2 :
前スレ4:02/12/04 12:58 ID:lmnAoURf
1-583 の続きです。「お酒に酔ったはげしい松田さん」だっけ‥
さっきまで胸をつかんでた手が、腰に当てられてる。
来るの? そうなの?
うっ
あそこに‥
グッ って‥‥ 今、
ひだのとこを、押し‥‥ 分ける‥‥ ように‥‥
入り口のとこ、かきわけて、
無理やりにこじあけるように‥‥
あっ!
ヌルッってはいった、少しだけ。
形がわかる。わかっちゃう。
さっき目の前で見てた形のまま、私の中に。そう。
あたし、この瞬間、好き。いつも嬉しくなる。
「耕作さんと、いま、繋がってるんだ」って思うと、
恥ずかしいけど、でも、とっても幸せだな、って感じる。
あっ、動いた。少し奥に。
いいの、すごく。それ、ゆっくり入るとき。
まだ
もう少し
あと少し、そう奥に‥‥
3 :
前スレ4:02/12/04 13:00 ID:lmnAoURf
奥まで一杯になって、全部が満たされた。
イィの! それが、いいの。とっても‥
あたし気持ちよくて、お尻振ってたと思う。
だって、すごくよかったから。
奥のほうにあたってる。
おしつけられて。
入り口も中も奥も。全部違う感じ方してる。
もうだめ!
だって、だって、
あそこの中が勝手に動いちゃうんだもん。
耕作さんのあれをつかんで‥‥
恥ずかしい。なんでこんなに淫乱なんだろ? 今日の私
え?
出て‥ 行っちゃうの?
いや! やだ! お願い! 抜かないで!
そう思ったけど、恥ずかしくて言葉に出来ないし、
さっきから後ろ向きだから、つかまえることも無理で。
どんどん出て行って、
あれの先のほうの大きいとこが、
もう入り口のとこに、引っかかってるだけに。
4 :
前スレ4:02/12/04 13:01 ID:lmnAoURf
そしたら、突然、
ズン って入れられた。
アアッ!
大きな波がきて、あたし、のみこまれちゃった。
次の瞬間、目の前が真っ白になる。
気が付いたら、あそこの中、ヒクッヒクッって、
勝手に耕作さんのを締め付けてる。
とまらない。
「そうかそうか。柔さん。そんなに気持ちよかったんだ」
‥‥うん、そうだけど、そんなにはっきり言わないで。
だって‥‥
「でも、まだなんだよな」
「?」
「ほら!」
正面に向きを変えられた。
「見てご覧」
下のほうを指差す。
見えてるあれは、ピクンピクンって大きく上下に動いてる。
「じゃそういことだから」
突然お姫様抱っこされた。そしてそのままキスされる。
もう唇も感じやすくなってて、
チュクチュクって吸われるたびに、あそこがあふれてる。
5 :
前スレ4:02/12/04 13:04 ID:nTv9g21r
「ん? これは?」
耕作さんの手に、垂れてる。あそこから。
いや! もう。
「やっぱり柔さんって、スケベなんだ」
「ちがいます!」
いちおうそう言ったけど、自分でも説得力がないのわかってた。
「わかった。じゃベッドでチェックする。いいだろ?」
なんか違うと思ったけど。
でも。
もっとしてくれるの、いいな、って。
ちょっと、思った。
それより、
あたし、どうなっちゃうんだろ? これから
6 :
前スレ4:02/12/04 13:05 ID:nTv9g21r
ここまでです。
さて、いつまでもちますか。
>>5 お風呂の外にでたら鼻歌なんてうたいながら、
タオルでからだを拭いてくれた。
松田さんはもう酔ってなんかいないんじゃない? ってちょっと思ったけど
なんだか心まであったかくなったから
もうどうでもいいやって思ったりして。
あたし裸のままも一度抱っこされて、ベッドの上にコロコロって。
でもその前に、抱き上げられるときまたビクンビクンって松田さんの固いものに
あたしのお尻が触れてしまって、体の奥がじゅわってなってしまった。
気づかれちゃったかな?
今度は大丈夫、だよね?!
「うん?! これはやっぱりチェックの必要が、あるな」
なんて呟いてたから、もうわかっちゃったのかもしれないけど。
今のあたしの顔、きっと赤くなってる。
「よおっし! じゃあ行っくぞぉ〜〜、子羊ちゃ〜ん」
なんて部屋中に響き渡るみたいに宣言して、やっぱりまだ酔っているのかもしれない。
「あの、電気、消してくれますよね?」
無理かもしれないけど、一応いってみる。だってこれじゃ明るすぎるもの。
こんなに明るくてチェックなんてされたら、想像しただけで、それだけで。
熱でも出たんじゃないかっていうぐらい、お腹の底がすごく熱くなってる。
いやだ、どうしよう。
あふれてくるのが自分でもわかっちゃって、
恥ずかしくて松田さんの顔をまっすぐ見れないの。
「勝負は正々堂々だ。そうだろ? 柔さん?」
そうなんだけど、でも。
あたしの顔、やっぱり真っ赤だ、きっと。
お酒なんか飲んでないのに、酔ってるのは松田さんのほうなのに。
ときどきビクンって動いて、ベッドの横で仁王立ちしてる松田さんのを
すごく欲しいなって思っちゃって。
裸でもじもじしてるあたしを、さっきからずっと見てるんだって思ったら
両手で顔をおおってしまった。
カチって音がして電気の灯りが小さくなった。
「これでもチェックはできるよな〜」
なんて呟きながら。
真っ暗闇ではないけど少しだけ周りが暗くなって、あたしはホッとして嬉しかった。
そんな心づかいが。優しいんだ、こんなところが。
「さてっと、それでは……」
あッ! う、うそ。
前言撤回。ちっとも優しくなんか、ないッ。
ベッドの足元に飛び乗ると、あたしの両方の足首を持って
ゆっくりゆっくり足を開いていった。
「や、やめッ……やめて、くださいッ」
そんな抗議なんて聞こえないみたいに、足が大きく開かれてしまう。
だめ、ほんとに。ぜんぶ見えちゃうから。
そう思ったらまた体が震える。
イヤなら蹴飛ばしちゃえばいいのに。あたしのどこかで誰かが言ってる。
そうなんだけど、でも……。
ホントハ早ク来テ欲シイノ。誰かがどこかで答えてた。
9 :
8:02/12/04 17:31 ID:9VYCA2GH
>男子柔道部員代理
新スレ、おめ!&スレ立て、乙カレーです。
今度は短命で終わりませんように……パンパン!(祈願
SE3氏、ぷちさん、380さん、493さん 降臨キボンヌあげ。
10 :
:02/12/04 18:49 ID:Zug/JskI
ありゃ、しばらく来れなかったら前スレ落ちちゃったんですね。
今度は長く続きますように!
>4さん
あいかわらずラブラブwですね!
これからも頑張ってくださーい。
他の作家さんも来て欲しいなぁ。
11 :
前スレ4:02/12/04 18:54 ID:nTv9g21r
うわぁ〜 8さん! いいとこでデータこわれちゃってるみたい。
補完してくださいな、最終行から、お願いです。
12 :
11:02/12/04 19:14 ID:lmnAoURf
ごめん。A Bone 内のキャッシュファイルが壊れてただけだった。
お騒がせしました。
男子柔道部員代理たん乙です!
今度こそはおちませんように……
そして、そして、
>2-5,>7-8最高でっす!!(;´Д`)ハァハァ
来て欲しい?
やだ……そんな事……。
そうは思っても抵抗できないあたしの足は、
耕作さんにされるがまま開かれていっちゃった。
「う〜ん、ナルホド、ナルホド……」
なるほどって何をチェックしてるんだろう。
やっぱり、あたしの恥ずかしいところを……?
大きく開かれたあたしのあそこが、空気にふれて冷たく感じた。
こうしてる間にも耕作さんがじっと見てるんだなって思うと余計に……。
濡れちゃうから、冷たい。
でもお腹の奥はすごく熱いから不思議。
熱くて、恥ずかしくって……。
だから、顔を覆ったままの両手を外せない。
もう、やだ……。
いつまでチェックしてるの?
そんなに時間は経ってないんだろうけど、あたしにはものすごく長く感じた。
それでも耕作さんはあたしの両足首を持ったまま。
何もしようとしないし、何も言わない。
じっと見られてるのかな?
ますますあたしのあそこが……きゅんってした気がする。
……やっぱり、あたし……欲しいんだ……。
なんだか、たまらなくなって足もとの耕作さんを手の間から伺う。
あれ?
……。
寝ちゃってる!
もうっ、ひどいんだから!!
このまま耕作さんの手を解いて寝ちゃおうか……と思ったんだけど。
あたしのあそこがウズウズしちゃって、できなかった。
仕方ないよね。
だって、玄関でも……お風呂でも……
耕作さんたらあたしを刺激するだけ刺激して、そのままなんだもん。
それも、いつもよりすごかったし。
お酒のせいね、きっと。
あっ、思い出したらまたドキドキしてきちゃった。
どうしよう。
あれ? 体が勝手にもじもじしちゃう……。
それに、耕作さんが埋めてくれないところがすごく寂しい。
さわったら少しは楽になれるかな?
そぅっと入り口のあたりをさわってみたら……。
「あっ」
電流が走ったみたいな気がした。
もう少し……もう少しだけ。
「んっ……はぁっ……」
指を入れて、抜いて。
ああ……耕作さんならもっと奥まできてくれるのに……。
上の方をくいっ、くいって突いてみても……ぜんぜん……。
気付いたら、あたしの足の間で耕作さんがくすくす笑ってた。
「ほら、やっぱりスケベだ」
いじわる!! それを確かめるためにわざとしてたのね!?
「ち、違……」
16 :
書き逃げSE3:02/12/06 15:56 ID:q9NmY4Cu
「じゃあ、その指はなんだ?」
あ! あたしったら、まだ入れたまんまだった!!
慌てて引き抜こうとして……「はぅん」ってヘンな声がでちゃう。
「そんなに欲しいんなら、認めなくっちゃな〜」
耕作さん、すごく嬉しそう。
やだ……。
あたしは絶対認めたくなくて、首をぷるぷる振った。
「では、勝負は判定に持ち越しで〜す」
……やっぱり、まだ酔っぱらってるんだ……。
わけわからないこと言ってるし。
「では副審に聞いてみましょう」
そう言うなり耕作さんたら、いきなりあたしの胸の先をおもいっきりつまんだ。
「やんっ……!」
そのまま、両方こりこりってしながら聞く。
「どう?」
どうって言われてもっ!
あたしは全身を震えるのを必死で我慢して、まだぷるぷる首を振り続けた。
「じゃあ、主審に聞いてみましょう」
どうして、そんな……。
耕作さんは……あたしのあそこの上の方にある一番敏感な突起に吸い付いた。
「あぁっ……あんっっ……!!」
そんな……そんなことされたら、あたし……!!
「みとめ……っあぁっ……ますっ!」
「じゃあ、ちゃんと言って」
「はぁ……あたし……ぁん……スケベ…です……」
17 :
8:02/12/06 17:01 ID:BJFpFAsw
う、うれすぃ……書いたかいがありましたーー!
書き逃げなんて言わないで(w
あぁ、でもとうとう言っちゃいましたね、柔タン…(;´Д`)ハァハァ
少数派、バンザ〜イ!!!
いや、もうマイナリティとは呼ばせん!
われわれは、多数の同志を得て、清純派と対決できる!
といいつつ、待ってたりするワナ
これじゃ、幼馴染スレと同じ展開‥
19 :
名無しさん@ピンキー:02/12/08 02:16 ID:ilzJ2swe
新スレおつっす
記念にageマン
誕生日ネタで何かお一つよろしくおながいします
男子柔道部員代理=スレ1の4 は、
書く気もないのに妄想中。
誕生日? 指輪?
嵌めるの? 指に? まとわりつくようにきつく締め付け?
「ちがう‥‥ そこは‥‥」
これじゃ、他スレの誰かさんを呼び寄せてしまうではないか!
清純派。カムォーン!!!!
松田さんにやっとあえる・・・
成田空港で松田を送りだしてから2ヵ月後、柔はJFK空港に降り立った。
空港のロビーに出たその瞬間、聞き慣れたあの声が、した。
「・・・柔さん!!!・・・」
>22
わー新作ですか!?嬉しいな。
SE3さんのも相変わらずいいですね!
ぷちさんはもう来てくれないのだろうか・・・。
・・・いや・・・誰か続いてくれないかな・・・とw
リレー小説しようぜい
25 :
裏方:02/12/12 10:27 ID:5DtmWxHr
改名します。「裏方」と名乗らせていただきます。
「前スレ4」とか「男子柔道部員代理」じゃあんまりなんで。
>>22 みんな続けにくいんじゃないかな。22さんの趣味がわかんなくて。
22さんの持っていきたい方向性まで引っ張ってほしい。
文例1 SM
走っていきたかった。でも、それはできなかった。
だって、体につけたあれがとてもきつくて。
ちょうどあそこのとこに、飛び出したビスが当たってるし。
それよりミニスカートの下にショーツつけてないから、
走ったら、ちょっと。ね。
耕作さんがどうしても、っていうから‥‥
ま、これは瞬間却下、放置、だとは思いますが(w
>>25 >ま、これは瞬間却下、放置、だとは思いますが(w
ボボ、ボォンデェジ&&ミニスカ!!
おまけにノーパン羞恥プレイ キタ━━━(゚∀゚)━━━ !!!!!
ぢゃなくて……
そりは空港のセキュリティに引っかかります(素)
とりあえず何処にビスがあたっているのか教えてください(w
27 :
裏方:02/12/12 13:01 ID:5DtmWxHr
>何処にビスが
「そんなこと‥ あたし、言えません」
このシチュは他スレ(縮刷版リンク参照)の作家さんのぱくりですので、
ご本人の降臨をみんなで(いや、一部の愛好家で?)祈ればもしかして?
へー、空港で引っかかりますか。
でも普段着だって言い張れば、文句はないかと。
客室を回ってきた機長が気づき、操縦室に連れて行き、
スチュワーデスも巻き込んで4P始めちゃって。
これがほんとの「コック」ピット。
‥‥‥‥‥‥著しくスレ違い
純愛で。。。
>>28 賛成!
4Pとかはハッキリ言ってキモイ。
>>29 キモイと仰るのなら、あなたが先に手本を示されてはいかがかな?
31 :
SE3:02/12/16 12:05 ID:sAfembkd
>25-29
とすると……も、もしや、らぶらぶえすえむっすか!?(;´Д`)ハァハァ(;´Д`)ハァハァ
ようやく耕作さんのもとへ辿り着いたのに、
あたしったら、息切れしちゃって満足に物も言えなかった。
打ち込み五百本したってこんなにならないのに……。
そう言うのとコレはちょっと別物みたい。
「大丈夫?」
怪訝そうな顔であたしを気遣ってくれる耕作さんに、
とっておきの笑顔で「久しぶり」って言いたかったけど、やっぱり大丈夫じゃないかも。
変な吐息ばっかり出ちゃう。
そんなあたしの耳に口をよせて、耕作さんが言った。
「もしかして……送ったあれ、本当に着けてくれたのか?」
こくんと頷くと、耕作さんは照れたように、でもすごく嬉しそうに頭を掻いた。
だって、本当に着て欲しそうだったんだもん。
それに、あたしだって……できるだけ応えてあげたかった。
なかなか会えなくて、寂しいから。
「そ、そっか……じゃあ、とりあえず見に……じゃなくて、どこか別の所へ……」
しどろもどろにそう言うと、不意にあたしの腰に手を回した。
たぶんあたしを気遣ってくれたんだろうけど……ダメ! 今だけは!!
「あんっ……!!」
知らない人にもバレちゃうぐらい、エッチな声が出ちゃった。
だって、背中の部分を押さえると、体に着けたあれが引っ張られて……
あそこに当たったビスが引っ張られちゃうの!!
(;´Д`)ハァハァ し、しまった!乗ってしまった!! (;´Д`)ハァハァ
そうやって乗せられて(乗って?w)しまうSE3さんが だぁ〜〜いすきだ(喜
前スレではキャラが崩れてないのが凄いと
絶賛されていたスレだったのになァ…
34 :
裏方:02/12/16 17:25 ID:UBYeMFSa
>>33 いやいや。このようなキャラ崩れ寸前のを読んだ後にですね、
純愛のを見ると、より一層おいしくなるわけです。
甘いのばっかり続くと、舌が慣れてしまいますから。
ちょっと塩味があったほうがいいわけです。
ということで、ここらで甘いものが欲しいかな?
と言ってみるテスト。
漏れも甘いのきぼーん。
というか、ぷちさんの続きをずーーーーーーっっと待ってるんですが。
清純派の書き手の皆様、どこ行っちゃったんでしょう。
お忙しいのかな?(寂
ほしゅ
ぷちさんカモーーーーーーーーーーーーン!
放置プレイにもだえる猪熊柔、か
確かに、松田にようやく逢える直前のところで放置されたら、そりゃ悶えるわな。
41 :
名無しさん@ピンキー:02/12/31 01:52 ID:zBm+v/uZ
柔たん好きだ−!!
SEさん、ぷちさん降臨キボーンあげ
今年の初カキコが保守とはかなすい
みんなどこ行っちゃったんだ〜
hoshu
44 :
山崎渉:03/01/12 07:46 ID:V/7KqTmb
(^^)
45 :
名無しさん@ピンキー:03/01/12 10:29 ID:iUSaGISB
46 :
名無しさん@ピンキー:03/01/12 10:43 ID:YT7Z0Cts
ほす
48 :
山崎渉:03/01/17 07:28 ID:M9r4wrZF
(^^;
関係ないけど浦沢さんの短編集も文庫化しますね。
カネコタンのパロもここ的にはありなんでしょうか?
もしかしたら、ぷちさんはここを見限ったのかも知れない。
そ、そんな…泣
放置プレイという奴ですな……(鬱
ここの純愛ものはいいですね−。皆さん言ってるようにキャラが崩れてない・・・。
ところで、YAWARAの小説ではレイープはご法度なんでつか?松田以外×柔はだめなんでつか?
書いたら怒られまつか?
いや、全然オッケーでは。むしろ歓迎ですが、何か。
>53
そんな事をしたら、ますますぷちさんに見限られてしまいますよ。
どうもぷちさんがいなくなったのって「派閥」とかいう単語が出てきた直後なんですよね。
原作ファンから言わせれば、「そんな物に何の意味がある!」って感じです。
「このスレに迷惑掛けないでください!あたし柔道やりませんから。」
>53
レイープをやりたいんなら、
「レイプしたいアニメヒロイン!!!」というスレがあるようですから、
そこで多いのを書いてみては?
>>55 いや、ぷちさん失踪事件(おぃ)は派閥とかそういうのは関係なく、
単にPINK転送でブラウザ派が見られなくなったからじゃ?
>>53 >松田以外×柔
シチュエーション次第、と言うか中身次第なんじゃないかな、と。
>57
どちらにせよ、ぷちさんが真の原作ファンであることに疑いの余地は無い。
それは初期の頃の書き込みを見れば分かる。
>松田以外×柔
松田以外で(キャラを崩さず)可能なのって風祭だけなんじゃ・・・(それって見たいか?)
真の原作ファンってなんじゃらほい(苦笑)
うーん。いいって言ってくれる人もいるけど嫌がる人も多そうだ。
とりあえずここでは書かない事にします。せっかくの紳士的な優良スレ荒らしたくないですし。
>>56 いや、レイープならなんでもいいって訳でなく、YAWARAでレイープを書きたかったのです。
紹介してくれたスレはのぞいてみます。
>>58 レイープだと、柔のキャラのままで松田以外×柔となりまつ。
自分もかなりYAWARA好きなつもりですが、レイープ書きたいということは、真のファンではないという事でつか?(´Д`;)
ここの小説書きさん達の純愛ものはレイープモノ好きの自分にも十二分に楽しめます。
またきます。
61 :
53:03/01/22 22:39 ID:BMC3YG4M
↑53でつ。スマソ
62 :
名無しさん@ピンキー:03/01/22 23:14 ID:OCgq3l80
63 :
名無しさん@ピンキー:03/01/22 23:14 ID:hbZuLOLr
hoshu
>>59 柔と松田の二人が幸せになって欲しいと願わずには居られない。
あまり定義づけるものではないと思いますが、
これだけは自信を持って言えます。
>>60 好きな作品の主役の不幸話を、どうして書くことが出来ようか・・・
66 :
53:03/01/28 21:29 ID:B7/JACSi
保守ついでに。
レイープもの一応書いちゃいました。
ここにはのせるべきでないと思ったので、某サイト(投稿用のサイトではないです)に投稿しました。
駄作ですので探さないで下さい。
もし、待っててくれた人がいたらすみませんでした。
あと、そういう小説の存在自体が許せないって人がいたら、ごめんなさい。ミノガシテクレ。
純愛ものの職人さん達、新作マターリ待ってますよ−。
68 :
裏方:03/01/29 00:09 ID:dhX1rPa+
>66
アドレス教えて〜
スレ1の男子柔道部員さんが、小説探してて立てたスレですから、
リンクぐらいはOKでしょ。2chなんだし。
69 :
53:03/01/30 01:20 ID:fWZcZd3D
>>67 おお???なんで知ってるんです?あのサイトに出入りしてる人ですか?
>>68 んー、2chで他人様のURL見せちゃうのは、ちょっとまずいですよね。
なので……やっぱり、ここにうpさせてください。作品の一部です。
他の職人さんの作品ができるまでの場つなぎって事で。
1. 日常と非日常
「だあ!・・・おう!おりゃ!」
バァン! ざざっ・・ざっ・・ドバン!バン!
柔道場から、二十人程度の男女が稽古している音が聞こえてくる。
ここはバロセルナ。バロセルナオリンピックも4週間後にせまり、日本柔道チームは現地入りして稽古に励んでいた。
「遅い遅い!びしっとせんか柔ァ!」
白い口ひげを生やした小柄な老人、滋悟郎の檄が飛ぶ。
「ええい!」
ドバァン!
女の鋭い掛け声と共に相手の男が宙を舞い、畳にたたきつけられた。
「なんじゃ今のへっぴり一本背負いはァ!!」
今男を投げ飛ばした女の名は、猪熊 柔。ソウルオリンピック無差別級の金メダリストにして、デビュー以来5年間無敗を誇る驚異の柔道選手である。
柔道場の入り口に目をむければ、14、5人の記者が来ておりカメラのフラッシュをたいている。日本の記者だけでなく外国の記者も混じっている。まだオリンピックまで4週間あるにもかかわらず彼らが取材に来ているのには訳がある。
目的は柔だ。
彼女はここ数年の活躍、特に4年前のソウルオリンピックや3年前の世界選手権
での活躍により、世界的に有名になっていた。ただ有名というのでは言葉が足りな
いかもしれない。世界中の柔道ファンが柔の柔道に魅了された、といった方がより
適切だろう。いや、魅了されたのは柔道ファンにとどまらない。柔は、やさしげな
瞳や涼やかな口元がチャームポイントのかわいい顔立ちをしており、誰もが思わず
微笑んでしまうような不思議な雰囲気をもっている。肩まであるセミロングの髪も
よく似合っている。記者たちの取材にはあまり協力的ではないようなのだが、自己
顕示欲が小さく控えめな女であるためなのであろう。そんなところも彼女の人気の
要因の一つに挙げられるかもしれない。そんな彼女がひとたび柔道の試合に出ると、
とたんに表情が引き締まる。漂わせる雰囲気が凛としたものとなる。しかもその小
柄な体で並み居る重量級の強豪達を投げ飛ばす強さを発揮するのだ。彼女に心をわ
しづかみにされた人は多い。
「よーし、5分間休憩ーー」
昼過ぎからぶっ通しだった稽古がやっと休憩時間になった。荒い息をつく仲間達の中で、柔だけは1人涼しい顔をしている。
柔は記者たちの方を見ると、パッと顔を明るくさせた。
「松田さん!」
記者たちの中に、松田がいたのだ。
松田 耕作。スポーツ新聞記者である。
「やあ、調子良さそうだな」
松田は、自分の方に歩いてくる柔に朗らかな声をかけた。
「はい、おかげさまで。松田さんもこちらに来てたんですか」
「ああ、編集長にはオリンピック直前になんないとだめだって言われたんだけど、無理やり押し通して来ちまった」
「ふふっ、大丈夫なんですか、そんなことして」
柔は楽しそうに笑う。柔は、ひそかに松田に思いを寄せていた。
「ああ、でも今回はずいぶん早く現地入りしたんだな。どうしてなんだ?」
松田が、ずっと疑問に思っていた疑問を口に出した。
「そうですね。なんか、オリンピックの雰囲気に早く慣れるためだとか聞きました」
「ふーん、そんなもんかねぇ」
首をひねる松田に、別の女が声をかけてきた。
「あらぁ、松田さんー」
「お、富士子さんも元気そうだな」
彼女は花園 富士子。結婚出産後に柔道に復帰した、柔の親友である。
「猪熊さんよかったわね、松田さんが来てくれて」
「な、なに言ってるのよ富士子さんたら!」
富士子の言葉に柔は慌てる。
「今夜、花火大会があるそうなのよ。2人で行ってらっしゃい!」
「ええっ?」
突然の話に、2人の声がはもった。
「私も花園君がいれば行きたかったけど、まだこっちに来てないからね。猪熊さん
達だけでも行ってきて」
「な、何を突然・・だいたいなんで私が松田さんと・・・」
柔は顔を赤らめて抗議しようとするが、そこに稽古再開の声がかかる。
「おいこらそこー!なにをグズグズしとる、稽古再開じゃぁ!」
「あ、はい!」
柔と松田は、赤くなった顔を見合わせた。
その日の夜。柔は、松田と2人できれいな夜景の見える小さな公園に来ていた。
ここからなら花火もよく見えるだろう。ベンチに並んで腰掛ける2人に、気持ち
のいい風が吹き抜ける。
「富士子さんにも困っちゃいますよね、あんな事言って・・・」
「え、なんの事?」
「な、なんでもないです・・・」
柔の顔がわずかに紅潮している。
『こんな素敵なところに、松田さんと2人きりで来れるなんて・・・』
松田とはもう6年来の付き合いだが、こういう所に一緒に来たのは初めてだった。
付き合い、といっても恋人同士の付き合いではない。あくまで選手と記者としての
付き合いだった。
夜景がきれいだ。こういう所に2人きりで座っていれば、誰でもロマンチックな
気持ちになってくるだろう。柔もそんな気分になりかけていた。
しかし・・・
「ついに、待ちに待ったオリンピックだな」
「え?」
「きっとみんな興奮するぞぉ、君の一本背負いに!」
「あ・・・・・・。で、でも、わたし、少し緊張してしまって」
「大丈夫!君はあの本阿弥 さやかにも勝ったんだ。なにも恐れることはない!」
「松田さん・・・」
『松田さん、こんな所に来てるのに柔道の話ばかり・・・』
松田はロマンチックな雰囲気と言うものに鈍感なのかもしれない。
柔は少し不満に思う。
でも今はそれでよかった。松田と2人でいられるだけで充分幸せだった。
その時、パッと花火があがった。
どーん
数秒遅れて音が聞こえてくる。
「お、はじまったか」
「きれい・・・」
花火は次々に打ち上げられる。
打ち上げ音が鳴り響く中、ふと柔を見た松田はその顔に思わず見とれてしまった。
さまざまな打ち上げ花火の色に染まる顔が幻想的で、どこか知らぬ国からやってきた
妖精のように見える。
赤くした顔を慌ててそらし、自分も驚くような大声を出してしまった。
「でもよかったのかな、こんな所に連れてきちゃって」
「え?」
「オリンピック前の大切な時期に、なんか悪かったな」
「いえ、選手村と練習場の往復だけでしたから、気分転換になります」
「そうか?そう言ってくれると助かるけど」
どーん・・どどーん! パラパラパラ・・・
柔は、とても落ち着いた気分になっていた。そっと松田の横顔を見ると、胸の奥
になにか温かいものがともるのを感じる。
『ああ、私はこの人が好きなんだ』と素直に思えた。
「ついにジョディとの決戦だな」
「ええ。5年越しの約束を、やっとはたせます」
「ああ、最高の舞台で最高の勝負だ」
松田は平静を装っていたが、実のところ隣に座る柔が気になって仕方ない。
そおっと柔の顔を覗き見ようとすると、これもこちらを見ようとする柔と目が
あってしまった。
「っ!」
至近距離で目があってしまい、奥手な2人の心臓がドキリとはねあがる。
「あ・・・な、なに?」
「い、いえ、なんでもないです・・・」
顔を赤くして無言になってしまった2人の視線の先で、ひときわきれいな花火が
あがった。
どどーん!
「わぁ・・・」
松田はきれいな花火よりも、花火を見る柔の顔にまた目を奪われかける。
「あ、あのさ・・・」
松田はちょっと照れくさそうに語りかけた。
「はい?」
「あのさ、その・・・。日本に帰ったら、一緒に食事にでも行かないか?」
「ええっ?」
柔は驚く。
「あ、いや、でもいろいろといそがしいよな・・・」
照れくさそうに向こうを向く松田に、柔は顔をうつむかせ答えた。
「いえ、私でよければ」
2人の視線があい、にっこりと微笑みあう。
柔は今、最高に幸せだった。
いつまでもこの時が続けばいいと思った。
しかし、そんな幸せもいつまで続くのだろう・・・
高台の公園で心温まる光景が見られる一方で、町の一角では、邪悪な意思を
持った男達が行動をおこそうとしていた。
「じゃあ、そろそろ行ってきやすぜ、ボス」
「おう、気をつけて行けよ」
「へへ、まかせといてくださいよ」
・・・・・・。
・・・・・・。
・・・・・・。
夜はふけていく・・・・・・。
(中略 町のギャングは松田を攫い、それをネタに柔をも攫う。)
2. 連行
柔を乗せた車が止まったのは、大きな庭がある一軒家の前だった。閑散として
おり遠くに数件民家が見えるが、声を出しても届きそうにない。
ここまでは車で3時間ほどかかった。途中で車を一回乗り換えている。
柔が車に乗り込んだ時、男達は柔に縄と目隠しをかけようとしたのだが、柔は
拒んだ。
女子柔道家の鋭い気迫に押され、男達は強要することをあきらめた。
その家の玄関はごく普通のものだった。とてもここにギャングがいるとは信じら
れない。しかし中に入ると、何か妙な匂いがした。
大きな扉がついている部屋に案内される。
どうやら、匂いはこの部屋から漏れているようだ。
柔が部屋に入ると、そこかしこから感嘆の声と下品な笑い声が聞こえてきた。
「ケケケ・・・」
「ヒューヒュー」
柔は悪寒を感じながら部屋を見渡す。がらの悪い男達が嫌らしい笑みを浮かべて
こちらを見ている。窓際には派手な服装をした女が1人、これもまた笑みを浮かべ
て立っていた。
『数は・・・12,3人ね』
柔はざっと部屋の状況を確認した。大きな部屋だ。部屋の奥に高価そうな机が
ひとつおいてあり、ひときわ悪そうな男が机に足をかけて座っている。部屋の真ん中
には、客応対用の丈の低い机と、3,4人は座れる大き目のソファがひとつ置いてある。
部屋は広々としており、動きまわりやすそうだ。床には厚い絨毯がしかれており、
ふかふかとしている。
大柄で屈強な体つきをしている男が多いが、しかし柔は、いざとなったら全員
たたき伏せてでも松田を救出するつもりでいた。
車に連れ込まれた時はあまりの事に混乱してしましまったが、今はすでに覚悟
をきめている。
今まで喧嘩に柔道を使ってはいけないと思ってきたが、今回ばかりは別だ。無事
に松田を返してくれると言うならば多少無理な要求でも聞くつもりでいるが、さも
なければ・・・。
足下には柔らかい絨毯がひかれているものの、そのすぐ下は固い床のようだ。
投げ方によっては、一回の投げで意識を奪うことも容易である。
今まで大人数との立ち回りなど経験したことはないし、ましてや銃を持った者を
相手にしたこともない。しかし柔は、うまくやれる自信があった。
『間違って殺しちゃわないようにだけ注意しないと・・・』
いつになく柔は好戦的になっているのだが、それも当然だろう。
この連中は柔の大切な人を誘拐してこんなところに閉じ込めていたのだ。
ひどい目に会わされていなかっただろうか・・・。
『それにこの人達、反省もしないでニヤニヤ ニヤニヤ笑っていて・・・ぜったい
に許さない!』
柔は眦を吊り上げまわりの男達をにらみつける。
と、その時、部屋の奥の椅子にふんぞり返って座っていたスキンヘッドの男が
口を開いた。
「クックックッ・・・ようこそヤワラちゃん。俺はガルバーズ。汚いソファで
悪いが、どうぞ座ってくれ」
『この男がボスね』
柔は、ガルバーズが流暢な日本語を話すのに驚いた。
「俺が日本語喋れるのが意外か?フン、最近のギャングは頭も使うからな、日本
語くらいはできるんだよ」
ガルバーズ達は昔、日本人と取引をすることが多かったため日本語を覚えていた
のだが、今、覚えていて本当によかったと思っている。なにしろ、この目の前の女
を直接言葉で攻めながら犯せるのだ。
ガルバーズは気持ちが高ぶってくるのを感じた。クッと口の端を歪ませると、顔
つきがとたんに極悪、恐ろしげに変わる。
『なに、この人・・・』
柔はガルバーズの一種異様な雰囲気に飲まれかかったが、キッとにらみ返した。
「松田さんはどこにいるんですか!?松田さんを返してくれるって言うからここ
まで来たんです。」
「まあ慌てないで、まず座って、コーヒーでも飲んでゆっくりしろや」
「ゆっくりなんてしません!早く松田さんを返してください!」
ピシリと言い返す柔を見て、ガルバーズの顔に薄く笑みが浮かんだ。
「いいね、そのはっきりした物言い。俺はおめえみてぇな女が大好きだよ。だがな・・・」
ガルバーズは身を乗り出す。
「あの男の命運は、おめえ次第だって事忘れんなよ。」
「う・・・」
言葉に詰まった柔は、渋々とソファに座った。
「ヤワラちゃんが俺達の言うこときちんと聞いてくれりゃあ、あの男も無事に帰し
てやるよ」
ケケ・・・と後ろの男が気味の悪い笑い声を立てる。
ゾクッと柔の背筋に悪寒が走った。
『気持ち悪い・・・なんなの・・・?』
柔は内心少しおびえを感じていたが、表情には出さず、キッとガルバーズを
にらみつける。
「クク、かわいいな、おめえ。緊張してんのか?」
「そっ・・・そんなことありません!」
「フン、まあいい。ところでヤワラちゃん、そろそろ本題に入ろうか」
ガルバーズがフッと煙草の煙を吐き出した。
今日はとりあえずここまでにしときます。
これから陵辱が始まっていきますが…続けていいですか?
それにしても、H始まるまで長すぎる!て今更気付きました。スミマセーン!
これでも中略してるんだが…。
83 :
名無しさん@ピンキー:03/01/30 02:11 ID:BvQSwMqg
53さん
応援あげ
あとの展開が楽しみっす
怒った柔もイイ!
>82
いいわけねーだろうが滓
>83
あげんな
53氏
素晴らしい展開です。応援してます。
86 :
名無しさん@ピンキー:03/01/30 16:34 ID:ErleQTKd
53さん 応援してますよん。
松田さんと柔ちゃんのラブシーンも
あるのかな??
87 :
67:03/01/30 22:15 ID:Gccdu8FY
>>69 巡回中に見かけたんでもしやと思ったんですが、やっぱりそうでしたか。
まだ、じっくり読んでないので感想は次の機会にでも。
続きマターリがんばって下さい。
>>83,85-87 さん
どうもありがとう。意外にも好意的な人が多くてうれしいです。
>>86 さん
一応ある予定なんですが、まだ書いてないです。と言うかカナーリあとになる予定w
>>84 さん
正直すまん。多分どうしても許せないんだろうな。
2ch暦浅い自分はこういう時どう対応すればいいか迷う。
で、小説は他の雑多スレに書きこみ、ここにはリンクだけ貼ろうと思ったんですが…
適当なスレがなかったため新しいスレ作ろうとしたら、規制にかかって作れない(失笑)
ですので、新しいスレ立てられるまでここに書かせてください。
もしくは、どなたか親切な方、こんな↓感じで代りにたててくださいませんか?
では昨日の続きを。
ごくっと柔はのどを鳴らした。いったいなにを要求されるのだろう?
『やっぱりお金?でも、私あんまり貯金ないし・・・何千万円とか要求されちゃったらどうしよう?』
柔の顔に緊張が走る。
『ううん、それでも松田さんの命がかかっているんだもの。何とか―』
「脱げ」
『・・・・・・』
「は?」
柔は眉をひそめ、聞き返した。
「服を脱げ」
・・・・・・。
・・・・・・え、なに?何を言っているの、この人は?
「聞こえなかったか?おまえの服を脱いでこっちによこせって言ったんだよ」
「・・・え、でも、この服は・・・普通のデパートで買ったもので、別に、珍しいものじゃ・・・」
「馬鹿やろう!服を脱いで裸になれって言ってんだよ!」
!!!!!
バッと両手で胸を隠す。
『な、なに?ど、どうして?どうしてこんなところで裸に・・・?』
頭の中が混乱し、うまく考えがまとまらない。
しかし、言葉の意味がだんだん理解できてくるにつれ、柔の中にふつふつと怒り
が沸いてきた。
なんてひどい、とんでもないことを言う男だろう!
「お、お断りします!」
語気を強めて、柔はきっぱりと断る。
こんな男達に肌を見せるなんて、できるわけがない!
しかしガルバーズは余裕綽々としている。
「フン。本当なら無理やり剥いてやってもいいんだが、特別おまえの意志に任せてやる。二者択一だ。マツダのことはあきらめてこのまま帰るか、それともおとなしく裸になるか、どっちかだ」
「・・・!」
松田のことを持ち出され、柔の息が詰まった。
「さあ、どうするんだ?」
ガルバーズは本当に楽しそうに言う。
柔は、自分の中の怒りがぐっと膨れ上がるのを感じた。
眦を吊り上げてガルバーズをにらむのだが、それを見てガルバーズの顔はますます
楽しそうに歪む。
『こんな要求、聞けるわけないじゃない!』
聞けるわけがない。ならば・・・。
柔はそっとまわりの気配をうかがった。
男達は柔の後側を囲むようにして立っているが、手には武器を持っておらず、
警戒している様子もない。
これならいけそうだ。
柔は目の前のいやらしい男を睨みつける。
『この人の腕をねじりあげて、松田さんのとこまで案内してもらおう・・・!』
男までは少し距離があるが、問題ないだろう。
柔が行動に移ろうとしたまさにその時、ガルバーズが口を開いた。
「どうやら、どうしても脱ぎたくねえようだな」
機先を制されて柔はたじろぐ。
「あ、当たり前です!そんなこと、できるわけありません!」
ガルバーズはフッと息をつき、短くなったタバコの火をもみ消した。
「安心しろ、おまえがマツダを見捨てて帰ったとしても、マツダの命まで貰うとは
言わねえ」
「え・・・?」
「少し時間はかかるが、生きたままに日本に帰してやるよ」
突然甘いことを言い出したガルバーズに、柔は戸惑った。
『どういうこと・・・?』
「まあ、肝臓とか腎臓とか肺とか目ん玉とか、そういうのは全部貰うがな」
「!」
ギャハハハ、と後ろから笑いが起こる。
「さすがボス!寛大ですねえ!」
「その後ちゃんと、“生きたまま”日本に戻してやるよ」
男たちの下品な笑い声を聞き、柔の顔が怒りで紅潮してきた。
『なんて人達・・・!』
怒りに満ちた瞳で男達を睨む。
『これ以上、この人達の言うことを聞くことはない!』
柔は再び目の前の男に飛びかかろうとした。しかしその時。
「でもねぇ!」
今まで黙っていた派手な服装の女が、突然大きな声を出した。
またも機先を制されてしまった柔は、ぐっと息を呑む。
派手な服装の女――カミーユは、しなりしなりと柔に近づいていく。
「あんまり私達をなめないことねン」
カミーユがぐっと顔を突き出し、柔は少しのけぞった。
「な、なんのことですか・・・?」
「うふふ、もしここで騒ぎが起きたらねン、すぐにマツダちゃんは殺されることになってるのン」
「!」
柔の顔がこわばる。
『もしかして、考えを読まれていたの・・・!?』
慌ててガルバーズの顔を見ると、ガルバーズはゆっくりとひとつうなずいた。
『甘かった・・・』
柔の顔の血の気がとたんに引いていく。
そう、この男達は極悪非道なギャングの集団。柔が1人で、しかも人質をとられた
状態で戦うには相手が悪すぎたのだ。
「さあ、どうする?」
ガルバーズが再び尋ねた。
「・・・!」
柔の顔がますます白くなる。
騒ぎが起きたらすぐにも松田を殺す、とまで言われては抵抗できるわけがない。
さりとて松田を見捨てて自分だけ帰ろうなどということは、さらにできるわけが
ないことだった。
『どうしよう、どうしよう・・・!?』
「ちなみに・・・」
悲壮な顔で考えこむ柔に、ガルバーズが追い打ちをかける。
「あんまり遅くなっても、殺すことにしている」
「!」
さらに血の気がひいた。顔色はもう白い紙のようだ。
『遅くなっても殺すって・・・悩む時間さえくれないというの?』
「そ、そんな・・・いや・・・」
お願い、許して!と恥も外聞もなく許しを請いたくなったが、わずかなプライド
が押しとどめた。
先ほどまでの勇ましい気持ちはすっかり霧散してしまっていた。
柔は必死に声を絞り出す。
「そんな・・・ことじゃなくって、もっと、他の事にしませんか・・・?」
『大体、私の肌を見たってなんの得にもならないじゃない・・・!』
「お金なら、少しは都合できます・・」
「ダメだ。二択だと言ったろ?俺はおめえの裸が見てえんだよ」
「・・・!」
『もうだめ、もう断りきれない・・・!』
周りを見渡すと、男達がいやらしい笑みを浮かべてこちらを見ていた。
『こんな人達に、肌を見せなきゃならないの・・・?』
絶望に目の前が暗くなってくる。
やはりここにくる前に、何とかして誰かに連絡をとっておけばよかったのだ。
いきなりつれてこられたとはいえ、なにか方法があったのではないか・・・?
柔の脳裏に、祖父・滋悟郎の顔が浮かんだ。
『おじいちゃんなら、なんとかできたかもしれないのに』
うつむいて物思いに沈む柔を、ガルバーズがせかす。
「おい、見捨てて帰るか裸になるか、どっちでもいいからさっさと決めろ」
「・・・・・・」
帰れるわけがない。答えはもう決まっているのだ。
柔の目に涙がにじんでくる。
『なんで、こんな・・・』
息が浅くなり、呼吸が速くなる。
震える手をそっと上着のボタンに伸ばす。
「おおっ!」
やっと脱ぎ始めた柔に、男達が歓声をあげた。
しかし、柔の手はそこで止まってしまう。
「おいおい何やってんだよ」
「早く脱げよぉ」
周りの男達がいっせいに野次を飛ばした。
「なんなら俺が脱がしてやろうか?」
と、柔の右後にいた男がついと手を伸ばしてきた。
瞬間、柔は頭の中が真っ白になった。
「さっ、触らないで!」
柔の体がサッと動いた!と、思った瞬間、男の右腕が背中にねじり上げられていた!
「い、イデデデデ!」
・・・!
腕を極める動きがあまりにすばやかったため、男達は驚きのあまり一瞬言葉を失った。
が、次の瞬間色めきたつ。
つかみかかろうとする部下達を、しかし、ガルバーズが手で制した。
「見事だな、ヤワラちゃん。さすが金メダリストだ」
「あ・・・」
「しかし、放してやっちゃくれねえか?そいつも痛がってることだしよ」
「あ・・・ご、ごめんなさい・・・」
今の技は、かけようとしてかけたのではない。無意識に体が動いてしまったのだ。
柔が腕を放すと、男は何事かぶつぶつとこぼし、腕をさすりながら仲間の後ろに
引っ込んだ。
皆、驚きの目で柔を見つめている。と同時に、改めて感じていた。
この女は、柔道の世界チャンピオン。やはり一筋縄ではいかない!
しかしガルバーズは落ち着いている。
「おい」
「はい・・・」
「今みたいな抵抗は二度と許さねえからな」
「は、はい・・・」
ガルバーズの眼光に柔はたじろぐ。『私が暴れたら、松田さんが・・・』
「さーて、じゃあストリップショウの再開だ!とはいっても、まだ始まってすらいねえがな!」
ガルバーズににらみつけられ、柔は観念したようにボタンをはずし始めた。
とはいえ震える手では遅々として進まず、両手を使ってやっとはずしている。
「早く脱げよぉ」
また野次が飛んだ。
「わ、分かってます!」
なんとかボタンを全部はずし終える。ぐっと一息おいてから、ばさりと上着を
落とした。
上着の下は、おしゃれな模様の入った白のシャツだった。
「ヒュー・・・」
「・・・・・・っ。」
周りの目や声が気になる。
『どうしてこんな事になっちゃったんだろう・・・』
情けなさにまた涙がにじんでくる。
次は、どっちを脱ごう・・・と柔の目がスカートとシャツの間を行き来していると、ガルバーズが催促した。
「次はスカートだ」
「!」
柔の体が小刻みに震えている。目には涙が浮かび、今にもこぼれ落ちそうだ。
「早く脱げ。なんなら誰かに手伝わせてやってもいいぞ?」
「い、いいです・・・自分で脱ぎます・・・」
ホックをはずし、ジッパーを下げると、スカートはすとんと下に落ちた。
「おおっ、いろっぽい足だなあ」
「むしゃぶりつきたくなるな、おい」
柔の足があらわになった。きれいな足だ。健康的なはだ色で、しみひとつない。
肉はつているが、引き締まっているため全体的にすらりとした印象を与える。
スポーツをしている女の足だ。
柔はうつむいて唇をかみ、シャツの裾を両手でぎゅっと握り締めた。
ガルバーズが感心したように言う。
「なかなかいい足をしているな。しかしその上が見えん。早くシャツも脱げ」
ビクリ!と柔の体が震えた。
早く脱げー、とまた誰かが叫ぶ。ぬーげ、ぬーげ、と流暢な日本語のコールがかる。
柔はぎゅっと目をつぶり、顔を横にそらした。
シャツのボタンをはずしていく。しかし、シャツのボタンは上着よりもさらにはずしにくい。
「ハァ、ハァ、ハァ」
ちっともボタンがはずせないことにあせる。
しかしひとつはずれてしまうと、また絶望への階段を一段降りてしまったような気がした。
やがてシャツのボタンもすべてはずし終えてしまった。
震える手でシャツを握り締め、固まってしまう。
『脱がなきゃ・・・脱がなきゃ、松田さんが・・・』
硬く目をつぶり、大きく深呼吸すると、一気に脱ぎ捨てた。
急いで両手で胸を覆う。
「ほう・・・」
と誰かの声がもれた。きれいな体だ。
小ぶりだが形のいい尻に、キュッとくびれたウエスト。
飾り気の少ない白のブラジャーと白のパンティが、清楚な顔立ちによく似合っている。
肌はきめこまかく、さわりごこちがよさそうだ。
腹のあたりも引き締まっており、無駄な贅肉など少しもない。しかしそれでいて、
女らしいやわらかさは失っていないのだ。
腕に、柔道の練習でついたと思われる擦り傷がついているが、そんなものは全く
問題にならない。
「きれいじゃねえか。とても柔道やってる女の体にゃ見えねえな」
ガルバーズが心底感心したように言うと、柔の顔が赤くなった。
「こ、これでもういいですよね・・・松田さんを、返してください・・・」
柔が蚊の鳴くような声で言う。
「あ?何言ってんだ?俺は裸になれって言ったんだぜ」
「だ、だから、なったじゃないですか・・・」
柔は涙をためた目で、ガルバーズを非難するように見た。
「クックックッ、かわいいねえ。おいセロ、裸っていうもんがどういうものか教えてやれ」
「へえへえ。ヤワラちゃんは柔道はできても日本語はできないんですかねぇ」
ニヤニヤ笑いながら、小柄な男が歩み出てくる。
「いいですかいヤワラちゃん。裸になるっていうのはね・・・」
セロはぐっと柔に顔を近づけると、ブラジャーとパンツを指差す。
「このブラジャーも、このパンティも、ぜーんぶ脱いじゃうことをいうんですよ」
「な・・・!」
柔は絶句する。
『これ以上、これ以上脱げというの・・・?松田さん・・・私、どうしたら・・・』
「脱げないって言うんじゃ仕方ないですねぇ。約束どおりマツダは臓器バンクの方に・・・」
「ま、まって!脱ぐ、脱ぎます!」
「ん、そうですか?じゃ、早くしなさい」
柔はしばらく躊躇した後、胸を隠していた両手を背中にまわした。
『松田さん・・・私・・・私・・・・・・!』
心の中で悲鳴を上げ松田に助けを求める。が、ここに松田がいるわけでもなく、
どうしようもない。
プッ
ブラジャーのホックが外れた。
片手でブラジャーが落ちないように支えながら、ぎこちない動きで両腕を抜き取る。
ザワ・・・と周りの男達の体温が上がった。
衆人監視のなかでブラジャーをはずさなくてはならない。
恥ずかしさに顔が火照りすぎて、頭がくらくらしてきた。
胸を左腕で押さえながら、ブラジャーを下に引きずりだし、下にポトリと落とす。
すぐに両腕で隠すが、隙間からのぞく柔らかそうな胸が妙に色っぽい。
「おい・・・腕下ろせよ、見えないじゃないかよ・・・」
誰かがつぶやいた。
柔は、なんとか腕を下ろそうとするのだが、どうしても動かない。
頭に血が上って、火が出そうだ。
意識が朦朧としてくる。
世界が現実感を失い、夢の世界にいるような気になってきていた。
これでストックのちょうど半分くらいです。
どうも自分はHに至るまでの方が楽しく書けるようでして…。
それではまた。
>>88-89 いや、そんな事をするくらいならココで続けろ。
ココでやるなとかそういう事を言いたいんじゃない。
お前がYAWARA!好きなつもりとか言うから「ヤメロ」って言ったんだよ。
要するにファンじゃ無いんだろ。
何が「一応書いちゃいました。ミノガシテクレ。」だ、ファンずらするんじゃねえ!
えと、私も書いてみました。
一応、柔ちゃんと松田さんの初体験の柔ちゃん視点です。
女の子の気持ちを重視したので、エロエロはしてないです、ごめんなさい。
口づけをしながら押し倒された。
両肘で上半身をささえた松田は頬や耳や首筋にもキスを続け。
二人の息遣いだけが響く部屋。
松田の筋肉質な胸元、浅黒く滑らかな肌は
見慣れた自分の白い肌とは別のもので、改めて「男」として意識してしまう。
しばらく唇を重ねてると、松田の舌が隙間をこじあけ伸びてきた。
ねろねろとした舌の動きが、柔の舌に絡み付く。
求められるまま舌で絡み返すと、彼の息が熱さを増した気がした。
ボタンが外され肌が外気に晒されていく。
胸があたたかな手に包まれゆっくり揉まれていく。
体が少し持ち上げられブラのホックが外された。
上からあるいは下からぎこちなく動く指が先端をこね、
唇が乳首に吸い付いた瞬間、ピリっと電気が走った。
「・・・・・ぁっ・・ん」
思わず喘ぐ。
(や、やだ・・声が・・・)
凄くエッチな声だった・・・。顔が熱くなる。
それが松田の勢いを加速させた。
舌先で軽くつついたり、ゆっくりと転がしたり
チロチロと舐め回したり、しゃぶったり。
「・・・んっ・・・んぁっ・・・あぁっん・・・ぁんっ・・」
その度に喘ぎ声は漏れる。
胸はずっと揉みしだかれ、乳首がツンツンだ。
きもちい・・・・これが感じるってこと・・?
こんな声だしてスケベって思われないかな・・。
松田さん・・激しい・・・・。
色んなことが頭をかけ巡りながらも
体は確実に反応し、熱くうずいてくる。
視界の端に松田の顔が映る、
胸を愛撫する彼の顔は知らない男の人みたい。
その時大事な部分に何かが触った。
「やっ・・!」
思わず体を引く。
「あっ!ごめんっ!!」
慌てて手を放し、我ににかえった松田の呆け顔がなんだか可笑しい。
その狼狽した姿はは自分がよく知っている松田だ。
「ご、ごめん、あ・・、今日はもう・・・」
と言いかけた彼をあわててさえぎる。
「ち、違うの・・・!恥ずかしくてつい・・・。」
「あたし、松田さんなら・・・。」
言葉が続かない柔を松田は潤んだ瞳で見つめる。
「柔さん・・・。」
お互いの愛しさを確かめるようにゆっくりとキスを交わして、
彼の手がショーツにかかりひき下ろされた。
自分でもきちんと見たことないあの部分、
松田さんはどう思ったかな・・。
ただぎゅっと眼をつぶってると、
そこは優しく優しくなでられる。
壊れ物のように、大切に扱ってくれる指の感触に酔いしれそうだ。
そして蕾んだ敏感な部分を舌でなぞられた瞬間、
快感にのまれた。
「・・ああんっっ・・・!」
レロレロとそこを攻められるとたまらなくなってきた。
自然に腰がういてしまう。
彼の手が足をささえ
時に激しく時に丁寧に舐められ続ける。
「ぁぁん・・・あん・・あん・・・はぁ・・んっ・・あん・・あん・・・あぁんっ・・・」
頭が真っ白になってきた・・・。
ひたすら押し寄せる快感にいまはただ身をまかすしかなかった。
きもちいい・・とけちゃう・・・もっと・・もっと・・・。
時々鳴る、じゅるっ・・や、ぴちゃっ・・とした卑猥な音が快感をより高めてくる。
「んんっ・・ああんっ・・あぁっ・・・ああっん・・・」
腰が崩れそうになった瞬間、快感の波がやんだ。
柔の液で口の回りをべとべとにした松田が、
真剣な目でこちらを見ている。
恥じらいと嬉しさを感じながらこくりと頷き返すと、
彼は自分のモノをそっと柔のその部分にあてがった。
初めて見る男の人の性器。
こんなに大きくて太いんだ・・・。
あんなの入るのかな・・・・。
これから来るであろう痛みに身構える。
途端、ビクンと腰がはねた。
「ぁんっ・・・・」
残っていた愛液で優しく粒をこねる松田の指に思わず腰をくねらせる。
その瞬間太くて硬い異物が侵入してきた。
「・・・・・っ!!」
先ほどまでの快感が一気に引く激痛。
「ご、ごめん・・・、大丈夫かい?柔さん。」
「・・・っ。」
言葉にならない。
「ゆっくり動くから・・・。我慢しないで・・・。」
松田さん・・、その優しい言葉に胸が熱くなる。
敏感な部分を愛撫し愛液があふれたところで奥に進む、を幾度か繰り返す。
柔はジンジンと昇る痛みに必死で耐えていた。
ついに、彼のモノがすべておさまった。
一つになった実感で胸が締め付けられる。
「・・・・・うれしい。」
思わず漏れたその言葉ごと、松田は柔を抱きしめた。
優しく深く口づけを交わして、耳元で声がした。
「柔さん・・・・愛してる・・・。」
まだ痛みは下半身を支配しているけれども、
彼とつながっている証だと思うとそれさえ愛しい。
「松田さん・・・あたし大丈夫だから・・あの・・・最後まで・・・。」
「う、うん・・・。じゃあ・・・。」
と松田はそろりそろり腰を動かし始めた。
痛み、異物感、温かさ。
それはまだ快感には程遠かったけれど、
彼の全部を受け止めたい。
耳元で荒くなる松田の息遣いに
柔もまた呼吸をあわせた。
「・・・ハァ・・ハァ・・ハァ・・」
「・・・んっ・・んっ・・んっ・・」
目の端から温かい液体がこぼれおちる。
思えばここまで長かった。
好きなのに好きだっていえなくて
好きなのに好きだっていってくれなかった。
何度もすれ違って誤解を繰り返して
選手としての自分と記者としてのこの人との間の壁を
乗り越えることができなかった。
でももう違うんだ。
彼は一人の男の人で、あたしは一人の、普通の、女の子・・・。
「うっ・・・」
その瞬間松田が果てた。
ハァハァと息をするその肩を柔はぎゅっと抱きしめた。
男の人が自分の中でイクという感覚、
それが大好きな人であること、
その幸せを体中で感じる。
ヒリヒリとした異物感から解放され、
少し安堵して少し寂しくなった。
早く痛くなくなるといいな・・。
ほっとしたら眠気が押し寄せてきた。
「・・・ふぁぁ。」
「眠いのかい?」
うつぶせていた松田が顔をあげ聞く。
「なんか安心しちゃって・・・。」
「柔さん。」
柔の隣に移動した松田が腕をさしのべてる。
いつか見たテレビドラマ。
夜をともに過ごす男女の。
思わず頬が熱くなる。
言われるがまま彼の胸元に頭をのせた。
肩を包むよう腕がまわされ、髪ごしに彼の呼吸音を感じる。
とくとくと鳴るお互いの心臓。
静かで暖かくて穏やかな空間。
世界一大好きな人の腕のなかで、柔はゆっくりと眠りについた――。
111 :
裏方:03/01/31 11:30 ID:PTJ23lBa
53さんのも105さんのも、わたしゃ両方好きです。
というか、エロ書いてもらえるんなら、なんでもいい(w
ここで読めるエロが減っていくのは、悲しいことですし。
以上、董vsさやかを検討中の裏方でした。
純愛(;´Д`)ハァハァ
2人の神に感謝しなくてワ
114 :
53:03/02/01 01:10 ID:Tb2d7Xil
>>105 上手いですねぇ。心があったまる。
原作が続いたらちょうどこうなるのでは、て思いました。コノサクヒンノ アトニ upスルノハ チト キガヒケルナ(w
>>111 董vsさやかですか!?それは見たことないですね。楽しみです。
マターリ待ってます。
>>103 じゃあここで続けさせてもらうことにする。
ファン…。まあ、YAWARA!は折れの好きなマンガbest3に入ってはいるのだが、確かに、103のいう意味でのファンではないんだろうな。
と言うわけで、
>>88>>89で言った事は取り消させてもらいます。お騒がせしました。
では101の続きをうpします。
115 :
53:03/02/01 01:13 ID:Tb2d7Xil
3. ペッティング
男達の体温は、ますます上昇してきた。
自分達の目の前に、数年前から世界中を騒がせてきたスーパースターがいる。
ここにいる男達の中で、一対一で戦って勝てる者は1人もいないかもしれない。
そんな彼女が今、胸を両手で掻き抱き、今にもしゃがみこんでしまいそうになりながら震えているのだ。
しかも、身につけているのはパンティと靴下だけ。
少量の背徳感がブレンドされて、男達の興奮は高まりに高まっていた。
「おい。いつまでそうしているつもりだ」
ガルバーズが声をかけると、柔はビクリとふるえた。
「何度同じ事を言わせる気だ?早く脱げって言ってんだよ」
「で、でも・・・か、体が、う、動かなくて・・・」
柔は震える声で答える。確かに、体が硬直しているようだ。
「仕方ねえなぁ。その様子だと・・・おめえ、処女か?」
ビクリ!とまた柔の体が震えた。顔がますます赤くなる。
「処女かって聞いてんだ。質問に答えろ」
「な、なんでそんなこと・・・聞くんですか・・・」
完全に体が硬直している柔を見て、ガルバーズはにやりと笑って椅子から立ち上がった。
「おめえ、俺のいう事にいちいち反抗するけどよ。立場分かってんのか?」
ガルバーズが大股で柔に歩み寄る。
柔は後ずさろうとするが、ろくに動けない。
気付いた時には肩をつかまれ、ソファに押し倒されていた。
「ひっ・・・」
息が詰まる。
「な、何を・・・」
「おめえがいつまでも脱がねえから、手伝ってやろうってんだよ」
「けっ結構です!自分で脱ぎますから!」
「ダメだ」
ガルバーズは顔を柔の顔に近づけた。
柔の顔がますますこわばる。
「タイムオーバーだ。おめえに付き合ってちゃ日が暮れちまう」
「そ、そんな・・・」
そっ…とガルバーズが柔のわき腹に触れた。
ビクッ!と柔の体がはねる。
手がゆっくりと這い回る。
「や、やめて・・・」
ゾクゾクと、悪寒が柔の背中をかけ上がった。
柔は片手でガルバーズの腕をつかみ離そうとするのだが、ガルバーズは意に介さない。
ガルバーズは顔を柔の耳に近づけ、そっと囁いた。
「両手を頭の上に上げろ」
「いっ・・・嫌です!」
「上げろよ・・・」
「い・・・いや」
「そうか、じゃあしょうがねえ」
意外にあっさりとあきらめたガルバーズの手がわき腹を離れ、柔のパンティにのびた。
「あっ・・・」
ガルバーズがパンティをひきおろそうとすると、慌てた柔が右手でパンティをつかむ。
グッ。
しかし、右手一本できちんと押さえられるものではない。
ガルバーズが両手で力任せに引き下げようとすると、ペロンと白いお尻が丸出しになった。
「い、いやあ!」
前の叢は、柔が押さえている布地に阻まれてまだ見えないが、尻は丸見えになっている。
ガルバーズはいったんそこで止めて、自分の下の女を眺めた。
柔は真っ赤な顔で、ギュッと目をつぶっている。目の端からは涙があふれ、流れ落ちていた。唇はキュッとかみしめており妙に色っぽい。右手は必死にパンティをおさえ、左腕は胸を隠している。しかし一本の腕ではとても隠し切れず、やわらかそうな乳房がのぞいていた。
ガルバーズはますます興奮してきた。勃起したものがズボンに阻まれて痛い。
「さあて、それじゃあ・・・」
ガルバーズは勢いをつけると、一気にパンティを引き下げにかかった。
「あっ、や、やめて・・・」
柔は慌てて両手で押さえようとするが、無理やり引っ張られ、引き下げられてしまった。
「いやあああ!」
柔は身を縮込ませ、胸と秘所を必死に隠そうとする。
が、ガルバーズはその両手をつかみ、頭の上に組み敷いた。
「あ、あ・・・」
ついに、柔はすべての衣服を奪われてしまったのだ。
パンティが左足の先に残っているが、もはやなんの用も成していない。
ソックスもまだはいているのだが、
こうなると裸身を彩るアクセサリのひとつとなってしまっていた。
背中に、お尻に、足に、ソファの生地の感触が直接感じられる。
体の前面からは、男の体温が直接伝わってくる。
柔は、自分が裸にさせられてしまったことをいやがおうにも認識させられてしまっていた。
体が震え、満足に声も出せない。
一方ガルバーズは、組み敷いた女の美しさに一瞬見とれてしまっていた。
涙にぬれ、おびえに染まった顔。清純なイメージにぴったりの、小ぶりできれいな胸。
組み敷かれ乱れ広がった髪。
「すげぇな、おめえ・・・」
思わず感嘆の声が漏れる。
『これが、イノクマ ヤワラか・・・』
4年前のオリンピックで、自分の倍の体重はありそうな相手を軽々と投げ飛ばすのを見て、衝撃を受けた。
3年前の世界選手権でも見事金メダルを勝ち取ったのを見て、やはりすごい女だと思った。
試合になるととたんにきりりと引き締まるその顔を、美しいと思った。
しかしその時感じた美しさも、この体の美しさにはくらぶるべくもない。
目の前の裸体は、それほど魅力的なものだった。
左手一本で柔の両手首を押さえると、ガルバーズは柔の頬をそっとなでる。
ピク・・・と柔の体が反応した。
手は顎を伝い、首を滑り、鎖骨のあたりを少しいじった後、ツツ・・・と乳房に降りていく。
「え・・・?」
柔は困惑した。約束は、裸を見せることだった。これで、松田さんを返してくれるはず・・・。
ムニュ・・
ガルバーズの手が胸をひとつ揉んだ。
ビクッと体が跳ねる。
「や、いや!」
柔の目が驚きに見開かれた。
「な、何をするんですか!?もう終わりのはずでしょう!?」
柔は抗議するが、ガルバーズは相手にしない。またひとつ揉む。
「ひ・・・」
「極上のおっぱいだな。しっとりとしててやわらけえのに、押したらすぐ押し戻してくる弾力もあって・・・」
続けてモミモミと揉み続ける。
「や・・・!」
柔の乳房は手のひらに吸いつくような感触があった。
けっして大きくはないが、むっちりと肉がつまったそれは柔らかく、
それでいてすばらしい弾力があり、揉みごたえがある。
揉めば揉むほど楽しくなってくる乳房だ。
先端にはちょこんとごく薄い色の乳首がのっている。
乳輪の大きさも、大きすぎず小さすぎずといったところだ。
『こんな触りごこちがいいおっぱいは、久しぶりだぜ・・・』
柔は慌てていた。死ぬほど恥ずかしい思いをして裸をさらし、やっと終わったはずだった。
やっと松田さんを返してもらえる・・・と思っていたら、この男はとんでもないことをし始めたのだ。
こともあろうに、まだ(直には)誰にも触らせたことがない胸を・・・!
「いやっ、いやっ、やめてくださいっ!離してっ」
言いながら体をよじり逃げ出そうとするが、両手は万力のような力で押さえつけられていて動かせない。
いや、いつもの柔ならば、いくらガルバーズの力が強くても簡単に抜け出せたのかもしれないが、
冷静さを失った今の彼女は普通の女と大差なかった。
一方ガルバーズも、自分に戸惑いを感じていた。
はじめの思惑では、松田の安全と引き換えに柔を脅迫し、ストリップショウを最後まで見届けるはずだった。
恥ずかしがりながらも結局は最後まで脱がなければならないという、心の葛藤を楽しむつもりだったのだ。
その後、嫌がる柔を乱暴に押し倒し、媚薬を嗅がせた上で無理やり愛撫し、強制的にいかせて。
嫌らしく言葉でなじりながら、その純潔を奪ってやるつもりだった。
そのはずが・・・。
なぜか脱ぎ終わる前にソファに押し倒し、自らの手でパンティを脱がしてしまった。
それだけならまだしも、たかが女を裸に剥いただけなのに妙に興奮し、やさしく愛撫してしまっている。
ガルバーズはこれまで数え切れないほどの女を犯してきた。それが、今・・・。
『この俺が、こんな・・・』
ガルバーズは頭をひとつ振った。
『こんなのはだめだ。極悪非道 ガルバーズ一家のボスは、女は屈辱を与えながら乱暴に陵辱するって決まってるんだ!』
わずかに心の中に芽生えかけていた妙な気持ちを振り切ると、揉み方を乱暴にしていく。
「あ、あ、もう、本当にやめて・・・」
柔はすっかり混乱して、涙ながらに懇願する。
ガルバーズの指先が乳首をつかまえた。
まだ柔らかいままの突起を人差し指と親指でつまみ、キュッキュッとしごいていく。
「ぅくうっ」
「どうだ?ヤワラ。どんな感じだ?いやらしいおっぱいしやがって!」
ガルバーズの顔に、ようやく彼らしい笑みが戻ってきた。
柔の腕から手を離し、2つの乳房を一緒にモニュッモニュッと揉み上げていく。
「ぅ、ふ、ふうっ」
柔は、やっと自由になった両手でガルバーズの動きを押さえようとするが、手がしびれて思うように力が入らない。
チュウッ・・
「ひっ・・・!」
必死にもがいていると、乳房の先端に吸いつかれた。
わずかに頭をもたげていた乳首を、舌で転がされる。
「くっ、くうううっ」
柔はギュッと歯を食いしばり、ソファに顔を押し付けた。
いやっ・・・いやっ・・・いやっ・・・!
羞恥と屈辱で、体中が赤みを帯びてくる。
「ヤワラちゃん、おめえのおっぱいなかなかいい味だぜ」
ガルバーズは、わざとチュパチュパと卑猥な音を鳴り響かせ、突起を吸い上げてくる。
あまりにしつこく吸われるので、感じてもいないのに乳首がだんだんと硬くなってきた。
柔の乳首はかわいいもので、硬くなってもこぢんまりとしており慎ましやかだ。
しかし、ガルバーズはそんなことは口には出さない。
「そーら、もうこんなに尖ってきた。なんてエッチなおっぱいだ」
硬くなった乳首が舌先で激しく弄ばれる。
同時に、張りを増してきた乳房がぎゅうぎゅうと揉みしだかれる。
「いやあっ!やめてっ!もうやめてっ!」
柔はガルバーズの太い腕をつかみ、必死に体をよじらせた。
ようやく乳首をなめしゃぶるのをやめたガルバーズは、柔の耳に囁く。
「じゃあ、そろそろヤワラちゃんの大事な部分を拝ませてもらおうか」
「え・・・」
柔は、涙にぬれた目を見開いた。
「や、やめ――」
静止の声も聞いてもらえず、両の膝裏を乱暴につかまれ、股間をぐいっと開かれてしまう。
「やあああああっ!」
あられもない開脚姿にされ、一気に顔に血が上った。
柔は体をのたうたせて暴れるが、膝をつかんだ腕は微動だにしない。
物心ついてからは人の目にさらしたことのない女の秘所があらわにされる。
部屋の空気がすうっと動き、それが直接秘所で感じられる。
柔の顔が恥辱にゆがんだ。
「・・・ほお、これはずいぶんきれいなマンコだな」
ガルバーズがしみじみというのに、もう柔は耐えられない。
必死に秘所を覆い隠そうとするが、その度に払われる。
結局、両手は顔を覆い隠す事しかできなかった。
確かに柔の秘所はきれいだった。
ガルバーズは、「いやらしいマンコだ」と言い柔を恥ずかしがらせるつもりだったのだが、思わず本音が出てしまったのだ。
清楚、とでもいえばいいだろうか。
丘の部分には薄い恥毛がさらさらとはえているのだが、ヴァギナのまわりは非常に毛並みが薄い。
手入れの痕もないのにだ。色もきれいで、色素の沈着が全く見られない。
恥ずかしげに口を開いた薄桃色の粘膜は、いかにも男を知らなそうである。
「もういや・・・」
初めて秘所に感じる異性の目に、柔は両手で顔を覆い隠しながら、いやいやと顔を振った。
「そうそう、そうやっておとなしくしてろよ。おめえは俺に逆らえないんだからな」
ガルバーズはまだ柔の秘所を眺めている。
柔の脳裏に、松田の顔が浮かんだ。
松田さん・・・
『松田さんが、今の私を見たらどう思うだろう・・・』
そう思うと、たまらなく悲しくなってくる。
いや、もしも見られたりしたら、きっと死んでしまう。
ここに松田がいないことだけが、唯一の救いだった。
「さて、見た目は清楚なマンコだが、味の方はどうなんだ?」
悲痛な物思いに沈む柔の股間に、ガルバーズの顔が近づいてきた。
股間に男の吐息を感じた柔は、ビクッと体をすくませる。
「え、な、なに、もう、ひどいことしないで・・・」
顔を覆う両手に隙間を作りこちらを見る柔に、ガルバーズはニタァと嫌らしい笑みを浮かべた。
「ひでえことなんかしねえよ。ここをなめてやるだけだからな」
そう言いながら、ますます秘所に顔を近づけようとする。
「い、い、いやあ!何するんですか!やめてください!」
ガルバーズが自分の秘所に口をつけようとしている事に気付いた柔は、慌てて逃げようともがく。
口で秘所をなめる、という行為があることは知っている。
しかしそれは、柔にとってはとんでもなく不潔かつ下品極まりない行為だった。
友人から話を聞いたときには、そんなことをやりたがる男がいるのだろうか?と思ったものだ。
しかし、現にこの男は・・・!
必死にもがくが、膝裏をしっかり押さえられて足を広げられている為動きにくい。
しかも、やはり脅迫されていることが引っかかっているのだろう、
柔は全力を出して逃げようとすることはできなかった。
そうなれば、明らかに力の勝るガルバーズから逃れるすべはない。
「そんなに暴れんなよ。すぐによくしてやるからよ」
「いやあっ!」
「そーら」
ぺろり、と舌先が粘膜に触れた。
「いっいひいいいっ!」
ぴんと足の先が伸びる。
柔の恥ずかしい悲鳴にもお構いなしに、ガルバーズは秘裂をなめまわしはじめた。
ペロペロ・・ピチュ・・チュピ・・
「いっ、いやああっ!いやあああっ!」
とんでもないおぞましさだ。足は大きくおし広げられており、ねっとりとした舌が粘膜の上を這い回る。
唾液をぬりたくられ、舌先に膣の入り口付近をくすぐられる。
柔は両手でガルバーズの頭を押しのけようとするが、びくともしない。
「やあ、やあ、やあ、いやああ」
秘所からおぞましい刺激が走り、柔は悲鳴を上げた。
「・・・! やああ!」
表面部分をなぞっていた舌が、突然秘裂に押し入ってきた。
キュッと股を閉めようとするが、逆にますます開かれてしまう。
舌はグニグニとまるでひとつの生物のようにうごめきまわる。
ガルバーズは秘所を嘗め回しながら目だけ上げて柔の様子をうかがった。
「ぃやああ・・・」
柔は、左手でガルバーズの頭を押さえ、右手を自分の口に当てて首を右に左にと振っている。
意外に感度は良さそうだ。まだ嫌悪感の方が強いだろうが、今に快感に変わってくるはずだ・・・。
「いっ!」
柔の体が大きくひとつ跳ねた。
ついに小さな突起が舌に捉えられたのだ。
クリトリスを唇ではさまれ、チュルルーーッと音をたてながら強く吸われると、
秘所から脳髄に向けて、激しい刺激が何度も何度も駆け上った。
びくびくと体をのたうたせて柔はもだえる。
「いやあっ、いやあっ!お願いもうやめてーー!」
しかし舌は容赦なくクリトリスを責めまくる。
舌の腹でねっとりとねぶりまわされたと思ったら硬くした舌先でグリグリとほじられる。
やっと離れてくれたと思ったらまた吸いつかれ、揺さぶるようになめまわされる。
全く予測不能な舌の動きに柔は翻弄された。
「いやっ、いやっ、いやあああ・・・」
柔が右手でソファをつかんで耐えていると、ガルバーズの両手が胸に伸びてきた。
「ひっ!」
ぐにっと2つの乳房をつかまれ、すっかり勃起した乳首が人差し指と中指の間に挟まれる。
指で乳首を刺激しながら乳房をねっとりと揉まれると、乳房からもたまらない刺激が走った。
「あ、あああぁぁ、ああぁ」
柔は、敏感な3つの豆を同時に責められ、息も絶え絶えだ。
「お、お願い、も、もうやめて・・・」
それを聞くと、ガルバーズはニヤリとしながら顔を上げた。
「なに言ってやがる。こんなに濡れてきてるくせしてよ」
人差し指と中指で肉の合わせ目をぱかぁ・・と開くと、中から透明な汁がこぼれ出してきた。
「え、ま、まさか・・・」
柔は自分の感覚を疑った。いや、しかし、自分の性器から蜜がこぼれおちていることは、
否定しようのない、紛れもない事実だ。
「い、いやあっ!」
「敏感なんだなおめえ。無理やりやられてんだったら、普通こんな簡単にゃ濡れねえぜ」
「いや、ち、違うの、これは違うの!」
柔は必死に顔を振って否定しようとする。
実は、この部屋には柔が来る前から催淫用のお香がたかれていたのだ。
その効果は極々弱いものではあったが、こうまでねちっこく責められれば濡れてくるのも当然である。
しかしそんなことは露知らない柔は、自分がガルバーズの責めに負けて濡れてしまったのだと思ってしまう。
ガルバーズは、さらに柔を攻め立てた。
左手で柔の足を押し広げると、右手で乳首をつまみ、舌先は再び秘裂を責める。
「ぅ、ぅあああああ」
柔の口から思わず声が漏れた。
先ほどまでは秘所や乳房から感じられる感覚は、おぞましさだけだったはずだ。
しかし今、それが急速に快感に取って代わり始めている。
一度愛液をもらし始めた秘裂は、もう止まらずどんどん甘い蜜を生産してしまっていた。
「おうおう、どんどんもれてくるな。こりゃ敏感ていうより・・・」
クリッをクリトリスを舌先でひねる。
「ああああっ!」
「淫乱だな」
「そ、そんな、わたし、ち、ちがああっ!」
一度走り始めてしまった快感は、お香の効果も手伝って、加速度的にそのスピードを速めていく。
「ふ、うあっ、ああっ、ああっ」
もう柔は、なぜこんな事になってしまったのかとか、今自分を嬲っているのが憎むべき卑怯者であるとか、
そういうことはすっかり頭の中から追い出されていた。
ただあるのは、こんな快感を感じてはいけない、という思いのみである。
『いや、私、淫乱なんかじゃない・・・』
「うあああああ!」
突然、太い指がズブリと秘所に押し入ってきた。
「や、や、いた、いたい・・・!」
柔は目を見開いてもだえる。
「ん?痛いのか?これが?」
ガルバーズは膣の入り口付近で指をあそばせながら尋ねた。
「は、はい・・・だから、やめて・・・」
本当は、痛いというのとは少し違う。強烈な異物感が秘所を圧迫しているのだ。
ガルバーズはニヤリと笑うと柔の体を起こさせ、背後に回った。
秘所の指はそのまま蠢いている。
「そうか、おめえ、セックスどころかオナニーもろくにしたことないんだな」
ガルバーズは左手を背中から乳房に回し、揉みまわしながらうれしそうに言う。
柔は、赤い顔をますます赤くして、恥ずかしそうに顔をそらした。
いや、正確に言えば、柔だってオナニーをしたことくらいはある。
高校時代に友人が話すのを聞いて、興味から自分の秘裂を触ってみた。
しかし、すぐに罪悪感に駆られてやめてしまった。
その後も何回か試したことがあるが、快感を感じ始めるととても悪いことをしているような気になり、
顔をしかめながらやめるのが常だった。
最後までしたことはないし、指を入れたこともない。
「じゃあ、俺が慣らしてやるよ」
再び責めが始まった。
右手の人差し指と親指でクリトリスをこねくり回されながら、
中指を膣に浅く押し込んでは出ていくというサイクルを繰り返される。
薬指と小指には秘裂のまわりをくすぐられ、そして左手は乳首をはさみながら、乳房をもみこんでくる。
「う、ふ、ふ、ふうううっ」
柔の口から耐えきれない声が漏れた。
そんな責めが20分ほども続いた。
時間にしては20分であったが、柔にとっては永遠とも感じられる時間であった。
比較的ゆっくりで穏やかであるが巧みな刺激を与えられ続け、もう柔の体からは完全に力が抜け落ちている。
頭は憎むべき男の肩に預けきっており、口はだらしなく開きハァハァと荒い息をついている。
秘所には中指が根元まで入り、クチュクチュと卑猥な音を立てている。
時々柔が苦しそうな顔をするのは、未だ異物感が強いせいだろう。
「は、あ、はぁぁ、あああ」 クチュクチュ
「ヤワラ、おめえずいぶんと感じてるなぁ」 クチュクチュ
ガルバーズがニヤニヤしながら話し掛ける。 クチュックチュッ
「あ、んあ・・・も、ゆるして・・・おねが・・・ああ」 クチュンクチュッ
柔が虚ろな目をしてガルバーズを見返す。 クチュクチュ
「あそこがびちゃびちゃで、ソファまで濡れちまってるよ」 クチュクチュ
「あっン・・・ハァハァ」 クチュックチュッ
「やっぱりおめえは淫乱だな」 クチュクチュクチュクチュチュ
「あああああ・・・!」チュッチュッチュッチュッチュクチュクチュ!
ガルバーズが、秘裂にさしこんだ指を少し速く出し入れさせるだけで、柔はピンッと体を硬直させ、荒い息をつく。
「ハァハァ、わ、わたし・・・淫乱なんかじゃないです・・・」クチュッヌチョッ
「だってよ、無理やりやられてるはずなのによ」 ヌチュッグチョッ
「うっあああ・・・」 グチョックチョッ
「こんな感じてんじゃねえか!」 クチュンクチュクチュチュッチュッチュッチュッ!
「ああっ!いあああああッ!」 グリグリ グチュッチュッチュッチュッチュッチュッ
チュッチュッ「ああ、ああああああ・・・!」チュッチュッチュックチチュッチュッチュッ
「お、ねがい・・・!」クチクチ グリグリチュッチュッチュッチュグチュングチュグチュ
グチュ「もっうあっああぁ・・・!」チュッチュッチュグチュッチュッチュッ「も、げんかいなんで・・・ぁああ!」
グチョングチョッチュブチュブチュブチュブ「ンあハうううううッ」クチュン クリクリ
チュッチュッ『なに?これ?なに?』グリグリチュッチュッチュッチュッチュッ
「あっあっあっあっあっ」チュッチュッチュッチュックチュチュッチュッ『あっなにか、くる、なにか』
チュッチュッチュブチュッチュッチ「いや、こわ、い・・・やめ・・・!」チュッチュッチュッチュッ
チュッチュッ『何かくる!きちゃうぅぅぅ!』
ぴたっ・・・。
「え、あ、い、いやあああ!」
ガルバーズが突然指を止めた。柔は、訳も分からず悲鳴を上げてしまう。
「おめえ、今いきそうだったろ」
ガルバーズが、柔の首筋をなめながらささやいた。
たったそれだけの刺激でプルプルとふるえる。
「え、い・・・く・・・?」
柔は、体の中をかけまわる訳の分からぬ激情に翻弄され、涙に濡れた悲壮な顔でガルバーズを見上げた。
「なんだ?まさかいったことがないなんて言わねえよなあ?」
『いく・・・?今の感覚が、いく・・・って、ことなの?』
ほとんどオナニーをしたことがなくセックスしたこともない柔は、絶頂を感じたことも当然なかった。
『今の、どうしようもなく、すごく怖いあの感じが・・・?』
聞いた話では、“いく”とはとてつもなく気持ちいいものだったはずだ。
しかし今の感覚は、そういうものとは違った気がする・・・。
「こりゃ驚いた。ヤワラちゃんは正真正銘、精錬潔白なお嬢さんだってわけだ」
柔の反応から、柔が“いく”ということがよく分かっていないことを悟ったガルバーズは暗い喜びを感じ、
ますます嫌らしい笑みを浮かべる。
「大丈夫だ。俺が全部教えてやるからな」
いやらしさでいっぱいの顔で囁くガルバーズに、柔は未知への恐怖を感じずにはいられなかった。
とりあえず今夜はここまでです。
残り1/4は明日うpします。
134 :
名無しさん@ピンキー:03/02/01 13:26 ID:bG6BXA29
いや、正確に言えば、柔だってオナニーをしたことくらいはある。
135 :
vv:03/02/01 16:44 ID:51asNObW
触って気持ちいい部分をいじるぐらいはあっても、きちんを性感帯を責めるほどの知識はなさそう。
した事ないって方がイメージにあうかも。
138 :
名無しさん@ピンキー:03/02/01 20:52 ID:Geap4zai
いや、正確に言えば、
柔だってオナニーをしたことくらいはある。
>>ワラタ
53さん、101さん 乙です
書いてくれる人がいるのはありがたいっす
139 :
名無しさん@ピンキー:03/02/02 00:27 ID:O7G/WRQZ
hosyuage
140 :
53:03/02/02 01:13 ID:bWZO/lTH
キノウノハ チョット ヒカレタカナ?
モシソウナラ、キョウハ モット ヒカレルカモ…。
初めは「自慰行為の経験なし」という設定にしてたんですけど、それだと性感帯発達しなさそうだとか考えてしまって…w
では、投下しまつ。
ばたん、と扉が閉められると、ガルバーズはあらためて柔の方を向いた。
「さてヤワラちゃん。そろそろ総仕上げといこうか?」
のしっとガルバーズがベッドに上ってくる。
柔は肘と足で後ずさりながら、泣き出しそうな顔でガルバーズをにらんだ。
「ま、まだ何かするつもりなんですか?」
ガルバーズは呆れ顔で、両手を横に広げる。
「おいおいまさか本当に分からないのか?カマトトぶってるんじゃあるまいな?」
「・・・・・・まさか・・・」
「本当は分かってんだよな?今からセックスの本番をするんだって」
「!!い、いやあっ!」
「なんだ?今まで愛撫してやったのは、セックスの前準備なんだぜ。それとも、ただのサービスだと思ってたか?」
ガルバーズがまたいやらしい笑みを浮かべた。
「サ、サービスだなんて思ってません!で、でも、セックスなんて・・・!」
ギシッとベッドをきしませて、ガルバーズが柔にのしかかってくる。
柔は逃げようとするが、腰に力が入らず立ち上がれない。
「いっいやあああ!」
「なんだあ?まさかここまできて、何事もなく終わるなんて思っちゃいなかったろ?」
「そっそんなっ。だって、セックスなんて、約束が違いますっ!」
「別に違わねえよ。おめえは俺の言うことに逆らえねえ。だろ?」
「だって、だって、そんな・・・そんなの卑怯です!」
「卑怯じゃねえ。これはまっとうな取引だ。」
「そんな・・・お願い、他のことならなんでもしますから、それだけは許して・・・!」
この憎むべき卑怯者にお願いするなど屈辱的であるはずだったが、今の柔はそんなこと気にしていられない。
しかし両手がガルバーズにつかまれ、万歳の格好におさえつけられた。
「もうあきらめな。なあに、今にセックスが好き好きでたまらなくしてやるからよ」
そう言いながら、ガルバーズは柔の鎖骨をつつっと舌先でたどる。
「クウウウッ」
「それに、おまえもいきかけの体でほおっておかれちゃたまんねえだろう?」
「そんな、そんなのいいですからっ、おねが、ああ・・・」
先ほど絶頂の一歩手前まで追い詰められた柔の体は、少しの愛撫でたやすく再燃してしまった。
クチッと秘裂に中指を入れられると、頭の中が白くなり、身動きができなくなる。
そのまま指が蠢くと、もう柔の体は自分の自由にはならなくなってしまう。
膣内部を指でひとこすりされるたびに、たまらない電撃が体中を駆け巡り、勝手に横隔膜が震え、勝手に体がびくびく跳ねてしまう。
一本の指に、自分の体が操られているみたいだ。
「い、あ、ぁはっ・・・!も、ほんとにやめて・・・!」
このままでは、またさっきの恐ろしい衝動がやってきてしまう・・・!
と、すっとガルバーズの顔が近づき、くいっと顎をつかまれた。
膣の指はグニグニと蠢いたままだ。
「ぁ、ぁ・・・な、なに・・・?」
おびえを含んだ顔で質問する柔に、ガルバーズはニッと笑みを浮かべた。
「そう言えば、そのさくらんぼみたいな唇を味わってなかったな」
「え・・・や、やだっ!」
キスをされる!と気付いた柔は、必死に顔をそらす。
標的に逃げられた唇は柔の頬にふれた。
そのまま、ちゅっちゅっ・・とキスを繰り返しながら目的地に向かう。
「いやっ!」
つかまれ自由に動かない顔を、それでも必死に左右に動かし逃げようとする。
そうするうちに、顔中に唾液を塗りたくられてしまった。
それでも唇だけは・・・と必死の柔。しかし・・・
グチョッ・・
「ぅあっ・・・!」
秘裂にうまった指に内壁をひっかかれ、おとがいを見せてあえいだ瞬間・・・
「!!!」
ぬるっとした感触で、ガルバーズが唇をあわせてきた。
「んっ、んんんーー!!」
柔は抗議の悲鳴をあげるがガルバーズはかまいもしない。
唇を離すどころか、逆に舌を口内に入れてきた。
「んっ、んんー!?」
傍若無人に舌が暴れまわる。
ねろりと唇の裏を舐められたかと思ったら歯茎の裏をくすぐられ、と思ったら頬の内壁をベロベロとねぶりまわされる。
「んー!」
クチョッ・・クチョッ・・クチョッ・・・
ぬちょっ くちゅっ ちょぶっ・・
上の唇と舌の唇の両方から淫靡な水音が聞こえてくる。
酸素不足もあり、口の中を舐めまわされる柔の頭がボーっとしてきた。
ガルバーズの舌はとてつもなく気持ち悪いはずなのだが、なにか妙な感じがする。
その感触と、秘所から強制的に送られてくる快感とがからみあい増幅しあい、脳髄に駆け上っていき、そこではじける。
「ふぅぅーー・・・」
悩ましげな吐息が唇の間からもれ出た。
と、ガルバーズの舌がのびてきて、口の奥で縮こまっていた舌が絡めとられる。
「ふうううっ!」
柔は抗議の声をあげる・・・が、もう抗議なのかあえぎなのか区別がつかなかった。
舌と舌が絡み合い、奥に逃げようとする舌が無理やり吸い出される。
ガルバーズの口内まですいとられ、そこで甘噛みされねぶりまわされる。
唾液が吸い取られ、また送りこまれてくる。
流れ込んでくる唾液に嫌悪感を感じながらも、どうしようもなく喉が動き、ごくりと飲みこんでしまう。
飲みきれなかった唾液が口の端からつつっとたれ落ちた。
「んっ、んっ、んうんっ・・・!」
クチョックチョッぬちょっチュグッ
口の責めだけでいっぱいいっぱいなのに、秘所に深く埋まった指の動きが加速してきた。
もう柔はどうすればいいのか分からなくなっていた。
舌の責めはますますねちっこくなり、膣内をかき回す指の動きもますます激しくなり、
そこから生じる快感をどうすることもできない。
「んふんーーーっ」
柔はふつふつと脳が白く沸き立ってくるのを感じた。
シーツを握りしめる指にキュッと力がこもる。
『も、もうだめ・・・』
「んんんんーーーっ」
柔は、どこか分からないかなたに駆け上ろうとした。
ぴたり・・・
「え・・・?」
またもガルバーズの指が、柔が達する直前で動きをとめたのだ。
唇を離すと、ネトッとした唾液の糸がガルバーズの口から柔の口に落ちた。
「さて、このままいかせてやってもいいんだが。どうする?ヤワラちゃん?」
ガルバーズがいやらしく質問してくる。
「ぅあ・・・」
柔は呆然としている。
『私、今・・・?』
いったい自分はどうしてしまったのだろう?
さっきと同じようなとても怖い感覚がきて・・・どこか分からぬ所へ押し上げられそうになっていた。
「あ・・・あ・・・?」
柔は愕然とした。腰が勝手にうごめいてしまっている。
必死に止めようとするが、止まってくれない。
「そうか、やっぱりいかせてほしいんだな?」
ガルバーズがちょっと指を動かすだけで激しい快感が駆け上り、その後に更なる刺激への渇望感が生じる。
「い、いや、もう、やめて・・・もう、指を動かさないで・・・!」
両手でガルバーズの腕をおさえながら必死に声を絞り出すと、ガルバーズはあっさりと指をひきぬいた。
「・・・?」
柔はガルバーズの顔を見上げる。
『やめて・・・くれるの?』
しかし、ガルバーズがやめるはずもない。
「そうか、もう待ちきれねえか。分かった。すぐに入れてやる」
ガルバーズは満足そうな顔をして、柔にのしかかった。
!?
「いっいやああ!」
柔が悲鳴を上げる。
ガルバーズは、柔を弄ぶのが楽しくて仕方がなくなっていた。
『一回いかせるつもりだったが、それは後の楽しみに取っとくことにしよう』
必死に逃げようとする柔を仰向けに押さえつける。
「ああああっ!」
柔は逃げようとするのだが、愛撫に痺れてしまった体に力が入らない。
『あああ、助けて、松田さん・・・!』
心の中で必死に助けを求める。
しかし、その松田はこの男達に捕らえられている。助けに来れる訳もない!
「さーて、とうとう女になる時がきたな、ヤワラちゃん」
ズボンを脱ぎ捨て裸になったガルバーズが、柔の股の間に体を入れてきた。
「ちょっと痛いかもしれないが、我慢するんだぜ」
と言いながら、自慢の巨根を振り回す。
「ひっ!!?」
柔の目が驚愕に見開かれた。
大きい!
『そ、そんな・・・!まさか、こんなに大きいの・・・!?』
男根の大きさなどきちんと想像したことなどなかったが、なんとなく、
先ほどまで膣に挿入されていた中指よりちょっと太い程度だと思っていたのだ。
それが、これは、太さは優に5、6倍以上はある。長さもはるかに長い。
柔はただでさえ、いきり立っている男の肉棒を見るのは初めてなのに、
ガルバーズの男根は、平均よりもかなり大きいのだ。
『指だけでもはじめはあんなに苦しかったのに、こんなものを入れられたら・・・!』
「や、やめて・・・!お願い、本当に他のことならなんでもしますから、これだけはやめて下さい・・・!」
恐怖に駆られた柔は、恥も外見もなく頼み込む。
「だめだ。俺はすぐに入れてえんだよ」
ガルバーズは冷徹に跳ねつけた。
「それに・・・」
肉ひだをつかまれる。
「ひっ」
「おめえだってこんなに濡らしてるじゃねえか。濡らしてるってのは、やってもいいっことなんだよ!」
淫らがましく蠢く指が、秘裂の入り口をくちゃくちゃとかき回す。
「くうっ、いやっ、違うっ、違うっ!」
柔は、自分がこんなに濡れてしまったのが恨めしかった。
もしかして、自分は本当に淫乱なのだろうか・・・?
「そーら」
両腿を大きく割り広げられる。
「ああっ!待ってっ!」
最後の力を振り絞って身をよじるが、うまく体に力が入らない為、できることといえば体をくねらせることだけだ。
「ククク、もうあきらめな」
「ひいっ」
秘裂の中心に灼熱を感じた。
欲望ではちきれんばかりに膨らんだ棍棒の切っ先が、男を受け入れたことのない粘膜にあてがわれる。
「ああ、ああああ・・・」
恐怖のあまり、全身が硬直する。
押し返そうと腕を突っ張るが、厚い胸板はびくともしない。
『もうだめ、もうだめ・・・!』
「そら、力抜けよ。その方が幾分楽だぜ」
恐怖の塊が、秘裂をつんつんとつついてくる。
「いや、ダメ、ダメ・・・助けて松田さん・・・!」
柔が松田の名前を思わず口に出すのを聞き、ガルバーズの目の色が変わった。嫉妬する男のように・・・。
とたんに無表情になり、肉棒の先端を秘裂に押し付ける。
「そーら、行くぜ」
ガルバーズがぐっと腰を落とした。
「ひっ!!」
ググッ
「ひ、ひああああっ!!?」
灼熱の塊が秘裂に押し入ってくる!
「やっ、いやっいやっいやっ!いた、いたい・・・!」
まるで、焼けた鉄棒を股間に押しこまれたようだ。
先ほどまで感じていた快感などあっという間に消し飛んでしまった。
あまりの痛みに、柔は悲鳴をあげ目の前の胸板に爪をたてる。
「ああああああっ!」
「む・・・きついな・・・」
いくら濡れていたとはいえ、初めて異物が通る道だ。
肉棒は、きつく閉じた肉をミリミリときり開きながらゆっくりと進入してこようとする。
と思ったら、止まった。
処女膜が肉棒の進入をわずかに阻めたのだ。
「むむ・・・これが、ヤワラの純潔の証か・・・?」
ガルバーズは何度かぐいぐいと押し付け、膜の存在を確認した。
ニヤリと壮絶な笑みが顔に浮かぶ。
「じゃあ、今から膜を破ってやるからな。覚悟しろよ」
柔は、自分にのしかかっている男が何を言っているのか聞き取ることはできていなかった。
ただ、その壮絶な顔に、更なる苦痛がくることを予感する。
グッと力をこめられ、肉棒が進入を再開する。
「あ、あ・・・うあああぁぁ!」
めりめりという感触で、欲望の塊が処女膜を切り裂いてくる。
「いや!いや!裂けちゃう、裂けちゃうっ!」
激しい裂傷感が柔を襲った。
柔の処女膜は、肉棒の前にたやすく破れ散ってしまったのだ。
「ああ、いたあ・・・」
そして肉棒は、さらに奥へ奥へと侵入してくる。
今まで自分では触ったこともない秘所の中のそのまた奥に、太い灼熱の肉棒が差し込まれてくる。
「いや、いや、いや、もう、もうそれ以上いれないで!もう、抜いてえぇ・・・!」
柔は悲鳴をあげるが、ガルバーズは容赦しない。
「ほら、もう少しだ」
ズンッズンッとひとつふたつ肉棒を押し入れると、肉棒の先端がついに最奥に達した。
「あううぅぅ!」
柔は歯を食いしばり身をのけぞらせ、シーツをギュッと握り締めた。
最奥に達しても、ガルバーズの巨根はかなりの長さを残している。
「ほれ、どうだ?全部入ったぞ」
ガルバーズはいったん腰の動きを止め、柔の涙を指先でそっとすくう。
「うっうあああ・・・いたい、苦し・・・も、抜いてええ・・・」
柔は自分の処女が、こんな所で、こんな男に、こんなにも理不尽に奪われてしまったことに深く絶望していた。
同時に、秘所にさしこまれた肉棒からの痛みと圧迫感に、息も絶え絶えになっている。
一方ガルバーズは、柔の肉壷の具合のよさに、感嘆のため息を漏らしていた。
坑道は非常に狭く、処女特有のくいしめるような締め付けが大部分だ。
それだけでも充分気持ちいいのに、まだわずかではあるが、キュウウッと絡み付いてくる肉感もある。
その上、肉が肉棒全体をまんべんなく締め付けてくるのだ。
これは間違いなくすばらしい名器だ。
何回もやって慣らしてやれば、さらにすばらしくなるに違いない。
「すげえなおめえ。外見もなかなかだが、肉壷は文句のつけようのないくらいの極上品ときたもんだ」
ガルバーズの腰が、クイックイッと動く。
肉棒が狭い秘裂の中を動くと、また新たな激しい痛みが生み出される。
「いや、やめて・・・。動かないで・・・」
ガルバーズはそれを無視し、またクイクイと動かす。
「どうだ?初めて男を迎え入れた感想は?」
「ううう・・・いやあああ・・・」
「どうなんだよ?」
クイックイッ。
「うああ・・・!」
痛みと悲しみと喪失感でいっぱいの柔の頭に、元気な青年の顔が浮かぶ。
『松田さん・・・』
秘所を貫くこの痛みも、松田に与えられているのだとしたら、どんなに救われただろうか・・・。
しかし・・・。
「おい、なんとか言えよ」
グイッ。
「いた、あああ・・・」
自分に痛みを与えてくるこの男は、松田ではない。
新たな悲しみが柔の心にあふれてきて、思わず口走る。
「松田さん・・・」
それを聞いたとたん、ガルバーズの表情が変わった。
今度は明らかだ。明らかに嫉妬と怒りの表情が浮かんでいる。
「おい!」
ぐいっと柔の肩を引き寄せながらズン!とつき入れる。
「あううぅっ」
厚い胸板に抱きすくめられ、柔が悲鳴をあげた。
スキンヘッドの恐ろしい顔が近づいてきて囁く。
「今おまえの中に入っているのは誰だ?」
ずんっ 「あうっ!」
「誰なんだ?」
ずんっ 「ぐっ」
「マツダか?」
ずんっ「んくっ」
「そうなのか?」
ずんっ 「ひうっ」
「違うよなあ」
ずんっ 「ああっ」
「この、俺様だよなあ!」
ズンズンズッズッズッズッ 「うあっ!うああぁぁ・・・!」
急に激しく腰が動き出し、多少はやわらいでいた膣の痛みがまた襲いかかってきた。
「ハアッ、うぐゥ・・・」
柔の秘部につきこまれた肉棒が暴れる。
半ばまで抜かれたと思ったら最奥までつき入れられ、そこでグリグリ回転する。
また抜きかけられて浅い部分で素早く数回前後運動したと思ったら激しく奥までつかれ、さらにドスドスと何度も何度もつかれる。
「いやっ、うう、ぅああ!」
あまりに激しい動きに柔は対応できない。
ぎゅっと目を閉じガルバーズの肩に爪をたて必死に耐える。
なんとか動きを押さえようとするが全く効果がない。
「ハァッ、ハァッ、ハアッ、ハアアッ」
ジュクジュクジュッジュッジュクジュク
もともとあふれていた愛液に破瓜の血が加わり、秘所からいやらしい水音が聞こえてくる。
「どうだ、俺様の味は!」
太い腕で抱えあげられたかと思うと、柔はガルバーズの腰の上にのせられ向かい合わせの姿勢をとらされた。
そのまま真下から突き上げられる。
肉棒が奥にあたり、そこで別の生き物のように激しく蠢いた。
「ああっ、深い、いやっ・・・そんな、そんなところで暴れないでぇ!」
ガルバーズが一突きするごとに柔の引き締まった体が跳ね、可憐な唇から苦しそうな喘ぎ声がもれる。
体重が結合部に集中する。奥が突き破られそうだ。
衝撃を少しでも小さくしようとしてか、柔はガルバーズに必死にしがみついた。
「おおっ、いいぞ、ヤワラ!」
柔が自分の肩に手をまわして必死にしがみついてくるのがガルバーズには心地よい。
やわらかい胸が押しつけられ、気持ちのよい感触が全身に広がる。
ますます突き上げを激しくさせるガルバーズに、柔はか細い悲鳴をあげながらさらに強くしがみついた。
まるで嵐の海に放り出された船員が、大木に必死にしがみついているかのようだ。
「も、やめて、お、お願い・・・」
柔が荒い息のあいまに、必死に言葉をだつむぎだす。
しかしガルバーズは、ますます動きを激しくするばかりだ。
「いやっ、そんな・・・死んじゃうー・・・!」
柔の悲痛な声も、ガルバーズにとっては快感を増幅するものでしかない。
ガルバーズは、だんだんと射精感が高まってくるのを感じた。
耳に口を近づけそっと囁く。
「そろそろいくぜヤワラちゃん。中にたっっぷりと出してやるからな」
その言葉に、柔ははっとわれにかえった。
「い、いやっ!それだけはだめ、やめて!」
「だめなのか?じゃあ他にどこに出せばいいんだ?」
ガルバーズは柔を突き上げながら質問する。
「ど、どこって・・・ウックッ、そ、そんな・・・」
「答えられないのか?じゃあだめだな。やっぱり中に出す」
「そんな!いやー!」
ガルバーズの動きがますます激しくなる。
再び柔を押し倒し体をふたつに折り曲げ、削掘機のように肉棒をうちこむ。
「お願い、やめて・・・妊娠しちゃう・・・」
柔は精液を出される恐怖におののき必死にガルバーズの顔や胸を押した。
だがガルバーズはそんなことお構いなしに、腰を振りまくる。
「よし、いいか、出すぞ!出すぞ!!」
「いっいやーーーーーーーーーーーーー!」
ドスンと奥までつきこまれた肉棒がググッとふくれたかと思うと、それが激しく脈動した。
どびゅーーっ!どびゅっどびゅっ!どびゅっどびゅっドクッドクッドクッびゅっびゅっ・・・・・・
ペニスの先から大量の白濁液が激しい勢いで流れ込む。
『あ、なにか、でてる・・・』
柔は、自分の膣の中に熱いものが出ているのを感じた。
「あ・・・」
涙がまた一筋つたって落ちた。
だされてしまった。お腹の奥に。男の精液を。
射精後の余韻を楽しむガルバーズが、柔の顔に舌を這わせてくる。
『わたし、汚されちゃいました・・・松田さん・・・』
悲痛な思いにくれ涙する柔から、少し勢いを失ったペニスがひきぬかれた。
清楚だった秘裂は無残に引き裂かれ痛々しい。
ペニスがうがった穴から、処女血がわずかに混じった白濁がどろりとこぼれ出てきた。
柔は、暗黒の奈落に落ちるように意識を失っていった・・・・・・
第1章 了
156 :
53:03/02/02 01:59 ID:bWZO/lTH
というわけで、これでとりあえずお終いです。
なんか、コピペしてるうちにかわいそうになってきたよ……
チョット イタイタシク シスギタカナ?
あ、タイトルは「誘拐事件の記録」です。
157 :
名無しさん@ピンキー:03/02/02 02:21 ID:O7G/WRQZ
>53
柔タンカワイソウ・・・
あぼーん
スンマセン。
>>140 の前にこれ抜けてました。
クッキー確認画面で止まってた…。で、すぐ書きこもうと思ったのに、何故か書きこめなかったんだよー。
5. 喪失
「さてと」
ガルバーズが合図をすると、男たちが大きなダブルベッドを運び込んできた。
ガルバーズは柔を抱きかかえ立ち上がるとそのまま数歩歩き、ベッドに放り投げる。
ドサッ
「ぅっく」
「じゃあおめえら、全員外に出ろ」
「ええー、俺達には見せてくれないんですかー?」
ガルバーズの言葉に部下達がそろって不満の声をあげた。
「馬鹿野郎、こういういい女は1人で楽しむんだよ」
「そんなー」
まだ不平を言っている男達を、カミーユが外へ追い出していく。
「はいはい、さっさと出る」
カミーユは最後に部屋を出る時後ろを振り返った。
「ところで、あっちの方はどうするの?」
「このまま続けろ」
「分かったわ。じゃあボス、たっぷり楽しんでねン。後で私もまぜてよ」
カミーユは妖艶な笑みを浮かべて部屋を出ていく。
部屋を出たカミーユに、先に出ていた部下達が尋ねた。
「ボスはなんて言ってました?」
「ビデオは撮りつづけろだって。ふふふ」
>>53 満足したか?じゃあもうキティガイはこの作品に関わんないで下さいね。
>>156 >なんか、コピペしてるうちにかわいそうになってきたよ……
微塵にも思ってないくせに、善人ぶらないでね。
>>160 釣り師?上等だ。オレはちっとも困らん
>>53 ご苦労さん
ガルバーズの股間にマグマを感じる
>160 あえてレスを返すのだが…
折れがキティだとすると、エロパロ板の職人さんの1/3はキティだという罠w
あと、別に善人ぶってなどいないよ。そんな事やって何の意味がある。
どうやら、このスレの純愛ものに影響を受けたらしいです(w ホントニ シュウサクガ オオイカラサ
でも、160の気持ちも分からんでもない。
折れも、うっかり残虐な小説を読んでしまった時は、「おまえ(著者)を同じ目にあわせてやるよ!」とか、著者は異常なのかも? とか思うから。そう書きこみはしないけどね。
趣向の違いという事で、読み飛ばしてくれたらよかったのだが。
感想くれた人どうもありがとう。非難も含めて、反応が聞けてうれしかったです。
163 :
53:03/02/02 14:12 ID:o1qfdUtt
↑162=53です。スマン。
164 :
161:03/02/02 14:45 ID:uZ5t5Lmv
>>162 >折れも、うっかり残虐な小説を読んでしまった時は、
>「おまえ(著者)を同じ目にあわせてやるよ!」とか、
>著者は異常なのかも?とか思うから
ぶっちゃっけ、そう思うお前はもっと異常だとポレは思うぞい。
気 に 入 ら な い 。
165 :
名無しさん@ピンキー:03/02/02 15:54 ID:bMf8XQHW
53さんおつかれ〜
まー、気にくわない方も
まったりいきましょう
やっぱYAWARAみたいに、原作で散々歯痒い思いをさせられる作品って、
読者としては主人公二人が幸せになったところ見たくなるのも道理っていうか。
他の作品のファンよりそこに対する思い入れが強くなってるんだと思う。
個人的には、53さんがファンだって言わなかった方が良かったと思う、
それがかえって火に油注いだような印象を受けた。さらっと流せなくてごめん。
また純愛もよみたいな。
167 :
161:03/02/02 19:01 ID:0tneZ/LJ
>>165 ポレは53氏の作品自体は死角がなく気に入った。
でも164で示した所が気にいらないだけ。
>>166 気持ちはとても分かる。
ポレ前に趣味で、
柔が交通事故にあって記憶喪失を描いた話をちょっちだけ書いたが、
暗い話の方向に話が進み、罪悪感が残り放置した経歴を持っている。
それはおいといて、でもねそういう「レイプ不要宣言」なんてもんは、
ここエロパロスレなんだからそれぐらいの事は覚悟してから来い。
・・という内容の説法、
「2chのエロパロスレとはなんぞや」を小15分問いたい。
つか、書き手がいるだけでもありがたいと思わないとね。
最後に
ぶっちゃっけポレ、スレ荒らしなんで去るわ。
168 :
53:03/02/02 19:43 ID:itsCFo1M
む、>162は言葉足らずだったかもしれないので、補足しときます。
他人の趣向が自分の趣向と異なれば、多少なりとも違和感を感じてしまうものだろう。
しかし、実在する人に対し残虐な行為(含レイープ)をする強い願望、もしくはする意思がない限りは、
どんな小説を書こうが異常ではないと思っている。
>162の趣旨は、その趣向の違いを許容できない人がいるのも理解できる、ということだった。
本気で「おまえに〜」とか「異常?」とか思ってるわけではないです。
こういう話題で話し合うと荒れちゃうので、この事で書きこむのは最後にします。
169 :
名無しさん@ピンキー:03/02/03 00:27 ID:Z3tlgnU1
書き手がいるだけでもありがたいと思わないとね
>>激しく同意
まったり (´∀`)y―┛~~
171 :
裏方:03/02/03 10:00 ID:i8Mc5Yi3
>>柔が交通事故にあって記憶喪失を描いた話をちょっちだけ書いたが、
どっかにそれ載せてません? なんか、見た記憶が‥‥
そっから、愛と感動のストーリーにしちゃうのってどうよ?
で、エロは記憶が戻ってからの1回だけで、総量の5%しかないとか(w
こ〜ゆ〜のみたい人、手をあげて!!
まだ言いたい事は山ほどあるが、もう止めます。
但し、53が今後一度でも出てきたら、その時は私も黙ってはいないので。
173 :
男子柔道部員:03/02/03 17:35 ID:N+mHo7FC
しばらく訪れない内に色々問題が
起っているようですが基本的にエロパロなので
純愛エロも非純愛エロもない用に立てたスレですので
あまり作者の中傷はしないようにお願いします
174 :
161:03/02/03 21:19 ID:WtBP/tS5
>>171 それは某有名サイトの交通事故で半身不随を描いた投稿小説の事を言っているのかもしれませんが(違ったらスマソ)、
そうだとしたら、それ違う人っす(w
ポレは、その人の作品を知らずに記憶喪失の話を暇つぶしに途中まで書いたんですけど、
あの感動的な素晴らしい作品を見たら書く気失せました。レヴェルが違いすぎるw
それに柔氏をね記憶喪失にするというのは、
書き始めは何とも無かったんですけど、
たんだんと罪悪感が不思議と出てきてしまったんですね。
>愛と感動のストーリーにしちゃうのってどうよ?
矛盾しているようですがそれいいですねw
でも最近仕事が忙しいんで書く暇が無いです(泣
最後に、ここに載せるか載せないかは別に、
暇でも出来れば続きを書いてみようかなぁ〜
とは思います。
175 :
161:03/02/03 21:35 ID:WtBP/tS5
>>168 醤油事か。。。理解しました。
貴方様は文才が秀でている方とお見受けしますので、
これからもこの才能をフルに活用してください
>>172 一つのタイプの作品が集中するより、色んなタイプの作品がある方が面白いのでは?
と逝って見るテスト。
というか、書き手が一つの作品にどれだけの時間と体力を費やしているかを真剣に
考えた方が良い。
>171
はーい(゚∀゚)!
新しい切り口になりそう。もし書いたら、ぜひ見せてください。
>175
小説書く者の1人として言うとですね、やはり読者の反応があると書きがいがあります。
面白かった、とかいう意見を貰うとめっちゃ嬉しいです。
否定的な意見もある程度はかまわないのですが、オブラートに包んで言って欲しいと思いますね。
ところで書き手の皆さん、ひとつの作品書くのにどのくらい時間かけますか?
177 :
裏方:03/02/04 12:14 ID:MCiJEnvw
【EASY】 ……ひたすら長所を褒めてくれ!
【NORMAL】……良い所と悪い所を均等に教えて。
【HARD】 ……判断の一切をお任せします。でも、基本はマターリね。
↑これはアンソロスレのテンプレからコピペ。こんなとこでしょ。
『豚もおだてりゃ木に登る』 ‥私も例外ではありません(w
>>175 それはそうかも知れませんが、犯罪的なものとなると話は別でしょう。
それに文才が無いとか言ってるわけでは無いですし。
179 :
名無しさん@ピンキー:03/02/04 21:57 ID:3aSk5/AR
さやかと虎次郎みてみたい
誰も言わないけど、富士子さんと花園のはだめなんだろうか。
181 :
名無しさん@ピンキー:03/02/04 23:41 ID:pDGpMZkT
>180
ダメなんじゃない?
二人とも
終わってるからじゃない??
>175
そんな事を言ってもらえると涙が出てくる…アリガトウ.キョウシュク シテシマイマス.
>177
【NORMAL】がいいかな…。
>179
初日の出の時の初H…とか?
結局出てきやがったか・・・
ならば言いたい事を言わせてもらう。
>>162 >あと、別に善人ぶってなどいないよ。そんな事やって何の意味がある。
最初に書いた時やどこぞに投稿した時には何とも思わなくて、
今回のコピペでいきなり可哀想だと思った?
都合のいい事ばっか言ってんじゃねーよ。
>「おまえ(著者)を同じ目にあわせてやるよ!」とか、著者は異常なのかも? とか思うから。
お前は何にも分かっちゃいないよ。俺はこういう発想そのものが許せないんだよ。
結局、同じ目に合わせてやるとか思っちゃうお前は同類なんだよ。
>>168 >実在する人に対し残虐な行為(含レイープ)をする強い願望、もしくはする意思がない限りは、
>どんな小説を書こうが異常ではないと思っている。
そうやって自分自身を正当化するなよな。
お前は犯罪者予備軍なのだと言う事を肝に銘じろ。
そして犯罪者予備軍はマジで今後この作品に関わんないでくれ。
>183
>182は名無しなんだから、183はスルーすべき。
マッタリしない?
53なのだが……
フー…… > > 1 8 3 は、な ん で こ ん な に 排 他 的 な ん だ ?
反論しようかとも思ったけど、百害あって一利なさそうなんでやめとく。
とりあえず、183の内容は全て否定しておくよ。
しかし182は軽率だったかな。まるで折れの方が煽ってるみたいだ。
仕方ないのでしばらく去っとく。
教訓:煽る香具師も煽られる香具師も両方荒らし ナルホドナー
187 :
名無しさん@ピンキー:03/02/06 00:59 ID:A+/tnOmq
柔「富士子さん、まったりしようよ」
富士子「景気づけにケーキ!」
山田君。
富士子さんの座布団、全部持っていっちゃって!
189 :
名無しさん@ピンキー:03/02/07 02:45 ID:i4M1lWR8
darekaかいてくれ〜
だめ?
つーか、素朴な疑問として。どうして183はエロパロ板見てるんだろう(笑)。
自分が183ならスレどころか板自体近寄らないけど。
純情ものしか見られない人にはここってあからさまに向いてないよね。
逆に、板自体見に来てて183みたいな事言われてもなぁ。
出来不出来については別として、作品のタイプまで縛らなくてもいいんでない?
あれ駄目これ駄目って言われると正直、書けないよ。
191 :
名無しさん@ピンキー:03/02/07 08:21 ID:YINa+fFn
よーするに文句いうなら、
自分で書くか、ここに来ないかってことだ
こんなことやってるとまた、誰も書かなくなるぞ。
>183
肌に合わないSSはスルーが大人板の基本だと思ってたんだが。
原作への愛は、まあいいとして、あまりに個人的な好みに固執すると
せっかくのスレを廃れさせるだけだと思うなあ。
所でさぁ、某有名サイトの小説家さん達はすごい所で放置して消えてるよねぇ・・・
結末が気になります (´・ω・`)ショボーン
有名サイトって、健全の小説「web dorama」がある所ですか?
そうそう。
あれって複数の作者が長編作ってるんだよね。
作風はばらついてるが、バロセルナ以降後きちんと補完してるのはすごい。
>>193 去年まであそこで書いてた人の一人が、今自サイトで改訂版を書いてるよ
>>197 どの方っすか?
らん○んさんのサイトはめっけた・・・
>>201 いくら探しても見つかんねーだよー。・゚・(ノД`)・゚・。
なんてキーワード検索したの?
(これもだめ?)
204 :
名無しさん@ピンキー:03/02/10 13:30 ID:5Bk5cmDI
age
>>197 頼む〜
らんOんさんのサイトのアドレス
教えてくれ〜
スレチガイスマソ
2chにアドレスのせるのは危険でしょう。
荒らしのみが目的の輩がそのサイトを荒らす危険性がある。
208 :
205:03/02/10 17:03 ID:mQOyiR6G
>>206 もしかしてTAOさんのサイトにある
小説でよろしいんでしょうか?
>>207 そうですね。
スレ違いなんでこれで去ります スマソ
209 :
202:03/02/10 19:39 ID:KzeZ69bq
>208
いや、すれ違いでもないと思われ。
思いっきりスレ&板違いと思われ。。。
エロパロでもなんでもねぇし・・・
213 :
名無しさん@ピンキー:03/02/11 05:03 ID:OipuUc57
松田さんと柔たんも
幾度となくスレ違ったね
うん、スレ違った。
これもすれ違いか。
あぼーん
53氏の小説キボンヌ
それと53氏に反撃してる奴らは、小説の主人公をTAWARAと思って読めば、
問題ないだろ。
>>216 53に同調してる奴らは、どこぞの小説の主人公をYAWARAと思って読めば、それでいいだろ。
TAWARAが嫌いな訳じゃないけど、いくらなんでもYAWARAをTAWARAとは思えません(藁
219 :
裏方:03/02/12 10:42 ID:Sn9W4+IJ
漏れ的には、ラブラブエロエロが一番好きなんですが、
YAWARAを愛するあまり、加虐的(嗜虐的かも)快感を求めることも、
まぁ、あるでしょ。私も含め。
一方で、他人(ひと)の愛の深さと形は議論できるものでもないし。
「正しいYAWARAのエロパロのあり方」なんて、それもなんか‥‥
どっちにしろ、言い争いはここまで。で、どうでしょう?
この雰囲気だと、誰もSSの書きこみできないしょ。多分、ヒいてるし。
そういうことで。何事も無かったかのように、次どうぞ!
愛=大切
快感=自己満足
要するにいくら口論しても平行線をたどるだけということですな。
そういうことで。何事も無かったかのように、次どうぞ!
222 :
名無しさん@ピンキー:03/02/13 20:45 ID:s3kEQ5Ae
このスレ面白い
特に、こんなスレの住人でありながら自分だけファン面している
>>103にはワラタ
224 :
名無しさん@ピンキー:03/02/14 13:55 ID:AQzGRvqh
次スレのタイトルは、
パンチラで 猪熊柔タン ハアハア
か、
もう百回は 猪熊柔タン ハアハア 抜きますた
で、どうすか?
あぼーん
226 :
名無しさん@ピンキー:03/02/14 17:58 ID:u7NoNQyE
>224
いくらなんでもそんなのやだよ…
とネタにマジレスしてみるテスト。
228 :
名無しさん@ピンキー:03/02/16 17:26 ID:7bFzgnKt
パンチラあげ
あぼーん
230 :
名無しさん@ピンキー:03/02/19 00:32 ID:AreuiYXm
hosyu
231 :
名無しさん@ピンキー:03/02/20 20:55 ID:pMQLsiXb
age
232 :
名無しさん@ピンキー:03/02/23 18:33 ID:KSGN0YWT
age
あぼーん
(・∀・ | ・∀・)キョロキョロ
235 :
名無しさん@ピンキー:03/02/25 23:59 ID:SIknkOL6
darekainaino
「大丈夫よ富士子さん。きっとみんな来てくれるわ」
237 :
ぷち:03/02/26 22:05 ID:oqbEkXCM
あの・・・すみませんでした・・・。
ていうか、もうハァ?誰?って感じですよね。
本当に申し訳ないです。
年末年始で忙しい間に前スレ落ちちゃってて・・
もう無いんだろうなって諦めてました。
だから、ここ見つけてすごく嬉しかったです!
ただ、あまりの放置っぷりに書き込んでいいものかどうか悩んだんですが
思い切って書き込んでみました。
それで、その・・皆さんに質問をしたいんですが
『エロ』パロ板の 「懐かしYAWARAの『エロ』パロ」のスレに私みたいのが
本当にいていいんでしょうか。
激しく板違いのスレ違いだと思うんですよ。全然エロくないし。
放置しておいていきなりこんなこと言い出すなんてサイテーだと思うのですが
どうか皆さんの意見を聞かせて下さい。
宜しくお願いします。
んなこと聞かんでもええやんか。なにをいまさら。
みんなで待っとんたんやで? あんたが帰ってくるの。
はよはよ。続き聞かして〜な〜、いじわるせんと。
な? みんなもそう思うとるやろ? 言ったって!
from 裏方
ぷちさんキタ━(゚∀゚)━( ゚∀)━( ゚)━( )━(゚ )━(∀゚ )━(゚∀゚)━!!!!
とにかく続き!!Over The Seaの続き!!!!!
(´∀`)ワ(´∀`)ク(´∀`)ワ(´∀`)ク(´∀`)ワ(´∀`)ク(´∀`)ワ(´∀`)ク
うわッ! ぷ ち さ ん だ あ 〜〜〜〜ッ!!
抱きついてヒシッ(w
もう離しませんから、ここにいてくださいね?!
おながいします〜(はぁと
ぷちさんお帰り〜!ずーっと待ってたんだよ!
エロがなくてもエロくなくても問題(・∀・)ナッシング!
楽しみにしています。
ぷちさん 漏れ
とHしよ
それはやめい(W
245 :
ぷち:03/02/27 23:11 ID:475xqaIz
なんで皆さんそんなに優しいんですかぁ・・。
マジ泣きしちゃいました・・。ありがとうございます。
これからは 間をあけないように頑張ります!
自分で読み返してみてもつくづくヘタだなーって思うんですが
皆さんこれからも宜しくお願い致します。
246 :
ぷち:03/02/27 23:23 ID:475xqaIz
残された柔は下を向き握り締めた拳をただじっと見つめていた。
自身を罵る言葉が脳裏を駆け巡る。
どれだけ責めても責めたり無かった。
どれくらいの時間をそうやって過ごしたのだろう。
ぼんやりとしたまま顔を上げると目に付いた時計が
既に13時を回っており松田が乗る飛行機が到着する時刻まであと僅かとなっていた。
「いけない!!」
慌ててバックを掴み会計を済まそうと伝票を探したが
既に風祭が支払いをすましていたようで見当たらなかった。
(私、お礼も言ってない・・・・・・。)
申し訳無い気持ちでいっぱいになりながら柔はターミナルへと急いだ。
息を切らしロビーを見渡したが、まだ松田の姿は見当たらない。
一息つくと柔はじっと到着ゲートを見つめる。
少し遅れた飛行機がようやく到着したのか
ワラワラと大勢の人の波が流れ込んできた。
疲弊しきった人、目当ての人を見つけて喜んでいる人。
そんな中、一段と日に焼けた肌に真っ白い歯を除かせた松田の姿が
柔の目に飛び込んできた。
247 :
ぷちさん がんがれ:03/02/28 03:04 ID:QaajM3ZE
OPの最後の顔がUPになって
電車から降りてくる柔タンで
一時停止 ウマー
あぼーん
再開再開。
人間味があっていいですね。
さすがぷちさん、凄い人気だね。
つーか、こんなに人いたのか(w
>こんなに人いたのか
あ、それ俺も書こうと思ってた。サーバーの負荷高い時間帯で書きこめなかったけど。
みんなROMってたわけな(藁
252 :
名無しさん@ピンキー:03/03/03 07:25 ID:zuK/zmIq
応援age
まったりsage
初詣を終え、二人は車の中にいた。
まだ大学生にすぎない花園の車は、当然のことながら中古車。
それも、かなりガタが来た年代物で、
富士子を乗せるために、つい先月購入したもの。
しかし、今夜のために精一杯ピカピカに磨き上げられている。
時折、不思議なノイズがエンジンのほうから伝わってきても、
二人にとっては、素敵なBGMぐらいにしか聞こえなかった。
このあとは、初日の出を見るために海まで行く。
夜明けまでには、まだ時間がある。
今まで、こんな長い時間を、二人だけで過ごしたことは無かった。
隣にいるこの人。そして自分がいて。
これまで感じていた漠然とした思いは、確信へと変わりつつあった。
さっきまでの弾んだ会話は、もう交わされてはいない。
今、自分たちの間に何かが訪れようとしているのを、
二人とも感じていた。
言葉もないまま、車は闇の中を走ってゆく。
「なんか‥‥」
「え?」
「あたし、眠たくなって‥ きちゃった‥‥」
「いいですよ。寝てください。自分は大丈夫ですから。
あの石段、結構角度が急で、きつかったと思います」
「でも、花園くんだって一緒に登ったじゃない?」
「自分は男ですし。あれぐらいは日頃の鍛錬からすれば」
赤信号で車が停止する。
「そうだ。車、とめたほうがよければ、そう言ってください」
「それより、わたし、横に‥‥なりたい‥」
「? あぁ、それならシートの横のリクライニングボタンを、」
「ちがうの。どこかで、ゆっくり、したいな‥‥ って」
その言葉とともに向けられた視線の先、
交差点の向こうには、ひときわ輝くネオンサインがあった。
今まで出会ったことのないこの状況に、花園の頭は混乱状態になる。
数秒後、やっと、二つを結びつける答えらしきものが浮かび上がる。
‥‥もしかして?
「あ、あの」
「な〜に?」
「そ、そこで、や、や、や、休んで、い、いきましょうか?」
「うん!」
「いや、自分はいやらしい気持ちではなく、た、ただ‥‥富士子さんが‥
え? 今、なんて?」
「だから、うん、って言ったの。 あ! 信号青になってる!」
部屋に入って、ダブルベッドを前にして花園は固まっていた。
ガチンガチンと言う音が聞こえるくらい緊張して。
富士子がそんな花園の胸にもたれる。
「やっと、二人きりになれた」
その言葉に、我に返る花園。
「ハ、ハイ!」
「花園君の胸‥‥ たくましくて‥ あったかい」
花園の両手が持ち上がり、おずおずと富士子の背中に回される。
そして徐々に、力が加わっていく。
富士子は顔を上げ、花園を見つめる。
そしてゆっくりと目を閉じる。
しかし、またしても花園は彼女の行動の意味を理解できない。
不思議に思い、もう一度目を開ける富士子。
そして花園の目を見つめたまま、ニコッと微笑む。
その瞬間、残されていた理性は、あとかたもなく吹っ飛んでいた。
求めるように唇を重ね、激しく富士子を抱き寄せる。
二人にとって一番長い時間が過ぎる。
唇を離し、見つめあう。
いくつかの時を経て、やっとめぐり合った人は、
ずっとそばにいたこの人だった。
お互いの気持ちは、すきまもなく重なり合っていた。
そう、ずっと前から。運命で決まっていたことのように思えた。
しかし、その安堵とともに、
体の隅々から起きてくる、全く別な思いがあった。
欲しい。この人の全てが欲しい‥‥
「富士子さん‥ 自分は、自分は‥」
「花園君の‥ 好きにして‥ いいのよ‥」
ゴクッ‥。
その甘い言葉に、花園の全身が再びガチンガチンになる。
花園から離れ、富士子はベッドに腰掛ける。
「来て」
そう言いながら、両手を差し伸べた。
今自分が口にした言葉が、あまりにもあからさまなのに気づき、
またたくまに頬が赤く染まる。
でも、今この人に抱かれたいって思ったのは本当の気持ち。
世界でただ一人‥‥ 花園君だけに‥ 私を‥
あれ? どうしたのかな?
動かない花園を不審に思い、手を軽く引っ張る。
花園は直立不動の姿勢のまま倒れこんでゆく。
もつれあうようにベッドに重なる二人。
しかし長い間の柔道の経験で、花園はとっさに前方受身をとる。
肘で支えた姿勢で富士子を見下ろす。
動きが止まる。
首をほんの少しかしげて、大きな背中に手を回し、
恥ずかしそうに富士子がつぶやく。
「好き! 大好き!」
258 :
裏方:03/03/03 14:32 ID:ZmZHQaiB
>>254-257 とりあえずここまで!
それにしても、久しぶりの柔道場は懐かしい香りがします。
なんか緊張しますね。やっぱ見てるだけじゃなく、やらなきゃね。うん。
おおー、またもや職人さん降臨!!
書いてくれる人がいるのは
ありがたいことっす
富士子タン カワ(゚∀゚)イイ!! 後半も楽しみっす
あ、柔以外も需要あったんですか?
262 :
裏方:03/03/04 02:10 ID:HVH/D1dl
需要? 考えたこと無かった‥‥‥‥
キャラの味が出てる。
〉「いや、自分はいやらしい気持ちではなく……
とか、ホントにそんな感じに言いそう。
264 :
裏方:03/03/04 11:41 ID:HVH/D1dl
>>254-257 の続きです。
-------------------------------------------------------------
もう、花園に迷いは無かった。
「うぉ〜〜〜っ!! 富士子さ〜〜ん!」
花園のキスが富士子の顔面を襲う。
ありとあらゆるところに降り注ぐキスの嵐。
そのあまりに激しい愛し方に、さすが一瞬とまどう。
しかし、荒れ狂うその行動の奥にあるものにふと気づく。
この人はこれほどまでに私のことを‥‥
富士子はその嵐のような愛情表現を受けながら、
生まれて初めて、女としての幸せを感じていた。
セーターとブラウスが一気に脱がされていく。
そしてブラは上へと押しやられた。
今、花園の目の前には、
ふたつの小ぶりな乳房が、まばゆいばかり白く輝いている。
そのふくらみの上には、薄紅色の乳首が恥ずかしげに姿を見せていた。
ごつい手が左の胸をわしづかみにする。
あまりにも強すぎる力に、思わず富士子が声を出す。
「痛いっ!」
そのの言葉に、我にかえりあわてて手を引こうとする。
しかし、白くしなやかな手が、その動きをおしとどめる。
そしてゆっくりと首が左右に振られた。
265 :
裏方:03/03/04 12:07 ID:HVH/D1dl
「いいの」
「でも、自分は馬鹿で、つい力が入ってしまって」
「いいの‥」
「いや、あの」
「続けて欲しいの‥ おねがい‥‥
花園君に‥‥ 愛されたい‥‥ 好きなようにして欲しいの。
わかってる。わたし胸も小さいし、セクシーでもないけど」
「そんなことはありません! 富士子さんはとっても素敵です。
世界で一番です。自分にはもったいないくらい。
こうして富士子さんといられるだけで、自分は、自分は‥‥」
花園は男泣きを始める。
ぬぐうこともなく、涙は富士子の胸にポタポタと垂れていく。
暖かかった。
花園の落とした涙が、そのまま胸の奥へ、
熱い思いとなってしみこんで来るような、そんな気がした。
それが胸の中をすべてうずめつくしたとき、
富士子の目からは、
真珠のようにきらめくひとしずくが、こぼれて落ちていった。
頬を伝い落ちる涙の感触。そして胸をしめつける切なさ。
目の前で号泣しているこの人に、
そう、この人に愛されるために私は生まれてきたんだ。
そう感じたとき、富士子の中で強烈な欲望が湧き起こった。
触れて欲しい。抱きしめて欲しい。奪って欲しい。
そして、私のすべてを愛して欲しい‥‥
266 :
裏方:03/03/04 12:11 ID:HVH/D1dl
富士子の両手は迷うことなく、泣きじゃくる花園の頭をつかみ、
自分の胸に押し付ける。
何が起きたか、一瞬分らなかった。
しかし、とぎれとぎれに聞こえるすすり泣きの中、
頭をなでるその指先の切なさに気づいた時、
自分が許されたこと、そして望まれていること、
そのすべてを花園は理解した。
この人は今、自分を求めている。この世の中で、自分だけを。
唇で乳首を吸う。舌を押し当てる。
頼りないほど形を変えるものがいとおしく、
その感触にとりつかれるように愛撫を繰り返す。
不器用ではあっても、思いを込めて続けられる愛撫に、
富士子は、今まで出会ったことの無い感覚に襲われていた。
乳首に刺激が加わるたびに、声が出てしまう。
同時に体が硬直して、背中をそらしてしまう。
この人に気づかれたら恥ずかしい‥‥
そう思っても、止めることはできなかった。
左の乳首から来る舌の刺激と、右の乳房をもみほぐす手の感触に、
初めて知る喜びがあった。
気持ち‥‥ いい‥‥ とっても‥‥
267 :
裏方:03/03/04 12:14 ID:HVH/D1dl
裏方さんイイ!!
続編楽しみ
バレエプレイキボーン
イイ。
>268 バレエプレイって?
270 :
裏方:03/03/05 08:21 ID:WlzMcy/P
>>268 やっぱそこに行きますよね!
>>269 「くるみ割り人形」などの技を、富士子は柔道場で見せてますよね?
そしてベッドではどんな‥‥? っていう妄想です。
271 :
名無しさん@ピンキー:03/03/06 14:33 ID:v7thbut+
ぷちさん、裏方さん
応援age
>270
それは面白そうだ…w
それはギャグになっちゃう予感(ワラ
さやかと風祭の寝技の秘密特訓(邦ちゃんがのぞき見たあれ)が、
実は秘密特訓ではなく本当にHだったってネタを書こうとしたことが
あったけど、やっぱり結局ギャグになった事があります(ワラ
マリリンも使おうとするとギャグになりそう。
と言うか、ギャグの落ちにしたくなるオーラがあります。この人ら(笑)。
そう言う意味では、よりによって富士子&花園をシリアスにするとは、
裏方さん、すごいですね……。
そういえば子供の頃、姉が「富士子さんは花園君にはもったいないよ」と文句言っていた。
その頃は「? 似合いじゃない?」と思っていたが、今考えると、富士子を実写風に描けばかなりの美人になりそうだな。原作ではあんな変な目してるけど。
そんな美人をつかまえた花園君に乾杯(゚∀゚)!
275 :
名無しさん@ピンキー:03/03/08 18:25 ID:1dBrkOCu
hosyu
276 :
名無しさん@ピンキー:03/03/10 02:55 ID:SX2MtjYh
age
277 :
名無しさん@ピンキー:03/03/10 16:14 ID:F2Tv/+k2
>>274 今やってる20世紀少年に富士子さんのポジションっぽい小泉ってのがいるけど
けっこうかわいいし人気もあるみたいだよ
278 :
名無しさん@ピンキー:03/03/12 06:31 ID:wtF61Kp4
前
>>180に書いたら、
>>181みたいなレスが返って来たので
がっくりしてたんだけど裏方さんありがとう。感激っす。(花園風
YAWARAって富士子と花園の恋物語しても結構面白いのに
顔だけでなかったことになってるのはヒドイんだよ!ベストカップルなのにさ!
>>273 その風祭とさやかの秘密特訓超読みたい、ギャグでもいいです、お願いします。
エロじゃなくてもいいから柔のサイドストーリーがもっと読みたいよー。
柔が自動車免許取得する話とか、松田さんが骨折して猪熊接骨院に入院
する話とかまだまだいろいろ作れそう。初期にラブラブにしてしまって
邦ちゃんと松田さんを取り合う話なんかもイイ!
280 :
山崎渉:03/03/13 17:33 ID:30NJMGzf
(^^)
281 :
sage:03/03/13 18:32 ID:asSTsAkH
sageとく
282 :
名無しさん@ピンキー:03/03/15 11:43 ID:8/ERX96q
age
続き待ち保守
284 :
名無しさん@ピンキー:03/03/20 18:09 ID:WOvwe2oZ
保守っときます
285 :
名無しさん@ピンキー:03/03/23 00:41 ID:4sZ0cVon
age
286 :
名無しさん@ピンキー:03/03/26 04:07 ID:cRCqwZsw
a
287 :
名無しさん@ピンキー:03/03/27 15:20 ID:oyYglRXQ
hosyu
あぼーん
289 :
名無しさん@ピンキー:03/03/31 07:28 ID:bgT0Apj7
hosyu
290 :
名無しさん@ピンキー:03/04/01 15:02 ID:WfKTaHHj
hosyu
291 :
名無しさん@ピンキー:03/04/03 07:58 ID:N7DxUxEt
誰かいないのか〜
あなたのさみしさが激しく伝わってきます。
293 :
裏方:03/04/04 12:30 ID:ix2uW52b
ゆっくりとした愛撫が続く。
異性に触れられているという恥ずかしさよりも、
満ち足りた思いの方が強いのが、富士子としては意外だった。
左右の胸から押し寄せるものは、官能的な快感というよりも、
花園の優しさそのものなんだと気づく。
花園の手が止まる。唇が離れた。どうしたんだろう?
「ふ、富士子さん‥」
その声に、知らず知らず閉じていた目をあける。
見えたのは花園の恥ずかしそうな顔。必死で何かを伝えようとしている。
「?」
「あ、あの、富士子さん‥ の‥」
「?」
「だ、だから‥ 富士子さんのあそこに‥ 手でさわっても‥」
何を求めているのかが理解され、富士子の顔は一気に赤くなる。
しかし、何も言うことができない。そんなこと‥ 聞かれても‥
無言の時間。
花園の顔がうつむき加減になる。
ちがうの。ちがうの、そうじゃないの。
好きにして欲しいの。さわってほしい。どこでも‥‥
富士子は花園を抱きしめ唇を重ねる。
そして顔を離し、ぎごちなく微笑む。精一杯思いが伝わるように。
いっときのとまどい。そして花園は許されていることを理解する。
胸をつかんでいた右手はそこから離れ、おずおずと下に向かう。
富士子はいたたまれず花園の胸に顔を埋める。
294 :
裏方:03/04/04 12:32 ID:ix2uW52b
ごめん。こまぎれ許して。明日続けます。
富士子たん ハァハァ…。
花園タン ハアハア
あぼーん
298 :
名無しさん@ピンキー:03/04/05 23:36 ID:3IfDEbts
富士子さん あげ
あぼーん
300 :
裏方:03/04/06 10:32 ID:TBC1rZEn
抜けるように白い二つの腿。
そのつながるところに、ごつごつした手がたどり着く。
しかし、それは緊張のあまりしっかりと閉じられたまま、侵入を拒んでいる。
頭をずらし、富士子の耳元で花園はささやいた。
「富士子さん‥ もっと力‥ 抜いて‥」
そう言われて初めて、自分が思いと逆の行動をしていたことがわかる。
そして、ゆっくりと両足が開かれていく。
手はその動きに合わせるように奥へと向かい、
ついには大きな手がすっぽりと富士子を覆う。あますところなく。
柔らかい‥ 手のひらから伝わる感触は女性特有の柔らかな弾力。
さきほど胸に触れたときよりも、もっとたよりない感じがする。
いくどとなく柔道場の上で稽古をした、そして笑顔の素敵なこの人が、
まぎれもなく女性であったことを、花園は知る。
確かめるようにゆっくりと手が動く。円を描くように。
それにつれて手の中のものは、自在に形を変え、
まるで花園の手のひらに吸い付いているかのように、動く。
しばらくは、体の上で今おこなわれていることの羞恥に身のおきどころもなく、
ただ耐えていた。
しかし富士子は気づく。じんわりと背筋を通り、くりかえし押し寄せるものに。
経験のない彼女は、それをなんと形容していいのかが分らない。
これは‥‥ 気持ち‥ いいの?
そう考えた瞬間のことだった。
動いていた花園の手が、意識することなく、
一番敏感な場所に直接触れてしまった。
知らなかった強烈な刺激に、富士子の体は「ピクン!」と跳ね上がる。
「あっ!」同時に声が出る。
301 :
裏方:03/04/06 10:33 ID:TBC1rZEn
「?」怪訝そうな顔で富士子の表情を見る花園。
しかしそこに拒絶の色がないとわかり、続ける。
花園の気持ちの中に、もう迷いはない。
富士子はいやおうなしに気づいていた。
さきほど触れられた場所が、今は固く大きくなっている‥‥
まるで、さらなる愛撫をもとめるように。
触れている手のひらへアピールするように。
直接触れられてるわけではないのに、
さっきより強い刺激が生み出される。つづけざまに。
呼吸が荒くなり、かすかな吐息が刺激のたびに漏れる。
おさえようもなく。
奥のほうが熱い。
一番奥のほうから、その熱さが中を伝わっていくのを感じた。
そして花園の手の置かれた位置のすぐ近くへ向かっていく‥‥
閉じられたひだの内部が噴き出した何かに満たされる。
それは粘液のような感触。
あ‥‥ 濡れて‥‥ いる‥‥ の?
花園の手の動きにつれ、内側からひだが開き始める。
そして一部が開かれた瞬間に、花園の手にそれはまとわりつく。
手の動きが止まる。
気づかれてしまった‥‥
富士子はあまりの恥ずかしさに、花園の体を強く抱きしめる。
302 :
裏方:03/04/06 10:34 ID:TBC1rZEn
そんな急な動きを見て、
花園は、さきほど手のひらに得た感触がなんであったかを理解する。
目の前にいる富士子が、とても可愛く、素敵に思った。
この人といつまでも一緒に居たい、そしていつまでも大切にしたい。
そう思った瞬間、強烈な欲望が体中に沸き起こって来る。
自分でも驚くほどの強さで。
止めることはできない。
いや、それは二人が待ち望んでいたこと。もうずっと、前から。
求め合う思いは、今、誰にも止められはしない。
手をはずし、足をからめ、両足を富士子の足の内側に性急にこじ入れる。
それが何を意味するのかを理解しても、
富士子はもはや、おびえることも恥じることもなかった。
愛する男の欲望の全てを自分が受け止めること。
それこそが自分の幸せだと言う事に、何の疑いもなかったのだから。
押し付けられた固いものが、強引にひだをかきわけていく。
十分に濡れていることがより一層それをスムーズにする。
入り口にたどりつく。
303 :
裏方:03/04/06 10:34 ID:TBC1rZEn
一気に押し込めようとする花園。
しかし、それは拒絶される。
痛みでベッドの頭のほうに富士子の体が逃げる。
手を添え、二度目が試される。
首と方を押さえつけた花園は、ゆっくりと押し付けるように挿入を開始する。
道のない場所をむりやり引き裂かれるような感触に、
富士子は体をこわばらせ無意識の抵抗をする。
花園の胸板を押して遠ざけるような、はかない抵抗を。
しかしそのことで花園がひるむようなことはなかった。
そして奥までたどりつく。
富士子の抵抗がおさまる。中は周期的な痛みをもたらしてはいたが。
「ふ、富士子さん。 今‥ 」
「うん、うれしい‥」
二人は熱いキスを交わす。
この部屋に入った時とは異なる、安堵のキス。満たされた証のキス。
富士子の表情に、周期的に痛みの表情が見え、
動かしたい欲望に従うのをためらう花園がいた。
「‥‥‥」
「いいの」
「でも‥ 」
「花園君だけじゃなく‥ 私も‥ そうして欲しい‥ から‥‥」
304 :
裏方:03/04/06 10:35 ID:TBC1rZEn
「うぉ〜〜〜〜〜っ」
激しい動きとともに、
花園の欲望は富士子の内部を迷うことなく蹂躙しつくす。
強い痛みのなかで、富士子は耐えている自分よりも、
愛されてる自分を強く感じていた。
満たされているこの時間は、かけがえのない二人だけの時間。
ここにたどり着くために、私は生まれてきた。
きっとそういうことなんだと。
「うっ」急に動きを止めた花園が声を出した。
奥で、じわっとひろがるなにかがあった。
胸の上に体重がかかる。
そうか。イったんだ。
目を合わせる。
この人。この人が大好きだ。すごく好きだ。
ずっと前から好きだった。
不器用だけど、すごくまじめで。
そう。私の‥ 私のチャンピオンなんだから。
305 :
裏方:03/04/06 10:36 ID:TBC1rZEn
結局、そのまま、二人は眠ってしまった。
あわてて部屋を出た頃にはすっかり元旦の朝になっていた。
「どうしたら‥ いいもんか‥ 」
「え?」
「ご両親になんて言えば‥ 初日の出は見てないし」
運転しながら花園は律儀に考え込んでいる。
油断するとエンストしそうなエンジンを、うまく操りながら。
「わかるわけないでしょ? こっちから言わなきゃ?」
「はぁ‥ それはそうなんですが」
「それとも‥ 後悔してる? ゆうべのこと‥」
「そんなことはありません!
この花園薫、天地神明にかけて絶対に!!!!!!!」
助手席を向く花園の顔をつかんで前に向ける富士子。
「ちゃんと運転して。
冗談なのに。もう律儀なんだから。
だったら、夕べのことは二人だけの秘密。
誰にも分らないでしょ?」
車は、新年のさわやかの風の中、二人を乗せて走っていく。
どこまでも。
しかし、富士子の中で愛の証が芽生えていた事実を、
今の二人はまだ知るわけもなかった。
306 :
裏方:03/04/06 10:38 ID:TBC1rZEn
はい、ここまでです。
お付き合いいただき、ありがとうございました。
307 :
名無しさん@ピンキー:03/04/06 16:57 ID:gjnULHuT
富士子さんが少し好きになりますた
花園さんが とっても好きになりますた
微笑ますい。
が。やっぱ笑えてしまう...
310 :
裏方:03/04/07 09:23 ID:u+JGgNlR
やはり「秘技」は折りこみ出来ませんでした。
どなたかがおっしゃっていた通り、一気にお笑い系になってしまい、
いくら構想しても先へ進みませんでした。
秘密特訓のほう、心よりお待ちしております。
311 :
名無しさん@ピンキー:03/04/07 22:59 ID:uoz3GvTu
松田さんが・・・イッちゃう・・・
あぼーん
松田選手、袈裟固めから横四方固めに移行しました。
素早い動きです。
ええ、これは決まってますね。右手がしっかりポイントを押さえてますから。
ちょっと柔ちゃんもなすがままですね。
しかし松田選手、いつのまにこんな技を覚えたんでしょうか?
確かに。唇と指の複合技が冴え渡っています。
松田選手の猛攻に、柔ちゃんは反り身になりながら耐えてます。
おっとぉ! 指が、指が入ったようです。
そして‥ 中で回転しているんでしょうか?
待ってください‥‥
聞こえますね。ピチョピチョという音が、小さいながら。
どうですか? 山下さん、この攻撃は?
そうですね。おそらく回転と同時にフックしてますね。
この技は難しい。私もベルッケンスとの対戦で初めて使いましたが、
彼女に細かく指導してもらったぐらいで。
なるほど〜 難易度高いわけですね、見た目以上に。
おっと、新たな展開。
柔ちゃんが反撃開始です! 半身を起こし、顔が、顔が、
松田選手の股間にすごい勢いで肉迫しております〜!!!
いったいこれから(ブチッ!)
申し訳ありませんm(__)m。電波状況が悪く中継が中断しております‥‥‥
山下×ベルッケンス(w
電波が回復するのを待ってます。
漏れも回復まってますw
あぼーん
317 :
名無しさん@ピンキー:03/04/12 16:35 ID:dn6GLlHz
あげ
あぼーん
319 :
グロ小説:03/04/13 18:47 ID:e9PrJE+O
谷選手、袈裟固めから横四方固めに移行しました。
素早い動きです。
ええ、これは決まってますね。右手がしっかりポイントを押さえてますから。
ちょっと柔ちゃんもなすがままですね。
しかし谷選手、いつのまにこんな技を覚えたんでしょうか?
確かに。唇と指の複合技が冴え渡っています。
谷選手の猛攻に、柔ちゃんは反り身になりながら耐えてます。
おっとぉ! 指が、指が入ったようです。
そして‥ 中で回転しているんでしょうか?
待ってください‥‥
聞こえますね。ピチョピチョという音が、小さいながら。
どうですか? 山下さん、この攻撃は?
そうですね。おそらく回転と同時にフックしてますね。
この技は難しい。私もベルッケンスとの対戦で初めて使いましたが、
彼女に細かく指導してもらったぐらいで。
なるほど〜 難易度高いわけですね、見た目以上に。
おっと、新たな展開。
柔ちゃんが反撃開始です! 半身を起こし、顔が、顔が、
谷選手の股間にすごい勢いで肉迫しております〜!!!
いったいこれから(ブチッ!)
お下劣ネタワラタ
321 :
山崎渉:03/04/17 12:29 ID:Ac1CXwMS
(^^)
322 :
名無しさん@ピンキー:03/04/18 23:14 ID:vnvSV/os
a
323 :
山崎 渉:03/04/20 04:14 ID:IxIHzNin
∧_∧
( ^^ )< ぬるぽ(^^)
324 :
ROM:03/04/21 23:59 ID:hgVk/elb
いつも楽しく拝見させてもらっているんですが
最近はあまり更新されないのでしょーかね。残念…。
もっと見たいけど
あっしじゃエロパロ下手だしなぁ…。
電波は回復されないのでせうか。
というかここはもう誰も来てないんですか??
あぼーん
あぼーん
小説投下されると、意外に人がいたと分かるスレです。
329 :
名無しさん@ピンキー:03/04/26 20:43 ID:ywcNQ+yq
age
あぼーん
331 :
ROM:03/04/27 05:07 ID:ewidnw1P
>327さん
>328さん
ありがとうございます!
なるほど…そうなんですか。
ここはどうしても消してほしくないなぁ…
神か…できるだろか。
332 :
ROM:03/04/28 01:33 ID:8F5VWRis
エロパロってむずすぎる…
いつも気楽に見てたけど書くのは。
333 :
名無しさん@ピンキー:03/04/28 02:08 ID:n2YsgaJQ
ROMさん応援あげ
334 :
ROM:03/04/29 02:16 ID:WlzpAKkT
ありがとうございます>333さん
下書き頑張ります。
335 :
ROM:03/04/30 03:08 ID:NOH3L6NG
―――ずっと見ていたんだ君のこと。
柔道の選手として。天才的な柔道の選手として。
そして…そして、いつからだっただろう。
一人の女性として、君のことを見始めたのは…。
「だから…」
必死になって、君のことを取材対象だと思い込もうとしていた。
でも、そう思い込もうとするから余計に気になってしまっていた。
「だから…あ…たし…」
俺は…―。
336 :
ROM:03/04/30 03:10 ID:NOH3L6NG
↑序説?ここから始まります。勝手に始めてしまって良いのか不安…
てか、あんまりエロくなかったらごめんなさいです。エロって本気で難しくて…。
エロパロなのにエロくないとかもしかして有り得てはいけませんすか?
ちょっとは入ると思うんですけど…。エロパロだし…
そのままいってくれ〜!
引き込まれて、すでに萌えちゃってるからさ。
エロなしでも俺はOK。
なんでもいいから、はやく続きを・・・
338 :
名無しさん@ピンキー:03/04/30 13:41 ID:mbktPxdh
全然オッケー。続けてくれー。
201 名前: 名無しさん@ピンキー 投稿日: 02/08/04 00:07 ID:Zky/tYH4
エロパロでエロ無しなんてやっぱりだめですよね?
202 名前: 名無しさん@ピンキー 投稿日: 02/08/04 01:53 ID:9lvflPJS
>>201 自分はイイと思いまふ。だめって人います?
203 名前: 201 投稿日: 02/08/04 20:40 ID:Zky/tYH4
>>202 レスありがとうございました。
他の方の意見聞けなかったですが
とりあえず駄文を垂れ流してみます。
何日かにわけてのアップになりますが
良ければ皆さんお付き合いよろしくお願いします。
>ROMさん
新作嬉すぃー!頑張って下さい!
でもほんとエロって難しいよね…。
他スレで書いた事あるから分かるよ。
このスレはエロは無くとも良いが、ラヴは無いといけないんじゃなかったっけ?
>341
そうそれは必須
343 :
名無しさん@ピンキー:03/05/01 19:49 ID:A22dYIJy
個人的にゃエロも欲すぃ
344 :
ROM:03/05/02 00:19 ID:lxWWlygK
昨日一日ネットに繋げない状態でした…やっと繋がった。
たくさんの人から反応あってびっくりです…すげぇ。
皆さん色々と意見どうもです!皆さんの意見も取り入れて
頑張ってみます。ラヴは入れたい…
エロは一応入るんですが正直あまり燃えないかも…と心配。
一応続きを↓
345 :
ROM:03/05/02 00:20 ID:lxWWlygK
柔さんの短大の卒業式から数ヶ月が過ぎた。
俺は…なんであんなことを言ってしまったんだろう。
俺の夢のために柔さんを追いかけているだなんて…。
確かに柔さんは俺の夢だ。
柔さんが柔道で活躍して、俺がその柔さんの記事を書く。
これから開催される、数々の大きな大会やオリンピックに出場する柔さんの記事を…。
でも…。
でも…違うんだ。それだけじゃないんだ。
俺は。俺は…―。
外は夕方から小雨が降り続いている。
机の上には、さっき飲んだビールの缶が2つ程転がっている。
しとしとという音が耳につく…それは今の俺の気持ちを表しているようだった。
あれからどうも気持ちがしっくりこない。
いつもどこかに不安が残るような、複雑で辛い心境。
―結局あの時、俺は何も言えなかったんだよな…―
卒業式の後。俺が柔さんを見失ってから、柔さんはどうしたんだろう。
あの後しばらく柔さんを探し回ったのだが、結局見つけることは出来なかった。
346 :
ROM:03/05/02 06:00 ID:dGbOswJj
ふと時計に目をやる。もう12時をゆうに回っていた。
最近は何か考え事をしているといつの間にか時間が経っていることが多々ある。
考え事とはいっても、このようなことばかりなのだが…。
とりあえず、めちゃくちゃに散らかされた部屋に無理矢理布団用のスペースを空ける。
積み上げられた記事や雑誌なんかを横に押しのけ、何とか敷く事が出来た。
布団の上に座って仰向けになると、斜めに柔さんがひったくり犯を投げ飛ばした時の写真が見える。
あれからもう4年は経つだろうか。全てはこれから始まったんだ…。
俺の記事のせいで柔さんが行き場を失って…
俺の部屋に一晩泊めて…
負けるはずだった試合に勝って…
あ、葉山に行った時に服を買ってあげたんだっけな。
そんで、あの本阿弥さやかの猛特訓を見せて…
…そしてあの時、柔さんは…確か…。
柔さんは…一緒に猛特訓していたあいつを見て…―。
…………。
いや、もうごちゃごちゃ考えてないで寝た方が良い。
いくら考えてたって仕方の無いことだ…。
俺は電気を消そうと起き上がった。
20代OLです毎日上司のセクハラや通勤電車での痴漢でストレスがたまっていた
そのときにネットで見つけたアダルトDVDショップ以前からオナニー用にDVD
が欲しかったのですぐ注文しました、とても安くてびっくりしましたが次の日には
もう届きました私が買ったのは、オナニー、レズ、レイプです毎日オナニーしてま
す。
http://members.tripod.co.jp/netdedvd/
あぼーん
あぼーん
お、真面目な松田だ。柔ちゃん登場か? うぅ、待てない〜
351 :
ROM:03/05/03 01:32 ID:DGt/TiRW
……キィ
その時玄関の方からドアの開く音が聞こえた。
来客?まさか…こんな時間に。
鍵を閉め忘れていて、少し空いていたのかもしれない。
確かめる為に玄関先へ向かう。
「………!」
そして、次の瞬間言葉を失った。
そこに居たのは柔さんだった。
開いたドアにもたれて下を向いている。
体は外の小雨に当たったのだろうか、随分濡れていた。
「……あたし…」
そう言って前を向いた柔さんの顔は涙で濡れていた。…声が震えている。
「…なっ…なんで柔さん、一体どうし…」
352 :
ROM:03/05/03 01:34 ID:DGt/TiRW
言い終わらないうちに柔さんが俺にもたれかかってきた。
思わず背中に手を回して支える。足元がフラフラだ…。
俺の胸に顔をうずめて何かを言っているようだが、声が小さすぎて聞こえない。
少し体を離して顔をのぞくと…真っ赤だ。
「や…柔さん、酒…飲んでるのか?」
目がうつろでしかも体に力が入っている様子がまるで無い。
どうやら完全に酔っているようだ。
「…いて……だ…さい」
柔さんは下を向いたまま、俺にもたれかかって言った。
よく聞き取れない。
「え?今何て…」
支えてはいるが、今にも倒れそうだ。
「抱いて…下さい…あたしを」
353 :
ROM:03/05/03 01:35 ID:DGt/TiRW
下を向いたままの柔さんがそう言った。
頭の中が真っ白になる。
柔さんが…そんなことを言うなんて…。
…いや待て、そう聞こえただけかもしれない。
そうだ…きっとそうに違いない。
「へ…あ…あの…」
「抱いて下さい…あたしのこと」
今度ははっきりと聞こえた。
「お願い…だから…」
涙声。
俯いたまま、柔さんは何度もそう繰り返した。
「お願い…」
まさか…こんなことが…。
自分だけかと思っていた。
俺だけが柔さんに想いを寄せているのかと思っていた。
でも…こんなことを言うってことは、柔さんも俺を…?
酔って何事もおぼつかない状態ではあるが、
まさか誰にでも言うセリフではないだろう。
あぼーん
355 :
ROM:03/05/03 01:37 ID:DGt/TiRW
下げるの忘れてた…今更下げても遅いですね。すんません。
ていうか下げた方が良いんでしたっけ。
age sage のルールは確かここには無かった。
陵辱系がだめっぽいだけ。
そんなこと気にしないで続きを!
陵辱系もありだよ
53さん続きまだかな?楽しみに待ってるんだけど、忙しいのかな。
ROMさん、少し独特な文章でいい感じ。
なんでそんなに酒を飲んでしまったのか気になる。分かってるけど(ワラ
>356,357
自分も陵辱系OKなんだが、過敏に反応する人がいるのも確かだな。
なんか女性も見ているらしいので、女性が酷い目に遭うのはやめようぜ。
360 :
ROM:03/05/04 21:10 ID:FH/dm3FT
ちなみに自分は陵辱系苦手だったり…。
エロパロ板だからそんなこと言ってたら駄目なんかも
しれませんが、自分は書けないです。人が書いてるのは
別に自由なんですけど。でもやっぱラヴが欲スィい派。
続きUpります。
361 :
ROM:03/05/04 21:12 ID:FH/dm3FT
俺はたまらなくなってその場で柔さんを抱きしめた。
柔さんも後ろに手を回してくる。そのしぐさがぎこちない。
「柔さん…」
「……んぅ」
抱きしめたまま、唇を重ねた。柔さんの体が少し固くなる。
柔さんの唇を舌でこじあけて、少しずつ舌を入れて行く。
「ん……ん…」
…体が震えている。
寒いのだろうか、それとも緊張しているのだろうか…。
俺は唇を離すと、柔さんを支えながら布団の所まで行った。
さっき消し損ねた電気を消す。柔さんの体がまた少し固くなった。
「…大丈夫だから」
そう言って柔さんを優しく抱きしめた。
柔さんは少し戸惑うように俺の胸に手を当てていたが、
すぐにもたれかかるようにして身を任せてきた。
362 :
ROM:03/05/04 21:13 ID:FH/dm3FT
俺は今…柔さんを抱きしめているんだ。
長い間追いかけ続けてきた柔さんのことを。
柔道の選手として追いかけ続けてきた柔さんのことを。
…ずっと想っていた柔さんのことを…。
そしてこれから、俺は彼女とひとつになれるんだ…。
そう思うと急に気持ちが高ぶってきた。
俺はすぐに柔さんを布団に寝かせ、上着を脱がせた。
雨で濡れた上着を取ると、白いワイシャツが姿をのぞかせた。
首筋にキスをしながら服を脱がせていく。
酒のせいで顔の赤い柔さんの顔が更に赤くなる。
ワイシャツを脱がすと下着だけの姿になった。
柔さんは顔を赤くして横を向いている。恥ずかしいのだろう。
白い素肌が目に映る。綺麗な肌だ…とても柔道の選手とは思えない。
耳のつけ根から首筋へゆっくりと唇を這わせる。
柔さんは少し震えて小さな息を漏らした。
半開きになった唇からこぼれ出る息遣いが、小さく部屋に響く。
背中に手を回し、ブラのホックを外した。
その瞬間、柔さんの体が少し跳ねる。まだ少し緊張しているのだろうか。
横を向いた柔さんをこっちに向かせ、唇に軽くキスをした。
ピクン、と体が反応したが、もう一度優しく唇を合わせると
体の固さが少しほぐれた。
363 :
ROM:03/05/04 21:15 ID:FH/dm3FT
俺は柔さんの首筋に顔をうずめながら、さっき外しかけていたブラをすっと抜いた。
柔さんのその小さな胸が外気に晒される。まぶしいくらいに白く美しいそれが、ぷるんと小さく震える。
下からかかえこむようにして、柔らかな胸を掌で包んだ。
「あ…ぁん…」
柔さんの吐息が、俺の手の動きに合わせて少しずつ激しくなっていく。
俺はその先に見えるピンク色の突起を指先で優しく挟みこんだ。
柔さんがとっさに俺に抱きついてきた。更に繰り返し刺激を与えていく。
「…ぁ…はぁ……あっ…!」
乳房の先端の突起を優しく口に含んだ。
柔さんは背中をそらせて声を上げ、俺の頭にしがみついてきた。
そのまま舐め上げたり吸ったり、時々軽く甘噛みしたりして
俺の中の想いを全てそこにそそぐように集中させた。
俺は一旦唇を離し、自分の衣服を脱ぎ捨て、下着だけになった。
なだらかな腹部のラインを手でなでる。そして少しずつ下へ下へと手を伸ばしていった。
恥ずかしそうに腰をくねらせる姿がとてもいとおしい。
364 :
ROM:03/05/04 21:21 ID:FH/dm3FT
ゆっくりと降ろしていった手は、彼女の下半身にたどり着いた。下に目をやる。
すらりと伸びた綺麗な両脚はきゅっと閉じられ、恥じらう様子を見せていた。
そのままショーツの上から大事な部分に指先で触れる。
柔らかい谷間を探してその亀裂を布越しに撫でると、柔さんは「あっ」と小さな声を上げた。
少しだけ染みの広がったショーツの中心を、割れ目に沿って上下にゆっくりと擦り始める。
「あっ………はぅんっ……」
(―俺の愛撫に感じてくれているんだ、柔さん…。)
下の手は動かしたまま、再び唇を重ねた。その唇を割って柔さんの舌をからめとる。
「んぅ……んふ…ぅ…っ」
合わせた唇の間から吐息が漏れる。
俺は唇を離すと、ショーツの脇に手を掛けた。「あ」と柔さんが反応したが、
構わずショーツを降ろし、素早く足の先から抜いた。
太股は固く閉じられている。
俺は膝の裏に手を入れて足を少しずつ開ける。
「………っ」
柔さんが何か言いかけたようだったが、気にせず広げていく。
上気した肌色の谷間、その中心には、ぬらぬらと濡れてピンク色に息づく、
柔らかな粘膜の重なりがあった。
「……ゃぁ………」
柔さんは顔を手で覆って隠している。
365 :
ROM:03/05/04 21:28 ID:FH/dm3FT
「柔さん、すごく綺麗だ…」
手でその濡れた部分を円を描くように撫で回す。
「あぁっ…」
感じてるようだ。
指を少し入れてみる。中は想像以上に熱い。
その指で中をかき回すと、クチュクチュという音が響く。
「あ、あっ、やぁ…っ…」
俺は指を抜いてその蜜をすくい取り、その上部にある突起へと塗りつけた。
「ぁんっ…!」
柔さんの体が大きく跳ねた。口から甘い喘ぎが漏れる。
「どう…気持ちいい?」
「あっ……はぁっ……ああっ」
柔さんはただ必死で布団のシーツを握り締めて身をよじっている。
俺は手の動きをやめて、唇をその一番敏感な部分に当て、舌で舐め上げた。
「ひゃぁんっ!」
びくん、びくんと、柔さんの身体は俺の愛撫に合わせるように律動を繰り返す。
「あん…っあぁ!」
そして思い切りそこに吸い付いた時、柔さんは果てたらしい。
柔さんのそこはビクビクと動いていた。
366 :
ROM:03/05/04 21:29 ID:FH/dm3FT
「…っはぁ…はぁ……」
中に指を入れると、何の抵抗も無くすっと入った。
もう、そろそろかな…。
「柔さん…じゃあ、入れるよ…」
「…………ん」
そろそろと柔さんのその部分に自分のものをあてがった。…熱い。
こんな時になって、何故か急に今までのことが思い出される。
…今まできっと、何度も何度もすれ違ったりしていたんだ。
俺が上手く柔さんに気持ちを伝えることが出来なかった。
もしかしたら柔さんも…そうだったのかもしれない。
俺が柔さんを怒らせたこともあった。
泣かせたこともあった。
あんまり、楽しませてあげたことはないか…―
367 :
ROM:03/05/05 00:39 ID:7SfXrDNg
今日(4日)分はここまでということで…。
頑張ってもすこし書いたんですが、Upるとなるときりが悪いので…。
基本的に遅筆です。すいませんです。
368 :
名無しさん@ピンキー:03/05/05 20:51 ID:Z2V2Fiqf
a
369 :
ROM:03/05/06 02:52 ID:v0Nog35Z
柔さんの全てが、たまらなくいとおしかった。
この数年間、いつでも君を見て、追いかけて…。
色んなことがあったけど…でも、これでようやくひとつになれるんだ。
「柔さん…俺…」
やっと…
「君が好きだ…」
俺は彼女の中に侵入を試みようとした。
その時柔さんが何か小声で喋っているのが聞こえた。
「……まつ…さん…」
俺の耳元で囁いている。小さすぎて聞き取れない。
「ん、どうし…」
「風祭さん…」
370 :
ROM:03/05/06 02:54 ID:v0Nog35Z
息が詰まりそうになった。
か…ざまつ…り……?
「風祭さん…思い切り…思い切り…抱いて…下さい」
それは嫌ほど鮮明に聞こえた。
「風祭さん…抱いて下さい…」
柔さんは何度もそう繰り返した。
俺に向かって、何度も”風祭”と呼んだ。
俺の首に手を回して、きつく抱きついて、何度もその男の名を呼んだ。
「風祭さん…お願い」
柔さんの手に力がこもる。
「風祭さん…私を抱いて下さい……」
371 :
ROM:03/05/06 02:56 ID:v0Nog35Z
…あ、そうか。
―柔さん、いつかの時みたいに、俺を風祭だと勘違いしているんだ―
―そうか。そうだよな。
俺じゃ、なかったんだ。
柔さんが愛していた相手。
酔ってるから、わからなかったんだ。
酔ってるから、俺を風祭だと思ってるんだ。
俺じゃ、なかったんだ…。
は…はは。そうだよな。当然だよな。
柔さんは前から風祭のことが好きだったもんな。
わかってたじゃないか。
…わかってたじゃないか。
そうだよ…俺…。
俺…馬鹿だ。
372 :
ROM:03/05/06 02:57 ID:v0Nog35Z
自分が今まで思っていたこと全てが恥のような気がした。
柔さんが、俺のことを想っていてくれたと勘違いしたこと。
俺の愛撫に感じてくれたと思っていたこと。
…柔さんが風祭のことを想っているとも知らないで、その柔さんにむさぼりついていた俺。
「風祭さん…」
さっきまでかすれていた彼女の声。
今はこんなにもはっきりと聞こえる。
「抱いて…お願い…」
柔さんの腕はさっきからずっと俺の首に回っている。
そして、俺もさっきから柔さんのそこにずっとあてがったままだ。
「抱いて…」
373 :
ROM:03/05/06 02:58 ID:v0Nog35Z
俺の中の何かがはじけたようだった。
一気に柔さんの中に侵入を始める。
「ああっ!!…い…痛ッ…!」
無理矢理中にねじこんだ。
柔さんは涙を流しながら、激痛に耐えるように抱きついている腕に力をこめる。
「あっ、あ…痛い…っ痛い…!」
必死に叫び続ける柔さんを俺は無視して奥まで深く深く突いた。
「い…っ…か…風祭さ…っ」
…彼女の肌はとても暖かかった。
痛くとも、決して手を離そうとはしなかった。
彼女の中は熱かった。
熱くて、気持ちよくて…。
でもそれらは俺に向けられたものではなかった。
…すぐに俺は果てた。
あぼーん
375 :
ROM:03/05/06 02:58 ID:v0Nog35Z
終わったあと、体を離すと柔さんはすぐに眠ってしまった。
涙のあとが頬に残っている。
―なんでやめなかったんだ。
なんでやめなかったんだ、俺は。
柔さんが好きなのは俺じゃないってわかっていたのに。
…いや、俺じゃないってわかったから…。
わかっていたから…。
せめて…抱きたかった。
一度だけでも交わりたかった。
俺じゃないってわかっていたから。
あの男の名前を呼ばれて、我慢できなくなってしまったんだ。
風祭の名前を呼ばれたことが悔しくて…
一晩だけでも俺のものにしたくて…
そんなことしたって、自分のものになるわけじゃないのにな。
376 :
ROM:03/05/06 02:59 ID:v0Nog35Z
…俺は柔さんを抱くべきじゃなかった。
柔さんが好きなのは風祭なのに。
なのに抱いてしまうなんて、最低だ。
柔さんを抱く資格なんて俺には無かったんだ。
俺には無かったんだ…。
――柔さんは起きたら、一体どんな顔をするだろう。
風祭だと思っていた男が、実はずっと追い掛け回してきたあのうっとうしい新聞記者だとわかったら。
…見たくない。
このまま逃げてしまいたい。
柔さんは処女だったのに…俺が勝手に奪ってしまったのだから。
柔さんの胸の中に、嫌でも俺が生き続けることになるのだから。
こんなことしたって、柔さんを苦しめることになるだけなのに。
俺…最低だ。
俺…
馬鹿だ。
377 :
ROM:03/05/06 03:00 ID:v0Nog35Z
柔さんの方にふと目を落とす。
さっきと変わらず、安らかに眠っている。
きっと、風祭のことで胸がいっぱいなのだろう。
…俺のことなんか、頭の片隅にも無いのだろう。
好きな男に抱かれて、安らかに…。
「…柔さん…俺は…」
安らかに…。
「風祭じゃ、ないんだよ」
あぼーん
>>345-346,351-353,361-366,369-373,375-377
イイよぉ・・・。・゚・(ノД`)・゚・。 松っちゃんがせつなすぎる。
と同時に逆切れ状態松っちゃんについ興奮(w
380 :
名無しさん@ピンキー:03/05/06 15:41 ID:edtMoj12
応援あげ
381 :
ROM:03/05/07 01:40 ID:FXAtXRRz
>379さん
コメントありがとうございます。
コメントあるとすごい燃えてくる感じ。
嬉しいっす!
>380さん
ありがとうございます!頑張ります。
とりあえず続きUp…
382 :
ROM:03/05/07 01:41 ID:FXAtXRRz
どこかで鳥のさえずりが聞こえる。
その声で目が覚めた。なんだか頭がぼんやりしている。
…ここはどこ?
布団から顔を出せずにはいるけれど、あたしの部屋じゃないことは確かだ。
まだ意識が完全に回復していない。なんとなくうつろにそう思う。
あたしは少し顔を出そうと体をひねった。
あ…痛っ。
下半身に軽い痛みが走った。意識がはっきりしてくる。
…そして、すぐにどこが痛いのかがわかった。
…そっか。あたし…昨日風祭さんと…―
体には何も身につけていない。
そこが、少し痛い。
お酒を飲んでいたせいか、あんまりはっきりは覚えていないけれど。
でも…あたし、抱かれたんだ。
なんとなく、とぎれとぎれの記憶はある。
―…あたし…。
383 :
ROM:03/05/07 01:43 ID:FXAtXRRz
…頭が痛い。
だって…あんなにお酒飲んだんだから。
でも…そうじゃなきゃ、抱いて下さいなんて言えそうに無かったから。
抱いて下さいなんて…。
あたしは少し布団から顔を出した。薄暗い部屋。カーテンが閉められている。
周りを少し見渡すと、壁には何枚かのポスターが見える。
何枚かのポスターが…。
……ポスター?
下半身の痛み。
酷い頭痛。
そんなものも忘れて、飛び起きた。
見覚えのある”アパート”の一室。
忘れもしない。
だって、あたしは昔ここに一晩泊まったのだから。
帰る場所が無くなったあたしは、一晩ここに泊まったのだから…―
「――あ」
後ろの方で声が聞こえた。誰の声かも、すぐにわかった。
振り向くとそこには、松田さんが立っていた。
384 :
ROM:03/05/07 01:43 ID:FXAtXRRz
俺は柔さんを見つめたまま硬直した。
柔さんが、起きてしまった。結局一晩、何も考えられなかったのに。
…どうすることも出来ない。
「……どうして…」
柔さんが先に口を開いた。かすれた声。希望を失ったかのような。
柔さんの目にみるみる涙が溜まっていく。
「…どうしてッ!?」
…絶望感に満ち溢れた声。
柔さんは涙を流して突っ伏した。
「ど…して…どうしてなの……っ」
こうなることは予想していた。
でも実際に起こってみることと、予想してみることとは大違いだった。
彼女が泣くたび、言葉を漏らすたび、頭の中を後悔の念が駆け巡る。
「どうして松田さんなの…!!」
385 :
ROM:03/05/07 01:46 ID:FXAtXRRz
その言葉が俺の胸をえぐった。
…起きたら、風祭であるはずの男はあの新聞記者だった。
そして、柔さんにとってそれは言葉で表せないほどのショックなんだろう。
柔さんにとって、ここにいるのは風祭のはずだったんだ。
柔さんが抱いてと頼んだのはその男だったんだから。
ここにいるのは風祭でなきゃいけなかったんだ。
どうしてあの新聞記者のアパートにいるのか。
どうしてあの新聞記者がここにいるのか。
どうして…。
…そうだ。どうして、俺がここにいるんだ。
頭の中はからっぽだった。何も考えられない。
ただ、さっきの柔さんの言葉が胸を締め付けるだけで。
動く事も出来なかった。
柔さんから、目をそらすことすら…。
386 :
ROM:03/05/07 01:47 ID:FXAtXRRz
柔さんはさっきからずっと突っ伏して泣いている。
その泣き声がもっと俺を動けなくさせる。
何も出来なくさせる。
本当は逃げ出したいんだ、ここから。
本当はもう見たくないんだ、そんな柔さんの姿。
柔さんをそんな風にしたのは俺自身だから。
苦しくて、悲しくて、怖くて、死にそうなんだ…。
387 :
ROM:03/05/07 01:47 ID:FXAtXRRz
泣き止みたい。
でも泣き止めない。
止まらない。
「…っく………ん…っ…っく」
止まらないの。
どうして松田さんなの?
どうしてなの?
どうして…
―ねえどうして!!―
そんなこと考えたら、余計に涙が出てくる。
声を押し殺して泣いてるつもりでも、声が出てしまう。
もうどうしていいかわからない。
もう何も考えられない。
何も…考えられない。
388 :
ROM:03/05/07 01:48 ID:FXAtXRRz
――その時。
すぐ横に松田さんが勢い良く滑り込むようにしてひざをついた。
そしてあたしの方を向いて、両手をついて畳に頭をこすり付けて言った。
「ごめん!!」
…その声に驚いた拍子に、どうしても止まらなかったあたしの泣き声が止んだ。
あたしはただ呆然と、松田さんのその姿を見つめた。
389 :
ROM:03/05/07 01:49 ID:FXAtXRRz
「ごめん…俺…」
松田さんが畳に頭をこすりつけたまま言う。
しばらくその姿を見つめていることしか出来なかった。
自分の中で何がおきてるのか、全然わからなくて。
「謝っても済まない問題だってことはわかってる。
でも……でも、ごめん!俺、取り返しのつかないことしちまった!!」
松田さんの大声にはっとなる。
あたしは少し体を起こした。その時、また下半身に痛みを感じる。
その瞬間、昨日のことが思い出された。
あたしが風祭さんだと思い込んでいた相手。
風祭さんだと思って抱いてって言った相手。
風祭さんだと思って身を任せていた相手。
…全部松田さんだったんだ。
改めて感じた。
…あたし松田さんと、してたんだ。
390 :
ROM:03/05/07 01:49 ID:FXAtXRRz
「ごめん…わかってたんだ……」
「…え?」
松田さんは少し頭を上げた。
「君が風祭のこと想ってるって、わかってたんだ。
途中で何度も君が風祭の名前呼んでいたから…。
……だから…俺じゃ、ないって」
「……あ…」
あたし、そういえば風祭さんの名前…。
何度も”風祭さん”に向かって、抱いて下さいって…。
「わかってたけど……―」
松田さんが言葉を詰まらせる。下を向いて、何かを耐えているような表情。
あたしは黙って松田さんの言葉を待った。
391 :
ROM:03/05/07 01:50 ID:FXAtXRRz
「――わかってたけど、やめられなかった。俺…君のこと、
どうしても君のこと、抱きたかったんだ…」
頭が真っ白になる。
松田さんが…あたしのことを……?
「俺、君が好きなんだ」
何も考えられなくなる。
…でも次の瞬間、あたしは無意識で言っていた。
392 :
ROM:03/05/07 01:51 ID:FXAtXRRz
「嘘!」
松田さんが驚いてこっちを向く。
突然のあたしの言葉に、顔をしかめてる。
「え…そんな、嘘なんかじゃ…」
「嘘!!」
あたしはもう一度強く言った。
嘘に決まってる。
絶対、嘘に決まってる。
これも、「取材」なんでしょ。
わかってるんだから。
いつもそうだったんだから。
わかってるんだから、あたし…。
いつも「取材」ばっかりで…。
全然あたしのことなんて見てくれなかった。
「取材」ばっかりで…。
393 :
ROM:03/05/07 01:51 ID:FXAtXRRz
そんなことを考えたら、また涙が溢れてきて、止まらなくなった。
「酷い…」
その一言を言って、あとは泣きじゃくることしか出来ない。
胸が苦しい。痛い…。
「俺、嘘なんか…。本気なんだ。本気で君のこと…」
その言葉にまた胸が痛んだ。
どうして。
どうしていつも。
いつもそうやって優しくして、本当は「取材」だけが目的のくせに。
どうして…
394 :
ROM:03/05/07 01:52 ID:FXAtXRRz
「酷い…松田さん…もう…もう嫌…!」
「柔さん、俺の話を…」
「邦子さんはどうするんですか。この事知ったら…
松田さんがこんなことしたって知ったら、悲しむんじゃないんですか!
松田さんそのことも考えなかったんですか!?」
「いや、加賀くんは…」
あたしはまた声をあげて泣いた。
どうすることも出来なくて。
あたしが泣いているのを見て、松田さんはまた声を詰まらせた。
――あたし、何してるんだろう。
さっきから一人で、馬鹿みたい…。
395 :
ROM:03/05/07 01:52 ID:FXAtXRRz
「…とにかく……」
松田さんが言葉を続ける。
「…とにかく、俺、もうニ度と君の前に現れないから」
その言葉に、あたしは反射的に松田さんの方を向いた。
「え…?」
「今まで本当にごめん。…色々迷惑掛けちゃってさ。
君のこと柔道に引っ張り出しておいて勝手に引き下がるのもずるいと思うけど…
でも…俺もう君の前からいなくなった方が良さそうだ」
「…………」
「記者…やめるよ。もう本当に、二度と君の前に現れない。
ごめんな…こんなことして。本当にごめ…」
「松田さんがあたしの前に2度と現れなくたって、あたし、松田さんのこと
忘れられないじゃないですか!!」
396 :
ROM:03/05/07 01:52 ID:FXAtXRRz
あたし…叫んでた。
涙流しながら、大声で叫んでた…。
「……わかってる。女性にとって、どれだけ大きなことか。
柔さんの中に、”最初の男”が俺だってこと、嫌でも残るかもしれない。
そんな醜い記憶を消したくても、忘れたくても、一生忘れられないかもしれない…」
…松田さんがあたしの方を向いて言った。
「でもせめて、君の前から消えなきゃ」
397 :
ROM:03/05/07 01:54 ID:FXAtXRRz
…そうじゃない。
そういう意味じゃ…。
そういう意味じゃないの…!
「だって、だって松田さん、邦子さんといつも一緒にいるし、
邦子さん、松田さんと結婚するって言ってたし、
松田さんにとってあたしなんて取材対象でしかないし、
あたしがいくら想っていても駄目だってわかったから…」
今まで我慢していた感情が一気に弾け出た。
398 :
ROM:03/05/07 01:56 ID:FXAtXRRz
「だから…」
ああ、あたし…
「だから…あ…たし…」
あたし、今何言ってるんだろう…
「風祭さんに抱いてもらって…そしたら…そしたら忘れられると思ったから…」
あたし…
「風祭さんに抱いてもらったら松田さんのこと忘れられると思ったから…」
あたし、今更…
「邦子さんがいるってわかってても…でも…松田さんのこと諦められなかったから…」
今更こんなこと言ったって…
399 :
ROM:03/05/07 01:57 ID:FXAtXRRz
「松田さんのこと、忘れさせてほしかったのに…っ」
今更こんなこと言ったってもう…
「そうじゃなきゃあたし…っ…壊れてしまいそうだった…から……」
もう…
「でも…でもこんなこと、されたら…」
なのにあたし…
「こんなことされたら…あたし…松田さんには邦子さんがいるのにこんなこと…
あたし…もう松田さんのこと忘れられなくなるじゃないですかっ…!!」
あたし…馬鹿だ。
>>360 >でもやっぱラヴが欲スィい派。
安心しなさい。前スレを見ても分かるように、本来ここはそういう人間ばっかりだから。
ROMさん いいっすね〜
これは、まだ風祭さんが好きな頃で
大学の合格発表の
帰りの時のオリジナルストーリですか?
(柔タン 酔っ払ってるし・・・)
あぼーん
あぼーん
404 :
名無しさん@ピンキー:03/05/07 16:00 ID:glc76F/N
>ROMさん
いいですね〜!
柔ちゃんが切ない…。
続き楽しみにしてるんで頑張って下さい!
406 :
名無しさん@ピンキー:03/05/07 20:09 ID:o78cRXjz
anngare
あぼーん
408 :
ROM:03/05/07 22:31 ID:gkUjlMKp
>400さん
そういう人多いですか!良かった…。
レイプものが好きな人もいそうだったので
ちょっと心配してました。
>401さん
一応大学の卒業式から数ヶ月経過したオリジナルなお話です。
この小説の序盤あたりに書いてあったかな?結婚のことを言う
のとかは多少時期がずれてますが気にしないで下さい(w
>405さん、406さん
ありがとうございます!とりあえず続き書きましたので
またUpります。
409 :
名無しさん@ピンキー:03/05/07 22:42 ID:QgDB8vFU
410 :
名無しさん@ピンキー:03/05/07 23:31 ID:N9zW8RDk
いきなり広告が増えたなぁ?なんで?
411 :
ROM:03/05/07 23:37 ID:gkUjlMKp
ageると広告が入りまくるみたいです…多分。
下げた方が良いんでしょうか。あんまり多かったら
下げますね。
続き…
412 :
ROM:03/05/07 23:37 ID:gkUjlMKp
―――ずっと見ていたんだ君のこと。
柔道の選手として。天才的な柔道の選手として。
そして…そして、いつからだっただろう。
一人の女性として、君のことを見始めたのは…。
「だから…」
必死になって、君のことを取材対象だと思い込もうとしていた。
でも、そう思い込もうとするから余計に気になってしまっていた。
「だから…あ…たし…」
俺は…―。
俺は柔さんのことが好きなんだ。
413 :
ROM:03/05/07 23:38 ID:gkUjlMKp
柔さんが発していく言葉。
涙を流しながら、必死に訴えるように。
でも…何故だろう。
全てが空想のように思えてしまう。
俺の心の中はまるで昨日のまま時間が止まっているかのように。
昨日のあの絶望感のまま、気持ちが変わらない。
変えられない。
俺が彼女のこと好きだっていうことは変わりの無い事実だとしても、
彼女が俺のこと好きだっていう気持ちが事実とは到底思えない。
―何か、理由があってのことじゃないのか。
こんなこと言うのは、何かの理由で仕方無く、なんじゃないのか。
そんな理由なんてどこにあるかもわからないのに、そう思ってしまう。
昨日のことがあったから、余計そんな考えになってしまうのかもしれない。
でももし…もしそうでないとしたら。
もし本当に純粋な気持ちをぶつけてくれているんだとしたら、
俺が今考えていることはかなり失礼なことになるのだろう。
…それでもわからない。
頭の中では言葉が言葉として、繋がっていなかった。
414 :
ROM:03/05/07 23:39 ID:gkUjlMKp
しばらく沈黙が続いた。
その沈黙を破ったのは、柔さんだった。
「…ごめんなさい。なんか…さっきから一人で騒いじゃって。
いつも迷惑ばっかり掛けて…困らせて……」
必死に涙声を抑えている。
「あたし…馬鹿みたい……」
そう言って柔さんは俯いた。我慢していたのか、また泣き声が漏れる。
あ…俺、何やってんだろ。さっきから、何も言えてないじゃないか。
何か言わないと…何か…。
そうだ。なにも柔さんが謝る事ないんだ。俺が馬鹿したんだから。
415 :
ROM:03/05/07 23:39 ID:gkUjlMKp
「い、いや、そんなこと…俺のほうこそ、昨日…ごめん。わかってたのに…」
その言葉に柔さんが少し顔を上げる。
「良いんです。松田さんは何も悪くありませんから。私が間違って松田さんのアパート、
勝手に来ちゃったんですから」
「あ、いや…しかし…。そ、そうだ柔さん、酔ってたし仕方無いじゃないか」
「あたし自分でお酒、いっぱい飲んじゃったんです。だから…迷惑掛けちゃったんです」
「い…」
思わず言葉に詰まってしまう。…こうなると弱い。
416 :
ROM:03/05/07 23:40 ID:gkUjlMKp
「ごめんなさい。もう…今言ったことも、全部忘れて下さい。
あたしのこと、気に…しないで下さい。もう迷惑、掛けたく…ありませんから…」
「お…俺、君のこと迷惑だなんて思ったこと、一度も…」
「もう良いんです!!」
柔さんの言葉が俺の言葉をさえぎる。
それと同時に、柔さんの目から大粒の涙がこぼれ出た。
「もう…良いんです…」
柔さんがもう一度繰り返す。
涙を見ると、どうも戸惑ってしまう…。
「な、何も良くないって…俺…」
「良いんです。…いえ、もうやめて下さい。あたし…。
あたし…そんな言われたら、なんか…みじめになりますから…」
「…………」
「もう全部忘れて下さい…お願いします」
柔さんの目からはまた涙が…。
俺、今まで何回柔さんが泣いた姿見ただろう。
しかも全部俺のせいで泣いていた気がする。
俺…泣かせてばっかりだな…。
417 :
ROM:03/05/07 23:40 ID:gkUjlMKp
…なんでこんなことになってるんだっけ。
俺が、昨日やっちゃったからか。
結局今回だって俺が泣かせてるんじゃないか。
謝りたいけど、謝るとまた柔さんが…。
どうしたらいいんだ…。
「…あたし、帰ります。家…心配してると思いますから」
「え…?」
色々考えてるところへ、急に柔さんの声が入って来た。
「いや、でもまだ外だって暗いし…その…」
「あたし、大丈夫ですから。それより…いつまでもここにいられたら、
松田さんだって…」
柔さんの表情が曇る。
…違う、迷惑なんかじゃない!
でもそれを言うと柔さんが…。
いやしかし、みじめだなんて…。
それにしても何か言わないと…。
くそ、本当に馬鹿だな俺も。
こんな時でも自分が恨めしい。
418 :
ROM:03/05/07 23:41 ID:gkUjlMKp
「…松田さん、幸せになって下さいね」
「は?」
唐突で、しかもなんとなく場のそぐわない言葉に拍子抜けする。
幸せに…?
「それって、どういう…」
「…………」
そのまま、柔さんは下を向いて何も言わなくなってしまった。
幸せに、って…どういうことだ。
そんなに不幸な男に見えるんだろうか。
…わからないことは無いが。
419 :
ROM:03/05/07 23:41 ID:gkUjlMKp
それからしばらくして、また柔さんが口を開く。
「あの…服…」
「え?」
「服…着たいんですけど」
そういえばさっきから、柔さんが身にまとっているのは布団だけだ。
「あたし…着替えたら、すぐ帰りますから」
「え!でも…」
「…あたしも…もう、ここにいるのが辛いんです…」
「…………」
柔さんが辛いっていうんなら、俺が引きとめても無駄か。
本当に俺…何してんだろ。
420 :
ROM:03/05/07 23:42 ID:gkUjlMKp
「今まで…色々ありがとうございました。あの…記者、辞めないで下さい。
あたしが柔道やめたら済むことですから…」
「え!?」
「そうしたら松田さん、あたしに会わなくて済みますから…」
頭の中がごちゃごちゃになる。
柔さんがやめる?柔道を?
…俺のせいで?
421 :
ROM:03/05/07 23:42 ID:gkUjlMKp
「今まで本当に…」
「そうじゃない!!」
とっさに叫んだ。
「え…」
「俺が君に、会いたくないわけないだろ!」
「…だって……」
柔さんの目にみるみる涙が溜まっていく。
「俺は…ずっと君のこと追っかけてきたんだから。柔道の選手としてだけじゃない。
君のことずっと…女性として見ていたんだから…」
「でも…」
「さっきも言ったろ。君のこと好きだって」
「で…も…」
「さっき君は嘘だって言ったけど…嘘なんかじゃない。本気で君のこと好きなんだ」
なんでさっき言えなかったんだろう。嘘なわけないって…。
本当に好きなんだって…。
422 :
ROM:03/05/07 23:43 ID:gkUjlMKp
「でも…松田さんには邦子さんがいる…から…」
「あ?か…加賀くん?」
思いも寄らない名前が出てきて、思わず顔をしかめる。
あ、そうか…柔さんは俺が加賀くんと付き合ってると思ってるのか。
「松田さん、邦子さんと結婚するのに…。私のこと好きなわけないから…」
「け……」
…結婚?そんな馬鹿な話が。
そういえばさっきもそんなこと言ってたような…。
”幸せになってください”って、そういうことだったのか。
…さては。
「…柔さん、それどこで聞いたんだ」
「え…だって、邦子さんが…松田さんは邦子さんの家の後継ぐんだって…」
………やっぱり。
俺の知らない間にそんなこと流されてるなんて。
あの娘は…。
423 :
ROM:03/05/07 23:44 ID:gkUjlMKp
「あのさ…柔さん。俺は加賀くんの家を継ぐ気も無いし、
加賀くんと結婚する気も全く無いんだけど」
「そんな…どうしてですか」
「ど……。だって加賀くんはただの会社の同僚だし…なんていうか、
確かに一緒にいることは多いけど、それは加賀くんがカメラマンだからで、
加賀くんは俺に気があるかもしれないけど…」
「………?」
…なんてわかりづらいんだ。とにかく…
「加賀くんは俺の彼女でも何でもない!柔さん、加賀くんにからかわれてたんだよ。
俺は別に加賀くんのこと好きとかいうのは全く無いんだ」
「え……」
「俺が好きなのは…柔さんだけだ」
普段なら決して言えないセリフなのだが、もうごちゃごちゃしてるのは
やめにしたかった。俺は本当に柔さんのことが好きなんだから。
余計なこと言う必要なんて無いんだから…。
424 :
ROM:03/05/07 23:45 ID:gkUjlMKp
「ま…松田さん…あたし」
「ど、どうした!」
ごちゃごちゃしてるのはやめに………したかったが、
またもや柔さんを泣かせてしまった。
自分を憎んでも仕方無いが…つくづく情けない。
なんとか泣き止んでくれる方法は…。
「ごめんなさ…い…。さっきから…っ…泣いて…ばっかりで…」
「な…そ、そんな、俺が泣かせてんだから…」
「そんなこと…あたしがいつも……」
「いや……だから俺が…」
425 :
ROM:03/05/07 23:45 ID:gkUjlMKp
「ごめんなさ……きゃっ」
言葉で言ってもうまく終わらせる自信がない。
俺は柔さんを抱きしめた。
「あ………」
柔さんは少しの間体を固くしていたが、ゆっくりともたれかかってきた。
…泣き止んだようだ。とにかく、良かった。
「松田さん…」
「ん?」
「あたし…その、松田さんがあたしのこと…そんな風に思ってくれてるなんて…
全然気付きませんでした」
俺の胸に顔をうずめて恥ずかしそうに話している。
「松田さんはあたしのこと、ただの取材対象でしかないって思っていたから…」
…そうか。
確かに俺、そんな話ばっかり柔さんにしてたもんな。
それじゃ無理ないか…。
426 :
ROM:03/05/07 23:46 ID:gkUjlMKp
「さっき…嘘だなんて言ってごめんなさい。なんか信じられなくて…。
あたしだけが松田さんのこと、好きだって…思ってて…」
柔さんはそう言ってうずめた顔を下に向けた。
柔さんが俺のことを好き、か…。
「いや、俺にも謝らせてくれ。俺もさっき柔さんが気持ちを伝えてくれた時に、
柔さんの言葉が信じられなかったんだ。俺、本当に柔さんのことずっと好きだったから
そんなこと言ってくれるはずがないって。何か理由があってそんなこと
言ってるんじゃないか…ってな」
柔さんの体を少し離してそう言った。
少し困ったような、真っ赤になった柔さんの顔が見える。
「だからさっき、何も言えなかったんだ…ごめんな」
柔さんは黙って顔を横に振った。
その瞳の中に俺が映っている。
427 :
ROM:03/05/07 23:46 ID:gkUjlMKp
昨日の夜は、こんな風になるだなんて思ってもいなかった。
むしろ、逃げ出したかった。
柔さんが起きたら…俺はどうする事も出来ないから。
さっきまでもそうだ。
柔さんが泣いた意味は、そういうことだと思っていたから。
柔さんが風祭のことを想っているということに絶望して…
柔さんを抱いてしまったことを嘆いて…
自分自身が恥ずかしくて…
自分の馬鹿さに悔やんでも悔やみきれなくて…
辛くて、苦しくて…仕方なかったんだ。
428 :
ROM:03/05/07 23:46 ID:gkUjlMKp
「松田さん…」
でも…
「好きです…」
もう…
「俺も好きだ」
でももう…いいんだよな。
優しく唇を重ね合う。何もかも、暖かな部屋で。
429 :
ROM:03/05/07 23:50 ID:gkUjlMKp
とりあえず一旦ここで終了です。いかがでしたでしょーか。
ここまでお付き合い下さった皆さん、どうもありがとうございました!
エロ文章かくのに一苦労しました。色んなサイト探検したりして
どんな風に書けばエロいのかを研究して、参照にしつつ頑張りましたが
ちょっとくらいそれっぽくなったでしょうか。
どっちにしろエロ度は低すぎますね…。それ以外のシーン多すぎ。
ちなみに、密かに続きがあります。でもあいかわらず遅筆なため
まだ出来てません。出来たらまたUpりたいんですが…。
なんか自分ばっかり投稿してるので良いのかなという感じ。
もし良いのなら、頑張って続きUpのため必死に書くつもりです。
少しくらいスピードアップできれば良いんですが。
(つД`)
431 :
名無しさん@ピンキー:03/05/08 02:04 ID:uFfi5p9T
>>429 良かったですよ〜
また、気が向いたら
書いてください♪
お疲れ様です
>ROMさん
泣けました… あうあう。乙カレー!
>ROMさん
乙ですー!
凄く素適なお話でした。2人が幸せになって良かった!
更に続きがあるなんて…!楽しみにしています。
434 :
ROM:03/05/09 01:10 ID:a0qzMUt4
あとから読み返してみようとしたら途中で挫折しました。
は…恥ずすぎる……。
しかも久しぶりに縮刷版の方に行ったら載せてあってびっくり。
いいのか、こんな小説載せてもらっていいのか…。
皆さんコメントサンクス!うう。感激です。・゚・(ノД`)・゚・。
あんまり時間無かったんで中途半端ですが、微妙に続きUpります。
明日で完結出来るように頑張ります。
435 :
ROM:03/05/09 01:11 ID:a0qzMUt4
外はまだぼんやりと薄暗い。
そういえばあまり寝てなかったか。…それどころじゃなかったけど。
柔さんは相変わらず布団一枚で身を覆っている。
俺もなんとなくさっきから柔さんの横に座ったままだ。
恥ずかしげに俯いている柔さんが目に映る。
…しばらく見つめているうち、ふと目が合った。
「あ…どうした?」
「い、いえ…なんでも…」
柔さんが慌てて目をそらす。何か言いたげに見えたが…。
「なんだ、言いたいことあるなら言ってくれれば良いのに。何でも聞くよ」
「え…あ、あの……」
余計良いにくくなってしまっただろうか。
柔さんはさっき以上に黙り込んでしまった。…顔が赤い。
少し柔さんのいる方へ身を寄せ、肩に手を伸ばす。
436 :
ROM:03/05/09 01:12 ID:a0qzMUt4
「あ、あの!」
もう少しで肩に手が届くかというところで柔さんが言った。
「ん、何?」
「あの…時間…」
「時間?」
「あ…その、松田さん、もう少し時間…良いですか?」
「え、時間?ああ…大丈夫だけど」
「そ…それじゃあ……―」
言いかけて、また俯きがちになってしまう。
…もしかして近くに寄ったのが失敗だったか?
でも今更離れるのも不自然だし…。
「それじゃあ…何?」
やっぱりいいです、なんてことになったら気になって仕方が無い。
ここは強引にでも聞いておこう。
俺はその先を追及した。
437 :
ROM:03/05/09 01:12 ID:a0qzMUt4
「……その…も、もう一度…あの、あたしのこと、抱いて下さい…」
「へっ?」
意外な言葉に、素直に驚いてしまった。
もう一度…って…。
「もう一度って、い…今からか?」
「は、はい…」
「…今…すぐに?」
「…はい……」
今すぐに……。
昨日のことが思い出される。
昨日は悪い思い出ばっかりだ。
でも、今からするのは…。
今すぐに柔さんのこと抱いて、良いんだよな。
昨日の苦い記憶も、これから消してしまえば良いか。
辛かったもんな…終わった後……。
438 :
ROM:03/05/09 01:13 ID:a0qzMUt4
「あ…あたし…その、…ごめんなさい!こんな、あの、駄目ですよね。
気にしないで下さい!」
「い!?あ、いや、違っ…そうじゃなくて」
こんな時に物思いにふけっている場合じゃなかった。
しばらくだんまりだった俺を見て、勘違いしたんだろう。
顔を見ると、今にも泣き出しそうだ。
「あたし、こんなこと言うなんて…やっぱりその…おかしいから……」
またよくわからないうちにごちゃごちゃになってしまう。
「おかしくなんか無いって!その、だから…」
「ごめんなさい。朝からこんなこと…あたし、着替えます……」
「わ、待ってくれ!ま、まだ着替えるな!!」
もっと有効的な言葉はないのか。
今からこんなんじゃ、先が思いやられる…。
439 :
ROM:03/05/09 01:13 ID:a0qzMUt4
「あの、柔さん…抱いていいなら…俺も抱きたいから、その、
抱いて良いか?」
…自分でも妙な言葉だと思う。うまく言葉が繋がらない。
柔さんが不思議そうなまなざしを俺に向ける。
そして俺が言葉の間隔を空けるにつれ、段々不安な顔つきに…。
ああ、何言ってんだ俺は。
「いや、やっぱり…抱きたいっていうか、その…抱かせてくれ!
俺昨日…正直辛かった。柔さんが風祭の名前呼んでて、苦しかった」
風祭の名前を出すと、柔さんが「あ」と反応した。
「だから、ちゃんと抱きたいんだ。昨日のまま終わりにはしたくない。
俺ももう一度、柔さんのことちゃんと抱きたい」
そうだ。ちゃんと抱きたい。
お互いの気持ちははわかってる。
でも…やっぱり、このまま柔さんを帰したくない。
あぼーん
441 :
ROM:03/05/09 01:13 ID:a0qzMUt4
「松田さん…あの、あたしも……。あたしも、昨日…風祭さんだと思ってて…。
だからあたし…怖かったの覚えてるんです。怖くて、体の震え止まらなくて」
柔さんの目に少し涙が浮かぶ。
そうか…柔さんも怖かったんだ。
俺だけがこんな気持ちになってると思ってたけど…柔さんも…。
「だから…今度はちゃんと抱かれたいんです。あたし…
このまま帰りたく…ないんです……」
俺はもう一度柔さんを抱きしめた。
さっきよりも強く強く、抱きしめた。
柔さんもさっきより俺に答えてくれるように、背中に回した手に力がこもる。
体の震えはない。…安心してくれてるんだな。
俺はそのまま、ゆっくりと柔さんを押し倒して行った。
442 :
名無しさん@ピンキー:03/05/10 00:34 ID:kK5totHC
応援 あげ
443 :
名無しさん@ピンキー:03/05/10 12:25 ID:vzbLz2Vz
444 :
ROM:03/05/10 23:58 ID:IAe+edly
「昨日ごめんな、痛くして」
松田さんはあたしの首筋に顔をうずめてそう言った。
痛くして…って、あのこと?
「そんな…良いんです。…松田さんだったらなんでも……ん」
急に唇を塞がれる。半開きだった唇の間に、舌が割り込んできた。
その瞬間、自分の胸がとくんと鳴ったのがわかる…
舌と舌が絡まるのって恥ずかしい。
でもいつの間にか、あたしもキスに夢中になってた。
…暖かい。
昨日は怖くて怖くて仕方なかった。
今日、こうして松田さんといるなんてこと想像もつかなかったし…。
だって風祭さんのところへ行こうとしていたんだから。
…あたし、知らない間に松田さんのアパートに行ってたんだ。
特に意識したわけじゃなかったのに、無意識に松田さんのところへ…。
本当は風祭さんに抱かれたいんじゃなかったからかな。
やっぱりあたしの中で、松田さんの存在が大きかったからかな…。
445 :
ROM:03/05/10 23:58 ID:IAe+edly
唇が離れる。
唾液が糸を引いて…。なんだかとってもいやらしい感じ。
でも…嫌じゃないの。もっとこうしていたい。
今のあたしの顔、真っ赤になってるんだろうな…。
松田さんがあたしの顔を見つめているから、余計に。
恥ずかしいのと嬉しいのが混ざって変な気持ち。
見つめられるとあたしが考えてること、松田さんに全部知られちゃいそうで。
そんなわけ無いんだけど、そんな気がしちゃう…。
あたしの片方の胸に手を当てられた。
…松田さんの大きな手。少し触れられただけなのに声が出てしまう。
気持ち良い…。優しく優しく揉んでくれる。
松田さん、あたしみたいな小さな胸嫌じゃないかな。
「――あっ!」
その時、急に快感が走った。
あたしの小さな胸のてっぺんのとこ…松田さん、ぺろって。
思わず体がのけぞる。それでもそこへの刺激が絶えることはなく、続いてく。
片方の手で胸を揉まれて、もう片方の手で乳首をいじられて、口でも…。
446 :
ROM:03/05/10 23:59 ID:IAe+edly
「あっ、あっ…あん…っ」
あたしが今松田さんにされてること、目を閉じたまま考えてしまう。
だめ…恥ずかしい……。
昨日もこんなこと、されてたのかな。怖くてよく覚えてない。
ただ、身をまかせていれば松田さんのこと忘れられると思って…。
そんなわけ、なかったのに。
あたしいつも風祭さんに逃げてたんだ。
じゃなきゃ、本当に壊れちゃいそうだったから。
逃げてばっかりいたんだ…。
松田さんの手が下の方へ伸びていくのがわかった。
これからされること……。
そんなこと考えたら真っ赤になっちゃう。
松田さんの手があそこのひだのあたりに少し触れる。
あたし…恥ずかしくって、横を向いてシーツをぎゅっと掴んでた。
そして少しずつ松田さんの指が中に入ってきて…。
447 :
ROM:03/05/10 23:59 ID:IAe+edly
「あ……っ…」
自然に体がビクンって跳ねた。
指が中に入ってきた時に”クチュ”って下の方から聞こえた音が
あたしの顔をさらに赤くさせる。
「…痛い?」
あたしの顔を覗き込みながら、松田さんが訊ねた。
そんなに顔近づけたら…。松田さんの顔なんて恥ずかしくて見られない。
「う…ううん……大…丈夫…」
そう言うのが精一杯。
入り口のとこを指が出たり入ったり、中の方でこねくり回されたりして。
もうそれだけでイってしまいそう……。
「あっ……あん…ふぁ…っ……ん」
松田さんはそこを指でいじりながら、あたしの唇を塞いだ。
あたしの舌を、松田さんの舌がからめとる。
部屋にはずっといやらしい音が鳴り響いて…。
448 :
ROM:03/05/11 00:00 ID:bT9N5v+w
「ん…んぅっ……んっ…」
唇を塞がれても声を我慢することが出来ない。
唇と唇の間から息が漏れてしまう。
あたしのそこは、もうぐちょぐちょに濡れてた。
「んふぅっ…!!」
松田さんの指が急に一番感じる突起のところに触れた。
思わず身をよじって、顔を横に向ける。
あっ…唇が離れちゃった。
あたしのあそこをいじって、ぬるぬるになった松田さんの指が
一番感じるその部分をこねくり回してく。
「あぁっ!あふ…あっ、あ……んん…!」
再び唇を塞がれる。
松田さんの指はあたしのその部分をいじったままで…。
その快感に、頭がおかしくなっちゃいそう。
449 :
ROM:03/05/11 00:00 ID:bT9N5v+w
「んっ、んっ……んんぅ!!」
松田さんに唇を塞がれたまま、あたしはすぐにイってしまった。
やっと唇が離される。
「はぁ…はぁ…っ……」
「柔さん、良かった?」
松田さんがあたしの太股をなでながら聞いた。
あたしは黙ってコクンとうなずく。
恥ずかしいよ……。
「じゃあ柔さん…入れるよ……」
あ、いつの間に松田さん、服脱いだんだろう。
あたしずっと目をつぶってたから気がつかなかった。
前を見ると、松田さんのそれが見えた。
外がだいぶ明るくなってきてる。それ…ちゃんと見えちゃった。すごい…。
ってことは、あたしの体も?
カーテンは閉められているけど、だいぶ朝日が差し込んできてる。
さっきから、ちゃんと見えてたんだ…やだ。
450 :
ROM:03/05/11 00:01 ID:bT9N5v+w
それにしても、松田さんのそれはすっごく太くて大きい。
あんなに大きいものが、昨日あたしの中にちゃんと入ったってことが信じられない位。
痛かったことは覚えてるけど…。
でも、繋がったんだ。…あたしと松田さん。
そう思うと早く松田さんと繋がりたいって気持ちが強くなってきた。
松田さんとひとつになりたいって気持ち。
早く欲しい。痛くても良いから…。
「して…下さい。松田さん……」
松田さんが軽くキスしてくれた。
…ドキドキする。
小さなことかもしれないけど、今まではこんなに軽いキスだって
一つもしたことなかった。…出来なかった。
そんなもどかしい日々がずっと続いてたんだ…。
でも今は、すごく暖かい気持ち。
すごく安らかな気持ち。
451 :
ROM:03/05/11 00:01 ID:bT9N5v+w
「好きだ」
松田さんの声。
…すごく幸せな気持ち。
「あたしも…」
あたしのそこに、松田さんのものが当たった。
そして、少しずつ少しずつ入ってくる。
「…あっ……」
痛いのもあるけれど、…なんだろうこの感じ。
なんか、変な感じ。
「やっぱ痛いよな。昨日の今日だし…。…ごめんな」
「ち…がうの…あたし……もっと…して欲しい…」
452 :
ROM:03/05/11 00:01 ID:bT9N5v+w
少し止まっていた松田さんの動きが、あたしの言葉で動き始める。
あたしの中がどんどん松田さんで満たされていく。
確かに痛い。
けど…それとは違う何か。
「…入ったよ……柔さん」
あたしの中が、松田さんでいっぱいになった。
この感じ。
痛いのなんか全然気にならないくらい、幸せな感じ。
ふっと涙がこみ上げてきた。
「い……痛かったか…?」
そんなあたしを見て、松田さんが心配そうなまなざしであたしを見つめる。
こんなに優しい…松田さん。嬉しくって、余計に涙が出てきそうで…。
「ううん…すごく嬉しくて……あたし…」
全てが満たされていた。
何もかも、松田さんが満たしてくれた。
駄目、泣いちゃ。
松田さんが心配しちゃう…。
453 :
ROM:03/05/11 00:04 ID:bT9N5v+w
松田さんがまた少しずつ動かし始める。
最初はゆっくりゆっくり。
そしてあたしが痛がってないのを確認しながら、少しずつ速くしてくみたい。
痛いといってももう慣れてきたし、泣くほど痛いものじゃない。
そんなことより、松田さんに気持ちよくなってもらいたいな…―。
そんな中で、さっきからずっと気になってた変な感じが
段々快感に変わってきていた。
松田さんに突かれる度、その感じがはっきりしてくる。
「…んっ……あ…イ…イイ……ん…」
「はぁ…はぁ…。ん、柔さん…き、気持ちいいか…?」
「ん……あっ、気持ち…いいの……あっ、あっ…」
やっぱり気持ちいい…。もっと…もっとして欲しい。
奥までいっぱい、突いて欲しい…。
454 :
ROM:03/05/11 00:05 ID:bT9N5v+w
「んぁっ…はぁっ、気持ちい…?松田さ……あっ…」
「ああ…イイよ柔さん…。んっ…すごく気持ちいいよ……柔さんの中…っ」
良かった…松田さん、ちゃんと感じてくれて。
あたしの中で気持ちよくなってくれるってなんだか嬉しい。
松田さんの動きが速くなってきた。
気が遠くなりそうな快感。あ…もうだめ。
「あんっ…松田さん…あ…たし、もう……ああっ…!」
一瞬、頭の中が真っ白になった。
すごく気持ちよくなって、何も考えられなくて…。
あたし、イっちゃったんだ。
455 :
ROM:03/05/11 00:05 ID:bT9N5v+w
「はぁ…っ…はぁ…はぁ…」
松田さんの声が聞こえる。
あたしの中から松田さんのものが抜け出た。
「松田さん……」
「はぁ…柔さん、すごくよかった…」
松田さんが引き抜いたものの先には、白い液がついていた。
…松田さんも、気持ちよくなってくれたみたい。
そのまま2人でしばらく布団で横になってた。
体を寄せ合って、裸のまま…。
2人とも何も言わなかったけど、暖かい雰囲気に包まれて
何も言わなくても幸せだった。
456 :
ROM:03/05/11 00:06 ID:bT9N5v+w
幸せっていうこと。
すごく遠回りしたけど、本当の幸せを掴んだんだから後悔はしてない。
松田さんだってきっと同じ気持ち。
…そう思って良い?松田さん。
あたしは松田さんの胸に顔をうずめて、今までのことを思い出していた。
松田さんと邦子さんが恋人だったって思いこんでやきもちやいて…
松田さんが邦子さんと結婚するってことに絶望して…
自分の気持ち気付いてたのに何も出来なくて…
本当に…馬鹿だから何も出来なくて……
辛くて、苦しくて…仕方なかったの。
でももう…良いんだよね。
457 :
ROM:03/05/11 00:06 ID:bT9N5v+w
「…松田さん」
「ん?」
「大好き!」
…今はただ、幸せ。
458 :
ROM:03/05/11 00:11 ID:bT9N5v+w
超・ラヴ&幸せヴォケな感じです。
つたない文章でしたが、少しでもお楽しみ頂けたのなら幸いです。
>442さん・サンクスでした!
自分はこんな感じの、かなり切ないけど実は勘違いで激甘ラヴとか
いうのが好みです。この小説はかなりそれの例のピッタリかも…。
激甘ラヴだけも良いんですが何気にせつなさ入ると燃えます。
なんか途中で結構悩んだりしてかなり苦しんだんですが
皆さんの暖かいコメントによりやる気が出て最後まで書くことが出来ました。
本当にどうもありがとうございました!
お疲れ様でしたー! 楽しませてもらいますた。
また書いて下さったら嬉しいです。
460 :
名無しさん@ピンキー:03/05/11 04:26 ID:XtGENgPZ
お疲れ様〜
とても良かったっす
あぼーん
>ROMさん
乙です!すごーく良かったよ!
2人の幸せが伝わってきてこっちまで幸せw
この板でもだえるとは思わなかったよ(w
萌え萌えです。ただ・・・
や っ ぱ り 中 田 氏 で す か ? (w
465 :
名無しさん@ピンキー:03/05/12 04:16 ID:Y69oeZ4H
泣きますた
あぼーん
あぼーん
468 :
ROM:03/05/12 22:39 ID:8rZvnYLF
459,460,462,463,464,465さん>
コメントありがとうございます!!元気がでますた。
459さん>
今思案中のネタが出来たらまたUPするかもしれないです。
その時はまた見たって下さい!
464さん>
なんと、中田氏でございましたか。
…というかそういえばそうですね(w
1回目は間違い無く中田氏のようです。
狂っててそれどころではなかったかもしれませんが(w
あぼーん
470 :
名無しさん@ピンキー:03/05/12 22:47 ID:9xtjcp06
+>469?
471 :
名無しさん@ピンキー:03/05/13 23:10 ID:Mqcohsm1
ここいいね〜
あぼーん
473 :
名無しさん@ピンキー:03/05/14 04:01 ID:iSB72t/x
age
474 :
名無しさん@ピンキー:03/05/15 14:52 ID:VqWW9cLH
誰か小説キボーン
475 :
ナナ資産@ピンキー:03/05/16 10:50 ID:KP84D5Zb
保守age
あぼーん
あぼーん
478 :
ROM:03/05/18 01:12 ID:MGz6PxCa
「はぁ、はぁ、はぁ……」
激しく打ち付ける。
腰が止まらない…。
「あっ、あっ……あ…あたし…もう駄目っ、こうちゃあん!」
「俺も…はぁ、はぁ…」
コンドームをつけているとはいえ、なんてしまりのよさだろう。
ああ、もう駄目だ…。
「あああぁぁん!!」
小さい部屋に響く声。
…俺たちは同時に果てた。
479 :
ROM:03/05/18 01:13 ID:MGz6PxCa
「なぁ…こんなことしてて良いのか?」
「…うん?」
俺は寝っ転がったまま、”彼女”の肩に手を伸ばした。
俺の胸の中に子猫のようにすり寄ってくる。
「ほとんど毎日さ、こうやって。勉強の方…進まないだろ」
「大丈夫。ちゃんと夜、家でしてるもん」
「それで十分なんだったら良いけど…」
「だって。”楽しみ”がなきゃ、受験勉強なんて進まないんだもん」
”楽しみ”…か。
なら良いけど。
480 :
ROM:03/05/18 01:14 ID:MGz6PxCa
「柔道の稽古は良いのか?」
「うん。おじいちゃんの言うとおり、ちゃんとやってるから」
”彼女”というのは、猪熊柔のこと。
俺が追っかけてる、柔道の選手だ。
確か3ヶ月前だったか…俺は風祭が柔さんの家庭教師をしているのを見て、
俺も勉強を教えてやろうと家に誘った。
正直、風祭だけが柔さんに近づいてるのが悔しかったからな…。
まぁ、結局俺の学力ではどうする事も出来ず、
俺が家庭教師される側になったわけだが。
そんで柔さんに怒られて…。
だからちょっと悔しくなって、一言。
『俺だって君に教えられることあるんだぜ』
481 :
ROM:03/05/18 01:14 ID:MGz6PxCa
最初は冗談半分で言ったつもりだった。
俺が「教えられること」というのは、まぁ、つまりそういうことだ。
別にそんな女性経験が豊富というわけではないが、相手は高校生だしな、
ちょっとからかってやろう、と思っていきなり押し倒したんだが…―。
(一本背負い、来るか!いや、巴投げかも…)
そんな想像とは裏腹に、柔さんはいとも簡単に俺に押し倒されてしまって。
バランスを崩しただけか、それとも不意すぎたか。
とにかく謝って退こうとした時、柔さんの手が俺の背中に伸びてきて…
俺もその気になってしまって、服を脱がせていって…
そのまま最後まで、というわけだ。
482 :
ROM:03/05/18 01:15 ID:MGz6PxCa
そっからほぼ毎日。
柔さんは俺が帰る日は必ず俺のアパートにやって来る。
家には家庭教師がいるとか何とか言って出てきてるんだろう。
それでも、滋悟郎さんを撒くのは毎日苦労してるだろうな…。
それにしても、まさか柔さんとこんな関係になるとは。
柔さんは風祭が好きだと思っていたが…。
もしかしたら「押し」に弱い子なのかもしれない。
483 :
ROM:03/05/18 01:15 ID:MGz6PxCa
「もうすぐ三葉女子短大の入試だな…」
「うん。頑張る。こうちゃんも応援してね」
「う、うん…まぁ…」
「西海大学は絶対に入らないからね!」
「惜しいなぁ…」
「だって…前から三葉女子が第一志望だったんだもん。
なのに無理矢理西海大学なんて…。やっぱり第一志望が良いから!」
「でも…三葉に入ったからって、柔道止めるなんて言うなよ?」
「大丈夫。こうちゃんがいてくれたら、止めないから…」
そう言って俺の首に手を回す。
まぁ、柔道やってくれるなら良いんだけど。
柔さんもせっかく頑張って受験勉強してるんだしな。
その気持ちは大切にしなきゃな…。
484 :
ROM:03/05/18 01:19 ID:MGz6PxCa
「松田の家庭教師」。
うろ覚えですがアニメでやってたような・・・漫画では無かったような。
今回は前とうってかわって完全にギャグ調です。それに短め。
楽しんでもらえたら嬉しいです。
ROMさん乙です。精力的ですねー。
アニメでそんなんありましたっけ?忘れてるなぁ。
アニメよく見てたけど覚えてないや。
でも(・∀・)イイ!
ぷちさんお元気ですかー?
気長に待ってるんで頑張って下さい。
487 :
名無しさん@ピンキー:03/05/18 19:22 ID:wB6zCo2a
こうちゃん あげ
488 :
名無しさん@ピンキー:03/05/19 18:30 ID:6EUGldM3
age
489 :
ROM:03/05/20 00:11 ID:lneB6+Hp
私も待ってますぷちさん!!
他にも、どなたか小説書いて下さらないでしょーか?
他の方の作品見るのってやっぱり楽しいんですよね…
490 :
ROM:03/05/20 00:13 ID:lneB6+Hp
「ねぇ…もう1回…駄目?」
「ん?うん、良いけど」
「本当?じゃあ…して……」
俺の首に回した手にぎゅっと力がこもるのがわかった。
首筋に舌を這わせていく。
「あっ……ん…こうちゃ…ん…」
柔らかな胸の上に手を置いた。優しく揉みほぐす。
「ん……あたし…こうちゃんとこうしてるの…一番好き。嫌な事、全部吹き飛んじゃうの…」
「俺も好きだよ…こうしてるの。暖かくて」
「…嬉しい…もっとして……あん…」
さっき柔さんの服は既に脱がせてある。
俺は中途半端に脱ぎかけになっていた自分のズボンを脱ごうとした…
491 :
ROM:03/05/20 00:14 ID:lneB6+Hp
が。
「耕作〜!晩御飯作りに来たわよ〜!」
その場の空気が一瞬止まった。
「か…加賀く……」
「く…邦子さ……」
呆然とこっちを見つめる加賀くん。
…爆発が怖い。
「や…や…柔ちゃ……」
体が震えている。…やばい。
492 :
ROM:03/05/20 00:15 ID:lneB6+Hp
「〜〜〜〜〜〜〜この、泥棒猫ッッッ!!!私の耕作に何すんのよォ!!」
土足のままずかずかと入って来た。
な、なんかまずいことになってるな…。
柔さんはと言えば…。
裸のまま、加賀くんを睨んでる。
「なんで邦子さんが来るの!?」
「それはこっちのセリフよ!な〜〜〜んであんたがここにいんのよ!!
耕作はあたしのものなんだから!寝取ろうなんて卑怯なことよく出来るわねっ」
「寝取ってなんかないもん!こうちゃんはあたしのこと、好きだって
言ってくれたもん!!」
「な、何よその”こうちゃん”って、馴れ馴れしい!」
「邦子さんこそその”耕作”ってのやめて下さい!こうちゃんいつも
困ってるんだから、邦子さんが馴れ馴れしいからっ!!」
「なんですってぇ〜!?よくもそんな嘘ばっかりつけるもんだわ!」
「嘘じゃないったら、ねぇ、こうちゃん?」
493 :
ROM:03/05/20 00:15 ID:lneB6+Hp
「へ?」
急に話を振られて、頭が正常に動いてなかった。
「嘘でしょ耕作、ねぇ、嘘よねぇ!?」
「な、何が?」
「だーかーら、あたしが迷惑してるって話よ!そんなわけないわよね、
だってあたしと耕作はいっつも一緒に行動してるんだからァ!!」
「どうせ邦子さんが無理矢理くっついてってるんでしょ」
柔さんが口を挟む。…半分は、当たってる。
「あんたは黙ってなさいよ!今は耕作に聞いてるの!」
「い、いや…君と一緒にいるのは俺が記者で、君がカメラマンだからで…
それ以上のことはない」
「え…」
494 :
ROM:03/05/20 00:16 ID:lneB6+Hp
数秒間の沈黙。
「そんな…嘘…嘘でしょ?耕作…」
「嘘じゃない。俺は…俺は、柔さんが好きなんだ」
あまりハッキリ言うとショックかもしれないが…仕方が無い。
いつまでも勘違いが続いちゃ困るからな。
それに、長引かせてしまったら余計ショックが…
「こうちゃんっ!」
「どぅわ!!」
いきなり柔さんが抱きつかれた。
…う、や…柔らかい。胸が丁度俺の顔に…。
「嬉しいこうちゃん!ずっと一緒にいようね!」
思わず柔さんの背中に手を回す。
…暖かいな。
495 :
名無しさん@ピンキー:03/05/20 02:33 ID:HZmMZXJv
こうちゃんあげ
あぼーん
498 :
名無しさん@ピンキー:03/05/21 17:12 ID:Q6iDgDzI
応援age
499 :
名無しさん@ピンキー:03/05/22 01:08 ID:r8cRAiBy
まさか松田さんがあたしのこと
すきだったなんてずっと信じられなかった・・・
だっていつも取材でおいまわしてるだけだと思ってたし、
邦子さんと付き合ってると思ってたから
でも、あたしのことを
いつも近くで見守ってくれてるのが
松田さんだってやっと分かったの・・・
松田さんが、アメリカに行っちゃうって
知った時は、本当にショックだった
でも空港でずっと好きだったっていってくれたときは
あたし本当にうれしかった
あたしもずっと好きだったから
でも最近、ちょっと後悔しているの
だって松田さんって淡白なんだもん
あぼーん
501 :
山崎 渉:03/05/22 02:12 ID:kEHAV9zG
━―━―━―━―━―━―━―━―━[JR山崎駅(^^)]━―━―━―━―━―━―━―━―━―
よいしょっと応援age
こうちゃんの続きも気になるが、499の続きも気になる…
503 :
499:03/05/22 16:34 ID:w7kw1Xmy
>502
これで完結だよん
ROMさん 応援あげ
504 :
名無しさん@ピンキー:03/05/23 09:05 ID:lQ0Vj8Le
ROMさん 応援あげ
あぼーん
506 :
ROM:03/05/24 14:42 ID:jxgNU27y
「〜〜〜〜っ何よ何よ何よォ!!!あんたたちなんか一生そうやって
エッチしてればいーのよ!!耕作なんか…耕作なんか、死んじゃえ〜〜〜ッ!!」
泣きながら外に飛び出していく音が聞こえる。
…ごめんな、加賀くん。でも俺は柔さんのことを…
「こうちゃん、さっきの続きしよ?」
「あ、ああ」
「あっ、でもその前に玄関閉めなきゃ!」
そうだ、忘れてた。
…それにしても、誰かにバラさないだろうな、加賀くん。
俺は玄関の扉を閉めにいった。
振り返ると、ちょこんと裸の柔さんが座っている。
「じゃあ、しよ!早くぅ」
俺に向かって手招きしている。
「…うん」
可愛い。…でも。
507 :
ROM:03/05/24 14:43 ID:jxgNU27y
「はぁっ、はぁ、はぁ…」
「はぁ、ああ…こうちゃん…んっ…」
「ああ、もう俺イくよ……」
「あたしも…あっ、あっ……ああん…!」
俺は尽きて柔さんの上に覆い被さった。
「はぁ、はぁ…ん…こうちゃん…」
「柔さん、すごく良かったよ…」
「うん、あたしもすごく良かった!」
満足げな顔。
俺はそっと唇にキスした。
手枕をしてやる。
相変わらず、嬉しそうに体をすり寄せてきた。
可愛い。…でも。
508 :
ROM:03/05/24 14:43 ID:jxgNU27y
「ねぇ、こうちゃん…」
「ん?」
「あたしね…」
「うん」
「また、欲しくなっちゃった」
「…………」
目をうるうるさせて見つめてくる。
「駄目…?」
「い、いや、駄目なことは…。でも、柔さん…今日もう5回目じゃないか。
昨日だって、一昨日だってしたんだから…」
「あ、こうちゃん疲れてるんだ?じゃあ、あたし口でしてあげる!
そしたら疲れないでしょ?その後あたしが上になってあげるね」
「あ、そ、そういう問題じゃなく……うっ」
509 :
ROM:03/05/24 14:43 ID:jxgNU27y
俺の話は聞かずに、もう咥えてる…。
柔さんがそうしているのを見ると、俺も段々勃って…―
「んふ……ん、おいひい」
「…はぁ、はぁ……や、柔さん…」
可愛い。…でも。
なんてハードなんだ。
これじゃ体がもたん…―。
「んっ…もう良いかなぁ…。じゃあ、いくね」
(…もう勘弁してくれー)
柔道の選手は、色んな意味でヤワじゃなかった。
510 :
ROM:03/05/24 14:46 ID:jxgNU27y
皆さん応援あげありがとうございます!
これでお終いです。アホらしすぎましたか(w
499さんもっと書いてみませんか?気がむいたら是非お願いします!
あぼーん
あぼーん
一応保守。ってゆーかまだ誰か住んでるのか??
514 :
ROM:03/05/27 23:40 ID:ZWjC5d25
皆さん…いなくなっちゃったんですか?(泣
515 :
名無しさん@ピンキー:03/05/28 00:59 ID:IuIOqfnV
いるよー
あぼーん
ここにも1人
いますよー
519 :
山崎 渉:03/05/28 13:11 ID:1p/RwMnS
∧_∧
ピュ.ー ( ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。
=〔~∪ ̄ ̄〕
= ◎――◎ 山崎渉
520 :
名無しさん@ピンキー:03/05/28 21:59 ID:KUWN2Rr/
あげ
あぼーん
どうも≫513です。
まだ結構人いたのねf^_^;
でも、オイラも含めてみんなROM専ってな感じだなぁおい。
どこかに神はいらっしゃらないのでせうか…?
みんなでリレーやってみる?
適当でもなんとかなるかも。
とりあえず始め。
柔は公園のベンチに座り松田を待っていた。
久しぶりのデートなのだが、約束の時間からすでに10分経っている。
しかし、これからどこに連れて行ってもらおうか、と色々考えるだけで楽しく
待つことは全然苦にならなかった。
愛しい人に逢える喜びに、口元には知らず笑みが浮かんでいる。
こんな感じで…。あんまり良くないねwゴメン
とりあえず次の方どーぞ。
>>523 公園には、様々な人が来ていた。
家族連れ、老夫婦、カップル、子供連れ。
柔の目の前を、おしめもまだ取れてない小さな子供がよたよたと歩いている。
両手を前にあげ笑いながら。
見るまに足がもつれ、ころぶ。顔を上げ泣き声をあげながら助けを求める。
かたわらから母親らしき女性が来て、その子を抱き上げた。
「いたくない、いたくない。ほら、もう大丈夫」
ほおずりをしてるうちに、子供は楽しそうに笑い出す。
「いいなぁ…… でも、もう少ししたら私も… あんなふうに…」
柔の顔がほんのり赤く染まる。
>>484 かつて、ある場所に、「偏差値30余の柔物語」なるものがあったのですが、非常に良く似ています。
526 :
:03/05/31 15:58 ID:Nma/gE+M
527 :
ROM:03/06/01 03:30 ID:T3xGPyTW
>525
やっぱりそうですか(w
まぁそんなのも良いんじゃないでしょうか〜。
あぼーん
>>524 その時、遠くから「柔さーん!」と呼ぶ声が聞こえた。
振り返ると松田が走ってくるのが見える。
「ご、ごめん!遅くなって。待たせちゃったかな」
松田は息を切らせながら柔の横に腰掛けた。
「はい。1時間も待ってました」
「え!?俺約束の時間間違えたのか?」
慌てて時計を見る松田を、柔は笑いをこらえながら眺める。
「冗談です。大丈夫ですよ。そんなに待ってません」
「ほ、本当か?良かったー!」
「でも松田さんが遅れたのは事実です。私お腹空いちゃったなー」
***
ROMさんもリレーに参加してください!
530 :
名無しさん@ピンキー:03/06/03 13:14 ID:cCzS47jg
ほしゅage
531 :
名無しさん@ピンキー:03/06/03 16:00 ID:Gagv1vZz
あぼーん
533 :
名無しさん@ピンキー:03/06/05 04:30 ID:8v3rw8Xj
「それじゃあ何か食いに行こうか?」
あぼーん
535 :
名無しさん@ピンキー:03/06/06 01:59 ID:mBoEjwyf
ほしゅあげ
536 :
ROM:03/06/06 22:50 ID:IkShU0fw
ネタが浮かばないんですよ〜。残念ながら。
頑張ってください。。。くそう。
あげ
あぼーん
539 :
名無しさん@ピンキー:03/06/12 09:07 ID:46A2RvS9
age hosyu
あぼーん
542 :
名無しさん@ピンキー:03/06/12 19:52 ID:gbIdYST4
あぼーん
544 :
名無しさん@ピンキー:03/06/13 21:11 ID:Do6Kn3fU
あぼーん
546 :
513:03/06/14 21:40 ID:5tAN7i2y
なんかもうウザ広告だけでレス稼いでるなぁ…
≫529の続き考えたんだけど、住人がまだいるなら投下してみようかな…
547 :
ROM:03/06/14 23:59 ID:nF4VzqW4
こんにちは。まだおりますよ。
チェックはしてるけどネタが無いので書けないだけです。
是非続き投下してください!!
548 :
猪熊柔:03/06/15 02:29 ID:2LsYtyg7
あたしも見てますよ
513さん♪
あぼーん
リレーの続き書いてくれる人がいて嬉すぃー!
551 :
一星:03/06/16 10:55 ID:rCMowWXf
松田「それじゃ……始めるよ」
柔「はい………」
松田さん、ちゃんと電気消してくれた。
熱いキス。
ゆっくりとあたしの胸を揉んだ。
指が乳首に触れた。
とってもやさしく乳首をかわいがってくれる。
柔「あ…はぁ……」
そして、今度は指の代わりに舌が……。
松田さんの舌は、容赦なくあたしの乳首を攻め回す。
ああ、松田さん、あたし、そんなに刺激されたら、快感でアソコが濡れちゃう……。
柔「はぁ……はぁ……あん…」
松田さんの手があたしの足へ動いた。
いきなり大事な所へは行かずに、太もものきわどい所を撫でていく。
乳首でかなり気持ちよくさせられてるから、早くアソコに……。
でも、じらされると余計に興奮してきちゃう。
そしたら、松田さんの指が、あたしのアソコにはいってきた。
舌でなめられてる乳首の快感と、指でいじられてるアソコの快感に板ばさみにされた。
柔「あはん………ああ……」
アソコをいじくり回される。
552 :
一星:03/06/16 10:56 ID:rCMowWXf
いじくり回し方が段々激しくなってきた。あっ……そんなに激しくやられたら、あたし………。
柔「あ……はぁ……」
指を抜かれた。と、今度は、さっきまで乳首をなめていた舌が、あたしのアソコに……。
卑猥な水音を立ててて、なんだかとっても恥ずかしい。
ああっ、もう……気持ちよすぎる………。
さっきから、あたしの汁が出続け。
それを吸って、ほとんど飲み込んでくれる松田さん。
考えるとさらに興奮しちゃう。
汁は、まさにとどまることを知らない。
柔「はぁ…はあ……ああん……」
そしたら松田さん、ついにあたしの突起を舌で愛撫し始めた。
柔「あ……ああ!」
そ…そこだけは……!
快感で、気が狂いそう。
でも松田さん、一向にやめてくれない。
柔「ま…松田さぁん…!」
絶頂に全速力で駆け上っている途中で、愛撫をやめられた。
松田「柔さん……今度は…俺のを…なめてくれないか……?」
そう言って、男の人のアレを前に出してきた。
ピクピク動いてる……。
553 :
一星:03/06/16 10:57 ID:rCMowWXf
なんの抵抗もなく、口にくわえた。
松田「ああっ……はあ、はあ……」
松田さんがこうして喜んでくれるなら、あたし、いくらでもしてあげる。
とにかく精一杯なめてあげた。
松田さんの気持ちよさそうな顔を見てると、こっちまで気持ちよくなってきちゃいそう……。
柔「松田さん、気持ちいい……?」
松田「気持ちいいけど、ちょっと待ってくれ…っ」
柔「?」
松田「まだアレをやってないよ」
柔「あ……、そうですよね」
松田さん、あたしの上に覆いかぶさる様にして、あたしの中にはいってきた。
柔「……あぁあ…!」
この、はいっていくときの快感……。たまんない。
今度こそ絶頂までいっちゃいそう。
ゆっくり……ゆっくり………。
柔「はぁ…はぁ……」
そして、とうとう奥まではいっちゃった。
松田「ああ……はあ、はあ、はあ…!」
松田さんもすごく気持ちよさそう。
ふたりで腰を動かす。
554 :
一星:03/06/16 10:58 ID:rCMowWXf
松田「ふう……愛してるよ、柔さん……」
腰の動きが速くなってくる。
柔「はっ、はっ、はっ、はぁぁぁぁ……。
………ああもうダメ……ほんとにダメ……!
あぁ…あぁ…あはぁ……あ………ぁぁぁああああ松田さん、大好き、愛してる!!」
もう快感に堪えきれなかった。
汁と涙がとめどなくあふれた。
頭の中を色んなことが駆けめぐって。
一瞬、頭が真っ白になって。
それで、イっちゃった。
柔「松田さん、とってもよかった………」
松田「柔さんもとってもよかったよ………」
――つづく
555 :
513:03/06/16 22:30 ID:iEmorMVp
なんか、こっちの緊急事態により投下が遅くなりそう…と
言い訳をしにきたら、久しぶりにえらいのが来てるやん!!
みんなこれでしばらくはおかずに困らずに済むな…ハァハァ(;´Д`)
続き頑張っておくれ!
ええ感じやね
557 :
名無しさん@ピンキー:03/06/17 02:41 ID:xBnIJ/pP
続ききぼーん
応援あげ
558 :
名無しさん@ピンキー:03/06/18 23:34 ID:U/ADTqVy
ほしゅあげ
559 :
香取犬:03/06/18 23:36 ID:mc8sRQgK
____________
☆☆☆ /
(・(エ)・) < HPみてね〜!(・∀・)!ムン
⊂ ⊃ \____________
/ /
U⌒U
560 :
一星:03/06/19 20:06 ID:V0mKNBR+
そんなによかったでしょうか?
余り自信がないですが……。
浦沢系のエロパロスレって他にないか?
あぼーん
563 :
名無しさん@ピンキー:03/06/19 21:32 ID:9kwMs8ia
∧_∧ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
( ・∀・)<
( ) \__________
(_)_)
564 :
一星:03/06/22 08:52 ID:mXvysTPp
565 :
名無しさん@ピンキー:03/06/24 12:57 ID:SOQBqqxs
あたしも
ずっとすきだった
567 :
名無しさん@ピンキー:03/06/28 01:03 ID:fr+EU9w4
age
568 :
名無しさん@ピンキー:03/07/03 02:26 ID:TWXM9NbO
age
569 :
一星:03/07/06 07:19 ID:SarJwtyL
誰か、なんか書けよ………。
あぼーん
571 :
名無しさん@ピンキー:03/07/07 23:50 ID:CWAkGVvM
darekakaite///
572 :
一星:03/07/08 22:03 ID:1ZEI2zRw
書いた。
573 :
ROM:03/07/09 00:12 ID:O29ThAsP
ネタがあれば。。。ですね
松田さん×風祭のホモ小説は無いのか?
575 :
YAWARA:03/07/12 01:19 ID:fLER+oba
応援あげ
576 :
名無しさん@ピンキー:03/07/12 07:37 ID:v8dztkRX
14歳とか言ってる奴がこんなとこ来るなよ・・・(;´Д`)
あたしだって
年頃だもの、
オナニーぐらい
するわ!!
あぼーん
あぼーん
581 :
山崎 渉:03/07/15 11:02 ID:vhmwz+RP
__∧_∧_
|( ^^ )| <寝るぽ(^^)
|\⌒⌒⌒\
\ |⌒⌒⌒~| 山崎渉
~ ̄ ̄ ̄ ̄
582 :
名無しさん@ピンキー:03/07/15 22:15 ID:qJ4x3YMO
夏だなぁ
583 :
名無しさん@ピンキー:03/07/19 01:23 ID:nzoWUbK2
>577
何でそんな奴が・・・
末恐ろしい14歳だな・・・
>578
21歳以上!
子供はだめ!
585 :
hosyu:03/07/21 12:10 ID:gYwN85W4
age
あぼーん
あぼーん
588 :
名無しさん@ピンキー:03/07/26 00:08 ID:AKhLw8Ch
排他的すぎるスレは
590 :
やわら:03/07/28 13:36 ID:MZLXpLzk
あげ
あぼーん
592 :
名無しさん@ピンキー:03/07/28 21:57 ID:qZSsFdP0
だ。
あぼーん
594 :
名無しさん@ピンキー:03/07/31 23:20 ID:LF9VqKCJ
め。
あぼーん
あぼーん
597 :
酒井栄一:03/07/31 23:28 ID:eE0ZceE5
あぼーん
599 :
名無しさん@ピンキー:03/07/31 23:29 ID:3ec7JPJy
あぼーん
601 :
名無しさん@ピンキー:03/07/31 23:58 ID:BpUYNAeY
ぽ。
602 :
名無しさん@ピンキー:03/08/02 01:40 ID:INB2J86X
陵辱物きぼん。
∧_∧ ∧_∧
ピュ.ー ( ・3・) ( ^^ ) <これからも僕たちを応援して下さいね(^^)。
=〔~∪ ̄ ̄ ̄∪ ̄ ̄〕
= ◎――――――◎ 山崎渉&ぼるじょあ
604 :
名無しさん@ピンキー:03/08/03 02:36 ID:5udlRAEV
寝取られきぼん。
あぼーん
606 :
名無しさん@ピンキー:03/08/06 02:02 ID:+iVQmNYJ
あぼーん
きょうは気まぐれでage
609 :
一星:03/08/09 00:47 ID:Bz7t9Gyv
誰か書いてくれないのかな?
柔「松田さん……。あしたの柔道の試合、見に来てくれますよね……」
松田「当たり前だ」
そんな会話を交わしながら柔が松田にフェラチオしている光景って萌えー。
611 :
ROM:03/08/10 04:12 ID:2EXpRL7h
↑同じく萌えw
ここの掲示板は落ちて欲しくない・・・。
最近はあんまり動いてないみたいで残念。
おお、まさかROMさんと話しができるとは……。
光栄ですなあ。
若かりしときの 滋悟郎×カネ子 もいいかも知れん。
614 :
ROM:03/08/12 23:05 ID:Omub60ML
>612
そんなたいした奴ではありませんよ〜w
・・・しっかし最新50のページはほとんど広告ばかりですな。
どうも「これだ!」というネタがないことには・・・(><)
615 :
名無しさん@ピンキー:03/08/13 00:17 ID:jQjB6rIl
age
616 :
山崎 渉:03/08/15 16:40 ID:4fmQeeOf
(⌒V⌒)
│ ^ ^ │<これからも僕を応援して下さいね(^^)。
⊂| |つ
(_)(_) 山崎パン
617 :
名無しさん@ピンキー:03/08/15 18:03 ID:l/HPEULz
age
618 :
一星:03/08/16 01:47 ID:cKTV64CI
どうも。610・612・613です。
書きたければ書いていいのか?(できるんだったらな(笑))。
ほかの人の作品の続編とかもいいなー。
お気に入りはお酒に酔った激しい松田さん=B
いけいけ! しばらく誰も書いてない。
みんな待ち望んでるヨ
620 :
ROM:03/08/16 17:17 ID:In2mhMg+
>618
頑張ってください(^^)
621 :
名無しさん@ピンキー:03/08/17 23:21 ID:+deavdTb
Take it easy
623 :
一星:03/08/18 14:14 ID:0aQ3n+gy
>>622 画像、リンク切れになっとるんですが……。
624 :
名無しさん@ピンキー:03/08/22 20:20 ID:f3RrBlsX
age
625 :
名無しさん@ピンキー:03/08/22 20:23 ID:gKB5qCVE
626 :
一星:03/08/24 00:56 ID:OEyRDykZ
退屈だ。
627 :
一星:03/08/24 14:18 ID:ubXSZto2
退屈あげ。
柔の濡れてテラテラと光っているオマ○コを松田のチ○ポがめりこんでいく。
まだ何者の進入も許していなかった柔のぴったりと閉じていたピンクの割れ目にメリメリと突き刺さっていく。
629 :
一星:03/08/25 21:42 ID:/mKQCjgg
ここ、見ごとに停(と)まってますねー。柔道プレイ(ついに出るか!?)(まあ寝技で決まりと)を書く予定なのでよろしくお願いします。
相手松田さん?
631 :
age:03/08/31 01:37 ID:q0MfjO45
age
632 :
名無しさん@ピンキー:03/09/01 17:11 ID:XKlrDUFD
633 :
名無しさん@ピンキー:03/09/01 18:43 ID:z0ZnUQQd
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634 :
一星:03/09/02 19:13 ID:L6kg9L9P
>>633 あの娘って…もしかして、あの娘ですか(ちがうよ)!?
イイ
>629
そのネタ結構気に入っている。待ってまつ。
637 :
名無しさん@ピンキー:03/09/04 14:42 ID:LBNo/Aj+
【素人顔見せ】【尿道&肛門丸見え!】【トイレ盗撮アリ!】【10人分!】
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お見せします!女子大生から、元レースクイーン、美人若奥さんまですごい!
638 :
一星:03/09/08 06:50 ID:YbYhwRfE
これから載せる小説に関してなんですが、どこかほかのペイジに内容が載る際、少し変更があるかも知れません。厨でな、すまん……。
639 :
一星:03/09/08 06:53 ID:YbYhwRfE
納得いかない部分は変えたくてたまらなくなるもので……。あと、過失あったりしたらすまん……。
640 :
一星:03/09/08 06:56 ID:YbYhwRfE
「柔さん……本当にやってくれるのか?」遠慮がちに松田が言った。
(やってくれるのかと言われても……恥ずかしくて困っちゃうんですけど……)「はい……」と柔。
「今回は電気消さないよ。相手が見えなくちゃ柔道なんかできないからな」
「え……?」
「や、ご…ご免!電気消すよ。柔さんの意見も聞かないと」
「いえ、いいんです。松田さんの言うとおりにします」(恥ずかしいけど……。やってあげます)
「柔道着は?」
「そこにあります」
ほほ笑みあい、ふたりで一緒に着換えた。
着換え中、松田は顔を赤くしながらなるべく柔の方を見ない様にしている様だった。
(恥ずかしいの?ふふ、これから何をするのか解かってるのかしら)
「では……」松田が柔と組みあった。(柔さん……こんな俺のこんな願いを聞いてくれるなんて……。バカみたいだなんて心の中で笑ってないかな)ものすごく緊張している。(ドキドキドキドキ)
(どんなことすればいいの?投げたらいけないだろうし……。普通にエッチしたらいいのかな……)柔も緊張している。(ドキドキドキドキ)
「まず、俺を倒して、上四方固めにはいってくれ」
いとも簡単に背負われ、ベッドに着地した。そして、柔が上から乗っかってきた。柔慣れしていない常人ならこの辺で失神する可能性が高い。
(は……はずせん……)そりゃまあそうだろう。相手はあのゴールドメダリストの柔なのだから。
松田は柔のはかまの中に手を入れ、パンティーの中に入れ、そして柔のアソコをなでてきた。
「あ……ああああん……松田さん……」
入れたり出したりして、柔の力が抜ける様にする。
「気もちいいかい?」
――続く
>640
うおおーーーー
神キターキターキター
柔道プレイですかw
続き楽しみに待ってます
応援sage
642 :
一星:03/09/09 18:30 ID:bzUA2Cfx
「はあ…ふう。うん……。ああ、なんか汁が…」
「どりゃああ!」
松田は柔の上四方固めを返し、同じ技を柔にかけた。
「ああん、もう、松田さん。そんな手で返すなんて……」
上四方固めのはずなのだが、少しずれている。
「松田さん、上四方固めっていうのは、もっとこっち側に…」
「これは六九固めだ」
「そんな技、聞いたこと…」
と思うと、今度は松田は柔の股間に顔を突っ込み、柔のアソコを口で愛撫し始めた。手はTシャツの中にはいってきた。
「あううん。あはあ。ふう。ふう。ふう。あああ……!」
グチョグチョと卑猥な音を立てて、松田は柔のアソコをどんどん愛撫する。そのうちに突起も吸ってきた。
「そこは……駄目!ああ!んもう。あああああ…!はあっ。あん。ふうー」
「はあ…はあ……。柔さんもおれのをたのむよ」
「あん……。は…はい」
柔も松田のアソコをくわえ愛撫し始めた。お互い柔道着は今にも脱げそうである。
(ああ……柔さんの口の中だ……)柔は一所懸命に松田のアソコをしゃぶりもて遊んでいる。(か…かわいい……、その一心にしゃぶってくれている姿……)「はあ。はあ。はあ。柔さん……」
「はい…?あ…ああん」
「かわいいよ」
――続く
ワロタ!
644 :
ファラ:03/09/14 07:36 ID:c7TPEUcT
いっせいさん
応援あげ
645 :
一星:03/09/15 23:08 ID:yPtpdnoA
「………」(そんなこと言われたら……あたし……!)「ああああああ……!ふうん」
「さて、ちょっと我慢だ。次の技は何にしようかな」
「は……はひ」限界の直前で六九固めをとめられた柔は、性感帯全てがうずいてうずいてし方なかった。汁もどんどん出てくる。
「そうだ、縦四方固めにしよう」
(縦四方固めって……、もしかして……)
「よおし、松田、縦四方固めにはいったー」柔の予想どおり、縦四方固めにはいったと同時に、松田のものが柔のものにはいった。
「あ、ちょっと……あはあ…」(気もちいい。最高……)
さっきの指の様に、自分のアソコを柔のアソコに入れたり出したりする。「ど……どうだ。はあ、ふう。返せるか?」
「もう返すどころじゃ…ああん。あふう。ないわ。からだ全部あげたいっていう気もちで一杯だもの…!」
「そうか」
「はあ、はあ」
「一緒に腰振ろうか」
「うん……」
そして、腰を振り始めた。「柔さん……。はう。愛してるよ」
「はっ、はっ、はっ、はっ、はっ、はっ…ああああああ……!あ!あ!もう……駄目え……!」そして。
――続く
646 :
名無しさん@ピンキー:03/09/16 01:22 ID:lcIj4g/5
おお久しぶりのSSだ。
YAWARAスレは人少ないが
読んでる人はいますよ。
というわけでつづきが
待ちどうしい ハアハア
647 :
名無しさん@ピンキー:03/09/23 12:00 ID:DBoc1fa9
続き待ってるよage
648 :
名無しさん@ピンキー:03/09/28 14:13 ID:noHhmJbt
649 :
名無しさん@ピンキー:03/10/05 23:50 ID:gUXAz+Ui
age
アニメ第一話より抜粋。
「じゃ、逝って来るわね」
651 :
名無しさん@ピンキー:03/10/11 18:35 ID:nhP7TLO1
続きはまだか・・・
652 :
名無しさん@ピンキー:03/10/11 22:47 ID:MrIoSeEL
,,,ミFs彡,,
(( ) @) @))
T__T__T__//~"''--(●|●)
( t t ミ ( ヘ ____/| )ミ..,,,____nnm,..
ェ-ェ--ミ ゝυ\±±ノミ-------∩-;;::-」
/~~"-ν_____ノミ ヾ....√
/ \\// ヾ\ / / エロっちはただのエロじゃないわけ。
/ヽ、 / \/ / /\/ / わかる?そんじょそこらのエロとはワケが違う。
/ ̄\/ | |/ / どれだけ違うかって言うと、そうだな・・・
( ⌒\r- ┐ |\ / エロっちはTAWARAでもギンギンに勃つぜ!
653 :
名無しさん@ピンキー:03/10/16 23:25 ID:fvb/ZR9i
age
昨日ここを見つけて全部読んだ!!
最近、YAWARAを読み直してたんで感激もひとしおです。
655 :
名無しさん@ピンキー:03/10/25 17:56 ID:RW0MCUqF
あげ
保守
657 :
名無しさん@ピンキー:03/10/31 00:12 ID:LGP96v+I
age
658 :
名無しさん@ピンキー:03/11/03 13:02 ID:TYndRE1c
松田と柔のカップリングもいいけど・・・
汗臭い花園や男子柔道部員とのH小説キボーン
さやかと風見鶏のヤツはないんかな?
結婚式の時のヤツとか。
hoshu
661 :
名無しさん@ピンキー:03/11/09 19:42 ID:mbMnSWXP
柔、衝撃の告白!
「あたし、花園くんと───寝たんです」
いいね!それ。書いて〜。
荒れるかな・・・。
>663
>荒れるかな・・・。
絶対ありえないシチュだからね。(風祭ならまだ・・・)
ま、りびんぐゲームでも読めば?
665 :
名無しさん@ピンキー:03/11/16 20:46 ID:Qb5Vp9Zg
ちょっと期待age
神が御自分のサイトに!
667 :
sage:03/11/17 17:26 ID:SH6o8Vst
柔が日刊エヴリーに入社するという設定で書いていただけませんか?
別にエロが無くてもいいから、とにかくラブラブで。
668 :
名無しさん@ピンキー:03/11/19 02:05 ID:pMFnVQvd
YAWARAの読者は、正統派カップルが好きなんですか?
俺は柔とホームレスがいいと思う。
>668
ホームレスに落ちぶれた松田さんかw
柔が松田を逆レイプするってのはどうかな?
「俺はそれを記事に書きたい!」
このように言った瞬間、松田の体は宙を舞い、そして地面に叩きつけられた。
柔が松田を投げ飛ばしたのだ。
そして松田を豪快に投げ飛ばした柔の目には涙が浮かんでいた。
「所詮松田さんにとって私は単なる取材対象に過ぎなかったんですね!
受験の時優しくしてくれたから私、ついついその気になっちゃったじゃないですか!」
柔は、怒りのこもった強い口調でそう言ってから、
地面に叩きつけられたショックで呆然としている松田にさらに追い討ちをかけた。
何度も何度も地面に叩きつけられた松田の体は、
もう立ち上がることもできないくらいのダメージを受けていた。
意識はわずかにあるが、松田は、なぜ柔が泣きながら自分を投げ飛ばしたのか分からない。
(柔さん、一体どうしたんだ!?いくら酔ってるとはいえこんなこと…)
聞きたいことがあってもそれを口に出すことができない。
松田の肉体は、既に言葉を発することもできないほどのダメージを受けてしまっている。
「私、あなたのこと…松田さんのこと本気で好きになっちゃったんですよ…」
先ほどとは対象的な、非常に弱々しい、悲しみのこもった声でこう言った。
柔の目は、既に涙で溢れ返っている。
(柔さん…柔さんも俺のことを想っていてくれたのか…)
涙を流しながら、地面に仰向けに倒れている松田の顔を黙って見ていたが、
しばらくして涙が止まると柔は口を開いた。
「この気持ちどうしたらいいんですか?
風祭さんとさやかさんが一緒に特訓しているのを見たときよりも、
何倍も苦しいこの気持ち、どうしてくれるんですか?
松田さんが悪いんですよ、松田さんがこんな気持ちにさせるから…」
(柔さん…すまない、君の気持ちに気づいてあげられなくて…)
671 :
671:03/11/24 00:42 ID:XE84SVAo
「…責任取って私を慰めて下さい」
(えっ!?)
「私の気が済むまで慰めてもらいます…」
こう言って柔は、仰向けに倒れている松田の上にうつ伏せに重なった。
「松田さん…」
柔は目を閉じて自分の唇を松田のそれに重ねた。
文才のかけらもない自分がふがいない…
一応こんな感じなんだけど伝わっただろうか?
あぶなくその気になっちゃうところだった、では無くて、その気になってしまった柔w
そしてお酒で壊れてしまうちょっと危ない柔w
それから、壊れてしまった柔に身も心も壊されてしまう松田w
愛のある、お互いが満足の逆レイプw
誰かこの続き書いてくれないか?
672 :
名無しさん@ピンキー:03/11/27 19:46 ID:adtYLYxS
期待age
673 :
名無しさん@ピンキー:03/12/04 01:28 ID:1e/zbq4C
>>671 そんな事ないですよ。がんばってください。
as
675 :
名無しさん@ピンキー:03/12/07 12:52 ID:y/1Q3xLk
とにかく書いてくださいよ。誰か。
お願いしますよ。
ここでは作家は神なんですね。
677 :
一星:03/12/07 22:25 ID:Pytqb3Id
「ああ………!」ついに快感の頂点に来てしまった。
「はあ……、はあ……。もう、松田さんたら、いきなりそんな気もちいいことするんだもん。我慢できないじゃない……」
終わり
678 :
一星:03/12/07 22:26 ID:Pytqb3Id
とりあえず完結させておきたかった(笑)。
○| ̄|_
679 :
名無しさん@ピンキー:03/12/09 23:19 ID:DBHqalII
神がきた。 ビュ
もっとお慈悲をくだされ。
久しぶりにここ来た。
まだあってなんか嬉しいぞ。
681 :
名無しさん@ピンキー:03/12/17 19:42 ID:+Ivi6q5C
age
>>678 一星くん
21歳未満立ち入り禁止
せめて名無しで・・・
683 :
一星:03/12/18 01:09 ID:m/R8TzXp
「厨だ」と言ったが、あくまで頭のレベルですよ。それだけアフォだということです。
age
age
686 :
名無しさん@ピンキー:03/12/20 22:43 ID:exgzPg1E
柔の結婚式・・・新郎の松田の前で、花園や風祭と3Pする
687 :
名無しさん@ピンキー:03/12/21 01:05 ID:VEug0iz6
>>686 NGです。タブーです。せめて松田を仲間に入れないと……。
688 :
名無しさん@ピンキー:03/12/21 09:58 ID:DOws1wA1
>687
俺はこーいうのが燃えるんだけど・・・スワッピングみたいな。
柔を松田以外とは絡ませたくないなあ。
690 :
名無しさん@ピンキー:03/12/22 20:07 ID:a910pRbo
「よいしょっと…」松田の上にしゃがみ込む柔。「あ……ああ……ん…!」
「す……すご……すごい!!」柔に慰み物にされている松田。
691 :
名無しさん@ピンキー:03/12/22 20:10 ID:IRetHPF2
谷と亮子の、間違いだろ?そんな下品なことは。>690
俺は相手が松田であれば
>>690のような感じでも全然構わないが。
694 :
名無しさん@ピンキー:03/12/25 17:51 ID:qOqMauQ9
そうか?花園君の初体験が柔ちゃんでもいいと思うけど。。やりマン柔ちゃん萌え
俺は松田いての柔萌えだと思ってる。
柔が松田に振り向いてもらうために健気に柔道に復帰するところなんて最高に萌えないか?
花園や風見鶏との絡みなんて全然読みたいとは思わない。
もちろん俺に書くなと言う権利はないし書いてあっても読まなきゃいいだけだけど
そんなの書いてる暇があったら柔×松田書いてくれよとは思う。
谷亮子の間違いだろ?やりマンは。>694
いや、でも冗談抜きで原作と全く正反対の性格なんだが・・・
697 :
名無しさん@ピンキー:03/12/26 18:44 ID:dq0NzqMe
>696
そうだね。性格は、ここ数年更に悪くなったな、俵。
横から見ると俵って相撲取りみたい。
久しぶりにアニメのYAWARA見ようかな。
699 :
名無しさん@ピンキー:03/12/26 23:49 ID:NzA1V5vR
俺も久しぶりにアニメ見ようかな。DVDってレンタルしてないよね・・・
東京とかだったらある?
700 :
名無しさん@ピンキー:03/12/27 17:33 ID:tGNsYgma
悔しかったら無差別級に出て金メダル取ってみろ、俵。
もしできたなら顔面以外は許してやる。
701 :
名無しさん@ピンキー:03/12/27 18:20 ID:h8iS3lp5
今度、金メダル俵取れたらホント怖いよ。
要するに>694の好みのタイプは柔ではなく
実は亮子ちゃんだったというわけですね。
703 :
名無しさん@ピンキー:03/12/28 18:45 ID:xNFpIprU
亮子が好みなんかいるのか?
>704
あれはボランティア
須藤クン?…意外と大したことなかったよ。服の脱がし方とか、手馴れた感じはあったけど。
なんかさあ…小手先のテクに頼ってるっていうの?どっかの本で仕入れた情報を
まんま試してるって感じだなあ。確かに指の動きとか、信じられないくらい速いけど。
そりゃもう、お前は高橋名人かってくらいに。え、知らない?…まあ毛利名人でもいいけど。
でも、肝心のおティムティムがあれじゃあ、ねぇ…。細い!短い!早い!の三拍子。そりゃ指にも頼るわ。
先っちょが入っただけでほとばしっちゃたぐらいにして。
もう、出直してきてって。一皮剥けてこいって。つーか剥いてこいって。
河野クンはさあ、母性本能くすぐる系!なんかついつい、抱き締めて、包んで、
守ってあげたくなっちゃうの。
それでいて「いぢめて君」系だったり。アノ最中に無性に絞めてみたくなったりする。
で、キュッて。でもって白目むく寸前でやめて、放心状態の顔を胸元にギュッ♪てするの。
んでまたキュッて。キュッのギュッて。
あのいっぱいいっぱいな表情がイイ!…てゆーか、常にいっぱいいっぱいな状態にしとくのが
近頃のマイブーム。そうそう、男の人って落ちそうな時、アソコの硬度が増すような気がするんだけど、
そんなことない?え、やったことないからわかんない?じゃあさじゃあさ、今度やってみなよ。
教えたげるから。キュッのギュッて。
富岡クンねえ…。デブはあったかいの。冬限定ならかなりイイ感じ?…夏はちと暑苦しいかも。
さすがにのしかかられると息苦しいから、基本的にあたしが上に乗るんだけど、
お腹とかポヨポヨって柔らかくて気持ちいいんだ。ちょっとしたトランポリン気分で。
ヘタすりゃあたしより胸あったりして。逆にあたしが乳揉んだぐらいにして。吸ったぐらいにして。
乳首もしっかり勃ったぐらいにして。
汗がまたスゴイ!気持ち悪いと思いきや、なんか油塗ったみたいにヌルヌルしてきて、
ミョーに興奮するの。でしょ!でしょ!やっぱかおりはわかってるわあ。
畑山クンかあ。鼻の大きい人はアソコも大きいっていうけど、ホントね〜。
もう裂けちゃう!って感じ。堪忍して!って感じ。まあ、裂けなかったんだけど。
根本まで完食したんだけど。たいへん美味しゅうございますぐらいの感じだったんだけど。
でもやっぱり花園クンには敵わないんだな。あれはヤバイ。マジでヤバイ。マジで規格外。
性器っていうより、まさに凶器って感じ。マガマガシイウツワって書いて凶器って感じ。
テクはないのよ。突いて、突いて、ってな具合で。たまには引けってぐらいに。
でも、勢いでもっていっちゃうって言うのかなあ。体がバラバラにされるみたいで。
なんかもう、ホントに野獣って感じ。アニマルって感じ。うれCYって感じ。
え?もう一人?ああ、いたかもしんない。ん〜と、なんてったけ…?
えーと、うーんと…
…まあいいや、そんな程度の人だったてことでしょ。以上!
708 :
名無しさん@ピンキー:03/12/29 10:26 ID:p1wHmh9o
おれは認めない、松田とやる以外の柔は!
でもまあたまにはいいか……。
柔が松田に言葉で責められている話を読みたいな。
710 :
名無しさん@ピンキー:03/12/29 17:12 ID:QXXjJ7bq
>そんな程度の人だったてことでしょ。以上!
松田〜〜(泣)
二十歳すぎての男の失恋はきついよな
>703
だから694だろ。
>710
何か色々勘違いしてるみたいだが。
>706-707
んでこの柔道部員喰いまくったの誰ですか?やっぱ亮子ちゃん?
712 :
谷亮子:04/01/03 14:15 ID:zByps5zX
713 :
名無しさん@ピンキー:04/01/07 00:16 ID:UGQBwitB
お金持ちの谷夫人と倹約家の松田夫人
松田さん...あたし初めてなんです
715 :
名無しさん@ピンキー:04/01/13 00:35 ID:PxO4CcKC
716 :
名無しさん@ピンキー:04/01/15 18:52 ID:LomMKJGL
柔さん・・・俺も初めてなんだ・・・
それに短小で包茎だし・・・早漏だし・・・
>>716 んなこといっても柔は松田のモノが普通と認識する。
だって他の男のものをみたことないからね。
718 :
名無しさん@ピンキー:04/01/16 19:20 ID:pvTCKuTr
久しぶりに全巻読んだら、漏れもここに書きたくなった。
「おかえりなさい、松田さん」
そこは殺風景なボロアパート。
柔は久しぶりに帰国した松田と共に彼のアパートへ来ていた。
カチャリと鍵を開け半年ぶりに自分の部屋に足を踏み入れた松田はその目の前の光景に呆然とした。
「うわぁ…ここ、俺の部屋だっけ?」
以前は男の一人暮らしらしく豪快な散らかしようだった部屋が綺麗に片付けられている。
「…松田さんがいつ帰ってきてもいいようにと思って…私、勝手に大家さんから鍵借りて片付けておきました」
良かれと思ってしたことだったが松田の許可無く部屋に入り余計なことしてしまったかと松田の反応を窺っているといつしか涙目になった彼に柔は慌てた。
「…柔さん…俺…」
「松田さんっごめんなさい!私っ」
ペコリと謝る柔に松田は有り難うと声をかけた。
「俺…今最高に幸せだよ」
長い年月を経て互いの心が通じての今この現実に松田は感動していた。
「…良かった…松田さんに喜んで貰えて」
柔も松田の言葉に喜びほんのり頬を染めた。
そして暫く互いに顔を赤くしたままの沈黙が続いたが松田の腹の虫が鳴き顔を見合わせた。
「…はは、そろそろ腹減ったかな」
「くすっ、じゃあ今から私が夕飯を作りますから少し待っててくださいね」
苦笑いする松田に手作り料理を食べて貰おうと柔は袖を捲り上げエプロンを着けた。
「…じゃあご飯食べたら家まで送って行くよ」
レースの付いたピンク色のエプロン姿に見とれつつそう言うと柔は俯き口を開いた。
「…今日は…ここに泊まってもいいですか?」
「ええぇっ!?や、柔さん?」
想像していなかった言葉に松田の頭は真っ白になった。
柔さんが俺ん家に泊まる…それはつまり…
「…駄目ですか?」
恥ずかしそうに瞳を伏せる彼女の姿に松田は慌ててブンブンと首を振った。
「…いいよ…君が良ければ…」
「…ありがとう、松田さん…今ご飯作りますので待っててくださいね」
そうして笑顔で料理に取り掛かる柔に松田は腹が減っていたことを忘れ、初めて訪れる2人きりの夜に思いを馳せていた。
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
725 :
名無しさん@ピンキー:04/01/20 19:52 ID:GjKbhFEX
続き早く書けよ……。
「お待たせしました、お腹空いたでしょう?今ご飯寄そりますね」
テーブル一杯に並べられた純和風のオカズの数々に松田はまたジ−ンと感動していた。
「…これ全部、柔さんが作ってくれたんだ」
「はい、松田さんは日本は久しぶりだし…和風の物がいいかなと思って」
笑顔で山盛りご飯を差し出す柔にまるで新婚夫婦みたいだなと浸りつつ手を合わせた。
「いただきます!」
そう言って色々あるオカズから肉ジャガを選び口に運ぶ。
甘く味が染みたジャガイモが喉を通ると松田の目に涙が浮かんだ。
「うまい!!すっごく旨いよ!!柔さん!!」
そう言いながら次々と料理を平らげてゆく松田に柔も嬉しさで瞳を潤ませた。
(…ありがとう松田さん)
料理に夢中になっている松田に隠れこぼれ落ちそうな涙をこっそり拭う。
「おかわり!」
口元にご飯粒を付け言う松田にクスッと笑いながらご飯を寄そう。「はいどうぞ」
自分の料理をこんなにも美味しそうに食べてくれる松田の姿に柔は改めて彼のことが好きなのだと実感し秘かに頬を染めた。
駄作書いてもよかですか?お初なんですが・・・。
729 :
名無しさん@ピンキー:04/01/27 15:43 ID:VBtXXlGm
是非お願いします!!
730 :
名無しさん@ピンキー:04/01/27 16:14 ID:/KYrRAQw
>>729 それでは、遠慮なく。ピンク小説は初めてなので生暖かく見守ってください。
以下は、柔ちゃんが松田さんに会うためアメリカに行った時の漏れの妄想を
エロに重点を置いて創作したものです。実在の浦沢先生の漫画とはまったく
関係ありません。
あと、長々と書きたかったのですが、エロが中心ながら私もYAWARA!ファンなので
あまり過激な描写はできない(二人にはあまり似合わない)と思いますがご容赦を。
また、創作したものをコピペするのではなく、直にカキコしてますので、誤字脱字は
ご容赦のほどを。
クリスマスの余韻が残る25日の夜。今宵もこのNYのアパートのそこかしこで
クリスマスパーティーが盛大に繰り広げられているのだろう。
かすかにクラクションの騒音が聞こえる。月明かりのNYの夜はいつにもまして
夜の暗闇は薄く、都会特有のぼんやりとした白い影が窓の外をちらついている。
柔と松田は、柔NY最後の夜の晩餐を松田のアパートでゆっくりと過ごしていた。
柔は松田に会うために12月23日から25日まで松田の部屋に宿泊していた。
空港で3ヶ月ぶりにあった時は成田での感動がよみがえり、柔は思わず涙が溢れ出し
松田の胸に飛び込んでいった。松田は照れくさそうにしながらも、しっかりと柔を
受け止め、胸の中に受け止めてくれた。
甘く温かくそして切ない3日限りの再会の時間が始まったが、今思えばあっという間で
あった。
23日は午後に到着したこともあって、松田のアパートに直行して、近くのスーパーで
買い物をしただけであった。柔は松田のために日本食に腕を振るった。松田はいつものごとく
「んまい!、やっぱ日本食だよな〜!柔さんの手作りだから、ますますんまい!」と
がつがつ食べてくれた。
柔自身は洋食の方が得意であったが、松田も日本食に恋しくなっているころだろうと思い、
母の得意料理のじぶ煮や肉じゃがなど、質素ながらも家庭的な食事を一生懸命作った。
松田のように、「んまい!」と平らげてくれると作り甲斐もあるというものである。
松田の食事を口にする姿を見て、改めて幸せを感じている、柔であった。
「じゃあ、俺はこっちのソファーで寝るから柔さんは俺の使っているベットで寝てくれよ。
シーツは洗ってあるし、掛け布団も干してあるから。じゃあ、今日はゆっくりしてよ。
明日はNYを案内するからな!」
ちょっと緊張しながらも笑顔で松田が柔におやすみの挨拶をする。
「は、はい。すみません・・・おやすみなさい・・・」柔は少し頬を赤らめて松田の部屋に入った。
柔は松田のベットに入った。少し緊張している。シーツからはほのかに洗剤の匂いがする。
あの家事不器用の松田が柔のためにわざわざ洗ってくれたのであろう。掛け布団からは
太陽のぬくもりと松田の使っているコロンであろうか、空港で抱きついた時と同じ香りがする。
柔の胸が一気に鼓動し始めた。
お互いに好きあっている二人である。しかも同じ屋根の下、二人っきり。障害は何もない。
もし松田が入ってきて、求められたら・・・。嫌じゃない・・・。嫌じゃないの。私ももう
23だし、付き合うのがどういうことかも分かってる。松田さんだったらかまわない。
いや、松田さんじゃないと駄目なの。富士子さんの例もあるし。でも少し怖い・・・。その・・・
初めてだし・・・。どんな顔をすればいいか分からないのよ。あ〜緊張するなぁ。もしかしたら
今開くかもしれないドアを布団で半分顔を隠しながら見つめる柔であった。時計の針の音だけが
やけに大きく聞こえる。飛行機の中でも松田に会える興奮でほとんど寝られなかった。長旅で
疲れているはずなのに、全然眠れない。時だけが過ぎて行く。どうすればいいんだろう。
3日間という短い再会時間、一秒でも長く松田のそばに居たい。でも自分から誘うのは・・・。
幸福感とちょっとした怖さと興奮で寝られない長い夜の闇が柔の全身を覆っていた。
かたや松田も寝られない夜を迎えていた。すぐ隣には柔さんが眠っている。いや眠っているのだろうか?
3ヶ月前、空港でお互いの気持ちを確かめ合った。あの時柔さんも「ずっと好きだった!」と言って
くれた。正直信じられなかった。かたや世界のスーパースター。それに引き換え俺はしがない新聞記者。
俺の手には届かない人、いや届いてはいけない人だと思っていた。でも自分の気持ちに嘘はつけなかった。
今は、俺に会うためにこうして遥々アメリカまで来てくれて、俺のアパートに泊まっている。
松田は理性と戦っていた。俺も男である。そりゃ柔さんを抱きたいさ。でも、キスもまだだよ。
3ヶ月離れ離れでいたし・・・。勿論手紙のやりとりは頻繁にしていた。たまに電話も掛け合った。
でも、まだ一線を越えるには早いんじゃないだろうか。でも、そう頻繁にあえる距離でもない。
いくら離れていても心が通じ合っていれば良いとは言っても・・・。柔さんはどう思っているんだろう。
俺のアパートに泊まっていいですかと聞かれた時は少しドキッとした。要するにいいってことか?
しかしなぁ、まだそんな段階じゃない気がするような、しないような。
無性に柔の居る寝室のドアを開けたくなる。いかん、いかん、今日は彼女は疲れているはずだ。
そんながっつくのはみっともないよな。とりあえず今日はこのまま寝ようと悶々とする松田であった。
こうして、懸命に寝ようとする二人であったが、結局ウトウトするだけで結局朝を迎えるのであった。
想いは同じなのに・・・。
24日の昼間は、二人とも寝不足のままNYの街に繰り出した。街中はクリスマス一色である。そこ
かしこがイルミネーションで飾られて雰囲気たっぷりである。二人は寝不足なのも忘れて、観光名所を
回りまくった。自由の女神・セントラルパーク・エンパイヤステートビル・世界貿易センター
ブロードウェイetc
柔道では海外に何度か行ったことのある柔であったが、今回は純粋に旅行である。軽めのトレーニングは
朝早くしたが、試合のように緊張することも無い。それに隣にいるのは大好きな大好きな松田さん。
柔はいつになくはしゃいで元気であった。松田は柔が楽しんでくれていることに満足していた。嬉しそうな
柔さんの笑顔を見ているだけで、幸せであった。
街中の雰囲気もあって柔と松田の距離は接近していた。最初は手をつなぐだけであったが、自然と柔の
腕が松田の腕に絡む。柔の胸の柔らかい感触がかすかに松田の腕に伝わってきた。松田は一瞬ドキッとしたが、
柔の笑顔をみているとそんな出来事もごく普通の事のように思えてきた。
こうして二人はクリスマスのNYを満喫していった。
夕飯はレストランで外食するかと松田が提案したが、柔ができるだけ二人で静かにすごしたいと言ったので
昨日と同じスーパーでクリスマスディナー用の食料とシャンパンを買って松田の部屋に戻っていった
申し訳程度ながら、松田の部屋を二人でクリスマス仕様に飾り付けして、シャンパンと共に夕食をマッタリと
二人で過ごした。豪華なレストランでの食事よりも、松田と二人きりの空間でゆっくり食事するほうが
柔にとっては最高の食事であった。今日行った観光名所の話や、松田のアメリカでの生活、柔の仕事の愚痴
稽古が相変わらずハードであること、話したいことは山ほどある。ほとんど柔がしゃべっていた。松田は
聞いているのが苦にもならないようで、柔の顔を見つめながら、楽しそうに聞いている。幸せな時間が
過ぎていき、夜もふけて行った。
「おっと、もうこんな時間か。柔さん明日は郊外にドライブでもしようか。なっ。アメリカは本当に広い
んだよな。そんなに早くでなくても大丈夫だけど、早朝トレーニングもあるし、そろそろシャワー浴びて
寝ようか」松田は、会話の途切れに言った。出来ればずっと話していたいがそういう訳にもいかない。
それに正直、昨晩ねられなかったし、シャンパンの酔いもあってちょっと眠気がしていたのだ。
「そ、そうですね。じゃあ、またシャワー借ります。」柔は着替えを持って、シャワールームに消えた。
松田はシャワーの音を聞きながら、昼間の柔の胸の感触を思い出して、ちょっと顔を赤らめた。
柔さん着やせするのかなぁ。加賀君ほどじゃないが、結構柔らかい感触だったなぁ。う〜ん。あれ、俺なんか
エッチなこと考えてるなぁ。いかんいかん。とちょっと自己嫌悪の松田であった。
「松田さん、シャワーありがとうございました。」柔がシャワールームから出てきた。
「おう。アメリカじゃゆっくり湯船つかれないんだよな。不便だよ。ははは・・・」と言いながら、松田は
柔に声をかけた。そこにはパジャマ姿で髪をおろした普段とはちょびっと違う雰囲気の柔がいた。まるで
少女のようで、かといって色気もある柔の姿であった。パステル調の黄色のパジャマに、まだ少し濡れている
髪、妙に色っぽかった。昨日は松田も再会の興奮であまり気付かなかったが、今日改めてみると妙に
刺激的な姿である。しばらく松田は無言で柔に見とれていた。
「松田さん、どうかしました?」柔が不思議そうに聞いてきた。
「あっ、いや・・・、パジャマ似合ってて可愛いなと・・・」照れ隠しでそっぽを向きながら松田は答えた。
「や、やだ、松田さんったら・・・ちょっと恥ずかしいです・・・」顔を真っ赤にしながら柔はうつむいた。
「さ、さて俺もシャワー浴びるかなっ」なんか怪しい雰囲気になってきたのを打ち消すように松田はシャワー
ルームに入った。
あ〜やべ〜、柔さん、なんか妙に色っぽかったな。俺自制心効くのか?自信ねーぞ。しかしなぁ。あんな純粋
そうな柔さんを抱いちまうのも、なんかなぁ。でもなぁ。我慢するのもつらいなぁ。松田はシャワーを浴びながら
またまた悶々とするのであった。
松田がシャワーを浴びている間、柔はソファーに座りTVを見ていた。英語でなかなか聞き取れない。シャワーを
浴びたが、シャンパンを結構飲んだので、まだ酔いが残っている。柔はぼんやり考えていた。いまとても幸せ。
なんか新婚さんみたい。でもこのままだとまた昨日みたいに松田さんはこのソファーで寝ちゃうのよね。
なんか寂しい。出来るだけ一緒にいたい。もし、もし求められたら・・・。それはその時よ。だって松田さんだもん。
大好きな松田さん。何も怖がることはないわ。本当はちょっと怖いけど・・・。酔いもあって少し大胆になろうと
している柔であった。
松田がシャワールームから出てきて、ビールを2本取り出し、柔に一本渡してソファーに座った。
「今日は楽しかったな〜。クリスマスで街も華やかだったし。どうだった?ちょっと疲れたかな?」
「い、いえ。とっても楽しかったです。こんなに羽を伸ばせたのは久しぶりですし・・・」柔は顔を少し赤らめて
言った。
「そうか。そりゃ良かった。わざわざアメリカまで来てくれたからなぁ。楽しんでもらわないと、こっちが
申し訳ないよ」ビールを口にしながら松田は笑顔で答えた。
「明日は街中じゃなくて、ドライブで農園あたりをドライブしようぜ。ホント地平線とか見えるんだよ。
アメリカってでっかいよなあ。凄いところだよ」松田は明日の予定を話してそろそろ寝るかと考えていた。
「そうですね・・・」柔は鼓動が早くなり緊張するのを隠すかのように手短に答えた。
しばし、沈黙が二人の間を駆け抜ける。松田は柔の話を聞いているのは良いが、これ以上、何をどうはなせば
良いか分からなくなってきていた。ごまかすように、ビールを一気にあおった。それにあわせるかのように
柔もビールを一気に飲み干した。
やばいなぁ。なんか押し倒したくなる衝動に駆られる。これは早く寝たほうがいいぞ!松田は理性を必死に働かせ
ながら考えていた。
「じゃあ、そろそろ寝ようか。おれこっちで・・・」松田がそう言いかけたとき、柔の手が松田の手に重なった。
「松田さん・・・、今日は一緒に居てください・・・」柔が目に大粒の涙をためて松田にささやいた。
「えっ、だ、だけど・・・」松田は絶句した。
「久しぶりに会えたんです。あたし、とっても嬉しいんです。でも3日しかいられないんです。もう明後日には
日本に帰らなきゃいけないんです。そしたらまた何ヶ月も会えないんです。だからせめて、こっちにいる間は
寝てる時も松田さんと一緒にいたいんです!」柔は涙を流しながら、しかし澄んだ目で松田を見つめていた。
「し、しかしなぁ・・・」柔の爆弾発言に松田はタジタジであった。これは柔さんからの誘いか?しかし、う〜ん
どうすればいいんだ。抱きたい、抱きたいけど・・・。オロオロするばかりであった。
「そばに居てくれるだけでいいんです。お願いです。松田さん・・・」うつむきしゃっくりを上げながら柔が言う。
ここまで言われては、断るのは突き放すようなものだろう。松田も決心した。
「分かったよ。そばにいるよ。今日はそっちで一緒に寝ようか。いいんだね?」搾り出すような声で松田は柔に聞いた。
無言でうなずく柔。そとは雪がちらついて、うっすらと雪化粧になっていた。
まだ泣き止まない柔の肩にそっと手をまわしながら、柔と松田は寝室へ二人で入っていった。
お〜い、どうするよ〜。これはもう行くしかないのか。むむむ、なんか一緒に寝てまで理性が保てるほど、俺も
我慢強くはないぞ。うあぁぁ、なんでこんなに緊張するんだぁ!松田の方がかなりドキドキしているようであった。
ベットの方にむかうと、柔は顔を上げて外をみた。雪が舞っていた。
「あっ、雪・・・、松田さん雪降ってますよ・・・」柔は静かにつぶやいた。
「おっ、本当だな。NYは結構雪降るけど、最近はいい天気が続いてたんだけどな。」
柔が窓に駆け寄る。外はすっかり雪化粧になっていた。激しくなる雪。街一面が白いベールで包まれていた。
「松田さん、綺麗ですよ、ほら!」柔が松田を手招きする。
「うん、どれどれ。あ〜こりゃ本格的な雪だな。車大丈夫かな。一応スタッドレスだけどさ」
松田は邪念を振り払うかのようにわざと大きな声で答えた。
「きれい・・・ホワイトクリスマスですね・・・」柔が小さい声でため息をつく。
「そうだな・・・」松田も少し落ち着いたのか、静かに答えた。
雪が風に舞っている。窓のガラスをかすかに叩く風の音だけが、部屋の中に響いている。
静寂が部屋の中を支配する。二人はしばらく窓の外を見つめていた。沈黙をやぶったのは柔だった。
「松田さん・・・今・・あたし、すごく幸せです。会えない間、ずっと寂しかった・・・」
顔を上げて松田を見つめている。松田は黙っていた。
「アメリカ行くっていったとき、おじいちゃん、遊び呆けて、アトランタで金なんぞとれんぞ!
奢ることなく、日々修練あるのみぢゃ!って反対したけど、あたしはどうしても松田さんに会いたかったんです。
あなたは私にとって一番大事な人・・・だから・・・」
試合の時見せる本気の目、しかしどこか寂しげな目線に松田は戸惑った。
「俺・・・もだよ・・・。なれない仕事でさ、英語もまだまだだし。辛い時はいつも柔さんの笑顔を思い
だしてたよ。柔さんがこっち来てくれるって言ってくれた時はホントうれしかった。」松田がつぶやく。
「松田さん・・・」柔は松田から目線を離さない。松田も柔のほうを向いた。澄んだ瞳、街明かりが反射
した柔の頬。涙の跡がうっすらと残っている。柔は静かに目を閉じていた。
「や、柔さん・・・」ここまで来て、何もしないわけにはいかない。
二人の距離が急速に縮まる。
「柔さん・・・」松田は、柔を静かに抱き寄せ、唇を静かに重ねた。柔は背伸びをしてそれに答える。
柔は少し緊張しているようで、体に力が入っていた。しかし松田の背中に手をまわしていた。
「柔さん、好きだよ・・・」一度唇を離し、松田は柔の耳元でささやいた。柔は無言でうなずく。
もう一度、二人は唇を重ねあった。静かにNYの夜がふけていった。
長いキス、でも短く感じた。柔らかくしっとりとした柔の唇。パジャマ一枚から伝わる柔の体の柔らかい感触、
そして温かさ。松田はなんとも言えない感慨に耽っていた。それは柔も同じだった。
お互い、長いすれ違いの後、やっとここまで来たのである。興奮というより安堵感が二人を覆っていた。
「じゃあ、柔さんそろそろ寝ようか・・・」こうなりゃ成り行きにまかせるしかないなと覚悟を決めた松田が言った。
「はい・・・」柔は落ち着いた表情で答えた。二人ともまだキスの余韻に浸っているのである。
二人でベットに入った。柔は松田の胸に顔をうずめた。
「温かい・・・」柔はほっとしたようにつぶやいた。
「ごめんなさい、わがまま言って。でもそばに居て欲しかったんです。」
「あっあやまることないさ。俺だって、君のそばにいたいんだし。まあ、なんというか、その・・・」
松田は口ごもってしまった。松田のほうが緊張している。
「久しぶりだしさ、俺もどうして良いかわからなくさ、ははは」理性と欲望が心の中で綱引きをしている。
「くすっ」柔が微笑んだ。
「な、なんだよ。なんかおかしいか?」
「いえ、なんか松田さん、動揺してる時って、いつも空笑いするんだなって思って」
「そ、そんな、動揺なんかしてないぞ!」
「やっぱり、してますよ〜」柔がいたずらっぽく笑った。
「あんまりからかうなよ〜」困った表情をしながら松田は代わりに柔を力強く抱き寄せた。
柔は身をゆだねている。もうここまできたら抱かれてもいい。いや抱いて欲しいのかもしれない。もうどうなっても
松田さんなら・・・と柔は覚悟が出来ていた。
松田の胸に顔をうずめている柔の頬に、松田の鼓動が伝わってきた。力強い鼓動、そして体のぬくもり。ああ、人って
こんなに温かいんだ。緊張が一気にほぐれ、安らかな気持ちに包まれていた。キスの余韻も残っていた。優しいキス。
唇がしびれるようである。まだ感触が残っている。ふわふわとした気分である。突然一気に眠気が襲ってきた。あれ、
眠いよ〜、もしかしたら松田さんが求めてくるかもしれないの。そんな気持ちと裏腹に強烈な眠気が襲ってくる。
それもそのはずである。日本を発ってから丸二日ほどほとんど寝ていないのである。しかも松田に抱かれて安心
したのか、まぶたが閉じようとしている。あぁ、駄目よ、もしかしたら・・・と思いつつ、柔は安らかな眠りについて
しまった。
一方、松田はどうしようか困っていた。抱きたい気持ち99%である。ここまできて柔さんが拒否することもない
だろう。松田もさっきのキスの感触が残っていた。柔らかい唇、胸のふくらみが手に取るように感じられた。
もう理性が働くような状態ではない。しかし頭の隅で柔の「そばに居てくれるだけでいいんです」という言葉が
よぎった。しかしこの状態で手を出すなという方が無理である。松田は意を決したのである。
「や、柔さん!お、俺っ!」柔の顔を見つめてキスをしようとした。
「あれ?」
柔はもう寝入ってしまっていた。小さく「すーすー」と寝息を立てながら安らかな寝顔をしている。松田は拍子抜け
してしまった。
「は、ははは、はあ〜、柔さん寝ちゃったのか・・・」残念な気持ち半分・ホッとした気持ち半分で複雑であった。
しかし、初めて間近で見る柔の寝顔はとてもキュートであった。心の底から信頼しきった安らかな寝顔である。
俺をこんなに信頼してくれてるんだな・・・。まあいいさ、急ぐことはない。松田は柔の頬にそっとキスをして、
自分も眠りについた。結構飲んでいたので、すっと松田も寝入ってしまった。
寸止めかよ!w
柔ちゃんの寝顔可愛いだろうな〜
>>745 まだ、続きます。酔っ払ってきたので怪しいかも。なんか長文になってきますた。
一気に書き下ろします(多分)。↓以下続き
チチチチ・・・鳥のさえずりで柔は目を覚ました。悲しい習性か朝稽古の時間には寝不足でも目が自然と覚めてしまう。
あっ5時かぁ。まだ外は暗闇である。柔はふぅとため息をついた。早朝トレーニングの時間である。毎日のこととはいえ、
勝手に目が覚めてしまう自分が少し悲しい。せっかく松田さんのところに来てるのに・・・。
ふと目線を落とすと、松田の姿があった。ぐっすり寝ている。まるで子供のように穏やかに眠っている。
あ〜っ、昨日酔っ払ってたとはいえ、松田さんにそばに居て欲しいって言っちゃったんだ〜!自然と顔が真っ赤になる。
でも、凄いホッとしてた。こんなに安らかな気分になるなんて。やっぱり松田さんがいないとあたし駄目なのよ・・・。
そう言えば、初めて松田さんとキスしちゃった。やさしかったなぁ。なんか最初は緊張してたけど、だんだんとろける
ような気分になっちゃった。その後、松田さんと一緒にベットに入って・・・あれっ?あたし寝ちゃったんだぁ。
だって、松田さんとっても温かいし、優しいんだもん。すぐ求められるかと思ったけど、ずっと抱いてくれるだけで。
それで、あたしふと安心しちゃって寝ちゃったんだ〜。松田さん怒ってないかなぁ。誘ったつもりはないけど、
覚悟は出来てたんだけど・・・。
そんな柔の想いも関係なく、松田は安らかに寝息を立てている。
ホント松田さんって、優しいのね。大好きだけど、もっと好きになっちゃった。柔はうっすら涙を浮かべていた。
こんなにも男の人を好きになったのは初めてかもしれない。いや初めてだと思う。それが松田さんでよかった。
柔は涙をためながら、そっと、松田の寝顔の唇に軽くキスをした。
「うっ、・・・うん・・・・」松田が声を出した。慌てて柔は顔を離した。相変わらず顔は真っ赤である。
「う・・ん」松田がのそっと起き上がった。
「あれ、もう朝?まだ暗いな・・・」松田は起き上がった。隣に柔さんが寝ていると思って・・・。
「お、お早うございます・・・」柔が真っ赤な顔でうつむき加減で、でも声ははっきりとして言った。
「あっ、や、やあ。お早う。や、柔さん起きてたの?もしかして起こしちゃった?」松田はパジャマ姿の柔を見て
ちょっと照れながら申し訳なく話しかけてみた。
「いえ、朝近くになると大体起きちゃうんです。トレーニングがあるし・・・。時差ボケあるはずなんですけど・・・」
今度は柔が恥ずかしそうにそっぽを向いて言った。
「あっ、そうだな。じゃあ俺も付き合うよ。ジョギングくらいなら俺も付き合えるからさ。」
「いえ、そんな・・・。松田さん寝ててください。これはあたしの日課ですから・・・」柔が恥ずかしげに言う。
「いや、柔さんが迷惑じゃなきゃ付き合うよ。昨日も・・・いっただろ。一緒に居たいって。おれも・・・
俺もそうだし。記者で走ってるから、ジョギングくらい大丈夫だよ。任せろよ!」
柔はこの言葉を聞いて本当に嬉しかった。正直ジョギングで松田が付いてこれるとは思わなかったが、軽くすれば良い。
一緒に朝のジョギングをしたかった。
「一緒に走ってくれますか?」
「あったりまえじゃないか。こう見えても、記者で全米飛び回ってるんだぜ。体力勝負!」ぐっと腕を持ち上げる松田。
「じゃあ、一緒に走りましょ!」柔は本当に嬉しかった。滋悟郎からいいつけられたメニューはこなせないが
今はそれよりも松田との時間を大切にしたかった。
「よし、じゃあ着替えてNYでのランニングだ〜」慌ててて松田は着替えを持って居間にでていった。
もう、そんなに気を使わなくてもいいのに・・・ちょびっと寂しく思う柔であった。
漫喫でつい最近全巻一気読みしたばかりなので激しく萌え(*´д`*)
職人様、頑張って下さいませ〜
寝る。ノシ もうあと半分かな。スマソ。
執筆再開。はあ、疲れたべ。
「柔さ〜ん、ゲホゲホっ。速い〜。待ってくれ〜」松田が我慢して付いてきたが、さすがに疲れてきた。
「松田さん、大丈夫ですか?」柔が後ろを振り向いて松田に声をかけた。
「いや、もう限界かも・・・ゲホゲホッ。もうすぐ公園だからそこで休も〜。うへぇ」息絶え絶えの松田。
「そうですね。じゃあ私は公園で打ち込みと受身の練習しますから、松田さんは休んでいてください!」
「ごめん・・・。こんなに凄いとは思わなくてさ、ゲホゲホっ」松田はもうグロッキー寸前であった。
二人は松田のアパートの近くの公園に入っていった。松田がはあはあ言いながら、仰向けに雪をかぶった芝生に
転がっている横で柔は黙々と打ち込み・受身の練習をしている。松田は体を起こし、柔の稽古風景を見つめていた。
真剣なまなざしの柔。
素の時の柔はかなり涙もろいが、いったん柔道に集中すると、別人のように、鋭い目つきになる。滋悟郎の孫で
天性の才能があるとは言え、やはり世界の頂点を極めるにはそれ相応の努力も必要なのだ。改めて、柔道家としての
柔の凄さを実感している松田であった。
「松田さん、お待たせ。練習おわりました。」柔が、少し息をあげて松田に近づいてきた。
「すまん、想像以上だったよ。邪魔だったなぁ」
「いえ、旅行の最中ですし、まあ現状維持ぐらいですから、これくらいで十分です。」柔が微笑んだ。
「じゃあ、さっそく朝飯食べてドライブにいくか。」松田はやっと立ち上がって言った。
「そうですね。先日までの残りで朝食つくりますから」柔は冷蔵庫の中に何が残っていたか、何が作れるか考えていた。
ふたりは雪がたっぷり残る街中を歩いて、松田のアパートへ向かった。
柔の作った軽めの朝食を食べて、二人は車に乗り込み、NYの郊外へとドライブを始めた。昨日でNYの大体名所は
まわったし、柔は松田と二人でいるだけで十分だった。松田がどこか行きたい?と聞いてきたが、特に下調べも
してなかったので、柔は松田にまかせることにした。松田も仕事で忙しく、そうそう近くの名所を知っているようでも
なかったので。とりあえず郊外をフリーウェイでドライブすることにした。街中は昨日の雪がまだ沢山残っていて
渋滞気味だったが、郊外に出るにしたがい、車の数も減って順調なドライブだった。しばらく走ると住宅街から
一面の農場へと景色が変化していった。松田が言っていたように、日本では見られない地平線が見える。初めて
地平線をみた柔は「わ〜!本当に凄い広いですね!びっくりです!」とため息をついた。
「だろ〜、俺も初めてきた時はびっくりしたよ。もうさ、全米飛び回らなきゃ行けないんだけど、ホント飛行機に
乗ってても、下見るとほんと広いんだよ。この国にして、スポーツの本場ありって感じだよなぁ。仕事は大変だけど
やっぱ、こっち来てよかったよ。まあ、柔さんとはちょっと離れちゃったけど・・・」松田はそういって黙り込んだ。
「4年後はアトランタですよね・・・。その時はあんまりゆっくり観光できないでしょうけど、やっぱり来てみたい
ですね。松田さんとも約束したし。ジョディともまたやろうねって約束したし・・・」柔がつぶやいた。
「そうだな。4年て言っても、柔さんも仕事持ちだし、あっという間だよ。社会人になると時間が経つのが
速いからなぁ。でも今朝の稽古みてアトランタでも大丈夫と確信したよ。」
「いえ、あたしなんてまだまだです・・・。もっと頑張らないと。バルセロナでもジョディやテレシコワさんとか
あとマルソーさんも本当に強かったです。でも本当に楽しかった。高校生や大学の時あんなに柔道から離れようと
していたけど、今は楽しいです。まあ、稽古は大変だけど・・・。松田さんのおかげです。」
「ははは、俺こそそんな大層なもんじゃないさ。仕事だったしな。まあそれ以外もあるけど・・・」
「えっ?それ以外って?」柔が聞いてきた。
「い、いや、まあなんていうか、その・・・まあ、柔さんの頑張っている姿が好きだったのかな・・・」まだシラフで
好きというのに、照れてしまう松田であった。
柔はしばし無言だったが、ふと「私がもし、柔道止めちゃってたら、松田さん好きになってくれなかったんでしょうか」
寂しげにつぶやいた。
「そ、そんなことないさ!柔道以外でも柔さんは素敵だよ!でもさ柔道やってるともっと素敵ってだけさ。あとさ
俺も仕事柄スポーツ選手とのつながりくらいしかないから、まあ、職場恋愛みたいなもんじゃない?柔さんが柔道
やってなかったら、そもそも知り合うことも無かっただろうし。」自分でも何となく訳がわからない松田。
「そうですよね。よく考えると柔道やってなかったら、松田さんと知り合ってもいなかったんですよね。私ってどうしても
柔道とは切っても切れないのかなぁ・・・」
「ま、まあそう深く考えるなよ。そ、その俺は、柔道以外の柔さんも好きなんだからさ!」
「・・・ありがとう・・・」柔もそのことは十分分かっているつもりである。今は柔道が楽しい。いろんな人とも知り合えた。
松田さんとも出会えた。これ以上考えることもないかもしれないのかな。柔はそれ以上考えるのをやめて外の景色に
目をやった。
フリーウェイを走るとかなり郊外まで行くことができた。昼食を通りのレストランで済まし、松田は来た道を帰る事にした。
柔も明日は帰国の日である。無理をさせてもいけない。柔も松田のアパートでゆっくりしたいと言ったので、ハイウェーを
飛ばし、夕暮れには街に戻ってきた。柔が「今日は日本食じゃないけど、私の得意料理でいいですか?」と聞いてきた。
勿論松田は「柔さんの手作りなら何でもOKさ!」と即答した。そこで、また例の行きつけのスーパーで買出しをして
アパートに戻った。
柔は台所で一生懸命得意料理を作っている。松田は家事全般、特に料理はてんで駄目なので、後片付けくらいしか手伝えなく
申し訳なかった。しかし料理好きの柔はそんなことは全く気にしていない様子であった。
「松田さん、お待たせ。夕食できましたよ!」柔がTVを見ている松田を呼んだ。
「おお、悪いね。」松田はビールを取り出し、食卓のグラスにそそいだ。
メニューは、ビーフストロガノフ・ラビオリ・カンネッローニ・サラダ・野菜スープであった。
「あれ〜、これ何か見たことあるな。」松田が昔を思い出そうとしていった。
「覚えていてくれたんですね。これ松田さんの部屋で作ったことがある料理です。」柔が微笑んだ。
「あ〜思い出した!餃子の小さいやつと春巻きだな!そういえば、君を全日本選手権に送って俺が怪我した時
見舞いにきて作ってくれたやつだ!これんまいもんなぁ!」
「ラビオリとカンネッローニって言うんですけど・・・。松田さん何度言っても料理の名前は覚えませんね!」柔は苦笑した。
「まあ、いいじゃん。旨ければなんでもよし!」そういって、例のごとくはぐはぐ食べて「んまい!」を連発する松田。
食べ方、本当におじいちゃんに似てるなぁ、となんか嬉しいような面白いような感じの柔であった。どちらにしても
自分の作った料理を美味しそうに食べてくれる松田をみて本当に幸せであった。
夕食も終わり、残りのビールを傾けながら、柔と松田はソファーでTVを見ていた。二人とも話したいことはまだ山ほどある。
しかし明日が柔の帰国の日とあって、ちょっと重苦しい雰囲気が二人に漂ってきた。
「明日の午後にはもう日本に帰らないといけないんだよな。楽しい時間は早いよな・・・」松田がビールを傾けて言った。
「ほんと、早いですよね。あっという間・・・。」柔もどこか悲しげである。
言葉が続かない。松田は考えていた。昨日は柔さんにリードされた。抱く・抱かないは別にしてやはり俺も柔さんの傍にいたいよ。
やっぱこういう時は、男がリードしないとな。俺だって優柔不断だけど、決める時は決めないと。告白が遅れたせいで、こんなに
離れ離れになっちまって、たまにしか会えないし。一緒にいる時は一秒だって無駄にできない。松田は腹をくくった。
「柔さん・・・」松田は柔を優しく見つめた。
「はい?」うつむき加減だった柔が顔を上げて答える。
「俺もさ、柔さんとは出来るだけ一緒にいたいよ。だからさ・・・。今日も一緒に寝てもいいよね・・・。」はっきりと言った。
柔は顔を赤くしながらも、無言でうなずいた。どこかほっとしたような表情である。
「じゃあ、明日も早いだろうし、シャワーを浴びてもうそろそろ寝ようか・・・」松田は柔を促した。
「そうですね・・・」柔はシャワールームに消えた。
柔がシャワーを浴びている間、松田は物思いに耽っていた。抱く・抱かないって言ってもそんな深く考えなくていいよ。柔さんは
俺を好きでいてくれる。信頼してくれている。勿論俺も柔さんが大好きだ。俺も半年に一回くらいは日本に戻ることもある。
そう急ぐことはない。今日抱くかもしれない。こんなのその時にならないと分からないもんさ。二人が求め合った時に自然と
そうなるもんさ。どこか悟ったような心境になって、妙にサバサバしていた。
柔と交代で、松田がシャワールームに入った。松田がシャワーを浴びている間、柔も物思いに耽っていた。あ〜あ、早いなぁ。
今日で最後かぁ。またしばらくは会えないのよね。でも松田さんから一緒にいたいからって言われて凄い嬉しかった!
松田さん、普段は結構ぶっきらぼうで、なかなか上手く誘ってくれないけど、要所要所ではきちんと決めてくれるのよね。
そういうところが好き!昨日は私がぐっすり寝ちゃったもんなぁ。おかげで今日は目が冴えているわ。もし、今から求められたら・・・
もう昨日覚悟はできていたから、今更悩む必要はないわ。でもシラフだと少し恥ずかしいかなぁ。寝室にいったら、ワインでも
松田さんと飲もうかしら。まだそんなに遅くもないし。別に今日は眠らなくても大丈夫よ。飛行機に乗ればこっちに来る時と違って
寝られるだろうし。うん、流れに身をまかせちゃおう。松田さんじゃなきゃ駄目なのは自分が一番分かっているのだから。
松田がシャワールームからでてきて、柔の横のソファーに腰を下ろした。
「じゃあ、そろそろ寝ようか・・・」松田が促す。
「は、はい。でもまだ夜もそんなに遅くないですし、寝室でワインでも飲みませんか」柔が頼んでみた。
「あれ、柔さんそんなに飲めたっけ?」松田がつとめて明るく振舞う。
「い、いえ。さっきの夕食でもそんなにビール飲んでませんし、ワインをちょっと飲みたいなと。」柔がはにかんだ。
「そうか。じゃあ、ワインでちょっとした送別会をやるか!また会える日が来るまでしばらくあるしね。」
そういうと、松田はワインとグラスを取り出し、柔の手を引いて、寝室へと入っていった。柔は素直についていった。
寝室のベッドに二人で並んで座った。つかず離れずといった距離か。松田がワインの栓を手際よく抜き、グラスにワインを
注いだ。
「じゃあ、また会える日まで、元気でお互い頑張ろうぜ!乾杯!」松田が柔のグラスにチンっとあてた。
「そうですね。乾杯!松田さん手際いいですね。」柔はワインを少しずつ口にしながら言った。
「ああ、アメリカってさ、結構パーティー多いんだよな。何かにつけてホームパーティやるしさ。
俺も最初は不慣れだったけど、大分なれたよ。」笑顔で松田が答えた。
「そうなんですか。松田さん、お仕事大変でしょうけど、あまり無茶しないでくださいよ。日本にいた時も結構
無茶してたでしょ。心配しますよ。」
「ははは、そうだなぁ。前任の徳田さんって人もアメフトの試合中にボディーアタックくらってムチ打ちになっちまった
からなぁ。でも日本に早く帰りたいなら、怪我した方がいいかもな!」ふざけて松田が笑った。
「もう、あたしは真面目にいってるのに!遠いから心配なんですよ!」柔は頬を膨らませた。
「ごめんごめん!冗談だよ。気をつけてるよ。柔さんにも心配かけられないしな!」松田は笑っていた。
柔はそんな松田の笑顔を見ながら、幸せと寂しさの両方を味わっていた。切ない気持ちがこみ上げてきた。一気にグラスを
明けお代わりをもらった。
「おいおい、大丈夫かい?あんまり飲むと飛行機で酔っちまうぞ。」
「ええ、でも大丈夫です。あたし乗り物には強い方ですから。」シラフではちょっと恥ずかしいなんて言えないわよね。
少し酔いが回ってきた柔はうつむいた。
お互い酔いが回ってきたのか、だんだん時が過ぎ別れの時が近づいているのを痛切に感じているのか、次第に無口に
なっていった。ワインが一本空こうとしていた。
続きがんばってください
>>759 サントス。つたない駄文ですが、お付き合いよろしこ。↓以下続き
柔はやはり確かな何かが欲しかった。心が通じ合っているのは分かる。でも・・・でも・・・また会える日まで
寂しさに耐える何かが欲しかったのだ。多分、松田のぬくもり・優しさ・愛情であろう・・・。不思議と昨日までの
怖いという感情は少し薄くなっていた。
「松田さん、昨日はごめんなさい・・・」沈黙に耐えられなくなった柔が俯きながら松田に言った。
「えっ、何が?」松田が不思議そうな顔をして柔を見つめた。
「い、いえ。昨日は先に寝ちゃってごめんなさい・・・」酔いが足りないのか、まだ恥ずかしくて松田の顔を直視できない柔。
「いや、疲れてたんだろうし、別にそんな気にすることないよ。」松田はまだ柔の真意がつかみかねているようだ。
「あっあの、あたし今日はちゃんと起きてますから・・・その・・・」柔は顔を上げ、松田を見つめた。
柔の真剣なまなざしに、松田は柔の言葉の真意を探そうとして、必死に頭を回転させた。あっ、やっと分かった!柔さんは
俺を受け入れる覚悟ができているんだ。なにか吹っ切れたような澄んだまなざし。そうか・・・、そうだったんだ。
松田ももう覚悟は出来ていた。
「柔さん・・・。ほんとにいいんだね・・・」松田も真剣なまなざしで柔を見つめた。お互いの目線が合う。もう二人とも
逃げようとはしない。お互いしっかりと見つめあっている。
「松田さんなら・・・いえ、松田さんじゃないと・・・あたし駄目だと思います」柔も酔いが少し回ってきたがしっかり
答えた。
「柔さん・・・」松田にはもう迷いはなかった。微妙に開いた柔との距離を縮め、柔の髪をたくし上げた。
「大丈夫だよ。俺を信じてくれ。優しくするから・・・」松田は優しくつぶやいた。柔はコクンとうなずいた。
柔の頬が紅潮している。ワインのせいだけではないだろう。二人の想いが徐々に一つになろうとしていた。
松田はそっと、柔の唇にそっとキスをした。柔は全く抵抗しない。逆に柔の方も松田に寄り添ってきた。
昨日のキスは唇だけのキス。今日は違った。ふかーい甘くとろけるようなキス。松田は柔の唇をわってゆっくり舌を
絡ませていった。その時、少し柔の体が震えているのが分かった。多分初めての経験なのだろう。できるだけゆっくり
そして優しく、でも激しく、松田は精一杯、柔の反応をみつつ、ゆっくり舌を絡ませた。柔も最初は緊張していたが
徐々にほわーんとしてきた。松田の熱いキスを受け入れる。絡まってきた松田の舌に自分からも絡ませてみる。
昨日のキスとは比べ物にならないほど、温かい甘いキス。すでにもう頭の中が真っ白になってきそうであった。
深いキスをしながら、松田はパジャマの上から、柔の胸に手をあてる。ゆっくりと胸をまさぐる。柔が少しピクッと
体を振るわせる。しかしもう迷いは無い。
「くぅ・・・」と舌を絡ませた唇から柔は思わず声を発した。何しろ初めての経験である。どう対応すれば良いか分からない。
演技などできるはずもない。自然と声が漏れたのである。
絡ませた舌をいったんはずし、松田はもう一度柔の瞳をみつめ、「大好きだよ、愛してる」とささやいた。「あたしも・・・
ずっと・・・」柔はうっすら涙を浮かべていた。
松田は、両手でゆっくりと柔の肩を押した。二人の体がベットへ吸い込まれる。松田は柔のパジャマのボタンに手をかけて
外そうとした。その時・・・
「ま、松田さん!ちょっ、ちょっと待って!」柔が自分の腕で胸を隠しながら、かぶりを振った。
松田は反射的に体を起こした。柔も体を起こして、手で顔を覆っている。泣いているのだろうか?
「や、柔さん・・・」やはりまずかったか・・・。松田は自責の念にかられた。
「ご、ごめん!やっぱ、まずいよな!このままゆっくり寝よう、なっ!本当にごめん!」必死に松田が謝る。
「ごめんなさい!違うんです!そうじゃないんです!」柔は手で顔を覆ったままブンブンと頭を振る。
「えっ?」松田はとまどってどうして良いかわからなかった。とりあえず柔の手をとり握り締めた。
「いやじゃないんです!ごめんなさい。あの、あたし・・・その、初めてなんです・・・」柔はしゃっくりを上げながら言った。
松田は黙っていた。松田は内心で、多分そうだろうなぁと思っていたけど、やっぱりそうだったんだ。
「あっ、あと、その、おじいちゃんが富士子さんの二の舞になったら許さんっていつも言うんです・・・
それを言うのを忘れてて・・・」少し落ち着いたようで柔は顔を松田のほうに向けた。
富士子さんの二の舞?なんじゃそりゃ?はてと松田はまた考えた。しばらくの沈黙がつづいた。あっ、松田は気付いた。
「あっ、そういうことか。要するに、に、妊娠はまずいと・・・」松田は柔に聞いてみた。
柔はコクンとうなずき「そうなんです。この先どうなるかわからないけど、あたしもアトランタは目指してます。
これは、松田さんとも約束したし、わたしももう少し柔道はがんばってみたいですし・・・。
で、もし妊娠しちゃったりしたら、産休で1年くらい稽古が出来ないんです。あたし、別に金メダルが欲しくて
柔道やっている訳じゃないんですけど、おじいちゃんがうるさくて。それに実際1年のブランクを取り戻すのは
大変なんです。富士子さんだって、必死のトレーニングであそこまで驚異的に回復したんです。一緒に稽古してたから
よく分かるんです。妊娠はおめでたいことだけど、実際現役選手を続ける上ではきびしいんです。富士子さんも
妊娠してなかったら、もしかしたら金メダルを取れていたかもしれないんです。」と一気に胸の内を明かした。
松田は柔を見つめながら黙って聞いていた。松田もスポーツ記者の端くれである。柔のいうことはもっともである。
痛いほどよく分かる。柔はおそらくアトランタでも二階級制覇を目指せる実力を持っている。確かに妊娠をすれば
下手すると現役引退の引き金にもなりかねない。松田は落ち着いて柔に語りかけた。
「柔さん、よく分かるよ。まず、初めてだから怖いのは仕方ないさ。でも俺も精一杯優しくするから、安心してくれよ。
俺を信じてくれ。それと妊娠の件はうかつだったな・・・。俺もうっかりしてたよ。ごめん。ちゃんとするから
安心してくれよ。なっ!」
「ごめんなさい。なんかせっかくの雰囲気に水をさしちゃって・・・」柔が申し訳なさそうにか細い声で言う。
「いや、君があやまる必要なんか全然ないよ。ちょっと待ってね。」松田はそういって、立ち上がりクローゼットへ
むかった。
「あれ〜、この辺に置いといたと思ったんだけどな?う〜ん」松田はなにやらゴソゴソとクローゼットを漁っている。
柔はきょとんとしながら松田の後姿を見つめている。
「あった、あった。」松田は箱をクローゼットから取り出しベットの上に置いた。柔はまだきょとんとしている。
「なんですか、これ?」不思議そうに柔は松田にきいた。
「えっ、いや、その・・・。あの妊娠しないための道具だけど・・・」今度は松田が真っ赤になっている。
柔はしばらく首をひねっていた。う〜ん、妊娠しないための道具?なんだっけ?あっ、もしかしてあれ?!
そっち方面の知識には疎い柔もやっと気付いた。
「松田さんってば、用意がいいんだ〜!何だかんだ言ってその気まんまんだったんですね!」柔はちょっといたずらっぽく笑った。
「い、いや、べ、別にそういうわけじゃないよ!そ、その万が一のためにって、その・・・」松田はますますしどろもどろに
なっていった。
「もしかして、こっちで別の人に使ったりしてるんじゃないですか?!」そんなことは思ってもいなかったが、あまりに
松田が動揺しているので、柔はちょびっとからかってみた。
「ば、馬鹿な・・・見てみろよ!新品じゃないか!信用してくれよ!柔さん!」もう松田はオロオロするばかり。
「くすっ、冗談ですよ!ちょとからかってみただけです!」
「おいおい、勘弁してくれよ〜。洒落になってないよ・・・」今度は顔が真っ青になっている松田。
「松田さんがそんなに器用じゃないのはわかってますよ!疑ってませんよ!」柔は微笑んだ。
「なんだよ〜、もう・・・。あんまり意地悪すると俺もう寝るぞ!」逆切れ気味の松田。ちょっとさっきまでの甘い雰囲気は
どこへやら、なんかほのぼのしてきてしまった。
その場をまとめるかのように柔はその場を立って、台所に向かった。
「ど、どうしたの?柔さん?俺も冗談だって!」松田は柔の後を追った。
「いえ、なんか酔いがさめてきちゃったんで、もう少しワインを頂こうかと。松田さんも付き合ってくれます?」
「うん?俺は大丈夫だけど・・・柔さん、大丈夫かい?」
「あたしは大丈夫です・・・。それに・・・」
「それに?」
「その、初めてだし、少しお酒が入っているくらいが丁度いいんです・・・」柔は顔を赤らめていった。
「そ、そうかぁ。じゃあ仕切り直しでもう一杯軽くやるか。ベッドで待っててよ」安心した松田はワインを取りに行った。
カキコしときます
改めて二人は乾杯した。今度は二人ピッタリ寄り添ってグラスを傾けている。
「わ〜、このワインおいしいですね!」柔はワインがおいしいのでペースも速かった。
「あぁ、そんな高いワインじゃないけど、一応カリフォルニアワインだからね。」松田もグラスをぐいぐい傾けている。
「柔さん、なんか他に心配事とかない?」松田は柔の肩に手を回して聞いた。
「いえ、もう大丈夫です・・・。」柔は落ち着いていた。
「そう・・・」後はタイミングだけであった。
もう、ワインも2本目が空こうとしていた。
「柔さん本当に大丈夫?」松田はちょっと心配になった。自分も結構酔いが回ってきたからだ。
「ええ、大丈夫です。でもちょっと酔いが回ってきたかな・・・」顔が大分赤くなっている。
「どれどれ」松田は柔の頬に手を当ててみた。柔の温かみが伝わってきた。大分ほてっている。
松田の手の上に柔が手を重ねてきた。二人とも無言になった。今度こそ何も障害はなくなった。二人の鼓動が高まる。
松田は柔の頬に手を当てたまま、自分の方へ柔の顔を向け、その澄んだ瞳を見つめた。柔も松田の瞳を見つめる。
「柔さん・・・」「松田さん・・・」二人は唇を重ねた。さっきよりもっと自然で深く温かく甘いキスになっていた
松田は柔をゆっくりベットに寝かせた。柔は完全に身を任せている。松田は柔のパジャマのボタンをゆっくり一つづつ
はずしていった。全て外し終わり、上着をそっと外すと、柔の胸が現れた。柔は少し緊張しながら、目を閉じている。
柔の肌は透き通るように白く、胸は大きいとはいえないが、予想通り着やせしていたのか、程よくふっくらして均整がとれていた。
松田も上半身裸になり、柔の唇に軽くキスをした。しばし松田は見とれていたが、あまり何もしない訳にもいかない。
「優しくするから、緊張しないで・・・」松田も相当緊張していたが、柔の方が数倍緊張しているだろう。耳元でささやいた。
「松田さん、明かりを落としてくれませんか・・・少し恥ずかしい・・・」目を閉じながら柔がつぶやいた。
松田は、枕もとのランプの照明を少し落とした。程よい加減の暗さになった。
松田は左手で柔の手を握りながら、右手で柔の胸を愛撫しだした。「あぁ」柔はかすかなあえぎ声を上げる。初めての経験。
全身が感じてしまうようである。
松田は唇で柔の胸の突起はさんで、舌でコロコロさせていた。「はぅ・・・あぁ・・はぁぅ」柔は恥ずかしいのだろう。必死に
声を押し殺そうとしているが、迫り来る快感を押さえきることが出来ない。
松田はいったん、左手を柔の手から外し、素早く柔のパジャマの下をショーツと共に脱がせようとした。流石に恥ずかしいのか
柔はぎゅっと足を閉じていた。
「柔さん・・・力を抜いて・・・大丈夫だから・・・」松田がささやく。
柔が、かすかにうなずいて力を抜いた。松田はさっと全てを剥ぎ取った。そして自分の寝巻も脱いだ。二人は一糸まとわぬ
姿で、ベットで重なり合った。
焦らすねえ…w
柔の酔ってとろけた瞳や、松田の照れ笑いが目に浮かんだよ。
もはよう。あさっぱらから執筆再開。早く完成させないと妄想がとまらなくて
通常業務が進まん(w 今日は一日暇なんで書き上げられるかな?
>>768 なんかねぇ。焦らしているつもりはないけど、漏れもYAWARA!ファンなんで、
妄想は出来るけど、実際文章に起こすと何故か漏れも恥ずかしい。最初は
お気楽極楽で書いてたけど、いざエッチシーンになると筆が進まん(w
結構大変なんだね。ちょびっと連載漫画家や作家の苦労が分かる気がする。
全身生まれたままの姿になった二人。柔は相変わらず目を閉じている。松田は柔を気遣い、左手で柔の手を握りつつ、右手と
口で、柔の胸をまさぐっている。柔は時折、松田の手をぎゅっと握り「あぁぁっ・・・」と小さい嬌声をあげる。
松田は柔の乳房や乳首を口で優しく愛撫しながら、柔の全身を右手でさすってみる。両腕、胸、お腹、太もも
ふくらはぎ、足先・・・すぅっと舐めるように全身をさすりあげる。柔の大事な部分は・・・まだ早いな・・・。
柔は時折全身を硬直させ、「くぅっ」と喘ぐ。左手でシーツをぎゅっと握り締めている。
柔の体は、スレンダーであった。ぬけるような白い肌。贅肉の無い引き締まったウェスト。すらりと伸びた両足。どちらかと
言えば、華奢な感じがする。そこには柔道の無差別級で世界の頂点を極めた鍛え上げられた体という松田の想像とは
ちょっとかけ離れた柔の姿があった。全身をさすった感じでは、確かに稽古で鍛えられた筋肉の感触が伝わってくる。
無駄な贅肉はほとんど皆無である。さすがである。かと言って女性らしい、柔らかい感触が失われているわけでもない。
おそらく、バランスの取れた筋肉、人並みはずれた全身のバネ、そして何より比類なき柔道への研ぎ澄まされた感性が
柔を世界の頂点にまで上りつめさせたのであろう。柔の裸体を初めて目にして興奮している松田であったが、悲しい習性か
その興奮の合間に、柔の体をちょっと冷静にみてしまう記者魂も出てきてしまった。少し愛撫の手が止まる。
「はぁはぁ、ま、松田さん・・・どうかしましたか・・・」うっすらと目を開け、柔が聞いてくる。
「あっ、いや、柔さんが・・・とてもきれいだなと思って、ちょっと見とれてしまって・・・」モゴモゴと松田が言い訳をする。
「いやだ・・・松田さんったら・・・。あんまり・・・見つめられると恥ずかしい・・・」
柔は、枕に顔をうずめた。今更松田の前で恥ずかしいも何もないのだが、やはりそこは女の子である・・・。
「ご、ごめん・・・」松田は、いかんいかん、今は集中しなければ!とかぶりを振って、両手で柔の胸をもみしだきはじめた。
「はうぅ・・・、あっ、くぅぅっ」枕に顔をうずめた柔の唇から、快楽の声が漏れる。
松田は、柔の乳房を何度も何度ももみしだいた。桃色の乳首をコロコロとこねくり回す。もうかなり硬くなり、ピンと立っている。
乳首をいじられると、枕に顔をうずめている柔の顔が少し歪む。枕元のセミロングのきれいな黒い髪が波を打っている。
そろそろいいかな?松田は、口で乳房を愛撫しながら、手をゆっくりと柔の胸からおへそ、そして程よく生えそろった茂みへと
おろしてゆく。いよいよだな・・・。松田はゆっくりと茂みの割れ目にある柔の蕾へと手を伸ばしていった。
柔の秘部はかすかに濡れていた。松田の指が柔の蕾をゆっくりとさする。
「ひゃっ!・・・」柔の体が思わず仰け反る。下半身に雷でも落ちたかのような衝撃。自然と腰が浮いてしまう。柔は思わず
松田に抱きついた。こんなの初めて・・・。なんかもう何も考えられない!胸を触られるのとは比較にならない、えも言われぬ
感触。柔は少し怖くなってきた。このまま行ったら、あたし、どうにかなっちゃいそう・・・。
「まっ、松田さん!」何を言ってよいか分からない柔。
「大丈夫?痛い?柔さん?」指の動きを止め、穏やかに松田がささやく。
「い、いえ・・・。痛くないです。はぁはぁ、なんか・・・もう・・・何がなんなのか分からなくなってきちゃって・・・」
枕から顔をあげ、ほてった顔で柔は、もだえ息の中から、やっと答えた。
「そう・・・。大丈夫だよ。痛いときはいってね・・・」松田が軽くキスをしながら、柔の右手手を握りしめる。
コクンと柔がうなずく。もうここまで来て、逃げるわけにもいかない。今日は松田さんの全てを受け入れたいの。迫り来る
快感の中で柔は必死に考えていた。
松田は唇をはずし、再び顔を柔の胸にうずめた。左手で柔の手を握り、右手で柔の茂みの中の蕾をゆっくりとこねくり回す。
「はぅっ、あっ、あっん、ま、松田さんっ!あっあっあっ、松田さんっ!」松田の指に力の入った柔の指が絡む。
あまりの快感で柔は声を抑えきれなくなってきた。顔を左右に振りながら、もだえ息をあげ、松田の名前をよぶ。
寝室の中に柔のもだえ声がかすかに響いていた。
松田は、柔の嬌声を聞きながら、必死に我慢して柔を愛撫し続けた。早く柔さんと繋がりたい。だけど、柔さんは初めてだ。
ここはじっくり行かないと、柔さんを痛がらせるだけだ・・・。十分興奮させて、あそこを濡らせないと・・・。
二人ともお互い興奮しながら、密着する肌から愛情を感じ取っていた。また会えるその日まで感触を忘れまいと必死に・・・。
二人とも、汗が出てきていた。松田の胸から汗が少し柔の裸に滴り落ちる。柔も汗をかいている。二人の汗が絡み合い
ベットへと少しずつ流れて行く。
松田は、顔を徐々に胸から下へ下ろしていった。代わりに柔の蕾をいじっていた右手で胸で愛撫しながら、柔のおへそあたりに
舌を這わせていった。松田の顔が舌が、いよいよ柔の茂みへと、そして花びらへと徐々に近づいて行く。
柔は恥ずかしさのあまり目をつぶっていた。何?松田さんの顔が、吐息がだんだん遠ざかって行く。あれ、もしかして、あんな
所へ?!ええっ?!そりゃ、一応全身ちゃんと洗ったけど・・・あんなところ、あたし自分でもしっかり見たことないよ〜!
柔は赤い顔をますます赤らめた。蒸気がでそうなくらいである。初めてだから、どこまでが普通かわかんないよ〜!
松田さんに全部任せているけど、けど、え〜っ、そんなとこ、恥ずかしいよ〜!柔は頭がパニックになっていた。
そうこうしているうちにも、松田の顔はどんどん柔の秘部へと近づいて行く、あっ、ああ、もう茂みまであぁぁ!どうしよう!
松田の舌が柔の花びらの割れ目へとすっと入っていった。思わず、柔は太ももで松田の頭をむにゅっと挟み込んだ。
「あぁっ!きゃっ!ま、松田さん!そ、そんなところ!」柔はちょっといやいやと首を振りながら叫んだ。
柔のやわらかい太ももに力強く挟まれて頭を動かせない松田。さすがに苦しい。
「ぐはっ、や、柔さん・・・。苦しい・・・、うごっぐふっ。ちょっと力抜いて、うぐっ」柔の下半身に挟まれて本当に苦しい。
柔は恥ずかしそうにしながらも両足の力を抜いた。松田が柔の両足の間から頭を上げた。
「は、恥ずかしがることないさ。普通だよ。とても綺麗だよ。俺に任せてくれ」柔の腰の辺りの布団を重ねて下半身を浮かせ、
膝を立たせて、松田は体制を整わせながら、柔にささやいた。
「で、でも、そんなところ・・・」柔もさすがにまだ抵抗があるらしい。
「大丈夫だから。優しくするよ。」松田は太ももの内側から腕を回し、柔の胸に手を合わせた。柔の腰が浮かないよう固めたので
ある。
ふ、普通なの?全然分かんないよ〜。大学時代、マリリンが下ネタの話をしてもきょとんとしていたくらい箱入り娘の柔。
加えて初めてである。でも、こんなところまで来て、嫌がったら雰囲気ぶち壊しである。また何ヶ月も会えないし・・・
もう全てをゆだねるしかない。柔は少し体を震わせながらも、全身の力を抜いた。
柔が力を抜いたのが松田にも伝わった。すこしづつ行こう。松田は柔の太ももに唇を這わせた。
「はぅ、あぁ、あんっ」柔は唇の這う足のつま先を仰け反らせる。太ももは、松田に固められていて動きが効かない。
いつもの柔ならなんなく跳ね返せるのだろうが相手は松田である。力が入らない。松田の唇が徐々に柔の花びらへと近づいて行く。
松田は、胸から手を離し、ゆっくり柔の花びらを開いていった。綺麗なピンク色の柔の秘部。すこしヒクヒクしている。
さっきより大分濡れてきているようである。松田はふっと花びらに息を吹きかけた。
「ひゃっ、はぁ!」熱い松田の吐息が、柔の大事で一番敏感な部分を刺激する。力を抜くというより、勝手に力が抜けて行く。
松田は顔を柔の花びらにうずめ、菊門から蕾まで柔の花びらを一気に舐め上げた。
「くはぁっっ!あぁぁぁ!はぁっ!」全身に電流が走った。思わず腰が浮き上がる。しかし腰を松田が押さえている。力強く。
もう柔の頭の中は真っ白である。
松田は、柔の蕾をコリコリと舐め始めた。ゆっくり優しく、時には吸い付かした。
「くっ、あぁあああぁ、あんっ、かはぁ、はぁ、ああぁっ!」松田の柔らかい舌が花びらを駆け巡る。柔はもだえるしかなかった。
松田の舌がいよいよ、柔の秘部の窪みへと入ろうとしている。くちゅくちゅと艶かしい音がする。
あれっ、何かあたしの中にやわらかいモノが・・・。あぁ、松田さんの舌?もう変になりそう!ああっ、あぁっ、はぁ、はぁ・・・
松田は指で、蕾をいじりながら、柔の花びらの奥へと、舌を押し進めていった。片方の手で、胸の乳首をまさぐっている。
敏感な部分を3箇所同時に攻められている柔。自然と体が捻じれ、反り返る。だんだん下半身が熱くなってきた。
「はぁはぁ、あっ、あふっ!ま、松田さん・・・い、いいっ・・・。くふぅ。はぁぁぁっ」
徐々に、意識が薄れ、快感の波が押し寄せる。体が雲の上を歩くかのようにフワフワしてきた。何、どうなっちゃうの?!
ああ、あたし、もう駄目かも。あぁぁっ、松田さん!松田さん!松田さん!柔は意識が朦朧としてきた。
身をもだえさせながら、松田さん!と自分の名前をよぶ柔の声が聞こえてきた。もう一息だ。ここに早く入れたくなる欲望を
必死に押さえながら、松田は柔の蕾を指で愛撫し、柔の花びらの奥へ、指をいれたり、舌を出し入れしていた。
くちゅくちゅと音がする。花びらから愛液が溢れ出す。松田の液と交じり合い、すっかり濡れほとっていた。
「あぁ、はぁ!松田さんっ!松田さんっ!あ、あたし、も、もう駄目かもっ、はぅ、ああぁぁ!」柔の体が徐々に震えてきた。
「や、柔さんっ、もう少しだよ!」松田は顔を少し上げ、柔に言った。蕾を何度も何度も舐め上げ、肉壁で指をくねらせる。
柔の頭の中が、ばぁっと白くなった。雲に放り出されたような感じ!下半身が焼け付くように熱い。何?!あれっ?あぁぁぁ!
「あっ、あっ、あああぁぁぁっ、はぅ、あんっ、あああああぁぁぁぁぁぁ!もう駄目ぇぇぇ!」
一気に柔の体が反り返り、太ももが松田の頭をぎゅっと挟んだ。全身がヒクッヒクッと痙攣している。目はトロンとして
宙を舞っていた。微かに涙が浮かんでいる。口を小さくパクパクとさせている。松田は柔の両足を広げ、ゆっくりと顔を
柔の顔に近づけていった。柔はまだ全身をヒクヒクさせて、放心状態であった。
「柔さん、大丈夫?」柔の愛液でじっとりと濡れた口の周りを腕でふき取りながら、松田がささやいた。
「はぁ、はぁ、はぁ・・・」柔にはまだ言葉が届かないようである。何しろ初めての体験である。肩で息をしている。
「柔さん、柔さん」松田は柔の耳元で柔に問いかける。柔は絶頂の余韻がまだ残りながらも、松田の声がするのに気付いた。
「はぁはぁはぁ・・・、松田さん・・・?あ、あたし、どうなっちゃったの?」まだトロンとした目で松田を見つめた。
「柔さん・・・大丈夫だったんだね・・・。多分、その、いっちゃったっんだと思うよ。」松田がキスをしながら言った。
「はぁ、はぁ、はぁ。いっちゃう・・・?」まだボヤ〜とした頭で柔は考えていた。そう言えば、大学時代、おしゃべりの
時、マリリンがいっちゃったとか言ってたけど、その時は全然意味が分からなかった。言われてみると、確かにどっかに
いってしまいそうな、不思議な感覚であった。まるで空を浮かんでいるような感覚。そ、その凄く・・・気持ち良いし・・・。
こんな感覚初めて・・・。これが女の子としての深い喜びなのかな・・・。初めての体験に喜びと戸惑いを感じていた。
松田は初めての余韻にひたる柔を胸に抱きしめた。本番はこれからである。とにかく急いだら、駄目だ。ゆっくりと・・・。
柔も少しづつ、落ち着いてきた。手を松田の背中に回し、ぎゅっと抱きしめた。あたしばっかりでいいのかな?松田さん、
その・・・まだだろうし・・・。次の段階にいく前にしばし、しっかりと抱き合う二人であった。
松田は、胸をまさぐりながら柔の唇を咥える。柔も、もう羞恥心はなくなっていた。こんなエッチな姿、松田さん以外
には絶対見せられないわよ!でも、松田さんなら・・・松田さんとなら何でもいいの・・・。柔も舌を松田に絡める。
「柔さん、今から痛かったら、言ってね。なるべく優しくするから・・・」松田が耳元で耳たぶを咥えながらささやく。
「は・・・い・・」いよいよなのね・・・。さっきの余韻が残りつつ、柔は来るであろう瞬間でもドキドキしていた。
松田は、柔の胸と秘部を同時にまさぐりながら、柔と何度もキスをした。いよいよである。
「くぅ、はぁ」秘部の蕾をさわられると、ビクッとする。だってなんとも言えない感覚なんだもん。こんなに凄いとは
思わなかったわ。柔は自然と漏れる喘ぎ声にも、もう戸惑いはなかった。聞いているのは松田さんだけ。
松田はまた、胸を口でまさぐり、指で柔の蕾と花びらを優しくなでる。時に柔の中に指をいれてくねらせる。
「くふぅ、あふっ、はぁ、あぁ」果てることのない快感に柔は体をもだえさせる。自分でもあそこが濡れているのがわかる。
ああ、もう早く松田さんと一緒になりたい・・・。松田さん・・・。柔は、松田を見つめた。ふと松田と目があった。
松田も、柔を見つめた。柔のまなざしが、自分を受け入れたいと無言で求めていることに気付いた。準備はさっき抱き合って
いた時に済ましている。今度は松田もだんだん緊張してきた。いよいよである。柔は十分に濡れていた。大丈夫だろう。
松田は柔の両足をそっと広げ、腰を布団で浮かせた。二人の鼓動が一気に高まる。松田は柔の秘部の窪みに一物を当てた。
「じゃあ、柔さん、いくよ・・・」少し声を上ずらせながら、松田は柔を見つめた。
柔は無言で見つめ頷いた。自分の大事な部分に松田の一部が当たっているのが感じられた。
「くちゅ、ずぶっ、くちゅっ」ついに松田の先端が柔の花びらの中へ入って行った。柔の中は凄く熱い。松田は柔を見つめた。
「はうっ、いっ痛っ!・・・」初めての感触に思わず、腰が引けそうになるのを我慢して柔が小さく叫んだ。
「痛い?」松田が、そこで、止めて柔の耳元で聞いた。
「はっ・・・はい・・・ちょっと・・・で、でも、大丈夫・・・」柔は痛みをこらえていた。
「ゆっくり入れるからね・・・」松田は滑らかに柔の胸をさすりながら言った。ゆっくりと自分を柔の中へと沈める。
「うぅっ、あっ、くぅっ、うっ、くっくっ・・・」初めての感触。痛い・・・。でも痛いって言ったら、松田さんがやめちゃう。
今、松田さんがあたしの中へ入ってきている。熱い・・・。あぁぁ、もう少しの我慢?苦痛で顔が歪みそうなのを必死でこらえる。
でも、何・・・こんなところまで入ってくるの・・・あれっ。なんか変?あぁぁぁ、松田さんが、あたしの中へ・・・!
「柔さん、もう大丈夫、全部入ったよ・・・」柔さんの中はとても熱い。愛液が溢れてきている。少しずつシーツへ滴りおちる。
「松田さん・・・あたし、大丈夫・・・です」柔は、痛みと微かな体の奥での快感に浸っていた。痛いけどなんか、あれっ?
松田はしばらく、そのままにして柔の唇をむさぼった。柔もそれに答える。上の口からも下の口からもクチュクチュと艶かしい
音がする。激しく二人が舌を求め合う。もう二人は身も心も一つになっていた。NYの夜の月が二人を微かに照らす。
イイ!
もはよう。うーん、エロは進まんな〜。思ったより難しい・・・。想像を
文字に起こすのがこんなに大変だとは。でもがんがります。さてさて今日は
どこまで進むかな。エロのあとおまけ編(エロなし)も一応執筆予定。
なんかWEBドラマみたくなってきた・・・。
>>779 サントス!応援が励みになりまつ。つたない駄文ですが、そういってくれると
書き甲斐もあります。
松田はすこしづつ、腰を前後させていった。多分、柔さんはまだ少し痛いのだろう。最初はゆっくりと動かしていた。
「くっ、あっ、ああっ、はぁ、はぁ」痛みは大分治まっていたが、やはり動くと痛みがぶり返す。柔は必死に我慢していた。
「大丈夫、痛くない?」松田はできるだけ優しくしようとしていた。
「くっくっ、え、えぇ、だ、大丈夫ですっ、はぁ、はぁ、はぁ」柔は必死に悟られまいとする。今松田さんが私の中にいる・・・。
この感触を忘れたくなかったのだ。松田はその言葉を受けて、徐々に腰の動きを激しくしていった。松田の体が、柔の蕾に当たる。
「くふっ、あふっ、くっ、くっ、あぁっ!あっ、あっ!」蕾からの刺激と痛みが混ざり合って、柔は困惑していた。
ああ、今松田さんとあたしは一つになっているのよ!、この感触、体に心に刻んでおきたい!大好きな松田さん!
幸福感と、蕾からの刺激が、徐々に痛みを覆い隠していく。
「はぁ、うぐっ、あぁぁ、松田さん!はぁはぁ、あ、あたし、今本当に幸せです!愛してる・・・」柔が吐息混じりに叫ぶ。
「はぁ、はぁ、や、柔さん、俺もだよ。大好きさ。もう柔さんを離したくない!はぁ!」松田も息を上げながら答える。
ベットの軋みが次第に大きくなる。ギシギシと音を立てる。二人はお互いの温もりを必死に味わっていた。
「柔さん・・・」松田は手を柔の背中にまわし、ぐいっと抱き起こした。お互い見つめあう形になっていた。
「はぅっ!きゃっ!」柔が思わず叫んだ。また松田さんのあれが、私の中で別のところに当たっている?何なの、この感覚・・・!
すごくいい!何もかもが始めての体験。もう痛みには慣れた。それより、花びらの奥から押し寄せてくる言葉にできない快感
そして、何よりも今、松田に自分の全てを愛されているという幸福感が柔の全身を駆け巡っていた。
「柔さん・・・柔さん!」激しく柔の唇を求める。手では胸を激しくまさぐっている。腰は激しく、でも優しく柔の中を突く。
「あぅっ、はぁ、くぅ!松田さん、松田さん!」身を任せながら、柔も必死に松田に舌を絡ませる。お互い見つめあい、瞳の
奥のお互いの愛情を掴み取ろうとしている。柔も自然と腰を小さく振りはじめた。お互いの秘部が激しく交錯する。
舌を離すと、お互いの愛液が糸を引く。松田は柔の全てを逃がすものかと、愛液を舌にすくい上げ、また柔の舌を求める。
背中に回した柔の手が、徐々に松田の背中に食い込む。松田は少し痛かったがそんなことはもう関係ない。
唇も、柔の花びらもすでにぐしょぐしょであった。松田の太ももに温かい柔の愛液が滴り落ちる。柔の肉壁の襞が松田のモノに
ねっとりとまとわり突く。ぎゅっと柔の花びらが締まる。松田は必死に柔の舌に絡ませながら、柔の蕾を激しく愛撫する。
柔は舌を離すもんかと言わんばかりに、松田にしがみつき、激しい嬌声を上げている「はぁぁ!あぁ、くっ、くはぁ!あぁぁぁ!」
柔も松田も徐々に、頂点に上り詰めようとしていた。
柔は再び、頭の中が白くなっていた。胸の蕾、あ、あそこの蕾、そして何より、松田さんのあれが、私の中で激しくうごめいて
いる・・・。さっきの絶頂に似た感覚・・・。もしかしてあたしまた・・・。あれっ、いっちゃうってこと・・・でももう快感を
押さえられない・・・!一方松田も、初めて結ばれた興奮、まとわりつく柔の花びらで、絶頂寸前であった。
「くうっ、はぁ、うっ、うっ、柔さん、お、俺、そろそろいっちゃうかも・・・はぁっ、うっ、うっ!」
「ま、ま、かはぁ!はぁ、はぅっ!松田・・・あっ、あっ!さん・・・あた、あたしも・・うっ・い、いっちゃいそう!」
激しく、お互いの腰を重ねあう。二人はしっかり抱き合い、お互いの秘部をぶつけ合う、くちゃ、くちゃくちゃと音がする。
再び、柔の頭がほわーんとして、真っ白になった。下半身には柔と松田の温かい秘部・・・。あぁぁ、もう駄目・・・!
「ま、松田さん!、ああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁ!ひゃ!くぅぅぅぅぅぅぅぅ!い、いっちゃうぅぅぅぅぅぅ!!!」
柔は、松田を抱きかかえながら、全身をのけぞらせ、痙攣しながらベットへ倒れこんでいった。
「や、や、柔さん!くっ、くっ、おっ俺も、も、もう!あぁぁぁぁぁぁ!」
柔とぐっと抱きあしめ、松田は柔と二人でベットに倒れこんでいった。
ドクッドクッと松田の一物が震えている。柔はより一層熱くなった、松田のモノを体の中で感じていた。一方松田もじっとり
濡れた柔の秘部の奥で、柔の襞がヒクヒクと自分のモノにまとわりついてくるのを感慨深く味わっていた。
「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ・・・」二人はがっしり抱き合いながら、絶頂の余韻に浸っていた。二人とも汗びっしょりである。
「や、柔さん・・・痛くなかった・・・?」松田が心配そうに聞いてみた。柔はもだえ息をしながら、まだ体をひくつかせている。
「えっ、えぇ、はぁ、はぁ、さ、最初少し痛かったけど・・・。はぁ、はぁ。その、すごく・・・よ、良かったです・・・」
潤んだトロンとした目で柔は松田を見つめた。とても色っぽい目つきである。世界のスターではあるが、今はか弱い一人の普通の
女の子。そして自分に全てをさらけ出してくれている。愛してくれている。松田は柔がいとおしくて、目に涙が滲んできた。
「柔さん、愛してるよ・・・」「あたしも・・・松田さん・・・愛してます・・・あたしにとって男性は、松田さんだけ・・・」
残り少ない二人きりの時間、出来るだけ思いっきり、二人の甘い時間を過ごしたかった。二人とも気持ちは、同じであった。
絶頂の余韻が薄れてきた柔はまた、しっかり松田に抱きついてきた。もう離したくないと言わんばかりに。力の加減がきかないの
だろうか・・・。結構苦しい。
「や、柔さん。ちょ、ちょっと苦しいかな・・・ははは」嬉しいが柔の力も相当のものである。当たり前だ。超一流の柔道家だから。
「ご、ごめんなさい・・・でも・・・でも・・・松田さんの温もりを忘れたくないの・・・次会う日まで・・・」
柔は涙を流している。松田はぎゅっと、柔を抱きしめた。俺だって、柔さんの全てを忘れたくない。離れていても、こうやって
身も心も通じ合っていれば、何でも乗り越えていける・・・。松田はそっと次の準備をした。
しばらく、二人で足を絡めあいながら、抱き合っていた。汗も少し引いてきていた。松田はそっと柔に尋ねた。
「や、柔さん、ま、まだ大丈夫かな・・・?」ちょっと恥ずかしげに聞く。
「え、えぇ。あたしは・・・大丈夫・・・です」柔は俯いて答えた。もう松田さんに任せている。松田さんが満足するまで
受け入れてあげたい・・・。それにあたしも幸せ・・・だし・・・。松田は柔の額にそっとキスをした。
「じゃ、じゃあ、柔さん、うつ伏せになってくれるかな・・・」と言って、松田は柔を抱き上げうつ伏せにねかせた。
柔のセミロングの髪、綺麗なうなじ、白い背中、きゅっと締まったウエスト、形のよい、ぷりっとしたヒップ、すらりと伸びる肢。
柔の美しい体が、ベットの上で泳いでいる。柔は、やはりまだ恥ずかしいのか、枕に顔をあて、シーツを握り締めている。
「柔さん、すごく綺麗だよ・・・。」松田は耳元でささやいた。柔の髪からはほのかにシャンプーの甘い匂いが漂ってくる。
松田が、柔の耳たぶ、頬にキスを浴びせる。柔も枕から顔を上げ、松田のキスを唇に受け入れる。
松田は、うなじから背中へと徐々に這わせていく。手を胸の乳首とお尻の間の蕾へと、重ねる。
「くふぅ、はぁ、ああっ・・・」柔は次から次へと押し寄せる新たな快感に、身をよじらせる。口元が自然と緩み液がこぼれる。
松田の顔が徐々に背中から、お尻、そしてまた、あの部分へ・・・柔の心臓がバクバクする。一度見られているとはいえ、やはり
はずかしいよ〜。でも、でも、もう良いの。松田さんなら、私の全てをさらけ出せるの・・・。
松田は、柔の細い腰を持ち上げ、柔を四つんばいの形にした。柔の菊門と花びらがさっきよりもっとはっきりと見える。
「きゃっ!」柔は少し声を上げて、肢を震わせているが、もう拒むような気配はない。松田はそっと柔の秘部に舌をあわせた。
松田は、柔の綺麗な菊門を舌でつんつんとついた。シャワーでしっかり洗ってあったのだろうか、かすかに石鹸の香りがする。
「ひゃっ、はぅっ!ひぃっ!」もう柔はどこをどうされているのか分からなくなってきていた。松田の舌が菊門をチロチロと
こねくり回す。柔の足がますます、ガクガクと震えている。やっと膝だっている感じだ。
「ま、松田さん、いやっ、そ、そんなとこ〜・・・はぁ、はぁ、くふっ!」言葉では拒否しながらも、もうメロメロの柔。
「や、柔さん・・・そんな・・・ことないよ・・・綺麗だよ」松田は菊門への攻撃の手を休めない。手では胸と花びらの蕾を
こねくり回している。柔の腰が、右へ左へとうねる。背中の白い肌が徐々に紅潮してきている。
松田は再び、花びらへ舌を這わせた。さっきよりよりはっきり見える柔の花びら。もう2度も絶頂にたっしてぐっしょりである。
花びらがひくひくと波を打っている。鮮やかな綺麗なピンク色をしている。ちょっと赤くなっている。充血しているのだろう。
愛液がとめどなくあふれて、ぽとぽととベットに滴が落ちている。じゅるじゅると愛液を吸う。そしてまた花びらを一気に
舐めあげる。
「ひゃっっっ!くふぅぅぅぅ!ああっあっ!あはぁっ!」快感の衝撃が止まらない。柔は思わず顔を上げた。完全に四つんばいの
体制になる。好きだよ!愛してる!松田は愛の言葉をささやきながら、秘部の蕾を舐めあげる。手で乳首をこね回す。
柔は、思わずあごを突き出し、嬌声を上げる。手で握り締めている枕のシーツが今にも破けそうな勢いである。
「はう、あああっ、あうっ、ひぃ!ま、松田さん!す、すごい!いい!す、すごく・・・!」
柔の花びらはすでにぐしょぐしょであった。もう大丈夫だろう。松田は柔の後ろから背中に覆いかぶさった。左手で蕾をいじり
右手で、柔の乳房をもみしだいている。柔の綺麗な髪を掻き分け、柔のあごをとり、自分の方に向けた。
「柔さん、とても綺麗だよ。離したくない!」松田は激しく柔にキスをした。
「松田さん!ずっと傍にいてっ!」柔も松田に顔を近づけ、キスを受け入れる。松田は柔の髪を指に絡ませる。柔が松田の手に
自分の手に重ねる。
「じゃ、じゃあ、柔さん・・・行くよ・・・」松田は手を離し、柔の腰に両手をあてささやく。
「う・・・ん・・・」柔は四つんばいのまま、ちょっと後ろを向き、松田をみつめ、素直に答える。
松田は、一物を柔のじっとりと濡れた花びらにあて、しばらくじらしてみた。花びらがひくっひくっと今かと待ち受けている。
「ま、松田さん・・・。そ、その・・・早く・・・ほ、欲しいです・・・」柔が大胆な発言をした。自分から求めてきた。
じらした甲斐があったものである。柔ももう大人の世界の雰囲気にしっかりとはまっている。
「あ、ああ、じゃあ、本当に行くよ・・・」松田がそっと花びらをひろげ、自分の一物をあてがう。
「ずぶぶっ、くちゃ、ぴちゃ」さっきよりもスムーズに松田のモノは柔の中へと吸い込まれていった。
じわじわと、松田が柔の中へと入ってきた。あぁぁ!はうっ、松田さんっ!あ、あれ?また今度は私の中の違うところに
松田さんがあたってる・・・ど、どうなっちゃうの?!ほ、本当に変になっちゃいそう。今日のあたし目茶目茶になりそう!
さっきより全然痛くない・・・。もう松田さんのあつい感触と言葉にできない快感だけが、全身を駆け巡る。あぁぁあぁっ!
松田さんのすごく大きい・・・壊れちゃいそう・・・で、でもすごくいいの!温かいし・・・あたしは松田さんだけのもの!
「はうっ、ああっあぅ!あん、ああん、ひっ!ひゃっ!」柔は枕をかみ締めながら、必死に声を押さえる。松田は一心不乱に
腰を前後させる。時折「あふっ!」と言って、柔が枕から顔を上げ、反り返る。松田はとっさに柔の腕をとり一層反り返らせる。
柔の小ぶりながらもふっくらした胸が突き出ている。乳首はピンっと立っている。
「はぁ、はぁぁ、はぁ、はぁ、くはぁ!ああっ、あん、松田さんっ!松田さん!」何度も柔は松田の名を呼ぶ。
松田は腰を動かしながら、柔の背中に抱きつく。胸をもみしだきながら「柔さん!柔さん!」と何度も柔に呼びかける。もう
二人に余計な言葉など要らなかった。一つに繋がった体、勿論心も繋がっている。二人の愛の囁き、あえぎ声が部屋に響く。
「はぅっ、あぁぁ、かふっ、ああぁぁ、あんっ、ああっ、ひぃっ!」柔はあえぎ声を上げながらも、心の中を松田への想いで
一杯にして、懸命に松田からの愛情を全身に受け止める。自分も激しく腰を動かす。ネチョネチョと繋がった部分が音を立てる。
ベットのきしみは一層激しくなる。柔と松田の汗、愛液がベットにとめどなく落ちる・・・。
次第に柔の意識が遠のいて行く。目の前にあるのは枕だけ。やっぱりちょっと怖い・・・。柔はあえぎ声の中で松田に囁いた。
「はぁはぁ、くぅ、ま、松田さん・・・ちょっと待って・・・はぁ、はぁ・・・」もだえ息が止まらない。
「ふぅ、はぁ、はぁ。や、柔さん、ど、どうした?痛い?・・・」松田も息を上げている。腰の動きを少し止めた。
「はぁ、はぁ。い、いぇ。あ、あの・・・ま、松田さんの顔を見ていないと、怖い・・・です」柔が懇願するように言う。
「はぁ、はぁ。そ、そうか。じゃあ、ちょっと体の力を抜いて・・・」松田も柔の気持ちが分かったのである。
松田は、柔の足と腰に手をあて、ぐるりと反転させ、柔を仰向けにした。そして柔のふくらはぎを自分の肩に乗せ、腰に
布団を寄せた。
「こ、これで良い?」松田が聞いてみた。柔は「はい・・・」とうなずいた。
松田は、またゆっくりと腰を動かし始めた。柔は今度はうっすらとだが目を開けて、松田を見つめている。愛する人の姿・・・。
「はぁ、はぁ、はぁ!松田さん!松田さん!松田さん!松田さん!」柔が目を開け、松田の首に手を回してきた。
「柔さん、柔さん!」松田も柔の問いかけに懸命に答える。
「っくっく、はあぁ、ああんっ、あっ、あっ、あっ!」三度意識が遠のく中で、柔は恥ずかしくも、松田と自分が一緒になって
いる部分を見つめた。しっかりと結ばれている。あたしの中に松田さんが・・・あぁ、確かに今あたしと松田さんは一つになっているわ!
そして目の前には松田さんの顔。汗が流れていて、男らしいあつい胸板!柔はふと気が抜けてきた。そこへ下半身の快感の波が
怒涛のように押し寄せる。あぁぁぁ、まただわ・・・!もう駄目かも・・・もう少し、もう少しだけこのままでいさせて!
「くふっ!はぁぁっ!あぁぁ!ああん、くはぁ!ひっ!はっ、はぁ、はっ、うぐっ!」柔のあえぎ声が徐々に早まって行く。
松田は一層激しく腰を動かし、柔の中で自分の物をこすらせる。徐々に柔の襞の伸縮が激しくなる。きゅっと花びらがしまる。
「はっ、はぁ、うっ、はぁっ、あっ、ま、松田さんっ!あ、あたし、も、もう、くはぁっ、い、いくっ!ま、松田さんも来て!はぁ!」
柔は、小刻みに体を震わせ、松田をぎゅっと引き寄せた。
「はぁ、はぁ、お、俺も、もう少しだよ、柔さん!柔さん!ああっ、ぐっ、うっ、あっ!」松田も果てようとしている。
「ま、松田さん!あっ、あっ!あっ!ああああぁあぁぁああああ!かはぁあぁぁぁぁぁ!いっいくっ、いくっぅぅぅ!ああああ〜!」
柔の顔がぎゅっと歪む。両足を松田の腰に絡めぎゅっと絞める。松田の体から手がはなれ、ベットへ倒れこんだ。
松田も一緒に倒れこみ、柔にだきついて「うっ、うっ、や、柔さん!ぐっ、あっ、がっ!あふっ!」ほぼ同時に果てた。
柔の襞が全身がひくっひくっと波を打っている。松田のモノもどくっどくっと熱い液を出しながら、痙攣している。
「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ・・・」二人とも放心状態でベットに横たわっている。柔はまだ松田の腰に足を絡ませ痙攣している。
二人は一つになりながら、しばし、しっかり抱き合い、ベットに横たわっていた。
791 :
名無しさん@ピンキー:04/01/31 17:38 ID:0KGcADsf
アメリカ旅情編@駄文浪人さん
いいよいいよ〜!いい!
2人の暑い夜はまだまだ続く?
「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ・・・」しばらく二人とも息が上がっていた。柔は松田に足を絡ませ、ぎゅっと抱きしめている。松田も
柔を抱きしめ、軽くキスをしている。二人の体は汗だくになり、布団が濡れていた。ほてった体でお互いの体を温めていた。
松田がモノを抜こうとした時、柔が「待って!」といった。「もう少しこのままでいて・・・」柔は少しでも長く松田と繋がって
居たかった。松田は無言でうなずき、そのままにして柔を抱いていた。まだ起立したままであった。松田も柔の中に浸っていた。
しばらくして、柔が小さい声で「喉が・・・」とつぶやいた。松田はまだ興奮の余韻が残っている。柔に抱きついたままだ。
「松田さん、松田さん・・・」柔が松田の耳元で囁く。
「あっ、うん?柔さん?」松田もやっと正気に戻ってきたようだ。柔の方を見つめる。松田も顔が紅潮している。汗が流れている。
「あっ、あの・・・喉が・・・」初めての経験で三度も絶頂に達した柔。喉がかなり渇いていた。
「はぁ、はぁ。あ、そ、そうか・・・ビールでもいいかい?」松田が柔の肩を抱きながら、聞いてきた。
「はぁ、はぁ。はい・・・何でもいいです・・・はぁ、はぁ」柔もまだ収まらない息の中で答えた。
松田は、すっと立ち上がり、そのままの姿で台所に向かい、ビールを取りにいった。柔は一人になり、薄明かりの中で、自分の
姿を見ていた。やっと・・・結ばれたのね。この体で・・・松田さんの全てを受け入れられたわ・・・感慨に耽っていた。
一人になるとぶるっと寒気が襲ってきた。暖房は入っているが、今まで松田と心行くまで抱き合っていた。寒さが一段と敏感に
感じられるようであった。柔は掛け布団をたくし上げ、布団の中に入った。
松田が缶ビールをもって寝室に入ってきた。松田は無言で柔にビールをわたし、ベットに入って柔の肩を抱いた。
>>791さん どうもです(汗 柔ちゃんを三度もいかせたので小生の能力では
これが限界です。もっと過激にカキコしたいんですが・・・能力不足でつ。スマソ。
あとはWEBドラマみたいにエピローグになるかと・・・自己満足ですんません。↓以下続き
ビールを口にしながら、二人とも無言であった。勿論気まずい雰囲気ではない。今までお互いの愛情を確かめあっていたのだ。
しかし、いざ我に返ると何を話したら良いか分からない。二人とももう落ち着いていたが、顔は真っ赤のままである。
「あの・・・」二人同時に声がでた。思わず見つめあい、またそっぽを向いた。なんか照れてしまう二人・・・。
「あ、あの・・・柔さん・・・大丈夫だった・・・?」松田が顔を背けながら恥ずかしそうに言う。
「え、えぇ、大丈夫です。というか、その・・・す、すごく、えっとなんて言えばいいのかな?そのっ・・・良かったです・・・。」
「そ、そう・・・。お、俺も、緊張してたからさ、は、ははは・・・で、でも俺もとても良かったよ・・・。」
柔はビールで喉の渇きを癒しながら、さっきまでの興奮に浸っていた。もうっ、こんなに凄いとは思わなかったわ。でもホント
とても幸せ。松田さんの全てを受け入れられた感じ。まだまだなんだろうけど・・・。これから少しずつよね・・・柔の顔が
少しずつほころぶ。
「うん?何がおかしいの?」松田がビールを口にしながら、柔の顔を覗き込んだ。
「い、いえっ。凄く今幸せだなって。その、あの・・・」さっきのことを思い出してるなんて恥ずかしいよ〜。
「そ、そうか。俺もとても幸せだよ・・・。やっとここまで来たんだよな。」ぐっと柔を抱き寄せる。
「で、でもまた当分あえないんですよね・・・寂しいです・・・」柔は近づく別れの時間を痛切に感じていた。
「そうだな。で、でも俺も、機会を見つけて日本に帰るからさ!出来るだけ時間つくるようにするからさ・・・」
「は、はい・・・。また、その時は、その・・・また、だ、抱いてくれますか・・・」恥ずかしそうに柔がしれっと爆弾発言をする。
「ぶぅっっ〜!!」ビールを噴出する松田。予想外の柔の言葉。なんか柔さんにリードされている気がするな・・・。
「も、もちろんさ!その、あの、柔さんが嫌じゃなければ、お、俺が嫌なわけないだろ!」かなり動揺している松田。
「ふふっ、松田さん優しいんだもん。でも、あんな事までしちゃって・・・あたし、恥ずかしいっ!」布団で顔を隠す柔。
「いや、あの、その・・・。出来るだけ優しくしたつもりだけど・・・えっと、あれ?」シロドモドロだ。
「もう、あんな事までされたら、お嫁にいけませんよ!本当に恥ずかしかったんだから!」いたずらっぽく柔が笑う。
「あっ、その、えっと、出来るだけ普通にしたつもりだけど・・・」松田はさっきまでのことを思い出し、ますます真っ赤に。
「松田さん、本当にエッチなんだから、もうっ!」言葉とは裏腹に幸せ一杯の柔。松田に軽くキスをした。
「いや、えっと人並みだと思うけど・・・」もう何を言ってよいか分からない松田は、ぎゅっと柔を抱きしめ、足を絡ませた。
「今日は、このままでいてください・・・」松田の胸に顔をうずめ、柔がつぶやく。裸の松田の胸は昨日以上に温かい。
「ああ」松田は柔の手を握った。胸には柔の吐息、そして胸の感触、足にはまだ温かい柔の秘部の感触。でも今日はこれくらいで
十分であろう。二人はさっきまでの余韻に浸りながら、徐々に安らかな眠りへとついていった。
795 :
名無しさん@ピンキー:04/01/31 19:08 ID:0KGcADsf
柔ちゃん〜〜〜〜〜(T0T)
松田に開発されちゃったよ〜〜〜〜(泣)
・・・と思うのは俺だけではあるまい。。
チチチチチ・・・まだ夜も明けないNYの早朝5時。外はまだ真っ暗である。
「うっ〜う〜ん、朝?」柔は少し二日酔い気味ながら、目を覚ました。朝かぁ。朝稽古?あぁ、もう今日は帰国の日なのよね・・・。
ため息をついて、布団を上げると、一糸まとわぬ自分の姿。「わっ!」とっさに布団にもぐりこむ。柔は昨日のことを一気に
思い出し、かあっと赤くなった。甘くとろけるような時間。初めは怖かったけど、次第に自分からも松田を求めていた・・・。
「わ〜わ〜!きゃ〜!恥ずかしいっ!昨日は凄い夜だったんだ!わ〜!どんな顔すればいいんだろう!」柔は混乱していた。
ふと横を見ると上半身裸の松田が、すーすーと寝ている。布団の下は・・・自分と同じく何も着ていないのだろう・・・
当たり前のことだけど・・・。初めは痛かったけど、なんかだんだんとろけて来ちゃった。松田さんにはあんなところまで
見られて、いじられちゃったし・・・。本当に普通なのかなぁ。で、でも凄い良かったの。初めての体験!忘れられないわ・・・。
お酒で酔っていたけど、決して酔っ払って流されたわけじゃないのよ。抱かれてよかったと心の底から思う。松田さんだから・・・。
柔は、松田の顔をみて髪をいじった。松田さんとも、もうすぐしばしのお別れ・・・。寝顔もいいけど、やっぱり、起きていて
力強く抱いて欲しい・・・。残りの時間を大切にしたい・・・。別れの時間が近づくほど、一秒一秒がいとおしく感じる。
「松田さん、松田さん!」柔は松田の肩を揺さぶった。
「う〜ん、むにゃ、むにゃ〜。う〜ん、や、柔さん?朝・・・?」松田がゆっくりと体を起こしてきた。
「お、お早うございます。起こしちゃってごめんなさい・・・」どんな顔をすればよいか分からないがとりあえず柔は松田を起こした。
「や、柔さん!お、お早う・・・」松田も酔いがすっかり抜けて、昨日のことを鮮明に思い出し、顔から蒸気を発している。
「ご、ごめんなさい。で、でも松田さんに起きていて欲しくって・・・」柔も顔を火照らせてもじもじと答える。
「い、いや。別に休みだから、俺はかまわないけど。あ、朝稽古なんだよな。ジョギングいくか?」松田は目線を宙に舞わしている。
「い、いえ。今日は朝稽古はいいかなと・・・」柔が布団に顔を隠して言う。
「そ、それはまずいだろ!帰ったら滋悟郎さんに怒られちまうぞ!」乙女心が分かっていない松田。無粋な発言だ。
「もうっ、松田さん、本当に鈍いですね!もう知らない!」ぷいっと柔は松田に背を向けてしまった。
「えっ、いや、しかしなぁ。や、柔さん、ど、どうして怒ってるの?」困惑気味の松田。初めての体験の朝は女の子にとっては
夜と同じくらい大事な時間なのに、どこまで行っても鈍い奴だ。柔は頬を膨らませながら、くるっと松田の方を向いた。
「松田さんとこのまま一緒にもうしばらく居たいんです!もう帰らないといけないんです。だから、だから・・・今日は
稽古じゃなくてこのまま、もう少しそばに居てください!それとも松田さんはもう、いいんですか!」膨らんだ頬を涙が伝う・・・。
松田にも何となく柔の気持ちが伝わってきた。
「そ、そんな事ないさ。俺も一緒にいたいさ。そ、そうだな。稽古は日本でまたハードだろうしな。今日はこのまま出発まで
ゆっくりするか・・・そ、そうしようぜ、な、柔さん。」松田が柔の頬をなでる。
「・・・松田さん!大好きっ!」柔は松田の首に手を回しキスをする。怒ったり、泣いたり、笑ったり、忙しいなぁ、
ふと松田は思った。でも、そんな柔さんがとても素敵でもあるな。松田は柔のキスを受け止めながら、幸せを感じていた。
二人は裸のまま、布団の中でしばしじゃれあっていた。もう普通の恋人同士である。お互い手を握り、軽いキスを浴びせ、
たまには松田が柔の胸をまさぐる。柔は「もう〜、エッチ!」と言いながら、拒む振りをしつつ受け入れている。距離が
離れているせいか、お互い久しぶりに会った時は、より大胆になれるようだ。夢のような時間が過ぎて行く。日が昇ってきた。
「あっ、そうだ!大事なの忘れてた!」松田が突然思い出して言った。
「何ですか?」柔が不思議そうに聞き返す。
「ほら、クリスマスプレゼントだよ。なんか昨日までは、変に意識しちまっていて、すっかり忘れてたよ!」
「あ〜、そういえば!私も持ってきてるんですよ!そうですね。なんか昨日まではもやもやしてましたもんね!」
「ちょっと待っててね」「私も・・・」松田は裸のままクローゼットに向かった。柔はやはり恥ずかしいのか毛布で体を包み
旅行鞄の方へ向かった。お互いプレゼントを持ち寄り、またベットの中に入っていった。お互いにプレゼントを交換しあった。
「ちょっと遅れちまったけどな。はい。渡し忘れなくてよかったよ。」松田が小さな箱を柔に渡した。
「そうですね。このまま忘れてたら、わたしそびれるところでしたね。はい。これ。」ちょっと大きな袋を松田に渡す。
「松田さん、開けて見てください。気に入るといいけど・・・」柔が促した。
松田が柔からもらった袋を開けてみると、紺色の手編みのセーターが入っていた。胸にワンポイントで「K&Y」の文字が
編みこんであった。
>>795さん 柔ちゃんが松田に開発されるのはタブーじゃないっしょ(w
風祭だったら、漏れがぶちきれます(w
「や、柔さん・・・これ・・・。大変だったんじゃない?」松田は嬉しそうにしながらも、柔を気遣った。
「えっ、ええっ、お仕事や稽古、取材なんかで忙しかったけど、合間を縫って、なんとか間に合わせました。無地っていうのも
寂しいから、ちょっと編みこみ入れてみたんですけど・・・その、二人の名前を・・・サイズ合うかな・・・」恥ずかしそうに
柔が言う。二人の名前のイニシャルまで編みこんでくれている・・・。松田は感激していた。
「いやあ、最高のプレゼントだよ!大事に着るよ。これがあればいつも柔さんが傍にいる気になれるよ!」松田は微笑んだ。
「じゃあ、俺のも開けてみてよ。ウチの会社、給料安いから、そんな大層なもんじゃないけどさ・・・」今度は松田が促す。
柔は、包装された小さい箱を開けてみた。中から上品な洒落たシルバーのブレスレットが出てきた。よく見ると内側に
「TO YAWARA FROM KOSAKU.M」の文字が刻印されてある。柔も感激していた。自然と涙が出ていた。
「あ、ありがとう・・・。」涙が止まらない柔。そっと松田が肩を抱いていた。
「ま、まあ、安物だけどさ。それでも結構奮発したんだぜ。なっ、はめてみてよ。」松田がなだめるようにいう。
柔がブレスレットを左腕にすっとはめ込む。ぴったりであった。朝の太陽の光にブレスレットが輝いていた。
「大事にします。松田さんだと思って・・・いつもつけておきます・・・。あたし、嬉しいです・・・」柔は大粒の涙をためていた。
松田は、柔の涙をためながらも嬉しそうな姿をみて、一つの決心をしていた。もう離れ離れになってからずっと考えていたことである。
「や、柔さん!聞いて欲しいことがあるんだ!」松田は柔の肩をつかみ、自分の方へ向かせて、真剣なまなざしで言った。
「は、はい!」松田の真剣なまなざしにドキドキする柔であった。でも松田の目をしっかり見つめている。
「あ、あのさ。俺こっちに来て、まだ3ヶ月くらいだけど、色々前任者の赴任歴とか見てると、大体4〜5年くらいなんだよ。
多分、アトランタ五輪が落ち着いたら、日本に帰れると思うんだ。それに俺も、田舎の両親に日本一のスポーツ記者になるって
いって東京に飛び出してきたから、今は仕事を頑張って、記者の腕を上げたいんだ・・・。」
柔は黙って松田を見つめている・・・。
「そ、それでさ、俺も記者の腕を上げてそれなりになったら、君と一緒に人生を歩みたいんだ!こっちで頑張って君にふさわしい
男になってみせる!だ、だから、その、まだ正式なプロポーズって訳じゃないけど・・・その、君も僕も目途がついたらと
いうことで・・・その・・・けっ、結婚を前提とした付き合いをしてくれないか!」一気に松田が気持ちを吐き出した。
「け、結婚・・・で・・・すか・・・」柔がポーっとしながらつぶやく。松田は、しまった!早すぎたか!と後悔しつつ
「い、いや!突然でごめん!や、やっぱ早すぎるよな!ごめん!今のは忘れてくれ!」必死に頭を下げて謝る松田。
「松田さん・・・あたしをみて・・・ください」落ち着いた声で柔がそっと松田の顔に手を添える。
「えっ?」松田が顔を上げる。柔は目にうっすら涙をためていた。
「そんな、忘れてくれなんて言わないで・・・」柔の声が少し震えている。
「本当にあたしだけを愛し続けてくれますか・・・?」柔が澄んだ目で見つめる。
「本当にあたしだけを見守って傍にいてくれますか・・・?どんなことがあっても・・・」すこし肩をあげて、すすり声で聞いてくる。
「あ、当たり前じゃないか!お、俺にとって女性は柔さんだけだよ!柔さんただ一人だけだよ!約束するよ!絶対に!」
松田が必死に答える。
「松田・・・さん、あたし・・・待ってます・・・。」柔が大粒の涙を流しながら、松田を見つめている。
「じゃ、じゃあ・・・」松田が恐る恐る柔に問いかける。
「はい・・・。あたし、本当に嬉しい・・・。あなたに会えて、本当に、本当に・・・良かった・・・。」柔の涙が
ホロホロと布団に落ちる。柔は松田の胸に顔をうずめた。松田も柔の頭をそっと腕で包み込む・・・。
「柔さん・・・」「松田さん・・・」熱いキスを交わす。二人の約束が何よりものクリスマスプレゼントであった。
「松田さん・・・」柔が静かに松田に声をかける・・・。
「うん?何?」松田がそっと答える。
「あたしたち、離れていても・・・もう大丈夫ですよね・・・。少しずつ、あなたのことを知りたいの・・・」
「あぁ、大丈夫さ・・・。少しずつ、お互いに自分をさらけ出していこうよ。離れていても想いは同じさ・・・」
本当に結ばれた二人を、窓から差し込むNYの日差しが、温かく二人を包んでいた。まるで二人を祝福するかのように・・・。
そろそろ柔が空港に向かわなければならない時間が近づいていた。柔と松田はしばらく布団で抱き合っていた後、名残惜しそうに
しながら、二人でシャワーを浴び、遅い朝食をとった。柔は素早く荷造りをして、あと松田のためにと、先日の日本食の食材で
ちょっとした惣菜と漬物を作り、冷蔵庫に入れておいた。二人は松田の車に乗り込み、空港へと向かった。
クリスマス休暇のなごりか、空港は喧騒に包まれていた。二人はベンチに座っていた。お互い、別れが刻々と近づいているのが
胸に響いていた。
「柔さん・・・、俺も春頃には多分、業務報告で一時帰国するかもしれないんだ・・・またその時だな・・・」松田がつぶやく。
「そう・・・ですね。待ってます。あたしもまたこっちに来れるように、倹約してお金ためますから。」柔が答える。
お互い、手を握りながら言葉が続かない・・・。だが、もう言葉はそれほど要らないのかもしれない・・・。
「松田さん、写真取りませんか?」柔がつぶやいた。写真はNY観光の時一杯取っていたが、身も心も結ばれて、仮にではあるが
結婚の約束までした仲での写真を柔は取っておきたかった。
「そ、そうだな。誰かとってくれる人いるかな?おっ、あそこに日本人のビジネスマンらしき人がいるな、柔さん、カメラ貸して」
柔は鞄の中からカメラを取り出し、松田に渡した。
「すみません〜。日本人の方ですか?ちょっと写真とって欲しいんですが。よろしいですか?」松田がビジネスマン風の二人連れに
声をかけた。
「ええ、いいですよ。これはボタンを押すだけで良いんですね?」中年風の男性が聞いてきた。
「はい、ボタンを押すだけですから。すみません。こっちでお願いします。」松田が男性にカメラを渡した。
柔と松田は腕を組み、Vサインをしながらファインダーの前でポーズを取った。中年風の男性がカメラを構える横で、若手の
男性が中年の男性をつついて囁いた。
「部長!部長!あれ、柔道の猪熊柔じゃないですか?」ちょっと興奮気味に声をかけている。
「あぁ〜?あの猪熊か?冗談だろ〜?どれどれ・・・」部長と呼ばれた男がファインダーを覗いた。
「あ〜!本当だ!彼女、柔道の猪熊柔だぞ!おいおい、こんなところでなんで男といるんだ!」この男も気付いたようだ。
男二人が、柔と松田に近づいてくる。柔と松田は、どうしたのだろう?と不思議に思っていた。
「あなた、柔道の猪熊柔選手ですよね!いやあ、オリンピックは感動しました!ファンなんですよ。サインくださいよ!」
二人が柔に迫ってくる。
「あぁ〜、いやっ、その・・・人違いかと・・・」柔は下を向いてもじもじしている。どうしてもこういうのは慣れないのだ。
「えぇ、猪熊選手でしょ〜!そっくりじゃないですか〜!本人でしょ!握手だけでもいいですから!」なおも二人は食い下がる。
「ええっと、その〜、あの〜」困った柔が、肘で松田の腕をつつく。松田も困ってどうしようかと考えていた。
「ああ、すみません。彼女、お、俺の、か、家内なんですよ。えっと、猪熊選手に良く似てるんで、いつもよく間違えられる
んですよ、はははははっ。猪熊選手は確かまだ独身でしょ。人違いですよ!」自分で訳の分からない嘘をついて赤くなる松田。
「えぇ〜、そうなんですかぁ?確かに猪熊選手はまだ独身だったよなぁ。でもそっくりですよね〜。」まだ疑っている二人。
「ははは、そうですよ。人違いですよ!よく似てますが、こいつ運動神経はてんで駄目で、ははは!」苦し紛れの松田。
横では、柔も真っ赤になってもじもじしている。嘘でも松田の家内と言われて、嬉しいやら、恥ずかしいやらで・・・。
「そうなんですかぁ。しかし、ホント似てるなぁ。綺麗な奥さんですな。こりゃ失礼しました。じゃあ、写真とりますね。」
二人が離れていって。ホッとした二人。気を取り直して、腕を組みVサインのポーズをとり、写真を撮ってもらった。
「どうも、ありがとうございました。」松田がカメラを受け取りに行った。
「いや、ホント綺麗な奥さんですねぇ。うらやましい限りですな。なぁ。お前も彼女みたいな素敵な嫁さんもらえよな!」
「部長が紹介してくださいよ〜!仕事でこき使われて、出会う暇もないですよ〜!はっはっはっ!」
中年の男性と若手の男性が、冗談っぽく談笑している。松田も愛想笑いをして、礼をいって、柔の元へもどっていった。
「あ〜、やばかったなぁ。もうすっかり有名人だな、柔さんは。大変だな!ははは!」松田が柔に笑いかける。
「えっ、ええ。ファンの人には申し訳ないんですけど、どうしてもサインとか苦手で・・・。TVとかもあまり出たくない
んですけど、おじいちゃんが勝手に予定入れちゃうんです。最近は稽古したいからって言って、減らしてもらったんですけど。
柔道で有名になるのは仕方ないけど、あたしは出来るだけ普通の女の子でいたいんです・・・。」困った顔で柔が言う。
「でも、松田さんもとんでもない話しますね!あたしが松田さんの家内だなんて!」ちょっと嬉しそうにしながら問い詰める。
「ああっ、ごめん!なんて言っていいか分からなくてさぁ。とっさに出ちまったんだ。怒ってる?」申し訳なさそうに松田が聞く。
「怒ってませんよ!ただ・・・、早く本当にそうなれば良いなって、思っただけです!」照れている柔。
「あっ、ははは、そうか。まあ、いつかそういう日がくると良いな!」松田も照れながら、柔の手を引いてベンチに座った。
柔の搭乗時刻が迫ってきた。二人とも何を言って良いのか分からない。ただ握り締めているお互いの手の温もりを感じるだけ。
永遠の別れではない。また数ヵ月後には会える。しかしやはり寂しい。そこに搭乗案内の場内アナウンスが流れる。
「や、柔さん。そろそろ行かないと・・・」寂しげながらも、松田は柔を促す。
「は、はい。そうですね。」荷物を抱えて、柔が搭乗口へと重い足を運ぶ。やはり一時でも別れがつらい。でももう今回は時間切れ。
ふいに、松田はアイデアが浮かび、メモ帳を取り出し、何やらさらさらと書き始めた。そして柔に渡した。
「柔さん!さっきの写真、俺にも送ってくれよな。あとよければこのメモをさっきの写真と一緒にかざっといてよ!」
松田のメモに目を通した柔の顔がぱぁっと明るくなった。そして松田から、メモ帳を受け取り柔もさらさらとメッセージを書いた。
「ありがとうございます!写真と一緒に飾っておきます!松田さんもそのメモと写真をかざってくださいね!」
柔から受け取ったメモに目を通し、松田もにっこりと微笑んだ。搭乗の最終案内が流れる。別れの時がちかづく。
「それじゃぁ・・・また・・・あたし、待ってます・・・。松田さん・・・」涙を浮かべて柔が一時の別れを告げる。
「ああ、またな。次の機会を楽しみにしてるよ。お互いがんばろうな!」松田は空元気をだして精一杯答える。
柔は登場口にゆっくり向かった。寂しげに見送る松田。柔は突然、荷物を置いて、松田に駆け寄ってきた。
「松田さん!ひくっ!ひくっ!時間ができたら、絶対あたしに会いにきてくださいね!約束してください!」柔が泣きぐしゃる。
「柔さん!絶対会いに行くよ!手紙も必ず出す!電話もするよ!待っていてくれ。約束する!」柔をぎゅっと抱きしめる。
二人は見つめあい、深く甘いキスをした。まるで昨日のことを思い返すかのように。しっかり抱き合い、舌を絡める。
ここはアメリカ。キスは当たり前のこと。別れを惜しむ若い二人の甘く切ないキスを、周りの人も温かい目で見守っていた。
甘い抱擁のあと、柔は搭乗口に入って行った。松田はずっと柔を見つめている。柔は何度も何度も松田の方を振り返り、
寂しげに手を振る。松田もそれに答えて、手を振る。努めて笑顔で見送っていた。また会えない日が続く。でも心はしっかりと
つながっている二人。柔の姿が消えた。松田は見送りデッキへと足を急がせ、柔が乗っているであろう飛行機を探して
見つめていた。飛行機が駐機場から離れ、滑走路へと向かって行く。松田の目からも自然と涙がこぼれていた。柔が乗っている
飛行機に精一杯手を振る。
柔は飛行機の中から、見送りデッキがあるほうを懸命に見ていた。徐々に遠くなる。人も多くどれが松田かは分からない。
でも、松田は必ず見送っていてくれるはず。懸命にデッキをみながら、涙を流し、見つめている。そして左腕にはめられた
松田からの、婚約の約束の証であるブレスレットをかかげ、キスをした。いつかまた会える日まで・・・。
柔が乗った飛行機が離陸して、アメリカの空に吸い込まれていった。お互いの距離がしばらくの間また遠くなる。でも大丈夫。
松田は柔の乗った飛行機が見えなくなると、ふぅとため息をつきながら、きびすを返し、自宅への帰路についた。
808 :
:04/02/01 00:54 ID:Iw0sj4UJ
おつかれ!
809 :
名無しさん@ピンキー:04/02/01 00:58 ID:oH4/cIzf
すごく、よかったです!!
おつかれさまでした。
柔の乗った飛行機は水平飛行に移っていた。順調な飛行である。柔はリクライニングを少し倒して、さっきまでの松田との
甘いひと時を思い返していた。ついに、やっと身も心も一つになって恋人同士になったのね。あと朝の、仮だけど松田さんからの
結婚前提の付き合いの申込。本当に嬉しかった!松田さん、こういう大事なことは別れ際にしか言わないのよね・・・。
ちょっとじれったいけど、松田さんらしいかも、くすっ。そういうところも大好きよ、松田さん!あ〜あ、日本に帰ったら
また稽古と仕事に追われる毎日かぁ。松田さんとの3日間がずっと続けばいいのに。特に最後の夜は・・・。思い出して
一気に柔の顔が赤くなる。もうっ、初めてなのに、あんなに感じちゃって、凄かったなぁ。体が溶けて行くような感触。いまも
あの快感、松田さんの手や舌・肌の感触、松田さんのあたしの中での温かさが鮮明によみがえってくるわ・・・。ふと、自分の体が
火照り、下半身が熱くなってきたのが感じられた。あそこがすこしじっとりと濡れてくるのがわかった。いやだ!あたしったら!
こんなにエッチだったかしら。も〜っ!松田さんのせいよ!こうなったら松田さんには最後まで責任とってもらわないと!
おじいちゃんにばれたら、いくら孫でもあたし半殺しにされちゃうわ!あたしはそれで済んでも、あのおじいちゃんのことだから
ばれたら、アメリカまですっ飛んでいって、松田さんに必殺技かけて、本当に殺しちゃいかねないわ!おじいちゃんには絶対
悟られたら駄目よ!でも、本当にとろけそうだったなあ・・・。また松田さんに抱いてほしいなぁ。あ〜駄目。ますます濡れて
きちゃう!寝ちゃおう!
柔は、松田と最後の甘い晩に飲んだワインを頼み、リクライニングを倒し、ゆっくり口にしながら、眠りに入った。
眠りについた柔であったが、夢にでてくるのは松田の姿ばかり。そして最後の激しく甘い夜。むにゃむにゃ、松田さん・・・
駄目・・・あっでも、いい!むにゃむにゃ・・・寝言でも松田のことばかり。夢でもあの晩のことばかり。眠りについても
体があの晩のことを思い返して反応している。成田について、柔が困ってしまったのは言うまでもない。
アメリカ旅情編:本編fin ちゃんちゃん つたない駄文お付き合いくれた方どうもです。
811 :
名無しさん@ピンキー:04/02/01 01:09 ID:SbYZp9iF
いい話なんで、ageで。
これで終わりかな?だったらお疲れさま!よかったですよぅ!
空港でお互いに渡しあったメモは何と書かれていたのか気になりまつ。
>>808さん
>>809さん
>>811さん サントスです。いやあ、ライト小説でも
結構大変ですね・・・。もし満足していただければ幸いです。あと、アメリカ
旅情編おまけを執筆します。これはエロがほとんどないので、もし板違いだったら
指摘があれば止めます。WEBドラマで執筆したかったのですが、稼動中のが
ないんですよね・・・。あとあまりエロも書けないし。ここが丁度いいっす。
おまけ編も、結構妄想したので、もしお付き合いくれるとありがたいです。
813 :
名無しさん@ピンキー:04/02/01 02:03 ID:Czk9S7s3
こ〜んな大作、大変オツでした。
いい話ですね〜。
自分も、空港でのメモの内容は気になります〜??
おまけ編も、いつでもお付き合いしますよ!!
では。
ここからは、アメリカ旅情編のおまけです。ほのぼの行きます。果たして滋悟郎は
柔と松田の交際を認めるのか?気軽に書いてしまった本編のメモの内容はどうする!
エロは多分無しですが、原作続編ストーリーとして、こんなのもありかなと思っていただければ
幸いです。
>>813 ありがとうです。がんがって書いてみます。近日完成予定でつ。よろしこ。
日本時間の午後、柔は成田空港に到着した。起きてみると、松田とのあの甘い夜の夢ばかり見ていたので、下半身がぐっしょり
濡れていた。慌てて、トイレに入りショーツを着替えた。も〜!あんまりエッチなことばかり考えてると本当におじいちゃんに
ばれちゃうわ!気をつけないと!そんなことを考えながら、柔は到着ロビーをキョロキョロしていた。帰国の日は、富士子が
迎えに来てくれる約束になっていたのだ。レンタカーを借りて、ドライブついでに成田空港に寄ってくれるといってくれたので
ある。遠くにふと見覚えのある、背の高い女性が見えてきた。富士子である。
「猪熊さ〜ん!こっち、こっち!」富士子が駆け寄ってきた。
「あっ、富士子さん!ごめんなさいね!せっかくのドライブなのに・・・!」柔が申し訳なく富士子にあやまる。
「何水くさいこと行ってるのよ!フクちゃんもまだ小さいからドライブくらいで丁度いいのよ!」富士子は相変わらず明るい。
「で、猪熊さん、どうだった!アメリカは?」富士子には松田さんに会うことは伝えてある。親友同士ほとんど隠し事はない。
「えっええ。楽しかったわよ・・・。」いくら親友でも、最後の夜の出来事は、恥ずかしくて話せない・・・。
「そうじゃなくて〜!松田さんとよ!どうだったの?胸に飛び込んでいった!それとも・・・きゃ〜!きゃ〜!何たって
松田さんのアパートに泊まったのよねぇ!もうラブラブであつ〜い、甘い3日間だったんでしょ!きゃ〜!このこの!」
「え、ええぇ!あの、その・・・、ふ、富士子さん!」柔は顔を真っ赤にしていた。
「あら〜、その顔を見ると、もう二人はラブラブね!もうっ!熱いんだから!遠距離だから久しぶりに会うと、燃えるわよね〜
猪熊さんってば、すぐに顔にでるんだから!」目をかまぼこ型にして、富士子が柔を肘でつつく。
「ふ、富士子さ〜ん!勘弁してよ〜」全てを見透かされて、もうシロドモドロ、一番甘い夜は最後の夜だけだったけど・・・
「ささ、車で花園君とフクちゃんが待ってるわ!車の中でじっくりオノロケ話でもきかせてもらうわ!」そういって、柔の
荷物を半分手に取り、ずんずんと駐車場に富士子は向かった。柔は後ろからおずおずとついていった。
車では、花園とフクちゃんが待っていた。荷物をトランクにつみこみ、成田空港を後にした。高速道路を一路世田谷の猪熊邸へ向かう。
「猪熊〜、お疲れ〜!松田さん元気だったか〜?」花園君は体育教師の就職にも目途がつき、免許も取って運転してくれている。
「えっ、ええ。相変わらず元気そうだったわよ。仕事も忙しいみたいだけど。」松田の名がでると、あの晩を思い出し赤くなる柔。
「花園君!もうね、猪熊さんと松田さんはラブラブの仲なのよ!ね〜猪熊さん!」富士子が相変わらず松田の話題を振る。
「お〜そうか〜!松田さんもずっと猪熊にぞっこんだったからなぁ!めでたいなぁ!」鼻歌しながら運転をする花園君。
「そ、そんな、ラブラブっていうか、普通よ、普通!」花園夫妻の攻撃にタジタジの柔。
「な〜に、今更恥ずかしがってるのよ!別にラブラブなのが普通じゃない!一つ屋根の下で恋人同士!きゃ〜!もうもう!」
富士子は相変わらずテンションが高い。
「ま、まぁねぇ・・・。そりゃ、それなりには・・・松田さんも優しいし・・・」柔はどこまで話して良いかわからないのだ。
「あらっ!綺麗なブレスレットね。もしかして、松田さんからのプレゼント?」富士子が目ざとくブレスレットを見つける。
「あっ、ええ。松田さんのクリスマスプレゼントでね。松田さんが選んだ割には可愛いでしょ。」柔がブレスレットをさする。
「どれどれ、見せてよ!きゃ〜!TO YAWARA FROM KOSAKU だって!もう、このこの!」
富士子は、柔の腕からブレスレットを素早く抜き取り、刻印を目ざとく見つけた。
「も、もう!富士子さん!あんまり茶化さないでよ!恥ずかしいなぁ・・・」ブレスレットを富士子から取り返し腕にはめる。
「もう、盛り上がったんでしょ!3日しかなかったんだから!そのブレスレットだって、指輪までは行かなくとも、結構
意味深よねぇ。なんか進展あったんでしょ!いいじゃない!猪熊さんと私の仲じゃない!応援するわよ!」富士子が熱く語る。
「ええ、進展っていうか・・・。その、ねぇ・・・なんて言うのかなぁ。」どこまで話そうか柔も戸惑う。
「あ〜、もうじれったいわね!猪熊さんは、松田さんのことになると本当に奥手というか、もっと素直にならないと、松田さんも
アメリカで離れ離れなんだから、しっかり掴んどかないと浮気されちゃうわよ!」テンションが上がる富士子。
「そ〜だぞ〜猪熊〜。松田さん、あれでも結構もてるからなぁ。自分から積極的にいかないと駄目だぞ〜」花園君も同調する。
「そ、そんなことないもん!だって、松田さんはっ!」まんまと花園夫妻のかまかけに引っかかる柔。柔道以外では本当に単純である。
「だって、松田さんは〜?何々?やっぱりなんかあったんでしょ〜!」富士子が突っ込む。もうっ、あの話くらいならいいかなぁ。
「もう〜、えっえっと、あのね。その、正式じゃないんだけど、あの、次のオリンピックが終わるころには、その、松田さんも日本に
帰って来れそうな感じなんだって。それで、その、まだプロポーズされた訳じゃないけど、あの、オリンピックが終わったら、
そのつもりで、その付き合って欲しいって、松田さんから言ってくれて・・・」柔の顔がばっと赤くなる。
「きゃ〜!それってほとんどプロポーズみたいなもんじゃない!松田さんもやる時はやるわね〜。もう少し早く猪熊さんに気持ちを
伝えてたら、離れ離れになってなかったかもしれないのにねぇ!二人とも素直じゃなかったからねぇ。あの頃は!で、猪熊さんは
なんて答えたの?!」興味津々に富士子が聞いてくる。応援というより、野次馬根性ではないだろうか?
「えっ。それは、まあ。あたしも・・・松田さんの事、その、好・・・き・・・だし・・・。一応、OKしたけど・・・」
本当は涙を流すほど嬉しかったが、いざ他人に話すとなると、親友の富士子でも、まだ恥ずかしかった。
「きゃ〜!きゃ〜!もう、完全に恋人同士ね!あ〜私も安心したわ〜!ホント授賞式の日まで、二人とも素直になれなくて、
見ているこっちがハラハラしてたのよ!猪熊さん、しっかり松田さんを掴んでおきなさいよ!松田さんは猪熊さんに必要な
人なんだから・・・」長年二人の恋の行方を案じていた富士子。感慨もひとしおであった。
二人の話を聞いていて、何故か花園君が涙をどばーっと流している。
「ど、どうしたの?!花園君!」富士子が心配そうに花園君に話しかける。
「い、いや、実は・・・、猪熊は、自分の高校時代の初恋の相手だったのであります。弱小だった武蔵山高校柔道部を猪熊は懸命に
盛り立ててくれたのであります!その姿に感動して、自分は猪熊に当時初恋をしてしまったのであります!それで、卒業式の
とき、猪熊に試合を申し込み、自分が勝ったら、猪熊に告白しようと思っていたのですが、さすが猪熊、全く自分は歯が立た
なかったのであります。その猪熊が、松田さんと上手く言ったかと思うと・・・」
「ええ〜っ!!!」柔と富士子は花園君の告白に驚いて、そろえて声を上げた。
「そ、そうだったの・・・花園君も猪熊さんが・・・」フクちゃんを抱いて少し寂しそうな富士子であった。柔はなんと言って
よいか分からなかった。
「で、でもそれも昔の話であります!富士子さんと出会ってからは富士子さん一筋であります!フクちゃんが生まれてからは、
富士子さんと、フクちゃん一筋であります!猪熊のことは昔のことで、少し感慨深かっただけであります!富士子さんは、自分に
とって最高の人であります!」花園君が涙を拭いてはっきり言った。
「花園君・・・」富士子さんは少し安心したような顔つきで、フクちゃんをあやし始めた。柔もホッとしていた。
「猪熊〜、突然変な昔話してすまなかった。自分はあまりにもふがいなく・・・!でも今は猪熊と松田さんを富士子さんと一緒に
応援しているぞ!頑張るんだぞ!いつでも力になるぞ!」力強く花園君は言った。
「そうよ、私たちは!本当に猪熊さんと松田さんを応援してるんだからね。幸せにならないと駄目よ!」富士子も声を上げた。
「あ、ありがとう・・・。あたし頑張ってみる。」自分を親身に心配してくれる仲間を持ち、本当に嬉しかった柔であった。
この後、猪熊邸に着くまでは、NYで松田と何があったか、また根掘り葉掘り聞かれて、困ってしまう柔であった。それでも
和気あいあいと盛り上がる、車中であった。
こちらは世田谷の猪熊邸。滋悟郎が玄関で、眉毛を釣り上げ、口をへの字にして、不機嫌そうにあぐらをかいてドンと座っている。
「まっこと、遅い!どこをほっつきあるいておるのじゃ、あの不良娘は!目を離すとすぐに遊び呆けよる!だから、アメリカ行きは
反対したのぢゃ!」怒鳴り声を上げている。相変わらずである。
「まぁ、まぁ、お義父さん。お茶が入りましたよ。富士子さんが迎えに行ってくださってるんでしょ。心配いりませんよ。多分
ちょっと渋滞に巻き込まれてるだけですよ。それにまだそんなに遅れているわけでもないじゃないですか。」
玉緒が、コロコロ笑いながら、居間から滋悟郎に声をかける。虎滋郎と玉緒は正月を家族で過ごすため、パリから一時帰国
していたのだ。
「ふん、そうぢゃ。あやつは一人にしとくと何をしでかすか分からんから、わしがノッポのねえちゃんに、家まで送るように、
申し付けたのぢゃ!そうでもせんと、あやつは旅行の浮かれ気分でまた、悪の温床デスコにでも行きかねんからな!」
滋悟郎は居間に入ってきて、お茶をすすりながら、煎餅をバリバリとほおばり始めた。横では、虎滋郎が柔の試合のビデオを
見ながら、何やらこまめにメモを取っていた。
「うん?虎滋郎、お主何をやっておるのぢゃ?」滋悟郎が虎滋郎に聞いた。
「あぁ、柔の試合のビデオをみて、ちょっと研究をしているのだ。柔の柔道は素晴らしい領域に達しているからな。フランスで
指導するときの格好の材料になる・・・」虎滋郎はそっけなく答えた。
「ほほう、それは結構、結構!精進せい!まぁ、お主がどんなに精進してもわしの目の黒いうちは、世界のNo1コーチはわし
ぢゃからな!お主がNo1になれるのは、まだまだ当分先の話ぢゃ!ふぉっふぉっふぉっ!」滋悟郎が高笑いを上げる。
虎滋郎は、黙っていた。悔しいが、確かに自分は凡人である。激しい修行もこなしてきた。柔道一色の人生を送っている。一定の
領域には達したと自負している。しかし滋悟郎と柔は、天性の才能を持っている。しかも柔の稽古も超一流選手に引けを取らない。
柔より激しい稽古をしているフランスの選手も沢山いるが、努力する天性の才能に追いつくには想像を絶する修行が必要なのは
虎滋郎は身に染みて分かっていた。我が娘、柔なら、自分がたどり着けない領域に達するだろうと、思っていた。
820 :
名無しさん@ピンキー:04/02/01 16:29 ID:5w+Nu1nz
ここを長年保守ってきた甲斐があった。約一年待った。
アメリカ旅情編おまけ@駄文浪人さん、ありがとうありがとう
感じてる柔ちゃんを想像するだけでイケる
>>820さん。そう言っていただけると、わたすもうれしいでやんす。
読んで下さる人がいると、書き甲斐もあるというものでござんす。
ここ2〜3日、体調不良で、集中力が続かなく筆が進みません。
ぼちぼちカキコしていきます。お付き合いいただければ幸いです。
>>821さん。わたすもそうです。恥ずかしながら、感じている柔ちゃんを
書いているときが一番萌えますた。読み返すともう少しネットリと書いた
方が良かったかなぁと思ったり。力不足です。スマソ・・・。
823 :
名無しさん@ピンキー:04/02/03 18:31 ID:+e30jcdP
ネットリもいいなぁ>柔ちゃん
アメリカ旅情編おまけ@駄文浪人さんが書いた松田くん、素人童貞っぽくて好き。
今度、もしよかったら、花園くん、富士子さんの近況も書いてくださいm(_ _)m
もう花園くんも体育の先生になっているかな?女子高の先生だったら、意外にモテル気がする。
>>823 >素人童貞っぽくて好き。
Σ( ̄ロ ̄lll) ガビーン 実は書いている漏れ自体ががセカンド素人童貞
だったりする訳で・・・(´・ω・`)ショボーン
やっぱ、読む人が読めば、分かるんでつね・・・。エロも奥が深いなぁ。
修行してきまつ。まあ、おまけはエロほとんどなしなので、続けますが・・・。
頭痛い・・・。風邪引いたかな・・・。
>花園くん、富士子さんの近況も書いてくださいm(_ _)m
う〜ん、書いてみたい素材ではありますが、かなり難しいかも・・・。また
原作をしっかり読んで、脳内キャラをしっかり作らないとですね・・・。
冒険でさやか嬢×風祭というのも考えていたのですが・・・。
>>823 駄文浪人さん乙です。
楽しみに読んでいましたYO!
>さやか嬢×風祭というのも考えていたのですが・・・。
(*´д`*)ハァハァ
826 :
名無しさん@ピンキー:04/02/08 17:53 ID:akPdlYyG
柔ちゃん・・・本当に女になったんだね
(*´д`*)ハァハァ
柔だって柔道が強い以外は普通の女の子
好きな人(松田)のティムポが大好き
828 :
名無しさん@ピンキー:04/02/10 19:45 ID:n83XfbkF
くそぉ、松田〜。俺たちの分まで柔ちゃんを幸せにしてやってくれよ〜。
それと、ぶっかけキボーン
(*´д`*)ハァハァ
う〜、体調不良で死にそうです。なんとか今日スレにきました。なんか
一気にかいたので、放心状態が続いています。やはり超アマチュアの限界か。
なんか中途になってスマソ。合間・合間にカキコしますので、生暖かく
見守ってください。気分がよければ、夜中にうpするかも・・・。
830 :
名無しさん@ピンキー:04/02/10 23:34 ID:P5lFsUHu
お〜!!おひさです。
体調には十分に気をつけてくだされ!!
気長にまってるんで・・・・・。
であ、がんがれ!!!
831 :
名無しさん@ピンキー:04/02/10 23:39 ID:n83XfbkF
俺も風邪。
ここ数年引かなかったのにね。
気をつけてください。
832 :
名無しさん@ピンキー:04/02/17 19:06 ID:cUUGJQ5R
保守
保守しますね。
834 :
名無しさん@ピンキー:04/02/19 20:05 ID:7ifLOC47
人大杉ですね……。
835 :
名無しさん@ピンキー:04/02/19 20:13 ID:0L3DzqGG
誰か新しい板作ってくれませんか?
アメリカ旅情編おまけ@駄文浪人さん>面白いです。これからも頑張って!
お久しぶりです。なんか人大杉状態が最近多いなぁ。
>>830-831 >>835 サンクスです。2ちゃんで応援されると、とても嬉しいです。
続編待っている方、ホントすみません・・・。
風邪が治ったと思ったら、今度は雑用が嵐のように押し寄せて
ネタを作る暇がありません・・・。しばらく無理そうです。スマソ・・・。
なんだ、バカヤロー!ゴルア!と言われても仕方ないです。
ホント申し訳ない。
もし良ければ、気長に待ってください。とりあえずごめんなさいの
挨拶まで・・・。ホントごめんです・・・。(´・ω・`)ショボーン
雑用大杉だよ・・・。
あの、柔タンのエロ画像ってないでしょうか?板違いかもしれないのですが、知っているかた教えてもらえないでしょうか?お願いいします!
月夜のリボンしかしらないなぁ・・・
柔タンはマイナーだからね。
そうなんですよね。同人誌とか調べても見当たらないし…。
840 :
名無しさん@ピンキー:04/02/24 21:15 ID:u7uTAIfz
841 :
名無しさん@ピンキー:04/02/27 18:33 ID:G2nmfxps
もうずっと人大杉。
保守
843 :
名無しさん@ピンキー:04/03/11 05:12 ID:mkuCLl4y
あげ
844 :
名無しさん@ピンキー:04/03/15 06:12 ID:5eskoPLR
誰も人いませんね〜。
人大杉だからしゃーないか。
845 :
名無しさん@ピンキー:04/03/20 05:54 ID:6mx8sWtx
age
846 :
名無しさん@ピンキー:04/03/23 06:26 ID:tvKq+6Tk
皆さんの作品を読んでいて、自分も書いてみようかなと思い
一昨日に構想を固め、昨日から書き始めているのですがめちゃめちゃ難しいですね。
エロに入る前までは結構スムーズに進んだのですが、その後が書いては消し、
書いては消しといった感じです。改めて職人さん達の凄さを実感しております。
先日846に書きこみさせていただいた者です。
少しだけ書きだめできたので少しづつうPしていきます。
個人的には松田×柔の初めての時が萌えなのですが、
結構書かれている方が多いので新婚期を書きます。
学生時代の国語の成績は中の下だったので、文章構成能力には
一抹の不安を感じますが、宜しくお願いします。
RRR・・・・、RRRR・・・・・・・
午後11時半過ぎ、以前に比べ少し増築された猪熊家の一室。松田耕作と柔夫婦の部屋。松田家専用の電話が鳴る。
きっとあの人からだ。そんな確信を抱きながら電話に駆け寄る柔。
「はいもしもし、松田です。」
「あっ、柔さん。俺、耕作だけど。今まだ会社なんだけど・・・。ゴメン、今日帰れそうにないんだ・・・・。」
申し訳なさ層に告げる日刊エブリー記者の松田耕作。
「そうですか・・・。でもお仕事ですもん仕方ないですね!」
「ホントごめん!明日は絶対帰れるから。もうちょっと待ってて。」
残念そうではありながらも、自分の仕事に理解を示してくれている柔にただただ申し訳なく思う松田であった。
出会ってから10年の歳月を経てやっと結婚にいたったのが今からつい2週間前のこと。
結婚式の翌日から5日間の新婚旅行。帰国した新婚の二人を待っているのは、夫の1週間を超える沖縄への出張だった。
松田は新婚早々1週間も家を空けることに抵抗を感じてはいたが、プロ野球のキャンプ中のこの時期
そうも言ってはいられなかった。柔もそのことは十分理解していたし、なんといっても彼の書いた記事を読むのが
柔自身も楽しみだったので、松田を快く送り出した
今日やっと帰ってくる。そんな喜びを心に抱きながら母の玉緒と共に夕食の準備をし、松田の帰宅を待ちわびていた
柔であったが、彼からの電話でそれが期待はずれになってしまったことを残念に思った。
そんな柔の口から突如こんな言葉が口に出た。
「あの、松田さん。明日着替え持って行きましょうか?沖縄に持って行った着替え全部宅配で送ってしまっているでしょ。
明日寒くなるみたいだし、厚手の着替え明日持って行きます。」
少しでも早く、少しの時間でもあの人に会いたい。そんな気持ちから柔は咄嗟にそのようなことを口に出していた。
「えっ、でもそれだけの為に悪いよ。」
と最初は遠慮する松田であったが、松田もまた、少しでも早く、少しの時間でも柔に会いたいと思う気持ちから
柔の言葉に甘える事にした。
「じゃあ、明日の昼間は比較的時間あるから11時ごろ待ち合わせて昼飯でも一緒に食おう。うちの社の1階にある
喫茶店に11時でいいかな?」
「はい、あした11時に日刊エブリ−下の喫茶店ですね。」
「うん。じゃあ、また明日な。おやすみ。」
「おやすみなさい。」
そう言って二人は受話器を置いた。
翌日、柔は松田の着替えを紙袋に詰め、今日帰ってくるとは言ってはいるものの、帰宅が遅くなるであろう耕作の為に、
お腹がすいた時にでも食べてもらおうと作った弁当を持ち、家を出た。
喫茶店には10時45分頃つき、まだ耕作は来ていないようだったので、出口に近い席に座り紅茶を注文し
耕作を待つことにした。
時計の針が11時になろうとするころカランコロンと入り口のベルがなり耕作が入ってきた。
「ごめん、待った?」
「ほんの10分前にきたところです。」
耕作は柔のティーカップがほぼ空になっていることを確認し、
「じゃ、少し早いけどメシ食いに行こうか。」
「はい。」
松田は席に座らず店を出て、そのまま二人は近くのレストランに入り食事をした。
「このお店、おいしいですね。よく来るんですか?」
「うん、たまにね。鴨田や加賀君達と。夜は結構高いから来たことないんだけど、昼は手頃だから。」
「それより、昨日は本当にごめん。どうしても今日の朝までに終わらせないといけない仕事があって。結婚して早々
こんなふうだったら夫失格だよな。」
柔は少し下を向きながら首を横にふり、
「私、耕作さんの書いた記事読むの好きだし、記者のお仕事が大変なのはわかってますから。」
「でも、正直言うとちょっと寂しいかな。」と少し弱々しく、柔はそれを隠すように少し微笑んで言った。
そんな柔の様子を見て、耕作は柔のことをたまらなく愛しく思った。
「今日3時から取材入ってるんだけど、加賀君に現地集合って言ってあるから、
3時前までに現場に行けばいいんだ。少し余裕あるからちょっとその辺ぶらぶらしようか。」
食事を終え、少しの間歓談した二人は席を立ち店を出た。
まだ、春になりきれない街を歩きながら、二人は会えなかった1週間の穴を埋めるように会話を楽しんだ。
「耕作さん沖縄行って少し日焼けしましたね。」
「そうかな、毎日自分の顔見てるからわかんね。」
そんな、たわいもない会話であったが二人にとってはとても心地よい時間だった。
そんな時ふと耕作が小さな交差点で立ち止まった。
なあ柔さん、ちょっと寄ってかないか?」
「はい?」
柔が耕作の親指の指す方を見て、柔の顔は真っ赤になった。ラブホテル街だった。
そんな柔の様子を見て
「やっ、やっぱまずいよな、こんな日の高いうちから。は、はははは・・・・・・。」
「・・・・ぃぃぇ・・・。」
「えっ、・・・・いいえって・・・、いいの?」
柔は真っ赤な顔で下を向きながら小さくコクンと頷いた。
自分から誘っておきながらいざとなると緊張してしまうのか、耕作も顔を僅かに赤くしながら柔を
その通りに導いていった。
耕作ははその通りの中でも一番新しそうな一軒を選び、柔の手を引き入った。
「どの部屋がいい?」
「えっ、どの部屋って言われても・・。」
「じゃあ、奮発してこの1番値段の高い部屋にしておこう!ははははは・・・・。」
耕作は、『こんなところで奮発してどうする』と変に緊張している自分をおかしく思いながらボタンを押した。
何せ、二人とも耕作がニューヨークにいたときから、肉体関係はあったものの、松田のアパートでいつも過ごしていたので
このようなところを二人で利用したことはなかった。
「耕作さん、詳しいっていうか、なんか慣れてますね。私なんか全然入り方わからないのに。」
柔は少しからかい半分で言った。
「ば、ばっか。俺だってなれてないよ。特に経験豊富って方でもないし・・・・・。」
「はい、はい、わかりましたっ。」
真っ赤になっている耕作を見て、柔はくすくすと笑いながら言った。
先程のホテルに入る前に比べ、少しリラックスした様子で二人は小さなエレベータに乗り込み部屋に向かった。
明日に続きます。
なんか今読み返していたら、松田を松田って書いたり、耕作って書いたり定まってなかった。鬱
うん、楽しみ
がんがって
あっ読んでくれている人いたんだ。
853さんどもです。
人大杉で誰も来ねーと思っていたので少しサボっていました。
区切りの良いとこまでうPします。
ガチャッ。
耕作がドアを開け、柔を先に部屋に入れた。
「わぁ!ラブホテルってもっと鏡張りとかで、ぐるぐる回るベッドとかがあって、変にキラキラして
もっと暗いのイメージしてたんだけど、結構かわいい部屋なんですね。」
「わあ、お風呂もこんなに大きいですよ。松田さん昨日お風呂入ってないでしょ。丁度良かったですね!」
「お風呂洗ってお湯溜めますね。わぁ、ジャグジーもついてる。あれこのボタンなんだろ?ま、松田さん、見て見て!
浴槽の中のライトが光りますよ。」
柔も変にハイになっているのか、遊園地に来た子供のようにはしゃいでいた。
そんな柔の様子を可愛いと思う松田であった。しばらくして・・・・。
「松田さん、お風呂準備できましたよ!どうぞ入ってください!」
浴室の中から、蛇口をひねって湯を止めながら耕作に声をかけるが、耕作からの返事がない。どうしたのかと
ベッドルームを覗いて見ると。耕作は風呂に入ろうと下着姿でベッドに腰掛けながらうつらうつらと眠っていた。
「松田さん。だいぶ疲れてるんじゃないんですか?」
「あっ、ごめん。眠ってた。」
「お風呂準備できてますけど、どうします?このまま時間まで少し眠りますか?」
柔が松田に聞く。
「・・・・・・一緒に風呂入ろうか。」
「えっ?」
「だから、お風呂に一緒に入ろうかって。」
「・・・でも・・・・・・・恥ずかしぃ・・・・。」
柔はさっきまでの元気はどこへ行ったのかと思うほど消え入りそうな声で言った。ニューヨークの耕作の
アパートのシャワールームは二人で入るには少し狭く、一緒に入ったことなどなかったし、ベッドを共にしている時も、
照明を少し落としてもらっていたので浴室のような明るいところで自分のすべてをあらわにするのが柔にはなんだか
気恥ずかしく思えた。
「大丈夫だよ。な、一緒に入ろ。」
そう言われ、柔は頬を染めながら小さく頷いた。
「俺、先に入ってるから着替えておいで。」
耕作はやさしく柔を促し自分は先に浴室に入っていった。
カチャっ。
柔が体にバスタオルを巻き、緊張しながら浴室に入ると松田は頭を洗い終わってシャワーですすいでいた。
柔が緊張と恥じらいから、服を脱ぐのに結構時間を費やしたからか、松田は既に体も洗い終わっているようだった。
「柔さんも、頭洗う?」振り向きながら松田が尋ねる。
「朝シャンプーしたばかりだし、体だけにしようかな・・・。」
もともと、そのつもりだったのだろうか、神が濡れないように髪をゴムで束ねてアップにしていた。
「じゃあ、俺が体洗って上げるよ」
そう言うと、耕作は柔の体をぐっと引き寄せやさしく抱きしめた。柔は1週間ぶり感じる耕作の体温に心地よさをおぼえ、
顔を耕作の胸に埋めた。
「私ってすごく贅沢なんですよね・・・。松田さんがアメリカにいた時、1年に数えるくらいしか会えなくて、
そのころに比べたら1週間なんてどうって事ないって思ってたのに、こうやって結婚してこれからずっと一緒に
居られるんだと思ってた矢先に1週間会えなくて・・・・。1週間がこんなに長いと思ったの初めて。」
「ほんとそうだな。俺もこの1週間すごく長く感じたよ。だから今こうして柔さんの事抱けて、本当に嬉しい。
・・・さあ、体洗って上げる。タオルとってイスに座って。」
耕作は優しく柔の体に巻きつけてあるバスタオルを外し、柔をイスにすわらせた。
スポンジにボディーソープを含ませ、よくあわ立て柔の背後から体を上から下の方へと洗っていく。
「フフッ。くすぐったい。」
「ダメだろ、そんなに逃げたら。ちゃんと洗えないだろ。」
はじめ柔は体を洗うという名目で、何かされるのではないかと思っていたが、耕作にはそんな下心はなさそうだった。
だが柔の方は、いつも自分の体を洗うのと違う力の入れ具合で体を洗われているせいか、体の芯が熱くなっていくのを感じた。
松田さんそんな気なさそうなのに、私感じちゃってる。私ってすごくエッチなのかな?でも、松田さんのことすごく好きなん
だもん。おかしくないよね。』と自分の心に言い聞かせていた。
「はい、綺麗に洗えたよ。」
シャワーで柔の体についた泡を流し終わると二人で湯に浸かった。
耕作は柔を両足の間に座らせ後ろから腰を抱くようなかたちで二人はバスタブに入って話していた。
「ところで松田さん、お仕事ぬけちゃっていいんですか?」
「仕事の方は、電話で今日柔さんが来てくれるっていうから、徹夜で頑張ったんだ。あー、だけど仕事ふけてこんなこと
してるの編集長にバレたらただじゃすまねーだろうなー・・・・・。」
「だ―。でも俺、今すごいしあわせだ―――。」
と耕作は少し大きな声で言いながら後ろからギュッと柔を抱きしめた。
「私も・・・・・・」柔はただそう答えた。
その言葉を聞き耕作は柔のうなじに軽くキスをした。そのキスは徐々に首そして肩へとずれていき、
耕作は柔の顎の辺りに右手を添え、柔の顔を少し振り向かせるようなかたちにすると、唇を柔のそれに何度も重ねた。
始めは軽く、そして徐々に徐々に舌を絡めながら熱いキスを繰り返す。耕作は柔らの肩に添えていた左手を胸まで降ろし
優しく優しく胸を揉み上げ、そうすると共に胸の先にある突起にも指で刺激を与えた。
「ん、はぁぁ・・・・。」
柔が耐え切れず、僅かに吐息をもらす。
先ほどまで顎に添えられていた右手は柔の肩・腕そして腰をつたい下腹部をとおり柔の秘部へと伸びていった。
そして人差し指とくすり指で柔の花びらを露にし、中指をその間の谷間へと沈めていった。
柔のそこには明らかにバスタブに張られた水とは別の少し粘り気がある液体で満たされていた。
「柔さん、もう濡れてるよ。」
柔の耳元で耕作が囁くと、柔は恥ずかしそうに顔を正面に戻した。
いつもとは少し違うシュチュエーションと柔の可愛らしい反応を見て、耕作はたまらず、以前からささやかな望みを
柔に投げかけてみることを心に決めた。
「柔さん、お願いがあるんだ。・・・・その・・・フェラチオしてくれないかな?」
意を決して耕作が柔らに尋ねると柔は振り向いて
「フェラ?チオ?」
言葉の意味が分からないのか不思議そうな顔をして松田の顔を覗き込む。
「あの・・・えっと・・・。なんて言えばいいんだ。その・・・つまり、俺のモノを・・・その・・・しゃぶって欲しいんだ!」
そう言いながら松田の顔は真っ赤になっていた。
一方の柔はといえば、こちらも赤い顔をして少し言葉を失っていた。
柔はフェラチオという言葉こそ知らなかったが、そのような愛し合い方があるというのは以前どこかで聞いたことがあった。
はじめはそんなことをするのは信じられないと思っていたが、こうして耕作と愛し合うようになってからは、
いつも優しく自分の全身を愛撫してくれる耕作に対し、もし彼がそれを望むのなら拒むまいと心に決めていた。
だが、決心はしていたものの、突然の申し出にしばし言葉を失っていた柔を見て、
「うそうそ、冗談! 今のは聞かなかったことに・・・」
松田がそう言い終わらないうちに
「はい。ただちょっと、やり方がわからないから・・・・教えてもらえますか?」
「えっ・・・・・・・・・・。も、もちろんさ」
松田は少し先走ったかと反省しようとした矢先に、思いがけなく柔が自分の望みを聞き入れてくれたことに動揺しつつ、
返事をした。
松田は柔らを後ろから抱え込んだ体制を解き、柔を座らせたまま、自分はバスタブの縁に腰をおろした。
「それじゃ柔さん、俺の正面に座ってくれないかな?」
柔はその言葉を聞き、松田の両足の間にペタンと座った。
「まず、手で持ってぺろぺろ舐めてみてくれるかな」
「はい。」
柔は返事をするとぎこちない手つきで耕作の肉棒を持つと、それを母犬が生まれたばかりの子犬を乾かすかのように
ぺろぺろと舐め始めた。
「じゃあ今度は、キスしたり、舌でレロレロってしてみて。」
柔は耕作の言うとおりキスしたり、懸命に舌を使って肉棒を刺激しようとする。
始めはどのようにして良いのか戸惑っているようだったが、次第に瞳がトロンとした表情になってきたかと思うと、
耕作が教えていないにもかかわらず、耕作の亀頭を口の中に含み始めた。
亀頭を口の中に収められ柔の舌がそのまわりを纏わりついてくる。その舌が、耕作の肉棒の裏の筋を通ったとき、
「うっ・・・。」
耕作は思わず声を漏らした。「柔さん気持ちいいよ。」
「はっ、ふぅ 松田さん・・・・。」
柔はその言葉に答えようと、よりいっそう懸命に舌と唇を使い肉棒を口に含んだり、出したりして耕作に刺激をあ与え続け、時折口の中に含まれているものが柔の口には大きいのか苦しそうな声を出す。
「あぁ・・、そこすごく気持ちいいよ。上手だよ・・・柔・・さん。」
そのときである。
「うぅっ・・ん!・・・・・・・・・。ご、ごめん柔さん!」
柔の口の中にドクッ、ドクッと松田からの熱い液が放出される。
松田は柔がフェラチオをするのは初めてだし、彼女のことを思い、口の中に出すつもりはさらさらなかった。
しかし、新婚早々1週間の出張。独身時代なら欲求を自分で解消することも多々あったが、結婚した今となっては
そんな行為も彼女に失礼なことと思い出張中も1週間自制していた。そのため、いつもなら耐えられるようなことでも、
堰を切ったように快感の波が押し寄せてきたのだ。
愛する人から放出される液体を全て口の中に受け止めた柔。それは、今まで味わったことのない味、
とても美味しいなんて言えた代物ではない。飲み込む事が出来ず、かといって愛する人の精液を吐き出すことも出来ず、
頬に溜液体をためたまま、口に手にあて、指を広げた状態であてオロオロしていた。
「わ、わっ。柔さん、ペッてしろ!早くペッて。」
柔は顔を顰めながらも、首を横に振る。
「わ―――っ!もうっ! ちょっと待ってろ!」
耕作はそう言って浴室から飛び出すと、洗面台の上にある消毒済みのコップをとり、水を汲み、ティッシュペーパーを持ち
再び浴室にバタバタと戻って来た。
「これに出しちまえ。」
そう言ってティッシュペーパーを柔に差し出す。
精液を吐き出すことは、松田に申し訳ないと思っているのか、柔はすぐに応じようとしない。
「いいから!早く!」
耕作は少し声を荒げていうと、柔はやっとそれに応じた。
「これで口漱げ。」
そう優しく言って柔に水の入ったコップを差し出した。
柔はコップを受け取り、口を漱ぐと、耕作への申し訳なさと耕作の優しさに触れ、自然と涙が溢れてきた。
「こ、コラ、泣くな。俺が悪かったんだからさ、泣くなよ、なっ。」
そう言って柔から空になったコップ取り柔の顔を覗きこむと笑顔でこういった。
「そろそろ、風呂から出ようか。」
「うん。」
柔は潤んだ瞳の笑顔で答え、再び体にバスタオルを巻き、耕作に肩を抱かれながらベッドルームへと移動していった。
ず、ずびばせん。
自分でコピペしているうちになんだか自分の表現力のなさに
ほとほと呆れ果ててしまいました。
エロにもなりきれてないし・・・・。
修行中の身ですのでどうかご勘弁を。
また、区切りの良いところまで書けたらうpします。
続き、まってます。
頑張って下さい。
865 :
文系おちこぼれ:04/04/01 05:29 ID:fP1la9Au
>>864 拙い文章、イマイチな内容なのに読んでくれてサンクスです。
次回1週間以内にうpできるようがんがります。
続きです。
1週間以上放置してしまってスマソ。
ではまいります。
「柔さん何か飲む?」
「あ、じゃあお茶を。」
「ウーロン茶でいいかな?おれも一応仕事中だしお茶にしとこ。」
柔は笑顔で頷いた。二人でベッドに座り、出張で行ったプロ野球のキャンプの話をしながらお茶を飲んだ。
「あっ、そうだ。」
柔が突然何かを思い出したのか自分の荷物の方に歩み寄った。
「どうしたの?」
「耕作さん、今日も遅くなりますか。」
「そうだなあ、やっぱり12時は回っちゃうかな。でも、必ず帰るようにするよ。遅くなっちゃうけど飯も家で食べていいかな?」
「もちろんです。でも、遅くなるとお腹空いちゃうと思って、夜食にお弁当作ってきたんです。」
「わぁ、マジで、見せて見せて!わぁーありがとう。感激だなー。今ちょっとつまんでいいかな?」
「いいですけど、夜までに無くならないようにしてくださいね。」
柔は耕作の感激ぶりが可笑しくてくすくすと笑いながら答えた。
「いただきます。んまい、んまい!この卵焼きほんとうまい。」
「もう!あんまり食べるとほんとになくなっちゃいますよ!」
「そうだな、このくらいにしておこう。ご馳走さまでした。」
もぐもぐ口をしながら手を合わせてそう言うと耕作はお茶を飲み干し、弁当箱を片付けかばんの中にしまいにいった。
ベッドに戻ってきて柔の横に座ると、
「ありがとう。」一言そう言って柔の唇に軽くキスをした。やわらは耕作の顔を見上げ、
「どういたしまして。」ニコッと笑いながらそう言うと今度は柔の方から耕作の頬にキスをした。
それを受け耕作は両腕を柔の腰の後ろに回し、ぎゅっと柔を引き寄せた。
柔は耕作の腕に抱かれる温かい感触を感じながら、ゆっくりと瞼を閉じ両腕を耕作の背中へと回した。
耕作は柔らを抱えながらゆっくりとベッドに体を埋め、枕の上の照明に手を伸ばした。
ほの暗くなった室内。改めて柔の唇にキスをする。何度か唇を合わせ、徐々に唇を割り、舌を絡めていく。
柔もその舌の動きに答える。
耕作は柔らに自分の重みがかからないよう気遣いながら柔らのすぐ横に添うようにし、上半身だけ柔を覆うような形で、
首筋から肩口へと唇を何度も柔の体に重ねていく。胸元まできたとき柔らの胸元で重ね合わされたバスタオルを解くと
柔の白い胸が露になった。
今から大好きな人に抱かれるという喜びと期待感からであろうか、ピンク色の乳首は既に少したっており、
照明は落としているものの、耕作の目からもそれを確認することが出来た。
「きれいだよ。」
耕作が言うと、柔は閉じていた瞳をうっすらと開け、自分の事を見つめている耕作と目が会うと、恥ずかしそうに横を向き、
再び瞳を閉じた。
耕作は右手で柔の白い胸を優しく包み込むようにもみしだきながら、反対の胸の先端を口に含んだ。
最初は優し吸い上げ、そして舌先でもてあそぶようにころころと転がしたり、優しく舐めて柔に刺激を与えた。
先ほどより一段と柔の胸の先端は硬くその形が顕わになっていった。
「んっ、ぁっ、ぁあ」
柔がたまらず声を上げる。耕作は柔らが感じていることを確認すると、乳首を口に含んだまま右手をわき腹から腰、
下腹部へと滑るように降ろしていき、秘部へと到達する。そしてその谷間にゆっくりと指を滑らせる。
くちゅっ。既に十分に濡れているのだろう、柔の秘部が卑猥な水音をたてる。
耕作はさらに奥へと指を進め一番奥にある蜜壷へと一本を挿しいれる。中から愛液が溢れてくる。
耕作の指のつけ根を柔の愛液が流れ落ちていく。一度指を抜き、さらにもう一本指を挿しいれる。
「うっ、んっ。」
敏感に反応する柔。耕作の指に柔の熱い肉壁が絡みつく。すちゅっ、くちゃっと音を立て、
耕作の指はゆっくりと柔の蜜壷をかきまわしながら、その上にある肉芽に親指で刺激を与えた。
「はぁんっ。ああっ。」
柔は耕作の指から与えられる快感に耐えかね、先程より少し大きな声をあげ思わず片ひざを立て大きく体をそらした。
柔が片膝を立てたことにより、柔の両足の間に先程より大きな空間が出来る。
耕作は今まで柔の中をかきまわしていた指を抜き、その空間に自分の体を割り入れ、再び柔の体に唇を重ねる。
耕作は『愛しているよ』そう囁くかのように柔の上半身にキスを浴びせる。その唇は徐々に下へと降りてゆき
秘部の手前で唇を離し、手で肉列を開いた。柔の秘部は予想どおり十分過ぎるほどの愛液で溢れていた。
その溢れるほどの愛液をぺロッと下で舐め上げる。
「はぁっ。」
耕作は舌先を尖らせ、柔の恥穴に突き入れる。
「はぁっ、はぁっ、はぁっ、松田さん・・・・・。」
徐々に柔の息があがってくる。意識が飛びそうになる中、無意識に長年呼び慣れた名で耕作のことを呼ぶ柔。
耕作は恥穴からその少し上にある肉芽に舌を移すと、その包皮の中から出てきたピクピクと震えるピンクの蕾を
チロチロと舐めた。
あっ、はああんっ。松田さんっ、だめっ・・・・。はぁっ、私・・・もうっ・・・・。」
耕作はパッと柔らの秘部から顔を上げると、体を柔の上に移動させた。
「まだダメだよ。」
そう言って柔に軽く口づけをすると、体を起こし自らの肉棒を柔の秘部にあてがい、
敏感になっている柔のその部分を気遣うようにゆっくりと挿入した。何の抵抗も無くヌルッと入っていく。
「ぁん。」
柔が僅かに声をあげる。柔の秘部はその入り口から中の肉壁まですっかり充血しきっており、耕作の肉棒に
ねっとりと絡みついてきた。
「はぁ。」
耕作は1週間ぶりに感じるその肉壁の纏わりつく感覚に思わず吐息をはく。一呼吸おいてからゆっくりと腰を動かし始める。
あっ、はああんっ。松田さんっ、だめっ・・・・。はぁっ、私・・・もうっ・・・・。」
耕作はパッと柔らの秘部から顔を上げると、体を柔の上に移動させた。
「まだダメだよ。」
そう言って柔に軽く口づけをすると、体を起こし自らの肉棒を柔の秘部にあてがい、敏感になっている柔のその部分を
気遣うようにゆっくりと挿入した。何の抵抗も無くヌルッと入っていく。
「ぁん。」
柔が僅かに声をあげる。柔の秘部はその入り口から中の肉壁まですっかり充血しきっており、耕作の肉棒に
ねっとりと絡みついてきた。
「はぁ。」
耕作は1週間ぶりに感じるその肉壁の纏わりつく感覚に思わず吐息をはく。
一呼吸おいてからゆっくりと腰を動かし始める。
左手を柔の膝の上にそえ片足を支え、右手は二人が繋がっている部分の上に位置する肉芽に刺激を与える。
「・・はぁ、はぁ、柔さん・・・はぁ、愛してるよ。」
「ぁ、あんっ、松田さん、私も・・、はぁっ、愛してるっ、あんっ。」
「はぁ、はぁ、フフッ・・・」
突然、腰を動かしながらも堪えるように笑い声をもらす松田。
「はぁ、はぁ、ぁんっ、もう、なんですか、はぁ・・・こんな時に・・・・」
柔が弱く反抗する。
「ごめんごめん、・・君が、はぁ、さっきから松田さんなんて呼ぶからつい、はぁはぁ。」
「あん、ごめんなさい、はぁはぁ、だって何も考えられないんだもんっ。」
そう言い訳する柔。本当に何も考えることが出来ず、無意識の中で出たのであろう。そんな柔の様子をみて、
「可愛いから許す。」
そう一言だけ言うと、耕作は軽く柔の唇にキスをし、腰と手の動きを速めた。
柔は左手はシーツ、右手は自らの膝に添えられた松田腕を握りしめ、その快感に耐えていた。
「ぁ、ぁあんっ。松田さんっ、わ、私もうっ・・・。」
「俺もっ、もういきそう。」
そう言うと、耕作は柔を抱きしめ、柔に激しく腰を打ちつけた。
「あぁ、ぁああんっ」
「ん、ううううっ。」
柔は耕作に強く抱きつきなが体を大きくそらし絶頂に達した。それと同時に耕作の意識も遠のいていった。
数十秒たったであろうか、柔の意識がはっきりしてくると、耕作はいつものように優しく頭を撫でてくれていた。
まだ、繋がったままのようである。
彼の顔を見ようと柔が視線を上げると、彼は優しく微笑んでくれた。
耕作は柔の意識が戻ったことを確認すると優しく抱きしめながらキスをし、ゆっくりと今まで一つになっていた体を
一度離し、彼女の横に体を横たえ、彼女の頭の下に腕をさし入れた。
柔が頭を彼の胸に寄せると、
「ごめんな、なんか途中で笑っちまって・・・。でも、あんまり可愛かったからつい・・。」
「私のほうこそ・・・・。まだ呼び方に慣れてなくて、結婚前の癖がつい出ちゃって。」
「でも、呼び方なんか気にすることないんだよな。自然が一番だ。うん!」
耕作はそんなことを言って一人で納得していた。柔はそんな耕作の様子をみてしばらく幸せを噛み締めていた。
耕作はふと枕の上の時計を見て
「もうそろそろ出ないとだめだな。」
「ほんと、もうこんな時間。あ〜あ、幸せな時ってどうしてこんなに早くすぎちゃうんだろ。」
「ほんとだな。でも今晩また会える。アメリカにいた時のことを思えば今は幸せすぎるくらいだからな。」
「そうですね。じゃあ、シャワー浴びてそろそろ出ましょうか。」
「そうだな。」
そして二人は、身支度を整えてホテルを出ることにした。
ホテルからでる時、なんだか誰かに見られてるんじゃないか、知人とすれ違わないか、そんなことを考えながら
緊張しながら恐る恐る出る。
顔をやや下に向けながら、手を繋ぎ早くホテル街を通り抜けようとしたその時。
「あっら――、耕作に柔ちゃんじゃない?」
ぎくっ―――――。
耕作、柔、それぞれの体が凍りつく。二人の後ろから聞き覚えのある声。邦子だ。
「やっぱり耕作に柔ちゃんだ〜。耕作ったら仕事サボってこんなところで二人でなにしてんのよ〜。」
「な、何って、俺たちはただ・・・昨日から着替えてないから着替えを持ってきてもらって、飯食ってだな・・・。」
「飯食って?・・・・ホテル入ってエッチしちゃったってわけ?もーやだー、二人ともこんな昼日中から恥ずかしいんだから〜。」
「・・・・・。」
真っ赤な顔で二人とも何も反論できない。
「まあ、仕方ないか〜。10年以上掛かってやっと結婚した二人が新婚早々旦那が1週間も出張。
お互いの肌も恋しくもなるってものよね〜。でも耕作ってほんと馬鹿ね〜、こんな会社の近くのホテルなんか
入っちゃって。耕作はアメリカ行ってたから知らないだろうけど、その先に地下鉄の駅ができてからこの道
結構みんな通るのよ。見つかったのが私で良かったってものよ〜。」
「ど、どこが良かったんだよ・・・・。」
一人でまくしたてるようにしゃべる邦子に、動揺しながら反論する。
「あ〜ら、そんなふうに言っちゃっていいわけ?編集長に言っちゃおうかな〜。」
「わ、わ、それだけは勘弁!」
「じゃあ、明日のランチで手を打ってあげる。あ、そうだ鴨ちゃんも誘っちゃお。」
「お、おい、勝手に決めるなよ!」
「じゃあ、耕作現場でね〜。柔ちゃんもまたね〜。」
邦子は耕作の言うことなどまったく聞いていない様子で去っていった。
「加賀君も相変わらずだな。ほんと勝手だからなー。」
「でも邦子さん、気を利かせてくれたのかな?」
「えっ、なんで?」
「だって、今から一緒の所に行くんでしょ?ほんとだったら一緒に行けばいいのに。」
「そりゃそうだな。・・・じゃあ気を利かせてくれた加賀君に甘えて、家までバイクで送っていくよ。
社までバイク取りに行くの付き合ってくれる?」
「うん!」
そう答えると柔は松田の手をとり早春のビルの谷間を歩いていった。
おわり
やっと終わりました。
エロは自分にはやっぱりきつかったです。
氏んできます。
乙でし!
充分堪能ハアハアできました。
御手隙の時にでも次回作よろです。
ペッてするの!ペッて!なシチュ、すごい心当たりあったんで
劇萌えですたよ。
楽しく読ませていただきますた!
鯖移転ですね。
>>877 堪能していただけ幸いです。
>>878 劇萌えなんて非常に恐縮です。
なんか自分で書いてみると自分のエロ表現の
底の浅さと狭さを思い知らされました。
他スレを読みこんで修行のを積んでまたかけたらなあと思っております。
またその時、ダメ出し・感想など頂けるとありがたいです。
またお願い致します。
880 :
名無しさん@ピンキー:04/04/12 23:11 ID:mqydEZXB
age
881 :
駄文浪人:04/04/18 07:53 ID:3P68rEKj
おひさです。相変わらず、バタバタしてます。加えてイラク事件。
ネタは固まりつつあるのですが。
そうこうしているうちに、文系おちこぼれさんがナイスな作品
執筆されてましたね。おいらみたいに冗長じゃなくて、なおかつ
かなり萌えますた。( ´∀`)bグッジョブ!です。
エロ難しいですよねぇ。おいらはフェラはできなかったなぁ。
おまけ編が終わったら(もういらない?ううっ・・・)、結婚後喧嘩
した後の仲直りでちょびっと激しい柔&松田なんか書いてみようかなと
思ったりしております。
わーい!
駄文浪人さんだ!
自分自信駄文浪人さんに触発されて書いたもので
降臨をお待ちしておりました。(全文アウトプットして保存してあるくらいです。
>おまけ編が終わったら(もういらない?ううっ・・・)
いえいえ、続きもおながいします。
駄文浪人さんの負担にならない程度に心待ちにしております。
>結婚後喧嘩 した後の仲直りでちょびっと激しい柔&松田なんか
書いてみようかなと 思ったりしております。
なんか想像しただけで萌えますな。(w)
883 :
名無しさん@ピンキー:04/04/28 22:44 ID:rPhRAVSy
あげ
884 :
名無しさん@ピンキー:04/05/05 06:45 ID:+KwERBk0
age
ほ
886 :
名無しさん@ピンキー:04/05/16 22:07 ID:aw3IB+XJ
今ちょうどケーブルのYAWARA観てんだけど、やっぱ柔は可愛いよな。
皆口声が萌え〜
ところで、さやか×風祭(敢えて逆表記)はこのスレであり?
エロまで辿り着きそうもないネタが浮かんだんだが、、、
まだ書き始めてもいないので、駄目そうなら他スレ(スレのない作品スレorエロなしSSスレ)に逝きます。
オレ的には別に良いと思うけど・・・。
最近停滞気味だし。
でも柔×松田が最強なんだけどね。
さやか×進之介
最近俺も書いているんだけど、なかなかね。
「ずっと・・・」の直後あたりで、もし風祭の柔へのプロポーズがさやかに
バレたら・・・という話をちょっとまとめてるの。
風祭がさやかを愛してなかったわけじゃないとは思うんだが、
なにしろこいつらも「素直になれない」キャラクターだし、
下手に動かすとバッドエンドになりそうで嫌だし……。
890 :
名無しさん@ピンキー:04/05/23 19:37 ID:/jC0Dwbc
風祭×柔はタブーですか?そうですか・・・
俺はタブーの方が萌えるんだけど。
892 :
名無しさん@ピンキー:04/05/29 05:40 ID:MO8eHzrq
893 :
名無しさん@ピンキー:04/05/29 13:25 ID:26TDx2KB
神も仏も・・・・・
894 :
名無しさん@ピンキー:04/06/01 22:00 ID:RiKmB+mP
タブーでも何でもいいから・・・・・
895 :
江戸家化け猫:04/06/05 02:56 ID:naapafF0
この様子なら別につまんなくてもエロく無くても季節感が無くても、誰にも迷惑かけること無いよね。
−−12年後−−
「ひどいと思わない、今年ドタキャン4回目よ。せっかくジョディがカナダからきて
練習手伝ってくれてるのを抜け出してきたのに!」
駅前の焼肉屋で、ふくれっ面をした柔がまだ赤みの残る肉を口に放り込みながら
富士子にまくし立てる。
「だいたい今年はもう3月だって言うのに1回しか会ってないのよ!それが仮にも
婚約者に対する態度だって言うの!」
「そうね、もうちょっとなんとかねえ・・・・」
こうなると富士子は、ひたすら相づちを打つしかない。決して上品とは言い難い、
周囲に物をまき散らしながら食べる猪熊家3代続く独特の食事風景。その前で
ひたすら聞き役に回る富士子。・・・・そして1時間後、ロース10人分も平らげたころ、
「でも、もうすぐアテネだししょうがないのよね。」
あきらめたように柔がつぶやき、ため息をつく。会えないのも松田だけが一方的に
悪いのではないのは自分でもわかっている。自分自身も練習や取材で時間が
とれなかった。その様子を見て富士子はほっとする。”落ち着いたみたいね。”
柔がこれだけわがままを言える相手は富士子をおいて他にいないだろう。富士子も
それを承知していればこそデートが中止になるたびに、柔のやけ酒、やけ食いに
つきあっている。もっともやけ酒といってもコップ3杯ビールを飲んだら酔い潰れて
しまうのだが。富士子がいなかったらこの多忙なカップルが関係を続けることが
できなかったろう。
896 :
名無しさん@ピンキー:04/06/05 03:13 ID:naapafF0
−−12年後−−
A
「猪熊さんも外で会えないなら、松田さんのうちにおしかければいいのに。あんまり会わないと
浮気されちゃうわよ。」
やっぱりそうかしら。思わず不安になる。
「松田さんだってたまっちゃうでしょ。」
「たまるって何が?」
柔が首を傾げる。
「なにがって、松田さんだって健康な大人なんだから・・・」
富士子が言いよどむ。
「あ、精子ね。」
気がついたといったふうにやわらが口走る。たかがビール2杯なのに十分に酔っている。
「精子って、猪熊さん・・・・」
思わず富士子が絶句する。
「保健体育の授業で習ったじゃない。」
「保険体育じゃありません!だいたいね、猪熊さん。」
声を潜めて柔に顔を近づける。
897 :
江戸家化け猫:04/06/05 03:20 ID:naapafF0
−−12年後−−
B
「なあに、富士子さん。」
同じく声を潜めて富士子に顔を寄せる。
「ちゃんとすることしてるの?」
「そりゃあ、子供じゃないんだから。でも痛いし・・・・」 柔はちょっと顔をしかめた。
「痛いって、まさか1回だけって言うんじゃないでしょうねえ。」
「そんなことは無いわよ、松田さんがアメリカへ派遣されたときでしょ・・」
柔が親指をおる。そして薬指を折ったところで止まった。
「たった4回なの!もう10年以上つきあってるんでしょ!」
「そういえばシドニーでもう一回・・・」
富士子が再び絶句する。
「猪熊さん、ちょっとそこに座りなさい」
「もうすわってます」
焼き肉屋で立っている人間などいない。
「そのようなことで恋人関係を続けようなど、おはぎに砂糖をかけあんこを掛けて食べるくらい
甘すぎます!女の名誉にかけても松田さんを強姦してらっしゃい!」
富士子も既に目が据わっている。もうろうとした頭で柔は悩んでいた。
「おはぎにあんこと砂糖をかけた物ってふつうのおはぎと何が違うんだろう」
続く・・・・・・なんて言ったら怒られるかな
続編期待しております
新作キタキタキタキタ━━━(゚∀゚≡(゚∀゚≡゚∀゚)≡゚∀゚)━━━━!!!!!!!!!
続きキボンヌ!
901 :
江戸家化け猫:04/06/06 15:59 ID:bt9IB+zC
実は、
「ちょっとそこに座りなさい」「もうすわってます」
という小ネタを書きたかっただけなんでここから先なんも考えてなかったんです。
どーせあぼーんのあらしだとおもったし。うーーむ・・・・・・・
>>901 いや、そう言わずにがんばってくれ!
12年後ってことは柔は今年で35歳、松田は42か。
俺の脳内ではこの年まで二人が結婚していなくて今まで5回しかやったことがないなんて
ありえないんだけど(シドニーの年でギリセーフ)脳内で時代を変換したら十分面白そうだけどな。
まあ、無理のない程度に投下してくれたら嬉しい。
903 :
名無しさん@ピンキー:04/06/07 21:52 ID:q2fYqb+l
>902
それではお言葉に甘えてもう少しだけ続けてみたいと思います。
ちなみに私の柔妄想を支えていますのは、石田ゆり子(個人的に好きだからかつ豪快な保護者をもっているから)
阿川佐和子(個人的に好きだからかつ豪快な保護者をもっているから・・・繰り返してしまいました。こういうこねたが
好きなんです)、森雪(何となく)であり、10年で5回は私の妄想上何の不思議もないのです。だってたまにしか
会えそうもないし、会ったらすることばかり考えているとは考えたくないじゃないですか。
904 :
江戸家化け猫:04/06/07 22:10 ID:q2fYqb+l
−−12年後−−
富士子と別れた後、松田の安アパ−トに足を向けた。せっかく久しぶりに合うために家を出てきたのだ。明日の練習も気になるが
少しぐらい無理をしても一目会いたいという気持ちが勝った。すっかり暗くなった住宅街の路地をほろ酔い気分で歩く。
ポツリと頬に雨粒を感じた。「あ、雨だ。」見る見るアスファルトの路面が黒くなる。
「天気予報で雨なんて言ってなかったじゃない。」言ったも言わないも、天気予報などはなから見ていない。が人間ひとに
責任を押しつけたがるものだ。ハンドバックで髪をかばいながら、必死にかけだした。
松田のアパートに着いた時には服も髪もびしょぬれになっていた。酔っぱらったまま急に走り、くらくらする頭を抱えながら階段を上った。
”だいたい松田さんがこないからこんな目に遭わなきゃいけないのよ。絶対お灸を据えてやる。” 松田に対する不満が
また沸々とわき起こる。部屋の前に立つ。が電気はまだついていない。がちゃ、部屋のドアを開ける。鍵はかかっていなかった。
”不用心なんだから、泥棒が入ったらどうするの。”
電気のスイッチをいれると、蛍光灯が2,3度点滅した後、相変わらず足の踏み場もない雑然とした部屋の中を照らし出す。
柔は少しほっとする。この様子なら浮気などしている訳はない・・・。
905 :
江戸家化け猫:04/06/07 22:27 ID:q2fYqb+l
−−12年後−−
「冷たい。風邪ひいちゃうわ。」また滋伍郎の訳のわからない薬を飲まされたらたまらない。イモリの黒焼きぐらいなら
まだ我慢するのだが・・・・。もっともそれに耐えれると言うことが既に浮世離れしている。散らかった部屋の中から針金
ハンガーをなんとか見つけだすと、びしょぬれになったワンピースをカーテンレールに干した。ひどくぬれた服から水が
したたり落ちる。あわてて、新聞紙を四つ折りにして水を受けた。
「なんか着るものないかしら」
ゴミの山としか見えない部屋の中を探し出す。が、どう見ても脱ぎ捨てた洗濯物しか見あたらない。さんざんゴミの山を
ひっくり返した後にやっとの思いでクリーニングから出したままになっているワイシャツを見つけだした。
「下着も干さないと。」しっとり濡れたブラジャーをはずす。
「また、小さくなったんじゃないかしら」コンプレックスの元をのぞき込んだ。AAしかない胸にため息をつく。体重を48kgに
保つための食事制限、強化練習でふくらみはいよいよ慎ましやかになったようだ。ちゃんとバストアップ体操をしようと
改めて決心を固める。が、おそらく効果はないだろう。もしBカップに成長するという保証があれば明日にでも72kg級に
エントリーするにちがいない。
906 :
江戸家化け猫:04/06/07 22:34 ID:q2fYqb+l
−−12年後−−
素肌の上にワイシャツを羽織る。男物のシャツはそでをもてあまし、すそもふともも半ばまで隠している。
秘所が隠れることを確認してパンティーもぬいだ。
とりあえずぬれた服を全部脱いで人心地着いた柔は、改めて部屋を見回した。壁には相変わらず、長島と力道山の
ポスター。そして、大きく引き延ばした、柔が暴漢を巴投げしている写真。それを見ると複雑な気持ちになる。自分の
写真を貼ってくれてるのはうれしいけど、いくら何でも高校生の頃の、それもパンティーが丸見えの写真は少々恥ずかしい。
せめてオリンピックの写真だけにして欲しいと思う。
−−がんばってもうちょっと続くと思う−−
907 :
名無しさん@ピンキー:04/06/08 06:18 ID:YHX9YCeA
>江戸家化け猫様
仕事早ェ〜
素肌にワイシャツを羽織る柔タソにハァハァ(´Д`*) 。
ガムバレ〜!続き楽しみにしてます。
908 :
江戸家化け猫:04/06/09 22:08 ID:YMugwyuz
とりあえず袋だたきに会うまでは地道に進みたいと思います。
−−12年後−−
「さてと。」散らかった部屋でじっとしていることに耐えられる柔ではなかった。おもむろにワイシャツの袖を肘までまくり上げる。
窓ガラスに映った自分の姿を見て思う。 ”この部屋も私も初めて来たときから進歩無いわね・・・。あら、ちょっと小じわができた
かしら。” 窓ガラスをのぞき込もうとして額をぶつける。「痛。えーとまずは洗濯かな。」部屋に脱ぎ捨ててあるありとあらゆる
服を未だに2槽式の洗濯機の放り込む。何で全自動にしないのかしら、めんどくさい。
「次は、ゴミをまとめてと」数え切れないカップラーメンの食べかすとビールの空き缶をビニール袋に区分して詰めこむ。
つづいて台所のかたづけに取りかかった。手際の良さは珠緒仕込みだ。が食器らしい物は何もない。先ほど見た
カップラーメンの山を思い出す。 ”ちゃんと栄養とれてるのかしら、久しぶりにビーフストロガノフでも作ってあげようかな”
得意料理といえば聞こえが良いが単に簡単なだけだ。冷蔵庫の中をあさりだした。
小一時間かけて、ようやく部屋も片づけた。日付も変わった。が、まだ松田は帰ってこない。
”だいたい、すっぽかされた上に何で片づけまでしてあげなきゃいけないんだろう。” 忘れていた怒りがまたよみがえる。
帰ってきたら覚えてらっしゃい!再びぷりぷりし始めた柔は、部屋の片隅にある派手な紙袋に気がついた。片づけようと
手に取った拍子に、中からアダルトビデをがこぼれ落ちた。後輩の鴨田がいたずらでもってきたアダルトグッズの
詰め合わせだった。ご丁寧にオナホールからペニスバンドから・・・・。松田にとって必需品であったかどうかは定かでない。
909 :
江戸家化け猫:04/06/09 22:15 ID:YMugwyuz
−−12年後−−
「そう言えば初めてこの部屋に来たときも、エッチな本がいっぱいあったわね。」
懐かしく思い出す。ビデオのパッケージの一つにふっと目が引かれる。柔道着を着た女が男を踏みつけている。
鴨田が柔とつきあっている松田をからかうために入れた物だ。「することないし、たまには見てみようかな。」
自分自身に対する照れ隠しに転がっていた缶ビールを空け一口飲む。
「いったい今日何カロリーとったんだろう。計量も近いのに。」少し不安がよぎる。
「まあ、いいわ。こうなったら、95kg超級に出てやるわ。胸だってきっと大きくなるもの。」まだ酔いは醒めていなかった。
少し後ろめたい気持ちを抑えつつ、ビデオのスイッチを入れる。柔道着に黒帯を締めた女がやせこけた男をいたぶっている。
申し訳程度に裸締めに、袈裟固め。ひとしきり言葉責めの後、足こきで1回目終了。ビデオを見ながら柔はぶつぶつ文句を言い出す。
「柔道にも何にもなって無いじゃないの」
10分後「こんなことされて気持ちいいのかなあ・・・・」
20分後「眠い、頭痛い、飲み過ぎちゃった、もうだめ・・・・・zzzzz」
910 :
江戸家化け猫:04/06/09 22:35 ID:YMugwyuz
−−12年後−−
2時も回った頃、濡れ鼠になった松田が部屋に飛び込んできた。
「全くひどい雨だ・・・。あれ部屋がきれい・・・」 テレビの前でワイシャツを羽織ってへたり込んでいる柔が目に飛び込んでくる。
松田の入ってくる音で目を覚ました柔は少し寝ぼけたまま、ジャケットを脱がせる。 「びしょぬれじゃない。風邪ひいちゃうわよ、早く全部脱いで。」
ちょっととまどいながら松田は聞く。「下着も?」 「当然です。」 「パンツも・・・・?」 柔がうなづく。
松田は背を向けおずおずと下着を脱ぐと、柔に差し出した。手渡された服を胸に抱え込む。柔が羽織ったワイシャツに雨がしみこみ、
その冷たさにようやく目がさえてくる。目の前に裸の松田がたっていることに改めて意識した。しかも脱がしたのは自分だ。
今更ながら恥ずかしさに目を合わせることができず、伏し目がちになる。「あの、着替えは・・・・」と両手で股間を押さえるように隠しながら
言いかけて、周りに満艦飾のように干してある洗濯物に気がつく。「無いよね、ははは・は・・は・・」すっぽかした負い目のある松田は
目を合わせてくれない柔が激怒していると思い、何とか機嫌を取ろうとする。
「部屋片づけてくれたんだ。ありがとう。大家さんに怒られてたんだ・・・・」
柔は自分よりも松田の方が動揺していることに気づき悪戯心が出てきた。
「あっそう」素っ気ない返事をして、服を洗濯機の放り込む。いよいよ必死になる松田。
「あ、いいにおいがするな。あれだよね、えーとストロングこん・・・」
「ビーフストロガノフ!」 柔はちらりと冷たい視線を投げかける。”この人はいったいいつになったら覚えるのかしら、
本当に料理の作り甲斐が無いんだから。”心底嘆く。
911 :
江戸家化け猫:04/06/09 22:56 ID:YMugwyuz
−−12年後−−
”いかん!。”松田は頭を抱えた。 ”えーと、それなら・・・・”
「今日ね、レスリングの浜田を取材したんだ。あの娘すごい筋肉しててね。・・」
「ふーん、私と比べたら?」「そりゃ、柔さんの方がきっちりと・・・」
「どうせ筋肉ばっかで色気なんか無いですよ。仮面ライダーみたいな腹筋してると思ってるんでしょ。取材がしやすくなるから
結婚してくれっていったんでしょ!」おもむろに泣きまねを始める。
松田にはもう機嫌をとれそうな言葉は思いつかなかった。元々そんな才能もない。
「ごめん!。2度とすっぽかさないから許してくれ!」松田は柔の足下に土下座した。
「あ、そんな・・・」”気にしないで”と怒りの峠はすぎている柔は思わず言いかけた。が、今日こそ文句を言おうとしていたことを思い出す。
”さっきのビデオを真似して少しいじめてやろう、たまには反省してもらわなくっちゃ” 冷たい声で柔はいった。
「そんなことで許してもらえると思ってるの。」 ”やばい、真剣に怒ってる。” 松田は、下からおずおずと見上げる。決してスタイルが
いいとはいえないが、白く張りのある、そして所々に痣のある足がすっと伸びている。膝、太股、そして・・・・・。
下から見上げた松田の目には、ワイシャツの内側が見える。”パンツはいてない!” 陰裂を隠しきれないうっすらとした恥毛が裾からのぞく。
いつも恥ずかしがる柔の秘所を明るいところで見たのは初めてだった。先ほど濡れたワイシャツも透けて、乳首を浮き上がらせている。
思わず惚けた顔になりよだれが垂れる。その顔を見て柔も自分がワイシャツを羽織っただけであることを思い出す。
”下着つけてないの忘れてた。あそこ見られちゃった” 恥ずかしさがわき上がってくるが、だてにオリンピック4連覇していない。動揺を押し殺し、
少し押さえた声で松田を脅す。「誰が頭を上げていいって言ったの・・・」
−−−状況が変わらない限り、もうちょっとはきっとつづく−−−
912 :
江戸家化け猫:04/06/09 23:04 ID:YMugwyuz
えー無駄に長くなりましたが、今回はストロング金剛のネタがメインの目的であります。
強引とは言え少しやらしさが混ざってきましたね。
とはいえさらっとすれ違いそうな気もするんですよね。
他人事みたいなこと言ってますが、まあ行き当たりばったりの素人の限界と言うことで・・・・・・
913 :
名無しさん@ピンキー:04/06/09 23:26 ID:YMugwyuz
姓名判断
猪熊 柔
性格的には、1つのことをコツコツとやるタイプです。個性的なので、その個性を活かせる仕事につくと、
将来的には成功する可能性を持っています。また、家庭内のトラブルに巻き込まれたり、
体が弱くて思いがけないケガや病気になることもあるでしょう。人からはよく理解されないので、
まわりから誤解を受けやすいところがあります。
松田耕作
優しくて情に厚い人です。頭も良くて、鋭い切り口でシャープに物事を考えていきます。
また、いったん目標が決まったら、意志強固に努力していくタイプですから、目的を達成する力があります。
だってさ
江戸家化け猫 タソ乙です。続きが楽しみだ。
今のところの感想を述べさせてもらうとエロパロとしてだけでなく、YAWARA!の2次小説としても面白いと思う。
無理のない程度に続き期待してます。
それにしてもこのスレ平日人少なっ。
915 :
江戸家化け猫:04/06/10 21:52 ID:JQThz7Oh
レポートをまとめるふりをして昼間もそもそ書いてしまいました。そこそこたまったけどばれたら怒られるだろうな・・・・
ちょっと力任せで世界が狂ったかなあ・・・・・・・・
−−12年後−−
「ごめん!」いつもと違うすごみのある柔の態度に松田はあわててひれ伏す。
”えーっと、最初は何をするんだったっけ” 二日酔いになりかけている頭の中で先ほどのビデオを復習する。「足にキスして。」
おもわず顔を上げた松田と、自分のいったことに赤面している柔の目が合った。柔は思わず後悔する。こんなエッチな事
するんじゃなかった。ビデオの真似をして頑張って命令したものの、自分の行為の淫らさに思わず困惑する。一方松田の方は、
何の躊躇もない。すぐに、柔の足に、恭しく顔を近付けてそっとキスをした。唇と舌を這わせるようにして、そのまま彼は
柔のやや幅広な足の甲を舐める。足も柔のコンプレックスの一つだった。柔道一家に生まれてしまった因果という物だろう。
EEの足に生まれたかったと何度思ったことか。かわいいと思った靴をあきらめなければならなかったことも一度や二度ではない。
”お願い。そんなに見ないで。”自分の言ったことに一層後悔が募る。 松田の舌が指に巻き付く。柔はおもわず小さな吐息を漏らした。
コンプレックスがいっそう興奮を高める。既に秘所は溢れんばかりに潤っていた。しかし足に気持ちが集中してそのことに気づかない。
”膝に力が入らない。負けそう・・・” 勝負をしているわけではないのだが。だが、ふと視線を落とした柔は松田の股間が高ぶっている
ことにようやく気付いた。少し冷静さを取り戻す。 ”えーと、さっきのビデオでは・・・” 「そこに座って。」柔は松田を座布団の上に座らせると
ペニスをいきなり踏みつけた。いや、むしろ痛くならないように気を遣いながら、あしを添えたと言った方が正しいだろう。
916 :
江戸家化け猫:04/06/10 21:58 ID:JQThz7Oh
−−12年後−−
一生懸命ビデオのせりふを思い出す。「そんな事されて気持ちいいの。」「踏まれて固くしてるなんておかしいんじゃないの。」
「減量どうしてくれるのよ」「そんなこどもみたいなあそこのくせに生意気よ」etc・・松田は妙な言葉も混ざっているなと思いながらも、
どきっとする。ずっと会ってない間に他の誰かと関係したのだろうか。それも自分よりも大きい誰かと・・。だいたい自分のはそんなに
小さいのだろうか、意識したことなかったけど・・・・。松田の限りない不安をよそに、柔は、足の下でペニスを転がし出す。
ころころする感触が何となく滑稽だ。 ”本当に痛くないのかしら” できるだけ体重を掛けないようにして刺激を加える。足で扱われたことに
対する屈辱感はなかった。 しかし、年齢職業の割に禁欲的な生活を送ってきた松田には強烈な刺激だった。ただ柔にすべてを支配される
感覚に酔っていた。柔は足のスピードを速める。それだけで十分だった。「あの、柔さ・・。だっ。いく。」絶頂を迎えた。足でこすっていた柔は、
感触が変わったことに気づく。 ”いっちゃったんだ。やっぱり気持ち良かったのかな。でも脚疲れちゃった。ずっと片足で立ってるみたいな
もんだもの。あ、そうだ。座布団カバー洗わなきゃ。しかしこれっていじめたことになるのかしら・・・・”少し満たされない思いは残る。
が、一仕事終わった気分で考えながら、足についた精液を座布団になすりつける。しかし、松田の興奮は治まっていなかった。20代後半で
柔に会ってから半ば禁欲生活を送ってきた、そして久しぶり会ったと思ったら、いきなりこんな・・。松田が柔にむしゃぶりついた。うっすらとした
恥毛の陰に舌を走らす。「あっ」思わず声を発する。先ほど感じた興奮がまた燃え上がる。下腹部を走る快感に一瞬頭の中が白くなる。
もっと奥まで刺激がほしい。松田の頭を自分の股間に力の限り押しつける。柔の愛液か、松田の唾液か、柔の内股半ばまでしとどに濡らす。
917 :
江戸家化け猫:04/06/10 22:03 ID:JQThz7Oh
−−12年後−−
松田は柔の秘所をまるでのどが渇いた者が水を飲もうとするかのように吸いそして舐める。技術も何もなく、
ただ本能のままに舌で秘所を押し分ける。クリトリスが包皮からこすり出された。柔の背筋に電流が走った。
思わずのけぞった勢いでしりもちをつく。へたり込んだ柔に獣と化した松田が襲いかかった。
「きゃっ」という柔の声の一瞬後、ズバンという大きな音、そして静寂が訪れる。完璧な巴投げを受け、
けいれんしている松田の姿があった。「いけない、本気で投げちゃった。」快感で夢うつつ、そして、アルコールで
勘が狂ってもいたこともあり、MAXスピードでたたきつけてしまったようだ。
「松田さん、起きてください!」頬をたたいても、起きる気配はない。いままでの惚けた顔はそのまま、それまで垂らした
よだれが泡に変わっただけだ。今まで何度となく練習で、失神させたことはあった。しかし、相手はいつも黒帯、
今回はまるっきりの素人。柔は完全にパニックに落ちいった。冷静で有ればただの脳しんとうであることなどすぐわかったろうが。
”どうしよう、富士子さんに来てもらおうか・・・・。でも家庭の主婦をこんな時間に呼び出すわけには行かないわ。南田さんは夜勤かもしれないし、
きょんきょんは相変わらず体弱そうだし。会社の人じゃ恥ずかしい。こんな時間にこれそうな人って言うと・・・・。マリリンだ!”
女優になれるとだまされてAVにでたマリリンだが、今でも、熟女AV女優としてならしている。もっとも今でもだまされたと気がついていない可能性が大きい。
深夜にもかかわらず、柔の電話にいやな顔一つせずタクシーをとばしてマリリンがやってきた。線が2,3本切れているとはいえ基本的に善人なのだ。
「猪熊さん久しぶり。松田さんがどうかしちゃったんだって?」
918 :
江戸家化け猫:04/06/10 22:10 ID:JQThz7Oh
−−12年後−−
相変わらず妙にしなを作りながら、柔に話しかける。「あの・・」と説明する暇もなく素っ裸でひっくりがえっている松田を見つける。
もっとも部屋の真ん中で大の字になっているのだから、見つけるもみつからないもない。一体何があったのだろう?さすがに
脳天気なマリリンでも不思議に思う。不審なまなざしを柔にむける。そこにはいままで見たこともないほどおろおろした様子を
見せている柔の姿があった。よく見るとワイシャツをはおっただけで下着も付けていない。マリリンは自分なりに納得した。
「なんだ、松田さん気持ちよすぎて気を失っちゃったの。」「そうじゃな・・・」柔は否定しようとするが人の話を聞かないことにかけては
他に例を見ない。「アタシもねえ、すごっくいいっていわれるのよ。だからね今でも人気有るの」「あの、だから・・・・」
「こんなの水掛ければすぐにおきるわよ。」止めるまもあらばこそ、たまたま自分で持ってきたペリエを松田の顔にかける。
発泡水が鼻から入ったのだろう。松田は、2回ほどくしゃみをする。「柔さん、ごめんなさい・・・・・」むにゃむにゃ言うとまた
意識を失った。元々ただの脳しんとうだ。途中経過の誤解はあったとはいえマリリンの行動は正しかったようだ。
柔は、びしょびしょに濡れた枕を外し代わりにさっきの座布団をマリリンに気づかれないように裏返して枕にする。
「松田さんってそんな感じやすいのぉ?」「そうじゃないってば・・・」ようやく落ち着きを取り戻した柔は事と次第を説明する。
「そりゃ、猪熊さんに投げ飛ばされたら失神もするわよ。で、さっき言ってたビデオってどこ」柔は紙袋を差し出す。その道のプロとして
興味があるらしい。マリリンは袋をひっくり返した。ザーとあふれ出る、ビデオにアダルトグッズ。ひとしきりチェックをすると機嫌が悪くなった。
919 :
江戸家化け猫:04/06/10 22:17 ID:JQThz7Oh
−−12年後−−
自分の出演した物がなかったのだ。マリリンには知り合いに見られたら恥ずかしいという発想はない。
「何で私のが一つもないのよ。そんなことだから、ぶん投げられてひっくり返るのよ。こんな小さいちんちんのくせして生意気よ。」
言うことが支離滅裂になっている。柔は思わず聞き返す。「松田さんのこれって小さいの?」マリリンがぷりぷりしながら答える。
「私がいつも仕事でしてる人なんかこの2倍はあるわよ。」改めて言うが松田がそう小さいわけではない。が、AV男優と比べれば
見劣りもするだろう。柔は思う。 ”私これでも痛いのに。” 「マリリンて偉いのねえ。」若干ずれた感嘆をする。「そうお?」マリリンも
妙な納得をして機嫌を直す。「ねえ、マリリン、これどうやって使うの。」「これはねえ、ローションで・・こっちはね、・・・」
アダルトグッズ講座が始まった。「ねえねえ、これは?」柔がペニスバンドを振る。「それね、付けてあげる」マリリンがいきなり柔の
ワイシャツをまくり上げる 。恥ずかしがって逃げようとする柔を捕まえ、日頃からは想像つかない手際の良さでバンドを締める。
「ほら、猪熊さん背もおっぱいも小さいから小学生の男の子みたい。かわいい!」柔がむくれる。「おっぱいも小さいはよけいよ。
じゃあ、これで女の人同士でするの?」「そうよ、私としてみるう?」マリリンがしだれかかる。ブンブンブン、柔は力の限り首を横に振った。
「つまんないの。最近はやりなのに。あとねえ、男の人を犯したりもするのよぉ。」「犯すって、エーと、お尻・・・・?」「そう、最初は痛がるけどね、
好きな人はねえ、泣いて喜ぶのよぉ。あ、ずいぶん遅くなっちゃったはねぇ。夜が明ける前に帰るわ。」マリリンは、バックを持って立ち上がる。
「いろいろ、ありがとう。」柔が心から感謝する。マリリンが柔に体をすり寄せながら応える。「今度気が向いたら一緒にお仕事しましょ」
再び、柔は全力で首を振った。
920 :
江戸家化け猫:04/06/10 22:34 ID:JQThz7Oh
皆様の優しさに甘え、ついでに仕事も少しばかりさぼってここまで来てしまいました。
無理してエロに走ろうとしない方がよかったかなと思う今日です。
僕の技術では、この人たち、裸にしようがエッチをしようが(まだしてませんが)淫らになってくれません。・・・・・
921 :
名無しさん@ピンキー:04/06/11 00:04 ID:wNb1YXhh
キャラのくずれた柔たんに萌え
松田を言葉でいじめる柔タソ
ハァハァ(´Д`*)
923 :
江戸家化け猫:04/06/11 21:31 ID:SRyJoum6
うーん、確かにキャラ崩れちゃいましたよねえ。戻るかなあ。
−−12年後−−
嵐のようにマリリンが去っていった。興奮が収まりのどの渇きを覚えた。水道はしばらく使っていなかったのだろう、
銀色の蛇口ひねると茶色い錆び混じりの水が出てきた。浄水器などあるわけもない。「これは勘弁してほしいな。」
他に飲み物はビールしかない。”まあ、これでいいわ” あきらめてビールをあける。常を越えたアルコールの摂取に
躯がほてる。風を入れようと窓に近づいた。窓に向かって、ヴィーナスの誕生よろしくポーズを取る。”確かに背も低いし、
胸も小さいし、これで髪が短かったら小学生の男の子だわ。ウエストもくびれてないしね。” そしてワイシャツの合わせ目から
不自然にのぞくペニスバンド。 ”マリリンにはずしてもらうの忘れちゃった。・・・・”2本目のビールに手を伸ばすついでに
柿の種の入った袋を開ける。 ”醤油がよくないわね。” ポリポリかじりながら思う。どうした思い入れがあるのか柿の種にはうるさい。
東の空も白みがかったころ、松田は、胸に重さを感じて目を覚ました。柔が松田の胸に耳を当ててささやく。「心臓の音が聞こえる。」
小柄な柔が体を密着させたまま、ぐっと伸び上がり松田に頬づりをする。「痛い・・・」柔がつぶやく。忙しさにかまけて
2,3日無精ひげを伸ばしっぱなしだった。ひげですれたためか、柔の頬が赤い。「ごめんよ。」そのはかなげな雰囲気に思わず抱きしめる。
924 :
江戸家化け猫:04/06/11 21:58 ID:SRyJoum6
−−12年後−−
柔の鼓動を松田も胸で感じる。この前肌を合わせたのはいつだったろう。確かシドニーが終わった後の・・・・。
柔が再び顔を寄せ、口づけを求める。いつになく積極的な柔に、松田も応え唇を重ねる。ビールの薫りがする。
”柔さんずいぶん飲んだんだな。そんな強くないのに。” ふと目が合う。ややたれ気味の目がいつもよりたれて見える。
そのとき松田は腹部に違和感を感じる。んっ、なんだこれは・・・・。思わず柔の顔を見る。 ”あれ、目の焦点が合っていない。
なんか変だ。おっ、完全に酔ってるぞ、こりゃ!”次の瞬間ぐっと抱きしめられる。く、苦しい・・・。
「これねえ、お尻にするとすごく気持ちいいんだって。」
柔がとろんとした顔で話しかけると下にずり下がっていった。「これは、鴨田のもってきた・・・。だめだ!、こんなの入れたら痔に
なる。お願い、やめてくれ。お尻の筋肉って切れたらつながんないんだぞ!結婚するまで処女は守るんだ!」
必死になって思いとどまらせようとするが柔の耳に届かない。「痛いのは最初だけなんだって。」
松田は全身の力を振り絞って逃げようとする。が、酔っているとはいえ五輪選手ですら逃げられない柔の押さえ込みから逃げられるわけはない。
「くうっ、何で48キロがこんなに重いんだ」「47.5!」
柔の目が青く光る。こういう事だけは耳にはいるらしい。「そんなの一緒じゃ・・・」と反論するまもなく肛門に不気味な感触が走る。
赤いバラの花が散るイメージ映像が松田の頭をよぎった。 ”こんな事考えてる場合じゃないぞ、逃げなきゃ。” とは思うものの、
ぴくりとも動くことができない。柔が無邪気にほほえみかけた。そして、メリっ、異物が侵入を開始する。
925 :
江戸家化け猫:04/06/11 22:15 ID:SRyJoum6
−−12年後−−
「gああwhんすあhd!」
松田は絶叫すると同時に跳ね上がった。柔はこてっと松田の横に転がり落ち、きょとんとした顔で
横座りをする。酔っぱらっていたせいか、火事場のバカ力が勝ったのか。
「ずれちゃったじゃない。」
柔は松田に背を向け、ぶつぶつ言いながらペニスバンドの調整をする。松田は、今しかバンドを
取り上げるチャンスがないと後ろからつかみかかった。そして・・・・・・
「きゃっ」という柔の声の一瞬後、ガシャーンという大きな音、そして静寂が訪れる。柔が見たものは、
すっぽぬけた一本背負いを受け、2階の窓ガラスを突き破って飛び出していく松田の姿だった。
「またやっちゃった・・・・・」柔は呆然と立ちつくしていた。
926 :
江戸家化け猫:04/06/11 22:27 ID:SRyJoum6
数日後・・・・・包帯だらけになった松田が横たわるベッドの横で小柄な体を一層小さくしてパイプ椅子に座っている。
「痛い・・・ですよね。」消え入るような声で松田に問いかける。「大丈夫、全然痛くなんか・・・・は・・は・・・」
両手骨折で、虚勢を張る姿が痛々しい。「あたしのこと、愛想尽かしました?」
「そんなことあるわけないじゃないか!20年近くも何で追いかけてきたと思ってるんだ。」ほっと柔の緊張が解けるのが
一目でわかる。あ、おれ今カッコイイ。松田は自分自信に満足する。
「あの、果物切ってきたんです」横に置いたバスケットからいそいそとタッパーを取り出す。「ありがとう、でも・・・」ギプスに包まれた両手を見る。
「大丈夫、食べさせてあげる。」ようやく笑顔が戻った。時間を気にせずこれほどのんびり過ごせたことが今まであっただろうか。
窓からさす早春の日差しが二人をつつむ。
小一時間もたっただろうか。松田がためらいがちに柔に頼む。「あの看護婦さん呼んでくれる?」
「どこか痛いんですか・・・?」不安げなまなざしで松田の顔をのぞきこむ。骨折しているのだから痛いに決まっているのだが・・・。
「痛い訳じゃないんだけど・・・」「????」松田が少し言いづらそうに答える。「・・・トイレ」
「なんだあ、尿瓶ぐらいならやってあげる。」ベッドの下にあった尿瓶を取り上げる。
「コントに出てくるのと同じ形してるのね。」しげしげとガラスの瓶を眺め感想を漏らす。
「いや、あの看護婦さんがやってくれるから・・・」「恥ずかしがらないの。別に初めて見せてくれる訳じゃないでしょ」
松田の浴衣をぱらりとはだける。そこにはなぜか力強く勃起した松田のペニスが。「あの、だから・・・・」松田がうろたえる。が、隠そうにも隠せない
「松田さん、エッチなこと考えてたんでしょう。入んないわよ。」ちょんと人差し指でつつく。
「健全な男だったらこうなるんだよ。」松田はしょうがなく、開き直った。「そういえば富士子さんも言ってたなあ。健全だったらたまるって。」
「たまるってねえ、もうちょっと言葉を選べないか。」松田が注文をつける。
「言ったのは富士子さんよ。でね、強姦してきなさいって。」
927 :
名無しさん@ピンキー:04/06/12 09:10 ID:7oRPCPWA
化け猫タソ乙
仕事中に書いてるみたいだけど大丈夫なのか?
まあ、俺はマメに書いてくれて嬉しいんだけど。
928 :
名無しさん@ピンキー:04/06/12 14:07 ID:9rEgsmFY
実はレポートの締め切りがつらかったりするんですけど、
やり始めちゃうと意外と妄想ってとどまるところを知らないんですよね・・・・
月曜から真面目に仕事しよ
929 :
名無しさん@ピンキー:04/06/12 15:34 ID:piljAyzU
いや仕事はどーでもいいから
続きを書いてくれ〜w
930 :
江戸家化け猫:04/06/12 21:22 ID:e9AtY2tC
>929
そんなこと言われたら家事も仕事もおいといてがんばっちゃおうかな・・・・・・
この土日でめどをつけちゃおうっと。まとめすぎても怒らないでくださいね。
−−12年後−−
「えっ」
唐突な言葉に、松田は青ざめる。今この体でまたおそわれたら逃げられない。尻を隠そうにも両手は使えない。
松田の狼狽した様子に柔らは苦笑する。
「大丈夫よ、もうあんなことしませんから。私もこりごり。」
肩をすくめる。今度は松田がほっとする番だ。
「それに、もう当分お酒も飲めないし。誰かさんがデートすっぽかしてくれたおかげで、すっかりウェートオーバーしちゃった。」
「ごめん。」
やけ食いに走ったのは自分の責任だろう、が、松田が小さくなる。
「でもね。」
柔は内緒話をするように松田の耳元でささやく。
「・・クスしようか・」
「え?」
柔にしては少し伝法な口調に、思わず聞き返す。
「だって、松田さんが退院して、私も合宿にはいちゃったら今度会えるのは何ヶ月先かわからないのよ・・・・」
潤んだ目でまっすぐ松田を見つめる。少しでも下を向いたらそのままあふれ出すだろう。すれ違いが多い生活になるのは
納得しているつもりだった。でも、久しぶりの穏やかな時間が、その諦念を弱いものにしたのだろう。
「そりゃあ、俺だって。でも。動けないよ・・・」
切なさそうに両手のギプスを見る。
931 :
江戸家化け猫:04/06/12 21:36 ID:e9AtY2tC
−−12年後−−
「私に任せてくれる?」
病室の隅によってパンプスを脱ぐ。見ないでね、と言いながら服を着たままパンティーだけおろした。
パイプイスを台にしてそっとベッドに登る。松田の怪我に負担がかからないように用心しながら、
またぐように膝立ちになった。若草色のワンピースの裾がふわっと松田の胸元まで広がった。
「どこも痛くない?」
松田をいたわる。腰を少しずつ下ろしながら、右手で松田のペニスを導く。亀頭が秘所の入り口を押し破る。
下腹部にミチっとした痛みが走るが、柔は痛みを我慢してすべてを受け入れようとした。しかし、押し広げられる
痛みのために腰を動かすことができない。性急にすぎたのだろうか。痛みに眉を寄せる。
「柔さん、顔の方に来てくれない。」
「でも・・・」
柔は思う。きっと痛そうなのを見かねてあそこを愛撫してくれるのだろう。でも自分から見せる事に羞恥心を消すことはできない。
松田もそれを察する。
「恥ずかしがっちゃいけないって自分で言ったばっかりだろう。この間だってしたじゃないか。」
”あれは特別よ。酔っぱらってたんだもん。” 松田の部屋での出来事を思い出し少し赤くなるが、松田に任せようと心を決めた。
「ごめんなさい。」
といいながら膝建ちのまま松田の顔をまたぐ。
「スカート持ち上げてくれないか。」 ”ワンピースなんだけど。”柔は思いながら腕を使えない松田のためにワンピースの裾を
胸元までまくり上げた。窓からはいる日差しが、乳白色の下半身を照らす。うっすらとした秘毛の根元までひかりに包まれる。
やや赤くなったパンティーの跡がへそのすぐ下を横切っている。
”もう少しかわいいのか跡のつかないのはいとけば良かったな。こんな事になるとは思ってなかったし”
少し後悔する。
「もう少し腰を落としてくれる。」
松田の注文に、肩や腕に体重をかけないように少し不自然な後ろに倒れそうな体勢になりながら腰を下ろす。
”腹筋つりそう。”
932 :
江戸家化け猫:04/06/12 23:25 ID:9JNxAszP
−−12年後−−
松田はその下半身に見とれる。決して長くはない、そして筋肉の張りつめた脚。くっきりと割れ、またウエストのくびれを作らない腹筋。
諸所に散らばる痣。そして他の場所からは不似合いなほどふっくらとした、はかない陰翳に彩られた秘部。決して万人が美しいとは
言わないだろう。しかしこの肉体が発するエネルギーが、自分の夢をいや二人の夢を作ってきたことにあらためて感動する。
松田はそっと舌で秘所に触れる。快感を与る、と言うよりもいたわり癒そうとするように舌を走らす。柔はその愛撫の悦びに必死に耐える。
動いて松田に余計な苦痛を与えないために。動いてはいけないと言う気持ちがいっそう快感を高める。頭に霞がかかったように
意識が遠のきかかる。
「もう大丈夫だと思う。立ってらんなくなっちゃう。」
もう一度腰の方へ姿勢を移す。再度挿入を試みる。先ほどよりはなめらかに差し込まれていく。が半ばほど迄挿入されたところで
やはり痛みで腰の動きが止まる。
「むりしないほうが・・・」
松田が少し不安の混ざった声で問いかける。
「大丈夫。」
柔が少し引きつった笑いを浮かべる。
”松田さんが応援してくれてるんだもん。大丈夫”心の中で繰り返す。
思い切って腰に体重をかける。引きつるような痛みを覚えながらも一気にすべてを飲み込んだ。涙が一つ二つこぼれる。
「動いた方が・・・いい?」
少しかすれた声で松田に尋ねる。
「いや、そのままじっとしていて欲しい。」
見つめ合い、そして互いの交わりで存在を感じ合う。
「疲れただろ。胸だったら体重かけても痛くないから。」
松田の胸に身体を預ける。
「今度するときはスムーズに出来るかな?」
松田に聞くが答えはない。陽が病室の奥まで射し込む。松田の高ぶりは徐々におさまっていった。そして柔の圧力に負けたように押し出された。
柔は松田の上から降り、狭いベット上で寄り添う。
”ワンピース、シワになっちゃうかな。”
933 :
名無しさん@ピンキー:04/06/12 23:36 ID:9JNxAszP
−−12年後−−
どれほどそうしていただろうか。柔が思い出す。
「そういえばおしっこは?」
いくら善意とは言え、二年ぶりの交わりの後こんな言葉を口走るのはいかがなものか。不調法なのは松田だけではない。
「限界かも。」
ベッドを降り尿瓶を拾うと、おとなしくなった松田の股間をそっと尿瓶に差し込んだ。
松田はずっと気になっていたことを柔に確かめる。
「あのさ、誰か他の人のあそこ見たの?。」
「ううん、疑ってるの?」
軽くにらむ。
「そうじゃないけどさ、この間小さいって言ってたから。」
浮気されてないことを確認し少しほっとする。
「マリリンも言ってたし、部屋においてあったおもちゃより小さかったわ。」
「そんな特殊なものと比較するなあ!」
思わず叫ぶ。
「しー。病院よ、ここは。」
柔が松田の唇に指を当て、先ほど迄の行為を棚に上げてたしなめる。
「でも良かった、松田さんがそんな大きくなくて。入らないもの・・・」
”俺のはそんなに小さくなーい!”松田は、再び叫びたかった。がさすがに声に出すのははばかられた。そしてしばしの静寂が流れる。
934 :
名無しさん@ピンキー:04/06/12 23:41 ID:9JNxAszP
−−12年後−−
松田がぽそっとつぶやく。
「退院したら役所に行かないか。」
柔が丸い目を一層丸くして松田の顔をじっとのぞきこむ。10秒・・20秒・・・・・松田は耐えきれなくなって目をそらした。
そして・・・・。
「それって2回目のプロポーズ?」
「・・うん・・」
すっと立ち上がり、松田に背を向け窓から早春の風景を見つめた。そこかしこで桜がほころびかけている。
卒業式があったのか、袴姿の女の子がちらほら歩いている。
「いや・・・なのか?」
935 :
江戸家化け猫:04/06/12 23:53 ID:9JNxAszP
−−12年後−−
背を向けたまま答える。
「10年も前に結婚してくれって言ったまま放りっぱなしにして。夫婦だって3年放っといたら離婚されるのよ。」
松田には返す言葉がない。
「あたし、おばあちゃんになっちゃうかとおもったわ。」
「だって君をしばってしまうのが怖くて・・・」
松田らしくもなく力無い声で言い訳をする。
「じゃあ、今までなにもあたしをしばって無かったって言うの?ほんとに鈍感なんだから・・・」
思わずため息をつく。松田の存在が柔の柔道に力を与え続けていた、いや柔道を続けさせたことは、周りのみんなが知っている。
気がつかなかったのは、松田当人だけかもしれない。バルセロナ以降、大きな大会の度に写真を胸に潜めていったことを松田は知らない。
「君を幸せにする自信もなかったし・・・」
相変わらず歯切れが悪い。
「私の幸せぐらい私が決めます。」
松田とは対照的にきっぱり言い切った。
「えっ・・つまりどっ・・・・・・」
「いやって言うわけ無いでしょ!」くるりと振り向くと、涙を浮かべ、松田に抱きついた。そして・・・・・
「腕が折れる−!尿瓶がわれたー!」
婦長が駆け込んでくる。
「あなた達はなにやっているんですか!いい歳をして!」
「ごめんなさい・・・・」
悶絶している松田の代わりに、消え入りそうな声で柔があやまった。
・・・・ 役所に行くのが1ヶ月延びそうだ。
「またやっちゃった・・・・・私たち本当に結婚できないんじゃないかしら。」柔は肩を落とした。
果たしてアテネには松田柔が行くのか猪熊柔が行くのかはまた後日・・・・・・・・・・・・・・・・があるかしら・・・・・ −−−−中締め−−−−
936 :
江戸家化け猫:04/06/13 00:31 ID:zKOke0Tj
誰がなんと言おうとラブコメこそ最高のストーリーなんです!
たとえ薄っぺらと言われようが、落ちが見えようが、文章が下手だろうが、やらしさが足りなかろうが。
中身の程度は別にしてラブコメ風エンディングにたどり着いたことにすっかり自己満足・・・・
おかげさまを持ちまして、こねた一つ書くだけのつもりがここまで長くなってしまいました。おだてに乗るって快感!
基本コンセプトは柔を理想の女性にしたくないというものでした。歳もとるだろうし、柔道を続けていればごつくもなるだろう。
しとやかな女性でもなければ、柔道以外では失敗していることの方が多い。でもだからこそかわいい(35では萌えないと言う意見もありましたが)。
イメージが文章にいくらかでも反映されていたらうれしいのですが。
きっとその人物解釈は間違っていると思う人もいっぱいいるはずです。
いくら何でももう少しはましな文章が書けると思っている人も。とりあえず書いちゃいましょうよ。
もう900越えちゃったし、柔スレが消えるのも寂しいことですし。
わがままついでにうざったいことを書いてしまいました。
そろそろPart3がたたないかなと念じている江戸家化け猫
937 :
名無しさん@ピンキー:04/06/13 16:20 ID:p0k6p+f0
猫さん
おつかれさまですー。
書いてくださる人がいるのは
ほんと有難いことです。
当方、文才がないんで・・・
化け猫タソ乙で〜す。
いやいや面白かったですよ。
やっぱラブコメさいこーですよね。
また機会があったらおながいします。
939 :
江戸家化け猫:04/06/13 21:56 ID:HCmPPFsM
すっかりその気になっちゃおうかしら。
名前だけ出して実働がなかったキャラ(要は妄想に筆が追いつかなかった)もあるし、
そもそも滋悟郎ともっとも私が好きなキャラである玉緒さんも出てこなかったのが実に心残りなんです。
もうちょっと回り道やゆがんだ世界にも踏み込みたくなってきたし。
でも、レポートの残りだけは水曜までに仕上げなあかん・・・・・
化け猫さん面白かったです!
ラブコメ私も好きです。少し年取った二人も可愛いよね♪
次回作楽しみにしています〜。
941 :
江戸家化け猫:04/06/14 21:58 ID:d40AJzry
うーん、ほめられるって快感!
うちの上司もこれぐらいほめてくれると仕事もがんばる気になるんですけどねえ。
942 :
名無しさん@ピンキー:04/06/14 22:22 ID:VmIzu4pq
ここの小説(エロパロ)は好き・嫌いは人によって分かれていますよね。
ここのファンが望んでいるのは純愛物。
もう2人とも大人だし、セックスしていて当たり前だと思うけど濃いのは正直
俺は望んでません。
それにしてもファンサイトにあった本家のウェブドラマ復活しないのかな?
>>941 砂地に旗竿で大きく、
「がんばれ」
と書けば、やる気Maxかな?
さ、俺も早くちゃんとしないとな……
944 :
名無しさん@ピンキー:04/06/14 23:20 ID:VmIzu4pq
>>=943さん
「某バニラ娘とその彼氏」ってどんな物語?
検索サイトでいろいろ調べてみたけどまったくなかったので
教えてほしい。
945 :
駄文浪人:04/06/15 02:19 ID:cdKf+sqE
(=゚ω゚)ノいよぅお久しぶりです。なんか、江戸家化け猫さんが、かなり崩れた
柔タンを執筆されてたようですね。でも結構面白かったです。ところでですが
未完のおまけ編、もういらないですかね。エロ無しなんですが、滋悟郎が柔と
松田の付き合いを知り、ハッピーエンドになるおまけ編をよければボチボチ
執筆しますが。レス900超えてますね。完結させたかった。_| ̄|〇
>>945 >おまけ編
ぜひともお願いします。
>>944 >「某バニラ娘とその彼氏」
S:もともとは私、美坂栞と、
Y:彼氏であるところの俺、相沢祐一、
K:そしてあたし、美坂香里を腹話術の人形にして、「海上護衛戦」スレッド辺りで
毒を吐きまくっていたのがこのコテハンのはじまり。
投稿者:ただねー、内容によっては地で話していた方が都合が良いんだわ。
K:たとえば質問するときとかね。
投:そっ♪
K:で、あたしたちの出番が減ったわけね。
投:まあ、そういう事・・・って、いきなり例の物装備している!?
K:小便は済ませた? 神様にお祈りは?
懺悔室の片隅でガタガタ震えながら命乞いする心の準備はOK?
投稿者:は、話せばわかる!
K:問答無用ーーー!!
(以下残虐シーン)
947 :
名無しさん@ピンキー:04/06/15 05:59 ID:QofOt7EX
>駄文浪人さん
おまけ編続きキボン
いやマジで待ってたから。
948 :
944:04/06/15 13:56 ID:U7qaRfjI
946>>=ありがとうございます
949 :
駄文浪人:04/06/15 14:11 ID:JSHYhK/f
>>946-947 サンクスコ。あんな駄文でも読んでくれる人がいて感謝感激雨あられです
・゚・(ノД`)・゚・。 ・゚・(ノД`)・゚・。 ・゚・(ノД`)・゚・。
一応、落ち着いてきたのですが、一気に書き下ろしとはいけないですが、
少しづつ、書いていきますのでよろしこです。あと、スレの残りが少ない
ですがどうしましょう?●持ちなので多分新スレ立てられると思いますが
もう立てときますか?
>>819からの続きです。久しぶりの執筆なので乱文はご容赦を。以下復帰第一筆目
スレ残り少ないから新スレまで食い込むかな?ボチボチ執筆しますので、長い目で
生暖かく見守ってやってください。
その頃、世田谷の猪熊邸玄関前。「富士子さん、花園君、送ってくれて本当にありがとうね!」と柔がお礼を言いながら、車から
降りようとしていた。富士子がさっきのハイテンションから一転ちょっと心配そうな顔をして柔に声をかけてきた。
「猪熊さん・・・」
「えっ、どうかした?」柔が富士子に問いかけた。
「あっ、あのね、私達は猪熊さんと松田さんのこと本当に応援してるわ。でも滋悟郎先生が許してくださるか、それが心配で。
滋悟郎先生のことだから、うすうす気づいているんじゃないかと思うの。だから正直に話しちゃった方がいいんじゃ
ないかしら。私達も一緒についていって滋悟郎先生を説得するから・・・。国民栄誉賞ももらったし、やましいことなんか
ないじゃない!隠さない方がいいわよ・・・。」
「・・・・・」柔も黙り込んでしまった。アメリカに行くことは滋悟郎には伝えてあったが、あくまで息抜きの観光と
いうことで、松田と付き合っていて、会いに行ったことはまだ話していない。正直怖かったのだ。バルセロナでも金メダルを
取ったし、国民栄誉賞も別に欲しくはなかったけど、一応もらえたし、おじいちゃんの夢は一応果たせたはずなのだが、
まだ、次はアトランタじゃ!と毎日小言をいわれて稽古している。昔みたいに柔道から離れようとは、今は思っていないけど、
正直、おじいちゃんが松田さんとの交際を許してくれるか、怖くて話せていなかったのだ。でも富士子が言うのも一理ある。でも、
これは自分と松田さんとの問題である。やはり自分から言わないといけないなと決心した。
「富士子さん、大丈夫。ありがとうね。でも、やっぱり、これはあたしと松田さんの話だから、あたしからちゃんとおじいちゃんに
伝えるわ。おじいちゃんに何いわれても私の気持ちは変わらないし、松田さんもそうだと思うから・・・。だから、あたしからはっきり
いうわ。心配しないで。」
「そう・・・。でも何かあったら遠慮なく電話してね。すぐに駆けつけるから。」富士子はまだ心配そうにしている。
「猪熊〜、そうだぞ。遠慮はいらんからな。何かあったらすぐ連絡してくれ。滋悟郎先生にはかなわないが、富士子さんと自分
二人がかりなら、なんとか滋悟郎先生の動きを止めるくらいはできるからな!」花園君も応援してくれている。
「うん、ありがとう。じゃね!」柔は車を降りて荷物を降ろした。富士子が手を振りながら乗っている花園君の運転する車が見えなく
なるまで、柔は見送っていた。親友とは本当にありがたいものである。柔はつくづく感激していた。
952 :
江戸家化け猫:04/06/15 23:02 ID:Ndwvr0rD
>駄文浪人様
やっぱりかなり崩れちゃいましたよねえ。
自分としては12年後というフィルターをかければ何とか最小限のくずれ方で
すませられると踏んでいたんですが・・・・・・今回の続きをもっと崩して
ホームドラマ調に進もうかなとも思っていたんですけど方向転換が必要かな。
とはいえ歪んでこそエロ・・・・
ちなみに私が今回使った基本的な2人の関係は、アメリカ旅情編の一部を借りた物でした。
婚約していること、アメリカで最初に関係を持ったこと。でありますので、この続きが
読めることは非常にうれしい。
けどここであっさり結婚されると妄想の土台が崩されるようで少し寂しい・・・・・・・・・
953 :
駄文浪人:04/06/16 01:33 ID:9uBBXpxp
>江戸家化け猫様
いえいえ、かなり面白かったですよ。柔タンも35にもなれば結構大胆に
なっているかもしれないので。仰るとおり歪んでこそエロなんですよね。
でもおいらは、結構純情派というか、綺麗なエロしかまだかけないなぁ。
次は、結婚後の激しい柔×松田を構想しているんですが。
ちなみに柔×松田の結婚時期は結構悩んでいます。個人的にはアトランタ後
かなと思っているのですが。おまけ編も思いつきで執筆しているので、まだ
最終的なオチは固まっていませんが、今回のおまけ編でゴールインは
ないんじゃないかなとは思っています。
954 :
名無しさん@ピンキー:04/06/16 02:01 ID:DdorScwe
>猫さん、浪人さん
おつかれさまです。
楽しみに待ってますんで
時間があれば続きをおねがいします。
少し前に、再放送で最高のプレゼントを見たけど
やっぱり柔たんの下着シーンは良かった。
「ただいま〜」柔は自宅の玄関を開けて荷物を抱えて家に入っていった。
「あら、柔、お帰り。長旅で疲れたでしょ。お茶入ってるから居間でゆっくりなさい。」玉緒が出てきた。
「あっ、お母さん!パリから帰ってたの?」柔は玉緒の姿に少し驚きながらも久々の再開で顔がほころんだ。
「ええ、正月は家族で過ごそうって、お父さんが言ってね。勿論お父さんも帰っているわよ!」相変わらず玉緒はコロコロ笑顔である。
「えっ、ホント?お父さんも帰ってるんだ!」柔も思いがけぬ両親との久々の再会に旅の疲れも忘れたように居間に入っていった。
「ただいま!おじいちゃん、お父さん!」
「おう、柔、帰ったか。元気だったか?」虎滋郎は柔の試合のビデオを見ながらそっけなく答えたが、やはりうっすらと笑顔になっていた。
そこへ・・・
「くぅおぅらぁぁぁ!!!この不良娘が!アメリカに遊び呆けに言った挙句、この様か!まったくもって遅い!どこをほっつき歩いとった
のじゃ!だからアメリカ行きは反対したのじゃ!こいつは遊び癖がいつまでも抜けん!せっかくの国民栄誉賞が泣いておるわ!」
滋悟郎がわめきちらす。
「何言ってるのよ、おじいちゃん!富士子さん達に送ってもらって真っ直ぐ家に戻ってきたわよ!遅れたって30分くらいじゃない!」
柔がむっとして言い返す。
「ええい、ああいえば、こういう!まったくどこのどいつに似たのじゃ!まあいい。アメリカでは申し付け通りの稽古はちゃんとこなしたの
ぢゃろうな?!」滋悟郎がまくしたてる。
「えっ、ええ、まあ一応・・・。でも観光だから、一日休んだけど・・・」松田との最後の夜を明かした朝のことまでは言わないが
嘘がつけない柔であった。
「なにぃぃぃ!一日休んだぢゃと?!そんなことでアトランタで金メダルが取れると思っておるのか!全く持って腑抜け取る!今から
稽古ぢゃ!」滋悟郎が鬼の形相になっている。
「ええっ!今帰ってきたばかりじゃない!それもあっちでも一日休んだだけよ!」まずいっと思った柔が必死に言い訳をする。
「まあまあ、お義父さん。柔も長旅で疲れているでしょうから、今日くらいいいじゃありませんか。」玉緒がたしなめる。
「ええい、止めてくれるな!玉緒さん!こやつは目を離すとすぐにサボりよる!旅行で呆けた根性を叩きなおさなければいかん!」
柔の後ろ襟をつかんで、ズカズカと滋悟郎が道場へ柔を引きずっていく。
「いたたたたっ!もう、おじいちゃん止めてよ!自分でいくから・・・」柔はすでに何を言っても駄目なのは分かっていた。
「やかましい!だまってついてこい!なまりきった体を鍛えなおしてやるからな。覚悟しとくのぢゃ!」滋悟郎はあいからわず柔を
引きずって、道場へむかっていった。
「オヤジ、相変わらずだな・・・」虎滋郎は、少し笑みをうかべながら、だまって様子を見ていた。
「ええ、あなたがいない間もずっとあんな調子で。もう毎日のことですよ。」玉緒も、もう諦めた感じで二人を見送っていた。
「俺も、久しぶりに柔の稽古を見てみたいな。道着はあったかな?」虎滋郎が玉緒に聞く。
「ええ、今持ってきますわ。柔もあなたに久しぶりに稽古を見てもらえて嬉しいでしょう。是非みてやってください。」玉緒は手際よく
部屋から、虎滋郎の胴着を持ってきて手渡した。
「じゃあ、ちょっと見てくるかな」虎滋郎も胴着に着替え道場へ向かった。
「ホント、猪熊家親子三代柔道一筋ね・・・。夕御飯しっかり準備しとかなくちゃ!」玉緒はいそいそと台所へ急ぎ、夕飯の仕込みに入った。
957 :
江戸家化け猫:04/06/16 22:49 ID:5ftYtIdO
>>953
>今回のおまけ編でゴールインはないんじゃないかなとは思っています。
少しだけ安心・・・・
958 :
名無しさん@ピンキー:04/06/17 21:43 ID:Ap/uU1UV
で、当面の課題としては、いつ新スレがたつかと言うことなんだが・・・・
959 :
名無しさん@ピンキー:04/06/17 21:48 ID:Ap/uU1UV
玉緒さんにがんばって欲しい!
960 :
名無しさん@ピンキー:04/06/18 20:40 ID:fkhwhmv+
ちょっと静か?
961 :
名無しさん@ピンキー:04/06/19 03:12 ID:ngR4645Z
962 :
名無しさん@ピンキー:04/06/19 03:15 ID:ngR4645Z
あ、まちがえた。駄文浪人さんでした。
963 :
名無しさん@ピンキー:04/06/20 19:53 ID:miQKhZGl
うめ
駄文浪人さん降臨きぼん!
965 :
名無しさん@ピンキー:04/06/25 21:50 ID:bPwxbR7U
うめ
966 :
名無しさん@ピンキー:04/06/26 05:34 ID:XCMh+x6h
age
967 :
名無しさん@ピンキー:04/06/30 11:02 ID:DmzwwVhx
うめ
968 :
名無しさん@ピンキー:04/06/30 21:27 ID:xB0422hj
・・・は咲いたか
桜はまだかいな。
うめ・・・がえの〜ちょうずばち〜たたいておかねがで〜る〜な〜ら〜ば
970 :
江戸家化け猫:04/06/30 23:47 ID:xB0422hj
うめ・・・さーん。 おっ、ひろしじゃねーか!
うめ・・・え めえ もりのこやぎー
972 :
名無しさん@ピンキー:04/07/02 00:11 ID:Ghia6gH7
うめ・・・・・・沢富雄が歌います。”夢芝居”大いに歌っていただきましょう。
973 :
名無しさん@ピンキー:04/07/04 17:38 ID:u4N++CGf
うめ・・・・・仁丹はおやつに入るんですか?
974 :
名無しさん@ピンキー:04/07/04 19:00 ID:jfdWDtnY
うめ…津弥英子アナはかわいいなあ
975 :
名無しさん@ピンキー:04/07/05 15:08 ID:JHmycMc0
楳
うめ・・・・たてちにおける液状化現象が・・・
977 :
名無しさん@ピンキー:04/07/12 13:57 ID:h3axPmG1
うめ
ume