偽妹・脳内妹スレpart3(ネタ/妄想/創作/非現実)

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1名無しさん@初回限定
ここは偽妹・脳内妹などについてまったりと語るスレです。
尚、「嘘臭い」「ネタだろう」と言った書き込みで荒れるのを避けるため、
『ここでの書き込みは全てネタとして扱う』ことを大原則とします。
貴方が愛する存在を何と呼ぶかは自由です(例:彼女、妹、偽妹、あるいは名前で)。
基本はsage進行。荒らし・煽りは完全無視で。

妹ゲーの氾濫が示すように、多くのエロゲマが求めて止まない存在、それが彼女達。
「俺にも可愛い妹がいれば…」「偽妹が作れるくらいならエロゲやってねーよぅ!!」
そんな貴方の熱い想いをここに投下して下さい。
本当に偽妹をゲットしてしまった剛の者や、本気で妹の創生(笑)を試みている方、
うちの脳内妹とはもう十数年の付き合いです(笑)、という方も、
報告を宜しくお願いします(但し原則としてネタ扱いです)。

※偽妹…貴方を兄のように慕う、年下かつ非血縁の女性。
※脳内妹…貴方の脳内に住む理想の妹。強く願うことによって具現化するらしい(笑)

過去スレなどは>>2-10辺りにあります。
2名無しさん@初回限定:04/08/05 00:37 ID:95LNxrVK
過去スレはこちら

[初代スレ] 偽妹・脳内妹スレ(ネタ・妄想・創作・非現実)
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/erog/1041431720/
http://www2.bbspink.com/erog/kako/1041/10414/1041431720.html

[前スレ] 偽妹・脳内妹スレpart2(ネタ/妄想/創作/非現実)
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/erog/1063984328/
3名無しさん@初回限定:04/08/05 00:38 ID:95LNxrVK
関連スレ?

エロゲ的な現実の幼馴染・兄弟姉妹23
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/erog/1062940410/
【義妹は】実妹キャラについて語れ【偽妹】
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/erog/1079439598/
萌える妹の作り方 その2
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/erog/1072193842/
妹属性に萌えの奴はこうしろ!
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/erog/1025189456/
朝起きたら妹に、その4
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/erog/1090193711/
『妹萌え』を断罪する!!
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/erog/1064479647/
「妹」が含まれてる全てのレスのガイドライン
http://that3.2ch.net/test/read.cgi/gline/1086778338/
4名無しさん@初回限定:04/08/05 00:39 ID:95LNxrVK
過去スレはこちら

[初代スレ] 偽妹・脳内妹スレ(ネタ・妄想・創作・非現実)
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/erog/1041431720/
http://www2.bbspink.com/erog/kako/1041/10414/1041431720.html

[前スレ] 偽妹・脳内妹スレpart2(ネタ/妄想/創作/非現実)
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/erog/1063984328/
5名無しさん@初回限定:04/08/05 00:40 ID:95LNxrVK
  _________________________________
  || ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄||
  ||                                               .||
  ||    ※ 偽妹…貴方を兄のように慕う、年下かつ非血縁の女性。      .||
  ||                                               .||
  ||    ※ 脳内妹…貴方の脳内に住む理想の妹。               ||
  ||                強く願うことによって具現化するらしい(笑)       .||
  ||                                               .||
  ||        基本はsage進行。荒らし・煽りは完全無視で。            .||
  ||             _ノ       。                         ||
  ||            '´    ヽ    /                           ||
  ||__E[]ヨ_____.i ノノハ)))〉_/ __________________.||
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ノ (リ゚ ヮ゚ノリ/ ̄l二l二l ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
             ( (⊂)穴iつ
                く/,_|>
                  (./J
 | ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄|
6名無しさん@初回限定:04/08/05 00:41 ID:95LNxrVK
外部支援サイト by 某氏

まとめその他
http://p47.aaacafe.ne.jp/~imouto/
ミラーサイト
http://imouto2ch.hp.infoseek.co.jp/index.xtml
7 ◆YukaXXZTS2 :04/08/05 00:44 ID:95LNxrVK
次スレ立てました。
あうぅ…初めてのスレ立てで緊張して失敗しちゃったよぉ…orz
8名無しさん@初回限定:04/08/05 00:45 ID:X5gg22io
済みません。削除依頼出してきます
9 ◆YukaXXZTS2 :04/08/05 00:49 ID:95LNxrVK
>>8
あっ、どうもすみませんです。

前スレは500kb超えましたので、後でこちらのほうで補完し作業終了後にURL貼っておきます。
108:04/08/05 00:55 ID:X5gg22io
8です。自分も前スレに書き込めなかったので勢いで
立ててしまいましたが、見事にこちらと重複してしまいました。
時間的に先にスレ立てした方を利用するものみたいですので
こちらを本スレとして、向こうを削除しようと思ったのですが……
どこに削除依頼すればいいんだろうという感じで、すみません。
もう少し調べてみます。
11 ◆ooJTWiCxZ2 :04/08/05 00:58 ID:qUZUOXPM
>>8
◆YukaXXZTS2氏

有難うございました。
私が不甲斐ないばかりに色々とご迷惑をお掛けしたようで。

う〜、数日前に1コ立てただけなのに。
同じプロバイダーで立てまくった人がいるのかな?
12名無しさん@初回限定:04/08/05 01:00 ID:qUZUOXPM
>>10
せめてもの罪滅ぼしに。こちらです。

erog:エロゲネタ[スレッド削除]
http://qb5.2ch.net/test/read.cgi/saku/1027217002/l50
13 ◆YukaXXZTS2 :04/08/05 01:06 ID:95LNxrVK
>> ◆ooJTWiCxZ2氏
いやぁ申し訳ないです。出先でそろそろヤバいかな?と思って、
ネカフェ突入したんですけどソコもスレ立てダメでしたw
14名無しさん@初回限定:04/08/05 01:27 ID:X5gg22io
>>ooJTWiCxZ2氏 削除依頼出しました。
お疲れ様でした。今更ながらユカ氏、新スレ乙!
15 ◆YukaXXZTS2 :04/08/05 01:51 ID:95LNxrVK
>>前スレ957の続き
誰かに優しくあやされている。
フワリと髪を撫でてゆく大きくて暖かな手。
身体を羽毛にくるまれたような感覚の中、私は一つの夢を見ていた。

幼い私が、ガードレールの向こうに立っている兄に手を振り呼びかける。
 「お兄ちゃ〜ん、お帰り〜♪ 一緒に帰ろうよぉ」
私に気づき微笑みながら手を降り返してくれる優しい兄の姿にうれしくなって駆け出した。
一秒でも早く兄のそばへ行きたい、一秒でも長く兄と手を繋いで歩きたい…そんな想いで一杯だった。
駆け出した私を微笑みながら見つめていた兄…だが急に大声で制止するよう叫んだ。
 「はるかっ !! 止まれっ !!」
何故、兄が来るのを拒んだのか分からなかった。嫌われたのかと思った。
次の瞬間、私の身体が路面に激しく叩きつけられた。
 「はるかぁぁぁぁぁっ !!」
兄の叫び声がかすかに聞こえた。
兄を必死で探そうとした。でも、何故か辺りは暗闇に蔽われていた。
 『お兄ちゃんドコ?ドコにいるの?』
兄に呼びかけた声…それすらも暗闇の中にかき消されたように消えてゆく。
胸に焼きごてを当てられたような痛みと熱さを感じた。
身体が鉛のように重く感じ、指一本すら自由に動かせなかった。

不意に辺りが明るくなった。
目を開けると、眼下に少女を取り囲むように数名の男女が取り囲んでいた。
 『だれなの?お医者さんなのかな? それに真ん中にいるのは……私?』
ある者は俯いたまま涙をぬぐい、ある者は肩を震わせ嗚咽していた。
 『なんで?どうして泣いているの?』
数名の男女の中に小さな少年の姿を見つける。兄だった。
兄もまた少女にしがみ付く様にして泣き叫んでいた。
 「遙っ!目を開けてくれよっ!もう一度お兄ちゃんの手を握ってくれよっ!」
 「もうすぐお兄ちゃんと一緒に中学に行けるねって言ったじゃないか…遙…遙ーーっ!」
16 ◆YukaXXZTS2 :04/08/05 02:02 ID:95LNxrVK
>>14
こちらこそ気を使わせてしまって申し訳ありませんでした。
新スレもよろしくお願い致しますです。m(_ _)m

閑話休題
思いのほか筆が進んでおりません(オイ
なので身内ネタw

帰宅を待ちわびるように玄関先で飛びつくユカ。
 「お兄ちゃんコンビニ行こっ♥」
 「いいけど何買いに行くの?携帯に連絡くれれば帰りにでも買ってきたのに…」
 「いいじゃないの、早くお買い物行こうよ?」
 「う、うん。」
で、買ってきたのは大きなバニラアイス…ってデカっ!
 「お風呂上りに食べると美味しいんだよ〜♪」

そんなに甘いもの食べると……太るゾw
17名無しさん@初回限定:04/08/05 02:12 ID:qUZUOXPM
>>15
(泣)...
逆縁は全国のお兄ちゃんにとって潜在的恐怖なのれす。

>>16
>帰宅を待ちわびるように玄関先で飛びつく
ここポイントですね。
18名無しさん@初回限定:04/08/05 02:20 ID:qUZUOXPM
そしてレス数を稼ぐ為に更にカキコ

体験して初めて分かる圧縮条件

>真面目な話、とっくに540スレ以上立っているアダルトビデオ板でも未だに圧縮が
>発生していないそうです。

>……これはもう、BBSPINK全体で圧縮発動基準が変更されたと見た方がよさそう
>ですね。自動圧縮が故障しているせいで前回500オーバー時に圧縮が来なかった
>のだとしたら、いくら何でももう修理されているはずです。

定点観測スレからの抜粋です。
即死条件や圧縮条件は鯖ごとの設定らしいので、
ちょ〜っとずるいですが、同じpie鯖のAV板の動きを注視していれば、
あちらが先に圧縮発生→pie鯖の圧縮条件がほぼ推測できる、
こうなりそうですね。
19 ◆YukaXXZTS2 :04/08/05 02:27 ID:95LNxrVK
改めて読み直したら感感俺俺になってるorz

一応、補完庫topにも新スレの誘導出しておきました。
急に探そうと思っても新スレって見つけづらいですよね?

現在506スレですか…がんばってレス数稼ぎましょうね。
20 ◆YukaXXZTS2 :04/08/05 02:28 ID:95LNxrVK
誘導で思い出したけど…

誘兄ぃまだー(AA略w
21名無しさん@初回限定:04/08/05 02:34 ID:+8FeX/9J
新スレおめ!
そして240氏乙!
22名無しさん@初回限定:04/08/05 03:05 ID:qUZUOXPM
ぐっは〜前スレぎりぎりで容量overしたのか〜
テンプレ貼るんじゃなかった。新スレへの誘導URLが書き込めない。
スレ立ても出来てないし今回大失態だな俺。
23 ◆YukaXXZTS2 :04/08/05 03:24 ID:95LNxrVK
>>22
うわ、ホントにギリギリ500kbでしたね。
補完庫に誘導書き出したし、前スレも一日二日くらいじゃdat落ちしないでしょうから
皆様迷わないと思いますよ。
でも、残り12kbって何故書き込み出来ないんだろう?
12kbもあるならURLくらい貼り付けられる容量な気がするんだけど…

閑話休題
こんな夜中に変?なモノを見つけてしまったので貼り

ttp://www.anizoku.net/goroku/
何をやってんだか、漏れ…w
24名無しさん@初回限定:04/08/05 06:16 ID:nQdlFm5u
240氏乙。
25名無しさん@初回限定:04/08/05 23:40 ID:qUZUOXPM
俺もこのサイトの中の人ぐらい情熱に溢れていれば>変?なモノ
今頃は偽妹を(ry
どう考えてもちょい前のアレは釣り逃したな……
身内には手を出さねぇ、なんてカッコ付けなきゃよかった。
26名無しさん@初回限定:04/08/05 23:51 ID:qUZUOXPM
そして諦観スレにいくつかソースが出ました。

 http://pie.bbspink.com/kakolog.html
 > pieサーバは 800超えたら 700スレッドに圧縮実施中。。。
 変更きました。

 html化待ちスレッド数=waitの部分が2ch同様に削られたという事は、いよいよ
 BBSPINKでも過去ログのhtml化が本格的にストップしたという事ですかね……。

 即死判定が変更されたようです。「ちょっとだけ」ってどのくらいだろう…

 http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/erobbs/1091091766/71

 71 名前:ぴんく丼 ★[] 投稿日:04/08/05 20:00 ID:???
 即死ちょっとだけ厳しくしてみた。

ともかく、30レスまで逝ってみるべし。
27名無しさん@初回限定:04/08/06 00:36 ID:xWPFPsBG
ありゃりゃ前スレ24時間落ちしてしまいました。鬱。
スレタイは変わっていないも同然だから
皆探せると思うけど。。。
28名無しさん@初回限定:04/08/06 00:39 ID:xWPFPsBG
書き忘れました。前スレは984レス目まで全てhtml形式で出力して保存してあります。
29 ◆YukaXXZTS2 :04/08/06 00:51 ID:40OQsdxv
ありゃ?一日足らずで前スレ落ちるとは…
とりあえずOpenJaneのdatというかたちでダウンロード出来るようにしておきます。
30 ◆YukaXXZTS2 :04/08/06 00:59 ID:40OQsdxv
あ……途中で送信しちゃったよorz

閑話休題
姪っ子がユカのまねをして髪の毛を伸ばし始めたようで。
今のトコ肩にかかる程度の長さなんだけど、ユカが髪型イジって遊んで、おりますw
なんだか昔の姉貴とユカを見ているみたいでちょっと面白かったかな?
ポニテやらツインテールやらおだんごやらいろいろと…
間近でツインテール見たの初めてだったけど、なるほど萌えるものがw
31 ◆YukaXXZTS2 :04/08/06 01:30 ID:40OQsdxv
>>28
宜しければ連絡用のメアドに添付ファイルで送って頂けませんでしょうか?
Jane使い以外の方もいらっしゃると思うので、
そちらもダウンロード出来るようにしたいのですが…
32名無しさん@初回限定:04/08/06 02:01 ID:xWPFPsBG
ツインテは年齢制限があるから今の内に楽しんでおかないと。。。
写真とか残しておくのもよいかも知れません。

htmlファイルの方、フリメから送っておきました。
仕様上、すぐに届くとも限りませんので、
しばらく時間を置いてから受信してみて下さい。



もう即死回避できたでしょうから、
通常進行に戻してもよさそうですね。
33名無しさん@初回限定:04/08/06 02:04 ID:xWPFPsBG
フリメ本文の訂正

誤:ギコナビで出力
正:えまのんで出力
34名無しさん@初回限定:04/08/06 12:17 ID:LY+f+KBb
前スレ落ちたのか‥
35名無しさん@初回限定:04/08/06 23:40 ID:V9Wz50dy
Wow! いつのまにか画像掲示板にリアルドール画像が……しかもエロい。
侮れないな、画像掲示板。アップしてくれた人、乙。
36 ◆YukaXXZTS2 :04/08/07 00:24 ID:6vLpaR4z
>>35
前スレの補完ついでに確認してきますた。
………エロっ !!! なんですか、アレはっ !!w
エロすぎです。
つい先程まで似たような格好してた隣で寝てる人と比較しそうになりますた(オイ

>>前スレ978氏
>関係ないですが最近、姉属性に目覚めてしまったらしく、
>スレ違いな姉を主要キャラに持ってきてしまいました。申し訳ない

つまりこういうことですか?
ttp://boma.tank.jp/nugu/nugu.htm

37 ◆YukaXXZTS2 :04/08/07 00:29 ID:6vLpaR4z
本題忘れてどうすんだ、漏れっorz
えと、前スレ補完出来ますた。

ttp://p47.aaacafe.ne.jp/~imouto/Part2.html

>>33
まさかメルの本文にログ全部貼り付けてあるとは思いませんですたw
そちらのほうは、また後日dat化してうpします。
3833:04/08/07 00:56 ID:XyTw2WCz
むむ、受信環境もしくは設定によっては
添付書類が本文に貼り付いてしまうのでしょうか?
一応アホーウェブメール同士、ウェブメール←→Outlook間の送信については
事前検証したのですが・・・
既に補完を完了されたようなので、送信した物については処分して頂いて問題ありません。
39名無しさん@初回限定:04/08/07 09:25 ID:22LaqF6P
>>36
なかなかいい姉ですな。
でもどっちかってーといぬ娘さんの方がツボだったw
姉萌えはかなりピンポイントな萌えだと思いましたです。
40名無しさん@初回限定:04/08/07 21:14 ID:7f8wtXRp
>>36 めちゃくちゃ面白いサイトを紹介してくれてありがとう。
お礼に http://www2.ocn.ne.jp/~kid/teacherandsister/ 「先生と妹」
長いです。だけど最高に面白いですよ。(既出じゃないはずだけど……)
41名無しさん@初回限定:04/08/08 23:41 ID:spYJ+RBK
>つい先程まで似たような格好してた隣で寝てる人と〜
どないな格好してたんやと一応突っ込ませてもらうわ。

>>36>>40
両サイトとも激良!お気に入りに登録させて貰いますた。
先生の話はボチボチ読んでいきまふ。先が長そうなんで。
42 ◆YukaXXZTS2 :04/08/09 06:25 ID:TKV3304F
>>38
どうもインフォの仕様のようですね。
こちらでも状況再現しますた。

>>41
> どないな格好してたんやと一応突っ込ませてもらうわ。
えと………四枚組みの一番上。

閑話休題
某メーカーの通販申し込みのため早起きしてしまいましたw
ユカは、まだ眠いみたいで「おはよう…」と一声かけて寝てしまいますた。
43名無しさん@初回限定:04/08/09 09:01 ID:45DVBJKa
>>42 ババ、バック!?
まとめサイトのミラーの萌えないゴミ、更新乙。
44名無しさん@初回限定:04/08/10 00:57 ID:yof73E+v
スタンドバック?はて、アメフトにそんなポジションあったかしらん。

んっん〜、いけませんね〜。お風呂で悪ふざけしちゃあ。
どれが水滴で汗でえちぃな液か分からんじゃないですか。












去り際にガリレオはぼそっと呟いた。
「それでも、これは水じゃあないぞう〜、とか言ってしまう……」
45 ◆YukaXXZTS2 :04/08/10 01:15 ID:sal5bDui
>>43>>44
真相は………ユカが湯船から出る時に蛇口が思い切り腰に当たって、
 「痛〜いっ !! お兄ちゃん赤くなってないか見てっ !!]
 「どこ?」
 「んと、このへん」
と、いうことだったりします。
…あのポーズだと毛薄いからいろんなモノが見えちゃったりするんですがw

閑話休題
アサゲ氏・午後氏は、やはりお忙しいのだろうか?
それとも迷子になってしまったとか?

あ、あと>>15の話の続きはそのうちうpしますです。
4644:04/08/10 23:27 ID:yof73E+v
お忙しいのでしょう。
スレタイも変わっていないので、キーワード検索をかければ一発で見つけられるかと。
加えて当分の間、板圧縮が来ないと分かっちゃったので、
皆さん一息吐かれているところかと。
47名無しさん@初回限定:04/08/11 00:46 ID:DlgPQhu6
秘密の図書館(ttp://www.pandora.nu/tsl/)内のLesson in a weekが
兄妹エロものとして一押しです。

>>44 まったりとお待ちいたしております。
48名無しさん@初回限定:04/08/11 00:49 ID:DlgPQhu6
アンカーミス。>>45 です。
上の小説は妹が兄を思いやって……という展開なので、
兄と妹が直接何かするわけではありません。あしからず。
49名無しさん@初回限定:04/08/11 01:06 ID:dUDeNFXw
こげなものもあるでよ。
兄妹相姦漫画コレクション 著者別一覧
ttp://incest.on.arena.ne.jp/adultcomics/table.html
50名無しさん@初回限定:04/08/11 01:50 ID:Nk81YeOF
おまじない、約束。それは小さな子供にとってはとっても大きな意味。

一階から耳を塞ぎたくなるような両親の口論が聞こえる中
ベランダに座ってただじっと耐えていた僕と加奈。
僕の隣で声を潜めて泣いている妹を助けたくて
僕は加奈にあるおまじないと約束をした。

「めをとじて10かぞえて。めをあけたらいやなことはなくなってるから」



いやなことから逃げる方法ならいくつも知ってる。
あのときみたいに一階から聞きたくない口論が聞こえたから
僕はヘッドフォンの音量をあげた。
簡単だ。これで僕の世界からいやなことはなくなる。
そうしてそのまま僕は眠りについた。
姉ちゃんがバイトから帰ってくる前にこの口論が終わるのを願いながら。
51名無しさん@初回限定:04/08/11 06:08 ID:DlgPQhu6
……いい。GJ。
52名無しさん@初回限定:04/08/11 10:58 ID:DlgPQhu6
「直人」
「何だ」
「持って帰れよ」
 静かな声、だが有無を言わさぬ口調だった。
 俺は先輩に借りがあったから、なんとかしたかった。先輩がどんなにいい人
か説明したって、トモは事実の核心を伝えなければ動かない、ンなの知ってるさ。
 口止めされているのに言えってか。
「すまん。頼むよ」
 俺は頭を下げた。
「じゃあ説明しろ。誰のもんだ?」
「それは、言えない」
「何でだよ」
「言えない」
 トモは軽くため息をついた。
「じゃ無理だな。理由なしに引き受けるほどお人よしじゃないんでね」
 先輩は二週間後に結婚式を控えていた。だが一昨日、元カノから祝福の手紙
でなく、巨大な人形、リアルドールが先輩の住むアパートに宅配されてきた。
先輩が受け取ったからいいものの、婚約者なら結婚解消は確実だった。なにせ
婚約者はそういったものに嫌悪感を抱く人だからだ。
 先輩は速攻送り返したが、住所が間違っていて再び送り返された。差出人は
元カノの名前だが、本人の筆跡でないので他人の可能性さえある。
 犯人が誰であれ、誰にも見られないよう捨てなくてはいけない。
 先輩が頭を抱えていた時、偶然俺が電話したのだった。近況報告に花を咲か
せた後、唐突に打ち明けられた事実に軽い眩暈がした。
 地球上には自分と同じ顔の人が三人いる、だから大丈夫っスよ先輩。
 そう言って慰めようとした。
「偶然っスよ先輩。女の人がたまたま元カノの名前で、先輩と同姓同名の彼氏
にプレゼントしようと思ったら番地が違ってこっちに届いちゃったんス!」
 俺がそうフォローしたら、先輩は笑った。
「そんな偶然があってたまるか、馬鹿者〜〜ッ!!」
53名無しさん@初回限定:04/08/11 11:00 ID:DlgPQhu6
 悪意ある贈り物の犯人を探そうとすると疑心暗鬼に駆られるから今は考えた
くない、と先輩はいった。
「誰か他にこの事言いました?」という問いに、先輩はお前だけだと答えてく
れた。誰にもいえないし、言いたくない。だがどうしよう。普段は明晰な先輩
も、今回は右往左往するばかりだ。
 とりあえず預かります、と言ったはいいが預かれないのは俺も一緒。
 そんなわけでトモに電話した。メイド人形を小脇に抱えたまま外にいるわけ
もいかず、家に急遽入った。我ながらアホさ加減に泣けてくる。
 言うまでもないことだが、トモは俺の親友だ。こいつのおかげで高校に受か
ったし、こいつのいない中学時代は考えられない。腹を割って打ち明けた悩み
もあるし、何かあったら手助けする気もある。だが流石にリアルドールを保管
するわけにはいかないか。
「分かった。今日一日でいい。明日には持って帰るから、一日だけ持っててく
れないか? 俺が今日中に置き場所探してくるから、それまでの間でいい」
 今日中にこの子を置ける場所を見つけてみせる。一日でいい。押入れ、物置
にでも置いてくれないか。そうトモにお願いした。
「……」
 その時ドアをノックする音が聞こえた。
「お兄ちゃん?」
 千佳ちゃんの声が聞こえた。よく考えると、俺がここにいることも、この部
屋で交わされた会話も隣で聞いていれば筒抜けだ。俺は立ち上がった。
「何だ?」
「入ってもいい?」
「ちょっと待ってろ!」
 トモは俺を見つめた。「直人、千佳を入れるぞ」
「全て話す」
 そう言う事で、ようやくトモの表情が緩む。
「よし。まぁいいだろ。だが一日だけだぞ」
「ありがとう。悪いな」
54名無しさん@初回限定:04/08/11 11:01 ID:DlgPQhu6
 俺は早速メイド人形をどこかに隠すことにした。クローゼットと押入れしか
入れる場所はない。クローゼットをトモに指差し、とってを開いたら服が何着も落ちてきた。
この中に入れるには、速攻で右側に全て寄せなくてはいけない。何でもかんで
も鷲掴みにして右に並べていった。途中で饐えた臭いが鼻をつく。この野郎、
洗濯してないのまで入れやがって……。
 俺が超絶スピードで服を寄せている間に、トモが千佳ちゃんに話し出した。
「千佳、悪いけど入んないで。ここ今から女子禁制の薔薇の園になったから」
「そう。おホモ達しか入れない秘密の花園。おほほ」
「カエレ!」

>>52-54 というわけで前スレ951の続きです。
55名無しさん@初回限定:04/08/12 00:56 ID:tkSQaT14
>>50
イイ!……けどその名前を聞くと悲しい気分になる。

>>52-54
展開予想は敢えて書かないことにします。我慢我慢。
5654:04/08/12 01:25 ID:wc1msk9D
>>55 そう言ってもらえると嬉しいですね。至らない点も多々あるでしょうが、
いい意味で予想を裏切りたいと思っています。
57名無しさん@初回限定:04/08/12 01:45 ID:wc1msk9D
「仲間外れ?」
 千佳がドアの向こう側から訊いてくる。
「うん。悪いな」
 俺は胡坐をかいてドアに体を向けている。直人がクローゼットを開けて、中
のものを整理している。人形を一時的にでも隠すのだという。
「う〜ん。ま、いいけどお菓子ここ置いておくね」
 ドアの向こうでカチャと小さな金属音が聞こえた。カップか何かが当たった
のだろう。
「サンクス」
「ところでお兄ちゃん。勉強するの忘れてるでしょ?」
 ……。
 忘れてた。こいつに関わってる場合じゃないのだ。
「千佳」
「何よ」
「ナイス突っ込み」
 千佳の「はぁぁ」というため息がドア越しに聞こえてくる。呆れたらしい。
「もう。勉強後回しにしなくちゃいけないほど大切な用なら何も言わないけど、
ただ遊んでるんなら、駄目だよ」
「すまん。分かってる。今日はやるって決めてるから安心しとけ」
「信用するよ」
「おう」
「ところで勉強って二時間で終わりそう?」
「多分、四時間掛かるだろうな」
「だったら──七夕行こうよ」
「え?」
「だって徹夜するんでしょ? 私付き合うから。だから先、七夕行こうよ」
 千佳の声が震えていた。
「いや……あのさお前」
「何? 駄目なの?」
「その……彼氏といけよ」
58名無しさん@初回限定:04/08/12 01:46 ID:wc1msk9D
 千佳には彼氏がいる。名前は忘れたが、つい四ヶ月ほど前から付き合い出し
たらしい。一度だけ家に来たことがあるが、普通の男だった。
「別れる」
 千佳はきっぱりと言った。
「はあ?」
「決めたの。もう中途半端はヤだから。彼に悪いもん、それにお兄ちゃんの答え聞いてないよ」
「……」
 俺は言葉に詰まった。
 いつからだろう。千佳を妹ではなく一人の女の子として見始めたのは。
 多分一年前の、千佳が風邪を引いて寝込んだときだ。丁度お母さんが旅行に
行っていた時に千佳が風邪を引いて倒れ、俺は学校を休んで看病をした。不満
がなかったわけじゃない。「寝てれば直るよ」と自分に言い聞かせた後で仕方
なく学校に連絡をいれ、おかゆを作り、熱さましのため氷を袋で包んで頭に乗
せた。午後、お見舞いに現れた傍若無人なクラスメートを叩き返し、「美人も
大変だな」と言ったら千佳が大いに笑ってしまい、更に風邪を拗らせてしまっ
た。夜、千佳がベッドから立ち上がってトイレに行くのに肩を貸し、胸の膨ら
みに異様に興奮してしまった。
 次の日の朝、千佳の部屋のドアをノックして部屋に入った。千佳は元気にな
ったといい昨日のお礼を言った。俺は、その笑顔に頬を真っ赤にしてしまった。
咄嗟に顔を逸らしぶっきらぼうに返答するが、千佳は風邪が治ったおかげかい
つも以上に快活に笑った。
 その日から、俺は千佳を好きになるまいと決めた。だが、その決意は数日前
脆くも飛散する。一昨日、千佳から告白されたとき、俺は硬直してしまった。


 一昨日の学校帰りの事だ。俺は高校から自転車を漕いで、千佳の中学に寄っ
て折り畳み傘を手渡した。空はまばらに曇ってるとはいえ、雨が降るとは思え
ない。
「だから君の努力は無意味だったのだよ」
 千佳はそういって微笑んだ。
59名無しさん@初回限定:04/08/12 01:47 ID:wc1msk9D
「ありがとう、おにいちゃん。鞄の中に入れとくからそう落ち込まないでよ」
「ほっとけ」
 金色の光射す夕暮れ時、俺たちは自転車のハンドルを両手で掴みながら帰路
につく。地平線の彼方に沈む夕陽は眩しく輝き、辺りの風景を黄金色に染め上
げる。千佳の耳元に止めた赤いピンが夕日に反射して光る。セーラー服を着込
んだ千佳はいつにも増して可愛らしく、その大きな瞳で俺をみつめている。
 しばし俺が眺めていると、千佳は眉を寄せて苦笑した。
「今度は何? 言っとくけど鼻毛剃りましたよ」
「あのな、俺はいつも駄目出しするわけじゃないぞ」
「うそー?」
 「うそー」これも最近の千佳の口癖だ。言い方にもいくつかのバリエーショ
ンがあり、千佳は様々な抑揚で相手をからかう。俺も真似してみる。
「うそー、じゃない。例えば、今からお前を褒め殺してやる」
 そういうと嬉々とした表情で俺を見上げてくる。
「へ〜、できるものならやってみせてよ。お兄ちゃん」
「ん〜」
 生意気な笑顔だ。普通に褒めても面白くないし、ここは一発捻らなくちゃな。
「千佳、お前は薔薇の花のように美しい。惜しむらくは、薔薇には棘があるということだ」
「ちょーっとちょっと〜、それ褒めてない!」
 千佳が口を尖らせて不平を言う。
「じゃあこんなのはどうだ? 千佳、お前は月のように美しい。残念なのは、
月面クレーターのようにニキビ穴があることだ」
「酷い! 気にしてるのに!」
 千佳は怒っているが、半分笑っている。まだ行ける。
「千佳、お前はイイ性格をしている」
「……なんか物凄く納得がいかないんだけど」
「千佳、美人だな」
「はいはい」
「千佳、可愛いよ」
「分かったから」
60名無しさん@初回限定:04/08/12 01:51 ID:wc1msk9D
「千佳」
「何?」
「飽きたからお前が褒めてみろよ」
「誰を? 私?」
「ん〜、俺でいいよ」
「……」
 千佳は少しの間、黙った。
「あのな、何でもいいんだぜ。背が高いナイスガイでも容姿端麗なスポーツマ
ンでも成績優秀な秀才でも」
「最後のは違います!」
「嘘でもいいから褒めろって」
「優しいトコ、かな」
「あのな、そういうリアクションに困るギャグはやめろって」
「ギャグじゃないよ。本当のことだし」
「本当の事って、どっちかっつーと意地悪なんじゃないか?」
 そういうと千佳はさすがに心当たりがあったのか苦笑した。
「そうだけど、違うよ。あと怒ってくれる」
「それ、褒めてる?」
「うん。あと下ネタのボキャブラリーが凄い」
「直人には勝てねぇよ」
「無駄に熱い」
「無駄って言うな」
「うるさい」
「褒めろよ」
「嘘泣きがわざとらしくて面白い」
「……なんか引っかかるな」
「笑うとえくぼができる」
「言うなよ。気にしてんだ」
「あとは……かっこいい」
「……抽象的だな」
61名無しさん@初回限定:04/08/12 01:52 ID:wc1msk9D
「そうかな。他に言葉が出てこないんだけど」
「かっこよくはねえだろ。そりゃ違うよ」
「かっこいいよ」
「……いやもういいから」
「本当にそう思ってるのに。ねえ……お兄ちゃん」
「ん、何だ」
「高校生でセ、セックスって……普通かな?」
「ん〜誰もがそうだってわけじゃないけど、早すぎはしないだろ。中学でやっ
てたってのもいるしな」
 小学生で妊娠できる子もいるそうだが、それはいいだろう。
「彼氏に頼まれたのか? したいって?」
 千佳は頷く。
「でも嫌って言って断っちゃった。何でか分かる?」
「彼氏の欠点がウザくなったとか?」
 千佳は僅かに首を振る。
「違う。別の人が、本当に好きな人ができちゃったの」
「あ〜。そっか」
「うん」
 それから俺と千佳は黙った。俺たちは自転車を引いて歩いていた。信号の少
ない裏道だから左右から車が飛び出してさえこなければさほど危険な道ではな
い。道路の半分ほどを使って俺たちは歩き続けた。距離にして二キロくらい。
くねった道もあれば一直線の道もある。家屋や工場の合間から見える夕焼けが
送電線で区切られるも、雲も俺たちも動き続けている。先ほど紅くなってた雲
は、徐々に薄れてしまう。
 最初に歩こうと言い出したのは千佳だった。まさかこんなディープな話にな
るとは思わなかった。千佳の彼氏はどんな奴か知らないが、これでまた撃沈す
る人が増えたわけだ。
「お前さ、理想が高すぎるんじゃないか?」
「そうかもね」
 千佳は微笑んだ。「だって私が好きなのお兄ちゃんだし」
62名無しさん@初回限定:04/08/12 01:56 ID:wc1msk9D
>>57-61 というわけで>>54の続きです。
63名無しさん@初回限定:04/08/12 02:05 ID:0oD2QFkl
リアルタイムでみました!とっても良いです!
64名無しさん@初回限定:04/08/12 02:51 ID:0oD2QFkl
孤独、ひとりぼっち。寂しさは一人では埋められない。
施設にいる間、寂しさから僕は傍にいない加奈の絵をずっと描いてた。
けれど僕の作った加奈はどれも偽物で冷たくて、僕を寂しさから助けてはくれない。

僕をひとりぼっちの世界から助けてくれたのは加奈ではなく姉ちゃんだった。


僕が10になる頃、姉ちゃんたちが僕の家族になった日。

「あたしはあやね!きみは?」
「かずや…」
「かずやはいくつ?」
「10才」
「あたしのほうがいっこ上だ!」
「じゃあきょうからあたしがかずやのお姉さんね!」

その日、僕は新しい家族と初めての姉ができた。

そして僕は前の家族のことを忘れていった。
姉ちゃんもおばさんもおじさんも僕が前の家族の話をすると寂しそうな顔するから、
僕は前の家族のことも加奈のことも次第に思い出さなくなったから。
65名無しさん@初回限定:04/08/12 03:13 ID:0oD2QFkl
姉ちゃんの帰りを待つ時間は余計に長く感じる。
実際に、もうとっくに帰ってきてもいい時間ではあったし
待っていた時間が余りに長く感じたから僕は姉ちゃんを迎えに行った。
時がとまったかと錯覚するほど静まり帰った家を出て、
姉ちゃんのバイト先へ走る。

バイト先の途中にある公園に差し掛かると
僕は直感で姉ちゃんがそこにいるとわかった。

案の定、姉ちゃんはそこにいた。漕ぎもせずただブランコに座っている。
「夜の公園って静かだね」
なんとなく僕の口からそんな言葉が出る。
「和也…?」
「こんな時間にここに一人でいたらあぶないよ。
僕が変質者だったら今頃怖いことされてるとこだよ」
僕は姉ちゃんの隣のブランコに腰掛ける。
「和也が私にすることなら怖いことなんてないよ」
言いながら姉ちゃんが僕の頭を撫でてくる。
いつもなら恥ずかしさから抵抗もするが、今はあたりの静けさが僕を素直にさせていた。
「私の帰りが遅いから心配して迎えに来てくれたの?」
「ん…まぁ、ね」
「ありがと。いい弟を持ってお姉ちゃん幸せだよ」
66名無しさん@初回限定:04/08/12 04:03 ID:0oD2QFkl
暗くてよく見えなかったけど姉ちゃんの目は少し赤かった。
ここでひとりで泣いていたのかと思うと胸が痛んだ
「お姉ちゃんね、ちょっとひとりになりたかったの」
「でも…ほんとは違ってた。ほんとはずっと和也が来てくれたらいいなって思ってたの」
姉ちゃんのブランコの鎖を握る手が少し震えているのに気づいて
僕は無意識に姉の頭を撫でた。
「こら…生意気だぞ」
無理に笑顔を作った姉ちゃんの瞳から涙が溢れる。
ハンカチも何も持っていない僕は何もできなくて
ただ姉ちゃんをブランコごと抱きよせると
姉ちゃんの震える肩をきつく抱きしめた。


「あは、お姉ちゃんを抱きしめるなんて、ずいぶん生意気になったね…和也」
しばらく腕の中で泣いていた姉ちゃんは泣きやむと照れ隠しに言った。
「これはお返しだぞ」
姉ちゃんに両肩を掴まれて
その次に感じたのは唇に触れる柔らかい感触。
目の前には姉ちゃんの顔がある。
67名無しさん@初回限定:04/08/12 04:17 ID:0oD2QFkl
間近で僕を見つめる潤んだ瞳。心臓は破裂寸前。
これ以上は気持ちを抑えることが出来そうもなかった。
しかし、姉ちゃんはそんな僕の気持ちを知ってか知らずか、立ち上がると

「そろそろ帰ろっか?」
あっけらかんと言った。

それから帰り道の間いつもと変わらない姉ちゃんだったが、
ただ一言
「和也がお姉ちゃんよりずっと大きくなっちゃったから
キスしたくても和也が座ってる時くらいしかなかったの」
イタズラっぽく笑いながら言った。
「確かに姉ちゃんはチビだけど、そこまでチビじゃないでしょ」
僕も笑いながら、なんだかいつもより生意気に言った。

「チビってひど〜い!わ〜ん和也がお姉ちゃんをいじめるよ〜」
さっきまでとは全く違う嘘泣きに自然と僕は笑みをこぼした。


いつもと同じ帰り道、夜の暗さや静けさすら、二人なら心地よかった。

繋いだ手は何よりも心強くて、この時の僕たちは二人一緒ならいつまでも時間を無駄にしてもかまわないと思っていた。
68名無しさん@初回限定:04/08/12 04:48 ID:0oD2QFkl
誰かに言われる前に先に自分で言っておく。
>>67
スレ違いカエレ!!


携帯から書いてるので改行おかしいかもしれません。
しかし夜勤を妄想前回の駄文書きながらやるって異常ですね。自分。


とりあえずここまでは姉好きの妄想暴発ですが、
こっから先、妹が出てくるとまだまだ長くなりそうなので書いていいものかどうか。
69名無しさん@初回限定:04/08/12 11:56 ID:cvcdrF54
萌えたからイイ!! 気にせずにどんどん投下してくださいな。
70 ◆ASAGEjGFo2 :04/08/12 23:15 ID:nDIyyBCF
ちっちゃいお姉さんハァハァ
71 ◆YukaXXZTS2 :04/08/12 23:31 ID:YsacTxpN
>>57氏、>>64
GJ!いい感じです。

>>70
アサゲ氏キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
よかったよかった。やはり忙しいみたいですね。
72名無しさん@初回限定:04/08/15 20:50 ID:NVgsErU7
実家帰ったら従妹が来てましたよ。
今年から某、強姦事件のあった大学に入って
東京で一人暮らししてると聞いてたから心配ではあったんですが、
相変わらずぼーっとしてて余計に心配になりました。

私はお兄ちゃーんキャッキャッて感じの活発妹が好きなので
人の話を聞いてないようでしっかり聞いてたり、
無駄に記憶力のある子が好きな年収1000万以上の殿方は将来ぜひもらってやってください。
73名無しさん@初回限定:04/08/16 00:35 ID:YE3V7zBO
 聞き間違えたのかと思って「え?」と言った。
 千佳は頬を高潮させ、声を震わせて再度言った。
「知らなかった? 私お兄ちゃんの事、ずっと好きだったんだよ」
「嘘だろ」
「うん、嘘──あ、引っかかった? 引っかかっちゃった? やだなぁもう」
「あはは、あははは冗談が過ぎるぞこいつぅ!」
 千佳の頬を人差し指で突いた。
「やだー、エッチぃ」
「馬鹿者、ほっぺつついたくらいでエッチ言うな」
「変態〜、ド助平〜、痴漢〜、スペルマ〜」
「何だと? この上智志望女が」
 自分が良く分からなくて、千佳もハイだった。
 その日は一日中、千佳の事が頭から離れなかった。


 放課後、サッカー部がコートを使っていなければ校庭で、サッカーコートが
使用中だと近くの空き地に集合する。別段毎日やってるわけでなく、週三ぐら
いで皆が集まり二、三時間サッカーして解散する。一昨日は千佳に傘を渡した
後に参加したが、千佳の告白(?)のせいでプレイに集中できず散々だった。
 昨日、今度こそはと意気込んで校門を出た所で千佳に出くわした。
「あ、お兄ちゃ〜ん」
 千佳は制服姿のまま、小走りに駆け寄ってきた。あの告白は本気ではなく、
嘘だったようだ。そうでなければこの笑顔は何だ。
「何だ、学内美少女No.1」
「それは言わない約束でしょ」
 頬を膨らませてふくれっ面をするが、すぐに微笑みに変わる。
「そうだっけ」
「もう。ね、今日服買いに行くの付き合ってよ」
「あ? 服くらい一人で買えばいいだろ。俺にはサックァー、サッカーという偉大な理由が──」
「えー!? 昨日ゴーヤ豆腐失敗したくせに」
74名無しさん@初回限定:04/08/16 00:37 ID:YE3V7zBO
「くっ、あれは塩と砂糖の瓶が逆に」
「確認しないで入れるからいけないのよ。これは義務です」
「ぎ、義務?」
 千佳は右手を腰に廻し、左手で俺を指差す。
「そう、貴方スポンサー。私モデル。貴方お金出す人。私使う人。問題ある?」
「あ、ありません」
「やった〜〜〜!」
 千佳は満面の笑みを浮かべて飛び跳ねた。駄目だ、こいつたかる気満々だ。逃げねば。
「千佳くん。弘法は筆を択ばずという言葉は知ってるかね?」
 厳格な国語教師の物まねをする俺。千佳はビシッと襟住まいをただして返答する。
「はい。真にその道に秀でた人は、どんな道具を使っても優れた成果を上げる
ものだ、って意味ですよね先生」
「素晴らしい。千佳くん、ぶっちゃけ君は美人だからどんな服でも関係ない。つまり」

    ,ィィr--  ..__、j
   ル! {       `ヽ,       ∧
  N { l `    ,、   i _|\/ ∨ ∨
  ゝヽ   _,,ィjjハ、   | \  おニューの
  `ニr‐tミ-rr‐tュ<≧rヘ   > 服など
     {___,リ ヽ二´ノ  }ソ ∠ いらない!
    '、 `,-_-ュ  u /|   ∠
      ヽ`┴ ' //l\  |/\∧  /
--─‐ァ'| `ニ--‐'´ /  |`ー ..__   `´
    く__レ1;';';';>、  / __ |  ,=、 ___
   「 ∧ 7;';';'| ヽ/ _,|‐、|」 |L..! {L..l ))
   |  |::.V;';';';'| /.:.|トl`´.! l _,,,l | _,,|  , -,
    ! |:.:.:l;;';';';'|/.:.:.:||=|=; | |   | | .l / 〃 ))
    l |:.:.:.:l;';';'/.:.:.:.:| ! ヽ \!‐=:l/ `:lj  7
    | |:.:.:.:.l;'/.:.:.:.:.:.! ヽ:::\::  ::::|  ::l /
75名無しさん@初回限定:04/08/16 00:38 ID:YE3V7zBO
ケチー!!

.     !ヘ /‐- 、u.   |'     |ノ-、 ' ` `,_` | /i'i^iヘ、 ,、、   |
    |'' !゙ i.oニ'ー'〈ュニ!     iiヽ~oj.`'<_o.7 !'.__ ' ' ``_,,....、 .|
.   ,`| u       ..ゝ!     ‖  .j     (} 'o〉 `''o'ヽ |',`i
_,,..-<:::::\   (二> /      !  _`-っ  / |  7   ̄ u |i'/
. |、 \:::::\ '' /        \ '' /〃.ヽ `''⊃  , 'v>、
76名無しさん@初回限定:04/08/16 00:40 ID:YE3V7zBO
「しかし先生。弘法も筆の誤りといいます。今ある服ばかりに固着していてはいかんですよ」
「……商業主義にどっぷり浸かっているね、きみ」
「なんかむかつく」
 自転車を漕ぎながらなされる他愛なき会話。それでいいのだ。それ以上を望
むから問題が起こる。千佳が俺を好きでないなら問題ない。俺がどう思っていようと。
 幾層にも雲が空を覆い始めた。突然閃光が宙を貫き、街を照らす。
 ゴロゴロッと巨大な音が耳を劈いた。雷だ。
「夕立か」
「雨降りそうだね、あっち」
「おう」
 俺たちは近くのお店の庇に駆け込み、自転車を置いて雨宿りした。駆け込む
と同時に大粒の雨がアスファルトを叩きだす。雷雨だった。降りしきる雨と、
時折聞こえてくる落雷の音と光。鳥の鳴き声も、虫の音も、車のエンジン音も
何も聞こえない。ただ大雨だけ。
「凄いね。折り畳み傘出しても折れちゃいそう」
「まいるな。つーかこんな雨じゃ出したって無駄だろ」
「うん。ねえお兄ちゃん」
 右側にいる千佳が、俺の瞳をみつめた。
「ん?」
「サッカーやってたら大変じゃない? 色々片さなくちゃいけないし」
「大雨でもやるよ。霙でもやったし。土がぬかるんでても、それがいいんだよ」
「うっそ〜!?」
「ホントだって」
「びしょびしょになったら大変じゃない」
「いーんだよそんなの」
 にやにやと笑う千佳。「本当に、好きなんだね」
「お、おう」
 なぜかドキマギする。
「じゃあお兄ちゃん、質問です。私が好きなのは何でしょう?」
 なんか嫌な予感がした。
「食べ物か? お子様ランチとか?」
77名無しさん@初回限定:04/08/16 00:42 ID:YE3V7zBO
「お兄ちゃんだよ」
「……嘘だろ」
「去年、お兄ちゃんから誕生日プレゼントもらったでしょ? 偽物のグッチの鞄」
「うん」
 去年の千佳の誕生日にあげたグッチの鞄は偽物だった。「ン十万の鞄が今な
ら何と一万五千円! 一万五千円での大放出でございます」こんなチラシにほ
いほい騙された俺も悪いのだろうが、偽物と知って買ったのなら値段相応の商
品らしい。千佳がその時とても喜んだのが今でも思い出せる。
 目を輝かせて、頬を高潮させてキャーキャー叫びまくる千佳。隣で罪悪感に
かられる俺。つらくて死にそうだった。一時間以上興奮の極致にあった千佳を
どうにも止められず、その後ようやく本当の事が言えた。
「それ、実は偽物なんだ……すまん」
 屈辱で最後の言葉が濁った。千佳からどんな罵倒も悲哀の言葉も受け入れる
つもりだった。だが千佳は「グッチって何?」と言った。
 千佳は有名ブランドの名前も知らず、兄からデザインの優れた製品を貰えて
有頂天になったのであって、グッチだから喜んだのではなかったのだ。無知と
は偉大だと思い知らされた一日だった。まあ製品としてまともなものを、妥当
な価格で買えたと思えばいい。今でこその笑い話だ。
「なくしちゃった。ごめんなさい」
「いいよ。また買えばいいから」
 千佳は首を振って否定した。
「ううん。あれは世界に一つしかない鞄だから。お兄ちゃんから貰ったただ一
つのプレゼントだから、もう買えないよ」
「じゃあさ、千佳。次の誕生日には、また何かプレゼントするからさ。それじゃ、駄目か?」
 無くしたと告白した事で文句を言われると思ったのか。いや、本当に残念がっているようだ。
「うん。お兄ちゃん」
「何だよ」
 心臓が早鐘を打つ。俺までドキドキしてくる。千佳の声一つ一つが耳に響く。
「ありがとう」
「おう」
78名無しさん@初回限定:04/08/16 00:43 ID:YE3V7zBO
「もう絶対になくさないから。なくしたくないから、だから身に付けられるも
のがいいな。指輪とか、ネックレスとか。十万くらいの頂戴」
「インパッシブル(不可能です)」
「あ、やっぱり」
 茶目っ気たっぷりに微笑む千佳。
「オフコース(当たり前だ)」
 俺たちはどちらからともなく笑いあった。何があっても笑ってしまう、そん
な時もある。俺たちは笑いまくり、気づいたら雨は止んでいた。
 辺りは水浸しになっていた。道路も屋根もベランダも電柱も木々も草花も車
も塀も、皆水に濡れていた。冷たい空気が漂ってくる。空は曇っていた。俺が
軒下から一歩出ようとしたら、千佳が俺の右腕をぐいっと引っ張った。
「お兄ちゃん。行かないで」
「え?」
 千佳は突然、俺の腰にしがみついてきた。ほのかに香るシャンプーの匂い、
腕に廻された千佳の両手と制服越しの胸の柔らかい感触。千佳の鼓動が伝わる。
ドク、ドク、ドク……。早いペースだ。
 俺は相変わらず、固まっていた。
「好き」
「……」
 千佳が上目遣いで俺を見上げてくる。無防備な視線だ。わずかに開いた口元
が、キスを誘っているように見える。
「千佳」
「何?」
 どんなに千佳を傷つけようとも、言わなくちゃいけない。
「好きって言うな。そんなの変だ」


 その言葉が胸をえぐる。途端に全身が緊張した。
「変? 変って、それどーいうこと!?」
「兄妹同士、好きなんて言わないよ普通」
 お兄ちゃんはこともなげに言った。
79名無しさん@初回限定:04/08/16 00:46 ID:YE3V7zBO
「何それ? じゃあ私がお兄ちゃんを好きなのが変だって言うの? 好きだか
ら好きって言っちゃいけないの?」
「そうだ」
「何で!?」
「兄妹だからだ」
「何よそれ? 全然意味わかんないよ。兄弟だから何だっていうのよ」
「お前知らないのか? 兄妹は結婚できないって。だからお前が俺を好きだと
しても、法律がそれを認めないんだぜ」
「はあ? 法律が何だってのよ! ただ私の気持ちを言ってるだけじゃない!
 誰も結婚したいなんて言ってないじゃない。ただお兄ちゃんを好きってだけ
でいけないの? 法律違反なの?」
 お兄ちゃんはその質問には答えない。だがその頑なな態度が、全てを語っていた。
「……変だよ。絶対おかしいよ! お兄ちゃん本気でそんな事言ってんの?」
「当然だ」
「馬鹿みたい」
 泣きたくなった。なぜお兄ちゃんは私を拒むのか、理解できなかった。何で
そんな事が言えるのか。
「お兄ちゃん」
「ん?」
「私はおにいちゃんが好き。じゃあお兄ちゃんは? 私の事、嫌いなの?」
「その質問には、答えたくない」
 私の予想を遥かに上回る、聞きたくない答えだった。
80名無しさん@初回限定:04/08/16 00:49 ID:YE3V7zBO
>>73-79 というわけで>>61の続きです。
81 ◆YukaXXZTS2 :04/08/16 00:55 ID:woZlLr9l
>>17の続き
ふと隣に人の気配を感じて振り返ると、白いワンピース姿の少女が立っていた。
 「こんにちは、あなた…綾さんでしょ?」
 「そうだけど…あなたは誰?」
 「私の名前は遙。栗原 遙よ。」
少女は自分の名を告げると、こちらへ背を向けて語りだした。
 「あのベッドの上に寝てる女の子…ううん、死んでしまった女の子は私なの。」
 「じゃ、あの交通事故の夢って…」
 「そう、すべて現実よ。あの日、私とお兄ちゃんに起きた出来事なの。
  私は車にはねられて…そのまま意識が戻ることなくこの世を去ったの。」
 「そんな…」
 「その日からお兄ちゃんは変わってしまったの…
  人に笑顔で接することを止め、無関心を装うようになったわ。
  でも、お兄ちゃんが綾ちゃん…あなたに出会ってから、
  また昔のように笑って人と話が出来るようになってきたの。」
遙はそう言うと、いつの間にか目尻に浮かんできた涙をぬぐった。
そして、綾のほうへ向き合うと綾の手を取り…
 「綾さん、これからもお兄ちゃんをよろしくね。
  綾さんがそばにいてくれたらきっと…お兄ちゃんも幸せになってくれる…」
 「遙さんはそれでいいの? お兄ちゃんのそばにいてあげないの?」
綾の問い掛けに、遙は首を振り震える声で否定した。
 「私、もうお兄ちゃんのそばに居れないの。そろそろ行かなくちゃいけないか…ら…」
ギュッっと握られた手に、遙の涙が零れてゆく。
 「私だって…まだそばに居たい!ずっとお兄ちゃんと一緒に居たかったの!」
泣きじゃくる遙を抱き寄せ、綾もいつしか肩を震わせ泣いていた。
 「遙さん……」
どれほどの時間が経過したのだろうか…
やがて、綾のほうから遙に声をかけた。
 「ねえ、遙さん。私に憑依出来ないかな?」
 「えっ? やってみたことないけど…」
 「じゃ、試してみようよ。」
82 ◆YukaXXZTS2 :04/08/16 00:58 ID:woZlLr9l
>>73
あいかわらずハイペースで執筆なされてますね。
そこいくと漏れなんて…orz
ミラーの更新が滞ってますので今週中にはなんとかしてみたいと…
83名無しさん@初回限定:04/08/16 01:18 ID:YE3V7zBO
>>82 ユカ氏、ご安心を。私もいっぱいいっぱいです。
ユカ氏の物語、何だか気になる展開ですね。続き期待してます。

>>68氏 ここまで載せたのですから当然妹分も載せなくてはいけません。
続き、まったりとお待ちしております。
84 ◆YukaXXZTS2 :04/08/16 01:39 ID:woZlLr9l
あうぅ… >>17じゃなくて>>15だった。
なんで見間違えたんだろ?

>>83
やっと出てきた実妹。さてこの先どうなることやら…
予想以上にお兄ちゃんが動いてくれませんw
ま、1〜2レスペースで書いてゆくのでのんびり待って下さいです。
85名無しさん@初回限定:04/08/18 02:30 ID:5/KggxRH
うおお、田舎に引っ込んでいる間に
どの話も良い意味で期待を裏切る方向に展開している……
皆様頑張って下さい。
86名無しさん@初回限定:04/08/18 15:12 ID:8x6QOntl
 思い出すのも苦痛だ。避妊に失敗しても責任取れるほど大人じゃないし、千
佳を不幸な目に合わせる気もない。だから、嘘をつくことにした。俺はお前の
ことなど何とも思ってない。いつまでも「お兄ちゃん、お兄ちゃん」言うなと。
そう言おうとしたが、言えなかった。
 俺が千佳を好きかどうか千佳は聞いたが、俺の中途な返事で千佳の顔を歪ま
せた。小学生のように泣き喚くわけではなかった。千佳は顔をくしゃくしゃに
して声を出さず、泣き出した。
 涙が瞳から溢れ、頬を伝ってアスファルトに零れ落ちた。雫は水溜りに落ち、
波紋を作った。
 なぜ千佳を悲しませるのか。他に方法はなかったか。最良の決断をしたはず
なのに、胸に去来するのは重いため息だけだった。
 俺は何だ。
 千佳の頬を拭う──普段なら何気なくやっていた行為さえ許されなかった。
ただ千佳を見つめた。

 その後、千佳は「九時には帰るから」と言ってどこかへ消えた。帰ってきた
のは十一時半。遅れるのに連絡しなかったことをお母さんは怒り、千佳は謝っ
た。どこにいたのかと聞かれて、千佳は「友達の家」と答えた。夕食は食べて
きたらしい。必要最低限のことしか言わず、二階に上がった。
 千佳がこれほど気落ちしたことがあったろうか。少なくともお母さんが何度
も仔細を問いただしたほど、千佳の口は堅かった。お母さんの追及は俺にも及
んだ。知らぬ存ぜぬで突き通そうとしたが、お母さんは突如聞くのをやめた。
態度の軟化にこちらが戸惑った。
「いつか話せる時が来たら、お願いね。あそうそう。ちゃんと千佳にフォロー
いれときなさいよ」
 台所からひょい、と顔を覗かせていうお母さん。
「だからさ──」
「嘘はもういいわ。言いたくないならそう言いなさい。許してやるわよ。智彦
も子供じゃないんだし。ねえ智彦?」
「何?」
87名無しさん@初回限定:04/08/18 15:13 ID:8x6QOntl
「千佳のこと、いつか話してくれる? ……それとも絶対に話せないような内容?」
 俺は逡巡した。
「話せる、かもしれない。もしかしたら、一生話せないかも」
 一生他人に言えないような、重い楔を打ち込む可能性だってあった。そう思
えば、千佳の告白を受け入れられるわけがない。嫌われたとしても、断るべきだ。
 俺が思いつめた表情をしてしまったのか、お母さんはふっと笑ってため息をついた。
「分かったから千佳の部屋いっときなさい。ほら」
「うん」
 お母さんは小さく笑って、再び食器を洗い始めた。ガチャガチャ、きゅっき
ゅと食器や洗剤の音が聞こえてくる。俺は椅子から立ち上がり、千佳の部屋に向かった。

 千佳の部屋のドア中央部には、コルク製ボードが据え付けられている。『外
出中』のボードが一番表に掛けられていた。いつもはマメに取り替える千佳だ
が、今日は流石に気が回らなかったらしい。
 俺はドアを二度叩いた。が、部屋に誰もいないかのように、反応はなかった。
改めて二度、ノックした。数秒遅れて返事が来た。
「はい……お兄、ちゃん?」
 千佳の声は弱々しかった。
「うん。ちょっと、いいかな?」
 千佳からの返事はなかなかなかった。本当ならドアを開け、千佳の傍にいて
やりたい。だがそれは俺の役目ではない。
「駄目」
「そうか。なら、明日でもいいか? 話したいことがあるんだ」
「うん。明日ね」
「おう」
「ごめん。今、顔がぼろぼろだから会いたくないの」
「うん」
「声も聞きたくないの」
「……」
「何で、お兄──」
88名無しさん@初回限定:04/08/18 15:14 ID:8x6QOntl
「言うなっ!」
 咄嗟に大声を出してしまった。一階のお母さんに聞こえるかもしれないから、
極力小声で話さなくてはいけないのに。
「お兄ちゃん」
「ん?」
「明日は……普通に戻るから。いつもの千佳に戻るから。もう言わないから」
「おやすみ」
「おやすみ。お兄ちゃん?」
「ん?」
「好き」
 俺は返事をしなかった。聞こえなかったかのように、「おやすみ」とだけ言って自室に戻った。
 自分の部屋に戻り、ベッドに倒れた。思い出してはため息をつき、ごろんご
ろんのた打ち回ってはため息をついた。

 次の日、つまり今朝の千佳は何かが吹っ切れたかのように快活だった。昨日
の慟哭が嘘のようだった。戸惑いつつも、千佳に合わせて馬鹿話を始める俺。
本当は話したくなくて、会いたくないのかもしれない。一日で悲しみが薄れる
はずがない。だが、食卓を重くしたくはないのだろう。そういうことにした。


「決めたの。もう中途半端はヤだから。彼に悪いもん、それにお兄ちゃんの答え聞いてないよ」
 今朝のテンションは、帰ってからも続いた。俺は、話し合うことを敢えて避
けていた。
「……後で話す」
「ヤダ、今言って」
「ヤダってあのなあ」
「イ ヤ」
「ガキ」
「ガキって言った方がガキです!」
 俺は息を呑んでいう。
89名無しさん@初回限定:04/08/18 15:15 ID:8x6QOntl
「お前なんか嫌いだ」
 おどけた口調だった。だが千佳には伝わるだろう。俺がお前を受け入れない
ことを。二度と惚れたはれたの関係になるまいと伝えるためだ。
 だが千佳には俺の言葉が効かなかった。
「信じられないよそんなの。言うなら私の目の前で言ってよ!」
 俺はノブを掴んでドアを開いた。
 廊下には薄い桃色のワンピースにエプロン姿の千佳が立っていた。お盆の上
には苺のショートケーキと淹れたての紅茶が載っている。
 可憐で強気な、芯の通った美少女が目の前にいた。
「俺は」
 刹那、「ウギャーーーーーーーーーーーー!!」という声が後ろから聞こえ
てきた。千佳の声がそれに重なる。
「え? ええええ〜〜〜〜!!」
 俺が後ろを振り返ると、直人が開いた箪笥からリアルドールと共に部屋の真
ん中に倒れこんだ。ドレス姿の人形を厚い胸板、太い手首、暑苦しい顔で抱き
寄せたまま一緒に床にダイブする直人は、己が史上最悪のタイミングでバラン
スを崩した事を、一番よく知っていた。
 人形は先輩のものだ。だから安易に潰してはいけない。体中で人形に衝撃が
当たらないようにする。不安定な体勢でも人形を死守する。そうすると、トモ
や千佳ちゃんに見えないように隠すことはできない。待てよ、隠さなければいいんだ。
 落ち着け、俺。ちょっとヤバすぎるぞそれは。
 他人に自分の性癖を見られた瞬間が頭の中にフラッシュバックしていった。
今回の事も、きっと想い出になるに違いない。だから千佳ちゃん、そんなに引かないで。
 住友直人は混乱しながら、ばたりと床に倒れた。
 倒れこむと同時にずおおぉん、と衝撃が床を伝わる。さすが体重86キロ。
「直人、お前……まだいたんだ」
「開けないって約束したじゃんか!」
 直人がリアルドールに股間もろとも抱きつきながら、悲痛な叫びをあげる。
「すまん。すっかり忘れてた」
「ヒドイッ!」
90名無しさん@初回限定:04/08/18 15:19 ID:8x6QOntl
>>86-89 というわけで>>79の続きです。
91名無しさん@初回限定:04/08/18 22:36 ID:OCcTpouS
GJだね

あぁGJさ
92名無しさん@初回限定:04/08/18 23:25 ID:5/KggxRH
ここで来たかリアルドール!やられた……
93伊勢次郎:04/08/19 00:35 ID:45pJq0p9
>>86
(・∀・)イイ!
すばらしい執筆ペース!!
いい意味で予想をうらぎられますた!
続きにも期待してます。頑張ってください!
9490:04/08/19 00:36 ID:zMInCJUT
困惑と苦笑の賛辞、ありがとうございます。一つ目の脱力ネタを経て、
ようやく物語は折り返し地点へ到着いたしました。
以後の物語展開ですが、リアルドールが実は宇宙船で三人が冥王
星に行き宇宙人と会って地球の宝(妹=千佳)を紹介する……という
プロットだったらスゲエなあと思います。んなの無理です。
無難に物語を収束させます。ご安心を。
95名無しさん@初回限定:04/08/19 10:14 ID:gi1mxIat
96名無しさん@初回限定:04/08/19 17:09 ID:AcO6mw11
ここの職人さんで力を合わせたらいいノベルゲーが出来ると思う。
97名無しさん@初回限定:04/08/19 21:15 ID:gi1mxIat
 
98名無しさん@初回限定:04/08/19 21:49 ID:qVdMKwsV
>>95 >>97
お兄ちゃん、何かいやな事あったの?
そんな黙ってちゃ、わたしどうしていいか分からないよ‥‥
99名無しさん@初回限定:04/08/19 22:12 ID:zMInCJUT
>>96
「それは無理じゃないかね」
 私は妹から受け取ったブレンド・コーヒーを啜りながら、目の前のディスプレイに駄目
出しした。私の左側にはメイド服姿の妹が慎ましく控えている。だが妹は偽物だ。人間で
すらない。三年前地球の某所に不時着した宇宙船に乗っていたパイロットが、私に粘質の
生命体を押し付けたのだ。私は何の考えもなしにそれを受け取り、その日エロゲをしなが
ら自慰をしたら生命体は妹となった。それだけの話だ。
 話相手にもならぬ、そこそこの知恵しかない。これを妹として繋ぎとめているのは、乃
絵美似だというだけだ。
「なあ96氏。君は物語を書いたことがあるだろうか。それは困難な作業だよ。世界観、テ
ーマ、方向性を決め、キャラクターを作りプロットを書き、テキストを書き始める。一人
でも大変なのを、数人集まってやるとはこれまた! いやはや」
 その時、ディスプレイが光り出した。太陽のように眩しい光に私は思わず目を閉じてし
まった。
 網膜の外が、少し暗くなったので瞼を開いた。乃絵美の横に、カジュアルスーツを身に
纏った二十代前半の好青年が立っていた。
「君は誰かね」
 つとめて平静を装って尋ねる。
「本名はお伝えできません。しかし偽妹スレ2の96と言えば、お分かりになるでしょうか」
「奇遇だな。私もそのスレはよく見ている」
「存じております。あなたのお名前を教えてはいただけませんか?」
 知っている、とは奇妙なことを言う。とりあえずは質問に答えてみようか。
「私の名前か。名は一杯あってな」
「なるほど。イッパイアッテナさんですか。実は私、未来から参りました」
 私の目が鋭く光る。「異なことを。では私を未来に連れて行ってくれないか? できる
のならな」
 好青年──96氏は苦笑した。「時空間規正法が制定された以後の宇宙空間では、みだり
に時を越えて人を移動させることは禁じられています。聡明な貴方の事だから、科学書で
なくともSFでご存知でしょう」
 96氏は私の蔵書を伺いつついった。
100名無しさん@初回限定:04/08/19 22:13 ID:zMInCJUT
「では君は何しにここに来たのかな? 私は宇宙人は信じる。私も宇宙人だしね。地球外
生命体も信じるよ。サンプルがあるしね。だが君が我が家に入ってきたというのは理解で
きぬよ。警備が疎かだったのかな?」
 96氏は首を左右に振る。
「いえ、貴方の家はこの時代では堅牢な刑務所並の警備システムですよ。本題に入りまし
ょう。貴方にこの企画に参加していただきたい」
 96氏は手元のバッグから何十枚にも及ぶ資料を取り出した。
「これが作成されたのが2006年の八月二十日。実際に職人が集まったのは6名」
 『偽妹スレ住人でノベルゲーを作ろう』と表紙に書かれた企画書だった。
「構想から執筆までおよそ三ヶ月。現在、一キャラクターを除いてシナリオはあがってお
ります。しかし、その一名を書く人が欠けているのです。期日はあと三日。我々の残り時
間はもうありません。しかし……」
「私なら、三年掛けて書けると言いたいわけかね?」
 96氏はにやりと笑った。
「ご明察痛みいります。ぶしつけではありますが、貴方なら書けると信じております。現
に貴方はこのスレにおいて、力作を投下されています。今ではもう書く力はございません
か? 時間はありませんか?」
「……私には見守ることしかできんよ。時に君は」
「はい」
「物語を書こうとは思わないのかい?」
「私は……職人ではありません」
「ふむ。しかし私もかつては駄文を他人に読ませては返事を要求するような人間だった。
最近だよ、他人のそこそこの反応がもらえるようになったのは」
「あなたなら!」
「……そうかな。むしろスレを見守っている、あまつさえこのような壮大なプロジェクト
を管轄する君こそが、書けるものじゃないかと思うのだがね」
「私は……そんな」
「怖いかね。己の心を映し出すのは」
「今まで……やったことがないので」
「誰だってそうさ。だが、君は今なら書ける。そう思わないか?」
101名無しさん@初回限定:04/08/19 22:14 ID:zMInCJUT
「今なら?」
「そうとも。君が私を使いたまえ。私のアドバイスを受け、君の激情を吐き出すのだ! 
時間はある。そうだろ?」
 96氏は顔を歪める。
「まさかここに来てそう言われるとは……思いもしませんでした」
「私には若くない。だが君は、ささやかな物語を紡ぐだろう」
「まるで未来を見てきたように仰いますね」
「君のまだ知らぬ未来……それを想像しただけさ。問おう。君は物語を書くということで
構わないかね?」
「貴方が、手助けしてくださるのなら」
「無論だ。微力ながら尽力させていただこう」
 96氏は手を出してきた。私はその手を握った。
「あの……今更ぶっちゃけると、未来から来たっていうのはうそです」
 え?
「書類は自分で作成しただけで、職人さん一人も集まってないんです〜」
「おい!」
「とりあえずイッパイアッテナさん! ノベルゲー作りましょうよぉ〜!!」
「Bullshit!!」
 私は思わず左手にある乃絵美を見やった。乃絵美は静かに微笑んでいる。これも私の幻
覚かもしれないな。胡蝶の夢か。私は己の妄想に毒されすぎたか……。ということは、目
の前のこの男も。
 96氏が私の頭をがしっと掴んで前後に揺らす。
「作りましょうよ〜!」
 乃絵美も一緒になって私を揺する。
「揺 ら す な !!」

 ノベルゲー制作委員会in偽妹スレはまだ立ち上がってさえいない。
 未来のゲームを作るのは君(>>96)だ! 健闘を祈る。
102名無しさん@初回限定:04/08/19 22:20 ID:zMInCJUT
調子に乗りすぎました。スレ違いをお許しください。
96さん失礼しました。
103名無しさん@初回限定:04/08/20 00:00 ID:HwX3lVow
104名無しさん@初回限定:04/08/20 00:05 ID:N8uWF7ED
>>102
イイ感じに電波?入ってまつね。アテネからの電波(五輪中継)の影響?

よ〜し、それじゃあ、五輪中継を見て柔道に目覚めた偽妹に
寝技だけ教えちゃう話を……書きません。済みません。
105 ◆YukaXXZTS2 :04/08/20 00:49 ID:SLXQVSpv
>>101氏GJ!
ノベルゲーですか…Nスクあたりなら可能かもしれないですね。

あと、メイン・ミラー共に更新完了(暫定)しますた。
多分、抜けてる箇所はないはず…

閑話休題
ここ2,3日ユカが一緒にお風呂に入らなかったのでアノ日かな?と思っていたけど…
 「今日は一緒に入らないの?」
 「えと…う〜ん…うん、入ろうかな?」
カポーン<効果音のつもり
 「お兄ちゃん、あまりこっち見ないでね…」
 「なんで?」
 「ちょっと…恥ずかしいんだもん…」
? 今更なんで恥ずかしいんだろう…
 「どしたの?」
 「あのね…えと…剃り過ぎちゃって…」
 「……いつもよりはっきり見えちゃってるけど」
 「見ちゃダメって言ったでしょ !!」
 「すごいことになってるね…」
 「だって…失敗しちゃって左右のバランス取ってたら…」
もともと毛が細くて薄いんだから剃らなくてもよかったのでは?
106名無しさん@初回限定:04/08/20 07:47 ID:OuZ2S9sP
ぅあ orz
永久脱毛でも何でも
やってくれ〜
107名無しさん@初回限定:04/08/20 21:08 ID:pDY6R+gl
>>105
(;´Д`)ハァハァ…
一体どのような状態だったのか詳しくきぼんぬ。
108名無しさん@初回限定:04/08/20 23:04 ID:uyDg6woc
 お兄ちゃんの部屋に直人さんがいるのは分かってた。廊下や階段にまで響く
声で、いつものように語っていたのだから当然だ。だけど、直人さんに人形に
抱きつく趣味があるとは知らなかった。
 身体が震えてお盆の上のカップがかちゃかちゃ鳴った。置かなくちゃ。右足
を出して、左足を寄せて、出す。お兄ちゃんの座ってる所でゆっくり膝をついて、お盆を床に置いた。
「じゃ、じゃあ失礼しました。ごゆっくり」
 ふら付かないようすっと立ち上がり、ぎこちない笑みを浮かべる。
「ち、千佳ちゃん?」
 直人さんが人形を脇に置いて、立ち上がる。
「千佳、待て」お兄ちゃんも立ち上がろうとする。
「別に人の趣味をとやかく言うつもりはありません。でも」
 お兄ちゃんを睨みつける。「最ッ低」
「千佳、お前誤解してるぞ」
「誤解? 別に私がどう誤解してようといいじゃない。好きにすれば!」
「俺はそんな趣味はない!」
「じゃあ何でこんなものお兄ちゃんの部屋にあるのよ!」
「こいつが勝手に持ってきた」
「証拠は?」
「直人。お前が言え」
「千佳ちゃん。ぼ、僕がこれに抱きついてたのはだね。え、えっとこれを隠そ
うとしてでもトモがドア開けようとするから吃驚しちゃってそれで思わず」
「直人! 違う。お前のものかどうか言えって言ってんだ」
「あーうー、これは僕のものじゃなくて」
「誰も所有権なんて聞いてない! お前が持ってきたって言え」
「そうです。その通り。僕が持ってきました。はい」
 会話は私の耳を通り抜けた。なぜお兄ちゃん達はこんな白々しい会話をでき
るのだ。お兄ちゃんのものならそう言えばいいじゃない。なぜ私に嘘をつく必
要があるのか。人形が好きなら好きでいい。だけど。
「私が好きじゃないならそう言えばいいじゃない。何でこんな──こんなものを!」
「はあ!? 何でそんなこと言うために持ってこなくちゃいけねえんだ!」
109名無しさん@初回限定:04/08/20 23:05 ID:uyDg6woc
「じゃあ何で持ってるのよ。人形を好きだってアピールするため? 私を嫌いにするため?」
「お前……」
 お兄ちゃんの表情が硬くこわばる。「違──」
「千佳ちゃん! トモはリアルドール……これのことね。リアルドール好きを
証明するために、俺に持って来いって言ったのさ。そうだろうトモ?」
 お兄ちゃんの顔がキっと後ろを向く。直人さんを睨み付けているようだ。
「直人、お前何言ってんだ?」
「千佳ちゃんのことを別に好きじゃないって見せつけるために、俺に持って来
いって言ったんだよな? トモ」
「……ああ、そうだ」
 どこまでが本気か分からない。本当に、お兄ちゃんはこんなのが好きなのか。
信じられない。信じたくない。
「本当なの? お兄ちゃん」
「ああ」
「じゃあ、証明してよ」
「さて両者とも同意の上ですので、お二方にはあることをやっていただきます」
 ベッドの上に飛び乗って、お兄ちゃんと私に語りかける直人さん。司会者みたい。
「それは愛の象徴。フレンチキスです」
「「フレンチキス!?」」
 お兄ちゃんと私がハモる。
 小鳥が啄ばむようなイメージがわいた。
 直人さんが両の掌を合わせ、指を絡ませる。
「あー、千佳ちゃん。一応説明するけど、フレンチキスってのは相手とディー
プキス、つまり相手の口腔に舌を入れたりする、大人のキスのことを言うんだよ。分かるかな」
 直人さんの腕や指、掌をくねくねと動いてついたり離れたりする。何となく
判った気がする。ねちっこいキスということか。
「……それって、お兄ちゃんとですか?」
 直人さんの左手が自身の左胸に置かれ、心拍数の変化を左手を小刻みに動かして表現している。
「そう。その上で心拍数と顔の赤みを見ます。赤くなればビンゴです」
「釈然としないな。俺がキス初めてで千佳にだって赤くなるかもしれないじゃねえか」
110名無しさん@初回限定:04/08/20 23:06 ID:uyDg6woc
「嘘つけトモ。お前キスは何度もやってきたじゃねえか」
「くっ……」
「但し」と直人さんは言った。「トモにはもう一人とやってもらいます。千佳
ちゃんはお兄ちゃんとだけで構いません。これはトモの、相手に対する想いの
尺度を図るのが目的ですから。トモ、選べよ。お前リアルドールと俺、どっちとシたい?」
 直人さんがとんでもない問いをした。さすがのお兄ちゃんも驚いて口を大仰に開ける。
「待てよ。トモはリアルドール好きだから人形とキスするのは当然か。なら選べ、俺とキスするか否か!」
「お前……大丈夫か?」
「お前馬鹿? お前のリアルドール好きを証明するための実験なんだよ。お前
は、リアルドールとキスしなくちゃいけないんだ。今ここで!」
「ちょ、ちょ、ちょっと待てよ。落ち着け。どっか頭の回路が切れたんじゃねえか?」
「嗚呼嗚呼〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!」
 素っ頓狂な雄たけびを上げて、直人さんはベッドから飛び降りてお兄ちゃん
の耳元に何か囁いた。お兄ちゃんは直人さんに反抗するが、結局うなだれる。
「直人、もう一回言ってくれ。俺は何を選ぶって?」
「よろしい」直人さんは再びベッドに戻った。「トモ。お前は二人以上の相手
とこれからキスします。一人はリアルドール。お前がリアルドールを愛してい
るのなら、キスぐらい簡単だろう? もう一人は千佳ちゃん。お前が千佳ちゃ
んを何とも思ってないなら、別段顔は赤くならないだろう? さらに」
 直人さんはベッドからゆっくりと降りてきた。
「この実験の精度を更に上げるために、俺というサ〜ンプルが必要だと、そう思わないか?」
 お兄ちゃんは一生懸命首を左右に振った。
「思わない」
「思えよ。おホモ達だろ」
「ふざけんな。冗談は顔だけにしろ」
「オウッ! 使い古されたジョーク……そうとう動揺してるな」
「……勘弁してくれよ」
「本来なら俺かリアルドールか千佳ちゃんか選んでもいいんだが、今回は話が
違う。さあ、俺とフレンチキス!!」
「嫌だ!」
111名無しさん@初回限定:04/08/20 23:07 ID:uyDg6woc
「決まったな」直人さんはベッドに座り、肘を膝について頬骨を乗せる。
「千佳ちゃん、トモ。君たちはキスをする。トモ、お前はその後人形とキスす
る。それでいいかな、千佳ちゃん?」
 お兄ちゃんの真意が分かるかもしれない。お兄ちゃんがこの、リアルドール
とキスすることで、もしくは私とキスすることで、何かが分かるかもしれない。
そんな気がした。もう嘘はいい。
「はい。いいです」
「トモ、凹んでんな! それでいいよな勿論」
「マジかよ」
「いいよなって聞いたんだ。答えろ」
「勝手にしろ」
「OK!」パンパンと手を叩いて立ち上がる直人さん。「千佳ちゃんこっち座って」
 直人さんが私をベッドに座るよう言いながら、私の持ってきた紅茶を私に渡してくれる。
「あ、ありがとございます」
 ばふっとベッドにお尻をつけて、礼を言った。
「なんの。冷めちゃったけどね」
 そういって微笑む直人さん。私は紅茶の入ったティーカップを受け取り、鼻
に近づけた。林檎のいい香りがする。もう少し熱かったらもっとよかったのだけれど。
「あ、お菓子三つあるんだね」
「あの……もしかしたら部屋に入れてくれるかと思って、私の分も置いちゃったんです」
 そう言うと直人さんは苦笑した。「僕がこんなの持ってこなければ、こんな
事にはならなかったんだけどね。お菓子いる?」
「はい」
 直人さんが栗羊羹を手渡してくれた。筋肉むちむちのマッチョだけど、物腰
はとても柔らかい。お兄ちゃんも、こんな風ならいいのに。
「トモぉ!」
 直人さんの声が一オクターブ上がった。「お前もベッドに座れぇ!」
 直人さんはお兄ちゃんの体を軽々と持ち上げて、ベッドの上に強引に座らせ
た。お兄ちゃんは物凄い嫌そうな顔で辺りを見渡している。
 直人さんが紅茶とお菓子をお兄ちゃんに突きつけて、お兄ちゃんは囚人のよ
112名無しさん@初回限定:04/08/20 23:08 ID:uyDg6woc
うに機械的に口に入れる。
 お兄ちゃんは私とキスするのが嫌なのか、それとも人形とするのが嫌なのか。
もしかしたら両方かもしれない。そう思ってドキリとする。
 お兄ちゃんは私を別に好きじゃなくて、この人形も好きじゃなくて、別の人
が好きかもしれない。だがこの茶番を終わらせたところで、その人の名は出て
こない。人形と、もしくは私とキスしたくないのが分かるだけだ。
 それでもいい。お兄ちゃんが私を好きじゃないのなら、私が、気持ちの整理
がつけられるのならそれでいい。
 栗羊羹を口に入れる。どうしてこんなにおいしいのか。分からない。不思議
な感じだ。今いる現状が分からない。だけど、確実に何かが変わる。
 直人さんがリアルドールをベッドとは反対側の壁に掛けて、しゃがんで人形
の古風な服についた埃を払った。
「さてトモ!」
「よっしゃ」
 お兄ちゃんが空元気を出して立ち上がった。自暴自棄になっているのかもし
れない。「直人、提案がある」
「何だ。ルールに違反しない限り聞いてやる」
 直人さんが立ち上がってお兄ちゃんに対面する。
「ラップ唇にかけてキスしていいか?」
「ホワチャァ!!」
「あうっ」
 直人さんがお兄ちゃんの眉間をデコピンした。
「それじゃディープキスできねえだろ! 観念しろ」
「No〜〜〜〜!」
 心底うんざりしたため息をつくお兄ちゃん。
「直人よ。ぶっちゃけ、俺を目覚めさせる気か?」
 直人さんは目をぱちくりさせて答える。
「トモ。それはお前次第だ。お前がキスしたぐらいで目覚めるのなら、それまでだ」
「ありえね〜〜〜〜!」
「シャラップ! では始めます。千佳ちゃん、トモに寄って」
113名無しさん@初回限定:04/08/20 23:09 ID:uyDg6woc
「はい」
 私はベッドのシーツに手を置いて、腰を浮かせておにいちゃんの元に近づく。
お兄ちゃんも、ドキドキしてるだろうか。
「おら、トモ。お前も寄れ」
 だけどお兄ちゃんは動こうとしなかった。
「トモ?」
「駄目だ」
「あん?」
「俺はやらない。こんなことしちゃいけないんだ。千佳」
「……何」
「俺はお前が嫌いだ。だからこんな事しちゃいけないんだ。お前は彼氏とキスしろ」
「いや」
 私は立ち上がった。
「嫌じゃない」
「……お兄ちゃんは、私の事が嫌いなの?」
「おう」
 私は窓を見つめる。ずんずんとお兄ちゃんと直人さんの横を通り抜け、ベラ
ンダの窓に手を置いて開けた。途端に生暖かい風が吹く。七月とはいえ強い日
差しだ。私はベランダに足を乗せた。
「死ぬほど嫌い?」
 重心を右足にかけてベランダに身を乗り出す。腰をベランダのフェンスにかけた。
「おい!」
「答えて!」
 腰を浮かせてフェンスに乗った。上体を後ろに倒して両手を離したらまっ逆
さまに落ちる。本気で死にたいと思ってるわけじゃない。だけど、そうしなく
てはいけない思いがあった。
「千佳ッ! ここにこい」
「いや」
「ふざけんなッ! てめーハッ倒すぞ」
 お兄ちゃんは本気で怒った。
114名無しさん@初回限定:04/08/20 23:11 ID:uyDg6woc
「私の事嫌いなんでしょ? ならどうなろうと関係ないじゃない!」
「関係ないわけねえだろ! 俺の妹だ」
「じゃあなんで嫌いとか言うの? 私が何か悪い事した?」
「してねえよ!」
「じゃあ何でよ!」
「俺が──」
「何? 何で黙るの?」
「俺がお前を、好きになっちゃいけないからだ」
 好きになっちゃいけない。それは私だ。今までどれだけ思いを隠してきたか。
お兄ちゃんを好きにさえならなければ、こんな思いはしなくてすんだ。お兄ち
ゃんでなければ普通に恋愛だってできた。好きになっちゃいけない、それは好きということだ。
「それ……好きって事?」
「ブラヴォー! その通りだよ千佳ちゃん」
「え」
 直人さんだった。
「直人! てめえ」
「トモ、お前も約束破ったじゃんか。だからお相子さ、もっとも約束なんかな
くたって言ったがね。千佳ちゃん。こいつは間違いなく君に惚れてる。保証す
るよ。だから君がわざわざ命を危険にさらしてまで、こいつの気持ちを確かめ
る必要はない。だろ? トモ」
「……ああ」
「信用、できないよ」
 私は顔を歪ませて笑った。
「俺はお前が好きだ。だから降りて来い」
「嘘。私がこんなことしてるから言ってるだけでしょ?」
「違う」
「こんな我侭な妹、嫌いでしょ?」
「違う!」
「じゃあ──して」
「え」
115名無しさん@初回限定:04/08/20 23:12 ID:uyDg6woc
「キス、して」
「……分かった」
 お兄ちゃんは一歩一歩、足を進めてきた。
「待って、お兄ちゃん」
「何だ」
「お兄ちゃん。キスしないで私引き摺り降ろす気でしょ?」
「……お前、何でそんなに勘がいいんだ?」
「誰だってそうするよ。だから来ないで」
「いや……キスするよ」
「嘘! 嘘だよ」
「お前が信用しないならそれでいい。俺はするから」
 胸のもやもやが取れていく。どうしてお兄ちゃんの言葉を信じたくなるのだ
ろう。お兄ちゃんはベランダまで来て、手を差し伸べてくる。
 お兄ちゃんの手は、いつも大きかった。いつも背が高くて追いつかなかった。
ファンデーションを初めて買った時もそうだ。お兄ちゃんはその手でひょい、
と私のそれを取り、私の顔に落書きした。鏡の中の私はそれはもう酷かった。
悔しいのでお兄ちゃんの顔に落書きした。傑作だったのでカメラで何枚も記念
撮影した。その写真は今はもうない。
 浅黒く日焼けしたお兄ちゃんの手にそっと右手を触れた。大きくて、熱い手
だった。途端に右手を引っ張られ、お兄ちゃんの左手が私の背中を覆った。
 抱きしめられた。
 厚い胸板、広い掌、ほのかに汗ばんだ体臭、お兄ちゃんの心臓の音。ずっと、
ずっとこのままでいたかった。締めつけられるように胸が苦しい。だけど、そ
れでよかった。お兄ちゃんを感じていられるなら、それだけでいい。
 キスしなくちゃ。
 忘れてた。今でなくちゃできないことを、しよう。
「お兄ちゃん?」
「馬鹿だよ、お前」
 確かに馬鹿なことかもしれない。謝らなくてはいけないことかもしれない。
だけど、お兄ちゃんには分かって欲しかった。
116名無しさん@初回限定:04/08/20 23:14 ID:uyDg6woc
「馬鹿だもん!」
「ふふっ……お前ほんっとに馬鹿」
 顔を上げると、お兄ちゃんの微笑があった。
「お兄ちゃんがキスしてくれないからいけないんだもん」
「凄い論理展開だな」
 お兄ちゃんは笑って、掌を私の両目に置いた。温かい手だ。私の瞳をお兄ち
ゃんの手が覆って、そして私は目を閉じた。
 キスしやすいよう、顎を上げる。お兄ちゃんの手が私の首と背中に落ちる。
頬に熱い感触がうまれた。
 目を見開いて抗議の眼差しを向けるが、お兄ちゃんは笑って「ここは危険だ。
降りようぜ」と言った。
 私は頬を染めて、つい頷いてしまった。
117名無しさん@初回限定:04/08/20 23:15 ID:uyDg6woc
>>108-116 というわけで>>89の続きです。
118名無しさん@初回限定:04/08/21 00:24 ID:JqkqIy6d
>>105
そーゆーときはリセットですよ、リセット!オールクリア!!
つまりパイパ(自主規制)にしてロリ化ですよ!

>>117
マジ激イイっす。下手な感想なんざ書けません。
119名無しさん@初回限定:04/08/21 00:55 ID:5haqbVkU
>>117
GJ!!
この作品に惜しみなく最大限の賛辞を送ります。

私も妹分たっぷりの続きを書こうと思ってるんですが書く気力が湧かないです。
どうやら私は根っからの姉派らしい…。
ついでに言うと私の場合鬱な時に妄想力が湧くのですが、
今は鬱分が足りず妄想が湧きませぬ。
まぁ元からスレ違いの駄文じゃけぇね。


>>101
あなたなら最高のノベルゲーを創ることが出来る!
もちろん強制はしませんが
あなたの文才を垣間見てしまった今となっては
私に期待するなと言う方がおかしい。
微力ながらやるなら私もスクリプト打ち込みでお手伝い致しますよ。
120名無しさん@初回限定:04/08/21 02:10 ID:pccFMwRj
>>119 残念ですね。個人的には妹という言葉さえ作品中にあるなら、
何でもありだと思ってるのでたとえ姉が話の中心であっても……やはり
非難は来るかなぁ。
>>101などは妹とは銘打っていますが、実際は男二人の絡みですし、内容は
ノベルゲーを作ろう云々かんぬんでしかないですからね。小説を模した雑談、
といっても良いかもしれません。ただ、こういった切り口もアリだと思うんですよね。
204氏の作品だって亡くなった人が憑依する話だし、たとえ姉中心であっても、
妹の存在がある程度クローズアップされる演出なら、それはそれでいいんじゃないかと
思ったりします。
121 ◆YukaXXZTS2 :04/08/21 03:22 ID:0O38PXBW
>>120
> >>119 残念ですね。個人的には妹という言葉さえ作品中にあるなら、
> 何でもありだと思ってるのでたとえ姉が話の中心であっても……やはり
> 非難は来るかなぁ。

どうなんでしょうね?
漏れの作品って、妹スレにも関わらずまだ触りの部分なのに妹死んでますからw
姉が主体でも妹が描かれていればスレ違いではないんじゃないかな?
……と、自分を擁護してみるテスト

>>107
どのような状態って……通常より鋭角になってますた(当社比3割り増し位)w
122名無しさん@初回限定:04/08/21 04:06 ID:5haqbVkU
以前にこんな話を聞かされた。

幸せの絶対量は決まっていて、
誰かが幸せを手にすれば誰かがその分の幸せを失う。
人が幸せになるということは誰かが不幸になるということ。
幸せになりたいのなら誰かを不幸にしなければならない。

前は納得が出来なかった話

でも今はその意味が痛いほどわかる

私の捜し求めてきた幸せが今は他の人のもとにあるから。
123名無しさん@初回限定:04/08/21 04:26 ID:5haqbVkU
沙耶ちゃんから私のお兄ちゃんが同じ学校にいるって聞いたのは昨晩。

昨日は一睡も出来なかった。
私は鏡の前で本日何度目かの身だしなみチェックをする。
「目の下にクマなんか出来てたら最悪だよ…」
いつもはしない化粧にも気合いが入る。
「まず、最初に会ったらなんて言おう…」
鏡の前で甘い再会を想像すると、自然とニヤけてしまう。
「いきなり抱きしめられちゃったりして…」
鏡の前で真っ赤になって身悶えする様子はとても人には見せられない。
「加奈?何やってんだよ」
後ろから声をかけられて慌てて振り向く。
「直也っ!?な、なんでもないよ!邪魔だからあっち行って!」
「はいはい。鏡と何度にらめっこしても、変わらねぇぞ」
嫌みを言って去っていく背中は憎たらしかったけど、今日は特別気にならなかった。


この家は私のお母さんと私、それとお母さんの再婚相手とその二人の子供。
一人は沙耶ちゃん。私と同い年で素直でとってもいい子。
もう一人が直也。私の一個上でお兄ちゃんと同い年。
性格は最悪でなにかと私をからかったり、意地悪したりでホント憎たらしい。
まぁいいとこもそれなりにあるけど…。
124イッパイアッテナの苦悩 その2:04/08/21 12:28 ID:pccFMwRj
「ごらん、乃絵美」
 私──言っておくが、誰にも名を教えるつもりはない。先日現れた自称企画屋の言に従
えば、イッパイアッテナと言っておこう。
 傍に控えるは我が偽妹・乃絵美。私の呼気と精液で生成された感情の乏しい有機体だ。
いつもちょこまかと動きさえしなければ、立派なメイドさんだ。
 乃絵美はその愛くるしい瞳で私の膝に顎を乗せてディスプレイを見やる。
「のべる・げー?」
「そうだ。彼は私にノベルゲーを作って欲しいらしい」
 乃絵美が振り向いて私を見る。無垢な瞳だ。
 左手で乃絵美の髪をゆっくりと撫で、改めてディスプレイに目を向けた。
「のべる・げーって、なに?」
「小説に絵と音がついたようなものだよ。電子紙芝居と言えるかな。しかし問題がある。
119氏はなぜ、私にノベルゲーを作ろうと言ってきたかということだ。あまりにも安易、
軽率ではないか。気後れしてるのだよ、私は」
 私があまりにも興奮しすぎたせいか、乃絵美はその身を震わせてしまった。私は言葉を
止め、乃絵美から貰ったブレンド・コーヒーを口にした。
 深い芳香だった。乃絵美は侮れない。どんな豆を使い、どの温度で注いでいくのかまっ
たく分かっていないはずなのに、三回に一回、極上のコーヒーを差し出す才能を持ってい
た。今回は、上手くいった方ある。
 カップを傾けてコーヒーを味わう。ふむ、落ち着いた。
「私はね、乃絵美。119氏に問いたいのだ。ノベルゲーとは何ぞや」
 その時、ディスプレイがぴかぴかぴかーと輝いた。咄嗟に私はジョン・レノン眼鏡のサ
ングラス部位を両手で掴んで上方から引き降ろした。二度同じ手を食らうような私ではな
い。その光の中に何があるか見届けよう。
 光の中で119という数字に周囲の文字が吸い寄せられていった。尋常でない速さで文字
は網の目のように繋ぎ合わされ、黒い物体に変化した。これまでの速度は一秒と掛かって
いない。それは徐々に、人間の形態に変わっていった。
 思わず私はジョン・レノン眼鏡のサングラスを上に持ち上げた。画面上の文字はバグで
も発生したかのような残骸でしかなかった。
「まぁ元からスレ違いの駄文じゃけぇね」など今では「  元 レ  の 文じゃ」になっ
125名無しさん@初回限定:04/08/21 12:30 ID:pccFMwRj
ていた。ただし、画面下方部に光り輝く女性がいた。先ほどまで文字をかき集めた落書き
のようなものだったはずが、その理知的な眼差しは明らかに私を認識していた。
「あ……自己紹介からしておこうか?」
「イッパイアッテナさんでしょ。知ってるわ」
「なッ」
 その声は適度に低く耳に残った。ハスキーな声ではなく、落ち着きのある声だった。
「貴方がゲームを作りたくないのはさっき聞いたわ。単刀直入に言います。何故ですか?」
 その女性は発光していた。まるで3Dのように右から見ても、左から見ても立体的な、
小さな、身長15センチほどの女性がディスプレイから私の机の上に飛び込んできた。
 不可解だった。女性は右指をパチンと鳴らして木製の椅子を出現させ、優雅に座った。
「私には寧ろ、君の存在を聞きたいね。なぜ君は、そんなに小さいのだね?」
「……」
 女性は黙った。「イッパイアッテナさん。貴方の好奇心を満足させるには、私にはいさ
さか時間が足りないの。もしよろしければ専門書をお読みになります? 貴方の目では読
めないでしょうけれど」
 女性は微笑んだ。私は笑うしかなかった。「結構。後で読ませてもらおう。ところで君
の名は? 流石に名を知らぬのは失礼にあたるのでね」
「119」
 そういって女性は微笑んだ。「貴方と同じ理由になるのかしら。お名前をお答えするわ
けにはいかないの。ところでどういう事なのこの格好? 私こんなにおばさんじゃないわ」
「どういうことだい? 私がまるで、君を呼び寄せたみたいな言い方じゃないか」
「その通りよ。貴方が呼び寄せたの。だからこの格好になったのよ。私、まだ18なのに」
「いやいや」私は頭に手を当てていった。「私は119氏に問いただしたいことはあったさ。
だが君が来た。君は119だという。結構、ならば訊こうじゃないか。ノベルゲーとは何だね?」
「良いわ。答えてあげる。ノベルゲーとは、クリックしなくては先に進まない小説よ」
 げに面白い事を言う。「ふむ、ではクリックしなくても先に進むのは何かな?」
 119氏は笑っていった。「小説、漫画、ラジオドラマ、映画、演劇……は違うわね。観
客が参加しなくちゃ進まない場合もあるし」
「では問おう。ノベルゲーの良い点とは何だね?」
「絵と音と物語と、クリックできること!」
126名無しさん@初回限定:04/08/21 12:31 ID:pccFMwRj
 何なのだこの異様に自信に溢れた様は。ちみっこい3Dのくせにまるで会議室を牛耳る
株主のようではないか。鷹揚と座るその態度が気に食わん。
「ふむ」
 困った。119氏とやら、意外にも分かっているではないか。そこまで分かっていてなぜ、
私に小説という媒体ではなくノベルゲーをやらせたいのだろう。私は、ノベルゲーが出来
るほど構成力があるわけではない。
「では119氏。君はどんなゲームを作りたいのだ? 恋愛か、冒険物か、ファンタジーか。
規模は問わん。好きなように答えてくれたまえ」
「それが問題なのよね。私は姉が好き。だから姉萌えできる物語がやりたいの。だけど!」
「ふむ。このスレは紛うことなく妹スレだ。妹が登場しなくては無視される」
「だから困ってるの。私は、姉のいい所を証明したい!」
 その時私のディスプレイが途端にどこかの海岸の岩を映し出した。ざざ〜んと岩に波が
かかる。どういう連動だ。やはりこの女、あなどれない。
「そしてあわよくば、スレを姉萌えでも許される空間にしてやりたい!」
「聞き捨てならんな119。それは危険な考えだぞ」
「いいの! 私は姉エピソードが書きたいの!」
「ふむう」
 どうやらまたおかしな奴が舞い込んでしまったらしい。心意気自体は否定しないが、共
同作業をできるとは思えぬほど己を語りすぎる。ここは無難にお引取り願おうか。
「あ〜、残念だが」
「謝礼は払うわ」
 そういって119氏は指をパチンと鳴らした。エロゲーのパッケージが原寸大で出現した。
竹井正樹原画の美麗なイラストが表紙の、『同級生3』というタイトルだった。
「やろう」
 私は即決した。

 その後、私と119氏は共同作業に入るのだが、一つだけ後日談を言わせて貰おう。同級生
3のパッケージを開けてみたら、中はからっぽだった。パッケージにはシールが張ってあ
ったらしく、竹井正樹のイラストが書かれたシール部分を剥がしたら、そこには真っ白な
パッケージだったのだ。
 何も言うまい。一度約束したことだ。だが幾らなんでも、同級生3で釣るのは酷い。
127名無しさん@初回限定:04/08/21 12:39 ID:pccFMwRj
あ〜、遊びすぎました。妹萌えスレとはまったく関係なくて申し訳ない。
あと>>119氏。友情出演サンクス。(←許可もらってないけど)

>>122氏 のっけから良い感じです。GJ!
128名無しさん@初回限定:04/08/21 15:54 ID:pccFMwRj
 その時、直人が大声を出した。
「あら〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!?」
 一斉に俺と千佳が部屋の中に目線を走らせる。直人が人形の首の後ろ側を撫
でながら凝視している。
「トモ〜〜!! このリアルドール、もしかしたら風船で出来てるかもしれないぜ?」
「はあ!?」
「だってここに空気の吹き込み口がついてる。これ取ると、縮むんだよきっと」
 直人が人形の首元を指した。「ほら」
 直人が指で引っ張ると、ビーチボールなどでお馴染みの一センチ程度の吹き込み口が出てきた。
「えっと、つまりなにか。お前んちに簡単に収納できるようなものを俺ん家に
わざわざ持ってきて俺と千佳に迷惑を掛けて、今更風船でしたごめんなさいと
そういって終わりなわけか? オイ!」
「ど、どうりで軽いわけだ」
 聞いちゃいない。
「おい!」
「気づけよトモ〜!」
「気づくかボケが! 俺一度も触ってないし」
「そこで人形萌えパワーですよ」
「あるか!」
「……すまん」
 直人はその巨体を前方に折り曲げた。ガタイのいい身体だ。Tシャツがはちきれそうだ。
「おう」
「俺が悪かった。許して」
「仕方ねー。許してやるよ」
 そういうと、直人は上体を元に戻してにぱっと笑った。
「んじゃま、さっそく空気抜いてみるか」
 直人は早速、吹き込み口の押さえを外した。その途端、人形は物凄い勢いで
俺と千佳の所に飛んできた。そのスピードはゴキブリに比肩する。フリルの服
を靡かせて突進するリアルドールは空気抵抗によって微妙に旋回し、その足が俺の首を打った。
 突然の出来事に避けられずベランダでふらつく俺。その時リアルドールの頭
129名無しさん@初回限定:04/08/21 15:56 ID:pccFMwRj
が千佳の腹を打っていた。千佳は「あぁ!」と情けない悲鳴をあげて、足を滑
らせてしまう。俺は上体を窓の外に持っていってでも千佳をベランダに押し返
そうとするが、そんな俺の脚をリアルドールの頭が強打した。
 どうして人形のくせにこんなに俺をなぎ倒そうとするのか。俺は脚を滑らせて、地上に落下した。

 全身を覆う浮遊感。俺は二階のベランダからまっ逆さまに落下していた。
 全精力を使って、一番怪我しない体勢を考える。
 背中から強打。骨が折れること間違いなし。
 頭から激突。首の骨折って死ねる。
 では足から落ちる。それなら足の複雑骨折程度で済むかもしれない。
 だが怪我をしないで降りる方法は。猫のように両手両足を使って、着地する。それしかない。
 俺は前を見据える。木が何本も生えている。それに足を引っ掛けて落下速度
を緩和するのは良い案だ。隣家の木だがそうも言ってられない。俺は両手両足
をばたばたさせてバランスを取り、両足を木に掛けようとして一気に体重が木
に掛かって足を変にくじきそうになったので、強気に木を蹴って、両足と両手
を這い蹲るようにして、手を広げ、膝を曲げて隣家の庭に着地した。
 途端に手足にかかる加重。それを筋肉でなんとか防ぐ。顔が地面にぶつから
ないように、ショックを手足で吸収した。
 完全に体形を調節できなかった。右手に負荷がかかりすぎて、鈍く痛み始め
た。だが何とか着地できた俺は、左手で強く地面を押して立ち上がった。足腰
がやけに重い。だが──
 上から千佳が降ってきた。
 俺は千佳を両手で支えることにした。落下地点を見極める。千佳はパニック
に陥っているのか、背中から地面に激突してしまう格好だった。俺は全力で千
佳の落ちる所に駆けつけて両手を左右に広げた。それは一瞬だった。俺が力を
入れて踏ん張ろうとした瞬間、千佳は俺の両手に落ちた。突然かかる何十キロ
もの体重。五メートル以上の地点から落下した千佳を絶対に怪我させないため
に歯を食いしばり、腰に力を入れた。顔が真っ赤に染まり、冷や汗が出る。手
を離したら千佳が怪我をする。そんな事は許されない。
 千佳の身体が軽くなった気がして気を緩めた時、俺は右手から地面に手をつ
130名無しさん@初回限定:04/08/21 15:57 ID:pccFMwRj
いてしまった。ぐきりと激痛が親指の付け根に走った。あまりの痛さに眩暈が
して、千佳を地面に降ろしたまま千佳に倒れ掛かってしまった。


 気づいたら俺は千佳の膝で気を失っていた。直射日光が目に眩しい。俺を見
下ろす千佳は、輝いていた。俺の目が開いたのに気づいて、小首をかしげて
「あっ、起きたんだ」といった。
 途端に激痛が右手を走る。この痛みは、打撲程度のものじゃない。骨折した
かもしれない。顔を歪めた俺に、千佳はいった。「お兄ちゃんが支えてくれたの?」
「ああ」
「ありがとう。あんな高いところから落ちたのに、私怪我してないよ」
「痛いとこないか?」
 千佳は首を振った。「ないよ。お兄ちゃんは?」
「俺は……」
 千佳の顔の横に広がる青空に黒点が見えた。それが徐々に大きくなっていっ
た。直人と、リアルドールだった。直人はリアルドールの首元を操作しつつ、
俺たちの元に飛んできた。冷静に考えれば考えるほどおかしな話だ。あれだけ
高速で暴れまわる人形を直人は追いかけていって掴んで、そのうえ気圧の操作
までしてここまで飛んできたのか。信じられない。
 だが信じざるを得ない。
 俺は小さな怪我をした。千佳は無傷だ。直人は人形を持っている。ただそれ
だけの話だ。これ以上何を望むというのか。
 俺はくっくっくと笑い出した。笑いは止まらなかった。千佳が怪訝な表情で俺を見下ろした。
「どうしたの。お兄ちゃん」
「あれ見ろよ。直人だぜ」
 俺は顎でその方角を示し、千佳は俺の目線の先を見上げた。直人は左手をリ
アルドール──もっとも中身はかなりしぼんでいて、服がしおれている──を
掴みながら、右手でブンブン手を振っている。元気なマッチョだ。限りなく短
い時間の中で人形の操縦法も覚えたというのが面白い。こいつはやはり変態だ。
 千佳が大声をあげた。
131名無しさん@初回限定:04/08/21 15:58 ID:pccFMwRj
「直人さ〜〜ん! 大丈夫ですか〜〜〜〜?」
「だいじょーヴイ〜!」
 右手でピースをする直人。俺は視力2.0だから見えるが、千佳は見えてな
いだろう。おそらくしていると分かる程度だ。どうしてこんな単細胞が、いや、
単細胞だからできることもあるのかもしれない。この巨体が空を漂っていると
いうただそれだけで面白い。
「直人〜〜!」
「何だ〜? 心のトモよ!」
「もう〜〜、お前は〜〜、もう〜〜」
 駄目だ。手が痛くて頭が回らなくて、おかしくて言葉がでない。
「大丈夫ですか〜〜、トモ〜〜!」
「うるせっ〜〜、一生飛んでろ!」
「ん〜〜、そろそろ着地だね〜」
 上空十メートル程度まで近づいた直人は、吹き込み口を下に向けて、静かに
着地した。左手に持つはかつてリアルドールだった風船と豪奢な服の固まり。
直人はシャワーでも浴びてきたかのような爽やかな笑顔で、「よう!」と笑った。
「よう、じゃねえ。このトラブルメーカーが」
「ま、人生色々さ。これくらいで驚いてちゃこの先、生きていけねえよ」
「お前が言うな。お前が!」
「だっはっは〜〜」
 無邪気に笑う直人と千佳。俺も笑いを一生懸命に隠そうとするが、駄目だった。
 初夏、七月七日の出来事である。俺たちはいつものように笑い、ささやかな
トラブルを経て、今に至る。


 なお、俺ら四名が二階の窓から集団投身自殺をはかったという噂が後日流れ
たのだが、それはまた、別のお話。

                               終わり

132名無しさん@初回限定:04/08/21 16:01 ID:pccFMwRj
おまけエピソード その1

 それから俺と千佳は、直人と別れたのだが、帰りがけに奴はこんなことをいった。
「……トモ、お前に言いたい事がある」
 やけに神妙な顔つきで直人がいった。
「何だよ」
「俺は人形使いになる」
「何ぃ?」
「俺も空で考えた。華麗に空を舞うために、人形遣いとして世界大会に出場す
る。それを俺の夢と決めた。さらばだ!」
「待て待て待てぃ!」
 直人は俺に背を向けて走り出した。
「止めるなトモ。世界は俺を知った。俺は羽ばたかなくてはいかん! だっはっは〜」
 直人は小脇にしぼんだ人形をつかみつつ、笑いながら去っていった。
133名無しさん@初回限定:04/08/21 16:07 ID:pccFMwRj
おまけエピソード その2

 それから俺と千佳は数時間町の七夕祭りを楽しんだ後、深夜三時まで勉強し
た。千佳が俺の勉強を手伝ったことで、勉強はさくさく進んだ。
 一夜が明けた後のテストは見事合格。英語教師を吃驚させた。
「あと少し勉強できてれば満点だったのにね。惜しいわ」
 ひたすら惜しいわ惜しいわと嘆く英語担当の美樹先生。皮肉も可愛らしく聞
こえるところが魅力的だ。
 問題数は四十問。回答数は三十九問、時間切れで最後の簡単な問を解けなか
った。右手ならば全問正解できた。
 確かにあの後七夕で二時間遊んでなければ、または右手を骨折しなければ満
点だったかもしれない。勿論、色々あったことなど口が裂けてもいうつもりはない。
「左利きならよかったのにね」
「左手はマスかき専用ですので」
「……セクハラです。自粛なさい」
「自粛します。じしゅく、しゅこしゅこ」
 俺は包帯の巻かれた右手でピストン運動をした。
「ファッキュー!」
「ミートゥー、アウチッ!」
 その時、先生の特大ハリセンが俺の鼻を叩いた。痛い。俺のあまりの英語の
上達振りに、先生は目頭が熱くなってつい太いものを掴んでしまったらしい。
「『暴力教師、自身の太いモノで生徒叩く』イダッ! アダッ!」
「黙らっしゃい!」
 ハリセンが俺の顔を強く打つ度に先生の豊胸がぼいんぼいんと揺れ、パァン、
パアン軽快な音が鳴り響く。まるでエスイー○ックスだ。
「本当に先生は太いものが好きみたいだ、アウチッ!」
「聞こえてるってのよ、このセクハラボーイが」
134名無しさん@初回限定:04/08/21 16:11 ID:pccFMwRj
>>128-133 というわけで終わりです。
135名無しさん@初回限定:04/08/22 01:25 ID:M/xP4wYj
ギャグ→シリアス→ギャグ、で纏めましたか。お見事です。
また展開予想を外されてしまいました。俺って単純なのかな。
ともあれ、一息入れた後に気が向いたらまた宜しく御願いします〜












二人(兄妹)のその後がちょっと気になったりして。ボソットナ
136 ◆YukaXXZTS2 :04/08/22 21:45 ID:KqQZfX+y
>>81の続き
遙は、綾のあまりにも突飛な質問に面食らった。
 「でも、具体的にどうやって憑依したらいいのかな?」
 「う〜ん…マンガとかじゃ後ろからス〜っと身体に入ってくるよね。」
 「ちょっとやってみるね。」
背後から綾の身体に手を差し入れてみる。
 「わわわっ!! 胸のトコから手が出てきたぁ〜」
 「もう少しで全部入るから我慢して…よいしょ…どう?」
 「どう?って…う〜んよく分からないよ。遙さん手動かしてみて?」
 「こう?」
 「ひゃあぁぁ!! ひじの辺りから右手が二本に…」
 「コレって…失敗じゃないのかな?」
 「…多分。」
遙が身体を動かすたびに綾の身体から手足が露呈する。
 「…別の方法考えようか」
 「…そうだね」
今度は遙が提案を投げかける。
 「え〜と…昔、映画で見たんだけど確か…」
 「映画?」
 「そう。それで、幽霊じゃなかったんだけど宇宙人が身体を乗っ取る時に
  ヒロインだったかな? 女の子に…その、キ、キスして乗っ取ってた…」
 「え゙っ!! キ、キスぅ?」
 「う、うん。 キスっていうか人工呼吸みたいなカンジで…」
 「あ、そういえばエクトプラズムが口から出てる写真あるよね?」
 「うん。きっとそんなカンジで霊を吹き込むんだよ。」
そういうと、綾の唇ににじり寄った。
 「ちょ、ちょっと待ってっ!! …私、キスしたことないの」
 「じゃ、ファーストキス…になるのかな?」
 「私のファーストキスが女の子?…それも幽霊なの?…」
 「う〜ん…ノーカウントじゃないかな?この場合」
再び綾の唇に自分の唇を合わせるように顔を近づけてゆく。
綾も、瞳を閉じ唇を差し出すように顔を突き出した。
137 ◆YukaXXZTS2 :04/08/22 21:51 ID:KqQZfX+y
>>134
お疲れさまでした。来週中に追加更新しておきます。
次作もお待ちいたしております。

閑話休題
思いついたネタは何かメモ取っておかないとダメですね。
書く機会逃がしてるうちに忘れてしまったネタが数々…orz
138134:04/08/23 03:12 ID:Yqh/WjJp
言葉でもエピソードでもノートかパソコンに書き込む習慣を
付けておくと、いいかもしれませんね。
次回作の予定はありませんが、そういっていただけると嬉しいですね。

今までレスを下さった皆様、ありがとうございます。
139名無しさん@初回限定:04/08/23 03:14 ID:5tSHtDdP
>>119
一応妹を出しておけば、姉中心の話でも許されるのは?多分……
>>127
乃絵美がいい味出してますね。人工生命体だろうと
画面や机の引き出し、あるいは押入れから出てこようと
妹属性を持った存在なら……
(画面から出てくると言えば、ビデオ・ガールなんて先例も)
>>137
憑依ってことは、やっぱりこの後……
140名無しさん@初回限定:04/08/23 10:25 ID:El7SPrRU
その頃から僕は同年代の他の誰よりも巧く絵を描くことが出来ていた。
少なくとも僕の知る限りは僕より巧い絵を描く人はいない。
先生もそれは認めていた。


僕に転機が訪れたのは、県の展覧会へ出展する絵の製作に取り掛かった時のこと。
年に春、秋の二回開かれるこの展覧会に美術部から二人出展することになった。
製作に入り僕の作品はすぐに完成した。
まだ周りの生徒はまだ半分も終わっていなかったが
それでも完成度もレベルも他の誰より優れていただろう。

しかし、自信満々で提出した僕の絵を先生はこう評した。
「うまい。けれどこれではダメだ。展覧会には出さない。
お前の絵はつまらない。暗い、息苦しい。
ムンクでも気取っているのか知らないが、
たかだか13歳の子供がこういう絵を描いても評価されることは無い。
何かもっと楽しかった思い出とかを描けないのか」

その時、僕はムンクなど知らなかったし、
僕の作品は表現したかった通りの絵だった。
暗い、息苦しい、そんな雰囲気を表現したのだから、
先生がそう感じるのは当たり前だ。

しかし、それが評価されるには表現した題材がまずかった。
僕の描いた初めての「家族」という絵はこうして
人目に触れられることなく捨てられた。
141名無しさん@初回限定:04/08/23 12:25 ID:El7SPrRU
冷麺うまー

さーてスレ違い全開だけどまだまだ行くよー
142名無しさん@初回限定:04/08/23 13:11 ID:El7SPrRU
その日の帰り道、
日が沈んで、僕の気分もひどく沈んでいた。
僕は気分を落ち着けようと空を見上げたが、
それはどろりと落ちてくるような赤だった。
僕の身体はその赤に染まり、血を浴びているような恐怖が僕を飲み込む。
激しい疲労を感じ、僕は思わず道路に座りこんでしまう。
こんな時、姉ちゃんがいてくれたら僕を落ち着かせてくれただろう。
いつもはその優しさを拒絶し続けていたのに
今はそばにいない姉の優しさが恋しくてたまらない。

僕はよろよろと仮の家に帰ると、
すぐさま崩れそうな精神を叩きつけるように描いた。

本当の家族との離別。
よその家族の中で生活する息苦しさ、不安。
僕にとって絵を描くことはこうした環境から心を守る手段でしかなかった。
だから僕には、先生が望むような楽しく明るい絵など描けなかったのだ。


姉ちゃんの退院はまだ先だ。
僕はその晩、眠れずに家を出た。
143名無しさん@初回限定:04/08/23 14:18 ID:El7SPrRU
僕は気がついた時には姉のいる病院にいた。
姉ちゃんが入院してから
何度も会いに行こうと思いながらも一度しか顔を出さなかった病室。
時間は23時をまわっていた。

姉の個室には、探していた姉の笑顔があった。
「こ〜ら、女の子の部屋に入るときはノックしなきゃだめだぞ」
夜遅く、しかもノックもせずに病室に入った僕を優しくたしなめてくれる。
「ごめん、どうしても会いたくて」
僕の口からは今までと違う素直な言葉が出るようになっていた。
「ふふ、なんとなく今日こそ和也が来てくれるんじゃないかって思ってたの
でも和也がなかなか来てくれないから、すっかり夜更かししちゃった」
柔らかく微笑む姉を見て、あぁ今まで意地を張らずに毎日でも
会いにくれば良かったと今更ながら自分の愚かさを悔やんだ。

それから今までの時間を埋めるように話をしていると、
いつの間にか夜が明けて空は白み始めていた。
「和也は今なにか辛いこととか悩みとかあるでしょ?お姉ちゃんにはわかるんだ」
「そう・・・だね。」
「私ね、さっき話した病院で友達になった子から、おまじないを教えてもらったんだ」
「おまじない?どんな?」
「うん。簡単だけどすっごい素敵なおまじない。ね?今やってみよう」
僕は無言で頷いた。
144名無しさん@初回限定:04/08/23 14:36 ID:El7SPrRU
「じゃあ目を閉じて。そしたら10数えるの。」
僕ははっとした。このおまじないを僕は知っている。
それは僕が昔、離れ離れになった妹に教えたおまじない。
今はもう信じていないおまじない・・・。
「はーち、きゅーう、じゅう」
姉ちゃんが10数え終える。
何も期待せずに開いた僕の瞳に映ったのは
窓の外で今まさに昇らんとする太陽。

それは昨日の帰り道とはまったく違い、力強く輝いていた。



それから、僕はもう一度、展覧会に出す絵を描いた。

「お前はムンクでも気取っているのか知らないが・・・
これには素直に感動した。とっても良い絵だよ。金賞もいけるな」
先生はその絵を見て苦笑しながら褒めてくれた。
145名無しさん@初回限定:04/08/23 15:09 ID:El7SPrRU
補足ですが
この話は
ムンクは沈む夕陽から恐怖を感じ、名作「叫び」を描き、
絶望の淵から立ち直ったムンクが故郷に戻り初めて描いた作品が
叫びとは全く対照的な力強く希望に満ちた名作
「太陽」だったという話から来てます。

ムンクの絵画が盗まれたと聞いて書きました。
私は絵画ヲタかつムンクから衝撃を受けてる人間ですけど、
おそらく一般人の人にはほとんどわからないですね。
ごめんなさい。

妹をしっかり書けるようになってから出直します。

>>127
そうなんですよ!!私は姉が書きたいの!
っていうか、面白いです!もうなんでもいいから続きキボンです

>>134
素直に面白かったです!!続編お待ちしております。

>>Yuka氏
SFとか伝奇好きな自分としては期待大ですよ!
メモとかは取ろうと思ってもなかなか実行には移せないですね。

>>139
いや、待って!次こそ・・・次こそちゃんと妹出すから。・・多分
146イッパイアッテナの苦悩  その3:04/08/23 18:27 ID:Yqh/WjJp
「何だね、この教師は」
 冒頭で私は、目を瞑って愚痴を吐いてしまった。「信じられぬよ」
 ディスプレイに広がる文字を見ないよう、ぐっと目を閉じる。
 私が他人の文章に嫌悪感を覚えるなど、現在とんとなくなった。その私が2チャンの駄
文に感化されようなど──待て。
 私は自分を落ち着かせるために乃絵美を呼んだ。
「コーヒー」
 乃絵美がひょこひょこ震えながらコーヒーカップの載ったお盆を持ってくる。いつもよ
り動作が鈍い。
「どうしたのだね。足に怪我でもしたかね」
「しびれ た」
「ふむ」
 乃絵美が我が家で誕生したのは八月の中旬だ。乃絵美は日々言語を覚えていく。今日な
ど海綿体のことを聞かれて戸惑った。まさか瞬時にマラを立ち上げられるほど若くないの
で、仕方なく無才と諦めた左手で亀の絵を描いて説明した。
 乃絵美は分かったような分からないような表情をした。
「ご主人しゃま」
 乃絵美が私を見上げた。まだ正確な発音ができていない。
「なんで わたし味覚ないの?」
 乃絵美からコーヒーを受け取り、香りを楽しむ。
「誰にも手足が揃って生まれるわけじゃない。君は味覚をあまり持たぬまま、生まれたん
だよ。仕方のないことだ」
 そういうと、乃絵美は俯いてぽろぽろと涙を零し始めた。
「ほしい」
 たとえ涙を流そうと要求してくる乃絵美。
「駄目だ。無理さ」
「いや」
「こればかりはね。勘弁してくれ」
 乃絵美が私を鋭い目で見上げた。「一生コーヒーうまくならなくて いいの?」
 私は、それを理解するのに時間を要した。日常会話ができるように、乃絵美は勉強を続
147名無しさん@初回限定:04/08/23 18:29 ID:Yqh/WjJp
けてきた。最初は無表情だった乃絵美が、情感を持つようになったのはここ数日のことだ。
だが、私に要求をしてくるまで成長したとは、いや、乃絵美はどうしても、うまくなりた
いのだ。乃絵美の言葉には意志が感じられた。それゆえ、私は言葉を選ぶ必要があった。
「乃絵美、君はきっと上手にコーヒーを淹れられるようになるさ。だから今は、配分を間
違えないでくれればいい」
「あい」
 私はコーヒーを口に含んだ。つと、目を見開いてしまった。
「乃絵美! 美味い」
「あい?」
「昨日、今日と立て続けに成功するなんて……」
 私は顔を綻ばせて喝采していた。
 芳醇な香りと深い味わい。今でこそ味覚はないに等しいが、これで神の舌を手に入れた
らどんな料理が出てくるか、分かりはしない。楽観的な妄想はいつまでも続く。
 再びコーヒーを啜る。うまい。誰が何と言おうと、私はコーヒーが好きなのだ。愛煙家
がタバコを止めぬように、私もこの趣味を手放すつもりはない。ふう、落ち着いた。
「乃絵美、おいで」
「あい」
 一歩歩いて顔を寄せてくる乃絵美。いじらしくも可愛らしい。涙の跡が頬に残っている。
私はそれを左手でそっとこすりとった。
「落ち着いたかい?」
「あい」
 乃絵美が小さく微笑んだ。
「結構! さてと、腹立たしいが続きを読んでやるか」
 私は再びディスプレイを眺めた。

 そして最後まで読み終えたとき、いくらかの憤りと切なさが残った。主人公が全精力を
掛けて書いた一枚目の絵を、そうも簡単に否定できるほど偉い教師なのか。捨てさせられ
るほど権限を持った男なのか。彼なのだぞ! 絵は! それになんだ、この言い草は。
「お前はムンクでも気取っているのか知らないが・・・これには素直に感動した。とって
も良い絵だよ。」
148名無しさん@初回限定:04/08/23 18:30 ID:Yqh/WjJp
 まことにもって腹立たしい。
「乃絵美」
「あい」
「この教師を抹殺しに行くぞ」
「まっさつ?」
「ああ。所詮我らは現実に生きているわけではない。望めば誰であろうと殺せるさ。たと
えば、先生という文字全てを消す……とかね」
 乃絵美は不思議な顔をして戸惑っている。私の悪意を理解できないらしい。
「……いや、冗談さ。そんなことはしない。もとよりこれは彼の作品だ。我々が見えなく
したところで、それは残る。つまり、完敗だ」
「乾杯? わっしょい、わっしょい?」
 乃絵美がお盆を高く掲げて神輿を担ぐ動作をする。
「いや、違う。彼はこのスレに作品を投下した。それはこのスレ的にマズい作品だったが
……私は、彼の書こうという意思を止めたくないのだ。むしろ全ての思いを、注ぎ込ん
でほしい」
「すれ違い?」
「ああ。いずれ不満が出る行為だ。我々も含めてな、だが──いつかどこかで書くときが
あれば、ヒントが欲しいな。検索すれば見つかるよう……駄目だな、今の私は饒舌に過ぎ
る。控えよう」
 そういって微笑むと、乃絵美も笑った。
 分かっていないことも多いのだろう。だかいつのまにか、乃絵美はここに馴染んでいた。
大いに役立っているとさえ言える。
 再び、コーヒーを楽しんだ。おいしい。その時舌にコーヒー豆が転がり込んできた。歯
に当たり、ごりっと噛んでしまった。
「乃絵美。お前は本当に宇宙人だな」
 私は呆れて、不平を述べてしまった。
 なぜ豆がカップに入っているのか理解に苦しむ。相当間の抜けた手並みではないか。午
後を嗜む紳士淑女にはあってはならない愚行だ。これが宇宙人である証左か。いや──
 私は考え直す。たとえ人間であっても、他人には予測もつかない行動を取るものがいる。
それに比べれば可愛いものだ。よっぽど人間らしいと言えるのかもしれない。まあ、そう
いう事にしておこう。
 私はカップに二度とコーヒー豆が入っていないよう祈りながら、午後の一時を嗜んだ。
149名無しさん@初回限定:04/08/24 00:55 ID:Cbv14aAd
>>145
暗い展開から、最後に希望の光を見せたところがgood!
Hエンド、いやハッピーエンドで良かったです。

>>148
乃絵美さんを私に下さい、お父さん。


スレ的に伊調姉妹の戦いを見ながら書いてるワケですが。
それはともかく、偽妹?関連で面白い物を見つけたので貼っておきます。
ttp://saba.haiiro.info/uploader/file/0144.avi
某有名アニメのOPソングと、別の某有名アニメの画像を合成した代物です。
最初は笑って見てたけど、そのうち歌詞と映像のダブルパンチで超鬱になりました。
ハピな人にはこの虚しさは分からないだろうな・・・
150 ◆YukaXXZTS2 :04/08/24 01:42 ID:v1MtCtRz
 − 月の光には魔力が宿っているんだよ −

幼かったわたしに何度も聞かされたお話。
わたしはいつも傍らでぼんやりと聞いていた。
今は月のお話をしてくれたおばあさんはいない。

人目を逃れて迷い込んだ空き地で一人空を見上げた。
 「あ、お月様が真ん丸だよ。見て、おばあさん…」
蒼白く辺りを照らす月の光に悲しい気持ちで一杯になった。
 「どうしてわたしは…こに生まれ…の…もう、一人きりはイヤだよ…」
言葉の代わりに月に向かって精一杯の声で鳴いた。
月の明りが一層眩しく感じたその時、わたしの身体に変化が現れた。
両足が伸び、ユビと呼ばれるモノが爪のかわりにつま先に生えてきた。
身体を覆う白い毛は、みるみる無くなってゆく。
 「えっ、なに?なにが起きたの?」
口元から発せられた音は、かつての鳴き声ではなくコトバと呼ばれるものだった。
慌てて自分の身体を観察すると…少女に変化していた。
 「わたし…人間に…なっちゃった…」

不意に地面を踏みしめる音が聞こえ、音のほうへ目を向けると…
 「おまえ…裸でなにやってんの?」
見慣れない動物がわたしにコトバを発していた。
 「ハダカ? ハダカってなに?」
 「おまえさぁ…ふざけてんの?」
その動物は、ゆっくりとこちらへ歩み寄ってきた。
 「どうでもいいけど、そんなカッコしてると風邪引くぞ。」
 「行くトコないのか?」
近づいてきた動物の前足にはいい匂いのする白いものがぶら下がっていた。
 「クンクン…いい匂い…」
 「なに?おまえ腹減ってんのか?」

後にわたしの兄になってくれたヒトとの出会いだった。
151 ◆YukaXXZTS2 :04/08/24 01:44 ID:v1MtCtRz
>>145
取り忘れたネタの一つがこういうお話。
書き出してみると…既視感が…orz

というわけで、いつものとは別のお話ですたw
152名無しさん@初回限定:04/08/24 23:59 ID:Ac9wSOja
>>149 かなり昔のアニメ? 「キテレツ」と言ってるからキテレツ大百科の
テーマソングか? イメージ的に合わないのだが。

>>乃絵美さんを私に下さい、お父さん。
駄目です。貴方はまず自分の乃絵美への思いを劇画タッチに語ってください。
話はそれからです。
153名無しさん@初回限定:04/08/25 00:24 ID:V0XbcNbC

               ,-:´⌒゛:‐、
             _,´:::::::::::::::::::::`:、
            / l:::::::::   ::::;;; lヽ.
            l :i:: :○;: :::○ :::;l; l
            l :`::::  ・ ・  :::; l´;i
            .l .:;`:、 i´`i: :;;/´/
             _`l :i;i:: :i ;: i :::;i;; l
           /´::::i i;i. :::‐´ :::i;i:`i
          /::::::::i; ;;i;゛:_____,/;; i;; l、

          これで勘弁して下さい
154名無しさん@初回限定:04/08/25 00:30 ID:V0XbcNbC
おっと、貢物を間違えたぞな。
155 ◆YukaXXZTS2 :04/08/27 23:54 ID:B9nAfjO0
どうにもこうにも忙しくて続き書くのもままならなくなってまいりますた。
理由は、月末であることと…前スレ947にあるとおり…

暇を無理やりでも作って書き出しますゆえ、しばしお待ちくださいです。
156名無しさん@初回限定:04/08/28 00:17 ID:vLQtv4Dz
マイペでいいと思いますよ。
ここは大人しく待つ傾向の強いスレですから。

誕生日プレゼントは決まりましたか?
157 ◆YukaXXZTS2 :04/08/28 01:32 ID:od9NBLiQ
>>156
> 誕生日プレゼントは決まりましたか?

ええ、決まりますた。毎日カタログ見て(・∀・)ニヤニヤしてますよw
…少々値が張りましたが…スクーターとメットorz
でも、今まで自転車で買い物行ってたのが楽になるならしょうがないかなと…
はぁ、ユカが自動車の免許持ってなくてよかったw

158アサゲ@携帯:04/08/28 22:29 ID:KFB2Dxvx
そんなことを言われたら、私なんて……
最近は、ネタが思い浮かばなくてそろそろ引退かな…なんて考えたり。
妹監禁ものなんて、さっきまで存在じたい忘れてたし。
159名無しさん@初回限定:04/08/28 23:40 ID:9zeu+35G
 あとわずかで夏が終わる。降り注ぐ太陽の光。澄み切った青空。蝉の音がどこかしらで聞こえ、近所の子供らの肌が茶色に染まる季節。夏が終わる。
「乃絵美〜」
 私は台所で手料理をしている乃絵美に呼びかけた。
「あい〜。何しょう。ごちゅ人たま」
 乃絵美は朗らかな声で答え、半開きのドアを開けて書斎に入ってきた。
 黒と白を基調とした、フリルがたんとあしらわれたメイド服を着こなした乃絵美。メイド服の上に熊さんエプロンをつけているのが減点対象だが、調理中は仕方ない。
「よく考えて欲しい。我々にひと夏のアバンチュールがあったろうか。あったかい? 乃絵美」
「ザリやん脱皮ちまちた。とてもおっきー皮で、すごかった」
 頬を綻ばせて微笑む乃絵美。お前は近所のガキかと。私がザリガニごときで心動かされると本気で思っているのか。確かに脱皮の瞬間はしばし嘆息したが、今思えば大したことではない。人間だって皮がむけるし服も脱ぐ。それがザリガニだっただけだ。
 乃絵美が一昨日、近くの川から拾ってきたザリガニをザリやんという。命名したのは無論目の前の偽妹だ。
 私は頭を抱え、片手を左右に振った。「『今日は快便でした』的な答えはもういい。恋、冒険、トキメキ、アドベンチャー、つまり旅だ」
 私は机を右手で叩いて立ち上がる。
「日常から非日常へ。人生が旅であるのなら、旅立とう! 乃絵美」
 机から身を乗り出して乃絵美に問う。
「あ、あい?」
「富士山でブラックと洒落込もう。豆の選定から始めるぞ」
「あい」
 コーヒー愛好家の私だが、ブラックは今まで飲めた例がない。普段は苦くて忌避してきたが、空気の薄い高地ならあるいは。
 私は密かに笑みを浮かべ、乃絵美は富士山がどれだけ険しいかも分からず、頷いた。
160名無しさん@初回限定:04/08/28 23:45 ID:9zeu+35G
あー、申し訳ない。めっちゃ続き考えないで書いたショートストーリーです。
また、アサゲ氏へのエールでもあります。アサゲ氏、これを機会にらぶらぶな妹陵辱ものを
考えてみてはいかがですか? とネタフリ。
161名無しさん@初回限定:04/08/29 00:15 ID:OWe8Ew3v
>>158
むむむ、トリップが無いとなんとも……
(別人であって欲しいとの希望的観測入りまくり)

>>160
何だか麗しのピノコたんみたいな偽妹ですね。
富士山山頂では沸点が87〜88℃、ってとこがミソですか?
162 ◆YukaXXZTS2 :04/08/29 01:21 ID:3AaEm4NL
>>136の続き
二人の距離が0になったとき、綾は唇に違和感を覚えた。
 (えっ?なんでキス出来るの?)
そう、あるはずのない遙の感触が確かにあった。
 「ん゙〜っ!! ぷはぁ…遙さんどうして?」
 「ん?なにが?」
 「なにがって…今、確かに私の唇に触れたよ。」
 「え゙っ!! そうだったっけ?」
 「うん、間違いないよ。」
その場で首をかしげて、二人して腕を組みながら考える。
 「どうしてなんだろうね?」
 「う〜ん…わからないよ…」
 「でも、ひょっとしたらこのやり方で憑依出来るかも…」
 「もう一回試してみようか…」
そしてお互いに向き合い、唇を重ねあう。
 「んっ…んむっ…」
 「はぁ…チュッ…」
最初はぎこちないキスだったのが、どちらともなく貪り合うように激しく求め合った。
 「んんっ…チュプッ…」
 「んぁぁ…あむっ…」
遙が舌を差し入れると、綾はそれを迎え入れ絡め捕って行く。
お互いの唾液が混ざり合うように、二人は交互に舌を互いの口内へ差し込み攪拌する。
 「遙さん…なんだか頭がボォーとして気持ちいいよ…」
 「んむっ…私も身体が熱くなってきたみたい…」
もう最初の目的など忘れて快楽を貪り合う二人…
次第に下腹部の奥のほうが熱を帯び、ほころびかけた秘裂は蜜液を湛えてゆく。
 「これ…エッチな気分になっちゃうよぉ…」
 「うん、あそこがジンジンしてきて切ないよぉ…」
包み隠すことなく今の気分を口にする綾と遙。
 「ねぇ…お洋服脱いじゃおうか…」
 「うん、なんだか身体が火照ってきちゃったもんね。」
163 ◆YukaXXZTS2 :04/08/29 01:30 ID:3AaEm4NL
むぅ…ドコで間違ってエロい展開になったのだろう…
レズっ娘な妹はお嫌いですか?<All

>>アサゲ氏
引退なんてダメですよ。
漏れの文章よりもアサゲ氏の文章を期待しておられる方がいらっしゃるんですから…
…漏れも期待してるなかの一人だしw

>>160
こういうSFモノ?って予想以上に思い浮かばない漏れ…orz
今書いてる話もシリアスに振ろうとしてもちょっと失敗してるような気がする…
164名無しさん@初回限定:04/08/29 01:30 ID:LzboqEmx
>>161 むむっ、鋭い。もはや乃絵美に似せようと考えておらず、ちぃが
イメージキャラとなっています。
前回より口調が幼くなっていることに今気づきました。
165名無しさん@初回限定:04/08/29 01:42 ID:LzboqEmx
>>163 大好きです。いやーなんか予想外の展開が新鮮で面白いですね。

私は一人斜めの切り口でエセ妹(萌えとはなんか違う感じのやつ)を書いて
行こうかなと。ちうか姉を書きたいと言っていた方と一緒に、姉、妹対決話を
考えたら面白そうかなとは思ったんですけどね。
166名無しさん@初回限定:04/08/29 06:55 ID:egB1AFwM
下級生2が祭りになってる…。
見た感じそーゆうのも醒めた目で見れば面白いかもと思いました。

>>163
イイ!ホモはやだけどレズは全然可です。

>>165
じゃあデスノート風にやりますか。
167名無しさん@初回限定:04/08/29 13:25 ID:LzboqEmx
デスノ風……面白そうですね。といってもレス毎に作者が変わっていく
物語それ自体がデスノ風と言えなくもないですが。
世界観(及びオチ)を煮詰めていくために、このスレに公開で設定を
披露していきますか?

例えば「姉・主人公・妹」という境遇だけを根底としてそれぞれが一レス〜
数レスのラフを載せてゆく。それぞれラフが5つ〜10こ溜まったら、
改めてどういう話にしたいかを載せるとか。読者の方のリアクションも考えながら。

もう一つは、お互いに捨てアドを入手し設定や展開、オチを出し合うというもの。
ある程度完成してから投下するでしょうから、スレ住民を吃驚させられるでしょう。
自分としては166氏の熱いトークが聞けるという意味で、とりあえずは
「こんな展開がいいな」とか「こんなの書いてみました」をある程度やってから
その後の身の振り方を考えた方がいいかなとは思います。
デス・ノートネタは面白そうですね。死を操るではなく、言葉を操るとか動作を
操るにすると、面白いことが起こりそうです。
168156:04/08/29 23:45 ID:NNRJqFD0
>イイ!ホモはやだけどレズは全然可です。
ナカーマ

>デスノ
興味深いですけど、書けない人なので口をはさむのは当面差し控えようかと。

以下独白スマソ

は〜……リアルでも周囲とか着実に幸せ掴んでいくよなあ。
皆人生設計しっかりしてやがる。
もう今秋入滅しましょうかね俺。なんちて。
169名無しさん@初回限定:04/08/30 00:25 ID:6U2ru8s6
 デスノ風……たとえばこんな感じかな。

 妹が兄といちゃいちゃしたいのに、姉と兄が話をしている。そこで妹は
デスノートに書き連ねる。「五分後、兄は姉の胸をついさわってしまい、
しかも謝らずに済ませようとする」妹はひそかに笑い、五分後を待つ。
兄、姉と談笑しているが、携帯が突然胸ポケからバイブつきで鳴り出し
たことにびっくりして右手を胸ポケに持っていこうとするが、姉がどきっ
として体勢を崩してしまい、兄の手をその豊かな胸に収めてしまう。
 手の甲が何秒も、姉の胸の谷間に触れ続け、顔が真っ赤になってゆ
く兄と姉。二人の動揺はしばらく続き、携帯の着信音が切れて初めて、
兄の手は姉から離れるのだった。
 姉が兄に謝り、兄は「大丈夫。姉さんは気にしなくていいから」とフォ
ローする。なんだかいい関係……。
 悔しがる妹。「確かに謝ってないけどねぇ、なんなのよ〜!」
 行動は変えられても気持ちは変えられない。それがデスノート。

 デス・ノートの能力のサンプルです。

>>168 硬く考えなくていいですよ。例えば上のようにデスノートが
発現する条件を書いてもいいですし、それをもとに展開を予想するのも大歓迎です。
姉vs妹のシチュでもOKです。姉寄りだけど妹が邪魔する。妹よりだけど……何でも結構です。
170 ◆YukaXXZTS2 :04/08/30 01:30 ID:zpO0Ga9a
>>162の続き
時間を惜しむように服を脱ぎ捨てる二人。
 「綾さん、私胸小さいからあまり見ないでね。」
 「そんなことないよ。私のほうだってペタンコだもん。」
そう言いながら遙の胸へ手を伸ばす。
 「やっぱり触れるね…どうしてなんだろ?」
 「あんっ…そんなに揉んだらダメぇ〜」
綾は、聞かなかったふりをして両手で胸を揉み、さわさわと撫で回す。
 「んん〜っ!! やぁん、綾さんソレ激しすぎるよぉ」
 「ふふっ♥ 遙さんのココ固くなってきたよ。」
 「綾さん、その手つきえっちだよぉ♥」
硬くなってきた乳首を口に含み、舌先で転がす。
 「綾さん、吸っちゃダメぇ」
 「えへへっ、遙さん気持ちいいでしょ。…ちょっと噛んじゃえ。」
綾が乳首を甘噛みすると、滾々と湧き出ていた蜜液が堰を切ったように滴り落ちた。
 「ね、ねぇ綾さん。私も反撃するからね。」
言うが早いか綾の胸に手を伸ばし、指先で乳首をクニクニと挟むように捏ね回す。
 「ほらぁ、綾さんの乳首も十分硬くなってるよぉ」
 「んああぁぁ…そんなにしたら溢れてきちゃうよ。」
既に太ももを伝うように溢れていた蜜液が、足元に小さな水溜りを形成してゆく。
 「綾さんて結構敏感なんだね。」
攻守が逆転した遙は、綾の足の付け根へと手を伸ばしてゆく。
 「ダ、ダメぇ〜っ!! ソコ触っちゃうと力入らないよぉ」
 「わぁ、綾さんのココすごく濡れてるよ。ほらぁ」
差し入れた手を綾の顔の前にかざし、指先をゆっくりと開く。
Vの字にした指の間を透明な蜜液がゆるいカーブの橋をかけていた。
 「見せちゃヤダぁ!! 恥ずかしいよぉ」
 「ふふっ、さっきの仕返しだよ♥」
 「んもぉ〜 私も仕返ししちゃうんだから」
綾は、遙の秘裂の先端へと指先を走らせた。
 「ひゃぁぁんっ!! ソコ擦っちゃダメなのぉ」
充血してプクッと膨れたクリトリスを、綾の指が包皮の上から擦ってゆく。
171 ◆YukaXXZTS2 :04/08/30 01:33 ID:zpO0Ga9a
うわぁ…ますますエロエロな展開になってしまった。
…ところでお兄ちゃんはいずこへw

来週は多少時間が取れるので更新のほうに手をつける予定です。
だいぶログが貯まってきたので大仕事かもw
172 ◆ASAGEjGFo2 :04/08/30 21:20 ID:veFZhm9a
ははは、お久しぶりだ皆の衆!<ジャジャーン!!

さてさて、>>158は確かに私だ。
ええ、出先からちょっと書き込みを。
現在は自宅ですよ。

>お話
あー、現在創作意欲というかなんというか、ちょっとそういう気分じゃないのですよ。
まあ、じきに回復するでしょうが。
てなわけで、しばらくの間公開はないと思います。
だからというわけではないですが、名無しに戻りますね。
皆さん、がんがってくださーい。
173 ◆YukaXXZTS2 :04/08/30 23:35 ID:k0N4s7Ho
アサゲお兄ちゃんキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!

>てなわけで、しばらくの間公開はないと思います。
工工エエェェ(´д`)ェェエエ工工
…なんてね。
初代スレから活躍してたんだもの。ちょっと休養も必要でしょうし…
充電すむまで皆でスレの保全してますので、早めの復帰お待ちしておりますです。

閑話休題
差し当たりメインだけ更新致しますた。
四人分だったので、もしかするとタグ漏れがあるかも…orz
一応見直しはしておりますが…
174名無しさん@初回限定:04/08/30 23:38 ID:YAiv0VQ2
充電期間、というやつでしょうか。
しばらく別のことに目を向けていれば、
その内自然とと書きたくなるもんですよ。
ええ、そうに違いありません。
175名無しさん@初回限定:04/08/31 23:51 ID:urDSVUnh
>>173

いつも更新御苦労様です。

で、ふと思ったんですが、>>170のシーンって
仮に第三者から見た場合、やっぱり全裸でひとりえっち
しているように見えるのでしょうか?
176名無しさん@初回限定:04/08/31 23:57 ID:+9AxrrMe
>>アサゲ氏 創作意欲が沸かないのは仕方のないこと。
お茶でも飲んでまったりしてください。いつでも待ってますので。
177 ◆YukaXXZTS2 :04/09/01 00:46 ID:7BjCsd21
何故か>>150の続き
 「ったく…腹減ってんじゃしょうがねーなぁ」
そう言うとトレーナーを私に着せながら「俺の部屋に来るか?」と尋ねた。
今まで男が着ていたトレーナーの温もりと、コンビニ袋から漂う弁当の香りに、
私はコクッとうなずいて男の足元に顔を摺り寄せた。
 「なんか…ネコみたいなヤツだな、おまえ。」
男は私を立たせると、膝に付いていた泥を拭い落としてくれた。
 「ま、こんな寂しい場所に長居してないで飯食いに帰るか…」
私の手を握り、「寒くないか?」「名前は、なんて言うんだ?」とか部屋に着くまで、
そばを歩きついて行く私に、ずっと優しく声をかけてくれていた。
そんな男の態度に私は、忘れかけていたニンゲンの優しさや暖かさを思い出した。
そう、亡くなってしまったおばあさんと同じカンジがする。
このヒトなら私…安心出来そうだ。このヒトと一緒に居たい。

部屋に着き、弁当を皿に半分こに取り分けて私に差し出してくれた。
 「ちょっと少ないけど今日はこれで勘弁な。明日は二人分買ってくるから…」
私は皿の上の弁当をクンクンと嗅ぎ、恐る恐る舌先で舐めた。
 「…おいしい。コレおいしいね。」
ココは空腹を満たしてくれる。夜風をしのげる暖かい部屋。
そして…また出会えた優しいニンゲン。
嬉しくて自然と涙が出てきた。
食べていたハンバーグがちょっとしょっぱく感じた。
 「名前…ないと呼びづらいよなぁ。」
男は私に問いかけた。
 「なあ、お前の名前なんて言うんだ?」
 「ナマエ?」
 「そう、名前だよ。思い出せないのか?」
ナマエ…昔、おばあさんに呼ばれていた私のナマエ…
 「…コユ?……コユキ。」
 「コユキ? ああ、小雪って名前なのか。」
私はコクッとうなずいた。…久しぶりに聞いた私の呼び名。
そう思うと胸が熱くなり、私はとうとう声を上げて泣き出してしまった。
178 ◆YukaXXZTS2 :04/09/01 00:53 ID:7BjCsd21
>>175
> 仮に第三者から見た場合、やっぱり全裸でひとりえっち
> しているように見えるのでしょうか?

えと、一応これは綾の夢の中…意識体の綾と霊魂の遙ということで描写してるつもりです。
まだまだ情景描写がヘタっぴなのでよく分からないとは思いますが、
脳内で修正パッチを当てていただくということで(ぉ

閑話休題
昨夜、更新作業してたら続き書きたくなってしまったのでちょっとだけw
う〜む、も少し続き出来そうな悪寒…
ひょっとすると二本同時進行になるかもしれません。…いや時間とネタ次第なんですがw
179名無しさん@初回限定:04/09/01 01:07 ID:l31+rRsV
>>177 GJ。俺もまっとうな妹ものを考えられるならいいのだが、
出てくるのは「お兄ちゃんどいて! そいつ殺せない」とかそんなの
ばかりだからなぁ。萌え話は難しい。

たとえ妹を出したとしても、それが高見盛似だとお兄ちゃんとしてはツライよなぁ。
180名無しさん@初回限定:04/09/03 00:32 ID:e1c4O/8/
性格が高見盛似だと結構面白いかもよ。
普段は弱々だけど、いざ床に入ったら別人とか。
181名無しさん@初回限定:04/09/03 00:43 ID:Q6XH8DW+
Sか?
それとも激しいのか?
182 ◆YukaXXZTS2 :04/09/03 01:07 ID:dqYJW+vb
>>179
今書いてるのは真っ当な妹ものか?と問われると返答に困るので読みきりで書いてみる。

「おい、足けがしたって?」
「ごめん。お兄ちゃん、迎えに来てくれたんだ。」
校舎の階段で足を滑らせた私。保護者代行の兄が呼ばれた。
「ったくドジだなぁ」
「だって…」
「ま、いいや。早くおぶされよ。」
「え〜恥ずかしいじゃん。」
「んなこと言っても歩けないんだろ?」
「…うん。」
「じゃ…」
私に背中を向け催促する兄。
「よいしょ…」
「お兄ちゃん、私…やっぱ重いよね?」
「そんなの気にすんな。」
「…気になるよ。女の子だもん。」
「…そうだな。」
「うん。」
微かにタバコの匂いがするYシャツに顔を埋め、聞こえない位の声でつぶやく。
「…子供のときと違うよな。」
「うん?」
「少し胸が大きくなったな。」
「…エッチ。」
兄の背を拳でポカポカと叩く。
「おい、暴れると落ちるぞ。」
「だって…そんなこと言うんだもん。」
「いいじゃん。女らしくなったんだって思えば。」
「…恥ずかしいよ。」

萌えるかどうかは別問題として多分真っ当な妹もの…のハズ…かな?
183名無しさん@初回限定:04/09/03 03:33 ID:CDh/yw5f
>>182
とても良いです!
うむ…まっとうな妹話に初代スレの1も遠くで喜んでくださってるでしょう
184名無しさん@初回限定:04/09/04 00:41 ID:HpeC1Gkb
 今日は夏休み明けの始業式だった。毎回始業式の日には妹に起こしてもらっていた。
前日宿題を異常なスピードで片すせいで、当日起きられないことがしばしばあるからだ。
だが今日、妹は俺の部屋にこなかった。一週間前、交通事故で亡くなったからだ。
 一ヶ月ぶりにネクタイを締めて、鏡の前でチェックする。寝癖も、服の乱れもない。
「お兄ちゃ〜ん」
 だぁッ! と後ろから妹が右手で俺の髪の毛をかきむしる気配がして咄嗟に右足を引
いたが、やはり俺の部屋には誰もいなかった。気のせいか、とため息をついて鞄の中
身を確かめる。
 大丈夫だ。揃ってる。
 心の中で呟いてから、急にくらっときた。頭が重くなり、眩暈がして足元がふらついた。
右足で踏ん張り、持ちこたえる。動悸が激しくて身体が熱い。
 昨日からやけにだるい気がしていたが、風邪を引いたらしい。だが学校に行こう。
 鞄の取っ手を右手に掴み、自室から階段を降りてゆく。一階からいい匂いがする。あ
さりの味噌汁と秋刀魚とご飯の匂いだ。
「茜くん? 食べないの」
「ごめん楓さん。食べてたら遅刻しちゃうよ」
 俺は早足に廊下をすり抜けて玄関に向かう。
「茜くん! 待ちなさい」
 楓さんの声が廊下を響き渡った。俺は玄関で靴を履こうとしていたが、振り返った。
橘楓。俺の従姉妹で大学一年生だ。学校の関係で六ヶ月前から俺たちと一緒に生活
してきた。それが一週間前、俺と楓さんの二人だけの生活になった。
 台所から出てきた楓さんは左手にパンの袋を抱えてずんずん歩み寄ってきた。
「食べなさい」
 ずいっと左手の袋を俺に見せた。二切れあった。
「うん。ありがとう」
 俺が右手を出して、パンの袋に手を入れる動作を見て楓さんが訝しんだ。
 彼女は眉を寄せて、俺の額に手を乗せた。目が丸くなり、口が開いた。
「茜くん、凄い熱。風邪引いてるの?」
「……うん」
 昨日無理しすぎたのが祟ったのかもしれない。だが宿題は終わらせた。あとは持って
185名無しさん@初回限定:04/09/04 00:42 ID:HpeC1Gkb
いけばいいだけだ。
「休みなさい」
「行くよ」
 楓さんは俺からパンを奪って俺の口に突っ込んだ。途端に口腔にふっくらとしたパンが
あてがわれてびっくりしたが、楓さんは憂いのある微笑を浮かべていた。
「いいわ。行きなさい。でもね茜くん、無理しないで」
「……うん」
 一先ずパンを右手で持つ。
「校長先生の話が長かったら挙手して反論するんじゃなくて、座る事。右手で鼻くそほじる
マネしないこと。保健室のベッドで寝る事。いい?」
「うん。じゃ、行くよ」
 俺は立ち上がってパンを口に咥えた。
「行ってらっしゃい」
 楓さんは右手をひらひら動かして見送る。
 しゅたっと右手を頭よりも高く掲げて、玄関のドアを開けた。
 その時、玄関先の階段をお下げの少女ダッシュで掛けてくる。中学生の妹と同じブレザー
を着た少女が俺に向かって走ってきた。俺は避ける事も叶わず少女の頭突きを腹に受けた。

俺的コテコテな展開。
186名無しさん@初回限定:04/09/04 02:02 ID:SXtdeEqU
>>185
Good Job!
いや違うな。Best Job!
個人的には従姉大活躍な展開希望!と叫びたいけども、
それはスレの特性上、心にしまっておきます。
187名無しさん@初回限定:04/09/04 04:08 ID:SXtdeEqU
「和也〜!ほら起きて!和也ぁ〜!」
夏休み、朝と呼ぶには遅い時間に僕はやかましく起こされた
「…なに?何か用?」
僕が半身を起こしてこたえると、姉ちゃんは僕の頭を抱きしめてきた
「うん!海行こっ!海!お姉ちゃんは海に行きたいのだっ」
抱きかかえた僕の頭をぶんぶんと左右に振りながら姉ちゃんははしゃぎ回る。
「… わかったから、それやめて」
「あ、ごめんごめん。じゃ下で待ってるから1分で準備してね」
「…」
トトトトッ、階段を降りていく軽い足音を聞きながら僕は唖然としていた。
188名無しさん@初回限定:04/09/04 06:22 ID:JmhpoPbr
朝起きたら、こんな状態だったらいいな・・・
ttp://www.selen.ag/products/OLSHIMAI/EVENT/CG15.jpg
189名無しさん@初回限定:04/09/04 22:41 ID:uW2jy9Mq
>>177
お風呂で頭を洗ってあげたら猫耳が出てきそう……

>>182
正統派です。間違いなく正統派。

>>185
従姉&偽妹?、そして妹の霊(主人公の幻想?)も出てくると更にコテコテかと。

>>187
続き(情景描写)キボンです。

>>188
いや、実際にそんな状態だったら虚血で大変なことに?
190 ◆YukaXXZTS2 :04/09/05 00:50 ID:c1zyoiRf
>>170の続き
まるでガラス細工を触るかのように、綾は細い指を滑らせてゆく。
 「遙ちゃんココ…こうすると気持ちいいでしょ。」
 「ひゃんっ!! やあぁぁん、エッチな声が出ちゃうよぉ」
 「ふふっ、遙ちゃんカワイイ♥ もっとしてあげるね。」
しなやかに動く指先が遙の敏感な部分を執拗に攻め立てると、
開花し始めた柔襞からトロリと蜜液が溢れ出し絡みつくように指先を覆った。
 「ああっ、はあぁぁぁんっ、やぁ、も、ダメェぇぇぇ」
綾の指先を追うように、無意識に腰を蠢かせ柔襞を押し付ける遙。
 「遙ちゃん、自分から動いちゃって…エッチだね♥」
 「そんな…やあぁん、お願い止まってぇ…勝手に腰が動いちゃうよぉ」
 「私の指…そんなに気持ちいいんだ。」
 「うん、いいよぉ。気持ちいいのぉ…ああんっ、あはぁ…」
遙の柔襞を攻め立てながら、いつしか自分の秘所へも手を差し伸べる。
 「くふぅ…私も、私も我慢出来ないよぉ…ああんっ」
 「綾ちゃぁん…はぁはぁ…なんかきちゃうよぉ…も、ダメェェェェ…」
 「私もジンジンしてきて気持ちいいよぉ…遙ちゃん、キス…キスして」
 「うん、うんっ。チュ…綾ちゃんの唇気持ちいいよぉ」
 「チュッ…んんっ、遙ちゃん一緒に…一緒に…」
 「はああぁぁぁんっ!! うん、一緒に…綾ちゃん一緒に…」
お互いの手を繋ぎ、唇を重ね合わせながら秘裂をまさぐり合う。
 「私、もうダメ…綾ちゃんイッちゃうよぉ…あんっ、あっ…」
 「あっ、ああっ、はぁあんっ…私もキちゃう…キちゃうよぉ…」
 『やあぁぁぁぁんっ、ダメェ、イっちゃうっ、あああぁぁぁぁぁぁぁ・・・』
嬌声を上げ、ほぼ同時に達する綾と遙。
お互いの秘裂へ差し伸べた指先の間には、透明な蜜液が絡み付きキラキラと輝いていた。
二人とも抱き合ったまま、息を弾ませ絶頂の余韻を味わっていた。
 「はぁはぁ…な、なんかすごかったね…」
 「うん…こんなに気持ちいいなんて…思わなかったよ…」
 「なんだか恥ずかしいな…遙ちゃんにエッチな声聞かれちゃった♥」
 「私も…はしたない声出ちゃったよぉ♥」
 『おあいこだねっ。ふふっ…あはははははっ…』
191 ◆YukaXXZTS2 :04/09/05 00:50 ID:c1zyoiRf
>>177の続き
 「お、おいっ、泣くなよっ!」
 「だ、だって…ひっく…ぐすっ…」
 「なんかよく分かんないけど泣くなって…」
そう言って私を抱き寄せて髪を優しく撫でてくれた。
暖かな彼の手の温もりに少しだけ気持ちが落ち着いた気がした。
 「どうだ。少し落ち着いてきたか?」
 「ぐすっ…うん。ちょっとだけ…」
 「もう少し…気持ちが落ち着くまで待っててあげるから…」
 「うん…ありがと…ぐすっ…」
私が泣き止むまでポンポンと背中を軽く叩き、頭を撫でてくれた。
 「もう大丈夫…ごめんね…」
 「そ、そうか…」
彼の前に向き合うように座り、今までの経緯を話した。
自分が猫であったこと。今までの生活のこと。そしておばあさんのこと。
彼は多少驚いた顔をしていたが、決して笑わなかった。
そして私の頭に手を置き、
 「小雪…って言ったっけ。今まで色々辛かったんだな…」
 「うん…おばあさんが亡くなって、私の居場所が無くなっちゃって…」
 「なあ、小雪。お前さえよければ………俺と一緒に暮らさないか?」
 「えっ! 私をここで飼ってくれるの?」
 「…バカ、もう猫じゃないんだから飼うんじゃなくて一緒に暮らすんだよ。」
 「そ、そうか。私、人間になっちゃたんだっけ…でも…いいの?」
 「いいに決まってるだろ。」
 「…怖くない?」
 「なんで?」
 「私…猫だったんだよ。」
 「でも今は人間だろ?」
 「…うん」
 「それに…お前のことが心配で今更放り出せないじゃないか…」
 「…ありがと。ホントに私住んでもいいの?」
 「ああ。これからは二人一緒だな。」
192 ◆YukaXXZTS2 :04/09/05 00:55 ID:c1zyoiRf
と、言うわけで二作品同時にうpしてみますたw
…それぞれにアンカーつけたけど話が混乱するかもorz

>>185氏 GJです。
続き楽しみですね。

>>187氏 前回の続きですね。
ちょっとお姉ちゃんもいいかも…と思ってしまったのは内緒w

>>189
お風呂…ですか
そのうちお風呂の話書くかも…
193185:04/09/05 01:14 ID:RR4LSuUP
霊はユカ氏の作品と被るのでやめました。というのは冗談で、話の収集が
つかなくなりそうなのでやめました。なお、姉コールが来る度に出番増やす
かもしれませんので186氏は頑張ってください。

>>192 ちょっとお姉ちゃんもいいかも…と思ってしまったのは内緒w
同意。
194名無しさん@初回限定:04/09/05 23:24 ID:F5gglVZO
>>190
エロエロや〜
夢の中の出来事にしておくのは勿体無い。
195 ◆YukaXXZTS2 :04/09/06 00:48 ID:i4/2Ba5R
>>191の続き
「とりあえず、もう風呂入って寝るか?」
「フロ?」
「ああ。お前…じゃなかった小雪ってしばらく空き地にいたんだろ?」
「うん。おばあさん亡くなったから…」
「じゃ、風呂とか入ってなかったんじゃないのか?」
「…猫はお風呂入んないよ。」
「今は人間だろ。女の子は清潔にしておくもんだ。」
「ふぅ〜ん。そうなの?」
「もしかして風呂初めてか?」
「だから猫はお風呂入らないって…」
「…しょうがねぇな。今日は一緒に入ってやるから」
そう言うと私の手を引き、お風呂場へつれて来た。
「いいって言うまでこっち向くなよ。」
「?…うん、わかった。」
彼は自分の服を脱ぎ捨てると腰にタオルを巻いた。
「もういいぞ…ってスッポンポンでこっち向くなっ!」
「なんで? お風呂一緒に入るんだよね?」
「ったくもう少し恥じらいってもんが…ないよな、元ネコじゃ…」
彼はドアを開け、私を椅子に座らせるとシャワーをかけ出した。
「やぁ〜ん、お水嫌い〜」
「動くなってっ!じっとしてなきゃ目に入るぞ。」
小さな容器から香りのいい液体を手に取ると私の頭をやや強く撫で付ける。
「クンクン。なんかいい匂い〜 コレお花?」
「違うよ、シャンプーだ。これで髪の毛を洗うのっ」
「ふぅ〜ん。あ、痛っ!目の中になんか入ったよぉ」
「だから目を開けるなって言っただろ。」
シャワーをまた頭からかけられ泡が洗い流されてゆく。
「ふぅ、後は身体だな。」
彼は、タオルに石鹸を擦りつけ私に手渡す。
「身体は自分で洗えるだろ。」
「コレ…どうすればいいの?
196 ◆YukaXXZTS2 :04/09/06 00:52 ID:i4/2Ba5R
>>194
ちょっとエロエロ過ぎたので反省の意を込めてw

ネコってホントはお風呂苦手なんですよね。
実家のネコは風呂場に近寄りもしませんw
>>189
ネコ耳はどこかで出すかも…
197名無しさん@初回限定:04/09/06 22:41 ID:JrMPB2YQ
獣は大体において水が嫌いですよね。
昔飼ってた犬も、初めて洗ってやったときに完全に錯乱してしまい、
室内で全力疾走し続けて手に負えませんでした。
198名無しさん@初回限定:04/09/06 23:46 ID:z7HgP//q
なにを言ってるんだか。
私という獣は水が大す(以下規制
199 ◆YukaXXZTS2 :04/09/07 00:56 ID:xbSExsQQ
あ〜、お兄ちゃんという獣(ケダモノ)の大半は(スク)水が大好k…ドゴッバキッスパーンッ!!!
ごめんなさい。もう言いませんから許してくださいっ!!<挨拶

トンデモな挨拶したとこで閑話休題(ぉ

えと、私事で申し訳ないのですが…一昨日の晩の話、若しくは途中経過ともいうものを…
ttp://imouto2ch.hp.infoseek.co.jp/040907.xtml
(注.萌えないです。いや、ホントに…orz)
まさかレズっ娘な妹書くより恥ずかしいとは…

…と、言うわけで週末に役所に逝ってきます。
200 ◆YukaXXZTS2 :04/09/07 00:59 ID:xbSExsQQ
あうっ!IDがSEXだ…orz
しかもQが二つでQ2…なんか行く先を暗示してまつか?そうでつか…

 ∧||∧
(  ⌒ ヽ なんかの呪いか?
 ∪  ノ
  ∪∪
201名無しさん@初回限定:04/09/07 01:29 ID:vwA+0H+8
SEX,SEX! Happy birthday to YUKA. Congratulations on your engagement with YUKA!
202名無しさん@初回限定:04/09/08 00:05 ID:d87QGAVB
……ふ、ふは、ふははははは……
どうやら我が予言(<<156のメル欄)の通りになったようだな。
しかし、だ。ひねくれ度にかけてはブラックホール以上と言われる
この私としては、絶対に祝辞など述べてはやらんぞ。

そうだ代わりに全霊をかけて呪ってやろう。
決して離れられなくなる呪いや、絶対に嫌いになれない呪いを
灰になるまで消えないようにかけてやるぅ〜〜〜〜〜〜
203名無しさん@初回限定:04/09/08 00:07 ID:d87QGAVB
……動揺してレスアンカー打ち間違えちまったぜ。方向が逆だ。
二度は打たないぜ恥ずかしいから……
204 ◆YukaXXZTS2 :04/09/08 00:31 ID:anBBmjQu
某妹スレによると9月6日は妹の日だったそうで…
まさか…妹の日を忘れていた呪いなのか(((((;゚Д゚)))))ガクガクブルブル…

閑話休題
明後日にせまった妹税の納期を前に、
「お兄ちゃん、ヘルメット買いに行こうよ♥」
「え゙っ、俺今日仕事だよ?」
「え〜台風で会社お休みじゃないの?」
「世間はそんなに甘くないってw」
「じゃ、お昼休みに抜け出せないかな?」
「う〜ん…多分大丈夫…かな?」
「それじゃ、会社の近くの喫茶店で待ってるね。」
「あ、着いたらメールくれない?」
「うん。」
で、お昼休み…
「ところでどんなメット買うの?」
「お兄ちゃんと同じのがいいな。」
「あれって意外に高いよ。」
「いくらなの?」
「約4万くらいだったかな?」
「…高いんだね。」
「やめとく?」
「ううん、おそろいのが欲しいから買うよ♥」
「でも、多分あの柄は無いと思うけど…」
「どうして?」
「あれって2,3年前のモデルだからね。」
「ふぅ〜ん、洋服と一緒で流行りがあるんだね。」

というわけで、似たようなメットに致しますた。
…あんまり女の子がフルフェイスかぶってんの見たこと無いんだけどなぁ。

ちなみに妹税の納入額は諸々を含めると…はふぅ orz
205名無しさん@初回限定:04/09/10 01:20 ID:puWgCH9a
オーケー!世話がやけるのは妹だ!
世話をやくのは訓練された妹だ!
ほんと妹は地獄だぜぇフゥーハハハァッ!


>>204うらやましい…
206名無しさん@初回限定:04/09/12 03:11:20 ID:vEKIv94W
みなさま忙しいんでしょうか?最近書き込み少なくて寂しいです。
最近は正直ネタギレ気味で大したネタは書けそうにないです。


>>204
もうすぐTRUEエンドですか?YUKA氏の家は暖かそうでいいですね。
私は極寒エンドルート直行ですよ。
来年春に入社してそうそうに札幌支店勤務ですよ?
207名無しさん@初回限定:04/09/12 03:35:17 ID:UDpUjfK4
いや、タイミング的に皆さんネタを書き込むのを控えている、と思いたいです……

>札幌
に限らず、いわゆる地元には心の美しい女性が多いと聞きます(大都会比)。
208名無しさん@初回限定:04/09/12 03:37:31 ID:vEKIv94W
嘘をつくことは人を傷つけること?
本当の気持ちを隠すのは嘘をついてることになる?
真実じゃないことは嘘?
嘘をつくのは悪いこと?嘘をつくのは好き?嫌い?
僕は嘘って存在を認めていない。少なくともその時まではそうだった。


「…和也さぁ」
「ん?」
日が落ちて長い影を作った帰り道。
僕の横を歩いている幼馴染の千夏がいつもと違う口調で話しかけた。
「和也は今…その、す…好きな人とかいるの?」
「好きな人?んー…どうだろ。特定の人とかじゃなくて、みんな好きだよ」
本当は一人思い浮かんだが、あえて無難に答えた。
僕はこの手の同年代の女子が好んで噂をしそうな恋愛話は苦手だったし
それに、好きな人を胸張って打ち明けるのはとてもできそうになかった。
「そっかぁ…」
「そういう千夏は?」
これ以上、詮索されるのを恐れて僕は千夏に聞き返した。
「…んっとね。…内緒!」
「…なんだよそれ」
209名無しさん@初回限定:04/09/12 03:50:12 ID:vEKIv94W
「じゃあさ、和也は私のことどう思う?」
「どうって…幼馴染?」
「質問してるのは私だってば。それにそうじゃなくて、女の子としてどう?」
「ん、まぁそうだな。クラスの男で千夏のこと好きな奴けっこう多いみたいだよ」
「答えになってな〜い!私、別にクラスの男の子に興味ないし…」
「そうなの?」
「あっ、でも和也は別ね」
「えっ?」
「か、勘違いしないでよ!別に…その…変な意味じゃないから…」
「何言ってんだかよくわかんない」
「もういいよ!和也のばーか!」






ごめんなさい。眠くなってきたので寝ます。
これは続きじゃなくて、思いつきの別の短めな話ですので、
まぁ保守がてらにながしてください
210名無しさん@初回限定:04/09/12 21:16:33 ID:UDpUjfK4
こちらは夜更かししたせいで寝付けなくなってしまいました。
幼馴染の話、いい感じです。個人的には二人のハピエンを希望します。




で、パピエン、いやハピスタ(新たな人生の門出を迎えた)な人の報告マダ〜?
211 ◆YukaXXZTS2 :04/09/12 21:46:11 ID:9DXSPbf2
えと、報告の催促されてるようなので(汗

9月某日、二人揃って区役所へ出向いてったわけですが…
「えと、ここの窓口でいいんですか?」
「あ、はい。それでは拝見いたしますね。」
………
「あ、よろしいですよ。確かに受理致しました。」
「そうですか…」
なんかすごくあっさりと終わってしまったけど…いいのかな?
「ねぇ、お兄ちゃん?」
「ん?」
「今日から私、お嫁さんなんだよね?」
「うん…そうだけど…」
「なんだか実感湧かないね。」
「うん。」
「ま、いいか。お腹空いてきたし何か食べに行こうよ。」
「そうだね。あ、どうせならまた温泉でも行かない?」
「うん!行こ行こっ!!」
・・・と、いう訳で温泉行ってきますた。…一日泊りでw

…で、問題の若奧さんは?というと…よほど疲れたのか既にご就寝致しておりますw
でも、なんか未だに実感湧かないんだよね…式挙げてないからかな?
あ、『お兄ちゃん』はしばらくそのままだそうで…スレ的には問題なしだけど…むぅ…

そういうことで、今のトコほぼ通常通りの生活のままです。
212 ◆YukaXXZTS2 :04/09/12 21:51:18 ID:9DXSPbf2
>>206
北国には色白の美人の産地らしいですので、もしかすると可愛らしい道産子な偽妹が待っている…はず…
その時は、報告の義務が生じます故宜しくおながい致しますです。
213 ◆ASAGEjGFo2 :04/09/13 00:19:15 ID:6Y2oJtQj
ご結婚おめでとうございます。
今回はYUKA氏に対し、”個人的に”お祝い申し上げたいと思いトリップ付きで書き込みました。
氏とはインターネットというお互いの顔が見えない、それでも同じ場所で同じ時間を過ごしてきた
仲間として、お祝いさせていただきます。

さてさて、どうも実感が沸いてこないようでうらやましい限りです。
それは、お互いの存在が、相手が隣にいるということが、当たり前であるということです。
実感が欲しいですか?
大丈夫。
日常の本当に些細なことを通じ、ある時はじんわりと、またある時は唐突に感じるものです。
……といっても、私未婚ですので説得力あまり無いですが。
さて、多くの女性は結婚式にあこがれます。
氏も奥様にいつかきっと、素敵な結婚式を開いてあげてくださいね。
しかし、私には目に浮かびます。
氏が、氏や奥様のご友人に羞恥プレイ的質問をされている姿が。
その日が来るのを、また、その時の報告を(w)お待ちしております。
214 ◆YukaXXZTS2 :04/09/13 00:46:28 ID:/ZZw/Io7
アサゲ氏をはじめスレの皆様よりお祝いの言葉を戴き、大変嬉しく感じております。

>アサゲ氏
羞恥プレイの報告…ですか…
実は初日にやらかしてくれますたw
しかも区役所で…orz

婚姻届を出してホッとしていた矢先、
「お兄ちゃん、今日から夫婦だねっ♥」
「うん、そうだ……ね……」
妙な空気に辺りを見回すと…なんだか視線が…あり?
あ、えと…大声で『お兄ちゃん』はマズいんじゃありませんか?ユカさん…

そんなわけで早々に区役所を後にしたわけですが…窓口のねぇちゃんの視線が…
_| ̄| (((○コロリコロコロ…

215 ◆ooJTWiCxZ2 :04/09/13 01:35:41 ID:UHZMryBI
一度名無しで書き込んでおりますので手短に祝辞を述べさせて頂きます。

ご成婚誠にお目出度う御座います。
これからも楽しみや、時には困難をも分かち合い、
お二人で力を合わせ、実り多き人生を完走されますことを祈念致します。
216名無しさん@初回限定:04/09/14 23:38:00 ID:di5QlHCc
>>YUKA氏
おめでたう!
217 ◆YukaXXZTS2 :04/09/15 00:31:30 ID:nPyurUBG
>>190の続き
髪を乱さぬよう優しく撫でてゆく暖かい手のひら。
頬にそっと触れるその手の温もりで私は目を覚ました。
「お、お兄ちゃん、おはよう。」
「う、うん。」
普段と違うぎこちない稔の挨拶に違和感を感じた。
「…どうかしたの?」
「い、いや…」
稔は、否定はするものの視点が定まっていない。
首をかしげながらも起き上がろうとしてその理由に気がついた。
確かに寄り添うように寝ていたはずなのに…
稔の首に手を回し、あろうことか左手は下着の中にすっぽりと収まっていた。
「へ?…………キャアァァァァァッ!!」
慌てて抜き取った指先には…先程の夢の名残りが西日に反射してキラキラと輝いていた。
「あ、あんまり起きないからちょっと心配したけど…大丈夫かい?」
「う、うん!! ……お兄ちゃん、私…なにか言ってた?」
「あ、いや別に何も…言ってなかったと思うよ。」
しきりに目を泳がせながら答える稔の態度に、綾はすべてを悟った。
(どうしよう…夢の中とおんなじことをお兄ちゃんの前でやっちゃったんだ…)
互いに目を反らせて赤面する二人…
落ちかけた西日の入る病室はいつになく静かだった。
やがて、稔ののどの鳴る音が響き…
「あ、綾ちゃん!! もうすぐ回診の時間だから…」
「そ、そうだね。 また怒られちゃうもんね…」
再び静かになった病室に、夏の終わりを告げるかのように少し肌寒い風が舞い込んだ。
「…もうすぐ夏も終わりだね。」
「…そうだね。」
「あ、風邪引いちゃうといけないから…」
そう言うと稔は、綾を引き寄せ布団をかけてやった。
「ありがと。…こうしてるとポカポカして気持ちいいね。」
布団の中で寄り添う綾の体温を感じながら、遙との生活を思い出していた。
(そういえば遙もよく布団に潜り込んできてたな…)
218 ◆YukaXXZTS2 :04/09/15 00:34:04 ID:nPyurUBG
私事でスレの流れが変わってしまったので軌道修正して…

さて、やっと出てきたお兄ちゃんですが…
むぅ…どうにもおとなしいキャラになってしまったような気が(汗
219名無しさん@初回限定:04/09/16 03:04:36 ID:CU6J5v/u
>>218
そろそろお兄ちゃんに主権移譲?

……折角なので思い付きで一発駄ネタを。

 −−−悪友からの電話、それが全ての始まりだった−−−

『……お前、裏切ったな……』
「……??」
『二次元にしか興味が無い、と豪語してたのはどこのどいつだ?
 ……たかが夕飯の食材選びがそんなに楽しいか?
 格好つけて、一人で買い物袋全部引き受けちまってよう。
 偽妹、って言うのか、あれ。……ちゃっかりゲットしておきながら
 俺達に秘密にしていたな。』
「ご、誤解だ。あれは実の妹で、結構料理とか得意で……」
『この間お前ん家行ったときに裏は取ってある。
 デスクトップに偽妹ちゃんのjpeg画像を置いてたな。
 コップについたルージュは念入りに落としておけよ。
 布団もちゃんと干しておけ。香水の臭いが残ってる。』
「ん゛……」
220名無しさん@初回限定:04/09/16 03:06:33 ID:CU6J5v/u
『血よりも濃い、我ら二次元オタの絆をないがしろにした罪は万死に値する。
 裏切り者には粛清が必要だな。……既に我が第一の僕、妨害工作員を
 送り込んだ。この先お前は大切な物を失うことになる(ガチャリ)』

 数日後、帰宅した俺が目にした光景は……
 http://p47.aaacafe.ne.jp/~imouto/img/src/1095271297503.jpg
 二次元エロ画像が落とせなくなった俺は、仕方なく仕事用のセカンドマシンに
 ケーブルを差し替えて使用する羽目に。大事なパソコンをネット接続用に
 転用するのは少々危険ではあるが、この際仕方あるまい。

 そして妨害工作員との奇妙な同居生活にも慣れた頃、
『この程度で終わると思うなよ。第二の僕、破壊工作員を向かわせた。
 そのうちお前は我が目を疑う、いや目を覆うことだろう(ガチャリ)』

 そんな留守録が残されていた数日後のこと……
 http://p47.aaacafe.ne.jp/~imouto/img/src/1095271326367.jpg 
 結局、仕事用のパソコンが二度と起動することは無かった。
 後日、俺が奴と絶交したことは言うまでも無い。

……無理やり妹系にこじつけた萌えない駄文で済みません。
221名無しさん@初回限定:04/09/16 23:26:43 ID:89dh2hd7
「あなた裏切ったのね…」
夜遅くにかかってきた電話は幼馴染からだった。
「私というものがありながら貴方はあの偽妹と…」
222名無しさん@初回限定:04/09/19 02:06:38 ID:sbVxweMk
「ねぇねぇ今日も一緒に寝ていい?」
「今日は寝不足だからだめ(最近溜まってるからだめ)」
「えー!いーじゃん!じゃましないからさ〜」
「だって暑くて寝られないよ」
「じゃあ冷房ガンガンかけて寝よ?気持ちイイーよ」
「(北島の真似?)とにかく狭いし暑いし今日はだめ」
「だめじゃないよ!お姉ちゃんがいいって言ったらいいの!」
勝手にベッドに潜り込む姉。
「どうなってもしらないぞ…」

と、そのまま流れで姉とえっちする俺。



「っていう夢を見たんだよ」
「人の姉で変な妄想すんなよ…おまえは今度から俺の家に絶対いれないからな」
223名無しさん@初回限定:04/09/19 18:44:45 ID:2n6M9bqZ
実姉じゃなくて「ともだちのおねえさん」かよ!
いや、批判してるのではなくマンセーなんだけどさ。

デリヘル嬢呼んだら実姉/妹だった、って定番ネタを思い出しますた。
224 ◆YukaXXZTS2 :04/09/19 23:44:06 ID:wFG2WfCA
>>217の続き
その夜、病室のベッドで上体を起こして寝付けない稔の姿があった。
「確かに綾ちゃん…遙の名を呼んでたよな?」
この病院で綾と出会ってから一度も妹のことを話したことなどない。
「俺…寝言で遙の名前、言ってたのかなぁ…」
しばし腕組みをし、考え込む稔。

そのころ…
同じように枕を抱えて奇妙はうなり声を上げる綾。
「ゔぅ〜〜〜 思い出しただけでも恥ずかしいよぉ〜」
遙の出現で、稔に抱きついて恥ずかしい姿を晒してしまった。
「…パンツの中に手入れてたし…指先濡れてたのバレちゃったかなぁ」
「ゔぅぅぅぅぅ〜〜〜 明日、どんな顔して逢えばいいのよぉ〜」
「覚えてないふりして逢えばいいんじゃない?」
「そんなこと言ったってむりだよぉ………って遙ちゃん?」
「うん、こんばんは綾ちゃん。」
「なんで逢えるの? 私まだ眠ってないよ?」
「う〜ん…どうしてだろうね?」
「ま、いいか。それより遙ちゃん?」
「ん?どうかしたの?」
「うん、あのね…結局憑依って出来なかったよね?」
「…あ゙っ!!」
「……もしかして忘れてた?」
「……ごめん。」
「でも、不思議だよね。こうして遙ちゃんとお話出来てるんだもん。」
「うん、そうだね。こうしてお話してると…なんか昔からお互い親友だったみたい…」
「そうだね。……ね、私たち親友…だよね。」
「うん。親友じゃなきゃ………あんなコトしないよね?」
「う〜ん……親友でもあんなコトしないと思うよ…」
「……そうだね。」
そう言うと、お互い顔を見合わせながら笑った。
「……ねえ、綾ちゃん。また二人でエッチなことしようか?」
225 ◆YukaXXZTS2 :04/09/19 23:54:42 ID:wFG2WfCA
またしてもエロい展開になってしまうのかも……
それともいつも通り予想を裏切った展開になるのかも……
書いてる本人が既に先が読めなくなっていたりします(ぉ

…個人的にはエロい展開は苦手なんだけどw

閑話休題
他人の作品も読んでみたいなと思った秋の夜のこと。
で、思いついたのがアサゲ氏の提案のリレー小説なんですが…
ちょっと拡大解釈して、

例:誰かが『理想の妹像』を挙げてみる。
それに対し、『こういうシチュなんかピッタリだよね』と情景を書き添えてみる。
書くのが苦手な方は例の掲示板を活用していただいてもいいかと…
で、最終的に集まったレスや意見などを元に物語を皆で作ってゆく…
ってなコトを思いついたんですがどうでしょう?
226名無し@初回限定:04/09/20 04:03:47 ID:pc0x5i40
ん〜〜・・・
227名無しさん@初回限定:04/09/20 19:28:49 ID:COkQm+1t
姉と兄がらぶらぶでそれに嫉妬しつつも
2人のことが好きだから自分の気持ちを隠して兄に冷たくする妹。
3人とも血は繋がってないとさらによし。

個人的趣味を優先させまくりでごめんなさい
228名無しさん@初回限定:04/09/20 22:49:18 ID:V2VXy3Tl
>>225
エロかッ、又エロなのかッ!!

ううむ、例えば自分が書きたい設定、あるいは読みたい設定を、
227氏ぐらいの詳しさで出していって、
それを突き合わせて調整してから書き始めるのとかは?

姉萌えな人が多そうなので姉妹両方登場させますか?
229 ◆YukaXXZTS2 :04/09/21 01:42:15 ID:g/wPv//z
>>227
「もぅ裕ちゃんたら口の周りにソースついてるよぉ」
そう言うとこちらへ手を伸ばし頬についたソースをぬぐってくれた。
目の前で揺れる大きな胸からはミルクのような甘い香りがしていた。
「あーはいはい、お二人さんとも朝から見せつけてくれるわねぇ。」
はす向かいに腰掛けたポニーテールの生意気なヤツが呆れ顔ではやしたてる。
「バカッ、そんなんじゃねーよ!」
「あーもうっ分かったから大声で怒鳴らないでよっ!」
「ったく、お前が先に言い出したんじゃねーかよ…」
「…ごちそうさま」
早々に食卓を後にする。
「今日は私が洗濯当番なんだから早く洗うもの出しといてよ、裕兄ぃっ!」
「ん、ああ」

洗濯機の前に立ち、ぼんやりと水槽の渦を眺めていた。
「裕兄ぃは、私の気持ちなんか気づいてくれてないんだろうな…」
ため息をつきながら兄のシャツを手に取る。
「裕兄ぃのにおいがする…」
広げたシャツの背中は大きくて、なんとなくおぶさっているような気がした。
「裕兄ぃ…好き…」
広げたシャツに顔を埋め、一人つぶやいた。
兄の残り香を嗅いでいるとふいに涙が溢れてきた。
「いつもお姉ちゃんばかり…私だってあんな風に裕兄ぃといちゃいちゃしたいもん…」
あふれ出す涙がシャツに水玉の染みを作ってゆく…


こんな感じのイメージしか浮かばなかったです。やっぱ、想像力が貧困だな。漏れ…
妹スレなので妹主体で書いてみたものの…姉萌えはドコにw

>>228
>例えば自分が書きたい設定、あるいは読みたい設定を、227氏ぐらいの詳しさで出していって、それを突き合わせて調整してから書き始めるのとかは?
ソレいいですね。漏れもなんかリクしてみようかな…
230名無しさん@初回限定:04/09/22 01:25:05 ID:SBq+2p2v
私も妄想垂れるだけ垂れておきます。

母性本能が豊かで包容力のある優しい姉と、焼餅焼きで我侭な妹。
主人公は姉萌えで妹は兄萌え。
血縁の有無は話の展開次第で変化します(シス○リ方式)。

優先度sageでお願いします。
231名無しさん@初回限定:04/09/26 21:19:41 ID:5qz3/ZB7
保守
232名無しさん@初回限定:04/09/26 23:24:16 ID:VnEnOX8O
ううむ、学生職人さん(造語)が多かったのかねえ?
夏季休暇期間が過ぎたら穏やかになってしまった。
社会人職人さん(造語)の方も期末で忙しいのだろうけど。
233 ◆YukaXXZTS2 :04/09/27 00:10:33 ID:H+I/qk/i
>>195の続き
渡されたタオルについた泡を指でつつき、鼻先を近づけて匂いを嗅ぐ。
「なんかフワフワしてていい匂いがするよ?」
「いいからそれで身体洗えってっ!!」
苦笑しながらも使い方を説明すると、タオルで両腕を洗い出した。
「人間て舌で毛づくろいしないんだね。なんか不便…」
首元から徐々に下に降りてゆき…
「ひゃんっ!! コレで胸の先っぽ擦ったらビクッってなったよ?」
「そんなもん解説するなっ!!」
「だって…んんっ、なんか気持ちいいよぉ」
上気してきた顔で一生懸命胸元ばかり洗う。
飛び散った泡が、鼻先や髪の毛を白く飾り立ててゆく。
「ねぇ…なんでこんなに気持ちよくなるの?」
ツンと立った乳首を指先で玩びながら男に尋ねた。
「そ、それは…女の子は大体ソコが敏感に出来てんだよ。」
赤面する男の答えに首をかしげながら、タオルをお腹へと移動させた。
「にゃはははっ、お腹くすぐったいよぉ」
「笑ってないでさっさと洗えってば」
「う、うん。にゃはは…」
やがて下腹部へと手が伸び、足の付け根まできた辺りで…
「お、俺向こう向いてるからその間にとっとと洗ってくれよ」
「うん。」
コクリとうなづくと大切な部分へ手を伸ばした。
「んんっ、ココもすごく気持ちいいよぉ〜」
「だ、だからいちいち解説するなっての…」
「で、でもぉ…あぁんっ、くふっ、ダメぇ…」
背を向けている男を挑発するかのように悩ましげな声を上げる。
「人間の女の子ってこんなに…気持ちいいの?」
「し、知らないって…んなことよりも早く洗ってくれって」
「うん。…あ!背中届かないよ。どうすればいいの?」
「しょうがねーな、ほらタオル貸してみろ」
男は、タオルを受け取ると視線を逸らせながら背中を洗い出した。
234 ◆YukaXXZTS2 :04/09/27 00:10:54 ID:H+I/qk/i
月末でかなり忙しい人 ノシ

金曜の昼下がり、自宅にて…
新聞の勧誘員:「こんにちは〜○○新聞ですけどぉ」
ユカ:「はぁい、なんでしょうか?」
勧誘:「えと…新聞の勧誘に来たんですけど…」
ユカ:「はぁ…」
勧誘:「え〜お父さんかお母さんはご在宅ですか?」
ブチッ<切れた音
ユカ:(#・∀・)カエレ!!

…という愚痴話を帰るなり小一時間聞かされますたw
そうとうご立腹だったらしく寝るまで、ことあるごとにその話…
あげく姉貴に愚痴メール打ってますた。なんだかなぁ…

閑話休題
月初めには更新の作業をしたいなと…
も一回夏期休暇ないかな…orz
235名無しさん@初回限定:04/09/29 00:38:37 ID:ljVHEGHv
獣○マンセー!、じゃなくて。

い〜じゃないですかぁ、若く見られたんだから。
世の大半の女性からすりゃ贅沢な愚痴?ですぜ旦那。
236名無し@初回限定:04/09/29 17:46:08 ID:EF1hWhm4
妹が、俺の部屋に夜這いにきた時、
俺は、妹が来るのを待ち構えていた。

兄「お前の行進もここまでだ!!」

妹「でかい口を叩く様になったね、お兄ちゃん!」
 「私は、妹聖拳最強の妹鳳凰拳を、身につけた女!!」
 「返り討ちにしてあげるわ!!」
俺は身構えるが、妹は仁王立ちのままだ。

兄「何故構えないんだ!!」

妹「我が拳、妹鳳凰拳に、構えは無い!」
 「お兄ちゃんは自ずと跪く。」
 「来ないなら、こっちから行くわよ!!」
言うが速いか、妹が攻撃を仕掛けてくる。

兄「なんと言う踏み込みの速さ!!」
紙一重で、妹の突きをしゃがみこんでかわす。
237名無しさん@初回限定:04/09/29 20:51:48 ID:r/eA2OsC
マジック・ザ・ギャザリング(カードゲームの一種)ネタです。

「時に妹者よ」
「何だ、兄者」
「私もエロゲーから抜け出そうと思う」
「ほう、いい心がけだな」
「そこでちょっとしたカードゲームを考えてみた。読んでくれ」
「うむ」

『土下座』英語名Prostrate Myself
インスタント。無色2マナ
相手の手札を見ることができる。相手が1マナ払って土下座すると宣言した
場合、無効化する。
「世の中謝ったもん勝ちだからね」

『パンチラ』英語名God Bless
ソーサリー。妹1マナ
使用者がスカートのある『コスプレ』を装備していた場合、使用できる
マジックカード。相手がパンチラを見ると宣言すれば相手に3ダメ与え
られる。見ないと宣言すると1ダメ与える。ちなみに使用者は立ち上が
って己のスカートの下に扇風機を設置し、風力強でスカートをはためか
せなくてはいけない。スカートの中身はブルマでもおむつでも縞パンでも
いいが、すっぴんだと更に1ダメ増える。
「風を起こせ。布をはためかせるために」
238名無しさん@初回限定:04/09/29 20:52:15 ID:r/eA2OsC
『七人の小人たち』英語名Seven Small People
クリーチャー。兄2マナ 2/1
アタックすると攻撃酔い(次のターン攻撃酔いのためアンタップできない)
するが、攻撃に成功するとダイスを振ることができる。自分と相手がダイスを振って
対戦者よりも大きい目が出た場合、胸に触る事ができる。対戦者はそれを
拒んではならない。
「ゲーム中なら許されることもある……」

「兄者……」
「何だ。妹者よ」
「これ、セクハラカードゲームって事?」
「その通りだ。面白かろう?」
「……」

ヽ( `Д´)ノ
239 ◆YukaXXZTS2 :04/09/30 00:28:37 ID:dKXau1MJ
>獣○マンセー!、じゃなくて。
○の中に当てはまる字を答えよ。(5点)<挨拶

獣王?…と派手にボケてみる。

>>236
妹鳳凰拳ですか…やっぱり一子相伝なんでしょうか?

>>237
>ちなみに使用者は立ち上がって己のスカートの下に扇風機を設置し、
風力強でスカートをはためかせなくてはいけない。
スカートの中身はブルマでもおむつでも縞パンでもいいが、すっぴんだと更に1ダメ増える。

ちなみにこういうことですかw
ttp://p47.aaacafe.ne.jp/~imouto/img/src/1096471630284.jpg
240名無しさん@初回限定:04/09/30 00:48:51 ID:gtxaMjF3
>>236
その流れだと妹は愛ゆえにsis...

>>238
大会参加資格:
・必ず兄妹ペアで(偽妹可)。可愛い娘限定。
・男はカードさえ持ってりゃ(ry
241名無し@初回限定:04/09/30 07:41:29 ID:P15/GbS+
>>236

兄「ほぉあたぁっ!!」
妹の攻撃をかわすと同時に、妹の乳首を摘みに行くが・・・

妹「はぁん」
妹は俺の攻撃を、背面宙返りでかわしてしまう。

妹「え〜〜いっ!!」
そして、逆に俺のち○ぽを掴まれてしまった。

妹「ふふふ♪」
妹は、ち○ぽをしごいて来た

兄「ぐはぁっ!!」
俺はベットの上に倒れこんでしまう。

妹「私の妹鳳凰拳の前では、お兄ちゃんの動きなんか、止まって見えるわ」
俺は体制を立て直しながら、再び立ち上がる。

兄「それはどうかな?」
 「お前の拳はすでに見切った!」

妹「な〜に?見切ったですって??」
 「ならばもう一度、妹鳳凰拳を受けてみるがいいわ!!」
 「え〜〜いっ!!」
今度も、俺のち○ぽを掴みにくるが・・・

兄「むんっ!」

妹「消えたっ!!」
俺は一瞬にして、妹の死角に回り込み・・・
242名無し@初回限定:04/09/30 07:43:01 ID:P15/GbS+

兄「あ〜たたたたたたたた!!」
俺は、すかさず反撃に出る。

妹「きゃぁあっ!!」

兄「性感の中で最も破壊力の有る、クリトリスを突いた!!」
 「お前がイクのも、あと3秒だ!!」

妹「3秒??」
 「だったらその3秒、私が数えてあげる♪」

兄「・・・・。」

妹「ひと〜つ、ふた〜つ、みっつ!!」

兄「・・??・・・ぐはぁぁっ!!!」
妹が数え終わると同時に、俺が射精してしまった!

妹「ふふ♪あははははっ!!」

兄「そ・・・そんな、はずがぁ〜〜〜」
243 ◆YukaXXZTS2 :04/10/01 00:05:19 ID:xW6WbfxP
「あぁ〜涼しくて気持ちいぃよぉ〜♪」
風呂上りの俺が目撃したものは…妖しく揺れる妹の真っ白なお尻だった。
「おっ、おまえ何やってんだよっ!!」
「あっ、お兄ちゃん扇風機の前でパタパタすると気持ちいいんだよぉ♥」
「ああ、ひんやりして最高だよな…って、そうじゃなくてとにかくパンツを穿けぇ!!」
「なんで?誰もいないじゃん」
「バカッ!!俺がいるだろうがっ!!」
「お兄ちゃんになら…見られたって平気だもん」
「あのな…俺も男なんだぞ。もしも、変な気になったりしたら…」
「…なっちゃったりしたら?」
気がつくと、妹は間近で瞳を輝かせながら俺の顔を凝視していた。
「ねぇ、お兄ちゃん…私のお尻見て興奮した?」
妹の思わぬ問いにちょっとドキドキして視線を逸らした。
「…んなわけねーだろっ!!」
「…お兄ちゃんの嘘つき」
「なんで嘘つきなんだよ」
「だって…ほらっ」
悪戯っぽい顔で微笑むと優しく包むように俺の一物を撫で回した。
「こんなに硬くなってる…お兄ちゃんのココ熱くてカチカチだよ」
耳元で囁く妹の声は、俺の脳髄をダイレクトに揺さぶる。
「そ、そんなことしたら俺も押さえが利かなくなっちまうだろ」
「うん…いいよ♥ お兄ちゃんのこと好きだもん」
俺の手は無意識に妹の股間へと伸びていった。
「お前だって…ココ、すごく濡れてるじゃん」
掻き回す秘裂から溢れてくる愛液を指にまぶし、執拗にクリトリスを攻め立てる。
「お、お兄ちゃぁんっ!! 私、もう立ってられないよぉ」

…と、お茶濁しで読み切りを書いてみる。
昨日貼った画像(>>239参照)を見て思いついたネタでスマソ

来週は時間作れそう…いや、作りますゆえ何卒お許しを…です。
244名無しさん@初回限定:04/10/01 23:01:23 ID:aUSNPR/v
「お兄ちゃん」
 佐奈がとてとてと歩み寄り、俺に抱きついてきた。佐奈は幼い。中学二年なのに小学五年生かのような顔立ちをしているのだ。背中まで伸びた長い黒髪を緑のゴムで止めている。学校から帰ったばかりで、セーラー服姿のままだった。
 最近の妹は発育がよくて、胸もふくらんできている。だから二の腕を両手で抱きしめられると胸の感触が腕に当たってしまい、ぽわぁんとしてしまう。
 だが今日は、声の調子が違った。両手で俺の身体を抱きしめたのだが、悲しそうな声だったのだ。
「どうした? 佐奈」
「姫神のCDがないよ!」
「え?」
 俺はしばし妹の顔を見つめ、自分のCDラックの記憶を引っ張り出した。確かに俺は以前ベスト版を買った事があった。それを引越ししたとき、捨てただろうか。
 判然としない記憶のまま「なかったのか? 俺の部屋のダンボールにも」
「ない!」
 やけに佐奈が怒った口調だった。佐奈がこんなに俺にきつい口調で来るのはめったにない。それだけに、そうとう聞きたいようだった。
「捨てたの? 売ったの?」
 俺が「分からない」というと、佐奈は目に涙を溜めて俯いた。
「お兄ちゃん、あのアルバム買った時、すっごい興奮してたよね」
 佐奈は俺にしがみついたまま、俺を見上げた聞いた。
「ああ」
「でも捨てたの?」
「なくなったんじゃないか?」
 その言葉を聞いた途端、佐奈は俺の胸に頭をごつんと当てて、声を出さずに泣き出した。
 俺はそんな佐奈を、ただ抱きしめてやるしかできなかった。
 佐奈がなぜ泣いたのか、あとになって知った。ただそれだけなのだ。

 というわけで合掌。
245名無しさん@初回限定:04/10/02 00:07:08 ID:3C3kijdG
>>242
原作に基づいたオチを思い付きましたが黙っておきます。

>>243
ちなみにこういうことですかw
http://p47.aaacafe.ne.jp/~imouto/img/src/1096642903084.swf

>>244
ググって理解しました。ナムナム。
246名無したちの午後 ◆eC1zQUi0cg :04/10/02 06:20:09 ID:kftV9T9J
お気づきの方も居られるでしょうが・・・
236/241/242は、私です。

現在過労で倒れて、療養中・・・

はぁ〜・・・
247( ´∀`):04/10/02 14:29:40 ID:zJqBZs3i
「兄さん、おまたせ。クッキー食べよ」
 風呂上がり。仕事先で貰った焼酎をチビチビやっていると、妹がノックもせずに俺の部屋に
入ってきた。そう言えばそんな事を言ってたな。
「いやお前な、いつも言ってるだろ。ノックしろよ」
「あ。えと、ご、ごめんね。えと」
「いや、そんなかしこまる事もないけど」
「あはは、ごめんごめん。あ、で、でもさ、男の子なんだし着替え見られてもヘーキでしょ?
うん。男の子はそんな細かいこと気にしちゃダメだぞー?」
 ’男の子’ときた。どうも最近のコイツは兄である俺に対し、’お姉ちゃん’ぶろうとする
ところがある。
「いや、そりゃ着替えなら別に見られたっていいけどな」
「でしょ?」
「でも着替え以外の事をしてる可能性だってあるだろ?」
「着替え以外、って……・」
「絶対人には見られたくないというか」
「あ……」
「お互いめちゃくちゃ気まずくなるかも知れないんだぞ」
「……そ、な……な、なんのこと」
 そう言いつつ、みるみる顔を赤くしていく妹。ちょっと可愛いとか思う。そして当然と言え
ば当然か。もう妹にも、そういう知識があるわけだ。いや、昔からコイツは早熟だったか。自
分のパンツを俺に、「オカズにしてもいいよー」とか。
「何の事って、お前だってするだろ?」
「し、しないよ!」
「見られたら嫌だろ?」
「だから、」
「ああ。そういやお前の部屋には鍵が付いてるか。なるほど、だから安心と」
「そ、そうゆう、」
「でも、もし俺に見られたとしてどうよ? めちゃくちゃ恥ずかしいだろ?」
「な、」
「だから必ずノックはする事。分かったか?」
248( ´∀`):04/10/02 14:31:25 ID:zJqBZs3i
 顔を真っ赤に染めてうーうー唸る妹は、俺のベッドにちょこんと座る。
「…………せくしゃるはらすめんとだ」
 平仮名な響きがするのは気のせいか。本人はおもいっきり睨んでるつもりなんだろうが、全
然怖くない。

「おっ、」
 しばらく無言でぽりぽりとクッキーをかじってた妹が詰まった声を上げる。喉でも詰まらせ
たか。
「お兄ちゃんも」
「なんだ。詰まらせたわけじゃないのか?」
「え? うん。へーきだよ。ちょっとうまく声、出なかっただけ」
 今だほんのりと赤い顔で喉をさする妹。コイツが今着ているのは俺のワイシャツとハーフパ
ンツだ。ここ何年か家で、妹が自前の服を着ている所はセーラー服以外見ていない気がする。
 そして相変わらず、家の中ではブラジャーをしていない様だ。胸の先端が浮き出ている事に
気付いていないのだろうか? いや気付ていないというより、気にしていないというのが正解
か。お世辞にも大きいとは言えない胸だが、それでもブカブカのワイシャツをささやかながら
に持ち上げている姿に、確実に時間は流れてるんだなと実感する。つい最近まで保育帽を被っ
て、ちょこちょこと俺の後を付いてきてた気がするんだがな。
 なんにせよ、そのネタを引っ張ると言うのなら付き合ってやろう。
「ふーん。……さては、なんか想像してたんだろ?」
「え」
「そうか……兄が恥ずかしい行為に更ける姿を想像していたのか。」
「なっ! し、してないよ! そっ! す、するわけないじゃん! そんな、お、おに――に、
兄さんの、」
「俺の?」
「ち、ちがくて! そーじゃなく! その、」
「はいはい」
「ちがっ!」
「んー?」
「こ、このっ! このっ! あっ、ちょっ、に、逃げないでよ! あー! こぼれてるこぼれ
てる!」
「うおっ、冷て。押すなよ」
249( ´∀`):04/10/02 14:32:12 ID:zJqBZs3i
「あ、ご、ごめん! だいじょぶ? あ! た、タオル。すぐ持ってくるから!」
 って、いや待て。なんでお前がそんな顔するんだよ。悪いのは俺だろ。
「あー、待て。いや待てって! おいっ! いいから……たくっ、お前は……」
「で、でも……あの、ご、ごめん、ね?」
 だから、なんでそんな顔するんだよ……クソ、からかい過ぎた。

「はぁ。ちょっとイジメすぎた。スマン」
 こぼれた焼酎をティッシュで拭いながら、戻ってきた妹に謝る。酒が入っている事を差し引
いても、さっきのはオヤジ過ぎだ。なんか思い出すと赤面してくる。
 俺の謝罪に、ぷるぷると首を振る妹。新しいティッシュを取ろうとする俺を制し、いらんと
言ったのにわざわざ持ってきたタオルでカーペットをトントン、と叩く。
 妹は、長い黒髪を耳に掛けながら、遠慮がちに口を開いた。
「お兄ちゃんも、やっぱり……そういうこと、するんだ……・」
 まだ引っ張んのか。それに、お兄ちゃん’も’? お前、墓穴掘ってんぞ。
「男の人が、そういうことするのは、当たり前だ、って聞いたけど……あ、と、友達から
ね?」
 なんだ。そういう意味か。
「でも……そうかぁ、お兄ちゃんが……って、ああっ! べ、別に、想像なんかしてないから
ね!」
「分かったって。でもそれお前、俺は男じゃないって事かよ」
「え? ううん。そうじゃなくて、その、なんていうか……お兄ちゃんはお兄ちゃんなわけで、
その、そう。わたしのお兄ちゃんで……あれ? えーと、だから、お兄ちゃんなわけ、です。
でしょ? あれ?」
「はあ」
「ね?」
「いや、全然分からん」
「うー」
250( ´∀`):04/10/02 14:33:24 ID:zJqBZs3i
 それにしてもコイツ、さっきから俺の呼び方が’お兄ちゃん’に戻ってるな。
 いつ頃からだろうか。それまでは’お兄ちゃん’オンリーだったのが、中学に入る少し前位
か? ときたま別の呼び方を混ぜて使ってくるようになった。
 兄貴、兄さん、さらには’兄上’やら’お兄様’。ある時、それならもう、いっそのこと歳
が離れている事もあるし、名前で呼べよ、と言ったことがある。しかし、「そんな恥ずかしい
ことできないよ!」と怒られてしまった。おいおい、お兄様の方が遥かに恥ずかしいだろ。
 いや呼び捨てとかじゃなしに、名前に’クン’付けとか結構いいかなと思ったんだけどな。
 ともあれ、結局最近は’兄さん’で固定されたようで、俺もそれに慣れてきていたんだが、
やはり一番しっくりくるのは’お兄ちゃん’だな。そう呼ばれてきた期間の方が圧倒的に長い
んだから、当たり前と言えば当たり前なんだが。
 そして多分妹もそうだろう。俺を’お兄ちゃん’と呼んできた期間の方が圧倒的に長いのだ
から。理由を聞いた俺に、妹は当時なんと答えたのだったろうか。

「これ自前で作ったんだっけ?」
 ベットに置かれたままのクッキーを一つ摘み、話題を本筋に戻す。仕事から帰った俺に、妹
は待ってましたとばかりに駆け寄ってきたのだ。
 サラサラの髪に、ブカブカな(俺の)ワイシャツとハーフパンツ、そしてくすぐったい笑顔。
香水とは違う、ほのかに漂う香りはシャワーを浴びたのだろう。俺も同じ物を使っているはな
のだが、妹からは俺とは確かに違う、ずっといい匂いがする。多分、妹自身の匂いなのだろう。
それとも、俺が知らないだけでやはり何か香水でも使っているのだろうか。
「え? なんで? 使ってないよ? だってそれより、わたし香水なんて持ってないもん」
「そっか。じゃ、お前の匂いなんだな」
「え……そ、に、においって……うあ! こ、こら! か、かがないでよ! 兄さん!?」
「ああ。いや、すまん。気にするな」
「す、するよ! わ、わたしの、に、におい、とか……」
「いや……だから、このいい匂いは、お前の匂いなんだな、って」
「そ、それは、だって今わたし、お風呂入ったもん」
「そっか」
251( ´∀`):04/10/02 14:34:00 ID:zJqBZs3i
 恥ずかしそうに髪をいじりながら部屋まで付いてくる妹。
「……兄さん。ね、ほんと? いいにおい?」
「ん? ああ」
「えと、変じゃなくて、いいにおい? あ、それなら、うん。なんか、えへへ。うれしい、か
も」
 そして今日は文化祭の後片付けで半ドンだったから、クッキーを作ったと言う。
ここのところ妹は料理に目覚めたらしく、色々と作っては俺に勧めてくる。それはいい事だし
正直嬉しい。しかし出来ればお菓子類よりも、普段の食事の方を覚えてもらえると俺としては
助かるのだがな。
「夕飯のあと一緒に食べよーね」
 ……まぁ、いいか。
そして現在に至る。妹の作ったクッキーは普通においしかった。案外料理というのは家系みた
いなところもあるし、それなりに料理には自身のある俺の妹だ、食えない物は作らないだろう。
多分。
「ん。うまい」
 どうかなどうかなと、それまでの事は忘れてしまったかのように俺の感想を待つ妹に、簡単
に告げてやる。
「やった」
 ワイシャツの裾をぱたぱたさせながら小さく言う妹。本当に嬉しそうだ。

 よし、明日も頑張ろう。
252名無しさん@初回限定:04/10/02 17:43:23 ID:4Zp1gUPQ
 ここはギャザ日本支部。先日から喧々諤々の議論が交わされてきた。
「使えん! こんなカードはいらん! 誰だ>>237を考えたのは!」
 目の前の眼鏡の男性が左手でグラスをずり上げながら失笑した。
「長。貴方に発言権はない。少し黙っていてもらおうか」
「世界に名だたるギャザにセクハラ要素を持ち込むとはこれいかに。言語道断だ」
 長は両手を握り拳を長机に振り下ろした。「わらえん事態だ」
「しかし長。現にギャザ開発チームから悲鳴があがっております。仮に日本のオタク界を取り込もうとするのなら、『日本』というコンセプトだけではダメで、『萌え』『パンチラ』『ぶっかけ』がなくてはいけないと評判です」
「誰だアメリカの星条旗にかけてそんな発言をした奴は!?」
「私です」
「手前か!」
 長が向かい側の眼鏡に掴みかからん勢いで食って掛かった。「わが社の命運に賭けて、次回のコンセプトは日本だけではなく、妹。これで行きましょう」
「売れん。いやありえん」
「全国のファミリーが喜ぶことでしょう」
「ありえん。そもそもなぜ妹なのだ?」
「i-modeという言葉があるのはご存知ですね。これから濁点を取ってみましょう」
「あいもーど。あいもーと。i-moto。ハッ! 妹!」
「そうです。i-modeが馬鹿売れした原因の一つは、サブリミナル効果なんだよッ!」
「な(ry」
 途端に会議室が沸きあがる。ではセブンブリッジ(ライアー)はブリジストンに因んだのか、とかKeyの社名はちぃから来たのか、など疑問が噴出した。
「つまり」
 眼鏡はぎろりと左右に控える重役を見渡す。「日本の購買層で財布が緩いのは誰か? オタクだよ。オタクがギャザ買ってるのさ。ということはだ。オタクに受けるためには萌えが必要だ。萌え、代名詞は妹。妹なんだぁ!!」
 その時、会議室の扉が開き、秘書が兄デッキのサンプルを持ってきた。それが各々に配られた。
「皆様に見ていただきたいカードがございます。それはこれです」
253名無しさん@初回限定:04/10/02 17:45:14 ID:4Zp1gUPQ
『小鳥のさえずり』英語名Bird's Kiss
ソーサリー。無色5マナ
ターンエンド時まで+1/+1の加点をする。この時相手の了承を得られれば、相手の唇の匂いを間近で嗅ぐことができる。了承が得られなかった場合、更に+2/+2の加点をえる。
「君は綺麗だ。心からそう思う」

 皆様、奥方との関係は良好ですか? ギャザとは男同士でプレイされるものですか? ノン。
決して違います。むしろ夫婦が馬鹿騒ぎしながら行うのが今後の理想系なのです。最後にキス
したのは何年前ですか? 私は14年前です。円満な関係を築いていきましょう。ギャザは、そのためにあるのですから」
 眼鏡が熱い弁舌をした後、会議室は一瞬静まった。その後、割れるような拍手が響き渡る。
「めがね〜、めがね〜!」
「伝説だ。私は伝説の中にいる。眼鏡。君は最高の企画者だ。私は君と共に戦うよ!」
「ジャップ? そんな言葉は彼には似合わない。彼は最高のジャップさ」
「大人が深夜楽しめるゲームが、かつてあったろうか? 少なくとも私は知らない。ならば作ればいいではないか。そうとも、眼鏡がいる。わが社には眼鏡がいるのだ。ならば作っていこう」
「信じられないよ。夢のようだ。日本というコンセプトだけでも非難されるってのに、妹だなんんて、家族というコンセプトならまだよかったんだけどなあ。売るの大変だよ」
「アダルトな方向性は必ずしもまずいわけではないと彼らは認めてしまったから、今後はもっと大変になるだろうね。とりあえず日本に売り出すための企画書が、また書かれ続けるだろうね」
「あいつは凄いよ。何が凄いって、単なるオタクなんだぜ。妹マニアがアメリカのカードゲーム業界を登り詰めていったんだ。大したもんさ」
254名無しさん@初回限定:04/10/02 17:47:15 ID:4Zp1gUPQ
 眼鏡はかつて、妹からこう質問された事がある。
「これ、セクハラカードゲームって事?」
「その通りだ。面白かろう?」
 かつて兄を蹴っ飛ばした妹は、今では有能なサポーターとなり、兄を慕っている。
 兄も妹を大事にしている。カードゲームとは何か。今でもたまに聞かれる。
「面白い取引をすることさ」
 マジック・ザ・ギャザリングでついに『日本』という世界観が登場する。その中に妹が
紛れ込んでないとどうして言えよう。たとえば、携帯で電話する少女たちのイラスト。
そのケータイにはIMOTOの文字が! そんなことだって、ありうる。
 他人はそれを伏字と言うけれど。

 おわり
255名無しさん@初回限定:04/10/02 22:23:07 ID:4Zp1gUPQ
( ´∀`) 氏、GJ。
いやしかし画像掲示板が凄いことに、お二方、GJ。
256 ◆YukaXXZTS2 :04/10/03 00:54:03 ID:IbpbE7CG
>>224の続き
「あ、あははは・・・ それはちょっと…ね。」
「ちぇっ、残念…」
「そんなことより綾ちゃんは、なんで『お兄ちゃん』って呼んでるの?」
「あ、稔お兄ちゃんのこと?」
「そうだよっ!! なんで私のお兄ちゃんを『お兄ちゃん』って呼ぶの?」
遙はちょっと不服そうに頬を膨らませた。
「あ…もしかして遙ちゃんヤキモチ? お兄ちゃんっ子なんだね。」
「そ、そんなんじゃないもんっ!!」
「くすっ、普通はそんなに妬かないよ。」
「妬いてないってばっ!! もう綾ちゃんったら…」
膨れっ面のまま頬を染めて反論する遙に綾は目を細めながら笑った。
「ホントにお兄ちゃんのこと…好きなんだね、は・る・か・ちゃん♥」
指先で遙の頬をチョンチョンとつつきながらからかうと遙は顔を赤らめながら答えた。
「……うん。私、お兄ちゃんのこと…好きだったの。小さなころからずっとずっと…」
「…そうなんだ。稔お兄ちゃんってカッコいいもんね。」
「うん、昔っからよく女の子に告白されてたよ。」
「やっぱり? う〜んなんか私くじけそうだよ。」
「えっ? 綾ちゃんまだ告ってないの?」
「…うん。」
「ちょっと意外…いつもお布団に潜り込んでるのに?」
「う〜ん、いざとなると照れちゃうよぉ」
「そういうものなのかな?」
「うん。見つめられると何も言えなくなっちゃうの。」
「お兄ちゃんってモテるわりには鈍いからねぇ。」
二人して腕組みしながらため息を吐く。
「あ、でもお兄ちゃんって綾ちゃんみたいな女の子好きだよ。」
「ホントっ?」
「うん。だってお兄ちゃんの押入れの中に妹ゲーばかり3つも持ってたもん。」
「あの……妹ゲーって何?」
「えっとね、パソコンのゲームで妹キャラを攻略してそれで…その妹キャラとかとエッチしちゃったりするんだよ。」
「そ、そうなんだ…ソレってエッチなゲームなんだ…」
257 ◆YukaXXZTS2 :04/10/03 01:02:16 ID:IbpbE7CG
( ´∀`) 氏キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
かなりGJです。

>>午後氏
過労でダウンですか…お体のほうは大丈夫なんでしょうか?
ネタを小出しにしながらゆっくり療養して下さいませ。
そしてまた全快した暁には是非ともあのお話の続きを書いていただくということで(汗

いきなりレス数増えてるんでビックリでした。
更新…来週からがんがってやりますのでしばしお待ちをm(_ _)m
258名無しさん@初回限定:04/10/03 09:38:15 ID:jtStlJpD
>午後氏
もしかしてご本人か、と思っておりましたが、
そのような事情だったとは。ご自愛下さい。
私自身も予備軍なので他人事ではありません。

>>247-251
おお、( ´∀`) 氏ではありませんか。
この作品、マジで一級品だと思います。
妹の性格、仕草、台詞どれを取っても申し分ないです。
良い物を有難うございました。
259名無しさん@初回限定:04/10/03 10:00:50 ID:jtStlJpD
>>252-254
かなり笑わせて頂きました。
海外じゃオタクの地位が高いので、代表格であるアーティストの村上氏
(宮崎監督もか?)には今後も頑張って頂きたいところです。

セクハラゲームの中で、いつかリアルで実現させてみたいと
密かに妄想しているものは、
自宅に女性四人集めて脱衣麻雀やらせる、これですね。
面子に実姉または実妹がいるとなお良し。
自分は雀荘のマスターよろしくお茶運びに徹してニヤニヤ。

>>256
ああお兄ちゃんが汚れキャラに←自分を棚に上げて何を言うか
260:04/10/03 22:37:48 ID:WyQcjpSt
私はいつもお兄ちゃんを見ている
触れ合うことも出来ず
ただ見ている
私はお兄ちゃんを愛している
言葉に出せないけれど
愛している
言葉に出したとしても
それはお兄ちゃんには届かない
届く前に掻き消えてしまう
だからお兄ちゃんは知らない
私があなたの事を好きだと知らない

一度だけ「好きだ」と言われた事がある

両手で私をきつく締め
たった一言「好きだ」と
それが今の私の始まり
始まりの記憶
そして私はお兄ちゃんを見ている
261:04/10/03 22:38:22 ID:WyQcjpSt
お兄ちゃんが女の人と話をしている
綺麗な人、最近よくお兄ちゃんと一緒にいる人
お兄ちゃんに気があるみたい
妬けてしまう、そんなに近くにいられるなんて
距離の問題ではない、そんなツマラナイことではない
私達は決して触れ合うことが出来ないと言うこと
お兄ちゃんは、あの人のことを愛してしまうのかな
私に言ったみたいに愛を囁くのかな
それは悲しい
悲しい
でもそんな事がないのは分かっている
理解している
触れ合うことが出来なくても
寄り添うことが出来なくても
私はお兄ちゃんのもの、お兄ちゃんの心は私のもの
一番近くにいられるのは私なのだから
でもねお兄ちゃん
もしお兄ちゃんが他の女の人を好きになったら
私、許さないから
赦さないから
だってお兄ちゃんは
私を……コロシタノダカラ……
262名無しさん@初回限定:04/10/04 00:35:32 ID:wTjbyL25
金曜の昼下がり、自宅にて…
新聞の勧誘員:「ほんひひは〜○○新聞ふぇふへふぉぉ〜」
フハ:「はぁい、んっ…おいひい…。はんふぇひょうは?」
 玄関で兄の一物をフェラしていたフハが、そのままの体勢で移動して
ドアの覗き穴を覗くと、新聞の勧誘員(おんにゃのこ)が近所の小学生
のちんぽこをバキュームフェラしながら玄関を見上げていた。
 あまりの出来事にフェラの動きが疎かになるフハ。
勧誘:「えほ…新聞ほ勧誘ひ来はんふぇふへふぉ…」
フハ:「ふぁぁ…」
 フハの気の抜けた対応に勧誘員は痺れを切らし、小学生から一旦離れて目を吊り上げて訊いてきた。
口元には唾液が垂れて、隣で少年が夢うつつになりながら勧誘員に凭れ掛かっていた。
勧誘:「え〜、お父はんかお母はんいはる?」
フヒッ<切れた音
フハ:(#・∀・)シャブレ!!

以上、日曜深夜零時の「フェラっていいよな」のお時間でした。
元ネタは>>234とフェラ語変換スクリプト
http://oshienai.com/name/ferago.htm
でお送りしました。(>>234氏ごめんなさい)
263 ◆YukaXXZTS2 :04/10/05 00:13:41 ID:a1AcR3SK
>>262
>(>>234氏ごめんなさい)
ヽ(`Д´#)ノ 謝罪と賠償を…(以下略w

うちのユカは、フェラなんてしないです。ええ、まだ一度も…
そういや漏れもフェラなんて経験ないなぁ。気持ちいいのかな、アレ…
なんてことを考えながら人差し指を咥えていたところ、ユカがやってきて…
「あれ?どうしたの、お兄ちゃん。怪我でもした?」と咥えていた指を奪い、
パクッッと自分の口に咥えてチューチュー…ペロペロ…
「…あれ?変だな。お兄ちゃん、血出てないよ?」
「あ、いや別に怪我してないし…」
「あ、そうなんだ…なんで指咥えてたの?」
まさか擬似フェラ試してましたとも言えず……orz
あ、でもユカに指フェラしてもらったことに…なるのかな?

閑話休題
会社にて更新作業を試みましたが(ぉ
思うように進まずに、続きは明日以降に持ち越しということで…

>>アサゲ氏筆頭に羞恥プレイ話をお望みの皆様へ
そういや未だに『お兄ちゃん』です。習慣9割:照れ1割といったとこでしょうか…
しかし…会社への呼び出しで「お兄ちゃ…じゃなくて夫の○○をお願いします。」ってのはどうかと…
ことあるごとに、「○○さんお電話です。…クスッ」って………orz
264名無しさん@初回限定:04/10/05 00:15:49 ID:CzsnOP2Z
>>261
ううむ解釈が難しい。愛するが故に妹を……?

>>262
扉挟んでの2on2……ド○フみたいに真横から見れたら相当可笑しな光景でしょうな。
みさくら語に変換するスクリプトで遊んでる人を思い出しました。
265折角なので俺も半自動変換してみる:04/10/05 00:38:48 ID:CzsnOP2Z
「ぁあああ あぉぁぁ゛ぁ゛〜涼しくて気持ちいぃぃよぉ〜♪」
風呂上りの俺が目撃したものは…妖しく揺れる妹の真っ白なお尻だった。
「おっ、おまえ何やってんだよっ!!」
「ぁあああ あぉっ、お゙ぉおォおん兄ひゃぁん扇風機のぉおお前れパタパタしゅるのぉおおとぎも゛ぢいぃ゛いぃ゛ぃんらよぉ♥」
「ああ、ひんやりして最高だよな…って、そうじゃなくてとにかくパンツを穿けぇ!!」
「にゃんれ?誰もいぃにゃいぃに゛ゃん」
「バカッ!!俺がいるだろうがっ!!」
「お゙ぉおォおん兄ひゃぁんににゃら…見られたって平気らもん」
「あのな…俺も男なんだぞ。もしも、変な気になったりしたら…」
「…にゃっひゃったりしたら?」
気がつくと、妹は間近で瞳を輝かせながら俺の顔を凝視していた。
「ねぇ、お゙ぉおォおん兄ひゃぁん…私のぉおおお゙ぉおォおん尻見て興奮したのぉおお?」
妹の思わぬ問いにちょっとドキドキして視線を逸らした。
「…んなわけねーだろっ!!」
「…お゙ぉおォおん兄ひゃぁんのぉおお嘘ちゅき」
「なんで嘘つきなんだよ」
「らって…ほお゛お゛っらっ」
悪戯っぽい顔で微笑むと優しく包むように俺の一物を撫で回した。
「こんにゃに硬くにゃってるのぉおお…お゙ぉおォおん兄ひゃぁんのぉおおココ熱くてカチカチらよお゛お゛お゛ぉ」
耳元で囁く妹の声は、俺の脳髄をダイレクトに揺さぶる。
「そ、そんなことしたら俺も押さえが利かなくなっちまうだろ」
「うん…いぃぃぃっよぉおお゙よ♥ お゙ぉおォおん兄ひゃぁんのぉおおことちゅきらもん」
俺の手は無意識に妹の股間へと伸びていった。
「お前だって…ココ、すごく濡れてるじゃん」
掻き回す秘裂から溢れてくる愛液を指にまぶし、執拗にクリトリスを攻め立てる。
「お゙ぉおォおん、お゙ぉおォおん兄ひゃぁぁ゛ぁ゛んっ!! 私、んもぉ゛お゛お゛ぉぉ立ってられにゃいぃよぉ」
266名無しさん@初回限定:04/10/06 00:16:21 ID:SVHtvtCK
新参者にはカキコしずらいスレだなー
267名無しさん@初回限定:04/10/06 00:49:42 ID:6rz4Cq2I
>>266
そうかなー?
感想とか一発ネタとかも大歓迎なんだけど。
268名無しさん@初回限定:04/10/06 01:17:56 ID:6rz4Cq2I
ただ、雑談する習慣があまり無いスレなので、
その点では書き込み難いのかも知れない。

自己補完です。
269名無しさん@初回限定:04/10/06 01:27:53 ID:zNoe4KJ1
>>265

先生!自分も攻められるより攻める、いや与える方が好きなのですが、
この先どうすればいいのでしょうか?
270 ◆YukaXXZTS2 :04/10/06 01:29:52 ID:/UXxAkRv
どうも最近弄られキャラな気が…気のせい?<挨拶

>>266
気軽にどんどん書き込んでください。
つか、そんなにこのスレって書きづらいのかな?
あまり意識したことないんだけどな。
自分を含めてスレが濃いのは認めますが…(マテ

でもでもそれほど敷居は高くないはず…

271名無しさん@初回限定:04/10/06 22:05:56 ID:nYInyn/U
「あっ、おにーさん。おはようございまぁす」
 小学五年生ぐらいの女の子が、大きなお兄さんの家にいました。熊さんプリントのパジャマを着て、洗面所までとてとて歩いてきたのです。お兄さんは驚いて、手に持っていた歯磨き粉つきの歯ブラシを床に落としてしまいました。
「お、おふぁよう」
 長い髪に寝癖がついていましたが、とてもさらさらとしていました。
 女の子は一歩お兄さんに近寄り、上目遣いで聞いてきました。
「おにーさん、フェラ好き?」
「好きだよ。どうして?」
「だっておにーさんのココ、堅くなってる。痛いんでしょ?」
「うん。とっても。慰めてくれるの?」
 女の子はこくりと頷きました。
「いーこいーこしてあげる!」
 女の子はそういって笑いました。白い歯がきらりと光って、幼いながらも美少女だと分かります。お兄さんは辛抱できずに、自分のトランクスを足元まで引き摺り下ろしました。
 隆々としたマラが女の子の胸と同じ高さにあります。女の子の胸は一見あまりなさそうです。パジャマを脱げばどれぐらいの大きさか分かるのですけど……。



エロって、むずいな。
272 ◆YukaXXZTS2 :04/10/07 00:38:01 ID:Med5Q0BP
>>233の続き
「あっ、こらそんなに動くなよっ!!」
「だってぇ…あははっくすぐったいよぉ」
男が背中を洗うたびに白いお尻を右へ左へと動かす。
きめ細かな肌を舐めるように流れ出す泡が尻の谷間へと滑り落ち、
そして深いクレバスへ浸入し消えてゆく。
「やぁ〜ん、もぉダメェ〜」
男の手から逃れるように胸を隠し身体を前へと倒すと、
男の目の前に小雪の可憐な秘裂がほころび始めている光景が映った。
石鹸の泡で彩られた桜色のその部分は透明な蜜を湛えた花のようだった。
「こ、小雪…そんなカッコするとその…見えるぞ」
つばを飲み込み、どうにか言葉を紡ぎ出した。
肩で息を整えるように小刻みに呼吸する小雪の顔は、ほんのりと薄紅色に染まっていた。
「私、どうしちゃったんだろう…お腹の下の辺りがキュンってしてきちゃったよ…」
無意識のうちに男を挑発するかのごとく腰を突き出していた。
「私…発情しちゃったのかな…」
見てはいけないと思いつつも、男の目は残雪から顔を覗かせる可憐な花に釘付けになる。
滾々と湧き出す蜜は一本の糸のように浴槽のタイルへ伸びてゆく。
「なんだか切ないよぉ…こんな気持ち始めてだよぉ…」
悩ましげに腰をくねらせる小雪の姿に、男の部分が呼応し始めた。
「小雪…ごめん…」
男はそうつぶやくと、秘裂へと手を差し伸べた。
「ひゃぁあぁぁんっっ!! 今の何ぃ?」
男は少し滑り気のある蜜を、指先で擦り付けるように秘裂をなぞってゆく。
浴室に二人の荒い息遣いとぬかるみをかき混ぜるような音だけが反響する。
「あんっ!くふぅ!んんっ!あっ、ひゃっ!…」
やがて指先の動きにシンクロする小雪の声が男の耳へと届いてきた。
「小雪…ここ擦ると気持ちいいのか? こんなカンジで…」
「うん、うんっ!! 気持ちいいよぉ!! あんっ!はぁぁあぁぁんっ!!」
枯渇することのない泉からは次々と新しい蜜が指先へと絡み付いてゆく。
桜色した秘裂の合わせ目に小さな突起が包皮を押しのけ首をもたげ始めた。
「ふわぁぁぁあぁんっ!! 身体が飛んでいっちゃうよぉ!!」
273 ◆YukaXXZTS2 :04/10/07 00:39:25 ID:Med5Q0BP
またしてもエロい展開になってしまいましたw

>>271
>エロって、むずいな。
正直エロい文章はムズいですw
でも、書いてるうちに勝手にキャラが動いてくれるもんです。…多分
以下、勝手にイジってみたりしてw

「だっておにーさんのココ、堅くなってる。痛いんでしょ?」
「うん。とっても。慰めてくれるの?」
 女の子はこくりと頷いた。
「いーこいーこしてあげる!」
 女の子はそういって笑った。白い歯がきらりと光って、幼いながらも美少女だと分かる。
 お兄さんは辛抱できずに、自分のトランクスを足元まで引き摺り下ろすと、
 女の子の胸と同じ高さに隆々としたマラが姿を現した。
 女の子の胸は一見あまりなさそうだ。
 パジャマを脱げばどれぐらいの大きさか分かるのだが……。

例えばこんなカンジで言い回しを変えてみるとよいのかも…
つか、漏れより情景描写がうまいなんて…ウラヤマシイ orz
274名無しさん@初回限定:04/10/07 01:05:50 ID:0EDFCcir
  ヾ('A`)ノ >>271 イイトコロデ オワルノ イクナイ!
 へ/ヘノ
275名無しさん@初回限定:04/10/07 11:41:15 ID:93krU4ng
「おにーさんのおちんちん、亀の頭みたいだね」
 女の子は目を輝かせて僕のおちんちんを左手でつかみとって、右へ左へ振りは
じめました。ただでさえ海綿体に血液が充満し硬くなっていたおちんちんは、女の
子に触られたせいで更に鉄の棒のようになってしまいました。リズミカルに振って
いた女の子が、徐々に振れなくなったおちんちんに顔を近づけて、匂いを嗅ぎました。
「おにーさん?」
「なんだい?」
「おちんちんから白いのがびゅって出れば、また柔らかくなる?」
 僕は苦笑しました。だって女の子はとても可愛くて魅力的なので、一度どぴゅっ
と出したぐらいではすぐに硬くなってしまう事は容易に想像できたからです。普段
でさえ毎日三回はオナニーしている僕が、女の子に触られている。ただそれだけ
で、興奮のしっぱなしです。
「なるよ」
「じゃあ、キスするね」
 女の子は僕のおちんちんに口を近づけて僅かに口を開いて舌を出しました。そ
の舌が僕のおちんちんのカリ首をなぞり、僕は猛烈な快感を感じてしまいました。
 目を細めて微笑む女の子。
「びっくりした? キスしてほしかった?」
 あまりの出来事に僕はドキドキしっぱなしです。女の子がキスをするまえに舌を
使っておちんちんを舐めようとするなんて。こんな事はアダルトビデオにも書いて
ありません。
『ご注意ください。この番組に出演されている女優は全て十八歳以上です』
 明らかに嘘だろうと思われる年齢の少女たち。そんな彼女達とのキスは、ビデオ
の中でなら唇と唇で接触してからはじまるものだったはず。それが、まさか、おちん
ちんから苛められるなんて。
 僕は興奮のあまりがくがくと腰を震わせて、ため息をついてしまいました。
「うふふっ。おにーさん。キスが好きなんだね」
 キスが好きなんじゃないんだよ。君が……。
276名無しさん@初回限定:04/10/07 11:43:09 ID:93krU4ng
 そう言おうとして、僕はハタと己を振り返りました。
 僕は、もしかしてロリータ・コンプレックスなんじゃないだろうか。小さな女の子
じゃないといけないだなんて……いや、小さな女の子であっても、いけるとは限
らない。
 僕は暗い過去を思い出しました。それは童貞卒業のために風俗に三万円も
払って、結局一度もいけずに飴玉二つを貰って帰ってきたという出来事が数ヶ月
前にあったのです。友人から「もう少しで三十なんだし、そろそろ卒業したほうが
いいんじゃないか?」と言われて決意して行った風俗店。写真と違ったおばはん
に僕は恋も想い出も夢も粉砕されました。
 あ〜、女の人の身体って、こうなってるんだ〜。
 バンバンと生身の身体を触って興奮しなかったつらい過去。帰りがけに飴玉を
貰って、「風俗なんておまけですよ。飴玉が実は一万五千円なのです!」と力説
して友人にあげた飴玉は、今ではもうどんな味だったかも分かりません。
 いけず後家。
 さながら僕は、いけず包茎なのでしょう。
 ふっと現実に返ると、女の子が心配そうな顔をしておちんちんをぶんぶん振り
まわしていました。暗い過去に欝になってしまった僕のそれは萎えてふにゃちん
になっていたのです。
「おにーさん?」
「なんだい?」
 精一杯僕は優しい言葉を返します。人生で培った愛想を女の子にも振りまいて、
心配させないようにします。
「だいじょーぶだよ」
 そういって微笑みました。天使のような笑顔に、僕の胸はきゅんとなってしまいました。
 返事もできませんでした。胸が苦しくなって、口が止まってしまったのです。
「だいじょーぶだよ。私が慰めてあげる」
 女の子は、僕の過去を知っているわけでもないのに、僕を包みこむような笑顔を
見せてくれました。僕は「うん」と頷いて、「慰めて」と言っていました。
 途端に女の子の頬が赤く染まりました。どうしたというのでしょう。
277名無しさん@初回限定:04/10/07 11:52:03 ID:93krU4ng
「あのね」
「うん」
「キス、したいの」
「……??」
「おにーさんと、大人のキス……したいの」
「うん」
「だから。高い高〜い、して?」




文体はこんな感じで進めてみます。アドバイスありがとございます。
278 ◆YukaXXZTS2 :04/10/07 13:10:13 ID:PujkQ5jP
エロょぅι゙ょ続きキタ----(゚∀゚)----!!
ゆっくり読みたいけど仕事中なので、お楽しみは家に帰ってユカが寝てしまってから…(´・ω・`)ショボーン
279名無しさん@初回限定:04/10/08 22:26:43 ID:PevxfF90
 天井を見上げました。僕よりも高く持ち上げたら天井に頭がぶつかっ
てしまいます。少女は両手を僕の脇腹に添えてきました。僕は少女の脇
の下に掌を入れて「いくよ?」と聞きました。
 少女は頷きました。
「3,2,1、よっ」
 僕が力を入れて少女を持ち上げました。両手に掛かる彼女の体重はさ
すがに軽くはありませんが、少女の笑顔がそれを忘れさせます。ほのか
な石鹸の香りと汗の匂い、柔らかく温かい少女の身体が僕の胸に迫って
きます。
「おにーさん?」
「なんだい」
「おにーさんがいる」
「うん。君がいる」
「おにーさんの名前は何ですか?」
「君の名前は何ですか?」
「……忘れちゃった」
 そういって少女は微笑みました。でも僕は、そんな彼女が少し悲しん
でいる気がしてしかたなかったのです。
「……僕もそうだよ。忘れちゃった」
「じゃあ〜」
「じゃあ?」
「おにーさんの名前、つけていい?」
「いいよ。かっこいい名前がいいな」
 僕が笑ってそういうと、「アレックス」と彼女が呟きました。
「えと、日本人なんだけど……ま、いいか」
「私の名前は、可愛いのがいいな」
「じゃあ、加奈」
「かな? どんな漢字?」
「加える、プラスするの加に奈良県の奈。ちょっと難しい漢字かな」
「あれっくす」
「なんだい加奈」
「それぐらい書けるよ。大人なんだし」
280名無しさん@初回限定:04/10/08 22:29:04 ID:PevxfF90
 僕の手の中で少女は背筋を伸ばし、背伸びしようとしてくすくす笑いま
した。背が伸びれば大人なんだ、と真剣に思ってはいないでしょう。
「そうだね」
 僕も苦笑しました。その後、僕らは見つめあったのです。
 彼女の顔は端正で、眉毛も薄く、産毛もあまり生えていませんでした。
黄金色の目が大きく開いて、薄く色づいた唇から吐息が僕の顔にかかり
ます。距離にして十センチ。僕は「ちょっと持つ手を変えるよ。足開い
て」と言って彼女を一旦高く持ち上げてその間に左手を背中に廻し、右
手でお尻を持ちました。彼女は「うん」といって両脚を広げて、僕の腰
にかけてくれました。彼女の──加奈の両手は僕の首に掴み、僕達は一
つになりました。
 彼女の胸が僕の胸に触れます。パジャマ越しですが、僅かに芽生えた
乳首と乳房が僕の胸に密着します。彼女がブラジャーをつけていないこ
とに驚き、心臓が高鳴ってしまいます。
「キス、しよう」
 僕がそういうと、彼女は頬を桜色に染めて頷きました。
「うん」
 僕はゆっくりと彼女の唇に顔を近づけます。彼女は目を閉じて、それ
を待ちます。僕の唇が彼女の唇をなぞり、触れ合いました。
 初めてのキス。僕は初めてのキスのせいで舞い上がってしまいました。
彼女はゆっくりと目を開いて、僕を見て目を細めました。照れているの
でしょうか。笑っています。
 柔らかくて熱をもった彼女の唇から吐息が僕の口腔に入ってきました。
なんと彼女は息を止めてしたのでした。僕は微笑んでしまいました。緊
張していたのは僕だけじゃなかったのです。
 抱きしめた彼女の身体は熱くて、弾力があります。女の子のお尻をこ
んなにも持った事は今までなかったし、これからもないかもしれません。
なにより、彼女とこうしてキスすることも、今後ないかもしれないので
す。僕は彼女に年齢を超えた好意を抱いていたのでした。
281名無しさん@初回限定:04/10/08 22:31:02 ID:PevxfF90
 彼女の瞳が輝きました。彼女が、舌を僕の唇の中に入れてきたのです。
僕は彼女の舌を受け入れて、しばらく彼女の好きなようにさせました。
まずは歯茎を丹念に舐め始める加奈。唾液のたっぷりついた舌が歯茎を
そろそろと這ってゆくだけで鼻息が荒くなってしまいます。とても可愛
らしい加奈の舌が僕の歯茎をいじっているのです。気持ちのよさに腹の
下が熱くなり、もぞもぞしはじめました。
 彼女は僕の目を見ながら歯茎を右から左へ絶妙なリズムで動いていき
ます。
 僕は思わず口を開き、荒い息をついてしまいました。開いた口の中に、
加奈の舌が入ってきました。裏の歯茎を舐め始める彼女。あくまで丹念
に、丁寧に。僕が歯茎のどこが感じるのか僕の目を見て確かめながら、
ゆっくりと舌を動かしています。下の歯茎が終わると今度は上の歯茎へ。
僕は感じすぎて、股間が屹立してしまいました。
 加奈は僕のペニスに気づき、股間を前後に振りはじめました。彼女は
パジャマと下着を穿いているので、女の子のあそこに直接肉棒をこすり
つけることはできませんが、加奈のあそこにペニスの先端が触れている
というそれだけで、僕は頭がおかしくなりそうでした。
 右手に力を入れ、僕のペニスが加奈の秘部をつつけるよう持ち上げま
した。加奈は今までどれだけオナニーしてきたのか、くいっくいっと腰
を振って僕のおちんちんをまるで電動マッサージ器のように扱います。
天使のような笑顔とみずみずしい身体をもった加奈がこんなにエッチだ
ったなんて信じられません。僕は加奈に負けじと左手でしっかり彼女の
身体を支えたまま、お尻にあてた右手を小刻みに動かし始めました。お
尻のちょうど真ん中に収まった右手の中指と薬指を彼女のいけないとこ
ろにあてがって、大陰唇を二本の指で隠すように当てて、抽送を繰り返
しました。
 途端に彼女は舌の動きを止めて、目を虚ろにさせて僕にしがみつきま
した。強い力ではありません。腰の前部分をおちんちんに突かれ、後ろ
部分を僕の中指と薬指に押されて加奈の可愛らしい睫毛が震えてしまっ
282名無しさん@初回限定:04/10/08 22:31:53 ID:PevxfF90
たのです。彼女は息を抑えて腰を前に突き出しました。僕のチンコに彼
女のまだ発達しきっていないおまめに当てようと、ゆっくり、リズミカ
ルに振ってきました。僕もおちんちんを彼女のいけないところに突きい
れようとします。パジャマと下着に遮られたあそこに入り込もうと精一
杯腰を振ります。彼女の眉毛は寄せられて、目は焦点があっていません。
吐息をつかないよう息を止めているようですが、たまに
「……んっ」
 とか
「はぁっ」
 と僕に吐いてしまいます。僕は加奈の唇に舌を入れ、彼女の口腔をね
ぶります。今までの仕返しです。彼女は僕が表の歯茎を舐める度にぴく
ぴくと頬を震わせて、唇を吸うと更に瞳を震わせて腰を前後にグライン
ドしてきます。
283名無しさん@初回限定:04/10/08 23:58:11 ID:PevxfF90
キタ━(゚∀゚)━(∀゚ )━(゚  )━(  )━(  `・)━( `・ω)━(`・ω・´)━ シャキーン
284名無しさん@初回限定:04/10/09 00:09:01 ID:gxfSBSn5
いや〜この作品実にいいです。エロいです。
285 ◆YukaXXZTS2 :04/10/09 03:41:26 ID:hPtZUjtR
2日連続でユカが寝静まるまで待ってたら一緒に寝こけてますたw

>>283
エロ可愛いょぅι゙ょですね。
やはり性の低年齢化はこんなところにも波紋を…(違
でも、精一杯背伸びして大人のマネをしたがる子っていますよね。
漏れの姪っ子も…

「お兄ちゃん…ちょっとしゃがんで」
「ん?いいよ」
チュッ♥
「っ!! なに?」
「えへへっ」
照れ笑いを浮かべ、後ろに手を廻しはにかむ姪っ子。
( ゚д゚)ポカーン…
一瞬何が起こったのか判らず呆然とする漏れ。
傍らでユカが(・∀・)ニヤニヤ
「あっ、ゆかちゃん私の口紅使ったでしょ?」
「えへへ…うんっ!!」
鏡を見ると…確かに口紅の跡がついてますた。
姪っ子は恨めしそうに見つめる義兄の方へ駆け寄ると…
「はいっ!! パパにもキスしてあげるっ!!」
チュッ♥
「…パパの方が後なんだ。…パパは後回しなんだ。」
…義兄さん、4歳児に拗ねてどうするw
286名無しさん@初回限定:04/10/09 14:43:20 ID:29Ri+SpV
そして画像掲示板が盛り上がる。いや盛り上がってるのは俺だけか。

>>285氏 うらまやしい。(けっ、どうせネタなんだろ。俺を憤らせて
楽しんでるだけなんだろ。知ってんだよ俺はYO!)
 貴方は素晴らしいネタ師です。どうかこれからも我々をユカゆか
(やきもき)させてください。期待してます。
287名無しさん@初回限定:04/10/09 23:42:53 ID:gxfSBSn5
>>287

幼い頃ほど良く懐き、成長するにつれて離れていくのが世の常。
だからちっちゃい姪っ子持ちの人は、今の内に存分に甘えさせて
子供の良さを堪能しよう!それを味わえるのは今しか無いぞ!
288名無しさん@初回限定:04/10/09 23:44:26 ID:gxfSBSn5
素でレスアンカー打ち間違えました。
>>285が正解です。
289 ◆ASAGEjGFo2 :04/10/10 00:48:53 ID:MOmYOzSM
 ドアがノックされ、兄が部屋の中へ入ってくる。
「何だ、まだ泣いていたのか」
 私はただ、目をつぶる。
 すると、兄がベットの脇までやってきて、また私の涙を拭った。
「いつまで泣いているんだ」
 あきれたような、しかたなさそうな、そんな声が耳に入ってくる。
 それと同時に、兄がベットに腰掛けた気配があり、私の頭に温かいものが乗った。
 兄の手だ。
 私が不安なとき、いつもこうして私の頭を撫でてくれた、兄の手。
 兄は、無言で私の頭を撫でてくれる。
「どうしたの、兄さん」
 私は無理に声を放った。
 このままでは、また兄に迷惑をかけることになってしまいそうで。
「ああ、おまえと一緒にクッキーを食べようと思ってな。一人だとつまらないだろ?」
 目を開けると、兄の手には一つのクッキーが。
 それを自分の口に放り込み、おいしそうに食べている。
「ほら、おまえも食べるだろ?」
 そう言って差し出されたクッキーを、私は口を開けて食べる。
 口の中に、小麦粉を焼いた香ばしい甘さが広がる。
「うん、おいしい」
 そう一言告げると同時、頭がぼーっとしだす。
 今まで全てを埋め尽くしていた絶望が、フワフワしたものに置き換えられてゆく。
 まるで、身体が宙に浮いているみたいだ。
「あ、あれ?」
 自分の身体がおかしい。
 そう理解できても、何がどうおかしいのか考えられない。
「どうした?」
 兄の優しい声が聞こえる。
 だが、それはやけに遠く感じる。
 兄さん。
290 ◆ASAGEjGFo2 :04/10/10 00:49:14 ID:MOmYOzSM
 そう呼びかけたいのに、声が出ない。
 助けて欲しいのに、求められない。
 次第に、身体が熱くなってくる。
 まるで、体中の血がものすごい早さで駆け巡っているようだ。
 あつい。
 口だけが、形を作る。
 全身の毛穴が開き、汗が噴き出す。
「あ……あぅ、が……ああぁっ!」
 霞がかった頭が、この感覚がなんなのかを過去の経験から導き出す。
 これは………。
 私が兄さんを想う感覚だ。
 そう理解した瞬間、私の意識はとぎれた。
 兄の笑い声が聞こえた気がした。

 目の前で、俺の義妹がベットに横になっている。
 苦しそうに喘ぐその姿は、しかし手をベットに縛られているために自由に動くことができない。
 頬が赤く染まっていて、目はうつろでありながら潤んでいる。
 身体がベットから浮き上がり、びくびくと震えている。
「はは、は」
 面白いものだ。
 今、俺の目の前で、一人の女が狂態を晒している。
 めくれたパジャマから覗く素肌には、すでに大量の汗が流れている。
 股をこすり合わせもじもじと動かし、少しでも刺激を欲している。
 何とはなしにパジャマのボタンをはずしてやると、そこには汗に濡れた女の躰があった。
 寝るときにははずしているのか、ブラはつけていない。
 だから、躰を動かした際手にちょうど収まりそうな胸が、よく揺れる。
 胸の頂はすでにピンと立っていて、どんな動きをしても崩れそうにない。
「は、はは」
 なんということだ、このような姿を見る日がこようとは。
 空気を求めて胸を反らし、口の端からよだれを垂らす様は、何とも滑稽で、何ともエロい。
291 ◆ASAGEjGFo2 :04/10/10 00:50:45 ID:MOmYOzSM
 こいつは今、話すことすらできずに躰を支配する快感に苦しみ悶えている。
 おそらく、躰をこするパジャマの感触でさえ、手を縛るロープのきつささえ、快感を絞り出すものとなっているだろう。
 際限のない快感は、体中を敏感にし、それはもはや快感ではなく苦痛になる。
 だが、コイツは今、その苦痛ですら快感になっているのだ。
 快感のサイクル。
 はは、エコロジーだな。
 試しに汗にまみれた胸を鷲づかみしてみる。
「ガッ……ぁぁぁっァアアア」
 ほら、思った通りだ。
 俺の手が触れたとたんに、喉から絞り出したような呻きが漏れ、しかし躰はその感触を欲し、胸を反らしてくる。
「……………ッ!?」
 俺が乳首を強くつぶすと、義妹は目を見開いて、口を大きく開け、躰を極限までそらし、ビクッと震えた。
 そのままどさりとベットへ落ち、荒い息をついている。
 おそらく、イッたのだろう。
 顔に髪の毛が張り付いていて、何本かは口の中へ入ってしまっている。
 だが、落ち着いたのもつかの間。
「えぁ……!?」
292 ◆ASAGEjGFo2 :04/10/10 00:53:04 ID:MOmYOzSM
 すぐにまた躰を揺すり始める。
 俺は、そのことに満足していた。
 実は、コイツに食べさせたクッキーは特別製のものなのだ。
 一口食べれば、たちまちそいつは快感の虜になってしまう。
 そう、本人の意思とは無関係に。
 俺が今回用意したのは、そのなかでも効き目が強いもので、少なくとも一時間はこういったことが続く。
「あは、はは」
 俺は義妹から目を外し、ベットの正面にある机へと視線を向けた。
 机の上では、一つのレンズが義妹の姿をとらえている。
 俺が用意したビデオカメラだ。
 この部屋に入る前から起動していて、この部屋で起こったことを全て記録している。
 意味なんてものはない。
 ただ、何となく、この光景を取っておきたかった。
「あ、あはは、はは、は」
 そう、目の前のこの光景は、どれだけ目に焼き付けようと飽きることがない。
 飽きるはずもない。
「……キ……ガゥ………おぅぅぅア!?」
「はははははははハハハハハハハハ」
293 ◆ASAGEjGFo2 :04/10/10 00:59:12 ID:g51AxiGq
ヤッホー。
おひさー。
元気してたー。
あのねぇ、今日はですね、息子の(ry

このネタ、解る人いるかなぁ。
まあ、そんなことはどうでもいいんですがね。
何はともあれ、前回の続きです。
二ヶ月半くらい経っちゃいましたね。
次も、もしかしたら同じくらいかかるかもです。

あ……このスレ来ている人の中に、もしかしてもう私のHP見つけた人っているんですかね?
もしいたら、密かにほくそ笑んでいてください。
見つけようと無駄な努力をしている人は……がんがってくださいね。
294名無しさん@初回限定:04/10/10 20:48:28 ID:3j3CgmKU
元ネタもHPの所在も分かりません(´・ω・`)

今後ともマターリとよろしくお願いします。
少なくとも私は、こういった歪んだ愛情の話だって余裕で守備範囲内です・・・
295 ◆YukaXXZTS2 :04/10/10 22:30:27 ID:SAtdrTKK
>>アサゲ氏キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
ttp://www7.plala.or.jp/ungeromeppa/flash/kita.swf
今の心境はこういう感じ…なかに変なの混ざってるけどw

閑話休題

入籍してちょうど一ヶ月後の日曜の朝、平日と違う遅めの朝を迎えた漏れ…
隣で眠っているユカの髪からは微かにシャンプーの香りがする。
柔らかな髪の毛を撫でながらボケ〜っとしながら寝顔を見つめる。
気持ちよさそうに、傍らで穏やかな寝息をたてる幼いゆか…
………え゙っ、何故ゆか?
( ゚д゚)ポカーン…
寝ぼけた頭でよ〜く思い出してみる…
訳が分からず呆然とする漏れの胸元に顔を摺り寄せるゆか…
「ふわあぁぁあぁ…むにゃ…」
大きなあくびと共に目を覚ましたゆかは、漏れにとどめの一言を…
「パパ、おしっこ…あれ、パパは?」
ますます混乱する漏れ…
ひとまずゆかをトイレに案内し、部屋を見渡すと…

『お兄ちゃん、お早う。お姉ちゃんと買い物に行ってきます。
 ゆかちゃんとお留守番お願いします♥ ユカ』

あ〜…もしかして寝てる間に置いてきぼりってヤツですか?
…そんなわけで、一日ゆかとお留守番ですたorz

ちなみに今ゆかは、借りてきたアニメDVDを鑑賞中らすぃ…
296名無しさん@初回限定:04/10/10 23:31:23 ID:OTW7HbIW
それでは2004年度偽妹スレにおける和み大賞を発表したいと思います。

どぅらららら〜(小太鼓の音)

「◆YukaXXZTS2さん。おめでとうございますッ! 今まで貴方が成してきた功績は
どんな職人にも劣らないと、我々が保証いたします。スレ登場の時点で偽妹「ユカ」を
持ち出すそのレベルの高さ、定期的に投下されるまたーり平和なネタの数々、
挙句の果てには(ネタの真偽はともかく)ご結婚までされて、おまけに「ゆか」まで
持ち出して我々を楽しませるサービス精神、どこに出しても恥ずかしくないほどのロリコン
っぷり。感服いたしました。私の手もほら、震えています。お分かりですか?
貴方は妹との日常という夢を我々に授けてくれた。本日◆YukaXXZTS2氏が受賞されたのは
ネタの密度も勿論、長期間に渡ってというのが高評価されたのです。
お祝いのトロフィーです。乃絵美の彫像が載っているのはご愛嬌です。受け取ってくださいますか?」

◆YukaXXZTS2氏、トロフィーを指して「俺は金が欲しいんだよ。でなければょぅι゙ょだ。
ねえのか、チッ」
 ◆YukaXXZTS2氏、唾を飛ばして会場を去る。場内騒然。司会者はマイクをもぎ取って
目の前のディスプレイにスマイル。
「ただ今電波ジャックが起こりました。彼は◆YukaXXZTS2氏ではありません。◆YukaXXZTS2氏の
名誉に賭けて誓います。彼は◆YukaXXZTS2氏ではありません!」

結局、俺は何がやりたかったんだろう。分からないが◆YukaXXZTS2氏、GJ!
297名無しさん@初回限定:04/10/10 23:49:59 ID:OTW7HbIW
今さっき、>>266のレスを見て、「ユカと愉快な仲間達」という言葉を連想した。
駄目だな。ユカ氏だけを持ち上げても他の職人さんが気を悪くするだけなのに。
持ち上げられても迷惑でしょうけど、持ち上げたくなるんですよね。
まさに弄られキャラというか。できることならお友達になりたい!
◆YukaXXZTS2さん。男と男の恋愛は許されると思いますか?

>>アサゲ氏 ダークですね。しみじみ、ダークです。今後どうなるのかは
分かりませんが、また余裕が出来たら投下してください。
298 ◆YukaXXZTS2 :04/10/11 00:27:35 ID:KQUfGH17
就寝前にココア(といっても缶のアイスココア)を飲みながらふと偽妹スレを覗くと…
危うくキーボードにココアぶちまけるとこですた(汗

>>296氏…もとい前スレ>>420
>どこに出しても恥ずかしくないほどのロリコンっぷり。
漏れは、いったいドコに出されるのだろう…((((゚Д゚))))ガクガクブルブル…
つかロリコンじゃないです…自信ないけど…多分…違うんじゃないカナ?違うんじゃないカナ?

>できることならお友達になりたい! 男と男の恋愛は許されると思いますか?
えと…質問の意図が汲み取れないんですが…
( ゚Д゚)ハッ!! モシヤ…
恋愛対象?! くそみそテクニック?!

……
あ〜…当方既に売約済みの身故、謹んで辞退させていただきたいと思う次第で御座いますですw
299名無しさん@初回限定:04/10/11 00:44:40 ID:xCTj9ZF4
じゃあ中古でもいいから予約しときますね。
年食ってから出会いましょう。

「ふがふが、あの頃からわしらいもーといもーと言っておったのう」
「ふぁふぁふぁ〜、ふぁずれた〜」
「ふぃかし最近の若いもんは妹に興味も示さん。事ある毎に『熟女熟女』。
呆れて入れ歯も飛ばすわい」
「ふぁふぁふぁ〜ふぁずれ、よし。外れなかったよ(にやり)」

もう寝ます。
300 ◆YukaXXZTS2 :04/10/12 00:54:38 ID:786rueMW
コンコンッ
やがて日付が変わろうとする頃、私の部屋をノックする音がした。
「開いてるわよ」
カチャッ…
開いたドアの隙間から様子を伺うように顔を覗かせる妹。
「どうしたの?こんな夜更けに…」
淡いピンクのパジャマに身を包んだ妹は俯いたまま話しかけてきた。
「お姉ちゃん…私、病気になっちゃった…かも」
言葉少なげに語る妹の表情からは焦燥の色が見てとれる。
「病気?もう少し詳しく話してみて?」
「うん…」
ベッドに腰掛けるように勧め、隣に腰を下ろす。
「あのね…お股が変なの。」
「えっ?」
「んとね、昇り棒してたらお股がね…気持ちよかったの」
「…それから?」
「それで、しばらくお股を押し付けてグリグリしてたらね…」
「うんうん。」
「おしっこしたわけじゃないのにパンツが濡れてたの。」
恐らく初めてであろう感覚に戸惑う妹。
微笑ましくなってつい笑ってしまった。
「あははっ、それは病気なんかじゃないよ。」
「そうなの?私、病気じゃないの?」
「うん。お股のココの辺りが気持ちよかったんでしょ?」
パジャマの上から妹の性器へ手を伸ばすと、身体をビクッと振るわせた。
「んんっ!! そこあんまりイジッちゃやだよぉ。またおしっこ出ちゃうよぉ。」
妹の抗議の声を制し、優しく撫で付けてゆく。
「お、お姉ちゃん。お股がジンジンしちゃうよ。どうしちゃったの?」
「ふふっ。女の子はね、ココを優しく刺激するとエッチな気分になるんだよ。」
姉の手に身をゆだね、トロンとした目で姉の胸へ顔を埋める。
「ふわぁあぁぁんっ!! やだやだっ、パンツ濡れちゃうよぉ」
「それじゃあ…パンツ脱いじゃおうか?」
301 ◆YukaXXZTS2 :04/10/12 00:55:08 ID:786rueMW
………
ロリコン疑惑を晴らすべくいつもとは違う設定(姉妹)で書いてみたものの…
書いているうちにどんどん設定年齢が下がってきて…
気がつけば妹(小5)くらいになってしまいますたw

これではますます疑惑が深まるような希ガスorz
302名無しさん@初回限定:04/10/12 01:28:29 ID:PHL5vn2O
え、疑惑?(・∀・)ニヤニヤ
303名無しさん@初回限定:04/10/12 21:25:36 ID:66yBpsd8
304名無しさん@初回限定:04/10/12 23:30:13 ID:+EGCKBLU
をを、その筋に詳しい方がおられるのですな。

では、超既出なエロでも。
リンク先から無料体験版(実際はデモムービー)をDLしてお楽しみ下さい。

ttp://www.dlsite.com/work/workshow/ra0846
ttp://www.dlsite.com/work/workshow/ra0159

偽妹物に脳内変換できた人は神……
305イッパイアッテナの苦悩  その4:04/10/13 16:13:16 ID:HPbT6ilu
「人はなぜ考えるのだろう。世は詮なき事にあふれ、愚かなものが他者を引き摺り下ろし、
悪意が蔓延する社会。なのになぜ我々は考えるのだろう。それは、人が考える葦だからだ。
 私は思うのだ、乃絵美。人は目の前のものから逃げた時、感受性がなくなる。他者を理解
する心を閉ざした時、悲劇が起こる。
 エロゲーとは何ぞや。エロゲーとは、感受性を、心を与えてくれるものではないか。二つ
の涙が落ちる時、エロゲーは宝となるのだ。二つの涙とは瞳とおちんちんから流れる水のこ
とだ。
 我々はオタクであり、エロゲーマーだ。我々にできることとは何か? それは、時には西
に向かって射精することではないのか? パクス・アメリカーナでもなく純粋に紛争に涙す
る我々の想いを、西に届けよう。一人の精子は二メートルも飛ばないが、全国のオタクが集
えば地震くらい起こせるのではないか? 乃絵美? 聞いているのか乃絵美?」
 私は携帯電話を左手に持ちながら乃絵美に問いかけた。
「あ〜……うぁ?」
 乃絵美はもはや聞いていない。電話口からも分かる通り、いつしか眠ったらしい。それを
いうならいつからエロゲー論を語り始めたか、私自身忘れてしまった。乃絵美が暇だと言っ
てきたのが最初だったはずだ。私が世界情勢の薀蓄を日本視点とアメリカ視点から語ったの
がそもそもの過ちだったのかもしれない。第一私は暇ではない。乃絵美と違って富士登山の
最中であり、杖を片手にごろごろとした山を登っているのだ。その上にいくら電話代も電池
もいらないとはいえ、電話しながら運動するというのは大変な労力である。地元のスポーツ
専門店でこしらえた生半可な知識と直径一メートルになりそうな巨大なバッグを背中に背負
い、私は額に汗して、初夏、富士登山を決行した。
 お供は乃絵美ただ一人。日々のストレスを発散させるために登っていたはずが、気まぐれ
で乃絵美と競争した途端に乃絵美は空中浮遊して一気に頂上まで上昇し、我々一般人を呆然
とさせたのだった。
 乃絵美に日本の心が分かるとは思ってはいないが、それはずるい。
306名無しさん@初回限定:04/10/13 16:14:18 ID:HPbT6ilu
 富士登山の意義もすっかり忘れて私は頬を膨らませ、頂上から電話を掛けてきた乃絵美に
説教をした後、疲れているはずなのにフルスロットで語り始めたのだった。
「乃絵美。お前はやんばるではないのだから、人の話を素直に聞くべきだぞ」
 私がライアー批判をしようとしたちょうどその時、富士山麓から猛烈な勢いで誰かが駆け
て来た。夏なのに冬服のスーツ、怪しい丸眼鏡、華奢な体躯だが暑苦しい語りを聞かせてく
るあれは……98?
 私はため息をついて歩みを進めた。
 男、98氏は私のもとに近づくと、
「聞き捨てならないッ!」と吐き捨てた。私が振り返って彼を見ると、98氏は全身汗びっし
ょりになり過呼吸でぜいぜい言いながらも、不敵な、自信たっぷりの笑みを浮かべて私の前
に立ちはだかった。
「何がだね?」
「イッパイアッテナさんッ! ッッ〜〜〜〜くうぅ! あまりに懐かしくて絶叫してしまい
ました。失礼。さて、イッパイアッテナさん。今しがた、やんばる批判をなさいましたね?」
「うむ。したが……」
「私から、ライアーの擁護をさせていただこうと思います」
 ……私は毎度毎度現れるこうした熱血漢に、つい同調してしまう癖があった。乗せられ、
おだてられ、シナリオを書いていた日々。もう二度とあのような精神的苦痛は味わうまい。
私は軽く話を逸らすことにした。
「君がたとえライアーのいい点をいくら上げたところで私には通用しないよ。なぜなら、私
は遊演体の頃からあそこの体質はよく知っている。バグを出して平然とするメーカーだとい
うこともね」
「イッパイアッテナさん……」
 98氏が空を見上げる。彼の眼鏡が陽光に反射してきらりと光る。「あれは……リドルです」
「つまり何かね。ライアーからバグを取ったら天(ryしか残らないと、君はそう言うつも
りか?」
「いえ。我々は宣伝にお金をかけられません。しっかりとしたゲームシステムを構築できる
ほどのプログラマーも雇えません。ならばどうやってゲーム性を維持し、かつ宣伝を幅広く
行うか? そう思い至ったとき、頭の中に蛆が沸いたのですよ。バグを植えつければいいっ
てね」
307名無しさん@初回限定:04/10/13 16:17:18 ID:HPbT6ilu
 彼は持論を展開するあまり、ライアーの社員である事を明かしてしまった。どんなトンデ
モ理論を繰り広げるかは知らないが、彼が社員ならばそれもまたいいだろう。私は再度質問
した。
「パッケージを手に取った時から、ゲームは始まっていると言いたいのだな」
 98氏は目を輝かせて頷く。「そうです。我々はバグにも手を抜きません。48時間インスト
ールに時間が掛かったあとでプレイできる快感を、私はユーザーの皆様に感じて欲しいので
す。デモムービーがないのも仕様です。動画でなく、音声でなくテキストで我々は顧客の皆
様を楽しませたいのです」
「ではやんばるが傲慢なのは何故だね。あれでは新規ユーザーが離れていくだけだと思うが」
「あれは私の母ちゃんです」
「……」
 だからどうした、と私は言えなかった。その時の98氏の顔は涙で濡れていて、98氏が言う
ところのやんばる母ちゃんがなぜああなってしまったか、分かった気がしたのだ。気が狂う
には訳がある。幾多の修羅場を乗り越えて、やんばるは傲慢にならざるをえなかったのでは
ないか? たとえ新規ユーザーを切り捨ててまで己の愚かさをアピールする彼を表に出し続
けるライアー。そこに、一つの反面教師を見出すのは私だけだろうか。
 見下ろせば、夕陽に照らされた雲海が広がっていた。斜めに切り崩された斜面を、地平線
にまで渡って伸びる雲。その隙間に地表が見える。街の灯りがちらほら雲の合間から伺えた。
山に沈む夕陽、それは普段見ていた夕陽の大きさではなかった。赤く、まるで処女の血のよ
うに赤く沈む太陽から、桃色の光が雲海に届く。その間に、白い灯り、黄色い灯りなどが煌く。
 もう少しで日が沈み、夜の闇に辿り着く。
「私はライアー信者だから言っておく」
 隣で夕陽に見とれていた98氏に呟いた。98氏は「はい……」と言って顔を上げた。
「腐りシスターズを一般販売してほしい」
「……ぁあ、Winnyで落とせばいいじゃないですか?」
 私は激昂した。右手で拳を作って98氏を殴った。蹴った。ぼこぼこにした。
308名無しさん@初回限定:04/10/13 16:18:42 ID:HPbT6ilu
「何でですか? イッパイアッテナさんだって、ny使ってるんじゃないんですか?」
 私は98氏を殴り続けた。涙が出た。どうしてこんな奴がこの世にいるのか。だからinspire
が潰れるのだ。だからアボパが休業状態に追い込まれるのだ。
 夕陽が照りつける中、私達はリュックを背負ったまま、拳で語り合った。98氏が武者震い
をしつつ反抗してくる。私は顔面に鋭いパンチを貰い、腹に強烈なブローを貰いつつも、彼
の肩を、腕を、頬を打ちまくった。
「下らない作品なら、コピーして売ればいいんだよ」
 以前そう思った事もある。そんな私を彼は殴っている。私には彼を殴る権利がある。だが
彼も、私を殴る権利がある。殴られるから殴るのではない。相手が許せないから殴る、それ
だけではない。私が許せないのだ。だからだ、私達は拳で相手をぼこぼこに打ちのめす。
「へっ、イッパイアッテナさんだって、やってるんじゃないですか?」
「やってない。残念ながらやってない。パソコンに詳しくないからな」
「へへっ、あれだけエロゲー語っておいてパソコンに詳しくないわけないじゃないですか?
 ただプログラムダウンロードして設定ちょいちょいっとやるだけですよ。中学生だって出来
るのに」
 98氏が減らず口を叩く。その口に左拳を突きこむ。98氏がむせてふらついた。私も殴った
振動で倒れてしまった。身体を殴打する石と砂利の大地。私達は立ち上がることさえできなかった。
 夕陽が私達を包みこむ。土砂が頬に食い込む。砂埃が舞い、空にうっすらと星が見えた。
「98氏」
 私は低い声でいった。「仮にも業界の端くれに名を連ねるなら、本音と建前ぐらい弁えろ」
「イッパイアッテナさん、ホントにnyやってないんですか?」
「だからやってないと言ってるだろう。設定で失敗して、やめた」
 私が血まみれの頬を気にしながら彼に語りかけた。彼はようやく、納得したのだった。
「何だ。イッパイアッテナさんもnyやりたかったんだ」
「やりたかったさ。だが、できなかった。それでいいと思う」
「……僕が設定してあげますよ」
「お前は、家に来るな」
「……」
「……」
「……ふふっ、やはりイッパイアッテナさんは良い人ですね。私がウィニーやってるっての
は、嘘です」
「……馬鹿な」
309名無しさん@初回限定:04/10/13 16:23:09 ID:HPbT6ilu
 信じられなかった。彼は本音を、愚痴を、嫌味を私に叩きつけてきたのではなかったか?
 ではなぜそんな嘘をついてまで、私に殴られようとしたのだ。
「貴方が本当にやっていないと分かって良かった。実はインタネのトラフィックの関係で、
貴方のお家に嫌疑がかかっていたのですよ。大量のファイルを共有し、流通させているので
はないか? 警察から話がありまして、調査してたんです。ところがなかなか尻尾をつ
かまえられなくて、困っていたのですよ。もしここで私が長野県警に連絡すれば、イ
ッパイアッテナさんの家に警官が家宅捜索する手はずだったんです」
「……」
「貴方でよかったと、そう思います」
 98氏はにっこりと笑った。顔中痣だらけのはずなのに、彼の顔は美しかった。この男は本
当に分からない。内心の悔しさと驚きを隠せずに、「ではそのトラフィックとやらの原因は
何か、分かっていないということだな?」
「ええ、さっぱり」
 98氏は苦笑した。私達は見つめあい、そして目を見開いた。
「乃絵美!」「乃絵美ちゃんか!」
 私は早速乃絵美に電話した。
「あい〜」
 乃絵美が相変わらず陽気な声で受け答えをする。普段なら和む私だが、今は状況が違う。
「乃絵美、単刀直入に訊くぞ。私のパソコンを普段、どんな風に使っているのだ?」
「ネットのファイル引っ張ってきて、お金儲けしてます」
 私はがくりと膝をついてこめかみに手を当てて「あうぅ〜」と呻いた。まさかこんな身近に敵がいたとは。
「あ〜、乃絵美。今すぐやめろ。そんなことせんでも我が家は安泰だ」
「でもお家のローンが残ってますよ?」
「……」
 隣で訊いている98氏の視線が痛い。
「乃絵美」
「あい」
「あとで話そう」
「あい」
310名無しさん@初回限定:04/10/13 16:24:48 ID:HPbT6ilu
 ぷちっと電話を切って、98氏と向かい合う。
「というわけで、我々は潔白だ」
 私は98氏の目を見ることなく、力強く主張した。

 その後、警察が我が家に押しかけて大量のエロゲーを発掘した事は言うまでもない。肝心
の犯罪に関しては証拠不十分で保留になった。私は冷や汗を流しながら、乃絵美におんぶに
だっこになってしまった我が家の家計を呪った。

 終わり

 相変わらず行き当たりばったりでイッパイイッパイな
展開ですが、それでいいのです。はい。

>>304 エロすぎ。あなた営業ですか?
311名無しさん@初回限定:04/10/13 23:26:28 ID:OKM5VDox
304は、きっと誘兄だよ
312 ◆YukaXXZTS2 :04/10/14 01:17:54 ID:A/kuqmgM
>>256の続き
うるさく鳴いていた蝉の声がもの悲しげな鈴虫の音色に変わる頃、
「綾ちゃん、もうすぐ退院なんだって。良かったね。」
いつものように回診に訪れた看護婦からそう告げられた。
術後の経過も良好とのことで予定より早まったらしい…
「そうですか?有難う御座います。」
看護婦の前ではそう言ったものの、綾はどこか寂しそうだった。
「そうなんだ…もうすぐお兄ちゃんともお別れしなきゃいけないんだ…」
考えもしなかった稔との離別…いや、考えたくなかった。
初めて病室で出会った時から過ごして来た二人の時間。
その時間も綾の退院という形で、やがて終わりを告げる。
「いやだ…もっと一緒にいたい…ずっとお兄ちゃんのそばに…」
膝の上に添えた手に涙が一粒、また一粒と落下してゆく。
あふれ出す稔への想いに、声を殺し肩を震わせて綾は泣いた。

どれほどの時が過ぎただろうか…
零れ落ちた涙を手の甲で拭い、綾は自分の病室を静かに出ていった。
何かを決心したかのような表情の綾が向かった先は想いを寄せる稔の病室だった。
ドアの前で立ち止まり、胸に手を当ててゆっくりと深呼吸をする。
そして、静かに病室のドアをノックした。
「お兄ちゃん…入るね」
灯りの消えた病室はしんと静まり返っており、綾の足取りを躊躇させる。
「そっちに…いくね」
綾は、スリッパの音を殺すように一歩づつ稔へと近づく。
やがて枕元まで来た綾は、もう一度稔へ呼びかけた。
「お兄ちゃん…まだ起きてる?」
優しく問いかける声に目を覚ました稔は、綾の方へ向き直った。
「…どうしたの、また眠れないの?」
稔の綾への気遣いに対し、綾は小さく首を振った。
「ううん、今日はそうじゃないの…大事なお話があって来たの。」
真剣な綾の表情に稔は身体を起こし、綾の手を優しく握った。
「僕で役に立てるのなら話してくれないかな…よほど大事な話なんだね?」
313 ◆YukaXXZTS2 :04/10/14 01:18:13 ID:A/kuqmgM
今回いきなりシリアスな展開です。
そんなわけでエロ抜きですw

まさかこんな長い話になるとは…多分、まだ半分も経過してないかもですorz


閑話休題
更新のほうは……も少し時間かかりますです。
マターリお待ち下さいませm(_ _)m
314名無しさん@初回限定:04/10/14 02:19:27 ID:aTpZFiEy
>>310
GJ!お疲れ様です。
それにしてもヤッパリのえみんはイイ。
のえみんのやることなら全て許されます。←どこを見ているギャグをミロ

ところでやんばると馬場社長と下川専務って誰が一番極悪なんでしょうね。
315名無しさん@初回限定:04/10/15 00:05:05 ID:ZVsq4/Qh
私の目の前にお弁当箱がある
たった今おかずを詰め込んだところで
あとは蓋をするだけ
蓋をするだけで良いのだけど……

昨晩のこと
「飽きた」と兄が言う
「何が?」と私が答える
「お昼いつもパンなんだよね。いい加減飽きた」
私の家は母子家庭でお昼は各自で調達しなければいけない
母にお弁当を作る手間をかけさせないためだ
「そだね、あと御握りとか代わり映えしないよね」
「そうなんだよ。こう何て言うかたまには温かみのある食事がしたいんだよ」
嘆きながらそう言う
本当に大げさなんだから
「それはパン作ってくれる人に失礼だよ」私は苦笑しながら答えこう続けた
「お弁当くらいなら私が作ろうか?」
何気なく言った一言だった
だだの思いつきで
でも兄には以外だったらしく
「えっなに、お前料理とかできるの?」と
私に詰め寄ってくる
そんなに驚くことなの?ひどいなぁ
「う、うん少しくらいなら、お母さんを手伝ってるから」
「是非ともお願いします」
こうして私は明日のお弁当を作ることになった
316名無しさん@初回限定:04/10/15 00:05:30 ID:ZVsq4/Qh
そして今
私の目の前にお弁当箱がある
別に失敗してしまった訳ではない
少しと言ったが実は結構自信があったりする
本当に上手く出来た
から揚げも卵焼きもポテトサラダもとっても美味しそう
美味しそうなのだけど……
ちょっとやり過ぎてしまった……
私はご飯の上にかかっているソレを見る
ソレはピンク色のさくらでんぶ
さくらでんぶ自体は問題じゃない
お弁当にはたまに入っているし
ただ、その自己主張の仕方が問題
ご飯の上で大きく目に痛いピンク色で形作っている
ハート型を
「あはは……」
さすがにやり過ぎたと思う
私は普通の兄妹より少しだけ兄に懐いている
少しだけブラコンかもしれない
「でもこれはちょっとね。恥ずかしいし」
こうして私の初めてのお弁当はお蔵入りになる
兄には「失敗した」といえば良いや
そこで、ふっとある考えが浮かぶ
もし兄がこのお弁当の蓋を開けたら
兄は何を思うのだろう……
何を感じるのだろう……

少し考えて私はお弁当を包み
それをを兄の席に置いた
317名無しさん@初回限定:04/10/15 00:51:52 ID:YpBp3Q+Y
実はハート型のおかずは
ご飯の下に隠した
というのは兄がもし
彼女と一緒にいたとしたら
言い訳できなくなるから
彼女なんているかよ
兄はそういって苦笑したけど
信じられないから

弁当箱の底まで食べて
怒ったら終わり
笑ったら始まり
誰の? 誰にとっての?
もちろん──私にとっての
318名無しさん@初回限定:04/10/15 01:30:58 ID:clu+dUBh
>>312
山場キター!?
え、これ終盤じゃないんですか?
だとしたらこの先綾ちゃんはフルコースゴニョゴニョ……

>>317
正統派妹物ストーリ乙です。
何か、こう、上手くは言えませんけど、
実妹としての立場をわきまえた妹の、兄に対する想いが良く伝わってくる
作品だと思います。
319名無しさん@初回限定:04/10/15 22:56:25 ID:YpBp3Q+Y
一応言っておきます。作者さんごめんなさい。
勝手に続き(317)書いちゃいました。もし本当の
続きがあるのだとしたら、こちらはアナザーストーリーということで。
320315:04/10/15 23:56:05 ID:ZVsq4/Qh
>>318
>>319
レスありがとうございます
318さん嬉しいことを言ってくれますね
319さん気にしないで下さい、あれでお終いです
と言うか>>317の続きが気になります
では
321319:04/10/16 00:50:17 ID:gJVay2Eo
えと、続きはありません。ご了承ください。
322名無しさん@初回限定:04/10/16 06:38:48 ID:hcvRRHWo
えぇ〜〜(´д`;)続き無いの〜〜〜〜〜??
323名無しさん@初回限定:04/10/16 10:26:29 ID:gJVay2Eo
あれから一年過ぎて、私達は高校生になった
私は相変わらずお弁当を作っている
兄は相変わらず弁当を忘れてゆく
だから朝、兄に告げる
「今日は入ってないから安心して」
その時の兄の顔がまた微妙で
妹を信じられないようなのだ
確かに、私もそういっては何度となく兄を騙し
特大のおかずを弁当箱の底に滑り込ませてきた
兄が口を半開きにさせて、妹を変な目で見るのはもっともだ
だけれど
私はそんな兄に笑いかける
「ちゃんと食べないと、元気つかないよ?」
赤面する兄を見て、小さく笑う

私達の関係は、もしかしたらずっと
このままかもしれないけれど、でも
いつか告白したい
その前に、兄が私を好きになってくれたらいいな
わざと忘れられた弁当箱を持って
兄の背中を追いかける
忘れ物だよ
バカ兄貴
324名無しさん@初回限定:04/10/16 10:29:54 ID:gJVay2Eo
「高校生になった」じゃなくて「高2になった」にしないとイカンですね。失礼。
325名無しさん@初回限定:04/10/16 10:40:53 ID:c+ZTHr0q
おお、続いてる
319氏GJ
326 ◆YukaXXZTS2 :04/10/17 01:47:05 ID:usmxMyqY
>>318
まだまだ終盤じゃないですよ。
つか、いつ終わるのか漏れにもよく判らないですが(ぉ

>>315氏と>>317氏のコラボGJ!
妹の心理描写がすごく(・∀・)イイ!!
327 ◆YukaXXZTS2 :04/10/18 01:00:07 ID:YDmDw7G9
公私ともになんだか忙しくて話が先に進まない罠orz<挨拶

閑話休題
なにやらユカが一生懸命姪っ子にPCを教えておりましたw
「ここをね、矢印でポチッって押すとCD聞けるんだよ。」
「う〜んと…こう?」
「いや、あの、そうじゃなくて…こう。…分かった?」
「えと…こう?」
なんだか微笑ましい光景だなと思う反面、
4才児がPCを操作する時代が来たかと思うと…((((゚Д゚))))ガクガクブルブル

そうこうしてるうちにスピーカーから軽快な音楽が……え゙?
気のせいか「プルルン」とか「チャポポ…」とか擬音が聞こえるんですが…
えと…それってもしかして漏れが隠し持っていたCDじゃないでしょうか?
いや、確かに話題のゲームなんだが…情操教育としてはマズいんでは…
…なんてことを考えてる漏れを尻目に姪っ子は気に入ったご様子ですた。

結論:電波ソングは子供受けする。 …いや、そうじゃなくてw
姪っ子の趣味を疑わずにおれない一日ですたorz

お茶濁しに…
ttp://imouto2ch.hp.infoseek.co.jp/Lilith/StudioRing.zip
……もうバiタでいいや(ぉ
328名無しさん@初回限定:04/10/18 02:27:41 ID:Z+nKxg21
話題のゲーム、が何なのかさっぱり見当が付きませんが、
電波ソングということなら、定番を置いておきますね。

ttp://up.haiiro.info/  の520.swf
ttp://up.haiiro.info/file/520.swf

ttp://huan.no-ip.org/uploader/upload.html  のup0040.swf
ttp://huan.no-ip.org/uploader/src/up0040.swf

それと、誰かここ(ttp://moe.s56.xrea.com/up/)に電波ソングを
大量にupした人がいるようです。
329 ◆YukaXXZTS2 :04/10/19 00:00:47 ID:VgxoN5qR
>>312の続き
「……お兄ちゃん」
お互い向き合ったまま沈黙が続いた。
稔から目を逸らさずに、どこまでも純粋な瞳で見つめる綾。
やがて沈黙を打ち破るように綾が語りだした。
「お兄ちゃんにとって私は…妹みたいな存在なの? それとも…」
ぽつりぽつりと紡ぎ出す綾の言葉が稔の胸に響く。
「私…もうすぐお兄ちゃんと…お別れしなきゃならないの。」
涙をこらえ、稔に別れの言葉を告げる。
「退院したら…お兄ちゃんと会えなくなっちゃう…」
その一言に、握り締めていた稔の手が微かに震えた。
「…綾ちゃん」
「…そんなのイヤだよ!! お兄ちゃんと一緒に居たいよっ!!」
綾はそう叫ぶと、稔の胸に飛び込んで泣いた。
「ヤダヤダっ!! お兄ちゃんとお別れなんてしたくないよぉ!!」
押し殺していた感情が一気に溢れ、稔にしがみ付いて泣きじゃくった。
「綾ちゃん…」
稔は、ただ名前を呼んでやる事しか出来なかった。
泣きじゃくる綾をあやす様に髪を優しく撫で、名前を呼び続ける。
必死で胸にしがみ付き、決して離れまいと背中に手を廻す綾。
稔の脳裏に、幼かった遙の姿と目の前で泣きじゃくる綾が重なって映る。
『ちょっと待てっ!! 綾ちゃんは遙の替わりなのか? 死んだ妹の代用品なのか?』
稔の中で、もう一人の自分が語りかけた。
『違うっ!! 綾ちゃんは遙の代用品なんかじゃないっ!!』
『…だよな。答えは既に判ってたはずだろ? 答えてやれよ。』
胸の中で泣きじゃくる綾を抱きしめ、偽らざる気持ちを告げた。
「綾ちゃんっ!! 君の事が…好きだっ!! 僕も離れたくないっ!!」
「お兄ちゃん……・…お兄ちゃんっ!! ウワァアァァァンッ!!!」
「ごめん、綾ちゃん。もう少し早く答えてやればよかったね…」

「綾ちゃん、ホントに良かったね…  お兄ちゃん……私…もう行くね。」
……抱き合う二人の姿を見届けた遙は、その場からそっと姿を消した。
330 ◆YukaXXZTS2 :04/10/19 00:01:05 ID:VgxoN5qR
えと…数々の伏線が残されてますが…すべてが明らかになるのは一体いつの事やらorz
今のトコどれ一つ明らかになってませんです。
いずれ一つずつ解き明かされてゆくはず…そんなわけでまだまだ先は長いです。


閑話休題
>話題のゲーム、が何なのかさっぱり見当が付きませんが、

ttp://www.lechoco.com/shesee/cont06.html
くれぐれもボリュームは絞ってお聞き下さいませw


…で、今のトコ『お兄ちゃん』続行中なわけですが、
「ねえ、そろそろ『お兄ちゃん』ての止めない?」
「…なんで?」
「いや、普通に変だろ。もう籍入ってんだし…」
「じゃあ、なんて呼んだらいいかな?」
「そうだなぁ…何がいいと思う?」
「んと…『旦那さま』?」
「それ変じゃない? メイドさんみたいだってw」
「じゃ、『あ・な・た♥』」
「…それはちょっとくすぐったい気がする。」
「ん〜…『パパ』?」
「なんでだよっw」
「だってうちじゃ『パパ』ってママが呼んでるもん」
「…パパ? 漏れが?」
「うんっ!!」
「いや、まだ子供いないし…」
「いいじゃん、パパにしようよ。」

そんなわけで、試験的に『パパ』仮採用ということで…
…なんかものすご〜く違和感アリアリなんですけどorz
331名無しさん@初回限定:04/10/19 01:36:24 ID:Hbc/KMrj
>>330
♪女の子の〜 ♪一番大切な物を〜
なんて展開を想像してました。反省。

ところで。
子供が生まれたらパパまたはお父さんに限定されてしまうので、
それまでの間は別の呼び名が良い賀茂真淵。
332名無しさん@初回限定:04/10/19 07:43:08 ID:E4y8YZfO
>330
名前で呼ばせろ!
10年もしたら男扱いしてもらえなくなるぞ
パパ=家族=異性としての認識なし
333名無しさん@初回限定:04/10/20 00:13:43 ID:H+kkXYjq
いや十年と持つまい。
「○○さん(名前)」か「あなたぁ」が吉だと思う。
334 ◆YukaXXZTS2 :04/10/20 00:43:22 ID:8SJh8WCl
え〜…かなり微妙に更新致しますた(ぉ
ミラーの方は…未だ手付かずです m(_ _)mスマソ

皆様の予想通り?わずか半日足らずで『パパ』案却下と相成りましたw
理由は姉貴の一言。
「ぷっ…あははははっ、ユカちゃんが言うと違う意味に聞こえるから止めときなよ」だそうな。
…だよな、やっぱりorz 
当の本人は、しきりに首をかしげておりましたが…まさか意味が通じてないのかな?

と、いうわけで元の木阿弥…若しくは元の鞘の『お兄ちゃん』に収まった次第です。
このスレ的にはOKなんだろうけど…それもどうかとorz

>>332氏、>>333氏、名前で呼ぶという案は…
姉貴:「ねえ、名前で呼んだら?」
ユカ・漏れ:「なんか恥ずかしくない?」
ユカ:「お姉ちゃんは何て呼んでるの?」
姉貴:「ともくんかパパだけど…なんでアンタが笑うのよっ!!」
漏れ:「いや…意外だったからさ…ふ〜ん、姉貴がともくんねぇ」
姉貴:「…いいじゃない、ともくんでも…」モジモジ
照れる姉貴がちょっとカワイク思えたりして…
もしかして、こういうのが姉萌え?…いや、気の迷いだなw

あぁ…話が脱線してますが、名前で呼ぶ案は時期尚早という結論に…
335名無しさん@初回限定:04/10/20 19:55:07 ID:2cgNehev
◆YukaXXZTS2 氏 >327のリンクは、どうやって見るの?
へんなファイル出てくるだけだが・・・
336 ◆YukaXXZTS2 :04/10/20 22:23:56 ID:1ycNWiKU
>>335
えと…中身は駄作ですがLilithのFaceです。
しかもほとんど手間かけてないというシロモノ(汗
WinampのSkinのようなものと思っていただければ間違いないかと…
下記のサイトにて本体をダウンロードして使って下さいませ。
ttp://www.project9k.jp/
…作者の回し者じゃないです、いやホントに
WinampのSkin作るのが面倒なだけですorz

しかし、も少し絵柄を考えて作ればよかったかも…
アレじゃホントに漏れが炉…

カチャ
  ;y=ー( ゚д゚)・∵. ターン
  \/| y |)
337 ◆ASAGEjGFo2 :04/10/20 23:09:28 ID:O+zeYHHg
「もうやだー!」
 前回に引き続き、またもテレビの天気予報を見て雪野が絶叫していた。
 気象図には、現在接近中の台風の進路がかかれている。
 そして、気象予報士のお姉さんが天気の予報をしていた。
「なんで今更来るかな〜。もう、バカ!」
 画面が変わり、お天気マークや雨マークの並ぶ週間天気予報になった。
「へぇ、今週末は雨か」
「ちょっとお兄ちゃん、何のんびり構えてるのよ!」
 文句と共に、雪野がお腹に抱えていた座布団が飛んでくる。
「何イライラしてるんだ?」
「筍狩り! 行くって決めてたじゃない」
 ……ごめん、完全に忘れてた。
 あー、そういや、そんな約束してたような。
 確か、新聞の広告欄に載ってるのを父さんが発見して、雪野がはしゃぎだして……。
「あー、その顔! 忘れてたんでしょう」
 隣に座った俺の顔を、のぞき込んだ雪野が分析し始める。
 お前はエスパーか。
「しかも、今必死に言い訳しようとしてるし」
 ……はい、その通りです。
 俺は何も言っていないのだが、こちらの心境をビシバシ当て始めた雪野が、怒り狂って俺の腕を叩き始めた。
 俺としては、よく有ることなので(いや、よく有っちゃいけないのは解ってるんだが)特に気にしない。
 ただ、今日はいささか威力が強く感じる。
「痛い痛い」
「痛くない!」
 言い切る雪野さんは、今日あったニュースに切り替わっているテレビを、まだ恨めしそうに睨んでいる。
 ったく、普段は大人しているのに時々おもいっきり子供になるんだからな、こいつは。
 俺は、このままじゃ埒があかないとテレビのチャンネルを変える。
『今日の特集は、タケノコです!』
 ………まずい、一発目から地雷を踏んだ。
 よりにもよって、変えた先が料理番組で、しかも特集にタケノコを使ってくるとは。
338 ◆ASAGEjGFo2 :04/10/20 23:10:36 ID:O+zeYHHg
 隣から、怒りゲージが振り切れてしまい、体から漏れだした不機嫌オーラが漂ってくる。
 さっさとチャンネルを別の局へと思うのだが、隣の人が画面を凝視している気がして、また、伝わってくる覇気に
押されて指が動かない。
「うふ、うふふ」
 …………。(汗
 不気味な笑い声に、冷や汗が背中を流れる。
「お兄ちゃん……」
「な、何だ?」


「 バ カ ー ! 」


 この後、俺は義妹の怒りという雷を浴び続ける羽目になった。
 というか母さん、ちゃっかり一人だけ台所に逃げて、しかも笑っているって……。
 女心と秋の空。
 雷様の怒りを収めるため、俺はコンビニまでプリンを買いに走らされるのだった。
 しかしYよ、機嫌が150円で治るってのは、ちょっとなさけないぞ?
339 ◆ASAGEjGFo2 :04/10/20 23:31:24 ID:O+zeYHHg
ああもう、自分からばらしてるよ。
まだ熱が残ってるのかなぁ。
まあ、別にいいんですがね。

ともあれ、いつもいつもダークにグフフとしていると、
「何か、やなことあったのか。それとも、こういう趣味がおありで?」
と、色々と誤解を生んでしまいますので、たまにはさっぱりとした萌え話でも。

>>◆YukaXXZTS2氏
呼び名、名前にいぴょう!
やっぱり、今まで「お兄ちゃん」と呼ばれていたので、新鮮さを求めましょう。
さらに、この呼び名のいいところは
 奥さんが幼くても、多少の融通がきく
というところ。
へたに「パパ」だの「あなた」だのと警察さんの前でやっているとお世話になる可能性が…
340 ◆YukaXXZTS2 :04/10/20 23:58:47 ID:1ycNWiKU
更新済んだ途端にASAGE氏キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
よし、これからはASAGE氏召喚する手段としてサイトの更新をしよう(マテ
あと、名前でってのは…もの凄〜〜く恥ずいです。
一度試したけど…その後の会話続きませんですた。

プリンで機嫌が治る…コレは定説ですねw
年齢問わず女性は甘いモノが好きみたいです。

3・4日前の日のこと…
姉貴:「このケーキ美味しいよねぇ」
ユカ:「うんっ!! ここのケーキ生クリームがしつこくなくて好き♥」
ゆか:「ゆかはねぇ、いちご乗ってるの大好きぃ〜♪」
ガチャ<ドア開ける音
一同:『ねぇ〜♥」<ニコニコ顔で互いにうなづき合う三人娘……娘?
漏れ:「あ゜…」
姉貴:「なによっ!! 私だって好きなもんは好きなのっ!!」
…別に悪いって言ってねーじゃんorz

……話が度々脱線するのは仕様だと思って下さいませ(ぉ

閑話休題
( ゚д゚)ノ 住人の皆様に質問

1.ホントは姉萌えだ
2.生粋の妹萌えだ
3.…実は娘がほすぃ
4.全部当てはまる
5.その他

上記のうち当てはまる回答はどれ?
ちなみに漏れは、言わずと知れた2番です。
こればっかりは譲れなねぇーな<意味不明
341328:04/10/21 00:29:53 ID:X3Kl0PO6
どうも流れが速いetc.な所にupしてしまったらしい……
もし肩透かしを食らった人がいたとしたら恐縮なので
もう少しましな所に上げ直しておきます。
ttp://31mb.com/src/up0016.swf
(ttp://31mb.com/src/up0016.swf.html)

ttp://31mb.com/src/up0018.swf
(ttp://31mb.com/src/up0018.swf.html)

んでもってupついでにYuka氏、このシーンはリアルで体験されましたか?
http://p47.aaacafe.ne.jp/~imouto/img/src/1098285670986.jpg
(最近の女の子はこの風習の存在さえ知らないかも)



……で、リロードしたら色々と書き込みが。
感想&回答は今しばらくお待ち下さい。
342名無しさん@初回限定:04/10/21 01:13:24 ID:9xV8BSfM
お兄ちゃん
……ん?
お兄ちゃん……彼女いないの?
ああ……悪かったな、いなくて
……彼女、やっぱり欲しいんだ?
欲しいよ
どんな女の子がいいの?
朝起こしてくれる子がいいな
私じゃん
弁当作ってくれて
私だし
あまりわがままいわなくて
……
素直で
……
可愛くて
……
ぼっきゅっぼんで
もういー。分かった。私が悪うございましたッ!
……何怒ってんだ?
お兄ちゃんが私をどー見てたかよく分かりました。明日からは一人で起きて
……??
一人で弁当作って
……え
彼女作っていいよ!
……理恵
何!?
お前のことだぜ? それ
……
理恵?
……
理恵!? 大丈夫か? ……冗談なのに
343名無しさん@初回限定:04/10/21 01:17:30 ID:9xV8BSfM
自分は1と2の間をさ迷っているか、あるいは4かもですね。
344名無しさん@初回限定:04/10/22 00:06:13 ID:hzTf4TrZ
ttp://data.uploda.net/anonymous/etc1/dat6/upload12959.swf
ttp://data.uploda.net/anonymous/etc1/dat6/upload12961.swf

最早意地になってたりして。ここで駄目ならもう貼りません。

>アサゲ氏
あ゛ーヤッパ良いですこのシリーズ。私の荒んだ心が癒されます。

>>340
4番ですね。間違いない!

>>342
何と言うか、その、
兄妹ならではの独特の距離感がたまりません。
345 ◆YukaXXZTS2 :04/10/22 01:03:53 ID:D2S/fMjQ
「ねぇお兄ちゃん、今日も一緒に帰ろっ♥」
突如、背後から現れて鞄を両手で抱え顔色を伺う妹。
すこし大き目の真新しい冬服に身を包み、俺の前に躍り出てくる。
秋風に舞う長くしなやかな黒髪からは、いつものシャンプーの良い香りがした。
「ねぇ、いいでしょ〜。一緒に帰ろうよぉ」
悪友たちと一緒だったこともあり、妹の誘いを断る。
「え〜、先に帰ってろよ」
「なんだよ、妹さんと一緒に帰ってやれよ。なっ、お・に・い・ちゃ・ん・♥」
面白半分にからかう悪友たちに苛立ち、つい口調が荒くなった。
「うっせーなっ!! からかうんじゃねーよっ!!」
「おっ、怖いねぇ。お兄ちゃん怒っちゃったよ、どうする?」
悪友の一人が問いかけるように妹に話しかけた。
妹は問い掛けに耳を貸す様子も無く、膨れっ面でうつむいたかと思うと…
「…もういいっ!! お兄ちゃんのケチッ!!」
「ケチとはなんだ、ケチとはっ!!」
「いいもんっ!! 私、一人で帰るもんっ!!」
そしてきびすを返すように自宅への道を早足で歩き出した。
「…ちぇっ、ったくしょうがねーな。」
「悪りぃ。俺、今日は先に帰るわ。」
悪友たちの冷やかしを背中に受けながら、先を行く妹へと歩みを速めた。
「おいっ、ちょっと待てよ。…ったく、お前一人で帰れるだろっ。」
悪態を吐きながら、少々乱暴に頭をぐしゃぐしゃと撫で回した。
「もうっ、止めてよお兄ちゃん。髪の毛乱れちゃうでしょっ!!」
口では文句を言いながらも、嬉しそうな表情で俺の顔を見上げた。
「…手……繋いで帰ろっか、お兄ちゃん」
そして俺の返答を待たずに指先を絡めてきた。
「バ、バカッ!! みんな見てるだろっ!!」
「私は恥ずかしくないもん。……お兄ちゃんと手繋ぐの嬉しいから」
「…バカ言ってないでさっさと帰るぞっ!!」
「うんっ♥」
落ち葉の舞い散る並木道を少し早足で…でも妹の歩調に合わせながら歩いた。
そばに寄り添う妹の体温を、抱きついてくる腕や絡めた指先に感じながら…
346 ◆YukaXXZTS2 :04/10/22 01:04:16 ID:D2S/fMjQ
掲示板にうpした絵を見て思いついたネタw
ttp://p47.aaacafe.ne.jp/~imouto/img/src/1098202740465.jpg
ttp://p47.aaacafe.ne.jp/~imouto/img/src/1098018395074.jpg

…こんなことしてないで話を進めなくてはいけないハズなのにorz

>>341
あの画像への返答は、あちらへとさせていただきますた。
…ま、内容はそういうことなのでご了承をw
>>344
じゃ、漏れも一つ(マテ
ttp://imouto2ch.hp.infoseek.co.jp/anibgm.swf
…くれぐれも音量にはお気をつけてw
347名無しさん@初回限定:04/10/22 14:55:54 ID:VltlVouU
今日、計画通り男の子が生まれた。名前はオレと同じ読みの漢字を当てるつもりだ。
二人目はもちろん女の子の予定だ。
348( ´∀`):04/10/23 12:33:45 ID:ZNVXRvqY
 予定よりも打ち合わせが早く終わり、地元の駅に着いたのは四時を少し回った頃だった。
まだ辺りは明るいし、家に帰ってもこれと言ってやる事はない。適当に本屋でもブラつこうと
思い、改札を出たところで、二人ほぼ同時に気付いた。
 あっ、と小さな口を開き、すぐに恥ずかしそうな笑顔。なぜか今日はツインテールにしてい
る。
 その長い黒髪を揺らしながら、妹はてててと、俺のもとにやってくる。
「兄さんだー」
「妹だな」
 あは、と俺を見上げる妹。たまごみたいな形の顔に、化粧気のない健康そうな肌。着ている
セーラー服が、良く似合ってる。
「どうしたの? お仕事は?」
「ああ。今日はもう終わり。たまにはな」
「そうなんだー。あ、じゃあ。ねねね、一緒に帰ってもいい?」
「いや、俺は本屋に寄ってくから、先に帰ってろ」
 改札の外は人通りが多い。俺は妹の左腕を軽く引き寄せる。
「わわ」
 とっさに俺の胸に手を付く妹。揺れるツインテール。
「え、えと……ほ、本屋? しょ、しょうがないなー。じゃ、兄さんに付き合ってあげる」
 そっ、と軽く俺の胸を押し返す。
「いらん」
 俺は即座に切り返す。
349( ´∀`):04/10/23 12:34:11 ID:ZNVXRvqY
 この駅は規模としてはそれ程大きくないが、某デパートと直結しているため、ラッシュ時で
なくても、常に人でごった返している。
「なんでよー。こら、兄さん」
 そう言いつつも、妹は何処か嬉しそうな声で俺に付いてくる。
 ふと、ジャケットにささやかな重みを感じる。確認するまでもなく妹だ。ちょこんと俺の右
腕を、その細い指で軽くつまんでいる。
「あー、分かったー。さてはなんか、あやしい本買うんでしょ?」
「怪しい本?」
「うん。あやしい本。そういうのは妹として、あんまり感心しないぞ?」
 周りの耳があるからか、家でなら遠慮せず’えっちな本’と言っているだろう。
「買わねーよ。それより、お前その髪、どうしたんだ?」
「あ。へへ、やっと気付いたんだ?」
「あのな。最初から気付いてるって。結んでるの、珍しいじゃん」
「うん。あのね、そういえば昔は、兄さんに毎日結んでもらってたなーって。よく分かんない
けど、今朝、なんとなく思い出して」
「ああ」

 昔。
 妹が、小学校の……いつ頃までだろう? よく覚えていないが、とにかく昔は、コイツの髪
の世話は俺がしていた。世話といってもコイツの髪は完全に直毛だ。ドライヤーの必要も殆ど
なく、俺がやっていたのは、単に軽く解かして結んでやる、といった事ぐらいだ。
 でも、俺がやってやったのは、確かポニーテールだったはずだ。それ以外のアレンジは自信
がなかったし。
「毎日ポニーテールだったよね。朝御飯食べたあと、兄さんがわたしの髪、すいて、結んでく
れてた」
 妹は懐かしそうに自分の髪を、人差し指でくるくるする。
「やっぱ、毎日同じで飽き飽きしてたか? いや、変な結び方してお前が笑われんのもアレだ
し」
「ううん。そんなこと、ない」
 腕に掛かる重みが少し増えた様に感じるのは、多分、気のせいだろう。
350( ´∀`):04/10/23 12:34:37 ID:ZNVXRvqY
 デパート内へと続くエスカレーターに差し掛かり、妹は俺の後ろに隠れる形になる。改札が
あるフロアの人だかりが嘘の様に、エスカレーターは空いているが、妹は相変わらず俺のジャ
ケットを離さない。
 本屋は八階だ。俺は妹の方を向き、ツインテールの片方に手を伸ばす。
「わ。 な、なに、兄さん」
「なんでツインテールなのかなって」
「な、なんでって……えと……」
 恥ずかしそうに、視線を彷徨わせ戸惑う妹。エスカレーターには俺達しか居ないのに、周り
の目を気にして、オロオロする。綺麗な黒髪は全く抵抗なく、サラサラと俺の指を流れる。
ふと、目が合う。諦めたのか、妹はされるがままだ。赤い顔で、「へん、かな?」とつぶや
く。

 エスカレーターを乗り継ぐ。
「いや、まぁ、似合ってると思うけど。」
「わ。ほんと?」
「ああ。でもここ何年か、ずっと下ろしてたろ。なんかあんのか?」
「へへ。ううん、なんにもないって。よかったー。あ、でも、やっぱりポニーテールの方がよ
かったかな?」
 今だ片方の髪をいじられながら、妹は嬉しそうにしている。
 無邪気にくるくると表情を変える妹。ツインテールは、とてもよく似合っていた。いや、別
にツインテールでなくポニーテールでも、それは一緒だろう。
 妹は美形だ。
 身内であるという贔屓目抜きに、客観的に見て、妹は美少女だ。そう表現して、間違いはな
いだろう。妹は単純に、とても綺麗なのだ。
 確かに、スタイルの点で言えば、胸はAカップだし(ブラジャーのサイズ。炊事洗濯は俺が
やってる)、お尻も小さい。いわゆる’ナイスボディ’とは程遠い。身長に対する体重は足り
ていないだろうし、男物の服を着て、首から下だけを見れば、少年のように見えるかも知れな
い。しかし、その顔のつくり。俺の両の手の平で、スッポリと包めてしまう小さな卵型の顔。
まるで、美術室にある石膏像のように整った、目、鼻、口、それぞれのパーツ配置。そして、
吸い込まれそうに綺麗な黒髪。
 妹は、美形なのだ。地の顔がそうなのだから、どんな髪型でも似合うだろう。
351( ´∀`):04/10/23 12:35:24 ID:ZNVXRvqY
 エスカレーターを乗り継ぐ。
「あ、で、でも、あ明日からは、また、お、お下ろすと思うけど」
 突然慌てふためき、噛みまくる妹。 これでもか、と言うぐらいに、顔を真っ赤に染め上げ
硬直する。掴んでいた俺のジャケットも、ぱっ、と離してしまう。相変わらずだな。
 理由はいつも通り、’人の目’だ。
 俺たちがエスカレーターを乗り継いですぐ、後ろから女性二人組みがやってきた。それを気
にしてだろう。
 俺と居る時。妹は、不特定多数が行き交っている場所などでは、何も気にしない。せいぜい、
ちょっと言葉を選ぶ、といったぐらいだ。、しかし、閉じられた空間内では面白いように、周
囲の視線を、それこそ極端に気にする。コンビニでもアウトだ。それまでは俺に引っ付いてい
ても、その空間に入った途端、他人行儀で無口になる。

『だ、だって』
『ああ』
『……は、恥ずかしいじゃん……』
『なにが』
『え……な、なにがって、だから、その……』
『なんだよ』
『……だから、その、周りの人から見たら……』
『見たら?』
『……その、こ、こいびと、同士に見えちゃう……かも』
『はぁ』
『やっぱ、その、えへへ。すっごく恥ずかしいもん。緊張しちゃうよ。だって、兄さんと私が、
その、ね?』
『……』
352( ´∀`):04/10/23 12:38:22 ID:rKcgcIdu
『だから、その、周りの人からは私たちって、その……恋人同士、に見えてるよ、きっと』
『大丈夫か? お前』
『え。う、うん。大丈夫だよ。げんき』
『いや、頭の中』
『な、なんでよー!』
『あのな。恋人同士になんか見えねって』
『み、見えるよー! だ、だって! に、兄さんは兄さんだけど男の人で、私は私で妹の人だ
けど、でも、お、女なんだよ?』
『いやよく分からん』
『だ、だから! その……か、かっぷるじゃん! 周りの人から見たら、私たち』
『アホか。どっからどう見ても兄妹にしか見えんだろが。もしくは、ちょっと悲しいが、援助
交際か』
『な、なんでよー! どっからどう見ても恋人同士でしょ! 彼氏と彼女じゃん!』
『いや、お前さ』
『なによー』

 こんな分かるような分からないような問答を、かつてした事がある。
 俺より二段下で、じっと俯いている妹。俺はそれを横目で見やりながら、エスカレーターが
目的地である八階に差し掛かった事を確認した。



 本を見た後、最上階の飲食フロアにでも寄ってやるかな。
353名無しさん@初回限定:04/10/24 00:09:31 ID:uOzkQ0CU
( ´∀`)氏キターーーー!!

前回に引き続き、正統派の兄妹物をお寄せ頂き有難うございます。
読んだ人全員が幸せな気持ちになる作品だと思います。GJ!
354名無しさん@初回限定:04/10/24 22:02:26 ID:zZ7OHgrR
>>352 GJ。
355 ◆YukaXXZTS2 :04/10/25 00:58:30 ID:EA5wZBcF
>>329の続き
稔からの告白に新たな涙が頬へ零れ落ちてゆく。
「お兄ちゃんっ!! おにい…いちゃ…ん…グスッ…」
綾は泣きじゃくりながら何度も何度も稔を呼び続けた。
しがみ付いた両腕に力を込め、決して離れまいと稔の胸へ顔を埋めてゆく。
稔の感触、体温、稔の微かな匂いさえも忘れぬよう記憶の奥底へ焼き付けるように…
そんな綾を優しく抱きしめ、耳元で綾の名を呼んだ。
「綾ちゃん、もう大丈夫だよ。決して泣かせたりしない…」
「うんっ!! 私、お兄ちゃんと離れない。退院しても毎日逢いに来るから…」
「綾ちゃん…」
優しく髪を撫でる稔の手の暖かさにくすぐったくなり、綾は肩をすくめた。
「もう、お兄ちゃん…子供じゃないんだから…」
「ご、ごめん…」
「私……子供じゃないんだよ」
稔の頬に両手を差し伸べ、少し背伸びして口づけを交わした。
「んんっ…私、頑張ってお兄ちゃんに…チュクッ…似合う女の子に…んはぁ…」
「綾ちゃん…チュッ…僕の方こそ…」
お互いに唇を求め合い、貪欲に舌を絡めあってゆく。
唾液を嚥下し交換し合う行為に没頭する二人…
やがて、綾の方から唇を離してパジャマのボタンに手をかけた。
「私…お兄ちゃんになら…」
一つ、また一つとボタンを外すと控えめで可憐な白い双丘が現れた。
「小さいけど…嫌いにならないでね…」
「そんなことないよ。綺麗な肌してる…」
「やんっ!! そんなにじっくり見られると恥ずかしいよ…」
「先っぽがツンって立ってる…さっきのキスで感じちゃったんだ?」
恥ずかしげに頬を染め、コクリとうなずく綾。
「…キスしてもいいかい?」
「…うん」
稔はゆっくりパジャマの前をはだけさせ、硬くなってきた先端へ口づけた。
「ひゃんっ!! キ、キスってそっちなの?」
「こっちはイヤだった?」
356 ◆YukaXXZTS2 :04/10/25 01:01:30 ID:EA5wZBcF
( ´∀`)氏キタ━(゚∀゚)━(∀゚ )━(゚  )━(  )━(  )━(  ゚)━( ゚∀)━(゚∀゚)━ !!!!!
こんな兄妹もの書きたいなぁ…でも技量がorz

閑話休題
なんだかまたまたエロい展開になりそうな悪寒…
357名無しさん@初回限定:04/10/25 23:30:30 ID:JjJrUGXV
PINKちゃんねるだからいいのだ
358名無しさん@初回限定:04/10/26 16:13:14 ID:SdUceGQl
エロいのマダー(AA省略
359名無しさん@初回限定:04/10/27 23:11:28 ID:dJ0cP26E
 我が家に『お兄ちゃん』が始めてきたのは忘れもしない一年前。大晦日の時
だ。ママがお買い物に出かけていって、仕方なく一人で洗濯物を干している時
にパパが家に電話してきた。
「美穂。落ち着けよ。いいか、落ち着いて聞いてくれよぉ?」
 落ち着いてないのはパパの方だろう、と突っ込んでたら日が暮れるのでそう
いうことはしない。パパの声がいつもと違う。えらく動揺してる。だから「ど
うしたの?」と答えてやる。
「今から家に帰るけど、聞いて驚くなよ。お前の兄ちゃんを連れていくから」
 しばし私の時が止まる。
「つまりパパは不倫して、子供を作らせちゃってしかも引き取ってきたと、そ
ーいうわけ?」
 受話器の向こうで悲痛な叫びが聞こえる。「そうだ」
「殺しなさい。赤子ならまだ地中に埋められるわ」
「すまん。今まで色んなヤクをやってきた私だが、殺人はご遠慮願いたい」
「パパは、私のお兄ちゃんを何が何でも連れてくるわけね。私の意思など
どうでもよくって」
「美穂。お前の意思は尊重したい。だが、お前のお兄ちゃんを殺せとか言うな。
生きてるんだぞ」
 パパはいくらか落ち着いてきたようだ。減らず口ならいくらでも叩けるが、
理知的なパパに勝てるほど頭は良くない。私は少し黙る。
「一つ聞きたいんだけど、パパ」
「なんだい? 資産が減るから子供は貰うなとか言うなよ? パパ泣いちゃう
ぞ」
「言わないよ。だけどさ、その赤ちゃん、どうして私のお兄ちゃんになれるの? 
血縁上パパの精子が浮気相手に注ぎ込まれたとしても、そのコは私の弟になる
んじゃないの?」
「簡単に言うと、その、秘密裏に交際していた女性は極道の妻でな。妊娠した
子が自分の子じゃないと旦那にばれて、仕方なく旦那ブッ刺して私のオフィス
に逃げてくる途中で出血多量で悶絶死。生き残ったのは子供だけなんだが、そ
の、女性は戸籍をいじくってたらしいんだ」
360名無しさん@初回限定:04/10/27 23:12:30 ID:dJ0cP26E
 ありえない話が次から次へと展開され、パパの話を素直に受け止められなく
なる。
「戸籍をいじくってたって、どーいうこと?」
「その女性は、美穂よりもこの赤ん坊が先に生まれたと戸籍を偽造したみたい
なんだ」
 私の呆然と開けられた口を、受話器の向こうのパパも分かっているだろう。
ありえない。すぐばれる嘘。嘘と言うより愚かな行為がなぜ行われたのかは知
らないが、その女は普通じゃない。
「じゃあ本当にその赤ちゃんは私のお兄ちゃんになるの? 私より後に生まれ
たのに?」
「戸籍上はな、少なくとも数ヶ月間はそうなる。手続きに何日掛かるかは分か
らないが、何ヶ月かすれば、お前の弟に『なる』よ」
「ママは知ってるの?」
「ママには後で教える。死ぬ気で望むつもりだ」
「あと何分で来るの? パパ」
「10分とかからないよ。隣のおばあちゃんに色々と教えてもらってくれ」
「分かった」
 私は隣の家のドアフォンのボタンを押すために家の椅子を持ち出した。
 隣のおばあちゃんを探し出そうとしたら玄関で涼んでいたので事情を説明して
赤ん坊の世話の仕方を教わる。おばあちゃんはいつもにこにこしているが、私
のパパがまた何かやらかしたと肌で感じたらしく、目を輝かせて「美穂ちゃん。
おしめはね〜、濡れ雑巾で十分だよ」
 などと言いながらてきぱきと必要なものを持ってきてくれた。私はおばあちゃ
んと共に、一家の大黒柱にあるまじき蛮行に及んだ不純男と赤ん坊を迎え入れ
る準備を始めた。

 それから一年が過ぎた。赤ん坊は二歳になり、私は年長生になった。パパが
いうには、やーさんの圧力がお役所にかかっているため戸籍の訂正ができなか
ったらしい。つまり私の『お兄ちゃん』は健在だ。健在といっても寝て起きて
食べて泣いてうんこして小便漏らして笑うだけだが。
361名無しさん@初回限定:04/10/27 23:14:12 ID:dJ0cP26E
「だぁ〜〜」
「ひぎぃ〜」
 私とお兄ちゃんの声が唱和する。
 泣きたい。泣いているお兄ちゃんと一緒に、私が泣いたときはママが私も慰
めてくれる。お兄ちゃんが来てから、パパは不倫してないらしい。毎日パパの
背広の匂いを嗅いでいるから多分大丈夫だ。少なくとも、これ以上お兄ちゃん
は増えないと思う。

なし崩し的に終わり すまん
362 ◆YukaXXZTS2 :04/10/28 00:11:58 ID:VTyjgnvB
その日、なんとなくイラついて学校を早退した。
「…ただいま」
誰も居ない家。冷えた廊下だけが私を出迎えてくれた。
重い足取りで自分の部屋へと向かう。
玄関先で靴下を脱ぎ捨て、スカーフを取り去る。
歩きながらスカートのファスナーを下ろしてゆく。
一枚、また一枚と身体にまとわりつく衣服を脱ぎ捨てていった。
そして…部屋のドアノブを廻した。
私の後ろには脱ぎ捨てられた制服や下着が足跡のように落ちていた。
椅子の上に鞄を置き、生まれたままの姿でベッドに身を投げ出した。
「はぁ…」
陽の匂いのする布団に顔を埋めると、イヤな事が忘れられそうな気がした。
少し身体を捻ると、衣擦れの微かな音と共に胸の先端に刺激が走った。
「んふぅ…っ」
痺れるような感覚に身を任せ、自らの身体を擦り付けてゆく。
敏感な乳首はすぐに勃起し、布の摩擦でクニクニと形を変えていった。
「あんっ…んんっ…ふわぁ…っ」
抑え気味に発していた喘ぎ声も、そのうち気にならなくなった。
右手を脚の付け根へと伸ばし、中指で充血して火照ってきた裂け目をなぞった。
「はあぁぁぁんっ…き、気持ちいいよぉ」
蕩かしたような裂け目の奥底から止め処なく愛液が溢れ、布団へ一筋の糸が伸びてゆく。
指の動きが激しくなり、透明な愛液が太腿を伝って流れてゆく。
「あん…くふぅ…んっ…」
無意識に腰を持ち上げ、カーテンの向こうへと見えるように突き出した。
「義兄さん、私の大事なトコ見えてる?……こんなにおつゆが出てきてる。
 ……私、義兄さんの事想うとエッチになっちゃうだよ」
空を彷徨う視線の先に恋焦がれる義兄を想像しながら快楽の深みへと堕ちてゆく。
義兄の手で弄られ、身体の隅々まで唇で愛撫されている…
そんな絵空事を夢見ながら自らを慰めてゆく。
何度も義兄の名を呼び、尖ってきた胸の先端を指先でつぶすように捏ねてゆく。
痺れるような感覚に背を反らせて必死に耐える。押し寄せる快感の波に溺れてゆく。
指先についた愛液を口へ含み、淫らな行為に没頭してゆく。愛しい義兄の事を思い描きながら…
363 ◆YukaXXZTS2 :04/10/28 00:17:33 ID:VTyjgnvB
>>357氏、>>358
ご期待に副えるかどうか疑問ですが…(ぉ
ちょっと違った方向で書いてみますた。
…微妙に失敗したっぽい希ガスorz
>>359
かなり変わった視点で書かれてますね。
年下の兄…意表突かれたです。

閑話休題
明日以降からミラーの更新作業に取り掛かる予定です。
アクセス出来なくなる…かもしれませんです。
364名無しさん@初回限定:04/10/28 22:51:37 ID:FSZgbHZ0
>>361
年下のお姉ちゃんだったら誠心誠意お世話させて頂きます。
特に義姉であれば尚更。

>>363
お約束としてお義兄ちゃんや空き巣狙いは……出ないのですね。

それと、いつも更新御苦労様です。
365 ◆YukaXXZTS2 :04/10/29 17:30:44 ID:VpbdZIxJ
>>364
一応、義兄を想いながら一人ベッドの上で自慰に耽る妹(高一)などという設定らすぃ(マテ
いや、下手に義兄等を出すと話が長くなりますので寸止めという事で…
その分、次回分の綾の話は濃いエロ多めで逝こうかと…


しかし……
〜なっちゃうだよ」ってなんなんだ…気付けよ、漏れ…orz
366 ◆YukaXXZTS2 :04/11/01 15:25:41 ID:UWhpsUMC
ムシャクシャしてやった。
ちょっとしたはずみだった。
今は大人気なかったと反省している。



あ゙〜……ユカとケンカしますた。
昨晩より実家に里帰りしてますので、仕事帰りに迎えに(頭下げに)逝ってきますですorz
367名無しさん@初回限定:04/11/01 21:57:26 ID:ueEED6H0
そういうこともありますよ。
どうせ喧嘩なんて、男の方から頭下げないと終わらない(許してくれない)もんですから。
368 ◆YukaXXZTS2 :04/11/04 01:41:26 ID:Z/ybiHl1
ユカを迎えに義父宅へ…
ピンポーン<玄関チャイムのつもり
漏れ:「あの…ユカ帰って来てますよね?」
ユカママ:「あら?ユカならご実家へ行ったわよ」
漏れ:「へっ?」
首をかしげつつも実家へ向かうと…
ゆか:「お帰りぃ〜お兄ちゃん」
漏れ:「あり?」
奥のほうからパタパタとユカがやって来て、
ユカ:「お兄ちゃん遅〜いっ!!」
パン粉を手にくっつけてエプロン姿で出てきたけど……?
漏れ:「…どうしたの?」
ユカ:「あのね…お義母さんにコロッケ習ってたの…」
漏れ:「…へぇ〜…どうして?」
ユカ:「えと…仲直りしようと思ってそれで…」
そう言うとエプロンの端をつまみながらモジモジ…
漏れ:「あぁ〜ほら、パン粉落ちるって…」
ユカ:「え?わぁぁぁ…掃除機取ってくるっ!!」
ゆか:「ゆかもコロッケ作ってたの♪お兄ちゃん食べていいよ♥」
漏れ:「そ、そう?」
掃除機片手に慌てて駆けてきたユカが、
ユカ:「ダメぇ〜っ!! お兄ちゃんのは私が作るのっ!!」
なんで姪っ子にヤキモチ妬くかな…
そこへ漏れの母登場。
母:「あんた…意外とモテるのね…」
アホなこと言ってないでその場を収拾して欲しかったorz
そんなわけで、漏れ一人オタオタした次第で…

閑話休題
ミラーの方は…現在調整中です。
urlを削ると作業状況が見られたりします。…決定稿じゃないけどw
配色に頭悩ましてたりした休日の夜ですた。
369名無しさん@初回限定:04/11/05 00:17:56 ID:agb0cPOc
それはアレだ、爆弾コロッケを作っていたのではありませんか?
370:04/11/07 00:13:19 ID:MXcWndT+
こたつの季節
私とお兄ちゃんは向かい合って座っている
ポカポカと気持ちが良い
「お兄ちゃん温かいね〜」
「お〜温かいな〜」
最近、急に冷えだしてきて急遽こたつを出す事になったのだ
だからこれがこの冬の
「初こたつ……」
「なんだ、それ」
お兄ちゃんが笑う
「だから初こたつ」
「はいはい」
うん、何か会話のテンポがおかしい
私もお兄ちゃんも溶けている感じ
「奈々ミカンはないかな。こたつといえばミカンだろ」
何か言っている……ミカン?
「まだ買ってないよ。こたつだって急に出したんだし」
知っているはずなのにワザと聞いているんだ
お約束って言うんだっけ?
「うーん残念」
やっぱりそうだ
ちっとも残念そうな顔をしないでそう言う
「こんど買ってきておくね」
「うん、頼む」
頼まれました、さっそく明日買いに行こう
とっても甘いのを買ってこよう
「ねえ、ミカンはないんだけどお茶でもいれようか?」
「いいよ、俺がいれて来る。立つのめんどくさいだろ」
371:04/11/07 00:14:07 ID:MXcWndT+
確かに一回こたつに入っちゃうと出るのイヤだよね
寒いし
でも大丈夫
「実は私の後ろにポットと急須がありまーす。びっくりした」
私は用意していた急須をこたつの上に置く
「おおっ隠してたの?用意がいいなー奈々は偉い」
褒められちゃった少しだけ嬉しい
ポットから急須にお湯をいれお茶を湯飲みに注ぐ
それをお兄ちゃんに渡し自分の分をいれる
「熱いから気をつけてね」
「ああ……うん美味しい」
「美味しいね」
「染み渡るな」
「染み渡るね」
緑茶の香りが広がり
こたつの温かさでボーっとしていた頭がスッキリしてくる
やっぱりミカンも欲しかったな
……
ゆったりと時間が流れてゆく
お兄ちゃんと二人こたつにあたり
何をするでもなく時間をすごす
こういうのも良いなぁ
ずっとこういう時間が続けば……とそこである事を思い出した
「あっそう言えばお兄ちゃんに聞きたい事があったんだ」
「聞きたい事?」
おそらくこのゆったりとした時間には似つかわしくない質問
と言うか全く脈絡の無い質問なのだけど……
「えーと聞きにくい事なんだけど」
「なに?何でも聞いて」
本当に何でも聞いて良いんだよね、聞いちゃうよ
372:04/11/07 00:14:42 ID:MXcWndT+
私は一呼吸おいてこう聞いた
「お兄ちゃんて付き合っている人とかいるの?」
「……」
「……」
「……」
「……」
「はいぃ?」
あーやっぱりそういう反応になるよね
うん分かってたごめんなさい
お兄ちゃんが困惑している、珍しい表情で可愛い
そして私に聞いてくる
「意味が分からない……説明してくれ」
意味はそのままだけど……
どうしてソレを聞いたかって事なのかな
説明を省きすぎたかな
「私の友達の亜紀ちゃんて知ってるよねこの前遊びに来た子」
「覚えてる」
「その子がね言ってたの、お兄ちゃんが女の人と歩いてたって」
「それから」
「うん?それだけだよ」
「それだけ?」
「うん」
……
沈黙……あっお兄ちゃんがこめかみを押えてる
何かに耐えているみたい
「ってどうしてでそれだけで彼女がいるいないの話になるんだよ」
「えっ違うの」
「ちーがーう、彼女は同じクラスの友人です。
そもそも一緒に暮らしているんだから俺に彼女がいるかいないかぐらい
雰囲気で分かるだろ……あー緊張して損した」
ぐったりとしてそう言う、疲れているみたい
可愛いなぁ
373:04/11/07 00:16:07 ID:MXcWndT+
「そうなんだけど私には大事な事だから」
「そうか」
お兄ちゃんが残っていたお茶を飲みほす
私は空いた湯飲みにお茶をつぎたす
「ありがと」
新しくいれたお茶に口をつけそう言う
お兄ちゃんもう少し聞かせてね
「じゃあ好きな人とかは?」
唐突に聞いてみる
「続けるの」
あっいつものお兄ちゃんだ立ち直っている
「うん、お兄ちゃんのこと教えて」
でもお兄ちゃんは悪戯っぽく笑うと
「秘密、もう終わりな」
といって背を向けて寝そべってしまう
「なによそれー教えてよー」
「あー温かい」
私が不満を漏らしてもお兄ちゃんは答えてくれない
「お兄ちゃーん」
「……」
「ねぇ、お兄ちゃんてば」
「……」
何も答えてくれない
可愛い妹が呼んでいると言うのに返事もしないのね
それならいいよ私にも考えがあるから
私はこたつの中に潜るとその中を移動してお兄ちゃんの横に顔を出す
それ程大きいこたつではないのでピッタリと体をくっつける様になる
「おーい何してるんだよ」
流石に無視できなくなったみたい
お兄ちゃんが振り返る
374:04/11/07 00:17:36 ID:MXcWndT+
こんなにお兄ちゃんにくっついたのは久しぶりだ
昔はよく一緒に寝ていたのだけど
「添い寝してるの」
「そこまでして聞きたいの?」
やれやれって感じに聞いてくる
「ううん、もういいの今度は私の話を聞いてもらおうと思って」
私も悪戯っぽく笑う
「話?奈々の?」
「そう私の話、私の好きな人の話……」
「へぇ、面白そうだね」
「面白いかどうかは分からないけど真面目な話だからちゃんと聞いてね……」
「ああ分かった」
うん、お兄ちゃんも真剣に聞いてくれるみたい
「あと、短い話だから聞き逃さないでね」
「大丈夫だよ」
本当に聞き逃してもらいたくはない
「じゃあ話すよ」
これは特別な事ではない
私も緊張はしていない
気負いも無い
ただ今まで暖めてきたものを伝えるだけ
ただそれだけ
当たり前のこと
「私は……」
「私はお兄ちゃんのことを愛しています」

お兄ちゃん私達の距離はこんなに近いよ
どういう風に返事をくれるのかな
私はドキドキしながら
お兄ちゃんの返事を待った

おわり
375 ◆YukaXXZTS2 :04/11/07 01:56:25 ID:2AMKT9q5
11月8日(月)からまとめサイト(メインの方)のURLが変更となるそうです。
新しいURLは下記のとおりです。

http://f47.aaa.livedoor.jp/~imouto/

なんでもlivedoorに吸収されたそうな…
どこもかしこもlivedoorですか…そうですか…orz
尚、現在のURLでも転送かかるそうなので一安心です。

以上、業務連絡ですた。

閑話休題
個人的に多忙な日々が続いているため、更新作業等を一時お休みということで…m(_ _)m
376名無しさん@初回限定:04/11/07 20:59:49 ID:xnP1yf19
>>370-374
GJ!!

いきなり愛していますとまで言いますか。
そりはお兄ちゃんにとっては嬉しいけど酷な台詞・・・
377名無しさん@初回限定:04/11/08 18:10:33 ID:8YJ5+7kq
「お兄ちゃんっ!パンツっ!あたしのパンツないよっ!」
「あ?パンツ?んなモン知るかっ!」
ジィーーー‥
「んだよっ!睨まれたって知らんもんは知らんっ!」
「‥‥お気に入りのパンツだったのに」
「‥‥どんな柄のパンツだ?」
「‥シマシマの」
「‥白と緑のか?」
「っ!!なんで知ってるのっ!やっぱりお兄ちゃんが‥」
「馬鹿っ!スカートめくってみろっ!」
「エッチっ!!」
「‥いいからやってみろって」
‥チラッ
「アレ?‥履いてた」
「‥だろ?」
「っ!!‥‥ってことは見えてた?」
「あ〜いい天気だなー」
378名無しさん@初回限定:04/11/09 01:36:57 ID:kxsF8Gi0
ミスター並みの天然妹ですな。
(自分の腰に挿したグラブをチームメイトと共に延々探し続けたという・・・)

野球ネタついでに、上で出ていたライブドアの話題を。
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/erog/1095350908/444-445
当てつけに前言撤回してはどうですかホリーさん。


あ゛ー、蛇足ながら、お気に入りの下着であればこそ普段は穿かない方がいいです。
理由は生々しいので説明省略。って誰に言ってんだ俺。
379( ´∀`):04/11/10 14:24:44 ID:bAkY3dq7
「兄さんいるー?」
 声と同時にドアが開く。
「わ! ご、ごめんなさい!」
 そして声と同時にドアが閉まる。
 ……十秒ほど待つとコンコン、と控えめにドアがノックされる。相変わらずだな。
「ああ」
 俺は着ようとしていたワイシャツに袖を通し返事をする。そろそろとドアが開かれ、妹が控
えめに顔だけを出してきた。
「……え、えと」
「……はぁ。お前、何度言ったら分かるんだ? ノックをしてからだ。まずノック。次に開け
る。OK?」
「お、おーけい……」
 妹は罰の悪そうな顔をしながら遠慮がちに部屋に入ってくる。そして既に指定席となってい
るベッドの隅に腰掛けた。顔は真っ赤だ。
「あ、み、見てないから!」
「いや別にいいけど。つか上が裸だっただけじゃん」
「そ、そうだけど……」
「見たんじゃん」
「うう……ごめんなさい」
 合わせた両手を膝で挟み、妹はしょんぼりと俯く。長い黒髪で表情は見えない。
「あのな。なんで泣きそうなんだよ。第一、プール行ったら男は全員上は裸だぞ?」
「あ! それ!」
 ぱっと勢い良く顔を上げ嬉しそうな表情。微塵も泣きそうではなかった。
「ちゃんと覚えてる? 明日だからね? プール」
「ああ。昨日も聞いた」
「うん!」
 妹はベッドに腰掛けたまま何度か弾み、俺の枕にダイブする。
 学校に行く準備は済んでいるようだ。白と紺のセーラー服に、学校指定の紺のハイソックス。
ぎりぎりで膝が見えるスカート丈は、これでも妹なりの精一杯なのだろう。
「でも混んでるんだろうな……」
「あはは、しょうがないよ。暑いもんね。あ、今更『やーめた』は、なしだからね?
380( ´∀`):04/11/10 14:25:27 ID:bAkY3dq7
「分かってるって……」
「へへ。あ、待って待って。ネクタイ、私がやる。兄さんヘタだし遅いもん」
 数日前。夕食時に、確か気温だか何かの話をしていたら、『プールに行こう』と妹が言い出
した。俺としては、たまの休日に、それもプールに行くなどわざわざ疲れに行くようなもので、
行きたいのなら友達と行けと初めは拒否したのだが、結局は押し切られる形になってしまった
のだ。
「はい、できたよー。完璧。兄さんかっこいー」

 ――まぁ、いいか。嬉しそうだし。


 八月も終わろうとしていたが、暑さは全く衰えない。
 快晴で迎えた翌日、妹は朝から上機嫌だった。
 連打されるノック音と「兄さーん。 朝ー。おきろー。」の声。起きてリビングに行くと朝
食まで用意してある。
「久しぶりに作ってみましたー」
 今にもスキップし始めそうな妹に、俺は思わず苦笑する。

 車で約二十分の私営プールは、俺たちが着いた頃には既に駐車場が八割方埋まっているとい
う盛況振りだった。
 ここに来るのは中学生の時以来だ。確か三年の夏休みに、部活の仲間と来た記憶がある。妹
とは――そういえば初めてかもしれない。いや、というより考えてみれば――
「なぁ、今までお前とプールに来たことあったけ?」
「え? ないよ。 へへ。今日が初めてです」
 やっぱりそうか。
「だからすごい楽しみ。いっぱいあそぼーね」
「遊ぶって……。あんまりそこら辺を俺に期待するなよ?」
「あはは」
 妹の、白い半袖の開襟シャツに、淡いブルーのプリーツスカートという格好は、とても良く
似合っていた。首に掛けているオニキスのネックレスは俺が誕生日に買ってやったやつだ。
381( ´∀`):04/11/10 14:26:34 ID:bAkY3dq7
「ね、兄さん。遊ぶっていうか……その」
「?」
「えと……その……」
 顔を赤くしながら妹は言い淀む。
 吸い込まれそうな長い黒髪は、いつも通りストレートに下ろし、右側だけを耳に掛けている。
 一糸も乱れていないのに、あせあせと何度も前髪を指先で解かしながら、妹は耳まで真っ赤
に染め上げ、俺を見上げて言った。
「今日は、ずっと一緒にいよーね」


 更衣室を出ると、当たり前だが水着姿の奴らばかりだった。
 ここのプールはかなり広い。流れるプールや波の来るプール、スライダーなど、全部で六つ
ぐらいはあったと思う。
 そして予想通り、とても混んでいた。休日プラス夏休みということで、老若男女問わず、人
でごった返している。多分、流れるプールなど流れていないんじゃないだろうか。
 そしてこれも予想通り、辺りに妹の姿は見当たらなかった。
 一応、妹も女の子だし、男の俺よりは着替えに時間が掛かるだろう。
 近場にあった、天辺にスピーカーの着いた柱に寄り掛かり、待つこと数分。つんつん、と右
腕をノックされた。振り向かなくても、その控えめ過ぎる力加減で妹だと分かる。
「兄さん」
 どこか恥ずかしそうな妹の声に、俺は首だけを後ろに向ける。
 シンプルな白いワンピースの水着。卵型の整った顔には、はにかんだ笑顔。下ろしていた長
い髪は、サイドだけを少し垂らし、残りは後ろで一つに結んでいる。髪の結び目に絡ませてあ
る赤いリボンは、白の水着にとても良く映えていた。
「お待たせ」
「……ああ」
 普段意識することはないが、こうしていつもとは違う姿を見ると、やはり改めて実感させら
れる。妹は、美少女なのだと。
「……」
「……」
382( ´∀`):04/11/10 14:27:14 ID:bAkY3dq7
 お腹の前で両手を合わせ、少しだけうつむいている妹。一瞬、上目遣いになった目には、何
か期待の色が見えたような気がする。……兄としての適切な感想は何だろうか……。
 先に口を開いたのは妹だった。
「……えと、なにか言ってくれると、た、助かる、かも……」
 最後の方は周囲の雑音でほとんどかき消される。
「スクール水着じゃなくて良かったと思うぞ」
「へ?」
「いや、スクール水着の女の子を連れてる俺。怪しすぎるだろ」
「……あ、えと、その……」
「普通の水着でよかった」
「あ、そ、そーじゃなくって……その、あの……えと、ち、違くて……あ……えと」
 しゅんとする妹。
 ……まずい。消え入りそうだ。
 少しむず痒いが、さすがに言わなきゃ可哀想か。
「……冗談だ。――ああ。似合ってる、と思うぞ」
「――あ」
「ん。いい感じに美少女だぞ」
 今ならどんな家事を押し付けても、妹は喜んで引き受けるだろうな。そんな笑顔と喜びよう
だった。
 そして――そんな妹の姿に、俺は兄としての幸せを感じる。

 妹は、いわゆる一般家庭とは違う環境で、ほとんどゼロから育った。
 物心付いた頃には、家に居るのは十以上も歳の離れた俺だけ。朝起きる時も、飯を食べる時
も、身支度を整える時も、夜寝る時も、初めて生理が来た時も、家で妹が頼れるのは俺だけだ
った。
 俺の躾が良かったとは思えない。むしろ思い出すと、当時の自分のなんとガキだったことか。
子供ならば当たり前の行動に、俺は一々腹を立て、自分の境遇を呪ったりもした。どうして俺
が妹の面倒などを見なければならないのかと。
 ――それなのに、そんな俺の元で妹は、とても出来た妹として育ってくれた。
 ブラコン過ぎる嫌いはあるが、基本的に言うことは良く聞くし、学校の成績もまずまず。多
少、野暮ったいところもあるが、コギャルのようになるよりはずっとマシだろう。
 恥ずかしそうに嬉しがる妹を見ながら、来て良かったな、と俺は思う。
383( ´∀`):04/11/10 14:29:46 ID:SjoDAoTI

「兄さん。行こ!」
 声を弾ませ、妹は俺の腕を取る。
 俺と居る時は極端に人の目を気にする妹だが、周囲にこれだけの大勢が居れば大丈夫らしい。
 前を歩く妹のボディラインは、少女やや女寄り、といったところか。狭い肩幅に小さいお尻。
しかし少年や男にはない、柔らかなライン。動きに合わせてその形を主張する妹のヒップから、
俺は何となく視線を逸らした。
「ねねね、兄さん」
「ん?」
「ここなら、もう疑う余地はないよね?」
「何が」
「私たち」
「?」
「その……絶対……その――こ、恋人同士、に、見えてるよね? うん。み、見えてるよ。う
ん」
「またそれか。見えねって。むしろ疑う余地なく兄妹だろ。ここなら」
「な、なんでよー。周りから見たら、だよ?」
「ああ。なんて妹想いのお兄さんなんだろう、ってとこだろ。周りから見たら」
「えー。そんなことないもん。認めちゃいなよ、兄さん。恋人。彼女。私。――ね?」
 言って、妹は腕を絡めてくる。申し訳程度の柔らかさ。俺の腕をぎゅっと抱き寄せ、見上げ
てくる妹の笑顔。
「……帰りに牛乳買うか」
「牛乳? 兄さん牛乳なんて飲んだっけ?」
「飲むのはお前だ。大きくなるらしいぞ」
 少し考え、自分の胸に抱いてる俺の腕を見てようやく気付いたようだ。妹は見る見る顔を赤
くし、全然怖くない口調で俺に「お説教」を始める。
 とっととプールに入ろう。




 ちなみに、高校の時に買った水着が今でもピッタリで少し嬉しかったのは俺だけの秘密だ。
384名無しさん@初回限定:04/11/10 22:03:58 ID:mnb92fC0
GJ! いい!
385名無しさん@初回限定:04/11/11 00:59:19 ID:TjPfTipt
GJ!!
こういう日常の話大好き。
386名無しさん@初回限定:04/11/11 01:08:15 ID:EGaJ538Z
最期の日がいつ来るか知っていれば良かった。

だってママにさよならのキスをしなかった。
いろんなことを教えてくれたパパにありがとうも言えなかった。
なんにも知らないで僕は毎日するとおりで、
なにもかもがいつもと同じだった。

スケートに乗って学校に行くまでは…

今日だけはいつもと違うって誰が思っただろう。
テストを受ける代わりに僕は腹に2発受けた。
なにもわからなかった。みんなが逃げまどってた。
突然の発砲
あっというまだった。
そいつは僕のよく知らない生徒
なんでこんなことになったのだろう
387名無しさん@初回限定:04/11/11 02:17:06 ID:LsHoADUg
( ´∀`)氏キタッ!!
いつも良質な作品を有難うございます!!
http://f47.aaa.livedoor.jp/~imouto/img/src/1100104726767.jpg
388名無しさん@初回限定:04/11/11 02:24:02 ID:LsHoADUg
↑スンマソン、livedoorになってからはPINKTOWERからは飛べないっぽいですわ。
(PINKTOWERからのリンクが利かない)
URLをアドレスバーにコピペして下さいませ。

次回からhを削らないと・・・
389 ◆ASAGEjGFo2 :04/11/14 21:36:06 ID:tLWf0Eoo
 突然な上にどうでもいいことだが、俺は何かに集中するときよくクラシックを聴く。
 そのせいか、CDラックには20枚以上のクラシックCDが置かれている。
 さて、今日はどの曲を流そうかと、目をつぶって無造作にCDを取り出し、コンボに入れた。
 音楽が流れはじめれば何の曲かはわかるので、確認せずにレポートに取りかかる。
 パソコンの電源を入れ、起動し始めると同時に、部屋の中に音楽が響き始める。
 うむ、これは毛鞠にじゃれつく小動物をイメージした曲だな。
 軽快なテンポに合わせ、キーボードを叩き始める。
「お兄ーちゃん、こっち見て〜」
 一行目を打ち終えるかどうかの所で、いきなりドアが開き雪野が入ってきた。
 ……出鼻をくじかれた。
「なんだ?」
 仕方なくイスを回して義妹の方を向けば、頭に普段見慣れぬ耳がピンと立っていた。
「……動物霊にでも憑かれたか?」
「ちがーう!」
 ぷうっと頬を膨らませ、さも心外だと言わんばかりの態度を表す。
「あ、ちょうどいい。ヒントは今かかっている曲でーす」
 が、すぐに顔をニコニコとさせて、期待のこもった目を俺に向けてくる。
 う〜ん、この曲?
 あの耳の場合、普通は違うと思うのだが……。
「……犬の霊?」
「NO〜! 霊になんて憑かれてません! それと、なんで犬になるのよ。この曲、子猫のワルツでしょ」
「ああ、やっぱり猫でよかったのか。って、おいおい、この曲は子犬のワルツだぞ」
 え? と、首を傾げる雪野に、俺はCDケースをほれと渡してやる。
「な、子犬だろ」
390 ◆ASAGEjGFo2 :04/11/14 21:37:23 ID:tLWf0Eoo
「……いいの! 別にどっちでも、たいした違いは無いじゃない!」
 何で逆ギレされなくちゃならないんだ。
 理不尽さを感じなくもないが、そこは大人の俺、まあまあとなだめすかす。
「で、猫耳は解ったとして、何がしたかったんだ?」
 まだうーうーと唸っていた雪野は、キョトンとして、言いづらそうにゆっくりと口を開いた。
「お兄ちゃん、猫好きだよね」
「おう」
 静香のうちのミッチとは、種族を越えた親友だ。
「私、お兄ちゃんの可愛い妹だよね」
「おう」
 他の何だってんだ。
 雪野は俺の返事にちょっと照れながら、続けた。
「で、私が今つけているのは、ネコミミだよ?」
「うん。……で?」
 スミマセン、順序立てて言われても分かりません。
「……もういいです」
 雪野は明らかに落胆と分かるため息をつくと、頭からネコミミカチューシャを取って部屋から出て行ってしまった。
 後には、なんだかよく分からないが気まずい空気が漂っていた。
391 ◆ASAGEjGFo2 :04/11/14 21:39:02 ID:tLWf0Eoo
もういいです。
マンドクサイので、名前変えません。
ってことで、ちょっと前からばらしていた感じでしたが、
M:正樹
Y:雪野
S:静香
N:奈津実
ってことになってます。

あ、ちなみに、私はネコミミはメイドさんが付けることでよりいっそう萌えると……
え、聞いてない?
392 ◆YukaXXZTS2 :04/11/15 00:57:33 ID:FfyDQGbL
>>355の続き
「う、ううん…ちょっとびっくりしたけど…」
「くすっ…綾ちゃん、正直だね。」
そう言うと、唇で軽くついばむように乳首への愛撫を再開した。
「あ、あんっ、はぁ…んっ、ひゃうっ…」
舌先で乳首を転がすたびに可愛らしい声を上げる。
「お、お兄ちゃんの舌…はふぅ、んくっ…気持ちいいよぉ」
「うん…僕の口の中で綾ちゃんの先っぽ…ちゅくっ…コリコリしてる」
「やぁぁぁ、そん…なこと言わないでぇ…んふぅ、あ、あんっ…」
硬くしこった乳首が稔の舌先で溶かされてゆく…
「ああんっ、あ、はぁっ…も、もうらめぇ…」
呂律の回らなくなってきた綾の潤んだ瞳は、ずっと稔を見つめていた。
「お…お兄ちゃん、あんっ…赤ちゃんみたい…」
稔の頭に手を回し、赤子をあやすように髪を撫でてゆく。
「ちゅ…こんな大きな子がいたら変だよね…」
稔は笑いながらもう片方の胸を手で包み込み円を描くように愛撫した。
「でも…お兄ちゃんの赤ちゃんなら…んはぁ、んっ…私、欲しいな…」
手のひらで転がされ、綾の乳首はクニクニと向きを変えてゆく。
「んんっ、やぁんっ、ああっ…お兄ちゃん胸がジンジンしちゃうよぉ」
「ちゅぱ、ちゅ…きっと綾ちゃんに似て可愛いんだろうな…」
「お兄ちゃ…あふっ、くっ、…そんな可愛いなんて言わな…んはぁっ」
稔は空いていた手をゆっくりと綾の下腹部へと移動させていった。
綾の細い腰のラインをトレースしてゆく手はやがてお尻へとたどり着いた。
「やっぱり私のお尻…大きいよね?」
「そんなことないよ。可愛くて綺麗なお尻だよ。」
「うそだよ…私お尻嫌いなんだもん…」
「僕は…綾ちゃんのお尻、好きだな。」
「やあんっ、お尻誉められても嬉しくないもんっ!!」
綾は意外な稔の発言に頬を染め、首を横に振った。
「綾ちゃんのお尻も…ううん、綾ちゃんのすべてが好きだよ。」
「そ、そんなこと…んんっ、んふっ、はあ…」
綾の唇は反論する間もなく稔のキスで塞がれた。
393 ◆YukaXXZTS2 :04/11/15 00:57:53 ID:FfyDQGbL
えと…大変ご無沙汰致しておりますたm(_ _)m
ま、何はさておき…
アサゲ氏キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
ネコミミカチューシャで、普段言えない(出来ない?)ようなことを
要求したかった妹…そして妹の行動に気づかない朴念仁な兄…
ヤベ…すげー萌えるシチュですね。
普段おとなしい妹なら効果も倍増するはず…

…あぅ、脳内で続きを要求している漏れがいる…
    _  ∩
  ( ゚∀゚)彡 ネコミミ!ネコミミ!
  (  ⊂彡

閑話休題
やっとこさで続きが書けたわけですが…おっぱいだけで1レス分消化してるorz
この話、年内には終わりそうにない希ガス。
394名無しさん@初回限定:04/11/15 02:52:38 ID:Dh7bQaYH
子猫のワルツ、のところで二秒ぐらい悩みましたよ。ASAGE氏乙です。

それにしても正樹君らしいニブチンぶりですね。
でも、エロゲの主人公ならこうは行かないでしょう。
(しばし妄想中)

 1.呼びつけて膝の辺りに抱き寄せて喉を愛撫してみる。
 2.おもむろにチチボーロ※を取り出して掌に乗せ、
   「マタタビだぞ〜」と手から直接食べさせる。
 3.「マタタビ食べたら酔っ払っちゃうぞ〜、酔っ払っちゃうぞ〜」
   と暗示をかけた後であ〜んなことや(以下略)
 4.夜になったら、「寝込みを襲う、ネコミミを襲う…(以下略)」

ここは一つ、チチ好きな某氏に実践して頂きましょう。


※スーパーで母親が子供の為に買うあのお菓子はタマゴボーロとかミルクボーロ
とかで、チチボーロはその原形(と思われる)。前二者がパチンコ球大の大きさ
であるのに対し、チチボーロは時として夜店で買うあの飴玉ぐらいの大きさが
あったりする。ちなみに味はどれも同じです。
395名無しさん@初回限定:04/11/15 03:10:26 ID:Dh7bQaYH
と言うわけで(何がだ)、
>>393
エロエロゴチです。
ところでおっぱいの話なのですが、

 男に揉まれると大きくなる←ウソ
 若い子(高学年辺り)の胸には芯があり、揉むと痛がる←ホント

このウソホントの真偽の程は?
396 ◆YukaXXZTS2 :04/11/16 23:52:40 ID:u6y90Pja
Side 妹

「お兄ちゃんっ!! こたつで寝てると風邪ひいちゃうよっ!!」
「んぁ? ん、そうだな…」
私の小言を煙たそうに兄が生返事をする。
「ほらっ!! 毛布かけてあげるから…」
そういうと私は、兄の大きな背中に毛布をかけてあげた。
「ん…ありがとな…」
頬をポリポリかきながらそのまま寝付く兄を見て思わず苦笑した。
「んもぅ、しょうがないんだから…」
少しはみ出た肩に隠すように毛布を持ち上げた。
「…気持ちよさそうに寝てる。 くすっ、お兄ちゃん可愛い寝顔してるんだ…」
規則正しく上下する兄の肩を見ていると私まで眠気が襲ってくるみたい…
「…私も寝ちゃおうっと」
兄にかけた毛布の裾を少し持ち上げて潜り込んだ。
そっと寄り添うと大好きな兄の匂いがした。
「お兄ちゃん…おやすみ…」
兄の胸に顔を埋めるように向き合ってつぶやく。
「お兄ちゃんと一緒に寝るの…久しぶ…り…」
兄の温もりに身を委ねながらいつしか眠りについた。
「お兄ちゃ…ん…」
397 ◆YukaXXZTS2 :04/11/16 23:52:57 ID:u6y90Pja
Side 兄

どのくらい寝ていただろうか…
「ふあぁぁぁぁぁ…」
大きなあくびとともに伸びをした。
「…みかんでも食うかな」
起き上がろうとする体を邪魔する小さな手に気づく
シャツの胸元を捕まえていた妹の手に、頭をかき苦笑いする。
「おいおい…もう子供じゃないんだから…」
「すぅ…すぅ…」
微笑んでいるように見える妹の頬を指先で軽くつつく。
「んんっ…むにゃ…すぅ…」
少し眉をしかめ、くすぐったそうにする仕草が面白くてまたつついてみる。
「やんっ…すぅ…すぅ…」
「…そういや昔、こうやって寝てる妹をからかってたっけ」
いつからか互いを異性と認識し、徐々にギクシャクし始めた関係…
寄り添う妹の髪を撫でながら幼い頃の二人に思いをはせていた。
「こうして一緒に寝るの…久しぶりだな…」
微かに香る甘く心地よい妹の香りが鼻腔をくすぐる。
「…こうやって見ると…結構カワイイよな」

兄のつぶやいた独り言に、妹は顔を埋める振りをして染まった頬を隠した。
398 ◆YukaXXZTS2 :04/11/16 23:57:41 ID:u6y90Pja
なんとなく思いついたネタですw

>>395
えと…その問いはもしかして漏れにでしょうか?

> 男に揉まれると大きくなる←ウソ
…どうなんでしょ? それほど揉んでないけど1cm大きくなったとか言ってt…ゲフンゲフンッ!!

> 若い子(高学年辺り)の胸には芯があり、揉むと痛がる←ホント
これはさすがに揉んだことないです。いや、揉んでたら犯罪だってw
399名無しさん@初回限定:04/11/16 23:59:49 ID:9PM+Uzl5
高学年の妹の胸なら触った事あるが、揉むほどないorz
400名無しさん@初回限定:04/11/17 00:16:13 ID:/TWyUwXm
>>399
よろしければ詳細をば。
401名無しさん@初回限定:04/11/17 00:33:56 ID:FMuRwet1
>>399
詳しく
402 ◆YukaXXZTS2 :04/11/17 00:37:43 ID:D4IxJBbu
>>399
是非ともおながい
403400:04/11/17 00:41:40 ID:/TWyUwXm
むー、思い返してみれば、足相撲してばかりで心温まるエピソードなんか
何にもないぞ!>こたつ
それに二十年以上兄妹やってるが、胸の感触など味わったことすらない。
404 ◆YukaXXZTS2 :04/11/17 15:40:04 ID:485BME6X
ん?コタツで足相撲……(しばし妄想中)


「お兄ちゃん足どけてっ!!」ゴンッ
「お前が避ければいいだろ」ゲシッ
「痛いじゃんっ!!」ガスッ
「何すんだよっ!!」プニッ
「ひゃあんっ!! …エッチ」モニュ
「ば、馬鹿っ!! そんなトコ触るなよ」
「えぇ〜?ドコのことよぉ?」クニュクニュッ
「だ、だから…」
「ん〜と…ココ?」コシュッコシュッ
「や、やめ…んくっ…」
「あ…お兄ちゃん、声出してるぅ。…かわいいんだぁ」


……足相撲ってエロかわいいじゃねーか!!w
405名無しさん@初回限定:04/11/25 12:48:58 ID:2JXH3uTW
中3ぐらいにパンツに目覚めて、妹のでこいてたらそっこーで親バレ。
「よその家の盗んだりしてないよね!?」って散々といつめられ、
それはない!って断固抗議した(1回やってたけど)
結局妹のは自由にしていいから、よそのは盗むなってことにされた。
妹は泣きまくって渋々了解させられたようだ。
それからというもの、度々部屋を強制捜査されるは、妹には口きいてもらえなくなるわで肩身せまかった。
妹はフロあがると、おれの部屋の入り口から向こう側の壁に届くくらいの勢いでパンツぶんなげて
入り口をバーンって閉めていってた。
今思うと一番かわいそうなのは妹だったな。ごめんなこんな兄貴で。
でも、今当時をふりかえると天国だったんだけど、そのときはかなり情けなかったよ。
”お兄ちゃんに彼女ができるまでね”という契約?が母とかわされたようなので、
パンツ投げ込みながら「兄貴、いつ彼女できんだよ!」とか罵られたり・・・ これは結構効いたな。
「しかたねーだろ!(受験で)忙しいんだから!」とか虚しく答えながら、パンツを拾う俺w
406名無しさん@初回限定:04/11/25 20:57:15 ID:LC00UNz+
それでも使用済みを供給してくれるあたり、そこはかとなく兄妹愛を感じる。
407282:04/11/26 11:05:41 ID:PfmDxj49
 彼女と僕の舌が触れ合ったので、加奈の舌を唇で包みこんできゅうっと強く
吸いました。加奈の目が広がって、僕の首に廻された手に力が入り、僕の唇を
逃れた口からかすかな声が聞こえたのです。
「おにぃ、さ」
 僕はその声を聞き逃しませんでした。加奈は感じていることを隠す事も出来
ず、熱く濡れたおまめを執拗に僕の亀頭にこすりつけます。僕は加奈のクリト
リスに亀頭をノックします。
「ぁ……ぁン」
 いきそうなんだね。
 一旦彼女の唇を吸い取るのをやめて、彼女のお尻から右手を離しました。
「ぁ……ぅあっ……どうして……?」
 加奈は両脚を僕の腰に絡ませたまま、唇をふるわせて聞いてきます。僕が興
奮から醒めたなら、空に向かって屹立していたペニスは萎縮して、ペニスに支
えられていた加奈も床に足をついて降りたってしまいます。しかし今まで、僕
はこの世のものとは思えない少女の股間に自身のマラをフィットさせていまし
た。萎えるはずがありません。
「ヴァギナに中出ししたい。いいかな?」
 加奈は頬を綻ばせて「……うん」と小さく頷きました。
 加奈はまず僕の腰から両脚を離し、左手を僕の肩から離してペニスにあてが
います。カウパー氏腺液でぬるぬるになった皮かむりのペニスを五つの指でき
ゅっと掴んで、右手を僕の左手に置いて、両手に力を入れて地面に降りようと
します。
 両手両脚を離した今、ペニスから降りれば床につけるはずです。加奈は可愛
いお手手でおちんちんの竿をにぎって腰を持ち上げようとします。顔を真っ赤
にさせて、鼻を大きく拡げて歯をくいしばってよいしょ、とおちんちんを下に
さげれば足を地面につけられるはずなのに、おちんちんを握れば握るほどそれ
は発熱し、硬くなって上を向いてしまいます。ぬるぬるの透明なお汁が先端か
らペニス全体に降り注いできて加奈の手を汚しています。ペニスをしっかり掴
もうと思ってもぬるりと根元まで滑ってしまいます。ちゃんと握ろうと思って
もずるりと手は根元まで落ちてしまいます。
408名無しさん@初回限定:04/11/26 11:06:54 ID:PfmDxj49
「おにぃ……さん」
 ぬるぬるのチンポの根元を掴んでも下ろせない、と加奈は知っていました。
てこの原理です。『中心からの半径が大きいほど物体を回転させやすくなる』
つまりシャフトの根元を持つよりも先端を、エラの方を持った方がいいと直感
的に理解したのです。加奈は何度手がすべっても諦めずに、握ったまま手を引
き上げて肉棒を掴もうとしました。手コキのようでした。
 加奈が手コキをする度に僕の口から熱い吐息が漏れました。利き腕ではない
のでしょう。あまり強く握る事ができない左の指で僕の息子は包みこまれて擦
られています。加奈が懸命に手を動かすたびに加奈の股間は振動し、程よい刺
激に亀の頭はカウパー氏腺液を垂れ流してしまいます。パジャマの局部をじゅ
ちょぐちょに濡らしペニスの竿に滴り落ちる液を加奈の左手が掬ってくれます。
加奈は降りるつもりなどないのではないかと思えるほど、ペニスをしごき続け
てくれます。海綿体が脈打つのが加奈にも伝わっていることでしょう。しごく
事でますます立ってしまった肉棒の先端に、パジャマ越しとはいえ己の最も感
じるところをグイグイ突かれているのですから。
「加奈、おかしいぉ……おにーさんのおちんちん、加奈のあそこをついて……
加奈、にぎれないぉ」
「じゃあ僕が支えてあげるから、両手でつかんでごらん」
 加奈が右手を僕の腕から離して、おちんちんを握りました。
 加奈が倒れこまないよう左手を加奈の背中に、右手を腰に当てました。加奈
の背中は温かくて弾力性があります。
「両手で、下へグッと降ろしてごらん」
 加奈が両手に力を入れてクイッとペニスを押さえつけた時、僕の肉棒は限界
までびんびんになりました。しっとりと包む左手、しっかりと握る右手、そし
てぬれぬれの、ぐちょぐちょのおまんこのような加奈の局部にしごかれて僕の
おちんちんは辛抱たまらなくなってしまったのです。このままいけば加奈の膣
中に入れる前にいってしまいます。それが良い事なのか悪い事なのか、判断で
きそうもありません。いつもの僕ならば一日三回オナニーしているのですから
一回くらい放出したところで問題ありません。また数時間もすれば回復するの
でその時しごけばいいのです。しかし今イっていいのでしょうか。加奈はとて
409名無しさん@初回限定:04/11/26 11:07:54 ID:PfmDxj49
もエッチだけれど、もし今本番をしなければ加奈を快楽に目覚めさせる自信は
ありません。今イってしまってはいけないのです。
 加奈の背中や腰にあてがった手に力を入れて加奈を突き上げるのはいつだっ
てできます。それが最も簡単な射精の方法です。ですがそうすると加奈が舐め
たところで、立たなくなってしまうかもしれない。それは問題です。
 僕はいつのまにか唾液を垂れ流して股間をさらに濡らしてしまいました。加
奈の手が上下に動く度に僕のペニスのあちこちが刺激されます。
「加奈ちゃん……」
「ん? なぁに」
 加奈は微笑んでいます。僕のあそこをこく事に疑問を持っていないかのよう
です。
「マ、マズイよ。そうすると、余計大きくなっちゃう。ほら、大きくなってる
でしょ?」
「ふふ〜」
 加奈が天使の笑みを浮かべます。「大丈夫だよぉ。おちんちんから白いのが
びゅっ、びゅって出れば、また柔らかくなるからぁ」
 びゅっ、びゅっ、どぴゅっ。
 ぴゅっぴゅっぴゅっ。
 加奈のお手手でどぴゅっ。
 僕は確信しました。二度と立つことはないだろうって。加奈の膣に中出しす
るために作られた何億もの精子は加奈のパジャマとお手手に好きなようにこす
られて、絞り出されてしまうって。僕が我慢すればするほど加奈の甘い声が僕
の耳をくすぐって、僕の脳を壊すって。
「加奈ちゃんっ、でそう」
 僕はいま惨めな顔をしているに違いありません。顔を引きつらせて恍惚のた
め息をつき、少女にしごかれて悦楽に溺れているのですから。鼻の穴を広げて
口元を歪ませて、目を細めて口からは情けない吐息をついていることでしょう。
そんな僕のあそこを加奈はさらにしごいていきます。
「おにぃさん、気持ちいいの?」
「気持ち良い。良いよ。加奈ちゃんっ」
410名無しさん@初回限定:04/11/26 11:08:57 ID:PfmDxj49
「加奈も……いいよ。凄いの……あそこがしびれて、おかしくなりそう」
「加奈ちゃんっ、沢山出しちゃうよっ。パジャマに沢山っ」
「いいよ。おにぃさんの白いの……加奈にちょうだい」
「駄目だッ……いくっ……いっちゃうよッ」
 僕は加奈を抱き締めて、己の息子を加奈の膣内に突きいれようと腰を思いっ
きり振りました。
「加奈ちゃんっ。駄目っ、いくぅぅ……」
「あぅ……んッ……うぅん」
 加奈は目を細めて僕のおちんちんをぎゅっとにぎっています。これが女の子
のおまんこの感覚なのでしょうか。温かく締まってて極上です。上体は僕に寄
りかかっていて、彼女の唇から喜悦の声がもれています。
「駄目っ、いくッ……」
「あっ……ッッ」
 加奈が瞳を震わせて僕にもたれかかってきました。腰が小刻みにぴくん、ぴ
くんと揺れて、あられもない吐息を漏らして僕の胸に上体を預けてきます。彼
女は小さなオーガズムに達したみたいです。
 僕は彼女を抱きしめたまま、己の精子を彼女のパジャマに放出してしまいま
した。綿の柔らかい感触と僕と加奈の熱い粘液でしとどに濡れて、僕のカリま
でねぶります。尿道口を通るねばねばの精液はパジャマの向こうの割れ目に向
かって何度も放たれていきます。パジャマさえなければ、赤ちゃんができるの
でしょうか。パジャマを裂けば妊娠させられるでしょうか。何度もついたせい
か裂け目が開いている気もします。膨張した亀の頭から出される白濁液を、加
奈はうっとりとした目で受け入れています。甘い喘ぎ声を出して僕の耳をくす
ぐり、まだ香水もつけたことのないシャンプーの匂いが髪から香ってきます。
端正な顔を苦悩させて悶え続け、僕の亀頭にお豆と膣を擦りつけていってしま
うなんて、なんて卑猥なことでしょう。
 彼女の身体の柔らかさを両手で、胸で堪能しながら、僕はイってしまいまし
た。
 最高に気持ち良くて、夢みたいでした。

 終わり
411名無しさん@初回限定:04/11/26 11:12:39 ID:PfmDxj49
リアルタイムで
キタ━(゚∀゚)━(∀゚ )━(゚  )━(  )━(  `・)━( `・ω)━(`・ω・´)━ シャキーン
412 ◆YukaXXZTS2 :04/11/26 13:07:34 ID:eeZ6zT9m
あ…終わっちゃったんだ

(´・ω・`)ショボーン…
でも、GJ!!

閑話休題
どうにか週末にネタ投下出来るように致しますです。 …多分
_| ̄|〇 シゴトオオスギ…
413名無しさん@初回限定:04/11/27 00:42:22 ID:YlD2hIxu
をををエロヨージョ話キター!!
と思ったら完結しますたか。
イタさなかった故安堵感と寂寥感が入り混じった複雑な心境になりました。

それにしても仕事辛いなあ。疲労が激しくて脳内妹の召還も叶わないや。
414名無しさん@初回限定:04/11/28 11:02:17 ID:Gs/qJC3o
age
415名無しさん@初回限定:04/11/28 19:51:28 ID:1RccvLJl
養女ではなく術才前後でしたね。面目無い。
416410:04/11/28 22:51:45 ID:pxoPMhDU
精神年齢は養女、身体は術再異常という設定でした。どちらでも妄想
できるよう配慮したつもりです。お気になさらずに。
417名無しさん@初回限定:04/11/29 02:09:01 ID:ZoLhO8qV
さすがに年齢まで術際前後ってのはやばいだろ。
祖父論が黙っちゃいない。
418 ◆YukaXXZTS2 :04/11/29 02:29:59 ID:MBjjztKf
むぅ…全然筆が進みませんですorz
どうにか続き書き上げようと試みたものの…時間切れぽいです。

閑話休題
やっと主婦業に慣れてきたように見受けられるユカですが、
未だ漏れの呼び名は『お兄ちゃん』てのは、どうしたものかと…
そういや一ヶ月以上も更新止まったままなのもどうにかしなくては(滝汗
あぁ…なんだか内容のない書き込みになってしまってるですね。
419 ◆YukaXXZTS2 :04/11/29 23:10:35 ID:CpcsujUT
>>392の続き
「んふっ、ちゅぴっ、あん、くふぅ…」
互いに舌を絡み合わせて唾液を交換しあう。
いつしか綾も臆することなく稔の口内へ自分の舌を差し入れていた。
「んんっ、ぷはぁ、ちゅっ…」
「綾ちゃ…んっ、ちゅく…」
稔の唇がうなじへ伸び、緩やかな曲線を描く綾の肢体をなぞってゆく。
「んっ、はぁ、あんっ、あ、あぁ…」
敏感な場所に唇が触れるたびに、綾の嬌声が漏れる。
「はぁあぁぁんっ、あはぁ、お、お兄ちゃぁんダメぇ…」
綾の下腹部まで差し掛かったとき、稔が声をかけた。
「…綾ちゃん、下も脱がせるね。」
「う、うん。…ちょっと恥ずかしいな。」
稔の手でゆっくりとパジャマが下ろされてゆく。
綾の膝元までパジャマが脱がされ、飾り気のない真白なショーツが現れた。
「…もっと色っぽいショーツが良かった?」
「あははっ、僕が好きなのは下着じゃなくて綾ちゃんだけだよ。」
「…ホントに?」
「うん。」
「…私がもしフンドシを穿いてても?」
「…綾ちゃんてフンドシ穿くの?」
「う、ううんっっ!例えばの話だよっ!」
「僕が興味あるのは綾ちゃんだけだもの。…でもソレもちょっと見たいかな。」
「…今日のお兄ちゃんエッチだよぉ」
「…エッチなのはこれからだよ。」
そう告げると綾のショーツへ手をかけて、シュルシュルと下ろしていった。
ふわりとした淡い翳りに覆われた綾の秘所は、先程からの稔の愛撫で濡れていた。
青白い月の光に照らされた柔襞はキラキラと反射して神秘的ですらあった。
「綾ちゃんのココ…とても綺麗だよ…」
稔は、呼吸すら忘れて綾の秘所へと目を奪われていった。
「そ、そんなに見られると恥ずかしいよぉ。」
そんな綾の恥ずかしさに比例するように柔襞から蜜があふれてくる。
420 ◆YukaXXZTS2 :04/11/29 23:10:52 ID:CpcsujUT
えと…お待たせしますた。綾の話の続きですm(_ _)m
今回は綾のフンドシのとこで散々迷ってしまいますた。
意表をつき、尚且つ萌えるシチュ…かも?ということでフンドシです。
…いや、別にマワシでも意表はつけるんですが(ヲイ
しかし…かなり前戯の長い二人だなぁw

閑話休題
もう一つの化け猫小雪タン(仮)の話も頓挫してるのでぼちぼち続きでも…
来月くらいには投下出来るはず…自信ないけどorz
421名無しさん@初回限定:04/11/30 00:23:32 ID:MTNSjFqX
 
422名無しさん@初回限定:04/11/30 01:51:16 ID:4UduhHea
>>418
愛称?で呼ぶのは若奥様の特権ですからそのままでよろしいかと。

>フンドシ
実際に褌を着用していたら、ご愛嬌でお尻をぺちぺちとかやってしまいそうです。
423名無しさん@初回限定:04/11/30 23:48:59 ID:4UduhHea
そしてややサイズオーバーで某所に貼れなかった化け猫?を。
ttp://up.satoweb.net/img10/2714.jpg
424名無しさん@初回限定:04/12/01 22:29:58 ID:SRxR3h+s
ミラーの設置場所を変えたのですね。
425 ◆YukaXXZTS2 :04/12/02 00:37:02 ID:zfk4R3U0
>>424

えと、設置場所は変わってないです。
各ページの拡張子が変わっただけで…でもhtmlにすると広告付きになる罠
むぅ…infoseekのHP設定('A`)マンドクセ
426名無しさん@初回限定:04/12/06 00:56:21 ID:6M90uaHh
最近、妹分が不足している希ガス
427名無しさん@初回限定:04/12/06 22:39:11 ID:5+j2CGPH
師走ともなれば皆様忙しいのでしょう・・・
428名無しさん@初回限定:04/12/07 01:43:50 ID:HfKDq1Gi
ttp://moemoe.homeip.net/view.php/116
既出かは忘れました。なので張り。

ネタ考えるのも楽ではないでしょうし、またり待つのが宜しいかと。
429名無しさん@初回限定:04/12/08 10:36:57 ID:RBoUEwqx
 加奈のパジャマの股部分は、僕の尿道口から出たカウパー氏腺液、加奈の愛液、汗、そ
してスペルマでとろとろに湿っていました。睾丸に溜まっていた精液が敏感なペニスから
発射され、びく、びく、どぴゅ、どぷ……と加奈の股間にたっぷりと発射されたので、今
パジャマは白く汚れてしまったのです。愛らしい加奈のおててが亀頭、エラ、陰茎を絶妙
なちからでしごいてくれたおかげです。
 飛び出たスペルマは加奈の股間を存分にうった後、黄色いパジャマの内股に白い筋を残
して滴りました。たくさんのカルシウムがあるせいか、スペルマは加奈の内股をゆっくり
と下りてゆきます。ひとすじ、またひとすじと射精される度にパジャマに新しい筋ができ
てゆくのです。
 加奈の両手は、どぴゅ、とぴゅ、と痙攣を繰り返したおちんちんの皮を根元にひっぱっ
たり、柔らかい手の平で亀頭を撫でてくれたり、細い指を裏筋に添えて尿道の先に向かっ
て搾り取るように這わせてくれたり、固くて感じやすいクリちゃんや膣にイカの頭のよう
なぬるぬるした亀頭と尿道口を上下左右にこすりつけてくれました。
「はぁ……はぁ……おにーさん、いっちゃったぉ……加奈、いっちゃった……」
 加奈は何とか僕の顔を見ようとしています。普段の可愛らしい表情に赤みがさし、ちん
ぽをしゃぶれる位に口を広げて喘いでいました。アニメキャラのような甘えた喘ぎ声で、
快感を受けとめています。身体をびくんびくんと震わせて、僕に抱きしめられています。
加奈の背中に回した左手、腰に回した右手に力を入れて加奈をしっかり支えて、全身の力
を込めて己の腰を一回、加奈のおまんこに振りました。精子にまみれた加奈の手をペニス
が突きぬけて、亀頭の先が加奈のクリトリスを押しつぶし、その先の割れ目を穿ちます。
ぬれぬれのパジャマ越しに大きなくぼみが出来て、加奈はほんの少しだけ男性のペニスを
膣に感じたのでした。
「はぁぁッ! うん、んぅうあああ……ぁう、あう、はうぅぅぅっ!!」
430名無しさん@初回限定:04/12/08 10:38:02 ID:RBoUEwqx
 加奈がぎゅっと目を細めて僕にしがみつきます。僕の萎えない亀の頭が加奈の大切なと
ころ、しかもイったばかりでどうしようもなく熱い所を再度突きあげたのでその襞全体が
収縮しはじめました。加奈の小さな両手が赤黒く愛液と白濁液でどろどろのオチンチンを
強く握り締めて、股間から身体全体に走る愉悦に耐えようとしますが僕のマラが許しませ
ん。また突いて、加奈を腰砕けにします。
「だめぇ……だめぇ……いくぉ……かなぁ……いくぉ……おにー、さん」
 加奈の上半身がしなだれかかってきました。柔らかい髪が僕の鼻をくすぐり、おでこが
胸に擦りつけられます。ぐりぐりと僕の胸に顔をへばりつけて右へ左へのがれようとしま
すがまた僕が突きあげます。甲高い声が洗面所から廊下へ駆け抜けていきます。
「あうッ……あうっ……はうっ……はぁっ……ああッ……い……く」
 加奈の声が途切れ途切れになっていきました。
「いく、いく、いく」
 僕は加奈のお尻を力一杯引き寄せて、加奈のはじめてを貰うつもりで腰を振り切りました。
「ら…………いくぅぅぅッッッ!」
 加奈はガクンと腰を痙攣させて、絶頂に達したのでした。
 僕は尿道に残った最後の一滴まで加奈のあそこに叩きつけて、加奈を抱いたまま背中か
ら床に崩れ落ちてしまいました。
431名無しさん@初回限定:04/12/08 11:48:20 ID:RBoUEwqx
題名『加奈』。執筆動機:エロSS修行のため。
基本コンセプト:妄想垂れ流しによるえろえろ少女との濃い抱擁。
目的:抜いたと言ってくれたら勝ち。
加奈の脳内声優:T下桜と言ってみる。各自脳内補完よろしく。
432名無しさん@初回限定:04/12/08 23:43:03 ID:b6Hc29ni
痛いな
433名無しさん@初回限定:04/12/08 23:55:37 ID:RuYkedwf
>>431
かなりの硬度で起ちますた
434名無しさん@初回限定:04/12/09 03:55:35 ID:BhFwMvJy
「ふぅ〜…ちょっと休憩」
受験勉強で疲れた体を仰向けにベッドに投げ出す。
「うきゅ〜っ!かずく〜ん!」
その刹那、俺は布団の中に潜んでいた姉さんに捕食された。
「ふごっ!ね、姉さん!ぐるじぃって…」
「おぉ〜寒い日はかずくんの体温がぬくいのぅ」
姉さんはかまわず俺を力一杯抱きしめてくる。おまけに頬ずりまでして。
「ちょっ待てよ!待って!」
必死に抵抗すると少しだけ姉さんが力を緩める。
俺の息のかかる距離に姉さんの顔がある。
「なぁに?お姉ちゃんにぎゅってされるのイヤ?」
「えっ…ううん…イヤじゃないよ」
姉さんに見つめられて思わず口ごもってしまう。
「じゃあお姉ちゃんのこと好き?」
「う…うん」
なんか妙な雰囲気になっていくのを感じる。
「かずくん…お姉ちゃんもかずくんのことが世界で一番…」
「よいしょっと!」
その雰囲気は不意に窓から聞こえたわざとらしい声でかき消された。
「あー、あたしお邪魔かな?まぁ気にせず続けてくださいよ」
窓から入ってきたのは隣に住む幼なじみの美咲。
「そうそう!今まで私に気づきもしなかったんだし気にせずどうぞ!!」
今度はドアの方から声がした。
妹の茜がジト目でこっちを見ている。
「美咲、おまえ勝手に窓から入ってくんな!
茜も部屋に入るときはノックくらいしろ」
なんとなく気まずくなって逆ギレ気味に怒ってみた。
「ふんっ!姉さんにはなんにも言わないくせに」「ねー」
二人とも何故か完全に拗ねてしまった。
435名無しさん@初回限定:04/12/11 00:34:09 ID:9St5XyMI
・・・なんだか岸部一徳&木村拓哉の某CMを連想しました。
かず君には幼馴染と妹の目前で、姉に羞恥プレイをかまして頂きたい所です。
436151:04/12/18 22:48:14 ID:pCk7MvKA
ヽ(`д´)ノ カツ。
437名無しさん@初回限定:04/12/18 23:20:23 ID:3m8CmG/r
向こうの151さんでしたか。

あまり動きが無いようなら、どうでもいい身内の話でお茶を濁すかな〜、
と思いながら静観していましたが、ここまで来たならもう少し待ってみようかと。
近日中にあの話が出ると思いますので。多分。
438名無しさん@初回限定:04/12/20 06:58:09 ID:W6TAkvGY
中学の頃、初めて友達から借りたエロビを姉に捨てられた俺としては
誰か妹とうちの姉を交換してほしい
清楚なお兄ちゃんっこ限定で
439 ◆YukaXXZTS2 :04/12/20 13:11:17 ID:0KLxIQME
>>438
電波ソング好きで、風呂場でティンコ掴む癖のある
 ょ ぅ ι゙ ょ で宜しければ心当たりが…
デフォルトで『お兄ちゃん』と呼んでくれますよw


冗談はさておき、もうすぐX’masなわけですが…全く暇がないです〇| ̄|_ …
440名無しさん@初回限定:04/12/20 23:27:51 ID:DJC5NPPP
>>438
竜馬の姉、坂本乙女の如く、
貴殿を真直ぐに鍛えようとなされたのでは?>姉君
441名無しさん@初回限定:04/12/22 02:00:28 ID:ANsSCqUJ
むしろこんなお姉さんならよかったのかと小一時間
ttp://f47.aaa.livedoor.jp/~imouto/img/src/1103647957636.jpg
442携帯ASAGE:04/12/22 02:05:08 ID:fhW0500B
螺旋回廊の小説を読みました。
気付いたら強く歯ぎしりしていて奥歯が痛いです。
クリスマスも近いし。

なにもかも鬱。
443 ◆ASAGEjGFo2 :04/12/22 11:46:14 ID:CkIpLvel
うわ、↑で何かいてるんだろう自分。
寝ぼけと熱でダウンしてたからなぁ。

なにはともあれ、風邪の時に一人ってのは鬱になりやすいな。
皆さんも気を付けてください。
さて、私はもう少し寝てきます。
444名無しさん@初回限定:04/12/22 22:04:40 ID:G7JSPX1g
お大事に。
あと鬱の時はチョコレート効きますよ。まじですよ。
445 ◆YukaXXZTS2 :04/12/22 22:52:18 ID:2DqBZp5x
>>ASAGE氏
鬱のときは>>444氏のおっしゃる通りチョコやココアがいいですよ。
含有してるテオブロミンに鎮静作用があったりします。
風邪ひいていらっしゃるとのことなのでホットココアなんかいいかもです。

ストリキニーネやモルヒネやコカインなんかのアルカロイドの一種ですが…w
~~~~~~~~~~~~~~~ ~~~~~~~~~  ~~~~~~~~~
   ↑        ↑      ↑ お暇な方はググって下さいませ(ぉ
446名無しさん@初回限定:04/12/23 00:23:20 ID:FSjkyH1J
螺旋回廊と言えば鬱作品の代名詞じゃないですか。ご自愛のほどを。


×増すねぇ・・・昔からハードワーカーでいい年こいてる俺としては、
24(金)に目一杯残業してもさほど突っ込まれることもなく。
今年もクリスマス曲集聞いてマターリと過ごしますかね・・・
447 ◆ASAGEjGFo2 :04/12/24 10:29:10 ID:hTl06Xet
 夜中に目が覚めた。
 トイレに起きたのだ。
 だが、外が暗くて不安な想いがよぎる。
『………うぅぅ』
 お兄ちゃんに、一緒に来てもらおう。
 そう考えて、隣に寝ているはずの兄を起こそうとする。
『ねえ、お兄ちゃん』
 だが、そこには誰もいなかった。
 兄のぬくもりが少しだけ残っていただけ。
『お兄ちゃん……』
 呼んでみるが、誰も返事をしない。
 私は恐くなって、でもトイレに行きたくて、すこしぐずった後覚悟を決めて起きあがった。
 布団をはねのけ、ゆっくりと歩いて部屋の電気をつける。
 明かりのついた部屋は、私とお兄ちゃんの部屋だ。
 私が小学生になって、お兄ちゃんと一緒に使っている部屋。
 お兄ちゃんの布団を見て、やっぱりそこにお兄ちゃんはいなくて、
『ふぇ…』
 泣きそうになるのを我慢する。
 部屋のドアをゆっくりと開けて、廊下へ。
 家の中はシンと静まりかえっていて、電気もついていない。
 私は壁に手を当てながら、階段を下りてトイレへと進んでゆく。
 すると、突然家の中に笑い声が響いた。
 私はビクリとしてしゃがみ込む。
『恐いよ〜』
 涙がでそうになったが、聞こえてくる声を聞いていると、よく知った声だ。
『あぅ…お父さん』
 ほっと一安心したら、さっきまでの恐怖が吹き飛んでいた。
 だから、普通に歩いてトイレへと向かった。
448 ◆ASAGEjGFo2 :04/12/24 10:29:21 ID:hTl06Xet
 トイレで用を済ませた私は、自分の部屋へと向かっていた。
 もう恐怖はない。
 だが、階段を上ろうとしたとき、私は誰かのうめき声を聞いた気がした。
『………』
 また硬直する。
 足が震えて、階段を上れない。
 気のせいだろうと思いたいけれど、私の耳にはまだうめき声が聞こえている。
『お兄ちゃぁん』
 今度こそ完全にしゃがみ込んでしまった。
『ふえぇん』
 涙があふれてくる。
 その時、うめき声をかき消すように父の笑い声が聞こえてきた。
『お父さぁん』
 助けを求め、私は父のところへと向かった。
 ほんのわずかな距離が、とてつもなく長く感じる。
『ううぅ……』
 また、あのうめき声が聞こえてきた。
 階段で聞いたときよりもはっきりと。
 私はそれ以上前へ進めなくなってしまった。
 すると、
449 ◆ASAGEjGFo2 :04/12/24 10:29:34 ID:hTl06Xet
『聞いているか、おい。ははは』
 父の楽しそうな声が聞こえてきた。
『あぁぁ……』
 続いてうめき声も聞こえてくる。
『バカな奴らだよなぁ、おい。結局のたれ死んでるんだからよ』
『うわぁぁ……』
『お前を捨ててまで幸せになろうとして、なあ。はははは』
 私は、幼いながらにその言葉に恐怖した。
 私だってもう小学生なんだから、今のお父さんの声の意味は解る。
 お前って誰? 死んだってどういうこと? お父さんは何で笑っているの?
 様々な疑問が浮かび上がってくる。
 私の体は、先ほどまでとは違った意味で震えていた。
 自分の足が、自然と一歩後ずさる。
 私が疑問に思ったことを、聞いてはいけない、聞いてしまったら何かが壊れる気がして。
 しかし、運命は残酷だった。
 私の聞きたくない答えが、聞こえてしまったのだ。
『なあ、――――――――
450 ◆ASAGEjGFo2 :04/12/24 10:30:10 ID:hTl06Xet
今回、いいことを思いつきました。
この話を考えるときは、螺旋回廊を読もう…と。
いい案配で続きが浮かんできます。







………うふ、うふふふふふふふふ。
451 ◆ASAGEjGFo2 :04/12/24 10:30:32 ID:hTl06Xet
 今日は珍しく、鹿島・斉藤両家の妹が二人だけで談笑していた。
 そのことを嬉しく思いつつ……ちょっとだけ寂しく思う。
「ねえ、ちょっとこれ二人に持っていってあげてちょうだい」
 お母さんから声を掛けられ振り向くと、目の前にお菓子の詰め合わせが突き出されていた。
「わかった」
 それくらいしてもいいかと思い、受け取る。
 ちょっとだけお邪魔して、どんなことを話しているのかちょっとだけ気になっていたし……うん、悪くない。
 私はちょっとだけ心を弾ませて階段を昇っていく。
 二人は奈津実の部屋にいるはずで、事実、妹の部屋の前に来ると微かにではあるが二人の声が漏れ聞こえてくる。
 しかし、
「……え?」
 なんだか、聞いちゃいけない声を聞いた気がする。
「……………まさかね」
 そう、そんなことがあるはずがない。
 そりゃああの二人は本当の姉妹のように仲が良くて二人はお互いのことは何でも知っている感じでそれに
ユキちゃんは将来自分の妹というか義妹というかいやいや今でもそんな感じだし昔だってお姉ちゃんって呼
んでくれていたしいやいやそんなことは関係ないというかむしろ仲が良すぎるような云々……。
 などと慌ててみたりしたが、そんなことはどうでもいい。
 私は足音を忍ばせて、奈津実の部屋のドアに耳を貼り付けた。
『あ、いや……ユキちゃんだめ……』
『ふふふ。なっちゃん、逃げちゃダ〜メ』
 自分の妹から、くぐもった声が漏れ出す。
452 ◆ASAGEjGFo2 :04/12/24 10:30:49 ID:hTl06Xet
『本当、なっちゃんの肌ってスベスベでプニプニ。お餅みたい』
『やぁん、そんなことないよぅ』
 困ったような、それでもちょっと嬉しそうな声が響いてくる。
『可愛い』
 クスクスと、邪気のある笑いが聞こえる。
 私はその笑い声に、背筋をゾクゾクとさせた。
(こんな声を出すなんて……)
『ここなんてどう?』
『ぁ……ユキちゃん、恐いよ』
『大丈夫、初めは誰だって恐いんだから。それに、慣れたらすっごく気持ちいいんだよ』
『そんなぁ……え、なにそれ、やだ、ユキちゃん』
『ふふふ、痛いのはさ・い・しょ・だ・け』
『あぁ……』
 奈津実の艶っぽい声が聞こえてきた所で私は我慢が出来なくなり、コンコンと部屋のドアを叩いた。
「あんたら、もうちょっと誤解を受けないような会話は出来ないの?」
 とりあえずあそこまでは乗ってあげたけど、これ以上はなんだかばかばかしくなってきたのである。
 部屋の中では、予想道理に雪野ちゃんが奈津実の背中に乗っていて、その両手には健康グッツが握られていた。
 奈津実はツボを押されて痛いからか、それとも恥ずかしいからか顔を赤らめていて、雪野ちゃんはそんな状況
を確実に、愉しんで、いた。
「うぅ、お姉ちゃん」
453 ◆ASAGEjGFo2 :04/12/24 10:31:21 ID:hTl06Xet
「しっかし、雪野ちゃんさすがね。言葉の誘導がうまい。うん、ちょっとだけ感心しちゃった」
「あはは、ありがとうございます」
 しれっと悪びれた感もなく、得意そうに返答されてしまった。
「でも、なっちゃんて弓道やってるからかな……腕のたるみとか全然無いよぅ」
 マッサージをするために無理矢理脱がせたのか、奈津実は可愛そうに下着姿でベットに横にされていた。
 ブラのホックが外されているため、なんだか本当に淫靡な感じがしなくもない。
 そんな中、雪野ちゃんが物欲しそうに顔を上気させて(絶対に態とだ)奈津実の腕を撫でていた。
「やあぁ、ユキちゃんくすぐったいよ」
 なんとか雪野ちゃんの攻撃から逃げ出そうと、うちの奈津実が無駄なあがきをしている。
 あーあ、ほんとうちの妹は理想的だ。
「やだ、そんなに抵抗されちゃうと、私もっと燃えちゃう」
「燃え燃え?」
「うん、燃え燃え。ううん、萌え萌え!」
 嬉しそうに奈津実の背中に指を這わせる雪野ちゃんを見ながら、
「じゃ、お邪魔だろうし、私は失礼するね」
 お菓子の入った器をガラスの机に置いて、私はそそくさと部屋を出た。
「うふふ、なっちゃん、さ、イイコトしましょ」
「いやぁ〜」
 カワイイ悲鳴が、部屋のドアを閉じると同時に聞こえなくなった。
 奈津実、お姉ちゃんを許してね。
454 ◆ASAGEjGFo2 :04/12/24 10:31:50 ID:hTl06Xet
はい、というわけで二作連続投稿でした。
本当は今夜書き込もうと思っていたのですが、無理になってしまったので今のうちに。
私からの×升プレだと思ってくだせい。

あ、チョコレート&ココアの情報ありがとうございました。
おかげさまで風邪も治り、休んだ分忙しい忙しい。
ただ、私は昔からチョコレート苦手な人なので、家にストックなんてなかったですね。
インスタントココアの素くらいは買っておこうかなぁ。
455名無しさん@初回限定:04/12/24 23:57:02 ID:CluYzSj/
アサゲ氏キター!!
ほのぼのとした話を有難うございます。
残業で疲れた心身(こんな日にトラブル対策)が癒されます。

いま風呂に入ったらいい感じに幸せな夢が見れそうです。
といいつつ一作目のオヤジが夢枕に立ったらどうしようかと心配したり。
456名無しさん@初回限定:04/12/25 03:16:55 ID:gI99qZoA
姉ちゃんと聖夜を共にしてきましたよ…
10月に彼氏と別れてからなんかだらしなくなってたけど
今日はおごってくれたりけっこうしっかりしてる一面を見れた。
でも、来年はお互い彼女、彼氏と行きたいと思った大学最後の冬
457名無しさん@初回限定:04/12/25 03:17:42 ID:gI99qZoA
そして華麗に誤爆した22のイブの夜
458 ◆YukaXXZTS2 :04/12/25 13:57:33 ID:1uGmlVOV
スレの皆様、メリークリトr…(以下脳内妹により検閲)
もぉ〜最低っ !! お兄ちゃんたら品無さすぎっ !!<挨拶
身内話で恐縮なんですが…
昨晩、漏れの部屋に突然押し掛けてX'masプレゼントをねだる三人娘が…あり?
あ、姉貴まで一緒になってナニシテルンディスカーッ!!
そんなわけで姪っ子にはmp3プレイヤー、ユカには調理器具一式、姉貴には……スカーフでお茶を濁した次第ですw
あ、いつものお話は明日にでもうpする予定です(焦っ
459名無しさん@初回限定:04/12/25 22:42:36 ID:dubcb0jH
クリスマスの日(つまり今日)俺の所に来たものといえば
『とっとと来年分の接続料金払えやゴルア!』ラブレター from プロバイダー
三択老師よこれが貴方のやり方か

プライベートでは妹に一方的に投資しただけのクリスマスだった。
でも喜ぶ姿見たさに出資してる時点で、
見返りを期待していない、とは言えないのかも知れない。
460 ◆YukaXXZTS2 :04/12/27 00:27:20 ID:wBh5vXbd
ユカの監視?から逃れるように会社にて>>272の続きを書き上げていたのですが…
なかなか思うように筆が進まず…orz
おまけに休日だというのに客先から緊急の電話が入る始末。
…仕事にし会社に来たわけじゃないのにぃ…
461 ◆YukaXXZTS2 :04/12/27 00:29:10 ID:wBh5vXbd
あうっ、激しく日本語間違えてるし…
 ∧||∧
(  ⌒ ヽ もうだめぽ
 ∪  ノ
  ∪∪
462名無しさん@初回限定:04/12/27 02:03:37 ID:evziHS83
お疲れ
463名無しさん@初回限定:04/12/27 21:05:43 ID:rre28wuq
乙です。

ところで幼女にmp3プレーヤーなど与えたら、母親(姉上)に召し上げられてしまうのでは?
464名無しさん@初回限定:04/12/27 22:16:38 ID:8K+XU1Tr
むしろ幼女を召し上がります。
465 ◆YukaXXZTS2 :04/12/27 23:05:57 ID:wBh5vXbd
ほんの出来心でやった。
今は反省している。<挨拶

と、いうことで<何が?
ttp://imouto2ch.hp.infoseek.co.jp/mahjang.3gp
FOMAの方は落としてみて下さいませ(ぉ

さて、お仕事の続きしますかね(マテ
466 ◆YukaXXZTS2 :04/12/27 23:06:56 ID:wBh5vXbd
あ、901iのみ対応です(汗
データサイズが無駄にデカイので…orz
467名無しさん@初回限定:04/12/27 23:57:28 ID:rre28wuq
お疲れなYuka氏を応援します。
ttp://monoganac.ddo.jp/up/src/milktea0140.swf.html
468名無しさん@初回限定:04/12/29 00:25:51 ID:Ac0ueh0A
http://www.dongly.jp/
僕も支援します。(注意:ここに妹はいません。)
469名無したちの午後:04/12/29 09:43:06 ID:117KN0zl
470名無しさん@初回限定:04/12/29 22:09:46 ID:CWfKvWnz
午後氏キター!

……で、467と同じものをこっちにも貼りますね。
http://v.isp.2ch.net/up/389a9b3f925c.swf
467の所も一週間ぐらいはもつはずだけど、落ちていることが多いので……
471名無しさん@初回限定:04/12/29 22:14:34 ID:CWfKvWnz
スンマソン直リンが上手く働きませんですた。
上の見方ですが、以下のいずれかでお願いします。
1.URLリンクをクリックしてPINKTOWERに飛んだ後、そこに表示されるURL上で右クリックして
  「対象をファイルに保存」を選択
2.URLをコピーしてアドレスバーに貼り付け、Enterキーを押す
472猫耳のメリークリスマス:04/12/29 23:17:39 ID:Ac0ueh0A
 夜の静寂を楽しむために、窓を開ける。蛍光灯の明かりに馴染んだおかげで外を見渡せ
ない瞳に微風をさらす。冬の風はことのほか厳しいが、眠気を吹き飛ばすには最適だ。私
は明かりを消して、コンポでお気に入りのピアノ曲を流す。大きすぎず、小さすぎず。音
が部屋を包みこむような音量で流す。
 その時、ドアを叩く音が聞こえた。叩くといっても力強い音じゃない。こん、こんと不
定期に音がした。
「どうぞ」
「うにゃぁ」
 開いたドアの向こうには、頬を染めて俯いた美樹がいた。まだ中学三年生の美樹は体格
も細身で、胸があるのを除けばおこちゃまと苛められても仕方ないほど幼かった。細い眉
と大きな瞳、ちいさな鼻に薄い唇。やや丸い顔立ちだが、笑うと可愛らしい。
 その美樹がワンピース姿で何か思い詰めたように目を潤ませてドアに左手を掛けて俺を
見つめていた。「どうした」と訊こうとして頭に猫の耳のようなものがついていることに
気づいた。
……ゲームのやりすぎで幻覚を見ているらしい。俺は顔を左右に振って、両頬を指で引っ
張って頭を床に二回打ちつけた。で、再度美樹を見たがやはり猫耳があった。
 美樹は兄の困惑ぶりが痛いほどに分かっているようだ。どんどん目から涙を流してその
場に崩れ落ちてゆく。俺は美樹の近くに寄っていった。両手を差し出し、美樹の『耳』に
手を触れる。
「ぁ……」
 美樹が耳をびくんっと震わせて声を上げた。俺は気にせず美樹の両耳を指で優しく掴み、
根元からなぞっていった。毛が生えた三角形の黒い突起は、ヘアバンドなどでもなく、頭
から生えていた。耳の穴があり、毛があり、皮膚でできていた。
「おにー。ぁ……あっ」
 俺が美樹の頭を抱えているように、美樹も俺の背に両手を回していた。さながら抱き合
っているようにも見える。
「美樹。いつからこうなったんだ?」
 美樹は頬をほてらせて目を逸らした。「昨日の夜、だよ。ぁッお兄ちゃん、耳、弱いぅ
にゃぁ」
「今、痛いか? 何か体調がおかしいとかあるか?」
「ないけど……耳、くすぐったいよぉ。ふ、んぅ……」
473名無しさん@初回限定:04/12/29 23:19:54 ID:Ac0ueh0A
「美樹」
 耳をくすぐられて困り顔の美樹が、上目遣いに俺を見る。
「なに?」
 美樹の顔を引き寄せて、顔を右に傾けて唇を奪う。美樹の唇にキスをした。突然の事に
美樹の目が大きく開いて、そして閉じた。両手を美樹の背に当てて抱き締める。美樹も俺
をきゅっと抱き締めてくれる。ワンピース越しの小高い胸が俺の乳首に当たり、ひしゃげ
ている。どくっ、どくっと早い速度で美樹の鼓動が伝わってくる。
 ふと頭を見てみると、猫耳はいつのまにやら消えていた。美樹はまな何も知らず、目を
閉じてキスを受け入れている。俺が口を離そうとすると瞳を開いて不満げな光を放った。
「サンタさんにね。お願いしたの。お兄ちゃんと、一緒にいたいって」
 そうして満面の笑みを浮かべる。「叶ったよ」
 俺は頷いた。「耳も取れたよ。ほら」右手を美樹の頭に当てて、撫でてやる。「うにゃ
ぁ」とそれらしい喘ぎ声を上げるが、確かに猫耳はもうついていない。目を細めた美樹は
「ほんとだ」といって甘いため息をついた。
「もし元に戻らなかったら、またお兄ちゃんのコスプレがあったんだろうなぁ」
 苦笑しつつも表情は曇らない美樹。
「それはお前、またコスプレしたいって事なんだな。よし、俺が時期外れのサンタさんで、
美樹はトナカイな。馬乗りプレイだ」
 俺がまくしたてると、美樹は「最悪……」と頬を朱に染めたまま微笑んだ。
「時期外れだけど、メリークリスマス」
「メリークリスマス……来年もよろしくね」
 再び、俺たちはキスをした。いつのまにか部屋にはクリスマスソングが流れていた。外
は初雪が降り始めていた。だが俺たちは気づかなかった。「寒いね」といって笑う、そん
な一日だった。
 あとで聞いた話だが、あの時なんで猫耳になったのかについて、美樹は「お兄ちゃんと
イブ過ごせなかったから、じゃない?」と言っていた。一瞬「んなアホな」と思いつつも
ここ一週間は美樹と殆ど会話もできていなかったのを思い出し、「だから欲求不満になっ
たのか?」と訊いたら頬を染めて美樹は頷いた。その顔があまりに愛らしくて、二の句が
つけなかった。
474名無しさん@初回限定:04/12/29 23:21:25 ID:Ac0ueh0A
 来年はどんな年になるだろう。この年になってもおんぶをねだる美樹に抱きつかれなが
ら歌う。メリークリスマス、メリークリスマス。互いが歌い、歌が止まるとキスが始まる。
微笑む俺と美樹。少なくとも、美樹と一緒にいたいな。
 そういったら、美樹は顔を真っ赤にさせて抱きついてきた。
 来年も嫌な年になるだろう。だけど美樹、来年もよろしく。
475名無しさん@初回限定:04/12/29 23:35:18 ID:Ac0ueh0A
終わり、です


今年もあと僅かですね。
愛しい人と、親友と大切な時間をお過ごしください。
476 ◆YukaXXZTS2 :04/12/30 00:25:37 ID:7z0lz9vQ
>>272の続き
「…小雪のえっちな声って…すごくかわいいな」
あふれ出した愛液を人差し指にまとわらせ、顔を出した陰核を軽く擦ってみた。
「ひやぁぁぁっぁぁっ…ああぁぁぁんっっっ!!」
真白で絹のような肌をした背を弓なりに反らせて小雪は軽くイッてしまった。
「あふっ…ふわぁ…はぁぁ…」
突っ伏すように浴槽に身体を預け、荒い呼吸を整える。
「ね、ねぇ…ニンゲンの女の子ってみんなこんな風になるの?」
紅潮した頬をこちらに向け、潤んだ瞳で男に尋ねた。
「さ、さぁ…俺も女の子にこんな事したの初めてだし…」
「でも私…ニンゲンになれて本当によかった…」
次第に涙声になり素直な気持ちを告白する小雪。
「こんなに親切にしてくれる人に出会えて…嬉しい…」
「俺でよければさ…小雪の力になってあげたい…ダメかな?」
「ううん…ううんっ!! …ありがと」
「さ、さてと…湯冷めする前に上がるかな」
男の後をついてゆくようにして小雪も風呂を出た。
脱衣所で男が体を拭いているそばで、小雪は自分の身体を舐め始めた。
「…何やってんの?」
「え? こうして濡れたトコを舐めて乾かすの。」
「…しょうがないな、ほら。」
そういうと、小雪の頭をバスタオルでわしゃわしゃと拭き始めた。
「あ、おばあさんも雨に濡れた時によくタオルで拭いてくれたよ。コレ気持ちいいね。」
昔のことを思い出しながら、目を細めて小雪は笑った。
「ほ、ほらっ後は自分で拭けるだろ。」
小雪の肩先にタオルを掛けてやると、男はそそくさと後ろを向いた。
「えぇ〜っ!! 全部拭いてくれないの?」
「だ、だって小雪…素っ裸じゃないか…」
鼻先をポリポリとかきながら男はさらにうつむいた。
「でも…私、初めてお風呂に入ったからどうしていいか分からないよ…」
小雪は胸元で両手をモジモジしながら、甘えた声を出して男に催促する。
「そ、そう言われてもその…見えちゃってるし…」
477 ◆YukaXXZTS2 :04/12/30 00:26:42 ID:7z0lz9vQ
時間もだけどかなり不調…orz<挨拶
どうもうまく文章に表現出来てないです。もともとボキャないし…(ぉ
なので、今まで通りに一話一レスでうp致しますです。

>>463
mp3プレイヤーは漏れが買い換えたために古い方を姪っ子へプレゼントということでw
姉貴はipodを既に持ってるので貴殿の考えてるような事態にはならないみたいです。
なお、曲の選択・収録は姉貴とユカの監修です…それってホントに大丈夫なの?(ぉ

>>470
    _  ∩
  ( ゚∀゚)彡 おっぱい!! おっぱい!!
  (  ⊂彡

>>468

……

( ;゚д゚) コレッテ…


>>午後氏

あ゙ぁ〜…都合によりコメントは差し控えたいかなと…<メル欄
478名無しさん@初回限定:04/12/30 00:36:27 ID:bo2Pg1uU
>>468のサイトに行ってみてすぐにレイクラインバスのジェイソンだと分かった俺は島根県民orz
479乗り遅れそうな ◆ooJTWiCxZ2 :04/12/30 11:12:26 ID:E/ewfQHk
久々にトリップ付きで。帰省直前故悪文なのは平にご容赦を。

職人様乙です。
ttp://w405nm.no-ip.org/~ken/upfiles/fm20041230105556.zip

私が書くのもなんですが、皆様今年一年のご支援大変有難うございました。
来年もマターリ行ければ良いかなと思っております。

何故マターリが良いかといえば、これは私自身への戒めでもあるのですが、
まずは実生活が第一、ネットは二の次以降、ということで……
充実した実生活を送りつつ、空いた時間をたまにネットに使って頂く、
その結果としてのマターリ進行であれば、
それが関係者一同にとって最も望ましい在り方ではないかと思うので……

推敲無しの文章で済みません。
それでは皆様、良いお年を。
480名無したちの午後 ◆eC1zQUi0cg :04/12/30 17:10:36 ID:qtCQX+qW
まとめサイトを見たんですが・・・
私の『413』が抜けている・・・

(∩゚д゚)アーアー聞こえなーい
481 ◆YukaXXZTS2 :04/12/30 21:14:12 ID:7z0lz9vQ
>>午後氏
大変申し訳ございませんです。ご指摘の通り確かに>>413が抜けておりましたm(_ _)m
先程、追記致しておきますたので平にご勘弁のほどを ○)))) | ̄|_ コロリコロコロ…

閑話休題
そんなこんなで慌しく一年が過ぎ去ろうとしております。
私個人と致しましては、思い起こせば今年一年いろいろとありました。
よもや結婚してしまうとは想像してなかったわけで…
でも、へたれお兄ちゃんっぷりはまだまだ健在です(ぉ

今年も残すところあと一日となりました。
来年は、当スレの皆様方にとって、また当スレにおいても良い年でありますように
そして願わくば当スレを愛してやまない職人さんがより一層増えますように
皆様方、それでは良いお年をお迎え下さいませ。


…さて、帰省というほど実家が離れてませんので正月休みを利用してあれやこれやとw
いやいや、まとめサイトの更新準備とかですよ…って、誰に言い訳してるんだ、漏れorz
482 ◆ASAGEjGFo2 :05/01/01 00:04:32 ID:is2kATmu


∩ ∧ ∧∩
ヽ(゜∀゜)/
| 2005 <
/_/\_」

/ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄\
A Happy New Saitama
明けましてお目出
さいたまー!!!
\________/
483 ◆YukaXXZTS2 :05/01/01 00:12:24 ID:vQ9zGBVY
     (~ヽ            γ~)
     |ヽJ       .あ     し' |
     |  (~ヽ     .け  γ~)  |
   (~ヽー|ヽJ     ま   し' |ーγ~)
   |ヽJ  |  |   お .し   .|  |  し' |
   |  |  |―|   め .て   |―|  |  |
  ミリ(,,゚Д゚)彡  で    ミ(゚Д゚,,)ノ彡
  ミUミソ彡ミつ   と    (/ミソ彡ミU彡
   》======《   う      》======《
   |_|_|_|_|_|_|_|         |_|_|_|_|_|_|_|
     U~U            U~U

今年も宜しくお願い申し上げますです。
484 ◆ooJTWiCxZ2 :05/01/04 23:46:47 ID:7vfBY4YQ
今更ながら、あけおめ ことよろ でございます。
今年もどうかよしなに……
485 ◆YukaXXZTS2 :05/01/05 00:57:40 ID:QpCCxrIo
「ねえ…お兄ちゃん?」
パジャマ姿にカーディガンを羽織っただけの妹が遠慮がちに尋ねる。
「お兄ちゃん…また逢えなくなっちゃうね…」

正月三が日を自宅で迎えた最終日。
煙草を吸わない両親に気を使うように縁側へ出た。
まだ肌寒い夜の冷気に震えながら煙草に火を点けた。
「ふぅ…」
燻らす煙をぼんやりと見つめて一人つぶやく。
「また…明日から仕事か…」
都会の喧騒や仕事の重圧から逃れられるのも今日で終わり…
そう考えただけで気持ちが沈む。
「はぁ…」
ため息と共に吐き出す煙が冷たい冬の空へと上っていった。

雪駄のつま先が冷たくなり始めた時、妹が声を掛けてきた。
「次、逢えるのは…お盆休みだね…」
「…ああ、そうだな」
「お兄ちゃんは…寂しくなったりしないの?」
「…大人だしな」
「私は…寂しいな」
「…そっか」
傍らに寄り添う妹の髪をそっと撫でる。
妹は、目を細めながら懐に飛び込んできた。
「ねえ…私、寂しくなったらお兄ちゃんの部屋に行ってもいい?」
「…仕事で逢えないかもしれないぞ」
「私、お部屋の掃除とかお洗濯とか…そうだ!! お夕飯の支度して待っててあげるよ」
「…頼もしいんだな」
「うんっ!!」
力強くうなずいて顔を上げた妹の目尻が、月の光に反射して光っていた。
泣き笑いの顔で微笑む妹が愛しくてぎゅっと抱き寄せた。
486 ◆YukaXXZTS2 :05/01/05 00:57:57 ID:QpCCxrIo
帰省した◆ooJTWiCxZ2氏にこのような出来事があったか無かったかは別として(ぉ
ちょっと時事ネタで読みきりを書いてみたりして…やっぱスランプっぽいですorz

閑話休題
正月明けの暇な時期を利用して更新作業をする予定です。
さしあたりミラーから随時更新していきますです。
…ちょっとログたまり過ぎたかも(汗
487名無しさん@初回限定:05/01/06 01:00:43 ID:b6eUFfHe
うちは普通の兄妹ですよ。特に兄の方を向いてるわけでもなく。

実家では地道にリフォームもどきが進行していて、リビングの家具が総入れ替えになってました。
ピアノの上に山積みされていたぬいぐるみも大半があぼーんしておりました(押入れ行き?)。
それでも、二年前に私が送った物だけは健在でしたし、
先日クリスマス前に届けた100cm超のぬいぐるみは、妹の自室で抱き枕になっているそうです。
488名無しさん@初回限定:05/01/06 14:20:50 ID:2decwy/d
妹が抱き枕になってるのかと思った。
489名無しさん@初回限定:05/01/08 18:25:07 ID:MRWK6Hc6
ボソボソ……誰かさんの成人式……
ボソボソ……代官脱がし……
490 ◆YukaXXZTS2 :05/01/09 03:30:48 ID:PL8ArJaL
実は、たった今新年会から帰ってきたばかりだったりしますw
悲惨スレのスレ数伸びてると思ったら…なるほどそういうことですか
じゃ、家具屋ネタで一つ

先日、嫁がエロゲの箱を持ってきたわけですが…コレが『裏入学』orz
で、漏れの前に箱を突き出して一言。
「あ、あのね…絵がカワイイから買ってきたの…でもコレって結構エッチぃよ。
 だから…お兄ちゃんもインストールする?」
おまい、いつのまにそんなモノ買いますたか?
つうか、漏れはエッチぃゲームだとインストールしなきゃいけない宿命ですか?

…すでに隠れて買っていたのは言えませんですたとさ(ぉ
そんなわけで、我が家には裏入学が2本ありますです _| ̄|(((((○ アゥアゥアゥ・・・


閑話休題
>>489
代官脱がしって…帯持ってクルクルと廻すアレですか?
や、やりませんですよ…多分…いや、どうかな?
つうか、当日は仕事ですので…orz
491 ◆ASAGEjGFo2 :05/01/12 01:37:32 ID:F+9vmo1C
>裏入学
うわ、氏も買っていましたか。
というか、奥様まで。
ヽ(・▽)人(*^^*)人(▽・)ノナカーマ
492名無しさん@初回限定:05/01/12 23:44:16 ID:oCcQgzIm
裏入学ってそんなにいいのかしらん。かぐやデフォ買い?
体験版落としてみようかな。

>>490
今後の対策として、お二人でエロゲ屋に行くことをお勧めします。
好奇と羨望の眼差しに存分に刺されて下さい。
493 ◆YukaXXZTS2 :05/01/13 00:28:32 ID:UugFZLPr
>>ASAGE氏
(゚∀゚)人(゚∀゚) ナカーマ!
漏れとユカの一押しは…ツインテ娘w
今回は意見が一致しますた(ぉ
いつもなら黒髪ロングな娘がお気に入りなんですが…

>>492
漏れの場合、デフォ買いなのは家具屋ではなくねこn(ry
…って略した意味ないですねw
実は、エロより笑い重視だったりしますです。

>>490の後、ユカからとどめの一言が…
「ねえ、お兄ちゃん。このメーカーのヤツほかにも持ってないのぉ?」
…とりあえず無言で押入れから出して来ますた。『まほこい』
実は他にも持ってます。持ってはいるんですが…いや、出せないって『妹汁』はorz

>お二人でエロゲ屋に行くことをお勧めします。
えと、普段ユカは姉貴と買いに行ってます。
でないと、必ず身分証明書の提出を求められる罠w
494名無しさん@初回限定:05/01/13 00:43:44 ID:G1cUsiGN
汁を集める・・・
495 ◆YukaXXZTS2 :05/01/17 01:54:22 ID:C7WmZ6u7
…久しぶりに規制かかってるよorz
ヽ( `Д´)ノ ウワァァァンッ!!!!!
496名無しさん@初回限定:05/01/17 21:11:31 ID:C86xcSYS
久々に大規模規制があったモヨリ。
497 ◆YukaXXZTS2 :05/01/18 00:16:46 ID:0a+JqpvW
>>419の続き
「も、もぉ…私も反撃しちゃうんだからぁ」
稔のパジャマのボタンを一つづつ外してゆき、乳首に舌先を這わせた。
「あ、綾ちゃん…んくっ…」
「あはっ、お兄ちゃんカワイイ!! 声出てるよぉ…気持ちいいんだね、クスッ♥」
コロコロと熱い舌先で転がすように稔の乳首を蹂躪してゆく…
「ちょ、ちょっと…ソレまずいって…んんっ」
徐々に反応してゆく先端を、丹念に舐めほぐしてゆく綾の舌が心地よくて声が出てしまう。
「男の人でも乳首立っちゃうんだね。…吸っちゃおっと♥」
乳首を舐り、まぶした唾液ごと音を立てて吸ってゆく。
「ぼ、僕も綾ちゃんにお返しっ!!」
不意に秘所へ手を伸ばされ、そして執拗に濡れた柔溝をなぞられる。
「んんっ…はぁあぁぁんっ!! ダ、ダメぇ〜」
唇を離し、嬌声を上げた隙に攻守が逆転してしまった。
「太ももの辺りまで垂れて来ちゃってるよ…エッチだね、綾ちゃん♥」
「そ、そんなこと…ひゃんっ!! な、ないも…んっ」
口で抗議してみるものの、稔の攻めに足元がガクガクと震えだしてしまう。
「お、お兄ちゃ…ん、も…ダメぇ、立ってられないよぉ」
トロンとした眼差しで稔を見つめ、キスをせがむように唇を突き出す。
稔はそんな綾を抱き寄せ、ついばむように唇を重ね合わせた。
「んふっ…ふわぁ…ちゅくっ…」
熱に冒されたみたいに、綾は稔の口内へ舌を伸ばし絡めてゆく。
「お兄ちゃん…私、大丈夫だから…最後までして…」
そういうと綾はパジャマの中で窮屈そうにしている稔の分身に手を伸ばした。
「こんなになってる…コレが私の膣内に入っちゃうんだね…」
潤んだ瞳で稔を見つめながら雄々しく反り返ったソレを上下に擦った。
「あ、綾ちゃん…いいんだね…」
「うん…私の初めてをお兄ちゃんに…あげるね…」
一糸纏わぬ姿になった二人は、ベッドの上で抱き合った。
「お兄ちゃんの鼓動が伝わってくるよ…ドクンドクンって…」
「綾ちゃんのも…ドキドキしてる…」
唇を重ねながら稔は、やさしく綾の乳房を包み込んだ。
498 ◆YukaXXZTS2 :05/01/18 00:18:17 ID:0a+JqpvW
…なんか規制解除されたっぽいです<挨拶
えと…久しぶりの綾編です。既に忘却の彼方な方もいらっしゃるかと(汗
あ゙〜…自分で言うのも変ですが、今回の綾って…なんかエロっ!!
はて?こんな性格の娘だったかなぁ…もういいやw

閑話休題
…最近になって、女の子でも一人エッチするんだと再認識しますたです。
エロゲ、若しくはAVだけの世界かと…ちょっと動揺しますた。
でも…男のソレとは違い、純粋にその行為に目を奪われていたのも事実なわけで…
気が付くとその場に立ち尽くしている漏れ…息を呑んで見ておりました。
普段見られないユカの一面が拝めたんだけど…なんか素直に喜べない漏れですたorz
499名無しさん@初回限定:05/01/18 00:19:49 ID:vUTnjx5s
ついつい覗いてしまうスレで興味深いコピペを見付けた。
スレがスレだけに書き込むのは憚れるが……

http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/erog/1104587699/498
500名無しさん@初回限定:05/01/18 01:09:28 ID:vUTnjx5s
しまった何と間が悪い。済みません変な投稿して。
まさかこないだろうと思っていました。
罪滅ぼしにエロ絵でも探しておきます。
でもマッパの男女かつ女の子が炉利って案外少なそう。



で以下は予言です。

近い内に貴方は、一人エッチの後にしどけなく眠り込んでしまった
愛しい人の姿を目にすることでしょう。
501名無しさん@初回限定:05/01/18 22:02:25 ID:ZV1IuZq3
>>498それは、
せつなくてお兄ちゃんを想うとすぐHしちゃうの、なのか、
ディスプレイを見つめてハァハァ、なのか、ドッチデスカ?
502 ◆YukaXXZTS2 :05/01/20 00:14:31 ID:ZDzYXHAq
>>500
>近い内に貴方は、一人エッチの後にしどけなく眠り込んでしまった
愛しい人の姿を目にすることでしょう。

え〜…その後、部屋の中へ踏み込んでルパンダイブしたので(マテ
多分、今後そのような場面をお目にかかることはまず無いかと…
さすがにカギ閉めるだろうしねw…なんとなく惜しい希ガス
選択肢誤ったみたいですorz

>>501
最後の一文にてお察し下さいませ…ってのはダメですか?(汗
ま、伝わったようなのでこの話はこれまでということで…


閑話休題…若しくは次回予告かもw
いよいよ綾編も佳境に近づいてきますた…多分
そんなわけでもっとえちぃ描写になる予定です。
問題は…書いてる本人がえちぃ描写が苦手な罠orz
503名無しさん@初回限定:05/01/25 07:54:49 ID:Kx3RYWmM
それはきっと僕らのとこには来ないと思ってた。
待っていても探しても見つかりはしない。

もっと何かするべきだったのだろうか?
でも僕はもうじゅうぶんやったよ。
君の手が震えていたからこのまま君と時間を無駄にしたいと思ったんだ。


正直なところ、ずっと好きだった。
その気持ちの前では家族だからとかそんなことなんて大したことじゃない。
でも、それを認めてしまえばもううまく行かないと思う
だから僕はいつもと同じ変わらない生活の中に想いを置き去りにしてきた。
そのせいで、ずっと後悔するともしらずに
504名無しさん@初回限定:05/01/25 23:24:00 ID:d+4qVylm
続きをきぼんぬします。
505名無しさん@初回限定:05/01/26 12:01:26 ID:jQQLlf5p
妹が風邪をひいて家で寝ていて様子を見に行ったら、
「座薬を入れてよ!熱が下がんないから!」と言ってきた。
親に言えや!と返したら母親は今いない。親父には見られたくない。という事らしい。
妹は後ろ向きに四つん這いになってその下は見るな!と半分ケツをペロリとだした。
ロケット型の白い座薬を妹の※にゆっくりと入れる。
が、直ぐケツの力で這い出してしまう。
奥まで入れろ!と言われ、汚ねぇから触れねぇーよ!と切り返したら、
引出しからコンドームを1つ渡し「これで!」と。
指に不自然にそれをハメると
妹は何度も絶対に変な事するなよ!絶対に変な事するなよ!と言いながら

(省略されました・・全てを読むには ここ を押してください)
506名無しさん@初回限定:05/01/27 01:06:42 ID:LELn0NY9
僕はなんでも一番だった。サッカーだって勉強だって。あの人が褒めてくれたから。

僕には好きな人がいた。
それを誰にも相談したことはないけど。
だって僕は自分の姉が好きだったから


朝、妹が起こしにきた。適当にあしらって今日もまた学校を休んだ。
これで連続何日目だろう。
たまにこれじゃだめだって不安になるけどそれでも今は何もする気が起きない
頭ではわかってても今は部屋から出たくない。
姉ちゃんのいない日常を見るのがイヤだから
507名無しさん@初回限定:05/01/27 01:50:59 ID:Yfv2OitL
>>506
手元にあったおねいさんで支援
ttp://f9.aaa.livedoor.jp/~machizo/up/log/siren402.jpg
508名無しさん@初回限定:05/01/27 01:52:22 ID:Yfv2OitL
上げてもうた。スマソ。
509 ◆ASAGEjGFo2 :05/01/28 23:01:51 ID:ObEfxjVi
アクロバット親父恐るべし<挨拶

何故か今、手元にあるんですよねー。
先生、恐くてインスコ出来ませんよ。
それはそうと、自分的萌えシュチュ提供。

おどおどした態度の小さな女の子が、袖をつかんで必死についてくる。
「なんだよ」と、ちょと文句を言うと
「だってぇ」と、泣きそうになる。

……どうよ?

>>Yuka氏
なんだか本当に気が合いそうだなぁ。
私もねこソフトファンですよ。
ていうか、FC入ってますし。
510 ◆YukaXXZTS2 :05/01/28 23:41:21 ID:ms9/1TSy
次回予告しておきながらなかなか書き出せなかったり…<挨拶
むぅ…月末は仕事の量が多すぎて気が付くと日付変わってたりしてますです。
そんなわけで夜のお勤めもサボりがちだったりで、不機嫌なユカ…orz

閑話休題
漏れ的な萌えシチュは…

背後から抱きつき猫なで声で、
妹:「おにいちゃん♥」
兄:「ん?どした?」
妹:「…なんでもないよ」
そう言いつつもしがみついたまま兄の背に頬擦りする妹

…こんなカンジですね。

>>ASAGE氏
え〜…早速ねこサントラを姪っ子に持ってかれますた。…ユカがw
早い話、うちも二人して通販買いしたりFC入ってたりする罠。
漏れはみずいろDVD版からでユカはラムネから入会してますです。
…姪っ子にもPS2版のみずいろ買い与えてみようかなw
奇しくも二人してお気に入りは妹キャラw
511名無しさん@初回限定:05/01/29 00:16:48 ID:ILQhrl8P
絶倫アクロバット親父……
一ヶ月以上もの間、お笑いか何かのネタだと思っていたのは秘密です。
512( ´∀`):05/01/29 17:18:42 ID:EL618qtr
「兄さん。起きてるー?」
 私はお兄ちゃんの部屋のドアをノックする。
 さっきトイレを流す音が聞こえたから、もう起きてると思うんだけど、また寝ちゃったかな。
「ねー、兄さんってばー。こらー開けちゃうぞー」
「……うるせぇ」
 あ。やった。
 お兄ちゃんの許可が出た(?)ので私はドアを開ける。
 お兄ちゃんはベッドに腰掛け、寝癖の付いた頭をぽりぽりと掻いていた。やっぱりまた寝ち
ゃってたんだ。
「おはよ、兄さん。もうすぐ一時だよー。起きよ?」
 お兄ちゃんは「ああ」って短く答えて大きな欠伸をする。
 ――うわ、凄い。のど仏がぐりぐり動いてる。
 私はちょっとドキドキしながら、当たり前だけどやっぱりお兄ちゃんは男の人なんだなーっ
て思った。
 ――男の人。そう、お兄ちゃんは私にとって、男の人。
 ……危ない危ない。
 ヘンな妄想を振り払い、私はいつもの定位置、お兄ちゃんのベッドの隅に腰掛ける。
 お兄ちゃんは立ち上がって、少しだけ窓を開けてから、タバコをくわえた。ホントは吸って
もらいたくないんだけどなぁ。
 私はじーっとお兄ちゃんに目で訴える。
 ――あ、目が合った。伝わったかな。
「ああ、そういやお前、最近はちゃんとノックするようになってきたな」
 ちがうよぅ……。
 健康を気遣う健気な妹をよそに、お兄ちゃんはそんなことを言う。
「失礼なー。それじゃまるで、いつも私がノックもしないで、兄さんの部屋に入ってるみたい
じゃん」
「ずっとそうだったろ……」
 お兄ちゃんは呆れたようにため息を付く。
 ……むぅ。もっとノリノリでつっこんでくれてもいいのに。
「はぁ……。で、どうした? なんか用か?」
 そしてお兄ちゃんはいつもの優しい顔で、ちょっとだけ笑いながら、なんでもない私の話を
聞いてくれた。
513( ´∀`):05/01/29 17:19:32 ID:EL618qtr

 ――昔から知ってる、いつも私のそばにあったお兄ちゃんの優しい顔。
 どんなときでも私を守ってくれたお兄ちゃん。
 ずっと私を育ててくれた優しい、大好きなお兄ちゃん。
 お父さんとお母さんを覚えていない私にとって、お兄ちゃんは「家族」の全て。
 そしていつからかは分からないけど、お兄ちゃんは私にとって、本当の「全て」になった。
 なによりも、誰よりも、自分よりも――お兄ちゃんは私にとって、大切な人。
 そう、お兄ちゃんは私の全て。
 例え、それがイケナイコトを意味するとしても。

 ――ああ……。

 私、やっぱり好きだ……。


 お兄ちゃんとしばらくお話をしてから、私は台所へと向かった。せめて学校がないときは私
がご飯を作らないとね。
 お兄ちゃんは私の料理を、なんだかんだ言いつつも、いつも「おいしい」って誉めてくれる。
 でも自分でも分かってるんだ。まだまだお兄ちゃんの腕には全然及ばないってこと。お兄ち
ゃんはお世辞を言ってるって。
 だから私はいつか絶対、問答無用でお兄ちゃんに「うまい!」って言わせてやるんだ。
 そう、それでお兄ちゃんはとうとう観念して、これからはお前が作れよ、お前が作った方が
うまい、とか嬉しいこと言ってくれちゃって、私はしょーがないなーって言いながらも毎日お
兄ちゃんのために一生懸命ご飯を作ってあげて、お兄ちゃんはそれを幸せそうにいつも食べて
くれて、ある日、お前はいいお嫁さんになるなぁ、とか言って私の頭を撫でてくれたりして、
私は感動したついでとばかりにお兄ちゃんに“ぎゅ”って抱きついちゃったりするんだけど、
その日はなぜかお兄ちゃんの方も私を“ギュ”って抱き返してくれたりなんかしちゃったら、
私もう死んでも――
「なに悶えてんだよ」
「ふひゃあ!!」
 び、びびびびっ、びっくりしたぁー!
 ちょっぴり夢見てたら、いつの間にかお兄ちゃんが私の背後に立っていた。
514( ´∀`):05/01/29 17:21:11 ID:EL618qtr
「お、おにぃ――兄さん! おどかさないでよー! 心臓止まるかと思ったー」
 私は危うく「お兄ちゃん」って言いそうになる。
「わりぃ。つかそこまで驚くことねーだろ。お前玉付いてんのか?」
「たっ! つつ、つつつ付いてるわけないじゃん!」
「知ってる」
「うー……えっちなこと言うの禁止だもん」
 ……くそー。
 なんかお兄ちゃん笑ってるし……。ぼーっとしてた私が悪いんだけどさ。
 あーあ、私、いま顔真っ赤なんだろうなぁ。恥ずかしいよぅ……。もっとかっこいい女が私
の理想なのに、うまくいかないなぁ。お兄ちゃんには恥ずかしいところばっかり見られてる気
がする。
 そのあと、ご飯を食べながら私はお兄ちゃんに、理想とする自分の姿を話してみた。
「……かっこいい女? お前なに言ってんの?」
「普段のお前の行動とかに、そういうのを目指してるとこ全くないじゃん」
「なんつーか、んー。分かんねぇけど……ああ、天然? ボケキャラって感じだろ」
「まぁ、がんばれよ。先は長いし」

 お兄様、妹は傷つきましたよ?


 ご飯を食べ終わり、テレビを眺めていたら家の電話が鳴った。お兄ちゃんが受話器を取り、
なにか親しげに会話をしている。「仕様書が」とか聞こえたからお仕事の電話みたいだ。今日
は日曜日なのになぁ。……なんかヤな予感がする。
「――じゃ、行ってくる。あ、夕飯はどうなるか分からんから、後で電話する」
 ……的中。
 つまんないの。もうちょっとしたら一緒に買い物に行こうと思ってたのになぁ。でもしょう
がないか。そういうお仕事だもんね。それに、仕事で外に出るときしかお兄ちゃんのスーツ姿
には会えないしね。よしとしよう。
 私は(ちゃんと結べてるけど難癖を付けて)お兄ちゃんのネクタイをもう一度結びなおした。
 ――うん。やっぱいいなぁこれ。へへ。奥さんみたいだ私。
「ん、サンキュ。じゃな」
「いってらっしゃい。がんばってね」
515( ´∀`):05/01/29 17:23:00 ID:EL618qtr

 さて。お兄ちゃんが仕事に行ってしまい、私は本格的に暇になってしまった。外に出ても一
人じゃつまらないし、そんな気分でもなくなってしまった。
 しばらくソファに寝転がって、ぼーっとする。窓の外はとてもいい天気だ。空気は冷たいだ
ろうけど、こんな日をお兄ちゃんと一緒に並んで歩けたらなぁ。私は少しの間、お兄ちゃんと
頭の中でデートをした。
 ――よし。とりあえず、朝干した洗濯物を取り込んでしまおう。もう十分乾いてるはずだ。
 ベランダでは、それほど多くはない洗濯物が緩やかな風に揺れていた。私とお兄ちゃんの洗
濯物。そういえば私、中学に入るくらいまで、お兄ちゃんのボクサーパンツを部屋着にしてた
んだよなぁ。うーん、今考えると我ながら大胆だったよね。……お兄ちゃんはどう思ってたん
だろう?
 そしてお兄ちゃんの洋服や私の洋服に挟まれるようにして、私のブラジャーとパンツ。ここ
は四階だけど、やっぱりちょっと恥ずかしいしね。かといって下着用のカバーを買うのは勿体
ないし、部屋の中に吊るすのも、なんかヤだし。
 私はすっかり乾いたそれらを取り込んでいく。
『――縞々ばっかだな』
 いつだったかお兄ちゃんに言われたセリフ。お兄ちゃんはその理由が全く分からないみたい。
理由はお兄ちゃんなのに。
 私がずっと小さかった頃、当然だけど私の服はお兄ちゃんが買ってきてくれてた。もちろん
下着もだ。そしてある日、お兄ちゃんの買ってきてくれた、青と白の縞々パンツを履いた私を
――確かお風呂上りだったかな――お兄ちゃんは「似合ってるぞ」と言ってくれた。
 それは、お兄ちゃんにしてみれば流して言ったようなことなんだろうけど、私にとってはと
てつもなく嬉しいことだった。
 だってお兄ちゃんに誉められたんだから。大好きなお兄ちゃんが私を誉めてくれたんだから。
 その頃お兄ちゃんはまだ学生で、あまり私をかまってくれなかった。今なら分かるけど、自
分のことだけで精一杯だったんだと思う。――ううん。むしろきっと、私は邪魔だったに違い
ない。それなのに、お兄ちゃんはとにかく優しかった。
516( ´∀`):05/01/29 17:24:42 ID:EL618qtr
 我がままばかり言って、おまけにすぐに泣き散らす私。それなのに、覚えているのは困った
ように私に笑いかける、優しいお兄ちゃんの姿ばかり。お兄ちゃんの都合も考えずに、かまっ
て欲しくてしかたがないだけの私を、お兄ちゃんは一度だって見捨てたりしなかった。
 だから、そんな優しい、大好きな私のお兄ちゃんが誉めてくれた縞々模様のパンツは、私に
とって特別なパンツになった。今でも、パンツを買うときは縞々模様が最優先だ。
 ……でも、やっぱり子どもっぽいかなぁ。お兄ちゃんはどういうパンツが好きなんだろう。
それに、ブラジャーも無地の白ばっかだし、いかにも「お子様」って感じかなぁ。
 ……今度、もうちょっとせくしーなの買ってみようかな……。あーでも、見られたら恥ずか
しいし……。

 私は取り込んだ洗濯物を持って、お兄ちゃんの部屋に行く。
 六畳の洋室――お兄ちゃんの部屋には鍵が付いていないので、いつでも自由に入ることが出
来る。だから(それが理由にはならないけど)、私はついついノックを忘れてドアを開けてし
まい、その度お兄ちゃんに注意されていた。そして子どもの頃は、それが楽しくもあったんだ
けど、いつの頃からか、それは気恥ずかしさを伴うものになっていった。
 ――いつの頃からだろう。
 それは多分……、その、そういう知識を身に付けた頃、だと思う。
 もっと前から、男の人と女の人の違いっていうのは知ってたつもりだし、第一私は、三年生
くらいまでお兄ちゃんと一緒にお風呂に入っていたのだ。当然、その、お兄ちゃんの……アレ、
を見たこともあるわけで。……うん。
 だから、「ひょっとしたら私は衝撃のシーンを目にしてしまうのでは」なんて考えはそれま
で全くなかった。「着替えてる最中かも」くらいで、相手がお兄ちゃんなら、裸を見ても見ら
れても平気だったのだ。
517( ´∀`):05/01/29 17:25:43 ID:EL618qtr
 きっかけはきっと保健の教科書だったのかな。家に帰って配られた教科書に目を通し、そし
て知った。男の人のこと。女の人のこと。その……仕組み、とか。こういうことするんだ、と
か。
 でも結局、ノックを忘れてしまうクセは一向に直らなかった。一度もそういうシーンに出会
ったことがない、っていうのもあるし、お兄ちゃんがそういうことする、っていうのもなんだ
か想像が付かなかったし。だから最近まで、ドアを開けてはちょっと照れる――これの繰り返
しだった。
 でも今ではきちんとノックするように心がけてる。
 だって、昔の私が嘘みたいだから。
 今ではお兄ちゃんが上半身裸なだけで、私は顔が真っ赤になって、恥ずかしさでどうしよう
もなくなってしまう。もしもお兄ちゃんのそういうシーンを見てしまったら、きっと私は恥ず
かしさと気まずさで死んでしまうだろう。
 ……それなのに――。
 それと相反する私がいるのも事実だ。
 ――見てみたい……。
 お兄ちゃんが、その……、ひとりえっち、してるところを見てみたい……。そう思ってしま
っている自分がいる。考えただけで顔から火が出そうになるのに、お兄ちゃんのそういう姿を
見てみたいと思ってしまっている。
 お兄ちゃんが……じゃなくて、ううん、違う違う、そうじゃなくて、本当に見たいわけじゃ
なくて……。だって、そんな、お兄ちゃんだって、そんなのヤだろうし、だから……。つまり
……お兄ちゃんには気付かれずに見たいというか……いやいやいや、違う違う、違うよ私、だ
からこれは妹としての当然の権利というかなんというか……。
518( ´∀`):05/01/29 17:26:32 ID:EL618qtr
「……はぁ」
 私は声に出してため息を付いた。これじゃまるで変態だよ……。
 ダメだなぁ。最近の私は、どうもそういう方面のことばかり考えてしまう。こんなえっちな
妹じゃお兄ちゃんに嫌われちゃうよ。
 私は気を取り直して、お兄ちゃんの洗濯物をちゃんと畳んでタンスにしまう。
 そうだ。ついでに、置きっ放しにしてあるジュースの空き缶や灰皿も片付けておいてあげよ
う。ふっふっふっ、これぞ妹の鏡だね。こういうところでポイントを稼ぐのだ。

 ゴミを捨てて、洗った灰皿を戻しに再びお兄ちゃんの部屋に行った私は、なんとなくベッド
に横になってみた。いつもお兄ちゃんが寝てるベッド。――私のお兄ちゃんが寝てるベッド。
 それだけでどうしてこんなにドキドキするんだろう。
 それだけでどうしてこんなに幸せなんだろう。
 それだけでどうしてこんなに――私は泣きそうなんだろう。
 ……いつかお兄ちゃんと一緒に、このベッドで寝れる日がくるのかな……。くるといいなぁ
……。くるわけないか……。分かってるよ……。くるわけない……そんなの、分かりきってる
……。でも……。
 すぐに睡魔がやってくる。
「……夢の中でなら……いいよね……」
 私はうつ伏せになって枕に顔をうずめた。





 ……タバコ臭いよ、お兄ちゃん……。
519名無しさん@初回限定:05/01/29 17:47:21 ID:D5oy6O6S
ヘビースモーカーお兄ちゃん
520名無しさん@初回限定:05/01/29 20:31:16 ID:q5YnVj6p
グッジョブ!
毎度良作をありがとう!
521名無しさん@初回限定:05/01/30 23:06:04 ID:uRHS+M6d
いつも正統派萌え妹話を提供頂き有難うございます!

(只今イメージ画像検索中)


……あうう、中々いいのが見付からない。。。
522 ◆YukaXXZTS2 :05/01/31 01:29:29 ID:yU5S+2YC
>「……夢の中でなら……いいよね……」
>私はうつ伏せになって枕に顔をうずめた。
> ……タバコ臭いよ、お兄ちゃん……。

⊂⌒~⊃*。Д。)-з…萌え死にますた。
( ´∀`)氏、GJ!!!!

閑話休題
気づけば一月も今日で終わり。
そして、あの日が近づいてきたわけですが…
「今年も、とりあえずチョコ貰えそうだな…」
「私はあげないよ。」
「えっ、なんで?」
「釣った魚には餌あげちゃダメなんだって…お姉ちゃんが言ってたよ」
…釣った魚って…餌って…ヽ( `Д´)ノ ウワァァァンッ!!!!!
…いや、チョコ苦手なのは事実なんですけど、ほら……ね?
523名無しさん@初回限定:05/01/31 03:18:40 ID:QjD/BT0L
>( ´∀`)氏

しっくりくるのは見付からなかったので、
それっぽい物をまとめてupさせて頂きます。
ttp://paw.s2.x-beat.com/img/5340.zip
宜しければ某まとめサイトの画像掲示板の方もご覧下さいませ。
524名無しさん@初回限定:05/01/31 03:23:47 ID:QjD/BT0L
リンク失敗しました。ここの5340番でお願いします。
ttp://paw.s2.x-beat.com/up/upload.php
525( ´∀`):05/02/01 10:15:43 ID:Q8ZMuomA
>523
( ´∀`)アリガトー
526名無しさん@初回限定:05/02/02 20:40:21 ID:Xo1GXKAT
うぐぅ…お兄ちゃん
おなか減ったよ…妹分を補給して
527 ◆YukaXXZTS2 :05/02/03 00:23:02 ID:fH7YCi62
時節柄、脳内妹を呼び出すネタは尽きぬもの…のはずですが、見事に風邪ひきますたorz<挨拶
解熱剤・鎮痛剤・総合感冒薬をまとめて一気飲みするのは止めましょう。
…もう少しでお花畑が見えそうですた。

そんなわけで…

「おにいちゃん、おかゆさん作ってきたよぉ」
「ごめんな、学校休んでまで看病してもらって…はくしょんっ!!」
「いいのいいの、いつも優しくしてくれるお礼だよっ」
「…治ったら遊園地でも行こうな」
「やったぁ!! 早く風邪治るといいね。」
「…そうだな。」
「ほら、おにいちゃん。あーんってしてっ」
「…恥ずかしいからよせよ」
「病人は言うこと聞かないとダメなんだよっ!! ほら、あーん…」
「…あーん」
「…ずっとおにいちゃんのお世話していたいな」
「…それじゃ遊園地行けないだろ」
「それもそうだね、それじゃもう一口。はい、お口開けてあーんってして…」
「…あーん」
「あとでりんごさんも剥いてあげるね」
「そこまで気を使わなくってもいいよ」
「…だって…おにいちゃんと一緒に遊園地に行くんだもんっ!!」


………何時もよりもだめぽ(当社比30%増w)

先程、ユカの水枕を取替えながら浮かんだネタの為うまく練れてませんですorz
早い話が…皆様、お体には十分気をつけてお過ごし下さいませm(_ _)m
528名無しさん@初回限定:05/02/03 01:26:26 ID:NlAkD/aF
追加です。
ttp://f9.aaa.livedoor.jp/~machizo/up/log/siren429.jpg
ttp://f9.aaa.livedoor.jp/~machizo/up/log/siren430.jpg

>>527
こちらも土日に悪性の風邪をうつされました。声が出ません。
可及的速やかにウイルス駆除を行わないと取引先や同僚から大顰蹙を買いそうです。
女子社員ズの視線が怖い。課内で流行らせたら生きていけません。
529名無しさん@初回限定:05/02/03 16:06:19 ID:9zVl5GrB
いも汁じゃないですか!
530名無しさん@初回限定:05/02/05 17:16:14 ID:R7ccRNR3
『男を』の部分を、『お兄ちゃんを』に変えて読んで下さい。

http://www5d.biglobe.ne.jp/~seitaima/index.html
531 ◆YukaXXZTS2 :05/02/07 01:37:33 ID:anVi1sL0
先日、とある所へ年齢・容姿・性格等を記したオーダーを送ると妹を作製してくれる夢を見た。
希望のオーダーを出して見ると、寸分違わぬ妹が送られてくる…そんな夢。
でも、肝心のオーダーしたはずの妹の面影が思い出せない。
どこかで見たような容姿や声色だったのは鮮明に憶えているのに…
どうしても顔だけが不鮮明なまま夢から目が覚めた。

でも、近い将来そういった最先端の技術が出てきても不思議じゃないんですよね?
クローン羊とか…赤ちゃんの産み分けとか…
もしかすると我々の与り知らぬうちに、既に禁断の領域へ到達しているのかも…
そんなことを考えているうちに夜更かししてしまい、風邪をひくマヌケな漏れw
532名無しさん@初回限定:05/02/07 21:31:21 ID:anVi1sL0
漢なら迷わずクリックしてみれ!
ttp://ego.product.co.jp/soft/kuma/evt/evt4.html
533名無しさん@初回限定:05/02/07 23:47:53 ID:XXBniJqi
鬱な日を前にしてこれはキツイっす。
幼なじみと朝まで10連発ってなんだよそれ。
534名無しさん@初回限定:05/02/08 00:54:13 ID:cxxGPCa9
>>531
顔がぼやけている夢って、夢判断ではどう解釈するんだっけ。
妹という存在の象徴だから特定の顔がないのか、
それとも何かフィルターがかかっているのか。
(何か・誰かに対して後ろめたい、又はかつて理想的な存在から
 ひどい仕打ちを受けた、など)
ううむ、思い出せない。
535名無しさん@初回限定:05/02/10 01:15:18 ID:SV1jQEM6
三連休を当て込んでこんなのが出るらしい。

バレンタインは“豆”で告白?
ttp://www.itmedia.co.jp/news/articles/0502/09/news038.html
536 ◆ASAGEjGFo2 :05/02/11 00:44:46 ID:mN8zOYOl
 雪がシンシンと降る中、玄関を出て初めに出る言葉といったら、
「さっむーい」
 ……まあ、これだろう。
 暖房を付けてぬくぬくと過ごしていた者には、雪が降るほどの寒さはちょっと酷だ。
 そして、ちょっとコンビニに行くだけなのについてくる雪野はさっきまで炬燵に入っていたのだった。
 寒さか、それともさっきまで炬燵に入っていたからか、頬がほのかに紅く染まっている。
「いや、別についてくること無いんだぞ? 買ってきて欲しいものがあるなら買ってきてやるから」
「ん〜ん、それじゃ意味無いの」
 自分の足で出向くことに意味が云々と、ぶつぶつ呟いているが、俺は軽やかに無視する。
 ハッキリ言ってどうでもいいから。
 俺はさっさと傘を差して、先だって歩いていく。
 まってよーと後ろから追ってきた雪野は、すぐに横に並んで歩き出す。
「……お前さ、その傘の色、何とかならないか?」
「え? 変かな、普通だと思うけど…」
 いや、薄いならまだしもそんなに濃いピンクはちょっと……。
「なんて言うか、一緒に歩いてて恥ずかしい」
 むーとか唸りだした雪野を後目に、俺たちは近くのコンビニにたどり着く。
 傘を閉じて傘差しに差し込むと、ふとあることに気がついた。
「お前、金持ってるのか?」
「もってないよ」
 にっこり笑って返事をする雪野は、何故か俺の腕を取った。
「お兄ちゃん、ゴチになりまーす!」
 ……やっぱりね。
 こうなると思ってたんだ、うん。
 脱力した俺の方を、雪野がぽんぽんと叩く。
 どうやら、励ましているつもりらしい。
「お前ねえ…」
「だいじょぶだいじょぶ、こうしてれば恋人同士にみえるから」
 それはそれで大丈夫じゃない気がしないでもないのだが。
537 ◆ASAGEjGFo2 :05/02/11 00:45:33 ID:mN8zOYOl
 というか、全く関係ないし。
 ともあれ、こんな所で話し込んでも仕方なし、雪野が財布を持ってきてないのも仕方なしと割り切り、
まあ今回くらいはいいかと、雪野に腕を引かれながらコンビニに入っていくのであった。

「……で、この仕打ちは何だ」
 コンビニで物色中に雪が止んだようで、空にはまだ雲が張ってはいるが傘を差さずに歩ける。
 ビニール袋を片手に提げて(二人分)帰り道を歩いていると、後ろで雪野がなにやらごそごそとやって
いて、何かやってるなーなんてぼけっと考えていたら、不意打ちを食らった。
 ビニール袋と二人分の傘で両手がふさがれているため、反撃できないことまで計算してのことだろう。
「えー」
「えーじゃない」
 頭にまだ残っているであろう雪玉の残滓を払うこともままならず、仕方なしに頭を振ってしぶきを飛ばす。
「大丈夫だって、これさっきまで振ってた雪だし、綺麗なとこしか使ってないから」
 この状況でそこまで言いますか。
 なんだか召使いというか、執事というか、兄としての尊厳がこの場には無い気がする。
「………てい」
「……!」
 反射的に前に駆け出す。
 その時の俺は、おそらく普段の三倍(当社比)で動いていたと思う。
 俺がちょうど通りかかった公園の木の枝につもっていた雪が、一瞬前まで俺のいた場所に落ちてきた。
「だいじょうぶおにいちゃん、あぶなかったね、さいなんだったね」
「雪野、セリフが棒読みの上に、顔があからさまに悔しがってるぞ」
 もう付き合ってられん。
 俺はさっさと歩き出してしまった。
「あー、まってよ」
 しかし、俺は家に着くまで速度を落とすことはなかった。
 ちょっと子供じみていたなと、反省。
538 ◆ASAGEjGFo2 :05/02/11 00:51:21 ID:mN8zOYOl
雪の日は家から出たくないなあというお話でした。

さて、明日は吉野家一周忌兼建国記念日
妹さんと一緒に牛丼を食べてきます。
それでは。|柱|∀`)シ
539名無しさん@初回限定:05/02/11 21:29:24 ID:SvhkCunW
>>538
ttp://vladimir.ddo.jp:8888/cgi-bin/upload2/src/pic7085.jpg
雪玉を構える少女。サービス期間につき1名増量中です。

子供の頃は嬉々としてスノーマン作ってましたが(ry


ttp://vladimir.ddo.jp:8888/cgi-bin/upload2/src/pic7086.jpg
ついでに吉牛も(並んでまで食べる気力はありませんでした)。
気兼ねなく牛丼などを食べにいけるようになると、カプールの仲も本物だとか。
え、血縁?いやいや……
540名無しさん@初回限定:05/02/11 22:23:06 ID:SvhkCunW
ttp://vladimir.ddo.jp:8888/cgi-bin/upload2/src/pic7088.jpg
これも置いておきますね。人間じゃないけど。
541名無しさん@初回限定:05/02/12 11:07:16 ID:6h4h8ymG
ttp://vladimir.ddo.jp:8888/cgi-bin/upload2/src/pic7116.jpg
これも。ヒットさせた後のつもり。
542名無しさん@初回限定:05/02/15 23:49:27 ID:UOYSJZJI
もうご覧になったとは思うけど、貼った先が結構落ちているので同じ物を。
ttp://aploda.net/dat6/upload28089.zip
543 ◆YukaXXZTS2 :05/02/16 00:21:07 ID:LlqVJ6ua
メールで送ったはずの内容が何故ココへ?<挨拶

IDでお気づきの方もいらっしゃるでしょうが>>532は漏れです(汗
むぅ、友人(悪友)に出したはずなのに…
DoeViewのアップデートしたらトリップ抜けるし、何事も慌ててはダメですねw

閑話休題
しばらくの間、書き込み出来なくなるかもです。
いろいろ諸事情が重なりまして身動き取れなくなりそうな悪寒…
544名無しさん@初回限定:05/02/16 01:46:04 ID:obrr85C7
>しばらくの間〜

(´・ω・`)
545 ◆ASAGEjGFo2 :05/02/20 01:29:50 ID:rgQu/llK
 ――冷たい夜気に、吐き出す息さえも白く姿を現す。
 天には月が昇り、地上を淡く照らしている。
 男達の双眸には理性の光はなく、そこにあるのはただ性の本能のみ。
「……!?」
 あまりの恐怖に声が出ない。
 もっとも、彼女が叫び声をあげたとしてもその声を聞き届ける者などいないが。
 皆目の前にいる女を凝視し、僅かながらうなり声をならしているからだ。
 彼らはもう、人間ではない。
 ジリジリと狭まる包囲に、女は為すすべもない。
 そのうち、一人の――一匹の男が女に向かって飛びかかった。
 そしてその一匹を合図に、全ての男達が女に群がってきた。

「ねえ、お兄ちゃん。普通、妹の目の前でそういう本を読む?」 例によって何故か俺の部屋で学校の宿題を消化している雪野が、読書中の俺にそんな言葉を掛けてきた。
「ん? 何か問題あるか?」
「(う〜この人絶対に私のこと女としてみてないよ)あのね、私だって一応女なんだよ」
「…つまり、この本に興味があると?」
「違う。だから、その表紙」
 言われて確認するが、何の変哲のないただの表紙だ。
「これが?」
「もう、そういったいかにもポルノ小説といったものを、妹とはいえ女性の前で読むものじゃないでしょう!」
 怒りからか恥ずかしさからか、顔を赤くしてキンキンと文句を言ってくる。
 そんなことをいわれても、
「俺は最初からコレを読んでたし、そこにユキが入ってきたんだから」
 文句を言われる筋合いは無いと思うのだが。
 それに、妹が来たからといって、慌てたりするほうがよっぽどみっともないだろうし。
「もう、細かいことはいいの! いいから、さっさとその本を閉まって!」
 そういうと同時に、雪野が自分で持ってきたクッションを投げてきた。
 この行動は読めていたので、片手で受け止められた。
「わかったわかった、しまえばいいんだろう」
546 ◆ASAGEjGFo2 :05/02/20 01:30:52 ID:rgQu/llK
 しょうがないなと栞を挟み、本を本棚に乗せる。
「だからって他のエッチな本も、ダメだからね」
「………ちっ」
 さすが我が義妹、こちらの行動はお見通しか。
 俺の舌打ちが聞こえたのか、雪野は文句を並べ立ててくる。
 源氏物語でも読んでやろうかとも思ったが、あれは現在静香が持って行っているのでダメだった。
 俺はくだらない抵抗をするのを諦め、ベットにダイブした。
 顔に当たる布団の感触が気持ちいい。
 何の気なしに顔を横に向けてみると、雪野と目があった。
 そのままじっと見ていると、最初は「?」次第に「オロオロ」何かに気づき「真っ赤っか」
 その変化が面白くて、俺はつい笑ってしまった。
「え? あ、えと。違うの、うん。違うんだから」
 いかにも「解ってるんだよ〜」な感じでいってみたら、なにやら慌てている。
 はて、一体全体何が雪野をそうさせるのか。
「何が違うのかは解らんが、まあ気にせず勉強を続けたまえ」
 ニヤニヤ笑いながら言ってやったので、おそらく完全に勘違いしてくれただろう。
 俺にそう言われ、まだ何か言いたそうではあったが結局何もいわず、ソワソワしながら机の上に視線を戻した。
 だが相変わらず俺のことが気になるのか、ちらちらと俺のことを見てくる。
 で、目があったときにっこり笑いかけたら雪野はボンと真っ赤になり、
「お、おおおお兄ちゃん、私やっぱり自分の部屋でやるね!」
 と、慌てて机の上をかたして出ていってしまった。
 その一連の動作が妙におかしくて、俺はついつい笑ってしまった。
547名無しさん@初回限定:05/02/20 20:51:09 ID:KMmugIKI
>>545-546
いつもほのぼのとした萌え話を有難うございます!
ささやかながら某所に支援させて頂きました。
548名無しさん@初回限定:05/02/22 23:42:56 ID:QBPfRpa8
どうやら今年は妹様から貰えそうに無い。

別に兄妹仲が悪化した訳ではない。

毎年添えられていた手紙の内容を顧みれば、
今年貰えなかった理由も大方想像が付く。

「いい加減、自力で本命を手に入れなさい」
と言いたいのだろう、妹様は。
549 ◆YukaXXZTS2 :05/02/26 00:43:55 ID:h0KafLpl
最近の検査薬は侮れないわけで…<挨拶
以下詳細でございますです。

ある日の朝食時…
「ねえ…あのね…」
「…ん?どしたの?」
「うん…えとね…生理遅れてるっぽい?」
( ゚д゚) …何故に疑問系?
「…どれくらい遅れてるの?」
「いつもなら5日くらい前…」
「そか……とりあえず検査薬買って確かめてみようか?」
「うん…出来てたら……うれしいよね。」
そして、当日の晩…
「ただいま〜」
「お帰りなさい。あのね…」
「あ、もしかして買ってきた?」
「うん…それでね…」
そこへ姉貴の声…
姉:「いつまでも玄関に居ないでこっちにおいでよ。」
漏れ:「ぅえ?なんで姉貴がうちに居る?」
ユカ:「あはは…恥ずかしいからお姉ちゃんに買ってきてもらったの。」
漏れ:「…納得しますた。」
居間のこたつに入り、検査の結果を催促してみた。
漏れ:「で…どうだったの?」
ユカ:「うん…………」
( ;゚д゚) お約束の溜めですか…ゴクリッ
ユカ:「やっぱり遅れてるみたい…」
漏れ:「ってことは…どういうこと?」
ユカ:「この間、風邪ひいてたでしょ? それでかもしれない。とりあえず陰性だったよ。」
漏れ:「なんだか解ったような解らないような…」
ユカ:「今回は、も少し様子見ってカンジ?」
姉:「ユカちゃん心配性なんだよ。体調悪いときは不順になるってw」
550 ◆YukaXXZTS2 :05/02/26 00:45:34 ID:h0KafLpl
続き
ユカ:「う〜ん…今までこんなに遅れたことなかったんだけどなぁ」
姉:「私だってこの間までゆかの風邪貰っちゃって遅れてるもんw」
ユカ:「…どれくらい?」
姉:「ん〜…10日くらいかな?……いや、12日くらいだ…」
漏れ:「それって…ヤバくない?」
姉:「……ユカちゃん、検査薬貸して。」
……しばし間がありまして、
姉:「…明日、産婦人科行ってくるね。」
ユカ:「もしかして…陽性だったの?」
姉:「……うん」
( #`Д´) どうして昔から自分だけおいしいトコ持っていきますか、マイシスター…
姉:「あ、でもあくまで簡易検査だからハズレてるかもよ?」

後日談
ゆか:「お兄ちゃん、あのねあのね。ゆか、妹が出来たんだよっ!!」
姉:「あははははは…当たりでしたぁ〜♪」
( ゚д゚) いや、ソレ普通にあははじゃねーだろっ!!
…てなわけで姉御懐妊のお話ですた。
この際なので、姉貴にはユカの教材として役に立っていただこうかとw
551名無しさん@初回限定:05/02/26 18:07:13 ID:nxzggexz
ゆかちゃんの中ではすでに弟は抹消済み
552名無しさん@初回限定:05/02/26 21:56:05 ID:mRZQZhnj
>>549-550
何と言うか、大団円ってことで宜しいのでしょうか?

この手の画像を持ち出すのはまだ先になりそうですね。
(もう少しマイルドな物もあったのですが見失いました)
ttp://www.munekyun.org/image/imgup/img/224.jpg

おまけその1:某氏専用
ttp://www.munekyun.org/image/imgup/img/225.jpg

おまけその2:口直し(download pass = aniki)
ttp://www.uploda.net/cgi/uploader2/index.php?dlpas_id=8550
553名無したちの午後 ◆eC1zQUi0cg :05/02/27 06:27:38 ID:lGwKcx9u
某氏って誰の事かな?誰の事カナ?

ボール少女のおしりが、蚊に刺された様な跡が・・・
554名無しさん@初回限定:05/02/27 09:32:34 ID:HW9DIgyR
>>550

普通、予定日から一週間経たないと反応が出ないので、
もちっと待って来なければもっかい検査してみれ。
555名無しさん@初回限定:05/02/27 16:14:45 ID:Zir0yR1A
>>552
それはアレですじゃ、中の人が押し上げてできたデベソですじゃ

おまけその3:また別の人専用
ttp://www.munekyun.org/image/imgup/img/225.zip
556名無しさん@初回限定:05/02/27 16:18:41 ID:j2i0tx8w
上のやつ間違えました
ttp://www.munekyun.org/image/imgup/img/226.zip
557 ◆YukaXXZTS2 :05/02/28 01:47:58 ID:9/XdTxTn
あえて多くは語りませんが…orz
休みだというのに病院へ行かされますたです。

>>551
うちのユカも脳内にて抹消しておりますたw
「私にも、もう一人妹が出来るんだ♥ やったぁ♪」
……藻前ら根本から間違ってますよorz

>>554
ええ、も一度検査してみたです。>>554氏のレス見たあとで、も一度…
それで姪っ子から予想通りの反応が…
「やったぁ!! 妹が2人も出来ちゃったぁ!!」
……だから根本から間違っていると何度も(ry
Σ(゚д゚≡゚д゚) エ゙ッ!! またしても突っ込むトコ間違えてる?

……えと、つまり皆さんお察しの通りの結果と相成りましたです。


閑話休題
どうも偽妹スレと関係ない内容のレスになってしまった為、更新作業を再開させようと…
思ったのですがなんか落ち着かないのでマンガ買って読んでますた。…今更ながら「恋風」を全巻w
何と言うか……いまいちのめり込める内容じゃなかったような希ガス。
実妹いないのでピンとこないってのもあるんでしょうが、最終話の終わり方が…

なんだか訳わからない文章になってますね(汗
…明日から更新作業を再開させますゆえお許しをorz
558 ◆YukaXXZTS2 :05/02/28 01:49:39 ID:9/XdTxTn
IDが泣き顔に見えるのは気のせい…でもない希ガス
559名無しさん@初回限定:05/02/28 23:54:31 ID:JMHvKnSL
お、おめでとうと言っておこう……
……大事なときほど気の利いた台詞が思い付かないものだ……
560名無しさん@初回限定:05/03/01 07:46:22 ID:JXbToqWI
Yuka氏の心境を有名な写真で代弁します
ttp://www.toonippo.co.jp/event/shusai/detail/heishi.JPG
561 ◆YukaXXZTS2 :05/03/05 00:52:11 ID:coKK7MIr
先日の書き込み以来、久しぶりにPC立ち上げますた(汗<挨拶

>>559
おめでたと言うくらいなので、おめでたい…のでしょうね、やっぱり。
何と言うか未だにあまり実感が湧かないです。
ユカも同様で、「ねぇねぇ、育児書とか買ったほうがいいのかな?」などと、
のん気に構えている始末で…
そう言えば「お姉ちゃんから貰ってくれば安上がりだよね」と申しておりますた。
…案外財布のひもは硬いみたいですw

閑話休題 時事ネタでひとつ
「お兄ちゃん、今帰ったよぉ〜♪」
玄関先で靴を脱ぎながら凱旋を告げる妹。
いつもの足音の他にカポンカポンと奇妙な音がする。
…あ、そうか。今日は妹の卒業式だったな。
卒業証書の筒をカポンカポンと鳴らしながら居間に顔を覗かせる妹。
「無事に卒業出来たよ、お兄ちゃん。来年から一緒の高校だね♥」
「一緒なのは一年間だけだけどなw」
「それでも、また一緒に登校出来るんだもん。…手つないで学校行こうね。」
「…恥ずかしいこと言うなよ。」
「いいじゃん、私はとっても楽しみだよ♪」
「…わかったから制服着替えてこいよ。」
「…この制服も今日で見納めだよ、お兄ちゃん♪」
そう言うとその場でクルリクルリと回転してみせた。
遠心力でプリーツスカートが拡がり、白く細い足が太もものあたりまで現れてゆく。
「…あんまり回るとパンツ見えるぞ」
「見えたっていいもん…お兄ちゃんだけだもん」
「……バカ。…でも有難うな」
「えへへっ…この制服もカワイイでしょ?」
「…ああ、よく似合ってたぞ」
「新しい制服もカワイイんだよ。また見せてあげるね、お兄ちゃん♥」
目を細めてニッコリと微笑む妹が、何故かとても愛しく思えた。
562 ◆YukaXXZTS2 :05/03/05 00:59:18 ID:coKK7MIr
…最近、某画像掲示板が何気にエロい希ガス。
アレで何かネタ出来ないものかと思案してみたりとか…
あそこまでエロいと、とてもユカにゃ見せられないので夜中こっそり見ておりますですw
おかげでちょっとだけ寝不足(ぉぃ
563名無しさん@初回限定:05/03/05 14:15:17 ID:utyD+9zH
>>561
各時期の過ごし方は知っておいた方が良いかも知れませぬ。
何かあっては大変なので。

んで、卒業ネタを幾つか上げておきます。

ノーマル
ttp://www.munekyun.org/image/imgup/img/228.jpg
ttp://www.munekyun.org/image/imgup/img/229.jpg

個人的趣向(卒業ではなさそう?)
ttp://www.munekyun.org/image/imgup/img/230.jpg

エロ(卒業したらお別れですね系に脳内変換)
ttp://www.munekyun.org/image/imgup/img/231.jpg

陵辱系(※注意!)
ttp://www.munekyun.org/image/imgup/img/232.jpg
564名無しさん@初回限定:05/03/10 17:47:13 ID:AukTyM9n
捕手
565 ◆YukaXXZTS2 :05/03/10 21:24:35 ID:7BojM0kj
只今、会社で残業中でございますです<挨拶

漏れを差し置いて姉貴率いる妊婦軍は、現在温泉にてゆったり戯れているらすぃ

( ´・ω・`)ショボーン…

おいてきぼりですか…そうですか…
義兄さんにメール打ったらあちらも残業中だとか…

…話変えて
例の連載の続きを書かなくてはと、暇見てネタを書き溜めてたらすごい量に…w
週末までに2,3レス分位は書けそうです。
566名無しさん@初回限定:05/03/10 23:03:24 ID:hRzl+xFi
きっとアレだ、今頃は「自分の夫は『パパ』としてどうなのか」
などと女同士でぶっちゃけトークを展開しているに違いない。

>例の連載の続き
ウホッ
567 ◆YukaXXZTS2 :05/03/12 00:21:49 ID:KP9MKw1R
>>497の続き
手のひらに覆われた綾の乳房の先端が一段としこり始めるのが感触で解る。
「…先っぽ、硬くなってるね」
「…恥ずかしいから言っちゃダメェ〜っ!!」
「でも…思ったより綾ちゃんの胸あったんだ」
「あ、ヒド〜イっ気にしてるんだからねっ!! でも、いいんだもん。
 これからもっともっと、お兄ちゃんに揉んでもらって大きくなるんだもん」
「…善処致しますです」
『クスッ』
二人は思わず、顔を見合わせて笑ってしまった。
「…えと、お兄ちゃん。……あんまり痛くしちゃヤだよ」
「…うん。我慢出来なくなったら言ってね」
稔は、自分の分身に手を添えてゆっくりと淡い桜色した綾の秘裂へと近づけていった。
稔の先端がジワリジワリと秘裂を押し拡げて挿入されていく。
「…ドキドキしてきちゃった。お兄ちゃん…キスして」
綾の身体をそっと引き寄せ、微かに震える唇に軽くキスをした。
「んっ、チュッ、んふぅ…」
うっとりと目を伏せる綾に気遣いながら先端を埋没させる。
「…大丈夫?まだ痛くない?」
「うん、痛くないよ。……くないけど…お兄ちゃんの…熱い…よ」
「綾ちゃんのもすごく熱く感じるよ」
やがて、稔の先端が綾の処女膜の存在を捉えた。
「じゃ…いくよ」
「…うん」
恐々と見つめる綾に優しく微笑みかけて、二人を隔てる最後の障害を突破していった。
「ん゙ん゙ん゙〜っっ!!」
眉を寄せギュっと目をつぶって痛みをこらえる綾の手を取り、
「痛かった? でも、全部綾ちゃんの膣内に入ったよ」
「うん、私の膣内がお兄ちゃんでいっぱいになってるのわかるよ」
綾は、破瓜の痛みをなるべく悟られないよう、作り笑顔で稔に微笑んだ。
目尻に浮かぶ涙を、稔は指先でそっと拭いながら
「…我慢しなくてもいいよ。痛みが納まるまでジッとしとくね」
568 ◆YukaXXZTS2 :05/03/12 00:22:50 ID:KP9MKw1R
「…グスッ…痛くなんか…ないも…ん……でも、ありがと」
綾の瞳から大粒の涙がひとつ、またひとつとこぼれ出してゆく。
「痛くて泣いてるんじゃ…ないんだもん。嬉しくって泣いてるんだもんっ……グスッ」

自分の腕の中で痛みをこらえ、泣き笑いの顔で微笑む少女が愛しくて…
あふれ出す涙を必死で言い訳している少女がただ愛しくて…

「あれっ? お兄ちゃん、泣いてる?」
綾の言葉に我に返り、自分の目尻を手の甲で拭ってみる。
いつの間にかあふれ出した涙が、綾の頬へと落ちていたのだ。
「あわわっ…え、えと…ごめん。なんか嬉しくって取り乱しちゃって…恥ずかしいな」
「クスッ、立場が逆転しちゃってるよ。…でも、嬉しいってホント?」
「嘘なんか言わないって…綾ちゃんと一つになれたんだもの。とっても嬉しいよ」
「あ゙〜っ!!それ私のセリフだよぉ、やっぱり立場逆転してる…クスッ…あははっ」
「ご、ごめん……そ、そういえば綾ちゃん痛みは?」
「だいぶ痛くなくなってきたよ………ホントだからね」
綾は微笑むと、稔の背に手を廻し耳元で妖しげにささやいた。
「お兄ちゃんの好きにしちゃってかまわないから……綾の…で気持ちよくなってね」
そう告げるとそっと繋がってる場所へ手を延ばしながら稔の耳たぶを優しく噛んだ。
綾の誘惑するかのような問いかけに、稔の分身は膣内でさらに膨張して答えた。
「綾ちゃん…じゃ、動くから…」
深く差し込んだ怒張を、秘裂の入り口まで戻して勢い良く突いた。
「ひうっ!!」
突然の衝撃に面食らった綾だったが、意識より先に内壁が怒張を包み込み締め付けてゆく。
「…痛かった?」
「ううん、ちょっとびっくりしたけど…大丈夫だから」
眉間を寄せてはいるが、さほど痛くなくなってきたようだ。
更に奥へと誘う綾の締め付けに、ともすれば我慢出来なくなりそうで夢中で腰を動かした。
「ああんっ、んくっ、あっ、ひゃうっ…」
綾は、稔の突き上げの度にこぼれだす嬌声を抑える術もなく…
「ひゃうっ、やだっ恥ずかしいよぉ…あんっ、んふぅ、」
秘裂から押し出される破瓜の血と蜜液が卑猥な水音を奏で始め、稔の分身を濡らしてゆく。
569 ◆YukaXXZTS2 :05/03/12 00:23:47 ID:KP9MKw1R
ご無沙汰しておりました、前回の続きでございます<挨拶

えと…とりあえず今回はここまで(汗
………エロくなりすぎた希ガスorz
続きも頑張って近日中にはうpしたいと思っておりますゆえ、少々お待ちくださいです。
570名無しさん@初回限定:05/03/12 23:49:58 ID:oZjKWixh
>>589
相変わらずのハカーぶり、ご健勝そうで何よりです<挨拶

相当に気が早いですけど、エロゲらしくエンディングを二つ置いておきますね。
ttp://www.munekyun.org/image/imgup/img/234.jpg
ttp://www.munekyun.org/image/imgup/img/235.jpg

ところで今年の白日贈呈物は……nymph系とかでしょうか?
571 ◆YukaXXZTS2 :05/03/18 23:37:11 ID:20Q01zjI
最近、ユカ'sがぁゃιぃ行動を…<挨拶

先日の話…帰宅して居間に入ると抱きついてキスを迫るゆかとちょっぴり困惑ぎみのユカが…
あとで聞かされたのだが、意外にも姪っ子はキス魔らすぃ…しかもおにゃの子限定でw
姉貴談:「あの娘、あっちこっちで友達とかにキスしまくるのよ…orz」
…それは恐らく姉貴の遺伝子を確実に受け継いでいると思われ
酔った勢いでユカに迫ってんの見たことあるし…やはり、この親にしてこの子ありかorz

>>570
>相変わらずのハカーぶり…とは?
…えと、もしかしてですがハッカー(hacker)と破瓜をかけていらっしゃるのでしょうか?
白日ですか…そういやそんなものもあったですね(汗
連日のドタバタですっかり忘れ去ってましたです。


閑話休題
ちまちまとまとめページの更新準備に取り掛かっておりますです。
…なのでお話の続きは、しばし中断致しております。
572名無しさん@初回限定:05/03/19 01:09:43 ID:4Mn76/BJ
準備乙です。

>姪嬢
そういう素養のある方は、最終学歴まで共学で過ごした方が良いのかも、カモ?
573名無しさん@初回限定:05/03/19 21:42:00 ID:WWjaAStH
そして姪っ子さんの健全な成長を願って
こちらをお送りします。まだ漢字は読めないと思うけど……
ttp://www.munekyun.org/image/imgup/img/237.jpg
574名無しさん@初回限定:2005/03/21(月) 19:22:23 ID:MkcaSEwV
妹神拳『妹羅漢撃!』
575 ◆YukaXXZTS2 :2005/03/23(水) 22:59:46 ID:MfVSWgeI
珍しく早めの時間にカキコ<挨拶

ほんの気まぐれで設けた某所の画像掲示板(ぉぃ なんですが…
結構ログ貯まってるなと思い、ファイルの総容量を調べると48Mbyte!
いやービックリしますたw
一応、あそこは200MbyteまでOKとのことなので今のところ大丈夫です。

…むぅ、先々は自鯖にすべきなんだろうかorz

只今、IDでの識別にて各諸氏のレスを分別中でございますです。
今しばらく更新のほうはお待ち下さいませm(_ _)m
コテハンやトリ付のレスなら容易に識別出来るんですが、
意外と名無しさんのレスが多くて、作業が難航致してる次第でして…(汗

>>573
えと…とりあえず食べるという字は読めるようです。
そういや好き嫌いないみたい…ゴーヤーも食べるしセロリも大丈夫ですね。
つか、この画像をいたく気に入ったようで…
ちょっと加工させていただいて、ゆかの携帯の待受画面になってますw
全文平仮名ならメール読み書きが出来るようになりますた。
但し、大変読みづらいですが…拗音も大文字なので識別し辛いことこの上ないorz
576名無しさん@初回限定:2005/03/24(木) 00:28:37 ID:VSAg48at
やばくなったら下の方バッサリ削除でいいと思います>画像掲示板

んで、名無しでのレスまで網羅しなくてもよいのではないでしょうか>まとめ

投げやりなのではなく、あまり負担になるのもどうかと思いまして。
577書き込み規制中 ◆ASAGEjGFo2 :2005/03/24(木) 01:07:55 ID:K40M8ZN/
禿げ同。
私のも、それほど必死になってまとめなくても、私のHPに全部置いてありますし。
基本は過去ログ嫁でいいのではないかと。

え、HPの場所?
ヒントくらいならageてもいいですがね。(w
578576:2005/03/24(木) 02:02:43 ID:VSAg48at
我放浪ノ果テニ敵ノ拠点ヲ発見セリ
然レドモ同胞ニ伝エル術ヲ知ラズ
只我ガ手帳ニ其ノ秘所ヲ書キ留メルノミ
579名無しさん@初回限定:2005/03/25(金) 02:31:20 ID:Lb24p/zn
人生の九割九分は待つことであると、彼の太滓治が言ってたという
かくいう俺もそうかもしれない。
今までずっとある人を探し、待ち続けている。

生き別れの妹。

正直な所、あの状況では生きている可能性の方が低い。
それでも俺は今も…
580名無しさん@初回限定:2005/03/25(金) 02:58:57 ID:Lb24p/zn
眠たい目をこすりながら、学校への道を歩く。
「眠そうだね」
俺の右隣を歩く、少女が声をかけた。
こいつは俺の育ての親の娘。年は同じだが言ってみれば妹みたいなもんだ。
「また昨日も…」
「あぁ、違う違う。昨日は絵を描いてたら遅くなっただけだよ」
心配そうに声をかけてきたのを遮って、俺は微笑んだ。
あれから生きながら死んでいた俺がこうして笑えるのは
こいつがいつも側にいてくれたからだろう。

「初々しいな」
「えっ?」
尚も心配そうに見つめてくるので、俺は話を反らした。
こう付き合いが長いとうまい嘘もつけなくて困る。
「ほら、今日から入ってくる新入生」
周りには期待と不安を新しい制服で包んだ生徒がちらほら見える。
「ほんとだね〜。私達も昨年はあんなかんじだったのかな」
「いや、お前は馬鹿みたいにはしゃいでたぞ。
一緒にいた俺が恥ずかしかったのを覚えてる」
「だって嬉しかったんだもん」
「何が?」
「お兄ちゃんと…また一緒に学校に行けると思って…、嬉しかったの!」
頬を紅くしてそう言うとぱたぱたと走り出した。
「ったく、外ではお兄ちゃんって呼ぶなって言ってんのに」
そう言いながらも、自然と頬が緩むのがわかった。
581名無しさん@初回限定:2005/03/26(土) 00:45:46 ID:nlK4CGLG
人生の九割九分は捨て選択肢であると、彼のライターが言ってたという
かくいう俺もそうかもしれない。
今までずっとある物を探し、待ち続けている。

フラグ。

>>579-580
期待大&パクリスマソ
582名無しさん@初回限定:2005/03/26(土) 20:39:19 ID:nlK4CGLG
そして今日もフラグを潰した俺。
今朝の選択肢:

A.レアCDを漁りに西の街へ
B.オタクグッズを物色しに東の町へ



Bを選んでさえいれば、妹とのランチイベントが発生したのであった……
583 ◆ASAGEjGFo2 :2005/03/28(月) 14:29:50 ID:rDuZGGZO
 カチャカチャカチャ。
 部屋に響く小さな金属音が、その部屋の沈黙を語っている。
 カチャカチャカチャ。
 だが、その静けさに反し、部屋の住人から発せられているオーラは赤く、反れすらも押さえ込んでいるようにみえる。
 カチャカチャカチャ。
 いや、実際押さえ込んでいるのだった。
 カチャカチャカ……!!
「あーもう! 何で解けないのよ〜!」
 怒りの声と共に、パフンとクッションの叩かれる音がする。
「なんだ、もうキレたのか。根気が足りないぞ〜」
 俺もまた、雪野と同じように金属音をさせている。
「だって、これむがつくんだもん!」
 バシンバシンと、今度はクッションをつかんで床にたたきつけ始める。
「こらこら、埃が舞うだろ」
「う゛〜」
 実は今日、部屋の掃除をしていた所、昔に流行った知恵の輪が大量に出てきたのだ。
 懐かしい懐かしいと、部屋の片づけそっちのけで遊んでいたらそこに雪野がやってきて、とりあえず掃除を終わらせて現在に至る。
 雪野は知恵の輪は今までやったことが無いというので、試しにいくつかやらせてみているのだ。
 ちなみに、今雪野がやっているのは中級編。
 知恵の輪に慣れてきた者でも、最初は以外と手こずる。
 で、雪野はまんまとドツボにはまってしまい、抜け出せないでいた。
 ちなみに、俺は今上級編をテキパキと解いては元に戻している。
「なんで、なんでそんなに簡単そうにできるの!」
 いや、だってこれ全部昔に解いちゃったし。
「ははは、さしもの雪野も、そう簡単にはいかないか」
 笑っている間に、パキンと知恵の輪が解ける。
「ヌム〜!!」
 雪野はなんだかわからない叫びを発し、ストレスが発散できたのかまた知恵の輪に戻っていった。
584 ◆ASAGEjGFo2 :2005/03/28(月) 14:31:18 ID:rDuZGGZO

 カチャカチャカチャ。
 カチャカチャカチャ。
 必死になって解こうとしているが、解答の解っている俺にはそれでは解けないことが見て取れる。
 さて、何故ここまで雪野が必死になっているのかというと。
 実は、ここにある知恵の輪を全部自力で解けたら、狐のぬいぐるみを買ってやると約束したのだ。
 それを聞いた瞬間、雪野は飛びつくように知恵の輪を崩し始めた。
 ……といっても、まだ5個しか解けていないが。
 俺は淡々とさっき解いた知恵の輪を元に戻し、最後の一個に手を付ける。
「さて、ラストだ」
 その言葉を聞いた雪野は、ぴくりと頬を動かし、
「てやー!」
 何故か俺に飛びかかってきた。
「そんなことをいう口はこれか! 私をバカにする口はこれかぁ!」
 中級編に入って一個から解けないもどかしさからか、とうとう雪野の頭のネジが飛んでしまったらしい。
 片手で俺の頬をつねりつつ、もう片手で俺の腕を揺らしている。
「わ、こら、邪魔するな。俺はコレで最後なんだ」
「いやぁ〜」
 ぐいぐいと腕を引く雪野は、半狂乱状態だ。
 そのさい、もちろん事故ではあるのだが雪野の胸が俺の腕に当たりまくる。
 だが、さしものおれも、義理とはいえ妹の胸に欲情するほど落ちぶれてはいない。
 ……もっと大きくて柔らかい感触を知っているからというのは、雪野には内緒だが。
「ええい、おとなしく自分の知恵の輪を解いてろ」
「解けないよぅ」
 あ、涙目になってる。
 しょうがないなぁ。
585 ◆ASAGEjGFo2 :2005/03/28(月) 14:32:55 ID:rDuZGGZO
「あのなぁ、別に今やっているやつだけじゃないんだ、気分転換に他のやつをやっつければいいだろう」
「ほえ? ……ああ、そっか!」
 俺からの助言を受けて笑顔になった雪野は、トテトテと元いた場所に戻っていく。
 そして、さっきまで必死になって解いていた知恵の輪を脇に置き、他のやつを手に取っていた。
 で、なんとか収まった雪野を後目に、俺は淡々と手順道理に金属を回転させ、
 パキン
 最後の一個を解いてしまった。
「……………イヤ〜!」
 どうやら、雪野が知恵の輪を全て制覇するまでは、かなりの時間がかかりそうだった。



「父さん、賭しない?」
「ん? なにをだ」
「雪野が、いつアレを全部解き終わるか」
「あら、いいわね。じゃあ私は来月まで」
「あれ、母さんも参加するの?」
「そうだなぁ、じゃあ雪野に期待して今月ということで」
「んじゃ、俺は再来月ね」
 キツネのために必死になっている雪野を肴に、賭は成立した。
 さて、掛け金は誰のものになるのでしょうか。


「ぜーったいに、全部解いてみせるんだから!」
586 ◆ASAGEjGFo2 :2005/03/28(月) 14:39:32 ID:rDuZGGZO
偉い人にはそれがわからんのですよ!<挨拶

私は中学の頃知恵の輪が流行りまして、その名残が押入に入ってました。
懐かしく思いながら解こうとして見るも、以外と忘れていて苦労すること。
結局、一日をつぶしてみたり、言い思い出です。
587 ◆YukaXXZTS2 :2005/03/28(月) 23:29:23 ID:ZnYViP7U
仕事中、ASAGE氏のレスを見てしまい帰りにTSUTAYAで知恵の輪購入してしまったですw<挨拶

で、現在隣の部屋にてユカが格闘中なわけで…
「うにゅう〜…あれ? こうして…ふぇ?」などと奇声を発してますです(ぉぃ
最近のヤツって意外と難しいですね。


閑話休題
>>576氏、ASAGE氏の意見を参考にサイト構成を変えてみようかと思案中です。
…いつになることやら(汗
588名無しさん@初回限定:2005/03/29(火) 00:18:14 ID:FpXybY+w
>ASAGE氏

今回のは特に萌え要素が満載で非常に良いです!



知恵の輪、知恵の輪……この名前がよろしくないですね。
こんな名前を付けるから、解けなかったときに
自分がアホのように思えて意地になってしまうのですよ。
589名無しさん@初回限定:2005/03/30(水) 01:08:38 ID:/n0tUZgF
妹SS書いてみましたが、ここのスレってSSでもいいんでしょうか。
あと、ダウナーでローテンションな感じなんですが、スレの色に合わないでしょうか。

よさそうなら、今日の昼か夕方くらいに投下したいと思います。
違うようなら、それらしいところに誘導してもらえるとありがたいです…
590名無しさん@初回限定:2005/03/30(水) 01:26:30 ID:dqOl+z45
他の人は知らんが俺は見たい。
591 ◆ASAGEjGFo2 :2005/03/30(水) 02:13:32 ID:DksVIcIl
ここは゛脳内゛妹スレですよ。
妹SS熱烈的歓迎アルネ。
それに、私も暗い話を書いてますから無問題。
バッチコーイ。
592589:2005/03/30(水) 13:46:09 ID:/n0tUZgF
じゃあ気合で投下してみますね。
つうか、一人称の話をするのを忘れてたわけですが。
まあありってことで。
593589:2005/03/30(水) 13:48:23 ID:/n0tUZgF
玄関の開く音がした。兄が帰ってきたようだ。
いつもより少しだけ早いペースで廊下を通過する足音が聞こえて、勢いよくリビングのドアが開いた。
そこから現れたのはやはり兄で、とても浮かれているように見えた。
結果など聞かなくても、その笑顔を見ればすぐに判断できる。落ちていたらこんな風にはならないだろう。
それでも聞くことにした。待ち望んだ報告でもあったからだ。
「どうだった?」
「受かったよ」
簡潔に答える兄は、感極まったかのように手に持っていた鞄を放り投げた。それは私のすぐ横のクッションに乗る。兄の癖と言うか習慣と言うか、帰宅するとそこに鞄を置く。
「おめでとう、兄さん」
「ああ、手ごたえはあったけど、やっぱり嬉しいもんだよなあ」
上着も脱いで、その鞄の上に放る。
「ごはんは食べてきた?」
「ん、友達と食べてきた。そいつも受かったから、もうはしゃぎっぱなしだったよ二人で」
声が少し変だったから、カラオケで絶叫してきたのだろう。そんなことだろうとは思っていた。
594589:2005/03/30(水) 13:49:32 ID:/n0tUZgF
「でも兄さん、メールくらい返してほしかった」
昼過ぎに、兄は友人と連れ立って、大学の合格発表を見に行った。
先日行われた入学試験の結果には自信を持っていたらしいし、兄がしっかりと受験勉強をしていたことを私は知っている。兄もそうだろう。
当然、自分が受かっているものとして見に行ったはずだ。そうは言っても不安を拭えないもので、緊張もしていただろうし、合格という結果を見たら喜ぶに決まっている。そのままはしゃぎたい気持ちもわかる。
友人と行ったのだから、片方が落ちてしまえばすぐに帰宅するかもしれなかったが、夕方に私が出したメールが返ってこなかったので、まあ遊んでいるのだろうなとは思っていた。
「私だって結果は知りたかったし、ごはんがいるかどうかも聞きたかった」
「あー、悪い悪い。つい。気づいたのはもう家のすぐそこでさ」
まるで悪びれず、笑顔のままの兄を見ていると、本当に合格を喜んでいるのが伝わってくる。
「まあ、今日はいいよ」
文句を言ってはみたが、浮かれている兄に水を差すこともないだろう。
私はテーブルから自分の携帯電話を取って、立ち上がってポケットに入れた。自分の部屋に戻ることにする。
「お腹空いたら、まだごはんあるから」
「おう、ありがとー」
言うが早いか、兄はすれ違おうとしていた私の腕を取って、ひっぱって抱きしめた。
595589:2005/03/30(水) 13:57:12 ID:/n0tUZgF
「うっ、わ!?」
「いやーあ、ほんと嬉しい。俺合格したよ。4月から大学生だよ」
「ちょ、っと」
ぎゅう、と力を込めてくる兄。腕が背中と腰を回って、髪ごと私を固定した。
正面から抱きしめられていた。私の額は兄の胸に当たり、視界はもう兄の服でいっぱいだった。
体温が伝わってくる。鼓動が伝わってくる。今まで外にいたから、手は冷たいのに、それでも暖かかった。
こんなことをされたのは、初めてだった。
抱きしめられている。そう理解して、私の心臓が跳ねるのを意識させられた。一瞬で頭に血が上ってくる。
「すげえ不安だったんだよお。落ちないとは思っててもさあ」
「にぃ、さ、ん」
耳元に兄の顔が来る。頬が当たる。冷たかった。
でも、暖かい。
「あ」
息がかかって、強く抱きしめられて、声が漏れる。
私は――
596589:2005/03/30(水) 13:59:28 ID:/n0tUZgF
「兄さんっ」
ぐっと力を入れて、抱きしめてくる兄を押して、離した。自分の衝動は押し殺した。
「なにするんですかっ!」
顔は真っ赤だろう。声も裏返った。
「もう俺、嬉しくて。こう、全身で表現したい気分なんだよお」
よくわからないジェスチャーと、にこにこと陽気な笑顔を私に向けてくる兄。そこでやっと、私は状況を理解した。
「お酒飲んだの!?」
兄が酔っ払っているところなど見たことはなかった(未成年だし)が、これは絶対に酔っている。
こうして妙に明るくなるのは父とよく似ているし、抱きしめられていた間は息が止まっていたから気がつかなかったが、今の兄は酒臭かった。
顔も少し赤いが、外が寒かったからという理由ではないらしい。
「そうなんだ。帰りにみんなでコンビニで酒買って、公園で飲んだ。ついでに花火もしてきた。冬に花火すんの楽しいぞ」
「水飲んで、お風呂入れてあるから、さっさと入って。酔いを醒まして。醒めないならさっさと寝て」
「おお、わかった」
すぐにキッチンへ向かう兄の背中を見る。改めて兄を見ると、その足取りが不安定なことがよくわかった。かなり酔っているのだろう。
心配だったが、今の私は、私がどうなっているかを兄に知られないことのほうが重要だった。
私は逃げるように自分の部屋へ向かった。
597589:2005/03/30(水) 14:01:20 ID:/n0tUZgF
響いてくる給湯器とシャワーの音。
私はベッドに身を投げていた。
体が熱い。
あんなのは、卑怯だと思う。酔っ払って抱きしめるなんて。
兄はああいう人だから、きっと帰ってくるまでにも他の人を抱きしめたに違いない。
大勢で遊んできたようだから、きっと合格発表を見た後、合流したのだ。その中には、女友達だって含まれているに決まっていた。
私を抱きしめたのは、私が愛しいからではないのだ。
熱い。
「……ん」
股を擦り合わせた。濡れているのがわかる。
ただ抱きしめられただけだ。愛を囁かれたわけでも、まして愛撫されたわけでもない。
私が期待するようなことなんて、一切なかったはずだ。
それなのに、体が熱くて、堪らなかった。
抱きしめられて、私はそのまま、抱かれていたかった。そして、そのまま――
さっきまでの、兄の感触と暖かさを思い出して、私は身震いした。
濡れているそこに、手を伸ばす。甘い誘惑に大して抵抗することもなく、私は下着の中の性器に指を這わせて、自慰を始めた。
今まで、数え切れないくらい、兄に抱かれることを想像して自慰をしてきた。最悪だ。自分でそう思う。
私は淫乱だ。あんな些細なことで、性的な興奮を得て。そうやって自分を蔑む、その劣情さえ使って性的興奮を呼んでいる。
本当に最悪だ。
でも、やめられない。
598589:2005/03/30(水) 14:21:52 ID:/n0tUZgF
とりあえずこんな感じで。
なんか書いてたらいろいろ設定浮かんできたんで、もう少し書くかもしれません。
そのときは、よろしくお願いします。
599名無しさん@初回限定:2005/03/31(木) 00:47:40 ID:u2fin09h
中々いい感じにツボを(それも複数)突いてくる作品ですね。
何と表現すればよいのでしょう?読み手の予想を良い意味で少しずつ裏切ることに
成功しているSSだなと思いました。
よろしければ、その内またお願いします〜〜
600名無しさん@初回限定:エロゲ暦24/04/01(金) 23:16:42 ID:989EXubO
エイプリルフールだし言いたいこと言っておくか。
愛してるぜマイシスター!
601 ◆YukaXXZTS2 :エロゲ暦24/04/01(金) 23:28:01 ID:MZmJgLdb
>>589氏 GJ!
先程、ミラーの方に補完致しますた。
もう少し書くかもとのことなので、お待ち申し上げておりますです。

+   +
  ∧_∧  +
 (0゜・∀・)   ワクワクテカテカ
 (0゜∪ ∪ +        
 と__)__) +



閑話休題
昨日、仕事中の漏れに電話が入りまして…
「お兄ちゃん、お兄ちゃんの分も通販申し込んだよぉ♪」
一瞬、何のことやら解らずに
「…何の通販だって?」
「ん?ねこ(ryの新作だよ」
「あ…あ、そう…ありがと…」

あうぅぅ…職場で通販申し込み済ませたのにorz
そんなわけで、当日は自宅にエロゲが3つも届くことになっちゃってます。
…一体どうすんだよw
602名無しさん@初回限定:エロゲ暦24年,2005/04/02(土) 21:07:45 ID:3Z74tk9i
それは職場でイケナイコトをするからイケナイのです。

そんなことよりマジレスすると3個目は、
( ・ω・)っ[謹呈 姉上殿]
603589:2005/04/04(月) 01:28:03 ID:c75HlmTz
朦朧としていた意識が戻ってくる。
終わった後、軽く寝てしまったようだ。目に部屋の蛍光灯の明かりが刺さる。
体に残る倦怠感を押しのけて、私はベッドから体を起こした。
時計を見ると、思ったよりは時間が立っていなかった。とはいえ、兄はもう風呂から上がっているだろう。
私も入浴したかった。体を洗いたい。着替えもしたい。
寝巻きやいつもの入浴セットを用意して、部屋を出た。
バスルームに向かう前に、隣の兄の部屋の様子を見る。音を立てずにドアを開けると、明かりはついておらず、兄は問題なくベッドで眠っているようだった。
きっと明日は昼過ぎまで起きてこないだろう。
おやすみなさい。唇だけで言った。
静かにドアを閉めて、改めてバスルームへ向かうことにする。
604589:2005/04/04(月) 01:30:16 ID:c75HlmTz
湯船に体を沈めて目を閉じ、その心地よさに浸る。大きく息を吐いた。
頭を占めるのは、当然、先の自分の行為のことだった。
いつからするようになったのかは、覚えていない。
ただ、少なくとも中学に上がる頃にはしていたように思うし、最初から兄のことを思ってしていた。
兄に触られることを考えて。具体的な行為を知識として得てからは、抱かれることを考えて。罪悪感も、最初からあったと思う。
目を開くと、水面から自分の膝が出ているのが見える。
そこから、太腿、脚の付け根、そして性器へと自分の視線を移動させて、自分がしたことを反芻する。
今まで、何度も兄を思って自慰をして、その度にやめなくてはいけないと思っている。
今だってそうだ。こんな生々しくて汚い感情を兄に抱いていたくはない。
私の兄への感情は、もっと綺麗でなくてはいけないのに。
私は兄が好きで、私の抱いている感情は、愛情だ。
ただ兄を、男を求めている、そんな、欲情ではないはずだ。
605589:2005/04/04(月) 01:33:10 ID:c75HlmTz
こういう気持ちになる度に考えることは、両親のことだった。
父と母は離婚していて、兄と私は父と暮らしている。離婚の理由は母の浮気のせいだ。
母の愛人は二人もいた。父も含めて、同時に三人と関係を持っていたことになる。しかも、そのうち一人とは父と結婚する前から付き合っていたと言う話だった。
子供(兄だ)ができたから結婚した。母はきっと、別の人と子供ができていたらその父親と結婚しただろう。
要は、母から見れば父は愛人と大差ない扱いだったのだ。
父も、特別母を愛していたわけではないらしい。もともと好きものの遊び人だ。息子と娘には愛情があるのが救いかもしれない。
そんな父によく似て、兄も軽薄でよく遊ぶ男に育っていた。
だけど、その軽薄さは上辺だけで、中身は非常に真面目で誠実なのだ。
私はそれを知っている。そういうことを知っている人間は、兄の友人にはいないだろうと思う。
それは、私だけが知っていることで、私だけが知っていればいいこと。

兄が父によく似ているように、私は母によく似ている。
清楚な容姿もそうだし、外面がよくて人の顔色を伺うのが上手い。優等生を気取って、人の信頼を得るのが得意。
だから母は多くの男を騙して、利用してきた。私も、兄の「自慢の妹」であり続けている。
本性は、ただ狡賢い女だ。嫌なところばかりが遺伝している。唯一、髪質だけが母から受け継いでよかったと思うものだった。
606589:2005/04/04(月) 01:36:19 ID:c75HlmTz
母と会わなくなる日、母と話したことを、母の言葉を、私は一生忘れないだろう。

「あなたと母さんは、本当によく似てる。そして、お父さんとあの子もよく似てる。母さんがお父さんを愛したように、あなたもあの子のことを愛すわ」

私の感情が母にばれていたこと。そして、母が父を愛したように、私が兄を愛すると言われたこと。
あのとき受けたショックは、おそらく今でもまだ、私の中にある。
そんなことはない、と、私は母に怒鳴った。
母は、笑っていた。見透かした気になっている。馬鹿にされたと思った。
母が父を愛したように。それは、自分が快適でいるための一つの要素として、愛するということだ。
そんなことはない、私の感情は、そんな自分勝手で汚いものじゃない。
それなのに、私は兄に抱かれたいと思う心を止められない。
私のこの気持ちは、兄への愛情なのだろうか。ただの欲情なのか。
私はただ淫乱なのだろうか。それとも、愛するということは、こんなにも汚い感情なのか。
そんなことはない、だから私は、もっと綺麗に兄を愛せる。
なのに、私は自慰を止められない。兄に抱かれることを妄想して、その快感に流されている。
兄を愛していると思う。でもそれは、母と同じく独善的ではないのか。

今の私は、母の言うとおりだ。そんなのは嫌なのに、止められない。
兄に抱かれるという妄想は、私の願望でもあるから。
最悪だった。
607589:2005/04/04(月) 01:42:02 ID:c75HlmTz
調子こいて書いたらすごく長くなりそうです。終わる気配がないです。
自分でびっくりです。

短くまとめるか、もしかしたら冗長になるかもしれません。
もうしばらく付き合ってもらえるとありがたいです。
608名無しさん@初回限定:2005/04/05(火) 00:29:51 ID:qUr+evWr
>589氏
GJ!!

この妹さんの雰囲気に合う画像を探そうと四苦八苦してたら、
何だか薄明かり系ばかり集めてしまいました。
ttp://www.munekyun.org/image/imgup/img/241.zip
ttp://www.munekyun.org/image/imgup/img/242.zip
ttp://www.munekyun.org/image/imgup/img/243.zip
ttp://www.munekyun.org/image/imgup/img/244.zip
お前色調暗い画像貼ってるだけだろう、とか言わないで下さい……
609 ◆YukaXXZTS2 :2005/04/08(金) 00:33:04 ID:h5WC+ryv
>>589氏 GJ!!
>調子こいて書いたらすごく長くなりそうです。終わる気配がないです。
割と長編が多いのがこのスレの特徴みたいなので全然OKです。
そんなわけで、先程追加致しますたです。
他の方のレスも徐々に更新予定ですので、気長にお待ち下さいませm(_ _)m

閑話休題
続き書かなきゃと思いつつも…何故か筆が進まずにズルズルと…
PCの前に座りつつも、気づくと深夜2時過ぎとか…
企画書や申請書書いてる時間が最近勿体無く思えてしょうがないorz
仕事なのでやるしかないんですけどねw
610589:2005/04/10(日) 22:38:33 ID:02h25n8N
朝起きて、まずまとめている髪を下ろす。
長い髪は、寝るのには邪魔だし、濡れると重く、洗うのも面倒だ。
寝返りを繰り返す私にはひどく不便なものなのだが、切るつもりはなかった。子供の頃に、髪を褒められてから伸ばし始めて、今では愛着もある。面倒さにも慣れた。
時計を見る。いつもよりは少し寝坊したが、このくらいどうということはない。
部屋を出て、兄がまだ寝ているのを確認して、リビングへ移動する。

テレビをつけてニュースに合わせ、カーテンを開ける。今日は晴れるようだ。
それからキッチンへ。炊飯器を覗き込むと、昨日の残りのご飯がある。食欲もあまりないし、朝食はお茶漬けにしてしまうことにした。茶碗にご飯を移して、やかんに水を入れて、火に掛ける。
待っている間にトイレを済ませて、キッチンの裏でバスルームの向かい、洗面所の横にある洗濯機を回すことにする。隣にある洗濯籠からぽんぽんと衣服を洗濯機に放り込む。下着や柔らかめなものは分別するので、それらは近くにある別の籠へ移す。
洗濯くらいは慣れたものだが、最近だと学校のない兄に任せてばかりだった。
それに、私は最近、洗濯をしたくない理由があったから。
しかし、今日の兄は多分使い物にならないだろう。だから私がやっておくことにした。
611589:2005/04/10(日) 22:42:36 ID:02h25n8N
手が止まる。
洗濯籠には、昨日の夜に私が脱いだ服が積んであった。それが終わると、その下には兄の服がある。
そういう順番で入浴したのだから、当然だった。
……今日は兄が使い物にならないから。
そんなこと、言い訳だ。後付けだ。自分を納得させる理由を探して、自分の欲望に忠実に動こうとしているだけだ。
私は、兄の下着を手に取っていた。
兄は寝ているし、父は週末まで帰ってこない。それでも私は視線を泳がせて、誰もいないことを確認する。
それから、私は目を閉じて、両手でそっとそれを自分の顔に押し付けた。
兄の匂いがする。
兄の――。
――。
612589:2005/04/10(日) 22:46:19 ID:02h25n8N
ぴーっ、と、やかんが音を鳴らして、私ははっとなる。
今、自分がしたことを、痛烈に後悔した。
私は自分がこうすることを知っていたから、できるだけ洗濯をしないようにしていたのに。
でも私の頭から、兄の下着の匂いが離れることはない。
結局、やらないという意思が弱い。罪悪感と、情けなさで、胸が圧迫されるようだ。
後悔する。二度としないと思う。でも、やめない。やっぱり私は最悪だ。
洗濯は中止して、鳴り続けるやかんを止める。
私はお茶漬けを作りながら、学校へ行く前にシャワーを浴びることにした。頭を冷やして、濡れたところを洗うのだ。
自分の汚い邪な感情も、綺麗に流せたらいいと思った。
613589:2005/04/10(日) 22:50:51 ID:02h25n8N
そんなわけで週1くらいでのんびりやってきます。
次の次くらいには兄が出てくると思います。
614名無しさん@初回限定:2005/04/11(月) 01:36:56 ID:GRsts8Ha
(兄妹関係の)今後の展開と結末がどうなるのか楽しみです。
あ、マイペース歓迎ですよ。むしろそういう傾向のスレなので。
615携帯から ◆ASAGEjGFo2 :2005/04/11(月) 20:45:04 ID:n2JDaggE
俺、ナウいヤングだぜ!<挨拶

現在引っ越しをしましてネット環境がありませぬ。
ネタは出来上がっているのですが、書き込みできませぬ。
今暫くお待ちをおながいします。
616名無しさん@初回限定:2005/04/12(火) 21:48:38 ID:Zo693kEZ
最近、自分の周囲で引越しがプチブームになっている<リアル話
しかも引っ越した奴らはことごとく幸せ掴んでやがる。
まあ実際のところは先立つものがあっての引越しってオチなんだが。ケッ。
617 ◆YukaXXZTS2 :2005/04/14(木) 00:19:42 ID:Lbg+zJu3
引越し回数1回な人 ノシ<挨拶

…と、いっても実家を出ただけなんですけどね。さほど離れてないしw
今の職場は転勤なんてないので、次に引越しするのは何時のことやら…

閑話休題
スレ容量が400k超えたので次スレテンプレ案をちょっぴり手直し致しますた。
あとはボチボチと…(汗
618589:2005/04/17(日) 00:06:05 ID:ZpeHzD0x
学校で、級友と雑談した。彼氏がストーカーみたいで怖い、という話だった。
束縛されたくない、と主張する彼女に、そのストレスが愛情を上回ってるなら素直に別れろよ、と言っておいた。
そもそも、たかが携帯電話の履歴を見られたくらい、どうでもいいと私は思うのだが、そう言うと、着信発信履歴は誤魔化せても、メールを見られるのはまずいらしい。それはそうかもしれないな、と納得した。
彼女の携帯電話には、かなり恥ずかしいメールがたくさん入っている。
大半が惚気であり、あんなものは人様には見せられないだろう。
それを送られる私のほうも恥ずかしくさせられる内容だ。あれを彼氏本人に見られたら、確かに逆上するしかない気もする。
私も、友人とあんなメールのやりとりをしていることは誰にも知られたくない。特に兄に知られたら、立ち直れないかもしれない。
つまり、彼氏の心配するようなことはありはしないのだったが、口で言っても信用されないだろう。
見せるわけにはいかない以上、そこは妥協してもらうしかない。彼氏も、その程度の疑いが愛情より上回るなら、別れたらいいのだ。
だが、彼氏の不満を語るのは惚気であることを指摘して、とりあえず昼食は奢らせることにした。
数々の恥ずかしいメールといい、そのくらいの迷惑を彼女は私に掛けている。
619589:2005/04/17(日) 00:09:43 ID:ZpeHzD0x
しかし、彼氏側の気持ちもわかる私がいた。
自分の不安を消すために、相手の行動を全て把握しておきたいと思うのだろう。自分の知らない部分が相手に存在することは、とても心を乱す事柄である。
それに、プライベートを暴くということは快感だ。
相手に知られずに、その秘密を覗き見る。相手の秘密を、自分だけが知っている。相手の隠し事を知ることで、優越感も得られるかもしれない。
相手の全てを知っていたい。
でも全てを知ることができないから、相手の行動を自分が知り得る範囲に留めておきたい。束縛したくなる。
複数で複雑な感情から、そういう行為に移る。それを理解できるのは、私もそうだからなのだろう。
まあ、このくらいのことで彼氏をストーカーと呼ぶにはかわいそうだが。
620589:2005/04/17(日) 00:13:18 ID:ZpeHzD0x
ストーカーの、その行動の基盤にあるものは、結局は愛情なのだろうと私は思った。
愛しているから、不安が消えないのだ。愛しているから、全てを知りたいのだ。
私もそう。
不安が消えない。全てを知りたい。
それが自己中心的な支配欲や独占欲でも、それが生まれている場所は愛情からなのだから。
兄の動向は常に把握していたいし、兄に他の女性と関わりを持ってほしくない。それを確認していたい。
そして、ストーキングを行うのに、家族というポジションが非常に有利であることも、知っている。
最近は、そんなことばかりを考えている。
屈折した感情、鬱屈した感情、粘つくような暗くて重い気持ちから生まれる衝動。
それらは確かに、私の中にある。
帰宅してからの、自分の行動が決まっていた。やれば必ず後悔すると知っているのに、私はやる。
621589:2005/04/17(日) 00:17:54 ID:ZpeHzD0x
今日はここまでー。
もうすぐ書き溜め分が尽きます…
622名無しさん@初回限定:2005/04/17(日) 03:56:32 ID:OaEhinVP
ツボ!ツボ!
兄が良識のある人だとなお良し。
623名無しさん@初回限定:2005/04/17(日) 22:20:23 ID:mLAAjYaQ
乙です。

確かに兄の振る舞いがストーリー展開の鍵なのかも。
624589:2005/04/24(日) 00:25:10 ID:3ZJJ+2H8
家の前に車が止まっていた。
父の車ではない。父の車は軽だが、止まっているのは普通自動車だ。くすんだ銀色の、見覚えのない車。
兄の友人が車で訪ねてくることは何度かあった。だから、おそらく兄の友人の車なのだろう。
昨日の今日でこれだ。少しはおとなしくしていてほしい。
ため息をつきながら、私はドアを開けて家に入る。
玄関には、靴が一足しかなかった。兄のものである。客は来ていないらしい。なら、あの車は何なのだろうか。
私はとりあえず、兄を探すことにした。玄関からすぐ横の階段に向けて耳を澄ますと、重低音が響いてくる。
兄が部屋で音楽を聴いていると思った私は、そのまま階段を上り、兄の部屋のドアを叩いた。
「兄さん、いる?」
「おう、お帰り」
「入るよ」
ドアを開ける。兄はベッドを背に足を伸ばして、文庫を読んでいた。最近はミステリ小説がマイブームだと言っていたので、その類だろう。
流れている音楽も、最近贔屓にしているバンドのもの。まあ、だいたいいつも通りの行動だった。
やはり客はいない。
625589:2005/04/24(日) 00:28:34 ID:3ZJJ+2H8
「外に車止まってるけど、知ってる?」
「あー、そうそう。あれさ、知り合いからもらった」
「も、もらった?」
兄は車を運転できる。
高校では免許の取得は禁止されているのだが、父も兄もそういうことはあまり気にするタイプではない。
兄がバイトで稼いだお金で取得するのなら、父は文句を言わないし、夏ならまだ受験勉強にも余裕があるからと、兄は自動車学校へ入校して、夏休みの間に免許を取得していた。
車があれば便利だろうし、兄はしきりに車をほしがっていた。買うお金がないとも言っていた。
でも、だからと言って、車をもらった?
車って、いくらくらいするものだっただろうか。何にしろ、そんな、あげるもらうといった範囲の値段ではない。
「もらった、って、どうしたの、どういうこと?」
「知り合いがさ、新車買って一台余ったから。ごねたら譲ってくれたんだよ」
「嘘、車ってそういうものなの?」
兄は頷いたが、私には信じられなかった。
「それで、さっき受け取ってきた」
ということは、取りに行って、帰りはさっそく運転してきたのか。
626589:2005/04/24(日) 00:31:51 ID:3ZJJ+2H8
「兄さん、何時に起きたの」
「ん? お前が出て行ってすぐくらいかな。寝るのが早かったから、結構早く目が覚めた」
「体調は大丈夫そう?」
「あのくらいじゃなんともないって」
「そう。じゃあ普通にごはん作るね」
「あー、そうだ。外に食いにいかないか?」
「え?」
私がどう返答しようか考える間もなく、兄は文庫をテーブルに置いて立ち上がり、リモコンでコンポを止めた。
「車記念。あと合格記念。寿司でも食うか」
「……まだ遊び足りないの?」
入学試験を終えてからの兄は、それまでの反動で遊びっぱなしだった。
外泊も多ければ朝帰りも多い。学校へ行く私と鉢合わせしたことだってあった。
それらが私を不安にさせていることなど、兄は一生気がつかないだろう。
「いいからいいから。運転したいし、祝いたいし、たまには美味い物食いたいし」
「私の料理は飽きたってこと?」
「眉をひそめるなよ。そんな意味じゃない」
兄が私の眉間を指で押す。私は体が反って後退して、ドアの位置から部屋の外へと追い出された。
「ほら、着替えてこい」
「……うん」
私の中の文句は、もう消えてしまっていた。
兄の提案に流されるのは、悪くない。
二人でドライブして、二人で食事して、二人で合格祝いをして。
その先は、私の期待しているようなことは絶対にないけれど、私にはそれだけで十分だった。
まあ、高いものを頼んで、奢らせてやろう。
私は自分の部屋で着替えることにして、何を着ようか迷うことになった。
627589:2005/04/24(日) 00:37:13 ID:3ZJJ+2H8
ここから少し話が動きます。
また来週。
628名無しさん@初回限定:2005/04/24(日) 20:04:51 ID:iYkaGJjZ
毎度有難うございます。
こんなの見つけたので置いておきますね。
ttp://f9.aaa.livedoor.jp/~machizo/up/log/siren621.jpg
車種と年齢の設定が微妙……
629317の続き:2005/04/25(月) 15:38:43 ID:NjX2Akfn
兄が部活から帰ってきた。私は軽い感じで聞いてみた。
「弁当美味しかった?」
「驚いた。すげー美味かったよ」
「良かった」
そうじゃない。違う。本当に聞きたかったのは
ハートマークのさくらでんぶ、気づいた?
ってことなのに
「じゃあ、明日も作ってあげようか?」
兄の挙動が止まった。
「あ、うん」
「ど、どうしたの? やっぱり不味かった? ヤダな。まずいならまずいって言ってよね。もう作ら──」
違う。それじゃ駄目だ。
「もっと勉強するから、上手くなるから」
兄は、兄は言った。
「ごめん」
それが何を意味するか、分かった。
「俺好きな子がいてさ。その子と昼飯食いたいんだ。だからああいう冗談はこれっきりな」
冗談……?
「う、ん。分かった。だったらいい? 作っていい?」
「ああ。助かるよ……どうした?」
「何が」
「何泣いてんだよ。何か変な事言ったか?」
首を左右に振る。むりやり笑う。
「あっ、じゃさっそくお買い物してこようかな。今度はタコさんウインナー入れたいから」
兄に背を向けて声を作る。もうダメだ。
「おい」
「じゃ、行ってくる」
声が震えた。涙が零れた。
「バカ」
ドアを思いっきり閉めて、外に出た。
雨が降ってた。温かい雨だった。
630名無しさん@初回限定:2005/04/25(月) 16:02:26 ID:NjX2Akfn
終了。
631名無しさん@初回限定:2005/04/26(火) 22:58:32 ID:6pSv48vl
>>629

・゚・(ノД`)・゚・

妹さんがアレなので前貼った画像で支援
ttp://f47.aaa.livedoor.jp/~imouto/img/src/1098113949204.jpg
632名無しさん@初回限定:2005/04/27(水) 01:09:50 ID:G8u3xA4+
雨がこんなに温かいなんて知らなくて、ずっと空見上げてた。
通りすがりのオジサンの鼻歌が無性に心地よくて、また切なくなった。
大雨になった。雷雨だ。辺りに人がいなくなる。
雨だけだ。私と雨だけになった。
アスファルトから黄色い傘がバッと開いた。水玉の傘、赤い傘、黒い大きな傘。
色とりどりの傘が天道虫の背のように生まれた。
近所の小学生のせいだった。
傘の中に小学生が何人も隠れていた。この大雨の中、彼らは沢山の傘を広げて
城を作り、身体を折り曲げて傘の道を行き来した。時折無邪気な笑い声が聞こえ
てくる。仲良し同士で集まって、雨だろうが雷だろうが気にせず、好きなように遊び
倒す。
キュン、と胸が締めつけられた。
兄と一緒になって城を見つけたのを思い出したのだ。裏山の洞窟に兄と二人して
入っていって、怖くて帰りたいと言っても手を離してくれなかった兄。「遺跡がある
んだ」と鼻息を荒くして言う兄にそんなのどうでもいいよと言ったら怒られて、無理
やり連れていかされた。中学年の頃かもしれない。洞窟の奥にあった石碑に彫ら
れていた文字は、「おまんこ」だった。二人しておまんこって何と周囲に聞いて
まわり、親にどやしつけられた。
「いいか。今日からここが俺たちの城だ」
言葉は力だから、言葉は魔法だから、単なる洞窟でさえ城になる。
私たちはプリンスとプリンセスになり、一日で国外退去させられた。家に強制送還
されたのだ。
あそこは危険だからと口をすっぱくして言う親をよそに、兄は私にこういった。
「未来の俺に、なんか送れよ」
タイムカプセルを作るというのだ。
「俺も未来のお前に送るから」
ルーズリーフ一枚分のメッセージと、当時流行っていたレアカードなどを缶に詰め
込んで、裏山の洞窟の奥深くに埋めた。それから一年も経たずに洞窟は土砂崩れ
で埋め立てられてしまった。つまり私たちの未来は閉ざされたわけだ。
633名無しさん@初回限定:2005/04/27(水) 01:11:42 ID:G8u3xA4+
雨が涙を洗い流す。買い物に出かけたことを忘れていた。今更何を作るという
のだろう。どんなに一生懸命作ったって、兄は同級生にそれを見せつつ、バカ
笑いしつつ、食べきるのだ。
ばかだな。分かってたはずだ。兄が誰かを好きだなんて。


家に帰った私に、兄は大変なら弁当作らなくてもいいぞと言った。
兄なりの心遣いだった。でも私は断った。お料理が上手くなりたいから。
兄は無下に断らず、じゃあ明日から頼めるかと訊いてきた。私は頷いた。
「でもたまには弁当に悪戯書きしていい?」
兄の挙動がまたおかしくなった。
「『I LUV Y』とか書いていい?」
兄は困惑して、「マジで?」と言ってきた。
「冗談っ!」私は笑った。
「あはっ、あはっ、あははははっ!」兄は何か不安を吹き飛ばそうと笑い続けた。
次の日、「お兄ちゃん好きだよ」とさくらでんぶで書いたメッセージを、兄は速攻
お箸でぐしゃぐしゃにしつつ苦笑いを浮かべたという。ご飯は食べる前からぐちゃ
ぐちゃ。目の前の女子は兄の行為に疑問符をつけて、兄はもっともらしくこう答え
たという。
「実は俺の親チョーおしどり夫婦でさ。父さんの弁当持ってきたんだよ」
「えっ? でも母子家庭じゃなかったの?」
「だっだっだだっだ」
兄妹揃って嘘が下手らしい。
634名無しさん@初回限定:2005/04/27(水) 01:18:58 ID:G8u3xA4+
>>629 の続き。多分もう書くことはないでしょう。
633の続きは>>323です
635……:2005/04/27(水) 01:27:46 ID:G8u3xA4+
「『I LUV Y』じゃなくて「『I LUV U』だよ。
て、天然だ。
636名無しさん@初回限定:2005/04/27(水) 23:49:32 ID:NxdFAjjq
>>634
乙彼様です。
多分このスレはだらだらと続いていくので、
また気が向いたらキーボードを叩いてください・・・
637 ◆ASAGEjGFo2 :2005/04/30(土) 01:12:28 ID:cDJfaMoi
「ロンドン塔の鐘の音が聞こえてくるわ……」
 朝、太陽の光のまぶしさに目を開けると、カーテンを開け放った窓のところに雪野が立っていた。
 制服を着ているのは、まあ、今日が平日だからなわけで。
「ねぇ、お兄様にも聞こえるでしょう、鐘の音が」
 とりあえず、俺はもう一度寝ることにした。
 ふあぁ、昨夜は遅くまで勉強してたから、眠いなぁ。
 今日は二限目からだし、ちょっとくらい遅くても大丈夫。
「うわぁ、お兄ちゃんちょっと無視しないでよ!」
 あわてた様子で体が揺すられ、しぶしぶながら俺は起き上がった。
「あのなぁ、恥ずかしいんなら最初からやるなっての」
 あくびをして目をしょぼしょぼとこすると、窓から入ってくる光に目を細める。
「おおかた、静香に薦められて最近読み始めた『真夏の夜の夢』のまねだろ」
「うぁ、何でわかるの!」
「いや、あれ静香に薦めたの俺だし」
 まったく、雪野は肝心なところで抜けてるなぁ。
 俺が乱読家なの知ってるはずなのに。
 ちなみに、俺が『真夏の夜の夢』を読んだのは高校一年のころ。
 あぁ、覚えているとも、なにしろこの本がなければ俺は……。
「…あぁ、雪野。その分だと、ほかにも『ニーベルンゲンの指輪』とか読んでたりするか?」
「……お兄ちゃんなんて嫌い!」
 雪野はジリジリと存在を主張し始めた目覚まし時計を止め、投げつけてくる。
 とっさに構えた布団のおかげでほとんど威力はなかったが、そのままあたってたらひどく痛かっただろう。
 ……別に、図星を当てられたからってそこまで怒ることもないだろうに。
「……なんだ、俺を驚かせたかったのか?」
 怒って部屋を出て行こうとしている雪のに向かっていってみる。
 すると、雪野は驚いたような顔をして、でもすぐにまた怒り出してしまった。
638 ◆ASAGEjGFo2 :2005/04/30(土) 01:13:17 ID:cDJfaMoi
「別にいいでしょ、なんだって」
 だが、照れたようなすね方だったりするあたり、的を得ていたらしい。
「しかしだなぁ、本を読むのはかまわないが、人に薦められたものばかりってのはどうか思うぞ」
「だって、何を読んだらいいのか分からないし……」
 至極もっともなことを言われてしまった。
 だが、
「んなの、気が向いたやつでいいんだよ」
 そういうものだ。
 俺だって、別に明確にあれを読めこれを読めって神のお告げをもらってるわけじゃない。
 読んでた漫画に出てきたとか、いま授業でやっているとか、前に読んでいた小説に載っていたとか。
 興味なんて、それこそ有名な賞をとったからというだけでもいい。
「むー、えっとね……まぁいいや。うん、解った、ありがとねお兄ちゃん」
 なんだかよくわからないが、雪野はあいまいな返事をして部屋を出て行った。
 俺は頭をぽりぽりとかいて、時計を元の場所に戻し、着替えを開始したのだった。
639 ◆ASAGEjGFo2 :2005/04/30(土) 01:19:04 ID:cDJfaMoi
ネット環境、なかなかととのいません。<挨拶?

BIGLOBEさん、カスタマーサポ15分以上待たされても繋がんないって……。
とかいいつつ、現在金週間で実家からカキコ。
いやいや、なにやら新人さんの文章が眩しくて俺のなんて惰性にみえてきた。
新境地を開拓せねば。
640名無しさん@初回限定:2005/04/30(土) 22:42:48 ID:e7ROt3U3
ネット環境といえば・・・先日、例のセキュリティー会社の不始末のせいで
OSを再インスコして環境を再構築しました。
バックアップをかっちり取っていたので、解決策が提示されるまえに
先走っちゃいましたよ。ハハハ・・・

にしても、最近お転婆ぶりに磨きがかかっているような?<義妹殿
641589:2005/04/30(土) 23:43:59 ID:F5ch9f0x
車の中は、煙草の臭いが強烈だった。
脱臭してやりたいと思うものの、どうせすぐにまた煙草臭くなるだろうから、放っておくことにした。
「そんで、何食う?」
車は私が思っていたよりスムーズに発進する。助手席で体感する限り、兄の運転は若い割にはなかなかのものようだ(贔屓目があるのかもしれない)。
「お寿司食べるんじゃなかったの」
「いや、思ったらさ、美味い寿司屋なんて知らないしな」
「私も」
住宅街を抜け、車はなんとなく繁華街の方向へ向かっているらしい。
「そもそも、改めて美味しい物、って言われるとどうしていいかわからないよ。高級料理ってわけにもいかないでしょ?」
「そうかもな。んー、じゃあ中華で」
「……妥当なところかもね」
「実は美味い店知ってるんだわ、中華なら。ちょっと遠くて、着くまで五十分くらいかかるかな。俺としてはちょうどいい」
「ドライブするんだもんね。いいよ、そこで」
私は、流れていく景色から兄へと視線を移した。運転中の兄の横顔は、初めて見る表情をしていた。ほどよく集中しているというか、ほどよく真剣な顔だ。
642589:2005/04/30(土) 23:48:28 ID:F5ch9f0x
「でも、友達とドライブしないの? どうして私と」
「俺がいなかったら、お前飯一人だからな。最近、少し多いかなと思ってさ。あんまり一人も寂しいだろ」
「……もう子供じゃないんだから」
また外へと視線を外して、私は答えた。
確かに、最近は父も留守がちで、一人で夕飯を摂ることが多かった。父は、会社説明会や新人の研修をする位置にいるらしく、もともと多かった出張がこの時期はさらに多くなっていて、家を空けっぱなしだ。
兄も兄で、遊んでばかりで夕飯時に家にいることは少なかった。
自分で食事を作り、一人で食べるのは確かに寂しいと思う部分もあるにはあるが、私としては静かな食事もそれはそれで楽しめると思う。
兄がそういう生活をするのは、大学に通い始める四月までの間だけだろうし、私はそこまで人恋しくない。
「一人も、結構気楽だったよ」
そこでふと、会話が止まった。
車の中は無言で、外からの騒音だけが響いてくる。街灯を通り過ぎるたびに目に明かりが入る。
そう言えば、どうして音楽をかけないのだろうか。カーステレオが付いていないわけでもないようだし、兄の音楽好きを考えると、少し疑問だった。
「……お前さ」
今までより若干柔らかい口調で、兄が私に言う。
「最近、何かに悩んでるよな」
643589:2005/04/30(土) 23:51:50 ID:F5ch9f0x
どきりとした。
「悩みはあるよ。いろいろ」
確かに、私は悩みを抱えている。けれど、誰にも言うつもりはない。何より、兄に言えるはずがない。
「俺に言う気はないか?」
「……ない。どうしてそんなこと聞くの」
「真剣に悩んでるように見えたから」
そうなのだろうか。私は悩んでいるように見えるのか。自分の態度が最近変わっているかどうかなど、私にはわからなかった。
ただ、兄は意外と私を見ているらしいという事実に、少し赤面する。
「聞いてほしかったら、兄さんは聞いてくれるの?」
「お前が真剣なら」
兄のほうこそ真剣だ。そんなに私は塞ぎ込んでいるように見えていたのか。
だが、私が兄のことで悩んでいたのは、ここ最近のことではない。もっとずっと前から、私は自分の感情のことで悩んでいた。
「……じゃあ、言いたくなったら、言うね」
「ああ。ま、美味い物食えば少しは気も晴れるだろ」
そして気楽に笑って、兄はステレオのスイッチを入れて、音楽を流し始めた。
兄は、私が悩んでいるように見えたから、話がしたくて私を誘ったのか。
暖かい。そう思った。
644589:2005/04/30(土) 23:54:54 ID:F5ch9f0x
兄は私を愛してくれている。兄にとって、私は大切な家族で、大事な妹。
やはり私が求めているものとは違うが、兄が私を思ってくれていることも、間違いない。
こうして兄に思われている私は、十分すぎるくらいに幸せだ。
こんな気持ちでいられるなら、私は兄を愛していると、心から言える。この暖かい気持ちが愛情なのだと、胸を張って言える。
でも、きっと私は言わない。
例え、私の愛情を兄が受け入れてくれたとしても、そこに眩しい未来があるわけじゃない。私と兄が結ばれることはないし、世間は冷たい視線を兄と私に向けるようになるだろう。
どうしたって幸福な結末にはならない。私のこの感情は、どこにも行けない。
私のこの感情が、純粋で綺麗な愛情だとしても、それでも何も変わらないから。
兄に言えるはずがなかった。
645589:2005/04/30(土) 23:56:57 ID:F5ch9f0x
今日はここまで。
黄金週間は暇なので、週1よりペース上がるかもしれません。
646 ◆YukaXXZTS2 :2005/05/01(日) 00:20:59 ID:KJcbUo9E
午前6時15分。
いつものように身支度を整えて部屋を出る。
息を潜め、出来るだけ静かに隣の部屋のノブを回す。
誰にも言えない私だけの日課…

窓際の大き目のベッドへ近づき、安らかな寝顔を見つめる。
軽い寝息を立てて寝ている兄の枕元へ顔を寄せ…
起こさないように閉じている唇へそっとキスをした。
『おはよう…兄さん…』
口元だけで声には出さずに挨拶する。
そしてベッドの傍らへ腰を下ろして兄の顔を見つめる。
ほんのわずかな…でも私だけが占有出来る二人だけの時間。
飽きもせず、ただずっと兄の寝顔を見つめるだけの時間。

− このまま時間が止まってくれればいいのに… −

午前6時40分
机の上の目覚ましがコチコチと規則正しく時を刻む。
そして、いつもの時間が近づいてくる。
『もう…行かなくちゃ…』
未練を断ち切るように立ち上がって踵を返す。
ドアノブを握り締めた手が止まり…また兄へと歩み寄る。
そして二度目のキスを交わす。ほんの少しだけ長めのキス…
『今日もいいお天気になりそうだよ。兄さん…』
そして、まだ寝ている兄を起こさないようにそっと部屋を出る。

目覚ましが鳴るまでのほんの僅かな…
          でもとても幸せで大切な私だけの時間…
647名無しさん@初回限定:2005/05/01(日) 00:22:51 ID:BAwQH283
イイ。GJ! 堪能しました。
648 ◆YukaXXZTS2 :2005/05/01(日) 00:25:27 ID:KJcbUo9E
あう…久しぶりに書き込めた希ガス<挨拶

月末は、やはり忙しいんですが…連休前に仕事が多くてorz
そんなわけでやっと顔出せましたです(汗

次に書き込めるのは…あうぅ…
なんかグチっぽくなってしまいますたm(_ _)m
649名無しさん@初回限定:2005/05/01(日) 00:52:57 ID:tVA4OKNR
丁度良い所に<Yuka氏

ttp://f9.aaa.livedoor.jp/~machizo/up/log/siren643.jpg
前に貼った画像の台詞有りを見つけたのですが、
この台詞はガチかコラ、どっちですかねえ。
拾った所で聞いたら、話が別方向に逸れてしまって。


お二方の作品に対する感想は後程真面目に。。。
650名無しさん@初回限定:2005/05/01(日) 10:07:57 ID:BAwQH283
589氏、頑張ってください。続きも楽しみにしてます。
651名無しさん@初回限定:2005/05/01(日) 20:59:02 ID:tVA4OKNR
昨日は寝落ちしてしまったので……

>>641-645
兄があくまで善人でイイ!
妹が黒で兄が白、というシチュはこのスレでも珍しいかと。

>>646
何れ絶対気付かれると思います。
いや、もう気付かれているに違いない。
652名無しさん@初回限定:2005/05/01(日) 21:41:50 ID:M8/A6G0z
>>649

ガチだよ。
653名無しさん@初回限定:2005/05/02(月) 20:33:47 ID:MmFwhIVF
↑感謝です。
654589:2005/05/05(木) 21:12:21 ID:7Twd6FZY
赤と黒で彩られた騒がしい店内は、中華屋らしいと言えばらしい。
「ここ、よく来るの?」
辛い麻婆豆腐を口に運びながら、私は兄に聞いた。
「ちょっと前まではな。久しぶりに来た。美味いだろ」
「うん」
確かに美味しい。辛いけど。唇が腫れそうな気がしてきた。
「兄さん、ちょっと聞きたいんだけど」
「ん?」
「携帯電話って、人に見せられる?」
私は今日、学校での友人の話を兄に振ってみた。
「別に見せて困るもんでもないと思うけど」
「メールの内容とかは」
「あー、まあ、見せられたもんじゃねえな」
「……うん。やっぱりそういうもんだよね」
見せられないのは、彼氏だとか彼女だとか、そういったものとは別種の理由だ。
そして見たい理由は、はっきりしている。
だって私は、兄のその、見せたくないものを見たいのだから。
「友達とそういう話題になってさ」
「お前、友達とかいるのな」
「……どういう意味?」
「だってお前、お前が誰かと遊びに行くのを見たことないぞ」
確かに、雑談するような友人は学校にいるが、遊びに行くような友人はいない。
655589:2005/05/05(木) 21:15:31 ID:7Twd6FZY
「でも、遊ぶって言っても、私はよくわからないし」
それは、私が自分から誘いを断るから、という原因がある。
もう何年も前から、私は家事をしなくてはいけなかったし、そうすることで兄に褒められたかった。
同級生たちと遊ぶことに興味が湧かないというのも、嘘ではない。
ずっと兄を見てきて、私は知らないうちに他人に大人であることを求めてしまうようになっていた。
私の理想は兄であり、兄は私より常に大人だったし、これからもずっとそうあり続ける。だから私は、何より大人であるということを、自分と他人に求めてきた。
私は兄に大人として扱ってほしかった。そして女として見てほしかったのだろう。
そうしているうちに、私は「大人であること」を理想として、同級生の言う遊びが下らないものに見えてしまうようになったのだ。
「よし、じゃあ飯食ったらカラオケ行こう」
「……え?」
話が飛んだ。
656589:2005/05/05(木) 21:18:37 ID:7Twd6FZY
「ど、うしてそうなるんです?」
兄の言葉に戸惑い、声が上ずってしまった。
「俺が行きたいからだよ。や、昨日行くはずだったんだけどさ、ちょっと別の方向に盛り上がりすぎて行かなかったから」
兄は音楽好きである。基本的に邦楽しか聴かず、主にバンド音楽が好みらしい。私が部屋にいると、隣から重低音やら叫び声やらギターソロやらがよく響いてくる。
そんな兄なので、カラオケで絶叫したりするのは大好きらしかった。遊んで家に帰ってくると、声が枯れていたということは数え切れないほどあった。
その影響で、私も多少はインディーズシーンに詳しかったりする。兄のを好きなものを知りたい、兄と話を合わせたいと思ったのが最初だったけど、次第に自分から興味を持つようになった。
今では兄とよく情報交換するし、私のような人間が学校で友人を得られる理由が音楽繋がりだった。
まあつまり、私も音楽好きだ。
「その反応は、お前行ったことないな?」
すぐに兄にばれた。
「興味あるだろ」
「……あります」
今、私はすごく緊張してきている。口の中の辛さとは別に汗が出た。
カラオケには、一度も行ったことがない。友人に誘われたときも断った。
私は自分が音痴だとは微塵も思わないが、それと他人の前で歌うというのは別の話だ。
マイクを持って、好きな歌を思い切り歌いたいとは、当然思う。だが、誰かの前で歌うという気恥ずかしさに、私は勝てなかった。
勿論、兄に私の歌声を聴かれるなんて、私としては考えられない。
でも、最初に聴いてくれる人は兄でいてほしいとも思った。
今まで、行きたい気持ちも行きたくない気持ちも私の中にあった。こんなところまで複雑な自分が嫌になるが、それを兄が解してくれるというのなら、これ以上望むべくもない。
それに、兄が歌う姿も見てみたかった。
恥ずかしさも何もかも押し込めて、私は兄とカラオケに行くことにした。
というより、行きたくなっていた。
657589:2005/05/05(木) 21:21:49 ID:7Twd6FZY
車でゲームセンターに乗り付け、同じ建物の中にあるカラオケ屋へと、兄に連れられて私はやってきた。
こういう場所には来たことがなかったから、変に緊張していた。
それなのに、兄は素早く受付を済ませてしまう。手馴れているからなのか、それともこういうものなのかはわからなかったが、とにかく兄と私は個室へと通された。
案内の店員に飲み物を頼む。そしてその店員が下がると、部屋にはカラオケ機器から発信されている邦楽のCMだけが大きな音で流れていた。
とりあえず上着を脱いで、脱いだ上着をどうしようかと考えていると、兄がハンガーに掛けているのが見えた。
「よし、歌うか」
笑って、兄はテーブルの上の本をさっと眺めて、リモコンを操作し始めた。
658589:2005/05/05(木) 21:25:04 ID:7Twd6FZY
兄を見ていて、私は自分と他人に大人であることを求めている。だから私は遊ぶということに興味を持たなかったし、軽蔑さえしていたと思う。
それなのに、当の兄はと言えば、娯楽には手を抜かない性格をしていた。
私は兄に大人として扱ってほしかったが、兄とともに、よく遊ぶ人間になればよかっただろうか?
兄にとって、理想の妹とはどんなものだっただろう?
よく遊び、一緒に騒ぐ明るい妹だっただろうか。それとも、家事をそつなくこなす、優等生の暗い妹だっただろうか。
私は思う。
私は兄のように遊ぶことはできない。それを楽しいと思うことができない。
それはどうしようもないことだ。きっと、私がつまらない人間だということだろう。
それに、無理して兄に付き合えば、兄は気付いてしまう。そういうところは鋭い人だ。
だから私は、兄と一緒に騒ぐことを楽しめない。それを選べないから、私は優等生であろうと考えた。
でも、遊ぶことと、音楽を聴くことは違った。
兄と共有できることだった。私はそれを嬉しく思っている。
兄のことを理解したがっていた私は、兄の好きなものに触れてみようと思った。
優等生のまま、私は兄と娯楽を共有できないだろうか。
私は私のまま、兄と楽しめるものはないだろうか。
それに答えを見つけられたことを、私は幸福に思う。

私はこんなにも幸福だ。
もう、十分に、幸福だ。
なのにどうして、私はこれ以上を求めてしまうのだろう?
どうして私は、こんなに、醜いほど強欲なのだろう?
659589:2005/05/05(木) 21:28:19 ID:7Twd6FZY
今日はちょっと多めに。
黄金週間は思っていたよりも忙しかったです。

次は日曜の夜といきたいのですが、時間取れないかもしれません。
660名無しさん@初回限定:2005/05/05(木) 23:49:06 ID:VyXzLMCo
複雑な性格の妹さんですね・・・
共感できる部分の多い自分の性格もアレですが('д`)
661名無しさん@初回限定:2005/05/08(日) 04:26:18 ID:Ivn2ev3h
グッジョ
イイカンジプロジェクトです。
662589:2005/05/08(日) 22:27:58 ID:dZJzqXtc
店から出て、すっかり高揚しきっていた私は、その外気の冷たさを鮮明に感じた。
火照った頬に当たる冷たい空気が、ひどく心地よく私に沁み込んでいく。
「しかし、意外と歌上手いのなお前」
「まあね」
少しだけ胸を張り、兄と連れ立って駐車場を歩く。
こんなに楽しい気持ちになれたのは、いつ以来だろうか。もしからしたら、両親の離婚後は初めてかもしれなかった。母と話した日から、私は悩み続けてきたから。
でも今は、この暖かさが、兄への想いが、とてもシンプルに私の中に在ると思う。
複数で複雑な気持ちなんてなくて。
私は兄が好きなのだ。
ああもう、本当に、このまま恋人のように、これがデートだったみたいに、これからホテルにでも行けないだろうか。
二人きりの夜を過ごせないだろうか。
兄は、私を抱いてくれないだろうか。
ありえないとわかっていても、望まずにはいられない。
そして、私の口から兄への想いが語られることもない。
私の愛は、独善的ではないのだから。
兄を困らせることは、したくない。
663589:2005/05/08(日) 22:32:06 ID:dZJzqXtc
やがて兄の車までたどり着いて、ドアに手を掛けたときに、聴き慣れた電子音が流れてきた。
兄の携帯電話の着信音だ。もちろん兄が贔屓にしているバンドの曲で、ついさっき、兄の声で聴かされた歌でもあった。
悪い、という合図を手を挙げることで私に示して、兄は少しだけ車から離れた。そこで電話に出る。
私は先に車に乗ろうとして、鍵がまだ掛かっていることを知った。
手持ち無沙汰になった。車と車の間に立ったまま、私はなんとなく兄へと視線を向けた。
「……あ」
笑ってる。
私から見える兄は、後姿だけなのに、それがよくわかった。
楽しそうに誰かと話している兄。
さっきまで、私だけに向けられていた笑顔を、その声を、電話の向こうの誰かに向けている。
664589:2005/05/08(日) 22:36:31 ID:dZJzqXtc
まだ早い。嫉妬するのは、まだ早い。
相手は女とは限らない。男かもしれない。
そうじゃなくても、兄も今、楽しい気持ちでいるはずなのだ。
だから、笑顔で電話に出るなんて当たり前のことで。
相手が誰だって、どんな奴だって、楽しく話すに決まってる。
今までだってあったことだ。隣の部屋から、兄の電話する声が聞こえてくることなんて、よくあった。

でも私は、その内容をまるで知らない。
例えば。
もし兄に付き合っている人がいたとしても、私はそれを知らない。

携帯電話をたたみ、兄が戻ってくる。
665589:2005/05/08(日) 22:39:37 ID:dZJzqXtc
「悪い」
「ドア開けておいてほしかった」
「あー……悪いな」
「……ううん。誰から?」
「んー、学校の友達」
「楽しそうだったね。彼女とか?」
「違う違う」
「兄さん、前から聞きたかったんだけどね」
「ん」
「兄さん、付き合ってる人って、いる?」
「……お前は、俺がどれだけ受験勉強を真面目にやっていたかを

知らないな」
「……そうでした」
「そうだろ」
「じゃあ、最近は?」
「この前振られた」
「……ん」
「笑うなよ」
「ごめんなさい」
「お前は、どうなんだ? 好きな奴とかいる?」
「……、教えない」
「そうですか。じゃあ、帰るか」
「兄さん」
「ん?」
「今日は、ありがとう」
「あー、気にすんな。俺も遊びたかったし」
「また、誘ってほしい」
「わかったよ」
「……うん」
666589:2005/05/08(日) 22:43:33 ID:dZJzqXtc
ちょっとキレが悪いですがここまで。
ここからまたいろいろ動かしていきたいです。
667 ◆YukaXXZTS2 :2005/05/09(月) 00:28:07 ID:mQ4GAIEX
書けない日々が続く有様…orz<挨拶

>>589氏、乙です。先程追加更新致しますたです。
ついでといっては何ですが、手持ちの画像を小細工して遊んでみましたw
不定期に変わるかもです(ぉぃ

閑話休題
そろそろ漏れのほうも話を再開しなくちゃですね(汗
細々とマイペースで書き始めます故、何時になることやらw
668 ◆YukaXXZTS2 :2005/05/11(水) 00:19:14 ID:FII+TgMq
午前6時
カーテンの隙間から覗く空は、藍色と葡萄色で染まっていた…
仄明るい朝の空気を吸いながら背伸びをした。
静かにベッドから抜け出して兄の部屋へと向かう。
ひんやりとした廊下を忍び足で歩き、兄の部屋のドアを開けた。
微かに兄の寝息が聞こえると、胸の鼓動が少し早くなった。

『おはよう、兄さん…』
いつものように兄の寝顔へ唇を近づけた時、枕元の紙切れが目に入る。
『ん?何かしら……手紙?』
物音を立てないよう慎重に手に取ると、大学ノートの1ページを破いたものだった。
『あれ?鉛筆で走り書きしているみたいだけど……  宛名は……っ!!』
それは自分へ向けた兄からの手紙のようだった。

「お兄ちゃんは、白雪姫じゃないぞ
    もう少しパンチの効いた起こし方で頼むo(^_^)o」

恥ずかしさで頬が急激に熱くなってゆくのが分かる。
恐る恐る兄の方を見ると、一瞬眉が動いた気がした。
『……気がついていたんだ。寝たふりしてたなんて意地悪だよっ!!』
しばらく呆然と兄の狸寝入りの寝顔を眺めていたが…
「よ、よ〜しっ!!パンチの効いた起こし方するからねっ!!」
そう声に出して告げると、兄の頬へ両手を伸ばしてキスを交わした。
『んんっ!!!!』
面食らった兄の口へと舌を差し入れ、兄の舌を絡め取ってゆく。
お互い貪欲に舌を絡めあい、体液を啜りあい混ぜ合わせていった。
「チュピッ……チュ……」
やがて、どちらからともなく唇を離した。
「す、すごくパンチの効いた起こし方だったよ……」
「もうっ!!気づいてるなら教えてくれてもいいのに………兄さんのばかっ』
こぶしで軽く兄の胸を叩くと、後で鳴っている目覚ましを止めてもう一度唇を重ねていった。
669 ◆YukaXXZTS2 :2005/05/11(水) 00:22:49 ID:FII+TgMq
えと…>>651氏のレス見て即興で…(ぉぃ

まあ、あの状況なら普通は大抵気づくんでしょうけどねw
ユカは気づきそうにもありませんが…
つうか、何故続きを書いているんだか…orz
670名無しさん@初回限定:2005/05/11(水) 03:12:46 ID:G+xeokEi
>>669
つ[朝関連で最近拾った物]
ttp://puka-world.com/upload/img-box/1115748369363.wav
671名無しさん@初回限定:2005/05/15(日) 19:04:34 ID:cxI0RKJh
672589:2005/05/15(日) 22:05:55 ID:we3H001t
家に帰ってきてすぐ、兄はバスルームへ向かい、やがていつものように給湯器とシャワーの音が響いてきた。
ベッドの上でその音を確認して、私は自分の部屋を出た。
今日、兄と出かける前までやろうと思っていたことを、実行するつもりだった。
兄への気持ちが大きく私の中に在るうちは、少しも思い出さなかったこと。
聞こえるはずがないのに、私は足音を忍ばせて、音を立てないようにドアを開けて、兄の部屋に入る。電気はつけっぱなしなので、部屋は明るい。
ベッドの枕元、充電器に納まって、兄の携帯電話が置かれている。
静かに部屋の中へと進み、それを手に取った。
さっきまでは忘れていられたのに。
きっと、あのまま帰っていたら、私はこうしなかったと思う。
兄が誰かと電話していたこと。
どうして、あんな些細なことが、こんなに気になるのか。
どうして、あんな小さなことに、嫉妬してしまうのか。
それは、きっと、兄が私だけを選んでくれたような、そんな錯覚を私が得ていたからなのだろう。
673589:2005/05/15(日) 22:11:23 ID:we3H001t
二人きりで、ドライブして。
二人きりで、食事をして。
二人きりで、遊んで。
心配してくれて。
私は幸せだった。
なのに、どうしてこんな気持ちになってしまうのだろう?
どうして私は、綺麗なまま、愛せないのだろう?

でも、私は知りたい。
兄が誰と話していたのか。それは男なのか、女なのか。
普段、兄はどんなメールを友人たちとしているのか。兄がよく電

話しているのは誰なのか。
兄の全てを知っていたい。私の知らない兄でいてほしくない。
後悔したっていい。
私は、知りたい。
674589:2005/05/15(日) 22:17:36 ID:we3H001t
着信履歴には、女の名前があった。
兄は、学校の友達、と言ったけど、男だとは言わなかった。だから、そんな気はしていた。
彼女か、と聞くと、否定した。だからこの女は、兄の彼女ではないのだろう。
付き合っている人はいないようなことも言っていた。兄はきっと、私にそんな嘘はつかない。
では、兄が振られたという女だろうか?
そうかもしれないし、違うかもしれない。
着信履歴を遡ると、その女の名前がちらほらあり、他は男のものらしい名前ばかりだった。
兄は意外と几帳面だから、アドレスはあだ名などではなくて、全部を実名で登録している。おかげで判断しやすかった。
アドレス帳を見る限り、女のものはあまり多くはないが、それでもいくつかある。でも、着信履歴に名前があるのは一人だけ。
私はメールを開いた。
大抵のやりとりは、待ち合わせの調整だった。最近のものは、合格の報告だったりもしている。
馬鹿で卑猥なやりとりもあるものの、雑談は意外と少ない。そういうものは電話で済ますのだろうか。
名前はやはり男のものばかりで、唯一、着信履歴に名前のあった女とだけ、メールのやりとりがあるようだ。
でも、それも他とはあまり変わらない、ただの予定合わせだったりする淡白な内容だ。
ずっと遡って見ていくが、メールの内容にそれほど特別なものはない。
確かに見られたら恥ずかしいような冗談も混ざってはいるが、私が探しているものとは違う。
675589:2005/05/15(日) 22:22:45 ID:we3H001t
そして、受信ボックスの中、一週間前の日付のメールを私は見つけた。
他とはまったく内容の異なるメール。

今はまだそういうのは考えられない。
もう少し友達でいよう。

それを見たとき、すぐにわかった。
これは兄を振ったときのメールなんだ。
送信ボックスに兄の告白メールはなかったから、直接会って言ったのか、消したのかしたのだろう。
なんにしろ、そのアドレスを見て、私は、兄と唯一連絡を取り合っているこの女が、兄の好きな人なんだということを知った。
676589:2005/05/15(日) 22:28:44 ID:we3H001t
送信直前にちょっといじったから、少し変になったかもしれません。
ではまた来週。
677名無しさん@初回限定:2005/05/16(月) 01:34:26 ID:AvlT03kG
乙です。
メールもだけど、人の鞄の中って結構気に(r
それが○の鞄だとなおさら(r
678 ◆YukaXXZTS2 :2005/05/17(火) 00:02:58 ID:kn0vYo7G
渡り廊下で上級生の群れに出くわす。
雑談する輪の中で見かけた兄の姿…
「あ、お兄ちゃ…」
声をかけようとして差し伸べた手が止まる。
兄の傍らで笑う女生徒…視線は…兄の横顔…
手を引っ込め、踵を返し自分の教室へと引き返す。
早起きして作ったお弁当…無駄になっちゃった…

と、いうような情景を仕事中にふと思いついたのですが…
書き起こしてる時間無かったですorz


閑話休題
メールの中身…うちは結構オープンですねw
別にやましい内容でもないし…つうかほぼ仕事の内容だしorz
あ、あと鞄の中身といえば…
中坊のとき、トイレに置いてあった姉貴のポシェット?の中見たら殴られますたw
肝心の中身は…お察しの通りということで
679589:2005/05/22(日) 22:25:03 ID:BREYHLdL
名前を知った私はその女の顔が知りたくなった。
画像ファイルを覗いてみたが、女の写真はないし、あってもそれが誰なのかはよくわからないだろう。
携帯電話を充電器に戻して、私は兄の勉強机へと目を向けた。
机の上は、兄が高校を卒業してからまったく変化していない。そこには、高校の卒業式で受け取った卒業証書と、卒業アルバムが無造作に乗っている。
学校の友達である、名前を知っている女を見つけるのは、そんなに難しいことではないと思う。
私はケースから卒業アルバムを取り出し、順番に女子生徒の名前を確認していった。

兄と同じクラスにその女の名前はなかったが、探せばすぐに見つけることができた。
小さな顔写真と、その下の名前。
その女は、あまり遊び歩いている雰囲気には見えなかった。清潔そうな黒髪と、すっと通った顔の輪郭。
少しはにかんで写真に映る限り、美人……なのかもしれない。
680589:2005/05/22(日) 22:28:26 ID:BREYHLdL
静かに自分の部屋に戻り、私はベッドに体を投げた。
兄に、好きな人がいる。
それは私にとって、ひどく衝撃的な出来事だった。
今までは、遊び歩いているといっても、複数で遊んでいるようだったから、不安ではあったけど、それほど私の心は動かなかった。
いつも大勢で遊んでいるということは、兄に特別な一人がいないということだから、私は平気だった。
でも実際はどうだったのだろうか。
兄には特別に想う誰かがいて、ただ、その人と特別な関係にはなれていない、そんな状態だったのではないだろうか?

恋心は、振られたくらいでなくなったりはしない。
それも、あんな柔らかい返事で、諦められるはずがない。
兄は振られたと言っていたけど、そもそも振られたと言える状態なのかも、私には判断できない。
嫌いだと言われたわけでもないし、付き合えないと言われたわけでもない。他に好きな人がいると言われたわけでもない。
ただ、「待って」と言われたのだ。

……兄の恋愛に私が口を出す道理はない。
私は兄の妹だ。家族であり、恋人ではない。
なら私は、何もできないのだろうか。
兄が誰かと恋仲になるかもしれないのに、私は何も。
だけど、例え何かができたとして、兄がその人と疎遠になったとして、私と兄の間で何があるわけでもない。
それもまた、確かなことだ。
私が何かしても、何もしなくても。
兄はいつか、私以外の誰かと結ばれるのだろう。
それが、当たり前のこと。

私は、窒息しそうだった。
681589:2005/05/22(日) 22:33:34 ID:BREYHLdL
ここんとこ忙しいんですが、気合で続けていきたいです。
また来週に来れますように。
682名無しさん@初回限定:2005/05/23(月) 08:34:38 ID:Y73DtsKK
GJ.楽しみにしています。
683名無しさん@初回限定:2005/05/23(月) 23:04:26 ID:qF5+Mi1Y
修羅場/山場がヒタヒタと……?
684 ◆YukaXXZTS2 :2005/05/26(木) 00:05:26 ID:IntpzH0k
手短に近況のみですが…
お腹の子…どうやら娘のようです。
……姉貴の子も娘。さらに姦しくなる希ガスorz
685名無しさん@初回限定:2005/05/26(木) 00:39:41 ID:ucva0yZg
いや女の赤ちゃんの方がやっぱり大人しいことが多い、と聞きますぜ?
686名無しさん@初回限定:2005/05/30(月) 22:30:06 ID:M6hXaK5p
何だか最近、圧縮ラインが着々と減らされている、との噂があるので
取りあえずメンテしますよ。
687 ◆YukaXXZTS2 :2005/06/01(水) 14:02:31 ID:y7uXDAOk
仕事の途中ですが、スレ保全ついでに先日の続き?でも…

一応性別が判明したわけですが、まだ見ぬ我が娘との初対面は…
小さなお尻、太もも、そして……可愛いマムコ( ゚д゚) …
あんなにはっきり写るとは…超音波侮り難しっ!w
つか、肝心の顔が不鮮明ってのが…( ´・ω・`)ショボーン…
688名無しさん@初回限定:2005/06/02(木) 01:02:08 ID:pwZ4BBMe
よし、早速フラグ立ての準備だ。
これで俺も炉利っ娘ゲットだぜ!
689名無しさん@初回限定:2005/06/03(金) 22:24:23 ID:htTfmpje
>>687
最初のとき、
医師:「見えませんね……」
夫:「見えませんか……」
とかやりました?
690 ◆YukaXXZTS2 :2005/06/04(土) 00:39:31 ID:6Kdtu34i
>>689
え〜……漏れが同行した診察の前に判明していたので(汗
以下、当時の状況でも…

モニタに映る黒と白の物体を指差しながら…
医師:「えと、コレとコレが太ももで…ココがおしりですね」
漏れ:「…はぁ、なるほど」
医師:「…で、ココが外性器になります。お腹のお子さんは…おにゃの子ですよ。」
漏れ:「…えと、おにゃの子?…ですか?」
医師:「ええ。おち○ち○ないですからっ!!」
漏れ:「…ないですね。…え?コレってマムコなんですか?」
医師:「はいっ!!マムコですよっ♥」

…いや、そんな微笑んで答えられてもリアクションに困るからw

で、帰り際にユカから…
「もぉっ!!お兄ちゃんたらマムコマムコって連発しすぎっ!!」
…あの、せめて病院を出てからダメ出ししていただきたいのですがorz

>>688
娘は嫁なぞやらんっ!!…って日がくるんですよねorz
つか、その発言はちょっと…こんなご時勢ですし…ね。
691名無しさん@初回限定:2005/06/05(日) 22:19:23 ID:0QKT1u5F
近親生活を実況してみるスレ@過去ログ置き場
ttp://www.geocities.jp/kinsin1793/index.html
692589:2005/06/07(火) 21:54:45 ID:NcIHnl2a
一晩経つと、少しは冷静になっていた。
私は髪をほどいて部屋を出て、いつものようにリビングでカーテンを開け、テレビをつけてからキッチンへ行く。
今日はまともな朝食を用意するつもりだった。学校のない日は時間があまっている。
そうは言っても、朝は目玉焼きか玉子焼きと決まっている。他なら、せいぜいウィンナーを焼くくらいだろうか。
平日と休日で、朝食が変わったりはしない。私は普段よりのんびりと冷蔵庫を開けた。
693589:2005/06/07(火) 21:57:50 ID:NcIHnl2a
ぼんやりとテレビを眺めながら朝食を摂る。そうしながら、私は昨日のことを考えた。
兄に好きな人がいて、振られたと言っていたけど、振られていないらしい。
兄の恋愛に対して、私は何もできない。できるはずがない。
だったら私は今、他の何をするべきだろうか。

私は、自分の気持ちをはっきりとさせたい。
私の気持ちは、兄への愛情は、どんなものなのか。
ただ兄を想っている、そんな綺麗なものではない。だけど、母がそうだったような、自分のためだけの感情でもないと思う。
綺麗なものではない。それは認める。だけど、単純に汚いものでもない。それも確かだ。
兄を愛しく思う感情を、私は強く持っていたい。
兄を男として求める感情も、私は捨てられない。
694589:2005/06/07(火) 22:00:55 ID:NcIHnl2a
私はどうしたいのか。
兄に愛されたい。それはわかりきっている。
私は、兄を愛したいんだと、思う。

兄を愛してはいけないということが、致命的なのだ。
私が兄を愛しても、どうしようもないのが、すべていけないのだ。
そうではないなら、私はこんな風に黙っていない。
誰がどうだって、兄が誰かを好きになったって、絶対に私のほうへと向かせてみせる。
行動に移せるのだ。
現実には、そんなことをするわけにはいかない。してしまえば、私は満足するかもしれないが、兄はそうはならない。
だけど、どうしようもなくても、恋心はそのくらいでなくなったりはしない。
諦められない。
それがすべて悪いのかもしれなかった。
695589:2005/06/07(火) 22:04:08 ID:NcIHnl2a
最近特に忙しいです。
これからは不定期になりそうです……
696名無しさん@初回限定:2005/06/08(水) 00:04:21 ID:V/6fi2u4
お疲れ様です。
ここはまあ、気が向いた人が
気が向いたときに投稿するようなスレなんで……


個人的にはこの妹さんには幸せになってもらいたいです。
697 ◆YukaXXZTS2 :2005/06/09(木) 00:34:24 ID:ug0YimA9
>>567の続き
粘り気を帯びたピンクの滴りがシーツを水玉模様に染めてゆく。
「んはぁ…き、気持ちいいよぉ…」
紅潮した顔で稔の耳元でうわ言のように囁く綾の表情は扇情的だった。
「お兄ちゃんの…おちんちんで、綾は…幸せな気分になれるんだよ…」
稔の耳たぶにカプッと甘噛みすると、綾の中で怒張が一段と大きさを増した。
絡みつく綾の柔襞の一つ一つが、もっと内へ…もっと深くへ…と稔を誘ってゆく。
「あ、綾ちゃんっ!! 綾ちゃんっ!!」
腕の中の少女の名を叫び、欲望の赴くまま狭く熱い秘裂を蹂躙する。
「お兄ちゃんので…綾のココ、いっぱいにして…身体の奥までお兄ちゃんので染めて…」
ギュッと稔にしがみつき、絶頂が近いことを告げる綾の唇へに稔は口づけをした。
「一緒に…一緒にイこう、綾っ!!」
細い腰に手を回して抱き寄せると、怒張を綾の胎内の奥底まで突き刺した。
「お兄ちゃんっ!! お兄ちゃんっっ!!! あっ…ああああぁぁぁぁぁんっっ!!!!」
熱く吐き出された稔の精が臓腑に染み込むような感覚に、綾は背を弓ぞりにして登り詰めてゆく。
稔の腕のなかで、はぁ…はぁ…と荒い息を吐き軽い痙攣に身を任せる綾に気遣うように声をかける。
「はぁ…だ、大丈夫、綾ちゃん? 苦しくなかった? 痛かった?」
おろおろする稔の頬に手を添え、にっこりと微笑むと口づけを交わして告げた。
「はぁ…大丈夫だよ。あのね…えと…すっごく気持ちよかったんだから…えへっ」
そういうと稔の鼻先に人差し指を当て悪戯っぽく舌を出してみせた。

しばらく二人は裸で抱き合ったまま、互いの体温を感じあっていた。
やがて綾が軽く身震いすると『クシュン!!』とくしゃみをした。
太ももを伝う残滓が熱を失い冷たく感じたようだった。
「ふふっ…お兄ちゃん、私の胎内にたっぷり出してくれたんだね♥」
綾は結合部からあふれ出てきた残滓を指で掬い、しげしげと眺めた。
「これがお兄ちゃんの…赤ちゃんの素なんだ…くんくん」
鼻先へ近づけて興味津々といった表情で匂いを確かめる綾だったが…
「なんか…変な匂いだね…えへへっ♥」
しばらく照れた表情でジャレていた綾だったが睡魔には勝てず、稔に見守れながら安堵の眠りについた。
………少なくとも早朝の見回りにきた看護婦のカミナリで叩き起こされるまでは
698 ◆YukaXXZTS2 :2005/06/09(木) 00:35:04 ID:ug0YimA9
え゙〜………前回はいつ投下したのだろうか<挨拶
続き書くと宣言しておきながらこの体たらくは一体…_| ̄|...(((((○ コロコロ…

初体験からこんなカンジなわけはないんですがあえてこういう展開です(ぉぃ
つか、やっぱえちぃ展開は苦手ですね(汗
そんなこんなで一段落ついたわけですが…年内で終わるのか?この話orz


>>589氏 GJ!!
後日、追加分をうpしておきます。
自分のペースで書かれるのが一番なので、これからもマターリとよろしくおながいしますです。
699名無しさん@初回限定:2005/06/09(木) 22:46:52 ID:4oaniamm
○出しは男のロマンだぜヒャッホー!!
──y───────────
  ノ
 (゚Д゚) 
 ( (7
 < ヽ

そして看護婦に脅されて逆レイプされるM展開が<嘘です
700名無しさん@初回限定:2005/06/10(金) 22:24:09 ID:lLH0I86Y
>>699
IDがani(兄)
701名無しさん@初回限定:2005/06/11(土) 22:28:04 ID:UK5g5m37
専ブラ使いの人は見ておくべし。
何も対策を取らないと、ある日突然書けなくなる可能性大。
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/erog/1117901348/33
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/erog/1117901348/72
702 ◆YukaXXZTS2 :2005/06/19(日) 01:52:12 ID:jcDaz3nH
兄の枕元に置いてある、時を刻むことのない腕時計…
飾り気のない盤面の針は4時48分で止まっている。
…あの日、もう永遠に優しい兄の顔を見れなくなってしまった時刻で…

誕生日祝いに兄から貰った腕時計が嬉しくて、毎朝学校につけて行った。
中学生になっても使えるように、シンプルなデザインの腕時計だった。
6年生だったわたしは、ちょっと背伸びしたような気分で一杯になった。
この腕時計をつけていると、少しだけ兄の年齢に近づけた気がした。
兄と同じ制服の女生徒たちが、すごく大人びて見えた。
おさげ髪でランドセル、そんな自分の姿が子供に見えて嫌だった。
早くあの中に加わり、兄の横を並んで登下校したかったあの頃の夢…
でも、夢は叶わぬまま…わたしは…

『ふぅ…やっとお兄ちゃんたち結ばれたんだね…』
ベッドの上で互いの手を繋ぎ、安らかな寝息を立てる稔と綾を見つめながら安堵する。
『二人ともそんなにのんびり寝てると、朝の回診の時間が来ちゃうよ…ふふっ、よく寝てる…』
輪郭さえ曖昧な透けた手でそっと兄の頬を触れる。いや、触れる素振りをした。
『こんなにそばに居るのに触れないなんて…お兄ちゃん…』
頬を伝いこぼれ出す涙で兄の顔がぼんやりと霞んで見える。
『ホントはね…お兄ちゃんのこと好きだったんだ…私の初恋だったんだよ。
 腕時計を貰ったあの日からずっと…いつもお兄ちゃんを想っていたんだ…こんなの変だよね。
 私たち血のつながった兄妹なのにね。…でも、お兄ちゃんのこと大好きだったんだよ。』
決して兄には届かぬ声で自分の気持ちを告白してみた。想いを断ち切るために…
指先で涙を拭い、ぎこちなく笑って兄の頬をつつくマネをする。
『これからは綾ちゃんだけを見つめなくちゃダメだよ…お・に・い・ちゃ・んっ!! 』

『…じゃあね、お兄ちゃん…またいつか生まれ変わったら…今度は私が彼女になってみせるんだからね♥』
綾の髪を優しく撫でながら、遙は二人のそばを離れた。
まだ薄暗い空を見上げ、最後にもう一度兄に別れを告げる。
『…さよなら、お兄ちゃん。』
枕元のテーブルに置かれていた腕時計が再び時を刻み始めた。
703 ◆YukaXXZTS2 :2005/06/19(日) 01:53:08 ID:jcDaz3nH
コレってそういや数々の複線が…<挨拶

これにてやっと第一部終了です。
次回投下分より展開が換わる予定…のはずです。……多分きっと(汗
まさかこんな長い話になるとは、いやぁ…当初の予定と大違い(ぉぃ
また、時間を割いて書き上げてみますので…m(_ _)m ペコリ

閑話休題
もうすぐスレが500kになりそな時期ですが…未だ本サイトの更新をしていないわけで…(ゴルァ
来週以降にでも暇作って更新する予定です。少し内容を変更するかもです。
704名無しさん@初回限定:2005/06/20(月) 23:59:16 ID:zVVSXSnu
つДT) つДT) つДT)

お疲れ様です。

481kb以上、一週間放置でdat落ちでしたっけ?
まだ時間的余裕はあると思いますので……
こちらはネタはない分、淡々と画像掲示板に貼り付けを行います……

ネタにもならない与太話を一つ。
日曜日、久し振りに大学の同窓達と飲んだのですが、その中に凄い偽妹がおりまして。
背が低くて、さとう珠緒と福原愛を混ぜたような顔で、
その上目遣い攻撃に轟沈した男は数知れず(私もやられかけました)。
……当時と全く変わっておりませんでした。
でも大病を患って、一時期、天舞宝輪の第二段階まで行ってしまったらしい。
何気に波乱万丈な人……

ついでに当時、告ってきた男をことごとく切り捨てて、エース(撃墜王)の称号を頂戴した
裕木奈江似のツンデレキャラの後日談を聞くことも出来ました。
何故か別の大学を受け直して看護師になり、更に何故か山登りに燃えているらしいです。
実際に、滑落しかけた隊員を現場で介抱したとかしないとか……
705名無しさん@初回限定:2005/06/21(火) 22:21:10 ID:rL/sRitf
まさに「撃墜王の孤独 -Aces High-」だなw
706名無しさん@初回限定:2005/06/22(水) 00:22:43 ID:jsue50lY
ああ確かに鋼鉄の処女かも知れん。未だに。男嫌いで通ってたからな……
707 ◆YukaXXZTS2 :2005/06/28(火) 00:52:39 ID:bnLxn78Y
最近、姪っ子がユカのマネして風呂上りにタオル巻いて出てくる。
で、「お兄ちゃんてちいさなおっぱいが好きなんだよね?」と聞いてきた。
それもよりによってユカの前で…orz
あまつさえ、「ユカお姉ちゃんとゆかのおっぱい、どっちがイイ?」って…

…答えられるワケねぇって、そんなの。
……明日から弁当作ってくれないから<ボソッ

以上、チラシの裏っ!


閑話休題
>>705氏のネタがIRON MAIDENだと最近理解したのは上司のおかげw
うちでは専ら邦楽しか聴かない(ユカが洋楽聴かない)ので、つい上司に聞いてみた。
漏れ:「あのですね、えと…IRON MAIDENって知ってますか?」
上司:「ああ、知ってるよ。…どうして?」
漏れ:「いや、ネットで検索したらIRON MAIDENって出たんで…どんなジャンルなんですか?」
上司:「え?ヘビメタ聴かないの?」
漏れ:「え?あ、まあ…あまり縁がないですね…」
…会話終了w

これは、守備範囲広げなきゃイカンと思いますたです。…orz
708名無しさん@初回限定:2005/06/28(火) 01:17:17 ID:7xjwwyS6
ふむふむ。攻略するために、
カミさんの目を盗んでは普段からそんなこと言ってたのですな。
709 ◆ASAGEjGFo2 :2005/06/29(水) 02:53:12 ID:wcDgEXl/
ふふふ、ここでメタル好きの私が登場ですよ。
メタルに入るなら、
THE MAD CAPSULE MARKET'S
がお勧め。
初めての人でも、けっこう馴染めるはず。
有名どこだと、
HELLOWEEN
GAMMA RAY
かな?
以上、すれ違いスマソ
710名無しさん@初回限定:2005/06/29(水) 20:47:17 ID:rpNf9GcN
俺はメイデンとジューダス・プリースト聴けばとりあえずはいいと思うw
711名無しさん@初回限定:2005/06/29(水) 23:49:14 ID:v4jOgI8h
カイ・ハーン&様式美好きの俺としては、ハロウィーン&ガンマレイは外せないところ。
特に後者のベストアルバムは、友人に貸したら返ってこなかったので
改めて買いなおした代物。
712 ◆ooJTWiCxZ2 :2005/07/01(金) 21:55:34 ID:+drXz/CE
この書き込みで481KBに到達しそう……

週末の間にスレ立てを行いましょうか?
ミラーサイトのテンプレ案(のリンク)をアップデートして、
現行スレの>>2以降を参考に組み立てれば良いですか?

自分で立てたい方がいらっしゃれば遠慮します。
713 ◆YukaXXZTS2 :2005/07/03(日) 01:12:18 ID:sPVT9oqV
>>◆ooJTWiCxZ2氏

先程、ミラーサイトにあるテンプレの関連スレのリンクをアップデート致しますた。
中には関連スレなの?ってのもありますが…(ぉぃ
構成面で良い案がありましたら、よろしくお願い致しますです。

多分、このレスで確実に481kb超えたはず…
714 ◆ooJTWiCxZ2 :2005/07/03(日) 19:27:09 ID:krgcE0Vx
新スレ立てました。

偽妹・脳内妹スレpart4(ネタ/妄想/創作/非現実)
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/erog/1120385217/

また色々と格好悪い部分が……申し訳ないっす。

「現在html待ち」のリンクについては一応残しました。
ただ現在、2ch・BBSPINK共、過去ログのhtml化は全て停止されており、
再開されることはないと思われます(●持ちでないと読めない)。

他にテンプレに付け足したいものがあれば宜しくお願いします。

尚、このスレは一週間放置でdat行きになります。
新スレについては、現在のpie鯖の即死基準が非常に緩いため、
当面の間は一日一回、何か書いておけば即死することはないはずです。
(即死判定が24時間以上のようです)
715 ◆YukaXXZTS2
>>ooJTWiCxZ2氏

> ただ現在、2ch・BBSPINK共、過去ログのhtml化は全て停止されており、
> 再開されることはないと思われます(●持ちでないと読めない)。

なるほど、そういうことなんですね。
Part3スレの方もこちらで出来る限り補完しておきます。