1 :
綾波萌え:
誰かかいてくれぇ!!。
もしくはどっかエロ小説アップしてるページへのリンクでもいいんで。
たのんます。
2 :
ji:02/05/21 23:09 ID:Ae8paRxn
go
3 :
あげたろう:02/05/22 00:16 ID:NuEdorzi
キボン
4 :
初心者:02/05/22 01:13 ID:GldIVBw/
(今日の食事当番はレイだったな)
そんな事を考えながらマンションの階段を昇っていく。
鍵を取り出しドアを開けると味噌汁の匂いが鼻をくすぐる。
「ただいま、レイ」僕の言葉に台所から返事が返ってくる。
「お帰りなさい。三尉」レイの労いの言葉を嬉しく
思いながら鍋の火加減を真剣な眼差しで見つめている
レイを後ろからそっと抱き締める。
レイの温もりが伝わってくる。「三尉..」
耳元でレイに囁く「今日はなにかな?」レイが答える。
「碇君にカレーの作り方教えて貰ったから」
レイの口にした少年の名に言い様のない感情が沸き上がる。
つづく。
5 :
初心者:02/05/22 01:38 ID:GldIVBw/
書き込んでから気付いたんですが
カレーと味噌汁て有りですかね?
6 :
へっぽこ:02/05/23 00:36 ID:XsXWqNYd
制服とエプロンの隙間に右手を潜り込むませる。
その張りの有る柔らかな感触を楽しみながら
左手をスカートの中にいれ下着を下ろしていく。
「三尉..」ふるふると揺れる蒼い髪
僕は構わずレイの入り口に指を這わせる。
小さな突起を指の腹で擦っているとレイの両足が広がってくる
「レイは、いやらしい娘だね。」僕のからかい半分の
言葉に「それは、三尉がいつも.うぅっ」
最後まで言わせずに唇を塞ぐレイの舌に自分の物を絡めていく
台所に水に濡れたような音が響く。
唇を離しレイの体をこちらに向けズボンのチャックを下げる。
レイのうつ向いた顔を上げさせ耳元で囁く
「こんなに濡れてるって事は、そんなに入れてほしいの?」
「三尉..もう....」紅い瞳が僕の分身を見つめている。
「いくよ。レイ」
続く。
「でも、一応確認しておかないとね」レイに尋ねてみる。
「僕は君に何をすれば良いのかな?」
レイは暫くの沈黙の後うつ向きながら答える。
「わ..私の.....」また黙ってしまう。
先ほどの愛撫に反応したのか少し開いたレイの割れ目に
僕の物を擦りつける。亀頭でクリトリスを刺激する度にレイの
分泌液が溢れ出て来る。腰の動きをやめレイに正解を教える。
「.....て言えばいいんだよ」レイが僕の言う事を復唱する。
「私は...淫乱な中学生です。三尉の....オOンポを
いやらしい...マOコに...入れて下さい」自分で言わせた
にも関わらず肉棒はますます膨張していく。
「よく言えたね」レイの頭を撫でる。甘える様に僕の
胸に頭を預けて来る。レイに床に手を付きお尻を上げるように
促す。そしてまだ無毛の割れ目に肉棒を近着けていく。
続きます
これはエロじゃないですね...
まだまだ精進が足りないのか
出直してきます。
9 :
綾波萌え:02/05/23 22:48 ID:VB7XDxF7
そんな事ないです。続き激しくキボン!!
レイのピンク色の割れ目に黒い肉棒が埋まっていく。
制服にエプロン、しかもこんな美少女を後ろから犯している。
その事実が僕を高めていく。「...あぁっ..三尉....」
普段の姿からは、想像もつかないレイの痴態に
突き入れる腰の速さが上がっていく。
「レイ、そんなに締め付けて気持ちいいの?」
「はっ、はい...奥まで来て、気持ちいいです.....」
その言葉を聞くとレイの胎内から肉棒を引き抜く。
「今度は、レイが上になってうごいてよ」病的なまでに
白い肌を快楽に染めうなづく。だが腰に力が入らないのか
立ち上がれないレイを抱きあげベッドまで運んで行く。
続きます
もうっ 弱音は吐かない!!!(仕事終わってちょっとハイ)
レイの脱いだ服が床に落ちる音がする。
Yシャツだけになったレイが僕の上にまたがり、根元を
掴むと腰を下ろしてくる。真剣なレイの姿に悪戯心が刺激され
腰を突き上げる。「うあっ...んっ....」苦しげな
レイに囁く「自分のしたいようにすればいいよ」
「はい...三尉..」少しづつレイの動きが激しくなっていく。
Yシャツの中に手を差し込み張りのある双胸を包む様に
揉んでいると、指の腹にすっかり立ち上がったレイの乳首が
あたってくる。上体を起こすと目の前にあるふくらみに
しゃぶりつき先端にある突起を甘噛みするとレイの締め付け
が一層きつくなっていく。「レイは、乳首いじられるの好き?」
「もう...あぁっ..いやぁ...」聞いた事に答える所ではないらしい
レイに中指に溢れ出る愛液を塗りたくるとひっそりとたたずむ
アナルに少しずつ押し込んで行くとまた締め付けが強くなる
「体は、こんなに素直なのにね」その言葉に「そんなこと..ない」レイが反論してくるが中指をまた深く入れると僕の胸に
頭を預けるように倒れこんでくる。「明日、プールだったよね?
レイの首すじに唇を当てるとキスマークを付けていく。
「や、止めてください...三尉」無視して跡を付けていく。
「レイが僕のモノだっていう証だよ」「証..私は、三尉のモノ..」今までで、最高に締め付けられる感触に一気に欲望が
こみ上げて来る。「中にだすよ..レイ!!」
「いゃぁ..あ..熱い...」体の奥に拡がる熱さにレイは
一気に絶頂まで達する。肉棒を引き抜くと大量の精液が
レイの胎内から逆流してくる。
エピローグ?
僕の上でぐったりしているレイ
「ごめん..」何時もより乱暴に抱いたことに謝る。
「...三尉が昨日、カレー好きだって言ったから...」
(そういえば、昨日TVで特集してたから..)
強くレイを抱き締めると、何回も謝る
僕の手を振りほどくと、「シャワー..浴びてきます」
「レイ!!待って!!」僕の言葉を無視して行ってしまう。
煮込み過ぎてしまったカレーの二杯目を食べ終わると
レイが頭を拭きながらソファーに座り込む。
「あのさ、レイ?」出会った頃の様な声で「なんですか?三尉」
(やっぱり..怒ってるなこれは..)
「い..いや、このカレー美味しいからおかわり!!なんて..」
「無理しなくていいんですよ」取り付くしまもない....
「僕が悪かった!!機嫌直してくれないか?レイ」
背を向けているレイの背中が小刻みに震えている。
(マズイ!!レイがキレた!!)嫌な汗が背中を伝う。
「レイ!今度の日曜日、何でも買ってあげるから!!
パフェでもケーキでもおごってあげるから!!!」
「三尉は、物でごまかすんですか?」
(ううっ...こうなったら一つしかない)席を立ちレイの背後まで
近づき土下座をする。「許してくれ...レイ、君にきらわれたら」
「クスッ、三尉もういいですよ」満面の笑みのレイ
果てしない脱力感(やられた...)
「レイ..」「なんですか?」「カレー美味しかったよ...」
「うそつき」
13 :
綾波萌え:02/05/26 22:11 ID:S/bQPr9m
へっぽこさん、ナイスです。もう終わってしまったのが残念…
感想どうもです。
最初は、LRSになる予定でしたが、ネット上に素晴らしい
作品が多数有るので、育成計画でいくことにしました。
シンジを相手にした物を書こうとすると、どうしても、
逆行シンジが三尉を人質にレイを陵辱になってしまいます。
まだ書き続けたいですね。
ネルフ本部
「ちょっとファースト!!どうしたのよそれ?」
更衣室にアスカの声が響く。レイの首筋から目が離せない。
「三尉が付けてくれたの...」小さな鈴の付いた首輪を
指先でなぞる。「レイは...僕のモノだって言って..」
嬉しそうに頬を朱に染める。
呆気にとられるアスカ「アンタ達、そういう関係だったの!!」
「ええ..でも貴方は、碇君と...」
「なっ!?なんでアンタが知ってるのよ」顔を赤くしうろたえる。
「でっ、でも、まだキスもしてないのよ!!アンタ達みたいな
変態とは違うわよ!!!」その言葉にレイの心に怒りがわいてくる。
「三尉は、いつも優しく愛してくれる...」
言い終わると同時に左の頬を平手打ちする。
「ヒィッ、なにすんのよ!!」レイを睨みつけるが両頬を叩かれ
悲鳴をあげる。「ファースト...もうやめてぇ」
床に座り込むアスカにレイは、鞄から包帯を取り出し
ショックで動けないアスカの両腕を縛りあげる。
「変態は貴方よ...」レイが妖艶な笑みを浮かべる。
続きます。
これ...アスカSSですね。黒歴史に封印します。
「大丈夫か?レイ」満員電車の中、僕に背を向け扉側に
立つレイに声を掛ける。
「平気です。三尉」狭い車内の為振り向かず答える。
「でも、よく有給取れたよね。二日だけだけど...」
「碇司令に、直接頼んだの」
(レイ....司令を、脅したのか?...」
その時、乗客が一斉に乗り込みその勢いでレイを
抱き締める形になってしまう。
「さっ..三尉!!」レイが小さく声を上げる。
(これは・・チャンスだっ!!!」
スカートの下から手を差し入れ下着越しにレイの恥丘を
指でなぞる。「やめてください...三尉.....」
うっすらと顔を上気させ僕の腕をつかむ。
その腕を掴み返し、僕の股間へ導く。
「レイ....もう少し脚をひろげて」小さな声で囁く。
続きます。
少しずつレイが足を広げるが満員のため少ししか開けない。
余裕が出来たため三尉の指の動きが大胆になって行く。
下着をずらし指でレイの秘裂を開いていくと指に透明な汁が
絡みついてくる。(もう、こんなに濡らしてるのか)
「あっ!あん...」声を殺し腕の中でもがくレイに興奮し、
愛液に塗れた中指を尻肉に埋めていく。
ツメの先端でレイのアナルを軽く引っかく
「いやっ....そこは!?」初めての感覚に戸惑う。
(少しずつなら、平気かな...」
ねじり込むように中指を埋めこんでいく。
「っっっ!!!」
息を飲むレイの様子に我慢できず、ズボンから
痛いほどに張り詰めた肉棒を出そうとした時、
車内にアナウンスが流れ、他の乗客が降りる準備
をし始めたため、あわててジッパーを閉める。
服の乱れを直しながら、荒い息をするレイに
「つづきはホテルに着いたらね...」
荷物を下ろしながら囁く。
続きます。
「こんなに、緊張するのは久しぶりだな....」
薄暗い部屋の中、ビデオカメラの準備をしながら呟く。
昼間の海水浴の疲れからか、早めに寝てしまった
レイを起こさないように襖を開けていく。
レイの掛布団を端にどけるとそこには寝乱れた浴衣から 白い脚が見えていた。
ゴクッ...
自分の唾を飲む音が部屋中に響いたような気がして
レイの顔を覗き込むと、幸せそうな寝顔をうかべている。
その寝顔に強烈な罪悪感を感じるが、浴衣から微かに
見える胸元や白い脚にそれも、すぐ吹き飛んでしまう。
そろそろと帯を緩めていく。
「んっ.....スゥ...スゥ...」
レイが寝返りを打つが、起きる気配は無い。
(今の内に、準備しておくか)
そっと立ち上がり、荷物の置いてある部屋に戻る。
バッグの中からチューブを取り出し、一人にやける。
(レイはアッチは、まだ初めてだからな....)
期待してるっすよ
面白いよ。
がんがれ
21さん、22さんどうもです。
部屋にもどると偶然にも、レイが仰向けになり寝息を立てていた。音を立てないように、浴衣をずらしていく。
広げられた脚の奥に見える薄い水色の下着に中指を
押し当て、ゆっくりとなぞるように上下させると
「うっ...ん....はぁ...」
何かに耐えているように頭をふる。
しばらくすると、指に異なる感触を覚えレイの大事な所を
覆う部分を横にずらすといつもは、ただ一本のすじにしか
見えないレイの割れ目が微かにに開き、愛液を滲ませていた。
(これは、邪魔だな...)
備え付けの鋏でレイの下着の両端を切り、引き抜く。
レイの花弁に窄ませた舌を押し当て、なめ回す
ピチャピチャ...
こんこんと涌き出るレイの蜜をすすり上げ
その下にあるすぼまりに舌を這わす。
(おかしい......)
何の反応もしない、レイの様子に有る事に思い当たる。
「レイ...起きてるんだろ?」
耳元で囁く。
続きます。
「!!.........」
レイは、答えないがそれに構わず続ける。
「もっと、いじって欲しいから寝た振りしてるんだろ?」
張り詰めた肉棒をレイのぬかるんだ秘所に擦りつけながら
可愛く自己主張する肉芽を、指で押し潰す。
「三...尉...」聞こえない振りをし、
「いくよ、レイ...」
レイの腰の下に予備の枕を置き、高さを調整する。
チューブから出したゲル状の液体を肉棒と指に
たっぷりと塗り付けていく。
「まずは、指からいくよ..」
中指がレイの後ろの穴に、潜り込んでいく。
「...っはっん...うぁ...」
ギチギチと締め付けられる感覚に期待が高まっていく。
ゆびを引き抜いた後、少しめくれ上がったアナルに
先端部を擦りつけ、勢いよく突き込む。
「あ゛あ゛っっ!!!」
目に涙を浮かべ「やっ!!やめて...そこは....ちがっ!!!」
「少し...静かにしててね」
湿った下着を口に押し込む。
「うっっ!!ぐぅぅぅ!!」
乱暴にレイの乳房を、揉みしだき、薄桃色の
乳首に歯を立てる。
「あっあっ.....うあああ!!!」
「くっ!!レイ....」
レイの腸壁が一際強く締め付け、堪え切れずレイの中に
吐き出してしまう。
気を失ってしまったレイの顔に残る涙の跡に舌を
這わせていると、入れたままの肉棒が硬度を取り戻していく。
そのまま失神しているレイの腰を掴み抜き差しを繰り返す。
「...う...うぁ...」
三日間、口をきいてくれませんでした。
オチはつけなくていいから(w
26 :
泥濘:02/06/02 22:03 ID:QrGhC+SP
まるで泥のようだ。
合わせた肌の間に、乾かぬ汗がまとわり続ける。
自分のものでは無いような忙しない呼気に、時に鳴咽か艶声が混じる。
手足は気怠く鈍り、皮膚は確かに其処に有るのに、力だけが届かない。
意思も意識も、遠い。
突き動かされ、揺すられる度、破れた袋から押し出されるように吐息が漏れる。
在るのは唯、張り付く肌に感じる重みと、息苦しい程の熱さ。
それらがぬらぬらとまとわり付く。
己の肌が汗に濡れているのか、彼の人の肌が閨のしとどに塗れているのか。
吸い付くように、溶け合うように、二つ在る筈の身体の境目すらが曖昧だった。
いや、混濁しているのは意識なのか。
如何に熱く滾ろうと、身体が蕩ける道理が無い。
然し、境界は意識の際を超えて、外へ外へと拡散していた。
己が感じる境界に過ぎないのだが、目を見開いても景色は闇に沈み、手の
中に在る筈の彼の人の顔すら覚束ない。
視覚に裏付けられないまま、肌一枚で感じ得るものが、知覚される全て。
回した腕に、力を込める。
見開いた目に何も映らぬせいで、上下すら見失った。
組み敷かれているのかしがみ付いているのか、それとも下から衝かれてい
るのだろうか? それすらも定かでない。
ただ、落ちる、と唐突に恐ろしくなった。
支えを失ったように、背筋がひやりと竦む。
落ちているなら何処かにぶつかって終わる筈の、竦み上がる様な浮遊感が、
途切れない。
27 :
泥濘:02/06/02 22:04 ID:QrGhC+SP
絶えず落ち続けている筈も無い。ならばこれは錯覚だろう。
そう思うのだが、鈍った手足はもはや自分のものでは無かった。
ただしがみ付くだけ。
吐息は途切れない。
溶けていく。
落ちていく。
溶けながら落ち、少しづつバラバラになる。
それはやがて雪になり、雨になり、目に見えぬ程の飛沫になる。
霧になる。空に散る。熱い風だ。
ただ湿度と熱を孕んだだけの風になり、重力に逆らって昇って行く。
何処まで広がっていくのか……。
然し手足は依然として其処に在り、泥のように熱い。
再び背筋が戦慄く。
何度達した絶頂か。
喉が裂けたような悲鳴を上げる。
まるで他人が叫んでいるようなその声が、ひどく遅れて脳裏に届いた。
吐息が掛かり、まだ耳が聞こえる事に気が付く。
その耳朶を噛まれる。陶酔が瞼の裏を染める。
顎の裏を唇がなぞる。再び背筋が竦む。
首筋を噛まれる。鈍い痛みに、酔う。
28 :
泥濘:02/06/02 22:06 ID:QrGhC+SP
一層強く、手足が絡む。
互いに回した腕が背を掴む。
やがて渇く、狂おしい程に。
干上がるばかりの熱さに悶える。
瞼の裏が朱に染まる。
固く結んだ目の中に、眩く輝く光の粒が現れる。
初めは疎らに浮かんだ光が、徐々に数を増やしていく。
一粒ずつ降り積もる、熱く燃える砂のようだ。
熱砂が身体を埋めていく。
肌を覆い、沈んでいく。
足掻けば足掻く程、深みに嵌まる。
熱砂の澱の降り積もる、泥を満たした熱き沼。
その中へと、深く、深く。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
− 泥 濘 −
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
唐突に肌に寒さを感じ、身震いと共に身を起こした。
闇は姿を変えていた。
薄汚れた天井と、ちらつく蛍光灯と、破れた衝立てと、リノリウムの床。
どれもが呼気の如く馴染んだ光景。
記憶と共にある、最も古い景色。
29 :
泥濘:02/06/02 22:06 ID:QrGhC+SP
軋むベッドを降り、床に脱ぎ散らされた服を拾う。
衝立ての上にそれを掛け、壁に付いたコックを捻る。
必要以上に迸る、強い水流に身を委ねる。
はじめは冷たかった水が、少しづつ温くなる。
それと共に、肌に張りついた滑りが浮いて剥がれるように落ちていく。
その感触の艶めかしさが、闇に沈んだ記憶を呼び覚ます。
どれほど喘ぎ、叫んだか、いつも記憶は途中で途切れていた。
流れる水と共に、足の間を、熱い塊が滑り落ちた。
瞬く蛍光灯に照らされて、床の上を流れていく白い汚れが光る。
彼の人が放った精であろうが、その刹那の記憶は定かではない。
いや、明かりが消えてから後の記憶はいつも朦げだった。
吐息と溜め息と喘ぎ声だけが聞こえる。
他に有るのは、肌に感じる感覚だけ。
どんな目をして抱いているのか、知りたいと思った事も有る。
だが彼の人は必ず闇の中でレイを抱くのだ。
だから、その目に浮かんだ欲情の色を、見た事は無い。
そもそも、ここでは言葉すら掛けられた記憶が少ない。
教えられたのは、食事の作法ぐらいなものか。
共に食事をするわずかな時間が、彼の人と向かい合って過ごす記憶の
ほとんど全てを占めていた。
共に食事をすると、その後必ず此処へ来る。
二人きり、光を避けて地の底に潜るように、泥に塗れるように、戯れる……。
張り付く汗と、閨の証しを流し終えて、水流が止まった。
第一話・了 (続くとしてもだいぶ先になります)
まってるよん
31 :
泥濘・二:02/06/05 02:17 ID:DaVeoOy8
眠る為だけの自宅へと向かう、夜道を辿る。
終夜動いている環状モノレールの車内には、自分一人。
動きを止めた街の灯かりが、遠く近く、揺れて過ぎる。
同じように、無人の駅に降り立つ。まるで絵の中の風景のよう。
翌朝の食事を買いにコンビニに立ち寄る。
機械的に業務をこなす店員の顔は、覚えていない。
聞けば名前が有るのだろうし、仕事を終えれば何処かの誰かに違いない。
しかしレイにとっては、相手が機械であっても同じ事だった。
通り過ぎる風景。
通り過ぎる人々。
誰でもない人の群れ。
誰でも無い自分。
緩やかな上り坂を辿り、窓に一つとして灯かりの無い団地に近付く。
人が住んで居ようがいまいが、関係は無い。
ただそこに与えられたスペースが有り、与えられた名前が有り、与え
られた役割が有り、過ぎ去る日々が有る。それだけの事。
ところどころ蛍光灯が消えた団地内の道。
公園にするつもりだったのか、見捨てられた緑地に雑草が生い茂る。
微かに、虫の音……耳をすませば無数に広がる、涼やかな音。
死んだようなコンクリートの塊の端境に、息づくのは誰でも無い自分と、
姿も見えず名前も知らない小さな生命達の群れ。
その寂しげな命の音に、しばし耳を奪われた。
32 :
泥濘・二:02/06/05 02:18 ID:DaVeoOy8
部屋に向かう階段を上がろうとして、足を止めた。
誰かが座っていた。
誰でもない誰か、ではない。
名前を知る、ヒトが居た。
「何してるの?」
「ずいぶん、遅いんだね」
「どうかした?」
碇シンジ。
サードチルドレン。
初号機専属パイロット。
NERV司令、碇ゲンドウの、息子。
インプットされた情報が、感情を伴わず脳裏に浮かぶ。
「これ、渡そうと思って。居なかったから……」
「こんな時間まで?」
見れば、手渡されたのは学校のプリントだった。
書かれた文字の羅列に意味など無い。
昨日今日と二日間、本部に居て学校には行かなかったが、明日受け
取っても問題など有るはずも無かった。
さして重要とも思えないプリントから視線を外し、彼を見る。
サードチルドレンは、TシャツとGパン姿だった。
かたわらには自転車が有った。
学校帰りにここに来て、そのまま待っていたわけでは無いらしい。
33 :
泥濘・二:02/06/05 02:19 ID:DaVeoOy8
「一度、帰ったんだ。ミサトさんも帰って来るから、ご飯も食べなきゃいけ
なかったし。でも、ミサトさんすぐ寝ちゃったし。今日は宿題も無かったし
……別に、どうでも良かったんだけど……気になって」
「そう」
まだ言い訳を続けそうな様子だったが、プリントを受け取って、部屋
へ向かう。
サードチルドレンがわざわざ手間を掛けた意味は理解不能だったが、
ただそれだけだった。
おかしな事をするヒト。
「ま、待ってよ」
「何か用?」
振り向きもせずそう答える。問い掛けに答えはなかった。
しばらく階段を上り、通路を辿って部屋の前に着く。
すぐ後ろに、彼が居た。
何も言わずドアを開け、灯かりを付ける。
即座に感じる、違和感。
「まだ、居たの?」
振り返ると、閉まる扉のこちら側に、サードチルドレンが立って居た。
34 :
泥濘・二:02/06/05 02:20 ID:DaVeoOy8
「部屋、片づけたんだ。ごめん、勝手に」
「そう」
わずかに首を傾げる。
ドアに挟まり溢れていた筈のチラシも、ゴミで雑然としていた部屋の
片隅も、脱いだままになっていた衣服も、何も無く整頓されていた。
土足で歩いていた床の汚れまで清められていた。
どうせ再び土足で歩く事になる。
意味など無いに等しい。
しかしその無機的な光景に、初めてここへ来た時の事を思い出す。
「明日から、中学校へ通う事になる」
「はい」
「全て手配済みだ。赤木博士から指示を受けろ」
「はい」
「本部での業務のある時以外は、外から通う事になる」
「通う?」
「ああ、部屋が有る。覚えなければならない事が多い」
「分かりました」
あの部屋のように、彼の人が訪ねてくる場所になるかと思っていた。
そんな事は一度としてなかった。
だからこの場所は、意味を失った。
他の全ての場所と、同じように。
35 :
泥濘・二:02/06/05 02:20 ID:DaVeoOy8
ベッドが有り、シャワーが有る。
冷蔵庫が有り、湯が沸かせる。
何も不自由はして居ない。しかし、なんの愛着も感じていない。
だから、窓に引かれたカーテンを開けた事も無かった。
今は窓が開け放たれ、夜風に白くカーテンが揺れている。
この部屋の中で風を感じる事も初めてなら、月を眺めるのも初めてだった。
机の上に鞄を置いて、振り返る。
「まだ、何か用?」
離れて立つ彼との間に、かすかに足跡が浮かんで見える。
いつものように土足で歩いたのだ。
そこに、彼はわざわざ靴を脱いで上がる。
「お、お邪魔します」
上がれと言った訳では無い。言うなれば無断で侵入してきたのだ。
お邪魔しますは、おかしい。
「何か用?」
返答の得られない問い掛けを、再び繰り返す。こんな遅い時間までこの
場所に居続ける事に、なんの意味が有ると言うのだろうか?
単なる繰り返しに過ぎない筈の日常の一コマが、その時ずれ始めた。
第二話・了 (続き未定)
凄い!!!凄すぎますよ!!d(^-^)
次回予告
「断罪ビーム!!!」
闇を纏った少年から放たれた光線が青年を貫く。
さらば!!!三尉
レイ涙の必殺拳 LARです。
>>37 え? AOBA X REI ?
期待(w してます。
39 :
AIDA:02/06/05 16:30 ID:gssNKQCG
|
|ヾ>> 、
| ◎ソ
|-"ノゞ ドキドキ
⊂ソ
| 」
|┃
| ⊃
「相田君、準備はいいか?」
「全て完了です!!!青葉さん」
二人の視線の先には、薬の力により眠らされている
少女の姿があった。
「ここは...どこ?」
目の覚めたレイが腕の違和感に気づく。
後ろ手に手錠をはめられていたのだった。
「あっ、目を覚ましましたよ!!!」
カメラの最終点検を終えたケンスOが気づく
「よし.....じゃあ、はじめるか!!!!!」
二人の手がレイの制服に近づいて行く。
「何をするの....」
「いつも、〜三尉にしてもらってることだよ!!!」
青Oの手が白のブラウスのボタンを乱暴に引きちぎっていく。
(三尉....助けて......)
唯一自由になる両足を振り乱し暴れるが、暴れることにより、
スカートがめくり上がり、白と青のストライプのショーツ
が二人の目を楽しませる。
「もう!!!ガマンできません!!!先にいきます!!!!!!」
ベルトを外し始めた少年に、
「俺も我慢できねー!!!!!!!!」
青Oもズボンから逸物を取り出す。
青Oの手がケOスケの腰に回される。
「なっ!?何するんですかっ!!!!!!!!!」
「なにって、ナニしかないだろ?」
「ああああああああああ!!!!!!!」
数時間後.....
「スッキリしたよ。又頼むよ」
一人の青年に数枚の紙幣を手渡す。
「まいど、どうも...レイに買ってあげたい玩具があるからね」
そう言うと青年は、思い人の待つ愛車へと歩いてゆく。
小屋の中からは、何時までも、少年のすすり泣く声
が続いていた。
次はLARです。アスカだ!!!コンチキショー!!!!
|
|⌒ \
|M巛. |
| <| |
|∀ ノ| | ニヤッ
⊂|| ノ
|ヾ>> 、
|||◎ソ
|卷ゞ ガ━━━━━━━━━━━ン!!!!!
⊂ソ
| 」
|┃
| ⊃
ワラタ!
本番のアスカ×Rも楽しみにしてるyo!
Rって金髪さんじゃ、ないですよ。
「そこまでだ!!!コマンダーアスカ!!!」
「なっ!!!なに奴!!!」
「いくぞ!!!みんな!!!!」
「応!!!」
「ダンザイチェンジャー!!!!」
「5人そろって...ダンザイファイブ!!!」五色の爆炎
「ふざけんじゃないわよ!!!アオーバゴン!!!」
「アオーーバー」
以下略
「こうなったら!!!LCLを使うわ!!」
「ならばっ!!!マックスファイナルダンザイオー!!!」
「ダンザイ剣!!!AT切り!!!!」
「ネルーフ帝国...バンザーイ」どかーん
「おぼえときなさい!!!」
次回「大ピンチ!!ダンザイオー、夕日にしす!!」
ネルフって女湯ありましたっけ?どなたか教えて下さい。
男湯(カヲルがシンジを篭絡した場所)があるんだから、
そら女湯もあるでしょうなぁ
「なんで、こんなに...苦しいのよ...」
一人、浴槽を占拠する少女が呟く。
目を閉じると、蒼髪の少女の姿が浮かび上がってくる。
プラグスーツの体のライン、着替えの時の白い肌
ブルマから覗く細い脚...
だが、青年に頭を撫でられ頬を染めて微笑んでいる
少女の姿を思い浮かべた時、彼女の胸に激痛が走る。
「うそよ...こんな..だって...ファーストは...」
無意識の内に、涙がこぼれる。
扉の開く音に「だっ!!誰よ!?」
自分でも、信じられ無いほど大きな声が響く。
そこには、一人の少女が立っていた。
シンジは完璧いらない人間状態なわけだな>47のレイ、アスカ
哀れな(w
48さん
自分の中では、LS三 LAR LOS
が基本形態です。
先生!!わかりませんっ!!
>>49 LS三とLOSってヤオイ?
三ってのは育成計画の三尉のことでしょ?
なんでシンジと三尉が・・・
間違えました。XLS三 ○LR三です。
「じゃあ、僕は、こっちだから」
珍しく仕事をしている、あの人と浴場の前で別れる。
(今日は.....なにをされるの....」
手渡された紙袋の中のプラグスーツと一枚のメモに
四日間、互いの多忙の為、触れられる事の無かった
体と満たされない心が激しく高鳴るのが自分でも判る。
タオルを手に扉を開けると同時に
見覚えの有る人物の絶叫が耳を打つ。
「どうしたの?」
「なっ、なんでもないわよ!!!」
弐号機パイロット...惣流さんが湯船に浸かりながら
私を凝視していた。
(ファースト...ファースト.......)
すぐ横にいる...そのことに胸が高鳴る。
「アンタ達・・・やっぱり...つき合ってんの?」
「っ!!......」
ああ...やっぱり...
「惣流さん...」
「誰にも言わないわよ....その代わり......」
いぶかしげに私を見上げるファーストの唇を奪う。
「っん!!!」
唇の感触を楽しんだ後、舌を絡め流れ込む
甘い液体を味わう。
「っはぁ...なぜ...こんなことをするの?」
(なぜ?...なんでそんなことを聞くのだろうか?)
ファーストの手を取り、私の大事な所へ導く。
「判るでしょ...ファースト.......レイ..
貴方の事をこんなに想ってるのよ」
ああ...レイ...そんな顔しないでよ...
「あっ!!!」
「どこに行くのよ,,,レイ?」
湯船から出ようとするレイの腕を掴む。
後ろから抱き締めるような形になり、首筋に
舌を這わす...
「うぅ...やめて...惣流さん」
レイ...恥ずかしがらなくても..いいのに。
私の手がレイのやわらかな胸にたどり着く。
「レイ...私の手で感じてくれたの?」
「そんな.....ことない....」
嘘つかないでよ...こんなに固くなってるじゃないの
「レイ、まだ生えてないのね...」
顔が真っ赤になってるわよ
「いいのよレイ...私は気にしないから...」
「ふぁぁつ!!あっあっ...」
「ねえ?これ...お湯じゃないわよね?」
指に絡みつく液体を口に運び味わう。
「美味しいわよ...レイ」
「いっいゃぁぁ...くっ...う..うぅ」
「アイツのも、こんな風に締め付けてんの?」
レイが私の指を千切れそうな程締め付ける。
少し動かすのもきついぐらいに...
「まさか....こっちもアイツに...」
溢れ出るレイの蜜を中指に絡めピンク色の
つぼみに差し込んで行く。
「っはあぁぁ!!!!もぅ....三..尉ぃ...ああああ!!!」
レイ....なんで、アイツなのよ...
レイに服を着せソファーで休ませ、逃げるように
外に出るとアイツが居た。
「あれ..アスカちゃん。レイは?」
「すこし...のぼせたみたいで休んでるわよ!!」
「そうか...ああ、面白いビデオがあるんだけど
暇な時でもみてよ」
「ふん!!」
受け取ったビデオを仕舞いながらわたしは、
コイツとレイを引き離す方法を考えていた。
まだ 届かない 理想と現実
ごめんなさい ごめんなさい ごめんなさい
56 :
泥濘:02/06/10 06:01 ID:ZHT7HNjs
57 :
泥濘・三:02/06/10 06:02 ID:ZHT7HNjs
「綾波だけ、本部でエヴァのテストが有ったんだよね……なにやってるの?
こんな遅い時間まで」
「シンクロテスト……どうしてそんな事聞くの?」
「え……だって、同じパイロットなのに、綾波だけ仕事が多いみたいで」
「別に、気にしてないから」
半分は本当で、半分はウソだった。
シンクロテストには変わりが無いが、レイがシンクロする相手はエヴァ
零号機だけではない。
――ダミーシステム――そう名付けられたモノが、現実にどのような姿
となるのか、開発の実験台となるレイ自身も知らない。
だが、ひたすら時間のかかるそのテストを、無意味な物とは感じていな
かった。
恐らく重要なのだ……レイにとって、では無く。
エヴァとの連動試験には興味を持たない彼の人が、ダミーとのシンクロ
を試みる時には必ず現場に居た。だから、ただ時間ばかりがかかるテスト
も、むしろ心待ちにしていた。
自身の意識を共有する、あやふやな魂を感じる長い時間。
見えない闇の向こうに何が潜んで居るのか、恐ろしいと思う時も有る。
そんな時は目を見開いて、暗い実験室を見渡す。
機密保持の為、最小限の人員のみで執り行なわれるテスト。
身体を包むLCL。オレンジ色に照らされた淡い視界の向こうに、じっと
レイの姿を凝視する、長身痩躯の男が居る。
58 :
泥濘・三:02/06/10 06:03 ID:ZHT7HNjs
レイが視線をさ迷わせれば、彼の人は必ず、目の届く範囲に居た。
凡そ半日を、特殊なプラグの中で過ごす。
LCLから上がれば、忘れていた重力が手足を捉える。
ひどく消耗し、空腹を感じて、手足を投げ出してしまいたくなる。
そんな時に、彼の人は必ずレイに微笑みかける。
「食事にしよう」
その言葉に秘められた意味。
厳重に秘匿された機密の中で、更に秘められた時間と空間。
二人だけの闇。
二人だけの時間。
「二日も掛かって、大変だよね?」
そう声を掛けられて、我に返った。
僅かな会話の途絶の間に、与えられた愛撫の感触を反芻していた。
「別に……仕事だから」
今度は全てが、嘘だ。
嘘をつく……機密事項を守る為には不可欠な事だが、レイは意図的に
会話を操作する術に不慣れだった。
シンジがそこに、作為を感じたとしても不思議は無い。
59 :
泥濘・三:02/06/10 06:04 ID:ZHT7HNjs
「でも、どうして綾波だけ?」
「何も答えられない。あなたが知らない事は、あなたが知る必要の無い事
でしかない」
「教えてくれないの?」
「命令が有ればそうするわ」
正面から見詰めるレイの視線に、シンジが目を逸らした。
何が知りたいと言うのだろう?
初号機パイロットはただ、初号機を操る事だけが役割なのに。
「父さんに命令されてるの?」
「そう思うなら、どうして直接聞かないの」
はっとしてシンジが振り向く。以前にもこんな会話をした記憶が有った。
まだ、父親に反発と不信しか覚えていないのか……その事を考えると、
レイは微かな不快感を感じる。
彼の人の心の内の何割かを、この少年に取られているという苦い思いが
有った。シンジが第三新東京市に来る以前は独占していた筈の場所を、何
割か明け渡している。
それなのに、この少年はそれを自覚していない。
「まだ、恐いの?」
手の届く所にいれば、何時かのように頬を打っていたかもしれない。
「何も話すこと、無いから」
冷笑……シンジから見れば、レイの表情はそう見えただろう。
60 :
泥濘・三:02/06/10 06:05 ID:ZHT7HNjs
帰って――と、レイは扉を指差す。
しかしシンジは、それには従わない。
「秘密なんだ……綾波と、父さんだけの」
違うと言えば嘘になる。そうだと言えば今以上に詮索される。
だからレイは、ただ沈黙を守る事でシンジの問いに答えた。
月の光より冷たいレイの視線――氷のように凍てつく空気。
なのにシンジは一歩踏み出し、レイとの距離を詰める。
レイはシンジを、怖いと感じた。
他人は全て他人でしかない、筈だった。
誰も自分の中へ、足を踏み入れようとはしなかったから。
彼の人でさえ……なのにシンジは……
「はっ……」
涸れたベッドが軋んで、悲鳴を上げる。
狭い寝台の上に押し倒されていた。
両手首を掴まれて、至近距離で睨み合う。
「なんで父さんなんだよ。なんで綾波なんだよ」
シンジの瞳に浮かぶのが、怒りなのか、哀しみなのか。
レイには分からなかった。
第三話・了
まったくヌけませんが何か?
邪魔だなんて、とんでもない
一日千秋の思いで楽しみに待ってますよ。
>>61さん
すいません。力不足で。
がんがれ。
はぁはぁしててもしょうがないので
シンジ君に活躍してもらいます。
どこまでも続く青空
ごく限られた人間にしか見ることのできない柔らかな
微笑みを浮かべた少女が、膝の上に頭を預け眠る
青年の髪を撫でている。
その穏やかな寝顔に
(かわいい...)
彼が聞いていたら、力無く苦笑するのだろう。
「ごめん!!」
土下座でもしかねない勢いで謝る青年に
「そんなに謝らないで下さい」
少女の声に咎める響きは無い
「ずっと見られてたのか...」
「なにをです?」
「僕の寝顔」
「私はいつも、三尉に...」
互いに頬を染めうつ向いてしまう。
「...そろそろ帰ろうか?」
「はい...」
青年に手を引かれ歩き出した少女が尋ねる。
「また、来たいですね」
青年が歩みを止める。
「もう.....駄目なんだ...」
「どうして...」
振り向いた青年の胸は赤く染まっている。
目の前の景色が崩れ去っていく。
「彼は、もう居ないんだよ.....綾波....」
少女の意識が闇に包まれる。
(三尉.......)
「..ん....ううぅ.....」
下腹部からの激痛にレイの意識が呼び戻される。
目を開くと見覚えのある少年の顔が目の前にある。
「ああ...綾波...気持ちいいよ...」
青年に二度目の純潔を捧げてから数日しか経っていない
肉壁は、少年の小さめの肉棒でもレイに激痛を
もたらす。
激痛に身をくねらすが何故か指一本
動かすことも出来ない。
「綾波...辛かったんだろ?父さんの命令とはいえ
見ず知らずの人間と暮らすなんて....
でも、もう平気だよ?父さんはもう居ないから」
そう言って微笑むと突き上げるペースを
速めていく。
「いや...うう...三尉......」
「綾波!!!」
シンジの顔から笑みが消え、耳元で囁く
「大事な三尉がどうなってもいいの?」
「三尉に....なにを...」
シンジが手を振ると何もない空間に
青年が倒れている光景が浮かぶ。
「さっ...三尉....」
「まだ死んではいないよ、これからは..解らないけど」
「どうすれば...いいの?」
シンジの舌がレイの口腔に押し入ってくる。
一瞬入ってきた舌を噛み切ろうとするが
青年のことを想うと躊躇してしまう。
(汚い....三尉の時とは...ちがう......)
流し込まれる唾液に嘔吐感を覚えながらも
懸命に飲み込んでいく。
「くぅっ!!もう少しだよ、綾波!!!」
痛みすら覚える程の締め付けに少年の顔から
余裕が消えねじ込むように根元まで埋め込む。
「いくよ...あやなみ...」
肉棒が震えレイの胎内に白濁の汚液がぶちまけられる。
体を動かすことが出来ないため、射精された精液を
拒む事が出来ない。
子を成す事の無い自分の体がこの時だけは、救いだった。
LRSって難しいですね
70 :
シンジ:02/06/14 22:36 ID:iRoYcWnw
|_
| ヽ
|从vソ
|-||ノ 最低だ、オレって......
⊂ソ
|♂
|┃
| ⊃
・゚・(ノД`)・゚・。俺の、俺のシンジきゅんがぁ〜(w
72 :
age:02/06/17 13:32 ID:WCWe2KFo
age
聖夜
「美味しかったね、レイ」
二月前から予約していたレストランでの食事を終え
帰りの車中、レイにたずねる。
「はい...」
うつ向いたまま答えるレイに僕の胸に不安がよぎる。
(...誰かと約束でもあったのか....まさかっ!!シンジ君...」
「三尉.....」
不安気なレイの声に現実に引き戻される。
「どうしたの?」
「もし、私が断っていたらどうしていたの?」
「うーん...考えもしなかったな...ってレイに失礼だね.....
そうだなぁ、一人でケーキ食べるか、誰かさそっていくか...」
「それはイヤ」
どこか怒っているような響きがある。
「何故だかわからないけど...それはイヤ」
また下を向いてしまう。
「.......」
その言葉の意味する物に気付き、顔が赤くなっていく
のが自分でも判る。
会話の途絶えた車内に、一昔前の流行歌が
繰り返し流れ続ける。
続きます
「綺麗...」
窓の外を眺めていたレイが呟く。
その横顔に浮かぶ柔らかな微笑みに、
とてつもなく、くさい台詞を言いそうになるが
口にしたのは、違う言葉だった。
「少し、歩いてみようか?」
「....いいの?...」
この娘は気付いていないのだろうか?
僕が断ることなんて、できないということに。
「まったく...あの人は...」
葛城三佐が言っていたことをそのまま、三尉に
いってみたら頭を掻きながら苦笑していた。
それでも周囲を見渡すと、楽しそうな男女
しか居ないのでやはり、クリスマスの夜に出歩くのは
恋人同士だけというのは正しいのだろう。
ならば私達は、周囲からは恋人同士に思われて
いるのだろうか?
「キス...してみたい...」
「ええっ!!」
三尉が立ち止まる。
「駄目だよ...」
まるで自分に言い聞かせるかのように呟く。
何も考えることが出来ず、ただ次の言葉を待つ
「僕は、君の保護者代理だよ...軽々しく
そんなことは出来ないんだ....」
「ごめんなさい....でも....」
胸が痛い....
拒絶の言葉よりも、自分の所為で彼を困らせている
事に悲しくなる。
出会わなければ良かったのだろうか?
そうすれば、困らせることも胸が痛くなることも
なかっただろう。
でもそれは、いままで二人で過ごしてきた時間も
無かったことになってしまうのだろう....
そして私の代わりに違う女性が、三尉の横で
微笑んでいる姿を想像してしまう。
目の奥が熱い
涙を隠すように、三尉の胸に顔を埋める。
「ちょっ!!レイ!?」
「ずっと....いっしょにいさせて...
もう....わがまま.....言わないから....」
「レイ...目を閉じて」
三尉の指が私の顎に触れる
「何故?」
「僕も、ずっと一緒にいたいから」
続きます。
目を閉じたレイ
その唇に重ねていく
苦しい程の罪悪感も、柔らかな唇の感触と
甘いレイの香りに掻き消えてしまう。
そっと唇を離すと耳元で囁く。
「帰ろう...レイ」
レイが目を見開く
「やめて...三尉っ,...」
上半身裸になった僕にベッドの上に押し倒され
抵抗するがあらかじめ飲ませて置いたシャンパン
の所為で力が入らないらしい。
小さく震えるだけのレイのドレスを引きちぎる
ように、胸を露出させる。
頬を染めたレイが顔を背ける。
その柔らかな頬に舌を這わしながら、
白い乳房に手を伸ばす。
「あっ!やっ...やめて...」
手に力を込めて揉みしだくと吸い付くような
感触の中に固さもあり、幼さを感じさせる。
「感じてるんだろ?レイ」
「!!......」
ただ頭を振るだけのレイに
「こんなに固くなってるのに?」
恥ずかしげに顔を覗かせるピンク色の
乳首を、指と指の間に挟み擦り上げる。
続きます。
手触りの良いショーツを、少しだけ
横にずらす。
「いくよ...レイ」
痛い程に硬直した肉棒の根元を持ち
入り口に擦り付ける。
「はぁっ..んっ.....」
レイの胎内に少しづつ、突き入れていく。
「かはっ!!!うぅぅ....」
激痛に耐えながらも、侵入させていくと
押し返される様な感触がある。
レイはボクのモノだ...
狭い胎内から抜ける寸前まで引き抜くと
勢いを付けて、打ちつける。
「ああ...うあぁ!!」
見開いた目から涙がこぼれる。
狭かった肉の道を通り、完全にレイの
最奥と繋がる。
淡いレイの陰毛の下に、僕のモノが
出入りする。
「痛いっ...痛ぅぅ...」
かわいいレイの鳴き声にピッチが上がっていく。
薄暗い部屋に、肉のぶつかる音や水音が響く。
もう...駄目か...
「だすよ!!!レイッ!!!」
押さえつけていたレイへの、暗い欲望
その想いが、溢れ出すのがわかる。
ほっそりとした腰を掴み、レイの
一番奥に注ぎ込む。
「うぁあ...熱い...三尉ぃ...」
長い射精にも関わらず、萎える気配の無い
肉棒に、苦笑しながらレイとの結合部に目をやると
破瓜の血と精液の混ざったピンク色の液体が
シーツを汚していた。
薄暗い部屋に青年の嗚咽が洩れる。
「レイ....レイ...僕は...」
初めての出会いから積み重ねてきた絆
それを一時の獣欲に負け、最愛の少女を傷つけた
その事実が彼を責め苛む。
(最低だな...僕は...)
閉じた目から涙がこぼれ落ちる。
頬を撫でられる感触がある。
「何故...」
その声を目を開く
「何故、泣いているの?」
「すまない.....謝って済む...んっ!!!」
急に引き寄せられ、唇を塞がれる。
「うぅ...んっ...」
青年の舌が少女に絡め取られる。
「ふぅぅ..レイ?」
「怖かったの....」
しがみ付きながら、続ける。
「三尉の目が、いつもと違った...」
「レイ...」
そっと抱き締める。
服越しに感じる二つの柔らかな感触と尖った感触
(こっこんなときに!!!!」
「キャッ!!三尉....」
「はは..ははは...」
笑う事しか出来ない
「今度は...やさしく...」
小さな声で呟く
「やさしいだけで、いいの?」
からかう様に尋ねる。
一瞬目が合った後、どちらとも無く笑い合う。
一頻り笑った後、青年が耳元で囁く。
「レイ、..してるよ」
「私も..してます。」
続きます。
「ああっ...はぁ...あんっ」
敏感な秘部を硬い肉棒に上下に擦られ
少女が、蜜液を分泌し液に塗れた肉棒が
さらに滑らかに擦りつけられまた
蜜液を溢れさせてしまう。
「すごいよっ、レイ..もうこんなに」
「いやぁ...」
シーツを握りしめ、頭を力なく左右に振る。
「そんなにきもちいいんだ?これ?」
小さなクリトリスを押し潰す様に
刺激を与える。
「はぅっ!!あぁん..そこっ...」
「レイって、いやらしい娘だったんだ」
「そんなこと...ない.....」
「うそは、駄目だよ?っと」
可愛らしく自己主張する小さな突起に、
軽く爪を立てる。
「いやぁっ!!!いや...ああっあああぁ!!!」
シーツを掴んでいた手から力が抜け
一瞬、青年が失禁かと思う程の蜜液が
二人の密着部とシーツを濡らしていく。
「レイ...」
レイの指に自分の指を絡める。
「三尉...」
微笑む
「いくよ」
先端を押し当てるとぬるりとした感触に包まれる。
「っくぅぅ...」
「痛い?」
レイの髪を優しく撫でながら尋ねる。
「...平気です」
そっと唇を塞がれる。
「うぅ!!はぁ..はぁ...ずるい...」
「なにが?ぅっくっぅ!!」
急に締め付けられ青年が情けない声を出す。
「ふふっ」
「レイィー」
(そうくるか...)
彼の指が、結合部をまさぐる。
濡れた中指がレイの後ろの穴に、埋まっていく。
「かはぁっ!!!そっ...そこはっ..」
急な刺激にレイの締め付けが一層強くなる。
「へえ、お尻でも気持ち良くなれるんだ?」
その声にも答えることは出来ない。
「ああっ、三尉っ..三尉ぃ...」
「レイ...ぼくは、ずっと三尉なの」
レイの最深部につき込みながら問う。
「三尉......さんっ!!...さん!!!」
「レイっ!!!」
「ふあぁぁぁ!!」
狭い締め付けに青年に限界が訪れる。
「くっ!!!」
体の奥に広がる熱さに、レイの意識が薄れていく。
青年もまた、レイの胸に顔を埋め
眠りの国へと誘われていった。
END
乙。
がんがって精進なされよ。
長々とスレの独占すいません。
>79さん
お読み頂きありがとうございます。
81 :
引き気味:02/06/25 22:00 ID:UsjVcG6t
乙カレー
堪能サセテモライマツタ
82 :
(修行中):02/06/26 00:12 ID:4n5cOlLU
>81さん
かっ...神にも等しい方が...
とんだお目汚しを...
IDが...一度行ってみたい
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| もう、終わりなのかい?
\
 ̄ ̄ ̄|/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
∫ (⌒)
, '⌒⌒ヽ ( ) (⌒)
彡ノ/ノ|/ヾソ ∫∫ ( )
ソ0、゚─゚ノ" ,__、 ∫
/ ヽ (´・ω・`) 乙彼ショボーン
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∪ ̄∪ ̄ ̄ ̄ ̄|
└ └ └ └ └ └ ┤|三三|
________________||三三|
度々いたずらスマソでした
84 :
(修行中):02/06/27 00:11 ID:gtIJkOry
いつもこのスレとシンジ君を応援してくれてありがとう
シンジ君が急にSSに出られなくなった。
彼が何時またみんなの前に姿を見せることができるか
わたしにもわからない。
そこで今週から二回にわたってシンジ君の
断罪の歴史を見てもらうことにした。
じっくりみてほしい。
「シンジ最大の戦い」「シンジ最後の戦い」
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| も、もう始まるのかい?
\
 ̄ ̄ ̄|/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
∫ (⌒)
, '⌒⌒ヽ ( ) (⌒)
彡ノ/ノ|/ヾソ ∫∫ ( )
ソ0; ゚ー゚ノ" ,__、 ∫
/ ヽ (`・ω・´) 新連載ジャキーン
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∪ ̄∪ ̄ ̄ ̄ ̄|
└ └ └ └ └ └ ┤|三三|
________________||三三|
86 :
(修行中):02/06/29 00:03 ID:pYdgLYQF
>84 嘘でした
スレ違いsage
育成計画のアンソロ本が近所にないんですよ。
きっと買い占めてる人がいるはず
明日、アキバに行って同人誌探してきます。
やっぱり育成計画コーナーとか有るんでしょうか?
‖
‖
‖
‖
, '⌒⌒ヽ人
彡ノ ノ 丿ソ ))
ヾ ミ ミ ソ0ノ ,○ (⌒)
| i `__丿 ( )
(⌒) ( ( ノ (⌒)
( ) ∩ ∩ノ ∫∫ ( )
∫ |三三| ∫ ,__、 ∫
|三三| ω・` )
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∪ ̄ ̄ ̄ ̄|
└ └ └ └ └ └ ┤
________________|
88 :
(修行中):02/07/01 01:53 ID:6F7DArdb
一冊残らず買い占められてました。
悲しみのリハビリ作品
「帰らないと....」
僕の腕を枕にしていたレイが呟く。
「どうして?」
「出張、今日までだから」
起きようとするレイを、両手で抱き締める。
「帰さない.......」
「だっ...駄目です.....んっ..」
唇を奪う、何度となく繰り返した行為
その度に背筋がぞくっとするような快楽に襲われる。
そっと唇が離れても、名残惜しむかの様に
一筋の橋が二人を繋ぐ。
不倫は文化!!!
>87さん 一部予定を変更させて頂きます。
三尉の名前どうしましょう?
89 :
87:02/07/02 22:04 ID:jcwc4gq7
>>88 よくあるパターンですが、他のアニメやゲームのキャラの名前から付ければ、
読む側もイメージしやすいと思われ。
(なぜに石田純一?)
90 :
(修行中):02/07/03 03:38 ID:FFo17CNg
>89さん どうもです。
ぃっせいを、みないなーと思いまして
タイーホ
92 :
泥濘:02/07/03 06:24 ID:AiLJInq9
93 :
泥濘・4:02/07/03 06:25 ID:AiLJInq9
「……何が哀しいの?」
耳を打つのは何の感情も示さないただの疑問の声だが、シンジはまるで
責められているように苦痛に顔を歪めてレイの声を聞いていた。
「何を……んんっ」
なお問い掛けようとするレイの唇を、シンジが塞いだ。
噛み付かれるかと首を竦めたレイだったが、予想に反して押し付けられ
た唇はただ柔らかく、声を発する形のまま凍り付いた唇を塞いで触れただ
けだった。
闇の中での睦み合いしか知らないレイは、前髪が触れ合うほどの距離に
あっても目を瞑る事を知らない。
それどころか、これほど間近でヒトの顔を眺めるのは初めてだと、状況に
不似合いなほど冷静にシンジの瞳を見詰める。
大きく見開かれた赤い瞳を映す、シンジの黒い瞳。
レイは、合わせ鏡のように自分自身の目を見ていた。
それが微かに揺れて見えるのは、自分の視線が揺らいでいるからなのか、
シンジの視線が定まらないせいか。
それを見定める前に、シンジの顔が離れていった。
同時に、掴んでいたレイの手を離す。
その表情は呆然として、なぜ自分がこんな事をしたのか分からない、と
でも言いたげだった。
「……ごめん……」
94 :
泥濘・4:02/07/03 06:26 ID:AiLJInq9
シンジは消え入りそうな声でそう呟くと、項垂れたまま身体を起こそうと
する。その手を、今度はレイが掴む。
何故そうしたのか、後になっても分かりはしない。
ただ、手を差し伸べなければいけないと、その時はそう感じた。
「どうして謝るの?」
振り解こうとすれば簡単に払い除けられる筈の手を、シンジはただ黙
って見下ろしていた。
細い手首に、より繊細なレイの指が絡む。
握られたと言うよりも、ただ触れ合っているだけのような……。
「どうして?」
押し黙ったままのシンジの瞳に、今は燃えるような怒りも、湛えるよう
な哀しみも、浮かんではいない。
ただ困惑と、混乱と、どこか脅えたような色だけが見て取れる。
少年は、憎んで居るのだろうか。
少年を捨てた父親を。
その父親と共に居る自分を。
それならば、理解できた。
独占したいという欲求。
全てを己に振り向けたいとする欲求。
それは、レイ自身が少年に対して思う憤りと同じ。
95 :
泥濘・4:02/07/03 06:27 ID:AiLJInq9
だがもしそうであるなら、彼は怒りを向ける相手を間違えている。
レイを責めても始まらない事だ。
少年と、その父親との関係を今一度確かめたいのなら、自分から彼の人
の元へ足を運べば良い。何故そうしないのか、レイには分からない。
「……何が哀しいの? 何が苦しいの?」
どちらも、自分には理解出来ない「感情」と言うべきモノ。
心が痛いのだと、知識としては知っている。それを実感した事は無い。
「父さんに、近付かないで……」
聞き取れないほどの小さな声で、少年はそう呟いた。
やはり、憎まれているのだろうか。
けれど、彼の人との絆を失う事は、レイにとって全てを失うに等しい。
「あなたには、関係無いわ」
だからそう、言い放つ。
この世で譲れない事が有るとすれば、それはただ一つ。
「どうして司令の所へ行かないの? 何故ここに来たの?」
奪える物なら、奪えば良い。
少年によってそれを失うなら、次は自分がこの少年を憎むだろう。
ただそれだけの事だ。
しかし。
96 :
泥濘・4:02/07/03 06:28 ID:AiLJInq9
「違う! 父さんは関係無い」
少年は叫んでいた。
思いがけない大きな声にレイの肩がびくりと震えて、触れ合っていた手
が離れた。
少年自身も、自分の発した大きな声に驚いたような顔をする。
「関係無い? どうして」
普段通りの平静さで、レイは言葉を返した。
少年は混乱している。
傷つき、迷い、何かを恐れていた。
けれど少年が何を思うのか、レイには伝わらない。
「……父さんだからじゃない。僕は……綾波が……」
苦しそうな顔。レイはシンジの表情をそう見て取った。
少年の発した言葉は、レイの理解からは遠い。
「何が苦しいの?」
「……苦しい?」
ココロが痛みを感じている。
そういう顔だとレイは思う。
そして、シンジのそんな表情を見ていると……。
「心が痛いのでしょう?」
97 :
泥濘・4:02/07/03 06:29 ID:AiLJInq9
……何故かレイの胸まで、チクリと痛む。
それが何であるか、レイには分からない。
ただ少年の手を離してはいけないと、ただそう感じた。
「どうして心が痛いの?」
そう問い掛けながら、レイは再びシンジの手に触れた。
手を引こうとするシンジの手首を、今度はしかと掴む。
「どうして?」
それはシンジへの問いであると同時に、己への問いでも有った。
何故シンジの心が痛むのか。
何故、シンジの苦しい顔が自分の胸まで苦しくさせるのか。
好奇心。
そう、理解出来ない事への好奇心に過ぎなかった。
「それは……多分……綾波が」
「私が?」
さらに遠ざかろうとするシンジの手を引く。
少年は、まるで逃げ出したいかのように後ずさる。
仕方なくレイは、両手でシンジの手を掴む。
「答えて」
レイも身を起こして、シンジと向き合った。
項垂れたシンジの顔に手を伸ばす。
98 :
泥濘・4:02/07/03 06:31 ID:AiLJInq9
そして少年の目を見詰めた。
先程間近で感じたように、その瞳に己の瞳を映した。
その目に何が映っているのか。少年の心の中に何が有るのか。
己と少年の心を繋ぐ、得体の知れない、何か。
「……好きだから……」
反らす事の出来ないレイの視線に追い詰められたように、少年は弱々し
くそう呟いた。
その言葉は、レイの心に何の反応も呼び起こさなかった。
好き……言葉の意味は知っている。しかしそれがどんな感情を伴う言葉
か、レイは知らない。
だから、興味はやはりシンジの心の中にしか無い。
なぜ、好きと呟くのにそんな苦しい顔をしているのか。
ただそれが知りたくて、レイはシンジの瞳を覗き込む。
「好き……って?」
黒い瞳に、赤い瞳が映っていた。
シンジの瞳を覗き込むと、何故か自分の瞳を見る事になる。
けれどレイが見たいのは、シンジの目だ。
その目の中にどんな表情が、どんな心が浮かんでいるのか。
それが知りたくてますます近付く。
「んっ」
再び、唇を塞がれた。
今度はどこかでそれを予期していた事に、触れ合ってから気が付いた。
第四話・了
良いねぇ。
そろそろエロシーンかね?
ハァハァしてもいいのかね?
101 :
泥濘:02/07/04 05:33 ID:o1Bj1zIp
102 :
泥濘・5:02/07/04 05:34 ID:o1Bj1zIp
吐息が頬にかかる。睫毛が触れ合いそうになる。
そんな距離で、レイはシンジの瞳を見詰めていた。
好きという言葉を説明する代わりに、シンジがそうした。
だから触れ合う唇の感触から、理解しようと試みた。
しかしそこに、言葉の代わりになりそうな、求めていた「何か」は無い。
有るのはただ、濡れて柔らかい少年の唇の感触と、その体温。
少年の腕がレイの背中に回る。レイの手も少年背中を掴む。
胸を合わせれば、鼓動が聞こえた。
「んっ」
再び押し倒されて、背中とベッドの間に少年の手が挟まる。
レイの胸に少年の細い身体の重みが加わる。
重なる胸の内で鼓動が高まった。
早まっているのは少年の鼓動なのか、己の鼓動なのか。
シンジは目を瞑っていた。
レイがその中を見定めようと覗き込んでいた瞳は、もう見えない。
見えているのは、長く重そうな睫毛と、微かに震える瞼。
レイもそれに倣うように、目を瞑る。
そして、新たな発見をする。視覚が閉ざされると、一層近付く。
触れ合う唇、重なる胸の鼓動、少年の吐息、腕の中の身体の重み。
そして、それらは不快なモノでは有り得ない。
むしろ、心地好い。
レイは少年の頭に手を回し、その短い後ろ髪に指を絡める。
少年の温もりを、掌に感じる。
103 :
泥濘・5:02/07/04 05:34 ID:o1Bj1zIp
合わせた唇が、僅かにずれた。
その隙間に、舌先を伸ばす。
彼の人がそうするように、シンジの口の中を求めた。
「あっ……」
不意に唇が離れた。少年の大きな黒い瞳が見下ろしている。
「どうして?」
どうしてこんな事をするのか、ではなく。
どうして止めてしまうのかと、レイは問う。
言葉にならなかった少年の心は、まだレイの中には届いていない。
だから、求めた。
「良い……の?」
「何が?」
不思議なモノを見詰める目で、レイは少年の顔を見上げる。
まだ言葉の代わりには足らないのに、途中で止める意味は無い。
少年が投げかけた「謎」は、レイの心の中で宙吊りになっている。
「ふっ」
きつく抱きしめられて、僅かに開いた唇の間から吐息が漏れた。
見かけより力強い少年の腕が、固く背中を締め付ける。
抱きすくめられ、身動きが取れなくなるのは、悪い感触ではなかった。
104 :
泥濘・5:02/07/04 05:35 ID:o1Bj1zIp
きつく重なり合って、汗ばむ程に熱い胸を合わせているのも。
少年の唇が再び触れる。
今度は初めから、斜めに重なった。
微かに開いた唇の間で、舌先が触れ合う。
その刹那、レイは自分が濡れているのを感じた。
下着に包まれた、足の間が熱かった。
無論、あの闇の中では全身が滾って居たから、その熱さを知らない訳
では無い。けれど、それは彼の人との絆がそうさせるのだと思っていた。
何故この少年と触れ合って、己の身体は熱くなるのか。
それが答えを探すべき、新たな「謎」となった。
「綾波……」
またゆっくりと唇を離して、少年がそう呟く。
絡めた舌先には意味が有ったのに、同じ少年の口が紡いだ言葉に意味は
なかった。だから再び、唇を求める。
「んっ」
レイの方から唇を求める事に、少年は戸惑った。
けれど、重ねた唇の間で絡み合った舌は、先程までよりずっと力強い。
舌先は鋭敏だ。互いの口の中の感触を、味を、体温を、余す事無く伝える。
そして、吸われるように舌先を捉えられて、レイの鼓動が早まる。
やがて訪れる……陶酔。瞼の裏が赤く染まった。
105 :
泥濘・5:02/07/04 05:36 ID:o1Bj1zIp
重なる足が絡みついた。
脳裏が痺れるように、背筋が疼く。
足の間が熱くなる。濡れて、滴る。
その時ようやく、レイは少年の言葉の意味を知る。
憎まれていた訳では、無い。
恨まれていたのでも無い。
彼の人がレイをそう扱うように。
少年も、レイを求めていたのだ。
その事に気が付いて、レイの心が微かに震えた。
何故震えたのか、分からない。
心が震える事を、言葉にすればなんと言うのかも、知り得ない。
けれど、求められて居ると思えば、求める気持ちが強くなる。
「綾波……僕は……」
再び離れ、恐らく好きだと言おうとしたその口を、またレイが塞いだ。
言葉にはもはや、意味が無かった。
体温と、触感の方が、雄弁だ。
繋がる口の端、合わせた唇の端から、唾液が零れた。
絡み合う舌先は、別の生き物のように貪った。
そして、貪られたいと願った。もっと、欲しかった。
言葉より強い。けれど意味など無くて良い。
「もっと、続けて……」
溶け合うような陶酔を。
第五話・了
,-,ii|||||||||||||||||ii、‐、
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゛゛llll||||||||||/ ' i|||||| |||||||||||||||||i ` ヾ|||||||||||llll""
゛lll/ ||||||| |||||||||||||||||| ,llll""
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彡 ゛ll||||||||||||||||||ll" ミ |
\_ ゛゛Y"" __ノ | 始まりましたね……
| ]下ミ─-。、_|_, 。-―テ「 [ l |
ゝ_,. lミミi=´<_,.`=i=ヲ 、__ノ < 期待していますよ……。
ヽlミ| 「‐、=ラ7 |ヲ'´ |
_______ , へ ノ`i=、_ 二 _,=iゝ、_,へ、 _ \_________
i i i  ̄| |――-\ ̄∠-――| | ̄ i i i
107 :
引き気味:02/07/05 00:39 ID:n+vOu7rJ
いよいよですな……?
(;´Д`)ハァハァ
108 :
泥濘:02/07/05 06:46 ID:8Pbzbv08
109 :
泥濘・6:02/07/05 06:47 ID:8Pbzbv08
見慣れた闇とは違う、青白い光の中で、レイは衣擦れの音を聞いた。
微かな月明かりに照らされて、シンジのシャツが舞う。
現れたのは、細く儚い少年の肢体。
その手が、自分の着衣に伸びる。
汗ばんだ胸は、早く夜気に触れたくて、粟立つ。
細いタイが解かれる。
ワンピースのスカートが肩から外れる。
丸い襟のブラウスの小さなボタンの一つ一つが、手探りで外されていく。
その間、レイの手の平は少年の薄い肌を滑っていた。
張りつめて、悲しくなる程にか細い筋肉。
繊細な作りの手や指が、愛おしかった。
何故、愛おしいと思うのか、レイには分からない。
ただ、細く頼りない身体が、白い肌に汗を浮かべて、我が身の上に覆い
被さっているその様が、たまらなく愛おしい。
絡み合いたかった。蔦の様に、蛇の様に。
細い手足を絡ませて、合わせた肌に一部の隙も許す事無く、泥のように
重なりたかった。
たどたどしくシンジが服を脱がす間に、レイの身体は滾った。
不器用な手が下着の止め具を外そうとしているのが、まるでレイが燃え
上がるのを待つかの様に、焦らしている。
熱く燃える渇き。
癒されたい渇きの炎が、身体の奥底で揺らめいて燃え上がる。
110 :
泥濘・6:02/07/05 06:49 ID:8Pbzbv08
汗に濡れた肌がようやく夜気に触れた。
頼りない少年の手足が闇の中に浮かんで見える。
レイは、胸の先端が痛いほどに尖っているのを感じた。
胸だけではない。全身の肌が粟立っていた。
触れられたくて、抱きしめられたくて。
「……抱きしめて」
溜め息のような吐息と共に漏れた言葉が、少年をどれだけはやらせるの
か、レイは知らない。ただ、求めるままに求めたまで。
裸の胸が重なり合って、ようやくレイの渇きが少しだけ癒える。
少年の体温は、高い。
熱く高鳴る鼓動を感じたくて、目を瞑る。
滑らかな肌が、太股の間に滑り込む。
足が絡む。細い足だ。
鏡に映したように、同じ長さの手足をしていた。
同じように細い手足をしていた。
だから、絡み合う。
触れ合う肌の、粟立つ肌の一つ一つが。
伸ばした腕も、閉じた足も、一つに重なる。
胸を合わせたままに、口付ける。
溶け合うようなキスをした。
裸の肌を重ねたまま舌先を弄ぶ。
脳裏に再び陶酔が訪れる。
あの熱い、血潮の色が瞼に浮かぶ。
111 :
泥濘・6:02/07/05 06:50 ID:8Pbzbv08
求めているのは、それだ。
身体を見失うほどの。
腹の上が、熱くなった。
レイが滾るよりも尚、シンジの身体が滾って居た。
二つに折り重なった身体の間で、まるで別の生き物のように、熱く息づ
くものが在る。
それと同じく、いやそれにも増して、レイの胎の中が熱く燃える。
「あ……」
唇が離れて、再び目を見開く。
月明かりに照らされた己の青白い肌を映した、少年の瞳。
その漆黒の瞳に、見とれた。
「触っても、良い?」
肯くかわりに、少年の頬に手を伸ばす。白い頬が僅かに上気していた。
細い顎と、細い首にも指先を滑らせる。少年はくすぐったそうに微笑む。
自分もそんな風に触れて欲しいのだと、言いたい事は言葉にならずとも
伝わった。
少年の熱い掌が、レイの胸に触れる。
「んっ」
柔らかく膨らむ二つの乳房。
張り詰めて鋭敏になった肌は、ただ手を置かれただけで疼く。
112 :
泥濘・6:02/07/05 06:51 ID:8Pbzbv08
その弾力を確かめるように、少年の手がゆっくりと力を込める。
細い指に押されて、柔らかな肉が形を変える。
もっと強く触れられたくて、その手に己の手を重ねる。
強く、握るように押しつけられる手。
「ん……はぁ」
その圧力が乳房の芯まで届くと、レイの口から溜め息が漏れた。
ゆっくりと、少年の身体が、重なり方を変えていく。
足の間に身を収めて、胸に頬を寄せる。
「あっ」
尖った胸の先端に、唇で触れられた。
熱く濡れた唇と舌先に、粟立った肌が震えるように悦ぶ。
息を飲み、目を瞑る。舌先が、味わうように、レイの胸の先を弄る。
「綺麗……こんなに、綺麗なんだ」
粟立つ肌の粒子一つ一つを逆撫でるように、少年の舌先が肌の上を滑る。
白い肌が熱く燃えて、上気していた。
少年の唇に捉えられた胸の先端は、その唇と同じ色。
もっと触れられたくて、もっと感じたくて。
レイの胸の内が、切なくなる。
「綾波……」
113 :
泥濘・6:02/07/05 06:53 ID:8Pbzbv08
そう名を呼ばれて、何故か息が苦しくなる。
名を呼ぶ少年の顔も、苦しくて切なげだった。
肌を重ね、渇きが癒えたと思う間も無く、身体の奥底が渇いていた。
いや、渇いているのはココロなのかもしれない。
己の心に感じる、満たされない隙間。
そして身体の中にも、虚のような間隙が在る。
そのどちらもが、口を開いて飢えていた。
飲み干さなければ癒されない渇き。
まるで飢えた獣の顎門ように、熱い雫が滴る。
濡れているのに、渇いている。
熱い身体を持て余す。
「はぁ……碇君」
自分の声とは思えない、甘い響きに驚く。
何故これほどまでに、切ない声を上げているのか。
切ないのは、身体なのか、心なのか。
満たされないのはどちらなのだろう?
「埋めて」
「埋める? の」
「塞いで。満たして」
息が早まる。苦しくなる。
狂おしい。
狂おしいほどに、虚ろだった。
114 :
泥濘・6:02/07/05 06:54 ID:8Pbzbv08
早く、と焦るレイに、シンジは応えられなかった。
シンジの身体も熱く滾っていた。
そしてシンジも、その熱さを持て余していた。
けれど……。
「どうすれば……」
戸惑う少年のくびれた腰に、巻き付くように太股を絡めた。
腕で身体を支えようとする少年の背中を引き寄せて、胸を合わせる。
両手両足でしがみ付く。
すると柔らかく濡れた虚ろな隙間の入り口が、熱く硬い少年の一部に
触れる。
「あっ……」
驚いたように、少年の身体が震えた。
ようやくレイは、少年の戸惑いを知る。
知らないのだ。身体を重ね、渇きを癒す術を。
「怖がらないで」
初めは恐ろしい思いをした事を、ぼんやりと覚えていた。
けれど何も、怖がる事など無い。
互いの身体が滾って居るのだ、何を躊躇う事が有ると言うのか。
「碇君と、一つになりたい」
第六話・了
いよいよか……盛り上がってまいりましたな(俺の股間も)。
遂に、約束の時が....
117 :
泥濘:02/07/09 23:30 ID:M3lqunPB
118 :
泥濘・7:02/07/09 23:31 ID:M3lqunPB
溜め息のような吐息が漏れた。
甘い言の葉に酔っているのは、どちらだろうか?
「いい…の?」
「入れて……繋がりたいの」
蕩けるようなレイの瞳を、シンジは見ていない。そんな余裕は無くし
ていた。自身の滾りを解放したくて焦っていた。
そしてレイ自身も、渇きに喘ぎ少年を省みる余裕が無い。
ただ目を瞑り、その時を待ち構える。
まるで、もう一つの心臓が波打っているかのようだった。
胸の内で高まる鼓動と共鳴するように、胎の底で脈打つ塊を感じる。
自分では触れる事の出来ないそれに、少年なら触れる事が出来る筈だ。
飢えて渇いて飲み干そうとする、得体の知れない熱い塊。
胎の底に、恐ろしい生き物を飼っている。
日常は飢えている事を意識しないのが、別の生き物である証拠だ。
汗に塗れた肌が渇くと、腹の底の獣が目を覚ます。
目を覚ませば、癒されるまで眠りはしない。
「んっ……」
息を詰めて、少年が腰を退いた。
熱い先端が揺れながら、間隙に触れる。
常に虚ろな、胎の底へ通じる隙間。
満たされる時だけ癒される。
癒される時に陶酔を感じる。
119 :
泥濘・7:02/07/09 23:32 ID:M3lqunPB
「はっ」
押し付けられる圧迫感に、レイが息を飲む。
熱く滾って濡れてはいるが、前戯を知らない二人を繋ぐ間隙は、まだ
固く閉ざされて容易には開かなかった。
その狭い隙間を抉るように、先端が入り込む。
「ああっ」
レイの背筋が仰け反る。
絞るような喘ぎが漏れる。
キリキリと軋むように、少しずつ隙間が押し広げられていく。
疼くような痛みと、圧倒的な存在感が、瞼の裏を真っ赤に染める。
「止まらないでっ」
余りの狭さに躊躇する少年の腰を膝で引き寄せ、背中に回した腕に力
を込める。
一息に埋められたかった。余りに渇いていた。
「あっ……熱いよ」
少年が漏らした吐息は、レイにとっても同じ事だった。
胎の底めがけて穿たれた路が、少年の体温で満たされていく。
少しずつ進んで、下腹が重なり合う。
一分の隙も無く肌が重なり合った時、身体の中の飢えた獣が、少年の
先端に触れた。
120 :
泥濘・7:02/07/09 23:33 ID:M3lqunPB
「はあっ」
その感触に短く喘いで、一層強くしがみ付く。
ようやく隙間が埋まった。
満たされない、癒されない隙間が。
少年の前髪が額に触れる。頬が重なり、吐息が耳にかかる。
「綾波……」
耳朶を打つ声すらも心地好かった。
荒い息を吐きながら、少年の頬に頬を寄せる。
「はぁ……碇君」
目を瞑り、息を吐く。
重ねた胸と、入り込んで繋がった胎の中。
そのどちらもが、鼓動していた。
二つの身体に、四つの熱い鼓動が響く。
「あっ……うっ」
狭い隙間が僅かに軋むと、少年が呻いた。
震えているのは少年のモノだろうか。
それとも少年の一部を呑み込んだ、自分の胎だろうか?
繋がった部分が震えていた。蠢いていた。
まるで別の生き物のように。
そして、その震える脈動が一つに重なっていく。
121 :
泥濘・7:02/07/09 23:34 ID:M3lqunPB
「あ…あ……だ…だめだよ。もうっ」
胎の底で、熱く硬い少年の一部が更に膨らんでいた。
張り詰めて、大きくなる。
逃げようとする少年の身体にしがみ付く。
「あ…あ…綾波っ」
くうっ……と息を吐きながら、少年の先端から熱い飛沫が迸る。
注がれる。胎の底へ。
「んんっ」
固く目を瞑り、その熱さを受け止める。
奔流は一度では収まらない。二度、三度、震えるように絞り出す。
ただ繋がっただけで、まだ動きもしないうちに、レイの身体の熱さと
狭さに、少年は果てた。
「あぁ……ああ」
溜め息が漏れる。
互いの身体が震えているのを感じながら。
「ああ……ごめん……中で」
溜め息と共に呟きながら、しかし時折思い出したように蠢く。
また少し、吐き出される。熱い飛沫。
122 :
泥濘・7:02/07/09 23:35 ID:M3lqunPB
最後の一滴まで受け入れる。
胸を合わせた少年の肌が、冷めていく。
しかしレイは、その手足を解こうとはしなかった。
まだ陶酔には、遠い。
「離れないで」
身体を起こそうとした少年の背中を抱く。
荒い息。細い腕の中で少年が息づく。
「まだ、離れないで」
レイは繰り返した。少年の耳元で。
全てを放ってもなお、胎の中の熱さは冷めていなかった。
しかし、張り詰めた硬さは徐々に失われていく。
締め付けるレイの中でゆっくりと萎えていく。
「ごめん……気持ち…良すぎて……」
なにもしない内に一方的に果ててしまった事を、少年は恥じているよ
うだった。
俯いた瞳が、照れを隠して苦く笑っている。
レイは少年に唇を寄せた。また舌先が絡み合う。
互いの肌を手の平で確かめる。
合わせた胸にもう一度、吐息と鼓動を感じる。
レイは待つつもりだった。
再び、少年が張り詰めるのを。
第七話・了
漏れの初号機の暴走が止まりませんが、何か?
>>117 エヴァ板でも話題に上がってたから見てる人は見てますよ、がんがれ。
不倫まだー?
age
>125
その件につきましては、前向きに善処していきます。
幾度目の絶頂を迎えたレイが、ゆっくりと
倒れ込んでくる。痛い程、隆起した乳首を
胸に感じながらそっと空色の髪に指を絡める。
「レイ......済まない.....」
柔らかな、本当に柔らかな微笑みを浮かべているレイ
自分の存在が、彼女を苦しめている。
「何故?」
「未練....なんだろうな」
「私の体に?」
一瞬、目が合い時が止まる。
次の瞬間、ほぼ同時に吹き出す。
ああ、同じだな...あの頃と、ふとそう思う。
続きます。
2
あの頃の記憶を手繰る行為は、味気ない電子音によって
打ち切られる。
「あっ....」
電話に出る為に浮かした腰を掴まれたレイが
避難めいた声を漏らす。
彼の手が備え付きの受話器を取り、彼女の前に差し出す。
震える手で受け取ると、息を吐き呼吸を整える。
「はい、碇です」
その言葉に顔を歪めると、快楽の余韻に浸っていた
己の分身を思い切り突き上げる。
「ッぁあ!!駄目....駄目です...」
とっさに受話器を手で塞ぎ睨むが、真っ赤に充血した
クリトリスを擦られさらに矯声を上げてしまう。
力の抜けたレイから受話器を奪うと、耳に当てる。
聞こえて来るのは、妻を気遣うシンジの声だった
「久しぶりだね...シンジ君」
続くのです。
少し練り直してから
出直します。
ご迷惑おかけします。
少し練り直してから
出直します。
ご迷惑おかけします。
132 :
泥濘:02/07/20 06:46 ID:jg3Cq0yF
ぷちスランプ中。今月中には続き上げられないかも。
>>123 ありがとうございます。
しかし私の内臓電源は活動限界が近いです(苦笑
>>124 あ、そうなんですか。
エヴァ板はあまり真面目に読んでないので気付きませんでした。
エロ小説スレぐらいは一応目を通してますが……。
エロネタは原則禁止なんですよね、確か>エヴァ板
↓余りに長いんで過去ログ一覧
連番はブラウザ(ジャンプ)用、分割はカチュ(ポップアップ)用。
第一話
>>26-29 >26 >27 >28 >29
第二話
>>31-35 >31 >32 >33 >34 >35
第三話
>>57-60 >57 >58 >59 >60
第四話
>>93-98 >93 >94 >95 >96 >97 >98
第五話
>>102-105 >102 >103 >104 >105
第六話
>>109-114 >109 >110 >111 >112 >113 >114
第七話
>>118-122 >118 >119 >120 >121 >122
第八話↓
133 :
泥濘・8:02/07/20 06:47 ID:jg3Cq0yF
しかし、少年は身体を起こして、離れた。
「あ……あぁ……」
頼りなく硬さを失ったモノが、抜け落ちていく。
引き抜かれる喪失感に、レイは胸の底が抜けたような空しさを味わう。
満たされていた温かさが消え去り、少年を抱きしめていた腕の中にも、
虚ろな寒さを感じる。
虚空を掴むように、抱く身体を失った腕で、自分の胸を抱く。
「……ごめん」
汗に塗れたレイの白い肌を、少年が見下ろしていた。
「どうして謝るの?」
「え、だって……」
レイは少年を見詰めた。その、股間を。
白く濡れて、頼りなく硬さを失ったモノ。
身体を起こして、触れる。
「あっ」
少年が腰を退く。
レイは構わず詰め寄る。
「あ、綾波!?」
134 :
泥濘・8:02/07/20 06:48 ID:jg3Cq0yF
逆に少年に覆い被さるようにして、うな垂れたモノを手の中に収める。
白い指が絡む。少年のモノはレイの手の中で自在に形を変えながら、
再び熱くなりはじめた。
二人の身体から染み出した滴に塗れたそれに、口を付ける。
「うっ…ああっ」
少年が熱い吐息を吐く。
絶頂を過ぎたそれが過敏になっている事など、レイは知らない。
口に含んだモノは熱く、苦い。
少年の放った精が、白く濁ってまとわり付く。
その苦い液体を舐めて清める。
少年の肌が赤く染まる。
「あ……ああ……綾波…僕も」
少年の手が、レイの太股に伸びようとしていた。
意図が分からないで首を傾げたレイを、少年は強引に逆に向かせた。
レイは少年の身体を逆に跨いで、膝まづいた。
手の中にはまだ、少年のモノがある。
再び口を付けようと、かがみ込む。
「あっ…んんっ」
熱く滾ったまま求めていたモノを失った隙間に、少年の指が触れた。
レイは膝の力を失って、少年の身体に折り重なる。
逆向きに、躯を重ねた。
135 :
泥濘・8:02/07/20 06:49 ID:jg3Cq0yF
少年の胸にレイの腹が重なり、レイの胸に少年の細い腰が重なった。
一度放って、少年は落ち着いたのかもしれない。
レイの身体を子細に眺め、間近に口を開いたその間隙に、恐る恐る指
先を伸ばす。
「はぁ……」
レイの口から溜め息が漏れた。
覚束ない初めての性交より、手と口で弄ばれる感覚の方が、鋭い。
互いの熱い処に口付ける。
少年の口の中へ、レイの中から溢れた汚濁が流れ落ちる。
自分で放った苦いそれを、少年もやはり舌で清めた。
「気持ち、良いの?」
レイの吐息が少年の下腹を擽る。
互いの吐息を肌で感じる。貪るように、舐め合う。
蠢く舌の立てる水音が、狭い天井に木霊した。
「ん……触って……中も」
右手で少年のモノを掴み、口を付けたまま、レイは左手を己の股間に
伸ばして少年の指先を導いた。
どこに触れられると熱くなるのか、レイは知っていた。
細い隙間の付け根に秘められた、陶酔の中枢。
血流を集めて膨れたそれを、少年の唇に押し当てる。
舌先でなぞり上げられつつ、開いた虚ろな空隙に指を導く。
136 :
泥濘・8:02/07/20 06:50 ID:jg3Cq0yF
一度押し広げられたそこは、細い指を簡単に呑み込んだ。
挿し入れられる指に押されて、溜まった汚濁が流れて落ちる。
少年はそれも、唇ですくうように受け止める。
「は…あっ」
息を呑む。
腰が、背筋が、戦慄くように震える。
一番敏感な部分に唇を寄せられながら、胎の中を指で犯される。
その感触。
「もっと……キツく、して」
弄られる感触を確かめるように、レイは固く目を閉じる。
少年は微かな月明かりの下、目を見開いていた。
初めて見る、女陰。
綾織を思わせる複雑な紋様。
柔らかな肉襞が二重の秘唇を形造る。
「あふっ」
二本目の指に、軋む。
押し広げられる肉襞の隙間から、溢れて滴る蜜。
滴になって秘唇の合わせ目から落ちようとするそれを、少年は舌先で
絡め取る。
その舌先に触れて広がり、震える。もっと欲しくて、口を開く。
感触を確かめるように、少年を指を抜き、そして挿し入れる。
137 :
泥濘・8:02/07/20 06:52 ID:jg3Cq0yF
「んんっ」
少年のモノを口に咥えたまま、レイが喘いだ。
熱い吐息と、声にならない声が、少年を刺激した。
悦楽への途を見つけたのだ。その方法を。
差し入れた二本の指を、ゆっくりと前後させる。
唇と舌先で、レイの敏感な花弁の付け根、蕾のような膨らみを啄ばむ。
「んっ…んんっ…ああっ」
堪らなくなって、レイが口を離した。
呼吸が追いつかなくなる。
瞼の裏が染まる。
渇望していた陶酔が、近付く。
「止めないで」
振り絞るような声で懇願する。
胎内で蠢く少年の指が、勢いづく。
「あっ…ああっ」
淫猥な水音が高まった。
少年の指を呑み込んだ胎の底が熱くなる。
少年の指を締め付け、妖しく蠢く。
その締め付けに抗うように、少年は指に力を込めた。
「はぁっ……ああっ……ああっ」
138 :
泥濘・8:02/07/20 06:54 ID:jg3Cq0yF
レイの吐息がリズムを刻む。
絶頂に向かって、一つ一つ階段を上るように、声音も上がる。
滑らかだった肉の隙間が、硬く強張る。
膝が揺れ、腰が前後に動く。
蕾を口にした少年の唇に、それを押しつけるように背中が反り上がる。
悦楽へ、陶酔へ、その頂点へ。
「はっ…あっ…んあっ…ああっ…ああああっ」
一際高い声を絞り出して、レイの身体が震えた。
身体が伸び上がり、少年の顔に熱い滴を降らせる。
「ああ……はぁ……は」
全身に力を込めて絶頂を貪り終わると、レイは手足を投げ出して弛緩
した。少年から身体を離して、狭いベッドに横たわる。
レイに寄り添うように、少年が向き直って髪に触れた。
「気持ち…良かった?」
半身を起こした少年に見下ろされるレイの肌は、滾る血潮に赤く染まっ
ていた。普通の人には有り得ない、抜けるように白い肌は、その中に流
れる血の色に容易に染まるのだ。
「お願い……もう一度……」
レイは知っていた……これがまだ、始まりに過ぎない事を。
第八話・了
∧_∧
( ;´∀`) ちんこ勃ってきた
人 Y /
( ヽ し
(_)_)
良いですなぁ
age
保守sage
続編希望。
とりあえず保守sage
保守
保守
現に今私の『パーソナル・コンピュータ』の前で
私の夫と娘と息子と御婆様とお爺様(遺影)と猫のギャラクシアンが大笑いしています。
娘が「なんなのですかこの人たち。同じ人間として恥ずかしいですわオーホホホォオホ」と笑っています
お爺様も写真の中で大笑いしておいでです。もし、あの時複上死しなければいっしょに笑っている事でしょう。
話はそれましたが、私はこの電子掲示板の閉鎖を要求します。
それは貴方達のためです。一日中『インターネッツエクスプロウラー』ばっかりやっている貴方達のためです。
さらに此処には、ウインエスエムという『ピアスアンドピアスソフト』があるらしいですね。
それは著作権を無視する極悪非道なSOFTSらしいですね。友人(国会議員)から聞きました。
さらに、それで『児童ポルノ』を受け取ったりしているらしいですね。私は貴方達を軽蔑の目でみます。
先程も、どこぞの『スレッド』にてハイパーリンクが張られていたものですから参考のためにと
クリトリスックしてみましたならばおよそ10歳の女の子のあられもない姿が私の『パーソナル・コンピュータディスプレイ』
に映写されているではありませんか!私はショックを受けました。『OH MY GOD』です。
私は叫びました。と同時に怒りを覚えました。このような犯罪ピクチャーで貴方達が『マスターベーション』
している所を想像すると鳥肌が立ちます。『マスターベーション』が悪いとは言いません。
現に娘もしています。しかし、犯罪画像とは如何なものか。私は招致しません。
さらに話は続きますがこの『巨大電子掲示板郡』は他の民族を馬鹿にする傾向にあるそうですね。
『韓国人はチョソ』など他の民族を侮辱する言葉が並んでいます。
さらに、卑猥で猥褻な言葉や画像が大量にあります。私は怒りを通り越してあきれています。
なんなのですか?貴方達は。未来有る、若者ですよ?
以上の事を踏まえて私はここの『プログラミング』を閉鎖要求します。
なんにせよ、猫の名前がギャラクシアンってのはどーかと思うぞ
ギャラクシアンsage
鋼鉄2age
釜山の谷のウリナラ 1984 ゴミを投げ捨て タンをまき散らし 歴史をねつ造するレイプの人…
天空の城ピョンヤン 1986 空からテポドンが降って来た…
となりの在日 1988 このへんないきものは、まだ日本にいるのです。たぶん。
アズーリの墓 1988 モレノとレッドデビルで勝とうと思った。
朝鮮日報の宅急便 1989 ねたんだりもしたけれど、私はげんきです。
おもひでねちねち 1991 私はニホンに謝罪要求する。
紅の豚キムチ 1992 カライとは、こういうことさ。
ニダがきこえる 1993 ソウル・夏・17歳
平成車合戦ひゅんだい 1994 売れなくたってがんばってるんだよ。
謝罪をすませば 1995 賠償の口実が、できました。
もののけ犬 1997 食べろ。
テーハミングッとなりの鄭夢準くん 1999 韓国勝利は、世界の願い。
北と朝鮮の神隠し 2001 不審船のむこうは、不思議の国でした。
ニダの仇返し 2002 慰安婦になっても、いいんじゃない?
保全
キャッチャー
::::::
::::::::,.:'⌒⌒.ゝ、
:::::::::::::::彡:ミノ/|/レソ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
:::::::::::::::::::`'ミソ0::.' -ノ < 保守はいいねぇ.... |
:::::::::_,,へ:::::::::::::::::/(´ヾ.yi.l \_______/
::::::::"ミミ,ヽ\:::::::::::l=`' ⌒ド;
::::::::::"ミミミヽヽ.__/`-- '|._|/
::::::::::::"ミミミ/:::: / ̄:ヾゝ 、ヘ彡
:::::::::::::::::::/:::::::/ /:::::: ___ 巛\\
───/:::::::,ゞ| (────/:::/ >_──\\────
;;;;;;;;;二三二 ̄二二;;;;;;;;;;;三三二 ̄ ;;;;=-
;;;;;;;;;;;;;;;;;;::: _ - _ ;;;;≡
::::::::::::::,.:⌒⌒.ヽ、
:::::::::::::l::::::: ,vwソ .。oO(背中が寂しいよ、カヲル君......)
::::::::::::::ヾw:0 Tノ
::::::::::::::/ ̄ ヽ.
154 :
修行中:02/08/16 03:38 ID:8ylbfcWZ
忙しいよぅ
156 :
修行中:02/08/18 11:23 ID:PR+Xu3II
>155さん
スパシン最高ですd(^-^)
>155
挿絵が見えない(;´Д`)
160 :
名無しさん@ピンキー:02/08/19 15:56 ID:XT2onLyc
>>159 158じゃないけど、そこから行こうとすると403になっちゃう。
162 :
名無しさん@ピンキー:02/08/20 14:35 ID:icU8eGj0
>>161ダウソロードソフトで落とせばいいんじゃないか。
163 :
名無しさん@ピンキー:02/08/22 23:44 ID:LCSPb162
age
164 :
名無しさん@ピンキー:02/08/23 16:24 ID:BGqyu0Sh
類話 ドラえもんの最終回 その2
ある日のこと、ドラえもんが急に動かなくなってしまった。
未来からドラミを呼んで調べてもらうと、原因は電池切れであることがわかる。
ところが、ドラえもんには予備電源がない。
実は旧式のネコ型ロボットは耳が予備電源となっており、そのためメインの電源を交換しても記憶データを引き継げるのだが、ドラえもんは耳をネズミに齧られて無くしているため、もし電源を交換してしまうと今までののび太との思い出が全て消去されてしまうというのだ。
ドラえもんの設計者を呼んで助けてもらうことも考えたが、ドラえもんの設計者が誰かというのは極秘事項扱いで明かされていないため、それは不可能なのだという。
のび太はそれを聞くとドラミに礼を述べ、ドラえもんをこのままにしておいて欲しいとだけ告げた。
数年後、のび太は海外留学から帰国して最先端技術を持つ企業に技術者として就職した。
ドラえもんが動かなくなったあの日から、のび太は変わった。
毎日毎日、あんなに嫌いだったはずの勉強に打ち込み、中学、高校、そして海外の一流の大学へと自らの力だけで進学したのだ。
就職後ものび太は最新技術を吸収しつづけ、超一流の技術者となる。
全てはある目的のため・・・
それからどれくらいの月日がたったであろうか。
のび太は自宅の研究室に妻のしずかを招き入れた。
研究室の中には、あの時と同じままのドラえもんの姿が。
しずかが黙って見守る中、のび太はドラえもんのスイッチを入れる。
不安はない。
なぜなら、のび太はこの日のためだけに技術者となったのだから。
「のび太くん、宿題は済んだのかい?」
部屋の中に昔のままのドラえもんの声が響いた。
ドラえもんの設計者の謎が明らかになった瞬間である。
165 :
名無しさん@ピンキー:02/08/23 17:55 ID:W9lzOoZf
それだと初回登場時の他人行儀なのはどう説明する?まぁ出来そうだが。
>164
ジュブナイル?
.'⌒⌒丶
′从 从)
ヽゝ゚ ‐゚ν まんこ濡れてきた
人 Y /
( ヽ し
(_)_)
169 :
名無しさん@ピンキー:02/08/30 21:31 ID:kUUDEU+P
>168
ハァハァ
170 :
名無しさん@ピンキー:02/09/02 18:35 ID:E3uEVjwT
n
171 :
名無しさん@ピンキー:02/09/05 18:29 ID:opcfVv0o
172 :
名無しさん@ピンキー:02/09/06 23:11 ID:AHiuEHou
きぼん
173 :
名無しさん@ピンキー:02/09/10 00:01 ID:q4GEDhf7
あげ
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,.:'⌒⌒.ゝ、:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::彡:ミノ/|/レソ::::::::::::::/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::`'ミソ0. ' -ノ:::::::::::< 星もいいねぇ..... |::::::::::::::::::::
:::::::::::::_,,へ:::::::::::::::::/(´ヾ.yi.l:::::::::::::::::\______/:::::::::::::::::::::
::::::::"ミミ,ヽ\:::::::::::l=`' ⌒ド;:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::"ミミミヽヽ.__/`-- '|._|/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::"ミミミ/:::: / ̄:ヾゝ:::::::::::::::::::::、ヘ彡::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::/:::::::/ /::::::::::::::::::::::::;;;;;;;;::::: 巛\\:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
───/:::::::,ゞ| (────/:::/ >_──\\───────
;;;;;;;;;二三二 ̄二二;;;;;;;;;;;三三二;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;三;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
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;;;;;;;;;;;;;l;;;;;; ,vwソ;;;;; 。;;; o;;;;;; O ;;;;;(出てないよカヲルくん、ムニャ);;;;
;;;;;;;;;;;;;;ヾw:0 ‐ノ;;;;゚;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
;;;;;;;;;;;;;;/ ̄ ヽ.;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
oremo
180 :
名無しさん@ピンキー:02/09/20 23:59 ID:nkYo7w5b
あげとくか
あぼーん
182 :
名無しさん@ピンキー:02/09/22 14:13 ID:hI0VBV0k
183 :
名無しさん@ピンキー:02/09/22 14:14 ID:hI0VBV0k
184 :
名無しさん@ピンキー:02/09/27 21:52 ID:UVqOziaz
保全vent
186 :
名無しさん@ピンキー:02/10/07 00:20 ID:urNJbs/A
あげ
モッタイナイ
保守
ほしゅ
191 :
名無しさん@ピンキー:02/10/28 17:49 ID:VpHSPYVL
レイたん(;´Д`)ハァハァ
192 :
名無しさん@ピンキー:02/11/09 15:28 ID:91fTBk2/
ほす
あぼーん
あぼーん
hosyu
196 :
名無しさん@ピンキー:02/11/19 15:37 ID:eM2u0v14
hosyu
197 :
名無しさん@ピンキー:02/11/19 21:29 ID:dlElA2eq
あぼーん
あぼーん
200 :
名無しさん@ピンキー:02/11/20 02:22 ID:2GGJhlFM
この板の自然消滅だけは避けたい。よってage。広告職人にN2の鉄槌を。
この板の自然消滅だけは避けたい。よってage。広告職人にN2の鉄槌を。
あぼーん
書き方忘れちゃったなー(をい
余りに長いんで過去ログ一覧
連番はブラウザ(ジャンプ)用、分割はカチュ(ポップアップ)用
面倒なんで過去ログへのポインタはこれで最後にします。
第一話
>>26-29 >26 >27 >28 >29
第二話
>>31-35 >31 >32 >33 >34 >35
第三話
>>57-60 >57 >58 >59 >60
第四話
>>93-98 >93 >94 >95 >96 >97 >98
第五話
>>102-105 >102 >103 >104 >105
第六話
>>109-114 >109 >110 >111 >112 >113 >114
第七話
>>118-122 >118 >119 >120 >121 >122
第八話
>>133-138 >133 >134 >135 >136 >137 >138
第九話↓
204 :
泥濘・9:02/11/30 09:58 ID:0vv8laZU
うつむきに身体を伸ばし、腹の下に枕を抱える。
前に向き合って絡み合うのが好みだったが、少年はレイの背中を見た
いのだと言った。
「綺麗だ……ね」
月明かりに浮かぶ白い肌。
日の下では蒼い程に感じられる薄い肌だが、月の下では流れる血潮の
色を映して真珠色に染まる。
頼りないうなじが薄い肩に繋がり、滑らかに張り詰めた背筋を経て、細
い腰と柔らかな尻へと流れる。その曲線。
少年はそのラインを確かめるように、レイの背中へと手を伸ばす。
そしてゆっくりと、撫で擦る。
まるで手の肌で味わうように。
「はやく」
レイは滾って居た。
いやむしろ、焦って居た。
優しく触れられても再び渇くばかりだ。
それでは飢えは、渇きは、癒されない。
ベッドに顔を埋め、柔らかな丸みに自ら手を伸ばし、双丘の間を開く。
白い肌の中心に隠された、肉色の隙間。
淡い血潮の色に染まり、溢れた蜜と塗り付けられた唾液に光る。
205 :
泥濘・9:02/11/30 09:58 ID:0vv8laZU
「う……うん」
少年は息を飲む。
その光景を艶めかしい、淫靡なものだと思える程には、慣れていない。
むしろ妖しい。
屹立する肉欲の滾り、等という極単純な己のそれとは違う。
まるで別のロジックを備えた異形の物体と思えた。
淡い月光に照らされ、濡れた肉色がてらてらと光り、飴細工の様な綾織
の肉襞が複雑な曲線の中心に底の知れない穴を広げて誘う。
少年は、これが自分を呑み込むのだと覚悟を決める。
足を揃えたレイの後ろに膝を着く。
レイが広げた隙間に向かい、自分のモノを低く構える。
小さく口を開いた、花弁の中心。
柔らかく血潮に膨れ、密に光る間隙。
赤く張り詰めたモノが、レイの柔らかな秘芯に触れる。
「んっ」
レイは息を詰めて、その瞬間を味わう。
揃えた足に感じていた重みが消え、同時に虚ろな空隙に熱い鼓動と
圧迫を感じた。
「んっ……あっ……ああっ」
206 :
泥濘・9:02/11/30 09:58 ID:0vv8laZU
水が零れるような音がして、レイの隙間が埋まっていく。
熱い胎の中に、なお熱く少年のモノが突き刺さる。
その硬さ。熱さ。
微かに脈打つ様子すら、鋭敏に滾った肌は感じ取る。
少年の手がシーツを滑り、レイの胸の下に収まる。
背中に重なる肌の熱さを感じる。
俯伏せに伸ばしたレイの身体を、覆うように少年の肢体がぴたりと重
なった。
腕だけが身体を抱くが、伸ばした両足も絡むように重なっていた。
そして、汗ばんだ後ろ髪にかかる吐息。
少年は不意に、レイのうなじに唇を寄せた。
「はっ……ん」
舐めるような口付け。
粟立つ肌を逆撫でる感触に背筋が奮える。
そのまま耳の裏を辿った舌先が、柔らかな耳朶を噛む。
「んっ…あっ」
レイの肌は鋭敏だった。
熱く濡れた肉色の間隙だけではない。
少年の掌に握られた乳房も、呼吸を感じる背中も、舌先に弄ばれる耳
朶すらも。触れられ、重なり合う肌の全てが、研ぎ澄まされたように張り
詰めていた。
207 :
泥濘・9:02/11/30 09:59 ID:0vv8laZU
「どう…して?」
まるで食べられているようだと感じる。
少年の唾液が耳を濡らし、頬を垂れる。
少年は重なる腰を動かすよりも、後ろから抱きすくめたレイの首筋や
髪や耳を貪る事に夢中になった。
それはけして、不快な感触ではない。
むしろ重なり合う肌の熱さと相まって、一層レイを燃えさせる。
しかし理由が、分からない。
「分かんない……美味しそう、だからかな」
そう言って、少年は再びレイの耳朶を口に含んだ。
擽ったさに笑むように顔を歪めるレイの横顔を見詰めながら、少年は
レイの薄い耳朶の襞に舌先を這わせた。
そうして食べられる感触は、むしろもどかしかった。
淡すぎる。
優しすぎる。
「や……あっ」
耳の穴まで舐められて、レイが呻く。
そして、願う。
もっと強い刺激が必要だった。
208 :
泥濘・9:02/11/30 10:00 ID:0vv8laZU
「いや……もっと……噛んで」
合わせた肌の間で、逃げ場を失った汗が溶け合いはじめていた。
肌がその狭間を見失っていく。
いっそ一つに溶け合えたなら。
この身体が、境界(はざかい)を無くして、意識すらも失って。
それこそが絶頂なのだ。
「噛む……の?」
「ん」
小さく肯いたレイの横顔に、少年は歯を立てる。
耳朶に歯を立て、頬に触れ、うなじに噛み付く。
首筋に歯を立てられた時、レイの身体が大きく震えた。
胎の中までが震えていた。
尖った犬歯の突端が肌に跡を残すのを感じる。
頚椎と動脈が、彼の顎門(あぎと)の下に有る。
もし少年が捕食者であれば、その一撃で彼女は命を失うだろう。
肉食獣に食い殺される刹那、草食動物は恐怖から解放されると言う。
気道と頚動脈を強力な顎門に捉えられ、締め付けられて命を落とす。
その余りの……恍惚に、我を忘れて……そして死ぬのだ。
209 :
泥濘・9:02/11/30 10:00 ID:0vv8laZU
少年は、一層強く歯を立てた。
「んんっ……ああっ」
少年のモノを包んでいたレイの胎が、震えて縮む。
収縮して、一分の隙も無く少年の熱い滾りを握り締める。
「うっ……あぁ」
その力強さに、少年も呻いた。
じゅくっ……と音を立てながら、濡れた隙間から蜜が溢れた。
「気持ち…良いの?」
レイの反応は分かりにくい。
大きく声を上げる事も無ければ、派手に喘ぐ事も無い。
ただ身体を固くして、震える。
それが、彼女なりの快楽の表現なのだ。
「んぁ……もっと」
絞り出すような震えた声で、レイが懇願した。
胎の底が、震えていた。
レイを悦楽の虜にする肉欲の中心が、熱く滾る。
210 :
泥濘・9:02/11/30 10:01 ID:0vv8laZU
丸く固い、胎の中心に沈んだそれが、熱く熱く、燃える。
少年の先端に触れて目覚めたのだ。
……渇いていた……。
飲み干さなければ癒されない渇き。
身体の中心に、熱い滾りを迸らせようと、腰がうねる。
背中に少年の身体を乗せたまま、レイの細い身体が蠢く。
「お願い……動いて」
か細く、むせび泣くような声……吐息と共に漏れる声。
密に塗れた胎の底で、少年もそれに気が付いた。
熱く固い、塊。
それが己の先端を鷲掴むように、突き当たっている。
これが、少女の……。
「ああっ」
確かめようと、重なった腰に力を込めて、少年は驚く。
自分の身体を押しつけた柔らかな双丘の弾力。
そして、奥底で突き当たったそれの、熱さ。
周りを握られる感触とはまた違う。奥行きの限られたそこを穿つよう
に繰り出す時に得られる、快感。
痺れるほどの……。
211 :
泥濘・9:02/11/30 10:01 ID:0vv8laZU
「あっ…ぅうっ……そう、もっと」
奥底を付き当てられて、レイの胸が大きく息を吐く。
溜め息のような、鳴咽のような。
「良いの?」
「突いて…もっと……お願い……ああっ」
少年は、動いた。
己の意志で動いたと言うよりも、それは本能が繰り出した律動だった。
少年の身体を衝き動かす、原始の本能。雄の獣欲。
突端にぶち当たるそれが、行き着く果てなのだと、身体が知っていた。
「ああっ…はあっ…んあっ」
唐突に力強く動き始めた少年の身体の下で、レイが啼いた。
羽交い締めに組み伏せられ、衝き動かされる。
屈服と共に味わう、悦楽。
新たな汗が滲んだ。
血潮に染まり肌が燃えた。
待ち望んだものが近付いてくる予感。
「もっと、もっと突いて。めちゃくちゃにしてっ」
狂おしい……いや、いっそ狂いたい。
とりあえず今回はここまで。
神、再臨!!
カミ!!
214 :
泥:02/11/30 12:53 ID:0vv8laZU
即レスどうもです>212 >213
マターリ進めたいんでsageレス感謝です。
.'⌒⌒丶
′从 从)
ヽゝ゚ ‐゚ν まんこ濡れてきた
人 Y /
( ヽ し
(_)_)
↑
上の方に有ったAA、ありがとございます。笑いました。
キタキタキタキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!
神は生きていた‥‥‥‥‥!!!!
神の作品は単なるエロってんじゃなく、読めるエロってのがいいネ。
単純なぎしぎしだけでなく、細かい心理や情景描写も交えてってトコが。
またーりペースで次回作も激しく狂おしく期待してます。
徐々に興奮が高まっていくなぁ〜。
クライマックスに期待。
>214
どこかのエヴァサイトに投稿したりしないんですか?
2ちゃんねるだけに留めて置くのは勿体無いような気も…
218 :
泥濘:02/12/05 22:53 ID:iosOxQGS
>215
あんまりおだてると木に登りますが?
>読めるエロってのがいいネ。
こう言って頂けるのは有り難いですが、そろそろエロではなくなる予感(w
>216
どう終わらせるか考えないで書き始めたので……。
その場その場で盛り上げてつないでるだけと言うのは多大な(略
>217
余所様のサイトへの投稿は……あんまりどうですかねえ(汗
何が言いたいのか良く分からんシロモノが出来上がる予定なので。
ただ最後まで書けたらまとめて読めるようにはしたいです。
第一〜第八話
>>203参照よろ。
第九話
>>204-211 >204 >205 >206 >207 >208 >209 >210 >211
第十話↓
請われるままに、少年は動いた。
細い身体に回した腕に、一層力を込める。
二人の身体を繋ぐそれが生み出す快感に、酔う。
「あうっ…あっ」
奥底めがけて突き入れると、繰り出した先端がレイの胎の中心に届いた。
柔らかな双丘の弾力に身体を預け、その丸みを味わいながら身体を引く。
引き抜かれるそれが水音を立てる。二つの身体に一瞬隙間が空く。
即座に再び突き入れる。奥底に突き当たり、その狭さに痺れる。
抱き締められたレイの身体から、吐息が漏れる。
「あっ…はぁっ…んふっ」
少年の律動に合わせ、レイが吐息と共に押し殺した声を発した。
回された腕に手を添えるように、胸を押さえた手を掴む。
片手を胸に掴ませたまま、腰を浮かせて腹の下へと手を導く。
指先が股間へ届いた。
蜜に塗れた秘芯が、花弁に収まりきらないほどに膨れていた。
レイが何を期待しているのか理解した少年が、指先で柔らかな膨らみを
摘まんだ。
「ひぁっ」
その声は、悲鳴に似ていた。
少年の胸がレイの背を滑る。
折り重なる二つの身体の間で、逃げ場を失った汗がまとわり付く。
ぶつかる肌を滑らせるように、絡み合わせるように、重ねた肌を濡らす。
擦れ合い粟立つ肌もまた、鋭敏に張り詰めていた。
けれど、まだ足らない。
「んは…あっ…もっと…お願い」
レイは苦しく喘ぎながら、更に少年に請う。
組み伏せられ、抱き締められ、貫かれ、弄[まさぐ]られても尚、足らない。
絶頂へ至る道程の、最後の急峻な坂を登り切るには、優しすぎる少年の
律動と愛撫は、どちらもがもどかしかった。
レイの懇願に応え、少年が更に速く腰をうねらす。
しかし衝き動かす勢いにはまだ優しさが感じられた。
それに没頭する事への躊躇いが感じられた。
レイが望む高みには、それでは届かない。
もっと狂おしく、感じたかった。
その肌を、その熱さを、その猛りを。
蹂躪され、翻弄され、貪られ、襤褸切れのように擦り切れたかった。
レイは自分の身体に巻き付く少年の腕を解く。
「綾波?」
少年自身は早くも、迸る予感に張り詰めていた。
忙しい律動を遮られて訝る。
息を整えるように数度溜め息を吐き、レイは滑らかな背筋を捻じって
少年を振り返る。
「前から……抱いて」
相手の身体にしがみ付いていなければ、己の手足で絡み合わなければ、
求める悦楽の窮みに達しない事を、レイは知っていた。
半ば引き抜かれたそれが身体を繋いだまま抜け落ちぬよう、長い足を
畳んで身体を転じる。
身体を起こした少年の細い腰を、太股で掴む。
胡座をかいて座った少年と向き合うように、レイもまた身体を起こし、
白い腕で少年の肩を引き寄せた。
「……抱き締めて……」
溜め息のような吐息と共に求めた。
誘われるままに少年が胸を合わせる。
まとわる汗がレイの膨らみと、少年の薄く固い胸を張り合わせる。
互いの腕が背に回り、頬が触れ合う。
首筋が絡む。耳朶を舐め合い、歯を立てる。尖った感触に背筋が震えた。
擦り合わせるように鼻先で触れ合う。そして、重なる唇。
「んんっ」
はじめから唇を開いて口付けた。
互いの口腔に舌先を捉え合い、吸い合う。
溢れた唾液が糸を引く。
吸い合う唇が淫靡な水音を立てた。
息を奪われて目が眩む。
ざらついた舌先が別の生き物のように絡み合い、貪り合った。
「んっ……はぁ」
存分に味わい合って、離れた。
レイの細い顎が、二人の零した唾液に濡れていた。
「……動いて」
瞳の中に少年の顔を映し、蕩けるように頬を染めて、レイが呻いた。
少年は再びその首筋に顔を埋めた。
鼻先で擽り、唇で吸い付き、犬歯で顎の付け根を捉える。
耳の下から、顎の裏へ。
頚動脈がもっとも皮膚に近いその場所が、レイが一番鋭敏に陶酔を感じ
る処だった。
「は…あっ…早くっ」
喉元に顎門を突き付けられ、その感触に背筋を震わせながら、裏返った
細い声が糸を引くように啼いた。
急かすようにレイの腰が上下する。
柔らかな、けれど思いがけず力強い太股に挟み付けられた少年の腰も、
それに連れて動き出す。
レイのリズムに合わせるように、少年が再び動き始めた。
背中に回した腕に力を込め、二つの身体を固く結び付ける。
応えるように、レイも絡めた手足に力を込めた。
二つの身体に挟まれて、鋭敏な花芯がますます膨れた。
それを更に擦り付けるように、少年の腰を挟み付けた太股に力を込める。
軋むように、うねるように、固く結ばれた二つの身体が揺れた。
胎の底で、少年の先端がレイの奥底を突く。
瞼の裏が朱に染まり、待ち望んだ場所が近付く。
向き合い、絡み付くように座る二人が存分に動くには、背中を抱き締め
合っては不自由だった。
巻き付いていた腕が徐々に下がり、少年の両手がレイの腰を後ろから
掴む。二つの身体がぶつかり合う場所を後ろから支えるように、丸く突き
出した尻の肉を鷲掴む。
「あっ…んんっ……んはっ!」
汗に濡れた柔らかな弾力に手が滑り、双丘の狭間に指先が触れた。
溢れた愛蜜に濡れ、小さな襞の集まりが、二人の律動に連れて戦慄いて
いた。前の蕾にそうしたように、後ろ側にも指先で触れてみる。
「んあっ!」
思いがけない刺激に、レイの吐息が弾けた。
少年の指先が、意志を持って再びその場所を探る。
「ん…あっ…やっ!」
身体を重ねて初めて、レイが拒絶を口にした。
レイは陶酔の頂点に近付きつつある今、慣れない刺激に気が散る事を
嫌がったのだが、その声が少年を燃えさせた。
「あっ…いやっ…あっ」
愛蜜に塗れたそこを押し開くのは、容易かった。
レイの後ろの小さな隙間に、少年の指先が侵入する。
その固い感触に、柔らかな胎が収縮する。
異物を感じて、むしろ感覚が研ぎ澄まされる。
「んんっ…ああっ」
違和感と嫌悪を感じたのも束の間、後ろから圧迫されて増した刺激に、
レイは喘いだ。
「凄……狭い」
少年が思わず呟く。
受け入れる為の隙間よりもはっきりと狭いそこもまた、やはり胎の中に
は違いない。柔らかな肉の襞が纏わり付くように指先を押し包む。
隣りで動く自分のものすら感じられる。
そして、喘ぐのに合わせてレイの身体が中から蠢いているのも。
「ひあっ…はぁっ」
少年は更に深く指を捩入れる。
今度も、レイの息がはっきりと呼応した。
それに乗じて更に指を一本、滑らせる。
無垢な身体を汚しているような、傷付けているような。罪悪感にも似た
痛みを感じる。今この場でなければとてもそんな事は出来はしない。
それが少年を猛らせた。
「痛っ…やっ」
侵入する少年の指を拒むように、レイの身体が強張る。
しかし同時に、少年の腰を挟む太股は、もっと強く絡み付く。
狭い隙間を無理矢理こじ開けるように、二本目の指が潜り込んだ。
「あっ……あぁ…はっ」
喉を仰け反らせ、眉根を顰めてレイが喘ぐ。
その白く、無防備な喉元に、歯を立てる。
無垢な肌に噛み痕が付く程に。
少年の行為は、レイな身体を既に汚している。
罪が二つでも、三つでも、もはや差は無いと思えた。
「いあああっ」
レイの細い髪が乱れる。
嬌声と言うより、悲鳴。
喘ぐと言うより、啼いている。
けれど、悲鳴と共にレイの手足は少年の身体を一層掴んだ。
前後に、上下に、妖しくうねる腰は、止まらない。
「ああっ…碇君」
唐突に名を呼ばれ、少年が目を見開く。
間近に見えたレイの瞳が少年の顔を捉えていた。
「もう少し……お願いっ」
レイの眦に、涙が光った。
何がそこまで、彼女に求めさせるのだろうか?
一瞬躊躇したがしかし、更に激しく突き上げる事でそれに応えた。
「あっ……あはぁっ」
レイの瞼に、朱く血潮に染まった瞼の裏に、煌く光が見えた。
瞬くように、降り積もるように、小さな光の粒子が舞う。
少年の荒い息使いと、肌と、胎の中を満たす熱さ。
己の吐息もやがて、遠ざかる。
待ち望んでいた、モノ。
それは場所なのか、感覚なのか、それとも時間なのか。
まだ手に入れた事が無いから、分からない。
けれど、産まれた時からレイはその高みを、待ち望んでいた。
孤高――何人も招き寄せる事の無い、頂き。
そこに到達できるのは我だけである。
そして、それが自らの命に課せられた使命であると。
身体が、血潮が、本能が、それを求めていた。
彼の人が道筋を指し示してくれたがしかし、それは重ねられた訓練、
準備の日々に過ぎなかったのだと、今この刹那に、理解する。
「碇君っ……碇君」
少年の名を呼ぶ声も、遠くなる。
衝き動かされ、上下を見失う。
落ちる。浮遊する。溶ける。千切れる。バラバラになる。
身体を見失う。意識すら曖昧に拡散する。
しかし、まだ、その先が有る。
瞼の裏に舞う光の粒が、数を増した。
中心に焦点を結び、強まる。
そして見えた光芒……眩いばかりの。
レイは目を開けた。
暗闇に見た幻影ではない。
目を見開いてもなお、光は消えはしなかった。
降り注ぐような光に包まれていた。
「あっ……ああっ…綾波っ」
胎の底で、少年が弾けた。
その時、一瞬が無限に引き伸ばされた。
否――永遠が刹那に凝縮された。
否――世界の全てが、レイの中に産まれた。
少年の猛りは、昂ぶりは、血潮より熱い奔流となって溢れた。
その先端より、堰を切ったように流れ出す。
拍動。身体の全てが絞り出されるような、脈打つ流れ。
一度、二度、三度。迸る。
穿つ。入り込む。流れ込む。
届く。レイの奥底へ。
まだ隠された彼女の秘密に触れる。
そこに届くのは、少年のそれだけだった。
はじめから仕組まれていた。作られていた。
全てはこの時の為に。
「あ……あ……ああ」
レイは全てを見た。
レイは全てを見失った。
肉体が、血潮が、意識が、バラバラになり、溶けた。
風に乗って吹き上がる、砂の粒子のように。
そして降り積もる。
熱い熱い、泥のように。
「 い か り く ん ……」
レイの声は、虚空に消えた。
泥濘・一部完
良い。良いぞ。
第一部完結お疲れでした。
楽しませていただきました。
第二部も期待しております。
まさに神だな
いつの間にか再開してる━━(-_-)━(_- )━(- )━( )━(. ゚)━( ゚∀)━( ゚∀゚ )━━━━━━ !!!!
233 :
泥濘:02/12/07 15:45 ID:ZwAttCd3
>229-232
まとめレスでスマンす。ご声援ありがとうございます(平伏)。
こんな感じで深く静かに潜航したままマターリ進むのが理想。
これからもsageレスでご愛顧宜しくお願いしますです。
第一〜第八話
>>203参照よろ。
第九話
>>204-211 >204 >205 >206 >207 >208 >209 >210 >211
第十話
>>219-228 >219 >220 >221 >222 >223 >224 >225 >226 >227 >228 長っ!(w
第十一話(第二部一話)↓
レイは暗闇の中で目を覚ました。
いつもと同じように、手足を包む冴えた冷気に身震いする。
手探りで壁を探る……身体が覚えた通りの場所に、灯かりを点けるスイ
ッチを見つける。パラパラと頼りない音を立てながら、瞬いて点る蛍光灯。
見下ろす己の姿は裸身ではなく、病院着のような薄い色の寝間着に身を
包んでいた。
他に目に映るものはと言えば、やはり見慣れ過ぎた風景。
薄汚れた天井と、ちらつく蛍光灯と、破れた衝立てと、リノリウムの床。
自分の手を顔に近づけて、匂いを嗅ぐ。
これも身体に馴染んだ匂い、LCLの発する鉄錆に似た血の匂いがした。
レイは寝間着を脱ぐと衝立てに掛けた。下着は身に付けていない。
いつものようにシャワーの下に立ち、錆びたコックを捻る。
はじめ冷たく、やがて温んで流れる水流に身を晒す。
髪から、手足から、まとわり付くLCLの匂いを洗い流していく。
汗が乾いた肌の、粘つくような感触はしなかった。
むしろ洗う必要を感じない程に、水気を含んだ艶やかな肌だ。
少し小首を傾げながら、それでも身に着いた習性通りに一通り身体を流
し終える。
そしてこの部屋に一つしかない備品、大きなタオルに身を包む。
寒い夜は肌を隠し、水を浴びれば身体を拭く。
擦り切れそうなベッドのシーツすら、取りかえられた事が無い。
それらを疑問に思った事は、無かった。
不快であれば水で洗い、しばらく乾しておけば良い。
いつものように身体を拭き清めると、流れる湯の下にタオルを広げ、
足で踏む。
これは誰かに教わったのだろうか? 定かでは無い。
服を着るのも、素肌を隠すのも、外に出る時にそうするようにと教えら
れたから……それ以外に理由は無かった。
そこでようやく、朧げに感じていた違和感の正体に気付いた。
風が吹いていたはずだ。
月に照らされ、揺れるカーテンを眺めていたはずだ。
住み慣れたもう一つの部屋で、始めて月を眺めていた……。
そして、月に照らされた少年の顔。
意識が途切れる刹那の光景が思い出される。
光に包まれ、己の身体が意識されなくなっていく、長い長い一瞬。
あれは月の光だっただろうか?
いや違う。月の光とも、陽の光とも違っていた。
もっと純粋な光。清冽で、眩くて、それでいて静かな光。
胎の底に放たれた、少年の精。その熱い迸りと、脈動。
確かにそれをこの身に受けた。
身体の底から湧き上がる何かに身を震わせた。
そして意識は、弾けて消えた。
かき消される意識が遂に暗転し消えるまでの、長い長い一瞬。
何か大切な事を理解した気がする。
それが何であったのか、思い出せない。
レイは部屋を見渡す。
身体を包む物は、先程脱いだ寝間着しか無い。
いつもなら床に落ちているはずの制服も無い。シンクロテストに備えて
いるなら用意されているはずの、プラグスーツも無い。
このまま裸で居ても良いかとも思うが、肌寒さを感じた。
寒い時に身を包むタオルは、今濡らしてしまったばかりだ。
だから再び、脱いだばかりの寝間着に袖を通した。
嗅いでみると、やはりせっかく洗い流したLCLの匂いが染み付いてい
た。けれどそれは、何処か落ち着きを感じさせる匂いでもあった。
目覚める前にずっと嗅いでいたせいだろうか? それとも通い慣れた
ダミーシステムのテストベンチのせいか。
その匂いに包まれて居るのが当然、と身体が感じていた。
所在無く、上ると軋む背の高い寝台に座る。
今が何時なのか、何かこれから始まるのか、そもそも待機中なのかどう
か。何をすべきか判断する材料は何一つ無かった。
何故ここに居る? 自分はどうやってここに戻って来たのだろう?
その時、重い扉が開いた。ぼんやりとそれを見詰める。
暗い廊下から一歩部屋に入る、長身痩躯の男の姿が目に映る。
「碇司令」
「目が覚めたか……レイ」
「はい」
この部屋で声を聞くのも、姿を見るのも、珍しい。
いつもは闇の中、無言で泥のように絡み合うだけだから。
表情を隠す眼鏡の奥に、微かに戸惑いと優しい気遣いを感じる。
「あの部屋に居た事を、覚えているか?」
「はい」
「そうか、ならば良い」
それだけ尋ねて、男は部屋を後にした。疑問を口にするという習慣は、
レイには無い。彼の人が尋ねる事に答えれば会話は終わる。
何故なら彼の人が全てを知っているのは、当然だから。
彼の人がそれを告げないという事は、レイには知る必要が無いという事。
入れ替わりに現れたのは、白衣の女性。
ダミーシステムの開発を担う、赤木博士。
「着替えを持って来たわ。今日は学校へ行きなさい」
「はい、博士」
彼女もまた、レイに対して世間話をするような無駄は行わない。
用件を告げ、そして去る。
新品なのかクリーニングに出されていたのか、ビニールに包まれた学校
の制服と、見慣れた鞄。それに朝食らしき食べ物を載せたトレイと、いくつ
かの薬と水が部屋に残された。
それらを食して、鞄の中から持たされている携帯電話を取り出す。
時間は、今から本部を出れば十分に始業に間に合う早朝だった。
しかし日付と曜日に目を止めて、首を傾げる。
レイの記憶と意識には、およそ三日の空白が開いていた。
今日はこの辺で失礼(短かっ(w
おお早くも第二部スタート!!
ありがたいっす。
期待しております。
239 :
名無しさん@ピンキー:02/12/10 15:33 ID:OaZ2yN7R
あげてみるか。
あぼーん
さげろよ
おお、3人目に移行するのか。
ストーリー展開からも目が離せないな。
あぼーん
ようやくさがってきたのでそろそろ再開キボン
245 :
名無しさん@ピンキー:02/12/20 00:50 ID:TxjV83A6
知る人ぞ知る絵描き、K○っ太さん描くXXX君のお相手はアスカばかりだが、
もし彼のお気に入りがレイだったら……
というシチュエーションで誰かSS書いてはくれないかな…
XXX君を原作者に無断で借用するのが良心を痛くする…という殊勝な人は、
XXX君でなくても良いから、彼と同等のDQNキャラを出してくれればオケーイ。
レイはアスカ以上にプラグスーツ姿の印象が強いので、着用きぼん。
…だめ?
だからageんなゴルァ!
247 :
名無しさん@ピンキー:02/12/20 03:55 ID:0k/rmvzs
なんで?
あぼーん
248みたいな広告がウザいのと、荒れるからよ。ボウヤ。>247
>>247 >>233 >こんな感じで深く静かに潜航したままマターリ進むのが理想。
>これからもsageレスでご愛顧宜しくお願いしますです。
続き読みたいんだよ。
251 :
245:02/12/20 22:07 ID:yfQbNA5G
マジでスマソ。今度こそはちゃんとsageてるはず。
sage進行だったのを忘れ、活性化してほしい一心でageカキコしてしまった。
申し訳ない……
ageると広告で荒れてしまうと言うことがようやく解ったよ。
まあ、ここまで枯れてれば多少あげてもかまわん気もするが。
253 :
名無しさん@ピンキー:02/12/21 17:53 ID:1oJppnnn
んじゃageるか
254 :
245:02/12/21 22:03 ID:UomCG1BI
255 :
泥濘:02/12/21 22:23 ID:QGZ8/fO4
間が開いてしまってますが、第一部をリライトしていてなかなか続きが書
けません。通して読むと用語の不統一が気になったり、足らない所を埋め
ていると結構長くなったり。
第二部を進めるのに第一部をまとめて読み返せる形にしたいなあと思っ
ているのでまだ少し時間掛かるかもです。
まあ最大の問題は第二部の終わりの形が見えて無い事なんですが(笑
上がっていても(確実に業者のカキコが入るのは仕方ないとして)荒れて
なければまた続きが書けた時には戻ってきます。
ので、特に神経質にならなくても良いかも>上げ下げ
他にスレッド使いたい方が居たら遠慮無く使って下さい。別においら専用
のスレッドと言う訳では有りませんので、綾波ネタならなんでもOKかと。
ただ最近連続投稿が結構厳しくチェックされるみたいなんで、前のように
10個連続で張り付けとかは無理になるのかも?
ちょっとBBSPINKの制限を調べ直してないので何とも言えませんが、FF
書き込む方は気を付けた方が良いかもです。
それでは。
256 :
泥濘:02/12/21 22:36 ID:QGZ8/fO4
>>255 リライト乙です。
まとめて読み返せる形になるのは嬉しいな。
続きは気長に待ってます。
258 :
名無しさん@ピンキー:02/12/24 06:57 ID:NR1wcgRZ
ハゲシクマッテマス...
保守
260 :
名無しさん@ピンキー:02/12/27 14:15 ID:ViwYat+t
マターリ保守
新年ホシュ
自粛
さげ保守
265 :
山崎渉:03/01/12 09:37 ID:V/7KqTmb
(^^)
保守
(;´Д`)
(;´Д`)ハァハァ
269 :
山崎渉:03/01/17 07:34 ID:LBoDEE1T
(^^;
270 :
名無しさん@ピンキー:03/01/17 22:18 ID:uxfhPfsu
シンジの目の前でレイがゲンドウに犯される、見たいなのが読みて−
荒地エヴァにあるやつみたいなの希望
(;´Д`)あうぇー
( ´_ゝ`)
age
あぼーん
プラグスーツをボロボロにされてやられちゃうレイのSS書いて
くれませんか<職人さん
陵辱モノはもう結構。
☆ゅ
278 :
:03/01/30 18:47 ID:ViODQkmw
色々と期待しつつage
色々と期待しつつsage
sage
sage
保守
保守
保守
更に保守
FatManさんの復帰キボンヌ
287 :
泥濘:03/02/26 03:06 ID:uD1HRdlv
えー切り分け方を見直しまして、既出の分で第一部って事で宜しくです。
ので一応、第一部のまとめ。
1.
>>26-29 >26 >27 >28 >29
2.
>>31-35 >31 >32 >33 >34 >35
3.
>>57-60 >57 >58 >59 >60
4.
>>93-98 >93 >94 >95 >96 >97 >98
5.
>>102-105 >102 >103 >104 >105
6.
>>109-114 >109 >110 >111 >112 >113 >114
7.
>>118-122 >118 >119 >120 >121 >122
8.
>>133-138 >133 >134 >135 >136 >137 >138
9.
>>204-211 >204 >205 >206 >207 >208 >209 >210 >211
10.
>>219-228 >219 >220 >221 >222 >223 >224 >225 >226 >227 >228
11.
>>234-237 >234 >235 >236 >237 までで第一部完、です。
縦書きHTMLやPDF、やってみたけどやっぱりモニタじゃ読みづらいだけでした(苦笑
第一部をまとめてリライトしたブツですが、某サイトにて通販つう事でご了承下さい(^^;
第三新東京市の朝は、景色が白い。
山に囲まれ標高が高く、常夏とはいえ明け方は冷え込む。
湖を抱えた盆地を満たす夜気は飽和した水蒸気にけぶり、街はひたひたと
霧に包まれて明けた。
空気を乳白色に染めた鋭い朝日の輝きはやがて、夏らしく燦々たる陽光へ
と変わり、街を包んだ白いヴェールを温めながら溶かしはじめる。
レイがジオフロントから地上へと出たのは、ちょうどそんなふうに朝霧が
青空へと吸い込まれ、徐々に消えようとしていた頃だった。
深夜ほどではないが、やはり街路を行き交う車や人影はまばらで、人々の
息遣いが希薄な景色が広がる。
けれどレイは、見慣れた筈の街並みが自分が慣れ親しんだそれとは一変して
いるのを感じた。
目に映る木々の蒼さ、雲の高さ、街路の彩り。
そればかりか、風に含まれた細やかな水の粒子の一つ一つが、直接皮膚
に触れているのが感じられるような気がした。
「どうして……?」
まるで知らない場所を歩いているような感覚を覚えて、思わず一人呟き足
を止める。
首を傾げて周囲を見渡しても、違和感の正体は掴めない。
慣れた筈の道程を学校に向かって辿るうち、目に映る景色が実際は何一つ
として変わっていない事を知る。
変わったのは景色ではなく、自分の方なのだろうか?
まるで、それとは知らず知覚を覆っていた霧が、突然目の前から晴れたよ
うに思われた。
身体を包む制服が、歩くにつれて肌に触れる。
手にした鞄の重さを掌に感じる。
空気に包まれている。
朝の霧をかき分けて進む。
頬をそよいだ風が、軽く髪を揺らす。
踏みしめる靴の下で、アスファルトに浮いた砂の粒子が一つ一つ音を立て
る。風が木々の梢を揺らし、鳥が鳴き、羽ばたく。
それらの音が、単なる音――情報としてではなく空気を震わせ我が身に届
く波として、同じ一つの大気の中で互いに響き合う様子までもが感じられた。
燦々たる陽光を浴びる。
遠く虚空に燃える原子の熱が、光となってこの身を照らす。
遍く降り注ぎ、空を満たす光子の一つ一つが、この肌にも降り注いで、柔
らかな温かさで包んでくれる。
それを、奇蹟だと感じた。
信じたのでも考えたのでも無く、ただそう感じた。
当たり前に有り、当たり前の事と捉えていた、全てが。
「なに……」
中学校の校舎が目の前に見えた。
白茶けた土色のグラウンドが広がり、遠く山並みの上に白い雲が棚引く。
ゆっくりと風に吹かれ、雲の峰は移ろっていく。
一時も同じカタチを止めない景色。
けれど何時も同じモノを見ていると思っていた景色。
ただそれだけの景色が、新たに意識に染み込んでいく。
再びレイの前髪を風が揺らした。
朝露に濡れた緑が匂い立つ。
陽光に照らされ、温まる土の匂いがする。
高い雲が白く輝く。
そして、抜けるように青い、空。
仰ぎ見たレイの目尻が、熱くなった。
頬を伝う水滴に、戸惑う。
「これは……涙? 泣いてるの? 私……」
歪んだ風景の一角に、ポツンと佇む人影を見つけた。
いや、景色が歪む前に既にその人影を目にしていたのかもしれない。
どんなに遠く小さな影でも、その姿を見間違う事は無い。
「……いかりくん……」
呟いた胸が、熱くなる。鼓動が早まる。
胸の底が締め付けられるような息苦しさ。
そして……。
「あやなみっ!」
その声。
その姿。
更に景色が歪んだ。
胸を締め付ける息苦しさが増す。
心臓が跳ねるように脈動していた。
黒い髪の少年は、レイに向かって駆け出していた。
レイの空色の髪こそ、どれほど遠くても見紛う事が無い。
校舎の玄関近くに佇んでいた少年は、校門までグラウンドを横切って、
一息に駆けてきた。
「綾波っ……ハァハァ……良かった」
「碇君……」
レイの手が眦の涙を拭う。
瞳が少年の姿をあらためて捉える。
膝に手を付き息を整えた彼は、顔を上げるやいなやレイの手を取った。
「心配したんだよ……急に、居なくなっちゃって、三日も……」
その時の事を、レイは覚えていない。
ただ、降り注ぐ光の粒子は覚えている。
己の意識が拡散していく、無限の大きさに広がっていく感覚も。
けれど記憶は、唐突にそこで途切れる。
何処まで広がっても見失う筈の無い自分の手足を、まさに失った。
その刹那の事を、覚えていない。
「何が有ったの?」
「覚えて無いの?」
「……ごめんなさい」
「あ、謝らなくても良いよ。僕も、良く分からなくて……けど……」
少年は、緩く繋いだ手をしっかりと掴み直した。
微かに汗ばんだ少年の手。
冷えたレイの手の甲に、熱い掌が重なる。
「綾波……だよね?」
ズキン……と、胸の底を鋭い槍の穂先が貫いたような衝撃。
少年の顔に浮かぶ、不安の色。
レイの唇が震える。
「っ!」
咄嗟に、息が詰まった。
何かが恐ろしかった。
其処に有る事を直視出来ない程の、何か……が。
「……どうしてそんな事を言うの?」
絞り出した声が、震えた。
少年が息を飲む。
レイが浮かべた表情。
不安と、畏れ。隠し切れない動揺。
少年の不用意な言葉に傷ついた、という顔色。
それは初めて、レイが浮かべた感情の現れだったかもしれない。
そして、それが恐怖の色であった事が、少年の心をも痛めた。
「ごめん……けど、不安だったんだ……ごめん!」
少年は唐突に、レイの肩を抱き締めた。
人が見ているかも知れない。
学校の正門。グラウンドからも、校舎からも見渡せる、そんな場所で。
けれど少年は、そうしてレイに触れずには居られなかった。
腕の中で息づくレイの体温。
その柔らかな感触と温もり、そして匂い。
「良かった……綾波だ」
身体を離して微笑む少年の顔は、明るかった。
それはまるで朝日が射したように温かく、レイの心を凍らせた恐怖をも溶
かしていく。
「行こう……宿題溜まってるよ。きっと」
レイの手を引いて、少年は教室へ向かおうとする。
まだ登校する生徒の姿もまばらな始業前の学校。
レイの足は少年と共に教室へ向かおうとして、止まる。
「……どうしたの?」
手を引いていた少年が振り返る。
レイの心が再び、音を立てた。
此処は、違う。今向かうのは此処では無い、と。
「……帰らないと……私」
「え? 何日も休んで、みんな心配してるよ」
「ううん。そんなの、関係ない」
空白の三日間を埋める手がかりは、あの部屋にしか無い。
言われるままに真っ直ぐ学校に向かって来た自分は、それを思い出す事す
ら恐れていたのかもしれない。
「でも……綾波!」
振り返りもしないで再び元来た道を戻ろうとするレイにシンジが声を掛け
るが、身じろぎもしないでそのまま歩いて行ってしまう。
数瞬、逡巡した後、少年も意を決したようにレイの後を追った。
「僕も行くよ!」 今日のトコロはこの辺で(^_^)/~
たまらんのう・・・
おお、帰ってきた!!
お帰り〜、もう半分諦めかけてたんだよ〜。
その某サイトっての、教えてプリーズ。
再開キターーーーーーー!!
製本版買いましたYO!
漏れもサイトを知りたい。
ぐぐってみたけど、わからなかった。
検索のキーワードだけでも、キボンヌ
299 :
泥濘:03/02/27 01:06 ID:OSsAlpGs
300 :
泥濘:03/02/27 01:07 ID:OSsAlpGs
リモート出すなよぉ(*`Д´)ノ
そっか、これも宣伝か( ´・ω・)ショボーン
301 :
296:03/02/27 09:46 ID:mgPkBIPM
うわ、そうだったのか。
買うぜ。
(゚Д゚)!?……
けんけんZ氏だったのか…全然気がつかなかった。
不覚。
そうか、そういう事か、リリン!!
とことん保守
まだまだ保守
306 :
山崎渉:03/03/13 18:16 ID:30NJMGzf
(^^)
ほっしゅ
保守だ
ほしゅ
保守
311 :
名無しさん@ピンキー:03/04/07 13:43 ID:96djEwmd
あげておこう
>311
そのageが神と出るか広告と出るか(w
なんにも出ないよ〜。
ヽ(`Д´)ノ ウワァァァン!!!
広告すら出んとはw
もうダメなのね(なにが)。
316 :
山崎渉:03/04/17 12:29 ID:Ac1CXwMS
(^^)
一応保守。
318 :
山崎 渉:03/04/20 04:26 ID:sTzjkZgc
∧_∧
( ^^ )< ぬるぽ(^^)
320 :
名無しさん@ピンキー:03/04/27 03:09 ID:uxU6cbcR
GWヒマだったら昔かいたレイ×アスカSSうぷする
SARSで旅行ポシャったし。
期待してるぜ。
322 :
名無しさん@ピンキー:03/04/29 23:25 ID:eg2f1+8R
sageて待つぜ。
保守っときます。
保守
327 :
名無しさん@ピンキー:03/05/16 20:24 ID:Xu6RxOSF
321
氏にそうデス
328 :
山崎 渉:03/05/22 02:37 ID:kEHAV9zG
━―━―━―━―━―━―━―━―━[JR山崎駅(^^)]━―━―━―━―━―━―━―━―━―
ほす
330 :
山崎 渉:03/05/28 13:45 ID:1p/RwMnS
∧_∧
ピュ.ー ( ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。
=〔~∪ ̄ ̄〕
= ◎――◎ 山崎渉
h
保水
肌水
脱水
hoshu
hosyuです。
まだあったのかこのスレ・・・
ここの香具師らって何を求めてるんだ?
綾波の小説自分で書いてウプすりゃいいのか?
エロ小説探してきて、アドレス晒せってことなのか?
さらに保守
またもやhoshu。
hoshu
343 :
名無しさん@ピンキー:03/06/20 23:52 ID:IBp+WJa0
一度age。
あぼーん
破水
あぼーん
保守
350 :
山崎 渉:03/07/15 11:14 ID:7GpObfWE
__∧_∧_
|( ^^ )| <寝るぽ(^^)
|\⌒⌒⌒\
\ |⌒⌒⌒~| 山崎渉
~ ̄ ̄ ̄ ̄
ホース
354 :
名無しさん@ピンキー:03/07/29 21:35 ID:YMjymaoJ
age
355 :
膣太郎:03/07/29 21:41 ID:q1fUfUzX
ちょっと聞いてくれ、すごいことを発見した。
桃から生まれたアイツは桃太郎だよな。
ということはだ、膣から生まれた俺達は、
膣太郎と名乗るべきなんじゃないのか?
俺達は、膣太郎なのか!?
あぼーん
∧_∧ ∧_∧
ピュ.ー ( ・3・) ( ^^ ) <これからも僕たちを応援して下さいね(^^)。
=〔~∪ ̄ ̄ ̄∪ ̄ ̄〕
= ◎――――――◎ 山崎渉&ぼるじょあ
hose
360 :
名無しさん@ピンキー:03/08/03 07:08 ID:Dau0P1Vp
保守
あぼーん
保守age
363 :
山崎 渉:03/08/15 17:20 ID:4fmQeeOf
(⌒V⌒)
│ ^ ^ │<これからも僕を応援して下さいね(^^)。
⊂| |つ
(_)(_) 山崎パン
保守
泥濘の第二部、書き上がりました。
サブタイは「蝕み」です。テーマは……触手……ただそれだけ(マj
また貼ろうかと思うんですけど一つ問題があって、長さがですね(汗
60KBもあって2ちゃん(ここはPink鯖ですが)にどう貼ったもんかなあと。
まあボチボチ気長に貼り付けていこうかと思っています……が、早く読み
たい、まとめて読みたい、という奇特な方は、お手数ですが某所で通販し
てコピ誌の方で読んでやって下さいまし。
第一部『泥濘』のレス一覧
>>287 前回
>>288-294 >>288 >>289 >>290 >>291 >>292 >>293 >>294
朝日に照らされながら、学校ではなくうち捨てられた団地に向かう。
制服を着て鞄を下げているのに、これから始業を迎える学校とは反対の
方向へ足を進める。
それは周囲との摩擦をひたすら避ける事を処世術としていた少年にとって
は、ちょっとした冒険だった。
レイは、そんな少年の戸惑いなどお構い無しに、足を早めて自宅を目指す。
「綾波、そんなに急がなくても」
元々、レイの足は速い。脇目も振らずさっさと歩くレイの後ろから、誰か
に見咎まれるのではないかと周囲を気にしながら歩く少年が追う。
「別に、一人で大丈夫だから」
授業が気になるなら学校へ戻れば良い、と言うレイの声はいつもどおり
平静だった。
けれど、心の内には細波のような動揺が広がっている。
少年と、共に歩く。
あの部屋を目指す。
ただそれだけの事に、胸の底がざわめくのを感じる。
これまでなら感じもしなかったであろう、精神の動き。
目に映る全てが、姿を変えた朝……恐らく、自分自身の内側で、何か今
まで繋がっていなかった線が繋がり、入っていなかったスイッチが入った。
それが一体どういう事なのか、レイ自身にもまだ分からない。
それは、何処かで恐ろしさを感じる感覚だった。
見えていなかったモノが見える。
感じられなかったコトを感じる。
見開いていた筈の目に、映っていた筈の、世界。その全てが、既に姿を
変えてしまった。
気を緩めると、周囲の景色に圧倒され、幻惑され、目眩を感じるほどだ。
情報量が一度に増えたような、研ぎ澄まされた感覚に、精神が追いつ
かないような。
そして、今まで見たくなくて目を逸らしていた何かに、気付いてしまいそ
うな、怖れ。
レイはふと、後ろを歩く少年を振り返った。
姿を変えてしまった風景の中で、少年だけが、レイの知る少年と同じ姿
のままで、佇んでいる。
「どうかした?」
急に立ち止まったレイに、少年が一歩近付く。
レイは無言で、手を差し出した。
その手をゆっくりと、少年が取る。
「このまま?」
「……うん」
その手に触れた温かさこそ、姿を変えた世界にあってレイが知る以前と
変わらないものの象徴だった。
手を繋いで、二人は再び歩き出した。
辿り着いた部屋は、あの夜に開け放たれた窓がそのままだった。
鍵を掛けない扉も、必要最小限の家具しかない殺風景な空間も、全て
がレイの意識が途切れた瞬間そのまま。
たった数日空けただけ、そして、その間の時間の経過を意識していない
のに、何故かひどく懐かしく遠い風景に思えた。
まるで、知らない街を訪れて、それが良く知る街に似ていた、とでもいう
ような違和感。
扉を開いたまま玄関で足を止めたレイに向かって、朝の空気が吹き抜
ける。
カーテンがはためき、風を孕む。
その匂い……血液の匂いにも似た、何か。
「お、お邪魔します」
手を引かれ後ろから控えめに付いて来る少年を振り返りもせず、レイは
あの夜、自分の意識が弾けたベッドへ向かう。
そして、じっとその場所を見つめたレイの口から、低い呟きが漏れる。
「……違う」
「どうかしたの?」
少年が、ベッドとそれを見下ろすレイの顔とをかわるがわる覗きこむ。
「あ……あれ?」
少年も気が付いた。其処に敷かれているのは、あの夜の二人の汗を受
け止めていたそれでは無い。血痕に汚れていたはずの枕カバーも、シーツ
も、布団も。
柄は同じ物だが、まるで使われた形跡の無い新品に取り替えられていた。
「誰が……」
レイは、目を覚ましたあの地下の部屋で、彼の人に問われた言葉を思い
出した。
「あの部屋に居た事を、覚えているか?」
「……はい」
「そうか、ならば良い」
聞かれたのは、たったそれだけの事。
この部屋で何が起きたのか、彼の人は恐らく知っていた筈だ。
少年と手足を絡ませ、快楽に、陶酔に、溺れて沈んだ。
その痕跡は、もはや此処には無い。
「……あの夜、何が起きたの?」
部屋に戻ってから初めて、レイが少年に向いて話し掛ける。
少年は言葉に詰まったように目を逸らした。
「良く、分からないんだ……僕も、なんだか、夢中で」
消えそうな、弱々しい呟き。
「どうして?」
「え……?」
「何も覚えてないの。何でも良いから、教えて」
「う……うん」
ゆっくりと、言葉を捜しながら語り始めた少年の話を信じるならば、あ
の日、あの夜、レイの身体は少年の腕に抱かれたまま、虚空に消えた。
二人の体温が溶けあい、悦楽が絡み合い、喘ぎ声と、肉を打つ音しか
聞こえなくなった後。レイの身体は、唐突に輪郭を失った。
「それで、どうなったの?」
「多分、あれと同じ……LCLの匂いがした」
リンク・コネクド・リキッド。
エヴァのパイロット、チルドレンである二人にとっては、湯水の次にあり
ふれた、馴染みの有る液体。
黄色か淡いオレンジ色をしたその液体は、常に体温に近い温度に保た
れ、空気に触れると血液に似た鉄錆のような匂いを発する。
「シャワーを浴びた後みたいに濡れてた……LCLで」
部屋に入って最初に感じたLCLの匂いは、あの夜、少年の身体に降り
かかったそれの残り香だった。
ベッドの寝具が取り替えられたのも、恐らく調査に来たNERVのス
タッフによって、元の寝具が持ち去られた為だろう。
「消えたのね、私」
「でも……良く分からないよ。さっき、綾波に会うまで、あの晩の事は、
夢でも見てたんじゃないかって……」
「夢?」
「夢だよ……あんな……気持ちの良い事」
「夢って何?」
「……夢は、夢だよ。寝てる間の……見た事無いの?」
「分からないわ」
夢を見る、というのがどういう事なのか、知識としては知っている。
身体が寝ている間に眠りの浅くなった脳が、精神に働きかけて五感の
幻影を作り出す。
けれど、レイはそれを実際に見た事は無い。
敢えて言うなら、あの感覚に似ているのだろうか?
ダミープラグと交感する、秘められたシンクロテスト。自分ではない自分
と意識が混ざり合う時の、精神の境界線があやふやな時間。
しかし、あの夜の事象はレイの記憶に有り、また当然、少年の記憶にも
有る。
それが精神が生んだ幻想などでは、有り得ない。
「あの夜は、夢じゃないわ……私、碇君に抱かれて、触れられて、
嬉しかったもの……」
顔色を変えずに淡々と語るレイの言葉に、少年が赤面する。
白い肌も、青い髪も、何も付けていないのに柔らかに香る匂いも。
全てが、あの夜月明かりに照らされたレイと同じ。
そのレイが、目の前に居る。
その時と、同じ場所に居る。
そして、あの夜の事を語る。
なのに。
「でも……何があったんだろう」
最後の瞬間を覚えていないレイは無論のこと、その時その場に居て、全
てを見ていた少年にさえも、それがなんであったのか理解出来なかった。
「……分からない」
レイはただ、そう答えて首を振った。
そして、ベッドに腰掛けて、真新しいシーツに手を滑らせる。
洗濯を繰り返し、張りを失った柔らかな木綿の感触は、何時の間にか大
好きなモノの一つになっていた。
開いた窓から忍び込んだ夜気に触れていた為だろうか、寝具はひんやり
と冷たく感じられるが、慣れ親しんだ柔らかさとは違っている。
今この手に触れるのは、新品の布の、張り詰めざらついたような、何処
かよそよそしいような感触。
「あ、綾波!?」
レイは立ち上がると、突然、タイを解いてブラウスのボタンを外し始める。
「なにするの?」
無言のレイの赤い瞳が、少年を見据える。
その間も、手は動いたまま。
スカートが肩から外れ、床に落ちる。
ブラウスが脱ぎ捨てられ、ブラのホックが外される。
かがみこんで靴下を下ろし、最後に残った下着も、あっさりと脱ぎ捨てた。
「碇君も、脱いで」
有無を言わせぬ、反論を許さない口調だった。
動きを止めたままの少年の手を、レイが引く。
「あ、あやなっ……」
自ら制服を脱ごうとしない少年の唇を、レイの唇が塞いだ。
そのまま肩から腰へと腕を回して、抱き絞めたままベッドに倒れこむ。
少年が下になり、その身体の上にレイが跨った。
「イヤ?」
少年の顔を見下ろし、胸元のシャツのボタンを外しながら、レイが問う。
甘い睦言も無ければ、駆け引きも無い。
なのに、徐々に高鳴る胸の鼓動を抑えきれず、レイの頬は朱に染まる。
「でも……」
恐れている……少年の顔色を、揺れる瞳を、レイはそう見て取った。
再び、理解不能の事象に巻き込まれるのではないかという、恐怖。
「あ、綾波は、怖くないの?」
「何が?」
相変わらず無表情な声音で返事をしながらも、レイの手は、止まらない。
ベルトを引き抜き、チャックを下げる。
シャツをたくし上げ、一番下までボタンを外す。
レイは、それを確かめなければいけないと思った訳ではなかった。
ただ、あの陶酔を再び感じたいと、そう願っただけだ。
「また、何が起こるか……」
「別に」
最小限の返答。
そして二人は、一糸まとわぬ姿になった。
本日はこの辺でm(_ _)m
375 :
引き気味:03/08/21 03:43 ID:dLFOCP6o
たまたま更新チェック掛けてたらまぁ、リアルタイムで投下に立ち会ってしまいましたよ(w
レイで触手シチュという事は――以前に言っておられました「産卵」もアリですかいな? (;´∀`)
ども、お久しぶりです。
夏祭り絡みであちこちご無沙汰しておりました(汗
産卵〜はこの冬のお楽しみで、今回出来上がったのは触手まで。
書いてて思ったんですけど、いやー触手って難しいですわ。思ってた以上にね。
でもエロい。ヒトガタ同士でくんずほぐれつ何処まで行っても限度がありますが、
触手は限界が無いですなー。
クセになりそうでつ(笑)
キタ━━━(゚∀゚≡(゚∀゚≡゚∀゚)≡゚∀ ゚)━━━━ !!!
保守した甲斐があった(´Д⊂)
378 :
引き気味:03/08/21 12:51 ID:dLFOCP6o
>触手って難しい
触手ネタの場合、どんな触手なのか、そしてどう動いて責めるのかを想像する面白さと、
その自分の脳内のイメージを読み手の想像力の中に再現させるのにどうやって伝えれば良いか、
表現を練るという二種類の楽しみ方があると思うんですよ。
それがまた難しさかもしれませんけど、楽しいんですよね。私の場合(w
しかし、冬には産卵ネタに逝ってしまわれるわけですか……。楽しみにしてまつ(笑
キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!!
カ・ミ・サ・マ・
バンザ━━━━━━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━━━━━イ!!!!!
第一部『泥濘』のレス一覧
>>287 第二部冒頭
>>288-294 >288 >289 >290 >291 >292 >293 >294
『蝕み』−1
>>366-374 >366 >367 >368 >369 >370 >371 >372 >373 >374
>>377 長らく保守って下さってありがとうございますたm(_ _)m
スレ残ってなかったら改めて投下しようとは思わなかったですから、
おかげさまで戻ってくる事が出来ました。多謝。
>>378 このままの勢いで産卵まで行っちゃいたいですなー。
今回遅筆に輪を掛けてギリギリの仕上がりで、コミケに遅刻してサークル
入場できず(苦笑)。午前中はブースにモノが並んでなかったというポカを(^^;
>>379-380 今回は良いペースでサクサクいける予定です。宜しくですm(_ _)m
「あっ」
熱く滾った塊を握られて、少年は小さく息を吐く。
まだ何もしていないにも関わらず、レイの白い肌を目にしただけで、
それは硬く熱く張り詰めて伸び上がっていた。
レイの頬は、寄せ合う素肌の熱さに紅潮していたが、その瞳はまだ
肉欲に溶けてはいない。むしろ、何処か醒めた様子で少年の顔や身体
を見下ろす。
その冷ややかな視線の棘が、逆に少年の肌に熱を感じさせる。
「あやなみ……」
溜め息のような呟き。
身体を重ね、レイの手に握られたまま、少年が手を伸ばしてレイの肩
を抱き寄せる。
鼻先が触れ合うまで、目は閉じなかった。
黒い瞳と、赤い瞳が、互いの目の色を映す。
「ん……」
始めから、貪り合うような口付け。
レイは口を開いて少年の口を塞ぐ。
少年も舌を伸ばし、互いに触れ合う。
ザラつく舌が擦れ合い、唾液が甘く絡み合う。
口の中が、熱かった。
レイの鼻から吐息が抜け、喉の底が鳴る。
「んん……んっ」
まるで、飢えているかのように、貪り合った。
レイの手の中で、少年のモノが脈を打つ。
少年の手が背中を滑り降りて、レイの腰を後ろから掴む。
レイは手を離して、少年の薄い胸に自分の胸を重ねた。
ゆっくりと口を離せば、名残を惜しむように舌の先から唾液が糸を引く。
痩せた腹と、腰骨がぶつかる。
絡み合う足の間が、熱い。
「いかりくん」
溜め息と共に声が漏れた。
少年の頭に手を回し、柔らかな黒髪を握るように首の後ろを掴む。
そして再び口付ける。
少年の手が、レイの太股の付け根を後ろから弄る。
そんな優しげな愛撫では、猛る血潮は静められない。
レイは足を開いて、少年の腰を跨ぐ。
手で触れられるのすら、もどかしい。
そのまま滾る淫裂を、少年の肌に擦りつける。
「あっ……熱いよ」
そこだけ身体が引き裂かれ、内部に滾る熱を露にしている。
重ねた肌が、じゅく、と濡れた音を発する。
そのまま腰をずらして、反り返る少年の硬い棹を、濡れた肉の割れ目
で包んだ。
「ああっ……綾波」
包皮に包まれた淫裂の付け根の一点が、内からずきん、ずきんと疼い
ていた。
血を集め、膨れ上がっているのが触れずとも分かる。
そこを、少年のモノの先端の裏側に擦りつける。
「うっ……あっ」
互いに最も敏感な部分で、触れ合う。
少年のモノは、早くも溢れ出したレイの蜜に塗れて濡れた。
「んっふっ」
レイの口からも、吐息が漏れる。
股間と股間を擦り合わせながら、再び、口を貪り合う。
レイは瞳を閉じなかった。
徐々に上気していく少年の顔色を、じっと凝視する。
頬から耳まで赤く染まり、額に汗が浮き始める様子を眺める。
重なった下半身を強く擦り合わせると、少年は眉根を寄せる。
その結ばれた眦の上に浮かぶ、眉間の皺すらいとおしく感じる。
だから、レイは重ねていた唇をずらして、少年の眉間に口付けた。
「あっ」
前髪を掻き上げて、少年の額にも唇と舌を這わせる。
長い睫と眉と、瞼にも口付けて、髪の生え際を辿り、耳を齧る。
熱く滾った股間は、重なり合ったまま。
「あっ、綾波!」
ぎゅっと、少年の腕が、レイの細い腰を締め上げるように掴んだ。
掌で背中を押して、胸をぴったりと重ね合わせる。
「ダメだよ……そんなにしたら……」
レイはただ、自分がされて心地好かった少年のたどたどしい愛撫を、
真似て見せただけだった。
けれどそれは、再び味わいたいのだと言う無言の懇願でも有る。
そして、レイの舌先に擽られ、熱い淫裂の柔肌に包まれて、少年の
身体は既に爆発寸前にまで滾った。
「そんなにしたら、なに?」
寄せ合った頬を重ねたまま、耳元でレイの呟きが鼓膜を揺する感覚
に、少年は酔った。
「で……出ちゃうから」
「そう?」
動きを止めたレイに愛撫のお返しをしようと、少年の手が動く。
けれどレイは、半身を起こして少年の手を掴み、首を振る。
「いらないの。入れて……早く」
頼むと言うより、命じているような口調。
そして、少年が貫くのではなく、レイの方が動く。
手を伸ばし、足の間で反り返る熱いモノを、自分の股間にあてがう。
「良い?」
「も、もちろん……だけど、良いの?」
「何が?」
「まだ、綾波は……」
準備をしていない、と言いかけた少年に、レイは再び首を振った。
手や舌で、いかに昂められようとも、あの場所に近付く事は出来ない
のだ。
少年のそれだけが、レイの身体の胎の奥底の、熱く渇いた渇望の中心
に触れる事が出来るのだから。
「いらないわ」
そう言うと、レイは自らの入り口を押し開くように、握った少年のモノ
を強く押し立てた。
「んんっ」
まだ拓かれていない、触れられてもいない其処は、硬く閉じたまま
だった。
渇いている訳では無い。
裡から溢れた愛蜜で濡れている。
けれど、其処はまるで入り込む事を拒むように、閉じている。
「んっ……はっ」
焦れったさに唇を噛みながら、レイは腰を落としていく。
「うっ……ああっ」
その狭さと頑なさに、少年が音をあげそうになる。
けれど逃げようにも、自分が下になっている体勢では、腰を引く事
すら出来ない。
足を広げ、自分の上に跨るレイの肢体。
夜の闇にまぎれ、月明かりに朧気に浮かぶそれではない。燦々た
る陽光が、抜けるような青空が、風に揺れるカーテンから容赦なく二人
の裸の肌を照らす。
その真っ白な身体の中心で、妖しい程に赤く肉色に染まる、間隙。
それを下から見上げながら、硬く硬くそそり立つソレが、何故にその
中へと入っていく事が出来ないのかと目を凝らす。
そんな状態で、逃げ場など有る筈も無かった。
レイの白い肌の中へと自分のモノが潜り込んでいく瞬間は、唐突に
訪れた。
「うわっ……ああっ」
「んっ…あはぁっ」
突破。
まさに、破ったと言うのが正しい衝撃。
「うっ……んんっ」
詰めていた息を吐きながら、レイの身体が少年の上に倒れこむ。
レイにとって甘美な筈のその瞬間は、待ち望んでいたのとはまるで
違う感覚で、身体全体を貫いていた。
息をするのも辛いほどの、衝撃。
貫かれた其処から、愛蜜よりも更に熱い何かが、滲み出す。
「あ、綾波……大丈夫?」
狭すぎる其処へ捩じ込まれ、少年のモノも強すぎる摩擦に苦痛を感
じた。
レイには、何が起きたのか分からない。
ただ、二人の鼓動に合わせるように、少年によって貫かれた其処が、
脈を打つように痛む。
「つっ……」
「綾波、血が……」
呟いて、少年は身体を離そうと二人の間に手を伸ばす。
その手を振り払うように、レイが少年の身体にしがみつく。
「ダメッ」
「でもっ……」
それは、破瓜の血。
レイは、覚えていた。
彼の人に初めて抱かれた時の恐ろしさだ。
得体の知れないモノを身体の中へ受け入れた時の、痛みと苦しさ。
けれど、耐えられないほどの苦痛は最初の一回だけで、その後は徐々
にその行為にも慣れ、快楽を覚え、陶酔に沈んでいく感覚に浸った。
では何故、今再びこうして自分の身体は耐えがたい苦痛に引き裂かれ
ようとしているのか?
「あ、や…な…み……」
少年の声が、何処か遠くで聞こえる。
つい今さっきまで、過剰な程の鮮明さで苦しかった回りの風景が、また
あの、磨硝子のような不確かさの向こう側へと消えて行くのを感じる。
レイは目を見開いて、間近に有る少年の顔を凝視する。
再び意識が拡散してしまうのかと、恐れた。
けれど、それは訪れなかった。
ただ、視界が歪に捻じれる。
見上げる少年の頬に、俯いたレイの睫毛から涙が零れる。
「大丈夫? 痛いんじゃないの?」
少年は、しがみ付くレイを引き剥がすことは諦め、その頬にそっと手を
触れる。
今すぐ身体を離して痛みから逃げ出したいという気持ちと、その痛みを
認めたくないという気持ち。
相反する想いに挟まれて、レイは返事が出来無い。
「あやなみ?」
少年は、鮮明に憶えている筈だ。
あの夜の、抱き合った感触を。
あの時も、レイがリードした。それを味わう方法を知らない少年の為に、
自らを更なる高みへと導くために。
何故、再びこうして抱きあって、同じ事が出来ないのか。
答えは、一つしかない。
「泣いてるの?」
あの身体はやはり、少年が言うように、消えてしまった。
その証しが、今流している紅い血なのだ。
こうして自分を包んでいる身体は、また別の……。
一つの精神が宿る、取り替えの効くパーツに過ぎない。
それが、レイには哀しかった。
身体が二つに引き裂かれるような痛みよりも、もっと深く、ココロの
奥底を引き裂かれたような痛み。
『私が死んでも、代わりは居るもの』
そう少年に向かって語った時、その事実に、寂しさも哀しさも感じては
いなかった。
ただ、綾波レイと呼ばれた存在、自分という存在は、いつでも取り替え
が効く『モノだ』という事実を、そのまま受け止めていた。
けれど、今はそれが、哀しい。
彼の人が触れた肌も、少年が触れた肌も、溶けて無くなった。
まるで蝋燭の炎を吹き消すように、いとも簡単に、弾けて消えた。
無論、それは消えない。
触れ合ったという事実は。
触れ合ったという記憶は。
しかし……。
「ごめん…な…さい……」
途切れる声に、嗚咽が混じる。
レイは、産まれて初めて、声を上げて泣いた。
本日はこの辺で(^_^)/~
393 :
引き気味:03/08/23 08:10 ID:bnB0dNrq
お疲れ様ー (´∀`)/~
今日は久々に休みなんで、朝からまったりヱロ文書きしながらスレに張り付いてますた。
土曜の朝の過し方としてはかなりナニですが(笑
うはー、即レスが来るとは。人が居ないと思って休日の早朝を狙ったんですがね(^^;
今回連投規制に引っかかってしまったので大体何本落とせるか分かりました。
こんなペースでサクサク投下すると、あと5回ぐらいで終われるかな?
……産卵の方もそろそろ進めないとマズイっすね。
冬は余裕を持って祭りに参加したい<何時も「そう思っては」いるんですが(苦笑)。
395 :
引き気味:03/08/23 08:34 ID:bnB0dNrq
>余裕
余裕がある内にやり始めておけば良いとは皆思うのでしょうけどね。
私もまた、勝手に作業完了まで必要とするだろう日数を見積もって、まだ余裕があるさと開始を後回しにした挙句が、結局は
無茶をしないと間に合わなくなるようなギリギリの日になって漸く慌てだす等と小学生の夏休みの頃より変わりないわけですが(笑
それにしても、この二つ目のボディから三つ目へと乗り変わった実感に涙するレイの情緒の雰囲気が、どこをどうやったら
触手出現に繋がるのやら皆目見当が付きませんな。
また次回の投下を楽しみにしてまつ。
この線でそのままおながいしまつ
どーかこの通り!
397 :
『蝕み』:03/08/24 17:18 ID:RfAi+mwG
>>395-6 今回のは「純愛風味の触手モノ」が俺テーマなのでつ(笑
ちっと展開は強引ですが方向としてはそちらで。
まあ、お楽しみに、としか言えんですわ(^^;
ちょっと今ルータの調子が悪いので代替機材が届いてからになると思います>続き
閑話休題
ところでどうして「ごういん」の第一候補が「豪淫」ですか>IME
ついでにどうして「ほうこう」の第一候補が「砲口」で第二が「芳香」でその次が「咆哮」……
いや、普通の文章が書きたいんですけどね?(苦笑
398 :
『蝕み』:03/08/24 17:20 ID:RfAi+mwG
上のは
>>395、
>>396のつもりでした。何かポインタがおかしくなっちゃった。
ところで「ポインタ」も「ぽ淫多」ですかそうですか随分徹底していますな>IME
こんなマシンもうイヤ(/_T)
399 :
名無しさん@ピンキー:03/08/25 00:52 ID:i6n2KtiE
主の好みに合わせて己を変えるIMEに萌えてage
400 :
『蝕み』:03/08/26 08:51 ID:U3w8adpE
400(σ・∀・)σゲッツ!!
しつつアク禁解除されたかどうかテスト。
401 :
『蝕み』:03/08/26 08:51 ID:U3w8adpE
おう、書けた書けた。今夜辺り投下しまつ。
おながいしまつ
8回連投すると規制が掛かるみたいっす>ここの設定
なので、レスとリンクを一つ入れて、本文は七回までが限界かな?
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>390 >391 >392 <やっぱりこの回長すぎですな(^^;
抱き合う肌は、何時の間にか熱が醒めていた。
あの滾るような、炎のような、渇望という名の熱が。
それでも、レイは少年と重ねた肌に隙間を作りたくは無かった。
薄い胸を抱き絞める。
微かに汗の浮く首筋に、口を付ける。
そうして、自らの肩も少年の腕に抱かれたまま、ずっと胸を合わせて
佇んでいた。
今日は二人の肌の輪郭が溶けあうような感触は無い。
ただ、少年の肌は少年の肌として、自らの肌は自らの肌として、その
境界には厳然と別個の存在である事が感じらる。
その境界が溶け合うような陶酔をただ追い求めていた疼きは、消えて
しまっていた。
肌を合わす感触を、嫌いになったわけではない。
それは心地好く、温かく、落ち着く感触。
微かに感じる少年の鼓動。その息遣い。
背中に廻され、涙の止まらぬレイの背を、優しく宥めるように撫でる掌
から感じる、少年の繊細な心。
けれど、そうして包まれて、包んでいるのに、無我の境地は遠い。
「落ち着いた?」
少年は、ただレイが、肉体の耐えかねる痛みにじっと耐えて居ると、
そう考えたらしい。
当たり前だ。『私が死んでも、代わりは居るもの』と、かつて少年に告
げた事は有ったが、それが実際にどんな意味を持つのか、この少年は
知る由も無い。
それを知るのは恐らく、レイ自身と、彼の人と、赤木博士。あとはダミー
のシンクロテストに立ち会う限られた極一部のNERVスタッフのみ。
「大丈夫?」
「……うん、大丈夫」
レイは気丈に涙を拭き、平静な声を取り戻して答える。
「痛いんだったら、止めても……」
元より、レイが望んで重ねた肌だ。
胎を貫く痛みは、最初の衝撃が過ぎた後は徐々に収まってきている。
動けばまた痛みが走るかも知れないが、それが最初の痛みに比べれば
耐えられない程のものでは無い事を、レイは知っている。
「ううん、平気」
レイはわずかに上体を反らして胸の間に隙間を作ると、二人の肌が繋
がった箇所へと、手を伸ばす。
ぬちっ、と湿った音がして、愛蜜より更に重く、粘つくモノに手が触れる。
二人の間に差し入れた手を抜き出して見れば、禍々しい程に赤く染まっ
た指先。
「ああ……ホントに、大丈夫なの?」
上気していた筈の少年の頬が、顔色を失う。
レイは、その指をそっと唇に当てた。
そして、ゆっくりとその血を舐め取る。
その味を、忘れはしまいと。
色素の薄い唇に引かれた紅のように、白い肌に血痕が映える。
レイは少年の首に抱きつくように腕を廻し、頬に頬を寄せて囁く。
「もう平気。だから、して」
少年が動くことを嫌がれば、自ら動くことも厭わない。
二人が繋がった其処は、最初の衝撃が薄れた後、緩い疼きを伴なって
密やかに息づいている。
痛みか、快感か。
どちらが大きいのだろう?
「じゃあ、動くよ」
腹の上に乗ったレイの細い腰を揺り動かすように、少年はゆっくりと、
動いた。
奥底まで貫いたまま、引き抜かず、押し付けるように持ち上げる。
大きく前後させれば痛がるだろうという、少年の気遣い。そんな穏や
かな交接ですら胎の内部が痛むレイには、悦楽は遠い。
それでも、擦れ合う外側では快感が生まれる。
レイはベッドに手を付いて半身を起こし、少年の身体と触れ合う膨らみ
に意識を向ける。
軋むように痛む内部の痛みを忘れるように、淫裂の付け根の膨らみを
少年の恥骨に押し当てて、前後に動く。
二人が動く律動が少しでも離れると、レイの顔は痛みに耐える苦悶に
変わる。
少年もそれを察して、動きを合わせた。
水音や、肌を打ち付ける音はしない。
激しく喘ぐ息遣いも無い。
目くるめくような陶酔の窮みからも、我を忘れるような快楽の泥沼から
も、程遠い。
「ん……はぁ」
しかしレイの吐息は、熱く滾った。
胸の奥底にひたひたと打ち寄せる細波のように、充溢した満足感が満ち
ていく。
そんな慈しみ合うような、優しい触れ合いが心を満たしてくれる事を、彼
の人は教えてくれなかった。
ただただ、大きな波に押し流され、忘我の果てに尽きるような、そんなふ
うにしか抱いてくれなかった。
閉じていた目を見開けば、明るい陽光が殺風景な部屋を照らしたまま。
上下すら知れないような、闇の中で抱かれる事ばかりに慣れたレイには、
それはまるで『全然別の事』をしているようにも感じられるのだ。
「んんっ……あ、綾波!」
少年の眉音が、きつく寄せられる。
レイの動きに合わせる余裕を無くした少年の腰が、震え始める。
レイは手足を絡めて、少年の額に口付けた。
「少しなら、大丈夫だから」
「う……うん」
頷いた少年が、レイの腰骨に手を添える。
そして、ずっと押し止めていた衝動に揺さぶられるように、レイの身体
を突き動かす。
「んはぁっ」
痛みと、充実感と、そして優しさに包まれて始めて感じる、寂しさ。
これが交接だとするならば、彼の人が自分に教えていたのは一体なん
だろうか?
それしか知らなかった自分とは、一体なんだったのだろうか? と。
不意に、快感の波とはまた違った衝動に、締め付けられた。
今こうして眉根を寄せ、息を荒げ、それでもレイに対する気遣いを失わ
ない、少年の細い身体に対する、欲情。
いや、肉欲とは違っていた。
もっと温かい、もっと穏やかな、何か。
愛おしさに胸が熱くなる。
切なさに胸が苦しくなる。
股間に穿たれた虚無の間隙は、悦楽の窮みに達する以外に埋められない
と感じていた。
けれど、違う。
自分の渇きは、疼きは、滾りは、そんなモノでは埋められない。
「あ……あ、綾波」
少年の息が、高まる。
レイは少年の耳に口を寄せた。
「好き……いかりくん」
「ああっ」
少年が放つ刹那、レイは、出来る事なら全身で、少年の身体を包みたい
と願った。
本日はこの辺で(^_^)/~
モツカレー
萌えますた。
(・∀・)イイ!!
個人的には、このまま何事もなく
終わってくれれば尚のこといいのだが(w
綾波は犯されてこそ華。
トリップテストも兼ねつつ……。ほんに甘々のLRSですなぁ。
私もヱロ書きになって結構経ちましたが、こうも丁寧に書いた行為シーンは無かったような (;´∀`)
412の人が言うように、この良いムードのまま浸りきりたいという気持ち(多分)も分かる気がいたします。
――んが、「純愛風味の触手モノ」って何じゃらほい? っつーすけべぇな疑問に取り付かれていたりしますので、
今後の展開を楽しみにしときます。
ぬ、唐突にスレが復活しとる
イイ事だ
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こんな(・∀・)イイ!!ペースで投下してしまうとあっという間に終わって
しまうんですが(苦笑)、他の仕掛品も一向に終わらないので良い所
でちょん切って上げるだけのこれは早めに終わらせまつ。
その後は冬祭りに向けてのネタ出しにまたココ使わせてもらう予定。
ついでにトリップテスト。Pink鯖は旧トリップが使えたかな?
ずっとそのままそうして絡み合って居たかったが、少年に促されて身体
を離す。
抜け落ちた少年の一部は、血と精液に塗れて、まだらに汚れている。
ティッシュでそれを拭こうとする手を押し止めて、レイはそれを口に含
んで舐め取る。白濁した少年の放つ精の苦さと、流した血の塩味が混じり
合い、けして気持ちの良いモノではない。
しかしレイはそれを、伝って汚れた裏側まで全て舐めて清めた。
紙に拭かれて、塵として捨てられることが許せなかったのだ。
一滴も無駄にしない。そう思って、隅々まで舐め取る。
そうするうちに、硬さを失っていたそれは、再び熱さを取り戻す。
もう一度、と言いかけたレイの願いは、聞き入れられなかった。
「少し休もうよ……別に、時間は有るし」
まだ日は中天にすら昇っていない。
これでは滾る身体を持て余していた時と変わらない。
少年が言う通り、少し時間を開けて、また穏やかに触れ合う事も悪くない。
レイは浴室でシャワーを浴びる。
出血は大した事は無く、既に止まったらしい。
まだ少し痛む其処に恐る恐る触れると、自分が知っていたそれとは何か
が違っている。
入り口は記憶に有るよりずっと狭く、頑なだった。
本来開いているはずの穴が、半ば閉じたようになって狭まっている。
其処に無理矢理少年のモノを受け入れたものだから、一部が裂けてし
まったらしい。
知識としては、知っていた。使われない器官を護る為に、其処には蓋
がされているモノなのだと。
つまり、生まれ変わった身体には、それが残っていたのだ。
そしてまだ触れられた事が無かった胎の内側は、感覚が未熟で鈍感
だった。
熱さは分かるが、感じるのはせいぜい虚ろな胎が満たされている充実
感だけ。
擦れて動く、その摩擦が心地好いという感覚は、失われている。
奥底にひっそりと息づく熱い丸みにも、渇望は感じない。あの、身体を突
き動かすほどに、熱を求めて猛り狂っていたそれが。
「……また初めから、覚え直すのね、私」
得られるはずの快楽を得られず、熱くなったココロとは裏腹に、身体
は冷めている。
しかし、再びそれを手に入れたとして、どうなると言うのだろうか?
少年と、身体を重ねる。
快楽を抜きにしても、それは好ましいと感じられる。
少年の息遣い、表情、吐息、鼓動。
彼の全てが手の内にあるという、充溢。
それに比べれば、我を忘れるほどの快楽ですら大した事ではないと、
今なら思える気がした。
彼の人が教えてくれた、悦楽の際に果てる交接。
少年と共に味わった、温もりを分け合う交接。
それは、別のモノだ。
レイはシャワーで流し終えた肌をタオルに包み、少年の待つ部屋へと
戻った。
◇ ◇ ◇
「大丈夫だった?」
もし、少年が服を着て、今にも帰ろうとしていたらどうしようというレイ
の不安は、杞憂に終わる。
裸のまま、血に汚れたシーツを取り替えたらしい少年は、素肌のまま
布団を肩に掛けて窓の外を眺めていた。
その前髪を、風が揺らす。
優しげに微笑む横顔。
「うん、もう、大丈夫」
鈍い痛みは、まだ疼いている。
けれど、少年と共に居るという温かさが、レイの心を満たす。
「何見てるの?」
「空……と、雲」
少年はそう呟いて、再び窓の外へと目を転じる。
レイも、同じ布団に入って、窓から空を眺めた。
ちぎれ雲が、綿毛のように風に乗って飛んで行く。
無限に高いその青さが目に眩しい。
ただ『青は青』としか知覚していなかったが、今は違う。
空の青さにも無限の階調が有った。
山の端の白っぽい水色さから、蒼穹の頂点の、深く吸い込まれる蒼さ
まで。
今まで、自分は何を眺めて過ごしていたのだろう?
風に乗って、緑の香りがする。高く登りつつある太陽に暖められたコン
クリートの匂い、アスファルトの匂い。陽を受けた木綿の発する、柔らか
な匂い。
少年の吐息。
微かに混じる汗の匂い。
レイは振り返り、間近な少年の目を見詰めて問う。
「今、何考えてるの?」
「え? ……えーと、風が気持ち良いなあって」
「そう……そうね」
と応えて、レイは微笑む。
カーテンを優しく揺らす風が、二人の汗の引いた肌を、ちょうど良い
涼しさで撫でている。
考えないで微笑んでいた事に、後から気が付く。
そして、考えなければ笑顔を作る事すら出来なかった、かつての自分
にも。
「どうかした?」
少年が問い掛ける。
「ううん、なんでもない」
そう応えて、レイは少年の肩に頭を乗せて目を瞑る。
自分は何を探していたのだろう?
悦楽の窮みに我を忘れ、高みに昇れば何かが見えて来る。そう彼の人
は、肌を合わせてそれを教えてくれたのに。
今、自分が手に入れようとしているのはそれとは全く別のモノ。
もっと、穏やかで、優しげな、温もり。
「……好き」
発した呟きに、頬が熱くなるのは何故だろうか?
「僕も……」
耳にした呟きに、胸が熱くなるのは何故だろうか?
「いかりくん……」
レイは少年の肩に腕を回して、唇を求めた。
返って来た口付けは、優しい。
本日はこの辺で(^_^)/~
お疲れぃ。
ほ
どうも連投に関わる規制が改定されたようで……。
一度に投下するタイプの職人さんが引っかかってしばらく書き込めない被害
が結構出てるようですね。ココも気を付けないと。三十秒以内の連投はダメ
らしいのでちょっとゆっくり貼ってみます。
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◇ ◇ ◇
抱き合い、舐め合うような、優しいキスが続く。
唇を啄ばみ、頬に触れ合い、鼻を擦り合う。
レイの手が、少年の下半身へと伸びる。
彼の手は、レイの胸へと伸びた。
柔らかな胸の膨らみを、優しく包む掌。
その手の温かさを意識するだけで、先端が硬く尖った。
少年の掌にも触れている筈の、その突起。優しく撫で擦られると、何故
かじんじんと、痛むように疼くのだ。
「碇君」
「何?」
「舐めて」
うん、と少年は一つ肯いて、肩に掛けた布団へ潜るように、レイの胸の
先端へと顔を近づける。
身体をずらしたせいで、レイの手は少年のそれに届かなくなった。
代わりに、少年の柔らかな髪に指を絡ませる。少し汗に湿った髪は、
レイの細い指に良く絡む。
髪を掻き分けて、肌に触れる。
耳の後ろ、首筋、額の生え際。
まるで髪を掻き乱すように触れる。
レイに頭を撫でられながら、少年は尖った胸の先を口に含んだ。
「んっ」
痺れるような熱さ。虚空にあっては疼くそれが、少年の口の中の温かさ
に触れると、肌を刺すような鋭い快感に変わる。
ざらついた舌の表面が、粟立つ肌を撫でていく。唾液に塗れた肌が光る。
徐々に愛撫は下へと移って行った。
胸の膨らみの下、鳩尾、そして臍。
脇腹を掴む手が擽ったい。
レイが身を捩ると、その手は腰から尻の後ろへと伸びて行く。
太股ごと腰を抱き締められて、身動き出来ない足の間に舌が差し込ま
れる。
「んんっ…あっ」
細い顎が、腿の間に割って入る。
伸ばした舌先が包皮に触れ、熱く膨れた突端を探る。
レイの身体が、風に晒される胸が、一抹の寂しさを感じる。
「ああっ……いかりくん……」
零れる溜め息と共に、彼の名を呼ぶ。
顔を上げた少年のに向かって身体を捩る。
二人は互いに向きあって、身体を横向きにしながら、お互いの腰を腕
の中に抱き合い股間に口を近づける。
やはり、滾っていた。
先程放った余韻を感じさせない力強さで、少年のモノが張り詰めている。
近づくと、触れずともその熱さを感じる。
口の中に唾液が湧く。
唇でその熱い塊に触れる。
「うぁっ」
小さな呻き声が遠く聞こえる。
少年の口は、レイの股間を貪っていた。
互いの一番敏感な其処を、熱い舌先で探りあう。
掛かる吐息の熱さに酔う。
貫かれた痛みは、もう薄れていた。
少年の指先が胎の中へと侵蝕するが、その程度の太さであれば苦痛は
感じない。
けれど、中よりはやはり外の方が敏感だった。
包皮を吸い上げ、露になった芯を舐る舌先。
「んふぅっ」
口を少年の熱いモノで塞がれながら、喉の奥で啼く。
今にも果ててしまいそうな熱さに痺れる。
ぴちゃぴちゃと、舌先が蠢く水音だけに満たされた。
「んんんっ……んあっ」
痛みと共に満たされた交接よりも、自在に動く舌で刺激し合う愛撫の
方が、心地好かった。
果ててしまうと言う予感にも、恐れは感じない。
そして、息づき脈打つ少年のモノを口の中で感じる、その充実感。
口の中を満たしたそれが、更に硬さを増しながら膨らむ。
「あ……あやなみっ」
少年の背筋が揺れる。
共に果てようと言うのか、レイの股間を弄る舌の動きも激しさを増す。
水音が響き、吐息が喘ぎに変わっていく。
以前のレイなら、このまま果ててしまう事は望まなかった筈だが、今
は口の中に少年の放つそれを直接受け止めたいと言う衝動に駆られ
ていた。
口を窄めて、唇で扱き上げる。
舌を伸ばして、なるべく多く少年の肌に触れる。
レイが首や頭を動かさなくても、少年の腰は自然と前後に揺れた。
固く結ばれた唇を味わうように、大きく動くそれ。
出入りするたびに水音がする。
何時その時が来ても良いように、レイは吸い上げる。
「あ……もう……ああっ」
少年の動きが一層速くなった。
膨れたモノがどくんどくんと脈を打つ。
弾けたように先端から迸る飛沫を、残さず口の中で受け止める。
その、熱さ。
「あ……ああ……ぅあ」
少年の中に残るそれも捉えるように、レイの手が根元から少年のモノを
強く扱き上げた。
口の中にまだ流れてくる、熱い塊。
レイは全てを飲み下して、ようやく口を離した。
「んんっ」
すると、少年は動きを止めていた舌先を再び操り始めた。
痛む入り口には、舌では触れない。膨れた包皮を指先で押し広げ、その
中へと舌先を集中して舐め上げる。
「あっ……ああっ」
口が自由になったレイの声が、はっきりとした喘ぎに変わった。
胎の中へ差し込まれるのは一本の指だけ。今はそれが限界だ。
身体が自然と固くなる。
股間が痺れたように熱さを増し、胎の内が収縮するのが分かる。
「ああっ……碇君! いかりくん!」
少年の腰にしがみ付いたまま、レイもまた、少年の口に向かって腰を
揺らしていた。
快感に膨れて開き切った淫裂を、固く尖らせた舌先なぞり上げる。
背筋が震え、瞼の裏が赤く染まった。
「ああっ……ああっ……あはああっ」
びりびりと、胎に飲み込んだ一本の指を締め上げながら、レイが果てた。
収縮する胎内から蜜液が溢れて少年の顔を濡らした。
余韻に浸るように、二人は互いの足を抱きかかえたまま、しばらくはただ
荒く息を吐いていた。
本日はこの辺で(^_^)/~
漏れの元LRS派の血が騒いでる。
(;´Д`)ハァハァ
この先しばらくエチーなシーンはナイです。ご了承下さいm(_ _)m
なのでサクサク投下。
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◇ ◇ ◇
幕切れは唐突だった。
二人が持たされていた携帯電話が、同時に鳴る。
まず手に取ったのはレイだった。
「……はい、はい、分かりました」
気怠く沈んだ饐えた空気に、いつも通り平板なレイの声は、似合わない。
少年はぼんやりと身体を起こした。
その目にたった今まで映っていた彼女と、こうして本部からの指示を受
ける彼女との間に生じた、突然の落差。
「……何だったの?」
何か一人だけ別の場所に取り残されたような気がして、問う。
「警戒警報。パイロットは本部で待機」
「え? 使徒?」
「……多分」
それからは、無言だった。
レイはタオルを一枚掴んで風呂場に消え、身体を流して制服に着替える。
少年も同じく制服を着るが、レイのように淡々とはして居られなかった。
この場所は、余りに生温かった。
まるで、レイの胎内のように。
「先、行くから」
「いや、一緒に行くよ」
シャワーを浴びたレイより、浴びなかった少年の方が準備が遅い。
それでも慌ててレイの後を追う。
二人が本部への道を辿る街並みは、死んだように静まり返っていた。
警戒警報が既に発令されていたのだろう。
廃墟と化した巨大な団地は防災無線の設備すらメンテナンスが成されて
いなかったのだ。
環状モノレールは既に全線が停止しており、二人は駅近くの兵装ビルか
ら地下通路へと入る。
「どんな使徒か、分かる?」
「いいえ、まだ、分からないわ」
戦闘に赴くという緊張感、また悲壮感は、レイには無い。少年は何時も、
エヴァに乗ると怖い思いをするという恐れと、悪い予感で胸が苦しくなるのに。
非常灯だけがついた地下の通路は、ひどく暗い。
明るい昼間の空の下から急に地下に入った少年の眼には、なおさら暗く
感じられる。足元が危ういし、何処に向かっているかさえハッキリとしなかった。
先を歩くレイの姿だけが頼りだ。
「どうかしたの?」
遅れがちな少年を振り返り、レイが問う。
並んで歩くには狭い通路。少年は見失わないようにと、レイの手を後ろ
から握った。
「ううん……ただ、あんまり、急で……」
明るい地上からジオフロントへ向かうのに、即座に暗さに順応出来ない
少年は、暗闇の中でも方向を見失わない彼女の方が不思議だった。
レイにとって、ジオフロントは生まれ育った場所だ。
むしろ、陽の光の下の方が、慣れない場所である。
同じように、少年にとっては気怠い平穏こそが日常であり、レイにとって
はそうではない。
「綾波は、怖くないの?」
通路を急ぎながら、少年が問い返す。
「……別に……」
否。
以前であれば当たり前であったそれが、今は怖かった。
ただ、漠然とした恐怖に慄く事に慣れないレイには、その胃の辺りを締
め付けるような焦燥が何であるのか、分からない。
エヴァに乗るのを、怖いと思った事は無い。
自分にはそれしか無いのだから。
これまでは、そうだった。
けれど、少年の温もりに触れ、それを失いたくないと願う今は、落ち着
いて考えればやはり怖いはずだった。
その恐怖に、レイは自ら蓋をする。
まだ己の精神の動きを把握する事に、不慣れだった。
これまでは何が触れてもその精神は揺るがなかったのだから、そもそも
心が動く、動揺するという事態に慣れていない。
「勝てると良いね」
まだどんな敵が近づいているのかさえ分からない今、少年にはそう願う
だけが精一杯だった。
「負けるつもり?」
「ううん、違う……けど、何時も怖いと思うんだ。綾波は違うの?」
「良く、分からないわ」
レイの精神はプレッシャーとも無縁だった。
私が死んでも代わりが居る……自分自身の存在そのものが余りに希薄
だから、差し迫った事態にも、得体の知れない敵にも、乱されない。
――私には、他に何も、無いから――。
そう告げた後、少年は『そんな悲しい事言うなよ』と言った。
何が「悲しい事」なのか、その時は分からなかった。
今なら、分かる。
何もなくても、自分が居る。
その自分の身体を、手足を、失いたいとは思わない。
少年によって刻まれた傷が、触れられた記憶が、触れ合ったという事実
が、レイに初めて「自分自身の存在」を認識させていた。
◇ ◇ ◇
学校からのルートを通らず、遅れて到着した二人を咎める者は居なかった。
既に本部全体が戦闘体勢でそれどころでは無い。
慌ただしく準備を進める二人には、言葉を交わす余裕も無かった。
二人が搭乗したエヴァ初号機と零号機が、射出を待つ。エントリープラグ
のモニターにも、地上で捉えられた使徒の姿が転送される。
「目標は大桶谷上空にて定点滞空。依然として回転を続けています!」
空中にただ漂う、光る紐のような物体。
二重螺旋を描くシルエットは禍々しいが、さしあたって目で見ただけで
分かる脅威は無い。
けれど、武器や威力が見た目通りの使徒など居ない。
「第六の使徒、か……見た目じゃ機能は分からないわね。
レイ、今回は零号機にオフェンスを担当してもらうわ。
パレットガンを装備して迎撃位置へ」
「ハイ、分かりました」
「シンジ君、初号機は牽制と狙撃を担当、ライフルを装備して双子山へ
射出。大桶谷を挟んで反対側からレイが接近するから、ATフィールド
が中和された所を狙って背後から牽制して」
「ハイ!」
ミサトの指示でそれぞれの機体が射出ポイントへ運ばれ、リニアの
ルートが選定される。
「エヴァ零号機、発進! 続いて初号機、発進!」
暗い地下から、再び陽光降り注ぐ地上へ。
既に強羅の防衛線は突破され、使徒は第三新東京市を見下ろす位置ま
であと少しの大桶谷上空に居た。
進行方向の山の中腹へと射出される零号機。
距離を置いて、その反対側の山の麓に射出される初号機。
両機共にリフトオフして、視界に使徒を捉えた。
本日はこの辺で(^_^)/~
オリジナル使徒になるのかな?
乙彼〜。いよいよsy(略
(*´Д`)ハァハァしながら待ってます。
>>440 順番がかわっただけでしょ。アルミホイルでは?
>>440 時系列(出現順序)が違うだけでオリジな使徒ではありません。
ヤシマ作戦>結構長い間(泥濘〜)>ヒモ使徒襲来>アスカ来日(予定)
てな感じ……多分。あんまり自信ないと言うか深く考えて無いですが(苦笑)。
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エヴァのカメラで直に見ても、使徒がどんな能力を持ち、どんな脅威を
備えているのかは分からない。
初号機はアンビリカル・ケーブルを繋いだまま谷筋へ降り、射撃ポイント
に着いた。
零号機はいつでも飛び出せる体勢で、近づく使徒に対して狙いを付ける。
「目標、進路を変えず零号機に接近。
フィールド境界、接触まであとフタマル」
「零号機、ATフィールド展開」
「了解、零号機、フィールド展開」
レイの零号機が、近づく使徒に対してATフィールドを展開した時、
それは起こった。
◇ ◇ ◇
「はっ!?」
「綾波っ!!」
それまで輪になって回っていた使徒が、突如解けた。
その一端が接触し合ったATフィールドの境界面へと目にも止まらぬ速さ
で伸びる。
「もっ、目標、零号機に物理接触!」
「ダメージは?」
「損害は有りませんが、装甲が侵蝕されています!」
「フィールドは?」
「展開しています、しかし侵蝕が止まりません」
「積極的に、一次的接触を試みているの? 使徒が!?」
フィールドを貫いて、紐状の使徒は零号機の胸と腹の装甲の継ぎ目に取
り付いた。
使徒の細い胴を掴んでそれ以上の侵蝕を防ぐことを試みつつ、零号機が
至近距離でパレットガンを撃つ。
しかし、超高速で打ち出される重金属のブレットは、フィールドが中和
されているにも関わらず、使徒に傷一つ付ける事が出来無い。
「零号機、後退して! シンジ君!」
「距離を詰めてこちら側からもフィールドを中和します」
初号機がアンビリカルケーブルを切り離して、ライフルを持ったまま走る。
「装甲貫通、目標は零号機の素体に接触し始めました」
「シンジ君急いで!」
特殊舗装で足元を支えられる市街戦とは異なり、ガレ場を走る初号機の
足は遅かった。
足場の崩れ易い谷間を長いライフルを抱えたまま走るシンジは焦る。
目の前で、零号機が使徒に絡み付かれているのに、まだフィールド中和
ポイントに届かない。
「くっ」
弾倉を撃ち尽したパレットガンを放棄して、レイはプログレッシブナイフ
を手に使徒からの離脱を試みる。
しかし、使徒の胴を掴んでいた左手にも侵蝕が始まり、ナイフも使徒
本体には刃が立たない。
「目標、零号機と融合を始めました。侵蝕率5%」
胸部から腹部に掛けて、葉脈のような筋が装甲表面に浮かんだ。
融合した使徒の身体が浮かび上がっているのだ。
その内側では、エヴァの素体内部へ向けても侵蝕が試みられていた。
装甲と素体の間の隅々まで、無数に分岐した使徒本体が触手を伸ばして
いく。
そして遂に、零号機の全身で素体の表面が侵され、融合が始まった。
「綾波っ!」
少年の叫びを最後に、零号機の通信機能は失われた。
◇ ◇ ◇
エントリープラグ内部では、レイのプラグスーツにも零号機と同じく
葉脈のような文様が浮かび上がっていた。
このままでは零号機を乗っ取られる。
レイは焦るが、もはや使徒を掴んでいた左手は完全に融合され、
ナイフを握った右手の自由も奪われ始めた。
「んくっ……んはっ」
エヴァの胎にも、空隙が有った。
股間に達した使徒の一部は、表面よりも侵し易い内部へと侵入を試みる。
その感触も、エヴァとのシンクロによってレイの身体に伝わる。
「はっ……いやっ」
足を閉じた所で、自在にカタチを変える使徒の侵攻を止めるには、無駄
な努力に過ぎない。
レイは身体の内部に、熱く太いモノが入り込んで溶けあう感触を味わう。
胎の中でも暴れまわる使徒。
前も後ろも侵され、内部で融合が始まる。
その耐えられない熱さは、まさに肉の滾り。
貪欲な肉欲そのものだった。
「あ……あぅ」
胎の底にまで、遂に使徒が達する。
エヴァにも子宮が有るのかどうか、知る由も無い。
けれど、レイの身体はその感触をそう解釈するしかなかった。
熱い塊が、初めは細い液体のように閉じた胎の中心へと入り込み、つい
で穿たれた細い隙間をこじ開けるように太さを増していく。
胸から身体の表面を這い上がり、口や鼻、目や耳にも達した使徒の末端
が侵入して来る。
レイの口は大きく開かれ、涙腺からは涙が零れ落ちる。
苦痛に泣いている訳ではない。
身体の自由が効かず、侵蝕する使徒によって汗腺が、涙腺が、唾液腺が
開かれて体内から水分を奪われる。
鼻の奥、耳の奥をも擽られるように刺激される。
胎の底でも同じだった。
プラグスーツの生体処理能力を超えて、レイの股間は溢れ出る愛液に濡
れた。
自らの意思とは無関係に、乱暴に開かれる、全身の穴と言う穴。
「ぃいっ……いやっ」
叫んだつもりだったが、声は出なかった。
後ろの穴が大きく拓かれる。入り込んだ使徒は太さを増してレイの胎の
中へ踊り込んだ。
腸の中へと逆流していく使徒の熱い触感に、全身が粟立つ。
次いで、プラグスーツの中で、レイは失禁していた。尿道を溯った使徒
が膀胱に達してその口を開いたのだ。
無理矢理開かれた口の端から唾液が流れ出す。
見開いた目の表面まで葉脈が覆い尽くす。
鼓膜を侵され、使徒の一端は遂にレイの内耳へと達し、平衡感覚すら
奪われた。
目を塞がれ、耳を奪われ、上下すら見失う。
その暗闇の中で、全身を溶かすような熱い感触に犯される。犯され尽くす。
「ああっ……ああっ……あはぁああっ」
びくん・びくんと、自由を失った筈の手足が跳ねた。
胎の底が繰り返し収縮する。
背筋が震え、喘ぎ声が漏れる。
レイは果てていた。
何度も、何度も、無理矢理にイかされているようなものだった。
そして、耳の奥と眼底に、鋭い痛みが走った。
内耳と視神経を犯し尽した使徒が、遂にレイの脳内へと達した。
本日はこの辺で(^_^)/~
500get
(゚Д゚)ハァ?
朝から投下〜。
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『蝕み』−6
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『蝕み』−7
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◇ ◇ ◇
「貴方、誰?」
血のような紅い水面に、レイは浮かんでいた。
見渡す限り暗い空と、紅い水面。
そして林立する塩の柱。
他には何も無い。
「貴方、誰?」
自分以外の存在は、ただ一体だけ。
目の前で、水面に半ば沈み、半ば浮かんで正対する、もう一人の
綾波レイ。
「貴方、使徒ね?」
「違うわ……ワタシはワタシ。アナタと同じよ」
「いいえ、貴方は使徒よ」
「そう……なら、アナタも使徒よ」
綾波レイの顔をしたソレは、レイと同じ声で喋った。
まるで、ダミープラグとシンクロしているようだった。
「此処には、何も無いのね」
「いいえ、此処はアナタの中よ……何も無いのはアナタ自身」
「貴方、誰?」
「ワタシはアナタ、アナタはワタシ……」
ソレはそう繰り返し呟きながら、レイに近づいてくる。
「ココロがイタイのでしょう? 何も無いから」
「いいえ、それは痛みではないわ」
「痛みよ……ココロの痛み。アナタのココロには大きな穴が開いているの。
それが埋められなくてアナタは痛みを感じているのよ」
「それは、痛みではないわ。それは、寂しい、と言うの」
「寂しい? 寂しいのは、アナタよ」
「いいえ、寂しいのは貴方。使徒だから、自分以外に誰も居ないから、
寂しいのでしょう?」
「いいえ、寂しいのはアナタよ。アナタは何処にも居ないもの」
ズキン、と胸に穴を穿たれたように感じた。
綾波レイ、綾波レイ、綾波レイ……。
自分と同じ綾波レイが無数に居る。
そんなイメージが頭の奥で湧く。
なのに、自分は何処にも居ない。
私が死んでも代わりが居る。
だから私自身は何処にも居ない。
「ほら、ココロがイタイでしょう?」
「いえ、寂しい……寂しいのね、私」
「そうよ……アナタは、とてもとても寂しがっているのよ」
呑まれる、とレイは慄いた。
使徒は、身体だけではなく、精神をも蝕み、支配下に置こうとしている。
その思考を読まれた。
「いいえ、アナタを自由にしようなんて、思わないわ」
「どうして?」
「だって、アナタは何も持って居ないもの」
心に広がる虚無の洞穴が、更に広がる。
埋められない疼きが。渇望が……。
水平線が遠く霞む。
丸みを持たないその地平は、果てしなく遠い。
「貴方もきっと、寂しいのね」
「そう? 分からないわ」
「使徒だから……自分しか居ないから」
「それはアナタも同じよ。アナタはワタシ、ワタシはアナタ。
アナタも使徒、ワタシもヒト」
「何を願うの?」
「願う?」
「ええ、どんな未来を待ち望んでいるの?」
レイは、極限下で使徒との対話を試みた。
もはや、肉体の自由は奪われた。
零号機も奪われた。
この、埋めようの無い寂しさを抱えた心まで奪われてしまえば、何も
残らない。
そして、また、自分と同じ綾波レイが生まれる……。
同じ顔で、同じ声で、同じように生きて、そして消える。
死ぬことすら許されない。
死んだと言う事実すら、何処にも残らない。
綾波レイは何時も、綾波レイのまま。
「アナタはどんな未来を望んでいるの?」
「未来?」
「ええそうよ。アナタは、何を願うの?」
「願う……」
このまま、使徒を道連れに自爆出来るだろうか?
エヴァには自律自爆装置がある。
コアを爆縮させ、跡形も無く消え去ることが可能だ。
恐らく、融合した使徒も共に消えて無くなるだろう。
「それは…ウソよ…」
「嘘? どうしてそう思うの?」
「だってアナタは泣いているもの。消えてしまうのが寂しいと、涙を
流しているもの」
「涙?」
確かに、レイの頬には涙が流れていた。
此処で自分が消えて、再び現れる綾波レイを、彼の人は同じように扱う
のだろうか?
そして、シンジは同じように触れてくれるのだろうか?
「どうしてココロがイタイの?」
「……どうしてかしら……」
同じように触れられても、それは同じ私では無い。
それが哀しかった、寂しかった。
私は消えてしまうのに、誰も、消えた事にすら気が付いてくれない。
ならどうしては私は此処に居るの?
どうして? どうして? どうして?……。
「アナタハシナナイワ、ワタシガマモルモノ」
使徒が、綾波レイの顔をした使徒が、そう呟いた。
「何故その言葉を知っているの?」
「言ったでしょう。アナタはワタシ、ワタシはアナタ」
「いいえ、違うわ。私は私よ」
「同じ事よ」
「違う……違うわ」
「消えてしまいたいの? 誰のココロにも残らないまま」
「いいえ、それも違う……」
もはや、流れる涙は途切れなかった。
心が痛んだ。
寂しさが、哀しさが……そして、それに気付かず今まで過ごしてきた
長い時間が。
「アナタハシナナイワ、ワタシガマモルモノ」
レイは遂に、向き合う使徒に心を許した。
◇ ◇ ◇
「はっ……これは……涙?」
エントリープラグの中で、不意に全ての知覚が戻った。
同時に、零号機の通信も回復する。
「綾波っ!」
初号機が、使徒と零号機の融合したATフィールドの境界にようやく達
したのだ。
「レイ、機体を捨てて逃げて!」
発令所からの通信も届く。
レイの目が、モニターに映される初号機の姿を捉えた。
本日はこの辺で(^_^)/~
うへぇ
ヤなとこで終わってるな
続きが待ち遠しいよ
続きマダーー?(AA略)
遅くなってスマソ。
つか何度か書こうと思ったんだけど挫折してました。
色々調べてみるとアク禁ではなくレスアンカータグの使用制限が新たに
始まったようで、引用符を使ったリンクが多くなると蹴られるらすぃ。
ので、
前回以前
>>443参照
前回 『蝕み』−8
>>454-459 >454 >455 >456 >457 >458 >459
これなら多分書けると思うけど……。
ライフルの砲口はこちらを向いている。しかし、零号機に自分が乗って
いる以上、使徒と融合した機体撃つ事は出来無い。
少年の顔もモニターに見えた。
焦燥と怒り、そして……。
「綾波っ! 脱出してよ! お願いだから返事してよ!」
ああ、とレイは溜め息を漏らす。
相変わらず、使徒は全身を隈なく覆って妖しく蠢いている。
見下ろせば、血管のようにプラグスーツに走った触手が複雑に絡み合い
ながら脈動していた。
胸の先が、痛い程に尖っていた。
包むように使徒の触手がその膨らみを覆い、先端から内部へ入り込もう
と蠢く。
痛みは感じない。
むしろ、溶け合うような感触だった。
「綾波、まだ!?」
初号機が片膝を着いて射撃姿勢を取った。
エントリープラグが射出されれば、すぐにでも零号機の機体ごと使徒を
殲滅出来る構え。
なのにレイは、指一本動かす事が出来なかった。
口も聞けない、眼球すらも動かせない。
その目から、再び涙が零れて落ちる。
「い・か・り・く・ん……」
喉の奥で、呻くように絞り出す。
聞こえただろうか?
通信で届く少年の声が遠くなる。
レイの手が、ようやく少しだけ、動いた。
インダクションレバーの向こうに、緊急脱出用のレバーが有る。
けれど、そこには身体を前に折らなければ届かない。
胎の中を使徒に貫かれて、もはやそれは叶わなかった。
レイの右手が、座席の後ろを探る。確か、自爆装置のスイッチは後ろに
有った筈だ。
そちらなら、寝返りを打つように身体を捻じる事が出来れば、手が届く。
レイの思いを察したのか、全身で蠢いていた使徒が、急にその動きを
止めた。
そして……。
「ダメッ!」
自由の効かない喉で、ようやく叫んだ。
初号機に向かって、使徒の反対側の端が伸びて行く。
「あれは、私の心……碇君と、一つになりたい……」
既に初号機と零号機の間には、フィールドを展開する距離的な余裕も
時間的な余裕も無かった。
迫り来る使徒の突端を、シンジが操る初号機はギリギリの所で避ける。
右肩のポッドが吹き飛ばされ、ライフルの銃身が捻じ曲がる。
あれでは最早、狙撃は無理だ。
近接戦闘を行えば、零号機と、レイと同じ運命にシンジを巻き込んでしまう。
それだけは出来ない。
「レイ、機体を捨てて逃げて!」
発令所では相変わらずミサトが叫んでいた。
けれど、零号機のATフィールドが消えれば使徒の標的は初号機一つ
に絞られる。
そうなった時、ライフルを破損した初号機が満足に戦えるかどうかは
疑問だ。
レイは自由の利かない身体を捩って、シートの横にずり落ちる。
目の前に、黄色と黒の派手なトラ縞に縁取られた、赤いパネルがあった。
薄いアクリルのそのカバーを割り、内部のレバーを引く。
「れ、零号機の自爆装置が起動!」
「あやなみっ!!」
「レイ、どうする気!?」
零号機のコアが、起動したフライホイールの起電力で収縮を始める。
察知した使徒が、初号機に向かっていた突端を逆向きに飛ばしてアン
ビリカルケーブルを切断する。
それでも、最早爆縮と臨界を引き起こすにはフライホイールと内臓電源
で十分だった。
レイは痛む身体を折り曲げて、使徒が逃げ出さないよう我が身を抱いた。
「ATフィールド反転! 使徒を、取り込んで行きます」
「自爆する気?」
「あやなみっ! あやなみっ! あやなみいっ!!」
その刹那、レイの瞼の裏に、見上げた蒼い空が映った。
二人であの部屋から見上げた、ちぎれ雲が漂う、澄んだ青空が。
「貴方は死なないわ、私が守るもの……」
零号機は、自ら発した劫火に包まれた。
短いですが本日はこの辺で(^_^)/~
ギャー
まさにギャー (;゚Д゚)!!!!!
ラブラブな触手プレーイ……シンジきゅんとレイたんの触手プレーイ……_| ̄|○
……いやいや! きっと意外の大展開が待っていると信じてお待ちしますぞ。
エロパロ板のあれが・・・・
シンジきゅんが触手でアンアンが・・・・_| ̄|○
レイ炭は必然ですたか・・・
LRS厨的には最後ににゲンドウを思い浮かべなかったレイ炭マンセー
<<469
誤爆失礼しました。
ラブラブな触手エッチ…×
純愛エッチ と 触手エッチ の豪華二本立て…○
という罠
473 :
名無しさん@ピンキー:03/09/10 16:52 ID:4ykJbFfh
エロパロ初めてきたけど面白い!
純だねっ!碇くん!!
>>465 零号機は(ゼロごうき)では?
だから最後の文は「ぜ、零号機の云々」になる。
れろごうき。
◇ ◇ ◇
「……まだ、生きてる……」
目を覚ました時、レイの目に映ったのは、あの暗く汚れた地下室の
天井だった。
見下ろせば、病院着のようなゆったりとしたパジャマに身を包んで、
薄い布団を掛けられていた。
レイは身体を探る。
何処にも、傷跡は無い。
そっと溜め息を吐く。
「私、何故、生きて居るの?」
記憶が飛んだのかどうか、定かでは無い。
けれど、レイの精神は、使徒に侵され零号機と共に自爆して果てる
瞬間を、鮮明に覚えていた。
ふと、思いついてパジャマのズボンの中に手を差し入れる。
下着は身に着けて居なかった。
「……あ……」
小さな呟きと共に、溜め息が漏れる。
「どうして?」
入り口は、シンジが付けた傷が、まだ鈍く疼いた。
この身体は、再び失われて新しいモノに変わったのでは無い……
しかし、何故?
また自分という存在が消えて、他の沢山の綾波レイの一つに戻り、
再びやり直すことを望まない気持ちはあった。
けれど、それも、融合した使徒が初号機に向かうまでの事。
少年の身を傷つけ、初号機まで失われるぐらいなら、自分など消え
てしまっても構わない。
そう思って、起爆装置に手を伸ばした。
なのに……まだ、此処に居る。
では初号機はどうなってしまったのだろうか?
◇ ◇ ◇
部屋の中を捜しても、何も持ち物は無かった。
時間や日付けを確認する手段すら無い。
レイは、始めて自分から扉の前に立つ。
鍵は、掛かって居なかった。
「開いていたのね、ここ……」
何年ここで過ごしたのだろう?
一度も、自分から外に出ようと思った事など無かったのだ。
地下深くのこの区画は、今では使われていないため非常灯の明かり
しか無い。
けれど、それでレイの目には十分だ。
歩き続けて、本部の建物の使われている区画へと出る。
病院着を着た自分がフラフラと出歩いて良いものかどうか、判断がつ
かない。
だから、まず最初に、赤木博士のオフィスを訪ねた。
「あら、気が付いたの? そろそろ様子を見に行こうと思ってたところよ」
博士は全く普段どおりの様子で、目覚めたばかりのレイに接した。
「何処も痛まない?」
「はい、問題ありません」
「そう、じゃあ着替えを持って来るわ」
「……あ、あの」
「なに?」
自分から何かを言おうとしたレイが珍しいのか、博士は立ち上がった
まま動きを止めて、レイの顔をじっと見つめる。
「初号機は? 碇君は、どうなりました?」
「無事よ。零号機の機体は損傷してしまったけど、回りに被害は出な
かったわ。貴方の決断のおかげね」
レイには、その時の状況が思い出せない。
博士は端末に戦闘監視システムや初号機からの映像も交えて、最後
の瞬間を振り返って見せてくれた。
零号機のコアが爆発する一瞬前、エントリープラグは既に射出されて
いた。
そして、レイが脱出したと聞いたシンジは、曲がったライフルで二発、
使徒と零号機を撃つ。
一発目は外したが、すぐにそれで歪んだ弾道を修正し、二発目は当
てた。
そして、零号機の機体から、融合されたコアと使徒だけが吹き飛ば
されて、爆発する。
零号機は胸部装甲やコア、そして脊髄まで損傷していたが、素体の
手足は再利用が出来そうだという。
射出されたエントリープラグは上空までロケットモーターで離脱し、
使徒とコアの吹き上げた劫火を避けて飛んだ。
その後、パラシュートを開いて芦ノ湖に無事着水。
戦闘終結は今から十二時間ほど前だと言う。
「ギリギリまで使徒を押さえ込んで、危険を冒してくれた貴方の決断の
おかげね」
「いえ……碇君が……」
「そうね、シンジ君も頑張ったわ。二人ともお疲れ様」
着替えを受け取り、家路につく。
珍しく本部から、公用車で直接自宅前まで送られた。
これが、危険を冒して勝ち取った勝利への、ささやかなご褒美だろうか?
家に上がり、ベッドに腰を下ろす。
また、月が窓を照らしていた。
少年の肌に初めて触れたのが、今から四日前。
再び絡み合ったのが、今日の昼。
なのに、どちらもひどく遠い思い出のようだった。
鞄の中で、携帯が鳴る。
レイは本部からの呼び出しだと思い、すぐに出た。
「あ……いかりくん?」
「大丈夫だったんだ、良かった……今、何処?」
電話の相手は、彼だった。
戦闘終結後、すぐに家に帰って横になったが、レイの事が心配で何度
も本部に電話を入れたという。
怪我はして居ないと聞いてはいたが、気が付いてすぐに自宅に帰れる
ほどだとは思っていなかったと、素直に喜んでいた。
「あの、さ、大丈夫なら明日、学校来るよね?」
「多分……どうして?」
「帰りに寄って良いかな」
「もちろん」
「そっか、良かった……じゃあ、また明日ね」
「ええ、また明日」
「おやすみ、綾波」
「おやすみ、碇君……」
そんな風に、業務連絡以外の電話をするのは初めてだった事に、
電話を切ってから気が付く。
少年の声は、何処か上ずって落ち着かない様子だった。
いや、自分も、少し落ち着かない気分だったかも知れない。
彼の声を聞き、息遣いを感じる。
電話で人と話すのが、これほど胸を高鳴らせる事だとは、知らなかった。
レイは、再び月を見上げた。
夜が明けるのが、待ち遠しかった。
本日はこの辺で(^_^)/~
思わせぶりなところで切ったらレスが沢山キター(AA略)。
>>467-473 レスどうもです。でも、上記の通りです(笑)。
>>474 「零号機」の読み方って「ゼロゴウキ」なん?
やべ、今までずっと間違ってたかも。
かれこれ六年ぐらい(爆)。
>>475 ワロタ
次回で第二部終了予定でつ。
僕は綾波の下着を盗もうとしていた。
綾波のクラスが体育の授業中に、トイレに行く振りをして教室を抜け出し、
女子更衣室へ走った。
下着が無くなっても疑われるのは同じクラスの奴か外部犯だろう。
ほとんど綾波と話したことも無い、クラスも違う俺なんかが疑われることは無いはずだ。
持ち物検査されるなんてありえないだろうけど、念のため一旦どこかに隠して、帰りに回収しよう。
そんなことを考えていた。
女子更衣室の窓は鍵が開いていた。柵があるから安心して鍵は開けっ放しになっているのだ。
でもその柵が意外に脆い。すっかり錆びて根元から折れる。
僕は難なく中に入り込み、綾波の荷物を探した。
鍵も付いてない安っぽい扉を綾波の出席番号分右から数えて開ける。
小さなバッグを明るいところに取り出し、中身を確認。綾波の名札があった。
(間違いないこれだ!)
頭の血管が開いていく。血が激しく巡り、もちろんズボンの前はパンパンだ。
手荒にそのバッグの中身を引き出し、小さく折りたたまれた簡素な白い布を見つける。
匂いを嗅ぐと今まで嗅いだことの無いとてもいい匂いがした。
(女の子の・・・、綾波の匂い・・・、綾波のあそこの匂い!)
僅かに、ちんちんのさきっちょがぬるりとしたのを感じて我に返った。
その時ガチャリと音がした。
(捕まる!?扉!誰!?見られる!)
僕の頭は、ものすごい速さで回転したけど、一瞬で混乱し、呆けたように扉を、扉を開けた人物を見ていただけだった。
「あ・・・・・綾波・・・・・・・・・・・・・!!」
「あなた誰?」
水着姿の綾波はさして動揺も見せないで聞いてきた。僕は何も答えられなかった。
「何してるの?」
水着姿の綾波はさして動揺も見せないで聞いてきた。僕は何も答えられなかった。
「それ私の下着・・・」
僕はただびくっと体を震わせて、下着を弱く握って顔を逸らすしかできない。
(もう、おしまいだ・・・)
退学や警察の文字と親の顔が浮かぶと、手がぶるぶる震えだし鼻の奥に変な痛みを感じた。
水の足跡をつけながら綾波は近づいてくると、僕には構わず散らばった荷物を片付けだす。
「ごっごめん・・これっ・・・・」
僕は慌てて手に持っていた下着を綾波に渡そうとした。
「欲しいんでしょ?あげるわ。」
綾波は手を止め、こちらを見て平然とそう言った。
「ごっごめん!・・・・誰にも言わないで!もう二度としないから!僕はっ・・・」
「誰にも言わないわ。」
「えっ・・?」
「誰にも言わない。」
「えっ・・・・・でも・・・えっ?」
「その下着もあげるし誰にも言わないから、もう戻ったら。」
綾波が何を言っているのかさっぱり分からなかった。
「でも・・・無いと困るでしょ?」
僕はいったい何を言ってるんだ。
「別に。死ぬわけじゃないし。」
綾波もいったい何を言ってるんだ。
でも状況に余裕を感じたせいか、ノーパンで歩く綾波を想像してしまう。
それでたたみかけていたテントがまた立ってしまう。
そのテントを凝視する綾波。
「いやっ・・・これはっ・・あの」
慌てて隠すけど、男が手で股間隠すというポーズはそこはかとなく間抜けだ。
しかも片手には女の子の使用済みパンティ。
「だしたいの?」
「へ?」
返事まで間抜けになってしまう。
(出す?出すって・・・)
「射精したいの?」
(一体何を考えてるんだこの子は!顔色一つかえずに!)
(でも、もしかしてこれって・・・)
「ペニスは勃起しているんでしょ?」
ペニスなどとおよそ似つかわしくない単語を吐くときも、
その顔には何の表情も感情も浮かばない。
甘い期待もあり、つい、
「う・・ん・・・」
などといってしまう。
「SEXしたい?」
「うん・・・」
期待は加速する。
「だめ。」
急減速。さすがに冗談だろう。からかわれたんだ。
「今は時間がないから。」
再加速!今はって!?
「フェラチオでいい?」
そんな事をいいつつ綾波は近づいてくる。
僕は馬鹿みたいに何度も首を縦に振るしかなかった。
匂いを感じる。僅かな塩素の匂い。
綾波の体の匂いだと意識するとちんちんがぴくりと動き、
既に余裕の無いズボンに阻まれて苦しさを感じた。
その苦しさが開放される。少しずつ外気に近づくのを股間に意識を集中しているせいで感じることができた。
不思議なほど冷たい手が僕のカチカチのおちんちんをにぎる。そして綾波の顔がおちんちんに近づいてきた。
(綾波の唇、綾波の唇が・・・・)
ちゅっ
「うぁっ!」
びゅるっ・・・びゅびゅっ、びゅっ
その小さな音と、本当に柔らかく僅かに暖かく湿った感触は、僕の引き金を引いた。
僕の精液が綾波の顔にかかっている。髪にも、鼻の頭にも。口を近づけていたせいで鼻にも入ってしまったようだ。苦痛の表情を僅かに見せたが、すこし咳き込んだだけで、またいつもの顔にもどる。
すると、綾波は自分の顔の精液を手で拭い集め、飲み込みはじめた。
ちゅるっ・・んくっ・くっ・・・
「なんで・・・そんな・・」
「そのままじゃ戻れないから。」
ちゅるっ・・・くっこくっ・・
それはひどく作業的で、この前見たAVのように媚びた表情やしぐさは一切無かった。
それでもエロを感じないわけでは無く、また股間は元気になってしまう。
自分の顔に付いた精液をあらかた舐めおえると、また僕の股間に顔を近づけ、
ぼくのちんちんに付いた精液も舐め取り始めた。
ぴちゃ、ぴちゃっ、ちゅちゅ、
今出したばかりで、射精はしそうにないけれど、射精したばかりのせいか、
それは全身の力が入らなくなるような快感だった。
びくんびくんと舐められるたび、触れられるたびに反応してしまう。
僕のおちんちんはきれいになった。
「もう一回?」
綾波はびんびんなったそれをみて、そんなことを言ってきたが、
僕は慌てて首を横に振ると、ズボンをあげて、わたわたと入ってきた窓から出て行こうとした。
なんだかむしょうに怖かった。
「放課後に来て。」
綾波は言った。僕はうなずきもせず走って教室に戻った。
>>482 ゲンドウとか出てくるのナシで頼む!マジで!
シャワーを浴びながら、レイは翌日に思いを馳せた。
いっそ、朝から少年と共に学校へ向かうのはどうだろうか?
通学路は距離が離れている上ほとんど反対で、どちらかが寄り道を
すれば共に歩けるという位置関係では無い。
早起きは苦にならない性質だから、レイの方が少年をミサトのマン
ションまで迎えに行けば一緒に登校出来る。
今朝始めて感じた風の匂いや、空の青さについて、少年と言葉を交わ
してみたかった。
そして、帰りに寄ると言った、その言葉。
彼の人の言う『食事にしよう』と同じ意味だと、すぐに悟った。
身体を洗い流す手が、熱を帯びる。
失う事も覚悟したこの身体が、再び彼の手足と絡む。それは、以前の
ような陶酔をもたらすものでは無いけれど、もっと穏やかで温かな、レイ
には言葉に出来無い満足感を与えてくれる。
その時、股間にぬめりと共に違和感を感じた。
滾っている、猛っている。
触れられたわけでも、昂められたわけでも無いのに。
胎の底が熱くなる、渇きにも似た衝動。
レイはなめらかな恥丘に手を這わせた。
ぷっくりとした肉襞の間に、そっと指先で触れる。
そこに息衝く、膨らんだ花芯。
まだ包皮に包まれて控えめな存在だが、確かに少し勃起していた。
左手でそれを外からなぞりながら、同時に右手で胸を包む。
トクトクと、徐々に高まる鼓動を感じる。
流れるシャワーの水流に右の胸を打たせ、左の胸を右手で掴む。
「んふぅっ」
微かな喘ぎと共に、膝が溶けそうになった。
シャワーの角度を変えて、壁に背を持たせる。
浴槽のへりに腰を預けて、腿の間で指を躍らせる。
「はぁ……碇君」
少年なら、どうやって其処に触れるのだろうか?
そう考えながら操る手は、徐々に大胆に、忙しく動き出す。
その時。
「えっ!?」
レイの、ほぼ純白の双丘。
太股からなめらかに盛り上がる、弾力を秘めた肉感と、張り詰めた
きめ細やかな肌。
その中心から、どろり、と愛蜜とは違う粘り気を帯びた粘液が漏れた。
「うっ……んはっ」
息を呑んだレイの頬が、さっと朱に染まる。
額に汗が浮き、眉根が寄せられ、眦が強く結ばれた。
「ぁあっ……あっ…だめっ」
どろり、と再び粘液が垂れた。
強い粘着力を持つそれが、体温と同じ熱さを保ったまま、レイの内腿
に張り付きながら流れ落ちる。
「あっ……んはっ……んんっ……なに?」
苦痛に歪み、耐えるように噛み締められていた口が、つい開いた。
熱い吐息と同時に、一瞬弛緩した双丘の間から、づぷっと湿った音を
立てて、丸みを帯びた細長い物体が覗く。
それは、意思を感じさせる不思議な律動で脈打ちながら、温かく濡れ
た胎内から漏れ出た外界に、戸惑うようにのたうつ。
戸惑いながらも、それは、徐々に伸びていく。
レイの太股の内に絡み付き、足をぐるりと取り巻き、膝まで下りて
その先を探る。
「や……戻って」
レイの意思など関係無く、宿主の身体の外側を探るように這い回る。
両膝から先には望む熱も湿潤も得られぬと悟ったそれは、今度はその
長い身体を折り曲げて太股の内を這い上がって来た。
「ん……ああっ」
それは、自分が出て来た洞のすぐ脇に、似たような棲み易そうな場所
を見つけた。
綾織に重なる肉襞の合わせ目を、自ら分泌する重い粘液で濡らしなが
ら、ゆらゆらと揺れるようにその間隙を弄る。
「んんっ……あはっ」
レイは、もはや立っている事が出来なくなった。
床に膝を付き、熱い寄生物が蠢く股間に両手を伸ばす。
「いっ……やっ……」
蠢く長い紐状のそれを、レイは手で掴む。
しかし、重く滑る粘液に包まれたそれは、その細さから想像するよりも
ずっと力強く、そして熱かった。
レイの手が掴んだ所から先が、幾つかに枝分かれする。その内の最も
太い一本が、股間の埋められない間隙へと入り込む。
「ああっ」
それは、少年のモノよりも、彼の人のそれに似ていた。
長く、太く、脈打ちながら、熱く、力強く、レイの腹を抉る。
「っん……ああっ」
レイの身体が、浴槽の中へと仰向けに倒れ込んだ。
頭からシャワーの湯を浴びているが、立ち上がろうにも足が滑り、膝
は笑い、腰に力が入らない。
重い粘液が相変わらず後ろの穴から流れ出していた。
そして、前の穴からは愛蜜が溢れる。
枝分かれした細い一本が、淫裂の前方を弄り、細い入り口を見つけて
入り込む。
それはすぐに、膀胱に達した。
「あ……あぁ……ああ」
熱い流れが、浴槽に尻餅を着いたレイの太股の裏を洗う。
とどめようにも、中まで達したそれを引き抜く事は出来無い。
枝分かれを繰り返し、身体を這い登ってきた触手に、両の胸を摘まま
れる。
先端を鋭く結ぶように囲んで、太い腕が丸みをしっかり支えるように
包む。
レイが見下ろす先で、それは徐々に形を変える。
片方は、彼の人の、ゴツゴツとした大きな手に。
もう片方は、少年の細い手に。
そして、先端を舐める細い部分が平たく変形して、舌のようにザラ
つく。
この生き物は、知っているのだ。
どうすれば、レイの身体が喜ぶのか。
何をすれば、心地好い陶酔に近づくのか。
更に這い登った太い腕が、口の中へと捩じ込まれる。
それは口の中で太さを増し、男のソレのように段差を備えて膨れ上
がった。
脈打つ姿も、弾けそうな熱さも、レイの知るモノと寸分違わぬ。
「うぅ……あぁ」
喉の奥まで届いて、妖しく蠢く。
湧きだす唾液を止める事も出来ず、レイは顎まで唾液を垂らした。
更に枝分かれした先が、耳を舐る。
耳の裏を擽り、耳たぶに吸い付き、耳の穴の中にまで入って柔らかく
湿った先が踊る。
「ああ……あああ」
胎の底に達したそれが、太さと固さを増してリズミカルに踊っていた。
まだ狭く頑なな入り口では細く、感覚の鈍い内部では太く力強い。
同時に、それら無数の触手が生えて来る根元に有る後ろの穴も、蠢く
リズムに刺激されていた。
◇ ◇ ◇
「貴方……どうして此処に居るの?」
「アナタが呼んだのよ」
レイは、固く目を瞑った瞼の裏で、またあの存在と対面していた。
「零号機と共に殲滅されたと聞いたわ」
「そう、本体は失われてしまった……リリンの隷の裏切りによって」
「私は、裏切って無いわ」
「いいえ、裏切りよ……まるでヒトのような顔をして、ヒトを誑かして、
そうまでして生き延びたかったの?」
「何を言うのよ……」
「でも、ワタシはこんなに小さくなってしまったわ。力もほとんど失って
しまった……だから、アナタをすぐに殺すような事はしない。安心して」
「何をする気?」
「ワタシは一人、でも数は増えるのよ」
「数を増やす?」
「そう、アナタの身体のおかげで、この星の生物と共に生きる方法は
理解出来た」
「寄生する気なのね、ヒトに」
「宿主に害は与えない……共生と言って欲しいわ」
「今も、害しているわ」
「違う……これはアナタが望んだ事よ」
「私が、望んだ?」
「そうよ。肌を刺激されたい、熱く濡れたい、貫かれたい。喘いで、
身を捩って、目が眩むような快感を欲しがったのは、アナタ自身」
◇ ◇ ◇
レイは目を見開いた。
流れ落ちる水流の一つ一つが、天井の明かりに照らされてきらきらと
煌めいた。
その視界が、赤く染まる。
呼気が限界まで早くなり、胸が爆発しそうに高鳴った。
「ああっ……いいっ……いやあああああっ」
そのまま、溶けて弾けた時のような快楽の窮みで、レイは叫びながら
果てていた。
泥濘第二部『蝕み』了
第三部『穢れ』へ続く
これにて『泥濘』第二部終了でつ。
第三部はまだカゲもカタチもありません(笑)。
レス番号のまとめとか次回へ向けてのネタ出しとか、また後日。
ご清聴ありがとうございましたm(_ _)m
それでわ(^_^)/~
ギャー
こんな鬼引きで終るなんて・・・_| ̄|○
次は1月だと思いたい。
これまでのまとめです。正規のリンク>>だと書き込めないので>で代用
しています。IEの人はリンク飛べないと思います。ごめんなさいm(_ _)m
かちゅ等の2ちゃんブラウザだと見れると思います。
泥濘第一部『泥濘』 2002/6/2〜12/7
『泥濘』1>26-29 >26 >27 >28 >29
『泥濘』2>31-35 >31 >32 >33 >34 >35
『泥濘』3>57-60 >57 >58 >59 >60
『泥濘』4>93-98 >93 >94 >95 >96 >97 >98
『泥濘』5>102-105 >102 >103 >104 >105
『泥濘』6>109-114 >109 >110 >111 >112 >113 >114
『泥濘』7>118-122 >118 >119 >120 >121 >122
『泥濘』8>133-138 >133 >134 >135 >136 >137 >138
『泥濘』9>204-211 >204 >205 >206 >207 >208 >209 >210
>211
『泥濘』10>219-228 >219 >220 >221 >222 >223 >224 >225
>226 >227 >228
『泥濘』11>234-237 >234 >235 >236 >237 までで第一部完。
泥濘第二部『蝕み』 2003/2/26〜9/17
『蝕み』0>288-294 >288 >289 >290 >291 >292 >293 >294
『蝕み』1>366-374 >366 >367 >368 >369 >370 >371 >372
>373 >374
『蝕み』2>382-392 >382 >383 >384 >385 >386 >387 >388
>389 >390 >391 >392
『蝕み』3>404-409 >404 >405 >406 >407 >408 >409
『蝕み』4>417-422 >417 >418 >419 >420 >421 >422
『蝕み』5>426-431 >426 >427 >428 >429 >430 >431
『蝕み』6>434-439 >434 >435 >436 >437 >438 >439
『蝕み』7>444-449 >444 >445 >446 >447 >448 >449
『蝕み』8>454-459 >454 >455 >456 >457 >458 >459
『蝕み』9>463-466 >463 >464 >465 >466
『蝕み』10>476-481 >476 >477 >478 >479 >480 >481
『蝕み』11>492-499 >492 >493 >494 >495 >496 >497 >498
>499 までで第二部完。
第三部『穢れ』がカタチになるのは何時の事やら……。
なんとか冬には間に合わせたいと思っていますけどね(^^;
この触手使徒は、隠れていたレイタンの直腸内で『チョコ』を食べながら
今まで成長していたってことで、ファイナルアンサー?
すかとろはいやん
>>504 やはり某スレ76には一度ちゃんとしたスカを書いてもらいたい(w
>>504 実は、奴がどんな方法で栄養を摂取してるかは良く分かりませぬ(汗
何せ「使徒」ですし(w
その辺の「うっかり考えて無かった設定」もこれから詰めないと。
どーもこのお話に関しては行きアタリばったりなもんすから。
愛液と精液が何より好き、なんてのが触手エロの基本でしょうかね?
もしくはヒトの思念や精神力を掠め取って生きてる、とかのほうが使徒
っぽいのかな。
も一つ、せっかく寄生してるのに現段階では尻から出てきてコチョコチョ
する能力しかナイんですが、それだと余りに弱い。最弱使徒かも(w
リッちゃんが虫下しを調合してレイに飲ませたら駆除されてしまう(ヲ
やはり宿主の思考や行動をある程度コントロールし、最終的には宿主を
支配下に置くぐらいでないと「正しい触手」(なんだそりゃ(w)とは言えません。
あと、重要なのは触手使徒がどう繁殖するかなんですが、分裂して増える
より卵の方が萌えなんですよね。絵的に「産卵」というシーンが欲しいので。
そうすると卵の状態ではどんなエネルギーで成長するのか、あと何をきっか
けにして孵化するのか、そんな基本的な事すらまだ考えて無かったり……。
これを読んで勉強しる!というような触手のスタンダードがあれば教えて
欲しかったりします(汗
>>これを読んで勉強しる!というような触手のスタンダードがあれば教えて
>>欲しかったりします(汗
心当たりはないですねぇ……
そういう特殊嗜好の小説(書籍やネット問わず)って、汁以外はあまり読ま
ないんですよ実は。皆さん意外に思われるかもしれないですけど。
自分で書いてるFFとかも、菊地秀行とかの妖魔モノの影響を受けてはいる
ものの、展開自体はほぼ自分の脳内の産物です。
(この脳味噌で精神病院に通ってない漏れって……)
>>あと、重要なのは触手使徒がどう繁殖するかなんですが、分裂して増える
>>より卵の方が萌えなんですよね。
禿げしく同意。
そういえば、汁の掲示板でもそういうこと書かれてましたね。
レイ自身も使徒リリスですし、その超常能力を利用して、自分の胎内に生み
つけられた卵の中で使徒の子供が育っていくのがわかってしまう…とか萌え。
あるいは、使徒が卵そのものを生みつけるのではなく、レイの卵子に自らの
遺伝子を組み込んで受精、それが成長して殻付き卵となりレイが産卵。
殻が割れて、中からは2頭身のちびちびレイが出現。
こんな感じで次から次へと卵を産んじゃうレイ。
気が付くと、使徒に卵子を全部使い切られてしまっていて、
肝心のシンジに使ってもらう卵子がもう残ってない Σ (゚Д゚;)
510 :
名無しさん@ピンキー:03/09/19 23:13 ID:iZSSAY4p
設定って、難しいですね……
自分の場合シリアスなエロよりも、ちょっとギャグを盛り込むのが好きで、
ギャグっぽい方向でネタを考えてると良いアイデアが浮かんできたりする
事があります。
……参考にしていただけるかどうかは微妙ですけど。
今禿げしく書きたいと思ってるのは、こういうネタ。
人外(使途or怪物)と交わったレイが妊娠してしまう。膨らんでいくお腹。
しかしレイはシンジとも体を重ねていて、どちらの子供かわからない。
自らの中から生まれ出る、異形の赤子を想像して怯えるレイ。
中絶したいが、もしシンジの子供だったら…という恐怖がレイを包む。
リツコに精密検査を依頼するも、検査後
「だ…大丈夫、心配ないわ」と、なぜか言葉を濁すリツコ。
「大丈夫だよ綾波。君もお腹の子供も、僕が守る!!
たとえお腹の子供の父親が僕じゃなくったって……その母親は綾波だ!
綾波がそのお腹を痛めて一生懸命生んだ子供なんだ。
僕が大好きな綾波の血を引いた子供なら…父親が誰だって関係ない!
僕の子供と同じだよ! だから生んでくれ、綾波!!」とシンジ。
いきなりLRSな展開。レイは出産を決意する。
お腹の子供が、シンジの子供である事を祈って……
数ヵ月後。臨月を迎えたレイは、ついに陣痛をおぼえる。
シンジに手を握られながら、出産室に消えるレイ。
シンジは部屋の前で、赤ん坊の産声を待つ。
しかし、扉を隔てた室内からはレイの苦しげなうめきが漏れてくるばかり。
そしてそれは、医師や看護婦の激しい狼狽の声にとって代わる。
「先生! これは!」
「なんて事だ! 畜生、止まらないッ!
これ以上は危険だぞ!! もっとガーゼを!!」
いつまでたっても産声は聞こえない……シンジの不安は頂点に達する。
死産!? 流産!? それとも…やっぱり父親は…僕じゃなくて……
不吉な予感に怯えるシンジ。
やがて扉が開き、深刻そうな顔で産婦人科の医師が出てくる。
「どうなったんですか!? 先生!!」
詰め寄るシンジ。
「…予想外の事態でした…全力は尽くしましたが…我々としても
手の打ちようがなく…残念ながら…あなたの奥様、とお呼びしていいのか
どうか…レイさんも、悲嘆に暮れておいででした…」
「な…何を言ってるんです先生!? じ…じゃあ………」
シンジは、医師の言わんとすることを察する。死産か流産…あるいは異形の…
そしてついに、医師の口から真実が。
「…ええ、奥様は…レイさんは…」
ただの便秘ですた(・∀・)
10か月分溜め込んでたようでつ。あの…お持ち帰りなさいますか?」
30分後、病院入り口の階段をうなだれながら下りるシンジ。
両手にはずっしり重い紙袋が……
>>512 なんでリッさん黙ってんだw 面白いからか。
おなかの中で既にインスマウス面とか考えちゃった俺はどうすればいいのだろう。
>>512 それだとチョーさんが「ダメだこりゃ」で、突然お囃子が
「ちゃっちゃっちゃたったらたった♪たったらたったちゃっちゃっちゃ♪」
舞台が回って暗転ですやん(笑
全員集合ネタなんて分かる人の方が既に少数派か?(汗
途中まで読んでて思い浮かべたのは「ザ・フライ」リメイク版の気持ち
悪いほうの奴ですわ。子供がちゃんと生まれるんだけど、その奥に巨大
なウジ虫が潜んでて、取り出した医者の手の中でビクン・ビクンと跳ね
回る悪夢のビジュアルですた。あのシーンは気持ち悪かった(-_-;)
>516
で、最終的にどうすんの、これ? LRS的には悲恋であっても構わんのだが。
ケツ穴で養うのか・・・子宮にしといてほしかった。なんかエロってかグロく感じてしまう。
この使徒は繁殖するつうことは単体じゃなくて群体なのね。
一度に何匹産まれんだろ。
とりあえず、シンジきゅんが触手の虜にされてしまうのは基本っすね。
>>517 良い感じで人外でクローンで使徒な感じがでててレイらしいけど、エロくない罠
ネタが浮かばん……
>>516 けんけんさん
今さらですが、書きたくなったのでレス。
……鋭いですね!
確かにドリフのコントと、フライのまさにそのシーンが発想の出発点
なのです!(これ、ホントの話)
確かコントのほうは、毎週土曜にやってた「8時だよ 全員集合」
のほうじゃなく、たまにやってた2時間スペシャルで見たような気が
しますね。
フライでのうじ虫出産シーンは、確かハエ男と化した主人公と交際した
女性が見た悪夢の一コマではなかったかと記憶してます。
確かに「うえぇー」と声を上げたくなるほど気持ち悪いシーンでしたが、
そのときあのドリフのコントを思い出して「実は便秘だったら面白いな」
などと妄想したのでした。それが先日のカキコの元ネタですね。
汁の掲示板見てますと、あそこの皆さんって本当にたくさん映画とか小説
とか読んでいらして、話のネタに事欠かないんですよね。
私の場合最近は映画も本も全然見なくて、そのせいでネタ不足に苦しんで
るのかも。漏れも2ちゃんばかりで時間潰してないで、映画とか本で教養
つけねば……
hosyu
補す
527 :
名無しさん@ピンキー:03/09/30 03:11 ID:lD11RkaN
なんでモグダンスレスレストされてんの?
「掲示板の趣旨とは違うスレッド」として削除整理板で申請されてたのが通ったみたい>モグダン
エロパロ・エロ漫画小説・エロ同人の三板分割使い分けの趣旨に反してるって事みたい。
エロ同人板かエロ漫画板に建て直さないと、ここではまた止まるんじゃないかな?
保
守
新
ケソケソ最近来ないね
>>532 正直、スマンm(_ _)mカッタ
既に冬コミ向けの原稿が始動しちゃってるんす。
相変わらず遅筆の病は重く今にも氏にそうでつ(を
サークル面子に迷惑掛けられないアンソロ用と、夏に落とした
特厚の総集編に掛かりきりで。ここで作ってるネタはコピー誌
用なので順番から言うと一番後回しに(汗
オフ入稿終わったら多分戻ってきますんで、それまで留守に
すると思いますが宜しくです。
あ、もちろん、スレの趣旨に沿ったネタ投下は大歓迎です。
まるで専用スレみたいな大きな顔してますが、本来レイの
エロならなんでもアリがこのスレの趣旨と思いますので。
ではでは(^_^)/~
PS:「加持とアスカの絡み」等で濃厚なイラストを描いてみたい、
という奇特な方はいらっしゃいますでしょうか?(苦笑)
アスカ×シンジや加持×シンジでも描けると言う方大歓迎。
背景やメカは要りません、シーツと肌と汁が描ければ(笑
オフ用版下サイズ(A4漫画原稿用紙・600dpiで1ページ(縦)
or半ページ(横))で制作出来る方、ご連絡くらさい(メ欄)。
↑のは募集は締め切りますた(はやっ
つーかメ欄ミスってアドレス間違い(汗
D総集編には挿絵が付きそうでつ。皆さんご存知の(もちろんおいらも大好きな)
あの方が名乗りを上げてくださいました。
まだ冬コミ受かるかどうかわからん段階ですがご期待下さい。
535 :
名無しさん@ピンキー:03/10/09 20:51 ID:MkH2OuJ5
ほしゅ
今日も保守。
537 :
名無しさん@ピンキー:03/10/15 21:18 ID:hAhSYkwE
あげ保守
ほっす
541 :
新顔:03/10/26 12:00 ID:imdsAdx7
日記 著者 綾波レイ
情報秘匿度A (注 閲覧には著者の許可が必要)
10月25日 曇り
サードチルドレン碇シンジの勧めによりこの文書の記録を開始する。
他者が閲覧する場合は許可を申請すること。
まずは生活環境の変化について記そうと思う。
これも、やはりサードチルドレンの提案がきっかけだった。
女の子らしく室内のインテリアを揃えたほうが良いということだった。
私自身はその手の知識に欠ける為、購入に際してアドバイザーを求めた。
サードチルドレンがセカンドチルドレンに依頼してくれたらしいが、
断られた、と左頬に手形をつけた状態での報告があった。
同行者は伊吹2尉が申し出てくれた為、物品の購入も無事終了。
居室への据付も本日終了した。
最近、サードチルドレンからのアドバイスや協力の申し出が増えている。
その理由が不明だった為、物品購入の合間に伊吹2尉へ質問してみた。
「シンジ君は、レイちゃんが好きなのかもしれないわよ」
といった返答を得た。「好き」について具体的に訊ねると
恋愛感情を有しているということだった。
明日は恋愛感情について詳しく調べたいと思う。
542 :
新顔:03/10/26 12:03 ID:imdsAdx7
10月26日 晴れ
昨日からの疑問であった恋愛感情についての資料集めを行った。
情報源として各種書籍とインターネットを使用。
分かったことは、恋愛を簡単に言い表すことはできず、その追求は
人類の昔からの命題の一つとも言える重要な事らしいということだ。
他に分かった事として、恋愛の状態になったときの心身の変化があった。
いくつか記述があったが、
@相手の事を頻繁に考えるようになる。
Aその相手のそばに居たいと考えるようになる。
Bその相手が他の異性と一緒にいる事を、嫌だと考えるようになる。
Cその相手の情報をより多く入手したいと考えるようになる。
Dその相手に性的欲求を覚えるようになる。
このような事例が起こりうるようだ。
これらの状況のうち@〜Cについては私自身がサードチルドレンに対して
時折感じるようにも思われる。
特にA・Bに関してはサードチルドレンがセカンドチルドレンと共に
いる際に感じる事が多い。
この結果から類推すると、私もサードチルドレンに恋愛感情を持っている
という結論に至る。
しかし不明な点として、Dが残る。
性的欲求とは性交を求めるという事だと読み取れる記述があった為、
疑問を解消する為に、性的欲求と性交についての資料を集め
その上で検討したい。
おお、その名の通り新顔さん。LRSですね。頑張ってください。
LRSキタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!!
545 :
新顔:03/10/26 21:52 ID:WD/PCO+l
546 :
新顔:03/10/27 10:47 ID:nBmR1j5o
10月27日 晴れ
性的欲求と性交についての各種資料を入手。
肉体の一時的接触を中心として性的興奮を引き起こす行為と認識。
単純な接触だけではなく、精神的な部分も重要らしい。
性交はもともとは生殖行為であったが、現在ではそれだけが目的ではなく
行為に起因する快楽の方が目的となっており、異性間のみならず
同姓間でも行われる事があるとなっている。一種の娯楽と化しているようだ。
つまり娯楽となりうるほどの快楽が伴うのであろう。
文章・映像で得た情報を自分とサードチルドレンに置き換えてみる。
呼吸・脈拍の乱れを実感する。これが顕著になった状態を性的興奮と
呼ぶのだろうか。
実際の行為においては、性器どうしの接触をもって性交となるようだが
それに付随した行為も商会されていた。手、口による接触などだ。
これに関しては相手がいないと実践は不能な為、自慰というものを試してみる。
全裸となり乳房、性器に刺激を加える。乳房はくすぐったさは感じるが、
快感とはいえない。膣に指を少しいれてみるが痛みがあるだけで快感とは程遠い。
今度は他者の性交中の映像をみながら行ってみた。またイメージも重要らしい。
映像の中の男女の行為を、再び自分とサードチルドレンに置き換えてみる。
今度は変化があった。乳首の硬化が起き、未知の感覚が沸き起こった。
性器の方にも、文献で読んだとうり潤滑液の分泌が始まった。
膣の方はあまり感じないが、その上部の突起を露出させ指の腹で触ると
快感というものを実感する事ができた。
膣で快感を感じないのはまだ訓練が足りないからだろう。
今後の積み重ねが重要と思われる。
レイが処女らしいのが期待を持てる。
頑張って下さい。
548 :
新顔:03/10/27 21:54 ID:qVeJyhPJ
10月28日
性器だけではなく、身体の各所に性感帯といわれる部分があるらしい。
個人差が大きいらしく、一概に把握はできないが、
新たな課題の一つと認識する。
膣での快感の得方だが、これも個人差が大きく、
経験を積むしかないようだ。
一つ気になる記述を発見する。
「処女と童貞では最初から両者が満足するのは難しい」
といった内容。
処女・童貞とはそれぞれ、性交を未経験の女性・男性の表現らしい。
つまり私は処女に分類されるという事だ。
サードチルドレンはどうなのだろうか。
ネルフ保安部はチルドレンの護衛と監視を行っている。
記録を調べれば、他の女性との接触があるかどうかわかるだろう。
本日も自慰を行った。今回は最初から上手くいき
性器からの潤滑液の分泌も多かった。
潤滑液を指にまぶし、突起と膣口を同時に刺激を与えると
昨日よりも大きい快感を感じた。
同時に乳房が内面から疼くような感覚を覚え、
自分の手が二本しかない事をもどかしく思った。
549 :
新顔:03/10/27 21:55 ID:qVeJyhPJ
10月29日
ネルフ保安部の監視記録を確認。他の女性との接触はない模様。
セカンドとの同居に関しても、居室内部・外部の両面において、
性的交渉は確認されていないとの事だ。
おそらくサードチルドレンも性交経験は無く童貞といわれる状態
と推測できる。
サードチルドレンが他の女性と性交を行っている姿は想像したくないので
好ましい状況とも言えるが、両者が未経験では失敗の可能性も高い。
この状況から考えると、サードチルドレンに性交を提案する前に
私の方が男性との成功を経験しておく事が必要と思われる。
その為の男性を用意しなければならないが、いくつかの条件を満たす人物
でなくてはならない。
秘密を外部に漏らさない事
私に危害を加えない事
性交経験者である事
私の依頼に逆らわない立場である事
などである。
これらを満たす候補者を考えた結果、ネルフ保安部で
私の警護と監視を受け持っている人たちが良いと思われる。
監視者を共犯者に引き込んでしまえば、記録に残らないですむからだ。
早速、明日にでも、内密に私に性交を指導してくれるよう
監視者達に申し入れてみよう。
マテ
経験なし同士のエチーもなかなかいいものなんだと
レイに伝えてあげたい・・・
552 :
新顔:03/10/29 00:07 ID:zfMUptBi
皆さん純愛LRSがいいのかな?
これからエロに入るんですが
やめておいた方がいいんでしょうか?
不快に感じる方もいるかもしれませんし。
読みたい方がいれば書き込みますが。
黒服なんかに頼まんでも漏れに言ってくれれば、二人ともまとめて面倒みちゃうのに・・・・
「さあ、シンジきゅん。そのまま腰をおとして・・・・・そうだ、ところでこっちもはぢめてだよなw」
サンドイーッチ(;´∀`) というか某スレに影響されすぎな漏れ。
,な、なんてこった〜〜!!(滝涙)
漏れがこんな事書けるような立場じゃないのはわかっちゃあいるが、
胸が潰れそうだYO!
自分で書いてるときはシンジ以外の相手でも割りと平気なのに…なぜ?
>553
需要は純愛LRSのほうがありそうだけど、作者さんが書きたいのを書くほうがエロくていいYO!
それに日誌形式で純愛方向だとちょっと都合が悪いでしょw
556 :
新顔:03/10/29 00:19 ID:zfMUptBi
>555さん
>作者さんが書きたいのを書くほうがエロくていいYO!
そう言ってもらえると助かります。
ではさっそく。
10月30日
昨日の案を実行に移す。
常に私についているガードの三名を特別コールにて居室に呼び出し
内密に私に性交を指導してくれるように提案する。
回答は三名とも否定。職務規定に反するという。
仕方がないため、もう一つの案を提案する。私は書籍などで
知識を得て、自慰行為を実践しているが、
正しく行えているかどうかわからない。
他者の目から見て間違いが無いか、判断してもらおうというものである。
今度の案は私が勝手に行うことだから、職務規定には抵触しない。
私は三人の前で全裸となり、ベッドに座った状態で自慰を行った。
判断しやすいように、体をそちらに向け、足をM字型に開いて
性器と手の動きを見てもらう。
何故かは分からないが、三人の視線が私の身体を貫いているように感じ
昨日までの自慰行為よりも、さらに快感が増した。
彼らの方に目をやると、股間部の膨張が確認できた。
あれが勃起という現象だろう。
私の身体でも男性を興奮させられると分かり安心した。
557 :
新顔:03/10/29 00:21 ID:zfMUptBi
そうしていると、ガードの三人(仮にA・B・Cと呼称)のうちAが
性交の指導に協力しても良いと言ってくれた。
B・Cも協力して黙っていれば大丈夫なはずと提案し、
B・Cもこれに同意した。
これで性交を経験することができる。
まずはAが私の身体を触ってきた。愛撫というらしい。
胸、そして性器を指で愛撫された。自分で行うのとは違い
どのように動くのかが分からない。
それがもどかしさと同時に強い快感を与えてくれた。
私が男性器を見たいと言うと三人とも裸になり見せてくれた。
思っていた以上に大きい。あれらが私の膣の中に入ってくるなど
とても信じられなかった。
触ってみると、とても熱くて硬い。指示のとうりに
手でしごいてみる。動かすたびにビクビクと反応が返ってくる。
しかし、あまり強く握ると痛いらしく扱いが難しい。
Bが私の前に屈み、股間に顔を近づけてきたと思ったら
今までに無い感覚が襲ってきた。私の性器を舐めているのだ。
クンニという愛撫の一種らしい。
舌がクリトリスという名の突起を舐めた時は、あまりの衝撃に
腰が跳ね、大きな声が出てしまった。舌は膣内にまで入ってくる。
人間の舌があんなに太いものだとは知らなかった。
性器全体を念入りに舐め上げられ、私は快感のあまり
腰をガクガク震わせて、意味のない叫びをだすばかりだった。
Aが男性器(ペニスと呼称)を私の顔の前に突きつけてきた。
自分がされているように、男性のペニスも口で愛撫してあげるのだそうだ。
資料で見たフェラチオという行為だと思い当たった。
558 :
新顔:03/10/29 00:31 ID:zfMUptBi
舌を突き出し、ペニスの先端に少しだけ這わせる。
思ったほど変な味ではなかった。
資料で読んだ事を思い出し、唾液をまぶすようにペニスを
舐めていく。傘状の部分とペニスの根元付近は少し
塩味が強いようだ。汗がたまりやすいからだろうか。
今度はペニスを咥えるように言われた。
口を開き先端を含む。少しずつ頭を動かし、できるだけ根元まで
口にいれようとするが、私の口には半分くらいまでが精一杯だった。
とはいえ、これがこれから私の膣内に入るのだから
よく舐めて、唾液を潤滑液がわりにするのは必要だ。
なかなか合理的な行為だと思う。
Aからキスの経験の有無を聞かれた。
ファーストキスはサードチルドレンとしたいと思っている。
首を横に振ると、Aは何故か興奮した様子で
私の頭を掴み、ペニスを口内の奥へと突きいれてきた。
喉の奥を突かれ、息ができない。吐きそうだった。
なんとかAを押しのけて、激しくむせこんだ。
するとBが性器を、Cが胸を同時に愛撫してきた。
先日の自慰の最中、腕が二本しかないことをもどかしく思ったが
まさにその時に考えたような状況だった。
息をつく間もなく頭が快感に痺れ、真っ白になった。
これが絶頂感というものらしい。
すごい感覚だった。
Aの行為は少し苦しかったが
三人に協力を依頼して成功だったと思う。
559 :
新顔:03/10/29 00:33 ID:zfMUptBi
残りはまた今度。
ギャー
>559乙です。マタお願いします。
>560
まあ、なんだ。ファーストキスは守られたんだから良しとしろ!
(´・ω・`)\(・∀・ )
…
563 :
新顔:03/10/29 21:11 ID:8hxn9pSy
脱力し、ベッドに倒れこんだ私の足の間に
Aが体を入れてきた。これからが性交の本番なのだ。
指示に従い、足をもう少し開き、膝を立てる。
ペニスが膣口に触れてきた。
さっき口に入れた時の大きさがよみがえる。
あんな太いものが本当に入るのだろうか。
位置を確かめるように何度か擦りつけられた後
ペニスが侵入して来た。
今までに感じたことのない種類の痛み。
外部からでなく内側から引き裂かれるようだ。耐えられそうにない。
私は痛みを訴えながら、逃げるように後ずさり
中止してくれるように頼んだが
Aはそれを聞き入れず、私の腰を掴み逃げられないようにして・・・
564 :
新顔:03/10/30 08:02 ID:Xscv5FQw
押し返そうとする私の抵抗も無視し
一気に腰を突き入れてきた。
体の奥で何かが破れた音が聞こえた気がした瞬間
股間を激痛が襲い、下腹部に異物感が満ちた。
処女膜が破られた痛みである事はわかった。
希望どうりの経験が出来ているのだから喜ぶべきところだが
激しい痛みと、何かを誤った気がして、叫び声をあげてしまった。
Aのペニスは私の膣を引き剥がすかのように更に奥へと進み止まった。
先端が子宮の入り口にまで届いたのだろう。
だが私の体は成人女性に比べて小さいからだろう
ペニスは膣内に全部が収まったわけではないようだ。
それからしばらくは動きを止め、私の苦痛の声が止まるのを待ってくれた。
少し落ち着くとAが再び動きだした。
破られたばかりの処女膜の傷口が、ペニスにこすられ
また痛みを生み出す。だが痛いのは最初のうちだけだと聞いている。
これを我慢しなければ男性を満足させる技術は見につかないだろう。
うめき声を少しもらしながらも、歯をくいしばって耐えた。
Aが締りが良いと褒めてくれたが、喜ぶ程の余裕は無かった。
565 :
新顔:03/10/30 08:09 ID:Xscv5FQw
どれくらい時間がたったのかは分からないが
Aの息遣いが荒くなってきて
腰を動かすスピードも速くなってきた。
狭い膣内を押し広げられ、何度も子宮を突かれ、
その度に息が詰まった。
Aが一際強く腰を打ち付け、
ペニスの先端が子宮口に押しつけられた時、
さらに何かが子宮に当たり
胎内に何か生暖かいものが広がった。
膣奥で射精されたのだと分かった。
Aは2、3度体を震わせたあと脱力した。
ズルリと音を立てるようにしてペニスが抜かれた。
確認すると少量の出血が見られる。
その後、膣口から白濁した液が流れ出てきた。
これが精液なのだろう。
指で絡めて良く見てみる。
匂いを嗅ぐと、青臭いような少し刺激のある匂いだった。
566 :
新顔:03/10/30 08:46 ID:Xscv5FQw
乱れた息が整う前に、今度はBが私の体に覆いかぶさってきた。
私を再び横にし、足を肩に抱え上げた。
そして少し腰が浮いた状態でペニスを差し入れてきた。
再びの異物感が内臓を掻き分けて登ってくる。
最初ほどの痛みはなかった。精液が潤滑剤になっているのだろう。
BのペニスはA程の長さは無いようで、根元まで胎内に収まった。
私の膣口付近とBの下腹部が接触する。
だが太さと圧迫感は劣っていない。
それに耐えていると、Bは私に完全に覆いかぶさり
私の頭を腕で抱え込むようにして密着してきた。
そして腰を動かし、私を犯す。
歯を食いしばり目をつぶって痛みを我慢する。
Bの腕の力が強くなり、
息が苦しくなるほどに抱きしめられた。
そしてBの短い呻きと共に、また膣内に精液が広がるのが分かった。
Bが離れると、精液が溢れる間も無く、Cのペニスが入ってきた。
私はもう抵抗する気力もなく、足を広げたまま受け入れた。
Cは前の2人に比べ、ゆっくりと優しく動いてくれた。
おかげで痛みもそれほどではない。
そしてAとBも同時に私の胸やクリトリスを愛撫してくれた。
そこから再び快感が沸き起こり、痛み以外の声をあげてしまった。
少し余裕が出来たからだろうか、膣内のCのペニスの形や
射精した時の痙攣まで感じ取る事ができた。
567 :
新顔:03/10/30 08:48 ID:Xscv5FQw
Cが離れ、今日の指導は終わりという事だった。
また必要な時は呼び出すよう言い、3人は服を着て
部屋を出て行った。
私は身動きできずに、それを見送った。
3人が出て行ってしばらくたった後、ようやく動く事ができた。
浴室に向かおうとするが、股間の痛みと、腰が抜けたように
力が入らず、壁に手をついてノロノロとしか進めなかった。
浴室の床に座り込み、シャワーを浴びる。
体を洗いながら股間を確認すると、内股に乾いた血が付着していた。
それと精液。
洗っても洗っても胎内からドロドロと流れ出てくる。
呆然とそれを流しながら
サードチルドレンを満足させ、共に快感を得るためには
まだまだ大変そうだと思った。
ベッドに戻り、倒れこむように横になった。
シーツを変える余力はない。
汗と精液の匂いに包まれながら眠りに落ちた。
(*´Д`)ハァハァ
乙カレー
ユルユルの綾波にシンジ君ガカーリ
汚され役がアスカばっかりで飽き飽きしてたトコなので、この連載は正直(;´Д`)ハァハァするなあ。
綾波ってイノセントっぽいイメージがあるからこそ、汚したら面白いキャラクターだと思うんだが。
新顔さん、がんがってください。
このままLASにしてくれ。
>>571 相変わらず無茶を言う。少し待て。すぐには出来んぞ。
574 :
新顔:03/11/01 20:55 ID:mfKXG+51
11月1日
昨日は股間の痛みが治まらず、学校は休んだ。ネルフも非番。
午後になってサードチルドレンから電話があった。
私の体調を心配してくれたらしい。嬉しく感じる。
彼のために、もっと学びたいという意欲がましてきた。
今日は放課後より、再び三人の指導を受ける。
まずは口での愛撫の仕方、フェラチオの方法だった。
Aがまだ勃起していないペニスを、私の顔の前に差し出した。
乾いた汗の匂いと、わずかな尿の匂い。
言われるままに支え持ち、舌を出して亀頭部をチロチロと舐める。
そして先端からぱっくりと咥えた。
そのまま口全体をすぼめ、舌をからめていく。
あっという間に体積をまし、硬くなっていく。
口の中で大きくなっていくのを感じるのは、なかなか感動的だった。
今度は口から出し、根元から先端まで、何度も舌を往復させる。
唾液がねっとりと光る航跡を残した。
睾丸も刺激するように言われ、それを口に含む。
毛がザラザラとしていて不快だったが
内部の玉を優しく転がすようにすると悦んでくれた。
再び咥えると、先端からにじんでいた液の味が口に広がる。
青臭くエグ味があり、吐き気をもよおすが、我慢して亀頭をねぶる。
ツルンとした亀頭の表面は舌触りがよく、嫌いではない。
少しずつ味にも慣れてきたところで頭を前後に動かす。
だがやはり全部は口に入りきらない。
中頃までと先端の間を唇で往復する。
唾液があふれ、口のはしからダラダラとこぼれてしまう。
手も同時に使うのだと言われた。右手で茎の部分をしごき
左手は睾丸を軽くもみしだく。
575 :
新顔:03/11/01 20:56 ID:mfKXG+51
Aの声があがり、射精しそうだと言った。
私が精液がどのように出るのか見てみたいと言うと
ペニスを顔に向けて突き出し、手でしごくように言われた。
口をはなし手での愛撫に集中すると
Aが呻き声とともに射精し、私の顔に精液がぶちまけられた。
驚いて目を閉じてしまったが
おかまいなしに熱いものが勢い良く、頬や額に浴びせられた。
射精がおさまったようなので、詰めていた息をはくと
とたんにむっとする程の青臭さに襲われた。
顔面がヌルヌルして気持ち悪い。
精液がこんなに出るとは思わなかった。
一昨日はこれが三人分も私の膣内に出されたのか。
匂いと感触に顔をしかめていると、Bがペニスを突きつけてきた。
すでに硬く勃起している。
Aにした事の復習だと言う。
私はさっき言われた事を思い出しながら、舌をペニスへと伸ばした。
一通りおさらいをすると、Bが射精間を訴えた。
ペニスを口から抜いたあと、
口を開いて舌を突き出すように言われる。
その通りにすると、舌に亀頭をのせてきた。
そして左手で私の頭を抑え、右手でペニスをしごきだす。
口の中に射精するのだという。
私がためらいを口にしようとした時、もう射精が始まっていた。
576 :
新顔:03/11/01 22:57 ID:myyfMxwB
口内に精液のほとばしりを感じるのと同時に
前触れのしずくとは比較にならないエグい味が
口の中いっぱいに広がる。
慌てて顔を背けようとしたが、ガッチリと押さえられできない。
瞬く間に、口の中が気持ち悪いヌルヌルでいっぱいになってしまった。
射精がおさまり、やっと頭から手がどけられた。
私はうずくまり、激しくせきこんだ。
唇の端から唾液まじりの精液が、でろりと太い糸となって垂れた。
粘つく口内粘膜を嘗め回し、何度も唾を吐いたが
口の中の生臭さは消えない。
今なら何を食べても精液の味になってしまうだろう。
口の中の精液を吐き出し終えると、Bから注意を受けた。
口に出された時は、飲み込むようにすると良いのだそうだ。
しかし、あの味は好きではない。とても飲み込めるとは思えなかった。
577 :
新顔:03/11/01 22:58 ID:myyfMxwB
Cがペニスを出してきたが、もう口と顎はヘトヘトだった。
口内に射精されるのも遠慮したい。
そう言うと、Cは少し考えて、横になるように指示された。
従うと、Cは私の顔の上に腰がくるように
互い違いの体勢で覆いかぶさってきた。
この状態で互いの性器を刺激しあうのをシックスナインと言うのだそうだ。
私は口を開いているだけで、Cが自分から腰を動かすそうだ。
少し楽かもしれない。
私の性器は触ってもいないのに、もうかなり濡れていた。
ペニスを咥えているうちに、そうなってしまった。
男性を求める本能的なものなのだろうか。
口を開くとCの腰が降りてきた。
が、ペニスを喉の奥まで突っ込んできたため
苦しくて必死に押し返した。
加減を間違えたと謝って、今度はユルユルとペニスが動いた。
同時に私の性器も口で愛撫してくれる。
秘裂を舐め上げ、舌を差し入れ、クリトリスに吸い付いてくる。
挿入は痛いが、この膣口付近への愛撫はとても感じてしまう。
私は腰を痙攣させながら
無意識のうちに口内のペニスを吸い立てていた。
徐々にCの腰の動きも大きくなっていき、口の奥までペニスが届く。
息がしづらく苦しいが、同時に快感が体を包んでいる。
頭が混乱し、まるで口が性器となっているようだった。
578 :
新顔:03/11/01 22:59 ID:myyfMxwB
Cの舌が生き物のように動き、同時に指が膣口を左右に広げて
中をかき回し始めた。
私はその刺激に耐えられず、腰を跳ね上げ、絶頂へと達した。
頭の芯が痺れるようだった。
その直後、Cの腰が一気に降り、私の喉で射精した。
真っ白だった頭がさらに混乱する。
多量の精液を噴出しながら、喉の奥を突き荒らされる。
さっき味わった生臭い味が再び満ち、むせ返りそうになる。
Cの腰で頭を抑えられているのでペニスを吐き出す事も出来ない。
涙がにじんでくる。快感に震える体と、苦しさに喘ぐ喉の整合が取れない。
私は窒息する前に精液を飲み下すしかなかった。
喉を鳴らすようにして精液を飲み下すとCが離れてくれた。
私は再びむせ込み、涙を流しながら口内に残った精液を吐き出した。
やっと落ち着いたところで、口内射精は断ったと言うと
精液を飲むよう要求する男性が多いと説明され
サードチルドレンも要求してくるかもしれない、と言われた。
そう言われると、荒療治だったが必要なことだったかもしれない。
三人は精液を飲めた事とクンニリングスで絶頂に達したこと
そして、フェラチオの技術の向上を褒めてくれた。
勉強の成果がでているようだ。
就寝し、今日の勉強内容を反芻する。
口の中に射精された時は苦しかった。だがしかし
何故かあの味と匂いを思い出しながら自慰を行ってしまった。
嫌だったはずなのに、思い出して興奮している私がいた。
アヤナミ・・・・なんてことを・・・ハァハァ・・・
580 :
新顔:03/11/02 15:56 ID:tjRHsoh/
11月2日
今日は学校は休み。ネルフも午後には終わった。
プラグスーツ姿のサードチルドレンに会った時
無意識に股間を見てしまう。彼のもやはり、猛々しくなるのだろうか。
帰宅後、今日の勉強を始める。
まずは先に来たBとCを相手に、二人同時にフェラチオをさせられた。
片方を咥え、もう片方を手でしごく。
最後には二人いっぺんに口に入れられ、とても苦しかった。
射精もほぼ同時に口の中へ。やはり臭いし苦い。量も昨日の2倍なのだ。
ガマンして飲み下した。喉がとてもイガイガする。
だが、とても興奮するのだ。お腹の奥に男の人が欲しくなる味と匂いだ。
Aも到着した。今日はきちんと挿入もすると言う。
初日の痛みを思い出すと、少し恐怖があったが
早く入れて欲しいという思いも同時にわく。
フェラチオをしていた時から濡れていた事と
その後の念入りな愛撫のせいか、すんなりと奥まで入った。
痛みもほとんど無いが、圧迫感と異物感はやはり凄い。
だが充足感も感じる。求めていたものを与えられたような感じだ。
581 :
新顔:03/11/02 15:57 ID:tjRHsoh/
何故か途中で抜かれた。今日は他の体位も行うと言う。
四つんばいにさせられ、後ろから挿入された。後背位というそうだ。
相手の顔が見えないと不安になる。まるで無理矢理されているようだ。
犬のような体勢で犯されていると、Cがペニスを見せてきた。
言われもしないのに私はそれを咥える。お尻に異物感を感じた。
Aが肛門をいじっているのだ。排泄器官をいじるなんて、と思ったが
私が口にしているのもそうだ。それに痛みは無い。
背筋がゾクゾクするようだった。
私はお尻の穴で快感を感じていたのかもしれない。
Aにたっぷりと膣内に射精された後、次は横になった
Bの上にまたがって挿入した。騎上位だ。
自分で腰を動かす。なかなか難しいが自分のペースで動けるのはいい。
夢中で腰を動かしていると、今度はAとCのペニスが差し出された。
さっきのように舌を這わせる。我ながら上達したようだ。
今度は二人とも顔に射精してきた。顔をドロドロにした私の膣内で
Bのペニスが射精した。私はじっとして子宮でそれを受け止めた。
今日はこれで終わり。三人が帰った後、顔についた精液と
膣内から溢れてきたのを指ですくい、集めて口にする。
随分なれてきたが、やはりマズイし臭い。
なのに、また明日の朝にはこれを出してもらいたいと思うようになる。
今日もそうだったのだから。
綾波が単なる天然ボケのように思えてきた
当初の目的を忘れてんじゃないか?
黒服どもとのセクースに夢中になってるうちにアスカにシンジを寝取られたりして。
まぁぶっちゃげモグダン化してる罠
つき抜けてくれた方がオカズになるから問題ないのだが
>>583 その展開を切望しているw
585 :
新顔:03/11/02 19:48 ID:JmTGiZc5
>>583、584
そう簡単にはいかないのです。まだ書いてないけど。
>>585 先の展開をバラしちゃダメ。秘すれば華だ。
>>583 つーか寝取りじゃねーんじゃ?
綾波はまだシンジと出来てねぇんだし。『鳶に油揚げ』の方が適切。
続きを・・・・シンジきゅんへの大打撃を・・・・
588 :
vbvb:03/11/05 18:28 ID:pToaItyJ
mnnm
職人こい
保守
彼女はベッドにバスタオルを敷き、ショーツ一枚だけを身にまとって、
明かりも消さずに毛布の中に潜り込んだ。軽く脚を開いて横になってい
るだけで、その身体は熱くなってくる。
「碇くん……」
レイは彼の名をそっと呟く。心臓がどくんと跳ねた。目を閉じて、お
ずおずと自分の身体に手を伸ばす。彼女の手はその時、シンジの手だっ
た。偽りの手。本当はシンジに触れて欲しい。けれど、偽りの身体には
偽りの手がふさわしいとも思う。
彼女がこうして自分を慰めるようになったのは、ヤシマ作戦の後から
だった。あの時シンジは、足元の覚束無いレイを支えてくれた。まるで
抱き締めるようにして。
彼女の身体は高熱に焼かれて熱くなっていたはずなのに、レイは彼を
暖かく感じた。あの時に彼が涙ぐみながら見せてくれた笑顔を思うと、
心まで暖かくなった。心が暖かくなるという気持ちを、彼女はシンジに
教えられた。
――碇くんが、私のために泣いてくれた……。
病院のベッドで横になっているときも、彼の笑顔とその身体の暖かさ
は、頭からも身体からも離れなかった。
シンジが見舞い訪れたとき、レイは彼の目を見ることができなかった。
碇くんが、私のことを気にしてお見舞いに来てくれた。私は今、彼と
同じ部屋にいて、同じ空気を吸っている――。
それを思っただけで、身体がふわりと宙に浮くような、不思議な感覚
を覚えた。
退院して部屋に戻った日、レイは初めて自分の身体に触れた。シンジ
の笑顔を思い浮かべながら。
病院で感じたよりももっとふんわりとして、切ないような暖かいよう
な、少し眠くなるような、不思議な気持ちになった。気持ちが良いと思
う。
すぐに夢中になってしまった。触り続けていると呼吸が早く浅くなり、
身体から力が抜けた。勝手に声が出た。いけない事かもしれないという
思いが彼女の頭をかすめたが、手は止まらなかった。やがて脚が突っ張
りはじめ、すぐに頭の中が真っ白になって、彼の名前を叫びながら思い
っきり身体を震わせた。そして、少しだけ微睡んだ。少しして意識がは
っきりすると、激しい自己嫌悪に苛まれた。彼を穢す行為のような気が
した。もうこんなことはやめようと思った。
しかし、一週間ももたずにまた触れてしまった。我慢できなかった。
どうしようもなかった。それからも、週に一度くらいは耐えられずに触
れてしまっていた。
レイは自分をコントロールできないのが不安だった。調べてみると、
いくつかのことが分かった。
自分に触れることをオナニー、あるいは自慰という。それ自体は、必
ずしもいけないことではない。ただし、自分の部屋などプライバシーを
保てる場所で、道具などは使わずに清潔な手で行うこと。
感じる場所のことを性感帯という。自分の感じる部分と本に載ってい
た性感帯の部位は一致していて、彼女は少し安心した。頭が真っ白にな
った状態をオルガスムス、あるいはいく、と呼ぶことも知った。
性交についても調べてみた。バージンは大切にし、焦らず、本当に好
きな人に受け取ってもらえば後悔しない、とあった。性交時の真の快感
と幸福感は、好きな人とする時のみに得られる。だから、好きな人以外
としてはいけない。
続きは明日にでも
((( ⊂⌒~⊃*。Д。)⊃ナニカヲオモイダシマスタ・・・
LRSエロはあっても、LASエロは枯渇したなぁ。
せめてLRSエロの火を絶やすな。このスレがんがれ。
>バージンは大切にし、焦らず、本当に好
>きな人に受け取ってもらえば後悔しない、とあった。性交時の真の快感
>と幸福感は、好きな人とする時のみに得られる。だから、好きな人以外
>としてはいけない。
これ最強!
たのむ!この調子のままで続けて下さい!!
>597
新人氏の日誌の裏バージョンだな。
これで新人氏も遠慮の必要がなくなったわけだw
600 :
新顔:03/11/11 11:58 ID:XY96kp4Q
うーん皆さん純愛好きですね。
続きが書きづらくなっちゃったw
>>600 純愛分は補給のあてが立ったので、エロエロ分とNTR分をぷりーず
>>600@新顔さん
ネタがあってこその寿司飯、寿司飯あってこその寿司ネタです。
どちらか片方だけでは物足りないですよ。
好き、という気持ちが、何となく分かったような気がした。シンジの
ことを想うと、胸が苦しくなって、切ない気持ちになる。こういう気持
ちを、好き、というのだろう。
私が好きなのは、碇くんだけだから――。
自慰をしている時、身体の中に指を入れなくて良かったと思う。好き
な人としか交わりたくない。だから、自分の中にはシンジ以外には入っ
て欲しくなかった。それがたとえ自分の指でも。
だが、シンジに処女を受け取ってもらえる可能性を考えると、悲しく
なった。
自慰そのものは悪いことではないとしても、それでもなるべくは我慢
しようと思った。彼を穢しているような気持ちには変わりがなかったか
ら。
しかし、アスカがシンジと同居するようになってからはほとんど一日
置き、時には毎日のように触れるようになってしまった。シンジがアス
カと共に暮らし、日々の食事まで用意していることを思うと胸が締めつ
けられた。この気持ちを、嫉妬、と言うのかもしれないと思う。その気
持ちを鎮めるためには、触れるしかなかった。
左手をお腹の上に置いて、左手で大腿部をなでる。最も感じやすい部
分に激しく触れると、すぐにいってしまいそうになる。たとえ幻でも、
少しでも長く、少しでもシンジを近くに感じたかった。だからまだそこ
には触れず、少しずつ近付いていくようにする。
少しだけ身体を横に向け、大腿の裏側をそっとなであげる。呼吸が少
し乱れた。そのままお尻を包み込む。身体がびくっとして、反射的にお
尻をすぼめてしまう。
プラグスーツは身体にフィットしていて、身体の線がはっきりと浮き
出ている。
――だから碇くんは、私のお尻の形を知っているはず。もしも私を見
ていてくれたならば。
そう思いながらなで続けると、身体がぴくりと反応した。切ない気持
ちになる。
――私のことを、見てくれているだろうか……。
仰向けに戻り、右手でそっと内腿をさすりながら、左手をゆっくりと
胸に向かわせる。乳首はとても感じやすいからまだ触れずに、膨らみに
沿って指先をそっと這わせた。
「んっ……」
それだけで声が漏れてしまう。体温が上がる。いつもより感じている
ような気がした。
右手を内腿に這わせたままだと、衝動的に敏感な部分に触れてしまい
そうになる。だから右手も使って、胸を両手でゆっくり大きく揉みしだ
いた。
「あ……」
じんわりと暖かな快感が広がる。まだそこに触れてもいないのに、下
着が濡れてしまっているのがわかる。触れたいと思う。でも、もしも今
触れたら、何秒ともたずに達してしまうかもしれなかった。それは嫌だ
った。
――まだ我慢できる。もっと碇くんを感じていたい。
十四歳の女の子の胸が普通はどのくらいの大きさなのか、レイは良く
知らない。しかし自分の胸がアスカよりは小さいのは知っていた。ミサ
トまでは望まないが、アスカくらいの大きさがあったらいいと思う。
――そうしたら碇くんも、もっと私のことを見てくれるかもしれない
のに……。
>>606 > シンジ以外には指一本触れさせませんw
歓喜のあまり小躍りしてタンスの角に肘ぶつけますた。
よろしくおながいしまつ。
>>607者
OK、持ちついていこうぜ >(´<_` )
シンジの名を呼びながらオニャニーしてる現場を目撃したアスカが
危機感を抱き、初体験には練習が必要とか、おもちゃなら処女は
失わないとか嘘八百かましてレイの処女を散らせる展開をぜひに
というわけではなく絶対見たくありませんのでそこんとこよろしく。
甘い息をつきながら、そっと胸を揉み込む。両方の人差し指を伸ばし
て乳首に触れた。
「んっ……」
いつもは柔らかく控えめなそれは、もう堅く膨らんでいた。
親指と人差し指で、両方の乳首をそっと摘んでみる。
「――っ!」
思いがけず強い電流が走り、彼女は息を詰まらせた。衝動的に胸をつ
かみ、手のひらで乳首を押し潰すようにして、思いっきり揉みしだいた。
「ああっ! あ……」
びくびくっと身体が跳ね、突っぱらせたつま先が震える。
レイはこらえ切れなくなり、左手は胸を揉み続けながら右手を下に伸
ばした。膝を軽く立て、指先でゆっくりと内腿をなであげる。
「あ……いかり……くん……」
そのまま、中指で下着に包まれた敏感な部分に触れた。
「んぅ……」
そこははっきりと熱く潤っていた。指先で、その幼い線をそっとたど
る。
「く…ぅ……あ、や……あ、あぁ……」
しびれるような連続した快感に身体が震える。切なく膝を揺らしなが
ら、強く触れてしまいたい気持ちに耐え、優しく往復を繰り返す。
「ゃ……あ、い、かり……くん」
彼の名を呼ぶと切ない気持ちがつのる。音を立てるようにして、おび
だたしくあふれさせてしまう。
まるでそこに吸い込まれるように、彼女の手のひらは感じやすい部分
を柔らかく包み込んだ。
「んんっ!……ぁ……あ、あ……」
そっと手のひらを滑らせると、甘い声が漏れた。彼女はやるせない衝
動に身を任せ、手のひらを軽く震わせた。
「――っ! くぅ……っあ!」
予想を遥かに越える快感が突き抜け、彼女は声にならない悲鳴を上げ
た。
胸をつかんでいる左手とシンクロさせ、少し強めに握るようにして、
本能のままに大きく揉み込む。
「あああっ! あっ、だめ!」
身体が大きく跳ね、そのまま駆け上がってしまいそうになる。レイは
必死に手を引きはがした。
「はぁっ、はぁっ、はぁっ……」
脚を突っ張らせ、シーツを掴んで、荒い息をつきながら身体が落ち着
くのを待つ。
――もう少しだけ、碇くんと……。
たとえ幻でも、シンジと共にいる幸せを感じていられるのは、こうし
て自分を慰めているときだけだった。達してしまえば、激しい嫌悪感に
苛まれることになる。それがわかってはいるからこそ、今は少しでも長
くシンジと一緒にいたかった。たとえ偽りでも、この幸福感に浸ってい
たかった。
碇くん……。
一回の行数と連続書き込みの回数って、
どのくらいが適当なんでしょうか?
>>609 目撃したアスカがレイに飛びかかり、二人で果てしない絶頂に
墜ちて行くという設定も考えたのですがw
609さん書いて下さいw
ではまた明日。
(*´Д`)
>>613 行数は今のままで十分読みやすいです。
ちなみに最大文字数は2048バイトまで、
連投は8回までだと思います。
連投間隔はよく分かりません。
ところで、レイのことばかり気にかけていますたが
シンジも綺麗な体キボンヌ
漏れは、以前住んでいた場所で、先生や学校で男女を問わずに性的暴行を受けたため、
性交渉どころろか、ただの一時的接触すら恐れるようになってしまったシンジきゅんを優しく癒す綾波がええのう。
彼女は切ない吐息を漏らし、腰を浮かせて濡れそぼったショーツを降
ろした。膝を曲げ、足首から抜き取ってベッドの下に落とす。
軽く膝を開いて両手で左右の大腿に触れると、それだけで再びあふれ
させてしまう。
――碇くん…感じるの……。
右手で内腿をなであげ、熱く滾る泉に触れた。
「っ!」
甘い快感が疾り、膝が震えた。そのまま中指を身体の中に埋めてしま
いたい欲望をこらえ、指先で熱くなめらかな蜜をそっとすくい取る。そ
のまま分け入って、少しずつ上に進めて行く。
「く……ん……」
びりびりとした快感に、身体が小刻みに震える。
指の先端が、彼女の最も敏感な部分をとらえた。
「はあああっ!」
首を仰け反らせ、彼女は高い悲鳴を上げた。
「くっ! んっ…う……あ、ああっ!……や、ぁ……」
指先は敏感な部分の周囲を彷徨い、そっとはじくようにする。優しく
押しつぶし、軽く震わせる。まだゆっくりと動かしているだけなのに、
必死に口唇を噛み締めても、堪えきれない甘い声が漏れた。腰が勝手に
跳ねる。
左手は柔らかな胸を揉みしだき、そこだけ堅く膨らんだ乳首をつまみ、
お腹をさすり、大腿をなで回す。口唇をなぞり、腕に口づけ、指をしゃ
ぶった。
「ああっ! あああっ!」
彼女の身体が、びくっ、びくっと大きく跳ねた。
耳が真っ赤になっている。毛布に隠された身体は、その頬と同じよう
に美しく桜色に染まっているはずだった。
碇くん、あたし……あたし、もう――!
自分の限界がすぐそこにきていることを、彼女は知った。あごを引い
て強く首を曲げ、口唇を噛み締めた。胸をつかみ、脚をつま先までぴん
と伸ばし、膝をこすりあわせる。感じやすい部分全体を揺さぶる右手の
動きが、急激に速度を増し始めた。
「碇くんっ、あ、あたし、あたし……ああっ、はああああっ!」
彼女は首を激しく左右に振り、まっすぐに昇り始めた。
「……綾波、いないの?」
――碇くん!?
>>614 ありがとうございます。少し長めにしてみましたが、
改行が多いと言われてしまいました。
>>615 面白そうです。私には無理なんで、書いて下さい。
蛇の生殺しみたいですがw、今日はここまで。
では、明日か明後日に。
619 :
新顔:03/11/13 22:31 ID:+S2qmR8C
11月13日
初めての性交から二週間が経過した。
この二週間、毎日のように三人に犯してもらった事で
私の体の感覚もかなり変化した。
胸や性器の周辺だけでなく、膣や子宮への刺激でも
快楽を感じるようになった。
これは通常よりもかなり早いとの事だ。
そして先日、遂に挿入での絶頂を体験できた。
とても素晴らしいものだった。
三人に代わる代わる挿入され
子宮を突かれ、膣内に精液の迸りを受ける度に絶頂に達した。
それからは、毎日の指導が更に楽しみになった。
苦手だった精液の味にも慣れ
口の中でビュクビュクと出される感じも好きになったし
顔面にぶちまけられると、恍惚感を覚えるようにもなった。
更に驚きだったのは、肛門でも快感を感じると言う事だ。
アナルセックスという行為だそうだが
最初は指と舌での愛撫だった。
お尻がゾワゾワとしたが不快ではなかった。
すぐに快感を感じるようになった。
膣に比べて痛みがすくなかったのも良かった。
620 :
新顔:03/11/13 22:31 ID:+S2qmR8C
数日間拡張を受けた後、ペニスを挿入された。
やはり最初は苦しかったが、膣よりも短期間で慣れた。
行為の幅が更に広がったのだ。
今では膣・お尻の穴・口と、一遍に三人に挿入される事もある。
お腹の中で粘膜ごしにゴリゴリとこすられるのがたまらない。
二つの穴を突かれながらペニスをしゃぶり
同時に三箇所に精液を注いでもらうと
頭がおかしくなりそうな程、気持ちがよくなる。
今日は授業中にそれを思い出してガマンできなくなり
校舎裏に三人を呼び出して犯してもらった。
膣内にだすと服が汚れるので、全部飲んであげた。
おかげでお腹が減らず、昼食に手を付けなかった。
サードチルドレンが心配してくれたが、食欲が無いだけとごまかした。
嘘をついた事は心苦しいが
今度彼が食事を作りに来てくれると言ってくれた。
その心がとても嬉しい。
私も性行為の何たるかがわかってきた。
もうそろそろ、サードチルドレンとの性交を
行っても良い頃かもしれない。
621 :
新顔:03/11/13 22:33 ID:+S2qmR8C
純愛好きの方々、またまたすいません。
起こったことはすべてが有効。問題なし
彼がレイの部屋を訪れることは珍しいことではない。彼女が学校を休
んだときには、必ずと言っていいほどプリントなどを持って部屋のドア
を叩いた。レイはシンジに部屋に来て欲しくて、意味もなく学校を休む
ことすらあった。
しかし、彼が部屋に来るのは午後から夕方の時間に限られていて、そ
れも夕食前の時間には帰って行ってしまう。食事の準備をするためだ。
彼女はそれが悲しくて、そんな日の夜には必ず自分を慰めていた。その
日の共に過ごした時間を思い浮かべながら。
しかし、もうすぐ日付も変わろうというこんな時間に、彼が来たこと
はなかった。
ノックの音は聞こえなかった。自慰に夢中になっていれば、まして寸
前にまで高まっているレイの耳に、ノックの音など届くはずもなかった。
こんな姿を、シンジを穢している姿を見られたくなかった。しかし彼
女は止まらない。すでにレイの身体は、意志の力では止められないとこ
ろまで追い詰められていた。
「ああっ、んっ! だめ、碇くん、だめ、だめ! ああっ!
あ、はああっ!」
「綾波! どうしたの!」
「あっあっあっあっ、はああああっ!」
部屋に駆け込んで来たシンジに見つめられながら、彼女は短く高い悲
鳴を連続させた。信じられぬほどの激しい快感が身体中を駆け抜け、背
中が弓なりに反った。
そしてレイは、茫然と立ちすくむシンジを見つめながら、なすすべも
なく駆け上がるしかなかった。
「い、かり……くんっ! おねがい、だめ、あ、あたし……
あ、いやぁぁ……あ、あ、んっ、いやっ! ああっ! あああっ!
――っあ! あーっ! んーっ!」
眩い閃光が弾けた。息を詰まらせ、脚の指先までぴんと突っ張りなが
ら、いつもの数倍も高い絶頂に全身を激しく震わせた。
見ないで――!
レイの身体は、春の嵐に翻弄される小鳥の羽根のように激しく宙を舞
った。全身を突っぱらせたまま何度も大きく痙攣し、呼吸すら出来ず、
顔を歪めながら、幾度となく全身を貫く絶頂の嵐に耐えた。
碇くん――!
問題はレイの気配りや黒服さんの努力がシンジに理解できるかどうかだな。
「っあぁ………」
永遠とも思える時間が過ぎ、彼女は切ない吐息を漏らし、脱力した。
溶けてしまいそうなほどの甘い余韻に身を震わせながら、レイはシン
ジに背中を向けた。毛布を被っていて良かったと思う。しかし、ベッド
の下には濡れた下着を落としたままだ。いかにシンジと言えども、自分
が何をしていたか気づかぬはずはない。
碇くんに見られた。碇くんを穢しながら、自分を慰めている姿を――。
彼女は絶望した。嫌われて当然だった。いっそ、嫌われてしまった方
がいい。涙も出なかった。
だって、私は――。
レイの耳に、かすかな衣ずれとベルトを外す音が届いた。
女のこんな姿を見れば、欲望に衝き動かされるのが当然だと思う。
碇くんの、したいようにして――。
だから彼女は、そう言おうとした。
慰めならいらない。でも人形のように犯されるのなら、こんな自分で
も彼の欲望の吐け口になれるのなら、喜んで彼を受け入れようと思う。
こんな時間に書き込みw
>>新顔さん
淡々とした文体にハァハァしまつ
629 :
626:03/11/14 16:04 ID:2b/cDnux
>628
割り込みスマナンダ。表と裏の競演(・∀・)イイ!
630 :
新顔:03/11/14 17:07 ID:R5k/NJRy
>628 保守兼場繋さん
ありがとうございます。
こちらこそ一途なレイたんに萌えております
・・・ま、混ざるw
黒服と4P中にシンジが来たのかと思ったw
632 :
ST:03/11/14 22:28 ID:PJ+zJtkm
11月15日
今日は忘れられない日となった。
遂にサードチルドレンと結ばれたのだ。
これからはサードチルドレンと表記せず、碇君と書きたいと思う。
先日の約束通り、碇君が昼食に料理を作りに来てくれた。
肉がダメな私のために、野菜中心のメニューだった。
味はとても美味しく、出来合いで売っているものとは比較にならなかった。
食後にお茶を飲んでいる時、思い切って聞いたのだ。
何故、私に優しくしてくれるのか、と。
知りたかった。何故私の事をよく見ているのか。
何故私の事を心配してくれるのか。
それは私が貴方を思う気持ちと同じなのか。
彼は真っ赤になり、口ごもりながらも頷いてくれた。
「綾波の事が好きだからだよ」
そう言ってくれたのだ。
嬉しかった。
嬉しいとはこういう気持ちなのだと初めてわかったように思えた。
こんな時どういう事を言えばいいかわからない。
だが、どうすればいいかは分かる。目を閉じた。
碇君の手が肩に置かれる。
唇に碇君の唇が触れた。
カツンと歯がぶつかる音がした。
初めてのキス。
触れ合っているだけなのに、求めていたものを与えられた実感があった。
そっと碇君の体に手をまわすと、同じように抱きしめてくれた。
633 :
ST:03/11/14 22:30 ID:PJ+zJtkm
唇が離れる。頬が上気しているのが分かる。碇君もだ。
だけど、まだキスし足りない。
今度は私からした。
いつのまにかお互いの口が開き、舌を碇君の口内に侵入させる。
彼の舌を捕まえ、絡めあい、お互いんお唾液を交換する。
しばらくの間、室内にピチャピチャちう音だけが響いた。
腕の力が強まり、二人の間で私の慎ましい胸がつぶれる。
乳首が立っていくのが分かる。
そして碇君も興奮しているのだ。
ピッタリと合わさった下腹部にペニスの強張りを感じる。
唇を離し、彼にその事を話すと、狼狽し謝ってきた。
だが謝る必要などないのだ。
私はこのための指導を受けてきたのだから。
碇君の手を取り私の胸へと導く。
触れただけで甘い声が漏れてしまった。
最初は緊張していた指が、少しずつ動き私の胸を揉みだす。
634 :
ST:03/11/14 22:31 ID:PJ+zJtkm
吐息が荒くなっていく。私の息もだ。
遂に碇君が動いた。私の体を強く押し、カーペットへと押し倒す。
そうこなくては。
乱暴に唇を奪い、服の中へと手を忍ばせる。
ブラジャーをずらし、直に胸を触られた。
もう片方の手が股間へと伸び、下着の上から私の股間へと触れる。
私のそこは、すでにグッショリと濡れていた。
気が急いている碇君を少し止め、私は全ての服を脱いだ。
碇君にも脱いでもらう。
私の体を見つめる碇君のペニスは硬く勃起している。
三人のものとは形も少し違うし、サイズも小ぶりだ。
だが私の体は早くあれを挿入して欲しいと疼いている。
床に寝そべり、足をM字型に開く。
性器を指で開き、挿入して欲しいとねだった。
碇君の体が足の間に入ってきた。ペニスが膣口にそえられる。
いよいよ碇君のペニスが入ってくるのだ。
しかし中々入り口を見つけられないらしく
性器をこするだけが繰り返される。
碇君も焦っているようだ。
私はもうこれ以上ガマンが出来なかった。
体を起こし、彼に横になってくれるように言う。
そして彼をまたいで膝をつく。
下腹部に張り付いているペニスに手を添え垂直に立てる。
お尻を動かして位置を調整する。
もう慣れた行為だ。勉強の甲斐があった。
膣口に亀頭が触れた。今度こそいよいよだ。
635 :
ST:03/11/14 22:33 ID:PJ+zJtkm
一気に腰を落とした。
ペニスが膣内粘膜をかきわけ、根元まで埋まる。
その途端、「あうっ」という呻きとともに碇君が射精した。
感激に浸る間もなく、膣奥へと精液が注がれる。
そんなに気持ちが良かったのだろうか。
「私のオマ○コそんなに気持ちいい?」
と聞くと、真っ赤になって目をそらしてしまった。
その仕草がとても愛しい。
彼は誰にも渡さない。私だけのものだ。
私はまだ達していない。激しく腰を振り、ペニスを締め付ける。
円を描くように腰を回す。
再び碇君のペニスが、脈打ち射精した。
ガクガクと腰が跳ね、二度目とは思えない量の精液がふき出す。
でもまだ終わりじゃない。もっと欲しいと唇を合わせながら腰をふる。
腰をふるごとに性器の結合部から、注がれた精液があふれ出す。
あふれ出した分は、またすぐに補充され
私の膣内は精液と藍液でドロドロとなった。
6回射精したところで碇君のペニスが硬さを失い、私の膣から抜けた。
同時に多量の精液が垂れ、私の内腿とカーペットを汚した。
碇君は膣内に射精した事を心配していたが
私には生理が無い事を知ると安心していた。
シャワーを浴び、もう一度キスをして碇君は帰っていった。
636 :
ST:03/11/14 22:34 ID:PJ+zJtkm
幸せな時間が過ぎ
一人の部屋が今までに感じたこともない位、寂しく感じた。
私は携帯電話で三人を呼び出した。
部屋へと着いた彼らにお礼を言った。
碇君を満足させる事ができたからだ。
そして着たばかりの服を、再び脱ぎ捨てた。
もちろん抱いてもらうためだ。
今度は勉強のためではなかった。
碇君とのセックスでは絶頂に達しなかったから。
体が満足していないからだ。
碇君よりも立派なペニスを順番にしゃぶり
今日は最初から三人がかりでしてくれるように頼む。
碇君の時とは違い、私が動かなくても
三人は三つの穴を激しく犯してくれた。
膣と直腸と口に精液を注がれながら、私は何度も絶頂に達していた。
頭が真っ白になっている間は、碇君の事でなく
今体内にあるペニスの事だけを考えていた。
この快楽を、明日からは碇君に私が教えてあげよう。
一緒に最高の快楽を感じられるように。
>635
乙です。HN変えたのかな?別の人とか・・・・
それは兎も角、レイの作戦大成功ですなw
シンジきゅんも漏れも大満足ではっぴーえんどか?
といいつつ波乱を期待してしまう漏れw
>637
波乱その1 校舎裏の行為を覗いていた生徒達が写真と引き換えにリンカーンを要求
波乱その2 校舎裏の行為を覗いていた教師達が以下略
波乱その3 そんな彼等を3人組があぼーん
波乱その4 上にばれて3人組があぼーん
っつーかやはり波乱は、黒服×綾波をシンジが見てしまう、だろう?
それが直で目撃なのか誰かの盗撮ビデオなのかが楽しみでしょうがねえ
アスカあたりがタレコミしてくれるといいんだが
シンジきゅんがでてくるとエロさが増すね。
やっぱ黒服の匿名性故か・・・
その4から、ゲンドウが漏れも漏れもと出張ってきたところをシンジきゅんが目激とかw
ゲンドウ混ざったら最強だなw
あっさりシンジにヤらせなきゃよかったとオモタ
643 :
新顔:03/11/15 19:27 ID:FrSR5YJy
632〜636は私です。
某サイトのSSを保存した際にコピペ
してそのままだったのかも。
644 :
638:03/11/15 21:23 ID:UZTk2UoI
>641 実はシンジはサードインパクト帰りで
「綾波があんなに床上手だったのはやっぱり父さんのせいだったんだー」
と激しく勘違い。
そして綾波を父さんから奪うにはもっとレベルアップしなくてはと
アスカ様やミサトさん相手に経験値稼ぎをしているのをレイがハケーン。
そしてシンジは小一時間ほど説教され動機やら何やら全てを白状。
真実を知ったレイは自分も似たようなものなので少し怒りがおさまり
とりあえずシンジを腎虚寸前になるまで搾り取り当分浮気できないように
するものの、シンジがダウンしてしまい欲求不満になったレイは体の疼きを
ゲンドウ相手に晴らそうとするが、寄る年波には勝てずに赤玉が出てしまい
別人のように丸くなったゲンドウを見てレイが一言
「ジーさんは用済み」
しかしシンジは、レイのベッドの中にもぐりこむと、その細い肩を後
ろからそっと抱き締めた。レイの身体はまだ余韻に火照っていたはずだ
が、彼女はシンジの身体を暖かく感じた。あの時と同じように。
どうして――?
「綾波……」
「……」
「……僕も綾波と一緒なんだ。いつも綾波のこと考えながら、してた」
「碇くん……?」
「我慢できなくて……今日もしたんだ。したあと、どうしても綾波の顔
が見たくなって、こんな夜中だけど、来ちゃったんだ」
「……」
「あんなことをしておいて、どんな顔をして綾波のことを見ればいいん
だろうって、走りながら思った。でも、どうしても会いたかったんだ」
「……」
「迷惑だったかもしれないけど、来て良かったと思ってる。綾波の気持
ちを、知ることができたから」
「碇くん……」
「綾波。僕は綾波のこと、好きだよ」
「……」
レイは混乱した。彼が何を言っているのか、よく理解できなかった。
欲望に駆られるあまり、彼も自分で何を言っているのかわかっていない
のかもしれない。
しかしシンジの声は限りなく優しかった。
「ねえ、綾波。こっちを向いて、笑顔を見せてよ」
レイは恐る恐る振り返った。そこにはあの時と同じ、シンジの優しい
笑顔があった。レイを変えてしまった笑顔があった。
「碇くん……」
笑顔を作ろうと思い、果たせなかった。大粒の涙があふれ、止まらな
かった。
「綾波のこと、抱きたいと思うんだ」
「あたしは――」
「でも、今日はしないよ」
「……」
「さっき自分でしたばっかりなのに、もうこんなになってて」
下腹部に当たるシンジの熱いものを、レイは強く意識した。
「全然説得力ないけど……なんとなくフェアじゃないような気がするし、
その、欲望だけだって思われたくないんだ」
「……」
「でもさ、その……キスだけ、してもいいかな……」
レイは小さく頷いて、目を閉じた。
口唇が重なる。
そっと触れあうだけの、幼いキス。涙の味がする。それでも彼女は、
その幸せに震えた。
やがて口唇が離れ、視線が絡み合う。レイの瞳から再び大粒の涙がこ
ぼれた。
「泣かないでよ」
シンジはすすり泣く彼女を優しく抱きすくめて言った。
彼女はシンジの腕につかまり、額を彼の胸にこすりつけた。脚を絡ま
せて、まだ熱く濡れている部分をシンジの大腿に押しつける。こうして
いないと、目の前にいるシンジが夢に消えてしまいそうだった。自分が
彼と一緒にいるという確かな感触が欲しかった。
「今すぐは無理かもしれないけど」
「……」
「戦争が終わったら、一緒に暮らそうよ」
「碇くん……」
「だからさ、生きていようね」
その言葉を聞いて、レイは大声で泣いた。シンジの胸に顔を埋め、髪
の毛をなでられながら、彼の胸を涙に濡らして泣いた。
碇くんが私の居場所を作ってくれている。笑顔で迎えてくれる。
でも私は――。
自分の運命と彼の優しさに、彼女は泣き続けた。
レイが泣き疲れて眠るまで、シンジはまるで子供をあやすように彼女
の細い髪をなで続けた。
恐らくレイにとっても迷惑なほどのシンジ君の鋼鉄の意志によって
レイの純潔は予想外にも守られてしまいますたw
しかも今回えちーな場面は無しm(_ _)m
これで第壱部は終了。第弐部はレイがその白い肢体を快感にわななかせw
美しく処女を散らすことになると思われますが、しばらくお時間を頂きます。
それでわ(^_^)/~
>>643 新顔さんがSTさんだったとは。
あちらの方でもハァハァさせていただいておりまつ。
649 :
新顔:03/11/15 23:05 ID:184VJdM8
>>648 私はSTさんではないですよ。彼のを見て煩悩を刺激されて
書き始めましたが。
複数のファイル広げてコピと保存を繰り返してたら
おかしくなったようです。誤解させて申し訳ない。
ともかく第壱部終了おつです。
こっちの方はそろそろ皆さんご期待の
アスカを登場させたいと思ってます。
こういうのは、職人氏の妄想のおもむくまま書かれた方が、よりエロくなるってもんだ。沈黙して待つべし。
リクエストがあったほうが良いっていう職人氏もいるが、それなら自分からリクしてくれって言うしな。
>>648 第壱部お疲れさまでした。
えちー少なくても(・∀・)イイ!!
今日は気持ちよく眠れそうでつ。
>>651 でも、『皆さんご期待の』って書いてるしなぁ。
ほんとは可能なら、あちこち視点を動かさず、綾波に一点集中して欲しかった。
視点を動かすとは書いてないよ。アスカが登場するだけかも。
まあ、視点交換もいいと思うけどね。綾波視点だと淡々としすぎてエロさがへるでしょ?
序盤なんて相手が黒服で人間味がなかったせいか余計そう感じた。
もっともその分、次の展開への興味が増してたけどね。
正直、アスカが絡むのは見飽きた。
第弐部を妄想しつつ寝る。
>>655に禿しく同意しつつ、仕事に行ってきます。
アスカいいじゃん。何回も同じカキコすんなよ。
>>659 アスカが出てる小説読みたいなら、それ専用のスレがあるだろ?
綾波がメインだったら脇役で誰を出そうがかまわないんだよ。
頼むから職人氏の創作意欲を削ぐ様な発言は控えてくれ。
アスカ厨必死だな。
ここは「綾波レイのエロ小説」スレだっつの。アスカが出たらスレ違い。
>>662 その辺のLRSなFFにも普通にアスカが顔だしてるだろ。
話しの流れで他の女性キャラが出演するのはかまわんと思うが。
というか職人氏の自由だな。
毎日粘着して同じカキコで荒らされると目障りだ。
どうでもいいけどシンジやゲンドウ、3尉と男キャラでは文句を言わないのにねw
キャラヘイトってやつ?
アスカ厨呼ばわりは心外だな。
アスカなんて綾波のエロ話の前菜かスパイスぐらいにしか思ってないけどね。
必死でなのは確かなんで、とにかく静かに職人氏を待とう。頼むぜ。
665 :
vbvb:03/11/22 00:12 ID:AxZsGDGG
bbn
666を発令します
667 :
新顔:03/11/23 02:08 ID:KYSta2y7
11月22日
碇君との最初のセックス以来、私たちは毎日のように
体を重ねた。碇君の方も積極的に私を求めてくるのだ。
学校帰りに私の部屋で、制服も脱がずにしたり
休みの日に、一緒に出かけ、その途中でしたりもした。
碇君とのセックスは精神的にとても満たされる。
まだ技術が不足なせいか、私がイクことはできないが問題ない。
その場合は、後で三人を呼び出し、腰が立たなくなるほど
犯してもらっているから。
しかし不満な点がある。セカンドチルドレンの行動だ。
最近、碇君が頬を赤く腫らせている場合が多くある。
セカンドチルドレンに叩かれたからだという。
最近、彼女は機嫌が悪く、すぐに手をあげるのだそうだ。
確かに、私と碇君が一緒にいると、割り込んでくる事も多く
そのときは大抵が不機嫌だ。葛城三佐は「嫉妬ね」と言っていた。
彼女に対して怒っていない碇君も不可解である。
当事者でない私も不愉快さを覚えているのに、何故がまんできるのだろう。
今日はお休み。夕食を共にしてくれるかと思ったが
家で支度をしていないから、という理由で帰宅してしまった。
寂しい。そして憤りを感じる。
これは碇君へ感じているものなのだろうか
それともセカンドチルドレンへ感じているものなのだろうか。
668 :
新顔:03/11/23 02:11 ID:KYSta2y7
モヤモヤとした思いを抱えながら、食料の買出しに向かった。
近くのコンビニが品切れだったので、少し離れた店へ行く途中
知らない男性に声をかけられた。ドライブにでも行かないかと言う。
ナンパという行為らしい。
このモヤモヤとした思いは
先程の碇君とのセックスでイケなかったことも関係しているかと考え
性交が目的ならしてもよい、と答えた。
セカンドチルドレンの待つ家へと帰った碇君を思い出すと
何故か碇君以外の男に犯されたいと思ってしまったのだ。
男性は驚いていたが、すぐに了承し、近くに止めてある車へと案内された。
車内に入ってすぐ、彼のファスナーをおろし、フェラチオを行った。
669 :
新顔:03/11/23 02:11 ID:KYSta2y7
見知らぬ男性のペニスを相手にするのは初めてだったが
この疼きをとめてくれるのなら誰のペニスでも良かった。
奥まで咥え、喉で締め付けると、もう射精しそうだと言われた。
一発目の勢いのある精液は膣内に出して欲しい。
口を離し、下着を脱いでまたがった。前戯は必要ない。
今の私は男の人のものを咥えればビショビショにぬれてしまうから。
腰をおとし、根元まで入れた。碇君より二回りほど大きいものが
子宮の入り口を突いてくれる。
巧みな腰使いで、中途半端だった私の体は一気に絶頂へと向かった。
同時に射精される。奥で脈打つペニスを感じる。
このトクントクンという感じがすきなのだ。
絶頂感に頭を蕩けさせていると、唇に何かが触れた。
キスをされている!
碇君以外には触れさせたことのない唇を奪われてしまった。
そのときの感情は言い表せない。後悔、罪悪感、裏切ってしまったという思い。
そして口の中を嘗め回され、唾液を飲まされながら
背徳感と激しい興奮をも感じていた。
狭い車内で体を入れ替えながら、何度も犯された。
お尻にも挿入をねだり、口も精液を出してもらった。
精液も人それぞれ味が違う物だ。
家に送ると言われたが断った。
その代わり携帯電話の番号を教えあった。
670 :
新顔:03/11/23 02:13 ID:KYSta2y7
部屋に入ると携帯が鳴った。
碇君だった。いつものお休みの挨拶。
それに答えながら、会いたいという思いが募る。
しかし今は会うわけにはいけない。他の人にキスされてしまったのだから。
思い出すと同時に、内股を精液が流れ落ちた。
碇君も悪いのだ。私を放って置くから・・・。
こんな時どういう顔をして会えばいいか分からない。
電話の向こうからセカンドチルドレンの怒鳴り声が聞こえた。
碇君に悪態をついている。
怒りが芽生えた。
あなたが邪魔をしなければ、碇君は今も私の隣にいてくれたのに。
私はこんな思いを抱かないですんだのに。
今夜の事は忘れよう。次に碇君にあった時は強く抱きしめてもらおう。
私は電話の向こうの碇君に心の中で詫びた。
キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!!
乙っす。
今回覚えた感情
罪悪感、背徳感、嫉妬、
いったいレイはどうなってしまうのか楽しみです。
罪悪感や背徳感のないところがレイの魅力なのだが。
うむ…
第弐部まだかな…
うむ…
677 :
名無しさん@ピンキー:03/11/24 03:08 ID:5Vga9LmM
>新顔さん
マジで素晴らしいです!
続きを楽しみにしてます!
ぐわ!
興奮してageてしまいました・・・。ゴメンナサイ(´・ω・`)
>>新顔さん
ドキドキします。続き、期待して待ってます。
>>675 何とか書いてるんで、もうしばらくお待ち下さいm(_ _)m
>>679 キタ━━━(゚∀゚)━━━!!!!!
おとなしく待ちまくります。
681 :
名無しさん@ピンキー:03/11/24 18:21 ID:l23OwVeH
ここには神がたくさんいる。
とにかく楽しみなんで期待してまつ。
>精液も人それぞれ味が違う物だ。
この表現、うまいでつね。うぅぅ。最高。
今まで読んだ中では新顔さんの小説、雰囲気が違って面白いでつ。
黒服に頼んでアスカを犯させるとか、そういう展開なんだろうか・・・・。
だったら鬱だ。そういうの飽きたし。
ここはやはり綾波がSEXテクでシンジキュンを骨抜きにして、
快楽奴隷にするストーリーを読みたい。
ついでにアスカもやってしまえ
むしろ綾波には使えない男としてシンジに見切りをつけて欲しい
シンジはアスカとラブラブしてれば問題なし
段々自分の趣味をほざきまくるレスが多くなってきてるな。
俺はどんな展開でも良いや。
それぞれ純愛路線と寝取られ趣味路線と突き進みたいならそれで良いし、
レイだけで物足りなくなってアスカも出そうと思うなら、それはそれでまた良し。
いずれにせよ、続きを楽しみにしてる。
〃∩ ∧_∧
⊂⌒( ´・ω・) 第弐部まだかな?
`ヽ_っ⌒/⌒c
⌒ ⌒
↑
プリントアウトした第壱部
687 :
名無しさん@ピンキー:03/11/27 02:08 ID:JnQyMTBk
>685
もちつけ!ほざくな!マターリマターリ
689 :
新顔:03/12/02 22:13 ID:rrpQm2pk
12月2日
ここしばらく、碇君とセックスしていない。
それどころか二人きりにもなかなかなれない。原因はセカンドのせいだ。
複雑な感情を覚えたあの日の翌日
それを振り払いたくて、学校の屋上に碇君を連れ出し抱きついた。
そしてキスをねだったのだ。
そうしたら後をつけてきたらしいセカンドに邪魔され
それ以降碇君に会う度に妨害される。
碇君も私の部屋に来ようとしてくれているらしいが
やはり邪魔をされているという。
一度、セカンドと二人だけになったとき、邪魔をしないでと言った。
そうしたら、碇君以外の男と会っていただろうと言われたのだ。
動揺を表に出さないようにしたが、おそらくあの夜の男性の事だろう。
何をみられたのだろうか、セックスだけならいいが
唇を奪われた事を碇君に話されたくはない。
しかし、コンビニから男性に着いて行った所を見られただけのようだ。
私が何をしようと貴方には関係がない。
それに碇君を虐めないでほしい。彼は私のもの。
そして今の碇君は私に夢中なのだから。
そう伝えるとセカンドは激昂した。私も身構える。
人が来なければ戦闘となっていたかもしれない。
690 :
新顔:03/12/02 22:17 ID:rrpQm2pk
居室に帰るとBとCが来室した。Aは後から来るらしい。
今日は指導はいいのかと聞いてくる。
そのつもりは無かったが、BとCがせっかく言ってくれているのだ。
好意は受けよう。だが不機嫌な事もあり、手早くすませようと思った。
制服のまま下着だけを脱ぎ、お尻を二人に向ける。
いつものように性器を自分の指で広げて見せると、無骨な指が愛撫してきた。
きもちいい。私はあっというまに濡れてしまった。
一気にBのペニスが挿入される。そして激しく腰を降り始めた。
奥を突き上げられるのがとても感じる。いつのまにか自分でも腰を振っていた。
絶頂に達した直後、膣内に射精された。胎内に広がる熱い精液が気持ち良い。
Bが引き抜くと、すぐにCが挿入しようとしてきた。
だが制服に皺がよりそうだ。私は全裸になり、改めて挿入をねだった。
Cが入ってくる。焦らすかのような浅くゆっくりとした動き。
もどかしくてたまらない。もっと動いてと何度も頼み、やっと奥まで突っ込んでくれた。
私の口から自分でも驚くような大きい声が出た。
玄関ドアが開く気配がした。Aが来たのだろう。子宮を突くCのペニスを感じながら
次に突っ込まれるであろうAのペニスも想像しつつ、二度目の絶頂に達した。
朦朧とした意識の中、部屋に入ってきた人影を見る。
碇君だった。
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
破局っ? 破局でつか?
ATは一気に下降間違いなしですよ。
今度から見詰めても視線を逸らされるだけかもしれません。
どぉする、レイ!
キタ━━━━(*゚∀゚)=3=3━━━━!!!
破局か? 無垢で歪んだ愛が通じるか?
見ものですな。
>>690 レイとしては、快楽による肉体的な満足と
絆による精神的な満足を完全に切り離して
考えてるみたいだから、690なシチュでも
「問題ないわ」なんだろうけどね。
シンジとしては「僕を裏切ったな!」という
気分になるんだろうなぁ。
A、B、C、の運命やいかに。
NERVの対外関係の悪さを考えると、
再就職は厳しいぞw
このままアスカに転べ。
シンジの不幸な姿は見たくない。
695 :
名無しさん@ピンキー:03/12/03 00:51 ID:0mZ1M2NK
シンクロ率がた落ちw
>>693 >シンジとしては「僕を裏切ったな!」という
>気分になるんだろうなぁ。
むしろレイプされてると勘違いして黒服に殴りかかるのと違うかな?
で、一発KOされれば後は言い訳はなんとでも(?
そのまま4P、いや5Pにはならんのか?
ショックのあまりアスカに走り、アスカバージンブレイクエッチに突入。
中出し時に「あやなみぃぃぃぃーーーー」と叫んでしまい死亡確定とかw
シンジはAが連れてきたんだろ
700 :
名無しさん@ピンキー:03/12/03 14:00 ID:YwUqxPqz
ななひゃく
この状況でレイの真心をわかってやれというのは、ちょっと難しいかもな。
これで
「碇君で最後まで逝ったことないの」
とか言われたら、
「僕はやっぱりいらない子なんだ」
・・・いつもどおりかw
よし、ABC、シンジきゅんもヤレ!
704 :
名無しさん@ピンキー:03/12/06 18:07 ID:RutrkCoq
↑氏ね!腐女子!
保守
>>706 ww
弐号機・アスカペアだと笑えなかったな。
かわいそうに、ママンにまで裏切られてとか。
レイにとって黒服連中は高性能バイブに過ぎないわけだがそれでもNTRは欝だ。(´・ω・`)
しかしショボンとしつつもハァハァしてもいる。
欝になる自分、ハァハァする自分。
まったく異なるけれどどちらも同じ自分だ。
俺は純愛LRS厨だ。
しかもエロゲヲタだ。
その上インセストスキーでもある。
だから「ときどき永遠の破壊魔 オヴ インフェルノ」を誰か書いて。
>>709 元ネタが全て予想できる、そんな自分が愛しい。
ラストは
娘「お父さんお母さん、早く! アスカさんが待ってるよ!」
シ「いいかい、アスカと会ったら『初めましてアスカ”おばさん”』って挨拶するんだぞ
間違っても”アスカさん”とか”アスカお姉ちゃん”とか言ったら駄目だぞ」
レ「シンジは絶対殺されると思う」
でつか?
保守
保守
新顔氏のレイは最悪だな。
育ちが育ちなんで常識無いのは良いけど、自分はシンジが他の女とヤるのは
イヤだと思っていながら自分は他の男とヤりまくりってのがどーにも。
ひょっとしたら、女にはとかく純潔を求めながら男は二股〜32股くらいまで
いってる男性向けラブコメ・ギャルゲー・エロゲーへのアンチテーゼなのかも
知れんが。
714 :
初心者:03/12/19 17:24 ID:0q+RB52z
「はぁ・・・・・」シンジは放課後深いため息をついた。
その理由はトウジが貸してくれたエロ本にある
「こんなもの、もらっても読めないよ・・・・
家にはミサトさんがいるし・・・」
「なんだよ!トウジのやつ!
勝手に僕の机の中に入れないで欲しいよ!」
(誰かに見られないうちに早く帰ろう・・)
そう思い、机から本を取りだしたそのときである
「・・・・碇君・・何をやっているの・・・?」
「あ、綾波!?い、い、い、いいや!これはなんでも無いんだ!!」
(なんでここに綾波が!?せっかくみんなが帰ってから
内緒で帰ろうと思ってたのに!!!)
「・・・忘れ物をしたの・・・それで、碇君何を持っているの・・?」
「え!ど、どうでもいい本だよ!!」
「・・・見せて・・・私も本は好きなの・・・」
「い、いや!だめだよ!!!」
「・・・何を隠すの・・・?」
そう言って本をさっと取り上げる綾波
そこにはフェラをしている男女が写っていた
「・・・・・・・・・・」
(まずい、もうレイと顔向けできないよ〜〜〜)
「・・・あなたもこれを望むの・・・?」
「・・へ?」
「・・・私は碇君と一つになりたい・・・」
715 :
初心者:03/12/19 17:25 ID:0q+RB52z
ドクン・・ドクン・・・シンジの心臓が高鳴ってゆく
(ま、まさかこれは、チャンスか!?ど、どうする?)
「ぼ、僕も、一つになりたい!!!」
その言葉を聞き綾波がシンジのズボンのチャックに手をかける
「・・・じゃあ・・やるわ・・・・・」
ジジー・・・
するともうはちきれそうなぐらい大きくなったペニスが
顔を出す。
(・・大きい・・・)
「・・・これをくわえればいいのね・・・」
そういって先端を舐め始めた。
少しぎこちないが初めての中学生を満足させるには
充分すぎるくらいだ
「じゅぶじゅぶ・・はぁはぁ・・・
ひほひいいの(気持ちいいの)?」
「・・・あぁ・・気持ちいいよ・・・」
仁王立ちのシンジがもちろんそう答える
(・・あぁ・・美味しい・・碇君の男性器ってこんなに
美味しかったのね・・・)
・・じゅぼ・・じゅぼ・・じゅぶ・・
そしてカリなどを丹念に刺激していく
そしてシンジは絶頂を迎えようとしていた・・
「あ、綾波!イクよ!!!!」
「・・はぁはぁ・・ひて(来て)」
そして、最後に思いっきりレイが吸った時に
「どぴゅ!ぴゅ、ぴゅ、ぴゅ!」
(これが、私と碇君の一つになった証・・・
全部飲めばいいのね・・・・)
そういって、精液を丹念に飲み干していく・・・
・・ごくごく・・ごく・・・
新人?キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
717 :
初心者:03/12/19 20:05 ID:0q+RB52z
続きはこんどで
初心者氏というと三尉だしてた人かな?
某ゲームでモチベーションがあがったですか
今度のレイは大分三尉に仕込まれてるみたいですなw。
人違いですよ
今は他スレで修行中の身ですから
721 :
初心者:03/12/20 20:04 ID:HYURd6Lo
ごく・・ごく・・・・ごく・・・・・・・・
「・・はぁ・・・はぁ・・」
(・・美味しい・・・初めてこんな物を飲んだわ・・・)
「あ、綾波、全部飲んでくれたんだね・・・
うれしいよ・・・」
「・・これは私とあなたが一つになれた証・・・
・・捨てるのは、もったいないわ・・・」
・・・・・
しばらく二人の間に沈黙が流れる・・・
「・・・それであなたは満足なの・・?
でもあなたの「そこ」はそうは言ってないみたいだけど・・・」
そういってシンジのモノを指さす
そこには出したばかりだというのにもう元気に
天井を向いている物があった
「・・うっ・・これは〜・・え〜と・・・」
「・・ふふ・・遠慮しなくていいのよ・・・」
そう言ってレイは微笑む
(可愛いなぁ・・・)
シンジは心からそう思った
たぶん、世の中のほとんどの男なら
そう思うであろう
「・・綾波さえよければ・・・その・・・」
「・・・何?・・」
「・・・もう一度・・したい・・です・・・」
「・・だから遠慮はいらないといったはずよ・・・
・・どう?これから私の家に来ない・・?」
「行きます!行きます!!」
「・・・じゃあ・・行きましょ・・・」
(ごめん・・ミサトさん・・今晩はご飯作れそうもないや・・・
たぶん、明日の朝ご飯も・・・)
こうして、二人はそろって教室を出るのだった
722 :
初心者:03/12/20 20:05 ID:HYURd6Lo
ありがとうございました!初投稿のうんこちゃんですが
これからよろしくお願いします・・・
あと、すいません私はフェラ属性が高いので・・・
あんまり正常位なんかは書きそうもなさそうです・・・
>>724 そーです、ただの宣伝でスマン。レイ出てこないしね(;´Д`)
しかもレスアンカー間違えてるしグダグダだな>おのれ
>>725 フォローありがとうございます。
『穢れ』はどーも年内にこっち載せるのは無理ぽ。
もろもろ落ち着いたらまた前回のようなペースで投下する事になるかと。
それまでスレが残ってると良いですが(;´Д`)
保守
>>723 お慕い申し上げております。
そもそも『穢れ』を読みたいがために保守兼場繋してたわけで。
で、さすがに誰も待ってないと思われるこっちのあれですが、
しつこく書いてますw
今シンジ君がレイの胸を揉みまくってますがw、年内にはどうにもならんです。
それはそれとして新顔さん、続きはまだでつか?
>>728 待ちまくりで心が乾いてます。
私はあなたの作品が読みたいだけで保守してます。
731 :
新顔:03/12/26 21:19 ID:OIyM1947
>>728 保守兼場繋さん
最近いそがしくて書いてません。
こちらこそ貴方のをお待ちしてます。
私の黒エロを待ってる人は少なそうw
否! 漏れは新顔タンの日記だけが目的のNTRスキーですぜ。
キス>セックスなレイに激しく萌え。
体は渡しても心は・・・な所が何か純粋ぽくて好きだ。
736 :
新顔:03/12/27 13:36 ID:x+/cUMqc
NTR属性の方も結構いるんですね。
暇を作って書きますのでお待ちを。
>>729-730 身に余るお言葉、感謝いたします。
そもそも保守目的と自分が書きたいだけで書いてましたが、お待ちいた
だいている方がおられるなら、より一層気合いを入れる所存です。
しばしお待ち下さい。
調子に乗ってタイトルを決めましたw 「CLOSE TO YOU」
軽く検索しましたが、今読めるFFで重複はないはず。投票よろ(ry
新顔さん、私も待ってますんで頑張って下さい。
いつになるかわからんけど貞本版は侵食が状況かなりちがう…
ここの方々のいい刺激になるといいね。
739 :
XXX:03/12/29 15:04 ID:g43Yhc0j
俺
シンジとアスカのエロ小説考えたんですが
カキコしていいですか?
童貞のキモイアニオタ氏ね。おまえらのような秋葉系は氏ね!。
( ̄□ ̄;)!!
>>741 あんたバカ?
日本で一番世界から評価されてる人種はアキバ系だぞ!
OTAKUなくして日本なし!
OTAKUなくして世界なし!
OTAKUは地球を救う!
746 :
XXX:04/01/02 18:33 ID:ErTkb1+F
747 :
新顔:04/01/02 22:07 ID:wODyMxmh
部屋の入り口にたちすくみ、呆然と私達を見る碇君。
その後ろにはセカンドの姿も見える。
彼女は驚いた表情を見せたあとに騒ぎ出した。
私が碇君を裏切っているとか弄んだなどと大声でまくしたてる。うるさい。
いったい何が分かるというのだろう。
私は碇君のために努力と苦労を重ねたのだ。
それをセカンドに分かれとは思わない。碇君にだけ分かってもらえればいいの。
ズリリとCのペニスがぬかれ、中から精液があふれ出すのを感じる。
さあ碇君、セカンドの言う事なんか気にしないで私とひとつになりましょう。
それはとても気持ちのいいことなの。知っているでしょう。
再びセカンドが騒ぎ出す。本当にうるさい。
碇君はちゃんと分かってくれている。その証拠に・・・
碇君のペニスは勃起しているもの。
748 :
新顔:04/01/02 22:37 ID:wODyMxmh
碇君の前の床に座り足を開く。彼が一番見たがる所を見せてあげるの。
碇君が見てる。私のオマンコから二人分の精液がトロトロと流れていくのを。
指で開いて奥まで見せる。よく見えるように腰を高く上げて。
お尻の穴まで丸見えね。こっちも開いてみせつける。
さあ早く来て碇君。どっちの穴でもいいの。もう十分にほぐれているわ。
碇君が私の名前を叫びながら覆いかぶさってきた。
ズボンも下着も脱ぎ去り、硬くなったペニスを一気に突き立ててくる。
前戯なんかいらない。注がれた精液が潤滑剤代わりになって簡単に入ってしまう。
ああ、久しぶりの碇君のペニス。私は物凄く昂ぶり、入れられただけでいってしまった。
碇君とのセックスで絶頂に達したのは初めて。
だがそれは最高のエクスタシーだった。
碇君が私の名前を呼びながら腰をふる。
膣内の精液と私の愛液が碇君ののペニスでかき混ぜられグチョグチョと音を立てる。
いやらしい音を聞きながら、私は何度も絶頂に達した。
749 :
新顔:04/01/02 22:38 ID:wODyMxmh
途中で邪魔をしようとしたセカンドは
やってきたAも含めた三人に取り押さえられている。
その目は憎悪と嫉妬に燃えていたが、その色が次第に変わってきた。
今の私には分かる。それは欲情した女の目。私達のセックスに興奮しているのだ。
BとCがセカンドの手を取り、自分のペニスを握らせる。
ビクッと震えたが、彼女は拒否しなかった。Aの手が彼女の股間に伸びる。
案の定そこはグショグショだった。叫ぼうとした口は三人に交互に奪われる。
私の中に射精して息をついている碇君にも教えてあげる。
三人の男達に嬲られているセカンドの事を。
彼女はこれから、全ての穴の処女をいっぺんに失うのだ。
さあ碇君、もっとしましょう。私達の痴態があの人たちを興奮させる。
そしてあの人たちの痴態が私達を興奮させる。
それはとても気持ちのいいことなのだから。
終
750 :
新顔:04/01/02 22:40 ID:wODyMxmh
これで終わりです。
黒エロが嫌いな方々は、すいませんが読み飛ばしてくださいませ。
最終回キタ━━━━(T∀T)━━━━!!!
長期連載乙です。でも、ちょっとあっさりしすぎなような・・・
完結乙!
黒エロ的に美しいラストだったと思う。
特にアスカの辺りw
長期連載お疲れ様です
>>747-750 さて、泥濘ですが第三部が書き上がりますた。『蝕み』よりは短いので
ぼちぼち落としていこうと思います。HTML化の予定は有りませんので、
まとめて読みたい方は某所でコピ誌を入手してくらさい。
泥濘第一部『泥濘』 2002/6/2〜12/7
『泥濘』1>26-29 >26 >27 >28 >29
『泥濘』2>31-35 >31 >32 >33 >34 >35
『泥濘』3>57-60 >57 >58 >59 >60
『泥濘』4>93-98 >93 >94 >95 >96 >97 >98
『泥濘』5>102-105 >102 >103 >104 >105
『泥濘』6>109-114 >109 >110 >111 >112 >113 >114
『泥濘』7>118-122 >118 >119 >120 >121 >122
『泥濘』8>133-138 >133 >134 >135 >136 >137 >138
『泥濘』9>204-211 >204 >205 >206 >207 >208 >209 >210 >211
『泥濘』10>219-228 >219 >220 >221 >222 >223 >224 >225 >226 >227 >228
『泥濘』11>234-237 >234 >235 >236 >237 までで第一部完。
続き〜。
泥濘第二部『蝕み』 2003/2/26〜9/17
『蝕み』0>288-294 >288 >289 >290 >291 >292 >293 >294
『蝕み』1>366-374 >366 >367 >368 >369 >370 >371 >372 >373 >374
『蝕み』2>382-392 >382 >383 >384 >385 >386 >387 >388 >389 >390 >391 >392
『蝕み』3>404-409 >404 >405 >406 >407 >408 >409
『蝕み』4>417-422 >417 >418 >419 >420 >421 >422
『蝕み』5>426-431 >426 >427 >428 >429 >430 >431
『蝕み』6>434-439 >434 >435 >436 >437 >438 >439
『蝕み』7>444-449 >444 >445 >446 >447 >448 >449
『蝕み』8>454-459 >454 >455 >456 >457 >458 >459
『蝕み』9>463-466 >463 >464 >465 >466
『蝕み』10>476-481 >476 >477 >478 >479 >480 >481
『蝕み』11>492-499 >492 >493 >494 >495 >496 >497 >498 >499 までで第二部完。
以上これまでのまとめとなります。
正規のリンク>>だと書き込めないので>で代用しています。
ブラウザの人はリンク飛べないと思います。ごめんなさいm(_ _)m
かちゅ等の2ちゃんブラウザだと見れると思います。
レイは目を見開いた。
流れ落ちる水流の一つ一つが、天井の明かりに照らされてきらきらと
煌めいた。
その視界が、赤く染まる。
呼気が限界まで早くなり、胸が爆発しそうに高鳴った。
「ああっ……いいっ……いやあああああっ」
そのまま、溶けて弾けた時のような快楽の窮みで、レイは叫びながら
果てていた。
泥濘第二部 『蝕み』より
◇ ◇ ◇
ひとたび絶頂に達して満足したのは、胎の底に巣喰った化け物だろうか?
それとも熱く濡れた己の肌だろうか?
それすら定かでない混沌とした意識の中、身体の裡に引き戻されて行
く幾条もの蠢く触手の感触に、レイの背筋が震える。
出て来た時と同じように、熱く重い粘液を滴らせながら、それは姿を消す。
レイの呼気が平常にまで静まると、それが息衝いていた痕跡は水流に
押し流されて、跡形も残さずに消えた。
手淫に耽る己の歪んだ精神が産み出した幻想……であったならば、どれ
だけ良かっただろうか?
しかし目を凝らせば、レイの白い肌には、縛められた痕がうっすらと残さ
れている。
生々しく、熱く妖しい感覚が、まだ肌の其処此処に残っていた。
悪夢や幻覚では無い。
「……どうすれば良いの……私」
レイの心は、二つに引き裂かれる。
この不気味な『存在』が、今この瞬間も自分の身体に巣喰っているという
恐怖。
今すぐにでも叫びたいような、助けを求めて走り出したいような恐ろしさに、
身体が震える。
向かう先は、NERVの地下以外にありえない。
レイを産み出し育てた、あの地下室。
赤木博士に助けを求め、この恐ろしい『異物』をどうか取り除いて欲しい。
もう一つは、どうすればこの異変を隠し通せるだろうか、という想い。
力を失ったとは言え、胎の中に居るのは紛れも無く使徒である。
自分の身体が何処まで侵食されているのか、計り知る事は出来ない。
レイの柔らかな皮膚を裂き、胎を開いてでも取り除くというような乱暴な
手段であっても、融合したそれを取り除く事は既に不可能かも知れない。
そうであった場合、己はどうなるだろうか?
残念ながら、最悪のケースは考えるまでもなかった。
スペアのボディは幾らでも在るのだ。使徒に犯され片端となった今の身体
など、博士は眉一つ歪める事無く『廃棄処分』を決定するだろう。
レイの手が震えながら、流れ続けていたシャワーを止める。
浴槽の縁に手をついて、萎えた足腰を励ますように立ち上がる。
乾いたタオルを身に纏い、ふらつく足取りで居室へと戻ると、習慣付け
られた無意識のうちに、冷蔵庫から薬と調合された飲料を取り出していた。
どちらも、レイの身体を維持するのに不可欠なものだった。
これら供給が無ければ、レイの身体はそのカタチを保てない、とされてい
る。
つまり、異変の発覚を恐れてNERV本部に近付かない、などという選択
肢は、何時かは破綻するのだ。
冷たい飲み薬が咽喉を滑り、胃に落ちていく。
身体が冷えると共に、思考も冴え始めた。
いくら我が身が可愛いとは言え、怪異を胎に納めたまま何食わぬ容貌で
日々を送るというのは、真っ当な道では無い。
今は自分一つの胎に巣喰うだけのこれが、密かに力を蓄えて何時の日か
更に被害を広げるという可能性は高く、最悪の場合『エヴァを用いて無辜の
人を殺す』ような非情な任務がシンジに課せられるやも知れない。
そしてその時には、この身体など既に喰い尽くされ霧散している。
ならば、迷う時間の一刻一刻が、既に貴重な時間の浪費となっている。
レイは意を決し、一種類しかない外出する為の服に手を伸ばそうとした。
その時。
「はぁっ……ううっ」
下腹を襲う鋭い痛み。
裸の腹を手で押さえ、崩れるように床に伏した。
目の前に制服が落ちているのに、それに手を伸ばす事すら叶わない。
激痛に頬が青ざめ、額から首筋から、脂汗が滲んで滴る。
胎の底で、宿主の裏切りという危機を察した%zが暴れている。
「つう……うっ…くっ」
息をするのも困難な程の痛みが全身を貫く。
一歩も動けないのであれば、せめて電話で連絡を取ろうと鞄の在り処を
目で探す。
それはいつもと同じように、部屋の片隅の机の上に放り出してある。
歩けばほんの四五歩の距離。
しかし、今のレイには余りに遠かった。
痛みにぐるぐると目が回り始める。
平衡感覚を失い、天井や床が歪んで見えた。
もはや身体の痛みを無視して立ち上がったとしても、意識を保っていら
れるとは思えない。
身体を丸めて激痛に耐えつつ、這ったままじりじりと机に向かう。
広いと感じた事の無い殺風景な床が、まるで地平まで続くかに思えた。
ようやく数歩分の距離を這い進み、ベッドの足を掴み、身体を起して机の
上へと手を伸ばす。
その刹那、遂にレイの胎の底が抜けた。
びちびちと水音を立てて、熱く重い粘液が噴き出す。
「ああっ……あうっ」
太く長い、腕ほども有るそれが、双丘の間から這い出ようともがく感触。
「いっ……ぃやぁぁ」
レイの出口が裂けかねない、まさにギリギリの太さだった。
当然、立ち上がりかけた身体はバランスを失い、再び崩れ落ちる。
冷たい床に投げ出される事無く、今度はベッドの上に倒れ込んだ。
「あぁ……はぁ……」
暴れていた胎の中の痛みは、始まった時と同じく不意に収まっていた。
奴がその身の大半を、レイの外へと繰り出した為だ。
今度は股間の後ろ、尻の間が裂けるように痛む。
けれどそれは、身体の内部の痛み程にはレイを苦しめなかった。エヴァ
を操る事を通じて、痛みに耐える事に慣れた身体を捻って、再び机の上の
鞄へ手を伸ばす。
「あっ」
しかし伸ばした手に、枝分かれした細い糸ほどの触手が絡んだ。
細く堅いそれは、余りに熱い。
振り解こうにも自在に形を変えて、伸ばそうとした手を身体に向かって
引き付けようと何度も巻きついた。
「いっ…やっ…離してっ」
転がって解こうとするのだが、手首を締め付けたそれは更に伸びて、ベッド
の支柱のパイプに絡んだ。
レイの手とパイプが細い糸のような触手で繋がるや否や、それは瞬く間に
太く短くなり、レイの手はベッドに縛り付けられたように動かせなくなる。
更に枝分かれした触手が宙を飛ぶように伸びていく。意図は明らかで、
狙われた他の手首と足首も、辿った運命は同じだった。
意思を備え長さも太さも自在に変化する、断ち切れない紐が相手では、
生身の手足は余りに無力だ。
「何をする気?」
言葉が通じる相手であろう筈が無い。
ギリギリと、細いレイの手足が、ベッドの四隅に向かって引き伸ばされる。
やがて、振り解こうと足掻く余地すら無くなった。
四方から引き伸ばされ、関節が痛みに悲鳴を上げ、抜ける寸前で手足が
固定される。身を捩ろうとすれば、肩が外れそうになる。
「はぁ……はぁ……はっ」
もがき続けたレイの息が切れた頃、それは腕の一つを伸ばして彼女の身体
にタオルとシーツを引き寄せた。
宿主の健康を損なう事は寄生物にとって本意では無い、とでも言いたいの
だろうか?
確かに、胎の中で自在に動く≠サれがその気であれば、とっくにレイの
柔らかな内蔵などズタズタに引き裂いていてもおかしくない。
必要とあらば太い動脈にでも喰い込んで、心臓を内から突き破る事も造作
無いだろう。
確かに奴が言うように、レイの身体が必要不可欠なのだ。
しかし、共生と言えば聞こえは良いが、これはむしろ℃x配である。
「助けて……誰か……」
レイの声が、これほど弱々しく響いた事は無い。
何時も覚悟を秘めて行動する彼女にとって、迷いや怖れは本来無縁のもの
だった。
しかし今は違う。
己を失う、という恐怖。
それは死よりも辛い『束縛』だった。
今日の所はこの辺で(^_^)/~
>>新顔氏
なんか強引だな〜
もうちょっとえろ描写も欲しかったよ
でも最後まで書いてくれたことにはカンシャ
待ってました!!
確かシンジきゅんが訪ねてくる予定になってたはず・・・
楽しみ〜ヽ(´∀`)ノ
「あっ…はっ」
また、あの熱い感触が肌を這い回り始めた。
声を上げようと開いた唇を奪われる。
せめて噛付いて抵抗の意思を示そうとした口が、無理矢理に開かれた。
内部で膨れ上がるそれは、口を閉じられない程の大きな塊となった。
顎の関節が軋み、痛みに涙が滲む。
続いて其処から分岐した触手が、鼻腔に内から入り込んで其処を満た
した。
息が出来なくなり、瞼の裏が赤く染まり、続いて暗転し始める。
苦しさに、レイが更なる涙を流すと、口腔内を犯したそれに穴が開いて、
空気を吸う事を許された。
つまりは、呼吸すら支配されたのだった。
太い触手が管となり、辛うじて息をつなぐ。それが閉じれば即座に窒息
する。
もはや噛付いて抵抗するという手段すら無い。
「んんんっ」
鼻の奥がツンと痛む。
鼻腔から内耳へ向かって伸びる細い腕。
内側から耳が塞がれ、自分の心臓の音と、頭の中で蠢く触手のじゅる
じゅると湿った音しか聞こえなくなる。
顔の外側では、頬を撫でるように細い触手が伸びてきて、レイの目尻
から零れた涙を舐め取るように蠢く。
それは瞼の内側にまで入り込み、涙腺の針の先ほどしかない穴まで塞
がれる。
「んはっ」
上を向いた乳房の膨らみの周囲を、ぐるりと取り囲む感触。
それは太さを徐々に変えながら、螺旋状に乳房を完全に覆う。
そして、先端に尖った乳首は、キツク噛まれるように縛り上げられた。
「んむううううんっ」
開けられた口から荒い吐息が溢れた。
既に喉の奥で唸るような声しか出せない。
「んっ…んあっ」
それだけで終わる筈が無い。
淫裂に再び、あの、熱い感触。濡れたままの秘唇が捲り上げられ、
開かれていく。
重く湿ったそれは、まるで人の舌先のようにざらついている。
包皮が剥かれ、秘芯が露にされ、終わる事の無い愛撫が始まった。
「んやっ……ああっ」
風呂場で一度達してから、幾らも時間が経過していない。
まだ熱く血潮が通っていた其処は、過敏だった。
感触は似ているが、ヒトの舌先など比較にならない自由度を備えたそれ。
淫唇も淫核も、くまなくなぞり上げられる感触に震える。
やがて、内側にも入り込んでくる。
先程はレイを貫く彼の人のそれにも思えたが、今度は違っていた。
もっとずっと細い腕が、幾条も幾条も、互いに争うように絡み合いなが
ら、レイの身体の奥底を目指していた。
一体何本がその狭い隙間に抉り込んでいるのか、見る事が出来ないレイ
には分からない。
けれど、太い一本が入っていくよりも苦しくなる程、それはどんどん数を
増やしていく。
まるでレイの身体の限界を試しているかのようだった。
「かは……あぐっ」
もはや、喘ぎでも悲鳴でもなかった。内から絞り出されるように、吐息
と共に唸りを発するのが精一杯だ。
太腿の内側や二の腕などの柔らかな肌も、まるで流れる汗を全て吸い尽
くそうとするかのように、細く熱い触手が這い回る。
脈打ち絡み合い、螺旋のように捩れ、外側でも内側でも自在に蠢く無数
の指が、舌先が、レイの身体を貪っていた。
「んはっ……あああっ」
短く鋭い絶頂が訪れる。
一度頂きに達しても、それは蠢く事を止めない。
全身を絡め取る縛めは緩む事無く、レイの内を外を侵食する愛撫もまた、
一時も休む事が無い。
「んぐっ…ああうっ」
涙と唾液、愛蜜と小水が、まるで絞り取られるように飲み干されていく。
体温は上がり続けるが、噴き出す汗すら吸収されてしまう。
当然、レイの身体は渇いていく。
喘ぐ声が掠れ、息をするのも苦しくなる頃、触手の一つが同じ室内に
ある小さなキッチンへと伸びた。
一筋の細い触手が器用に蛇口を開け、流れ出す水を吸い上げるホース
に姿を変える。
そしてそれが、口を開かせていた太い触手に開いた穴から、レイの口へ
と水流を流し込んだ。
「んんっ……んぐっ」
突然食道に落ちてきた水にむせ返る。
すると触手は口の中で分岐し、食道と気道にそれぞれ導管を通した。
飲み込まない、という選択肢すら与えないつもりだと分かる。
導管は更に伸びて胃を進み、幽門から腸へと達する。
「な……何故?」
声にならない声をレイが発する。
自ら水道に直結する手段を得ながら、レイの身体に絡み付く使徒は、
わざわざ彼女の身体を濾して水分を摂取しているのだ。
キッチンには他にも色々な物が有った。
最初に使徒が彼女に与えたのは、トースト用に常備しているバターと
蜂蜜だった。
どちらもカロリーが高く、S2機関を失いエネルギーを消費する一方の
使徒にとっても美味なのかも知れない。
それらもレイの身体に流し込まれていく。
舌に触れる事無く、胃すら素通りして、腸へと入る食べ物。
糖分が即座に血糖値を上げ、レイの血潮から養分を掠め取る使徒は、
更なるエネルギーを得た。
つまり、この使徒は自力では食料を直接エネルギーに変えられない程、
か弱い存在なのだ。
宿主の身体を離れてしまえば、直に力を失ってしまうに違いない。
だからこそ、一度手に入れた宿主の身体に対して執着する。
渇く事も餓える事も、許されない。
それどころか、汗や涙を流す事も自由ではない。
レイは既に、使徒が生きる為の生命維持装置と化していた。
今日の所はこの辺で(^_^)/~
ひいいいい(((( ;゜Д゜)))ガクガクブルブル
レ、レイた〜〜〜〜〜ん つД`)・゚・。
◇ ◇ ◇
「貴方の好きにはさせないわ」
「どうやって?」
瞼の裏なのか、脳裏なのか。
鏡映しの自分の顔が浮かぶ。
使徒は己の姿をイメージ出来ない。だから、宿主の姿を借りて宿主の
意識と対面するのだと、その時気付いた。
「NERV本部へ行ってラボで調べたら、貴方の存在はすぐに分かるわ」
「それで?」
「何時か必ず、私はエヴァに乗る。零号機のコアがあれば貴方は再び
力を取り戻す。そんな事はさせない」
「ワタシと一緒に、アナタも◆r滅されたいの? 違うでしょ?」
エヴァに乗っていたならば、こうなる以前に自爆を選んでいた筈だ。
エヴァが操縦者の意思を離れて暴走した時、またこの使徒のように
エヴァの力が敵の支配下に置かれた時に備えて、自爆装置はエヴァ
本体のコントロールとは切り離されエントリープラグ内部に組み込まれ
ている。
「それでも、構わないわ……」
けれどレイの身体に、そのような仕組みは無い。
ATフィールドを操るヒトを超えた力がレイにはあったが、身体の内側
に大半が存在するこの寄生物に対しては無力だ。
息を止める事も、飲まない、食べないという選択肢も、奪われてしまっ
ている。
「そうね、アナタの意思だけは支配出来ない……けれど、死ぬより辛い
苦痛も、他では味わう事の出来ない快楽も、ワタシなら与えられるのに」
そのどちらも既に、実証されている。
歩く事も出来ない程の苦痛、終わる事の無い悦楽。レイが望むなら、
使徒は何でも彼女に与えるだろう。
「それは、そんなのは、嘘でしかないわ」
「何がウソなの?」
「貴方が与えてくれる快楽なんて……」
彼の人が教えてくれた恍惚、そしてシンジと身体を重ねた時にし感じ
られない陶酔。
それと比べれば、この存在がレイに与える愉悦など、単なる刺激に過ぎ
ない。
◇ ◇ ◇
レイの目が、震えながら開かれた。
己の意思ではない。
瞼の裏まで入り込んだ微小な触手が、無理矢理に瞼をこじ開けたのだ。
「これでも嘘だと言うの?」
見開いた目に、あの鏡写しの自分の姿は映らない。けれど耳の奥で、
ハッキリと使徒の声を聞く。
内耳にまで入り込んだそれは、外に音が漏れぬように、レイにだけ声を
伝える事も可能になった。
♂Rよ、まやかしよ
依然として口を塞がれたままのレイは、舌の動きだけで言葉をカタチ造る。
「強情なのね」
使徒はそれを読み取り、返事を返してきた。
意識を乗っ取られる事無く使徒と言葉を交わす事で、レイは身体に纏
わり付く無数のそれが、確かに意思を持ち息衝いている事を意識せざる
を得なくなる。
「試してあげる」
何時の間にか、部屋には煌々と灯りが点されていた。
剥き出しの蛍光灯の、冷たい光。レイの目に映るのは、明らかに数を増
した無数の触手。
重い粘液をてらてらと輝かせながら、部屋中に張り巡らされた蜘蛛の巣
のような触手の繭。
その中心はベッドにあり、絡み付く触手の束の根元はレイの身体に在る。
再び激しい愛撫が始まる。
肌を刺激する、無数の蠢き。
いや、愛撫と言うには程遠い。
ようやくモノを受け入れる事を知ったに過ぎない淫裂が、強引に押し開
かれて無数の小さな突起を備えた太く長い一本に抉られる。
痛みと、快感。
レイが感じるその端境を、使徒はどうして知るのだろう?
それを意識するだけで、その動きは、大きさは、堅さは、即座に反応し
て姿を変えるのだ。
押し広げられる苦しさが、強い摩擦の快感を上回る寸前にまで、入り込
んだ触手は太さを調節した。
生やされた突起の密度と長さも、レイの裡の肌の鋭敏さに合わせて、
自在に丸みを備える。
入った時はぬるく感じたそれが、今は体温よりも高い。
その熱さが快感だという事も、早くも知られてしまったのだ。
「んんっ…はぁっ」
口を塞いでいたものが唐突に細く縮んで、レイは声を発する自由を得る。
「どうして?」
「聞かせてあげるわ」
使徒が聞かせようとしたのは、使徒自身の言葉ではなく、レイが上げる
悲鳴と嬌声。
「ひぃあっ」
前を貫いたそれが最適化を果たすと、続いて後ろ側が動き始めた。
あの、腕のように太いそれが、まだ其処に刺さっていた。
それを突然動かされて、引き裂かれるような痛みにレイは身体を堅くす
る。即座に感応した触手が細くなる。
未発達な前の穴より、むしろ鋭敏な感覚を備える排泄の為の消化器の
末端。
出口のすぐ内側が最も過敏な事を学習した使徒は、その本体と言うべ
き部分すら、自在にカタチを変え始める。
レイのそこが痛みや恐怖を感じない限界ギリギリの太さと、異物が触れ
ている事を認識できる程度の細さ。その二種類の太さがリズミカルに連な
る、数珠のようなカタチ。
それが重く湿った粘膜を身に纏いながら、ゆっくりとレイの中から出て
行く。
その感覚は、慣れ親しんだ排泄のそれに、余りに似ていた。自室のベッド
に仰向けになってそれをする、等という事は有り得ない。
反射的に、身体から出ようとするモノを留めようと股間に力が入る。
筋肉によって密接に繋がった前の穴が、その反射に従って収縮する。
当然、レイは身体の内側を一層強く意識する。
「あふっ」
そして前後が同時に動く。
前が入りながら後ろが出ていく。
後ろが押し広げながら前が抜け落ちる。
交互に繰り返されるそのリズムは、始めゆっくりと、だがレイの呼気が
速まるにつれて早くなっていった。
「いやっ…ああっ」
自分が上げた艶声に、レイの頬が赤く染まった。
こんなモノに、こんな化け物に支配され貪られながら、自分の身体は恐
ろしいほどに感じているのだと。声を発する自由を得た口がハッキリ主張
している。
「ほら、何が嘘なの?」
身体がベッドごとギシギシ揺れるほどの動きに、翻弄される。
レイを突き動かす力強さは、時に横たえた身体が宙に浮くほど激しい。
「ちがっ…いやっ……ああああっ」
今日の所はこの辺で(^_^)/~
779 :
◆kenkeNZ8N. :04/01/09 01:42 ID:KjHhRDl4
おや、なんだか板全体のスレの並びがおかしいですね?
上げ荒らしでもあったのかな……。
大丈夫だと思いますけど一応、一旦上にageておきますm(_ _)m
「ちがっ…いやっ……ああああっ」
再びの絶頂。
目を瞑る事も、耳を塞ぐ事も出来ず、レイは自分が達した事を否応なく
見せ付けられる。
「あうっ……あ……ああ……」
弛緩した下半身が、膨れた膀胱から水分を垂れ流しはじめる。
が、それはシーツに染みを作る以前に、使徒の舌先に絡め取られて消え
て無くなった。
「貴方……自分では、飲む事も食べる事も、出来ないのね……」
「そうよ。だからアナタが必要なの……もう、離さない」
辛うじて動かせる範囲で首を巡らすと、冷蔵庫は既に空になっていた。
水道からの水は止まっているが、レイは自分の腹が恐ろしく膨れている
事に気がつく。
胃より下の腹が妖しく蠢いている。
腸壁と一体化した使徒が、流し込まれた食料をエネルギーに換えている。
レイ自身が感じるのは、満腹感とは違う。腹は膨れているのだがむしろ、
餓えていた。
養分は全て触手が絡め取ってしまうのだ。
「この部屋に居れば、何時か貴方も餓えて死ぬわ」
「そんな事はさせない。アナタの為なら、なんだって出来るもの」
声を発したレイは、自分の喉が再び渇いている事に気が付いた。
ほとんど同時に、水栓に連なった一本がレイの口の中へ水を流し込む。
暑いと思えば身体に巻き付けられていたシーツが解かれ、窓が少し開け
られて夜風が吹く。
汗に濡れたシーツが気持ち悪いと思うと、レイの身体が持ち上げられて、
タンスが開かれ新たなシーツがベッドに敷かれた。
「ほら、ね?」
耳に響く声音も、巧妙に姿を変えていた。
自分の声に近かったそれが、今は赤木博士のそれに似て聞こえる。
それも滅多に無い、労わる時や気遣う時の優しげな声音。
レイが最も逆らう事に抵抗を感じる声だと知っているのだろうか?
「……でも、この部屋の中でだけ」
精一杯の反撃を口で試みる。
すると触手は、鞄から携帯電話を取り出してみせた。レイ自身が近付く
事にあれほど抵抗したそれに、あっさり自分で触れている。
「これがあれば、何処にでも連絡が付く。NERVのカードが有れば
#モ「物も出来でしょ?」
使徒であるその存在が、人の社会の仕組みを知り得ている事に、レイは
驚く。
確かに公用車で家に帰り付く前に、コンビニエンスストアに寄って明日の
朝食を買いはした。
それだけでカードや買い物という概念すら理解したのだろうか。
「私が家から一歩も出なければ、誰かが必ず様子を見に来るわ。貴方が
自由で居られるのも、それまでよ」
何処まで力を得ていくのだろうか、この化け物は。
レイは怖れ、慄いた。
この許されざる存在を育んでいるのは、間違い無く自分なのだ。
「こんな姿を見られるのが恥かしいのでしょう?
大丈夫、見られてしまったら、食べてしまうか仲間にしてしまえば良いの」
「まさか……そんな」
「安心した? さあ、続きをしましょ」
否応なく、追い立てられるように、レイの肌は熱く滾り、幾度迎えたか
知れない絶頂へ向かい追い立てられていく。
ある時は荒々しく、ある時は小波のように細やかに。
変幻自在なそれに抗う術は無い。
そして、まだ夜は始まったばかりだった。
◇ ◇ ◇
朝日の輝きを、レイは目にしていない。
白みはじめた夜空を見上げながら、終わらない絶頂の限界に達して気を
失ったのが、最後に記憶した場面。
気が付けば、日は中天を過ぎて大きく傾き、今まさに色付こうとしている
頃だ。
夜通し熱せられた肌が、ひりひりと痛む。
内側は、まるで擂りおろされてささくれ立ったかのように、依然として熱い。
喉や鼻の粘膜にも違和感を感じる。
そして、手足の気怠さは、まるで蝋の中を泳いでいるかのようだった。
目を見開いて部屋を見渡すが、アレは、何処にも居ない。
昨日あれほど膨れていたレイの下腹も、今はまるで何事も無かったかの
ように元に戻っている。
もしかして、他の宿主を見つけてレイの身体から出て行ったのだろうか?
いや、そんな筈は有り得ない。レイの住むこの部屋に近付く人間は数少
ない。
そして部屋から一歩出れば、打ち捨てられた巨大な団地。廃墟のような
建物が連なる此処に、住んでいるのはレイ一人だ。
使徒がレイの身体を離れては永く生きられないとするならば、別の宿主
を自力で探す能力は無い。
「何処へ行ったの?」
小さく呟いて、首を傾げる。
耳の内側に意識を集めても、使徒からの返事は無かった。
もしかして、アレも「眠る」必要が有るのだろうか?
レイの身体を侵食したまま眠っているとすれば、今がチャンスかも知れ
ない。
携帯電話が何処へ行ったかと部屋を見渡すが、何処にも無かった。
レイが眠っている間に何処かに隠したのだろうか?
ベッドの上で半身を起こして部屋を見回しているだけで、辛かった。
それほど疲れていた。
「綾波ぃ、居ないの?」
その時ようやく、不意に目を覚ました原因が判明した。
扉を叩く音、そして自分の名を呼ぶ声。
「い…か…り…くん……」
声が掠れて、全く出なかった。
一晩に渡って喘ぎ続けた喉が、まるで用を成さなくなって居るのだ。
「……開けるよ、良いね」
「ダ……ダメッ……」
必死の叫びも、届かない。
レイはベッドから起き上がろうとして、そのまま床に崩れ落ちる。
今日の所はこの辺で(^_^)/~
乙。
シンジきゅんキタ━━━━(*゚∀゚)=3=3━━━━!!!
漏れはこれを待っていたw
監禁、陵辱、調教物を異種生物にやられるとかなり怖いものがありますな。
((((((;゚Д゚))))))ガクガクブルブル
林原めぐみ妊娠
ラジオ番組内で発表
アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」などで知られる人気声優で歌手の林原めぐみ(36)が10日、AM神戸のレギュラー番組「Heartful Station」(土曜・後11時)で妊娠を発表した。
林原は番組で「来ました! コウノトリが。こういうの、ご懐妊っていうんですかね」と少し照れながら報告。後日、自身のホームページで正式発表するという。
林原は1998年、自身の誕生日である3月30日に3歳年下の会社員と結婚。翌日のラジオの公開収録でウエディングドレス姿で登場して電撃発表し、ファンを驚かせた。
林原は86年に「めぞん一刻」で声優デビュー。「エヴァンゲリオン」のヒロイン・綾波レイ役などで人気を誇っている。
>787
めぐ姉おめでた、オメデトー
あの林原さんもお母さんになるんですね、ん〜何ていうか、とにかくめでたい!
36歳か…高齢出産、辛そうだな。
応援します
「あ、綾波っ!」
扉を開けたのは、やはりあの、自分にとって特別な少年だった。
帰りに寄ると行った通り、学校に来なかったレイの様子が心配で見に
来たに違いない。
昨夜、アレはなんと言っていただろうか?
『大丈夫、見られてしまったら、食べてしまうか仲間にしてしまえば良いの』
その言葉がまざまざと甦る。
彼が今の自分と同じように寄生されるのも、また彼が餌にされてしまう
のも、どちらも最悪の結末だ。
「……に……逃げ…て」
声は掠れたまま、やはり言葉にはならなかった。
慌てた足音を聞き、レイの頭が真っ白になった。
「綾波、どうしたの? しっかりして!」
玄関を開けた途端に裸で床にうずくまっていたレイを見て、少年は靴も
脱がずに駆け寄ってレイの肩を抱く。
「綾波! あやなみっ!」
間近に見上げる顔が、涙に歪む。
なんという無力さだろうか。
新たな獲物を待ちうける魔物の巣に、自分が餌となってシンジが誘き寄
せられたに等しい。
まだ胎の底の存在が眠って居るなら、少年が本部に連絡する事で対処
のしようが有るかも知れない。
少なくとも団地全体を防疫隔離し、レイの身体には誰も触れないように
するべきなのだ。
駆除が不可能なら、この部屋とレイの身体ごと、エヴァによって焼き尽
くされても構わない。
それ程に、この身に巣食った敵は、危険だ。
そうした事を伝えたいのに、急を要するのに、レイの喉は声を発しな
かった。
せめて少年の身体を遠ざけようと、腕を伸ばそうとするのだが、それ
すら出来なかった。
自分の手足が重い。
ゆるゆるとまとわり続ける違和感が、ヴェールのように一切の感覚を
鈍らせている。
そして。
「大丈夫、寝てただけだから……」
レイは信じられない声を聞く。
それは、間違い無く自分自身の声だった。
あれほど掠れて用を成さないと思っていた喉が、完璧に普段通りに声を
発している。
「で……でも、今床に倒れて」
「ごめんなさい、裸のままだったから、慌てて……」
あろう事か、自分は恥かしがるように、少年の視線を避けるように顔を
背けている。
けれど、それをしているのは自分ではない。
(……どうして、こんな事に?……)
疲れ果ててレイが気を失った後、一日で使徒は更なる適応を為したの
だった。
肌の表面や消化器官や、外部と繋がった粘膜の表面の感覚を乗っ取っ
ただけで「終わり」ではなかった。
運動神経や筋肉をも操り、本来のレイ自身の意思とは無関係に、この
身体を動かそうとしている。
「疲れたの?」
「そうみたい」
徐々に適応が進んでいるのだろうか、レイ自身の意思は更に身体に伝
わりにくくなり、使徒が意図した通りに滑らかに動き始めている。
「碇君が来るまで、ずっと寝てた。もう夕方なのね」
それは内にレイの意思を秘めたまま、ベッドに腰掛けてバスタオルを身
体に巻く。
そんな小さな動きの一つ一つが、確実に使徒による運動神経の乗っ取
りとそのフィードバックの正確さを増していく『起動実験』だった。
まだ指先にまではコントロールが行き渡らないのか、身体に引き寄せた
タオルを胸の前で結ぼうとするのだが、上手く結べない。
「碇君、結んでくれる?」
途端に、じっと見詰めていた少年が、顔を背けて頬を染めた。
「ご、ごめん。僕、着替えるまで、外で待ってる」
そして靴を履いたままだったのを思い出して、わざわざ脱いで手に持っ
て玄関に向かおうとする。
「待って」
その手を、レイのカタチをしたソレが掴んで引き止めた。
「別に、着替えないから。碇君はここに居て」
「だって」
「しに来たんでしょ? 違うの?」
物を言う自由も無く、身体を動かす事すら許されない。
そんなレイの目の前で、それはレイの顔をして、レイの声音で愛する
少年に妖艶に微笑みかけるのだ。
「あ……あや、なみ」
少年の喉が、ごくりと鳴った。
若い彼の身体は、おそらく毎日精を放っても、それで丁度良いぐらいな
のだ。
ここに来た理由はレイの身体を心配したからだろうが、ただ疲れて寝て
いただけ、と聞かされれば遠慮をする理由は何も無い。
「疲れて寝ていたなんて、ウソ。碇君を待ってたの」
「学校にも来ないで?」
「そう……だから、もう準備出来てるわ」
悔しさに歯軋りしようにも、その口は既に自分のモノではない。
それはレイの手を操って、少年に見せつけるようにレイの股間を撫でる。
そして片膝を持ち上げると、赤く色付く秘唇を押し広げた。
「待ち遠しくて、昨日の晩から何度も何度も自分でしてたの」
「あ、綾波、そんな……」
今日の所はこの辺で(^_^)/~
前回と今回とトリップ付け忘れ(汗
ここらで一旦ここまでのまとめです。
泥濘第三部「穢れ」前半
その1
>>755-761 >755 >756 >757 >758 >759 >760 >761
その2
>>765-769 >765 >766 >767 >768 >769
その3
>>773-778 >773 >774 >775 >776 >777 >778
その4
>>780-784 >780 >781 >782 >783 >784
その5
>>790-794 >790 >791 >792 >793 >794
その9〜10ぐらいで第三部が終わる予定です。
林原さんご懐妊>
あれ? まだだったの? と思った(笑)。初産が三十代後半と言うのはなかなか
辛いものがあると思いますが、元気なお子さんの誕生をお祈りしたいです。
兵藤ゆきなんか40代後半で出産したから大丈夫だ。
797 :
名無しさん@ピンキー:04/01/14 13:33 ID:ISHG0kQS
「ホントよ。他に何も要らないわ、碇君が抱いてくれたら、それで良いの」
自分であればそんな言い方はしない、そんな誘い方はしない。
少年に抱かれたいと思う気持ちは確かに有るのだが、自分の意思では
なくそれを少年に告げられているのが、ひどく腹立たしかった。
「あやなみっ」
少年の手が、レイの身体を抱き締めてベッドに押し倒した。
応えるようにレイの腕が少年の背に巻き付く。
「早くして、早く来て! 中に!」
焦るレイが首に噛り付いて腰にまで足を絡めて来るせいで、少年はなか
なか服が脱げないで居る。
焦れたレイの手がシャツを引っ張る。
「あっ」
その余りの力強さに、少年がたじろいだ。
シャツの襟を掴んで開いたレイの手は、ボタンを千切り布地を引き裂い
て、上半身をはだけさせたのだ。
(まだ力のコントロールが不十分なのね……)
レイ自身は、一方で冷静に、もう一方で怒りと羞恥に煮え滾りながら、
自分の身体を操るそれの一挙手一投足を感じている。
「早く! 我慢出来ないのっ」
ベルトが引き抜かれ、ズボンが下ろされる。
ブリーフの前の合わせが緩んで、既に堅くなっていた少年のモノが外へ
飛び出そうとして先端が赤黒く覗いている。
「あうっ」
呻き声を上げ天井を仰ぐ少年の表情は、驚きと共に満ち足りた満足感に
彩らる。
レイの口を奪ったそれは、レイの手で少年のモノを掴むと、そのまま噛み
付くような勢いでむしゃぶりついたのだ。
自らは指一本動かす事すら叶わないのに、その少年の体温、鼓動、匂い
や感触まで、レイ自身が味わっている。
餓えて渇いているのは自分自身か、それとも使徒なのか。
「入れて!!」
ひととおり舌で舐め上げ濡らしただけのソレ。
少年の若い肌の汗を煮詰めたように匂い立つソレ。
堅く上を目指して張り詰め、手を放せば鼓動につれて震えるソレ。
レイの身体は腰の向こうへと足を回し、下半身を引き寄せながら少年の
首を引いてベッドへ倒れ込む。
胸が重なると同時に、ソレがレイの内部へと突き立てられる。
「んああっ」
満足げに啼いたのは自分の喉。
そんな声を振り絞ったのはレイ自身か、それとも使徒か。
もはやレイにすら分からない。
使徒には分かっているのだろうか?
「もっと、もっと動いて!」
一晩、突起を生やした使徒の触手に貪られ続けたそこは、ひりひりと熱
い。そこに滑らかに張り詰めた少年の体温が伝わるのは、ひどく心地良
かった。
満たされただけで、果ててしまうほどに
「ああっ……ああああっ」
掠れた喉を振り絞って腰を震わせる、レイ。
使徒の意思で動き、レイ自身の反応が零れる。
「あ、綾波、もう……」
「良いの……良いから、続けて!」
ひどく高い声で懇願するのは自分の声でありながら自分の声では無い。
けれど熱く打ち付けられる少年の肌に震えているのは、まぎれも無く
自分自身だ。
レイは泣きながら感じた。
感じながら泣いた。
そして、何度も果てる。
胎の底に息衝いているソレは、まるで少年を締め上げ絞り取ろうとする
かのように、艶かしく動く。
「綾波、良いよ。前よりずっと良い!」
感嘆する少年の声。
ますます動きが速まり、リズムが崩れる。
ただ快楽を味わうために力一杯打ちつけられる肌。
溢れる愛蜜が肌の隙間から飛沫となって飛ぶ。
レイは、苦しくなって喘いだ。
愛されている、求められている、激しく抱かれている。
けれど、愛しい少年の黒髪に指を絡ませ、耳元でもっともっとと懇願の
声を上げているのは、自分ではないのだ。
「ああっ…もうっイきそう」
「良いわ、早くっ、早くちょうだい」
身体を震わせて精を放つ少年の身体を、レイの手足は硬く硬く抱き締め
て密着させる。
荒い息を吐く少年の胸が、薄い胸板が、腕の中で呼気につれて収縮し
ている。
愛おしい。
抱きしめる肌の熱さに溜息を漏らしたくなる程に。
狂おしい。
自分が自分でない事に、まだ彼は気付いていない。
「はぁ……はぁ……あやなみ……」
耳元で吐息と共に名を呼ばれて陶然とする。
けれど余韻を味わう暇は与えられない。
「まだ、硬いわ」
「でも」
「離れないで……休んだら、続きをして」
レイ自身でさえ聞いた事の無いような、甘い声色を紡ぐ口。
それを少年の熱く濡れた舌が舐める。
「じゃあ、キスして良い?」
「今してるわ」
身体を横たえた少年と繋がったまま、レイが上に乗る。
顔を舐め合うようなキスに、胎の底がきゅっと縮む。
愛おしさに震える。
けれど、彼の唇を啄ばんでいるのは、使徒だ。
「また、ぴくぴくしてる」
「うん……温かくて、気持ち良い」
「ずっとずっと……好きなだけ私の中に居て。離れないで」
仰向けに寝た少年の背中に手を回し、胸を合わせる。
彼の手がレイの背を撫で回し、双丘の弾力に触れる。
「あはあっ」
後ろに指を滑らされて、レイの身体が戦慄いた。
「そこ、弱いの」
甘く呟く声に、少年の指は更に進んで、レイの出口を暴いた。
(そこはダメよ、碇君)
伝えたくても伝える事が出来ない。
その奥底に、まだあの存在は息を潜めて待って居るのだ。
「ああ、抉じ開けて、そのままにして」
懇願の通りに、少年は指を二本、レイの後ろに捩じ入れたまま腰を突き
上げ始める。
その指をキツク締め上げるのも、使徒の意思だ。
けれど突き動かされ、熱さと狭さに肌が燃え上がる感覚を味わっている
のは、レイ自身。
(もう止めて、碇君!)
使徒が一体何を望んでいるのか、レイには分からない。
絞り取れるだけ絞り尽くして、養分を吸収しようというのだろうか?
それともレイの身体と同じように、少年の身体の中にも触手を伸ばす
機会を伺っているのか?
どんな意図があろうが、同じ事だった。
それの存在を外部に知らせる手立てが無い以上、レイ自身には何も出
来ない。
万一使徒の意思が、少年を「只の食料として貪る」のだとしても、それを
行うのはレイの口であり、味わう舌もまたレイのそれである。
血を滴らせる少年の手足。それはおそらく、レイにとっても美味いに違
いない。
激しく、かつてない程に深い悦楽に震えながら、睦み合う。
少年もまた、レイの激しい求めと、与えられる快感の強さに酔っている。
愛する人と為すがままの快楽に溺れる感覚に翻弄されながら、レイは
恐れていた。
使徒が一体何を望んでいるのか。何を企んでいるのか。
「綾波、いくよっ」
「来て、何度でも」
(ダメよ、碇君。気付いて)
再び胎の底で少年のそれが弾ける。
熱く噴き出す、奔流。
脈打ち流れる精液。
(飲んでる……飲み干してる……)
子宮の奧にも、使徒の一部があった。
それが、放たれた精が秘裂から零れ落ちてしまうより早く、奥底に注が
れた端から吸い上げて行くのが分かる。
「はぁ……はぁ……はぁ」
荒く息を吐く少年の眉、震える長い睫毛。
熱い感触に目を閉じてじっとしていながらも、汗が流れて落ちる額。
瞼と眉の間に、使徒がキスをした。
柔らかな眼球の感触。
食べてしまいたい……。
それを思ったのは、レイ自身か、それとも使徒か。
どちらだっただろう?
今日の所はこの辺で(^_^)/~
お疲れ様でした。
>抉じ開けて〜
もしや、
「ファースト、サードの直腸回路、
A-16コネクタにより直結されました」
とか言う事態になってしまうのでしょうか?
危うし、シンジきゅん!
ハァハァしつつ続きを待ちます。
◇ ◇ ◇
その後も睦み合い続けること数時間に及び、最後にはレイ自身も、呆れ
たように諦めていた。
使徒の性欲が貪欲な事はまだ分かるとして、それに応えるシンジの若さ
が予想を超えていた。
立て続けに計六回も精を放ち、ようやく今日はもう終わりと、まだ欲しがる
腕を振り解くように、少年はレイの家を去った。
部屋に一人残されて、数分後。
レイは自分の身体が自由になった事を知る。
「やっと、動ける」
すぐさま鞄の中をあらためる。もちろん携帯電話は何処にも無かった。
いや、それどころか制服ほか下着まで一切、着る為の物が何処にも見当
たらない。
「ここを出るなって事ね……」
今はレイの手に、自身の身体を委ねているが、一歩この結界を離れよう
とする素振りを見せれば、また昨夜のように圧倒的な力を見せ付けられる
に違いない。
そして、万一NERV本部に辿り着くような奇蹟が起きたとしても、急を告
げ異変を知らせる言葉を発する自由はレイには無い。
もはや、レイの身体と胎の中のそれは、不可分となっている。
「明日も学校を休めば、碇君も変に思うわ。本部から呼び出しが有るかも
知れない。どうするつもり?」
レイは内なる存在に向けて語り掛ける。
しかし、返事は無い。
裸の肌と何処へも行けない身体を抱えて、レイは自室に監禁されたまま
一日を過ごした。
◇ ◇ ◇
「どうしたの? 今日も休んで」
ベッドで裸の肌にシーツを巻いて眠っているレイを見ても、シンジは驚か
ずただそう尋ねただけだった。
「これ、昨日頼まれてた分」
そう言って、レイのIDカードと共にスーパーの袋を机に置く。
その間、レイの身体の中ではまた昨日と同じく、レイ自身の神経が遮断
されて使徒がそれを乗っ取る、不安定なプロセスが行われていた。
けれど移行が済んでしまえば、昨日のようなたどたどしさは、もう無い。
自分が発している言葉なのか、使徒が発しているそれなのか。
レイ自身でさえともすれば忘れてしまいそうになる程に。
「どうして? 碇君は、どうして学校へ行くの?」
「え、だって……」
使徒の問い掛けに、少年は口篭もる。
勉強する為に学校に通う、等とキレイごとを行ったところで初めからレイ
には通じないと分かっている。
友達と合うのが楽しいから、と答えたら、友達など居ないレイは学校へ
行く意味が無いと言っているようなモノだ。
「……サボると、多分、ミサトさんが怒るから」
結局、少年が達した結論はひどく消極的なものだった。
そして、レイが学校を休んだといって怒る者は、居ない。それが分かって
いるから、その話題はそれ以上続かなかった。
「一日寝てたの?」
ベッドでシーツに包まったままのレイを横目に見ながら、少年は買ってき
た食料品をてきぱきと仕分けて、キッチンの戸棚と冷蔵庫に仕舞っていく。
レイが頼めばNERV本部から薬を届けるぐらいの遣いはこなすだろう。
最早少年にとって、レイと肌を合わせる事は生活の中で最も大きなウェイ
トを占めているのだから。
「そんな所。男の子って、すごいのね」
「どうして?」
「昨日あんなにしたのに、ちゃんと学校行けるんだ」
その言葉に、少年はふと手を止めて頬を赤らめる。
あんなに激しく貪り合っておきながら、何故こんな初心な反応が出来る
のか逆に不思議な気がするぐらいだ。
「怠かったし、腰が痛かったけど……起きられないほどじゃなかったし……」
そんな事をぶつぶつ言いながら、鍋にお湯を沸かし始める。
「何も食べてないんだよね? 昨日から」
「買い物行ってないから」
「うーん、綾波ってそういうタイプなんだ。ちょっと誤解してたかな」
少年はそう呟いて頭を掻きながら、キッチンの掃除まで始めた。
確かに日常生活において、必要以外の行動をあえてしようと思わなかった
が、だからと言ってこの異変に気付かないシンジは鈍感すぎる、と声になら
ない声を上げながらレイ自身は怒っていた。
けれど、その口を支配した使徒が零すのは、こんな台詞だった。
「今もお腹は空いてるけど、ご飯より碇君が欲しいの」
そう言って、身体に巻いていたシーツを肌蹴て見せたりする。
しかし、今日の反応は昨日程直情的なものでは無い。
「身体冷やすから、それ巻いときなよ」
レイの胸が目に入った筈なのに、あえて目を反らしてお湯を沸かし続け
る彼。誘惑したつもりがあっさりとかわされて、がっかりしたのは使徒だろ
うか? レイだろうか?
少年はインスタントのパスタを手早く調理し終わると、ベッドまで二人分
運んで来た。
「ご飯が先。ちゃんと食べないと」
そんな事を言いながら、プラスチックのフォークと共に出来合いのスパ
ゲティを手渡す。
「食べたら、してくれる?」
「良いよ」
そんな風に答える声にも態度にも、随分余裕が有った。
昨日あれだけして、さすがに落ち着いたのだろうか?
それとも、レイから当然求めてくると分かっているから、余裕で居られる
のだろうか?
どちらにせよ、少年と初めて共にした食事は、ベッドの上でインスタント
のスパゲティを啜るという、些か問題の多い光景となった。
今日の所はこの辺で(^_^)/~
GOODJOB!
_,,../⌒i
/ {_ソ'_ヲ,
/ `'(_t_,__〕
/ {_i_,__〕
/ ノ {_i__〉
/ _,..-'"
/
食事を終えた二人は、風呂場でシャワーを浴びながら絡み合う。
その光景を間近に見せ付けられるレイ自身にも、昨日のように滾る怒り
や屈辱感は薄い。
レイの身体を乗っ取った使徒が、シンジ自身にも危害を及ぼすつもりなら、
とっくにしている。
あの醜く長い触手を繰り出して少年の細い身体を絡め取るなど、造作も
無いことだ。その気になればバラバラに引き千切って食べる事も容易い。
それをしない、という事は、現状にある程度満足しているという事だろう。
ある程度安心して眺めては居ても、その光景が屈辱であることに変わり
は無い。
使徒はレイの股間を少年の口元に持って行って舐めさせたり、後ろの穴
の中まで洗うよう要求したりする。
自分に羞恥心が有ると思った事すら無かったレイでも、そんな風に自分
の身体を扱われる事には抵抗が有る。
そのうち少年の目の前で排泄するような真似をしなければ良いが、と思
い巡らせて、気が付いた。
そもそも、使徒に融合されてから、レイは一度もトイレに行って居ない。
「ゴメン、のぼせちゃうよ」
バスルームで三度も精を浴び、尚も要求するレイの身体は、少年の手に
抱えられてベッドに戻った。
そこでもう一度、改めて絡み合う。
旺盛な性欲と、飽く事無き快楽への追求は、使徒のそれも少年のそれも
似たようなモノだと思う。
昨日六回も放ちながら、今日も五回、少年はレイの身体にその精を注ぎ
込んで帰って行った。
◇ ◇ ◇
「え? 後ろで?」
レイが部屋から一歩も出ないでただシンジを待つ、という生活が四日目
を迎えた頃、遂に使徒がそんな事を言い始める。
すっかりレイと使徒の『共生』は落ち着いていた。
少年が家に居る時間だけ、使徒はレイの身体を隅々まで乗っ取る。
そして性欲のまま、あられもない事を次々に実行して少年を驚かせる。
これもその一環だろう。
レイは既に、諦めの境地に達していた。
何より、後ろの穴もとっくに使徒の触手によって犯され尽している。
そこに少年のそれが入って動く事は、恐ろしくもなんとも無い。
子宮に放たれた精は全て飲み干す使徒が、同じように後ろの穴の中でも
それを飲み干すだろう。
口に放たれようが、子宮に注がれようが、どこでも同じ事だ。
もはや、レイの身体に使徒の影響が存在しない場所など、無い。
「いいけど、どうして?」
「だって、きっと碇君も気持ち良いよ」
そんな事を言って、自ら尻を向け穴を広げて少年を誘う。
余り広げてしまっては、身体の奥底の使徒の存在に気付かれるのでは
ないか。
レイは自由に動けないままそんな事を気にしていた。これでは、どちらが
♀生している化け物なのか、判断が付かない。
身体を自由に操る時間は、レイ自身の方が長い。
もはや使徒と闘うことを諦めてしまったレイだから、少年が居る時以外は
全く自由に動いている。
自由に、と言っても狭い部屋の中だけの事なのだが、地下の一室で成長
したレイにとって、それは特別な事では無いし、苦痛でも無い。
ただ場所が変わり、相手が若くなっただけ。
そんな風に、レイはこの生活を受け入れ始めてすら居る。
そして、自分では出来ない程に率直に、淫らに少年を誘う使徒の手管を、
ある意味羨ましげに眺めるだけの毎日だった。
「あはああっ」
使徒の口は、少年の愛撫にややオーバーなほどにリアクションする。
広げた穴の回りに舌を這わされて、身体を震わせながら愛蜜を滴らせる。
もちろん、その感触はレイも感じているのだが。
「もう良いから、早く! 早く入れてっ!!」
「う、うん、行くよ」
レイの言葉に素直に応じるシンジ。
彼自身、徐々に変化して来ている。
まるでこうするのが当然だといわんばかりに、毎日部屋を訪れては、レイ
を抱いて食料を置いて、帰る。
「抱いて」の中身が少々エスカレートしても、それ以外の事の異常さに比べ
れば取るに足らない変化だ。
「あああああああああっ」
オーバーな使徒の口が、高く長い感嘆の声を漏らす。
少年のそれが、熱く深くレイの胎内へ押しこまれていく。
遮る突き当たりの無い筈のそちらの穴の奥底に、密かに息衝く子宮よりも
もっと熱いモノが有る事に、少年は気付かない。
◇ ◇ ◇
「今日はどうするの?」
レイのために食事を世話し、一緒に風呂に入って、ベッドに戻ってそんな
事を口にする。
少年は驚くべき早さでレイの変化に適応していた。
「何でも良いわ……たくさん、中にちょうだい」
遂にレパートリーが尽きたのか、使徒の言葉も大人しくなる。
当り前のように身体を重ね、当り前のように精を放たれる。
奥底で、喉を鳴らすように飲み乾す存在を感じた時だけ、レイは使徒が
居る事を意識する。
最早、レイ自身と寄生物の境界は、無い。
レイが使徒の求める生活を疎ましいと思わなくなったせいもあるが、実際
には使徒の力が徐々に弱まっているのだった。
レイ自身は、まだそれに気付かなかった。
ただ
「ああっ……熱っ!! もっと、もっと注いでぇ!」
などと喉を反らして叫んでいるのは自分では無い、と思い込む事で、
一層激しく少年の滾りを素直に感じ、身体を震わせるだけだった。
今日の所はこの辺で(^_^)/~
あと一回で終わりですが、特に使えるようなシーンは無いです(汗)。
◇ ◇ ◇
変化はある日、唐突に訪れた。
レイの身体を共生する、二つの意識。
使徒のそれと、レイのそれ。
片方が姿を消したのは、レイが零号機で使徒の本体と闘ってから、七日
目の事だった。
「……なに?」
耳の奥底で、何かが囁いたような気もする。
久しぶりの℃g徒の肉声だが、それを聞き取る事は出来なかった。
それほどに衰えていたのだ。
服を捨てられ、シーツかバスタオルを身体に巻いただけで生活する事に
も慣れたレイに、身に覚えの無い感触が突然湧いた。
下腹を襲った、鈍痛。
鈍くずきずきと痛むそれが何であるか、思い出すのに数分を要した。
レイはトイレに駆け込み、何日ぶりになるか分からない、消化器の正しい
使われ方のなれの果てを目にする。
「……どうして?」
異変の正体を確かめるのに一番手っ取り早い方法が有る。
レイはバスタオル一つを身体に巻いたまま、外の通路に通じる扉を開く。
「……眩し……」
目眩がするような強烈な真昼の太陽と、抜ける青空の眩さ。
使徒は、何の妨害もして来なかった。
それどころか、ずっと感じていた違和感も既に消えて無い。
身体の隅々まで、自分のモノだという感覚。
誰かに遮られていた神経の一つ一つが、息を吹き返す。
薄暗さに慣れた視覚が、最初にその感覚の確かさを伝えてきたのだった。
レイは恐る恐る、元居た部屋に戻った。
充満する、すえた愛蜜の匂い。
そこに混じる、少年が幾度と無く放った精の匂い。
ずっとこの中に居たから気付かなかった、その妖しい空気。
外からここに通った少年は、どんな思いでこの匂いを嗅いだのだろうか?
レイは窓と扉を開け放って風を通す。
そして、普段出る事の無いベランダに、取り上げられた電話と制服が捨て
られていた事に気が付く。
◇ ◇ ◇
一週間、レイが一歩も部屋から出ないでシンジの来訪を待つだけの生活を
していた事は、当然諜報課スタッフ他、赤木博士も知っている。あの使徒戦
以降初めて本部を訪れたレイに対して、博士は何も言わなかった。
黙認……そう、その間は本部からの呼び出しも無かったのだから、レイの
日常がどんな風変わりなそれであろうと、干渉する気は初めから無いのだ。
彼女は単に一言
「少し痩せた? ちゃんと食べなさい」
と感想を述べただけだった。
レイは、その間体験した異常な日常を報告すべきかどうか迷い、結局
体調に不安があるので検査して下さい、と言うに留めた。
何を言おうが信じてもらえる筈が無い、という想いが有った。
また、既に脅威が無くなったとすれば、性欲の赴くままにシンジと濃厚
な貪り合いの毎日を過ごした等と、わざわざ告白する必要も無い。
それをきっかけにシンジとの接触を禁じられては、レイ自身が困るのだ。
使徒によってはじまった『習慣』は、とっくにレイの日常になっている。
赤木博士も一応心配はしていたらしく、レイのリクエスト通りに精密な
身体検査が行われた。
何通りものスキャンをかけられ、血液を採取されたが、異常は無かった。
またそれに続いてシンクロテストとダミーシステムのテストが行われた
が、どんな条件に照らしても、レイの身体は以前と比べて異常は見られな
かった。
ただ一点、レイ自身が感じる変化を除いて。
◇ ◇ ◇
「本部に顔出したんだって?」
「ええ……来週から、学校にも行くわ」
あいも変わらず、少年は毎日レイの部屋を訪れる。
変わった事と言えば、レイの方でも気が向けば学校に行き、買い物を
自分でするようになった事、ぐらいだった。
少年が部屋に上がれば、レイは当然のように抱かれる事を求めた。
また、レイの部屋を訪れる時に、常にそれが待っている事を、彼自身も
期待している。
だから、何も邪魔する物が無くなって、レイは寄生されていた時と大差
無いような旺盛さで、少年の若い性欲を受け入れる。
最低、三回。
それがレイの家から少年が帰る事を許される、ノルマだった。
それを忠実に守り実行する体力が有るのだから、少年の方にも断る理由
が無い。
滾った熱いそれに突かれる胎の奥底で、別の生き物がレイを支配しよう
としている事に気付いていたのは、レイ自身だけだった。
◇ ◇ ◇
少年が帰り、一人夜風に月夜を見上げる窓辺で、レイは自分の腹を擦って
いた。
使徒は、あの使徒は、もう居ない。
おそらく、レイの身体を通して養分を取っても、大して足しにならなかった
に違いない。
本体から切り離された小さな身体に残ったエネルギーを使い果たすと、
寄生体はレイ自身に吸収されてしまったのである。
今は別の生き物が、レイの胎に居た。
いくら最後には使徒と共生する事に抵抗を無くしたレイとは言え、今も胎
の底に蠢くそれが、単なる使徒の幼生体であれば、躊躇はしない。
この身を失う事と引き換えにその存在を滅ぼす道を選んだはずである。
けれど、それは一種の使徒で在りながら、もはや使徒では無かった。
子を成す能力の無い、ヒトのカタチをした使徒とヒトとの端境であるレイの
身体が宿したそれは、碇シンジの遺伝子を受け継ぐ、使徒とシンジとの間
の子である。
芽生えたばかりの母性……母なる存在には成れないと宿命付けられた
この身体が、人類に仇なす使徒の力を借りて、愛するヒトの吾子を宿した
という奇蹟。
それを『子供』と呼んで良いのか否か、レイ自身には判断が付かない。
ヒトからすれば使徒であろう。
少年から見てもそれは、自身の精液を原料にはしていても、レイの身体
に宿った寄生虫である。
レイ自身は、胎の中に息衝くそれをどう捉えれば良いのか?
使徒の血を引いているから殺さねばならない、とすれば自身の身体も同
じ事だ。
如何なる姿で産み落とされようと、それを育んだのはレイの胎であり血潮
であり、体温である。
「出来ないわ……私には」
最早、小さな卵に還元されたそれに、レイの意思や身体を乗っ取り支配
下に置くというような力は無かった。
ただ彼女の子宮に巣喰って、細々と養分と体温を盗み取って眠りながら
育つだけの、余りに儚き存在だった。
摘出するのは造作無い事かも知れない。
母体にはすぐに癒える程度の傷が残るだけで、簡単に分離されてしまう
だろう。
けれどそれは、寄生生物の『駆除』の為の不可欠な施術だとは思えな
かった。
はっきり言えば堕胎であろう。
生まれ出でる生命を殺す……殺「人」では有り得ないが、殺生には変わ
らない。
レイは夢想した。
生まれ出でるのは、何処から見てもヒトのカタチをした存在。
真っ白な肌と色素の無い頭髪と、赤い瞳を供えた容姿だけが特別な、
ヒトの赤子。
顔形の面影はシンジと瓜二つの、小さな小さな男の子かもしれない。
その儚き存在を胸に抱いてあやす場面を想像するだけで、切なさに胸
が痛む。
おそらく頼りなく柔らかであろう肌。
まだ力の入らぬ手足。
乳を与えなければ餓えてしまう、温めなければ凍えてしまう、弱々しい
幼子。
無論、使徒として、人の想像の及ばない異形の化け物を産み落とす
可能性も有る。
使徒とヒトの血のどちらが濃く反映されるのか、レイにも、いやこの世
の誰にも、分からないのだから。
それでも、レイがシンジの子を宿すチャンスはこれが最初で最後なのだ。
◇ ◇ ◇
レイは少しだけ丸みを増した下腹を擦りながら、囁いた。
「貴方は死なないわ、私が守るもの」
泥濘第三部 『穢れ』 終わりm(_ _)m
泥濘第三部「穢れ」のまとめ
その1
>>755-761 >755 >756 >757 >758 >759 >760 >761
その2
>>765-769 >765 >766 >767 >768 >769
その3
>>773-778 >773 >774 >775 >776 >777 >778
その4
>>780-784 >780 >781 >782 >783 >784
その5
>>790-794 >790 >791 >792 >793 >794
その6
>>798-805 >798 >799 >800 >801 >802 >803 >804 >805
その7
>>807-811 >807 >808 >809 >810 >811
その8
>>813-817 >813 >814 >815 >816 >817
その9
>>818-824 >818 >819 >820 >821 >822 >823 >824
以上で泥濘シリーズは全部投下済みとなりましたです。
次の投下は未定……と言うか、ぶっちゃけ、このお話に続きがあるかどうかも未定です。
ここで終わっておいても良いかなという気もしますし、他に書きたいネタもイロイロ溜まって
来ましたし、何より続きというのが想像しにくいラストになりましたので、ね(汗
長々と失礼致しましたm(_ _)mありがとうございました
やってくれるぜ…_| ̄|○
なにはともあれ、乙です。
こりゃあすげぇ話だ。才能を感じるよ。
乙でした。
では夏祭り前後の帰還を信じつつ、明日あたりから
心おきなく保守兼場繋をさせて頂きます。
遅くなりましたが新顔さんも乙でした。新作か続きをお待ちしてます。
ひとつ黒い奴をw
>>825 長期連載乙です。色々考えさせられるラストでした。。
しかし、子宮をつかさどる天使を取り込んでレイを妊娠可にしてしまうとは誰も思いつくまいて
予定日はサードインパクトと重なるような予感・・・
体に変化が現れたら一発で妊娠状態がばれそうだしどうなるんだろ?
その後が気になります。
実は、初期の段階の惹かれた相手が父親の愛人かもしれないと気がついて
嫉妬まるだしで涙ながらに問い詰めに来るシンジきゅんに萌えてしまったのですが
シンジきゅんは今の状況を「寝取ったから綾波はボクの物だ」と納得してるんでしょうか?
シンジの内面がほとんど描写されてないだけに色々と想像してしまいます。
ゲンドウもレイにだいぶのめりこんでいたようですけど自分の褄のクローンかつ愛人を
独占されている状態をどう考えているんでしょうか?なにか思惑があるとか?
他にもレイのゲンドウとシンジに対する気持ちの違いとか、
なぜ一度レイの体は形を失ってしまったのかとか、
爛れた生活でまた崩れてしまうような事態もあるんじゃないだろうかとか、
気になるところだらけです。
これだけ気になるところが多いのもそれだけ「泥濘」にひきつけられたということなんでしょうけど
狙って謎だらけにしていたとしたらちょっと恨むかもw
こういう終わり方になりましたか、
中々に味わい深く楽しませて頂きました。
お疲れさまです。
>旺盛な性欲と、飽く事無き快楽への追求は、使徒のそれも少年のそれも
>似たようなモノだと思う。
やぁ〜ん、もう!シンジ君のエッチィ♪(w
>>それでも、レイがシンジの子を宿すチャンスはこれが最初で最後なのだ。
せつなくなったYO…
>>827 いよいよあなたにお鉢が回って参りました。
よろしくおながいします。
まとめレスでスマンす(;´Д`)
今後について>
収拾されていない伏線に関しては、自分も気になってる部分が多々ありまふ。
リッちゃんは黙認、んじゃゲンちゃんはどうしたいんだろとか。チルドレンとして
の資質に変化があってやっぱりバレるんじゃないかとか、この先ゲンドウが
「食事にしよう」と言った場合のレイのりアクションとか。もちろんレイの胎に住
み付いた使徒の幼生の運命で有るとか。
また、ここで投げ出してしまうと「業務日誌と同じかい」な半端さ加減でもあり
ますし(笑)、結局描かれていない「シンジの側の変化の内面」についても同じ。
それらをまとめてケリを付ける続編エピソードが思い浮かんだら、またここで書
かせて頂きます。ただ現状全く先が思いやられる……もとい、先が思い付かな
い状況なので、しばらく寝かしておいて「何か」が湧いてくるのを待ちたいなと、
そんな感じで。
改めて御礼>
さて連載中の励まし、感想レスの多々、有難うございましたm(_ _)m
やっぱりFF書くのはHPより掲示板の方が性に合っているなあと再確認した
一連の連作でありました。暑くなった頃にでもお会いできれば幸いです(^_^)/~
CLOSE TO YOU 第弐部
「恋する乙女って感じよね。まったくさぁ」
シンクロテストを終えた後のロッカールームで、アスカはレイの目を
見ずに言った。
「プラグスーツ着るのが恥ずかしいんなら、チルドレンなんてやめちゃ
えばいいのに」
レイは動揺を隠し、黙ったまま着替えを続ける。何と答えたらいいの
か分からなかったし、答える必要も感じなかった。自分の意思とは関係
なく、チルドレンをやめることなど出来ないのだから。
だが、シンジの視線を背中に感じることがあるのは事実だったし、見
られていることを恥ずかしいと感じるようにもなっていた。なぜそんな
気持ちになるのかは良く分からなかった。そして、見られたいという気
持ちもあった。
「ミサトに何か上に羽織るような物を頼んどいたから、そのうち渡され
ると思うけど」
「……」
「ま、あんたみたいに貧弱な身体ならともかく、アタシの身体の線をバ
カシンジなんかに見せる道理はないもんね」
着替えを続けるアスカを視界の隅に捉え、やっぱり自分の身体は貧弱なのだろうかとレイは思う。その事実を突き付けられるのが怖くて、彼女の身体を直視することは出来なかった。
「ミサトも今日は泊まりみたいだし、アタシもヒカリのとこに泊まるから。あんたもたまにはシンジのご飯でも食べさせてもらえば?」
アスカはそう言って帰りかけ、急に立ち止まった。
「帰ったらちゃんと下着も替えるのよ。汗かいてるんだから。
……それから」
「……」
「テストの時は、ちゃんと替えの下着を持って来なさいよ。一回脱いだパンツをまた履くなんて、恋する乙女のすることじゃないわ。
……じゃ、お先に」
アスカは最後までレイの目を見ずに部屋を出た。
「アタシ……バカみたい……」
アスカのその呟きが、レイの耳に届くことはなかった。
彼女はシンジに買ってもらった小さな手鏡に自分の姿を映し、ていね
いに髪をとかしてから部屋を出た。
「おつかれさま」
自動販売機の前に行くと、いつものように彼女を待っていたシンジが
声をかけた。
「おつかれさま」
レイも同じように答える。
「帰ろうか」
「うん」
二人は連れ立って家路につく。手をつなぐわけでもなかったが、こう
して一緒にレイの部屋に向かい、夕食の時間まで共に過ごすのが二人の
日課になっていた。
時にはミサトやアスカと共に四人で食事をすることもあったが、二人
だけの時間は夕食の前までだった。
お鉢が回ってきましたのでw、第弐部はじめさせて頂きました。
数日ほどそれらしいシーンはない上、いきなり明日は書けないのですが
ひとつご容赦下さい。m(_ _)m
改行入れ忘れ多謝。
よーし!うんうん、よーし。
保守は任せておいてもらおう
キタキタキタ━━━━━(*゚∀゚)━━━━━!!!!!
840 :
名無しさん@ピンキー:04/01/25 04:26 ID:HjxKsGIN
泥濘 シリーズローカルに保存しました
乙でした
「ミサトさん、今日は泊まりで」
歩きながら、シンジが唐突に口を開く。
「アスカは委員長のところに泊まりに行くって、言ってた」
レイはロッカールームでのアスカの言葉を思い出した。
「アスカにさ、あの娘はほんとに純情で何にも知らないんだから、優し
くしなさいよって、言われたよ」
「……」
「お姉さんみたいな気持ちでいるみたいでさ」
「……恋する乙女」
「え?」
「恋する乙女って感じよねって、言われたわ」
「そ、そう……」
「……」
「ばれてるみたいだね。僕たちが付き合ってるの」
「……」
「別に隠してるつもりも、ないんだけど……」
付き合ってる――。
シンジのその言葉を聞いて、レイの心臓が跳ねた。最近、些細な事で
動揺することが多くなったように思う。
「それでさ、その、き、今日は朝まで、ずっと綾波と一緒にいたいなっ
て、思うんだけど……」
「……う、うん」
レイはやっとの思いでそれだけ答えた。声がかすれてしまう。首筋が
ほんのりと朱に染まって行くのを自覚した。シンジの声が上ずっている
ことにすら気づかない。
あの日から一週間が過ぎていた。二人きりでいても優しいキスをする
だけで、シンジは彼女に触れようとはしなかった。レイも求めなかった。
そばにいるだけで幸せだった。束の間の幸せだと分かっているから、こ
の時間を大切にしたかった。求めることで壊れてしまうのが怖かった。
人と触れ合うことの幸せを知って、シンジの隣にいる幸せを知って、そ
れを失うのが怖かった。
「じゃあ、僕は着替えとか取ってくるから、ちょっと待ってて」
「うん」
彼はレイを部屋まで送ると、そう言って走って行った。
一人で部屋に入るのは、ずいぶん久しぶりのような気がした。実際に
はまだ一週間しかたっていないのに。
部屋は綺麗に掃除され、壁こそ元のままだったが、床にはカーペット
が敷かれていた。
――やっぱりさ、部屋の中は裸足でいた方が気持ちいいと思うんだよね。
あの日の翌日に、彼はそう言って掃除をはじめた。
――僕は玄関回りをやるから、綾波は部屋の中を片付けてよ。
シンジにそう言われ、レイは部屋のゴミを捨て、雑巾をかけた。悪い
気分ではなかった。
昨日はお休みしてしまいましたので、夜にでももう一回投下したいと
思います。そうすれば明日からえちーなシーンに突入できるw
物が少ない分、掃除はすぐに終わった。そのままシンジに連れられて
カーペットを買いに行き、今はそれが敷いてある。
一緒に買ってもらった部屋着を着て、裸足になって毛足の長いカーペ
ットの上に座り、ベッドにもたれてシンジに寄り添っていると時間の経
つのが早かった。このまま二人でいられるなら、他には何も望まないと
レイは思う。ただ時間が止まればいいとだけ願った。
叶うはずのない願い――。
部屋の明かりを点けて鞄を置き、アスカに言われた通り替えの下着を
出した。部屋着を出そうとして、やめた。たぶんシンジも制服のまま帰
ってくるだろうから、一緒に着替えればいいと思う。少し考えて、クリ
ーニング済みの制服を出した。
シンジにきつく言われている通り、カーテンをきちんと閉めてから下
着を替え、新しい制服を着た。
下着を替えるのならシャワーも浴びたかったが、それは我慢した。こ
れもシンジに言われて、今はドアに鍵をかけるようにしているから、シ
ャワーの最中に彼が帰って来たらドアの外で待たせてしまうことになる。
それが嫌だった。鍵をあけたままシャワーを浴びてもいいが、そんな事
をしたとシンジが知ったら、すごく悲しい顔をして怒るだろう。彼のそ
んな顔は見たくなかった。
シャワーは本部で済ませたばかりで、そんなに汗はかいていない。朝
まで一緒にいられるのだから、夕食を食べてから順番に浴びればいいと
思う。
鏡を見ながら髪をとかし、顔と手を洗って入念に歯を磨いた。シーツ
を新しいものに替え、毛布をきちんとたたみ直す。
棚から紅茶の葉を出し、湯を沸かして準備を整える。シンジはレイの
淹れた紅茶が好きで、いつも美味しいと言ってくれる。彼女はそんなシ
ンジの笑顔を思い浮かべ、少しだけ顔をほころばせた。
カーテンを開けて外を見ると、もう完全に夜だった。窓を開けて部屋
の空気を換えながら、簡単に掃除をした。
まだシンジは帰って来ない。時計を見ると、まだいくらも時間は経っ
ていなかった。彼女は小さくため息をつき、窓とカーテンを閉めた。
ベッドの前に座り、読みかけの本を開く。だが、内容は少しも頭に入
らなかった。何度見ても時計の針は飽きれるほどゆっくりとしか進まな
い。見ていない時は止まっているのではないかとさえ思う。どうせ時間
が止まるなら、シンジと一緒にいる時に止まってくれたらいいのにと、
彼女は今日何度目かのため息をつきながら思った。
手鏡を出して、少しも乱れていない髪を直しているとノックの音がした。
レイは小走りに玄関に向かう。ドアスコープで彼の姿を確認し、鍵をあ
けてドアを開いた。早く合鍵を作って渡したいと思う。
「ご、ごめん。遅くなって……」
「ううん」
彼を迎え入れ、ドアに鍵をしてチェーンロックをした。
「しばらく乗ってなかったからさ、自転車の鍵がなかなか見つからなくて」
思った通り制服のまま帰って来た彼は、まだ少しだけ息を弾ませている。
「今、冷たい紅茶を入れるから」
少し長めに口づけてもらってから、レイはそう言ってキッチンに向か
おうとした。
「待って」
突然シンジが彼女の肩を掴む。驚いて振り向くと、そのまま抱きすく
められた。レイはどうすればいいのか分からず、立ちすくんだ。
焦るなって、シンジ君(w
「僕は――」
シンジは絞り出すようにそれだけを言って、レイを抱き締める腕に力
を込めた。
「僕は、ここにいても、いいのかな……」
「……」
「自転車で走りながら、ずっと考えてた。僕はここに来ても、いいのか
なって」
「……」
「僕は綾波のことが好きで、綾波に好かれたいと思ってる。でもそれ以
上に、嫌われたくないって、思うんだ」
「……」
「嫌うくらいなら無関心でいて欲しい。いつでも元に戻れるんだ。僕が
忘れればいいんだから」
シンジの声が震えている。
「僕は綾波の……見てしまって、もしそれで、しょうがなくて僕のそば
にいるのなら――」
「そんなこと言わないで――」
「……」
「あたし、嬉しかった。碇くんに好きだって言ってもらえて。軽蔑され
るのが当たり前なのに」
「綾波……」
「誰かに好かれることなんて、ないと思ってた……」
「それは、僕も同じだよ」
「……」
「ねえ綾波。綾波は僕のこと……好き、なのかな」
「碇くん……。碇くんのことが、好きです」
「……」
「碇くんだけのものに、なりたい」
小さな声で、しかしはっきりとレイは言った。
「綾波……」
シンジは彼女の頬に触れ、その紅い瞳を真っすぐに見る。レイは静か
に目を閉じた。
二人の口唇が触れあい、やがて深くなる。レイはいつになく熱いキス
と、息が苦しくなるほど強い抱擁に戸惑う。腕を伸ばし、シンジを求め
た。
シンジは左腕でレイを抱きすくめたまま、右手をウエストに向かわせ
る。そのまま前に回して二人の間に差し込み、おずおずと昇りはじめた。
レイの身体がぴくんと震え、シンジの肩を掴んでいる手に力が入った。
キスが更に深くなる。
シンジの手のひらはスカートの幅広な肩紐の下に潜り込む。そして、
ブラウス越しに、レイの胸の膨らみを包み込んだ。
「ん……」
胸がきゅんとするような甘い電流が疾り、身体が小さく跳ねた。合わ
せた口唇から湿った吐息が漏れる。その吐息に衝き動かされるように、
シンジはレイの胸をそっと持ち上げるように揉み上げた。
「は…あ……」
膝が震え、立っているのが精一杯だった。キスを続けているのが辛く
なり、彼女はシンジの口唇から逃れた。彼の胸に頬をあてて大きく息を
つく。シンジの中にすっぽりと包み込まれている感覚が心地よかった。
少し呼吸が落ち着くと、自分と同じように早くなっているシンジの心
臓の鼓動が聞こえた。
碇くんが、ここにいる。
ここにいて、私に触れている――。
今は動きを止めて、そっと胸の膨らみを包み込んでいるシンジの手を、
レイは強く意識した。
## ではまた明日。
崩れ落ちるシンジとかABCの破滅とか嫉妬に狂ったゲンドウが見たい
とか言ってた自分が恥ずかしいw
まさに心が洗われた気分です。いやあれはあれで良いのだが。
なにやら本編系のシリアスなイベントを乗り越えて結ばれた二人って感じで
感動的ですな〜・゚・(ノД`)・゚・
二人とも良い子だね。つかの間の安らぎの時ぐらい普通の中学生カップル
のようにSEXに溺れてくれたまえ。
854 :
名無しさん@ピンキー:04/01/27 01:49 ID:BgXQOGPO
LRSでアスカが泣くのは御約束?
逆もまた然り。世の中どうにもならないことがあるのよ。
束の間とか言うな〜〜!!!
「ね、碇くん……」
自分が甘えるような声を出してしまうのが不思議だった。だが、彼に
甘えたいと思う自分の気持ちにも気づいていた。
「うん?」
「あたしの身体……貧弱、かな……」
「そんなことないと思うよ。どうして?」
「惣流さんの胸、大きくて素敵……んっ!」
シンジが遮るようにレイの胸を大きく揉み込み、彼女は息を詰まらせた。
「他の人の胸なんて、気にしなくていいんだよ」
そう言いながら、シンジは手の動きをゆるやかなものに変えた。
「だって、綾波は綾波なんだから」
「……」
「僕は、綾波が好きなんだから」
碇くん……。私も、あなたが好きです……。
シンジの口唇に塞がれ、その想いは言葉にはならなかった。
短いキスの後、胸をまさぐっていた手が背中に回され、ゆっくりとな
で降ろしはじめた。レイの意識はその手を追う。手は背中を少しずつ降
りて行き、そのまま中指を割れ目に沿わせるようにして、お尻に触れた。
「んぅ…は……」
小さな声が漏れた。シンジの指からスカート越しに伝わってくる快感
は、自分で触れているときのように鋭くはない。むしろくすぐったいよ
うな、暖められているような、不思議な感覚だった。だがレイは確実に
感じていた。身体から力が抜けて行く。スカートの上から優しくなでら
れているだけなのに、指先が滑るたびに切なく甘い電流が疾る。自分の
意思とは関係なく、力の抜けてしまったお尻をその度に震わせ、きゅっ
とすぼめてしまう。膝から力が抜けてしゃがみ込んでしまいそうになり、
必死にシンジにしがみついていた。
そっと丸くなでさすっていたシンジの手がお尻を離れ、スカートのフ
ァスナーに伸びた。探り当て、ゆっくりと降ろす。ホックも外してしま
うと、スカートは肩紐で頼りなく肩に引っかかってるだけになった。
シンジはレイの肩をそっと押し、自分にしがみついている彼女の手を
ほどいた。一瞬だけ視線が絡み、レイの瞳にシンジの真剣な想いが映る。
見つめ合ったまま、シンジの手が肩をなでるように動き、吊りスカー
トの肩紐を外した。
ぱさり、と小さな音がして、スカートが床に広がる。
身体をびくっと震わせ、彼女は固く目を閉じた。
シンジはブラウスの裾をめくるようにして、スカートの下に着けてい
たインナーのウエストに指をかけ、それも床に落とした。
手首のボタンを外し、リボンをほどく。ブラウスのボタンを上から順
番に外し、脱がせた。
背中に手を回し、胸を覆っている白い下着のホックを外す。肩紐をず
らしてそれを取り去ると、あらわになったレイの胸の膨らみが、小さく
揺れた。
蒼い髪。
透けそうなほど白い肌。
控え目だが形のいい胸の膨らみ。
薄桃色の乳首。
白く細い脚。
頼りなく彼女を隠す、小さな純白の下着……。
シンジは彼女から目が離せない。大きく深呼吸をした。
>>853 普通の中学生カップルはSEXに溺れないような気もしますがw
ちなみに使徒戦の真っ最中なので、シリアスなイベントはこれから
だったりします。
>>854-855 いろいろ難しいです。
>>856 確かにw
でもレイは束の間だって思ってるんですよね。
ではまた明日。
いや〜中学生がSEX覚えたら暇な時はずっとSEXでしょう。
>>860 アスカは最初からシンジを好きじゃないという
設定にすればいいんじゃないか、と思ってしまったので。
瑣末事なんですけどね。
アスカが自分のシンジへの想いを恋であると自覚していたかどうかは別にして
EoEや追加シーンで見せた激しい想いを否定するのは良くない。
これを安易に変えてしまうことはキャラクターや本編への冒涜だ。
必然性のない改変は慎むべき。
若いうちの失恋なんてのは成長のための肥やしだよ。
スレ違い
――碇くんが、あたしの裸、見てる……。
そう思うと、レイの呼吸は乱れ、身体が熱くなった。膝をぴったりと
閉じる。そうしていないと今にも溢れさせて、下着を濡らしてしまいそ
うだった。
「綾波……きれいだ……」
かすれた声でささやくように言う。
そして彼は、レイを優しくベッドに押し倒した。
シンジが服を脱いでいる気配がする。レイは胸の前で手を組み、目を
閉じていた。
碇くんと、一緒になる――。
恐怖もためらいもない。ただ不安だった。シンジはレイのことを好き
だと言った。ずっと彼に好かれていたいと思う。嫌われたくない。その
ために今、自分がどうすればいいのか分からない。
裸になったシンジは優しくレイに重なり、腕を取って自分の背中に回
させた。二人の影が一つになる。
今は碇くんにされるままになろう。きっと優しくしてくれる。碇くん
に愛される歓びを、そして彼のものになる幸せを、今は噛み締めていよ
う――。
最初は小さく、やがて貪るように深くなったシンジのキスを受け止め
ながら、レイはそう思った。
自分に重なったシンジを感じる。その重さが心地いい、と思う。シン
ジの左腕はいつの間にか彼女の首の下に差し込まれ、肩を抱いていた。
裸で抱き合っているだけで、こんなに暖かい――。
身体を重ね、頭をなでられながら口唇を吸われているだけで、暖かく
なったレイの身体はふわりと宙に浮いた。必死に呼吸をしているのに酸
素が行き渡らないような、そんな感じだった。
とくん、とくん……。
心臓の鼓動が、大きくはっきりと聞こえる。それが自分のものなのか、
それともシンジのものなのか、レイには良く分からなかった。
シンジはレイの髪を梳き、頬や耳を撫でながら、ついばむように口唇
を甘く噛む。レイはそれを受け止めながら、シンジをもっと感じたくて、
背中に掴まっている腕に意識して力を込めた。
――ずっとこうしていたい。碇くんと、ずっと一緒にいたい。
キスを続けながら、レイはそう思う。しかしシンジが僅かに身体を起
こし、二人の身体は離れてしまう。
いや――!
レイが二人のその隙間を埋めようとしたとき、シンジの手のひらがレ
イの胸の膨らみを優しく包み込み、そっと揉み込んだ。
「……っ!」
甘い快感が疾り、身体がぴくんと跳ねた。思わず息を詰まらせる。一
瞬、頭の中が真っ白になった。キスを続けていたから声は漏らさずに済
んだが、身体が熱くなるのをこらえることはできない。
>>861 いやいや、普通の中学生はSEXなど覚えないような気が。
って漏れがおっさんなだけか…… _| ̄|○
>>864 おっしゃる通り。エロは別腹ですしw
ではまた明日。
キテタ━━━(*゚∀゚)━━━!!!!!
――綾波の胸に、触れている。
レイの胸の膨らみが、シンジの手の中にすっぽりと収まっている。レ
イの胸とシンジの手のひらの間に、阻むものは何もない――。
手の動きを止め、彼はその事実に震えた。手のひらに包み込んだレイ
の胸は、まだわずかに芯を残しながらも、手の中で溶けてしまいそうな
ほど柔らかく、それでいて跳ね返すような弾力があった。その膨らんだ
先端が手のひらをくすぐる。
我を忘れ、乱暴に揉みしだきたくなる欲望を必死にこらえた。頭の中
にあった性に関する僅かな知識は、完全に消え去っていた。
そっと、優しく――。
彼は頭の中で、ただそれだけを繰り返した。
シンジは自分の興奮を静めるかのように、レイの口唇から離れた。彼
女は頬を朱に染め、瞳を固く閉じて彼の手を受け止めている。そんなレ
イを、たまらなく愛しいと思う。
口唇を寄せ、顔中にキスの雨を降らせる。額に口づけ、鼻の頭に触れ、
髪をそっと噛む。頬をたどり、耳たぶをそっと口にふくんだ。
レイはその感覚に思わず首をすくませる。口唇をかんで声をこらえた。
シンジの手のひらの中で、胸の先端がその存在感をさらに増してゆく。
レイはどうしたらいいか分からず、シーツを握り締めて耐えた。
シンジが顔を起こす。レイが瞼を開くと、そこには真剣で、それでい
て優しい彼の微笑みがあった。
その瞳を見つめ、自分も微笑み返そうとした瞬間、シンジの手がレイ
の胸を小さく揉み上げた。
「はんぅ…あ……」
不意をつかれたレイは、甘い吐息を漏らしてしまう。目を閉じて首を
そらせ、顔をそむけた。
自分でも快感に顔を歪めているのが分かる。どんなに我慢しても、こ
らえ切れずに甘い声を漏らしてしまう。勝手に身体が跳ねる。
感じている顔を見られるのが、声を聞かれるのが恥ずかしかった。
「すごく……柔らかいよ……」
「や……」
目を閉じていてもシンジに見つめられているのが分かる。レイはシン
ジにしがみつき、その身体を引き寄せて視線から逃れ、口唇を求めた。
シンジもそれに応えながら、先ほどよりも大きくレイの胸を揉み込んだ。
「んんっ!」
合わせた口唇から熱い吐息が漏れる。
「綾波……感じる……?」
碇くん、感じるの。すごく感じる――。
口を開くと大声で喘いでしまいそうで、想いを言葉にすることは出来
ない。甘い息を漏らしながら、彼女はただこくりと頷いた。
シンジは優しく胸を揉みしだき続けながら、口唇をうなじへと這わせ
て行く。
鎖骨をたどり、口唇が膨らみを登り始めた。シンジが何をしようとし
ているか、レイにもはっきりと分かる。身体を固くしてその瞬間を待った。
そして、胸の先端に彼の吐息を感じた次の瞬間、暖かな快感が彼女の
中を疾った。
「あっ!」
シンジは堅く膨らんだ乳首を口唇でそっと噛み、舌先で転がし、強く
弱く吸う。
「あ……く…はあぁ……」
レイは首をそらせ、甘い声を漏らす。自分で触れている時には得られ
なかった、初めての快感に戸惑う。
## ではまた明日。
脳が溶けそうなほど(・∀・)イイ!!
>>874 _
/〜ヽ
(。・-・) プリン
゚し-J゚
_
/〜ヽ
(((。・-・))) プルルン♪
゚し-J゚
>>873 善いのもをありがとう
シンジの口唇が両方の胸を交互に吸う。手はゆったりと大きく揉みし
だき、そっとなでる。指先で乳首を優しくつまみ、そっと転がす。そし
て、大きく揉み込みながら強く吸った。
「あ……あ、や…ぁ…くぅ……ん……」
そのたびにレイの声が甘くなる。身体に力が入らない。このまま溶け
てしまいそうな錯覚を覚えた。
口唇と手で、両方の胸を同時に優しく、そして激しく愛され、レイは
どこまでも昇り続ける。
彼女は今、かつて経験したことのない場所にいた。自分で触れていた
ならば、胸だけでここまで昇る前に我慢出来なくなくなり、夢中でショ
ーツの中に手を突っ込み、激しくかき回すようにして快感を貪っていた
だろう。そうすれば、瞬く間に昇り詰めてしまう。後に残るのは寂しさ
だけだ。
だがシンジに愛されることよって沸き上がる快感は、自分で触れてい
る時のそれとは余りにも異質だった。例えば自慰が火に炙られているの
だとすれば、シンジに愛されるのは暖炉の前にいるような、そんな感じ
だった。何よりも、涙がこぼれるほど心が暖かくなった。
シンジが再びレイの口唇を求める。彼女はそれに応えながら、彼の存
在を確かめるように、何度もその背中をなでた。
レイの胸をまさぐっていた手が、ゆっくりとそこを離れ、脇腹から腰
に向かう。
指先が大腿に触れ、シンジはそのしっとりとした感触に震えた。愛し
むように、ゆっくりと指先を滑らせる。絡めていた脚を解いて膝の裏に
手を差し込み、持ち上げるようにして膝を立たせ、大腿の裏側にも指先
を這わせる。
軽く汗ばんでさえいるのに、余りにも滑らかな感触だった。
潤いを含んだ柔らかなガラス細工、とでも例えればいいかもしれない。
シンジはそんなことを思いながら、手のひらで、指先で、何度も何度も
レイの大腿をなで回した。
「はぁ……ん……あ……」
しびれるような連続した甘い快感に、レイは声をこらえ切れない。
レイは軽く立てた膝をしっかりと閉じていた。シンジになでられ、は
したなく震わせないためにはそうするしかなかった。だが、シンジの手
は少し強引に膝を割り、内腿を滑りはじめる。
おずおずとなで上げ、白いショーツに覆われた柔らかな場所に近づい
て行く。彼女は思わず脚を伸ばし、膝を重ねるようにしてシンジの手を
挟み込んだ。緊張に身体が固くなる。
シンジはレイの大腿にはさまれた手を無理に動かさない。手はそのま
まに、いきなり胸を吸った。
「あっ!」
下半身に気をとられていたレイは、高い悲鳴をあげた。一瞬だけ身体
が強張り、すぐに力が抜けた。シンジは大腿に挟み込まれていた手を抜
き、レイを抱きすくめる。
口唇が離れ、レイは目を開く。シンジが優しい瞳で見つめていた。
愛されているのかも、しれない――。
頭をなでられながら、彼女はそんなことを思った。
彼女は今まで、誰からも愛されないことの辛さを知らなかった。それ
は愛されることの幸せを知らなかったということでもある。知ってしま
えば、もう元には戻れない。彼女は今、他の誰でもないシンジに愛され
たいと願っていた。
彼のものになりたい。彼に愛されたい――。
もしそれが、たとえ自分には許されないことであったとしても。
いつになったら突入するんだとご立腹の方もおられるかもしれませんが、
まだ半分も来ておりませんw
ではまた明日。
「碇くん……」
「……うん?」
「もしあたしが抵抗しても、やめたりしないで、碇くんのしたいように
して欲しいの」
「……」
「碇くんのものに、なりたいから」
シンジはそれに答えず、小さく口づけた。
「綾波……。僕は綾波のこと、好きなんだ」
「……」
「もし綾波が嫌だって言っても、離さない。綾波は僕のものだ。誰にも
渡さない」
「碇くん……」
「ずっと僕のそばに、いて欲しいんだ」
許されない願いなのかもしれない。そうだと分かっていても、そして
もしそれが決して叶うことのない願いだったとしても、レイはシンジの
気持ちのままに、そして自分に正直に、ずっと彼の隣にいたいと願った。
彼に愛されていたい――。
「碇くん……」
「……」
「ずっと……あなたの隣に、います」
だからレイは、嘘になってしまうかもしれないその言葉を口にした。
それがどんな願いでも、願わなければ決して叶うことはないのだから。
二人は互いの口唇を貪りあう。シンジはレイの口唇を吸いながら、肩
を抱いていた左手を首の下から抜いた。レイの膝を挟み込むようにして
上になる。
口唇を離し、シンジは彼女を見つめた。レイも目を開く。
そしてシンジは、レイを真っすぐに見つめながら、両手で彼女の胸を
乱暴なほど強く掴み、大きく揉み込んだ。
「んああっ!……あ、ああっ!」
柔らかな膨らみがシンジの手の中で自在に形を変え、痛みにも似た強
い快感が駆ける。レイは細い首を反らせ、大きく喘いだ。
右手は胸を激しく揉みしだき続けながら、左手の動きを緩める。口唇
をレイの右胸に寄せ、堅く尖っている先端を口に含み、舌先で左右に転
がす。甘く噛み、強く吸う。
「あっ!……ああ…はぅ……ん」
レイは身体をよじらせ、甘い声を漏らす。
口唇が乳首を離れ、膨らみを降りて行く。そのまま逆側の胸を麓から
丁寧に口づけ、かすかなキスマークを残しながら上って行く。舌先で乳
首の周囲を丹念にたどってから、偶然のように触れる。左右の胸を交互
に吸い、激しく揉みしだく。急に動きを緩め、両手でゆっくりと大きく
揉み込む。指先を優しく滑らせ、そっと乳首をもてあそび、押し潰すよ
うにしながらまた激しく揉みしだく。
「はあああっ!……くぅ、あ、あ、ああっ!」
シンジの動きが変わるたびに、レイは悲鳴にも似た細い声を漏らした。
つま先をぴんと伸ばし、敏感な身体を切なく震わせる。シーツを握り締
め、首を激しく左右に振って快感に耐えた。
胸だけでこんなに、達してしまいそうになるほど感じてしまうことが
あるとは、レイは想像すらしたことはなかった。しかし事実として、彼
女は絶頂の一歩手前まで追い詰められている。ほんの少しでも気持ちを
緩めれば、ひとたまりもなく駆け上がってしまうだろう。既に自慰のと
きに得られる快感よりも遥かに高い場所に、彼女はいた。
## 明日は日曜なのでお休みをw では明後日。
乙〜
次は明後日か。
明日は反芻してよう。
(*´∀`)
明日のために保守。
彼の手で感じ、達してしまうことに恐怖はなかった。ただ、達してし
まえば、彼の腕の中で余韻に浸り、それで終わりになるだろう。それが
嫌だった。もっともっと彼に愛されたいと願い、押し寄せる津波のよう
な快感に、必死になって耐えていた。シーツを握り締める手に力がこも
る。強くあごを引いて口唇を噛み締め、身体を強張らせ、込み上げてく
る物に逆らい続けた。
ぴくん、ぴくん。
間欠的に身体が大きく跳ね、そのたびにレイは高い声を漏らす。その
間隔が徐々に短くなり、彼女の限界はもうすぐそこまで来ていた。
「い、かり…く、んっ! ……あ、ま、んっ、まって……あ、あっ!
ま…って、お願い待って、あ、ああっ!」
レイは喘ぎながら、やっとそれだけを口にする。
シンジは、彼女の胸を掴んでいた両手の動きを止めた。
「あ……あぁ…」
レイは膝をこすり合わせ、空中で放り出されたような切なさに喘ぐ。
シンジはそんな彼女を見つめながら、また同じことを聞いた。
「綾波……感じる……?」
「感じる……。碇くん、すごく……感じる、の……」
レイは薄く目を開き、切ない声を乱れた息に途切れさせ、潤んだ瞳で
シンジを見つめながらそう答えた。
綾波が……感じてる。僕の手で感じてる。こんなにも切なそうに顔を
歪めて、こんなにも甘い声を漏らして――!
頭に血が上り、冷静さを失いそうになる。だが、自分に身を任せてく
れたレイの姿を見つめていると、優しい気持ちになった。がさつに扱っ
て、彼女を傷つけてしまうのは嫌だった。
彼は再び左手をレイの首の下に回し、短く口づけてささやいた。
「すごく、かわいいんだ。綾波の、感じてる顔……」
「や……」
見られてる。また――。
快感に歪む顔をシンジに見られ、かわいいと言われた。レイは頬が赤
くなるのを感じ、目を固く閉じてシンジにしがみついた。恥ずかしいと
思う。でも、シンジには自分の感じている姿を、ありのままの姿を、シ
ンジで感じている姿を見ていて欲しかった。どんなにこらえても、こら
え切れずに漏らしてしまう声を聞いていて欲しかった。
シンジの脚がレイの膝を割り、そっと絡んだ。胸を包み込んでいた手
のひらが再び降りて行く。舌先で乳首をもてあそびながら、指先はゆっ
くりと脇腹を通過し、ショーツの細くなった部分を越える。そして大腿
に触れた。
「ん……あ……」
さっき触れられた時よりも深く感じているような気がした。
大腿の外側を滑り、表を丁寧にたどり、裏側をなであげる。両脚を交
互に、丹念に愛され、レイは何度も身体を震わせた。
シンジの指先が柔らかな内腿に触れ、おずおずと這い上がる。
「あ……あぁ……」
切ない快感が疾り、レイは思わず膝を閉じようとするが、シンジの脚
に阻まれて果たせない。
シンジ君がほとんど中年のおっさんと化してるような気もしますがw
それはそれとしてまた明日(^_^;)/~
この先、シンジ君の初心者っぷりに期待w
彼の指先の目指している部分は燃えるように熱くなり、そこを包み込
んでいる白いショーツは自分の溢れさせたもので重く濡れている。
彼女は唇を噛み、身を固くしてその瞬間を待った。音を立てるように
して、また熱い蜜が溢れる。
指先がそこに迫り、レイはさらに固く目を閉じた。しかし指先は、逆
側の内腿に移り、優しく滑りながら遠ざかって行く。
「あ……はぁ…ん……」
レイは切ない声を漏らした。
再び指先が、まるでためらうようにおずおずと近づき、また遠ざかる。
何度もそれが繰り返され、レイはその度に切なく溢れさせた。身体が
震え、甘い声が漏れる。
「いかり、くん……おねがい……」
何度繰り返されただろうか、レイがとうとう、消え入りそうなほど小
さな声で懇願した。もうこらえ切れなかった。
シンジは顔を上げ、レイを見る。その顔は切なく歪んでいた。
レイはシンジにしがみつき、さらに小さな声で言った。
「おねがい……」
「綾波……」
シンジが上ずった声で言う。
触れても、いいんだ――。
シンジにしても、彼女を焦らしていたわけではない。彼女に触れたい
と思う。だが、最後のところで勇気がなかった。
シンジは彼女の言葉を思い出した。
碇くんだけのものに、なりたい――。
綾波を、僕だけのものにしたい。
抱き締めて、めちゃめちゃに感じさせて――。
彼の手がゆっくりと、しかし確実に、彼女の敏感な場所に向かう。レ
イは再び身を固くした。
つ、と指先がショーツの底の部分に微かに触れた。
「あっ! あ…ああ……んぅ……」
ぴくんと身体が跳ね、シンジにしがみついている腕に力がこもった。
濡れそぼったショーツに浮き出た幼い線を、シンジの中指がそっとた
どる。レイは細い脚をぴんと伸ばし、連続的に疾る甘い快感を必死に受
け止める。シンジの背中に爪を立ててしまいそうで、腕をほどいてシー
ツを掴んだ。
「あぁ……っん、あ…くぅ……」
シンジの指先が何度も往復し、レイは身体を震わせて切なく声を漏ら
す。そしてついに、シンジの手のひらがレイの柔らかな部分全体を包み
込んだ。
「――っ!」
レイの身体が大きく跳ねる。だが、シンジの手はすっぽりと覆い尽く
したまま動かない。
「はぁっ、はぁっ、はぁっ……」
強い衝撃に耐え、荒い息をつきながら薄く目を開く。そこには、優し
く、そして真剣な目で見つめているシンジがいた。
## ではまた明日。
今日も幸せ(*´∀`)
「い、かり…くん……」
「……」
「見て……。あたしの感じてる顔、見て――!」
「綾波……」
「いかりく、あああっ!」
シンジの手がそっと滑り始め、レイは高い声をあげた。
「あっ、あっ、ふああっ! く、んんんっ!」
まるでより強い刺激を求めるかのように、腰が勝手に揺れる。浅く早
い呼吸が途切れがちになる。
レイはもう絶頂をこらえようとは思っていなかった。そんな余裕など
なかった。自分で触れていれば、耐え切れずに激しく手を動かし、数秒
と持たずに駆け上がっていただろう。だが優しすぎるシンジの愛撫に、
レイは達することが出来ない。首を激しく左右に振り、ただ際限なく昇
り続けるだけだ。
かつて経験したことのない、身を焦がすような快感がうねる。レイは
ただ身体を震わせ、声をあげ、溢れさせるばかりだった。
「碇くんっ! だめ、あ、だめ、まって、いや、っあ! ああああっ!」
あまりにも長く続く絶頂寸前の切なさに、レイはとうとうシンジにし
がみつく。その背中に爪を立てた。
それが合図になったように、シンジの手が彼女の敏感な部分を強く掴
んだ。
「はあああっ!」
掴まれている部分からつま先と頭のてっぺんに向かって激しく駆け抜
けた快感に、レイは背中をのけ反らせた。ショーツ越しとはいえ、その
快感は強烈だった。だが、まだ届かない。身体が熱い。このままどこま
でも昇り続け、熱で溶けてしまうのではないかと、レイは白くなりかけ
た頭の片隅で思う。
しかし次の瞬間、シンジが手を細かく震わせた。
「あっ!あっ!あ、ああああっ!」
レイは脚をつま先まで突っ張らせ、細かく震わせた。閉じようとした
膝がシンジの脚を締め付ける。彼の手がレイの柔らかな部分を大きく揺
さぶり、そっと揉み込み、そして震わせた。
――碇くんっ!
声にならない声で、愛しい彼の名を呼ぶ。
碇くん、あたし……あたし、もう――!
全身を細波が走る。もうどうしようもなかった。そしてレイは、シン
ジの腕の中で、最後の階段を駆け上がった。
「あっあっあっああっ! あ、はああぁぁっ! ――あぁっ!
ん――っ! ――っ!!」
息を詰まらせ、声を出すことも出来ず、レイの身体は硬直したまま
びくびくっと大きく跳ねる。
「んっ!…く……あ……は、――ぁっ!」
息が出来なかった。想像を遥かに超える、途方もない津波のような絶
頂が幾度も彼女をさらい、レイはまるで押し流されるのをこらえるかの
ように、渾身の力で必死にシンジにしがみつく。シンジも激しく痙攣す
る彼女を抱きすくめ、その絶頂を受け止めた。
――綾波が……こんなに感じてくれるなんて……。
シンジは、声を漏らしながら震え続けるレイを抱きすくめ、それでも
右手は彼女の敏感な部分から手を離さない。
レイたん、やっと逝った模様w
さすがに半分以上は終わりましたが、まだまだ続きます。
ではまた明日(^_^;)/~
頑張ってください。楽しみにしています。
攻守交替キボンヌ!
俺も超楽しみにしてるよ!!
濡れそぼるって言葉を
生きている間に、声に出して使うってこと無いんだろうなあ、きっと
詩的で良いよな。
どこか透明感のある二人には詩的なエロも良く似合う。
――綾波……こんなに熱くて、柔らかくて……。
レイはシンジの腕に抱かれ、身体を強張らせたまま果てしない絶頂の
中を舞い続けている。だが熱く滾った敏感な部分だけは、彼の手の中で
溶けそうなほどに柔らかだった。
「っあ……ぁ……」
永遠に続くかと思われた嵐が過ぎ、彼女は高みからゆっくりと降りは
じめる。桜色に染まった身体を間欠的にぴくんぴくんと震わせ、その度
に硬直がとけて行く。
「あ……ん……」
レイは甘い吐息を漏らし、真綿でくるまれたような、ふんわりとした
余韻に身を任せ、シンジの胸に顔をうずめる。髪を優しく撫でられなが
ら、とても安心した気持ちになっている自分に気づいた。自慰で達して
しまった後のような寂しさなど、どこにもなかった。
顔を上げ、シンジの目を見る。彼は少し心配そうな顔をしていた。
「大丈夫?」
反応の激しさに驚いたのかもしれない。そう思うと、レイは恥ずかし
くなった。頬が熱くなる。
だいじょうぶ――。
声には出さず、口唇だけでそう答え、目を閉じた。レイの望んでいた
通り、シンジの口唇が重なった。
まだ少し強張っていたレイの身体も、二人の口唇と同じように柔らか
くなった。
優しい口づけを続けながら、シンジの手が髪の毛から背中に滑る。そ
のままお尻をなで、大腿をさすり、なであげる。
それは感じるというよりも、くすぐったいような、暖かく甘い感覚だ
った。幸せな余韻は、シンジに優しく触れられていることで、長くいつ
までも続くような気がした。この余韻にいつまでも浸っていたかった。
背中をさすっていたシンジの手が、レイの胸を探る。柔らかなその膨
らみは、まだ先端だけが堅さを保っていた。
「ん……」
胸をそっと掴まれ、レイは鼻にかかったような甘い声を漏らす。口唇
を離し、身じろぎをしてシンジの胸に顔を埋め直した。このまま彼の腕
の中で眠りたいと思う。
シンジの手は優しく動き続ける。胸を離れてまた背中をなで、お尻を
そっと滑る。大腿をさすり、再び胸を覆う。
「んぅ…は……」
乳首を軽くつままれ、レイはまた甘い声を漏らした。自分が再び感じ
始めていることに気づく。
自分で触れているときは、一度達してしまえばもう触れることは出来
ない。身体が動かなくなるからだ。達した後、すぐに触れたらどうなる
のか、考えたこともなかった。
「碇くん、まって……だめ、感じる……」
レイは細い声でそう訴える。だが彼は肩をそっと抱き直しただけで、
動きを止めようとはしない。彼女は身体を固くしながらも、シンジに身
を任せた。自分がどうなるかは分からなかったが、抵抗しようとは思わ
なかった。身体中を優しくなでられる感覚は、余りにも甘美だった。
だが、シンジの指先がショーツの下に潜り込みはじめた時、ただそれ
だけで、レイの全身を稲妻のような快感が駆け抜けた。彼女はまるで撃
たれたように身体を突っ張らせ、大声で叫んだ。
「あっ! ま、まって!」
両手でシンジの手を押さえ、その動きを封じる。
「だめ、感じる……。感じすぎるの……。少し、休ませて……」
荒い息をつきながら、レイは途切れ途切れにそう言った。
>>900 がんばります
>>901 まだみたいですw
>>902 そう思います。でも無理して使うって手もあります。
「急に雨が降ってさあ、服がびしょびしょに濡れそぼっちまったよ」とかw
>>903 ありがとうございます。嬉しいです。
では怒濤の攻めでまた明日(^_^)/~
激萌え!!!!!
「綾波……」
シンジはレイの手を取り、自分の背中に回させながら言う。
「たくさん、感じて欲しいんだ。綾波に……」
「碇くん……」
「……」
「キス、して……」
レイが小さな声でせがんだ。シンジはそれに応え、二人は口唇を合わ
せる。そして、再び彼の手が動き始めた。彼女はすぐにシンジの口唇か
ら逃れ、息を震わせながら彼の胸に顔をうずめた。
シンジの指先が、ショーツのウエストをくぐる。
「んっ!」
くぐもった声が漏れ、身体が跳ねる。だが今度は抵抗しなかった。彼
の背中に掴まっている腕に力を込めた。
シンジの指先が、レイのまだ生え揃わぬ細い柔毛に絡む。
「あ……あぁ……」
指先は彼女の感じやすい部分を避けるようにして進み、レイは切なく
喘ぐ。
やがて彼の中指が、不意に彼女の熱く潤った泉に触れた。
「ああっ!」
レイが悲鳴に近い声をあげた。腰が揺れてしまいそうになるのを必死
にこらえる。シンジはそのまま指を沈めたくなる欲望に耐えた。とめど
なく溢れ出る熱い蜜を指先にすくい取り、幼い唇にそっと分け入る。
「んぅ……あ……く……」
身体の中を直接触れられているような感覚に、レイは全身を小刻みに
震わせる。シンジの中指はゆっくりと、本当にゆっくりと幼い唇をたど
る。そうしながらレイの頬に口づけ、口唇を探る。レイは夢中で彼の口
唇を吸った。シンジの舌がおずおずとレイの口唇を割り、そっと侵入す
る。
「んん……」
舌と舌が触れ合い、そっと絡んだ。レイは溶けてしまいそうな甘い吐
息を漏らす。シンジの口唇が離れ、レイは瞼を開く。二人の視線が絡ん
だ。その瞬間シンジの中指が、レイの最も敏感な、シンジに愛されたい
という想いに堅く膨らんだ部分を捉えた。
「ああっ!」
レイは固く目を閉じて首を仰け反らせ、いやいやをするように首を激
しく左右に振り、高い声で叫ぶ。シンジの指はレイの周囲をくるくると
回り、そっと押しつぶすようにして弾く。絶頂を迎えたばかりで敏感に
なっていたレイに、その快感をこらえる術はなかった。
「あっ! は、あ、んああっ! あ、あ、あ――っ! ――っ!
ん――――っっ!!」
息を詰まらせ、つま先をぴんと突っ張らせ、全身をびくびくと震わせ
ながら、レイはひとたまりもなく先の絶頂よりももっとずっと高いとこ
ろに昇り詰めた。だがシンジは手を緩めない。手のひら全体ですっぽり
と覆い、大きく揺さぶりながら揉みしだく。そうしながらも中指は唇を
たどり、レイの最も敏感な部分を連続的に何度も弾いた。左手を伸ばし
て胸を掴み、激しく揉み込む。乳首に口づけ、首を左右に振りながら思
いっきり吸った。
「あっ! はああっ! いや、お願い待って、ああ! 碇くん、まって!」
切羽詰まった声を上げても、僅かすら降りることを許してはもらえな
かった。シンジに導かれ、レイは更に高いところへ向かって昇り始めた。
## ではまた明日。
「綾波……もっともっと感じて……」
「あっ! だめ、だめっ! いやぁっ! 碇くん、碇くんっ!あ、あ、
あっあっあっあああっ! あ――っ! あ――っ!!」
レイはなすすべもなく、がくがくと震えながら一気に駆け上がった。
「――んっ! く、ん――っ! あ、あっあっあっ、ん――っ!
んん――っ!! あ!ああ!はああっっ!」
信じられぬほど高い絶頂の中、レイは満足に呼吸もできない。何度も
眩い閃光が弾け、その度に暴力的なまでに熱い塊が身体を突き抜ける。
脚を突っぱらせ、渾身の力でシンジにしがみつき、必死に耐えた。
「……あっ! ――く……んんっ!」
息を詰まらせ、途切れ途切れに声を漏らす。貫き続ける果てしない絶
頂にもてあそばれ、もみくちゃにされ、突っぱった身体を思いきり震わ
せる。シンジはそんな彼女をひたすら抱きすくめていた。
「……あ、はぁっ…あぁ……」
どれほど続いただろうか。長い時間の後、大きく息をついて彼女が脱
力した。荒い息をつき、それでもまだぴくっぴくっと間欠的に身体を震
わせながら、彼女がゆっくりと帰ってくる。
「はぁっ、はぁっ、あ、はぁっ、はぁ、ん……」
「綾波……大丈夫?」
甘い余韻に呼吸を乱れさせているレイに、シンジがもう一度言った。
「だめ……」
レイはシンジの胸に顔をうずめ、小さく首を振って言った。
「あ、そ、その、綾波の感じてるのが、すごくかわいくて」
レイはシンジのその言葉を、白くかすれた意識の中で繰り返した。
すごくかわいい――。
「もっと見たくて、やめられなかったんだ」
「……」
「ご、ごめん」
「いい、の。謝らないで……」
「……」
「あたしは、碇くんの、ものだから」
「綾波……」
「……」
「僕も、綾波のものだよ」
レイははっとして顔を上げる。シンジの優しい瞳が飛び込んできた。
「綾波。綾波は僕のものだ」
「……」
「僕も、綾波のものになりたいんだ」
「……碇くんが、あたしの、もの?」
「そうだよ」
「……」
「決めたんだ。僕は綾波のために生きる。どんなことがあっても、綾波
を守るよ。僕も、僕の居場所を見つけたんだ」
「あたしの……ために……?」
レイの瞳から大粒の涙がこぼれ落ちる。
シンジは微笑んでレイの涙を吸い、そして口唇を吸った。
キスを続けながら、レイは不意に、絡めた脚にシンジの熱さを感じた。
それは、初めて裸で抱き合ったときよりもずっと熱く、大きく感じた。
自分だけじゃ、いけない。
碇くんにも、感じて欲しい。気持ちよくなって欲しい。
あたしを感じて欲しい。あたしで、感じて欲しい――。
## 次は明後日です。
いい感じです。(*´∀`)
かなり燃えで萌えでつ
「碇くん……」
「……」
「もっとちゃんと、碇くんのものになりたい」
「綾波……」
「碇くんも、あたしのものになって……」
「……」
「あたしで……感じて欲しい……」
シンジはレイの瞳を見つめ、黙ったままそっと口づけた。手を滑らせ、
レイのお尻をなでるようにして濡れそぼったショーツを降ろし、そのま
ま足首から抜き取った。シンジの前で全裸になったレイの身体は、細か
く震えていた。
細い肩をそっと押して仰向けにし、膝を割る。レイがシンジの肩を掴
む。身体を固くして目を閉じ、呼吸を乱れさせている。
綾波が、緊張している――。
シンジはそう感じた。それは、そのまま自分の気持ちでもあった。
安心させてあげたい――。
彼に出来ることはキスしかない。そして、それで十分だった。シンジ
のキスを受け止め、彼女の身体から力が抜けて行く。そして彼も落ち着
きを取り戻した。
シンジは自分に手を添え、レイを探る。
「んっ」
濡れそぼったレイを探り当てたとき、彼女は身体を震わせて声を漏ら
した。どくん、と蜜が溢れる。シンジの肩を掴む手に力がこもった。
綾波が……僕の大好きな綾波が、僕の下で裸になって……。
僕の下で、僕に身をまかせて、身体を開いて――!
「綾波――!」
シンジはかすれた声で彼女の名を呼び、まるで吸い込まれるように、
ゆっくりと腰を沈めた。
「っ!……く……」
文字通りの、身を引き裂かれるような激痛が走る。だが彼女はそれに
耐えた。苦痛よりも、自分の中にシンジが入ってくるという感覚、二人
がひとつになろうとしている事実に、彼女の心は震えた。
そして、二人の身体は隙間なく密着した。
碇くんとひとつになってる。
身体の中が、碇くんでいっぱいになってる……。
レイはシンジの存在を身体中で受け止め、そう感じた。
「綾波……大丈夫?」
シンジはレイを強く抱きすくめて言う。
痛みのないはずはない。彼女の代わりに痛みに耐えてあげることも出
来ない。だから彼はそう聞くしかなかった。ひとつになっていたいと思
う。だが、耐えられないようならすぐに離れ、抱きしめてあげかった。
大丈夫――?
それは彼女を思いやる言葉。今日この言葉を聞いたのは何度目だろう
と、レイはふと思った。
「だいじょうぶ……」
彼女はかすれた声で答え、腕から力を抜いた。痛みは強い。だがそれ
以上に、彼とひとつになっているという充足感、そして自分の中にいる
シンジの存在感は圧倒的だった。
## ではまた明日。
うおおおおおおおおおお!!!!!!!1!
萌ええええええ!!!!!!!!11!!!!!
シンジは彼女を抱きしめたまま動かない。彼女を気遣っているという
理由もある。だがそれと同じくらいに、レイに優しく包み込まれている
甘美な感覚に動くことが出来なかった。彼女の中はとてつもなく熱く滾
り、滑らかに潤っている。少しでも動けば、すぐにレイの中で弾けてし
まいそうだった。
――昨日、したばかりなのに……!
レイを想い、シンジは毎日のように自分の手で放っていた。だが、レ
イの中に甘く包まれている感覚は途方もないものだった。自分の手など
とは比べものにならない。彼は歯を食いしばり、必死に波が去るのを待
った。
「碇くん……」
ようやくその波を乗り越えて深呼吸をした時、レイがささやいた。
「動いても、いい……」
「綾波……」
「あたしは、大丈夫だから」
「でも」
「動いて欲しいの……」
「……」
あたしで感じて欲しい――。
そんな彼女の声が聞こえたような気がした。少しだけ動いてみよう、
と彼は思った。彼女をもっと感じたかった。
冷静さを失う前に離れれば、大丈夫だ。彼女の中で達しさえしなけれ
ば……。
彼はレイにそっと口づけ、そのままゆっくりと動いた。
「んっ!」
彼女の身体に再び痛みが走る。だがレイは、痛みよりもシンジが自分
の中で動く感覚に声を漏らした。シンジが自分の中にいる。それを想う
と、彼女の身体も、そして心も熱くなった。無意識の内にシンジを甘く
締め付ける。彼女はそれを、自分の中にいるシンジが大きくなったよう
に感じた。
「あ……」
「く……っ!」
彼はあまりの快感に呻き、一往復しただけで動きをとめる。余裕を失
って、彼女を乱暴に扱ってしまうのが怖かった。
「碇くん……やめないで……」
レイは喘ぐような声でささやく。
「あたしで感じて欲しい。碇くんに、気持ちよくなって欲しいの……」
「綾波、でも……」
「大丈夫」
「……」
「あたし、今日、だいじょうぶだから……」
シンジの気遣いを捉え、彼女はそう言った。小さな嘘。彼女の身体は、
新しい生命を宿すようには出来ていない。それを知れば彼は悲しむだろ
う。だから今はまだ、その真実をシンジに告げたくなかった。
「お願い。ずっと離れないで。碇くんが欲しいの……。
あたしの、中に……」
「……綾波」
分かったよ。綾波――。
彼は心の中で言った。綾波のこと、幸せにするよ。絶対に。
「すごく痛かったら、ちゃんと言うんだよ」
「……うん」
シンジ君、毎日してる模様w
えちーな場面も間もなく終わり。連載そのものも今週中には終わるはず。
>>920 シフトキーから手が離れてますw
果たしてこれは使える話なのか疑問に感じつつ、また明日(^_^)/~
>>924 > シンジ君、毎日してる模様w
普通する。安心しれ、シンジ君。
作者の人も毎日してるハズだ。
ログ容量が476KBになりました。そろそろ・・・。
えーと、どうしたらよいのでしょ。
もしかして次スレ移行でつか?
500KBになると容量オーバーで書き込みできなくなります。
1000いかなくてもそうなる前に次スレたてないとマズー。
481KBを超えると1週間放置でdat落ちするので481になったら移行がベストです。
なるほど。あと7Kくらいなんですけど、微妙ですね。
使い切っちゃっていいのか、それともここはキープしておいて
次スレに移行すべきか……。ご教授をお願いします。
おひさーです。
改めて
>>1を見ると、02年の5月からの長寿スレなんですねー。
>>929 次スレを用意して置いて、後から埋め立てがベターですかね?
保守兼さんのが途中なので、しばらく前スレ読めないと困る人も出てくる
かなーと思うので、次の投下までに次スレを用意して、こちらはしばらく
経ってから埋めておくて感じでどうでしょう?
>>926-930 ありがとうございます。その方向で行きましょう。
申し訳ないですが、どなたかスレ立てをお願いします。
やり方がわからんもので(A^_^;)
>>925 いや、さすがに毎日はちょっと無理でつw
スレ立て乙です〜
>>1 即死でこっちが先に落ちたりしないようになんかネタ落とせると良いんですが
……逆さに振っても鼻血も出ません。すまんす。
ume
倉庫格納依頼済みです。
圧縮が近いのでもう書き込みしないでください。
キュンキュン!!(゚∀゚)
保守対象をまちがえたんだキュン!!(゚∀゚)
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|Д`) ダレモイナイ・・オドリオドルナラ イマノウチ
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♪ / \ ランタ タン
ヽ(´Д`;)ノ ランタ タン
( へ) ランタ ランタ
く タン
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♪ / \ ランタ ランタ
ヽ(;´Д`)ノ ランタ タン
(へ ) ランタ タンタ
> タン
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|Д`) ソレデハ サヨウナラ…
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|)彡 サッ
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|∀゚) ミター!!
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