598 :
4:02/10/29 00:45 ID:EcmwWa/l
奥まで収まった瞬間、私の奥で何かがはじけた。
勝手にそこがうねり始める。私の意思とは無関係に。
虎次郎さんの固いものをつかむように、ギュって。
「ウゥッ」
声が聞こえた。
中のものが一層固くなって、大きくなった。
それがもたらす強烈な快感の中で、私は絶頂を迎えた。
でもすぐに、次の刺激で覚醒する。
中のものが、ゆっくりと出て行く感覚があったから。
だめ! やだ! 出て行かないで!
心の中で思わず叫ぶ。
恥ずかしくて言葉は出せない。
そのかわり、両足で腰をはさんで引きとめようとした。
その瞬間、グッ、って逆に押し込まれた。
おもわず声が出てしまう。とても大きな声が。
ゆっくりと引かれるたびに、腰が追いかけてしまい、
押し込まれると、自分のものとは思えない声が出てしまう。
何度も繰り返されるうちに、私は奴隷のように、
男のものの動きに快感を求める女になっていた。
ただ官能の奴隷に。
いくどとなく絶頂を迎えた。
今までにないほど、淫乱な私がいた。
599 :
4:02/10/29 00:47 ID:EcmwWa/l
虎次郎さんの動きがはやくなった。
そして突然止まる。
中のものが大きくなる。そしてピクンピクンって‥
私の中、一番奥のところに、
たてつづけに熱い精液が注ぎ込まれるのが、わかった。
それと同時に、私は再び達してしまった。
目覚めたときに、ここがどこなのか、わからなかった。
でも隣で聞こえる大きなイビキで、思い出す。
虎次郎さんと、一夜を過ごしてしまったんだ、私。
ごめん、柔さん。そして玉緒さん。
なんて事をしてしまったんだろ。
いくら寂しかったとしても、許されることではなかった。
そっとベッドを抜け出し、服を着る。
靴を履き、ドアを開けて出て行こうとした。
「忘れろ、このことは」
振り向かなかった。ドアに向いたまま、ただうなずいた。
「そう、それでいい」
廊下に出て、後ろ手でドアを閉めたとき、
わけもわからず涙があふれた。
そのままズルズルと、ドアにもたれたまま、床まで滑り落ちる。
廊下に座り込んだまま泣いた。声も出さずに。
600 :
4:02/10/29 00:51 ID:EcmwWa/l
涙が出尽くした後、気を取り直して部屋に戻る。
椅子に座って、港が夜明けを迎えるのをずっと見ていた。
眠れる気分ではなかった。
朝食の後、部屋番号に内線をかけた。誰も出ない。
念のためフロントで聞いてみた。
既にチェックアウトした後だった。
翌日は定番のゴディバの店に行ったり、
しゃれた宝石を見たりして、一日を過ごした。
忘れようとする試みは、次の日パリについたときに意味を無くしていた。
この街に、居るはずだから。どうしても‥‥ 会いたかった‥‥
「えー? キョンキョン!? 今どこなの?」
「パリです。とっても楽しい旅行、してます」
「うらやましいな〜」
「あの、おとといお父さんに会ったんです、ブリュッセルで‥」
「へー、すごい偶然だね。そうか会ったんだ。レストランで?
うん、なんかそっちで大会があるって言ってた、この前」
「でも時間がなくて、ちゃんとお話できなかったんです。
だから‥ パリでの住所と電話番号教えてもらえます?
今日は午後から、フリータイムだから」
教えてもらった電話番号にかけた。すぐに出た。
よかった‥‥‥
もう一度会えるかもしれないという期待の前に、
親友を裏切っている後ろめたさは希薄になっていた。
601 :
4:02/10/29 00:53 ID:EcmwWa/l
「日蔭です」
「‥‥忘れろといったはずだ」
「でも‥」
「二度と電話するんじゃない」
「お願いです、聞いてください。
今日の午後4時、Batobus 船着場の前の
Cafe Pont Lui で待ってます」
電話が切れた。何も言わずに。
私は、今ここで待っている。あの人が来るのを信じて。
そして‥‥‥‥‥
602 :
4:02/10/29 00:56 ID:EcmwWa/l
虎次郎さんは、ギャルソンと談笑しながら注文をしている。
「フランス語、御上手なんですね」
「いや、食い物がらみの話題だけだ。得意なのは」
表情を変えずに話す。
すぐにストロングコーヒーと、小さな小皿が届く。
中には‥‥ 柿の種?
「これって?」
「そうだ。柿の種だ」
「でも‥」
「いや実は」
この店の主人と仲がよくて、特別に置いてもらってるらしい。
最近では仕入れてオリジナルメニューに加えてるようだ。
結構日本人観光客の多いこの場所では、喜ばれてるらしい。
「なんで柔道なんか始めたんだ?」
「私、小さな頃から体弱くて。
そんな自分を変えたいなって思ったところに、
伊東富士子さんが柔道部員の募集をしてて」
「そうか。それで今は、体は?」
「ええ、とっても丈夫になりました」
「どうやって技を習得したか、覚えてるか?」
ぽりぽりと柿の種を食べ、ズルズルってコーヒーをすすりながら。
「柔さんと滋悟郎先生に、1・2・3のタイミングを教えられて。
毎日ず〜っとそのタイミングを口ずさんでいました」
「なるほど」
603 :
4:02/10/29 01:48 ID:EcmwWa/l
「それで試合では?」
「さやかさんの学校の柔道部の人に一本勝ちしました。
私と同じように始めて間もない人でしたけど。
それからバリバリの柔道部の人から、有効を‥‥」
そこまで言って気がついた。虎次郎さんが何を言いたかったのかを。
「結婚する相手のことを大切に思っていた。だから迷った。
それならその気持ちを信じたほうがいい。自分の気持ちを。
逃げるな! 立ち向かうんだ。わかるか?
今日はそれを伝えたくてここに来た。」
セーヌ川を見つめながらその言葉を反芻する。なんども。
少しずつ、少しずつ、迷いがふっきれていく。
顔を上げたとき、虎次郎さんの姿はそこになかった。
ギャルソンに身振り手振りで聞いてみる。
だまって川沿いの道を指差す。遠くに虎次郎さんの後姿が見えた。
私の視線を感じたのだろうか。
むこう向きのまま、片手を挙げて振っている。
そして、夕陽の河がきらめく中に見えなくなっていた。
テーブルの上の小皿に、ひとつだけ柿の種が残っている。
つまみあげて食べる。辛さが口の中に広がる。
私の一人旅は、そのとき終わっていた。
ひとつの素敵な思い出を、わたしの記憶に刻みつけて。
"La fin d'un voyage"
604 :
4:02/10/29 01:51 ID:EcmwWa/l
じゃ、そ〜ゆ〜ことで、、、
題名は「ひとつの旅の終わり」ということで。
非難が集中する前に逃げる4でした。
605 :
少数派:02/10/29 08:12 ID:0e9n0zpF
キタ━━━━━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━━━━!!
わぁい、虎次郎タンだーーー!
昨夜 読んでて気づいた、虎次タンが自分の萌えツボだったことに。
松田の何倍も好みだった…。
で、
>>583の続きはどうなるのでしょう?
606 :
296:02/10/29 08:57 ID:Qrfrx5/L
4さん 降臨
応援age
607 :
ご案内:02/10/29 09:37 ID:vYVjvIa2
コピペは? もうないの?
一応保守
610 :
名無しさん@ピンキー:02/10/31 08:29 ID:swsSf6gb
hosyu
俺は柔さんと買い物に行くところだった。
「オリンピック」というスーパーマーケット。
週末になれば二人で買い物するのが習慣になっている。
しかしさっきから、彼女の様子がおかしい。
時々立ち止まっては、腿をきつく合わせるように…
「どうしたんだよ、柔さん?」
「…………」
立ち止まる。俺のほうを向き直る。
ギュッとズボン越しに俺のあそこがつかまれる。
「急に… 欲しくなっちゃった… これが… 」
「だ、だめだよ、これから買い物なんだから」
「あたし… 待てないの… オリンピックまで。
いますぐに 逝きたいの!」
チャンチャン♪
「甘い…」
「ほ〜っ、そうか、それはわしにもわからんな」
30分後。
「しょっぱい…」
「疲れ気味かもしれんぞ。おまえさんさっきからくわえっぱなしだろうが?
これで何度目なんぢゃ! このいたいけな老人を… ケホッケホッ」
「ウ… スマナイ… つい」
「冗談だ、気にするな。
それより、その角刈りヘアースタイル、今度違うのにせんか?
ここまでやってもらっていて悪いんじゃが…
誤解するな。その引き締まった体も、わしは好きだし。
じゃが、なんちゅうたらいいのか、おまえにそうしてもらってると、
どうにも、前に見たオカマビデオを思い出してしまうんぢゃ」
チャンチャン♪
613 :
名無しさん@ピンキー:02/10/31 21:53 ID:sm4a8yQz
4さん、fufufuさん イイ
書くの大変でしょうけど
また気が向いたら書いてくだされ!
614 :
4:02/10/31 22:10 ID:aIFk1fou
613さん
すみません。同一人物です〜 fufufu...
ぷちさん待ちsage
617 :
名無しさん@ピンキー:02/11/02 16:00 ID:pjyvuV+X
じゃあ俺はage
やっぱりここに画像をうpするのはマズイ?
619 :
4:02/11/02 21:37 ID:RY3ndFMn
男子柔道部員さんが忙しいみたいなんで、代理人として。
可愛ければOKでしょう。ですよね? みなさん。
620 :
名無しさん@ピンキー:02/11/02 23:27 ID:24Yji5QS
>619
そのとおり!
621 :
あはん:02/11/02 23:59 ID:tQYZiJjC
622 :
名無しさん@ピンキー:02/11/03 03:04 ID:5RJNL+Ov
んじゃ、今晩10時にでもうpしまふ。
さやかは大胆に、柔の乳房を掴み込んだ。
小さめだが、柔らかい肉付き。やはり鍛えているだけあって、上向きに形作られていた。
さやかは、それを集めて上に押し上げるようにもみあげた。
屈辱だった。
柔はこの痛々しい感触に、ただ黙って耐えるしかなかった。
さやかは、柔の陥没した乳首を盛んに指でこすった。
乱暴でもなく、そっとこする感じだったが、くすぐったさを通り越して、痛く感じた。
今度は大切なピンク色の乳首を指で強くつまみ上げた。
くりくりと回す。前後にしごくように動かす。
さやかの視線は、乳房と柔の顔を何度も行ったり来たりした。
もちろん、彼女の視線を真っ正面から受け止められるほど余裕はなかった柔は、
頬を紅く染め、顔を横に背けているしかなかった。
>>624 すみません、いろいろ忙しくてうpできませんでした。
今日の10時にうpします。
サバエラで見れない……
630 :
保守:02/11/08 02:36 ID:wcshikSG
error hoshu
631 :
名無しさん@ピンキー:02/11/10 13:08 ID:Nydhhz/d
保守
なおった?
633 :
296:02/11/12 21:24 ID:U1OLVXeH
保守age
なんかパソの調子が
悪くて見れなかったです
634 :
296:02/11/12 22:09 ID:U1OLVXeH
保守age
なんかパソの調子が
悪くて見れなかったです
635 :
名無しさん@ピンキー:02/11/13 09:21 ID:IJVjCrqb
dareka syousetu
kibo-nn
636 :
aa:02/11/13 09:49 ID:dm2/jhKx
637 :
名無しさん@ピンキー:02/11/14 00:53 ID:wwGiVo7B
age
638 :
名無しさん@ピンキー:02/11/14 01:09 ID:BB9BxrS2
見れた
639 :
名無しさん@ピンキー:02/11/14 22:16 ID:aV1jVAl3
久々に来たら皆さん有り難うございます
>636>638( ´,_ゝ`)プッ
正直、俺はニナ・フォルトナーに萌える。
保守リング
643 :
名無しさん@ピンキー:02/11/24 07:47 ID:UOMYpo8D
保守
6日ぐらいで他板じゃ落ちてた。よって保守sage
645 :
リン:02/11/26 18:44 ID:vva/iCdQ
age
646 :
名無しさん@ピンキー:02/11/26 18:46 ID:FbU7LPR+
647 :
bloom: