしいです、とっても(^_^)
8883:03/03/10 12:47 ID:Ejv3yw7p
>>86
ああ、戻ってきてくれたー。いえ、間違ってません(キパーリ
つーことで>>38の続きをおながいします。
口に含んだとこで終わられたら、なんか不完全燃焼だし(w
89milk(38続き:03/03/10 18:35 ID:93hA2sbS
柔らかいそれは、すっぽりと根元まで口の中におさまってしまう。
私を攻め立てているときとは、まるで別物みたい。

子供が、キャンディを食べるときのように、ゆっくりと口の中でそれを弄ぶ。
それに反応するように、少しづつ大きくなって、やがて先がはっきりと形を現し、くわえきれなくなり、口を離した。

手で支えるように竿を持って、その弾力のある先にくちづけする。
グミみたいだといつも思う。
いつだったか、弾力があって、針で突いたら、弾けるんじゃないかと思うと彼に告げると、聞いてるだけで痛そうだと笑った。

頭を動かして、竿の部分にキスをしながら、少しづつ舌を這わせていく。
彼の溜息が聞こえて、私の身体の芯がジンと熱くなるのを感じた。

――もっと、気持ち良くなって…。

私はさっきよりも執拗に竿を舐めまわす。
指先で陰嚢をやわやわと揉むと、彼が感じているのが分かった。それが嬉しかった。
先からにじみ出た液が竿を伝う。
下から上へ、その液を舐め、先端に辿り着くと、口をすぼめて、その液を吸い取った。

口を離して、手で竿を持って、上下に動かす。
プルプルと先が動くのを恍惚と見ていた。
その動きをとめるように、またそれを口に含む。そしてまた離し…。
私は熱く溜息をつく。快楽が、全身を支配していた。
90milk(38続き:03/03/10 19:02 ID:93hA2sbS
私はなんていやらしい女なんだろう…。
彼は私の体に触れていないのに、私は…彼のものをくわえながら、こんなにも感じている…。
身体の芯が熱くて、溶けてしまいそうだった。

そこを触ってほしくて、もっと感じたくて、うつ伏せだった身体を仰向けにして、頭を彼の腿にのせて、横を向いて彼のものに舌を這わせる。
彼がその意図に気付いて、私の胸に手を延ばし、パジャマ代わりに着ているワンピースの上から乳房を揉んだ。
「は……ぁ……」
待ちわびた快楽に、身体が異常なほど反応する。自分でも、驚くほどに。

彼が両手で乳房を揉んでくる。
「ん……あぁ……」
痺れるような感覚が身体中に広がる。
もっと感じたくて、私の手は無意識に自分がいちばん感じる、その突起部分へとのびていく。

――本当に、無意識だったのか……。
本当は、彼に見せつけたかったのかもしれない。
淫乱な、私を……。

指先が、そこに触れる。彼は、見ているだろうか?私は、目を開ける事が出来ない。
全身を支配する快楽に、彼への奉仕がおざなりになる。
91milk(38続き:03/03/10 19:45 ID:kJQAwKb+
「自分で触ってるの?」

見て分かっているくせに、そんな意地悪を言う。
彼の手が、私の手の上に重ねられる。私の手の上から、彼が自分の指を動かす。
敏感な突起は、確かに自分の手が覆っているのに、彼の指の動きが、自分で行うそれとは違う強弱のつけ方で、私はただ、その快楽に身を任せる事しか出来なかった。

彼の手が止まる。

「自分で動かすんだよ」

その言葉の意味に、また体が熱くなる。言われるがままに、指を動かす。彼の手は、重ねられたままだ。
彼への奉仕も忘れて、夢中で指を動かす。でも、物足りない何か。
重ねた手を離し、今度は私が彼の手の上に自分の手を重ねる。
彼の指が、私のそこに触れて、思わずびくりと身体を仰け反らせる。

「……おねがい……いかせて……」

言ってしまってから、なんて卑猥な台詞だろうと思う。
でも、押さえる事が出来ない身体の疼き。

「いきたいの?」

彼の声が、身体中に響く。早く触って。いかせて…。
急かすように、重ねた手の上から、その突起を押し付けた。
彼が、それに答えるように、指を動かす。
92milk(38続き:03/03/10 20:50 ID:kJQAwKb+
「……ぁ………ん………」

与えられた快楽に、逆らう事など出来ない。
思い出したように、彼のものに舌をのばす。でも、うまくはいかなかった。

「……ぁ……い…く………い……っちゃう…よ……!!」

私はあっけなく絶頂を迎えた。
甘い気だるさが、全身を包む。肩で深く息をついた。

「今度は俺の番だよ」

そう言って、私の身体を横向きにさせる。目の前には、彼のもの……。
吸い込まれるように、それにくちづける。
彼は自分で竿を持って、先端からにじみ出た液体を私の唇へ塗り付けた。
それから逃れるように、私はうつ伏せになってその先を捕らえる。
彼が私の手を取って、竿の部分を握らせた。
ゆっくりと手を動かしながら、先を舌でなぞる。
手を離して、喉の奥までそれをくわえこむ。
激しく口を動かしていると、彼に頭を押さえ込まれた。
93milk(38続き:03/03/10 21:07 ID:kJQAwKb+
「いくよ………」

彼の声が上ずる。絶頂が近い事を示すように、私の口へ腰を打ち付けてくる。
苦しい、と思う間もなく、口の中に生温い体液が注ぎ込まれた。
こぼさないように、全部を受け止め、飲み干す。
最後の一滴も逃さないように、口をすぼめてその先を吸って、そっと唇を離した。





サーバー負荷でなかなか書き込めなかったです。
こ、こんなものでどうでしょうか?
期待外れでしたら、申し訳ありません。
本人は恥ずかしさに悶えながら書いていたのですが(汗
94名無しさん@ピンキー:03/03/10 21:33 ID:oqJl6kbA
>>89-93(milk さん

 キターーーッ(藁

 女性視点のフェラ描写に禿萌。きっと、転がっている男性読者も多いでせう。
 でも針で突付いちゃ嫌(汗)

>本人は恥ずかしさに悶えながら書いていたのですが(汗

 この一行で、転がる男性陣倍増(藁
95名無しさん@ピンキー:03/03/10 21:51 ID:bZJ1LmCL
milkタンキタ━━━━━━(゚∀゚≡゚∀゚) ━━━━━━!!!
すんげーよかったでつ!!禿しく(;´Д`)ハァハァ
ごちそうさまでつ!!(ゴッキュン
ぜいとも本番編も書いてほしーっ
9643:03/03/11 00:21 ID:0ND/UTJH
milkさんキタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━ !!!!
希望がかなって激しく(;´Д`)ハァハァ
うれしいでつ…
97milk:03/03/11 16:54 ID:jZEazW4K
何か顔から火が出そうです・・・。

>94
男性の方ですか?
やっぱり男性向けになっちゃうのかなぁ。
いや、少数派なのは、自分でも分かってますが(苦笑

>95,96
喜んでいただけて幸いです。
本番編までは無理です・・・。
勘弁して下さい。

私もまた名無しに戻ります。
他の作家様、お待ちしております。
9894:03/03/11 17:53 ID:sfJlLe2g
>>97
 男ですよ〜、(というか、注意して見れば誰かバレバレw)

 でも、女性にとってのオーラル・セックスの感じ方という点で、
共感できる人もいるんじゃないかなぁ、と言ってみるテスト。
99名無しさん@ピンキー:03/03/11 17:58 ID:WZa2mUYT
>95
そーやってすぐ次を要求するのは読み手の悪いクセだと思う。
最初は続き書けないって言ってらしたのに
リクエストに応えてまた書いて下さったんだから
これ以上無理言っちゃイカン
て事で、milkさん乙ーです。
10083:03/03/12 00:50 ID:W3w92H3D
遅くなりましたが、milkタン 乙!
グミかあ、なるほど…たしかに似ている。
あの芯のあるプニプニ感……(w
女性視点の(女性が書いた)フェラもの、共感できます。
ありがとでしたー。
101名無しさん@ピンキー:03/03/12 00:51 ID:W3w92H3D
スマソ、上げちまった(汗
102あぼーん:あぼーん
あぼーん
103前スレ138=苺:03/03/12 01:06 ID:d9FyXxoE
「おな感2.5」で映画館(仮題)書いたものでつ。コテハンに憧れてつけちゃいました。
裏方様、あんなのにタイトルつけていただいちゃって…(仮題)取っちゃって下さってOKです。ご面倒おかけしまつ…。
ってか、気付けば新スレがたってます〜(・∀・)
Y!BB規制で書けなかったので来れませんですた…。
現役工房にはこのスレは刺激的やらタメになるやら、大好きです(w
テスト終わったのでまた何か書きたい欲が…書いてもいいでつか??
104名無しさん@ピンキー:03/03/12 01:27 ID:W3w92H3D
>>103
BBSPINKは21歳未満立ち入り禁止……だぞ?!(一応なw
105名無しさん@ピンキー:03/03/12 06:41 ID:UEpQwOlg
>苺タン
おかえりなさい・・・と言ってあげたいが
ガイシュツの通り、ここは板全体が21禁。
歳バラしちゃった以上、そのコテハンでのカキコはNGでつよ。
縮刷版周辺サイトなら18禁に制限下がるから
リア工3なら、そっちではコテハン使える筈。
とりあえずココでは名無しで我慢すれ。
106名無しさん@ピンキー:03/03/12 18:06 ID:DLd14CyJ
前スレのHANABIタンが普段どこで2次もん書いてるか知りたいよー
知ってる方教えてください
107名無しさん@ピンキー:03/03/12 19:39 ID:YY55i9K7
>106
ダイレクトに答えると晒しになりかねないので、
前スレの、ご本人と読み手さんのレスをヒントにして
該当スレかたっぱしから検索かけるか質問スレで聞いてみたら?
ちなみにヒントは
・普段は漫画系パロ書き
・そちらでのコテハンはひらがな表記
108山崎渉:03/03/13 17:33 ID:OxWLo+tw
(^^)
109sage:03/03/13 18:31 ID:asSTsAkH
sage
110名無しさん@ピンキー:03/03/13 19:43 ID:tq+HHdhN
久々に山崎キターーーッ(汗)
111名無しさん@ピンキー:03/03/13 20:10 ID:/lKzgboa
しかも今度はsageない仕様なのか・・・。
112名無しさん@ピンキー:03/03/13 20:23 ID:gPLziQ9x
山崎が来るとどのスレも満遍なく書き込みされるから、鯖に余裕がない
時間帯に当たると下の方のスレがいっせいにDAT落ちするんではないかと
恐れているのだが、杞憂かなあ。
113110:03/03/13 20:43 ID:tq+HHdhN
>>111-112
 まったく、何を目的にしているんでしょうね?
114z571@42:03/03/13 21:44 ID:h5/teEVh
前スレの649からの続きですが、収縮版を読まれた方が早いかと思います。


 少し手を上げて光を取り入れると、ほんのりと脚が浮かび上がり、
更にその上も微かに見える。押さえつけてくる手もどうにかかき分け、
端に指をかけると、体が強張ったのが分かった。
「もっと、・・・もっと見なさい」
 その言葉通りに下ろしていくと、白い体の中に、髪と同じ色が小さく存在していた。
足腰の熟した度合いと比べると、慎ましいとさえいえる。気付けば手が
もう一度脚を撫でだしたかと思うと、その細さを手で確かめていた。
指の腹で一本一本に触れ、次いで手の平も使って大きく撫でる。
 しばらくそうしていると、王も落ち着いてきたようで、また服を掴んで、
ゆっくりと上げているのが、光の加減で分かった。王の側からは、上げた裾に
彼の頭が隠れた形になっている筈なのに、不安はないのかと案じる。
 腰の辺りまでめくれたところで、彼も手を下着に戻すと、急ぎすぎないように、
腿の辺りまで引き下ろした。
 まだ、脚が閉じられていたのでほとんど見えていないが、しばらく見つめる。
「ちゃんと外してくれないと、足が」
 言われて、己の間抜けさを知らされた。足を交互に持ち上げて、まず、
まだ着けていた片方の下履きを滑らかに外して側に置き、続いて下履き以上に
肌に吸いついている下着も慎重に下ろした。下着の方はその辺りに放っておけず、
そっと折って置こうとした時、下履きと同様に温もりがある以上に、いくらか
湿り気も感じて、じっと体を見上げる。実際はどうなっているのか分からない。
115z571@43:03/03/13 21:45 ID:h5/teEVh
 分かろうとするなら、足を開けるしかないのだが、彼には足の間に手を
差し入れて、少しずつ開いてもらうように動かすことしか思いつかない。
まず二つの足の間で、腿の辺りにそっと手を置き、ずらしてくれるようにと
少し力を入れてみると、ほんのわずかに足が動く。続いて反対の腿に手を置いて、
同様に少し動かしてもらうようにする。足が開いていくと、段々と見えてくる。
 遂に彼の拳でも一つは楽に通るぐらいに開かれる。
 ずっと持ち上げたままの腕もだが、こういう体勢は段々と足や手が
痛くなってきて、辛くなるものなのにと思うと、見ない方が罪になりそうだった。
ただ、見上げる。
 口や唇の色とも違っている淡い色がそこにあった。無駄のない、それでいて
他のどの箇所よりもあからさまな器官だ。
 また声をかけられた。
「見えてきたかしら」
「はい」
「それで、どう思うの」
「本当にあるのだな、と」
 何事かと思ったようだが、やがて笑われた。楽しそうなそれに、不安が
紛れるのを感じる。
「あなたもあるのですから、合わせて存在しているのでしょうね。聞きたいのは
そうでは無いことは分かるでしょう」
 勿論、彼には分かっていたが、思っているままを告げても、そのままには
受け取られないだろう。
 また、見つめる。
116z571@44:03/03/13 21:46 ID:h5/teEVh
「力の加減を間違えたら壊れてしまいそうで、触ってはいけないかのようです」
「そういうものかしら」
「はい。触ってもいいでしょうか」
「そうしなさい」
 返事を聞いたのとほぼ同時に、彼は力の限り王の腰を引き寄せ、届く箇所、
すべてを強く、唇で吸った。何がどれやら全く分からず、舌に乗せると
どこも抵抗なく転がる。間近で見るとどこも濡れていたが、余すことなく
舐め上げ、吸い上げた。
「いや、あ、あ、あ!」
 手で頭を押さえつけられ、目の前の光景が左右に揺らぎ、近付いては遠ざかる。
声が挙がっていく王が並べ立てた、意味のない言葉が、彼の耳を刺激した。
 その声が突然、途絶えた。王の体に力が入りきって固くなっていたかと思うと、
ついぞ無い弱さでよろめいたので、咄嗟に支える。
 息が荒くなっているのが聞こえてくる。なおも口づけていた彼の頭に置かれた
手の力も弱い。
「待ちなさい、本当に」
 離そうとしてくる動作に合わせて顔を離すと、呼吸に合わせて上下していて、
まるでそれだけが王の意志に関係なく蠢いているかのような様が目に入る。
裾の端が下ろされて、また王の顔が見えた。どこか焦点の合わない、上気した
表情で、足をまだ閉じない姿といい、彼が今までどの人間でも見たことが
ないぐらいの、あまりに無防備さだった。
117z571@45:03/03/13 21:47 ID:h5/teEVh
 まだ焦点が合わない、上気した顔が屈み込んできて、緩やかに舌が絡んできた。
まるで舌にある名残をすべて拭おうとするかのような動きで、王の口の味と
混ざっていく。
「・・・お前には驚かされてばかりね」
 合間に、ほんのわずかに唇を離して、囁かれた。
「大丈夫、ですか」
「つい前のお前と同じで、少し休みたくなっただけだから」
 心配するなというように、一度強く重ねられた後、王は立ち上がった。
「まだ、きちんと触っていないでしょう」
 彼が頷くと、手を取って、裾から服の中へと導かれた。腕を差し入れたところだけ
裾が上がり、そこから衣が揺れる度に僅かずつ中が見える。それを頼りに手を
動かした。指先が先程より濡れているのを感じ取って驚いたが、どうにか触れていく。
 どこももろそうな中で、しこりのような固さが引っかかったので、そっと
摘んでみる。時折力を入れすぎて王が痛がっていないか見やりながら、
しばらくの間、揉みさすっていると、何かに覆われているのが分かってきた。
どうにか外すと、別の指で擦っていく。腕を掴んできている力が、擦った分だけ
強くなっていく。
「・・・そ・・・んなところばかり・・・」
 擦った拍子にもっと奥に触れた他の指が、ぬめりをすくい取っているのが
分かる。舐めたとき、どこも濡れそぼってしまったが、擦っていることで更に
顕著になったようだった。
「もっと、他も・・・」
118z571@46:03/03/13 21:47 ID:h5/teEVh
 手が誘うのに従い、指を離し、最後に親指で軽く押しながら、他の指を奥へ
進ませた。荒い吐息を聞いているだけで、彼の心臓も大きく鳴っている。
全体をゆっくりとなぞっただけでますますぬめっていくことも、彼をせき立て、
そして導いていくようでもある。
 しかし、なぞってはみるものの、具体的に指をどう進めればよいのか
分からない。もっとはっきりと見えたとしても、結局は己の体ではないのだから
同じことだったろう。
 指を曲げると、探らせてみた。爪を立てにくい角度で曲げていたので、
かなり心もとない。
「そこではない。もう少し手前から」
 王が口を開いたので何事かと思ったが、すぐに手間取っている彼を
見かねてのことかと気付く。言葉に従って探っていると、ようやく
見つけられたようだった。少しくぐってみる。はっきりとした質感に包まれたと
思った途端、質感の方で跳ねるように逃げていった。何が起こったのかは、
僅かな間に過ぎった王の表情で分かる。
「血が出ましたか」
 裾を掴むと上げて、どこなのかも忘れてよく見たが、奥の方らしく見つからない。
「すぐに除けてくれたのだから、そこまでには至らなかったようね。場所は
合っていたのだけれど、真っ直ぐでは無理で、こう・・・」
 片手をかざすと、中指のみを少し折り曲げて、彼の唇に割り込むと、
含ませてきてあらぬ動きを始める。彼がその動きにとらわれたまま、手を
王の体につけ、同じ動きを始めるまで、その動きは繰り返された。彼の指は
細い方ではないのに、今度は逃げられることもなく、少しずつ往復するごとに
埋没していく。
119z571@47:03/03/13 21:57 ID:h5/teEVh
 王の指が彼の口から出て行き、口内に気を取られずに済むようになった彼は、
指に集中していった。指を一本入れただけで、どこもまとわりついてきて、
これ以上入ることは可能なのかと思っている一方で、その指をより奥まで
差し入れようとしている。
 王がまた言葉を並べ始める。膝を合わせようとするので静かに押さえ、
指は抜かぬまま、別の指で周囲に触れて、最後にもう一度、尖りが目に
入ったので摘んでみる。彼の一方の指は飲み込まれ、もう一方の指は彼が
擦るのに抵抗するかのように震えている。
 そして摘んでいた指を離し、唇でくわえる。
「駄目!」
 王が叫んだので、指も口も離して、天を仰いだ。崩れるように膝をついた
王が、彼の肩に手をかけてくる。
「横になりなさい、その方が慣れているから」
 胸を手の平で軽く押されるままに仰向けに倒れると、それに合わせて
王の体も倒れる。その体が、彼の体とどのように重なっているのかが分かる。
こすれる毎に、のぼせていく。
「いいかしら」
「はい」
 身を起こした王は、衣の裾を噛んで腰から舌を露わにすると、彼の体を
ゆっくりとまたいだ。髪が彼の腰にかかり、軽く手の平で触れられて、先が
含まれていくのが分かる。
 彼が声を漏らすと、すぐに離れた唇が、弧を描いていた。
「固い」
120z571:03/03/13 22:58 ID:h5/teEVh
今回の「王と虜」は以上です。

>SOZさん
本当に久しぶりになってしまいました、が、今回は
前回ほどお待たせしなかった筈ですのでほんの少し安心してます。

>前スレ653さん
いよいよ〜が長引いてしまいました。
沁みていただけて嬉しいです。
次こそいよいよ〜です。

>前スレ654さん
王の感情がどこへ辿り着くか、もう少しお付き合いいただくことに
なってしまいました。もう少しお待ち下さい。

>さなぎさん
アントワネットですか。ということはこの国、革命が近いのでしょうか。
最後の王ですし。
名作の続き、サイトの方で楽しみにします。
121murmur:03/03/14 01:01 ID:dnCNNp/1
『ラブホテルに行ってみたい』
珍しく柚季(ゆき)がおねだりをしたかと思ったら、
こんな内容で明彦はかなり動揺した。

そもそも今日の柚季は、就業時間からおかしかった。
ケアレスミスが多く、ぼうっとしていた。
今日のデートも早めに切り上げて休ませた方がいいと思っていた矢先に、
とんでもないおねだりをされた。

柚季にとって、明彦は初めての男だ。
今時にしてみれば、やはり奥手なのかもしれない。
まだまだ開発途中で、行為の最中もされるがままだったり、戸惑いを隠せなかったり。
明彦にとってはそこが愛しくもあり、いつも優しく、ゆっくり、丁寧に愛していた。

それが柚季にとっては重荷だったのだろうか。
いきなりどうして背伸びしようとするのだろう。

(それでもこうやってトランクス一枚で待ってる俺って・・・)

シャワーを浴びている柚季を待ちながら、明彦は自嘲気味に思った。
122murmur:03/03/14 01:02 ID:dnCNNp/1
シャワーの音が止んだ。
だが、柚季はなかなか出て来ない。

「?柚季、どうかした?」
迎えに行こうと立ち上がった時、柚季はかぼそい声で返事をした。
「明かり・・・消して・・・」

もう幾度か肌を重ねて、そして今日はこんなおねだりをしておきながら、
まだ恥ずかしいのか。
まだまだネンネだな、と可愛らしく思いながら、明彦は部屋の明かりを落とした。

「これでいい?」
「・・・うん」

天の岩戸のようにシャワーの扉をおずおずと開けて、柚季がようやく出てきた。
ゆっくり、ゆっくりした足取りで。

柚季は、白い薄い透ける素材で出来たミニのベビードールを纏ってうつむいていた。
暗闇の中、柚季の体が白く幻想的に浮かび上がっていた。
123murmur:03/03/14 01:02 ID:dnCNNp/1
「柚・・・季」
明彦は驚きの余り、なかなか声が出なかった。
途中で足を止めてしまった柚季の許に、ゆっくりと近付く。
その気配に、柚季は体をびくっとさせて反応した。

「どう、したの・・・?それ・・・」
明彦の声が掠れる。
白いチュールで出来たベビードールは、柚季の白い肌をより白く見せ、
その体を微妙に透けさせていた。
胸は、あと少しで乳首が見えてしまいそうなと所を、レースがあしらわれて隠されている。
ヒップがギリギリ隠れる丈のそれは、デザインや色こそ可愛らしいけれど、
それ故にそのギャップが扇情的ですらあった。

「いつも・・・明彦にしてもらうばっかりで、でもどうしたら明彦が悦ぶか分からなくて。
 こういうのしたら、悦んでくれるかな・・・って」
うつむいたまま、柚季は消え入りそうな声で答える。そんな柚季が愛しくてたまらなかった。
「柚季・・・」
柚季の顎に手をかけて、上を向かせた。
潤んだようにキラキラした瞳、うっすらとグロスをのせたのか、艶やかに光る唇。
明彦は理性が飛びそうになるのをこらえて言った。
「俺はね・・・柚季が感じてくれるだけで嬉しいよ。そんな思いつめなくても良かったのに・・・
 ごめんな、俺こそ柚季がそんな風に考えてるなんて気付かなくて」
軽くキスをしただけで、柚季は体を震わせた。グロスのせいか、唇は甘い味がした。
「でも・・・今日みたいな柚季を見られるなら、それもよかったかも」
震える体を抱き締める。
いつもは甘いだけの柚季のトワレが、今日はスパイシーな部分が強調されて感じる。
胸元につけられたその官能的な香りに、明彦の中で何かが崩れた。
124名無しさん@ピンキー:03/03/14 11:13 ID:Rm9Ay4pj
>>114-119

>王と虜

>「本当にあるのだな、と」

 き、生真面目なヤツ(笑) あるいは天然なのか、とすら思ってしまいますね(^_^;
 相手が相手だから緊張した結果出てしまった言葉なんでしょうけど。

 焦らしに焦らしてここまできましたが、ようやく塗れ場っぽくなってきましたねぇ(笑)
125名無しさん@ピンキー:03/03/14 11:17 ID:Rm9Ay4pj
>>121- (murmur さん

 自嘲気味な昭彦(笑)。
 トランクス一枚というのが哀愁をさそいますな(^_^;

 ベビードール姿の柚季タン。
 激しくハァハァ(笑)
 しかし、彼女にしてみればせいいっぱいの背伸びなんでしょうかね。
 透けて見えるってのもいいもんです。
 そして、それを着て恥らっている表情がなによりイイ。
126ユウジとユミ 第2章:03/03/17 14:01 ID:e5wpvgGE
ユウジと初めてエッチしてから、そう、少し経ったくらい。
あれは、そんな日のことだった。

----------*----------*----------*----------*----------

日曜日、ユウジの部屋に遊びに行って、二人でいろんなこと話して。
なりゆきでベッドでたわむれてるうちに、
ユウジがスカートの奥に手を伸ばしてきた。
「あっ!」と思ったけど間に合わなかった。
ショーツに触れた指が、いつもと違うその感触に動きを止める。
ユウジがベッドの上に起き上がる。

「?」
「ゴメン、ユウちゃん。きょうは‥ ダメなの」
「え?」
「昨日から‥で」
「それって‥‥ え〜っ! そんな〜」

なんて言ったらいいのだろう。
私だって‥ 私だってユウジに抱かれたい。
さっきから、キスされて髪撫でられて、声聞いてたら、
すごくエッチしたくなってて。

でも、気持ちはいつもとおんなじぐらい感じてるのに、
やっぱり、だめなんだよね。
いつものときみたいに、なんかジワーってならないし。
やっぱ女の体って、そう言う風にできてるんだろう。
そう思った。でも、なんて言えば‥‥
127ユウジとユミ 第2章:03/03/17 14:02 ID:e5wpvgGE
来たときに最初に言っておけば良かったのかもしれないけど、
そんなこと‥‥ 恥ずかしくて言えっこないし。

「わかった。んじゃさ、ユミ、お願い」

ユウジは私を抱き上げ、ベッドの前のカーペットにおろした。
そして自分はベッドに浅く腰掛ける。
ズボンのファスナーおろして、手を入れてる。
突然、ピョコンってユウジのあれが飛び出してきた。

私どうしたらいいのかわかんなくて、きょとんとしていた。
だって、それダメなんだから。今日は。無理したくないし。
そんな私の肩をユウジの両手がつかんで、両足の間に引き寄せる。
え〜っ? なんなの? って思ったけど、
強引に引き寄せられた。

で、目の前に、ユウジのが‥ ピクンピクンって‥‥

男の人の、こんなに近くで見たの‥‥ 初めてだ。
大きい。かなり。
私だって、小さな子供のおちんちんぐらいは何度か見てる。
でも目の前のが、それと同じ物だとはとても思えない。
形も、そして大きさも。
なんか全体に赤黒くて、先のほうが広がってて。とっても変。

でも、これが入ってきて、私あんなに気持ちよくなっちゃうのか‥‥
最初はずいぶん痛かったけど、最近はそんなことなくて。
逆にユウジが入ってくると、すごく気持ちがいい。ほんとに。
この間なんか、一瞬意識が途切れてたし。
「イった」のかな、あれって? よくわかんないけど。
128ユウジとユミ 第2章:03/03/17 14:03 ID:e5wpvgGE
それにしてもやっぱり変だ。
目の前のこれと、あのときの感触って、いまいちつながらない感じ。

で、これをいったい‥‥?
ユウジの顔を見上げた。
うん、ってうなずいてる。

‥‥そうか。口でやって欲しいんだ。フェラチオっていうやつだ、確か。
色々なところで見たり聞いたりして、知識はあった。
でもエッチだってユウジが初めてだったから、
そんな経験なんて、もちろんなかった。
どうしたらいいんだろう?

とりあえず、先っぽのほうにキスしてみた。
急にビクンって大きく動いて、唇からはずれた。

こんどは、えらみたいに張り出してるとこまで唇で包んだ。
どう考えても全部を口に入れるのは無理。
のどにつかえちゃう。そう思ったから。
ちょうど段になってるところに、唇が引っかかる。

吸ってみた。
チュク‥ チュク‥ チュク‥
口の中の唾液が、すごく卑猥な音を立ててる。
それが、静かな部屋の中に響いてた。

一度唇を離す。しげしげと見てしまう。
さっきよりは、なんとなく抵抗が無い気がする。
けっこう‥‥ かわいい?
ユウジの一部だし、うん。そうだよね。当然。
129ユウジとユミ 第2章:03/03/17 14:03 ID:e5wpvgGE
そう思ったら、なんか急にいとおしくなって、
横とか、反対側とか、たくさんキスしちゃってた。
唇にキスするのと気分的に全然変わんなくて。

そんなふうにしてたら、もっとやってみようと思って、
もう一度、こんどは真ん中ぐらいまで口の中に入れた。
すこしずつ、喉の奥にぶつからないように気をつけて、
頭を動かしてみる。
ユウジが「ウッ」っと言って、体をこわばらせた。
いけない。なんか痛くしちゃったのかな?

心配になって、くわえたそのままの姿勢で上目遣いに見る。
「あ、心配しなくていい。すごく気持ちいいんだ。
 そのまま続けて」
ちょっと安心。

「それより‥」
続いて聞こえたユウジの言葉に、
あ、やっぱり下手なのかなって思って、口の中から出そうとしたら、
「ちがう! そのままで」手が頭を押さえた。
「?」
「いや、俺のをくわえたまま、そんな風に見上げられると、
 なんか、もう、いっちゃいそうで‥」

え? あ!
ユウジから見えてる私の姿って‥‥
130ユウジとユミ 第2章:03/03/17 14:06 ID:e5wpvgGE
この人の目に映ってる光景。
硬くなったユウジのものをくわえたまま、見上げる私がそこにいて。
その瞬間、私の全身がカーッって熱くなった。

すごいこと、してる‥‥ 私って‥‥

突然、口の中のユウジのが硬くなって上あごを押してきた。
同時に急に太くなったのが唇でわかる。
なんか無理やり唇が広げられるような感じで。
え? どうしたの?

「だめだ! ユミ! もう‥‥! オレ‥」
その言葉が終わらないうちに、
口の中で、 ビクン! って感じでユウジのが動いた。
そしてわたしの口の中に、あたたかいものが勢いよく飛び込んでくる。

ユウジ‥ イったんだ。
でも、そんなことを考えてる暇はなかった。
つぎの射精が私の喉の奥を直撃して、息が出来ずに激しく咳き込んだ。
あわてて唇を離す。

目の前の硬いものは、何に支えられてるわけでもないのに、
ユウジのうめき声とシンクロするように、
上下に脈打ちながら次々と白いものを吐き出している。

呆然とする私に向かってユウジのが飛んでくる。
その光景のあまりの生々しさに、私は呆然としていた。
顔に、髪に、つぎつぎとかけられる。
131ユウジとユミ 第2章:03/03/17 14:10 ID:e5wpvgGE
やっとおさまる。
さっきあれほど暴れたものは、今は何事も無かったみたいにじっとしてる。
大きいままだけど。

気づくと口の中は変な味で、顔とか髪に粘液がまとわりついてて。

「ゴメン。なんか、メチャクチャ興奮しちゃって。
 大丈夫か? ユミ?」
すまないって顔のユウジ。かわいそうなぐらい。
いいのに。そんな顔しなくても。

「ううん、大丈夫。なんとか。
 それより、ユウちゃんが喜んでくれたのがすご〜く嬉しいんだ、今!」
「ほんとに?」
「うん、ほんと。
 あ、ひどいカッコだから、ちょっとシャワー浴びてくるね」

口をすすいで、強いシャワーを浴びながら、ついさっきのこと思い出してた。

ユウジが気持ちよくなってイったとき、私、とっても変な感じで、
いま思うと、あれは‥ 多分‥ イっちゃう寸前。
あそこに入れてたわけじゃないのに、同じぐらい気持ちよくて。
今さわってみると、あそこの中ヌルヌルしてて‥ 
生理とかの問題じゃない。

こんなこと、絶対ユウジには言えない。口で感じてたなんて‥‥

でもこんど、またユウジに求められたら、
私、本当にイっちゃうかも。
なんか、こわい‥‥‥
132裏方:03/03/17 14:13 ID:e5wpvgGE
milk様にささげます。
書いてるうちに女性向か男性向けか、わからなくなりました(w
お気に召されない方は、なにとぞスルーでm(__)m

ところでmilk様いらっしゃいますか?
Y様のフェ○小説ごらんになりましたでしょうか。
手違いでまだでしたら、是非。縮刷版から飛んでください。
133名無しさん@ピンキー:03/03/17 16:57 ID:wrn3N8Lb
ユウジ、なんか可愛いなあ……。
ごちです!!
他人様への捧げ物を、先に美味しくいただきました(w うひひ。
134名無しさん@ピンキー:03/03/18 20:47 ID:V/SYJk3e
>>126-131(裏方さん

>ユウジとユミ 第2章

 おぉう、初フェラなのに抵抗がないでつか。大胆じゃのう>ユミタン
 というか、いきなりモノを出して「お願い」ってユウジもある意味大胆w

 しかし、髪にこびりついたのは洗い落とすのが大変そう(^_^;
135名無しさん@ピンキー:03/03/21 20:55 ID:Io39vsjb
書き込みがないので繋ぎに。近親ものの属性はない方はスルー希望。
よくあるコピペをいじったもの。

「ほーら…血の繋がった妹とハマりそうだよ〜ホラ…あと数センチ…」
「ん……あぁ!」
「ああ〜!ハマっちゃった。ほんとの兄妹でハマっちゃった。あ〜あ」
「やめ…やめろォ!」
「あーいいなあ!あたしのに兄貴のが…ア…どんどん大きくなって…やっぱり童貞なの?」
「…正気に戻れ!…兄妹なんだぞ!してはいけない事なんだぞ!」
「…とりかえしが付かない事をしてあげる。実の兄妹で生でするの。中出ししてもらうから」
「お…おまえ…駄目だ、それはおまえが困ることになる!」
「だからいいんでしょ?『産んだ、きょうだいで産んだ!』って言わせてあげるよ。ホラ」
「うあっあっあっ…駄目…動くのは駄目だ!…あっあっ…ホントに…あァ!!」
「ふふ…(グチュッグチュッ)…この粘膜の馴染み具合ときたら…(グッグッ)想い合ってきた者同士だからかな?…ぅ〜!」
「ああーっ!ああーっ!…ああ…俺のが出たり入ったり…いけない事だ!凄くいけない事なんだぞ!」
136名無しさん@ピンキー:03/03/21 20:57 ID:Io39vsjb
「もう手遅れでしょ…(ドスッドスッ)…ああ…(ジュッジュッジュッ)あーヤバ…そろそろ…きそう」
「駄目だっ駄目だっ駄目だっ!!兄妹で…あァ!……精液だけは出しちゃ駄目なんだっ…抜かせろ!抜かせろぉ!!」
「あ!(ビュビュ)あー!(ビュ!)あー…!!もう手遅れ…。(ドクドクドクッ)中に出てる。…今も出てる…。(ゴプゴプッ!)あ…あ」
「いやだぁ!馬鹿、馬鹿ぁ!!うあ…うあ、何か出てきたぞ!…ほんとに出させるなんて…このバカいもうとォ!」
「ん…。あ…まだ出るね…。(ドプッ…ドプッ)兄貴の良かった…やっぱり手放したくないよ」
「グスッグスッ…どうしよう…どうしよう…」
「…あーやだ。兄貴の泣き顔見てまたしたくなっちゃった。腰支えて腰!バックでしたいから」
「あ!…やめ…(ニュルン)うはっ!…また…またハマったよぉ…グスッ…おふくろにバレたらどうしよう…」
「心配ないよ。仲良く見えている分には何にも言わないって」
「だから兄妹同士でするのは凄くいけないことなんだ!…それが分かってるなら…その…いいけど…みたいな」
「いいの?…それじゃこれから毎日、しまくりね。色々兄妹で試してみよう!」
「……き、兄妹なんだから、あんまりHなのは駄目だぞ」
「固くしておいて説得力ないよ、それ。…(グチュ!グチュ!)これが終わったら、次はお風呂でね。ソープごっこしよう」
「(ああ…オヤジにおふくろごめんなさい…でも…ああ…気持ちよくってたまんないよぉ…)」

ageてしまった。ごめん
137裏方:03/03/22 12:56 ID:OgALRwvZ
さなぎさんがサイトを立ち上げました。
ファンの方は縮刷版から飛んでいってください。
でも帰ってきてね(はぁと ←キモイ!
138名無しさん@ピンキー:03/03/22 14:26 ID:4idu466k
>>137
縮刷板ってどこにあるんですか?
139名無しさん@ピンキー:03/03/22 15:45 ID:kZd45ixt
>>137

>>2にあるよ
140名無しさん@ピンキー:03/03/22 18:42 ID:sJi8Umi/
>>139
ありがとう。
しっかり見れました(*´Д`)
141milk:03/03/23 22:58 ID:PLIIZH9H
>裏方様
捧げもの(?)ありがとうございます。

う、初々しいですねぇ。でも、大胆。
私の初めてのときはどうだったかなーと考えてしまいました(^-^;
今でも口でするときは目を開けられない私。
彼と目をあわせるなんてとんでもない。
恥ずかしくて……。
ちょっぴりユミが羨ましいです。

でも、今でも、顔射だけは嫌。パートナーはしたいみたいですけど(笑)
一回うっかり許してしまったら、大変な事になりました。
激しく鼻に入っ(以下略
142裏方:03/03/24 09:01 ID:ru4SOuy+
>今でも口でするときは目を開けられない私
しかし、それならなぜSOZさんおすすめミラーが欲しいのかと小一時間(略
143SOZ:03/03/24 22:52 ID:aXIYkHZA
>>142
 きっと、ミラーを買ったんだから使わないと損(見ないと無駄になる)
ということで羞恥心をねじふせて目を開ける為の理由づけに……(笑)
144z571@48:03/03/26 09:01 ID:1IPEje1r
>>119の続きです。


 そう言って、もう一度裾を噛んだ。足をゆっくりと開き、手が明らかに彼が
目を離せなくなっているのを受けて、よく見えるように広げている。
 もう一方の手に捕らえられた。体がゆっくりと落とされ、あてがわれる。
「陛下」
 思わず呼んだ彼の顔を、王がただ見下ろしている。未だ繋がれている両足の
鎖が、彼が無意識に大きく腰を上げようとするのを阻んでくる。触れそうで
触れず、触れたかと思うと逃れられる。
 鎖が幾度も音を立て、唇が王を呼び続ける以外に用をなさなくなり、
見えるものが虚ろになっていく。手が王の体から離れ、絨毯をどのようにしてか、
たぐり寄せて球にする。
 何度もその光景を心に描かされた腰が、実際に少し落ちた。先が滴りに
満ちた中に包まれ出したと気付き、落ち着くかと思っていた欲望、そう、もう
彼が自分がそれで満ちているのを認めていた欲望が、更に奥へと進ませようと
かき立てるのを感じた。出来れば、ずっと先の、すべてを。
「お許し下さい、もっと」
 彼の言葉が終わるとともに、願いが叶えられていくのを目の当たりにする。
呑み込まれる。
 彼がこれまで、味わったことがない感覚が包み込んできた。液体のようでいて、
その質感を余すことなく彼に伝えてくる。目の先では、王の体と彼のそれとが
混ざり合い、液にまみれているのが見えた。
 それらの光景は、溜め息が漏れたときに布で覆い隠されてしまった。
生まれて初めて、服というものが無粋に思えた。
「全部、入ったかしら」
145z571@49:03/03/26 09:03 ID:1IPEje1r
 無意識の内にだろうか、王が軽く身をかがめてくると、液体ではないと
主張するかのように根元から締めつけられ、彼に、奥へ、奥へと向かわせようと
する。鎖によって足が開かれた不安定な格好だが、何かのきっかけがあれば、
どうにか王の体を抱え直して、彼の思うままに動いてしまいそうだ。
「は・・・い・・・」
 体を強張らせたまま答えると、満足そうに頷いて、目を閉じていったのを
どうにか目にする。
「そう。私も、お前で一杯なのが分かる」
 また締めつけてくる。このままでは、何も動かぬまま、すべて終わってしまう。
せめて少しだけでいいから思い通りに終わりたい。
 目を閉じたままの王は、可能な限りに身をかがめた。締めつけが苦しいほどに
なったときに口を開く。
「動きなさ、ああ!」
 終わらぬ内に、王の体が揺さぶられ、仰け反っていく姿が目に入る。
窮屈な中を、慣れぬ位置から動かした。いくら柔らかいとはいえ絨毯は
彼の動きを完全には吸わなかったが、それも気にならない。
 水温が立ち、互いの動きをより易くなっていく。あまりに気分が高まっていたのと
無知なこともあって、彼の思うままにしか突き動かせないが、王はされるまま、
彼の動きを受けとめていた。
 しかし長くは続かず、最も大きく動いたとき、彼はやっと目を開けた。
「あ・・・」
 切なそうに声を漏らした王の姿を目に留めたまま、果てた。
146z571@50:03/03/26 09:04 ID:1IPEje1r
 ・・・体の上に何かが載っている、その温かさを抱き寄せると、思いもよらずに
刺激を受けて、彼の意識ははっきりと目覚めた。
「もう一度出来るのならば良いけれど、体は大丈夫かしら」
 彼から離れなかったらしい王は、抱き寄せられるままに体をつけてきて、
胸を撫でてきていた。不意に先を掠めるのに彼が反応を示すと、喉の奥で
笑っているのが伝わってくる。
 顔を上げて、彼の顔を覗いてくる。潤んだ目は彼と同じ欲求を帯びているのが、
今、やっと理解できた。
 動きたい。動いて、相手にも揺さぶられたい。
「気分はどうかしら」
「体は、・・・力が抜けたような気がしますが、どこも悪くした様子はありません。
・・・気分は、良いです」
 己の体を軽く身じろぎして言葉に嘘がないか確かめる。そして、
付け加えるべきか迷ったが、はっきりと言うべきだと思って、口にした。
「とても、嬉しいです」
 王の、潤んだ目から表情が抜け落ち、見据えられる形になった。身を起こすと、
彼を睨め下ろす。その目つきの元が怒りではないと悟って、背の辺りが冷えてきた時、
「動きます。お前もそうしたくなったのならば、合わせなさい」
 告げて、王の体が揺れる。
 見る間に、彼は自分の体が王の望み通りになっていくのを感じていた。
緩やかな動きだからなのか、先程、彼が動いていた時よりはっきりとお互いが
分かってくる。
147z571@51:03/03/26 09:05 ID:1IPEje1r
「ん・・・はあ・・・」
 声まで混ざってくる。押しつけられて擦られたり、彼がこね回している気分にも
させられた。多彩すぎて、どう合わせればよいのか見当もつかない。
締めつけられたかと思うと離れ、入りきったと思えば抜け出る感覚を、不思議と
長く感じ続ける。
「・・・どうして動かないの」
 王の声が、体と共に切なそうに揺れた。
「動けたら動きなさい。動けないならそう言ってくれないと、今でさえ一人で
抱いている思いがしてくるから」
 少し、身を起こした。足を伸ばして床に座った彼の上に、王が足を広げて
乗りかかった形になる。背に手を回して支えると、王も背に片手を回してきた。
床に足をつけて、彼にすべての体重をかけないようにしている。
 前よりうまく動かせないが、鎖がある分足の支えが楽になっているのに気付いた。
慎重に手の支えばかりに重みを偏らせないようにしながら、二人の体を上げる。
「そう、・・・そう、そう」
 背に手を回して、すがりついてくる。互いの動きが掴めずにいたのも
初めの頃だけで、段々と合うようにもなってきた。恐らく、王が合わせて
くれたのだろう。彼はどうにか思いつくままに、王を真似てみるのが精一杯だった。
 それに、慣れぬ中にずっとあった為か、すぐに昇り詰めつつあるのを感じる。
「・・・また、終わりそうです、申し訳ありません・・・しかし、またすぐ、
出来るようになります、から」
 本当に可能かは分からなかったが、先程見た表情をこれからもずっと
させるぐらいなら、限界までこうして動いていようとした。
148z571@52:03/03/26 09:15 ID:1IPEje1r
 それで、また昇り詰める為に大きく揺らそうとした時、王がその手で、
彼の体の動きを押さえた。
「駄目」
 凛とした言い方に、身から火照りが少し抜けた。王の表情は上気した中にも、
今度は怒りをたたえているようである。しばらくすると、彼の体に手で難なく
命じて、再び体を擦り寄せながら腕の中に収まっていく。
「いいのよ」
 頬を擦り寄せられる。互いの熱くなっていた体から鼓動が伝わり合って、
心地よい。
「一度でも多ければ、その分、孕みやすくなるかもしれないけれど、なら、
最初に目覚めたお前をもう一度眠らせてから、絞り尽くせば済んだでしょう。
私がお前を起こしたままにしたのは、それを望んだからではない」
 回された腕の力が強くなった。
「意識のある人とぐらいは、性急にではなくて、ゆっくりと抱き合いたいと
思うのは、身の程を知らないだけかしら」
「いいえ」
 他には、何の答えも彼の中からは出なかった。
「いいえ」
 もう一度、首を振って答えると、首筋を強く吸われた。
「ありがとう」
 小さすぎたその言葉が、本当に発せられたのかは分からない。気付くと
王は顔を離して、揺らし始めた。彼も彼なりに合わせていく。
 それからの時間は長く続いたが、昇りきらないままの状態を長く保つことは
彼にとってはまさに、責め苦だった。王にとっても同じことに違いないのならば、
耐え続けられただろうか。
149名無しさん@ピンキー:03/03/26 17:00 ID:/BPgMyew
>>144-(z571さん

 王と虜キターーーッ☆
 やっと二人の交わりですねぇ。うんうん、長かった(笑)

>「一度でも多ければ、その分、孕みやすくなるかもしれないけれど、なら、
>最初に目覚めたお前をもう一度眠らせてから、絞り尽くせば済んだでしょう。
>私がお前を起こしたままにしたのは、それを望んだからではない」
> 回された腕の力が強くなった。
>「意識のある人とぐらいは、性急にではなくて、ゆっくりと抱き合いたいと
>思うのは、身の程を知らないだけかしら」

 なんかいいなぁ、このくだり。

>昇りきらないままの状態を長く保つことは
>彼にとってはまさに、責め苦だった。

 禿堂してしまったり(汗)
150z571@53:03/03/26 17:37 ID:065alkn1
 動かされては離れるを繰り返していると、次第に体が腰を動かすだけの物体の
ようになっていく。無理な体勢も取れなくなり、彼はもう一度横になったが、
王はその方が楽に動けるようだった。彼の高まりをすべて事前に悟るように、
操られるように自在に動く。
 王の言葉が不意に途切れた。見上げると口を手で塞いでいる。その手の隙間から、
なおも声が漏れていた。
 手を離すと、彼に向かって手を伸ばし、叫ぶようにして声をかけてくる。
「・・・お願い!・・・」
 目の前の人は彼の仕える王であって、彼はその命を聞かなければならない。
だから、王もまた、上に立つものの自覚として、決して懇願などしてはいけない。
 そのようなことは今、意味など持っていなかった。
「塞がせて」
 何度も了承を示すと、顔が近付いてくる。口に来るかと思われた唇は、
軽く掠めると体に吸いつく。
 噛まれた。
 すべての感覚が更にむき出しになったようだった。肉を喰いちぎられるという
焦燥感が、彼が駆け上っていくのを促す。鍛えられていただけに肩口の肉は
一つの無駄もなく、歯の与えてくる痛みを受けている。
 快楽のためか、それとも痛みのためか、彼の体の動きが、暴れるように
なっているということだけが確かなことだった。
 部屋には彼の叫びと、王の歯の間から漏れるうめきだけが響く。もはや
どちらがより激しく動いているのかも分からなくなった頃、彼は、すべてを忘れた。
151z571@54:03/03/26 17:38 ID:065alkn1
 血が流れる。絞り尽くされる。
 幾度も絞られた。震えだした体を、己の体に押しつける。
 彼は放ちきったのを感じながら、意識を手放した。


 炎が現れ、音を立てながら揺れている。
 目を開けて、実際に何かが燃えているのを見ているのだ、と我に返った彼は、
飛び起きようとして、体が重く感じられることを知った。肌が先程まで感じていた
空気の流れを感じていないしるしに、体に薄い布をかけられていた。
「もう少し休むといい、長い時間、陛下の相手は疲れただろう」
 灯りから何かの紙に火を移している。彼の方を向きもせずに、卿はそう言って、
紙に燃え移った炎が少しずつ広がるのを目にしている。彼の位置から見ると、
思っていたよりその姿がより小さく見えた。
「陛・・・下は・・・」
「水浴と着替えだ。じきに戻って来られる」
 その紙に引かれた線に見覚えがあった。彼が、懐にしまっていた地下の地図だ。
飽きもせずに卿は、その紙が炭となって消えていくよう、手をかざす。
「君の着替えは後で行う。肌寒い思いをさせているが、もうしばらくのことだ」
「はい」
 その考えは、全く読みとれなかった。隣室で待っていた間、この人が何を
思ってきたのか。そして今も、どう思っていたのか。
「一つ、教えておこう」
152z571@55:03/03/26 17:39 ID:065alkn1
 その指先にまで炎が届いても、卿の表情は変わりなかった。
「王に手管を教えたのは私だが、口頭でだ。妹の産んだ子とはいっても娘同然に
思っている存在には、とても手は出せない。もっとも、父親代わりとしても
こちらはひどいものだ。他に方法がなければそれでも抱くことを考えていたが」
 手を一振りすると、炎はたちどころに消えた。灯りが二人の向こうにある為か、
卿そのものが炭のように影を落としている。
「その必要ももう、なくなった」
「陛下は、孕まれたのでしょうか」
 口にするとあまりにも馬鹿げた言動だった。卿は笑わなかった。思い出した。
この人はどのような感情も、大きく表に出した話を聞いたことがなかった。
怒りをあらわにして剣さえ振るう話が日常で聞こえてくる王とは、まるで対照的だった。
 いつか王も、そして彼も、卿のように感情を表に出さなくなるのだろうか。
それでも、何かを願うことがあるのだろうか。
「どちらとも言える。どちらにしても今日で終わりではない」
 その言葉の意味も、彼には理解できた。子供が一人では、王と同じことが
繰り返されるだけだからだろう。
 しかし王にもかつて兄がいて、大勢の同じ一族の人間がいた。そして今の
状態になった。何も正しい解答などないのだ。
 それにしても、どうして卿は素直に話してくれるのだろう、と彼は思った。
彼が卿の立場ならば、いつどのような立場に回るか分からない彼のような人間には、
もっと曖昧な答えしか返さない。それを、わざわざ自分から口を開いて話している。
153z571@56:03/03/26 17:39 ID:065alkn1
 彼は、最初から思っていたことを口にした。
「私の故郷は小さな領地です。目立った所は何もありません」
「第五十七領か。良い地だ、穀物も良いものが運ばれてくる」
「領主も同じで、その弟ならば尚のこと、例え騎士にいたとしても、卿のような方が
覚えていらっしゃることはまず無いでしょう。卿がここへ近付いた私に
薬を含ませたのですね」
「その通りだ」
 話が飛んでも、卿は平然としてついてくる。彼は確信した。
「本当に、薬が切れるとは思っていなかったのですか」
 卿は、彼の方を向いた。向いたときに見えた表情に、彼は、王との血の繋がりを
一つ、見た気がした。
「長い間、王家に仕えてきたが、間違いを起こしたことはまず、ない」
 言い終わると灯りから一歩遠ざかった卿の姿が、開いた扉の影に隠れた。
「可哀相に、そのままでいさせて」
 そこに、彼の腕の中にいた人の面影は、欠片も残っていなかった。そのまま
戦場に出ても不自然でない、隙一つない服を着て、今や帯刀さえしている。
 けれど王は彼の傍らに軽やかに近付いて、座ってみせた。
「さて、どうしましょうか」
 せめて身を起こした彼の髪を撫でてはきたが、その手つきも、もう、髪を
引きちぎってきそうなものに戻っている。ただ、表情だけが優しい。
 彼が手首を取って、手袋で隠された箇所に口づけると、指で、噛まれた跡を
なぞられた。
154z571@57:03/03/26 17:39 ID:065alkn1
「忘れてもらうのが一番かしら。こんな跡が増えたら困るでしょう」
「そんなことは・・・」
 それとも、手袋で隠したのだろうか。噛んででも声を出さないことで、
隣室に聞かれないようにしたように。
 例え分かり合えた気でいたとしても、人と人が、互いに口にしていないことなど、
数多くある気がした。
 彼はやっと王に会えたが、会えただけなのだ。
 口づけた手を握る。
「私は陛下にお仕えする身です。それを最初に望んだのですから。陛下は
ご承知とは思いますが、ならば、陛下が私の姿など二度と目にしたくないと
望まれたのなら、それは私が望んだことにもなるのです」
「お前に手をつけるのではなかった。すぐに本心を隠してしまうのだから」
「彼は本心を言っていますよ、陛下」
 王の口調に合わせてか、卿の言葉遣いも、温かで明るいものになっていた。
「王に仕え始めた頃から、彼は自身のすべてが陛下のものだ、と申しているのです」
 王は微笑んで、「そう」と言った。
「騎士とは、そういう考えを叩き込まれているのですものね」
 つまり、彼がどうして王の命令をさんざん悩んだのか、全部分かっていたのだ。
当たり前といえば当たり前だが、そこに考えが至らなかった自分に、彼は
間が抜けたものを覚えた。
 手を握り返されて、その気分も途切れた。
155z571@58:03/03/26 17:41 ID:065alkn1
「なら私が望むままに、一つだけ先のことを約束しましょう。今度は私が
お前の所へ会いに行きます。いつになるかは分からない、お互いがどこにいるかも
分からない、けれど必ず会いに行った時、また、私を今日と同じようにしてくれるかしら」
「はい。・・・陛下」
「何かしら」
「お別れを申し上げる前に、こちらを」
 手渡した小さな瓶を見て、王は笑い出した。卿が一度出て行った時に、
王に手渡したものだ。
「今、これの中身を飲ませようとしたのに。私の服を探っていた時に奪ったのかしら。
どうやって隠したのか聞いてみたいものだけれど、思っていたより手が悪いのね」
「でも、いい若者ですよ。ここで陛下に引き合わせたのが勿体ないぐらいに」
 卿の言葉に、また笑う。
「分かっています。・・・これを飲んでくれないと、お前を元の舎に戻せないのは
分かるでしょう。信じてくれていても、ここの位置は知られる訳にはいかない」
「飲めば、眠れるのですね」
 王が認める仕草をすると、彼は卿に頷き、王にも頷いた。
「分かりました。しかし、私からも一つだけ申し上げます。会いに来られるのは、
陛下が孕まれたと分かった時がよいかと思います。もしくは、孕まなかったと
分かったときでもよいでしょう。では、失礼いたします」
 言うと、彼は瓶の口を開けて、小さいとはいえ、中の液体を一息に飲んだ。
たちまちに目の前が暗くなって、倒れかかったところを温かな存在に包まれる。
「本当に、お前という人は」
 笑い声が遠ざかり、彼は今度こそ、深い眠りに入るのを感じていた。
 次に目覚めれば、彼は今のことなど何もなかったように、いつもいた所で
目覚め、元の生活を送るのだろう。だから彼は、これからも、これまでと
変わりない願いを抱くだろうことを思いながら、眠りについていく。
 明日は少しでも、陛下の力となれるような強さが備わるようにと。
 そして、陛下が少しでも、笑っていられるようにと。
 心から。・・・


 「王と虜」 終
156z571:03/03/26 17:43 ID:065alkn1
終わりました。
急ぎますので、一度席を立たせていただきます。
レスは戻ったときに致します。最後まで同じ調子ですね。
157名無しさん@ピンキー:03/03/26 17:47 ID:/BPgMyew
 ありゃ(汗)
 無粋なタイミングで割り込んでしまったか?(滝汗)

 ともあれ、「王と虜」、完結おめでとうございます。
 スレをまたいでの長い連載お疲れ様でした。

 
158名無しさん@ピンキー:03/03/26 18:45 ID:NMdSxLH0
>z571さん
完結お疲れさまでした。
最後までとても素敵でした。どうもありがとう。
「王と虜」のキーワードは 願う ですかね。
最初から読み返そう(w
159z571:03/03/26 21:35 ID:/6VK6Hog
長期間、4スレをまたいだ話にお付き合いいただいた方々にお礼を
申し上げます。まさかいくら筆が遅いからと言って、自分でもこんなに
書き上げるのが遅くなるとは思いませんでした。

>124さん
>き、生真面目なヤツ(笑) あるいは天然なのか、とすら思ってしまいますね(^_^;
生真面目です。同時に天然です。
せめて姉妹がいるなどして女性というものにもう少し慣れていたら、
受け答えも違ったものになっていたでしょう。
残りが一気に書けましたので、焦らされた割には濡れ場が一瞬で
終わったなと思われていないか少し心配。

>149さん
おそらく=157さんですね。違っていたらごめんなさい。
いえ、連続書き込み規制が恐かったのでむしろありがたかったです。
4つものスレをまたいだ割には58回は多いのか少ないのか。
お付き合いいただいて、ありがとうございました。

>158さん
何から何まで毛色が変わっているので不安でしたが、
そう言っていただけると書いてこちらに載せた甲斐があったと思います。
こちらこそありがとうございます。
最初から読み返すと矛盾点が山と出てくると思いますが、見逃して下さい。

最後にもう一度、読んで下さった方、感想を書いてくださった方、
そしていつも仕事が早い裏方さんにお礼を申し上げます。
本当にありがとうございました。
160124=149=157:03/03/26 21:45 ID:zSmkJRw1
>>159(z571さん

>おそらく=157さんですね。違っていたらごめんなさい。

 正解。ついでにいうとSOZです(笑)
161裏方:03/03/27 00:05 ID:czoul7hJ
お疲れ様でした。
あえて発言することなく、これまで拝見させて頂いておりました。
しかし装丁の具合などで、
裏方がぞっこんだったのは、おそらく皆様にばれていた、でしょうね。

>焦らされた割には濡れ場が一瞬で
いえいえ、かわりに御覧の皆様が‥ そう確信しております。
またお見えいただけますね? お待ちしております。
162裏方:03/03/27 10:05 ID:jHBxZwDD
みんな! 感想あったら書いてよ!
たしかにいろんなことあったけど、それはそれ。
無言ってことは、つまんなくてスルーか? って書き手さん思っちゃう。
もの書きってかなり気が小さいんですよ。
そこんとこ、「感じる/感じない」だけでもOKで、ひとこと。
163名無しさん@ピンキー:03/03/27 16:12 ID:Mzpc4acp
思ったより良い終わり方になって、ホッとしますた
164名無しさん@ピンキー:03/03/27 16:12 ID:t1QMmZRH
お疲れ様ですた。読み返してまた(;´Д`)ハァハァハァハァ
165名無しさん@ピンキー:03/03/27 20:47 ID:N8A3o9iT
お疲れですた。
基本的に攻められたいので女性進行は(´・ω・`)ビミョーかな、と思いますたが、

>返事を聞いたのとほぼ同時に、彼は力の限り王の腰を引き寄せ、届く箇所、
すべてを強く、唇で吸った。

の部分や、

>未だ繋がれている両足の鎖が、彼が無意識に大きく腰を上げようとするのを阻んでくる。触れそうで
触れず、触れたかと思うと逃れられる。

の部分は最高に(;´Д`)ハァハァしますた。
特に後の方は、こっちが焦らされている気分になって最高に濡れますたw

166名無しさん@ピンキー:03/03/28 00:38 ID:LWsyGz/C
>z571様
お疲れ様でした。堪能させていただきました。
よく練られた構成に脱帽です。ラストも納得で、読み応えがありました。

こういう書き方をすると語弊があるのですが、お上手な方の作品に
下手な感想を書くのは緊張します。こちらのイマジネーションが
足りなくて、細かい部分を読み落として、見当違いな事を書いては
はいないかと、余計な心配もしてしまうのです。

でも、せめて読んだ時の気持ちだけでもお伝えしたくなって。
ドキドキしました。落としどころはどこに?と、ラストも気になって
引っ張られどうしでした。この作品の続きを待つのは、じれったくも
楽しい時間でした。こんな月並みの感想ですが、本心です。

この作品は、「男=彼」の視点から書くのが、最も物語を伝える上で分かり易く
書けると思います。で、私は女なので、「王」の感じ方も気になってしまいます。
自作は女性の側の視点で、と期待してお待ちしてもよろしいですか?
167z571:03/03/28 22:23 ID:I/KW0JG1
>>160(SOZ)さん
そうだったのですか。毎回毎回、細かく感想いただけて本当に感謝してます。
SOZさんの新作もお待ちしています。
一段落しましたので、感想もこっそり書かせていただきます。

>>161(裏方)さん
ぞっこんだと言って戴いたら戴いたで、本当にそう言って戴くだけの
価値がある品にできたのか、と悩む辺り、もの書きは難儀なものだと思います。
こちらこそ、お疲れ様でした。

>>163さん
思ったより、とは。
どのような終わり方を想像なさっていたのか聞いてみたい気もしますが
やめておきます。ホッとなさったようで何よりです。

>>164さん
ありがとうございます。でも読み返しました、と言われると、
書き手としては少し照れくさくなってしまいます。何故でしょうね。
168z571:03/03/28 22:24 ID:I/KW0JG1
>>165さん
自分の書いた話を読まれて濡れたと聞くと、光栄に思うと共に
安堵します。使えてこその話であることと、
場面描写を興奮が他人に伝わらないものにしていないか大変気になるからです。
その言葉に応えられるぐらい、もっといい話が書きたいです。

>>166さん
作品は載せたときからそれが内包するものの全てを読み手の方に渡したものと
思っていますので、見当違いな感想を書かれるなどとは思いませんし、
万が一書かれたとしたら、それはこちらが作品における説明を不足させていた
ということです。何も心配されることはありません。
それどころか過分な感想を戴いて恐縮しています。
そうですね、次は女性側の視点の話に挑んでみたいです。
いつになるかは、王の約束より遙かに分からないことですが、
それでもよろしければ気長にお待ち下さい。
169名無しさん@ピンキー:03/03/30 03:06 ID:Ybj0hlLr
へえーその意見ってすごい面白い。なんてお返事しようかな…。
最近お気に入りのBBSでレスを見て、パソコンの前で少し考え込む。常連さん達が常
に誰か見てるから、BBSというよりチャット状態のここ。ネットしながら、リロード
するとすぐにお返事。話題の中心は何って決まってないけど、結構エッチな話題、多い
かも。
このBBSのおかげで、あたし近頃変わってきた。エッチなことに、罪悪感無くなって
きたんだ。旦那様である一馬にも、少し恥ずかしいけどこっちから求められるようにな
った。でも最近仕事忙しくって夜構ってくれない…。すごく寂しい。さっきはmikiさ
んの、今晩しちゃおっかな、なんてカキコあったし、もおー!あたしもしたいよー!
おっと電話。この着信音は一馬だ。
「あと10分くらいで着くよ」
「はーい」
いつもの帰るコール。
『一回落ちます〜。レスはまた後で』
慌ててそう書き込んで、キッチンで食卓の準備をした。

「ねえねえ」
目の前で美味しそうにあたしの作ったカレーを掻き込んでる一馬に、遠慮がちに切り出
す。子供みたいなメニューばっかり好きなんだから、この人。
「んん?」
「今日は…ダメ?」
疲れてるのはわかってるけど、一馬だってあたしとしたいはずだよね。
もうずいぶんしてないし…。

170名無しさん@ピンキー:03/03/30 03:07 ID:Ybj0hlLr
「ダメだよ。これから書類作らなきゃ。明日提出だし」
「ええー手伝うし…ダメ?」
なんだ、今日もダメなんだ。自信作のカレーもなんだか美味しくなくなっちゃった。
「俺だってしたいけどさあ…もうちょっとで暇になるから、待ってて」
「うん…」
イイお返事が出来ません。あーあがっかり。
わかりやす過ぎるあたしの落胆を見て、一馬がくくっと笑う。
「そんなにしたいの?」
「…したいよ…だってずっとしてないもん」
美味しくないどころか味がわかんなくなってきた。恥ずかしいって。そんなに見ないの。
「わーかった!じゃあ…覚悟しとけよ」

洗い物しながらさっきの一馬のセリフがぐるぐる回る。
覚悟って覚悟って覚悟って!なんですかそれ!あたしどうされちゃうんだろう!
期待してるせいかもう濡れ始めちゃってる。ああなんか緊張する。
そうこうしてるうちにお風呂の準備完了。リビングにいる一馬に、入ってねーと声を掛
けて、また食器を洗いに戻った。
そんなあたしに近寄ってくる一馬。シンクに向かってるあたしを後ろから抱き締める。
「どうしたの?お風呂は?…っあ」
一馬がエプロンの上から胸の膨らみを弄び出す。片手がスカートの中に潜り込む。
「んっ…ダメだってこんなとこで…」
全然説得力ないあたしの言葉。一馬の手はショーツの中の、もう濡れてベタベタの所に
到達した。

171名無しさん@ピンキー:03/03/30 03:07 ID:Ybj0hlLr
「美月…すごい濡れてる…」
「やっ…」
一馬の指が、ぬかるんだ割れ目を探る。どんどん溢れてきちゃう。首筋には舌がツツツ
って滑って…はあ、敏感になっちゃうよ。
しばらくそのまま、後ろからされるがままになってしまった。ジンジン痺れているとこ
ろを、指の腹が執拗に撫でる。あたしの感じるところ、一馬には全部ばれてる。どこを
どうしたらイッちゃうかも。耳たぶに一馬の吐息。気持ちよすぎるよ。ああもう…。
「イクッ…んんんっ!」
シンクの縁をぎゅっと掴んだ。脱力してへなへなするあたしを、一馬はダイニングテー
ブルに押しつける。あっという間にスカートがまくられ、湿ったショーツを抜かれた。
「やだっ…!」
お尻を突き出すみたいな格好があんまりにも恥ずかしくて、慌ててスカートを戻そうと
した。一馬はその手を掴んでテーブルに押さえつける。
「あぁ…っ」
抵抗する間もなく、一馬があたしの中に押し入ってきた。熱いものを飲み込まされる快
感に、体が動かなくなる。あたしの中が一馬でいっぱいになる。
なんでこんなに気持ちいんだろう…いつもこの瞬間が欲しくて堪らなくなってしまう。
グッと奥まで押しつけて、ゆっくりと腰が動き出す。一馬のいつもの動き。
でも今日はちょっと乱暴だよ?キッチンでするなんて初めて。なんだか犯されてるみた
いですごく興奮してきちゃう。

172名無しさん@ピンキー:03/03/30 03:07 ID:Ybj0hlLr
「あん…っはぁ…っ」
あたしを貫きながら、指が膨らんだ芽を撫でる。そうされるとすぐイッちゃうのを知っ
てて、一馬はそこをこね回す。あたしぬるぬるになってる。触られて溢れ出て、そのぬ
めりでまた気持ちよさが増して、快感の相乗効果。
「エッチだな…今日の美月…感じてる?」
「か…んじて…あっ…!あぁっ!」
一馬の動きが急に早くなる。突き立てられる衝撃を受け止めきれなくて、テーブルがガ
タガタ揺れた。置いてあったグラスが床に落ちて、割れた音がする。
もういい。そんなこと構ってられない。
目の前が真っ白になる。高いところに押し上げられる。もうイッちゃう…!
「ああぁっ…!!」
テーブルの縁から垂直に下りた足が、ビリッと震えた。
「はぁ…はぁ…はぁ…」
あたしがイッたことを知って、一馬の動きが止まる。いつもならすぐにまた動き出すの
だけど。まだカチカチのものが、体から抜かれた。
「お風呂行こうか?」
「う、うん…」
なんだなんだ?なんか企んでるよこの顔は。
一馬に背中を押されて、あたしはバスルームに連れて行かれた。

173名無しさん@ピンキー:03/03/30 03:08 ID:Ybj0hlLr
服を剥ぎ取るように脱がされて、バスルームに閉じこめられた。なんかいつもと違うっ
てば一馬。誰デスカこの人は。二人で体を洗いっこして、一緒にお湯につかる。向かい
合ってると、みられてるのが恥ずかしくってつい俯いてしまう。
「やっ…ダメ…」
「どうして?」
一馬の指が、またあたしの中をまさぐろうとする。
「だって…」
やだもう。今洗ったばっかりなのに、お湯の中なのに、濡れちゃってるよ。
ゆらゆらと指の感触。何で今日のあたし、こんなにエッチなの?
「ね、座って」
「…うん」
きっと舌でしてくれる…。お風呂に一緒に入るといつもそう。バスタブの縁に座ったあ
たしの太股を割って…そう思っただけで下腹にきゅんって力が…ちょっと?それはあた
しがむだ毛処理に使ってる剃刀じゃないですか!待て待て待て!
「そ…剃る気?」
「そう、剃る気」
平然とボディーソープを泡立てる一馬。それをあたしのあそこに塗りつけて…
「それはちょっと…あ、ダメだってば!」
あたしの制止を無視して、一馬はあたしを覆ってるものを削げ落とし出す。
「ううう…やめてよう…」
隠されていた皮膚が露わになっていく。初めて見る、あたしの形。なんつー生々しい…。
一馬はすごい真剣。お願いだからそんなマジマジと見ないで。恥ずかしくて死んじゃい
そうです。ああもう、何でもいいから早く終わって…。
「あ、垂れた」
「言わないでよそういうこと!んんっ…」

174名無しさん@ピンキー:03/03/30 03:08 ID:Ybj0hlLr
指が中に触れるたびに、びっくりするくらい感じちゃうんだから。そうじゃない、剃ら
れてるっていうのを実感するだけでも。
シャワーのお湯がかけられる。うわあぁ…お湯がいつもと全然違う感触。
「あっ…!あ…ん…」
お湯だけじゃない、舌の感触も。愛液をすくって、唇に含まれて…違うって、違いすぎ!
なんかこう、いつもと密着の仕方が全然…。クリトリス、そんなに舐めまわさないで!
そんなねちっこくされたら…あ…頭がまた真っ白に…。
「立って」
すでに愛撫にのぼせてフラフラのあたしを、一馬は壁に押しつける。
向かい合って抱き合いながら、そのまま一馬のものがあたしに、にゅるんって…。
「ああぁんっ!!」
「気持ちイイ?美月…」
抱き合っている姿勢のせいで、出し入れする度にペニスが割れ目を擦り付けていく。奥
を突かれている快感+表面を擦られる快感で、またいつもの3倍増しくらいの気持ちよ
さ。あまりの気持ちよさに、足が震える。一馬の首に必死で腕を巻き付けた。立ってい
られない。腰が抜けちゃいそう。
仰け反って喘ぐあたしに、一馬が唇を押しつけてくる。深い、深い、キス。
ああ気持ちイイよ一馬。もうそれ以外何も考えられない。夢中で舌を絡め合う。
「あ…だめ…またイッちゃう…っ」
「いいけど…まだ止まんないぞ俺…」
「だって…っあっく…っイくぅ…っ!!」
崩れそうなあたしを支えて、一馬は更に腰を突きつける。予告通り止まらない律動。
イッちゃった後なのに、あたしもう感じてる。ううん、なんかこの無理矢理って感じが
余計に。気持ちがどんどん高揚していく。
「目、開けて…」
「えっ?あっ…」

175名無しさん@ピンキー:03/03/30 03:09 ID:Ybj0hlLr
アップで一馬の感じてる顔。あたしがこんなに切なそうな顔させてる。嬉しい。もっと
あたしで感じて。他の人には見せない顔、もっと見せて…。
「下…見える?入ってるとこ…」
言葉に釣られてその部分を見てしまう。いつもなら邪魔されて見えないけど、何も覆っ
てないあたしの中に一馬が…。
「あ…あ…っ見えるぅっ…」
すごいイヤらしい動き。気が変になっちゃいそう。
今日は変。本当に変。覚悟しとけってこういうことだったの?
「うっ…すげえイイ…っ」
一馬の動きに激しさが増す。そう、そうやってもっと突き上げて。
力いっぱい奥まで突かれる度に、あたしを欲しがってることがわかる。
激しく求められるのが幸せなの。もっともっと、あたしを求めて。
メチャクチャにして欲しい。あなたにならどうされてもいい。
あたしを好きなように愛して…!
「くっ…美月イク…ッ!」
「一馬ぁ!あああぁっ!!」
勢いよく吹き出る一馬の性を受け止めた。まだかろうじで残っている腕の力で、一馬に
抱きつく。ドクッドクッて心臓の音。あたしの音と重なっているのを、体で感じる。
ぎゅっと抱き締められながら、とろけていきそうだった。
ああ、幸せ…。大好き一馬…。
荒くなってしまった呼吸が収まるまで、煙る湯気の中、あたしと一馬はそうして抱き合っていた。

176名無しさん@ピンキー:03/03/30 03:09 ID:Ybj0hlLr
「やっばい、美月起きて!手伝って!!」
「はあ〜?」
時計を見るとまだ5時。窓の外はまだ真っ暗だ。
「昨日手伝ってくれるって言ってただろ?書類やんなきゃ!ヤバイよー間に合うかあ?」
寝ぼけ眼を擦って書類の山とご対面…ってマジ?この量!悪い夢じゃないんですか!?
指示に従って書いたり打ったり切ったり貼ったり…。
ねえもしかして覚悟ってこっちのことデスカ?え?
でも、起き抜けで眠いのは一緒なのに、片っ端から書類の山を片付けていく一馬にしば
し見とれるあたし。はーあたしの旦那様ってばカッコイイ…。いかんいかん、そんな場
合じゃなかった。
ごめんね一馬。こんなに忙しいのに、あたしを愛してくれてありがとう。
満たされてるせいか全然苦痛じゃなくて、なんて現金なあたし。
煌々と日が射す頃にはやっと落ち着いて、あたしは一馬の隣でネットを繋ぐ。
おお?やっぱり昨日の急なフェードアウトが怪しまれてるな?
あたしはいそいそと書き込む。

タイトル おはようございます 投稿者moon 投稿日 3月31日08時15分21秒

 皆さんの予想通り今朝はイイ朝を迎えられました。
 これだけではなんですので、昨日彼が言ってくれたすごいセリフを。
 「覚悟しとけよ」だって!!きゃーーーー!!!
 朝からのろけちゃってごめんなさーい!


                                ――END――
177さなぎ:03/03/30 03:10 ID:Ybj0hlLr
お久しぶりです、さなぎでした。ちょっと短いの出来たのでひとつ。
気が狂ったように激甘路線ですが、たまにはこういうのもイイかと・・・。
178名無しさん@ピンキー:03/03/30 05:23 ID:hueiWOhe
読んでるこっちも気が狂いそうになりますた(;´Д`)ハァハァ
179名無しさん@ピンキー:03/03/30 08:16 ID:+hhNTvG/
>美味しくないどころか味がわかんなくなってきた。恥ずかしいって。そんなに見ないの。
か、かわいい……美月タン。
>「あ、垂れた」
きゃーー(;´Д`)ハァハァ ごちそうさまですた
180名無しさん@ピンキー:03/03/30 08:45 ID:QrOqIqrQ
>>169-(さなぎさん
 新作乙。
 いきなり名無しで書き始めたから新しい書き手さんかと思った人も
いるのではと。

>「…したいよ…だってずっとしてないもん」
 奥サマストレートすぎますw

 いやいや、かわいらしい夫婦像で、微笑ましいかぎり(^_^)
181murmur:03/04/02 01:58 ID:YcIpxSR3
激しいキス。
柚季を愛おしむようないつもの優しいキスではなく、欲望をぶつけるかのような
荒々しく、深いキス。
柚季の唇を飾っていたグロスの甘さが明彦の性欲をかきたてる。

「んっ・・・んんっ、ん〜〜〜!!」
戸惑い気味な柚季が、思わず明彦の手から逃れようとする。
そうされればされるほど、明彦は抱き締める両手に力を込めた。

柚季の唇からグロスがすっかりなくなってしまった頃、明彦はようやく柚季の唇を開放した。
柚季は呆然として明彦の顔を見つめる。
明彦の目は薄暗い照明の中、ギラギラと光っていた。

明彦の顔じゃないみたい・・・
かすかな恐怖を感じながら。
それでも罠に捕らえられた動物のようにその強い視線に射すくめられ、
柚季は体中の力が抜けてゆくのをぼんやり感じた。
182murmur:03/04/02 02:00 ID:YcIpxSR3
なかなか書けないので、思い付いた時にぽつぽつ書かせて頂けるとありがたいです。
これだけ途切れ途切れだと萌えないかもしれないですけど・・・

ちょっと想像力の限界を感じている今日この頃
183名無しさん@ピンキー:03/04/02 13:15 ID:tcdpIZif
グロス キタ━(゚∀゚)━ !!!!! じゃなくて murmurさん キタ━(゚∀゚)━ !!!!!
mkさん、あの・・・さんも、静かにいい子で待ってるんですが(マダ?
184名無しさん@ピンキー:03/04/06 10:27 ID:IdTuepYs
hさん、気長に待ってます。
185murmur:03/04/08 22:30 ID:K15+MNkk
ぐったりとした柚季の体を、明彦は優しく抱えてベッドに運ぶ。
ふわふわする意識の中で、柚季はそれを快いと思いながら一方でこれからされる行為に不安を感じていた。
横たわったベッドの大きさや感触の違いは、いつもと違う事を嫌でも意識させる。

明彦が部屋の照明を少しだけ上げた。
「やっ・・・」
この至近距離で、見られてしまう。それが柚季には恥ずかしかった。
「今日の柚季を、ちゃんと見たい・・・」
欲望に掠れる明彦の声に、柚季の心臓がどくんと跳ねる。
(そんな・・・せつなそうな声しないでよ・・・ずるい)
戸惑った顔をした柚季に、再び明彦は激しいキスをして抗議しようとする柚季を黙らせた。
舌をからませる度、唾液を流し込まれる度、柚季の思考は奪われてゆく。
(もう、いい・・・もう、どうなっても・・・)
柚季はしがみつくように、明彦の首に腕をからめた。
186murmur:03/04/08 22:31 ID:K15+MNkk
激しい行為を予想していた柚季の思惑とは裏腹に、明彦は優しくキスの雨を降らせる。
やわらかい髪に、前髪をかきあげて額に、まぶたに・・・
怖くないからね、と、柚季を落ち着かせようとするかのように。
かすかに触れるキスに、柚季はくすぐったくて、暖かいものを感じていた。
「ん・・・」
少しずつ、柚季の甘い声が洩れはじめる。
「今日は、いっぱい聞かせてね・・・柚季の可愛い声」
耳許で甘く囁く明彦の声に、びくんと体が跳ねる。
「やっ・・・そんな、聞こえ・・・」
途中まで言いかけて、はっとする。
「誰に?」
少し意地悪そうな明彦の声。
「柚季が誘ったんだからね」
明彦のキスが、だんだん深くなってゆく。
耳朶を軽く噛んだり、舌を這わせたり・・・柚季の甘い声を誘い出そうとしているようだった。
首筋を何度も何度もなぞられて、柚季は身悶えする。
その度に髪が乱れ、枕の上に広がる様が色っぽく、
そしてベビードールのストラップが肩から落ち始め、明彦の欲情をそそった。
187名無しさん@ピンキー:03/04/08 23:49 ID:AtAkOVZ4
murmurさん(・∀・)イイ!!!!キスの描写に禿しく(;´Д`)ハァハァ
柚季タソと一緒に悶えてますう〜
188murmur:03/04/09 16:40 ID:TG6nEqy3
首筋にキスしながら、明彦の手が胸に下りてきた。優しく、マッサージするような手付き。
「ん・・・んぅ・・・」
直に触れない愛撫がどことなく物足りないというような柚季の声。
けれど、乳首を親指の腹で転がされた時、柚季は閉じていた目を見開いて、叫んだ。
「・・・っ、はぁあんん!」
(なに・・・なに、今の・・・)
少し目の粗いチュールが、敏感になった体をいつも以上に刺激したようだった。
「今のがよかったんだ・・・可愛いね」
明彦の声が遠くで聞こえる。
ベビードール毎激しく愛撫したり、指先で乳首を摘んだり、転がしたり・・・
軽く吸われたり舌先でつつかれる頃には、柚季はすっかり翻弄されていた。
チュールのざらつく感触。その上から丹念にほどこされる愛撫。
すべてが柚季にとって初めての感覚だった。
189murmur:03/04/09 16:41 ID:TG6nEqy3
「あふ・・・っん、はぁ・・・ぁ  ぁあん・・・」
甘い声をあげながら、快感に抗うように、左右に身を捩る。
柚季の動きと明彦の愛撫によって、ベビードールのストラップは肩からほとんどずれていた。
はだけた胸元から見える乳房が、仄暗い照明を陰影がくっきりして、
柚季の色の白さとふくらみ立体感をより一層扇情的に見せている。

片方のストラップに手をかけられた時、むしろ柚季はほっとしていた。
(ああ・・・早く、早く脱がせて・・・)
明彦の動きに協力的になろうとすらしているのに、何故か明彦の動きはいつもと違う。
(・・・・?)
戸惑った柚季の顔を見ると、明彦は微かに笑った。
そのままストラップを下の方へずらし、柚季の腕から抜けさせる。
「えっ・・・あ、明彦?!」
抗議する柚季の声をものともせず、残った方も同じ事をされる。
ベビードールは柚季の腹部あたりを覆うばかりとなり、白い胸は露にされた。
190名無しさん@ピンキー:03/04/09 17:44 ID:g9/B2gwf
ベビードール越しの愛撫の表現がリアルでイイなあ…
柚季タン、気持ち良さそうでうらやますぃでつ!
191名無しさん@ピンキー:03/04/14 23:04 ID:dkuNNZIx
ほっしゅ
192若葉マーク:03/04/15 14:49 ID:uCt3iiHD
パタン…
彼が後ろ手でドアを閉める。
『あぁ、どうしよう…とうとうここまで来ちゃったんだ。。』
待ち望んでいたことだけど…自分で決めたことだけど…
いざ、こんな状況に置かれると、やっぱりドキドキしてしまう。
心臓の音が彼にも聞こえちゃってるんじゃないかって思うくらいで。

部屋に入ると なぜか、初めからテレビがついていた。
なんだか安っぽいアダルトビデオが流れてる。
わざとらしい喘ぎ声が部屋中に響いてて。
うわ、こんなの…恥ずかしくて彼の前でまともに見られないよ。

彼はバスルームに直行してお湯を溜めだした。
その 場慣れした様子に『ちょっとヤだな…』って思いながら
少しでも落ち着く場所を探して部屋を見渡す。

テレビの前にあるチェアーにはさすがに座れないなぁ、
って思ってベッドの端にちょこんと腰掛けた。
『あ、でもこれって…積極的だとか思われちゃうかな。』
『でも、ここに入った時から目的は一つだもん。いいよね。』
いろーんな事がぐるぐる頭の中を駆け巡ってる。

193若葉マーク:03/04/15 14:54 ID:uCt3iiHD

バスルームから部屋に入ってきた彼がテレビを消して横に腰掛ける。
所在無げにしていた私だったけど、不自然な喘ぎ声がなくなったことに
少しホッとして視線を上げるとそこには彼の優しそうな顔が…
目が合って、本当に、自然に吸い寄せられるように…唇を重ねた。
初めはやさしく啄ばむように、次第に舌をからませながらそっとベッドに押し倒される。
タバコの匂いのする すごく優しいキス…

『私、ずっとこの人とこうしたかったんだ。』
そう思ったら涙があふれて止まらなくなって。

それに気付いた彼がキスをやめて耳元で囁いた。
「どうした?イヤか?」
『イヤだなんて、とんでもない!』
そう思ったけど声にならなくて大きく首を横に振った。
「私…私ね、ずっと…こうしたかったの…あなたと…ずっと思ってた…」
途切れ途切れにしか言えないほど泣きじゃくりながら首にすがりついている私を
彼は泣き止むまでそっと抱きしめてくれてた。
194若葉マーク:03/04/15 17:53 ID:uCt3iiHD

「落ち着いた?」暫くして顔を覗き込むようにして彼が言う。
「…うん…」なんだか恥ずかしくってまともに顔が見られない…
「すごく…可愛いよ。」
にっこり微笑んでそう言うとさっきよりも激しく、
それでいてやさしく、何度も何度も口づけられた。
舌を絡ませあいながら彼の手が頬から肩へ、肩から胸へと移動するのを感じる。
思わず声が出て彼の肩を掴む手に力が入ってしまう。
『服の上からなのにこんなに気持ちいいなんて…』

私だってセックスの経験がないわけじゃない。
でも、こんな気持ちになったのもこんな風に感じてしまうのも初めて。

「気持ち…イイんだね。 敏感なんだな…」
耳元で囁かれて首筋にキスをしながら指で胸の先を…乳首を攻められる。
「んっ…っくぅ。。んん…」
服越しなのに、恥ずかしいぐらい感じて思わず声が出ちゃうよ。
自然に背中が反って…なんだかアソコがじわってなって。
195名無しさん@ピンキー:03/04/15 23:28 ID:ceInfYBj
あの…、もう4月だけど…
私としては「賭け」の続きが気になってるんだけども…。
196名無しさん@ピンキー:03/04/16 10:16 ID:IJvYcnx0
>>195
同意。あとmkさん、禁断の続きは〜?
>若葉マークさん
アソコがじわってなって……その後……うう、焦らしプレイ?
197若葉マーク:03/04/16 14:20 ID:0ICMVuO3

 ぇ?
 
こんなつたない文章でも続けて書いていいんでつか…?

他の作者さんの作品を読み返して
自分の表現力のなさに激しく鬱になってるところなんでつが…
198名無しさん@ピンキー:03/04/16 15:17 ID:pT9J+eUe
若葉マークさん。つづき書いて。
199名無しさん@ピンキー:03/04/16 17:07 ID:RcQmIg90
部屋に入ってしまった時の彼女の心臓の鼓動まで伝わってくるようでしたよ。
若葉マークさん、最後まで書いてください。お願いです。
200若葉マーク:03/04/16 21:12 ID:0ICMVuO3

『あぁ、もっと触って欲しい、もっとこの人をを感じたい!』
そう思ったのが通じたように彼はもう一度キスをしながら
ブラウスのボタンをはずしブラのホックまで器用にはずすと ぐいっと持ち上げた。
ぷるん、とこぼれた乳房にそのまま唇が移動する。
「あぁっ…」
やっと唇で愛撫されるんだ、という期待に思わず声が出ちゃう。
『私ってこんなにエッチだったっけ?』
真剣にそう思ってしまうくらい… なんだか顔が熱い。
あれ? やだ、もうショーツまで湿ってるような気がしてきた…

肝心の彼の唇はなかなか私の望む所へは来てくれない。
もったいぶるようにじっくり周りを攻めている。
それと同時に彼の手が触れるかどうかっていうすごくソフトなタッチで
膝からすぅーっと何度も何度もゆっくり撫で上げてる。
その手がスカートの中に入ってショーツの上を
僅かにかすめていく度にせつない声が出て自然に腰が動いてた。
201若葉マーク:03/04/16 21:16 ID:0ICMVuO3

 すみません・・・

ヘタレなもので書くのがめちゃ遅いでつ。。
あまり期待しないでお待ちくださいませ。

>> 196−198-199 さん
 ありがとうごじゃいますー。(T_T)
202あぼーん:あぼーん
あぼーん
203名無しさん@ピンキー:03/04/16 22:13 ID:RODnsVpu
>若葉マークさん
誘いうけしなくていいからじゃんじゃん書いて!!
204山崎渉:03/04/17 12:16 ID:TKWjnpQP
(^^)
205若葉マーク:03/04/17 15:53 ID:4B6fHEII

「ここ…触って欲しいの? 腰、動いてるよ。」
クスッと笑う彼にそう指摘されて更に顔が赤くなるのが分かる。
「触って欲しいなら、ちゃんと言わなくちゃ…ね。わかんないよ?触って欲しい?」
わざわざ耳元まで来て彼が囁く。
ゾクゾクッとしてため息が出ちゃう。
私がこうされると感じちゃうの、この人気付いてるんだ…
恥ずかしくて顔も見れなくて、コクンと頷く。
「了解。」
そういうと、いとも簡単にショーツの中に手を潜り込ませる。
「少し足を開いて…」
言われるがままに開いていくとすぐに私の一番敏感な部分を探り当てた。
「はあぁっ……っ」思わず背中が反っちゃう。
「ふっ…すごい濡れ方だな…」
にゅるっ、と彼の指が滑る感触に自分でもどれだけ凄いのかが分かる。
でも彼が触っているのは ほんのわずか表面だけ。
ワレメに沿って指が前後しているだけ…
もっと触って欲しくて 強い刺激が欲しくて腰が追ってしまう。

206若葉マーク:03/04/17 15:55 ID:4B6fHEII

「あぁっ…、ねぇ、お願い…っ…」
「ん?だから…言わなくちゃ分かんないってば…」
恥ずかしいけど、言わなくちゃ これ以上してもらえないんだ…
ずっとこのまま? そんなのヤダ!
「もっと…もっと強く触って欲しいのっ…んあぁっ…」
「…何処を?」
「……」
 …そこまで言わなきゃいけないの?
「ここかな?」
言いながら舌で乳首をペロッと舐めあげる。
「くふうぅっ……」
思わぬ刺激に我を忘れてしまいそうになる。でも…これ以上我慢できないよぅ…
「ク、クリを…もっと強く触って欲しいのっ…んんっ」
「それだけ?」
「乳首も…舐めてくださいっ…お願いっ」
「おっけー。」
ふふっと含み笑いをし、ふざけた調子で答えながら体をずらして。
207若葉マーク:03/04/17 15:56 ID:4B6fHEII

片手で私の手を握ると彼の唇が乳首を包み込む…
舌で弾いたかと思うと強く吸い付いたり甘噛みしたり…
はぁ…気持ち良過ぎる…
クリにもやっと強い刺激が与えられる。
「あぁっ……気持…いいっ…」
2つの場所から くちゅくちゅっていやらしい音が聞こえるの。
同時に乳首を攻められることでクリからの気持ちよさが倍増してるみたい。
「あっ…あんっ…ああぁあっ…あ、ねぇっ…もぅ…っ イキそうっ」
彼の手を握る私の手にも力が入る。
もう片方の手は彼の頭を抱え込み、腰は彼の指を追って浮いちゃってる。
「イっちゃってもいいよ…」
その言葉が合図のように背中が反ってガクンと腰が落ちたけど、
それでも2つの場所の刺激はちゃんと追ってきてくれた。
「あっ…ダメぇっ、イっちゃうっ…イクうぅっ……っ…はあぁっっ…」

208若葉マーク:03/04/17 15:57 ID:4B6fHEII

「お前のイクときの声ってすごい可愛いのな。」
抱きしめられながらまた耳元で囁かれる。
う〜…それ弱いんだってば…
そんなこと言われたらまた顔が赤くなるよぉ…
「さ、風呂はいろっか? 洗いっこしよ。」
そう言いながらさっさとトランクス1枚になってバスルームに向かって行く。
「え??」 うそ、一緒に?
209若葉マーク:03/04/17 15:58 ID:4B6fHEII

あー、そうだ、そうだったよ…
この人ってば、女の子をイかせて それを観察するのが無上の喜びって人だっけ…
前に何回か聞いたことがある。
基本的に特定の彼女以外は「挿れない主義」だって。
それじゃあ、このままエッチしないで終わっちゃうの?
この間は「今、彼女いないよ」なんて言ってたけど。ホントかなぁ?
そんなこと考えてると彼の声が。
「まぁーだぁー?」
さっきまでのが嘘みたい。なんだか子供ぽくて。
「はーい。今いきまーす。」
くすくす笑いながら返事をした。

210若葉マーク:03/04/17 16:00 ID:4B6fHEII
こそこそ…


ちょっと時間があったので、一気に書いちゃいますた。


あのぉ…まだ続いて…いいっすか?
211名無しさん@ピンキー:03/04/17 16:51 ID:2Xgkop6f
>>210 
203のレスを再読して、ご自分で決めるがよろしかろうと。
212名無しさん@ピンキー:03/04/17 17:36 ID:9VFl2b4L
誘い受けがわからないのかもよ。

>210
人の顔色うかがわなくていいから。
213名無しさん@ピンキー:03/04/17 21:16 ID:q2+lv4yI
>210
長いだけだったら「(゚听)イラネ」と言われるだろうし、
内容良くても長かったら「自サイト持て」とレスが付く。そんだけ
214若葉マーク:03/04/17 22:41 ID:4B6fHEII
>>212
 そのとおりでつ。
「誘い受け」分かってませんですた。スマソ。

>>211
 はい。決めますた!(w


         つづく。
215若葉マーク:03/04/17 22:47 ID:4B6fHEII
>> 213
 なかなか加減が難しいですね。(冷汗
 
 
216名無しさん@ピンキー:03/04/17 23:17 ID:r64m+49m
>>若葉タソ
激しく(;´Д`)ハァハァ
217若葉マーク改め若葉:03/04/18 12:16 ID:xAUz8gDL
216さんのカキコで意外と可愛いなって思ったので
これから「若葉」と名乗らせて頂きますー。

でわ、続き。
218若葉:03/04/18 12:17 ID:xAUz8gDL
 返事はしてみたものの…
どこまで脱いでいこう?いきなり全裸ってのもなぁ。
やっぱり、ショーツはつけてバスルームの入り口まで行こう。
ちょっとさっきのぬるぬるが気持ち悪いけど…

私がやっと入り口まで来たのを察知して彼がドアを開ける。
当たり前だけど、彼は裸で。びっくりして思わず後ろ向いちゃった。
「おっそい!あれ?まだ脱いでないの?」
「え?う、うん…」
「ははっ。ココまで来てそんな恥ずかしがらなくっても。
  じゃあ、俺が脱がせてあげるよ。」
そう言うとバスルームから出てきて そっと肩を掴んでうなじに口付けた。
「あっ…」
思わず声を上げて近くの洗面台に片手をつく。
「はい。ここ。」
もう片方の手も洗面台に付かせられる。
え?何する気?
すっと彼の両手が前に回ってきて乳房を弄ぶ。
時々、きゅっと乳首をつまんだりしながら、
うなじから肩、背中へと舌を這わせる。
219若葉:03/04/18 12:18 ID:xAUz8gDL

「はぁっ…んんっ…」
やだもう…なんでこんなに感じちゃうの?
「前見て。」
彼の声にふと見ると目の前の大きな鏡に乳首を弄ばれて真っ赤な顔をして喘いでる自分が…
あっ…すごい…いやらしい……わたし。

後ろからするっとショーツを下ろされる。
外気に触れて少しひやっとするのを感じてまた溢れてきてるのが分かる。
露になったお尻にキスをしながら彼の手が すっとワレメを撫でる。
「あんんっ…」
「さっきより、すごくない? 背中も感じちゃうんだね。」
もっと触って欲しくて思わずお尻を突き出す。
「すごい いやらしい恰好だよ。お前がこんなにエッチだなんて知らなかったな。」
立ち上がった彼が背中に覆いかぶさるようにして耳元で囁く。
言わないで…私だってこんな気持ちよくなるなんて今まで知らなかった…

「こっち向いて。そこにお尻乗せてごらん。」
言うとおりに彼の方に向き直って洗面台に浅く腰掛ける。
『あぁ…これからまた どんなことされるんだろう…』
いやでも期待しちゃうよ。

220若葉:03/04/18 12:20 ID:xAUz8gDL
私の膝を割って彼の体が入り込む。
『え?まさか、このまま…入れちゃうんじゃ…ないよね?』
彼の顔が近付いてきてキスされる。
あぁ、私この人のキス、好き…夢中になっちゃう。
くちゅくちゅって2人の唾液の立てる音を聞きながらまた乳首を弄ばれる。
キスしながら、口の端から声が漏れちゃう…
「ん…ふっ…あ……んっ…」
気がつくと彼の大きくなったものが私のアソコの表面を往復してて。
あっ…気持ちいいっ…このまま…入れて欲しい…

彼の動きに合わせて自然に腰が動いてて…
私の様子に気付いた彼はくすっと笑って
「残念でした。入れないよ。今度は…はい、足もここに乗せちゃおう。」
足を片一方づつ曲げてお尻の横に置かれる。
あっ、やだ。こんな恰好…全部丸見えになっちゃうよ。
彼はひざまづくようにしてそこを観察して…
頭に血が昇って、もうどうにかなっちゃいそう…
221若葉:03/04/18 12:21 ID:xAUz8gDL

「ん〜。いい眺め。 ん?足のほうにまでエッチな汁が垂れてる。」
そう言うと太ももの方からアソコに向かってつぅーっと舌を這わせる。
「んはあぁっ……あぁん…」
彼の舌はゆっくり何度も往復して。
片手で乳首をいじりながらもう一方の手はアソコの入り口辺りでくちゅくちゅと音を立ててる。

あぁ、もう…そこを舐めてほしいのに…そこに指を埋めて欲しいのに…
「んっ…あぁ…ね、ねぇっ…」
「ん?どうした?」
とぼけたように彼が答える。
そうだ…言わなきゃしてくれないんだ…あぁ、もう…限界!
「あ、あの…指、入れて欲しいのっ…それと…クリも舐めてっ…!」
「よくできました。」
彼はそう言って嬉しそうにニコッと笑うとやっと…
「はあぁん…あっ、あっ…いいっ!いいのぉ…」
彼の2本の指がぐちゅっ、ぐちゅっと音を立てながらゆっくりと出入りしている。
片手で恥骨の辺りをきゅっと引っ張りあげてチロチロとクリの先を舐めだして…
もう、頭の中が真っ白…
「ああん…もぅ……あっ、また…また、イっちゃいそうっ!」
それを聞くと彼は少し指を曲げて出し入れを早くして、
クリにも絡みつくように舌を使いだした。
さっきまでとは少し違う気持ちよさに戸惑いながらも、
腰を浮かせて彼の指を迎えにいってる…もう自分で止められなくって。
「いやぁっ…イクっ!んあぁっ…イクぅ…っ…」
222若葉:03/04/18 12:22 ID:xAUz8gDL
「はあっ…はあっ…んふぅっ…」
イってしまって ぐったりした私に彼がもう一度ねっとりとキスする。
「ふふっ。可愛かったよ。さ、体洗ってあげるから。」
促されて抱えられるようにしてバスルームに入る。

あぁ、今日の私ってなんだかヘン。
今まで誰かにされてイっちゃったことなんてなかったのに…
それも2度も続けてなんて。
一人エッチの時も一回イっちゃったら
クリが敏感になりすぎて2度目なんてする気にならなかったのに。
やっぱり、彼が上手なのかなぁ…
イかせるのが趣味って冗談じゃなかったんだー。
223名無しさん@ピンキー:03/04/18 12:34 ID:bWON33vB
>若葉タン
続きが気になる〜(;´Д`)ハァハァ
楽しみに待ってまつ。
224「視姦」:03/04/18 14:41 ID:TilK+GJR
うーんと、できたのでうpしてみまつ。
少々長いです。
お目汚しスマソ。

視姦

「ああっ・・・!もうだめ、ダメだって、ばっ・・・、ぅんっ!」
『どこが?何がダメなの?ほら、もっと感じて・・・』

−−−彼は伝える、そして犯す。その穏やかな視線で。

いつもと同じように、会う約束をし、彼の職場へ私は車を走らせる。
着いたと同時にメールをうち、彼が出てくるのを待つ。
ものの5分程度で、助手席の扉が開く。
「おつかれさま。」
「おつかれさまです。いっつも思うんですけど、職場の人にばれないんですか?三矢さん。」
「ん?大丈夫。」
はぁ、この人、自分が「不倫している」って、本当に理解してるのかなぁ・・・?
私の方が罪悪感もつんですけど。
心の中で小さくつぶやく。
まさか自分がこんなことするとは思ってもみなかった。
なのに告白され、その時から、ううん、きっとどこかですでに好意は感じていたはず。
今となっては後に引けない、でも、と思いつつもこのつきあいが1年も経ったんだ、と改めて実感する。
うちに着くまでは、たわいもない話。
仕事の話をしたり、その日あったことを話したり。
三矢さんはけっこう平気で子供の話をしたりする。
たまにヤキモチ。でも最近は慣れてしまった。
225「視姦」2:03/04/18 14:42 ID:TilK+GJR
自然と手が伸びてきて、手をつなぐ。
こんな事がすごく嬉しかったり。
途中でコンビニによって、食料を買う。
そこからは、すぐ家に着く。

「さぁどうぞ。」
家にはいると三矢さん、すかさずトイレに駆け込む。
すっかりうちになじんでる、まぁ、いいことなのかな。
トイレから出てきて、やっと一段落つく。
なんとなく立ったまま待っている私の元へやってくる。
ふいに引き寄せられて、そのまま抱きしめられる。腕の力が徐々に強まっている。
ちょっと痛い、息苦しい。
でもそれが心地よい。
「会いたかった?」
2日前に会ったばかりなのに、何となく聞いてみたり。
「うん。」
意外なほど素直な返事。返事だけは素直に言ってくれるのに。
顔を上げる。彼の唇がもう目の前にある。
目をつむると、しっとりとした、温かい、柔らかい感触に私の唇が包まれる。
はじめは唇を重ねるだけ。
そして彼の舌が少しずつ悪戯を始める。
私の唇を彼の唇が包み込んだまま、唇の輪郭を舌がたどる。
かと思うと、軽く噛まれ、私の口の中に舌を進入させる。
私の舌もそれを受け入れ、お互いを絡ませあう。すすり上げられ、舐め取られる。
その度に、心が痺れたように震え出す。
226「視姦」3:03/04/18 14:55 ID:TilK+GJR
「ん、ふぅん・・・。」
いつものキス。なのにいつも声が出てしまう。
唇を離し、お互い目を合わせる。
「とりあえず、ご飯食べよっか。」
おいこら。人に火を付けておいてそれですかい。
そのままこっちから押し倒したくなる衝動をこらえて、とりあえずご飯を食べる。

食べ終わってしばらくすると、三矢さん、TVに夢中になりかける。
もう、本当にテレビっ子なんだから。
さっきの感触を、また、思い出したい。もっともっと、触れ合いたい。
そう思うと、自然に彼の頬に手が伸びる。
「ん?」
こっちを向かせた彼に、今度は私から口づける。
そっと、彼の唇の形を確認してみる。ああ、なんで男の人の唇って、柔らかいんだろう?
私の唇も、こんな風に気持ちいいのかな?
少し、舌を進入させて絡ませてみる。彼の味。やっぱり好き。
いっぱいしても、したりない。どんどん欲しくなっていく。
唇を離すと、彼の耳朶をそっと銜えてみたり。
「くすぐったいよ、こら。」
言われてもやめてあげない。年上の人なのに、かわいいと、もっと悪戯したいと思ってしまう。
柔らかく首筋に口づけながら、思わず彼のシャツのボタンを外しにかかる。
「こーら。」といいつつも、されるがまま。
シャツを脱がし、Tシャツをはぐると厚い、温かい胸板に顔を寄せる。
心臓の音が心地いい。
気持ちいいかな、とか考えつつ、舌を這わす。
ああ、私、すごいいやらしいなぁ。今更ながら思う。でもしたい。して欲しい。
227「視姦」4:03/04/18 15:03 ID:TilK+GJR
ジーンズを脱がせ、トランクス1枚にする。
なんだ、ちゃんと大きくなってるんだ、三矢さんもしたいんじゃん。
そう思って、直に彼のモノに口づけようとすると、胸に甘い痺れを感じる。
「きゃんっ!!」
服の上から、大きな手のひらで私の胸を包み込み、もみしだく。
それだけでも気持ちいい、と思っていると、服の中へ手を突っ込んでくる。
ブラの上から触って欲しくてたまらなかった小さな突起をきゅっとつまみあげる。
それも両方いっぺんに。
そうかと思うと、すかさずブラの中へ手を入れてきて、胸の弾力を確かめるようにもてあそび、突起の周りを指で辿る。
「んああっ、ダメ、っ・・・。」
このへんから、いつも彼は無口になる。
そして、その代わりに視線を絡ませる。視線で語りかける。イヤラしい言葉を。
『どうしたの?俺のは舐めてくれないの?』
無理に決まってるじゃん、もう、負けてる、私。
彼の悪戯に、彼の視線に追われ始めると、一気に躰から力が抜けていく。
布団にくったりとなった私を、今度は彼が脱がしていく。
あれ?でも、いつもは上から脱がせるのに、何で今日はジーンズから・・・?
そのまま下着まで一緒に、ずるりと足から引き抜くと、彼の膝に私の顔を置き、中途半端な四つんばいの格好に抱え込んだ。
「え、あっ!だめっ!!・・・・・・あぁん!!」
『凄い濡れてる。気持ちいいんだ。もっとして欲しい?』
遅かった。彼、思いっきり、恥ずかしいところ、見てる。
228「視姦」5:03/04/18 15:04 ID:TilK+GJR
「ぃやっ、お願い、見ないでっ・・・!」
そういったとたん、私と視線を絡めて、穏やかに、意地悪そうに微笑む。
『そうなんだ、分かった。じゃあ、もっとよく見せてごらん。』
分かってない・・・。見ないでって、恥ずかしいって言ってるのに。
そんな思いと裏腹に、彼はますます自分でも分かっている、洪水をおこしているあそこを更に凝視する。
彼のその姿を、恥ずかしくて見られないのに、彼の視線が、彼の表情が、彼の言葉が痛いほどよく分かる。まるで頭の中に直接送り込まれているように。
そしてその痴態を晒していることに、よけいに感じている自分が居る。
気づかれてる。だから私、いつもこの人にいじめられるんだ。
そして、ますます彼を喜ばせてしまうんだ。
そんなことを考える余裕すらうち砕くように、烈しい悪戯が始まる。
クリトリスと膣の間付近を、私から溢れている愛液をすくい取りながら、2本の指でなで回す。
はじめはゆっくり、柔らかく。
次第に、少しずつ力が加わって、速度が速くなっていく。
指を動かすたびに、くちゅくちゅと湿ったイヤラしい音がする。
「あっっ、だめ、ほんとだめ、お願いっ、やめて、っっ、あ、あああーーーーーっっ!!」
腰が跳ねる。声が叫びに変わる。何かが躰の中心を駆け抜けていく。
その瞬間、愛液とは違った液体が、私のあそこからシュワッと吹き出すのが分かった。
いわゆる、「潮吹き」というやつらしい。
初めて彼にそれを見られたとき、
「うわ、出る瞬間初めて見た。凄いね。」
と、変に感心されたもんだった。
それからというもの、彼が私に指で悪戯を仕掛けてくるときには、1回はやられてしまう。
あまりにもひどすぎて、一度布団を買い換えたくらいだった。
それからはそういうときはタオルを敷いてくれたのに、今回は敷いてなかった。
だから、一度で終わると、この後すぐに堅くて熱い彼自身をいれてもらえると、そう思っていた。
229「視姦」6:03/04/18 15:05 ID:TilK+GJR
でも違った。彼は止めない。むしろさっきよりも指の動き、イヤらしくなっている。
クリトリスからそこ、そこから膣までと、さっきよりも派手な水音を聞かせるように指で弄ぶ。
時折、お尻のすぼまりへと指を運び、愛液をたっぷりつけて優しく、しつこいくらいになで回す。
「ん、んんっ・・・。くふ、ん、ダメ、ぇ・・・。」
ダメって言えば言うほど、彼の指は烈しくなる、そして私は、彼に向かってお尻をつきだしてしまう。
『ここも、感じるよね。そんなにやらしいところばっかりで、どうするの?』
『ああ、また吹き出た。布団、ぐしょぐしょにしちゃうよ。』
涙目で彼の方を仰ぎ見ると、相変わらず穏やかな、でも何か企んでいる微笑み。
視線を合わせてしまうたび、次から次へと視線という言葉で責め立てられる。
その度に「やめて、見ないで」と哀願しても、感度は強まっていき、私の躰は次の快感を貪り出す。
まだ足りないのか、といいたげに、彼の指は何度も何度も私のあそこを犯し、潮を吹かせる。
「あぁぁ、ふぁっ、あん、ああっ、ああーーーーっ!やめっ、やぁっっ!!あ、あ、あ、ああっ・・・。」
一体何回イカされたのだろう。
声は言葉を成さず、ただの叫びとなっている。
目尻からは涙がこぼれ落ちる。
でも、何かが足りない。そう私、1番欲しいモノ、もらってない・・・。

「お願い、お願いだから、もう、入れて・・・。欲しいのぉっ!」
そういうと、ようやく彼は指の悪戯を止める。
手早くゴムを付け、ようやく私の上に着ているものを脱がせる。
改めて、解放されて快感でほんのり赤く染まった胸を手で、唇で愛撫する。
さっきまでの激しい快感と違う、でも、欲情する気持ち。
また、視線が交差する。
230「視姦」7:03/04/18 15:08 ID:TilK+GJR
『入れて欲しい?あんなに感じてたのに、まだ感じたいの?』
彼に魅入られて、恥ずかしくなる、でも、よけいにあそこからあふれ出るのが分かる。
思わず、語りかけそうな唇に指を差し出す。
彼の唇は、私の指をとらえ、舌で嬲る。
「あ、あぁ・・・。」
その瞬間、私の中心を彼が割って入ってくる。奥まで一気に、でもゆっくりと埋め込まれる。
「あ、ぁああああっっっ!!」
待っていたの、これを。私の中が、一瞬にして満たされる。
凄く、凄く欲しかった。大好きなの。あなたが。
もう、数え切れないほど繰り返している行為なのに。何回しても、したりないの。飽きないの。
もっともっと欲しくなるの。
入れてくれた瞬間、きっと私、1回イッっちゃってる。
でもすぐに、激しくなっていく律動から生まれる、新たな快感に飲み込まれていく。
ぐちゅっ、ぐちゅっと弾けて擦れる水音。
彼の額から流れ落ちて、私の上に降ってくる汗。
もう、うわごとと叫びしか出ない私の声。
絡まる、語りかける、彼の視線。
全てが快感の引き金になり、その全てを零さず食べようと貪欲になる私。
231「視姦」8:03/04/18 15:09 ID:TilK+GJR
高いところへと押し上げられているとき、空をつかむように伸びた私の左手を、彼が握った。
そして、そのまま2人の繋がっている部分へ、導いた。
思わず彼を見る。
『ほら、そこから手を外しちゃダメだよ。入ってるの、分かるでしょ。俺が凄く堅いのも。君が凄く濡れてるのも。』
あ・・・、なんて、なんてイヤらしくて、でも、愛しい感触・・・。
そう感じた瞬間、彼が
「イクよ・・・。」って、荒い吐息で囁いた。
そして、何かがはじけて、とんだ。
「ああああーーーーーーーっっっっ!三矢、さんっ・・・。・・・・・・・・っっ。」

しばらく、汗ばんだ胸にぎゅうって抱きしめられていた。
少しでも動くと、まるで宝物を握りしめている子供のように力を込めてきた。
ああ、この人は、本当に私のこと好きでいてくれてるんだ・・・。
何故だかよく分からないけど、言葉にはしてくれないけど、ものすごく実感、した。
この先、どうなるか分からない。
でも、この人を大切にしていきたい。そして、私を大切に思って欲しい・・・。
欲深いな、私。
そんなことを考えながら、満たされた気持ちのまま、ひとときの二人の世界に、逃げ込んだ。

〜Fin〜
232名無しさん@ピンキー:03/04/18 15:15 ID:xAUz8gDL
>>「視姦」

すっごいヨカッタ〜。。萌えますた。
今自分の置かれてる状況と酷似しているので
ついつい入り込んじゃいました。
おつかれさまですた。
233名無しさん@ピンキー:03/04/18 15:23 ID:qwQSkZFm
>若葉さん
単純なラブラブ〜なふたりではなかったんですね。
続きが楽しみです。

>視姦さん(名前?
えーと、あの……これから出かける予定だったんですが
シャワー浴びないと駄目になったなあ……なんて。
うう〜〜(・∀・)イイ!! リアル遭遇 感謝。
234実は。:03/04/18 17:22 ID:TilK+GJR
「視姦」の作者でつ。
わたくし、ろむうさぽだったりします。
>232サン、233サン
ありがとでつ〜(´Д⊂ヽ
つたない文章ですが、楽しんでいただけたようでほっとしてます。
とりあえず、ヤリ逃げしまつ。
235名無しさん@ピンキー:03/04/18 17:59 ID:s3wcmghn
>若葉サソ
彼はイッタイ何回イかせてくれるのか。続き禿しく期待!

>ろむうさぽ。サソ
「視姦」よかったでつ!
大洪水で浦山氏ぃ!三矢サンのキャラもツボ!
目が語る言葉が、彼女の脳内に聞こえているという書き方が素敵でつ〜!

236名無しさん@ピンキー:03/04/18 18:31 ID:05sax82X
興奮age!
237名無しさん@ピンキー:03/04/18 20:05 ID:pS7AJ4Zx
>ろむうさぽさん
すげいすげいすげいよかったでつ!!
なんて寡黙で饒舌なんでしょう!!
たまらん!!(;´Д`)ハァハァ(;´Д`)ハァハァ
238若葉:03/04/19 11:44 ID:+opNbPMu

ここ何日かエロ話ばっかり書いてて
日常生活が手に付かなくなってきているおバカな若葉ですー。w

ちょっと今回前置き長すぎなんですが…(汗
続きうpしますです。

他の作家さんのすばらすぃ作品をお待ちの皆様、
長くなって申し訳ない。
前座ってことで、ひとつ…よろしく。m(__)m
239若葉:03/04/19 11:46 ID:+opNbPMu

お風呂の椅子にそおっと腰掛けさせられた。
彼がスポンジにボディーソープをつけてくしゅくしゅと泡立てて
そーっと撫でる様に優しく体を洗ってくれる…
さっきの余韻が残ったボーっとした頭のままで彼を見ていた。
『女慣れしてるよなぁ…今まで付き合った人とは全然違う…』

彼とは1年ほど前にネットで知り合った。
とある掲示板にふらっと立ち寄った時、彼の書き込みに惹かれるものがあって。
それまでは見るだけ専門の私も思わずそこに参加しちゃってた。
なんとなくお互い気に入って個人的にメアド交換なんかしてね。
最初は2人とも様子を伺うように遠慮がちだったんだけど
1ヶ月くらい経った頃、ある話題から急速に親しくなって写真交換を済ませたの。

その「ある話題」ってゆうのは…セックスのこと。
実は彼、私より10歳年上で奥さんがいて、セフレまでいる。
メールや電話で顔を見ないで話をすると大胆になれちゃったりするんだよね。
私、今まで人とエッチな話って ほとんどしたことなかったんだけど
セックスでイったことない事やあんまり気持ちいいと思ったことないって事も話した。
彼はそれを聞いて
「かわいそうに。いままでハズレばっかだったんだね。
 今度逢う機会があったら俺が気持ちよくしてやるよ。
 俺、イカせるの趣味だから。」って。
半分冗談だと思って聞き流してたんだけど、心のどこかで期待しちゃってたかも。
なんだか、よくある話っぽいけど。
240若葉:03/04/19 11:48 ID:+opNbPMu

でも、彼と私の住んでるところは飛行機で片道2時間の距離。
オマケに彼は超多忙な人で まとまった休みはほとんどなし。
私はっていうと一応働いてはいるけど実家住まいで親が厳しくって門限10時…
今時こんなのあり?って思うけど働きだしてから少し緩くなったほうなのよねー…
そんなこんなで逢えないまま1年が過ぎてた。

今となっって思えば すぐに逢わなくて良かったのかもしれない。
彼はすごく多趣味で知識が豊富だったからエッチな話だけじゃなく色んな話が出来たし、
時には悩み事を聞いてもらったりもして…
お互いの事、より理解出来たような気がする。

いつの間にか、私 彼のこと本当に好きになってた。

半年ほど前に私、彼に逢いたくてたまらなくなって勇気を出して
「あなたにすごく逢いたいの。今度の祝日、そっちに行ってもいい?」
って言った事あったんだけど…
「その日は仕事。ちょっと無理だな。」って断られた。
「それに…お前にはそんなこと出来ないだろ。無理するな。
 お父さんとお母さんが悲しむぞ。」って。
彼はちゃんと分かってる…私が親に逆らえないこと。
小さい頃からいつもいつも両親の目を気にしながら生活してたこと…

でも、やっぱりどうしても逢いたくて。
「逢ってもらえなくってもいい。私、そっちに行くから!」
1ヶ月前に一方的にかなり強引に宣言しちゃった。
そしたら、私の真剣さが伝わったのか半日だけ彼も体を空けてくれた。
そして、それが今日…
241若葉:03/04/19 11:49 ID:+opNbPMu

「どうした?ボーっとしちゃって。さっきのがそんなに良かったのかな?ん?」
シャワーで泡を流しながらおどけたように彼が言った。
「うん…すごく気持ちよかった…」
彼の首に腕を回して抱きついてキスする。
あぁ、もう…キスだけでこんなに気持ちいい…
乳首がピンッと立ってすごく敏感になっちゃってる。
彼の胸に摺れる度、アソコが「きゅっ」ってなるのが分かるの。

マットの上に膝立ちの状態でくちゅっ、ぴちゃっと音を立てながら唇を貪り合う。
彼が私の手を大きくそそり立ったものへと引き寄せる。
「あ、こんなに…」
もの凄く、熱くて固い…思わずそっと握って上下に擦っちゃった。
「ふぅ…お前の乱れる姿見てたら すげー感じちゃってさぁ。ずっと立ちっぱなしだよ…」
彼の手がそろっとアソコに伸びて…ぐちゅっといやらしい音がした。
「折角綺麗にしたのに…もうこんなにしちゃって。
 ほんと、我がままでエッチな箱入り娘だな…」
耳元でそう言うと指先でクリの皮を剥いて愛液で滑る指でゆるゆる撫でる。
「んあぁっ…あぁっ…あなたが…あなたがこんな風にさせてるのっ…
  んんぅっ…んあっ、ずっとこうして欲しかった…あっ…いいっ…」
「ふぅ〜ん。ずっと?ずっと思ってたの?じゃあ、自分でする時も
 俺にこうされるのを想像しながらしてたわけ?」
「あっ…んんっ…そう…あなたに触って貰うの…思い浮かべてた…あんッ…」
「そっか。」
242若葉:03/04/19 11:51 ID:+opNbPMu

『あ、またくすって笑った…何かする気なんだ…』
そう思ったとたんに彼が体を離した。
「じゃあさ、俺の前で今やってみて。」
「え?」
「え?じゃなくて。ほら、ここに座って…オナニー。やって見せてよ。」
浴槽の淵に座らされ、彼は下のマットで胡坐をかいてる。
「や…だっ!そんなの出来ない!…恥ずかしいよ…」
「だぁめ!ちゃんとやらないともう触ってやらないよ。イカせてやんない。」
「だって…明るいし…恥ずかしい…」
「さっきまで その明るい場所でさんざんイってた人は誰だっけ?
 ん〜。じゃあ、百歩譲ってタオルで目隠ししよう。それならマシだろ?
 暗くされちゃ、俺がちゃんと見られないじゃん。」
「マシって…あの…」
全然マシでもなんでもないんですけど??
洗面台からタオルを持ってきて手早く私に目隠しをする。

「さ、準備OK! 始めていいよ。」
目の前から彼の声が聞こえる…しなきゃダメなんだ…
おずおずと少し足を開いてそっと手を添える。
『くちゅッ…』「んあっ…」
見えない分感覚が鋭くなってるみたい。音も大きく聞こえて…
もう片方の手で乳房を揉み、乳首を捏ねてみる。
「あっ…んふっ…」やっぱり、いつもと違う。
「気持ちよさそうだね…いつも そんな風にするんだ。
 もうちょっと足開いてくれないと見えないなぁ…」
そういうと ぐいっと足を開かれる。太ももに彼の息がかかってる…
『あぁっ、そんな近くで…見られてるっ…私のアソコ…全部見られちゃってるぅ』
そう思ったら『ぐちゅっ』って音がしていやらしい液が一杯出てきて…
243若葉:03/04/19 11:53 ID:+opNbPMu

「すごい…溢れてきたよ…ヒクヒクしてる。ほら、もっと触って欲しいって。」
私の指を上から押さえてぐちゅぐちゅ音をさせる…
「あぁっ…うぅんっ…き、気持ちいいっ…」
「ほら、自分で…ちゃんとやって。もう片方の手で…そう。開いて見せてごらん…」
「あ…はいっ…んんあっ…」
片方の2本の指で花びらを開きながらもう片方でぬるぬるのクリを擦る。
「あぁ、いやぁ…あぁんっ…」
「あぁ、すごいよ…中が真っ赤になって…どんどん溢れてて…
 ほら、クリまでぷっくり膨らんでる…すごいいやらしいよ…」
『あぁ、じっと見てる…私のを間近で…恥ずかしい…
 …でも気持ちいいっ…止められないッ…』
「はぁんっ…うくっ…んんん…」
そう思ったら突然アソコから頭の先の方にまで突き抜けるような感覚が。
「あっ、イッちゃう、イッちゃうぅっ……イクぅ…っ」

仰け反ってひっくり返りそうになった私をすぐに抱きとめて目隠しを解かれる。
「ふふっ…またイっちゃったね…ちょっと呆気なかったな。」
ぐったりしてまだ息の荒い私をマットの上で抱えながら
シャワーで流してくれる。
少し熱いくらいのお湯がすごく気持ちいい…

ふと腰の辺りに当たる固いものに気付く。
そうだ、彼 まだ一回も気持ち良くなってない…
私と同じように気持ちよくなって欲しいのに。
ちょっと困ったような顔をしていたのか彼が覗き込む。
「どうかした?」
「ん…ううん…」
「さ、ちょっと湯船に浸かってあがろう。」
「ん。」
244若葉:03/04/19 11:54 ID:+opNbPMu

つづく。
245名無しさん@ピンキー:03/04/19 12:05 ID:idTd+LFQ
エ、エロイ……つうかイヤラシくって (・∀・)イイ!!
続きもがんがれ〜。 >若葉さん
246名無しさん@ピンキー:03/04/19 17:19 ID:2pvGZ1R1
『桜の木には死んだ人の思いが宿るんだよ』
まだ私が幼かった頃、祖母から聞かされた言葉だ。
『なんだか、こわいよ』
あの時、私は祖母の手を握りしめながら、美しく咲き誇る桜の木を恐る恐る見上げた。
『怖いことなんてないさ』
祖母はそんな私の頭をそっと撫でながら、穏やかな微笑みを返した。
亡き祖母との思い出が残る桜の木は、流れた月日を吸い上げ、見上げた人々の思いを受けとめるように太い枝を空に向かって伸ばしていた。その枝は重たげに花びらをつけ、今まさに満開になろうとしていた。
私があの時の言葉を忘れずにいるのは、あの言葉が、幼かった私に小さな恐怖を与え、大人になった私に切ない希望をもたらしたからなのかもしれない。

私はこの桜の木の下で願っていた。この木に宿っていて欲しい。あの人の思いが。

夜の桜は幻のように闇に浮かび上がり、艶やかさを増していた。
この桜を、あの人と一緒に見られたら、どんなに幸せだっただろう。
思っても仕方のないことを、つい思ってしまう。
人は忘れてしまうことも出来るはずなのに。
それなのに、私の心と躰から、あの人との記憶は消えない。
他の記憶は、切れ切れに千切れてしまっているのに。

私は桜の木の幹をそっとさすった。あの人の躰を愛しむように。
そして、あの人の鼓動を聞くように、幹にそっと頬を寄せる。
私の躰は失った感触を忘れようとしない。
聞き分けのない躰を慰めるように、木の幹をそっと抱きしめた。
ふと、顔を上げると木の後ろに人影が見えた。見覚えのある姿に、私は思わず息を飲んだ。月明かりの下に現れたのは、あの人だった。
幻だろう。そう思いながら、あの人の頬へと手を伸ばした。
触れた瞬間、崩れ去ってしまうかもしれない。震える指先に、頬の柔らかさを感じた瞬間、胸の奥底に沈めてきた思いが堰を切ったように溢れ出した。

247名無しさん@ピンキー:03/04/19 17:23 ID:2pvGZ1R1
『会いたかった…』
あの人はやさしく私を仰がせ、唇を重ねた。求めていたあたたかさに涙がこぼれた。
重なりあった唇から吐息が洩れる。差し入れられた舌先に、ためらいがちに応えると、さらに深く舌を絡めて私の舌を誘い出そうとする。躰の中を心地良い脈が駆けぬける。
唇をそっと離して見つめあった。深みのある黒い瞳に私の姿が映る。
あの人の胸に顔を埋め、あの人の匂いを胸いっぱいに吸い込む。
それはまるで音のない夢を見ているようだった。
『声を聞かせて』
確かめたかった。夢ではないことを。
『会いたかった…ずっと会いたかった』
低く響いたあの人の声は、私の鼓膜を確かに揺らした。
抱きしめて欲しい。私の躰に触れて欲しい。あの人の手を握り、そっと胸元へと誘う。
耳元にそっと熱い吐息がかかり、耳朶に甘く歯を立てられる。
唇が首筋から鎖骨へと降りてゆく。身に纏うものが取り払われ、肌が露わになってゆく。
木の幹に躰をもたせかけながら、手のひらでそっと胸元を包み込まれる。
やさしく揉みしだくように弄ばれ、熱を帯びた胸の蕾を、唇がやさしく這う。
『ああっ…はああっっ…』
硬く上を向いた蕾を甘噛みされ、舌でやさしく愛撫される。
あの人の唇はさらに下へと降りてゆく。
そして私の足元にひざまづいて、下腹部に顔を埋めた。
しなやかな指先が翳りをかいくぐり、敏感な芽を舌でそっと探られる。
私は、あの人の髪に指を絡め、淫らに腰を遣ってしまう。
『はあっ…ああっっ……』
熱く溢れ出した蜜で、秘芯が溶けそうになる。蜜を舌で絡めとられ、しなやかな指先で
芽を摘まれる。湧き上るような快感が、躰の中で波の花のように弾けた。
繋がりたい。もっと愛されてこのぬくもりを確かめたい。
『お願い…もう…』
あの人は、私の躰をそっと返すと背後から熱くたぎるものをあてがい、一気に貫いた。

248名無しさん@ピンキー:03/04/19 17:25 ID:2pvGZ1R1
『はあっっ…』
木の幹にすがりながら、淫らに腰を突き出す。あの人のものが、私の躰をいっぱいに満たしてゆく。
『また…会える?』
淫らに腰をくねらせながら、私はうわ言のようにつぶやいた。
『また会おう…この花の下で…会おう』
耳元にくちづけるように、熱っぽさを帯びた声が響いた。
『うれしい…』
背後へと回した手で、あの人の頭を抱き寄せくちづけた。苦しいほどに舌が絡まり、唇を濡らす。躰を激しく揺さぶられ、痺れるような甘い陶酔に浸る。
切なそうな吐息とともに、あの人の躰が強く脈を打った。
躰の奥で放たれた精の温かさを感じながら、私の意識は遠のいていった。

あれからどのくらいの時間が経ったのだろう。
降り注ぐ花びらと、空から落ちてきた雨の雫に、私は揺り起こされた。
木の根に横たえていた躰を起こし、かすむ目であたりを見まわした。
そして、あの人がいないことに気がついた。いくら探しても、あの人の姿はもうどこにもなかった。
あんなに愛してくれたのに。また会おうと約束してくれたのに。
やはり夢だったのだ。そう思うと涙が溢れ出た。
涙は枯れることを忘れたように、次から次へと湧きあがり、頬を濡らしつづけた。
切れ切れになった記憶が少しずつ甦ってくる。
そうだ…私はこの木の下で泣いていた。どのくらいの時が経てば、あの人のことを、涙を流すことなく思い出せる日が来るのだろうと思いながら。
私はそう思いながら…この桜の木を見つめて、いったい、どのくらいの年月を過ごしたのだろう。どのくらいの年月を…。
急に、私の頭の中は真っ白になった。
真っ白な中で、私は切れ切れになった記憶を紡ぎ、ゆっくりと手繰りはじめた。
ぽつり、ぽつりと落ちてきた雨は、やがて煙るような霧雨へと変わった。
躰にまとわりつく湿り気に腕が重くなり、溜まった雨水が足元から染みこんできた。
深い眠りに引きこまれてゆくのを感じながら、私はやっと思い出した。私はもう…。
249名無しさん@ピンキー:03/04/19 17:26 ID:2pvGZ1R1
桜の木が、風にさざめいた。
すべてを思い出した私は、花散らしの嵐に身を任せ、目を閉じた。
あの人の思いはこの木に宿っていたのだ。そして私も…。
雨足はさらに強まり、花びらを容赦なく打ちつけてゆく。
花びらが風に捲かれて舞い落ちるのを感じながら、私はあの人との約束を胸に穏やかな眠りについた。

嵐よ、この花を散らして。ふたたび、あの人に会うために。
この桜が花開くとき、きっとまた、あの人に会える。

願い桜 〜 END   by HANABI
遅筆ゆえ、桜の季節はとっくに終わってしまいましたがとりあえず。
スレの消費お許しください。
250名無しさん@ピンキー:03/04/19 17:59 ID:+opNbPMu
切ないですね…
すごくよかったです。

しかーし…
ますます、自分の文章の酷さが目立ってしまって…(鬱
251名無しさん@ピンキー:03/04/19 19:32 ID:weey7xXh
>250=若葉タソ?
↓いっぺんここのレス読んどいた方がいいと思うよ。

SS書きの控え室 4号室
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1047781179/226
252251:03/04/19 20:11 ID:weey7xXh
↓で晒されてるSSでも読んで元気だせよー。
ホントに「酷い」って文は、いっそ笑えるほど凄い。

ネット上の駄目なエロSS
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1030196704
253若葉:03/04/19 20:13 ID:+opNbPMu

>>251
ごもっともです。
ありがとうございました。

254名無しさん@ピンキー:03/04/19 20:19 ID:WVBNnYn8
HANABIさん
ステキなお話をありがとうございました。
北のほうでは、桜はこれからです。
255名無しさん@ピンキー:03/04/19 20:43 ID:eDSvcPzw
>HANABIさん

はぁぁぁ〜・・・
溜息が出ます。素晴らしかったです。
ありがとうございました。
256若葉:03/04/19 20:50 ID:+opNbPMu

イキますっ!
257若葉:03/04/19 20:51 ID:+opNbPMu

湯船に入って向かい合って座る。
はぁ、すごく気持ちいい…
初めての事尽くしでなんか疲れちゃった。
ゆったり壁にもたれてるとなんだか眠っちゃいそう…
「おーい、寝ちゃだめだぞぉ。ほらっ。」
彼が手を差し伸べる。
「ん…」
手を出すとぐいって引き寄せられる。そのまままた口付けられて。
ちゅぷっ、ぴちゅっ。
ん、エッチな音。でも気持ちいい。おいしい…
「時間あんまりないんだから… 寝るなら帰りの飛行機の中で。」
そうだ…私もうすぐ帰らなきゃいけないんだ。
ずっと この人とこうしていたいのに…

くるっと向きを変えられて背中から抱きしめられる。
「ねぇ… 前にね『彼女いない』って言ったでしょ?
 奥さんもいるのに、セフレだっているのに、どうして彼女はいない、なんて言うの?」
「う〜ん。俺の中では、奥さんは運命共同体って感じかな。勿論エッチもするけどさ。
 それで、セフレは体だけの関係。体だけってゆうか、俺、セフレには挿れないからね。
 イカせて、抜いてもらって、ってそれだけ。彼女っていうのは気持ちの伴った
 肉体関係のある人。だから、今は彼女はいないって言ったんだよ。」
肩に背中に口付けながら答える。
「ふぅ〜ん…」 納得出来るような、出来ないような…
「あとね、私が前に逢いたいって言った時、断られたでしょ。
 あれって…本当の所、逢いたくなかったの?」
今度は脇から腕を差し入れられ両方の乳房を揉まれる。
「ん?逢いたかったよ。ほんとに仕事だったしね。あの日。」
「でもっ。あの時…っ。」
「んんっ…」
口塞がれちゃった…
258若葉:03/04/19 20:53 ID:+opNbPMu

「この口はお喋りだなぁ… お喋りだけなら電話でも出来るぞ。」
にゅちゅっ、ぴちゃっ。
あぁ、すごいエッチなキス。そう、こんなエッチなキス電話じゃ出来ない。
「んふぅ…っ…ん…」
ふいに唇が離れて唾液が糸を引く。
「あがろう。のぼせるぞ。」
彼が突然立ち上がったもんだから彼の股間が目の前に来る。
まだ大きくなったままだ… 今度は私が気持ちよくしてあげたい…
ふと そんな気持ちになって彼の腕を掴んだ。
「ね、ここに座って。」
「ん?キスの続きならベッドでな。」
「違うの… 今度は私が… 気持ちよくしてあげる…」
「え? …そんな無理しなくてもいいんだぞ?」
「無理じゃない… 私が… したいの。」

今の私… すごいエッチな顔してるに違いない。
強引に彼を浴槽の淵に座らせ足の間に入り込む。
そっと そそり立ったものに手を添えてサオの部分を舌でなぞる。
「うっ。」ぴくんって彼のものが跳ねる。
『気持ちいいのね… もっと気持ちよくなって。』
気持ちを込めるようにねっとりと舌を絡みつかせる。
裏側のスジの部分に舌が触れた時、またぴくんって。
『ここもイイんだ…』
少しの変化も見逃したくない。
唇をねっとりと くっつけて下から上へと移動させる。
先のほうを口に含むと ちょっと塩味のするものが沢山出ていて。
舐め取るように舌を動かすと私の頭を撫でながら
「すごい気持ちいいよ…」
って掠れた声で言ってくれた。
259若葉:03/04/19 20:56 ID:+opNbPMu

こっちの「袋」の方ってどうなんだろう…?
ここは舐めると気持ちいいんだろうか。
ペロペロ舐めながらサオをしごいてみる。
今度は口に含んで先のほうを指で撫でるとぬるっとしたものがまた出てきてて。
「あの… ここって気持ちいいの?」
恐る恐る聞いてみた。
「うん。気持ちいい。お前すごく上手だよ。」
そっか、上手なんだ。気持ちよくなってくれてるんだ。すごく嬉しい。

今度はやわやわと袋を揉みながら先からすっぽりと口に含む。
口に入らない部分は手でしごいて。
彼が私の髪を掻き分けて飲み込んでる部分を覗いてる…
こんなエッチな顔見られちゃってるんだ。
恥ずかしいけど…なんだかヘンな気分…
口でセックスしてるみたいに錯覚をしてしまうような…

くびれてる部分に執拗に舌を這わせ、唇をすぼめるようにして
出し入れしていると、彼の呼吸がすこし荒くなってきた。
「あぁ、すごく気持ちいいよ。もう、イキそうだ…
 イクぞ、って言ったら口だけ外すんだぞ。いいな。」
「?」どうして?って思ったら…
「もう、イクぞっ… くっ…」
一瞬大きくなってドクッドクッって口の中一杯に精液が注ぎ込まれた。
うわ、すごい沢山… こぼしちゃいそう…
でも、なんだか全然イヤじゃなくって… そのままゴクンって飲み干しちゃった。

260若葉:03/04/19 20:57 ID:+opNbPMu

「こら、なんで外さないんだよ〜… ほら、ここにペッて。」
彼が排水溝を指差す。
『え?飲んじゃったのに…』
って思ってべーっと舌を出した。
「うわ。飲んじゃったの?すげー…」
ニコっと笑ったら ぐいっと彼の腕の中に引き寄せられて
「何やってんだよ… お前…」
「ん。いいの。飲みたかったの。あなたのが。あっ。」
残ってたのがまた出てきててもう一度ペロッと舐めた。
「はぁ〜。困ったお嬢さんだこと… 顔、真っ赤だぞ。とにかく上がろう。」
「はぁい。」
顔が赤いのは のぼせただけじゃない… かも。
261若葉:03/04/19 20:58 ID:+opNbPMu

続くんです。
262山崎 渉:03/04/20 04:15 ID:IxIHzNin
   ∧_∧
  (  ^^ )< ぬるぽ(^^)
263若葉:03/04/20 07:15 ID:CR3ZQhDX

「何か冷たいものでも 飲むか?」
添え付けの冷蔵庫に手を伸ばして彼が言う。
「ん。お願いします。」
やっぱり、ちょっと のぼせちゃったのかなぁ…
ベッドに辿り着くまでちょっとクラクラした。
「はい、どうぞ。」
「ありがとう」
缶ジュースを手渡されて一口飲む。
つぅーっと冷たい液体が、体の中に入って行くのが分かる。
そういえば、私 飛行機降りてから何も飲んでなかった。
すごく喉が渇いてるのに今頃気付いて一気に飲み干す。

「やっぱり のぼせたんだな。まだ顔が赤い。ちょっと横になったら?」
「うん。」
言われるままに体を横たえるとすぐにその横に寝転んで腕枕をしてくれる。
なんだか、すごく嬉しいな。普通の恋人同士みたいで。
腕の中で ふふっと笑った私の顔を覗き込んで
「何 考えてる?」
って不思議そうな顔をする彼。
「なんでもないの。なんか、こうゆうの 幸せだなぁって思って。」
「…可愛いな… お前。」
おでこに、頬に、鼻の頭に、あらゆるところに「チュッ」って口付けられる。
くすぐったくて逃げたくなっちゃう。
264若葉:03/04/20 07:17 ID:CR3ZQhDX

「あっ!ゴメン、ちょっと興ざめかもしれないけど…」
彼が突然そう言ってテーブルの上に置いた携帯を確認する。
「うわ、やばいよ!お前、6時半の飛行機に乗るんじゃなかったっけ?
 車混んでるかもしれないし、あと15分くらいでココ出ないと。」
「え… もう…?」
まだ一緒にいたいのに…そう思ったらポロポロ涙が出た。
「…泣くなよ… 畜生、時間配分間違ったなぁ… あんまりにもお前のイク姿が可愛かったから…
 次は絶対挿れるからな、覚悟しろよ。」
『挿れる』って… それって… 『彼女』にしてくれるってこと?
じぃっと彼のことを見つめる。
「多分、これから大変だぞ。辛い事もあるかもしれない。
 俺も努力はするけど… それでもいいか?」
嬉しくって、涙が出てコクコク頷く事しか出来なかった。
長い長いキスの後、ぽん、とお尻を叩かれる。
「はぁ、キリがないよ。ホント、用意しないと。」
「うん。」


265若葉:03/04/20 07:18 ID:CR3ZQhDX

「おまたせ。」
慌しく身支度を済ませて側に行く。
彼はマジマジと私の顔を眺めて、そしてニッコリ笑う。
「ん。可愛いよ。」
なんだか照れくさい。でも、嬉しい。
「さ、行こうか。」
彼に肩を抱かれて部屋を出る。

『友達』ではなく『彼女』になって。

パタン…

               −終−
266若葉:03/04/20 07:19 ID:CR3ZQhDX

長居しました。
ありがとうございました。(ペコリ
267名無しさん@ピンキー:03/04/20 08:05 ID:Yqw0pTJN
若葉たん 乙!
最後まで挿れないままだったんだ…。
ビミョーな関係の話だけど、後日談ができたら、また読ませてくだせい。
もちろん>>262は気にしないように(w
268若葉:03/04/20 11:05 ID:CR3ZQhDX

裏方さま。
縮刷版でステキな題名を付けていただいて
ありがとうございます。
(仮題)は外していただいて結構です。

>267さん
後日談…ですか。ありがとうございます。
半分ノンフィクションですので、
私が彼とまた会う事が出来れば書けるかもしれません。

今回は色々勉強になりました。


269『voices』:03/04/24 03:14 ID:DAPnCn6w
声を求めてた。あたしの名前を呼んでくれる声。

何時の間にか、あたしの声がそれをかき消していた。


緊張しっぱなしのあたしを気遣って、子供をあやすような声色でずっと囁いてくれていた。
その優しい声のトーンに、だんだん眠くなるような、そんな安らぎを感じ始めて。

それまで話しかけられてもうつむいたり、はにかんだり、「…ん……」としか返事が出来なかったあたしが、
ブラの上から触れられた時、かすかに「ぁっ」と声を上げた。
それにあなたは気付いてくれたの?
壊れ物にでも触れるような手つきに、だんだん力が込められて来た。
あたしの反応を伺うだけではなく、あなた自身の意思が込められた愛撫。

だんだん溺れてゆく。
こんな耳許で囁いてくれてるのに、声がよく聞こえない。
何を言われてるのかよくわからないけれど…
『囁かれている』という行為に、感じてしまっている。
270『voices』:03/04/24 03:15 ID:DAPnCn6w
あたしの声がどんどん高くなって、あなたの声をかき消した。
自分でも聞いた事のないようなあたしの声に翻弄される。
アダルトビデオのわざとらしい声に、よく似てた。
演技なんかじゃない、自分でも止められずに口から零れる声。

あたしの意思を伝えようとしても、あたしの喘ぎ声は止まらなかった。
ふっと切れた叫びの間に、
「や…っ、め、…もぉっ……」と言ってもみても、
それはあなたの快感と愛撫の手を更に煽っただけなのかもしれない。

舌足らずなあたしの声と、あなたのすべてにいちいち反応して跳ねるあたしの体。
あなたの腕の中で、人形のように踊らされている。

あたしの名前を呼んでくれてるのに。
「可愛いね」と囁いてくれてるのに。
それをもっと聞きたいのに、あたしの声が邪魔をする。

あたしの「やめて」はどうしてあなたの耳には「もっとして」に聞こえるの?
何度イってもどうして許してくれないの?
自分がこれだけ感じられるなんて、あたしは初めて知った。

あなたとほとんど一緒のタイミングでイった時。
一番大きな声で悶えた後、あたしはベッドの中に倒れこんだ。
身動き出来ず、あなたのぬくもりと穏やかな声を何処か遠くに感じていた。
あなたの囁きに答える事すら出来ず、「…ぁ……」と発したあたしの声は、
自分でも感じてしまうくらいうっとりと満足した甘い声。

あなたの耳に届けばいいと、強く願った。
271murmur:03/04/24 03:20 ID:DAPnCn6w
柚季と明彦を放置して書き散らしました。

声を『聞く事』と『聞かされる事』。
どちらに重きを置くのか。どちらが私の中で大切なのか。
少し考えてしまいました。
272名無しさん@ピンキー:03/04/24 05:14 ID:C2eQn+wN
なまら(・∀・)イイ!!
273名無しさん@ピンキー:03/04/24 10:34 ID:roW1Hdt5
もっと書き散らしてオケです。
もちろん そっちの続きも読みたいですけど。
ごちそうさまでしたー。
274名無しさん@ピンキー:03/04/24 11:17 ID:I6JvoOjF
(・∀・)イイ!!イイイ−!!! >269-270

好きだこれ、むちゃくちゃ。
ちょと自分に置き換えてみたり。
でも声って大事ですね。
275名無しさん@ピンキー:03/04/24 20:48 ID:EaJHvT33
痺れますた!!!!!すっごい素敵!!!
ご馳走様って言うんじゃなく、いいお話を有り難うございます!!!
276”雨”:03/04/25 15:11 ID:foHCoHvS
サーーー・・・・

音につられて外を見ると雨が降り始めたようだ。
のっそりと立ち上がり、窓を閉める。
雨音は止み、部屋には再び静寂が訪れる。
ゆっくりと振り返り、窓にもたれかかって部屋の中を見回してみる。

この部屋には無機物だらけ。
壁も、机も、コンポも、何一つとして自ら動き、音を発しようとはしない。

足を立たせていた力に限界が訪れ、私は窓にもたれかかったまま床に座り込む。

写真立ても
お揃いのグラスも
お気に入りのライターも
何も動かない。何も音を発しない。

寒い。
生き物のいない部屋は寒すぎる。

私は目を閉じてキャミソールの肩を抱きかかえる。
あの人の声を思い出しながら自分の名前をつぶやいてみる。
あの人の指を思い出しながら自分の顔を撫でてみる。

あの人の唇を、あの人の腕を、あの人の胸を

一つ一つ思い出しながら自分の身体をなぞる。

277”雨”:03/04/25 15:12 ID:foHCoHvS

あの人は私の鎖骨を綺麗だといってくれた。
あの人は私の乳房を綺麗だといってくれた。
あの人は私の秘密の場所を綺麗だといってくれた。

あの人はまず内腿にキスをする。
そのまま舌を這わせて中心へ下りてくる。
軽く蕾へキスをすると左右の唇へ舌を這わす。

私は自分の指に蜜をつけ、あの人の舌の動きを思い出す。

あの人は私を追い詰める時、外気に晒された紅い蕾を執拗に舐めまわし、吸い上げた。

身体が震え、私はあの人が連れて行ってくれた世界へ独りで辿り着く事が出来た。

この記憶があるうちは、私は大丈夫。
この記憶があるうちは、私はいつでもあの人と一緒にいる事が出来る。
あの人を、独り占めできる。

雨は無音で降り続ける。

この部屋には無機物だらけ。
ペアリングも
セミダブルのベッドも

その上にある泥棒猫とあの人の死体も

何も動かない。何も音を発しない。


―終ー
278276−277:03/04/25 15:13 ID:foHCoHvS
初投稿です。
評価・感想よろしくお願いします。
279名無しさん@ピンキー:03/04/25 15:36 ID:Kyz769YI
プチリアル遭遇記念カキコ!
全体に流れている独特の雰囲気が堪りません。
禿しく(・∀・)イイ!!!!!
280名無しさん@ピンキー:03/04/25 15:41 ID:aMWOVvo7
>276−277
深い、深いですな…。
私は凄く好きですよ、これ。
はじめは普通に萌えてたのに、この最後のゾクリとする感触。
狂気と正気の紙一重なところとか。
これだけ言葉少なにして表現できるなんて、有る意味羨ましいでつ。
これからも、投稿して楽しませてください。
281裏方:03/04/25 16:03 ID:tAlKdHVm
絶句。してました。
もう一作書いてもらえません?
衝撃強すぎて、薄めて欲しいんですけど。(素
282名無しさん@ピンキー:03/04/25 17:30 ID:OztBAQGt
>276-277
いいな〜…。すっげー好きです、これ。
この短さで、この濃さ。堪能しました。
私の好みだと、薄める必要は全然ないです。
283名無しさん@ピンキー:03/04/25 19:40 ID:OLGZSmx+
>>276-277
素晴らしすぎます!!
次作を楽しみにしています。
284名無しさん@ピンキー:03/04/25 20:14 ID:mk3ttC3q
>276-277
描けるもんなら、イラスト描きたくなります。
小説と詩の中間みたいな感じっつーか…。酔っ払わせて頂きました。
285貴女の望み・男の望み:03/04/25 23:55 ID:8B40nwgt
・・・・今ならまだ間に合う・・・・・
・・・引き返すなら今のうち・・・

内なる恐れに耳を塞ごう。
ただ、おのれの欲望のみに身をゆだねよう。

さぁ・・・・。

眼前に横たわる、愛しい、恋しい、女性―ヒト―。

起きてくれ、
そして目を覚まして、帰れと言って・・・。
でないと俺は・・・・・。

少しずつ、彼女の体に近づいていく。
酒の酔いに少しだけ高揚した熱さを感じるほど近くまで来る。

しどけない姿で眠る彼女は安心しきったような表情。

俺はその彼女の両腕を頭上でクロスさせるとハンカチで解けないように縛り付ける。そうして片足をもネクタイでベッドに縛り付けた。
「・・う・・・うう・・・ん・・・・」
華奢な足首に絡みつくバーバリのチェックが痛々しい。
体の不自然な動きに焦れたようにゆっくりとまぶたを上げ、焦点の合わない視線を彷徨わせる。
「・・・こ・・・こは・・?・・・」
「家だよ。」
「ん・・・送ってくれたのね。ありがとう・・・・」
冷めたような目で自分を見下ろしてくる男にいぶかしげに視線を上げる。そうして体を動かそうとするときに初めて自分の置かれた状況に気がついた。
286貴女の望み・男の望み:03/04/25 23:55 ID:8B40nwgt
「・・・な・・・に・・・・」
「今から、ここで、何を、するか、わかってるよな?」
男の言葉の意図する意味を掴みかね、そうして理解したときに驚愕した。
「・・や・・だ・・・・いや・・・・」
「都合のいい男でいるのはもうたくさんなんだよ。」
そういった男の体が彼女に覆いかぶさる。
「・・やだ・・・やめて・・・いやぁ・・・」
「泣き叫んでも・・・・やめてなんかやらないから。」
体の前面だけをはだけさせると、まだ快楽を示そうとしない胸のふくらみに唇を這わす。
裾野から頂点へ、刷毛でなでるように言葉とは逆の愛撫がいっそう彼女を混乱させる。
「・・やぁ・・・・いやっ!・・・おねがい・・よぉ・・・」
彼女の言葉を無視するように男はスカートをたくし上げ、無防備な下腹部に手を差し入れるとそこから器用に下着を引きおろし始めた。
「・・や!やだ!やめて!いや・・」
自由の利く片足をばたつかせながら男の行為をやめさせようとするが、意に介さず片手で払いのけると、片足を下着から抜き去った。
「・・やぁ・・・・いや・・・・」
この状態で動けば男の眼前に自身がむき出しになることを恐れて彼女は動きをやめる。
そんな彼女を見透かしたように男は足首を掴むと大きく割った。
「いやぁ!!!!」
隠すもののないそこを男の視線が不躾に攻め立てる。じんわりとそこにねめつけるような感触。触れられたわけでもない、ただ執拗にそこを見つめる。
「・・・いやっ!」
視姦されている、その行為に彼女は混乱を隠せない。

・・・・・なんで?なんで?なんで?・・・・

その混乱は不可思議な感情。彼女の胎内を駆け回り、答えは出ない。
287あぼーん:あぼーん
あぼーん
288貴女の望み・男の望み:03/04/25 23:56 ID:8B40nwgt
見つめられることへの羞恥心、男としてみたことの無い男へのどうしたらよいのかわからない感情。

・・・・私は・・・?・・・・

激情の坩堝に飲み込まれそうになりながら、最後の虚勢を張る。
「・・・・やめてよ!こんなの趣味じゃない。」
「・・・嘘つきだね、貴女は。」
男は続けた。
「知ってたよ、貴女が望むこと、すべて。」
狼狽しながらもかぶりを振る彼女のあごを押さえると自分に向かせる。
「・・・・言ってみろよ、ほら。」
いつのまにかずり下げられた男の下半身に雄雄しく張り詰めた分身が赤黒くそそり立っていた。
「・・・・・・・」
「言わなくても別に構いやしないよ。」
そういうとまだ、潤いの無いと思われるそこへ無理やり突っ込んだ。
「・・・くぅっ・・・・!!!」
「・・・ほら・・・・・思ったとおりだ・・・・」
ぴったりと合わせられていた隙間にねじ込んだときそこはまごうこと無くあふれ出る泉を湛えていた。
「こう、されるのが、好きなんだ。」
男は腰のピッチを上げ始めた。
「やぁ!!いやぁ!!ああ!やめてぇー―――。」
上げつづける悲鳴に、反するように身体は応え、もっとと誘う込むように蠢き、締め付けていく。
289276−277:03/04/26 00:00 ID:BQGkzFHz
>>279-284
熱い賞賛の言葉ありがとうございます。
次回作がもし書きあがりましたらまたその時は
評価の方よろしくお願いいたします。

>裏方様
早速縮刷版のほうへまとめていただきまして、ありがとうございました。
数々の作家さんの素晴らしい作品の中に自分のつたない文章を並べて頂いて光栄です。
290名無しさん@ピンキー:03/04/26 00:48 ID:N43At8fv
>285 貴女の望み・男の望み

スッゴイの来てる!!!!!!禿しく(;´Д`)ハァハァ!!!!!
つ……続きを〜〜〜〜!
291貴女の望み・男の望み:03/04/26 21:58 ID:mvDSnolr
「やだ!やめて!いや!」
首を左右に振り、腰を引こうと抵抗をするも、縛り付けられた体ではままならない、
それどころか動くことによって自分の内部に何か湧き上がるのを感じずにはいられない。
彼女はきつく唇を噛みしめ、堪えた。
だが、彼女は気が付かない、堪えなければならないという事実はどういうことかを。

急に男が腰を引いた。
「・・あ・・・・・・」
小さく洩れた声を男は見逃さなかった。
抜かれたあとのそこに男は指を添え、そのまま挿入した。
「・・・・くぅ・・・・」
彼女の唇は赤く紅を差したように艶かしい。
ブラインドタッチのように彼女の胎内をかき回し、ゆっくりと本数を増やしていく。
首を横にそむけ、必死で耐えている彼女の耳元に口を寄せ男は囁く。
「まだ・・・どこまで・・・・」
・・・・・耐えるつもりだ?・・・・
最後の言葉はあえて言わなかった。
いつしか彼女の胎内に5本の指が埋め込まれていた。
圧迫感がそこから広がり、彼女を支配していく。
「・・・つらい?・・・・そんなことはなさそうだ・・・ほら・・・・・・」
少し動かすだけでくちゅくちゅと水音を立てるそこ。
「も・・う・・・やめてぇ!!!気がすんだでしょう!!」
彼女は最後の気力をふり絞り叫んだ。
292貴女の望み・男の望み:03/04/26 21:58 ID:mvDSnolr
「俺は貴女の都合のいい、道具、じゃないんだ。」
・・・・そんな・・・そんなこと・・・
彼女の混乱はさらに奥深く落ちていく。
これ以上なく拡張されたそこを、男は執拗な愛撫を繰り返しながら少しずつ指先を奥へと進めていく。
「・・・やぁ!やめて!それ以上・・はい・・らな・・い・・・・」
息も絶え絶えに彼女は訴えるも、男の攻めは止まらない。指先が深奥のこりこりした部分にまで達し、
爪で引っかくようにつつくと彼女の体がビクンと跳ね、その勢いで手のひらの半分くらいまでが
胎内におさまる。
「・・・・いやぁ!!抜いてぇ!もう・・・いやぁ!!」
男は彼女の足を解放した。それはとりもなおさず男の腕をも自由にした。
彼女の叫びを聞きながら胎内に差し込まれた手を前後に動かし、潤いを楽しむ。
そうして、自由になったもう片方の手で乳房を強く握りつぶす。
「や・・痛い・・・!!!」
緩やかな動きで下腹部へ滑らせる。ひくひくと彼女は男の手を締め付ける。
「痛いだけじゃ・・・ないだろ・・・・」
自分の意志で制御できない、身体だけが一人歩きする。
男の指がクリトリスを捕らえ、弾いた。
「きゃぁぁぁあ!!!!!」
男の手が手首まで彼女の胎内へもぐりこみ、彼女の意識は暗転した。
293貴女の望み・男の望み:03/04/26 21:59 ID:mvDSnolr
彼女は下半身に違った違和感を覚え、眼を覚ました。
「失神するほど、よかった?」
冷ややかな言葉が彼女に降り注ぐ。
「じゃぁ、こっちはどうかな?」
男の指が後ろのすぼまりをつつく。
「・・や・・・やめてぇ・・・」
どれくらい気を失っていたのだろうか?潤滑剤を塗りたくられ、そこは男の指を飲み込んだ。
「ひぃ!!・・・・やぁ・・・」
「・・・こっちは初めて?」
前とは違った感覚を彼女に与える男の動き。夢中で頷く彼女に満足げに男が見下ろす。
ずるりと指を抜き取ると同じ潤滑剤を塗られた分身で一気に貫いた。
「いやあぁぁぁぁぁぁぁ!!!!やめてぇ!!!」
太い杭で串刺しにされたように熱い灼熱で貫かれて、彼女は我を忘れて泣き叫んだ。
「お願い!やめて!いやぁ!やぁ・・・・」

男は指先でクリトリスを舐り始める。
痛みの隙間に快感の波が揺らぐ。
「前からも、大洪水だな。」
羞恥に顔を赤らめ、眼を伏せる、それでも男は攻める手を休めようとしない。
「やぁ・・・いや・・・もう・・・やぁ・・・・」
294貴女の望み・男の望み:03/04/26 21:59 ID:mvDSnolr
彼女の声に当初の勢いは無い。男は彼女の蜜を指先で掬うとぺろりと舌で舐め取る。
「こんなにして・・・いやもなにもないなぁ・・・・」
それでも快感の声をあげまいと耐える彼女の唇に蜜を掬わせた指を当てる。
「どんな味?」
彼女は答えない、口を開けたら叫んでしまうから。
「いいよ、別に。」
男はベッドに結んでいた足のネクタイをほどき、自分の上に彼女を持ちあげる。
「ひぃ・・あ・・・・やぁ・・・・」
「もう、こんなのいらない。貴女のだけで十分だ。」
男は彼女の唇を指先でなぞる。隙間から中へと差し入れると、彼女は成すがままに指に絡みついた蜜を含んだ。
それが・・・・・瞬間だった・・・

・・・・・手に入れた・・・・
・・・愛しい、恋しい、愛する貴女―ヒト―・・・・・
・・・・墜ちて・・・いこう・・・

遠くに朝が聞こえる。
二人には聞こえない。
望むべきものを望み、得るべきものを得た二人に与えられるのは祝福なのか罪なのか。
それはだれにもわからない。
さなぎ様に煽られて(?)
SSに・・・。

別スレで今もんもんとしたのを書いているので
その鬱積にはじけたのを
落としてしまった・・・。

スレ汚しかも・・・・。

ちなみに以前の「秘密」も私です。

すみません。
296名無しさん@ピンキー:03/04/27 00:47 ID:4xYiNcI0
うおー。
フィストからそっちから、全部いっちゃいましたね。
すげー。
乙カレです。 >>295さん
297名無しさん@ピンキー:03/04/27 01:45 ID:gUQM5PEA
>>295さん
お疲れ様でした〜。
想像もつかなかった展開に驚きましたw
>遠くに朝が聞こえる。
この表現(・∀・)スキ!
298その男、我侭につき 1:03/04/27 04:24 ID:gUQM5PEA
「ただいま〜・・・・」
「おぉ、おかえり。どしたの?今日遅くね?」
「ん、ちょっとね〜。帰り際に仕事頼まれちゃって、それやってたら遅くなっちゃった。」
「ハァ?何それ。そんなん断って帰ってくりゃいーじゃんよ。俺マジで腹減ってんだけど。
 早くなんか作ってよ。」

・・・・もぅ。おなか空いたんなら勝手になんか食べてればいいじゃない。
それよりも、あたしこんなに疲れてるんだからねぎらいの一言くらい・・・

あたしと彼は一緒に住みだしてからもうすぐ半年になる。
最初の頃は何もかもが嬉しくって彼の我侭も全部がいとおしかったけど、
だんだんそれにも疲れてきた。

彼の職業はWEBデザイナーで、基本的に家で仕事をしている。
学生の頃からそういう関係が好きで、大学行かずに専門学校に行って
そのままそういう世界に足を踏み入れたって、知り合ったばっかの頃飲み会の席で聞いたっけ。
だから彼は一度もまともな会社勤めをしたことがない、自由人だ。
一方のあたしは女子大を出て、有名な大企業ではないけれどそこそこの大きさの会社に勤めている。
今年で3年目。やっと、仕事が面白く感じてきた頃だ。
だからこそ、頼まれた仕事はやりぬきたいし、専念したいのに・・・

とりあえず部屋着に着替えてエプロンをつけて、適当に冷蔵庫を漁って夕飯の支度をし始める。

「ねぇねぇ、今日の夕飯何?」
「え?あぁ、旬の筍買ってあったから青椒肉絲でもしようかと・・・・」
「えー!?俺筍きらーい!なんか別のもんにしてよ。」
299その男、我侭につき 2:03/04/27 04:24 ID:gUQM5PEA
・・・ぶち
何かがあたしの中で切れる音がした。

「じゃああんたが作んなさいよ!!あたしおなか空いてないからいらない!!」

そういい捨てて、あたしは手に持っていたピーマンとエプロンを投げつけて
バスルームへ走り去った。

着ている物を手早く脱いで乱暴に洗濯機の中へほおると、バスルームのドアを乱暴に開けて
ザブンと湯船につかる。

・・・もぅ!!何で我侭ばっか言うのよ!!!

イライラが募って、悔し涙が出てくる。体育座りした膝に顔を押し付けて鼻を鳴らしていると、
風呂場のドアをノックする音が聞こえる。

「・・・・何よ」

あたしは鼻声のまま答える。

「・・・・言い過ぎたよ。お前も疲れてんのに。悪かった。ごめんな?」

あたしがふてくされて答えないでいると、彼は風呂場の前から立ち去っていった。
そのまま湯船につかりながらさっきの彼の声を思い出す。
300その男、我侭につき 3:03/04/27 04:25 ID:gUQM5PEA
彼・・・ほんとに反省してた感じだった・・・。
あたしもいくら疲れてたからって、ちょっと言い過ぎちゃったかな・・・。

彼の入れてくれたお湯につかりながら、疲れとともに怒りもほぐれていく。
よし、お風呂から上がったら謝ろう。そう決意して、湯船から立ち上がり、身体を洗い始めた。

お風呂から上がって、台所でミネラルウォーターを飲みながらチラ、とリビングを見ると、彼の姿がいない。
もう寝ちゃったのかな・・・・

コップを流しに置いてベッドルームに行くと、いた。
ドアに背を向けて寝ている。
あたしは彼の横にもぐりこむと、ちょっと、猫なで声を出して声をかける。

「ねぇ〜・・・」

・・・・無言だ。寝てんのかな?でも、謝るなら今のうちに言わなきゃ。

「ねぇ〜・・・、今日さぁ、あたしこそ・・・ごめんね?
 その・・・ちょっとイライラしてて・・・・・・・」

よし、言うだけ言ったぞ。罪悪感から逃れて、ほっとしながらあたしも寝る体勢に入る。
さ、これで明日の朝から元通り・・・・・・・・
301その男、我侭につき 4:03/04/27 04:25 ID:gUQM5PEA
「・・・・ほんとそうだよ」

え?
一瞬あたしは自分の耳を疑った。恐る恐る自分の右側にいる彼を見ると・・・
彼はいつの間にか身体を反転させて肘をついてあたしを見下ろしている。

「お前1人が疲れてんじゃねーっつーの。俺だって家で仕事してんだよ。
 だいたい、俺が家でお前の帰り腹すかせて待ってるなんて昨日今日始まった事じゃねーじゃんかよ。
 それを何?あの態度。 お前何様だ?っつーの。」

さっきのしおらしい態度からのあまりの豹変振りにあたしは凍りつく。
ガバッとあたしの上に馬乗りになると、あたしの両手首をつかんで頭の上で固定する。
目を見開いて固まっているあたしを見てニヤリ、と笑うとあたしの耳に口を寄せ、

「仕返ししてやるからな。覚悟しとけよ♪」

低い声で、ボソッとささやいた。

彼はそのままあたしの耳たぶに口付けると、耳たぶを吸い始めた。
耳に直接ピチャピチャという音が響いて、ゾクリ、とする。
そして口に移動したかと思ったらいきなり舌をねじ込ませてくる。
ねっとりと奥まで絡み付いて来る長めの舌。そして幅も広めなので、
あたしの舌にまるで吸いついてくるようだ。
彼のキスは、それだけであたしをボゥっとさせる。
キスだけであたしの中心が熱くなっていくのがわかる。
吐息を漏らしながらふと目を開けると、彼と目が合った・・・!!
いつから見てたんだろう・・・!もしかして・・・・ずっと・・・!?
彼は、あたしがだんだんと頬が紅潮し息が荒くなっていく様をずっと見ていた・・・
視姦されていたと分かるとより一層内股の間が熱くなっていく。
そのむずがゆい感覚に、思わず膝を摺り寄せてしまう。
302その男、我侭につき 5:03/04/27 04:26 ID:gUQM5PEA
それに気付いた彼は口を離し、ニヤニヤと笑いながらあたしを嘲る。

「何?感じちゃっのた?」

そういって彼は、両手で組み敷いていたあたしの手首を片手にまとめると、
あいた手であたしの内股をパジャマの上から触り始めた。

「うわっ・・・すっげ・・・」

あたしでも明らかにわかるほど、パジャマの内股部分は下着と一緒にぬるりと動く。

「ねぇ・・・何でこんな濡れてんの・・・・?」

・・・そんなの知らない!!羞恥心で顔から火が吹きそうだ。
彼は片手で器用にあたしのパジャマの下の部分と下着と一度にずり下ろすと、
身体を脚の間に割り込ませてきた。
これであたしの敏感な部分は彼の手から逃れる事が出来なくなった。

彼はまず指をそろえて全体を揉むように刺激しはじめた。
緩やかな、でも確実な快感であたしの中での感度はどんどん上がっていく。
何回か揉んだかと思ったら、そのまま中指があたしの中へ沈んでいく。
あたしの中で軽く指を曲げて、前壁の一番感じるところを刺激している。

あたしの頬はどんどん熱くなる。薬指も挿入され、膣壁がググッと横に広げられる。
中をかき回され、とめどなくあたしの中から熱いものが流れ出ている。
彼はわざと音を立てるように乱暴に勢いよく抽送を繰り返す。
彼の指の動きに加えて自分が放つ淫らな音に耳も刺激されて、
何かがあたしの下のほうから押し寄せてくる感覚に身を任せようとした時
彼が不意に蕾を親指で押し潰した。
303その男、我侭につき 6:03/04/27 04:27 ID:gUQM5PEA
「あぁぁっぁぁああああ!!!!」

ビクッと身体が痙攣し、あたしは達してしまった。

「すげっ・・・ おまえん中、ビクビクいってんだけど・・・」

軽く息を荒げながら言うが、彼はまだあたしの手を離さない。
あたしの中から指を抜くと、たっぷり指についた蜜を
いったばかりで普段の何倍も敏感になっている蕾に塗りつける。
名残の残っているあたしの身体は、触れられるたびに反応して跳ねる。

「・・・っねがい・・!・・・も・・・ぅ・・・ゃめてっ・・・!!!」

身体をビクビクと跳ねさせながら彼に懇願する。

「・・・言ったろ?・・・覚悟しとけよって・・・」

興奮して息を荒げながらもそう言い放つと、あたしの手首をつかんでいた手を離し自分のパジャマと下着を脱ぎ捨てた。
両手が自由になったあたしは、頭では動こうと思うのだが身体が言う事を聞かず、
ただただその場に寝転がっているのが精一杯だった。
彼はあたしの両脚を自分の肩に乗せいきり立ったものをあたしの十分に濡れそぼったそこに押し当てると、
一気に奥まで押し込んできた。
いつもなら脚を下ろした状態での正上位から始まる挿入なのに、今日はいきなり、一番奥に当たる体位でついてくる。
しかも、まるで陰毛をただでさえ敏感になっているクリトリスに擦りつけるかのような腰使いをする為、
あたしの頭の中は激しく火花が飛び散っているかのような感覚に陥る。

304その男、我侭につき 7:03/04/27 04:28 ID:gUQM5PEA
「やだ!!やめて!!!お願い!!止めてェェええ!!!」

「・・・っに・・・言ってん・・だよ・・・!!仕返し・・・だっ・・・て言ったろ!!!!」

「駄目!!ほんとに!!やめて!!!やめて!!!あぁぁあぁあぁあああああああ!!!!!!」

さっきの快感とは比べ物にならないほどの大きな波に呑まれ、あたしの意識は途切れた。



気がつくと、あたしの横に腰掛けてニヤニヤ笑っている彼がいた。

「・・・・何よ」

照れくさくて、あたしはちょっとふてくされた顔をした。

「・・・いや? ・・・可愛かったなーと思って♪」

寝転がったままのあたしをぎゅーっと抱きしめて、あたしのほっぺにキスをする。

「明日は早く帰ってきてね?」

・・・・・あたしの負けだ。
明日は彼の好きなロールキャベツにしよう、と、かなり我侭だけどいとおしい彼の顔を見ながら思った。


―終―
305298-304:03/04/27 04:33 ID:gUQM5PEA
前回投下させていただいた作品とはまた違う種類の作品を書いてみました。
評価、感想よろしくお願いいたします。
306名無しさん@ピンキー:03/04/27 04:56 ID:HcY1KLSB
すげー自分勝手なのに、憎めない彼(w
楽しかったです。 >>305
307名無しさん@ピンキー:03/04/27 12:38 ID:shOtUCVv
こちらはこちらで味わい深い……!乙でつ!
息を荒げながらの彼のセリフが萌え〜(;´Д`)ハァハァ
青椒肉絲もロールキャベツも食べたくなりますた(w
308298-304:03/04/27 18:22 ID:gUQM5PEA
>裏方様
またしても早速縮刷版へ収録していただき、ありがとうございます。
また次回投下させていただく機会があるかと思われますので、
次回からは「Cov.」と名のらさせていただきたいと思います。

309名無しさん@ピンキー:03/04/27 18:57 ID:BsSNefcT
>>Cov.様
半同棲中なので、前半のぶち切れぶりが我が事のようでしたw
後半はめちゃ萌えでした〜。
あとタイトル大受けしました。同名の漫画好きだったので。
引き出しを色々お持ちで、今から次作も楽しみ!!
310『Freak Show』1@Cov.:03/04/30 16:57 ID:hBj9offj
『ねぇ、知り合いがイベントやるから行かない?』

金曜日の夕方、仕事をが終わってメールチェックをすると、マキからそんなメールが来ていた。
マキとは、高校の時に短期バイトで偶然一緒になったのがきっかけで遊ぶようになった。
学校も学年も違うあたし達だったけど、妙にウマが合って今では一番の親友だ。

『パス。そんな気分じゃない。』

仕事が終わって疲れていた直後だったし、クラブだなんてもう何ヶ月も足が遠のいていた。
今はあの人ごみよりも、ショットバーの雰囲気の方が肌に合うようになっていたし。

『なんでよ、いいじゃん!踊りたくなきゃカウンターで飲んでればいいんだしさ。
 てか、もう友達連れて行くって約束しちゃったのよ! 7時に”Red Lion”でね!』

やれやれ。マキの誘い方はいつも強引だ。でも、嫌いじゃない。
渋々ながらも、久しぶりのクラブに軽く胸が湧く。

「ショウコ〜!!おっまたせ〜!!!」

約束の時間をちょっとまわってマキが現れた。誘っといて遅刻をするのはいつもの事。
あたしもどちらかと言えば時間にルーズな方だけど、マキほどじゃない、と毎回思う。
階段を登って2階にあるその空間は、相変わらず大音量と煙草の煙で充満していた。
ステージでは様々なグループが思い思いのマイクリレーをかわし、フロアではそれに合わせて皆が身体を揺らしている。
あたしとマキはドリンクチケットを受け取ると、とりあえず空いてるカウンターに座って飲み物を注文した。
311『Freak Show』2@Cov.:03/04/30 16:57 ID:hBj9offj
「ちょっとフロア行ってくんね」

早々とカクテルを飲み終えると、マキは人ごみの中へ進んでいった。
あたしはもともと踊るつもりはなかったので、そのままチビチビとグラスに口をつける。
バーテンはテーブルの端の客と話しているから、話相手もいない。
しばらく1人でボーっとしていると、不意に耳に不明瞭に流れ込んでいた音楽がはっきりしてくる。

今までに聞いたことない耳障りの良いビートとライム。
あ、なんかいい感じ。これ好きかも。
演者に興味が湧いてステージを見ると、MCの1人と目が合う。
すると彼はまるで自分たちのステージを自慢するかのようにあたしに片目をつぶるった。
思いがけない行動にドキッとしたが、彼はそのまますっとあたしから目線をそらし、
あたしを含めたフロアの客を虜にした。

何杯目かのグラスを空けると少し風に当たりたくなってきた。
あたしはトイレの隣の裏口のドアを開けて外へ出、螺旋階段の踊り場で煙草に火をつけた。
外に出た事で室内の音は消え、耳に再び静寂が訪れる。
ふと、さっきのステージを思い返す。身体が自然と揺れる感じ。あのグループ、何て名前なんだろ・・・
そんな事を考えながら二本目の煙草に火をつけようとすると、突然ドアが開いた。
びっくりして思わず口に咥えていた煙草を落としてしまう。

「あ、先客が居たんだ。ごめんね、びっくりさせちゃったね。」

そういいながらしゃがんであたしの煙草を拾って見上げた顔は、さっき、ステージであたしと目が合った顔だった。

「もったいないからこれ俺が吸うよ。代わりに、一本どうぞ。」

ステージで見せた迫力を全然感じさせない気さくな態度に、あたしは一瞬で彼の事を気に入った。
彼の名前はシンゴといい、あたしの勤めている会社の近所の服屋でバイトをしているらしい。
音楽で生活していくのが夢だけど、なかなか現実は上手くいかないと、軽く愚痴をこぼす。
312『Freak Show』3@Cov.:03/04/30 16:58 ID:hBj9offj
「あ〜、でもやっぱライブ最っ高! 超気持ちいいよ。 特に今日はすげーよかった!」

「そうなの?」

「俺さ〜、ライブはセックスと同じだと思ってんのね。オナニーも気持ちいいけどさぁ、
 やっぱ相手も感じてるセックスの方がもっと気持ちいいと思うわけ。」

「今日は相手のことも感じさせられたんだ?」

なかなか言い得て妙だ、と感心しつつもあまりの興奮のしように苦笑しながらたずねる。

「うん、最っ高だった。だって・・・・
 ショウコちゃん、俺らのステージ見て感じてくれたでしょ。」

ドキ。
目が合ったこと覚えてるんだ。てか、あたしと目が合ったこと気付いてたんだ。
手すりにひじをつき、煙草を持った手のひらに顎を乗せてあたしを見下ろす視線に、思わず頬が紅潮する。

「俺ね〜、あんな感じで、興味なさそ〜にしてた客が俺らの音に喰いつく瞬間がマジ堪んねぇの。」

「・・・そ、そうなんだ〜・・・・」

動揺を抑えながら必死で答えるが、彼のまっすぐあたしを見つめる視線からは逃れられない。

「そうなの。 だって、まだ興奮してるよ。ホラ。」

313『Freak Show』4@Cov.:03/04/30 16:59 ID:hBj9offj
そういってあたしの手をつかむと自分の股間へ導く。
・・・・固い・・・・
主張する彼の存在に、あたしの中心が反応する。頬は紅潮し、動悸もいっそう激しくなる。
そんなあたしを見て彼は手に持っていた煙草を手すりに押し付けて消すと、あたしの頭を抱いてキスをしてきた。
口の中に、馴染みの煙草の味が広がる。彼の舌はあたしの口の中で巧みに動き、
その舌の動きだけであたしの中から蜜があふれ出ていく。
自分に押し付けていた手を離すと服の下から滑り込ませ、ホックも外さずにブラジャーを押し上げる。
2,3回揉んだかと思ったら先端をキュッとつままれる。その衝撃で、思わず頭をそらしてしまう。

彼はあたしをドアに押し付けると服をめくり上げて、ブラジャーにおし潰されて卑猥な形に崩れたあたしの両乳房を露出させる。
片方の乳房が吸い上げられている間、もう片方の乳房は、乳首をつままれたり、指ではじかれたりと、両胸への刺激は休む間を与えられない。
彼が乳房から口を離しても、唾液で濡れた乳首に夜風が当たってその固さはいっそう強くなる。

再び口を合わせてお互いの舌を貪っていると、今度は彼の手がミニスカートの中へ入ってきた。
最初下着の上から縦になぞったが、その湿り気と下着の上からでも分かる突起を確認すると下着の横から直接指を差し込んでくる。
そのままぐっっと挿入され、中をぐるぐるとかき回される。
指を内側に曲げて一番感じるところを探り当てると、何度も何度も擦り上げる。
その慣れた手つきに中からはとめどなく蜜が溢れ出てきて、彼の指の動きをより滑らかにする。
いったん指を抜いた彼は、動きを制していたぐっしょりと濡れて意味を成していない下着をあたしの膝まで下げると、軽く膝を開けさせ、
赤くはれ上がった突起を捏ねまわしてきた。
314『Freak Show』5@Cov.:03/04/30 17:03 ID:hBj9offj
「・・・フッ。
 ショウコちゃんも・・・興奮してる?」

彼が耳元で囁く。
この、目をぎゅっとつぶり頬を真っ赤に染めて愛液を腿までたらしているあたしを捕まえて今更何を尋ねるのだろう!
頭の中でそう言い返して答えないでいると、彼はあたしの中に指を二本挿入して抽挿を始めた。

「ねぇ・・・気持ちい・・・?」

あたしが答えるまで彼は問うつもりだ。そう観念したあたしは思ったままを口に出す。

「きっ・・・もち・・・い・・・い!!」

普通に答えようとしたのに、彼の指に突き上げられる度にあたしの身体と声が揺れる。

「気持ちいいんだ・・・
 じゃあ・・・俺も気持ちよくしてよ?」
315『Freak Show』6@Cov.:03/04/30 17:04 ID:hBj9offj
すっと指を抜くとあたしをしゃがませる。
突然失われた快感に物足りなさを覚えたが、与えられた目の前の課題にすぐに集中する。
彼の・・・これを・・・・気持ちよくさせたら・・・・挿れてもらえる・・・・!
あたしはカチャカチャとベルトを外しジッパーを下げズボンを下ろすと、まず目の前の盛り上がったボクサーパンツの中心に手を添える。
下着の上からさすり上げながらもう片方の手でその下の膨らみをもみしだく。

「咥えてよ」

そういって彼は自らボクサーパンツをずりおろし、天を向いていきり立った彼のものを差し出した。
あたしは迷わず口に含む。
ステージで動き回っていた彼のそれからはほのかに匂いがしたが、嫌いではなかった。
まるで媚薬をかがされたかのように夢中で舌を動かす。
手を使い、角度を変え、彼を口いっぱいにほおばる。
あたしの唾液に彼のほろ苦い液が混じってなんとも言えない味が口の中に広がり、
鼻に加えて舌からも刺激が加えられたあたしは、夢中で彼のものをしゃぶっていた。

「・・・もういいよ。・・・それ以上やったら出ちゃうよ。」

頬を紅潮させ苦笑いをしながら彼があたしを引き剥がす。
彼はあたしを立たせ、ドアに手をついた前かがみの状態にさせると、スカートを捲り上げあたしのお知りを剥き出しにする。
そして自分自身に手を添えると、あたしの割れ目に沿って上下に擦り付ける
316『Freak Show』7@Cov.:03/04/30 17:04 ID:hBj9offj
「ははっ。さっきより濡れてるよ?そんなに待ち遠しかった?」

ぎゅっ、ぎゅっ、と入り口に押し当てる。でも、決して入れるつもりがまだない事が伝わってくる。

「・・・・っねがい・・・」

耐えられなくなったあたしは口を開いた。

「何がお願い?はっきり言ってくれなきゃわかんないよ?」

面白がってる事は十分分かってる。でも、意地を張って強がれないほどあたしは欲していた。

「・・・・お願い・・・・挿れて・・・・」

「了解♪」

切ない声で呟いたあたしに彼のものが一気に突き刺さる。
317『Freak Show』8@Cov.:03/04/30 17:05 ID:hBj9offj
「ぁああ!!!」

その衝撃に耐えられず、叫んでしまった。

「っと。」

その声に反応して、彼があたしの口を後ろから塞ぐ。

「・・・ここトイレの真隣なんだからでかい声だしちゃ駄目でしょ?」

耳元でそう囁くと、あたしの口を押さえたまま腰を打ち付ける。
一枚ドアの向こうからはトイレにやってきた客の声がする。

”ね〜、なんかいまさけびごえきこえなかった〜?”
”え〜、しらな〜い。てか、ここ裏口のドアあったんだね〜”

今声を出したら、このドアが開けられてしまう。この痴態が見られてしまう。
必死で声を抑えようとするが、打ちつけられる度に漏れる声をとめる事は出来なかった。

「・・・・ぐっ!・・・・ふぐっ!・・・んぅっ!・・・」

彼の大きな手で口を押さえられ、くぐもった声があたしの頭の中で響く。
抑圧された状態は、開放されているよりもよりいっそう「秘め事」を感じさせ、
頭の芯を痺れさせる。
318『Freak Show』9@Cov.:03/04/30 17:06 ID:hBj9offj
「・・・やっ・・・べっ・・・・・もぅ・・・・で・・・そう!!」

彼の声に消えそうになっていた意識が戻ってくる。
こくん、とうなづいたあたしを受けて彼の動きがいっそう激しくなる。
奥に強く突き当たる衝撃で戻ってきた意識がまた遠のいていく。
口で息が出来ない酸欠状態の中で下から波が押し寄せてくるのを待っている。
早く・・・早くあたしを飲み込んで・・・・・!!!!
ぎゅっとあたしの中が収縮し、彼の全体を握りしめる。
慌てて彼はあたしの中から引き抜くと、あたしの紅潮したお尻に向かって精を放つ。





「・・・すっげー気持ちよかった・・・・」

彼は1人でさっさと服装を整えると、手すりにもたれかかって一息ついている。
319名無しさん@ピンキー:03/04/30 17:06 ID:Qe1TSpvb
解除
320『Freak Show』10@Cov.:03/04/30 17:06 ID:hBj9offj
「ちょっと!何1人でくつろいでんのよ!!」

あたしはお尻に精液をかけられ、ショーツを上げる事もスカートを下ろす事も出来ず、
お尻を突き出したまんまの格好で情けなく立っていた。

「いーじゃん、いい眺めなんだからもっと楽しませてくれたって。」
「よくない!!!」

分かったよ、というと彼はドアの向こう側からトイレットペーパーをとってきて、あたしのお尻にかかった
自分の分身をふき取ってくれた。

「ほぃ、一丁上がり!」

ぺちん、と叩く。よけいだっての・・・
苦笑しながらあたしも身支度し、彼の隣に並ぶ。
お互いの煙草に火をつけてひとふかしすると、彼があたしの肩を抱いてこう言った。

「ねぇ、次いつ会える?」

「さぁね。機会があったら会えんじゃない?」

なんだよそれ・・・と苦笑する彼に抱かれながら、
月曜日にでも会社帰りに彼のバイトしてる店に寄ってみようと、そう思いながら彼の胸に頭を預けた。


―終ー
321Cov.:03/04/30 17:09 ID:hBj9offj
再び書きあがったので投下させていただきます。
投稿によって文字数のばらつきがお見苦しいかと思われますが、ご容赦ください。
322名無しさん@ピンキー:03/04/30 17:22 ID:B0jPmmER
グッジョブ!!! Cov.たん。
いいっす!
323「あついひ」1@ろむうさぽ。:03/05/02 15:55 ID:qozApUIK
正直、ものすごい引く話かも知れませんが…。
お目汚し失礼して。

あついひ

8月。
眩しい日差し。はしゃぐ声。
この時期になると思い出す。
自ら手放してしまった、彼女のことを。

「ただいま。」
「あ、おかえりなさい!」
当たり前のように繰り返されてきた台詞。
俺が当然のように彼女の家へ帰ってくるようになって2年が経っていた。
それが長いのか短いのかは分からない。

あのとき、なんとなく離れがたかった俺に、
「もし良ければ、一緒に住んでください。私にちゃんと好きな人ができるまで。」
と彼女が言った一言がきっかけだったっけ。
俺にとって不都合はないし、むしろオイシイ話だと思ってすんなりと受け入れた。
ただし、
「分かった。でも、あくまでも君に好きな人が出来るまで、であって、それが俺になっちゃ
だめだからね。」
と、ずるい念をおしたうえであった。
324「あついひ」2@ろむうさぽ。:03/05/02 15:56 ID:qozApUIK
この部屋と彼女はとても居心地がよく、俺には辛い現実を見せつけない、まるで楽園の
ような場所だった。カラダの相性もとても良かった。
だからといって、彼女のことを好きなわけでもなかった。
それでなくても出不精な俺はなかなか彼女とデートもしなかったし、自分の好き放題
やっていた。
帰ってきて早々、部屋に入るやいなや、彼女の前に立ちはだかった。
「どうしたの?岩瀬さん、ぁ…っ……。」
軽くキスをしてやる。
それだけで熱に浮かされたように、ぼうっとした目つきで俺を見る。
「しゃぶれよ」
それだけ言って着ている物を全部脱ぐ。
彼女は、何かに魅入られたかのように、素直に俺の欲望の塊に口づける。
竿に舌を這わし、くびれに唇を引っかけ、軽く扱く。
そうかと思えばタマを軽く口の中へ銜え込み、やわやわと舌で転がす。
今度は鈴口へ舌を這わせ、先走りを舐めあげたかと思うと、そのまま小さな口の中へと
全てを飲み込み、ジュッ、ジュルッといやらしい音を派手に立てストロークする。
「また、上手く…なった、な。」
頭にそっと手を乗せ、しなやかな髪をまさぐってやると、ぎこちなく上目遣いになり、
恥ずかしそうに微笑んだ。
325「あついひ」3@ろむうさぽ。:03/05/02 15:56 ID:qozApUIK
そんな彼女の耳をやわやわとさすってやると、
「ん、んんっ……。」
と色っぽい声を上げる。
「お前まさか、俺の銜えてるだけで、濡れたりはしてないよなぁ?」
そう言いながら、口を放して彼女のスカートの中へ手を突っ込む。
「そんなことっっ!……んんぁ〜っ!!」
予想通り、下着としての役割を果たしていないパンティの上から小さな突起を指で擦る。
「おーお、本当に淫乱。」
言えば言うほど、彼女は辛そうな表情になる。しかしあそこはそんな表情とは裏腹にますます
敏感になっているはずだ。
ぐちゅ、っ……と、こらえきれなくなってあふれかえる蜜の音。
ますます困り果てる彼女。
「いつの間に、こんな淫乱になった?俺が居ない間、誰かとヤッてたんじゃないか?」
自分の彼女とは認めないくせに、ものすごい独占欲が沸く。男なんてみんなこうなのかな。
「ん、っ……、そ、んなわけっ、な、い……!クゥッ!!」
パンティのサイドから指を突っ込み、とりあえず指でイカせる。
本当にイキやすいな、こいつ。
「えー?本当か?こんなに淫乱なくせに、俺だけで気が済むの?」
どうしてか分からないけど、彼女を責めていると、更に更に虐めたくなってくる。
浮気なんてするがらじゃないのはよく分かってるのに。
「本当っ、だも、ん……!わた、し…、岩瀬さんが、っ……、ああっ!!」
彼女が俺に惚れているのは分かっていた。
そこにつけ込んでいるのもまた事実。
俺の態度は、彼女からすればものすごく思わせぶりだろう。
パンティを引き抜いて、手早くゴムを付けて愛撫も無しにいきりたった欲望を彼女に突っ込む。
後ろから、尻を持ち上げた体勢が、彼女をますます汚しているようで堪らない。
「俺のことは、好きにならない、約束、でしょ?」
烈しく打ち付けながら彼女に言う。
326「あついひ」4@ろむうさぽ。:03/05/02 15:57 ID:qozApUIK
とてつもなく、彼女からすれば冷酷な言葉だろう。
しかし、俺が教え込んだ彼女のカラダは、そんな冷酷な言葉でさえも快楽の引き金にしてしまう。
「ああっ、ぅんっ……、でも、でもぉっ…………はぁっ!」
烈しい律動に加え、後ろの小さなすぼまりへと手を伸ばす。
彼女の蜜でヌルヌルになっているから、そこへは容易に指を滑り込ませることが出来る。
人差し指を一本。
打ち付ける、グジュッ、ジュッという水音の他に、クニュッという音が加わった。
「くはっ……、いや、だめぇ……。」
そういいながら、彼女の肉壁は俺のモノを更に力強く締め上げる。
襞が蠢く。俺のモノを締め付け、さすり、襞の一枚一枚で舐めあげる。
「なにがダメなんだよ。どこのどいつにこんなに仕込まれてんの?こんなヤラしい女、見たことねぇ。」
そういいながら、彼女の左腕を後ろ手に引っ張り上げる。
上体が弓なりにそれて、たわわに実った乳房が震えていた。
言葉だけでは物足りず、手を放して彼女をうつぶせに押しつける。
烈しく律動したまま、彼女の肩に、首に、背中に力一杯噛み付く。
「あああ──────────っっっっ!!」
さっきまでとは比べ物にならない、引きちぎられるような圧力を感じる。
「先にイッてんじゃねぇよ!────イクぞ。」
一番奥深いところへ突っ込んだまま、ゴムの中で、俺は果てた。
327「あついひ」5@ろむうさぽ。:03/05/02 15:58 ID:qozApUIK
「どうしても、岩瀬さんに見せたいところがあるの。だから、ご飯食べたらでかけよう、ね?」
いつもなら無理なのを分かっていて口に出さない彼女が、珍しくこう言った。
「うん?まぁ、いいか。そのかわり、お前が運転しろよ。」
一発抜いて気分も良かったのか、俺はそう返事していた。
「ほんと!?じゃあ、はやくご飯にしようね!」
彼女の顔がぱぁっと晴れ上がり、腰が抜けそうにふにゃふにゃしていたカラダに活を入れていた。

久々の夜のドライブで、彼女は上機嫌だった。
俺はと言うと、暑さから少し不機嫌になり始めていたが、たまにはいいかと窓の外を眺めた。
「つーいたっ!」
そこは、海だった。
夜の海。
「ここに、何があるんだよ?」
「ほら、もっとこっち来て。あれ、見える?」
砂浜に打ち付ける波が、キラキラと蛍のように輝いていた。
夜光虫だ。
この時期、この辺の海では珍しくない。
波が動くと反応して光り、波とともに砕け散る。
そして、新たな波とともにまた光り輝く。
「なんだ、夜光虫じゃん。これだけ見せたかったの?」
つまらなさそうに答えると、彼女は
「知ってたの……?なんだ。そっか。」
せっかくの宝物を汚されたように、がっかりしていた。
「まぁ、せっかく来たんだから、少し散歩して帰ろうぜ。」
さすがに泣かれちゃまずい、と思って、手を引いて静かに砂浜を歩いた。
このときの彼女の表情は、暗くて見ることが出来なかったけれど、瞳が潤んで輝いているのが
分かった。
これが最初で最後の、彼女との手を繋いだときだった。
328「あついひ」6@ろむうさぽ。:03/05/02 15:58 ID:qozApUIK
あれから半年の時が流れた。
俺は卑怯なことに、彼女の友達から別の女を紹介してもらっていた。
彼女からすれば、これを明らかにした時点で、俺も友達も一気に失うことになる。
そのときは、俺からすればそれでもなんらかまわなかった。
紹介してもらった女は彼女とは正反対のタイプで、むしろ俺好みだった。
相手も俺を気に入ったらしく、俺は相手の家へ入り浸るようになった。
彼女からかかってくる電話も、無視するようになった。
普段は適当にあしらい、気が向いたらこっちから電話して、ヤリにいっていた。
まさに「都合のいい女」だった。
適当な頃合いを見計らって、別の女が居ること、もう彼女とは会わないことを彼女に伝えた。
「知ってたよ。分かりやすいんだもん。わざとかも知れないけど。」
彼女は怒るわけでもなく、涙を浮かべながら静かに言った。
「その人は、岩瀬さんが本当に大好きな人ですか?」
「そんなの、よくわかんねぇよ。」
「幸せになって、くださいね。私みたいな想い、彼女にさせないでくださいね。」
そういって、彼女は俺から離れた。

329「あついひ」7@ろむうさぽ。:03/05/02 15:59 ID:qozApUIK
つくづく、人ってのはばかだなぁ、と思う。
あのとき、オモチャのように扱って、壊した彼女。
俺から離れるようにし向けた彼女。
今になって、その存在の大切さと、想いの強さに魅入られた。
彼女に今でも好かれていたい、また、俺を迎え入れて欲しい、と心から願った。
でもそんなご都合主義が通じるわけはなく。
彼女には新しい彼が居て。
俺の電話のもったいぶった言葉にも揺さぶられなかった。
「ごめんね。」
その一言で、全てが分かった。
あまりにも自分が情けなくなる。
いつか、この想いは、夏の暑さに融けて、消えゆくだろうか。
夜光虫のように、砕け散ってくれるだろうか…………。

〜Fin〜
330名無しさん@ピンキー:03/05/02 16:16 ID:A9KvfG/r
一足早い、暑い夏のお話。堪能させて頂きました。
ラストが切ないですね。すれ違う男女の気持ちがとても。

>「俺のことは、好きにならない、約束、でしょ?」
このセリフ萌えだ〜〜〜!悪い男、マンセー……(小声
331名無しさん@ピンキー:03/05/02 16:20 ID:HUJLNnik
胸痛いです……でもイイ!
>>330
同意します(同じく小声で
332名無しさん@ピンキー:03/05/02 18:03 ID:J0hHetjy
あ〜、自分が「二番目」やってた頃思い出して染みますた…(ノД`)・゜・
男は、ずるいのかもしれない、でも、そのずるさを知っていても、
どうにも惹かれてしまう気持ち、すげぃ分かります。
えがった!!!
>>330
ここでも同意します(例にもれず小声で
333名無しさん@ピンキー:03/05/02 18:56 ID:Wh3KREpz
壊したというフレーズに反応しました。
関係が歪み壊れていく過程をゆっくりと見たかったですね。
特に女が心に鍵を掛けた瞬間を聞かせてくれませんか・・・?
どんな音、したんでしょう。
334名無しさん@ピンキー:03/05/02 20:58 ID:0c0HKR43
ろむうさぽタソ、イイ!

漏れは悪い男マンセーの方々とは嗜好が違い
男を精神的にいじめる話が好きなので
そういう意味で面白かったでつ。

いずれにせよ女性読者は、メンタル面での細かい描写に萌えな人が
多いでつね。
335『青い車の記憶』1:03/05/02 22:06 ID:J0hHetjy
"あ・・・同じ車・・・”

電車の一番後ろの手すりを手にしてもたれかかって、ぼんやりと外を眺めていたキョウコの目に一台の車が飛び込んできた。
青の、ミニクーパー。
大学時代に付き合っていた男が乗っていた車だった。

男の名はシンヤといい、二人はサークルの新入生歓迎コンパで出会った。
まだアルコールに慣れていなかったキョウコが、一次会が終わり、二次会に向かう集団についていく事が出来ず
店の前のガードレールに腰掛けていた時に、シンヤが話しかけてきたのがきっかけだった。
”そこ〜!新入生同士でくっつくなー!!” 
”送り狼になるなよ〜”
さまざまな掛け声を背に、シンヤは最寄り駅まで送ってくれた。
それからしばらくして構内で偶然出会った二人の仲が進展するのにそう時間はかからなかった。

お互い地方から出てきた1人暮らし同士だった為、二人は自然と大学から近いキョウコの部屋へ一緒に帰るようになっていった。
そうして一年過ぎ、二年過ぎ・・・
二人はたくさん喧嘩し、たくさん泣き、たくさん怒り、たくさん笑った。そのとき、二人の関係は永遠に思えた。
その車を買ったとき、ルパン三世と同じ車なんだぜ、とシンヤは凄く自慢げに語っていた。
「卒業したら結婚しような」
その車に乗って始めていった泊まりの旅行。
その晩、シンヤの裸の胸に顔を乗せている時にそう言われたキョウコは、迷わず うん、と答えた。
336『青い車の記憶』2:03/05/02 22:06 ID:J0hHetjy
だけど、社会の波はまだ幼かった二人にはあまりにも厳しかった。
上手く行かない就職活動。理想と現実の狭間。
二人の間に笑顔よりも沈黙の方が多く流れるようになった時から、二人は徐々に離れ、別れた。

どちらが悪かったわけでもない。お互い、若すぎたのだと、キョウコは思う。
ふと、銀色の手すりを持つ自分の指にシンヤとの生活を思い出す。
シンヤと別れてからキョウコは数人の男と経験した。いずれも歳上の、落ち着いた大人の男だった。
男達はいずれもキョウコを巧みに頂点へといざなったが、心のそこから熱くなるような感覚が沸き起こったのは
シンヤだけだった。

手すりをシンヤに見立てて指でなぞってみる。
シンヤが好きだった動きを指で再現する。
シンヤの裏筋を爪でそうするように、手すりを軽くカリカリと引っかく。
シンヤのそのツルンとした頭を撫でる様に指の腹でくるくると円を描く。
シンヤ・・・シンヤ・・・

思わず内股に現れた甘いむず痒さに、キョウコは我に返る。
例え今シンヤに再会したとしても、あの時と同じ二人ではいられないだろう。

走り去る車を見送りながら、キョウコはシンヤとの甘く切ない思い出をまた胸の奥にしまった。


―終ー
337名無しさん@ピンキー:03/05/02 22:52 ID:A9KvfG/r
し……沁みました……(TдT) てかマジに泣きそう。
過去の男の名前変換させて、浸ってみたり……

今日は新作が二つも読めていい日だなあ……
338名無しさん@ピンキー:03/05/02 23:31 ID:KgV6L56G
自分語りしてるヤシ う ぜ え。
339名無しさん@ピンキー:03/05/03 00:48 ID:PEHoNGnk
じわじわと引いてゆく波
少し冷え始めた身体に彼の重さが暖かかった

突然、唇が頬に触れ、体の重さが消えた
さよならを意味する終りのキス

バスルームのドアが閉まる音
今、あそこに入っていけば
あの時間をもう一度繰り返すことが出来るだろうか

彼の寝ていた場所に身体を寄せてみる
濡れたシーツが冷たい

いつからだろうか
彼が朝が来るまでに帰るようになったのは
会う時間も短くなった

いつのキスが最後のキスなんだろうか
340名無しさん@ピンキー:03/05/03 16:49 ID:b8iUv22b
うにゃ〜ん。。(T_T)
341名無しさん@ピンキー:03/05/03 23:43 ID:8Izq53D4
切ないねぇ。
342秘密の小部屋 1@Cov.:03/05/08 00:58 ID:I+uuCe85
「誰もいない?」

「うん、大丈夫。急いで!!」

慌てて一番奥の個室へ駆け込む。
そこは、子供連れの母親が一緒に入れるように他の3つの個室よりも中の作りが広くなっている。
四隅の一角には赤ちゃんのおむつ替えが出来るように、台もついている。

見つめあったあたし達は、とりあえず、キスをする。
唇を押し付けあうキスはやがて舌の出し入れへと変化し、その間にもあたしのセーラー服の裾から彼の手がもぐりこむ。
窮屈な服の下でモゾモゾと動く彼の手。
ブラの上から大きく揉んでいたかと思ったらブラの上端をちょっとずらし、あたしの乳首をはみ出させる。

「・・・んっ・・・・くっ・・・・」

指でいじられて尖った乳首の先端に制服が擦れて、甘痒い。
両方の乳首が完全に隆起したのを確認すると一気に制服をめくりあげ、胸の谷間に顔をうずめてくる。

”ちょっと両脇から寄せてみて”

小声で彼が注文を出す。

”こう?”

肘を曲げて脇を閉め、彼の顔を胸ではさむように左右からちょっと押す。
343秘密の小部屋 2@Cov.:03/05/08 00:59 ID:I+uuCe85
”うぉー!たまんねぇー!”

彼が嬉しそうな声をやはり小声で上げ、ぶるぶると顔を胸の谷間の中で左右に振る。
そんな無邪気な彼の様子に、エッチな気持ちは消え、ほほえんでしまう。
でも、それもほんの一瞬。
彼はあたしの背中に手を回すとブラのホックを外し、ブラを上に押し上げた。
あたしの白い胸が彼の目の間にあらわになる。

”あ・・・”

空気が再び濃くなる。
彼は片方の蕾を口に含むと、もう片方の乳房を揉みしだく。
大きく手の平を広げたかと思うと、小指から順にふくらみを握る。時に手をずらし、その指の間に座れていない蕾を挟みながら。
あたしの胸、彼と付き合いだしてからワンサイズアップした。気付いてる・・・?

「んうっ!」

そんな事をぼんやりと考えているともう片方の乳房の先端に衝撃が走る。
そんな・・・強く吸わないで・・・!

”ばか、声出すなよ”

だって・・・。あたしの真ん中はもう熱くなっている。
足と足の間がとろとろに溶け、芯がジンジンするのを感じる。
344秘密の小部屋 3@Cov.:03/05/08 00:59 ID:I+uuCe85
こっちの乳首も、などと独り言を言いながら口に含む乳房を移動すると、彼のあいた手はあたしのスカートに潜り込み
下着の上から割れ目をさすった。
下着にもたっぷり染みこんでいるあたしのぬめりが下着の摩擦を消している。

彼は一旦手を止めると、台の上にあたしを座らせた。
下着をずらす時に、あたしの腰もつられて少し前に出るような形になる。
彼はあたしの下着を足から抜き取るとレバーに引っ掛け、あたしの片足を押し曲げ、台の上に乗せさせた。

あたし今すごい恥ずかしい格好してる・・・。そう思うだけであたしの中心からは更に蜜が溢れた。

”今日もすげぇ濡れてる”

そういいながら彼が人差し指をあたしの中へ挿した。
あたしの身体は何のためらいもなくその指を飲み込み、吸い付く。
彼が指を前後に動かし始めた。確かにあたしの中はその隙間を埋めるものを欲していたけど、それは指じゃない。
2本に増やしたって駄目。指じゃ足りない!

あたしのその反応に気付いたのか、彼はあたしを台から降ろすと蓋の閉まった便座に座った。
そう、今度はあたしが彼を気持ちよくする番。

あたしはカラカラとペーパーを引き出すと折りたたんで床に敷き、その上に膝まついて彼の開いた両足の間に潜り込んだ。
制服や下着が汚れるのを嫌う彼はベルトを外すと下着ごとずり下ろす。
彼のそこはもう既に天を仰ぎ、あつく熱を持っていた。

あたしはそれに両手をそえると、そのパンパンに張った先端を舌でなめる。
顔の角度を変え、その敏感な部分全体に舌を這わす。舐め残しの無いよう、何度も往復しながら。
先端の中心にある窪みに舌を沿わせると、彼のそこはピクン、とはねる。
かわい〜・・・。あたしと違って全然声を出してくれない彼だからそういう反応は本当に嬉しい。
やる気が加わったあたしは、その丸っこい先端と幹の境目の部分へと舌を移動させる。
最初に彼にやり方を教わった時、ここも気持ちいいと言っていたっけ。
その境目を上下に縫うように下の先端を動かす。彼から見て裏側、あたしから見て正面のその太い筋は
変化をつけて左右に舐めてみる。
345秘密の小部屋 4@Cov.:03/05/08 01:00 ID:I+uuCe85
そんな風に舌で彼の反応を楽しんでいると、彼が無言であたしの頭を押さえつける。
うん、わかった。その仕草は、「咥えろ」の合図。
あたしは中腰に体勢を変えると、彼のものを口へ含んだ。
一生懸命上下に動かすけど、この体勢だときつい。ベッドでする時みたく上手に出来ないよ。
それでもあたしが続けていると、彼はあたしの身体が彼の横になるようにお尻を寄せた。

あたしの予想通り、中腰の体勢でお尻を突き出して、剥き出しになってるあたしのそこへ彼が再び指を入れてきた。
彼のものを咥えている興奮であたしのそこはさっきにも増して潤んでいる。
しかも、今度は指の抽挿の合間に親指で紅く膨れ上がった粒を刺激してくる。
あたしの意識はだんだん口から脚の間に移り、口の上下運動は緩慢になってきた。

彼はそんなあたしの変化に気付くと立ち上がり、便座にあたしを寝転がせると正上位で挿入してきた。
あたしの中が押し広げられる感覚。あたしはこの感覚が一番好きだった。
奥まで差し込むと、彼が腰を動かし抽挿を始めた。
便座の上は狭く、首も変な方向に曲がってちょっと痛い。
彼も、中途半端な高さで難しいのか、いつもよりも早く切り上げてあたしの身体の向きを変えさせる。

今度はあたしは便座に手をつき彼にお尻を突き出し、後ろから挿入された。
体勢はさっきよりは全然楽。 これでやっと集中できる。
あたしはホテルなどで思い切り声を出すのも好きだが、こうやって声を押し殺すのも好きだった。
目を閉じ、声を押し殺しながらの行為は自然と意識が下半身のその繋がっている一点に集中する。
内壁から伝わってくる彼のものがあたしの中へ押し入り、そして引き抜かれる様を頭の中でイメージする。
彼が抽挿を繰り返せば繰り返すほど蜜が溢れすべりが滑らかになり、芯が痺れてくる。
346秘密の小部屋 5@Cov.:03/05/08 01:00 ID:I+uuCe85
彼がぐいっとあたしの顔を後ろへひねらせ、唇を合わせる。
耳の側でする口からの水音、下の方でする結合部からの水音。意識が朦朧としていく。
口を離すと彼はあたしの上半身を便座に押し付けた。彼の終わりが近付いているのだろう。
便座にうつぶせになり高くお尻を突き上げる体勢になることで、彼のものが一層奥へと侵入してくる。
内壁の先にある充血し敏感に腫れ上がった突きあたり。そこへ、彼の先端が勢いよく当たってくる。
出そうになる声を指をかんで必死でこらえる。奥に当たるたびに頭の中で火花が散る。

”・・・いっ・・いくよ!?”

そう告げると抽挿をより一層加速させる。それに伴って、奥に当たる回数は増え、衝撃の間隔が狭まった。
ああぁあぁあああっぁぁああああぁあああああ!!!!!

急いであたしの中から引き抜くと、あたしを振り返らせあたしの口へ押し込む。
あたしの口の中で脈打ちながら、舌の上へ苦い液体が放出される。あたしの蜜も、ほんのり苦い。

胃腸の弱いあたしは、1回おなかを下してからは飲むのを勘弁してもらっている。
今回も、ペーパーに出し、便座の蓋を開けその中へ放り込む。ついでに、床に散らばっているペーパーも一緒に。
あたしが身支度を整えている間、彼は便座に昇りその空間の様子を探る。
とりあえず、そこには誰もいないようだ。
支度を完成させたあたしがまず先に出て、廊下の様子も合わせて確認する。隣に位置する空間の物音も合わせて。
よし、誰もいない。

「大丈夫だよ!」

今まであたしがいた空間に向かって声をかける。レバーを降ろし、いそいそと彼が中から出てくる。

その角を曲がればそこはいつものデパートの広間。
あたし達はどこにでもいる制服の二人。


−終ー
347名無しさん@ピンキー:03/05/08 09:46 ID:hBV3Aq+a
Cov.サマ、おいしく頂きました!!
高校生、でしょうねぇ…。
自分ではこの経験無かったですけど、なんかすごく生々しく、かつかわいく
エロいです。
今日、これから仕事が手に付かなさそうです…。
348名無しさん@ピンキー:03/05/08 19:59 ID:FJr56Tsd
行為自体は生々しいんだけど淡々としている文章が、
最後の2行でスゴイ光を放って見えますた。
上手いなあ……!乙でつ!!
349Cov.:03/05/09 12:37 ID:WmHUx36h
>>347-348
感想ありまとうございます!
短めでエチシーン多めのものが出来上がりましたんで、こちらに投下させて頂きますた。
これからも『おな感』に投下出来そうなのが描きあがりましたら
こちらに投下させて頂くかもしれないんで、どうぞよろすくおながいします。
350名無しさん@ピンキー:03/05/12 22:10 ID:Uc8iKpp+
コレには自分覚えが〜!
当時の若気至ってたのが蘇りまつた〜w
ゴチでつた。
351いつものこと 1:03/05/13 14:03 ID:rV4dVViS
あの日もそんな「いつもの」日だった。

「こーんにちわー!」
「あら、さきちゃん、いらしゃい。暑いのに ここのとこ毎日ねぇ。」
「えへへ。すいませーん、毎日押しかけちゃってー。… います?」
「部屋にいるわよ。どうぞ。」
「お邪魔しまーす!」
おばさんと そんなやり取りをしながら 勝手知ったる人の家、
一応 靴を揃えてからずいずい入って行く。
彼… 光の部屋は別棟で庭にある。
縁側からおばさん用のぞうりを借りてペタペタ入り口へ。

「さきだよー!」
そう言いながらドアを開けると いつものようにベッドに寝転がりながら
ガンガン音楽をかけて 隠そうともしないでエロ雑誌に目をやる光。
そのままの姿勢で私を見るとニコッと笑って。
「おう! 来たのか。入れよ。」
「んー。今日予定ないの? バイトは?」
「今日は休み。昨日言わなかったっけ?? だからお前来たんじゃないの?」
「聞いたけど… もしかして、突然予定入ったりしたかなーと思って。」
そう言いながら机の上にある写真立てをそっと伏せる。いつものこと。
ちらっと横目で光も見たみたいだったけど、何も言わない。これもいつものこと。

ベッドの淵にに座ると光の読んでたエロ雑誌を取り上げてパラパラとめくる。
「あ、この子綺麗だねー。すごいスタイルいいって訳じゃないけど なんかそそると思わない??」
「お前ってレズっ気あるのか?? 悪かないけど、男からしちゃ、も一つだな。」
「ふーん、じゃあ光は どの子がいいの?」
「ん? 俺はぁ… さきがいい。」
ぐいっと腕を引っ張られあっとゆう間に組み敷かれる。

352いつものこと 2:03/05/13 14:05 ID:rV4dVViS
「毎日毎日 お前も好きだよなぁ… 俺もだけどさ。」
お互いの目を見ながら くすっと笑うと どちらからともなくキスをする。
いつものキス。でも、止めたくない、止められないキス。
味わうように何度も何度も繰り返す。
その間に お互いの服を最後の一枚だけ残して脱がせていく。
昨日もしたのに… なのにキスだけで もうすっかり私のソコは濡れてる。
光のそこも触ってみると硬く大きくなってて… 嬉しい。
毎日みたいにしてても ちゃんと私で興奮してくれてる。

きっと、カラダの相性がいいって言うのはこんな感じなんじゃないかって最近思う。
夏休みに入ってから光のバイトのない日は 
ほとんどココに来てエッチしてるけど 全然飽きない。
それどころか どんどん気持ちよくなってて。
もうすっかり 私の気持ちいいところ、分かってくれてる。
私も… たぶん光を気持ちよくさせてあげられてると思う。

「んくっ… 」
耳たぶを甘噛みされて、思わず声が出る。
「おっと、ヤバイヤバイ。」
慌てて私から離れた光がCDコンポのボリュームを上げてスピーカーを外に向けドアの鍵を閉めた。
ベッドに戻ってくる光に両手を差し伸べて迎える。
「ふふっ。そんなにして欲しい?」意地悪な質問。
「うん… して欲しい」トロンとした目で素直に答える私。
「そっかー… あのさー、ちょっと今日は変わった事してみよっか。」
「ん? なぁに? 変わった事って。」
353いつものこと 3:03/05/13 14:06 ID:rV4dVViS
さっきベッドの下に落とした雑誌を拾い上げると
「さっきエロ本見ててさ、これお前にしてやったらきっと萌えると思ったんだよねー。」
って言いながらパラパラめくりだした。
「ほら、これ!」
光が差し出したページには何人かの裸の女の人が縛られて写ってて…
「ん…? SM?? うそー。私そんなの興味ないー。」
「そんなSMなんてすごいもんじゃーないって。ほら、これ。目隠しして手首を縛ってるだけじゃん。
 これ 試してみないか? ちょっと刺激になると思わねー?」
なんだか、興奮気味の光。
「んー? 私とのエッチが マンネリでつまんなくなってきたって事?」
ちょっと拗ねてみる。
「だから、違うって。タマには違う事してみるのもどうかなぁ、なんて…」
うふふ、慌ててる。おもしろーい。暫く考えるフリをして…
「ん… じゃあ、目隠しと手首だけね。それ以上はヤだかんね。」
「おっしゃー! 交渉成立! 」
あは。すんごい嬉しそうじゃん、光。
「そんじゃー、これ。」
ゴソゴソとベッドの下から綿の太めのロープと黒いアイマスクを出す。
「きゃー! なにそれ〜! 用意周到!! 計画的じゃない!!」
「ん、んと… じ、実はさ… さっき雑誌見てたからじゃなくって… 
 結構前からお前にしてみたいって思ってたんだよ。なんか言い出しにくくってさ。」
なんか恥ずかしそうにしてる光ってかわいい…
「イタイのはヤだけどさ… 光のしたいこと、私に出来る事はしてあげるよ。」
そう言って ちゅってキスした。
354いつものこと 3:03/05/13 14:09 ID:rV4dVViS
「お、おう… んじゃー 先ずはマスクから…。」
「ん。」
自分で手にとって被ってみる。思ったより光って入ってこないもんなんだ。
「どう? 見えてない?」
「見えないよ。まーっくら。」
「じゃあ、手、縛るぞ。痛かったら言えよ。」
「ほいほい。」
「もぉ… 色気ねーなぁ… もうちょっとビクビクするとか なんかないか?」
ブツブツ文句言いながら 手に跡を残さないようにか、
厚めのハンカチを一枚かませて緩めに縛っていく。
あんまり私があっけらかんとしてるもんだから、物足りないみたい。
でも、ほんとの所すごくドキドキしてて… それを無意識に隠してる。
「そんなこと言ったってぇ… あ、ちょっと痛い… もうちょっと緩めて。」
「ダメ。これ以上緩くしたら縛ってる意味ないじゃん。」
そう言うとドサッとベットに転がされる。腕を上げられてベッドの上の柵に繋がれた。
「や、やだっ… なんでベッドに繋げるの? 手首だけって言ったじゃん!」
急に怖くなって光に訴えた。
「さっきの写真… 覚えてるか? ちゃんとベッドに繋げてたぞ。」
ふいに耳元で囁かれて、ぞくっと鳥肌が立つのを感じた。
「あ、で…でもっ… あっ… 」
二の腕から脇、乳房からその頂点へとすうっと ゆっくり撫でられる。
「んんっ 。やぁっ…」
「すっげー 綺麗だ… 想像してた通り。やらしい…」
なんだか離れた場所で様子を観察してるみたいで…
声が遠くに聞こえるような気がする。
体は触れる所にないのに、手だけが脇腹やいつもはあまり触らない脇の下を執拗に撫で上げていて。
「ひゃうっ!」
時折、いたずらするように乳首を摘んで その度に私の体がビクンと跳ねる。
355いつものこと 5:03/05/13 14:11 ID:rV4dVViS
ふいに光の手が膝から太もも、内股へと摺り上がって来た。
予測の全く付かない愛撫にいつもより敏感になってる。
視界を塞がれて少し拘束されてるだけでこんなに感じ方って違うんだ…
「ああんっ… くうっ…」
「なんだ… いつもより敏感になってないか…? ここ… もうビチョビチョだぞ…」
「んっ… なんだかヘン… ヘンなのっ… ねえっ、ひかる…っ」
「気持ちいいんだ… 縛られて、こんなことされて… 思ったとおり。」
そう言うと 同時に今度は舌を使って脇の下も責めて来る。
「あ… だめっ。私 来る時 汗かいちゃったから… 汚いよぅ…」
身をよじって逃げようとするけれど手を固定されてちゃ、どうにもならなくて。

「大丈夫だよ… 汚くなんかない。おいしい…」
そういうと、唇を固くなった乳首に移し口に含んでねっとりと捏ねる。
光の荒い息とピチュピチュ舐める音がBGMにもかき消される事なく耳に届く。
「んくっ… ああん… いいっ。ひかるぅっ、きもちいいっ…」
アソコがヒクヒクして、ますます濡れてきてるのが自分でも分かるほどで…
無意識のうちに太ももを摺り合わせちゃって。
光がショーツを脱がせようとしたときには それは すっかり用を成してなかった。
356いつものこと 6:03/05/13 14:13 ID:rV4dVViS
「きゃ、なに??」
急に頬にぺったり冷たいものが当たってびっくりする。
「さきのパンツ。もう履いて帰れないぞ。これ。どうすんの?」
クスクスと笑いながらキスされる。
光の頭を かき抱きたい衝動にかられながら、出来ない現状に少し苛立つ。
「ねぇ、もう手首はずして… お願い…」
「あ? ダメだよ。これからなのに…」
そう言うとまた すっと体を離して今度は私の足元に。
「ほら、足開いて。」
膝を掴まれてぐいっと力を入れて開かれる。
「あ、やっ… 」
「ん〜。ちょっと見えにくいなぁ。これでどうだ?」
腰の下にクッションを二つ入れたみたい。
「いやっ… こんなの…」
ちょうどアソコが真上を向いたような形になっててすごく恥ずかしい。
「おお、いいねぇ。これで弄りやすくなったよ。さきのアソコ丸見えだ…。」
光は私の腰を抱えるようにして足を押さえつけて眺めてるみたい。
見られるのは もちろん初めてじゃないけど… 
自分でその様子を確認することも 抵抗することも出来ない分余計に恥ずかしくって。
なんだか体温が上がってるみたい。たぶん、顔も真っ赤だと思う。
なんだか… 私… ヘンだ…
「すっげー濡れ方… お前 自分で分かる?」
割れ目に沿ってにゅるにゅると指を滑らせる。
もうすでに ぷっくりと膨らんだ芽に指が擦れる度に腰がビクンとなって切ない声が漏れる。
357いつものこと 7:03/05/13 14:14 ID:rV4dVViS
「あぁんっ。くぅ… ん。」
「もっと… ヨクしてやるよ…」
そういうと今度は指で広げるようにして唇をつけて執拗に芽を舌でこね回す。
舌先でチロチロ舐めたかと思うと時々 グニュッと押さえつけるように舌全体で
圧迫されて、もうそれだけで逝ってしまいそう。
「ひかるっ… あぁ、もう ダメっ。逝っちゃいそう…」
その時 急にアイマスクを外されて目の前がパッと明るくなる。
だんだん目が慣れてくると目の前に私のアソコを舐めてる光の顔があって。
びっくりして思わず目を逸らした。
「こら、ちゃんとこっち見ろ!」
いつもより強い口調の光にドキッとしながらも恐る恐る目を向ける。
『あ… 舐めてる… 光の舌が私のを… すごい…』
私から湧き出た液体と光の唾液でぬらぬらと光るソコから視線が離せなくなる。
赤い舌がせわしなく私を責め立てて止まらない。
「あ、もう… ほんと、ダメっ…!」
その声と同時に光の2本の指が膣に挿れられた。
「んああっ、いっ… いっくぅっ……」
ベッドと私の手首を繋ぐロープがビンッと張る。
全身が硬直して慌てて光が足を押さえる力を強める。
358いつものこと 8:03/05/13 14:15 ID:rV4dVViS
「あああっ…」
いつもより長い硬直から解放されても、光の指はそこに埋められたままだ。
「すっげー締め付け…。そんなによかった?」 
私が少し落ち着くのを見計らってまた ゆっくりと出し入れを始める。
ぬちゅっ、ぐちゅっと音を立てながら。
「ちゃんと見てろよ。目、そらすな。」
気持ちよすぎて声が出なくって うんうん、って頷く事しか出来ない。
光は私の様子を見ながらさっきと変わらず より敏感になった芽を舐め上げてる。
私のオナニーのクセをちゃんと分かってて、敏感な左側を執拗に責めてくる。
「くぅ〜ん…、くぅ〜んっ…」
まるで犬みたいに鳴きながら指に、舌に合わせて腰を動かす。
「さき… 俺も… もぅ、我慢できねぇ…よ。」
そう言って素早くゴムをつけると私の足を担ぐようにして覆いかぶさってきた。
何度か表面を擦って湧き出た液体を彼のものにまぶすようにしてから一気に貫かれる。
「んああああっ……!!」
「こら! 声でかすぎ!」
慌てて口を塞がれて自分の声の大きさに気付く。
少し無理のある体制だけど二人の繋がった部分が丸見えで…
いやらしい… でも、奥まで届いてすごく気持ちいい…
「さき… 見えるか? 入ってるとこ…」
「あっ…うんっ… 見える、見えてる… 光のが 入ってるっ… 気持ちいいよぅっ…」
「俺も… いいよ… さいっこお…」
そう言うとやっと手首のロープを外してくれた。
やっと抱きしめられる、そう思って光の背中に手を廻し感触を確かめながら
口づけて舌を絡める。
359いつものこと 9:03/05/13 14:17 ID:rV4dVViS
「んふっ… はむっ… きもちいいっ…」
ふと、触って確かめたい衝動に駆られて 自分で足を抱え込み
繋がってる部分に手を伸ばしてみる。
光の大きくて固いものが私のグチャグチャになった部分を貫いてる。
動きに合わせて扱くように手を添える。
「さきって、そんな いやらしいことするんだ… 知らなかったな。」
今 自分がされていることを より認識させるように
わざとギリギリまで抜いてから またゆっくりと埋め尽くす。
「あふぅっ… す…ごいっ…」
360いつものこと 10:03/05/13 14:18 ID:rV4dVViS
その目から入って来る光景と指に絡まる液体、二人の立てる水音に
堪らなくなって知らないうちに息を詰めて、体に力が入っていく。
同じ事を何度も繰り返されるたびに どんどん高みに押し上げられる。
「あ… くっ… ひかるっ… も… いっちゃ… う… 」
「おれ…もっ」
動きが早くなり、ズンズンと奥の方を突かれるとわけが分からなくなって
必死に光の体にしがみつく。
また大きな声を出しちゃったみたいでキスで塞がれた。
「うむっ… んんっ、んんん〜〜〜……」

光のが私の中でビクビクしてるのを感じながら初めて一緒に登りつめる事ができた。

暫く抱き合ったまま余韻に浸ってると
「すっげーよかったな。時々は変わった事してみるのもいいだろ?」
って ニッコリしながら光が言う。
「ん。そだね。時々…ね。」
コンドームの後始末をしてから、腕枕をしてくれる。いつもそうだ。
セックスの後はチュッとキスしながらイチャイチャする。これもいつものこと。

でも…
私の中で目覚めてしまった「いつものこと」じゃないことに光は気付いてるんだろうか…

                    
                  −終わり−
361名無しさん@ピンキー:03/05/13 15:03 ID:BrrHkRKe
リアル遭遇キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!

目覚めてしまった「いつものこと」じゃない「いつものこと」が
これからは「いつものこと」になっちゃうんですね。
深いっ!
禿しく(;´Д`)ハァハァさせていただきました!ごちです!
362いつものこと @若葉:03/05/13 15:42 ID:rV4dVViS
新しいのが書けたので またまたお邪魔させていただきました。
3がダブってて ちょっと鬱だったりします。(ワラ


363若葉:03/05/13 15:43 ID:rV4dVViS
ごめんなさーい。。
あげちゃった…
364名無しさん@ピンキー:03/05/13 16:01 ID:kw4bU06f
>>363
激しく(;´Д`)ハァハァできたので支援さげ!
365あぼーん:あぼーん
あぼーん
366あぼーん:あぼーん
あぼーん
367名無しさん@ピンキー:03/05/19 13:40 ID:wKqM1/v3
神待ち 保守っと……
前のカキコが一週間前の広告ってのが(泣
368名無しさん@ピンキー:03/05/19 22:47 ID:YUCEhjj3
官能小説の新刊情報を中心に配信しているメールマガジン。
WEB系、出版系なんでもあり。
出版社発では流れないような情報もお手元に! 隔日で配信中

http://amds.jp/magazine/722.html

携帯電話では

http://amds.jp/magazine/1225.html
369名無しさん@ピンキー:03/05/20 01:28 ID:kJd7Lh0U
どの神様も素晴らしいけれど、
SOZ神はもう降臨されないのだろうか?
戯れシリーズの続きが読みたい…。
370続・いつものこと 1:03/05/20 17:03 ID:PM9AOiIJ
「んくうぅ…っ… はんっ… あっ、ひかるっ… ねえっ… 見えてる…?」
「う……ん。すげぇよ… グチョグチョだ…」
光が壁にもたれる形の対面座位で、私が仰け反るような体制で繋がっている。
もちろんソコは光の方からは丸見えで。
私から溢れた液体が ぐちゅぐちゅと音を立てる。
時折私の腰を掴むようにして奥まで突き上げてくるのがたまらない。
「ほら… 自分で触ってみろよ…」
手をとって繋がっている部分に導く。
「ふっ… くぅん… いやぁ…」
「イヤじゃないだろ… ココこんなにして…… こないだは自分から触ってたじゃん…」
指を重ねるようにして芽を擦り上げる。
「ぅ… ああんっ…」
「触るたびに締まってるぞ、ここ… ほら、もっと…」
「んうっ… あっ… きもち…いいっ…」
いつしか快感の頂点を目指して夢中になって自分から指を動かす。
「すっげぇやらしい… さき…」
小刻みに突き上げる腰の動きを加えながら目を細めてその様子を眺めてる。
371続・いつものこと 2:03/05/20 17:04 ID:PM9AOiIJ
暫くすると背中に手を回して引き寄せ、ツンと上を向いて固くなった蕾を口に含む。
「はぅんっ… んくぅ…」
「ふふっ。また 締まったぞ…… そろそろ逝きそうか…?」
「うん…っ… ふぅっ… いき…そ…っ…」
その声を聞くと頭の後ろに片手を添えて口で口を塞いだまま
もう一方の手を腰に回され下から力強く突き上げられる。
自分でも より奥まで光のモノが届くように腰を擦り付ける。
「ん〜〜!ん〜〜!!!うむぅっ… んんんん〜〜〜… !」
光の首に手を回して しがみ付きながら絶頂を迎える。

視界の片隅に写真の中のあの女性(ひと)を置いたまま…
この間の初めて一緒に逝く事の出来た時から私は
光の部屋にある写真立てを伏せる「いつものこと」だけをしなくなった。
以前は、どうしても後ろめたい気持ちから部屋に入ると
必ず真っ先に伏せていたけれど…

光は気付いてるんだろうか…。
ううん。きっと、気付いてる。けど何も言わない。
372続・いつものこと 3:03/05/20 17:07 ID:PM9AOiIJ
暫くして呼吸が落ち着いた所で 光の目をそっと覗き込む。
いつもと変わらない、私の事をいとおしむような優しい目。
「あの女性(ひと)にも こんな優しい目をするんだろうか…」
急に胸が苦しくなって 涙が出そうになる。
まるで自分の心に麻酔をかけるように 目を閉じて ゆっくりと唇を重ねる。

まだ達していなかった光のモノが私の中でピクンと跳ねた。
そっと私の腰を両手で掴むと促すように前後にゆする。

今だけ。私と二人でいる この時間だけ…

「あんっ… だめっ… 」
「ダメじゃない… こんなにキュウキュウ締め付けてるクセに…」
そう言うと私を後ろに倒し、覆いかぶさる。
「エッチだなぁ、さきは… そういえばコレ、随分萌えてたよね…」
両腕を上げられて片手で押さえると舌で丹念に二の腕や脇を責められる。
その間にもう一方の手は固くなった蕾を捏ねる様にして いじってる。
「や、萌えてなんか… ない… くうぅっ…」
「うそだ。責めた時すげぇココ締まるもん。」

373続・いつものこと 4:03/05/20 17:08 ID:PM9AOiIJ
「んああっ…」
不意に突き上げられて慌てて身をよじって布団に口を押しつけた。
「そうそう。声出しちゃダメだぞ…」
クスッと笑いながら そう言って手を離すと繋がったまま今度は体を裏返しにされる。
「お前さ… これも弱いよね…」
肩のラインからすうっと背中をなぞられる。
「はぁん… んあっ…」
電気の走るような感覚で思わず声が出てしまう。
「これも… ね。」
首筋から肩、背中に舌を這わせながら覆いかぶさる様にして
両手で固くしこった蕾を指で摘むように、弾くように弄ぶ。
時々腰を使って奥のほうをグリグリと刺激する事も忘れない。
「ああっ、そんなにされたら… もぅっ… 」
「もう… なに?」
光も随分息が荒くなってきてる。
「もぅ… また… いっちゃうよぅ…っ… おねがいっ… 前から…」
374続・いつものこと 5:03/05/20 17:09 ID:PM9AOiIJ
イク時はちゃんと光の顔が見ていたい。ちゃんと私で光がイク所を見たい。
「おっけ…」
一旦繋がりを解いてから仰向けにされ、
自分で膝を抱えているように指示される。
もうすっかり潤みきったソコに光の物があてがわれズブズブと飲み込まれる。
「ううっ… んあっ あっ… ひかる… きもちいい…よぅ…」
「俺も… すげぇ、いいよ…」

『見て… 私、光にこんな風にされてるのよ。いつも…
  光が こんな風になるのは私だけなの… ちゃんと見てて…』
視界の隅の写真の女性に向かって心の中で語りかける。

光の腰の動きが少し早まる。もう、近付いてるんだ。
「ひかるっ! 一緒に… ねえっ… 一緒にイキたいのっ…!」
手を膝から離してしがみ付く。
「ん…  一緒にイこう… 」
私の手をぎゅっと握り締めて舌を絡めながら動きをさらに早める。
「ふうっ… ああ… あむっ… あ… ひかる…ひかるっ!」
「もう… いいか…? さき… イクぞ…」
「あ… うんっ… いくぅっ……っ、ううんっ… 」
「くっ…」
375続・いつものこと 6:03/05/20 17:11 ID:PM9AOiIJ
目の前が真っ白になって…
気がつくと光が腕枕をしてタバコを吹かしながら髪を撫でてくれていた。
「ん? やっと気がついた? びっくりしたよ〜。終わったあとウンともスンともいわねーんだもん。」
「あれ…? 私… 」
「失神してたみたいだぞ。5分もない位だけどな。…そんな良かった?」
「ん… よかった…」
少し照れながら首に手を廻し いつも通りのキスをする。
「お前… さ。さっき、泣いてなかった…?」
「え…?」
「いや… なんか、イク前… 涙が光ってた気がしてさ…。」
とっさに、
「あんまりにも良すぎて、涙でちゃったかも〜。」
なんて言ってた。
「そう… か? ならいいけど…」
なんだか、光に私の思ってる事気付かれたら…
今の関係が無くなっちゃう様な気がして それ以上何も言えなかった。

この光との「いつものこと」がいつまでも続きますように…
タバコの煙が立ち昇っていくのを見ながら
それを願う事しか 今の私には出来なかった。

            −終わり−
376名無しさん@ピンキー:03/05/20 17:14 ID:7bv7z+S7
リアルタイム遭遇記念カキコ。
ごちそうさまでした。切なくていい!
377名無しさん@ピンキー:03/05/20 18:45 ID:uh7uwC4T
おかずケテーイ!なぐらいエロ描写が良いんだけど…。
切なくて出来まつぇーん……困った。
また楽しみにしてまつ若葉様(ハァト
378名無しさん@ピンキー:03/05/20 22:25 ID:Z9oBe1TA
まだ写真の女性についての謎が明かされてませんよね?
ってことは・・・続くんでつね!!たのすぃみ!!!
379名無しさん@ピンキー:03/05/20 23:15 ID:7mvReWEJ
>369
SS投下の流れでぶった切られて流されてますが、
SOZさんシスプリスレで健在ですよ。
あと川原スレに名無しで書き込んでる。
380名無しさん@ピンキー:03/05/21 00:12 ID:7p5WWc8N
>378
ていうか、文脈でなんとなく想像つかない?>写真の女性
「読者の想像に任せる」って事でぼやかしてるんだと思う。

こういう、切ない余韻を楽しむ系の話の場合
そういうとこ詳しく書き込むと、却って野暮ったくなる罠。
381名無しさん@ピンキー:03/05/21 01:24 ID:j6Oqb1vW
>>380
ん、最初そう思ってたんだけど、今回「続」でまたちょっと詳しく触れたから
謎解きするつもりなのかな、と思ってね。

何はともあれ次回作に期待してまつ!
382名無しさん@ピンキー:03/05/21 01:42 ID:cLwL1DYm
09093016526に電話ください。 えっちトークしたいよぉ。 23歳 女
383名無しさん@ピンキー:03/05/21 11:16 ID:V4u8cNJr
>>382
通報されますた
384神無夢想1@z571:03/05/21 15:03 ID:MTitgr4r
 暖房で火照った頬を冷やすために窓を開けると、冷たい風になぶられた前髪が
目にかかった。直しながら、年末に切れば大丈夫だろうと思っていた自分の
迂闊さを責めた。ほんのわずか伸びただけの筈なのに、うつむいていると、
前髪は目にかかろうと垂れ下がってくる。頬にかかる髪も、余計な思索を促してくる。
 ヘアピンとゴムを取り、髪をまとめようとするけれど、どこかがほつれてしまって、
こちらの思う通りに収まろうとしない。
 資料を積み上げてみても、卒論の完成はまだ見えていなかった。その苦しさは
友達と分かち合うことで、どうにか乗り越えつつある。
 ただ、作成の合間に、別の件が頭をかすめることは止めようもない。
 髪をどうにか押さえようとしながら外へ目を向ける。街道沿いの並木は今、
葉が枯れ落ちた姿で、春を待っている。あのすべての木々が薄紅に染まる日を思う。
 あるいは、花が散り生い茂った葉が、紅に変貌する頃を。


 夏期休暇が終わると、ゼミの人間で飲む話が出た。というのも宴会好きが
揃っているからで、私も多分、そこに含まれる。
 無事飲み会も開きとなって、最寄りの駅で解散となるのだけれど、私はこの時、
既に困っていた。
 他の皆は西方面へ去るのに、中里先生と私だけ東方面へ去るのである。
385神無夢想2:03/05/21 15:04 ID:MTitgr4r
 そういう時に限って次の電車が来ず、他の客が周囲にいない状態で二人きりで
ベンチに座っていたりする。
 話すことも特になく、並んで座っていた。こういう時、反対側のホームに
酔っ払いでもいたら和むのに、スーパーの空き袋が風に煽られて飛んでいるだけだ。
まあ、それはそれでぼんやりとした思索ともいえぬものの素になるもので、
どこから飛んできたんだろう、と思っていると、
「瀬田さん、あの袋のスーパーマーケット、この辺りにないよね」
 と先生が言ったので笑ってしまった。
「私も、どこから飛んできたんだろうと思っていたところでしたから」
 先生は頷いて、黙った。その横顔を少し見てから、また反対側のホームに顔を向けた。
 高い背の上の方から、睨むように細い目が辺りを見張っている。その目の端に
よく笑う人にあるしわがあるのを見たり、見張っているように見えるのは
近眼だからだという話を聞いたりしてもなお、その目線はこちらを圧迫するようだ。
年を重ねているので少ししわが目立ってきているけれど、まだ男臭さが残る顔から
くしゃみが漏れ、女とは違う作りの手で口を押さえている。二十年も経てば
ステッキが似合うだろう。十年先かもしれない。
 私は酔っ払っていた。酔った、いい気分のまま、続けて口を滑らせた。
「提案があるんですが」
「何だろう」
386神無夢想3:03/05/21 15:05 ID:MTitgr4r
「途中の駅で降りて、休みませんか」
「いいね」
 とんでもないことを口にしたのはこちらなのに、私の方が飛び上がるようにして
立ち上がっていた。先生も私も、何か声を発しようと口を開きかけたところで
ホームに電車が入ってきて、お互いに、言いたかったことは永遠に封じられた。


 中里先生は私が入った女子大の先生で、それ以前は必修授業を除けば接点の
全くない先生だった。私が見た目だけで、先生に苦手意識を持ったからだ。実際、
周囲には高くても170cmだいしかいなかった私にとって、180cmを楽に
超えているだろう先生の背丈は、恐怖だった。
 とはいえ、先生を中心とする半径50m以内に近寄りたくないほど恐れた訳でも
ないので、卒論で扱いたい分野を研究しているのが先生だったのが判明しても、
ゼミを選択するのに特にためらいはなかった。
 ゼミに出て近くで接してみると、やはり私の苦手意識は第一印象から来る
一方的なものだったことを証明するように、先生に対する印象は変わった。私に
まで和やかに親身になって接してくれる人を、見たことがなかった。
 恐怖が欲情に変わったことに気付くまで、時間はかからなかった。
387神無夢想4:03/05/21 15:08 ID:MTitgr4r
 ゼミにちょっとしたお菓子を買って持っていったり、年賀状や暑中見舞いに
筆を走らせながら、どうして先生なのか、私は分かりすぎるぐらい分かっていた。
 きっと、他の先生のゼミにいたら、私はその先生に欲情している。


 やはりこういう所のバスは広く作ってあるのだな、と思いながらシャワーを
切り上げると、先生は上着を脱いだシャツ姿になっていて、それで同じような
格好で戻った私の気分は多少、和らいだ。
「じゃあ、入ってくる」
 先生の心理はさっぱり分からない。駅を出る時からホテルを選んで入るまでの間、
どのホテルにするか考えていた私の手を引いて、一つの所を指し示したときを
除いたら、ろくに触ってきてすらいない。腕を取ろうとすらしなかった私に
言われる筋合いはないかもしれないが。
「どうしてこんな事になったんでしょう」
「それを今、君が言うかな」
 そして先生は先生の口調で、体を冷やすからシーツを被ってなさい、と服を
着込んでいるに等しい私にベッドを指差して、浴室へ消えていった。
 先生は決然としているな、と感心する。そういえば、駅から降りた後で、
「念の為に買ってくるから」
388神無夢想4:03/05/21 15:10 ID:MTitgr4r
 そう言って、コンビニに入って行ったのも先生だ。危険だからと私も入ったところで
待っていたけれど、何を買うつもりなのかに気付くと、急に私の心が慌てだして、
コンビニを飛び出して、駐車場を一周してまた元の位置に戻った。
 今すぐ駅に駆け込んで、いや電車はもう来る間隔が開いていて、先生が
探し出してしまうからタクシーの方がいいかもしれなくて、でもここから家は
まだ遠いから、歩くのは危ないし遠すぎて、というより何で誘った方が逃げ出そうと
しているんだ。
 そんなことを何度も考えている内に先生が会計を済ませてしまい、師弟は、
いやもうそう書いていいのなら私達は、並んでしかるべき所の門をくぐったのである。
 気分を落ち着けるために部屋の内装に目を向けた。硬貨を入れて見るテレビの
向かいにあるソファーからしても、以前、女友達との二人旅行で入った
ビジネスホテルより余程綺麗だ。しかも広い。壁に額縁に入った絵も掛けてあったりする。
「瀬田さん、何をしているんだ?」
 先生が戻ってきたのは、額縁の裏を覗き込んでいたときだった。先生も、
入っていった時と全く同じ格好だ。
「お札が隠されているのかな、と」
 本当は、隠しカメラやスイッチを押すと開く隠し金庫の可能性も考えていたけれど、
言わないでおいた。
389神無夢想5:03/05/21 15:22 ID:MTitgr4r
「あったら怖いし、なくても失礼だからやめなさい」
「まったくです」
「・・・落ち着かないか」
「実はそうです」
 先生と私は、ベッドを間に置いて、というよりベッドを壁のようにして
向かい合っている。どちらも座ればいいものを、立ったままだ。
「こういう所、初めてか」
「こういう所は初めてです」
 「は」にアクセントを少しつけた返事をすると、先生は息を吐いた。呆れたような、
困ったような表情をしている。どちらだったとしても、私は続けて何と言えば
いいか分からなかった。
 先生が、完全にではなくても、私よりは場慣れしていることも感じていた。
独身でなかった頃があったのは聞いている。否定が過去形になった原因は知らない。
学生に手を出したことも、出されかけている人間としては可能性として否定しない。
 今は、どうなんだろう。
 自分の襟元に手を伸ばした。一つボタンを外したところで止める。体にあたった
自分の手がひどく熱い。息を吐いて、外したボタンをはめ直した。
 目の前にいる男が、先生以外の男なら良かったと思っている。
 末期だった。
「瀬田さん、このまま睨み合っているのも何だから、横になろうか」
390神無夢想6:03/05/21 16:01 ID:MTitgr4r
 先生自身は素早くベッドに入って、手を伸ばしてくる。私が手を取ると、側の
スイッチを押して灯りを消し、私をベッドの上へと引きずりあげた。
 男の人の、胸の横にいた。大きな手が、私の頭を抱えている。微かに鼻から
入ってくるのはよく分からない匂いで、戸惑った。顔を上げて、先生の顔がある
辺りを見た。灯りを消したばかりの目では、それらしい物体があるのを確認できるだけだった。
「服、脱ぎましょう」
 手探りでYシャツのボタンを探り当てて、外し始めても先生は黙っていた。
暗がりで人の服を脱がせるのは、例え無抵抗でも大変だと思っていると、突然、
首筋に固い何かがすうっとなぞってきた。
「ひゃ、何っ!」
 首筋に駆け上る、不快と一体になった怯えを覚えてからしばらくして、固い
何かとは虫ではなく先生の手の爪だと気付いたのは、部屋中に響くほどの音で
叩き落としてからだった。
「・・・ごめんなさい、やっぱりやめます」
 ベッドの端へ移り、目をつむる。何をしているのだか。声を発するのはいい。
思わず払ってしまったのも、多分いい。
 手刀で凄い音を立てることはないだろう。
 私は情けなくなった。やはり無理なのだ、すべてが。
 先生が横でどんな顔をしているかは分かるはずがない。眠気は一時に押し寄せていて、
意識も遠くなっている。ひょっとしたら今までのは夢で、目覚めたら冷たい路上に一人、
横になっているのかもしれない。
391神無夢想7:03/05/21 16:15 ID:MTitgr4r
 そんなことを考えていると、体に何かが巻きついてきた。体をすくめても、
暖かいそれは肩から背へ来て、私の体を動かす。
「そう言ってないのに、止めるんじゃない」
 動いた横から、先生の体があたるのが分かった。固くも柔らかくもない。
擦り合わさる布を通して、温かさも伝わる。その体の端の一つが、私の喉を
探り当てて、ブラウスのボタンを一つ、外した。
「君がそう言えば止める」
 言いません、と返せる心臓はまだないので、今度は私が黙った。
 動きは緩慢で、一つ一つを外しながら手の平でブラウスの上から体を探ってきたりする。
指が、ブラと服の上からなのに胸の先を探り当てて擦られただけで、反応してしまった。
 脱がしているのに、脱がすことだけを目的としていない。それが嬉しい。
 一つごとにボタンを外すまでの時間は延び、体の熱さと眠気が混ざりきる。
そろそろ私も断ってまた先生の服を脱がそうか、と思った頃、最後の一つが外れ、
合わせ目から思いの外、熱い手が入ってきた。動いているのか動いていないのか
分からないぐらいにゆっくりと、腹に指が置かれて、へその周りをなぞられたのに、
体が熱さの方へ傾いた。横の人が男になっている。背筋が震えたのは、
触れられているからだけじゃない。
 髪に息がかかっている。その温かさに目を細めて、次の指の動きを待つ。
 時間が過ぎる。
「先生?」
 返事がない。手も動くのをやめてから大分経っている。
 本当は、気付いていた。顔を上げた。聞こえている呼吸からでもはっきりしていた。
 寝ていた。
392z571:03/05/21 16:18 ID:MTitgr4r
続きます。
393名無しさん@ピンキー:03/05/21 16:51 ID:j6Oqb1vW
z571さんキタ━━━(゚∀゚)━( ゚∀)━(  ゚)━(  )━(゚  )━(∀゚ )━(゚∀゚)━━━!!!!!

相変わらず表現力が素晴らしいです。
はぁああああ!!!!ドキドキした!!!!
淡々とした会話と行動とのギャップに禿しく(;´Д`)ハァハァ
続きがすっごい楽しみです!
394名無しさん@ピンキー:03/05/21 17:17 ID:yQ73JOOq
>z571さま
ドキドキしながらニマニマしちゃいます。
そこはかとない“おかしみ”がまたグゥ。
初の現代モノ、楽しみにしております。
395名無しさん@ピンキー:03/05/21 23:42 ID:tVHrx6Xe
>>z571
読んでいると情景が浮かんでどきどきします。
続きを楽しみにしています!!

>>379
さんくす!!@369


396山崎 渉:03/05/22 02:18 ID:xrMBzNXC
━―━―━―━―━―━―━―━―━[JR山崎駅(^^)]━―━―━―━―━―━―━―━―━―
397murmur:03/05/23 01:11 ID:0bYk7fjr
189の続きをほんのちょっとだけ。


「やっ・・・やだぁ・・・恥ずかしいよぅ・・・」
涙目の真っ赤な顔で、柚季は抗議する。
明彦はそんな柚季と柚季の体を愛おしそうに眺めてから、ゆっくりとその胸にキスをした。
唇がかすかに触れるだけのキスを、何度も繰り返す。
それだけでも、今日の柚季は快楽の波に飲まれてしまう。

「んっ・・・ふぅぅ・・ふぅ、んん・・・」
口の中に籠る甘い声。
思いきり感じさせられる訳ではないけど、体の芯から溶かされる感覚に柚季は溺れた。
うっとりと満足げな表情で、意識はふわふわと夢見心地のようだ。

甘いキスをしばらく続けた後、やっとその乳首に唇が届く。
軽く口に含まれただけで、柚季の体がビクンとはねた。
「ひゃぁあん!」
先程ベビードール越しに執拗に愛撫されたはずなのに、直接の刺激は比べ物にならないくらいだった。
明彦の熱い口の中で可愛がられ、その熱が柚季にも伝わってゆく。
濡れて艶やかに光った乳首はピンと立ち、明彦の唇をもっともっとと欲しがっているようだ。
軽く吸われ、舌で押しつぶされ、唇ではソフトに愛撫される一方、
もう片方は指でツンとひねるように摘まれたり、少し強めの刺激をあたえられる。
そのギャップに柚季は、ただ感じるしかなかった。
398名無しさん@ピンキー:03/05/23 04:18 ID:M7ZFUvVS
murmurたんも キタ━━━(゚∀゚)━━━!!!!!
山崎age嵐よけ&応援age
399名無しさん@ピンキー:03/05/23 08:48 ID:faEkW6OI
>z571さん
とぼけてるんだかクセ者なんだか判断しにくい中里先生に惚れました!
400murmur:03/05/23 23:49 ID:J8tpzGIY
明彦の右手が、ベビ−ド−ルの上から柚季の体を優しく撫で、だんだん下の方へ伸びてゆく。
裾をまくりあげ、ショーツに触れた時。
「柚季・・・すごいの履いてるね」
思わず感嘆の声を明彦はあげてしまった。
その言葉に柚季の頬は更に紅く染まる。

ベビードールとお揃いのTバッグはふんだんにレースがあしらわれていて、
明らかに視覚を楽しませる為に作られた物だった。
「こんなに可愛いんじゃ、脱がせちゃうのもったいないよね」
明彦の指が、足の付け根の脇からすっと差し込まれた。
そこに食い込みそうなほど細いTバッグは、すでにぐしょぐしょになっていた。
愛液でシーツは染まり、太腿まで濡らしている。

くちゅ・・・

「・・・っ!!」
待ち焦がれていた刺激に、柚季の体が跳ねる。
ショーツの脇から指を差し込んでいるので、明彦の愛撫は少し鈍い動きになる。
だが、わずかに残っている理性の中、柚季は今の自分の姿を想像し、
羞恥心を煽られてどんどん飲み込まれていった。
401murmur:03/05/23 23:50 ID:J8tpzGIY
(ベビードールを引き下げられて・・・胸が露になって・・・
 裾を捲りあげられて、ショーツはきっと全部見えてる・・・
 ショーツの脇から、明彦の指が潜り込んでて・・・)

想像の中の自分の淫らな姿に、柚季はどんどん煽られる。
明彦の指はぐちゅぐちゅ音を立てて、柚季の中をかき回している。

すっと指を抜いて、Tバッグを上の方へぐいっと持ち上げて柚季のそこへ思いっきり食い込ませた。
「ッ、あァァァッッッッッ!!」
クリトリスへのあまりにも強すぎる刺激を受け、柚季はのぼりつめた。
体中の力が抜け、息も絶え絶えという状態の柚季を、
明彦は腰を持ち上げてうつ伏せにひっくり返した。
402名無しさん@ピンキー:03/05/24 13:57 ID:xzgP5kR8
いよいよ!?いよいよでしかmurmurサマ!?
想像の中の柚季タン、淫らな姿がたまりません!
403昼下がりの出来事 1 @若葉:03/05/25 21:24 ID:t41YwEzj
シュウウウゥン…
掃除機の音がなくなると部屋にいつもの静けさが戻る。
「さてと、リビングの掃除も終わったし。次は2階ね。」

大きな掃除機を抱えながら階段を上る。
毎度毎度この狭い階段を掃除機を持って上がるのは一苦労。
「もう一台2階用が欲しいなぁ」なんて思いながら電気製品売り場に行ってみたりするけれど
イザとなると「やっぱり勿体無い」と思って引き返してくる。
そして、また階段を上る時には欲しいなぁって思ってる。それの繰り返し。
どうして 買いに行ったら主婦根性が出ちゃうのかなぁ。なんて一人で苦笑いしたりして。

「ふぅ… 先ずは書斎から、と。」
ドアを開けると、タバコの匂いが篭っててムッとした空気が一気に外に流れ出す。
「うわぁ!すごい匂い…! そういえば 亮さん 夕べも徹夜で仕事してたんだっけ…」
とりあえず、カーテンと窓を開けて換気をしながら
雑然とした机の上と床に散らばった書類を片付ける。
「触って欲しくないんだったら、ちゃんと床に落ちてるのぐらい整理しなさいよねー。」
一人で家に居ると ついつい独り言が多くなる。
亮さんは「女は家の中の仕事だけ こなしてればいいんだ。」
なんていう、むかーし昔の考えの持ち主で。
お義父さんやお義母さんまでが
「あなたが可愛いから独り占めにしたいのよ」なんて からかう始末。
私は気楽なパートぐらい出て、自分のお小遣いぐらい自分で稼ぎたいんだけど…
それに子供もいないから外との交流があまりなくて困る。
404昼下がりの出来事 2 :03/05/25 21:25 ID:t41YwEzj
「やれやれ。やっと掃除機ぐらいは掛けられそうね。」
パタパタとハタキをかけた後にやっと掃除機の出番が来る。
机の下を掃除しようと大きなチェアーを避けてもぐりこんだ時、
「ゴトン!」
机の上から何かが落ちた音がする。
「あ、またやっちゃたー… 多分アレだわ。」
亮さんのパソコンはコードレスのキーボードとマウスで、
マウスは以前に掃除中にゴミ箱の中に落として捨てちゃった事がある。
「あの時は 随分怒られちゃったのよねー…」
そんな独り言を言いながらゴミ箱をゴソゴソ探す。
「え〜っと、あった あった。やっぱりマウスちゃんだったのね〜♪」
そんなことを言いながら立ち上がってマウスを置き、パソコンに目をやった時、
さっきまでは写ってなかった画面が映し出されていた。

背景が綺麗なコバルトブルーで… でも なんだか怪しげなページ…
アダルトサイトを時々見ているのは前から知っていたので
「電源切り忘れて行っちゃったのね。」と 大して驚かずに消そうとした。
その目の端に飛び込んできた文字…。

「イったことのない女をイカせる方法」

亮さんったら… こんなの見て… 一人で研究してるのかしら…。
405昼下がりの出来事 3 :03/05/25 21:26 ID:t41YwEzj
私、今年で結婚5年目になるけれど…
今までセックスで「イク」ってゆう感覚を味わった事が無い。
夫の亮さんとも、以前に付き合ったことのある男性とも。
自分でも少し、不感症気味なのかもしれないって思ってる。
でも… セックスに支障のない程度には濡れるし…
一人エッチでクリトリスを触ってならイケるんだけど。
亮さんも少し気にしてるのは分かっていた。
「こーんな怪しげなサイトを見たって分かるわけないじゃん…
 自分でもどうしたらいいのか分かんないのに…」
そう言いながらも、いつの間にかチェアを引き寄せて読み進めてる自分もいて…

セックス前の女性の扱い、メンタルな部分の事、
実際の各部位の責め方まで 結構あからさまな言葉で事細かに書かれている。
だけど そんないい加減なものではないようで、読んでいると
「そうそう!男の人ってソコ分かってないのよね。」
なんて納得するような事も沢山書いてあって。
読み進めるうちに段々とエッチな気分になってきちゃった。
最近亮さんとのセックスも 私がその気にならなくて断ってばっかりだったから、
だんだん何もしてこなくなって… 
おまけに亮さんの仕事が忙しくなったのもあって暫くシテない。
なんとなく、自分からしたい気にもならなかったし。
第一恥ずかしくって… もし その気になっても自分からは絶対言えない。
406昼下がりの出来事 4 :03/05/25 21:27 ID:t41YwEzj
そぉっとスカートの中に手を入れ自分でショーツの上から触ってみると
しっとりと湿っていて熱を帯びている。
「んっ…」
思わず声が出ちゃって、慌てて立ち上がって窓とカーテンを閉める。
薄暗くなった部屋の中でパソコンのモニターが浮かび上がってて。
こんなこと珍しいんだけど… すごくシタくなって…
そろりとショーツだけを下ろすとスカートをたくしあげ、チェアに浅く腰掛ける。
「うわ… すごい… いっぱい濡れてる…」
改めて触ってみて自分の余りの濡れ様に びっくりしながら
そぉっと溢れ出た蜜を指で掬いぬるぬるとクリトリスの上を滑らせる。
「あぁん… やだ… すごい… 気持ちいいっ…」
さっきサイトで読んだ事を亮さんがしてくれてるって想像しながら
服の上から乳首を探り当てて きゅっと摘んでみる。
「あくぅっ… うそ… なんだかいつもと ちがうっ… 」
久しぶりの刺激で敏感になってるのか いつもより登りつめるのが早い。
「あふっ… あぁん… あっ、いっちゃ…うっ… ああん… くぅ…っ…」
チェアの背もたれに体を押し付けるようにして
自分の手首を両足でキツク締め付けたまま あっという間に達してしまった。
407昼下がりの出来事 5 :03/05/25 21:28 ID:t41YwEzj
「はぁっ… はぁ… ふぅ… なに… 今の…」
思わぬ感覚に戸惑いながら、自分の指を見つめる。
「すごい… ぬるぬる…」
お尻の下もぬるぬるしていて、慌てて立ち上がってティッシュで拭き取る。
「一体どうしちゃったんだろう… 私…」
一度登りつめたはずなのに、まだ物足りないような…
うずうずと うづくような感じが残ってる。
立ったまま、もう一度そっと自分のソコに手を伸ばす。
「はぅん…」
クリトリスに触れた途端、唇から甘い声が漏れる。
いつもと違う まるで自分の声じゃないみたい。
甘えるような、媚びる様な… すごく いやらしい声…
もしかしたら… クリトリスだけじゃなくって
膣の方もこのサイトで読んだ事想像しながらすれば
気持ちよくなれるんじゃないか… なんて思ってしまって。
もう一度浅くチェアに腰掛けて今度はそろりと中指を少しだけ挿れてみる。

408昼下がりの出来事 6 :03/05/25 21:29 ID:t41YwEzj
「あくっ… あ… んんっ…」
入り口の辺りでくちゅくちゅと音を立てるように小刻みに動かすと
きゅっと中が締まる感じがする。
「確か…入り口近くと奥に感じるところがあるんだったよね…」
はぁはぁと荒い息をしながら もう少しだけ指を進める。
サイトの説明どおりの場所にぷっくりと膨らんだ所がある。
「はんっ…… ここ… かな…?」
押すように何度か刺激してみるとなんだか、おしっこしたくなるような…
きゅんと子宮が縮み上がるような感覚で… でもすごく気持ちよくって…
夢中になりそうなんだけど、爪が気になってなかなか上手く出来ない。
じれったくって、思わず腰がせり出して…
ぐゅちゅぐちゅと湧き出た蜜が音を立てて耳からも刺激になる。
もう片方の手の指でクリトリスをそっと撫でながら
「あっ…… もしかしたら… このまま続ければイけるかもしれない…」
と漠然と思った時…
409昼下がりの出来事 7 :03/05/25 21:31 ID:t41YwEzj
ピンポーン ピンポーン

玄関のインターホンが鳴った。
「やだ、こんな時に…」
チェアから飛び降りるようにして急いで書斎の外の
廊下の受話器を取って努めて冷静に応対する。
「はい、どちら様でしょう」
「宅配便でーす!」
さっきまで、私がいた世界は嘘だったんじゃないかって思うくらい元気な声だ。
「はーい。すぐ行きますー。」
とは言ったものの…スカートの中は何もつけてない。
戻ってショーツを履いてたら遅くなるし… 
「ま、いいや。フレアスカートだし、分からないよね。」
そのまま、トントンと階段を下りてとりあえず さっと手を洗い
チラッと鏡を見て身づくろいしながら印鑑を手に玄関を開ける。
「すみませーん、遅くなっちゃってー。」
すぅっと外気が部屋の中に入った途端、
「あっ!」
と小さく声を上げてしまった。
410昼下がりの出来事 8 :03/05/25 21:31 ID:t41YwEzj
冷たくなった蜜が足首まで伝っているのが足元を見なくても分かる… 
顔から火が出そうっていうのはこの事を言うんだ。
たぶん、私の顔 真っ赤になってるに違いない。
「…? ここに 印鑑お願いします。」
配達の人は少しだけ怪訝な顔をしていたけど
私が震える手で何とか印鑑を押すと何も無かったように
「ありがとうございましたー!」
と深々と頭を下げてトラックに向って走って行った。
『よかった…気付いてない…』
慌ててドアを閉めて足元を確認する。
「や…だ… なんでこんなに濡れてるの…? …もしかして…」
後ろを振り向くと廊下にも少しだけど点々と雫の跡がある。
愕然としてその場にへたり込む。
「…どうしちゃったの…? 私のカラダ… 」
まだ望む所まで達していない疼きを持て余しながらチラッと時計に目をやる。
「え? もう3時前…? いっけない! 亮さん今日は早く帰ってくるんだった!!」
とりあえずバスルームに入って足首まで伝っている雫を流しきってから
慌てて書斎と廊下の掃除を済ませた。
411あぼーん:あぼーん
あぼーん
412昼下がりの出来事 9 :03/05/25 21:33 ID:t41YwEzj
「…み…き… 美樹?? どうしたんだ? ぼーっとして。」
「えっ?? ううん、なんでも…」
やだ、食事中なのに ぼーっとしちゃってたみたい。
「今日さ、宅配届かなかった?」
「届いてたよ。書斎に置いておいたから…」
「ん。さんきゅ。」
書斎…宅配… 思わず昼間の出来事を思い出しちゃって顔が赤くなる。
「どうした? 顔赤いぞ。熱でもあるんじゃないのか?」
「ううん。大丈夫。なんでもない。」
「最近ヘンな風邪流行ってるらしいから…。今日は早く寝たほうがいいかもな。」
「うん… そうする…」

食事の後片付けを済ませ、いつもより早めにお風呂に入る。
「ふぅ〜〜〜っ…」
一人で湯船に浸かってるとまた昼間のこと思い出しちゃって。
そろっとアソコに手を伸ばしてみる。
何にもしてないのにソコはお湯とは違うヌルッとした物が溢れて出ている。
「また… 濡れてる… もぅ… どうしよう… 
 亮さんに言うのも恥ずかしいし… 寝ちゃえば忘れるかなぁ…
 うん… やっぱり今日は早く寝よう。」
ざっとシャワーで流してから なるべく思い出さないように
急いで着替えて髪を乾かし脱衣所を出た。



リビングに行くと、亮さんがソファーでビールを飲みながらテレビを見てる。
「あれ? もうあがったの。美樹 いつも長いのに。」
「う、うん… やっぱり、ちょっと調子悪いかも。
 せっかく早く帰ってきたのに ごめんね。先に寝るね。」
「あぁ、俺の事はいいから。ゆっくり寝ろよ。」
「はい。おやすみなさい。」
413昼下がりの出来事 10 :03/05/25 21:34 ID:t41YwEzj
ベッドに入ってはみたものの… なかなか眠れない。
そうこうして30分位経ったころだろうか。
カチャッと静かにドアが開き亮さんが入ってきた。
枕元のスタンドの明かりだけを そっと点けると おでこに手を乗せる。
「熱は… ないみたいだな…」
「亮さん…」
「あ、ごめん。起こしちゃったね。どう?どこか辛いとこないか?」
優しく声を掛けてくれる亮さんの顔を見たらぽろっと涙が出た。
「ど、どうしたの?? どっか痛いのか?」
ううん、違うの… そう言いたいけど声に出せなくって必死に首を横に振る。
「一体… どうしたんだよ… 今日はなんだかヘンだぞ。」
「… あの… あのねっ… 亮さん… そうなの… 私昼からヘンなのっ…」
それだけしか言えなくて、どうにもできなくて…
清水の舞台から飛び降りるような気持ちで
そっと亮さんの手を取ってショーツの中へ導く。
「えっ…?」
濡れそぼったソコに されるがままにしていた手が触れた時、
亮さんも相当驚いたようだった。それこそ今までに無い濡れ方だったから。
414若葉:03/05/25 21:36 ID:t41YwEzj
も、申し訳ありません… 
またもや前半アゲまくってしまってました…

続きます。
415あぼーん:あぼーん
あぼーん
416murmur:03/05/26 00:48 ID:+4QV8XZS
「えっ・・・あ、明彦っ?!」
四つん這いにされてうろたえる柚季。
「お互いの顔が見えないのは不安になるからイヤ」と、いつもは柚季が頑に拒否していた体勢。
もちろん恥ずかしさのせいもあるので、柚季は抵抗しようとした。
しかし、たっぷり可愛がられた体は、もう抵抗する力など残っていない。

「大丈夫、怖くないから・・」
熱っぽい声で囁いて、明彦はそっと指でショーツを横にずらして、
未だに脱がせようとしないまま愛撫を続ける。
水音をさせながら潤っているそこへ口付け、舌を伸ばして味わう。
「ふぅうんん・・・・あ、あァッ、はぁあぁん!!」
猫の伸びの姿勢のように、柚季はしなやかに背筋をのけぞらせる。

くちゅくちゅ、ぴちゃぴちゃぴちゃっっ
ベビードールは腹部にまとわりついたまま、ショーツは履かされたまま。
そして、四つん這いになった体を後ろから口淫されている。

「イヤァァ・・・こんな・・・こんな恥ずかしい格好、獣でもしないよぅ・・・」
涙目で必死に訴える柚季。もう目の焦点は合っていない。
丸いヒップを撫でながら、明彦は答えた。
「そうだね・・・すごく厭らしい格好だね・・・」
ゆっくり優しく、ヒップから太腿を撫で回す。
「だから、人間にだけ許された格好なんだよ・・・いっぱい愛する為に・・・」
そして、また口付けを再開する。
417murmur:03/05/26 00:48 ID:+4QV8XZS
(人間にだけ許された・・・?愛する為に・・・?)
柚季は明彦の言葉をかすかに残った理性で反芻する。
(愛する・・・愛してる・・・明彦の事・・・あたしの事・・・?)
そして、柚季の残りの理性が崩された。
(もう、いい・・・もぉ、何でもいい・・・)

理性がぬぐい去られると同時に、腕を支える力が抜けた。
ぺったりと枕に顔をつけ、更に腰を高く上げた扇情的な姿勢になった。
そして、声もとめどなくこぼれてゆく。

ピチャピチャ、ジュル、グチュグチュッ
「あっあっあっ、はぁぁ、ん!んんッ、ひ、やぁぁぁぁん!!」

もっと欲しいとねだるように、柚季の腰が淫らに揺れる。
体を揺らす度にシーツに乳首が擦れ、柚季は深く深く感じていた。
418名無しさん@ピンキー:03/05/26 12:56 ID:yFPj0/Ns
若葉さんも、murmurさんも……イイところで切るなあ。
続きを禿しくお待ちしております!
419名無しさん@ピンキー:03/05/26 23:56 ID:zMscHh0P
両方の作者様、早く続きを頼みまつ(;´Д`)ハァハァ
420昼下がりの出来事 11:03/05/27 14:28 ID:bifWBdUe
「… 書斎をね… 掃除したとき… 亮さんのパソコンに出てたサイト読んだらね…
  すごい… エッチな気分になっちゃって… それからヘンなの…」
「あ、あれ… 見たの?」
「ごめんなさい… 掃除機かけてたらゴミ箱にマウスが落ちて… 
  それで電源が入ってて… わざと覗いたんじゃないの… 信じて…。」
「いや… 俺が消し忘れたんだし… 別にいいんだけどさ。ははっ、なんか かっこ悪いな。
  あんなサイトに頼ろうとしてる俺ってさ。」
「そんなこと…」
「でも… 美樹がこんなにエッチな気分になってくれたってことは…
  消し忘れて正解かもな。全く予想外だったけど… すごくうれしいよ。
  俺は美樹の控えめで恥ずかしがり屋なとこも大好きだけど
  好きだからこそエッチなとこも全部見たいんだ。
  こんなことなら早く言ってくれればよかったのに…」
そう言うと手を握り締めながらそっと唇を重ねた。
いつもはあんまりディープなキスは嫌がる私だったけど、
今日ばかりは自分から舌を入れて絡めて唾液の交換をし合う。
くちゅくちゅ という二人の重なり合った唇から出る音までもが気持ちを高ぶらせる元になる。
「あふっ… ねぇ… 亮さん…」
堪らなくなって布団をめくって入るように促す。
「ん。」
滑り込むようにベッドに入ると私の手を取り、股間に導く。
「あぁ… すごい… 亮さんの固くなってる…」
「そうだろ。美樹がもっとエッチになるとコイツも もっと元気になるんだよ。
  可愛い声いっぱい聞かせてくれよ…」
耳元で そう囁くと首筋に舌を這わせながら そっとパジャマの上から乳首を摘む。
「はぅん… あん… 亮さん… 」
1つ1つボタンを外しながら肩にもキス。鎖骨にもキス。
その度に唇から せつない喘ぎ声が漏れる。

421昼下がりの出来事 12:03/05/27 14:29 ID:bifWBdUe
「可愛い… 美樹…」
「んんくぅっ…」
ぺろっと乳首を舌で舐め上げられると、思わずビクンとなって背中が反った。
反応を確認した亮さんが立て続けに乳首を吸いながら舌で捏ね回す。
「あぁん… あっくっ… はぁんっ…」
「もっとエッチな美樹になっていいんだぞ。ほら、次はどこがいい?」
そう言われて あまりの恥ずかしさに少しためらいながらも
やっぱり触って欲しくてたまらなくて。
亮さんの手をもう一度ショーツの中に導く。
「あぁ… もうぐちょぐちょだ… 」
亮さんまでが せつなそうに息を荒げながらゆっくりと中指をぬるぬると上下に擦る。
もっと強くして欲しくて思わず腰が追いかける。
乳首への刺激も再開されてますます声も大きくなる。
「可愛いよ… 大好きだよ… 美樹… もっと声出して…」
「はぅん… あぁん… ああん… はぁっ… 亮さんっ… もう…」
「もう…? イキそうなのか…?美樹。」
シーツを力いっぱい握り締めながら
息を止めちゃって声が出なくてコクコクと頷く。
「いいよ。美樹の初めてイクとこ見せて。ほら…」
クリトリスへの指の力がほんの少し強まって
舌先でペロペロと乳首を舐めて吸われたらあっという間に頂点に達していた。
「んふぅっ… うくっ… うぅんんんんっっ…」
太ももに すごく力が入って亮さんの手首を締め付ける。
「あぁぁっ… はぁ…はぁっ…」
「美樹…? イケた…のか?」
荒い息をしながら目を見てコクンと頷く。
「そっか…」
亮さんったら… すごく嬉しそうな顔してる。
422昼下がりの出来事 13:03/05/27 14:30 ID:bifWBdUe
もう一度ゆっくりとキスしてから
少しづつ足の力が抜けると手を引き抜いて目の前に持ってきて見せる。
「見て… 美樹。スゴイよ、これ…」
そう言いながら蜜でベトベトに光る指をペロッと舐めた。
「あ、いや。そんなの… 」
「おいしい… すごく素敵だったよ…」
ニコッと笑ってから ちゅっとキスをすると
ベッドから降りてカチャカチャとベルトを外してズボンを下ろす。
「ほら… 美樹があんまりエッチで可愛かったから、こんなになってる…」
トランクスのなかで主張しているモノを腰をせり出すようにして見せ付ける。
すっかり先のほうには大きなシミが出来ているのが暗がりでも はっきりと分かる。
いつもなら、自分からは絶対しないことだけど、思わず手が伸びて…
ベッドの淵に四つんばいになってトランクスを下ろして そぉっと握ってみる。
「ふぅ〜〜…」
上下に擦ると亮さんが溜息を漏らした。
なんだか嬉しくなって そっと唇をつけて舌で先に付いている液体を舐め取る。
「うっ…」
繰り返すたびに亮さんが呻く様な声を出す。
その声を聞いていると、また触って欲しくなってきた。
先の部分を口に含むとますます大きくなったような気がする。

423昼下がりの出来事 14:03/05/27 14:31 ID:bifWBdUe
「美樹… もっと奥まで咥えてみて…」
言われるがままに限界まで口に含むと
スルッと私のお尻を剥く様にパジャマのズボンを半分下ろした。
ひんやりとした空気が直接触れて自分がどれだけ濡れてるのかがよく分かる。
大きく円を書くようにお尻を撫でられて思わず口が疎かになる。
すぅっと手が戻ってきては乳首をきゅっと摘まれて。
「あむっ… んふんっ…」
入り口の部分に少しだけ指を入れられクチュクチュと音を立てられると
我慢できなくなって、もっと奥に欲しくて自分から腰を振っていた。
「ううっ… こんなエッチな美樹… 初めて見たよ…
 たまらない… 俺… もうイきそうだ… このまま、いいか…?」
コクンとそのまま頷くと口を窄めて扱くようにして動きを早めた。
同時に私の頭に亮さんが手を添える。
「イクぞっ… う… くぅ…」
暫くセックスしてなかったからか、濃い液が沢山出てきて少し口から溢れてしまう。
慌ててティッシュでふき取ってると、亮さんがそれを じっと見つめてる。
「美樹、お前… 随分飲んだんじゃないのか?」
急に恥ずかしくなって目を合わさずにコクンと頷く。
「 …俺も美樹の溢れてきてるの全部舐めてやる… 」
そう言うと私の体を押し倒して足からパジャマとショーツを抜き取ってしまった。
424昼下がりの出来事 15:03/05/27 14:32 ID:bifWBdUe
亮さんは さっきと変わらずベッドの淵にいて今度は足首を持たれVの字に開かれる。
「あぁっ… やめてっ… 亮さんっ…」
「すごい… さっきより もっと濡れてるよ… もしかして咥えながら感じてたの…?」
両手で顔を覆ってイヤイヤをする。
足首を持つ手を離すとそのまま覆いかぶさるようにして顔から手をはずす。
「美樹… そんなに恥ずかしがらないで。もっと感じていいんだよ。
  もっとエッチな美樹をいっぱい見たいんだ。だから隠さないで…。」
そう言いながら優しく口付けると濡れそぼったソコに
固くなったままの物をぬるぬると滑らせる。
「あふぅ…っ… あきら…さんっ…」
その刺激に堪らなくなって そのまま挿れて欲しくて名前を呼んで催促しながら
自分から腰を動かして入るように調節する。
「ん? まだダメだよ。さっき、全部舐めてやるって言っただろ… 」
そう言うと すっと離れて私の両手を持つと自分の膝裏を持って開くように促される。
「あの美樹がこんなエッチな恰好でいるなんて… 信じられないな…」
ふぅ と深く息を付きながら思わず亮さんが呟く。
本当に… 昨日までの私からは考えられない… どうしちゃったんだろう…
「あふぅん… んっ… あん くうっ… んあぅっ…」
無防備な蜜の滴る部分に舌が這い回る。
時々 じゅるっと新しく溢れ出た蜜を吸い上げる音が聞こえて、
それがますます私の高ぶりを煽る。
腕に力が入ってますます私の腰の位置が更に高くなっていく。

425昼下がりの出来事 16:03/05/27 14:34 ID:bifWBdUe
「ふぅ… 舐めても舐めてもキリがないよ… どんどん溢れてくる…」
そう言うと、指を一本ゆっくりとソコへ埋めた。
「んっああああああ……っ あぁっ… ああっ… 」
ずっと欲しいと思っていて言えなかった事をして貰えた という喜びと
今迄に無い快感への驚きとが溢れ出す様に叫ぶような声を上げてしまった。
「そんなにココに欲しかったの…? 美樹… 」
ゆっくりとした指の動きに合わせる様に腰を蠢かせる私を見て
興奮で亮さんの声も震えてるみたい…
「それなら こうしたらもっと気持ちいいかもしれないね…」
そう言うと空いた片手でクリトリスを剥き出しにして
チロチロと舌先でいたぶる様に刺激しながらゆっくりと指の出し入れを始めた。
「ああっ… そんな… あふぅ… くぅ… んんっ…」
「中が動いてるの自分で分かる…? すごく締まってるよ… 」
そう言うと今度は唇でクリトリスを吸い上げるようにして
口の中で舌で刺激しながら少しだけ指の出し入れを早めた。
「いや…っ… もぅ… ダメ、ダメっ ダメなのぉっ…
   ああっ… もう、もう  いやぁああっ! イっちゃうううぅぅっ…………」
気持ちよすぎて どうしたらいいのか分からなくて…
仰け反りながら自分の足を力一杯引き寄せていた。
「美樹… またイっちゃったのか…? 今日は記念日だな…」
くすっと笑いながらぐったりした体の向きを変えられて
足の間に入り込み覆いかぶさるように体を重ねる。
「まるで美樹じゃないみたいだ… すごく興奮してるよ…」
そう耳元で囁くと唾液と愛液ですでにぐちゃぐちゃになった所に
亮さんの大きくなった物があてがわれ少しずつ中へ進んでくる。
「すごいキツクなってる… イクとキツクなるってホントなんだな…」
「はぁっ…」
少し入った所で思わず声を上げてしまった。

426昼下がりの出来事 17:03/05/27 14:35 ID:bifWBdUe
「この辺が… 気持ちいいの? さっきも良さそうだったね…」
耳元でそう言うと浅い所でくちゅ、ぐちゅっ と音を立てながら出し入れする。
「あっ… あっくっ… んふぅっ… 」
「いい声だ… もっと…」
「ふ… んあああっっ… 」
今度はいきなり一番奥まで突き入れられ叫ぶような声を上げてしまった。
「ここも… いいの? 欲張りだなぁ、美樹は… 」
そう言って奥のほうで小刻みに突かれると
じんわりと奥が熱くなってきて今迄に無い感覚が襲ってくる。
「あきら… さんっ… あきらさんっ… 」
「どうした…?」
時々浅い所で擦られたかと思うとまた深いところで突くのを繰り返される。
「へん… なのっ… 亮さんっ… こわい… あぁっ… 」
ぎゅっと手を握り締めると
「怖くなんかないよ… へんになったっていい… 」
そう言いながら固くなった乳首を口に含む。
「あぁっ… 亮さん、亮さんっ… ねぇっ、ねえっ!!」
「すご…い… 締まってるよ… もう… ダメだ… 」
「ああっ ああっ あぁぁっ……… 」
耳元で熱い吐息を聞きながら激しく突かれると訳が分からなくなり
必死で亮さんにしがみ付いて何かを叫んでいた。
ドクドクと中に注ぎ込まれるものを まるで吸い上げるかのように
体の中が収縮しているのが分かる。
『これが… そうなんだ…』
薄れていく意識の中で私は確信した。
427昼下がりの出来事 18:03/05/27 14:38 ID:bifWBdUe
いつもの朝。でも今までとは少し違う。
いつもは私に合わせてパン食で我慢してくれているけど今日は亮さんの好きな和食にしてみた。
カチャッとリビングのドアが開き亮さんが入って来る。
なんだか まともに顔が見られなくて洗い物をしながら声を掛ける。
「おはよう…」
「おはよう。お、今日はご飯か。」
そういいながらキッチンに立つ私の後ろで冷蔵庫から牛乳を出す。
トンとそれを台の上に置いたかと思うと
不意に後ろからウエストを きゅっと抱きしめ耳元でそっと囁いた。
「夕べの… 夢… じゃないよね…?」
どう言っていいのか分からなくてコクンと頷く。
「よかった。」
それだけ言って食卓に着き おいしそうに平らげた。





428昼下がりの出来事 19:03/05/27 14:39 ID:bifWBdUe
電車の時間を確認すると慌てて玄関に向う亮さんの後を追う。
「じゃあ、行って来るよ。」
ぐいっと腕を掴まれて引き寄せられ ちゅっとキスされる。
新婚時代以来のことなのでビックリしていると そっと首に手を廻し
「今日も なるべく早く帰るよ。」
と耳元で囁かれる。
『って言う事は… 今晩も夕べのように…?』
途端に真っ赤になって俯く私に向って
「じゃあ、ホントに行って来るよ。」
とクスッと笑いながらもう一度キスをして玄関のドアを開けて出て行く。
「あ、いってらっしゃい!」
後から外に出て見上げると澄んだ青空が広がっていた。
「わぁ、いいお天気。あ、昨日のベッドのシーツ洗濯しなきゃ。
  あとお布団も干しとかなくちゃね。」
また独り言を言いながら2階へと階段を上る。
『明日も天気がいいといいのにな』と心の中で思いながら。

          −終わり−
429名無しさん@ピンキー:03/05/27 16:35 ID:lPhPWBM/
ちょいズレだけどリアル遭遇キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!
「…さん」呼び禿しく萌え。
なんか亮タソと美樹タソの幸せ気分もえろえろも伝わってきまつ!
文章とか雰囲気とかすごく好きでつ!
職場で読んでて、今ものすごく困ってます(w
若葉タソグッジョブd(・∀・)!!
murmurタソの続きも気になりまつ!
430神無夢想8@z571:03/05/27 18:11 ID:qFhx0n/3
>>391より続いています。


 先生が目を閉じている顔がうっすらと見える。おかしくて笑ってしまった。
そして安心した。
 外されたボタンは記念にそのままにしよう、と思った。私の体に巻きついていた腕を
そっと返すと、背を向けて、
「おやすみなさい」
 と目を閉じる。


「ほら、脱げよ」
 男がブラウスのボタンを次々と外していく。布地を引っ張るようにして外すので、
襟に首を絞められた格好になってしまう。
「やめてよ、自分で外すから、ちょっと」
 言葉を待たずに手が入り込み、ブラの上から胸を揉んできた。入ってきたときの
乱暴さとは裏腹に、胸を包む手の動きは慎重だ。
 ブラを外したいからボタンを外す。
 ショーツを脱がせたいからスカートをめくり上げる。
 分かりやすい男だ。
「はあ、・・・や、・・・あ、や、や、・・・やあ」
 気持ちが声を出したい体勢に入っているので、頭で何を考えていても声は出る。
男は私の顔を軽蔑しきった表情で一瞥してから、ホックを外す手間もうっとうしいのだろう、
ブラをそのまま上へずらし上げ、直接、先を口に含んでくる。吸われながら、
ざらついた舌で擦られるのを感じる。髪を掴む。
「んはあ・・・」
431神無夢想9:03/05/27 18:12 ID:qFhx0n/3
 右が終わると左を、左が終わると右を、何回となく口に含まれる。肌が火照ってきていた。
脚が触れられたいと主張している。叶えてやりたい。できれば自分の手でない方が
いい。早く、と思った。
「感じてる顔になってるぞ」
 馬鹿にするように、音を立てて胸を吸われてからそう吐き捨てられ、高まっていた
気持ちは四散した。目を開けると、男のにやついた顔を睨みつける。
「口の端に自分の唾をつけたままの人間に言われたくないね。いつまでも胸を
しゃぶってないでよ」
「どこいじろうが、俺の勝手だろうが。大したものじゃない癖に」
「そういうことを言ってるんじゃないの、そっちがもたついていると乾くのよ、
乾いたら痛いでしょう。それよりちょっと離れてよ、脱ぐから」
 男が舌打ちしながらも体を離したので、ブラのホックを外して脱ぎ、脇へ除けておく。
脱げるだけでもまだましだ。ほとんど服をつけたままで済まされたこともある。
脱がすのも面倒になってきたのだ。
 それでも慣れると、投げ与えられたような行為でも気持ち良くなって、体が勝手に動く。
「分かったよ、いじればいいんだろう」
 無造作にショーツの中に手を入れられる。今の今まで触って欲しかったのに、
ちっとも気持ち良くない。粘った音は出るけれど、ただそれだけだ。更に、男は
自分のズボンのファスナーを下ろし始める。後の展開は、タイミングまで想像がつく。
 そうじゃない、そうじゃないのに。
 再び声を張り上げようと、腹に力を込める。


 感情が高まりすぎたのだろう、目が覚めた。室内は暗いままだけれど、目は
もう室内の物体の位置を判別できるまでになっている。まどろんだまま寝返りを
打って、冷たいベッドの感触を楽しみながら、おかしいことに気付いた。
432神無夢想10:03/05/27 18:13 ID:qFhx0n/3
「先生、中里先生!?」
 起き上がり、ベッドの下を覗いたものの、先生らしき落下物は見当たらない。
ではどこへ、と見回した私の目が、ソファーに座っていた先生の目と合った。
その目は闇の中で睨むように細くなっていて、でも面白そうに光っているのが分かる。
「起きるにはまだ早いよ」
 そう口が動くのが見えた。カーテンの隙間から入る光によって、先生の背後に
山のような影ができている。私はその影に吸い寄せられるように、ベッドから
ソファーへ移り、先生にしがみついた。
 先生の肩は広いけれど、私が腕を回せないほどじゃない。頭に手を回すと、
乱れているのが分かったので、手で梳く。何度も、指で頭の形を辿る。先生が
私の体を支えるように腕を回してくれたのが、私の体が震えているから以外の
訳がなかった。
 あまりにも強くしがみついたので、先生は背を仰け反らせなければならなく、
ソファーがしっかりした作りでなかったら、二人とも、ひっくり返っていたところだった。
私が落ち着いてきて床に足をつけると、ようやくお互いの腕の力が緩まった。
「私が逃げ出したと、驚かせてしまったかな」
 首を横に振ると、頭を寄せられて頬骨の辺りに唇が触れた。何でもないのに
血が上り、身をよじって逃れようとしていたのを押さえられた。見ると、先生の方が
驚いた顔をしている。
「打ったか、何かしたところに触ってしまったか」
「いえ、どこも打ってないです。それより先生、眠られたいなら遠慮なくベッドを
使って下さい、もし狭いなら私の方が体が小さいからソファーで十分です」
 早口になっているのに気付きながら口にすると、先生が私の顔を見上げて、
まるで私の言葉が本当か確かめるように、頬に指で触れてきた。
433神無夢想11:03/05/27 18:13 ID:qFhx0n/3
「眠気とは関係ないんだ、アルコール類を飲むと眠ってしまう人間でね、おかげで
気まずい思いをしただろう。眠ってしまったらもう、瀬田さんは愛想尽かせて
帰るだろうと思ったのに、実際に起きてみると横にいたからベッドを抜け出してしまって」
「ソファーに座って、どうしたら事態を避けられるか、考えていましたか」
「いや、見ていた」
 頬から唇へ親指が動いた。
「起きた時に怒っていなかったら、何ができるだろうと考えていた。例えば」
 舌を舐められた。私が身を引こうとするのも止め、何度も舐められる。いつも
離れて見ていた顔が目の前にあって、想像した光景が実際に行われている光景は、
興奮した。夢中で唇を返す。
 先生の動きはきっとこなれているんだろうな、と思わせた。口内を探っては
離れ、喉やこめかみに触れながら唇に戻る。髪を撫でている手の平も優しい。
細いけれど私より十分に大きな体で、すがりつく私を追い払うこともできるし、
このまま床に押しつけることもできるのに、私を思いやってくれている。例え、
一時の相手としてのものだとしてもだ。
 首筋や背のくぼみが弱いことを手で調べられていく。片手を取られ、指のえらや
手の平を指が這っていた。その間、私は強く吸われて先生の髪を押さえたり、
顔が離れた隙にうなじや耳たぶを噛んだりしたけれど、もっと優しくしたいのに、
何だか食らいついているようになっている。
 その内に体を擦り寄せたくなって、温かくなった体を又、先生に密着させるようにして
抱きつくと、ブラウスが先生の手によって肩からはだけていく。
 腕の中の先生に目が行った。今なら楽に叶えられる。
 体はほとんどくっついていたのに、ボタンはすぐに外れていった。
「私、首を絞めていませんよね」
「心地いいからこのままで構わない」
434名無しさん@ピンキー:03/05/27 18:19 ID:3KQ/5RoQ
>若葉さん
同じく困ってます、ヤバ(w
甘々のエロエロ、ご馳走さまでした。
435神無夢想12:03/05/27 18:54 ID:UC6saaoz
 脱がせる前と脱がせた後に、胸に手をあてた。筋肉は少ない代わりに贅肉も
ない、骨ばかりの体は、それでも重そうで、苦しそうだ。
「一度、先生が夢に出てきたんです。笑ってしまう内容ですけれど」
「どんな夢かな」
「短いですよ。いつもゼミの時間に、私の側を通ろうとした先生が、風邪で
倒れそうになるのを、私が支え棒みたいに手と足とで支えようとするんです。
でも、夢の中の先生は身長がどんどん伸びて巨人になってしまって、私は重みで
うんうんなんてうなりながら床の下へめり込んでいって、しまいに下の階の部屋に
落ちていったところで終わりです」
 ズボンを脱がせるのは容易だった。先生は上着と一緒にベルトも外していたし、
こちらは慣れている。久しぶりなので手順を忘れているかと思っていたのに、
手は覚えていた。ちょっと腰を浮かしてもらうよう、手で示しながら足下へ落とす。
 もう一度抱きついた。私の体の曲線が邪魔をして、もっとぴたりとくっついて
いたいのにできない。素肌をつけると、お互いの心臓の鼓動が分かる。肌の熱さと
鼓動の鋭さにのぼせながら、もっと寄せる。
「ベッドに行こうか」
 私が頷くと、先生は私を抱えて立ち上がった。ベッドまでたったの二、三歩で、
運ぶ先生の腕が震えた末に自分の体ごと私の体をベッドに投げ出す形で終わっても、
令嬢の気分になれて良かった。
「悪い瀬田さん、格好つけるものじゃないな」
「気持ち良かったです、ご心配なく」
「言葉通りには受け取らないよ」
 先生はベッドから一旦降り立つと、私が足を揃えて投げ出していた方へ移った。
足を手に取り、足首から踵、土踏まずから指の付け根まで指を滑らせ、その動き方に
身震いした親指の爪先に、軽く唇が触れてくる。
「はっ」
 親指をそのまま含まれた。唇を軽く掴んでいる指が土踏まずをくすぐってくる。
「先生、そんな所・・・」
「いや、好きなんだ」
 あっさりと言って指に戻る。
436名無しさん@ピンキー:03/05/27 20:09 ID:dYi162v+
>z571殿
つづき楽しみにしとります。好みの文章だなー。
437名無しさん@ピンキー:03/05/27 21:58 ID:BnvrKQ6v
ちょっと貼ってみようかな・・・。
438437:03/05/27 23:30 ID:3fxO/nhH
以前自分がとある所で書いた物がこの板で転載されてたんですが、そこの人に「この際ちゃんと書き直して受けよかったら2chでも書いたら?」と言われたので貼ってみます。
幼馴染系で描写軽めなんでつまらなかったらすいません。
439437:03/05/27 23:36 ID:3fxO/nhH
短い夏を迎えた北国の小さな街。降り注ぐ陽光の中を、学生らしき一組の男女が何か話しながら歩いている。
「ねぇ幸希、明日…暇かな?」
「明日か?……まあ、暇だけど。どうかしたのか、美佳沙?」
幸希と呼ばれた男と、美佳沙、と呼ばれた少女。二人はよく言う「幼なじみ」というやつである。
「あ、やっぱり幸希暇なの?…あのさ、明日二人でどっか行こうかなぁ……なんて思ってるんだけど。どうかな?」
美佳沙は16才の高校二年。ポニーテールにまだ幼さの残る子供っぽい、しかし充分整った顔立ち。
セーラー服に良く似合ったその笑顔は、田舎の女子高生とは思えないほどの魅力を持っていた。
「遊びに行こうってか?明日お前部活あるんじゃないのかよ?」
一方の幸希は高校三年。美佳沙とは部活も同じ柔道部である。と言っても幸希の方は今はもうOBであったが。
「ううん、明日は部活休みだって。今日は全国選抜まで行った先輩が稽古付けてくれたんだから、明日は休みだって先生が言ってたよ」
美佳沙は屈託のない笑顔でそう答える。肩に背負った柔道着さえ無ければ、普通の可愛い女子高生、と言った所だ。
「明日かぁ…まあ、いいか。で、どこに行くんだ?」
「んーとねぇ、じゃあ遊園地行こうよ!隣町の新しくできたあれ♪」
簡単に明日の約束を済ませて、美佳沙は家に帰っていく。と言っても、幸希と美佳沙の親が共同経営で牧場をやっている為、家もすぐ近くなのだが。
「おう。それじゃ明日な、美佳沙」
バイバイ、と手を振る美佳沙を見送りながら、幸希は複雑な思いを抱いていた。

「明日って俺の誕生日だな。…そういえば」
それを知ってるからなのか、と聞こうとしたが、もう美佳沙は束ねた髪を揺らしつつ、走り去ってしまっている。
成長するにしたがってますます美人になっていく美佳沙を思うと、幸希は色々と葛藤してしまうのである。
440437:03/05/27 23:37 ID:3fxO/nhH
美佳沙と幸希は家族同然に育ってきた。赤ん坊の時からの付き合いだ。
幼い頃は可愛い妹みたいな、そんな気持ちでいた。
そんな感情が彼女を異性と認識する…そんなふうに変わり始めたのは中学生くらいの時だったか。
牧場の馬に乗り、躍動感あふれる動きで手綱を操る美佳沙を見ている内に、彼女に今までになく強く惹かれている自分に気付いた。
「頑張って3冠馬育てようね!」と言っていた美佳沙の言葉が耳に入ってなかったのを覚えている。
最近では、柔道部では比較的珍しくない…男女間での乱取り等を見るにしても、美佳沙の相手の男子部員に何か嫉妬の様な感情を感じていたのも事実だ。
「はぁ…あいつもてるからなぁ…俺には家族みたいな感情しか無いよな…きっと」
そんな事をぼやきつつ、とりあえず自分的には最高の服を選ぶ幸希だった。

翌日。天気予報は雨だと伝えている。もっとも、目的地の遊園地は全天候対応型の屋根付き遊園地らしいが。
「あ、幸希、待たせちゃったかな?」
幸希の目の前に現れた美佳沙はいつも以上に輝いていた。精一杯背伸びした格好で、少し化粧もしているようだ。
道行く男共の視線もいつも以上だ。
「お前…こんなに…。あ、いや…何でもない」
「ん?どうしたの?……早く行こうよ?」
まるで厚い雲も吹き飛ばすような明るさの女の子…そんな表現でもすればいいのか。ドギマギする幸希を見て、美佳沙が笑顔のまま促すように言う。
「あ、ああ。そうだな」
二人はその遊園地で目一杯遊んだ後、列車で帰り、駅を出て家路についた。…が、外はもう予報通りの大雨が降り出していた。

「あー、もう!最後に雨降るなんて最悪!傘持ってきて無いし!」
「美佳沙、天気予報見てなかったのかよ!」
雨に濡れ、走りながら交わす言葉。
「とにかく、早く幸希の家に入ろうよ!どうせ今日は親居ないんでしょ!?」
大雨から逃げるようにして、二人は迷わず幸希の家に駆け込んだ。

「うわぁ…もうびしょびしょ…。お気に入りの服なのにぃ…」
「と、とりあえずお前シャワーでも浴びて来いよ。俺は…その、タオル使うから」
服が濡れたため、はっきりと透けて見える美佳沙の青っぽい下着のせいで目のやり場に困りながら、幸希はそう促す。
441437:03/05/27 23:40 ID:3fxO/nhH
シャワーを浴びる美佳沙を待つ間、幸希は自室に戻っていた。
「はぁ……折角のデート?が台無しだな」
向こうの気持ちはともかく、幸希にとっては大好きな幼なじみとのデート。
「あいつ俺の事どう思ってるんだろ?告られた男はことごとく振ってるけど」
部の友達に相談すれば、「夫婦」等と言って茶化されるのだが。
その間にも、先程の濡れて色っぽい美佳沙の姿が脳裏に浮かぶ。
(あーっ、俺って奴は…静まれ静まれ!)
そんな幸希の思考を中断させたのは、戸惑ったような、しかしはっきりとした美佳沙の声だった。

「こ、幸希、ちょ、ちょっといいかなぁ〜?」
「ああいいけど……ってお前!!」
部屋に入ってきた美佳沙はバスタオル一枚。肩からブラの線が見えるから下着は付けてるのだろうが、それでも年頃の男には刺激の強い格好だった。
「み、美佳沙!どどどうしたんだよ!」
「だって服無いもん…。でも大丈夫だって!」
「バカ!大丈夫じゃねえっての!お前には羞恥心っつう物が…っ」
なおも何か言おうとした幸希の口を、美佳沙の口の前に当てられた人差し指が遮る。
「私が大丈夫だからいいの!それより…あのね、この際だし…私、幸希に誕生日プレゼントが…あるの」
ベッドに腰掛けている幸希の隣にちょこんと座ると、美佳沙は澄んだ瞳でじっと幸希を見つめる。
「この際?プレゼントって何……んぐぅ!?」
白い羽…例えるならそれが自分の胸に飛び込んできたような感じだった。

幸希は突然抱きついてきた美佳沙にキスされる。幸希にとっては無論ファーストキスであった。

唇が触れているだけなのに、この痺れるような陶酔感は何だろう。美佳沙はただ、目を閉じたまま自分と唇を重ねている。
「ぷはぁ……私、今なら…言えるよ。…幸希…あのね、美佳沙は、美佳沙は…幸希の事が…ずっと…大好き、です」
幸希に抱きついたまま、顔を真っ赤に染めて美佳沙が辛うじて言う。どうやらずっとそれを言いたかったようだった。

永遠のような一瞬が過ぎる。幸希の答えはもちろん最初から決まっていた。

442437:03/05/27 23:43 ID:3fxO/nhH
「美佳沙…俺も、俺もお前の事、好きだ…」
「……うん。……嬉しい」
幸希も美佳沙も嬉しかった。何となく、長年お互いに気付いていながら言えなかった想いだけに。
勢いでしばらくそのまま抱きしめ合う。が、柔らかな美佳沙の身体を抱きしめるうちに、不覚にも幸希の股間は立ち上がってしまっていた。
「…………!」
「あ……おっきく…なってる。…その、幸希のが」
「あ、いや、これは、違うんだってその…」

幸希としてはこの場から逃げ出したくなるくらい恥ずかしいった。せっかく想いの通じた美佳沙に誤解されたく無かった。だが。
「えっち…したいの?えっと…幸希がしたいなら…私…しても………いいよ」
「えっ?」
思わず耳を疑う。信じられない発言だった。しかしそのまま美佳沙に体を引っ張られる。
そのまま美佳沙を押し倒すような姿勢になってしまった。
「私の…初めては、幸希って決めてたから…。…私とじゃ、嫌?」
自分の身体の下でも目こそ据わっているものの、いつもの強気を思わせないくらい弱々しく言う美佳沙。幸希のリミッターを外すのにはそれで充分だった。

「美佳沙……本当に、いいんだな?」
真っ赤な顔のまま、うん、と頷く美佳沙。その身体を覆っていたバスタオルを、ゆっくりと剥ぎ取る。美佳沙なりの勝負下着なのだろうか、さっきも見た淡いブルーの上下の下着が現れた。
なぜか、自分はやけに冷静だった。
「ちょっと、い、いきなり脱がすなんて幸希…は、恥ずかしいよぉ……」
消え入りそうな声を出す美佳沙に、幸希は安心させるためにもそっとキスしてやる。そして抵抗の無いことを確認すると、美佳沙を覆っていた最後の着衣を脱がしていった。
443437:03/05/27 23:48 ID:3fxO/nhH
もう美佳沙は何もまとってはいなかった。北国の女性に多い細やかな白い肌。均整のとれ、引き締まった体つきに、高校生とは思えない胸の膨らみ。
そして露わになったまだ幼げな若草。好きな人の前とはいえ、初めて全てを見られている美佳沙は目を閉じて小さく震えている。
「大丈夫…。美佳沙、とってもきれいだ…」
いつもの自分なら決して言わないような言葉を言い、幸希は美佳沙の背中、そして乳房に指を這わしていく。
「ん…あっ……幸希ぃ……」
胸の先端の敏感な部分を触られ、わずかに甘い吐息が漏れる。徐々に息づかいを荒くしながら、美佳沙はベッドのシーツを強く握りしめていた。

ぴちゃ…ぴちゃ…と、窓の外の雨音とは別の水音が部屋中に響いていく。幸希は少ない知識をフル回転させて、美佳沙の柔らかな胸に指を、そして舌を這わせていた。
「んぅ……はぁっ……あぁ…」
時々わずかに漏れる美佳沙の喘ぎ声が、それなりに的確だと言うことを示してくれる。
「もう…下に行ってもいいのか?」
空いた右手をまわし、美佳沙の秘所に指をやる。だが、驚いて急に閉じた美佳沙の両足で手を挟まれてしまった。
「痛たたた!ちよっと、美佳沙っ!」
「ご、ごめん…幸希……はい……」
幸希は今度こそ足を開いた美佳沙の秘所を見る。どんな表現をすればいいのか解らなかったが、何かよく分からない感動を覚えた。
「すげ…あ、ちょっと…濡れてるのか?」
「いやぁぁぁ………あんまり見ないでよぉ…恥ずかしいじゃない…」
恥ずかしさのあまり、美佳沙が両手で顔を覆う。そんな仕草の一つ一つが幸希を燃え上がらせた。

444437:03/05/27 23:52 ID:3fxO/nhH
「あぁん…いたっ…ん…はうぅ…」
秘裂とその上の突起をまさぐるぎこちない指の動きに、美佳沙は痛いような、気持ちいいような声を出す。既にそこは充分に潤っていた。
「幸希…何か私、変…。痛かったり、ふわぁって感じになったり…」
その間にも、幸希は内股や引き締まった桃尻にも手を伸ばす。美佳沙はそのたびにぴくっ、ぴくっ、と反応した。
「美佳沙…。もう俺、我慢できないよ。……いいか?」
そう言って幸希は自分の下着を脱ぎ、完全にそそり勃ったものを取り出す。
「あ…見なくてもいいぞ、変なもんだろ」
「!!だ、大丈夫よ……えっと、その、前に見た馬のよりは大きくなさそうだし…。だから、来て…」
「馬って……。ふふ、美佳沙らしいな」

とんでもなく場違いな事を言って、不安なのに気丈に振る舞う美佳沙。幸希はそんな美佳沙をぎゅっ…と抱きしめてやり、慎重に場所を探し当てて、美佳沙の中に入っていく。
「痛……いたっ…んぅ…んっ…」
「くっ…入らねぇ…えっと…」
「も、もうちょっと下…」
刹那、がくん、と身体が美佳沙の中に侵入する。中は異常なほどにきつかった。
「いっ…くぅ…幸…希、あっ…あぁぁぁ…!」
「み…美佳沙……は、入ったぞっ…」
幸希はきつい中にようやく自分のモノを差し込ませた。と、同時に美佳沙の目からつぅ、と一筋の涙がこぼれる。
「美佳沙…やっぱり痛いのか?」
「ううん…。幸希のだから…痛くても…大丈夫なの。それに私達…やっと一つになれたんだね……」
美佳沙は涙目でそう答えると、幸希の背中に両手を廻す。それを合図に、幸希は美佳沙の中でゆっくりと動き始めた。
「いっ……たぁ…んっ…ふぁっ…あぁ」
不恰好な腰の動きに合わせて、美佳沙の柔らかい乳房がぷるっ、ぷるっと動く。それを見ながら、必死に射精感をこらえる幸希に、美佳沙が言う。
「幸希…何か…はぁっ…その…痛いのが何かピリピリするよう…な感じになるのぉ…」
「美佳沙……」
「んん…あっ…くぅぅ…」

445437:03/05/27 23:55 ID:3fxO/nhH
ぐっ、ぐっ、と幸希が腰を使う。その動きに合わせて美佳沙が控えめな、しかし甘い声を上げる。
「あ……あっ……やぁん…」
幸希の背中から汗が流れ、ベッドのシーツに滲む。みかさのポニーテールもいつの間にか髪留めが外れたのか、乱れた髪がベッドに広がっていた。だが、今の二人にはそんな事は見えていない。
「やべ…美佳沙、もう出そうだ…ぬ、抜かなきゃ…」
「駄目!お願い…このまま来てぇ!」
そう言うと美佳沙は幸希の腰に足を絡ませ、抜けないようにしてしまう。
「ああっ、出っ、出る!うあっ!」
「ああぁっ!幸希ぃ!」
初めての感覚に打ち震える美佳沙の中に、大量の白濁が注ぎこまれていく。繋がったままの二人は疲れのせいか、充実感でか、…そのままぐったりとしてしまった。

しばらく経った後、ようやく幸希は美佳沙から離れる。しかしふと正気に返って、自分の行動と、思い切り美佳沙の中に出してしまった事に愕然とした。
「おっ、おい美佳沙!やばいって!早くあそこ洗わないと…」
「ふぁ…幸希?え?あそこ…?!きゃっ!…血が出てる!」
とりあえず慌てて二人で後始末をする。その後は美佳沙の服が乾くまでベッドの中に入っていることにした。

一時間前はこんな事になるなんて思ってもいなかった。…美佳沙は、どう思っているのだろう。
「美佳沙…本当に、本当に俺で良かったのか?俺はお前の事…好きだけど」
「当たり前でしょ!嫌いだったらあんな事しないでしょ?」
ぷぅ、と顔を膨らせた美佳沙が幸希の両頬をつまむ。その表情は、もういつもの屈託のない明るさに戻っていた。
「いや、中出しがさ……。もし[できちゃった]りしたらどうするんだよ…」
流石に美佳沙もショックを受けるな…だが、そんな幸希の考えをはるかに凌ぐ答えを、美佳沙はさらりと言ってのけた。
「うーん、その時は…。うん、結婚しよっか?私もう16だし、幸希も18だし♪」
「だぁーーーーーっ!!もう何言ってるんだよ!」
「えへ。……もう、幸希を離さないから……。私、どこか遠くに行く事になっても、ずーっと一緒だから…ね?」
「…まったく…困ったやつだな…」
そう言いながらも、幸希はそんな美佳沙の言葉も愛おしく感じ、きつく抱きしめてやるのだった。
446437:03/05/27 23:58 ID:3fxO/nhH
以上です。描写軽いのと駄文なのは勘弁で。
やっぱりまだ修行不足ですね。スレ汚ししてすみませんでした。
447murmur:03/05/28 01:02 ID:Od8sPOc6
明彦の唇が体から離れた。
「うふぅ・・・・」
溜め息とも喘ぎ声ともつかない音が、柚季の唇から零れる。
明彦の体が動く気配。
今までヒップに添えられていた両手が、柚季の腰を支える。

くちゅ・・・・
「あぁぁ・・・・はぁん・・・」
明彦のそれが、柚季の濡れそぼった所に擦り付けられる。

だけど・・・・
ショーツは柚季のヒップに未だに残ったまま。
明彦のペニスが擦り付けられる度、Tバッグはどんどん食い込み刺激を増す。
快感は与えられるものの、それは柚季の待っているものではなかった。
「あ、きひこ・・・はぁぁ・・・それ、ダメぇ・・・」
涙を流しながら、イヤイヤをするように髪を振り乱す柚季。
「・・・どうして欲しいの、柚季・・・?」

意地悪に囁く明彦の声も、限界に近いようだった。
それでも、柚季はそれに気付けない。
448murmur:03/05/28 01:03 ID:Od8sPOc6
見なれないホテルの一室の薄暗い照明の中、柚季はだだっ広い壁を見ていた。
仄かに写った影法師が、壁の中を蠢いている。
のしかかる力強い男の影。
高々とヒップを上げ、男の侵入を誘うかのように淫らに動く女の影。

コンナノハ アタシジャナイ
コンナアタシハ シラナイ

柚季は諦めたように、ゆっくり目を閉じた。

「あ・・・明彦が、欲しいの・・・い、れて・・・おねがい・・・」
今まで一度も口にした事のなかったおねだり。
『ラブホテルに行きたい』と言った時はうずくまりたいくらい恥ずかしかったのに、
それ以上のおねだりをした今は、恥ずかしさも何もかも何処かへいってしまった。

視覚を閉ざした分、快感が増して来る。
だからこそ擦り付けられるだけでは物足りなさ過ぎる。
それを悟ったように、明彦は再度指でショーツを脇に寄せ、挿入の体勢をとった。

「ひぃっ、アァァァァ!!!」
449名無しさん@ピンキー:03/05/28 10:11 ID:3pYZoPgo
>z571タン
くすっと笑いたくなる気分と、エロが交錯する不可思議ワールド。
ますます続きが楽しみになってきました。
投下に気づかず、レス入れてました、スマソ。

>437さん
投下、乙。
せっかくの下着、脱がせる描写がないのは残念だなと思いました。
馬と比較する美佳沙タンは可愛かったです(w

>murmurタン
あ、言っちゃった、柚季タン (;´Д`)ハァハァ
そ、そこで切りますか…セッショウナ
450山崎 渉:03/05/28 13:25 ID:3MGJJ1xD
     ∧_∧
ピュ.ー (  ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。
  =〔~∪ ̄ ̄〕
  = ◎――◎                      山崎渉
451名無しさん@ピンキー:03/05/28 21:59 ID:CjxJKTO1
>>437
まあまあだと思われ。つーか一作じゃそんな実力わからんし、同じキャラでとりあえず違うネタ書いてみたら?…というかキボン。
>>449
イイ!続き期待っす!
452名無しさん@ピンキー:03/05/28 23:36 ID:Eu3uRwTz
>z571さん
今回の作品も素敵。

453新人♀:03/05/29 10:56 ID:bk0epMIo
お目汚しですいません。初めて書いたのでヘタクソなんですけど・・・。


放課後のグラウンドにホイッスルが響く。
また武志が得点を決めたところ。
武志はあたしのほうを見て大きくガッツポーズ!
かっこいいなぁ、もうっ!!

あたし、香坂真奈美はこの高校でサッカー部のマネージャーをやってて、
同じくサッカー部の笹原武志と付き合ってる。
高1の夏にコクられて、一年弱。
背が高くて、笑った顔がすごくかわいくて、しかもサッカーがうまい。
サッカーが大好きなあたしにとってまさに文句無しの彼氏なのだ。

今日は近くの高校と練習試合で今武志が試合を決定付ける三点目を叩きこんだ。
三年生の先輩差し置いて今日は2得点の大活躍!!
武志のサッカーって見てて惚れ惚れしちゃうんだよね〜・・・。

試合終了のホイッスルが響いて、武志がすぐにあたしのところに寄って来る。

「今日はの俺は合格点だった?」
「2得点か〜。欲を言えばハットトリック狙って欲しかったけど、まぁ許す♪」
「よっしゃ!んじゃ、帰りは俺んち寄ってくよね?」
「もう!やらしいなぁ」

とか言いながら、実はすでにちょっとその気になってたり。
サッカーしてる武志って最高にかっこよくて最高にいやらしい顔してるんだもん。

「んじゃ、お互い着替えて部室の前で待ち合わせね」
「オッケ♪また後でね〜」
454新人♀:03/05/29 10:58 ID:bk0epMIo
早く武志のおうちでいちゃいちゃしたくて、Tシャツをたたむ時間すら惜しんですぐに更衣室を出る。
部室まで走っていくと武志はもう待ってた。
ユニフォームの武志もかっこいいけど、ブレザー姿の武志もかっこいいなぁ♪

「早く帰ってHしよ。試合終わってアドレナリンでまくり(笑)」
「も〜。試合じゃなくても出まくりでしょ!」
「いいからいいから。そんな無駄口叩かせないようにしてあげるからさ」

武志のえっち〜!でもあたしも早くおうち行きたいし。じゃあ帰ろっか♪

「あ、香坂。ちょっと練習メニューのこと相談したいんだけど。部室来て」

部室からちょこっと顔を出しながら先輩がそんなこと言ってる。
この先輩、キャプテンでJリーグから声がかかるほどの実力で顔もめちゃかっこいい。
先輩にお近づきになりたくてマネージャーになりたがるコいっぱいいるくらい。
ま、あたしのサッカーの知識で一蹴してやったけどね♪
そんなキャプテンの言うことだからしょうがないかぁ・・・。今日の残りの1点は先輩だったしね。

「ごめんね、武志。先に帰ってて。終わったらすぐ行くから」
「悪いな、笹原。すぐ返すから」
「じゃ、家で待ってるわ。」

さすがの武志のキャプテンの言うことには逆らえないのよね〜。
ここは逆らって欲しかったんだけど・・・。

455新人♀:03/05/29 10:59 ID:bk0epMIo
「んで、練習メニューなんだけどさ。」

あたしのお父さんはJリーグのフィジカルコーチをやってて、娘のあたしも少なからず影響を受けてる。
だから先輩もそういう相談をしてくるんだよね。

「今回の試合でわかったけどやっぱりうちは体力がないから後半だれるんだよな」
「じゃあもっと走りこんで心肺機能上げていきますか?」
「そうだな。あとは筋トレかな。もっと器具がそろってればなぁ・・・」
「まぁ筋トレは合宿で集中的にやるしかないですよね・・・」

こんな話をなんだかんだで結局一時間。うわー、武志絶対怒ってる。むしろもう一人でしちゃってるかも。

「じゃああたし、そろそろ帰りますね」
「あ、香坂。」
「え?」

振り向いた時にはあたしはすでに先輩の胸の中にいた。

456新人♀:03/05/29 11:01 ID:bk0epMIo
「やだっ!離して下さい!!」
「だめ。このまま笹原の家いくんだろ?行かせない」

どんなにもがいても先輩の腕は払えない。
この時あたしは初めて怖いと思った。

「俺知ってるんだよね。お前らが部室でヤってんの。何回も見てるおかげでお前の弱いとこわかっちゃった」

片手で簡単にあたしの両腕を押さえながら首に軽く唇をつけていく。

「やぁ・・・っ!」

もう片方の手はブレザーのネクタイ外してる。
外したネクタイであたしの両手を後ろ手に縛っていく。

「やっ!先輩やだぁ!!」
「はいはい。すぐにやだとか言えなくなるから」
「んんっ・・・」

キスされて、あたしの口内に舌がねじりこまれてくる。
壁に押しつけられて身動きできない。
そのままあたしのブラウスのボタンに手がかかる。

「んっ・・・ん〜〜〜っ!!」
457新人♀:03/05/29 11:02 ID:bk0epMIo
ぽち、ぽち、ぽち、ぽち・・・どんどん外されていく。
背中に手を入れて背筋をつつー、となぞる。

「んふっ・・・」
「やっぱ背中弱いんだ。感じやすいんだなー」

手馴れた手つきでブラのホックを外されて、先輩の大きい手のひらがあたしの背中を這いずり回ってる。

「んっ・・・あっ・・・やぁ・・・」
「いやじゃないでしょ?顔赤くなってきてるよ。」

先輩の手が前に回ってきて、あたしの胸をいきなり激しく揉みしだいてくる。
唇が首筋をなぞって、背中がぞくぞくする。

「やぁん!!せんぱいっ・・・だめぇ・・・っ!!」

やっと唇が開放されてあたしは思いっきり叫ぶ。
でも後ろ手に縛られてるおかげで先輩を突き飛ばせない。
口だけで嫌がってるだけじゃ先輩を喜ばすだけになっちゃう。

「どんなに叫んでも大丈夫だよ。この時間、もう誰もいないから」

うちの部室は新校舎の地下にあって、部活のあるときしか人は出入りしない。
部活が終わって一時間以上経ってる今、誰もいないというのは簡単に察しがつく。

先輩の唇が首からだんだん下に下がってきて、胸の頂にたどり着く。

「あんっ・・・」
「もう硬くなってんじゃん。実は期待してたんじゃねぇの?やらしいなぁ」
458新人♀:03/05/29 11:03 ID:bk0epMIo
軽く歯で当てながらあたしの乳首を舐めまわして反対側を手でつまんでる。

「あっ・・んっ・・・はぁ・・・・っ!!」
「いい顔してきたじゃん。感じてるんだろ?もっと声出しなよ」

実際、あたしは感じてた。
そういう気分だったのは武志といたときからだし、こういう強引な展開も嫌いじゃない。
一人でする時はいっつもレイプされることを考えてた。
でもレイプされても相手は武志を考えてたし、武志以外の男の手で感じるのは屈辱だった。

「まさかもう濡れてたりとかしねぇよな?」
「・・・・・・・・・」
「言わないんだ?じゃあ確認しなきゃ」

先輩の手がスカートの中にもぐりこんで、下着のクロッチ部分をなぞってくる。

「いやぁ!!だめっ!!」

―くちゅっ

「すっごい濡れてんじゃん。」

下着の上から触られても音が出てしまうくらい、あたしは濡れてた。
試合中から濡れてたんだもん。あまりに武志がかっこよくて。
早く抱いて欲しくてたまらなかったの。でも今目の前にいるのは武志じゃない。
なのに、なんであたしこんなに濡れてきてるの??
459新人♀:03/05/29 11:08 ID:bk0epMIo
もし反応があるようでしたら続きをアップしたいと思います。

それでは、失礼しましたぁ。
460名無しさん@ピンキー:03/05/29 11:36 ID:ufqdkLYF
>>453(新人♀タソ
萌えシチュでつ!ぜいとも続きキボン!
彼氏じゃない男の子に感じちゃってる真奈美タソ、
かなりS入ってる先輩の気持ち、
最後にはどうなるのか気になりまつ〜!
461名無しさん@ピンキー:03/05/29 12:16 ID:+UXzJy6P
>>新人♀タソ
(・∀・)イイイイ!!!
是非とも続きキボン!!

ここ最近、連続で質の高いの多いですなぁ……。
462名無しさん@ピンキー:03/05/29 13:32 ID:4dbnE+e3
>>新人♀タソ

同じく続き激しくキボーン!!
463名無しさん@ピンキー:03/05/29 14:05 ID:FhXQ81wB
武志君が戻ってきて
「なにやってんだゴルァ」
「ヽ(`Д´)ノ ウワァァン。ごめんよー」
「助けてくれてありがとー」
「なにいいってことよ。それより大丈夫だったか」
「うん。わたし武志以外の人じゃいや」
「……ここで続きしていいか」
「うん♥」
ってな展開だろうか。
464名無しさん@ピンキー:03/05/29 14:25 ID:7yIgrgXs
>>463 全然ちがうだろ!
と釣られてみるテスト
465あぼーん:あぼーん
あぼーん
466437:03/05/29 17:16 ID:F+IMATdz
>>449
>>451
感想ありがとうございます。描写下手くそなのでもうちょっと精進してまた書いてみたいと思います。
同じキャラ…書きやすいので次もそっちでいってみますか…。
>>新人♀さん
…やば、萌える文だ…。続き期待です!
467若葉:03/05/29 17:47 ID:4dbnE+e3
エロくないかも… なんですが。
とりあえず、投下させていただきます。
468若葉:03/05/29 17:50 ID:4dbnE+e3
見つめ合い視線を絡めあう。
ゆっくりと唇が重なりお互いの唇、舌が淫靡な音を立て始める。
どちらからともなく手を合わせ指を絡めた。
私の体を覆うようにしてかけられるこの重さまでが いとおしい。
絡めた指をそっと離し、今度は彼の髪に指を絡める。
離れたくない、離したくない。
この溢れるような想いは ちゃんと彼に伝わっているだろうか。
確かめるように瞳を覗きこむ。
『どうした?』 まるでそう言っているかのような表情をする。
そっと首を横に振り目を閉じて もう一度唇をせがむ。
大きな手のひらがそっと乳房にあてがわれる。
その頂点を弄ばれると唇の端から思わず声が漏れる。
彼が唇を首筋に乳房に移すと ますます声が大きく高くなり私は乱れた。
彼の手がそっと私のソコに触れた時
もう既に潤いすぎるほどに濡れているのに驚き目を見張る。
すぐに足を割って体を滑り込ませ彼の猛り狂ったものがあてがわれる。
一気に貫かれ悲鳴のような声を上げた時 目の端から一筋の涙がこぼれた。
ずっとこのままでいたい。一つになっていたい。
女として生まれて これ以上の幸せがあるだろうか。
陳腐だけれど、
『今 この瞬間に世界が終わってしまっても構わない…』
そんな言葉が頭をよぎる。
彼の荒い息遣いと私の甲高い喘ぎ声が一つになった。
体の中に注ぎ込まれるものを感じながら登りつめる。

行為が終わり、そっと胸に耳を当てる。
いつもより早くなっている鼓動を確認して また、いとおしさが込み上げる。
私の髪を梳くようにして そっと撫でる手を止め口付ける。
いつになったら、この思いを乗せた秤は水平になるんだろうかと考えながら…


          - 終わり -
469あぼーん:あぼーん
あぼーん
470あぼーん:あぼーん
あぼーん
471名無しさん@ピンキー:03/05/30 00:12 ID:aJqeYigJ
若葉さん。いいよ。これ。ほーんと。

簡潔で綺麗な言葉に、読む側のエロが刺激される♪
472名無しさん@ピンキー:03/05/30 01:00 ID:I/dXyXv9
若葉さん、簡潔な文章に深みのある感情表現が出ていていい雰囲気を持った文章に仕上がってると思います。
読み手としては特に表現力の上手さを感じました。
473新人♀:03/05/30 01:13 ID:f4WtCHF2
レスくださった方、ありがとうございます♪
調子に乗って最後までのせちゃいますw

「手で触っただけじゃわかんないよな。肉眼でも確認、と」

いとも簡単に下着が脱がされて、あたしは床に座らされた。

「足、もっと開いてよ」
「いやっ!!先輩、もうやめて・・・」
「そろそろ諦めろって。どうせ逃げられないんだから。」

足首をつかまれてあたしは床にそのまま倒れた。
自然と足を開く形になってしまって、その中心を先輩はじーっと見る。

「すっげぇ・・・。いっつもこんなに濡れんの?光ってんじゃん」
「いやぁ・・・。」
「んじゃ、いただきまーす」

先輩の顔があたしの秘所にもぐりこんでいく。

―くちゅ・・ちゅう・・・・

「あぁんっ!んんっ・・・!!」

入り口付近を舐められてあたしは思わず声をあげてしまった。
先輩の舌はそのまま中に入っていく。
474新人♀:03/05/30 01:13 ID:f4WtCHF2

「あっあっあっあぁんっ!!はぁん・・・っ」

いやらしい音を立てながら舌が出たり入ったりしている。
身体から力が抜けていく。
それを感じたのか足首から手を離してまた胸をまさぐってくる。
片方の手は、あたしの一番感じるところへ・・・。

「ひゃぁんっ!!」
「こういう風にされるの、好きなんだろ?いつもこれでイクもんな。ほら、もっと感じろよ」

先輩の手と舌にさらに力が込められて、それと比例してあたしの身体も熱くなっていく。

「あんっ!あっあっ・・・んんっ!!も、もうだめぇ・・・っ!!」

心では嫌がってるのに、声と身体は言うことを聞いてくれない。
完全に、制御不可能。声が止まらない。身体が震える。身体中の血液が下半身に向かってるみたい。

「ほら、イケよ」
「あぁぁぁんっ!あっあっあああああんっ!!!」

一番感じる芽を一段と強く摘まれた瞬間、あたしは完全に達してしまった。

こんなの、屈辱以外ナニモノでもなかった。
武志以外の男で感じただけじゃなくて、しかもイっちゃっただなんて。
自分に腹が立って思わず涙が出てくる。
475新人♀:03/05/30 01:15 ID:f4WtCHF2
「何?泣くほど気持ちよかった?」
「・・・・・・もうやだぁ・・・」
「自分だけ気持ちよくなっておいて、それはねぇだろ?ほらこっち向けよ」

まだ続くんだ・・・。
そう思ったら身体がジンって熱くなった。
何考えてるんだろう。レイプされてるのに先を期待してるなんて。
あたし、こんなに淫乱だったのかな・・・。

起きあがって床に座らせたあたしの目の前で、先輩はズボンを脱ぎ始めた。
その時点で何を要求されるのかはわかってたけど、応じるつもりはない。
ここで応じたら武志の顔、一生見れなくなっちゃう。

先輩のアソコはすでにもうそそり立ってる。それを目の前に突き出してくる。

「口あけろよ。わかってんだろ?」
「・・・いやです。」
「強情だなぁ・・・。じゃあしょうがない。」

完全に閉ざされてるあたしの口にアレを押しつけてくる。
ぐいぐいと硬いものに押されて、だんだんと中に入りこんでくる。
口を閉じてるのが苦しくなって、一瞬空けた瞬間、

「んんっ!!」
「やっと入った。ほら、舐めろって」

あたしの頭を押さえながら腰を振ってくる。
476新人♀:03/05/30 01:16 ID:f4WtCHF2
「んんっ・・んっ・んっ・・・んくっ・・」
「舌も使えよ。イかせてくれれば終わりにするから」

本当に終わりにしてくれるわけがないけど、イマラチオをされてあたしは少し欲情してきた。
武志の顔が脳裏をよぎったけど、あたしの本能にかき消されてしまった。

「んっ・・・ちゅ・・んくっ・・んんっ・・」
「そうそう。うまいじゃん。気持ちイイよ」

舌を使ってカリの部分を舐め上げて、痛くない程度に軽く歯を当ててみた。
まるでさっきあたしの乳首にされたみたいに。

「うっ・・・あ・・・すげぇいい・・・」

あたしが自分で動くのを見て腰を振るのをやめた先輩が声をあげる。
喉の奥まで入れて、全体を吸ってみる。先っぽをちろちろ舐めてみる。
裏スジも丹念に舐めてあげて、カリを集中攻撃。

「・・・イきそう。中に出すぞ」

先っぽを咥えこんで思いっきり吸い上げる。

「・・・・・・うぅっ!」
477新人♀:03/05/30 01:17 ID:f4WtCHF2
ドロドロしたものが口の中に流れ込む。
ずいぶん溜めてたみたいだけど、不思議と味はそんなにまずくなかった。
飲みこめなかった分が口から流れていく。多分、すっごいやらしい顔してる。あたし。

「お前、フェラうまいな。笹原仕込み?」
「別にそういうわけじゃ・・・」

武志の名前は出して欲しくない。きっとそういう顔を全面にだしていたのだと思う。
先輩があたしを抱きしめてきた。

「今笹原のことは忘れさせてやるからさ。ほら・・・」
「あっ・・・」

先輩の手がまた股間に入ってくる。
そのままあたしは四つんばいにされた。まだ縛られてるから肩で全身を支える感じになる。

「すっげぇやらしいカッコ。丸見え。」

そういうといきなり舌を入れてきた。
さっきとは違って、優しく。

「はぁんっ・・・。んっ・・・」
「もっといっぱい感じてよ。」

クリを思いっきり摘まれて、たまらない気持ちになる。
このままされたらまたイっちゃうかも・・・。
先輩の指はそれを知ってるかのようにあたしの弱点を確実についてくる。
478新人♀:03/05/30 01:17 ID:f4WtCHF2
「あんっ・・あっ・あっ・・・あぁぁんっ!せんっぱいっ・・・!」
「またイきそうなの?イきたい?」
「イかせてぇ・・・っ!!」

そう言うと先輩は動きを止めた。

「いやぁっ・・・」

たまらずそんなことを言ってしまった。もっとして欲しい、いかせてほしい。
先輩のほうを振りかえろうとした、その瞬間。

「あぁぁぁんっ!!!」

あたしの中に入ってきた。先輩のアレ。入ってきただけで軽く達してしまった。

「あんっあんっあんっっ!!!あっ・・・やぁ・・・すごぉい・・・」

初めからいきなり奥まで激しく突いてくるなんて。すごすぎる。
舐めてるときも思ったけど、すごく大きい。
さっきよりさらに大きくなってる気もする。

部室内は卑猥な音と声しかない。

「なんだこれ・・・。すっごい締まってる。ありえねーくらい・・・」
「あぁんっ!あんっ!!せんぱぁい・・・っ!すごいのぉ・・・っ!」
「やべぇ、またイっちゃいそう・・・」
「やぁ・・・もっとぉ・・・もっと欲しいのぉ・・・」
479新人♀:03/05/30 01:18 ID:f4WtCHF2
武志とする時でさえ、こんなこと言ったことないのに。
あまりの快楽に自然と言葉が出てしまう。ごめん、武志。

先輩はラストスパートといわんばかりに激しく突いてくる。

「あっ!あっ!あんっ!!やっ・・・!もうだめぇっ・・・!!」
「俺もやばい・・・。イクっ・・・!外に出すぞ」

「あぁぁんっ!!」
「あっ!」


ほとんど同時にイってしまった。床に先輩の精液がしみをつくってる。
テーブルの上にあったティッシュでそれを始末して、
二人は無言で制服を着た。あたしの手を縛ってたネクタイはもうしわくちゃ。
あたしのブラウスとスカートもくちゃくちゃだけど。
更衣室行ってシャワー浴びたい。
480新人♀:03/05/30 01:19 ID:f4WtCHF2
「さーて、シャワー浴びて帰るか。」

先輩も同じ気持ちだったらしい。
      
「んじゃ、またな。」

そう言って先輩は部室から出ていった。
・・・ん?

ま  た  な ?

それはどういう意味なんだろう。また部活で、ってことなのか、それとも・・・?

まあいいや。とにかく帰ってゆっくり眠りたい。
武志に今日は行けないって言わなきゃ。言い訳、どうしよう・・・
481新人♀:03/05/30 01:26 ID:f4WtCHF2
以上です。
CLの決勝を見ててサッカー部ものが書きたくなって勢いで書いたので稚拙な文章ですいません(^-^;

また勢いがついたらこの続きを書きたいと思います。
よろしくお願いします〜。

>>460
普通の最後ですいません(^-^; 続き書くときはもっと想像を絶するようなもの考えておきます。

>>463
最初はそうしようと思ってました。実はw
482名無しさん@ピンキー:03/05/30 07:10 ID:s8/Q8IhI
遅ればせながら・・・

>Z571タソ
待ってましたーーーーーー!!!!!
皆さんかかれてますが、エロの中に混じるちょっとしたクスッという笑いが
すごく自然で素敵です。相乗効果となって現れてます。

>473タソ
次回作楽しみに待っています!
是非書いてください!

>若葉タソ
こういうの好きです〜!
エロキレイな雰囲気がプンプンです!!(臭そう?w

>murmurタソ
エロいーーーーーーーーー!!!!
もぉ、のっけから体の一部が反応し始めましたよw
初めの頃はあんなに純情だったのに・・・!
そのギャップがほんとエロいです(;´Д`)ハァハァ

>新人♀タソ
(・∀・)イイ! 
ほんとに初めてなんですか・・・?
どっかで書いてたりするんじゃないんですか・・・?
それくらい文章的に初めてっぽくない!!全然稚拙じゃない!!
483437改め sleet(適当):03/06/02 02:15 ID:zpt5bjNK
どうも。451さんも言われていたので、続きと言う形で同キャラで書いてみました。
……冒頭だけとりあえず貼ってみます。不評なら引っ込めますので。
484一晩の約束〜sleet:03/06/02 02:30 ID:zpt5bjNK
午前中に降ってた雨は、もう湿った雪に変わってる。11月の末にもなれば当たり前なのかな。

私はもう真っ暗になった校庭を全力で駆け抜ける。学校の入り口─古ぼけた校門の側に、彼はいた。
「幸希!!…ご、ごめ〜ん。待った…よね?」
「…待ってないはず無いだろ?美佳沙、今一体何時だ?…寒すぎだって」
白い息を吐いて、走り疲れてはぁはぁ言ってる私に、私の彼氏、幸希が憮然とした態度でそんな事を言う。
「だって…だって仕方ないでしょ?数学の追試、難しすぎるんだもん!あんなの私には無理!」
そう、数学が弱い私は、期末テストの追試を受けていたのだ。
「俺があんなに…何時間もかけて教えたのにか?」
「ゔっ……だって、難しくて…ねぇ?」
と言っても通じるわけがない。一つ年上の幸希は家の事情がなかったら国立大学だって受かるくらいの頭の良さ。それで私が頼み込んで一緒に試験対策を手伝ってもらったのだったのだけれど…。
…でも私は追試になって、こうして一緒に帰る待ち合わせの時間もすっぽかしてる。
「ごめん幸希…。今日はうちの両親いないから、私の家で一緒に夕食でも食べようって約束だったんだよね…ごめんね。私、何か埋め合わせするからさ、ねぇ、ゆ・る・し・て?」
私は、ダメもとの[思いっきりおねだりモード]でそう幸希に言ってみる。幸希が可愛い可愛いっていつも言ってくれる上目遣いで。…そうしたら。
「そうか、俺に埋め合わせしてくれるか…。よし、わかった。それじゃ美佳沙の家行こうぜ。どうせおじさんとおばさんは夜遅いんだろ?」
「うん、約束するよ♪それじゃ行こ行こ!!」
その時…幸希がにやぁ、と笑ったのに、私は気付いてなかった。
だって、その時はウキウキ気分で幸希と手を繋いでたんだし。
485一晩の約束〜sleet:03/06/02 02:32 ID:zpt5bjNK
どさっ…と音を立てて、私と幸希は鞄を部屋に置く。
心なしか、さっきまで怒ってたはずの幸希はもう─何だかニヤニヤしてる。変なの。
「ねえ、それで私何をすればいいの?幸希?えっと…料理なら何でも作るけど…何が食べたい?」
私の質問に、幸希は私の部屋のカーテンを閉めながら言った。
「…お前が食べたい」

一瞬の沈黙。
「へ……今、なんて…?」
凍りつく私を前に、幸希ははっきりと言った。
「料理じゃなくて、お前が食べたいの。…美佳沙は今日一晩、何でも俺の言う事を聞く、ど・れ・いって事で。それで許してやるから、な?」
「なななな…そ、そんなの反則よぉ!!そんな恥ずかしい事、私っ…」
絶対そんなのダメ。夏以降何度も幸希とえっちしてるけど…私、まだ恥ずかしいんだし。
「ダメ。って言っても…俺も鬼じゃないからな。…そうだな、ジャンケンして俺に勝ったら何にも無しで。それならいいよな?」
そんな幸希の言葉に、私も覚悟を決める。…そうよ、ジャンケン勝てば良いんじゃないの。
「いいよ。私が勝つんだもん!」
「それじゃ行くぞ…ジャンケン…」
「「ポン!」」

「美佳沙…お前って、力入ったジャンケンすると絶対にグー出すよな」
「……ずるい」
ニヤニヤしながら外套を脱ぐ幸希。グーを握ったまま下を向いて顔を真っ赤にする私。

私、もしかして嵌められたの…?
…ともかく、こうして私は…幸希の「一晩奴隷」になる事になっちゃったんだけれど…。
486名無しさん@ピンキー:03/06/02 06:49 ID:4qJstYoH
続き読みたーーーーーい!!!!!

書いてくだせぇ。
487名無しさん@ピンキー:03/06/06 12:37 ID:/00vDnb4
                _∧_∧_∧_∧_∧_∧_∧_∧_
     デケデケ      |                          |
        ドコドコ   < 続きまだぁぁああーー!!?   >
   ☆      ドムドム |_  _  _ _ _ _ _ _ _ _|
        ☆   ダダダダ! ∨  ∨ ∨ ∨ ∨ ∨ ∨ ∨ ∨
  ドシャーン!  ヽ         オラオラッ!!    ♪
         =≡= ∧_∧     ☆
      ♪   / 〃(・∀・ #)    / シャンシャン
    ♪   〆  ┌\と\と.ヾ∈≡∋ゞ
         ||  γ ⌒ヽヽコ ノ  ||
         || ΣΣ  .|:::|∪〓  ||   ♪
        ./|\人 _.ノノ _||_. /|\

         ドチドチ!
488名無しさん@ピンキー:03/06/07 01:16 ID:ap8TDe85

あたしのご主人さまは、朝に弱い。
毎朝ベッドまで起こしに行くのはあたしの役目。
そりゃ、毎晩飽きもせずあたし相手に3ラウンドもしてたら起きられないのも無理はないけども。
この場合、あたしの方が回復がはやいのは運動量の差なのか、若さの差なのか。
「そろそろ起きて?今日は新企画のプレゼンなんだって言ってたじゃない…」
ベッド脇に膝を付いて声を上げてみても、毎度のこと、んふーとかぐう、とか意味を成さない唸りしかかえってこない。
仕方ないなあ、もう。
最近思いついた遊びをやってみようと思い立ち、立ち上がった。
キッチンの棚からはちみつのポットを取り出して、スプーンでひとすくい。飲みこまないようにしながら舌をつかって口内に広げる。
ぽってりとした厚みが気に入られているくちびるにもそれを塗って。
自分でその甘さに耐えきれなくて最後に放り込んだ氷は、先制攻撃にも使ってしまおう。
489名無しさん@ピンキー:03/06/07 01:24 ID:ap8TDe85
なにも言わずに(正確には、言えずに)ベッドの脇に膝をついた。
しあわせそうに蕩けた寝顔はもったいないけど、どうせならあたしだって蕩けさせてほしいし。だいいち遅刻するし。
ちゅうっと音を立ててくちびるを吸い、空気を求めて開かれた隙間にまずは氷を入れてしまう。
突然の冷たい刺激に、半分だけ目が覚めたらしいご主人さま。
とろんと開きかけのまぶたのまま。けれども、すぐにはちみつの甘さに気が付いてあたしの口内をむさぼってくれる。
わずかな甘味も逃すまいと舌を挿し入れられて、歯列から口内の粘膜のすべてを犯される。
「・・・・・・ん・・・・・・ふうッ・・・・・・」
氷の洗礼を受けたご主人様は、舌も、流し込んでくる唾液もひやっとしていて、得体の知れない何かがうごめくように思えてぞくぞくした。
ほてった口内をつめたい舌が這い回る。
そのつめたさが欲しくなって、無我夢中でご主人さまの舌を追い、絡め合わせる。
いやらしく音を立てて絡み合った舌に、何やらつめたくかたい感触が当たったと思うと、さっきの氷が今度はこちらに入れられた。まだすこしはちみつの風味が残る唾液とともに、氷はあたしの口とご主人様の口を行ったり来たり。
同時に、ご主人様の手があたしの、Tシャツ一枚しか隔てられていない胸を責め立てだす。
「はッ・・・・・・あ・・・・・・んんッ・・・・・・」
布越しの刺激に、甘く切ない快感が全身を駆け抜ける。
こりこりと、まるで小さなビー玉でも転がすように弄ばれている。
あたしが一番弱い所を的確に責めつつも、何食わぬ顔でいるご主人さまはきらい。
「溶けてきたね、氷・・・・」
もう今にも消えそうなサイズになったそれを、最後にあたしが含んだ。
案の定、くちびるではさんだ途端にすうっと静かに消え去っていく。
そうして、もう頼りない冷たさしか残っていない水と、はちみつ風味の唾液が混ざった液体が口の中に残された。それらを飲み込む余裕すら与えられずに責めたてられ、だらしなく開いた口元からつうっと線を描いて液体がこぼれおちる。
「ん。・・・・悪いコがいるね」
すかさず舌で舐めとってくれるご主人さまは、大好き。
490名無しさん@ピンキー:03/06/07 01:27 ID:ap8TDe85
お互い、最終目的地は完全にカモンベイベェな状態なんだけども、朝は絶対手を出さないのがルール。
何故ってやっぱり遅刻するから。
「汗くさいよ、ご主人さま・・・・」
「んんッ、そりゃ大変だ・・・・あ、今何分?」
「えぇと・・・・7時20分。ぴったりいつも通り」
この辺の時間配分はすっかり手馴れたモノ。
だって、ご主人さまのことなら隅から隅まで把握してるのよあたし。
シャワー浴びてあたしが作った和食の朝ご飯をしっかり食べてスーツをキメて、八時きっかりに
「イイコで待っておいで」
ちゅうっと強めのいってらっしゃいのキス。
その続きをしてはもらえないとわかりきってはいても、とどめのちゅうで堪えていた腰ががくがくと力を失った。
バタン、とドアの閉まる音を聞いてから玄関にぺたりと座りこむ。
フローリングの冷たさが心地よい。
ああご主人さま。
こんなところであそこに手を這わせてるあたしは・・・・いつも結局「イイコ」ではいられないのです。
491名無しさん@ピンキー:03/06/07 01:32 ID:ap8TDe85
色気ねェーーー!!!
。・゚・(ノД`)・゚・。
スンマセン、初でした。背伸びしすぎました。
。・゚・(ノД`)・゚・。
つかどんな関係だろうこの二人…
492名無しさん@ピンキー:03/06/07 06:50 ID:hHXRVnJ4
>>491
良かったですー。
次は遅刻しない「夜」編でおながいしたく……(w
>sleetたん
続き、まだ〜〜?
493スモーク・オン・ザ・ウォーター:03/06/08 00:28 ID:GPPagjDq
「吸ってみる?」
目の前に吸いかけの煙草を差し出されてあたしはちょっと戸惑った。
好奇心と、自制心が戦う……が、好奇心が勝ってしまう。
「吸ってみる」

吸いさしを口にくわえ、ちょっとだけ空気を吸い。
すぐに息を吐く。薄い煙が宙で消えていく。
口の中に、ほんのりと苦味が残る。

「無理だ、あたし吸えない」
「ちぇ、残念」
彼は小さくなった煙草を地面に落とし、軽く踏みつけて火を消すと、あたしを抱きしめた。
どちらからともなくキスをすると、伸び掛けの髭にあたった。
彼の口腔を舌でまさぐると、ほのかにさっきの煙草の味がした。

「お前なら、煙草にあうと思ったんだけどな」
胸をまさぐりながら、彼はぼそっと呟く。
舌先で首筋を責められる度に敏感に反応してしまう私に、その声はとても小さく聞えた。

「濡れてる…やらしい」
「い、やぁ…っ」



494一晩の約束〜sleet :03/06/08 02:18 ID:4Pg2OMRR
どうもこんばんは。
続き貼ろう、そう思った所で、内容が高校生のものじやないやたらハードな絡みになってしまっていたので、ちょっと手を加えていたら時間かかってしまいました。
では、続きいきます。
495一晩の約束〜sleet:03/06/08 02:20 ID:4Pg2OMRR

「……そ、それでどうすればいいの…?」
どうして?《奴隷》と言う言葉に緊張してるのか、私…声がか細くなってる。そんな私の様子…幸希は楽しそうに眺めてる。
「ん?まず飯食おうぜ。美佳沙が何か作ってくれるんだろ?」
「はい?……そ、そうだよね。うん、私美味しいもの作るから♪」
その後、私達は普通に夕食をとった。…ひょっとしたら、さっきの事、忘れてくれるかな…。得意料理の回鍋肉を食べながら、私はそう思ってたけど。

「ごちそうさま。…さて美佳沙、腹も一杯になったし、一緒に風呂入ろうか?」
早くも上着を脱ぎながら、幸希が冗談っぽく言う。
「ええ!?お風呂って…そんな…恥ずかしいよぉ…。…それはパス!ね、それだけはいいよね?」
幸希とこういう仲になってからも、一緒にお風呂に入った事はなかった。…だって、恥ずかしいし。でも…ここで断るのは無理かな。そう思ったときだった。
「…分かったよ。じゃあ先に入るぜ」
「え…?あ、うん…。バスタオルここに置いとくから」

意外にも、幸希はあっさり私の言った言葉を聞くと、一人でお風呂に入っちゃった。…幸希も恥ずかしいのかな、やっぱり。
幸希が出てきて、今度は私がお風呂に入る。何か念入りに洗っちゃうのはいつもの事なんだけど…。でも、私油断していた。
「幸希〜?バスタオルどこぉ〜?」
そんな感じでお風呂から上がったのはいいけど、バスタオルも幸希の姿も無い。変に思ったその時─
「ここ。さ、行くぞ?」
幸希─私の死角にいたんだ─そう思った時には私、裸のまま幸希に抱えあげられてた。
「な、な、何するのよっ?」
「ん?何って、お姫様抱っこ。…んー、美佳沙の裸、相変わらず綺麗だね〜」
「やぁだ…何言ってるの、このばかぁ…」
平然と言う幸希。真っ赤なって抱かれたまま自分の部屋のベッドまで運ばれる私。
…でも、何か嫌な感じではなかった。だって、この後どうなるか知らなかったから……。
496一晩の約束〜sleet:03/06/08 02:21 ID:4Pg2OMRR
「ん…んぅ…。……はぁっ…」
えっちの前のいつものキス。唇から首筋へ。そして、鎖骨の周りに痕を残す…でも、今日はここからが違うみたい。
「はい、それじゃ奴隷開始な。…美佳沙、まずは足開いて」
ベッドの上。内股の体育座りみたいな格好で、あそこと胸を隠してる私に、幸希がニヤつきながら言う。
「ね、ねぇ…やっぱりやめようよ…。こんなの、幸希らしくないよ…いっつもは優しいのに…」
「ダメ。風呂の時はお前の言う事聞いたんだから、今度は俺の言う事聞けよ《一晩奴隷》なんだから」

…やられた。全部この為の伏線だったんだ…さっき大人しく引き下がったのも…。
「わ、わかった……」
そう言って私は申し訳程度に足を開く。
「う〜ん。そうだな、それじゃまず…いつもは恥ずかしがり屋の[美佳沙ちゃん]が今日も嫌がって暴れないように…」
私がそんな事を考えて、とりあえず動いてる隙に、幸希が干してあった私の柔道着から黒帯を引き抜く。…と思ったら、あっという間に私の手首を後ろ手にその帯で縛る幸希。

「きゃあっ!?ちょっ、幸希、そんな縛るなんて、私…いや…こんなのやだぁ…」
くたっ、と身を震わせて、私なりの抗議をしてみる。でも…。
「へぇ…。…それじゃ、本気で抵抗しないのは何でなんだ?美佳沙、本当は…」
「……っ!…違うよ、そんな事…ないもん」

…見抜かれてる。私ってば、普通にえっちする時よりもドキドキしてた…。

「…あっ…ん…ふぁぁ…幸希…」
後ろ手に縛られてちょっと反身のせいか、いつもより強調される私の胸。私が手が出ないのをいい事に…じゅるじゅる音を立てて吸って、荒っぽく揉まれて…。
「美佳沙、少しおっぱい大きくなったんじゃないかあ?…いつも俺に揉まれてるからかもな?」
「そ、そんな事な…あふぅ…やっぁっ…」
時折先端をコリコリ、って指で弾いたり、強く吸ったり…。私はただ、幸希の指と舌に翻弄されるだけだった。
497一晩の約束〜sleet:03/06/08 02:23 ID:4Pg2OMRR

いつもの私なら怒って幸希を蹴飛ばしてたかもしれない。─でも、何かいつもよりふわぁっ…てなってて、いつもより感じるような気がして…。
「ぁ…し、下も…」
「ん?」
「こ、幸希…し、下も触ってぇ…」
言っちゃった。恥ずかしいのに…。
「ん?奴隷がタメ口か?欲しいなら…ちゃんと《御主人様》って言って、おねだりしてみろよ」
そう言って幸希が私の尖った胸の先を尼噛みする。
「ひゃん、やぁぁっ!…ダメっ、言えないよぉ…」
「ふーん。じゃ、これ以上はやらない、って事で」
そう言うと、幸希は私から離れちゃった。…幸希だって、ボクサーパンツがこれ以上ないくらい盛り上がってる。ここでやめるわけない、そう分かってるのに、私は…
「そんなに、私をいじめて楽しいの…?」
「ああ。もう、楽しくて楽しくて」
ダメだ…。そんな気持ちに後押しされて、私は幸希の前に…陥落した。
「ご…御主人…さま?」
「何だ?はっきり言わないと聞こえないんだけど」
「…っ!…御主人様…ど、奴隷の美佳沙の…あ、あそこも触ってください…」


498一晩の約束〜sleet:03/06/08 02:25 ID:4Pg2OMRR
恥ずかしいのに、…言っちゃった。…それと同時に、私のあそこから、つぅっ…と汁が垂れる。立ち膝の体勢だから、幸希に見えないわけがないのに。
「はいはい、よく言えました。…それじゃ、エッチでイケナイ奴隷のみかさに、お仕置きを…と」
いつもこんなに素直だったらな─幸希はそんな事呟くと、いきなり私の下半身に顔を埋める。幸希の舌の感触に、ぴりぴりっ、て電気が流れるみたいな感覚がいきなり来た。
「え…?や…はぁっ!ダメっ!そこ、汚いよぉ……。ん、くぅん…」
「汚い事なんかないぞ。…そのかわり、すっげーグチョグチョに濡れてて、やらしいけどな」
そう言うと幸希は仰向けになって、私のあそこの割れ目を執拗になめてくる。そして、もう一箇所の敏感な突起にも。
「…んくぅっ…。あはぁっ…くぁぁ、あっ、あっ、らめぇ、そんな、んぅーっ!」
込み上げるような気持ちよさに、声を我慢してるはずの私は大声で叫んでしまう。幸希は、それを見て私にトドメを刺した。
「美佳沙、怖くないからな…思いっきり気持ちよくなっていいぞ?」

一瞬、いつもの幸希に戻ったかと思うと、突起を指でつまんで、あそこに舌まで挿れてくる。─私の中で、何かが弾けた。
「ふぁぁっ!?…きゃうぅ…ダメ、何か来る、やっ…あ…はあぁぁぁぁん!!!」
頭の中、真っ白になって…あそこがきゅぅぅってなって…私、その時初めて…イッちゃった…。



「…沙!…美佳沙!」
まだ頭がぼやぁ…っとする。気付くとベッドで横になってた。腕を拘束してた帯も解かれてる。
「お前ひょっとして…イッた…ってやつ?」
幸希、なんだか嬉しそう…。私は上気して真っ赤な顔のままで、幸希の顔を見ながらこくん、て頷いた。同時に幸希が子供の時みたいな笑顔でぱあっ、と顔をほころばせる。
突然、幸希が私の髪を…額の方からポニーテールの先まで…撫で撫でをする。そして、何か呟いた。
「奴隷はおしまい。…もう俺、我慢できねぇわ」
「ふぁ…何て言ったの?」
とろん、とした目で私が言った。…でも、それって火に油だったみたい。
「み、美佳沙ぁ〜。…大好きだぁ〜!」
言い終わらないうちに下着を脱いだ幸希が、私を押し倒してもう元気一杯のアレを一気に入れてくる。熱いゴム越しの感触…一応付けてたみたい。
499一晩の約束〜sleet:03/06/08 02:26 ID:4Pg2OMRR
「きゃあっ!?幸希…?…くぅぅ…ふあぁ!」
こんな…乱暴にされて…でもやっぱり気持ちよくて…、しかもイッちゃった後で私、力が入らない。…無我夢中で腰を振る幸希の、なすがまま。

「美佳沙…くぅ…やべ…。美佳沙の中、気持ち良すぎ…」
「幸希ぃ…あっ、はぁっ、ん〜、もっと、優しくしてよ…」
私の部屋の中で、ぱん、ぱん、ぱんぱんぱん…私と幸希の体が当たる音と、二人の吐息。もう一度キス、そしてくちゅ、ぐちゅ…って水音だけが響く。
「んうぅ…いい、あぁぁ…」
「…気持ち、いいか?」
上から突き入れられる感じで、幸希ががんがん突いてくる。でも…長くは持たなかった。
「やば…もう出そうだわ…。うおっ…!!」
言い終わらない内に、どくんどくん、って幸希のアレが震える。
「え!?……あ…ぁぁ…熱いのが…来てるよぉ…」
あっという間に出しちゃった幸希。…私はただ、彼の熱いのをゴム越しに受ける…。


「あ〜、気持ち良かったあ。美佳沙も、イケて良かったな〜」
あまりに早く終わっちゃってちょっと不満な私に、後始末をした幸希が裸のまま寝っ転がって無責任に言う。
私はというと、かなり染みになりそうなベッドの上でちょっと頬を膨らます。
「確かに良かったけど、今日の幸希…いじわるすぎ」
そう小声で言った時に、私にある考えが閃いた。ちょっと悪乗りしすぎた幸希を懲らしめる、私にとっても「いい」反撃が。

思いついたらすぐ行動、それが私のポリシーだもん。ベッドのスプリングを使ってぴょん、と跳ねて、幸希の上半身に飛び掛る。驚いた顔の幸希の首筋にがっちり手を当てると、にっと笑って私は言った。
「幸希ぃ〜?私が締め技得意なのは知ってるわよね?」
不意を突かれた幸希が何も出来ずコクコク、と首を振る。たぶん…その時の私はすっごく怖い顔してたと思うな。幸希を落とすぎりぎりの力を込めて、私は言った。
「もう奴隷はおしまいって言ったわよね?なら…このまま私を苛めた罰で締め落とされる?…それとも、今度は幸希が私の《奴隷》になる?」
主従逆転。幸希は汗を垂らしながら、もう一度コクコクと頷いた。
「見てなさいよ…幸希、ひーひー言わしたげるんだから…」
さっきは私を拘束していた帯で幸希の自由を奪うと、指を鳴らして私は言い放った。
500一晩の約束〜sleet:03/06/08 02:27 ID:4Pg2OMRR
この話は続く…かもしれません。
501名無しさん@ピンキー:03/06/08 22:41 ID:HzZbZh+f
続き待ってたりして
502名無しさん@ピンキー:03/06/09 14:36 ID:pMcdKW5m
>>501
すぐには無理だろ。
503名無しさん@ピンキー:03/06/11 01:16 ID:LAAEAdtH
>「み、美佳沙ぁ〜。…大好きだぁ〜!」

萌えないけど(失礼)笑わせていただきました(w
504名無しさん@ピンキー:03/06/12 00:13 ID:7f6T/Blt
>>500
何かダメってか外れてるとかって言われてるぞ。
文句言われる前に移籍汁。
505名無しさん@ピンキー:03/06/12 02:25 ID:8gO+1sPg
>>500
某所で嘆かれていたので…。
確かに会話からどことなくユーモラスな印象は受けますが、
十分萌えていますので、書き続けてください。
続きを楽しみにしています。
506名無しさん@ピンキー:03/06/12 11:00 ID:JYV9/HBa
と言うか500の人は軽い感じでのバカップル(失礼)風味で書きたいんじゃないの?
このスレ結構深いSSが多いから、最初は軽めの文を投下するのを躊躇してたのかな、と思ったんですが。
あと、せっかく中の人が書いてくれるんだからキャラはそのままでキボン。
507名無しさん@ピンキー:03/06/12 19:31 ID:5EptWiia
中のひ(ry
508503:03/06/12 21:35 ID:pmf9OI84
>sleet様
凹ませてしまってすみません。
あえて軽い作風になさっていると思ったので、正直に「笑った」と書いたのですが。
申し訳ないので理由をちゃんと書きますね。追い討ちだったら重ねてすみません。

セックスってハァハァしてるのは本人達だけで、傍から見たらめちゃめちゃ滑稽な
行為ですよね。だから、私が萌えないのは、滑稽ゾーンに引っ張られる文章です。

・登場人物が子供、又はバカ
・「〜」「…」の多用
・「くぅん」「きゃぁん」「ひゃん」「ふぁぁん」
・「…だよぉ」「…してぇ」「…だぁ」
・行為の最中にやたら喋る

あたりが、エロゲーっぽくて笑いを誘ってしまうのです。
個人的には、「大人」「淫靡」「思ったことを全部口にしない」が萌えポイントです。
男の視点で書かれた話も好きです。

でも、そうじゃない女性もたくさんいると思いますんで、気になさらずまた書いて
下さいね。
509sleet:03/06/12 23:57 ID:j/xE5H14
>>508
わざわざ書き込んでいただいてすみません。

…軽いノリの話という事で、人物のバカっぷり、喋りはわざとそういう風に書きました…が。
うーむ、やはりエロゲーっぽく見えますか。自分でも多少は思ったのですが、(萌え度低くても)こういう表現もありかな、といった感じで書いてみたので。それと「〜」はともかく、「…」が多いのは元々ですね。
とりあえず、しばらく修行し直して来ます。
510名無しさん@ピンキー:03/06/14 22:01 ID:zfYw2ubu
>>508
ははー……ほとんど該当するよ、私も。
特に一番下が。
511名無しさん@ピンキー:03/06/14 22:38 ID:Eo0hHF+x
下に同じく… (ニガ
512名無しさん@ピンキー:03/06/14 23:34 ID:AMeuA4N4
要するに、男の嗜好の方が幼いってことか。
513名無しさん@ピンキー:03/06/15 02:41 ID:r/HZcJ3n
Circe
514名無しさん@ピンキー:03/06/15 09:41 ID:4qEE50kQ
エロゲーベースの作品と実体験ベースの作品があって、
女性読者は後者を好む人が多いとうことでしょう。
515名無しさん@ピンキー:03/06/15 10:36 ID:2xvZRX/k
求めるリアリティの質が違うという気もするがどうか。
516名無しさん@ピンキー:03/06/15 13:58 ID:O/yT02vO
求めるファンタジーの質も違う。
517名無しさん@ピンキー:03/06/15 17:08 ID:GakusRFm
男は頭で感じ、女は体で感じるって言葉もあったな。
すべてがそうとはいえないけれど、参考にはなる言葉かもね。
どう解釈するかは任せる。
518名無しさん@ピンキー:03/06/15 18:23 ID:BjeOk78m
うむ、奥が深い(かな?)
519名無しさん@ピンキー:03/06/18 20:28 ID:iMtcc17g
職人サン待ち保守
520名無しさん@ピンキー:03/06/21 22:58 ID:H5ps3q3S
最近静かだねえ…。
hさーん、z571さーん、待ってますよー。
521名無しさん@ピンキー:03/06/22 01:14 ID:T+AL6CMD
待ってる!!みなさーん戻ってきてくれい
522名無しさん@ピンキー:03/06/22 06:34 ID:JaIjO6ic
>>521
今思ったんだが、夏祭り前だよね……そうか修羅場さんが多いのか。(w
523名無しさん@ピンキー:03/06/22 21:57 ID:pqMNHBXK
初投稿のクセに長い話ですが、載せさせてください。
女の子で感じるかどうかわかりませんが、男視点です。
お手柔らかに。
524捨猫・・・1:03/06/22 21:58 ID:pqMNHBXK
ある日いつもの時間にいつものように公園を横切って自宅への近道を歩く途中、ブランコの近くで誰かがもみあっているようなののしりあいと蠢く人影を見かけ、いつもと違う公園の雰囲気にオレは立ち止まった。
「立てオラァッ」
と叫ぶのは女の声。そして肉のぶつかる音。ん?女がケンカしてんのかな?
興味をそそられて近づいてみる。あたりはすっかり暗くなり、はっきり言って超静かだ。なのにオレの近づく足音なんてかき消されてしまう程の罵倒するセリフは全て女の声だった。
「ふざけやがって」
「思い知れ」
「再起不能にしてやる」
「この○○○男」
おいおい女の吐くセリフじゃないだろ・・・
やられているのは男のようだ。
なんだ・・・痴話喧嘩かぁ
バカらしくなって帰ろうと思った瞬間に、男の怒号が反撃の狼煙をあげる。
「この暴力女!黙ってりゃいい気になりやがって!」
飛びかかる男。
女も負けてない。
「何ぃ〜?もいっぺん言ってみろゴルァ!弱弱蛆虫のくせにやられてやってるだとぉ〜冗談も休み休み言えオルァ!」
弱弱蛆虫かよ・・・すげー言い草だな。
面白くなってきたオレはしばらく傍観することにした。

女の吐く罵倒から察するに、二股かけられたことを怒っているらしく結婚の約束もした
のにとかなんとか・・・・
そりゃ男がいけね〜な。
バレるような浮気するやつは浮気する資格無いってのがオレの持論だ。
それにしても女の繰り出すパンチはなかなか腰が入っててうまい。
カラテかなんかやってんだろーな。
反撃する男も負けてはいなかったが、どっちが押していると聞かれれば間違いなく女の方が押していた。
525捨猫・・・2:03/06/22 21:59 ID:pqMNHBXK
それにしても男の奴情けね〜な・・・
女に手を上げようとすること自体情けね〜けど、それが見事にかわされてるもんな。
明らかに劣勢と言わざるをえない男は、とうとう女の長い髪をつかんだ。
「いたっ!!」
髪を引っ張られた女は引きずり倒された。
そして男に腕や背中をガツガツと蹴られ始める。
やれやれ。男終わってんナ。
オレが止めに入ろうと広場に出たところで、女の怒号が再び聞こえた。
「ウルァ!!!くたばれ!!!」
しなやかに振り上げる足。
「ぐああぁぁっ!!!」
体勢から察するに金的(股間)を蹴り上げられたと見た。
男はバッタリと倒れてのびている。
泡噴いてるかもしれないが、多分あれくらいじゃ死ぬまい。

佇んでいた俺に気づいた女は、公園内の頼り無い灯りだけでも
美人だとはっきりわかるような顔立ちだった。
息を弾ませてオレをきっとにらむ。
「警察呼ぶ?」
美しい瞳。
それは獰猛で美しくて強く光っていた。
厳しい自然を生き抜いた野生動物のような・・・。
オレは息を呑んで答える。
「そんなんでいちいち呼ばねぇよ。それより腕大丈夫か?」
男に蹴られた剥きだしのほっそりした二の腕は、黒くなっていた。
よく見るとあちこちに擦り傷やら青タンができている。
「これぐらい何ともない」
フンと顔をそむける女は、落ちていたカバンを拾い上げた。
いまどき珍しい女だな・・・
オレの中の興味という風船はどんどん膨らんでいく。
近寄ると、女は随分と長身だった。
185cmのオレからすれば小さいが、多分170cm以上あるだろうな。
526捨猫・・・3:03/06/22 22:00 ID:pqMNHBXK
顔をそむけた女の視線は、伸びている男を捕らえた。
暫く見つめ、そして小刻みに肩を震わせている。

・・・・もしかして泣いてるのか?
ちょっと信じがたかったが、本当に泣いていた。
嗚咽も何も漏らさずに歯を食いしばり、にらむように男を見ながら静かに涙を流している。
「ヤケ酒するならつきあおうか?」
女は振り返りザマにオレへこぶしを飛ばした。
「バカにするな!」
危ない所だったが、なんとかよけたオレはその手をつかむ。
「冗談だよ。ホラ、ここすげ〜血が出てんぞ。手当てしてやるから家にこい」
自分がそんな親切なことを言うなんてびっくりした。
女は訝しげにオレを見る。計っているような目つき。
「何にもしねぇよ。おっかね〜女だかんな」
「何だと?もういっぺん言って見やがれ」
「オラ。とっととこい。家はすぐそこだ」
歩き出したオレに女は黙ってついてくる。
黙ってりゃいい女なんだがな〜

オレは女の不自然な足音を背中で聞きながら気づいて振り返った。
足も痛めているのか・・・・
仕方なく女を担ぎ上げた。いきなり。
「何するんだ!下ろせ!」
背後から罵倒し、俺の肩の上で暴れる女。
バタバタする足も擦り傷だらけだった。
ミニのワンピースでケンカなんかするからだ。
しかも相手は自分の恋人だろ。
「お前足も怪我してんだろ。すぐそこだから大人しくしてろ」
以外にも大人しくなった女を肩に担いで
破けたストッキング越しの太ももを視界の端で眺めながら自分のマンションにたどり着く。
527捨猫・・・4:03/06/22 22:01 ID:pqMNHBXK
「よっこらせ」
女を玄関に下ろしてかけさせると、女は妙に大人しくなっていた。
オレが救急箱を取りに言って戻ってくると、足についた砂を落としている所だった。
たったそれだけの仕草なのに、優雅で目を奪われる。
カモシカが自分の傷ついた身体を舐めているような光景。

見なかった振りをして女の隣に腰を下ろしたオレは、女の手をつかんで
「少ししみるぞ」
と消毒液を浸した脱脂綿を傷口に押し付けた。
女は眉ひとつひそめないで、それをじっと見ている。
「痛くないのか?」
「痛い」
「なのに顔色1つ変えないんだな」
「ほっとけ」
口の悪い女だ。
「お前・・・名前は?」
女はしばしの沈黙の後答える。
「アスカ」
「苗字は?」
「言いたくない」
なんとなく察しがつく。
もうすぐ旧姓になると思っていた苗字にまた戻るんだ。
こいつなりに複雑な心境なんだろう。
「オレはコータローだ」
女はオレに興味なさそうに顔をそむける。
かわいげのない奴。
「手を洗え。傷口からバイキンが入ったら面倒だ」
「洗面所は?」
「その廊下の突き当たりだ。あとストッキング脱いどけ。足も消毒するぞ」
女は躊躇なく靴を脱いで少し足を引きずりながら歩いていった。
警戒しているそぶりがないのは、この家の広さからオレが一人暮らしとは思わなかったからだろう。
528捨猫・・・5:03/06/22 22:03 ID:pqMNHBXK
家の電気を全部つけながらグラスにアイスを転がしてブランデーを注いで一気にあおる。
はらわたに染みるような熱さを心地よく感じながら、たまっていたFAXに目を通していると
ヒタヒタという軽い足音が背後に近づいてきた。
「お前も飲むか?」
アイスを転がしたにグラスにブランデーを注いで差し出すと
片手に脱いだストッキングを持ったままアスカは一息で飲み干した。
いい飲みっぷりだ。
「なんか食うか?」
「いらない」
「じゃあもっと飲むか?」
「いらない」
必要最低限の言葉しか発しないアスカは、まるで昔拾ってきた野良猫のようだった。
オレに心を開かず、かといって離れようともしない。
「まぁ座れ。立ってると落ちつかねぇ」
「何するかわからないから?」
「そーじゃねぇよ。お前ぐらいが暴れたって大した事はねぇ」
実際そう思っていったセリフだったが、アスカは気に入らなかったらしい。
いきなり廻し蹴りをお見舞いされた。
グラスを片手にしていたオレは、とっさに受けることしかできなかった。
「あぶねーな。ブランデーがこぼれる所だった」
「たいした事はねぇんだろ?」
「お前ホントに口が減らないな。あの彼氏にもそんな態度だったのか?」
「あんなのもう彼氏じゃない」
「じゃあオレが次に立候補するかな」
つい本音が出てしまう。
ちょっと手口が汚いがこいつをなんとなく気に入ってしまったんだから仕方がない。
アスカは時が止まったように動きを止め、そしてかすれた声で言った。
「私より強かったらいいよ」
529捨猫・・・6:03/06/22 22:04 ID:pqMNHBXK
オレは内心笑いそうになった。
まだそんな事言ってられるなんてな。
多分並の男には余裕で勝って来たのだろう。
その自信がありありとうかがえる。
「さっきの男はお前より強かったのか?」
「昔は」
「お前が強くなったのか?」
「相手も弱くなった」
「何をやっている」
「話す義務はない」
「その減らず口がいつまで続くかな」
言いながらブランデーの入ったグラスを置いた。
それを合図に大したことないアスカの暴れっぷりは全開になり、オレは予想以上に苦戦する。
普段ならば何ともない蹴りが、繰り出される時にちらつく
剥きだしの股間から見えるピンク色に目を奪われてしまう為よけきれない。
アホかオレは!
と思いながらも目がそっちにいってしまう。
ミニスカートはいてるくせに大また広げて蹴り入れてくんなよ。大体足怪我してるはずだ。
心の中で毒づく。
案の定「ビッッ」という音を立てて、スカートのサイドスリットが避けた。
見えそうで見えないギリギリまでスリットが食い込んでいる。
おいしい眺めだ・・・。

頂いてしまおう。
遊びはこの辺で終わっとけ。
飛んできた廻し蹴りを受け止め、そのまま足をかけて倒した。
倒れながら両手首を掴んで制し、むりやり唇を奪いながら側に落ちていたストッキングで後ろ手に縛り上げた。
「んん」
舌を入れた瞬間に、アスカの全身の力は風船の空気のように抜けていく。
いやいやをするように顔をそむけようとしてきたが逃がさない。
キレイなラインを作っていた眉毛がハの字にひそまり、オレはその反応の仕方に燃え上がった。
530捨猫・・・7:03/06/22 22:05 ID:pqMNHBXK
こいつは・・・・もしかして・・・・
後ろ手に縛り上げて空いた胸元のボタンを手早く外した。
おあつらえむきに、上から下までボタンが連なっている。
足をオレに割られた格好のまま、ワンピースだった布はアスカの肌から落ちて広がる。
所々擦り傷のついた白い肌。
ピンク色のブラジャーをずりあげると、胸にも傷を負っていた。
「消毒してやろうか」
その意味を瞬時に理解したアスカは頭を振って激しく抵抗する。
「やめろ!!殺すぞ!!」
だが、その威勢のよさはオレの唇が触れるまでの短い間だけだった。
胸元にある血の滲んだ擦り傷を舐めると、途端に身体が震え上がる。
声はさすがに我慢したようだが、この反応のよさではそう持つまい。
オレは心が躍った。
カワイイとこあんじゃねーか。
次々と新しい傷口を舐めるたびに全身を硬直させ、歯を食いしばって堪えている。
いい感度だ。
胸も腹も背中も舐めまわし、ピンクの布を乗り越えて腿へ唇を移動しようとする頃
アスカはもう全身の骨が抜けてしまったように惚けていた。
だが内腿を舐め上げたときの反応もまた最高で、オレは昂ぶりを抑えきれない。
ピンクの布の中央は既にシミを広げてオレをねだっている。
両サイドの蝶々結びを解き、床に落とした。
オレの目の前で姿を見せた股間は滴りそうなほど潤っていた。
「お前・・・すげー濡れてるぞ」
アスカは赤くなってプイっと横を向く。
まだこんな余裕があるのか・・・。
いつまでそうやってられるかな。

オレは再度足を割り、ゆっくりと自分を潤いへ挿し込んでいった。
挿し込みながら、さっきは避けていた乳首を口に含んで転がす。
「あああっ」
とうとう声をあげたアスカは、また身体を震わせる。
531捨猫・・・8:03/06/22 22:06 ID:pqMNHBXK
「いい声じゃねーか。もっと鳴いていいぞ」
そういいながらまた乳首を舌で転がし、甘噛みしながら腰を動かし始めた。
「ああっ・・・・んんん・・・やっ・・・やめっ・・・」
「ん?やめて欲しいのか?そうじゃないだろ」
オレはわざと激しさを増す。
「はぁぁっ!ああんん・・・あっあっあっあっっ・・・」
オレをぐいぐいと締め付けてきながら反応はどんどんと上昇気流に乗ってくる。
もしかしてイクか・・・?
こんなに早く?と思いつつも、その反応の仕方はそれ以外考えられない。
「イッてもいいんだぞ」
囁いて激しく腰を打ちつけた。
「やぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
いっきにのぼりつめてきた。
オレはものすごい締め付けにあい、その良さに危うく自分も巻き込まれそうになった。
あぶねーあぶねー。
コイツの中はすげーな。
まだビクビクと痙攣を続ける膣から抜けないように、アスカの身体を1/4回転させた。
オレに対して左向きに寝るアスカの上側の足を肩に引っ掛けて、また打ち付ける。
同時にしどけなく開いた股間に指を伸ばして嬲った。
「ああぁっ!はああん」
甘い嬌声が鼓膜をくすぐる。
なんてやらしい身体なんだ。
オレは溺れそうだった。
白く汗の光る肌はきめ細かくて柔らかく
キズを舐めただけで身体を震わせ抜群の感度を示す艶やかな喘ぎ声、
ボディラインは申し分なく美しく
どれをとってもオレのツボをついてくる。
あんなに気がつえーのに、組み敷いた途端マゾのにおいをプンプンさせてやがるしな。
532捨猫・・・9:03/06/22 22:07 ID:pqMNHBXK
そんなことを考えながら没頭している間に、アスカは何度頂点を飛び越えたかわからない。
「気持ちいいだろ?」
今更わざと言ってみる。
どこまでオレに服従するか試してみたくなった。
アスカはプイと目を瞑って横を向くが、すぐに押し寄せる快楽に耐え切れず声を漏らし始める。
「んんんっっ」
「こんだけイッといて気持ち良くないわけないよなー」
オレはわざと大きな声で言ってやる。
潤んだ瞳は少しだけ悔しそうにオレをにらむが、何も言い返してこない。
「気持ちいいって正直に言わねーともっと気持ちよくしちゃうぞ」
半分からかうように言って、オレは芽を嬲る左手をそのままに
空いた右手で反対側の窄まりの上をそろりと触る。
途端にビクッっと大きな反応を見せるアスカ。
オレはニヤリと笑って言った。
「気持ちいいか?」
オレを見るアスカの目は、既に支配された者の目になってきてはいたが
まだ素直に従ってこない。
強情な奴だ。
どこまで我慢できるかな。
動きを止めて溢れるぬめりを指に絡め、人差し指の第一間接だけ窄まりへ埋めると
女体は弓なりに反り返ってオレを締め上げた。
「やああああぁぁっ」
これはいいぞ。
ゆるゆると腰を動かし、両手とも動かさないでおく。
左は芽を押しつぶしたまま、右は窄まりを塞いだまま。
「やめてやめて。おかしくなりそう」
泣き叫ぶような悲鳴。
「気持ちいいっていったらやめてやるよ」
オレは勝ち誇ったように告げながら腰を止めない。
まただんだんと締まりがきつくなってきた。
イキそうだな。
533捨猫・・・10:03/06/22 22:08 ID:pqMNHBXK
「ホラ。正直に言ってみろ」
「・・・・・・・・・・・」
「気持ちいいって言ってみろ」
打ち付ける腰を強くした。
「ああっ・・・・あ・・き・・・・気持ち・・いい・・・・」
アスカはそのまま溶けるように表情を崩していった。
オレは満足して指を抜き、両手で腰を掴んでとどめを挿す。
勢いをつけて最も奥まで突き上げ
登りつめたアスカの締め上げる力に危うく中出ししそうになりながら
くびれたウエストに向かって吐き出した。

横向きだからすぐに垂れてきそうだ。
息が上がったままオレは手早くアスカの縛めを解き
脱ぎ掛けだった衣類を全部取り払って抱き上げ、バスルームへ直行した。
アスカは何も抵抗を見せない。
ぐったりと気だるそうにしている。
だが、オレに対する警戒心というものが微塵もなくなった。
頭をオレの肩に預け、オレの鼓動を聞いているかのように目を閉じている。
その表情に欲情したオレは、シャワーしながら再度睦みあい
それからベッドへ場所を替えて翌朝まで狂ったように抱きあった。

拾ってきた野良猫はそれからいつのまにかオレの家へ居座り
オレが目を覚ましたとき、隣で丸くなって寝息を立てている飼い猫となる。
ときどき引っかかれたりはするが、ベッドの上では常に従順なイイ猫だ。

おわり
534名無しさん@ピンキー:03/06/22 23:45 ID:YdWhTHe4
捨て猫の作者様、面白かったです。アスカさん可愛いです。
また新作でお会いしたいものです。
535名無しさん@ピンキー:03/06/23 09:23 ID:+NAE2vxf
>捨猫
ゆうべ携帯から、どうなるんだろ? とリアルタイム遭遇。
カコイイお姉さんは好きです(w
楽しませてもらいました。ありがとう。
536神無夢想13@z571:03/06/23 12:08 ID:TKsDwSIs
 含まれている指の周りを何かが蠢いているみたいにしゃぶられている。
そんな風に足の指が全部ぬめっていく。背筋が張っていく。
「くっ、・・・うん、んっ」
 今すぐ、もっと舐めて欲しい。他のことは考えられなくなる。
 付け根から爪先まで、私の足の指が先生の口の中から出てくる度に、違う皮膚が
出来たかのように空気を受けとめていた。足を掴んでいる指も、土踏まずの辺りの
柔らかいところを指の腹で撫でたり、爪で線を引いたりしてくる。
 どちらの動きもばらついていて、私はいつ、自分の足が勝手に動いて、先生の
口内を傷つけたりしないか、そればかりを気にしていた。
 しゃぶると言うにはやや弱い口の動きが扇情を駆り立て、普段は気にも
とめていない足の指の間を舌先が滑るだけで体中が火照ってくる。身を動かしたい。
動かせばいいのに、じっとそれを堪えた。
 そうしていると、指から離れた先生の唇が、まるで手のそれにでもするかの
ように、しびれさえ覚える足の甲に唇をあてて、すうっと足首に向かって
なぞられた。
「はあっ、・・・」
 ベッドを掴んでいることに気付いた。自然とそうしている。声も自然と漏れる。
それが嬉しい。
 その気持ちを伝えようとして、身を起こして、先生の髪を撫でた。先生が顔を
上げたので、引き寄せてから軽く唇を合わせた。
「まだだからね」
 言葉の意味はすぐに分かった。先生の口が、私のもう一方の足へ戻っていく。
けれど、今度はまず、足の裏に舌が這った。足の指には、手が一本一本、丁寧に
さすってくる。その柔らかさに空中を焦点も合うことなく眺めていると、軽い
痛みが足を走った。
537神無夢想14:03/06/23 12:12 ID:TKsDwSIs
途中ですが今回の書き込みは>>435から
続いていることをお断りします。


 軽く、噛まれていた。足の裏と甲とに瞬時に去る程の痛みを与えておいて、
その埋め合わせをするかのように唇を何度も降らせる。繰り返されながら、
噛む位置が爪先の方から足首の方へと移っていき、噛む力も弱くなっていく。
 そして踵から足首へ移った、その時、強く噛まれた。
「うっ!」
 食われる、そう思っていた時にはあっという間に寝かされると足を大きく
上げられていて、膝の裏をむさぼられていた。勿論、本当に食べられている訳では
ない。まだ、噛まれた足首の余韻を覚えながら膝の裏の窪みに舌があるのを
感じている。
「・・・痛い・・・」
 舐められれば舐められるほど、痛みも感じずにはいられなかった。出血には
至っていなくても、跡ははっきりと残っていると思えた。痛いけれど不愉快ではない。
 それも嬉しい。
 膝の裏が交互にくすぐられる。自分の足が開き、上がっていくのを見ながら、
もう少し先生の顔が近付いてきたらもう一度キスしようと思っていた。
 違和感が起こったのはすぐだった。
「せん、せ」
 先生の顔を見ようとしたけれど、身をずらした先生の顔が私の肩の上へ伏せられる。
 上半身は肩に腕を回されて押さえられていたけれど、下半身には何の枷もない。
ただ手だけが、ショーツの中で蠢いている。
「いきなりなんて、・・・ひどい・・・ああ・・・!」
 ひどい、と言っている割には、先生の指は容易く入り込み、ぬかるんでいったのが
分かる。キスして、足を触れられただけなのに、と思うと、気恥ずかしさで
消えてしまいたくなる。
 動き回っているのは中指だろう。凝り固まりを手の平でほぐすように
押し回される、その動きが生々しい。
538神無夢想15:03/06/23 12:14 ID:TKsDwSIs
 頭の奥がひりついてくる。
「嫌・・・」
 声がこぼれる。一旦出ると、まるでそれを待っていたように、言葉が指の動きに
呼応してあふれ出ていった。
「嫌、嫌だ、こんな、の、い、や、嫌!」
 自分が何を言っているのかに気付かず、まるで拒絶しているような言葉に驚いて、
先生の方を見ると、顔をじっとこちらに向けていた。
 嘲笑われたのか、と怯えたのも一瞬のことで、ただ、表情を見せずに、こちらに
顔を向けている。
「痛みを感じて言っているのかな」
 いいえ。そう言う代わりに首を激しく振ると、
「そう」
 と、又、肩の上に先生の顔が埋もれていく。
 瞼を閉じていると、耳元で蠢いた何かが、頭の中で声になった。
「いきなさい」
 そして、突起を撫でるのが、手の平から親指に変わる。途端、体が暴れた。
「いや、あ・・・あ・・・ああ・・・!」
 腰の辺りを振り立てていたのか、振り立てられていたのか、どちらだったのだろう。
先生の指を一気に締めつけたののは確かだった。
 声を出している。
「先生!」
 言いたいのに言えなくて、ただ先生を何度も呼んだ。引いていく波が惜しくて
ならないでいると、先生は耳を噛んできながら指をいつまでもかき回す。
「あ・・・」
 指が引き抜かれた。宙に浮かんでいた体が、重みを取り戻す。決して不快では
なく、どこまでも沈んでいけそうだ。
539神無夢想16:03/06/23 12:17 ID:TKsDwSIs
「先生、少し休ませて・・・下さい」
「分かっているよ」
「ごめんなさい」
 顔のどこかに何とか唇で触れた、とは思う。
 沈んでいく体に、睡魔が入り込む。


 手で触れられるのが嫌だった。舌で舐められるのも、体の中に入ってくるのも
嫌だった。
 何より嫌だったのは、顔を見られることだった。
「気持ちよさそうな顔をしているな」
「してない!」
 男が馬鹿にしたように笑ってそう言ったので、私は頭にきてそう突き返す。
実際は達したばかりでも、そう言わなければならなかった。
 この男の目的は彼自身が達することであって、私自身のそれは問題にしてはならない。
 彼には資格がない。
「でもお前、声出すじゃないか」
「そっちが声出せって言うから、適当に出してるだけ」
 だから私の出す声は、バリエーションがなかった。かつて二、三回ほど、
達した時もその前と同じように声を漏らしていた。自分が達するということを
経験したのだと気付いた頃から、男の手によって私が達する事もなくなった。
 意味もなく触れられる日々が重なる内に、自慰を自然と覚えた。ふと思いついて、
こっそり声を出しながら達してみたけれど、虚しくなってすぐにやめた。
 そんな時、いつも思っていた。
 私は、何の為にこんな事をしているんだろう。
540神無夢想17:03/06/23 12:24 ID:TKsDwSIs
「そうか?こうしてやると」
「言われなくても、出す、か、ら」
 声が途切れる。そして絶えず流れる。それを耳にしながら、やはり私は適当に
声を出しているのを感じている。
 男が胸の先をいじってくるのを、どこか遠い世界のことのように受けとめている。
気持ち悪いのではないのに、ただ気持ち悪くないだけの手を受け続ける。
 運が良ければ、又達することもあるかもしれなかった。でも、そうはならない事も
知っていた。男によって私が達し方を知ったのは、男が女の体を知るのに
熱心だった頃だ。穴の空いた肉塊として扱われているようになって、どうして
達することが出来るのだろうか。
 男が私にのしかかる。子供が虫を弄ぶように足を適当に折られながら、
入り込んでくるのを待つ。男の体が要領を覚えたのか、よくは分からなかったけれど、
動かされるとやはり気持ちいい。そして決して達しない。
「何だよ、凄く締めつけてくるじゃないか・・・!」
「分かってる、でしょう、何、入れても、同じ、よ、そんなの!」
 やがて二人とも無駄口を叩くのをやめた。揺すられながら目を開けて、窓の外へ
首を向ける。空は青く、側に生えていた木が茂っていて、葉を染めつつあった。
 もうすぐだと思った。もうすぐ、あの葉が枯れ落ちて、やがて訪れる温かな
空気に満ちながら花咲く頃を待つ。
 そうすれば、私はこの腰振り人形を切ることができる。


 意識が戻った時、とっさに、先生が私に触れていないか手を払ったけれど、
側にはいなかった。私からは背を向けて、裸のままベッドの縁に腰掛けている。
背後からでも、闇に慣れてきた目で宙を見ているのが分かる。
 私の夢を先生が見られないのと同じぐらい、先生の心は私には分からない。
541名無しさん@ピンキー:03/06/23 12:55 ID:avcTHiyJ
ハァハァ……ゴチになりました。
ぜ、前作より数倍、エロ度が上がってます。 >z571様

どもるな、自分(w
542名無しさん@ピンキー:03/06/24 00:01 ID:Jizu5L1J
>z571さん
幸せっす〜。ああ、待ってて良かった…。
543名無しさん@ピンキー:03/06/24 01:29 ID:c7guBSWA
やっぱ、女性側一人称の書き方がこのスレ住人的にベストですか?
544名無しさん@ピンキー:03/06/24 02:16 ID:nx59lfWO
「捨猫」の男性視点も新鮮で良いと思った。
でも、そもそもなんでアスカちゃんはあんなに凶暴なんだろ?(w

女性視点だったら、一人称(主語)はz571さんのように少な目が好みだ。
一人称自体は、「私」>>>>>「あたし」。
545名無しさん@ピンキー:03/06/24 03:31 ID:CIw6qi3n
手を払ったの表現が硬いと思う。子供が虫のように弄ぶは無邪気と残酷の同居。
なのに子供に女は殺されない。達しない。
人形を切るというのにも邪悪なるものと考えているような気がするのですが、
そこまでして男に躰を開くおんなのパーソナルとは何なんでしょう?謎。
546名無しさん@ピンキー:03/06/24 08:07 ID:dUlU1PUp
女性一人称にはさしてこだわりないけど、
なんつーか、
「男勝りのキャラがベッドの中では途端に…」って
エロゲーとかにありがちというか、男に都合のいい妄想ぽい感じがする。
あと、アスカちゃんの最初の言葉遣いとかを見ると
「気の強い」と「粗暴」を履き違えてるような気が。
547名無しさん@ピンキー:03/06/24 08:54 ID:ggxwEJ7d
>>545
片方の男をバカにして見下してるのは、先生を持ち上げるための
比較なんだろうけど、そこまでしてもう一方を貶める女性は嫌らしいと
思った。

>>546
同意。あくまでも男のファンタジーって感じ。
女らしくておしとやかでも、芯は強い子だっているし。
548名無しさん@ピンキー:03/06/24 09:14 ID:hCwm5TOb
>>547
>そこまでしてもう一方を貶める
私はそこが面白いと思った。
もちろん、「先生との比較」という面でも面白く思ったのだけど
ヒロインの心に潜んだ暗い部分、というかんじで。
何か理由があるんだろう、それは何だろう?
なぜ花咲く頃までなのだろう?と話にひき込まれた。
今後どう明かされていくのか楽しみな部分。
549名無しさん@ピンキー:03/06/24 11:52 ID:CIw6qi3n
「分かってる、でしょう、何、入れても、同じ、よ、そんなの!」

ファンタジーなら逆にこう言いえてしまう関係の方に萌える。
男もバカじゃないのだからプライドの報復を企むものじゃないのかな。
必然とセックスの質にも及ぶだろうし。
女が切ると言えば、待たない。スパッと切る以外の何物でもないけど。
それとも、女も愉しんでいるの?


先生の心は私には分からない。

どっちも、継続的な関係ではないような。気だるい。
550書き逃げ屋:03/06/24 21:47 ID:GRiV4p2O
書き逃げします
551負けるもんか1:03/06/24 21:49 ID:GRiV4p2O
「うん、私。今近くまで来てるの。いい?」
電話の向こうの困惑した声。
「もう、電車無いし、お願いね。」
断りの言葉を捜す暇を与えずに電話を切る。

「・・・ったく、いい加減にしろよな。もう寝るところだったんだぜ。」
「そう、ごめんね。」
・・・その割には出るの早かったじゃない?・・・
玄関口でぶーたれながらも部屋へ上げてくれる彼。
「じゃ、シャワー借りるね。」
私はいつもの通りの言葉を投げかける。
「ああ、勝手にしろ。寝室はそっちだ。俺はソファに寝るから。」
「うん。」
バスルームには洗いざらしの気持ちのいいタオル。そして大きなTシャツ。
・・・ダレカラノデンワヲマッテイタノ・・・・
熱めのシャワーを全身に浴びながら、私は思った。

出てくれば、そこはもはや起きている気配すらない。寝室のベッドがきちんと片付けられている。リビングを覗けばソファの上に人影。
私はわざとキッチンへ入り明かりをつける。
「・・眩しいぞ。はよ消せ。」
「ビールくらい頂戴よ。」
「俺は寝る。」
「付き合ってよ。」
「やだよ。明日早いんだから。」
私に背を向けるようにタオルケットをかぶる。私はビール片手に彼の横に立つ。
「・・だよ。お前、寝室はあっちだ。」
「・・・一緒にねよっか?」
「・・んあ?!・・・あほかお前。」
「本気だけど?」
「あ〜はいはい。今度ね今度。俺眠いんだ。」
意に介さず、片手をひらひらさせ私を追い払う仕草をする。その手を掴み唇を押し当てる。引こうとするそれを無理やり押える。
552負けるもんか2:03/06/24 21:50 ID:GRiV4p2O
「やめろ!」
「い・や。やめないよ。」
私はその指先を口に含んだ。そして分身にするように舌を絡ませる。
1本1本丁寧に舐めあげる。その間も彼はどうにかそれをやめさせようと躍起になる。
「気持ち、いい、でしょ?」
「いい加減に・・・・・」
彼が身体を私の方に向けるため仰向けになったところに間髪いれず馬乗りになる。
「どけよ!」
「いやよ。あんただって気持ちよくなってんじゃないの!こんなにしてさ。」
私の太ももに感じる熱い塊。私は思わずそれをパジャマの上から掴んだ。
「・・っく・・」
「もっとして欲しいでしょう?」
「・・・・・・んな・・こた・・ねぇ・・・」
彼の額に浮かぶ汗が言葉を裏切る。
「そう?」
そういいながら私の手が、ズボンの中へ滑り込み、直接大きくなったそれを握る。
「・・っぐ・・」
私の手の中で重量感を増すそれに私はほくそえむ。
「嘘つき・・・・」
彼を見下ろしながら、私は勝利を確信する。彼の瞳に狼狽の影がまだ見える。
「ねぇ、どうする?」
・・・意味は分かるでしょう?・・・
私は指先で彼のそれを上下に擦りあげる。
「・・・や・・・めろ・・・・」
「やめていいの?」
するりと手を抜き取ると、シャツをずらし上げ彼の乳首を摘む。
「ここ・・・・感じるんだったよね?」
「・・うっ・・・」
彼の首が仰け反る。その首筋ののど仏に噛み付くように唇を寄せる。
553負けるもんか3:03/06/24 21:50 ID:GRiV4p2O
「このまま、噛み付いちゃおうかな?」
そう言ってきつく吸い上げると、赤く跡が残る。
「あ〜あ、明日大変だね?どうする?見られちゃったら?なんて返事するの?」
「て・・めぇ・・・・」
私は楽しそうに彼を見つめる。その瞳に淫乱の光を宿して。彼が何か言おうとしたときその唇を塞ぐ。
「・・んぐぐ・・ん・・・」
唇をこじ開け、舌を吸出し絡ませる。
・・・アナタハワタシノモノダッタハズ・・・
まだ、貴方には彼女は作らせない。
まだ、貴方は幸せになんかさせてやらない。
それは貴方の罪だから。

飽くことなく彼の唇を犯すと私は唇を離す。
「ふふふ・・・・」
私はゆっくりと唇で彼の身体を上からなぞるように愛撫していく。そして彼の下腹部のいきり立ったものをズボンから取り出し、今度はそれを思う存分口内でいたぶった。彼の顔が快楽と罪悪感の中でゆがむ。
・・・もっと、感じて・・もっと・・・
私は彼のそれの先からしょっぱい液を出し始めたことを知ると、口から出す。
「ここで?ベッドで?どっちがいい?それとも、やめる?」
やめられないことなど承知の上で聞く。
・・・サアワタシヲダキナサイ・・・
彼の上でTシャツを脱ぎ捨てる。闇の中にぼんやりと浮かび上がる私の身体。彼の両手を私の乳房へと持ち上げる。
554負けるもんか4:03/06/24 21:51 ID:GRiV4p2O
「・・ち・・・くしょ・・う・・」
彼は私をソファに押し付けると正面から私の体内にそれを埋め込んだ。
「ああ!!いいわ・・・・」
部屋に響き渡る肉のぶつかり合う音。じゅるじゅるといやらしい水音とともに。
それを引き裂く電話の呼び出し音。彼の動きが一瞬止まる、その腰に私は足を絡みつける。
「・・ねぇ・・・もっとぉ・・・・・・」
私は吐息とともに彼に誘いかける。腕を伸ばし彼の頭を自分の胸元へと押し当てる。
両耳を手で塞いでやる。
・・・アナタニハナニモキコエナイノヨ・・・・・
私は自ら腰をくねらせ、彼のそれを引き込む。彼はその動きに身体を震わし、自身で動き始める。
「・・いい・・・あ・・・ああ・・ん・・・奥・・・・までぇ・・・ああ・・・・」
私の口から歓喜の声が上がり続ける。
「・・ん・・・・いい・・・・のぉ・・・ね・・・ぇ・・・あ・・・ああ!!!」
彼の腰が激しく前後に揺すられる。私はその擦れる感覚に酔わされている。
「・・やぁ・・・あ・・・ああん・・・・」
荒い息が彼の口から漏れてくる、そして私の唇も。全身から汗が噴出す。
私は彼に抱きかかえられ、彼がソファに座る形にされる。知らずに腰が上下に動き始める。彼の手が私の胸を強く揉みしだいている。その荒々しさに私は我を忘れて腰を振った。
「っく・・」
「ああ!!!!い・・くぅ・・・・!!」
彼のが一瞬大きく膨れる。そうして私の胎内に熱い液体を注ぎ込む。私のそこはひくひくと彼を求めてひくつき、あまねくすべてを奪い取ろうとする。
脱力したように彼に抱きつき、火照った身体を重ねながら、ぼんやりと電話機を眺める。
チカチカと留守電の録音があることを知らせている。
おそらくそれは彼の待っていた電話だろう。

でも、だめ。
彼は私のもの。

他の誰かになんかあげない。
555名無しさん@ピンキー:03/06/24 22:07 ID:SXnUD/ex
すげ……ぬれた
556名無しさん@ピンキー:03/06/24 23:54 ID:0mnvhaz7
バービーボーイズのこの曲好きだった〜!

557名無しさん@ピンキー:03/06/25 03:55 ID:ZhVQafQR
ものっこい興奮しますた!ゴチでつ!
558sage:03/06/25 08:41 ID:KIzx4P1q
バービーボーイズはファンクラブに入っていたくらい大大大好きだったので
読んでいて鳥肌が立ちました。
書き逃げなどといわずに、戻ってきてくらさい〜。
559名無しさん@ピンキー:03/06/25 08:42 ID:KIzx4P1q
↑わっ。失敗しました。ごめんなさい…。
560名無しさん@ピンキー:03/06/25 09:13 ID:TV/9tf0A
>556 >558
あの頃は携帯はおろか、テレカも無かった時代で・・・ってスマソ。
561名無しさん@ピンキー:03/06/25 10:16 ID:TV/9tf0A
書き逃げさんは違う人だと思うけど、Covさんってバービーファンじゃないかなって思った。違ったらごめんね。
562隙間:03/06/25 17:00 ID:clW7F1ok
「なぁ、ヤろうぜ。」
唇を離して男が言った。
「ん…。」
それ以上は何も言わずにおもむろにブラウスのボタンを自分から外す。
それを見た男も慌てたように服を脱ぎトランクス1枚になる。
『どう? あたしのカラダ。綺麗でしょ?』
そう言わんばかりに男の視線を意識しながら立ち上がり
ゆっくりと見せ付けるようにブラを外し、ショーツを脱ぐ。
呆けた様な顔をしてソレを見つめる男に一言。
「それも脱いじゃえば?」
「あ、あぁ、そうだな…」
いそいそと最後の1枚を脱ぎだす男を尻目に
ギシッと音をさせてベッドに腰掛ける。
男の股間にそそり立つ物を確認して手を差し伸べた。
「来て。」
一も二もなく覆いかぶさる男の頭を抱え愛撫を受ける。
まるで いとおしい男にそうするように。
ハァハァと荒い息をしながら首筋を這い回る舌。
ヌルヌルと溢れる液体に助けを借りてクリトリスを苛める太い指。
「あ… ふっ… 気持ちイイっ… もっとぉ…」
男は唇を固くしこった乳首に移し、指を2本あたしの中に埋めてきた。
「はぁん…っ」
仰け反るようにして腰を浮かせ快感を貪る。
男は反応の良さに気を良くしたのか体をずらし
指はそのままでぐちゅぐちゅと音をさせながらあたしの股間に顔を埋める。
「はぅっ… それ… いいっ…」
男の髪に指を絡めて催促をする。
「くうぅっ… 」
指を中に入れたまま舌がクリトリスを捉えて暫く経った時
あたしは軽く達してしまった。
563隙間:03/06/25 17:03 ID:clW7F1ok
「今度はあたしの番… 」
達したばかりの けだるい体をゆっくり起こし男を組み敷くようにして口付ける。
「うっ…」
首筋から乳首へと舌を這わせると僅かに呻くような声をあげる。
先からぬめる液体を出しているモノへと手を伸ばし、ゆっくりと強弱をつけてしごきあげながら下へと移動する。
少し塩味のするソレを塗り広げるようにして舌全体を使って舐め上げるとビクンと跳ねた。
「ふふっ。」
そっと顔にかかる髪を耳にかけワザと男から見えるようにして喉の奥までくわえ込む。
「すっげースケベだな、お前って…」
ゆっくりとくわえ込み ゆっくりと吐き出しながら舌を使って刺激するのを何度か続けると男も堪らなくなったようだ。
「ヤベ… おい、もう入れるぞ。」
そう言われて躊躇うことなく四つん這いのまま男に尻を向ける。
「はっ… あぁっ…!」
あたしの唾液でぬるぬるになった物をそこにあてがうと腰を掴み一気に貫いてきた。
部屋中に荒い息遣いと水音が響き渡る。
相手が誰か、気持ちいいかなんて もうどうでもいい。
今自分の事に集中して目を閉じ目一杯腰を振りたてて快感を追う。
「お前… そんなに動いたら… イっちまいそうだ…」
「ダメッ! まだよ! もう少し… ああっ…」
「くそっ…」
肉の擦れ合う音が一段と激しくなりガクガクと揺さぶられる。
「ああっ… ああっ… もぉっ… いくっ… あああっ…!」
シーツを掴んでそう叫ぶと男も限界だったのか
慌てて中から抜き取り白い尻へと白濁を浴びせかけた。

男が帰って行ったあとベッドの上で壁にもたれて座る。
髪を掻き上げサイドボードの上のタバコ入れから一本取り出すと
火をつけて胸いっぱいに大きく吸い込む。

『アイツの代わりになるヤツなんか何処にもいやしない…』

天井に向ってふううっと溜息をつくように煙を吐き出した。
564名無しさん@ピンキー:03/06/25 17:10 ID:clW7F1ok
終わりです。
若葉でした。(ペコリ
565名無しさん@ピンキー:03/06/25 20:25 ID:ZhVQafQR
濃厚なエロに切ないヒロインの心情
どちらもご馳走様でした
私も天井に向かって溜息…
566名無しさん@ピンキー:03/06/27 00:42 ID:Yxuq2NKr
>シーツを掴んで

最近、シーツと聞いたり見たりするとナチュラルに人名に受け取ってしまう……
567名無しさん@ピンキー:03/06/27 11:35 ID:ezAYut9G
>566
かぷファソハケーン
568Cov:03/06/28 12:04 ID:6WsnQWDw
>>561
はい、書き逃げさんはあたしとは別人です。
コンナジョウズニカケヤシネェ・・・

バービーボーイズ、名前は知ってるけど全然詳しくないっす。
でも、あたしの世界観がそう思わせるのなら興味湧いてきますた。
今度聞いてみますわ(ハァト
569書き逃げ屋:03/06/28 19:43 ID:xmH2c3qm
ありがとうございます・・・・・。
戻ってきてみました。

Cov様。
間違えられるなんて・・・すいません。
今後ともよろしくお願いいたします。

書き逃げ第2段
また、バービーだ・・・・。
570目を閉じておいでよ1:03/06/28 19:44 ID:xmH2c3qm
「・・・・え?」
私は手に持ったグラスをテーブルに置く。氷がぶつかる音が耳に奇妙に響く。彼はすっと立ち上がると、メモを一枚置いてバーを去っていく。

ドアの前に立ち、大きく深呼吸する。
―イマナラヒキカエセル?―
そしてノックをした。
鍵を開ける音なのか、自分の鼓動なのか、それすら分からないほど気持ちが高ぶる。

彼はそこに立っている、一瞬の躊躇ののち私は彼の部屋へと一歩踏み出す。
背後でドアが閉まる音がした。私は彼を見上げた。彼の視線と私の視線が絡まる。私は眼を閉じた。それを合図に彼の唇が私に重なる。浅く、深く出し入れされる舌が私を翻弄する。息も絶え絶えに唇を離すとそこに細く透明な糸がつながる。
それをおいしそうにべろりと舐めとりながら、彼の指先が私の腰をなぞっていく。
その動き、その感触。
スカートのホックを簡単に外すと、ファスナーを下ろす。音もなくスカートが床にたまる。私の両手を頭上に上げ、片手でドアに押し付けると、もう片方の手で上半身を弄る。
「・・い・・や・・・」
・・・・ワタシハモウモドレナイ?・・・・
「・・・あいつだと思って抱かれてみればいい・・・・」
気味の悪いほど優しい声で私の耳元をくすぐる。
「・・・・体の方が正直だ・・・・・・・・」
彼のせりふが吐息とともに耳に吹き込まれる。眼を閉じ、それを甘受する。硬くしこった乳首を強く捻られると背中が仰け反り、快楽の証を知らしめる。
・・・いまさらだろう・・?・・・・望んだのはあんただ・・・・
彼の声が聞こえたような気がする。
・・・アアワタシハコレヲノゾンデイル・・・・
私を包み込むようなセックス。
・・・ソウデハナイノ・・・
愛を確かめるような行為。
・・・・イイエチガウノモット・・・・
私のなにかが求めているもの、恋人を裏切る罪悪感と相反する淫靡な甘い快感。
571目を閉じておいでよ2:03/06/28 19:44 ID:xmH2c3qm
彼は私の下着を強引に剥ぎ取ると、中心部に指を埋め込み、派手にかき回す。
「ああ!!!はぁ!・・・んん・・・」
「・・・欲しいんだろう?・・足・・・開きな・・・・」
従順に足を開くと彼は指を抜き、足を持ちあげ自分のペニスで貫いた。その荒々しいまでの雄に私は溺れた。いつしか自由になった両手で彼にしがみつく。
彼の両手が私の腰を掴みながら断続的に律動を繰り返す。時に深く、子宮口を突き破るように、時に浅く、入口近くにそのくびれを引っ掛ける。そのたびに私はよがり狂う。
恋人とでは味わえないような、ただ、快楽のみを求める排他的なセックスで。
「アア!!いやぁ・・・いくぅ!!・・・」
私は私でコントロールが出来ない、ただ突き上げられるたびに跳ね上がる身体に、もはやとめることなど出来ない。
「・・あ・・ああ・・・やぁ・・・!!!」
一気に頂点へと達せさせられる。彼は息一つ乱さないのに。
びくんびくんと全身を震わせながら彼に身体を預ける。そこはそれ以上に引くつき彼を求めて蠢いている。ぐちゅりという音を立てながら彼がそれを私から抜き取る。支えが無くなった私は床に崩れ落ちる。
「舐めろよ。」
高圧的に見下ろす男の言葉に私は憑かれたようにそれをしゃぶる。自分のと彼の先走りで光るそれを。彼が満足げに息を漏らすまで。
口内でさらに大きさを増すようにも感じられた。
「あいつにも・・・すんのか?こんないやらしいことをよ。」
分かっていてわざと私を傷つける言葉を。
「どこを嬲られたい?言えよ、してやってもいい。」
・・・アアソウダ、ワタシハコウサレテイルノガイイ・・・
壊されそうになる、愛撫。形が変わるほど強く握られた乳房。何本もの指でかき回されるヴァギナ。きつく捏ねられたクリトリス。
「・・・・あなたの・・・好きに・・・・」
小さな声で、それでもはっきりと自分の欲望を口にする。彼は私を抱え、奥へと進むとベッドの上へ転がした。
572目を閉じておいでよ3:03/06/28 19:44 ID:xmH2c3qm
「あいつはこんな風にはしてくれないのか?」
そういった唇で私の全身に口付けを降らす。
「あんたはそれを言わないのか?」
その言葉で私を責める。
すべてが私の身体を快楽へと堕としていく。
「・・・も・・・や・・・・やめ・・・・てぇ・・・・・」
拒絶の言葉と裏腹な身体が艶かしく彼に絡み付いていく。彼の愛撫に寄り添うように。
「ほら・・・もっとよくなるぜ・・・・イケよ・・・」
彼の指先が私の感じる部分をくまなく攻めてくる。耐え切れない・・・。
「あ・・・あああああんんんん!!!!!」
落ちるまもなく指の代わりに彼のペニスが私の中を暴れ始める。声にならない声だけが私を壊す。
「・・・く・・あ・・あ・あん・・・・も・・・あ・・・はぁ・・ん・・・!!」

身体は熱いのに、どこか覚めた眼で私を抱いている彼。
いや、嬲っているのだろう。
友である私の恋人を思うのか?
私は恋人の親友の彼に今、身体を貫かれ、歓喜の喘ぎを部屋に響かせている。
駆け引きなしに、ただ、欲望に身を任せて。
彼はそれに応えただけ。
軽蔑しているのだろうか?それとも・・・・。
もう、そんなことはどうでもよかった。

彼で満たされているそこから今まで感じたことが無い何かが湧き上がって私を押し流す。その流れに逆らうこともせず、私の身体は快楽を追い求めていく。
ぐちゅぐちゅといやらしい水音が結合部から絶え間なく漏れる。
「上に・・なれよ・・・自分で動いてみな・・・・」
彼がベッドに横になると、私は足を広げて跨ろうとする、その真ん中を彼が見上げた。
「すげぇ・・・そこ・・・ぐしょぐしょだ・・・・」
彼に見られるのがわかるとさらにそこが濡れていくのが分かる。見られている、その快感。
・・・モットミテワタシヲハズカシメテ・・・・・
573目を閉じておいでよ4:03/06/28 19:45 ID:xmH2c3qm
私は我慢できずに腰を落とし彼のそれを握ると自分へと誘い、奥まで埋め込んだ。
「ん・・・んん・・ふ・・は・・・・」
恋人と違うそれが私を埋め尽くす。最初はゆっくりと、段々激しく私は腰を上下に揺すっていた。クリトリスを彼に擦りつける様に腰を動かすと脳天がしびれてくる。
「ああん!!!やぁ!!あぁ!イ・・クゥ!!!!」
あと少しで手が届きそうなところで彼に乳房を掴まれる。
「こんなに・・・いやらしいんだな・・・あんた・・・・」
「アア!いやぁ!!やぁ!!も・・・イカ・・・せて・・・」
ぎりぎりのテンションで、私の身体がきしむ。
「まだだ・・・」
彼が腰を使い出す、その動きは私を狂わせ、正気を失わす。今ひと時だけの秘め事。
二度とは無い。
「・・や・・も・・・あ・・・あんん・・・・き・・・・てぇ・・・・!!」
「いくぞ・・・・・!!!」
つながった奥でドクンと音がしたような気がした。

「・・・帰るのか?」
「ええ・・・・」
彼はそれ以上何も言わなかった。
私もそれ以上何も答えなかった。
鍵を外し、ドアを開ける。

また、明日からはいつもの二人の関係。
親友の恋人。
恋人の親友。
ただ、それだけ。

574名無しさん@ピンキー:03/06/28 20:06 ID:KZTCuKMC
なまら(・∀・)ない!!!
575名無しさん@ピンキー:03/06/28 21:13 ID:rT6fDOf7
書き逃げ屋さん、グッジョブ!!!
おいしく頂きました。

バービーもいいけど、ちょい長めな奴も読んでみたいなー(ボソ
576名無しさん@ピンキー:03/06/28 21:47 ID:wQ9anqZR
書き逃げ屋さん、乙です!!
>>575さんと同じく長編読みたい鴨。
書き逃げないで続けてぇ〜!!
577あぼーん:あぼーん
あぼーん
578キルケーの豚:03/07/04 22:48 ID:MiiWdxdc
『1』

「こういうことをしてもいいか?」
「えっ」
  彼がわたしの躰をうつ伏せにして左手を掴むと背中へと押し上げた。
「いっ、痛い!」
 わたしは興奮してお尻を揺すっていた。
「やめてとは言わないのか?好きなのか?」
「やめてったら……!」
私の切羽詰まった声がシーツを濡らす。知っているくせに、そんな恥ずかしい
ことを聞かないでよ!ほら、お望みどおりに言ってあげたわよ。

「おまえ、こういう方が好きなんだろ、やっぱり」
乱暴にされると、恥ずかしい処から蜜があふれてくるのがどうしようもない。
彼のいたずらな指が双臀のあわいから覗く柔肉を沈めに掛かる。ひくつくアヌスに親指を
押されながら引っ掛けられ、ぬぷっと揃えられた二本の指がわたしを掻き回す。

「ううっ……」 
 一途に彼を愛している私と、玩具としか扱わない彼とのくだらない物語。
「ほら、尻をあげろってば!」
「は、はい」
「はやくしろよ!」

「し、しますから、怒らないで……」
 私はのろのろと彼に言われた通りのことをする。彼は苛立って私のお尻を数回叩いた。
「あ、あうっ」
 すぐに臀部を叩いていた彼の手は背中に載っている左腕へと戻っていった。
おねがいだから、もっと叩いて。ひりつくぐらいに叩いてよ。その代わりに尖りだした
核(さね)に小指が伸びてきて嬲ってくれた。
579キルケーの豚:03/07/04 22:50 ID:MiiWdxdc
『2』

 小指でたどたどしく核をいじられ、人差し指と中指で膣内を乱暴に掻き回される。
背中に掲げられた左腕を掴まれてベッドに押し付けられて、シーツに貌の片側を
埋めてわたしは喘いだ。親指が窄まりに潜り込んで下へと押し拡げている。
「おい、なにしてるんだよ」
「はっ、はあっ……。な、なに……?」
 私は反応鈍く、貌を捻って彼を見た。

「右手を使えよ」
「……してよ。あなたの手でもっと苛めて」
 私はベッドに片肘をついてシーツから乳房をあげる。すぐに彼は応えてくれた。
乳暈に載る硬くなった乳首に激痛が走る。彼はそれから私を更に烈しく責め立てられた。


 子供から見れば両親はおかあさんとおとうさんであっても、ふたりの間にすれば
ただの男と女。生々しい……。私はどう見られているのだろうか。
「おとうさんとおかあさん、離婚するけれどいい……かな?」
 母の声は震えていて、いつもと様子が違っていた。いつも喧嘩をしていた母と父。
大声でがなるのは決まって父の方。ある日、いつも泣くだけのはずだった母がついに
金切り声を張り上げて父を罵倒する。

「わたし、おかあさんが好き……」
「うん」
「やさしいから。だから、おかあさん、離婚なんかしないで」
 母の貌が歪んでいる。
「どうしてイヤなの……?」
 そんなこと、わたしに聞かないで。
「おとうさんがかわいそう」
 私は本当のところどうでもよかった。いっそ、ひとりになってしまいたいとも
思っていた。けれども、子供にそんなことができる筈もない。
580キルケーの豚:03/07/04 22:55 ID:MiiWdxdc
『3』

 ひとり遠くにゆきたいと思って、てくてく歩いても、淋しいだけと判って帰っていった。
思えば、これがわたしのエム。そういえば、SとMの関係に埒が無いということを
何かの本で読んだことがある。
 それほどディープにのめり込んでいるわけではないけれど、先なんか本当に
無いのかも知れない。待っているとすれば破壊。いく着く先は虚無。無なんて
ほんとにあるのかしら?たぶん、どちらかが居なくなるだけ。

 セックスの時、彼が私のことを豚と呼んだのが始まりだった。
「豚みたいによがれよ!ほら!」
「豚……?」
私は凍りついていたけれど、逃げられない恐怖が甘美なまでに懐かしい。

「あっ、あぁああっ、あっ、あ、あうぅうっ!」
 彼のペニスはエレクトして、私を磔にするように押さえつけ組み敷いて躰を
押し拡げる。ただ、好きなだけ。彼とのセックスが私だけのセックス。両手を
水平に押さえられ衝きあげられ貌に唾を吐かれてよがって淫れた。だから豚なの。
ぱっくりとひらいて物欲しそうにペニスを焦がれながら、あそこから涎を垂らしている
浅ましい牝豚。

 こんなカタチでも彼だけのセックスでありたいとも願っていた。愛していたといっても、
最初の頃は泣きたい気分にもなる。でも、躰は反応して最後にいつも啜り泣き。
いつしか、あたりまえのように悦びに変っている。
 つまらない日々にふらっと戻ってきた彼に呼び起こされた鮮やかな夜。
場末のホテルで毎夜彼に抱かれる。いなかった時間を取り戻すかのようにして
隙間を埋めた。ドラマチックな恋がしてみたいじゃないの。どれだけその人を
愛せたかなんて思えるのなら、それだけでこれからを生きていけるのかも。
581キルケーの豚:03/07/04 22:59 ID:MiiWdxdc
『4』

 彼は帰ってきたその日に電話をよこして、次の日に私は自分の家のリビングで
抱かれた。お茶を飲んでいるときに、おもむろにソファから立ち上がると彼は
テーブルに座れと命令した。彼に言われるままに従うと、背中を獲って両手で
火照る貌を挟み愛撫して喉に手を廻す。私は後ろ手を付いて彼の貌を見上げる。

「すこし、絞めてやるよ」
 私の瞳は彼にどんな風に映っているのだろう。マッサージするように手が
当てられて、すっと離される。頸にじんわりと温かさが生まれた頃を見計らって、
また降りてきて梵の窪と喉を強く押され締められた。苦しい……。
「んぁっ……」
 力は緩められた。

「口を大きく開けろよ」
 私は言われたまま大きく口を開けた。彼はジッパーを下ろしてペニスを取り
出すと命令をぶっきらぼうに言い放った。
「咥えろ」
 漲るペニスの先端で紅潮した貌を小突かれ、易々とは欲しいものをくれない。
怯えていた瞳は潤み始める。ペニスで貌を叩かれているだけで、なかなか手に
入れられない逸物。少しでもふれようと舌を差し出して追い求めると一気に口腔深く
挿入された。

「ぐふっ、ぐうっ!」
 ペニスと逆しまになった貌で私は真っ赤になって、眩暈がしてぐらぐらしている。
「おい、咬むなよ」
 口からは唾液があふれて来た。
「んんっ、ぐっ……!」
582キルケーの豚:03/07/04 23:02 ID:MiiWdxdc
『5』

「喉を締めろ」
 そんなことできない。唇だけなら何とか窄めることができるけれど、余裕がない。
舌をなんとか抽送のリズムに合わせて、肉茎に追い縋ろうとしても、それすら
ままならなかった。とりあえず、亀頭で抉られたときに唾液を呑み込む酔う要領で
穴を締めてみる。はやく、射精してよ。

 しかし、私はハッとした。彼はこのまま、ゆばりを飲ませようとしているのでは
ないだろうか。だが、抗ってペニスを吐き出せる状態などではなかった。もし口腔に
液体を放出されたなら、飲み込むしか方法はないだろう。けれども、こんな態勢で
ぜんぶ飲み干すことなんかできるのだろうか。もしこぼしでもしたら、リビングに付いた
臭いはちょっとでは消えない。

 私は目を見開いて慌てた。彼はそれを見透かしたように待っていて、引かれていた
ペニスに絡みついた舌を振り払ってぐぐっと喉奥へ突き入る。
「俺の腕をしっかり掴んでいろ!」
 彼は怒鳴って、貌をがしっと掴んで腰を落とし始めた。よかった、彼はわたしの口腔で
気を遣るんだ。彼の腕をしっかりと掴むと上体は宙に浮き、ゆっくりと下ろされて
いった。そしてテーブルに背を付けたが、貌はテーブルからはみ出して仰け反っていて
そのまま突かれ抽送がはじまった。

「スカートを捲くれよ」
 わたしは既に、投げ出していた脚をテーブルに載せていて膝を立て、もの欲しそうに
揺らしては拡げたりしていた。スカートを手繰り寄せると言われてもいないのに汚れた
ショーツを摺り下ろした。彼はたぶん口を大きく拡げて、私の爛れた性器にむしゃぶりついていた。
583キルケーの豚:03/07/04 23:06 ID:MiiWdxdc
『6』

 だって、たべられているって感じていたから。指頭が深く皮膚に潜り込んで太腿の肉に
爪を立てる。折り曲げていた両脚をかるく閉じて、いっぱいに拡げて彼を迎え入れて感じた。
やがて、AVヴィデオのようにして尻を振って、小刻みに加速してゆく。
 私はストロークに放り出されないようにと、彼の両太腿をきつく抱き締めて苦悶していた。

「俺はおまえとはアソビだよ」
 彼は私にそう切り出した。でも、どうして今更。
「……」
 私もそうなのと、言ってみたい。
「嘘なんかじゃない」
「だって、いつもやさしい」
 つい最近見た、モノクロ映画の法廷の弁護士になっていた。たしか、アティカス。
なんなら、あのおかっぱの女の子。

「後でか?じゃあ、犯ってるときは」
「やさしいときもあるわ」
「ふつうのときは?」
「もう、やめて!」
 母と父みたいだ……。彼はたばこの火を灰皿に揉み消す。

「俺はおまえに責任がないのさ」
 そんなこと、わかってた。泣きそうだ……。
「旦那が調停でも申し出れば、そのときはわからんけどな」
「おしまいなのね」
 思っていたことをつい口にした。口に挟めば言葉は歩きはじめる。そんなことないと
言ってみたところで波紋はゆっくりと拡がってゆく。
584キルケーの豚:03/07/04 23:09 ID:MiiWdxdc
『7』

 でも、ほんとうは人がそれに向って動き出す。だって身構えるか、準備ぐらいするでしょ。
彼はぐったりとしている私を抱きあげて寝室へと連れて行った。そこからは昂揚して
歔きっぱなしだった。この男とは最後だと思っていたからかもしれない。

「横浜に行くんだ」
 彼が言う。一週間後に出立すると、とつとつと語りはじめる。ネットで登録していた
人材派遣会社から連絡があったのだという。面接はもう終わっていて本採用で行くと。
また、いなくなってしまうのね。

「そんなこと聞いていないわ」
「いま言った」
 いい加減な……やつ。怒りなんかこれっぽっちも無い。こいつは自由人でこいつの
流儀で生きて行くのだろう。いつも風のようにどこかへとふっと往ってしまう。
留め置くことなんかできやしない、こいつの躰。高校を卒業し私の前からいなくなってしまった奴。
 そして、突然海外から帰ってくるなり、私の処へ戻って来て、錆びつきそうな鍵穴に
差し込んで扉をこじあけた。それの繰り返し。

『私、あなたを待ってなんかいないから』
『いつ、待っててくれなんていった?』

 そして、またおんなじことをやっている。すくない生活費で切り詰めてやっている
人はいると思っていても……。
「おまえ次第だろ。ちがうか」
「なにを言いたいのか、私にはわからないわ」
「いろいろさ」
 ついて来いといっているのではない。気が向いたときにまた抱いてやる。
それでいいなら、かんけいは続けるよと彼は言っているのだ。
585キルケーの豚:03/07/04 23:13 ID:MiiWdxdc
『8』

「ずるい、そんないいかた」
「どうしてさ」
「だって」
 好きだとしっているくせにとは言えない。もう、よそう。好きだと錯覚していたことに
すればいい。

 それで、この話は……おしまい。


 近所で犬が人を咬んで騒ぎになっていたことがあった。ある日、大雪の日があって
ふたりして公園で遊んでいた。真っ白な雪の上にふたりの小さい足跡だけが続いていた。
すると公園の入り口から犬が駆けて来た。わたしは躰を硬くする。大きな秋田犬だった。
彼は泣き出したわたしを見て、背後ろに匿おうとするが、その場から逃げ出したくて
走り出す。犬は大きな声で吼えながらどんどん近づいてくる。

「走るな!逃げて背を見せたら飛び掛られる」

 彼はわたしの手を離さないで、近づいてくる犬の方を睨んでいる。怖くてどうしょうもなく
大声を出して泣いていた。狙われたのはわたしだった。秋田犬は飛び掛って彼の
ガードした腕に喰らいついて、小さな躰を引き摺る。彼はわたしの繋いだ手を離す。
雪の上に彼の血と躰の後が描かれる。すぐに大人たちが家から飛び出して助けに駆けて
来てくれたが、もう遅い。

 彼は咬み付かれながらも指で犬の目を何度も突いて潰すと、犬は彼を放り出して
逃げていった。
 腰を落としていたわたしは倒れている彼に這い摺ってゆくと、歯形の付いた腕からは
どす黒い血が噴出して雪を赤く染めていた。わしはそのときに彼の右腕になろうと
誓って泣いていた。
586キルケーの豚:03/07/04 23:16 ID:MiiWdxdc
『9』

 彼がわたしの前から居なくなってしまったのは……いま思えば……でも、もう遠い昔の
ことだから。

 ベッドで彼があのときのことを話してくれた。

「おまえの泣いた貌が忘れられないんだ」
 それが、彼のエスだったと知った。私でないと勃起しないとも真直ぐに貌を見て
言った。
「これって罪だよな」

 彼が横浜へ行ってから、私は数枚の昔の写真を処分した。ハードカバーに
紛れさせて売ってきたのだ。
 彼のアパートでキッチンカウンターに臀部を乗せ開脚して性器を拡げてみせている絵。
躰を捻って髪を掻き上げ、頸には黒い紐が巻かれていて銀のスカルが輝いていた。
私は両手でつくった環のなかに据えるようにして、胸に手を置いてから乳房を
揉みしだく。あなたがほしいとポーズで私は誘っている。

 彼の手が伸びてきて、乳房を鷲掴みにして捏ね廻し、離れていった。白い指の痕が
肌に浮き上がっても、僅かな間しか留まらないで消えていく。彼は私を抱くようにして
銀のスカルを頸からほとくとウエストへと巻きつけてくれる。カウンターから降ろされて
臀部を床に落とし脚をいっぱいに拡げ、スカルを漆黒の茂みの上に載せ腰を蠢かせる。
愛液が内腿をべっとりと濡らして、床にこぼれていた。

 彼は写真を撮ってから、やっと覆い被さって来てくれて突いてくれた。アヌスを窄めて
彼のものを締め付けると、彼はスカルを私の下腹に埋め込むように腰を打ちつけてきた。
587キルケーの豚:03/07/04 23:21 ID:MiiWdxdc
『10』

 烈しく突きあげられ、逃げ場の無い私は掲げた手でカウンターを掴んで追いつめられて
歔いているだけ。やがて私は彼の脇から手を潜らせて彼の肩甲骨を抱き締める。

 そして手はまた、彼の蠢く躰を脾腹から臀部へと撫でるように這っていった。抉られ
揺さぶられて、幾度となく喚いて、絡めようとする私の脚を烈しい打ちつけが跳ばしていた。


 買った奴は、それを見つけて、もういちど私を殺してほしい。写真に粘っこい体液を
しぶかせて。貌に乳房に、私と彼の思い出に。そしたら、諦めることができるかもしれないから。
キルケーとなって、男を豚にしてやりたい。やっぱり、できないと思いながら、また私は頬を濡らす。

 キルケーになりたい。

 私は、その日から4日間だけ家を空けた。

                                                  ――END
588名無しさん@ピンキー:03/07/05 06:25 ID:a0sHN8qh
唸った。
589名無しさん@ピンキー:03/07/05 09:52 ID:OlgCrULY
>>585
スマソ……「わし」で笑ってしまったんだが……
590名無しさん@ピンキー:03/07/05 17:15 ID:30k3lZVu
・・・・すげぇ。
591キルケーの豚:03/07/05 21:04 ID:CXDSxa2g
読んでくれてありがとうございます。

ワシいましがた、気づきました。それに他にも・・・。
592名無しさん@ピンキー:03/07/06 11:45 ID:qciDeBhj
「おんなのこでも感じる」にしてはちょっとハードすぎるものが
最近多いような気がします。
593名無しさん@ピンキー:03/07/06 14:13 ID:4oDTRLL6
>592
あのぅ、わたしも今執筆中なんですが、
少々ハードかも………。
や やめた方がいいかなぁ?
一応愛があるかもしれない、でもレイプみたいな………。
594名無しさん@ピンキー:03/07/06 14:37 ID:5TPsRUyS
>592
文句あるなら自分で書けYO!

>593
かまわず投下きぼん。
ただしレス付かなくても叩かれても泣かない。
いい作品ならハードでも萌えれると思う。
595名無しさん@ピンキー:03/07/06 14:38 ID:DLvsJ7j/
で、どうするの?
やめろって言われたらやめるの?
596名無しさん@ピンキー:03/07/06 14:52 ID:B8SJSwCJ
>>594
どこが文句?単なる感想だと思うけど。
それになんで自分で書けってことになるの?
落ち着きなよ。
597593:03/07/06 16:57 ID:4oDTRLL6
>594
ありがとうございます。

>595
自分が納得できたら、やめない。
できるまで、投下しない。
当たり前ですね。
つまらない弱音で議論にならないよう、以後気を付けます。
598名無しさん@ピンキー:03/07/07 11:56 ID:qCW3uQsT
Booksで杉村春也「淫牝奴隷」が紹介されているのが興味深い。
杉村春也ってやたら口上や前置きが長くて肝心のトコを書かない駄目な人という
印象があるんだけどな。
599名無しさん@ピンキー:03/07/08 13:03 ID:coiUoWlB
>>592
こういうのが読みたいっつう意見のほうが、より建設的と思われ。
>>593
がんがれ〜
>>598
誤爆?!?
600裏方:03/07/08 14:53 ID:7GoVKMld
>>599
このスレは、「既刊本とネット上の小説」の紹介が始まりでした。
「結構少ないんだ、おんなのこでも感じるえっちな小説って」
と嘆きあっているうちに小説が投下され始めて、現在に至っております。
実は598さんが正統な継承者かも。
ひとわたりピックアップが済んでから、もうだいぶ時が経ってますので、
最近の皆さんのお勧めの一品、披露してくださるとちょうどいいかも。
601名無しさん@ピンキー:03/07/08 21:28 ID:cgTtLPOy
 最近は、商業、ネットも下火じゃけんのぉ。
ほとんど出尽くした感がある。 
 ネット上の小説だと、
このスレでオススメできるものは大抵、ジュブナイルからリンクをたどれば済んでしまう。
一樹氏のサイト『ジュブナイル』のリンク集は非常に使えるね。
とりあえず、最近リンク集に追加された二つのサイトは結構いける。

 商業関係は……うーむ。マドンナの櫻井珠樹って、このスレ的にはどうなんだろうな。
602名無しさん@ピンキー:03/07/08 21:29 ID:VCWmGKjG
新潮社 R-18文学賞

ちょっと前の河出文庫「LovePieceBook」みたいなかんじになる?
603名無しさん@ピンキー:03/07/09 01:22 ID:495bC+wg
この板の純愛スレもおな感的かなと個人的には思っていますが、
いかがでそ?

>>裏方さま
縮刷版の管理、いつもおつかれさまです。
実はトップの写真を毎回楽しみにしているのですが、
今度の写真はめちゃエロですね〜。
604名無しさん@ピンキー:03/07/09 13:01 ID:u/y44+f/
>>603
純愛スレ、ドウーイ!
605murmur:03/07/12 01:30 ID:LwgWTfDj
中を潤していた蜜が、挿入によって外へ押し出されて柚季の内腿を濡らしてゆく。
いつもより体積を増している明彦を、柚季の中は嬉々として受け入れた。
ぎゅうっと力強く締め付け、もっと奥へ引き込もうと吸い込んで・・・

「柚季の中・・・すごい・・・」
うっとりとした声で囁く明彦。
「あっ、はぁぁん!あ、きひ、こぉ・・・いつもよりおっきい・・・深、いぃぃ・・・」

広々とした一室で、ふたりの睦言とそれに伴う淫らな水音、体がぶつかりあう音が響く。
部屋の中を純粋な欲望のみが支配している。

明彦の手が、支えていた柚季の腰を愛撫する。柚季の腰は更にビクビク跳ねる。
その刺激が明彦により深い快感を与える・・・
何もかもが官能につながってゆく。

今までは『声を出してはいけない』という事が欲望のままになる事を阻み、
柚季の快楽にブレーキの役割を果たしていた。
だけど、今のふたりを阻むものは何もない。
606murmur:03/07/12 01:31 ID:LwgWTfDj
「う・・・・うぅぅんん・・ふぅん・・・」
子犬が鼻を鳴らすように、柚季はすすり泣いていた。
大きな声を出す事も出来なくなるくらい体力を消耗させられ、快感は許容範囲を超えていた。
それとは裏腹に、明彦を受け入れている部分は更に激しく締め付ける。
「柚季・・・柚季・・・・」
何処か遠くで、自分を愛おしげに呼ぶ声を聞きながら、身体全体が激しく痙攣する。
「柚季・・・俺、もぅ・・・」
明彦はそう告げると、柚季の一番深い部分を力強く突いた。

ドクンッ
「っ・・・アッ、アァァァァ−−−−−−ッッッ!!!」

自分の中で弾ける感覚を味わい、柚季は最後の力を振り絞るように叫ぶ。
そして、白いフラッシュがすべてを飲み込んでいった・・・・・
607murmur:03/07/12 01:31 ID:LwgWTfDj
気がつくと、柚季はベッドで明彦の腕に抱かれていた。
優しく目の中を覗き込む明彦の顔を見て、心が熱いもので満たされてゆく。

「柚季・・・すごくよかったよ」
囁かれて、柚季は思わず真っ赤になる。何処かに行っていた羞恥心が戻ってきたように。
いやいやをするように顔を明彦の胸に擦り寄せる。
そんな柚季を、明彦は優しく抱きとめた。

何時も・・・されるがままの自分がイヤだった。
終わった後で、明彦を満足させられているのかが気になって、不安で、どうしようもなくて。

だけど、こうしてお互いをさらけだして満たされた後のこの時間は、
なんて素敵なんだろう・・・
こうして微睡んでいるだけで、すべてが包まれる感じがする。

「明彦・・・・」
「ん?」
「・・・だいすき」
自分の思いを、素直に口に出したくなる。
「俺もだよ」
柚季の髪に軽くキスしながら、明彦が答えた。

眠りに落ちてゆきながら、一言、小さな声で・・・

「セックス、も・・・」


Fin
608murmur:03/07/12 01:35 ID:LwgWTfDj
長々とひきずっていた割にはあっさり終わってしまいました(笑)
ラブホテルにする必要性をもっと書き込めず、自分の力不足を痛感。

読んで下さった方、ありがとうございました。
609あぼーん:あぼーん
あぼーん
610名無しさん@ピンキー:03/07/12 10:29 ID:pfpp5+ml
うああーーご馳走様でした!しかも読後感甘ぁく幸せ〜。
素敵なお話を有り難う、murmurタソ。
完結乙でした!
611Free:03/07/12 10:40 ID:HTyf46Wi
ただ一つの真実を君に贈ろう。
ただ一つの愛を君に語ろう。

たとえそれが君に届かなくとも。

朝焼けの光が傍らに横たわる君の裸体を眩しく包み込んでいた。
まるで産まれたての天使のように。
その羽の名残を背中に残して。
それを奪ったのは僕。
あちこちに散る花びらが物語る昨夜の狂宴。

君が僕を拒むなら。
君が僕を好きなのに。

どうしてもどうしても君と一つになりたかった。
どこかへ飛んでいく羽を持つ君を僕の檻にとどめておく方法がたった一つしかないなら。

612Free2:03/07/12 10:40 ID:HTyf46Wi
君は最後には僕を受け入れた。
逃げて、逃げて、逃げ切れなかった君。
ようやく手に入れた僕に残るのはただ、後悔だけ。
捕まえたはずの君の目尻から零れ落ちた涙の跡が僕の胸を締め付ける。

―ヒトハウシナッテハジメテシルコトガアル―

そう言ったのは誰だったのだろうか・・・・・。

君にもう一度羽をあげるよ。
僕は檻の鍵を開けたまま、君一人残し出て行こう。

僕は君が大事だから。
僕は君が好きだから。

たった一つの真実を、見失っていた真実を。
君にあげよう。

「愛しているよ、たとえ君がどこにいても。僕の愛は君だけのものだよ・・・」

眠っているうちに出て行くよ。
君にあげるその名は

『自由』
613あぼーん:あぼーん
あぼーん
614I Know What I Want:03/07/13 01:48 ID:Sd6ywkn3
彼の部屋で何をするでもなく、時が過ぎていた。
彼は愛用のベースを爪弾いている。
好きな曲のフレーズを何となく奏でたり、思い付いたリズムを刻んだり。

ごつごつした、長い指。
ギターに比べてベースは弦が太いから、自然と力強くなっている指。
長いネックを滑るような指捌き。

あ…やば…

感じて、きた。かも。
あの指でされてるのかな、あたし。いつも、あんな風に鳴かされてるんだ。

すっと指を滑らせて、押さえ付けて弦を弾いて音を出す。
指が細いネックを蠢き回る。

アンプを通さない生の音でも、ベースの低い音が身体に伝わる。
低い、身体の奥にずんずん響いてくる振動。

真剣な眼差しでベースを見つめながら弾いていて。
たまに音に酔いしれるように目を閉じている。


あのベースは…あたし。

ベースと彼の間に割り込んで、彼の顔を覗き込んだ。
あたしの瞳はきっと濡れてる。

「ね……しよ?」

もっといい音色を、奏でてあげる…
615murmur:03/07/13 01:50 ID:Sd6ywkn3
ありふれたテーマでしたが、ギターよりベースの方がHっぽいと思ったので。
続きはありません。
616名無しさん@ピンキー:03/07/13 02:13 ID:qmCi2ds0
エロスとしてなら
妙かなる音色の二胡が好きかな・・・。

クラッシックギターで責めてほしかってような気もします。
617名無しさん@ピンキー:03/07/13 06:56 ID:GY0Fw5Kb
>>614-615
murmurタソっぽい!っと思ったらやっぱmurmurタソですた!
確かに指の動きはベース方がエロいw
あんな弾くように動かされたら・・・・・・(;´Д`)ハァハァ
618名無しさん@ピンキー:03/07/13 08:04 ID:QNPi9DZB
>>616

アルアイレ奏法は中空に向かって弾くように
ピン… って

こんな感じだけど、わかりにくかったかな?

じゃ、もいっかい
こうやっ… て〜

今度は左手、プリングオフ。 ま、アルアイレと同じだね
押さえていた指を …こうして …引きずりながら離す

じゃ、同時にやってみようか?
右手でアルアイレ、すぐに左手プリングオフ!

……とてもいい音色だ

こんどはアポヤンドとトレモロも教えてあげたいんだけど、

続けていい?
619名無しさん@ピンキー:03/07/13 23:05 ID:qmCi2ds0
その日そのとき

                               胸より胸に

                                    
620名無しさん@ピンキー:03/07/13 23:28 ID:F/OamRyt
いつもお世話になってます・・・。
ってことで新作待ち!
621名無しさん@ピンキー:03/07/15 09:10 ID:duWkDI+f
>611−612
「愛はあるけどレープみたいな話投下OK?」ってきいた人?
もっと鬼畜かとオモタら話が(・∀・)イイ!
エロそのものがないから?これをスルーなんてもったいないよ。
>614−615
>アンプを通さない生の音でも、ベースの低い音が身体に伝わる。
>低い、身体の奥にずんずん響いてくる振動。
ワカル!ギターよりくるよね。
622山崎 渉:03/07/15 11:11 ID:7GpObfWE

 __∧_∧_
 |(  ^^ )| <寝るぽ(^^)
 |\⌒⌒⌒\
 \ |⌒⌒⌒~|         山崎渉
   ~ ̄ ̄ ̄ ̄
623hoshu:03/07/15 13:09 ID:6FjD0Ztx
一応
624名無しさん@ピンキー:03/07/17 15:40 ID:YHsJ+NWI
>621
ごめんなさい!わたしが書いたんじゃないです…こんなに沁みる話かけません!!
611-612サン、間違えられちゃってごめんなさい
っていうか、自分の話も煮詰まって進んでないんです しばし お待ちを
625神無夢想18:03/07/17 17:49 ID:tzUPGSBN
>>540から続きます。


 今、何故男の事を思い出すのかぐらいは分かっている。私が先生との行為で
快楽を覚えたからだ。男との行為で快楽を覚えた以上、少しも不自然ではない。
 おぞましいとさえ感じていなかったら、少しの切なさを感じるだけで、何の
問題もなかっただろうに。
 丁寧に私の体にかけられていた掛け布だけが、先生の意志を伝えてくれている。
「先生は優しいですね」
「いや、そんな事もないよ」
 呼吸音の違いで気付いていたのか、先生は突然声をかけても、驚くでもなく、
また、こちらを振り向くこともなく返してくる。
「長くても、後、三か月もしたら、瀬田さんも僕のことを鬼だと罵ってくれる
だろうから」
「どうしてですか」
「頑張ってね、卒論」
「・・・うわあ、現実だ」
 でも、これまでのゼミの内容から察すると、鬼と呼ぶのは大変控えめな表現に
なる気がしていた。
「先生の方こそ頑張って下さいね、指導と試問」
 とにかく起き上がると、被っていた掛け布を先生の方へふわりとかけた。手を
引くと、入ってきてくれる。指がブラウスの襟にかかってきてやっと、こちらが
眠っている間に脱がそうとしなかったどころか、ボタンこそ留め直しはしていない
けれど、服の乱れをきっちりと直して寝かせてくれていたらしいことが分かって、
苦笑する。
「こちらは頑張ることではなくて、しなければならないことだから、・・・いや、
少し表現が違うか、何だろう」
626神無夢想19:03/07/17 17:50 ID:tzUPGSBN
 それ以上、喋らせないために、唇を舐めた。本当のところは、ちゃんと先ほど
していたかどうか怪しかったからだけれど、次に舐めた時にはブラウスの襟が
下方へ下りていき、もう一度舐めると取り払われ、後にはブラが残る。それ以上
舐めることはできなかった。既に口を塞がれていたからだ。呼吸することを
思い出して、息を吐き出したと同時に、ブラが外される。
 腕の中から離されないまま、ブラウスとブラが丁寧に畳まれた後、ソファーに
放られた。その間、改めて裸になると、先生の歴代に比べてこの体は
どうなんだろうかとか、みっともなく胸の先が立っていたりしていないか、
なんて考えなくてもいい事を思った。
 先生は顔を私の方に戻しても、こちらの体を特に観察するでもなく、不安など
当然知らないのだから、抱え上げられて座らされた。ただ、普通に座る時と
違うのは、足を投げ出している先生の上に、やはり足を投げ出している私が
座っている格好になっている事だ。この状態を少しの間観察してから、
聞き辛いけれど、大変な勇気を奮い立たせて、やはり聞いた。
「・・・重くないですか」
「瀬田さんぐらいなら、載せていて却って安心する」
 微妙だ。
 勿論、私のそんな思いはすぐに放られた。手が、一方が胸の下に回されて胸の
縁をなぞっていき、もう一方が腿を這っていく。どちらも、何という事もない
動きなのに、何となく身じろぎしたくなってくる。少しだけ本当に動いてみて、
こちらの背中が、先生が腕を動かす拍子に動かした体と軽く擦れるのが分かった。
 やっと手が離れたと思っていたら、胸の縁をなぞっていた手は腿へ、腿を
這っていた手は胸の縁をなぞり始める。
627神無夢想20:03/07/17 17:51 ID:tzUPGSBN
 先生は私を悶え殺すつもりなのだ、と気付いた頃には、一度潤む事を
思い出させられていた足の間が、ひくついているのを自覚していた。もっと手を
上へ、あるいは体の中心へ移動してその手の動きを行ってくれれば、私は嬉しさの
中に埋もれていくだろうけれど、手はいつまでも柔らかな上を這い回り、つい前の、
突然にぬめりに触れてきた時のような事はしてこない。その指を覚えてしまった
後だからこそ、余計にくるおしい。
 本当にくるおしい理由は、しっかりと抱きかかえられていて、背中で擦られている、
しっかりとした体の存在があったから孤独感こそ覚えていなかったけれど、
私からは手を前方のどこへ動かしても先生の体を抱えることができなかったから
なのかもしれない。そして、あれほどまでに唾棄していた行為を、渇望の対象に
あっさりと変えてしまった、自分自身にあったように思う。
 今の状況がいつか終わる事を望みながら、いつまでも終わらない事を願っている、
浅ましい自分にだ。
「う、う・・・あっ」
 頭を仰け反らせた時、髪をかき分けられたうなじの辺りに先生の口が触れてきたかと
思うと、強く噛まれた。足首の次は首とは、本当に獣みたいだ、と思いながら、
きりきりと歯が動くのを感じていた。
「痛い・・・」
「ああ、そうなるように噛んでいる」
 ゆっくりと力を入れて、痛みに耐えられなくなった頃に離れていくやり方は、
慣れると奇妙な安心感さえもたらしていた。言葉や感覚ではなく恐らく経験で、
先生がどう噛まれれば耐えられないのかという事を分かっているからだろう。
 それでも私は気持ちよくなりたいのか、痛みから逃れたいのか分からないまま、
先生の手と歯から離れたくてたまらなくなった。両手でもがいてみせるけれど、
宙に何か手がかりがあるわけもない。
628神無夢想21:03/07/17 17:52 ID:tzUPGSBN
 あるとすれば、この口から放たれる言葉だけだ。
 実際、そうすると言ったのだから、言えば先生は止めてくれるだろう。けれど
私の言う事を聞くのが、先生の意志とは関係があるのかが分からない。義務から
命令してもいいと言っているのではないだろうか。
 思えば私が先生を選んだのは、やっと一人になってから私の生活に関わってきた
男性達の中で、一番、私の話を聞いてくれたからであるだけだ。
 それは、あの男が私を選んだ理由と、全く同じじゃないのか。
 腿を触れていた左手が、頬から唇の表面に来ていた。ゆっくりと形を調べられながら、
やっと違うところを触って貰えた、と手の平に頬を押しつけていると、
「ちょっと失礼」
 そう言って、先生の指が私の鼻をつまんできた。
 混乱したのは、同時に胸を、最初はもう一方の指先だけで、次第に手の全体を
使って揉んでくるからだった。更に、先生の足が絡んできたために、足の動きも
封じられてしまう。
 首を絞められると気持ち良くなる人の気持ちが分かってきそうで、恐くなる。
苦しい分、余計に手で触れられている胸や、もがくほどに擦れる背や、組まれている
足を意識せずにいられない。もがき、あがいても、私をかかえあげた時の事が
嘘のような力で押さえる先生から逃れられない。
 けれど、と、胸の先を摘まれると生じる、頭の奥のちらつきと共に思う。
 それが、私の望んだ結果なのだ。選ばれて行われた結果ではない。もしも
こうやって女の呼吸を止めたくなる嗜好が先生にあったとしても、自分がとても
嬉しい中にいるのだと思い出させてくれた事に感謝を直接、口に出して
伝えたいぐらいだった。
 そう、口に出して。
629神無夢想22:03/07/17 17:54 ID:tzUPGSBN
 ・・・十秒ほど、たっぷりと深呼吸してから先生に聞いた。
「先生、私の性格、抜けていますか」
「時々は、まあそうだね」
 最初から、口は塞がれていなかった。
 どっと力が抜けた私の体を、先生は反転させて、丁度ソファーでそうしたように、
座る先生の上に私が膝で立って向かい合う形にした。そうして、自分の顔の前に
持ってきた私の胸を、くすぐり始めた。
「やあ・・・」
 声を漏らしてから、自分が先程まで、唇を噛みしめていたことに気付いた。
指が胸の表面を滑っていくのと、情けなさとで先生の頭を抱えた。知らず知らずの
内に体を押しつけていく。
 唇を舐めると血の味がした。先生は、私をよく見てくれている。唇に触れただけで、
顔を見てもいないのに唇に歯を立てて食いしばっていたことをあっさりと見抜いてくれた。
しかも私が後ろめたさを感じないように、悪戯のようにして口を開かせてくれる。
「先生・・・」
「何かな」
「・・・私以外の人が誘っても、応じていましたか」
「分からないね」
 何度か聞いた事がある、穏やかな中に皮肉をこめた口調で言った。
「応じた可能性を否定はしない。ただ、今、目の前にいるのが君である事の方が
遥かに重要ではないかと思うよ。では、きちんとお互いの体に集中しようか」
「馬鹿正直になっていますよ」
「今の君と足して割れば、丁度いい」
 胸を舐められながら、声をあげて笑う日が来るなんて、思ってもいなかった事だ。
その間、胸は先生の手と口との中で、様々に形を変えていく。
630名無しさん@ピンキー:03/07/17 19:42 ID:cL/THBpf
続きキタ━━━━(。A。)━(゚∀゚)━(。A。)━(゚∀゚)━(。A。)━━━━!!!!

この行為の果てには何があるのか、非常に気になります。
631名無しさん@ピンキー:03/07/17 20:11 ID:qvNbm1Tf
真面目なのに(真面目だからこそか)すっとぼけて聞こえる会話が好き〜♪
632名無しさん@ピンキー:03/07/18 01:10 ID:rlkc7gOI
じーわじーわと楽しんで読んでいます。
続きもよろしこ。 >神無夢想

マターリお待ちしてます(w  >>624
633621:03/07/18 09:03 ID:ajI2vdqt
>624
余計な詮索でしたね。お二方、ごめんなさい。
投下待ちしつつsage

>神無夢想
じっくり味わって読んでます。
634paw:03/07/18 14:03 ID:ApOCO65j
endoscope1

時計を見ると、もう少しで8時になるところだった。
今日は入院やら手術やらとんでもない忙しさで、気が付いたらこんな時間になってしまった。
残りは明日にしようとPCを落とし、帰ろうとしたその時、

トゥルルルルッ トゥルルルルッ トゥルルルルッ

ナースステーションの内線が鳴った。準夜の看護婦は病室をまわっているのか、誰も出ない。
早く帰りたいんだけど、なにか緊急だったら…。仕方ない
「はい、7S病棟です」
「外科の藤井だけど、クラークの水島さんってまだ残ってる?」
「あ、はい、水島です」
「悪い、上がる時でいいから今日のオペ患の前歴を第2内視鏡室に持ってきて」
「わかりました」

藤井は年齢こそ30歳と若手だが、外科医として腕がよく診察も丁寧で信頼も厚い。
そのうえ背も高く精悍な顔立ちをしていて、スタッフからも患者からも人気があった。
わたしも密かに憧れていたけれど、人の心の内側を見透かすような目が苦手でいつも避けていた。

第2内視鏡室は普段余り使われることはない。
第1内視鏡室の方が設備が整っているため、緊急かつ第1が空いてないときにしか使わない。
場所も外来の外れにあり、こんな時間は誰もいない。余計に緊張してしまう。
「失礼します。水島です。……藤井先生?」
ノックをして中に入ったが返事はなかった。呼び出されたのかな? いないことに少しほっとする。
明かりは点いたままだし、直に戻ってくるだろう。どこかわかる場所に置けばいい。
そう思って部屋を見渡した。
635paw:03/07/18 14:07 ID:ApOCO65j
endoscope2

誰もいないと思っていたのに、ドアの所で藤井がわたしを見ていた。
「あ、あの、カルテ、遅くなりました」
驚いて、どきどきして、うまく話せない。
「あぁ、そこ置いて」
そう言ってこっちに向かってくる。慌ててカルテを置き一礼して帰ろうとした。
瞬間、手がさっと顔に伸ばされたかと思うと、メガネを取られてしまった。
「!? なにするんですか?」
「ずいぶん厚いな。これじゃメガネなしじゃ帰れないだろう?」
藤井の言うとおり、わたしは弱視に近い。かけてないと不安でたまらない。返してくれと言おうとした
その唇を彼の唇が塞いだ。咄嗟に何が起きたのかわからなかった。彼の胸を突き放そうとするものの、しっかりと腰を抱えられて離れられない。そうしている間にも彼の舌が歯列を割って侵入しようとする。
必死に顔をそらすと、藤井は唇を離し、あの見透かすような目でわたしを見る。
「前から思ってたけど、清純そうな顔をしているくせに、身体つきはいやらしいな」
言いながら片手で制服の上から胸を鷲掴みされ、腰にまわしていた手もおしりを持ち上げるように掴んでくる。
「やめてっ!やめてくださいっ!」
「暴れるな。あまり暴れると……」
そういって手にとって見せたのは…注射器だ。すでに針も付けられている。薬剤も……入っている。
「………ドルミカム。知ってるだろう?」
看護婦じゃなくたってドルミカムが何かくらいわかる。麻酔だ!それも数秒で効く……!
反射的に逃れようともがいていた。だがそれもわずかだった。左肩に痛みを感じて、そのまま意識が
暗転していった。
636paw:03/07/18 14:09 ID:ApOCO65j
endoscope3

真っ暗な中、自分がなにかおぞましいものに犯されている。
恐くて恐くてしかたないのに、声が出ない。
自分の中を冷たくて堅い物が蠢いている。
いやだっ!やめてっ!誰か助けてっ!!


物凄い恐怖で目が覚めた。くらくらする。起きようとして、動けない事に気付く。
「やっと目が覚めた?」
その声で一気に思い出す。そうだ、さっき藤井に麻酔を打たれたんだ…。
藤井がこんな事をするなんて信じられなかった。憧れていたのに! …わたし犯されたの!?
あまりのショックで言葉が出ない。でもわたしの目が疑問を訴えたのだろうか、
「まだ犯してないよ。眠ってるヤツを襲ってもつまらない。」
彼の言葉にさらに疑問がわく。まだ?まだって事は、これから犯すってこと?
でも下腹部には違和感がある。本当にまだ何もされていないの?
「ただ起きるのを待っててもつまらないから、中は覗かしてもらったよ」
中?中ってなに?どういうこと!? 混乱するわたしを見下ろし、手を伸ばしてくる。
つぅっとお腹のあたり指でなぞられた。その感触は服越しではなく肌に直に触れていた。
「いやあぁぁっっ!」
身を捩って逃げ出そうとしても動けない。麻酔のせいでは…ない? 縛られてるの?
首だけ動かしてみると、自分が全裸でストレッチャーに縛り付けられていることがわかった。そして脚のつけねから黒いコードのような物が伸びている。信じ難い光景に半狂乱で叫ぶ口を彼の手が塞いだ。
「んーーーっ!」
「騒ぐな。写真をばらまかれたくなかったら、大人しくて」
写真!? 撮られたの!? この姿を!?
藤井はデジカメを私に見せ、私が叫ばなくなったのを確認して口から手を離した。
637paw:03/07/18 14:18 ID:ApOCO65j
以前弱音を吐いた者です。
投下きぼんしてくれた方や、覚えていてくれた方がいたので
思い切って初投下しました。
思いのほか長くなってしまい、途中までになってしまいましたが…。
今続きを執筆中です。今後ともよろしくお願い致します。
638名無しさん@ピンキー:03/07/18 15:07 ID:Dux93tJ2
>>pawタソ
ブラボー━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!!
大丈夫だと思われ。
いろんなジャンルの話が書き込まれてるし、気にする程では
ないでつよ。
z571タソの話と共に続きキボン。

639491:03/07/19 00:48 ID:FR6WKF38
>>488-490の続き、だいぶ長いんですがとっさに書いてしまいました。
つか初エロ。
拙くてただ長いだけですが読んでやってくださいまし…
640491:03/07/19 00:50 ID:FR6WKF38
あたしとご主人様との出会いはとても簡単。
父親の再婚相手に父親を盗られて、嫌々突っ込まれた施設での、運命。
施設の視察に来たご主人様(ご主人様は、カオだけじゃなくて社会的地位も桁違いなのだ)があたしを拾ってくれた。
最初は憐れみからのお手伝い代わりに。
そして今は、恋人以上娘以上の誰よりも近しい関係に。
あれを運命とせずに、何をそう呼ぶっていうの。

「・・・・・・・・あ・・・・・・・・は・・・・・・・ッ」

歳の差は15歳。なまじの地位の高さでないご主人様の周囲は随分世間体を気にしたらしいけど、それでもご主人様はあたしを離さなかった。
641491:03/07/19 00:51 ID:FR6WKF38
「ね、もう・・・・・だめ、溶けちゃ・・・・・・・ぅ、」
「そーか、じゃあちょっと待ってあげよう」
軽いキスをひとつ落として、微笑みを絶やさないご主人様の口の端がさらに上がる。
同時に、刺激が来た。
「・・・・っふぇ・・・・」
断続的に与えられていた刺激が、くちゅ、という卑猥な音を最後に止まるという刺激。
代わって、その音源を責めつづけていた指を見せつけられる、この上ない羞恥。
何度やられても慣れられない意地悪に、今夜もご主人様はとても満足そうだ。
てらてらとしろくひかる中指で、わななくあたしの下くちびるに線を描いて、この上なく楽しそうに自身の口元にも持っていく。今にも燃えそうなほどカオを熱くしているのが自分でもわかるのに、ご主人様のたくましい中指と薄いくちびるから目が離せない。
・・・・・・違う。
カオが熱いのは、恥ずかしいからじゃなくて。
「ご主人様、ごめんなさい、はやく・・・・・・・・・・・・・・・溶かして」
潤んだ瞳も、上目使いも、つくろうと思ってつくってる表情なんてひとつもないくらい、あたしは根本からご主人様に溶かされてる。
「たくみさんが、欲しいの・・・・」
642491:03/07/19 00:53 ID:FR6WKF38
イイコだねって言われてるのが、にじみでるようなその笑顔がだいすき。
ベッドの上にあぐらをかいた姿から、「ここへおいで」って招かれる。
「自分で、挿れてごらん?」
「・・・・ぇ・・・・」
「欲しいんでしょ?」
ああ、ご主人様の笑顔はひとをシアワセにするばかりでもないのだった。
観念して首元に顔を埋める。
右手でご主人様の後頭部の髪をくしゃっと軽く掴んで(ご主人様に薄髪なんて無縁の話)、背を猫みたいにしならせて、内腿から回した左手でおずおずとご主人様自身を迎えにいく。
体中のどこよりもなめらかな皮膚を持つソレが、今日もあたしだけを想って先端から雫を垂らしているのを指先で知る。
とろりとしたその雫をすこしとってきて、ご主人様の目の前でみだらなショーのように指を口に含む。
かあっと頬に朱をはしらせるご主人様も、大概これには慣れられない。
これでおあいこねって、あたしも微笑んでやるのだ。
「好きだね、比奈は・・・・ソレが」
「だって、あたしはこっちの方が美味しいんだもん」
ほんのり赤らめた頬で拗ねたようにいうご主人さまが最高に可愛くて。
けど。
「そう?俺は比奈がダメ、イヤ、もっと、て言いながらココから際限なく垂らすとろとろのほうが美味しいんだけど。量も多いし、味も濃いし、何よりBGMが。なんたって比奈の喘―――」
「っじわる…っ!」
結局今日も勝てなくて、最後にはあたしの方がご主人様よりもはるかに赤いカオしてることになる。
643491:03/07/19 00:54 ID:FR6WKF38
言葉だけじゃなくて、溶けかけたあたしの秘所をちゅくちゅくと音を立てて器用にまさぐってくる指も手伝って、そろそろ、
「イイ感じに締まってきたね・・・・はやく挿れないと、おじさん萎えちゃうよ?」
うそつき、自称絶倫のくせに。と拗ねて膨らませたままの赤い頬は、濡れたくちびるに吸われてあっけなく空気が抜ける。
「ほら、手はこっち」
右手を再びご主人様自身に導かれる。
萎えるなんて言葉、ご主人様の辞書にはないんだから。
硬そうでいてなめらかな皮膚を、触れるか触れないかのすれすれで一回下から上へとなぞるとちょっとだけ逆襲が出来る。
でもそれ以上は、変わらずあたしの蜜をかきまわすたくましい指に耐えきれないからやめておく。
「挿れてご覧」
とどめの言葉とわずかなご主人様からの後押しで、するっとソレはあたしの入口へ。
入口に当たっただけで思わず目をぎゅっと瞑るほどの快感に襲われる。
「まーだまだ・・・・」
歌うようにあたしを翻弄するご主人様。
ゆるやかに腰をくねらせて、くたくたに溶けたあたしのナカへ挿れていく。
パズルのピースがぴったりはまっていくようなこの快感は、知らずに涙さえ流させるのだ。
あたしを熟知したご主人様が涙をそっと舐めとろうとしたのをキスに変えさせて、そのまますこし伸びあがって自分の少ない胸ごとご主人様の頭を抱きしめた。
動けないでしょ、なんてことはもう言わない。このまましばらく、あたしの涙が止まるのを待っててくれるのがいつものことだから。
泣き止んだ合図のように、今度はあたしから腰をくねらせる。
さっきにも増した肉体の快感に、ご主人様がつながったままゆっくりとあたしをベッドに横たえた。
ベッドサイドのランプに照らされたご主人様の顔が、上からあたしを見つめてる。
心底愛しそうに。
そう思うのは、あたしの自惚れじゃないよね?

「比奈しか、欲しくない」

舐めとられていく半乾きの涙の痕を追いかけるようにまた、涙が滲んだ。
644491:03/07/19 00:59 ID:FR6WKF38
スンマセン・・・・・・・・これ以上は書けませ・・・・・・(倒
修行するために逝ってきまス
645名無しさん@ピンキー:03/07/19 03:02 ID:effR9TvJ
ぐっじょぶ!どんとまいん!!
646名無しさん@ピンキー:03/07/19 03:19 ID:3z/nIEnC
保守
647名無しさん@ピンキー:03/07/19 08:55 ID:KRo1ujS5
648名無しさん@ピンキー:03/07/19 09:39 ID:2MB4n1t5
>491
倒れないでくれ(w

492で「夜」編をキボンヌした者っす。
書いてくれてありがとー! よかったよー。
続きもあるといいなあ(マターリ待ちます
649paw:03/07/19 17:45 ID:V2FcCh9O
>>634-636に続きます。
そんなにはーどではないはずですが、
一部表現が生々しいかも…
苦手な方はスルーしちゃってください
650paw:03/07/19 17:46 ID:V2FcCh9O
endoscope4


藤井は内視鏡モニターをわたしが見れるようにセットした。
画面はピンク色の内臓を映している。
「おまえの中。自分で見るのは初めてだろう?すごくきれいな色をしてる」

どうして? どうしてわたしがこんな目にあうの? 混乱した目から涙が溢れ出す。
それを彼の舌が舐めとっていく。そのまま口唇をなぞる。
舌が侵入してくるのを防ごうと口唇を閉ざしても、嗚咽をあげていて閉ざしきれない。
そんなわたしを嘲笑うかのように舌は口の中を暴れ続ける。

「身体つきだけじゃなくて、からだもいやらしいな…。ずっと蠢いてる」
モニターを見て嬉しそうに言った。
恥ずかしさと、悔しさとで胸が張り裂けそう。−でもそれだけじゃない。
「見ろよ。滲み出てきてる…」
わたしがモニターから顔を反らしていると強引に顎をそっちへ向ける。
ピンク色の粘膜は妖しく蠢きながら透明な液体を流していた。
それを見て更に自分から溢れていくのがわかった。−認めたくない。
「…いやっ!いやぁああ!」
「こういう事されても感じるんだ? 本当にいやらしいな」
そう言ってまた口唇を塞がれる。息苦しいほど激しく口唇を吸われ、舌が捕らえられる。
耳の後ろから首筋を指で つつつっ となぞられ、びくんっと背が反り返った。−感じている?


651paw:03/07/19 17:47 ID:V2FcCh9O
endoscope5


−こういう事されても感じるんだ?
そんな事ない!あるはずない!
そう思いたいのに、からだは憎いほどに反応してしまっている。

わたしの混乱をよそに彼の口唇は首筋を這い、吸い付いてくる。
見えないけれど、たぶん紅い跡が散りばめられている。
手は両方の胸の膨らみを痛いほどに掴んだかと思うと、やさしく揉み上げる。
けっして蕾には触れようとせず、それを繰り返している。
口唇が鎖骨をかすめ、固く尖った蕾を目指して下りてくる。
確実にそこへ迫ってくる感覚に胸がふるふると小刻みに震えた。
一瞬口唇が離れ、咥えられた。でも、そこには触れていない。温かい息だけがかかる。

思わず膝を摺り合わせてしまった。コードが引っ張られ中の内視鏡が動いた。
「…っ!」
「どうした? 舐められたい? それとも動かして欲しい?」
なにもかも見透かされている。内視鏡でからだの中を見られ、彼の瞳で心の奥底を見抜かれて。
そんなことは望んでいないと、わたしの理性と自尊心が必死に否定しても、
−そんなのはうわべに過ぎない 本当は望んでいる 気付かない振りをしているだけ−
そう突き付けられたような気がした。

「あぁっ!」
舌の先で震える蕾を弾かれた。と同時に片手で内視鏡を動かして肉壁のある部分を擦られる。
「ここ、こんなふうになってるんだ。…カズノコとはよくいったな」
そう言って更にそこを擦りあげ、焦らされ続けた蕾を口唇で噛まれ、反対のそれも指で摘まれた。
「やっ、やめっっ、ああぁぁ!」
一気に絶頂へと追い上げられ、達してしまった…。それも内視鏡で……。


652paw:03/07/19 17:49 ID:V2FcCh9O
endoscope6


呆然と脱力するわたしの中から内視鏡を抜き取り、テープでそれを内股に固定した。
「濡れすぎだろう? ストレッチャーがずるずるだよ」
言いながらまたわたしにモニターを見せる。
画面いっぱいに、わたしの愛液が溢れてらてらと光る秘口を映し出されていた。
あまりの生々しさに咄嗟に太股を動かして画面から外そうとしたけれど
どんなに動かしても常に内視鏡の焦点はわたしのそこに合わせられていた。

「こうすれば、舐められるところも挿れられるところも見れるだろ?
もっとよく見えるように眼鏡かけてやろうか?」
首を振って抗い、勢い余ってメガネが飛びカシャンと床に落ちた。
「あっ ばか! 帰りは送ってやるからいいけど……」
こんな事をしたとは思えないほど、本当に申し訳なさそうな貌をしてメガネを拾った。
でもそれも一瞬のことで すぐにあのいつもの目に戻ってしまった。

藤井はストレッチャーのわずかなスペースに腰掛け、右手を脚の合間に滑り込ませた。
太股にまで溢れた愛液で、手が動くとぬるぬると滑る。
モニターを見ながら花弁を一枚一枚剥ぐように指がそこを開いていく。
くちゅり
湿った水音を立てて指が侵入してくる。ゆっくりと押し進め、
ざらざらとした部分を掻くように指を曲げた。腰がびくんっと跳ね上る。
「そんなにここがいいんだ?」
「い、いやっ」
「いやじゃないだろ?こんなにして」
そう言って執拗にそこを攻め立てる。さっき達したばかりなのに高みへ押し上げられる。


653paw:03/07/19 17:54 ID:V2FcCh9O
読んでくださった方、ありがとうございまつ
ほんっと、すみません。
これでいっぱい いっぱいです…
もちろんこれで終わりではないのですが、
しばらく修行に逝ってきまつ……
654491=倫:03/07/19 18:46 ID:FR6WKF38
ハフ。素直になれないお医者様に萌えるあまり出戻ってきた491です。(*´Д`*)ハァハァ

縮刷版に収納されているのを今日発見、調子に乗って自分の名前とタイトルを作ってきてしまいました。
>>489-490に『あまいもの』
>>640-643を『とめどないもの』
裏方さま、ありがとうございます。

>>648
此度もその節も、心底ありがとうございまつ (*´Д`*)
655名無しさん@ピンキー:03/07/19 19:43 ID:zdRmbkVg
初投稿です。
短いし微エロですがかかせていただきまつ。



(まったくもう、なんでこんなことしてるんだか…)

あたしはコンビニに買い物にきている。正確にはこれからお泊まりなのでホテルに
行く前に飲み物とか食べ物を調達にきてるんだけど…彼氏がレジをすませているのを
待っている間、落ち着かない気分で入り口に立っていた。
お気に入りのスカートのひらひらと足にまとわりつく生地が今は恨めしい。

「どうした。もう降参?」
ペットボトルのお茶やらパンやらの入ったビニール袋を片手に提げてあたしの腰に
手をまわして歩きはじめた彼氏がからかうようにささやく。
「そんなことないもん」
あたしは素知らぬカオをして歩き続ける彼氏の顔を軽くにらんで、きっと前をみつめて
歩く。

そう、なにも起きていないかのように。

−−−−−−

コトのおこりはホテルのお泊まり時間までの時間つぶしで立ち寄ったマンガ喫茶だった。
軽くお酒を飲んでいい気分だったあたしはカップルシートに座るとそのまま軽く居眠り
してしまったのだ。だってチェックインできる時間まではまだ1時間以上あったし。
656655:03/07/19 19:45 ID:zdRmbkVg
「おい、おきろよ」
ゆさゆさと彼氏に無理矢理おこされて指さされた備え付けPCのディスプレイからは
なんだかいかがわしい単語が読みとれる。んー、と眠い目をこすりながらディスプレイに
顔を近づけると、それは女性の、いわゆる告白投稿サイトだった。
「読んでみてよ」
背中から彼氏に抱きかかえられるようにして、ついうっかりあたしはその文章を読みすすんで
しまった。

「…えー。うそぉ」
しばらく読み進んであたしはそんなつぶやきをもらした。だってそのサイトに投稿してる
女性は−文章によれば、だけど−下着をつけずにお尻が丸見えになりそうなミニスカや
きつきつのタンクトップで出かけては、たくさんのヒトに見られるのが大好きで気持ちいい…というのだ。
「お前もこういうの、興味ない?」
背中からまわされた手がいつのまにかやわやわと胸を揉みしだいている。軽く酔ってる
せいかいつもより身体が敏感に反応してしまう。
「やめてよ…」
「いいじゃん。どうせ誰も見てないって」
するすると指がスカートの中にのびてくる。
「ちょっ…ちょっと…」
「でも声出したらバレるよ?」
耳元でそうささやかれては黙るしかなかった。
657655:03/07/19 19:46 ID:zdRmbkVg
コリコリとした突起をもてあそばれ、達しそうになった瞬間、彼氏の手がするりと下着か
ら引き抜かれた。
(えっちょっとちょっと寸ドメーーー?)
「下、脱いでよ」
あたしの愛液で光る指を舐めながら、彼氏は小声で言った。そしてあたしが抵抗する
のも気にせず、パンツと…キャミだからってブラまではぎとってあたしのハンドバッグに
押し込んだのだ。
「そろそろ時間だからでるぞ。途中で買い物もしないといけないしね。」

あたしは反論することもできず、そのままエレベーターに乗ってしまった。
エレベーターにはあたしたちの他には誰もいない。

「言っておくけど、変なそぶりしたらバレバレだからね?」
エレベーターが一階について、降りる段になって彼氏はあたしのおしりをひとなですると、
楽しそうに言う。

夜風がいつもよりすうすうとあたしのまわりを吹き抜けていった。

−−−end

ふと思い立ったのでかいてみました。ほとんど行為描写がなくてすみません。
658名無しさん@ピンキー:03/07/19 22:02 ID:15vdkw0y
pawさん、内視鏡 続き キタ━━━(゚∀゚)━━━!!!
倫タンも帰って キタ━━━(゚∀゚)━━━!!!
そして、露出モノ(>>655-657)も キタ━━━(゚∀゚)━━━!!!

連休初日から すごくイイ日が過ごせてるんですが。
作家さん達に感謝。

>素直になれないお医者様に萌える
禿ドウーイ。
659名無しさん@ピンキー:03/07/20 11:40 ID:cNOOy5pE
倫タソ、658タソ ありがとうございまつ!
>素直になれないお医者様に萌える
そぉゆー部分、1行っきゃ書いてないですよ!?
自分でも人物描写に思い悩んでいただけに、嬉し過ぎる!

裏方さま
縮刷版の収容 ありがとうございまつ(ハアト
あまりの早さに腸捻転しちゃう…
ってか、ちまちまうpですみませんーーー!

paw
660:03/07/21 21:12 ID:jWQ+Zn49
インテリやらメガネやら白衣が発するニオイには敏感なのでつ。ニヤリ。
661名無しさん@ピンキー:03/07/21 23:20 ID:EFhoQsOn
>pawタソ
Dr.藤井…ぶはっ!(はなぢによる失血死……合掌
662名無しさん@ピンキー:03/07/22 07:34 ID:bQ3QXl5O
>倫タソ
初エロごちでつ
あまいもの と とめどないもの のあいだの、
いいこで待ってられない比奈ちゃんのはなしもきぼーん

>pawタソ
シュチュ エローーー!
ってか、内視鏡ってそんなことできちゃうの?
カズノコ見てみたい…(グホッ (´ノii `*)ゞハナヂガ…

>655-657タソ
なんかちがう話も読んでみたいでつね
微エロがイイ!。゚+.(・∀・)゚+.゚イイ!!
663名無しさん@ピンキー:03/07/22 10:05 ID:7fZuGaDm
内視鏡 こんな医者いねぇよ(少なくともウチの病院にゃ
…と思いつつ、濡らしてしまう(w

でも ドルミカムはやだなぁ〜 どろ〜になり過ぎて
664名無しさん@ピンキー:03/07/22 12:29 ID:7fZuGaDm
>pawさん
ちょ ちょっと、そこで寸止めですかい?
最後までイッキにイかせてぇーーー!(w

ふ ふじい先生、お注射して〜(爆
665664:03/07/22 13:11 ID:7fZuGaDm
あ、663とは別人ですよ〜。
ふたりとも同室の寮生です。新人なーすやってます。
666655:03/07/23 23:22 ID:q88v/QRx
655でつ。
仕事してたら降ってきたネタがあったのでかかせていただきます。
なんだかアホっぽいノリになってしまった予感…。

友美の目の前にさしだされたのは白いひらひらの−新婚さーんってかんじの−エプロンだった。
肩紐のところにレースがついていて、裾にもぐるっとフリルが縫いつけられている。ご丁寧にハート型の
ポケットが左右についていて、後ろで結ぶリボンもふわっとなるように太めにつくられてる、そんな
正統派な新婚さんエプロン(勝手に命名)だった。
「あの…これをどうしろと」
友美はおずおずとそれをひっつかんで黙り込んでいる慎一に尋ねてみる。愚問だとは思ったものの、
一応確かめておきたかったようだ。
「友美につけてほしいんだっ」
慎一は切々と今まで自分の抱いていた白いひらひらっとしたエプロンについての願望を語り、いかに
友美にそれが似合いそうかということ、また友美に似合うであろうよりすぐりのエプロンを買ったこと等を
訴え、ようするに友美にこれをつけてくれ、とすがるように頼むのだった。
「…いいけどさ。前回デートに遅刻したお詫びになんでも一つだけ言うこときくっていう約束だもん」
友美は溜め息をつくとそのエプロンのフリルにそっと触れた。友美だって普段はあっさりカジュアル派で
通しているが決してこういうオンナノコしたアイテムが嫌いなわけではない。
「本当にかっ?本当につけてくれるのかっ?」
慎一の顔がぱぁっとよろこびの色に輝く。
「う、うん。でもなにもそんなに大げさに喜ばなくても…」
と言いかけた友美の肩を慎一はつかんで壁に押し付けた。
「ただしな、このエプロンをつける恰好に条件があるんだよ。もちろんきいてくれるよな?」
そういって妙な気迫ですごまれて友美はつい頷いてしまった。

そしてその条件に目を点にしてしまうのであったが…。

(続く)
667655:03/07/23 23:36 ID:q88v/QRx
>裏方さま
すばやい縮刷版収録ありがとうございます。
あんまりにはやくてびっくりしました。
えとタイトルなんですが「夜風の・・・」としてください。

一人665のカキコに萌え萌えしてしまった駄目な私…。
ところで百合ものって投下可能でしょうか?他のスレ探した方がいいですかね。

続きがかけたらまたきます。
668名無しさん@ピンキー:03/07/24 02:31 ID:kiSk5yAG
>667
百合ものはこの板に専用スレあったような。

ここのスレ住人は百合とか近親ものみたいな
読む人を選ぶネタには厳しい傾向がままあるので
折角書いたSS叩かれる事態を避けたければ
専用スレに投下する事をオススメする。
669名無しさん@ピンキー:03/07/24 04:36 ID:QocrsVju
>>668
667じゃないが、出来たら誘導キボン
670名無しさん@ピンキー:03/07/24 17:52 ID:4vylh+di
>602
ちょっと立ち読みしてみたけど、投稿したら勝てるよ、君たち。
受賞作はっきりいって終わってる。
671名無しさん@ピンキー:03/07/26 07:20 ID:wJpRLuHJ
受賞作は読んでないけど、
ここの作家さんたちはスゴイと思う

自サイト立ち上げた作家さんも
たま〜にはここにも投下して下さるといいなぁ〜

マターリ楽しみに待ってまつ
672paw:03/07/26 10:53 ID:cxWb9Opn
>>650-652に続きます。
れーぷの途中からなので、苦手な方はスルーして下さい。
673paw:03/07/26 10:56 ID:cxWb9Opn
endoscope7


指を挿れたまま器用に足首と腰の部分の縛めを解いてゆく。
その間も指は蠢き続け、いやらしい水音が内視鏡室に響いている。

自由になった脚を持ち上げ、藤井はストレッチャーにまたがった。
膝を大きく割り、そこに顔を埋める。
息がかかり、そこを視られているのを痛いほど感じる。
「ちゃんとモニター見てろよ…」

見るわけない。見れるわけがない。
だけど、何かに引張られるかのようにそっちに向いてしまう。
わたしは画面に映し出される光景から目が離せなくなっていた。

彼が指を抜き、たっぷりついた蜜をカメラにかざし、口に含んだ。
「…いい味してるよ、葵…」
指を舐めまわし、長い舌を見せつけた。
今度はその舌が内股を這い、溢れかえった愛液を舐めとる。
でも、中心には触れない。まわりだけを執拗に舐めまわす。
知らず知らず、腰が動いていてしまう。
舌から逃げているのか、それとも追いかけているのか…。
もう、後者である事を否定できなくなってきていた。
674paw:03/07/26 10:59 ID:cxWb9Opn
endoscope8


「どうして欲しいのか言ってみろよ?」
わたしの心境の変化を見抜いて、意地悪く言い放つ。

舐めて…
まわりだけじゃなくて、泉の中まで、その長い舌で舐めて欲しい。

心ではそう叫んでいるけれど、それを口に出す事だけは耐えた。
最後の理性だったかもしれない。これ以上はきっと耐えられない。
「まだ我慢できるんだ? がんばるね。」
わたしがまだ完全に堕ちていないことを、むしろ歓んでるかのように笑った。

モニターには甘い蜜を滴らせ、紅く熟しきった果実と、
藤井の端正な横顔、そして長い舌が映っている。
ゆっくりと、スロー画面のように近付いていく…。
「…っはぁ…ぁ…ぁ!」
触れられた瞬間、そこから快感が背筋を走り抜け反りかえる。
口唇が花弁を吸い取り、舌が溝を抉る。そして更に奥へと侵入する。
「ああぁぁっ! あっ あっ」
躰が震え出す。快感が全身を支配し始める。もう止められない!


675paw:03/07/26 10:59 ID:cxWb9Opn
endoscope9


ぴちゃ ぴちゃ
響く水音と映し出された映像が、より感覚を研ぎ澄ましていく。

「ひぁっ…!」
口唇が震える芽を捕らえた。
熱い口の中、その芽を舌で潰し転がし吸い上げる。
痺れがそこだけでなく、頭の芯までひろがってゆく。

首を左右に振って襲ってくる快感からのがれようとした。
「だめだ。ちゃんと見てろって言ったろ?」
顔を上げ、わたしの首をモニター方へ向け、最後の戒めである腕の包帯を解き、
自分が着ている白衣とオペ着も素早く脱ぎ、わたしを抱き起こした。

初めて見る裸は筋肉質で、引き締まっていた。
既に張切れそうに猛っているものは臍に向かって反りかえっている。
わたしの右脚を床へ下ろし、もう片方の膝を折り、
その下へ彼の右腿を割り込ませ、透明な液体が滲む先端を据えられた。
そしてわたしの目を覗き込むようにして言った。
「どうする? どうして欲しい?」


676paw:03/07/26 11:01 ID:cxWb9Opn
endoscope10


もう拒絶する言葉を出せるはずがなかった。
理性も自制心も何もかもが、今ここにある快感に呑み込まれていた。
それ以上に、更なる快感を求めている。

「……してください」
消え入りそうな震える声で言った。

彼は満足そうに口付けた。彼の舌とともに甘酸っぱい味が口の中に広がった。
それが自分の味だとわかり、背徳感にみまわれる。
と同時に据えられた先端が侵入を始めた。
「…ん! ぅんんっ!」
口唇を塞がれていて、くぐもった声が漏れる。

「すごい…葵のなか、すごくいい……」
口唇を離して彼が呟いた。口が自由になり喘ぎ声が響き出す。
「……あ…あぁっ あ・あ・あ…」
「…ほら、画面見ろよ。繋がってるところ……丸見えだよ」
「…やぁ!……あぁぁっ!」
わたしのそこは彼のものを咥え、呑み込んでゆく。
一番奥まで埋められ、腰が動き始めた。
画面の中、彼のものが愛液を纏いわたしの中へ消えては現れ、現れては消えてゆく。
はじめは内襞を味わうようにゆっくりと動かし、しだいに速度を上げていった。
透明だった愛液が白く泡立ちはじめた。
「…ひっ…あぁっ…あぁっ…っ!…」
「…ひくついてる。もうイキそうなのか?」
「……っああぁぁ!」


677paw:03/07/26 11:02 ID:cxWb9Opn
endoscope11

絶頂へと導かれ果ててしまったわたしを抱き締め、
内股に固定された内視鏡を外し、そのまま奥にある患者用のベッドへ運んだ。

上から覆い被さるようにして、わたしを見つめた。
「まだまだ これからだよ」
一瞬恐怖に感じる宣言も、すぐに甘美な媚薬となり、再び貫かれた。
彼は首筋に顔を埋め歯を立てて囓りつき、両手で胸を揉みしだいてゆく。
全身で奪われる感覚に、また快感を呼び戻される。

「はぁっ…ぁ…ぁああ…」
腰が跳ね上がるのを抑え付けられ、激しく抽送を繰り返される。
もう焦らすようなことはなかった。容赦なく攻め立ててくる。
どんっ どんっ と突かれるたびに意識が飛んでしまいそうだった。
「…あぅっ……うぅぅ…はぁあ!」
「ほら、イキそうなんだろ?イケよ!」
「…っ!…ぁあぁぁああ!」

わたしが達しても中のものは衰えることなく、攻め続ける。
貫いたまま片脚を肩の上に担ぎ、身体を横向きに反転させられより深いところを抉られる。
ぐちゅぐちゅと水音をたてながら円を描くように掻き回し、突き上げる。
「……っく…う…あぁ…」
彼の指が蕩けきった芽を摘んだ。
「…やっやめっっ…」
「いやだね。」
そう言うと、わたしの敏感な芽を捏ねて拈って嬲った。
「やああぁぁああーーー!」
喘ぎ声とも悲鳴ともつかない声をあげ、意識を飛ばした。

678paw:03/07/26 11:04 ID:cxWb9Opn
endoscope12

脱力したわたしを更に反転させ、俯せで膝を立てさせた。
双丘を突き出すような姿勢に羞恥するものの、抵抗する力も気力もない。
腰を掴み後ろから激しく打ち付けられた。
ぱんっぱんっぱんっぱんっ ぐちゅっぐちゅっぐちゅっぐちゅっ
乾いた音と湿った音にわたしの漏らす声が混ざる。

「葵の声、いい…いやらしくて。」
「…も、もうだめ…ゆるしてぇ……」
「本当に?…まだ締め付けてくるくせに。」

快感という階段をのぼりつめ最上段へ辿り着く。
すると目の前にはさっきまでなかった階段が現れる。さらに上へと続く階段が。
果てても果てても繰り返し、より高いところへ誘われてゆく…



何度達っしてしまったのかわからない。
何度も意識が飛んでしまったから。
延々と続いた狂宴も、彼がわたしの中に精を解放したことで終わりを告げた。


服を着ようと立ち上がり、中から流れ出す感覚に驚いて立ち止まる。
その様子を見た彼が、立ちすくむわたしの手のひらに白い錠剤を2錠置いた。
「…いま飲んで、12時間後にもう2錠飲めばだいじょうぶ」
そう言ってやさしく抱き締め、髪に口付けた。
わたしはまたどきどきし始め、けれども彼はすぐに離れ背を向けてしまう。
「残りの2錠は後で渡すから、裏口で待ってて」

679paw:03/07/26 11:06 ID:cxWb9Opn
endoscope13


藤井の車で送ってもらう間、沈黙が続いた。
彼は何も話さない。わたしも話せない。
拒みきれなかったこと、心の奥底を見抜かれ、更には自ら求めたこと恥じていた。
でもそれ以上に彼に対する疑問がぐるぐると渦巻いている。

どうしてあんな事をしたの? どうしてわたしなの?
嗜虐的な事をするくせに、時折みせる優しさは何なの?

車が止まり自宅に着いたことに気付いた。彼はやっぱり何も話さない。
「………どうして?」
やっとの思いで、俯いたまま呟いた。聞こえなかったかもしれない。
相変わらず続く沈黙に諦めて、帰ろうとした時、
「口で言ったって信じないよ。答えを知りたいなら、自分で探して。」
顔を上げて彼を見た。まっすぐな瞳でわたしを見つめていた。
あわててまた俯いたその頬を、彼は両手で挟み、自分に向かせる。
「目を逸らせてばかりじゃ、答えはみつからないよ?」


680paw:03/07/26 11:07 ID:cxWb9Opn
endoscope13


藤井の車で送ってもらう間、沈黙が続いた。
彼は何も話さない。わたしも話せない。
拒みきれなかったこと、心の奥底を見抜かれ、更には自ら求めたこと恥じていた。
でもそれ以上に彼に対する疑問がぐるぐると渦巻いている。

どうしてあんな事をしたの? どうしてわたしなの?
嗜虐的な事をするくせに、時折みせる優しさは何なの?

車が止まり自宅に着いたことに気付いた。彼はやっぱり何も話さない。
「………どうして?」
やっとの思いで、俯いたまま呟いた。聞こえなかったかもしれない。
相変わらず続く沈黙に諦めて、帰ろうとした時、
「口で言ったって信じないよ。答えを知りたいなら、自分で探して。」
顔を上げて彼を見た。まっすぐな瞳でわたしを見つめていた。
あわててまた俯いたその頬を、彼は両手で挟み、自分に向かせる。
「目を逸らせてばかりじゃ、答えはみつからないよ?」

681paw:03/07/26 11:08 ID:cxWb9Opn
endoscope14

彼の瞳に吸い込まれてゆく…
彼の目からずっと逃げてきたのに、今その目がわたしを捕らえて放さない。
答えはこの中にあるのだろうか……?

長い間見つめ合い、ふっと彼が笑っていった。
「やっぱりメガネかけてない方が断然かわいい。
 明日一緒にメガネを買いに行こう。」
「え? 言ってる事、矛盾してませんか?」
「俺の前以外ではかけてて。余計な敵は作りたくない。」


初めて見る笑顔に、わたしも笑顔でかえす。
「じゃあ、買ってください…」
−こころの中をみる endoscopeを……


Fin
682paw:03/07/26 11:17 ID:cxWb9Opn
うぎゃ〜〜〜!ガ━━Σ(゚д゚lll)━━ン!!!
間違って13を2回うpしちゃった!ごめんなさいっ!!

長杉でつね…
読んで下さった方、ありがとうございまつ
思い残すことだらけですが、逝ってきまつ…スサササ(((((((((((((゚Д゚)ノ
683名無しさん@ピンキー:03/07/26 12:20 ID:Eo7o1soc
pawさん、良かったです〜〜(はぁと
2重投下なんて気にしない。
684名無しさん@ピンキー:03/07/26 14:03 ID:0iy4rANn
pawさん、禿しくゴチになりました!!(;´Д`)ハァハァ(;´Д`)ハァハァ
685名無しさん@ピンキー:03/07/26 14:19 ID:rsWISoVg
>>pawさん

禿萌えですた〜…
すんごいヨカッタですよぅ。
また次もお待ちしています。w(はぁと
686名無しさん@ピンキー:03/07/26 21:13 ID:G8PqxX33
保守
687あぼーん:あぼーん
あぼーん
688名無しさん@ピンキー:03/07/27 07:41 ID:cokOv8uy
pawさん、ごちでつ。
照れ屋でSな医者、いいっすねー! 
葵ちゃんは鈍感なM女かー。しかも感度抜群!

……っは!おマタが大変なことにっ!(汁
689名無しさん@ピンキー:03/07/28 20:38 ID:YgVXUDQO
乗り遅れましたがその分一気に読めて……
pawサソ、スゴイ良かったです!!!!!

ああ……エロい……!
690名無しさん@ピンキー:03/07/29 18:50 ID:+2Kf07JJ
>>491さん
続きを禿しくキボンヌ (;´Д`)ハァハァ
最高でつ…。
691名無しさん@ピンキー:03/07/29 22:50 ID:1y8c4DA/
このスレ最近来たんですが、スレの最初から全読み、ついでに縮刷版も見ました。
文章レベルが高く、読める長編を書ける方が多いことに正直驚き。
すげー良スレだ。

携帯で一日かけて読むのはさすがに疲れた。
692あぼーん:あぼーん
あぼーん
693あぼーん:あぼーん
あぼーん
694名無しさん@ピンキー:03/07/30 15:34 ID:OMcvg5KH
>>691
パケ代が心配です(w
お疲れさまでした。
695491=倫:03/07/30 23:39 ID:G1pFWxCC
>>690さん
呼ばれて飛び出てあわわわわ…(駄目過ぎ)
ありがとうございますー!!
>>639からわずかに、続いてるようないないような、感じですが如何でショ?
思いついたモノがあるので、ご迷惑でなかったらまた上げさせていただきたいですー


藤井医師に萌えェー!!!
696名無しさん@ピンキー:03/07/31 14:39 ID:kbM8M3eQ
pawでつ
みなさま、あたたかい(? レスありがとうごないまつぅ〜
ちょっと気になってたんですが、>678の白い錠剤、
after morning pill だとわかってもらえたかなぁ…(汗
ってか、藤井くん、それだけじゃ大丈夫じゃないだろう!
697690:03/07/31 16:56 ID:H6vNR1xR
>>倫氏
さらに続編をキボン!(*゚∀゚)=3 ムハー
698ぼるじょあ ◆yBEncckFOU :03/08/02 05:02 ID:JhYl1NY6
     ∧_∧  ∧_∧
ピュ.ー (  ・3・) (  ^^ ) <これからも僕たちを応援して下さいね(^^)。
  =〔~∪ ̄ ̄ ̄∪ ̄ ̄〕
  = ◎――――――◎                      山崎渉&ぼるじょあ
699名無しさん@ピンキー:03/08/04 15:54 ID:UE7Ji/Rk
保守
700あぼーん:あぼーん
あぼーん
701あぼーん:あぼーん
あぼーん
702paw:03/08/04 17:21 ID:nE7s4fwv
ほんと、くだらないんですが…
703paw:03/08/04 17:22 ID:nE7s4fwv
daily work−dusk−

寝室のドアを開けるとかすかな寝息がきこえる。
「また寝ちゃったの…?」
数分前まで一緒に話していたんだけどな。うちの奥さんは寝つきがよすぎる。
のび太くんもびっくりの、おやすみ3秒だ。
呆れ半分、実はよろこぶ俺。今日も日課を欠かさない。

起きないようにそ〜っとふとんに入る。
新婚当初リクエストしたとおり、奥さん――藍は一糸纏わずに寝ている。
シーツとか毛布とかが直に肌にふれる感じが気に入ったらしい。
横向きに後ろからそっと抱きしめ、細いうなじに口づける。
 まだ起きない。
少し離れて背筋をすう〜っと撫でてみる。
 びくっ
 お、反応アリ。
そのまま背中をさわさわ撫でまわす。

704daily work -dusk-2:03/08/04 17:24 ID:nE7s4fwv


くすぐったいような、気持ちいいような感触がする。
少しひやっとする大きな手。……一樹ね?
その触れるか触れないかぐらいのタッチの心地よさにまどろんで、また眠りに戻ってしまいそう…。

背中を撫でていた手が前へのびてくる。
そっと胸を包んだ。…気持ちいい。でもまだまぶたが重い。
その手がやさしく揉みはじめる。あぁ、起きれないのに、感じちゃう。
首筋に熱い息がかかる。そこはだめなの…。
「…あんっ」
一樹の手が胸の先端をかすめ、思わず声を漏らしてしまった。



「ん? 起きた?」
からかうように声をかけると、まだ眠そうな、困ったような顔をして振り返る。
「もう、なにしてるのよぅ…」
「いいこと」
そう言ってキスをする。どんなに不機嫌でもキスをするととろけてしまう、
うちの奥さんはかわいいと思う。今もまたうっとりとしている。
それに反応する俺もなかなかのあほっぷりだ。
愛しくて愛しくてしかたがないんだから、しょーがない。
やわらかな口唇に誘われるまま、キスしつづける。
「…ん……ふぅ…」
キスがだんだん深さを増し、漏れる吐息にも艶が増す。
口唇を首筋に移動させると、びくっと反応する。ここが弱いのだ。

705daily work -dusk-3:03/08/04 17:28 ID:nE7s4fwv


首筋をきつく吸われて、あわてて離れる。
「明日仕事なんだから…だめ!」
「なにが? キスマーク?」
すっとぼけた事を聞いてくる。わかってるくせに、わざとね?
キスマークもだけど、その、これ以上はだめだって!
「毎晩、おんなじこと言うなぁ〜、おまえ」
「毎晩、おんなじことするからでしょ!」
怒ってみせたけど、完全にわたしの方が劣勢。一樹は余裕の笑みを浮かべてる。
だけどここであっさり負けるんじゃ、悔しすぎる。
何かひとことぐらい、言ってやらなきゃ。
「フランス人だってブラジル人だって、毎晩やんないわよ!?」



まったく。ムードも何もないじゃないか。
どうしてこんなに負けず嫌いなんだ、うちの奥さんは。
それが余計に征服欲を煽ってるんだとわかってないんだから、すごいよ。
だけどからだは至って素直だ。耳に息を吹きかけただけで、動けない。
耳の後ろから口唇を這わせると、びくっびくっと反応する。
一応見えるところは避けて吸い付き、跡を残す。
徐々に下りてゆくと、かすかに胸をふるわして、ぎゅっと目を瞑る。
かわいい。
「もう、抵抗しなくていいの?」
最初っから抵抗なんてしていなかったが、あえて聞いてみる。
「……うん…」
一瞬、怒ったかなと思ったが、真っ赤になって頷いた。
やっと本人も(からだ以外も)素直になってきた。

706daily work -dusk-4:03/08/04 17:29 ID:nE7s4fwv


一樹がそっと離れて窓を閉めに行った。
それはこれからすることの合図になっている。
わたしの声が外に漏れてしまわないように、という事だから。
恥ずかしくなって、背を向けたとき、もう一度かちゃりと音がした。
振り返ると、閉めた窓をもう一度開け、こっちを見ている。
「今日は暑いし、開けとこうかなって思って。」
信じられない!聞こえちゃったらどうするの?
わたしを組み敷くと、いたずらっぽい目で囁いた。
「だから声を出さないように、がんばってね?」



細いからだとは対照的な豊かな胸に顔を埋める。
陶器のように白くなめらかな肌に溺れそうだ。
衝動に駆られるように、胸にむしゃぶりつく。
「ああぁん!」
「大きな声だすなって…」
自分でも意地悪だなぁ〜と思いつつも、必死に耐える様がなんともそそるのだ。
両手で揉みしだきながら、口唇で先端を弄ぶ。
そろそろと藍の手が俺の頭を抱え、髪の中に指を入れてきた。
胸を愛撫されると、かならずこうしてくる。
「…ぁ…っ……ぁん…」
堪えても堪えきれずに漏れる声がたまらない。

707paw:03/08/04 17:35 ID:nE7s4fwv
すみません。今日はここまでです。
今回はさくさくっと続きもうpできるハズです。

ちなみに一応、『dawn and dusk』2部作の予定です〜。
708名無しさん@ピンキー:03/08/04 17:49 ID:LWiU/Sfm
>>707
心理描写や情景描写の繋ぎ方や読ませ方が上手いですね。
709あぼーん:あぼーん
あぼーん
710あぼーん:あぼーん
あぼーん
711あぼーん:あぼーん
あぼーん
712名無しさん@ピンキー:03/08/05 20:50 ID:KV8saHVO
あひゃひゃあげ
713名無しさん@ピンキー:03/08/05 22:12 ID:egbGRO8X
pawタソ・・素晴らしいです
714名無しさん@ピンキー:03/08/05 22:26 ID:5y/9QU15

こんな可愛い子が、いろんなとこ見してくれるなんて
マ〇コいじってくれた・・・しゅごい
ヽ(`Д´)ノウワァァァン
http://www.geocities.co.jp/Hollywood/5848/dxlive.html
もう寂しくないや・・・・
715あぼーん:あぼーん
あぼーん
716名無しさん@ピンキー:03/08/06 00:22 ID:AbNY1VWj
>>655さんの続きが気になる・・・
717名無しさん@ピンキー:03/08/06 00:24 ID:AbNY1VWj
読みたい続きは、>>665でした…ハズカシー
718名無しさん@ピンキー:03/08/06 17:27 ID:Uy8n9BS2
>pawさん
甘いのもオイシイですな〜。両方からの視点が、ウマい。
続きも楽しみにお待ちしてます。
719paw:03/08/07 06:58 ID:k4Ys0izN
>708,713,718
ありがとうございます!

ぜんぜんさくさくっといかなくてすみませんでした(滝汗
やっと続きうpします。
720daily work -dusk-5:03/08/07 07:01 ID:k4Ys0izN
>>703-706


声を抑えると快感の逃げ場がなくなる。
意識がそこに集中していっそう感じてしまう。高められてゆく。
一樹はたくさんの跡を残しながら、下へ下へと口唇を這わせ、腰骨に歯をたてた。
「ひゃん!」
びくんっと大きく背が反り、一樹がびっくりして見上げる。
「なに?」
「あ、なんかね、だめみたい…そこ」
「それはぜひ攻めよう」
目を輝かせてそこを攻め立ててくる。いじわる、いじわる、いじわる!!
暴れる腰を押さえつけ、口唇はさらに降下していく。



やっと柔らかい茂みに辿りつき、脚を左右に割った。
「いや、見ないで…」
そう言って藍は脚を閉じようとするけど、俺が許すはずがない。
「どうして?」
「どうしてって…恥ずかしいの……」
ふりではない。本当に顔を赤くして訴えてくる。
…余計、いじめたくなるじゃないか。
べちゃべちゃと、わざと大きな音をたてて舐めまわして聞いてやる。
「毎晩こんなふうに舐められてるくせに、まだ恥ずかしいの?」
「それともさわられる前なのに、こんなに濡らしてるのが恥ずかしいの?」


721daily work -dusk-6:03/08/07 07:02 ID:k4Ys0izN


一樹が言葉で辱めれば辱めるほど、わたしのそこは熱くなり、蜜を溢れさす。
とめどなく溢れ出るそれを、一樹が噛むほどに舐め上げ、吸い尽くす。
「…やっ…ぁぁんん!…はぁっ…」
だめ。無理。気持ちよすぎるの!声が出ちゃうの!
「お…ねがい…窓、閉めてぇ……」
「んー…?」
どうしようか考えてる?だけど愛撫は止まらない。わたしの声も止まらない。
「いやだ。」
きっぱりと拒絶したかと思うと、突然いちばん敏感な芽が口唇に捕らえられた。



「ぁぁああっ!」
声を堪えさせようと、断ったのに…意味ないじゃん。叫んでるよ。
でも堪えきれないほどの快感を俺が与えてるんだと思うと、もっともっと叫ばせたくなる。
蕩けきった芽を舌で転がしたり、潰したりして反応をみる。
「ん…んっ……ぁあ…」
藍は口唇を噛んで、首を振って必死に戦っている。でも勝てずに漏れる声。
芽をさらに弄びながら、指を熱いぬめりの中へ押し込んだ。
じゅぷっという音に続き、一際高い嬌声があがった。

722daily work -dusk-7:03/08/07 07:03 ID:k4Ys0izN


もう窓が開いてることなんてどうでもよかった。
いまここにある快感に身を任せ、上りつめたかった。
感じるままに声をあげ、一樹に快感を伝えたかった。
そんなわたしに興奮したのか、ますます一樹の指の動きが激しさを増す。
「や…そ…んなに…したら、こわれ…ちゃう!」
「ここ…が?…藍…が?」
一樹の声もうわずっているように聞こえる。
あぁ、おねがい、もうイキたいの。
一樹が欲しいの!!
「……お…ねが…ぃ、きて…えぇっ!」



本当はもっともっと焦らしてよがらせたいんだけど…
「しょうがないな…」
そんなことを言いつつ、実は俺自身がもうがまんできない。
早くこの熱いぬめりの中に己を埋めたい、埋め尽くしたい。
指で花弁を開き、その中心へ今にも張切れんばかりの己を据えた。
「…はぁっ!…あ!…あぁっ!」
白いのどを反らせ、全身が強張らせる。いまにもイッてしまいそうだ。
「藍、まだだめだ。力を抜いて…」

723daily work -dusk-8:03/08/07 07:04 ID:k4Ys0izN


一樹はイクことを許さない。だが休む間も与えずに攻め続ける。
じゅるっじゅるっと肉襞を摺り上げ、どんっどんっと子宮口を突き上げる。
意識が白く遠のきそうになると、一樹はわたしを呼びとめる。
「藍、藍…」
イクな。――意地悪で言ってるんじゃない。一緒にいこうと言ってる。
ふたりで与え合い、分かち合って、一緒に眠りたいって。
だから毎日こうして愛の営みを繰り返す。
なんて…しあわせなんだろう。



熱い…。藍の纏わりつく柔襞に焼き尽くされそうだ。
蠢くそれに締めつけられすべてを奪われてしまう、そんな錯覚に陥る。
「か…ずき、かずき……」
うわごとのように俺の名を呼びながら、待っている妻。
もう意識をつなぎ留めておくのは辛いはずなのに、それでも待っている。
俺と一緒になるために。
ふたりで…。

724daily work -dusk-9:03/08/07 07:04 ID:k4Ys0izN


「…かず…き……」
――もう、だめなの。おねがい、いっしょに……。
「あ…い…」
――うん。いっしょにいこう。



ふと、夜中に目が覚めると俺は愛しい妻の上に覆いかぶさったままだったことに気付く。
これじゃ苦しくて眠れなかったんじゃ、と心配するも、
すやすやと眠る奥さんの顔をみて、安心する。
なんとも満ち足りた、幸せそうな寝顔…。
思わず照れてしまった。
額に張りついた髪をそっとはらってやり、くちづけて呟く。
「フランス人やブラジル人なら毎晩1回じゃすまさないぞ。」
日本人の俺は休みの前夜にがんばる事にして、眠る。
――今度の金曜日は覚悟しとけよ。


Fin
725paw:03/08/07 07:10 ID:k4Ys0izN
作者を無視してふたりが盛り上がっていくので、
なかなかうまくまとまらなかった…。すみません。

近いうちに『dawn』のほうも投下したいなぁ…と思います。
726名無しさん@ピンキー:03/08/07 13:41 ID:J0nyBwt4
盛り上がってラスト、『いっしょにいこう。』な所が良かったっす(w
読み終わってニコニコしてしまいます。

『dawn』もお待ちしてます。

倫タンや他の方も待ってますよ〜。
727664:03/08/07 17:09 ID:qa7mS6k7
>717タソ
あの〜、続きってなんですか?
百合さんじゃないですよ???(汗

>pawタソ
ごちです。ほのぼのですね〜。
今度Dr×Nsか、Pt×Nsものリクしたいんですけど、だめですか?
728717:03/08/07 22:39 ID:GsCMr4q7
>>655さんの書かれた>>666、エプロン話の続きでした…
ハズカシイって言うか恥ずかしいっていうか穴があったら入りたいって言うか…

>>664さんスミマセン・・・
おふたりとも、お仕事お疲れさまです。
お疲れのところを混乱させてスミマセンでしたー…
729名無しさん@ピンキー:03/08/09 07:46 ID:ce+UpaAi
>664タソ
ありがとーございます(ハァト
Dr×Ns 書いてるんですけどねー、重くって進まないんですよ。
それで息抜きにあまあま書いちゃいました。

倫ターーーソ、お元気?首長くして待ってまつ(ハァト
他の作家さんもかむばーっく!!(←必死
730名無しさん@ピンキー:03/08/09 10:31 ID:/MHHYSD/
>729
カムバックして欲しいならその痛々しいテンションの書き込みやめれ
731名無しさん@ピンキー:03/08/09 11:42 ID:49Ve8ALr
新しい作家さんが増えていろんなSSが読めるのはありがたいこってす。

>>729
D×N!? 禿しくお待ちしておりまつ!
732名無しさん@ピンキー:03/08/12 12:32 ID:gYYIV5tO
保守
733あぼーん:あぼーん
あぼーん
734名無しさん@ピンキー:03/08/14 02:24 ID:d259Z5jQ
良スレ保守
735:03/08/14 17:27 ID:iB7M6IuF
ただいま帰省中につき、あんまりエロいこと考えられなくって(w

ずいぶん前なんですが、一回寝言でなんか言ってしまったらしく
次の朝、弟と母にオカシな目で見られました。
何を言われたのかはもう記憶から抹消されたんですが、
「言われたこと」はきっと永遠に忘れられませんねェ…フフ…
736paw:03/08/15 14:07 ID:gFYaiUDE
daily work-dusk-(>703-706,>720-724)の続き?です。
2部作というより、おまけですね。
737daily work-dawn-1:03/08/15 14:08 ID:gFYaiUDE
朝、なぜか目覚ましが鳴るはずの時間よりも早く目が覚める。
もう少し眠ろうと寝返りをうつと、肩にふれるぬくもり。――藍が眠ってる。
細い肩、華奢な鎖骨、豊満な胸、それらを目の前に晒されて、
俺だけでなく、分身までもが本格的にお目覚めに…。
だが奥さんは、眠れる森の美女さながら深い眠りの中にいる。
昨日の夜の事を思うと、このまま寝かせてあげなきゃなぁ…と思うのだが、
そのあまりにも魅力的な姿に、またも惹きつけられてしまうのだ。



静かな寝息を繰り返す口唇に軽く口づけし、自分が付けた跡を辿る。
朝陽を浴びて、白い肌が眩しいほど輝いていて、
そのなかでひっそりと淡い桃色の蕾が、呼吸とともに上下している。
こちらが緊張してしまうほど、それは犯しがたい雰囲気をまとっていた。
そっと口に含み、舌で輪郭をなぞる。しだいにはっきりとした姿へと変わる。
口唇をはなしてみるとそれは紅く色付き、俺の中の獣を刺激した。



738daily work-dawn-2:03/08/15 14:11 ID:gFYaiUDE
こうなるともはや朝の生理現象だけですませられない。
未だ眠る妻にいますぐ挿し貫きたいという凶暴な衝動に駆られる。
だがそれでは彼女に痛みだけを与えてしまう。そんなことはしたくない。
かろうじて俺は暴挙を踏み止まったが、獣は一向におさまらず、
妻を求めて手が彷徨いつづける。



内腿に手を滑らせると、ざらっとした感触に気付く。
見ると白く乾いた残渣。
脊髄反射とも思えるほどの反応で、指を彼女のなかへ押し込む。
とろっとした液体が指に纏わりつき、零れ出てくる。
脳内で何かがスパークした。今度こそ止められない。



739daily work-dawn-3:03/08/15 14:12 ID:gFYaiUDE
「……っ!?」
無理やりからだをこじ開けられる感覚で目が覚める。
眠りから覚めた、ということすらわからないほど混乱した。
一樹が、わたしを抱いている。
やっと理解できた矢先、また思考不能な状況に追いやられてゆく。
息も出来ないほど激しく突かれ、もうイッてしまいそう…。
だけど、だけど、こんなの…
「……だめぇ…」



獣に化した俺はいつもよりも嗜虐的になっている。
「じゃあ、やめる?」
動きを緩やかにして問う。もちろんやめてやるつもりなんか、さらさらない。
藍もやめて欲しくないであろうことは、わかってる。
あえて藍に求めさせたいのだ。
「………」
恥ずかしいのか悔しいのか、藍は無言で見つめ返す。
絶対、意地でも言わせてやる…。



740daily work-dawn-4:03/08/15 14:13 ID:gFYaiUDE
「やめていいんだ?」
そう言って一樹はわたしのなかから分身を抜き、ごろんと横になる。
いいわけがない。もうわたしのからだは火を付けられているのだから。
「……いや」
聞こえるか聞こえないかの声で呟く。
言って自分のいやらしさに恥ずかしくなり、一樹の腕に顔を埋めた。
だけどこのままなんて、耐えられない!
お願い、これ以上意地悪しないで!
一樹はわたしの顎をつまみ、自分の方を向かせて言う。
「……自分で乗って」



真っ赤になりながら泣きそうな顔で、おずおずと跨ってくる。
ふるえる手で俺の分身を自分の入口へと導き、そこで動きが止まった。
ふるふると首を振り、これ以上はできないと目が助けを求めている。
「…そのまま腰をおろすだけでいい」
目をおよがせ迷っていたが、口唇をきゅっと噛み目を閉じて下ろし始めた。
「……んんっ」
半分ぐらい埋めたところでやっぱり止まってしまう。
仕方なく腰をつかみ、下から一気に貫く。
「……ああぁぁ!」
白い喉を反らせ、悲鳴をあげた。



741daily work-dawn-5:03/08/15 14:16 ID:gFYaiUDE

再びからだの中を一樹に埋め尽くされる。
ベッドのスプリングを使って猛然と突き上げる。
腰を掴んで上体を激しく揺らされる。
     白い胸が大きく揺れ、誘われるように鷲?みにする。
荒々しく胸を揉みしだかれ、息が弾む。
     熱く蠢く柔襞が己に絡み、吸い付いてくる。
ものすごい音をたてて掻き混ぜられる。
     頭の芯が痺れだす。
意識が白く反転する。
     藍が締め上げる。
一樹が精を放つ……。



ぐったりと気を失い俺の上に倒れこんだ奥さんを横に寝かし、自分も隣に横になる。
やっと正気を取り戻した俺は、ふぅっと溜息をついて、反省。
どうして毎朝、毎朝、獣になってしまうのだろう…?

ジリリリリンッ! ジリリリリンッ!

藍の目覚ましが鳴る。俺のより30分早い設定になっている。
朝食を用意する為だったのだろう。
だけど奥さんが起きれるハズもなく、俺が止める。
そして今日もお詫びに朝食を用意する。



Fin
742paw:03/08/15 14:18 ID:gFYaiUDE
相変わらずのへたれですが、読んでくださった方、
ありがとうございまつ
743山崎 渉:03/08/15 16:48 ID:7WSqfyM8
    (⌒V⌒)
   │ ^ ^ │<これからも僕を応援して下さいね(^^)。
  ⊂|    |つ
   (_)(_)                      山崎パン
744名無しさん@ピンキー:03/08/16 08:26 ID:l7UsurZ4
>741
4行目の『鷲?み』←は鷲掴みです。旧漢字変換されないんですね(汗
ちなみに2行目も4文字分スペース挿れてたつもりなんですけど…。すみませんーーー。

裏方さま、もし収容して頂けるのでしたら、上の2点だけ修正お願いできますか?
745名無しさん@ピンキー:03/08/16 08:39 ID:l7UsurZ4

746proxy124.docomo.ne.jp:03/08/16 12:29 ID:ivmlqQ59
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747名無しさん@ピンキー:03/08/16 13:53 ID:G7IzOKPD
pawタソ、ありがd
ラブラブ、甘甘、大好きです〜。
748655:03/08/20 23:29 ID:FfwR5S4F
666の続きです

「ねー本当にこれで一日過ごすの?」
友美はエプロンの紐を後ろで蝶結びにすると往生際悪く慎一にきく。
「もちろんだよ。ああ…やっぱりいいなあ…」
慎一は友美の恨めしそうな視線などものともせずに目を細めて友美のエプロン姿を
みつめている。見つめているというよりは舐めまわすように視線をはわせていると
言った方がいいのだが…。
「あんまり見ないでよ。恥ずかしいじゃない」
「何をいう!裸エプロンは男のロマンなんだ!これを見つめずにいられる男はいないね」
きっぱりはっきりと言い切る慎一に本日何度目かわからない溜め息をつく友美。

慎一が出したエプロンをつける恰好とは−お約束というかなんというか、全裸に
エプロンだけの、裸エプロンというやつだった。
(すうすうして落ち着かないし…恥ずかしい…)
「もう充分みたでしょ〜。服着てもいい?」
「ダメ。お楽しみはこれからじゃん」
慎一はそう言うと友美を背後から抱きしめた。
「や、やだっ。昼間からそんなことしないでよぉ」
首筋を這う舌の感触にぞくぞくしながら友美はそれを必死でさえぎろうとする。
「やだね。そんな裸エプロンだけして終わりだじゃあお仕置きにならないじゃん」
慎一の手がエプロンの胸当ての脇からするりと入りこんで友美の胸をすっぽり
と包み込む。
「いつからお仕置きになったのよ〜」
「さっき。ていうかたった今」
しれっと乳首を指でつままれてこりこりと刺激されて、友美は思わず甘い溜め息を
もらしてしまった。
「や、ダメ…」
「友美は胸弱いもんな」
慎一の手が脇腹をすべりおりる。

(続く)
749655:03/08/20 23:35 ID:FfwR5S4F
長らくご無沙汰しておりました。すみません
どうにも書くのに波があるっぽい…とほほ(人はそれを気まぐれという)
なんだかえっちものってノリノリな時とそうでない時と差が激しいんですよ
750655:03/08/21 22:59 ID:Zsz3D2JW
(748続き)

慎一の、男性にしてはほっそりとした指のはらが友美の肌をなぞってゆく。
ウエストのリボンをひとなでして丸みを帯びた曲線をなぞり、エプロンで前面だけは
おおわれた太股の付け根をなぞる。
「慎…や、やめ…」
友美は身を震わせると指の進入を阻止しようとして太股をこすりあわせた。
「もう濡れてる」
慎一はそう友美の耳元で囁くとわざとくちゅり、という音を立てて花びらを愛撫する。
「嘘…」
「嘘じゃないよ。ほら、もうクリちゃんだってこんなになってる」
敏感な突起を軽く爪先ではじかれて友美はのけぞった。
「さんざん文句つけたわりにはこの恰好で興奮してるんじゃん?」
そう意地悪く言うと慎一は突起を軽くつまんだ後、友美の身体から離れた。
「…慎一?」
友美が怪訝そうな顔で名前を呼ぶと、慎一はにっこりと微笑む。
「ところで俺はこれから買い物に行ってくるからいい子で留守番しているんだよ。もちろん
今日一日はその恰好のままだからね」
「えーーーっ」
あんまりにあんまりな条件が立て続けに掲示されて思わず非難の声をあげると
慎一はお仕置きだから、とよくわからないことを言ってエプロンを入れてきた紙袋を
手にとった。
「ちゃんと留守番の間、友美の身の安全を守るものは持ってきたからさ」
友美は紙袋をうけとり、中身を取りだしてみる。

(続く)
751名無しさん@ピンキー:03/08/24 15:22 ID:Bsdye90X
もしや○○帯がでますか……だとしたら、このスレ初。
752Woke up with a monster:03/08/26 04:06 ID:0WKVUV5N
かちゃり。

頭上で金属音がする。
両手首に手錠をかけられ、頭上のベッドのパイプにつながれている。
冷たい音が恐怖を感じさせる。

「いや…お願い、外して…お願いだから…」
もう何度懇願したか分からない。
顔は涙でぐしょぐしょになってしまっている。
それでも彼は、何時もと変わらぬ笑顔でいる。

「君が望んでいる事を、叶えてあげただけだよ」
ゆっくりと紫煙を吐き出して、穏やかな口調で彼が口を開いた。
「こんな事、お願いしてない…早く放して…」
「ダメだよ」
煙草を揉み消して、彼がゆっくりベッドに上がった。
身をよじらせて逃げようとしても、無駄なあがきでしかない。

「いや…」
顔を背けてつぶやく。
「君の口癖だよね、『いや』と『お願い』。でも、君自身その言葉の本当の意味を分かってない」
753Woke up with a monster:03/08/26 04:07 ID:0WKVUV5N
ツン、といきなり乳首を摘まれる。
「はぁんっ!」
予期せぬ刺激に体が跳ねる。
「もうこんなに立ってるくせに…」
煽られて、かぁっと顔が火照るのが分かった。
「それに…」
顔を背けていた私には、彼の手が何処に伸びたか見えてなかった。
くちゅっ
「っ、はァァァァ!!」
「手首を拘束されただけで、何時もより濡れてるくせに…」
リズミカルに入り口を嬲る。
「あっ、あっ、あんん」
「こんなにしてて、『いや』はないよね?」
畳み込まれるように囁く声。

こんなに言葉で、指で嬲られているのに、
彼は卑下するような素振りは一切見せない。
むしろ、大人が子供を諭すような、あやすような口調…
それが却って私には怖かった。
彼の中の静かな狂気に触れたようで。

「こんなに濡れてるなら、いいよね」
彼がベッドから離れた。
すっかり指で可愛がられた私は、彼の動きを追う事も出来なかった。
「最初はきついかもしれないけど、すぐよくなるよ」
そう言うと、彼は私のそこへ何かを突き付けた。
754Woke up with a monster:03/08/26 04:10 ID:0WKVUV5N
「ひっ…」
体験した事のない恐怖に、体中が泡立つ。
冷たく、太く、巨大な存在が、私の体の中を犯す。
「あっ…あぁ…何?許して、お願い…」
懇願も虚しく、「それ」は体を串刺しにする。しかも、スムーズに。
せめて自分の体が少しでも拒みさえすれば、まだ救われるのに。

頭の奥で、警鐘が鳴る。
何かに気付かされつつある…

「結構すんなり受け入れたね」
すっぽりと埋め込まれ、彼は「それ」から手を放した。
放置された「それ」は何の動きも見せず、ただ私を貫いている。
「うっ…お願い、抜いてぇ…」
あきらめていた涙がまた溢れ出す。

締め付けてしまいそうなそこに…
擦り寄せて感覚を貪り始めそうな両足に…
私は言い様もない絶望感を覚える。
755Woke up with a monster:03/08/26 04:10 ID:0WKVUV5N
「ねぇ…君は、自分では気付いていない『フリ』をしていたかったんだろうけど…」
優しく髪を撫でながら、彼が呟く。
「何時も君は、『いや』とか『お願い』と口にする度、どんどん濡れていってた。
 そして、僕が『おもちゃを試してみたくない?』と言った時も、
 口では『いや』と言ってみたものの、逸らした視線は物欲しげだった」

いや、いや、いや!
聞きたくない、お願い何も言わないで!

言葉を発する事すら出来ず、顔をぶんぶん振って否定しようとする。
「恐れないで、ただ受け入れたらいい。
 それだけで、もっと気持ち良くなれる。開放される。
 今だって、欲しいんだろう?もっと味わったらいい」
彼の手が、私から離れた。

どのくらい放置されたか分からない。
本当はほんの一分くらいだったのかもしれない。
それでも私には永遠に思われた重い時間。

そして、ふいに私の体は、反応した。

きゅっ…

「はっ、あぁぁん!!」
「それ」を締め付けてしまった、私のそこ。
それを皮切りに、止まらなくなった。
「あっ、あぁん!ふぅぅぅ…あっ、あっ!!」
ぎゅうぎゅうに締め付けて、その感覚を味わう。
756Woke up with a monster:03/08/26 04:14 ID:0WKVUV5N
何時の間にか両足を擦り付け、腰を淫らにくねらせていた。
快感をもっと貪ろうとして。
そんな私に指一本触れず、彼が静かに見つめている。
快感に集中し始めると、
「いいよ、何度でもイッて?全部僕が見ていてあげるからね」
そう囁いて、わずかに残った理性を刺激して羞恥心を煽る。
「いや…」
「『いや』って言う度、蜜が溢れて来る。嘘つきなのは、どっちの口なの?」

警鐘が最高潮に達する。
ヒキカエセ、コノママ ススメバ…
そんな警鐘を、彼の囁きがかき消す。
「ね、足を伝う蜜さえ気持ちいいんでしょう?もっと濡れていいよ…」
彼の言う通りだった。
むず痒いようなかすかな愛撫に感じられて、蜜をもっと零したくなる。

淫らなダンスを止められなくなった私に、彼が手を伸ばす。
「だいぶいい子になってきたから、御褒美あげないとね」

かちっ
『ブゥゥゥゥゥンンンン!!!!』

「アァァアァァァーーーーーーーーー!!!」
埋め込まれた「それ」は、人を超えた激しい動きで私の中をかき乱した。
757Woke up with a monster:03/08/26 04:15 ID:0WKVUV5N
何もかも、吹き飛んだ。
警鐘なんて、もう聞こえない。

ただ、よがるだけ。貪るだけ。
手首の手錠をガチャガチャ鳴らし、体を激しく揺らす。

「ほら、イッちゃえ」
彼の手が、「それ」を更にぐっと押し込んだ。
「あああああ!!!!」
体がバネのようにしなり、ベッドの上にバウンドした。

そして、彼から白いものを全身にあびせかけられて、
私の全身とそこは、さざなみのような痙攣を起こして、
私の意識を沈めさせた。


壊れてしまったのか。
壊されてしまったのか。

望んでいたのか。
望まれていたのか。

これで終わりなのか。
これが始まりなのか。


何も分からない。
分かりたくない。

このまま彼と、一緒にいられるなら、それでいい。

−fin−
758名無しさん@ピンキー:03/08/26 11:37 ID:l5CttY0k
えろい・・・
759名無しさん@おな感

知らなかった……っ もう…限界が近付いていたのね……!
ダメ……これ以上はここじゃ耐えられないのぉっ

おんなのこでも感じるえっちな小説5
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