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225流聖天使プリマヴェール
前編
part1 >>180-183
part2 >>196-201
part3 >>205-212

につづいて後編part1です〜。
やぱーりヤラれるのは友達で、プリマヴェールのふたりがヤラれるのは
最後の後日談(調教後)だけですすみませーん
226流聖天使プリマヴェール:2001/06/07(木) 23:30 ID:???

第○話「無惨!スライム男の襲撃!(前編)」のあらすじ

超科学の結晶、バイオケミカル獣人を次々送り込み、
世界征服を狙う悪の秘密結社、『マルク・ジュネ』。

彼らと戦う正義のヒロイン『流聖天使プリマヴェール』、
月(ツクヨ)──若草純菜と、
太陽(コロナ)──皐月乃(さつきの)つばさのふたり。

だが、バイオケミカル獣人・スライム男に、純菜の同級生、
ちなつと、その姉沙耶香が犯され、妊娠してしまう。
一度は撃退したものの……。
227流聖天使プリマヴェール:2001/06/07(木) 23:33 ID:???

ストレッチャーが、姉妹妊婦を分娩室に運んでいる。
高木沙耶香、高木ちなつのふたりだ。
スライム男の予告通り、堕胎も許されず、今日、出産の日を迎えてしまったのだ。

学校にも、あれから行っていない。
偶然ふたりをみつけて通報し、病院まで付き添ってくれた同級生、
若草純菜と、その後輩、皐月乃(さつきの)つばさ。
純菜の親友でもある、一番ちなつと仲の良かった篠原茜。
友人関係で、ちなつの入院の真相を知っているのは、この三人だけだ。
三人は今日も、こうして産気ずく直前、お見舞いに来てくれている。

お腹はすっかり大きくなってしまった。
つわりもあった。母乳も出て来た。
ぬくもりすら感じるお腹を、何度も何度も繰り返しなでながら、
ただ、まともな自分の仔が産まれてくること……。薄い望みに賭けた。
それが、好きな男とキスした経験すらない少女の、たったひとつの祈りだった。

触手に味あわされた惨めな快楽は、とうとう忘れられなかった……。
夜になると我慢できず、姉妹してオナニーで感じ、声を響かせ合う。
たった一度だけ、恥ずべき姉妹でのセックスもしてしまった。
ふくらんだお腹同志を擦り合せ、
お互いにあの日自分たちを犯した触手の感触を求めて……。

そしてついに、姉妹同時出産が始まった。
「いきんで、沙耶香さん!」
看護婦の声に従い、沙耶香は、必死にリズムをつけて呼吸し、いきむ。
カーテン越しに妹のいきむ声も聞こえる。
姉妹して何をやってるのか……気が遠くなりそうな出産の極限状態の中で、
今更のようにそんな言葉がふっと頭をよぎり、
自分たち姉妹のあまりの惨めさに悲しくなる。
やがて……、
「きゃああぁぁぁ!!」
看護婦の悲鳴が分娩室に響いた。
沙耶香の股間から出て来た赤ん坊の頭は……緑色だった。
すでにスライム男と同じ目つきの、いやらしい両目を開けて、
看護婦に、医者に、そして自分の母親にニヤリと笑みを向ける。
ちなつの絶鳴も聞こえる。
「いやあっ! や……。出て来ない……でええ……!看護婦さん、中に戻してえ…」
(ああ……駄目なんだ……。やっぱり、もう、駄目なんだね……)
(こんなもの見てしまったら……
もう、一生、好きな人の子供なんて、産めないね……)
沙耶香は、もう何も見なくて済むように天井を見上げて、分娩を続けた。
白い天井は涙でぼんやり曇っていた。
228流聖天使プリマヴェール:2001/06/07(木) 23:34 ID:???

予想された最悪の事態に、医師が、急いでその物体を取り上げようとした。
ぶしゅっ!
異音と、医師の悲鳴とが、同時にあがった。
あの汚液が、医師の顔面にふきかけられたのだ。
慌ててガーゼでくるもうとした看護婦にも、
みぞおちに触手で一撃を食らわせ、昏倒させる。
隣からも複数の悲鳴が聞こえてきた。
たちっ、と湿った音をたてて床に着地すると、沙耶香の子供は、
滑りながら病室の外に逃げ出そうとする。
と、バン!と音を立てて分娩室のドアが開き、この場には場違いの
きらびやかなコスチュームの少女ふたりが現れた。
「たあぁっ!」
オーラの光を放つ手刀がスライムの仔を焼く。
煙があがり、産まれたばかりの沙耶香の仔は、永遠に地上から姿を消した。
「つばさちゃん、そっち!」「ハイです! やっ!」
ちなつの産んだスライムも倒された……と思った瞬間、
緑の影がひとつ、ドアを押して滑り去った。
「逃がした!?」「も、もう一匹いたなんて…」
忌まわしくも、……ちなつは、双子を産んでいたのだった……。
(ちなつちゃん……お姉さん……)
泣きそうな思いで姉妹をみつめながら、少女は病室の外にスライムの影を追った。
あとには、意識を失った、医師、看護婦、姉妹──分娩台の上で
出産直後の性器を露出したままの姉妹が取り残された。

 * * * *

日も落ちかけ、薄暗くなった街。
人気の少ない通りを、純菜の親友、篠原茜が歩いていた。
ちなつを見舞った帰り道だ。
純菜たちは、急に用を思い出したと言うので、そこで別れた。
(ああ……それにしても許せないよ)
茜は、一月たってもまるで薄れない憎悪を、心中でぶすぶすと燃やしていた。
(ちなつ……すっかり、ハキハキした前のちなつじゃなくなっちゃって……)
(レイプされてお腹大きくした高校の同級生なんて見たくないよっ)
(しかも、怪物になんて……近頃、怪物騒ぎとかが多発してるって
噂は聞いてはいたけど……。まさか、自分の親友がそんな目に遭うなんて!)
初めて真相をちなつから聞いた時は、ちなつ、茜、純菜、
三人して肩寄せ合って泣いた。
たった今だって、ちなつのことが可哀想で涙が出そうだ。
(警察も手におえない怪物は、プリマヴェールって人達が撃退しているらしいけど)
(あたしも、もし、ちなつにひどいことした連中に出会ったら、許さないっ。
一発ぶんなぐってやらないと、気が済まない!)

はっ…
何かが、視界の横を横切った。見間違いじゃない。
横道に消えていったのは、緑色の物体だ。スライムだ。
「…まさか……、あれが?!」
心臓がどくんと強く打った。──復讐の、最初で最後のチャンスかもしれない。
考える前に走り出した。
茜は、10歳の時から、空手を習っている。
女の子ふたりを犯した化け物にそれが通用するなんて思わないが、
荒事には、ちなつ達よりは向いているつもりだった。
ちょっとでも危なくなったら、通報して逃げればいい。逃げ足にも自信がある。
229流聖天使プリマヴェール:2001/06/07(木) 23:35 ID:???

ぶしゅる うしゅる うしゅる……
不気味な音を立てて、人間大の緑色のスライムが、
広い公園の一角で、小山のように盛り上がっていた。
今、人通りはないものの、姉妹が犯された場所に比べれば、
街灯もついているし、この時間でも人の行き来のある場所だ。
今夜は、ずいぶん大胆な場所に現れている。
仔スライム──ちなつの産んだ子は、そいつに向かっていた。
──よーし、見つけた。
これで充分だ、と茜は思った。
直に見てみると、やっぱり、空手がどうこうという相手じゃなさそうだ。
通報して、すぐに離れよう。そう思って携帯をカバンから取り出した。
パシッ、と音がして、手が急に軽くなった。「……!?」
携帯が、誰かにひったくられたのだ。
心臓が跳ね上がるような思いがした。
振り向くと、そこには不気味な黒いマスクの男が立っていた。
「ひっ!」
気が付くと、いつの間にか何人ものマスクの者達が後ろに立っていた。
完全に、取り囲まれている……!

マスク男達の中から、一人の男が歩み出て来た。
大袈裟なほど仰々しい装いをしている。全身黒タイツのような姿の他の者達とは違う。
黒々としたマントを羽織り、同じく漆黒の色の鎧を身に着けている。
顔は、かなりの美形だ。ただ一人素顔を晒していることもあり、
集団の中でかなりの異彩を、その男は放っていた。
「スライム男の幼体を追うサーチ・カメラが、お前を、ずっと追っていた。
ふむ……プリマヴェールと同じ学校の制服、だな」
「あっ、あんた誰よ!」
気丈に問い掛けた茜に、マントの男は答えた。
「俺は、地上征服を目指す偉大なる組織『マルク・ジュネ』の幹部、
プリンス・ガーランドだ」
茜のあごを、掴み上げる。
「我々に小賢しくたてつく『プリマヴェール』という小娘たちのことを探っている。
ふだんは、お前らと同じ学校に通っている、ということまでは、わかった。
…お前、見舞いに来ていたな? 以前スライム男に犯された娘の、
知り合いでもあるようだな。少し、話を聞かせてもらおうか」
「……あ、アンタがっ!!」
コイツが、ちなつ達をあんな目にあわせた張本人なのだ。
茜の頭は、怒りの熱で一瞬で真っ赤に染まった。
ガシッ、と音を立ててプリンスの手をあごから払い除けると、
渾身の蹴りを、プリンスに叩き込んだ。
破裂音のような小気味いい音が響いた。
…プリンスは、かろうじて左腕でそれをガードしていた。
「この娘を、捕らえろ!」
プリンスの命令に、マスクの男達──マルク・ジュネの戦闘員達が茜に駆け寄った。
奇声をあげ、先頭をきって走ってきた戦闘員に、茜の中段蹴りが見事に入った。
戦闘員が、脇腹を押さえて悶絶する。
続いて跳んできた相手は、みぞおちに正拳突きを叩き込む。
そいつも、腹を押さえてうずくまった。
人を傷付けよう、倒そうとして空手を使うのは、生まれて初めてだった。
しかし、今、茜は実力以上とも言える力を発揮している。
怒りと憎しみが、茜の全体重を乗せて敵の肉体に食い込む、そんな感じだった。
が──、
「きゃ、うわああ──っ!」
急に足が引っ張られ、茜は地面に倒れた。かと思うと、すごい力で引きずられてゆく。
スライム男の触手だった。
あっという間に腕、足、腰をからめ取られて、地面に押し付けられる。
「ぐ──っ! う──っ!」
「よくやった、スライム男。……さて、話してもらおうか?
プリマヴェールに関して、お前が知っていること、すべてな」
230流聖天使プリマヴェール:2001/06/07(木) 23:37 ID:???

「おまえらなんかに、教えることは、ひとつもなーいっ!」
顔をあげることも許されない茜だったが、そんなことで怒りの炎は消えなかった。
「プリンス様……」スライム男が口を開いた。
「ひっ」
緑色の物体が口を聞いたのに、茜は驚く。
「この娘……カン、チョウ、シテみたい……」
(なに? …かん・ちょう?)
ゾクッと、嫌な予感がした。
「フフ……確かに、このハネっかえりをしおらしくするには、
浣腸ぐらいしても面白いかもしれんな」
「え? え? な、何……!?」
奴等が何を言っているのか、何をするのか、茜には理解できなかった。
交わされている言葉はわかるのだが、まさか、このままこの場で、
しかも、これから自分がされることと、
“カンチョウ”という音が結びつかなかったのだ。
スルスルと細い触手が茜のスカートの下に伸びると、器用にアヌスに潜り込んだ。
「ヤぁ───────ッッ!!」
他人に肛門を触られるなんて、まだ学校にもあがらない小さい頃、
熱を出して母親に座薬を入れてもらった時ぐらいだ。
身動きも許されない中、なにか、熱いものが肛門の奥でひろがっていった。
どうっ、ドク、ドク………
「ひぃ…。な、何!?」
射精、だ。
たっぷりと、汚い汁を注ぎ込んで、入れた時と同じくスルスルと触手は戻った。
茜は、肛門に性器を挿入されて射精される異常な初体験を今、味あわされたことに、
まだ気付いていない。
スライム男が、ぐ──っと茜の身体を宙に引っ張り上げた。
お腹が、ぐるぐると鳴り始めた。「あっ?!」
「まだわからんのか。浣腸をしてやったのだ。
このままここで惨めに排泄物をぶちまけて、少しはしおらしくなるといい。
ちょうど、ギャラリーも集まって来たしな…」
「嘘! 嘘! な、なんてことを! ううっ……」
あきらかにお腹がおかしい。苦しい。
でも、両手も拘束されて、お腹を押さえることもできない。
しかもプリンスの言う通り、公園には少しずつ人が集まり始めていた。
通りすがりに異常な光景を見て、皆ギョっとして立ち止まっている。
気のきいた者が通報しようと携帯を取り出すと、
すかさず戦闘員に取り囲まれて取り上げられる。
いまや、自分に訪れている危機が“便意”だ、ということに
茜もはっきりと気付いていた。
物凄く冷たい、嫌な汗が、背中を伝う。
(このまま? ここで? できるわけないじゃない!? そんなこと)
「ひ……」
悲鳴が出そうになった。
空中から、自分の周りが見渡せる。
通行人たちが、自分を驚いた目で見上げている。
「いやぁ……」
231名無しさん@初回限定:2001/06/07(木) 23:48 ID:???
流聖天使プリマヴェール
第□回「無惨!スライム男の襲撃!(後編)」part1 >>225-231

すいません、↑入れ忘れました & 短くしてる時間なかったです
& 明日の分も茜ちゃん種付けで終わっちゃうかもしれません
& 次のアタマはちょっとスカなので苦手な方は飛ばして読んでちょ。