12スレ目に突入です。
このスレのルール
1、小説を書こう
2、書く人は作品名、作者名とジャンルを必ず明記してください
ジャンルは以下のテンプレ使用推奨。
【エロ内容】
エロなし、微エロ、SM、レイプ、スカトロ、苦痛、羞恥・露出、催眠・精神改造、
手触、獣姦、痴漢、痴女、ふたなり、ホモ、レズ、人体改造、流血、フェチ、ペド
【ストーリー内容】
鬼畜、寝取られ、純愛、SF、歴史もの、ファンタジー、学校もの、二次創作
【ターゲット属性】
ロリ(中学生以下?)、ショタ、女子高生、年上お姉さん、熟女、
近親相姦(兄弟姉妹)、近親相姦(親子)、近親相姦(親戚)、実在人物
3、小説を読んだら真面目に感想を書いてあげよう
4、広告や荒らしが来るので書く人も読む人も「原則としてsage進行」でお願い!
5、煽り叩きは徹底無視
6、内容の制限は特にありません。エロ漫画小説板にふさわしい内容なら
何でも可です。ただ、極端に趣味の偏ったもの(スプラッタ、スカトロ、ハードSM等)は、
読む人にとっては刺激が強すぎる、また不快を招く恐れがありますので
但し書きを直前に入れるなどした方がよいのかもしれません(強制ではないです)
7、スレの容量が475KBを超えたら、スレ立て宣言をしてからスレを立ててください
テンプレは↓に置いてあります。
http://novels2ch.s6.x-beat.com/pukiwiki.php?cmd=read&page=%A5%C6%A5%F3%A5%D7%A5%EC 保管サイトはこちら
http://novels2ch.s6.x-beat.com/ ※保管を許可されない方は、投稿の際にその旨明記してください。
3 :
名無しさん:2006/08/07(月) 00:40:21 ID:WFcThT4R
ふと疑問に思ったんだけど
>>1のテンプレのジャンル、
ストーリー内容で 二次創作 は エロパロ板行きなのでは…?
(前スレのではそうなっていたが)
4 :
1:2006/08/07(月) 00:57:07 ID:3Dx8vEqE
原作のキャラや設定をそのまま使用した「二次創作」はエロパロ板、
原作の設定や時事問題等にヒントを得た「インスパイア」はここでOK
にしたらいいと思う。
ちなみに実在する人物(芸能人・有名人等)を元にした創作は
えっちねたロビーで扱ってるらしい。
ho
二回目の投稿です。よろしくお願いします
タイトル「FREE FREE(フリフリ)」
ストーリー「冴えない男が仮想現実の世界で漢になっていくまでの話」
内容「集団レイプ」
ターゲット「女戦士」
ピンポーン。
「宅配便でーす」
一階の玄関から声がする。俺が待ち望んだ物を運んできた宅配屋の声だ。
この日をどれだけ待ったことか。久方ぶりに階段を2段飛ばしでおり、玄関に向かう。
玄関につくと、母ちゃんが宅配屋から荷物を受け取ろうとしていた。
半年も期待して待ち続けた物だ。俺が直に受け取りたかったが、ここは我慢することにした。
玄関が閉まる。母ちゃんが振り返り、後ろに立っていた俺に気づく。荷物が届いたよ・・・そう
言いかけようとした母ちゃんの右手から待ち望んだ物を奪い取り、そのまま二階に走って戻った。
部屋のドアを閉める。走って戻ったせいで少し呼吸が乱れる。
ついに・・・ついに手に入れた・・・・・・。
俺は一日中自分の部屋にこもりっぱなしで過ごしている。現在28歳だが定職にもついていない。
情けない事に、世にゆうニート。それが俺だ。人様に顔向けできないような人生。
自分でもそれはよくわかっている。しかしどうする事もできないのだ。
これはニートになった奴にしかわからないだろう。本当はニートだって働きたいのだ。
でも働く事ができない。それが今の社会なんだ。
ここ数ヶ月、笑った覚えがない。一日中部屋の中で一人。当然か。でも今は違う。俺の手元にある
待ち望んだもの。コイツの存在は、動きをやめかけていた俺の心を揺り動かす。
まだ何もしていないのに、すでに感動している。これが手元にあるだけで。コイツで俺の人生は
確実に変わる。180度変わる。
早速期待していた物の包装を開け、中身を取り出す。中には更にプラスチックの箱がある。
ゲームソフトが入った箱である。俺が待ちに待った物、それは
新発売のゲームソフト「FREE FREE」の事だった。
ゲームソフトの箱を開けると、小説の単行本程の厚さをした説明書と、一枚のCDが入っていた。
普通ならまず、説明書を読むのだろう。説明書が分厚いという事は、それだけ説明書を読む必要性が
高いという事だ。覚えないといけない事が山ほどある。しかし、俺は説明書を読まずに
CDをパソコンの中に入れた。とりあえず一度プレイしてみたかったからだ。
半年前からゲーム雑誌で仕入れていた情報のおかげで、一秒でも早くこのゲームの中に入りたかった。
だがどんなに急いでも、インストール時間だけは飛ばせない。俺はかつてない程の貧乏ゆすりで
我が家を揺らし続けた。俺に彼女がいるのなら、二階でセックスしていると思われただろう。
だが、ニートの俺にその心配はいらなかった。インストール中、雑誌の情報を今一度思い出していた。
究極の自由ここに極めり。あなたは二つ目の人生を歩む事になる。望むものはそこに全てある。
雑誌に載ったどのキャッチフレーズも、過剰広告レベル。しかし過剰ではないのだ。
このゲームに限っては。
2018年。テレビゲームのグラフィックは、とうとう実写と見分けがつかなくなった。それと同時に
AI、人工知能プログラムの性能も発達し、人間とほぼ変わらない思考を持つコンピューターが現れた。
フリーフリーは、究極のグラフィックと、究極のAIを使い、仮想のファンタジー世界を構築したゲームなのだ。
実写と代わらないグラフィックは、ゲーム画面をみているといより、外国の田舎をカメラで
写しているような感じなのである。そして進化したAIにより動く村人達は
一人一人が自分の人生を送っている。ある者は畑仕事に精を出し、ある物は化け物退治にダンジョンに行く
そしてまたある者は村長になるために街頭演説をする。
AIが適応されるのは人だけではない。モンスターも例外なくみなAIを搭載している。普段は餌を探し
好きな異性とたわむれ、そして子供を作り、子孫を残す。
この世界に作り物などないのである。全てはそれぞれの生き物が己の人生を歩んだ結果なのである。
インストール完了の文字が画面に出る。よし!!
俺はマウスを本物のねずみのように素早く動かし、フリーフリーをスタートさせた。
タイトル画面。壮大なBGMが流れる。高い男性の声が「ア〜〜〜ア〜〜〜ア〜〜〜」と聞こえる。
壮大だ。実に壮大だ。
キャラクターエディットに入る。自分が操作するキャラクターの見た目を決めるのである。
身長、体重、を入力し、顔を作る。顔の輪郭、目、鼻、口、髪、それぞれを個別に決めていく。
仮想の世界くらい二枚目になりたい。俺は現実の自分とかけ離れた容姿にした。
そういえば、名前をまだ決めてない。仮想世界の自分の名前・・・・・。おかしい。名前の入力欄がない。
ふと画面の下の方をみると、注意書きがかかれている。
「人に名前を聞かれた場合に答えた名前。それがあなたの名前です。会う人会う人に違う名前を
いってもかまいません」
なるほど。現実だってそうだ。初めてあった人に偽りの名を言えば、それが自分の名前になる。
名前なんてその時その時適当にいっても構わない。
最後に、これでよいか確認の「はい・いいえ」がでる。このキャラクターで何年仮想世界を旅するのか
わからない。間違えがないか確認したあと、俺は「はい」を選択した。
いよいよ、もう一つの現実の始まりである。
画面は真っ白になる・・・・・・・
画面が元に戻ると、目の前に人がいる。ファンタジー世界によくいるようなアゴ髭が胸あたりまで
伸びてるようなおっさんだった。辺りを見回すと、どうやらここは酒場らしい。
「お前さん、この村にきたばっかりなんだろう?悪いことはいわねぇ・・・・」
アゴ髭の長いオッサンがアドバイスをくれているようだったが、あまり興味がなかったので無視した。
酒場の外にでると、そこには中世の町並みが広がっていた。
すごい、なんだこの世界は。普通の村の風景がそこにあった。普通の風景が凄いからたまらない。
家々を見ると、どの家も人がすんでいる生活の跡が見える。窓から洗濯物がぶら下がってたり、
何かの果物を干すためにヒモで吊るしてあったりする。
窓から家の中で飯を食ってる様子が見える。あー、オッサン、今日はシチューなのか。いいなぁ。
道を歩く人々は、よく見れば何をするために歩いているのかがわかる。俺の目の前を通った女性は
野菜を売ろうとしているんだろう。頭に乗せたカゴに、緑色と赤色の丸い野菜が沢山入っていた。
数メートル前方に歩いてる鎧をきた男は、モンスター退治の帰りだろうか?
左手に身長1メートルくらいの人型の生き物の死体を持っている。あの死体は売れるのか?まさか食べる?
数十分くらいその場を動かなかった。しかし頭は前後左右動き続け、この世界を堪能した。
何なんだろうねこのワクワク。あまりのワクワクで一歩も動けない。そんなワクワク始めてだった。
俺は、頭の中でやる事の優先準を必死で決めようとしていた。だがその時、強制的な出来事が起こった。
ぼーっと突っ立ってた俺は、左から来た人にぶつかったらしく、地面に倒れこんだのだ。
起き上がろうとした俺の胸倉を、ぶつかった相手が掴み、俺を引き上げる。
「オイてめぇ!!誰にぶつかったのかわかってんだろうなあ?」
いきなりゴロツキに因縁をふっかけられたようだ。鉄色の鎧をきた30前半くらいの男だった。
その後ろには似たような格好の男が二人。
「こら、なんとかいえよ!きこえねーのか?お?」
まだゲーム開始から20分。何の装備もない。それに相手は三人。勝ち目はない。
とりあえず謝ろうと思った俺は、キーボードをタイプしようとした。その時ある事に気づいた。
このゲームは音声認識対応だったのだ。言葉を喋りたければヘッドセットについているマイクで
喋れば、伝わる。方言は通じないのだが。ヘッドセットをパソコンにつけてなかったので
急いでちらかった机の引き出しから探し出す。ようやくみつけると、今度は急いでパソコンに繋ぐ。
更に急いで自分の耳につけ、そして俺の発言をまっているオッサンに一言
「ごめんなさい」
「はぁ?殺すぞ!」
ガツン。画面が揺れる。顔に一発パンチをもらったようだ
オッサン達は、殴られ倒れたまま動かない俺の服を脱がせ始めた。
ポケットに入っていたお金もとられ、素っ裸である。オッサン達が去った後、俺は自分の仮想現実内の
チンポを見続けた。へぇ・・・ここもしっかりリアルだなぁ・・・・
俺がチンポを見続けていると、周りを歩く村人達は、俺をじろじろ見ていた。
何コイツ?なんで裸なんだ?浮浪者?関わるな!
喋ってないのに目線だけで心が読めた。いや、奴らに心はない。AIが読めたというべきか。
開始してすぐに全てを失った俺は、何をしていいのかわからなくなった。
素っ裸でモンスター退治・・・・・ないよなぁ・・・素っ裸で人助け・・・・・俺が助けてほしいよなぁ・・・・
人に見られるのも慣れ始めたその時、後ろから誰かが話しかけてきた。
「アンタ、頭おかしいんじゃないの?」
振り返ると、髪を真ん中からわけてポニーテールにした、ロングスカートの女の子が立っていた。
「え・・・・その・・・・あのですね・・・」
女の子に圧倒されていた。女の子は少々釣り目だったので、勝手に性格がきついんだろうなと判断
したせいかもしれない。
いや、長い間人とまともに会話してなかったから、いくら相手がゲーム世界の人間でも
喋るのが恥ずかしかっただけなのかもしれない。
「ごめんなさい。あのですね、さっき男の人とすれ違いまして、それでその男の人がですね・・・・
僕とぶつかったわけです。そしてぶつかった男の人が僕に怒りまして、僕がごめんなさいというと
いきなりパンチしてきてですね・・・・・・・
やっとなんとかまともに喋れるようになった途端、これまでのいきさつを一から話し始めた俺。
女の子は俺が全裸なので早くその場から移動したかったのか、
「あーもう、長い!説明が長い!とにかくこっち来て!!」
女の子に手をひっぱられ、俺は30メートルほど走り、家の中に入った。家の中に入ると
すぐさま二階に連れて行かれ、奥の部屋に入れられた。
どうやら、この家は宿屋のようだった。
支援
宿屋の二階の一室。俺は見知らぬ女の子と二人きりになった。
「アンタ、この村にきてまだ間もないでしょ?」
「はいそうです。さっき来たんですよ。」
「やっぱり。どーせたかられて身包みはがされたんだろうね・・・・全裸なのは」
「はいそうです。さっきはがされたんですよ」
「あんたね・・・もう少しその、悔しさとか、悲しさとか、前面に押し出しなさいよ。一文無しになったのに
全然可哀相に見えないんだけど。せっかく助けてやろうと思ってるのに?」
「あ、助けてくれるんですか?ありがとうございます。」
「まー、この部屋にしばらくいさせてあげるだけだけどね。仕事見つけたら出てってもらうわよ?」
「ありがとうございます!」
「ちょっとまってて。」
女の子はそういうと、部屋の外に出て行った。
今の女の子との会話を頭でリピートして、少し悲しくなった。仮想現実の世界でも人にペコペコしている。
なんで敬語なんだよ?俺。なんでおっさんに殴り返さなかったんだよ、俺。
現実世界と同じじゃ駄目なんだ。この世界で俺は華々しい人生を送らないと。
よし決めた、次に女の子が戻ってきたら、敬語なしで話そう。どうどうと、男らしく!!!
ガチャ
女の子が戻ってきた。
「ほら、この服きときなよ。」
「おう、ありがとう。」
「少し休んだら、店の手伝いしてよ。私、この宿屋の娘のリン。あんたの名前は?」
「あ・・・・・・田中剛だ、よろしくな!」
「たなかつよし?変な名前ね・・・・まぁいいわ、じゃあ後でね」
バタン
恥ずかしかった。よろしくな!・・・・・・似合わない。言ってる俺が恥ずかしい。やっぱりしばらくは
敬語でいこう。そうだ、無理に変えなくたっていいじゃないか。段々と変わっていけばいいんだ。うん。
しばらくして一階におりると、リンはいなかった。
手伝えっていっといて・・・・おかしいな。便所かな?それにしても、店番か・・・・・・・やりたくねぇ。
そう思った俺は、宿屋から飛び出した。全裸の見知らぬ男を助けるような女の子だ。許してくれるだろう。
俺は急いで宿屋から離れた。これからどうしよう?このまま宿屋で一生終えるのだけは避けたい。
そうだ、金だ。金さえあれば、家だって買える。マイホームを持つ。いいねぇ。
あ、彼女なんか作って同棲ってのはどうだろう?いいねぇ。
なんにしても、まずは金がないと始まらない。でも店番なんて退屈な事はやりたくもない。
金を稼ぐ方法を考えていると、前から鎧を全身に着込んだ男が歩いてきた。
俺はその男の身なりを見て、鎧→戦う→モンスター→倒す→お金! と、想像した。
そうだ、ファンタジーといえばモンスターとの戦いだろう。強くもなれるし一石二鳥!!というか戦いたい!
モンスターと戦って金を稼ぐ事にした俺は、とりあえず村からでようと、歩いていた道をそのまま直進し続けた
数分歩いていると、村の出口にたどり着く。出口の先はすぐ森だった。
森といえばモンスターである。俺は走って森の中に飛び込んだ。
現実世界なら即国立指定公園になってしまいそうな木々の中を、たった一人で突き進む。
奥に行くに連れて、昼間なのに辺りが暗くなっていく・・・・。
キーキーキー
グワッグワッグワッ・・・・
動物の声なのか、モンスターの声なのか、泣き声がこだまする。
俺勝てるのかな・・・・・急に不安になってくる。その時自分がなにも武器を持ってない事を思い出す。
普通のゲームなら最初は素手でいけるかもしれない。しかしこのゲームのモンスターはAIが凄い。
単純な攻撃ならかわされるかも・・・・どうしよう・・・
キン!!キン!!!カン!!!
何の音だろう?金属が何かにあたる音が聞こえる。
せや!はっ!!てや!!!
人の声?誰かが近くで戦ってるのだろうか?そうだ、俺以外の冒険者も、俺のいないどこかで
冒険してるんだった。たまたま会う事もあるだろう。
俺は興味本位で音と声が聞こえる方に近づいていった。
誰も見てないだろうけど、腰を低くして、足音をたてないように歩く。音がすぐそこに聞こえる。
草木をおしのけて、音のすぐそばに着くと、そこには・・・・・
そこには、四匹の猿と、女がいた。
女は体の部分部分に鎧をつけ、左手に丸い盾、右手に剣を持っていた。体格はがっちり目で
女性の腕とは思えないほど筋肉が浮き出ている。まさに女戦士といったところだろうか。
猿の方は・・・猿じゃない。あれはさっき村でみた、戦士が手にもってた死体と同じ生き物だ。
背丈は1メートル、人間のような体だが頭に三本の角があり、牙が長く鋭そうだった。
女戦士と四匹の小人は戦闘中らしく、四匹が女戦士を囲み、女戦士の死角にいる小人が攻撃している。
さすがAIモンスター。一匹なら弱いだろうが、四匹で一人を囲んで死角からの攻撃。
あんなのと出会ってたら、俺は死んでいただろう。
一瞬助太刀を考えた。いくら小人に殺されかけている女戦士がコンピューターだといっても
目の前でなぶり殺されるのを見るのは辛い。それに単純に人と知り合いたい。人助けこそ最高の
出会いの場だろう。だが、正義感は己の命の大切さの前にもろくも崩れ去った。傍観しよう。
モンスターをなめてかかるとどうなるのか、ここは見学しておく必要がある。
俺は見つからないように木の後ろにしゃがみこんだ。
5分ほど傍観していただろうか。女戦士はじょじょに疲れを見せ、ハァハァと息を口で吐き始めた。
小人の攻撃で服が所々破れている。小人はやろうと思えば女戦士をしとめることができただろう。
だが、女戦士が必死で抵抗するのを見るためか、決定打を出すのを遅らせているようだ。
女戦士は、とうとう疲れてヒザを地面についた。それでもまだ目は死んでいない。
小人はジワジワと女戦士との間合いをつめる。四匹同時にだ。
女戦士はそれに気づき、剣を目の前に突き出す。これ以上近よられないためだろうか。
ギャーーーー!!
女戦士の真後ろにいた小人が、しゃがみこんだ女戦士の頭に飛びついた。それが合図だったのか
残りの三匹も女戦士の首、肩、腹にしがみつく。
肩にしがみついた小人が、女戦士の持っている剣を奪い取る。女戦士は体中を噛み付かれたせいか
地面に倒れのた打ち回る。それでも小人は体中にしがみついたままだ。
肩にいた小人が、奪い取った剣を女戦士の首につきつけた。
女戦士は動かなくなった。
動けば死ぬ。モンスターと人の間で通じる数少ないボディランゲージだろうか。
剣を持った小人は、女戦士の首に剣をあてたまま動かない。
残りの三匹はしがみつくのをやめ、女の鎧と服を剥ぎ取り始めた。何をするつもりだろうか?
「あ、ああ・・・・やめろ・・・・・殺してくれ・・・・頼む・・・」
泣きそうな女の声が聞こえる。殺されたほうがマシな事がこれから起こるのか?
胴体を守っていた鎧が剥ぎ取られ、腰についていた太いベルトも剥ぎ取られた。
小人は休むことなく鎧の下にあった布の服を脱がそうとする。だが、鎧のようにぬげない。
小人達は、服に噛み付き、かじって破ろうとし始めた。
びり・・・・びりびり・・・びり・・・・
布の破れる音がする。小人達の動きが以上なほど早い。布の下にある物に早くたどり着きたいがためか。
布が破りつくされると、女戦士の大きなおっぱいが露出した。でかい。戦士なんかやらなくても十分
幸せな生活ができるほどにでかい。胴体の鎧を剥いでいた小人が、長い爪のついた手で入念に
女戦士のおっぱいを揉み始めた。この時は少しゆっくりと、こねるように。
「ああ・・・・・駄目・・・・やめ・・・・いや・・・」
腰のベルトを外していた小人も、下半身の服を脱がし終えたのか、頭を女戦士の性器がある部分に
押し当てる。小人の舌は人の三倍以上はあるかという長さのようだ。遠くから見てもその長さの
異常さがわかる。その長い舌が女戦士の性器の中にはいっていく。
「あああ!!!!はぁ・・・・・はぁ・・・・・はぁ・・・・ああ・・・」
女戦士の頭の近くにいた小人が、女戦士の髪を掴み、自分の股間を女戦士の口あたりに押し当てる
頭付近で馬乗り状態である。小人の性器が女戦士の口の中に押し込まれたのだろう
女戦士の声が変わった。
「んん・・・・・・んん・・・ん・・・・・ん・・・・」
げぎゃぁぁぁぁ!!
女戦士に性器をくわえさせていた小人が叫びをあげた。
「ゴハァ!!ゲホ!!ゲホ!!」
まだそう時間もたってないのに、小人は女戦士の口の中に射精したようだ。人間とは体の作りが違うのか、
射精しおわった後も、すぐさま女戦士の頭をつかみ、また性器を加えさせる。
女戦士が吐き出した小人の精子は濃い緑色だった。
女戦士の性器をなめていた小人が、舐めるのをやめ、自分の性器を女戦士の中にいれようとしている。
この時初めて、小人の性器を見た。体は1メートルしかないのに、異様に長いのである。
そして、人とは違って勃起しているのにも関わらず、性器がクネクネ動いている。尻尾のような感じで
性器を動かす事ができるのだろうか?そのクネクネした長い性器を、女戦士の性器の中にいれる小人。
「やめろ!!!やめろおおお!!あああ!!・・・・アン、アン、アン、アン・・・・」
小人の腰の振りに合わせて、小さな声を出す女戦士。
三匹の小人に同時に犯される・・・・。むごい・・・・。
女戦士が動かなくなってきたからだろうか、剣を持っていた小人も女戦士に近づき、女戦士に
自分の性器を持たせようとしている。女戦士はその指示通りに小人の性器を左手でつかんだ。
「ゴホ!!ゴホ!!」
女戦士に性器をくわえさせていた小人が、また射精したようだ。この分だと、まだ何度も射精するだろう。
性器を挿入していた小人の腰の振りが早くなった。なんだあの速さは・・・・・
あまりにも激しくせめられてか、口にくわえていた性器を吐き出す女戦士。
「あん!あん!!あん!!駄目、駄目、こわ・・・・こわれ・・・・あああ!!!」
小人に人の言葉は通じない。いや、通じたとしても、聞く耳をもたないだろう。腰の動きは恐ろしい速さを
たもったまま、女戦士を犯し続ける。どうやら中で何度か射精したのか、女戦士の性器から
緑色の液体が漏れ出してきている。だが小人は休む間もなく腰を振り続ける。
女戦士の口に性器を突っ込んでいる小人が10回射精した。その頃になると女戦士の体は
小人の精子だらけで、緑色のペンキを頭からぶっかけられたような状態になっていた。
その後も、休むことなく小人達は女戦士を犯し続けた。一時間が経過した頃だろうか、
四人同時に女戦士から離れる小人達。女戦士はピクリとも動かない。体の周りには緑の体液が
飛び散っている。
女戦士をそのままにして、小人達は奪い取った鎧を取り合っている。
一分ほどして、それぞれの取り分が決まったのか、小人は森の奥へ去っていった。
小人が去っていく時、女戦士が
「・・・・ろせ・・・・・殺せ・・・・・・・」
だが、小人は殺すことなく去っていった。
むごすぎる・・・・・。戦闘で負ければ、教会で目覚めて全回復・・・・あれは嘘だったのか。
いや、現実はこうなのだろう。男なら身ぐるみ剥がされ無惨に殺されていただろう。
女なら、目の前の女戦士のように、犯され、放置されるのだ・・・・・。
武器も持たずに森にきた自分を反省して、俺は森から出ようとした。その時、大事な事を思い出した。
そういえば女戦士、殺されてないんだっけ・・・。全裸で放置はあまりにもひどくないだろうか・・・・。
あのままいれば、今度はまた別のモンスターに犯されるかもしれないし。
小人もいなくなったから、今なら助けてもいいか・・・・。
そう考えた俺は、倒れたままピクリとも動かない女戦士に近づいた。
「あの、すいません、大丈夫ですか?」
ピクリとも動かない。だが、眼球だけが動いて俺をとらえた。
「手助けできること・・・ないですかね・・・・はは・・・・」
女戦士は全裸だった。俺に裸を見られているのだが、隠そうとしない。いや、そんな羞恥心はとうにないのか
ゆっくりと、起き上がる女戦士。
体中の小人の体液を手で落とし始めた。
「見てたのか?」
「いえ・・・・・・・・・・・・いえいえ、今通った所なんです!」
女戦士の質問に、嘘で答えた。あなたが犯されているのを見てました。最初から最後まで。
そんな事いえるはずもない。
女戦士は、近くに咲いていた植物の大きな葉をちぎって、それで体をぬぐっていた。
まて・・・俺って何も手伝う事がないような・・・・。
話しかけたからには、何かしてあげないと駄目だろう。いちお・・・・ほら・・・・知り合いたいし・・・・。
何かないだろうか?俺にできる事は・・・・・・。
「あの・・」
「・・・・・・・・・・・なんだ?」
「服貸しましょうか?裸じゃ村にもいけないでしょう?」
「貸す?お前のをか・・・?」
「はい」
「お前はどうする?」
「あ、僕、裸なれてますんで・・・・」
「ふふ・・・・」
「どうぞ」
「変な奴だな・・・」
「いえいえ・・・・」
女戦士に服を全て渡すと、それを着ながら女戦士が聞いてきた。
「お前、名前は?」
「田中剛です」
「名前も変だな・・・・・私はシーダ」
ほとんど何も喋らないまま、二人で村へ向かった。レイプされた女の子と何を話せばいいのか。
現実世界だって無言が正しい選択だ。
宿屋に帰ると、リンが怒っていた。
「あんた、また素っ裸になってるじゃない!!馬鹿じゃないの!!」
「ごめんなさい!!」
「それに・・・・誰この人?」
俺のフリーフリーでの初日は、こんな風に幕を閉じた。
終わりです。読んでくれた方々に感謝します!
>>12 支援ありがとうございました。
独特の世界観が上手に描写できてるし、文章のテンポもいいね。
続きが楽しみ。
YOU次郎さん面白かったです。
今後、どんなゲームキャラクターが出てくるのか楽しみです。
>>21 読んで下さってありがとうございます。
近いうちに続き書きますので、その時はよろしくおねがいします。
>>22 ありがとうございます。キャラクターももった増やせていけるよう頑張ります。
24 :
詁鯛:2006/08/13(日) 14:51:28 ID:5KpJ7YbM
まだでつか
執筆される方々は、みな夏休み期間中なのかな?
随分新作が投稿されないけど・・・・・楽しみだからドンドンお願いします。
>>25 盆の時期くらい休ませてやれよ
もしくは自分で書けば?
執筆される方々ごめんなさい。お盆はゆっくり休まれて
また面白い作品を読ませてください。
以前投稿した、フリーフリーの二話目を投稿します。
それでは、よろしくお願いします。
フリーフリーを起動させ、昨日のデータの続きからプレイを続行する。
画面が明るくなると、目の前には、女が寝そべっていた。
赤毛で、天然パーマの髪が、伸び放題でモサモサしている。身長は175cmくらい
女とは思えないほどのガッチリした筋肉質の肉体。昨日俺があげたボロい布の服を着ている。
確か名前は・・シー・・ダ・・そうシーダ。森の中で小人に襲われて無惨な姿にされていた女戦士。
彼女がなぜ、俺と一つのベッドの上で向かい合って寝ているのか。
昨日の夜、森からシーダを連れて宿屋に帰ってきた俺は、宿屋の娘リンにこっぴどく怒られた。
リンからもらった服をシーダに上げたので、全裸で宿屋にもどってきた、それが原因だろう。
俺同様身包み剥がされて一文無しになったシーダがかわいそうだったので
リンに頼んで宿屋の一室を貸してやってくれといったんだが、無一文の人間に
ボランティアで貸し与えられる部屋は一つが限界だと断られた。
しょうがないので、シーダは俺の部屋で一緒に寝る事になった。
部屋にはベッドが一つしかなかった。俺は床に寝る事にして、シーダにベッドを譲ろうとしたが、
シーダは、それは申し訳ないという。別にゲームの中だから床だろうがベッドだろうが
俺にとっては変わりないのだが。俺を床に寝させることはさせたくないが
自分も床では寝たくないというシーダ。じゃあ二人一緒にベッドで寝よう・・・自然とそうなった。
事情を知らない人が見れば、恋愛関係にある男女に見えただろう。
だが、そんなものはありえない。シーダは俺に恋愛感情を抱く事はないだろう。
宿屋に帰ってきて、リンと会話している俺にシーダは一言こういった。
「お前、男のくせになんでそうペコペコしているんだ?恥ずかしくないのか?」
俺を見てたら恥ずかしくなるという。そんな奴に恋愛感情など抱くわけもない。
だが、こちらは恋愛感情を抱きたい。現実世界でニートですもの。相手がどんな女であろうとも、
目の前で無防備に寝息をたてられれば、興奮せずにはいられない。
よく見ると、体を横向きに寝て、両手を胸のあたりで組んでいるからか、たわわなおっぱいが
圧縮されてとてもいい谷間を形成している。
ボロい服を着ているので、胸元あたりにシワが沢山よっており、そのシワの波が
服の中を覗くためのいい役をおおせつかっている。
右のおっぱいなど、乳首は見えないが乳輪の上部分が見えてしまっている。
ちょっと手を伸ばして服をめくれば、乳首が拝めるんじゃないだろうか。
まだシーダはぐっすり寝ているようだし・・・・・服をめくるくらいなら・・・・・・大丈夫だろう!
俺はそっと左手を伸ばし、シーダの服の胸元をペロっとめくった。すると、予想どおり
形のいい乳首が露出した。ゲームといえども、実写と変わらないグラフィックだ。
シーダの乳首を見て、現実世界の俺は勃起した。事と次第によっちゃ、テッシュを
手元に用意しなければならないかもしれん。
次に俺は、露出した乳首を触ってみる事にした。まだ大丈夫。起きないだろう!!
左手で乳首をつまみ、コロコロ転がす。すると、眠っているシーダが
「ん・・・んん・・・・・」
と声を出し、横を向いていた体を動かし仰向けになった。俺は、シーダの声に興奮して
シーダが起きるかもしれないという不安を忘れた。
仰向けになったシーダを、上から見下ろす。乳首を触っても起きないなら、おっぱいを
さわっても起きないだろう。両手でおっぱいをわしづかみにする。
「ん・・・・」
さらに、両手でおっぱいを揉みながら、右の乳首を舐める。
「あ・・・・」
触られ、舐められ突起した乳首を、口の中で入念に転がす。飴をなめるように。
この調子で、下半身にまで進行しようと考えた。シーダのズボンの股間あたりにジワジワと
手をいれていく。ファンタジー世界に下着は存在しないのか、
手を入れるとそこには毛が!話しが早くていい。そのまま性器の奥底へ指を・・・・・・
「そのくらいにしておけ」
「え?」
眠っていたと思っていたシーダが、俺を睨んでいた。
「いつから、起きて・・・・ました?」
「お前が私の胸を触り始める頃からだ」
急いでシーダのズボンの中から手を出し、少し離れる。
「昨日の借りがあったからな。我慢して寝たふりをしてやってたが、次は即殺すからな」
「・・・・・はい」
身支度を整え一階へ降りると、リンが朝食を用意してくれていた。
髪を真ん中から分け、ポニーテールにして、足首くらいまであるロングスカートを履いた
釣り目の女の子。それがリンだ。
シーダ、リン、俺の三人は同じテーブルで朝食をとった。
テーブルの上には、パンとウィンナーのような肉、玉子焼きとコーヒーのような飲み物が置かれていた
これはまるで生き地獄である。実写と変わらぬグラフィックで描かれる朝食は
本物と変わらないほど食欲をそそる。しかし、食べることができないのである。
でもステータス異常を起こさないためにも、体力の回復のためにも朝食はとらないといけない。
俺はうまくもないのに、無償で宿に寝泊りさせてくれ、朝食をごちそうしてくれるリンのために
「うまい!なんてうまいんですか!!こんな朝食は食べたことがありません!」
多少大げさに味の評価をした。
お世辞だとバレバレだったのか、リンは俺に見向きもせず淡々と朝食を食べ続けている。
「ところで田中剛。仕事にあてはあるの?」
リンが聞いてきた。リンとしてはタダでいつまでも宿屋に居座ってほしくないのだろう。
さっさと仕事探せよという意味も込めて、質問しているのだろうか。
「えーと、まだ村にきたばかりですし・・・・はは」
「どういう事?もしかして、まだ働く事なんてこれっぽっちも考えてないんじゃないでしょうね?」
図星だった。正直働くなんて考えられない。ゲーム内で労働なんてばからしくてできるわけがない。
金を稼ぐならモンスター退治。戦闘して稼ぐ。娯楽と仕事の融合。これ以外に考えられない。
だが、昨日調子にのって森にいったときに見てしまった光景。
シーダが小人に囲まれ陵辱され続けたあの光景。
あれを見てから、戦闘も無理かも・・・と思っている俺がいる。よく考えれば俺はアクションゲームが
苦手なのだ。どんなに下手でも、雑魚敵倒してレベルを上げればクリア可能なゲームしか
やってきていない。しかしフリーフリーは戦闘がアクションで、しかもレベルの概念がない。
強くなりたければプレイヤー自身の腕を上げなければならない。
俺の腕が上がる見込みは・・・・皆無。
つまり、俺はこれからどうやって金を稼いでいくのか、全く見当がつかないでいた。
その事を、少しやわらかく説明したら、リンは
「ふざけないでよ!!どんだけ迷惑かけてるかわかってんの!!馬鹿ァァァ!」
朝から高音域で怒鳴ってくれた。
「田中剛。お前にも何か目標があるだろう?これから何がしたいのか、何になりたいのか。」
怒られ続ける俺を案じて、シーダが別の質問をふってくれた。
「とくに・・・・・ないですね・・・」
「ないのか?嘘だろう?何のためにお前は生きているんだ?」
目標もなく生きる人間なんてこの世に存在するわけがない。そう言っているような顔つきだった。
「・・・・・・・じゃあ、最強の剣豪になりたい・・・・・なぁ・・・・なんて」
ここは何か言っておかないと、これ以降人間扱いされなくなる・・・そう思った俺はとっさに答えた。
フリーフリーの世界で、小学生が作文に書く将来なりたい職業。そのレベルの安っぽいもんだが。
「そうか。やはりお前も男だな。剣豪か。よし、私にいい考えがある。朝食後に表で待っていろ」
「え・・・?なんでですか?」
「さぁさぁ、私の分の朝食も食べろ。ちゃんと食べて力をつけなきゃな。」
朝食後に何が待っているのか、シーダは説明してくれなかった。
「シーダ。田中剛にそんなにあげたら、シーダが食べる物なくなるよ?」
「いいんだ。今日はちょっと体調が優れないから、食欲がなくてな」
「・・・・そう。」
朝食後、宿屋の外に出ると、シーダが細い棒きれを二本もって待っていた。
「受け取れ」
「わっ」
一本を俺に投げると、シーダはもう一本を剣を持つように握り、構えた。
「よし、今日から二ヶ月間。お前に稽古をつけてやる。時間がないから厳しくいくからな」
「え!?」
剣豪になりたいなどと言ったのがまずかった。シーダは俺に稽古をつける気らしい。
「さぁ、構えろ」
断ることが許されない。そう思った俺は、しょうがなく棒を構えた。
「打って来い。」
「・・・・・・・・・・・・・・」
「早く!」
「はい!!」
こうなったら仕方ない。やるだけやってみよう。そう考えて剣を振りかぶり、シーダに接近した。
切りかかってこられているのに、シーダは全く動かず、あせりを見せない。
逆に俺は、あせらないシーダをみてあせった。
シーダは俺の攻撃を軽く棒で受け止め、棒を持たない手で俺のミゾを殴った。
シーダにもたれかかるようにして、地面に崩れ落ちていく俺。
支援?
「いいか。剣を持っているからといって剣だけで戦えというワケじゃない。むしろ
接近戦になった時は素手の攻撃が重要だ。一つ覚えたな。さぁ立て」
休む暇なく立たされると、立った意味がないかのようにすぐまたたおされた。
そして一つ教訓を教えられ、また立たされる。これを二時間ほど繰り返された。拷問である。
「はぁはぁ・・・。よし、今日はこのくらいにしておこう。少し体調が悪くてな・・。
明日はもっと稽古時間を延ばすから、頑張るようにな」
シーダの体調が悪くなければ、二時間じゃすまなかった。それがわかる稽古終了の台詞に
俺は明日への希望を失った。
「田中剛。終わったんだったら店番やってよ。」
稽古の終わりを知って、リンが言いに来た。休む暇なくこき使われるようだ。
宿屋に戻ると、一通りの客への対応を習った。教え終わると、リンはどこかへ出かけていった。
いきなり練習期間もなく本番の接客開始である。現実でこんな事やらされたのなら
精神的プレッシャーで大変だったろうな。そう思いながら宿屋のカウンターに腰を下ろした。
三時間が経過しただろうか。客は一人もこない。よく考えればそれは当然なのかもしれない。
だってこの宿屋、凄くボロくさいのだ。宿屋といっても少し広めの一軒家という感じだし、
部屋は歩けばギシギシと音がする。掃除はしっかりされているようなんだが
建物の古さが持つ汚さが居心地を悪くしている。
こんな宿屋、身包み剥がされて素っ裸にされた奴以外誰が泊まるのかと思い始めていた時、
初めてのお客がやってきた。
初めてきた客は、現実世界で70歳くらいのおじいちゃんだった。白髪に白髭、
黒い帽子に黒いロングコート、黒い靴に黒い手袋、黒い杖。毛以外は黒ずくめのおじいちゃん。
「あの、お泊り・・・ですか?」
「そうじゃ。リンはおるかのう?」
「あ・・・今は外出してます。もうすぐもどってきますよ」
「そうか。」
おじいちゃんに宿泊者名簿を渡し、名前を書いてもらう。
名簿には食事の有無、何日泊まるか、などの記入欄もある。
おじいちゃんが書いた名簿を見て、おじいちゃんの名前が、グランダだと知る。
カウンターの奥の部屋から、枕カバーと布団のシーツを取り、
グランダさんを一階の一号室に案内した。
一通り説明をし終わり、カウンターに戻ると、別のお客が待っていた。
20代前半くらいの女の子で、髪は後ろで束ね、束ね方に工夫しているのか後頭部に
薔薇の花びらのような複雑な形ができている。色白でメガネをかけていて
服は、中世の服と学生服を足したような感じの、この世界で始めてみる服だった。
背中にはおおきなリュックを背負っている。
「お泊りですか?」
「はい。長期宿泊できますか?」
「どのくらいですか?」
「えーと、一年くらいです」
長い。宿屋に一年。アパートの代わりに利用するつもりだろうか。
先ほどと同じように宿泊者名簿を書いてもらう。
さっきはじーさんだったから、ほとんど喋らなかったが、女の子なら話しは別である。
この世界にきてだいぶ女性と話すのにも慣れてきていた俺は、気の弱そうなこの子に
積極的に話しかけてみることにした。
「一年って長いですね。この村にはどういった用があってこられたんですか?」
「えーと、研究のためです」
「研究?」
「はい。モンスターの生態を調査するんです。」
「へー。面白そうですね」
「え!?今なんて言いました?」
「・・・・面白そうって・・・言いましたけど・・」
「興味がおありなんですか?モンスター生態学」
全くもって興味などないのだが、女の子と会話を続けるため興味があると答えた。
すると女の子は、自分の得意分野の話しを始めた途端、人が変わったように喋り続けた。
「それで、ゴブリンにも、言語があるんですよ!それを全て理解できれば、人とゴブリンが
仲良く共存できるかもしれないんですよ!!凄いでしょう?」
「・・・・凄いですね・・・ははは」
「触り程度ですが、ゴブリン言語を教えますね。聞きたいでしょう?まず、ゴブリン達は・・・」
ゴブリン語で、ご飯はジジャ、友達はジョルリ、物をあげるはジュラジュラ・・・・と、
覚えたくもないゴブリン言語をいくつか覚えさせられるはめになった。
調子に乗って話しかけたのがまずかった。俺はなんとか、女の子を部屋へ案内して
モンスター生態学の講義を中断させた。
女の子の名前は、ヨシカ。この子と話す時は、モンスターの話題だけは避けよう。そう思った。
二人の客が入ってから三時間が経過した。
リンは俺に店番をまかせたまま帰ってこない。シーダもどこかへ出かけているようだ。
トータル六時間の労働。なぜゲームをしているのに宿から動く事もできないのか。
いくらタダで泊まらせてもらってるといってもだ、さすがに働かせすぎだろうと思えてきた。
リンがどこかでブラブラ遊んで帰ってこないのも気に入らない。
そもそも、俺のフリーフリーでの人生はおかしい。全然自由でもなんでもないのだ。
朝はやりたくもない剣の稽古をさせられ、昼は店番をさせられ自分の時間などこれっぽっちもない。
このゲームは俺が金を出して買ったんだから、もっと俺が主役扱いされてもいいはずだ。
このままじゃ世界の命運をかけた壮大なる戦いも、赤の他人事で終わってしまう。
リンもシーダも所詮コンピューター。あいつらの命令など聞く耳もたなくていいんだよ。
店番をやれと言われたら顔面殴打で答えてやり、稽古するぞと言われたら性的稽古を講義する。
これこそ自由。まさにフリー。今日はおとなしく店番をやり終えよう。しかし明日からは・・・・
俺は考え方を修正しながら夜まで店番を続けた。
夜になり、リンもシーダも帰ってきて、みんなで夜飯を食べた。
それから昨夜のように、シーダと一緒に同じベッドで眠りにつく。
そろそろフリーフリーを中断して現実でも寝る時間だ。俺は中断ボタンを押そうとした。
その時、何か妙な音がすることに気づく。何の音だろう?小さくて聞こえなかったが、
パソコンのスピーカーのボリュームを上げることで聞こえるようになった。
それは人の声だった。ただの声じゃない。泣いているような、そんな声だ。
一階からするその声が気になった俺は、中断するのをやめ、一階におりた。
そしてカウンター奥の、リンの部屋に入ろうとしたら・・・鍵がかかっている。
声はこの奥からするのだ。だが入れないのではどうしようもない・・・。
しかし、ここまで降りてきたんだから、ついでだと、外にでる。
もしかしたら窓から何か見えるかもしれない。そう思ったからだ。
覗き行為なのは百も承知。いいじゃないか。どーせ明日になったらやりたい放題やるんだし。
そう思って、外からリンの部屋の窓に近づいた。窓は閉まっていたが、鍵はついてない。
そっと・・・・窓をあけ、中をのぞく。
部屋の中には、昼間宿に宿泊したグランダさんとリンがいた。ただ二人が部屋にいるのではない。
グランダさんがベッドに座り、リンがその前に立っている。
グランダさんは、リンのお腹あたりに自分の顔をこすりつけている。
とてもいやらしい顔つきで。
え、二人ってそんな関係なの!?一瞬そう思ったんだが、どうも様子がおかしい。
リンはとても暗そうな顔つきだ。普段の活発なリンらしからぬ、そんな表情。
グランダさんはしばらくリンのお腹あたりに顔をこすりつけると、今度はリンの
長いロングスカートをめくり始めた。めくるというより、スカートの中に入っていった。
スカートが長いから、グランダさんの上半身がスカートの中に綺麗に収まっている。
スカートがうごめく。中でグランダさんは、リンの下半身になにをやっているのか?
スカートの中から、チュパ、チュパ・・・と何かを口で吸っているような音が聞こえる。
それと同時に、リンの顔がとても赤くなった。下半身のどこかを吸われているからか
体をくねらせ始めた。今にもよろけて倒れてしまいそうに見える。
スカートの中でされている事がエスカレートしたのか、リンは立っていられなくなり、
近くにあったベッドに倒れるように尻をついた。グランダさんは未だスカートの中で何かしている。
チューパ、クチュクチュ、プチュ・・・・
スカートの中から聞こえる音が、その中で起こっている事を嫌でも想像させる。
長い間スカートの中に入っていたグランダさんが顔を出した。
中は暑かったのか、興奮しすぎているせいか、顔中玉のような汗をかいている。
その汗が、にやけてできた顔の皺にそってしたたる。
この時だけは、実写と変わらぬグラフィックを恨んだ。あんな汚いものまで描写しないでくれ。
加齢臭と汗臭の交ざった臭いを振りまいていそうな顔面を、リンの頬にすりつける。
嫌そうな顔をしているが抵抗しないリン。
グランダさんは、リンの嫌そうな顔を見て、汗をなめとってくれとお願いする。
ゆっくりとグランダさんの額に近づき、舌でグランダさんの汗を舐めとる。
汗を舐めるため、すこしグランダさんの身体より高い位置にあるリンの身体。
グランダさんの目の前にはリンの胸。汗を舐め続けるリンの胸を両手でもみほぐす。
汗を嘗め尽くされたからか、胸をもみ飽きたからか、グランダさんはリンに服を脱がせてくれと言った
ゆっくりとグランダさんの服を脱がせ、脱がせた服を綺麗にたたみベッドの上に置くリン。
グランダさんの身体は、老いのために肉は削げ落ち、全体に黒いシミが点々とついている。
老いる事で肉はなくなるが、内臓器官は健在なのか腹だけは異様に膨らんでいる。
リンはその身体をゆっくり胸元から舐め始める。胸元を舐め終わりかけた時、グランダさんが
右腕を上に上げた。脇も舐めろという合図のようだ。リンは脇を入念に舐めた。
その後、自分の股間あたりを指し、何かを頼むグランダさん。
リンはそれに答え、ベッドに仰向けに寝る。
グランダさんは、股間がリンの顔の中心にくるような感じでリンの上にうつ伏せで乗る。
ピチャ、ピチャ、チュ・・・・
「ん・・・・んん・・ん・・・・」
支援ー
声と音が、グランダさんの股間あたりから聞こえ出す。
なんであんな体勢でフェラさせているのか。グランダさんの趣味だろうか。
しばらくするとグランダさんは腰をふり始めた。たまに腰を回すようにしてリンの顔にペニスを当てる。
グランダさんが腰を動かすので、ベッドにうずまっていくリンの頭。
「下もくわえてくれないか?」
グランダさんがそういうと、リンはグランダさんの垂れ下がった玉袋を口の中にほおばった。
両玉ともである。勃起したペニスがリンの鼻と額にペシペシ当たる。
「そろそろいい頃合いだ」
リンは玉袋を口から吐き出し、今度はグランダさんが仰向けになって寝て、その上にまたがった。
スカートは依然脱がないままだ。リンの左手がスカートの中に入る。
グランダさんのペニスを掴み、自分の性器の奥へ案内しているようだ。
リンの左手がスカートから出ると、リンは上下に激しく動き始めた。
「ほっ、ほっ、ほっ、ほっ・・・」
リンの動きにあわせて、グランダさんが声を出す。
「気持ちよく、ないのかな・・・?」
「こえは・・・・・だせません・・・・・他のお客に・・・聞こえます・・・から・・ん・・・」
ベッドのきしむ音がギシギシと部屋から漏れる。
「わしは、声がないといけんのじゃよ」
「そんな・・・・は・・・あ・・・・・」
「声をききたい」
「・・・駄目です・・・・・駄目・・・ああ・・・」
「早く」
「・・・・・・・・」
追い詰められたリンは、腰を動かしながら上半身をたおした。騎乗位の体勢から
キスするような感じでグランダさんの耳元に口をあてる。
グランダさんの耳元で小さく声を発し始めるリン。
「あん・・・・あん・・・・ああ・・・はぁ・・・あん・・・・」
「ぐふふ。ええのう・・・・ええのう・・・・」
声で興奮したのか、リンの尻を両手で鷲掴みにし、自らも腰をふり始めるグランダさん。
「そろそろ・・・・・いくが・・・・・よいかのう?」
「あん・・外に・・・お願いします・・・・ハァハァ」
「遠慮することはない・・・・中でもらっておきなさい・・・・」
「遠慮じゃなくて・・・・赤ちゃんが・・」
「赤ちゃんがどうした?」
「赤ちゃんが・・・アアアアッ!!!アッ、アッ、アッ・・・」
グランダさんの腰の動きが最高潮に達した。
「何?ちゃんといっとくれ。赤ちゃんがなんだ」
「アアア、赤・・・あかちゃん・・・あか・・・・アン・・・うま・・・・」
「ハァハァハァハァ・・・・・・いくぞ、そろそろいくぞ・・・・・」
「アッ、アッ、アッ、アッ!」
「ぬおおおおおおおおおおおお!!!!」
「ハァハァハァ・・・・」
二人は、ベッドの上でしばらく息を切らしていた。
窓を閉め、現実世界ではテッシュで股間を拭い、目の前で起こった事に頭をひねる。
リンはなんであんなおじいちゃん何かと・・・?
いくつか謎の答えが浮かんだが、どれも憶測にすぎなかった。
俺は二階のシーダのいる部屋に戻り、ゲームを中断した。
フリーフリー生活三日目。
昨日と同じように、リン、シーダと朝食をとる。
リンと話をしていると、昨日のグランダさんにされるがままだったリンの顔が浮かぶ。
いかん。普段どおりに振舞わなければ。朝食を食う事だけに集中し続けた。
昨日見た物が俺を動揺させているのか、今日も朝食後に剣の稽古をし、昼は店番をやろうと思った。
今の生活を全て捨てて新しい事をやりはじめるなんて大事な日に、俺の今の心境はまずい。
どうしても昨日のリンが頭に浮かぶ。宿屋から出て行くのは明日にしよう。そう思った。
朝食を食べ終わると、シーダと店の外にでた。昨日のように打ち合いを始めるのかと思ったら、
今日は昨日より体調が悪いから一人で剣を振れと言われた。目の前に敵がいるように想像してと。
ボクシングのシャドーみたいなものである。言われたとおり、棒で空をきる。敵を想像しろ・・か。
俺は、屈強な一つ目の怪物を想像しようとした。しかし一つ目の怪物の顔がリンの顔にすげ変わる
屈強な体も、リンの裸になってしまい、まともに斬りかかる事ができない。
やはり何をやっても昨日の事が頭に浮かぶ。そんな俺を後ろからしかるシーダ。
「何をやっている!相手がお前を殺す気で襲い掛かってくる所を想像しろ!」
無理だ。俺の頭は全く逆の事でうめつくされているのに。この日もしかられ続けて稽古が終わった。
稽古が終わるとリンに呼ばれる。また店番を何時間もやるのか。がっかりした気分で宿屋に戻る。
「今日は買い物いってきて。ちょっと重い物だから、おとさないでね」
そういうとリンは、店の場所を書いた紙とお金を渡した。少しだけ心が晴れる。
なにせこの世界にきてまだ一度も買い物をしたことがないのだ。昨日と違うってだけでも嬉しいし。
早速俺は店までの地図をみながら宿屋を出た。地図を見ると一度しか使わない地図なのに
随分細かく目的地以外の場所も書かれている事に気づく。
もしかして、俺に買い物をさせたのは、村にきて間もない俺に村の事を教えるためなのか?
勝手な思い込みに過ぎなかったが、少しだけリンに申し訳ない気持ちになった。
本当なら今日、リンやシーダに罵倒を浴びせ、この村を出て行く予定だったからだ。
何度か道を誤ったが、なんとか目的の調理器具店に到着した。
店内にはありとあらゆる見た事もない調理器具が雑に積み重ねられていた。よく見ると
現実世界にある調理器具と同じ用途で使用するだろうと思われる物がいくつかある。
これは・・・・すり鉢かな?これは・・・・・生クリームを泡立てる時に使うあれか・・・・?
などと、調理器具の使い方を考えるだけでも楽しかった。
リンが注文していた七輪を受け取り、宿屋に帰っていると、リンが書いてくれた地図に
武器屋の記載を発見する。今歩いている道を直進して右折すれば、すぐそこにあるようだ。
武器屋。いってみたい。弱い俺でも、強い武器があれば何とかなるかもしれない・・・・・・
そう考えていたからだ。それに単純に武器は男の子の心をくすぐるのだ。
現実だって刀を使えないのに趣味で集めている人がいるだろう。俺にもその気持ちは多少わかる。
宿屋へ帰る道順が、武器屋の前を通るルートに変更された。ワクワクして足取りが軽くなる。
「おい、ちょっと待ってくれい」
後ろから声がする。俺に話しかけたのだろうか?気になって振り返ると、そこにはグランダさんがいた
「お主、宿屋の店員じゃったのう。この荷物を宿屋まで運んでくれんか?」
グランダさんは右手に買い物袋をもっていた。その袋の中には沢山買った物が詰まっていた。
俺は少し考えた。七輪が重いから断ろうという気持ちの他に、このおじいさんが
昨日リンにしていた事が頭をよぎる。リンとHな事をしたおじいさんを妬んでいるのか
どうかはわからない。だが、グランダさんのいう事を聞くことが不快なのは確実だった。
「あの、自分でもっていってください」
「なんじゃと?」
「聞こえませんでした?自分でどうぞ」
「お主、それでも宿屋の店員か?わしゃ客だぞ?」
「僕も客ですよ!金払ってないんですけどね!」
「お前が客だったとしても、老いた老人を助けるのが若者の義務じゃろう!」
「老いてる?精力は絶倫みたいですけどねー!」
最後のあおり文句がまずかった。グランダさんは、リンにしている事を俺が知っていると
気づいたようだった。
「お主、さては見ていたな?」
「・・・・・・何をです?」
「わしとリンの情事を」
「・・・・・・・・」
「正直に答えろい!」
ムカつく相手に切れられれば、理性がきかないものだ。俺は思っている事を正直にいう事にした。
「ええ、見てましたよ。見てましたとも!!」
「なんてことじゃ。卑劣な趣向をしおって」
「あんたに言われたくないですよ!あんたの性癖こそ卑劣極まりないといいたい!」
「プライベートに口をだすな!何も事情を知らないくせに」
「どういう事情があったらあんな事できるんですかね〜若い娘に!!」
「こら!声がでかい!」
「声がでないとイケないんじゃなかったですかぁ?」
「ぐぬ!!」
「いや〜〜〜僕もやりたいな〜〜あれ。ほら、スカートの中に頭つっこんで?」
俺はわざと周りの人に聞こえるように声を出した。
「わかった、落ち着け。自分で荷物はもっていくから!!」
そういうとグランダさんは早足で宿屋の方に歩き出した。
「待ってください」
「なんじゃ!!」
「事情ってなんですか?教えてくださいよ」
宿屋に戻ると、グランダさんの部屋にいき、リンとの性行為に至る事情という奴をうかがった。
「お主はわしが、リンにひどい事をしとるようにいうが、逆なんだぞ。わしはリンを救っとる。」
「どういう風に救えばあんな事が可能になるのか教えてください・・・」
「借金じゃよ。」
「借金?」
支援
「そう、リンの親は莫大な借金を抱えて夜逃げしたんじゃ。リンをおいて一人で逃げおった。
後に残された借金は、リンが全額支払うことになった。」
「いくらぐらいですか?」
「三千万ホースほどじゃ」
さっき店で七輪を買って、この世界の金銭感覚がぼやっとだが掴めて来ていた。
三千万ホースといえば、現実世界でマイホームを二件ほどたてられる値段だ。
「ひどい親父だ・・・」
「そうじゃろう?三千万ホースも借金をすれば、利子だけでも莫大な金額になる。
わしは利子をもらわない代わりに、リンにあのような事をお願いしていたんじゃ」
このじいさんが、悪い奴なのか良い奴なのか・・・俺はどちらにするべきなのか判断に迷った。
「しかし・・・リンは親父と違ってとても良い子じゃよ。親の借金を必死で返し続けているのじゃから。
幼い頃から、同じ年頃の子供が遊んでいる間も、休むことなく働き続けておった。」
しばらく俺は何も喋らなかった。いくらリンがコンピューターでも、親の借金を肩代わりして
必死で返済しているなんてわかると、リンに同情したくなってくる。自分も金がなくて苦しいのに
俺やシーダをタダで宿においてくれているのだ。店番なんてやりたくないとわがままを言っていた
自分を思い出し、恥ずかしくなる。
「田中剛ーーー!どこー!いないの!?田中剛ーーー!!」
部屋の外でリンが叫び声が聞こえる。いつもと違う焦った声に、何か嫌な予感がした。
グランダさんの部屋から出た俺は、リンに何事かと尋ねた。すると
「二階にきて!!シーダが大変なの!!」
二階の俺の部屋に急いで向かう。俺とリンの後ろから、なにか事件があったのか気になって
グランダさんもついてくる。三人で部屋に入ると、そこには
苦しそうな表情でうずくまるシーダの姿があった。
ベッドはシーダの汗で水をこぼしたように濡れていた。
シーダの腹を見ると、異様なほど膨らんでいる。まるで赤子がいるかのように。
腹は服の外に露出していた。あまりにもでかくなりすぎて、服に入りきれなくなったからだろう。
腹の表面には青い血管のような筋がいくつも浮き出ている。
「何があったんですか?」
「私にもわからないわよ!部屋の掃除をしようと思って入ったら、こうなってて・・・」
どうしたらいいのか困っている俺達を尻目に、グランダさんがシーダの具合を伺い始めた。
「おい小僧、この娘に最近何か変わったことはなかったか?」
「変わったこと?」
「そうじゃ。昨日か一昨日に」
そういわれても、シーダと知り合ったのはこの前・・・・・。シーダの身に起こった変わった事
なんて・・・・・・。
ある。そういえばある。シーダと始めてあった時、森で小人に集団レイプされてたんだった。
あれこそまさに変わった事だろう。
俺はその事をグランダさんに話した。シーダのために隠しておいたほうがよかったかもしれないが
命の危機だ。そんな事はいってられない。
「人のような小人・・・・・ゴブリンか。この娘の腹には、ゴブリンの子が宿っている・・・そういうことか」
「どういう事ですか?」
「ゴブリンはな、人間の女を受精させることができる。受精したら三日ほどで成長し
腹をつきやぶって生まれてくるんじゃ」
「ええ!?」
「ゴブリンと交わった女性は、ゴブリンの子を生む時に死ぬ。この娘も・・・・」
「そんな・・・・」
「残念じゃが・・・・・・・どうしようもない・・」
「かかかか、回復魔法とかないんですか?ほら、一瞬で傷口もふさがっちゃうような!」
「何を寝ぼけた事をいっとる!そんなもんがあるならとっくにつこうとるわ!」
「・・・・・・・・」
ゴブリンの子が生まれるまで約三日。シーダがゴブリンにレイプされて、今日で三日目。
つまり、このままだとシーダは今夜・・・・・・死ぬ。
苦しそうなシーダの顔を、ただ見続けるしかなかった。
助ける方法がないという絶望感が沈黙を更に引き伸ばしているようだった。
「私、水くんでくる」
リンが一階に降りていった。
「・・・・・田中剛」
シーダが苦痛をこらえて俺に喋りかけてきた。
「シーダさん!大丈夫ですか?」
「・・・・・見ての通りだ。」
現実世界で人の死に立ち会った事がない。こんな時、なんといってあげればいいのか。
間違った事を言うくらいなら、黙っていたほうがいい。俺は何も言わずにシーダを見続けた。
「田中剛・・・頼みがある」
「なんですか?なんでも言ってください!」
「そこの・・・壁に立てかけてある、剣を一つとってくれ・・」
シーダが指差す方には、今日の朝まではなかったはずの、二本の剣が置いてあった。
俺は、その一本をシーダに手渡した。
「これは、お前にやる。剣豪を目指すなら剣は持っていなくちゃな。」
「シーダさん・・」
「その代わり、頼みを聞いてくれ」
どんな事を頼まれても、俺は願いを聞こうと思った。
「もし、お前がいつか、世界に名の知れ渡るような剣豪になれたなら、私の故郷を救ってくれないか」
「故郷をですか?」
「そうだ。私の故郷は、・・・・・・・・・デリートという町だ。」
シーダさんが故郷の名を言った瞬間、グランダさんが驚いた声をあげた。
「なんじゃと!?それじゃお主、まさかデリートの求め人か!?」
「求め人?」
「小僧・・・・知らんのか。」
「す、すいません・・・」
「学がないのう・・」
説明書を全く読まずにゲームを始めた俺に、グランダさんはデリートについて教えてくれた。
「最東端にある町じゃ。昔戦争があって、その時村を中心とした広大な大地が、魔術の力により
隔絶されてしまったんじゃ。村人達は魔術の障壁により閉じ込められ、障壁内に放たれた
モンスターと戦い続けておる。かれこれ数百年ほど。」
「数百年も!?」
「そうじゃ。数十年に一度の割合で障壁にできるひずみ。ひずみのできる場所と時間帯に
法則性を見つけた町民達は、町民の中から優れた人間を選び、
数十年に一度、たった数秒しか開かないひずみに一人か二人の町民を飛び込ませ
外界に送り出している。いつの日か、送り出された町民が障壁を取り払ってくれるのを信じて」
「シーダさんが・・・・その・・・選ばれた村人・・・?」
「そのようじゃな。」
シーダの過去を知り、死ぬ事が避けられないという状態が一層歯がゆくなった。
「シーダさん、俺強くなったら絶対シーダさんの故郷を救いにいきますから」
「・・・・・・まかせたぞ」
俺なんかが、そんなでかい事をできるわけがない。それは俺よりもシーダがよく理解していただろう。
だが、死ぬ前に何か一つでも希望があるのなら、たとえそれが小さくて期待できるような
ものじゃなくても、今この場には必要な気がした。
リンが水やタオルを持って戻ってきた。タオルを水で濡らし、シーダの額にあてる。
「小僧、ちょっと下まできてくれんか?」
こんな時に何の話があるんだよ。少しだけグランダさんにイラつきながらも、俺は後について
一階へ降りた。
「何の用ですか?」
「実はな・・・・・」
「実は?」
用件を早くいってほしかった。少しでもシーダの横についてあげたかったからだ。
「あの娘を救う方法が、一つだけある」
「え!?」
俺は、心臓が一瞬跳ねるのを感じた。
「どうしてそれを早く言ってくれなかったんですか!?」
「あるにはあるが、絶望的な事には変わりがないからのう。それに、リンに変な気を
起こして欲しくなかったんじゃ。」
俺は、そんな前フリはどうでもいいから早く助かる方法を話せよと思った。
「薬じゃよ。腹の子を殺す薬がある。あれを飲めば、まだ助かるじゃろうな」
以外にも簡単な助かる方法に、肩透かしをくらった。
「楽勝じゃないですか!僕が医者にいってもらってきますよ!」
「小僧、本当に学がないな・・・・」
「え?」
「腹の子を殺す薬はとても貴重な物なんじゃ。わしですら買うのをためらうほど高額でな」
「買うのをためらう・・・ってことは、買えないことはないんでしょう!?」
「まあな。しかし、今日会った他人のために出せるような金額を超えておる」
俺は、グランダさんがシーダの命よりも自分の財産を優先した事に腹がたった。
「何いってるんですか!?人の命がかかってるんですよ?金なんかいくらだしてもいいでしょう!」
「奇麗事はよせ。聞いていて恥ずかしくなる。ワシは金貸しだぞ?金に対してはいつも冷静じゃ」
グランダさんに言われて、自分がいえるような台詞じゃない事に気づく。
人の命って。シーダなんかコンピュータだ。どうなっても構わない。そんな事を言っていた俺が・・。
黙り込んだ俺を置いて、グランダさんは自室に戻っていった。その場でしばらく
呆然と立ち尽くす。何もできないから、自分を責める事に終始した。
リンもシーダもコンピューターなんかじゃない。ちゃんと目的を持って生きてるんだ。
俺はどうなんだ?現実じゃ部屋に閉じこもってゲームやって暇を潰し、
ゲームの中でも目的もなく生き続けている。リンやシーダのほうが、よっぽど人間らしい。
俺が一番最悪なんじゃないか。
「あのーごめんくださーい」
いつもは滅多にこない客が、こんな時にはやってくる。接客などやる気分じゃないが
せめて駄目な今までの自分の罪滅ぼしにと、40代くらいのお客に対応した。
「お泊りですか?」
「違う、違う。近所で魔術権利商会をやってる、ゼパスです。」
「ゼパスさん・・・ですか」
「君が田中剛君だろ?リンちゃんに頼まれて君を明日から雇う事にしたんだけど。
今日は君と直接話しておきたくてね。中々男前じゃないか。リンちゃんが言うほど
駄目な男には見えないねぇ。」
リンが、俺のために仕事を探してくれていたのか?昨日俺に店番をまかせて外出していたのは
俺の仕事を探してくれていたから・・・・。
「わざわざ、すいません。こちらから出向くのが当然なのに・・・」
「いいんだよ。その代わりといってはなんだが、貼り紙はらせてもらうけどいいかな?」
「どうぞどうぞ・・・・」
「ありがとう。そうだな・・じゃあこの柱に」
カウンター横の柱に何かのポスターを貼り付けたゼパスさんは、明日の朝店にくるように言うと
宿屋から出て行った。
ゼパスさんが貼っていった張り紙を見ると、兵士募集と大きな文字で書かれていた。
ここら一帯を統治する王族が、新たに兵を集めようとしているようだ。
約二ヵ月後に、兵士の採用試験が実施されるとある・・・。
俺は、二ヶ月という試験実施までの日にちで、ある事を思い出した。
シーダが俺を稽古するのは二ヶ月間だといっていた。時間がないから厳しくいくと。
なぜ二ヶ月なんだ?もしかすると、この兵士募集のための期日に間に合わせるためなのか?
剣豪になりたいと言った俺の手助けをするために・・・。
ポスターから目を離した俺は、グランダさんの部屋に向かった。
諦めるためのいくつもの理由。今日の夜までしか時間がない、薬は高くて買えない、
シーダはコンピューター。今の俺には全てが効力を発揮しない。
グランダさんの部屋のドアを勢いよく、ノックもせずに開ける。
グランダさんが振り返るのを待たずに、一気に歩み寄り、土下座をする。土下座の意味が
この世界で通用するのかはわからない。
「なんじゃ小僧?まだ用か?」
「お願いがあります」
「僕にも、お金を貸していただけないでしょうか?」
「わしから金を借りて薬を買う・・・そういうわけか?」
「はい。」
「ファッファッファッファ!お前があんな莫大な金を借りて返すことができるとでも?」
「必ず返します!お願いです!」
「長い間金貸しをやってきたがな、必ず返しますという奴に限って返さないもんなんじゃよ」
「お願いします!」
「お主とあの娘は恋仲というわけでもないんじゃろう?血の繋がりもあるまい。
悪い事はいわん。ほおって置け。」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「部屋を出て行け。」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「どうした?早く行け」
「僕は・・・・・」
「ん?」
「僕は、将来・・・」
「なんじゃ?」
「デリートの町を救う大剣豪になる男です!!!!」
「お前がか?こんな宿屋で働くお・・」
「絶対になります!!だから貸して下さい!!お願いします!!」
「・・・・・・・・・・・・」
「お願いします!!!」
「・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・」
「・・・・・いいじゃろう。」
「本当ですか!?」
「ただし、お前がそこまでいうのなら見せてみろい。」
「え?」
「将来、大剣豪になれるかどうか、剣豪の素質と言う奴をな。それを見て貸すかどうか決める」
俺に剣豪の素質などない。さすがにこれだけは大見得だけじゃごまかせない。
「そうじゃな。森にいき、ゴブリンの首を四つほどもってこい。たった一人でな。
もし娘が死ぬ前に持ち帰れたなら、金を貸してやる」
無理だ。ゴブリン一匹倒せるかどうかわからないのに、四匹。しかも一人で。
「・・・・・・・・・」
「どうした?大剣豪になるのなら、このくらい容易いじゃろう?」
「・・・・・・・・・」
「ん?」
「・・・・・・・わかりました」
もう行く以外に方法がない。行かなければシーダは死ぬ。俺は覚悟が決まるまで待つ事なく
急いで二階のシーダのいる部屋にあがった。
シーダは苦しそうな顔を作るのも困難なのか、眠っているような表情になっていた。
よく見ると、腹がかすかに動いている。今にでも腹を突き破ってゴブリンが出てきそうな
そんな状態だ。
「リンさん、シーダさんを頼みます」
「どこいくの?」
「ちょっとそこまで。」
こんな時にどこ行く気なの!?
そう怒られるかと思ったが、俺の口調からいつもと違う何かを感じとったのか
「いってらっしゃい。」
リンは何も言わず送り出してくれた。
俺は、シーダから貰った剣を手に取り、部屋を飛び出した。
森方面に伸びる道を、村人をかきわけて走り続けた。
こんなに全力疾走じゃ、森につく頃には体力がなくなっているだろう。
空を見ると、赤い夕日が沈み始めていた。森の中は完全な闇だろうな。
ゴブリンと戦うだけでも命の危機なのに、それに拍車をかけるように不安要素が増え始める。
しばらく考えるのをやめにしないか。そう自分に提案したが、かたくなに断られた。
森につくと、モンスターに見つかる心配などする間もなく奥へ奥へと突き進む。
ゴブリンがいないか辺りを見渡しながら森を走り続けるが、会いたい時に奴らはいない。
不意打ち以外に勝てる方法はない。そう思っていたが、それすら使う時間がない。
今日の終わり、あと数時間後には、シーダは死んでしまうのだから。
俺は、森の中へ100メートルほど入った所で足を止めた。
そして、空を見上げて腹の底から大声を張り上げた。
「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!」
現実世界でも大声は部屋中にこだました。右隣と左隣の部屋にいる弟と妹には
とうとう俺が発狂した・・・と思わせたのかもしれない。しかしそんな事はどうでもいいのだ。
俺は現実よりも仮想現実を重視した。
大声を張り上げれば、ゴブリン達が集まってくる・・・。そう予想したのだが、見当違いだったか。
数分が経過しても、何も起こらない。とうとう夕日が落ちきったのか、森の中は完全な闇と化した。
何か他に手はないのか?必死で考える。もっと森の奥へ進んでみようか?
そう思って歩き出す。
すると、何かおかしい事に気づく。俺の足音が五月蝿いのだ。地面に落ちている枯葉を
踏む音だけでは、こんなに音がなるだろうか。そう思えるくらい俺の足音が五月蝿い。
いや、俺の足音じゃない。俺が歩くのに合わせて、周りの木々の間から動く音がする。
これが音の正体だった。何かがいる。しかも一匹や二匹という数ではない。
10、20、いやもっといる。
ゴブリンにあいたいくてしょうがなかったが、今は逆に、会いたくなくなっている矛盾した自分を、
アホだなぁと思いつつ、剣を構えた。
ザワザワ・・・ザワザワ・・・
音は少しずつ、俺との間合いを詰め始めている。
なぜすぐに殺しにこないのか?俺はそれを考えた。
怯えている俺を見て楽しんでいるのか、簡単に殺せる事がわかったのでゆっくり殺そうと考えたのか。
考えるのはよそう。どうせ答えがわかったとしても、殺されるのには変わりはない。
今はどうやってゴブリンの首を持ち帰るか。それだけを考えればいい。
だが、その答えは見つからない。いや、そんな答えはあるのだろうか。
たった一人で何も見えない森の中、数十匹のゴブリンを相手に戦う。絶望的だ。
俺は死に直面してようやく、死んだ後の事を考え始めていた。
フリーフリーの世界では、死ねば復活などありえない。死ねば終わり。それは現実と変わらない。
俺が死ねば、この世界は俺と共に終わる。新規にゲームを再開しても
リンもシーダも存在しない世界。少し前の俺なら、それもいいと考えていただろう。
むしろ、人にこき使われている今の世界を終わらせたいと思っていた。
だが今は、なんとしてでもこの世界で生き続けたい。
俺みたいな駄目な奴を、心配してくれ、救いの手を差し伸べてくれる人達がいる。
そんな人達の期待に答えたい。そんな人達とこれからも楽しく生活を共にしたい。
ようやく俺にも、大切な物が見つかったんだ。それを失うわけにはいかない。
だから死ぬわけにはいかない。
ビュン!!
目の前を、一匹のゴブリンが横切った。
俺の顔に横一文字の傷が入る。
それが合図だったのか、そこらじゅうの草むらから、けたたましい鳴き声が上がり始めた。
ようやく俺を殺す気になったのか。草むらの中から、ゴブリン達がのそのそと出てきた。
俺は、辺りが暗かったのが、自分に不利な要素ではなく、むしろ有利な要素だった事に気づいた。
なぜなら、ゴブリン達の本当の数を確認せずに済んでいたからだ。
10や20、そんな数じゃない。近づかれて初めてわかった。俺は100匹以上の
ゴブリンに囲まれている。
剣が勝手に手から地面に落ちるのを感じた。
諦めたくなくとも、体が勝手に諦め始めている。
剣を捨てた俺が、何も抵抗しない事を知ってか知らないでか、三匹のゴブリンが
俺に近づき、両手両足をつかみ、地面に這いつくばらせた。
俺はどうやって殺されるのだろうか。鋭い爪で引き裂かれ殺されるのか、
長い牙で、体中を噛み千切られ、食い殺されるのか。
這いつくばっている俺の背中に、一匹のゴブリンが飛び乗ったのがわかった。
いよいよとどめを刺されるようだ。
ゲーム世界でも、死ぬ時は走馬灯がよぎるらしい。
俺は、たった三日間の短い仮想世界での生活を思い返していた。
まだやりたい事は山ほどあるのに・・・・。
死ぬ前に、一度でいいから
リンと一発やってみたかった。シーダと一発やってみたかった。ヨシカと一発やってみたかった。
ヨシカ・・・・・・
背中に乗っているゴブリンが、鋭い爪を振り下ろそうとした時
俺は、大声で
、最後の希望を託した言葉を発した。
今日が終わるまであと二時間を切っていた。
森から村までの道を大急ぎで戻った。
走ってる途中、俺をジロジロ見る村人達。目線なんか気にしてる場合じゃない。
宿屋が見えてきた。
俺の帰りを待っていたのかグランダさんとリンが宿屋の店先に立っていた。
「小僧・・・・・・・」
「田中剛・・・・・あんた・・・・」
「グランダさん、これで、お金を貸してくれますよね・・・?」
俺を見て、グランダさんもリンも唖然としていた。
いや、俺を見てというより、俺の周りを見て・・・と言った方が正しいか。
「あんた、なんで化け物連れてきてるのよーーー!!!!!!」
俺の周りには、ゴブリンが数十匹飛び跳ねながら集まっていた。
「小僧、確かにゴブリンの首とはいったが・・・・・」
「死んでる首だとはいってないですよね?」
「・・・・・・・・ぐ・・・・しかし、どうやってゴブリンと親しくなれた?今までに見た事がない。
ゴブリンが人に手を出さずにいるなど・・・・・」
「宿泊客のヨシカさんに、ゴブリン言語を多少教えてもらってたんです。
ジョルリ、ジジャ、ジュラジュラ・・・・友達、ご飯あげる!って意味です。
なんとか友好関係が築けました」
「ゴブリンと意思疎通したというのか?そんな馬鹿な・・・・・・・」
ゴブリンの声を聞いたのか、宿の中からヨシカが大慌てで飛び出てきた。
「キャーーーーーー!!ゴブリンが!!こんなに沢山!!!カワイーーーー!!」
「小僧、約束の品じゃ」
「え?」
グランダさんは俺に細長い薬のビンを手渡した。
「これ・・・」
「買っておいた。さっさと娘に飲ませてやれ」
「ありがとうございます!!!」
俺は急いで宿屋に走り出した。
「あ!リンさん」
「なに!?」
「ゴブリンさん達に、ご飯食べさせてやってください・・・。約束してるんで・・・・」
「なんで私が!?」
「じゃあ頼みました!!」
次の日。
現実世界もタイミングよく朝を迎えた。
眠い。初めて夜通し看病というものを体験した。これはこたえる。
俺の目の前で寝ているシーダのお腹を見ると、薬が効いたのか正常に戻っていた。
助かってよかった。はは・・・・ほんと・・・・・・。
シーダの目がゆっくりと開き始めた。
「・・・・・・・・・・朝・・か」
「よかった!元気になったみたいで」
「・・・・・・ああ。もう大丈夫だ・・・ありがとう」
「いえいえ。いいんですよ」
「ところで、お前・・・・・・・・・・・・・・・なんで全裸なんだ?」
ゴブリンと対等に接するために服を脱ぎ捨てた俺は、リンから三着目の服をかってもらう事になる。
薬代と服代・・・・借金かかえてどん底直進中だが、気分はなぜかよかった。
終わりです。読んでくださった方ありがとうございます。
>>39 >>45 支援してくださってありがとうございました。
>YOU次郎さん
乙でした。
エッチシーンが少なめ(わりとあっさりしてる)でちと残念。
ゲーム世界が舞台なので仕方ないかもしれませんが、
>>52のように台詞ばっかりなのは、小説としていただけないなぁと思いますた。
生意気いってすいません。
でも冒険物として面白く読ませていただきました。
YOU次郎さんお疲れ様です。
なんか凄く長い物語になりそうですね、続き楽しみにしています。
乙!
ゲーム中の主人公が死ぬと以前の世界には戻れない設定は秀逸ですね。
スティーヴン・バクスターの「タイムシップ」を思い出しました。
登場人物たちの会話もユーモラスで、主人公の思考の流れも自然だし、
会話だけのシーンもストーリー展開にメリハリがついて良いと思ったけど‥‥‥
今後も期待してます。
63 :
60:2006/08/15(火) 17:30:38 ID:Rwzm4+m2
>>62 >会話だけのシーンもストーリー展開にメリハリがついて良いと思ったけど‥‥‥
それ、漏れの「台詞ばっかりなのは、小説としていただけないなぁと思いますた」を受けて言ってる?
だとすればちと説明させて。
会話だけのシーンだってもちろんいいんだ。
ただ会話しながらでも表情とか身振りなんかの「描写」を入れた方が
もっとキャラが生き生きしたんじゃないかなと思っただけ。
どうもこの
>>52だけは、ゲームの止め絵、もしくは口パク絵を
見せられてるような気分になったんだな。
他の投稿分はちゃんと描写されてるだけに惜しかったんだよ。
64 :
詩い人:2006/08/15(火) 18:29:01 ID:q6qIPJJK
〜陽色の涙〜
空が赤く燃えていた。夜の暗闇の中に、そこだけが まるで昼間のようだった。
港の灯が 揺らめいている。もうじき この船は沈むだろう。泳ぐんだ。早く。
体の節々が軋むように痛い。けれど行かなければ。船を離れるんだ。
手にはまだ、乾ききらない赤い生温かさが残っている。
耳にこびりついた あの男の最後の声…
行くんだ…ルイ…
自らを鼓舞するかのように頬を打つと、一つ息を吸い、波間に体を躍らせた。
行くんだ。フランスへ。
65 :
詩い人:2006/08/15(火) 18:59:28 ID:q6qIPJJK
「…や…いやだ…やだ…やめ…」
赤い…生ぬるい感触…錆びた鉄の匂い…これは血…
汗が顎を伝って、滴り落ちた。心臓が早鐘を打ち、手足が冷たくなっているのが分かった。
ルイは、汗を拭い甲板へ出た。
まだ朝靄の中にある海は穏やかで、遠くかもめの声が響いていた。
このまま行けば、三日のうちにはフランス領海へ入るだろう。
「起きたのか」
声に振り返ると、鋭い光を放つ青い瞳があった。
「船長…」
「リカルドと呼べ、小僧」
「ルイだ。小僧じゃない」
海の上で生きてきた男の体は逞しく、日に焼けた褐色の肌からは、汗と汐の匂いがした。
何もかも あいつとは違う。
あいつ…ブランメル大尉…もういないはずなのに なぜこんなにも自分は脅えているのか…
忘れろ…亡霊のことなど…
>>60 GJ!今回も面白かったよ。
ストーリーに引き込まれる。
次回も楽しみにお待ちしてます。
67 :
66:2006/08/15(火) 23:52:25 ID:JLYm7Qj1
読んで頂いてありがとうございました。
>>60 Hシーンの少なさはなんとかしないといけませんね。
次はもっとHシーンが増やせるように工夫しようと思います。
台詞ばかりなのもなるべく避けるように努力します。
改善点を教えてくださってありがとうございます。
>>61 ありがとうございます。次回もよろしくおねがいします。
>>62 タイムシップ、読んでみたいですね。面白そうな本の情報ありがとうございます。
>>66 ありがとうございます。なるべく早めに書き終わるように急ぎますので、またよろしくお願いします。
無理してエロの分量を多くして小説のバランスが崩れるよりは
作者さんたちのペースで書いてほしいな。
前編を見直してみたら年号と登場人物の年齢が
ぐだぐだになっていることに気がつきました。
それと所々「ベッチャーニ大公」「バッチャーニ大公」と書いているのですが
「バッチャーニ大公」が正しかったです。
まだ変更があると思うので、後編が書きあがったらまとめて訂正します。
読みにくくて大変申しわけありません。
現時点はバッチャーニ大公国滅亡の1年半くらい後の話で、
コルデーリア・エーリヒ・リーゼロッテが16歳前後、現皇帝エドヴァルド3世が17歳です。
マティアス(死亡)はコルデーリアの2歳くらい下になります。
皇帝一家はそのうち出てきます。
ストーリーは大して進展していませんが続きを投下します。エロなし。
翌日、ヴァルデックは総督府に出仕した。
クルムバハ総督府は旧バッチャーニ公の居宮である。さらに以前にはパヴァリア皇帝
の居宮であった。ゲーザ2世が自害した際に一部が焼け落ちたが、政務を司る表宮の
ほとんどは無事に残っていた。
かつての大公の執務室はそのまま総督の執務室として引継がれている。
そこには巡察中に処理できなかった公務が山積みとなっていた。
ヴァルデックは昨日の奇妙な事件を忘れ、公務に没頭した。大半は単純な決済手続で
あるが、彼が決めねば進まぬことばかりだ。長期戦を覚悟した彼は自邸に使いを送り、
数日は帰れぬことをエーリヒに言付けた。
簡単な食事や仮眠以外にはろくに休憩を取る暇もないほど忙しかったが、彼は何とか
時間を作ってバッチャーニ大公家の血縁者の資料を調べた。
労せずしてマティアスとアマーリエの名が見つかり、次いでコルデーリアの名も見つかった。
「16歳か……」
コルデーリアは彼の子であるエドヴァルドやリーゼロッテと変わらぬ年だ。
彼はあらためて己の行動を恥じた。
母親と弟の死も彼の知るところとなった。
――第二次継承戦争、13歳、戦死。
母アマーリエは全く自分に関与していないようだが、弟マティアスの死に引っかかるもの
がある。
彼は記憶の糸をたぐりよせ、当時の状況を思い起こした。
「――ああ」
ヴァルデックは片手を額に当てて呻いた。
彼は思い出した。地に落ちていく少年騎士の姿を。
宙に飛んだ冑から鮮やかな暁色の短髪がこぼれ、最期の輝きを放っていた。
おそらくあの少年がマティアスなのだろう。彼女は弟の仇討ちのためにただ一人で彼に
挑んできたのだ。
――だからといってやられてやるわけにもいかんな。
戦場での命のやり取りは必至であり、敵がどうのと云うならば敵対国の民がすべて絶える
まで殺し合いをせねばならぬ。
惜しむほどの命ではないが、くれてやる理由もないものだった。
一方、留守をまもるエーリヒは、必死でコルデーリアを看病した。
町医者を呼んできて診せはしたのだが、本人の体力次第だと言われてしまった。
エーリヒは、門番の老妻ヨハンナの手を借りながら慣れぬ看病を続けた。
忙しい身のヴァルデックには連絡しなかった。彼が戻ってきたところで治るわけでもない
からだった。
三日目の朝、コルデーリアは意識を回復した。
身体が重くて起き上がることもままならない。
ゆっくりと首を廻らせると、額に乗っていた濡れた手巾がずり落ちた。そして寝台に突っ伏
した真っ赤な頭が目に入る。
手巾は彼が乗せてくれたものなのだろうか。
コルデーリアの手がじりじりと動いた。指先が毛布の上を這い、やがてその赤い頭に辿り着く。
少年は目を覚ました。ぼんやりとした視界に透きとおる空色の瞳が入り込み、慌てて跳ね
起きる。
「よかった!目を覚ましたんだね」
彼はコルデーリアの肩に落ちかかった手巾を取り除けると、片手をその額に当てた。
「すっかり熱も下がってる。良かった。あんなに体を冷やしては駄目だよ。本当に危険な状態
だったんだから」
「あなたは……」
「ああ、僕はエーリヒ。ヴァルデック侯爵にお世話になっている者だよ。君はコルデーリアって
いうんだってね」
コルデーリアは素直に頷いた。ヴァルデックの手の者とはいえ、この気の良さそうな少年
には憎しみは湧かない。
「あなたが看病してくれたの?」
「うん。あとね、ヨハンナも手伝ってくれたんだ」
「ヨハンナ……?」
「侯爵閣下の使用人だよ。あとで紹介するね。ああ、そうだ待ってて!今何か食べるものを
持ってくるよ。滋養をつけないとまた具合が悪くなってしまう」
エーリヒは早口でまくしたてると、水の入った桶を抱えて踊り出さんばかりにいそいそと飛び
出していった。
エーリヒはすぐに食料を満載した盆を捧げ持って戻ってきた。
コルデーリアの半身を起こしてやってその背に重ねた枕をあてがい、膝の上に盆を乗せて
手でしっかりと支える。
しかし、彼女はそれ以上動こうとはしなかった。
「どうしたの……?」
エーリヒが下から覗き込む。少女の険しい表情を見て、彼はすぐに合点した。
「ああ、侯爵閣下のお世話になりたくないんだね」
コルデーリアの指先がぴくりと動いた。
「駄目だよ、食べなきゃ君は死んでしまう。これくらいのことは何でもないんだ。それに――」
「実は、見た目は普通の料理だけれど、これは恐ろしく不味い。これを作ったヨハンナはどう
にも料理が下手糞なんだ。食事の時間がどうしようもなく辛くなるくらいにね。君は閣下や僕や
ヨハンナの手を煩わせた。だから罰としてこれを食べて我々と同じ苦しみを味合わなければ
ならない」
エーリヒはもったいぶった声で告げた。
「まあ、ひどい。ヨハンナという人が聞いたら怒るわよ」
コルデーリアは思わず微笑み、木製の匙に手を伸ばした。少年の気遣いが心に沁みたの
だった。
エーリヒの表情はぱっと明るくなった。
蜂蜜の入った麦粥は誰が作ろうと大差のない味だったが、鶏肉と根菜のスープは確かに
あまり旨いものではなかった。
「でも、あなたの言うほど酷くないじゃない」
コルデーリアの声は明るかった。
「あはは」
「ふふふ」
少年と少女は顔を見合わせて笑った。
干し無花果やチーズには手をつけなかったが、元気の出たコルデーリアは粥とスープを
あらかた平らげた。
「もう少し寝ているんだよ。今からお医者を呼んでくるからね。すっかり良さそうだけれど、
念のために診てもらおう」
エーリヒは軽くなった盆を手に、軽い足取りで客間を出て行った。
町医者を呼んで戻ってきたエーリヒは仰天した。
たくし上げた夜着の上に例の外套を羽織ったコルデーリアが、壁に手をつきながらよろ
よろと出て行こうとしていたのだ。
彼と医者はコルデーリアを寝台に押し込め、診察を受けさせた。
医者は余計なことは詮索しなかった。相場の倍はあろうかという金包みの重さが効いたの
だろう。もう起き上がれるのだから心配は要らぬが、あと2、3日は安静にさせるようにと言い
渡し、いくらかの薬をエーリヒに託して帰っていった。
支援?
「どこへ行くつもりだったの?」
エーリヒの声には少しの怒りが混じっていた。
コルデーリアは黙ってうなだれていた。
「ここを出てどこか行くあてはあるのかい?」
暁色の頭が小さく横に振られる。エーリヒはため息をついた。
「このくらいのことは何でもないって言ったろう?それに、君を世話するのは侯爵閣下のお決め
になったことじゃない。僕が好きでやってるんだ。だからもう少しここにいなさい」
「ごめんなさい……」
今にも消え入りそうな声で、コルデーリアは謝った。
その声を聞いて、エーリヒは言い過ぎたかと少し不安になった。
真っ赤な頭をかきむしる。慰めの言葉を考えるうちに、ひとつの妙案が思いついた。
「ねえ、君、料理はできる?」
唐突な問いに驚き、彼女は顔を上げてエーリヒの顔をまじまじと見た。
「簡単なものなら、少しは……」
酒場で働いていたときに、料理は一通り身につけている。
「良かった!じゃあさ、君はこの邸で働くといいよ。そうすれば侯爵閣下や僕に世話になる
なんて考えなくてすむ。それを超えて働いた分にはお給金を出すよ。ヨハンナももう年で、
手伝いを欲しがっていたんだ。でも侯爵閣下は人嫌いで、新しく人を雇うことになかなか
踏み切れなくてね」
コルデーリアは形の良い眉をひそめた。
「――でも、私は彼の命を狙っているのよ」
エーリヒは小首をかしげて何か考えていたが、すぐに解決した。
「大丈夫!夜討ちでも、朝駆けでも、狙いたいだけ狙うといいよ。君にあっさり討たれるくらい
なら、閣下もそこまでのお人だってことさ。あ、でもこれだけは約束してくれるかい?食事に
毒を盛らないって。防ぎようがないし、あまりにも卑怯だからね」
コルデーリアは彼の調子に乗せられて頷きかけ、あわてて問いかけた。
「どうしてあなたはそんなに私に良くしてくれるの?分からないわ」
エーリヒは少し頬を赤らめてうつむき、また真っ赤な頭をかきむしった。
「だって……放っておけないよ。妹みたいな年の女の子が、どこにも行くあてがないなんて」
コルデーリアは空色の瞳を見開き、まじまじと彼を見上げた。その瞳に吸い込まれそうに
感じて、エーリヒは思わず視線をそらす。
彼のその様子に、嘘偽りは見当たらなかった。
「あなた、年はいくつなの?」
コルデーリアは微笑んだ。
「来月で16になるよ」
「そう。ならあなたのほうが弟だわ。私は先月16になったもの」
――弟。
その言葉の響きに彼女の胸の奥を複雑な感情がよぎった。
マティアスもこのように人を気遣う優しい子だった。
エーリヒはコルデーリアに視線を戻した。
華奢な身体と愛らしい外見から少し幼く見えるが、言われてみれば彼女は同年かそれ
以上の、姉らしい雰囲気を漂わせている。
その様子にエーリヒはあることを思い出した。
「君、マティアスっていう弟がいるんじゃないの?」
コルデーリアははっと息を飲んだ。
エーリヒは彼女の纏う空気が一瞬にして硬くなったのを感じた。
「どうしてそれを知っているの?」
「君が言ったんだよ。うなされて、僕の手を握り締めて何度も『マティアス、行かないで!』って。
それに……」
彼は寝台の横の小卓から、例の肖像画を取り上げて彼女に渡した。
コルデーリアはそれを守るように、両手で胸に抱えてうつむいた。
「弟は今どこにいるの?」
「――死んだわ。戦で」
小さく低い声には呪詛の響きが潜んでおり、聡いエーリヒはすぐに事情を察した。
「侯爵閣下に討たれたんだね。それで君は閣下のお命を……」
コルデーリアはそれ以上何も言わなかった。それが答えになった。
しばらく無言の時間が流れた後、エーリヒはためらいがちに口を開いた。
「……ねえ、敵討ちは、やめにしたらどうかな」
コルデーリアは相変わらず無言だったが、纏う空気は一段と硬くなった。
「僕は家族を討たれたことがないから、こんなことを言うのは君に失礼かもしれない。でもね、
侯爵閣下だって君の弟のこと自体が憎くて命を奪ったわけではないし、君の弟も侯爵閣下と
闘う前に、帝国軍の兵士を手にかけたかもしれないじゃないの。君だけが閣下を恨んで
かたきを取ろうとするのは――」
「やめて!!」
コルデーリアは耳を押さえて叫んだ。
「あなたに何が分かるというの!あなたに……」
彼女は声を張り上げた。
涙が一筋だけ、その頬を伝って落ちた。
「……ごめんね」
エーリヒは素直に謝った。
「君が敵討ちだけのために生きるのが、とても不幸なことに思えたんだ。でも、言い過ぎたね。
ここで働くのは決まりでいいかい?閣下には僕がお伝えしておくよ。治ってからでいいから、
しばらくゆっくり休んでね」
エーリヒはそう言うと、客間を後にした。
その足音が遠ざかっても、コルデーリアはずっと耳を押さえて俯いたままだった。
そのさらに三日後の晩、ようやくヴァルデックは邸に戻ってきた。
「まだいるのか?」
彼は夜食を給仕するエーリヒに問いかけた。客間の窓が明るかったのだ。
「行くあてがないのだそうです」
「そうか。そうだろうな」
彼は総督府で見つけた資料の内容を思い出した。そこにはコルデーリアを含む後宮の
女たちが例の村に送られたことまでが記されていた。
ヴァルデックは、夜食の入った深皿に目を落とした。思わずため息をつく。
中身は羊肉と小麦粉のシチューだった。ヨハンナの得意料理だが、それを得意と思って
いるのは本人だけだ。
彼は銀の匙を手にとると、戦場での豪胆さのかけらもない観念した表情でシチューを
すくい、口に運んだ。
「……」
「いかがいたしましたか?」
エーリヒがそらとぼけた声で問いかけた。
「いや――旨い」
ヴァルデックは少年を問い詰めることも忘れ、二口、三口と忙しく匙を口に運ぶ。
いつもに比べると、羊肉は臭みがなく、煮込みすぎてぼそぼそになってもいない。噛み
締めると芳醇な肉汁がじんわりと滲み出してくる。粉の塊が舌に当たることもなく、味付けも
濃すぎもせず、薄すぎもしない絶妙のものだった。
「コルデーリアが作ったのですよ。それは」
黙っていることができず、エーリヒは嬉しそうに種を明かす。
「ほう。あの娘にそんな芸当があったとはな」
「そこでなのですが――」
エーリヒはヴァルデックの杯になみなみと麦酒を注ぎながら提案した。
「彼女をこの邸で雇いたいのです」
「なんだと」
ヴァルデックは匙を置いた。
「お前、まさかたぶらかされたのではないだろうな?」
風呂に入れたコルデーリアを見て、少年が真っ赤になっていた様子が思い出された。
「違いますよ」
エーリヒの声が不満げなものに変わった。
「そのようなことをする娘ではありません。私が提案したんです。彼女は行くあてがないし、
ここは人手が足りないし、丁度良いと思って」
「むくれるな。分かっている。しかしだな――」
ヴァルデックは髭に覆われた顎をさすった。
「俺は外では公務で神経をすり減らし、ここに戻っても暗殺の危険に神経をすり減らさねば
ならんのか」
「いえ、その……閣下なら大丈夫かと……」
エーリヒの声は小さくなる。
ヴァルデックは鼻で小さく笑うと、少年と同じ結論を導いた。
「まあいい。お前がそうしたいならそうするがいいさ。あの娘に殺されるくらいなら、俺も
それまでだ。国の役に立つこともできんだろう」
「ありがとうございます!!」
エーリヒの表情がぱっと輝いた。
空の深皿を捧げ持って自室を後にする少年のはずんだ足どりを目にして、彼の唇には
かすかな笑みが浮かんだ。
――あのように純粋に誰かの力になりたいと思っていたのはいつのことだったか。
彼は麦酒をあおると、酒気とともにそっとため息を吐き出した。
--------------------------------------------------------------------------
今日はここまで。
ご支援ありがとうございました。
乙でした。
エーリヒが初々しくて気に入りました。
続き待ってます。
乙、エーリヒに萌えちまっただ。
83 :
よみたい:2006/08/18(金) 22:05:31 ID:bpGB8d32
ねーちゃんと弟の続きはまだでつか?
以前投稿したフリフリの三話目を投稿しようと思います。
それでは、よろしくお願いします。
「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」
なんだ?隣の部屋から大声が聞こえる。隣の部屋といえば、兄貴の部屋だが・・・・。
兄貴め、とうとう引きこもるだけじゃ足りずに、発狂しちまったか?
部屋に鍵をつけておいたほうがいいな。人生を完全に諦めた奴は何を始めるかわからん。
この前もニュースで、無職の男が家に火を放って一家心中したとかいってたし。
放火されたら鍵つけても意味ないか。やべぇ。
俺の兄貴は引きこもりだ。高校を卒業して、近くの食品工場に働きに出た兄貴は
職場で何があったのか、一ヶ月で仕事をやめた。親はなぜやめたのか執拗に兄貴に聞いたが
兄貴は何も言わなかった。俺は兄貴のダサい見た目と、そこから形成されている腐った性格が
兄貴に一ヶ月で仕事をやめさせた原因だろうと予想した。
仕事をやめた後の兄貴は、親が見つけてくる近場の求人案内を片っ端から拒否し続けた。
そこから兄貴の引きこもり生活は始まった。兄貴は部屋から滅多に出なくなった。
部屋から出る時といえば、飯を食う時、風呂に入る時、糞をする時。
最初の頃は、引きこもりの兆候を見せ始めた兄貴を、親が必死でなんとかしようとしていたが、
一年も経つ頃には、俺を含めた家族の誰もが、兄貴の話しをしなくなり、兄貴を放置した。
家の外でも、兄貴の話題がでると、俺は無言になる。兄貴の存在が恥ずかしくて仕方なかった。
なんで何もせずに生きていられるのか、引きこもっているのが恥ずかしくないのか?
いくつか浮かんだ疑問を兄貴にぶつけてみようと思ったが、今の兄貴には近づく事も
したくなくなる、凄まじい負のオーラが出ている。だから俺は、兄貴に関わらない事にした。
兄貴が奇声を上げた次の日、久しぶりに兄貴が朝から外出した。
今日は祝日。俺は、兄貴がじーちゃんの家にいったんだと勘付いた。
兄貴が引きこもり初めて、じーちゃんは兄貴を数ヶ月に一度家に呼ぶようになった。
強硬手段で兄貴を社会に復帰させるのは無理。それならせめて部屋から出て、農作業で
汗を流し、少しずつ働く事の意義を思い出してもらいたい。
じーちゃんなりの兄貴治療法なんだろう。俺は、じーちゃんに感謝した。
別に兄貴を気にかけてくれるから感謝してるんじゃない。兄貴を外出させてくれるからだ。
俺は兄貴を心底嫌いだ。しかし兄貴に凄く興味がある。なぜなら、兄貴の考え方がわからないからだ
どういう考え方をすれば、部屋から一歩も外にでなくても生きていられるのか。
部屋の中では何をしているのか。部屋の中には一体何があるのか?
自分と全く違う生き方をしている兄貴。その兄貴の生活の痕跡を残す部屋。
じーちゃんが兄貴を外出させてくれる日、俺は兄貴の部屋に入る。
兄貴の部屋にある、俺の想像を超えた何かを求めて。
一度一階に降り、本当に兄貴が外出したのかを親に確認する。やはりじーちゃん家にいったようだ。
俺は、急いで二階に戻り、兄貴の部屋に入る。
部屋の中は真っ暗だった。兄貴は雨戸を閉め切っているので、昼間なのに部屋に陽の光がない。
いきなりの別世界だ。ここだけ夜。さすが兄貴。俺はドアを閉め、部屋の電気をつけた。
部屋が明るくなって気づく。俺の足元には兄貴と生活を共にするゴキブリの死体が転がっていた。
こいつは寿命で死んだのか?もしかすると、兄貴の部屋の汚さで死んだのか。
そう思えてしまうほど、兄貴の部屋は汚かった。いくつもの漫画雑誌、ゲーム雑誌が
地面を覆いつくしている。雑誌と雑誌の間から、布切れが見える。あれは脱ぎ捨てた靴下か。
ベッドをみると、何年も洗わず使い続けている枕と布団とシーツがある。どれもが茶色のシミつきだ。
ベッドの端のほうには、エロ本が平気で置かれている。ベッドの下には丸まったティッシュが
10ほど転がっている。やりたい放題だ。もうゴミ箱までティッシュを運ぶことすら
やめてしまったのか、兄貴。部屋の状態は前回訪れた時と対して変わっていなかった。
これはいつもの事だ。
来る度に変化しているのは、兄貴の机の上にあるパソコンの中身だ。
俺はタバコに火をつけながら、机の椅子に腰かけた。それからパソコンの電源を投入。
前回は兄貴が秘蔵しているエロ動画を堪能した。ここらへんは兄弟のキズナが作用するのか
俺と兄貴はAVの趣味が合うようで、俺好みの女優とシチュエーションでとても満足した。
俺と兄貴は、小学校までは一緒に剣道クラブに通い、共通の友達と遊び、
同じテレビ番組で爆笑したもんだ。AVの趣味以外にも、俺と兄貴に共通点はいくつもあった。
今でも、エロ動画のように、兄貴と俺に接点はあるはずだ。だから兄貴が少し変われば
俺と同じような生き方ができるかもしれない・・・・。兄貴を救う術を考えていると
パソコンが起動しはじめた。俺の思考はそちらの方へ流されてしまった。
前に見た時と壁紙が違う。何かのアニメのキャラクターだろうか。女の子が自分で凄く可愛いと
思っているのか、ウインクしてこちらに微笑みかけている。画面上に散らばるアイコンを
くまなく見るが、前と変わらない配置、前と変わらないファイルしかない。
兄貴め、サボっているのか?エロ動画の一つくらい仕入れたらどうなんだ。面白くない。
俺は、がっかりしてパソコンを消そうとした。その時、左腕に何かの箱が当たり机から落ちる。
まずい。物の配置が変わっていると、部屋に入ったのがバレる。おれは箱が落ちる前の
状態を思い出し、箱を机の上に戻した。よくみると、これはゲームの箱か。しかもまだ新しい。
最近兄貴が買ったゲームか?正直ゲームなんか全く興味はないのだが、今回は
パソコンの中身が何も変わっていなかった事もあり、このまま部屋からでるのもつまらないので
俺は兄貴が買ったゲームをプレイしてみようと思った。散らかったパソコンの画面内から
この箱のゲームのアイコンを探す。さっきは見つけられなかったが、今度は見つけた。
画面の右上に、他のアイコンから離れておいてある。これだな。
俺は、新作ゲームのアイコンをダブルクリックし、ゲームを起動させた。画面が暗転し、
タイトルが表示される。「FREE FREE」。タイトルを見て気づく。俺はこのゲームが
どんなゲームなのかも知らない。ゲームを始める前に、箱の中に入っていた分厚い説明書を
パラパラと読み始める。
軽く要点だけ押さえるつもりで読み始めた説明書。だが、俺はこの説明書を熟読する必要があると
思い始めていた。このゲームは異常だ。箱に印刷されているイラストから、
よくあるRPGの類かと思っていたが、どうやらそうじゃないらしい。操作説明の項を読むと、
男性キャラの場合、性器を数度さすると、性行為が行える状態になると書いてある。
女性の場合、愛撫されたほうがオルガズムをより感じられます・・・だと?
これはゲームの操作説明じゃなくて、保健体育で習う、正しいSEXのやり方説明じゃないのか?
戦闘の項を読むと、殺した後のモンスターの解体方法が書かれている。まずは皮をはいで
血を抜くのが基本です。肉はすぐに食べるより、少し置いたほうが旨みが増します・・・だぁ?
どこまで本格的なんだこのゲームは。いや、これはもうゲームじゃない。
ゲーム内に現実があるんだ。そうに違いない。俺はこのゲームに興味が沸き始めた。
とりあえず、戦闘とSEXの仕方を覚えた俺は、早くやりたくてうずうずする気持ちを
開放してやることにした。タイトル画面内にある、「続きから」をクリックする。
画面が暗転し、じょじょに明るくなる。いよいよゲームスタートだ。
ゲームが始まり、まず見えたのは、木目だった。左右を見て、最初に見えた木目が
天井だった事に気づく。俺はベッドに横たわっていたようだ。
凄い。あたりを見渡すと、まるで本物の部屋にいるようだ。更に驚いたのは、
俺の横に女が寝ている事だ。これは兄貴のデータの続き。ゲーム内じゃ、兄貴は彼女もちか?
やるじゃねーか。ガタイのいいバレー選手みたいな女だが、顔は悪くない。
このゲームは実際に自分が喋って会話するんだったな。兄貴が女をくどいたのか?
いやいや、それはありえねぇ。多分この女は風俗嬢だろう。情けないぜ兄貴。
俺はベッドから立ち上がり、部屋を出ようとした。すると、寝ていたはずの女が話しかけてくる。
「田中剛。今日から仕事だそうだな。帰ったら稽古をつけるから、寄り道するんじゃないぞ」
田中剛・・・兄貴の本名じゃねぇか。今日から仕事するのか。ゲーム世界じゃ立派に
社会進出をとげてるんだな。
「おう、わかってる」
俺は少し緊張して返事を返した。なにせパソコンに向かって喋りかけてるんだ。
部屋を出て少し考えた。
今みたいに、兄貴が使ってるこのキャラを知ってる奴がいるんだろうな。
知ってる奴らに会った場合、少し面倒だ。仕事にいけだの稽古しろだの言われると。
俺は、服の長袖を引きちぎった。考えたとおりちゃんとひっぱれば破けるんだな。
ちぎれて取れた両袖を結んでつなぎ、一つの長いロープのようにし、それで顔全体をくるむ。
これじゃ何も見えないので、目のところだけ開いてやる。見た目は盗賊だろうな。
まぁ、顔がバレなきゃいい。
一階におり、すぐに外に飛び出す。この家は兄貴を知ってる奴が多そうだ。少し離れて
色々と楽しむとしよう。兄貴が住む家から離れようと歩き出す。
しかし、俺の足を止める物が目に写った。兄貴が住む家の一階の端の窓。
よく見ると中に誰かがいて、あくびをしている。今起きたばかりなのか。
色白でメガネをかけ、長い髪を体の前に垂らしている。俺のタイプの女じゃないか。
そういえばこのゲーム、SEXもできるんだった。ははは、早速試してみようか。いや、待てよ、
もしかすると、あの女は兄貴の知り合いかもしれない。いきなりSEXしようとしたらまずいんじゃ。
いやいやいやまずくない。なぜなら、俺はちゃんと覆面なんだ。声さえださなきゃバレないだろう。
声だって俺が出してるんだ。兄貴の声とはまったく違う。じゃあ完全な他人じゃないか。
俺はそっと女の見える窓に近づいた。中を覗くと、女は手鏡を見ながら髪をといている。
道に通行人がいなくなるまで少し待ち、誰もいなくなった瞬間を見計らって、窓から中に侵入した。
部屋の中に入ると、すぐに窓を閉めた。女はまだ寝ぼけているのか、こちらを振り返るが
驚いた表情を見せない。女の体を両腕で掴み、一気にベッドに投げ飛ばす。
「わーーー!」
ようやく女は声を上げた。しかし、叫ぶならもっと早くないと意味がない。ここからは
一言も声を出す機会はないだろうからな。女の口に手を当て、声が出ないようにする。
「声を出せば殺すぞ!!」
出た。この台詞だけは使っちゃいけないと思っていた。だがここはゲーム内。
逆にこういうのを使いまくってこその世界だ。俺は、全ての欲をこの女の体で発散する事にした。
女も好みだが、女が着ているネグリジェもまた好みだ。脱がすのが惜しい。
俺は右手で女の口を抑えたまま、左手で女のネグリジェを引き裂き始めた。
くそ・・女が必死で抵抗するせいで、中々はかどらない。殺すと脅したのに暴れやがる。
左手の動作を止め、その手を固く握り、女の腹に一発あてる。ようし、おとなしくなった。
痛みが引くまでは暴れないだろう。また暴れ始めたら殴ればいい。それだけだ。
女が苦しんでいるうちに、ドンドンネグリジェを引き裂く。寝ていたから下着はしていなかったか。
色素の薄いピンク色が見える。胸を左手で揉みほぐす。軽く揉むのではなく、
胸の形が歪むほど激しく、上下左右にひっぱり、こねる。もみほぐしていると、
痛みが引いたのか、女が再び暴れだそうとした。俺は左手で殴るポーズをとった。
すると女は、動くのをやめ、両手を前にだし、殴らないでと俺に知らせた。
「声をださないか?」
女がうなずく。
「動いたら殺すからな?」
女がうなずく。
俺は女の口元を抑えていた右手をどかし、両手で女の胸を揉み始めた。
その時、女は再び大声を上げ始めた。
「きゃぁぁぁ・・・・・!!」
俺は素早く女の顔を殴りつけた。めがねがベッドの下に落ちる。どうやら女は気絶したようだ。
その方が女にとっても俺にとっても都合がいい。
動かなくなった女の股を押し広げる。俺は一瞬にして、女が処女である事を見抜いた。
使用されてない性器と言うものは、どうしてこうも閉めきられているのだろうか。
使い続けるにつれ、じょじょに大陰唇が左右にめくれ始める。俺の彼女も、元はこうだった。
懐かしさにひたりながら、完全に閉じた大陰唇を指で広げる。中には、綺麗な薄ピンク色の膣が
俺を待っていた。なんて汚れのない、清い性器だ。挿入する前に舌で入念にしゃぶりたい。
できるなら女にも初めて体感する性行為の感想を聞きながら腰を動かしたいのだが、
そういうわけにもいかんだろうな。覆面だから舌で女の性器を舐めることはできないし、
レイプだから初体験の感想もヘッタクレもないだろう。そこらへんは少し我慢して、
この世界での童貞を卒業するべく、俺はズボンを下ろし、性器をとりだした。太い。太すぎる。
そうか、このゲームはファンタジー世界だったな。ファンタジーという事は、外人か。
すでに勃起した自分の竿を見て、俺は羨ましがった。一体何センチあるんだ、ゲーム内の俺の
性器は。目分でも30センチ近くあるのがわかる。くやしさを一先ず置いといて
女の性器に自慢の竿を近づける。左手で女の性器を押し広げる。膣口の奥をよくみると
白い壁が見える。まさか、処女膜か?やはり俺の勘は正しかった。女は正真正銘の処女だ。
眠っている間に処女消失。むごい。むごすぎる。この女の一生を左右しかねない事を
俺はやろうとしている。ははははは、恐ろしい男だ、俺って奴は。
俺の性器が女の膣口にあたる。ゆっくり入れてやる気はない。一瞬で根元まで押し込んでやる。
コンコンコン。
女の処女膜を破ろうとしたその時、ドアを叩く音がする。誰だ!?まずい。
「ヨシカさーん。朝食の用意ができましたよー」
女の声がする。どうにか対応しないと、部屋に入ってくる可能性がある。しかしどうやって?
「ヨシカさーん?」
くそ。出てくるまで呼ぶつもりだ。窓から外に逃げるしか方法はないか?だが、この女の
処女膜を破りたい。あと一歩の所なのに。頭をひねりにひねった。
そうだ。女の声で返事すればいいんだ。もうすぐいきますとでも返事してやればそれですむ。
声色を変えて返事をしてみようか。いや無理だ。俺の声はジャラ声で低い。すぐにバレる。
「ヨシカさん、入りますよ?」
くそ!!どうしようもない!入ってきた女も気絶させちまうか。
「あ、いた。正樹、彼女きてるよ」
あせっている俺の後ろから声が聞こえた。現実の方での話しだ。妹が俺を兄貴の部屋まで
探しにきたらしい。
「何してるの?」
俺は、妹の声を聞き、ピンときた。コイツを使えば!!
「小百合、ちょっとこっちに来い!!」
「え?」
「このマイクに向かって喋れ!早く!!」
妹は、俺のあまりの焦りようを見て、好奇心がわいたのか、にやけながら部屋に入ってきた。
「なになに?」
「いいか?もうすぐいきまーす。そういえ!」
妹は、マイクに近づき俺の言うとおり喋った。
「もうすぐいきまーす。」
「わかりましたー。」
成功した。ドアの外の女は騙されて帰っていった。俺は、安堵の息をもらした。
「これでよかった?」
妹が聞いてくる。俺は、妹に礼を言い、二人で一度部屋から出た。そして玄関で待っている
俺の彼女に、俺の部屋で待っていてくれと頼む。映画を見に行く約束をしていたのだが
それは夜から行こうと頼んだ。嫌な顔をされたが、帰りに焼肉をおごるといったら
全てが丸く収まった。彼女を自分の部屋で待たせ、俺はゲーム内に待たせている
素っ裸の女に会いに行く。女はまだ気絶しているようだった。
さて、続きをやるとしよう。俺の性器を見ると、時間が空いたせいか、萎えていた。
ゲームの説明書にかいてあった方法で、再び勃起させる。今度は邪魔は入らない。
気絶している女の両腕を掴み、おきても動けないようにして、おれはとうとう
恐ろしく長い竿を、女の胎内に挿入した。亀頭が何かにぶつかるが、おかまいなしだ。
白い壁を突き破り、奥へ奥へ突き進む。竿が半分ほど入ったとき、女が痛さのせいか声を上げた。
「いたーーーーーっ!!!」
残りの半分を急いで挿入する。そして挿入したまま、女の体にしがみつき、女の口を右手で塞ぐ。
「う・・・ううう・・・うう・・・」
女は、下半身からの痛みで、処女を喪失したことを知ったのか、涙を流し始めた。
なんて可哀相な女なんだ。俺は女に同情しつつも、腰を動かし始めた。
ゲーム内で腰を動かしても現実の俺は気持ちよくはない。だが、本物の映像と変わらない
レイプ映像を見て、極度に興奮した俺は完全に勃起していた。ここ最近はエロビデオでも
こうは勃起したことがない。彼女とやっていても、ここまで興奮しない。久しぶりの
興奮と勃起に応えようと、俺は現実でズボンを脱ぎ始めた。兄貴の部屋だがお構いナシだ。
となりの部屋にいる彼女と一発やるのも悪くないが、そうだとこの映像を見ながらできない。
俺はゲームの中で俺に犯されている女でいきたいんだ。トランクスから竿を取り出すと
最初から全速力でしごく。ただ映像を見てオナるだけじゃ、普通のレイプ物AVと変わらない。
この女はレイプされた後も生き続けなければならない。女がどうやって生きていくのか
それを想像すると興奮が一層高まる。やばい、興奮しすぎてもうすぐいきそうなのに
ティッシュがないじゃないか。落ち着け、しごく手を止めれば射精はおこらない。
すぐに手を止めろ。おい、何をしている、なぜしごき続ける。くそ、自制できない。
もうどうだっていい。俺はティッシュを探すのを諦め、女の顔をみた。口を抑えている俺の手に
女の涙が触れる。これ以上ないという興奮状態にあったはずなのに、女の顔をみた瞬間
更なる興奮が俺を襲う。もう駄目だ!!うおおおおおお!!!!
視界がぼやける。焦点が定まらない。最高だ・・・・。
俺は、腰に力が入らないのに無理強いして、Tシャツで性器をぬぐった。射精する直前に
Tシャツで性器を押さえていた。何とか部屋中に飛び散るのだけは避けれた。
ゲーム内の俺も、女の中に勢いよく射精したらしい。腰の動きが止まり、女の上に
覆いかぶさっている。女は先ほどまでのように、声をあげることはしなかった。
精子のついたTシャツを脱ぎ、ゲームを再開する。女の胎内から、ゆっくりと竿を引き抜く。
それと同時に、クリーム色をした精子が、ドロドロと膣から垂れる。
女は全く動かない。せめてもの償いにと、無惨な姿になった女の体に、布団をかけてやる。
入ってきた窓を開け、そこから外に出た。外に出てあたりを見ると、都合よく人気がない。
俺は急いで、兄貴の住んでいた家から離れた。走り去る俺の顔は満面の笑みを作っていた。
この世界、気に入った。現実じゃできない事が何だってできるんじゃないか!!
こんなもんがあるなら、兄貴が引きこもってやり続けるのも、少しだけわかる気がした。
兄貴が帰ってくるまでまだ時間はだいぶある。次はどんな犯罪をしてやろうか?
俺は最近のニュースであった殺人事件を思い出していた。
ドカッ
何かにぶつかり、地面に倒れる。浮かれて走りすぎたか。楽しいのはわかるが少し落ち着けってか
「おい小僧!!!てめぇ、誰にぶつかったかわかってんのか?」
いきなり知らないおっさんに胸倉を掴まれる。誰だこの野郎?
安っぽい鎧を着込んだ、いかにも悪者ですといった顔面のオッサンが三人立っている。
その中の一人が、俺とぶつかったんだろう。俺にぶち切れているようだ。
「よせ、揉め事はまずい」
三人のおっさんの後ろに、いかにも高そうな丈の長いスーツとマントを羽織った三人がいた。
一人はロンゲで色白の、中々イケメンの兄ちゃん。一人は女で、ワインレッドの髪にカールをかけた
美人秘書といった感じの見た目だ。残る一人は、スーツを着ていても筋肉の凄さが
わかるほどの巨漢の男。
「すいやせん。このガキがぶつかってきたもんで・・・」
三人のおっさんは、スーツ姿の三人の手下なのか、俺に見せた態度と全く逆の態度で
ペコペコ頭を下げていた。
「いくぞ。時間がない。」
巨漢の男がそういうと、オッサンは俺の胸倉を掴んでいる手を離し、倒れた俺の横に唾を吐き
スーツ姿の三人の後を追った。
なんだったんだ?どこかのお偉いさんか何かか?奴らが遠ざかり始めた時、俺は
何が起こったのかを頭の中で整理した。要するにぶつかって胸倉掴まれて、倒されて唾吐かれた
あーなるほど。そういうことか・・・・。やっと頭の中で、先ほど起こった事を理解し終わると
俺は全速力で走り、おっさん達とスーツ姿の三人に追いついた。
「おーーーい」
追いついた俺に気づかないおっさん達に呼びかける。
おっさん三人が振り返ろうとしたその瞬間、俺は一番近くにいたおっさんの顔面を
加速のついた右ストレートで吹き飛ばした。
「ぶるらぁぁぁぁ!!」
殴られているのに、殴りかかる時のような声をあげ、地面に倒れるおっさん。
両手で顔をおさえ、地面でのたうちまわっている。
「てめぇぇぇ!!何しやがんだこらぁぁぁ!!」
地面に転げるオッサンを見て、残り二人のおっさんが俺に剣を抜いた。
スーツ姿の三人は、ゆっくりとこちらに振り返る。
支援いる?
こっちは素手だ。剣はまずい。そう思った俺は、未だ地面で痛がっているおっさんの懐から
残りのおっさんが今俺に向けている剣と同じ物を頂戴し、剣を構えた。
「おいお前ら、誰にぶつかったかわかってんのか?」
そう聞くと、別に挑発したわけじゃないのに、剣を構える二人のおっさんは、凄い形相になった。
「なんだとコラァァァ!!!テメェ、生きて帰れると思うなよ!!!」
「お前の人生は終わったぜ!!今すぐ喉笛かききってやるぞぉぉ!!」
すげー。怖い。ヤクザみたいな脅しをかけてきやがる。しかし、これはゲームだ。
俺にそんな物は通用しない。
「喉笛をかききる?こんな風にか?」
俺は、持っていた剣で、地面に横たわるおっさんの首を刺した。
ザク。新鮮な肉が斬れる音がする。
「ごぶぱぁぁぁ!!!ごふゅ!ごふゅ!!こぉぉ・・・・」
声を上げたいが、喉に穴が開いて声がでないのか、聞いたこともない音を口から出すおっさん。
「兄じゃぁぁぁぁぁぁ!!!!」
「ああああああ!!!!」
怒り狂っていた顔が、泣きそうな顔になる。もうすぐまた怒り狂った顔になるんだろうな。
そう予想した俺は、喉笛をかききられて虫の息になっているおっさんに、注意を集中させている
おっさんの一人に、素早く歩み寄った。
「おま・・・!!!」
こちらに気づくのが1秒遅かった。俺がおっさんの顔に突き出した剣が、
おっさんのとっさの防御をかいくぐり、見事におっさんの口にガポっと刺さった。
剣の刃で、口の中はザクザクと切り開かれていく
「ぶぶぶ!!ぶぶぶ!!!」
「うわぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
残り一人のおっさんは、ヤケクソでこちらに切りかかってくる。俺は口の中に剣をつっこまれた
オッサンの体を、突っ込んでくるオッサンの方に押した。
突っ込んでくるオッサンの進路に、口が横一文字に裂けたオッサンが倒れこみ、
一瞬おっさんの動きが止まった。俺は、口裂けおっさんの体の影に隠れながら
突っ込んできたおっさんに近づき、横一線に剣を振った。
突っ込んできたおっさんの右手が剣を持ったまま地面に落ちる。
「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
痛いだろう。そりゃ痛いだろう。俺だってこんな事されたら泣くもん。
俺は、倒れている三人のおっさんを見渡し、自分がやった事に驚いた。
「おいお前、何のつもりだ?」
離れてみていたスーツ姿の巨漢の男が、俺に話しかけてきた。
「お前こそなんのつもりだ?」
俺は、レイプ、殺人とやり終えて、態度が物凄くでかくなっていた。
「なに?」
「俺様の前をこんな汚い下郎を連れて歩きやがって。詫びを入れろ三人同時に。」
「いい加減にしろ!ディンダリン、すぐに始末しろ」
「言われなくてもやる」
美人秘書のようなスーツ姿の女が、巨漢の男に命令する。
巨漢の男は、懐に挿した剣を取り出す。剣の装飾からみて、中々の業物だろう。
「お前ごときが俺をやるというのか?片腹痛いわ!!」
時代劇の悪者が使う言葉を必死で思い出しディンダリンに放つ。
正義の味方に殺される悪者も、こういう気分を味わえるのなら悪くない。そう思った。快感だ。
ディンダリンがジリジリと近づいてくる。
まずい。さっき三人をやったときは、不意打ちだった。だが今度は違う。
相手はこちらの動きを一つも見逃さないだろう。ディンダリンはかなり強いみたいだ。
少しだけあせったその時、俺は説明書に書いてあった重要な事を思い出した。
「ゲーム世界で死ねば、二度と復活はできません。体の一部を欠損しても戻りません」
やばい。これは兄貴のデータだ。死んだら俺が部屋に入った事がばれる。
昨日部屋で大声を上げていた兄貴だ。もしかすると、キレて俺を刺しかねない。
ここは死ぬわけにはいかん。兄貴にバレるのも嫌だが、まだ犯罪しまくりたいんだよ。
なんとしてでも生きなければ。
俺は集中した。そして少し考えた。どうやったら有利に事が運べるか。剣はどう構えればいい?
相手の動きにどう対応したらいい?
くそ、いくら考えても浮かばない。そりゃそうだ。さっき始めたばっかりのゲームだぞ。
攻略法なんか浮かぶわけがない。こうなりゃハッタリだ。そうだ、口八丁で相手を混乱させてやる。
「おい、もっと真剣にやれよ?」
「なんだと?」
まさか剣を構えて向かい合ってている時に話しかけられるとは思わなかったのか、
ディンダリンは少し、驚いたようだった。
「お前が死ねば、後ろにいる女は俺の性奴隷になるんだからな。死ぬまで犯してやるよ!」
ディンダリンは、少しムッとした。
「安心しろ!お前の出生も調べて、家族全員一生タダ働きさせてやるからな!!
もちろんお前の墓など立ててやらん!殺したらすぐにバラバラにしてゴミ箱いきだぁ!!」
ディンダリンはブチ切れた。物凄い勢いでこちらに斬りかかってきた。
「うおおおおおおおおおおおおおお!!!」
早い、理性を失っているのに剣に隙がない。挑発は逆効果だったようだ。
高い身長の更に上から振り下ろされる剣は、凄まじい速さと重さをもっていた。
やべぇ。防ぎきれな・・・・
ガキンッ!!!
ディンダリンが振り下ろした剣は、俺の体を正確に捉えていた。
しかし、俺の剣にうまい具合に軌道をずらされ、地面を叩いた。
いなしという技だ。まともに剣を受けたなら、ディンダリンの怪力で押しつぶされていたか
剣を跳ね飛ばされていただろう。そして二度目の攻撃によりやられていた。
うまい角度で剣にかかる力を受け流す事で、全くダメージを追うことなく、かつ
相手を完全に隙だらけにしてしまう。使うには相当な鍛錬が必要な防御技だ。
それをなぜ俺が使えたか?それは俺の反撃後に説明させてくれ。
ディンダリンは地面に剣を刺し、動けない。が、俺の方は無防備なディンダリンを攻撃可能。
ディンダリンは、しまったという顔で俺を見た。急いで振り下ろした腕を動かし、
俺の攻撃に備えようと必死のようだ。しかし、すでに俺の腕は振り上げられ、
ディンダリンの頭に狙いを定めている。もう、防ぐ事はできないだろう。
正義の味方なら、ディンダリンの頭に剣が刺さる手前でとめるんだろうな。
だが、俺はためらいもなくディンダリンの頭を両断した。
先ほど倒した三人のおっさんのように、刺されても叫びを上げないディンダリン。
なるほど。こいつ、戦士の心構えができている。死に際は綺麗に終えたいということか。
頭の横から綺麗に剣が刺さっているディンダリンは、微動だにせず、一言こう告げた。
「見事・・・・・。」
前向きに倒れるディンダリン。
「ディンダリーーン!!!」
美人秘書が近づいてくる。
「まて、いくな」
美人秘書の動きを、ロンゲの二枚目兄ちゃんが止める。
「し、しかし!!」
「冷静になれ。」
兄ちゃんにそういわれると、美人秘書はディンダリンに近づくのをやめた。
「お前、何をしたかわかっているのか?」
兄ちゃんが俺に近づき話しかけてくる。
「いいって、喋らないで。」
「なんだと?」
「どうせお前も、今から死ぬんだから」
決まった。この台詞も中々いい。そう思いながら、ディンダリンが使っていた剣を奪い
兄ちゃんに歩み寄る。
「はっはっは。まさか、私とやり合おうというんじゃないだろうな?」
こんなに仲間を殺されているのに、未だ余裕をみせる兄ちゃん。
俺が近づいたのを察知し、美人秘書は兄ちゃんの前に立ち、俺に剣を向ける。
「お前とはやらねぇよ。このお姉さんとやりまくるけどな。はっはっは!!」
「くっ!!許さんぞ!!」
ディンダリンを殺されてか、美人秘書の怒りは最高潮だった。
美人秘書が俺に襲い掛かろうと前かがみになった時、後ろにいた兄ちゃんが
美人秘書をよけて俺の方に凄い速さで迫ってきた。
勢いはそのままに、俺に向けて突きを放つ。俺はその突きを、当たるすれすれでかわした。
見える。物凄い速さだが見える。
さっきのディンダリンの剣筋も見えていたんだ。
なぜなら、俺は元剣道部だからだ。小、中、高と、毎日竹刀を振り続けてきた。
剣の動きをとらえる能力は、ゲーム内でも通用するようだ。
俺は、ディンダリンに殺されかけた瞬間に、このゲームの攻略法に気づいた。
簡単だ、剣道をやればいい。相手も剣で来るのなら、剣道をやれば互角以上に渡り合える。
何年もやり続けてきた剣道が、俺に自身を与えてくれたのか
ロンゲの兄ちゃんの至近距離からの突きの連撃を、剣で弾き続けながら、
俺は笑い始めていた。
「わははははははは!!!ぬるい!!ぬるいぞ!!」
「くぅ、そんなばかな・・・」
さて、殺そう。そう思った。だが俺は、すぐに殺さないでおこうと考えた。こいつは
相当偉い奴なんだろう。ならば、今までえらぶったぶん、庶民の前で恥をさらさせてやる。
素っ裸で這いつくばらせて町内一周なんてどうだ。面白そうだ。
俺は剣を下に向けて、ロンゲの兄ちゃんの突きを待った。
何も知らずに俺の心臓めがけてロンゲの兄ちゃんの突きが伸びる。
その瞬間、俺は下げていた剣を勢いよく上に上げ、ロンゲの兄ちゃんの剣をはじき飛ばした。
ロンゲの兄ちゃんの動きは止まり、俺の剣がロンゲの兄ちゃんの喉元で止まる。
「ぐ・・・・」
「安心しろ。お前は殺さない」
「なぜ・・だ?」
「なぜかな?」
俺は答えを少し先延ばしした。全裸になり町中を這いつくばって歩け。いきなりそんな事
言われたら・・・・・俺なら泣くね。少しだけ兄ちゃんに同情心が沸いた。
「そういうことか・・・」
何を思ったのか、ロンゲの兄ちゃんは懐に手を突っ込んだ。懐から出てきた手には
厚さ20センチの札束が乗っていた。
「今は、これだけしかない。駄目か?」
兄ちゃんは、俺が殺さなかった理由を、金が欲しいからだと思ったらしい。
「馬鹿か?金なんか、お前を殺した後でいくらでも奪えるんだよ」
兄ちゃんの手から金を奪い取りながら言った。
「では、なぜ殺さない?」
さて、そろそろ言うべき時がきた。
「うわぁぁぁぁぁぁ!!!!」
その時、後ろから美人秘書が剣を片手に突っ込んできた。
「おい、兄ちゃん。あの女を止めさせろ」
「・・・わかった・・」
兄ちゃんは立ち上がり、こちらへ向かってくる女を止めた。
「どいてください!!私はあの男を八つ裂きにしなければ!!!」
「落ち着け。お前では相手にならん。それにお前が今動けば、私の命はない。」
美人秘書は、悔し涙を流しながら、その場に座り込んだ。
「これでいいか?」
兄ちゃんが俺に聞いてきた。俺はニヤリと笑いそれでいいと伝えた。
「では、教えてくれ。なぜ私だけ殺さないのだ?」
「教えてやるよ・・・それはな・・・・・」
ブルルルルルルン・・・・
現実の部屋の外、いや、家の外から車の音が聞こえる。この音は、母ちゃんの車の音。
まずい、兄貴をじーちゃんの家から送り迎えしてるのは、母ちゃんだ。母ちゃんの車が
帰ってきたということは、兄貴が帰ってきたということだ。なんでこんなに早いんだ。まだ昼だぞ?
緊急事態の発生だ。今すぐゲームの電源を落としていいのか?いや、それもまずい。
データがぶっ飛ぶ可能性がある。こんな場所じゃ中断はできないし、ゲームがスタートした
あのベッドの上で中断しないと、俺がゲームした事が結局ばれる。目の前の兄ちゃんに
構っている暇がなくなった。俺は、俺に質問してくる兄ちゃんに適当に対応した。
「お前が将来、この世を動かす男だと見据えているからだ。」
俺はゲーム内でロンゲの兄ちゃんにそういいながら、現実で隣の部屋にいる妹を呼んだ。
「私がか?じゃあ、なぜこのような事をしたのだ?」
妹が部屋に来る音が聞こえる。
「わからないのか?お前に俺の存在を知らせるためだ。お前には、俺が必要になる時が来る」
本当はそんなのどうでもいいのだ。早くこの場を終わらせたい。
「くっくっくっく・・・・そういう事か。面白い男だ。その剣の腕もさることながら、
私に自分を売り込むため一芝居うったその策士ぶり。正に私が求めていた男だ」
ロンゲの兄ちゃんが笑っている時、ようやく妹が部屋に入ってきた。
「なに?」
「今兄貴が帰ってきた!何とか二階に来ないように食い止めろ!」
妹に時間を稼がせる。これしか方法はない。
「えー、あんまり話したくないんだけど・・・・」
「食い止められたら、一万円!!」
金がもったいなかった。が、このゲームをまたやるためにも、今は兄貴にばれるわけにはいかない。
一万円払ってでも続きがやりたいのだ。
「まかせて!!」
凄い勢いで、妹は一階に降りていった。どんな手で食いとめるつもりなのか。
パソコンの画面に目を戻すと、ロンゲの兄ちゃんがまだ何か喋っていた。
「・・・・・のだからな。そういうことだ。お前の腕なら、明日からでも一つ部隊を任せよう」
どうやら、俺を雇うつもりらしい。雇われるのはいいかもしれんが、兄貴に黙って
仕事を持つのはまずいだろうな。
「今のお前が俺を雇えると思っているのか?まだまだ青い。もっと大きくなって俺を呼びに来い」
どこまで態度がでかいんだ俺は。さすがに怒るか?ロンゲの兄ちゃん。
「はっはっはっは!お前は本当に面白い男だな!気に入ったよ。よし、今日はお前を
連れて行くのはよそう。しかし、次は必ずついてきてもらうぞ?」
なんとか話しがまとまったようだ。
「いいだろう。楽しみにしているぞ」
よし、やっと中断できる。そう思って兄貴が住んでた家の方に走り出そうとすると
「待て。クラリッサを連れて行け」
兄ちゃんに呼び止められた。クラリッサとは美人秘書の事か?
「なぜです!?シフォン様!!」
美人秘書は、泣きそうな顔と驚いた顔を同時に顔に出した。
「あの男は、将来私の右腕として向かえる男だ。大きな器をした男だから、目を離せば
いつどこへいくかわからない。だからお前がついて、見張っていてほしいのだ。」
さすが兄ちゃんだ。美人秘書を無料貸し出しとは、気の利いた事をする。
「でも、私はシフォン様に一生の誓いを立てたのです!シフォン様以外の人間に仕えるなど!」
「わからないのか?あの男の傍にいる事こそ、私への最大の忠誠を示す事になるのを?」
「シフォン様・・・」
少しうつむいて、シフォンのいう事に納得したのか、クラリッサは俺の方へ歩いてきた。
「ところで、大事な事を聞いてなかった。」
まだ何か話しがあるのか?シフォンが話しかけてきた。
「お前の名はなんという?私はシフォン。」
そうか、名前をいってなかったな。田中剛でいいのか?迷惑がかかりそうだから別の名でいくか?
「俺の名は、フライド・チキンだ」
「フライドか。」
結局偽名を教える事にした。今俺が食べたい食い物の名だが。
「じゃあな!」
そういうと、俺は今度こそ兄貴が住んでいた家のほうへ走り出した。
「待て!!」
またかよ!妹が兄貴を足止めするにも限界があるんだぞ。
「なんだ?」
「悪いが、素顔を見せてくれないか。次に会った時に、お前だとわからないだろう?」
そういえば、俺は覆面だったな。こいつには顔を見せてもいいか。
俺は頭に巻いた布をほどき、素顔を見せた。
「これでいいか?」
「・・・・・・・・・・・ああ」
「じゃあな!」
今度こそ全速力だった。急いで家まで戻る。後ろからクラリッサがついてくる。
よく考えると、クラリッサどうしようか。あー、もう、そこらへんは・・・・知らん!
家につくと、誰にも会わないように急いで二階へ上がった。部屋にクラリッサと入り、
ベッドに横になる。急いでいてすっかり忘れていたが、ディンダリンから奪った剣を
持ってきてしまった。クラリッサは、俺が持っていたディンダリンの剣を見ているようだった。
「ディンダリンの事はすまなかったな。」
「・・・・・・・・・・・」
いちお謝っておこう。後ろから刺されたら適わないし。シフォンの命令だから、そんな事はしないか?
ディンダリンの剣を、ベッドのすぐ横に落とす。それから、ポケットに入れた札束を
枕の下に隠した。いよいよ中断だ。いやいや、待て、クラリッサに言っておかないといけない事が。
「なぁクラリッサ」
「・・・・・・・・・・・・・・」
こいつ、俺と会話しないつもりか?何も返答しない。
俺は少しむかついて、ベッドから立ち上がり、クラリッサの肩をつかんで壁に叩き付けた。
「いっ・・・!」
「よくきけよ?」
クラリッサの目の色が、怒りに染まるのが分かる。
「俺はシフォンからお前を預かった。お前の体は俺が今すぐすき放題にしてもいいんだ。
俺の機嫌をそこねれば、どうなるかわかるだろう?」
「離せ!」
クラリッサの肩をつかんでいる俺の手を、払いのけようとするクラリッサ。
仕方ない。
「おらぁぁぁぁぁ!!!」
俺は、いきなり両手でクラリッサの服を引き裂きはじめた。
「きゃっ!!」
上半身がむき出しになり、形のいい胸が見える。すぐにでもやりてぇ。コイツと。
クラリッサを床に寝かせ、その上から伸し掛かる。
「おもしれーよな!!お前は俺に何をされても文句はいえねーが、お前が俺に手を出せば
お前は誓いを立てたシフォンから見放されるんだからな!!」
ディンダリンの剣を拾い、クラリッサの首に当てる。
「もういい。めんどくさい。お前、死ねよ・・・」
これは脅しじゃない。時間がなくて焦ってるせいか、殺してもいい。そう思った。
「待て!!わかった!!いう事を聞くから!!」
ちょっと前に四人を惨殺した男だ。平気で殺すだろう。そう考えたのか、クラリッサは
とうとう俺に服従する気になったようだ。
「じゃあ、俺のいう事を守れ。いいか?」
「ああ・・・・なんでも聞く・・・・」
クラリッサを起き上がらせ、俺は再びベッドで横になった。
「ちょっと複雑だからよく覚えろよ。俺は今から寝る。寝て起きたら性格が少し変わってる」
破れた服の胸元を両手で隠し、クラリッサは不思議そうな顔をした。
「どういうこと・・・・?」
「深く考えるな。いわれたことを素直に聞けばいいんだよ。それから、お前敬語で喋れ。」
「はい・・・・」
「俺はちょっとした事情があって、この家じゃ性格を変えてるんだ。お前は何事もないように
性格が変わった俺に対応しろ。へんな不信感をもつなよ?」
「わかりました・・・」
わかるわけがないだろう。俺自身もそうは思うんだが、都合のいい理由を考えている暇はない。
「それから、俺から何か質問されても、今日あった出来事は話すな」
「・・・・・・・あなたがなぜ質問するのです?」
「うるせー。言われた事をそのまま理解しろ」
「・・・・・・はい」
「お前が誰なのか、何者なのか俺に質問されたら、適当な事をいってごまかせ。」
「わかりました」
まぁ、大体こんな感じでいいか。
「じゃあ、俺は寝る。」
「おやすみなさい。」
「そうそう、少し色っぽい服を着るようにしろ。」
「え?」
「俺を楽しませるのがお前の役目だろうが」
「・・・・わかりました」
「じゃあな。おやすみ」
中断ボタンをおし、ゲームが終了するの待つ。早く終われ!
ゲームが終了したら、すぐにパソコンも終了させ、
ゲーム内で女を犯した時に汚したTシャツを回収し、急いで兄貴の部屋からでる。
一階に下り、妹にもういいよーと言いう。
妹は、どうやら兄貴をテレビの話題で一階に足止めしていたようだ。
妹と兄貴が二人でテレビを見てるなんて光景は何年ぶりだろうか。
妹が話しをするのをやめると、兄貴はすぐ二階へ上がっていった。
あのゲームの続きがやりたくて仕方なかったんだろうな。なんとかばれないといいんだが。
兄貴が次じーちゃんの家にいくのが待ち遠しい。今度は何をしてやろう?
考えるだけでも楽しくなってきた。俺も買おうかな、あのゲーム。
いや、今日の続きだから楽しみなんだ。これからも兄貴がいないうちにさせてもらう事にしよう。
俺は、自分の部屋にいき、俺を待っていた彼女に何度も謝った。
それから二人で映画をみにいくため車に乗り、家を後にした。
終わりです。読んで下さった方々に感謝します。
109 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/19(土) 17:18:54 ID:2mO9MZb9
えええええええええ
消化不良w
110 :
94:2006/08/19(土) 22:45:58 ID:fplRyQ5A
ごめんよあの後すぐ外出してしまった。
終わりって3話の終わりだよね?完結じゃないよね?
要領のいい弟の新人類っぽさがよく出てると思った。
>>110 いえいえ気持ちだけで!ありがとうございました!
あと、三話の終わりです。まだ続きます。勘違いさせちゃってごめんなさい
ご無沙汰しています、水戸っちです。新作投下します。
【タイトル】夕焼け
【エロ内容】 微エロ
【ストーリー内容】 学校もの
【ターゲット属性】 女子高生
校門から出て5分ほど歩いたところで、財布を机に入れっぱなしなことに気付いた。
馬鹿な話だ。昼休みにグランドで野球をするときに、脱いだ上着とは別に机に入れて
おいたのだ。これ見よがしの上着はおとりで、本丸の財布はぐちゃぐちゃと物が詰
まった机の奥に隠してあるって寸法。俺ってあったまいい。
で、制服だけ着て帰ってる。馬鹿な話だ。
めんどくせー。頭の中でつぶやいて回れ右をする。明日学校に行っても財布はある
だろうが、どうも気分が悪い。第一、これじゃコーラの一本も買えない。
学校に着いた時には太陽が赤くなり始めていた。部活をやってる
連中も帰ったのだろう、グランドは静かになっていた。別段進学校でもないが、熱心
に部活をやるわけでもないこの高校は、日が暮れる頃には人気がなくなる。
誰もいなくなった校舎の階段を3回まで昇り、教室まで歩く。どんどん赤くなる
夕日が廊下の窓から差しこみ、廊下全体を赤く染め上げる。3組の教室まで階段
からほんのすぐだ。がらっと扉を開いて、丸丸1秒、俺はその場に凍り付いていた。
女がいる。上半身裸で。
「悪ぃっ」
言ってがらりと扉を閉めるのと、俺と同じく目を丸くして凍り付いていた女が
誰だかわかったのがほぼ同時だった。
(小山じゃねぇか)
小山優美子は女子のムードメーカーだ。いつも陽気で歯切れのいい話し方をする。
勉強は可もなく不可もないが、体育のほうが得意。
(なに部だったっけ)
どうしてこんな時間に教室で服を脱いでいたのか考えようとしたが、小山優美子の
ことなど何も知らない事に気付いた。そりゃそうだ。俺って不良だし。あの手の
ポジティブ女とはかかわる理由もないし。
だが、今回ばかりはそうもいかない。小山優美子は着替えているのだか何だか知ら
ないがまだ教室にいる。財布も教室にある。このまま知らぬ顔をして帰ったら、
まるで覗きに来たみたいじゃないか。
(めんどくせー)
そうつぶやきながら、頭の中にある同級生の半裸に困った。背を向けながらも首を
ひねって驚いたようにこちらを見る優美子。あわてて腕で隠す前に見えた、形の
いい胸。それよりも、夕日に照らされた背中のきれいな形が印象的だった。
教室から少し距離をおいて、廊下の窓によりかかっていた。教室にはまだ優美子が
いる。ばたばたと慌てている様子が手にとるようにわかる。やがて着替えが終わっ
たのか静かになると、ゆっくりと扉が開いて、優美子が外をうかがう。
目が合った
「終わったのか?」
「…うん」
「んじゃ」
そういって、教室に向かって歩く。当然、小山優美子に近づく形になった。身を硬く
するのがわかる。これ見よがしに廊下の反対側を歩いてその前を通り抜け、教室の
前の扉から入る。一直線に自分の机に向かうのを、扉の前で小山優美子が見ていた。
財布は机の中にあった。
これこれ。そう言うかのように財布を振って見せると、わざと無表情のまま入って
きた扉から出た。少し遠回りだが、小山と反対側へ歩いて校舎の端の階段を歩いて
降りた。
校門を出る頃には、もう太陽が近所のマンションに隠れていた。とはいえ、まだ日没
というわけでもないので空は明るい。途中、自動販売機でコーラを買って飲みながら
歩く。飲み終わった頃にちょうど土手に着いた。ごみ箱に空き缶を投げ込み、土手を
駆け上がると、川向こうにまだ太陽が浮いていた。あと5分くらいで地平線につくだろ
う。
一呼吸して向きを変えたとき、視界の端に人が見えた。振り向くと、同じ高校の夏服
が見えた。白いブラウスにチェックのスカート。赤い棒タイの女が、両手でかばんを
前に下げ、立ち止まってこっちを見ている。
(小山かよ)
あいつこっちだったっけ。うんざりした顔でごちながら、頭の中に浮かんで来た
イメージにたじろいだ。夕陽に照らされた美しい背中、おののいたような顔。
知らん顔でかろうじて歩き出すことができたが、股間がもりもりと強張って来た
のは参った。廊下での時は突然でそんな気にはならなかったが、思い出してみると
とんでもないハプニングだ。目の前に半裸の女がいたなど、生まれて初めてなの
だ。
(ちくしょう)
と、口に出したのはよりによって相手が小山優美子だったからだ。よりによって、
あの強気な女に自分が欲情しているというのが癪だった。クラスの女子をオカズに
して自慰にふけったことは何度もあるが、小山など考えもしなかったのだ。
思い返すとどうでもいいことだったが、いらいらしながら歩いていたので、まさか
後ろからついてこられているとは思わなかった。考えてみると、はじめからついて
きていたに違いないのだが。とにかく、土手の上の人気のない道で後ろに小山が
いると気付いたとき、俺は内心たじろいだ。
振り返らずに立ち止まると、後ろの小山の足音も止まる。
「なんだよ」
振り返って、なるべくぶっきらぼうに聞く。やっぱり両手でかばんを前に下げた
小山がこちらを見ている。ふと、きれいな立ち姿だなと思った。俺たちのように
肩を怒らせて歩いたり、だらだら歩いたりしないのだろう。
「さっき、見たでしょう」
詰問するような声に、かちんと来た。俺が悪いことをしたような口ぶりじゃないか。
「なにを?」
「とぼけないでっ!」
食いかかるような口調だ。こっちもだいぶ頭に来てる。
「何も見てねぇよ」
「嘘つきっ!」
頭の中でぶちっと音がしてかぁっと頭に血が上るのと、小山がこちらに小走りで
駆け出すのが同時だった。
「見たくせにっ!」
すぐ目の前まで来て言い放つ小山に怒鳴り声を上げようとして、またしてもたじろ
いだ。
(泣いてんのか)
ちょうど沈み始めた夕陽に横から照らされて赤く染まった小山優美子の頬を、きら
きらと光りながら涙が流れて落ちる。こちらをきっとにらみながら、ひっく、ひっく
と湧き上がる嗚咽を押えている。
「見てねぇよ」
かろうじて、押し殺した声で応えた。
(ちぇっ、めんどくせえ)
だいたい俺が泣かしてるみたいじゃないか。俺が何か悪いことをしたか。万引き
とか、かつあげとか、親殴ったとか。俺はできそこないだがまだ犯罪に手を染め
てはいないぞ。
「誰にも見せたことないのに…」
泣きながら、悔しげに言った言葉にまたたじろぐ。処女なのか。いや、こいつが処女
であっても不思議でもなんでもないが、こいつが処女かどうかなど、考えたことなど
なかったのだ。ある意味、クラスで一番セックスから遠い感じがするのに、いきなり
生々しい話を聞かされてしまった。つんと尖った胸の形が頭に浮かんで、また動揺
する。
「見てほしかったのかよ」
「そんなわけないじゃないっ!」
「じゃぁ、いいじゃねぇか。見てねえんだから」
こっちをきっと見据えたまま小山がしばらく黙った。いままで気付かなかったが、
きれいな目をしている。
「俺は何も見てねえよ」
もう一度、低い声で言う。
「本当?」
自信なさげに小山が問う。急にそれまでの勝気な女が姿を消して、消え入りそうな
女に変わる。どぎまぎしている自分がわかる。
「ああ」
「見てない?」
「見てない」
「誰にも言わない?」
「言わない」
ぽろっともう一度涙が流れて小山がうつむいた。小さな声で
「ごめんなさい」
と言う。
「本当にごめんなさい」
「いや、いいよ」
「私馬鹿なことしちゃった」
「追っかけてきたことか」
「うん。ごめんね。疑って」
うなだれたまま続ける。いや、俺は見てしまったし、それは小山も承知の上なんだが。
それでも俺が、見ていないし、誰にも言わないといったことは、それなりに小山を
安心させたらしい。
「ごめんね。立花君だって私の裸なんか見ても嬉しくないよね」
「そんなことない。きれいだったぞ」
口を滑らしたことよりも、つい本音が出てしまったことに(しまった)と思ったが
遅かった。うなだれていた顔をさっと起こした小山は口を一文字に結んでいる。こち
らを射るような視線に一瞬凍りついた隙に
パンッ!
と音がして横っ面を張り飛ばされた。目の前にふわっと金色の光が広がって頬にちり
ちりと痛みが湧き上がってきた。
「見たんじゃないっ!」
(こんのくそアマ)
湧き上がる怒りが大きいほど、次の動作が遅れる。自分自身がぶっ壊れるかと思うほ
どの怒りが込み上げている間に、小山が一歩踏み出してきた。
そのまま俺のすぐ前に来て、額を肩に預けてきた。
「ごめんね。でも、ありがとう」
頭の中がぐるぐると回って、その場に立ち尽くしたまま、何も言えなくなった。
小山が一歩下がる。
もう一度あげた顔は涙にぬれているが、笑顔だった。
「私、きれいなんて男の子に言われたの、初めてよ」
小さな声で、はにかみながら、そういった。
「ばいばい。また明日ね」
そう言って、こちらを見ながら2,3歩後ろに歩くと、前でかばんを下げたままくるり
と向きを変えた。制服のスカートがふわっときれいな形に広がって、元に戻った。
夕焼けに照らされて土手のを遠ざかっていく小山の姿をずっと見ていた。肩に額の
感触が残っていた。
「夕焼け」 終わりです。
短編の場合最初に分類を書いてしまうと、激しくネタばれですね。
萌えた
甘酸っぱくってよかったです。
人がいないのを見計らって投下
【タイトル】入部テスト
【エロ内容】 レズ
【ストーリー内容】 学校もの
【ターゲット属性】 女子高生
主人公:高1。テニス部からチア部へ転向。
遥:高3。チア部。実はレズ。入部テストと称してアレコレする。
遥センパイ。
チア部部長にして、誰もが認める我が校No.1の美女。
成績も相当いいらしいし、運動神経も抜群で、スタイルも犯罪的。
おまけに見えそうで見えない、けど恐ろしく短いスカート・・・。
これで彼氏がいないっていうんだから、それこそ校内の男子が
学年問わず遥ファンだらけなのも当然っちゃ当然かもしれない。
で、私も典型的な「遥センパイに憧れてチア部に入る人」。
高校に入ったらすぐチアに移るつもりでテニスをやってきたけど、
中高一貫の悲しさでなんとなく流れのままにここまできてしまった。
今日の練習を最後に退部って、今日こそはみんなに言ってきた。
・・・けど、一人で入部届けを出すっていうのは、結構勇気がいるらしい。
らしいっていうか、いる。これは。
4月にみんな一緒に入るんなら何の気兼ねもないだろうけど、
しかしこの出遅れた感は大きい。
すでにできあがったコミュニティにいまさら一人で飛び込む無謀さ。
男子がうらやましいと思う数少ない瞬間。
124 :
入部テスト:2006/08/22(火) 01:30:34 ID:sf5RPIXU
「脚どれくらい上がるかな?」
「そんなには上がんないんですけど・・・」
ウソ。かなり自信はある。ブランクがあるとはいえバレエやってた。
「じゃ、ちょっと貸して・・・よいしょ」
「ぇ」
遥センパイが私の右足首を持って、ゆっくり上げはじめた。
もちろん下は穿いてるけど、この格好で脚挙げるのは相当恥ずかしい。
「こんなのでいちいち恥ずかしがってたら踊れないよ〜w」
「あ、いや全然そういうことじゃなくてっ!!平気ですよ〜w」
痛恨のミスっ!!そうだよこの程度普通だよ何言ってんだよ私・・・
「いや、スゴいスゴい!!初めてでコレだったら相当スゴいって!!」
「一応昔バレエやってたんでw」
「あ、なるほどね〜。じゃあ即戦力じゃん!脚もキレイだし・・・」
言いながら遥センパイは、空いてるほうの手で
私の上がってるほうの脚を指先でなぞりはじめた。・・・ん?
「ゴメンねw こういう感触でもけっこー色々分かるんだよ〜」
なるほど。さすがだ。遥センパイレベルになるとそんなこともできるんだ。
しかしうつむき加減のセンパイの視線の先は、当然モロにスコートの中だ。
さすがに恥ずかしい。けど言えるハズはない。
125 :
入部テスト:2006/08/22(火) 01:32:23 ID:sf5RPIXU
いきなりタイトル入れ忘れたり順番間違えたり・・・orz
>>123->>125-
>>124の順です。
「失礼しまーす・・・あれっ」
チア部部室には誰もいなかった。バクバクいってる心臓がむなしい。
「賞状だらけ・・・すごっ・・・」
「何してんの〜?」
「きゃあ!!あ、あのっ、えと、
私テニスだったんですけどチアにあsdふぁうぇ:」
「・・・入りたいのねw ちょっとそこ座ってて」
「ハキハキと受け答えて第一印象良好」なシミュレーションを
さんざん繰り広げてきたのに・・・っ!!
不意打ちは想定外だ。しかもまさか最初に会うのが遥センパイとは。
入部届けにサラッと目を通して、私を興味深そうに見ている。
ヤバい絶対顔真っ赤だ・・・
「テニスのウェアっていいよねw うらやまし〜」
「あ、、ありがとうございますっ!!」
「緊張しすぎだよw そのスカートかわいいよね〜」
正確には「スコート」なんだけど。もちろんツッコむ余地なんてない。
「さてと・・・ユカちゃんね。じゃ、ちょっとこっち来て」
126 :
入部テスト:2006/08/22(火) 01:33:15 ID:sf5RPIXU
「うん、かなりいいセンいってると思うよw じゃ、床に座って」
やっと終わった。恥ずかしさから解放されてホッとする。
「よいしょっと」
遥センパイが私の後ろに腰を下ろした。たぶん柔軟だ。自信アリ・・・!!
「たびたびで悪いけどw 脚開いて〜」
フッ・・・もちろん180度ですよ!!
あ、でもそれで当たらないってことは・・・遥センパイも180度だった。すげ。
「お〜、スゴいね〜・・・全然張ってないや」
今度は後ろから手が回され、内腿を指先でなぞり始めた。
このシチュエーションちょっとマズい。
いつも妄想のなかでK君とイチャついてる時の体制だ。
しかもそんな触り方されると・・・。
「・・・ぅくっ」
「?・・・どしたの?」
「ぃゃ、なにも・・・」
「そw じゃ、今度はこっち」
わき腹を撫でられる。若干くすぐったい。しかもちょっと胸に当たる。
「・・・ぅぅ・・・」
「・・・うん、筋肉のつき方とかは一通りOKかな」
「ぁ・・・ありがとうございます!!」
127 :
入部テスト:2006/08/22(火) 01:35:15 ID:4UG/iEq9
「さ、それじゃ」
まだ何かあるんデスカ!?正直さっさと家に帰ってオナ(ry
「なんかさー、本当バカみたいって思うかもしれないけどw」
「何ですか?w」
「ん〜・・・踊ってる時に感じちゃうコとかってマズいんだよねw」
「え!?」
まさか今感じてたのがバレた・・・のか・・・っ!?
「結構人にも見られるしさ、そういうので興奮しちゃって
動きがおかしくなるコとかいると全体が崩れてさw」
うそぉん。私は少なくとも視線に興奮なんてしたことはない。
「だから、ちょっとテストねw」
「テスト?」
「今から私がいろいろするけど、5分間おっきな声出さなきゃOKねw」
「はーいw」
なーんだ。余裕。イクまでオナニーしたってつぶやく程度しか出ない。
「じゃ、そこで横になって」
128 :
入部テスト:2006/08/22(火) 01:35:56 ID:4UG/iEq9
遥センパイの指が足首からゆっくり上ってくる。
触れるか触れないかくらいの軽さで、焦らすように・・・
「ホント・・・脚キレイ・・・」
つぶやく遥センパイの顔が少し赤いように見える。
うつ伏せの遥センパイの胸元が思いっきり見える。
エロい。女の私から見たってこの光景はエロい。
太腿まで遥センパイの指が上ってくると、
何かを期待して脚を少し開けてしまう私がいた。
「細いねw」
気付いてないのかワザとなのか、センパイの手は
一番熱くなってるところをスルーして上半身に上ってきた。
残念・・・とか思ってどうする。声出したらNGなんだった。
テニスウェアから僅かに出たウエストを撫でられると、
全身に鳥肌が立った。ヤバい。絶対濡れてる。
「とるよ?」
何を?と聞き返しそうになったが、先輩の手は
ウェアの中を通ってホックを外した。
「カワイイのつけてるねw」
すそから出されたブラはやたらエロく見える。
129 :
入部テスト:2006/08/22(火) 01:36:39 ID:4UG/iEq9
ウェアが首元までたくしあげられた。
こんなの遥センパイじゃなかったらありえない。
女同士でこんなことするなんて気持ち悪すぎる・・・はずなんだけど。
あいかわらずセンパイの指は肝心なところには触れない。
おなかの辺りを軽く、爪の先でかすかに触れて回る。
「ぅぅ・・・くっ・・・」
「ん?・・・まぁ、これくらいはノーカンにしてあげるよw」
センパイの指が胸の近くにまでくると、
無意識に乳首に触ってくるように体を動かしていた。
が、遥センパイの指はそれを避けて絶対に触れてくれない。
もうヤバい。体中がガクガク震えてる。熱い。
どんなブサイク男でもいいから入れて欲しい。
「遥・・・センパイぃ・・・」
「ふふっw どしたの?」
「ぅぅ・・・ひぅっ・・・」
「じゃ、そろそろ・・・
センパイの指がゆっくり、本当にゆっくり乳房を上ってくる。
待ちきれない。
一秒でも早く。
「ごほうびその1w」
130 :
入部テスト:2006/08/22(火) 01:37:12 ID:4UG/iEq9
ここまでの数分で初めて、羽毛で撫でるような触り方じゃなくて、
しっかりと手ごたえのある、普通の触り方をされた。
両方の乳首を、摘まれた。
「・・・んんんっ!!!」
「ん〜?際どいな〜w ま、いっかギリギリw」
信じられない。中が波打っている。
・・・直接アソコには触られずに、イッちゃった。
これは気付かれたらマズい。できるだけ平静を装う。
「5分・・・たちました?」
「全然wやっと半分だよw」
言われながら、安心している自分に気付いた。
まだまだ体が足りないと叫んでいる。
それも当然、アソコに一度も触れられてないのだ。
けど遥センパイは、そう簡単には触ってあげないよ、と目で言っていた。
以上 序章ですた(´・ω・`)
(*´д`*)ハァハァ
132 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/22(火) 22:53:13 ID:zFQOJN8O
hoshu
むかーしちょこっと書いてたことあるんですがトリップも忘れたし、
かなり久々ってこともあるし新名でいかせていただきます。
【タイトル】おれんじじゅーす
【エロ内容】 普通
【ストーリー内容】 妹をちょっとこらしめるつもりが・・・
【ターゲット属性】 妹
クラスメートのタカシから、変な薬をもらった。
タカシ曰く、大学生の兄がネットで買った媚薬なのだそうだ。
兄貴がそれを狙っていた女の子に使ったところ効果覿面で、
そのままヤッちゃって彼女にしてしまったらしい。
兄からそんな自慢話を聞かされたタカシは、
バレないように少しだけその薬をちょろまかして持ってきたとのことだった。
タカシも別に誰かを落とそうとかそういう目的があったわけじゃない。
だいたい俺たちみたいな童貞では、タカシの兄みたいに
狙ってる女子に薬を飲ませてどうこうなんてだいそれたことができるわけがない。
ただ、ちょっと面白そうだから試しにどこかで使ってみようぜ、
みたいな感じで持ってきて、俺にも一包みくれたのだ。
しかしこんな薬を貰っても、使うアテがなかった。
最近は特に狙っている女もいない。
クラスメートなんかに使ったらなんだかめんどくさいことになりそうだし、
見知らぬ女に飲ませるわけにもいかないし・・・。身近な女といえば・・・。
ということで、俺はその薬を3つ年下の妹の美矢に使ってみることにした。
別に近親相姦願望とかがあるわけじゃない。
そもそも妹はまだ○学生で、子ども子どもして色気の欠片もない。
ただ、最近ちょっと生意気になってきて、俺のことを「バカおにぃ」と呼んだりしてくるので、
ちょっとこらしめてやろうと考えたのだ。
都合のいいことに、薬を貰ってから三日後に両親が遠方の親類の葬儀で出かけることになった。
二日ほどの間、家には俺と美矢の二人きりということだ。
両親は子ども二人を残すことが少し心配なようだったが、
俺ももう○校生なんだし大丈夫だよ、と言って送り出した。
そして両親がいない夜。
俺と美矢はリビングでテレビを見ながら、買ってきた弁当を食っていた。
薬を実験しようと心に決めていたので、内心はかなりソワソワしていたが、
美矢に気付かれないようにできるだけ平静を装った。
美矢はまったく何も気付いていないようで、
お笑いのバラエティを見ながらケタケタと色気のない笑い声を上げている。
妹を女として見たことはないが、快活でわりと目立つキャラのため、
男子からわりとモテるようだった。
たしかに子どもっぽいとはいえ顔立ちはととのっているのかもしれない。
しかしスタイルはまるで子どもだ。
今日はTシャツと長めの半ズボン姿だが、胸のふくらみなんてほとんどない。
俺は胸がぼーんとなってる方がいいけどな。
俺は先に弁当を食い終わり、片付けにキッチンに向かった。
弁当の箱を捨て、なにげない感じで冷蔵庫を開ける。
その中には、昼間に買って準備しておいたオレンジジュースが入っている。
薬は無味無臭だそうだが、粉なので水に入れるとバレるかもしれない。
オレンジジュースなら味も色も濃いからわからないだろう。そう考えての選択だった。
「お、オレンジジュースあるじゃん」
俺はまるで今気がついたかのように、オレンジジュースを取り出した。
「美矢も飲むかー?」
さりげなさを装って声をかける。
「うーん」
テレビに夢中の美矢は気のない返事を返す。
これも想定済み。
お笑いを見ているときの美矢は声を掛けられてもいつも上の空なのだ。
俺はオレンジジュースをコップに入れ、
美矢がテレビに夢中になっているのを確かめてから、薬の袋を取り出した。
袋には何も書かれていない。ただの白い粉だ。
本当に媚薬かどうかはわからない。
やばい薬だったらどうしよう、と思わないでもなかったが、
タカシの兄貴は使ったわけだし、どうせ一包みしかないのだから・・・。
あるいは実はただのビタミン剤か何かで、
タカシかタカシの兄貴が俺を騙して楽しもうとしているだけなのかもしれない。
それならそれでまあいいか・・・。
そんなことを考えながら、素早く袋の口を開いて、中身を妹のオレンジジュースに入れた。
粉が溶けるように指でジュースをグルグルとかき回す。
予想通り、オレンジジュースの中の粉は直ぐにわからなくなった。
自分の分のジュースも入れ、二つのコップを持ってテレビの前に戻る。
無言で薬の入った方を妹の前に置き、もう一方を自分で飲んだ。
妹はテレビを見ながらまだ弁当を食っている。
しばらくはジュースに手を伸ばす素振りは見せなかった。
すこしイジイジしたが、焦っては意味がない。
美矢は弁当を食べ終わると、ようやくジュースに手を伸ばした。
テレビを見ながらゴクゴクゴクと一気に半分くらいを飲み干した。
これで日ごろ俺をバカにしている妹に一泡吹かせてやれるかもしれないと思うと
内心ガッツポーズをしたい気分だったが、ここはぐっとガマン。
少したって、美矢は残りのジュースも飲み干した。
薬は直ぐに効くと言っていたが、いったいどのくらいで効き始めるのか。
少し様子を見る。
10分ほどたって、美矢の様子が少し変わってきた。
頬が赤く上気し、大きな瞳が潤み、少し息遣いも荒くなってきたようだ。
さらに5分ほどたって、今度は妹が足をモジモジと
おしっこをガマンしているときのように動かしはじめた。
どうやら本当に薬が効いているらしい。
「どうしたんだ?」と聞こうと思ったがまだまだガマン。
そんなことを言ったら警戒されてしまう。
そんなことを考えていたら、美矢が急にすっと立ち上がった。
やべっ、と思ったが、別に俺に対してどうこうというわけではないようだった。
それ以前に、今の美矢には俺の様子を見ている余裕などまるでなさそうだった。
「宿題残ってたから部屋でやってくる」
真っ赤な顔でそう言うと、美矢は小走りでとととっと走って
二階の自分の部屋へと上がっていってしまった。
ありえない。
大好きなお笑い番組を見るのを途中でやめて宿題やるなんて、美矢に限ってありえない。
俺は確信していた。
美矢は媚薬でモンモンとしてガマンできなくなったに違いない。
部屋で一人エッチでもするつもりなのだろう。
妹が一人エッチをしたことがあるのかどうかわからなかったが、
イマドキの中○生女子だ、そのくらいは知っているだろう。
俺はすぐにでも確認したい気持ちを抑え、しばらく居間で待っていた。
媚薬の効果は1時間くらいは続くといっていた。
ならばこれからもっと高まっていくだろう。
美矢が言い逃れができないような状況になってからガツンといってやろう。
テレビを見ながら待った。しかしテレビの内容はほとんど頭の中に入ってこなかった。
俺の脳内は二階で一人エッチをしているであろう美矢のことでいっぱいだった。
エロい気持ちがまったくなかったかというと嘘になるが、
それよりもこらしめてやろうというワクワク感の方が大きかった。
10分後、俺は立ち上がり、足音をしのばせ、階段を登って美矢の部屋の前にやってきた。
耳をすましてみるが特に何も聞こえない。さすがに声をあげたりはしないか。
ゆっくりとドアノブを回してドアを開ける。思った通り、勉強机には美矢の姿はない。
ベッドの方に目をやると、布団が人型に膨らんでもぞもぞと動いている。
予想通り。
美矢は布団に潜って何やらやっているようだ。
抜き足差し足でベッドへと近づく。
頭まで布団をかぶっている美矢は俺の接近に気付く様子もない。
布団に手が届くところまでスローモーションで動き、
そこから一気に素早い動きで剥ぎ取った。
剥ぎ取った布団の下には、Tシャツを胸の上までたくし上げ、
ズボンとパンツを膝上までズリ下ろしたあられもない妹の姿があった。
あちら側を向いているので見えない部分も多いが、
左手は胸元に、右手は股間に伸びている。
これは言い逃れのしようもない。
「きゃあああ!!」
甲高い悲鳴が上がる。その声に一瞬たじろぐ。
「な、なにすんのよバカおにぃ!!
黙って勝手に人の部屋にはいらないでよ、このヘンタイ!!」
妹は俺の手から布団を取り戻してもぐりこみながら、矢継ぎ早に罵声を浴びせてくる。
俺はさすがにちょっとカチンと来て、再び布団を力ずくで剥ぎ取って言ってやった。
支援
「なんだよ。本当に勉強してるか見に来たら、
ベットでなんかモゾモゾやってっから確かめてみたんだろ。
お前そんなん言うなら、今日見たことお父さんとお母さんに報告するぞ」
「い、いや。ダメ。やめて」
妹はさっきまでの威勢を失い、泣きそうな声で懇願してきた。
「じゃあさっき悪口言ったことちゃんと謝れ」
「ご、ごめんなさい」
「もうバカおにぃとかヘンタイとか言わないって誓え」
「誓います・・・」
俺は怒った顔をしながら、内心でシテヤッタリと舌を出していた。
少し冷静さを取り戻した俺は、改めて妹の姿を認識した。
妹は慌てて服を戻そうとしたようとしているが、
汗で濡れた服はなかなか思い通りにならなかったようだ。
服はめくれ、ズボンは膝元にひっかかったままだ。
大事なところは見えないように手で隠しているが、さすがにこの姿はエロい。
その光景に俺の下半身がズキンと疼いた。
しかも美矢は薬の効果でいまエロエロモードに入っている。
顔だけでなく、腕や腰まで興奮で真っ赤に上気している。
そして涙が出そうなほどに潤んだその瞳が不安そうに俺の方を見ている。
胸は想像どおりまだ小さかったが、それでも男とは違う膨らみになっている。
その上、脳を刺激するような匂いが妹の方から漂ってくる。
これがフェロモンってやつなのだろうか。
「じゃあさ・・・」
俺は少し声のトーンを低くして美矢に話かけた。
「続きやってみせろよ」
「えっ・・・?」
美矢は俺の言葉の意図をつかみかねて、きょとんとした顔をしていた。
「だから、一人エッチの続きしてみろって言ってんの」
「な、なに言ってんのよ。ほんとにバカじゃないの? このヘンタイ!」
「そんなかっこで一人エッチしてたくせに、ヘンタイはどっちだよ。
それに今さっきヘンタイとかって言わないって約束したばっかりだろ」
「・・・」
美矢は何も言い返せず、ただ悔しそうな顔をしていた。
「ほら、やってみろよ。親に言いつけるぞ」
美矢はキッと俺の方をにらんだが、観念したように目を瞑ると、
胸に当てた手で小さな乳房をもみはじめた。
「反対の手も」
俺は自分でもなんでこんなことを言っているのかよくわからなかった。
美矢から放たれる芳香が俺の感覚を麻痺させていたに違いない。
美矢は言われたとおり、股間に伸ばした手も少しずつ動かしはじめた。
向こう側を向いているのではっきりとは見えないが、
指先で大切なところを刺激しているようだ。こちら側からだと、
小さなお尻が指先の動きに合わせて少しずつ揺れているのが見える。
媚薬の効果もあってか、次第に美矢の動きが本格的になってきた。
乳房だけではなく、その先端の小さな乳首への愛撫もはじまる。
下腹部からは愛液のくちゅくちゅとした音まで聞こえはじめた。
頬を真っ赤に染め、目を強く閉じている。
そして次第に「あっ・・・やっ・・・」などと快感に震える声を発しはじめた。
しかしこっち側からは背中とお尻しか見えない。俺は少し物足りなくなってきた。
「こっち向けよ」
「む、ムリだよぉ」
美矢はさすがに泣きそうな声でそう言った。
俺は美矢の肩をつかみ、こちらを向かせる。
触れた妹の肌は想像以上に熱を帯びていた。
「やあっ・・・」
そう言いながらも勢いのついた美矢の手は止まらない。
両の胸をもみしだき、自分自身の割れ目をこすり続ける。
「や、やだっ・・・あんっ・・・おにぃ・・・見ないで・・・はうぅ・・恥ずかしいよぉ・・・」
「見られて感じてんじゃないのか?」
「いやっ・・・そんなこと・・・言わないでぇっ・・・」
声にならない声でかろうじて反論するが、
そう言いながらも美矢の動きの速度が上がっていく。
確実に絶頂に向けて登りつめているようだ。
俺は美矢の体から目を逸らすことができなくなっていた。
上気する桜色の肌。まだ幼いその体が貪欲に快楽をむさぼっている。
俺の股間はいつの間にかギンギンに勃起していた。
「やあっ・・・ああっ・・・だめっ・・・くうっ・・・・・いくっ、いっちゃうよ.
おにぃ・・・、あたし・・・あたしっ・・・ああああっっ!!」
美矢は体をのけぞらせ、悲鳴のような声を上げて果てた。
びくん、びくんと男がいったときのような激しい痙攣をしている。
痙攣がおさまてもしばらく、美矢はうつろな目をしたまま肩で息をしていた。
「いったな・・・?」
「・・・」
返答する気力もないようだった。
そんなものまで見せられて、童貞の俺がガマンができるはずもなかった。
部屋に充満する妹の汗と愛液の臭い、耳に残る喘ぎ声、そして目の前に横たわる女の体。
媚薬を飲んだわけでもないのに、俺の方も理性のタガが外れはじめたようだった。
俺は無言で美矢のベッドの中に入り込んだ。
美矢はいった余韻でも朦朧としつつも、突然の出来事に驚き、
寝転んだままで逃げようとする。
しかし壁際の狭いベッドの中では逃げ場もない。
「や、やめてよ。あっち言ってよバカおに・・・」
「あ、またバカおにぃって言った・・・」
「ま、まだ言ってないよ」
俺は美矢の肩に触ってみた。その刺激にいったばかりの美矢がびくんと反応し、体を強張らせる。
見た目通り熱を帯び、しっとりと汗もかいている。
そしてこうやって近づくと、さっき感じた脳を刺激する匂いがさらに強く俺の鼻を突いた。
美矢は片手で胸元を、片手で股間を隠すようにしている。
しかし今更そんなもので隠しようもない。
俺の目の前に幼いながらも女である妹の肢体が横たわっているのだ。
興奮と緊張と快感で真っ赤になった妹の顔が目の前にある。
こうやってみると、確かに可愛い。
色気がないと思っていたが、薬の効果のためか、このシチュエーションのためか、
なんだか見ているだけでこっちまでドキドキしてくる。
「な、何する気・・・?」
妹がじっと俺を見つめたまま、不安そうに尋ねる。
俺は答えるかわりに腕を伸ばして妹の頭を掴むと、ぐいっと引き寄せて唇を奪った。
妹は驚いたように目を見開き、「んー!んー!」と叫びにならない声をあげていた。
しかし思っていたより抵抗は強くなかった。
実は俺はファーストキスだった。まさか妹とファーストキスをすることになろうとは・・・。
はじめてのキス。
いろいろ想像していたが、想像していたよりもずっと心地よい。
脳を溶かすような不思議な感触。
美矢ははじめてなのだろうか。彼氏がいたという話は聞いたことはないが。
しばらくしてゆっくりと唇を放す。
「わたし・・・ファーストキスなのに・・・」
美矢がじっと俺の目を見つめながら言う。
キスがはじめてということは、やはりあっちの方の体験もまだ、ということになるのか。
美矢は少し泣きそうな顔ではあるが、怒っているようでもない。
美矢の気持ちがつかみ切れない。
「ごめん・・・でも俺もはじめて」
俺は言い訳にもならない言い訳をした。
美矢は困ったような顔をしていた。しばらく、気まずい沈黙が続いた。
俺はその沈黙が耐え切れず、またわけのわからないことを口走ってしまった。
「もっかい、しよか?」
美矢は返事をしなかったが、さっきのような抵抗はみせなかった。
俺はそれをイエスの返事と受け取り、唇を寄せる。
さっきよりも少し大胆に、強く唇を押し付け、その感触を味わった。
美矢は体を強張らせつつも、目を閉じ、俺の接吻を受け入れていた。
次第に俺は、むさぼるように美矢の唇を吸い、ついばみ、噛み付いた。
本やビデオで見聞きし、妄想していたテクニックを駆使して美矢の唇を堪能した。
そしてやがて、俺はさらに大胆に、舌を伸ばして美矢の口の中に差し入れていた。
美矢は少し戸惑いつつも、嫌がる様子もなく俺の舌を受け入れた。
二人とも不器用な動きで、舌と舌を絡ませる。
時折美矢の口元から「はぁ」という吐息が漏れたり、
鼻から「ふぅ」という耐え切れなくなった空気が吹き出されたりした。
どうやら美矢もキスで感じてくれているようだった。
その美矢の反応に、俺の脳はますます麻痺していく。
キスをしたまま、俺は美矢の頭をおさえていた手を、首元に、
そして肩口を通って脇から胸元へと移動させていた。
指先に柔らかなふくらみの感触が伝わる。
大きくはないが、確かに膨らみつつある乳房。
俺は手のひらで味わうように、その膨らみをギュッと掴んだ。
唇をむさぼりながら、両の手でまだ膨らみきっていない胸をもみしだく。
その先端にある突起は、小さいながらもしっかりと堅くなっていた。
俺は唇を離し、今度はその胸の先端の突起へとむしゃぶりつく。
美矢の口から「ああっ」声が出る。AVなどとは違う、押し殺したようなリアルな声。
左右の突起に交互に吸い付き、先端を舌先で転がす。
妹は声を押し殺しながら身をよじっている。
俺の行為はさらにエスカレートし、今度は下半身へと手を伸ばした。
さすがに美矢は抵抗する素振りを見せたが、
俺はそれを押しのけ、太ももへと指をはわせた。
媚薬の効果と先ほどの一人エッチのせいで、そこは既に大洪水だった。
「いつもこんな風に一人でやってるのか?」
「ち、ちがうもん。今日はたまたま・・・」
「でもはじめてじゃないんだろ?」
「・・・そうだけど・・・」
美矢の中から溢れ出た体液が股間から太もも、
まだうっすらとしか生えていない陰毛、そしてシーツをまでもぐっしょりと濡らしていた。
つっと指を動かして割れ目に触れてみる。
美矢がびくんと跳ねて、俺の肩を掴む手に力を込める。
「気持ちいいのか?」
「そ、そんなことないもん」
この期におよんでも強がる美矢。
いつもならそういう反抗的な態度がむかつくが、今はなぜかそれもかわいらしく思える。
経験がないためよくわからないながらも、俺は美矢の割れ目に指をはわせてみた。
それに応じるように、美矢が「あっ、はっ」と声をあげる。
時折突起のようなものに指がかかると、ガクンと振るえひときわ大きな声を出す。
そこが狙いどころだと判断した俺は、重点的に攻める。
「あっ、やっ・・・そこだめ・・・、おにぃ・・・おにぃちゃん・・・あんっ・・・もうやめて・・・」
「でも凄く気持ち良さそうだぞ」
「そ、そんなこと・・・はぁっ・・・ない・・・」
「嘘付け、こんなにぐっしょり濡れて、そんなにイヤらしい声あげて」
「だって・・だって・・・やだ・・・ああんっ・・・なんか変・・・変だよ・・・やあっ!
おにいちゃん! ダメ!! あたしおかしくなる!!
やああんっ!! だめえ、だめええぇぇ!!」
美矢は爪が食い込みそうなほど力いっぱい俺の肩を掴むと、
びくんびくんと痙攣するように体を振るわせた。
少しして「はああぁぁ」と長い吐息をはく。
「いったのか?」
「・・・」
朦朧とた美矢から返事はなかったが、聞くまでもなくいったのは一目瞭然だった。
美矢はすっかり女の顔になっていた。
しかしまだ俺は責めを続ける。
今度は美矢の下半身に顔を近づけ、そこに一気に吸い付いた。
「や、やだ! そんなとこ汚いよお兄ちゃん」
俺は返答せず、愛液でびしょびしょになった妹の秘部に舌を這わせる。
甘酸っぱい体液の味が俺をますます興奮させる。
そしていったばかりの美矢の体は、はじめて感じる舌による刺激に
再び快感を募らせているようだった。
俺はAVで見たように、わざと音を立てるように美矢のアソコから体液を吸いだす。
「やっ・・・あんっ・・・恥ずかしいよおにいちゃん・・・そんなとこ・・・やあっ」
今度はさっき敏感だったマメを舌先でコロコロと転がす。
「やあんっ・・・ダメだって・・・また・・・またあああんっ!」
さっきほどではないが、美矢が小さく体を強張らせる。
軽くいったようだ。俺のテクニックではなく、媚薬の効果なのだろうけど。
「なあ、俺のも触って」
さすがにやっているばかりではガマンできなくなった俺は、
美矢の顔の前に自分の腰が来るように体勢を変えた。
本当に俺は何かどこか壊れている。
ひょっとするとあの媚薬は、飲んだ本人だけではなく
周りの人間にも影響を与えるのかもしれない。
美矢は無言だったが、おずおずと手を伸ばすとズボンの上から俺のモノに触れた。
「すごくかたいよ・・・」
驚いたように美矢が言う。
俺ははじめて他人に触れられたその刺激だけでドキドキものだった。
たどたどしい手つきで、美矢がズボンの上から俺のものをこすり始める。
俺も美矢の陰部へのキスを再開する。
まさか妹とこんなことになろうとは・・・。
良くないことだとは頭ではわかっているが、もう止められる状況ではなかった。
やがて俺は、ズボンの上からの刺激だけではものたりなくなって、
自らズボンとパンツを脱ぎ捨てた。
ぼろりと、怒張したモノが美矢の顔の前に現れる。
突然出現したその物体に、美矢は少したじろいだようだったが、
すぐに興味津々といった様子でそれに手を伸ばしてきた。
紫煙
「おっきいね」
そう言いながら、美矢が恐る恐るそれに触れる。
確かに、修学旅行なんかで風呂に入ると、同級生に「デカイ」と揶揄されたことはあった。
ただし美矢は他の男のモノは見たことはないだろうから、
比較してではなく印象として大きいと言っているのだろう。
「さきっぽからなんか出てる・・・」
そう言いながら美矢が先走り汁を指先で掬い取る。
亀頭の先と美矢の細い指の間に、汁が糸を引いた。
俺は攻めの手を少し休めて、美矢が俺のモノをどうするのかを観察することにした。
美矢ははじめて見るそれをどうしていいのかわからないようだったが、
やがて指先で掴むと、前後にこすりはじめた。
「こうすると気持ちいいの?」
「指先だけじゃなくて、手のひらで包むように握ってみな」
美矢は言われた通りに手のひらで俺のものをぎゅっとつかみ、前後にこすり始めた。
慣れぬ美矢の動きにときおり痛みも感じたが、
それ以上に誰かに陰茎を触れられる刺激に俺はどうしようもなく興奮していた。
そのときだった。
突然美矢が、こすっていた俺のモノの先端を小さな口でぱっくりとくわえ込んだ。
(*´д`*)ハァハァ
「ちょ、ちょっと、美矢・・・」
俺は予想外の出来事にとまどい腰を引いてしまった。
「そ、そんなことまでしろって言ってないだろ」
「だってお兄ちゃんはいっぱいしてくれたもん。あたしだって・・・」
そう言いながら、再び俺のものを咥える。
俺は美矢の好意に甘えることにした。何より、手でやるよりも何倍も気持ちよかった。
ときおり歯が当たっていたかったりもするが、
それ以上に妹のその心遣いと、口内の暖かい刺激が俺の快感をたかめていく。
そもそもフェラされるどころか、あそこを他人に触られるのもはじめての俺が、
そんなに長く耐えられるはずもない。絶頂はすぐに訪れようとしていた。
「や、やばい・・・出る・・・」
俺が言うと、妹はモノを咥えたままで「どうしたらいいの?」と
問いかけるような視線を俺になげかけてきた。
しかしぶっちゃけ俺もどうしていいかわからない。
そんな間にも最後のときが近づいてくる。
「うわあ、出る・・・出る・・・!」
俺はうわごとのようにそう繰り返しながら、妹の口の中で絶頂を迎えてしまった。
たまりにたまった精液が、物凄い勢いで妹の口の中に放たれる。
途中で耐え切れなくなった美矢が口を離す。
それでもまだ俺の射精の勢いは留まらず、
溢れ出た白い液体が美矢の火照った顔を汚していった。
「けほっ、けほっ・・・やだぁ、お兄ちゃん。
すごい・・・いっぱい・・・けほっ。思わず飲み込んじゃった」
「ば、ばかだなあ。吐き出せばいいのに」
「だって凄い勢いなんだもん」
顔をザーメンまみれにしながら、えへへといたずらっ子のように笑う美矢。
それを見た瞬間、俺の中でまた一本何かの線が切れた。
俺は美矢の名を叫びながらその上にのしかかっていた。
まだ脱ぎきっていなかった美矢のシャツとズボン、下着を剥ぎ取る。
そして美矢を組み敷くような姿勢で、今いったばかりなのに
まったく衰える様子を見せない自分のイチモツを、美矢の股間へと近づけていく。
「や、やだお兄ちゃん!」
俺の下敷きになった美矢が、俺の腕を掴む。
俺ははっと我に返る。しかし美矢の次の一言が、兄としての俺の存在をかき消した。
「・・・優しくしてね・・・」
俺の最後の理性が吹っ飛んだ。
まだ精液が付着している亀頭を、妹の秘部へとあてがう。
二人ともはじめてなのですんなりとは入らない。
挿入に失敗するたびに、美矢が「あんっ」とか「やっ」と声を上げる。
そうやって触れているだけで二人ともかなり感じてしまう。
これが中に入ったらどんな刺激になってしまうのだろうか。
そんなことを考えるとよけいに焦ってしまう。
そんなとき、ようやく入るべきところを見つけた先端が、にゅるりと入り口をくぐった。
まだ幼い美矢の入り口だが、媚薬の効果とさんざん愛撫したせいで
入りやすくなっていたのだろう。
同級生の間では大きめと言われる俺のものが、三分の一ほど美矢の中に入り込んでいた。
美矢を見ると、痛いのか苦しいのか、眉根に皺を寄せてぎゅっと目をつむっている。
「痛いのか?」
美矢は首を横に振りながら答えた。
「ううん、でもちょっと怖い・・・」
「優しくするから」
そう言いながら、俺はゆっくりと腰を動かしはじめた。
ムリに押し込むことはせず、入り口から三分の一までで
ゆっくりと出たり入ったりを繰り返す。
これもエロ本の知識と妄想シミュレーションで繰り返してきたことだ。
まさかそれを妹相手に実践することになるとは。
出入りを繰り返しているうちに、次第に美矢の中が開き、
半分くらいまで入るようになってきた。
しかしよく見ると、出入りしている俺の棒に、血が付着しているのに気付いた。
妹が処女であることの証だ。俺はさすがに罪悪感を感じ、少し動きを止めて尋ねた。
「ほんとに痛くないか?」
「少し痛いかも・・・でも大丈夫。続けて、おにいちゃん」
まだ精液のついた顔でせいいっぱいの笑顔を向けてくる美矢。
こいつってこんなにけなげな奴だったっけ・・・?
俺は自分のシャツを脱いで、美矢の顔の汚れをぬぐってやった。
「ありが・・・」
そう言いかけた美矢の唇を俺の唇がふさいだ。
その体勢のまま、再び腰を動かす。
俺の動きに合わせて、安物のベッドがギシギシと音を立てる。
その音がなんだかリアルで、セックスをしているんだという実感を与えた。
それに合わせて接吻している美矢の口から吐息がこぼれ出る。
唇を離し、今度は胸に吸い付く。少し体勢がきつくなるが、動きは止めない。
解放された妹の口から、再び快感の声がではじめた。
「あんっ・・・はっ・・・おにい・・・ちゃあんっ・・・、
なんだか・・気持ちよくなってきたかも・・・ああっ!」
「はあっ、はあっ、俺も気持ちいいよ。美矢の中、すごく熱い」
実際に、俺にはもう余裕がなかった。
狭い美矢の膣に締め付けられ、さっきいったばかりだというのに俺のモノはもう爆発寸前だった。
「い・・・、いきそうなんだけど・・・」
俺が素直にそう言う。
「いいよ、おにいちゃん・・・」
「ど・・・どこに出そう?」
美矢が困ったような顔をする。そりゃそうだ。
はじめてのセックスをしてる妹に聞くべきことじゃない。
でもさすがに中はまずいだろう。そんなことを考えていると。
「あたし、もうすぐ生理くるから・・・」
ぶっちん。また何かが一本切れる音がした。
まだモノは半分しか入らないが、俺はラストへ向けて腰の動きをはやめた。
美矢も感じてくれているのか、シーツをぎゅっと掴みながら声にならない声をあげている。
ニチャニチャという淫猥な音、二人の汗と体液の臭い、吐息、喘ぎ声、
それらが二人を高めていく。
「うう・・・いくっ・・・! いくぞっ!!」
「おにいちゃん・・・あっ・・・あたしも・・・! やあ! あたしもおおぉぉ!!」
俺の怒張が美矢の中で弾けた。
「でるっ!!!」
「ああっ!! 出てるっ!! おにいちゃんのが出てるうっ!!!」
入る限りの一番奥で、俺の男根の先端から美矢の膣内へと精液がほとばしる。
さっきいったばかりとは思えないほど長い射精。
そして大量に放たれた精液が、たまりきれなくなって棒の脇からあふれ出してきていた。
出すものを出し切った俺は、小さな妹の貧相な胸の上に倒れこんだ。
妹が腕を俺の背中に回し、ぎゅっと抱きしめてくれる。
少し冷静になった俺は、とんでもないことをしでかしてしまったことに不安を覚えた。
美矢は受け入れてくれたが、それでも近親相姦がとんでもないことに変わりはない。
俺はその罪悪感を誤魔化すように、こう言った。
「胸、ちっちぇえな」
妹は俺の背中をつねってこう返した。
「うるさい、バカおにぃ」
第1章、おわり
第2章につづく
なんかダラダラ長くてすみません。
しょっぱなからトリップ間違えてるし・・・
WwzWXEwdhcの方でいこうと思います
161 :
ロム主婦:2006/08/25(金) 08:32:11 ID:3NdQCbpn
お疲れ様でした
かなりハラハラしながら読みました
ダメとわかっていながらするHは本当に興奮しますよね〜
支援です
妹かわいいでつね
オナニーなんて恥ずかしくてやれない状況で
やっちゃうシチュがたまらなく(・∀・)イイ!
続きキボンヌ
163 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/28(月) 10:51:25 ID:MAT9GQ7y
青文鳥さんはまだでつか?
164 :
名無しさん@ピンキー:2006/08/29(火) 18:12:21 ID:zYCEuGt5
続きはいつですか
前スレに梅ついでに投稿してきました。
今回の投稿分でちょうど512k overになりました。
ではでは
乙でした。
ハラハラしました。
最近供給がなくて寂しいですな
ネ申の出現を正座して待ってまふ
ちょ
Traffic Jam氏が投稿したばっかじゃんよ。
まったり保守
ほしゅる
前すれ沈んだほしゅ
保守そして書き手のみなさんカムバック!
保守そして書き手のみなさんカムバック!
174 :
名無しさん@ピンキー:2006/09/13(水) 14:55:09 ID:n9rjw/k8
俺も試しに書き始めてみたんだが、いざ書いてみると、動作の説明やら会話やら、どうしてもだらだらと長くなりがちで、なかなか展開が進まず、萎えてしまう。もっとテンポよく書けるコツなんてないのかな。
萎えてしまうんだったら、一等最初に濡れ場を持ってくる方法を取ってみるとか。
導入部分に軽めな濡れ場を作って、その濡れ場がどういった経緯で起こったのかを次章で説明ってのは
エロ漫画などでもたまに見かけるテクニック。
だらだら長いの好きだけどな、漏れは
でも書いてる本人が萎えるんなら仕方ない
テンポよくなるよう工夫して、がんがって完結させて欲しい
だが、例えばフェラチオの場面を「○○(名前)はフェラチオをした」で済ませるような
身も蓋もない書き方だけは避けてくれ
強調したいところ(エロいところや萌えるところ)をじっくり書いて、
残りは話の筋だけつながるように埋めると良いよ。
死ね 大分
179 :
名無しさん@ピンキー:2006/09/14(木) 01:08:27 ID:MzSsKB8M
男女合同の夏季合宿。
夕食後、浴室から戻ってきた亮が入った部屋には里奈がひとり静かに
布団で本を読んでいた。
「あれ?なんでオマエここにいるの?」
「亮くん?!ここ、女子のお部屋だよ?!」
「あ、オレ間違えちゃった?!でも、里奈で良かったよ。
他の女子なら痴漢呼ばわりされて大騒ぎになっちゃうとこだったよ。
みんなはまだお風呂?」
「うん・・・。私、恥ずかしくて・・・先に出てきちゃったの。」
「そっか・・・。それにしても里奈、雰囲気変わるなぁ・・・」
長い髪をアップにした浴衣姿の里奈は湯上りでほんのり赤く染まっていた。
里奈はもじもじと照れていたが、とたんに落ち着かないそぶりで言った。
「どうしよう!誰か来る・・・!亮くん、隠れて!」
180 :
名無しさん@ピンキー:2006/09/14(木) 01:10:15 ID:MzSsKB8M
部屋の外から足音が近づいていた。
あわてて里奈の足元から布団に潜り込んだ亮は、勢い余って里奈の
太股の間にスライドし、そのまま里奈の股間に顔を押し付ける形で、
鼻先は里奈のピンクのパンティを半分めくり上げ、唇が恥ずかしい部分に
密着していた。そこは既に濡れていた。
「んんっ・・・あ・・・っ。」
(うわ、これって里奈のアソコ・・・しかもなんでこんなに濡れてんの?!)
「ごめん、里奈。これ直すから、ちょっと我慢して」
「亮くん、そのまま静かにじっとしてて・・・・・・動かないで・・・!」
181 :
名無しさん@ピンキー:2006/09/14(木) 01:11:04 ID:MzSsKB8M
ドアが開いて亜矢香が部屋に飛び込んできた。
「ただいまー!里奈、ヒトリで淋しかったでしょ?ふふ」
浴衣をはだけた亜矢香がソファーに腰をかけて里奈を呼んだ。
「里奈もこっちにおいでよ!一緒にテレビ見よー。」
「うん・・・でも、私、ここで本読んでるから・・・」
布団の中では亮がパンティを元に戻そうと、ピンクの布を唇で
つまもうとしたが、上手くいかない。
(あっ・・・!亮くん・・・そんなっ・・・)
何度も何度も舌をパンティの端に滑り込ませているうち、亮の唾液と
里奈の淫らな愛液がまざり合いこぼれ続けた。敏感な部分に亮の吐息が
吹きかかり、唇が触れたかと思うと、今度は舌が伸びてくる。
ひそかに亮に片思いしていた里奈は、一番恥ずかしい部分を亮に
見られている恥ずかしさでドキドキしていた。亮は必死にパンティを
戻そうとしたが、濡れそぼったアソコに亮の唾液が絡みついて、
パンティはびちょびちょになり、舌の動きで余計にめくれてしまった。
182 :
名無しさん@ピンキー:2006/09/14(木) 01:12:14 ID:MzSsKB8M
「ああっ・・・んんっ・・・!」
たまらず里奈が声を漏らしてしまった。
(里奈・・・もしかして感じてるのか?それならオレも楽しんじゃおうかな・・・)
それに気付いた亜矢香が立ち上がって里奈の側に近付いてきた。
「こんなとこまで来て本読むなんて、ほんと里奈って真面目なんだからっ。」
里奈の肩に両手を置いて背後に座り込むと、亜矢香はその手をゆっくりと動かしながら
胸元に下ろしていった。
「里奈・・・。ねえ、さっきの続き、しようか?」
亜矢香がゆっくりと里奈の乳首に触れた。里奈の乳首は既に硬く突起していた。
「里奈の巨乳ちゃん、まだこんなになったままで私を待ってたの?
お風呂ではイかせてあげなかったから、今度は気持ちよくしてあげる・・・」
「亜矢香ちゃん・・・やめて・・・お願いだからもうあんなことしないで・・・」
ちょっと前のあの記憶が里奈の脳裏をかすめた。
183 :
名無しさん@ピンキー:2006/09/14(木) 01:13:28 ID:MzSsKB8M
――お風呂では、亜矢香がダイエットに効くというリンパマッサージを
してくれるというので、里奈は促されるままに身体を預けていた。
ところが、亜矢香はボディソープを一本丸ごと里奈の身体にかけ、
ぬるぬるした肌に自分の肌をこすり合わせながら全身を優しく
愛撫していたかと思うと、今度は里奈の大きな胸をわしづかみにして
ボディソープが泡立つまで執拗にもみ続けたのだ。その動きに
合わせるように、里奈の呼吸は荒くなった。
「はぁあ・・んっ・・・あぁあん・・・亜矢香ちゃん・・・いやぁ・・・ん・・・。」
「里奈のおっぱいって、見た目よりずっと大きかったんだね・・・
つかみきれないよぉ。やわらかくてもみごたえあるねぇ・・・ほらっ・・・。」
「あはぁあ・・んんっ・・・あ・・ああっ・・はぁ・・あん・・・。」
亜矢香の両手が外郭から乳首に向かって胸をしぼり上げるように揉み、
乳輪まで辿り着くとまた外郭に。決して乳首には触れない。
なのに、里奈の乳首はもう尖ってきている。里奈はくすぐったい感覚が
次第に快感に変わるのを恐れつつ、反面、感度がはじけそうな乳首に
触れて欲しくてたまらなくなっている自分が怖くなってきた。
「だめっったら、だめぇええ!」
里奈は亜矢香を振り払って、そのまま湯船に飛び込んでしまった。
184 :
名無しさん@ピンキー:2006/09/14(木) 01:22:47 ID:MzSsKB8M
――その後、どうやって部屋に戻ってきたか、きちんと覚えていない。
ただ、気が付いたら浴衣を着て、布団に入って・・・うやむやに与えられた快感を開放したくて・・・。自然と指先が割れ目に沿ってゆっくり動いて、亮を想いながらオナニーをしていたのだった。
そしたら、その亮が部屋に入ってきたのだ!
(亜矢香って、あの亜矢香?!レズってるのか?!すげえ!)
亜矢香は学校で一番モテる女の子だ。読者モデルで何かの雑誌に
出ているという、男女問わず憧れの存在だ。亮も例外ではなく、
亜矢香のファンだった。
「さっき触ってあげれなかったから、いっぱいしてあげるね・・・」
亜矢香は浴衣に締め付けられていた里奈の巨乳をむき出しにした。
そして里奈の乳輪にそって、優しく指の腹で円を描き始めた。
「私のこの指で里奈のかわいい乳首ちゃんに触ってほしくなってきたでしょ?」
「んっ・・・そんな事・・・ないもん・・・あぁぁ・・・。」
「我慢しちゃって・・・。でもね、いっぱい我慢した分だけ、
いっぱい感じちゃうんだからね・・・ほらっ!」
亜矢香は里奈の乳首をつまみ上げると、指先で先端をこすり始めた。
「あぁっ!!いやぁあんっ〜・・・だめぇえええっ!!!」
185 :
名無しさん@ピンキー:2006/09/14(木) 01:24:19 ID:MzSsKB8M
(こいつ、すげー濡れこぼしてるな。なら、こっちも感じさせてやるぜ。)
布団の中では亮が舌先で里奈のひだひだををこじ開け、クリトリスを
探すように上に向かって舐め始めた。舌先に硬い部分が当たったのを
確認すると、亮はそこに口を近づけて唇に含んで、舌先を尖らせて
思いっきりレロレロと舐め続けた。
「ああぁん、ああっ、お願い、そこ、だめなのぉ・・だめぇえ!」
里奈が身体を動かそうとするのを見て、亜矢香は里奈の両腕を後ろ手に
つかみ、胸をそり上げさせ、胸の横から舌を這わせた。そして乳首を
唾液でべっとりと濡らしながら吸い続けた。
「動かないで、里奈、ここが好きなんでしょ?ねえ、舐められると
気持ちいいでしょう?」
(舐めちゃダメ・・・亮くんの舌がわたしのあそこを舐めてるなんてぇ・・・感じちゃうぅ・・・。)
亜矢香の声が里奈には亮の声に聞こえるのだった。
「いやぁ、舐めちゃいやぁああ!いっちゃぅぅううう!」
FIN
えっ、終わり?!
支援。あと少し続きを…
>>186 萎えた。お前のスレか、関西人
>>186のせいで、また関西人のイメージが悪くなってしまった(´・ω・`)
190 :
186:2006/09/15(金) 05:34:01 ID:8+XVgfEg
>>188 いろんな人が来るスレだからこそ
ルールを守って欲しいと思って書いたのですが、どうして萎えるのでしょう?
「ルールを守ってね」という言い方が萎えたのですか?
「投稿は嬉しいのですがルールを守って下さい」
と書くと偉そうに聞こえる心配があったので、親しげに書いたつもりなのですが。
191 :
186:2006/09/15(金) 05:34:53 ID:8+XVgfEg
うわ、上げちゃった。すいません。
落ち着け関西人
193 :
カスタードブルー:2006/09/15(金) 20:33:29 ID:86+KFI8n
ガッシュきぼんぬ
194 :
名無しさん@ピンキー:2006/09/15(金) 21:39:29 ID:PsqU9M3h
【タイトル】おれんじじゅーす 第2章
【エロ内容】 普通
【ストーリー内容】 妹とあんなことになってしまった兄は・・・
【ターゲット属性】 妹
果ててからしばらくの間、俺は不安と後悔とに苛まれ、
妹である美矢の上で動けないままでいた。
いままでなかったほどにいきり立ち、美矢の中に思いっきり射精した俺の男根は、
まだ美矢の膣内に突き刺さったままだったが、
さすがに二度続けての放出に疲れはてたのか、ゆっくりと力を失い始めていた。
「あ、お兄ちゃんの柔らかくなってきた・・・」
そんな俺の気持ちを知ってか知らずか、美矢が無邪気に言う。
俺がこんなにブルーになっているというのに、なんでそんなに平気そうなんだ。
そう思うと、その無邪気さがちょっと腹立たしくなった。
俺はいたずら心で、目の前にあった美矢の小さく膨らんだ胸に吸い付いてやった。
「はっ・・・やっ・・・」
俺が想像していた無邪気なものとは少し違う、やけに艶かしい反応が返ってきた。
俺は少し戸惑ったが、そのまま続けて、
乳房の先端の小さな突起を吸い上げるように刺激してやった。
「やめ・・・て・・・おにいちゃん・・・まだ・・・そこ・・感じる・・・から・・」
俺の吸い上げるのに合わせて、美矢が身もだえする。
それに合わせて、俺の萎えかけたイチモツを咥えこんでいる美矢の下腹部が、きゅんきゅんと締め付けてくる。
その美矢の色っぽい反応に、俺の方もなんだかまたエロい気分になってきてしまった。
思わず本気になって乳首に舌を這わせてしまう。
それに従って美矢の口元から吐息と声が漏れ出る。
美矢の内部に締め付けられた俺のモノは、物理的、精神的、双方の刺激により、再び力を取り戻しはじめた。
「ああっ・・やだ、おにいちゃん・・・また硬くなってきた・・!?」
美矢も俺の復活を感じた様子で、驚いたようにそう言った。
俺はそれを誤魔化すように、今度は反対側の乳房に吸い付いた。
「ま、またするの・・・?」
美矢が少し不安そうなまなざしを俺に向ける。
俺はどうしていいか戸惑い、美矢の乳房に刺激を続けたまま答えた。
「お前がいやなら・・・やらないけど」
少しの間の後に、美矢が答えた。
「・・・・いやじゃないよ」
まだ媚薬が効いているのだろうか。それとも・・・。
ともかく俺は美矢のその一言でなんだか許されたような気分になってしまった。
さっきまでの後悔や不安が完全になくなったわけではないけど、
起き上がった若い肉棒への刺激と、目の前の妹のあられもない姿、
そしてその妹の言葉は、俺の理性を再び吹き飛ばすには十分だった。
俺は体を起こし、美矢の頭の横に腕を付く。
俺の顔が美矢の真上に来る。妹が少し不安そうな、
それでいて何かを期待しているような、不思議な表情で俺を見上げている。
俺はすっかり固さを取り戻したモノを少し動かしてみる。
美矢が「あっ」と言って目を瞑る。まだ処女を失ったばかりで痛みも残っているだろう。
しかし媚薬の効果がそれを消しているのか、苦痛の表情というわけでもなかった。
腰をゆっくりと前後に動かす。
それにつれて、美矢の口から「んっ」「はっ」といった声が出る。
さっき中に放った精液が、出入りする肉棒で書き出され、ぐちゃぐちゃになって泡だってきた。
さっきまで純粋だった美矢のあそこが、俺の体液で傷つき、さらに汚されていく。
それに対しての背徳感がないわけではない。
しかし感情が高まってくると、その背徳感さえ刺激になるような気がした。
二度目ということもあり、俺にも少し余裕が出てきた。
下半身を動かしながら美矢の乳房をもんでみる。
手ごたえのない平べったい胸だが、それでも触れると感じるようで、
美矢の声のトーンが少し高くなる。
少し体を起こし、まだ幼い少し柔らかい美矢の腰をつかんで動いてみた。
入れるときに少し腰を引き寄せるように勢いをつけてみる。
そうすると、差し入れた俺の先端がぐいっと奥に当たる。
そのたびに、美矢が「やあっ!」「やあんっ!!」と声を上げて体をのけぞらせる。
感じているんだろうか。
次に、雑誌で読んだテクニックを試してみた。
美矢の腰を少し上に持ち上げ、俺のモノの先端が、膣の上側をこするようにして動かしてみる。
出し入れするたびに、先端がゴリゴリと美矢の膣壁をこする。
俺が突くたびに、その先端が美矢の腹をぽこんと押し上げるのが見える。
美矢が驚いたように俺の腕を掴んで、目を見開いて頭を左右に振った。
「いやっ! やっ・・・! なに・・・!? やだっ・・おにいちゃん・・・! こ、これ・・・、やだっ・・・!!」
言葉にならない言葉を発しながら、妹はさっきまでとは少し違う刺激に戸惑っていた。
そのうち抵抗もろくにできない様子になり、シーツをぐっとつかみ、
足をつったときのように足先を硬直させ、両目を瞑ってただ奇声のような声を上げるだけになってしまった。
明らかに感じている。本当は媚薬の効果が大きいのだろうが、
俺は雑誌から得た知識と自分自身のテクニックをちょっと自慢に感じていた。
しかしこのやり方は、俺のモノに対する刺激も生半可ではない。
妹の内壁のぶつぶつが俺の先端と尿道口をこすり上げるように刺激する。
締め付ける刺激とこすりつける刺激がダブルで俺の性器を絶頂へと誘う。
しかしここでいっては負けだ、という変な意地があり、
俺はとにかくいかないようにぐっと堪えて動きを続けた。
ほどなくして、
「んんんん!!!!」
ひときわ大きく体をのけぞらせた妹は、びくんびくんと体を痙攣させはじめた。
狭い膣内がひときわ強く俺のモノを締め付けた。
痙攣が治まると、妹の体はどすんとベッドの上に落ちてしまった。
妹は真っ赤な顔で放心したように天井を見つめている。
「だいじょうぶか?」
心配になって声をかける。
「う・・うん・・・。いっちゃった・・・」
見ればわかる、と言おうと思ったがやめた。
代わりに俺は、妹の小さな体をぎゅっと抱きしめた。
妹も俺の首に腕を絡めてくる。そうするのが当然のように、俺たちは唇を重ねた。
俺はそのまま美矢の体をぐっと引き起こした。
美矢が俺の腰の上に座るような形になる。もちろん下半身は繋がったままだ。
美矢は戸惑っていたようだったが、俺は容赦なく再び動きはじめた。
妹の小さなお尻をつかみ、前後に揺さぶる。
いったばかりの妹には少々刺激が強いようで何か言いたそうにしていたが、
俺はその唇をキスで塞いだ。舌を差し入れる濃厚なキス。
最初は少し抵抗していた美矢も、すぐにそれを受け入れた。
支援
座ったままでのセックス。少し強く抱き寄せると、美矢の小さな体が俺に密着する。
俺の胸板に、美矢の小さな胸と先端の突起が当たる。
動きに合わせてそれが俺の体でこすれる。そして唇では大人のキス。
いつしか妹も、俺の腕の動きに合わせて体を動かしはじめていた。
出入りする肉棒。交換される唾液。その相手はまだ幼い妹。
さっきはガマンしていたが、もうガマンしている理由もない。
俺は高まる衝動に任せ、腰と腕の動きを速めた。
唇の端から妹の声が漏れる。
俺はお構いなしで行為を続け、絶頂へと向かった。
ひときわ強く、腰を引き寄せた瞬間、俺のモノがはぜた。
びゅくんびゅくんと音が聞こえてきそうなほど脈動しながら、
俺のモノは妹の中へと二度目の精液を送り込んでいた。
妹もそれを感じているのか、目を閉じて小さく体を震わせている。
美矢の中から溢れ出てきた白い液体が、俺の太ももの上に落ちてきた。
それほど大量に出してしまったということだろう。
---------------------
それでもおさまらなかった俺は、その後もさらに続けてやってしまった。
後になって考えると、はじめての妹に対して酷い仕打ちだったと思うが、
媚薬で感度の高まっていた妹はむしろ積極的に俺を受け入れていた。
バックで、立って片足を抱え上げた姿勢で、妹を抱え上げた駅弁体位で、
横になって後ろから。本で見てきたいろいろな体位を試してみた。
けっきょく俺はその後に2回いった。
一度は中で、もう一度は妹の体にぶっかけるようにして。
飛び散った精液は妹の顔から胸、そして生えかけた陰毛あたりを一直線に汚していた。
一方で妹はというと、数え切れないほどいっていたようだった。
媚薬効果絶大ってところか。
さすがにそれだけいくと俺も妹も疲れ果て、さらに妹は体にぶっかけられて少し気持ち悪い様子だった。
冷静になってみると、部屋中が精液やら愛液やらの臭いで充満している。
ベッドのシーツもいろんな体液でベトベトだった。俺たちは「うへぇ」と言いつつ後片付けをすることにした。
シーツはとりあえず洗濯機にぶち込んだ。後は人間を洗うわけだが・・・、
「一緒にシャワー浴びる?」
言ってきたのは美矢の方だった。拒否する理由もない。
いや、本来ならないわけではないが、さんざんセックスした後だけに、
一緒にシャワーを浴びることに特に抵抗を感じなかった。
ちょっとはしゃいだ様子の妹の後に続いて風呂に入る。
子どもの頃にはよく一緒に風呂に入ったものだが、
しかしやはり成長した妹と一緒にお風呂に入るというのは不思議な感じだ。
目の前にまだ成熟しきってはいないものの、女っぽくなった妹の肢体がある
。膨らみかけた乳房、まだ少し肉付きはあるとはいえ女らしくくびれてきている腰、
白いまるまるとしたお尻、すらりと伸びた足、そして女としての役割を果たすことのできる性器・・・。
しかし冷たいシャワーを浴びてしまってきゃっきゃと奇声をあげてはしゃいでいる妹は、やはりまだ子どもっぽく見える。
「ねえねえお兄ちゃん、体洗ってあげようか?」
両手を泡だらけにした美矢がそう言ってくる。
俺は「自分で洗うからいいよ」と答えたが、妹は「いいからいいから」と言って無理やり俺を椅子に座らせた。
美矢は俺の背中側にまわり、両手で肩辺りをごしごしとこする。
「スポンジ使わないのか?」
「この方が気持ちいいでしょー?」
おどけたように美矢が答える。
「それとも、こっちの方がいいかなー?」
「!?」
突然美矢が俺の背中にだきついたかと思うと、自分の体を密着させ、俺の背中を上下にこすりはじめた。
両の手は俺の胸元を抱きしめるようにしてこすっている。
「ど、どこでこんなこと覚えたんだ?」
「男の人ってこうされると嬉しいんでしょ?」
「うーん・・・もっと胸のある女の子にやってもらえたら嬉しいんだろうけど」
半分本気で、半分冗談でそう答えた。
妹はぷっと頬を膨らませると、意地になって薄っぺらい胸をこすりつけてきた。
「あたしだってすぐに巨乳になってやるんだもん。それに・・・」
言いながら、妹が俺の胸元をまさぐっていた手を下の方へと移動させてきた。
あっと思う間もなく、妹の手が俺の股間のモノを掴む。
「お兄ちゃんだってまんざらじゃないみたいじゃない」
妹の言うとおり、その刺激によって俺のイチモツは少し硬くなりはじめていた。
「こ、これはだな・・・男は刺激されるとこうなるんだよ」
ごまかしきれない。
美矢はにやにやしながら、泡だらけの手で俺の棒をいじり続けた。その刺激で棒はさらに硬さを増していく。
「これがあたしの中に入ったんだねぇ」
妹が陰茎をなでるようにこすりながら、感慨深そうに言う。
こいつには罪悪感とか後悔とかはないのだろうか。
まあおれも、さんざんやりまくってしまって、最初ほどの罪悪感はなくなってきてしまっているが・・・。
一通り俺の体を洗い終え、泡も洗い流した。
俺のものはすっかりいきり立っていたが、ここからは逆襲の時間だ。
「今度は俺が洗ってやるよ」
そう言って俺は立ち上がり、美矢の後ろへと回った。
「立ったままで、そこに手をついて」
俺はそう言って風呂桶の端を指差す。
「えっ? えっ?」
「ほら、はやく」
美矢は突然のことに状況が理解できていないようだったが、
おれは有無を言わさず、美矢の背中を押してそこに手を突かせた。
ちょうど美矢が俺の方にお尻を突き出した状態になる。
俺はその美矢の足を少し横に開かせ、そこに座り込んだ。
目の前に美矢の白い小さなお尻があり、陰部と尻の穴が丸見えになっている。
まだ幼い閉じた陰唇。しかし少し充血しているのがわかる。
それを見てちょっと胸が痛んだが、そのとき美矢の下の唇が、何かを期待するかのようにわずかに開いた。
「や、やだやだ、恥ずかしいよ」
「ばか、ちゃんと精液出しとかないと赤ちゃんができちゃうだろ」
俺はそう言い訳して、美矢の知りにシャワーをかけながら右手の中指を美矢の割れ目に差し入れた。
「んっ」と美矢が小さく声を上げる。
俺は傷をつけないように、慎重に指を奥へと差し入れていった。
少しだけ指を曲げ、中にあるものをかき出す。
割れ目からどろりと白い液体が出てきて、美矢の太ももを伝って流れ落ちた。
それを何度か繰り返す。
美矢は何かに耐えるように、ぎゅっと目を瞑っている。
こんなことで避妊ができるとは思っていないが、内心では可能性が少しでも減るであろうことは期待していた。
しかしそれ以上に、美矢にはずかしい姿勢をさせ、陰部に指を差し入れているというその行為に興奮してきていた。
何度か指を往復させ、中身をかき出す。己の放った白い体液が妹の膣から溢れて白い糸となって零れ落ちる。
それを見ているだけでとてつもなくエロい気分になってきた。
中身をあらかたかき出した後で、俺はまた言い訳するようにこう言った。
「うーん、指でやるのは限界があるなあ。ちょっと方法を変えるか」
そして、美矢の小さな尻をぎゅっと両手で掴むと、その股間めがけて一気に近づいた。
俺の唇が妹の下の唇に触れ、そこに一気に吸い付く。
美矢は「ひゃあ」という情けない悲鳴をあげて腰を振って逃げようとしたが、尻を掴んだ俺の両手がそれを許さなかった。
「ちょちょちょっとやめてよお兄ちゃん!! ばかぁ!!」
泣きそうになりながら美矢がわめくが、俺はお構いなしにそこをすい続けた。
わざとじゅるじゅるという音を立ててやる。
自分の精液が残っているかもしれないという抵抗は多少あったが、
それよりも、そこから溢れてきている妹の愛液の臭いが俺の脳を麻痺させていった。
愛液は吸っても吸っても次々に溢れてくる。俺は吸い付きながら、秘所に舌を差し入れた。
「やぁ! なんか変なの入ってきたぁ!!」
美矢がくねくねと腰を動かして逃げようとする。俺は掴んだ腰をさらに引き寄せて舌を出し入れする。
しかし思うようにいかない。妹のあそこはまだ狭くて、舌がすんなりとは入っていかないのだ。
仕方なくターゲットを変える。今度は割れ目の上にあるクリトリスだ。
雑誌で散々読んで、そこが女の弱点だということは知っている。俺は舌を伸ばしてクリトリスを探した。
はっきりとした場所はすぐにはわからなかったが、割れ目を舐め上げていくと、そろれらしき突起が舌先に触れた。
途端に、妹の腰がびゅくんと跳ねる。
「やああん!」
当たりのようだ。俺は舌先でその突起を何度も刺激した。
美矢は両手で風呂桶の端を力いっぱい掴み、両足はつま先立ちになって腱を浮かせている。
逃げる様子がなくなったので、尻を掴んでいた手を離して胸元へと伸ばす。
指先だけで尖った乳首を転がすように刺激してやる。
「やっ、やっ!!」
そして妹は、腰をがくがくと揺さぶらせて絶頂に達した。
同時に、俺の口元になんだか暖かい液体がかかった。シャワーではない、少ししょっぱい液体。
「やだ、やだ、やだーー!」
美矢が半べそになって叫んでいる。顔を離して見ると、美矢の股間から黄金色の液体が放出されていた。
「やだやだ、見ないでっ!!」
そう言われても、すぐ目の前で出ているものは見てしまう。
よほどガマンしていたのだろうか、妹の黄金水はかなり長い間流れ出ていた。
妹はべそをかきながらその場にしゃがみこんでしまった。
「ばかばか、おにぃのばかっ!」
顔を隠したままそうまくし立てる。
俺はさすがにちょっと申し訳なくなってフォローするように妹の背中を抱いてこう言った。
「大丈夫だよ。恥ずかしくなんかない」
「恥ずかしいもん。ばかおにぃ。変なことするから」
「でも気持ちよかっただろ?」
「気持ちよくなんかないもん!」
「ほんとか? すっごい濡れてたぞ?」
「違うもん!」
美矢は本格的にへそを曲げてしまったようだった。俺が困っていると、妹は顔をあげないままこう提案してきた。
「恥ずかしくないって言うなら、おにぃのおしっこも見せてよ」
「え・・・?」
ちょっと予想外の展開にさすがに戸惑った。俺は少し考えてからこう答えた。
「男はさ・・・立ってるとしょんべんできないんだよ。だから代わりに、イクところ見せてやるから」
まったくの嘘ではなかった。
俺のものは完全にいきり立っていたし、この状態でおしっこを出すのは至難の技だ。
ムリをすれば出ないこともないが・・・どうせ出すのなら精液の方がいいかな。そんなことを考えていた。
美矢は少し顔を上げてこっちを見た。本気で泣いていたようだ。
「ほんとに? 見せてくれるの?」
「ああ、いいよ。ただし・・・」
「・・・?」
「美矢がいかせてくれよ」
「えーーっ」
明らかに不満そうな顔でそう言う。俺は一計を案じた。
「あーそっか、自信ないならいいよ。俺をいかせることができないってんなら仕方がないけどさ」
「むっ! できるもん!!」
このあたりはまだまだ子どもだ。単純に俺の策にひっかかった。
美矢はまだ怒ったような顔のまま、俺の方に振り返るとぬっと近づいてきた。
「椅子に座って!」
怒った声でそう言う。俺は美矢の言葉に従った。
俺が椅子に座ると、美矢が俺の脚の間に入りこんでくる。
美矢が小さな手で俺のモノを掴み、前後にこすりはじめた。
濡れているので動きやすくはなっているが、さっきの泡がついていたときの方がやっぱ気持ちよかったかな。
そんなことを思いながら美矢の動く手を見ていた。
「うーん、手だけじゃあちょっとなあ」
「むっ!」
美矢は少し恨めしそうに俺の顔をにらんでから、
少し厚みのある唇を開き、俺の真っ赤になった亀頭をくわえ込んだ。
ぎこちない動きで顔を動かし、唇で棒を締め付けて刺激を与えてくる。
俺のモノが美矢の口には少し大きすぎるのか、時折ぶじゅっぶじゅっと空気が漏れるような音がする。
子どもみたいな顔の妹が、素っ裸で俺のモノを咥えこんでいる。
俺はそれを上から見下ろしている。なんだか不思議な光景だ。
俺はかなり気持ち良くなっていたが、またちょっとイタズラ心を働かせてしまった。
「んー、それもやっぱちょっと刺激が足りないかなあ」
「最初はこれでいったじゃん!」
「さっきははじめてだったから。あれから何回もいったから、同じ刺激だとなかなかいかないんだよなぁ」
半分本当、半分嘘。このまま続けていればたぶんいくことはできるだろう。
しかし刺激として少々物足りないと思っているのも事実だった。
「じゃあどうすればいいの!?」
ぶっきらぼうに妹が言う。
「んー、美矢のあそこでやってくれたらすぐいきそうなんだけど」
「ど・・・どうするのよ?」
「俺が横になるから、美矢が上に乗って動いて」
さてどう反応するか。少々賭けだったが・・・、美矢は少し逡巡してから「いいよ」と小さな声で答えた。
俺は椅子をよけて、バスマットの上に横になる。
さすがにちょっと背中が冷たかったが、そんなことを気にしている余裕もなかった。
体が横になると、怒張した俺の物がピンと立つ。
いや、立つというよりも、腹にくっつくくらいに怒張していたんだけど。
美矢がそのチンコをつかみ、俺の上にまたがった。
ゆっくりと腰を下ろしてくる。自分でやることにはまだ少し不安があるようだった。
俺は「大丈夫だよ」と声をかけてやった。何が大丈夫なのか自分でもよくわからないけど。
美矢は足をM字に曲げて腰を下ろしてきた。俺の先端が割れ目に触れる。
そこで美矢の動きが止まった。さすがに不安らしい。
俺は先端で割れ目をこするように少し腰を動かしてみた。美矢の口から「んっ」と小さな声が漏れる。
「怖かったらこうやってこすってるだけでもいいよ」
「・・・だいじょうぶ」
美矢はそう言うと、改めて俺の肉棒を陰唇にあてがい、一段、腰を落とした。
俺も美矢も、その様子をじっと見詰めている。
俺の真っ赤な先端がゆっくりと美矢の割れ目に吸い込まれていく。
「あっ」と美矢が声をあげて腰を上げる。痛いのだろうか。
しかしすぐに、美矢は再び腰を下ろした。
今度はさらに深く、俺のものを半分くわえ込むくらいしっかりと。
美矢は肉棒から手を放し、その手を俺の胸の上におろした。
M字開脚のまま、ゆっくりと腰を上下に動き出す。
陰茎が美矢の中に吸い込まれ、再び顔を出す。
美矢に包まれた部分は、その体液でぬらぬらとてかっていた。
「こ、こう?」
美矢が息苦しそうな吐息の合間に尋ねてくる。
「あ、ああ、気持ちいいよ」
本当に気持ちよかった。
自分で差し込むときは入れすぎにならないよう気を遣っていたが、今は美矢の入れたい分だけ入れてくれる。
しかも妹自身が動いて、俺のモノをあそこでしごいてくれている。気持ちよくないはずがない。
美矢も次第に動きと感覚に慣れてきて、腰の速度をあげていった。
半分までだった差込もだんだん深くなっていく。それに比例して、美矢の快感も高まっているようだった。
「あっ・・・はっ・・・おにぃ・・・ちゃん・・・」
「美矢っ・・・美矢っ・・・」
俺はガマンできなくなって、美矢の腰を掴んでその動きに勢いをつけはじめた。
美矢も相当感じているようで、髪を振り乱し悶え狂っている。
感じすぎているのか、その口の端から涎が垂れているのも気付いていない。
それがぽとりと俺の顔の上に落ちてきた。
「ああ・・・ごめん、おにいちゃん・・・よだれが・・」
「いいよ美矢・・・お前の、よだれも・・・おしっこも・・・全部受け止めてやる・・・」
俺はそう言って、美矢の頭を掴んでグイと引き寄せ、口を大きく開いた。
美矢はわかっているのかどうなのか、快感にまかせて俺の顔の上に唾液をまきちらしていた。
俺は口の中に零れ落ちたそれを、本気でいとおしいと思って飲み干した。
ヘンタイかもしれない。しかし妹とセックスをした時点でもう十分過ぎるくらいにヘンタイなのだ。
ならばこのまま・・・。
俺は美矢をぎゅっとだきしめ、下かガンガンと腰を打ちつけた。
美矢もそれに答えるように腰を動かしている。幼い妹の体が、俺の腕の中で快感に打ち震えている。
俺のモノが、妹の中に出入りしている。
いつの間にか、人よりもやや大きめの俺のモノが、全て美矢の中に納まるようになっていた。
一番奥まで入り、一気に引き抜かれる。
二人の性器から出た快感を示す体液が絡まりあい、股間を濡らし糸を引いている。
「あああ、おにいちゃん・・・・」
「美矢っ!!」
「いきそう・・・あたしいっちゃいそうだよ」
「俺も・・・もう・・・」
「あっ・・・ああっ・・・やだっ・・くるっ・・・・きちゃうう、・・・おにいちゃん!!」
「あああっ・・・俺も・・俺も・・・・みやあああああっ!!」
爆発した。抜く暇もなく、美矢の中で俺のモノは何度目とはしれない爆発を迎えた。
さすがに出る量は少なくなったようだが、それでも普段ひとりエッチするよりも何倍も多い精液が、
どくどくと妹の膣内に放たれた。
同時に絶頂を迎えた美矢も、ぐったりと俺の上に倒れこんできた。
しばらく二人は、興奮と息切れのために声を出すことができなかった。
やがて、少し落ち着きを取り戻した美矢が話しかけてきた。
「あーそういえば!」
「ん?」
「いくところ見せてくれるって約束したのにぃ」
そういえばそんな約束もしてたっけ。すっかり忘れてた。
「まあいいじゃん、お前も気持ちよかったみたいだし」
「よーくーなーいー。もっかいいって見せてよ」
「ちょ・・・まじ勘弁してください」
さすがにもうヘトヘトだった。
「えー、ずるいー」
「じゃあまた美矢がいかせてくれよ」
「なんでよー。あたし今がんばったのにぃ」
「がんばったっつーか、感じてただけじゃんか」
「違うもん。がんばったもん!」
「最後は俺の方が動いてただろー」
「あれはおにぃが勝手に動いたんじゃん」
「まあまあ、それはともかく・・・」
俺はとにかく話題をそらせようと、話を切り替えた。
「また中出ししちゃったな・・・」
「うん・・・」
「またかき出してやろうか?」
「もうっ! ばかおにぃ!!」
そう言っている妹は、怒ったような顔で笑っていた。
第2章、おわり
また長くなってしまった・・・
第3章は・・・あるかも・・・ないかも・・・・
ん?
第3章はいらないよ?
いや、ここで終わったら尻切れトンボだろ。
オチがついてこそなんぼ派のオレは第三章キボンだ。
青文鳥さんまだですか?
第三章とゆうよりも、おまけ後日談として加筆して付け加えてほしい<おれんじじゅーす
221 :
青文鳥:2006/09/18(月) 12:25:43 ID:r+eeAcwD
携帯からごめんなさい。青文鳥はもう少しかかります。(別段量が多いわけでもなく、すごくペースが遅いため。すんません〜)
青文鳥〜!!生きてた
首をなが〜くして待ってます。
おれんじ>親が二日いないなら、まだ一日ある。もっとエロいのくれ。
みやかわいいよみや
223 :
ロム主婦:2006/09/18(月) 20:42:35 ID:54VF5lZ9
color devilさんお疲れ様です<(_ _)>
続きあるなら読みたいです
お願いします(^∧^)
>>223 顔文字使うとうざがられるからやめといた方がいいよ
あとコテ使うんだったらトリップもつけといてくれ。
雰囲気を悪くしないでくださいね
227 :
ロム主婦:2006/09/19(火) 21:32:39 ID:Aj6r8Qep
>>224 ご指摘ありがとう
トリップ付けるほどの発言じゃないから付けないだけ
過去スレもこれで来たので
書き手の方にウザがられる?顔文字使ったらダメなんてなくね?
>>226 自作自演じゃないからw
しかしそれを証明する手立てもない
同日でIP同じなら証明になるけどな
ようは書き手以外のコテはウザがられるってわかれってことだ
一応証明
IDは一度変えたらもどらないはず
俺は言葉遣いの悪い人の方が嫌だけどねえ
>>224=
>>229 もう、どうでもいいよ。
こんな雰囲気良くない。
作家さんが書きやすいように待機しようよ。
>>229 別のPCから書き込むなどしていたら同時に二つID持てるので証明にならない。
つーか大人の板なんだからいちいちムキにならずにスルー汁。
恭介さん…
とりあえず保守
234 :
名無しさん@ピンキー:2006/09/29(金) 04:11:13 ID:pI9cN/TM
ほしゅ
hosyu
寂しく保守
待ち
238 :
蒼:2006/10/04(水) 03:35:19 ID:cNeuD57+
大正浪漫
〜紅坂物語〜
ええ ここはほんまは「あかさか」言うんどすけど、もともとが妓楼の多い所でしたさかいに 誰ともなしに「くれないざか」て呼び始めて。
「くれないざか」ねえ。今ではそっちの方が有名になってしまいましたなあ。
そう言って、女は茶をすすった。
女らしい艶やかさを四十の半を過ぎても保っているのは やはり花街の女の意地なのだろうか。
明治の御世が終わって何年も経つと云うのに、この土地は千年の都であった。
239 :
蒼:2006/10/04(水) 14:01:36 ID:cNeuD57+
〜紅坂物語〜
小夜…
さあねえ… あの正面の通りだけでも十の見世が出てますさかいに。
それに皆 源氏名つけてはりまっしゃろ。それだけではねえ。
学生さん、悪いこと言いまへんえ 帰りなさい。
その妓 探したかて見つかるわけでなし 見つけたところでねえ。
時代が変わったかて 女の世界は変わりませんのえ。
いつまでたってもここは苦界なんどす。
女は悲しげに笑うと 茶碗を置いた。
私は二人分の茶代にいくぶんか多めに渡し、店を出た。
紅坂の入口。それは 大きく口を開けて待つ 迷宮の入口であった。
240 :
蒼:2006/10/04(水) 20:01:44 ID:cNeuD57+
都の外れは 夕暮れと共に似合わぬ艶を帯び始めていた。
朱塗りの格子から漏れる灯りと聞こえてくる嬌声は、やはりここがそういう街なのだと思わせる。
ここに彼女がいる。
そう思うだけで 私の胸は騒いだ。
おお。なんだか艶っぽい文体。
続きを期待するよ。
242 :
蒼:2006/10/06(金) 00:45:58 ID:d6QcwOVT
信濃はそろそろ初雪だろうか。
小夜は…小夜は雪の似合う娘だった。
柔らかなばら色の頬をしていた。おさげに赤いリボンを結わえ、いつもあどけない微笑みを私にむけてくれていた。
「遊んで行きなんし」
「煙草一服 いかがどす」
女たちの声はどこか遠く、私には苦痛でしかなかった。
小夜は…小夜はお前たちとは違うのだ。そう叫びたい心を抑え、私は坂を上り始めた。
おいらも投下してみようかな。
244 :
名無しさん@ピンキー:2006/10/07(土) 01:10:10 ID:ZCR9o74j
【タイトル】記事の代償〜
【エロ内容】 プチレイプ 普通かも。
【ストーリー内容】 弱い立場の人?
【ターゲット属性】 お姉さん? OL?
最近、議員との不倫騒動でお騒がせのキャスターネタです。
昨日、ニュース版にてインスタントに作ってみて投下済みの物w
245 :
名無しさん@ピンキー:2006/10/07(土) 01:21:19 ID:ZCR9o74j
そのままコピペする 駄文・乱文は目をつぶってナw なんせ超初心者だからwww
最近、議員との不倫でお騒がせの 山○モナさんをベースに作った話。
★プロローグ?
写真誌に掲載された事で誹謗・中傷の嵐で落ち込む彼女に、ある記者がコラムで擁護記事を載せてくれた→(実話w)
そのお礼に訪れたところで待っていたものは・・・・・・
ごめん。sage忘れたw
★題:記事の代償〜 登場人物:○○モナ(キャスター) おやじ記者「牧」
ある日の昼下がりに牧の自宅である書斎に二人の姿があった・・・
モナ「○○さん、記事ありがとうございます。
牧「いや、いや、いいんだよ。前からキミの事が気になっていてね〜 おびき寄せる罠だよ モナ君
モナ「イヤっ 何するんですか!? ちょっとっ キャッ
牧「あの議員にしたように私にもキスしてくれないかい
モナは必死に抵抗するが牧はモナの首筋にキスを吸い付くようにキスを始めている。
牧「声を出して助けを呼んでいいんだよ〜 また卑猥な事で記事になるんだよ。クックックッ・・・
モナ「やめて下さい。こんな事をする方では・・・キャッ
牧は左手でモナを強く抱きよせモナの首筋に下を這わせながら心地よい香りを楽しんでいたが、
今度は右手の指先でモナの黒いワンピースのスカートをズルズルとたくし上げ、 段々、上へ上へと登って来ているではないか。
モナ無言のままは必死で抵抗して牧の手を股に挟んだ。しかしそれをあざ笑うかのように牧は一層力を込め上へ上へ上がって来る。
モナ「キャッ」
牧の指先がついに柔らかい生地に到達した。
牧はニヤリと笑った。牧の手が目的の場所に到達したのだった… 牧の指先はその感触を確かめるように生地の上から優しく愛撫を始めた
つづく
★記事の代償〜A
牧は興奮してたまらずモナをカーペットの床に押し倒した。獣のような息づかいで・・・
モナ「・・・・」
牧は興奮してモナの上に覆い被さるように抱きつき無我夢中で服の上からモナの豊満な胸に顔を埋めている。
牧「はぁはぁはぁ・・・ 前からキミを… 」
そうだったのだ。牧は以前よりテレビに映る日本人離れした色気のあるモナに密かに憧れていたのだ。
そのモナが目の前に居る! 憧れのモナが!! しかも手に入れる寸前なのだ。
牧は一層、本能のままに黒いワンピース姿のモナにしがみつき胸に顔を埋める。
やがて牧の獣の本能はモナの下へ下へと移動する・・・・
つづく
248 :
名無しさん@ピンキー:2006/10/07(土) 01:27:31 ID:ZCR9o74j
★記事の代償〜B
牧はピタッと顔を止めた。
目に前には黒のワンピースがはだけて肉付きのよい股が牧も欲情をかき立てるように誘っている。
牧は本能のままに顔をスカートの中に埋めた。
モナ「いやっ。」 モナは目を真っ赤にして小さな声でそう叫んだ。
牧はヒラヒラとしたワンピースのスカートをたくし上げ現れた、決して派手ではない黒のショーツに
顔を埋め、野獣のように吸い付き匂いを楽しみ味を啜った・・・
熟れたきった女性の匂いだろうか、香水の香りなのか決して不快ではない匂いが、牧の鼻から脳に達する。
それだけで牧は果てそうだった…。 昔からのテレビの前だけの憧れの女、モナの・・・・
つづく
★記事の代償〜C
牧は夢中だった。 まるで野獣ののように黒いショーツの上からモナの秘部を啜った。
やがて舌を這わせクロッチの側面から舌を秘部に進入させていった。
モナ「いやっ・・・ ふっ あぁっ」
モナの目には涙が溢れていた。 結果的に不倫した事が悪夢となって返ってきたのだから・・・
しかも一番嫌いなタイプのおやじ記者に自分が良い様に持て遊ばれてい事。
いや、ココで助けを呼んで大声を出せばいいのだろう。
しかし、もう卑猥な記事で新聞に出る事はモナにとってとても恐ろしくできなかった。
ピチャピチャピチャ… 牧はショーツを下げ脱がす事も忘れて必死で秘部に吸い付いていた。
正直言ってソコは汚い部分であろう。しかし、牧にとっては何にも変えられる匂いや味であった。
やがてモナの花びらからは親父を受け入れるためであろう,愛液がトロリと染み出してきた。
牧は違う欲求がみなぎって来た。 勿論、結合だ。
もちろん、牧の肉棒は我慢汁を大量に出し、ズボンに大きなテントを張っていた・・・
つづく?
記事の代償〜D
牧は急いでズボンを脱ぐと,うつ伏せのモナに飛び掛った。
まだパンツを脱がずに まるで雄犬のように後ろから腰を入れている。黒い下着で覆われたモナの秘部に向けて
牧「フンフン・・・フンフンフン・・・」
牧の息づかいはさらにあがっていく。
二枚の下着を挟んでではあるが、かすかにモナの花びらの柔らかい感触が牧の肉棒の先端を刺激する。
牧はたまらず我慢汁でぬれた自分の下着を急いで脱ぐ。すると我慢汁がしたたる黒光りした肉棒が顔を出した。
それは、まるで生き物のように脈打ち、その時を待っていた。
と,同時に牧はモナの黒い下着に両手をかけた。
モナは声こそ出さないが、そのおぞましい物体を見ると表情をこわばらせ、下着を下ろされまいと最後の抵抗をする。
すると牧は一層力を込め、グイグイと下着が破れるくらい引っ張る。 その顔に笑みを込めて・・・
モナ「はぁはぁ・・・ それだけは本当にやめて下さい。 お願いです。牧さん・・・
牧は手を止めない。 むしろ、その声・表情・を見れば見るほど欲情するのだった。
「ビリビリッ!!!!!」 モナの最後の黒い砦が破られてしまった・・・・
つづく?
いちお、昨日の夜にニューススレで書いたのをコピペしたけど
初心者の上、思いつきでバンバン書いたから乱文・誤字の宝庫ですwww
ココのスレ住人は目の肥えた香具師しか居なさそうなので・・・
迷惑じゃなかったら速攻で続き書きますけどwww
がんばってると思うけど
すまん、興奮しない
対象となるモナが、あんまり好きじゃないからだと思う
違う相手で妄想したらそれなりにいい内容だったので
架空人物の方が、喜ばれるかもしれん
>>251 とにかく最後まで書いてみたら?
最近過疎気味の板だしさ
誤字はともかく脱字は読み返したら少なくできるのでガンガレ
あとコテハンよろしく
254 :
蒼:2006/10/09(月) 23:41:22 ID:dUjTPNCs
〜紅坂物語〜
風の音が身を切るようだった。
そして紅い格子の向こうに、私は美しい面影を見い出した。
「小夜!」
そう 私は見つけた。
柔らかな白い手を握り、私は彼女の名を呼び続けた。
すごいマイペースですね。あっ、頑張って下さい。
キ // /::::://O/,| /
ュ / |'''' |::::://O//| /
.ッ \ |‐┐ |::://O/ ノ ヾ、/
: |__」 |/ヾ. / /
ヽ /\ ヽ___ノ / . へ、,/
/ × / { く /
く /_ \ !、.ノ `ー''"
/\ ''" //
| \/、/ ゙′
|\ /|\ ̄
\|
小説ってほどじゃ無いが、保守ついでに妄想を
俺が使う駅の近くに幼稚園から高校まである女子学園がある
歩いても10分かからないが、最近の情勢からスクールバスが運行されてる
幅広い年齢の女の子だけが乗るバス。妄想をかき立てられない訳は無いだろう
あのバスに乗りたい……。そう妄想する
ある日の事、人身事故でダイヤが乱れる。バスは超満員
バス会社の判断でスクールバスにも一般客を乗せる事になる
俺は駅から電車で都心に向かわなければならない。仕事があるからだ
でも、人身事故で止まってる。チャンスだ。時間が出来た
スクールバスは学校を経由して別の路線の駅に向かうとの事。チャンスである
この先の妄想は
置換ものではないし、純愛でも無い、続きはいらないだろう
wikiが落ちてるのは鯖のメンテか?
ふつうによめたよ
俺は串通さないと見れない。
リモホで制限とかしてるのかな?
また寂しい週末になりそうだから保守
262 :
名無しさん@ピンキー:2006/10/22(日) 19:20:15 ID:P+Fp3wwX
ここってエロ以外の需要ってあるの?
まとめ見たけどエロばっかなんですが・・・
板的にしかたないのかな
263 :
262:2006/10/22(日) 19:21:21 ID:P+Fp3wwX
すまん、sage進行だった?
>>1に
6、内容の制限は特にありません。エロ漫画小説板にふさわしい内容なら
何でも可です。
ってあるから、エロ(じゃなきゃ準ずるもの)必須なんじゃないか?
>>262 「エロばっか」「板的にしかたない」ってエロ用の場所に踏み込んで言いたれる方がおかしい。
個人的には萌えがあるならおk。
>>262 単なる純愛とか単なる鬱小説だと板違いだね。
エロ心を擽れば、エロシーンがなくても大丈夫。
20X20の縦書き400字つめ原稿用紙のタブとかの設定ってどのサイズが適切なのですか?
教えてください。
270 :
蒼:2006/10/28(土) 18:42:51 ID:jha3E0/e
〜紅坂物語〜
「気がつかれました?」
白粉の匂いに包まれた部屋で 私は目を覚ました。
三畳半ほどのその部屋は 布団一組と鏡台、行灯のみで まさしく花街の部屋であった。
「小夜…」
「さっきもうちのことそう呼ばはったねえ」
「小夜。僕だ…正太郎だ…」
「人違いどす。それに…ここで女の名前を呼ぶんは野暮どすえ。ここは紅坂…本名のない世界どす」
女の声はどこか冷たく 呆れているようでさえあった。
271 :
れもんじる:2006/11/01(水) 20:54:52 ID:epHmylzA
書かせてもらっていいですか?|゚д゚)
作品名 まだつけてないので、おいおい考えます。
作者名 れもんじる
ジャンル 微エロ 微ホモ 高1男子の恋心?がメインです。
スレ常連の皆様、何卒よろしくお願いいたします。
272 :
れもんじる:2006/11/01(水) 20:56:44 ID:epHmylzA
「寒くなったねぇ。」
「夜中布団から転がり出てるからだろ。」
「え、マジ?」
「ホントだって。しょっちゅうゴロゴロ転がってるよ。」
「え〜〜〜〜〜・・・・。」
「何で疑うんだw 嘘なんてつかないって。」
「・・・なに?そんなしょっちゅう俺の寝顔見てるの?w」
「あ。いや、そうじゃなくて!」
正直焦った。
中学で出会って仲良くなったこいつと、しょっちゅう遊びだしたのはつい最近だ。
中学校時代もよくツルんでいたが、高校が別になってからはあまり
連絡を取らなくなっていたのだ。
寂しくなった俺が、偶然を装ってこいつを待ち伏せしていたなんて
神様以外、知るヨシもない。
273 :
れもんじる:2006/11/01(水) 21:04:47 ID:epHmylzA
元々仲のよかった俺達は、すぐに再会を祝して喜び合った。
地方から出てきて一人暮らしのこいつの家に、俺がしょっちゅう
転がり込むようになるまで、そう日数はかからなかった。
「お、俺も寒くて夜中起きたりするからさ。」
「ふ〜ん?風邪ひくなよ。」
「そりゃ俺のせりふだ。」
俺より少し背が低く、童顔でクリクリっとした目のこいつを正視することが出来ず、
俺の視線は宙をさまよいまくっていた。
俺のよこしまな気持ちに気付かれなくなくて、精一杯平静を装う。
こいつは男にしては色が白く、肌のキメも細かい。
雪国の出身者は男でも色白なんだろうか、と、気持ちを落ち着かせるために
こいつの腕を見ながらくだらないことを考えていた。
274 :
れもんじる:2006/11/01(水) 21:06:41 ID:epHmylzA
「あー今日も学校かーめんどくせぇなぁ。」
「お前テスト前だろ。ズルすんなよ。」
「ズルしても成績いいから大丈夫。誰かさんと違ってw」
「あっチクショ。俺のことか?!」
どさくさに紛れてヤツの首に腕をからめた。
心臓がドクドクいって血液が急に増えたような気がする。
軽く首を締め上げると、
「ギブギブwトイレ行かせてくれw」
と、何の疑いもない、くったくのない笑顔がかえってきた。
違う意味でも心臓がイタイ。
俺はこのまま、ずっとお前のいい友達でしかいられないんだろうな。
275 :
れもんじる:2006/11/01(水) 21:37:35 ID:epHmylzA
いつから自分の気持ちに気がついたのかは定かではない。
それよりも、男の自分が男であるはずのこいつに
「友達以上」の感情を持っていることに衝撃を受けた。
何度も自分を疑って、こいつの顔を見つめ続けた。
そう。
夜中に。
今まで女としか付き合ったことのない俺が、どうしてこいつを好きになったのか。
元々その気があったのか。
それともそういう性癖というものは、急に出現するものなのか。
自分の気持ちに整理がつけられず、寝不足になるまでこいつの顔を見続けた。
けれど自分の身体の一部に集まる血液の原因は、こいつに他ならなかったのだ。
276 :
れもんじる:2006/11/01(水) 21:48:09 ID:epHmylzA
深夜真っ暗な部屋の中に、こいつの白い顔だけが浮かび上がる。
今すぐ抱きしめたら答えは出るのか?
ちょっと待て。
男同士のセックルって何をどうしたらいいんだ。
女の子を抱きしめるみたいにすればいいのか?
最初はやっぱりキスから?
俺とこいつがキス??
舌を絡めて????
有り得ない。
そんな現実は有り得ない。
男同士でキスするなんて、そしてそれが許されるなんて。
そんなことを小1時間も考えてるうちに、
昨晩はいつの間にか眠ってしまっていたらしい。
俺は異常なんだろうか・・・。
277 :
れもんじる:2006/11/01(水) 22:11:36 ID:epHmylzA
トイレから出てきてすぐ、
「パン食う?」
と朝食の用意をするべく台所に立っているコイツの横に、
俺も一緒に立ってコーヒーの用意をしだした。
「どうする?」
「何が?」
「コーヒー。」
「飲むって。朝はコーヒーだって。」
「お前はコーヒーじゃなくてコーヒー牛乳だろw」
「うっさい。苦いの苦手なんだよ。」
「アイスでいいのか?お前寒いって言ってただろ。」
「あーうー・・・・えーと。」
「ホットだな。小鍋どこだっけ。」
くだらない些細な会話。
こんな会話をしながらも、俺の心臓はドキドキいっている。
☆
279 :
れもんじる:2006/11/01(水) 22:25:30 ID:epHmylzA
「ここ。鍋は流しの下。」
「・・・!」
胸に顔をうずめるようにかがんできて、驚いて声も出ない俺。
急に動くな!!
近くに寄るな!
「な?」
流しの下にある物入れを開けながら、かがんだままこっちを見る。
「あ、ぁぁ・・・。」
ダメだ。ヤバイ。俺、絶対顔赤いはず。
「ほいよ、小鍋。」
「・・・。」
俺は後悔していた。
なんでこいつがかがんだ時に、後ろに飛び下がってしまったのかと。
何気なく身体をズラすだけにすれば、こいつの頭が
俺の腹か下腹部に触れていたかもしれないのに。
280 :
れもんじる:2006/11/01(水) 22:42:16 ID:epHmylzA
(俺の下腹部にこいつの顔が・・・・?)
いかんいかん。
朝からそんな事を考えていたら、余計な事に体力を使う羽目になってしまう。
ただでさえ今日の1時間目は体育なのだ。
季節柄、ほぼマラソンに決まっているのに俺は死ぬ気か。
「どした?俺の話聞いてた?」
ハッと我に返る。
やつはもうとっくに元の位置に戻っていて、冷蔵庫から牛乳を出そうとしていた。
「だーかーらー。学校祭あるんだってば。来る?」
「え、こんな時期に?お前の学校、遅いんだな。」
「うん。毎年2学期の中間テストが終わってすぐなんだってさ。」
「へーいいなぁ。テストの後だから思いっきり遊べるし。」
「そそ。私立だからかな。気が利いてるよ。」
281 :
れもんじる:2006/11/01(水) 23:30:18 ID:epHmylzA
「俺のとこ、中間の直前だったぞ。
学校祭の準備で遅くなるわ、クラブはあるわで死ぬかと思った。」
「そんでその後すぐ試験か・・・。確かに死ねるなww」
「だろ。誰のための学校祭なんだよな。しかもすんげーつまんねーし。」
「マジか。俺のところはどうなんだろうな〜。」
お互い一年生なので学校祭は初めてだが、俺は公立、こいつは私立。
きっと規模も違うのだろう。
「せっかくだから、めっちゃおもしろいといいのにな。」
言いながらコーヒーを小鍋に移し、牛乳を入れる。
言葉とは裏腹に、黒い液体に混ざる白い螺旋の渦を、羨ましく眺めていた。
(俺達は一生こんな風にはなれないんだろうな。)
甘党のこいつのために砂糖をおもむろに放り込む。
ザラメ砂糖はすぐに溶けて消えていった。
黙って鍋をかき混ぜながら、学校祭には絶対に顔を出そうと決めていた。
282 :
れもんじる:2006/11/01(水) 23:42:59 ID:epHmylzA
「さっさと食って用意しないと、また遅れるよ。」
テーブルに何種類かのパンを出し、カップと皿を用意しつつ
「後何回か遅刻したらヤバいんじゃないのか?」
とニコリと笑う。
(う〜〜〜〜ん、抱きしめたい。)
「お前こそ学校祭の前にテストだろ。大丈夫なのか?
俺、しばらく来ない方がいいよな。」
気を利かせようと無理して言ってるが、正直断腸の思いだ。
例えテスト前の1週間でもこいつに会えなくなる。
その1週間、俺はゾンビのような抜け殻で過ごす自信がある。
むしろゾンビにならない方法を教えて欲しいくらいだ。
「え・・・1週間ずっとか?」
「そりゃそうだろ。テスト前なんだし。」
支援
284 :
れもんじる:2006/11/01(水) 23:52:48 ID:epHmylzA
285 :
れもんじる:2006/11/01(水) 23:53:42 ID:epHmylzA
「俺は成績下がらないから大丈夫。
ちょっとくらい下がっても、まだまだ普通以上だし。」
「ちょっとくらいでも下がったら悪いって。
ただでさえ転がり込んでいるのにさ。」
「光熱費、半分払ってくれてるだろ。」
「家賃払ってないじゃん。てか半分払わせろって。」
「いらね。ここ、俺が買った家じゃねーし。」
「そりゃそうだろw」
実際、このマンションはこいつの親の物だ。
元々の実家は雪国の方だが、父親の仕事のせいで
幼い頃は一家でこちらに住んでいたらしい。
ところが実家に残っていた祖父母のどちらかが入院し、ボケが出て
介護が必要になったとかで実家に戻ったのだとか。
中学に進学するとき、こっちのマンションの間借り人が引越しをし、
誰も住まなくなったのをきっかけにまた一家で引越しを決意。
(ボケた人はとっくに亡くなっている)
しかし手続きを済ませ、いざ引越しの段になったときに、
父親の仕事の都合でまた動けなくなったらしい。
二人の姉が受験前で引越しを渋っていたこともあり、こいつはそのまま一人だけで
上京して親に金を仕送ってもらっているのが現状なんだそうだ。
中学は俺と同じ公立だったが、高校は親の強い希望で私立に進学。
元々頭の出来が違うので同じ学校に行けるとは思ってなかったが、
それでも同じ学校に通えないというショックはひとかどならぬものだった。
286 :
れもんじる:2006/11/02(木) 00:03:44 ID:j1FoOcwt
一人で暮らすには広すぎる4LDKのマンション。
俺が初めて泊まりに来たとき、こいつの喜びようは半端じゃなかった。
思えばあの頃から自分の気持ちに気がついていたのかもしれない。
ただ、それを認めてしまうのが怖かっただけで・・・・。
「いいよ、気にするなよ。ちゃんとテスト勉強もするから。」
「頼むから成績下がったりしないでくれよ。
お前の実家のカーチャンに顔向け出来なくなるからな。」
「分かってる分かってる。カーチャンと仲いいもんなw」
さすがに3人姉弟の末っ子で長男のこいつを
一人っきりにさせとくのは不安なのだろう。
俺がここに泊まりだしたとき、2週間に1回のペースで母親が泊まりにきていた。
その甘やかしっぷりには驚いたが、俺には得られなかった経験に羨ましくも思ったりした。
「ビックリしただろ、俺のカーチャン。ベタベタに甘やかすから。」
「いや、羨ましいよ。俺のとこ弟いるからそんなに甘やかしてもらえなかった。」
「そっか、いいな〜子供の頃なんてひどかったぞ。過干渉と過保護でさ。」
「あ、それ想像つくwww」
287 :
れもんじる:2006/11/02(木) 00:59:32 ID:j1FoOcwt
当時、カーチャンが帰った後の俺とこいつの会話がこんな感じだ。
そんなカーチャンが羨ましく、俺がそう思ってることをこいつがカーチャンに
言ったのか言わないのかは知らないが、カーチャンは俺に頻繁に話しかけ、
3人で一緒に飯を食い、寝泊りし、ついにはメル友にまでなってしまった。
「今でもしょっちゅうメールのやり取りしてるのか?」
「一日一通はやり取りしてる。」
「俺のカーチャンなのにwwなんかキモイぞwww」
「バカ。お前のことが気になるんだよ。さしずめ俺は監視役ってとこだろうな。」
「なんだそりゃ。結局カーチャンの過干渉から逃げられないんだw」
「俺はカーチャンに頼まれてお前を保護する義務があるからな。
きっちり見張ってちゃんと報告しないと。
彼女が出来たらすぐに連絡するよう、くれぐれも言い付かってるんだぞ。」
「えー!?報告したら怒るぞ!」
(嘘だ。)
(カーチャンのためなんかじゃない。)
(俺自身のためにやってるんだ。)
いささか心は痛むが、カーチャンと俺は目的を同じくする同士。
ちょっとくらい言い訳に使わせてもらってもバチは当たらないだろう
288 :
れもんじる:2006/11/02(木) 01:19:20 ID:j1FoOcwt
「彼女か・・受験も終わったことだし、いっちょ本気で作ってみよっかな。」
「あ、それカーチャンに報告しとく。」
俺は内心穏やかではいられなかったが、無理に笑顔を作っていた。
「!やめろってば、いちいち送るの!」
「はいはい。そんでお前、彼女にしたい子がいるのか?」
「教えない。メールされたらイヤだし。」
「メールしないから。絶対。」
「マジで?」
「うん。だから教えろって。」
もう俺の顔からは笑みも消えていた。
カーチャンのためじゃなく、俺のために知りたいってのがすぐにバレるくらい
眉間にしわを寄せ、緊張している。
そんな俺を怪訝にも思わないのか、
「いないって。可愛い子いるけど皆彼氏いるし。
附属高校なんて行くもんじゃねーな。
附属の中学校から上がってきたヤツラ、
人数多いしシッカリ先に手ぇ出してるし。」
289 :
れもんじる:2006/11/02(木) 01:36:23 ID:j1FoOcwt
「へ・・へぇ〜。そんなもんなのか。残念だったなw」
眉間のしわが消え、みるみる笑顔になっていくのが自分でも分かる。
(あぁ俺って嘘のつけない、演技が出来ないタイプだったんだなぁ。)
「そういうお前こそどうなんだよ。」
「俺もないない。好きなヤツいるけど可能性ゼロ・・・・・!」
そう言いかけた時、驚いた顔をして俺を見る目で気がついた。
しまった!
ホッとしてつい余計な事を!
「あ、もうこんな時間だ。俺行かなきゃ。」
私立高校の朝はちょっぴり早い。
朝のわずかな時間も自習をしなくてはいけないそうだ。
学校に着くなりカバンを放り投げ、机につっぷして
ヨダレを垂らして寝ている俺達と何て差だ。
290 :
れもんじる:2006/11/02(木) 01:37:40 ID:j1FoOcwt
今日はそろそろ寝ようかな・・。
続きは明日、がんばります。
(´∀`)ノ おやすみ〜。
う〜ん…
292 :
れもんじる:2006/11/02(木) 12:04:43 ID:j1FoOcwt
>>291 Σ('A`) ス、スレのイメージに合わないでしょうか?!
それはともかく、続けます。
皆さん今日もよろしくです。
293 :
れもんじる:2006/11/02(木) 12:11:09 ID:j1FoOcwt
それに加えて附属高校まで遠く、電車で通学しているせいで時間もかかる。
当初、いつまでも幼さの残るこいつの白い顔を見ながら、電車の中で
変態に痴漢でもされたらどうしよう・・・と激しくウツになったりもした。
まさかその時は、俺の方がその変態と同じ事をしたくてしたくて
たまらなくなるとは、思ってもみなかったが。
「そんじゃ行って来るからな!晩飯頼むよ!」
「おうよ。気をつけてな。」
毎朝繰り返される同じ会話。
世に許された夫婦のようで、たまらなく大好きだ。
「さっきの話の続き、帰ったら聞かせろよ!」
「だが断る。」
294 :
れもんじる:2006/11/02(木) 12:45:00 ID:j1FoOcwt
一人になったマンションの中で、俺はウジウジとさっきの失敗を責めていた。
きっとあいつが帰宅したら、根掘り葉掘り聞かれるに決まってる。
あいつはそういう性格なのだ。
中学時代、俺に彼女が出来たときも執拗な質問攻めにあったからな。
「何てごまかそう・・・。」
「彼氏がいるから無理だって言えばいいか。」
「学校のアイドルで高嶺の花だから、可能性ゼロって事で。」
何度も何度も架空の学園アイドルをシュミレーションしつつ、
頭の中で設定を練り上げ、基本的な質問に答えられるようプロットを固める。
「だけどあいつは意外な事を聞いてくる時があるからなぁ。」
「まあそんときゃそん時だ。なんとかごまかすしかない。」
言いたい本音と、言えない気持ち。
いつまでも、せめて学生の間だけでも側にいるために、この気持ちは
絶対に口に出してはいけない。
295 :
れもんじる:2006/11/02(木) 13:02:41 ID:j1FoOcwt
グッと己の気持ちを飲み込み、それを再確認しつつ、今度は先ほどの動作を思い出していた。
(あの・・・。)
(かがんだ姿勢・・・。)
(・・・・・・。)
(俺のここを・・・・。)
そう考え出すと、もう止まらなかった。
朝からマラソンとか、学校に遅刻するとかどうでもいい。
あいつが俺のものをしゃぶり、舐め上げ、舌で刺激する。
尿道に舌を差し込み、くりくりと動かし、カリの周囲をなめ回す。
想像しただけでたまらない。
無理やりでもいいからさせてみたい。
あいつはきっと泣くだろう。
あの大きなキレイな目に涙をため、こっちを恐る恐る見ながら舌を使うのだ。
「う・・・・!は・・・・っ。」
段々エスカレートする妄想に歯止めが利かず、既に右手はパンツの中で
自分のものをこすりあげていた。
296 :
れもんじる:2006/11/02(木) 14:07:55 ID:j1FoOcwt
自分の手をあいつに見立て、頭の中はフル回転だ。
この勢いで勉強していれば、あいつと同じ私立高校に入学出来たんじゃないか?
などとくだらない事をチラリと考えたりもした。
(あいつと同じ学校で・・・)
(誰もいない教室で・・・・)
(こうして、こうして・・・)
そんなこともチラッとは考えるが、やはり先ほど現実に起こった
俺的ハプニングにはかなわない。
(あいつの口元がヨダレで光って・・・・)
(イヤだ、って言ったら無言で髪を掴む・・・・)
(喉の奥にまで俺のモノを・・・・)
(突っ込んで・・・・)
(突っ込んで・・・・)
苦しがって嫌がる目から、きっと大粒の涙が落ちるだろう。
俺のモノから口を離すことを許した瞬間、むせて咳き込む。
そうしたら、あいつの涙をすくってやるんだ。
うるんだまま、侮蔑と、畏怖を込めた目で見られるはず。
そうして俺は、また無言で俺のモノをくわえさせる・・・・。
297 :
名無しさん:2006/11/02(木) 14:55:11 ID:a+hxJkeF
#「トリップ」の場合は、内容が特殊だったからまだ許容範囲だったんですが
この話は流石に板違いだし、801板行きの内容だと思うんですけど……。
298 :
れもんじる:2006/11/02(木) 15:42:38 ID:j1FoOcwt
>>297 ジャンルに「ホモ」があったので大丈夫だと思ったのですが。
それじゃやめます。
299 :
れもんじる:2006/11/03(金) 12:21:11 ID:BRC1oxTx
忘れてた。
途中で支援してくださった人、どうもありがとうございました。
とてもうれしかったです。
スレ常連の皆様、スレ汚しになったことをお詫びします。
300 :
名無しさん@ピンキー:2006/11/04(土) 03:22:44 ID:3mPFAzVr
抜けないけど、別にいいんじゃね?
あのさ、グダグダになっても作品完成厳守って駄目?
夕焼け2人とかフリフリとか続きないみたいだし。
書きたい師少ないから強い事言えんが…
楽しみに読んでたから残念。
今からどんな展開になるかわからないし。
続けてほしかったなーもう戻ってこないだろうな
>>299 ホモに興味ないけど不快感はなかったよ。めげないでね。
もし、気が変わったらまた続けるか、別の書いてね。
>レモン汁
え、続き読みたいんですけど。
もし別のスレで書くことになったら、スレ教えてね。読みに行くので。
れもんじるさん戻って来て書いて下さい!
>>297 今は書き手いないんだし横槍入れるのはちょっと…
支援してた人いたんだからさ
>>300職人さんのリアル都合もあるんだろうけどな、と営業外氏と恭介氏待ちの自分。
306 :
れもんじる:2006/11/08(水) 01:36:44 ID:nFN3TKwR
みなさん色々なご意見、ありがとうございます。
昨日からレスに気がついていたのですが、
アク禁で書き込みが出来ませんでした。
それで、続きの投下の件なのですが・・。
ここまで書いたのでこちらで続きを投下出来れば
うれしいのですが、それでスレが荒れたりしないでしょうか。
それが不安なので、スレ常駐の先生方のご意見をお待ちしておきます。
支援してくださった方、本当にありがとうございました!!
>>れもんじる
>スレ常駐の先生方
投下を武器にいやみ言いたれるコテハンなら消えてくれた方がいいと思う
↑まぁまぁ…初心者なんだから多めに見ようよ
>>れもんじる氏
とにかく投下したら?
前のレスにもあるけど今過疎板だから
何か意見があれば後から出てくるよ
悪いけど俺は
>>297と同意見だわ。
過疎でも801は勘弁。
311 :
れもんじる:2006/11/08(水) 14:39:29 ID:nFN3TKwR
気になって仕事の合間に覗きにきてしまいました。
>>307 それの何が嫌味になるのか本当に分からなくてうろたえています。
けれど気分を害させる書き込み、申し訳ないです。
書き方が悪かったみたいですいません。
>>308 ありがとうございます。
他板で一度兄妹モノを書き込んだ時、こういう感じのやりとりだったので・・。
板によって違うのに勉強不足でした。
せっかくの投下のすすめなのですが、801系は嫌いな人が多そうなので
ここではやめておきます。
色々とありがとうございました。
>>309 了解しました。
>>310 わざわざ本当にありがとうございます。
お手数、感謝します。
そのスレの様子を見て、801が大丈夫そうならそちらに書き込んでみます。
色々お騒がせして本当にすいませんでした。
俺の書き込みで気分を害した方、ごめんなさい。
それではこれにて失礼します。
またご縁があればどこかで・・・ありがとうございました。
312 :
れもんじる:2006/11/08(水) 14:48:43 ID:nFN3TKwR
>>310 あ・・・801版って書いてありますね。
すいません、うっかりしてました。
それではこれでホントに失礼いたします。
皆さんありがとうございました!
313 :
トキノミノル:2006/11/11(土) 20:00:16 ID:wj/GZCx6
投下します。
タイトルは「快楽の部屋」
属性は「性に目覚める高校生」
です。保管庫担当猫様よろしくお願いします。
彼とエッチなことをしちゃった。
学校帰りいつものように二人でカラオケボックスに寄って歌ってたんだけど。それまでは普通にしてたの。
でも、そのうち隣に座る彼の手がマイクを持つあたしの肩から胸に廻されて。彼とは同じクラスで、
帰る方向が同じだったからどちらからともなく一緒に帰るようになっていつの間にか彼氏彼女になってたの。
彼は顔も成績もいいしスポーツもそこそこ出来るから、それなりにモテるんだけど、友達付き合いの頃から
クラスメイトの前でもほっぺたにキスとか平気でする人で、ああ、もうダメよ、恥ずかしいじゃないって
軽く手をはたいて少し体を離したの。
だって、彼に触られるとおっぱいがキュンってなってアソコがパンツに染みちゃうくらいグチョグチョに
なっちゃうんだもの。そんないやらしい事、好きな人には知られたくないじゃない。
314 :
トキノミノル:2006/11/11(土) 20:03:07 ID:wj/GZCx6
なのに、
「いいじゃん、二人きりなんだし」
って離れた分詰め寄るとブラウスをたくしあげて背中からもろおっぱいを触りにきて。
「お、すべすべ…もう乳首たってるし」
直に指先でコリコリされたり爪でクニクニされる度に体の力が抜けて耳まで真っ赤になって、恥ずかしくて
彼の膝に顔を埋めて涙目になってへんな声が出ちゃうからやめてって言ったの。
「いいよ、出せよ。オレ、歌なんかよりそっちがききたい」
「だってぇ…ここ、こーゆーの…っ、しちゃっ、いっ…いけな…い、ぃっ…場所だよお…」
そうしたら乳首をいじっていた彼のおっきな手があたしのおっぱいをやんわり包んで揉み始めて。
「お前自分がどんな女か全然気がついてないだろ」
「ど…どんなって……っ」
だってあたしはごく普通の高校一年生で、外見だって(髪とお肌だけはしっかり手入れしてるから
ひそかに自慢できるけど)ポニーテールで猫顔で細身の目立たないタイプだし、あたしどっか変なの?
「エロいんだよお前って」
315 :
トキノミノル:2006/11/11(土) 20:21:53 ID:wj/GZCx6
「え、エロいって……どこが…?」
彼の右手がスカートをめくり白いパンツに包まれたお尻を撫で回すと、固く閉じた脚の付け根の一番大事な
部分が震えて。頭の中で大事ななにかが溶けてるみたいに熱いのがジュクジュクと溢れてパンツを濡らした。
「はぁ…っ、いやぁん…」
彼に膝枕されて、おっぱいとお尻を触られて真っ赤になってパンツびちゃびちゃにして…やだぁ…っ、
これじゃあたしただの変態みたいじゃない…お願いだからアソコには触れないで…。
「体つきとか口元とか雰囲気とか…うまく言えないけど」
お尻の谷間にそって指が腿の隙間に食い込んで来た。
「やっ…やだっ触っちゃやだ…」
「ぶっちゃけいつもお前にぶち込みたいと思ってんだよ」
彼がおっぱいを揉んでた手を離してジッパーを下ろした。それまで背中を向けていたあたしを彼と向かい合わせに
なるように反転させる。目のまえにちょっと変な臭いがして硬くて勢いよく跳ねるモノがあって…。
なにこれ…?もしかして…おち…?!本気でここでしちゃうの…!?
どうしたらいいのかわからなくなって目を白黒させるあたしの手を取ってソレに触らせた。
「先に触られるのが嫌なら触っていいぞ……」
316 :
トキノミノル:2006/11/11(土) 20:24:27 ID:wj/GZCx6
「あ……」
熱い熱を帯びた芋虫みたいな変な手触り。
したいときの男の人ってこんな風になるんだ……。気持ちはすごくわかるけどでも駄目、触られたら
どうにかなっちゃう…っ…彼の前では綺麗でかわいい女の子でいたいの。こんな、おっぱいちょこっと
揉まれただけでグショグショになっちゃうエッチなところなんて見せたくないのぉ…。
願いも虚しく湿った布地に指が伸びてきて、そこに指を押し当てられて、ビリっとなって思わず身体が跳ね上がっちゃった。
「ああぁ……っ」
いやだぁ恥ずかしいよぉ…っ。穴があったら入りたいよぉっ。
「すげぇ……こんな感じまくってる…」
でも、それまでなにか押し殺していたような彼の声が上擦っていて、それを聞いた瞬間なにかが吹っ切れたの。
女の子がエッチなのって嬉しいんだって。
「やりてぇ……」
彼の手がTバックみたいにあたしのお尻の割れ目にパンツを食い込ませて、指を脇から入り込ませてきて。
そこに何の抵抗もなく滑り込んできて、狭い中をクチュクチュに掻き回してるのが彼の指じゃなかったら
我慢できないくらい気持ち悪くて恥ずかしかったけど、あたしは声をあげて腰をくねらせていた。
317 :
トキノミノル:2006/11/11(土) 20:48:11 ID:wj/GZCx6
「ひっ…くふっ…っ」
「ああ…お前の中、すげぇキチキチだわ…」
彼があたしの髪を撫でて興奮した声で言った。おち…を触った手だけど全然気にならなかった。
だってあたしも彼のおち…触ってるんだもの。
「うんっ…うんっ…だってこんなの…するの初めてなのぉ…」
指を入口まで引き抜いて、今度は親指でちっちゃいのを転がしながら二本揃えて出し入れ始めて。
さっきみたいに深いところに捩込むんじゃなくて入口のすぐ近くを探られて。
あああ…ちっちゃいのクニュクニュ…したら力はいらな…いっ!
浅いところを撫でられてる最中にいきなり全身の神経をピンク色の電気が走った。
親指のとは全然違って奥からどうにかなりそうで…これやだっホントにおかしくなっちゃうよぉっ。
「ひぃっ…そこいやっいやっ変なの変になっちゃうぅ…」
「変って…スケベになっちゃう?」
彼が親指ででそこを掻いた。
「あああああああぁぁぁぁーっ」
ピンクの火花が混じった白い光が収まる頃にはもう、ここはカラオケ屋さんなんだ、とか高校生なの、
とかそんなことどうでもよくなってた。
されたい…もっとされたいっ…明るくて、外からまる見えだけど、制服着たままだけど、ここでしたいよぉ…っ。
初めて入れるの、彼がいいのぉ…彼でなくちゃ嫌だよぉ……。
ずっと掌で撫でていたモノを口に含んでなめ回した。先端からしょっぱい味の液体がしみ出てて、
なんとなく舌先でそこをチロチロ撫でてみた。
318 :
トキノミノル:2006/11/11(土) 20:50:39 ID:wj/GZCx6
「ばっ…出せっ」
彼が引き攣ったような悲鳴を上げてあたしの口からモノを引き抜こうとした時。
「あ……っ!!」
口の中で彼のモノがビクビク跳ねて苦い粘っこい液体が断続的に溢れて来て。思わず飲み下してた。
でも喉に引っ掛かる感じでうまく飲み込めなくて、最後のほうは口からポタポタ垂らしちゃった。
「あぁ…っ馬鹿、のんじまったのかよ」
お手拭きの封を切ってあたしの口や制服に垂れた白っぽい液体を拭き取りながら彼がぼやいた。
「処女相手にフェラで精飲なんて刺激キツすぎだよ…このまま行かないか?」
「え……?」
「その…ら…ラブホ」
あたしはこっくり頷いた。
了
トキノミノルさんGJ!
これで終わりはもったいないです。続きキボンヌ!
支援。
ラブホ篇も読みたい所存也。
うわぁぁ〜お久しぶりです
さすが!トキノミノル氏!
今回もGJ!
ラブホ編見たいです
322 :
トキノミノル:2006/11/13(月) 22:39:01 ID:hHko9MUJ
書き手冥利に尽きるお言葉有り難うございます。
ですが、一完結作品として投下、こちらの手を離れた以上、
この先は住人の皆様に委ねたものと考えております。
我が儘ではありますが、二人のラブホ編は個々の想像に
お任せという形でお願いしたく思います。
>>322 トキノミノル氏の意向了解しました
また新たな小説楽しみに待ってます
パヴァリアの続きいきます。今回もエロなし。
クルムバハ市民が待ちに待った春の訪れとともに、ヴァルデックの邸も明るさを増した。
働き者のコルデーリアはすぐに邸の使用人たちに受け入れられた。細やかな心遣いで
偏屈者の馬丁や通いの下男たちともうまくやっている。特に門番の夫婦は彼女を気に入り、
自分の孫のように可愛がっていた。
そして、最も浮かれていたのはエーリヒだった。彼は小鳥のようにコルデーリアの周りを
飛び回り、何かと世話を焼いた。
少年と少女の微笑ましい様子に、邸の大人たちは常に微笑を誘われるのだった。それは
ヴァルデックも同様である。
彼は総督の仕事をうまく切り上げて邸に帰ることが多くなった。邸内が明るくなっただけで
居心地が極端に良くなったのだ。さらに食事も美味いときている。
コルデーリアには始終つけ狙われたが、彼女の繰り出すナイフなど児戯にも等しく、さして
生活に支障をきたすこともなかった――
それはうららかな春の日だった。
コルデーリアの姿がヴァルデックの私室にあった。
水汲みや暖炉の掃除といった力仕事は下男に任せていたが、細やかなところを整える
のは彼女の仕事となっていた。
いつものように寝台を整え、洗濯済みの衣類を所定の場所に片付け、蝋燭を交換していく。
壁の装飾物の埃を払っていったところで、彼女は寝室の奥の扉が半開きになっている
ことに気がついた。
この部屋の掃除は必要ないと言われており、いつもは鍵がかかっている。
単純な好奇心に動かされ、彼女は扉の隙間に暁色の頭を忍び込ませた。
密室特有の重苦しい空気が小さな鼻腔を刺激した。そして部屋の隅に転がる分厚く埃を
かぶった数本の酒瓶が目に入る。
使っていない部屋のようだけれど、ついでだから空気を入れ換えて掃除をしておこう。
そう考えたコルデーリアは小部屋に足を踏み入れた。
汚れのこびりついた硝子の小窓に近付こうとして、壁にかかった分厚い布に気がつく。
時間が止まったかのようなこの部屋で、この布と中央の椅子だけが埃に覆われていなかった。
コルデーリアは壁に近付き、そっとその布を取り除けた。
「母上……」
婉然と微笑む美しい女性の姿に、コルデーリアは思わずそう呼びかけた。母アマーリエ
とは面差しは異なるが、溢れる母性が彼女までをも包んでいるかのようだ。
コルデーリアは立ち尽くし、その絵を眺め続けた。
幸せそうな家族の肖像。
父親の姿はないが、おそらくはすぐ近くで彼らを見守っているのだろう。
そう感じさせるほどの強い絆がその肖像画からは伝わってきた。
自分の頬を伝う熱い涙に気付き、コルデーリアは深いため息をついた。
手の甲でそれを拭い、静かに布を戻す。足音を忍ばせるように扉へと戻った。
隣室から振り返ると、穏やかな日の光の中で埃の粒だけがきらきらと舞っていた。
彼女はそのまま扉を閉めた。
何者も侵してはならぬ静寂がその部屋を支配していた――
季節は初夏へと移ろっていた。
ヴァルデックはその日も日没前に邸へと戻った。
今日の夕食は大鱒の煮付けのようだ。バターと香草、はぜた鱒の皮の香気が交じり
合い、爽やかな風に乗って厨房から漂ってくる。
その香ばしさに気を取られていると、不意に背後に殺気が沸いた。
彼は慣れた足取りで軽く身をかわし――しかし息を呑んだ。
落日の光を受けた金色の塊が彼の傍らの飾り棚へとまっすぐに飛び込んでゆく。
楢材の瀟洒な棚には南方の焼き物や東方の硝子の水差しなどが飾られているのだ。
彼は必死で手を伸ばして少女の肩を捕らえると、自らの身と引き換えに後方へと投げ
飛ばした。
静かだった邸に破壊音が高らかに鳴り響いた。
大の男の体重を支えきれず、棚の支柱が破壊された。硝子や陶器が床に落ち、
砕けて辺りに飛散し、ヴァルデックにも降りかかる。
愛らしい暗殺者は尻餅をついたまま呆然とその様子を眺めていた。
「つっ……!!」
彼はゆっくりと身を起こした。
邸の奥からばたばたと騒々しい足音が近付いてくる。エーリヒだ。
廊下の惨状を目の当たりにし、少年は顔色を変えた。
「閣下!!お怪我はありませんか?」
その声にはっと気を取り直したコルデーリアが立ち上がった。
エーリヒと対照的に小さな足音で走り去ってゆく。方向からすると、掃除の道具を取り
に行ったのだろう。
「少し背を打っただけだ。心配はいらん」
差し出された手を借りずに立ち上がると、ヴァルデックは衣服に飛び散った破片を
払った。床を見回してため息をつく。
「油断したな……しかしこれは参った――」
支援
彼が破壊した調度物は邸の前の持ち主が揃えたものなのでさしたる痛痒も感じ
なかったが、後のことを考えずにただ身をひいた自分を後悔した。これが戦場での
しくじりだったらと思うとぞっとする。
「ああ、お前、あの娘に剣術を教えてやってくれ」
「剣術ですか?」
唐突な申し出に、エーリヒはきょとんとして彼の表情を伺う。
「そうだ。特に受身をな。怪我でもされると飯がまずくなって困る」
「なるほど、それは由々しき事態ですものね。承りました。今に閣下を打ち負かして
さしあげますよ」
少年は合点したというように人懐こい笑顔を見せた。
「ほう。大した自信だな」
「ええ。何せ閣下の孫弟子になるのですからね。上手くならないわけがありません」
「それはどうか。油断していたとはいえ、肝心の師匠がこのていたらくだ」
「でも誰も怪我をしなかったじゃないですか」
少年の前向きな意見に、ヴァルデックははじめて口元を緩めた。
「――エーリヒ」
「何ですか?」
――お前をひきとって、本当に良かった。
しかしヴァルデックはその言葉を飲み込んだ。かわりに少年の真っ赤な頭に大きな
掌を乗せ、くしゃくしゃとかきまわす。
日一日と頭の位置が高くなってきている。今は彼の顎ほどの高さだが、遠からず彼に
追いつくことだろう。
エーリヒはくすぐったそうに顔をゆがめた。その笑顔のままコルデーリアを追おうと
走り出し、ふと足をとめて振り返る。
「それにしても閣下、最近なんだか楽しそうでいらっしゃいますね」
「馬鹿をいうな。それはお前のほうだろう」
ヴァルデックは一笑に付した。
エーリヒが肩をすくめてあわてて駆け出して行く。
ヴァルデックは顎鬚をひっぱりつつその背を眺めていたが、もう一度小さく笑うと自室へ
と立ち去った。
今日はここまで。
転職したてでしばらく忙しいのですが
グダグダになっても最後まで投下するつもりなので
気長に待っていただけると嬉しいです。
支援ありがとうございました。
332 :
名無しさん@ピンキー:2006/11/20(月) 19:19:35 ID:moRuTK38
>>331 乙。
続きはいつまでも気長に待っております。
幻獣戦隊の淫夢の続き
動力炉制御室では睨み合いから戦闘に移ることはなかった。
移る前に大地が揺れた。幻獣神ロボの動力部分が破壊された爆発だろう。
その隙をつき、脱出口へと続く扉に四人は駆け抜けた。
沙織は元々一緒に逃げる気がないのか、何度も逝って腰が抜けていたのかついてこなかった。
小刻みな地震が何度も続く。後方には武装信者がわらわらと追いすがってきていた。
脱出口直前の橋を、俊介のタイタンクエイクで落とし、プリオネス達を対岸に置き去りにした所まではよかった。
脱出口に向おうとした時、たまたま最後尾にいたグリーンの足にプリオネスの双鞭の一本が巻き付いた。
三人が振り向いたとき、聡はプリオネス達のいる対岸に引き戻されてしまっていた。
「レッド構うな、行けっ!イエロー!ブルー!頼んだぞっ!」
聡の叫びと同時にブルーにも双鞭のもう一つが飛んでくる。
胸を露なままサイドステップで避ける。
鞭は空を切り、ビシィッという壁を叩く音ともに戻っていく。
立て続けに、鞭が繰り出される。
三人はどうしようもなく脱出口へと追いやられる。
助けようにもこちらの攻撃は射程範囲外で反撃できない。
そして、なんとか機能していた部分も崩壊が進み、グリーンの救出を完全に不可能のものとした。
「グリーン、あなたは私の奴隷よ」
プリオネスの私室の瀟酒なベッドに四肢を繋がれた聡は驚きを隠せなかった。
各分野の世界的な権威といわれる教授達、天才といわれ脚光を浴びた神童がかしづいていた。
中には旧知の人もいた。
「グラウス教授!なぜあなた方が教団のもとにっ!山本教授、ロジャー、ワトソン教授!!」
「う…ああ…あ」「…あ……」
生ける屍のように反応はうめき声しか返ってこない。
彼らはプリオネスの鎧を機械的に脱がしていく。
「無駄よ、彼らは既に自分が何者かもわからないわ
かわいいでしょう?
まもなくあなたも彼らの仲間入り、あははははははは」
プリオネスは聡のすぐ横に腰をかけた。
敵将の裸を観察をマジマジとするが、なんら普通の人間と変わらない。褐色の肌は敵ながら美しいとさえ思った。
ただ、筋肉で引き締まった尻から生えたヴィーラスの一部を除けば…
「ヴィーラス様もう少し待ってください、んん」
尾が左足に絡み付き、上ってくるのをプリオネスの言葉で解放される。
おぞましく鳥肌が治まらない。
「んふぅうっ…あなたが五人の中で一番タイプだったわ」
唾液が粘ついた言葉ともに舌を入れようとしてくる。
「んっ…くっ」
「んはっ…頑強ね…」
唇を結び、侵入を阻むことができたが、プリオネスはあっさり首筋に攻撃対象を移し、体中を愛撫する。
手も足もでない状況では為されるままでしかない。
「や、やめろ…なぜ、こんなことをする…っ」
袋を口の中に含まれ、一筋一筋の皺を延ばすように舌先でなぞられる。
「なぜって?」
温かい口撫から解放された袋は唾液の気化熱で寒く感じ、収縮していくのがわかる。
「それはね、んっ…ん、あなたのようなね、頭がいい男がタイプなのよ、はぁっ」
熟れて滴る女性器が眼前にせまり、押し付けられる。
プリオネスは聡の顔面に跨がり、腰を大きくグラインドする。
顔の凹凸で自分の性器を刺激しながら言葉を続ける。
「いいっ…頭のいい男が白痴に、そこっ…なっていくところがたまら…ないのっ」
グリーンは息をするのに精一杯で聞こえているか分からないが、牝の匂いが部屋に充満しているのがわかる。
周りにはかつての天才達が勃起した男性器を並べマスターベーションを猿のようにしている。
そして、グリーンの男性器も同じようにそそり立っている。
「あはっ、私の口じゃだめだったのに…ん、んっ…顔面騎乗で勃起するなんてねぇ」
聡は否定するため、拒否するため、まだ自由が利く体を揺らす。
「ふふふ…無駄よ」
酸味がかった匂いと味と圧迫から解放されたと思ったら、しっぽで男性器を巻き取られ、プリオネスの女性器が誘導されるように、プリオネスの腰が下の方へとずれていく。
「これよ…男のちんぽ…子宮にくるぅっ…」
プリオネスの膣内は締め付け、波打ち、快感が股間から脳に到達し、射精感を何度も何度も促される。
『まるで借金取りの督促みたいだな』と場違いな思考も入り込むが、すぐに刺激に押し流されていく。
「あっあっあっ…強情…強情ねぇ…っだめっヴィーラス様っ…あんっ動かないでっ」
尾がプリオネスの体に巻き付き、クリトリスに執拗に刺激をしていた。
「ちょうだい、ちょうだい、ちょうだい、あなだの精子っ…わたしっのっマンコにっ…」
刺激は聡の許容量を越え、不覚にもプリオネスの中に果ててしまった。
「んぁあああっこれよ…これよぉおっ、もっともっとぉっ!」
「や、やめろぉおおおおっ!!」
射精感が止まらない。
プリオネスも両脇に手をつき、尻をこれでもかと叩き付けてくる。
精液はプリオネスの中で止めどなく溢れ続けている。
快感と苦痛が混じり合い頭がおかしくなりそうだ。
「はっはっはんっ…ヴィーラス様っ…ど、どうぞっ」
プリオネスの顔が近づいてきて、そのまま口の中を犯されてしまう。
口と女性器で犯され、快楽に押し流されそうになった意識が急遽揺り戻される。
「んんんがっっ」
肛門から尾が侵入し、拡張する。
痛みに脂汗がにじみ出る。自分のすべてが蹂躙される。
「んふぅっ…ふふふ…あなたの一回り大きくなったわよ?…」
唇同士糸を引いたまま微笑む。
「くわぁあああああああっやめろぉおおおおおっ」
未体験の刺激が更なる勃起と射精を強引に促す。
「…あ、あひっ…はじまったぁ…」
呼応して腸内に新たな刺激が始まった。
プリオネスは腰を振りながらも、見つめてくる。
『違う…観察している、僕を…』
そんな思考が微かに紡ぎだされる。
尾の先から腸内に何かが注入され、腹部が膨らんでいく。
「あなたの頭脳いただくわ…」
再び唇を奪われ、まるで肛門から入れられたものを吸い出すかのように吸い付いてくる。
射精感と快感と苦痛が薄まっていく。それと同時に何かが抜け落ちていくのがわかる。
意識は明瞭なのだがそれが何なのかが分からない…考えようとしても思考がまとまらない……
トレントグリーンはプリオネスの外見は人間と変わらないと判断した。
しかし、内部は似て非なるものだった。
子宮に注がれた精液を元に特殊なタンパク質を作り、ヴィーラスの尾を経て、男の体内に戻される。
タンパク質は血管に入り込み、体内を駆け巡り脳へとたどり着く。
男の知能を奪い去り、残った男は生ける屍となってしまうのであった。
プリオネスは久しぶりに若い男で性癖を満たすことができたことに満足した。
それが、エレメントファイブのグリーンであるからその満足感はかつてないものだった。
「グリーン、あなたは私の奴隷よ」
聡はその言葉が自分に向けられたものだとはもう既に分からなかった。
今日は休みで時間が取れたので、
ようやくグリーンを落とすことができた…
では、またノシ
乙です。
負けてしまったほうが幸せなんじゃないかと思えてくるエロエロ戦ですね。
342 :
クピド:2006/11/25(土) 01:28:23 ID:wqpqz5Hi
初めて投下させて頂きます。超素人の作品ですが、どうかごひいき下さい。
【エロ内容】レイプ
【ストーリー内容】万引きをした女子高生に毒牙が襲いかかる
【ターゲット属性】女子高生
『万引きの代償』
夏の暑かった日も過ぎ、公園の木々の葉はついこの間まで青々としていたが、今では赤や黄色へと変わり始め、季節は秋へと向かっている。一年で一番過ごしやすい時期であるが、絵美は憂鬱な気分だった。
「あーあ、家に帰りたくないなぁ。」
絵美は高校2年生。そろそろ進路ことを考えなくてはならない時期なのだが、先日行われた中間テストの成績が悪く、そのことで母に聞かれることを考えると気が重くなった。
そんな絵美に一軒の文房具店が目に映った。絵美は特に欲しい物があったわけではないが、家に帰りたくないという一心から中へ入った。
絵美は店内を歩き回りながら商品を見ていると、メモ帳を万引きすることを思いついた。絵美はお金に困っていたわけでもないし、もちろんそのメモ帳が欲しかったわけでもない。
343 :
クピド:2006/11/25(土) 01:29:33 ID:wqpqz5Hi
ただ嫌な現実を少しの間だけ忘れたいのと、ちょっとしたスリルを味わってみたいという軽い気持からである。絵美はメモ帳を手に取ると、辺りに人がいないことを確認して、素早くスカートのポケットへ入れた。しかし、絵美は天井にある防犯カメラの存在に気付いていなかった。
絵美は店内をもう一周してから何くわぬ顔で店を出た。するとこの店の店員と思われる20代後半の若い男に腕を掴まれた。
「僕、このお店で店員をしている川田だけど、何でか分かるよね。お店に戻ろうか。」
川田は事務的に言うと絵美を店の控室へ案内した。控室には業務用の長い机が4つあり、それぞれに3つずつイスが置かれている。そのうちの一つに絵美は座るよう命じられた。この時絵美はまだ謝れば済むと思っていた…。
絵美が控室で待っていると川田は30歳過ぎの小太りの男を連れてきた。この男は店長の嵐山と名乗り、川田に耳打ちされると不適な笑みを浮かべた。嵐山は机を挟み絵美の正面にイスを移動させ腰を下ろした。
「盗った物を全部出しなさい。」
絵美はスカートのポケットからメモ帳を一冊取り出した。
344 :
クピド:2006/11/25(土) 01:31:12 ID:wqpqz5Hi
「まだ他にもあるんじゃないの。」
嵐山は絵美が返答する前にバッグを引ったくるように取ると、中の物を次々と出して机の上には物で散乱している。
「ここにはないか。」
嵐山はそう呟き視線を絵美の方へ移した。
「ちょっと立ちなさい。」
絵美は言われた通りその場に立った。嵐山は絵美に近づき、絵美の腰の辺りを触った。
「………」
絵美は後退りしながら嵐山の手を無言で払い除けた。無言と言うよりはあまりに突然のことだったので、声を出せなかったと言った方が正しいかもしれない。そんな絵美の行動を見た嵐山は口を開いた。
「まだ他にも隠しているかもしれないだろ。それにこのことを親・学校・警察に連絡してもいいんだよ。でも君の態度次第では黙っててあげてもいいと思っているんだ。」
こんなことがもし学校にバレたら最悪の場合退学である。そんなことになったら親になんと言われるか分かったものではない。絵美は前に出て嵐山に身を任せた。
嵐山は絵美の腰へ手を伸ばした。制服の上からでも嵐山の手の湿った感じが、伝わってくるような感覚に陥り絵美の身体は硬直した。
345 :
クピド:2006/11/25(土) 01:32:42 ID:wqpqz5Hi
嵐山は手をゆっくりと上の方へ滑らせていった。ワキの所までくると手が止まり、絵美はこれで終わったと思っていた。ところが嵐山は手を下の方へと先程よりやや速めに滑らせ、腰までくると手を絵美の後ろへ回し、ヒップを撫で回すように触り始めた。
絵美は逃げようとしたが、川田がいつの間にか後ろへ回っており、抑えつけられ逃げることが出来ず、口も覆われているため声も上げられない。嵐山は絵美の柔らかいヒップの感触を十分堪能し、スカートの上から中指を、ヒップの割れ目に沿って下から上へと何度も這わせている。
絵美はようやく川田の指に噛みつき、手が外れた瞬間大声で叫んだが、すぐに口を覆われた。川田は舌打ちをしながら、周りを見回し散乱した机の上からハンカチを取ると、手早く丸めて猿轡を噛ませた。
その間に嵐山はスカートの中へ手を入れ、パンティーの裾から手を滑り込ませ、直接ヒップを掴むように触っている。
「あっ…うう…」
絵美の体はブルブルと小刻に震えているが、猿轡をされているため助けを求めることも出来ず、声にならない叫びを上げている。
346 :
クピド:2006/11/25(土) 02:11:52 ID:wqpqz5Hi
嵐山は手を離しニタニタ笑っている。
「こっちには何かないかな。」
嵐山は絵美の胸の膨らみへと手を伸ばし、いやらしい手つきで乳房を揉んでいる。
「……んん…」
絵美は何とか嵐山の手から逃れようと身をよじっているが、後ろから抑えつけられているため限界があり無駄な抵抗となった。
「服の下に何か隠しているかもしれないぞ。」
そう言うと嵐山は、左手で乳房を揉みながら、右手で絵美の制服のボタンを一つ一つ外し、制服を脱がすとスカートも脱がし、ピンクのブラジャーとパンティーが剥き出しとなった。
下着姿となった絵美は、ブラジャーの上からでも分かるほど形のいい胸をしており、パンティーで覆われている女陰は僅かに盛り上がっている。
「店長、俺もう我慢出来ません。」
それまで後ろから絵美をずっと抑えていた川田は下着姿を見て欲情したのか突然口を開いた。それを聞いた嵐山は、川田と二人で絵美を壁際の方へ追い詰めようとした。
絵美一人で男二人には当然敵うはずもなく、絵美は容易に壁際に追い詰められ押し倒された。
347 :
クピド:2006/11/25(土) 02:13:06 ID:wqpqz5Hi
川田は今までの欲求をはらすかのように、絵美のブラジャーとパンティーを剥ぎ取り、白い乳房と黒い禁断の茂みがあらわとなり、絵美は一糸纏わぬ裸体にされた。
男たちも全裸となり二本のペニスが露呈された。二人の男は絵美のたわわに実った乳房を一つずつ掴み、ピンクの乳首を舐めている。
「やっぱり女子高生は張りがあるなぁ。」
川田は唾液でベトベトになった乳首を見ながら呟やいた。絵美は目を瞑り男たちの行為を必死に耐えている。すでに絵美はぐったりして、抵抗する気力は残されていなかった。
そんな絵美の姿を見た川田は猿轡を外して、絵美の顔の前にペニスを差し出しフェラを強要したが、絵美は無言でイヤイヤをした。川田は机の上から絵美の携帯電話を取り、カメラで絵美の恥ずかしい姿を撮り始めた。
「この写真をメールで送られたくなかったらフェラをしろ。」
この選択に対して絵美はフェラを選び、川田のペニスに、口を寄せていき咥えようとした。
348 :
クピド:2006/11/25(土) 02:19:53 ID:wqpqz5Hi
「フェラをさせて下さい、だろ。」
川田は絵美に向かって怒鳴るようにして言った。
「フェラをさせて下さい。」
絵美は既に泣いており涙声で答えた。川田は絵美の口の中へペニスを押し込み、絵美は屈辱のフェラを始めた。
絵美は出来るだけ亀頭を刺激しないようにしていたが、それすらも許さないかのように川田は自ら腰を振り、ペニスにみるみる力が与えられていくのが絵美にも分かった。
その間に嵐山は舐める場所を乳房から足の方へ移し、足の指、足首、脛、膝、太股と少しずつ上の方へと舐めていき、最後に禁断の茂みを舐めた。
嵐山は手で膣を広げて舌を奥まで入れ、舌の先を上下左右ありとあらゆる方向に動かし舐めている。嵐山の舌の先が何か突起物に触れた。嵐山は舌を出し入れしその突起物に刺激を与えた。
その度に絵美は身体をビクンとのけぞられせ、その反応に欲情した嵐山はさらに奥まで舌を這わせた。
川田のペニスは絵美の口の中で最高潮を迎え、川田は口内射精をした。
349 :
クピド:2006/11/25(土) 02:23:09 ID:wqpqz5Hi
「げほっ、げほっ」
絵美は精液の味の不快感から全て吐き出し、床に川田の精液が垂れている。
「綺麗に舐めろ。」
絵美は従わないと何をされるか分からないという恐怖感から川田の命令に従い、床の精液をペロペロと舐めた。
嵐山は禁断の茂みを舐め続け、漏れていることに気付き、嵐山はニヤリとした。
「おい。こんなに漏れているぞ。どうして欲しいんだ。中に入れて下さいって言ってみろ。」
「…中に……入れて下さい。」
絵美は消え入りそうな声で答えた。
「全然聞こえないぞ。もっと大きい声で言え。」
嵐山は容赦することなく罵声を浴びせた。
「中に入れて下さい。」
絵美は先程より大きめの声で答え、それに満足したのか嵐山は、ペニスをズブズブと挿入し、半分程入った所で止まった。
(*´Д`)ハァハァ
351 :
クピド:2006/11/25(土) 09:10:21 ID:wqpqz5Hi
「あんっ、あんっ、あんっ」
絵美は嵐山の腰の動きに合わせて声を上げた。その声を聞いた嵐山は興奮しさらに激しく腰を振り、いつしかペニスは根本まで挿入されている。
「出るぞ。出るぞ。中で出してやるぞ。」
嵐山は腰を振りながら脅すように言った。
「ダメ………ダメ…赤ちゃんが……出来ちゃう…止めてー…お願い…」
絵美は中で出されることだけは避けようと嵐山に懇願したが、嵐山はそんな絵美の声には聞く耳を持たず、次の瞬間嵐山の精液が絵美の中へ送り込まれた。
「えっ、えっ。いやーーー」
絵美は射精されたことに気付き悲鳴を上げた。嵐山はペニスを引き抜くと満足そうな表情をしている。その様子を見ていた川田もペニスを挿入し、すんなり根本まで挿入されたペニスに力を与えるため激しく腰を振っている。
352 :
クピド:2006/11/25(土) 09:11:54 ID:wqpqz5Hi
絵美は嵐山に射精されたショックが癒えず声も上げられない。川田のペニスは再び最高潮に達し、絵美の中に精液が注がれた。
嵐山と川田は精液まみれになったペニスを絵美に、綺麗に舐めさせると服を着るて控室を出て言った。一人残された絵美の髪は乱れはしばらく放心状態で動くことが出来なかった。絵美の目からは大量の涙が溢れ、膣からは二人分の精液が溢れている。
店の外では日常と何ら変わらぬ景色に、秋の優しい陽射しが降り注いでいる。
―完―
以上で『万引きの代償』は終わりです。ここまでご覧いただきましてありがとうございます。今後の参考にしたいので是非感想を聞かせて下さい。
>クビドさま
文章はよろしいと思うのですが、内容的には心理描写が少なすぎて小説としても
「ヌキ」としても今一つ迫ってくるものがないかと。
『万引きの代償』というタイトルなのですから、もっと絵美の「軽い気持ちで万引きなんかするんじゃなかった……」
という後悔の念や凌辱されることに対しての羞恥や怒りなどの感情を書き込んだ方がよろしいかと。
それと絵美は処女なのか、それなりに経験があるのかはハッキリさせた方がいいでしょう。
それによって抱く感情や感覚も変わってくるのですから。
354 :
クピド:2006/11/25(土) 10:42:58 ID:wqpqz5Hi
>>353 早速のご意見ありがとうございます。
心理描写について少ないと感じていましたが、私自信の力不足なためこれが限界でした。これから他の作家さんの作品を読み精進しようと思います。
絵美が処女なのかどうかについてですが、これは読者の想像に任せようと思いあえて書かなかったのですが、やはり明らかにした方が良かったですね。
次回作はいつになるか分かりませんが、その時には参考にさせて頂きます。
おっさん達のいやらしさは上手く描写できてると思った。
シチュエーションの選択が上手いな。
356 :
クピド:2006/11/25(土) 21:26:43 ID:wqpqz5Hi
>>355 ありがとうございます。そう言って頂けると光栄です。
シチュエーション的に定番なのは新しい書き手さんとして良いチョイス。ただ小説としてはあまりにも短すぎるのでは……。
と言ってストーリーを長くすると言う意味じゃなく、この1回のカラミでどれだけ描写的で詳細な文章が書けるかが書き手の腕なのではないでしょうか。
極端な話、例えばプロの小説家さんなら1回のカラミで20ページくらいには軽くなる訳ですから。
この場合、おっさん達が次第に絵美を追い詰めてゆく過程とか、絵美の身体がどんな反応をしているとか、絵美を犯しながらおっさん達の体感がどれだけ気持ち良いかなどを詳細に描写すれば
もっと濃い小説になるのではないでしょうか。
厳しい言い方をすれば、現状では回想場面の一つみたいな気がしました。
>>クピドさん
初投稿にしては誤字脱字もなく、文章構成もしっかりしてると思います。
ただ、二人の男が出て来てるのだから必然的に通常の内容より濃くならないといけないですね。
例えば文房具屋なのだから商品でどうこうや、途中で客が来たとか。
また二人がサゾスティックに書かれてるのだからもっとひどい仕打ちするとか。
簡潔に書かれたのかもしれませんが、次回はその辺りを詳しく描写してみたらいかがでしょうか?
細かい様だが
サディスティックでは?
360 :
クピド:2006/11/27(月) 20:23:56 ID:ledWUhf6
>>357 ありがとうございます。描写をもっと詳細な文章を書けるように努力したいと思います。
また登場人物の心情についても表現出来るように他作家さんの作品も読んで勉強しようと思います。
>>358 ありがとうございます。誤字脱字については何度も読み返しなくなるようにしました。
作品にももう少し特徴が出せる様に精進しようと思います。
>クピドさん
ずいぶん駆け足で事が運んでるなーという印象でした。
他の方からのご指摘以外に、ターゲットの外見について、
もう少し詳しく書いていただけるとイメージが湧きやすかったです。
ギャル風な女子高生か、それとも一見真面目そうな子なのか、みたいな。
(ここから先は個人の好みでものを言うので軽く流してください)
万引きする子が嫌いなので、ターゲットに同情できないし感情移入もできませんでした。
しかしながらタイトルに「代償」という言葉が入ってますので、
自業自得という意味ではスカッとしました。
362 :
クピド:2006/11/28(火) 19:38:03 ID:tvhiMrG6
>>361 ご意見ありがとうございます。ストーリーの構成にばかり目がいってしまい、人物の設定に関する記述がないですね。次回作ではその点も考えて書いていこうと思います。
363 :
名無しさん@ピンキー:2006/11/30(木) 22:07:42 ID:PaBsy0ht
他の作者にもダメ出ししたれよ
↑
他の作者はまだ未完成だし感想求められたから書いたまでだ
早く他の書き手さんも来ないかな…
>>339の続き
シルフホワイトの裏切りと奇襲で本拠地もロボも破壊され、参謀役だったトレントグリーンが死んだため幻獣戦隊始め各国政府はじり貧になった。
民主主義政府と呼ばれるものは地球上にはほぼなくなっていた。
幻獣戦隊のウィンディーネブルーと双璧のアイドルだったシルフホワイトが真邪教団の広告塔となり、仲間たちを捕まえたり倒したものはシルフホワイト自身の身体を褒美にするとあらゆるメディアで喧伝した。
そして、とうとうタイタンイエローが罠にはまり殺されたため、実際にそのご褒美の模様を中継してきた。
その最中に、剛志との性生活の不満を漏らし、している相手のと比較する。
「剛志さんとしていたとき、セックスはこんなものだと思ってました。剛志さんを受け入れるだけで幸せだと思ってましたわ。
それでも身体は物足りなくて赤が寝てる横で、このようにマンコと乳首を弄っては自分で慰めてましたの。
んふ、信者のみなさんも我慢できずご自分のを弄ってますわね。まだおいたしちゃダメですよ。俊介さんを倒された害務大臣ハイキルグ様が満足なされたあとにいっぱいいっぱい沙織を汚してくださいね。」
沙織のオナニーショーが終わるとハルキングの全て違う6本腕が沙織の身体を持ち上げる。
その中にタイタンイエローの腕が一本生えていた。
そして子供の腕ほどの肉棒に沙織の身体を沈めていった。
沙織は、自分が苦しいからなのか、死者への慰めなのか、俊介の腕を一番舐め回していた。
今日は短めで
自分は途中でもどんどん感想や批評欲しいです。
>TJさん
乙です。
感想というより質問です。細かいことですいませんが。
>>366の中で書かれた害務大臣ハイキルグと、6本腕のハルキングは別人ですか?単なる書き間違い?
もう1つ、
>その中にタイタンイエローの腕が一本生えていた。
>そして子供の腕ほどの肉棒に沙織の身体を沈めていった。
>沙織は、自分が苦しいからなのか、死者への慰めなのか、俊介の腕を一番舐め回していた。
このあたりちょっとわかりにくい。
腕=肉棒の機能があるという解釈でよろしいか?
それとも本来の肉棒を膣に入れながら、
6本腕の中の1つであるタイタンイエローの腕を舐め回したということですか?
>>368 ありがとうございます。そして、すいません。
書き間違いです。ハイキルグが正しいです。
>それとも本来の肉棒を膣に入れながら、
>6本腕の中の1つであるタイタンイエローの腕を舐め回したということですか?
そうです。
>TJさん
わかりました。ありがとうございます。
今晩書き上げたんですが、6日の23時頃投下してもいいですか?
宜しくおねがいします
SoftBankの3G携帯に変えたらまとめサイトいけなくなったorz
管理人さん対応お願いしていいっすか?
昨日予告した者です。初なので文めちゃくちゃかもしれないので、嫌な方はスルーして下さい(・ω・`)
「身体検査」
【工口内容】
微SM、レイプ、(苦痛)、触手
【ストーリー】
ファンタジー。女スパイが敵国の科学者に捕まる話。
【ターゲット】
女スパイのリナ。17歳。Cカップくらい。後ろでお団子結びをしている。少し気が強い。
下手絵なんですが、服をわかって頂きたいの描いてみました↓
http://f.pic.to/7wldq 【用語解説】
オーブ→リナが盗んだ敵国の最先端科学の結晶で、兵器になりえる。
犯す男→敵国の科学者。
ラプンツェル→男が造った触手生物。オーブで造られた物のひとつ。
次からこそこそ投下していきます
ドサッ
「痛っ…」
怪しげな広い部屋に着いた瞬間、リナを引いてきていた男が背中に蹴りを入れてきた。
後ろ手に縛られていたリナは受け身も取れず冷たい床に投げ出される。
「さあ、君の持ち出したオーブの場所を吐いてくれるかな?」
一見して人の良さそうな白衣の男が、口元だけ笑みを作って見下ろす。
「……知らないわ」
リナはつん、と男にそっぽを向く。
それが気に入らなかった男は眉根を寄せると、顔を片手で掴んで無理矢理こちらに向かせた。
「嘘に付き合ってる暇は無くてね。君が最後に持っていた事はわかってるんだよ。…どこへ隠した?」
「…………」
「まさか…、飲んだの?」
「…そんな訳無いでしょう」
その答えを聞いても、男はそれを信じようとしない。
「飲み込んで持ち帰ったり、最悪殺されてもお目当ての物をロストさせるスパイの定石手段だしね。君はさっきから本当の事を言わないし、調べさせてもらおうか」
「だから!飲んでなんかないっ…て……」
ズル、ビタッ
突如、部屋の奥にある鏡張りの箱の中で、何か大きな物がのたうつ音が響いた。
「おいで」
男が呼び掛けると、"それ"は内側から施錠を解き、こちらに這ってきた。
「───ひっ」
男の横に着くと、一度おとなしくなる。
「それ、何よ…」
「ラプンツェル。君が盗んだオーブの研究成果の一つさ。基本的に僕の言う事を聞く」
男は何でもないように答え、リナの方を見るとにやりと笑った。
「ラプンツェル。それの胃の中を調べろ」
「嫌ぁっ!!!」
抵抗する間もなくその触手に絡め捕られ、口を開かされる。
「じっとしてな。粘膜が傷付くよ」
男に両肩を押さえられ、遂に細い触手がリナの口内に侵入した。
どんどん奥へ入ってくる。
「んぐっ、う…」
異物感に吐気がして、本能的に動けなくなる。
男はリナが苦しむ様を楽しんでいる様だった。
「うっ、……んぅ」
5秒程して、触手はやっとリナを手放した。「ごほっ!!かはっ…」「無かったみたいだね…」
「だからっ、最初からそう言って……ごほっ」
リナの心配など全くせず、触手をいたわる男。
それからわざとらしくああ、と手を打つと笑顔でリナにとって恐ろしい事を口にした。
「盗んだのが昨日の晩なんだ。下から探した方が早いね」
「……!!」
身の危険に気付いたリナは男に蹴りを食らわせ、出口へ這った。
「クソが…!ラプンツェル、捕まえろ!!」
男が生物の名を呼ぶと、それは触手を伸ばし、あっと言う間にリナを捕えた。
「きゃああっ!!」
腹を掴んで一度高くあげ、尻をつきだす様な形で体を拘束していく。
「嫌!放して!!放せぇ!」
リナの叫び声にも男は不快感を露にし、
「ラプンツェル。黙らせろ」
とだけ冷たく言った。「放せ!はなっ、…んんむっ」
触手の一本がくつわの様にリナの口を塞いだ。
そして後ろの穴をつっと撫でる。
「んん…!」
(嫌……!お尻にあんなものなんか、入れられたくない!)
リナがいくら叫んでも、口を塞いだ触手が音を濁してしまう。
「ここを調べるんだ」男がリナのスーツを脇にずらし、穴を外に晒す。
「ん──っ!!」
(嫌、いやだ!!)
そして、ぬめった触手が一気にそこに押し込まれた。
「───!!…んっ…」あまりの感触に涙が溢れるが、触手は腸内を探る。
ズッ…、ズッ…
「ん… んむぅ…」
部屋にはその感覚に耐える絶望の声が響いた。
ズルッ……
中を埋めつくしていたそれが抜かれても、リナの涙は止まらなかった。
最初の気丈な姿は影もない。
「うっ…うう……」
「ここにも無い、か……」
男は退屈そうに呟く。
「折角だから、もう一個の方も調べるか」
「!!? んん…!」
リナは必死に首を横に振って男に懇願する。(いやだ……そんなの…、許してぇ…!!)
「さあ、ラプンツェル」
男はリナの視線を鼻で笑って、大量の細かい触手を女裂に誘導した。
数本の触手が、中に入り始める。
「む、んんんっ!んんっ!」
(やだぁ…、いや!)
「間違っても濡らすんじゃないよ?」
男はリナの太ももを足で軽くこづく。
「猫の雄と一緒でね。発情した雌に反応して抑制出来なくなるから」
「……?んんっ!」
(濡らすって…何をよ?)
幼い頃から特殊技術しか習わなかった為か。リナには何もわからなかった。
小さなリナの膣に次々と細い触手が侵入し、次第に量が増えてくると、リナは段々苦しがるようになった。
「んっ……うん…」
「何を遠慮してるの、ラプンツェル。もっと奥まで入れるでしょ?」
先程から浅い動きしかしないそれを、奥へと促そうとする。
しかし、従順なはずのそれは奥へと入っていかない。
「…まさか君、処女なの?」
「んんん…ん…」
余裕の無いリナは答えないが、この反応からいってそうなのだろう。
男は口の端を吊り上げた。
「ラプンツェル、思い切りヤッちゃっていいよ」
命令を受けて、無数の触手は勢いよく閉ざされたリナの奥へ突き進んだ。
「───!!んんんんんんっ!!!!」
(い、やっ…痛い!!!)
ズルッ、ズッ、ズッ…リナが悲痛な叫びをあげても、触手は手加減をしない。
破瓜の血を潤滑剤にリナの中をうねる。
「んっ!んふっ…うんっ!!」
(嫌、何これ、なんなのっ!!)
触手の一本が、リナの秘所の突起を締め上げた。
「んっ!!ふっ……んん!」
リナが背筋を反らす。
その間も絶えず内壁を刺激する動きに、リナの膣内で奇妙な感覚が起きていた。
痛みの熱さから、何かこう、こみあげるような別の熱が生まれてきたのだ。
「…んっ、んっ、ふぅんっ…!」
(何、わかんない…変な、感じっっ)
次第に痛みとその感覚の割合は、後者が勝ってくる。
最後には、触手の前後運動にあわせて、艶の混じる声をもらすようになった。
「んっ、んっ、んっ、うんんっ、んっ、ふっ!!」
(何で、こんな……っ!き、もちいいっっ!!)
くちゅ、じゅっ、ズルッ…
男はリナの様子を嘲り、足の先で突起を刺激する。
「ふぅんっ!!!んっ!」
「…さっき濡らすなって言ったのに。こんなにいやらしい音立てて」
触手はリナの膣液をすすっているようだった。
ズズッ、ぐちゅ、ズッ
「んん!んっ、ん……」
終わらない快楽に、リナは涙を流し続けた。
限界が近付く。
じゅぼっ、ずっ、くちゅ、ズズッ!!
「──んんんんん!!!!」
……ズルッ!ズッ!ズルッ!ズッ!!
「んんんっ!んっ!んっ!」
リナが一度限界にいこうと、触手は休むどころか、激しさを増した。
「ラプンツェルの雄は、雌の分泌液を吸って精液を作る。出せば出すだけ喜ばせるだけさ」
「ふんっ!んんっ!」
リナは目で男に助けを求める。
気まぐれなのか。今度ばかりは、男はリナを助けた。
「止めろ。ラプンツェル。ストップだ」
とたんにピタ、と触手は動きを止め、渋々リナの中から出た。
ずる……
「んっ……」
何度も達したリナはそれにすら反応する。
「ラプンツェルの愛撫は至福の愛撫。ヒトの女にヤり続けたら本当に天国に逝っちゃうからね」
(……助かった………?)
リナは安堵に肩を落とした。
一時は意識を飛ばしかけた程、耐えがたいものだった。
落ち着いたのも束の間の事。
「…ところで、勃った。ヤらせろ」
(……え!?)
リナの返事を待たずに、男はベルトを外してリナを仰向けにする。「んん!」
(嫌!やめてよ!)
首を振って拒絶するリナに、男は嫌な顔をした。
「散々あんなので鳴いといて今更イヤはないだろ」
イライラした様子でリナの足を開かせ、乱暴に舌を這わせた。
「んっ、ふんっ!んんっ!」
既に女になったそこは快楽を素直に受け入れた。
男は興奮した様子で片手を女裂に、片方の手でリナの服の胸部を裂いた。
歳にしては大きめの胸が弾む。
胸の頂きを口に含み、舌でねぶる。
胸と突起をいじられた事の無いリナは今まで以上にあえいだ。
「ぅぅんっ!んっ!んんっ!!!」
(胸っ、舐められたくらいで…何でっっ!でも、下、あつい……)
男は意地の悪い笑みを向ける。
「何か言いたそうだね…?ラプンツェル、口を放してやれ」
最後の戒めが解かれた。
「ああああんッ、や、はぁんっ!ああっ、した……」
「ん?下が何?」
聞きながら、右手の指をより多く入れ、中を擦る。
「あああっ!下…、もっと、おっきぃの……」
「大きかったら何でもいいの?」
動きを緩め、リナをじらす。
「あんっ…、私、の、はぁっ!太股にあたってる、硬くて太いのを、ください…っ!!」
支援
「…いいよ。ほら!」
ズンッ──
男は素早く宛てがい、その棒を突き入れた。
「あっ───!!」
びくっ
一度に来た衝撃に、入れられただけで達してしまうリナ。
「何勝手にイってるんだよ」
男はむっとしてリナの腰を掴み、強く叩きつける。
中は既に膣液にまみれっ、熱い、の…!!」
うわ言のように喋るリナを無視して、男は登りつめつつあった。
リナの膣は今まで閉じていただけあって、まだキツいままだった。
「…くっ、欲しがってたみたいだから、たくさん出してやるよ!!」
どくっ
「ああああああ!!!」
リナは達したと同時に、意識を手放した。
「ふぅ…」
男は自らの服を整える。
こん、こん
部屋の扉がノックされ、若者の声が報告を告げる。
「すみません、──様!!女の持ち物からオーブが見付かりました!」
男はくすっと笑うと、
「ああ。まだ持ち物検査してなかったっけ?」
と言った。
その横をラプンツェルが這って行き、眠るリナの全身に精製した精液を振り掛けていった。
>>382さん支援ありがとう(`・ω・)ゝ
オチが弱かったかな。私自身経験浅いから、男が早漏すぎな気もorz
読んでくれた方、ありがとう。
テンポよく読めました。
スパイの割には堕ちるのが早かったかな〜
話はよかったが
触手が形とか、女の子がどんな風にキモチいいとか、イク時とか…
大事な所の描写がなくて解りづらかった
話はよかったが
触手の形とか、女の子がどんな風にキモチいいとか、イク時とか…
大事な所の描写がなくて解りづらかった
設定を前倒しで書いてしまうんじゃなくて、本文中で煽る様に書くといいかも。
少し地の分を補強するとより萌え要素がUPするかと。
恐怖で引き攣るその顔は幼さをより強調させたとか、
結い上げている髪が激しく床に擦れ徐々に解けていく様はリナの初めての性の乱れをそのまま〜とか。
ともあれ、頑張って下さいー。GJ。
389 :
373:2006/12/07(木) 19:16:27 ID:x0sQ8IXW
まとめサイト見れるようになりますた。管理人さんすばやい対応感謝っす。
皆さんのご指摘に納得です。それらが入ると一気に文学ぽくなれますね(・ω・)
今の簡素な表現じゃひとりよがりのオナ小説orz
また書いたらお邪魔します。ありがとうございました!!
おひさし振りです。
【エロ内容】
SM、羞恥、痴女
【ストーリー内容】
エロのみ
【ターゲット属性】
人妻
こんな感じでいきます。
やらしいセックス
「利行君の口に合うのって、これかなあ」
分かってるくせに。メールでしっかり伝えたのに。
焦らしてる。それもそれと分かるようにやっているから、余計に焦れる。
「その右手の奴です。…そっちは左手! …そうです、それ!」
「ふふ、怒らないの」
昼下がりのマンションの一室の良く整理されたダイニング。悦子さんは僕に
歩み寄って来る。白いタートルネックのセーターとベージュのスカート。栗毛
の軽いウェーブの髪に成熟した女性のにおい立つ雰囲気をまとっているが、気
品の良さも滲み出している。
「じゃ、これ、ね」
悦子さんは、右手の球状の口枷を僕の口に押し込んだ。さっきは革製の布の
ものをかざされたので怒ってしまったのだ。
腰掛けた僕の前で、口枷のベルトを頭の後で止める。僕の顔にセーターの胸
が触れるか触れないか。心をくすぐる化粧品の香り。
計算ずく。ずるい、女性だ。
「これでできあがり。……やだ、何興奮してるの?」
僕の脚はダイニング用の椅子の足にベルトで縛られている。手首はタオルで
結ばれ、頭のうしろに固定され、やはり革の紐で椅子の 足に繋がれていた。
僕は全裸。隠し切れない欲望は、痛みを伴うほど屹立し、脈拍と共に動いて
いた。口の端から落ちた雫は、その根元の茂みに落ちた。
……僕はこれを望んでいた。これをずっと待っていたのだ。
このシチュエーションをとあるサイトに載せたのは軽い気持ちだったが、女
性のナマの裸すら見たことも無い自分の日ごろの夢想そのもので、反応など全
く期待していなかった。サイトに送ることで、どこか自分の欲求を昇華させた
に過ぎなかった。
送信して2日後に、女性の名前で送られてきたメール。いつものスパムとは
違うアドレスのものをつい開けてしまう。
“とある人妻です。イタズラしたくなっちゃいました―”
今思えば最初のこの一文から、僕はそそられてしまった。股間のものをい
いようにいじられる感触をも想像した。
“道具もいろいろありますヨ♪ いじめてあげるね”
という文句にも思わず体を熱くした。
具体的な日時、場所と服装、髪形と34歳という年齢まで書いてあり、あま
りに出来すぎの話に疑ったが、もしかしたらという期待に胸が高まって仕方
なかった。
大学の講義をさぼっての、平日の午前のとある駅前のショッピングモール。
まばらな女性客の中に浮いてしまっている僕は、気恥ずかしく待ちあわせの
ベンチで小さくなっていた。
その僕の前に立った女性―茶の革のブーツ、茶のスカート、白のセーター
と薄緑のショール。深い栗色のロングヘアを揺らし、色白な瓜実顔の中の大
きな目をくしゃっとほぐして、
「あなた? 利行君?」
34歳には見えない。快活そうな声に幾分甘えの含んだ感じで、20代後半に
感じる。
「はい、悦子さん……ですか?」
「初めまして。ふふ……」
初対面の僕に包み込むように微笑みかける。それからかがんで、僕の耳に
鮮烈なレッドの口紅の唇を寄せて、少し低い声で、それでも明確に囁いた。
「やらしいセックス、しましょうねえ?」
思えばそのまんまの言葉だ。セックスはいやらしいのだから。
でも、人が行き来する場で、はっきりとそれでいて諭すように言われば、
それは呪文になってしまう。その呪文はファミリーレストランでの食事中
も、見も知らない家庭の部屋に入っても、ずっと耳に繰り返されていた。
期待どおりのシチュエーションに、そんなスパイスがあれば、当然興奮
してしまう。
「で、これはオプションね」
さっきの革の布を僕の目に押し当て、それを頭の後に縛られる。
僕は彼女に何もできない。触りに行くことも、視線を刺しに行くことさ
えもできないでいる。予想もしない追い討ちをかけられて、軽く恐怖する。
その恐怖にくらくらする。
ふぅっ
温かな息を耳に。僕はぞわりと顔を震わせ、反射的に守るように自分の
腕で耳を隠す。細い指の爪の先で反対の耳の産毛に指を滑らせる。
「ううっ……」
声が上がってしまう。
「ふふ、かわいいの」
そう言いながら、僕の耳の中に舌が入っていく。つぷり、にちゃ、と
聴覚をダイレクトに揺さぶった。尖らして、奥底を探られる。
「ふう……おお……おおおっおう」
くすぐったい。そういう感想さえも表せないじれったさが、どこまで
も自分の今の不甲斐なさを増幅させていく。
不意に、股間の固い棒を悦子さんが握った。冷たさの中にじんわり伝
わる温かさを感じる間もなく、先端のずる剥けの部分を集中的にさする。
「ううう……おうおう……ぐう」
「こんなに固くしちゃうから辛いのよ。……でも固いけど、細っぽいの
ね。チンポって感じじゃないよね。そうね、オチンチンちゃんって感じ?」
言うことが恥ずかしい言葉。言われて恥ずかしい言葉。
耳元に焼き付けられる容赦ない囁きのなぶりに、僕は正直に反応して
いく。
もう、高まっていく体。内腿がわななき、下腹が震える。
「おおお! うううう! あおお!」
「利行くぅん。もう出しちゃうの? 気持ちよくなっちゃったの?」
呻きと共に、壊れた機械のようにうなずくことしかできない。それを
無視して、睾丸の辺りに指を滑らせて、笑いを含み、
「イっちゃいたいの? じゃ、イっちゃったら今日はおしまいにしま
しょうね」
「ううう! おっ! ううう!」
手の動きは早くなっていく。頭の芯に綿でも詰まったように朦朧と
し、脊髄に濃厚な刺激が矢継ぎ早にやってくる。
狂おしい発射の衝動がすぐそこに迫る――
そこで手が離れた。
「やあね、そんなに一人で気分盛り上げちゃって」
遠いところから、悦子さんの声だけが聞こえる。目をふさがれたせい
で彼女の体温や息遣いまでも感じられたのに、今それすらもなく、おそ
らく部屋の外から、妙にクリアに侮蔑をともなって響いている。
「みっともなくて、堪え性のないオチンチンちゃん。――毛を剃ってみ
ようか? どうせ要らないでしょ?」
揺さぶられまくる自尊心。椅子に縛られ、なすすべもないままに弄ば
れる、この状況に頭が痺れている。
うなずいてしまったらどうなるだろう。
お願いです。汚らしい陰毛を剃り落としてください、と意思表示した
ら…
『さもしい子ね』などと、さらに僕を罵り、それからハサミや剃刀の刃
物の冷たさと危険さを感じながら、もっとひどい屈辱にまみれることが
できるだろうか。
見えない中、妄想が錯綜し、増大する。勝手な至福の中、布ずれの音
がする。続いてぱさりと布が床に落ちる音。
支援
僕のあごに両手が添えられ、僕の頬にやわらかいマシュマロのような
肉の感触。――乳房だ。彼女の息の音と、肌を滑る乳首の固さで気づい
た。咥える事も、舐めることも出来ないのに、つい唇でその突起を捕ら
えようとする。
「ふふ、必死ね。――かわいい!」
ぐっと顔に胸を押し付けて、頭を撫でてくれた。貶められて、褒めら
れて、嵐の中の小船のように、いいように狂わされていく。
彼女の体がずり下がり、まっすぐに僕の胸に口を押し当てる。そのま
ま僕の乳首を舐め、甘噛みを見舞われる。
「……ふーーっ! おう、おう!」
ちゅちゅ、ちゅば! ぴちょぴちょぴちょ……
音を立てて吸う、乳りんに沿って舌が回る……執拗なしゃぶりだけで、
僕はもう発射の準備が出来てしまっていた。
「女の子みたい。そんなに乳首が感じるのぉ?」
がくんがくんがくん……
もっと責めてもらいたくて、精一杯の意思表示に何度もうなずいてし
まう。口の両端からは、もう唾液がだらだらだ。
「じゃあさ、もっと“いいこと”しようね?」
ぐらりと体が右に傾いで、ゆっくりと椅子ごと倒れていく。
「ふっ!?」
僕は予想もしないことに体を固くしたが、どうやら危険がなく、横た
えられることが分かると、身を任せていた。右の腰が冷たいフローリン
グに触れ、それから、椅子が完全に倒された。たった今まで口に納めら
れてた乳首が、外気に触れてひんやりする。
「とても無様ねえ。こんな格好した人っていないでしょうね」
頭の上から含み笑いと共にかけられる言葉。放置プレイは好きじゃな
いこともメールには書いた。積極的に弄繰り回して欲しいとも書いた。
話が違うと思うと同時に、急に鼻の前に、香りがした。芳醇でなめら
かな香り――
「これ、何の匂いかわかる? 本当は利行君のカウパーでいいと思った
んだけど、あんまり出ないから、このオリーブオイル使うよ」
僕があまり先走りがでないのは事実だ。でも何にオリーブオイルを使
うのだろう。
僕の背中に悦子さんが回る。それから、手でお尻と椅子との隙間を作
ってから。
つるり、ずうううっ
僕の肛門に指が一本入ってきた。
「うっ!……ううーっ!?」
体を思わず硬直させると、悦子さんはまた笑う。
「ほんとに女の子なんじゃないの? そんなに鳴かないでよ」
かき回す指。螺旋。円運動と、直進運動の溶け合い。肉体的には、わ
ずかに痛い。精神的に苦しさと恥ずかしさと、蹂躙されている悔しさと。
でも、ある一点! そこをこすられると、自分の熱い肉に響くような
快感が走り、そのたびに声が止められない。
「うっ!……うっ!……ううううっ……ううっ!」
「いいの? ここが甘いの?」
快感は狂ったようなうなずきに代えるしかない。たまらず足をバタバ
タさせて紛らす。
「ここ、いっぱい弄ったら、出ちゃう?」
出ちゃう! 懸命なうなずき。
「出ちゃったら、セックス無しなの、わかってるよね?」
それは困る。したい。悦子さんとしたい。
それなのに、指は止まらない。震わせるように責めてくる。さらに、
「もう一本増やしまーす」
深く苦しく押し込まれる。螺旋、往復、振動、ピンポイント。
いつしか、床の面の顔によだれがたまっているのに気づく。それほど
声が止められず、思考が呆(ほう)けていく。悦子さんにいいように犯
される今の自分に、震えるほど悦楽を感じている。
「これがいいのね? これ! ほらっ!!」
その部分を2本指で、連続で震わす。この攻めで、腰が、蕩ける。
もう、出る!
「うーっ! うーーっ! うっ、うっ、うっ!」
「こう!? こう!? 出ちゃうの!?」
「うーーーーーっ!!」
暴れてガタガタと床を鳴らす椅子の音は気にならなかった。
それくらいの、今まで感じたこと無かった噴出感と、強烈な快感に。
目隠しで目の前は暗かったが、意識が遠くなり、暗転した。
めのまえがしろい。
薄ぼんやりした景色の中、気付け薬の強烈な匂いで、横倒しのリビン
グの風景に強引に引き戻された。
「!!」
「利行君、イっちゃったねえ、ほら、すんごいの。窓見て」
目隠しを取られていたことにも、今気づいた。リビングの窓、自分の
位置から2メートルは離れているのに、そこに白濁が飛んでいて、ゆっく
り下に落ちている。ほとばしりで、そこまでの軌跡も分かってしまう。
自分の腰の辺りには、直径3cmほどの溜まりになっていて、しぼみき
った分身から未練がましく、残りが垂れている。
「あんなに飛ぶのって初めて見た。お掃除が大変。……でも」
少し残念そうに、諭すように肩に手をかけた。
「あんなに出ちゃ、もう立たないでしょ、おちんちん。また今度にしま
しょうか?」
見上げると悦子さんは、出会った時のようなやわらかな笑みで僕を見
ている。
トップレス。もちのようにふくらんだ乳房の上の、ツンと前を向いた
乳首の色の薄さが、その歳に似つかわしくなく、若々しく、みずみずし
い。
あのおっぱいに顔を埋めたい。揉みしだいて、舐めて、吸い付いて、
揺すって見たい。
むずがゆさを感じて、それが体にこみ上げてきて、硬くなるモノ。
「んーっ! ううううーん!」
「えっ? あらあら」
悦子さんは、女神のような微笑からサキュバスのような艶笑に変えた。
「ふふ、もう少し、楽しませてもらえるようね?」
「ああ、やっぱり拘束されるのが似合うのね、利行君は」
椅子に繋がれた革の紐はほどかれ、再び目隠しされ、手首はタオルで
後ろ手で縛られて、寝室に誘(いざな)われた。そこで、大きさはおそ
らくセミダブルのベッドに仰向けで寝かされ、膝をベルトで縛られた。
手首はベッドの頭のところで固定されてしまったらしい。
「やせっぽちの子って『ああ、いじめてやりたい』って思っちゃう。そ
れに色が白いから黒いベルトが映えるのぉ」
嬉々として言う。需要と供給がぴったり合って、僕もうれしい。
「ど変態だと、このおちんちんちゃんも大変なんじゃない。嗜好が合わ
なくて……」
掴まれた肉棒は、それでもびくんと震える。悦子さんの手が嬉しい。
でも、もっとうれしいのは……
「こんなふうに踏んでくれる人なんていないでしょ」
竿の部分を、すこしひんやりしたものに、へその方向に踏まれる。お
そらくはストッキング地の足で、情けない僕のものはみっともなくひしゃ
げているだろう。
悦子さんはさらに、足に前後動を加える。執拗に、時折強く踏みつける。
足の指先。僕の先端にこすりつけたり、カリの部分をなぞってみたり、
袋をいじってみたり。
「ふうううっ!……ううううう!……」
さっき出したばかりなのに、被虐の快感に、もう、高まっていこうとす
る。腰が動き、背中が反ってしまう。
「ね、今度出したら、本当にお預けなんだから! 我慢なさいっ」
無理なことだ。ど変態が夢にまで見たあこがれのプレイに興じて、その
Mさを煽るSな女の人の容赦の無い言葉を投げつけられれば、それで果て
ないほうがおかしい。
「おう!……ううううっ!……おおおおっ!…………う?」
もう3秒このままなら、また吐き出してしまうというときに、離れた足。
本当にこっちの高ぶりを心憎いほどわきまえている。そこがたまらない。
「ねえ、そろそろあたしのことも楽しませてくれない?」
布がぱさりと床に落ちた音。その後で、彼女はベッドに乗って、僕の顔
の左右のスプリングが軋んだ。今、僕は跨がれている
悦子さんの足がずれて、代わりに少し重いものが両耳の横へ。素肌の感
触。太腿だ。
僕の胸に暖かで、液体に濡れた重さの感覚が乗った。悦子さんのお尻に
踏まれている。
「上手にできたらぁ、アイマスクは取ってあげるから」
鼻先から口元にぺチャリと濡れそぼったもののが押し付けられる。しば
らくは動かずにいたが、魅惑的な芳香を伴って、そそのかすように口枷を
過ぎ、鼻筋を辿る。
熟れた悦子さんの秘貝は、やがて鼻の適度な固さを気に入り、それで肉
の中をこじり始める。芳醇にとろとろしたものが、鼻の穴にも流れ来るが、
僕は言い尽くせない享楽の中で、動かせる頭を突き上げることで、彼女の
欲望に応えようとした。
「あん……うん……うん……そうよぉ……そんな感じ……ふうん……」
鼻の先をクレパスに沿って擦り付ける。上の方の、女の人の甘い突起を
とらえるようになると、彼女の吐息は切なく、熱く、短く、強くなる。
あいのて
夫は単身の長期出張だと語った彼女は少しの刺激で声を荒げた。
「……いっ……はっ……やん、あん……はあっ!……それ……あっ!」
“SとMは表裏一体だ”という言葉は、まったくそのとおりだ。Mが喜び
そうなことをSは繰り出す。でもその想像は突きつめれば、Sの中にある
Mとしての欲がある証しなのだ。僕は今、奉仕をしているのではない。悦
子さんの中のMに応えるSで、敏感な部分を嬲っている。
左右の動き、円の動き。強弱や一度止めてからの、突然の振動。
「ああん!……ああん!……あああ、利行君……いっ……はあっ!……」
腰や太腿が痙攣している。あの上品ないでたちの悦子さんが、こんなに
も、はしたなく声を乱している。
――もっと、泣かせてやろう
さらに多くの振動を与えようとした瞬間に、
ピンポーンというチャイムの音。それから、
ガチャン、ガチャ、ガチャ……キイ
玄関のドアが開けられた音。
「ただいまあ!」
弾けるような女児の声。
僕は大いに慌てる。玄関先にある戸を開ければ、ダイニングに繋がる。
先ほどの狂態の始末はしなかったはずだ。横倒しになった椅子、撒き散ら
された白い粘液を見れば、いくら子供といえど、怪しむだろう。
「おかえりなさい、千佳。今、ちょっと洗濯物の整理をしてて出られない
のぉ!」
そういいながら、悦子さんは僕の頭に手を回し、革の目隠しを取り去った。
しばらく感じなかった光を受けて、目の前はぼんやりしている。
「テレビのお部屋も、散らかしちゃったの。だから入らないでくれるかしら?」
「ふうん。……手伝おっか?」
「いいわ。お母さんでないとできないの」
やり取りのうちに次第に視界が回復する。初めて見る目の前にある淫猥な
肉のほどけ方。しどけなく開いて、よだれのような女の欲の蜜を垂れ流して
いる。僕が見ているのを見て、からかうように外側の襞を指で開いて見せ付
ける人妻。素肌という白いスクリーンの前で咲く赤いグラジオラス。奥の縁
が褐色でありながら、盛んにひくついて男を誘っている。茂みは長方形に生
え揃い、軽くくびれたウエストはしっとりとなだらかで、さっき見たおっぱ
い越しに、淫らに目元を潤ませた悦子さんの白い喉。
僕の心はそぞろだ。彼女の家族に痴態を晒してしまうのか、夢にまで見た
淫靡な光景に本能のままに振舞えばいいのか。
「いいよ、チカ、手伝う!」
「本当にいいのよ――そこに塾のカバン置いてあるでしょ。学校のカバン置
いていってらっしゃい」
硬直してしまっている僕を哂うように、ぐちょぐちょの鼻先に近づくしこ
り。鼻筋を舐めるように動くのと、
「はーい、いってきます!」
という声はほぼ同時だった。
――どこまでもドキドキさせる人なんだろう。子供が帰ってくるなんて聞
かされてなかった。
そして、どこまでも貪欲に性を貪るんだろう。娘との会話の途中で、腰を
僕の顔に押し付けてくるなんて。
かなわない。全部悦子さんの手のひらの中で踊らされている。主導権なんて
握れないんだ。
「驚いた? 娘が帰ってきてびびったの?」
興奮と動揺に目線が定まらない僕に、上から嬉しそうに尋ねる悦子さんの
口角は上がっている。
「変態だから、見られてもいいんでしょ? 残念だったんじゃない?」
背筋(せすじ)が震えてしまう。年端もいかない見ず知らずの女の子に、
縛られて勃起してしまっている姿を見られるのは、最悪の恥辱かもしれない。
けれど、このシチュエーションに悦子さんの肉のひくつきと蜜の溢れ方だっ
て、僕の鼓動に負けてはいない。もう、顔中は悦子さんの芳香にまみれている。
悦子さんも浮気現場を娘にみられるという、この上ないスリルに身をやつし
ているのだ。
僕たちは今、微妙なギブ・アンド・テイクの中にある。
悦子さんは体をよじって、僕の下腹部を見る。
「あらあ、縮み上がらないのね。やっぱり感じたの? ドスケベなおちんちん
ちゃん。さっきより、もっと大きくなってない?」
軽く筒のあたりをつかんで、上下にしごく。
「ううっ……ふうっ……うおっ……」
ふいの攻撃に、縛られた太腿が痙攣する。
「ふふふ……」
ベッドサイドの戸棚から小さな赤いビニールを掴み、口を使って破った。肌
色をしたゴムの避妊具を唇ではさみ、ずり下がって僕の節くれだったものを包
んだ。
とうとう、女の人の中に入る。期待に震えて熱く固まった血潮が、悦子さん
の蕩けた花壷を狙っている。
「はあっ……ふっ……」
潤滑油をシャフトにまぶす。それだけの行為に、この人妻は扇情的に身をく
ねらせる。悪戯っぽく僕の目を見て反応を楽しんでいるのだ。
「……ううう!……ううう!」
早く、早くっ! 言葉に出来ていないのに、叫ばずにいられない欲望。自分
が自分でいられない、ただセックスに支配された獣のように腰を跳ねさせる。
そのとき、口枷が外された。口の中を支配していたボールが糸を引いて顔の
横に転がった。
「利行君、何? どうしたいの?」
僕の両肩を手でシーツに押し付けて、顔の真上で問いただした。長時間拘束
されて痛むあごのせいで、声が出しづらい。
「……せっ……せっくす、したいです……」
「セックス? 何、それ、どういう風にするものなの?」
ここへ来てまだ焦らそうとしている。苛立ちを隠せない僕は説明を始める。
「それは!……あそこを、あの中に」
「なあに、それ? なんだかわかんない。きちんと言いなさい!」
僕はその教師のような叱責に軽い電気を受けている。具体的に悦子さんにお
願いする言葉を選んでいる。
「悦子さんの……お……おまん、こに……」
「はっきり言いなさい!」
「おまんこに! ……僕の、ち……ちんぽを」
「ちんぽじゃないでしょ、こんな細っぽいの!『おちんちんちゃん』って教え
たでしょ?」
僕は衝撃を覚えた。あんな恥ずかしい言葉で、自分の性器を呼ばなくてはい
けないのか。カリは確かに大きくなく、鉛筆のように細長い感があるがそんな
に粗末なものなのか。
けれど、そんなに粗末なもので彼女に侵入することは本当に望外で光栄なこ
となのかもしれないと、考え始めている自分もあった。
口を開いて、小声で言った。
「悦子さんのおまんこに……僕のおちんちんちゃんを入れたい」
口が震えてしまうような屈辱。それが体中にさざ波のように甘美に広がる事
実。僕は顔を真っ赤にして、目をシーツに移す。
「あらあ、人にお願いする言い方かしら?」
「悦子さんのおまんこに、僕のおちんちんちゃんを入れさせてください」
「人にお願いするなら、目を見て言いなさい!」
あご先を指でつままれて、正面を向くように強制されて。それでも、もう、
逆らえない。僕ははっきりお願いした。
「悦子さんのおまんこに、僕のおちんちんちゃんを入れて、やらしいせっくす
をしたいのです」
間の手
支援しえん
いつまで続くんだろうこのやらしい連続投下は(どきどき)
「あ、あ……入って……入ってくるの……ほらあ、ほらあ……」
膝を立てて、全部を見えるようにしておいて、手ですぼまりに狙いをつけて、
僕の肉の高まりを飲み込んでいく。蠕動とあわせて、順々と咀嚼していくように。
「はあ……はあ……悦子さんが……おちんちんちゃんを……食べていきます」
「見てえ……ずっぽり……挿し込んでるのお……」
まだ胎内に収まらない濡れそぼった陰茎を、愛液が時間をかけて、上塗りを
重ねていく。肉で、体液で僕は侵食されていく。
途中なのに、そこで前後に腰を揺らす人妻。すぼまりできつく締め付けて、
熱蜜のなかでかき混ざっている感覚。
「はうっ……あん……あっ……あっ……こすれて……る……いいの……」
やがて、ゆっくりした腰の回転。自分の膝に置いていたが、いつしか僕の膝に
手が乗り、腰を突き出すように、はしたなく漕ぐ。
「……堅いのぉ……こりこりくるのぉ!……としゆきく……かたいのぉ!」
あんなに蔑んだ僕のもので快楽を貪っている。品がよく、優しげな主婦で母親
でも、Sな女性でも、悦楽に負けるただのオンナ。
僕はぬるついた肉の鞘中で振り回されているものを、勢い良く突き上げた。根
元まで収まって陰毛と陰毛が一つになった。
「……はあああっ!……だめえ……いちばん奥……」
内臓を押し上げて、悦子さんの腰もせり上がる。膝が震え、のけぞった体に電
気が走る。同時に僕を逃がさないようにきつく絞りたてる。悦子さんは押さえつ
けるように前傾して、全体重を乗せて恥骨をこすりつけた。腰を突き出して、局
部を見せ付けるかのようなポーズで乱れる。肉棒を引くときには、中の柔肉も吸
い付いているのが丸見えだ。
「ああっ、ああっ、あ、あ、あっ……」
腰の動きに合ってしまう声のピッチは、僕をいつしか面白がらせていた。動き
をグラインドに変えれば、ああん、ふうんと僕のカラダを味わうように甘えた声
で鳴く。
悦子さんは僕の“おちんちんちゃん”で涙を流している。
息絶え絶えの人妻は、たまらないという感じに体を離すと、肩を上下させてし
どけなく膝を開けて、僕の足元に仰向けに横たわった。その体勢で、僕の膝の拘
束具のバックルを外した。次に気だるい風情で僕の顔に顔を近づけて、手首の拘
束を外した。
「ね、起き上がってえ?」
色香たっぷりの声に逆らえずに、ベッドの上に胡坐で座る。悦子さんは寝室の
クリーム色の壁紙に左手をついて、僕にまあるいヒップを突き出した。反対の手
の指で、肉に包まれた秘貝を露わにして、淫靡さが吹き零れる目尻でこう訴えた。
「利行君が、突っ込んで……」
すこし背中をよじった卑猥な曲線、太腿までの黒のストッキングから浮かび上
がるヒップの豊かさに、正直むしゃぶりつきたくなる。あんなに僕を罵った女性
が、僕を迎え入れようと一番恥ずかしいところをさらけ出している。
何も考えられずにじり寄った。背中に抱きついた。下腹に張り付くくらい屹立
したものを悦子さんの熱いぬかるみに当てた。押し込む。一気に奥をこじる。
「はあああああ! あっ……あっ……いきなり……とどいてるぅ……」
僕の勢いに圧されて、悦子さんの上体は壁にへばりついた。バンザイの状態で
壁を掻く彼女。僕の両手は、平面につぶされた乳房を揉みしだきにかかっている。
つきたての餅の柔らかさと、素敵な気分にさせるボリューム。
「……はあ、はあ、はあ……なんか……犯されてるの……すごく……強引……」
僕の顔の前で、思った言葉を我慢できずに、熱い吐息混じりに口にする。その
耳にキスして舌で味わった。
ふいに悦子さんは、バストから離せないでいた右手の中指を握り、そのまま自
らの下腹部に下ろしていく。そして、つかんだ僕の指先を彼女の蒸れ切った陰毛
の上に押し当てた。もう少し下に移せばクリトリスに当たる。
「……ねえ、ここ……ここ、目がけて……じっくりこじってぇ……」
ずっぷり埋まってしまったものをゆっくり半分抜いて、狙うように切っ先で肉壁
を擦る。反射的に淫肉が絞られ、頭がガクンと背中に反る。
「ああっ!……それ……それなのぉ!……はぁ……ぐちょぐちょなのぉ……」
慣れない腰の動きに肉茎が外れる。入れなおすたび空気を含んで、ぐぷっとか
ぢょっという音が耳に焼きつく。僕と悦子さんで作る音だ。
コツをつかむと、慎重に腰を揺らすだけでよかった。僕は陰毛に絡めていた指
をそっと下ろし、さっき鼻先でいじった肉のしこりに円を描く。
「いやあ!……ふ、ふ、ふ……ああ!……あたしを……追い詰める……気でしょ
……あん!」
わなわなと全身で震える嬌態に愛おしささえ湧き上がった。髪の中に顔を埋め、
うなじを舐め上げる。どこまでも熱く湿り気を帯びていく彼女の中が、ゴム越し
でも飲み込もうと蠕動して、抜くときにきゅっと捕まる。
「悦子さん、エロすぎだよ……セックスって、エロいよ……」
悦子さんイコールセックス。僕はぬかるみに飲み込まれるイメージの中、いつ
もオナニーで感じる高まりが始まっているのを感じた。
「悦子さん、もう、出ちゃいそうだ。我慢できないよ!」
「はあ……はあ……まだだめ……も少し……あっ……ああっ……はっ!……はっ!」
強く締まって、その動きが全身に断続的に、ビクッビクッと伝わる。悦子さん
は力尽きたように、僕に背を向けたまま横倒しになって、そのまま震えていた。
僕は女性をイカせることができたんだ。
行き場のない欲望が脈動で蠢く。張り裂けるような肉隗は、さっきまでのぬかる
みを求めている。
外気に触れて、放出欲は収まりつつある。けれど女性に絶頂を味合わせた達成感
は、僕の本能を呼び覚まさせていた。
「悦子さん、ね、もっと入れたいよ」
花を求める蜂のように、牝と化している悦子さんににじり寄る。無遠慮に白い膝
を開いて、熱くとろけた箇所をさらけ出した。
「だめえ。ちょっと触らないで……」
惚けきった顔で身体が思うように動かせない女体に、僕は覆いかぶさり、当たり
前のように挿し込んだ。奥まで。
「ん……ふああああああ! ……はあ……あ……」
さっきの締め付けは無いが、あの熱の中に戻った安堵に酔いしれる。その感触に
僕ははしゃぐように身体を往復させる。
動きにあわせて揺れる目の前の乳房。その前後に踊る紅い突起に狙いをすまして、
口で襲う。舌でなぞる。鼻が肉の中に沈む。母以外の乳房に夢中になり、いつしか
両方のそれを鷲づかんで味わう。
「……利行君、動いてえ……」
支援
支援(*´Д`)ハァハァ/lァ/lァ/ヽァ/ヽァ ノ \ア ノ \ア / \ ア / \ ア
僕はあまりに魅惑的な感触に、腰を動かすのを忘れていた。交互に舌から乳首を
迎え入れて、抜ける寸前まで腰を引き、限界まで押し込む。
「ああっ! ああっ! ……すごっ……ああっ……おちんぽ……すごい」
あんなに蔑んでいた僕のもののことを、いやらしい言葉には違いないが、認めて
くれた。僕は確かめたくて
「悦子さん、ちんぽ、いいの? 僕のちんぽ、いいんでしょ?」
だらしなく開いてしまっている唇から、絶え絶えに漏れ出る声。
「ちんぽ……いいのお! 突いてえ……ちんぽで……奥う!」
とうとう言った。嬉しくて、にわかに沸いた余裕で、彼女の顔を見る。
時折、唇の上と端をなめる仕草。鮮烈な口紅と淫猥な言葉。その口を欲しいと思
った。だから、食べてしまう。吸って、中の粘膜と粘膜を一体させる、今の下半身
でやっていることと同じように。甘みをも感じる体液を味わって、湧き出るそれは
同じようにシーツに流れ落ちる。
そう考えたら、再び始まった収縮の中、ゴムで果たせない体内への射精の欲求が
高まった。
「ね、悦子さん、悦子さん!……」
動きながら、快感にあらぬところに視線が泳ぐ悦子さんに語りかける。
「出そう! 口に出したいよ!」
糸のように光る唾液のなごりをあごにつけて、喘ぐ悦子さんの息は必死だ。
「……はっ!……あっ!……あっ!……もっと!……もっと!」
「いいんだよね! 口に出すよ!」
「いい!……いい!……ああっ……イッちゃう!」
聞こえているのか聞こえていないのか。けれど僕もすでに余裕が無く、勝手に許
しを得たと、その勢いに任せて最大限のピストンを見舞う。
「……あああああああっ!……あっ!」
「……うあっ!」
限界の限界を味わって、一気に抜いて肉棒からゴムを取り外した瞬間に、生き物
のような白い筋が、すっかり上気した悦子さんの頬と目を射抜く。僕は慌てて、半
開きの彼女の口に注ぎ込む。第2射が入っていったのを見てから、力任せに押し込
む。
もう、暴力だ。膝と下腹の痙攣と共に何度も発射する精を、強引に体内に取り込
ませようとしているのだから。
こんな快美感は初めてだった。女性を満足させ、屈服させ、自分のしたい風に開
放させた。
悦子さんは、鼻で荒い息を僕の陰毛に吹きかけて、それでも肉茎へしゃぶりつい
ている。僕の全ての欲液を口腔に留まらせて、そのぬるぬると舌をからませている。
「あはあ、あ、はあ、悦子さん! ……嘘だろ……ああっ……気持ちよすぎる」
大切に粘液を呑み込んでいく。そのリズムで甘噛みしながら、先端を舌で刺激す
る人妻。指が肛門の前をくすぐり、奥底に残る精までも吸い尽くす。
たった今出したのに、明らかに射精欲が高ぶる。
「……あっ! ……あっ! ……はあ、はあ、はあ……」
咥えるペニスの黒ずみと真っ赤なルージュの対比の淫らさに耐えられなくて、達
してしまった。
もう出るものは無いのに、痺れる感覚。腰に力が入らなくて、僕はすっかり消耗
して、悦子さんの横に倒れこんだ。
二人で見詰め合った。乱れきった髪。一層艶めいた肌が美しさを倍加させている。
その髪を人差し指でなぞって僕が笑いかけると
「……悪い子」
けだるさの中、少し怒った声で顔をそむけた。
ちょうど、車内に彼女のマンションの最寄のバス停のアナウンスがあった時だった。
「…………!」
回数券をあやうく落としそうになった。真面目そうな運転手は、少し心配そうに
僕を見たが、何も無かったかのように最大限の努力をして降りた僕に、何も声をかけ
なかった。
歩き出す今も、僕の中に仕込んだローターが激しく振動している。携帯電話につな
いであり、コールで動く代物だ。
――あれから週に2度は悦子さんのマンションに通っている。
――そして、お互いの身体を蕩かしている。
今日は子供が完全に登校を終えて、主婦が家事を一段落させる午前10時のバスを
指定され、コンドームをかぶせたプラスティックの固まりを直腸に埋めて出かけてい
た。
いつ何処で動くか分からないスリル。身体の中心にはめ込まれた違和感をよそに、
その恐れと期待に、僕の脳は軽く痺れていた。けれども少しも動く気配の無いそれに
拍子抜けして、何の気構えもしていなかっただけに、スイートポイントへの急激な振
動は、後頭部を殴られたような刺激を叩き込まれた。
「……ふ!……う……」
注意して息をしないと、ぎこちない歩みになる。時折横を通り過ぎる人に怪しまれ
ないようにだけ注意していたら、いつものマンションに着いていた。
人がいないことを確かめる。エレベータが下りてきていないか、階段に足音は無い
か、ひとしきり確かめてから、ホールのインターホンを押す。
程なく、返事がする。
「何しに来たのかしら?」
愛しくて、ずるくて、賢くて、淫らで、残酷で、美しい人妻――
分かっているくせに。ローターは一たびとも止まる様子は無い。
僕は、この時、はっきり言うことになっている。
「やらしいセックスをしに来ました」
一気に載せました。
書いてみたいことを、書きたいように、読者のことも
考えず、書いちゃいました。
お目汚しすみませんでした。
描写もエロく、内容もマグマの如くエロエロ。
読者の事を考えずと言われますが、作者が楽しんで書いているのが伝わる筆の走り具合は
読んでいて爽快そのものでした。GJ!
ちょwww興奮して眠れなくなったwwwwwww
どうしてくれる(*´Д`)ハァハァ
激しくGJでした!
け、携帯電話につないでコールで動くローターって実際あるんですかっ?!
使ってみたい!
あのぅ...
私は一気に読み切りたい派なのでスゴく良かったです。
初めは責めの人妻が段々快楽に溺れて立場が逆転するのも。
次回楽しみにしてます。
仕事の休憩時間に読んだらちんちんおっきしてしまいました。
みなさん、ありがとうございました。
殊に
>>428さん、とても嬉しかったです。
では、名無しに戻ります。
凄くエロいです。実にエロ小説らしいエロ小説。
きちんと官能描写がしてありますし、単語のチョイスと使い方が凄く上手いと思いました。
ちなみに……
一つだけ提案があります。悦子さんなんですけど、最初は「悦子さん」で、ある程度の所で
“悦子さん……いや、悦子は”みたいな表現を入れて後半では「悦子」と呼び捨てにする演出はどうでしょうか。
小説よりも、らうるさん自身のキャラの方がおもしろいです
演出の提案って…完結してる作品の登場人物同士の人間関係の強弱に
読み手がこうしろああしろって注文つけるのってどうよ?
冀望か?
まあまあまあ。
利行君は基本的に童貞のMなので、最後まで「悦子さん」
で通した、ということで勘弁してください。お願いします。
こんどこそ名無しに戻ります。
言葉のチョイス云々について言ってる方がいますが、
それももちろんですがどちらかというと表現に惹かれました。
たとえば「めのまえがしろい」など、「目の前が白い」とあえて漢字変換せず平仮名を使うことで、
主人公がイッてしまったことや骨抜き状態であることがよく伝わりました。
保守っといたほうがいいかな?
437 :
名無しさん@ピンキー:2006/12/22(金) 02:37:17 ID:YeD7x/Up
アゲときます
438 :
トキノミノル:2006/12/23(土) 21:34:27 ID:MVr2Kh3F
【タイトル:師走】
【ジャンル:クリスマスファンタジー】
保管庫担当猫様宜しくお願いします。
439 :
トキノミノル:2006/12/23(土) 21:38:02 ID:MVr2Kh3F
クリスマスにおもいっきりフラれた。
今年のクリスマスこそは彼女いない歴=オレの年齢という状況にピリオドをうつべく
合コンにつぐ合コン、二日と開けずに詰め込んだ合コンスケジュールの果てに
ゲットした有名大学の女子大生。
綺麗な顔と甘い声と蕩けるような微笑みのうらでまさか二股かけてたなんて。
今日の夜7時に、格好いい告白とクリスマスプレゼントを贈るべく、一ヶ月半前から
内緒でバイトしていた喫茶店に、スーツ姿の知らない男にエスコートされて入って来た彼女。
オレとデートしているときのような素っ気ない化粧とカジュアルな恰好じゃなかった。
かわいらしさと綺麗がほどよくマッチした彼女の魅力が最大限引き出された手の込んだメーク。
エビちゃん系っていうのかな?かわいいヒラヒラが沢山ついたきらびやかなワンピースに
ふわふわの毛皮のコート。ブランド物のバッグ。
そしてなにより…同じテーブルについた知らない野郎との間には恋人特有の雰囲気があった。
あーぁ、そんなに溺れたかわいい笑顔なんか見せちゃって。隣のテーブルのかしましい
おばちゃん連中の注文取ってるサンタのコスしたウェイターがオレだって気付いてる?
彼女がオレに気付いたのは…結局会計の時だった。しかも、こっちから話し掛けるという
みっともないことこの上ない手段で。
440 :
トキノミノル:2006/12/23(土) 21:42:57 ID:MVr2Kh3F
「坂入さん…?」
「うそっ…常磐くん?」
彼女は本当にビックリしていた。
意外な場所で苦手だった同窓生にあった、そんな感じで。
オレは、君にとってその程度の存在だったわけっすね……。
休憩室でへこたれていたら、同時期にここで働き始めたバイト仲間の高木さんが入って来た。
小柄な、ショートとセミロングの中間くらいの茶髪で猫顔の、いっこ年上のお姉さん。ちょうど2時であがりらしく、紺色のダッフルコートを羽織っている。
「どうしたの?常磐くん」
「たった今フラれたんすよ」
言葉に出した途端泣けて来た。
仕方ないっすよ、あっちは女子大生、オレはしがない予備校生だしさ、彼氏は多分商社のちょっと、やり手っぽい感じのリーマンで。
容姿も男としての資質もお財布の中身も全然足元に及ばない、完全無欠の恋敵。
きっとこれからメロウな映画を見て、お洒落な店でディナーを食べて、それからホテルで仲良くシャワーを浴びて…。
本当はオレが手に入れるはずだった、雪のように白い、肌理の細かい肌のすらりとした身体を彼氏に捧げて。
なんてあからさまな不公平…神様って、本当に人類平等が信条なんすか?願いが叶う奇跡の夜なんて嘘っぱちじゃないすか。
オレのとめどない愚痴をいちいち聞いてくれたうえで高木さんは言った。
「大丈夫、すぐに新しい彼女見つかるわよ」
嘘臭い慰めありがとさん。ならどうしてオレの彼女いない歴は更新中なんすかね?
問うと、
「まだ、常磐くんの傍に運命の人がいないから」
と返して来た。
高木さんは少し思案するような瞳で言葉を続ける。
「運命の相手って、きっと触れた瞬間にビビッと来るモノがあると思うのね。それを感じる人を探すのが男女の出会いと別れなのよ。だからあたし…」
そこで高木さんの携帯がなった。
441 :
トキノミノル:2006/12/23(土) 21:53:24 ID:MVr2Kh3F
「ああ、ヤマ…うん、うんわかった、4時に駅前のモスね……」
屈託のない打ち解けた口調から察した。
あー、ビビッときた彼氏からの電話っすか……。
休憩室のドアノブを回しながら未練たらしくひとりごちた。
『…運命の相手って、きっと触れた瞬間にビビッと来るモノがあると思うのね…』
彼女、オレに指一本触らせようとしなかったんすよ……。
帰途はずっとうちの事だけを考えていた。
さっさと飯食ってこたつに入って寝ちまおう。冷蔵庫に三日前に買ったコンビニ弁当の
残りが入ってたな。狭いアパートにはクリスマスツリーなんてモノは飾ってないから、
現実に引き戻すされることもな……そうだ、冷蔵庫に貼り付けた封筒、アレをさっさと
始末しないと。
坂入さんに贈る筈だった熱意だけが空回りしただけのクリスマスプレゼント。
オレの独りよがり。
大通りから道を一本入ったアパートへの角を曲がって足が止まった。
階段のところに誰かがうずくまって泣いている。
だっ…誰っすか……?
水銀灯に照らされた紺色のダッフルコート。うずくまっていた影がモソモソ動いた。啜り泣きながら頭をあげる。
「た…高木さん?」
はたしてそこにいたのは、涙で顔中ぐしゃぐしゃにした高木さんだった。
442 :
トキノミノル:2006/12/23(土) 21:57:38 ID:MVr2Kh3F
高木さんを泣かせた糞野郎は休憩室で話しているときに電話をかけてきた彼氏らしい。
とにかくここじゃなんだからと散らかったアパートに高木さんを招いた。
こたつとストーブを付け、コーヒーを出して部屋を片付ける間、高木さんはずっと
泣いていた。しばらく号泣したあと鳴咽混じりにぽつぽつ語り出した。
「ごめんね常磐くん、驚かせちゃったね……ヤマがね、会うなり今日は…そーゆー日なんだっ…か…ら、いっ、いい加減やらせろ…っ…て」
それで嫌がる高木さんの手を引っ張って最寄りのラブホに直行したらしい。
「キスされて、胸を触られたり、アソコに指を入れられてもすごく怖くて気持ち悪くて、
だから嫌だって言ったら、失せろ、お前なんかもう彼女でもなんでもねぇって……
あたしとヤマ、同じ学校のクラスメートでね……あたしは友達同士の付き合い感覚
だったけど、ヤマはそうじゃなくて…ね、休憩室でえらそうな事いったけど、あたし
本当はものすごく身勝手で子供地味た我が儘なのかなぁ?」
「それは違う、エッチ目当ての野郎なんか見切り付けられて当然っすよ」
顔も知らない高木さんの彼氏をこき下ろしながら、ふと我が身を振り返った。
坂入さんにはオレがどんな男に見えていたのかな?もしかしたら、やることしか頭にない、
サカりのついた下品な牡に見えていたかも知れない。
だったら振られて当たり前だよな。やること前提で付き纏う男なんか、どんな女も願い下げだもの。
「常磐くんは優しいね…」
高木さんが不意に呟いた。
なんだかドキリとする声音だった。
その途端、ここにいるのは同僚で年上の友人で…とかそういった概念を差し置いて、
異性だ、そんな認識が頭を支配した。
443 :
トキノミノル:2006/12/23(土) 22:03:44 ID:MVr2Kh3F
いかん、なに考えてる。オレ。
高木さんは傷付いてる。オレも(多分)傷付いてる。付け込むのは…単なる傷の舐めあいだ。
これで高木さんが男性不信に陥ったらどう責任とるっすよ、オレ。
なのに坂入さんを抱けることになっていた筈だろ、今宵の相手が少々替わっただけさ、
埋め合わせはきちんとしろよ、と身体が勝手に高木さんににじり寄る。
「高木さん……」
振り返った高木さんの唇に迷わず自分の唇を重ねていた。
ふんわりとして柔らかくて、皮膚のどんな部分とも違う生暖かい奇妙な感触。
それだけで愚息がいきり立つのがわかった。
これが高木さんのいう感じるってやつかな……。
「ごめん……なさ…い」
もごもごと謝りの言葉を吐く口先でファーストキスの余韻に浸っていると、
高木さんの腕がオレの背に回された。
再び下半身にくるあの感触が唇に触れる。
ややしばらくして距離をとった高木さんの頬が紅潮していた。
「すごいキュンっとした…こんなの初めて……」
お互い数瞬顔を見合わせた。
記念すべきクリスマス脱童貞が八畳一間のオレの部屋。
相手はバイト先の同期。
しかもお互いフラれ者同士。
情けなくなることこの上ないシチュエーションにも関わらず、朝の陽射しが差し込む
部屋で、彼女の残り香がまだ微かにこもる布団に包まりオレは満足していた。
……最初、ダッフルコートを脱がせて抱きしめただけで腰が抜け、こたつをよせて
敷いた布団の上に崩れ落ちるというあまりにもよすぎる感度に、担がれたんじゃないか
と思ったほどだ。
「ちが…嘘じゃないったら……」
のしかかり、薄手のセーターをめくると、ミントブルーのブラジャーで強調された
胸の谷間にはうっすらと汗が滲んでいた。初めて見る女性の柔肌と、よくわからないけど
うっとりする匂いに下半身が熱くなった。
444 :
トキノミノル:2006/12/23(土) 22:11:35 ID:MVr2Kh3F
早く挿れたい。手順もそこそこに下半身を晒し高木さんのジーンズとブラジャーと
同色のパンティを引きずりおろすと高木さんが上擦った声を上げた。
「と…っきわくっ……」
目を射る白い下腹部と申し訳程度の柔毛のコントラスト。
ここに、この中に、オレを男にしてくれる世界が眠っている。
息を荒げて高木さんのそこに猛るイチモツを押し込んだ。
どこまでも温かく柔らかいぬめりが愚息を包み込む。擦り上げるとぬちゃりといやらしい音がした。
「きゃああああっそれっ違あああぁぁぁ…あっ…あんっ」
身をよじりくねらせる高木さんの腰を掴んで更に密着させた。
「やぁああ…んっやだあぁいっ、いっ…っ……っ!」
いやらしい声を上げて半裸の女体がのけ反る。
噂に聞く激しい締め付けのかわりに、更に蜜に溢れ濡れていく膣内。
でもそれは恐ろしく甘美で、オレはたまらずに欲望を吐き出した。
ボタボタボタッ。
粘性のある濃い液体が勢いよくシーツにたたき付けられる音。
「あ……」
…オレはいわゆるすまたで彼女を責め立てていたのだ。
はやった末の失態に萎縮するオレ。
「穴があったら入りたいっす」
恥ずかしいやらみっともないやらでこの場から消えてしまいたいオレに高木さんは
優しく微笑んでくれた。
「最初から上手にできる人なんかいないよ、大丈夫」
一度吐精したのと高木さんの励ましのおかげで、今度は落ち着いてじっくり反応を
みながら責める事が出来た。
耳たぶの後ろを舐めるとくすぐったそうに身をよじったり、乳首を吸うとうわずった声で哭く。
「とっ、ときっ…ときわ、くっ…ぅ……ん…」
五指でひくつく緋裂を掻き回す度に、切なげな嬌声をあげてのたうっては縋り付く、
素直な身体が無性に嬉しかった。
こういう気持ちを好きっていうのかな……。
445 :
トキノミノル:2006/12/23(土) 22:23:06 ID:MVr2Kh3F
何度も達してくたりとした柔らかい肢体を布団に仰向けに横たえ、脚を開かせて
先端をあてがうと
「あっ…そっ……そんな…」
高木さんがうろたえた。羞恥とはちょっと違う、怖れと不安の交じった響き。
不自然な態度に彼女の言葉がオーバーラップした。
『……運命の相手って、きっと触れた瞬間にビビッと来るモノがあると。それを感じる
人を探すのが男女の出会いと別れ……』
『ヤマがね、会うなり今日は…そーゆー日なんだっ…か…ら、いっ、いい加減やらせろ
…っ…て……キスされて、胸を触られたり、アソコに指を入れられてもすごく怖くて
気持ち悪くて……』
『すごいキュンっとした…こんなの初めて……』
高木さん……もしかして処女…?
問うと高木さんは真っ赤になってこくこく頷いた。
「あっあたしその常磐くんは好きだししたいけどでもそのこれ以上したらどうにかなりそうで……」
「どうにかって?」
「色々恥ずかしいことしたり変なこと口走りそうで……」
そんなの見られたら死んじゃう、と涙目で顔を背ける高木さん。さっきオレを励まして
くれたバイト先でのしっかりしたお姉さんの表情は消えうせ、なんだか頼りなさげで
かわいらしく見えた。
「大丈夫っすよ、オレだってさっきえらい恥をかいた」
ゆっくり腰を沈めてとば口を押し開きながら言う。
「あ……?!」
「痛かったら、ちゃんと言うっすよ、絶対やめるから。約束っす」
「うっ…うんっ」
446 :
トキノミノル:2006/12/23(土) 22:27:41 ID:MVr2Kh3F
そんなに立派ではないけどそれなりのサイズの愚息に未開の膣内をこじ開けられて
いるんだからそうとう苦しいだろうに、高木さんは根元までずっぽり挿入されるまで
痛いと言わなかった。
「平気っすか?苦しくないっすか?」
「ん……入口が少しつれるけど平気……」
心持ち眉間にシワを寄せて少し涙目で答える高木さん。
「それ平気っていわないっすよっ」
「でも、すご…っこのままでもイキそ……」
こーゆー時は相手が慣れるまでじっとしてるべきだよな…?
実をいうと、今まで長い付き合いをしてきた右手とは較べものにもならないしっとり
と濡れた不思議な感触に力強く包み込まれた愚息は二三度こすりつけたらそのまま
昇天しそうなくらい暴発寸前だった。
このまま中にぶちまけてぇ……そのほうが高木さんも楽だよな?圧迫感はなくなるし
ザーメンで奥もぬるぬるにな……。
そこで現実に引き戻され、青ざめた。
オレ、ゴムつけてねーじゃん……。駄目だ、何かあった時に辛い思いをするのは高木さんだ。
痛がらせないように、暴発しないように注意しながらゆっくり腰を引く。
「ぁあ…っ……」
動いた途端、高木さんがびくりと身体を震わせた。その拍子にオレもふわぁなどとマヌケな声をあげる。
いきなり膣内が収縮したのだ。
まるで愚息を根元から搾り取るような激しい痙攣。
あっ…やべっ出るっ出るっ……!
意思を無視して始まった射精の恐怖。
「ごめんっ!ごめんっ中に中に……っ」
涙混じりのオレの詫びに重なるように高木さんが叫んだ。
「いいっいいよっ生理三日前に終わってるっ…いい…っ……中…ビクビクしてるうぅっ……いクぅ……」
447 :
トキノミノル:2006/12/23(土) 22:30:15 ID:MVr2Kh3F
絶頂の痙攣が治まった後、高木さんは気恥ずかしそうに耳元で呟いた。
「ね、まだいける元気……ある?」
それからオレ達は互いの恥部を晒しあう恰好で繋がって、責め合った。
意味をなさない喘ぎのなか、高木さんは何度もオレの名前を呼んでくれた。
そんな高木さんを愛おしく思いながら、ふと今頃どこかのリッチなホテルの一室で
あのリーマンに組み敷かれて喘いでいるだろう坂入さんの事を考えた。
もし、ここにいるのが坂入さんだったら、オレはこうして喜びを感じていたのかな……。
寧ろ腕力にものをいわせて自分だけが満足する強姦まがいのセックスを強いたか、
坂入さんの好みにあわせて、慣れないレディーファーストに奔走する軽薄なナンパ師
みたいな真似をして気疲れを起こすか……どっちも後悔まみれのぞっとしない一夜だ。
神様オレやっと分かったっすよ……セックスは誰かを気持ち良くさせて、自分の恥を
晒して、お互いが強く結び付く行程なんだ。
一人よがりじゃダメなんすね……。
神様、休憩室で不公平の根源なんて思いきり罰当たりなこといってごめんなさい。
今日は人生最悪の日じゃない。最高の夜っすよ……。
448 :
トキノミノル:2006/12/23(土) 22:46:07 ID:MVr2Kh3F
玄関が開いてコンビニの買い物袋を提げた高木さんが戻って来た。
「はい、朝ごはん」
走って来たのか、荒い息遣いと紅潮した頬。だけど夕べの色に耽った面影は消えうせ、
よく見知った、いつものしっかり者の高木さんに戻っていた。
三日前のコンビニ弁当とペットボトルしか入ってない冷蔵庫ってどうなのよ、と
ビニール袋から野菜サラダ、スパゲティー弁当、サンドイッチ、カップスープを取り出す。
「この分じゃ年越し蕎麦も食べずに気がついたら新年でしたとか言いそう。あたし、
材料持ち込みでお蕎麦作ろうか?」
「いや、その、大晦日なんすけど」
布団から抜け出して冷蔵庫にマグネットで貼付けてあった封筒をとると、高木さんに
握らせ、頭を下げた。
「横浜中華街とインターコンチネンタルで一泊二日の年越し旅行、よかったら、
いや、いやでも付き合ってください」
蕩けた表情の高木さんをもっと見ていたいから。それを知っているのは世界でただ一人、
オレだけだということをもっと実感したいから。
高木さんは頷いてくれた。
ほんの少し、色に染まった瞳で。
了
乙
初投稿です。よろしくお願いします
タイトル「かむしょっと!!」
ストーリー「電車内で見つけた奇妙な少女。彼女の正体とは?」
内容「エロサスペンス」
ターゲット「小学校高学年から中学生くらい」
2006年 12月24日
休日であるのに、その日の京阪電車はいつになく混んでいた。
それでもD大学に通う前田透と荒木俊樹は、それを訝る様子もなく
己が研究成果を惜しげもなく披露していた
「問題は2着や。単勝にうまみがない以上ここが全て。俺ダイワメジャーでいくわ」
そう…今日は有馬記念。淀競馬場へ向かう人の群れの中で
透は俊樹に会う前、賀茂川河川敷でホームレスを見ながらこの結論に達した
「1点買いか?男らしいな。俺は軸はディープで無難に3点流しでいくよ」
安全策を好む俊樹の思考を透は、競馬に安全策なんてあらへんと思い、
内心馬鹿にしながらそれは言葉には出さずにいた。
俊樹は少し気が弱く、大学でできた数少ない友人である透の競馬熱に付き合わされている感じで
透も内心その事を悪いと思っていたから、強くは言えなかった
京都市内出身の粗野な自分と違い、千葉出身で標準語を操り、繊細な感情と女性のような顔立ちの
この青年との仲が、不思議とかけがえのないもののように感じられたのだ
今出川を発した列車は四条、七条で膨れる
競馬ブックをもった中年の男性が多いが、どう見ても学生だろと思える連中も多い
同じ穴のむじな達を見るとホッとする様な、がっかりする様な変な感覚を俊樹は覚えた
本当は競馬などより哲学書をひらき、ハイデガーやニーチェとたわむれる方が楽しいのだ
「でも…まあ…仕方ないさ。別に苦痛ってわけじゃないんだし」
俊樹はくだらない思考をしたなと思いつつ顔を上げると
70過ぎと思われる老夫婦が目の前に立っていた。
俊樹がどうぞと席を譲ると、透も慌てて席を譲り、ふたりは空間を求め反対側の扉の横に移動した
しばしの沈黙後、俊樹はいまさらながらに競馬ブックを透に見せ、言った。
「やっぱり、2点にするよ。網を広げても漏れるときは漏れるからね」
だが透は反応を示さなかった。目を見開き硬直している。
それはまるでメデューサに見つめられ石化したかのよう。
「透…」俊樹は視線を透からその彼が見つめる方向に変えた。
しかし特に変わった物、人は見えない。あるいは俊樹の知らない透の過去の彼女でもいたのか。
「おいどうしたんだよ透!」俊樹は透の肩を揺さぶった。
その手をわかってるよと言いたげに透は払いのけると、透は俊樹の肩を抱き、
背を低くさせて扉側を向かせ、これ以上ない小声で囁いた。
「奥の向かって右側…本を読んでる女の子見てみろ!」
「はあ…?」俊樹は言われてすぐその少女を見つけたが、透が何を言いたいのかわからなかった。
その少女は吊革につかまりながら本を読んでいた。小学生高学年か中学生だろう。黒目勝ちの清楚な少女だ。
だが彼女がどうだと言うのだろう。自分が知らないだけで有名人、ジュニアアイドルとかなのだろうか?
「なあ透…」言いかけた俊樹を見て、ああコイツわかっとらんわと感じた透は
補足説明をする。「あの娘自身じゃない!彼女の着てるジャンパーだよ!」
それは彼女には大きすぎるような白のジャンパー。
そして目立つ赤のロゴがプリントされていた。
「CUMSHOT!!」と…
正直俊樹はこの補足説明を受けてもよくわからなかった。
高校時代英語は偏差値60台後半あったが、所詮受験用の勉強しかしていない。
この単語はまず100%受験ではお目にかからないだろう。
うぶな俊樹が知らなくても仕方ないか…透はそう思った。
「いいか俊樹。俺はネットでウイルスの山を掻き分けて進む猛者だから知ってるんだがな…」
よくわからない配慮をしながら透は続けた。
「CUMSHOTってのは射精だよ。ドピュってやるその瞬間のことだ!」
周りに気を配りつつ透はカウンターパンチを食らった友人にたたみ掛けた
「ありえんわ俊樹!なんであんなおぼこい少女があんなジャンパー着てんねん?」
俊樹は朦朧とする意識の中でも高速の回転で思考し、何とか言葉を拾った。
「着させられてる…ってことか?」
「そうとしか思えんやん。あのロゴに気づきその意味を理解できるヤツは結構おるで!」
俊樹は少し冷静さを取り戻したのか、慎重に…彼女を見つめてるおぞましい目がないか伺い始めた。
一方透はひとつの意志を固めていた
「この謎…俺が必ず解いてみせる!!!」
序章 終
明日から金曜まで仕事なので続きは早くて明日の夜になります
またよろしくお願いします
乙!
つかみは秀逸
今後に期待
自演?秀逸ってほどじゃないだろどうみても
>>トキノミノル
とことんファンタジー! ふとんの上で「あまぁぁい」と転げまわって
しまうような、あこがれとか、思慕とか、そんなものがいっぱいのお話
でした。
丹波橋に着くと乗客はさらに増えた。
この駅は近鉄線と連絡しており、その客を吸収したのだ。
扉近くにいた前田透と荒木俊樹は押されるような形で奥に移動させられる。
ただその流れの中でもふたりは少女が見える位置を失ってはいない。
むしろ流れに身を任せるふりをして、ちゃっかりと少女に近づいていた。
電車が動き出し、皆自分の位置を定めるとあちこちで談笑が始まる。当たり前だが話題はほとんど有馬の事だ。
そんな中、俊樹は競馬ブックを見るふりをしながら、横目で少女へ伸びる視線を探している。
「う…いるな。1…2…3…」
人は誰かを密かに眺める際、その対象に気づかれることには注意するが、
それ以外の視線には案外無防備だな…俊樹はそう思った。
だが今はそんなことはどうでもいい。
もし透の言うとおりに少女が無理にこの服を着せられているのだとしたら、
その「犯人」は少女を今見ている可能性が高い。
淀を過ぎれば乗客は激減するだろう。また丹波橋から淀までの間は乗客はあまり増えない。
今が好奇の目を一番向けられる時間なのだ。
また乗客は朝のラッシュのように多すぎてもいけない。
肌と肌が触れ合わざるを得ない状況では肝心のカムショットが見えない。
つまり今がMAX。
多くのいやらしい目に晒され、少女はどんな顔をするのか?そのMAXを「犯人」が見逃すはずがない。
どいつだ?どいつが犯人だ?あの禿頭か?こっちの茶髪野郎か?それともあそこのメガネか?
疑いだすと皆が怪しく見える。
まるでただの親爺に○○組組長とかのテロップがつくと、それなりに怖く見えてしまうように。
「それにしても…」俊樹はあらためて少女を見つめた。
透き通る白い肌。他の色を拒絶する黒髪。
それをお下げにして自慢のうなじを見てくれとばかりに晒している。
華奢な体は弾力があり、骨はその存在を隠している。
そして黒い瞳はかすかに愁いを帯びているよう…と、その瞬間少女の瞳は閉じられ
代わりに一筋の涙が頬をつたった。
「わかっているんだ。この子は…自分が今どれだけ恥ずかしい目で見られているかを!」
自分から「カムショット」を着ているという線は消え去った。
俊樹の心に義憤という古い錆付いた感情が芽生えていた。
透がそのことを確信したのは、俊樹より少し前だった。
もし「カムショット」を誰かが着せたのなら必ずそいつはどこかで見ている…その確信は初めからあった。
なぜなら監視者がいないのなら、こんなもの脱いでしまえばいいのだから。
問題はこの少女が「カムショット」の卑猥さに気づいていない、
あるいは敢えてファッションにしているという線だが、後者は考えづらい。
確かに女はわからないモノかもしれないが、服と肉体のミスマッチが酷すぎる。
もし後者なら、もう自分は女というものを金輪際信じられないのではないかという思いが思考を止めた。
残ったのは前者だがこの子が偶然選んだにしろ、
両親が買い与えたにせよ、誰も気づかないなんて事があるだろうか?
いやクソ真面目故に気づかないって事はありうるか…その可能性だけが確信を妨げていた。
また透は最初からこの少女に違和感を持っていた。
「この子細すぎる…」それは手足がガリガリだという意味ではない。
いくら子供でもこの時期ジャンパーを着ているにしては厚みが足りないのだ。
ジャンパーの生地はかなり薄く、中にTシャツくらいしか着ていなければこうはならないのではないか?
ただこういう疑念は本命である監視者存在説の前に宙ぶらりんになっていた。
結果的にこの疑念が透を確信に導いたのだが、それは透の意図をはるかに越えていた。
透は車両の揺れを利用して少女に近づいた。
それこそ文字通り手を伸ばせば届く距離まで。
「やはり薄い生地だな」そう思いながらしばらく少女を観察していると
その確信はゆっくりと忍び足で訪れた。
比較的暗い車内に西日が差し込む。
それは一筋の光となって少女の肩を照らしていた。
「…!!」透は言葉を失う。
薄手のジャンパーの下にはブラジャーの紐がはっきりと見て取れたのである。
459 :
454:2006/12/26(火) 04:17:16 ID:zZLT2knx
>>455 >自演?秀逸ってほどじゃないだろどうみても
人それぞれ感じ方も様々だから、感想についてはどうでもいい。
ただ、自演の話が出たので一言だけ。
作者自身に自画自賛されたら、どんなに面白い小説だって、
それだけで一気につまんなくなっちゃう。
スレの雰囲気も悪くなる。実際の話、感じたままをちょっと
うpしただけで、自演?、てレスが付く雰囲気になってる。
常習者の人はその辺よく考えてカキコしてホスイ。
個人的には、表現がどうの、ていう小説はもういいす。
巧みなプロット、意外なストーリー展開、みたいなお話読みたいす。
ピース氏のは序章もその後の展開も小出しながらミステリタッチでいいセン逝ってる。
やっぱ今後も支援するす。
かむしょっと面白いね。
羞恥プレイでも他にない感じで続きが気になるよ。
ていうかな、エロ小説のスレだぞ?
ストーリーがよければなおいいのは確かだが、まずはエロだろ。
そういうスタンスで現時点ではまだどうとも言えないんじゃないか?
書き忘れた。
>トキノミノル氏
さすがに話にひねりがなさすぎるw
こういうの好きだけど。
「そりゃ脱ぎたくても脱げるわけないよな」
少女のジャンパーの中は下着だけ…
前田透からそのことを聞かされた荒木俊樹の反応は意外と冷静だった。
「でもさ…それだったらこの電車の中に着せたヤツはいないかもしれないな。
俺達は変態野郎が欲望を満たすためにやったって考えてきたけど、
いやがらせ目的かもしれない。
確か刑法でも復讐目的で裸にした場合だと強制わいせつ罪は成立しないはず。
下手したら犯人は女!……なんてこともありえるよ」
「監視者がおらん?それはないわ」透の反応は早かった。
「ええか俊樹、お前の言うとおり監視者がおらんかったら、
あの子はこのスペースでも結構自由に行動できるんやで。
例えば椅子に座る…これだけでカムショットの束縛から自由になる。
俺らがあの子、いやあの服に気付いたんは七条すぎや。
まだあのころやったら強引に座ろおもたら座れたはずや。
あんな服着せられとったら図々しいと思われても俺やったら絶対座る。
それをせえへんだんはどう考えてもおかしいやん。ちゃうか?
ただ…目的に関してはそうかもしれへん。犯人が女ってのは考えんかったわ…あり得るな」
そうなのだ。「カムショット」を人の目から隠すことは案外簡単。
乗り降りの時だけ気をつければいい程度のことだ。
それに吊革につかまるって行為は、自分の電車内における位置を固定させる行為でもある。
私はここを動きませんよと宣言してるようにもとれるのだ。
やはり犯人に指定されてそこにいると考えるのが自然だ。
俊樹にはつり革につかまる少女が、まるで磔にされてるように感じられた。
中書島に差し掛かるころ、電車内にはきな臭さが立ち込めていた。
もっと競馬の話題で盛り上がってもよさそうなものにそれがない。小声でしゃべる人が多い。
そう…大部分の乗客が気づいているのだ。少女の背に刻まれた文字のいかがわしさに。
皆が皆自発的に気づいたわけではあるまい。気づいた者が喋るのが伝播したのだろうか?
わからない。わからないがその空気は張りつめている。
そしてこの…まるで表面張力で支えられたコップの水のような状況下で決定的な一滴をたらす者がいた。
「なあカズヤ…俺アホやからようわからん。
教えてくれ……カムショットって何やねん!?」
大声でそう叫んだのは、さっき少女を舐め回すように見ていた茶髪の若者だった。年は二十歳前後か?
連れの、カズヤと呼ばれた青年は、俺の名を出すなとばかりに
「知らん知らん」とはねつけたがその顔はニヤニヤと笑っていた。
電車内は静寂に包まれた。
再び話し声が聞こえるまで5秒…いや10秒はあったか?
若者はそのあいだ電車の支配者になった。
この電車に流れる空気の代表者として弁舌を振るって勝利したかのようだった。
少女は下を向いている。明らかに頬が紅潮していた。
持ってる本は初めから読んでる風ではなかったが、
視線を定めることが少しは救いになっていたのだろう。
今はもう視線は本にはない。緩衝材は手放してしまった。
おそらく今後少女には、乗客の話が全て自分のことを話しているように聞こえるだろう。
「変態かしら何考えてるの?」「中学生か?全く最近のガキは…」
「させ子さんなんやろな。処女みたいに見えてもう何本入ってはるんやろ?」
その地獄が俊樹には容易に想像できた。
しかも今沈黙、あるいは透と話をすることは自らをあの茶髪と「共犯」関係で結ぶことにもなる。
その思いはこの温厚な優男をして「殴ってやる」そう思わせるに十分だった。
だいたいコイツが一番怪しいじゃないか?仮に返り討ちにされてもあの子は少しは救われる!!
「あかん!」静かではあったがその思いを察し透はそれを止めた。
発散しても意味はない。似非のナイトでは役に立つもんか。
それよりこの状況下で犯人を見つけよう。それしかあの子を真に救う方法はないんや。
俊樹の肩の痛みは、透の思いを伝えるに十分だった。俊樹は矛を収めた。
電車は中書島を発する。淀までの間、停車駅は最早無い。
支援!
蛇足ながら・・。
>>461 >ストーリーがよければなおいいのは確かだが、まずはエロだろ。
学術的でもない話の中に、まずは出て来る「射精」というフレーズが
エロでなければ一体何なのかと・・。
>>466 それ系の単語が出てくるだけで“エロ小説”になるなら世話ないよ
エロ“サスペンス”というだけに一目でわかる展開ではなさそうだ
今の時点で面白いかどうかの判断はつけられないが、とりあえず興味は持っている
作者さんには完結に向けて頑張っていただきたい
>>467 >それ系の単語が出てくるだけで“エロ小説”になるなら世話ないよ
“エロ小説”になるなんて、誰も言ってませんが。
スティーブン・キングの「ゴールデンボーイ」や「IT」には、
たまらなくエロチックな描写が出てくるけれども、いずれも
エロ小説なんかじゃないよ。
感想は人それぞれとはカキコしたけれども、それはちゃんと小説を
読みくだしていることが前提だと思う。
「黒目勝ちの清楚な少女」と「射精」という言葉が結びつけば、
普通の男なら誰でもエロチックなイメージが湧いてくる。
ただどの程度やらしいと感じるかは人それぞれだ。
ところが
>>461 は「まずはエロだろ?」ってカキコしてる。
まるで「エロが無いじゃん」っていうニュアンスだったので
ちゃんとあるだろ、ってカキコしただけの話。
それが何か?
トキノミノルさん
前置きがやったら長かったわりにHまでに辿り着くのが早すぎたんじゃないすかね
中書島と淀の間の距離は4,7キロである。
何十分もかかる距離ではないが、意外と離れているように感じる。
少女にとってはどれだけ長い距離だろう。
だけどここを過ぎれば楽になるんだ。頑張れ。荒木俊樹は心の中で励ます。
しかし一方では不安がぬぐえない。それは予感めいたものだ。
「淀で何かが起きる」その思いは透も同じだった。
前田透は物事を理詰めで考える男である。それは少年時代から変わらない。
勉強は大嫌いで最小限しかしない。
だがその最小限の知識で思考するのが好きだった。
常に自らを追い込み、その逆境を楽しむところがあった。
高校の進路指導の教師にはいつも
「君はちゃんと勉強すればどの大学でもいけるのに…」と嘆かれていた。
この論理的思考を得意とする男が追い込まれている。
犯人が誰かわからないだけでなく、動機すらしっかりつかめない。
「この犯人は異常や。狂ってやがる」
それはそうだろう。12、3歳の少女にこんなことをさせるまともな人間はいない。
が、それはある意味この犯人を透が認めた証でもある。
犯人にとっていわゆる羞恥プレイというやつなのだろうが、こんなやりかたは聞いたことが無い。
カムショットという言語選択。下に下着しか着せない非情さ。全てが緻密な計算に基づくように思える。
だがわざわざ日や時間、場所を計算しながら誰もカムショットに気づかなければどうなるのだ?
それこそが醍醐味と言ってしまえばそれまでかもしれないが、なにか釈然としない。
狂わなければ勝てない。今の自分の物差しではとても計れない相手…
「踏み出すんだ理の外へ!!」そう決心した時、固く閉ざされた扉はゆっくりとではあるが開き始めた。
氷解などというものではない。
突破だ。ほんのささやかな突破。
しかもそれは全く的外れかもしれず、犯人があえてそうさせたトラップかもしれないのだ。
だが透はこの閃光にしばし心地よくうたれており、俊樹の呼びかけに反応するのが遅れた。
「おい透、聞いてるか」
「ん…ああ…何やった?」
「この淀で犯人は降りるかな?
もう乗客もへるし、犯人にとってはもう旨味は無いと思うんだ」
「降りるやろうな。俺達も降りよう」
「そう…か。だけどこれであの子は客が減って少しは楽になるな」
俊樹はそう言ったが、少女と別れるのが惜しいような言い方に聞こえた。
透は少し意地悪く言う。
「何言っとるんね。あの子もここで降りるやろ」
「え……そんな事何故わかる?」
透は何も答えない。ただその目は自信に満ちていた。
いつも見る競馬の時のいい加減な自信とは表情が違っている。
「なあ俊樹…」
「ん?」
「今まで俺らは犯人にいい様に攻められっぱなしやった。
ちょっとくらい逆襲したらんと……義に反するやろ?」
よく意味のわからない言葉だったが、俊樹は軽く笑顔で返した。
淀駅が見えても、少女には降りる気配は感じられなかったが、透の表情は変わらない。
俊樹には透の考えはわからない。だが今自分ができる最大の努力だけはしようと思った。
「この目に今いる乗客全てを焼き付けてやる。絶対に忘れない!!」
怪しげなメガネの男も、あの憎き茶髪野郎もゴソゴソと降りる準備をしている。
「淀…淀…競馬場前」そうだ。戦いはこれからなのだ。
扉が開くと大部分の乗客は一斉に降りた。
ほんの一部の空間では違っても、今日は有馬記念なのだ。ディープインパクトの日なのだ。
透に迷いは無い。流れに乗ってホームに降りた。
ただ、流れの邪魔にならない柱のところで立ち止まって俊樹を待っている。
俊樹はためらったが、せかされるように外に出た。
少女はまだ吊革につかまっていて下を向いている。出て行く気配は無い。
透の待つ柱のところまで行くと、俊樹は我慢できずに吐き捨てた。
「おい透、いいのかよ?あの子降りてこないぞ」
透は落ち着けよとばかりに笑って見せたが、俊樹は納得できずに少女の方を振り返った。
「なに!…またかあの野郎!!」
少女はまだ電車の中にいる。
だがその横にはをさっきの茶髪の若者がいた。
いや精確にはこの茶髪野郎も出て行くところなのだが
ゆっくりと…少女の無垢な顔を舐め回すように歩いている。
連れの男はもうやめとけという感じで苦笑している。
少女は目を閉じている。早く消えて!!そう必死で訴えているようだ。
「これで2人消えたな。そやけど50分の1が48分の1になったくらいか?」
透のとぼけた言い方に俊樹はムッとした。
茶髪はホームに下りてからもポケットに手を入れて後ろ歩きで少女を眺めていた。
俊樹は苦虫をかみ殺している。
茶髪とその連れがようやくまともに歩き始めた時、発車のベルが鳴った。
「おい透、電車出るぞ!!」
「必ず降りる。」
二人の声は重なった。
電車の扉は閉ざされた。…が、その一瞬前に人影がホームに降り立っていた。
そこには、あの少女の華奢で小柄な姿があった。
皆さん感想ありがとうございます。
夜しか書けませんが、書き出した以上責任持って完成させたく思っています。
少し安易に書き始めたかもしれません。
今度書く時にはちゃんと完成させてから書こうかと反省しています。
またよろしくお願いします。
>>ピースさん
ここまで読んできて、ただ2人の学生が勝手に犯罪の
感じを妄想して、2人で勝手に盛り上がっているだけの話に
見えますが。
展開がとろくさいです。早く話を進めてください。
>>474 すいません。私自身もそういう批判は受けるかなと書いていて思っていました。
私自身キャラクターを徹底的に掘り下げて書きたい方なので
じつは今の展開でもかなり急いでるつもりなんです。
エロ小説のイロハもわからず飛び込んでしまったのは無謀だったかも知れません。
私が書いてると他の書きたい人が書きづらいってのもありますね。反省しきりです
トキノミノル様
まぁ、素股で射精してしまう童貞野郎が一晩で処女をイかせる事自体がファンタジーですしね
だからクリスマスファンタジーだと前置きが有るのでしょう
個人的には【だがそれがイイ】
そこを割り引いても常磐君が可愛らしかった
作者さんたちの納得のいく形で書かれたものが読みたいです。
皆さん書いてくれて本当にありがとう。
(・∀・)イイ!
今まで投下された分量から見ても妥当なペースだと思う。
結論のみを急ぐ読者に媚びる必要はありません。
書きたいように書いて下さい。
このスレのペースだと遅いのかも知れませんが、現実的に「小説」と考えればこの程度の進行速度は遅いとは言えないのでは?
私も展開がとろくさいと感じた口です。
簡単な話を回りくどく書いてる印象を受けました。
ただの感想です。勝手な好みの問題なので、
気にせず自分のペースで書いていけばいいと思う。
プロセスやディテールを大事にしてる人にはイイ
この焦らし感がたまらないでつ
『幻獣戦隊の淫夢』
>>366の続き
1年後ーーーーー
剛志はゲリラ活動を展開し、総司令官として指揮をとっていた。
戦いの慰めに女を抱くこともなく、黙々と戦線を維持していた。維持する努力をしていた。
結奈は前線司令官として、戦士として戦い、奴隷となった人々を解放していた。
しかし、すでに戦線は縮小、前線も本営も関係ないほどになっていた。
いくら総司令官としての手腕を発揮しても、仲間で元恋人であった沙織が性的に徹底的に貶める。
部下達にもどうしても、そのフィルターを通して見てしまう。
ぎくしゃくし、まとまるものもまとまらなかった。
仲間達はひとり、また、ひとりと戦死、または脱落していった。
剛志は独り、仲間だったもの達のために大地母神ガイアの祭壇に祈りを捧げていた。
後ろの扉が閉まる。
高窓からの光が祭壇と入ってきた人物のところだけ柔らかく差し込む。
「剛志、ここにいたのね。ガイアの声はまだ聞こえる?」
祈りをつづけたまま動かない。
「ねぇ、私の声…聞こえてる?」
それでも反応がない。
「ふぅ〜っいいわ、そのままで。もう分かってるかもしれないけど、剛志のこと愛してる。ただそれだけ伝えたかったの」
背を向け再び扉を開けようとした時、声が聞こえた。
「知っていた。5人いたあの頃から薄々知っていたさ。あの下着姿を見たときからお前は俺にとって妹分から女に変わった。
でも、俺はお前の気持ちには応えられない。沙織のことはもうすでに整理ついている。お前のことを可愛いとも守ってやりたいとも思う。
しかし…しかし…俺はお前に応えてやることができない………」
「なぜ…?十分よ。剛志は十分私の気持ちに応えてる…どうして、そこで踏みとどまっちゃうの?」
舞う土ぼこりの影が時間が過ぎているのを証明している。
「俺は……俺は起たないんだ」
「………ぷっ…なぁんだ〜そんなことかぁ〜」
「おい、こらちょっと待て、そんなこととはなんだ。身体の相性は大事なんだぞ、ただでさえ沙織も満足できなかったのに」
「沙織さんは沙織さん。私は私。私をちゃんと見て。私は剛志と一緒にいるだけで、触れ合ってるだけで満足なの。ずっとバージンのままでもいいんだよ……バカ剛志」
涙目の満面の笑みで彼を抱きしめた
前田透の予想は的中した。
荒木俊樹はこの若き予言者の横顔を驚きの表情で見つめていたが、
それ以上に少女の姿が見れたことを単純に喜んでいた。
「演習実験…」
その時不意に透はつぶやいた。
何のことかわからない俊樹をよそ目に透は続ける。
「ちょっと前の質問の答えや。
なんで淀であの子が降りるか聞いたやろ?」
「…ん?ああ」
「つうかこれは今までのカムショット事件に対する答えやな。
そこからさっきの答えが出てきとるわけやし…」
「何が言いたいんだよ透?」
透のわざと答えをぼかすようなもの言いに、ため息交じりで俊樹は尋ねる。
「いままで俺らは何故犯人はこんなことをするのかとか
どいつがあの子にこんなことをさせてるんだとか
常に現在という時間軸の中だけで考えてきたんや。
まあ無理も無いな。目の前であんなことを見せられたらな…」
透は少し間を取った。視線は少女に向いている。
少女はホームに降りてから、ずっと壁を背にして靴の紐を直していた。
透はすこし微笑んでから続けた。
「俊樹…どう考えてもあのカムショットは不自然や。
今回俺らはその羞恥プレイとしての成果を見てしもたからあれやが
あんなもん気づかれへん可能性がどう考えても高いやろ?
そやけど…犯人がこの行為自体を実験と考えとったらどうや。
カムショットって単語に一般人はどう反応するんか知りたかったんちゃうか?
……多分爺さんばあさんは知らんやろ。
お前みたいにエロサイト見やへんヤツもまず知らん。
そやけど、知っとるヤツは絶対おるで。ネットでエロサイト見とるヤツはほとんど知っとるやろ。
あれくらい乗客がおったら気づくヤツがおって当然や!
問題は…その気づきがどう伝わるかや。小火で終わるんか?大火災に発展するんか?
今回それは後者。実験は成功したんや。
それなら……火薬のいっぱいつまったところで本番といきたいやろ?」
ここまで来ると俊樹にも透の言いたいことがわかってきた。
もしカムショットに気づかないならそれも仕方ない。
羞恥プレイとしてやるには貧弱にすぎるが、それ自体が実験なら納得もいく。
その実験で成功したなら犯人は本番に嬉々として移るだろう。
そしてその本番が行われるだろう場所は……!!
俊樹は頭を殴られた気がした。
「透……お前の言う火薬ってのはもしかして…」
透は俊樹の目を見つめ、静かな口調で言う。
「ああ…そのとおり…俺達あの車両にいた目撃者のことや」
俊樹は思わず視線をそらす。
もしあの車両に乗っていた乗客が再びカムショットを見たならどう思うのか?
そしてあの車両に乗っていた乗客が向かうところはほとんど同じなのだ。
俊樹は次に起こるだろう悲劇を予感せざるを得なかった。
振り向くと、少女はようやく靴紐を直し終わり、改札口に向けてゆっくりと歩き始めていた。
「京都競馬場だな。透?」
透は黙ってうなずく。俊樹は質問を続けた。
「あの子、なかなか電車から出てこなかったけど、お前は焦らなかったよな?
それだけ自信があったのか?…今の説明はただの仮説だろ?」
仮説という言葉に俊樹自身がハッとした。所詮根拠など無いじゃないか。
だがハッとせざるを得ないほどさっきは納得してしまったのだ。
透はやれやれという感じで笑った。
「自信がある、ないとはちょっと違う話や。降りるならぎりぎりやと思とった。
当たり前やん。カムショット見られた無いやろ、知らへん他の車両のヤツらには」
「あ…」俊樹はしまったと思った
確かにそうだ。こんな当たり前の事すら気づけなかった。
今は少女は一応自由なのだ。自由なら恥ずかしい事から逃げるのは当然だ。
降りた後、グズグズと靴紐を直してたのも、振りをしていたのだろう。
少女は改札の前の淀駅周辺の地図を見ている。
あれも「振り」なのかもしれない。
狭すぎる自由…逃避という謳歌…
つらすぎる…かわいそう過ぎる。
いっそこのまま少女に話しかけ、俺と一緒に逃げようと言っては駄目なのか?
俺は君の味方だと白馬の騎士を気取ってはいけないのか?
あるいは、今までの透の仮説は全てデタラメ。
たまたまその通りに見えただけなんじゃないのか?
カムショットは意味も知らないで買ったんだ。
それしか着ていないのは、すごい防寒効果があれでもあるんだよ。
あの子は七条あたりから乗ってきたんだから、アバンティでも行ってたんだろ?
ここで「カラスの貴公子」だっけ?読んでた本を買い、
感動して涙し、自宅の淀に帰るトコなんじゃないのか?
その後は家族と暖かい食事をし、友達と電話で親や教師の悪口でも言いながら眠るんだ。
俺達は馬鹿げた妄想癖のあるお笑い二人組みでした。それでいいだろ?そうに違いない。
「せめて定期でももっていれば」俊樹は思った。
少女は淀駅周辺の地図を見るのをやめて改札を通った。
が、あわてて取り出した切符は自動改札機に吸収されてしまっていた。
通り抜ける少女を見ながら俊樹は思う。
「ふ…おれのこんな思いこそが妄想じゃねえか…
もしあの子が一人で競馬場に向かったら…それが現実だ!」
先が見えたようで見えないストーリー展開に導かれ、
やがて到達する予想もしない結末に仰天する読者たち・・・・。
果たして作者が描いたそんなシナリオの通りに事が運ぶのか?
もう後戻りはできないぞ。わかっているのか?>作者
ある一読者の胸にはそんな想いが去来するのだった。
支援!
ますます目が離せなくなって来たね。
今後の展開に期待してます。
最近毎日読んでるんだが、「かむしょっと」面白いな
最初の方はなんか表現的にちょっとって感じだったけど
だんだんこなれてきてるキガス
カムショットって服を清純な少女に着させるって発想が普通ないし
何といっても先が見えず、読者に続きを読みたいと思わせる力がある
正直途中まで妄想オチかと思っていたけど昨日のでそれもなさそう
見事にピース氏に乗せられてしまったよ
関係ないけどピース氏の「ピース」は宮部みゆきの「模倣犯」からとったのかな?
あれも長かったけど面白かった
同じ宮部の「魔術はささやく」は前半かなり面白いのに
最後が(´・ω・`)なのでそうならないで欲しいな
プレッシャーかけてスマソ
>>491 仲間ハケーン!
俺も妄想で予定調和かとオモタ
ここからそうはいけないだろね
ピース ◆PbE3qwy7Gさんは、もう少し地の文を削ったほうがいいんじゃないでしょうかね。
セリフ文と地の文が4対6になるぐらいが、バランスのよい文体だと思います。
地の文が多すぎたら評論や報告書を読んでるような感覚になる。
オチはもう妄想オチのほうが面白いかもしれません。
カムショットっと書かれた服を着ているだけで、ここまで妄想できる男二人の方が面白いかも。
まあ、この手のサスペンスは最後まで読まなきゃなんともいえないですね。
オチ無しだったらいくらでも面白くできるのがサスペンスやミステリーですから。
オチをうまくまとめられるかでいくらでも評価は変わってしまう。
改札を出ると少女の脚は軽やかだった。
おそらく人が少ないことを確認したのだろう。
「俊樹、犯人は多分もう競馬場へ向かったと思うが、
ひょっとするとまだ監視しとるかもしれん。気いつけえや」
「あ…ああ」
前田透と荒木俊樹は少女の後を追い改札を抜けた。
もともとここで降りる予定だったのだ。乗り越し等の面倒は無い。
少女が向かったのは競馬場方向だった。俊樹は心の中でため息をつく。
だがその直後、事は動き始めた。
「あかん。止まれ!!さりげなく…」
透の不意にしては傲慢な命令が下る。俊樹は足を止めた。
横目で見ると、少女がコインロッカーに鍵を差し込んでいるのが見えた。
少女は周囲に気を使うでもなく素早く鍵を開けると、中の荷物を取り出した。
「何だ?…でかいぞ」
出てきたのはスポーツバッグだった。旅行用にも使えそうなものだ。
透は一言も発せずそのバッグを見ている。
その頭脳が高速で回転しているのが俊樹にはわかった。
少女はもう誰の目を気にするでもなく、バッグを抱えて駆け出した。
咄嗟の出来事だったが二人は追う必要は無かった。いや追える可能性も無かった。
少女の姿は女子トイレに消えていったのである。
改札を出てからこの間、1分弱。
急な展開だったが俊樹には、
消えかけた心のともし火が再点火されたように感じられた。
淀駅周辺で誰かを監視する時、競馬ブックほど頼りになるものは無い。
ふたりは今日のレースを検討する振りをして、少女が出てくるのを待った。
「透…あの中に何が入ってるんだろうな?」
そう聞きながらも俊樹には答えが見えていた。
しかもそれは、当たれば今回の「事件」を根本から覆す効果があるものだ。
透は思考の邪魔だといわんばかりに取り合わない。
「おい、聞いてるか?俺の予想ではな…」
「来たぞ、俊樹」
「え…」振り向く訳にはいかない。俊樹は横目でちらりと少女を見た。
スポーツバッグの中身は少し軽くなっているように見えた。
「予想通りだ」してもいないのに俊樹はそう呟く。
透は表情を変えない。その様子が俊樹は少し残念に思えた。
「たまには俺がお前の予想の先を行ってもいいだろうに…」
少女は化粧をしたり、変な髪形にしてまるで別人になったわけではない。
その変化は一般人からすると何のことは無い変化だった。
しかし、この場合透は驚くはず、いや驚くべきなんだ。俊樹はそう思った。
灰色の厚手のセーターに、黒のスカート。
同じく黒のストッキング、靴は白でいずれも無地…
ユニクロあたりでそろえたら全部で1万円もいかないだろう。
その地味な服装こそ今の少女の姿だった。
「かわいいな。地味だけどすごくよく似合ってる。これがこの子の色なんだ」
忌まわしきカムショットという魔物はあのバッグの中に封印されたのだ。
少女はゆっくりと歩いてくる。そうだ、もう怖いものは無いのだ。
ただその黒く澄み切った瞳は相変わらず愁いを帯びて見えた。
「透…言えなかったけどさ…俺の説明聞いたら俺がちゃんとあのバッグの中身、
彼女の私服だって予想してたのわかると思う。後出しじゃんけんじゃないって証明するよ」
透はだんまりを決め込んでいる。俊樹はかまわず続けた。
「聞けよ、透!あの子は多分新しく買った服で出かけたかったんだ。
あの頃の少女なら誰でもそういう願望はある。決して客観的には大した事ではない冒険…
ついでに好きな本でも買おうって思ったんだ。
ただカムショットってのが、あんな卑猥な意味だなんて知らなかった。
だから帰りの電車は不幸な偶然だったんだよ」
「で……偶然コインロッカーがあって、偶然鍵が開き、中に偶然自分の服が入ってたんか?」
ようやく透が口を開いた。
「違うよ。ここは多分あの子の家の近くなんだ。家に置いときたくない物とかをここに置いてるんだよ。
あの服は彼女にとってちょっとした冒険。
家からここに来るまでに誰かにおかしな目で見られたら、すぐ着替えるつもりだったんだ。
だけど不幸にもだれも気づいてくれなかった。だから大丈夫だと思って遠出しちゃったんだよ。
どうだ……これが俺の修正妄想説だ!!」
「修正って、何を修正するんや?」
「そんなことはどうでもいいだろ。
ともかく…あの子が誰かに服着せられてるとかよりはずっとまともな仮説だろ?
俺達はそんな狂ったヤツを妄想で創り上げてたけど、狂ってたのは俺達だったんだよ!」
「ああ俺は狂ってるよ。狂わんと勝てんからな」透は鼻で笑った。
「透…」俊樹は透の冷静さに軽く戦慄を覚えた。
ふたりが話に夢中になっている間に少女はコインロッカーの所に再び向かい、
魔物の入ったバッグを中にほうりこむと、魔法少女の呪文よろしく鍵を閉めた。
「なに!」初めて透が驚きの声を発した。
俊樹にはその驚きのタイミングこそが驚きだった。
「まあ…完璧にはいかないか。少々予想を裏切ってくれないと…
確かに俺の考えは不合理な点もあるが、これはそれとは違うしな」
透が平静を取り戻すのは早かった。
「それじゃあ、俊樹、あの子はお前の予想だと家に帰るんだな?」
「まあ…な。そりゃコンビニかどこかには寄るかもしれないけど…」
透の勝利を確信したような物言いに、俊樹は少し気圧された。
振り向くとある程度まとまった人の群れが押し寄せてきている。
淀にまた列車が到着したのだ。
二人はその波に自然な形で飲み込まれた。
少女も同じように飲み込まれた。別に今、人の視線は怖くない。
「まあすぐわかるよ。少なくともこの波に飲まれて競馬場に行くことは100%ない」
俊樹は言ったが、まるで脆弱な100%だな。透の目はそう言ってるように思えた。
淀駅から京都競馬場までは徒歩で約5分である。
目的地が巨大である上、この人の流れがあるから迷う事はない。
この5分で少女が流れに逆らわなかったら、それは自説の崩壊、透説の証明である。
「5分もあるんだ」最初はそう思っていた。
だが少女は流れに逆らわない。
決して競馬場を探す仕草は見せないが、別の目的地に行くようでもない。
3分が過ぎても少女は流れに身を任せている。
俊樹は焦り始めた。確率的にここまで目的地が重なるのはどれくらいなのだろう?
絶望的な確率に思えて俊樹は思考を止めた。
「曲がれ、この流れに負けるな」
俊樹は祈っていた。だが祈る時点でほとんど負けは確定しているものだ。
競馬場の入り口はすでに見えている。地獄の門だ。
「ああ」俊樹は覚悟を決めた。もうこのまま入っていかざるを得ない。
警備員の姿が見える。
「おい門番、押し戻せよ。ここはこの子の来るところじゃないんだ」
その思いもむなしく、少女の姿は京都競馬場NO2ゲートに消えていった。
透は別に勝ち誇った顔はしていない。
当然という感じなのか無表情で少女を見ている。
俊樹はうなだれながら考えていた。
こんなところに12,3歳の少女が一人で来る合理的理由を。
だがそんなものはとても思いつかなかった。
この子がとてつもない不良少女である以外は……透の説を除いて。
少女は立ち止まりスカートのポケットから携帯電話を取り出した。
ひょっとして彼氏とかがいて、ここで待ってるのか?
変な所だがただの待ち合わせ場所か?俊樹はなぜか嫉妬してる自分に気づいた。
が…そんな心は一瞬で消えていた。
「そうや、持っとるはずや携帯を。それでいい!」
そこには目をぎらつかせる透の姿があった。
こんだけストーキングしてて
エロがこれっぽっちも出てこないのは
或る意味、才能かw
それは言うまでもないな。
序章から始まった、清楚な少女の行く末にまつわるエロい妄想が
次第に膨れあがっていくストーリー展開は秀逸の一語につきる。
エロ描写なしで、ここまでやるにはそこそこ才能がないとできないよ。
さりげないが、適切な文章表現がそれを可能にしていると思う。
明日は衝撃のラストかな。
予想外でなくてもかまわない。楽しませてもらったから。
真相から読み手の目を逸らす煙幕なんだろうけど、女の子のリアクションに対して
交わされるストーカー二人のやり取りがちょっとくどいかな。
でも話自体は面白いし、エロ+αの新しい可能性(うまく説明できなくてスマン)
を示唆する意欲作だと思う。
少女が通話している時間は短かった。
彼女の方から話している様子は無く、一方的に相手の言うことを聞いているという感じだった。
ただ最後に「はい…」とか細く言ったであろう事は
読唇術の心得の無い前田透と荒木俊樹にも用意に理解できた。
「あの子がバッグをロッカーに入れた時、俺は何でやって思た。
カムショットは一度バッグにしまって、またこの競馬場で着る思とったからや。
せやけど携帯もっとったら問題ない。こっちで用意しといたらいいんやからな」
透は、自分の思ったとおりに事が運んでるのが嬉しかったのか、やや興奮気味に話し始めた。
「こんなものはいわゆる蹴躓くわけにはいかん小石や。
ええか俊樹、あの子が今普通の格好しとるんは嵐の前の静けさ、
女子バレーの前のジャニーズみたいなもんや」
俊樹は認めたくない気持ちがあったが、透の説明に本当は納得していた。
確かに考えてみれば補導されてしまうことだけは避けなければならない。
競馬場の補導員は主に二十歳前くらいの年齢層をマークしていて
この少女くらいの年齢だと親と一緒に来ているのだろうとスルーされやすい。
だがそれでもあまり目立つ格好をすると補導されかねない。
いったん「普通」の格好に戻す必要があるわけである。
「じゃあもう一回、あの子は別のカムショットを着るのか?
さっきの電話は受け渡し場所の指定?
だったらその時私人による逮捕とはいけないまでも
犯人の顔見れるな。俺はさっきの乗客の顔全て覚えてるぞ」
俊樹の口調はその気も無いのに何故か乗り気になっていた。
「いや、犯人はそんな馬鹿じゃない。携帯の利点はフルに活用するやろうな。
しかも多分、ヤツはこの競馬場のことよう知っとるよ。俺らよりはるかにな。
それくらいやないと、俺の相手としちゃ物足りんわ!
ただ…俺自身自分の説でおかしいと思うっちゅうか納得できんトコはあるんやが…」
「透!」俊樹は話の途中でそれを遮り、あごで少女の方を指した。
少女はパドックの横を通り過ぎようとしていた。
ふたりは当たり前のように少女を追った。
しかし今日は有馬記念とは言っても、ここ京都競馬場が開催地なわけではなく
パドックは当然閑散としている。人気の少ない中での尾行は注意が必要だ。
どうしても少女との距離は長くなった。
俊樹は少女の姿を見失いかけたが、透はしっかりと粘着していた。
「なあ俊樹、言いかけたけど俺が疑問なんはこれなんや」
透はからっぽのパドックを指差す。中央に木が一本だけ生えていた。
「何で犯人はここでG1やるときにせえへんだんやろ?
有馬言うても馬はでっかいスクリーンの中でしか走らん。
そりゃ馬券買えるし、家で見るよかいいけど、肝心なんは人の数やろ?
天皇賞とか菊花賞の方が人は多いで。
電車の中と違て競馬場は広い。
人が多すぎてかえってカムショットが見えへんってことはないんや」
「お前にわからんものが俺にわかるかよ…
それにしてもあの子何処行くつもりなんだ?こっちは何も無いぞ」
透はふ…と軽く笑いながら答えた。
「何も無いからこそ、何かあるんだろうよ」
「はあ…?」
木々の間から川の流れが見えると、そこに確かに何かはあった。
使用不可の看板を見るまでも無く、使えそうに無いトイレだった。少女は中に入る。
「ここに第2のカムショットがあるのか?」俊樹は尋ねる。
透は黙って頷き、聞こえるかどうかの声で呟いた。
「さあこい。俺の想像を超えるカムショットを見せてみろ!」
透は木陰になっている段差の所に腰かけ、
俊樹はパドックの角の柱にもたれ、二人は各々トイレの見える位置を確保した。
確かに透の言うとおり、犯人はこの競馬場をよく知っている。
あんな所に壊れたトイレがあることはほとんど誰も知らないだろう。
また…狡猾だ。それに残忍。連続バラバラ殺人とかの方がまだましに見える。
そういうのよりもコイツやネット掲示板等の方がずっと人の「悪」を感じることができる。
そして何よりコイツは実際に存在するのだ。もう妄想だとかの逃げはやめよう。
モラル破りでなく犯罪に手を染める勇気のある悪!それが今近くに確かに存在する。
「悪…そう悪だ…あいつらよりも」
俊樹の心には大学1回生の時の記憶が蘇っていた。
俊樹はいわゆるロリコンという人種が嫌いだ。
いや、というより人間自体が嫌いにもなった。
今はかろうじてその人種に限定、迫害することで、正気を保っているのかもしれない。
大学1回生の時、教師志望だった俊樹は同じ教師志望の仲間と飲み会に行った。
その席上、最初は理想の教育とかについて語り合ってたのだが、
酒が入ると何故教師になりたいのかという問いを巡って、若者達の本音が乱れ飛んだ。
「子供が好きだからだ」
最初の答えはそうだった。それだけなら何てことは無いが、誰かが
「俺は中学生くらいがいい」と言うと爆笑が起こり、
「俺小学生がいい」「俺はぺドじゃないから15,6歳くらいまでOKだ」
「お前らロリコン過ぎ。俺高校生でも物によったらイケル」
「14歳限定のわたくしは少数派ですか?そうですか」と展開されていった。
しかもこれはとても冗談で言えるものではなく、異常なリアリティを伴っていて
最後は自分は11歳とやったとか、俺は1桁とやったとかの武勇伝に移行していた。
決定的だったのは根元という男が
「そりゃ子供とやるために教師になるんに決まってるやん。
それ程度の旨味なかったら誰があんな安月給でこき使われるねん?」と言った事だった。
これに俊樹は切れてしまい、根元を殴って場を後にした。
その後、爪弾きにされた俊樹は孤独になり大学にもあまり行かなくなってしまったのである。
「コイツは…コイツらは最低だ」
俊樹の心に怒りの炎がともった時、その扉は錆びた金属音とともに開いた。
「……!!」俊樹は声にならない。
一方透は少しおどけたような驚きを見せて言った。
「ほう…そうきたか…まてよ、これはあまりにも露骨…」
少女の体は、花柄の白い浴衣で包まれていた。
その背には素人が書いたような赤い文字が当然のように横たわっている。
その言葉「CUMSHOT!!」
パドック横では初老の男性3人が話をしていた。
どうやら淀駅の高架工事についてのようだ。
「子供の安全のためとか言うとるけど、結局は競馬場に近づけたかったんちゃうの?」
「そやそや、まあ結局淀はお馬さん様様やっちゅうこと」
「まあワシ等が何言うてもなあ………!!」
ひとりの男性がある異変に気づくと、他の3人もつられてそちらを見る。
「………なんやあの子」
「えらいべっぴんさんやな」
「おいおい、それよか寒ないんかい?」
コツコツと下駄の足音を立てながら、
一人の少女がパドックの横を通り過ぎていく。
花柄の白い浴衣を着て、右手で左の袖口をつかみながら。
背には赤い十字架を背負っている。
良く見ると、花柄と思えた模様は、
1つ1つが「CUMSHOT!!」でできていた。
俊樹はもう隠れたりなどしない。ただ見送るしかなかった。
透は片ひざを着いて考えこんでいる。
「何故や?何でこんなに…過剰すぎる…これは失敗やろ?」
また犯人について思考しているのだろうが、俊樹はもうどうでもよかった。
早く少女を救ってやりたい。自分のコートをかけてやりたい。
仮に声をかけて勘違いでもいいじゃないか?
犯人に逃げられようと知るものか。
行こうあの子のところへ。
そして終わらせよう、こんな気違いじみた茶番を!
俊樹はコートを脱ぐと少女の所へ歩き始めた。
支援
京阪電車内と違い、この浴衣に対する反応は皆早かった。
有馬記念の勝ち馬投票権の締め切りが近づき、客はそれほどいないが、
少女の存在に気づいたものは、誰もが振り向いている。
前を良く見ていなかったのか、少女は競馬グッズを売る出店にぶつかった。
はずみでディ−プインパクトの小さなぬいぐるみが落ちた。
少女は拾い上げると、しゃがんだまま埃を払った。
おしりの綺麗な曲線が浮かび上がる。俊樹は思わず唾を飲んだ。
少女は「すいません」と一言言って元のところに戻す。
その時少女には何故か笑顔があった。
だがその笑顔はこの場にあまりにも不釣合いだった。
俊樹はコートを脱いだものの、その場を動くことができなかった。
金縛りにあったような感覚、それは遠巻きにみていた皆が感じたものだった。
だがその時、俊樹の時間は解凍した。
後ろから肩を叩くものがいたからである。
「透…」振り返ると彼の表情には笑みがあった。
それはさっきまでのぎらついたそれとは違い、温かみのある笑みだった。
「わかったよ。今から全て終わらせる」
透は少女の方に目をやると、軽く会釈した。
「わかったって…犯人が誰かわかったのか?」
当たり前の事のようだが荒木俊樹は尋ねた。
「いや、誰が犯人かはわからん」
前田透は悪びれずに答えた。
「じゃあ動機とかはどうなんだ?」
「それもはっきりとはわからん。言わな殺すっちゅうなら言うけど、当てずっぽうになる」
「おいおい。じゃあ何がわかったんだよ。」
俊樹は拍子抜けした。
「犯人の居場所と、これからしようとしてることや。」
「はあ…?今あの子をあんな目にあわせてる、これがヤツの目的じゃないのか?」
「ああ…俺も最初はそう思った。
そやけど辻褄のあわんおかしな事が多すぎるんや。
見てみい、今のあの子は背中のカムショットなんてそんなに注目されてへんやろ?
浴衣こそが今、彼女が好奇の目を注がれてる理由やん。
どう考えてもあの浴衣は過剰なんや。主張しすぎてカムショットが何も喋れへんやん。それやのにやたら細部にこだわったりしとる」
そう言われればそうだ。だがそこから何がわかると言うのか?
俊樹にはまるで検討もつかない。透はそれを察して言う。
「この2番目のカムショットは撒き餌や。ただ単に注目を集めさせる為だけの物や」
だんだん透の口調が早口になってくる。ここに長居はできないとでも言いたげだ。
「俺には犯人の意図が見えとる。もう行くわ」
「おい透!」俊樹の呼びかけにも答えず、さっさと駆け出していった。
「すまんな、俊樹。お前が苦しむのはこの事件が終わってからかも知れへん」
心の中でそう呟いていた。
「それにしてもこの犯人は狂っとる。この俺をしてここまで苦しめるとは…
普通の奴が相手やったらあンたの犯罪は既遂に達してたやろ。相手が悪かったな。
そやけど逆に考えたら未遂で終わるんやから、あンた、ついとるんちゃうか?」
透は走りながら犯人やこの「事件」について考えていた。
推理には確信がある。問題は証拠だ。それを隠滅されないかどうか?
「ぎりぎりまで待って行けば問題ないやろうが、ゴタゴタしとったらえらいことになる。既遂に達してから逮捕しても、この事件の場合、全く意味ないんや。
絶対未遂で止めなあかん。何ちゅうても犯人が逃げようって思とらんのやから…」
透は時計を見た。が、それと同時に場内アナウンスが入り、
有馬記念の勝ち馬投票が締め切られた事が告げられた。
「いかんな…もう時間がないわ。急がへんと…」
視線をコースのゴール付近にある巨大モニターに移す。
「まあ多分ディープが最初にゴールするんやろが、そんなことはもうどうでもええ。
しっかしホンマに犯人さんよ。あンたとんでもないこと考えたなあ。
俺も解くことは出来ても、自分ではそんな犯罪よう考えつかんわ。
成功しとったら犯罪史に残ったんちゃうか…
少なくとも独創性って意味ではトップレベルやろ?
惜しいなあ。そんなもん一生で一度見れるかどうかやろ。成功させてやりたかったなあ」
そう言った後で冷たいものが走った。
「俺が何もせんだらそれだけでこの犯罪成功するやん」
悪魔のささやきだった。しかし今の透にはこれを払いのける力があった。
正確に言うと消極的に犯罪を幇助する勇気がなかった。透は予定通りにやることに決めた。
だが事は決して透の思うように簡単には運ばなかった。
備えという意味で透はあまりにもナイーブに過ぎた。あまりにも迂闊だったのである。
支援!
おもしろ杉w
長い前振り
少女はゆっくりと歩いていた。
場内の勝馬投票権販売所はまだレースが始まっていないこともあり、
投票が締め切られた事で少なくなったが、ある程度の人は残っていた。
それらの人々は少女に気づくと、皆驚きの顔を隠せなかった。
そんな中を少女は歩いていく。
「明らかに目的地があって、そこに向かって歩いている」俊樹はそう感じた。
誰も声をかけるどころか、近づくことさえ出来ない。
驚きの表情を浮かべる人の中には、さっき電車の中で見た顔や、見知った顔もある。
「あの男は、確か…」
補導員だ。俊樹はすぐにわかった。
2年前、まだ18歳だった俊樹は、透にここに半ば無理やり連れてこられた。、
初めての競馬場であの顔に呼び止められたのだ。
彼はふたりに年齢を聞き、直後に干支を聞いた。
年齢はすぐに答えられても、干支がすぐ出てこないとおかしいというやり口である。
この時は透が全く自然に答えたので、それ以上の質問はされなかった。
その補導員も少女に気づいていたが固まっていた。
「大丈夫だ。」俊樹は思った。
少女はこの広い販売所のスペースを抜けると、階段を上った。
巨大なスタンドとざわめきが少女を待ち受けていた。
少女は正面の巨大なモニター方向に、吸い込まれるように歩いていく。
中山競馬場の様子を写すそのスクリーン上には、
日本競馬史上最強と言われる馬の最後の勇姿があった。
少女は最前列まで進んでいって止まった。かなり目立つ場所だ。
実際新たに少女に気づいたのであろう人々のざわめきが俊樹にはわかった。
「レースが始まりさえすれば、観客は立ち上がりモニターに釘付けになるはず。
この興奮の中なら、そうは注目されないだろう…
終わったら終わったでしばらくは結果の方に関心は向くだろうし、
始まりさえすればいい。始まるまで耐えればなんとかなる……はず」
俊樹の願いが通じたのか、その時、お馴染みのファンファーレが鳴り響いた
第9レース第51回有馬記念が始まろうとしていた。
「思ったとおりだ。犯人は計算が狂ったな」俊樹はそう思った。
ファンファーレが鳴った後は、観客はモニターに見入っている。
手前にいる少女の事などあまり気にしていない。
それがたとえ12月に、
背中にカムショットと書かれた浴衣を着ているとしても。
ゲートが開き、各馬は一斉にスタートした。
アドマイヤメインが次第に差を広げ始める。予想通りの展開だ。
ゼッケン4番はまだ後ろに待機していた。
「犯人は失敗した」そう思った俊樹だったが、レースが始まると逆に不安感は増した。
これまであの透すら苦しめてきた犯人が、自分に予想されるようなミスを犯すだろうか?
それに、透は撒き餌だと言っていたが、それなら犯人の真の狙いは何なのだろう?
そしてなにより、どうすればこの少女を救ってやれるのだろう?
「とりあえず、近づくしかない」俊樹はそう思った。
アドマイヤメインはリードを10馬身以上にひろげていた。
まるで往年のツインターボのようだ。
俊樹は誰もがモニターに注目するこの時間を利用して少女に近づいた。
もうさっきまでの近寄りがたいオーラはない。
こちらの距離は1馬身ほどに縮まった。
少女は巨大モニターを見上げている。その目は相変わらず悲しげだ。
「おいディープやばいんちゃうか?」
「アホ…予想どおりやんけ。終わったら圧勝やって…そやないと…ああ考えとうない!」
少女の一番近くにいる中年男性二人も少女のことは気にしていないようだ。
が、そのとき俊樹はあることに気づいた。
「CUMSHOT!!」と書かれたその背には下着の存在が感じられなかった。
よく見ると…代わりに肩甲骨の存在が赤い文字の間から透けて見えた。
「まさかこの子…」さらに俊樹は少女に近づく。
傍から見れば明らかに不自然な、互いの息遣いさえ感じられる距離まで来た時
俊樹の予想は確信へと変わった。
ほんの一瞬である。
ほんの一瞬ではあるが見えたのだ。
少女のまだふくらみきっていない白い胸の谷間と、ちいさな淡いピンク色の乳首が。
「なんてことだ…今度は下着すら付けていない」
そういえば少女はこの浴衣に着替えてから、一方の手でもう片方の腕をずっと握っていた。
こうすればちょうど自然な形で乳房を隠すことが出来る。
もっともこんな服を着ている以上自然もくそもないのだが…。
この最前列まで来て前に人がいないことから、気が緩んで防御を怠ったのだろうか?
俊樹は見てしまってごめんよとばかりにそそくさと後ろに下がった。
このまま少女を放っておくわけにはいかない。
どうすればいい?話しかけて、はいそうですかで済むとは思えない。
だがその混乱の中で俊樹に1つの予感が芽生える。閃光は走った。
それは何故下着すら付けていないのかに対する答えだ。
この熱狂の中では例えこんな服装でも注目されない。それはここまでで証明されている。
だが注目される方法はある。
犯罪になるほどの方法を使えば否が応でも注目されるだろう。
残り1000をきるとアドマイヤメインは後続に大きく差を詰められる。
ディープインパクトには余裕がある。勝利はほぼこの時点で決まって見えた。
もうすぐスタンドはディープインパクト一色に染められるだろう。
だがそれに負けないディープなインパクトを与えることは出来る。
「何故浴衣なのか?何故下着すらつけていないのか?
……その答えはつまり………簡単に裸になるためだ!」
さすがにストリーキングをするものがあれば警備員に連れて行かれる。
そしてそれは噂となり、名前も知れ渡り、少女の人生は悲惨になってしまうかもしれない。
少女と犯人との間にどうしてこんな隷属関係が生じたのかしれないが、
こんなことをして、いいことあるはずないじゃないか。
だが同時に思う。まさかこんな馬鹿なことはするまい、考えすぎだと。
所詮俺などが透の真似などできるはずがないのだと…
アドマイヤメインは完全に馬群に沈んだ。
武豊の鞭が入る。やはりディープインパクトだ。戦える敵はいない。
「来たぞ。やっぱディープインパクトや!」
「よしこれは勝ったやろ。大勢は決したで」
あちこちから歓声が聞こえる。俊樹もモニターに目を移した。
だがそのとき少女は腰紐に手をかけていた。
俊樹が少女から目を離したのはおそらく1,2秒くらいだっただろう。
その過失を咎めるように俊樹が視線を戻したときには、
少女は腰紐を解こうとしていた。
あけおめ支援
「だめだああああああああ!!!」
俊樹は少女に駆け寄り、持っていたコートをかぶせた。
そして少女のひざと肩を支点にして少女を抱え上げると、
そのままスタンド出口に向かって駆け出していた。
ほとんどの観客はモニターに釘付けだったが、
観客の中の数人はこの俊樹の凶行を驚きの目で見つめていた。
俊樹は上から見下ろしているこの観客を睨みつける。
もう自分でも何をやってるのかわからなくなっていた。
ふとわれに返り下に視線を落とすと、少女が驚きの表情を浮かべている。
二人の視線は初めて重なった。
後方では大歓声が起こっている。
ディープインパクトが有終の美を飾っていた。
う〜ん…
あけおめ。
結末が読めなくなるほどに緻密な構成が見えてきたね。
別に表現にこだわらなくても、思わずうなずいてしまう何気ない一文こそ
読者をのめり込ませる力を持っていることを実感させてくれる作品だと思う。
それだけにエロ小説スレでは良い意味で場違いのような気もする。
もっとストレートなお話の方がここの住人のウケはいいかもしれない。
作者がそれを求めているかどうかは別にして。
どうか完結させてホスイ。それが個人的な感想です。よろすこ。
ダラダラまとまりなく長いから
何が言いたいのか、どの視点で読んだらいいかもわからなくて
正直つまらない・・・というか途中で飽きてしまう
エロ差が少ないから余計そう思うのかもしれんけど
叩くと荒れるというが
これは叩かれても仕方ない
ディープインパクトのくだりは
「うまいこと言っただろ?」みたいな
したり顔が見えてきて、ちょっとなw
早くオチをつけてくれ
引っ張りすぎるのもどうかと思う・・・
初めて書いたらこういう一本調子な文章になってしまうのはしかたがないかと。
展開にメリハリ(強弱)をつけるのはけっこう重要だよん。
>作者氏
例えば、最初主人公だけで少女についていろいろ考えていて、
途中から友人が来て会話メインになるとか、
ちょっと変化つけてやるだけでだらだらした感じは結構消せる。
でも俺だったらはじめから友人削って主人公だけに役割をかためちゃうな。
そしたら今頃どんどん話進んでると思う。
そういう高速展開向きの話じゃない?
「ここなら大丈夫だ」
荒木俊樹は勝馬投票権販売所を走りぬけ外に出ると、
木陰で目立たず、人のいない一隅を見つけ、そこに少女をおろした。
慣れないことをしたものだ。走ったのはたいした距離ではないのに息が上がっている。
おびえたような目で見つめる少女に、俊樹は息を切らしながら言った。
「すまない…びっくりしただろう突然で……
……心配いらない…よ………俺は……君の味方だ」
スパイ映画のような言い回しだったが、
俊樹の不器用な言葉に少し少女は安堵したように思えた。
理屈では無く、なんとなく相手に安心感を与える声がある。
俊樹の声もそうだったのかもしれない。
俊樹は続ける。
「だけど…どんな事情があるのか知れないけどさ、
…あんなことしちゃいけないよ!
君はこんなにかわいいのに…は…裸なんて…」
語尾が小さくて聴き取りにくかったが、少女は「裸?」と復唱すると
慌てて右手で胸元を押さえ、少し顔を赤らめていた。
俊樹は息を整えている。少女は下を向いてしまった。
二人の間に変な沈黙が流れる。
が、しばらくすると少女は思い出したかのように腰紐をゆるめ、
中から携帯電話を取り出した。
「…あ!」俊樹はしまったと思った。
さっき少女が腰紐に手をかけていたのは、携帯を取り出すためだったのだ。
早まったことをしてしまった。
だが、少女の電話に怯える姿を見て、そういう後悔は一瞬で消えていた。
代わりに闘争心のようなものが沸いてくる。
この電話をかけてきたのは…おそらく犯人だ。
またどんな無茶な要求をしてくるのか?
終わらない悪夢への怒りが俊樹を動かせた。
「ごめん、ちょっと」
俊樹は少女から携帯を奪うと、小声で「はい」と応答した。
その声はひどく疲れているように感じられた。
「えらい出るんに時間かかったやんけ…58回もコールしたで」
俊樹は何も言わない。
「まあええ…とっとと用件を言うわ」
その声は一方的に話を始めようとしていた。
俊樹はその傲慢さに腹立ちを覚え、怒鳴った。
「お前、何考えてるか知らんけど、もうこんなことやめろよ!
何でこの子がこんなに苦しまないといけない?いい加減にしろよ!」
男は沈黙した。
横に目をやると少女は不安げに俊樹を見ている。
ただその不安は通話内容に向けられており、俊樹を味方と認識してるように思えた。
それが俊樹には少し嬉しかった。
沈黙を破ったのは、相手の意外な言葉だった
「お前…俊樹か?」
「え…」
興奮していた俊樹には相手の声を識別する能力が欠けていた。
冷静になれば友人の声くらい判別できたはずだった。
「お前…透、本当に透なのか?」
「ん、ああ…そや」
「どうしてお前があの子のところに?
いや、どうしてあの子の番号を知ってるんだ?
それに…どうなったんだ犯人は?」
透はそうせかすなよとばかりにため息をつき、ゆっくりとした口調で話し始めた。
「なあ…俊樹……
……人間、………思ったようにはいかんもんやなあ」
「ああ?なに言ってるんだ」
「自分では完璧やと思とった事があっさり破られる。
逆に………負けやと思た時に勝ってしまう。
俺は自分の未熟さを思い知らされたわ………」
その口調に俊樹は不安感をつのらせる。
「どういう意味だよ…透?
わかった、これで終わらせるって言ってただろ?」
透は軽く笑った。
「ああ終わったよ。犯人は死んだ。」
「え?」
「そうや…奴は自殺したんや。
ああ、そうそう。そこにあの子おるんか?
おるんやったら代わってくれ」
「自殺?」
俊樹は少女を見つめた。少女も俊樹を見つめる。
自殺という言葉に少女はびくっとしたようだが、俊樹に渡され携帯を取った。
「あんた、碓氷雪絵さんやね?」
透は少女に語り始めた。聞いたことが無い異様にやさしげな口調だ。
「え…あ、はい」
「安心しいや。三島達彦はもう死んだで。
これからはあんたも、あんたの母さんも何も心配せんでくらせるんや」
少女は複雑な表情を浮かべている。
ただ半信半疑ながら、どちらかといえば
ほっとしたような感情が勝ってるように思える。
少女は携帯と耳との間を少し空けて、俊樹にも聞こえやすくしているので
この会話は俊樹にもよく聞こえた。
こんな状況で、細かい配慮のできる子だな。俊樹は思った。
「あ、もっぺん俊樹と代わってくれる?用事があるんでな。」
俊樹は携帯を受け取った。
「俊樹、今から俺のおるトコまで来てくれ。
全部説明したるわ。それと…まだやらなあかんこともある。
手伝ってくれ。急がんとあかん事もあるしな…
場所は…たぶんわかりにくいやろし、説明したるからこのまま電話きらんと来い」
「そうか。わかった」
俊樹が目配せをすると少女はコクリと頷いた。
俊樹と少女は透の誘導に従って透のもとへ向かった。
「ここは…」
二人が案内された先に待っていたものは、異様な光景だった。
大小無数のモニターが並び、そこで人々はせわしなく仕事をしている。
床には頭から血を流し、倒れている男がいる。
その横に透が立っていた。
「コイツが三島…達彦?…この事件の犯人?」
少女は思わず顔を背けた。
俊樹は初めて見る死体におびえながらもその顔を確認する。
「う…」
それは電車内で見た顔だった。
浅黒い肌にこけた頬、年は30代くらいか。その他あまり特徴はないが
少女の近くで確かに椅子の端の方に座っていた。
「来たか。あんまし時間ないし、手短に話すわ」
透はそう言うと、俊樹の肩を抱き、少女から引き離すように部屋の隅に向かった。
「これが三島…犯人の真の狙いやったんや」
そう言って透が取り出したのは、放送用テープだった。
「俊樹、パドックで俺がおかしい点があるって言ったこと覚えてるか?」
「え…」
不意の質問で少し面食らったが、俊樹は記憶をたどった。
「なんだっけ…えと…
…ああそうか、確かお前、犯人は何故ここでG1開催するときに
やらないのかって言ってたな」
「そうや。中山でやる有馬より、どう考えてもここでやる菊花賞とかの方が
人が多いし、犯人の目的に合致するはず。
あのパドック見とったら余計そう思う。
今は誰も注目してへんけど、ここにディープがおったら全然ちゃうのにってな」
「そりゃそうだろう…でもそんなことそんなに重要なのか?」
ふつうなら重要やない。俺もそん時は犯人があの子を強制下に置いた時期が
ごく近いって考えることで一応の説明をつけてたんや。
ただどうしても納得できん。この事件の異常さを考えるとな。
あの浴衣見てこの疑問は頂点に達したわ。
…そやけど…この疑問…これが逆に突破口になったんや」
透は少し激してきた。俊樹もそれにひきこまれていく。
「ええか俊樹、ここが一番大事なトコや。
確かにここでは有馬はやらへん。人は少ないやろ。
それでも注目度って意味では有馬は最高や。ディープのラストランもある。
ある程度の人出は期待できるやろ…
そして…ここで開催せえへんことが逆にいい点もある。
注目って意味でな。わかるか俊樹?」
俊樹は黙って首を横に振った。
「ここで開催するとき、スタンドの観客は何を見る?
馬やろ?お馬さんやろ?目の前で実物の馬が走っとるのに
それ見やんとボケーっとモニターばっか見つめとる奴なんておらへんやろ?」
「あ…」
透の持っていた放送用テープ…そしてこの場所…
俊樹にはおぼろげに透の言いたいことがわかってきた。
その顔を見つめ、透は少し笑って続ける。
「逆にここで開催せえへん時、観客の目はどこに集まる?
モニターや。みんなそこを見るやろ?
そこしか頼るものがない状況、視聴率100%、
究極の街頭テレビがそこにある!」
透が指差した先にはスタンドの巨大モニターがあった。
俊樹は透の手にある放送用テープを見つめる。
「そうか透…それじゃあ犯人の目的は…」
「ああ…わかったようやな。
テープや。このテープをみんなが注目する中で流す事や。
競馬場モニター、有馬、ディープラストラン、そのMAXでな」
俊樹はすべてを理解した。いや、ある重要な一点を除いて。
ただその一点もある程度の予想はつく。
その恐ろしい想像を振り払って俊樹は尋ねた。
「じ…じゃあそのテープの中身は…?」
透は軽く笑った。
「安心しろ、俊樹、この中にはお前の思ったのとは多分違うもんがはいっとるで。
まあ…俺も観る前はおんなじ事考えとったと思うがな
そやけど、これは逆にこの事件の深さを物語るもんやった。
あの子、碓氷雪絵にはとても見せられへんものや。こっちこい」
透は少女にちょっとだけ待っててと言うと、
俊樹をともない放送室の奥の部屋に入っていった。
透はこの狭い部屋に入ると中から鍵を閉めた。
「これはまだこの現場で俺しか見てへんテープや。
この事件の全てを映すような短いけどえぐいテープやで。」
この部屋には普通のテレビくらいのモニターがある。
透はテープをケースから取り出しセットすると、再生ボタンを押した。
俊樹は息を殺す。
暗い部屋の中でそのテープは静かに回り始めている。
よく見るとそのテープには
「CUM Kanako Usui」という赤い文字が刻まれていた
画面に女性が映った。着物を着ている。
20代半ばくらいだろうか、色白で華奢な驚くほど綺麗な女性だ。
撮影場所は和室だ。窓の外には庭も見える。
池や灯篭もある。普通では考えられないほど広いように思えた。
女性はしばらく黙っていたが、これを撮影している男に言われ本名を明かした。
「私の名前は、碓氷…碓氷佳奈子です」
「それを証明できるものはありますか?」
「はい…」
そういうと女性は免許書と巻物のようなものを取り出しひろげた。
そこには江戸時代からの先祖の名前が記されている。家系図だ。
女性はその下から2番目を指差す。「佳奈子」と書かれていた。
その下には「雪絵」の文字もある。するとこの女性はあの少女の母親なのだろう。
確かに言われてみると似ている。
それにしても若く、美しい。とても10代の子供がいるようには見えない。
俊樹は考えた。このテープ、見たところこの家は相当の金持ちなのだろう。
それにおそらくこの家は昔からの由緒正しい名家だ。それくらい誰でもわかる。
そうすると、何かこの碓氷家にまつわる
重要な事を証明するためにとられたのだろうか?
だがその考えは数秒後に叩き壊される。
まるで俊樹の深読みを嘲るように。
再生後、30秒すぎくらいになると急に静かな曲が流れ始めた。
「何なんだ」俊樹は驚く。透はやたら真剣な表情になっていた。
画面には相変わらずあの女性が映っている。
あの少女に似た悲しげな顔をして…
「え…」気づくといつの間にか女性の後ろには男がいた。
男はおもむろに女性の胸を揉み始めた。
女性は嫌そうな顔をしているが、その表情がとても幼く見える。
男は手際よく女性の着物を脱がせた。
白い乳房があらわになる。やや大きめだが色素が少ないのか乳輪も美しい。
そのふくよかな乳房が荒々しく揉まれる。
「あん…」
女性はか細い声を発した。男はその乳房を吸い始めていた。
1分が経過すると曲が止まり急に画面が切り替わった。
男のモノを女性は咥えている。
巨根と言っていいそのモノを扱う顔は相変わらず嫌そうだが
玉の扱いや竿のしごき方は手馴れてるように見えた。
1分15秒。
画面はまた切り替わる。
膣である。男に指でほじられ、舐められる局部のアップが映されていた。
使い込まれてる様子のない美しい花弁を見て
「子供生んだとはおもえんやろ?」
奇しくもさっきの俊樹の感想と同じ事を、透は真剣な顔で言った。
1分25秒。
挿入シーン。
局部とそれを見つめる女性の顔がうまく同時に映るよう撮られている。
どちらかといえば、女性の表情をカメラは重視しているようだ。
ゆっくりと腰がふられ始めた。
1分40秒。
二人は激しく絡みあっている。
何度も画面が切り替わっているが、
局部がよく見えるように工夫されている。
何台ものカメラを固定して撮影しているのがわかる。
男も撮ることだけでなく楽しむことに重きを置いているのか
「かな…佳奈子…好きや…ずっと愛してきたんや」
と言っている。思いのたけをぶちまけている感じだ。
女性の顔はさっきまでと違っている。
演技かどうかを見分けるのは難しいが、この顔は感じている顔だった。
松葉崩しのような体勢が終わると、騎乗位に入った。
これもカメラがうまい。
背後から結合部分がよく見えるように撮っているのと
正面やや斜めから女性の乳房のゆれを重点に撮っているのが
バランスよく組み合わされている。
女性のふくよかな白い乳房は弾むように揺れている。
「ああ…ああん!」もう明らかに自分から腰を振っていた。
早くまとめて終わらせてくれ
いい加減うざいぞ
2分10秒。
正常位。
男の腰の振りが激しくなった。
「ああ…ああああああ!!」女性はもう絶叫に近い声を発している。
絶頂に達したようだ。
男は女性の膣からモノを抜くと、彼女の乳房に挟みしごき始めた。
竿の長さもあり、豊満な乳房に亀頭は隠れなかった。
いやらしく突出したその黒光りするものを見て女性は軽く笑ったが、
その瞳はすぐに閉じられた。
その美しくみだらな白い顔や黒髪に男の精液が大量にかけられていた。
2分30秒。
女性は満足そうな顔で竿に残った精液を舐め取っている。
男は女性の名を何度も呼んでいた。
「佳奈ちゃん…かな…佳奈子」
テープはこの後1分ほど続いていた。
それはまさにダイジェストという感じで、
この碓氷佳奈子がいかされるところばかりを集めたものだった。
アップテンポな曲にあわせて胸にかけたり、中に出したり。
セックス何度分がつまっているのかわからなかった。
俊樹は呆然としている。
そんな俊樹に透は賛同を迫った。
「2分30秒でいっとる。
これ編集、明らかに有馬にあわせとるで。
どうせやったら、最後に騎乗位にしたらいいのになあ」
あけましておめでとうございます
年末からこのスレを占拠してしまって申し訳ありません
まだ話は続きますが批判が多いようですので
完成までいきたかったですが、ここで一度終わらせたいと思います
作品としては一応完成させるつもりです
エロ舐めてんじゃねえよ! おまえのはエロでも官能でもなんでもない。
「エロシーン”も”入っているラノベ」だ。 二度と来るな!
まあまあそう尖りなさんな、よく言うだろ?
枯 れ 木 も 山 の 賑 わ い
何も投下されないよりましだから温かくいこうや
ピースさんも少しエロの範囲を考えれ
お笑いは[エロ漫画小説]とはちっとちがう気がするから次回よろしく
工工エエエエエ('Д`)エエエエエ工工もうやめるの?
ちょっと言われただけで打たれ弱いぞ
せっかく才能あると思ったのに、
そんなんじゃいい作家になれねえぞ
よかったよ。
単純エロなお話じゃないんだから、エロしか頭にない
住人の感想なんて気にすることないと思う。
もしも一気に読破できるような形でどこか別の場所にうpされていたら
違う評価を得ていたはずだから。
こんな面白い小説をここで読めるとは思わなかったよ。
ここまで投下したんだから、単細胞なカキコなど気にせず
いっそ最後まで完結させてはいかがですか?
読みたい人俺だけじゃないみたいだし。
エロの感じ方は人それぞれ
俺なんかはこういう書き方好きだった
シリアスなのかふざけているのか、微妙な感じでどうなるのか引き込まれた
エロはこうあるべしってのをぶち壊すような意欲も感じた
>>542さんも言っているけど一気に読めればなあと思う
結局みんなダラダラ感としょぼいエロっていう感想だろw
>>542 板名よく見ろよw
うわwwwIDアホてwwwwww吊ってくるわwww
もし、この先が女の子が絡んでのどんでん返しドエロ展開だったら
うざいと言ってたやつらは戦犯ものだぞ。
あからさまなスレ違いじゃないんだから黙って見守れ。
俺はダラダラ感よりも騙し討ちにあわされた感を感じた。
ここにはエロを求めてるわけでさ、普通にサスペンスが読みたきゃ書店行くかサイト巡りするよ。
戦犯て…
腐っても小説スレの住人ならふざけて使うべきでない単語くらいわきまえろ
あとピースさん
>完成までいきたかったですが、ここで一度終わらせたいと思います
>作品としては一応完成させるつもりです
いやらしい誘い受けで引き止めてもらいたがってるんでなければ
完成品の保管場所を知らせるのが筋
面白かったので最後まで読みたいです。純粋に。
私も以前は投稿してたけど、読み手が思うよりも書き手は何倍もの
労力と時間を費やして書いてるんですよ・・・。
その辺をわきまえれば、もう少し書き手さんに敬意を表してもいいのでは?
少なくとも気分良く投稿させてあげる位の配慮があってもいいのでは・・・?
もういいよ
次の作品を待つ
>>551 例えば、場所を考えない迷惑路上ライブでも、気持ちよく歌わせてあげないと、
歌うのって労力必要なんだよ、ここは公道だから歌うのは自由だよ、て言いたい?
実験作なら自サイトか短編でやれば問題が少なかっただろう
今回氏のスレの許容範囲の読み違いは残念だった
でも途中で投げ出して影で続きをにおわせる厨っぷりで何もかも最低。もういらん
迷惑路上ライブが迷惑である理由は、歩行者の中に、聴きたくもない歌が
耳に飛び込んできたり、通行を妨げられたくないのに、妨げられたりする人が
いるからだ。
だが小説の場合は読まない自由を選べる。
ここならNGワードに作者のトリップでも設定すればOKだ。
その意味で
>>553 の迷惑路上ライブの例えが全くの的外れであることがわかる。
さらに
>>553 は、作品がスレの許容範囲の読み違いであることを判断できるくらい
読み下してしまっている。
あえて的外れの例を続けて言えば、わざわざ立ち止まって音楽を最後まで
聴いたあげく、「お前らのライブは歩行者の迷惑だから立ち退け」とクレームを
つけるに等しい。
ライブ演奏者からは「じゃなんで立ち止まって最後まで聴いたんだ?」の一言で
片付けられて終わりだよ。
極端な議論は意味がないぞ。
議論以前の問題として、的外れのレスつけた時点で、投稿の意味なんて
失われてるよ。
小説スレにうpされた作品を最後まで読んだのなら、それに対する感想を
カキコすればいい。
途中で投げ出して影で続きをにおわせる厨っぷりがどうのなんて
そんなこと作品の内容と一体何の関係があるんだ?
>>553 の言葉を借りれば、
苦労して書き続けてきた来たであろう小説を投下してきた作者を気遣う
>>551 のようなレスに対してなされた
>>553 みたいなレスのことを、
何もかも最低って言うんだよ。
投下してみます
【タイトル】CLAP BLACK
【エロ内容】 普通
【ストーリー内容】 学園もの
【ターゲット属性】 同級生他
高校生の妄想のようなチープな話になっちゃうかもしれませんが。
モテナイ男が突然言い寄られ・・・。
持田広樹はいわゆる非モテな男だった。
高2になるいままで、当然彼女なんていたことはないし、そもそも女性とまともに話したことも数えるほどしかなかった。
顔もいまいち、背も低い、スタイルもファッションセンスもダメ、勉強もスポーツも苦手だし、
得意なことといえばマイナーな漫画とゲームの知識くらいだった。
いじめられるというところまではいかなかったが、クラスの女子からはあからさまに避けられていたし、
広樹自身もそれは仕方のないことだと半ば諦めていた。
とある放課後の掃除時間、広樹は三上清香とゴミ捨て当番になっていた。
清香は化粧も髪型もいつもばっちり決めているタイプの女子で、広樹との接点はひとつもないような女子だった。
可愛いというよりも美人。街中で見かけたらちょっと振り返って見てしまうくらいの容貌だった。
ただし性格はきつく、口も悪く、ワガママ。広樹が特に苦手とする手合いの女子だった。
いつもなら広樹一人にゴミを押し付けられていたのだが、その日は学園祭の後片付けのためにゴミの量が多く、
また他の生徒もそれぞれに後片付けの仕事があったため、清香と二人で焼却炉までゴミを持っていくことになった。
焼却炉は校舎から少し離れた旧部室棟の近くにあるため、けっこう歩かなければならない。
広樹はともかく、清香は歩いている間中ブツブツと不満を垂れていた。
焼却炉に付き、広樹は持っていたゴミを炉に投げ込む。
「なんであたしがこんな仕事しなきゃならないのよ。しかも持田なんかと一緒に・・・」
その間も清香はわざと広樹に聞こえるような声でそんなことを言っている。広樹はそういうのも慣れっこだった。
口笛を吹いたり、舌を鳴らしたり、指を鳴らしたりして、聞こえない振りで聞き流していた。
ふと、清香の罵声が止んだ。
広樹が不審に思って振り返ってみると、清香が手に持っていたゴミの袋を落とし、その場にしゃがみこんでいる。
「み、三上さん?」
広樹は二、三歩清香へと歩み寄った。清香はうつむいたまま、少し粗い息をしている。
「ど、どうしたの? だいじょうぶ?」
広樹が問うが返事がない。それ以上近づくとまた何を言われるのかわからなかったが、
しかし苦しそうな清香を放っておくわけにもいかない。
恐る恐る、清香の側まで行ってしゃがみこみ、清香の顔を覗き込む。
そのとき、清香がふと顔を上げた。その顔は、いままで広樹が知っていた清香の顔とはまったく違っていた。
大きな瞳が濡れて潤み、真っ白な頬が赤く蒸気している。
うっすらと汗をかき、軽くウェーブがかかった髪が額や頬に張り付いていた。
軽く開いた小さな赤い唇の間から、熱い吐気が出入りしている。
「だいじょうぶ!? 顔真っ赤だ・・・」
広樹が言い終わる前に、清香が飛びついてきた。
清香の細いしなやかな両の手が広樹の頭を掴みグイと引き寄せる。
広樹は抵抗する間もないまま清香に引き寄せられた。清香の顔が接近し、その唇が広樹の唇を奪った。
「んっ・・・! んっ・・・!!?」
広樹はあまりに突然の出来事に混乱していたが、清香は目を瞑って広樹の頭を抱きしめたまま離そうとしなかった。
広樹にとってはもちろんファーストキスだった。
清香の唇が広樹の唇をまさぐり、吸い付き、時に軽く噛んでは味わっているようだった。
30秒ほどのキスの後、清香が広樹から離れた。広樹のすぐ目の前に清香の顔がある。
いつものツンケンした感じのない、とても可愛らしい感じの清香だった。
清香は立ち上がり、広樹の手を取って言った。
「きて・・・」
広樹は相変わらずわけがわからなかったが、清香に引かれるがままに旧部室棟の木造の建物の方へと歩いていった。
旧部室棟は、昨年までは部室として使われていた古い建物だ。
今年に新部室棟が出来てからは倉庫として使われている。校舎からも離れているし、
古臭くておどろおどろしい感じがするために今では人の出入りもほとんどない。
清香は広樹の手を引いたまま、その中の小さな一室に入っていった。
清香は何を思ってこんなところへ広樹を連れ込んだのか。
清香は部屋に入ると、扉に鍵をかけた。戸惑っている広樹をよそ目に、清香はますます顔を赤らめている。
今度は立った姿勢で清香が広樹の首にすがりつくように抱きつき、キスをしてきた。
広樹も思わずそれを受け止めて、清香の華奢な体を抱きしめる。
先ほどよりも激しく、ついばみ、吸い付くようなキス。
それでも物足りないかというように、とうとう清香の舌が広樹の口の中に入ってきた。
ぬるりとした舌の感触が、広樹の舌に触れる。絡みつき、吸い付き、時に噛んで、広樹の舌を味わっていた。
さきほどはじめてキスを体験した広樹には強すぎる刺激だった。
ひとしきり深いキスを終えた清香は、まだもの惜しそうな顔をしながら唇を放した。
二人の口の間にねっとりとした唾液の橋ができる。清香はそれを指で掬っておいしそうに舐め取った。
「み、三上さんどうしちゃったの!?」
さすがに異常ともいえるこの状況に、広樹は不安になってきた。
普段の清香なら絶対にこんなことをするはずがない。
肩がぶつかっただけでもすごい勢いで罵声を浴びせられたこともある。
体に触れるどころか、あまつさえあんなディープなキスまでも。
実は清香が密かに広樹に思いを寄せていて・・・なんてことがありえないことは広樹が一番良く知っていた。
清香の広樹に対する軽蔑は好意の裏返しなどでは決してなかった。しかしそれが今はどうだ。
清香はまるで恋する乙女のような表情で広樹を見つめている。これを異常事態と言わずしてなんと言おうか。
しかし清香は何も答えなかった。ただ広樹の顔をじっと見つめ、
にこっと・・・今まで広樹が見たこともないような優しい笑顔で、広樹に微笑み返しただけだった。
清香はそのまま広樹の足元にしゃがみこんだ。
また具合が悪くなって座り込んでしまったのかと思ったが、そうではなかった。
清香は今度は広樹のベルトに手をかけてはずそうとしはじめたのだ。
「ちょ・・・ちょちょちょっと待ってよ三上さん!」
広樹は腰を引いて逃げた。さすがにそれはマズい。それに怖い。
まだ童貞だった広樹は、あそこを人に見せる覚悟などできていなかった。
そもそも清香にそんなことをされるいわれがない。
あるいはこれは新手の嫌がらせなんじゃないか、などとさえ思い始めていた。
支援必要かな?
「ま、まずいよ。なんでこんなことするんだよ」
広樹がそう言うと、清香は上目遣いで不思議そうに広樹を見上げた。
「私、持田君のが見たいの。おねがい・・・」
濡れた瞳で懇願してくる。その表情を見る限りでは、嘘があるようには思えなかった。
「ね?」
再び清香がベルトに手をかける。広樹は諦めたようにもう抵抗しなかった。
不安はあるにせよ、広樹もこういうことに興味がなかったわけではない。
むしろ健全な青少年としておおいに興味があるところだった。
しかし、こんなわけのわからないシチュエーションでこんなことになるなんて、想像もしてなかった。
清香は手馴れた手つきでベルトをはずと、待ちきれないといった様子でズボンとパンツを一気にズリ下ろした。
ここまでの一件で既に臨戦態勢なっていた広樹のイチモツがぼろりと姿を現す。
清香は目の前に表れたそれをまじまじと見つめている。
「すごい、彼氏のよりもおっきい」
「ええっ! 三上さん彼氏いるの? そ、それってまずいんじゃ・・・」
「うふふ」
清香は広樹の言葉を聞き流し、右手を伸ばして膨れ上がった広樹のモノを掴んだ。
はじめて感じる陰部を触る他人の手の感触。触れられた部分から自分の鼓動が伝わってくるようだった。
「すごい、さきっちょいっぱい濡れてる」
そう言いながら、清香は左手の指先で先端に触れる。清香の白くしなやかな指先を、広樹の先走り汁が汚した。
清香はゆっくりとその先端の口の部分に指先を這わせ、しっかりと液をからみつけた。
その強い刺激に、広樹は「うっ」と情けない声を上げて少し腰を引いた。
清香が指を離すと、指先から先端につーっと白い液体の糸が伸びた。
清香はそのまま、いたずらっ子っぽい顔つきで広樹の液のついた指先をぺろりと舐めた。
「ちょ、ちょっと、そんなの汚いよ」
「汚くなんかないよ」
清香が広樹の方へと顔を寄せてくる。熱い吐息が竿にかかり、それだけでもすごく興奮してくる。
清香がゆっくりと口を開いた。唇の間に、さっきのキスの名残なのか、粘液質の唾液が滴っている。
そのまま清香の薄い唇が、広樹の真っ赤になった亀頭をくわえ込んだ。
「ああっ」
広樹はまた情けない声を上げてしまった。
口腔内の温かさ、亀頭を締め付ける唇、それは想像していたものよりもはるかに気持ちいい刺激だった。
しかも、広樹のものをくわえているのはいままで自分のことをさんざん蔑んでいた女子。
その女子がとてつもなく可愛らしく、色っぽい顔で自分の汚らしいものを咥えこんでいるのだ。
ビデオやアニメで見てきたフェラチオの構図。それが今現実に目の前に存在している。
それだけでもいってしまいそうになる。
しかし清香はそれだけでは終わらなかった。右手でぐっと根元を掴んだまま、顔を前後させはじめたのだ。
唇が陰茎を締め付けながらしごく。口の中では、清香の舌が断続的に先端の尿道口を攻めてくる。
清香の涎と広樹の先走り汁のまじった体液が、広樹の竿と清香の口元をねっとりと濡らしていく。
強く弱く、深く浅く、ときにカリに唇をひっかけるように、ときに先端に吸い付くように、
清香は丁寧に広樹のチン○を舐めていた。
童貞、もちろんフェラも初体験の広樹に、その刺激は強すぎた。
ものの3分もたたないうちに、広樹は絶頂へと向かっていた。
「あ、三上さん・・・も、もうだめ。出ちゃう、出ちゃうよ!」
広樹はそう言って逃げようとするが、清香は広樹のお尻を左手でぎゅっと掴んで逃がさないようにした。
手と唇でますます強く激しく刺激を与える。
「ああっ、い・・・くっ・・・!」
清香の口の中に挿し込んだまま、広樹の陰茎は激しく跳ねた。
熱いものが尿道を通り、先端から一気に清香の口腔内へと放たれる。
清香は放出がはじまってもまだ、モノを咥えたまま右手を激しく動かしていた。
若い童貞の射精はとどまることを知らず、清香の口の中は白い体液でいっぱいになっていった。
最初は口で受け止めていたものの、清香はとうとう耐え切れなくなって口を離してしまった。
それでも留まることを知らない若いほとばしりは、精液を清香の火照った顔にもぶちまけていった。
広樹も清香も放心していた。精液を受けた側の清香も、体をブルブルと震わせている。
広樹の射精を浴びて軽くイったようだった。
長い射精を終えた広樹がようやく我を取り戻すと、目の前に自分の精液で顔や制服を汚した清香が座っていた。
「あ! ああ!! ご、ごめん三上さん。ぼ、ぼくなんてことを!」
しかし清香は恍惚の表情のままぼーっとしている。口の中にはまだ大量の精子が貯まっているようだ。顔から制服の胸にかけても、白い体液が付着し、それがゆっくりと滴り落ちている。アニメやビデオで見たことはあったけど、まさか目の前にこんな光景が広がるなんて。
ようやく清香が動き始めた。両手の指先で顔についた精液をぬぐいとっていく。
その集めた精液を口の中に押し込むと、それらをまとめてゴクリと飲み下してしまった。
「の、飲んじゃったの!?」
「おいし」
指先をちゅぱちゅぱと舐めながら清香が微笑む。その顔はさっきよりもさらに上気しているようだった。
「まだここに残ってる」
清香はそう言いながら、少し萎えはじめていた広樹のチ○ポに再びしゃぶりついてきた。
おしゃぶりでも吸うように、ちゅうちゅうと吸い付いてくる。
舌先で尿道口にこびりついた白い残り汁をかき出し、それをまた飲み干した。
「ああっ、や、やめてよ・・・いったばっかりでまだ・・・」
広樹は敏感になっている先端を攻められ、情けない声をあげた。
清香はその様子を見てまたいたずらっぽく笑い、そのまま口を放さず、また手と唇で竿をしごきはじめた。
「だ、だめだよ、そんな・・・」
しかしそこは若さ溢れる学生のチン○。ほどなくして再び活気を取り戻しはじめた。
清香はそれがまた嬉しい様子で、動きを速めていた。
あっという間に、広樹のモノは完全に元の怒張を取り戻していた。
「すごい。やっぱり大きい。口に入りきらないよ。あごが外れちゃう」
清香が口を離してそう言うと、今度は横側から竿を挟み込むように唇を当ててきた。
そのまま前後に口を動かす。右手は尿道口に親指が当たるようにして握り、親指でそこをこすっている。
清香の綺麗に飾られたネイルが、広樹の透明な体液で濡れていく。
竿を味わい尽くした清香の唇は、今度はその下にぶら下がる玉の方へと移動していった。
玉を口に含み、ゆっくりと口腔ないでこねくりまわす。
広樹はもうわけがわからず、とにかく清香のなすがままになっているしかなかった。
一通り広樹のあそこを味わい尽くした清香が、すっと立ち上がった。
広樹の目の前にうっとりとした表情の清香の顔が来る。
しかもその顔や服は、さっき広樹が放った精液でまだ汚れている。
広樹はどぎまぎしながらも、じっと見つめてくる清香の顔を見返した。
清香が両腕を伸ばし、広樹の首にからみつけてくる。
うっすらと開いた清香の唇が三度、広樹の唇にあてがわれた。
自分が放った精液の臭いと味が口の中に広がる。少し気持ち悪かったが、一方でそれがまた背徳的で興奮した。
「ね、あたしももう・・・我慢できない」
唇を放した清香が上目遣いで求めてくる。女性経験がない広樹にも、その言葉の意味はわかった。
その広樹の予想を裏付けるように、清香は後ろを向くと、机に手をついて、広樹の方へお尻を突き出した。
くびれた腰から小ぶりのお尻。そこからスレンダーな両足が伸びている。
清香はゆっくりとそのお尻を隠しているスカートをたくし上げていく。
紺色のスカートがめくれ上がると、ほんのりと桜色に上気した綺麗なお尻が見えてきた。
小ぶりなお尻の膨らみの間で、ぴっちりとした水色の下着が、陰部を隠している。
紫煙
よく見ると、その水色の下着の真ん中辺りが、濡れて色が濃くなっている。
さらにはそこから滴り出たと思われる体液が、太ももから膝のあたりまで、筋になって流れていた。
「ぬれてる・・・?」
「そ、そうなの。すごく濡れちゃってるの。もう我慢できない・・・はやく・・・」
肩越しに広樹の方を見ている清香が懇願してくる。広樹は恐る恐る清香へと近づく。
近づくにつれ、むわっとしたちょっと酸っぱいような臭いが強くなる。これが、女性の臭いなのだろうか。
広樹が来るのを見て、清香が自ら下着に手をかけておろした。
にちゃっと音がして、隠されていた陰部があらわになる。
いままで知識では知っていたが、実物の女性のあそこを見るのははじめてだった。
割れ目の中が真っ赤に充血している。その周りに陰毛が生えている。
そしてこの体勢だと、お尻の穴まで丸見えだった。
さらには濡れた割れ目から引き摺り下ろしたパンツの間に、ねばついた体液が糸を引いている。
それを見ただけで、広樹の○ンポがもう一段、大きさを増した。
「ほんとに・・・いいの?」
恐る恐る広樹が問う。
「おねがい・・・はやく・・・」
清香が切ない声で懇願する。広樹は覚悟を決め、猛り立った自分のモノを掴んで、ゆっくりと清香に近づいていった。
頭がくらくらするような清香の臭い。それに自分の臭いと精液の臭いが混じり、むせ返るようだった。
広樹は自分のモノと清香の割れ目をじっと見つめながら、先端をゆっくりと近づけていった。
にゅるり、と先っちょに熱い刺激を感じる。ゆっくり・・・亀頭がその中へ沈んでいった。
「あ・・・」
清香が色っぽい声を上げた。その瞬間。
どんっ、と広樹の体が突き飛ばされた。しりもちをついて顔を上げると、清香が物凄い形相でそこに立っていた。
「あ・・・・あんた、持田、な、なにやってんのよ! あ、あたし・・・なんでこんな」
そこに立っていたのは、まだ顔は真っ赤に上気しているものの、
眉は釣りあがり、言葉には棘のある広樹が知っているいつもの気の強い三上清香だった。
「なんでって・・・三上さんが・・・」
「あ、あたしがなに? あんた・・・ここ、こんなことして許されると思ってるの!?」
清香は自分で下ろした下着を慌てて引き上げながら、しどろもどろになって広樹を攻め立てていた。
広樹の方もいつもの弱気な彼に戻り、うつむいたまま何も言えずにいる。
「と、とにかく、なんだかよくわからないけど勘違いしないでよね。あたしなんであんたなんかと・・・気持ち悪い」
そう言い捨てると、清香はドアの鍵を開けて部屋を出て行った。部屋の外で水道が流れる音が聞こえてくる。
おそらく顔や服についた精子を洗い流しているのだろう。
広樹はわけがわからず、しばらくの間下半身を丸出しにしたままその場に呆然と座り込み、その水の音を聞いていた。
つづく?
>>553 >でも途中で投げ出して影で続きをにおわせる厨っぷりで何もかも最低。もういらん
って、そういう状態に追い込んだのは誰だっけ……。
スレの雰囲気が悪くちゃ投稿したい人も二の足を踏んじゃうよ。
そういう事も考えずに自分の読みたい小説だけ落としてもらおうなんて身勝手なんじゃない?
私としてはピース氏の小説は地域色が濃すぎて馴染み難いですが、
それでも支援している読み手さんがいる以上は書き続けて欲しい・・・。
わざわざ話を蒸し返す方が流れを変えてくれた書き手さんに対して失礼なんじゃ。
これ以上ピース氏が続きを投下したらスレが火の海になるのは明らか。
どうしても完結させたいなら保管サイトに残りをまとめてもらう事だって出来るんだし、
ここは引くのが大人の選択でしょう。
>ColorDevil さん
つづかないの?(´・ω・`) せめて清香の変貌の謎がわかるぐらいまでは読ませてよぉ。
>>ColorDeVilさん
とても読みやすい。というか素直な表現。
想像を妨げない言葉選びをしている感じ。
続きが楽しみです。
>>595 > >>ColorDeVilさん
間違えた。ColorDevilさんだった。
これくらい素直なほうがいいな
住人の総意かどうかは知らんが
台詞の前後に空白行を入れてくれると読みやすいな
いや、それは勘弁してくれ。
今更だが明けましておめでとう。
今年もエロ小説読ませてください。
なんで? 自分は読みやすくて好きだけどなあ。
横書き小説はただでさえ読みづらいとこあるし、空白とか改行を工夫するのも技の内
かと思うのだが。
>>582 お前みたいに携帯だとそう思うかもしれないけど
ほとんどの人間はPCからだからw
無駄な空白や、変な改行は激しく見づらい
584 :
382:2007/01/06(土) 13:17:34 ID:f6Y6K6Gs
いや、今時なのに携帯も持っていないやつなんですが('A`)
そんなに少数派なのかなあ? セリフ前後空白歓迎派
585 :
581:2007/01/06(土) 14:46:44 ID:Tr3BP26k
場面転換や視点変更のための意味のある空白は別として、
同じシーンなのに一行空いてたり空いてなかったり統一されてないのが
読みにくいという感覚なんだよね。つまりは。
句読点が「、。」と「,.」混ぜて使われてるのと同じような感覚。
まあある意味わがままではある。
あと、縦に間延びして見えるというのも。
この手の文章は空白とってないことのほうが多いと思うので、
デフォの行間で読みづらいと思う人は
ユーザースタイルシートで行間マージンとればいいと思う。
>>584 何派かはわからないけど、好みの問題でしょう。
だからそれを書き手にキボンするのはちょっと違うと思う。
書き手のスタイルに任せればいいんじゃないかな。
掻き手の漏れとしては、書き手が気持ちよく作品をアップしてさえくれればそれでいいのだが、、
作品を編集・校正して、誰かがアップするってのはどーなのよ?
携帯で小説は読まないなぁ
ここの住人はエロしか頭にないくせにわがまま、まで読んだ。
「じゃあ
>>589はなにしにきてるんだよ」
「ホっ、ホントはすっごい濃いエロ読みたくて
来てるなんて、そんなことないんだからねっ」
まで読んだ。
591 :
名無しさん@ピンキー:2007/01/09(火) 18:45:35 ID:vMiEsTFj
読み専のくせに生意気だ!
まだー
おなか減ったぽ
週末ですぞ、ハァハァ
594 :
名無しさん@ピンキー:2007/01/15(月) 23:05:00 ID:k6miZ0BV
あげ
投稿がないので話題提供
読む側としては
1、男一人称
2、女一人称
3、男メイン三人称
4、女メイン三人称
5、客観的三人称
のどれが一番萌える?
萌えるのなら、
2、女一人称
だけども、
小説としてなら、
男メイン三人称
だなぁ。
男メイン三人称>女メイン三人称>男一人称>女一人称>客観的三人称
598 :
名無しさん@ピンキー:2007/01/17(水) 02:30:57 ID:v0tHzmJT
へたくそでもいいなら書こうと思うのだが
ぜひお願いします、ハァハァ
私は♀なんで、女一人称で書かれたものだと
感情移入できて楽しめるかなぁ・・・
語りかけるのは二人称?そういうの読んで萌えてみたい
視点が、ごちゃごちゃになったり、読みづらくなければいいので、あまりこだわらない。
602 :
名無しさん@ピンキー:2007/01/18(木) 00:56:00 ID:rjfVuyFE
エロければよし
603 :
署長:2007/01/18(木) 10:49:39 ID:XVT9DO8b
604 :
署長:2007/01/18(木) 10:54:42 ID:XVT9DO8b
605 :
名無しさん@ピンキー:2007/01/18(木) 17:57:23 ID:N0H+ePvO
次スレ立てれ
448kbだからまだ早いよ。2、3人投下できる。
ところでやっぱりかむしょっとの続きが読みたいです。
ここに投下し辛いのなら、外部のアップローダーにうpして
リンクを貼ってくださると嬉しいです。
>>607 続きは保管サイトに送ってそっちにうpでいいとオモ。
あちらでもこっちに投下し難い場合は送ってもらってかまわないとあるし。
エロ蔑ろの自己満話の続きは住人の目に付かないところでひっそりやればいいと思うよ。
読みたい住人が一人でもいれば、自己満話じゃないでしょーに。
ここはあれだね、小説とは無縁のオナニー厨のためのスレだな。
書き手がいなくなるわけだよ。
あなたはここでぶちぶち嫌味たれる前にスレ住人に言わなきゃいけないことがあるんじゃないかな。
ほぅ。オナニー厨ばかりか、行間も読めない住人もいるのか。
漏れは今まで小説スレの住人として、ここを読んでた。
ただで小説を投下してくれる奇特な人がいるからこそ、
色んな話が読める。
小説好きには堪えられんスレだよ。
それなのに、かむしょっとのような、まっとうな小説の書き手が
なぜ叩かれないかんのか、未だにわからん。
ここは、小説とは無縁のオナニー厨のためのスレじゃないだろ?
読み手のマナー悪すぎるんじゃねーのか?
小説スレの住人の一人として、そう言いたかったんだが、
それがどうかしたの?
そうですか。しかしエロしか頭にない、オナニー厨と住人総叩きはやり過ぎではないでしょうか?
あなたがやっている事はただでさえよくないかむしょっとの印象を悪化させているだけですよ。
もっとも私もあなたが何故そこまでかむしょっとを支援するのかよく分かりませんが。
ピースさんずいぶん妬まれちゃったねえ。
なんだか
>>589の言葉が的を得てるような気がしてきた
妬まれてるんじゃねえよ。作品と作者が嫌われているんだよ。
読んでないからなんとも言えんのだが
気に入らなければスルーすればいいじゃない
感想はともかく、書くなとかって話になると
他の人も書きづらくなると思われ
そゆこと。
出てけ、てなった時点で、コンプのせいだとわかっちまう。
つまり、嫉みてことw
冬休みは終わったんじゃないのか?
かむ(ryがたたき出されたのはエロの有無以前に、緩急に乏しい平面的な話、透けて
見える書き手のしたり顔、誘い受け、と嫌われる要素テンコ盛りだったから。
住人はちゃんとエロ以外の部分も読んでるし、エロ無しでも読めるものなら評価もする。
大体エロサスペンスと銘打ってあんなとってつけたエロ持ってきた時点で叩かれるのは必至。
だったらただのサスペンスで投下したほうがまだ潔いし、そんなら文芸板やミステリー板に誘導する事もできた。
話の展開から言って、最後に何らかの山場がありそうだよな。
謎解きみたいなやつ。
読み専の漏れは小説書いたことないからわからんが、その手の
ミステリ作家で、したり顔でないやつなんかいるんか?
書き上げた時点で結末を知っているの自分だけなのに?
かむしょっとは最後まで読まないと正当な評価を下せない種類の小説だろうに、
なぜ、話の展開だの、エロの内容だの、枝葉にヒステリックに反応して
作者の投下意欲を削ぐ必要があるんだろう。
クソみたいな内容ならいざ知らず、なまじよくできてるお話だけにあれだよな、
ヒステリックな反応見ると、逆に気になっちまうんだよなぁ。
最後まで投下させない意図の中に、妬み意外の一体何があるのかと。
ちがうか?
妬みもミステリーも何も、
エロ用のスレにエロくない作品をだらだら投下する事が間違いなんじゃない?
謎解きごっこ楽しみたい人はミステリー用のスレに行けばいいんじゃない?
エロくないと判断した人が多いからこうも叩かれてるのに、
エロくないのを棚に上げてよくできてるとか”無駄に”かむしょっと擁護に必死な奴がいる
漏れが必死なのはね、続きが読みたいからだよ。
そう感じてるやつらも大勢いるはずだ。
漏れはこれ以上書き手が来なくなるのも危惧してる。
ミステリー系板へ逝けってか。
過去ここに投下されてきた、宮廷やゲームの中のお話も、
そうやって排除されてたらよかったんだろうな。
いずれもエロは、かむしょっとと同程度くらいしかなかったと
記憶しているが、叩かれもせずに投下されたおかげで
読むことができたけど。
だから余計、なぜ今回だけ、って思うわけよ。
理由にもならない理由で、こうも叩かれるなら、書き手なんかもう
来ないだろうな。それで満足か?
624 :
名無しさん@ピンキー:2007/01/22(月) 19:50:32 ID:uBu0BD9G
書き手さま
批評なんて気にせず、自分のスタイルで続けて欲しいでつ
漏れは溜まり杉、気分が悪くなりそうw
お取り込み中失礼します……
>まとめサイト管理人様
お手数ですが、当方の「深雪(仮)」を削除願います。
事故で年末復帰なるも、ノートPC大破でデータ消失したためです。
消失部分がどうしても思い出せません。書けません。すみませんです。
ゲームの中のお話はどうなったんだろ。
続きが気になるんだが
エロくない指摘には、前にもそのていどの作品投下があっただろ!と
擁護のために他作品をおとしめる…厨の見本みたいな奴
比較他作品は舞台設定の時点でエロかったり直接シーン以外もエロかった
かむしょっとはお笑いミステリーにエロからめたからエロ板に投下した印象
ミステリーに分類するのも失礼だと怒られそうな中途半端なお笑いだった
ここはエロ板。エロ念頭においた新人さんや常連さんの投下熱望
エロいのになぜか叩かれて、ここに愛想を突かした書き手さんもいたじゃん。
恭介さんお疲れ様です。
冒頭だけでもいろいろ想像(妄想)がふくらみ、楽しませてもらいました。
お辛い事とは存じますが、一刻も早く日常生活が穏やかなものに回復されて
新しい作品を投下できるようになってほしいと祈っております。
630 :
名無しさん@ピンキー:2007/01/23(火) 01:24:14 ID:G7ZzoF2q
恭介さま
>事故で年末復帰
復帰できてなによりですね
消失部分を思い出せないのはとても残念なことですが、ここはリフレッシュ!
次の作品のためのエネルギーチャージ期間ということで、、
期待してます、ワクワク
ネガティブキャンペーンやってる奴は
一見この板のために言っているように見えるが
ほんとはただ自分の好みを作者と板住人に押し付けてるだけなんだよね
投下中の作品に感想を書くというのが荒れる原因では?
完結した後、その作品について感想を書くには問題ないが、
投下中の作品にあれこれ感想を書くのは
書き手として非常にやりにくい部分もあると思う。
横書きスタイルへのちょっとしたアドバイスだとかならまだ許容できるけれど、
ストーリー展開先読みしてあれこれレスするのは
逆に書き手の意欲を殺ぐことにもなりかねない。
読む自由もあれば、読まない自由もあるのがネット小説。
それは掲示板に書かれた小説であっても同じこと。
板を重ねるごとに、住人が変わってきて変化は否めないが、
少なくとも読み手も相応のマナーは必要です。
他人の批判ばかりして、
自分が好きな、自分が望むシチュの作品が欲しいのなら自分で書けば良い。
書き手がどれだけのモチベーションが必要なのか、
どれだけ苦心しているか、
読者の反応に一喜一憂しているのか、
自分で感じてみるといい。
最近の荒れ具合は悲しいよ、と思う
藤原忍でした。
じ文章は二度と書けないとどこかのライターが言っていた
>>633 これじゃ意味わかんねw
同じ文章は二度と書けないとどこかのライターが言っていた
同じ文章は書けなくても
同じ内容なら書けそうだけどな
書き手の苦労はよく分かる(書き手目指して挫折したしw)し、藤原さんの言い分はもっともだと思う。
でもこの荒れ方は仕方ないよ。
スレ的にはコロッケと称して束子出されたようなもんだし。
恭介さん。「深雪」読んでましたよ。同時期投下の「トリップ」も面白かったけど
登場人物の描写のディテールのうまさとなると、「深雪」の方が断然上でした。
(トリップ作者さん見てたらすまそ)
でもいくら上手い小説であってもエロがないと叩かれるみたいです。
楽しく読ませていただいた別の作品でそのこと(エロが少ないこと)を
指摘しただけでその作品をおとしめたってレスがつくくらいですから。
こんな雰囲気の中、投下しずらいと感じられるかもしれませんが
次回作お待ちしています。
このスレの書き手さんを総浚い追い出せばみんなかむの投下を認めるとか思ってんのか?
すくいようのない奴だな。
スレを私物化してるのはどっちだよ。
>>638 レスをつけようにも、文章の意味がわからん。
だが少なくとも、
>>638 が「かむしょっと」を毛嫌いしている理由は、
どうやらわかった気がする。
普段から小説を読む習慣があるかどうか、それがバレバレの事例じゃなかろうか?
みんなはどう思う?
かむ
は、ここには向いてない。
あの程度のエロチシズムだったらエロ目のミステリー小説でもお目にかかれます。やはり書き手の投下場所の選択ミスでしょう。
読みたい人達は、ここへの投下にこだわってないでミステリー版への誘導なり、専用スレを立ち上げてやるなりしたらいい。
ネットへの投下自体を止めろといってる訳じゃあないんだから。
つーかピースが出てきて今後の動向について一言コメントすれば済む話なのに。
ピース、見てるんだろ? あんたのファンが必死に擁護してくれてるんだぞ?
なんとも思わないのか? 思わせぶりな発言だけで引っ込んでないで
ここに書くなら書く、他所に書くなら2ちゃんなのか自他サイトなのか具体的に示す、
もうやめるならやめるとハッキリ宣言すべきじゃないのか?
643 :
藤原忍:2007/01/23(火) 22:29:58 ID:y/KDlXeE
ちょっと
>>632に補足。
どこの板が相応しいか意見が分かれた小説があって、
色々な意味で荒れたわけだから、
書き手本人が読者の反応を見て、じゃぁこの板では投下はしないと決断した以上、
続きが読みたいというのであれば、
他の板に誘導するなり、専用スレにするなり、
保管さんと相談の上、保管サイトに掲載するなど救済策はあると思う。
その先、書き手がどう判断するかは本人の意志の問題で、
読み手である私たちがとやかく言えることではないけどね。
少なくとも、この板では一旦やめるとした以上、それを読み手は受け止めるべき。
そこまでにいたる経過の中で、読み手のレスを見ていると
「書き手のモチベーションを殺ぐ」と思うものもいくつかあった。
板違い程度の話なら結構だが、度を越えた批判は行き過ぎ。
どんなジャンルを書こうが「書き手」は「書き手」なんだから
もっと大人な対応をして欲しいなと思ったんだが。
そして一度終わった問題をまた蒸し返すのも大人の反応じゃないと思うよ。
読み手同士で叩き合っていては荒れるのは明白。
だから相応のマナーが必要だと書いた。
この様子では他の書き手も投下するのをためらうと思いますよ。
だからあえて苦言を呈した。
ということで、名無しに戻ります。
私も去年の年末に作品を投稿しようと思っていましたが、私が投稿する前にピースさんが投稿したため、
一旦は身を退かせて頂きました。容量が迫っているためこのスレに投稿するつもりはありませんが、
次スレが立ってもこれだけ荒れていると投稿する気がなくなります。
ずいぶん長編ですな。
まだ40kbもありますよ。
藤原忍さん、オトナですね
説得力ありすぎ
そんな訳で、漏れは静かに読みますから、どんどん投稿してちょ
息を潜めて、ライトを落とし、こーっそり、、
>板を重ねるごとに、住人が変わってきて変化は否めないが、
>少なくとも読み手も相応のマナーは必要です。
藤原忍氏かー
現役が言うのは納得でも、投下しない昔の書き手がコテハンで大家顔をするのは感じ悪い
誰が言っても正論は正論、
子供は子供ってことだな。
だな、見ていられなくってカキコしたんだろう。
常連書き手さんも皆同じ気持ちで見てると思う。
俺もこの流れはもううんざりだ。やりたきゃ論争スレでも立てて勝手に喚け。
常連書き手さんも皆同じ気持ち、ね
大人は多数派の錦の御旗がないと何も言えないらしい
御旗云々より、不特定多数の人間に堪え切れない不快感を共有させた事が発端。
これはある意味大偉業
636
いい例えですね、真珠……
いい例えですね、っておまいじゃん。
>>636 って。
書き手目指して挫折したんだって?
そりゃ自演も満足にできないやつに書き手なんて無理だろw
かむしょっとを語り尽くせってスレタイで場所作ったからとっとと移動して。
マジで自演だったのかよw
かむしょっとなんて関係ねーのにスレまで立ててやんのw
こいつ真性バカやなw
655 :
名無しさん@ピンキー:2007/01/24(水) 20:29:51 ID:TSeRX2SF
>>654 オマエの主張には主体性が見えない。
叩かれたのが面白くなくてスレで駄々こねてる厨みたいですよ。
絡んでる暇があったら、かむしょっと占用スレにダラダラと長くてとろくさい展開が延々続く話の顛末を書いたらどうですか?
自演ピース。
656 :
名無しさん@ピンキー:2007/01/24(水) 21:19:32 ID:TSeRX2SF
>>652 私、書き手ですよ。ただし別板のですがね。
636とは全く別人ですよ。
投下します。
どちらかというと「エロシーン”も”たまに入っているラノベ」になってきたので
不要な方はあぼーんしてください。
今回もエロなし。8レス消費しますので支援していただけるとありがたいです。
帝都レオーベンも爽やかな季節を迎えていた。
短い夏を惜しまんばかりに花々が咲き乱れ、重厚な造りの皇宮に華やかな彩りを
添えている。
摂政を務める皇太后ディートリンデの執務室にも、様々な花が飾られていた。
政務に忙殺されて満足に庭を眺める時間もない皇太后への、侍女や庭師たちの
ささやかな心尽くしである。
しかし、執務室にはそのような気遣いはおろか、そこに花があることにさえ気付かぬ
無粋な男が居座っていた。
帝国宰相ドルンベルク公爵。皇太后ディートリンデの父であり、現皇帝エドヴァルド3世
の祖父にあたる。
パヴァリア帝国では大宰相が不在の際は宰相を2名まで立てることができる。帝国
衰退期に官職を乱増した名残であるが、現在ではそれが慣習となっている。
ドルンベルク公はヴァルデック侯爵に並ぶ帝国の双璧、いや、それを凌ぐ最大の礎。
と思っているのは本人だけで、勤勉だけがとりえの口やかましい凡夫、というのが周囲
の評価である。
しかしそれを口に出せる者などいなかった。
彼はなんといっても皇帝の祖父であり、帝国の実権を一手に握る皇太后の父親である。
皇帝の外戚が高位の爵位や官職を得るのは世の常であり、権力をかさに着て無法な
ふるまいに及ばぬだけでもありがたい――といったところだった。
「素晴らしい日差しですな。降雨も程よく、大麦、冬小麦、燕麦、豆の類、すべての作物が
順調に育っているようです。牧草も青々と茂り、豚や牛馬も良く肥えておるとか。この良き
気候が秋まで続けば、帝国は今年も豊作となりますことでしょう」
政道に携わるものとしては仕方のないことであろうが、彼の目には緑燃える木々の
生命の息吹も国家の財源としか映っていなかった。
「税務の心配は無用ですな。まあ、それもパヴァリアの故地を除いてのことですが。
まったくかの地を統監する宰相殿は何をやっていることやら」
皇太后ディートリンデは木々の葉と同じく碧に煌く瞳を伏せ、ため息をついた。ヴァルデック
への中傷を聞かされるのは今年に入って何度目のことか。
「かの地はバッチャーニ家の悪政のために未だ荒れております。建て直しにあと数年は
かかることでしょう」
「慣れぬ武人が統括するのであるから仕方がありませんな。政務に通じた者に任せておれば
すでに回復しているものを」
「いいえ。彼はよくやってくれています。旧都の復興も地力の回復も、計画をはるかに上回る
成果を上げているではありませぬか」
「――ディートリンデ!!」
ドルンベルクは皇太后をその名で呼んだ。臣下ではなく父親としてふるまうことで、
自らの威厳を取り戻そうというのだ。
「どうしてお前はいつもあの陰気臭い男を庇いだてするのだ。彼奴でなくともこの国には
政務に長けた廷臣が幾人でも居る。武人ごときを国政の礎に据える必要なぞないのだ!
お前は少々彼奴を厚遇しすぎではなかろうか」
「父上」
ディートリンデも彼に倣った。しかし娘として、自分の意見をはっきりと述べる。
「この国にヴァルデック侯なければ、今頃帝冠はゲーザの頭上に輝き、民は辛酸を
舐めることになっていたでしょう。わたくしも子供たちもとうに命はありますまい。
おそらくは父上も……」
幸いにして実現することのなかったもうひとつの帝国の姿を耳にして、ドルンベルクは
少しだけ首をすくめた。
「彼に対する処遇は当然のものと思っておりまする。ましてや彼は地位に見合う、いえ、
それを上回るほどの働きをみせてくれているのです。国政をあずかる者がそれに
報いずして――」
「もうよい!!」
ドルンベルクは声を荒げ、娘の言葉を中断した。苦々しげに悪態をつく。
「儂は娘の育て方を間違うたわ。このように父の言葉をないがしろにしようとは。やはり
下賎な歌伎なぞに教育を任せるべきではなかったのだ。あの女が剣術なぞを習わせ
よったおかげで、武人にことさらに傾倒するようになってしまった」
「父上!」
今度はディートリンデが抗議の声をあげる番だった。
「いくら父上でもお言葉が過ぎまする。自らの言い分を通さんがために母上までも侮辱
なさるとは。娘として情けのうございます」
「何を、この――」
ドルンベルクは拳をふりあげた。口を大きく開いたが、次の言葉が出てこない。
彼の才略と語彙ではこの程度が限界だった。元々娘を憎いとは思っていない。手元で
育てたわけではないのでいささか実感は湧かないが、彼なりに愛しいとは思っているのだ。
公爵はのろのろと腕を下ろした。引っ込みが付かずに口の中でなおも何ごとか
つぶやいていたが、ディートリンデが別の政務の話題を振ると、あわてて飛びついて
二言三言と意見を述べた。
最後には臣下の立場に戻って慇懃な礼辞で締めくくると、そそくさと皇太后の執務室を
後にしたのだった。
支援ー
ドルンベルク公爵は早足で回廊を進んだ。
家令のティベルトが無言で従っているが、気付く様子もない。未だにおさまりが付かず、
ぶつぶつと小声で文句をたれていた。
膠で固められた靴底の革が大理石のタイルにぶつかるたびに、がつりがつりと鈍い
音を立てる。
すれ違う官吏や侍従らは、彼の不興を買わぬようにと小さくなって道を開けた。
回廊からのぞむ庭園の花々は相変わらず可憐に咲き乱れていたが、先ほど以上に
公爵の視界に入ることはなかった。
「お祖父さま!!」
涼やかで張りのある声に呼び止められ、ようやく彼は歩みを止めた。声の主を求めて
振り返ると、皇妹リーゼロッテの姿がある。いつのまにやら後宮へと続く回廊へと足を
踏み入れていたようだ。
「これはこれは、内親王殿下」
ドルンベルクは相好を崩した。
かわいい孫娘が駆け寄ってくる。母より受け継いだ煌く碧の双眸、褐色だが
艶やかで豊かな髪、そして生命力に溢れるしなやかな肢体を持った美しい娘だ。
目に入れても痛くないというのも、彼にとっては過言ではない。
「お祖父さま、今日も出仕していらしたのですね。いつもお忙しいのにお体に障りは
ございませんか?」
「内親王殿下に心配して頂けるとは、光栄の至り。しかし皇帝陛下のため、そして
殿下のおんために働くことはわたくしの生きがいであります。苦労など微塵も感じ
ませぬぞ」
深々と頭を下げる祖父を前にして、リーゼロッテは困った顔をした。両手で彼の
皺だらけの拳を包み、身を低くして視線を合わせようとする。
「お祖父さま。そんな大仰な言い方はなさらないでといつも申しているではありませぬか。
公の場ではないのだから、私のことはリーゼロッテと呼んでくださいな」
「おお、リーゼロッテ様……」
公爵の胸に、熱いものがこみ上げてきた。
小生意気な娘と違い、この孫娘はなんと素直で思いやりに溢れていることか。
「爺は本当に嬉しゅうございますぞ」
彼はリーゼロッテの両手を押し頂くように握り締め、その気持ちを表現した。そして
その愛らしい顔へと視線を上げようとして、彼女が男物の衣服を身に纏っていることに
気がつく。
「リーゼロッテ様――今日はまた何をなさっていたので?」
ドルンベルクの声は不信感を帯びていたが、上機嫌の皇妹はそれに気がついては
いなかった。
「いつもの剣の稽古を受けておりました。今日は二百騎隊長のネモイに勝ちましたの。
シュタウフ将軍も、もう自分には教えることはないかもしれぬと仰られてましてね、
ようやく兄上と同じようにヴァルデック侯爵に教わることができるかもしれないわ!」
「ヴァルデック……」
歯軋りのごとき公爵の潰れた声に、リーゼロッテははっと口をつぐんだ。
保守的な祖父が、彼女が剣を習うことを快く思っていないことを思い出したのだ。
武官出身のヴァルデックと折り合いが悪いことも噂に聞いている。
「――ああ、私、こんなに汚い格好なのにお祖父さまに近付いてしまったわ。汗臭く
はありませんこと?」
彼女はあわてて話題を変えた。
「私、この後湯浴みいたしまして、それからオーゼル司祭に歌を教わりますの。
ご都合がよろしければお祖父さまも同席してくださいませんか?久しぶりにお祖父さまに
わたくしのお歌を聴いていただきたいわ」
「そ、それは良うございますな。わたくしもリーゼロッテ様のお歌をお聴きしとうございます」
ドルンベルクははっと我に返った。促されるままに孫娘の出してくれた助け舟に乗る。
「嬉しいわ!お忙しいのにご無理を言ってごめんなさい。ではお祖父さま、よろしくお願い
いたします」
リーゼロッテは優雅に一礼すると、陽光のごとく輝く笑顔を残して彼に背を向けた。
ドルンベルク公爵は出合ったときと同様に、元気良く駆け去る孫娘の姿をぼんやりと
眺めやった。
小気味良く揺れる褐色の髪が視界から消えると、また先ほどのどす黒い怒りが腹の
底からこみ上げてくる。
どいつもこいつも、ヴァルデックのことばかり――
「ティベルト!!」
彼はようやく家令の名を呼んだ。そこに存在しないかのように静かに佇んでいた
家令が、あわてて姿勢を正す。
「ザカリアスを呼べ!」
「しかし閣下、あのような得体の知れぬ男をお側に召されるのは――」
忠実な家令は言葉を濁した。
あのような底の見えぬ暗い眼をした者が、主人に幸をもたらすとは到底思えない。
「いいから呼ぶのだ!いつからお前は儂に意見できるようになったのだ!」
「はっ」
ティベルトはただかしこまった。
幼い頃からドルンベルク家に仕える彼は、主人が一度癇癪を起こすと、踏みとどまる
ことができぬことをよく知っていたのだ。
「ヴァルデックめ。忠義面をしておるが、帝室に取り入ってこの国を私する所存に
違いあるまい。今に見ておれ、必ずやその化けの皮を剥がしてやる……」
独創性のかけらもない呪詛のつぶやきも聞きなれたものだった。
ザカリアスの虚無の瞳にどこからともなく監視されているような気がして、ティベルトは
思わず身震いした――
以上です。
支援くださった方、読んでくださった方、猫さん、ありがとうございました。
乙ですー。
悪者?も出てきて気になる展開ですな。
書いてくれてありがとう。
669 :
名無しさん@ピンキー:2007/01/25(木) 04:02:42 ID:iz6u+XeJ
支援あげ
鷹を生んだ鳶の愛憎だな。続きがますます気になります。
671 :
名無しさん@ピンキー:2007/01/27(土) 23:21:36 ID:+og28W1l
パヴァリア帝室録、面白いね!
端整で表現力がある筆だと思ふ…、ワクテカして投下待ってます!
久しぶりに来てみれば…営業外さん超乙。
675 :
名無しさん@ピンキー:2007/02/02(金) 04:37:36 ID:dIvW9lZ/
ンで、ココはどぅするんだぃ?
676 :
名無しさん@ピンキー:2007/02/02(金) 09:17:37 ID:QoW9pslz
名古屋の竹石圭すけって小学生を強姦して捕まったクズ野郎だろ?
ume
678 :
名無しさん@ピンキー:2007/02/26(月) 01:06:54 ID:/+APF7FY
誰もいない梅
埋めついでに
>>1に書いてある【エロ内容】について素朴な質問。
「微エロ」ってどういうものを指すの?
挿入なしで、お触りだけとかパンチラとか、そういうのを微エロというの?
挿入ありだけど、描写がやけにあっさりしているのを微エロというの?
ついでにエロ板内のスレなのに、なんでエロなしって項目があるの?
たしかにな
エロが甘いからといって叩かれて追い出された奴までいるのにな
681 :
名無しさん@ピンキー:2007/03/10(土) 01:11:52 ID:5kxxmUUB
微エロって、そこはかとなくあー切ないってのがポイント、、
682 :
名無しさん@ピンキー:2007/03/10(土) 13:24:49 ID:LCacSROG
ttp://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20070310b 県央部の男子中学生が「ネット被害」 一時体調崩し、登校困難に
インターネット上で他人を中傷するネットトラブルが、県内の学校現場でも顕在化してきた。
県央部の中学校では、実在する中学3年の男子生徒の名前が、
ネット上のポルノ小説の投稿サイトに主人公として書き込まれる問題が発生、
生徒は一時体調を崩し、登校が困難になった。
小説は既に削除されているが、生徒の両親は「あまりに卑劣で陰湿」として、
名誉棄損などでの刑事告訴も検討している。
小説の主人公は男子生徒と同姓同名の「中学校3年生」という設定。
女子生徒5人に校内などでみだらな行為を繰り返す内容だ。
3章立てで構成され、文字数は400字詰め原稿用紙で24枚前後に上る。
学校側は昨年12月中旬、生徒や両親の訴えを受け、調査を開始。
生徒10人以上から話を聞き、同11月に携帯サイトでたまたま
この小説を知ったという3年生の男子が、ほかの何人かに教えたという事実を突き止めた。
小説の登場人物が実在する生徒名であることから、
学校は小説を投稿したのは「学校の事情を知り得る者」とみているが、
実際に誰が、いつ書いたのかは分からないという。
(2007/03/10 09:44 更新)
女子生徒は実名じゃないのか?
てか書いたの本人なんじゃねぇ?
本人でないなら一番怪しいのは最初に見つけた中三男子だな。
無数にあるネット小説から知人と同性同名の名前が見つかるなんて確率は恐ろしく低いし
広まらなきゃイジメにならないし。
たまたま同姓同名だったという可能性は?
まだ20kbくらい残っていて落ちないのか
次スレも順調に進んでるし、かむの人が見てれば埋めでラストを披露してほしい
>>685 ないでしょ。相手の複数の女性キャラクターの名前が
同じ学校の実在する人物らしいし
688 :
名無しさん@ピンキー:2007/04/15(日) 14:47:14 ID:4Btd3dbf
689 :
名無しさん@ピンキー:2007/04/16(月) 21:24:42 ID:6SuJdjTh
690 :
名無しさん@ピンキー:2007/05/19(土) 20:29:44 ID:g1IfK8St
うめ
691 :
名無しさん@ピンキー:2007/05/20(日) 22:45:53 ID:uzZ+Iqoq
うめ
692 :
名無しさん@ピンキー:2007/05/20(日) 23:36:15 ID:bHKG2geA
別にすごくはないだろ
最近活気がないねsage
ここがまだ22KBも残ってるのに・・・
次スレが消費されていく・・・
産むしかないのか? 10レスぐらいの好短編キボン
696 :
埋め:2007/06/24(日) 17:37:44 ID:yDCPztvO
私が通っているタレント養成学校のクラスは今のところ40人。男女それぞれ20人ずつだけど、
下は中学1年から上は高校3年まで、年齢はまちまちよ。
みんな容姿はもちろん、素質や素養についての厳しい審査を通過して入学を果たした
少年や少女たちだから、可愛らしくて、感受性豊かな生徒たちばかりなの。
ここの卒業生で、今現在、第一線のタレントとしてTVなどに出演している子ももちろんいるわ。
でも視聴者のうちで、私たち生徒が日々ある訓練をこなしていることを知っている者が
どれほどいるかしら?
女の子は1週間交代で一人ずつ、ある当番をすることになっているの。
教室で起立して一礼する号令をかける当番の人は、ちゃんとそれをやるでしょ?それと同じよ。
私は今年のクラスの中では最年少の13歳。そして容貌とスタイルでは、今までで一番高い評価を
受けているらしいけど、私自身は容姿にこだわったことなんて一度もないわ。
実はタレントになりたいなんて思ったことすら一度もないのよ。ただ今の私には、母のことしか
考えられないの。お母さんを助けたい。それには、この業界で成功するのが一番の近道だから。
街中でスカウトされ、「並外れた容姿の持ち主なら、学費は出世払いでもいいよ、君にはその資格が
ありそうだ」とか言う説明を受けて、審査を受けることをその場で承諾した私……。たとえAVへの
出演依頼であっても受けるつもりだった私は、まっとうなタレント養成学校だと知って驚いたわ。
ただ、最初から腹を決めていた私は、当校の伝統になっているという、ある当番の話を
聞かされても、別に何とも思わなかったの。他の生徒たちは違うのかしら?だって当番の人は皆、
「なぜこんな目に遭わなきゃならないの?」みたいな顔してるから。ちゃんと説明を受けて、
納得した上で入学したんじゃなかったの?
697 :
埋め:2007/06/24(日) 17:40:15 ID:yDCPztvO
とは言っても無理もないかもね。だって、起立して一礼する号令をかける代わりに、みんなの前で
全裸になってその場で全裸の男子生徒と性交するんだから。それが当番の内容なのよ。
審査を通った生徒たちは、訓練の内容と、それを行う意義についても説明を受けたわ。
皆ここで羞恥心に向き合う訓練をするうちに度胸が座り、異性と肌を接することで
演技の幅も広がる。そして日々味わう絶頂感とともに体内に分泌される快楽ホルモンが、
スターには欠かせないカリスマ的なオーラを発する要因になるのだと……。
本人にしか明かされない、以上のような内容に最初はショックを受けても、翌日になると皆、
覚悟を決めて登校してくるの。それと言うのも、ここの養成学校を卒業した生徒は
一人の例外もなく、その道で成功しているから。
生粋の清純派として知られている、あの有名な女優も、ここの卒業生だと聞かされて
驚かない生徒はいないんじゃない?彼女からは、清楚で可憐なオーラしか感じとれないもんね。
それらの卒業生たちの写真と名簿を目の当たりにすれば、誰だって納得するわよ。
そしてスカウトマンが、例えば学校で起きたことを逐一、親に報告するような子供は、確実に
除外する能力に長けているという話が本当なら、秘密が外部に漏れる事もないでしょうしね。
こうして入学した女の子は、まずピルを渡されるの。それは避妊薬なんだけど、ちまたの
薬のような副作用が一切ない代物よ。それを服用すれば1週間効き目が持続するんだって。
そんなわけで、当番の女の子は皆、避妊を済ませ、覚悟を決めて登校しているはずなのに、いざ
黒板の前に立たされて男子生徒たちの、「こんなかわいい女の子が……」みたいな好奇の視線に
さらされると、服を脱ぐ前から真っ赤になってうつむいちゃうのよ。
698 :
埋め:2007/06/24(日) 17:41:56 ID:yDCPztvO
でもその場で退学処分になるのが嫌なら、拒否することはできないわ。だから彼女たちは、
恥ずかしさに向き合い、訓練だと割り切って当番の役目をこなしていくの。
まず最初に、下着以外の服を全部脱ぎ捨てる。
一番最初に当番させられた14歳の女の子は、まだ下着は身につけているのに、真っ赤になって
下着の上から胸と股間に手をやって隠そうとしてたっけ。
その姿勢のまま先へ進めずに立ちつくしてると、先生は構わずロープで彼女の両腕を後ろ手に
縛り上げ、抵抗もできずにいる彼女のブラジャーを外し、パンティを降ろしていったわ。
ふくらみ始めた可愛らしい乳房や、淡い陰毛の下からのぞいている可憐な割れ目を
みんなの前にさらけ出した彼女は、うつむいたまま肩を震わせて泣いてるの。でも
男子生徒たちは皆、食い入るようにそんな彼女の姿を見つめてるのよ。
そんな異様な雰囲気の中彼女は、後ろ手に縛られたまま、演壇の横に置かれた椅子を
踏み台にして演壇に上がり、その場に腰を下ろして両足をM字に開くよう命じられるの。
全裸姿をさらして吹っ切れたのか、やがて彼女は覚悟を決めたように言われた通りにする。
演壇の横に立っている、順番待ちの男子生徒も、そんな彼女の姿を目の当たりにして
生まれたままの姿でチンコを勃起させ、興奮と恥ずかしさで顔を真っ赤にしてるのよ。
男子生徒の中には、みんなの前で服を脱いでいる途中で、「あぁぁぁ」って言いながら、
パンツの中に射精しちゃう子もいる。そんな子のチンコは、射精したばっかなのに、
ピクン、ピクンって脈動しながら先っぽを精液で濡らしたまま真上に勃起してるの。
699 :
埋め:2007/06/24(日) 17:43:46 ID:yDCPztvO
彼女はその日一日、男子生徒たちのそんなチンコを口か膣にくわえ込まなきゃならないのよ。
でもバージンの子は膣にチンコをうまく挿入できない。だからまず、M字開脚の姿勢のまま、
みんなの前に性器をさらしている彼女の横に立つ先生が、みんなによく見えるような体勢で、
膣に差し込んだ指で膣口をほぐすようにしながら、彼女の陰毛を剃っていくの。
審査に通った女の子は皆、純真な少女ばかりで例外なくバージンよ。だから女の子全員が
この手順を踏む事を希望していたの。
全裸のまま後ろ手に縛られた彼女は、最初は真っ赤になってうつむいたまま涙で
頬を濡らしているんだけど、性器をもてあそばれるうちに、やがてあえぎ声を漏らし始める。
膣を抜き差しする指を濡らす粘液が糸を引くようになってくると、先生は自分のズボンの
ジッパーを降ろして勃起しているチンコを取り出して先っぽにローションを塗りつけ、みんなに
よく見えるように彼女の身体を斜め向きにしながら、ヌルヌルの彼女の膣口に亀頭をあてがうと、
そのままゆっくり差し込んでいくの。
彼女の狭い膣をなごませるように、ゆっくりと抜き差しし始める先生。彼のチンコは半分くらいしか
彼女の体内に入らないみたいで、それでも最前列で見ている私には、チンコのまわりに
うっすらと血が滲んでいるのが見て取れたわ。彼女は真っ赤になって、はぁはぁ言いながら
痛みと恥ずかしさに耐えていたのよ。
するとさっきの男子生徒が突然、演壇の横の椅子の上にあがると、彼女の頭を横向きにさせて
そのまま自分の勃起チンコを彼女の口に差し込んでいったの。彼女は、ハッとしたように
目を開くんだけど、最初自分が男子生徒のチンコをくわえさせられていることが信じられないような
表情をしてたわ。でも頭を前後に揺さぶられてチンコを抜き差しされているうちに、あきらめたように
男子生徒のなすがままになってた。
700 :
埋め:2007/06/24(日) 17:47:33 ID:yDCPztvO
男子生徒は「うぅぅ」ってうめき声をもらして彼女の頭を自分の股間におしつける。男の子のチンコは
勃起しても大人の指くらいの長さしかなく、彼女の喉まで届かないので、根元まで突っ込まれても
大丈夫だけどね。彼女は目を見開いてチンコをくわえたまま、今起きている事が信じられない
様子だったけど、彼女はそのまま喉をゴクン、ゴクン言わせながら精液を飲み下していたわ。
口か膣で男子生徒の精液を受け止めれば、その男子生徒の役目は終わりで、次の男子に
バトンタッチされる。こうして男子生徒全員が黒板の前で彼女の体内に射精し終えると、
彼女のその日の当番としての役目が終わるの。
初日の最初だけはみんなの前で陰毛を剃られ、先生に膣をほぐしてもらいながら精液を
中出ししてもらう。次の日からは、男子生徒の精液を口か膣で受け止める。それさえ済ませれば、
一旦は自分の席に戻れるわ。ただし何も身につけず、腕は後ろ手に拘束されたままだけどね。
トイレに行きたくなったら、そう発言すれば先生は授業を中断し彼女を再度演壇の上に上がらせて、
みんなの方を向いた状態で、その場にしゃがみこませて排尿あるいは排便させるの。洗面器が
置かれているだけの演壇の上でね。
男子生徒の誰かが射精したくなった時も同じ。男子もみんなの前で全裸にならなくちゃならないので、
恥ずかしいだろうけど全員することになっていて、もし拒否するとやはりその場で退学よ。
だから手を挙げた順に彼女とともに前に出て行って彼女の体内に精液を放つの。彼女は黒板の前で
男子生徒が望む姿勢を取らされたまま口か膣でチンコをくわえ込み、空いている方の「口」には、
先生が自分のチンコを差し込んでもかまわない。先生は何をしてもいいってのがクラスのルールだから。
他の男子生徒たちも、彼女が自分の席に着いている間、彼女の体内に射精するのでなければ、一応
何をしてもいいことになっているので当番の女の子は大変よ。一日に何度イカされるか
わからないくらい性器をもてあそばれるわ。
彼女の膣は一日中男子生徒たちの指やチンコが抜き差しされ、割れ目の中に沈められた指で
敏感な部分をもてあそばれるのよ。射精さえしなければいいので、彼女の口にもチンコが
差し込まれて抜き差しされるし。たとえ授業中であってもね。
ただ、うっかり口の中へ射精しちゃうと、その男子生徒は罰として即座に当番の女の子と同じ境遇に
置かれちゃう。だから、みんな注意しているみたいだけど、まだ若いでしょ。だから惰性でそのまま
イッちゃう子もいるの。
そんなわけでクラスには決まって、彼女以外にも、全裸のまま後ろ手にされて着席している
男子生徒がいるのよ。
女子生徒たちは、演技や歌の勉強に励むのはもちろんだけど、機会があれば自分の性器を
刺激して、イク時の感触を身体に覚え込ませるよう指示されているの。手段は問わずにね。
だから、ヘマした男の子の前へ行ってパンティを脱ぎ捨て、性器を彼の顔に押しつけて
快感をむさぼる子や、指でしごいて固くなったチンコにまたがって性交する女の子もいるわ。
それは彼女たちにとって、みだらな行為ではなくて、れっきとした訓練の一つなのよ。
私はまだ、そこまではやれなかった。授業中、オナニーしてイッちゃったことはあったけれども。
それでも最前列に座る私の仕草や反応はみんなからは丸見えのはずで、それだけでも
恥ずかしかったわ。でも訓練だからやらなくちゃ、と思って精一杯の努力をしてきたのよ。
「私の性感も鍛えられているはずよね。だって最前列でオナニーしてるんだもん……」
そんな、登校直後の気分の高揚感とともに席につく私。でも先生が私にささきかける声が
聞こえたのはその時だったの。
「ではユリちゃん。今週の当番をよろしくね」
しえん
703 :
埋め:2007/06/26(火) 04:53:35 ID:ElQBsH4/
ついにユリの当番の日がやってきた。この日をどんなに待ちわびたことか……。まだやっていないのは
ユリとリカの二人だけだが、配布された当番表によれば、ユリは来週の予定になっていた。
前の席のユリも同じことを考えていたらしく、教室入り口付近のリカの席の方を振り向いている。
「彼女は、実家に不幸があって、2,3日来れないんだ。君は来週なんだけど、彼女の代わりに
今週の当番やってくれないかな?」
再び黒板に向き直ったユリに優しく語りかける先生。彼女は、ちょっとためらった後、コクリとうなずいた。
俺はさっそく手をあげる。先生は俺とユリに前へ出るよう促した。
男子生徒たちは皆、今年、俺が選んだ相手がユリであることを知っている。俺が皆にそう伝えたからだ。
だから俺以外の男子生徒は誰も手をあげなかったんだが……。彼らは、俺と先生が親子であることを
知っているからね。ここの経営者であり、クラスを束ねる先生であると同時に、最大級の役得を
独占できる立場にいるのが親父だ。そしてその息子もその恩恵に与るってわけさ。
それにしても、今俺の横に立ち、ブラウスのボタンを外しているユリの胸中はどんなだろう?
今まで彼女は女子生徒たちが女にされるところを間近で見てきたんだ。なにしろ演壇の真ん前だからね。
一糸まとわぬ姿になり、両足をM字に大きく開いて性器をみんなの前にさらけ出したまま親父のペニスを
膣に差し込んでもらうことを希望していた彼女たち……。皆、その辺のブスどもとは住む世界が全く違う、
純真で可憐な容貌の美少女たちだ。でも、はかない願い──性欲旺盛な生徒たちとは違い、先生なら
優しくしてくれるに違いないという想い──とは裏腹に、どんなに優しく抜き差しされたって親父のペニスの
あの太さではどうしようもないだろう。後ろ手に拘束されている彼女たちは、手で親父の身体を
押し返すこともできず、ただ真っ赤になって痛みと恥ずかしさに耐えていた。そんなひたむきさに俺たちは
胸打たれ感極まって、可愛らしい彼女たちの口にペニスを差し込んで射精してきたんだ。
704 :
埋め:2007/06/26(火) 04:55:26 ID:ElQBsH4/
もしも彼女たちの無垢な膣の中でそれができたら……。とびきりの美少女たちが、むざむざバージンを
奪われているところを目の当たりにしながら、それができない無力感もどうしようもない。手をあげて前に
出て行ったところで、おいしいところはどうせ親父に持っていかれるんだから。
そりゃ確かに、極限状態の彼女たちが、ハッとしたように目をあけ、信じられない、といった顔で
勃起ペニスを口にくわえこんでいく時の表情や、そのままペニスを抜き差しして射精する時の快感も
いいけどさ。だからこそ手をあげるやつがいるんだけどね。
そうして前に出てきた俺も今、ユリ同様全裸になった。痛いくらい勃起してるペニスは隠しようもないが、
ユリは、初めて当番をこなしたリエのように、下着のまま凍り付くことこそなかったものの、真っ赤になって
うつむいて手で胸と股間を隠している。
先週までのユリは、まだ一線を越えていないだけあって日々の訓練も控えめだった。スカートの中に
手を入れて股間をこすってオナニーするだけだ。数ヶ月たった今でもそれは変わらない。
彼女はイクときに腰のあたりがブルンッて痙攣するんだが、一日に数回それをやるんだ。真後ろに
座っている俺はたまらんよ。もしも服の上からもわかる豊満な胸をもみしだきながら、ユリの
可愛らしい膣の中へ精液を放つことができたら……。でもそれは彼女からの申し出がない限り不可能だし、
今までの彼女にはそれは無理だった。でも今日からは違う。最初に当番をさせられた、俺の隣の席の
リエのように吹っ切れて大胆になってくれるはずだ。
705 :
埋め:2007/06/26(火) 04:58:26 ID:ElQBsH4/
恥ずかしさのあまり、自分で下着を脱ぐこともできなかったあのお嬢さん育ち丸出しのリエが、
今ではスカートをヘソまでめくりあげた状態で腰に結び付け、両足を左右に大きく広げて、
ノーパンの下半身を丸出しにしたまま「ねぇ、いつものやって」って俺におねだりするんだよ。
彼女は一旦腰を浮かせて俺の右手を股間に導く。そして人差し指と中指を膣口に差し込ませると、
そのまま椅子に腰を下ろすんだ。
俺はそのまま指先を手前に曲げて膣内の敏感な部分を刺激しながら、左手を彼女の股間へ伸ばして
割れ目の中へ沈めた指をゆっくり前後させて淫唇やクリを愛撫してやる。
彼女はこちらに向かせた椅子のおしりの方の板の端を両手でつかんで恥ずかしさに顔を
真っ赤にしながら快感に身をゆだねるんだ。
彼女は恋人でもない男の前にすべてをさらけ出す羞恥心を抱いている。彼女にとってこの行為は、
あくまで訓練にすぎないんだからそれは当然だ。
自分でしない理由は、彼女の言葉を借りれば、他人の指による予期しない刺激に順応するためさ。
俺もそんな彼女の要求に応え、緩急つけて性器をもてあそんでやるんだよ。
彼女は自分の性感をコントロールしながら、休憩時間を目一杯使って快感を手なずけ、予鈴が
鳴り終わると一気に抑制を解放して上り詰めていく。膣に差し込んだ指を締めつけ、腰のあたりを
ビクン、ビクンって痙攣させながら絶頂感にさらされている彼女も、やがて自分を取り戻し、
恥ずかしそうに頬を上気させて「ありがと」って言いながら、俺に微笑みかけるんだ。そんな時の
彼女の笑顔は上品ですごくかわいい。
706 :
埋め:2007/06/26(火) 04:59:54 ID:ElQBsH4/
俺の横で真っ赤になってうつむいているユリも今後は変わるはずだ。今週は男どもにもてあそばれる。
彼女もそれで吹っ切れるに違いない。
後ろ手の全裸のまま、最前列の自分の席に座るユリの乳房を、背後からもみしだいている光景を
思い浮かべていた俺は、ペニスの先から先走り液が糸を引いたまま床に垂れているのを見て
思わず赤面する。
親父は今、後ろにまわしたユリの腕をロープで縛り終えたところだ。その時、親父の背広のポケットの
携帯が鳴り出した。みんなの視線が一斉に親父の方を向く一瞬のタイミングをとらえ、俺はあらかじめ
頼んでおいたことを、ちゃんと実行してくれた男子生徒にウインクする。
親父は携帯で何やら話始めた。男子生徒は携帯を呼び出しただけだから、会話は親父の創作だ。
彼は携帯をたたんでポケットに入れると、「急用ができたので1時間ほど外出するよ。あとは
君にまかせる。普段通りに進めてくれ」と言い残して教室を出ていってしまった。
ユリは俺の方を振り向いて途方にくれている。俺のにやけた顔と、真上に勃起しながら先走り液を
垂らしているペニスとを見比べながら……。
しえん?
708 :
埋め:2007/06/27(水) 04:17:44 ID:7qpTWfla
当番をこなすということが、こんなにハードな役目だとは思ってなかったわ。最前列に座っていたので
当番の子が自分の席でどんなことをされているのか、ほとんど見ていなかったせいもあるけど……。
実はリエちゃんのしか見ていないの。彼女は斜め後ろの席だけど、彼女とは仲のいい友達だから、
時々彼女を励ましてあげようと思っていたのよ、がんばってって……。でも彼女の方を振り向くたびに、
彼女は顔を横向きにされて男子生徒のチンコをくわえていたり、性器をもてあそばれて真っ赤になって
うつむいていたりで、あまり話しかる機会がなかったの。一日が終わり、逆に彼女の方から
「端で見るほどひどくはないよ。気持ちよくなってきたし。だからあまり気にしないで」
とか慰められる始末でね。
でも、当番の子が黒板の前でさせられる行為は最前列で見てきたわよ。優しかったのは先生だけ。
それ以外の男子生徒はまるでケダモノだったわ。
セックスの体位については、正常位とバックくらいしか私は知らなかったの。それでも映画なんかで
そんなシーンをチラッと見てしまうと、恥ずかしさで頬が火照っちゃうけどね。
なのに男子生徒ときたら、性器をわざとむき出しにするような体位ばかりとらせて、苦しそうに
はぁはぁ喘いでいる彼女たちにのしかかるようにして、無理矢理チンコを膣に差し込んでいくのよ。
頭が下になっているような無理な体位の時は、途中でチンコが抜けちゃったりとか。それが射精の
間際だったりすると、精液がピュッ、ピュッって勢いよく、彼女の顔にふりかかったりするのよね。
彼らはあわててチンコを膣に差し込むんだけど、未経験なくせに元気だけはいい彼らのチンコは、
射精がなかなか止まらなくて、膣の奥まで差し込まれたまま、クイッ、クイッって脈動しているのよ。
最前列からは、そんなところまでがはっきり見えちゃうの。
リエちゃんは一番最初にそんな過激な洗礼をまともに受けた女の子よ。でも男子生徒たちも、
場数を踏んだせいか、目を血走らせて、みたいな貪欲さは修まってきていたのに……。
先生が教室を出て行ったとき、私は自分の苦境も忘れてあっけにとられていたわ。バージンを
失うときだけは、経験豊富な先生に優しくリードしてもらえると思ってたから。
709 :
埋め:2007/06/27(水) 04:22:53 ID:7qpTWfla
私はその時になって初めて、自分の最初の男になる男子生徒の顔を見つめたの。
彼って、私のうしろの席の男の子じゃない。わたしがオナニーするたびに、耳元で
「俺がしてやろうか?」ってささやきかけてきた彼が、チンコを真上に勃起させてニヤニヤしてるの。
彼は背後から私に寄り添うと、みんなが見ている目の前で、いきなり私の乳房をもみ始め、
もう一方の手を私の股間に伸ばして割れ目の中に沈めた指を、そのまま膣のなかに差し込んできたのよ。
私の性感は確かにオナニーで鍛えられていたみたいね。だって、いきなりだったのに突然激しい快感が
全身を貫いていったんだもん。
彼は耳元で「すごく濡れてるよ」ってささやくと、みんなの方を向いてしゃべってたわ。
「ユリちゃんにチンコなめて欲しいやついるか?」
快感に翻弄され始めてた私は、なんとか気を取り直して彼にささやき返した。
「……えっ?ちょっと待って。前に出てきていい男子生徒は一人だけでしょ。もうあなたがいるじゃない」
「先生の言葉を忘れたのかい?普段通りに進めてくれ、って言ったんだぜ。当番の子は普段、下の口には
先生の、上の口にはやつらのチンポをくわえるんだよ。今日の俺は先生役だ。君も普段通りにしないとね」
私は言い返せなくなって、一斉に手をあげた男子生徒たちの欲情にかられたような顔を見つめていた。
彼らはみな、リエちゃんを犯していた頃の、最初の週のケダモノたちに戻っちゃったみたい。
「ユリちゃんのマンコ、もうネバついてるじゃん。そんなにチンポ欲しいの?処女のくせにやらしいな。
じゃさっそく壇上に上がって足を広げて。陰毛を剃りながら俺のチンコ差し込んでやるから」
彼が指を私の膣から抜き取ると、ネトッとした愛液が膣口から床に垂れていったわ。
恥ずかしさに顔が火照るのを感じながら、うながされるままに壇上にあがった私。なまじ刺激されて、
うずいている私の性器は、みんなの方を向いて、ゆっくりとしゃがみこんでいく間にも、ツーッと
愛液の糸を壇上に垂らしていくの。
「……あぁ……恥ずかしい……」
710 :
埋め:2007/06/28(木) 05:18:57 ID:McDZaWmL
私はうつむいて、M字に開いた自分の股間を見おろしてる。性器が前付きの私は上から見下ろしても
膣口が見えちゃうの。私にフェラさせるつもりで前に出てきた男子生徒が、背後から腕を伸ばしてきて
私の乳房を下から包み込むようにしてもみしだき、ときおり乳首を指でつまんで愛撫してくる。
そのたびに、ゾクンとするような快感が身体を突き抜けて、膣口がキュッて収縮するのが見えるの。
膣口の下の窪みでキラキラ光っているのは滲み出てきた愛液よ。これらのすべてを、男子生徒たちにも
見られているんだと思うと、恥ずかしさで頬が火照り、顔を上げられなくなるのよ。私は「早く始めて」って
ただそのことだけを想いながら、うつむいて、あまりにも恥ずかしい自分の姿を見下ろしていたの。
聞き覚えのある声が耳に入ったのはその時だった。リエちゃんのあえぎ声。私はハッとしてリエちゃんの
席の方を見た。そしたら、彼女の席の横に男の子が立ってて、パンツとズボンを膝までおろし、シャツを
へそまで持ち上げて下腹部を丸出しにしてたわ。彼は勃起したチンコをリエちゃんの口に差し込んで
頭をつかんで前後に揺すってたのよ。
彼女は上半身裸で、ふくらみかけた胸を絞り出すようにロープが渡されて後ろ手に縛られている様子だった。
そして演壇の上からは、机の下の彼女の下半身が見えるんだけど、よく見ると下も何もはいていないのよ。
彼女は両足を左右に大きく広げたまま、脇腹の下の腰骨の部分を背後からつかまれて、前後に
揺さぶられていたの。演壇からは、彼女の股間に男子生徒のチンコが差し込まれているのが見て取れたわ。
彼女は、椅子に腰掛けた男子生徒の太ももの上で前後に腰を揺さぶられて性交していたのよ。
エリちゃん、なぜあなたは犯されてるの? 当番ではない女の子は……。
「……手を触れてはならない。本人からの申し出がないかぎり、だろ?」
私はハッとして先生役の男子生徒を見上げる。私は考えていることを声に出してしゃべってたみたい。
711 :
埋め:
「リエからは今朝、ユリが登校してくる前に俺たちに申し出があったよ。今日一日、当番の子と
同じカッコでいたい。私には何をしてもいいからって。彼女の真意はわかるだろ?そういうことだ。
だからリエに感謝して、君は自分の役目を全うすることだね」
そのときになってやっと私にもわかってきたの。リエは私の力になろうとしてる。彼女のおかげで、
男子生徒たちの私への欲情の矛先が鈍るのは確かだもん。でもリエは、「性交はいや」っていつも
言ってたわ。フェラもしたことないんじゃないかしら。彼女は指で性器を愛撫することしか、男子には
許さなかったの。でも男子の脳裏には、最初に彼女が当番をこなしたときの印象が鮮烈に
残っているはずよ。清楚で可憐なお嬢さん育ちの彼女。上品で可愛らしい彼女の性器を存分に
もてあそべる最初の一週間、男子生徒たちがどれほど興奮したか、私はよく覚えているの。
「あぁぁ、イ、イク……」
リエは男の子の股間に顔を押しつけられたまま、射精されてる。
苦しげに精液を嚥下している彼女。左右に大きく開いた彼女の股間に差し込まれているチンコも
クイッ、クイッって脈動しているのがかろうじて見て取れる。
男の子の腕は腰をつかんだまま、しばらく動かなかったけど、やがて彼に促されるまま、ゆっくり
立ち上がったリエの股間から半立ちのチンコがプルンって抜き取られ、一瞬の間をおいて
精液がダラ〜ってそこから床に垂れていったの。
彼女の背後の男子生徒は椅子から立ち上がり、彼女にチンコの汚れをなめ取るよう指示している
様子だった。彼女は言われるままに、身体の向きを変えて腰をかがめようとしたとき、私の視線に
気づいて、一瞬動きを止めたけど、次の瞬間には、いつもの愛らしい笑顔を浮かべて
ウインクしてきたのよ。
リエは自分の体験から、今日、私に襲いかかる試練の過酷さを予想していたんだわ。
たぶん、最年少の私がそれらにさらされるのを黙って見過ごしにはできなかったんでしょう。
「ありがと。リエ……。あなたに何か困るようなことが起きたら、その時は私があなたを守ってあげる」