ティファってイイ女だよね♪

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1新羅兵
あれは素晴らしい!!
2名無しさん@ピンキー:02/10/21 16:46 ID:9FH/kopB
2
3名無しさん@ピンキー:02/10/21 16:54 ID:AlFZZShS
3
4名無しさん@ピンキー:02/10/21 17:03 ID:lcp6LgKo
クラウドが大変羨ましい。
5新羅兵:02/10/21 17:03 ID:31tf4Zgu
ナイスバディだと思います
6新羅兵:02/10/21 17:03 ID:31tf4Zgu
>>4

はげどう♪
7新羅兵:02/10/21 17:13 ID:31tf4Zgu
ティファと温泉逝きたい
8名無しさん@ピンキー:02/10/21 17:53 ID:h4lB+TH6
癌打無のではないのか…
9新羅兵:02/10/21 18:08 ID:31tf4Zgu
>>8ごめん!!FF7です♪
10名無しさん@ピンキー:02/10/21 18:15 ID:1F/xtLbe
糞スレ決定
11新羅兵:02/10/21 21:49 ID:31tf4Zgu
>>10
長い目で見てくださいよぉ(泣
ティファ好きの皆さん待ってます!
告白すると僕はティファたんのおっきなオッパイも好きだよ・・・・ハァ。
12名無しさん@ピンキー:02/10/22 09:36 ID:6yaxwFnT
みんなエアガイツのパンティラでハアハアしてますか?
可愛い白パンツ。

もし、知らない方のために。
『エアガイツ』
ジャンル 対戦格闘(実際はアクションゲームに近い)
メーカー スクウェア
操作感に少々、難有りですがRPGモード(バグまるけ)や、ミニゲームが充実してるんで
結構楽しめます。色んな意味を含めて「なんちゃって鉄拳」なんですが中古なら500円〜
1000円、ベストなら新品2000円くらいです、確か・・・。
オパーイはあんまり揺れませんが・・・。
13しど:02/10/22 12:01 ID:LTCg7/Jg
>>12

ティファのオパイ揺れなかった記憶
14あぼーん:あぼーん
あぼーん
15名無しさん@ピンキー:02/10/22 12:39 ID:gzB3QppK
ティファ好きならこれ買ったよな?
http://www.dlsite.com/work/workshow.cgi?workno=cs0712
16あぼーん:あぼーん
あぼーん
17しど:02/10/22 12:50 ID:LTCg7/Jg
>>15

買ってないよ。でもありがとう!
18名無しさん@ピンキー:02/10/22 13:32 ID:AfaO8eMl
エアガイツのティファは声が皆口なので最高
19名無しさん@ピンキー:02/10/22 14:02 ID:DxHy53ik
>>13
勝ち名乗りを上げた瞬間微妙に揺れたような気がする。
20名無しさん@ピンキー:02/10/22 14:04 ID:TtlDcbKC
エアガイツって俺的には結構面白かったんだがな・・・
俺のゲーセンデビュー作だった
21しど:02/10/22 14:07 ID:LTCg7/Jg
俺はFF7エンディングのムービーの乳揺れに昇天した
22名無しさん@ピンキー:02/10/22 21:33 ID:lE2Iirwm
ティファって処女説萌えと、非処女説萌え両方多いんだよなぁ・・・・
23名無しさん@ピンキー:02/10/22 22:09 ID:PQWgA+Pg
>>15
買った。これ無しに最近の俺の夜は語れない。
24名無しさん@ピンキー:02/10/22 22:41 ID:PWzaB9XS
処女、非処女どちらでも良い。
あのオッパイさえあれば( ´∀`)
25名無しさん@ピンキー:02/10/23 09:19 ID:OONBjGfZ
糞スレと再確認
26新羅兵 :02/10/23 15:13 ID:WBKA3gGP
>>24

hagedouですよぉw
27新羅兵:02/10/23 20:31 ID:WBKA3gGP
人いないなぁ・・。
28あぼーん:あぼーん
あぼーん
29あぼーん:あぼーん
あぼーん
30名無しさん@ピンキー:02/10/23 21:05 ID:YV/bmAWZ
31名無しさん@ピンキー:02/10/23 22:57 ID:6kYMzwwE
WALNOVさんのティファは良い。
32waro:02/10/25 16:06 ID:ANAS7Cg8
>>31

詳細きぼう
33名無しさん@ピンキー:02/10/25 20:52 ID:1iZBuFnb
詳細ったって、つまりワルノブ氏描くところのティファがおれは好きだ、ということで・・・
氏のサイトに行ってみなされ。
あ、でも同人CG集のほうがいいのかな・・・たぶん虎とかで売ってるよ。
34waro:02/10/25 20:56 ID:ANAS7Cg8
>>33

了解すた
35ティファ ◆SYCfOHRLuE :02/10/25 23:46 ID:caPwI5EF
イイ女?うれしいわ♪
ちょっと居つかせてねv
36名無しさん@ピンキー:02/10/25 23:51 ID:qHkQxcrJ
ティファ降臨!!
37新羅兵 :02/10/26 12:19 ID:y634wSLy
>>35

お待ちしてましたよ!!
38ba:02/10/26 12:36 ID:PdXAsSse
http://www.dd.iij4u.or.jp/~erotop/
妻のだらしない体
39新羅兵:02/10/26 20:01 ID:y634wSLy
ティファたん・・・。
40名無しさん@ピンキー:02/10/26 20:43 ID:flQL9xyN
ティファは良いね。
41あぼーん:あぼーん
あぼーん
42名無しさん@ピンキー:02/10/26 22:33 ID:tD7YCZEm
ティファタソ、来ないの?
43sdfe:02/10/27 10:29 ID:RDAcnHR2
ティファのおっぱい語ろう!!
44XXX:02/10/27 10:43 ID:kOFF5zxU
  世界の一番大きいおっぱい女の子ビデオです!!!!
ナオコちゃんは14歳で、もFカップのブラが小さい!!!!

http://www.sexytopa.com/cgi-bin/top/rankem.cgi?id=jpdvdwar
45名無しさん@ピンキー:02/10/27 18:09 ID:2yZDNY0r
探しています。
一回だけ行ったことのあるページなんですが、どこなのか思い出せません。
TOPページにはティファ絵が置いてました。四つんばいでTバックでした。
ギャラリーにはベアトリクスなんかの絵も置いてました。
心当たりのある方、どうか教えてください。
46名無しさん@ピンキー:02/10/27 18:12 ID:2yZDNY0r
45です。追加です。
TOPページのTバックのティファの体の一部をクリックするとギャラリーだったと思います。
すんません。教えてください。
47sdfe:02/10/27 19:04 ID:RDAcnHR2
>>46

わからん
48名無しさん@ピンキー:02/10/27 20:20 ID:SK2K36PG
45=46です。
だれかお願い!探してるんだけど見つからないの。
心当たりのある方よろしくです。
49sdfe:02/10/27 22:27 ID:RDAcnHR2
わしは力不足でござる
50名無しさん@ピンキー:02/10/27 22:48 ID:DhyYo37U
>45>46
もうちょい心当たりっつうかHPの特徴思い出してみれ
51名無しさん@ピンキー:02/10/27 23:28 ID:q5igjj2X
45=46=48です。
最初のページの背景は黒かったです。
んで、コンテンツはTOPページのティファの絵の体の一部をクリックすると出るというものでした。
ティファとクラウドのカラミもありました。
いくら検索しても見つからない。夢だったのかな・・・・?
いや、確かにそこで見たティファでヌキました。夢じゃないです。
お願いします。クレクレ君で申し訳ないですが、どうかよろしくお願いします。
52sdfe:02/10/27 23:30 ID:RDAcnHR2
>>51

マジで観たくなってきたぞ!!!
53名無しさん@ピンキー:02/10/28 00:54 ID:xXY5Xbfz
45=46=48=51です。
見つけました。皆さんありがとうございました&ごめんなさい。
黒鯛家というHPでした。
ティファ好きって多いのですね。
しかしリノア好きって意外と少ない。
やはりキャラ的に優しい感じのほうが人気あるんでしょうか。
リノアはけっこう好き。「ハグハグぎゅ〜って!」のセリフは忘れられません。

54sdfe:02/10/28 16:25 ID:uVblETh6
>>53

激しく診たいのです・・。
55名無しさん@ピンキー:02/10/28 17:00 ID:QcM3uLzP
>>54
ぐぐってみなされ
56新羅兵:02/10/29 14:21 ID:WWpz1Pg0
暇やなぁ
57あぼーん:あぼーん
あぼーん
58あぼーん:あぼーん
あぼーん
59新羅兵:02/10/30 22:19 ID:TrBm2Bpk
FF7やろうかな
60名無しさん@ピンキー:02/10/31 01:23 ID:4wAuwTCd
コンスタントにエロの人気と需要があるな、ティファって
ドジン誌もちょくちょく見るし。レイープ物じゃないと萌えまへんが(w
61名無しさん@ピンキー:02/10/31 14:51 ID:BxravUVA
エアガイツの3Pカラーでミニゲームやると、なんとなくノーパンに見えませんか?
ビーチ・フラッグで旗取った瞬間。後、ゲームに勝った時なぞも・・。
62名無しさん@ピンキー:02/11/15 16:34 ID:cE/hf7bX
ageたらどうなるかテスト
63名無しさん@ピンキー:02/11/15 16:40 ID:f08HhzBi
64うっ:02/11/15 17:25 ID:DK+3/lAj
ティファのライバルはマーニャ
65心流斎:02/11/15 17:43 ID:SV8/G4UP
間違いなくナンバー1だろ
http://www5b.biglobe.ne.jp/~arihiro/
66名無しさん@ピンキー:02/11/17 14:24 ID:O36PDImO
とりあえずティファは非処女の方向で
67あぼーん:あぼーん
あぼーん
68名無しさん@ピンキー :02/11/18 00:29 ID:miCr6NHZ
69ケット・シー:02/11/24 21:11 ID:hhJaIACr
>>68
神降臨!!!
70名無しさん@ピンキー:02/11/24 23:54 ID:6H2KwmRq
>68

よくこんなの見つけたな(w

しかし・・・版権問題とかはいいのか?
(ドジン雑誌に版権は無いんだっけ?)
つーかアメリカ人は日本語読まずに絵だけみてハァハァしてるんだろうか・・・
71名無しさん@ピンキー:02/11/25 10:44 ID:2tEYIbCz
   ./、-'";;;;;;;;;;;;;;;;;/"   /;;;//:::/::////;:::i;;;;;;|、;;;;;;'、;i;;i;;'、;;/'''/´::;;;;;;;ヽ、:ヽ/
   //";;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/    //::://::/::/:/;;/:/::i:::i:::i;/  `'、i::'、:;::/::::/::::;;;;;;;;;;;/`'''"
 ./;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/     .//;;:/i;;;/;;/:/.i/i:/|::;;;/:/;i    'i;;';;;ノ;;;;;;;;;;;;;;;;ミ;;/
 '`、;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;く      ./i:;;:/:/:;/;;// / i/ i;;;/i/i/_,,,,,,,_  彡/ ̄`''ー、;;;ヽノ
   ヽ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ、_   /:i:;;;;|:i::;/::(/ ̄`''-|://.'/、--,、, ` i;;:/     `';;i'
   ヽ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/'.、 /;;i:;;;;;i;;i:;|;;/;;'、、-=、::" ::  .、:'':)'ーノ:/     ::::/´
    \;;;;;;;;;;/.   \/;|;;;;i:;;i:;;|;;'、;'ヽ、:::::  、   ´~''' /;/     ::::/ 
      ヽ;;;/::.      ヽ|;;;;|:;i:;;;|/;'、'ヽ、   、--,   -/::/      ;;/   
       ー、:::...      |::||:;':;;;;|//'、;/;;`:: 、'ー'.,、-'"/;;;/      :::/
        .\:::...     |;| i:;、;;;|-、,,/、/;/ ` ´:::::":i/      ::::/
         .\:::...    ヽ::i:;'、;;|   "''-`  -'''""      ..:::::::/
        /::/\:::....   '、;'、:|,              /´:: ./
       ,/:://:;;;;\;::::.... ,  、;;;i'     ___,,,__     ./;::::: ./
     ./::/::/:::;;;/:;;;;ヽ;:/   ヽ;i.  、:‐'''''   ~'`ヽ、  /;:::.. ./
    /:::/::;/::;;;;/::::、‐''"     ,/    ,.:-:::、   ヽ;,;:::::../
   .//::/:::/::::/::;;;/       ::::::/:     {::::っ::}    i:::::../
  /:/:/::::/:::/':c":`;        :::i:     ヽ::::::ノ   ::::i、:/,
. /:::/:;/;;/:;;/:::)::::::/        :::       "   .:::::::i:/
/:;;/;;/:/;;;;;;/;;/:|-'''":::..      .:::::::::::::....      ....:::::/ノ
;;;/;;;;/:;;;;/;;;/:::i,::::::......  ..::::::::  :::::::':::::::::::::............::::::::ノノ´
72名無しさん@ピンキー:02/11/25 11:20 ID:8c9+d/uz
73名無しさん@ピンキー:02/11/29 15:13 ID:6+JIKr/j
濡れてるの....2001年トップレースクイーンKAORIが魅せたヌードより過激な写真
http://www.graphix.ne.jp/kaori/
74名無しさん@ピンキー:02/11/30 00:47 ID:b6nOiYzs
ティファ(゚∀゚)イイ!
最高でつvv
イイ女♪
75名無しさん@ピンキー:02/11/30 01:02 ID:o0GZdLTj
76あぼーん:あぼーん
あぼーん
77名無しさん@ピンキー:02/11/30 02:50 ID:Nsvu0Ape
78名無しさん@ピンキー:02/11/30 11:44 ID:8a/f55c1
だれかティファのエロ小説かいてくれ
79名無しさん@ピンキー:02/12/03 00:11 ID:G4L0w5ms
80名無しさん@ピンキー:02/12/05 21:31 ID:wvVGzMP/
クリムゾンもなかなかイイ
モルボルの触手に犯されるやつ
81あぼーん:あぼーん
あぼーん
82あぼーん:あぼーん
あぼーん
83名無しさん@ピンキー:02/12/06 18:25 ID:S+pGzuVN
age
84あぼーん:あぼーん
あぼーん
85あぼーん:あぼーん
あぼーん
86名無しさん@ピンキー:02/12/06 21:59 ID:IRCz8RcI
http://tairoom.k-server.org/home.htm
これでも見て萌えなさい(ティファ物)
87名無しさん@ピンキー:02/12/06 22:08 ID:IRCz8RcI
・・・多分男性向けです(w女の子が見ると痛いかも。
まぁとり合えず見ていきなされ
88名無しさん@ピンキー:02/12/06 22:10 ID:IRCz8RcI
とにかく次に自分は何をされるのだろうかと不安だった。ティファにとっては今している全てが未知の事だ。そんなルキアの表情にますます白哉の独占欲は増す。
何も知らない少女を自分の手で好きなように開発できる。そんな優越感すら沸いた。
「う・・んっ・・・」
ゆっくり上体を起こされる。頭ががくん、とうなだれるのを顎を掴まれて上を向かされる。
「さて、直々にしてやったのだからな、次はお前が私に奉仕する番だ」
勝手な言い分だがそう言われると、先程自分もしてもらったから返さなくてはならない気がしてくる。
「で・・・でも何をどうするのか私には・・・」
「今から一つずつ教えるから私の言うとおりにしていけばいい。決して逆らうな」
「はい・・・。」
素直に頷くと、クラウドが一瞬だけ口元に微かな笑みを浮かべた。
「ではまずこれを銜えて大きくしろ。」
寝間着を全て脱ぐと白哉の中心は既にたち上がりかけていた。初めて見る雄の高ぶりにティファは怯えを隠せないでいた。
89名無しさん@ピンキー:02/12/06 22:12 ID:IRCz8RcI
「えっ・・・そ、そんなっ・・!あっ!」
戸惑っていると突然白哉がティファの小さな手を捕らえて己のそれを握らせた。
「やっ・・・!」
幽かな悲鳴も聞かずもう片方の手でティファの頭を中心へと導く。
「舌の先で・・舐め上げてみろ」
目をきゅっと瞑って恐る恐る先端に舌を這わせてみる。そろりと湿った舌の動きにクラウドのものがその小さな刺激にぴくっ、と反応した。
「はうっ・・・ふっ」
少しずつ恐怖心が薄れてきたのか根元に手を添えたままで先端から竿自身へと舌を持っていく。
棒キャンディーでも舐めるかのように、唾液が全体をぬらしていく様は誰が見ても艶かしく官能的なものだろう。
ちゅっ・・・くちゃっ、ちゅぷっ、と聴覚からも視覚からもお互い刺激を受けてクラウドのそれは大きさを増す。
軽く首を傾げた姿勢で横から軽く銜えて唇で竿をこすっていると優しく髪を撫でてきた。それがティファにとっては優しくて嬉しくて、夢中でむしゃぶりついていた
90名無しさん@ピンキー:02/12/06 22:14 ID:IRCz8RcI
「舐めるだけでは無く口に含め。噛まないように少しずつだ」
その声に舐めていたそれから口を離して顔を上げた。
「でもっ・・・こんな大きいの・・・入らな・・」
「私の言うとおりにしろと言っただろう。そんな根性の無い様では立派な武道家にはなれないぞ」
明らかに見当違いのとがめ方だがティファには言う事が全く正しいものだと信じていたから、本当にそうなのだろうと不安になる。
クラウドの指示に素直に従い、やはり最初は戸惑ったが小さな口を目一杯開けて先から銜えだした。
「ふう・・っん・・・むうっ」
鼻にかかった甘い喘ぎが白哉自身を銜えるにつれ消えていく。
口の奥まで深く犯されたままで虚ろな涙目でクラウドを見上げた。自分のものを必死で銜え、見上げてくる幼馴染のその視線が合っただけで未だ中心は大きさを増すようだった。
静かな興奮を外に出さないように冷静に指示をする。
「そうだ、そのまま頭を上下に動かしてみろ」
そう言ってさっきと同じようにティファの黒い髪を撫でてやる。すると少しずつ小刻みにも上下して全体を刺激しだす。たどたどしい行動にも恍惚していく。
91名無しさん@ピンキー:02/12/06 22:16 ID:IRCz8RcI
そっと、か細く綺麗な黒髪に、ふと今自分が蹂躙しているのは紛れも無く無垢な女だと改めて再確認した。
それでも行為を止める事は考えられなかった。

――こんな女に欲情するとは、何と自分は背徳的な事をしているのだろう。それでいてこんなに刺激的なのだろう。

女には全く不自由したことが無い。今までも数え切れないほどの女を抱いてきた。勿論処女を食らった事もある。
それなのに今まで出会った中で一番欲情したと言っても過言では無い。ティファの身体全てを自分の物にしたいと思った。
その声も身体も仕草も色気も、全て欲しいのだとこの瞬間も歯止めが利かないでいた。
早くこの細い身体の中に進入したい。柔軟でいて小さな入り口を突き破り奥まで挿入して突き上げたい。
そして――その初めての行為に泣きじゃくるティファをとくと眺め・・得も言われぬ恍惚に浸ってみたい。
92あぼーん:あぼーん
あぼーん
93名無しさん@ピンキー:02/12/06 22:18 ID:IRCz8RcI
「もう良いぞティファ」
その声にぷはっ・・と身体を引いて口内を侵していたものから離れる。
名残惜しいように唾液が細く弧を描いて、竿の先端とティファの下唇とを繋いで落ちた。
「ご・・・ごめんなさい」
何を詫びているのかは先程までティファが跪いていた箇所にできた小さな蜜の染みを見てわかった。
滴り落ちる程に、ティファの秘部も潤っているという事だ。問題無い。
「おいでティファ。もっと気持ち良い事を教えてやろう」
両脇の下から軽々とティファを抱え上げ、その秘部を凶暴に赤く勃ち上がった欲望の塊にあてがう。
「いっ・・・!」
こればかりは怖いのだろう。僅かに悲鳴を漏らした。
その声にくっ、と入り込もうとした瞬間腕を止めた。そのまま手を離して膝立ちの姿勢でティファを立たせる。
僅かな痛みを伴う程度にごく浅く挿入された状態で、抜くも挿れるもティファ次第である。
94名無しさん@ピンキー:02/12/06 22:19 ID:IRCz8RcI
「自分で腰を下ろして挿れてみろ、嫌ならそのまま抜け。・・・どちらが気持ち良い事なのかは分かるだろう?」
「っっ・・・!?」
初めての女に酷な事をさせる――とクラウド自身も感じたが、それ以上にティファに自ら挿入させて破瓜させてみたかった。
ティファにとっては残酷で限り無く官能的な選択である。先程まで気が狂いそうな程に快感に酔っていた。
あれ以上の快感が得られるのだろうか。この先に気持ちの良い事があるのか。それなら・・・。
ごくっ、と喉を鳴らし、腰を下ろして中心に体重をかけていった。
そのティファの選択にクラウドは分からないように笑みを浮かべた。狭い蜜壷が己を飲み込んでいく。
95名無しさん@ピンキー:02/12/06 22:21 ID:IRCz8RcI
「痛っ・・・!!はあぁっ!いっ・・・やぁっ!」
クラウドの両肩にティファの指が食い込むくらい噛み付いていた。そのくらい痛い。
只でさえ細い身体にはちきれそうに大きくなった男を飲み込むのだ。
しかも自分で体重をかけながら入れるから中々全てを挿入し終えられない。
奥まで入れきらない限りは、引きちぎられる痛みは続くのを分かるからこそ早く奥まで入れ込んでしまいたいのに、痛み自身が邪魔する。
目の両端から一筋の涙が伝う。その様子を残酷な笑みでクラウドは見ていた。
涙を吸い取り、頬に口づけすると又少し奥に入り込んでいく。
「ああっ!・・・うんっ・・いやっ・・!」
生皮を引き剥がされているような痛み、そのうち限界を超えて麻痺してしまう位だ。
時間をたっぷりかけて未熟な蜜壷がクラウドのものを全てその中に埋め込んだ。
「・・・頑張ったな、それでいてこそ俺の幼馴染だ・・」
「あ・・・・・」
96名無しさん@ピンキー:02/12/06 22:22 ID:IRCz8RcI
初めて貰った優しい言葉に胸が一杯になりそうだった。と、突然クラウドがティファの両脚を優しく掴み、軽く揺さぶる。
「痛っ・・・待って・・未だ・・・!いっ!!」
そんなティファの声が何も聞こえないように、浅いながらも抜き差しを始める。
「はっ、はっ・・・あっ・・あああっ・・・」
そのうちに浅い突き上げに慣れてきたのか悲鳴が溜息の連続になる。
「足りないのか?」
言うと、少しずつ深く大きくその律動を変えていく。
次の段階へ、次の段階へ行く時は痛がるも、少しずつ慣れていくのは間違いなく快感に酔い始めている証拠だった。
やがてティファ自身も腰を使い出す。その様子に雄の性が少しだけ満たされる。
「お前のは素晴らしい身体だ。初めてであるのに自ら快感を求めている」
「あんっ・・・!だって・・はああっ・・」
痛いだけだった箇所が熱を持ち、少しずつ痛いだけではなくなる。やがて痛みをあまり感じなくなる。
97名無しさん@ピンキー:02/12/06 22:24 ID:IRCz8RcI
これがさっき言っていた“もっと気持ちの良い事”なのだろうか。
痛かった反動もあってか、敏感になった箇所に来る少しの快感が何十倍にも気持ち良いものに感じられる。
もっと気持良くなりたい。もっと深く欲しい・・・。
そう思った瞬間クラウドの両手がティファの両脚から細い腰へと移り、がっちりと捉える。
あと少しでひとまわりしてしまいそうな位細い腰だ、この下腹部に今、自分のものが銜え込まれている。
熱がかぁっ、と集まった気がして腰を激しく上下し始めた。ずるっと引き抜かれたかと思いきや先程とは比べ物にならない程激しく突きたててくる。
「はぁあっ!ああっ!・・・だっ・・だめっ・・そんなっ!・・っっ・・・!」
ぐぷっ・・ずっ・・・ぐぽっ・・・
結合した箇所からは何とも卑猥な液体の音が聞こえ、僅かに朱に染まった互いの蜜が交じり合う。
首元にしがみついた腕も突き上げられる身体も既に自分で動かすどころではない。されるがままに蜜壷の中で熱い塊が暴れている。
「くうっっん・・・ああっ・・!何か・・熱いっ・・・」
それがオーガズムに達しかけているのを意味するのは分かった。初めてでここまで完璧なのは凄いとクラウドは揺
98名無しさん@ピンキー:02/12/06 22:24 ID:IRCz8RcI
自分も限界が近い。蠢く肉壁に己自身がぎゅぎゅうと締め付けられている。
腰を動かす腕の速度をさらに速めた。限界間近だ。声にならない声でティファが喘ぎ続ける。
「ひっ・・・あっ、はああっ・・・ああっっ!!・・・っ!!」
「っっ・・・くっ」
先に達したきつく締まる壁に搾り出されるように、クラウドのそれも蜜壷の奥深くで白濁の液体を放った。
放ち終えたそれを抜き取る刺激にびくっ!と一瞬身震いし、ティファは布団に倒れこんだ。
膝を立てたままで軽く開かれた脚の間、ついさっきまで繋がっていた秘部がちらついた。
朱に染まった蜜の奥から自らがたった今吐き出した、膣が飲み込み切れない白い分身が溢れ出ていた
99名無しさん@ピンキー:02/12/06 22:26 ID:IRCz8RcI
「ん・・・・んんっ?」
ティファが目を覚ましたのはもうすぐで朝が来るという早朝の時間だった。
普通に寝巻きを着てベッドに寝ている。横を見るとクラウドが自分の方を向いて軽く片腕を肩に乗せ、まるで自分を“逃がさない”というかのように捕らえて眠っていた。そ
れに昨晩のことを再び思い出して顔が真っ赤になる。
「痛っ」
下腹部に鋭い痛みを感じる。例の箇所に、未だ何かが挟まっているような違和感がある。
その部分を手で探ると、クラウドが綺麗にしてくれたのか残骸は無かった。
その辺はきちんとしている人だ。こうしてたまに見せてくれる優しさがたまらなく嬉しかった。

その腕から逃れようとも思わずに、只ティファはクラウドが起きるまでその寝顔を見つめていた。

<終>
100名無しさん@ピンキー:02/12/06 22:27 ID:IRCz8RcI
11回連続書き込みです・・・
101あぼーん:あぼーん
あぼーん
102あぼーん:あぼーん
あぼーん
103名無しさん@ピンキー:02/12/11 19:32 ID:LK/pDJqj
>>100
グッジョブ!
104名無しさん@ピンキー:02/12/15 19:23 ID:LFgaPmX6
トードの魔法使って蛙になり、ティファの体の上を這い回ったり、
マムコや尻の穴に入ってみたりしたいものだ。
105名無しさん@ピンキー:02/12/15 20:33 ID:zUuLRqat
>>104
ミニマムでいいじゃん
あ、カエルなのに意味があるのか(w
106名無しさん@ピンキー:02/12/15 20:55 ID:LFgaPmX6
蛙であるところに意味がある。
そういうドジンシがあってもいいと前々から思っていたのだが、
いまだかつてお目にかかったことはない。
誰か絵が上手いひと、描いてくれないかなあ。
107名無しさん@ピンキー:02/12/24 22:30 ID:M6yI/g5o
げろげ〜ろ
108名無しさん@ピンキー:02/12/24 23:10 ID:+sO0NLN+
巨乳でおとなしい女(・∀・)イイ
109あぼーん:あぼーん
あぼーん
110名無しさん@ピンキー:02/12/25 14:01 ID:/C3vb7pv
名スレ!
111名無しさん@ピンキー:02/12/25 14:33 ID:Do1SaapV


メリークリスマス。。★彡
パートナーは見つかりました?(o^.^o)

http://abba.hp.infoseek.co.jp/1/

112名無しさん@ピンキー:02/12/25 14:48 ID:3Asci2t9
>>88-99
よそのスレの良SSパクってんじゃねえよ!!
>>88に元のSSのキャラ名がそのままのこってんじゃねえか!! 元の作者に失礼だぞ!!
パクリ(・∀・)カエレ! (゚Д゚)ゴルァ!! 今度やりやがったら徹底的に叩くぞ(゚Д゚)ゴルァ!!
113あぼーん:あぼーん
あぼーん
114名無しさん@ピンキー:02/12/25 15:48 ID:FymSJIaq
パクリかよ(゚д゚)ゴルァ!!
最低だなおまえら氏ね
115名無しさん@ピンキー:02/12/26 03:59 ID:33fmlk/K
つーか、あれクラウドの口調じゃねーだろ<パクリSS
パクるにしたって、もうちょっと手直ししろよな……
116名無しさん@ピンキー:02/12/26 06:30 ID:ai/vhiR4
同じエロパロ板、しかも現在稼働中のスレから
かかれた数日後にSSをパクるような香具師だからねえ
口調を変えるだけの技量も頭もねえんだろ。
コピペし損なって尻切れトンボになってるレスもあるし、最低だな。
117山崎渉:03/01/12 07:47 ID:gNCpbf2o
(^^)
118山崎渉:03/01/17 07:35 ID:LBoDEE1T
(^^;
119名無しさん@ピンキー:03/01/17 23:43 ID:FR+plmHG
結局このティファを超える作品を見たことないんだが・・・。

ttp://www.dx.sakura.ne.jp/~renn/chara/tifa02.htm
120名無しさん@ピンキー:03/01/22 02:15 ID:YlB1PY1v
なぜ、最初の方にルキアと白哉が混じって…??コピペですか。
121名無しさん@ピンキー:03/01/22 12:21 ID:U+bpoPwN
ところで68って有名サイトのじゃん・・・
同じとこにクリ無損のもう2作あるよ
最低クズなID:IRCz8RcIといいこのスレって・・
122名無しさん@ピンキー:03/03/08 13:19 ID:aWBuZiRt
123山崎渉:03/03/13 17:54 ID:30NJMGzf
(^^)
124名無しさん@ピンキー:03/03/24 17:58 ID:dDZGwkhG
ティファ書いてみますた。


「はぁ…毎月毎月、こう胸が張るのどうにかなんないかな〜」
気落ちしたような声にエアリスが振り返ると、両手で抱えるように
胸を押さえながら浴室から戻ってくるティファが目に入ってきた。
「…ティファどうしたの?」
エアリスの言葉が一瞬詰まったことにティファは気づかず、
そのままエアリスに歩み寄った。
「うん〜そろそろ生理近いみたい。胸が張って少し痛いのよ」
両手で持ち上げるようにすることでティファの豊満な胸は
普段よりも更に量感を増し、エアリスはその扇情的な姿に
鼓動が速くなるのを感じた。
「ああ、わかるわ。私も少し張ったりするし」
努めて平静を装うエアリス。
しかし、その仮面下ではティファをどす黒い欲望で犯している。
初めてティファを見たときからエアリスは彼女に囚われた。
125名無しさん@ピンキー:03/03/24 17:59 ID:dDZGwkhG
小さく整った顔には、黒目がちの潤んだ瞳と高くはないが
すっきりと通った鼻筋。愛らしく可愛らしいピンクの唇。
それだけでも目を奪われていたのに、胸にははちきれんばかりの
二つの膨らみがぶるんぶるんと揺れて、エアリスを惑わせた。
きゅっとくびれた腰とまるく引き締まったヒップ。
格闘家のわりに無駄な筋肉もなく、素晴らしいスタイルに
エアリスはただただ、驚嘆した。
こんなに自分の理想通りの女性がいたのか、と。
彼女の姿に魅せられて、エアリスは夜毎彼女を夢で犯し自分を慰めていたのだ。
(素敵なティファ……あの子を私のものにしたい…!)
そう考えたエアリスは少し人見知りがちなティファに優しく声をかけ、
ゆっくりと親しくなることに成功した。
ティファは、エアリスの事を今では親友と信じて疑っていないだろう。
更にティファがクラウドの昔馴染みということ、ティファがクラウドを
好いていることに危機感を覚えたエアリスはそこにも罠を張った。
何の興味もわかないクラウドだったが自分の身体を投げうって
クラウドを自分に陥落させた。
人なれないクラウドを夢中にさせることなど赤子の手を捻るより
容易かった。
それもこれも全てはティファを完全に自分のものにする為だ。
そうして、この流れはエアリスにとってまたとない願ってもないチャンスだった。
126名無しさん@ピンキー:03/03/24 18:09 ID:dDZGwkhG
「ね、ティファ。胸ちょっと見せて?痛みと張りをとるマッサージしてあげる」
「え?そんなのあるの?」
「うん。昔花売りしてたときにお客さんから聞いたことがあるの」
「へぇ〜〜。エアリスって物知りだね。じゃ、お願いしようかな」
何の疑いもなくティファはすとんとベッドに腰掛けた。
ティファの様子にエアリスは薄く笑った。
(やっとティファを私のものに出来る……!)
そんなエアリスに全く気づかないティファは言われるがままベッドに身体を横たえた。
127名無しさん@ピンキー:03/03/24 18:31 ID:dDZGwkhG
「それでね、途中ちょっと痛いかも知れないの。ただ、それを通り過ぎれば
 痛みも張りも無くなるから……」
エアリスは横たえたティファからゆっくりとキャミソールを剥ぎ取る。
「そうだ…あんまり痛くてティファが暴れちゃったりしたら、私怪我しちゃうかも…
 そしたらどうしよう?」
エアリスは困ったような表情を浮かべて、ティファを見た。
「えっそんなことしないよ!?」
「でも、この間もモンスターも不意打ち受けたときカウンターしたでしょう?
 やってあげたいけど、もしあんなの受けたら、私宿屋の外までとんじゃいそうよ?」
ティファの為にやってあげたい、けれどどうしようと悩む様子を作るエアリス。
そんなエアリスを見てティファはおずおずと口を開く。
「そ、そっか…そんなことあったっけ……。えっとどうしよう?」
申し訳なさそうにティファがエアリスへ問い掛けた。
エアリスは口の端でうっすら微笑むと、髪をまとめているリボンを解く。
「ごめんね、ティファ。このリボンでティファの手首結んでもいい?
 あと……軽くスリプルかけるね。大丈夫。身体がだるくなるだけだから…」
「う、うんわかった」
128名無しさん@ピンキー:03/03/24 18:46 ID:dDZGwkhG
エアリスはティファの手首を一つにまとめて、リボンで解けないように固く縛った。
これから始める狂宴を考えただけで、エアリスの秘裂からはねっとりとした密が溢れ出ている。
「い、痛っ!ちょっとエアリスきついんじゃない、これ?」
ティファが眉根を寄せて苦痛を訴えるが、エアリスはにっこり微笑んで、抗議を受け流した。
手首を結んだ反対側をベッドのヘッドポートに括り付ける。
「え?そこまでしなくてもいいんじゃない?!エアリス?何かヘンよ?!」
ようやくここに来て異変を悟ったティファが身体を捻って、エアリスへ解けと訴えた。
それもエアリスは無視して小さく呪文を唱えると、ティファの身体に手をかざした。
するとティファの身体が一瞬にして弛緩する。しかし意識ははっきりしているようだ。
うまく魔法もかけられたことにエアリスは満足の笑いを漏らした。
準備は整った。後はティファを美味しく料理するだけだ。

129名無しさん@ピンキー:03/03/24 18:58 ID:dDZGwkhG
「エアリス!ヘンよ!どうしちゃったの?!とにかく解いてよ!!こんな体勢、嫌!」
「ダメよ、ティファ。これからあなたのことマッサージしてあげるのよ?大丈夫。私に任せて」
エアリスはそう言うと、ティファの履いているショートパンツを引き摺り下ろした。
露になったティファのふさふさとした茂みをエアリスは軽く撫でる。
「や、やだぁ!!何で、そんなとこ!!もうやめる!放してよっ!!」
「嫌よ。あなたがして欲しいって言ったのよ?今更止められないわ」
酷薄な笑いを張り付かせてティファを見つめるエアリスに、ティファは絶句した。
いつもの柔らかく優しくエアリスの欠片さえ見つけられないことに
ティファの混乱は深まるばかりだった。
「最高によくしてあげる。胸の張りも痛みも何もかもわからなくなるくらい」
そうしてエアリスはティファの胸に手を伸ばした。
130名無しさん@ピンキー:03/03/24 19:00 ID:dDZGwkhG
今日はここまで。全然進んでないか?ま、いっか。
131名無しさん@ピンキー:03/03/25 19:39 ID:U3N8da8s
胸の下側から包み込むように二つの大きな乳房を揉みあげる。
「やぁん…!エアリス、お願いよ、止めて……!」
ティファが泣きそうな顔で訴えるが、むしろそれはエアリスの加虐を
激しく揺さぶった。
「可愛いわよ…ティファ…。もっと泣いて?泣けば泣くほど、私興奮するわ。」
ティファに覆い被さり、彼女の瞳から透明な滴が零れる度にエアリスの
胸は高まり、熱を帯びていく。
「大好きよ、ティファ。だからこうしてあげるの。」
エアリスはティファの乳首を指で摘み、こりこりと撫で擦った。
「きゃぁんっ……やぁ……!痛いの、お願いよ、止めてエアリス…!」
「愛しいあなたの初めてのお願いだけど、今日は聞いてあげられないわ」
ティファのまなじりから流れ落ちる滴を舌で掬い取り、宥めるように口づけた。
132名無しさん@ピンキー:03/03/25 19:43 ID:U3N8da8s
うーん…鬼畜仕様にしようと思ってたのに
このままでは甘甘仕様になってしまうな。
ちょっと頭冷やしてみよう。
どっちにしようかな。
133名無しさん@ピンキー:03/03/25 20:32 ID:IYDSvqwe
エアティ(・∀・)イイ!!
甘甘エロエロきぼん。
ガンガッテ下さい
134名無しさん@ピンキー:03/03/26 22:49 ID:5X9ZL0Df
煤i゜Д゜ )ハッ
レ…自分以外のレスが……!!
133タンありがトン。
考えた結果自分も甘甘エロが好きなので
その方向でいくことにしますた。
読んでくれててありがトン!
135名無しさん@ピンキー:03/03/26 23:09 ID:5X9ZL0Df
顔のあちこちに羽が触れるようなキスを落としながら
エアリスはティファの胸を手のひらや指を滑らかに動かして
柔らかく優しく揉みしだく。
「エ……アリス…や…」
続けようとした言葉はエアリスの唇で塞がれた。
ティファの唇を舌でゆっくりと舐め味わい、少し開いた間から
するりと舌を口内へしのばせた。
「んんっ…ぅふっ」
くぐもった声がティファからもれた。しかし
甘くて熱い滴りがエアリスの身体を満たしていく。
なんて甘くて、なんて芳しくて、なんて感じるんだろう。
エアリスはティファの身体に触れられた喜びで、天にも昇りそうだった。
136名無しさん@ピンキー:03/03/27 02:33 ID:sC4PRKHU
「ティファ…とっても綺麗よ」
名残惜しげに唇を離してエアリスが感嘆したように言う。
「エア…リス…」
荒く息をついたティファが恥ずかしそうに顔を背けた。
そういった彼女の仕草にも、愛しさと熱情を高まらせ、
息を止める自分がおかしくてエアリスはくすりと小さく笑った。
「大好き…ティファ」
エアリスは甘やかな声音でティファに愛の言葉を囁きながら
唇を首筋から彼女のパイナップルのような乳房に這わせた。
それだけでティファからは蕩けるような吐息が吐き出される。
抵抗しても無駄なことがやっと解ったのか、
ティファは固く瞳を閉じてやりすごそうとしているようだった。
「ティファ、そんなにきつく目を閉じるとおかしくなっちゃうわよ。
 身体の力抜いて。私を感じてくれるだけでいいの」
あやすように言い、エアリスはティファの乳首を舌先でころころと転がした。
「はぁんっ……!やっ…ああ」
ティファ身体が小刻みに揺れる。
「そうよ。それでいいの。与えられる快感だけを感じて」
乳首を食みながら言うと、殊更から熱い吐息でティファが答える。
137名無しさん@ピンキー:03/03/27 02:47 ID:sC4PRKHU
開いた手で、もう片方の乳首にくりくりと刺激を与え、
唇で含んだ乳首は吸い上げ、転がし思うがまま弄った。
「あ、あ…ああっ……」
ティファの表情からも強張りが薄れ、少しずつ状況を受け入れ始めたようだ。
エアリスは乳房への刺激を与えながら、片方の手を下に降ろしていく。
くびれたウェストを通り抜け、エアリスの指先が淡い茂みに辿り着いた。
人指し指と薬指でティファの秘裂を割り広げる。
「あら……ティファったら。嫌だ嫌だいってたのに、こんなに濡れちゃってるの?」
「やだっ…そんなこと…知らないっ」
可笑しそうにエアリスは笑うと、広げたティファの中心を中指でそろりと撫で上げた。
138名無しさん@ピンキー:03/03/27 02:49 ID:sC4PRKHU
あ〜誤字多くてすみません…次から気をつけます。
今日はここまでにしよう。
139名無しさん@ピンキー:03/03/27 23:11 ID:RsJRZDd4
続きモツカレー(・∀・)ノ旦~~~
ティファ気持ちよさそうで(*´Д`)ハァハァ
140名無しさん@ピンキー:03/03/28 10:18 ID:/tDDgpYI
ここから急展開で凌辱きぼんう
過去の男関係に嫉妬するクラウドきぼんぬw
141名無しさん@ピンキー:03/03/28 21:20 ID:0+qsPl1R
職人さんにお任せ汁!
142名無しさん@ピンキー:03/04/02 19:43 ID:UfmR1dyP
「あっ…!ああぁ……っ」
直接触れられ、ティファは大きく身を捩った。
溢れる蜜を開いた陰唇に塗りこめるように指を軽やかに動かしていく。
その度に荒い吐息が吐き出され、ティファの腰は淫らに蠢いた。
ティファの乱れはじめた肢体にエアリスは高揚していく自分を抑えられない。
エアリスは優しい笑顔を向けながら
「ティファったら、こんなに濡らしておもらししちゃって。
 恥ずかしい蜜がたくさん私の指についちゃったわ。
 その上知らないなんて嘘までつくの?
 悪い子ね。……お仕置きしなくちゃいけないわ」
そう言うと、ティファの身体から身体を起こし、胸の間から何かを取り出した。
143名無しさん@ピンキー:03/04/03 01:32 ID:lRlR/tbX
おおお…今日はとりあえず一レスで。スマソ。

>139タン
ありがトン。お茶いただきます。(´∀`)フハー

>140タン
スマソ。今回は甘エロの方向なのれす。
でもそういうのも書いてみたいと思いますた。

>141タン
ありがトン。めいっぱいティファたんを気持ちよくさせます。

忘れ去られたスレなのに見ていてくれてるんだね。
なんかウレスィ。ひそりとマイペースで続けていきます。
144名無しさん@ピンキー:03/04/04 06:23 ID:gU856q9W
ああ、早く続きが読みたいでつ。でも、マターリと待ってますw
145名無しさん@ピンキー:03/04/06 11:51 ID:PlwYg9SQ
エアリスイイ!
146あぼーん:あぼーん
あぼーん
147名無しさん@ピンキー:03/04/07 15:29 ID:rsvwNih+
ティファスレここにもハケーン!
エアティ良いでつ。がんがってくだしゃい!
148名無しさん@ピンキー:03/04/08 19:15 ID:olIF2BOW
クラティの萌える甘い18禁小説置いてあるサイト紹介キボン
149名無しさん@ピンキー:03/04/08 21:58 ID:JBDa2QRL
エアティ待ちsage
150名無しさん@ピンキー:03/04/10 23:35 ID:ZtKOb66U
もう降臨しないんでせうか・・・
151エアティ作者:03/04/11 00:16 ID:ZZ7tKDBz
あああ…こんなにレスを頂いて…有難うございます。
私事に追われて中々ティファたんの
エロ妄想が出来ずにすみません。
もう少したってネット環境がきちんとしたら
書きにきたいとおもいます。


152名無しさん@ピンキー:03/04/11 21:44 ID:MqheIUZx
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!
153名無しさん@ピンキー:03/04/11 22:33 ID:UPIy/P4H
いつでも待ってます!(;´Д`)ハァハァ
マターリ執筆してくだちい
154名無しさん@ピンキー:03/04/12 15:02 ID:j5Swze4/
期待sage
155名無しさん@ピンキー:03/04/15 00:37 ID:rambQezQ
ヤター!!推力氏がこのスレに光臨しそうなヨカーン!!
156山崎渉:03/04/17 12:28 ID:Ac1CXwMS
(^^)
157名無しさん@ピンキー:03/04/17 12:48 ID:2TnwXeij
期待さげ
158名無しさん@ピンキー:03/04/18 00:33 ID:w3RsJG2w
神が光臨されるのか!?
こちらはあま〜いエロをキボン。
159エアティ作者:03/04/18 01:02 ID:/YM/UTYI
ア…推力さんこちらで書かれるんだ…?
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
甘エロおまちしてまつ。
160名無しさん@ピンキー:03/04/18 18:40 ID:74MqVZFJ
kitaisage
161名無しさん@ピンキー:03/04/20 03:18 ID:4u6/qlc6
エアティ作者タンもかなり期待していますw
マターリ待ってまつ。
162山崎 渉:03/04/20 04:26 ID:sTzjkZgc
   ∧_∧
  (  ^^ )< ぬるぽ(^^)
163GiGi:03/04/20 19:24 ID:VL8u8qri
「いやだあ!いやだあ!クラウド―――ッ!」

 ターコイズの揺らぎに五指を力いっぱいに拡げて腕をティファは伸ばしていた。
「なにしてんだよ!さっさと逃げよう!」

「だって!だってええッ!」

「ばかああっ!」 ユフィの平手がティファの頬を捉えていた。

「だって、わたしはクラウドになにも言葉で伝えていない!なんにもだよ!」

「まだ死んじまったと決まったわけじゃないだろ!彼は最強のソルジャーなんだろ!
だったらクラウドを信じて来い!」 

ユフィはターコイズの揺らぎに怯えつつも、スチールの格子の上で手摺に捕まりながら
懸命にティファの手を握って引っ張っていた。
「わかったよ。ユフィ」 ティファのグローブがユフィの手をきつく握り返す。
「イテテテ!ティファ、痛いってばぁ!」 
「ぐだぐだ言ってないで!行くよ!」 今度はユフィの手を引っ張ってティファが駆けていた。
「あれれれ……!ちょ、ちょっとおおおっ!まあ、いっか」
 ユフィは歯をみせてニッと笑った。

(おねがい、彼を潰さないでぇ!おねがいよ……神さま……エアリス、彼をたすけて!)
164GiGi:03/04/20 19:27 ID:VL8u8qri
「好きにすればいい」

 いつもは寡黙なタナトス……ヴィンセント・ヴァレンタインが口を開いたので
一同が彼に注目していた。
「でもよ、旦那。貴重な戦力が抜けるのはキツイんだぜ……」
 シドがヴィンセントに口を挟んでいた。

「我儘いってごめんなさい……」 ティファが小さくなって答える。

「俺の二の舞だけは踏むな。ルクレツィアのような……おまえならできるはずだ」

「買いかぶらないで。わたしはただの女の子よ」

「それでいい。そのままでいろ」
「女の子ってよう、おとこのチンポ磨り潰しかねない玉だぜ」
 シドの後ろからユフィが蹴りをいれた。
「こらっ!ガキ、痛ぇじゃねえか!」 「うるさい!ガキじゃない、ユフィさまだ!」
 手裏剣をもっていたなら、突きかねない勢いだ。ティファは腹を抱えて笑っていた。
海流の村に来てクラウドを見つけてから、心底笑ったのは初めてだった。
「シド、俺がティファの分をフォローする」
 ヴィンセントのトゥルーレッドの瞳の煌きにシドはびびっていた。
「わ、わかったよ……」 「ほんとうに、ごめんなさい……」 

「何度も同じ事を言わせるな」 

「そうそう、このユフィさまがばっちりフォローすっからさ」

「ありがとう、みんな」 
 ティファの翳りに陽がパッと射して来た。
165GiGi:03/04/20 19:31 ID:VL8u8qri
「ねえ、にいちゃん。ルク、ルクレ……なんとかって誰ですか?」
 ユフィが面白そうに突っ込んでいた。すると後ろからシドの拳固が飛んで来て
「いっ、いったあ〜〜〜っ!」
「なんで、こいつがにいちゃんで、俺様がジジィなんだよ!」
「そんなもん、見た目にきまってんだろ!ぶあっかあ!」
「口数のへらねえガキだなあ!」

 その傍でケット・シーはおろおろするばかりだったが、パレットはやりとりを
やさしい瞳で見守っていた。
(ふっ、やっと仲間らしくなってきゃがったか)
 足元ではレッドが蹲っていて、退屈そうに大きなあくびをしていた。

「いずれ時が来れば話す。まだそのときではない」

「まってるわ。ヴィンセント」

「おまえに、これを渡しておく。もしもの時の守りだ」
 そう言って彼はクイックシルバーをティファへ手渡した。
「ありがとう」
「それと、もうすこし丈の長いスカートを穿け」 「えっ……!」
「かんちがいをするな。武器を隠せということだ」
「さあ、もうそろそろいくぜ!俺たちにゃあ、まだまだすることがいっぱい
あるんだからな」とシドが陽気に仲間へと声を掛けた。

 あれから、ミディールにクラウドとのこってから三週間が過ぎようとしていた。
絶えず不安にティファは苛まれていた。このままクラウドが光りを
取り戻さなかったらどうしょう。かと思えば、この穏やかな村でふたりっきりで
過していたいとも思う。
166GiGi:03/04/20 19:35 ID:VL8u8qri
  クラウドは見た目、廃人となっていた。壊れた人形……そんな好きなクラウドを
そう見てしまうことがティファには辛かった。
 ある日のことだった。海の頂く丘へ、車椅子をひいて散歩していたときのことだ。
クラウドが 「ああ……」 と声をあげた。ティファは彼に顔を寄せて垂れた黒髪を
耳後ろに掻きあげて 「なに、クラウド」 と聞いていた。

「だいじょうぶ。わたしがずっとついていてあげるから、心配しないで」
 ティファは自分の乳房に子供をあやすように掻き抱いていた。

「うあああ……」

「だいじょうぶ。だいじょうぶだから。なにも……」

 クラウドの股間から、じわっと液体があふれ、椅子を濡らしぽたぽたと緑の草へ
雫をこぼしはじめた。迂闊だった、排泄の際はクラウドが軽くティファの腕を
握り締めていたから、それが合図と思いおしめも外して回復の望みを
託していたのだった。ティファのなかで何かが切れて怒りの衝動が込み上げてくるのが
わかった。気がついたときには肘掛を顫える手できつく掴んで、大声で喚いていた。

「どうして、おしえなかったの。ねえ、クラウド!どうしてよ!どうして!どうして!
どうしてこんなことになっちゃったのよ!」

 クラウドのラピスの空ろな瞳にティファの貌が映り、彼女はうわっと泣いていた。
泣き崩れてティファはクラウドの尿に濡れた膝に顔を埋めて嗚咽する。ティファは
泣きながら涙も拭わないでクラウドのズボンを脱がし、自分が着ていた白いシャツを
脱いで、それを掴んで彼の濡れた太腿と股間を拭おうとして思いとどまった。
167GiGi:03/04/20 19:37 ID:VL8u8qri
  クラウドの金の叢からにょきっと伸びて垂れ下がっている尿の雫をぽたぽたと
垂らしているペニスと、その下にあるふぐりに目がいって離れなくなっていた。

(舐めたい……。舐めてあげたい)

 ティファにはなにも戸惑いはなかった。猫がミルクを舐めるようにして舌を出して
クラウドの腿を這う。ただ人と獣がちがうのは、ティファの薄い唇……その下唇を
肌に擦るように滑らせながら舌を這わせて舐め取っていた。

(しょっぱい……。でも、クラウドのだから……いま、綺麗にしてあげるから)

 クラウドの前に跪くティファの黒いミニスカートからは、むっちりとした太腿を
覗かせ、そこにはクイックシルバーが納まっていて昼下がりの陽を受けて時折
妖しい光りを放っていた。
 ティファはクラウドの脚をそっと拡げて内腿に顔を這わしていった。クラウドの
太腿が微かに顫えだした。
「う……うああ……」 
 ティファは顔を上げてクラウドの様子を窺う。

「どうしたの、ねえ?クラウド、なにか喋りたいの?」

「エ、エアリ……ス」
 ティファの時が凍りついた。それでもティファはクラウドの股間へと顔を移動していった。
 
(綺麗にしてあげる……。ただ、綺麗にしてあげるだけだから)
 ティファの茶色の瞳がまた、涙で潤っていた。
168GiGi:03/04/20 19:39 ID:VL8u8qri
  クラウドの垂れ下がっている亀頭を舌でそっと受けてティファは口の中に咥え
込んだ時だった。クラウドの力なく下がっていた腕が上がって、ティファの黒い
絹ざわりの髪を撫でていた。けれど、吐かれていた言葉はエアリス。ティファはクラウドの
亀頭を舌で弄りながら膨らみ始めたペニスに、鼻孔から嗚咽が洩れてきそうになる。

(エアリスの変りでもいいから……おねがい、クラウド。目を醒ましてちょうだい。
おねがいよ……)

 ティファはクラウドの躰を綺麗にしてもなお、行為を止めないでいた。口腔深くに
ペニスを呑み込んで、叢に鼻孔から熱い吐息を洩らして、ひと息いれてから唇を
キュッと締めて頬を窄め顔をストロークしはじめる。クラウドの「うううっ」 という呻き
が耳に届いてくる。自分はいまなにをしているのだろうと、ティファは心の中で反芻
していた。

(なにをしているじゃない!なにをしたいかだ!わたしはクラウドに元気にさえなって
もらえればそれでいい!わたしがクラウドを好きなだけでいい!)

 ティファのなかに昂揚感が湧き起こって唾液が溢れじゅぷっ、じゅぽっという淫音
とともに駆けてゆく。クラウドの両手は頭にあって彼女をがしっと捉えていた。
やがてクラウドの腰は跳ねてティファの口腔を深く突いていた。

「ぐふっ、んぐうっ……ぐうっ!」

 ティファの鼻孔から重い喚きが洩れ濃くて白いものが口腔深くを叩くように飛沫を
あげた。なんどもなんどもおびただしい量の精液を。クラウドの腰が落ち着いた頃
ティファは柳眉を吊り上げ眉間に縦皺を刻んだ貌からやさしい茶色い瞳を見開いて、
クラウドが解き放ったものを躰のなかに流し込んでいた。白い咽喉をなんども
なんどもゴクンゴクンと鳴らして。
169GiGi:03/04/20 19:42 ID:VL8u8qri
  クラウドの手から力が弱まっていってだらりと下がっていた。ティファは口から
クラウドのペニスを吐き出して、指を絡めて火照る頬に肉茎を擦りつけ愛しみ
ながらまたキャンディを舐めるようにしゃぶっていた。

 ティファの頬に雫が落ちた。惚けたように空を仰いでいるクラウドの頬にも。
雨脚は強くなってふたりを叩く。ティファは雨に濡れながらふぐりをしゃぶって
やらなかったことを後悔していた。

 ティファはゆっくりと立ち上がって肘掛に両手をついてクラウドの生気のない
ラピスの瞳を覗く。やがて濡れた黒髪がカーテンのようにふたりの顔をやさしく
隠していた。クラウドは口にティファの生温かい唾液……ネクタルを貰いうけて
咽喉を鳴らして飲み干していた。ティファはスカートの裾を捲くってショーツを片手
で降ろして脚から抜き取った。

 彼女は屹立に手を添えて跨ってゆっくりと秘孔に埋めていく。歓喜にスコールを
振り払うかのように顔を振って白い咽喉を伸ばしていた。髪留めもいつしか外れていて
クラウドの躰をティファのずぶ濡れの黒髪が叩くように嬲る。ペニスはさらに
硬くなってティファは愛しいひとの名を叫びながらクラウドのうえで踊っていた。
ティファのヴァギナは熟れた果肉のようになって、熱くクラウドの躰を包む。
クラウドの首に腕が廻って躰は弓のようにしなる。その反動で背を丸くして熱い
吐息を洩らして歔く。

「なにもかも、流れてしまえ!嫌なこと全部、流れていっちゃええええッ!」

 クラウドの躰は筋肉がみるみる溶けるように痩せ細り始めていた。

「おねがい!目を醒まして!お願いだから!」
 ティファの激情は精神を―――トリップさせた。
170GiGi:03/04/20 19:44 ID:VL8u8qri
「ティファとこうして歳をゆっくりととっていけるなら、俺はなにもいらない」
 ベッドで壁にもたれているクラウドにティファは背をあずける。

「女は歳をとらないものなのよ」

「じゃあどうなる、スカーレットのことをいっているのか?」

「ば、ばか……。女はこうして好きなひとに抱かれて、歳を重ねて綺麗になって
ゆくの」

 クラウドの大きな手がティファのお腹をそっと撫でるような仕草をして指が組み
合わさる。そこには、カタチのない命の結晶があって……。ティファはやさしい顔
で背中のクラウドを見て、女の手で頬を触れるか触れないか、スウッと撫でて首筋
へ下りた。そしてはじまる愛の鼓動に昂揚して深く上下して揺れる自分の左乳房に
手を添える。

 クラウドの唇が右側の首をやさしくさわって、お腹にあてられていた手が
左乳房を揉みしだいて、ティファの乳房を揉んでいた手の甲の上から指を絡めとろうとした。
ティファも右乳房を揉みしだくクラウドの右手を覆うようにして指を絡める。ティファの肩が
上下に深くゆっくりと揺れていた。
171GiGi:03/04/20 19:47 ID:VL8u8qri
「はあ、ああっ、きもちいい!きもちいいよ!」

 ティファは瞼を閉じていたが、その指の絡まりを眺めるように下をむく。ティファの
艶やかな黒髪が耳から流れをつくって頬からあごをつたって絡み合っているふたりの
手へとたどり着く。クラウドの唇はティファの鎖骨を這って吸いたてる。微かに開き始めた
唇からは白い光りがこぼれてティファは柳眉をやや吊り上げてると顔を横に傾けた。
彼女の額は黒髪に覆われて、薄く開かれたブルーレッド……茶色の瞳にもかかって
唇へと纏わりついた。ティファの熱い吐息が時折ふわっと艶やかな髪を宙へと舞い上げる。

 いつのまにか、クラウドの唇は絹ざわりの黒髪に触れていた。ティファの右手は
クラウドの手首をしっかりと握り締めて頭を揺すって仰け反るようにしながら貌を捻じる。

「キスし……て、クラウド」

 ティファの手はクラウドの腕をすべって後ろ手に彼の黄金色の髪に指は埋まる。
ティファとクラウドの唇が開かれて舌と舌が挨拶するみたくふれあい、ティファの舌が
負けるようにして、くねっと押されて恋人たちの唇が合わさり、烈しくお互いを求め、
そして奪い合って熱情の焔へと蕩けてゆく。 ティファの臀部……プリンヒップには
彼女の求めて止まない愛するひとのペニスが滾りをみせて小刻みに……顫えて。


 スコールに打たれながらティファは車椅子のソルジャーにあられもなく跨って
烈しく腰を使い、いつかの愛のまぼろしを夢見ていた。
172GiGi:03/04/20 19:51 ID:VL8u8qri
  ティファが村に帰ると大騒ぎになっていた。医師にはこっぴどく叱られ、
村長からはさんざん愚痴をこぼされた。それでもティファは黙って聞いていた。
こんなに心配してくれていたのかと感謝して頭を下げて。そして最後に医師がこう付け加えた。

「あす、山の麓の温泉へ行ってくるといい。送り迎えは若い衆にさせるからのう」

 温泉といえば、ゴールドソーサーでエアリスとユフィの三人で入ったことがあった。

「す、すっご―――いッ!こんなのウータィにもないよ!」
 ユフィは前も隠さずにタオルを肩に掛けると掛けていって飛び込んだ。
「ユフィったら、子供みたいね」

「ほんとは、エアリスもしたいんじゃないのかなぁ―――といってみたりして」

「あれ、わかっちゃいました。それじゃあ、エアリスお先に行きま―――す!」

「ちょ、ちょっとまってったら!」

 ティファも走り出してエアリスのかわいいお尻の後をついていく。
ざぶ―ん!ざぶ―ん!と大きな音が響き渡っていた。

「ねえ、みてよ!あれ、ケット・シーの顔みたいだね!」
 泳ぎながらユフィがふたりに近づいてきて、湯が流れ出る方を指す。
「みたいじゃなくて、まんまね」 ティファが吐いた。 「そうね」
 湯舟は広く作られていて、まるでプールのようだった。壁は大理石で
作られていて古風な窓がいくつかあった。天井は硝子貼りで光ファイバーを
何本も曳いて地上から光りを収斂して自然光で照らしていた。
173GiGi:03/04/20 19:54 ID:VL8u8qri
「でも、なんか明る過ぎないかな」 「んなことないよ」 とユフィがティファに答える。
「その方がお肌も綺麗に見えるもの」 エアリスが泳ぐようにしてティファの背中を取った。

「あれ、きゃあっとか言わないんだ」エアリスがティファに聞いた。

「だって、わたしのは脂肪じゃなくて筋肉だから……」

「うっそ、ちょっとさわらして」 とユフィがティファの乳房をむぎゅっと鷲掴みにした。

「んあっ、ああん……」 「感じてるジャン」 「ち、ちがう、エアリスが……ああ……」

 ティファは太腿でエアリスの手をきゅっと挟んだ。そのエアリスは、いまはいない。



 クラウドは湯舟に腰を掛けて股を拡げて、ティファの愛撫を受けていた。
「わたしのオッパイ、やわらかいかなあ……。クラウド、なんでもいいから答えて!」
ティファは湯舟に浸かって跪いて小波を立てながら乳房でクラウドのペニスを扱いて
亀頭の尿道口を舌で舐めていた。

「ああっ……。もうだめ、ごめんね。クラウド」

 しな垂れ掛かりクラウドの両腿に手を置き、暫らく呼吸を整えてからクラウドの
ペニスを口に咥え呑み込んでいった。そのときクラウドのラピスの瞳は焦点を
取り戻し始めていた。湯舟に揺れて散っているティファの黒髪が目に飛び込んできた。
そして、自分のペニスをやさしく包み込むように呑み込んでいるティファ。ティファ!
クラウドの手がペニスを咥えて窄まっているティファの頬をそっと撫でていた。
174GiGi:03/04/20 19:58 ID:VL8u8qri
「いま還ったよ。ティファ……ありがとう」

 ティファは茶色の瞳を見上げて涙を流していた。

(クラウド……人って、いろんな引き出しを持っているんだね。まだ、話せないけれど、
いつかきっとあなたにわたしのメモリーをあげるね。人のメモリーは海のように
深くて広いんだね。でも、記憶のことで怯えないで。わたしは何があってもあなたの
傍にいます。いっしょに歳を重ねてメモリー、つくっていこうよ)

 クラウドはティファに怒張を吐き出させ、ティファの両肩を掴んで立ち上がって
きつく抱き締めていた。

「クラウド、い、痛いってば……。わたしはどこへも行かないよ。ここにいるから」

 ティファの手が赤子をあやすように髪をそっと撫で付けていた。

「ティファ……!」

 ティファは自分を言い名づける愛しい人の力強い言葉をはっきりと耳にしていた。


                 『記憶 memory』        ――おしまい――
175名無しさん@ピンキー:03/04/20 22:51 ID:99pQzeMY
>>124->>129>>131
>>135-137>>142の続き


それは赤い小さなカプセル錠だった。
エアリスは、ふふ、と妖しく微笑むとティファの前にカプセルを掲げる。
「これね、何だと思う?」
ティファの耳元に吐息を吹きかけるようにエアリスが囁いた。
「な、何……?」
瞬いたティファの潤んだ瞳から真珠のような滴が流れ、エアリスはそれを舌で舐め取った。
ティファの身体から流れるものは涙さえ甘く、エアリスを蕩かす。
脅えた瞳で問い掛けるティファに向かい、エアリスは宥めるように頬に口づけ、くすりと笑った。
「それはティファが身体で確かめるの。それがはしたないティファへのお仕置きよ?」

176名無しさん@ピンキー:03/04/20 22:52 ID:99pQzeMY
「確かめるって……っんぅっ…!」
ティファが口を開いた瞬間を狙って、エアリスはカプセルを口に含みティファに口づけた。
抵抗するティファの舌を柔らかく巻き込んで、カプセルを喉の奥へと押し込んでいく。
ティファが苦しそうに呻いた。エアリスは赤子をあやすようにティファの頭を絶え間なく撫で、強張りを解しながら唾液と一緒にカプセルを飲み込ませた。
こくりとティファの喉が動く。カプセルが嚥下されたことを確認し、エアリスは満足気に笑った。
「そうよ、ティファ。よく出来たわ。いい子ね」
ティファは肩で息をつき、呆然とエアリスを見つめている。
緩んだ隙をついてエアリスはティファの乳房に手を伸ばす。
「ふふ、ティファのおっぱいって本当に綺麗。食べたくなっちゃう」
そう言うが早いかエアリスはティファの乳首を軽く噛んだ。
177名無しさん@ピンキー:03/04/20 22:52 ID:99pQzeMY
「!やぁっ……も……だめ…エアリス……!!」
ティファが大きく仰け反り、たわわな胸が艶めかしく揺れた。
「ダメ? 何がダメなの? もっとこうして欲しい?」
意地悪くティファに言うと、片方の乳首を執拗に食み、舐め上げた。
空いた片方も指で摘み捏ね上げ、ティファを追い立てる。
「ふぁっ……! ああんっ…あっ……はぁん!!」
立て続けに送られる胸への刺激にティファはなす術なく身体を仰け反らせることしかできない。
「いや…!ヘンになっちゃうっ!……エアリスぅ!!」
「胸だけでもこんなになっちゃうなんて。いやらしくて可愛いわ、ティファ」
愛撫を続けながら、エアリスは濡れた声で、言葉でもティファを攻めたてる。
「ヘンになって。たまらなくいやらしく身体を震わせてね?ティファのいやらしい所、みんな見たいの」
178名無しさん@ピンキー:03/04/20 22:53 ID:99pQzeMY
そうしてエアリスは乳房を思う様揉み、乳首を責めたて、ティファを理性の届かぬ快楽へと引き寄せる。
エアリスは触れたティファの肌から、火照ったような熱を微かに感じた。
これから映し出されるであろうティファの痴態を思い、エアリスは低く笑った。
快楽をティファに与えながらも決定的な刺激はわざと外す。
悶え喘ぐティファが自身の身体の変調に気がついたのは、エアリスの指を咥えさせられた時だった。
口内が熱を持ったようにひどく熱い。そして、エアリスが指で口の中を弄るたび、ビクリと電気がはしるような感覚が走る。
そしてその感覚は、下半身へと積もっていくようだった。積み重なる快感が一点に集中していると意識した瞬間、ティファは慄いた。
「エアリスっ! 身体が、ヘンなの…! お願い、もう許して……っ」
ティファの身体は体内から発せられる熱でしっとりと汗ばみ、艶やかな肌が一層煌いていた。
エアリスはこくりと喉を鳴らすと、優しくティファに告げた。
「…ふふ。お仕置きはこれからなの。もっとヘンになってね」
そう言うと、自らも着ている服を次々と脱ぎ捨て、素肌をティファにすり寄せた。
「ティファ。素敵な貴女を楽しませてね……?」
エアリスにとって夜は始まったばかりだった。
179名無しさん@ピンキー:03/04/20 22:57 ID:99pQzeMY
>>174
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
ハァハァしますた。ティファいい女だ。

とりあえずここまでで、続けても終わってもいいようにしますた。
胸揉みまでですが。パソコン借りられたらまた書きにきます。
180名無しさん@ピンキー:03/04/21 03:15 ID:NLozqeZS
こちらのティファスレッドはマターリとしていていいですね!
このまま行きましょうや、マターリと。
181名無しさん@ピンキー :03/04/21 16:26 ID:10tOtchz
エアティの職人さんかなーりイイです。こういうの好きです。
とても繊細で、きっと女性の方ではありませんか?
続き激しくキボンヌ。
182名無しさん@ピンキー:03/04/24 19:57 ID:OhPNK2vp
hoshu
183名無しさん@ピンキー:03/04/25 22:25 ID:PQjyxOSN
エアティ(・∀・)イイ!!
職人さんガンガッテ!
184名無しさん@ピンキー:03/04/26 19:55 ID:jgDCVeUy
TIFA 1

  煌々と煌く室内照明に照らされ真珠の素肌を晒して、うつ伏せにティファは
ベッドで腕を組んで貌を横に載せて瞼を静かに閉じていた。格闘術を体得した
とはとうてい思えない、女性らしい肉付きの肩と背からスロープを描いて
辿り着くプリンヒップ。そこから伸びたカモシカのような脚に足の指までもが
しなやかで美しい。

 そして彼女を見た者なら誰もが釘付けになるだろう豊満な乳房は
シルクシーツの下に隠されてはいたが、ティファの両脇からは蒼白の乳房の
かけらが溢れ出ている。そこに男の指の背がふれて背中へと上がってゆく。
ティファの薄い唇が真横に伸びて微かに微笑んだ。

(戦士の手でふれてもいいのに。わたしはクラウドの温かくて大きな手が好き)

 ティファは頭の中でクラウドの手に愛しみながら白魚のような指を絡める。その
指先にあるネイルは淡い桃の彩り。ティファの長い髪のように黒々とした
凛々しい眉は今は柔和にあって、やがて微かにピクッと吊り上がる。美脚の
先にある足指もキュッと曲がって淡い桃のフィットネイルを覗かせ足裏に少しだけの
皺をつくっていた。
 クラウドはしっとりと手に吸いつくような、柔らかでなだらかな大地を風に乗る雲
となって天使の翼からうなじの下の骨へと降りる。

「はあん……。クラウド、ちゃんとさわって」

「手がザラッとして気持ち悪いだろ」
185名無しさん@ピンキー:03/04/26 19:57 ID:jgDCVeUy
TIFA 2

「うん……ごめんね。甲で撫でられる方が気持ちいい。クラウドのやさしさみたいで
好きだから……ほんとにごめんね」

 ティファは閉じていた瞼を薄く開いて潤んだ瞳で微笑した。

(たしかにザラッとしていて愛撫されると気が削げることも時にはある。けれど
向かい合って抱き合っている時、クラウドのペニスがわたしの膣内(なか)で
膨らんで弾ける時、クラウドはわたしの脇腹をその大きな手でギュッと
切なそうに抱き締めてくれるよね。あれがとても狂おしく感じてしまうの。唇は
甘えるように乳首を吸って仰け反らした首すじを舐めているけど……抱き締められた
手からあふれるクラウドの愛がとくんとくんって流れてくるの)

「クラウドのソルジャーの手も好きだから」

 ティファは聞えないような小声でクラウドに呟いていた。クラウドはそれに応えて
盆窪(ぼんのくぼ)あたりをやさしく撫でる。

「はああ……」

 そしてまた、指の背で骨を真直ぐに降りていく。ティファは何も言わないで
静かに瞼を閉じた。背骨の窪みをなぞりながらティファが描くスロープを滑り双丘に
登りつめると、指先が柔肉に埋ずまって片側のプリンヒップをティファは引き
離されるように揉みしだかれる。下腹の疼きがクラウドによる愛撫に反応して、
あそこが引っ張られる感覚も加わって、あふれた愛液がシーツに滲みをつくっていた。

「お尻ばかりはイヤよ、クラウド……」
186名無しさん@ピンキー:03/04/26 20:00 ID:jgDCVeUy
TIFA 3

  鼻に掛かった媚態で躰を揺すって、ティファはシルクのさざ波に浮ぶ裸体を
返した。こぼれるようにシルクの下から窮屈そうにしていた乳房は跳び出させ、
女の秘めたる佇まいの繊毛も煌々とした明りに曝け出した。

 縦に引かれた臍も息づく女の縦筋も見せたというのに、ティファは片腕で今の
女の容貌を見られまいと隠してしまう。額に垂れていた黒髪がくしゃっとなって
貌を隠していた右手の指が柔らかく曲げられている。

「ティファ、貌を見せてくれないか?きみのすべてが見たいから」

 クラウドの大きく固いソルジャーの手が羞じらいを覆った腕をやさしく剥がして
ティファの美貌を取り戻した。乳首よりやや濃い目のパウダーピンクの唇が
開いて笑みをこぼしている。ラピスの瞳には微笑むティファがいる。

「あまり見詰めないで、クラウド……」

 目元に朱を溜めたティファが含羞み、クラウドの真直ぐに向けられた視線を
逸らしてベッドに拡がる艶やかな黒髪に貌を寄せる。髪留めを外されたティファの
黒髪はシルクの煌くみなもにたゆたうとする。クラウドが黒髪の封印を解いていたから。
そして雲がおもての蒼白の大地へと降り立った。

「はああっ!」

処女地をふれられたような快美がティファを貫いていた。

「待っていたのだろ?」

「は、はい……クラウド」
187名無しさん@ピンキー:03/04/26 20:02 ID:jgDCVeUy
TIFA 4

  クラウドの指の背が腰と太腿の付け根にふれて太腿のうえを触れるか
触れないかの繊細なタッチですうーっと愛撫される。指の背は膝まで行くと
ゆっくりとまた付け根へと戻ってきて腰骨にふれる。ティファはゾクッとして繊毛が
そそけだった。ティファのパウダーピンク……淡い桃色の艶やかな唇は官能の
誘いに薄くひらき、前歯を覗かせ舌で上唇を舐め回した。

「はあ、はあっ……」

(いやあぁああっ!そ、そこじゃないの……そこじゃあああッ!熱いのは、
熱いのはこっちなのにいッ!)

 ティファの躰はクラウドの逞しくなった逸物に狭穴を押し拡げられて満たされる
瞬間に想いを馳せて腰が顫える。耳元のフリンジも揺れてキラキラと光りを
放っていた。

「はああ……ああん、い、いいっ!クラウド!」

 クラウドは指を軽く曲げた背でティファの太腿と股間の付け根の間を撫で
擦るようにして何度か往復していた。ティファは身を焦がしてセックスへの愛撫を
心待ちにしながら、女の扉の奥から蜜を滴らせていた。

(わたしは家をつくってクラウドの帰りをいつも待つの。クラウドはわたしのことを
どう思っていますか?いい女かしら?それとも……これは言わぬが華ね。でも
クラウドがいま見ているものは幻想かもしれないよ)

「ううん、はあ……ああっ」

 ひとりで碧の草原にそよかぜ風に抱かれて、頬から頤(おとがい)にかけ
そっとキッスされて、天上の蒼を見上げれば流れる白い雲を目で追う。
188名無しさん@ピンキー:03/04/26 20:05 ID:jgDCVeUy
TIFA 5

  後ろにはクラウドがいて、彼の胸に背をあずけている。なにもかもの身を
あずけた感覚にティファの女が酔った。子宮のところではクラウドの大きな手が
組まれてあって、心地よい歓喜が躰を支配して隅々にまで拡がっていた。

「はぁああん!」

 クラウドの手の甲が濡れそぼる秘所をかるく擦ってから返って、ティファの性器
全体を覆い隠した。

(ふふっ、でもこれからはもう離れないからね。わたしにガッカリしたって、
いっしょに歩いていろんなことに気がついても、繋いだ手はもう離さないから。
わたし?わたしのことは心配しないでいいよ。クラウドのいいところを一日一日
見つけるから、どんどんあなたを好きになっていくの!)

 温かいクラウドの手のやさしい感触がティファには堪らなくせつない。
核(さね)ひとつ、花弁はどこまでも淫らに膨らみ続けるようで、狂おしく赫く
爛れた女の華が咲き始める。愛されて月の官能に狂わされ痺れて疲れ果てる
華……エアリスが教えてくれた月下美人のように愛されてぐったりとなって
みたいと思う。

「んあぁあッ!はッ!はあ、はっ、はあ……!」

(毎日毎日をあなたに恋しているの……だからずっと傍にいさせてください。
クラウドがイヤだといってもついて行くから。だから、覚悟しておいて。
だから、だから……愛しています)

 ティファの性器全体を包んだクラウドの手は上下にゆっくりと揺れて
ティファの女の扉を叩いていた。
189名無しさん@ピンキー:03/04/26 20:07 ID:jgDCVeUy
TIFA 6

  彼の手のピッチはティファの忙しくなる鼓動とともに速まって、愛という言葉をも
追い越してティファは跳ぶ……ティファの躰は単純な性愛の炎へと収斂される。
 濡れそぼるヴァギナに滾るペニスを突き立て抉るだけの原始の性愛だけに
耽溺したくてティファのセックスと下腹は蠢き波打っていた。

「はっ、はやく……お、おねがいッ!はやくうううっ!」

「はやく、なんなんだい?」

 クラウドの囁きかけるやさしい声に、ティファの女が蜜をあふれさせプリンヒップ
をあられもなく揺する。

「おねがい、挿れて欲しいのッ!下のお口があなたを欲しがってよだれを流してるの……」

 羞恥をかなぐり捨てた言葉が、ティファの官能に喘ぐ唇から迸る。

「指をかい?それとも……ペニス?」

 クラウドの微妙な言い回しだ。

「い、いじわる……。わかっているくせに」

「なにをだい?ティファ、言葉にしなければ伝わらないさ」

「ぺ、ペニス……よ、クラウドのペニス」

「そうじゃないよ、ティファ」
 ティファの頤(おとがい)に薬指と小指が掛かり、人差し指が官能の唇をかるくなぞる。
190名無しさん@ピンキー:03/04/26 20:11 ID:jgDCVeUy
TIFA 7

「羞ずかしいよ、クラウド……おねがいだから、もう赦して……」
「じゃあ、もうやめようか?でも、ティファは欲しくて堪らない。ちがうかい?」

 先ほどの言い回しだ。肯定させたいものを後ろへ持ってくる言い方。
やめておこうか、それてもしたい?もちろん答えは……イエス。

「は、はい……クラウド」
 ティファはクラウドの誘いに乗る。断る理由など何処にもないから。
「それじゃあ、言わなきゃな。ティファ」
 クラウドの手に汗に濡れ額に絡み付く前髪を愛しみながら分けてやる。断る
理由なんか何処にもないけれど……ないけれども。

「いやあッ!クラウド……!」

「どうして、ティファ?きみの額は綺麗だよ。それより、おねがいを言ってごらん」

「な、なんていえばいいの、おしえて……ください」
(ずるい。わざとはぐらかしたのね、クラウド。でも……額は羞ずかしいけれど)

「俺の逞しいオチンチンでティファのいやらしいオマンコに入れてください……だ」

 ティファの目が泳ぎ朱を刷きながら、暫らく深呼吸をして間を取った。

「ほら、ティファ。いってごらんよ」
「わ、わかったわ。いうから、おねがい……してください」
「さあ」

「クラウドの……逞しいオ、オチンチンで……ティ、ティファのいやらしい下の……
お口で……ダメ……無理よ」
191名無しさん@ピンキー:03/04/26 20:13 ID:jgDCVeUy
TIFA 8

「ちがうだろ」

「ま、待って!言うから!ティファの……だらしなくよだれを垂れ流している
オマンコへ……逞しいクラウドのオチンチンを突っ込んでぇ……ああ……」

 クラウドの手が艶やかなティファの黒髪をやさしく撫でてから唇を寄せる。
「よく言えたね、ティファ。誉めてあげるよ」
 耳元にクラウドの囁く声が聞える。

「ほめてクラウド……わたしを誉めて……クラウド」
 ティファは頭を撫でられ羞恥と悦びがないまぜになって歔いていた。ティファの
拡げられている蒼白の内太腿にクラウドの指が埋まって大きく開けられた。

「はあ、はあっ、はあ……来て……クラウド」
「凄く濡れているよ。ティファのここ」
 クラウドはティファの内太腿を撫でて焦らしていた。

「クラウドの逞しいオチンチンが欲しくて、しょうがないの。だから、もう
苛めないで……ティファを苛めないでぇ」

 クラウドはティファの蒼白の内太腿から手を引いてあられもなく拡げられた
女の佇まいを眺めていた。濡れて黒々となってしまった叢と高揚感に烈しく
波打っている下腹。蛙のように開脚されていたティファは両手で羞恥に染まった
美貌を覆う。
192名無しさん@ピンキー:03/04/26 20:15 ID:jgDCVeUy
TIFA 9

「もう、おねがいだから、クラウド……」

「いま、ティファの膣内(なか)に入って行くから」

 ティファの肘は豊満な乳房を挟みこむようにしていたから、更に扇情的な眺めで
クラウドを誘っていた。両手で羞恥の貌を見られまいと隠している姿に愛しさが
募って行く。クラウドはティファの肩の傍に手を付いてティファの躰は沈んだ。
ティファの脚も立て膝になってクラウドを迎え入れようとしていた。すぐにクラウドの
逞しいペニスがティファのヴァギナに知覚される。熱く痺れるような感覚が
女芯から総身へと一気に駆けていった。

「ひっ、ああッ……!」

 クラウドの衝きあげが始まるとティファはもうなにがなんだか判らなくなっていた。
立て膝から両脚を抱えて丸くなったところまでは覚えていた。その後は的確な
衝きあげによって何度止めを刺されたのかといっていいくらいに耽溺していた。
クラウドのペニスでティファはヴァギナを抉られて……ベッドはギシギシと軋み
大波に揺れる小舟になって快美に呑まれた。

「あっ、あっ、あっ、あっ、あっ、はっ、ああっ、はあっ……!」

 クラウドの剣に何度も刺されるような叫びをティファは上げていた。耳元の
イヤリングのフリンジは揺らめいて妖しくキラキラと光りを放っていた。
ティファはクラウドの精を受けて満足しきって浅い眠りについていた。そこへ
眠りから呼び戻す感触が叢から伝ってくる。濡れた叢を掻き混ぜるようにして
指に絡めそれを掴むと毟るように引っ張られていた。
193名無しさん@ピンキー:03/04/26 20:19 ID:jgDCVeUy
TIFA 10

「な、なにをしているの!はうっ!いやあぁああッ!やめてえよ、クラウド……
んああっ」

 ティファの秘肉もそれに吊られて曳き上がり、妖しく蠢いてシルクの海に
沈んでいたティファのプリンヒップが跳ね上がった。
「ティファのことはよくわかっているから、こうしてあげたいんだよ」
「ひあっ!ひいーっ!」
 突然の衝撃にティファの汗に濡れていた総身は更にドッと汗を噴き上げ
滑って光る豊満な乳房はゆっさゆっさと揺さぶられて、肩も烈しく喘いでいる。
プラチナ・ダイヤのイヤリングのフリンジもまた妖しく揺れ始める。

「痛かったかい?」

「は、はい。クラウド……」

 親指と人差し指を擦るようにしてティファの汗まみれの波打つ蒼白の下腹に
毟り取られた繊毛が撒き散らされた。痛覚、それともクラウドの愛し方になのだろうか…
…ティファは歔きを洩らしていた。

(クラウドの滾った肉棒で刺し貫かれて、小舟になってシルクの波に漕ぎ出して
わたしは行きたい……どこまでも。時には嵐のように乱暴にも扱って欲しい。
けれども、それはふたりだけの蕩けあう瞬間を分かち合って、また次のやさしい時までを
静かに待っていたいからなの)

「イヤ、いやあ……やさしくして……おねがいだから、クラウド……おねがい」

 ティファは淡い茶色の瞳を潤ませて眦から涙をあふれさせる。精を受けて開き
切っていた太腿も閉じられている。股間にはクラウドの残滓をあふれさせて。
194名無しさん@ピンキー:03/04/26 20:22 ID:jgDCVeUy
TIFA 11

「おねがい、ねえ、クラウド……。やさしくして……やさしくう……してください」
 ティファ・ロックハートのクラウド・ストライフへの媚態だった。歔きながらティファ
は潤んだ茶色い瞳でクラウドに哀訴していたが、頤(おとが)を掴まれて貌を
グイッと上げられた。

「お願いだから……?何なんだい、言ってごらん、ティファ・ロックハート。
キャハハハハハハハハハハハハハハ!」

 ティファの頬の柔肉にディープレッドのネイルが深く喰い込んでいた。

「ティ、ティファを……どうかかわいがってください、おばさん!」

「キャハハハハハハッ!」

 ティファの最後の言葉にスカーレットは心底愉しんではいたが、その瞳の奥には
蒼白い炎をメラッと燃え上がらせている。

「まだそんな口が聞けるのかい。軽率だよ、この小娘は」
 ベッドの端から縄で四肢を拘束されているティファの裸身に跨るスカーレットは
虜囚へ痛烈な平手打ちを見舞わせた。
「きゃあッ!」
 ティファが頬の痛みに顫える間も与えずに、スカーレットの細い指が長い黒髪を
鷲掴みにすると腕へと巻きつけておもいっきり引き上げていった。

「うあぁああッ!」

 ティファの唇から苦悶の喚きが噴き上がる。

「あんたは、自分がどういう状況なのか判っているのかい?眠り姫さん」
195名無しさん@ピンキー:03/04/26 20:59 ID:jgDCVeUy
TIFA 12

 頭がベッドから持ち上がって頭皮ごと持って行かれそうな痛みに上体が
少しだけ浮き上がる。ティファの口の中は切れて血の味が口腔を満たしていた。
だが、ティファには抵抗することは出来ない……それは決して赦されないこと。

 なぜならティファはベッドに拘束されていたから。ティファの格闘術を
もってすれば、ベッドの拘束を引き千切ることなどは造作もないことであったが
トリップ状態におかれていたことと、クラウドの安否が確認できないことが枷に
なっていた。ティファは焦点の定まらない空ろな瞳でスカーレットを睨み返す。

「クラウドはどこなの……」

 呂律が廻らなく、夢の中のような浮遊感がティファの思考を妨げていた。

(さっきまでクラウドに抱かれていたような……ミディールでわたしたちは……
これも夢なのかしら)

「それが、ひとにものを尋ねる態度なのかい」
 スカーレットの容赦のない平手がすっ飛んできてティファの顔が横に振れて
痺れる。
「あうっ!」
 ティファの瞳にスーツを脱ぎ捨て、ブラウスのボタンを外しているスカーレットの
姿が飛び込んできた。柔らかそうな胸の谷間と肩があらわになると、白いシルクの
ブラウスを後ろに下ろし、手にしてベッドの外へとパサッと落す。タイトスカートも
摺り落しストッキングとレースガーター、レースソングショーツとなりティファの
乳房の方へとにじり寄る。スカーレットはブラジャーも下ろして虜囚の前に乳房を
こぼした。
196名無しさん@ピンキー:03/04/26 22:11 ID:jgDCVeUy
TIFA 13

「少しは愉しませておくれよ、嬢ちゃん。ふふっ、ハハハ……キャハハハハハ!」

「こ、壊れている……!」

 ブロンドの髪をアップにして左側に流した前髪が高笑いに揺れ、翳りを作った
野心の瞳に残忍な笑みを湛えて、ティファの裸体を舐め廻すように眺めている。

「エロスにといってくれるかしら。キャハハハハハハ!」

 イノセントなものを穢す歓びはスカーレットの糧となる。プレジデントの命で
ルーファウスの夜伽にあてがわれた時、がっついてくる彼を逆にねじ伏せて
貪るように犯したこともある。

(スラムの掃き溜めでシンデレラ幻想だなんて笑わせないでよ。その乙女心
を粉々にしてやるから)

 誇らしげにティファの拘束された裸身を見下ろしスカーレットは立て
膝になった。スカーレットが脱ぎ捨てたものはシルクのブラウスを除いて全ては
艶やかなトゥルーレッド。首筋には赫い紐のチョーカーが巻かれていて、白い胸
に垂れ鮮烈な彩りを落としている。
 背筋をピンと伸ばしたスカーレットは豊満ではなかったが、カタチの綺麗な乳房と
スレンダーなボディラインを誇示する。

 しかし、ティファの拘束された肢体を前にして、スカーレットの方は深く上下に
喘いでいて、脾腹には肋骨を薄く浮びあがらせる。嗜虐心と淫蕩な血が滾って
スカーレットの背はまるまって背骨を浮き上がらせ、ティファの躰へ貪りついて
いった。
197名無しさん@ピンキー:03/04/27 00:27 ID:VIvu3SqM
TIFA 14

仰向けにされカタチを変えているティファの豊満な乳房をディープレッドの
ネイルで絞りたて柔肉に深く喰い込ませ、赫い蛇の舌でティファの乳首を押し
ひしゃげるように捏ね廻し吸いたてて嬲っていた。

「ううっ!いやあっ、な、なにするのよ……!」

 同性にして敵対者である女による凌辱のおぞましい感覚が完全に目を
醒まさせていた。スカーレットはティファへの愛撫を中断して冷たい美貌を上げて
赫い瞳でティファを見据える。

「逆らうとここを噛み切るよ」

 ディープレッドのネイルがティファの乳首を挟みこむ。
「ああッ!」

「あんた、それより愛しのナイトさまのことはどうでもいいのかい?」

 覚醒したとはいえ自分だけが監禁されていないと気づくのに時間を要した。

「ナイトさま……ク、クラウド?クラウドね!クラウド!クラウド!」

 ティファは急いでルームを見回して顔を振った。片隅では白いスーツを着た
金髪の男が腕を組んでこちらの様子を窺っているのが視界に入った。

「騒ぐと殺すよ、あんたの愛しい男をね。いくら、おバカでも、意味ぐらいはわかる
だろ。キャハハハハハハハハ!」
 絞っていた乳房からティファのあごを掴み、不安に歪んでいるティファの貌を
烈しく揺さぶる。
198名無しさん@ピンキー:03/04/27 00:33 ID:VIvu3SqM
TIFA 15

「け、けがらわしい女」
スカーレットの柳眉がピクッと吊り上がった。
「さっきまで眠り姫はどんな夢を見ていたんだい?ええ?」

「ゆ、ゆめ……うっ!うああ……っ」
 四肢を拘束されているティファの上でスカーレットは躰を反らすと、ティファの
秘所を乱暴に指で弄る。ディープレッドのネイルがティファの粘膜を傷つけたの
かもしれない。スカーレットは躰を戻すとティファの顔に細長い指を突き付けた。

「お、お前はわたしになにをしたあああああッ!」

 ティファが絶叫した唇にヴァギナから掬い取った青臭い白濁の粘りがぼたっ、ぼたと
したたり落ちる。その様子を見ていた白いスーツ姿の男は貌をしかめていた。
「好きでも無い男に抱かれてヒィヒィ悦んでいたんだ。どっちが穢れているんだか」
 淡々とスカーレットはティファに言い放つと精液に塗された指を、鼻を鳴らしながら
絶望に歔く口へと無造作に捻じ込んだ。

「うぐうっ!ぐうっ!げふっ!」

「ほら、しゃぶるんだよ!坊ちゃんがあんたの膣内(なか)に射精してくれた物なんだから
ありがたく舐めるんだよ」

 ティファの眉間には縦皺が深く刻まれて、涙を流してむせていた。冷淡な言葉のトーン
に最後の高笑いだけがスカーレットの高揚感を示すものだ。今まさに彼女は勝利の
高笑いをしようとした時だった。

「もう、それぐらいにしておいてやれ……見ていられん」

 スカーレットは扉の傍で腕を組んでいる白いスーツ姿の男をキッと睨みつける。
199名無しさん@ピンキー:03/04/27 13:53 ID:VIvu3SqM
TIFA 16

「俺はお前みたいなサディストではないからな。プライドだってある」

 スカーレットのティファの口への抽送が止む。ティファは薄めを開けて玩具から
解き放たれることを願って、スカーレットの指に歯をあてた。スカーレットは
ルーファウスからティファへと視線を戻していた。

「どうしたの?やらないのなら、わたしがする番ね」

 スカーレットの腕に巻かれていた髪は解かれて、ティファの首を押さえ込んで
平手打ちをたっぷりと受けていた。

「いいかげんにしろと言った筈だ、スカーレット!」

 ルーファウスがスカーレットの手首を掴んで制止させる。敵とは思えない
やさしい声が届いてきた。
(クラウド……クラウド!やっと探し出したのに、どこへいっちゃったの……)

「なぜ、止めるのよ」
「俺がこうしたいからだ!」
 ティファの首を押さえ込んでいた力は緩み、スカーレットのくぐもった声と息遣い
がティファの拘束された裸身に降り注ぐ。

(わたしとクラウドが光なら、このふたりは闇なのかな……)

 ティファはスカーレットの自分を殴り倒していた右手首をしっかりと握って、
烈しい口吻をしているルーファウスをぼんやりと見詰めていた。ティファの首に
置かれていたスカーレットの手が顫え白魚のような指が拳となって白いスーツの
男へ飛んでいった。
200名無しさん@ピンキー:03/04/27 17:09 ID:VIvu3SqM
TIFA 17

ルーファウスがスカーレットの拳を手のひらで受けて握り締めた。そのとき
ふたりの唇から赫い血がこぼれ、合わさった頤(おとがい)からティファの蒼白の
乳房へと滴り落ちる。唇を噛んだのはスカーレットの方だったが、ルーファウスは
眉ひとつ動かさずにいた。

逆にスカーレットが眉間に皺を作って柳眉を吊り上げて、ティファは上から滴り
落ちた血に驚いて微かに胸を喘がせていた。ルーファウスがゆっくりと唇を
スカーレットから解くと、白い上着にも赫い滲みを作っていた。

「また、わたしを玩具にしたいのかい……しらけちゃったよ、まったく」

 今度はスカーレットからルーファウスの唇に寄っていって、流した血を擦り
付けるような所作で口吻を愉しむ。ルーファウスの唇を啄ばむようにして口を
開けさせて、舌を挿入した。ねっとりと舌が絡み合い離れてはまたと繰り返し
スカーレットはルーファウスに唾液を送り込んで彼はこくんと咽喉を鳴らして
飲み干していた。あふれる唾液にティファを跨いで開いている秘所から
湧き出る愛液も滴り落ちてティファの素肌を濡らし、目のやり場に困って瞼を
閉じるもののスカーレットのこれみよがしな女の吐息が彼女を熱くさせていた。
 ルーファウスがスカーレットをもとめて躰を引き寄せようとしたとき、
スカーレットは顔をくなっと揺すってあしらい唇を外す。

「わたしを支配したいのかい?それとも玩具かな、神羅の坊ちゃん?」

 スカーレットは額を擦り付けて唇を引き離し、ルーファウスに吐く。その言葉に
ルーファウスは今まで掴んでいたスカーレットの腕を解いた。
201名無しさん@ピンキー:03/04/27 21:23 ID:VIvu3SqM
TIFA 18

「あのときはガキだった。そんな気はない」

「オトナになったとか、時代が変ったとか、すかしたことぬかすんじゃないよ。誰が
ここまでしたと思ってるんだい」

「俺にはお前が必要だ」

「女としてかい?道具としてかい?こたえてごらんよ」

「……」
「まあ、どっちでもいいけどさ。じゃあ、少しはわたしに協力してくれよ。我儘を
聞いておくれ」
「さっきも聞いてやっただろう。満足してないのか?」
 ティファはその言葉を聞いて、この男が自分を犯したのだと悟った。腕は蛇が絡みつくように、
ルーファウスの首筋に廻り、スカーレットはしな垂れかかるようにして喋る。ルーファウスは
スカーレットの腕の環のなかで、彼女の綺麗な乳房を揉みしだいて吸いたて、仰け反らせた。
スカーレットはルーファウスの柔らかな金髪にディープレッドのネイルを潜らせ掻き毟る。

「まだ、これからでしょう。キャハハハハハハハハハハハ!」

 ルーファスの唇は乳房から鎖骨に移って、首筋を這い上がり耳に舌をねっとりと挿入する。
「愛している、スカーレット」
 スカーレットの細い指の動きが止まって、金髪から彼の頬を両側からがしっと掴んだ。
ティファには、上で繰広げられている寸劇が滑稽でしかたがなかった。

「ルーファウス、ぶたれたいの。つまらない、愛なんて口にするんじゃないよ!」
202名無しさん@ピンキー:03/04/27 22:18 ID:VIvu3SqM
TIFA 19

  スカーレットは狂ったようにルーファスのベルトに手を掛け脱がせ、彼も着衣を
剥ぐように捨て去っていった。
「スカーレットのここ、ぐっしょりじゃないか。内側もべっとりだぜ」
ルーファウスはソングショーツを摺り降ろすと、そのままスカーレットはティファの
顔を跨いで後ろ向きに四つん這いとなる。

「さあ、はやく!突っ込んで!」 切羽詰った声が部屋に響く。

 この女は、ほんとうに愛を知らないのだろうかと考えていたが、スカーレットの
爛れた華の蠱惑に屈して太腿のあわいに腰を進める。ティファの目には
トゥルーレッドのストッキングの柱に、両太腿に掛かるレースのショーツの
吊り橋の眺めが映っていた。そこに男の赤銅色の怒張がゆっくりと埋まってゆく様を
見せ付けられて……ティファは秘所を濡らした。

(クラウドとわたしもこんなことをしていたんだ……)

 スカーレットの手はティファの太腿の上に置かれていたが、ヴァギナがペニスを
赫い唇を拡げて、おしゃぶりをした瞬間にきつく掴んでネイルを立てた。
「うああああっ!」
 男と女の営みを眺めていたことと、痛覚が被さり快美に近いものが総身を駆け抜け、
躰をぐんっと反らす。指をぎゅっと握り締めて、脚は突っ張って
その先の指もキュッと閉まり、手首と足首には赫い痣をつくっていた。

「ぽけっとしてるんじゃないよ。チンポとオマンコをなめなめしな」

「いやあっ、イヤ、いや、イヤッ!」
 ティファは小娘のように泣き叫ぶ。
203名無しさん@ピンキー:03/04/28 00:51 ID:aAyNfWSx
TIFA 20

ベッドの四隅に四肢を縛られているのだから、そうそうに舐められるものではない。
スカーレットは交ぐ合いを見せつけて、言葉で嬲ろうとしていた。この部屋
には窓はなく、いたってシンプルなものだった。大きなベッドが隅にあって照明が
上から煌々と照らしている。ただ……眩暈がしそうなほどに、この部屋すべてが
トゥルーレッドに塗られていた。

 ティファはなおも泣き叫ぶ。淫裂に肉棒が出入りして、あけすけな湿り気を
帯びた淫音響かせ、ベッドの軋みが淫欲の調べを奏でている。スカーレットの
あわいからしとどにあふれ飛び散る愛液の雫を懸命に避けるかのように顔を
振り立てる。

 しかし振りたてられたティファの艶やかな長い黒髪が舞い散って、ルーファウスと
スカーレットの交合する躰を撫で刷くことで肉欲を昂ぶらせるだけだった。

「ほら、なにしてるのよ」

 スカーレットのネイルが太腿に更に喰い込む。
「す、するから……痛くしないでぇ!」

 ティファは上体を僅かだけ起こして、必死になって首を曲げる。出した舌には
スカーレットの雫がこぼれるだけで、ルーファウスの揺れるふぐりにすら届かない。

「いっ、痛いッ!」
 ついに内腿に喰い込んでいた指が皮膚を破り、蒼白の腿に血の筋をつくるに
至った。スカーレットは躰を揺さぶられ顔を上下に揺らして、ティファが痛みに
仰け反る時、スカーレットの首から垂れて揺れている赫の紐の揺れるチョーカーを見る。
自分が今、血を流しているイメージを喚起され、痛みがティファのなかで少しだけの
快楽へと変る。
204名無しさん@ピンキー:03/04/28 01:31 ID:aAyNfWSx
TIFA 21

  スカーレットは上下に揺すっていた官能に耽溺した美貌をふっと顔を捻って
ルーファウスを見る。まるで繋がりを見るかのような所作だった。顔を下げれば
済む事を無言で紅潮した容貌をルーファウスに向けてきたのだ。

 ルーファウスはそこにスカーレットの女を見て、ピッチを速めていった。
スカーレットに教えられ男になった。他のおんなを抱くときには自分が歓べば、
女も悦ぶだろうという考えが根底に合ったが、スカーレットとの場合の彼は
奉仕者か信奉者の感覚に近い。

 それだけ、彼はスカーレットのことを愛していたのだが、当のスカーレットは
愛という言葉など信じれない淋しいおんなだった。
 ティファがふたりが情交する真下で思っていたクラウドとの関係が光なら、
ふたりの関係が闇と見えていたのは間違いではなかった。

「で、でそうだ……スカーレット」

「あっ、あうっ、い、いくうぅううっ……!」

 烈しい抽送の果て、スカーレットの膣内(なか)に精液を解き放った。
何度か腰を打ってからスカーレットからペニスが抜去されると、結合が解けた
穴からどろりと白濁がティファの顔に降り注いできた。すぐさま、スカーレットは
ティファの顔に戻って跨ぐと立て膝になって、花びらを白魚のような指で拡げる。
ティファは顔を横にして啜り泣きをしていた。

「屈辱の涙を流すのはすべてが済んでからにおし。さあ、顔をこっちに向けて可愛い唇を開けな」
205名無しさん@ピンキー:03/04/28 02:03 ID:aAyNfWSx
TIFA 22

  ティファは瞼を開くと泣き腫らした貌を正面に向けて、目を見開いてスカーレットの
見下ろしてくる瞳を睨み返した。

「おや、まだ元気なんだね」

「もう、ほんとうによせ」
 ティファの頭上で脚を拡げて後ろ手に付いているルーファウスがスカーレットに言葉を
掛ける。そう言っている間にも、膣からこぼれ出た残滓はティファの薄桃色の舌へと
流れていっていた。
「チンポをおっ勃ててたら、なにも説得力ないよ」
 ルーファウスが貌を歪ませる。

「あんた、このお姫さんを犯しているとき、わたしがオナっているのを見て
射精したんだろ?」

「そ、そうだ……。俺を嗤いたければそうしろ」
 ティファは口腔に落されるルーファウスの残滓を懸命に嚥下しようとする。

「あんたの萎んだ逸物をわたしがおしゃぶりしてあげてもいいけどさ、こいつに
やらすからね」

「いい加減にしろ!」 「あんたはものまね鳥かなんかかい?」 「うるさい!」
 ルーファウスはそれだけ言うと膝を曲げてベッドを降りるとて服を着出す。
「怒っちゃったね」 
スカーレットは見下ろして、むせているティファに目で笑う。ルーファウスは
服を着込むと何も言わずに扉の方へ歩いていく。
「あしたも協力してもらうからね」
 彼は右手だけ上げて振り返りもしないで、部屋を後にした。
206名無しさん@ピンキー:03/04/28 02:35 ID:aAyNfWSx
TIFA 23

「げほっ、げふっ……愛して……いるんだよ。わからないの……?」
 スカーレットはティファの頬に手を添えると、ティファの顔を穢している白濁を
すり込むように撫で付ける。
「うっ、ああっ……や、やめて……」
「あんた、仲間を信じて屈しないでがんばっているけれど、ここに来ての記憶があるのかい?」
「きおく?」
「あんたが、なにを喋ったかだよ」 「……」
 ティファは蒼ざめていた。仲間たちは信じられるが、関係の無い者たちに
累が及ぶことは極力避けたかった。しかし、この女はジェノサイドを引き起こした
妖女。

「まあいいさ。後でクラウドとかに逢わしてやるよ。愉しみにしてな」

 スカーレットはベッドから降りると、部屋の奥の壁に歩いていって、
シャワールームを展開させ中へと入っていった。スカーレットがシャワーを
浴びている間の時間はティファにとっては恐ろしく孤独なものだった。

(クラウド……クラウド、たすけてよ……)

 ティファはベッドに拘束されたまま浅い眠りに堕ちていく。暫らくして頬を
叩かれて目が覚めていた。拘束は解けている。そして、スカーレットは
トゥルーレッドのスーツを着込んでいた。

「シャワーに行ってきな。それとも、他の奴らに隅々まで洗浄してもらうのがいいかい?
どっちか選択しな」
207名無しさん@ピンキー:03/04/28 03:05 ID:aAyNfWSx
TIFA 24

  スカーレットもそれだけ言うと、ルームを出て行った。ティファは部屋に
ひとりっきりになってからシルクのシーツの上で胎児のように裸身をまるめて
咽び泣いていた。泣いたところでクラウドが慰めてくれるわけでもなく、
事はなにも進展しはしないことはわかっていたが、あとからあとから涙が
あふれ出てきて仕方がない。

「ごめん。ごめんなさい……クラウド……!」

 最愛の人を守りきれなかった後悔だけが重く圧し掛かってくる。昏睡のまま
過して筋肉の削げていた痛々しいクラウド……仲間を信じてはいたが不安で
堪らない。ティファは重い躰をシルクの波から起こして、床に素足をそっと
下ろす。立ち上がると女芯から精液がまたこぼれ落ちてくる。ティファは
哀しみを振り払って部屋に展開されたシャワールームへ歩いていった。そして水を
浴びながらティファは号泣する。

 どれぐらいの時間が経ったのだろうか。あの後、神羅の職員が来て部屋の
掃除をして出て行った。ティファは部屋の片隅で膝を抱きかかえるようにして
脚を折りたたみ、乳房をぴったりとそこに押し付けて背中を丸めてじっと
していた。彼らはティファを見て下卑た嗤いなどはしなかったが、彼女は
壊れそうなくらいの羞恥に苛まれる。

 作業員が部屋を出て行ってティファはやおら躰を起こして、ベッドに歩いて
行くと、そこには着替えの服がぽつんと置かれていた。
208名無しさん@ピンキー:03/04/28 13:42 ID:aAyNfWSx
TIFA 25

  ティファはトゥルーレッドのボディにフィットするノーストラップブラとハイレグ
ショーツを穿いた。そしてブラックのデニム・ミニスカートを穿き、ホワイトの
カットソーのカシュクノールノースリーブのブラウスを着込んで、方裾を腰サイド
でボタンで留めると、腰に臙脂の紐状のレザーベルトを巻きつける。普段着の
ツートーンにスカーレットが選んだであろう、ノースリーブの白いブラウスから
僅かに覗く赫は鮮烈な衝撃を与える。

 細くルーズなヘチマ衿のカットソーの胸元からは、ティファの蒼白の乳房が
造りしムッチリとした谷間が覗いていた。ベッドには三分丈のブラックスパッツも
用意されていたが、ティファは普段着に近いミニの方を選んでいた。

「普段着か……。スカーレットにまた日常を壊されるのかな……クラウド」

 精神の安定をはかる為なのか、ティファはまた独り言を吐く。日常と言う言葉に
烈しくティファは恋情を抱いていた。烈しい身を焦がすような恋する日常などではなく、
ひたすらやさしくて穏やかな日々。むろん、傍にはいつもクラウドがいて。
ひとはそれを退屈でつまらないという。ユフィもそんなことを言っていた。けれど
エアリスは理解してくれた。どれだけ、そのつまらない日常を重ねることが出来るかなんて、
人はギリギリまで考えが及ばない。ほしの悲鳴にさえも耳を傾けようとはしなかった。

(けれど、わたしはつまらないなんて思わないから。クラウドさえ元気で傍にいてくれたなら、
それだけでいい……贅沢なねがいなのかな)
 ティファは穢されてしまった躰を自分で抱き締めて、俯きながら涙した。クラウドの残り香を
掻き集めてティファは泣き濡れる。
209名無しさん@ピンキー:03/04/28 20:25 ID:aAyNfWSx
TIFA 26

  ティファは誰かが入ってきたのに気がついて顔を上げていた。神羅の職員の手には
赫の布が握られていて、瞳を覆う。手首も後ろ手に重ねられておなじ彩りの布で縛られる。
泣き濡れた瞳を閉じて布を巻かれたときティファは微かに性に奴隷として喘いでいた。
すっと通った鼻筋を隠され小鼻がトゥルーレッドのシルクから覗いている。蒼白の美貌の
煌く瞳を覆った赫のサイドから流れる長い黒髪は美貌を封印されたとはいえ、
息を呑むような美しさには損なわれることなくある。

 そして、スカーレットとは対照的な毒々しいまでのルージュを刷かない、
パウダーピンクの薄い唇はツンと突き出た上唇が微かに顫え、透き通るような
白い前歯を見せていた。白いノースリーブのブラウスと黒のデニム・ミニスカートから
覗くしなやかなティファの腕と脚。まさにその姿態と横顔は蠱惑。

 神羅の職員は思わずティファの艶やかな黒髪に手を伸ばして触れようとしていた。
ティファはその気の流れを察知して肩を顫わせた。肩に掛かろうとしていた手は
拳に変わって「わたしに着いてきてください」と慇懃な声がした。ドアを
ロックアップする音がティファの耳に聞え、職員の足音の後ろをゆっくりと付いて行く。
廊下は沈黙した世界だった。
 クラウドに逢わせるといったスカーレットの言葉と無機質な環境音すら無い沈黙の世界に
ティファはタナトスに世界の終末へ連れて行かれるような不安に、息を荒くしながら
別室へと連れて行かれる。

「ここで、暫らくお待ち下さい」 神羅の職員はそれだけ言うと、彼の足音は
遠のいて、ついには聞えなくなっていた。どれだけ時間がたったのだろうか。
三分か五分ぐらいかもしれなかったが、渦巻く不安が時間を長くにしていた。
その時、ティファの耳にプシューッという音とともにドアが開いた。
210名無しさん@ピンキー:03/04/28 21:03 ID:aAyNfWSx
TIFA 27

「さあ、お姫さま。御足を前にどうぞ」
 部屋の奥から、湿り気の帯びた女のイントネーションがティファを誘う。ティファは
喘いではいたが、ここにクラウドがいるのかどうか気の流れで確かめようと
していた。(いずれわかることでも……そうせずにはいられない)
「安心なさい。ちゃんとここに生きているわよ。はやく入るのよ」
 ティファは新たな部屋に虜囚としての足を踏み入れる。

「そこで、立ち止まって腰を降ろすのよ。膝立ちになってベッドまで歩いて
来なさい」 足を踏み入れて、すぐにティファはそう言われる。
「は、はい……」
 ティファは逆らわずに腰をゆっくりと落とし、床に膝をドンとついて、躰が前のめりになり、
黒髪が右肩から前へと流れた。

「牝豚だわ。キャハハハハハハハハハハッ!あんたは牝豚よ。キャハハハハ!」

(クラウド、いるのね!息遣いが聞える!いま、そこに行くからね!)
 部屋の気を計っていたティファは、スカーレットの謀からただの女となっている。
逃亡のこと、生きること、など頭になく……ただ愛しい人の傍に行く事だけを
ひたすら願うだけの女になって。

 肩を左右に揺らして膝でクラウドの微かな息遣いと匂いを確かめながら、ベッド
へと歩んで行く。荒い息を吐きながら、乳房と長い黒髪を揺らしながら。耳元の
イヤリングのフリンジも妖しく光を放って揺れている。
「ルーファウス、お姫さまの朱の封印を解いて」 「わかった」

 ティファは立ち止まって、白いスーツの男に黒髪の封印を解かれた。
「すまん」 男のちいさな呟きが、ティファの耳に確かに聞えた。
211名無しさん@ピンキー:03/04/28 21:37 ID:aAyNfWSx
TIFA 28

 ティファはふたたび肩と黒髪を揺らしながら膝で歩き始め、クラウドが
拘束されているベッドへと辿り着いた。
「よくできたわ。誉めて差し上げてよ」
 ティファはここにクラウドがいるんだという強い想いから、口腔に
湧き上がっていた生唾をコクンと白い咽喉を鳴らして飲み込んだ。スカーレットはクラウドが
拘束されているベッドに腰掛けて、その様子を目を細めて嬉しそうに眺め、ティファの
頤(おとがい)に右手を差し出すと、中指で引っ掛け人差し指と親指で挟みこみ、クイッと持ち上げる。

「は、はやく……目隠しを解いてください。おねがいします」
 ティファは自分の言葉に驚いていた。
(もうどうでもいい。クラウドの貌を見せて!)
「おねがいします!」
「少しはお利口さんになったんだ。ご褒美になにか、差し上げなくちゃね」

「だったら、わたしにクラウドの貌を見せてよ!おねがいだから!」

「ルーファウス、服を脱いでくれる」 
「ひッ!」 ティファはか細い悲鳴を上げていた。「ティ、ティファ……」
 ティファの耳にクラウドの弱々しい自分の名を呼ぶ声が聞える。

「よく喋る可愛らしい唇だね。ルージュもしてないのに、こんなに綺麗でさ。
薄化粧でもしてやろうか?キャハハハハハ!」

 スカーレットはティファの頤(おとがい)にあてた手の親指で、ティファの唇を
グイッとなぞり手を離すと、ベッドに置かれていたボールギャグを取り、傅く
ティファの口に填め込んだ。
212名無しさん@ピンキー:03/04/28 22:45 ID:aAyNfWSx
TIFA 29

 ティファは口に異形の物を填め込まれたことでパニックになって顔を揺すり、
無様な声を噴き上げていた。
「ほんとに牝豚だよ。ヨダレがたれてるよ、嬢ちゃん」

 ティファはバランスを崩して背中から床へ倒れていった。綺麗な美脚を折りたたみ、
蒼白のムッチリとした太腿を拡げブラックのデニム・ミニスカートから赫い
ショーツを覗かせる。

「ティ……ファ……」

 ティファはなおも躰を揺すり長い黒髪を振り乱して散らしていた。スカーレットは
ベッドから降りてのたくっているティファの股間に右手を返し割れ目に中指を
押し付けて上へと滑らせた。
「ああ……」 ティファの絶望の声。 「なんだ、濡れてるじゃないの」
 またティファの口から無様な声が噴き上がる。

「暫らくは外してやらないからね。愛しい人に跨って、あんときの声をわたしたちに
聞かれるのはイヤだろうと思ってさ」

 スカートをたくし上げられ腰の両サイドにスカーレットの手が掛かって、一気に
摺り降ろされ、ティファは悲鳴をあげたが、あふれ出る唾液にむせかえっているだけだった。
「片脚を曲げてごらんよ」
 ティファは貌を横にやって、スカーレットの指示にしたがって片脚からショーツを
抜き取られた。寝ていた躰を男に起こされ、胸元に手を突っ込まれてブラを下
から掴まれ、上へと引き上げられる。
213名無しさん@ピンキー:03/04/29 00:38 ID:pP6GIdia
TIFA 30

「どうしたんだい。これからだっていうのに」
 ティファは全裸になっているルーファウスに起こされ、顔をガクッと垂らした。
M字に開脚して太腿がミニからニョキッと生えているかのような眺めに、
ノースリーブの白いブラウスの胸元には赫いブラがたくし上げられて、ティファの
淫ら絵図をこさえる。ギグからは唾液が滴り落ちブラウスを濡らしていた。

「もっと綺麗にしてあげるよ。きっと彼も悦ぶだろうよ」

 スカーレットはティファの合わせ着の腰に巻かれた臙脂の紐状のレザーベルトに手を掛ける。
「うああ……」
 背中から肩を押さえられていたティファは、トゥルーレッドのシルクの布に
目隠しにされた顔を振って、おどろに黒髪をざわめかせる。スカーレットは臙脂の
レザーベルトを解くと、合わせ着の留めてある裾のボタンを引きちぎって、ティファの
豊満な乳房を跳び出させる。そして臙脂の紐を少しきつめにティファの首に
巻きつけた。

「あっ……あ……あっ……!」 (わたしはこんなところで死ねない!必ず生きるんだから!)

「わたしとお揃いになったよ」 「やりすぎだぞ」 「いちいち五月蝿いんだよ」
「さっさと立ちな。愛しのナイトさまと繋がらせてあげるよ」
 ティファは惨めたらしい泣き声を上げながらも、躰を前屈させて八の字に拡げ
て踏ん張って立ち上がった。屈辱に塗れていたティファであったが、後ろで背中
を敵が支えてくれたとで、妙な救いのようなものを感じてもいた。

「さあ、ベッドに載って、愛しのナイトさまにでも跨りな。キャハハハハハハハ!」
214名無しさん@ピンキー:03/04/29 01:18 ID:pP6GIdia
TIFA 31

  ティファはベッドに脚を上げてバランスを崩す真似をしてクラウドの脚に倒れ込んだ。
(昨日のわたしみたく、拘束されている。しかも鎖だ……)

「いつまで、とろとろやってんのさ」

 スカーレットがやってきてティファの長い黒髪を引っ掴み、引き上げる。

「ううううぅッ!」

「ルーファウス!」
 スカーレットの指示にルーファウスは壁の方に歩いていって、操作パネルを
使うと、天井からフックに掛かった赫いロープが垂れてきた。スカーレットは
ティファを後ろ手に縛っているスカーフを解いて、近づいてきたルーファウスと
ともにティファの手首を赫いロープに縛りつけて吊り上げた。

 スカーレットはティファが吊られて顔を落しているのに腹を立て、双臀をピシャリと叩く。
ティファのプリンヒップの肉はぷるんと顫える。
「愛しい人と繋がりたくはないのかい?だったら、シャンとするんだよ」
 ティファは赫いショーツを左腿に掛け、ブラックのミニから生えた蒼白の両腿を拡げて
クラウドの躰を跨ぐ格好にさせられた。上半身の白いカシュクールのブラウスは肌蹴て、
赫いブラをたくし上げられて乳房を晒されている。

 そして、下にいるクラウドは薬物で絶えず勃起状態におかれ、ベッドの四隅に
鎖で四肢を拘束され全裸にされている。彼の手首と足首には、ティファを助けに
行こうとして暴れた名残りか、生皮が剥けて血がこびりついていた。ティファが
目隠しにあったのは、むしろ彼女にとってしあわせだったのかもしれない。
215名無しさん@ピンキー:03/04/29 01:23 ID:pP6GIdia
>>214

これ、よそに誤爆しました。宣伝でやった訳ではないです。
ほんとにミスです。
気を悪くされた方、ほんとうにすみませんでした。
216名無しさん@ピンキー:03/04/29 01:30 ID:6G109kyV
連日のアップお疲れ様でつ。凄いです。
続き楽しみにしてます。でも、あんまり無理しないように……
217名無しさん@ピンキー:03/04/29 02:06 ID:pP6GIdia
TIFA 32

「ほら、はやく繋がりたくて疼いてるんだろ、ティファ・ロックハート」

 スカーレットはティファの背中を取って、躰を揺すってシルク光沢の真紅の
プリンセスドレスを脱ぎ始める。胸周りには薄絹で薔薇をあしらった膨らみを
もたせた飾りで覆われていて、そこから彼女のカタチの綺麗な乳房がこぼれる。

 クラウドの滾るペニスは絹ざわりの感触が腿を妖しく擦る為、烈しく痙攣させていた。
スカーレットはプリンセスドレスを脱ぐと、ストッキングとレースガーターと
首に巻かれたチョカーだけの裸身をあらわしていた。ただ、誰に魅せるためでなく
自分に酔う為だけに赫を好む。そして……ジェノサイドの災厄の赫。
 スカーレットの唇がティファの首筋を這いまわり、彼女のアップにしたブロンドの
頭がティファの横でくなくなと蛇のように蠢いている。

「なにしてんのさ、ここが欲しくて堪んないんだろ」
 スカーレットの手が右太腿から舐めるように這い上がって、ブラックのミニの中
を弄り出した。

「ナイトさんだって、欲しいって言ってビクンビクンてしているんだよ」

「あううう……!」 ボールギグを填められたティファは狂おしく喚いた。

 顔を下げて黒髪をおどろにクラウドに垂らしているティファは、ままならない口から
あふれ出る唾液をたらっと垂らして、彼の下腹を濡らしている。

 そしてティファの躰もクラウドを求めて確実に疼き濡れ始めていた。ただ昨日と違うのは
今日の自分は意識がはっきりしていることであって、クラウドが昨日の自分だったということだ。
屈辱と再会の歓びの交じり合った涙が、目隠しされているシルクの布地の赫を色濃くしていた。
218名無しさん@ピンキー:03/04/29 02:47 ID:pP6GIdia
TIFA 33

  スカーレットは右肩を落して屹立に白魚のような指を絡めて、ティファの女芯を誘う。

「なにしてるんだよ。このまま落せば嵌められるよ。獣になれたら、赫い絹の覆いを
解いて上げるさ」

 吊られながらも、膝で堪えていたティファはスカーレットが支えているペニス
へと腰を落としていった。
「あうううっ……うう……」
 ガックリと落したティファの貌……ギグを填め込まれた口からはだらしなく
唾液がまたこぼれてクラウドを汚している。汚している、ティファはそう思っていた。

(ごめんなさい、ごめんなさい!でも、それでもクラウドの顔が見たいの!)

 クラウドのペニスはティファのヴァギナであることを知覚したのか、
膣内(なか)でビクンビクンと痙攣させている。再会の悦びというのには、あまりにも
ティファには残酷すぎた。

「ご褒美をあげなくちゃね。ルーファウス」

 スカーレットはティファの左耳の穴にねっとりと舌を挿入して舐め回しながら、
ティファの前に陣取った。ティファの躰はやや前傾姿勢を取らされて後ろに
ルーファウスが載り掛かって来た。

「取ってあげて」 「わかった……」 ルーファウスの顔が僅かに歪む。

 ティファに掛けられていた目隠しは取られて、泣き腫らした茶色い瞳が
あらわれる。首にきつく結ばれていたレザーベルトもスカーレットに解かれて、
息苦しさが幾分かはやわらいでいた。しかし、ティファが見たものは、
スカーレットに圧し掛かられているクラウドの顔……頤(おとがい)だけだった。
219名無しさん@ピンキー:03/04/29 03:25 ID:pP6GIdia
TIFA 34

  しかも、スカーレットの腰がクラウドの顔に擦り付けるような動きをしていたことだった。
ティファの填め込まれたボールギャグの奥からは慟哭の血の叫びが
上がる。烈しく顔を振りたてて、スカーレットの裸身を艶やかな黒髪が刷いて
妖女を官能の炎に狂わせていた。

「あんたも動くんだよ。やりたくなきゃ、ルーファウスにやらすからいいけれどね」

 ティファには一瞬、スカーレットが何を言っているのか全く解することができなかった。
スカーレットを睨んでいた血走ったティファの瞳の色が恐怖に変る。背中を
取っていた全裸のルーファウスがミニを完全に捲り上げて、ティファの
プリンヒップを晒し、左側の肉を引き離すように割り開いて亀頭をアヌスへと
あてがってきたのだ。ティファは排泄器官が性交に使われることすら知らない。

 ティファは顔を捻ってルーファウスを見た。それは敵意の目ではなく、哀訴の瞳
が色濃く出たものだった。唾液を塗したルーファウスのペニスはティファの
処女地にゆっくりと埋まっていった。生ゴムの窄まりをゆっくりと……。
 捻っていた顔は苦悶に歪みガクッと下に垂れて、苦痛の喚きと汗がドッと噴きこぼれる。
ルーファウスはティファのうなじに口を寄せて喋る。

「口を大きく開いて息を吐け。力めば裂けてしまうぞ……!」

 ルーファウスはティファに填め込まれていたボールギャグを取り外してやったが、
そう簡単にはいかなかった。その間にも、ルーファウスのペニスはティファの
窄まりを無残に押し拡げて埋まり、絹を裂くような叫びとクラウドのペニスをきつく
締め上げていった。
220名無しさん@ピンキー:03/04/29 10:07 ID:pP6GIdia
TIFA 35

「せっかく愉しんでいたのに、無粋なことをするんじゃないよ」
 ティファの悲鳴に続いて、拒絶の嗚咽を洩らしながら、あらぬ所へ埋まり切って
しまったルーファウスのペニスを外そうと黒いミニスカートからたくし上げられた
双臀を弱々しく揺すりたて、征服者であるルーファウスを魅せていた。

 ティファの顔に玉状の汗が噴出したように、ティファのスカーレットとはちがう、
きついアヌスの締め付けに、ペニスが屈服しようとしていた。ティファの耳には
ルーファウスの忠告など届いてはいなかった。仮に届いていたとしても、そうそうに
躰を制御出来たとは思えないが……。

 ルーファウスは苦悶にのたうつティファの薄っすらと肋骨を浮かび上がらせる
脾腹に両手を添えて慎重に律動を開始する。尻朶を鷲掴みにして、スカーレット
にアナルエントリーをして、彼女に勝とうとした、しゃにむな性愛とは異にして
いた。ルーファウスの顔はティファの処女地の過度の締め付けと、ティファを
通してスカーレットという、壊れている女を愛していることに彼も汗まみれとなり、
ティファの薄っすらと汗に濡れる蒼白の裸身、抽送に顫える背と双臀に汗の
飛沫を散らせて浴びせていた。

「壊したら、元も子もないだろうが……スカーレット!」 (壊したら……壊れるな、スカーレット!)

 ルーファウスは低く唸るような声でスカーレットを恫喝する。そんなルーファウスの
想いも知らずに、カシュクールノースリーブの白いブラウスの肌蹴たティファの
苦悶の汗に濡れ喘ぐ乳房を揉みしだくスカーレット。そのティファの乳房の上には
捲くられたトゥルーレッドのノーストラップブラがあってスカーレットの官能の世界に
闇の血を落していた。ティファの躰も僅かに裂け、一条の血を蒼白の尻に描く。

「くそっ!ティファ、俺の声を聞け!口を開いて息を吐け!息むな!」
221名無しさん@ピンキー:03/04/29 10:19 ID:pP6GIdia
216さん、ありがとうございます。

はやく、終わらそうと思ってやってましたら、の誤爆でした。
今しがた気づいたのですがTIFA31になったのもホント偶然でして・・・
ごめんなさい。
222名無しさん@ピンキー:03/04/29 11:02 ID:pP6GIdia
TIFA 36

  クラウドの躰に懐かしくも温かいぬくもりがペニスを包んでいた。しかし聞えて
来たのは星空の下……給水塔の処で泣いている少女の声。

(俺はエアリスの願いにも祈りにも気がつかなかった……しょうともしなかったのか?
ちがう!俺は……おれは……ティファ、ティファ……俺はきみをも苦しめていたのか!
俺は何もできない。ただのクズだ!ティファすら救えない!俺はッ!)

 空ろな瞳で、顔に跨って蠢いているスカーレットの哀しい女の姿を見ている。
昏睡状態にあったときのティファの有る筈のない記憶が蘇るのだった。躰の筋肉
の衰えを哀しむ瞳で見詰める茶色の瞳。まるで母のように抱きとめてくれた豊かで
安らぎを覚えたティファの乳房。甲斐甲斐しく躰の汗を拭ってくれていた。

(ティファ……そして、そしてスコールに打たれながら車椅子に沈んだ俺を慟哭のなかで愛したティファ!)

『わたし、ミディールでクラウドとずっとこうしていられたらいいなあって、思っていたこともあるの。
罰があたったのかな。ごめんね、クラウド。あなたを守れなくて……こんなことになっちゃって。なんにも出来なくて』

 クラウドの空ろだったラピスの瞳が焦点を合わせ始める。

『クラウドはクズなんかじゃないよ。エアリスといたとき、あなたを見ていたらね…
…太陽に見えていたの。みんなもそうだったと思うよ。だけど、太陽だとわたしの
陰は消えるけど、影まで消えちゃった。エアリスにやきもちを焼いていたんだね。
わたし星空を見ながらクラウドが傍で煌いてくれている星ならいいなって、あの時
そう思っていたの……ずっといっしょにいたいって。ごめんね、クラウド』

(行くな!行くなッ!ティファ―――ッ!)
223名無しさん@ピンキー:03/04/29 12:23 ID:pP6GIdia
TIFA 37

  スカーレットとルーファウスに嬲られて悶えのたうつティファにもクラウドの声は
聞えていた。それはルーファウスのスカーレットへの痛々しいまでの想いを触媒
として。ティファの過酷な責めに遭っていた肉体はいつしかふたりのクラウドに
愛されているかのような錯覚に陥って、快美というには程遠いものではあったが
確実に感じ始めていた。

 ティファの眉間にはっきりと刻まれていた縦皺も吊りあがっていた凛とした眉も
柔らかい表情に変化している。愉悦の声がティファの喘ぐ唇から洩れようとすると、
スカーレットはすかさずティファの唇にむしゃぶりついて官能の雫を奪い呑み込むのだった。
スカーレットの細い手に朱に染まりし美貌……涙に目を腫らしてあふれた唾液に
濡れる頤(おとがい)、鼻水までも滴って小鼻を赧くして鳴らしているティファ、
艶やかで長い黒髪をおどろに振り乱した……ティファをしっかりと挟みこみ口吻を
妖女は愉しむ。ティファの眉間に深い縦皺が刻印され、眉が吊りあがった。

(堕ちて行くッ!いや……ダメ……ダメなんかじゃ……ない。クラウド……わたしの
前と後ろにいっぱい射精して!膣内(なか)とお尻にいっばい射精してえええッ!)

 ティファは前と後ろから爆ぜた男の証に白眼を剥いてスカーレットの口腔に
ティファの女が吼えていた。


「オヤジ。ほんとにこっちでいいのか?」
「俺に聞くな」 「じゃあ、誰に聞くんだよ!」 「大声出すな!この糞ガキ!」
 ダクトを四つん這いになって進んでいたユフィは仰向けになって、彼女の細い
足でシドの顔をガシガシと蹴り捲くる。 「犯すぞ、ガキ!コラァ!」「オヤジ、チンポ切るぞ!」
 ダクトの中にはふたりと一匹がいた。「仲がいいんだ。オイラ、羨ましいよ」
224名無しさん@ピンキー:03/04/29 13:12 ID:pP6GIdia
TIFA 38

「おめえ、簀巻きにされたいのか?」
 ユフィもシドの顔に蹴りを入れるのをやめていた。
「あんた、なんでクラウドとティファのとこに置いてかれないでアタシたちといるのか、
わかってないっしょ!」

「そんなに苛めなくてもいいじゃないか。オイラ、イヌじゃないんだし。でも、ほんとは仲がいいんだろ?」

「まだ、いうかッ!」 
 シドとユフィは声を揃えてナナキを怒鳴り散らした。彼は前脚で頭を抱えると
蹲った。

「けっ、やっぱイヌっころじゃねえか!くそう!ケット・シーの野郎、もっと精度の
いいナビをよこしゃがれ!」 「叩いてたら壊れちゃうよ〜」 「うるせぇ、イヌめ!」
「静かにして、銃声が……きゃっ!」 「おい、どうした!ユフィ!蹲るな、
すすめ!」 「ダメなんだよう。あの赤になっちゃうと船酔いになっちゃって…
…げぇ」 「しゃあねぇ、ガキだな。少し我慢しろ」
 シドはユフィの横に入って抱え込むようにして彼女の胸にさわった。
「オヤジ、胸さわったあ〜。結婚しろよ〜」 「ほれ、てめぇはパネル見て指示しろ!」
「ううう〜」 「ねえ、ねえ、ヴィンセントだ!」 ナナキがもうひとりの仲間を見つける。

「ぶち切れてるのはテメェだけじゃねえって言ったのに、くそったれめぇ。とにかく急ぐぞ」 「う、うん」

 下の廊下では浴びせられる銃弾にも動ぜずに、赫の死神は左手で顔を隠すように構えて、
寄る対象物だけを引き裂いて血飛沫で壁を濡らしていった。

(冷静であろうがなかろうが、見ているだけにはいかない……まだわたしに残る人の血が存念に騒ぐのだ、シドよ)
225名無しさん@ピンキー:03/04/29 14:05 ID:pP6GIdia
TIFA 39

  ダクトの三人はティファとクラウドが監禁されているルームの真上に辿りついていた。
「げえっ〜。ぐるじいよう〜」
「よく聞け。やつがここに乗り込んできたら、ぶち破って制圧するからな。ナナキと
ユフィは男を抑えろ。俺は女を抑えるからな」

「シェラっていいひとにいいつけちゃる〜」 「来るぞ」
 下の方で金属を引き裂く音が響いていた。
「兄ちゃん、だいじょうぶかなあ」 「ハイになってるから、射殺されるかもしれねえぜ」 
「おどかさないでおくれよ〜」 ナナキはまたイヌみたく頭を抱える。
 シドはスピアのビナースゴスペルを、ユフィはダークの不倶戴天を汗ばむ手に
握り締めていた。

「汗で滑らかすんじゃねえぞ」 「オヤジこそ」 「上等だ。いくぞ、ナナキ」
『キィシャアアアアァ―――ッ!ガッ!ガッ!ガッ!ぐわっしゃ―――んッ!』


「もう諦めろ!スカーレット!俺たちの負けだ!」 
「坊やはいつからそんなに軟弱になったんだい!キャハハハハハハハ!」

 武器を取ったスカーレットの手をルーファウスは叩き、スカーレットの平手で
ルーファウスはベッドから振り落とされていた。ルーファウスの唇から滴る血が
スカーレットを狂わせる。まだクラウドと繋がったままのティファの背を取り、
頚動脈に飛び出したディープレッドネイルをあてがおうとしていた。

「スカーレット、なぜお前はわからんのだあああッ!」

 全裸のままのルーファウスは獣じみた跳躍で、ティファに突き立てられようとしていた、
スカーレットのネイルの白い手を弾き飛ばす。
226名無しさん@ピンキー:03/04/29 14:36 ID:pP6GIdia
TIFA 40

  忘れられた時より蘇りし赫の死神……そして、今は存念から憤怒に駆られた
ヴィンセント・ヴァレンタインはドアを打ち破るなり、その赫の狩人となった瞳は
ティファを苦しめようとするスカーレットを捕捉して風のように舞い上がって
彼女のディープレッドネイルを破砕した……はずだった。

 しかし、それはルーファウスによって阻まれ、スカーレットを庇う格好となり
肩甲骨から背中を引き裂いたのだった。その血はティファの容貌とスカーレットの
冷たい美貌にも飛び散る。スカーレットは赫のリベンジャーに瞬殺されるという
悦楽に歓喜の高笑いを上げるか上げないかの時に天井を突き破って降りてきた
シドに床に伏せられ制圧されていた。
 そして床に転がって血を噴いているルーファウスもユフィとナナキに取り押え
られている。

「こ、殺さないでえぇえええッ!このひとたちを殺さないでえぇぇぇッ!」
 ティファの絶叫に救出に来た四名はギョッとした。

「ヴィンセント!ユフィ!」
 シドは赫の死神に声を掛ける。彼はシドに言われるまでも無く拘束された
クラウド鎖を左手で切っていた。そしてユフィはティファに駆け寄って両手首の
吊られた赫い縄を解いてやっていた。

「この部屋の臭いも気持ちわりい〜」 「だまってやんねえかッ!!」 「ご、ごめんなさい」
 ユフィはシドが本気で怒っているとわかって素直に謝っていた。

「お、俺のコートをそいつに掛けてやれ!」 「あ、ありがとう……」
 ルーファウスの声に四名はまた驚いていた。
227名無しさん@ピンキー:03/04/29 15:03 ID:pP6GIdia
TIFA 41

  そして、なぜティファが自分を蹂躙し続けた野獣に礼を言ったのかも……
混乱していた。
「な、なんでもいい!ユフィ掛けろ!」 「俺のマントを掛けてやる」
「てめえの赫マントはクラウドに掛けてやれ!」
 ユフィはルーファウスの白いコートをティファの躰に掛けてやっていた。
ヴィンセントはクラウドにマントを掛け起こしてやると、腰のデスペナルティを
ホルスターから抜いて銃身を持ってクラウドに差し出した。

「ク、クラウド……ふたりを殺さないで……おねがいだから……」

「ティ、ティファ、あんた何を言ってるのかわかってんの!」

 ユフィが混乱から金切り声を上げている。クラウド自身もルーファウスと
スカーレットを殺す気は無く、銃を差し出したヴィンセントの手を退ける。
「あ、ありがとう……クラウド……」
「そうか、お前の言いたいことはわかった。しかし、わたしには存念がある」
 ヴィンセントは銃をホルスターに収めると、ゆっくりと床に這い蹲らせられている
スカーレットへと近づいていった。

「キャハハハハハハハハハハハハハハハハッ!」
(最高のステージだわ!至高のエクスタシィをわたしは感じるのよ!)
 ヴィンセントは赫の瞳でスカーレットを見下ろして、人の手の方でアップに
されている金髪を鷲掴みにする。女の瞳は愉悦に浸っている。

「お、おい!よせ、ヴィンセント……」
 シドが目の前に起る地獄を想像して、彼を制止に掛かろうとしていた。

「や、やめて。この人たちも人間なのよ。これからもっと酷いことがやって来る。
この人たちにも生きて責任を取ってもらわなくちゃ……おねがい……だから」
228名無しさん@ピンキー:03/04/29 15:36 ID:pP6GIdia
TIFA 42

「ルクレツィア、こんな奴に償うことが出来るのは己の死をもってしてだけだ」
 ヴィンセントの狩人の瞳が恋人を見詰める眼差しとなって、ティファをやさしく
包み込んでいた。 

「お、おねがいだから……ヴィンセント」

「ヤ、ヤメロオオオッ!殺すなら俺を殺せ!牝豚をヒイヒイよがり歔きさせて犯し
続けたのは俺なんだああッ!その女には罪は無いいいッ!」

「ガルルルルルルルルッ!」
 ナナキの下で叫んでいるルーファウスに噛み砕かんかのように恫喝する。
「う、嘘よおおッ!」 「ティファ、いい加減にしなよ!なんで……なんでこんな……やつらのために……」
 ティファの顔を悔しくて見ていられなくなったユフィは、俯いてティファの乳房に
顔を埋めるように泣いている。
「キャハハハハハ!キャハハハハハ!」
 ヴィンセントはスカーレットのアップにされている金髪を離していた。
「妖女(あやかし)、何故泣いている。答えろッ!」
「キャハハハハハハ!自分のバカさかげんに決まってんだろ!キャハハハ!」
「時間がねえ。ずらかるぞ。ヴィンセント、てめえは先導しろ!ナナキはしんがりだ!ユフィ!いくぞ、ユフィ!」
「ごめんね。ユフィ。行きましょう」 「だから、おめえはガキなんだよ」
 スカーレットの拘束を解いてクラウドを起こす前にシドは平手でポンとユフィの頭を叩いていた。
「クラウド、俺の肩に掴まれ。いくぞ、みんな!ハイウインドまで生きて還るからな!」
「ありがとう、シド」 「礼ならティファにいってやんな」 「すまん」

「迷惑かけりゃいいだろ。仲間なんだしな。ほれ、いくぜ!」
229名無しさん@ピンキー:03/04/29 16:33 ID:pP6GIdia
TIFA 43

  スカーレットは彼らがルームを去って、すぐに起き上がってブロック封鎖の
パネル操作をしようと駆け寄っていったが、後ろに立っていたルーファウスに
細い手首をがしっと掴まれていた。
「ほしの悲鳴に耳をすませ、スカーレット」
 スカーレットはネイルでルーファウスの頬を引っ掻いて血を滴らせていた。

「あ、あんたにわたしの何が分かるっていうのさ……坊やなんかに……」

「わからない。お前のことはなにもわかっちゃいない」

「お、お前なんて気安く言うんじゃないよ……坊やのくせに……坊やのくせに…
…なんなんだよ、まったく……」
「それは、俺がやつらに言った言葉だ。スカーレット、ひとつだけわかっている
確かなことがある。俺はお前を愛している」
「ふざけんじゃないよ!愛がなんになるんだよ!」
 スカーレットの平手が飛んで裸のルーファウスは床に腰をぶざまに打ち付けていた。
「キャハハハハハハハハ!キャハハハ!」
 スカーレットは拳を操作パネルに振り下ろした。
「よせ、スカーレット!ほしのこえを聞け!」
 スカーレットはパネルを叩かずに、壁に手を打ちつけ、何度も何度もそうしていた。
ルーファウスはもういちど起き上がって、彼女の手を止める。

「女ひとりしあわせにできないほしの声なんか聞いてなんになるのさ……
それに、わたしが操作しなくとも他の奴がするさ……違うかい……あなた」
230名無しさん@ピンキー:03/04/29 16:41 ID:pP6GIdia
TIFA 44

「少なくとも俺はしない。お前もだ!」
 口吻をすると思っていたルーファウスをすかして胸に顔を埋め泣いていた。
少しガッカリとした彼ではあったが、スカーレットは彼にやさしく頭を撫でられた時、
髪はパサッと解け、ルーファウスの裸身を這うようにして下と摺り落ちる。
ルーファウスは初めてスカーレットの女を抱いているような実感を得ていた。

「わたしは、こういう女なんだよ。それでもいいのかい?」
「俺はあの時のままだ、スカーレット。変ってなんかいない、なにもだ」

「わたしをレイプしそこなった時のことかい?キャハハハ!」
「もう、苛めないでくれ」 「ふふっ、やっぱり坊やなんだ」
 男と女は涙に声を詰まらせながら喋っていた。スカーレットはルーファウスの
ペニスを愛しみながら頬で扱きたて、手を彼の双臀に廻して掴むと、毒々しい
赫のルージュに塗られた唇をひらいて、彼の怒張をゆっくりと呑み込んでいった。
ルーファウスは女の髪になった彼女の柔らかな金髪をやさしく愛撫していた。

 スカーレットはレースのガーターを右手で外してストッキングだけの裸になり
再びルーファウスの双臀を狂おしく撫で廻す。スカーレットのなかにも、はじめて男への
切ない想いが込み上げてきていた。頬と唇を窄めてスカーレットは心からルーファウスに奉仕していた。
「ぐっ、ぐふっ……」
「無理をするな」
 スカーレットは顔を烈しく横に振って、輝く金髪を振り乱していた。
(たくさん射精して!たくさん!そして、わたしをあなた色へ染めあげて!)
そして、何度か舌を蠢かして律動を繰り返し、ぐっと引いて張り詰めた
ルーファウスの赤銅色の亀頭に歯をあてて甘咬みをしてぐっと口腔へと呑み込み、
後頭部を彼の手で羽交い絞めにあって悦びの飛沫を咽喉奥に受けて女の歓びを
スカーレットは味わうのだった。
 駆けつけた神羅の職員はふたりのあけすけなセックスを唖然として、
離れることも眼を逸らすことも出来ずに最後まで眺めていた。
231名無しさん@ピンキー:03/04/29 17:03 ID:pP6GIdia


記憶 >>163>>174   TIFA >>184>>214 >>217>>220 >>222>>230

話しとしては、これでおしまいです。ティファなのにスカーレットで
落してスミマセンでした。クラウドとティファの濡れ場でもう一度
落してもいいかなと思っていたのですが、想いには何度か触れているし
くどくなりそうなので・・・それとこの方がキリいいかなと。 

それと、誤爆はホントに申し訳ありませんでした。
232名無しさん@ピンキー:03/05/02 01:15 ID:5jbfhaLT
>231タン
乙です!凄い長編で読み応えありますた。
(;´Д`)ハァハァ
また書いてくだちぃ。

漏れもエアティの続きそろそろ書けるようにがんがりまつ。
233名無しさん@ピンキー:03/05/02 19:15 ID:Wh3KREpz
読んでくれて、ありがとうございます。

あっちで見た、キッスと組み敷かれて・・・の二枚絵を見て書きたくなりました。
ゲームしていた時はいろいろ考えてやっていたはずなのに、
もうほとんど記憶に無いというのも妙な感じがします。
やり直すのも辛いし、やったらやったではまるんだろうけれど。
234名無しさん@ピンキー:03/05/02 22:05 ID:ctRYT3Yi
密かに職人さんキテタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━!!!!
うp乙ですた!!(;´Д`)ハァハァ
235名無しさん@ピンキー:03/05/03 02:33 ID:+F3xRV91
長文もつかれー
>>233
エアティ待ってますYO!!!
236名無しさん@ピンキー:03/05/03 02:34 ID:+F3xRV91
×233
○232

スマソ。
237名無しさん@ピンキー:03/05/03 22:11 ID:BWyxD/Zy
おつん。
(;´Д`)ハァハァ(;´Д`)ハァハァ
238名無しさん@ピンキー:03/05/05 21:53 ID:1+XcZkul
ほっしゅ
239名無しさん@ピンキー:03/05/06 18:46 ID:2NKZpvSI
スマソ。ちょっとかしてくだされ。他のスレで書いてたのだが続き書きたくなったので
こちらで続けさせて下さい。



柔らかなティファの肌に切り裂くような鞭がとんだ。
「きゃぁあああっ! 痛いっ……!! 何するの! 止めてよっ」
甲高い悲鳴がティファの喉から迸り、辺りを震わせる。
ルーファウスは額に落ちかかった髪をかきあげると、楽しげな顔でティファを
見やった。
「……ほう。俺に命令する気か?」
ルーファウスは椅子に深く腰掛け、頬杖をつきにやにやと笑いながら言った。
「そうよ! この鎖を早く解きなさいよ!」
ティファの両手は上から吊り下げられた手錠で括られていた。
「今、こんなことしてる場合じゃないの。あなた、それもわからないの!」
ルーファウスはくっくと喉の奥で笑い、椅子から立ち上がるとティファの元へと歩き出した。
「気の強いことだな。ふん、貴様らの状況など俺が構うか」
近づくルーファウスの瞳には酷薄な光が宿っている。
「……外してよ」
「出来るか」
ティファの言葉を打ち消すようにルーファウスが言った。
「せっかくテロリストを捕まえたんだ。色々自白してもらわないとな」
ルーファウスは唇の端を笑うように歪め、ティファの顎を掴み上げた。
ティファは抵抗しながらもきつい眼差しをルーファスに向ける。
「あなたにいうことなんて、何もないよ!」
「そうか。それなら言いたくなるようにしてやるだけだ」
いうやいなやルーファウスは、内ポケットからナイフを取り出し、ティファの服を切り裂いた。
240名無しさん@ピンキー:03/05/06 18:47 ID:2NKZpvSI
「いやぁああああああっ!!!!」
切り裂かれた服の切れ端が辺りに舞う。
身に付けていたシャツもスカートも、ルーファウスの手によって執拗に切り裂かれていった。
逃げようと身体を捩らせるが、じゃらじゃらと手錠が鳴るだけだった。
手首を動かすたびに金属が肌に当たって、ティファの手首からうっすらと血が滲んだ。
「やめてっ! やめてーーーっ!!」
ティファの必死の願いもルーファウスには届くはずもなく、衣服はただのぼろきれとなって床に落ちていった。
「虫けらに服など必要ないからな。わざわざ俺が、取り去ってやったんだ。感謝しろ」
くっくと笑いながらルーファウスが言った。
今、ティファの身についているのは、腰に嵌ったベルトとサスペンダーだけだ。
張りのある豊かな乳房も、その上の淡い乳首も、締まった腰も、その下の艶やかで淡い茂みも
全てルーファウスに晒されている。
「絶対、あなたを許さないから……っ!」
羞恥と怒りを露にしながらティファはルーファウスに叫ぶ。
ティファは腰を後ろに捩って、出来るだけルーファウスから自分を隠そうとするが、手首を拘束されている身では踊るような動きにしか見えなかった。
「ははは! 惨めな姿だな。そうした姿が貴様には似合いだ。せいぜい俺を楽しませろ」
241名無しさん@ピンキー:03/05/06 18:47 ID:2NKZpvSI
ルーファウスは上着を脱ぎ捨て、ネクタイを緩めながら更にティファに近づいた。
「素直にしていれば、命だけは助けてやらないこともない、どうだ?」
空いた片方の手をティファの顎にかけた瞬間。
「誰が素直になんかするもんですか!」
ティファの強烈な蹴りが、ルーファウスの隙をついて繰り出された。
「……っ!!」
だが、その蹴りも、とっさによけたルーファウスに紙一重で届かなかった。
手首さえ捕らわれていなければ、充分届いたはずのハイキックだったが、ルーファウスの頬を掠めたのみだった。
つ…と赤い液体がルーファウスの頬を伝って落ちた。ティファの蹴りの風圧で切れたようだ。
それが、ルーファウスの怒りに火をつけた。
「……虫けらが……。この、俺に、傷をつけたな……」
ルーファウスは頬を手の甲で拭い、ぎらぎらとした烈しい眼差しでティファを見据えたまま、低い声で言った。
「開発中のサンプルDを持って来い! それと、その鞭をよこせ! 早くしろ!!」
242名無しさん@ピンキー:03/05/06 18:48 ID:2NKZpvSI
新羅兵の動きが慌しくなった。ルーファウスは鞭を受け取ると、ティファに向けて鞭を振るった。
くびれた腰に鞭があたり、ティファは痛みの為か身体を仰け反らせた。
「ああああぁぁっっっっ!!!」
風きり音を残して鞭が戻る。更にもう一鞭ルーファウスはティファに振るった。
高い悲鳴をあげてティファが膝から崩れ落ちる。
ティファの白い肌には赤くみみず腫れのような後がくっきりと浮かんでいた。
「はははははっ!! 貴様のようなメス豚にはいい仕置きだろう」
そうしてティファの髪を鷲掴み、無理矢理顔を上げさせた。
「気絶するにはまだ早いぞ。これからが本番なのだからな。絶望しろ。快感と痛みに悶えながら、死ね」
獣のような瞳でティファを見つめた。そうして、ルーファウスの高らかな哄笑が室内に響き渡った。
ティファはただただ、ルーファウスを見つめることしか出来なかった。
243名無しさん@ピンキー:03/05/06 18:48 ID:2NKZpvSI
「社長!! サンプルDお持ちしました!!」
新羅兵の一人が息を切らせながら、走り寄った。ルーファウスの元へと細長い小箱を差し出す。
「遅い!! 何をやっているんだ、貴様らは!!」
ルーファウスの怒気に新羅兵は身を竦ませ、「申し訳ありません」と繰り返した。
ルーファウスは掴んでいたティファの髪から手を離し、乱暴に箱をもぎ取ると、中から一本の注射器を取り出した。
そして、ティファの髪を再び引き寄せ、耳元で囁いた。
「貴様らのような虫けらでも、役に立つことはあるものだな。新薬の実験体として新羅に貢献出来るぞ。嬉しいだろう?」
ルーファウスが言うのと同時にティファの首筋に小さく鋭い痛みが走った。
液体が押し込まれる嫌な感覚にティファの口から少しずつ声と息が漏れていった。
「あっ……はぁ……っぁ………あぁっ……」
全て注入された頃、ティファは頭を支える気力もなく項垂れたまま、ルーファウスの声を聞いていた。
「効果の程度がどれほどなのか、この俺がじきじきに確かめてやる」
244名無しさん@ピンキー:03/05/06 18:50 ID:2NKZpvSI
と、とりあえずここまで。スマン。
245名無しさん@ピンキー:03/05/06 19:22 ID:YfQhGHes
乙ですた!!
246名無しさん@ピンキー:03/05/06 19:47 ID:2NKZpvSI
鞭を振るわれた痛みがティファから気力をそいでいく。
さらにティファは胸の奥が激しく痛むのを感じた。どうしようもないだるさと吐き気が強まってくる。
「何……を、わたし……に……っ」
身体を支えることもままならない倦怠感がティファを襲う。口を聞く事さえも辛く、苦しい。
ルーファウスはティファの様子を眺めながら、口元を歪めた。
「知りたいか? まあ、いい教えてやろう……これは異種族間での交配を可能にしようと研究しているものだ」
「異……種族間……?」
ルーファウスはティファの瞳を覗き込みながら、楽しげに続けた。
「そうだ。例えば、人と猿、人と獣、人とモンスター……等を直接交配させ、生殖させるために作られたもの。
 難しい内容は俺もわからないが、交配をスムーズに行う為の強力な幻覚と催淫効果、卵子のDNAを着床した精子に
 合わせ、変化させると宝条は言っていたな」
247名無しさん@ピンキー:03/05/06 19:47 ID:2NKZpvSI
ティファの顔から血の気が引いた。身体に感じる倦怠感、悪寒、節々の痛み、心臓の奥から激しい動悸を伴ってせり上がる痛みと熱。
それらは、今聞いた恐ろしい薬品の仕業なのだ。
「人……でなし……っ!!」
「何とでも言え。虫けらに言われても痛くも痒くもないな」
ティファを検分するようにティファを見ながら、ルーファウスは新羅兵に命令した。
「おい。この手錠を外せ」
「で、ですが、この女は……」
ためらいがちに新羅兵が口を開く。
「大丈夫だ。あの薬を打たれて、動くことが出来るわけはない。外せ」
248名無しさん@ピンキー:03/05/06 19:49 ID:2NKZpvSI
ここまでかけたー。もうすこしでエロにいけそうだ。

>245タン
ありがトン!何だか異様に書きたくなって、つい書いてしもた。

もうしばらくこちらにお邪魔します。
249名無しさん@ピンキー:03/05/06 21:26 ID:h4wvN34u
おおッコチラに移られましたか。
期待しています。
250名無しさん@ピンキー:03/05/08 06:38 ID:dPGIEijf
イイ!!!(;´Д`)ハァハァ
251名無しさん@ピンキー:03/05/08 18:30 ID:lXd77o77
獣姦でつか?(;´Д`)ハァハァ
続きが早く読みたいYO!!
252名無しさん@ピンキー:03/05/09 21:02 ID:GtqBbHHX
期待sage(;´Д`)ハァハァ
253名無しさん@ピンキー:03/05/09 21:30 ID:fl/OXkBN
tyoubunnuza-
254名無しさん@ピンキー:03/05/09 22:01 ID:DxGMQcUj
(・∀・)
255ガロード=ラン:03/05/09 22:38 ID:lZlhAnH7
おまえらーー!!よくもティファをーーーー!!!!



…悪りぃ、人違いだった。…ご自由に。
256名無しさん@ピンキー:03/05/10 01:06 ID:UcnpDRAV
ん?結局推力タソ来たの?来てないの?
257名無しさん@ピンキー:03/05/10 12:33 ID:PqQaSDIo
>>239-243>>246-247の続き

ティファの手錠が外された。逃げるチャンスが巡ってきたというのに、身体中を覆う倦怠感に指さえも動かせない。
そして、ティファが運ばれたのは、シーツだけがひかれた固い手術台の上だった。
シャツの第一ボタンを外しながら、ルーファウスがティファに覆い被さる。
「気分はどうだ? ……フン。面白みのない。さっきまでの威勢の良さがなくてはつまらないな」
身動きの出来ないティファに向けて、ルーファウスは薄く笑った。
「まあ、いい。下手に暴れられるのも面倒だ」
ティファは、せめて視線だけでも抵抗しようと、顔の向きをルーファウスへと向ける。
力が全くといっていい程入らなかった。
顔を動かすことさえも多大な力を使わねば出来なくなってしまった事に、ティファは愕然とした。
視点が定まらない。覆い被さってくるルーファウスの金髪が揺らめき、空間に軌跡を残したように見えた。
「ああ……うぁ……っ!!」
ティファの身体を激しい痛みが襲う。高まる熱が体内を焼き尽くす。鼓動は限界を超えて疾走していた。
瞳に映るルーファウスの輪郭が次第に溶け出し、周りと融合していく。
そして、ティファの意識は遥か彼方へと飛んだ。
258名無しさん@ピンキー:03/05/10 12:33 ID:PqQaSDIo
――ゆらゆらと、漂う。
柔らかなゆらめきに身体を預けながらティファは目を覚ました。
そしてふいに肌へ感じた強烈な刺激。ぼんやりと開いた瞳にはクラウドの心配そうな顔が映る。
「ク……ラウド……」
出した声は自分でも驚くほどしゃがれていた。
「どうした……?ティファ」
水にゆらめいているティファの身体はクラウドによって支えられていた。
クラウドに触れられた部分から耐えられない程の快楽が滴り、ティファの体内を震わす。
「あっ……クラウドっ……私……」
身を捩りその刺激を押さえようとするが却ってより多くの刺激をティファは受けた。
「……ああっ…ん……はぁ……! クラウド、お願い降ろして……」
ティファは身体の中心からとめどなく愛液が滴るのを感じて、クラウドにしがみ付いた。
刺激から逃れようと助けを求めるが、そうした行動と正反対に、快楽の刺激は触れた部分、肌が擦れた部分からダイレクトにティファを翻弄した。
259名無しさん@ピンキー:03/05/10 12:34 ID:PqQaSDIo
「だめだ。……気持ちいいんだろ?」
クラウドが微笑んだ。クラウドの指先がティファの秘裂に滑り込み、襞をなぞっていく。
「ゃああああああっ……!! んぁっ……ぁああ………!!」
下半身を直撃する激しい快感に、ティファの腰はあられもなくびくびくと跳ね、口からは艶に彩られた声が絶え間なく流れた。 
クラウドの指が秘裂を割り広げた。すでに脹らんだ豆を探り当てると、柔らかいタッチで擦り上げる。
「……!! ああ、ああああぁっーーーーーー!!!!」
いつもより敏感になりすぎたその部分に、あまりにも強烈な快感を与えられ、ティファは絶頂への階段を駆け上がり、一際大きく背中を反らして達していた。
そうして、達した余韻に我を忘れている内に、いつの間にかティファは岸辺へ横たえられていた。
ティファの上にクラウドが覆い被さっている。
クラウドの股間は天を付くほど高ぶり、先端からは透明な涙を流していた。
自身の高ぶりに手を添えると、クラウドが酷薄な笑みを顔に浮かべた。
「……いくぞ」
次の瞬間、ティファの頬に鋭い痛みが走った。
視界が混ざり合い、クラウドの姿が暗い穴に落ちていく。
ぼんやりした意識が急激に覚醒され、クリアになった瞳の先には。
今、まさにティファにへ押し入ろうと邪悪に笑うルーファウスの姿があったのだった。
260名無しさん@ピンキー:03/05/10 12:38 ID:PqQaSDIo
今日はここまで。
261名無しさん@ピンキー:03/05/10 20:20 ID:VMxV29/6
乙華麗!!!
262名無しさん@ピンキー:03/05/10 21:25 ID:qU4K9C8z
(;´Д`)ハァハァ
クラウド=ルーファウスだったのか。
263名無しさん@ピンキー:03/05/11 12:45 ID:fjUrHgyj
職人様ぐっじゃぶ
264名無しさん@ピンキー:03/05/12 18:27 ID:/+lSrV+T
うp町
265名無しさん@ピンキー:03/05/12 21:41 ID:P7nUpBjf
まだでつか?
放置プレイでつか?
そうでつか(;´Д`)ハァハァ
266あぼーん:あぼーん
あぼーん
267名無しさん@ピンキー:03/05/12 22:08 ID:HeIiieBH
ア…あがってる…
268名無しさん@ピンキー:03/05/13 00:17 ID:+BPIowiO
続きが読みたくて氏にそうだ
269名無しさん@ピンキー:03/05/13 00:19 ID:LrtKL68Z
だったらageんなや、カス。
270名無しさん@ピンキー:03/05/13 00:21 ID:+BPIowiO
ageちまったスマソ…本気で氏んでくる  
  ∧||∧  
 (  ⌒ ヽ 
  ∪  ノ 
   ∪∪
271名無しさん@ピンキー:03/05/13 01:44 ID:gvU0KgSD
>>257-259の続き



幸福な夢から一気にティファは現実へと叩き落された。
途端に激しい嫌悪と拒絶と後悔がティファの身体を覆っていく。
「……フフン。随分幸せな夢を見ていたようだな」
言ってルーファウスはティファの顎を掴んだ。
くっと喉の奥で笑いを漏らすと、ティファの頬に舌先を這わせた。
触れた途端、ティファは皮膚が突っ張るような鈍い痛みを頬から感じた。
ルーファウスの舌が顔の上で動くたび、少しずつ頬が裂けるような感触と鈍い痛みが走っていく。
顔を上げたルーファウスの唇には赤い滴りが残っていた。
「夢の中では好きな男に抱かれでもしたか? 俺の指は気持ち良かっただろう? 浅ましい女め。残念だったな。貴様を抱くのは……俺だ」
入り口に押し当てられたルーファウスの熱がティファの秘裂を押し広げながらじわりと侵食していった。
272名無しさん@ピンキー:03/05/13 01:45 ID:gvU0KgSD
貫かれる恐怖と屈辱にティファの思考は空転し、残された力を振り絞ってでも、この場から逃れる為の抵抗をしようと、した。
だが、罵声を浴びせる為に開かれた己の口からは、か細く高い喘ぐような声しか出てこなかった。
ゆっくりとルーファウスが入り込んでくる。
その動きに合わせて下半身からもたらされる快感にティファの理性は悲鳴をあげた。
ぐっと乱暴に押し入れられる。水が弾けたような快楽が体内を瞬時に走った。
「ああっ………! あっ…あぁっ……!!」
捕らえられてから、今までティファが受けた屈辱的な行為は、死ぬより耐えがたい苦痛なはずだった。
しかし、そう思う心と反対にティファの身体は、ルーファウスをより深く咥え込もうと収縮を繰り返す。
「……っ…殺したいほど憎いのだろう? 今、俺は丸腰だぞ。反撃の、絶好の機会だな」
ティファの収縮の激しさに、さすがのルーファウスも一瞬息を呑んだ。
ただの囚人のはずだった。それさえも忘れるほどの快楽が、繋がった部分からルーファウスに送られてくる。
273名無しさん@ピンキー:03/05/13 01:48 ID:gvU0KgSD
「あっ……んぁ……あぁっ……ぃや…………っ!!」
快感が身体の中で荒れ狂う。ティファに残された、理性という名の最後の砦が、今崩れ去ろうとしていた。
「本……っ当に……いやらしいメス豚だな、貴様は。こんなにここを滴らせ、俺を締め付けて。そんなに我慢が出来ないのか? 所詮虫けら…っだな」
そう言いながら、急カーブで昇りつめようとする自身の快楽を、ルーファウスも止めようがなかった。
ルーファウスはティファを、焦らして焦らして肉体的にも、精神的にも徹底的に痛めつけてやるつもりだった。
しかし、ティファの身体は余りにも敏感で扇情的過ぎた。たまらず、豊満な乳房に顔を埋め、乳首を舌で転がす。
甘く艶やかな声が絶え間なく辺りに落ちる。
さしものルーファウスもティファの淫蕩な肢体には耐えられず、一際深くティファを穿った。
それが合図だった。
274名無しさん@ピンキー:03/05/13 01:49 ID:gvU0KgSD
ここまで。スマソ、出来れば上げないで下され…
275名無しさん@ピンキー:03/05/13 17:05 ID:G/RUnFH+
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━!!!!
276名無しさん@ピンキー:03/05/13 18:04 ID:aE4U0Iqm
ティファ×レッド13とか熱そう
神の降臨を待ってみよう
277名無しさん@ピンキー:03/05/13 19:10 ID:Z+3ufWzT
>>271-273の続き


深い一突きで崩れかけのティファの理性は、あとかたもなく崩れ去った。
「あああああああああーーーーーーーー!!」
あからさまなティファの嬌声が響き渡った。
ルーファウスの抽送が激しさを増した。擦れ会う部分の刺激は快感の渦となってティファを飲み込んでいく。
「…んっ、はっ、んぁっ、はっ……ああっ……はぁんっ!!」
ティファの喘ぎと嬌声がルーファウスの動きに合わせて室内に響く。
ルーファウスは腰をより深く激しくティファへと打ちつける。繋がった部分からは出し入れを繰り返す度に、互いの体液のぐちゅりと湿った音がした。
押し入るたびにルーファウスをまるで逃がすまいとするかのごとく纏わりつき締め上げるティファの肉。
このままではあっけなく達してしまうと思ったルーファウスは、腰の動きを緩めた。
278名無しさん@ピンキー:03/05/13 19:11 ID:Z+3ufWzT
「……くっ。そんなにいいか。淫乱め。薬の効果だけではないな。天性の淫乱だろう、貴様は」
ティファの熱に浮かされた顔が曇っていく。ルーファウスの言葉も屈辱ではあったが、それ以上に、緩くなった刺激にもの足りなさを感じて、ティファの身体が震えた。
心では、張り裂けんばかりにこの行為を拒絶しているのに、身体に引きずられて、快感を貪るしか出来ない。
ティファは感じやすい身体を持て余しながら、ルーファウスを憎み、憎みながら、ルーファウスから与えられる快感に喘いでいる。
ルーファウスの首筋から汗が一筋流れ、ティファの胸元へと滑り落ちた。
「……ぁあっ……!」
その小さな刺激でさえもティファを快感へと誘う。身体中が疼いて、熱くて耐えられない。
熱く煙る炎が身体の芯を溶かすように燃えていた。はぁはぁ、荒く息を吐くティファに向かい。嘲るような表情でルーファウスが言った。
「……俺が欲しいか」
279名無しさん@ピンキー:03/05/13 19:16 ID:Z+3ufWzT
ここまで。
ちょっと疲れ気味なので、次書きに来るの遅くなるかもしれません。
レスくれてありがとう。ちょっとした妄想がここまでになるとは自分でも思わなかったです(w

>>276 レッド13でつか。熱いですね。書けるかな。書けたら書きます。
280名無しさん@ピンキー:03/05/13 21:18 ID:+4TAyp1r
関連スレの中で一番期待してます。
遅くなっても待ってます。いや、ホントに。
281名無しさん@ピンキー:03/05/13 22:24 ID:knGXMJND
>>279
焦らないでいいですyo!
無理のない程度でがんがって下さいな。
282名無しさん@ピンキー:03/05/14 02:13 ID:xFQfiSNt
朧の緑青色 1

  寝室を通りかかったとき、わたしはエアリスの微かな閨声を聞いた。急いで
部屋に戻って扉を閉めて背をあずける。わたしは自分を抱き締めると、
だいすきがこぼれて床を濡らした。
「んんっ、どうしたの、ティファ? お腹でも壊したの?」
 寝ぼけ眼でベッドからユフィが躰を起こしてわたしを心配してくれる。
「う、うん……ちょっとね」
「ちょっと、まっていてね。今、下でお薬を貰ってくるから」
 ユフィがベッドから脚を外して起き上がろうとすると、シドも起き出してしまった。
「バカ、おめえじゃねえんだ。食いすぎで腹壊すわけねえだろ」
 毛布を頭から被っていたシドが芋虫みたいにもぞもぞと蠢いている。
「な、なんだよ、オヤジ!」
「ご、ごめん。ほんとうにだいじょうぶだから」
 わたしは手のひらを前にかざしてユフィに振っていた。
「でも、なんか痛そうだよ」
「気にしないで」
(するどいなあ。ほんとうに痛いよ、ユフィ。壊れそうなくらい)
「気にしないでって言われても」
「ガキはさっさと寝ろ!なあ、ティファ」
「な、なに……シド?」
「俺からすりゃあ、あんたは十分に生身のいい女だぜ」
 ベッドに横になっていたシドも後ろ手を付いて躰を起こしてティファをじっと見る。
シドの生身という言葉に少しだけドキッとした。シド流のやさしさなんだ。
わたしは恋に恋したり、あこがれだけでクラウドを好きになったんじゃない。
「くらあっ、オヤジ!ガキ呼ばわりしてからに!それに何、口説いてんだよ!」
 枕をむぎゅっと掴んで、自分のベッドから軽い身のこなしで跳び上がると
シドの顔を目がけて挑んでいく。そのユフィをいとも簡単にシドは往なす。
283名無しさん@ピンキー:03/05/14 02:14 ID:xFQfiSNt
朧の緑青色 2

「げっ、ユフィさまとしたことが……」
「うっとおしい、ガキだなあ。ティファみたいな、やわらかい胸になりやがれ」
 子供っぽいパジャマ姿のユフィをやさしい目で見下ろしながら悪態をつく。
「こんないい女のユフィさまをガキ呼ばわりしてからに!胸だけ、よけい
なんだよ!」
 ベッドで脚と手をばたつかせるユフィの手足が、もろにシドの顎を捉えた。
「ちょっと、ふたりとも静かにしてよ!みんなが起きちゃうよ!」
 みんな、起きていた。
「わりいな、ティファ。ぐっげ!」
 今度はユフィの踵がシドの目を襲う。
「あれ、寝ちゃったよ。さあ、運動したし寝るとすっかな」
 ユフィはぴょんと跳んで自分のベッドに戻ってさっさと毛布を被る。
「ちょっとユフィ、シド気絶してるわよ……」
「ほっといても、死んだりしないから。ほっとけば」
「ほっとけったって……もう……!」
 ティファはシドに毛布を掛け直してやる。
「ありがとう、シド」
(おいおい、ほんとにほっとくのかよ)
「ねえ、ティファ」
「なに?」
「オヤジになんか惚れてキッスなんかしたらダメだからね」
「ちっ、よけいなこと言うんじゃねえやい」
 子供っぽい笑顔でシドが笑う。
「シ、シドったら……」
 少しだけティファの口元が笑っていた。
284名無しさん@ピンキー:03/05/14 02:16 ID:xFQfiSNt
朧の緑青色 3

「気休めかもしんないけどよ、俺が奴だったら、あんたを選ぶんだがな」
「わたしはふたりとも好きなの!オヤジのばか!」
「だから、ガキなんだよ」
「ユフィさまはまだガキで、いい女の修行中なんだよ。まだ、アタシはこのままでいいんだい……」
「なら、さっさと寝ちまえ!犯すぞ!」
「やれんもんなら、やってみろ!」
「なにいっ!」また、ふたりが起き出してきた。
「ちょっと、もう消すからね」
「ああ……すまねえ、頼むわな」
 わたしは部屋の灯かりを落としてから、仲間のやさしさにふれて暗がりで目元を
人差し指でそっと拭っていた。

「やっと、静かになってようだな」
 壁にもたれて蹲っていたヴィンセントが赫い瞳を閉じた。
「ケット・シー、お前もさっさと寝ろ。動物ならレッドを見習え」
 バレットが壁に耳をあてているのを咎める。
「おいら、ケモノなんかじゃないよう」
「ナナキはん、す、すんまへん。起こしてしもうたようで……。バレットはん、
わてはケモノとちゃいますで。にしても、おふたりさん、よう励んでますなあ〜。
ほんま、うらやましいわ」
「おまえ、射殺されたいか」 死神の赫が闇にきらめいた。
「ね、寝ますって。かんべんしてえなあ。むさいのもかんべんしてえなあ〜」
「おい、寝ないのなら蜂の巣にするぞ」
「そりゃ、わてはロボットでおますから、回線きったら……寝ます、もう寝ますって!」
 ケット・シーの横で、寝ているナナキが愉しそうにしっぽをパタパタと振る。
285名無しさん@ピンキー:03/05/14 02:17 ID:xFQfiSNt
朧の緑青色 4

「ク、クラウド……これでよかったの……ほんとに」
 エアリスのターコイズがクラウドのラズリを見下ろしている。
「どちらも選んで欲しくはなかったか?」
 クラウドは腰に跨っているエアリスの柔らかな太腿を躊躇いがちにそっと
愛撫する。
「ティファとは親友だから。ご、ごめんなさい、クラウド」
「俺とティファはただの幼馴染なだけだ」
 エアリスの白い裸身がクラウドの躰の上でたゆたうとすると、エアリスの
膣内(なか)の蕩けるような甘い感覚がクラウドを虜にした。
「ほ、ほんとにそうかなあっ……はあ、ああ……」
 クラウドは上体を起こして、エアリスの両脇を抱いて唇を開いて彼女の
右乳首を含んだ。そして脇から乳房を寄せるようにして、ゆっくりと指が乳房を
愛撫する。
「どうして、そんなことを言う」
 クラウドが唇を外してエアリスの柔らかい乳房に頬摺りをした。
「だ、だって、はあぁあっ、はあ、はあ……」
「だって、なんなんだ」
「はっ、はあ……あっ、ああっ、あ、愛に気づいていない……」
「俺のエアリスへのものは本物だ」
 乱れない声音でクラウドはエアリスにはっきりと伝える。
「そ、そうだよね。こんなときに言うなんて……ああっ、いっ、いいっ!」
 エアリスの手はクラウドの胸板から、起き上がった肩へ、そして首筋へと
巻かれていった。そして彼女の美貌はぐらぐらと揺さぶられて、ベッドは
ギシギシと軋んで、ふたりは愛のリズムを刻み始めた。
「エ、エアリス……俺の腕をきみのリボンで縛ってくれ!頼む!」
「いっ、いいわあッ!しっ、縛ってあげる!クラウドを縛ってあげる!」
286名無しさん@ピンキー:03/05/14 02:19 ID:xFQfiSNt
朧の緑青色 5

  エアリスはクラウドの首に廻していた右手を後ろにやると、チェリーピンクのリボンを
すうっと解いてベッドに落した。黒の宝珠はそこにはもう無い。
「縛ってくれ!」
「あ、あっ、あとでしてあげるからああっ!はあっ、はあ、はあッ!」
 エアリス・ゲインズブールはブルネットの長い髪をほとき女になった。
クラウドは生身の女になったエアリスをベッドに仰向けにすると覆いかぶさっていく。
「来て!クラウド!わたしをおんなにしてえぇええッ!」
 エアリスはクラウドに躰を丸くされ嵐に揺さぶられるだけの小舟になる。
ベッドが上げる悲鳴と白い荒波はエアリスの躰のなかの官能の嵐を体現して、
クラウドの逞しいペニスがヴァギナを押し拡げてエアリスを宇宙の果てへと
跳ばそうとしている。その狂おしい官能が津波のように押し寄せてくる
のがわかる。エアリスはクラウドの脇から手を差し入れて肩をしっかりと
抱き締めた。クラウドのソルジャーとしての手がエアリスの貌をやさしく
包み込む。
「はあ、はあ、はっ、はっ、いっ、いく、いくうぅうううっ、クラウド!
いくうぅううううッ!」
(もう、これで安心……だから。どこへ跳ばされようとも、クラウドと一緒)
クラウドの逞しいペニスがもたらしたうねりと昂ぶり、そして躰の
羞ずかしいまでの痙攣が、エアリスのなかで一気に弾け跳んだ。


 暗がりでわたしは眠れずに躰を起こして想う。人は性をあけすけに耽溺して
いるさまを、ケモノのようになって愛し合うなどと比喩をしたりする。
何故、わざわざ己を貶めるような言い方をするのだろうとわたしは思う。
その言葉に陶酔して果てしなく男女が欲情するからなのだろうか?
 それとも理性をケモノに変えてしまうくらいに、あなたを深く愛していいます
という恋人へ宛てたラブレターのつもり?
287名無しさん@ピンキー:03/05/14 02:25 ID:xFQfiSNt
朧の緑青色 6

  ひょっとしたら……掛かる重圧からの逃れの手段として、性愛によって何かが
解き放たれると人は信じていて、かりそめの男女(おめ)の契りに儚き夢を託すの?
 わたしはサスペンダーを下ろし、白のタンクトップの裾を掴んで上へと
引き上げる。長い髪が纏わり付いて哀しい乳房にも黒髪が掛かっている。
その乳房を晒してみて、そっとやさしくふれて欲しいと願いながら、重い乳房を
両腕に抱えながら右手で乳首を揉んでみると、くちびるから吐息とも溜息とも
つかない湿り気を帯びたものが洩れて……だいすきがあふれてくる。
 わたしは自分で躰を抱き締めて、いにしえより天使の名残りといわれる
肩甲骨に手をふれて、もっと抱き締めてと自分を慰める。けれども、人は
背中に天使の白い翼など最初からなかった。あるとしたら、エアリスの方かもしれない。
わたしはそう思っていた。

 古代種の神殿のときから、クラウドはこのうえなく危うく、今にも壊れそうな色を
ラズリの瞳に宿していた。何者かと絶えず闘っているようなそんな気さえする。
けれど、クラウドの傍にわたしはどうしても往けない。いくら幼馴染で好きだから
といって、わたしはエアリスとクラウドを奪い合う気にもなれない。そこまで女に
なって、図々しくはなれなかった。恋は奪うものというけれど……エアリスは
かけがえのない親友だから。

 忘らるる都……エアリスがセフィロスの剣に貫かれて、その胸から血を噴き
出し水の祭壇を転げたとき、わたしは錯乱した。エアリスの様子がおかしいことに
気がついていたはずなの。けれど見て見ないふりをしていた自分がいた。
心のどこかに闇を巣くわせていたからなのかもしれない。わたしはエアリスが
セフィロスに刺された時、そう確信した。
288名無しさん@ピンキー:03/05/14 02:31 ID:xFQfiSNt
朧の緑青色 7

  セフィロスのわたしたちを見る憐憫のさめざめとした瞳に恐怖し、だれもなにも
対抗することなど出来なかった。圧倒的な気が祭壇に渦巻いてうねり、敵に
踏み込むことを躊躇はせ阻んでいた。狂気の審判の執行者・セフィロスに
刃を向けるどころか、敵対することさえもわたしたちは放棄する。
 ただひとり黒の宝珠を渡してしまったクラウドだけが鬼神となって刃向かうも、
セフィロスは剣を受け止めることなく、アッサリとかわされていた。
「クラウド!闘わないで!逃げて!逃げるのよ!逃げてええッ!」
 殺される!大好きなクラウドが魔神に殺される!そう思っていたら無我夢中で
わたしは叫んでいた。しかし、セフィロスはわたしたちを殺すことも出来た
はずなのに、なにもせずに目だけで嗤うと去っていった……そう、なにもせずに。
黒の宝珠とエアリスの命を奪って。わたしたちは声を殺して泣いた。なにもせずに
いたからといって負けを認めたくはないから。
 クラウドが祭壇にぼろ切れのように血の海に横たわっているエアリスを抱き上げると、
ターコイズの湖に連れて行くのを、固唾を呑んで見守るしかなかない、わたしたちは
みじめな敗残者。両手で口を押さえて赦されない慟哭を必死に呑み込んでいた。
それでも瞳からは涙がとめどなくあふれて……。
「クラウド!」
 思わず、わたしは叫んでいた。このままクラウドがエアリスといっしょに入水してしまう
ような気がしていたから。身を乗り出そうとしていたわたしの胸を、ヴィンセントの人の
ぬくもりで、右腕がやさしく引き止めてくれる。わたしは思わず黒髪と赫いマントに
隠された顔から覗く瞳を見ていた。そう、泣いていなかったのはクラウドのラズリと
ウィンセントのスタールビーの瞳だけだった。

 クラウドに抱かれたエアリスの生のきらめきをなくしたターコイズは、愛した人を
見詰めるようにして、いまだ見開かれている。
289名無しさん@ピンキー:03/05/14 02:38 ID:xFQfiSNt
朧の緑青色 8

  クラウドが何度とエアリスの瞼を閉じようとしても、ターコイズの瞳は
なかなかきらめきを終わらそうとはしない。クラウドのラズリは少しだけ潤んで
恋人の頬を濡らしていたような気がする。
 ようやく瞼を閉じさせると、クラウドはエリアスを愛したあの手で、
ワインレッドのジャケットを取り、ロングスカートのチェリーピンクも脱がせていった。
血が滲み込んでいる下着のピュアホワイトをも脱がし、みんなにエアリスの蒼白の
肌に刻印された無残な傷痕を晒した。
「ク、クラウド……」
 力なくわたしは彼の名を口にする。ユフィがわたしの肩に顔を埋めて涙で
濡らしていた。血はまだエアリスの躰からとくとくと噴きあふれ出て水面に流れ、
ターコイズを赫く染めあげる。クラウドはその大きく縦に裂けた刻印にターコイズの
彩りをもつ玲瓏な宝珠をかざして掲げると閃光を走らせ綺麗なままのエアリスを
やっと取り戻して、エアリスの手に宝珠をそっと握らせ乳房の上で祈りを捧げるように
組ませると、その手を何度も愛しそうにやさしく撫でていた……クラウド。
 クラウドはシューズも脱がせて、美神となったエアリスの裸身を抱いたまま沖に
ゆっくりと漕いで出ると、残酷な運命に引き裂かれた恋人たちは湖中へと潜って往く。
ほんとうだったら、ふたりしていっしょに漕ぎ出して行くはずだったのに……恋人たちの
絵が網膜に焼き付いて、わたしの胸を狂おしいまでに掻き毟った。
 一瞬だけだったが、クラウドとエアリスの水面に揺れる小舟になったエアリスと
クラウドの裸の抱擁がわたしには見えていた。クラウドに抱かれてターコイズの底に沈む
親友のエアリスにわたしは嫉妬する。いろんなだいすきがわたしの頬をあふれて伝っていった。

(ごめんなさい、エアリス……。いまだけは赦してなんてそんなこと……勝手なことは
言えないけれど、ほんとうに……ごめんね、ゆるしてね)
290名無しさん@ピンキー:03/05/14 07:22 ID:2VDVqU3X
職人さんキタ……!!
これはティファSS…なのか(;・∀・)?
291名無しさん@ピンキー:03/05/14 17:29 ID:dsAcSLOb
今の所ティファ視点でのエアリスのエロだな
292名無しさん@ピンキー:03/05/14 21:03 ID:UckEezR0
うp乙!
…が、肝心のティファのエロが少ない(⊃Д`)
続きに期待sage
293名無しさん@ピンキー:03/05/14 22:26 ID:H4Qlru0T
ティファの一人称は「わたし」じゃなく「私」だったような。
細かい事言ってスマソ。
294推力:03/05/14 23:19 ID:xidlj+U9
んう…今頃スレ発見。
甘々なクラティありますが、他の方と同時進行でもいいのでしょうか?
今書いてらっしゃる作家さんが問題無ければアプします。

…なんか…最近粘着さんがいるみたいで肩身が狭いです…。
295名無しさん@ピンキー:03/05/14 23:28 ID:074RvvXm
推力たんキタ━━(゚∀゚)━━!!
296名無しさん@ピンキー:03/05/14 23:34 ID:o9WIKkXZ
わぁ!推力さんだー(・∀・)
漏れは全然OKでつ。というかむしろ禿げ上がるほど、きぼん!!
ぜひうpしてください。
297名無しさん@ピンキー:03/05/14 23:52 ID:+n5ezziM
キタァァァァァァ(゜∀゜)( ゜∀)ァァ(  ゜)ァァ(  )ァァ(`  )ハァ(Д`)ハァ(;´Д`)ハァ

来るだろうと思って、ずっと、ずっと待ってたんだよ・・・
298名無しさん@ピンキー:03/05/14 23:53 ID:zfmu+EVH
推力たんキタ━(・∀・)━!!待ってますた!!
いろんな人の作品が読めてうれすぃ。職人様方がんがってくだされ
299名無しさん@ピンキー:03/05/15 00:00 ID:cGK/sjvP
>>294
推力さん待ってますた!!!
是非是非おながいします。もちエロで(;´Д`)ハァハァ
300名無しさん@ピンキー:03/05/15 00:18 ID:YYQ76QfV
>294
最後の一行は激しく不要。
そんなこと書くから粘着が沸くんだよ。
もうちょっと2chに慣れてください。
このスレまで荒らさないでよ・・・。
301名無しさん@ピンキー:03/05/15 00:20 ID:cGK/sjvP
>>300のラスト一行も激しく不要だと思われ。
302名無しさん@ピンキー:03/05/15 00:37 ID:qkYWsDqi
まあまあ。マターリいこうよ。
それにしても前半とほうもなく糞スレだったこのスレが
こんなに名スレになるとは。職人さん方マリガトー。
303名無しさん@ピンキー:03/05/15 00:50 ID:BNyTHHN5
>>300の野郎はシカト汁!!
304推力:03/05/15 01:01 ID:LzcRBJhA
「蜜なる時、満ちたる声」

 もし“それ”が、日々、日常的に行われるものであったならば、もっと早々と簡素で馴れの
見えた、義務と演技の行為となっていたかもしれない。

 けれど今、彼と彼女の逢瀬の最も強大な敵は“世界そのもの”であり、“彼等を取り巻く環
境と状況”そのものであった。
 それは、彼等が甘い口付けを交わす、ほんのひとときすらも、無慈悲なくらい強固に奪い去
る力を持っていたのだった。
 だからこそ、彼等は互いが互いに“飽く”などという事など、今はこれっぽっちも考えられ
なかったし、何より彼等は若く、エネルギーに満ちていた。お互いを貪り、味わい、その心に
刻み付ける行為だけが、今の彼等を真の意味でも満たすのだと、固く固く信じているかのよう
でさえあったのだ。


 サイドテーブルの灯りが、ベッドの上で睦み合う二人を、やわらかく照らしていた。
 窓の外では、白い雪が真っ暗な空から音も無く降り落ちてきていた。部屋の暖炉では、赤い
残り火が炭化した薪の中でちろちろとくすぶっている。
 決して寒いわけではない。
 だが彼にとって、彼女が示してみせる“その”豊かなぬめりとあたたかさは、彼が求める安
らぎの象徴のように思われた。
 魂そのものが、その中に埋没してしまうのではないか?という恐れにも似た錯覚さえ生み出
すのだ。
 また、とろりとした粘性の高い粘液は、彼女の想いの深さ、熱さ、優しさを体現してるかの
ようにも思えて、彼の胸の奥を熱くさせる。
 褥(しとね)に身を沈めてまだ数十分ほどではあるが、彼の“手”“指”“手の平”“唇”
“舌”、そして“視線”や“吐息”に至るまで、全ての『彼を構成するものたち』が、彼女一
人を悦ばせるためだけに“撫で”、“捏ね”、“口付け”、“嘗め”、そして“なぞり”“く
すぐった”のだ。
 彼女の体はすっかりとろけ、全ての感覚が、まるで薄膜を貼ったかのようにすっかり鈍って
しまっていた。
305推力:03/05/15 01:02 ID:LzcRBJhA
>304
<2>
 いや、鈍くなっているのは錯覚に過ぎない。
 一部の感覚のみが突出して鋭敏化してしまったために、他の部位が鈍く感じてしまうのだ。
「んっ…っ…んう…」
 艶声を必死に押し殺し、可愛らしい小鼻を膨らませて、彼女が懇願するように見上げてくる。
その目には涙がいっぱいに溜まり、おそらく既に彼の顔など、はっきりとは見えていないに違
いない。
 それでも、彼が顔を寄せ、彼の甘い吐息が頬に触れると、切なそうに彼の少し薄い唇に吸い
つき、熱い舌を求めた。そして、こくこくと喉を鳴らして彼の与える“甘露”を乳飲み子のよ
うに嚥下する。
 こくん…と、流し込まれた口中の唾液を最後まで飲み下す際には、彼の“香り”までも体内
に取り込もうとするかのように目を細め、鼻腔から少し大きく息を吸った。そのたび、いっぱ
いにたまった涙が、ぽろりと目尻から耳元に零れ落ちる。
 それを目にする彼は、まるでそれすらも無為に散らすのは惜しいとばかりに、涙を追って唇
を滑らせ、彼女の耳元に流れた真珠を嘗めた。
「ううっ…んっ…ふぅ…」
 彼が耳元の涙を嘗める事が、そのまま彼女の可愛らしい耳朶をも嘗める事となり、彼女はび
くびくと体を震わせ、まるで抗議のようにしてむずがる。
 ただでさえ白い肌が、うっすらと汗を浮かべて薄桃色に紅潮し、えもいわれぬほど美しい。
 その肌の、首筋から耳たぶまでを彼が不意に「ねろり」と嘗めた。
「ぅっひ…うっ…」
 ひゃくっ…としゃくりあげ、彼女はそのままびくっ…と身体を硬直させる。
 感じ過ぎた体が、もうどんな刺激にも過敏に反応してしまうのだ。
 全身の全てを余すところなく“手”と“指”と“手の平”と“唇”と“舌”と“視線”と
“吐息”で愛撫した後である。ねっとりとしたぬかるみの中に指を差し入れ、時に大胆に、時
に繊細に内部を撫で、くすぐり、蠢めかせた。
 彼女の体は、面白いくらいに跳ね、踊る。それと共に、目を見張るほど豊かな乳が、自身を
誇示するようにその動きで彼を楽しませた。
306名無しさん@ピンキー:03/05/15 01:03 ID:GDDsSy7m
推力もかまってほしいなら自分のHPに掲示板つくればいいのに。
10万近く回ってるんだから信者にたくさんマンセーしてもらえるだろ。
307推力:03/05/15 01:05 ID:LzcRBJhA
>305
<3>
 ゆらゆらと揺れる重い乳の上の、固く屹立した赤い果実までもが、今は彼だけのものだった。
 彼の指は、固く尖ったその果実を摘み、擦り、捻る。ぴるぴると中指で転がせば、彼女はま
るでそれが直接神経に繋がっているかのように、ぴくぴくと閉じた瞼を震わせ甘い吐息を漏ら
した。
 その果実は今、固く固くそそり立ち、濃い“赤”を纏って震えている。“赤”は血の赤であ
り、また、彼女の隠しきれない羞恥の赤でもあった。
「クラ……やっ…ち……び………かり……」
 “乳首ばかりの愛撫はイヤ”なのだと、そう言いたいのだろう。
 だが彼は、今一度その果実を口に含んで“ちゅうう…”と強く吸い上げてみせた。
「…んっ…うっ…うっ…」
 それでも彼女は艶声を上げない。
 強情なのか、それとも羞恥心を拭い切れていないのか。
「ティファ…声、聞かせてくれないか?…」
 一旦、ぷるぷると揺れる乳から口を離して、彼女の汗ばんで紅潮した顔を見上げれば、彼女
は涙のいっぱいに溜まったままの瞳で彼を懇願するように見下ろしていた。
「声、恥ずかしい?」
 そう聞けば、ぎゅっと目を瞑って、こくりと少女のように頷く。
 『あんなに勇猛な女性(ひと)であったのに』
 言葉にしたならば、そんな意識がクラウドの頭を掠める。『魔力宝珠(マテリア)』の助け
があったとはいえ、彼女はあの旅の間、徒手空拳で様々な敵と、モンスターと、キリングマシ
ンと闘って来たのだ。
 殴打、蹴撃、投技…………ティファの筋力は普通の女性よりは強いものの、クラウドには到
底適わないものでしかない。「ザンガン流格闘術」が、別名「マテリア闘法」と言われるよう
に、その闘術には『魔力宝珠(マテリア)』の生み出す力があってこそ…のものが、多数存在
する。単純な力押しだけでは、敵と闘っても逆に命の危険に晒されるだけだ。
 にも関わらず、彼女はその胆力と勇気で、自分が護りたいもののため、拳を振るい技を放った。
 だのに、今、彼にこうして身体を愛撫され、果てない快感の波に翻弄される彼女の、なんと
可愛らしいことか。
308推力:03/05/15 01:06 ID:LzcRBJhA
>307
<4>
 モンスターの牙に向かう時、静かに呼気を吐き体内で“気(プラナ)”を練る彼女の口は、
今は夜道に迷う幼女のような儚い声しか零れず、キリングマシンの多脚部関節を破壊さえして
みせる彼女の拳は、今は生まれたばかりの赤子の手のようにふるふると不安そうに震えながら
握り締められているのだ。
 だが、そうであっても彼女の哀願を素直に聞く彼ではなかった。彼は、彼女が甘く拒めば拒
むだけ、内なる炎を燃え上がらせてしまう性質だからだ。
「どうして恥ずかしいんだ?」
 彼は優しげにそう聞きながら身体をずらし、大きく開いた彼女の両脚の間に右手を忍ばせる。
 弛緩した彼女の四肢は、その侵入を拒めない。それを知っているからこそ、彼は内腿を必要
以上にゆっくりと撫でながら両腿の到達点に指を走らせる。
 彼女は目を瞑ったまま、いやいやと首を振る。本気で嫌がっていないのは、彼女の両手が示
していた。右手は頭の横で枕を掴み、左手は身体の横でシーツを握り締めている。その動きは
弱々しくいながら、彼の手の動きを阻止しようという気配すら見せないのだ。

ぬるっ…

「…ひんっ…」
 たっぷりと蜜を湛えてぬかるんだその場所は、いとも簡単に彼の指を迎い入れた。
 一本が容易く入り込めば、次がすぐに続く。
 指は二本であった。
 ぬぬぬ…と引き出される指には、白っぽい粘性の高い粘液がまつわりついてくる。それは彼
女の中で熟成され、彼女の想いのままに色濃くした、彼女の彼への愛そのものではないか?と
見えた。
 つい数分前にも彼が唇や舌、そして指でたっぷりと可愛がったその場所は、今も彼の二本の
指を優しく包み込み、そして奥深くに誘(いざな)う。その誘惑のままに指を挿し入れ、緩慢
に一進一退を繰り返せば、彼女はシーツを手放し密やかな吐息を漏らしながら、彼の裸の胸に
縋(すが)った。
「…あっ…あっ…あっ…あっ…あっ…あっ…」
 小さな、だが確かに甘い歓喜の艶声が、彼の指の動きに合わせてリズミカルに唇を割る。
309推力:03/05/15 01:08 ID:LzcRBJhA
>308
<5>
 目はゆるく閉ざされ、けれど優しい形の眉は山を描いたまま切なそうに顰められていた。
 苦しさに耐えているのだろうか?
 嫌悪に哀しんでいるのだろうか?
 答えは否、だ。
 彼女は目を瞑る事で、彼の指の生み出す切ないほどの“疼き”を余すところなく貪ろうとし
ているのだ。
 恥じ入りながらも歓喜を貪欲に味わおうとする。
 “オンナ”という種が持つしたたかさは、彼女の中に確かに息づいていた。
「もっと聞かせてよ」
 それでも彼がそう耳元で囁くと、途端に口を閉じ、いやいやと首を振る。
 けれど、数分もしないうちに艶声は唇を割り、彼女の意思に反してその甘い響きで彼を楽し
ませる…。
「…あっ…あっ…はっ…あっ…んっ…んぁっ…」
 指の一進一退は速度を増す。
 内壁を擦り上げ、彼女の一番弱い部分を狙って重点的に責め苛む。親指の腹で、こりこりと
固く尖った淫芽を擦ることさえしてみせた。
「…いやっ…いやっ…やっ…やなのっ…やっ…」
 切羽詰った声が彼の耳元で踊る。彼女の頬のやわらかな産毛が、彼のしなやかな頬肉を撫で
る。ぴくぴくと瞼が震え、しゃくりあげるように彼女の優しい胸が上下した。
 体内を駆け巡る甘い波に耐えられなくなった彼女が、何度目かの“果て”に達しようとして
いるのだ。
 彼女は彼の首に両腕を回し、この世には彼以外頼るものが無いとでも言うかのように固く固
く抱き締めている。その力は強く、いかに頑強な彼でさえ息苦しささえ感じてしまう程だった。
「いやっ…あっ…いっ…あっ…いくっ…いくっ…」
 彼女のぬかるみの立てる水音は激しくなり、彼の手は彼女の蜜ですっかり濡れそぼっている。
 時折、ぴゅっ…と透明な液体が彼女の深淵から弾けるように飛び散るが、それが粗相(そそ
う)などではないのは、今の彼にはもうわかりすぎるほどわかっていた。
「い…あっ…いくっ…いくのっ…いくっ…あっ…」
 泣き出してしまった彼女の涙が、彼の肩を濡らす。
 彼は強引に首を曲げ、彼女の耳に舌を挿し入れて“ねろっ”と嘗めた。
310推力:03/05/15 01:26 ID:LzcRBJhA
ここまで。
311名無しさん@ピンキー:03/05/15 01:48 ID:XjcRbtt2
もうキタッッッ!!!!
ハァハァハァハァ…
312名無しさん@ピンキー:03/05/15 03:22 ID:ZTbH3K9A
>>306
お前もうp途中に割って入るなんて無粋な事すんなよ。
313名無しさん@ピンキー:03/05/15 03:59 ID:kHKEi/RM
俺マテリア論を織り交ぜながらのエチシーンは
コテ見なくても推力氏だとすぐわかる。
314名無しさん@ピンキー:03/05/15 06:32 ID:7KyqbsoR
推力タンキタ━━━(゚∀゚)━━━!!
315名無しさん@ピンキー:03/05/15 07:54 ID:901l+uO/
えち慣れしてないティファ(;´Д`)ハァハァ
鬼畜に責めてやって下さい
316名無しさん@ピンキー:03/05/15 18:21 ID:+chpbnh7
クラウド鬼畜責め(・∀・)激しくイイ!!!
まだ不慣れで恥ずかしがるティファも(・∀・)イイ!!!
個人的にプロ並みの技術で積極的なのは萎える。
317名無しさん@ピンキー:03/05/15 20:03 ID:S4S7GFt4
>>316
激しく同意
経験豊富でSっ気ある男×処女みたいに消極的で及び腰な女

ハァハァ(;´Д`)ハァハァ(;´Д`)ハァハァ(;´Д`)ハァハァ
ハァハァ(;´Д`)ハァハァ(;´Д`)ハァハァ(;´Д`)ハァハァ

推力タソ、とことん苛め抜いてくらはい…!
318名無しさん@ピンキー:03/05/15 21:26 ID:2nWZ/2tm
このスレも職人さん複数降臨してくれて賑わってきましたな
319名無しさん@ピンキー:03/05/15 21:39 ID:VpUOgpSD
( ゚∀゚) イィィイヤッハァァアァァッァ
320エアティ作者:03/05/15 21:48 ID:eMFwQXue
うpろうと思って久々に来たら
推力さんキタ━(゚∀゚)━( ゚∀)━(  ゚)━(  )━(  )━(゚  )━(∀゚ )━(゚∀゚)━!!!!!
ティファたん ハァハァ(;゜Д゜)ハァハァ(;゜Д゜)ハァハァ(;゜Д゜)ハァハァ
最高でつ……!!つ……続きを……!!

321名無しさん@ピンキー:03/05/15 22:09 ID:1olrVM2l
>>320
お久しゅう。
推力氏の続きが気になる気持ちは分かりますがエアティのうpもヨロ(w
ずっと待ってるんだYO…!!
322名無しさん@ピンキー:03/05/15 22:38 ID:KiEsEVRX
>>320
うpおながいします
323エアティ作者:03/05/15 22:54 ID:eMFwQXue
>>321
オオオ…待たせてスマンカッタ。

まさか推力さんが来てると思わなかったので、
いつものごとく2レス分しか書いてないのでつ(⊃Д`)・゚・
なので、推力さんが終わるまでうp待ちたいのでつが。
それまでにもうちょっと書き溜めときまつので。
324推力:03/05/15 23:15 ID:nJG3vcBn
>323
 すみません。
 今回はらぶらぶえっちOnky ですから、のんびりアップしていこうかと思ってますので、ぜひアップしてください。
 並立してもいいのであれば…というスタンス(というか是非並立でお願いします)でしたので、独壇場は御容赦を。
 私の方が後出しですので…。

 続きは、頃合を見てアップします。
 1アップ5回くらいで。
325名無しさん@ピンキー:03/05/15 23:16 ID:KiEsEVRX
>>323
推力氏は長くなりそうなヨカーン。書き終わるまで待たなくても
ある程度量が貯まったらうpしてホスィのですが。
同時進行キボンです。
326名無しさん@ピンキー:03/05/15 23:18 ID:KiEsEVRX
…と推力氏キタ━━━(゚∀゚)━━━!!!
>>324
頃合と言わず今すぐにでも読みたい(;´Д`)ハァハァ
327名無しさん@ピンキー:03/05/16 01:13 ID:zEX0618a
シェラ語りに投稿するつもりで書いていたので
エロは薄いです、あしからず。
328名無しさん@ピンキー:03/05/16 01:17 ID:zEX0618a
朧の緑青色 9

  クラウドの腕からエアリスの裸身がそっと離れて、ターコイズの湖の底へと
ゆっくりと消えて眠りに着く美神のヴィジョン。永久の眠りについたエアリスの
美貌が……散らばってゆくブルネットの拡がりに玲瓏な裸身が抱かれるように
して深い深い湖底へと沈んでゆく。みんなには見えていた。
エアリスを送ったクラウドがターコイズの湖から戻ったその瞳は痛々しいまでのラズリ。
世界すべてを憎むかのようなその瞳に、わたしの躰に烈しい痛みが
駆け抜けた。
 人はどれほどたくさんのものを抱えて生きているの?そして、どれほどにまで
に深いのだろう。このターコイズの深い彩りの湖のようにどこまでも、そしてこの星を
やさしく包み込む母の海のようにどこまでも拡がっている。
もちろん、やさしさばかりなどではないけれど……。日常のなかのささやかな歓び、
哀しみ、時として怒り、憎悪、憤怒……星とくらべるまでもなく、儚くちっぽけな存在の
人間のなかに、それこそ星のように大きなものがあるかのように……わたしは感じる。

 人のささやかなしあわせのなかでの、いろんな日常の重ね。ある人はそれを
つまらないとも、たいくつだとも言うかもしれない。波乱万丈、退屈、穏やかな人生。
たとえ忘れても、どれもが消えることの無い記憶としてそれでも、しんしんと
雪がつもってゆくように一日一日が心へとメモリーされていく。
 そのなかに今日、わたしたちは心が壊れてしまいそうなくらいの忘れては
ならない記憶を胸へと深く刻んだ。忘れてはいけない記憶だけれども、誰もが
忘れてしまいたかった。

 忘れてしまいたい……記憶?わたしのなかにもそれは……あった。それは怯え。
たいせつなものが、壊れてしまいそうなのがとても怖いから。いままでの自分が
いつわりになってしまうのがイヤだから、見て見ないふりを続けていた
ニブルヘイムの記憶。
329名無しさん@ピンキー:03/05/16 01:21 ID:zEX0618a
朧の緑青色 10

  はじまりの家……エアリスはどう思っていたのだろう。神羅にささやかな
しあわせを花を摘み取られるかのように無残に壊されて……それも巧妙に宝条の
手によって仕組まれていたかりそめの日々。
 星にある花は、花壇の花でさえも人の為に綺麗に咲いているのではないことを、
仲間と旅をしてきて私は知った。だけど、私は聞いてみたかった。
こんなのじゃあ、あまりにも突然で酷すぎるもの。エアリスという花は
誰のために咲いていたの?咲かせることができたの?ねえ、エアリス。
あなたの声を聞かせてよ……おねがいだから。こんなんじゃ、みんな壊れちゃう。
みんな……なにもかも。
 忘らるる都の水の祭壇でエアリスは……エアリスは何を祈って、ひとりで
佇んであそこにいたのだろうか……とわたしは思う。


「よこせぇ、バレット!」
 ユフィが立ち上がって、バレットのボトルをひったくって掴むと、ラッパ飲み
をしはじめる。
「こら、やめろ!」
 バレットが怒鳴るよりも早く、シドが立ち上がってユフィを羽交い絞めに
しょうとしたが、軽い身のこなしで往なされて金玉を蹴り上げられてた。
「ぐっ!」
 シドは前のめりになって床に蹲った。
「ああ!もう、イヤだああっ!辛気臭いのは、だいっきらいなんだよ!」
 クラウドが席を立ち、部屋から出て行こうとする。
「クラウド!あんた、ヴィンセントの兄ちゃんよりもどよよ〜んとしてる!
いい加減にしてよ!息が詰まりそうなんだよ!こんなことで、これから先、
どうすんのよ!」
 クラウドのラズリがユフィの方を振り向き一瞥する。
330名無しさん@ピンキー:03/05/16 01:24 ID:zEX0618a
朧の緑青色 11

「な、なによ!アタシになんか文句……アレ……なんかへん……だ。アタシ、
船に乗ってる〜みたいな……」
 ユフィは背中から後ろへと、バタンと倒れてしまう。蹲っていたシドがユフィを
グッドタイミングで抱きかかえた。
「ちっ、世話の焼けるガキだぜ。ティファ、洗面器とタオルと水を貰ってきてくれ。頼むわな」
「はい!」
 わたしはそう言って、すぐに立ち上がるとクラウドの前を通り過ぎて…
…できなかった。あれからクラウドは、何一つ食さず、何一つ喋ろうとはしない。
今日、食卓に付いたのも今後の建て直しのブリーフィングという名目で
あったけれど、みんな彼を思ってしたこと。それに、このままでは、
みんな遅かれ早かれダメになってしまう。

「ク、クラウド。何か食べて。無理してでも何か食べてちょうだい、お願いだから……」
 シドがふたりの横を通り抜け、クラウドにおもいっきりぶつかっていた。
クラウドの肩にぶつかったのはユフィの頭だったけれど。
「ティファ、早いとこ頼む!」
「わかったわ。ク、クラウド……!」
 クラウドは食堂を出て行く。私は後ろ髪ひかれる想いを振り切って、
ユフィを介抱するものを取りに食堂をあとにした。


「いつまで寝てんだよ。まあ、おめえにしちゃ上等だがな。それから、あとで
みんなに謝っとけよ」
 シケモクを灰皿に擦り付けて火を消した。ユフィは寝かされていたベッドから
躰を起こしてシドを見る。
331名無しさん@ピンキー:03/05/16 01:29 ID:zEX0618a
朧の緑青色 12

「へへへ、やっぱわかっちゃったなんて、言うと思ってんのか、オヤジ!わざと
クラウドにぶつかったろ!」
「へへへ、わかっちゃったか、ばかめ」「なっ……」「どうしたんだ、らしくねえな」
 シドが子供っぽい笑顔で切り返す。しかし、ユフィは挑んでこないで、ベッドで
胡坐を掻いて、組んだ脚を両手で掴んで、ゆらゆらと揺れていた。

「アタシたち、これからどうなっちゃうんだろ……」

「心配か?」「そりゃあ、心配だよ……」
「おめえにしちゃあ、えらく殊勝じゃねえか」
「だって、宝珠、貰えないじゃんか」「けっ!やっぱ、かわんねえな」
「なあ、シド。なんでアタシがお酒飲んでたってわかったの?」
 階下から階段を上がってくる軋む音が聞こえる。
「ウータイでな、おやすみのキスしてみたら、おめえの息が酒臭かったんだよっ」
「なっ、ななななな、なにしゃがんでえい!」

「ばか、おめえの父ちゃんが言ってたんだよ。ほれ、さっさと芝居の続きしろ」「なんで?」
「なんでじゃねえだろが、毛布被りやがれ!」
 部屋をノックする音が聞こえて、シドが扉を開けた。ユフィはベッドに
横になると、う〜んと唸り始める。
「ありがとよ。ん?どうした。心配しなくても、こいつは大丈夫さ」
「あとは、私が看ているから、シドはみんなの所に行って。あっ……」
 ティファが持ってきたものを受け取るとテーブルに置いて、彼女の肩をそっと
押しながら部屋の外へと連れ出した。ユフィは毛布を蹴って扉に忍び足で
駆け寄って、聞き耳を立てる。
「なに喋ってんだ?さっぱり聞えないじゃんか……!顔、出したろか」
332名無しさん@ピンキー:03/05/16 01:36 ID:zEX0618a
朧の緑青色 13

「おめえ、クラウドに抱かれる気なんだろ?んにゃ、そうじゃねえ、抱いてやるって感じか」
 シドは廊下で壁に片手を付いて、背中を壁にあずけて床ばかりを見続けている
ティファに語りかける。ティファはさすがに驚いて貌をあげてシドを見ていた。
「は、話しってそんなことなの!シド、いきなり何を言い出すのよ!」
「わりぃ、気に障ったら謝っからよ。で、クラウドの旦那を抱く気はないのか?」
「そ、そんなこと出来るわけ無いじゃないの……そんなこと私に出来るわけない
じゃない……」
 ティファはまた床に視線を落とした。ロングコートを羽織っていて、白いブラウスから
胸の谷間が覗く。黒髪が耳後ろに流れて覗いている左のプラチナピアスの
3センチくらいの長さの円錐パーツが、廊下の琥珀の灯かりに照らされ哀し
く揺れてきらめいていた。

「亡くなったエアリスに気兼ねしてか?それとも傷の舐めあいとか、惨めになるからとか
思ってるのか?好きなんだろ、クラウドの旦那のことがよ」
 ティファの茶色の瞳からは涙がこぼれ落ちる。シドも床に視線を落として、
それを見ないようにして、両手を壁に付いていた。
「あ、あたりまえでしょ!そんなこと、決まりきったことじゃないの!」
「額面通りに受け取って全部つうことだったら、おめえの入り込む余地は金輪際無いぜ、ティファさんよ」
「ひ、ひどいこと言うのね……シド」
「そうさ、俺たちはおあそびで、こんな雪山くんだりまでやってきたんじゃねえからな!」

 シドは右手を握り締めるとおもいっきり壁に叩きつけた。ティファはびくっとして
肩を微かに顫わせていた。
「うわぁ、びっくりしたあ。オヤジ、なにやってんだよ!」
 ユフィが部屋では、ひとりぼやいていた。
「ごめんなさい……」

「俺はそんなつもりで言ってるんじゃねえ。あんたも旦那も荒療治が必要なんだよ。
このままで、いいわけなんかねえだろ!そう思わねえのか!」
333名無しさん@ピンキー:03/05/16 01:39 ID:zEX0618a
朧の緑青色 14

「で、でも……」
 シドはティファの両肩を掴んでいた。

「傷の舐めあい、結構じゃねえか。俺たちゃ人間なんだ。どうしょうもないとき、
慰めて欲しいって思うだろ。だったら、そうしてみろ。リクツじゃねえ。格好
悪くたっても、いいじゃねえか」

 シドは壊れてしまいそうなティファの額に掛かった前髪に口吻をした。

「ものおじすることなんかねえ、おめえは十分いい女だ。生身のな」

「ありがとう、シド……」
 ティファはシドの背中に腕を廻して抱き付いていた。シドはティファの頭にも
かるく口吻をする。
「抱きつく相手、間違えてるぜ」
 シドはティファの背中をやさしく叩いていた。


「ねえ、シド。ティファと何を話してたんだよ?」
 ユフィが被っていた毛布を跳ね退けてシドの方に顔を向けた。
「聞いてたんじゃねえのかよ」「いやあ、聞えなくってさ……あ」
 ショートの髪を掻いていたユフィが口を押さえる。
「ガキはさっさと寝ろ。じき、動き出すさ」
「何言ってんだか、わかんないじゃんかよ!」「いいから、寝ろ!」
「あっそ。つまんないから、下でなんか食ってくるわ」
 ベッドを降りて、部屋を出て行く。そしてまた、扉の開く音。
「ねえ、シド。シエラさんにシドがティファを口説いてたって、言いつけ
ちゃるから」「こらっ、てめぇ!まちやがれ!」「誰が待つか!」
 ユフィは扉をおもいっきり閉めると、階下の仲間の所へと降りていった。
334名無しさん@ピンキー:03/05/16 01:44 ID:zEX0618a
朧の緑青色 15

 ティファはクラウドのいる部屋の前で、掲げた手でノックすべきかどうか、
まだ迷っていた。何もかもが壊れて崩れて行きそうな気がした。もう、限界
だった。正直、クラウドとセックスしたいという気持ちもあった。ティファの
手が拳をつくると、扉をノックした。コンコン、コンコン……。
「クラウド、ねえ、話しがあるの。ここを開けてくれる。クラウド」
 暫らく叩いていても中からは返事は無かった。ティファは諦めて立ち去ろうとしたが、
もう一度立ってノブを廻す。鍵は掛かっていなかった……。

「クラウド?いないの?」
 バスルームからはシャワーの音が聞こえてくる。ティファは部屋に入って
テーブルに置いてあるリボンを見つけた。チェリーピンクのリボン……エアリスが
付けていたもの。
 椅子を引いて、ティファは羽織っていたブルーのコートを背に掛ける。
人差し指でクラウドの瞳の彩りと同じブルーのコートをすうっと撫でて、
ベッドの方を見て暫らく考えていた。

「ごめんね、エアリス」
 戦闘用グローブを取り、エアリスのリボンの傍に置いた。左肘のアーマーも
取り、二の腕の半分を覆う黒いロング手袋を抜き取った。一旦、椅子に腰掛けて
シューズを脱いで素足になる。おもむろに立ち上がってサスペンダーを肩から
落として、白のノースリーブのブラウスを脱ぎ始める。
 普段着のタンクトップのアクティブなものではなく、衿はフリルで飾られた
ヴィネックの胸の谷間が大胆に覗く、柔らかで女らしさを演出するものだった。
フロントのレースアップのバツ掛け式の紐をティファは解いていく。ティファの
重量感ある窮屈そうに納められていたものが、やがて蒼白の肌の豊乳が躍り出た。
ただ大きいだけというのではなく、形も綺麗だった。
 ティファは少しずつ鼓動が速まっていって、その乳房が喘いで揺れ始めている。
335名無しさん@ピンキー:03/05/16 01:47 ID:zEX0618a
朧の緑青色 16

 乳房以上に躰が重たくなっていくような気がした。ティファはデニムの
黒のスーパーミニへ手を掛けて床へ落とし、身に纏うものはレースのタンガ
だけとなる。Tバックは天使が翼を拡げたようなレース編みがあしらわれていた。
 ティファは今にも口から心臓が飛び出しそうな感覚に襲われる。手を下腹に
やり、そっと忍ばせてみると愛液が滲み出していることがわかる。これは、自分
が選択したことだ。誰に言われてやったのではない。

 クラウドのため、そして自分のためにやろうとしているのだと反芻して、
大きく深呼吸してからテーブルの上のチェリーピンクに手をふれてから胸を
張ってバスルームへと歩いていった。
 ラバトリーに入ると、まだシャワーの音が聞こえていた。ティファは甘い時を
夢見て穿いていたタンガを下ろして脚から抜き取った。そしてクラウドがいる
中へと足を踏み入れる。

「クラウド……」
 中は湯気など立ってはいなく、寒かった。クラウドは壁に両手を付いて、水に
打たれてうな垂れていた。クラウドの金髪がたっぷりと水を含んで泣いている。
そしてティファには、クラウドの極限にまで高められた背中の美しい筋肉と、
引き締まった臀部が茶色の瞳に飛び込んできた。性欲に支配されそうになる
自分を押し込めて、クラウドの泣いている背中へとゆっくりと近づいて、ティファは
裸身を合わせた。ティファの裸身はクラウドといっしょに冷たい雨に打たれる。
「何をしにきた、ティファ」
 ティファの右手はクラウドの下腹に廻され、指が亀頭を包み込んで揉んでから
肉茎の下から細い指が絡みついた。左手はふぐりを揉みしだいて玉を転がしている。

「私、クラウドを慰めたい。ダメかな……?」
 クラウドの背中には、ティファのマシュマロのように柔らかい乳房と硬くしこった乳首の
感触が覆いかぶさっていた。
336名無しさん@ピンキー:03/05/16 16:58 ID:fieETz3W
(;´Д`)ハァハァ
この流れだとティファ攻めか?
続きが早く読みたい…
337名無しさん@ピンキー:03/05/16 18:04 ID:8JLhLQ88
職人さんキタ━━━(゚∀゚)━━━!!!
大胆な行動に出たティファタソ。
濃厚に慰めてやってくらはい(w
338名無しさん@ピンキー:03/05/16 18:55 ID:5HEKcK3D
作家さんも増えたなぁ…色んなの読めて嬉すぃ。
皆さんガンガッテ!
339エアティ作者:03/05/16 22:13 ID:/33WbTKO
え、えと、では、もう少し書き溜めてから出直してくることにしまつ。

それにしてもこんなにティファたんが読めて、漏れ幸せでつ(;´Д`)
340名無しさん@ピンキー:03/05/16 23:40 ID:Vf+zR0pM
>>339
そうでつか。楽しみに待ってるYO!
341推力:03/05/16 23:48 ID:IIr9CV9V
>309
<6>
「あっ!やっっ……いくっ…いくいくいく…い……ひっ……」
 硬直した彼女の身体が、彼にしがみついたままびくびくと震える。
 何秒かそのまま身体を強張らせて、しかし彼女は不意に息を吐きぐったりとベッドに身を任
せた。その視線はぼんやりとして、ゆらゆらと宙を泳いでいる。こくんっ…と喉を鳴らして、
彼女はゆっくりと瞬きした。
 つうっ…と零れた涙を、彼女の力無い右手が拭う。
「クラ…ド……いぢ…わる…」
「そうか?」
 対する彼は、ニヤニヤと“いじわる”そのものといった風の笑みを口元に張り付けながら彼
女を見下ろし、彼女の、子供の頭ほどもあるたっぷりとした乳を右手で優しく撫でた。
「あ…ん…だって…今日は欲しいのに…いっぱい…欲しいのに…」
「あげるよ。でもまだ」
「そんな…私、死んじゃう……何度も…もう…」
「何度だっていいよ。ティファが気持ち良いと、俺も嬉しい」
 彼がそう言うと、彼女はぷう…とほっぺたを膨らませて、乳をたぷたぷと揺らして遊んでい
た彼の右手をきゅっとつねった。
「あそこ…ひりひりするもん………」
「もう終わり?やめる?」
「………どうしていぢわるするの?私、クラウドが欲しいの。胎内(なか)に欲しいの。いっ
ぱい欲しいの」
 拗ねて鼻息を荒くする彼女に、彼は苦笑して汗ばんだおでこにキスをした。
「ティファはタフだろう?だからたくさん楽しめばいい」
「…あんまりすると…あそこ…ゆるくなっちゃうかも、だよ?」
「そう?」
 彼女の声に、彼は再び“ぬるんっ”と指を挿し入れる。
「んあっ!…もうっ…まだ…だめ…」
 いつもは優しい彼の指の、遠慮の無い深い侵入に、彼女は眉を顰めて身体を震わせた。
342推力:03/05/16 23:49 ID:IIr9CV9V
>341
<7>
「まだ…じんじん…するの」
 達してしまった後は、そこが熱を持ったまま痺れたように感じた。感覚が鈍重になり、弛緩
したその場所はだらしなく広がってしまったのではないか?と思い恐れが生じる。
 男の身の彼にそれをわかれと言うのは酷かもしれないが、その感覚こそをわかって欲しいと
いう願いも確かに存在していた。互いの生理を理解すれば、より深く相手を感じ合えるような、
そんな気がするからだ。
 彼女は手を伸ばして、彼のモノに触れた。
 それは既に熱く、硬く、彼女の体内に入り込みたいという欲求がそのまま形となって彼の身
体から突出しているように感じた。
「ああ…すごい…」
 彼は彼女の不意の行為に身を任せた。
 彼女の少しひんやりとした手が、熱く火照り剛直したモノをすりすりと撫でる。
「もう…とろとろ…だよ?」
 目を細め、頬を染めながら嬉しそうに言う彼女は、御馳走を目の前にした少女のように無邪
気だった。だがその言葉の中には、男を誘う女のしたたかさが見え隠れしている…。
 先端から垂れ、ねとねととした透明な粘液を、彼女が手の平にまぶしてそのまま彼のモノ自
身を優しく包み込んだ。ゆるく掴んだまま、ぬるぬると滑らせる。彼の“想いのしたたり”が、
そのまま潤滑液となって彼を刺激するのだ。
「こら。あんまり触ると、出ちゃうよ?」
 そう彼がいたずらっぽく言えば、彼女は慌てて手を離してしまう。ここでこのまま彼が放出
してしまうのは「もったいない」と感じてしまったのだろう。
 彼は、仰向けになってなお大きな盛り上がりを失わない彼女の豊かな乳に、胸板を押し付け
る。もちろん体重をかけてしまえば彼女が苦しむのは目に見えているため、両肘で身体を支え
つつたっぷりとしたヴォリュームの乳それ自体に、ゆるやかな圧迫感を与えてゆくのだ。こり
こりとした彼女の乳首が汗ばんだ胸板を刺激して、くすぐったいような心地良いような、不思
議な感覚が満ちた。
 身体の下で愛する女の汗ばんだ白い体がくねり、おおらかに全てを開放しながら自分を迎え
てくれるというのは、それだけで腰に力が入る。熱を持った圧力が、猛ったモノを更に押し上
げるのだ。
343推力:03/05/16 23:50 ID:IIr9CV9V
>342
<8>
 また、彼女の吐息も彼の身体を熱くさせた。
 切なげに唇を割り、彼の前髪を揺らし耳を撫で、首筋をくすぐる。時に甘く、時に切羽詰っ
たように早まって、彼女の内圧を感じさせるのだ。
「も…ほし…………ね?
 くうんくうんと捨てられた子犬のように鼻を鳴らし、豊満な乳を、そして適度に脂がのりな
がらも素晴らしくバランス良く引き締まった太股を、彼の熱っぽい身体に擦り付ける。
 彼が欲しくて欲しくてたまらない。
 その想いが彼女の甘い光の瞳にくっきりと浮かび上がり、彼はその可愛らしさに、いきり立
ったモノが今すぐにでも激情を飛び散らせてしまうかと感じた。だが、彼女の胎内に入る前に
果ててしまっては、あまりにも恥ずかしい。それでは、セックスを覚え始めたばかりの子供
(ガキ)と何ら変わらないと思えるからだ。
「…ん…
 声に出すか出さないか、そのギリギリの声量で彼女に答え、優しく頷く。
 彼女のすらりとした美しい形の両脚を少し大胆に開かせ、その間に身体を割り入れるると、
彼女はうっとりとしながらも期待に満ちた瞳で、こちらを見上げてくる。ぬるっ…と右手の指
で彼女の秘所をなぞれば、十分過ぎるほど…いや、それ以上の潤いが彼の進入を待ち焦がれて
いた。
「…はあっ…」
 甘い期待に震えた彼女の吐息が、覆い被さっている彼の首筋を撫でた。彼女の潤んだ瞳に涙
が盛り上がり、滑り落ちる。彼女の豊かな黒髪に顔を埋め、彼女の香りを胸いっぱいに吸いこ
めば、急(せ)いた激情もいくらか収まりを見せる…。
 だが、彼女の体の中に入ったならばどうだろうか?
 彼女の胎内(なか)に身を沈めたならば、どうなってしまうだろうか?
 今日はいささか彼女を焦らし過ぎた。たっぷりと時間をかける事で、彼女を心から悦ばせて
あげたいと願ったのだが、それは謀らずも彼自身の内圧をも限界近くまで高めてしまったようだ。
『さすがに…入れてすぐイッたら…恥ずかしいよな…』
 そう思ってしまうほどに。
 だが彼女はそんな彼の葛藤を知らず、
「ね…いぢわる…しないで…」
 泣きそうな声でそう“おねだり”さえしてしまうのだ。
344推力:03/05/16 23:51 ID:IIr9CV9V
>343
<9>
『…まあ…いいや…』
 彼女は、彼が入れてすぐ果ててしまっても、それを責めるような女ではないし、笑ったりす
るような女でも、もちろん、ない。
 彼は少し身を起こすと右手を自分の股間に伸ばし、モノの根本を指で押さえた。そして彼女
のぬかるみにぬるぬると擦り付け、その潤滑液をたっぷりとモノに塗りたくると、歓喜に震え
ながら腰を沈めて、彼女の体内へ自らを送り込んでいく…。
「あ…あ…はぁ…」
 たとえようも無いほどの甘い声が、彼女の唇を割る。艶声を恥じ入って、必死に声を殺して
いた先ほどがウソのようだ。
 もっとも…だからこそ“女”は“女をやっていられる”のだろう…とも、彼は思うのだが。
「う…」
 そして彼女のそこは、彼の太い指によって深く様々な形をもって縦横に蹂躙されたにも関わ
らず、やわらかで優しいしなやかさを失わないまま、強く締めつけてきていた…。

 本当ならば“そこ”は、不潔極まりない不浄の場所のはずであった。
 だが、排尿と排便を日々繰り返し生の営みを示してみせる2つの不浄に挟まれながら、その
場所はひどく聖別された場所のように感じてしまう。もちろんそれは彼の錯覚であり、彼が恋
い描く“理想としての女性”が彼女であったがために生じた一つの幻想でしかなかったわけだ
が、そんな事は今の彼には知る由も無い。
 ただ、「彼女のそこ」は「聖別された場所だ」と知覚するのは、そこが「彼女の魂に直結し
た場所だと感じるから」そう思えるのだろう…とは、彼のぼやけた頭にもうっすらと思い描く
事が出来た。
 ただ単に、「子宮に届く」というだけではなく、彼女の体の中心に「太い楔(くさび)を打
ち込む行為」に似ているからだろうと思うからだ。

 反復し、押し付け、刺し貫く。

 また、彼に繰り返しそうされながら、彼女は痛みからではなく歓喜によって、その豊満であ
りながら美しいバランスの身体を彼の胸の下でくねらせる…。
345推力:03/05/16 23:53 ID:IIr9CV9V
>344
<10>
 夢のような光景だが、もちろん今の彼にそこまで…先の思考まで、思い至る事は出来ない。
それは、熱病のような時を過ぎた後に、彼が一人思い巡らせる、ただの思考遊びに過ぎないか
らだ。
「あっ…あっ…んっ…あっ…」
 草食動物のもののようにしなやかで、白く長く均整のとれた美しい形の両足が、彼が腰を突
き出すたびにゆらゆらと彼の体の横で力無く揺れる。リズミカルな艶声は甘く響き、真珠のよ
うに白く輝く歯の間からは、ピンクの舌が踊っていた。
 女は快楽に「貪欲」だ。
 貪欲であるからこそ「女」なのだ。
 それを強く認識する。
 そして、責め苛まされながらも健気にモノを包み込み、キツく締めつけてくれる湿って濡れ
たあたたかな「聖域」…。
 意識しての行動ではないのかもしれない。
 ただの肉体の反射かもしれない。
 けれど、彼女が気持ち良くさせてくれようとしているのだ、と、なぜか彼は信じる事ができた。
「んぅ…いいの…いいの…」
 きゅうう…と首に齧り付き、耳元でいっしょうけんめい呟く。その心が嬉しいのだ。
 身体と身体の間にはわずかな隙間がある。その隙間を、彼女のたっぷりと豊かな乳が踊って
いる。その、たぷったぷったぷっと量感と肉の重さを感じさせる艶音も、彼の内圧を高める手
助けをした。
 こちらを信頼しきって、こちらが与える快美感をただひたすらに甘受しようという彼女の表
情は、激しい快楽に歪みながらも安らかであると思える。眉にも、うっすらと開かれた瞳にも、
時折くくっ…と顰められはするものの、険が無いのだ。
 身体を起こし、腰の動きに合わせて揺れている彼女の両足の、その膝裏に両手を当ててぐい
っと彼女を二つ折りにした。こうすると、彼女の全てが眼下に見渡せるのだ。
 ぱっくりと彼を美味しそうに飲み込み、練乳のようなねっとりと白濁した粘液を滲み出させ
ている秘所も、ひくひくと痙攣するように上下するすっきりと滑らかな腹も、呆れるほど豊か
なくせにだらしなく横に流れたりせず高く盛り上がって己を誇示している二つの乳も、全てが
彼の目の前にあった。
346推力:03/05/16 23:53 ID:IIr9CV9V
ここまで。
347名無しさん@ピンキー:03/05/17 00:40 ID:XOsoR517
乙です…!
348名無しさん@ピンキー:03/05/17 07:55 ID:8uP53Yih
クラウドになりてえ(;´Д`)ハァハァ
349名無しさん@ピンキー:03/05/17 18:18 ID:wH//vPYs
もうキタ━━━(゚∀゚)━━━!!!
ラブものもいいね。
350名無しさん@ピンキー:03/05/17 21:19 ID:djQtvSbl
ここも賑わってきたなあ。
職人の皆様に感謝。
351名無しさん@ピンキー:03/05/17 23:31 ID:St1MaakJ
朧の緑青色 17

「どう思われてもいい。私はクラウドの心の傍にいたい」

 ティファの黒髪もシャワーの水をたっぷりと吸って更に黒く、そして重くなる。
クラウドの背にレインコートのように覆い被さっているティファ。
しかしシャワーヘッドからは全開の冷たい雨が、壁に両手を付いてうな垂れている
クラウドと彼の背中に重なったティファの躰を濡らしていた。哀しみは退けられないままに
濡れている。本当はただクラウドの肩を抱き締めて、背中にいつまでもしがみついていたかった。
 ペニスを扱きながら恥丘を彼の双臀へと擦り付け始め、クラウドの臀部には
ティファの恥毛がふれてペニスは熱く勃起している。
 けれども、それはティファが握り締めたときから、ある程度の硬さは維持されていた。
ティファにはクラウドがなぜ勃起していたかわからないまま、扱き立てていた。
クラウドのペニスを指で握り締めたときのドクンと流れる血の生々しい感触が彼女を
惑わせていたのかもしれない。

 まるで、何かに苛立ち怒っているかのようにそれはティファの手のなかで
脈打ち跳ねていたのだった。クラウドの激怒が肉体を勃起させていた。

「お前は娼婦なのか」

 静かな声音に、烈しい憎悪がティファに向けられる。わかっていた。

「クラウドの心の傍に……いたい。私、エアリスの変りでもいい……から」

 ティファはクラウドのペニスを握り締めている手の動きを止めなかった。
裏筋から受けるように包んでいた手が上を取って、下腹を突くような屹立を
下げて扱き始める。
 クラウドの抑揚の無い言葉がティファを突き刺して、振り返ったクラウドに
両肩をムズンと掴まれ、壁に背中を叩きつけられる。ティファの重い乳房が
ぶるんと揺れ白い咽喉が伸びる。
352名無しさん@ピンキー:03/05/17 23:37 ID:St1MaakJ
朧の緑青色 18

「あぁああ……ッ!」
 ティファは頭と背中を壁に打ち付けられた痛みに仰け反っていた。苦痛に開いた
唇に冷たい水が流れ込んでくる。わかりきっていたことだから、ティファは
クラウドには赦しを請うつもりはない。
 ふたりの間にベターセックスなど最初からありえないとだから、ティファは
わざとエアリスの名前を口にしたのだった。代わりでもいいからと。

 しかし……少なくとも心は、背筋を伸ばして、胸を張ってここの部屋を
訪れたはずなのにティファはあまりにも小さすぎた。捨てられた少女は
寒い雨に打たれながら歔いていた。
「ごめん、エアリス……」
 ティファは思わず呟いてしまう。クラウドがその言葉を見逃すはずがなかった。
シャワーの冷たい水の寒さに躰が晒されることと、クラウドのラズリの
瞳の色を目の当たりにした怯えとで小刻みに顫える。

「いま、何を言った……!」
「いえ、な、なにも……」
「嘘をつくな」
 クラウドのソルジャーの手がティファの白い二の腕に痣を作りそうなくらいに
締め付けてくる。
「答えろ、ティファ!」

「いっ、痛い……クラウド……やめて……あぁああッ!」
 クラウドは右手を離すと、ティファの真珠の肌の左乳房を絞るようにして握り締める。
「うっ、んんっ……」
 クラウドの短く刈り込んでいる爪を柔らかい乳房に喰い込まさんばかりに絞られて、
鋭い痛みに仰け反りそうになるのを堪え、下唇きゅっと噛み締め貌を俯いて堪えていた。
痛みは徐々に烈しさを増してくる。いまのクラウドのラズリはセフィロスのターコイズの
きらめきよりもティファには恐ろしかった。
353名無しさん@ピンキー:03/05/17 23:42 ID:St1MaakJ
朧の緑青色 19


「痛みを感じるのなら泣いたらどうだ!喚いてみろ!」
 唇を噛み切りそうなところで、ティファは痛みから解放されて溜息を付く。
だが、蒼白の乳房に痛々しい赫い痕が付けられていた。クラウドが付けた痕を
ティファは薄目を開いてぼんやりと見ていた。瞳からは涙があふれてくる。

(左乳房が痛いから?惨めでどうしょうもないから?愛がどこにもないから……なの?
クラウドは私におまえを守るっていってくれたのに……どうして……)
「はあ、はあ……痛くしないで……」
「俺の心の傍にいたいのなら、娼婦になれ」
 抑揚のない残酷で痛々しい言葉が返ってきた。しかし、ティファはなんの
躊躇いもなく即答する。

「いいわ、クラウド。私、娼婦に……きゃあッ!」
 左乳房を嬲っていた手が離れティファの左頬を捉え、貌が右へと揺れ動く。
ティファの壁にもたれていた背中が、ずるっと滑り落ちる。
ティファは泣いていた。あまりにも惨め過ぎる。しかし、躰のおんなが
疼きはじめていたのも事実だったが、感情が受け入れられないでいた。

「何をしている。俺をちゃんと見ろ!」
 臀部をタイルに落としてしまって、惚けたようにしてクラウドの裸身から
視線を逸らして、シャワーに打たれティファは声なく泣いている。
それとわかるのは、胸が烈しく上下していることと瞑られている瞳が
充血していたことだった。
 力なく倒れているティファに、クラウドはしゃがんで顎を掴み、
くいっと引き上げた。ティファの柔らかい頬が寄って眉間に縦皺が
刻まれる。ティファのプラチナ・ピアスの円錐飾りが揺れる。
「いやあ……やめて……」
 こんなバカなことをして、泣いてしまっている貌など見られたくなかった。
354名無しさん@ピンキー:03/05/17 23:47 ID:St1MaakJ
朧の緑青色 20

「目を開けろと言ったろ!」
「ま、まって、いま開けますから……」
 ティファはゆっくりと潤んだ茶色の瞳を開いた。クラウドのずぶ濡れの金髪が
瞳に掛かり、ラズリの哀しみを覆い隠している。そしてシャワーの水流で
ティファの涙も流されていて、クラウドには見えていなかった。そして、
ティファの今の妖しいまでの美しさもセフィロスと己の憤怒で見えなくさせていた。
むろん、ティファの心の叫びも届いては来ない。

「娼婦になるといったろ。だったら務めを果たせ」
 しゃがんでいたクラウドは、すうっと立ち上がってティファをじっと見下ろす。
ティファは壁に背中をあずけてタイルに臀部を落として、M字に開脚している。
あられもない姿態が急に羞ずかしくなって、脚を揃えて折ると、マーメイドの
ようにそっと引き寄せた。
 ティファは茶色の瞳でクラウドの怒りと哀しみのラズリを見上げるていた。
膝まで届く黒髪はシャワーの水流をたっぷりと吸い、漆黒にきらめいて
蒼白の美貌におどろに貼り付いている。細くへばりつくもの、束になって太く
なった黒髪が鋭利な刃物になって蒼白の貌を裂くように垂れ、開かれている
くちびるにふれている。

 クラウドの狂気の感情は、自分を慰めようとしてくれたティファをも破壊したい
という衝動に駆られていた。どうしょうもなくて、感情を持て余している
というのに、クラウドには何かにすがりつきたいという感情さえも欠落していた。
それはセフィロスへの絶対的なまでの……恐怖からだった。

 ティファは唇をだらしなく開き、荒く息を付き始める。ティファの薄い唇に
ルージュはひかれていたが、きつめのものではなくパウダーピンクの清楚なもの。
だが、蒼白の玲瓏な素肌に黒髪は唇をクラウドに赫く魅せていた。
それはエロスなどではなく、セフィロスに貫かれたエアリスが噴き上げ転がっていた
慟哭の赫い華だ。
355名無しさん@ピンキー:03/05/17 23:52 ID:St1MaakJ
朧の緑青色 21

「ど、どうすればいいのか、おしえて……クラウド……私におしえて」
 ティファは両手をタイルに付いて、上体を傾け正座をする格好でクラウドを
見上げる。
「なら、教えてやる。俺のものを口に含め」
「そ、それでいいのね……」
 膝立ちになったティファは仁王立ちになっているクラウドの股間のものへ
にじり寄って、白魚のような指を肉茎に絡めようとしていた。
「両手を後ろ手に組んで、目を見開いて俺の貌を見ながらやるんだ」
 クラウドが言い渡したのは、美醜。ティファの美貌への破壊だった。

「や、やりますから……させてください」
 素直にティファはプリンヒップの上で手を組んだ。そして上目遣いに
クラウドの艶やかに張って下腹を突こうとしている亀頭へと唇を近づけ
舌を裏筋から這わせて上がり、首を艶めかしく折り唇をゆっくりと被せていった。
浅ましく卑しい牝、そんな言葉がティファの心に明滅する。
 髪は乱れ、見上げる瞳には絶えずシャワーの水流があたっていた。
ティファの見開かれた水に打たれ続ける茶色の瞳に映っていたものは、
雨に打たれるようにして金髪を垂らしている、バスライトに逆光になったクラウドの
歪んだ影になった黒い貌。
 冷たい水に打たれながらも、いま自分がどんな貌をしてクラウドのペニスを愛撫
しているのかと思うと、身を焦がすような羞恥に襲われ躰が火照るのがわかる。
娼婦などではなかった。ただ男にすがりつきたいだけの牝……あの給水塔の
星空を見上げていた頃のナイトを待っていた少女だった。

 クラウドの熱い亀頭が唇にふれ、自分の気持ちが加速していくのがわかる。
後ろ手に組んでいる両手をほといて、クラウドの双臀を掴み、怒張を咽喉奥へと
呑み込みたいと切に願う。豊満な乳房を叩く水流が谷間を伝って、黒々生茂る
叢へと辿り着く。淫らに咲いている赫い華からも、物欲しそうに雫がとめどなく
あふれてくるのがティファは気づき始めていた。
356名無しさん@ピンキー:03/05/17 23:55 ID:St1MaakJ
朧の緑青色 22

  こんなことがなければ、ティファは欲情をことさら罪悪だとは思っては
いなかった。しかし、給水塔の少女から、エアリスの惨劇は劇的な変化を
もたらしていた。迷い、嫉妬、クラウドへの欲情の戒めから、エアリス以後の
待つだけの女の放棄。クラウドをただ慰めたいという気持ちからだった
はずなのに、愛を突き抜けて肉が淫らに開いていくのが止められない。

 クラウドに叱責されているというのに……萎縮しながらも淫らさに
躰が悦んでいる自分がいた。(これは罪悪なの、エアリス……)
「もっと貌を見せろ、ティファ」
 クラウドの四本の指がティファの頤(おとがい)を掴んで上へと引き上げる。
「んっ、んんっ……」
 苦悶で瞑りかける瞳を殉教者にでもなる気持ちで、懸命に見開きクラウドに
従って見詰め続ける。
「泣いていたのか?」
 ティファのなかで一瞬、緊張が解けそうな言葉が掛けられる。しかし、次には
無残にも破砕された。

「豚……おまえは牝豚だ、ティファ。なぜ、俺にいちいち構うんだ!」

 ペニスを咥え込ませられ、絶えず水のカーテンが降りて、その冷たさが
心臓を鷲掴みにして息苦しさを覚える。泣いて水を呑み込んで赧く染まった
ティファの小鼻の鼻孔が膨らんでいた。
 クラウドに咥え込まされて、亀頭をキャンディでも舐めるように
しゃぶっているのを今すぐに吐き出して、愛しているからと叫びたかった。
愛しているからクラウドの逞しいペニスが欲しいのよと叫びたい。

(そうよ!私は豚だわ!自分の欲情に負けて親友を裏切った牝豚よ!
慰めてあげたい!私だって慰められたいの、クラウド!あなたに、すがりつきたい!)
357名無しさん@ピンキー:03/05/17 23:59 ID:St1MaakJ
朧の緑青色 23

  ティファの後ろ手に廻されていた右手は左手首をきつく握り締める。ティファの
インディペンデントな生き方を示す、凛とした太い眉が吊りあがって眉間に
皺が浮いていた。烈しいシャワーの冷たい雨にティファの苦悶の貌が叩かれ、
赫い唇がクラウドの怒張を咥え込んで嗚咽する。

「どうしてそんな辛そうな貌をしている?」
 クラウドが濡れて額や頬に掛かる髪を手櫛で梳く。そして耳後ろに掻き分け
頭を押さえ込んで、肉塊をティファの無防備になっていた口腔深くに突き刺した。
「んぐうっ……!」
 ズンという衝撃がティファの咽喉奥に届いて、くぐもった重い呻きがこぼれる。
ティファの目が思わず細くなっていた。

「何故、愉しそうな貌をしない。俺とのセックスは苦痛か?」

 ティファは貌をかるく振っていたが、次にはクラウドはお構い無しにストロークを
開始する。口いっぱいにクラウドの膨らんだペニスの抽送を甘受して、それでも
ティファは涙と汗がどっと噴き出る。
「んっ、んんっ、んぐっ……!」
 ペニスに引き摺られるのを抗うかのように、ティファは舌でクラウドを
追いかけ、ねっとりと亀頭や肉茎に絡めて包み込むように這わせていた。
ティファの涙と汗は、シャワーの冷たく烈しい雨が流してゆく。哀しみだけが
流されないままに凌辱に女が反応して、いつしか眉間の縦皺が和らいでいって
恍惚の影をちらつかせていた。

 クラウドの律動のピッチが上がり、肉棒が口腔で膨らみ始める。息が出来なくて
苦しい。シャワーの水流のカーテンと冷たさが邪魔をするからだ。鼻孔を膨らませて
息を吸い込んでも水が容赦なくなだれ込んでくる。
 いまは、玩具のままでいいから、いつか気がついてと祈りながら、唇と頬を
しっかりと窄め、ティファはクラウドを見て彼が弾ける時を待っていた。
358名無しさん@ピンキー:03/05/18 00:04 ID:xz1d11MK
朧の緑青色 24

  黒髪に埋められたクラウドの指に力が籠もって腰が振られる。ぐぐっと咽喉を
突かれ、舌で亀頭を懸命に追いかけ、引かれれば裏筋を包み込むような愛撫を
加える。それでも、容赦のない烈しいピッチに舌戯が追いつかないでいた。
ティファの瞳に別の哀しみが交じり溶け合う。唇までぎりぎりに亀頭を引かれ何回か
頬を小刻みに小突かれ、咽喉を裂くように突き刺される。クラウドの瞳に雨に打たれる
ティファの凄絶な美醜が映っていた。

 クラウドは尻の筋肉の緊張を解いて、ティファの咽喉を抉りたてはじめる。
ティファの顎と舌は痺れて唾液があふれてきていた。その痴態だけは、クラウドに
見られずに済んでいた。
「ぐ……ぐふっ」
 貌を下腹に擦り付けられ、亀頭が咽喉奥にあてられて、おびただしい量の精が
解き放たれる。息が付けない上に嘔吐感までも込み上げてきていた。
貌を引き付けられて、短いストロークで咽喉を突かれ呑み込まされる。
吐瀉物と交じり合うことだけは避けたくて、ティファは涙を噴きこぼしながら懸命に
嚥下していた。
 ごくんごくんと白い咽喉を鳴らして、健気に務めを果たそうとしていた。
最後まで呑もうとペニスを吸いたてながら。

 クラウドはまだ解放せずに責め立て、ティファは軽い眩暈と恍惚感に躰が
包まれて痙攣していた。やがて射精も終わり、ティファの口からペニスを
抜去しようとしているのを悟って、ティファは後ろに廻していた手をほといて
クラウドの双臀をひしっと掴んでいた。あけすけな女、牝豚という言葉が
ティファのなかにふたたび明滅する。
 しかし、その時はそれほど長くはなかった。閃光が走ったからだ。クラウドの
平手が頬を打って躰が崩れて、タイルに両手をついていた。そのタイルには
ティファの黒髪が墨を落としたように妖しく散って流れている。
「娼婦が愉しんでどうするんだ」
「げふっ、げほっ……ご、ごめんなさい、クラウド……」
359名無しさん@ピンキー:03/05/18 09:06 ID:vMTT0hdk
クラウドヌッ殺
360名無しさん@ピンキー:03/05/18 13:49 ID:m9hfb8Gx
折角ティファが奉仕してあげようとガンガッてんのに蔵独活・・・
なんてひでぇ香具師だ(;´Д`)
361名無しさん@ピンキー:03/05/18 15:29 ID:NUqB9c3h
鬼畜クラウドに健気にも奉仕するティファ萌え
362名無しさん@ピンキー:03/05/18 17:31 ID:WprWjWYr
推力氏で萌えた後に読むと一気に鬱になりますな(w
がんがれティファ
363名無しさん@ピンキー:03/05/19 00:03 ID:+rZm4fwM
応援(;´Д`)ハァハァ
364推力:03/05/19 03:01 ID:wYA5jRle
>345
<11>
「…あ…いやっ…」
 彼が、腰を激しくそして力強く突き出しながらも彼女の艶姿を無遠慮に眺めている事に気付
き、彼女は、左手の甲を顔に当てて彼の視線から逃げた。
 じゅぷじゅぷと、彼女と彼の繋がった股間の立てる音は淫猥に響き、彼女の腰も彼のそれに
合わせるかごとくうねっている。
 今更何を恥ずかしがることがあるのか、と彼は思うのだが、そういう問題ではないのだろう。
 秘められた場所さえも全て開いて彼に見せておいても、忘我のまま快楽を貪っている顔をじ
っと見られる事は、また別の話なのかもしれない。
「かわいいよ。ティファ」
 しかしそんな時でさえ、すぐにもこんな言葉を恥じ入る彼女にかけてしまえるのが、今の彼
の持つ「ズルさ」であった。それを少し前の、朴訥とした彼からの「成長」と呼んでいいのか
は、彼自身にも判断出来ないことではあろうが。

 彼は彼女の全てを知り、全てを味わっているわけではない。けれど、彼女の全てを受け止め
る事を心に願いながら、身体を合わせてきた。
 そして彼女はそれを受け入れ、自らの身体を彼の前に開くのだ。
 今日まで、そしてこれからも。
 それは互いが互いを心から求めているからこそ出来る、魂の交歓ととも言える行為に帰結する。
 こうして「繋がる」前には何十分にも及ぶ慈しみ合いが存在し、であるが故、それを踏まえ
たからこそ得られる悦びが今、二人の身体の内圧を限界まで高めているのだ。

 十数分前、彼女は最も恥ずかしい姿で彼に秘部を晒し、彼はそれを受け止め貪欲に貪った。
 四つん這いにベッドに這い、彼女は彼に尻を向けて掲げたのだ。それは獣の雌が発情した雄
にする行為と同じだった。そしてそれは彼女にとって、自己を自分で貶め、その被虐の想いに
身を沈める事と同義だったのだ。
 後から尻肉の間に顔を突っ込まれ、そこにあるモノ全てに口をつけられたままじゅるじゅる
と啜られるのは、例えようもないほどの羞恥をもたらす。尻肉の奥には最も不浄な部分が在り、
そこに彼の鼻が丁度位置する事になるからだった。その時には絶えず、彼の荒い鼻息がその不
浄の部分に熱く吹きかかっているのだ。
 だからこそ彼の口から逃げようと思ったのだし、その努力もしようとした。
365推力:03/05/19 03:03 ID:wYA5jRle
>364
<12>
 けれど逃げられなかった。
 自分は彼に全てを捧げると誓ったのだし、彼も自分の全てを受け入れてくれる覚悟を見せて
くれているのだから。不潔であるとしか思えない場所を愛しそうに啜る姿に、彼女はそう感じ
たのだった。
 だからこそ逃げなかった。
 いや、逃げられなかった。
 羞恥は悦びを何倍にも何十倍にも増幅させる触媒となる事もまた、知っていたからだった。

「あ〜〜〜〜…やあ〜〜〜…やなのぉ〜…やぁ〜…」
 彼に体の奥深くまで貫かれ楔を打ち込まれている彼女は、長く尾を引くように声を上げ、び
くびくと身体を震わせた。本当にイヤなのではない。それは、彼にも、そして彼女自身にもわ
かりすぎるほどわかっている。
 彼女は彼に、たっぷりとした乳をゆっくり優しく揉まれながら、ぬるぬると緩慢なほどのス
ピードで膣内を擦られるのはたまらなく好きだった。何よりこうして仰臥しながら彼を迎い入
れているのは、彼の顔がおぼろけながらでも見ていられるのが嬉しいと思う。彼に抱かれてい
ることを、絶えず確認する事が出来るからだ。
 そして、彼の緩慢な腰の動きによって、その形、大きさまでが体内で感じられるように思え
るのも、とても好きだ。出来ればずっとそのまま続けて欲しいくらいに。
 けれど、それを口にする事は、彼女にはまだ出来ずにいた。口に出来るとしたらそれはこう
して身体を重ねているのではない時になるだろうが、ふ…と素の感情が戻った後では、とても
恥ずかしくて口になど出来そうにもないのだ。だからといってこうして乱れてしまっている時
には、確かな意識など保てるはずも無く、論理立てて言葉を紡ぐ事など到底出来そうにも無か
った。
 そのため、彼女の秘めたる艶やかな想いは、ずっとずっと彼女の胸の奥深くに沈められたま
まだった。
「いぅ……く……」
 びくっ…と彼女の腰が震える。
 何度目かの絶頂へと昇りつめたのだ。
366推力:03/05/19 03:05 ID:wYA5jRle
>365
<13>
 すると彼は、ぐったりとした彼女の、その滑らかな脇から両手を差し入れ、彼女の体をまる
で子供にするように楽々と抱き上げた。彼女の肉体は大人のものであり、豊満であるがゆえに
子供とは違ってそれなりに重さがある。その彼女の、しかも忘我してぐったりとした体躯を軽
々と扱う彼の腕の力は、並外れていると見えた。
「またイッたんだね?」
 彼女の唇に“ちゅ”と軽いキスを降らせた彼は、ふらふらと焦点の合わない彼女の瞳を覗き
込んで“くすり”と悪戯っぽく笑った。
 しなやかで強く、強靭な彼女の精神(こころ)は、今は彼への溢れんばかりの想いに溺れ、
とろとろにとろけてしまっていた。だからこそ、彼のこんな“いぢわる”で“ひとでなし”な
所業にも、うっとりと微笑んでしまう。それはほとんど、甘いキャンディを頬張ったちっちゃ
な女の子それに近い。味わう甘さに陶然とし、その至福の感覚に身を委ねて沸き起こる歓喜に
心震わせている姿なのだ。
 彼女は彼の広い肩にそのすっきりとした顎を乗せ、彼の背中に両手を回して“きゅっ”とし
がみついた。自分の姿は自覚していない。まだ彼女の股間は彼のモノを呑み込んだままで、両
足はその結合をもっと深くまで叶えようとするように彼の腰に絡み付いているのだ。それは、
普段の彼女からは想像出来ない、淫らでしどけない姿だった。さらに、時折、彼女のぷるっと
した白い尻肉に緊張が走り、それはまるで、しなやかな括約筋を脈動させ彼の存在を自分の中
に確かめているようですらあるのだ。
 彼女はきっとまだまだ、彼を味わいきれていないのかもしれない。

ぷぷっ……

 結合したまま『蜜』の垂れ落ちる『花』から、送り込まれた空気が漏れ出る。彼女は小さく
「やっ…」と呟いて、彼の逞しい首に文字通り齧り付いた。かぷっと、彼の首の筋肉に可愛ら
しい犬歯を立て、そして“くにくに”とその柔軟さを楽しむのだ。
 クラウドはそのお返しに…と、彼女の背中に回した両手を、その背骨の凹凸に沿って下ろし
てゆく。中指と薬指、それに時折人差し指が加わる。その3対の指が、凹凸を確かめるように、
驚くほどの繊細さで彼女の皮膚を滑ってゆくのだ。
367推力:03/05/19 03:09 ID:wYA5jRle
>366
<14>
「ひゃぁ…うっんっ…」
 くすぐったさとむず痒さ、それに伴って沸き起こる甘い“しびれ”……それらが、彼の指の
軌跡から生まれ出て全身に染み渡ってゆく…。
 ティファは“ひくっ…ひくっ…”と断続的に体を震わせ、くねらせた。その指から逃れるた
めに…だろうか。だが、そうする事で彼女の膣は彼のモノを咥えたまま“きゅきゅっ”と締め
付けるのだ。そこから与えられる快感に味をしめた彼が、指の動きを止めるはずも無い。
「んあっぅ…やあっ…や……やああぁっ……」
 彼にしがみつき、駄々をこねるようにふるふると首を振りながら、ティファは白い背中をく
ねらせて啼いた。胎内の彼を締め付け、尻を円を描くように振る事で、彼が一層喜ぶのだとは
気付いていないのかもしれなかった。
 やがて彼の両手は、引き締まっていながら脂がのり、ぽってりとした触感の尻肉に取り付い
た。思いのほかたっぷりとした肉に「ぺたり」と手を付け、ゆったりと揉み解す。
「んぅ……ん……ん……ぅっ……」
 “んふう…”と吐息が彼女の鼻腔から漏れ、快感がゆるやかになったのだと知れる。うっと
りとした表情は、至福の色に染まっていた。
 彼と繋がったまま、こうしてゆっくりと尻肉を揉まれると、肛門に刺激が加わりながら彼の
恥骨にクリトリスが擦り付けられ、たまらない快美感が満ちる。それは、彼の手でなければだ
めだった。確かに自分でするよりも、遥かにもどかしい。だが、そのもどかしさがいいのだ。
自分の思うままにならないからこそ、たまらないのだ。
「んぅあ……ふっ……ん……」
 もっともっと、長く、たっぷりと。
 いつまででもこうしていて欲しいとさえ、彼女は思った。
 彼の、逞しく剛直な激情を“からだのなか”に迎い入れて優しく鎮める事が出来るのは、世
界中で私だけなのだ。
 そう、彼女の中の“オンナ”が貪欲で狡猾な笑みを浮かべる。
 もちろん、彼女はそれには気付いていないだろう。自分の意識下のモノでありながら、それ
は決して彼女そのものの思惟ではなかったから。それは、オンナの“業(ごう)”が生(な)
さしめた想いであったかもしれない。
368推力:03/05/19 03:13 ID:wYA5jRle
>367
<15>
 そしてそれはまた、世界中の女に向けた、勝利の宣言だと言い代えても良かった。

 私はこの男をモノにした。

 あなたたちにはぜったいに譲らない。

 “強く生命力に溢れた雄”を捕まえた、“ケモノの雌としての独占欲”が、そう宣言してい
るのだ。
 だが、今のティファの意識は、愛しい男を胎内に迎え入れた喜びと、その精で子宮を満たす
幸福感で全てが染められていた。その表情に狡猾な賢(さか)しさは無い。
 愛する者に愛される者の、真に幸福に満ちた笑みだけがあった。
「ティ……きもちいい?」
 クラウドがそう聞くと、ティファは返事の代わりに彼の耳たぶを“かぷっ”と甘噛み、膣口
で彼のモノを“きゅきゅきゅ…”と締めてみせた。
「んっ……ティ……出ちゃうよ…」
 その彼女の淫らな脈動に彼が反応すれば、彼女は彼の汗ばんだ首筋に甘いキスをしながら耳
元でぽちょぽちょと囁いてみせる。
「出して…いっぱい……いっぱいいっぱい…出して…」
 膣内に、子宮内に、体の奥底の魂にいちばん近い場所に、あなたの命が欲しいのだと、そう
呟いていた。
 汗ばんだ彼の胸に、汗ばんだ彼女のたっぷりと豊かな乳がたぷたぷと擦り付けられ、淫猥に
形を変えた柔肉は、その柔らかさとあたたかさで彼の心そのものを捕らえようとうねる。
 どきんどきんと二人の鼓動が重なり、交わり、混ざり合った。
 そして口付け。
 唾液も吐息も言葉も艶声も、全てが重なる。
 交わる。
 混ざり合う。
『愛しい』
 そのたった一つの思考が頭の片隅で熱を持って鎮座している。揺るがないその想いは、もっ
ともっと熱く、大きく、強く膨らみ、やがて二人の意識を真っ白に染めていった。
369推力:03/05/19 03:14 ID:wYA5jRle
ここまで。
370名無しさん@ピンキー:03/05/19 03:17 ID:FPQBAVuw
>推力氏
夜分、乙彼様です。
371ずっと前からROM人@レ…の中人:03/05/19 10:11 ID:GJckn49g
.>推力氏
おつかれさま!!

(も・・・もしかして、あっちのシ・・・の中人さんでつか・・・?<違ったら申し訳w)
372名無しさん@ピンキー:03/05/19 14:07 ID:0ovHvdWk
(;´Д`)ハァハァ乙
373名無しさん@ピンキー:03/05/19 19:58 ID:b4cOchbV
乙彼ー
374名無しさん@ピンキー:03/05/19 21:42 ID:bdAGtWDc
朧の緑色青 25

  むせて、唇からはクラウドの放った白いものがあふれていた。口腔内はまだ
残滓が居座っていて、苦味とぬちゃっとした粘り気を残し、シャワーの雨に貌を
上げて口を開いて水を飲みたい。そんな衝動にティファは駆られた。そうすれば、
哀しみといっしょに涙も流れて、なにもかも忘れてしまえるかもしれないと
ぼんやりと考え、タイルに付いていた右手であふれ出た残滓を掬っては唇に
そっともっていくティファだった。

そんなティファの無意識の所作、白の女の膝裏まで届く黒髪のテールの
いましめはほとかれて、白いタイルを叩く烈しい雨に打たれながら髪は翻弄されて、
妖女(あやかし)を創ってしまい、クラウドを狂気に駆り立ててみつめさせていた。
その間の刻はティファにとってのささやかな救いではあったが、これでティファの
クラウドとの時間が終わったわけではなかった。

 ティファが現実に戻されたのは二の腕をクラウドに、がしっと掴まれて
引き上げられて黒髪をむずんと掴まれ、貌を仰け反らされてからだった。
クラウドの手を追うようにして、ティファの腕が後ろ手に廻り、脇と豊かな乳房の
白磁の素肌を無防備に伸ばしてクラウドの瞳に晒しながら、黒髪を掴んでいる
手と手が狂おしくもつれて絡み合う。

「いやあっ、や、やめてぇ、あっ、ああっ……!」
 ティファは痛みに眉根を寄せ、瞳を硬く閉じ唇を開けた。その口腔にシャワーの
容赦ない雨が一気に流れ込んでくる。そして、次には開いていた唇はクラウドの
唇によって塞がれるのだった。
 虚を突かれた意外な行動にびっくりして、ティファは瞳をいっぱいに見開いて、
待ち望んでいたことなのに、不思議なものを見るようにしてクラウドを見つめていた。
クラウドの力任せの擦り付けられるようにして、歯がカチンとぶつかる口吻。
ティファは躊躇うことなく唇を彼に明け渡してひらき、強引な舌戯に口腔を蹂躙された。
375名無しさん@ピンキー:03/05/19 21:46 ID:bdAGtWDc
朧の緑青色 26

   ティファはクラウドの舌に応えることなく、されるがままに身をゆだねる。
ただ、一度だけおずおずと舌を絡めようと試みてはみたけれど、クラウドの舌が
強引に掠め取っていっていた。口を大きくひらいて、ティファは吸われている。
「ん、んっ、んんんっ!」
(もっと、やさしくして……痛くしないで、クラウド……おねがいだから、
おねがい、して、して、して……クラウド!)

 凍りついた総身、心と躰で哀訴するようにボディランゲージをクラウドに
示して、痛みにも女の悦びが拡がっていくようなそんな気さえしていた。
凌辱の痛みが女のなかで愉悦に変ることなどありえないこと。それがたとえ恋人
であっても暴力は暴力でしかない。躰が反応していても心が拒絶していれば、
受け入れたことにはならない。
  ティファの眦から涙があふれて、唾液と精液とがシャワーの烈しい雨水の
溶け合ったネクタルを咽喉を鳴らしてゴクンと呑み込んでいた。
クラウドの嗜虐の右手も、赫い爪痕の付いている痛々しい左乳房を何故だか
わからないがやさしく揉みしだき、ティファはクラウドの口腔へ切ない呻きを、
私を愛してという祈りに変えて送り込む。

 黒髪はまだクラウドに掴まれてはいたが、ティファは彼の手に絡めた手を
解いて、クラウドの雨に濡れ続けて冷たくなっている頬を暖めるように
やさしい両手で愛しげに覆う。雨に打たれながら愛し合う恋人たちのように、
暫らくは抱擁らしきものが続いていた。愛を追いかけて、すこしだけ手にすることが
できたのだろうかとティファは思った。
 クラウドは水をたっぷりと吸った黒髪から手を離し、ティファの顫える両肩を
掴んで彼女を引き剥した。ティファの血管も透ける蒼白の乳房はより白く、乳首も
寒さで固く縮こまっている。素肌は粒立っていて、それでもティファの豊満な
乳房は荒い息で揺れて絶えることなく上下して喘いでいた。
376名無しさん@ピンキー:03/05/19 21:53 ID:bdAGtWDc
朧の緑青色 27

  バスルームにはタイルを叩くシャワーの雨音とティファの息遣いだけが
所在なげにあった。ティファはクラウドと重ねた肌と肌が引き剥がされることに、
かるいパニックに陥る。
(ロスト……ティファの親友、エアリス……ニブルヘイムのクラウドとの星降る
夜の思い出……セフィロスによるほしのロストの審判。そして、いまクラウドが
私の前でロストしかかっている。躰を開いてクラウドを受け入れて慰めてあげよう。
それは罪悪かな、エアリス……?)

 しかし、ティファ自信も気づいていないことが、ひとつあった。それはロストの
虚無感から来る強迫観念。クラウドを躰で慰めて、苦しみを少しでも和らげて
歓んで欲しいという義務感めいたものがあった。だから、おんなが濡れている
ということを気がついてはいない。
 ティファ自信も戦闘ノイローゼによって精神のバランスを欠いていた。シドの
言っていたふたりには荒療治が必用なんだという言葉は、ティファのなかでは
朧の宝珠のゆらぎ程度にしか認識されてはいなかったろう。背をそっと
押してくれたシドのやさしさぐらいにしか思っていなかった。

 クラウドはそんなティファの寒さに耐え凍えている玲瓏な姿態をじっと観察して
いた。ティファはクラウドをまともに見ていれなくて、決心して此処にいるの
だからなにを羞ずかしがることがあろうと思いながらも、どうしても視線が
泳いでしまう。そして、どうしても取り戻したいものをティファは探さねば
ならなかった。クラウドはティファの躰を壁へと向かせようとした。
「な、なにをするの、クラウド……!」
 とまどいと寒さで舌がもつれる。ティファは抗ってクラウドの肩と胸に
手をあてて、しがみ付こうとするが簡単に弾かれて腕を自分の躰の
後方へと流される。

「いやあ、いやよ!こうしていたいの!こうしていたいッ!」
「セックスを愉しむんだ。さあ壁に両手を付いて尻を俺に突き出せ!」
377名無しさん@ピンキー:03/05/19 21:58 ID:bdAGtWDc
朧の緑青色 28

  手首を後ろ手に掴まれたまま犯されるよりはと思っている自分が可笑しかった。
またしても、悪寒のようなものが駆け抜けて、ティファの下腹にクラウドの左手が
廻って赫い華を弄る。儚きもの、愛しいものを守りきれなかった慟哭が、ティファの
差し伸べられた捨て身のやさしさを拒絶し、その華を毟り取るように闇に黒く塗られてゆく。

 クラウドはティファの黒々とした叢を指に絡めとって引っ張った。
「ああっ、いっ、痛いくしないでぇ!クラウド!」
 セックスを愉しむ、クラウドはそういった。ティファはクラウドに躰を捧げて
慰めようとしていた。肌を許してそうしようとしていたはずなのに、
その傍若無人さに涙があふれる。

 クラウドのラズリは、ティファの泣いて歪む貌が弾けて波紋のように拡がった。
ロストから自分の支えであった存在理由のメモリーすらもあやふやなのだ。
星降る夜に給水塔で天上を見上げていた少女の横顔。ティファの凛々しい眉。
澄んだ瞳。薄い唇の、すこしめくり上がるようにツンとしている上唇の横顔。
自分に向けられた薄い唇を横にすうっと引伸ばし、頬にエクボを浮かせ見て
微笑んでいた、守ってみせると言った星降る夜の誓約(ちかい)。

 セフィロスの虚無によって、星と花のいつかの約束が漆黒の闇に呑み
込まれた事実。エアリスのロストの衝撃がクラウドに想像以上の負荷を掛けていた。
(エアリス、ティファ……エアリス……ティファ……エアリス、エアリス、
ティファあああああっ!)
「はああ――っ!」
 クラウドの爪がティファの躰を引っ掻いた。
「これだけ、水に打たれているというのに、熱くぬめって指に絡みついてくるよ」
「いっ、いやあ、いわないで……いわないでええっ!」
378名無しさん@ピンキー:03/05/19 22:01 ID:bdAGtWDc
朧の緑青色 29


  シャワーヘッドを握って、ティファの拡げられているヴァギナに、クラウドは
冷たい水流を容赦なくあてる。
「ひいっ、ああっ!」
 ティファは刹那、ヘッドを秘孔に突き立てられる恐怖を見てそそけだつ。
「どうした、気持ちいいのか?」
「ち、ちがう……ちがう!ちがう!ちがう!」

 なにが違うというのだろう。クラウドに凌辱されている自分。それとも女を
感じている自分。いま、対峙しているクラウドを疑っている自分。慰めようと
考えていたことが間違いだったと思っている自分。クラウドをそれでも
信じていたいという自分……がいる。
 強引に秘園を開かれたわけではなかった。が、クラウドの指にはまだ憎悪
らしきものを蓄えて、ティファの凍えた躰は敏感に感じ取っていた。クラウドの
指は膨らみきって蠢いている女の赫い華から蜜液を掻き出すようにして、
シャワーの烈しい水流でティファを洗い流す。

 ただティファのその時の唯一の慰めといえば、自分の背中にクラウドの
生きている鼓動と肉の重みが覆い被さっていることだった。そしてクラウドのなかで
唯一灼熱と化しているペニスがティファの双臀の柔肉のスリットにあてがわれて
扱き立てられ、腰を引いてはプリンヒップの柔肉を赤黒く艶やかに張る亀頭で
乱暴に小突いていた。
「あっ、あ、あっ……」
「なにをしてるんだ?ペニスをお前の膣内(なか)で握り締めないか」
 クラウドはティファのタイルの壁に付いている右手首を掴んで、ティファの
股間へと連れて行く。シャワーヘッドは床のタイルへと落とされた。
「はっ、はあ、はっ、はっ……はああっ……」
379名無しさん@ピンキー:03/05/19 22:05 ID:bdAGtWDc
朧の緑青色 30

  呼吸を妨げていた水流は下から太腿と股間を叩いていたが、一向に呼吸は楽に
ならずにむしろ性愛の波にもまれて息苦しくなっている。
「早く掴んで挿れるんだ」
「も、もう、水を止めて……ください」
 ティファは貌を捻って、クラウドの方を見る。媚びるような表情が無意識に
浮き出る。容赦ない水流は依然として下から噴き上がっていた。
「ダメだ。このままティファの膣内に挿れる。いいな」
「ううっ、うっ、はっ、は、はい……。あああ……」

 ティファは歔きながら、頭を下げてクラウドに握られている右手を眺め、
おずおずと手を自分の股間の下へ潜らせ、自らの意志で臀部に擦り立てられている
クラウドのペニスを掴もうとする。ティファの白い素肌に貼り付いて掛かる
長い黒髪は白に散る墨。その凄みはクラウドを必要以上に獣に変貌させていた。

 ティファは頭を垂らして右肩を落として、ふぐりを白魚の指で包み揉むしだく。
水の冷たさにごわごわするような微妙な固さだった。それから指をすべらせて
ペニスに指を絡め、秘孔へとあてがう。ティファはその握り締めたペニスの感触を
忘れまいとして、咄嗟に一度ぎゅっと握り締めてクラウドを呻かせていた。
ティファにとっては刹那のしあわせだったのかもしれない。

 しかし、そのことが呼び水となってティファはクラウドの衝動に悲鳴を上げさせられた。
「ひいいっ、いっ、いたいっ!うっ、うぅううっ……。動かないでええっ!あああ……!
いやあぁああああああああああッ!」
 格闘家らしくない、柔らかく女らしい肉付きの蒼白な肩に掛かっていた、
濡れて艶やかな長い黒髪が、水飛沫を散らせて宙に舞いクラウドの貌を叩いた。


 二階からはティファの閨声が響いて伝って降りてくる。ユフィは出されたものを
むしゃむしゃと頬張って、ゴブレットの飲み物を一息に呷る。
380名無しさん@ピンキー:03/05/19 22:06 ID:bdAGtWDc
朧の緑青色 31

「それぐらいにしとけ。自棄食いしているのか?」
 バレットがぶっきらぼうにユフィに声を掛ける。ナナキは彼の傍で蹲って
寝ていて、しっぽでリズムをとって床をパタパタと叩いている。
「誰に迷惑かるんじゃないし、いいじゃん!」
「マテリアル・ハンター、食いすぎに雪原に散る〜でんがな」
 デブモーグリーがテーブルに両手をついて、ユフィの食べている姿をじっと
見ている。
「いいの!どうせ、クラウドがあんなんだし、暫らく此処で足止めなんだって
シドがいってたの!」
 ヴィンセントは少し離れた長椅子に横になって、棺に眠るような格好でいた。
ただ、その赫き瞳は見開かれていて、ずっと二階の様子を窺っているようにもある。
「おめえ、それでもプロフェッショナルか?マテリアル・ハンデのユフィさんなんだろ」
「ハンデじゃない!ハンター、ハンターなのッ!」
 口にしたものを飛ばしながら、フォークでバレットを刺すように怒る。
「なあ、なあ、ユフィはん?」
 モグリーに乗ったケット・シーがメガホンでユフィの肩をぽんぽんと叩いていた。
「うっさいなあ、もう」「おまえが一番うるさい」
「なにぃ!」「ユフィはん、なあ」
「ええい、もう、なんなんだよ!くいもんならやんないから!」
「ユフィはんは女の子なんでっしゃろ?」
「あんた、わたしのぺちゃぱいが見たいの?」
「わわわわ、わてはユフィはんのファンですから、ってちゃいますって」
「だから、なんなのよ!」
「女の子はんなのに、人前でむしゃむしゃ喰っといて、羞ずかしいおまへんのか?」
 ユフィはテーブルにフォークを突き立てていた。
「ひっ!」
381名無しさん@ピンキー:03/05/19 22:11 ID:bdAGtWDc
朧の緑青色 32

「なにが、ひっ、よ!これ喰ったら、あんたの皮を引ん剥いてやっから
待っといで。バレット、アタシは自棄食いしてんの!オヤジ、もっと酒ちょうだい!」
 テーブルをどんどんとユフィは叩いていた。
「おい、それぐらいにしておけって」
 バレットはマリンを見るような感じで、ユフィを止めようとしていたが、
彼女は聞く耳を持たなかった。
「こんなの、ウータイのに較べたら水、水なの!だから、ユフィさまには関係ないの!」
 二階の部屋でシドはひとりベッドに横になって、腕枕をして耳を塞いで丸くなって
ベッドにいた。ヴィンセントと同じくシドのそらを映した瞳は開かれていた。


 ズンという重い衝撃と躰を裂くような感覚がないまぜになって、ティファの
唇からは絹を裂くような悲鳴が噴き上がって責め立てられていた。髪を掴まれて
引き摺られるような疼痛とともに、ティファの膣内(なか)はクラウドの
ペニスに掻き回され引き摺られる。階下に聞えてしまうかもしれないという
不安すらどこかに消し飛んでいってしまい、何度も咽喉を絞って声を上げていた。

 叩くような突き上げにティファの尻は上がって、つま先立ってタイルの壁に
しがみ付くような格好になる。ペニスから離されたティファの右手も折りたたまれて
壁に肘を付いていた。拡げられていた白魚の指はタイルの壁を引っ掻くような
仕草を取ってコの字に曲がって、また投げ出すように拡げられ弛緩して顫えていた。

 痛みをも受け入れようと、直ぐに力むことを放棄して総身の緊張を解き、尻の
筋肉だけをティファは蠢かせていた。淡い桃色の菊蕾を窄め、そして緩めて
ヴァギナで暴君を諌めようと包み込み収縮させる。
 愛液があふれティファの躰はクラウドに馴染みはじめていたが、いまだ痛みは
続いていた。衝きあげに垂れ下がってゆっさゆっさと揺らぐ豊満な乳房。
脾腹には烈しい悲鳴と喘ぎともに、うっすらと肋骨を浮き上がらせていた。
382名無しさん@ピンキー:03/05/20 00:00 ID:mLDGYSWe
おっつん
383名無しさん@ピンキー:03/05/20 13:06 ID:SCsF+vAN
長作ですね。ガンガレー!
384名無しさん@ピンキー:03/05/20 20:02 ID:z4HPfiHT
うpお疲れでつ…!!
385名無しさん@ピンキー:03/05/21 17:49 ID:075ryT5b
もつー。
ティファがんがれ
386名無しさん@ピンキー:03/05/21 22:11 ID:336c3XRb
朧の緑青色 33

  クラウドの衝きあげに額をタイルに擦り付けるカタチになって、思わず歯を
喰いしばいそうになって、ちからを弛緩し頭をガクッと垂れるティファだった。
額に貼り付いていた黒髪もタイルに捲られて、長い黒髪も背から滑って
ティファを追いかけて床に堕ちる。クラウドはティファの背に覆い被さったままで
律動を繰り返していた。短いストロークで小刻みなものではあったが、
ティファにとっては充分に烈しく重い一撃が絶え間なく襲ってきていた。

「はっ、あ、ああ、あっ、あっ、あッ!あぁあッ!」
 壁にしがみ付かされているというよりも、そこから逃げて壁に這いつくばっている
手負いの獣といった方が近かった。そんな切れ切れの喚きが噴き上がっていた。
ドスッ!という衝撃が貌を仰け反らせて、ティファの貌がくなくなと揺さぶられるたび
タイルに唇を擦り付けさせ、咽喉をいっぱいに伸ばして、次に来るズンという衝撃に
耐えるようにして、頬を壁に擦り付ける。眉間に縦皺を刻み、強く自己主張する
凛とした太い眉が情欲の波に吊りあがる。
「あぁああ……あっ、あ、はあ、はあ、はうっ……はあ、はあ、はあッ、あッ!」
 両肘を白いタイルの壁に付いて悶えながら荒い息を吐くティファは、薄目を
開けて見ると、そこにはクラウドの貌があった。

 水をたっぷりと吸いつづけていた尖った金髪はべったりと貌に貼り付くように
なっているもの、そして下へと落ち肩に掛かるものとがあって、そこの隙間を
ぬって覗く眼差しにティファの背筋はゾクッと顫えが走っていた。しかし、
それは恐怖や怯えなどではなかった。
 金髪から覗いているクラウドのラズリの瞳からは怒りが薄らいで、悲しみ色に
染まり始めていた。クラウドはティファに何も語りかけてはくれない。言ってはくれなかった。
387名無しさん@ピンキー:03/05/21 22:16 ID:336c3XRb
朧の緑青色 34

  なにか不思議なものを見るようにしてティファのブルーレッドを窺っていた。
ティファの茶色の瞳のなかにも、クラウドとおなじ悲しみの彩りが伝わって
拡がっていった。

「して、していいよ。続けて。私、クラウドが欲しい……クラウドが、ああっ!」

 ようやく濡れて馴染み始めた躰、火がついた躰をクラウドにけりをつけて
欲しかった。白いタイルの壁に手を拡げて肘を付き、左横を向きながら右頬から
額へと躰の支えを変えるティファはちいさな安堵の吐息を洩らした。

「んはぁあ……」
クラウドへ向けたティファの貌は、薄い唇を横に伸ばしてエクボを浮ばせ
透き通る白い前歯を見せていた。
クラウドは流れた黒髪を掻きあげてからティファの冷たい頬に左手をあてると、
左から右へと親指でそっと唇をなぞる。なぞり終えた指は柔らかい頬に辿り
着いてやさしく愛撫した。

「動いてもいいんだよ、クラウド……。私、うごいてほしい。わたしじゃダメ……かな?」
 ティファの脚はガクガクと揺れて、そしてはにかんでいた。しゃべらなくても
いいよという合図をされるようにクラウドの人差し指がティファの唇の中央へ
縦にあてられ、中指 、薬指、小指が彼女の頬を、親指が尖った頤(おとがい)へと
やさしくふれる。
「あっ……」
 ちいさい湿り気を帯びた溜息がまたひとつ。女の悦びの声が塞がれている
くちびるから噴き上がりこぼれて、ティファの唇に横になった人差し指がそっと
上唇を捲り上げた。ティファはクラウドの指の誘いに抗うことなく、唇をゆっくりと
開いていった。
388名無しさん@ピンキー:03/05/21 22:22 ID:336c3XRb
朧の緑青色 35


  クラウドの口を塞いでいる手には、昂揚したティファの熱い吐息が吹きかかる。
ティファは膣内(なか)では愛しい存在となった、クラウドのペニスが跳ねて
痙攣しているのがわかった。
(私の躰の膣内で歓んでくれているの、クラウド……。ねえ、クラウド?)
 また、裏切られてしまうのかと、やさしさを疑う。クラウドを信じていたはずなのに、
やっと見せてくれたやさしさにティファが竦んでしまう。心の動きに呼応するかの
ようにヴァギナもペニスをきゅっと引き締ってクラウドの逞しさにティファの女がすがっている。

 頤(おとがい)にふれていた中指が下唇も捲って、人差し指といっしょに歯茎を弄り始める。
ティファは堪らなくなって、舌を差し出して人差し指と中指の間から自分の唇を
舐めるようにしてクラウドの指を舌でねっとりと舐めまわした。
 クラウドの尻が軽く揺さぶられ、ティファのおんなを歔かせる。指を舐めて
いた舌は小刻みに顫え、二本の指に挟まれてそっと押し戻される。白いタイルの壁に
付いていたティファの右腕をクラウドの左手の指がなぞるよにして、手の甲の上をそっと
撫でて、覆うように被さって指と指が切ないまでに絡み合う。
 人差し指と中指の重ねられた指は口腔に挿入されて、そこにはペニスを愛撫するような
舌戯が施され、ティファは羞ずかしさに耐え切れなくなって瞼をそっと閉じる。
クラウドの叱責の声はティファの耳には永遠に聞えてはこなかった。

「んっ、ん……」
 ティファの指をしゃぶるピチャピチャという音と、鼻孔から洩れる熱い吐息がクラウドの
手の甲にそよいでいた。ティファの火照る左頬をクラウドの唇が生き物のように
這っていって、プラチナ・ピアスの円錐のパーツの雫が揺れてきらめく耳元で囁く。
389名無しさん@ピンキー:03/05/21 22:25 ID:336c3XRb
朧の緑青色 36

「俺の指を噛んでくれ、頼む。ティファ」
 クラウドは舌を差し出して耳の外回りに舌を這わせて耳下の首筋を舐め、上唇を
素肌に掛けたままティファの首筋を舌が這っていく。ティファはクラウドの真意を
測りかねて、そしてやさしい愛撫に感じて貌を横に振る。
「んんっ、ん、ん……」
「さあ、はやく!」
 ティファの手の甲の上から覆うクラウドの絡まった手の指がつよく握り
締めてくる。ティファはクラウドの求めに応じて歯をコリッと立ててみた。

「そんなじゃあ、だめだ。もっと強く!もっと強くだ!」
 クラウドの首筋からうなじへと廻った唇が叫び、ズンというペニスの突き上げが
子宮を叩いて、ティファは喚いて大きく息を吸い込んだ。
「はあぁああっ!」
「そのまま噛むんだ!」
 ティファは嬌声を上げさせられ、貌がタイルに擦れ、重たい乳房が顫えていた。
ティファの歯は彼が望んだとおりにクラウドの指に下ろされ、クラウドは
ティファの右手をぎゅっと握り締める。口腔内に血の味が拡がって、唇からは
赫い血が滴り、ティファの尖った頤を伝って白いタイルの床に赫い華を咲かせる。
それも、シャワーヘッドからの水流がすぐに下水口へと流していく。

 ティファの躰はクラウドの妙かなるストロークに翻弄されていって、もう
立っているのもやっとだった。しかも、クラウドに懇願されたとはいえ自ら
好きなひとの躰を傷つけたことが、眩暈にも似た感覚を引き起こし、下肢から
力を根こそぎ持っていかれていた。
 そのうえ、愛されているという実感が湧いてきているというのに、クラウドの
躰にすらしがみ付くことも触れることも出来ないで、タイルの壁に肘を付いて
躰をしならせて切なく叫んで糸の切れたマリオネットのようにカクンと下に堕ちる。
390名無しさん@ピンキー:03/05/21 22:30 ID:336c3XRb
朧の緑青色 37

「あうっ、あああっ……」
 ぬぷっと、ティファのヴァギナから肉の繋がりがほとけて、天上を突く
愛液にきらめくクラウドのペニスが凍てつくバスルームの外気に晒され、
ティファの柔らかな尻肉を撫でた。堕ちる躰をティファによって傷ついた血の
噴出した左手が下腹を受け止める。
「踏ん張れ、ティファ!」
 クラウドの指はまだ傷は塞がっていなく、ティファの白磁の右太腿を傷から
流れる朱が穢していた。ティファは白い太腿に乗ったクラウドの赫を素肌に
馴染まそうと、左手ですうっと撫でて擦り付けていた。

「ああ、いや……」
「どうした、ティファ?」
 そして手首が秘所にふれていたときだった。クラウドとの肉の繋がりがほとけたときから、
女神のネクタルがトロリとあふれ出てきていて触れていた。
 クラウドの言葉に太腿に腱にふくらはぎに力が入った。けれど崩れるティファの躰を
支える為に、しっかりと握り締められていた右手がついに離れていった。
「ああっ、やだあ。やだあ!」
 かるい、ロストの不安がティファを包み込んだ。ペニスがとけて、繋がれていた
クラウドの手までも離れていった。両手は下腹でティファを支えて抱いているというのに、
親に怒られて駄々を捏ねる子どものように肩を揺する。

「ティファ、聞け、ティファ、聞くんだ!俺はティファを離さない!離さないから……」

情欲に溺れた男のうそ。愛を口にした寝物語のうそでもいいとさえ思っていた。
それでもティファの耳には、クラウドの声が永遠の誓約(ちかい)を立てるように聞えていた。
そう信じてみたかった。
391名無しさん@ピンキー:03/05/21 22:33 ID:336c3XRb
朧の緑青色 38

  しかし、この時はまだ二人はエアリス・ロスト以上の試練、ライフストリーム・アフターを
まだ知らない。
「ティファ、俺の首に掴まれ!」
「ク、クラウド……!」
 ティファは躰を返されて正面を向かされると、ペニスで衝きあげられた。
一度は失敗して柔肉を突いて、二度目にドスッという衝撃を受け止める。
クラウドの右手に左太腿を掲げられて、秘孔を一気に抉られる。仰け反るほどの
快美がティファの背筋を走り抜けていたが、ティファは赧く染めた貌をクラウドの
右肩に埋めて歔いていた。

 ティファの豊乳がクラウドの逞しい胸にひしゃげ、アンバランスな体位では
あったが、バックで交わっているよりは心が安らいでいた。躰を密着している
愛しい人にしがみ付いていることが尊かった。
ティファは片脚を抱かれてクラウドの尻にふくらはぎを引っ掛けるカタチに
なって、躰を反らして下腹を擦り付ける所作を見せてはいたが、依然と貌を
クラウドの肩に埋めていた。

 クラウドのティファのしなった背にあてられていた手は滑り降りて、双臀の
右肉を掴んで引き付ける。ティファの背面はタイルにあって、全身で律動を
感じ受け止めていた。
「ティファ、哀しませたりしてわるかった」
「あっ、あっ、うっ、うんん、うっ、ううっ……」
 ティファは貌を横に振っていた。クラウドの肩に頬を擦り付けるようにして、
無茶苦茶に貌を振っている。

「ティファ、か、貌を俺に見せてくれ。ティファ、頼むから……」
「いっ、いいっ、いやあぁあ……いやあ、ああ……はうっ……!」
「ど、どうしてだ。ティファ?」
392名無しさん@ピンキー:03/05/21 22:38 ID:336c3XRb
朧の緑青色 39

「あっ、ああっ、はあっ、だっ、だって……こ、こんな貌、見られたく……ない」
「ティ、ティファ、瞳をひらいて。ティファ、ティファ」
 ティファ・ロックハートはやっと折れて貌を彼の肩からゆっくりと剥がすと、
クラウド・ストライフの貌を言われるがまま見ていた。躰が繋がり合ったまま、
貌を見詰め合う恋人たちになる。ティファの唇からは白い歯がこぼれ、口元には
エクボがでる。

 ティファはクラウドのたっぷりと水を吸った金髪が額に貼り付いている処へ、
同じようになって黒髪がおんなになって淫らに貼り付いている蒼白の額、今は
ほんのりと桜色を擦り付け、唇をゆっくりと開いて小刻みに顫える舌先をすこしだけ
差し出すとクラウドとふれあった。密着していた素肌が離れてティファの躰が反って
量感ある蒼白の乳房とその頂の淡い桃色の乳首があふれこぼれる。

 ティファとクラウドの開かれた唇は被さって貪り合い、互いの口腔には涙の味が
ゆっくりと拡がっていった。クラウドも泣いていたのだった。ふたりの口腔に
湧き水のようにあふれ出る唾液が混じって蕩け合っていくのに時間は
いらなかった。与え合い奪い合って口吻を愉しんでいる。吸い合って互いの甘い
愛の贈り物、渇きを癒すように唾液を呑み込んでいく。

「はあ、はあ、ティ、ティファ、俺にしがみ付いてくれ」
「……」 「ここを出よう」 
「う、うん……クラウド、クラウド!」
 首筋にティファの腕が絡みつき、右脚はクラウドの臀部に掛かっている左脚と
交差して、ティファのきゅっと引き締まったふたつの足首がクラウドのおなじく
引き締まった双臀で重なりあった。クラウドは両手でティファの双臀をじんわりと撫で回す。
「ク、クラウド……ま、まだあ……私、堕ちちゃうぅううッ!」
 ティファはさっきのように右肩に顔をあずけて歔いて貌を揺すっていた。
それでもまだ、クラウドは歩こうとはしなかった。
393名無しさん@ピンキー:03/05/21 22:43 ID:336c3XRb
朧の緑青色 40

「いや、いゃあ、いやあぁああッ!堕ちるっ!落ちるううッ!」

 もう最初のように、クラウドに嬲られているという感覚は無かった。摺り落ち
始めたティファの腰をクラウドの愛撫していた両手がぐいっと引き上げ、
ペニスがぐぐっと突きあげ躰は支えられた。
 しかし、どっと噴き上がった汗にいつまた摺り堕ちてもおかしくはない。
その度に咽喉を絞って声があがると思うとたまらない。ティファは深い衝きあげに
貌を仰け反らせてクラウドの目の前に、女の白い咽喉をいっぱいに伸ばして魅せ付けた。
背中に流れていた、たっぷりと水を吸った黒髪がたゆたう。

 仰け反った女の貌は赫い華を大きく開いて白い花びらをこぼれさせて喚く。
「はあぁあ、いやぁ、ああっ、あああ……!」
 その女の堕ちゆく落花の閨声は階下の仲間の下へも届いていっていた。
「ク、クラウド……あ、歩いて……!」
「だいじょうぶか?」
「う、うん……」
「わかった」

 クラウドの右手がティファの頭をやさしく撫でる。クラウドの肩にあずけた顎が
こくんと頷いていた。ティファが来る前から冷水を浴びていたクラウドは
体力を消耗していた。多分に精神的ダメージの方が大きかったともいえるが。
 ティファを抱え一歩一歩ゆっくりと歩いてバスルームを歩いていく。歩くたび
こぼれるのはクラウドの荒い息と、ティファのみじかい叫びと歔く声が絡み
合っていた。
「ああっ、あっ、もっ、もっと、もっと……強くううっ、だっ、抱き締めてぇ!」
 ティファの裸身を抱えたクラウドがベッドの傍までやって来た時、脚が縺れて
床に両膝を付いてしまった。
「うっ、うあぁあああッ!」
 ティファの黒髪は後ろへと、真直ぐに垂れて床を刷く。
394山崎 渉:03/05/22 02:41 ID:xrMBzNXC
━―━―━―━―━―━―━―━―━[JR山崎駅(^^)]━―━―━―━―━―━―━―━―━―
395名無しさん@ピンキー:03/05/22 07:53 ID:ZRj/KSZC
乙ー
396名無しさん@ピンキー:03/05/22 19:48 ID:2eFCDR0i
何故に繋がったまま歩こうとするんだ…。
よく分からんが(;´Д`)ハァハァ
397名無しさん@ピンキー:03/05/22 20:42 ID:Q/cE8Fcl
とにかく良かったなティファたん
398名無しさん@ピンキー:03/05/22 23:44 ID:DwXXt9Yc
華麗に乙!!
399名無しさん@ピンキー:03/05/23 00:46 ID:bPRAGRwz
うpこぉぉぉーーーーい
400推力:03/05/23 01:02 ID:c45AQ/b0
>368
<16>
「ふあっ……」
 クラウドの両手がティファの丸い尻肉をぎゅっと掴み、その二つの珠肉を鷲掴みにしたまま
揺すると、彼女は思わず声を上げ、彼に一層強くしがみついた。彼の両腕は彼女の身体を持ち
上げ、落とし、左右に、前後に揺する。そうする事で膣壁の複雑な襞がモノに絡みついたまま
擦れ、襞の奥のしなやかな筋肉が脈動する事を知っていた。
「あっ…んっ…やっ…はげしっ……」
 はっはっはっと、短く浅く、ティファが呼気を吐く。その熱い吐息はクラウドの、日にかざ
した蜂蜜色の後れ毛を揺らし、首筋を撫でた。ぞくぞくぞく…とした震えが、抑えようもない
熱と共に尻の“裏”から背筋を這い登ってくる。
「んんんんっ…!…」
 押し上げられる。
 “果て”へと。
 “彼方”へと。
 何度も。
 ティファはどこか遠くに放り投げられるような恐怖に、ただただ、彼の首を抱き、体の中で
荒れ狂う嵐を息を潜めて見つめる。
 暴れている。
 “なか”で。
 声も出せない。
 出すと、きっと泣く。
 今までのものより、もっと大きな嵐だった。
 意識が持っていかれる。
 恐い。
「やっ………やあっ……やああっ……」
 ぶちゅぶちゅと粘液質の音が二人の繋がった股間から聞こえるが、耳に入って来てはいても、
それを認識する余裕が今のティファからにはまるで無かった。
 ぐちゃぐちゃとした粘液の、染み出し、溢れ、混ざり、垂れ落ちる様は、どんなにか淫猥で
破廉恥で醜い光景だろうか。
 そう、クラウドはいつも考える。
401推力:03/05/23 01:04 ID:c45AQ/b0
>400
<17>
 だがそれが、“セックス”なのだ。
 互いの醜さを晒し、互いの快楽に埋没して互いを求め、そして互いを想いながら“貪る”。
 貪欲に、相手の何もかもを味わいつくし自分の体に“染み込ませる”。
 それが“愛交”なのだと、今では、そう思っている。
「ひんっ……」
 ティファの身体を尻を持って持ち上げ、自分のモノが抜けるかどうかというところで、再び
“落とす”。
 それを、何度も繰り返す。
 結合は深い。
 ティファは身体の中心を、違わず頭まで貫かれたと感じた。
 肉体の“芯”が、揺さぶられるのだ。
 意識が飛ぶ。
 持っていかれる。
 吹き飛ばされる。
「ひっ……ぃ……」
 そして。
 暗闇………閃光…………白い闇。
 遅れて、クラウドも達した。ティファの身体の奥深くに、驚くほど長い間射精する。ひょっ
としたら数秒だったかもしれない。
 いや、もしかすると1分以上…。
 わからなかった。
 気持ちが良い。
 こんなに気持ちが良いのは、久しぶりだった。
「……ん…ぅ……」
 繋がったまま、前傾してティファをゆっくりとベッドに横たえる。
 肘で身体を支えて、彼女の負担にならないようにしながら、やわらかな乳を胸板で感じた。
 ティファの顔は安らかだった。
 満ち足りた、聖母の表情をしている。
 …いや、満腹して御昼寝状態に入りかけた猫………?
「……いっぱい…………でた?……」
402推力:03/05/23 01:05 ID:c45AQ/b0
>401
<18>
 クラウドが優しく口付けると、ティファはうっとりと目を細めたまま、ぼんやりと言った。
 実際のところ、膣というのはひどく鈍感な器官なのだ。入り口周辺はそれほどでもないが、
奥に行くにしたがって感覚は鈍くなり、一部を除いては圧迫感くらいしか感じなくなる。個人
差はあるものの、概してそういうものなのだ。
 クラウドのモノから射精された精液が、たとえ子宮口を叩こうか…というくらいイキオイの
あるものだとしても、それを感じ取れるほど膣奥は鋭敏ではないのである。
 だが、膣内で荒れ狂っていた彼の逞しい男根がびくびくと弛緩し、その硬さが少し和らぐこ
とで『ああ…彼がイッたんだ…』と漠然と感じる事が出来る。
 そしてキス。
 彼は達して満足すると、いつも「ごくろうさま」という意味らしいキスを、うっすらと開い
た唇にくれる。
 時として、だらしないとは思うものの、涎が唇の端から垂れてしまっている事があっても、
彼はその涎すら“ねろっ”と嘗め上げ、口付けてくれるのだ。
 彼に翻弄され、遊ばれ、味わい尽くされて、涙や愛液をとめどなく零し、その上で涎まで垂
らしてしまう…。それはたまらなく恥ずかしいことだ。みっともなく破廉恥で、だらしなくて、
快楽に溺れて身も心もとけてしまったことを示しているのだから。
 なのに、それでも彼のキスは魔法のようにその羞恥を愉悦に変えてくれる。
 「愛されている」という実感が、胸に溢れるほど満ちるのだ。
 だから泣いてしまう。
 涙が零れてしまう。
 「あなたが愛しい」と、言葉にならないくらいの想いが、溢れてしまうのだ。
「うん…出た。すごく気持ち良かった」
「………よかった……んっ……」
 口付けは再開され、唇を、舌を、そして甘露を味わう。
 舌触りに酔い、吐息に惑う。
 クラウドのモノは彼女の中で、ピクピクと脈動している。彼の高ぶりが、そのまま海綿体を
律する筋肉に伝わっているのだ。
403推力:03/05/23 01:07 ID:c45AQ/b0
>402
<19>
 ティファはいつもそれを「かわいい」と感じる。強く優しく少しわがままな彼の、ちょっと
“やんちゃ”な部分がそこに突出しているのだと思うからだ。
 見た目はグロテスクだけれど、男の性器の本質は可愛らしいものだ、とティファは思う。す
ぐ猛るくせにデリケートで、些細な事ですぐ力を失ってしまう。かと思えば、飽くまで力を誇
示し、突き通そうとする。それは男そのものだ。
 だからこそ「かわいい」と思う。
 手にすれば熱く、その硬さと血管の浮き出た“いっしょうけんめいさ”は、愛すべきものだ
と思う。
 だからこそ、耽溺してしまうのだ。

ぬるっ……

「んう…」
 クラウドが身を引き、膣から親しんだ熱が去るのは、いつも「寂しい」とティファに思わせ
る。出来る事ならいつまでも膣内に留めておきたいとさえ思うのだが、それを淫乱だと思われ
るのはイヤでもあった。
 それは、女が男根に耽溺するのは男根が与えてくれる快感に女が溺れるからなのだと、“安
い男”がよく考えてしまうことでもあった。「自分のモノに女が狂うのだ」と、「錯覚」して
しまうのだ。だからそんな男は、自分の男根に自信をつけるため他者のモノと比べて自分の優
位性を示そうとしたり、男根そのものを改造してさらにグロテスクにしてしまおうとする。
 彼等はそれが、女の意志を無視した愚かな行為なのだとは思いもしない。
 心を抱くというのは、そういうことではないのだ。
 男根そのものに対する、信仰とさえ言える無様な執着を捨てない限り、そういう男は本当に
女を悦ばせる事は出来ないだろうと、ティファは思う。そういう男は女を捕らえ、性具のよう
に利用しようとしながら、その実、女に単なる性具として保持されるだけだ。信じたものが、
「固執」でしかないのだと気付かないままに。

ぷりゅ……ぷ……

「やだ…」
404推力:03/05/23 01:09 ID:c45AQ/b0
>403
<20>
 とろとろと、中にたっぷりと放出された精液が零れ出て、尻の後の方にまで垂れ落ちてくる。
ティファは、そのまるで“おもらし”でもしてしまったかのような落ち付かない感覚に、頬を
染めて両脚を閉じ、その上で豊かな乳を両手で隠しながら腰を捻った。
 艶やかな陰毛さえも彼の目から消してしまうその仕草は、クラウドからすればひどく不思議
な行為に見えた。
 なにしろ、たった今まで彼は、彼女の何もかもを……それこそ、股間にあるものの全ての色
から形、味、匂い、舌触りまでこころゆくまで堪能していたのだ。だのに、どうしていまさら
隠すのか?
 オンナの羞恥にはわからないことが多いな…と、クラウドはぼんやりと思ったが、すぐに彼
は肩を竦めて彼女の横に身体を寄せた。
 まだ、彼の楽しみは終わってはいないのだ。
 左腕を彼女に捧げ、腕枕をさせる。さらさらとした彼女の長い黒髪が、腕に心地良かった。
 ちゅっ…と、火照りのおさまりかけた彼女のやわらかい頬にキスすると、彼はサイドテーブ
ルの上のタオルケットを手に取った。以前はこんな時、ティッシュペーパーという上質の薄塵
紙を使用したものだが、トイレットペーパーさえ不足がちな昨今では、ある程度以上の収入が
ある者くらいしか使用出来なくなっている。日常的に使うには、少々値が張り過ぎるのだ。
「ティ…ほら…」
 腕枕をしているが故に、彼女は彼のわがままでいぢわるな要望に応えざるを得ない。
 彼女は「んう…」と、ちょっと拗ねたように唇を尖らせ、それでもその瞳に甘い色を宿した
まま、おずおずと両脚を立膝にして開いていった。
 両手で二つの乳を隠しながら、脚をMの形に開いてゆく…。それはまるで赤子がおしめを替
える時の姿にも似て、クラウドに一種倒錯的な想いを抱かせる。
 愛する者がこれ以上無いくらいに無防備な姿を晒してくれる。
 それに胸を熱くしない男はいない……と、そうクラウドは思っているのだけれど、性癖ばか
りは他人の賛同を得られるばかりだとも思っていないので、まだ誰にも聞いた事は無かった。
 ティファの股間に布をあて、くにくにとその造型を確かめながら指を蠢かせる。
405推力:03/05/23 01:12 ID:c45AQ/b0
>404
<21>
「…ぁ…ぅ……」
 彼の喉元に潜り込むようにして、彼女が小さく密やかに声を漏らす。“ひくんひくん”と小
刻みに肩が震えるのは、布の表面がいまだ過敏状態のクリトリスを擦ってしまうからだろう。
その可愛らしさにクラウドがくすくすと笑みを漏らせば、ティファはそれを咎めるように“ぷ
うっ”とほっぺたを膨らませて彼を見上げる。
「クラウド…ヘンタイみたい、だよ?」
「そう?好きな人の大事なところを綺麗にしてあげたいって思うのは、ヘンタイ的な事なのか?」
「…だ……ぅ……」
 至極真面目な表情で、真正面からまっすぐ目を見て言われ、ティファは顔を真っ赤にして口
篭もった。そうハッキリ言われてしまえば反論出来ないのがティファという女性の弱さであり、
可愛らしさでもあった。理不尽だとは思いながらも、自分のためにしている事なのだと告げら
れれば、受け入れざるをえないのだ。
 クラウドは丁寧に丁寧に、陰唇の襞の間まで時間をかけて拭っていった。その間、彼が他に
何もしていなかったかと言うと、そうでもない。彼女に腕枕している左手は、彼女の艶やかな
黒髪を撫でていたし、彼の唇は彼女の少し汗ばんだおでこや熱く火照った頬、ちょっと冷たく
なった鼻の頭に、軽く触れるくらいのキスを降らせていた。その上、彼のどうしようもなくい
ぢわるな唇は、時折、彼女の可愛らしい左耳に熱い吐息を吹きかける…などという事までして
みせていたのだった。
 そのため、彼女の中から染み出し垂れ落ちてくる精液がすっかり拭い去られてしまっても、
また新たなぬめりが染み出してきてしまい、彼女のそこが綺麗に拭われるのはもっとずっとず
っと先のことになってしまうのではないか?とさえ思われた。
「…んっ…ぅ……ひ…ひりひりするよぉ…」
 抗議する彼女の声も、どこか甘い。上目使いにクラウドを見やり、左手などは所在無げに口
元で握られていた。まるで、十代の生娘のような仕草だった。
 こういう場合の「恥じ入る」仕草に、年齢などは関係が無いのかもしれない…と、彼はちら
りと思ってみる。ひょっとしたら、これはティファにだけ当てはまる事なのかもしれないけれ
ど。
406推力:03/05/23 01:16 ID:c45AQ/b0
>405
<22>
 だが、そんな仕草をしながらも彼女の右手は彼の剥き出しのモノを探り、まるで子猫でも撫
でるかのような動きを繰り返しているのだ。そして時折、手の平を上にしてその中に軽く男根
を握り込み“ふにふに”と力を込めてみせる。まだ、彼女の中にいたという証拠がまつわり付
いてぬめっているにも関わらず、彼女はそれを繰り返した。
 彼女の手の平は、彼女自身の愛液と彼の精液の混じり合った粘液で、すっかりべとべとにな
っている。そして、そのぬるぬるとした粘液がそのまま潤滑油となって、彼の男根への刺激を
喚起させる事となっていたのだった。
「………ぁ……」
 変化に最初に気付いたのは、やはり彼女だった。
 彼女の手の中で、彼のやわらかかった肉が硬く変化し始めていた。あんなにたくさん出した
のに、彼の若さと強さは、まだまだ彼女を味わいたいと欲しているようで、彼女は知らないう
ちに口元がゆるむのを感じてしまう。
 『愛する男が求めてくれる』…というのは、それがどんな場合であれ嬉しいという感情を呼
び起こす。「求められて嬉しくない」のであれば、それは「その男を本心では愛していないの
だ」…と思うほどに。
 “肉欲の対象としてだけではない”ということは、十分理解しているのだ。同じ「欲望」で
あっても、他の男から向けられるものとは違うのだ、と思えてしまうのは、彼女の方でも彼を
求めているからに他ならない。そこには確かに「愛情」があるのだと思えた。自分の欲を満足
させるためだけのセックスではなく、相手と共に高まっていきたい…と願う行為に、独善的な
色は無かった。
「…ね…私も……」
 だからこそティファは、自分をここまで気持ち良くさせてくれたクラウドにも、同じように
気持ち良くなって欲しいと願うのだ。けれど、「そのためになら何でもしてあげたい」…と願
う自分と、そうすることで「“可愛い女”だと思ってくれるかな?」と冷静に観察している自
分とを、心のどこかで同時に知覚もしていたのだった。
 クラウドは、べっとりと粘液のついた布を簡単にたたみ枕元へ置くと、起き上がった彼女が
自分のモノへと左手を延ばすのに任せた。
407推力:03/05/23 01:19 ID:c45AQ/b0
>406
<23>
 彼女の目は薄膜が張ったように潤み、興奮している事が手に取るようにわかる。こくりと、
喉元が唾を飲み込むことで動いたのがわかった。
「ティ…俺の“ちんちん”好き?」
 あからさまな彼の言葉に、ティファの身体が震える。言葉は無かった。
「……っ……」
 クラウドの逞しい体躯の左で四つん這いになって、仰臥した彼の股間へと顔を寄せる。
 彼の視線が、太股から腰、尻、そして乳、肩…と、何度も往復するのを感じた。
『見てる…』
 見られている。
 それを強く意識すればするほど、股間のものがこれ以上無いくらいに熟し、たっぷりと果汁
を滴らせる。
 右手で彼のモノを包む。
「ああ…」
 そのあまりの熱さに、はしたなくも声が漏れる。しっとりとした皮膚が手の平に吸いつくよ
うだ。太い血管が浮き出て、白い皮膚の下で青黒く脈打っているのが、奇妙に可愛いと思った。
 彼を振り返れば、その瞳は熱に浮かされたような期待感に満ちていた。
 手の中に、命を感じる。
 それは比喩ではないと思えた。
 こくん…と唾を飲み込み、そうしてから『唾は必要だ』と思って“もごもご”と口の中で舌
を躍らせた。溢れそうなくらい唾液が溜まれば、ティファは自分が御馳走を前にした犬にでも
なった気がする。
 いや、本当に雌犬なのだろう。
 四つん這いになり、尻尾を振りたくって御主人様のほっぺたをぺろぺろ嘗めたくてうずうず
してる雌犬…。
 そう思った途端、ティファは身体が“カッ…”と熱くなる、目眩すら覚えた。
『クラウドの事“ヘンタイっぽい”って思ったクセに…私の方こそ…』
 頭がくらくらとして、口を閉じているために鼻で息をしなくてはならず、どうしても荒い鼻
息を意識してしまう。
408推力:03/05/23 01:20 ID:c45AQ/b0
>407
<24>
『ああ…恥ずかしい……!!……』
 フェラチオは初めてではない。それなのに、こんな格好をして、しかもそれを悦んでいる自
分を自覚するたび、どうしようもなく恥ずかしくなる。だが、その羞恥が快感を何倍にも高め
ているのも確かだった。
「ん…ぷ…」
 口の中いっぱいに溜まった唾液をこぼさないように、クラウドの硬く屹立した男根へ唇をか
ぶせてゆく。
 口腔内にたっぷりと唾液を溜めてのフェラチオを教えたのは、他ならぬクラウドだ。ねっと
りとした唾液が男根を包み込み、やわらかい頬肉と舌が硬い肉を撫で、擦る。そうしておいて
から、自分の唾液と彼のモノの先端から染み出した透明な粘液の混じり合ったものを飲み下す…。
 それを彼女が頬染めならする事を、彼はとても喜んだ。
 だから、彼女は恥じ入りながらも躊躇せず行う事が出来たのだった。
 最初は、吐きそうになった。けれど、ぐぐぐ…と喉元までせり上がってきた嘔吐感を無理矢
理抑え込んで飲み下すと、彼は本当に嬉しそうに微笑んで頭を撫でてくれたのだ。それだけで
不快感は綺麗に吹き飛び、もっと彼を悦ばせたくてもっともっと破廉恥な事までしてみせた。
『どんどん恥知らずなオンナになっていく…』
 そういう、恐れとも不安とも言えない感情が沸き起こらないでも無い。
 その何倍も何十倍もの充足感が無ければ、とても出来はしなかっただろうとも思う。
 相手が彼だから、出来る。
 彼を愛しているから、出来る。
 それが今や、ほんの少し誇らしくさえ、あった。
「んっ…んっ…」
 つるりとしたゴムのような舌触りの赤黒い亀頭に舌を絡ませ、幹にあたる太い肉の俸との境
目をくすぐる。深く息を吸い込むと、むっ…とした“オスの匂い”が鼻腔いっぱいに広がった。
 口で息が出来ないためどうしても鼻でするしかないのだが、そのため殊更濃い香りが鼻腔に
満ちるのだ。
『…だめっ…』
 ぎゅっと目を瞑る。
 ぶるぶると腰が震え、あそこがじくじくと潤っているのを強烈に感じる。
 自分の中の『ケモノ』を感じた。
409推力:03/05/23 01:23 ID:c45AQ/b0
>408
<25>
 今すぐ彼に跨って、この硬くて太いもので自分のあそこを塞いでしまいたい…!
 …と、その時だった。
「んっん〜〜〜〜…」
 びくびくと腰が震え、涙がこぼれた。“ぷあっ”と男根から口を離して振り返れば、彼が悪
戯っぽい笑みを浮かべて左手を伸ばしている。
 その先は……
「だ…だめっ…だめっ…」
 彼の指が、するりとティファの尻肉の間に滑り込み、抵抗も無く膣内へと浸入を果たしてい
た。“ちぷちぷ”と粘液が音を立て、膣壁を彼の指が擦る。ぬっ…と根本まで入り込んだ中指
が中で軽く曲げられて、腹側の内壁をこりこりと指の腹で丁寧に嬲った。
「ふあああ…ッ…」
 背中を反らせ、すっきりとした頤(おとがい)が天を向いた。ぶるぶると全身が震えて、唇
の端から涎がつうっ…と垂れる。
「ほらティ…してくれないのか?」
 彼がいぢわるを言う。
 ティファはぶるぶると腰が震えてしまうのを抑えられないまま、彼を恨めしそうに見やった。
だが、そのまま…彼が股間を嬲るに任せたまま、再び彼のいきり立った男根へを顔を伏せてい
った。右手で髪を掻き揚げ、喉の奥の方まで彼を向かい入れる。舌で上顎に押し付けるように
して圧迫し、染み出してきた粘液を喉を鳴らして飲んだ。歯で軽く幹を刺激し、傷つけ無いよ
うにしながら“にゅるる…”と引き出す。亀頭の先端から唇が離れないうちに、少し口内から
唾液を垂らして、やわらかい唇で亀頭にまんべんなく唾液を塗り広げてゆく。
「ぅう…」
 彼が小さくうめいた。
 気持ち良いのだ。
 彼女の性戯に感じているのだ。
 ティファは嬉しさに、いっそう丁寧に男根を嘗めまわしてしまう。
410推力:03/05/23 01:24 ID:c45AQ/b0
>409
一気にアップしてしまおうかと思いましたが無理でした。
411名無しさん@ピンキー:03/05/23 01:36 ID:bPRAGRwz
リアルタイムうpですた…!!
続きも早めにキボン
412名無しさん@ピンキー:03/05/23 02:15 ID:AT+HFj3s
朧の緑青色 41

  ティファの裸身はクラウドが膝を床に付いた衝撃に弓なりに反り返って、
ふくよかで蒼白の満月のような乳房をクラウドの逞しい胸板から、ぶるんと
跳び出させる。
「くっ」
 クラウドの小さな呻きと、仰け反った躰を左腕が腰を抱き右腕が背から
うなじを抱え後頭部を受け止められて、守られたという感触がやさしさの波紋を拡げた。
ティファの両腕はクラウドの首筋に巻かれていて顎を引いて躰を起こすと、
真直ぐに床に伸びていた艶やかな黒髪の絹のような感触がティファの背を守った
クラウドの両腕へと伝わる。

「はあ、んっ……クラウド……ああっ!」
 ティファは起こした貌をクラウドの額に擦り付けて近づけると、声を掛けようとしたが
出て来なかった。ティファの痙攣に反応したクラウドのペニスは跳ねていた。
「すまない、脚がもつれて」
「わ、たし……重いからかな……」
「ティファの胸は重いからな」
 ティファは歯を見せて笑いながら、目を細めてクラウドにキッスをする。
左腕がティファの背を守りながら、右手を床に付いてゆっくりと上体を傾ける。
ティファはクラウドの首に廻していた腕をゆるめて背を床に下ろした。
クラウドの両手はティファの両脇に付いていて、ティファの両手はうなじで
組まれていた。

「クラウド、わたしの乳房好き……?」

 きつく絞った右乳房をクラウドの右手がやさしくふれる。
「クラウド、ねえ、どうしたの……」

「エアリスの胸みたいに温かい……」
 ふたりはお互いをいたわり、また知らずのうちに傷つけ合っていた。
413名無しさん@ピンキー:03/05/23 02:19 ID:AT+HFj3s
朧の緑青色 42

「ごめん……」
 ティファとクラウドの言葉が溶け合う。
「俺はエアリスを守りきれなかった。ティファの心も傷つけたのに……」
 クラウドの雫がティファの寄せられた乳房の谷間に降り落ちていた。
「甘えて。私でよかったら、いつでも甘えて、クラウド」
「俺はティファを守ると言ったんだ。それなのに……」
「じゃあ、今だけ。そして強くなって」
 ティファのブルーレッドの瞳もクラウドのラズリといっしょに泣いていた。

 クラウドの頭はティファの腕によって掻き抱かれ、床に肘をついて愛が加速して
いった。クラウドの手で黒髪を愛撫され、ティファは脚を掲げ揺さぶられて
ふたりのリズムが重なり合う。唇を求め、愛を探しているティファ。
 ペニスの衝きあげがティファを女体のブリッジを美しく描いてクラウドを
弾き跳ばそうとする。クラウドの手が髪を手櫛で梳いてティファの怜悧な額を
あらわにする。ティファは烈しく悶えて羞恥にさらなる朱を刷いていた。
耳を愛撫されて、その下の首筋を撫でられながら額にと口吻を貰う。

 ティファは歔き、悦びの声を上げて躰を顫わせる。クラウドのペニスは
ティファの躰を制圧する迸りを何度も何度も吐き出していた。烈しい締め付けが
クラウドの躰を熱くさせて、射精後も双臀をティファの躰に打ち付ける。
クラウドの首に巻き付いていたティファの両手が床に落ちて、糸が切れた
マリオネットは腕を投げて揺れていたが手は何かを掴むように、指は曲げられていた。
クラウドはティファに愛の刻印をした。

(これは罪悪かしら……、自分を偽って、友を裏切って悦びを感じているの?
それでも、クラウドが欲しい。私があふれてどうしようもない)
「ティファ、俺は失いたくない。大切な物を二度と失いたくない。俺はティファと
繋がってこうしていたい」
414名無しさん@ピンキー:03/05/23 02:22 ID:AT+HFj3s
朧の緑青色 43

(クラウドはわたしの胸で泣いたら、また旅をするように何かを求めてどこかへと
行ってしまうのかしら?)
「私の膣内(なか)にクラウドを閉じ込めたい。だけれど、それは無理なの。
でも、私はクラウドに肌を許しているわ。永遠を一緒に見たいとずっと祈って
いるから」

「ティファ、ここがほしい」
 ティファのアヌスにクラウドの指がふれる。
「いいよ、クラウド。あげるわ」
 クラウドのペニスをティファの膣内から抜いて、ティファの蜜液を指で掬って
アヌスへと塗り込める。ティファは両脚を掲げて太腿の裏を手で抱き抱えていた。
どうしてそんなことをしょうとしたのか、わからない。どうしてなんの躊躇いも
なしに受け入れたのかもわからない。わかっているのは、単純な熱情。繋がって
いたかっただけだった。

 スタールビーのきらめく刃先がひくつく淡い桃色の蕾を捉える。ティファは仰向けで
クラウドのペニスをあらぬ所へ受け入れようとしていた。口を大きく開けて
あてがわれた時、眉間に微かに縦皺が刻まれる。息を吐いていても、押し
拡げられ裂かれるような痛みが総身を貫いていた。躰がとても熱い。煉獄の焔
に焼かれるような痛みにティファは眦を濡らして獣のような声を上げていた。


「シド!シド!」
 ユフィは足元に立て掛けていた手裏剣を掴み取るとぶん投げた。
「ひっ!」
 モーグリの上のケット・シーは頭をおさえる。ユフィの投げた手裏剣は空を
裂いて二階へと上がってシドが寝ている部屋の扉へと突き刺さった。
 ナナキとバレットはユフィが叫んだ瞬間に立ち上がって階段を駆け上がって
いった。
415名無しさん@ピンキー:03/05/23 02:26 ID:AT+HFj3s
朧の緑青色 44

「クラウド!!」
 部屋には男女(おめ)の契りの限りを尽くした性臭の充満と微かな血の匂いが
ヴィンセントの嫌悪を煽っていた。ティファと繋がっていたクラウドは一瞬
死神の幻視を見たかと思った時、既に左手で首根っこを掴まれ、躰ごと壁へと
叩きつけられていた。

「やめろ!ヴィンセント!」
 シドが扉を蹴破って中に入ってきていた。
「おまえの目論見は失敗だったようだな」
 ヴィンセントの左手が離れて裸のクラウドを床へと落とす。
「なんだと。もう一度言ってみろ!」
「ああ、何度でも言ってやる。きさまの目論見は……」

「もう、やめて……!わたしが望んだことなのよ!」
「おまえが望んだと。こんな馴れ合いがなんになる。私はごっこ遊びをしている
のではない!貴様たちは……以下だ」
「言うなあああっ!ヴィンセント!」
 崩れていたクラウドが大声で叫んでいた。しかし、それよりも早く駆け寄った
シドの腕がヴィンセントの首を捉えて壁に押しやって貌を上げさせる。

「いや、ほっておけねえな、ヴィンセントよ!きさまの存念は何年前のものだ!
それが、癒せたのかよ!いま、俺たちの前でちゃんと語れるのかよ!なんで
てめえは棺のなかでねむってたんだ!それが償いだなんてぬかすんじゃねぇ!」
 死神の赫の瞳はカアッと開かれる。

「おれたちゃ、あそびでやってんじゃねえぜ。時間がねえ……ぐふっ!」
 シドの腹をヴィンセントの左手の拳が捉えていた。
「じょ、上等じゃねえか、表に出ろ!」
「わかった。相手をしてやる」
416名無しさん@ピンキー:03/05/23 02:30 ID:AT+HFj3s
朧の緑青色 45

「み、みんな……もう、やめてぇ!私が悪かったの!クラウドが好きでたまらなかったのよ!」
 蹲っているクラウドの躰の盾になるようにティファの裸身が庇っていた。
素早くクラウドは左手を付いて、右腕でティファの躰を後ろへとやる。ティファは
クラウドの肩に裸身を隠すようにしがみ付いた。

「お、俺のせいなんだ。ふたりとも退いてくれないか、頼む!」
「ちがうぜ、クラウド。こいつはヴィンセントとシドの間の問題だ。女心に鈍感な奴らのな」
 バレットの大きな巨体とナナキがいた。
「すまなかった、ティファ。つい感情的になってしまった」
 それだけ言うと、ヴィンセントはシドといっしょに部屋から霧散して姿を消した。
ティファはクラウドの背から躍り出て、部屋から掛けていこうとしていたが、
バレットの大きな手が引き止める。

「好きなだけやらせてやれ」
「だって、だって、私の所為で……」
「こいつは馴れ合いなんかじゃねえ。仲間なんだ。苦しけりゃ、みんなに迷惑を
かけりゃいいんだ。ひとりで背負込むこたあねえだろ、ティファ。
なあ、クラウド。頼れるべきものがいれば、頼ればいい。深く考えんなや」
 クラウドは立ち上がって椅子に掛けてあったティファのスパイシーブルーの
ロングコートを取って近づいてティファの顫えている肩にそっと掛けてやる。
「クラウド……」
 ティファは貌を捻って背中のクラウドを見ていた。
「な、なに!このにおい!うっぷ。は、吐きそう……あっ、クラウドのすごい!」
 そう吐いていたユフィの頭にバレットの右腕のアタッチメントが振り下ろされた。
417名無しさん@ピンキー:03/05/23 02:33 ID:AT+HFj3s
朧の緑青色 46

「きい――っ!な、な、なにすんだよ、もう!陥没したらどうすんのさ!」
「マテリア・ハンデだよ。なんなら、いつかの俺たちのをくすねた分も今やろうか?」
 バレットが高見からユフィをじろっと見下ろしていた。

「いっ、いいです。あれ、オヤジとあんちゃんは?」
 ユフィはテーブルの方へ歩いていってティファの脱いだ武具と服を胸に抱く。
「そ、外で殴り合ってますで!なあ、どっちが勝つか賭けしまへんか?」
「おめえが粉々になるのに賭けたっていいんだぜ」
「へっ!」ぎょっとして前肢で口を押さえるクロネコ。
「さあ、いくぞ」
 ナナキとケット・シーはバレットといっしょに部屋を出て行った。

「クラウド、これ」 
 ユフィは胸に抱えた物のなかからチェリーピンクのエアリスのリボンを彼の手に渡した。
「すまん」
「だめだよ、クラウド。ティファを哀しませるようなことしちゃ」
 ユフィはクラウドの差し出した手首にエアリスの蝶をそっと結んだ。
「ユフィ……」
「だめだよ、ワタシに惚れたりなんかしちゃ。ティファ、とっても怖いん
だかんね」

 ティファは笑いながらそのやりとりを眺めていた。涙があふれてきたのも
クラウドの手首のチェリーピンクのバタフライの結びを見ていたからなのだろう。
「ユフィ、ティファを頼む」
 そういって、裸体をスパイシーブルーに包まれたティファをユフィに渡すと、
ベッドの方に歩いていって腰掛けると膝に肘を付いて、ユフィの結んだ
エアリスをじっと見ていた。
418名無しさん@ピンキー:03/05/23 02:35 ID:AT+HFj3s
朧の緑青色 47

「だ、だいじょうぶなんかなあ」
 ユフィがベッドのクラウドを心配そうに振り返る。
「クラウドならもうだいじょうぶ」
「へえ〜っ。そう。ふう〜ん」
「な、なによ」
「ねえ、ねえ、クラウドのアレって入ると、やっぱ痛いの?ものすごい声してたよ」
「ば、ばか。ためしに、やってもらったら」
「いっ、いいです。なんか死にそう」
 ティファとユフィが部屋を出る時、ティファはクラウドを振り向いた。
「クラウド。また後で私、ここへあそびに来てもいいかな……?」
「ああ……、いつでもかまいやしない」
「だったら、ここにいていちゃついてりゃいいじゃんか」
「ユフィ、いくわよ」
「ちょ、ちょっと!」


そして、いつか……

「恋していると相手にうまく乗せられたいって思うことない?いい風に騙されていたいみたいな」
 ベッドに腹ばいになって頬杖を付いて脚を折って、宙で足を振っている
ティファ。両脇からは隠しきれない乳房がひしゃげてあふれている。
「あなたにこうして欲しい。こうすればもっと綺麗になるよ……とか」
 ティファが言葉を続ける。
「じゃあ、ティファは額を嫌っているかもしれないけれど、ほら。こうして額を見せると
とても可愛らしい。俺はティファの大きな額が好きだな。利発そうで可愛い。そう思うな」
419名無しさん@ピンキー:03/05/23 02:38 ID:AT+HFj3s
朧の緑青色 48

「嬉しいけど、利発ってのが問題なのよ それとも手管なの?本気なの?」
「どうして」 
 仰向けになって腕枕をしながら横のティファを見ていたクラウドが尋ねる。
「だって、わたしだって、女の子らしくみせたいもの」
「おでこ、かわいいと思うけどな」

「そうかしら、なんかあやしい」
 躰を横にしてティファの方に向ける。
「本気さ。でも、俺はティファに騙されてな」
「人聞きの悪いこと言わないでったら」
「だって、ずっとか弱い女の子だと思っていたからな」
 クラウドがティファの背中よって肩甲骨のあたりに口吻をする。ティファは
頬杖を付いていた手をベッドに落として腕を組んで尖った頤をちょこんと載せた。

「わたし、か弱くないの?」
 ティファが貌を捻ってクラウドに悪戯っぽくか弱いと言いなさいと微笑んでいる。
「さあ、どうかな」
「ずるい、クラウドったら。まえふりを無視してるわ」
「綺麗に騙されていたいんじゃなかったっけ?」

「そうよ。どこ、聞いていたのよ!じゃあね、クラウドはわたしを上手に騙してね、
家庭に入っても綺麗なままの女の子でいさせてくれること、これ命令ね」
「命令かあ、かなりむずかしそうだな。 それに女の子はなあ」
「なんでなの」
 ティファが聞き捨てならんとばかりに、ひしゃげていた乳房をぶるんと外気に晒した。
ティファはゆっくりと躰を仰向けにする際に、微笑み唇から白い歯を
こぼれさせながら、流し目でクラウドをみつめていた。ふたつの蒼白の豊乳は
クラウドの肉体を昂揚させる。
420名無しさん@ピンキー:03/05/23 02:41 ID:AT+HFj3s
朧の緑青色 49

「やっぱり、おんなだろ」
「ふふっ、女の子は無理があるかもね」
「いや、そうでもないかもな。ユフィみたいなところ、まだまだあるし」
「なによ、それ。さっきと言ってることがちがうじゃないの!どこが、
そうなのよ!」
「そういうとこ」
 ティファはクラウドの鼻を捻った。

「ばか」
「まあ、ソルジャーだったから、家事ぐらいならティファよりうまいかもな」
「ふふふっ、ばか。そういうことじゃないのよ」
 クラウドはティファの唇を人差し指でそっと塞いだ。
「ゲームのつづきをはじめよう、ティファ」
 仰向けにして肘下に組み敷いたティファを抱き締める。
「ばか」
「嫌なのか?つづきはちゃんとあとでゆっくりと聞くからさ」
「ばか、わかってるくせに」
「いや、口にしてくれないとわかんないな、俺バカだから」

「あなたに、メロメロなのよ」
「何にかな?」
 ティファは唇から歯をこぼれさせ口元にエクボを見せる。
「ぜんぶに……よ」
「とくにどこが?」
「もう、そこまでいわせたいの」
 ティファが下から両手でクラウドの頬を挟んでキッスをして、首筋に腕を
絡みつける。上体はクラウドの躰に吊り下がった格好になっていた。ティファは
クラウドの耳元に甘く囁いて目元に朱を刷く。
421名無しさん@ピンキー:03/05/23 02:46 ID:AT+HFj3s
朧の緑青色 (最終話)

「クラウドの逞しいオチンチンよ」

「じゃあ、小さくなったハリネズミはどうなんだ?」

 抱きついた腕を緩めてティファは白い波へとゆっくりと沈む。呆れた、という感じで
クラウドをエクボの笑顔でやさしく包み込む。クラウドのなかでティファとエアリスが
やさしく重なり合って溶け合っていった。

「そうなったら、わたしがくちびるをよせて、赫いどんぐりにチュッてしてあげてから……。
舌でれろって受け止めてあげるわ。そして、お口のなかでチュパチュパして、
むかしみたいに励ましてあげる。どう、これなら満足ですか。 新米の兵隊さん?」

「はい、上出来ですよ。星降る給水塔の美少女さん」

 ふたりは唇を重ねる。

「クラウド、さわってちょうだい……」

「ここか」

 クラウドはティファの乳房を揉みしだく。
「ちがうわよ」
「じゃあ、ここか?」

 ティファの鼓動へと手を重ね合わせる。

「トクン、トクンって音がする」

「ねえ、はやくあなたの命を抱き締めたい」
422名無しさん@ピンキー:03/05/23 03:05 ID:AT+HFj3s
読んでいただけたなら嬉しいです。
ありがとうございました。

279さん、流れを切って載せてしまって、申し訳ありませんでした。
423名無しさん@ピンキー:03/05/23 17:35 ID:RDk81B7H
うp乙彼様でした。
またネタが浮かんだらヨロ(w
424名無しさん@ピンキー:03/05/23 17:53 ID:5qTKC8sB
文章量が多くても読みやすい文と文章量が多くてムチャクチャ読みにくい文が交互にあぷされておりますな
無理に難しい言い回しや詩的な表現を使おうとして、逆に破綻した意味不明な文になってたりするのが萌える前に萎え
シチュは萌えるからもったいない・・・

なにはともあれ乙彼様〜〜
425名無しさん@ピンキー:03/05/23 19:06 ID:AT+HFj3s
424さん、とても参考になりました。
背伸びして浮ついた文章にならないよう気をつけます。
ありがとうございます。
426名無しさん@ピンキー:03/05/24 07:20 ID:TC+Ivxhn
>>425
ガンガッテ!
427名無しさん@ピンキー:03/05/24 17:49 ID:WkDhLLPH
425タソお疲れ様。
批判も前進するための要素。
更なる精進目指してがんがれYO!
428推力:03/05/25 01:17 ID:M5MHiVaj
>409
<26>
 もっと感じて欲しい。
 もっと気持ち良くなって欲しい。
 そして、もっともっと私を好きになって欲しい。
 「俺にはティファしかいないのだ」と、魂に刻んで欲しい。
 そのためなら、なんだってしてあげる。
 そう心の奥底で強く願いながら、彼の肉幹を横にして、ハーモニカを吹くようにはむはむと
唇で甘噛みする。根本から先端まで、ねろっ…と舌の腹でいやらしく何度も嘗め上げてみせた
りもした。右手で、ぬるぬるとした粘液のぬめりを利用してしごき上げながら、ころころとし
た玉袋の中を口に含んで舌で転がしてみせたりもする。
 全て、彼のために覚えた性戯だった。
 彼のためにしてあげる事が、たまらなく嬉しく、そしてたまらなく充足する。
 満たされる。
 それは、まさに至福とも言うべき時間だった。
「ティ……とろとろじゃないか……俺の“ちんちん”嘗めて興奮したの?」
 彼のいぢわるが全身を過敏にさせる。
 いぢわるな言葉が、ますますあそこを潤わせる…。
「んっ…んんんっ…」
「夢中みたいだね。美味しい?」
 彼のモノをしゃぶりながら、こくこくと頷いた。
「おいし…すごくおいしいよクラウド…」
 そしてそれでも満足できなくて、男根から口を離してそう口にした。
 もちろん、それはウソだ。
 排泄器官でさえある男根など、美味しいはずもない。
 だが、他の男では味わう事も無かった痺れるような陶酔感を、全身でもって享受しているの
は事実だった。それをして「美味」というのであれば、「美味しい」という言葉も決してウソ
ではないだろう。
 コレは自分を悦ばせてくれるモノだ。
 そういう認識もある。
 だからこそグロテスクでありながらも「可愛い」と思ってしまえるし、耽溺さえもしてしま
えるのだ。
429推力:03/05/25 01:19 ID:M5MHiVaj
>428
<27>
「ティはえっちだね」
「ん…ん…」
 ティファは頭ごと上下し、じゅぼじゅぼと音を立ててクラウドのモノをしゃぶる。彼の左手
は、彼女の膣内に指を差し入れ親指でクリトリスを嬲っていた。それでも、もう男根から口を
離さない。彼女は腰から痺れるような快感が這い登る中、口内の粘膜でも貪欲に快楽を求めて
いるのだ。
 それは彼の言う通り「えっち」な姿であり、淫らで淫猥な姿そのものなのだろう。
「ん…ふぅ…」
 クラウドはゆったりとベッドに身体を預け、彼女が与えてくれる快楽に身を委ねた。
 左手にはティファの膣の、ぬめりとあたたかさとしなやかさ、そして全てを包み込む優しさ
を感じている。粘液はねっとりと絡み付き、白濁しつつあった。
 股間を布で拭ったとはいえ、まだ彼女の胎内には放出した精子の残滓が存在しているはずだ。
この白濁は自分の出した精液なのか、彼女が感じ始めた事による淫液の白濁なのか、クラウド
には少し判別が出来なかった。
 男は女のように、性に没入してしまえるものではない。
 女の中で己を強く固持していようとも、こうして女に奉仕させていようとも、その快楽の中
に全てを埋没させて“世界”を忘れてしまえるものではないのだ。もちろん、意識して快楽以
外の感覚を排除してしまう事は出来る。ただ、性交の中で何もかも忘れ、快楽のみを享受しよ
うとする事は人間のオスが本来持っている本能を封じる事に等しいと言えた。
 それは野性の時代に絶えず外敵を意識していなければならなかった頃の臆病な名残だったか
もしれない。
 だが、そのおかげでクラウドは、自分とティファを取り巻く状況と、彼女が行っている事の
全てを知覚する事が出来た。
 今はそれを有り難いと、クラウドは思う。
 男根から這い上がってくる堪えようもない快楽は、彼女の、あの可愛らしくぷっくりと瑞々
しい唇と、しなやかで健康的な薄桃色の舌が生み出しているのだと静かに知覚する。
 一心に舌を這わせ、唇を被せ、吸い立て、嘗め、すすっている。
 左手の中指を根本まで飲み込んだ膣は、括約筋を断続的に締めて彼の指の存在を無意識に確
かめているかのようだった。
430推力:03/05/25 01:20 ID:M5MHiVaj
>429
<28>
 彼女を、可愛らしい、と思う。
 一所懸命に彼を悦ばせようとしてくれている、その心が愛しいのだ。
「ティ…ほら…」
「あんっ…」
 ちゅるっ…と膣内から指を抜き出し、思いの外豊かな尻を引き寄せた。
「あっ…いやっ…」
 ティファが泣きそうなほどに心細げな声で抗議する。彼が、自分の顔を跨がせようとしてい
る事に気付いたからだった。
 彼は、俗に“シックスナイン”と呼ばれる、互いの性器を口で愛撫する位置に、彼女の身体
を持ってこようとしているのだ。
「すごいなぁ…ティ…」
 もじもじと尻を振る彼女に、強引に顔を跨がせたクラウドは、下からゆっくりとその光景を
鑑賞した。ひくひくと震える彼女の股間のモノが、すっかり一望出来る。
 艶やかで楚々とした陰毛は闇の色をしていて、その狭間に赤い内臓の色を覗かせていた。そ
こはすっかりとろとろにとろけて、ぬるぬるとした粘液にまみれている。
 クラウドは両手で彼女の尻を抱え込み、腰を落とす事を強要した。
「あ…や……やだっ……」
 股間に熱い吐息を感じたのだろう。ティファはいやいやと首を振り、身じろぎするように尻
を振った。だが、彼は構わず彼女の股間のものを唇で覆う。
「ひゃ……ぅ……」
 尻からまわした両手の指で大陰唇を押し開き、その狭間の“肉の赤”をべろべろと無遠慮に
嘗めまわす。それだけでティファは言葉を無くし、腰をがくがくと震えさせて啼いた。
「ティ……口が留守になってるぞ?」
 右手の指で膣内を捏ねくりまわしながら、クラウドはいぢわるに言い放つ。
「だ…だって……だって……」
 もう、既に彼女は肘をベッドにつき、彼の逞しい太股に頬をつけてしまっていた。さらさら
とした黒髪が彼の腿を撫で、シーツの上に流れている。たっぷりと唾液をまぶした男根を右手
でゆるゆるとしごきながら、彼女は時折全身を駆け抜ける激しい快感に身を委ねていた。
431推力:03/05/25 01:22 ID:M5MHiVaj
>430
<29>
「かわいいなぁティは…」

ぢゅるるるっ…ぢゅっ…

 呟いて、わざと大きな音を立てて秘部にしたたる『蜜』を啜る。『花』は大輪に開き、彼の
唇を、舌を、悦びにわななきながら迎い入れてくれる。
 クラウドは、彼の腹にぺたりと豊満な乳を落とし全身をひくつかせながら忘我してしまって
いる彼女の重さに充実したものを感じた。すっかり彼を信頼しきって身を任せ、彼が与えるも
のであったらそれが痛みであろうが悦んで受け入れる…。そんな、まるで聖地に至った殉教者
のような姿にも見える彼女の、その乳を、二人の身体の間に強引に両手を潜り込ませて“きゅ
むっ”と掴んだ。
「んっう…」
 そのままぐいっ…と彼女の身体を持ち上げ、彼女が自分で身体を支えるまで待つ。そしてよ
うやく彼女が肘で自分を支えると、牛の乳のように重たげに垂れ下がった乳房を“たぷたぷ”
と揺すった。
 彼女の乳は、重く、あたたかく、そしてやわらかい。だが、やわらかくとも張りがあり、だ
らしなく垂れ下がるという事はない。それはひとえに、彼女の鍛え上げられた大胸筋のたまも
のなのだろう…と思わせた。みっちりと充実して、肉の張りを感じさせるしっとりとした皮膚
は、そのまま彼女の肉体の充実をも感じさせるのだ。
432推力:03/05/25 01:23 ID:M5MHiVaj
>431
<30>
 今では、尻を上から押さえ付ける必要も無く、彼女は自分からクラウドの口へと股間を寄せ
ていた。だから彼は、両手でたっぷりとした乳を思うさま楽しみながら、硬く尖った淫核やぽ
ってりとした大陰唇、ぷるぷるとした舌触りの小陰唇やちゅくちゅくと白濁した淫汁を垂れ流
す膣口などを舌と唇を使って自由に嬲る事が出来たのである。
「…んっ…ふんんぅ……」
 舌でくりくりと転がしながら、唇を被せるようにしてクリトリスを吸い上げれば、ティファ
は彼の男根を口いっぱいに頬張りながらも、可愛らしい鼻腔を膨らませて甘い吐息を吐(つ)
いた
 乳を捏ね、乳首を摘み、軽く捻る。牛の乳を絞るように乳首をリズミカルに引っ張ると、ミ
ルクではなく白い粘液が膣口に滲んだ。
「気持ち良い?」
「んうぅ…」
 股間で口を付けながら聞くと、声が柔肉を震わせるのか、彼女はびくびくと腰を震わせなが
ら“じゅぽじゅぽ”と音を立てて男根を情熱的にしゃぶり、吸い、嘗め、ねぶる。
433推力:03/05/25 01:23 ID:M5MHiVaj
ここまで。
434名無しさん@ピンキー:03/05/25 02:40 ID:M2S4iw8r
(;´д`) 激しく乙
435名無しさん@ピンキー:03/05/25 08:37 ID:kWdeTbeX
(;´Д`)ハァハァ
乙です。やっぱ推力さんスゲーヤ
436名無しさん@ピンキー:03/05/25 12:00 ID:Gwt/0nSX
イイイイイィィ!!!
ナイスジョブだ推力タソ!
437名無しさん@ピンキー:03/05/25 22:32 ID:bcbuqaIK
乙華麗様。
前作と180°違いますね。これはこれでハァハァ…
438名無しさん@ピンキー:03/05/26 18:48 ID:fA5JFzlx
次の降臨を松
439名無しさん@ピンキー:03/05/27 20:18 ID:gq74kcs1
今夜こそ推力氏が来ると予想して待ち構え。
440山崎 渉:03/05/28 13:41 ID:3MGJJ1xD
     ∧_∧
ピュ.ー (  ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。
  =〔~∪ ̄ ̄〕
  = ◎――◎                      山崎渉
441名無しさん@ピンキー:03/05/29 00:00 ID:sgb+ay3S
ばっち来ーい!
442名無しさん@ピンキー:03/05/29 01:09 ID:2lnOQaaG
推力氏まだかな…(;´Д`)ハァハァ準備待ちしてんのに。
エアティ作家さんやルーファウス陵辱モノの作家さんも待ってますYO!
443推力:03/05/29 01:34 ID:qjNJmMqM
>432
<31>
 クラウドは両手の平を上に向け、たわわに実り重く垂れ下がった、ヤシの実のような乳を下
から支えるようにして持ち上げた。乳房を形作る、もちもちと手に吸いつくようなしっとりと
した肌は驚くほど白く、その下に走る血管をうっすらと浮かび上がらせてさえいる。
 乳は、指を大きく広げても、全てが収まるわけもない。“たぷたぷ”と重さを量るようにし
てみれば、片方の乳だけで1キロ近くもありそうだった。
 重いだろうな、とクラウドは思う。そしてそれによる苦労は、男の身なればわかろう筈も無
いが、わかってやりたいとは思う。
 窮屈な下着でガッチリと揺れ動かないように固めなければ、思い描くような素早い体重移動
もままならない…というのは、格闘術を行使する彼女からすればひどく不便で理不尽であった
のではないか?と。
 ティファがもし武術に全てをかけ、己の肉体を改造する事に躊躇しないような女性だったな
らば、この豊かであたたかくやさしい乳房は、今こうして自分の手の中で自由に形を変える事
も無かったかもしれない…。そう思うと、彼女には少し悪い気もするが、よくも不便な乳のま
までいてくれた、と感謝の念さえ浮かぶ。
 クラウドは、「乳は大きければ大きいほどいい」と考えるような男では無かったが、今の
「ティファ」という女性を構成するための大切な要素となっているこの巨大な乳は、大好きだ
った。もちろん「大きい乳」だから好きなのではなく「ティファの乳だから」好きなのだとい
うのは、彼にとっては当然の事であり、今更口にする事ですら無かったが。おそらく彼女が歳
を取り、乳が力を失ってだらしなく垂れてしまっても、彼には今と変わらず愛してやれる自信
があった。
 「愉しむための乳」と「愛するための乳」は違うのだと、彼は知っているからだ。
444推力:03/05/29 01:36 ID:qjNJmMqM
>443
<32>
「クラ……おっぱいばっかり……」
 ティファが、尻をうずうずと揺すって股間への愛撫を哀願していた。だが、最後まで言う事
が出来ない。『おっぱいばかりじゃなくて、あそこもいじって』と、どうしても言えないのだ。
 もう幾度と無く愛し合い、互いに知らない所などないくらいに睦あったにも関わらず、ティ
ファは恥じらいや慎みを忘れない。そういうところも、クラウドは大好きだった。愛しいと思
った。
 彼は左手で乳を嬲りながら、右手を彼女の背中にまわして尻へと伸ばし、そこにある薄ココ
ア色の尻穴を指で優しく撫でた。それと同時に、すっかり露出しきって紅く血の色でもってて
らてらと光る淫核を、少し粗野に“ちゅううっ…”と吸い上げる。
「ふああああんっ…」
 途端、ティファは背中を反らせてぶるぶると全身を震わせる。乳と性器と尻穴を同時に嬲ら
れたのだ。耐えろと言う方が酷かもしれなかった。
「やっ…いっ………〜〜〜〜〜〜〜ッ〜〜…」
 反らせていた背が不意に丸まり、ティファが糸の切れたマリオネットのように“がくんっ”
と頭を垂れた。
「またイッたの?」
 いぢわるな声でクラウドが言う。
「……ぁ……ぅふ……」
 ティファは尻をクラウドに高く捧げたまま、再び彼の身体へと崩れ落ちた。
 悔しい、と思う。
 自分は何度も押し上げられ放り投げられ虚空をさ迷い涙に濡れている。
 だのに、この彼の余裕に満ちた顔はどうだろう?
 彼を自分が感じるよりももっともっと気持ち良くさせたい。
 彼をいぢめたい。屈服させたい。
 彼を……。

 彼を、私なしではいられない身体にしたい…!!

 それは、とても強い感情だった。
445推力:03/05/29 01:37 ID:qjNJmMqM
ここまで。
446名無しさん@ピンキー:03/05/29 21:36 ID:kAnYfWWW
今回は短い…けどハァハァ萌えですた!!
447名無しさん@ピンキー:03/05/30 00:58 ID:CBVtZ1t0
もつかれ様
448名無しさん@ピンキー:03/05/30 02:41 ID:ctezKPVc
ティファの乳(;´Д`)ハァハァ
推力氏グジョーブ
449名無しさん@ピンキー:03/05/30 22:02 ID:1DzmSlnX
450エアティ作者:03/05/31 03:26 ID:NxkbMsUQ
お久しぶりでつ。遅くなってスマソ。
パソコンがあぼーんしたり色々ありましたが
ティファたんの続き描きましたのでうpしまつ。


>>178の続き
エアリスの肌が触れた所から電流が流れたような感覚が走り、ティファの身体は震えた。
その刺激さえも下半身の疼きに結びついて、ティファはやるせなく身悶える。
「はっ……っぁ……ぅんっ……っ」
唇を噛み締め、必死にもれ出る声を堪えようとするティファにエアリスの囁きが届いた。
「あら、我慢してるの? だめよ。声を聞かせて。ティファの可愛くて恥ずかしい声が聞きたいんだから」
エアリスの華奢な指がティファの股関節をつ…となぞった。
「やぁ……っ!……んぅっ……ぁあ……」
もどかしい快感がティファの体内を駆け巡る。熱が体内を焦がして焼き尽くし、ティファは終わりの見えない焦燥感に苛まれた。
何かを求めて震える身体を持て余し、ティファのつぶらな瞳にはみるみる透明な滴が溜まっていく。
エアリスは気づかぬふりで股関節の周りや、太もも、くびれた腰や腹を撫で擦った。



451エアティ作者:03/05/31 03:27 ID:NxkbMsUQ
唇を噛み締めて耐えるティファを眺めるだけで、背筋がゾクゾクするような官能がエアリスに走る。
けれど、まだだ。ティファの理性はまだ欠片ほど残っている。
それを破壊しなければ、ティファは自分のものにはならない――――エアリスは更にもどかしい愛撫を与え続けた。
秘裂の周りをやわりとなぞる。息を飲んで強張るティファ身体。エアリスは身体を倒して互いの胸を寄せる。
固く尖った乳首を擦れあわせると、甘い吐息がティファの唇から流れた。
快楽に流されていることをエアリスに告げるように、ティファは儚く切ない吐息を落としていく。
そうして、中々欲しい部分に達しないエアリスを責めるようにティファは眉根に薄く皺を寄せた。
452エアティ作者:03/05/31 03:28 ID:NxkbMsUQ
濡れた瞳にねだるような色を乗せて見つめるティファに向かい、エアリスは揺れる微笑みに蕩けるような声音で囁いた。
「うふふ。ねぇ、ティファ。何が欲しいか言って? 言ってくれたらあなたの欲しいものあげる」
ティファの顔に戸惑いの表情が浮かんだ。欲しいものは今只一つだという事はわかっているのに。
エアリスは何故与えてくれないのか。ティファは哀願するようにエアリスへ言った。
「エ……アリスっ……ね、お願い……!」
だが、エアリスは笑うばかりで、”それ”を与えようとはしない。
「ね……私、あの、……熱くて、切なくて……狂っちゃいそう……だから、エアリス……!」
「あのね、ティファ。それじゃ全くわかんないわ。どこが、熱くて切なくて狂っちゃいそうなの?それと、どうして欲しいのかはっきり言って?ティファ」
453エアティ作者:03/05/31 03:28 ID:NxkbMsUQ
楽しそうに言うエアリスにティファは一層追い込まれた。
ティファがどうして欲しいのかエアリスは解っているのに、あえてティファに言わせようとしているのだ。
身体の中心で焦げ付く快楽が、どんどん大きくなってティファを追い詰めている。
「お願い……っ、わかってるでしょう!? エアリス!」
半ば叫ぶようなティファの声にエアリスは笑って言った。
「わからないわ、ティファ。いいから言って?」
454エアティ作者:03/05/31 03:31 ID:NxkbMsUQ
今日はここまで。

推力さんモツカレです。ティファたん(;´Д`)ハァハァ(;´Д`)ハァハァ
455名無しさん@ピンキー:03/05/31 19:41 ID:bDwIG3gr
>エアティ作家タソ
お帰りなさいませ…!
(;´Д`)ハァハァ(;´Д`)ハァハァ(;´Д`)ハァハァ
456名無しさん@ピンキー:03/05/31 22:02 ID:vhvRoKgL
エアティ作家さんキタ━━━━━!!!!
457推力:03/06/01 01:26 ID:vm21EhzG
>444
<33>
 だが、具体的にどうするか?という段になると、途端に何も思い付かなくて途方に暮れてし
まう。そして、結局は自分がもっと彼に愛を注ぐしかないのだ…と思い至るのだった。もっと
もっと彼を悦ばせる技術を身につけて、もっともっと彼を気持ち良くさせるしか無いのだ…と。

 そんなティファを、クラウドは“ころん”とベッドに転がし横臥させると、再びそのすっき
りと綺麗な形の両脚を開かせ、狭間にある、すっかり“ぬるぬる”と粘液に濡れそぼってしま
った秘部を露わにさせた。彼女が脚に力が入らず、それを閉じる事が出来ないために、結局は
彼のなすがままになるしかない…という事を知っていての行為だった。
 ぐったりとしたティファは左手を体の下にしているが、右腕は背中にまわっている。ちょう
ど右腕だけが、エプロンの紐を結ぶ時のような腕の形だった。そのために、両方の乳房がすっ
かり剥き出しとなり、二つの、子供の頭ほどもある珠肉は自らの重さで“ぽてっ”と潰れて重
なって、まるでつきたての餅を丸めて重ねたようだった。
 その乳を、彼は右手で二つ一度に揉み、親指と薬指で両乳首を押し込むようにして弄る。
「ふあっ…あっ…」
 達したばかりの彼女が、声を上げながら目尻から涙を零した。
 その上で彼は、そうしながら、彼女の脚を開かせたまま、ねっとりとした粘液を滲ませる彼
女の膣に“ぬるっ…”と中指を挿し入れた。そこはすっかり花開き、肉と血の赤を、内臓の赤
を露出させている。指の根本まで入れても、ほとんど抵抗が無かった。
 この世界において、中指は男性自身の象徴であり、これを立てる事で「犯すぞ」とか「クソ
ッタレ」とか、女性に向けて立てればそれは「売女」とか「便所女」とか、そういう意味にな
る。手の甲と手の平、どちらを向けるかで意味も変わってきて、手の甲を向ければ「敵意」に、
手の平を向ければ「交渉」となった。
 クラウドはじゅぶじゅぶと彼女の膣内を左手で嬲りながら、そんなことをぼんやりと思う。
458推力:03/06/01 01:28 ID:vm21EhzG
>457
<34>
「あっ…あっ…あ〜〜っ…あ〜〜っ…」
 その間にも、彼は右手で彼女の右乳を揉み、左手で膣内を蹂躙する。彼女の声は長く切なげ
に伸び、シーツを握り締める右手の指の関節が白くなってきていた。
 明かに達しやすくなっている。
「あっ…クラ…あっ…クラウ……クラ…あっ…あっ!…ああっ!!」
 一所懸命に彼の名前を呼ぼうとする彼女の、涙がいっぱいに溜まった瞳が哀願していた。
「欲しい?」
 彼の言葉に彼女が瞼をぎゅっと瞑り、涙がぽろぽろと零れ落ちる。こくこくこくっと切羽詰
った様子で頷いて、きゅっ…と下唇を噛んだ。
「イッちゃう…イッちゃうのっ…またっ!“”あっ!やだっ…あっ…イッちゃうイッちゃうイッ
ちゃうぅぅ…」
「イッていいよ?イケよ」
「やだっ!やなのっ!ほしいのっあなたがほしっ…」
「だったら、もっとえっちにおねだりしてよ」
「わ…わっ、私のっ、くちゅくちゅのそこにっ…あなたのっ…あなたの指がくちゅくちゅして
るそこにっお●んこにっ…ほしいのっほしいのぉっ」
「何が欲しいか、ちゃんと言わないとダメだよ」
「っ…あっ……あなたのっ…あなたの…あつ…くて…かたぁい…あっ!…おち…おちんっ…ち
んっ……私のくちゅくちゅなお●んこにぃ…おねがいぃっ…」
 次々と彼女の口から卑猥な言葉が紡ぎ出される。羞恥を無くしてしまったかのようだが、そ
ういうわけではないのだろう。
 いやらしい言葉を口にする事で、彼女自身、どこか自分を貶め、興奮を高めているのだ。
 恥ずかしい言葉をあえて口にする事で、「彼に請い願う浅ましい自分」を強く認識し、被虐
の想いに濡れているのだ。
「ティはえっちだね」
「あっ…うんっ…ひっ……え…えっちなのっ…ティファは…ティファはえっちなのっ…いつも
あなたのことかんがえてっ…あっ…あそこをっ…くっ、くちゅくちゅにしてる、えっちな女な
のっ!…」
459推力:03/06/01 01:30 ID:vm21EhzG
>458
<35>
 クラウドは、たぷたぷと揉みしだいていた乳を“ぎゅむっ”と少し強く握り、固くしこった
乳首を“きゅうっ”と捻り上げる。それだけでティファの膣内はぐにぐにと動き、痛いくらい
に左中指を締め付けてきた。
 その左手の中指を胎内で蠢かせながら、親指で淫核を押し潰すようにして捏ねると、ティファ
はすすり泣くような艶声を甘い吐息と共に吐き出し、全身を水揚げされた銀色魚のようにびく
びくと跳ね上がらせる。クラウドは、指を挿し入れた膣口から透明な液体がぴゅっ…と、少し
だけだが飛び出したのを見た。
 それでも彼は彼女を開放せず、膣内と花芯を嬲ったまま彼女の揺れ動く乳から腹、脇、腿ま
でを何度も右手で優しく撫でる。
「どうやっていじめられたい?どんな格好で犯されたい?」
「あっ…ひっ…後からっ…お、おしりからっ…おもいきり犯されたいですぅぅ…」
「よく言えました。ティは本当に可愛いね。正直なティは大好きだよ」
「あ…ぁはあっ…」
 クラウドに誉められ、優しく乳を揉まれて、ティファはうっとりと安らいだ顔を見せた。彼
を信じきり、彼に全てを委ね、彼に任せてさえおけば何もかもが幸せになるのだとでもいうか
のように。
「ティ…ほら…」
 クラウドが彼女の白い腿をぴたぴたと軽く叩くと、彼女はのろのろと身を起こした。だが、
彼の左手の中指はまだ彼女の胎内にあるのだ。起き上がりかけた姿…両脚を軽く曲げ、右脚は
立てたままで腰を捻り左手で身体を支えていた。彼女の右手はおそるおそる彼の右手に触れる。
股間から指を抜いて欲しいのか、それともまだ嬲っていて欲しいのか。彼女の、涙に濡れて甘
い光を湛えた瞳からは窺い知る事は出来ない。
460推力:03/06/01 01:33 ID:vm21EhzG
>459
<36>
 “ちゅくちゅくちゅく”とリズミカルに膣内を擦り上げれば、彼女はすぐに目を閉じて、ふ
らっ…と頭を揺らめかせた。

ちゅ………

 だが、彼が指を抜き取ると彼女は四つん這いになり、彼に向けて尻を捧げた。それは雌犬が
雄犬に対してする形であり、雌猿が雄猿に対してする形であり、人間以外の生物の交尾として
標準的な姿勢であり、つまり、
 “ケモノのかたち”
 だった。
 彼女の陰唇は真っ赤に充血し、とろとろと粘液を垂らしながら大きく花開いている。オスの
生殖器を迎い入れる期待で、彼女の身体は震えた。その彼女の豊かな白い尻を、彼は両手で掴
み少し手荒に揉む。尻肉を押し開き、狭間にある全ての淫猥な造型を光の元へと晒した。
「ああっ…」
 彼女の腰がくねる。
 とろり…と内腿を透明な粘液が伝い落ちていったのが見え、濃厚な“オンナ”の匂いが立ち
昇り、鼻腔に届いた。てらてらと濡れ光る陰唇を左手の親指で押し開き、右手で支えた男根を
そこにあてる。
「あ…んぅ……」
 粘膜同士がぺとりと接触して、ティファが鼻に掛かった甘い吐息を漏らした。すぐに腰を突
き出し、彼女の胎内へと入ってゆく。

つぷぷぷ…

「あああああ…」
461推力:03/06/01 01:35 ID:vm21EhzG
>460
<37>
 男根が抜けてしまう直前まで腰を引き、またゆっくりと根本まで胎内へと挿し入れる。
 ぬるっとした粘液が粘膜との摩擦を無くし、スムーズな油送は男根に纏わりつく肉の襞を意
識させた。
「んぅっ…う…」
 ぬるるるる…とたっぷりと彼女の淫汁が男根を濡れ光らせ、その幹に引っ張られるように小
陰唇が伸びる。それはまるで、彼を手放す事を拒んでいるかのようだ。そして再び押し込むよ
うにして薄肉ごと膣内へと男根を沈める。
 先ほどの正常位や対面座位では窺い知る事の出来なかった情景を、クラウドはたっぷりと堪
能する事が出来る。尻の豊かな造形と、その狭間にある尻穴、陰唇の動きは、こうして背面か
ら見るのと正面から見るのとでは、その与えるイメージが違うのだ。
 背後から豊かな尻を責めるのは、“征服した”という感覚が強い。それは“この女を自分の
モノにした”という想いであり、“印を付けた”という想いでもあった。
「ふあっ…んっ…あっ…」
 豊かでありながら引き締まったティファの白い尻を両手で固定し、彼女の“奥”をクラウド
は好きに突く。ねっとりとした淫汁はこりこりとした膣壁と共に彼のモノを溶かしてしまいそ
うに熱い。
「ティ…気持ち良い?」
「あ…んっ…あ…きもちい…きもちいいよぉ…クラ…あっ…ク…ラウ…あっ…」
 少しだけピッチを上げる。
 ゆらゆらと彼女の身体が前後に揺れ、それにともなって彼女の体の下に垂れ下がった巨大な
乳がゆさゆさと揺れるのが脇から見えた。
 紅い乳首が軌跡を描いて跳ねまわるのを見られないのは、後背位の欠点だとクラウドは思う。
せめて部屋に鏡でもあれば、羞恥に震える彼女の顔と揺れ動く乳を同時に見ながら責める事が
出来るだろうに。彼女も最初は嫌がるかもしれないが、被虐に満ちた状態であったら、むしろ
悦び、今の何倍も感じてしまうのではないだろうか…と密かに想った。
「あっ…ああ〜〜〜……あ〜〜……いいの、いい…きもちいい…いいよぉ……」
 彼女の膣で抜き挿しを繰り返す男根に、ねっとりと白っぽく濃い粘液が纏わりつき始めたの
を見て、クラウドは彼女が本格的に愉しみ始めた事を知った。
「あっ!いくっ!いっちゃうっ!いっちゃういっちゃういっちゃうっやだっ、あっ、だめっ…」
462推力:03/06/01 01:36 ID:vm21EhzG
>461
<38>
 そしてティファはいやいやと首を振り、はしたなくも声を上げ大きく開いた口元からは涎が
垂れていた。
「だめぇ…だっ……あっ…やっ……くる…来ちゃう!来ちゃうのっ、やっっ…」
 声の調子はますます逼迫(ひっぱく)したものとなり、シーツを握り締める両手にも力がこ
もった。

ぱっちゅ…ぱちっ…ぺちっ……ちゅっ…ぱちっ…

 クラウドの腰と彼女の尻が立てる“肉を打つ音”は、彼女の声と混ざり会い部屋に満ちた。
それに時折、粘液質な破裂音が混ざる。粘液が滲み、垂れ、泡立ち、油送の潤滑をますます滑
らかにしているのだ。
「やだぁ…やだやだやだやだ…あっ…ああっ…いっちゃう…いっちゃうよう…」
 声が小さく呟くような感じになり、少し、言葉にするのも辛そうな感じがする。
「あっ…………やっ……うぅ…う〜〜〜…」
 引き攣るような声が唇を割るたび、彼女の尻肉がぴくぴくと動いた。
「クラ……あっ……クラ……ク………」
 彼を呼んでいる。
 尻から犬のように犯され、泣きながら彼を呼んでいる。
「いくの……いく……いっちゃうの………あ……」
「いいよ…ティ……俺ももうすぐ…」
「あ…だめ…ごめ……いっちゃ……」
「ティ?」
「い…あ……」
 彼女は、びくびくびくっ…と彼女の身体が震え、尻を彼に犯されたままシーツに突っ伏した。
尻はまだ彼に捧げたまま、右頬をベッドにつけて荒い息を続けている。
 彼は油送を続け、間を置かず彼女の尻を抱え込むようにして、尻の中にたっぷりと射精した。
2度目のためか、先ほどよりも量は少ない。ひくひくと動く彼女の肛門を右親指で撫ぜた。
「……だめ……」
 吐息を漏らすような声が彼女の唇を割る。
463推力:03/06/01 01:37 ID:vm21EhzG
ここまで。
464推力:03/06/01 01:43 ID:vm21EhzG
>457
<33>の最後から以下の文が抜けました。
アップミスでした。


『そういえば、右手と左手でも意味が違う地方があったような…』
 とても、セックスの間に考えるような事ではなかった。だが決して「彼女の事はどうでもい
い」というわけではないのだ。長時間の性行為に飽きてしまったわけでもない。ただ、性行為
そのものにどうしても長時間没入出来ない彼にとっては、こういう思考遊びはごく普通の事で
あった。
 たぶん、彼女に知られたらきっと涙目で睨まれながら「ばかっ!」と怒られてしまうのだろ
うが。
465名無しさん@ピンキー:03/06/01 09:48 ID:thSoLPyy
エアティ作家さん推力氏おつ。
466名無しさん@ピンキー:03/06/01 18:35 ID:HdrSccG/
(;´д`) 乙〜
467名無しさん@ピンキー:03/06/01 20:10 ID:greZulmc
(;´Д`)ハァハァ乙…
468名無しさん@ピンキー:03/06/01 23:51 ID:NB/TeQo7
(・∀・)イイ!
職人様がんがれー
469名無しさん@ピンキー:03/06/02 21:00 ID:9qIcezfg
どちらも長くて読み応えがありますね。
がんがってください!
470名無しさん@ピンキー:03/06/03 02:24 ID:3WyPfxGv
期待あんど続き待ちsage
471名無しさん@ピンキー:03/06/05 19:15 ID:MiApyzAG
hosshu
472推力:03/06/05 22:14 ID:fyiv4exV
>462
<39>
「今日は…もう…ダメ……しんじゃう……」
 尻穴を刺激した事を咎められたのかと思い咄嗟に指を離すが、ティファ荒く吐息を吐(つ)
くだけだった。
 力を少し失った男根を“ぬるり”と抜き出すと、すっかり広がってしまった膣口から、どろ
りと白濁した粘液がほんの少し染み出し、垂れ落ちる。“くぱぁ…”と内臓の赤を見せる膣口
は、ゆるゆると口を閉じつつあったが、思ったより、弛緩して広がってしまったのではないか?
と思わせた。だがそれでも、女性の肉体の復元力…命の持つ強靭な“しなやかさ”というもの
を信じる事は出来る。
「…やぁん……」
 とろとろと、太股を精液が垂れ落ちた事に気付き、ティファは頬を染め、股間を右手で覆った。
「ぁ………熱い…」
 まるで恋をした相手に密やかな告白をする乙女のような熱っぽさで、うっとりと彼女が呟く。
 だがもちろん、精液そのものが熱いわけではない。彼女は、彼が彼女に対して放った想いの
熱さを感じ取っているのだ。
 それは、『私に感じてくれた』という彼女自身の想いが生み出した“恋熱”とも言えた。

ぶぷっ……ぷっ…

「あぁっ……」
 膣内に送り込まれた空気が、出口を求めて膣口から飛び出す。その淫靡な音に、彼女は慌て
て腰を落として身体を捻り、彼の無遠慮な視線からつるりとした丸い尻を隠した。
「いっぱい…出てくる…よぉ…」
「シャワー…浴びようか?」
 “ふにゃっ”と顔を歪めたティファの、羞恥に火照り真っ赤に染まったほっぺたにキスしな
がら、クラウドは優しく言う。すると彼女は嬉しそうに微笑み、彼の逞しい首に齧り付いて、
その滑らかな肌へちゅっちゅっと口付けをした。
473推力:03/06/05 22:15 ID:fyiv4exV
>472
<40>
 すっかり“甘えんぼモード”に入ってしまった愛しい人を、クラウドはきゅっと抱き締める
と、軽々と抱き上げてベッドを降りる。
「あ…垂れちゃうっ…」
「我慢して」
「…でも…」
「せっかくの絨毯が汚れちゃうよ?」
「…う…………わかった」
 しかめつらしく眉を顰め、きゅ…と身体に力を入れる。痺れたようになって力の入らない括
約筋を、いっしょうけんめいに締めようとしているのだろう。
 …が、

ぷっ……ぷりゅっ………

「あっ…」
 途端、クラウドがくすくすくす…と笑い、たちまちのうちにティファのほっぺたが“ぷうっ”
とふくれた。
「笑ったな?」
「…ご、ごめん」
 くすくすは、まだ止まらない。
「クラウドが悪いんだよ?……あんなに…その……」
「ん?」
「は…はげしくするんだもん……」
「気持ち良かっただろ?声、すごかったもんな」
 間髪入れずにそう言われ、ティファは頬を赤くして俯いた。
474推力:03/06/05 22:17 ID:fyiv4exV
>473
<41>
「もう、次からは声出さないもん」
「そう?」
 まるっきり信じていない彼が、ちょっと憎らしい。
 ティファは彼の左のほっぺたをぎゅうう…とつねると、「あたたた…」と悲鳴を上げる彼の
顔を引き寄せて“ちゅうっ”と、ちょっといぢわるな彼の唇を塞いだ。
 そして、
「声、出なかったら寂しいくせにっ」
 正目から挑むように彼の魔晄の瞳を見つめ、むうっ…とその可愛らしい唇を突き出して拗ね
てみせた。
 それに対して彼は、憎らしいほどの冷静さでもって“ぺろっ”と彼女の上唇を嘗めてみせる。
「そうだよ?だってティの“あの”声、すごく可愛いからなぁ」
 仕返しのように言い、可笑しそうに唇の右端だけ上げて笑う彼の顔が、悪魔に見える。
「ばか」
 私はやっぱり、クラウドには勝てないのかなぁ…と、ティファは小さく溜息を吐き、まだま
だ口元を笑みに歪めている彼のおでこを、悔しさと嬉しさのない交ぜになったままの心で“ぺ
ちっ!”と叩いた。
 クラウドが、
『俺はきっとこの女性からは一生離れられないだろうな』
 と、ぼんやりと心の奥で考えているなど、露ほどにも思わずに…。


    ■■終■■
475推力:03/06/05 22:18 ID:fyiv4exV
以上です。
476名無しさん@ピンキー:03/06/06 01:01 ID:laFonpSm
乙彼様弟子他!
477名無しさん@ピンキー:03/06/06 16:23 ID:lWD97YIq
(;´д`)ハァハァ 乙、また来てね
478名無しさん@ピンキー:03/06/06 17:54 ID:/sanKsj2
推力さん激しく乙!!
気が向いたらいつでも来てください。
479名無しさん@ピンキー:03/06/06 19:21 ID:gErrhj4R
続き描きましたので貼っていきます。
レス下さった方ありがとうでした。
>>422さんお気になさらず。またお待ちしてます。


>>278の続き

一瞬の、瞬きほどの間。
薄く笑うルーファウスとティファの視線が絡み合う。
唇を噛み締め、眉根には深い苦悶の皺が刻みながらも、ティファの瞳は快楽に潤んでいた。
そして、瞼をきつく閉じたかと思うと、ティファはルーファウスへ小さく頷いたのだった。
ルーファウスの高らかな笑い声が室内に響き渡る。
「ははははははははっ!!!! いい様だな。だが、素直に答えた事は褒めてやる。何が欲しいのか自分できちんと言ってみろ」
楽しげにルーファウスはティファを見下ろし言った。
恥辱でティファの顔が歪む。
執拗にルーファウスから辱められ苛まれても、それ以上に、ティファは体内を満たし焼き尽くすようなルーファウスの熱が欲しかった。
狂いそうな疼きと快楽に歪んだ身体は、ティファの心を捻じ曲げていった。
抉るように押し開き、子宮の奥まで貫かれる快楽をティファは選んだのだ。
ティファの愛らしくふくよかな唇が少しずつ開いていく。
480名無しさん@ピンキー:03/06/06 19:22 ID:gErrhj4R
「……あ…なたの、が……欲しい……」
消え入るような小さな声に、ルーファウスは楽しげにそして嘲るような顔でティファを見た。
そしてニヤリと笑ったかと思うと、ルーファウスは自身をティファから抜き取った。
抜かれる際の刺激でさえもティファの身体は貪欲に貪りつくように蠢く。
しかし抽送の為でなく、完全に抜かれた事に気づいたティファは驚きの表情でルーファウスを見つめた。
ルーファウスの昂ぶりはティファの愛液と彼自身の体液でぬらぬらと光っており、力も熱も失ってはいない。
「な……な、んで……っ……くれないの…っ」
絶望的な身体の疼きがティファの精神を蝕む。自分自身をこんな風に変えた男に向かって、ティファはねだるような非難を向けた。
「……ふん。焦るな。貴様が俺を欲しいんだろう? だったら、どうすればいいか……わかるな」
ルーファウスは台の上に腰掛け、ティファの長い髪を引き寄せる。
「どうすれば……?」
わからないと言うようにティファは小さく首を振った。
481名無しさん@ピンキー:03/06/06 19:23 ID:gErrhj4R
「……わからないのか? 虫けら以下だな、貴様は。 欲しいなら自分でしろ、と言っている」
何事もないように答えるルーファウスにティファは目を見開いた。
それは即ち、ティファ自身がルーファウスを迎え入れろと言っているのだと悟ったからだ。
貫かれても、屈辱的な言葉を吐かれても心のどこかでは、無理強いされているという自尊心が残っていたティファにとって
自ら迎え入れるということは、ティファ自身の浅ましさも全て認めてしまうことになる。
快楽を求める身体はこうしている間にも際限なくティファを責め続け、質量を失った秘所はそれを求めるように入り口をひくひくと戦慄かせた。
「出来なくても、俺はかまわんがな。最も、貴様はどうか知らんが」
くっくと喉の奥で笑いを殺しながらルーファウスがティファを突き放す。
ティファは切れて血が滲むほど唇を噛み締めると、ゆるゆるとだるい身体を引き起こした。
まだ、薬の効果はだるさにまだ残っていたが、先程までの壮絶な倦怠感、悪寒はもはや消えている。
力の入らない身体に力を込めるようにして上体を起こし、四肢をついて何とか身体を支えた。
そして四つん這いの姿でルーファウスへと近づくと、台の上に乗るように促した。
「ふふん。いいだろう」
ルーファウスは嘲笑を表情に浮かべ、ティファの為すがままにさせる。
ティファはルーファウスの腰を跨ぐと、秘裂に指を這わせルーファウスを受け入れる為にそこを大きく開かせた。
482名無しさん@ピンキー:03/06/06 19:24 ID:gErrhj4R
今日はここまで。
また書けたらふらりとはっ付けにきます。
483名無しさん@ピンキー:03/06/06 20:52 ID:LNFP0ttW
やっとキタ━━━(゚∀゚)━━━!!!!
乙!
484名無しさん@ピンキー:03/06/06 22:54 ID:jRHz9ZMy
おっつん
485名無しさん@ピンキー:03/06/07 02:49 ID:vcOELtqF
推力氏お疲れさん。
>>479-478
久しぶりだな(;´д`)ハァハァ 
486名無しさん@ピンキー:03/06/07 19:15 ID:VPE7+Ppf
推力さん乙でした。
487名無しさん@ピンキー:03/06/11 07:54 ID:9wuHnBWF
保守
488推力:03/06/13 23:57 ID:g+rfU73e
<求める者 与える者>

<序章−モノローグ>

 ぽっかりと、心に穴が空いていた。

 その穴を埋めるためなら、何でもした。体と引き換えに心をもらえるのなら、それでもいい
と思った。
 だから…体を与えた。
 けれど、心をくれた男は一人もいなかった。それでも、体を与えている間は心の穴を感じな
かったから、ウソのぬくもりにすがった。
 体が離れてしまえば心の穴は、前よりもハッキリと感じてしまう。
 だからまた体を与える。
 それの繰り返しだった。
 心の穴を埋めてくれる人がいつか現れる事を願いながら、毎日のようにウソのぬくもりに肌
を合わせる…。
 苦しかった。
 切なかった。
 どうしてこんなにも胸が“寒い”のか。何度も何度も男達に抱かれても、少しも穴は小さく
ならない。
 むしろ、少しずつ大きくなっている気さえした。
 深くなっていく気が、した。
 股間にある、体の中心を貫くように穿たれた忌わしい穴は、そのまま暗い心の穴に繋がって
いる気がした。だからその穴を埋めれば、心の穴も塞がるのだと思った。
 あの頃は……その時は、それがただ一つの方法だと、信じていた。

 そんな時、『彼』に出会った。
 少しくすんだ金髪で、どこか気弱な笑顔が心の一番奥をちくりと刺した。心の底に押し込め
て、もうずいぶん長い事取り出したりもしなかった思い出が、胸を熱くした。
 この人だろうか?
 この人ならばもしや。
 そう思い、『彼』に近付いた。
489推力:03/06/14 00:00 ID:jRUoEkxE
>488
<2>
 でも、とても自分からは誘えなかった。
 まるで生娘のように、『彼』の手が触れただけで胸が高鳴った。
 夜は男を貪り…また貪られながら、昼は『彼』の些細な仕草や言葉に、まるで恋を知ったば
かりの乙女のように心ときめかせる…。
 3日もしないうちに、ニセモノの男達との夜は、もうやめにしようと思った。
 どんなに誘われても、断った。
 『彼』の声を聞き、『彼』の眼差しを受け、『彼』の匂いを感じると、それだけで心に空い
た大きな穴が少しずつ小さくなる気がした。ウソのぬくもりで埋めようとしたら、その感じも
全部消えてしまいそうだった。
 だから、断った。
 けれど、今まで夜を共にした男達は、とても納得などしなかった。
 『彼』はある日を境に私を避け始め、それと共に傷が増えていった。訪ねても、寂しく笑う
だけで答えてはくれなかった。「女に護られる男にはなりたくない」と、弱いくせに意固地な
光が、青い瞳に灯っていた…。
 けれど……とうとうある寒い朝、スラムの安酒場の前でボロ雑巾のようになって横たわって
いるのを、見つけた。
 …涙は出なかった。
 どうしてだろう?…………そう、自分に問うた。
 薄汚れたシーツの上で、その安酒場の主人に下から突き上げられながら、ぼんやりと思った。
 けれど、犬のような格好で尻から責められながら、唐突に「やっぱりニセモノだったんだ」
という答えが浮かんだ時、「だったら仕方ないな」と思ったら楽になった。
 あとは、快感に没入するだけで良かった。

 『彼』が前で死んでいた安酒場の名前は、“ヘヴンズ・ドア”と言った。
 数ヶ月もしないうちにその安酒場は、そこの主人がスラムにドラッグを広める売人の元締め
となっている事を嗅ぎつけたある組織に接収され、名前を変えた。
490推力:03/06/14 00:01 ID:jRUoEkxE
>489
<3>
 神羅から金をもらいドラッグを売り広める事で私腹を肥やしていた主人は、今は酒場の下に
埋められて地蟲達を肥え太らせているらしいが、よくは知らない。これからはあの臭い精液を
毎日飲まなくて済む。そう思っただけだった。

 組織のリーダーという男が、主人の代わりに私に店を任せてくれたけれど、その代償に身体
を求められた。
 抵抗する理由は無かった。
 主人は私に薬を打ち、タダで毎日犯したけれど、リーダーは少なくとも店と金をくれたから。

 組織の名は、アバランチといった。
 リーダーが代変わりをして、右腕にアタッチメントを装着した褐色の巨人は、リーダーがし
ていたように私を情婦として扱ったりはしなかった。
 それよりも、格闘術を身に付けた組織の戦力としての立場を望んだが、私はそれだけで自分
の立場が優遇されるとも思っていなかったから、自分から進んでアバランチの男達に抱かれた。
 褐色の巨人…………バレットにも、ウェッジにもビックスにも、何度も抱かれた。あの頃の
ジェシーが、私を心の中では軽蔑していた事は知っている。身体を使って組織の中枢に居座る
娼婦としてしか見ていなかった事も。けれど、組織の中で自分を確立していくにつれて、私の、
メンバーの性処理担当という側面は次第に減っていき、ジェシーの視線もやわらかくなってい
ったように思う。
 そして、戦力としての自分を感じるたびに、私は、私の心に穿たれた穴が、少しずつ少しず
つ…小さくなっていったと…
 …そう、思っていた。

 けれど、『彼』に出会った。
 再会した。
 …再会してしまった…。
491推力:03/06/14 00:03 ID:jRUoEkxE
>490
<4>
 彼との再会を機に運命は転がり始め、彼が心に滑り込んできた事を自覚した時には、もう穴
は前よりも大きく…手の施しようが無いくらいに大きくなっていた。
 自分が本当に求めていたのは彼なんだと、気付いてしまったから。
 彼こそを、私はずっと待ち続けていたんだと、思い知ってしまったから。

 彼の笑顔に逆らえない。
 彼のキスに逆らえない。
 彼の笑顔が欲しいから、彼のキスが欲しいから、私は彼の言葉に逆らえない…。
 そう…。
 私は彼の………奴隷だった。

 彼は、あの甘い瞳と甘い言葉とちょっぴり苦いキスといぢわるな舌で、私をどんどん変えて
いく。どんどんえっちにしていく。
 どんどん…彼に逆らえないオンナにしていく。
 彼の……オモチャになっていく…。

 でも私はそれを止められない。
 止めようとも思わない。
 止めたくない。
 だって、彼が喜ぶから。
 彼が微笑んでくれるから。
 彼の言う事を聞くと彼は優しく笑ってくれるから。
 だから私は。

 私は、彼に飼われている…。

 頭を撫でられると尻尾を振って鼻を擦り付ける犬のように。
 そう…私は犬…。
 犬……なんだ…。
492推力:03/06/14 00:04 ID:jRUoEkxE
>491
<5>
<1章−食堂の娘>
 ミッドガル近郊の平地に、その街はあった。
 名を「カーム」という。
 元々の人口はたかだか300人を越えるかどうか、といった比較的中堅の村であった。だが、
かの『狂気の英雄事件』に端を発するメテオとライフストリーム奔流は、自然環境を激変させ、
大都市ミッドガルを蹂躙した。
 そのミッドガルから、一時避難民と復興のための再建設作業員が大量に流れ込み、今では人
口も1500人を越えつつある。レンガやブロックを基礎にした昔ながらの建物を中心として
都市は急速にその姿を変え、その旧市街地を取り巻くように簡易的に作られた住居が、街のシ
ルエットを歪に見せていた。
 その街の中心から少し外れた新市街地に、その店はあった。
 作りそのものは、貧民街やミッドガルの旧スラム街にあるバラックとなんら変わりは無い。
だが、違うのはそこに立ちこめた湯気と熱気だろうか。白看板に、殴り書きのように認(した
た)められた店名は歪んだ文字で「ファイナルヘヴン」と読める。
 「最後の楽園」とは御大層な名前だが、あながち大袈裟なものでも無かった。物資が不足が
ちで、食糧の供給さえままならないこの御時世に、安く、多くをモットーにする食堂など、ま
さに稀有な存在だったからだ。
 そう。
 「ファイナルヘヴン」は、「カーム」で唯一営業している大衆食堂なのである。

「ソテー1、日替り2オイル抜き1、あと特製スープ1!!」
 元気のいい声だ。
 張りがあり、どこか甘い感じがするが、その内に秘められたエネルギーはそれを聞く者に元
気を伝染させる。
 …そんな声だった。
493推力:03/06/14 00:06 ID:jRUoEkxE
>492
<6>
「フライ上がったよ!3番にビール2!」
「はあいっ!」
「ねーちゃん、水!」
「4番に水お代わり!」
「はいはあいっ!」
 立て付けが悪く隙間の開いたドアを開いて中に入れば、むあっとした熱気と湯気で、一気に
汗が噴き出る。外と比べて室温は確実に4度は違うだろう。客はいつも満員に近い状態で、そ
の客層もジャケットの代わりに筋肉を着込んだような労働者が大半だ。腕や背中を剥き出しに
して汗をだらだらと流している者もいれば、油に汚れたツナギを着込んだままの者もいる。
 それでも一様に共通しているのは、食べ終わった者は満足げな至福の表情を浮かべ、料理待
ちの者は彼等の間を子犬のようにくるくるとよく歩きまわる一人の女性を目で追っている事だ
ろうか。
「ティファちゃーん!こっちこっちー!」
「はあい!はいはいはあい!」
 「ティファ」と呼ばれた女性は両手に皿を持ったまま、食べ終わった客がいなくなったテー
ブルに器用に脚だけでイスを押し込むと、頭頂近くでポニーテール気味に三つ編みにした黒髪
を、まさしく尻尾のようにふりふりと振りながら客の間を縫うようにして声の主の所までやっ
てくる。
 その脚捌(さば)きは流れるようで、何かそれなりの訓練か、もしくは武術でもしているか
のようだ。ジーンズに包まれた脚はすらりとし、それに続くヒップは、たっぷりと豊かである
のにきゅんと引き締まっているためか、少しもそれを感じさせない。料理のソースなどで少し
汚れた白いエプロンは、その下に隠された胸のヴォリュームを隠すまでには至らず、エプロン
の脇からはピンクのシャツに包まれた重量感たっぷりの乳房がはみ出してた。ウエストがきゅっ
と絞り込まれたように細いため、腰と胸が更に強調されている。そして熱気に汗ばんだシャツ
には下着の線が浮かび、ついなぞってみたくなるような誘惑を発散していた。
「おまちどうさま〜。はい、野菜炒めね。ニンジンも残さず食べてね」
「ティファちゃん、俺ニンジン嫌いだって知ってるだろ〜?」
「だめだめ。ジャニスさんに言われてるんだから。ロイは少し好き嫌いが多すぎるのよ」
494推力:03/06/14 00:08 ID:jRUoEkxE
>493
<7>
 岩をノミで適当に削ったようなゴツい顔の男が、自分の肩幅の半分くらいしかない女性に情
けない顔をしている図というのは、どうにも笑いを誘わずにはいられない。
 だが、ここではこれが普通であった。この食堂で彼女に逆らえる者などいない。彼女の微笑
みと、まるで弟か恋人を嗜めるような口調に、どんな屈強な男でさえ素直にさせてしまう不思
議な魅力が秘められているからだ。
「ティファちゃん、俺にも水!」
「ちょっとまってー…あ、ケイン!その魚は骨まで食べられるんだよ?せっかくオヤジさんが
そういう風に作ったんだからちゃんと食べてよー」
「ティファちゃん水ー!」
「はいははいはあーい」
「“はい”は1回!」
「うるさいぞ、ソコ!昼間っからビール3本も飲むなんて、今日の仕事はもういいの?ボブ」
 ティファは、この店にやってくる一人一人の男達の顔と名前をほとんど覚えていた。皆、こ
の店に毎日のようにやってきては、モリモリと飯を平らげてゆく。
 彼女の恋人である金髪の青年のおかげで、比較的安価に、そして安定して大量に食料を仕入
れる事が出来るからこそ、毎日この食堂は労働者達を迎い入れる事が出来る。儲けそのものは
仕入れる食料で消えてしまうが、料理を担当するオヤジとティファはそれで満足だった。皆が
満足してくれて、そして明日を生きる活力としてくれる。それだけで、殺人的な忙しさも楽し
みに変える事が出来る気がするのだ。
「ティファちゃーん、今度の休みデートしようよデート。な?いいだろ?」
「はいはい、ソテーおまちどうさま!」
 少し屈むと、エプロンからシャツの襟刳(えりぐ)りが覗き、むっちりとした双丘が形作る
少し汗ばんだ深い谷間が見える。ソテーを注文した若い男は、鼻の下を伸ばしながらそれを見
ると、皿を置いた彼女の右手を掴んだ。
「なあ、いいじゃんか、どうせ休みはヒマなんだろ?」
「いいの?彼女ほっといて」
「彼女なんていねーよ。わかるだろ?な、俺と楽しもうぜ?」
 手を握り、白くすべすべとした彼女の肌を楽しみながら、男は彼女の豊かな乳を揉みしだき、
後からたっぷりとした尻を掴んで責め立てる夢想にいやらしい笑みを浮かべる。
 だがティファは顔色を変えず、むしろにっこりと笑って言った。
495推力:03/06/14 00:09 ID:jRUoEkxE
>494
<8>
「あらーザンネン。約束がむこう5年はギッチリなの。アポ取ってくれなきゃ」
「そう言うなよ。な?この前来た時からティファちゃんの事が好きになっちまったんだ」
「手、離してくれない?料理が冷めちゃうでしょ?」
 左手にはまだ、スープの入った深皿がある。バランス感覚が絶妙なのか、男に手を急に引か
れたにも関わらず、少しも波立っていなかった。
「つれない事言ってくれるじゃん。なあ、毎日仕事ばっかりで溜まってんだろ?」
 ティファは「ふ…」と肩の力を抜くと、小さく溜息を付いた。
「いいわ」
「ほんとか!?」
「ええ、この人達がいいって言ったらね」
「え?」
 男が気が付くと、テーブルの周りには黒い山が出来ていた。日に焼けて、ごりごりとした肩
の筋肉をいからせた、どれも屈強な男達だった。
「な…なんだよ!?」
「わりぃなぁにーちゃん。ティファちゃんは俺達のマドンナなんだよ」
「ここに来る連中はティファちゃんが目当てで来てるようなもんなんだ。…もちろん料理も目
当てだけどよ」
 ティファににっこりと微笑まれ、途中で付け足したように料理の事を口にする岩のような男
は、本気で彼女にはまるで弱いようだ。
「ティファちゃんにちょっかい出そうなんて男はそれこそ履いて捨てるほどいやがるが、みん
な俺達が懇切丁寧に教えてやると二度とここには来なくなっちまう」
「俺達としちゃあ、わざわざ客を減らすなんて事はしたくないんだが…どうだ?俺達が丁寧に
ここの礼儀って奴を教えてやろうか?」
 周囲のテーブルを見れば、ほぼ全員が食事の手を止めてニヤニヤと若い男を見ていた。テー
ブルを取り囲んだ男達だけではなく、ここにいる全員がティファを好いているのは明白だった。
496推力:03/06/14 00:12 ID:jRUoEkxE
>495
<9>
「あ…あー………いや……」
 男は彼女の手を開放すると、急に身体を小さくしてテーブルの上で湯気を立てている料理に
目を落とした。ナイフとフォークを取ろうとすると、それよりも先に白い指がそれらを取り上
げる。
「はい。ゆっくり食べてってね?そのソテー、私が考えたの」
 目の前に、天使の微笑みがあった。男はぼんやりと、その可愛らしくもどこかオンナの色気
を濃厚に感じさせる笑顔に頷いて、彼女の手からナイフとフォークを受け取る。
 ティファはテーブルを囲むように立つ男達に、声を出さずそのピンクの瑞々しい唇だけを動
かして「ありがと」と言った。
 ついでにウィンクまで添えて。
 男達は全員、そのウィンクに顔をほころばせ、軽く手を上げて自分のテーブルに戻っていった。
 男達は知っているのだ。
 たとえこの若い男のように強引に彼女を誘っても、決して彼女がなびく事など有り得ないことを。
 なぜなら彼女は

A『クラウドのモノだからだ』
B『男達全員のモノだからだ』
497推力:03/06/14 00:17 ID:qbRJoF6s
あっちのスレが作家さん大賑わいなのでこっちに書きましたが、これは本来あっち向きの内容だと思います。
こちらは基本はラブラブなんでしたっけ?
わかんないので、この後の展開を皆さんにお任せします。
月曜を目処に、どちらかで多い方の展開を書きます。

あ、根底にあるのはクラティなんですけど。
Aは「愛ある調教」(??)
Bは「痛い愛」
投票が無い場合は…………たぶんAの方で。

よろしくお願いします。
498名無しさん@ピンキー:03/06/14 00:24 ID:dDGJnjU4
推力タン新たな試みギダ━━━(゚∀゚)━━━!!
読者参加型のSSでつか。漏れ的にもスレ的にもAが妥当かと。
とにかく乙です。
499名無しさん@ピンキー:03/06/14 04:11 ID:i43lCx5q
Aを希望します。
500名無しさん@ピンキー:03/06/14 07:47 ID:tgnFEa7o
Aしかないでしょう。
501名無しさん@ピンキー:03/06/14 08:26 ID:dDGJnjU4
向こうのスレでBもやるってのはどうでしょうか?
推力タン的にキツいのは分かってるけど、Bも読んでみたい……。
502名無しさん@ピンキー:03/06/14 09:12 ID:hzD1D/nf
503名無しさん@ピンキー:03/06/14 09:45 ID:J/iIaY9j
痛い愛の意味がよく分からんけど、Bがいいな。
504あぼーん:あぼーん
あぼーん
505あぼーん:あぼーん
あぼーん
506名無しさん@ピンキー:03/06/14 14:14 ID:BhfOWIW7
☆巨乳☆佐藤江梨子お宝画像☆(;´Д`)ハァハァ
http://tmp.2ch.net/test/read.cgi/mog2/1054917920/276
507名無しさん@ピンキー:03/06/14 14:15 ID:3WkZnnTp
>>推力氏
選択式ってパクリじゃん・・・。
向こうは推力氏拒絶してるので荒れるだけ。
普通にレスすると、こっちは和姦マンセーが多いんだしAでしょ。Aしかないともいえるが。
508名無しさん@ピンキー:03/06/14 15:39 ID:ZObR1/Y5
>>497
痛い愛ってこの前書いてた向こうで書いてた エロくはないけどグロい作品 っぽい奴でしょ?
正直言ってそんな焼き直しみたいなのは要らないです。よってA。
509名無しさん@ピンキー:03/06/14 15:41 ID:ZObR1/Y5
>>508
誤;書いてた向こうで書いてた
正;向こうで書いてた
510名無しさん@ピンキー:03/06/14 15:57 ID:AQZUu7hV
向こうで書いてたやつみたいのだったらそっちのほうがいいな。俺はあれ大好きでした。
511名無しさん@ピンキー:03/06/14 16:44 ID:Jx37oGMY
Aで。
前みたいのも好きだけどな。
512あぼーん:あぼーん
あぼーん
513名無しさん@ピンキー:03/06/14 16:52 ID:FgV7x7iF
全然関係ないが、この投票式って掲示板でやると無駄にレス数伸びるし
作者に主体性がなさそうで良い方法とは思えんのだが・・・。
514名無しさん@ピンキー:03/06/14 17:48 ID:pztaLVe+
A
515名無しさん@ピンキー:03/06/14 17:50 ID:ea+DJqAh
Aにイピョーウ
516名無しさん@ピンキー:03/06/14 19:50 ID:0a1Ztl8a
Aづら
517あぼーん:あぼーん
あぼーん
518名無しさん@ピンキー:03/06/14 20:17 ID:pIGYhNmb
A!!
519名無しさん@ピンキー:03/06/14 22:58 ID:4XJRVwZ6
Aす
520名無しさん@ピンキー:03/06/14 23:40 ID:XSVDYQE5
521名無しさん@ピンキー:03/06/15 00:20 ID:OhJ0Bvhe
Aぞな
522名無しさん@ピンキー:03/06/15 02:16 ID:F7345F6U
Aかな
523名無しさん@ピンキー:03/06/15 05:27 ID:QXVsuDTp
Aに100ペソ
524名無しさん@ピンキー:03/06/15 10:31 ID:Gl0/zeQt
525名無しさん@ピンキー:03/06/15 12:53 ID:Hth8l7zf
ビィ
526名無しさん@ピンキー:03/06/15 16:36 ID:vi4Pjtsk
エー
527名無しさん@ピンキー:03/06/15 17:34 ID:NWt8ElJl
Bがいい
528名無しさん@ピンキー:03/06/15 17:35 ID:OJF1Vgdn
Aだってバ
529名無しさん@ピンキー:03/06/15 18:51 ID:Q/kZltoO
Aだコノヤロウ
530名無しさん@ピンキー:03/06/15 19:48 ID:8BqRufD1
Aでおながいしまつ
531名無しさん@ピンキー:03/06/15 21:16 ID:r6BwMtgZ
A
532名無しさん@ピンキー:03/06/15 21:38 ID:ZiQhzK+L
阿呆が・・
533名無しさん@ピンキー:03/06/15 21:40 ID:ZiQhzK+L
馬鹿が・・
534名無しさん@ピンキー:03/06/16 00:00 ID:Rz0bEwbt
Aぽ
535推力:03/06/16 00:34 ID:prLTk3+A
「痛い愛」というのはグロではなく、あっちで書いたものとも違うアプローチです。
焼き直しは私も書いててつまらないので。

でもAですね。
536名無しさん@ピンキー:03/06/16 00:40 ID:Tc2C/WaO
Aで!!
537名無しさん@ピンキー:03/06/16 00:42 ID:Tc2C/WaO
関係ないけど、DDD板が復活してるのでB系はそっちへ投稿してみては?と言ってみる。
538名無しさん@ピンキー:03/06/16 06:15 ID:2YVnMQU0
Xのティファでないのか・・・・
残念。
539名無しさん@ピンキー:03/06/16 12:08 ID:+Bo2jGYM
AとB両方
540名無しさん@ピンキー:03/06/16 20:26 ID:E0Oclagm
Cで!
541名無しさん@ピンキー:03/06/16 21:43 ID:Ybib4IaF
ティファ(FF7)関係のエロパロ職人、作品upした人今何人いるの?
10人超してそうな予感が(汗
542名無しさん@ピンキー:03/06/16 22:00 ID:wZCo1vmm
たくさんの職人さんが書いてくれるのは嬉しいけど?
何人いるかはわからんが。
543推力:03/06/17 00:29 ID:gkfjYYSJ
>496
<10>
1−A『クラウドのモノだからだ』

 なぜなら彼女は、身も心も全て、彼女の恋人クラウド=ストライフのモノだからだ。
 彼らは確かに彼女を好いている。出来る事ならば彼女を“自分の女”にしたいとさえ、いつ
も思っている。だが同時に、それが決して叶わない事もまた、知っているのである。
 彼女は恋人に全てを捧げている。
 彼のために笑い、
 彼のために身体を洗い、
 彼のために健やかでいようとしている。
 彼の望みを全て叶え、
 彼の甘い口付けを甘受する事だけを願っているのだ。
 そこには、無償の愛があった。
 献身があった。
 そして彼女は、彼の“モノ”でる自分に、無上の悦びを感じているのである。
 そう。
 今、こうして大衆食堂で働いている、この時でさえ。

 午後3時を過ぎ、客足も引き店内から人影が消えていく頃になると、ようやく「ファイナル
ヘヴン」も一息つけるようになる。
 ティファは「ふう…」と小さく息を吐(つ)くと、入り口のドアに「準備中」の札をかけ、
ドア脇の簡素な立て看板にも、同じ言葉を縫い付けた布を被せておく。
 天気はすこぶる良い。
 熱気に包まれた店内から外に出ると、初夏の爽やかな空気が身体を撫でていった。絶好のピ
クニック日和…といった所だろう。これが休日であったなら、公園などは家族連れでさぞ賑わっ
ているに違いない。
 だが、ティファは天気とは裏腹に、どこか浮かない顔をしてドアに手をつくと、ぶるっ…と
身を震わせた。そんな彼女の様子には気付く事も無く、厨房から大ぶりのバスケットケースを
持って店長兼コックのオヤジが顔を出す。
「じゃあティファちゃん、これ、いつもの」
「あっ、いつもありがとー!」
544推力:03/06/17 00:31 ID:gkfjYYSJ
>543
<11>
 たった今まで浮かべていた影のある表情とは、打って変わって明るい笑顔を向け、ティファ
はオヤジからバスケットを受け取った。
 ずしりとした重みと、ふんわりとした良い匂いがたちまち彼女の感覚を刺激する。
「何言ってんだい。あんたのダンナにゃあお世話になってんだ。これくらいさせてもらわない
とねぇ」
「やだっもうっ!そ、そんな…ダ…ダンナだなんてー」
 頬を染めて照れまくる彼女を、オヤジは微笑ましそうに見る。
 彼女がこの店を始め、自分が雇われてからもうかれこれ3ヶ月になるだろうか。だが彼女は
あの頃から変わらずに初々しく、その様子からは、彼女がどんなにか彼氏の事を大事に想って
いるか、痛いほどよくわかった。なのに、どうしてすぐにでも結婚して所帯を持ってしまわな
いのだろう?と、オヤジはいつも不思議に思っている。これほど器量の良い女の子は近頃珍し
いというのに、彼女の想い人のクラウドは、それでもまだ不満なのだろうか?それとも結婚そ
のものには、全くこだわっていない…とか?
『けど、ティファちゃんはちゃんとケジメ付けて欲しいはずだがなぁ…』
 エプロンを付けたまま、玄関から明るい笑顔で飛び出して行くティファを見ながら、オヤジ
は綺麗に剃り上げた禿頭(とくとう)をぺちぺちと叩いた。

 店の入り口を出て、ティファは再びぶるっ…と身体を震わせた。
 彼に会える。
 それを思っただけで、身体が震える。
 体の奥から想いが溢れる。
 甘い甘いとろとろの『蜜』が、全身の血管を駆け巡っているような陶酔感を感じて…。

 彼女は、こうやって店長の手製の弁当を持って、クラウドのオフィスを訪れるのが月曜から
金曜までの日課になっていた。
545推力:03/06/17 00:33 ID:gkfjYYSJ
>544
<12>
 クラウドは現在、バレットと共に再開発地区の施工監督兼治安維持主任監査官を勤めている。
簡単に言えば、工事現場の荒くれを纏め上げ、彼等が過度にはめを外さない様に見張る番犬の
ようなものだ。実務や現場指揮はバレットが行うため、クラウドは主に人の派遣や整理、部署
統括などの書類上の雑務など、身体を動かすよりもストレスの溜まりやすい頭脳労働を担当し
ていた。
 そして、そのストレスを解消してあげるのが自分の役目だと、ティファは思っている。
 彼が心置きなく仕事をこなし、気持ち良く毎日を過ごすために、自分がいるのだと。
 そのための、自分なのだと。

 店を出て、通りを歩き、顔見知りの人と何気ない挨拶を交わし、馴染みの客に微笑んで、ティ
ファはクラウドのいるオフィスを目指した。
「……は………」
 だが、オフィスに近付くにつれて彼女の額に汗が浮かび始める。熱気と湿気のこもった店内
から出て爽やかな初夏の風の中にいるというのに、彼女の顔は火照って腫れぼったく、まるで
性的な興奮でもしているかのようだ。
「…ん…うっ…」
 細い路地に入り、人の目を避けて建物と建物の間に身を滑りこませる。建てかけられた建材
の陰に身を潜めて、バスケットを側の木箱の上に置いた。
「はぁ……っ……」
 壁に両手を付き、額をこつん…と当てる。
「んっ……」
 ぞくぞくとした震えが腰から背中を這い上がり、ティファは自覚の無いままくねくねと尻を
振った。
 彼に会える。
 その想いだけで、こうも情欲を高ぶらせてしまうものなのだろうか?
 こくん、と喉を鳴らして唾を飲み込み、上唇と下唇を“ねろっ…”とピンクの舌で濡らした。
「ああ…」
 開いた唇からは、熱く甘い吐息が漏れる。下腹に右手を下ろし、思い留まって再び壁に手を
つく。そんな動作を何度も繰り返していた。
546推力:03/06/17 00:35 ID:gkfjYYSJ
>545
<13>
 彼女の今の様子を見たならば、男であろうが女であろうが十人が十人共そう答えるに違いな
い。
「…だ……だめ……」
 誘惑に打ち勝ち、彼女はくるりと身体を回転させて壁に背中を預けた。そうして“ぶるるっ”
と身を震わせると、バスケットを手にしてその場を離れた。
 彼女の紅潮した顔には、うっとりとした笑みが浮かんでいた。
 もうすぐだ。
 もうすぐ、彼に会える。
 そうすれば……。
 彼のオフィスまで、あと100メートルも無いのだから。

 クラウドのオフィスは、旧市街と新市街の交じり合うその旧市街側にある。オフィスとは言っ
ても外見は民家と変わらず、実際、元カーム村の村長の家を修復して使用しているため、中身
も「オフィス」と呼ぶには相応しくないように思える。柱も梁も太く、造りも頑丈だったから
か、『狂気の英雄事件』でも、屋根の一部が落ちただけで修復にはさほど手間はかからなかっ
た。村長には別の家に移ってもらっているため、現在は、実質的にはクラウドの家と言っても
良かった。
 ティファは厚い樫の木のドアをノックし、内から声が掛かるのを待った。玄関に立っている
この瞬間にも、彼女の身体はゆらゆらと揺れて、吐息は熱く、可愛らしい小鼻は彼女の肉体の
高ぶりを示すかのように、時折膨らんで空気を求めていた。
『ああ……はやく……』
 はやる心を抑えて、もう一度ノックする。
 だが、やがて中から彼女を呼ぶ彼の声が小さく聞こえてくると、彼女は文字通り腰が砕けて
その場に崩れ落ちそうになってしまった。これではまるで、飼い主に会えて興奮のあまり失禁
してしまう犬のようではないか。
 慌ててドアに手をつき、両足に力を込める。それだけで痺れるような甘い疼きが腰から這い
上がり、ティファは思わず声を漏らして“ぶるるっ”と全身を震わせた。
547推力:03/06/17 00:37 ID:gkfjYYSJ
>546
<14>
「ク…クラウド…あ…食事……」
 震える唇でティファが言う。
 彼の顔を見て、そして彼の魔晄の瞳に見詰められただけで、立っていられない程の快美感に
全身を支配されていた。
「ここまで持って来てよ」
「…うん…」
 彼の声にティファの身体が反応する。お腹(なか)の中の“モノ”が、ねっとりとした『蜜』
に包(くる)まれたまま身じろぎした気がして、彼女は目をぎゅっと瞑って手摺に身を預けた。
 そのまま手摺で身体を支えるようにしながら、2階まで一歩一歩、ゆっくりと上って行く。
「ちゃんと言った通りにしてくれたんだな」
「ん…うん……した…よ…クラウドの言う通り……」
「全部?」
「ぜ…全部…ぜんぶはいってるの…」
「5個だっけ?」
「ろ……ろっこ……」
「6個?それじゃ、お腹の中ぱんぱんだね?苦しいんじゃないか?」
「ん…ううん……クラウドが…入れてって…言った…もん…」
 最後の一段を上り終え、廊下で愛しい彼と対峙する。階段を登りながら両脚を前後に出し、
その度に豊かな尻肉を左右に振っていた。それは、“胎内”に入れた“モノ”をより知覚して
しまう事となり、彼女の大事な部分はすっかり『蜜』を溢れさせ、ジーンズをしっとりと濡ら
すまでになっていた。
「いい子だね、ティファは」
「あ…は…」
 彼が誉めると、ティファは恋する乙女のように頬を染めながら、子供のように純真な笑顔を
浮かべた。その笑顔は彼を信じ切り、彼の信頼に答える事を悦びと感じる無垢な色をしていた。
 クラウドは、にっこりと慈愛の笑みを浮かべながらティファに歩み寄る。
 そして、

1−A『甘い口付けでとろとろにしてしまう』
  B『とりあえずアレを咥えさせる』
548推力:03/06/17 00:40 ID:gkfjYYSJ
意外に投票して下さる方々がいらっしゃったので(5人くらい参加してくださればいいかなぁ…と思っていました)、もちょっと短くします。
キッカリ24時間ということで…。
549推力:03/06/17 00:44 ID:gkfjYYSJ
<13>の前に一行抜けました。

 股間に手を触れ、そこにあるものを嬲りたいのだ。
550推力:03/06/17 00:46 ID:gkfjYYSJ
またまた。

<14>の前に抜けました。


 身体の中を蹂躙する嵐を、息を潜めてやり過ごし、ドアを開け、彼の待つ2階のオフィスを目指す。
 村長の元住居とは言っても、それなりに立派な造りになっていて、小さなホール状の玄関をぐるっと見下ろすように階段と廊下があり、2階の部屋のドアが2つ見える。中央には奥に続く廊下があって、更に部屋がある事がわかった。
 その2階の手摺の所に彼女の恋人は立ち、上からティファの上気した顔を見下ろしていた。


 次回からはもっと気をつけます…。
551名無しさん@ピンキー:03/06/17 01:01 ID:8S++46La

無駄にレス数伸びるのは、見ててかなりうざかったので敢えて投票しないことにしまつ。
552名無しさん@ピンキー:03/06/17 07:56 ID:OYfi/O4v
553名無しさん@ピンキー:03/06/17 09:22 ID:W6lluKqK
a
554名無しさん@ピンキー:03/06/17 12:31 ID:OqfqdaSC
Bがいい
555名無しさん@ピンキー:03/06/17 15:46 ID:owLcEwsB
この流れだとAで
556名無しさん@ピンキー:03/06/17 18:38 ID:07ZwhVp0
じっくり攻めていってほしいのでAがいいです。
557名無しさん@ピンキー:03/06/17 19:45 ID:hGg7LcpG
Aの方がしっくりくる
558名無しさん@ピンキー:03/06/17 23:01 ID:1Q6J8BcD
A
559推力:03/06/18 00:43 ID:rbIdEct7
それではAということで。
560名無しさん@ピンキー:03/06/18 01:54 ID:yqHCXnlO
よろ
561名無しさん@ピンキー:03/06/18 17:23 ID:EE0oEToT
46
562名無しさん@ピンキー:03/06/20 21:43 ID:6hb/zspR
待ち
563あぼーん:あぼーん
あぼーん
564推力:03/06/20 23:24 ID:urVx1CRr
>547
<15>
2−A『甘い口付けでとろとろにしてしまう』

 そして、次の瞬間訪れるだろう甘美な時を待ちわびている彼女の瑞々しい唇へ、ゆっくりと
顔を寄せた。だが、すぐには口付けをしてしまわず、“ふ…”と吐息を紅い果実へ吹きかける。
「んぅ…」
 ティファは目を瞑ったまま夢見るような表情で、顎を上げて彼の唇が舞い降りるのを、今か
今かと待ちわびている。にも関わらず、彼は彼女を焦らすように、彼女の滑らかでふっくらと
した頬へ、そよ風のようなキスをした。
 彼女の頬は熱く火照り、ホクロ一つ無い白い肌は、歯を立てれば“ぷつっ”とはぜて甘い果
汁を迸らせてしまうかのような若々しい張りに満ちていた。その頬を、わざと野卑に“べろり”
と嘗めてみせる。
「っんぁあ…」
 ぞくぞくぞくっ…と、ティファの背中を“震え”が駆け登ったのが、彼にもわかった。
 ぶるるっ…と彼女の全身が震え、腰がくねる。
「っは…」
 酸欠に陥った金魚のように、彼女は口を開けたまま“はっはっはっ”と短い呼気を吐く。芳
(かぐわ)しい吐息が彼の前髪を揺らし、そして彼はようやくその吐息めいた荒い呼吸に誘わ
れるかのように、彼女の唇を“食べ”始める。
「んっぅあ…あああ…」
 ぺろりと上唇を嘗められ、ティファはぎゅっ…と目を瞑って肩を竦めた。
 信じられなかった。
 それだけで、軽くイッてしまった。
 これも、胎内(なか)に異物があるためだろうか?
 朝からずっと胎内に留まり、彼女の身体を刺激し続けているあの異物のためだろうか?
 やはり彼の提案に間違いは無い。彼がしたいようにさせてあげる事で、彼女は今まで以上の
快楽を手に入れる事が出来る。それを、わずかではあったが完全には信じていなかった遠い自
分が、今の彼女にはひどく愚かしく感じた。
565推力:03/06/20 23:26 ID:urVx1CRr
>564
<16>
『彼は私を、私が気持ち良くなれるように私じゃない私にしていく』
 そう感じた時の小さな「恐れ」は、やはり杞憂(きゆう)でしかないのだ。
 今は、そう信じる事が出来た。
「あ…は…ん…ぅ…」
 彼の唇は、唾液にぬるぬるとぬめり、そのぬめりのまま彼女の唇を、舌を、歯茎を、口の中
のモノ全てを嘗め、くすぐり、味わい、蹂躙した。
 頭の中で立て続けにフラッシュが瞬いた…と、彼女は思った。
 舌を彼の口内に巧妙に誘い出され、少し強いくらいに“ちゅうう…”と吸われてはたまらな
かった。がくがくと膝が震え、景色が滲み、揺れ、ぐるりと回転を始め、下腹が熱く熱く火照っ
た。自分が立っているのか座り込んでしまったのか、それとも彼の逞しい腕に支えられながら
しどけなく彼の胸にもたれかかっているのか、それすらもわからなくなりつつあった。
 ぬるっ…と股間は粘液に濡れ、下着の中で蒸れて、強い“オンナの匂い”を放っている。彼
が欲しくて欲しくてたまらない…そんな、ひどく動物的な情欲が、身体を、頭を、心を、塗り
潰そうとしていた。それは、彼に注ぎ込まれコクコクと一心に飲み下している彼の甘い唾液が
変化したものかもしれない。そんな馬鹿な事が頭をかすめた。
 それでもいい。
 それがいい。
 そうして欲しい。
 彼を取り込み、飲み下し、身体の外も中も彼で染まって、彼しか見えないように、彼にしか
感じないようにして欲しかった。
 彼が髪に触れるだけでイッてしまいたい。
 彼が笑いかけてくれるだけでイッてしまいたい。
 彼の一挙一動に心が濡れて体が濡れて、彼無しでは到底この先、生きては行けないような、
そんなオンナにして欲しかった。
 そんなオンナになろうと…思った。
566推力:03/06/20 23:27 ID:urVx1CRr
>565
<17>
 そうなってしまえば、やがて自分は彼が望めばどこででも身体を開き彼を迎え入れ、彼を悦
ばせる事に自分の存在価値を置く、そんなオンナになるのだろう。
『ああ…はやく…』
 早く、そうなってしまいたい。
 彼女は“そうなった”自分を思うたび、身体中を痺れるほど強烈な悦びが満ちるのを感じていた。

 彼の口付けで極上の快楽を受け、彼女はうっとりと陶酔の表情を浮かべ続けている。
 それは、彼の唇の動きや舌の動き、軽く彼女の唇を噛む彼の歯の動きなど、それらを目を瞑
って細部まで克明に全て記憶し、焼き付け、いつでもどこでも誰といても即座に思い起こす事
が出来るようにでもしているかのようだ。
「ティファは可愛いね」
「ふ……ぅん……」
 彼の、耳朶を愛撫する甘い言葉に心が濡れる。気がつけば、彼女は床に膝をついて、ふらふ
らと上体を揺らめかせていた。手に持っていたバスケットはいつの間にか彼の手に移り、彼女
自身の両手は彼の太股に置かれている。
 眼前に、膨らんで陰影を濃くしている彼のズボンの股間があった。
 この布の下に、彼の猛る激情があるのだ。ズボンと下着、そのたった2枚の布地の向こうに、
いやらしく貪欲な私の卑しい身体に、甘美な陶酔の時を刻みつけてくれる彼のモノがあるのだ。
 ティファはそう思い浮かべただけで、股間がとろとろに熟し、果汁が染み出してしまうのを
感じる。下着とジーンズが無ければ、とろりと太股を伝って、板張りの床に垂れ落ちてしまっ
ているところだった。
「欲しい?」
 彼が言う。
 「何が」とは言わない。
 彼はわかっているのだ。
 そして、彼女もまた彼が何を言いたいのかわかりすぎるほどわかっていた。
「は…はい…」
 『うん』でも『ええ』でも、もちろん頷きだけでもない。
 こんな風に、彼が少しいぢわるな光を瞳に宿して問う時は、ちゃんと返事をしなければなら
ない。でなければ『御褒美』はもらえないのだ。
567推力:03/06/20 23:29 ID:urVx1CRr
>566
<18>
「我慢出来ない?」
「……はい…」
「どうしても?今すぐ欲しいの?ここで?誰か来るかもしれないよ?どうしても?」
「………は………はい…」
 彼に矢継ぎ早に問い掛けられるたび、彼女の紅潮した頬がさらに赤く染まる。耳たぶも、白
い首筋も、襟刳りから覗く胸元までが綺麗なピンク色に染まっていた。
 彼に何度も本意を問われる事で、彼女は自分がどうしようもなく卑しい淫乱なオンナなのだ
と改めて告げられている想いがする。「事実」を「確認」されている気がする。
 だがそれが、彼女をさらに興奮させ、快美感を全身くまなく指の先まで染み渡らせる事となっ
ているのだった。
 ピンクのTシャツとエプロンに覆われた、目を見張るほどヴォリュームたっぷりの乳は、も
うすっかり張り詰め、その頂点となる乳首は固くしこってエプロン越しでさえその造型を見る
事が出来る。
 ティファは無意識のうちに胸を反らし気味にし、上体を風にそよぐ柳のように揺らめかせて
いた。彼女は今すぐにでも、彼にこの淫猥な“肉”を力強い両手で揉みしだいて欲しいのだ。
 それも、少し乱暴過ぎるくらいがいい。
 時にちぎれるくらい強く揉んで、固い乳首を噛んで欲しかった。固くそそり立ち、青黒い血
管を浮き立たせた彼のモノを口いっぱいに頬張りながらそうされたなら、きっと自分はどうに
かなってしまうだろう。狂ってしまうかもしれない。
 夜の仕込みのため、5時には店に戻らなければならないが、彼女の頭にはもうそんな“些細
な”事などこれっぽっちも残ってはいなかった。
「ティファはえっちだね」
「は…はい…ティファは…ティファはえっちです…」
 自らを貶める言葉をあえて口にすることで、“ぞくぞく”が尻から背中を這い上がってくる。
 お腹の中で粘液が“とろり”と下へおりてくるのがわかる。
「俺は、えっちなティファが大好きだよ」
「ああ……クラウド……」
「ティファは、本当は犬だろう?それも発情してえっちな犬だ」
568推力:03/06/20 23:31 ID:urVx1CRr
>567
<19>
「はい…ティファは犬です…えっちなことばっかり考えてる…犬です…雌犬です…」
 彼が優しく頭を、頬を、首筋を撫でる。それは人間ではなく犬に対してする愛撫だった。左
耳の裏を指でくすぐられ、ティファは至福の表情を浮かべうっとりと陶酔する。
 犬としての服従、彼のモノとしての幸福、彼の思いのままにされるという被虐の心。そういっ
た隷属する事で得られる甘美な蜜の味が、ティファを狂わせている。
「…ああ………ごしゅじんさま……私の御主人様……」
 床に両手をつき、彼の脚に頬を摺り寄せる。
 最初は抵抗のあった『御主人様』という言葉は、今では魔法発動のコモンセンス(魔力励起
言語)のようにティファの心を捕え、離さない。彼女は自らがそう口にする事で、身も心も彼
の“モノ”となり、彼によって強烈な快美感を与えられる“特権”を手に入れる…と、今では
固く信じて疑わない。
 だが、それを“愚かしい”と切って捨てる事も、“彼女らしくない”と批判する事も、他の
誰にも出来はしない。なぜならそれは彼女自身が選択し、彼女自身が求めた結果だからだ。
「雌犬なら雌犬らしくしなくちゃダメじゃないか」
 そう言ってクラウドは彼女の頭をくしゃくしゃっと少し乱暴に撫で、そのまま自分の脚から
引き離した。
 彼女は少しの戸惑いを含んだ目で彼を見上げ、こくりと唾を飲み込む。
「返事は?」
「は…はい…」
「わん」
「……わ、わん…」
「そう。犬なら犬らしくしなくちゃ」
「わん…」
「いい子だ。可愛いよ」
「わんっ」
 誉められた事で、ティファはそれが正しい事なのだと認識した。自分は犬で、言葉を話して
はならず、彼が命ずるままに行動し、訴える時や返事をする時は犬のように啼くべきなのだ、と。
 彼女は、嬉しさのあまり尻尾を振りたくる犬のように、彼を上目使いに見上げて期待に満ち
た笑みを浮かべた。
「御褒美をあげなくちゃいけないな」
569推力:03/06/20 23:33 ID:urVx1CRr
>568
<20>
「わんっ……んぅうくぅ…」
 彼のつま先が彼女のエプロンの下に潜り込み、膝を付いた彼女の股間を刺激する。
 ティファはそれだけでびくびくと腰を震わせ口を半開きにしたままうっとりと目を瞑った。
「つま先で感じるなんて、ティファはケダモノと一緒だね」
「…ん…くぅん…」
 彼の脚にしがみつき、犬がそうするように自分の腰を押し付けた。そうして股間の一番キモ
チイイ場所に彼のつま先が当たるようにくねらせる。
 その様子は、発情した犬そのものだった。
 彼は手を伸ばし、彼女のTシャツを捲り上げた。下着を着けていないのか、すぐに、たっぷ
りと盛り上がり重たそうな乳が“たぷっ…”とまろび出て揺れる。彼はシャツを、大きく張り
出した乳の上まで捲り上げてそのまま引っ掛けると、エプロンからはみ出したその柔肉をさわ
さわと撫でた。
「んぅ…きゃふっ……」
 嬉しそうにティファが啼き、涙がいっぱいに溜まった瞳で彼を見上げた。
「四つん這いのまま、ズボンを膝まで脱ぐんだ」
 彼の命令にティファはこくりと頷き、それから思い出したように「わん」と啼いて、板張り
の床に両手をついた。
 横になった事で乳が重く垂れ下がるが、エプロンで支えられる事で重力に従う事無く脇から
大きく盛り上がりを見せる。たっぷりとした重さを支えて、エプロンの布地がテントのように
張った。
「んう…」
 彼女は左手で体を支え、右手でジーンズのボタンを外し、ファスナーを下げて引き下ろす。
空色のショーツが尻肉に食い込んで、まるでTバックのようになっていた。
「俺が脱がせるから、お尻をこっちに向けるんだ」
「わん…」
 膝まで下げたジーンズが脚をまとめる役割をし、彼女は両膝を基点として両手で身体の向き
を変えた。そうして彼に向かって尻を突き出すと、肘を折って床に右頬を付け、腰を高く掲げ
て彼に尻を捧げる。
570推力:03/06/20 23:33 ID:urVx1CRr
>569
<21>
 彼女の股間はすっかり濡れそぼり、ショーツは既にその用を成していない。半透明に透けて、
その下に隠された凹凸も肉襞の様子も、陰毛の生い茂る様子すらもあからさまにしてしまって
いる。そのショーツと股間の間からは、一本の紐のようなものが出てきていた。太さは1ミリ
も無く、つるりとした化学繊維のようだ。
「ふん?……ちゃんと入れたままにしてたんだな」
「くぅん…」
 彼の言葉に、ティファがふるふると尻を振る。

 早く脱がせて、触って、嘗めて嬲って弄って指を入れて掻きまわしてっ!

 そんな彼女の声無き叫びが聞こえるようだ。
 彼は唇の端を軽く上げて酷薄な笑みを浮かべると、彼女の傍らに膝をついた。

3−A『だが、まずは乳だ』
  B『さっそくアソコから』
571推力:03/06/20 23:36 ID:urVx1CRr
>551
> 無駄にレス数伸びるのは、見ててかなりうざかったので

 それももっともなので、最初にレスして下さった5人の方で多い方にしようかと。
572名無しさん@ピンキー:03/06/20 23:48 ID:yGALV+nl

長くねちっこいのキボン。A
573名無しさん@ピンキー:03/06/20 23:57 ID:r6ClGUvF
aで
574名無しさん@ピンキー:03/06/21 00:28 ID:1FgLHY64
Aでおながいします。
575名無しさん@ピンキー:03/06/21 10:30 ID:9hpyvL4I
Aですね
てか前の3人がAを選択している時点で決定か
576推力:03/06/21 15:35 ID:K5J06pdD
ではAで。
577ルー×ティ書き:03/06/22 13:33 ID:N20dJbtu
選択性SSですか。面白いですね。
今は書きこまないほうがいいみたいですね。
また後ほど失礼することにします。

578名無しさん@ピンキー:03/06/22 17:24 ID:nM6gZKVo
>ルーティ作家さん
激しく久しゅうございます…!
自分は同時進行で構わないと思うんですがね。
579ルー×ティ書き:03/06/22 17:57 ID:N20dJbtu
>578さん
お久しぶりです。ありがとう。

えと、最後まで書けましたのでやっぱりはっつけて行きます。
連続で行きますのでうざい方はあぼーんしてください。
途中割り込みすみません。
580ルー×ティ書き:03/06/22 18:01 ID:N20dJbtu
>>481の続き


這わせた指先で秘裂をかきわける。ティファは震える指先で襞を開こうとするが、溢れるほど濡れそぼっている所為で中々うまく広げられない。
自分の出した愛液で指先はするりと滑り、ティファははからずも自分自身で快感を高めてしまう。
そしてとめどなく溢れる蜜はティファの襞を伝いルーファウスへも滴った。
ぽたりと透明な雫が零れ落ちる様はあまりに淫らな艶かしさを醸し出す。
ルーファウスも昂ぶりをびくりと震えさせながら、ティファの焦れったい手つきを凝視し、視線で早くと促した。
片方の手でやっとティファは自分を開く。固定したまま、もう片方の手はルーファウスの昂ぶりを掴んだ。
掴んだ瞬間ティファの手の中でルーファウスの熱く硬いものがビクリと跳ねて大きさを増す。
581ルー×ティ書き:03/06/22 18:01 ID:N20dJbtu
すぐにでも迎え入れたい自分の身体を抑えながら、ティファはルーファウスの先端に秘裂をあてがった。先ほど味わった快感をすぐにでも味わいたくて気持ちが焦る。
待ち望むぬそこにルーファウスを迎え入れる為にティファはゆっくりと腰を落としていった。
ルーファウスが押し分けて入ってくる予感にティファは恍惚の表情を浮かべたが、次の瞬間失望に変わった。
ぬかるみきった互いの部分は潤滑を助け合って、ルーファウスのものはティファの秘裂に沿って滑ってしまったのだ。
失望感じながら同時に伝わった刺激がティファの思考を甘く溶かす。
「何をやってるんだ」
ルーファウスが不愉快そうに眉を顰めた。
「……っぁあん……だって、上手く入らない……」
582ルー×ティ書き:03/06/22 18:02 ID:N20dJbtu
「何を言ってるんだ。初めてでもないのだろう?こうするのは。早くしろ。俺だって一応は楽しみたいのだからな」
もの慣れないティファを責めるようにルーファウスは尻の肉を鷲づかむ。
ティファは上がった息を整える間もなく、もう一度ルーファウスの屹立したものを掴み、慎重に腰を落とした。
ルーファウスの先端がティファの襞をかき分けて押し入ってくる。そのあまりの刺激と快感にティファの口から歓喜の声が溢れ出た。
「ああっ……! 気持ち、いい……!! ……あはぁん!!」
焦らされたティファの身体に、ルーファウスの熱と質量が例えようもないほどの快楽を注ぎ込む。
583ルー×ティ書き:03/06/22 18:02 ID:N20dJbtu
身悶えながら己を咥え込んでいくティファの腰をルーファウスは一気に引き寄せた。
「ああああああああぁ!!!!」
乱暴な行為にも関わらず、ティファは結合した部分をびくびくと震えさせ、貪欲にルーファウスを飲み込んでいった。
自身を締め付けるその淫猥な動きと刺激に、ルーファウスも快感の海へと飲まれて、制止するとは不可能だ。
淫らがましく腰を揺らし、髪の乱れも構わずにただただ快感を得るためだけにティファは腰をあらん限り揺らめかす。
「いい……っ。ふぁ……ぁあん……!! 凄くいいの……っ!!」
ルーファウスがティファを穿つ度に喉から甘く艶やかな喘ぎが流れ出た。
584ルー×ティ書き:03/06/22 18:03 ID:N20dJbtu
「…っふん……っ。貴様は本当に恥知らずな淫乱だ。こんなに涎を流して俺を咥えこんでいるんだからな…っ」
ティファの内部を擦り上げる行為にルーファウスも没頭し、己の限界の果てを探る。
激しく結合する部位からは湿って濁った水音がひっきりなしに落ちていく。
内部を思う様擦り上げられ膣の奥まで押し込まれて、ティファは快感の絶頂を悟るとますます腰を激しく震わせた。
「あっああ……っ! もう、だめっ……いっちゃううっ!!」
「何だ、貴様。もう、限界か? ふっ……まあいいだろう。いかせてやるよ」
ルーファウスは揺れる胸を揉み上げ、乳房の先端を舌で舐め上げた。
585ルー×ティ書き:03/06/22 18:03 ID:N20dJbtu
そうして押し込む腰の動きをい一層激しくさせ、更に角度を変えて擦り上げる。
ティファの身体が小刻みに震え始め、開かれた唇から嬌声と唾液が溢れていく。
「あっ…だめっ……もうっ……私、もう!! あああああああああっっ!!!!」
ティファの身体が大きくしなり、弾ける様にビクビクと腰を震わせた。
瞬間的に硬直した身体は彼女が達した事をルーファウスに知らしめた。
そしてルーファウスを咥えこんだ入り口は強烈な収縮を繰り返し、早く達しろと言うが如くルーファウスを激しく苛む。
ティファの搾り取るような襞の動きにルーファウスも堪えきれず絶頂を迎え、ティファに己の白濁を残らず注ぎ込んだ。
586ルー×ティ書き:03/06/22 18:04 ID:N20dJbtu
力の抜けきったティファが倒れるようにルーファウスの胸に身体を預ける。
「随分と気持ちが良かったようだな」
ティファの腰を持ち上げ自身を引き抜きながら嘲るような調子でルーファウスが言った。
抜かれる感覚もティファの官能を刺激する。
「じゃあ、後は後始末だ。貴様のいやらしい体液で随分と汚れたからな。俺のを綺麗にするんだ。貴様のこの口でな」
言葉を理解する間もなくティファはこくりと頷いた。
ルーファウスはティファの髪を引っ張り、自分のものへと近づける。
もはやティファには欠片も理性は残っていない。快楽と精神を責められ続けて退行した心は正常な判断が下せるはずもなかった。
ティファは身体をずらすと、ルーファウスの萎えかけた昂ぶりを舌先で舐め上げる。
そして、先端を舌で覆うように舐めたあと、茎の部分についたルーファウスとティファの体液を恍惚の表情で舐め取って行く。
ルーファウスの質量が見る間に力を取り戻した。
587ルー×ティ書き:03/06/22 18:04 ID:N20dJbtu
「そうだ。いいぞ。歯は立てるなよ。俺がいいと言うまで続けろ…っ」
ぴちゃりと音を立てながらティファの頭が上下に動く。褒められたのが嬉しいと言わんばかりに。
カタチにそってはじんわりと舐め、すっぽりと口に含んで上下に動かし、ルーファウスを喜ばせる為にティファは懸命に奉仕した。
ルーファウスの吐息が荒く変わり、含んだものが大きくふくらむ。変化を感じ取ったティファはますます、刺激を強めるように舐め含んで動かした。
応じるようにルーファウスがティファの頭を掴み、激しく腰をティファに向けて打ち付けた。ルーファウスの唸り声のような喘ぎがピッチを上げていく。
「くっ……ふ、うっ……!!」
そして達する瞬間、己をティファの口から引き抜くと、ティファの顔面に精液を迸らせた。
588ルー×ティ書き:03/06/22 18:04 ID:N20dJbtu
全てをティファに受け止めさせると、ルーファウスはティファの顔についた自分の体液を指先で掬い取り、唇にねじ込みながら楽しそうに口を開いた。
「美味いだろう? やっと素直になった貴様には特別に褒美をくれてやろう」
ティファの顔が期待で満ち溢れた。だがその期待の中には、情欲しか見て取れない。
ルーファウスの愛撫と熱をまた与えられるのだと期待するティファは蕩けた表情を浮かべている。
ルーファウスは面白そうにティファを眺め、くっと笑った。
「まだ、足りないようだな。では、満足いくまで貴様の相手をしてやろう」
身体を震わせながらティファの表情が更なる期待で輝いた。
589ルー×ティ書き:03/06/22 18:05 ID:N20dJbtu
「但し、俺ではない。だが俺以上に貴様を満足させてくれるはずだ」
ルーファウスは身支度を整えると控えていた兵士を呼び何かを言付けた。
怪訝な顔のティファに向かい、ルーファウスは心底嘲笑うかのような表情を浮かべた。
「貴様の好みも一応聞いてやるか? 今実験体としているのがモルボルとイン&ヤンだ。どちらがいい? それとも獣の方がいいか? 申し訳ないが生憎今はいないのだがな」
「モル…ボ…ル……?」
呟いたティファの顔がどんどん色を失い、青ざめていく。
おぞましいモンスターの名が何故ここで出てくるのか理解が及ばないのだ。
「そうか。モルボルだな。わかった。では楽しめ」
ルーファウスはにやりと笑うと、ジャケットを羽織り兵士と共に出口へと向かった。
590ルー×ティ書き:03/06/22 18:05 ID:N20dJbtu
「ま、待って……っ 何、するつもり……なのっ!!」
残された力を振り絞って叫ぶティファにルーファウスが答える。
「貴様の腹に宿るのがどんな生物なのか、実に楽しみだ」
高笑いと共にルーファウスの姿は扉の向こうへと消えていった。
一人残されたティファはようやく状況を飲み込むことが出来たが、それは想像だに出来ない恐ろしいものだ。
ティファは逃げるために台の上から降りようとしたが、萎えた手足は言うことを聞かずにバランスを崩して台から転げ落ちた。
とにかく扉まで行かなければならない。ティファは這うようにして扉へと向かう。
その時、ティファの後ろから何かの雄たけびが聞こえた。
聞き覚えのある不快極まりないその声は戦闘で何度も聞いていた。
ティファの瞳が絶望で覆われた。あの怪物に自分の身を預けるなど死んでもいやだった。
だが、後ろ側にある扉が少しずつ開き、その音に振り返ったティファの網膜には。
触手を伸ばしてティファへと近づく怪物の姿が映っていたのだ。
591ルー×ティ書き:03/06/22 18:09 ID:N20dJbtu
――――クラウド。私がピンチになったら助けに来てくれるかな。
そう訊ねた幼い記憶がティファの脳内を駆け巡る。
身体中を怪物に撫で回され、穴という穴を犯され貫かれた果てにティファが見たのは。
モルボルの触手を立ちきっていく大きな剣と金色の髪。
そして何かを堪えるような表情でティファを抱き、覗き込む深い魔晄の瞳。
ティファの唇が彼の名前を形作る。けれどもそれは声にはならずに消えていった。
……助かったんだ…… 
彼に抱き抱えられ、安堵の気持ちがティファに広がっていく。
だが。
ティファの体内には確実に何物かが息づいていたのだった。


終わり
592ルー×ティ書き:03/06/22 18:13 ID:N20dJbtu
お付き合い下さって有難うございました。
こういった陵辱ものを書くのは初めてで未熟な点がたくさんあるにも関わらず
レスを頂けてとても嬉しかったです。

触手系にはチャレンジしてみたかったのですが、
ティファをこれ以上苛めることが出来ずヘタレて申し訳ないです。

本当に有難うございました。
593名無しさん@ピンキー:03/06/22 20:01 ID:7BSqStKB
こちらこそ有難うです、激しく。
・・・えっと、次回作・・・・・・
期待してもいいですかね?
594名無しさん@ピンキー:03/06/22 20:50 ID:HwM1APIr
禿乙!!
ナイスグッドジョブですた。
また何かネタが浮かんだら是非書きに来てくだせえ(w
ほんと乙でした。
595名無しさん@ピンキー:03/06/22 21:50 ID:huqNh1yh
一気にうpお疲れ様でした。
同じく、またの降臨をお待ちしていますw
596あぼーん:あぼーん
あぼーん
597名無しさん@ピンキー:03/06/23 20:11 ID:h/a950jJ
ルーティ書きさん乙カレー
598推力:03/06/24 02:35 ID:5jX1/zw2
>592

 お疲れ様でした。

 同時進行で全然構わないと思います。
 私も、これだけ反応が無いとモチベーションが下がりまくって、今はのんびりしてます。
 私が定期的に大量投下するので(何も言わなくても勝手にアップしてるからしならく来なくてもいいいだろう…とか)このスレは人が来ないのかもしれないので、しばらく来ない方がいいように思ってます。
 アップする気になったらまた大量投下するでしょうけれど。
599名無しさん@ピンキー:03/06/24 03:07 ID:NnKbina8
>>598
>これだけ反応が無いとモチベーションが下がりまくって
今までが今までだっただけに気持ちはわかるが・・・

なんともまぁ傲慢な物言いだな。
600名無しさん@ピンキー:03/06/24 04:57 ID:d4IUjyV/
>>599
んー、でもホンネじゃない? 正直だよ、この人。
自分は推力さんの続きを楽しみにしてる一人だけど、
のんびりしてもらった方がいい時期というのはあると思う。
601名無しさん@ピンキー:03/06/24 07:02 ID:KW4cH5IT
>>598
SSをカキコする側の人にとっては反響レスは欲しいと思うのは分かりますが、
そのようなレスより純粋にSSを読みたいって人が多いのではないですかね。(自分もそうなのですが)
せっかくのスレ下手に反響が来て荒れてほしくないです。
602名無しさん@ピンキー:03/06/24 07:06 ID:HuRVVBUS
>>600
ひとつ言えるのは、氏は2ちゃんには向いてないということだな・・・。
603名無しさん@ピンキー:03/06/24 13:27 ID:PPlOWNq0
>推力たん
推力たんはむっちゃマイペースですよね(藁
また気が向いたら、是非!SSカキコしてくださいな。

>ルーティ書きたん
乙です〜
またの光臨まってます!
604名無しさん@ピンキー:03/06/24 18:36 ID:i/RZpYye
推力さん、僕には待つことしかできません。
ティファの肉体の描写はもろ僕好みで最高です。
それとあっちで書いてたときの堕ちたティファのそれもプロ、他のアマチュア作家さんに勝ることはあっても、劣ることはありません。
こっちのティファ、の大衆食堂(?)でのファッションもまたいいです。
今すぐとは言いません(言いたいけど)。
またの降臨を一日千秋の思い出お待ちしてます。
605あぼーん:あぼーん
あぼーん
606名無しさん@ピンキー:03/06/24 23:17 ID:ky/Osh5l
sageれ
607名無しさん@ピンキー:03/06/25 08:54 ID:rwZPWY66
推力さんマンセ−の方々は
続きが読みたいが故に豚をおだてて木に登らせようとしてるように見える。
いや、実際そうだけど。

推力さん続き楽しみにしてま〜す★
608名無しさん@ピンキー:03/06/25 14:34 ID:O9XWTbJU
>607

なんてこと言うんだっ!
「こんなところに書く人間はしょせん自己顕示欲に肥え太った豚」だなんて、
思ってても言っちゃダメなんだぞ!!

推力さん、僕は本当にあなたは最高だと思いま〜す★
続き、すげー楽しみにしてま〜す★☆

ほら、みんな言わないと!
プライドの高い作家様は書いてくれないよ?
609名無しさん@ピンキー:03/06/25 15:08 ID:LnBpc8f0
自己顕示欲は向上心につながるのであるから、
それを罪悪視する人間観は小児的すぎる。
また豚は清潔で賢い動物であるから、
蔑称に使うのは豚に関する無知をさらすものである。
610名無しさん@ピンキー:03/06/25 16:30 ID:86AhWpVw
んー。推力氏が書いてくれれば、他はどうでもいい(藁   だから待ってます☆
611名無しさん@ピンキー:03/06/25 17:18 ID:/yfyejJd
ほれほれ喪前ら!もっとご機嫌取らないとヘソ曲げてもう書いてくれませんよ?
もっとご機嫌とれ!超ご機嫌とれ!!
612名無しさん@ピンキー:03/06/25 17:19 ID:vO6okSpn
粘着さんが下手な自演でがんがっていらっしゃるようで。
俺も推力氏のレスは良くないと思うが氏のうpする小説は純粋に楽しみに待ってます。
613名無しさん@ピンキー:03/06/25 17:32 ID:LnBpc8f0
機嫌よく持ち上げてもらっても書けないときはあるし、
煽られて書きたきないと思っても、書かずにはおれないときはある。
他人のリアクションと、書くこととは、本質的に無関係。
それを関係あるかのように主張して煽るのは、
他人が持ち上げられることが腹立たしいという、嫉妬感情に支配されている。
614名無しさん@ピンキー:03/06/25 19:52 ID:rwZPWY66
>>609
豚は清潔で賢い動物であるのなら、
別に誰かさんを豚に例えても何ら問題ないですよね。
615名無しさん@ピンキー:03/06/25 20:29 ID:QQ9dX9fL
粘着UZEEEEEEE
私怨か?
616推力:03/06/25 23:07 ID:KQOc9yXJ
 なんだか荒れ気味…でしょうか。
 反応が欲しいと思ってしまった、私が悪いと思います。
 申し訳ありません。

 明日の夜、アプします。
 私が一番恐いのは、罵倒や糾弾や嘲笑ではなく無視や無反応でした。だからあっちでの批判なども、決して嫌ではなかったのです。(他の方はどうかわかりませんが、ここにSSをアップする人のほとんどは、きっとそんなだと思います)。
 けれど、もう多くは望みません。
 多くの方が望んで読んで下さっていた事がわかりましたので…。

 このスレが荒れて、他の方がアップしにくい状況になるのは、私の本意ではありません。
 ですので、どうか、粘着様はスルーの方向でお願います。

>613
> 機嫌よく持ち上げてもらっても書けないときはあるし、
> 煽られて書きたきないと思っても、書かずにはおれないときはある。

 わかっていらっしゃる…。
617名無しさん@ピンキー:03/06/25 23:48 ID:blyq/4O4
まぁ反応が欲しいというのは普通の意見だし悪いことではないと思う。

とにかく続きを待つ。
618あぼーん:あぼーん
あぼーん
619あぼーん:あぼーん
あぼーん
620あぼーん:あぼーん
あぼーん
621あぼーん:あぼーん
あぼーん
622名無しさん@ピンキー:03/06/26 18:16 ID:aTEbPKnG
>>616 待ってるよ。
俺は普段ROM専だからレスは殆どしないんだが推力氏の話はいつも期待待ちしてる。
623推力:03/06/26 21:16 ID:mZzk/MNH
>570
<22>
3−A『だが、まずは乳だ』

 だが、クラウドは彼女の下着には触れようともせず、つう…と白い尻の丸みに指を滑らせた
だけに留めた。あくまで徹底的に焦らすつもりなのだろう。彼女が我慢できなくなり、言い付
けを破って哀願してしまうのを待っているのに違いない。
 だが、万一にもそうしてしまえば、ティファはその瞬間をもって彼の愛撫を受ける資格を無
くし、すぐにここを出ていくように命じられてしまうだろう。それに逆らう事など、ティファ
には出来よう筈も無い事は、当のクラウドが十分理解していながら…。そして放置された彼女
は、中途半端なまま夜の仕事をこなさなくてはならなくなる。その間は当然の事ながら、朝か
らと同じように決して自分で自慰をする事は許されないのだ。
 胎内に異物を常に感じながら、彼の口付けと愛撫に肌を熱く火照らせたまま、再び彼の元へ
赴くだろう深夜まで、全身を責め苛む“うずき”に絶え続けなければならなくなるのだ。

 狂ってしまうだろう。

 彼が恋しくて。

 彼の舌が、指が、唇が、そして彼の逞しい激情が恋しくて。

 それだけはどうしてもイヤだと、ティファは思った。
 だから、彼が気の済むようにさせようと思うのだ。彼が焦らすだけ焦らして、その上で何も
してくれなかったなら…そのまま店に帰るように言われたなら…その時になって初めて、彼に
願おう。彼に哀願し、すがって、御慈悲を願おう。
 『私のイヤらしい胎内に御主人様の精液をたっぷりと注いで下さい』…と、哀れっぽく取り
すがって恥知らずに泣いてしまおう。彼はいつも、それでも彼女を放っておくほど、無慈悲で
は無いのだから。
 クラウドの右手はティファの尻の丸みをさわさわと撫で、左手はエプロンに支えられながら
それでも支えきれずに端からはみ出した乳肉を撫でる。そして、左手の中指で“くいっ”とエ
プロンの布地を胸の中心に向かってめくり、彼女の重たい乳を“たぷんっ”と剥き出しにした。
624推力:03/06/26 21:18 ID:mZzk/MNH
>623
<23>
「ん…くぅん…」
 左乳だけが剥き出され、彼女の呼吸によってその珠肉がゆらゆらと揺れる。みっちりと甘肉
が詰まり、肌の張りは瑞々しい。乳肉の表面は、うっすらと青い血管が透けて見えるほどに白
かった。そして、その白さと絶妙なコントラストを成している「紅」が、柔肉の頂点で固くし
こっている。
 固く勃起している乳首の色は、彼女の身体を流れる血潮の「紅」だ。その熱さは、ほんの小
さな部位であるにも関わらず彼の指先に命の流れを伝えてくれた。
「熱いよ、ティファ…」
 中指で乳首を下から突付き、くにくにと捏ねてみせる。身じろぎする彼女の体の揺れに伴っ
て、乳はぷるぷると揺れ動くが、彼の指はそれをどこまでも追い求め、捕まえて、そして捏ね
回した。
「くぅ…ぅん…ん…」
 ティファが、発情した雌犬そのもののようにふるふると尻を振る。
 乳よりもアソコを。
 もう、彼の気の済むように…などという殊勝(しゅしょう)な意識もすっかり蒸発してしまっ
ていた。
 とろとろにとろけてすっかり濡れそぼり、空色のショーツに肉の亀裂をあからさまに浮き立
たせているアソコを、彼の指で捏ね回し、弄り回し、奥まで突っ込んで掻き回して欲しいのだ。
 だが、彼はそんな彼女の悲壮な願いにも気付かないように、重たげに揺れ動く彼女の左乳を
掬うようにしてゆさっと持ち上げ、重さを量るように“たぷたぷ”と揺らした。
「ああ…ティファのおっぱいは本当にでっかいなぁ…」
 彼の、笑みを含んだ感嘆の声が、ティファの真っ赤に染まったやわらかな耳朶を叩いた。
625推力:03/06/26 21:20 ID:mZzk/MNH
>624
<24>
「こんなにでっかいと、街中の男達の注目を浴びるよな。みんなが見るんだ。ティファのおっ
ぱいが歩くたびにゆさゆさ揺れるのを。走ったりしたら大変だ。ぶるんぶるん揺れて、年寄り
だって子供だって男ならみんな見る。けど、ただ見るだけじゃない。みんな、頭の中じゃティ
ファのこのおっぱいを好き勝手に嘗めたり吸ったり揉んだり揺らしたり捏ねたりしてるんだ。
街中のみんなが、ティファのおっぱいを散々に犯してる。そしてティファはそれを知ってる…。
そうだよね?えっちな事が大好きなティファは、知ってて、見せつけてる。自慢してる。みん
なが頭の中で自分を好きに犯すのを想像して楽しんでるんだ。イヤらしい子だねティファは。
今日だって下着も着けないで朝からこのでっかいおっぱいゆさゆさ揺らしてたんだろう?それ
ともここに来るために店の中で外したのかい?本当は店に食べに来る客のみんなに見せてたん
だ。みんながティファのゆさゆさゆれるでっかいおっぱいを頭の中でケモノみたいに嘗めたり
吸ったり揉んだり揺らしたり捏ねたりしているのを想像してたんだろう?想像して、あそこを
濡らしてたんだ?そうだよね?」
 クラウドの執拗な言葉での責めが、彼の左手が乳を揉みしだくたびに乳そのものを、体を、
全身を熱くしてゆく。ティファは体を前後に揺らされながら、小声で「あっ…あっ…あっ…」
と切なげな艶声を漏らしていた。
「俺は正直なティファが好きだよ?ねえティファ。ティファは街中の男達におっぱいを犯され
るのを想像しながらアソコをとろとろにしたんだよな?食堂の男達に頭の中で散々犯されてお
もちゃにされて嘗めたり吸ったり揉んだり揺らしたり捏ねたりされるのを想像して、それでこ
んなにも濡れちゃったんだよな?」
626推力:03/06/26 21:21 ID:mZzk/MNH
>625
<25>
「……あ…は……わ…わん……」
 「はい」と言いかけ、ティファは思い出したように「わん」と啼いた。だが口は半開きのま
ま薄く開かれ、その口からは涎が一筋、すっきりとした線を描く頤(おとがい)に垂れる。うっ
とりと虚ろな瞳にはきらめく涙がいっぱいに溜まり、体は彼が乳を弄りまわすたびに力無くゆ
らゆらと揺れていた。
「やっぱりそうか…ティファは淫乱で露出狂だもんな。本当は素っ裸で街を歩きたいんじゃな
いか?でっかいおっぱいだけじゃなくて、尻もアソコも全部、街中の男達に見て欲しいんじゃ
ないのか?いや、ちがうね。本当は見てるだけじゃなくて、実際にみんなに犯して欲しいんだ?
やっぱり俺一人じゃあ物足りないんだな」
「ち…ちが…」
「犬は喋らないよ」
 クラウドがそう呟き、空色のショーツをずるりと膝まで引き下げた。
 ようやく触ってくれるのだろうか?
 そう、ティファは思い、甘い吐息を吐いた。
 …が、

パンッ…

「んひっ…」
 小気味良い音が響き、ティファの白い尻肉が波立った。
 “熱ッ!”と感じたのは一瞬の事。じわじわと熱さが痛みへと変わってゆく。
 尻を思い切り張られたと理解したのは、たっぷり5秒も経ってからの事だった。
「ク…クラ…」

パンッ…

「ひんっ…」
 ぶるっと尻から腰にかけての肉が震える。ピンクに染まった尻肉が、じんじんと熱を持ち始
めていた。乳は揉まれ続けている。緩急を付けて、彼女の好みの力加減で刺激を与えられ続け
ているのだ。その上、胎内には異物が依然として存在し、膣壁をこりこりと刺激し続けている。
627推力:03/06/26 21:24 ID:mZzk/MNH
>626
<26>
 快感と苦痛。
 その両方がティファの体の中で衝突し、溶け合い、交じり合い、時に、牙を剥く。
 だが、何に牙を剥くというのか?
 彼女の頭の片隅に残ったわずかな理性に牙を立て、削り取り、粉々に咀嚼してゆくのだ。快
感と苦痛はいつでも等価と成り得る。共にその強烈な感覚で精神(こころ)を蝕(むしば)み、
狂わせてゆくからだ。
 与えられ続ける快感と苦痛。
 だが、その苦痛さえも快感に変わりつつある。いや、快感を何倍にも高める触媒へと変化し
ていくのだ。尻を張られじんじんとするその痛みが、乳に与えられる甘い快美感を際立たせる。
苦痛によって快感をよりはっきりと知覚し、彼の手の大きさや肌触り、緩急織り交ぜた揉みの
タイミングさえもが明確になってゆく…。

パァンッ…

 ひときわ高く鳴った肉を打つ音は、10回目の張手によるものだった。だが、ティファには
4回目からは数えるのをやめていた。いや、数える事も出来なかった。彼の手の中で体をくね
らせ尻を振り、重い乳を捏ねられながら快感を貪ったのだ。

はあ………はあ………

 今、玄関から来客があったならば、眼前にある光景に誰もが息を飲み、戸惑い、嫌悪するか
もしれなかった。誰が来てもおかしくは無いこの場所で、玄関ホールのすぐ上の廊下で、ティ
ファは乳と尻を剥き出しにしたままクラウドに「おしおき」されているのだ。
 荒い吐息が玄関に響き、彼女の汗と淫猥なオンナの匂いが、濃密に立ち込めている。そこは
もはやクラウドの仕事場などではなく、場末の娼婦館だと言われても疑わないほどの爛(ただ)
れた空気が満ちていた。
「ああ…あ…」
 クラウドは、ゆらゆらと体を揺らめかせ、全身にうっすらと汗を浮かべて苦しそうに喘ぐティ
ファの姿に言いようの無い充実感を味わっていた。
 これ以上無い幸せを感じるのだ。
628推力:03/06/26 21:26 ID:mZzk/MNH
>627
<27>
 この、素晴らしくグラマラスでありながら、引っ込むところはきゅきゅっと引っ込み、やわ
らかくていい匂いがする、まるで芸術品のような身体を毎日好きな時に好きなだけ好きなよう
に抱けるのだから、それを幸せと言わずに何と言うのか。
 左手で重たい乳をゆったりと捏ね、右手で背中から尻にかけてのなだらかな曲線を何度もな
ぞる。なぞってはいるが、紅く火照った尻肉の狭間にある、とろとろにとろけた甘肉には決し
て触れない。
「ん…ぅ…ぁ…」
 ひくんひくんと身体を震わせるティファは、クラウドの指によって奏でられるピアノかハー
プのようだ。彼の指の動きで、彼女の身体が自在に揺れ動き、甘い声が漏れる…。
 ここにある色は「黒」と「白」と「赤」と「青」だけだ。
 柔らかく艶やかな黒髪は濡れたようにしなやかで、光がその表面を踊っている。三つ編みに
している髪を解いて広げれば、『なみなみ』になった髪が白い彼女の背中をたっぷりと覆うだ
ろう。
 「白」は彼女の肌の色でありエプロンの色だった。
 両手や襟刳りはわずかに日に焼けているが、他は驚くほど白い。特に、普段隠されている乳
と尻の白さは美しかった。その乳と尻は、今は揉みしだかれ、引っ叩かれ、紅に近いピンク色
に染まっていた。
 「赤」はその乳と尻と、それに付随する乳首と陰部の色だった。それは血の色であり命の色
であり脈打つ内臓の色だ。今この時、彼女が生きて呼吸し快感に震え苦痛に涙することそのも
のであった。快感も苦痛も、今ここ生きているという事をティファに、そしてクラウドに知ら
しめるという点では全くの等価なのだった。その「赤」を普段隠しているシャツはやわらかな
ピンク色だ。その色は彼女の白い乳を際立たせ、紅い乳首と対を成してクラウドの目を楽しま
せる。
629推力:03/06/26 21:27 ID:mZzk/MNH
>628
<28>
 対して、股間の「赤」を覆っていたショーツとジーンズは「青」であり、彼女の健康的な溌
剌さを示すものだった。今はそれは彼女の膝まで引き下げられ、太股を伝って垂れ落ちた淫汁
によって湿っていた。彼女の普段の溌剌とした『元気』が、欲望に負けて挫けてしまったこと
を暗に指し示しているかのようだった。
 クラウドはティファを愛している。
 それは疑いようの無い事だ。
 だが、その愛し方が普通と少し違うものだという事を、他ならぬクラウド自身がよくわかっ
ていた。
 しかし。
 「普通の愛し方」とはどういうものなのか。

 愛し方に「普通」も「異常」もあるのだろうか?

 『世界』を壊してしまうのは、とどのつまり強者でも覇王でも魔王でもなく、いつも弱者な
んだと初めて気付いたのは、いったいいつの事だったか、もう彼には思い出す事も出来ない。
 けれど今、たった一つ確信出来る事と言えば、この豊かな肉体と無邪気な精神で一心に自分
を愛してくれる可愛らしい恋人を壊す事が出来るのは「世界中でたった一人自分だけなのだ」
と言う、一種この上も無く甘美ですらある背徳的な想いだけであった。
630推力:03/06/26 21:29 ID:mZzk/MNH
>629
<29>
 「愛しいからこそ壊す」のだという思惟を、縁も所縁もない他人に大した苦労もせずに理解
してもらえる…などといった、甘ったれて馬鹿げた非生産的な想いなどは抱いてはいないが、
少なくとも彼が追い求め、そして彼自身が引導を渡したあの憧れの英雄ならば、この狂おしい
までの熱い想いのほんのひとかけらくらいは心に留め置いていてくれるのではないかと思う。
 いや、彼こそは実は憎しみからではなく、この世界を愛し過ぎたが故に「壊そう」と決意し
てしまったのではないか?とさえ想うのだ。または、その深き愛をジェノバの残留思念によっ
て塗り変えられて…。今では、もう確かめる術の無い事ではあるが。
 だがあの時。
 ライフストリームの奔流の中で幻影の彼と対峙した時。英雄と呼ばれ強大な力を持っていた
彼もまた、実は弱者…それも、孤独に魂を苛まされた一人の男に過ぎなかったのだ…と、クラ
ウドは思ったのだった。
『俺は弱い…んだろうな』
 こうして愛しいティファの乳を嬲り、白い尻肉を紅く染めながらもクラウドは思う。そして、
それを許してくれるティファの方が、実は自分よりも何倍も強いのではないか、と思うのだ。
『だからこそ壊したい……めちゃめちゃにしてやりたい…ッ!』


4−A『四つん這いのまま口と舌で奉仕させる』
  B『胎内のモノを出し、指でたっぷり弄る』
631推力:03/06/26 21:30 ID:mZzk/MNH
>630
 それでは最初のレス5人で。


 しばらく休みます。
 1〜2週間ほど。
632名無しさん@ピンキー:03/06/26 22:28 ID:cYHjUYmM
Bでお願いします。
633名無しさん@ピンキー:03/06/26 22:40 ID:nqtmzjVu
b,スランプなら書き続けていい場合もあると思います。


 安易に独白に逃げないで、動作で心情を表現した方がエロくなる
ような気がします。指の動き、息遣い、衣擦れetc。
あと、いまいち選択の醍醐味が感じられない。
634あぼーん:あぼーん
あぼーん
635名無しさん@ピンキー:03/06/26 23:17 ID:YP+V493j
636名無しさん@ピンキー:03/06/27 00:49 ID:6mqo9M5y

つか、早くアップしてくれ。ここはもう推力タン専用でいいだろ?
俺は他の香具師のは読む気にならんし。
637名無しさん@ピンキー:03/06/27 01:38 ID:gMjOcdRs
次スレタイはティファ【推力タン専用】でいいね
638名無しさん@ピンキー:03/06/27 02:54 ID:l4sd0rAZ
一人ひねくれてAで。


つか、あと117KBなのだが、できれば今のスレに収めていただけるとうれすぃ。
639名無しさん@ピンキー:03/06/27 13:57 ID:nSNnk1AJ
>>636,637
それはやめれ
他の作家陣排除は廃れる原因の一つ

A>>>B
640名無しさん@ピンキー:03/06/27 14:03 ID:HyfQm2Ph
他の作家陣のも読みたいー
待ってます
641名無しさん@ピンキー:03/06/27 16:49 ID:Oq2jnuj5
こっちはもう無理でしょ・・・
もはや推力タン待ちなんだから。なんだかエルフエロパロスレの旧1氏待ちと似てる・・・。
642名無しさん@ピンキー:03/06/28 01:37 ID:LgIs8Jpm
待望書き込みも否定書き込みもどちらとも煽りに見える。
名無しか別コテで書けばよかったのになあ。

643名無しさん@ピンキー:03/06/28 04:03 ID:wN8IwMXg
文体でわかるでしょ・・・きっと。特徴的だし。
644あぼーん:あぼーん
あぼーん
645名無しさん@ピンキー:03/07/02 00:20 ID:i5pwOEHs
646名無しさん@ピンキー:03/07/04 00:16 ID:0k2o4QAx
sage!
とにかくティファで(;´д`)ハアハアしたい!
細かいことは言わない!
647推力:03/07/04 01:25 ID:jgbnvFal
私は隔離されるのですね…。
648推力:03/07/04 01:27 ID:jgbnvFal
>630
<30>

4−B『胎内のモノを出し、指でたっぷり弄る』

「淫乱で露出狂なティファには、お仕置きが必要だよな…」
 クラウドの目には、暗い色の炎が灯っていた。左手でティファの乳をゆさっと揺すり、たぷ
たぷと捏ねながら、右手で紅く腫れた尻肉を撫でる。
「ひんっ…」
 ひりひりとする尻を無骨な手で撫でられて、ティファはぶるっと身を震わせて啼いた。だが
彼の指が初めて尻の狭間に舞い降りると、甘い吐息を漏らしてその白い尻を突き出すようにす
る。
「ぅんっ…ふぅ…」
 とろりと溢れ出し、内股を伝って垂れ落ちた粘液が彼の指に絡む。薄く白濁した淫液は、ねっ
とりと糸を引いていた。
「ああ、これを出さないといけなかったな」
 クラウドが言い、内腿に張り付いていたピンク色の化繊を指で摘んで、軽く引っ張った。そ
の糸の先は、薄く開き始めている小陰唇の狭間へと消えている。
「んぅあんっ…」
 くんっ…と糸を引っ張ると、ティファが身体を震わせ背中を仰け反らせた。すっきりとした
頤を前方に突き出すようにして、紅潮した顔を上げる。クラウドはひっかかりを確かめるかの
ように何度も小刻みに糸を引っ張り、そのたびにティファの火照った身体が震えて、彼の左手
の中のたっぷりとした乳が揺れ動いた。
「ティファ…じっとしてないと取れないだろう?」
 「しようのないオンナだ」とでも言いたそうな声音で、クラウドが乳を“ぎゅっ”と掴む。
「くぅあっ…っ…く…」
 きゅむきゅむとリズミカルに乳を揉まれ、硬くしこった乳首をこね回される。親指でぴるぴ
ると弾くようにされると、彼女は腰が砕けその場に倒れてしまいたくなるのを感じた。
 だが、彼の右手は糸をくんっ…と引っ張り、彼女が尻を落とすのを頑なに阻止する。そのた
めティファは、全身をぶるぶると震わせながら目に涙をいっぱいに溜め、それでも両手両脚で
重たい体を必死に支えなければならなかった。
649推力:03/07/04 01:28 ID:jgbnvFal
>648
<31>
「ほら…1個目が出るよ」
 ぬっ……と、小陰唇を分け粘液にてらてらと濡れ光るモノが膣口から顔を出した。
 それは、小さな突起がいくつもある、直径3センチほどの、ピンク色をした樹脂製のボール
だった。突起の一つ一つは決して鋭くは無い。例えてみたならば、ゴルフボールの凹みを凸に
変えたような、そんな背の低い突起物だ。だが、その数はボールの表面を覆ってしまうほどに
多い。

くぽっ…

 ねっとりとした淫汁がまつわりつき、ボールはぬるぬると濡れて光を弾いている。
「ああ………」
 ティファは吐息のような声を漏らし、ぶるっ…と肩を震わせた。ボールと共に引き出された
粘液が白い太腿を伝い、垂れ落ちる。だが、ボールは1個だけではなかった。
「全部出すよ」
「くぅん…」
 クラウドの声に、ティファが明確な媚びを含んだ鼻声で答えた。

くぷっ……ぷりゅっ……ぷっ……くぷっ……

 次々と、彼女の可愛らしいサーモンピンクの膣口から、直径3センチ程のイボ付きボールが
抜き出されてゆく。ボールは全て化繊の糸で数珠繋ぎに繋がっていて、早くも4個のボールが
粘液に濡れ光りながら空中にその身を置いていた。
 まるで卵を産んでいるようだ。

ぽぷっ…

 空気の抜けるような音と共に、5個目のボールが産み出される。意図せず彼女の膣口は収縮
して、一つ一つのボールを胎内へ留め置こうとするかのようにキツく締まっていた。
650推力:03/07/04 01:30 ID:jgbnvFal
>649
<32>
 胎内には6個のボールが入れられているはずだ。彼女自身がそう口にしたし、5個のボール
が光を浴びている以上、それは真実なのだろう。

ぷっ…

 最後の一個が膣内から引き抜かれ、クラウドはその数珠繋がりのボールを右手にぶら下げた。
ねっとりとした粘液が絡みつき、彼女のオンナの匂いが強く鼻腔を刺激する。オトコを誘い、
欲望を満たそうとする『蜜』の匂いだ。
「はあーーー…はあーーー…」
 乳をゆったりと揉まれながら、ティファは荒い息の中、己の主人の顔を上目使いに窺った。
彼はにこりとも笑わずに、ピンク色のボールをただじっと見ている。
 何を考えているのだろう?
 ティファは不安になり、犬がそうするように「くんくん」と哀れっぽく鼻を鳴らし、彼の意
識を誘った。
 その途端、
「くあっ…ひっ…くぅうぅ…」
 彼は床にボールを落として、彼女のぱっくりと開いた陰唇の間に指を挿し入れた。その動き
は無造作で、まるで無くなりかけた蜂蜜の瓶に指を突っ込み、残った蜜を掻き出そうとしてい
るようですらあった。
「ひぃんっ…」
 急に体内に感じた圧迫感と痛みに、ティファは尻肉を緊張させ首をすくめた。
 指は2本だ。
 感覚でわかる。
 肉穴が広がり、突然与えられた摩擦と刺激に、体が膣壁を保護しようと健気にも粘液を分泌
する。すぐに膣内はにゅるにゅるとした粘液が満ち、指の動きを助ける潤滑油の働きを果たした。
651推力:03/07/04 01:32 ID:jgbnvFal
>650
<33>
「んあっ…はっ…あっ…ぃ………ぃひ…」
 彼の指は、ティファのどこを刺激すると彼女が“狂う”のか熟知している。人差し指と中指
の、2本の無骨な指だけでなく、親指と薬指までが彼女を狂わそうとしていた。薬指は軽く折
り曲げられ、関節の部分が陰唇をにゅるにゅると擦る。親指は、手の平が上を向けば尻穴を、
下に向けば陰核を的確に刺激するのだ。こねられ、撫でられ、時に包皮の上から押し潰すよう
にしてクリトリスを弄られれば、ティファはもう体を震わせながら啼くしかなかった。
「ティファ、どうして欲しい?このまま指でイかせて欲しいか?それとも俺のモノが欲しい?
玄関から丸見えの場所で、犬のようにオモチャのように弄られながらイクのも好きだろう?そ
れとも玄関に向かって呆けて涎を垂らしながら、お尻から犯されたいか?犯してやるぞ。俺の
ちん●んを見てみたいか?もうこんなだ。こんなに硬くなってる。今すぐにもティファのお尻
を抱いて、後から激しくガツガツと責めてやりたいって思ってるんだ。でもね、指でイクなら
夜にたっぷり可愛がってやるけど、俺のち●ちんを今ここで咥え込んだら、夜はもう無しだ。
どっちがいい?どっちにする?ここで指で中途半端にイッておしまいにするか?俺の硬いコイ
ツで気が狂うほど責められたいか?決めさせてやろうか?どっちだ?」
 じゅぼじゅぼと膣内を指で蹂躙されながら、ティファは涙をいっぱいに溜めた瞳で彼を振り
返って見上げた。
 何も考えられない。
 体がガクガクと震え、ちぎるほど乳を捏ねまわして欲しくてたまらない。腰が勝手に動き、
くねり、背がうねる。うっすらと汗が浮かび、オンナの匂いを辺りに振りまいた。板張りの床
には、彼の激しい指の動きに飛び散った淫汁が、濃い染みをいくつも作っている。
652推力:03/07/04 01:33 ID:jgbnvFal
>651
<34>
『ああっ…』
 両脚をまとめているズボンと下着を今すぐ脱ぎ去って、床に寝転んで自分から脚を広げて彼
に請い願いたいっ!
「わ…私…」
「ああそうだった。ティファは犬だったね。なら喋れないよね。わかった。俺が決めてやるよ。
指かちんち●か」
「ああ……あ…」
 涙が零れる。
 そうだ。自分には選択権など無いのだ。
 彼に自由にされるのが自分なのだから。
 彼に好きにされるのが、今の自分の役目なのだから。
 自分が、そうすることを選んだのだから。
 ティファはわななく口を半開きにしたまま、ぽろぽろと涙をこぼしながら彼の決断を待った。

4−A『指でイかせてやる(+パイズリフェラ)』
  B『玄関から良く見えるように尻から犯す』
653名無しさん@ピンキー:03/07/04 01:38 ID:mUbuZRv2
>>推力タン
乙〜、このスレ&次スレ以降は実質上推力タン専用スレになったので自由に好きなだけ書いてくらはい。
楽しみにしてまつ。
654推力:03/07/04 01:39 ID:jgbnvFal
 最初の5人で。


 他の作家さんが書けなくなるのでしたら、私はもう来ない方がいいでしょう。
 今のを、このスレ内で終わらせて、それ以後はROMに戻ろうと思います。

>642
 そうですね。
 今後、名無しや別コテで突発的に書く事も、あるかもしれません。


 短いですが、もう少しお付き合い下さい。
655推力:03/07/04 01:40 ID:jgbnvFal
>653

…ということですので、申し訳ありません…。
656名無しさん@ピンキー:03/07/04 02:03 ID:vfN0IVYb
A
657名無しさん@ピンキー:03/07/04 13:22 ID:Vx7Mpqc+
658名無しさん@ピンキー:03/07/04 17:58 ID:0tNOcr5B
A
659名無しさん@ピンキー:03/07/04 20:51 ID:d+QugRzC
660名無しさん@ピンキー:03/07/04 21:22 ID:B8Vn4bcE
a
661名無しさん@ピンキー:03/07/06 00:35 ID:OJhaUo7f
 
662名無しさん@ピンキー:03/07/06 20:40 ID:F6fGU2MA
hoshu
663推力:03/07/07 22:46 ID:qs70Fet/
Aですね。
664名無しさん@ピンキー:03/07/07 22:51 ID:7/+2yhf0
(このスレ、推力タンがいなくなったら職人さんがいなくなってdat落ちするか保守のみのレスで終わりそう・・・)
665名無しさん@ピンキー:03/07/07 23:57 ID:oAoQ1NhX
純愛はこっち、鬼畜はあっちで分けたままの方が良かったな。
気分によって純愛のときと鬼畜の時があるし
666名無しさん@ピンキー:03/07/08 01:11 ID:rYWbENO4
>>664
【サイボーグ003をレイープしたい 2】など、半月も神降臨をまって保守してるぞ。
推力ファンは、がんがって保守して待てってことだ。
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1040727233/
667名無しさん@ピンキー:03/07/08 17:33 ID:EBG/ziVT
今の連載終了後、また新たな作品を推力氏がうpしてくれる気があるのかどうかが問題。
上のレスではROMに戻ります…と言ってるし、下手すりゃ今回の話がこのスレの最終作に。
668名無しさん@ピンキー:03/07/08 17:40 ID:89WzRif3
ずっと保守してれば推力タンも見かねてうpしてくれるだろうから気長に待ってればいいんじゃない?
669推力:03/07/08 23:14 ID:N5q2Dxrh
選択肢4ではなく5でした。
670推力:03/07/08 23:16 ID:N5q2Dxrh
>652
<35>

5−A『指でイかせてやる(+パイズリフェラ)』

「そうだな、ティファは淫乱で露出狂で恥知らずなオンナだから、今ここで満足させたら食堂
で客を相手に浮気するかもしれないよな。やっぱりここで満足させるのはやめにして指だけに
してやろう。それで我慢出来るなら夜にはたっぷりと可愛がってあげるよ。子宮に当たるくら
い奥深くまで俺のちん●んを挿し込んで、もういいって言うまで責めてやる。どうだ?それで
いいって思ったら向こうを向いてお尻をこっちに向けるんだ。嫌ならこのまま帰って仕事の続
きをすればいい。他の男相手に満足させたかったらしてもいいよ。もう二度と抱いてやらない
けどね」
 本気ではないのだと、彼は心からそう言っているわけではないのだと思いながらも、ティファ
の心を、クラウドの言葉が丹念に砥がれ鋭さを増した縫い針のように刺し貫く。他の男など見
た事も無い。クラウド以外の男など、“オトコ”だと感じた事など無いのだ。

 なのに「浮気をする」と言う。
 「他の男相手に満足させたかったらしてもいい」と言う。
 彼以外の男などで満足出来る筈もない。心満たされる筈もないのだ。
 それをわかっていながら彼はそれを口にするのだ。

 憎らしい。

 こんなに愛しているのに。

 もうあなた無しでは生きていけないのに。

 あなたがわたしのすべてなのに。
671推力:03/07/08 23:18 ID:N5q2Dxrh
>670
<36>
 憎い。
 愛しいからこそ憎らしい。
 けれど、憎らしいと思うたびに、更に彼に対する愛しさがいや増す。
 「私が必要なのだ」と思えるからだ。
 「私が必要だからこそ、私を試しているのだ」と、そう思えるから。
 ならば、それに答えてあげよう。
 そう彼女は思う。
 彼がもう試す必要も無いほどに、私が彼に全てを捧げきっているのだと。
 そう彼が信じられるまで。
 そう、彼女は思う。

 ティファは、体を震わせながら涙のいっぱい溜まった瞳で彼を見上げると、彼に紅く腫れた
尻を向けて2階廊下の手摺を支える細い装飾柱を両手で握った。
 眼下には小さな玄関ホールが見える。
 上等な絨毯が見える。
 重そうな樫の木の扉が見える。
 あの扉が開いてクラウドの部下や、バレットが顔を出したなら、ティファの涙と涎に汚れた
顔や、はちきれそうなほどパンパンに張った揺れる乳、そして固くしこって屹立した紅い乳首
は、すっかり見られてしまうだろう。

 そうなったら、どうなるだろうか?

 自然と吐息が荒くなるのを感じながら、ティファは夢想する。
 部下はティファの呆けた顔に幻滅し、侮蔑し、嫌悪を浮かべてドアを閉めて出て行くのだろ
う。そして仲間に自分が見た事を話してまわるに違いない。そうすると、一夜を経ずしてティ
ファは「淫乱」で「露出狂」で「恥知らず」で「異常プレイ」の好きな「変態女」として知れ
渡ってしまうかもしれない。
 では、バレットはどうだろう?
672推力:03/07/08 23:20 ID:N5q2Dxrh
>671
<37>
 昔、自分が抱いていた女を自分の朋友が抱いているのを見て、怒るだろうか?笑うだろうか?
罵るだろうか?それとも、自分も階段を上がってきてクラウドと一緒に私を犯すのだろうか?
いや、クラウドがそれを許すはずが無い。私は彼のモノなのだから。彼以外の男に抱かせるは
ずが無い。
 そう思いながらも、クラウドとバレットの二人がかりで犯される自分を想像してしまう。バ
レットの、凶悪的に太くて黒々としてパスタが張り付いたような血管がどくどくと脈打つモノ
で後から責められながら、愛しいクラウドの熱いモノを口一杯に頬張るのだ。彼の匂いが鼻腔
を満たし、滴るほど滲んだ透明な粘液を舌で嘗め取って味わえば、頭の芯がじんじんと痺れて
何も考えられなくなる…。
『ああ……』
 私はやはり淫乱なのだ。
 変態なのだ。
 ティファは、自分の夢想に目眩するほどの興奮を覚えながら、豊かで引き締まった尻を揺ら
めかせ、唇をねろっ…と嘗めた。
「んっうっ…」
 その途端、彼の指がぬるっと膣をいっぱいに押し広げながら挿し込まれた。手の平は上だ。
親指がひくひくと蠢く尻穴にあてられ、くにくにと揉みほぐしている。
「ん…ふ…ん…」
 甘い吐息がティファの可愛らしい鼻腔から漏れる。尻側の膣壁を2本の指がこりこりと撫で、
擦り、圧迫する。
「あ…や…」
 もどかしい。
 手を返して欲しかった。尻側ではなく、腹側、入り口の、襞が複雑に折り込まれざらざらと
した所を丁寧に撫でて欲しかった。けれど尻穴を撫でられるこの快美感も捨て難い。
 もどかしい。
 彼の手が何本もあればいいのに…。
「んううぅ〜…」
 彼女が、むずがる幼女のような声を上げると、クラウドは唇の右側だけ器用に引き上げて笑
みを形作る。そして不意に彼女の膣内に指を挿入したまま“ぐりっ”と手の平を返す。
673推力:03/07/08 23:21 ID:N5q2Dxrh
>672
<38>
「ひゃはぁうっ」
 びくびくっと彼女の尻が震える。ただ彼が手を返したからではない。彼は、返した上で、親
指で包皮に包まれた淫核をにゅるっと擦り上げたのだ。
 そして、
「あひっ…ひ…う…んぅ〜〜…」
 尻に何かが浸入してくる。
 体の中に、入って、くる。
 ぬるりとしていながらしなやかで力強く、それでいてとろけるような柔らかさがある。ふと、
尻に、熱い吐息が吹きかけられていた。
 もう、見なくてもわかった。
 彼が、尻に顔を寄せ、尻穴にその舌を挿し入れたのだ。
 “にゅる…にゅる…”と、尻穴の中の粘膜を舌が嬲る。「汚い」と思う間も無かった。
「んうぅぅあああああ〜…」
 尻穴と膣と陰核を同時に責められ、嬲られてはひとたまりもない。
 眼下の玄関ホールが、涙に滲んで揺れた。ぽろぽろと涙が零れ、目を開いていられなくなり
ぎゅっと瞑る。漆黒の闇に意識を浸(ひた)すと、下半身の感覚が更に鋭敏になり、与えられ
る快感が下半身だけでなく全身を犯してゆく…。
「ああっ…ああっ…」
 さらに、後から左乳を掴まれ、乳首を親指で薙(な)ぐようにして捏ねられた。

 ショートする。

 体の中を膨大な電流が流れ、脳を焼き神経を焼き切り精神(こころ)を焦がす。
「ああっ…あああああああ〜〜〜〜…」
 じゅぽじゅぽと、粘液をたっぷりと含んだ淫猥な音が響き、ぱっくりと開いた膣を彼の無骨
な指がスムーズに出入りしているのがハッキリと知覚出来る。こりこりとした内壁もざらざら
とした襞も、全てを犯される。陰核は捏ねくりまわされ、尻穴は啜られた。くねくねと自覚の
無いままに腰が動き、重たい乳が揺れる。それでも彼の舌と指は彼女を開放する事なく責め続
けた。
674推力:03/07/08 23:23 ID:N5q2Dxrh
>673
<39>
「あっ!死んじゃうっ!あっしんっ、あっしんじゃっ…あっ!」
 まともに口に出来たのは最初の一言だけだった。かはっ…と喉を詰まらせ、彼女の体が緊張
に強張る。
「い……あ………ひ………」
 歯を食い縛り、食い縛ったその口から涎が糸を引いて板張りの床に垂れ落ちる。
 真っ白な闇、だ。
 闇はいつも漆黒であるわけではない。だが深淵であることは共通している。理性も感情も魂
も、そこにいる、という存在理由さえ引きずり込み混沌へと還(かえ)そうとする。だから人
はそれを、闇を、恐れるのだ。
 ティファは全身を強張らせ、2階廊下の手摺を支える細い装飾柱を力いっぱいに握り締めた。
そうしていないとどこかに意識を持っていかれそうだった。心細さに泣きじゃくりたくなる。
彼にすがり、どこにもいかないようにぎゅっと抱き締めていて欲しい…と哀願したくなるほど
に。だが、闇に引き摺りこまれそうになる彼女を繋ぎ止めたのは、彼の抱擁でもキスでも無かっ
た。不意に尻に感じた鋭い痛みだったのである。
「……あ……」
 装飾柱をゆるく握ったまま頬を板張りの床にぺたりとつけ、ティファは尻を突き出したまま
呆けたようにぼんやりと目を開けた。たっぷりと豊かな乳房が体の下でひしゃげ、形を変えて
いる。

ちくっ…

「んっ…」
 ティファは尻肉に走った痛みに、すっきりとした眉を顰めた。

ちくっ…

「んあっ…」
 断続的に尻肉へ与えられる痛みは、熱い吐息と共にあった。
675推力:03/07/08 23:25 ID:N5q2Dxrh
>674
<40>
「だめぇ……お尻…食べちゃ……だめ……」
 力の入らない上半身を両手で支え、ティファは背後を振り返った。四つん這いのままふるふ
ると尻を振る。見れば、クラウドが紅い腫れも治まりかけた白く豊かなティファの尻に、歯を
立てかぶりつき、いくつも歯型を付けているのだった。彼の尖った犬歯が皮膚を突き、それが
鋭い痛みとなって彼女の体を震わせる。
「印をつけてるんだよ。牛に焼印を入れるだろ?あれと同じだ。ティファは俺のモノだろう?
なら、俺のものだっていう印が必要じゃないか。まさか綺麗なティファの尻に本当に焼印をす
るわけにはいかないからな。こうして俺が俺のモノだっていう印をつけてやるんだ。ティファ
はイヤか?俺のモノだっていう印を付けられるのはイヤなのか?」
 ティファの、脂肪がたっぷりとのり瑞々しく張った尻肉に、いくつもの歯型が散る。断続的
に与えられる痛みが、ティファには彼の想いの、彼の願いの発露に思えた。
「あ…んっ…いいです…もっと…もっと印付けて下さい…ティファのお尻…クラ……ご…御主
人様の印、いっぱいいっぱ……んぅ…いっぱい…付けて下さい…ティファは御主人様だけのモ
ノです…」
 言葉を口にすれば、ぞくぞくとした震えが背中を走った。
 自らをモノに貶め、彼のモノだと、所有物なのだと宣言する。その被虐的な恍惚感に、彼女
の秘部がとろとろと歓喜の涙を流した。
 四つん這いの自分の尻に、同じく四つん這いの彼がかぶりついている。
 なんと滑稽な姿だろうか。
 だが、この時の彼女の中には「滑稽」などという単語は浮かびようもなかった。
 ただ、愛しかった。
 自分の尻に、まるで水蜜挑にかぶりつく子供のように、一心にむしゃぶりついている彼が、
たとえようもなく愛しかった。
 この人のモノになる。
 一生この人のモノであり続ける。
 この人が望む時に体を開き、この人が命ずるままに迎い入れる。乳も、あそこも、口も手も
脚も、全てがこの人のモノだ。この人以外には誰にも触らせないし、この人が望めば街の中で
あっても肌を晒すだろう。
 それが、この上も無いほどの幸福感を与えてくれる。
 ティファはそう信じた。
676推力:03/07/08 23:26 ID:N5q2Dxrh
>675
<41>
 狂っていると言われてもいい。
 いや、本当に狂っているのかもしれない。
 自分は、「愛」という「毒」に狂った、哀れな子兎だ。
 誰かに護ってもらわなければ何も出来ない、彼に愛してもらわなければ息も出来ない、そん
な脆弱な存在なのだ…。
「ああ〜……あ…あ〜……」
 立て続けに全身を快楽が貫く。
 心が開放される。
 意識が無限に広がり、自分の肉体も彼の肉体も全てを同時に感じてしまうような錯覚さえ覚
える。
「好き……好きです…だいすき…御主人様…ごしゅじんさま…」
 彼に再会(あ)うまで、一人の男に隷属する事の幸福が、こんなにも心地の良いものだとは
知らなかった。
 彼という男を知るまで、男に『所有』される幸福が、こんなにも心安らかにさせるものだと
は知らなかった。
「ああ…私はあなたのモノです…ずっと…ずっと…」
 暴力ではなく。
 ましてや金銭などではなく。
 安寧(あんねい)や身の保証などでもなく。
 ただ、愛情と信頼で結ばれた関係こそが、隷属を真なるものと成さしめるのだ。
 ティファはその幸福感に、体中の全ての肉が甘くとけてしまうような感覚を、強く強く感じ
ていた。

 永遠の契約の言葉は、クラウドの顔に笑顔を浮かべさせた。ティファはその笑顔に、自らの
求めるべき幸福の形を見出す。
 彼の笑顔を受ける事が出来るのは自分だけなのだという自負。
 彼の笑顔を受けるためには何でもしなければならないという決意。
 それは、彼の笑顔こそが、自分が求めるべき幸福なのだという真実の確認だった。
677推力:03/07/08 23:28 ID:N5q2Dxrh
>676
<42>
「御主人様…お願いです…私に…私に御主人様の……」
 乳を嬲られ、そして尚も尻を与えながら、ティファは甘い視線を懇願の言葉と共に彼の猛り
立った股間へと注いだ。
「欲しいのか?コレが?約束したのにか?」
 途端に、彼の眉が顰められる。
 指でイかせてもらうなら男根は夜までお預け。
 男根で貫いて欲しいのなら夜は無し。
「……約束も守れないのかティファは…」
 約束などはしなかった。
 あるのは、一方的な宣言だけだ。
「いいえ…いいえそうじゃありません…その…御主人様のそこが…あまりにお辛そうなので…」
「だから、くれって?ちん●ん入れてくれって?」
「お口に!」
 慌てて言い、哀れっぽく彼の目を見つめる。
「ティファの卑しいお口と、いやらしいおっぱいで、慰めて差し上げたいんです…」
 自分で自分を貶める言葉を口にするたび、ぞくぞくと全身が震える。マゾヒズムが体を犯し、
思考を麻痺させているのだ。今ならどんなに卑猥な言葉であろうと、どんなに破廉恥な言葉で
あろうと悦んで口にするだろう。
「はは……ティファは優しい子だね…」
「は…はいっ!」
 彼が微笑んで、彼女の淫液で濡れた右手で頭を撫でる。それすら、彼女にはたとえようも無
く嬉しい御褒美であった。
678推力:03/07/08 23:30 ID:N5q2Dxrh
>677
<43>
「いいよ。じゃあしてもらおうかな?」
 彼が、乳と股間から手を離し、壁に背を預けて床に座り込んだ。ティファはいそいそと彼の
膝元に跪き、とろけそうな微笑みを浮かべて高く張ったズボンの股間を撫でた。
「ああ…」
 うっとりと瞳が潤み、可愛らしい鼻腔が膨らむ。期待に頬が紅潮して、彼女はこくりと小さ
く喉を鳴らした。

6−A『このままティファの好きにさせる』
  B『好きにさせず、侮蔑し、放り出す』
679推力:03/07/08 23:31 ID:N5q2Dxrh
そのままフェラ>パイズリでは長いので、もう一つ入れました。

最初の5人で。
680名無しさん@ピンキー:03/07/08 23:55 ID:UYjA9GXo
NeoGenesisってつまんねーな
681名無しさん@ピンキー:03/07/09 00:17 ID:O/tdRDzC
もちA
682名無しさん@ピンキー:03/07/09 00:26 ID:rewHoRv/
aでおながいします。
683名無しさん@ピンキー:03/07/09 10:31 ID:M+7Yc/+z
A!!
684名無しさん@ピンキー:03/07/09 13:27 ID:RFTVBDGr
当然a
つーか夜のセクースも書いて欲しいな(;´Д`)ハァハァ
685名無しさん@ピンキー:03/07/10 00:35 ID:oAofPaBe
Aやね
686推力:03/07/10 03:56 ID:6d/ASHVv
ではAで。
687名無しさん@ピンキー:03/07/11 13:49 ID:dJrLWHgY
sage
688推力:03/07/11 21:55 ID:J/gS9MYg
>678

<44>

6−A『このままティファの好きにさせる』

 手に伝わる硬度は、まさに「たくましい」という言葉が顕現したものだろう。時折ぴくぴく
と動くのがズボンの布地越しに手の平へと伝わってくる。怒張したそれは熱い熱を持ち、クラ
ウドというオトコの魂の温度だと思えた。
 表層は冷たく見えても、本質は熱いオトコなのだ。
 セフィロスコピーとして宝条によってジェノバ細胞を移植・融合されながら、彼はセフィロ
スを追い求め、探し出し、ついには討ち滅ぼした。ジェノバの、全人類に対する…いや、惑星
(ほし)の全生物に対する「憎悪」とまで呼べる凝り固まった残留思念によって侵され、操ら
れ、捕り
込まれた狂気の英雄を…だ。
 そして彼女はそれを、彼が過去の怨嗟を絶ち切るのを、誰よりも近くで見たのである。彼の
熱い魂の迸りを、慟哭と雄叫びは区別がつかず、どちらも彼の心の奥底に居続けていた「少年」
が吐いたものではないか?と思えた。
 それは哀しみであったのかもしれない。
 憧れた英雄を呪詛から解き放った喜びであったのかもしれない。
689推力:03/07/11 21:59 ID:J/gS9MYg
>688
<45>
 だが、たった一つ確かなのは、崩壊し始めた大空洞の、切り立った崖にぶら下がり、彼にし
がみつきながら聞いた彼の鼓動が、『これからはもう何も心配する事はない』と高らかに謳っ
ているかのように感じて、ティファは泣きたくなるほどの安堵と郷愁を感じたことだ。

 かえりたい。

 帰りたい、あの地へ。

 私達のはじまりの地へ。

 私達の生まれた、あの故郷へ。

 それぞれの「向かうべき場所」へと朋友達を送り届けた二人が、初めて互いを受け入れ寄り
添い、そして結ばれたのは、ライフストリームの奔流になかば崩壊してしまったニブルヘイム
での事だ。
 かつての故郷は、もう無い。
 かの地に現在“在る”ニブルヘイム村は、神羅が過去に起こったセフィロスの暴走を隠蔽す
るために造ったフェイク(偽物)でしかない。
 けれどそれでも良かった。
 この土地(ばしょ)であれば、良かったのだ。
 住人が逃げ出し誰もいない村の、かつてクラウドの家であった建物の中で、ティファはクラ
ウドに抱かれた。
 熱く、激しく…そして優しい夜だった。
 あの時のキスを、彼女は一生忘れないだろう。
 あの時の彼の“熱さ”を一生忘れないだろう。

 あの時。

 あの夜、魂の一番深いところ、体の奥の奥の一番深いところに、彼女は彼によって『印(し
るし)』をつけられたのだ。
690推力:03/07/11 22:01 ID:J/gS9MYg
>689
<46>
 「オマエハオレノモノダ」
 『印』はそれを彼女に伝えた。
 体が震え、頬をあたたかい涙が零れた。
 悲しみではない。
 苦しみではない。
 怒りでも悔恨でもない。
 心の全てを開放し、彼に与え、そして彼の全てを受け入れた悦びが流させたものだった。

 あの日、彼女は彼の「モノ」になったのだ。

『そしてクラウドは…私のもの…私だけの…オトコ……』
 ベルトを外し、ズボンのボタンを外し、ファスナーを引き下げる。パンツを猛る激情が押し
上げ、文字通りテントを張っているようだ。むあっとした、蒸れたオトコの匂いが鼻腔に満ち、
ティファは目眩さえ感じて少しだけ目を瞑る。時間にして2・3秒といったところだが、少し
でも暗闇に意識を置く事で、彼の匂いをハッキリと知覚する事が出来た。
 テントを張ったパンツの頭頂は、ぬるぬるとした粘液で染みになっていて、薄く表面にぬめ
りが浮き出ている。ティファは我慢出来ずに、不意に顔を伏せ、その部分に口を寄せた。
『ああ……』
 顔を寄せるだけで、痺れるような臭気が肺に満ちる。汗の匂い、そしてツンとしたアンモニ
アの匂い……………オトコの匂い…。
 ピンク色の舌を伸ばす。目を瞑り、目算だけで距離を測り、顔を近付けた。
「ん……」
 にちゃ…とした粘液が舌先に付く。ティファはそれを嘗め取り、口の中で味わってこくりと
嚥下(えんか)した。
「脱がせるのももどかしいって感じだな?」
 うっとりと目を瞑ったまま鼻から吐息を吐(つ)く彼女に、彼が笑みを含んだ言葉を投げか
け、彼女のさらさらの黒髪を撫でた。
691推力:03/07/11 22:04 ID:J/gS9MYg
>690
<47>
 ティファはその優しい手の動きに心ときめかせながら、いまだ自分の膝の所でわだかまって
いた空色のショーツをジーンズを右手だけで脱ぎ捨てる。もうここがどこなのか、誰かに見ら
れるかもしれないとか、そんな“些細な事”は彼女の頭から綺麗さっぱり消え去っていた。四
つん這いのまま膝を大きく開き、左手を股間にあてる。壁にもたれた彼と相対する格好で尻を
高く上げているのだ。下手をすれば、玄関を開けて見上げた人間には、彼女の股間の全てが見
えてしまうかもしれなかった。
 それでも彼女の手は止まらない。誰かが来るかもしれない事よりも、今の快楽を優先したの
だ。その選択だけで、普段の彼女とは思考が既に違ってしまっている事がわかる。…いや、普
段は見せていない彼女の真の心根が、理性という覆いが溶け崩れた事で露出してしまっている
だけなのかもしれない。
「んっ…あっ…んっんっ…」
 彼の股間に鼻を寄せ、その匂いを嗅ぎながら股間を嬲った。左手の中指が包皮の上から陰核
を撫で、ぬるぬるとした陰唇を擦る。彼のモノをこれから口に含むのだ…と、そう思うだけで
体が熱くなった。
 体を起こし、荒い息のまま彼の下着に両手をかける。ぐ…と引き下げると、剛直な肉が跳ね
るようにして光の元へ踊り出た。
「ああ…」
 うっとりとその猛々しさに魅入る。クラウドは肌が白いために、そのモノも白い。バレット
のモノが黒々としていた事を思い起こすまでもなく、白色人種特有の白さは、ともすれば弱々
しいイメージを喚起させるものだが、クラウドのモノは、白さから受けるイメージを払拭して
余りある強さで屹立していた。
 反り返り、青黒い血管が表面に浮き出、赤黒い亀頭を露出させているモノを、彼自身はグロ
テスクだと評するが、ティファからすればそれは逆に可愛らしいと思えた。
692推力:03/07/11 22:06 ID:J/gS9MYg
>691
<48>
 もちろん、剛直そのものは異物であり、自分に備わっていない器官である事もあって、異様
とも受け取れる形をしている。だが「可愛らしい」と思うのは、男本人でも制御出来ない、
「モノそのものが持つエネルギー」………女の、ティファの肉体によって快楽を得たいと請い
願う「切望」が形を取ったものだと感じられるからだ。
「……んふっ…」
 知らず、笑みがこぼれる。口中に唾液が溜まって、喉が鳴った。口の中で舌がうねり、吐息
が深く、早くなる。彼を見れば、彼女のそんな肉体の変化に意地悪そうな笑みを浮かべていた。
『見てて……えっちでいやらしい私を見ていて……』
 ティファは両手で、壊れ物を扱うようにして彼のモノを包み、口を寄せた。
 手から伝わる脈動は、熱く、痺れるようだ。今ここには彼の体内を脈々と流れる赤い血潮が
大量に流入している。突出した彼の命の部位を、今から味わうのだ。
「んっ…」
 口を開けた途端、唾液がとろりと彼のモノに垂れ落ちた。そのまま唇を被せ、舌を添える。
 思った通り、熱い。
 そして彼の匂いが一気に口中に広がり、鼻腔に抜ける。彼の濃い蜂蜜色の陰毛が穴の頭を、
頬をくすぐり、毛穴から分泌された匂いが鼻腔から浸入して脳を溶かした。
『とろける……』
 思考が真っ白に塗り潰される。
 ティファは思考を止め、ただ彼のモノを味わう事に集中し始めていた。
「…ん……」
 対してクラウドは、体の力を抜いてリラックスさせ、彼女の奉仕に身を任せていた。彼自身
によって仕込まれ、彼好みに仕立てられた彼女の性技は、放っておいても彼を快楽に導いてく
れる。彼女のさらさらで艶やかな黒髪を撫でると、彼女は嬉しそうに吐息を漏らし、なおいっ
そう情熱的に愛撫を咥えてくれた。
693推力:03/07/11 22:08 ID:J/gS9MYg
>692
<49>
 彼女のエプロンは、首の所にも紐の結び目がある。彼は若干固く結ばれたそれを手早く解い
て、捲り上げたTシャツから露出した乳を、重力に引かれ垂れるに任せた。もちろん、垂れる
といっても力を無くしてだらりとだらしなく長く伸びるのではない。あまりの重さに乳そのも
のが自重によってどうしようもなく垂れてしまう…といった感じで、その丸みとまろやかさは
失われてはいないのだ。
 重く張った乳は、滑らかな肌にしっとりと潤いを見えている。彼女が口淫を男根に加えるた
びに、その珠肉はゆらゆらと重量感たっぷりに揺れ動いた。先端では、屹立し突出した紅い乳
首が、彼の愛撫を誘うように軌跡を見せていて、クラウドは誘われるまま手を伸ばし、彼女の
脇からその硬くしこった乳首を摘んだ。
「んうっ…んふぅ…」
 喉の奥まで男根を咥え、舌でぬるぬると肉幹に愛撫を加えていたティファが、その不意の刺
激に吐息を漏らして身を捩らせる。彼が、ぴるぴると乳首を弾き、捏ね、軽く引っ張ると、彼
女は口淫を止めてその刺激を息を潜めて受け止めた。
「ティファ、口が動いてないぞ?」
 彼がそう言って手を止めると、はっとして再び情熱的に口を、舌を動かす。彼にはそんなティ
ファが可愛くて仕方なかった。そして、可愛いからこそいぢめたいのだ。

じゅぷっ…っぽっ…ぷちゅ…じゅぽっ…

 ティファは頭全体を動かし、彼の男根を口を大きく開けたまま口内油送する。歯を当てない
ようにしながら舌を絡ませ、時にくすぐったりもする。そして、ぬるる…と唾液をたっぷりと
塗り付けて口を離し、根本から、亀頭のすぐ下の、皮の結び目のような場所まで何度も嘗め上
げた。
 その表情は陶然とし、彼のモノを味わう事が嬉しくて仕方ないという印象を彼に与えた。
694推力:03/07/11 22:11 ID:J/gS9MYg
>693
<50>
 亀頭だけに唇を被せ、口内で舌先を尿道口に当て、ちろちろとくすぐる。そうかと思えば、
側面からハーモニカを吹くように唇だけで“はむはむ”と甘く挟んでみせる。添えられた手は
あくまで優しく、扱(しご)く時にもわずかに捻りが加えられる念の入れようだ。

 執着している。

 クラウドは、そう感じる。
 彼女の目は悦びに満ち、愛撫には彼への愛が溢れている。だがそれ以上に、彼のモノへの耽
溺(たんでき)が、そこには存在していた。
「きもちいい…ですか?」
 右手で肉幹を扱き、左手で玉袋をやわやわと揉みながら、ティファはうっとりとした表情を
浮かべながら頬を染め、彼を見た。
「ああ…いい。ティファは上手だな」
「うれしい…」
「それだけ上手なら他の男もさぞかし満足だろうな。ティファのテクニックでイかない男はい
ないよ」
「いやです…そんな事言わないで…他の男なんて……私には…私には御主人様だけ…あなただ
けなの……わかってるくせにそんないぢわる……」
 ティファは本当に泣きそうな顔をして、再び顔を伏せ、男根に唇を被せていった。
 クラウドとて本気で口にした訳ではない。だが、そう思ってしまいそうになる自分がいる事
もまた、ハッキリと自覚していた。
 ティファは、過去、何人もの男とこういう関係になったことを、既に彼へと告白していた。
さすがに具体的な人数や、『誰と』という事までは聞かされていないが、おそらくあのバレッ
トとも関係を結んでいたのだろう事は、クラウドにも想像に難くない。
 ミッドガルのスラムは、他の都市部の貧民街と比べると随分と恵まれている…と、彼も感じ
る。それでも、そこで女が寄るべくも無くたった一人で生きていかなければならないとなった
なら、綺麗な体でいる事の方がむしろ難しいのだ。そして、アバランチという反神羅テロ組織
に身を寄せている以上、その庇護を求めるためには、何らかの形で身体を提供してもおかしく
はない。
695推力:03/07/11 22:13 ID:J/gS9MYg
>694
<51>
 ザンガン(漸岩)流格闘術は町道場などで安易に教えられる武術ではないし、ミッドガルで
は、その真似事を指南するだけでも場所と金を必要とする。故郷から逃れ傷を負ったティファ
が、身寄りも無くたった一人で生きて行く決心をした時の事を想像すると、クラウドは胸が詰
まる思いがした。
 意に添わぬ相手とのセックスもあっただろう。
 望まぬ事を強要される事もあっただろう。
 その時そこに自分がいれば…と、思わなくも無い。
 宝条に捕えられ、実験体とされ、フェイクニブルヘイムの神羅屋敷で夢と現実を漂い続けて
いた自分には、到底無理な事だったとわかっていても。
「…御主人様…あの…よ、横になって下さい…」
 濡れ光る男根から口を離し、ティファが上目使いにクラウドを見上げた。口の周りは涎とク
ラウドの粘液で濡れ、男根の先端とは粘液の銀糸で繋がっている。クラウドはその口元を右手
の親指で拭ってやりながら、どうしてなのか問うた。
「あの…おっぱいで…」
 ああ、そういうことか。
 クラウドの口元に自然と笑みがこぼれる。
 壁に背を預けたこの姿勢では、乳房での愛撫がしにくいのだ。

 ティファの瞳に、一種の「畏れ」が浮かんだのを見たのは、何回目の愛交の時だったか。そ
れまで彼は彼女を決して怒ったり、罵ったり、ましてや暴力を振るったりした事は無い。だが、
彼女の瞳にはなぜか隠しようも無い「恐怖」が浮かぶ事があったのだ。
 それは時に、彼が遠くのまだ見ぬ地へ想いを馳せている時。
 それは時に、今は失われてしまったあの栗色の髪の聖女を想っている時。
 ふと気付けば、彼女の自分を見つめる瞳の中に、「畏れ」を見付ける事があったのだった。
696推力:03/07/11 22:15 ID:J/gS9MYg
>695
<52>
 それは、殴られる事よりも、怒鳴られたり罵られたりする事よりも、ただかまってもらえな
くなる方が何倍も何十倍も怖いと思うような、目が開いて間も無い子犬の瞳にも似ていた。
 たった一人で置いていかれる事を恐がる、迷子の少女の瞳をしていた。
 思えば、その頃からだったようにも想う。
 彼が、彼女を強く強く欲して、決して離さないと毎日のように誓うようになったのは。

 ティファは乳の上にたくし上げていたTシャツを脱ぎ去ると、たっぷりと大きい自分の乳房
を両手で持ち上げ、そこにとろりと唾液を垂らした。そしてにゅるにゅると乳を擦り合わせ、
また唾液を垂らす。十分に乳がぬめるようになると、ティファは仰臥した彼の両脚の間に膝を
割り入れ、四つん這いのまま、揺れ動く乳の間に彼の男根を迎い入れた。
「…っは…」
 ティファの唇から、吐息のような声が漏れる。体の中心…心臓の一番近い場所に、愛するオ
トコの“熱”を感じたのだ。
「んぅ…ふ…」
 たぷたぷと柔らかい乳肉は、少しひんやりとした表面で男根を優しく包み込む。見下ろせば、
“もにゅっ”と変形した乳の間から、わずかに赤黒い先端が覗いていた。彼女の乳房は、彼の
剛直なモノ全てを隠してしまうほどの大きさなのだ。
 ティファは両手を乳の両側に添え、“きゅむきゅむ”と擦り上げる。
 時折、紅い乳首で亀頭を刺激し、口に含んでもみせた。
 乳を持つ手の指が柔肉にめり込み、乳を淫猥に歪めている。ティファは体ごと同時に両乳を
上下したり、左右の乳を交互に上下したりして微妙で繊細な愛撫を男根へ加えていった。
「いい…ですか?」
「…ああ…」
 クラウドはリラックスし、後頭部を床に下ろして天井を見る。男根に、彼女の乳と唇と口内
のやわらかさ、あたたかさを強く知覚する。
697推力:03/07/11 22:17 ID:J/gS9MYg
>696
<53>
 不意に腰が持ち上げられ、彼女が彼の尻を膝に乗せた事を知った。
 こうすると、彼女がさほど前傾せずとも、その乳房で自由に男根を愛撫する事が出来るのだ。
「ん…ん…」
 たぱっ…たぱっ…たぱっ…と、リズムを付けてティファが男根を挟んだまま乳房を上下する。
 両側から乳を両手で鷲掴みにして、男根を包み込むようにして締め付けるのだ。その上で、
乳そのものを上下させ、擦り上げる。
 これはクラウドが教えたわけではない。彼女が、彼と会う前に他の男に教え込まれた性技だっ
た。

 ティファを見た男は、彼女の膣に激情を突っ込み責め立てる事よりも、まずその乳をもてあ
そび、弄りまわす事を夢想する。
 無理も無い。
 格闘家としては不似合いなほど、たっぷりと巨大な乳だ。誰も彼もが、恥知らずで無様で淫
靡で美しいその乳房を、めちゃめちゃにしてやりたいと願うだろう。
 そして、そのためだろうか。
 彼女は乳を嬲られる事に馴れ、乳で男を愛撫する技術に長けていた。何回も何十回も、彼女
は男達の精をこの乳房で搾り取ってきたに違いない。
「ん…ん…あ…」
 彼女は自覚してはいないだろうが、こうして乳房で男根を愛撫している時の表情は、たとえ
ようも無いほど淫猥でいやらしい顔をしている。貪欲で淫乱な、快楽を貪る事にのめり込んで
いる欲望に狂ったオンナの顔をしているのだ。
 うっとりと目を薄く開け、口は半分開いたまま口の中でピンク色の舌が踊っている。可愛ら
しい鼻腔は興奮で開き、空気を求めて広がっていた。
 男を自分の身体で気持ち良くさせること。
 男を自分の乳房で屈服させてしまうこと。
 それを、ただひたすらに夢想しているようにも見えた。
698推力:03/07/11 22:18 ID:J/gS9MYg
>697
<54>
「…あ…イク…?…御主人様…イきます?」
 クラウドのわずかな表情の変化、男根の反応の変化を敏感に感じ取り、ちろちろと亀頭を嘗め、滲んできた透明な粘液を味わいながら、ティファはゆったりと聖母のように微笑んだ。

7−A『乳に出す(顔にかけて塗りつける)』
  B『口に出す(溜まったのを見せてから飲ませる)』
699推力:03/07/11 22:20 ID:J/gS9MYg
たぶん次で終わりかと。
本番は無し。


最初の5人で。
700名無しさん@ピンキー:03/07/11 22:30 ID:O2abBlQ7
リアルタイムで乙。Aでよろ
701あぼーん:あぼーん
あぼーん
702名無しさん@ピンキー:03/07/11 23:29 ID:xYvv6ToY
703名無しさん@ピンキー:03/07/12 00:09 ID:zGEQR6dJ
Aキボンヌ
704名無しさん@ピンキー:03/07/12 00:13 ID:40XgMphd
705名無しさん@ピンキー:03/07/12 00:13 ID:PYchFWCJ
エー
706名無しさん@ピンキー:03/07/12 00:32 ID:690GF/oS
B
707推力:03/07/12 00:43 ID:4BwEDCdE
ではAで。
708名無しさん@ピンキー:03/07/12 00:48 ID:au6yWDHr
C
709名無しさん@ピンキー:03/07/12 03:38 ID:4FDiwMcP
B を希望します。
710名無しさん@ピンキー:03/07/12 06:23 ID:diMi491r
いっそAとB混合にしたらとか思うがw
711あぼーん:あぼーん
あぼーん
712あぼーん:あぼーん
あぼーん
713あぼーん:あぼーん
あぼーん
714名無しさん@ピンキー:03/07/15 00:28 ID:+Sddd5Fy
待ち
715山崎 渉:03/07/15 11:10 ID:7GpObfWE

 __∧_∧_
 |(  ^^ )| <寝るぽ(^^)
 |\⌒⌒⌒\
 \ |⌒⌒⌒~|         山崎渉
   ~ ̄ ̄ ̄ ̄
716名無しさん@ピンキー:03/07/16 00:32 ID:ayrAnFGH
あげ
717あぼーん:あぼーん
あぼーん
718あぼーん:あぼーん
あぼーん
719名無しさん@ピンキー:03/07/17 14:10 ID:C/M6dIVe
sage
720名無しさん@ピンキー:03/07/18 14:00 ID:sowWI7RZ
推力氏がいなくなったらこのスレも終わってしまうんじゃ・・・・・
721名無しさん@ピンキー:03/07/18 23:55 ID:k+dsbqL5
保守ってれば必ず報われる
722名無しさん@ピンキー:03/07/20 00:19 ID:nc4MeHpX
というわけで保守
723名無しさん@ピンキー:03/07/21 02:33 ID:H8CUlbY5
さげ
724名無しさん@ピンキー:03/07/22 00:12 ID:XSWv+JU6
下げ
725名無しさん@ピンキー:03/07/23 00:34 ID:kUp6r9SA
信じてsage
726名無しさん@ピンキー:03/07/23 12:01 ID:rL2bKDyY
俺はヲタだ
どうしようもないヲタだ
高校1年生のガリヲタだ
しかもティファヲタだ
ファイナルファンタジー7の
この年になってFF
幼稚過ぎる
更に頭も本当に馬鹿
もうダメ
俺もうダメ
彼女いない歴=年齢の典型的なダメ人間
死ね
俺死ね
手首切り取って死ね
あふれ出る自分の血を飲んで死ね
血を間違って気管に吸い込んで死ね
吸い込んだ血が固まって通気口を塞いで窒息死ね
ああ
あああ
俺はティファヲタだ
727名無しさん@ピンキー:03/07/23 14:05 ID:rL2bKDyY
ティファが神羅ビルの男子トイレで犯されたり
ティファとユフィがレズ仲になったり
ユフィがハイウインドの男子トイレで吐いてる所をシドに犯されたり
ナナキがティファのお尻にムラムラして、そのまま射しちゃったりする
小説が置いてあったサイト、どなたかご存知ありませんか?

思い出せる限りの単語を並べてググってみたのですが、見つからず・・
知ってる方がいましたらサイトの名前だけで結構ですので
教えて頂けないでしょうか?
728名無しさん@ピンキー:03/07/23 15:36 ID:WxOonpGZ
>>726-727
未成年は森へお帰り・・・
729推力:03/07/23 21:42 ID:vQAySMmE
>698
<55>
7−A『乳に出す(顔にかけて塗りつける)』

 ティファは、絶世の美女…というわけでは、決して無い。

 だが、女性らしい卵型の輪郭はすっきりとした顎の線を描き、意思の強そうな心持ち太く濃
い柳眉の下では、目尻が少し垂れた目がつぶらに輝いている。そして鼻筋は、ミッドガルのメ
ディアを賑わせていた女優と同じくらい通っていながら、だが決して嫌味にならない程度であ
り、むしろ、ちょっとだけ上を向いた鼻頭が、やわらかな愛嬌さえ感じさせていた。
 また、紅をさしているわけでもないのに赤く濡れ、瑞々しくぷっくりとして、絶妙なバラン
スで肉厚を感じさせる唇は、南国の果実のように情熱的でさえあった。口付け、舌を滑らせた
なら、甘い果汁でも感じてしまいそうになるのではないか?とさえ思わせるのだ。そして唇か
ら覗く歯は白く輝き、見る者に真珠の輝きの恍惚ささえ与えるだろう。
 だが、彼女の顔を構成するものの中で、何より特筆すべきは、その紅い瞳であった。
 どちらかと言えば赤茶色の瞳は、光の加減で完全な紅色に染まり、それは夜目に眩しい炎に
も似て、吸い寄せられるように視線を合わせた者を、捉えて離さない。
 瞳そのものに命の力が宿っているのだ…と、そう感じてしまうのである。

 けれど、命に溢れた彼女の顔が、その強さのまま、相対する心弱き者を威圧してしまうかと
言えば、決してそんな事は無い。
 どこか童顔(ファニーフェイス)気味であり、目尻が少し垂れているのも手伝って、その笑
顔は闇に生きた者を鞭打つ灼熱などではなく、発芽したばかりの新芽を優しく包み込むような
慈愛の光を感じさせる。それは、彼女の胸の奥にあるものが、どちらかといえば闇の夜空に浩
々と輝き、生きとし生けるものの眠りを静かに見つめる月のような、どこか寂寥感さえ含んだ
哀しい光だからなのかもしれない。
 彼女は“慈しみの陽光”と“癒しの月光”という、一見、相反した両面を同時にその身へと
宿したオンナなのだ。
730推力:03/07/23 21:44 ID:vQAySMmE
>729
<56>
 そして、その命に溢れていながらどこか影のある微笑みは、絶世の美女では決してない彼女
を、確実に“一度見たら忘れられない女”を成さしめていた。
 想いを、心を、魂を、吸い寄せられ捕らえられてしまうのだ。
 人は時に、「美しさ」というものがカタチだけのものではなく、心の奥底に楔(くさび)の
ように打ち込まれ、忘れる事の出来ない感情を沸き立たせるものである…と、評することがあ
る。それは全てが真実ではないが、真実の一端を表現している…という事は、疑いようの無い
事実だろう。
 だからこそ人は…いや、オトコは、彼女を真の意味で「美しい」と評してしまうのに違いな
い。彼女を見て、そして彼女の微笑みに一度でも魅せられた者は、もう決して彼女を忘れる事
など、出来はしないのだから。

 そしてティファは、今、その「美しい」顔に淫猥と慈愛の入り混じった微笑みを浮かべなが
ら、ゆったりと、愛する男の剛直なモノを責め立てていた。両手で重たい乳を掬(すく)うよ
うにして持ち、間(はざま)に挟み込んだ彼の激情を包みながら擦り上げるのだ。
 彼女の胸は、これ以上無いくらいに高鳴っていた。
 オンナにとって、乳房を使っての愛撫には、直接的な快感は無いに等しい。それでも頬が火
照り体が熱くなるのは、「愛しい人を私の身体が気持ち良くしているのだ」という自覚がある
からだ。それは、自尊心と満足感に直接訴えかける甘い刺激だった。
『彼が、卑しい私の身体で感じてくれている…射精してくれようとしている…』
 そう思うだけで、ぞくぞくとした震えが背中を伝い駆け登ってくる。じくじくとあそこが潤
み、粘液が滲み出るのを感じてしまうのだ。もうすぐ眼前の赤黒い亀頭から噴き出るだろう白
い“甘露”を想うと、ティファは目眩さえ覚える。乳に直接伝わる彼の熱さを、腿の間の熱い
ぬかるみに迎い入れる事が出来ないのはとても哀しい事ではあったが、それでも、彼が乳にたっ
ぷりと精液を吐き出してくれる光景は、きっとその哀しみをいくらかは癒すに違いないと思えた。
731推力:03/07/23 21:46 ID:vQAySMmE
>730
<57>
「ん…ぅ…」
 彼が小さくうめく。
 射精が近いのだ。
 彼の表情、息遣い、声、身体の震え、男根の脈動…全ての要素から“その時”が近い事を知る。
「このまま、ティファのおっぱいに…出すぞ」
「は、はい…」
 熱に浮かされたような彼の言葉に応えて、期待感に震え、みっともないくらいにうわずった
声が彼女の唇を割って漏れる。
 そして次の瞬間…
「ふあっ…」
 びゅくっ…と男根が震え、熱い粘液がティファの顔を濡らした。乳房の間で弾け、飛び出し
た精液が、彼女の顔まで飛んだのだ。びゅっ…びゅっ…と断続的に粘液が噴き上がり、彼女の
額、頬、鼻、唇、顎を白濁で汚してゆく…。
「はぁ…あっ…ぁあ…ぁ……」
 むせかえるような、むあっ…とした濃密なオスそのものの匂いがティファの鼻腔を刺激し、
彼女は口を呆けたように開けてうっとりと恍惚の表情を浮かべた。精液が左目の瞼(まぶた)
にかかり、右目しか開ける事が出来ない。それでも、彼の男根の先端に開いた尿道口から、濃
くねっとりとした精液が流れ出しているのを見る事が出来た。
 ぱくぱくと開いたり閉じたりする様子は、まるで別の生物の口でも見ているかのようだ。
「ぁ…あ…いっぱい……」
 唇を開閉すれば、精液が垂れ落ちて口内に入ってくる。ねっとりとした粘液を舌で嘗め取り、
ティファは陶酔のままにそのぬるぬるとした触感を味わった。

 精液を「美味しい」と感じたのは、彼が初めてだ。
 
 誰のものでも良いというわけではない。彼のものでなければダメだった。彼のものだからこ
そ「美味しい」と感じられるのだろう。彼が出したもの、彼が与えてくれるものだから、良い
のだ。そして、たとえそれが小便だとしても、彼が与えてくれるものであれば、ティファは喜
んで飲み干す自信があった。
『だって…彼の全てを愛しているから…』
732推力:03/07/23 21:47 ID:vQAySMmE
>731
<58>
 彼女は「排泄物を口にする事」が全てイコール「愛」だと、思っているわけではない。
 が、「自(みずか)ら排泄物を口にする事が出来る」というのは、相手を愛していなければ
出来ない事だとは思っていた。幸いにも、クラウドにはティファに小便を飲ませるような趣味
は持ち合わせてはいなかったが、ティファとしては、彼が何を望もうがそれに答えるだけの用
意が既に出来ているのである。

 精液でどろどろにしたティファの顔を、彼は乳から離した男根で撫で上げる。精液を塗り広
げ、『これは俺のモノだ』と、匂い付けでもしているかのようだ。
 そしてティファは、それを恍惚とした表情のまま大人しく受け入れていた。
 やがて彼は、指で彼女の顔を、乳を拭い、彼女の口へと精液を運ぶ。彼女は白濁で汚れた彼
の指を美味しそうにしゃぶり、嘗め、吸った。
「美味しいか?」
「ぁ…はぁ…おいひい…おいひいれふ…」
「まだ飲んだらダメだぞ」
「…ふぁい…」
 彼は、顔と乳にたっぷりと出された精液を全て彼女の口へと運ぶ。やがて一通り綺麗になる
と、今度は男根を唇につけて尿道に残った分を吸わせた。
「んむ…ん…んぅ…ふ…んふ…」
 ぴとりと唇に亀頭の感触を感じると、すぐにティファは深く唇をかぶせていった。そして、
白濁した粘液の溜まった口内で、彼女は彼の男根を吸い、精液の最後の一滴までを味わおうと
する。
「開けてごらん」
「ん…ぷぁ…」
 ねとねととした粘液が彼女の口内にたっぷりと溜まっている。舌に絡み、歯に、歯茎に絡み、
まるで摩り下ろしたヤマイモの汁を口に含んでいるようだ。
「いっぱい溜まったな。ティファの口の中で俺の精子が泳いでるよ。元気いいから美味しいだ
ろう?舌触りはどう?ティファのピンク色の舌で掻き混ぜてみてよ。…そう。すごいね。ねと
ねとしてる?飲み込みたい?いいよ。飲み込んで」
 彼の許しが出て、ようやく彼女は口を閉じた。
733推力:03/07/23 21:48 ID:vQAySMmE
>732
<59>
 ごくり…と音を立てて飲み込む。粘性の高い精液は、いつも喉にひっかかるようで飲みにく
いが、ティファはすっかり慣れた様子で続けてごくっ…ごくっ…と嚥下し、そして唇の周りを
ピンクの舌で嘗めると、ようやく一息ついてとろけるような笑顔を彼に向けた。
「……すごく…濃い…です…」
「ティファがえっちだからさ」
「そんな…」
「違うのか?」
「そうです…ティファはえっちです…」
「淫乱で精液が大好きだもんな」
「はい…ティファは淫乱で精液が大好きです…」
 ティファがそう言うと、彼は躊躇いもせず彼女に口付けた。たった今まで、自分の精液がな
みなみと満ちていた彼女の口に…。
「んむ…ぁ…ん…」
 彼女はそれが嬉しくて、彼が求めるままに舌を絡め、全てを委ねる。自分の精液で汚れたか
らといって、それで彼女を汚らわしく思うような男ではないからこそ、彼女は彼に身も心も捧
げたのだ。彼は自分を決して厭(いと)わない。一番基本的なところで、彼女を大切にしてく
れる。だからこそ…
「ん…んんっ…んぅぅっ……ご…御主人様……あ…ぁ………」
 不意に眉を顰め、ティファは彼から身を離した。ぼんやりと下を見れば、彼の右手が股間に
挿し込まれている。彼の指が繊細に蠢き、とろとろにとろけて濡れたあそこを弄り始めていた
のだ。
「どろどろだな…。これで夜まで我慢出来る?」
「あぁ……ごしゅ……じんさ…まの…御命令……なら……」
「そうか。でもこのままじゃあ辛いだろう?もう一度入れておこうな」
「ぁ…え?……んっ…」
 にゅるにゅると出入りする彼の中指にうっとりとしかかったティファは、彼の言葉に再び視
線を下へと向けた。いつの間にかクラウドの手には、先ほど彼女の胎内から抜き出した数珠繋
がりのピンク色の樹脂製ボールがある。
 そのボールを、彼の指は一つ一つゆっくりと、再び彼女の胎内へと押し込めていく。
734推力:03/07/23 21:50 ID:vQAySMmE
>733
<60>
「あ…そ…そんな…んっ…あっ…」
 力無く、彼の右手に彼女の両手が添えられる。彼の行為を止めたいのか、それとも助けたい
のか。それは、他ならぬ彼女自身にもわかっていないようだ。
「俺の可愛いティファ、このまま仕事に戻るんだ。夜にまた俺が可愛がってあげるから、それ
まで出すんじゃないよ?」
 彼女を左手で抱き寄せ、耳たぶを噛むようにしながら囁く彼は、間違いなく悪魔の顔をして
いる。
 だが彼女は、彼の口にした「俺の可愛いティファ」という言葉に頬を染め陶然となり、なに
もかも素直に受け入れようとしていたのだった。
「顔も身体も洗っちゃダメだ。いいね?そのまま。俺の精液の匂いが染み付いたまま、食堂に
戻って客に微笑んでおいで。肌が突っ張る?パックだと思えばいいさ。大丈夫。客はわからな
いよ。蒸し暑くて料理や男達の汗の匂いでいっぱいなんだ。精液の匂いだって男達には馴染み
のものなんだ。いいねティファ。それからいくらしたくなっても一人でしちゃダメだよ?オナ
ニーしたら、えっちは無しだ。わからないと思っても、俺にはちゃんとわかるんだ。ズルはダ
メ。いいかいティファ。俺の可愛いティファ。返事は?」
「あ…は…はい………んっ…」
 4個目が、彼の指で奥深くまで押し込まれる。
 彼の逞しい肩に顎を乗せ、ぶるぶると身体を震わせて、彼女はうっとりと何度も頷いていた。

    ■■終■■
735推力:03/07/23 21:51 ID:vQAySMmE
以上です。

お付き合い、ありがとうございました。
736名無しさん@ピンキー:03/07/23 22:53 ID:fHFyNBz7
涙が出るほどすばらしかったです。
737名無しさん@ピンキー:03/07/24 00:23 ID:girzX2z8
うわー…
なんて言うか…とにかく良かったです!
738名無しさん@ピンキー:03/07/24 21:57 ID:co4RctsE
推力氏お疲れ様でした。

…さて、これからこのスレはどうなるのか…
739名無しさん@ピンキー:03/07/25 22:38 ID:YpmHATvw
乙カレー

ラスト<60>のラブラブクラティな描写萌えますた。
またの降臨をお待ちしております。もちろん他の職人の方も!
740名無しさん@ピンキー:03/07/27 00:23 ID:I8/QDLsI
保守るぞ。
741名無しさん@ピンキー:03/07/28 00:32 ID:+G2ccWoU
意地でも保守
742名無しさん@ピンキー:03/07/28 02:04 ID:4awbVsfy
保守だけで1000いきそうだな…
743名無しさん@ピンキー:03/07/29 00:23 ID:jTPTaDni
推手
744名無しさん@ピンキー:03/07/30 02:00 ID:LNT8FFsb
ほしゅ
745あぼーん:あぼーん
あぼーん
746名無しさん@ピンキー:03/07/30 02:17 ID:P66L4mlE
ティファ萌えだ
747名無しさん@ピンキー:03/07/31 00:17 ID:7rHFmukm
>>746
その通り!
748名無しさん@ピンキー:03/08/01 00:29 ID:g6SliVMf
神待ち!
749名無しさん@ピンキー:03/08/02 00:57 ID:ssr2gCMQ
推力氏はもう来ないのか…?!
750名無しさん@ピンキー:03/08/02 01:40 ID:TV7/4EBQ
748とかが名無しに戻った推力さんだったら面白いなあ。
751ぼるじょあ ◆yBEncckFOU :03/08/02 05:03 ID:JhYl1NY6
     ∧_∧  ∧_∧
ピュ.ー (  ・3・) (  ^^ ) <これからも僕たちを応援して下さいね(^^)。
  =〔~∪ ̄ ̄ ̄∪ ̄ ̄〕
  = ◎――――――◎                      山崎渉&ぼるじょあ
752名無しさん@ピンキー:03/08/03 00:25 ID:AQ9o4GHh
保守age
753名無しさん@ピンキー:03/08/03 18:30 ID:HcJGm0Bn
推力氏はここにはもう来ない。
それは、推力氏を隔離させた皆の発言が原因。
あれだけ良い話を書いていただいて、皆が煽ったりして推力氏が困るのも当然であろう。
片方けなして片方誉めて、作家さんがみな離れてしまうのは当然だ。

このスレは保守しても無駄だと思うではないかね。
推力を煽った発言をした者達は反省し謝罪すべき。
話が面白いだのつまらないだのではなくそれ以前に作家さんに対する問題。

このスレはもうDAT落ちすべきだと思う。
754名無しさん@ピンキー:03/08/03 19:54 ID:/ZWbYX1u
推力氏が来る来ないはいいとして、AとかBとかの選択肢はどうかと思ったが・・・。

あと、向こうで追われてこっちでも追われて推力氏はほとほと2ちゃん向けじゃないなと思った。
やはりDDDとかHPに投稿した方が本人にとってもいいんじゃないかとも思うが。
755ななしさん:03/08/03 23:43 ID:C57q8LEQ
俺書いていいかな
756名無しさん@ピンキー:03/08/03 23:52 ID:iR6jOco+
いいよ
757名無しさん@ピンキー:03/08/04 14:12 ID:eDnGl6PM
シコシコシコシコシコシコ
758名無しさん@ピンキー:03/08/04 22:27 ID:483iUzUa
ティファのエロCGです。
ttp://tairoom.k-server.org/index.htm
759名無しさん@ピンキー:03/08/06 00:53 ID:2+yKG8VR
死守!
760名無しさん@ピンキー:03/08/07 00:22 ID:AAFwPKHe
待ち
761名無しさん@ピンキー:03/08/07 11:02 ID:AB5FzMk0
>>758
ちぬっくは抜けない。
同人漫画がワンパタだから。
762推力:03/08/07 22:41 ID:A3J8S0UR
「幻愛」

 おまえはおれのものだ。
 だれにもやらない。
 おまえはおれだけをみていろ。
 おまえはおれにだけわらえばいい。
 おまえのくちびるはおれのものだ。
 おまえのちちはおれのものだ。
 おまえのあそこはおれのものだ。
 しりもおれのものだ。
 ほかのだれにもふれさせない。
 おまえはおれだけがめちゃめちゃにしていいんだ。

 熱に浮かれたようにそう呟く彼の言葉を背に、四つん這いで腰を両手で掴まれたまま、激し
く彼に責められながら、ただ「はい…はい…」と頷き、唇を開き、首を振る。
 彼のモノである事の充実感と幸福感と陶酔。
 身も心もただれて溶け崩れ、彼と一体になる満足感。
 それが毎日続けば、どんなオンナでも笑いながら狂っていくと思う。彼だけしか見えず彼だ
けしか感じず、そして彼だけしか触れたいと思わない。彼の口付けをいつもいつでもどこでで
も受けたいと願い、それを受けるためならどんな事でもどんな言葉でも口に出来ると思えた。

 わたしはあなたのものです。
 あなただけのものです。
 あなただけみています。
 あなただけにわらいます。
 わたしののくちびるはあなたのものです。
 わたしのおっぱいはあなたのものです。
 わたしのあそこはあなたのものです。
 おしりもあなただけのものです。
 ほかのだれにもふれさせません。
 あなただけにめちゃめちゃにしてほしいです。
763推力:03/08/07 22:43 ID:A3J8S0UR
>762
 するすると言葉が唇を割って喉から滑り出し彼の胸に届くようにすすり泣いた。
 哀しくなんか無いはずなのに涙が止まらなくて、胸をめちゃくちゃに揉まれながら彼の唇を
求めてすがりついた。
 狂ってゆく。
 狂っている。
 なにもかもが。
 けれどそれはとてもきもちがよかった。
 とてもとてもきもちがよかった。


「俺の事を愛していないのか?」
「愛してる…愛してるよ…でも」
「じゃあ、いいじゃないか」
「あっ…でも…そんな…」
 彼の手が素早くブラウスのボタンを外す。
 私はそれを、どこかうっとりとしながら、ただ見つめていた。

 彼が望めはどこでも…たとえそれが日の明るい昼間のリビングであっても、街中のレストラ
ンのトイレであっても、私は身体を開き彼を受け入れ、彼を愛した。時には心がそれを拒む事
があっても、身体は…身体だけはただ貪欲に彼を求め、濡れる…。
 結局は、拒む勇気が無かったのだ。
 拒む意志すら、持てなかったのだ。
 彼にそうされてしまった…という意識はある。
 けれどそれすらも自分が望んだ事なのだという…意識すれば涙が零れそうになるほどの幸福
感と引き換えに手に入れた、ささやかな罪悪の意識…。
 こんな女では無かった。もっと私は強いオンナであったはずなのだ。
764推力:03/08/07 22:45 ID:A3J8S0UR
>763
 『アバランチの闘姫』とさえ呼ばれ、武闘に秀でた男達を体捌き一つで地面とキスさせるの
は気持ちが良かった。スラムの姐さん達を、ただ娼婦だからといって蔑んだ目で見る男を這い
つくばらせて謝らせるのは、私のわずかな正義感を満足させた。腕に自慢のある男達から『ティ
ファさん』と呼ばれるのはどこかくすぐったかったけれど、彼等すら護る事が今の私には出来
るのだと思えば、遠い昔に胸の奥を抉った傷さえ癒えるのではないかと思えた。
 けれど。
 …けれど、こうして彼に与えられ彼に与える満足に比べれば、それらは全てニセモノの気持
ちでしかなかったのではないか?と思えた。
 彼を必要としている。
 私の心が、身体が、彼を求め、哭き、濡れる…。
 そして、世界でただひとり彼に必要とされている女なのだという実感が、ますます私を狂わ
せる。

 たった今まで目の前でコーヒーを飲んでいた彼が、不意に視線を巡らせて立ち上がった時、
既に予感はあったのだと思う。
 何気ない仕草で彼が私の左耳に唇を寄せ、
「出ようか」
 と言った時、私の身体はもう反応し始めていたから。
 まるで、散歩に連れていってくれる主人を前にした犬のようだった。
 街角のカフェを出て、まだ日の高い目抜き通りを彼に右手を引かれながら歩く。頬が腫れぼっ
たく、身体がもう熱い。胸が恥ずかしいほど高鳴って、鼓動が道行く人に聞こえるのではない
かと気が気ではない。ぐいぐいと強引に引くわけでもない彼の左手は、無骨な造型に少し荒れ
た皮膚を纏ったオトコの手だった。その手から『魔法』が私の身体に流れ込む。私の身体に流
れ込んで、溢れて、包み込み、息も出来ないくらいの熱を帯びさせる。じっとりと手が汗ばむ
のが自分でもわかる。彼の手は少しも汗ばんでなんかいないのに、私ばっかりが汗をかいて熱
くなって濡れている…。
765推力:03/08/07 22:47 ID:A3J8S0UR
>764
 人目を避けて路地裏に引き込まれた時には、もう彼の事しか考えられなくなっていた。彼の
手、彼の腕、背中、首筋に光る金の糸、蜂蜜を太陽にかざしたような色のうっとりするような
髪、広くてがっちりとした肩。
 早くこっちを向いて。
 私を見つめて。
 私に囁いて。
 触れて。
 キス………
「んぅ……」
 壁に背中を押し付けられてすぐ、目の前が金色に染まった。それが彼の髪だと気付いた時に
は、もう彼の唇が私を捕らえ、その心地に全身にビリッと電気が走る。すぐに目を閉じ、彼の
唇の、口内に入って来て口の中にあるものぜんぶをゆっくりと撫でてゆく彼の舌の、その官能
だけを受け止める。
 くちゅくちゅと唾液が交じり合う音が、どこか遠くから聞こえる。意識が飛んでしまいそう
になる。彼の手が、たぶん右手が、私の胸を包む。きゅぅ…と先っちょの一番感じる部分を摘
まれているような感覚が、胸の中に広がる。でも、彼はまだ胸をゆっくりと揉んでくれている
だけだ。なのに、切ないくらいの痺れるような感覚は、胸の奥まできゅんきゅんと届いてくる。
 彼の唇が離れ、その唇が今度は耳たぶを甘く噛み、そのまま首筋にあてられる。私はとろん…
となった目で薄暗い路地裏のレンガの壁を見ていた。赤茶けたレンガのひび割れた壁面は、何
の染みかわからない汚れで薄汚く見える。裏口に通じている非常階段に目をやると、そこには
真っ黒な猫がいて、私の事をじっと見つめていた。

 見られている。

 ケモノのように路地裏で互いを求め合っている私達を、黒猫は金色の瞳で静かに見つめてい
る。その瞳は冷徹で、「おまえたちはここでなにをしているのだ?」と問われている気がした。
 わずかに残った理性という名の『毒』が、私のとろけかけた心を刺す。
766推力:03/08/07 22:50 ID:A3J8S0UR
>765
「クラ……あ…だめ……」
 声が出ない。喉がかすれて、首筋にむしゃぶりつく愛しい人の耳に届かない。お尻を彼の手
が撫でる。ぞくぞくと震えが背中を這い上がってくる。下着の中が熱い。しっとりとしている。
濡れている。彼が欲しくて、濡れているんだ…。
「クラウド…だめ…お願い…こんなところじゃ…」
「俺の事を愛していないのか?」
 彼のいつもの言葉が、私から力を奪う。下から、まるで悪戯を咎められた子供のような瞳で
見上げられて、それでも拒めるほど私はもう『普通』じゃなかった。
「愛してる…愛してるよ…でも」
「じゃあ、いいじゃないか」
「あっ…でも…そんな…」
 言い淀む私に、彼は勝ち誇ったような笑みを浮かべながら素早くブラウスのボタンを外して
ゆく。私は、御馳走を前にした旅人のような、そんな彼の少しせっかちな指の動きが好きだっ
た。「早くオマエが欲しい」のだと、彼の全身が言っているように感じるから。
 第二、第三ボタンが、するすると魔法のように外されてゆく。馴れたその手付きを止める事
は、私にはもう出来なかった。私はそれをただ、どこかうっとりとしながら、見つめていたの
だ…。

 彼の脅威的な生殖能力は、体内で移植融合したジェノバ細胞による種族保存の本能が影響し
ている…らしい。精液そのものの量も増え、それは生殖細胞の活発化を示している。
 …難しい事はよくわからないけれど、子孫を増やすために彼のおちんちんでは、毎日猛烈な
勢いで精子を作り続けているということ。そしてそれに呼応するように、彼の性欲も果てが無
くなってしまった。毎日、私を求め、私を抱き、その精液を注ぎ込もうとする………。
767推力:03/08/07 22:52 ID:A3J8S0UR
>766
 彼の精液は、それを胎内に迎え入れる私にも、影響を与えているのだと言われた。でなけれ
ば、彼に毎日激しく求められ続けられて、私の身体はボロボロになってしまっていただろう。
なのに、私は毎日彼を迎え入れ、彼を癒す事が出来ている。私の身体も、変化しているのだ。
 今の私は、それを嬉しいと思う。
 彼を癒せるのは世界中で私だけなのだ。
 この世で私だけが、彼と共に暮してゆける。
 彼を満足させられるのだ。
 それが、どんなに嬉しいことか…。
 確かに、毎日3回も5回も彼に抱かれると、あそこがヒリヒリと痛んで歩くのも辛くなる。
でもそんな痛みはマテリアでどうとでもなるし、むしろその痛みこそが、彼と苦しみを分かち
合える証(あかし)だと思えた。
 彼も苦しんでいるのだ。
 性欲に狂い、私を激しく抱いて、そして嵐が去った後、自分がした事に、私の身体にした事
に気がついて。私の身体中についたキスマークや歯型や……あそこから流れ出す大量の精液に
………気がついて…。
 私はそんな彼を抱いて、キスして、そして許す…。
 彼の全てを愛しているから。
 彼に全てを捧げているから。

 そして、彼に全てを愛されているから…。

            ■■■ 終 ■■■
768推力:03/08/07 22:52 ID:A3J8S0UR
場繋ぎ的SSでした。
769名無しさん@ピンキー:03/08/07 23:27 ID:gdGXVrDf
>>768
乙。
最初「えっ?」って思ったよ。
素敵ですね。
770名無しさん@ピンキー:03/08/07 23:35 ID:Ty2sYdKz
キタァァァァァァ(゜∀゜)( ゜∀)ァァ(  ゜)ァァ(  )ァァ(`  )ハァ(Д`)ハァ(;´Д`)ハァ
771名無しさん@ピンキー:03/08/08 01:03 ID:Z2vutUkO

もう来ませんとか名無しで書くと言ってたわりに相変わらずコテハンなのかー(w
推力氏らしいな。まあ、また宜しくおながいします。
772名無しさん@ピンキー:03/08/08 02:29 ID:mJ6EoHrp
それも推力氏らしくていいじゃんw やはり保守はしとくものだ
773名無しさん@ピンキー:03/08/08 12:19 ID:p8uzkXLs
待っててヨカタ〜推力氏(゚∀゚)キュンキュン
774名無しさん@ピンキー:03/08/08 19:32 ID:17Ex6l4s
推力さんキテタ━━━( ゚∀゚ )━(∀゚ )━( ゚∀)━( ゚∀゚ )━━━!!!!
相変わらずグッジョブです!保守ってた甲斐がありますた…
775名無しさん@ピンキー:03/08/08 23:48 ID:TBbN270P
優しいクラウドより鬼畜気味の方が好きだ
推力氏の書くティファはMっ気多いキャラしてんな
776名無しさん@ピンキー:03/08/09 14:29 ID:762DLWnL
>>775
そこがまたイイ
逆も読んでみたいが(w
777名無しさん@ピンキー:03/08/09 15:37 ID:MPw1klns
777
778名無しさん@ピンキー:03/08/09 19:57 ID:W7EprhWY
そしてまた保守の毎日
779名無しさん@ピンキー:03/08/11 00:17 ID:ooGfxxjL
意地でも保守。
780あぼーん:あぼーん
あぼーん
781名無しさん@ピンキー:03/08/12 01:40 ID:o6r9Eugs
age
782名無しさん@ピンキー:03/08/12 02:26 ID:CARpxxvh
てst
783名無しさん@ピンキー:03/08/13 00:48 ID:lRJqtmFO
保守SAGE
784名無しさん@ピンキー:03/08/14 01:03 ID:RQnQZVsj
神待ち!
785山崎 渉:03/08/15 16:50 ID:4fmQeeOf
    (⌒V⌒)
   │ ^ ^ │<これからも僕を応援して下さいね(^^)。
  ⊂|    |つ
   (_)(_)                      山崎パン
786あぼーん:あぼーん
あぼーん
787名無しさん@ピンキー:03/08/18 00:28 ID:VXHGcoBb
保守
788推力:03/08/18 03:32 ID:ag/9GBuy
「ある男の話」

 よお…久しぶりだな。どこに行ってたんだ?

 ああ、俺?ほれ、三年前にアレあったろ。でけぇやつ。

 そう。メテオな。
 てっきり死んだと思ってたセフィロスが、トチ狂ってなんかしたヤバいヤツ。

 そうそう。神羅のソルジャーの。

 …“なんか”ってのは……“なんか”だ。うっせーな、俺も知らねーよバカ。
 アイツが落ちてくるってんで、全市街に避難勧告が出て俺達スラムの住人も半強制的に退去さ。
 俺は弟と一緒に南の方に行ってたんだよ、そんときは。あっちでもそりゃあヒデェもんだったぜ?
 それにしても、マジで久しぶりだな。オマエはどうしてたんだ?
 まあ、一杯やろうや。


 なあ、オマエ知ってるか?前にこの街のスラムにあった、安酒場。
 なんだ…知らねぇのかよ。そうだな…このくらいの時間になると、俺は仲間達といつもあそこに行ってた。
 まあ…当然、オマエは知らないだろうけどな。

 ところで、オマエ、チン○剥けたか?

 はははははは…怒るなよ、冗談だ。でも、まあ、あの頃はオマエも子供で、連れてくわけに
はいかなかったけど…………今もあの酒場があったら、たぶん連れてってやったと思うぜ。

 あ?
 その酒場に行けばな、女が抱けたんだ。
789推力:03/08/18 03:33 ID:ag/9GBuy
>788
 あん?…違う違う。娼館なんかじゃねーよ。
 あんな、高い金ふんだくって化粧の濃いババァやションベン臭いメスガキ抱かせるようなと
こじゃなくてよ、そりゃもうスゴイ女が抱けたんだ。

 高くなんかねぇよ。
 金なんか払った事ねぇ。
 まあ、たまにシャレで、酒一杯分くらいの金を落とす事はあったけどな。

 はあ?ブスなんかじゃねーよ。

 …それも違う。
 誰がデブ専だよ、殴るぞ。

 とにかくイイ女なんだよ。
 上も上。極上だ。

 いやマジで。
 適度に日焼けしてたが、それでも色は白くてな、脚なんかこう…スラッとしてて、太股なん
か、むちむちしてるのにちゃんと締まってて、思わずしゃぶりつきたくなる感じだ。
 もちろん腹なんか出ちゃいねぇし、ウエスト自体もちゃんと細い。尻も張ってて、肌も“も
ちもち”してて、撫でるだけで気持ちイイんだ。
 顔は、美人ってほどじゃないが、結構可愛い感じだ。気取ってないのがいいな。
 垂れ目なのが、いかにもいぢめて欲しそうでソソるんだ、また。
 けど、なんと言ってもイイのは乳だな。

 乳。おっぱい。乳房。なんでもいいや。
 すげぇのさ、それが。
790推力:03/08/18 03:35 ID:ag/9GBuy
>789
 巨乳っつーか…爆乳?っつーの?
 こう…俺が手で鷲掴みにしてもまだ余る。ゲイツの奴の手でも余る。それくらいデカい。だ
が、デカくても垂れてねぇのがいい。重たくて柔らかくて肌なんかもちもちしっとりしてて、
あそこに○ンポ突っ込んで下から責めてると、これがまた目の前で良く揺れたっけな。

 そ。
 そりゃもうぶるんぶるんってな。

 フェイクじゃねーのかって?
 いや、天然モノだろあの感じは。
 まあ、どっちでも良かったんだけどな。俺達は抱けりゃあいいんだから。

 なんだよ、勃(た)っちまったのか?
 いいねぇ若いってのは。

 …笑ってねぇよ。ホントホント。

 んで、その店は毎日夜の7時くらいからやってたんだが、9時過ぎたら店にいる男達は、そ
の女を誰でも好きにしていいって事になってたんだ。

 はあ?
 なんでかなんか、この俺が知るかよ。
 まあ、とにかく俺達は、ほとんど毎日通ったな。その気になったらいつでも地下室に連れ込
んでパンツ引き下ろして、順番に犯してゆく事が出来た。
 乳も、好きなだけしゃぶれた。たまらんぜ、特に一番乗りは。

 ……ああ、それ専用の地下室があったんだよ。道具も色々揃ってた。
 ありゃあ店長の趣味だと俺達は睨んでたね。マニアックなコスチュームとか、太さの色々揃
ったバイブとかローターとか、ゴツゴツしたイボ付きのヤツなんか、前にオマエの家の近所に
住んでた赤毛のアニタだったら、見ただけでブルッちまってションベン漏らしたかもしんねぇな。
791推力:03/08/18 03:37 ID:ag/9GBuy
>790
 そりゃ試したよ全部。
 すげーよ。こんなブッといのがスブスブ入っちまうんだぜ?
 けどガバガバじゃねぇのは不思議だったな。意外と締まりも良かったし。アソコの色もサー
モンピンクでキレイなもんだった。
 そういや、魔晄にやられて妊娠しねぇとかで、俺達はいっつも女の穴ん中に出してたな。

 あ?
 他の男が突っ込んだ後にやるのなんか、別に何でもねーよ。
 あの女が好きに抱けるなら、そんな事くらい我慢するさ。

 そんで順番に全員で犯したら、また上に連れてって、犯した時の恰好のまんま給仕させるん
だよ。マン○からスペルマ垂れ流しながら歩くもんだから、しまいにゃ酒場にスペルマの匂い
がこもっちまってな。そりゃスゴかった。

 まあ、汚いっちゃあ汚ねーな。
 でもよ、泣きながら酒を運ぶその女見てると、それもまたいいのさ。
 そんで、またもよおしてきたら、地下室に連れてって犯す。
 それを全員で何回でも繰り返すんだ。
 しまいなにゃあスペルマも水みたいに薄いのか出なくてよ、ラッツのヤツなんか赤剥けて泣
きそうな顏しながら、それでもサルみてーに腰振ってたっけな。
 俺達は、全員まるで中毒にでもかかったみてーだった。
 あの女の毒にヤられてたんだな、俺達は。

 あんなイイ身体のオンナが、なんであの店でそんな事をしてるのかなんて、俺達には関係無
いし知りたくも無かった。店長にどっかから買われて来たか、でなかったら薬でも打たれてた
んだろうよ。まあ、俺達はただ店に行って、好きな時に好きなようにその女を抱けりゃあ、そ
れで良かったからな。
792推力:03/08/18 03:39 ID:ag/9GBuy
>791
 だけどよ、しばらくして店長が変わったのさ。なんか、やたらとゴツくてデケェ黒人野郎で
な、右腕にアタッチメント・ギミックを付けてたぜ。
 その時から……かな?あの女を好きに抱けなくなったのは。
 俺達は、あの黒人専用の便所になったんだな、って思ったね。
 あの身体にゃあ多少未練はあったけど、まあ、その時までに散々楽しんだからな。俺達もあ
んま文句は言わなかった。
 それからも、乳とか尻を触るのだけは黙認してくれたしな。

 店の名前?
 ああ、『セブンスヘヴン』とか言ったな。
 女の名前は…………そう、確か、ティファとか言ったな。

 そうそう、ティファ=ロックハートだ。

 まあ、どこかでその女に会ったら、よろしく言っといてくれよ。
 オマエも、上手くすれば抱けるかもしんねーぞ?

 ああ。
 今でも身体の線がモロに出るような薄い服着て、男を誘って歩いてるかもしれねぇ。
 あん時、俺達に毎日犯されてたんだ。マトモなセックスじゃあ感じなくなってるだろうしな。
 犯されたくてウズウズしてるんじゃねーか?

 ま、頑張って探してみるこった。


            ■■■ 終 ■■■
793推力:03/08/18 03:44 ID:ag/9GBuy
久しぶりなので、即興モノで。
794名無しさん@ピンキー:03/08/18 11:24 ID:8ziisiWu
おつー
もうちょいねちっこいのがいいなw
795名無しさん@ピンキー:03/08/18 13:52 ID:c9enhC2W
お疲れ。
楽しめたよ。
けど、どっかで同じ物を見た気がするんだよな。
これとほとんど同じ内容の同人ゲームがあるような。
796名無しさん@ピンキー:03/08/18 20:08 ID:y2Dlvn38
(;´Д`)ハァハァハァハァ
797名無しさん@ピンキー:03/08/19 01:41 ID:9NwJ0AwM
こういう本人出てこない回想モノっていいですよね
推力氏の高いスキルに脱帽です
個人的にはいつか推力氏のハメ撮り流出モノきボンヌ
798名無しさん@ピンキー:03/08/20 01:17 ID:5gbBu8hV
いいでつよね〜…
799あぼーん:あぼーん
あぼーん
800名無しさん@ピンキー:03/08/21 07:34 ID:PolmYHcB
800
801名無しさん@ピンキー:03/08/23 00:14 ID:qc/yU2tX
ティファはあの服装が(・∀・)イイ!よね。
802推力:03/08/23 02:33 ID:xlvhvE0F
「ある女の話」

 ……ああ……すごい……。

 ……良かったよ。
 どうにかなっちまうかと思った。

 …ふふふ…あんた、自分を知らないんだね…。
 あんなにスゴイのは久しぶりさね…。まだあそこに何か入ってる気がするよ。

 あんた、若いくせに相当なモンだね?
 さぞ、たくさんのオンナを啼かせてきたんだろうねぇ……。

 わかるさ。あたしもこの仕事、長いからねぇ……。
 すまないね、こんなオバちゃんでさぁ……。

 いいんだよ。30過ぎてまでこんな仕事してる女なんて、今時いやしないさね。
 けど、あたしにはこれしかないからねぇ……。

 ………ん………。
 優しいんだ?…そういうところ、あたし嫌いじゃないよ。

 気になるかい?
 いや、痛くはないよ。

 やめときなよ。楽しい話じゃないさ。

 …そうかい?

 ………。
 ……そうだね、寝物語に聞いてみる?
803推力:03/08/23 02:35 ID:xlvhvE0F
>802
 あたしもね、昔は普通の女だった。
 両親は商売屋でね、そこそこ財産もあった。婚約者だっていたんだよ。だけど、神羅の魔晄
炉建設に反対してからかね。ケチつきはじめたのは。
 ある日、父が冷たくなって帰ってきた。
 強盗にやられた…って話だけど、ほんとかどうかはわかりゃしない。母も私も、あん時は泣
くだけしか能が無かったからね。役人の言う事をそのまま信じてたよ。
 それから母は一人で店を切り盛りして、結局、ボロクズのようになって死んでった。

 …借金があってさ。女手ひとつじゃあとても返せないような額だった。
 いつの間にか、借りた金の何倍にもなっててね。神羅にハメられたに違いないって思った時
には、もう一人になってたんだよ。

 婚約者?そんなものは、父が死んで、すぐに逃げたよ。
 婚約は破棄されて、あたしは母と二人で働いて…働いて……どうかしてたんだろうねぇ……
母が病気を隠してたのにも気づかなかった。一人になって、それでも生きてかなきゃならない
から、お得意さんだった人の紹介で仕事に就いた。家はとっくの昔に借金のカタに取られてた
からね。取り立てて能の無い娘が出来る事と言ったら、飯炊きか体を売る事くらいでさ…。

 飯炊き。

 そりゃそうさ。
 あん時はまだ花も恥らう乙女だったんだから。
 知らない男と体を合わせるなんて、考えられなかったんだよ。

 ここは笑うとこじゃないよ?
 ……でも、結局はおんなじ事だった。
 よりにもよって、あの神羅の、魔晄炉の建設現場に回されてね…………そこの飯場で働くよ
うに言われたその日のうちに、何人もの男にヤられちまったよ。男達は歓迎会だって言ってた
けど、あの頃のあたしには地獄だったねぇ……。それから毎日、あたしは男達の飯の世話とチ
ンポの世話を焼いてた。もう逃げられない…って思ったね。
804推力:03/08/23 02:38 ID:xlvhvE0F
>803
 しまいにゃ、ここにいれば、少なくとも食いっぱぐれる事は無いって開きなおっちまった。

 …そんな顔しなくていいってば。今じゃ何とも思ってないからさぁ。そういう所に若い女が
一人で行くって事がどういう事か、知らなかったあたしが馬鹿だったのさ。
 で、何週間かそこにいて、そしたら反神羅かなんかの連中がやってきてね、暴れるだけ暴れ
ていったんだ。あたしもメチャメチャにされたよ。
 あいつら、逃げる時に火をつけていきやがってさ。
 この疵は、そん時に出来たんだよ。

 あたしは、なんとか逃げて……それでミッドガルに辿り着いた。
 神羅のお膝元さね。そこで、スラムのドン・コルネオの筋の娼館に入って………え?

 …そんな事は考えもしなかったねぇ……。
 だいたい、小娘がたった一人で、神羅に何が出来るっていうのさ?復讐だなんて大それた事
を考えるほど、あたしになにかあるってわけでも無かったからね。

 けどね、どこの娼館でも、顔に傷のある女ってのは扱いが下の下なんだよ。見栄えが悪いか
らねぇ…傷で萎えちまう男だっているのさ。顔が良くて技術のある女は、“館付き”になって
『蜜蜂の館』で客を取る事が出来る。けど、あたしみたいに顔に疵があったりマズい顔だった
りした女は、“立ち”や“渡り”になるしかないんだ。

 ………娼婦にもランクがあってさ、だいたい“館付き”“渡り”“立ち”の3つに分けられ
て、あたしはその最低の“立ち”だった。夜の街角や支柱の下の暗がりに立って200ギルか
ら客を取る、ゴミみたいな女さ。
 そのうち、あの腐ったピザの天井が落ちて、メテオが落ちてきて、ミッドガルはメチャメチャ
になった。結構前から神羅の客が減ってきてたから、なんかマズい事が起きてるんだろうとは
思ってたけど、まさかあんな事になるだなんて思ってもみなかったよ。
 この街に来たのは、半年前だよ。
 いっそのことこんな商売なんか辞めてまっとうに働こうかとも思ったけど、この歳でこの顔
じゃあどこも雇ってくれなくてね。
805推力:03/08/23 02:43 ID:xlvhvE0F
>804
 ……話はこれで終わりだよ。面白かったかい?
 男に話したのはいつぞや以来だねぇ……まだ3人くらいにしか話した事無いんだよ。……女
には、こういう話をしてもいい事無いよ。男は金をはずんでくれる事はあるけどね。

 …いいよ。あんたに金をせびってるわけじゃないんだからさ。
 ふふふ……ヘンな男だねぇ。

 …………そういやぁ…あんたに話したのと同じ話をしてやった女がいたよ。あの女にだけは、
なんだか話しちまったんだよね。ミッドガルの、スラムにある医者のところでやっかいになっ
てる、まだ若い娘だった。その時、あたしはもう30近かったからね、20前の娘なんてのは、
歳の離れた妹みたいなもんだったよ。

 ………仲良かったよ。
 少なくとも表はね。あの女はあたしを本当の姉さんみたいに慕ってくれたし、あたしも妹だっ
て思わなくもなかった。けど、どうしようもなかったねぇ……。可愛いって思うと同時に、憎
くて憎くてたまらなかった。笑い合ってるその時でも、可愛くて綺麗なその顔をナイフでズタ
ズタにしてやれたらどんなに気持ちが良いだろう…って思ってたね。
 あの娘も、ニブルの山奥からやってきたって言ってたね。魔晄炉がある村らしいけど、詳し
い事は知らない。
 その時に、つい話しちまったんだ。
 頭から本気で信じてるみたいだった。本気であたしの事を心配して、本気で同情してくれた
みたいだった。…………その時に思ったのさ。
 この女をメチャメチャにしてやろう…ってね。

 ふふふ…。なんでそんなに憎むのかって?あたしに同情したからさ。
 自分は違う。
 自分はこの女とは違う。
 そういう、上の者が下の者を見る時みたいな、自分とコイツとは違うっていう、神羅のクソ
溜め野郎みたいな目をしたからさ。

 だから、いつもあたしを買ってくれる馴染みの男に話を持ち込んだんだよ。
806推力:03/08/23 02:47 ID:xlvhvE0F
>805
 嫉妬?
 ……そうかもしれないねぇ…。あたしはいつも腹の底じゃ、誰にでも良い顔するあの女が大
嫌いだったんだ。姉妹みたいに付き合いながら、あの女の顔が恐怖や嫌悪や泣き顔に歪むのが
見たいと、ずっと思っていたのさ。
 綺麗な髪。
 可愛い顔。
 形の良い胸。
 グラマーなスタイル。
 全部があたしをイライラさせた。あたしの欲しいものを、あたしが無くしたものを全部持っ
てるあの女が、あたしは大嫌いだったのさ。あたしを可哀想な目で見て、哀れんで付き合って
下さる、慈悲深いクソ女が、あたしは大嫌いだったのさ。
 あたしは、客とトラブルを起こしてさらわれて監禁された事にした。『セブンスヘヴン』っ
ていう、神羅と繋がってる事でその方面には有名な安酒場にね。

 そりゃあ信じるさ。御丁寧に、あたしの髪と服を届けさせたからね。

 キッチリ時間どおりに来たよ。格闘術を齧ってるからって、無謀にも一人でね。おまけに、
約束どおり誰にも言わなかったってさ。
 …あたしは、あの女のそんな馬鹿なところが好きだったよ。馬鹿なやつほど可愛いってね。
 ま、馬鹿過ぎて笑っちまったけど。

 そしたらあの女、『姐さんに何したの!?』って言ったのさ。あたしが薬でも打たれてるっ
て思ったみたいだねぇ。あたしは可笑しいやら、あの女が哀れやらで、すごく興奮したよ。

 愉快だったねぇ…

 あのお高くとまった馬鹿女の顔があたしの目の前で、上からも下からも男のチンポ咥えなが
ら、涙と鼻水と精液でドロドロになるのを見るのはさぁ…。
 まだバージンだったのにねぇ…。
 あの英雄セフィロスを目指して村を出た幼馴染を、ずっと待ってたって言ってたんだよ。
 泣かせる話じゃないか。
807推力:03/08/23 02:52 ID:xlvhvE0F
>806
 …で、股から血の混じった精液垂れ流しながら、あの女、なんて言ったと思う?
 『その人には手を出さないで!』だってさ。笑っちまうよねぇ。あんたを地獄に落としたの
はあたしだってぇの。言ってやろうかと思ったよ。

 でも言わなかった。あの女が腕が立つのは知ってたからね。もっと男達にメチャメチャにさ
れて、抵抗する気も無くなってから言ってやろうって思ったんだよ。
 あたしは男の一人に連れ出されるようにしてその店を出て、そのまますぐに普通の生活に戻っ
た。また、クソ溜めみたいな宿に戻って臭い男のチンポを咥え込む生活だったけど、気分はスッ
キリしてたさ。便秘で3日溜め込んだものをいっぺんにひり出した朝みたいに爽快だった。
 ふふふ……あの女はね、それからその安酒場に閉じ込められて、毎日、朝も昼も夜も男達に
チンポ突っ込まれてたよ。男に聞いたのは一週間くらい経ってからだけどね。
 3日目くらいから「フラッシュ」使って………………あんた知ってる?
808推力:03/08/23 02:53 ID:xlvhvE0F
>807
 そう。「フラッシュ」。
 薬のな・ま・え。聞いた事くらいはあるでしょ?神羅が新兵に使うアレとおんなじヤツ。
 判断力を殺(そ)いで、痛みを麻痺させ……そんで……なんだっけ?…そうそう、快楽中枢
だけを高めるって、アレ。あの男、その「フラッシュ」使って仕込み始めて、もうチンポの事
しか考えられないような女にしてやるんだって言ってたけど、店が神羅から流れてくる薬をス
ラムに捌いてる事がバレて、アバランチってヤクザ者達の襲撃を受けてさぁ………。

 今?
 今はあの男、その安酒場の地面の下に埋まってるって噂だよ。バレットっていう大男に殺さ
れたとか、あの女に仕返しされたとか言われてるけど、本当のところなんか私は知らない。関
係無いもの。ね、それよりさ、もう一回しない?
 あんた若いんだから大丈夫だろ?

 お金?いいさ。負けとくよ。ふふふ…こっちが払いたいくらいさ。
 …冗談だけど……ね。

 ………。

 …………あ………。

            ■■■ 終 ■■■
809名無しさん@ピンキー:03/08/24 00:31 ID:vt8/3/GN
(;´Д`)ハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァ…
810名無しさん@ピンキー:03/08/24 21:54 ID:tmghQN7w
乙です
811名無しさん@ピンキー:03/08/25 17:09 ID:KjWrs6vs
乙!
でも自分的には前作の方が(ry
812名無しさん@ピンキー:03/08/27 00:43 ID:R6M6g4RV
自分はどっちも(・∀・)イイ!
813名無しさん@ピンキー:03/08/27 15:58 ID:HUPvvrvp
これって、肉奴隷スレの長編の番外編?
814推力:03/08/28 19:47 ID:9RJ2VyH1
>813

あまり意識していませんでした。
設定としては特に変えていませんが、同軸時間上の話でもいいかもしれません。
815名無しさん@ピンキー:03/08/29 08:32 ID:wx8pl071
展開読めるけど素でおもろいと思った。
816名無しさん@ピンキー:03/08/30 11:12 ID:fbAF2KF8
童貞クラウドを経験者ティファが犯す話キボンヌ
817名無しさん@ピンキー:03/08/31 22:43 ID:mA5gVA4L
>>816
嫌でsyう

推力タソには最初の肉奴隷スレの750くらいでやってたようなのをやってほしい。
ビデオ系?凄く良かったよ
818名無しさん@ピンキー:03/08/31 23:43 ID:DmLEwiTp
>816逆もイイ!!

ティファ同人でつ。
ttp://finalfantasyh.sexstorage.net/mangas/chocolatekiss/index.htm
819名無しさん@ピンキー:03/09/02 00:36 ID:5mDctcEa
>>816
漏れは読みたい
820名無しさん@ピンキー:03/09/02 16:29 ID:bkQC56sE
>>818

それならコレで出すべきジャン。
ttp://finalfantasyh.sexstorage.net/
821名無しさん@ピンキー:03/09/02 23:22 ID:snoTDJa8
>>816
何げに面白そうだな。
誰か書いて
822名無しさん@ピンキー:03/09/04 00:31 ID:TArsiVWz
とりあえず待ってみる。
823名無しさん@ピンキー:03/09/05 00:23 ID:DWvJpyd3
まだ待ってみる。
824名無しさん@ピンキー:03/09/05 00:42 ID:4+byt1ZJ
更に待ってみる。
825名無しさん@ピンキー:03/09/05 02:41 ID:fxBj4eFv
もっと待ってみる。
826名無しさん@ピンキー:03/09/06 00:36 ID:U9uy3TfZ
まだ待ってみる
827名無しさん@ピンキー:03/09/07 00:19 ID:FBLaFG6T
もっと待ってみる。
828名無しさん@ピンキー:03/09/07 23:57 ID:FBLaFG6T
もっともっと待ってみる。
829名無しさん@ピンキー:03/09/08 02:38 ID:FLwUeRF7
まだまだ待ってみる。
830名無しさん@ピンキー:03/09/08 05:25 ID:PFaOfbFa
待つのは一日一回にしろよw
お前暇すぎ
831名無しさん@ピンキー:03/09/08 12:03 ID:s2xA0A7W
背中を向けていたティファがかすかに動いた。
俺の目は薄闇の中でも視界がきくのだが彼女はそれをよくは知らない。
これまで想像するだけだった白い輝きが闇の中にこぼれ咲いた。
むせかえるような肌の熱い匂い。
咽がなった。たまってもない唾を無理矢理食道に送り込む。
浅ましいと思う。
彼女が好きだ。
とても好きだ。
これ以上大切な人間はいない、それなのに俺は彼女を毀したい。

ティファの熱い躯が俺の腕に触れた。
彼女は小さくうめくとすがりついてきた。
俺はその躯を受け止め、強く抱いた。
「クラウド…」
彼女がかすかな声で呼ぶ。
恥ずかしいのかもしれない。俺の背中にまだ腕をまわさない。
逃がさない。
タンクトップをたくしあげると彼女は顔を両手で覆ってしまった。
首を曲げ、甘い匂いで誘う膨らみに唇をつけた。
柔らかい…………。そう確認したのが最後だった。
832名無しさん@ピンキー:03/09/08 12:04 ID:s2xA0A7W
気付くとティファが耳もとで悲鳴をあげていた。
悲鳴なのだろうと思う。
俺が動くたびにティファが背中につめをたてて鋭い痛みが食い込んだ。
俺の名を限り無く呼び、彼女は俺のからだにしがみついていた。
嵐に揉まれる波間に浮かぶ獣のように、
熱い肉に挟まれたまま俺は動いた。
じっとしてはいられなかった。

だけど抵抗めいた爪の痛みは徐々に和らいで
奥深くまで楔のように打ち込んだ俺のものを持て余して、
彼女は切な気に喘いでいた。
空想したことのある淫糜な夢そのものの彼女の姿に、
俺は我が物顔に振る舞いながら歓喜していた。

長い長い黒髪が艶を含んで目の前で月光に輝いていた。
あの時にはどんな顔をするのだろう?
どんな声で俺を呼ぶのだろう?
俺に組み敷かれている彼女はあまりにも可愛くて
可愛くて可愛くて可愛くて
俺の貧弱な空想をはるかに上回るかわいらしさで、
不様に太股を開ききって俺の腰をはさみこんで
容赦のない自分勝手な攻撃を受けいれながら
それでも彼女は綺麗に見えた。
汗を滲ませた咽をのけぞらせてティファは俺の名を呼んだ。
「クラウド…クラウド…!」

どうすれば君はもっと俺のものになる?
どうすれば俺をもっと好きになる?
833名無しさん@ピンキー:03/09/08 12:05 ID:s2xA0A7W
俺はティファを貫いたまま、抱き締められた腕にキスをした。
内側の柔らかい膚を思いきり吸った。ティファが苦痛の喘ぎをかすかに漏らしたくらい強くだ。
しなやかな背を強引に抱き起こすと、膝の上にティファを乗せた。
「繋がってる」
そう耳朶に囁くと、彼女はまっかになって顔を伏せてしまった。
揺するようにその腰を引き寄せて、俺は彼女をゆっくりと上下させた。
「あっ…、………あ…」
途切れがちな喘ぎがそのたびにティファの唇から漏れた。
つやつやと柔らかい乳房が撥ねて、動きにあわせて細くひきしまった腰がくねる。
「ああ…」
ティファのうつむいた顔を夜気にむき出して、髪を耳の後ろに撫で付けてやると彼女が震える吐息をついた。
「う……う……ん…クラウド……」
こぼれる喘ぎごと唇を吸うと、彼女はなにも言えなくなって俺にすがりついてきた。
柔らかい粘膜、熱い粘液、甘い匂い…。
蕩けるようなその感触が、俺の口腔と舌と根を包み込んで蠢いている。
上と下で繋がったまま、彼女を力任せにかき抱く。

唇をはなすとひゅ、と酸素をむさぼって、彼女はとろりと躯の力を抜いた。
「……はずかしい…」
濡れた唇が動いてかすれた声を紡ぎ出す。
躯をひねり、彼女をよれよれになったシーツの上に押し倒し、そのしなやかな腰に乗る。
あとかたも残らないくらいめちゃくちゃにしたいんだ。
俺以外の男にはもう毀せないくらい徹底的に

この瞬間
彼女の閉じた目が魔晄の輝きを宿していない事実は
それが彼女にとっての幸運か俺にとっての幸運かはいざしらず
俺がどんな表情をしているのか彼女には見えない、ただそのための意味しか持たず
ただ、優し気な吐息をついて俺の首に腕をまわす
その彼女の体内に射精したいだけ
834名無しさん@ピンキー:03/09/08 12:06 ID:s2xA0A7W
もう彼女は怒らない
怯えない
怖れない
ただひたすらに俺を
牝にとってそれだけが愛の証だとでもいうように
俺を限界へ誘う


満足した証の汚濁を彼女に注ぎながら
受け入れてくれる女への代償が愛しているという感傷なんだろうかと
牡の疑念
だけど人間の俺はティファの耳に囁いている
愛している
愛している
切なくて
切なくて
溢れかえる彼女への感情
その膨張になにもほかには伝えられなくなる

愛している
愛している
愛している

膨らみが思考を暗く塗りつぶし
最後に俺が塗りのこすのは
きっと俺は彼女をまた抱くのだろうという予感
俺は彼女を毀しただろうか
俺は彼女に毀されたんだろうか


エンド
835名無しさん@ピンキー:03/09/08 20:51 ID:i9POuzDA
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!!

こういうの読みたかっただーョ!
836名無しさん@ピンキー:03/09/08 21:42 ID:36VhMeEh
職人さんキタ━━━( ゚∀゚ )━(∀゚ )━( ゚∀)━( ゚∀゚ )━━━!!!!
激しくグッジョブ&乙
経験豊富で積極的なタイプよりこういう方が萌えるな(;´Д`)ハァハァ
837名無しさん@ピンキー:03/09/08 23:21 ID:fLmb1kUk
乙華麗。
なんかいい話だった。
838名無しさん@ピンキー:03/09/08 23:34 ID:YDOeVe5D
 タイミングが良かった。
 ようやく書き手さんが登場しましたね。
 かなりイイカンジで、好きです。

 では、私も(もう少し後で)。
839名無しさん@ピンキー:03/09/09 00:25 ID:WBBBMVjk
すごーく良いです!!
ただヤってるだけよりこういう方がイイ!!
確かにティファは積極的よりこういうのが萌える。
840名無しさん@ピンキー:03/09/09 02:20 ID:3GI/8ylD
「憧憬」

 その女性は、街外れの一軒家に一人で暮していた。

 そこは、再開発が始まったばかりの地区の中で、一番最初に基礎工事が始まった数軒の内の
1つだったと、少年は記憶している。
『寂しくないのかな?』
 そう呟いて寝返りをうった少年の目には、窓から真円を描きかけた銀色の月が、雲一つ無い
蒼味がかった夜空にぽっかりと浮かんでいるのが見えている。
 ここは、10も歳の離れた異母兄と、お風呂の我慢比べで勝ち取った特別な部屋だった。少
し特殊な造りの彼の家には、2階のはじっこの、この部屋に限って、特別に天窓が取り付けら
れているのだ。そのお陰で、ベッドに寝転がりながら、夜空の星を見上げる事が出来る。
『僕だったら、寂しくて友達呼んでずっと泊まってってもらうけどな』
 無意識に、目にかかる前髪を右手で払いのける。彼の髪はひどいくせっ毛で、せっかくの綺
麗な金髪が、まるで近所の猫と格闘してきた隣の家の犬のベスみたいにくしゃくしゃになって
いた。父親にそっくりな兄とは違い、彼はこの街一番の美人だった母親に、よく似ている。そ
ばかすの散った鼻のあたりも年齢を経れば自然と消えて、きっと街中の女の子が放っておかな
い、整った顔立ちの青年になるだろうと思われた。もう少し大きな街に出れば、それなりの生
活を手にいれるのも難しくないかもしれない。もっとも少年は、酒屋を営む父親を尊敬してい
たから、この街を離れる気など無かったのだけれど。
 それに、この街には…。
『明日…会えるかな?』
 少年の恋焦がれる…あの女性(ひと)がいるのだ。
841名無しさん@ピンキー:03/09/09 02:22 ID:3GI/8ylD
>840
 少年は、もうすぐ12歳になる。
 もともと彼は、この年齢には珍しく、性的なものに対しての興味が薄かった。その上、こん
な田舎の街では、性の知識など容易には手に入らないのだ。
 けれど先日、兄の部屋にあった、裸の女の人がたくさん載ってる本を見た時、少年の胸はド
キドキして喉が乾いて、おちんちんが痛いほど硬くなって、

 腫れた。

 母さんの花壇の花にオシッコかけたわけじゃないのに、大きく硬く腫れて、痛くなって元に
戻らなくなった。彼は恐くなっていっしょうけんめいおちんちんを押さえたり叩いたりしたけ
れど、痛いだけでちっとも元に戻りそうもなかった。
 友達にも相談出来なかった。
 自分だけ、おちんちんがヘンだと知られたら、もう一緒に遊べないかもしれないからだ。
 ましてや、父親や母親になど相談出来るはずもなかった。
 それに少し前から、おちんちんの周りに、毛が生えてきていた。
 もじゃもじゃした、ヘンな毛だった。
 恥ずかしくて、どうにも嫌で、お母さんの裁縫道具からハサミを借りて、トイレでその毛を
全部切ったのは、何も1度や2度ではない。今年の夏に河で水浴びした時、同じ歳のナッツと
ジョンのおちんちんには、こんなにももじゃもじゃした毛は生えていなかった。
 自分はどこかおかしい。

 そう思った。
 もし、すごく大変な病気だったら?
 そしたら、この街に一人しかないお医者さんのベゼット爺のところにつれて行かれてしまう。
ベゼット爺のところでは、学校で少年と仲の良いソフィアのお母さんが、看護婦をしているの
だ。もし、この事がソフィアのお母さんからソフィアに知られたら?
 自分はきっと恥ずかしくて死んでしまうだろう。
 少年はその日、大きくなったまま戻らないおちんちんを握ったまま、泣きながら眠った。
842名無しさん@ピンキー:03/09/09 02:24 ID:3GI/8ylD
>841
 それから数日後だ。
 今度は、朝起きたらパンツがしっとりと濡れて、なんだかぬるぬるしてゴワゴワしていた。
少年はおねしょしたのだと思い、お母さんに知られる前に洗ってしまおうとパンツを脱いで、
今度こそ、自分はもうダメだと思った。
 黄色っぽくてどろどろした半透明の“ぬとぬと”が、ズボンの前の内側にべっとりとついて
いたからだった。
 世界の終わりが来たと思った。
 自分の世界が終わってしまったと思った。
 そうすればいいのか、わからなかった。
 自分でもどうしたらいいのかわからなくて、まだ6時になったばかりの肌寒い廊下を歩き、
下半身裸のまま兄の部屋を訪れた。
 兄なら、なんとかしてくれるかもしれない。
 無意識に、そう思ったのかもしれなかった。
 ゆさゆさと、丸まった掛け布団を揺すって兄を起こすと、兄は、イライラした声でブツブツ
言いながら寝ぼけ眼まま起き上がり、おちんちんを出したままの少年に驚き、そして、泣きべ
そをかいたままの少年の情けない顔を見て、

 げらげらと笑った。

 兄に相談しようとした自分が間違いだった。
 そう思ってくるりと背中を向けた少年に、兄は言った。
「そうか、お前ももう大人なんだな」
 それから兄は、替えのパンツを少年の部屋から持ってきて履かせると、少年の頭をくしゃく
しゃと撫でた。

 兄は、それがオトナになることだ…と教えてくれたけれど、少年は正直、おちんちんが硬く
なって熱くなって大きくなって元に戻らなくなるのがオトナになるって事なら、オトナになん
かなりたくないと思った。
843名無しさん@ピンキー:03/09/09 02:26 ID:3GI/8ylD
>842
「夢を見たか?」
 そう聞かれた。
 見たような気もするし、見てないような気もする。
 けれどその時、少年の脳裏に、あの女性が浮かんだのだった。
 あの、街外れの一軒家に一人で暮している、素晴らしく綺麗で、優しく、そして、やわらか
くていいにおいのする女性の、豊満な体が浮かんだのだった。

 少年は、恋をしているのだと、兄は言った。
 そして兄は、恋をすると男は子供から大人になるのだとも、言った。
 恋は、おちんちんが大きくなる事なのだろうか?
 少年にはわからなかった。
 ただ、あの女性(ひと)の事を思うと、胸がどきどきした。あの女性(ひと)のやわらかそ
うな唇を思うと、大きなおっぱいを思うと、息が出来ないくらい胸が苦しくなった。
 そして………その人が微笑んでくれたなら、バハムートだって倒せそうな、
 そんな、気がしたのだ。


 少年がその女性に初めて出会ったのは、夏の終わり頃…9月の初めの事だった。
 街中で仲間と遊んでいる時、派手に転んでしまったところを、誰あろう、その彼女に助け起
こされたのだった。
 ひと目で、奪われた。
 心を、目を、想いを。
「大丈夫?」
 そう言って、しゃがみ込んで、少年の膝や、尻や、手の砂と汚れを払ってくれた女性からは、
なんとも言えないいい匂いがした。少年と視線を合わせて微笑むその頬は、ふっくらとしてす
べすべしていそうだった。長い黒髪は流れるように艶やかで、頭のてっぺんのところには光の
輪っかが出来ていた。
 聖書に出てくる、天使様かと思った。
844名無しさん@ピンキー:03/09/09 02:28 ID:3GI/8ylD
>843
「怪我は無い?」
 そう言って、少年の左頬に触れた手はやわらかくて、少しひんやりとしていた。襟ぐりの大
きく開いた胸元からは、おおきな……お母さんや、学校のアデット先生よりもおおきなおっぱ
いが、少年の目に飛び込んできた。

 見ちゃダメだ。

 咄嗟にそう思って、慌てて視線を下げて、それから返事をしていなかった事に気づいてコク
コクとまるで人形みたいに首を縦に振った。
 その女性(ひと)は、優しく「くすっ」と笑うと、
「元気なのはいいけど、怪我には気をつけてね?」
 そう言って、少年の癖っ毛の金髪を、まるでお母さんみたいに優しく撫でて立ち上がった。
 顔を、上げられなかった。
 火照って、熱くて、胸がどきんどきんとうるさいくらいに高鳴って、こめかみまでがずきず
きした。喉かカラカラに乾いて、握った手の中で汗がじっとりと滲んだ。
「じゃあね?」
 そう言って彼女が背中を向けて、初めて少年は顔を上げる事が出来た。
 女性の、あの長い艶やかな黒髪は、お尻の下まであった。それが、彼女が歩くたびに左右に
揺れる。
 お礼を言うのを忘れた事に気づいたのは、遊び友達のジョシュアにお尻を蹴り上げられてか
らの事だった。

 その日から、少年の目は、あの女性の姿をいつでも、どこででも探してさ迷った。
 翌日は学校があって、同じ時間とはいかなかったけれど、心配したお母さんが探しにきた夕
方の5時半まで、昨日と同じ場所でずっとあの女性が通らないか待ち続けた。
 結局その日は見つける事が出来なかった。このままもう会えないかも…とさえ、思った。
 ようやく彼が、あの女性の姿を見たのは、3日目の夕方の事だ。
845名無しさん@ピンキー:03/09/09 02:30 ID:3GI/8ylD
>844
 すぐに、お礼を言おうと、思った。
 あの時のお礼を言おうと、思った。
 3日前、転んだ自分を助け起こしてくれたお礼を言わなければ、と思った。
 でも、言えなかった。声をかける事も出来なかった。
 緊張して、顔が熱くなって、物陰から見ている事しか出来なかった。
 声をかけたい。話したい。もう一度、優しく微笑んで欲しい。
 頭を撫でて欲しい。
 頬を撫でて欲しい。

 ちがう。

 そうじゃない。
 僕が触れたいんだ。
 あの髪に触れたい。
 あの唇に口付けたい。
 あのおっぱいに………………
 そこまで考えて、自分がとんでもない事を考えている事に気づき、その汚さ、汚らわしさに
自己嫌悪して、逃げるようにしてその場を離れた。
 おちんちんが大きくなって、硬くなっていた。

 あの女性を汚してしまった。

 もう会えない。
 こんな汚い自分には、あの人に会う価値なんか無い。
 でも。
 それでも、焦がれた。
 彼女を想わない日は無かった。
 用も無いのに街を歩き、彼女を見かけては物陰から見つめ、そして決まって自己嫌悪で逃げ
るようにして家に帰った。
 そんな日が、何日も続いた。
 9月も中頃になり、紅葉が始まりつつあった。
846名無しさん@ピンキー:03/09/09 02:32 ID:3GI/8ylD
>845
 ある日、兄貴の代わりに、お得意さんのバーまで酒を届けに行く用があった。
 とは言え、子供に何本も運べるわけもない。ただ、この辺りでは流通自体していない珍しい
酒であり、それでも、バーの常連に頼まれていたものらしく、お父さんが特別に2本だけ仕入
れたのだという。
「こんにちはー…『火喰い鳥』から来ました…御注文のお酒を………」
 薄暗い路地裏を進み、ゴミバケツの横の扉を開けながらそこまで言って、そして奥から出て
きた女性を見て……少年は、危うく手に下げた酒瓶袋を落としそうになった。長い髪を掻き揚
げながら、「ごくろうさま」と微笑んだのは、あの女性だったからだ。
「御勘定、月末でいいかな?それとも、現金で持ってく?あ、でも、もう遅いからお金持って
ると危ないね?」
 声も出なかった。
 相手が子供だからだろうか。
 彼女は、砕けた口調で、優しく、まるで先生が生徒に諭すような感じに話し掛けてきた。
 少年の事は、覚えていないようだった。そしてそれは、ほんのちょっぴり彼を落胆させるに
十分過ぎるほどの力を持っていた。
 けれど、少年は傷付くよりも、嘆くよりも、もっと激しい感情の波に呑まれようとしていた。
『きれい……だぁ……』
 その女性(ひと)の姿は、あの時に見た服装よりも、もっともっと綺麗で、そしてもっともっ
と…………少年をドキドキさせた。
 袖の無いドレスは、胸元が思い切り開いて、おおきなおっぱいがこぼれ落ちそうになってい
た。やわらかそうな唇は、控えめに口紅が塗られ、艶っぽく光っていた。ドレスには深いスリッ
トが入っていて、太ももよりもっと上、腰の辺りまで肌が見えていた。

 目が…チカチカした。

「ん?どうしたの?」
 かがんで、少年と目を合わせた拍子に、たっぷりと重たそうに重力に引かれたおっぱいが形
作る、むっちりとした深い谷間が、凶悪なまでの迫力で少年の目の前に迫った。
 甘い香りは、香水だろうか?
 目と、鼻が……視覚と嗅覚がたちまちのうちに虜にされてしまった。
 ……気がした。
847名無しさん@ピンキー:03/09/09 02:35 ID:3GI/8ylD
>846
「あ…う…あ…」
 そこから先はよく覚えていない。
 気が付くと、少年は何か柔らかいものに頭を乗せて天井を見ていたのだった。
「………??……」
 ぼんやりとした視界の右半分を、なんだかすごくおおきなものが塞いでいた。
「あ、気が付いた?」
 その“おおきなもの”の影から、あの女性の顔が覗いた途端、少年は自分がどういう事になっ
ているのか知り、慌てて体を起こした。
 …が、
「きゃっ」
「あっ」
 彼女の大きな胸に、あろうことか下から頭突きをする形になり、
 バランスを崩した少年が寝かされていたソファから転げ落ちそうになり、
 そして、
「んむっ」
 慌てて少年の頭を抱え込んだ彼女の胸に、彼の顔は埋もれる形となってしまったのだった。
「あららー…役得ね、キミ」
「もう、ママ、ふざけないで下さい」
 目を回しながらそれでも起き上がろうとする少年を、彼女は抱きしめたまま、カウンターの
中から“にやっ”と笑う年配の女性へ唇を尖らせた。
「だってぇ…ティファちゃんのおっぱいにタダで顔を埋められるなんて、そうそうあることじゃ
ないわ」
「この子、まだ子供ですよ?」
「やあねぇ…男よ。オ・ト・コ」
 細い紙巻き煙草を唇から離し、バーのママは“ふうっ…”と紫煙を吐き出す。そして、その
煙草を持った指で、少年のズボンを指差した。
「………………」
 立派に張ったテント状の布地に、ティファと呼ばれた女性の目が見開かれる。
「ね?」
 目を細めて、唇の左端だけちょっと引き上げる…という、見ようによってはひどく皮肉げな
笑みを浮かべて、ママは灰皿に煙草の灰を落とした。
848名無しさん@ピンキー:03/09/09 02:38 ID:3GI/8ylD
少し長いですが、このスレ内で終わります。
たぶん。
終わらなければ、えっちくなる前に終えます。
前半エロくないのはダメですか?
849名無しさん@ピンキー:03/09/09 12:50 ID:+LHv842c
↑(・∀・)イイ!!
 
 すごく
 
 (・∀・)イイ
850名無しさん@ピンキー:03/09/09 18:37 ID:aEnTpMuv
職人さんが降臨なさった…(;´Д`)ハァハァ
>>848
後半エロいなら問題無し
熱く激しく期待sage
851名無しさん@ピンキー:03/09/09 19:49 ID:+LHv842c
別に俺はエロがなくても(・∀・)イイ!!!
オパーイちゅうちゅうなんてあったら昇天するが・・(謎
852名無しさん@ピンキー:03/09/10 23:43 ID:aUhQGuNn
>847
「この小僧、いっちょまえにオスを主張してやがる」
 ティファの肩越しに、客らしき男が顔を覗かせた。色が黒くて目がぎょろりと大きい。鼻が
ぼてっとして、唇が薄かった。
 見た事のある顔だ。
 3ブロック北にある、煉瓦工房の下働きの男だった。前に、配達した酒にオマケとして付け
たコップを「もっとくれ」と言って無理言ってきた男だった。あの時はお父さんが上手く応対
したけれど、それ以来ちゃんとオマケをつけないときまって文句を言うようになった、とても
とてもイヤなヤツだった。
 目だけを動かして店内を見れば、まだ時間が早いのか客は3人くらいしかいない。ソファに
2人と、カウンターに1人だ。そのカウンターに座っている、頭がかなり白い男の人の横には、
飲みかけのコップが置いてあった。きっとトイレか、もしくはもう帰ってしまったか…だろう。
「あ…あの…」
 ふにふにとやわらかく、あったかくて甘い香りのするティファのおっぱいの谷間から、少年
は真っ赤に茹で上がった顔を上げた。少しでも顔を動かすと、そのふにふにのぷにぷにが頬を
圧迫して、なぜだか知らないけれど背中がぞくぞくしてしまう。彼女は下着を着けていないの
だろうか?そのやわらかさは、どこまでも顏が埋ってしまいそうに頼り無いのに、しっかりと
張り詰めて圧し返してくる強さを持っていた。
 おっぱいの間からは、彼女の心臓の音が聞こえる。もっとその音を聞いていたい気も少し…
いや、かなり…したが、そうも言っていられない。身体が熱く、またおちんちんが硬く大きく
なってしまったのがわかるからだ。
「あ、ごめんね…大丈夫?もういいの?」
 何がいいのだろう?……少年はそう思った(「おっぱいはもういいの?」と聞かれたかと思っ
たのだ!!)が、気分は大丈夫なのか?と聞かれたのだと気付いて、慌ててこくこくと首を振っ
た。だが、不用意に首を振った事で、彼女のふくらみに顔を擦り付ける事になり、少年はます
ます身体が熱くなるのを感じてしまう。
853名無しさん@ピンキー:03/09/10 23:44 ID:aUhQGuNn
>852
「あ…ん…」
 彼女が目を細めて、頬をゆるめた。
 …甘い声だった。
 けれど、性に感じた声ではない。
 それは、悪戯っ子のした事を優しく咎める声であり、粗相(そそう)をした赤ん坊を甘く叱
る『困った子ね』という声と、同じものだった。

 少年は、彼女とバーのママにお礼を言い、代金は月末に頂く事をなんとか伝えると、客の男
達にからかわれながら、慌てて勝手口へと向かった。顏が熱くて頭がくらくらして、体から立
ち昇る彼女の残り香に、胸が激しく高鳴っている。これ以上ここにいると、また倒れてしまい
そうな気分だった。
「ね、ちょっと待って?」
 けれど、ドアノブに手を掛けた時、あの女性(ひと)のやわらかい手が少年の右肩に置かれ
たのだった。
「はい、これ」
 振り向いた少年の手に、彼女はにっこりと笑って、何かを握らせた。目の前で手を広げてみ
ると、それは、薄紙に包まれたオレンジ色のキャンディだった。
「ごくろうさま」
 彼女は、ぽんっ…と軽く少年の肩を叩いて店内に戻って行ったが、少年は不思議と、「子供
扱いされた!」といったような感情は浮かばなかった。
 ただ……彼にはこのキャンディが世界で一番美しく、世界で一番貴重な宝石のように感じて、
ポケットにあったくしゃくしゃのハンカチに包み、丁寧に……まるでガラス細工でも扱うかの
ように、胸ポケットへと入れたのだ。
 これは、食べない。
 ぜったい、食べない。
 あの人からの贈り物なのだから。
 あの人がこの僕に、くれたものなのだから。
 ただ、キャンディをもらっただけなのに。
 彼女は、なにも特別な思いでくれたわけではないのに。ただの「駄賃」でしかないのに。
 それでも。
 少年は、顏が、自然とほころんでくるのを感じた。
854名無しさん@ピンキー:03/09/10 23:47 ID:aUhQGuNn
>853
 何より嬉しかったのは、あの女性(ひと)の名前がわかった事だ。

 『ティファ』

 なんて素敵な名前だろう。
 舌の上でその名を転がすだけで、心が高揚して、身体中が震えて、今にも踊り出してしまい
そうだ。自分を取り巻く全てのものが輝いて見える。擦れ違う人々へ、誰彼構わず、今のこの
想いを話してしまいたくなる。
 家に帰ってからも、食事中も、風呂から出てきても、ベッドに入る時でさえ、終始にやにや
と顏が緩みっぱなしの少年を見て、お父さんもお母さんも気味悪そうに見ていた。
 ただ、兄だけが、歳の離れた、血の繋がらない弟を見て、遠い昔に無くした何かを懐かしむ
ような…そんな顔をしていたのだった。 ティファからもらったキャンディは、薄紙に包んだ
ままガラス瓶に入れた。
 薄い…オレンジの色が透けるほど薄い、紙。
 ちょっと濡れただけで破れてしまいそうな…………けれど、それに包まれたキャンディは、
きっと素敵に甘いのだろう。
 素敵に甘くて………たぶん、ほんのりと酸っぱいに違いない。

 それは、少年の、

 そう、それは彼の、初恋…………だった。
855名無しさん@ピンキー:03/09/10 23:49 ID:aUhQGuNn
>854
 それから、時々少年は、自分から家業の手伝いをするようになった。
 配達するお父さんについていって、空の酒瓶を運んだり、代金を受け取ったり……といった、
簡単な仕事だ。
 いつもは面倒臭がって、あまりやりたがらないそれらの事を自分からやりたいと言い出した
彼に、お母さんはちょっとだけ訝しんだけれど、お父さんは息子と仕事が出来て、すごく嬉し
そうだった。
 もちろん、少年はお父さんを尊敬していたし、将来は、ちっとも家業を手伝わない兄とは違っ
てお父さんの跡を継ぎたいとまで思っていた。けれど、今はまだ家業に縛られるのはあまり好
きではなかったし、友達と遊んでいる方がずっとずっと好きだったので、配達が好きになった
…というわけでは決してなかった。
 お父さんについていくのは、あの女性(ひと)が働くバーに、堂々と行く事が出来るからだ。
子供の身では、いかがわしい繁華街などには、とても脚を踏み入れる事など出来ない。
 けれど、「仕事」なら別だ。
 少年は、少しづつティファと言葉を交わすようになり、そして、名前を覚えてもらえるよう
にもなっていった。

 10月も下旬になる、ある寒い日、少年はお父さんやお母さんには内緒で家を抜け出し、夜
遅くに彼女の働くバーへと向かった事があった。
 その頃には、あのバーの営業時間は知っていたし、彼女がどこに住んでいるのかも知ってい
たから、どうしても彼女に逢いたくなって、つい店の勝手口で、彼女の仕事が終わるのを待っ
ていよう……と思ったのだった。

 だが、結果は………。

「なにしてるの!?こんな遅くに!!」
 閉店する1時間も前に見つかってしまい、彼女自身に店のバックヤードに引き入れられて、
こっぴどく叱られてしまった。
856名無しさん@ピンキー:03/09/10 23:51 ID:aUhQGuNn
>855
「お母さんが心配するでしょう!?どうしたの?…ねぇ…何があったの?」
 まさか、「貴女に逢いたくて来たんです」とも言えない少年は、ただ俯いてもごもごと口を
動かしている事しか出来なかった。
 結局、怒っても宥めても口を利かない少年に、ティファは溜息を付き、彼女にそんな溜息を
付かせてしまった自分を思って少年は益々肩を落として黙り込んでしまった。
 そして最後には、客の一人が少年の店…『火喰い鳥』を知っているということで、その客に
連れられて帰る事になったのだった。
 店を出てしばらく歩き、振り返ってみると、雨が降り始めた繁華街の明かりの中で、彼女は
ずっと心配そうに少年の方を見つめていた。
 幸いだったのは、その客が「話のわかる人」だったこと…だろうか。
 彼は、お父さんにもお母さんにも黙っていてくれる事を約束してくれて、少年は家の裏手の
木をよじ登り、自分の部屋へと帰る事が出来た。
 けれど少年はその夜、ベッドに潜り込んでも、ずいぶんと長い事、眠る事が出来なかった。
 彼女を怒らせてしまった。
 哀しませてしまった。
 その事実が、少年の胸を重く塞いでしまっていたからだ。
『もう………逢えないのかな……』
 嫌われてしまったかもしれない。
 もう、あの微笑みを向けてはもらえないかもしれない。
 そう思うだけで、息が苦しくなり、涙が滲んだ。
 天窓を見ても星は見えず、小雨が降り続いていた。
 少年にはそれはまるで………自分のどろどろと濁った…心の中そのもののように思えた…。
857名無しさん@ピンキー:03/09/10 23:52 ID:aUhQGuNn
今宵はここまでに。
858名無しさん@ピンキー:03/09/11 00:14 ID:gVVqH0tI
乙。
クラウドは一体何処に消えたんだ?
859名無しさん@ピンキー:03/09/11 03:15 ID:a1sYwZ3v
正直、クラウドなんてどうでもいい
乙です>>857
860吉野エミ:03/09/11 12:25 ID:GV7+qa32
これからもティファレス作っていこう!
861名無しさん@ピンキー:03/09/11 12:32 ID:GV7+qa32
クラウドかっこいいしホントはクラティがいいけどたまにはこうゆうのもいいと思う!
862●のテストカキコ中:03/09/11 12:47 ID:3sPtq8k8
http://ula2ch.muvc.net/ (このカキコは削除しても良いです)
863●のテストカキコ中:03/09/11 13:04 ID:3sPtq8k8
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864○のテストカキコ中 :03/09/11 18:28 ID:sIO0rqN5
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865名無しさん@ピンキー:03/09/11 23:52 ID:zAsDjetE
>856
 それから少年は、お父さんの配達に付いてゆくことをやめた。
 あの女性(ひと)の顔を見るのが、恐かったからだ。
 あんなに恋い焦がれた人であったのに、……いや、恋い焦がれた人であったからこそ、また
彼女の瞳が苛立ち(?)と哀しみで曇り、溜息があのやわらかそうな唇から漏れることに、耐
えられそうにもなかったのだ。
 そして…少年はあのバーばかりでなく、その場所の近くにさえ行く事も無く、不用意に彼女
と顔を会わせる事も無く、半月近くが、あっという間に過ぎていった。

 やがて、11月も半ばを迎え、この地方では早くも初雪が降りた。
 3年前起きた『狂気の英雄事件』での、惑星規模での一連の大規模災害…メテオと、ライフ
ストリームの奔流による爆発的な、人類の生活圏への森林の侵食…により、気流の流れが変動
し地脈が乱れ、この地方では本来なら12月も下旬にならなければ、雪など降る事も無かった。
それが、11月初めには気温が急激に下がり、今ではすっかり吐く息が白い。
 肌が乾燥して頬が突っ張り、唇が割れる。
 少年の手足には霜焼けが出来て、足の小指の横には皸(あかぎれ)さえも出来てしまった。
 痛みと、それと同じくらいの痒(かゆ)み。
 むず痒くて、思いきり掻いてしまいたくなるが、そんな事をすると血が吹き出してしまう。
 それはそのまま、破れかけて…けれどまだ諦めきれない、あの女性(ひと)への恋心に……
よく似ていた。
 諦めきれない。
 自分は、あの女性(ひと)にまだ何も伝えていないのだ。
 けれど、彼女の前に立つ勇気が無かった。
 ……そう思い悩み、鬱々(うつうつ)として日々を過ごしていた少年は、まるで誰かが仕組
んだ喜劇のように、街で不意に彼女を見付けた。
 意識していないつもりでも、視線は彼女をいつもしっかりと探していたのだ。
 それを、今度こそ少年は、はっきりと自覚した。
866名無しさん@ピンキー:03/09/11 23:53 ID:zAsDjetE
>865
 彼女に見つからないように先回りして、建物の影に隠れて正面から彼女を見た。
 彼女は、うっすらと降りだした小雪の舞う中、薄茶色のハーフコートを着込んで、手にはいっ
ぱい荷物を持っていた。首に巻かれたミルク色のマフラーがふわふわとあったかそうで、それ
は彼女の艶やかな黒髪に良く似合っている。左手には、ぱんぱんにふくらんだ布性の買物袋。
右手には、肘にもう一つ布袋を下げて、その上、大きな紙袋を抱えていた。
 布袋の中身が何かは、わからない。けれど、紙袋の上からは、長いバゲットと野菜の頭らし
い緑色が覗いていた。
『夕食の材料……??』
 もし両手に持った袋の中身が全部食料だとしたら、他の地域に比べて食糧事情がそれほど悪
くは無いこの街でも、それはとてもすごいことだ。これほどの食料を、彼女は一人で…そして
どこで買いつけてきたのか。
『……バーだってやってるんだから、そういうルートがあるんだろうな…』
 1年前にはもう、酒や菓子などの嗜好品の流通が正常化したこの街なら、そのルートは決し
て細くはないのだろう。
 けれど、少年を驚かせたのは彼女の荷物などではなく、何より、彼女の表情そのものだった。

 嬉しそうだった。

 寒空の下だというのに、この世の春を謳歌しているような表情をしていた。
 少年には、お父さんから誕生日プレゼントをもらった時のお母さんの表情のように見えた。
目がキラキラと輝き、口元は嬉しそうに、恥ずかしそうに、緩んでいる。頬はほんのりと赤く
染まって、それは気温が低いから…というだけではなさそうな、そんな感じがした。
『何か、すごくいいことがあったんだ』
 直感だった。
 そしてそれは、『すごくいいこと』どころか『すごくすごくいいこと』に違いなかった。
 なぜなら彼女は、少年が見た中で、初めて…と言っていいくらいのとびきりの笑顔だったか
らだ。バーの店内で見る、客やママに向ける笑顔なんかよりも、街中で見る、知り合いらしい
人に向けるよそいきの笑顔なんかよりも………そして……少年にとってはとても悔しいけれど、
彼に向ける笑顔なんかよりも……とてもとても、いい…笑顔だったからだ。
867名無しさん@ピンキー:03/09/11 23:55 ID:zAsDjetE
>866
「あっ…」
 少年が“ぼー…っ”と見ていると、その彼女がデコボコになった石畳に躓いてつんのめった。
紙袋が傾き、中から橙色の果物が転がり落ちる。この辺りでは金持ち連中に流れてしまって、
ちっとも一般家庭の食卓には上らなくなった、果実……グレープフルーツだった。
 まるで、時間が何倍にも延びたような感覚だった。
 グレープフルーツがゆっくりと地面に落ち…………転がって……そして…少年の足に当たっ
て、止まる。
 少年はそれを目で追い、足元に転がる黄色い果実を注視した。
 突然、世界に音と光と匂いが戻ってくる。
 少年は無意識に、自分でもわからないまま、しゃがんでその果実を拾っていた。ひんやりと
して、そして中身がたっぷりと詰まった重さだった。
「…あ」
 ふと目の前に、黒の革のブーツがあった。
 顔を上げると、驚いた表情の彼女と目が合う。少年は咄嗟に何も言えず、ただ、彼女のルビ
ー色の瞳を見つめた。

 何か言わなければ。
 こんにちは?
 ごめんなさい?
 はい、どうぞ?

 違う。
 そんなんじゃない。
 …でも…じゃあ…何を?

 僕は貴女が………

 唇は動くのに、言葉が出て来ない。代わりに少年は、俯いて手を伸ばした。
868名無しさん@ピンキー:03/09/11 23:57 ID:zAsDjetE
>867
 少年の手の平の上の果実を見て、
「……ひさしぶりだね。どうしてたの?」
 彼女は、ほんのりと頬を染めたまま、少年の心を覆った硬い殻を溶かしてしまうような微笑
みを浮かべた。
『ああ……』
 彼女の「香り」が鼻をくすぐる。
 胸が苦しくなり、息が出来ない。
 苦しい。
 逃げ出してしまいたい。
 でも、だめだった。
 やはり、どうしても忘れられない。
『僕は……このひとが……好きだ…』
 それを思うだけで、涙が出そうになる。
 視界が滲んで、俯いて唇を噛んだ。
 どうして今まで彼女に逢おうとしなかったのだろう?
 どうして自分から殻に閉じ篭るようなことをしていたのだろう?
 彼女は、少年が突然肩を震わせてしゃくりあげ始めたのを見て、ちょっと困った顔をした。
 そして、彼の癖の強いもしゃもしゃした金髪に、そっと手を置こうとして…両手が荷物で塞
がっているのに気付き、左手の買物袋を石畳に置いた。
「ね、私の家に来ない?あったかいお茶…ご馳走するから。……ね?」
 少年は、手袋に包まれた彼女の左手が、ゆっくりと頭を撫でるのを感じながら、壊れたオモ
チャみたいにコクコクと、ただ、頷き続けていた。

 彼女の家は、再開発が始まったばかりの地区の中で、一番最初に基礎工事が始まった数軒の
内の1つだった。周囲には、倒壊寸前の家屋や、建設中の建物や、すっかり整地された空き地
ばかりで、街灯はあるものの、人通りがすごく少なくて寂しくい場所だ。
 彼女は、こんな所に住んでいるのだろうか?
 彼女の買物袋を両手に下げながら、少年は薄暗い周囲をきょろきょろと見回した。
 25メートルおきくらいにある街灯の合間は、夜空よりも黒い闇がわだかまっている…。
869名無しさん@ピンキー:03/09/11 23:58 ID:zAsDjetE
>868
「やっぱり重いんじゃない?」
 気遣わしげな彼女の声が聞こえて、少年は慌てて前を向いた。曖昧な笑みを浮かべた彼女が、
立ち止まって後を歩く少年を見ている。
 その紅い瞳が、「やっぱり重いんでしょう?」と言っていた。
「へ…平気。それに、女の人にこんな重いの、持たせらんないよ」
「……ふふっ…紳士なんだ?」
「僕は男だからね。女の人には親切にしなくちゃいけないんだ」
「えらいなぁキミは」
 そう言って、彼女は優しく微笑んだ。
 それだけで、少年の心臓が面白いように飛び跳ね、顏が“かああぁぁ〜っ!”と熱くなる。
彼はそれを誤魔化すようにして彼女を追い越し、先頭を切って歩き出した。
「さ…さあ、早く行こ!」
「ふふっ…そうだね」
 少年の背中を、彼女がブーツで石畳を踏む規則正しい音が押す。
 彼女の前に立って夕闇の中を歩く。
 それだけで、自分が彼女を「護っている」気がする。
 そうだ。
 男は、好きなひとを護るんだ。
『僕は男だから』
 そう思うと、不思議と廃屋と瓦礫が左右に迫る暗い夜道も恐くなかった。
 肩越しに、ちらっと彼女の顔を見た。
 彼女はにこにこと笑みを浮かべ、小首を傾げて少年を見る。「なあに?」と紅い唇が動いて、
そしてその動きがあんまりにも魅力的で、少年はつい慌てて前を向いてしまった。
 そうしてしまってから、今のは素っ気無かっただろうか?気を悪くしなかっただろうか?と
気になってしまい、また恐る恐る後を振り返る…という事を刳り返してしまう。
 彼女はそんな少年の仕草が可笑しいのか、それとも笑顔の一番最初の原因の『すごくすごく
いいこと』を思い出しているのか、ずっとにこにこと、優しい微笑みを浮かべていた。
870名無しさん@ピンキー:03/09/12 00:00 ID:GaJMxd4F
今宵はここまでに。
871名無しさん@ピンキー:03/09/12 20:45 ID:ZKIgdoFc
(;´Д`)ハァハァハァハァ otu でつ
872名無しさん@ピンキー:03/09/12 22:39 ID:2xQt72BJ
早くエロが読みたい(;´Д`)ハァハァ
873名無しさん@ピンキー:03/09/13 00:33 ID:a1GnJG9x
乙。
874870:03/09/13 18:32 ID:OnBQHBB3
エロに入る前にスレ残が無くなりそうですね。
ごめんなさい。
875名無しさん@ピンキー
>869
 彼女の家は、1階建ての木造建築だった。土台にはゴツゴツとした自然石が使われ、太くて
黒っぽい建築材は、もう既に何十年もの月日がその身を撫でていったような色艶をしている。
 まだ使える廃材を利用したからじゃないかな?…と、彼女は言った。森の木を切り出し、加
工するにも、人手や資金は必要だ。だが、今はこの街も落ち着きつつあるが、3年を経ても尚、
再開発を含めた生活圏の復旧はままならないのが現状だった。
 再開発地区での住居の建築は、整地だけでもかなりの人手を必要とする。実際には、まだ4
0%も進んでいないというのが実状なのである。
『真っ暗だ…』
 窓の外は日がすっかり落ち、闇が満ちていた。
 時刻は、まだ夜の6時にもなっていない。
 精緻な加工技術を行う工場(こうば)が失われたためか、窓にはまっている板ガラスは、わ
ずかに映った少年の顔を歪めてしまうような感じのものだ。窓の外には、モンスター防止用の
ネットの上に取り付けられた、風鳴り音を出す風車の赤い色がうっすらと見ている。
『本当に、街外れなんだな…』
 魔晄炉の運転が年々減らされてゆくにつれ、魔晄炉が開発される以前の、自然燃料を基盤と
した生活へと人々の生活は移りつつある。だが、それでも原始的な生活ではない。風力・水力
によって電気もそれなりに配給されるし、魔晄を触媒にした完全リサイクルなエネルギー抽出
方法も研究されている。魔晄エネルギー利用の全てを否定するわけではなく、「星の命」を出
来るだけ削る事無く、最低限のレベルで利用していこうとしているのが、旧神羅から派生した
新組織の方針であり、現トップであるリーブの意志だった。