小説書いてみたい奴と読みたい奴のスレ〜第4章〜

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1名無しさん@ピンキー
4スレ目に突入です。

このスレのルール
1、小説を書こう
2、小説を読んだら真面目に感想を書いてあげよう
3、広告や荒らしが来るので書く人も読む人も「原則としてsage進行」でお願い!
 但し、おなにすと ◆mV4KDr3cdc氏はこのスレ公認のage師と認定されましたの
でご自由に(笑)ageは師にお任せしましょう。

4、煽り叩きは徹底無視。
5、内容の制限は特にありません。エロ漫画小説板にふさわしい内容なら何でも
可です。ただ 極端に趣味の偏ったもの(スプラッタ、スカトロ、ハードSM等)
は、読む人にとっては刺激が強すぎる、また不快を招く恐れがありますので但し
書きを直前に入れるなどした方がよいのかもしれません(強制ではないです)

前スレ、前々スレは保管サイトにて。

保管サイトは
http://members.tripod.co.jp/novels2ch/index.html
2名無しさん@ピンキー:03/10/13 04:07
2
3名無しさん@ピンキー:03/10/13 09:59
過去ログ

小説書いてみたい奴と読みたい奴のスレ〜第三章〜
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/erocomic/1058292331/l50
小説書いてみたい奴と読みたい奴のスレ〜第ニ章〜
http://www2.bbspink.com/erocomic/kako/1047/10473/1047356518.html
小説書いてみたい奴と読みたい奴のスレ
http://www2.bbspink.com/erocomic/kako/1036/10365/1036502099.html
4名無しさん@ピンキー:03/10/13 09:59
>1
5名無しさん@ピンキー:03/10/13 12:40
>>1
乙カレー
6名無しさん@ピンキー:03/10/13 12:49
>1
乙ー。
でも立てたら誘導してしてほしかった。
7おなにすと ◆mV4KDr3cdc :03/10/13 13:00
>>1
乙です!
段々作家さんが増えて、嬉しいかぎりです。
8名無しさん@ピンキー:03/10/13 19:44
「女のここは、難しい漢字みたいだな。読めるけど、書けない……」
夫は私の内腿を両手で思い切り開き、肉襞の交わりをじっと眺めている。
「目を閉じると、もう頭の中に再現できない。でも、見ればおまえのか、他の
女のかはちゃんを分かるんだ」
私が彼に抱かれた日にかぎって、夫は体を求めてくる。以前は、口づけを交わ
し、胸を愛撫し、というありきたりのやり方だったのに、最近は、私の女の部
分を見つめるのが前戯になった。
「ねえ、もうやめて、恥ずかしいわ」
「いいだろ、智子、見たいんだ」
内腿を押えている夫の手に力が入ったので、脚を閉じるのはあきらめた。夫は
私の不貞に気づいているのではないか。そんな不安がよぎる。体を調べるよう
な真似はやめて欲しいのに、夫はねっとりとした視線をそそぎ続けている。
9名無しさん@ピンキー:03/10/13 19:45
「いつまで見ていても飽きないな」
と言ってから、おもむろに陰肉に口をつけた。肉襞を唇にはさんでもてあそん
でから、舌で押し開き、クリトリスを探りあてると、その周りをぐるりぐるり
と転がすように舐め始めた。
「あっ……」
心地よさに思わず声がもれてしまう。と、夫は私の股間から顔を上げ、
「智子、いつもと同じお前の味がするよ」
快楽に身をゆだねようとし始めた矢先にそう言われ、また、夫に浮気を悟られ
たのではないかという不安が頭をもたげてくる。脇の下がじっとりと汗ばんで
きた。
夫はこちらの動揺などおかまいなしに、私を横向きさせると、上になった左脚
を胸につくほど折り曲げて押さえつけた。陰裂から臀裂にかけてつめたい空気
を感じる。なにもかもがあらわにされてしまったのだ。夫の舌が肉襞に触れた。
熱い。その熱さが裂け目をゆっくりとたどってアヌスに達した。
「あっ、いや……そ、そこは汚いわ……」
「智子、お前の体に汚いところなんかないよ」
子供の頃、お漏らしをして、母に蒸しタオルでアヌスを拭かれた時の感覚がよみがってくる。
「お前の処女はもうここだけだったね」
「お願い、お尻は許して……」
これはいつもの儀式だった。夫は私が許してというのを聞くと満足して、それ以上しつこくアヌスを求めることはしない。

即死防止カキコももはやこれまで。中途半端でスマソ
>>10 そんな事云わずに続きお願いします!
保守
>1
乙です!

>10
イイ!(AA省略)
14Traffic Jam:03/10/13 23:06
即死防止ってことで全スレの>>627の加奈の続き
「あっ」
ジャグジーに入ろうとしゃがもうとしたとき、一人の女の子と目があった。
目があったのに驚いた訳じゃない。その格好に驚いたのだ。
下から視線を上に移動させていく。
黄色い可愛らしい水着が濡れて股間が黒く陰をつくり、胸のふくらみの先っぽは小豆ほどの主張をハッキリとしていた。
恥ずかしい格好をしているのが自分でもわかってるのか、頬どころか肩の辺りまで白い肌は朱色に変わっている。
周囲の喚声とは対照的に二人しかいない直径2mもない円形のジャグジーを挟んで沈黙が支配する。
少し幼さが残る顔をしながらも女の恥じらいを表情に露わにし、向こうも固まったまま私を見ている。
『そんなわけ…ないよね…でも……昨日掲示板に書かれてたのと同じ格好…彌生ちゃんなわけ…』
「あ、あの…もしかして、加奈さんですか?」
ピンク色の唇がかすれた言葉だがはっきりと私の名前を耳まで届いた。
「ええ…あなたは…彌生ちゃん?」
「はい…あの入っていいですか?」
邪魔にならないように束ねた艶やかな黒髪と半ば透けている女の子は恥ずかしそうに辺りを見回す。
「もちろん、一緒に入ろ」
15Traffic Jam:03/10/13 23:09
もうすでに私と彌生ちゃんの変態チックな水着は白い飛沫に隠れている。
しかし、男達の視線で敏感になったアソコは下から浮き上がってくる刺激を貪っている。
隣に座っている彌生ちゃんの奥歯を喰い閉めて撫で回す泡に耐えている表情がイヤらしくて可愛らしい。
「彌生ちゃんも気持ちよくなりたくってここに来たの?んくっ…」
「あ、ぁっ…違います…ここならぁ泡で見えないと思ってぇ…」
「のわりに感じてるのね。乳首もこんなに尖らせて」
指に挟んだ小豆をこりこりと転がす。
「きゃんっ…ダメ…です…加奈さぁんっ…んん」
「彌生ちゃんは御主人様達に言われたとおり、水の中でオマ○コさらしたの?」
指で転がしながら訪ねる。
「ふぁい…向こうの50mプールで…言われたとおりに…ひゃぁぁ」
固く握りしめている左手を手に取り、私の下腹部に誘導する。
「私もこの格好で男の人の前で平泳ぎしたりしたの…食い込んでるアソコをいっぱいジロジロ見られたの」
指を絡ませながら下の方に滑らせていく。
「か、加奈さん………あ、熱い…」
華奢な指が私の股間を覆ったまま離さない。
「…っぃぃ…彌生ちゃんのも………熱いよ」
見つめ合いながら水面下でお互いにお互いをまさぐる。
薄い布地の上からでも陰毛のザラツイタ感触が伝わってくる。
少し下にはクリがちょぼっと膨らみ突っついてあげる。その度に彌生ちゃんは手を止め快感を噛み締める。
彌生ちゃんは左手のせいか慣れないながらも同じように私のクリを突っつく。
16Traffic Jam:03/10/13 23:11
まるでこの前の筆で弄りあってたのが現実になって、どちらが先に根を上げるかゲームになっていた。
負けじと中指の腹をスジに行き来させる。
彌生ちゃんは細くハイレグになっている水着を引っ張る。
「くぁぁ…っん…いい…彌生ちゃん…もっと…もっと引っ張って…」
水着が千切れるかと思うぐらい引っ張り上げられ、アナル、小陰唇、クリトリスと擦り挙げていく。
微妙な泡がまとわりつきながら、水着をずらしていき直に指を入れる。
「そんなっ…ダメぇ…くん…はぁはぁ…ぁぁあっ」
私の行為に彌生ちゃんは息も切れ切れにして、身体を強ばらせる。
ピクピクと震えながら私の右腕にしがみつき、刺激に耐える。
「彌生ちゃん…イキそう?…ねぇイキそう?」
意地悪そうに質問するが返事は帰ってこない。仕上げに左手を腰に当て、勢いのある噴出口へとアソコを押しつけさせる。
「ダメっ…ダメッ…くわぁぁぁっ…………」
力が抜け身体を私に寄りかかる。柔らかい胸の感触が気持ちいい。
私も水着を横に寄せ、性器を水中で露出させ、腰を沈めていく。
次第に泡の登ってくるスピードは速くなり、水着と肌の間に空気が入り込んでくる。
連続的に気泡が性器と肛門を駆け上がり、私も上り詰めていく。
>10の続き
横臥して片足を胸に抱えている私の股間に夫は自分の腰をぴったりと合わせてきた。今日の午後、彼に激しく突かれた私のあそこは、何の苦もなくするりと夫のものを飲み込んでしまった。濡れている。心は彼のものなのに、夫の時にも濡れてしまう。自分の淫らさに顔が火照る。
夫は小刻みに腰を動かし始めた。そのたびに脚の付け根が私の肉芽を擦りあげる。たまらない。声を洩らすまいと下唇を噛んでいたが、突かれるたびに口が開いてしまう。
「あっ……あっ……」
愛液に濡れた秘肉がぴちゃぴちゃと音を立てはじめた。
「智子、淫らだな、お前の体……」
「いや、言わないで……」
夫はからかうように乳首を指先でもてあそんだ。乳首が硬くなる。夫は手のひらを私の口にもっていって、
「舐めるんだ。たっぷり濡らせよ」
唾液で濡れた手のひらが乳首をころがし始めた。快感にのけぞり、思わず大きな声をもらしてしまう。
「いい声で鳴くじゃないか、智子……」
夫は、息を荒くしながら、腰の動きを激しくした。目の前が真っ白になってきた。もう何も分からない。
「あぁぁぁぁ……」
ふと気づくと、夫は腰の動きを止めている。大きく息をつきながら、上体を私の上に預けてきた。じわっと暖かい重さに包まれた。私の中のペニスがゆっくりと動悸をうっている。熱い液体が私の中に流れてきた。

おなにすと ◆mV4KDr3cdcさんに励まされて続きを書いてみたが、
やっぱり素人では作家の皆さんみたいに続かない。スマソ
いや、全然イイぞ。
GJ!
>>18
かなり(・∇・)イイ!でつよ。
照れないで続きぷりーず!!
21名無しさん@ピンキー:03/10/14 20:29
上にスレ立てたのですが、叩かれてます。でも良かったら読んでください。
素人です。勿論無料。感想も待ってます。
http://www.ni.bekkoame.ne.jp/aru-onnna/
ごめんなさい!上げちゃった。sageます。
23恋人たちのように:03/10/14 20:34
「ああ、うん。式には出られると思うよ」
「そうだね、連絡してなかった俺が悪いんだけど」
「うん。あと1ヶ月か……知らないうちに、話進んでたんだな」
「へえ、今日はこっちに来てるの?ああ、相手と打ち合わせね」
「うん。ああ。わかった。じゃあ切るよ、母さん」
 和司は受話器を置いた。置いた途端、なぜか溜息が出た。
「恵が、結婚か……」
 なんとなく安アパートの天井を眺めながら、そんな言葉を吐いてみる。
実家から東京に出てきて、もう2年。恵の名前を口にしなくなって、もう2年。
たかが3文字の言葉が洩れただけで、心がざわめく。
24恋人たちのように:03/10/14 20:36
 なんで?そんなのわかんないよ!
 だって、好きになっちゃったんだよ?しょうがないじゃない!
 私のこと、嫌いなの……?

 あの夜の言葉を、和司は今でも鮮明に思い出せる。思いの丈をぶつけ合い、
恵は泣き、和司は家を出た。
 忘れた。働いて、働いて、働いて、忘れた。忘れたと思っていたのに、
すぐに思い出せてしまった。
 自分はなんと愚かな男だろう?そのために経てきた2年という歳月が、
ただ一つの電話によって霧散してしまった。
25恋人たちのように:03/10/14 20:38
 情けない自分を振り払うように、よろよろとした足取りで台所に向かう。
コップ1杯の水程度で冷却できるほど、冷えた感情でないのは和司自身が
一番よく分かっているのだが。
 都会特有のぬるくまずい水が蛇口からコップに注がれる。水流を止め、
そのぬるくまずい水を口に流し込もうとした、その時。
「おーっす!」
 すぐ隣の安っぽいドアは、それなりの安っぽい音を立てて激しく開いた。
突然の出来事にコップを口から離せないでいる和司の横目には、わずかに
ガサガサと揺れる半透明の買い物袋が見えるのみだった。
「なにきょとんとしてんの?」
 その人物が発した二言めが、和司の顔を否が応でもその人物の方に向かせた。
2年間の間にこの部屋を訪れたどの女とも違う声。聞き覚えのある声。
最も逢いたくない女の、声。
26恋人たちのように:03/10/14 20:40
「め、めぐみ……」
「おっす!」
「な、なんで、おまえ、ここに」
「なんでって、こっちたまたま来たし、ひさびさにわたしの手料理食べたく
なる頃じゃないかと思ってさ」
 慌てる和司の顔をそれは嬉しそうに眺めながら、食材がぎっしり詰まった
両手の買い物袋を何度も振る。それにあわせて、2年前よりちょっとブラウンが
強くなったショートの髪が揺れる。
 刹那、無理に忘れようとしていたのは、激しい言い争いの言葉だけでは
なかったのだと、和司は悟った。

俺は、この女が、誰よりも好きだったということを。
その想いに耐えられなくなったからこそ、家を飛び出したのだということを。
その誰よりも好きだったこの女が、自分の実の妹であるということを。
全然、移動がすんでおりませんが、新しい保管サイトのURLは
http://www2.mega-sp.com/users/novels2ch/
です。
作品別カウンタが付いています。
作者別作品リスト、五十音順作品リスト、投稿開始順作品リストを作成の予定です。
ご意見等ありましたらお願い致します。
今まで作品名なしで創作をしてらっしゃる作者さま、
よろしければ、作品名をつけていただけませんでしょうか。
>>26
(・∇・)イイ!
>>21
荒らしは消えろ。下手糞が自薦で宣伝すんな。
31Traffic Jam:03/10/16 03:35
前スレの>>630の彌生の続き
「あっ」
男子の奇異な目を気にしながらなんとかジャグジーの前まで来て、驚きの声を挙げてしまった。
向こうも私の姿を見て、同じ言葉を発していた。
すぐに誰だかわかった。実際、昨日の指示通りの格好をしているちょっと年上の女の人。
小さめのスクール水着を着ている人が他にいないとは言い切れないが、直感でわかってしまった。
そして面と向かうことで、自分自身の今までの露出行為を知られてるという羞恥心がこみ上げてきて、顔が真っ赤になっていくのがわかる。
思考が空転する中、勝手に口を継いで言葉が出た。
「あ、あの…もしかして、加奈さんですか?」
「ええ…あなたは…彌生ちゃん?」
『やっぱり……』
確認したことで露出仲間という親近感がわく。
「はい…あの入っていいですか?」
長い間、水から出ているので周りが気になってしまって視線を泳ぐ。
「もちろん、一緒に入ろ」
改めて加奈さんの格好を見ると引き締まった腰と脚が奇麗で、日焼けのコンストラストが水着の小ささを強調していて羨ましかった。
32Traffic Jam:03/10/16 03:36
泡に包まれ透けた身体は覆い隠され、今日初めてホッとする。
パソコンを前にすれば近くに感じられるが、一端電源を落としてしまえば遥か遠くの人だと思っていたのに目の前には加奈さんが存在する。
深さは座って丁度首の辺りまでしかなく、二人並んで無言で腰を下ろしている。
噴出口が前と下にあり、気泡と共に水流が勢いよく前から下からまとわりつきこそばゆい。
「彌生ちゃんも気持ちよくなりたくってここに来たの?んくっ…」
「あ、ぁっ…違います…ここならぁ泡で見えないと思ってぇ…」
『加奈さんも感じてるんだ…』
共犯めいた露出の連帯感が私を一層安心させ、刺激の感受性が増す。
「のわりに感じてるのね。乳首もこんなに尖らせて」
「きゃんっ…ダメ…です…加奈さぁんっ…んん」
泡に隠れていつの間にか忍び寄った手で胸の敏感なところを摘まれる。
「彌生ちゃんは御主人様達に言われたとおり、水の中でオマ○コさらしたの?」
胸先の刺激で頭がしびれて何も考えられない。
「ふぁい…向こうの50mプールで…言われたとおりに…ひゃぁぁ」
水温で冷やされた私の手を掴まれ誘導される。
33Traffic Jam:03/10/16 03:37
『…加奈さんの手…暖かくて…気持ちいい…』
そんなことを考えてる間も手は加奈さんの下腹部に滑り込んでいく。
「私もこの格好で男の人の前で平泳ぎしたりしたの…食い込んでるアソコをいっぱいジロジロ見られたの」
固く握りしめられていた指を一本一本優しく解かれ、とうとう加奈さんの股間に到達する。
「か、加奈さん………あ、熱い…」
其処は握りしめられた手とは比べモノにならない熱量を放っている。
「…っぃぃ…彌生ちゃんのも………熱いよ」
ギュッと股間と心臓を鷲掴みされる。
「んきゅっ!…そんなぁっ……ぁぁあっ」
誰にも触られたことのないアソコをいつも自分がしてるようにいじくられる。
イヤ、自分でいじくるよりも気持ちいい手さばきでクリトリスを撫でたり、突っついたり、摘んだりと弄ばれる。
もし、水から出てしまえば包皮から捲れたクリトリスが水着の上からでも透けてるのがばれてしまうだろう。
気持ちよすぎて加奈さんのアソコを触っている手はそのまま水着を握りしめる。
34Traffic Jam:03/10/16 03:38
「くぁぁ…っん…いい…彌生ちゃん…もっと…もっと引っ張って…」
『加奈さんも…感じてくれてる……んだ…』
性の先輩を気持ちよくさせた嬉しさと自信がその行為を増幅させる。
ナイロンの伸縮性の限界まで激しく引き延ばす。
その行為に夢中になることで加奈さんから与えられる手戯をできるだけ長く感じていたかった。
しかし、加奈さんの手は布越しでは飽きたらず、水着を横にずらす。
水着の中に水流と共に気泡が火照った身体を駆け上ってくる。
それ以上の快感が、直に加奈さんのイタズラされることで脳幹へ突き抜けていく。
「そんなっ…ダメぇ…くん…はぁはぁ…ぁぁあっ」
たまらず大きな嬌声を挙げてしまう。周囲を気にする暇もなく、強烈な刺激が頭の中で次々と砕け散る。
私の手は停まりかけ、その代わりに加奈さんが耳元で私に囁く。
「彌生ちゃん…イキそう?…ねぇイキそう?」
耳に吹きかけられる吐息すら私のアクメを助長させる道具でしかなく、全身が緊張と弛緩の繰り返す。
もう一つの手が伸びてきて私のお尻を撫で回し、水中で夢遊する私の代わりにコントロールする。
ふらつく腰を加奈さんの両手で股間とお尻とを弄ばれ、いきなりグイッと水底へ押さえつけられる。
勢いが強すぎて躊躇して離れていた噴出口の真上に性器を押しつけられる。
「ダメっ…ダメッ…くわぁぁぁっ…………」
しかも直にだ。膣口の中に空気が浸入し暴れ回る錯覚に陥り、そのまま絶頂を迎え、身体の一瞬の硬直と、次に訪れた弛緩で意識は薄らいでいった。
35Traffic Jam:03/10/16 04:04
同じ出来事を加奈と彌生で交互にそれぞれの視点で書いてます。
自分が相手のことをこうだろうっと思っていても、実際は全然違うことを考えていることは良くあることで
その辺が出せれば良かったんですけど、うまくいってるかどうかは……ビニョウ

>>27 補完さん
良さげな感じですね。wikiだと何が更新したか一目瞭然ですしね。
各作品に感想を書き込むのもwiki上でできるようにするんですか?

>>10
女性の作家さんだと勝手に思ってますw
違ったらごめんなさい。
文とセリフのバランスと話の流れがよくって勉強になります。
まだまだ続くんでしょうか?続くんですよねw

>>23 恋人たちのように
先が気になります。
結婚相手は誰なんだろうとかなんで今頃妹は来たんだろうとか
作家の皆さん乙です。

TJさん、まめに来られるようになったんですね!嬉しいかぎりです。
37恋人たちのように:03/10/16 21:58
「はい、とりあえず1品目〜」
 目の前のコタツに少し乱暴に置かれた大皿。中には野菜炒めが入っている。
「……」
 まだ、そんな恵に対して、和司は言葉をかけられないでいる。いろんな
思考が頭の中で交錯して、ただ一つの言葉すら浮かんで来ない。
「あ、ちょっと兄貴」
 まだ台所で火にかけている鍋を見ながら、恵が呼びかける。
「お風呂沸かせる?できれば入れといて欲しいんだけど」
「うえっ?」
 そのマヌケな声が、和司が久々に上げた言葉となった。
「おい、まさかここで入っていくつもりなのか!?」
「うーん。まだこれ出来上がるまで時間あるし、兄貴が食べてる間に
できれば入っておきたいんだけど」
「あのなあ……」
 恵の昔と変わらぬ物言いに、和司の思考も落ち着いてきた。
「いくらなんでも泊まっていくのはなしだぜ。俺だってそれなりに
一人暮らしを満喫してるんだ。もしかして、彼女が来ちゃうかも知れないし。
そうなったら大変だぜ?」
38恋人たちのように:03/10/17 01:13
 冗談めかした口調で、和司は笑う。
「そうなんだー。ホント、そうなっちゃったら大変だね」
 しかし、恵は我関せず部屋を見回して湯沸器のスイッチを探す。
「まったく……ほら、そこの台所のところだ」
「え?……おー、あったあった♪スイッチ、オン!じゃあ、入るから」
 そう言って、恵はいきなりサマーセーターを脱ぎ始めた。当然、和司は
慌てて目をそらす。一瞬見えた、真白なブラ。
「お、おい!人の前で、脱ぐなっ!」
「だって、このお風呂脱衣所ないじゃん」
「そ、そりゃそうだけどなー!」
「あーはいはい。中に入って脱ぐから。兄貴、覗くなよ」
「覗くか、バカ」
「ふふふ、あはは。マジになっちゃって」
「いいから早く入れよ!」
「りょーかい」
「まったく……」
 着替えのバッグを持ったまま、恵がバスルームへ向かう。背後に香る、
女の香り。
「……彼女なんて、いないくせに」
「あ?何か言ったか」
 どうやら本当に和司には聞こえなかったようだ。その返答に、恵は何も
応えずユニットバスに消えた。
39ヘア解禁 ◆EYDneFayJ2 :03/10/17 07:29
アダルトゲームのキャラクターで女の悪魔がモデルになっているものだという。
『女のくせにエロゲー?』
それを聞いたとき、秀夫は少々意外に思った。
『実際はゲームをプレイしないでコスプレしているコも多いんです。デザインだけ雑誌やネットで見て……。私は一応一通りやりますけど……』
『それでなんでエロゲーなのさ?』
『キャラクターデザインがいいんですよ。可愛い服が多いから……』
『ほう……。それは見てみたいもんだ』
というわけで、秀夫は会場にいるのである。
「じゃあ着替えてきます」
言うとリクは更衣室に去っていった。
秀夫はリクを待つ間、コスプレイヤーたちを観察した。
ミニスカートや肌をかなり露出しているコスプレイヤーたちも多い。
自己顕治欲をこういう所で発散させているのだろうか。
しかしセーラー服やビキニに近い姿、バニーガールなどもいて、まるでイメクラである。
それを素人がやっているという点に秀夫は感興を覚える。
(いくらで身体を売るんだ?)
思わずそう聞いてしまいたくなるような、光景ではある。
何を狙ってるのか、妙なカメラの角度でコスプレイヤーをとっているカメラ小僧もいる。
秀夫は面白いことを考えついた。
「おまたせしました」
リクが着替えて秀夫のそばにもどってくる。
秀夫は目を見張った。
リクも他のコスプイヤーと同様、魔女のキャラクターの格好をしている。
40ヘア解禁 ◆EYDneFayJ2 :03/10/17 07:30
頭に大きな動物の耳のかざりノースリーブの丈がミニのワンピース。ヒップにはしっぽがついている。ブーツにひじ上まである長い手袋。そのすべてが黒で統一されている。
肩とひじ上、そしてミニスカートからのびるふとももがなまめかしい。
黒い服と対照的に白い肌に、目が吸い寄せられるようにそこに引きつけられる。
砂糖にむらがる蟻の軍団のようにカメラ小僧たちがリクのそばにわらわらとやってくる。
「お願いします」
「お願いします」
「お願いします」
秀夫はその姿を見て辟易した。
童貞歴二十年は越そうかというような妄想だけふくらませて毎晩オナニーにふけっている、そんな顔ばかりだったからだ。
(もう少しファッションとかにも気を使えよ……)
そう思うがさすがに口には出さない。
リクはカメラ小僧たちの注文に応えて様々なポーズをとっていく。
カメラ小僧たちはリクの両足を開かせるような注文をつけていた。
もちろん目的とするところは明らかだ。
しかしリクは巧妙にガードをして、下着を見せないようにしている。
もともとパンティの上からもアンダースコートをつけている。
撮影が一段落してリクがもどってくると、秀夫は言った。
「今度はスカートの中を見せてやれ」
リクは硬直した。
「いいな。カメラ小僧たちにお前のいやらしい下着を挑発的に見せてやるんだ。囲んでいるやつら全てを勃起させるまでやめてはだめだ」
「……できません」
「リクはやるさ。おれの奴隷なんだからな」
リクはうつむき考え込んでいるようだった。
41ヘア解禁 ◆EYDneFayJ2 :03/10/17 07:32
やがて二度目の撮影タイムが来た。
この会場では撮影のタイミングが決まっているわけではないのだが、自然発生的に順番が決まるらしい。
リクのまわりに再びカメラ小僧たちが群がってきて、撮影を拒むわけにはいかない雰囲気になっていた。
リクはゆっくりとポーズをつけ始めた。
立ちポーズである。
座ってください、の声に腰をおろしてポーズをとるリク。
アンスコとはいえ、写真に撮られるのは抵抗があるのだろう。
手とスカートのすそでガードしながらポーズをつけていく。
「足をもっとひらいてください」
声にゆっくりとリクは両足をひろげていった。
全身がほてっていくのが傍目からもわかった。
秀夫はじっくりとその様子を観察していた。
リクのコンパスが開いていくにつれ、カメラ小僧たちの輪も縮まってくる。
秀夫はすがるような目のリクに冷たい視線を返した。
―そら、いやらしいスカートの中をさらけだしてやりな!
無言の命令にリクは観念した表情をうかべると、両足をふとももでかかえた。
いわゆる体育座りの格好である。
こうすると、正面からアンスコは丸見えになる。
フリルでたっぷりと装飾された可愛らしい白いアンダースコートがあらわになった。、
雷光の如きフラッシュと怒号のようなシャッター音が会場に轟いた。
男たちの欲望が一眼レフのレンズを通して、リクに襲いかかっていくのがわかる。
―そうだ。もっとだ。もっとサービスしてやれ。
無情にも命令する秀夫の言葉なき指令を受け、リクは体育座りでそろえていたすらりとしたその両足を開脚していく。
42ヘア解禁 ◆EYDneFayJ2 :03/10/17 07:33
今やリクをとりかかこむ男たちの数はふくれあがっていた。
その全員が野獣の欲望をカメラの先からまき散らし、シャッター音になってリクの肉体を貪っていく。
激しいフラッシュとシャッターはそのまま男たちのの想像の中の射精に他ならない。
いつしかリクにも淫獣たちのしたたる性欲が伝染したようだった。
顔をほてらせながら、開脚したアンスコに指をはわせるポーズをする。
―見て! 見て! いやらしいリクを見てええ!
そんな表情で訴えならが、リクは公開露出ショーにのめりこんでいくようだ。
何かに耐えるように、スカートの中に手を入れると、リクはアンスコを脱ぎ始めた。
大きなどよめきがすぐさまそのまま怒涛のようなシャッター音となってリクの股間に注がれる。
片足だけ脱ぎ、もう片方のふとももにアンスコをからませたままリクはポーズをつけていく。
生パンティと呼ばれる決してコスプレ撮影では撮らせない、プライベート用のパンティが見ず知らずの汗くさい男たちの餌食としてさらけだされていく。
ユカの催眠術の影響なのだろう。この露出ショーをすでに快感に感じているのは間違いなかった。
少女らしい横にストラップの入ったパンティを指を濡らしならが、リクは祭祀の餌食として男たちに喰われていく……。
「よ、先輩!」
カメラ小僧たちと一緒になってリクの淫乱ぶりに見入っていた秀夫は肩を叩かれてふりむいた。
ユカが立っていた。
43ヘア解禁 ◆EYDneFayJ2 :03/10/17 07:34
どうも気力が続かなくて濡れ場が短くなりがちだな……。

細切れ不定期連載ですいません。
ご意見ご叱咤いただければ幸いです。
44Traffic Jam:03/10/17 13:22
>>43 ヘアさん
エロゲねたで引っぱってみても面白いかも
カメラ小僧をもっと醜く書くとリクを汚される感が出てイイかも
>>44
ボランティアの続き、楽しみにしているであります!!
>>38 続きまだー?
徐々に引越しが進んでいます。
容量の大きい作品を分割して収載するか、
多少重くてもそのまま行くかがいまの悩みどころ。
SlaveOfTheMoonさんの「瓦礫〜」を見て分割するか否かのご意見を下さい。
「恋人たちのように」に作品感想用一行掲示板をつけてみました。
そちらについてもご意見をください。
よろしくお願いします。
http://www2.mega-sp.com/users/novels2ch/
>47
携帯から見てる身としては、10KBくらいづつ分割していただけると、
全部読めて良いのですが、そうするとPCから見たときウザイかな。
保守
50恋人たちのように:03/10/20 20:38
 シャワーの音が気になって仕方がない。目の前の野菜炒めやシチューは
確かにおいしいはずなのに、舌はまるでその情報を頭に伝えない。
「くそ……なんでだよこのタイミングで」
 母親との電話で、自分の恵に対するわだかまりを思い出した直後の、
本人の訪問。最後に見た時よりずっと大人びて見える妹の、姿。
 知らず知らずのうちに、箸は止まっていた。
 思い出されるのは、やはり、あの夜の事。

 ダメだ、そんなのダメなんだ!
 俺とお前は、兄妹なんだ、だから……お互い相手を好きになっちゃ
いけないんだよ!
 俺だって、ずっと……クソっ!

 両親が留守だった夜。話の内容を聞かれたら、きっと卒倒したに違いない。
そして、その激しい会話の後、和司は誰にも告げず、早朝家を出た。
就職していた地元有力企業さえ、蹴って。
51恋人たちのように:03/10/20 20:40
「めぐみ……」
 幼い頃からずっと、自分の事を慕っていた妹。思春期を経て、ますます
まぶしくなっていく妹に、女を感じてしまった日。
 意識すればするほど、その想いは熱く。そして気づく。相手の、自分と
同じような視線に。
 あの夜は、そんな瞬間だった。兄と妹が、男と女である事を理解し、
そしてぶつかり合った、夜。
 後悔は、していないはずだ。あの夜を少しでも過ぎてしまっていたら、
自分は、妹を、奪っていたかもしれない。和司には、そんな恐れがあった。
だからこそ、全てを捨ててこの町にやって来たのだ。逃げて、来たのだ。
「めぐみ……」
「なあに、呼んだ?」
「うえっ!?」
 ハッと我に返り、ふりかえる。そこには、バスタオルを巻いた、妹。
52恋人たちのように:03/10/20 20:43
「ねえ、今呼ばなかった?」
「よ、呼んでねえよ!バカ、なんて格好してんだっ!」
「バカって……お風呂あがりの普通のスタイルじゃん。お風呂に入って
十二単で出て来たらおかしいでしょ?」
「あ、あのなーっ!」
「ね、兄ちゃん。ビールあるでしょ?」
「は?」
「ビールよ。さっき冷蔵庫に入ってたよ。ね、1本ちょうだい」
「あ、ああ、まあいいけど……」
「ありがとっ!」
 和司が知っているのは、まだ酒を飲めなかった妹。そして、今目の前に
いるのは、発泡酒を勢いよく開け、飲み下す妹。
 そう。茶がかったショートヘアも、バスタオルから覗く濡れた肌も、
マニキュアもペディキュアも、和司が知らなかった妹 恵の姿なのだ。
 和司の知らない誰かに出会い、誰かを愛し、もうすぐその誰かの物になる、
妹。
つ、続きキボン!
54Traffic Jam:03/10/21 05:48
>>16の加奈の続き
彌生ちゃんと一緒にあるところに向かって歩いている。
手をつなぎちょっと遅れて、私に隠れるように付いてきている。
「ほら、猫背になってるよ。彌生ちゃん?」
わざとらしく注意する。
私と彌生ちゃんが太陽で周りが向日葵のように視線も遠回しにだが常に付いてきている。
私に突き刺さる視線のいくつかが彌生ちゃんの方に移る気配がした。
まだ、おどおどした感じだが私の陰からは出た。
「ふふっ…乳首も下も丸見え。露出狂ね」
耳元で囁いてあげる。
今にも意識が飛びそうな表情をして潤んだ瞳で歩を進めることを私に促す。
一方、私はと言えば彌生ちゃんみたいに乳輪も陰毛も透けてはいないが、胸の突起も下の唇もその形を紺色の生地の上に象っている。
黒く滲んだ生地はプールの水以外に奥から溢れ出した体液を吸い取り、暑い日差しで乾くどころか保水できずに内股に滴を垂らしていく。
順番待ちしているウォータースライダーの列の後ろに並ぶ。
視線の主達もあからさまな表情を必至に隠そうとしながらさらに後ろに並んでいく。
そして何人かは並ばずに、滑り台の出口でベストポジションを確保しつつ視姦を続ける。
男達の鼻息が肌に掛かって気持ち悪さもあったけど、食い入るような眼はまるで自分が裸になってるかのような感じがした。
そうこうしてるうちに、列はどんどん短くなっていき階段を上っていく。
前に彌生ちゃんのカワイイお尻が目にはいる。同じように私の水着が食い込んでTバックに近い状態のお尻も見られている。
ヌチャヌチャと股間が音を出している。
そう思うとお尻が熱くなり、そこから下腹部、太股と体中に染み渡っていく。
55Traffic Jam:03/10/21 05:49
高さ10m程で風が強い。二つの口の左に立つ。
右には彌生ちゃんが不安そうに私を見る。
座ると次から次へと流れてくる水が思ったより冷たい。
彌生ちゃんも慌てて滑る準備に入る。私は彼女の準備が整うまで待つ。
後ろからは何も文句は出ない。目があった瞬間、微笑み次の瞬間二人とも勢いよく滑り落ちていった。
流水と共に半円のチューブの中を抜けていく。重力で前に行こうとする身体に反して摩擦で水着は後ろに追いやられる。
日焼けしていない肌の面積が増え、カーブにさしかかる度に前は捩れ、Tフロントになっていく。
大陰唇が捩られたナイロンを挟みこみ、激しく擦られる。
膣口から水が入り込んでくるような感覚もたまらない。
嬌声を挙げながらそんな数十秒の出来事を楽しんでいたら、チューブから弾丸のように発射され水に包まれる。
そのときの勢いで肩ひもの片方がずれて危うく、胸が出てしまうところだった。
その一部始終を勿論、男達はにたついた顔で観察していた。
そして、すぐあとに水中に放り投げられた彌生ちゃんも同じような格好で卑猥だった。
56Traffic Jam:03/10/21 06:03
>>45
スマソ。続きはまだ書いておりませぬ_| ̄|○

>>47 補完さん
>>容量の大きい作品を分割して収載するか、
SOTさんの意見がきけたら一番いいんでしょうが……SOTさんやぁーい
>>「恋人たちのように」に作品感想用一行掲示板をつけてみました。
いいんでないでしょうか。

>>50-52
補完サイトの作品感想用一行掲示板にさっそくかいときました

「恋人たちのように」の作者です。
 補完さま、拙作などを補完して頂いてありがとうございます
 Traffic Jamさん、ご感想ありがとうございます
 さて質問なのですが、作者名を別に用意したほうがいいのでしょうか?
 そうであるならば、とりあえず「ホロロケンモ」でお願いします
 それでは今後もゆっくりとではございますが書かせて頂きます
58あるたっく:03/10/21 19:16
前スレ534,536の続き
タイトル「Pillage」

「ふう……」
 午後8時過ぎ。両親のいない一人だけのリビング。普段なら戸締りをして
入浴をしている頃だが、今日は訪問者があるので、こうして待っている。
『……相談なんだけど、一緒に見舞いに行ってくれない?』
 今になって考えれば、はじめは戸惑った康介の提案も、裕未はありがたいと
思うようになっていた。自分一人なら、彼の状態を見るのが怖くて、ずっと
見舞いに行かなかったかもしれない。彼の親友である康介は、普段から明るい
キャラクターで、周囲を笑わせている。康介と一緒なら、病室での彼の顔を
落ち着いて見られるかもしれない、と。
「……」
 テレビもつけずに、彼の親友の来訪を待つ。リビングに響くのは、時計の音。
それに続くのは、ため息。ふと思い出された、寒い夜の事。
「は、あ……」
 同じような時間にこの家を訪れ、裕未の部屋で交わした、二人だけの夜。
59Pamplemousse:03/10/21 20:40
>18に続く
『アクラシア』
耳元で夫はまだ荒い息をたてている。それを聴きながら余韻にひたるのが好き
だ。しだいにおさまってきた。秘肉の内側を押し広げていた物も、もう私の肉
と一体化したような柔らかさになっている。夫はゆっくりとそれを抜いた。ベ
ッドについた両手にけだるそうに上体をあずけると、
「どうした、智子、いつになく激しかったじゃないか……」
「あなたこそ……」
シーツに頬をつけたまま相手の顔も見ずに返事をした。事が終わった後の愛液
と精液とでまだ湿っているペニスのほうが、顔よりも表情豊かだ。つい見入っ
てしまう。
60Pamplemousse:03/10/21 20:42
以前はこんな風ではなかった。夫は勝手に一人でいって、終われば直ぐに体を
離した。絶頂を迎える前にいきなり引き抜かれと、不安や憤りで胃のあたりに
起こる違和感と同じようなものを下腹部に感じてしまう。何度もそういう不愉
快な目にあわされた。
だが、あの夏の日を境に、夫の態度は一変した。その日、彼との情事を終えて
帰ると、出迎えた夫は、私をベッドに押し倒した。
「ね、お願い、先にシャワーを浴びさせて……汗だらけですもの」
「いいんだ、お前の本当の匂いが知りたいんだ」
のしかかる夫をはねのけて何とか、バスルームへ行こうとした。外出先から石
鹸の香りを漂わせて帰る訳にはいかないから、情交で火照る肉襞に軽くシャワ
ーをあてただけで帰ってきた。そんな体を夫に抱かれるのはまずい。だが、起
き上がったところを後ろから抱きとめられてしまった。
61Pamplemousse:03/10/21 20:44
「ねえ、本当にやめて……」
夫は黙ったまま首筋に唇を這わせ、耳たぶをくわえてもてあそんだ。男の匂い
を感づかれやしないかと気が気ではない。
「さあ、智子、裸にむいてあげるよ」
そう言うと、夫はブラウスのボタンを外しはじめた。
「汗臭いでしょ、ね、お願い……先に、シャワー……」
夫の指がブラを上にずらした。じらすように指先で乳房の下側をかるく撫でる。
それがしだいに乳首にのぼっていった。自分でも乳首が固くなるのがわかる。
その固くなった乳首を指の腹が優しくころがしはじめた。逃げようと前掛かり
になっていた上半身を後ろの夫に預けるようにして快感に酔った。いよいよ乳
首ははちきれんばかりになってきた。
「はぁぁぁ……」
いきなり乳首を強くつままれて声をあげてしまった。目の前が揺れているよう
な感覚に襲われる。ふと気づくと、ブラウスもブラも外されてしまった。
「ほら、もう一度だよ」
62Pamplemousse:03/10/21 20:45
指先がまた乳房の下側を撫でている。触れるか触れないぐらいの柔らかさがた
まらない。後ろの夫にすっかり体重をあずけ、されるがままになった。乳首は
また固くしこっている。そろそろだわ。期待と不安が頂点に達したところで、
乳首をきつくつままれた。
「あぁぁ……」
声をあげてのけぞった。寄りかかっていた夫が体をかわしたので、そのまま後
ろに崩れ落ちた。すぐさま覆い被さってきた夫は、仰向けになった私の腕を万
歳をしたような格好に押さえつけ、
「智子、お前の淫らな匂いをかがせてもらうよ」
というと、脇の下に顔を近づけた。
「嫌ぁぁ……」
逃げようともがいたが、二の腕を押さえつけられているのでどうにもならない。
夫は脇の下に頬ずりを始めた。くすぐったくてしょうがない。
63Pamplemousse:03/10/21 20:47
顔を上げた夫は、満足そうに私を見下ろすと、
「獣の匂いがする……」
「嫌、言わないで……」
恥ずかしさに目をつぶってしまった。
「智子、お前にも確かさせてやろう」
夫は脇の下を舐めるとその口を私の口に重ねてきた。顔をそむけて拒むと、
「このまま唾をお前の顔にたらしてやろうか」
しかたなく、私は口を軽くひらいた。夫の唇が重なる。乱暴に舌がからまって
きた。黴臭い味がしたが、すぐに分からなくなった。むさぼるような長い口づ
けに息がつまりそうだった。唇を離した夫は、荒い息をしている私を眺めなが
ら、ショーツに手を伸ばす。前の部分を鷲づかみすると、思い切り引き上げた。
縄のようになったショーツが股間に食い込む。
「痛い……」
食い込んだままのショーツを上から夫の指がなぞっている。
64Pamplemousse:03/10/21 20:49
>35
Traffic Jamさん、レス恐縮です。
こちらこそ勉強させていただいています。
夢をこわして申しわけありませんが、女性ではありません。

>保管サイト担当さん
すばらし新保管サイトを作っていただき有難うございます。

前章までの移転作業を完了しました。
この章の57まで保管しました。
ホロロケンモさんのペンネームも反映。
あるたっくさん、Pamplemousseさんはもうすこしお待ちください。
(Pamplomousseですか。ちょっと苦味を感じるので苦手。お砂糖かけて、かな。)

現在の保管サイトは
http://www2.mega-sp.com/users/novels2ch/
です。
>Pamplemousseさん
アクラシアはタイトルですよね?
「Akrasia-weakness of will」って、感じかな?
話の雰囲気から勝手にタイトルだと思っているのですが。

ペンネームがフランス語で、作品タイトルがギリシア語ですか。
どうやって、言葉を見つけるのでしょう?見習いたいものです。
新しい作家さんも現れて、ふたたび活気が出てきましたね。
あとはSOTさんの復帰だけ…
68Traffic Jam:03/10/22 22:19
フラレタ………鬱だ………











でも氏んではやらん!
かなり擦れ違いスマソ…………………………………………………………………………(´・ω・`)ハァ
ガンガレ
振られたさみしさを創作意欲に。。。って、無理かな。
とりあえず、酒でも飲んで今日はおやすみなさい。
一晩眠れば多少は軽くなるものです。
俺達がいるじゃあないか!(;´Д`)ハァハァ



ガンガレ…
俺はおまいが好きだ!
新規、続編投稿期待age
保管さんに同意age
74名無しさん@ピンキー:03/10/26 10:52
< −   −  >
]]]> <[[[[
 ::::: :::::
  ○ .. ○
  (....)
     。
75恋人たちのように:03/10/26 19:51
「……泊まっては、いかないんだろうな?」
 押し流されてしまいそうな自分への、くさび。つい1時間前の、目の前の
女がいなかった時間に戻るための、抵抗。
 一瞬、恵は黙った。兄の言葉は、心のどの部分に届いているのか。
「……安心して。10時ごろには、ホテルに戻るから。高級ホテルだぞ、
いいだろ〜!?」
 発泡酒の缶を掲げたまま、少し紅潮した笑顔で恵は言う。
「そっか、結婚式の打ち合わせに来たんだもんな。いいなあ、高級ホテル
かよ」
「うん、そうだよ。兄ちゃんが言った事ないような、すごいホテル。
昨日から泊まってるんだけど、ゴハンもおいしくってさー」
 昨日から泊まってる。和司の心は少し揺れた。一人で泊まっているわけでは
ないだろう。当然、相手は。
76恋人たちのように:03/10/26 19:52
「子供の頃、確かに早くお嫁さんになりたかったけどさ。まさかあんな
場所で結婚式できるなんて、思ってなかったなぁ……」
 なぜか早口で、和司の心かき乱す言葉を続ける恵。笑いが不自然に
ならないように、必死に耐える和司。相手がどんな男で、妹とどんなふうに
出会って、今どんな事を妹としているのか。耐えがたい妄想が次々と、
和司を襲う。
 だが次の言葉は、早くも長くもないのに、和司の心をこれまでで一番
揺さぶった。
「……小さい頃はさ、ずっと『大人になったら、絶対兄ちゃんと結婚
するんだ』って思ってた。はは、バカだねーわたしって!」
 どう答えればいいというのか。確かあの夜も、そんな他愛のない話から
歪んだ口論になったような気がする。この話題は、危険過ぎた。
「酔ってんな。酔って、あんまりヘンな事いうなよ」
「……」
「お前と俺は、兄妹。それ以上でもそれ以下でもない。その上、お前は
もうすぐ結婚するんだ。俺はもう、普通にお前を祝ってあげたいんだよ」
 自分でも、明らかにウソだと分かる言葉を、和司は冷静を装って必死に
搾り出した。
「……うん、そうだよ。当たり前じゃん。何マジになってるんだか」
 空き缶を捨てるために、恵は台所のほうに躰を向けた。その時の表情を
兄が見たら、どう思っただろう?
昔書いたエロテキストあるけど読む?

とりあえず変態、アイドル、スカトロ、実名、猟奇、ロリなどにはあたらないから大丈夫だとは
思うけど、女子高生が出るので少しまずいかも
78Pamplemousse:03/10/26 21:22
>63につづく『アクラシア』
「濡れ過ぎだよ、智子。まずは、このぬるぬるをパンツに吸い取らせないとな」
「あぁ……嫌……恥ずかしい」
「俺に抱かれて濡らすのがそんなに恥ずかしいのか……」
あてつけだろうか。それとも浮気をしている負い目から私が過敏になっている
だけか。ともかく、こちらの動揺を見せまいとした。夫は、かまわずショーツ
を下ろしにかかった。
「四つんばいになれ。後ろからやりたいんだ」
仕方なくうつ伏せになり、膝をついて尻を高く上げる。いきなり股間を布でこ
すられた。脱がせた下着で女陰をふいているのだ。下着をからめた夫の指は蜜
壺の中にまで入ってきた。
「な、なにをするつもりなの……」
「肉が擦れるざらざらした感じを味わいたいんだ。濡れてるお前は男のものを
するっと飲み込んじゃうからな……」
なんとなく引っかかる言い方だ。私のあそこが他の男のものもくわえ込んでい
るのを知っているという仄めかしか。
79Pamplemousse:03/10/26 21:24
夫のものがあてがわれた。湿り気をなくした肉襞が抗っているが、かまわず入
って来た。秘肉が軋む。深々と貫かれた。引き攣るような違和感が下腹部にひ
ろがる。いったん夫が腰を引いたので、大きく息をついた。再び激しく突かれ
た。
「あっ……」
真っ直ぐ入らなかったので痛い。夫はゆっくりと腰を使いはじめた。次第に快
感を覚え始めたところで、再び鞘の内側を乱暴に突かれた。
「痛い……」
童貞の男の子ではあるまいし、曲がって入ると痛いのを知らないはずはない。
わざとそうしているのだろう。怖くなってきた。だが、夫は何事もなかったか
のように私の尻を抱えて出し入れを繰り返している。さらに、片手をまわして
肉芽をもてあそびはじめた。こらえていても甘い声が漏れてしまう。
80Pamplemousse:03/10/26 21:26
「い、痛……」
また膣を破るような一突きを浴びた。夫は私の裏切りを悟ったのだろうか。悟
って折檻しているつもりなのだろうか……。私が「痛い」と叫ぶたびに、夫の
ものは固さを増すようだ。

「智子、お前もビール飲むか」
夫の声に、過去の反芻から呼び戻された。
「ううん」
湯上りの夫はビールを持って戻って来た。入れ替わりにバスルームへ行く。冷
たいシャワーで快楽に酔った体を引き締める。体を伝わる水になでつけられた
陰毛を眺めならが再び考えてみた。夫は知っているのだろうか……知っている
ならなぜ問い詰めようとしないのか……。
81Pamplemousse:03/10/26 21:28
>保管さん
返事が遅れてすみません。
『アクラシア』がタイトルです。
魔性の女を描いた絵画作品に「アクラシア」とタイトルがついていたので、
パクっちゃっただけで、これがギリシア語とは知りませんでした。
保管さんの博識に脱帽です。
久々に見にきたら迷子になってしまったよ。
でもまた勃ってヨカッタ!
>>77 さぁさぁ読ませておくれ!
83水戸ッち ◆fDszcniTtk :03/10/26 22:25
>>77 です。

では恥ずかしながら。まずは以前自分用に書いた設定を
「糸」人物紹介
田代昇
主人公・サラリーマンだったが、大金が手に入り、今は遊んで暮らしている。

吉川みずき
高校三年生。18歳。155cm 83-53-85 ロングヘアだったが今はボブに。丸顔のかわいい感じ。学校ではおとなしくて目立たない子。成績はよい。読書が好き。なんとなく退屈な日々をすごしていて、授業をサボることも。
84水戸ッち ◆fDszcniTtk :03/10/26 22:27
「あぁ」
息苦しいほど暑いエレベータから降りると、生き返ったようにみずきがため息をついた。
今でも冷房の入っていないエレベータがあるのかと驚くより、むしろくるまれるような暑さ
に口もきけないようだったが、ようやく人心地ついたらしい。外の気温はまだ午前10時だ
というのにすでに35度を越えているようだ。が、エレベータの中はもっと暑かったろう。
みずきがうっすらと汗をかいた顔をこちらに向けて微笑みかけてくる。

田代昇は軽く笑い返すと小柄な彼女を置いてきぼりにしないよう気を使いながら、目指す
部屋を探す。みずきが指を絡めてくる。わざとらしいほど人気のない廊下には色を押さえ
た紺色の扉が飛び飛びにならんでいる。二人が探している407号室まではそれほど歩か
なくて済んだ。
重いドアを開けてみずきをさきにいれてやる。ひんやりした空気のなかに歩み出たみずき
がこちらに笑顔で振り向く。
「部屋は綺麗ね」
「ああ、そうだな」
答えながら田代も中に入った。殺風景な廊下と一変して部屋の中は明るい雰囲気だった。
ちょっと場違いかな、とおもうほどシティーホテル風の明るい壁に、カーテンを通して窓から
明るい光が注いでいる。模様ガラスになっているので外はみえない。もちろん、外からも
二人は見えない。二人がいるのは真昼間から入るのは人目をはばかられるようなホテル
なので、外から見られては困る。
85水戸ッち ◆fDszcniTtk :03/10/26 22:30
うきうきした足取りで先に入っていったみずきが、ソファーにぽふ、
と座り込み、いたずらっ子のような表情でこちらを見上げた。その
あとを追って田代もソファーに座り、みずきを抱き寄せると、唇を
重ねる。
「ん、んん」
華奢な体をしたみずきは抱き寄せると折れそうな感触を返してくる。
力を抜いて田代に体を任せているので、ふにゃっとした感じになる
が、小柄なため重くはない。田代が舌を入れると、ちょっと恥ずか
しがるようにみずきの舌が逃げ回る。が、やがて観念したように
逃げるのをやめ、おずおずと舌を絡めてきた。
みずきと関係をもって3ヶ月になるが、いまだに羞恥の心が抜けき
れないらしい。処女だったにもかかわらず、2ヶ月ほどでエクスタシーを
覚えてしまったのには舌を巻いたが、それでも体の早熟さと心は
関係ないのだろう。まだ、ほんの18歳なのだ。

高校生であるみずきと出会ったのは偶然だった。平日、公園の
ベンチでパンを食べていたところにみずきが通りかかった。遠目に
ロングヘアの小柄な子が歩いてくるのをちらちら盗み見ていたが、
やがてその子が近づいてくると顔色が悪く、ずいぶん気分が悪そ
うなことに気づいた。そして日陰のベンチに座る田代に隣に座って
もいいか訊ねると、崩れるように座り込んでしまった。
それがみずきだった。
>水戸ッちさん
昔書いたやつなら、ドドッと一挙に投下してちょ
87ん????:03/10/27 10:38
保管サイトに入れないんですが・・・
どーして????
保管サイトをおいている鯖が月間転送量オーバーで死亡したようです。
保管サイトはそれほどの容量はありませんので、
同じ鯖を借りているどなたかの問題でしょう。

他の鯖を探す必要がありそうですが、
いかんせん、いままでのファイルも移せない状態ですので、
しばらくご不便をおかけいたします。
城島保守
90水戸ッち ◆fDszcniTtk :03/10/28 22:08
気分が悪いのは軽い貧血のせいだったが、田代に冷たい缶のお茶を
飲ませてもらうと少し元気になったようで笑顔を見せた。その日、学校を
サボったみずきは別にしたいこともなしに制服で街をぶらぶらしていた
が、日差しのせいか公園の入り口あたりで気分がわるくなったらしい。
話をするうちに二人とも映画がすきで、見たい映画がちょうど上映中だった
ので田代のおごりで見たのがつきあうきっかけになった。その後、
二度ほど会ったが、三度目にみずきが抱いてくれと言って来た。田代が
驚いたのは抱いてくれと言われた事もあったが、みずきが田代に恋愛
感情を抱いていないことだった。みかけのおとなしさによらず好奇心の
強いみずきは、ときどき本や映画にあらわれるセックスシーンに興味を
もっていたが、これといったボーイフレンドができずにいた。そこで偶然
出逢った田代に思い切って頼んだという。恋愛感情こそないが、2,3度
デートしてみて、割と気が合う相手だと思ったのだろう。今でも覚えて
いるがそのときのかあっと顔を赤くしてうつむいてしゃべるみずきは、
抱くのがもったいないほどうぶだった。それほどうぶな子がなぜあんな
ことを言って来たのか考えると、今でも田代は自分の幸運に感謝せざるを得ない。
91水戸ッち ◆fDszcniTtk :03/10/28 22:09
結局、据え膳を食わない手もないので喜んで処女をいただいたのだが、
純な女ほどセックスに目覚めると早いというのは本当らしく、みずきは
あっという間に田代によって性感を開発されてしまった。エクスタシーを
覚えてもみずきは羞恥を忘れなかったが、いっぽうでセックスにおぼれ
るというよりも最近は本当に田代とのやりとりや、肌をあわせるという時間を
楽しんでいるようにも見える。その辺は今風の女子高生のような直接的な
性感追求ではなく、やはり文学少女的なロマンチズムなのだろう。
92水戸ッち ◆fDszcniTtk :03/10/28 22:10
すいません。一挙に投下すると疲れるのでちびちびやらせてください。
ということで、続けて第二話をどうぞ
93水戸ッち ◆fDszcniTtk :03/10/28 22:11
第二話
唇や頬にキスをしながら首筋からうなじにかけて舌を這わせてやると、
みずきはかわいい声を出して体を震わせる。項は最初くすぐったがるだ
けだったが、いまではキスをしていると催促するように首筋を見せること
がある。そういうとき、みずきは顔を田代の胸に押し付けて、はにかみ笑
いを浮かべながらうつむいている。そのみずきの表情を目にすると、田
代もいとしいきもちになり、ついうなじや耳を丁寧に愛撫してしまう。エク
スタシーを覚えたあと、それまで綺麗に手入れしてあったロングヘアを
ばっさりと切り落とした時には驚いたが、その田代にみずきは「乱れると、
髪がぐしゃぐしゃになるから」とはずかしそうに言い訳した。とにかく、それ
で田代が耳たぶへの愛撫を行いやすくなったのは事実だったし、みずきの
うなじの性感帯はいっそう開発されたようだった。
94水戸ッち ◆fDszcniTtk :03/10/28 22:11
小さな体を腕の中に感じながら首筋への愛撫を続ける一方で、
田代は左手をみずきの胸に這わす。ブラジャーの固い手触り
の上からもわかる弾力ある乳房をやわやわともんでやると、み
ずきがせつなそうな鼻声を漏らし始める。

田代は首筋と胸への愛撫でふにゃふにゃになり始めたみずきの
Tシャツに手を伸ばし、一気に脱がせた。万歳の格好からTシャツ
を抜き取り、しがみついてくるみずきともう一度唇を合わせながら
白い下着に包まれた胸に手を伸ばす。下着はおとなしいみずきに
しては思い切ったシルクのレース地のものだ。会った頃は無地
だったから、すこしずつ田代に見られることを意識して下着を買う
ようになったのだろう。
95水戸ッち ◆fDszcniTtk :03/10/28 22:12
「素敵な下着だな」
と、誉めながら、胸をやさしく愛撫してやる。
「ああん、」
と声を上げてみずきは胸を隠そうとするが、すでに力が入らなく
なっているのではどうしようもない。あっという間にブラジャーの
上からの愛撫に流され、きれぎれにちいさな声を上げ始める。
背中に手を回してブラジャーのホックをはずすと、それまで押さ
えつけられていた胸がぷるんと勢いよく弾んだ。みずきがあわて
て胸を抱えるようにして隠す。
いつまでたっても裸を見られるのに慣れないのに苦笑する田代に
促され、胸をかかえたままみずきはシャワーを浴びにバスに向かった。
ジーンズに上半身裸の姿がかわいい。
96名無しさん@ピンキー:03/10/29 07:33
あとにはソファーの上にかわいいポーチが残されている。ベッドの上の
みずきはすっかり大人の女になっているが、こういう小物や彼女の小さ
な体は紛れもなくみずきが高校生の女の子であることを物語っている。
ときおりそれを考えると田代は不安に襲われることがある。自分やみず
きが何か面倒なことに巻き込まれそうな気がするし、そうならなくても多感な
時期に男に体を開発されるみずきの将来はどんなものだろうと考えると
捕らえどころのない重い気持ちが胸をかすめることもある。が、たいていの
場合田代はそれを頭の墨へと追いやった。今はバスルームから流れる
シャワーの音がその気分を隅に追いやるのを手伝ってくれた。
97名無しさん@ピンキー:03/10/29 07:33
バスルームでは、小柄な18歳の少女が、大人へと変わりつつある
体をシャワーで洗っている。一糸まとわぬみずきのあやうい裸身を
想像するうちに、田代は股間のものが、むくむくと膨れてくるのを
感じた。みずきは裸身を見られるのを恥ずかしがるのでいっしょに
シャワーを浴びたことは実は一度もない。最初のころ拒まれて
それっきりだったのだ。だが、今脳裏をかすめる青さの残る少女の
シャワーの映像は、田代の中に押さえ様のないきもちを沸き立たせた。
そのまま立ち上がると、田代は服を脱ぎ、駆り立てるようにバスルームに向かった。
入り口に近づくとシャワーの音が大きく聞こえた。
98ん????:03/10/29 12:42
保管サイト担当さま
遅くなりましたが教えていただき有難うございました。
作家諸氏様いつも楽しく拝見させてもらっております。
頑張ってください!!
99水戸ッち ◆fDszcniTtk :03/10/29 20:49
>>96-97
は私です。昨晩はサーバー不調だったのか、書き込みに苦労しました。
100水戸ッち ◆fDszcniTtk :03/10/29 20:50
第三話
脱衣所に入ると、バスルームのなかに緊張が走るのがわかった。
こちらのようすをなかから伺っているのだろう。間髪をいれず田代は
がらりとバスルームの戸を開いた。
「きゃっ」
と声をあげてみずきが背を向け、懸命に胸と女の部分を隠そうとしている。
顔だけはこちらにむけて、すがるように目で田代に訴えかけている。
「田代さん、だめ」
と声だけ抗ってみるが、全裸をかかえるようにしてバスルームに立って
いては逃げ場もない。ちいさなお尻にちらりと目をやって
「いっしょに体を洗おう」
と田代が歩み寄ると
「ああ」
とちいさな絶望の声をあげて顔をそむけてしまった。田代も当然全裸
である。恥ずかしがるみずきからシャワーを取り上げて湯をとめ、小さ
な石鹸を手にとると手にまぶして泡だらけにした。まだこちらに背中を
向けてうなだれている彼女を後ろからやさしく引き寄せると、
「洗ってあげるよ」
といって、わきの下から胸に手を滑り込ませる。石鹸のすべる感触に
みずきが声をあげて体をよじらせるが、後ろからかかえられていては
逃げられない。それに暴れると背中に押し付けられた田代の物をよけ
い感じることになってしまう。みずきはもはや逃げ場を失っているのだ
が、だからといって羞恥心が消えるものでもない。
101水戸ッち ◆fDszcniTtk :03/10/29 20:51
みずきが恥ずかしさと胸に与えられる淫靡な感触に体をよじらせている
あいだ、田代はたっぷりとこの少女の胸の形を堪能する事が出来た。
みずきは身長150cm 半ばと小柄で、以前聞いたところによるとバストは
83cmと数字こそ控えめだが、華奢な体からは想像できないほど高く突き
出した乳房をもっている。この年頃の女の子らしく体の中から外に向かって
はじけそうなほど張り詰めた感触の乳房で、張り詰めた力そのままに前に
突き出し、綺麗な砲弾型になっている。その形のすばらしさに、初めて見た
ときは田代も目を奪われたほどだった。
みずきは自己主張の強すぎる自分の胸が大嫌いらしく、いつもスポーツブラで
押さえつけている。そうでもしないとセーラー服やTシャツを胸が思いっきり
押し上げ、男たちがいつもちらちらとみずきの胸をみやってしまうのだという。
おとなしいみずきには耐えられないことだろう。
102水戸ッち ◆fDszcniTtk :03/10/29 20:52
だが、今は良くてもそんなに押さえつけていれば胸の形が壊れるのは
時間の問題だろう。これほど美しい乳房をもったいないと思うので、田
代はいつもみずきの体を愛するときには胸を誉めてやり、あまり押さえ
つけないようにそれとなくいってやっている。ただ、今のところ成果は上
がっておらず、みずきは相変わらずスポーツブラを着用している。

それはともかく、みずきの小ぶりだがぷりぷりと肉が詰まった高さのある
乳房を両の手で愛撫していると、田代はえも言えず幸せな気分になる。
特に今日は初めて石鹸をつかって愛してやっており、手のひらから乳房
の感触がびんびんと田代の脳髄に飛び込んできてわれをわすれそうだった。
それはみずきも同じらしく田代の手のひらが手を変え品を変え胸を包み
込み、もみしだき、なでさすり、あるいは乳首を指ではさむ度に小さな愉悦
の声をもらし、腰を震わせている。乳房ははじめのうちさほど感じなかったが、
田代がいつもやさしく愛してやるので今ではみずきもここを手で包まれる
だけで吐息をもらしてしまう。
103ヘア解禁 ◆EYDneFayJ2 :03/10/30 03:19
「なんでこんな所にいるんだ?」
「随分お楽しみのようですね?」
いたずらっぽく笑うとユカは面白げにリクのコスプレショーを眺めた。
「質問に答えなさいよ。なんでキミがここにいるの?」
「リクちゃんから聞いたのよ。ここで先輩とデートするって……あ、デートじゃなくて調教プレイなのか……」「だからってなんでわざわざこんな……」
「遠い所までくるって? それは……」
急に恥ずかしそうになるユカ。
見ると何やら大きな紙袋をさげている。
「ん? ユカ、それは?」
あわてて紙袋を後手に隠すがもちろんもう遅い。
「もしかしてコスプレ衣装?」
「……う、うん」
照れ笑いをしながら頭をかいてごまかすユカだ。
「ユカもそんな趣味があったのか」
意外な顔になってしまう。
「ちちちち違うの。リクちゃんに色々コスプレを教わっているうちに、ちょっと興味がわいて……」
「ほおお? 興味がねえ……?」
「な、何ですか? その何か言いたげな顔は?」
「まあ、いいや。それでどんなコスプレなのさ?」
「先輩、わたしのコスプレ見たい?」
「ああ、見てみたいね」
秀夫はぬけぬけと言った。
「それで今晩のオカズにするよ」
104ヘア解禁 ◆EYDneFayJ2 :03/10/30 03:21
「変態! でも先輩が期待してくれるならがんばっちゃおうかな?」
言うと、ユカは更衣室までかけて行った。
(さて、どんな格好で登場するのか……)
ユカを待ちながらリクを見物する。
そのリクはといえば、いまだにカメラ小僧たちに囲まれ、生パンをさらし続けている。
よくよくカメラ小僧たちを観察してみると、その誰もがズボンの股間を大きくさせていた。
―脚をもっと開いて下さい!
―にっこり笑って!
―もう少し胸を強調してくれますか
―そう、そうやってちょっとのけぞるようにして
カメラ小僧たちの遠慮がどんどんとなくなってきていることに秀夫は気づいた。
元々カメラ小僧たちはオタクなだけあって内向的な感じの男たちが多い。
それがいまや欲望をむきだしにして、日頃のおどおどした態度などどこ吹く風で、目をぎらつかせながらリクの肢体を撮りまくっているのだ。
しかも秀夫はあることに気がついた。
カメラ小僧たちがリクを中心に人垣を作っているのだ。
これでは人垣の中心でリクが何をされても、他の会場の人間にはわからない。
野外で一種の密室ができてしまっていた。
こんな状況に陥ったら、普通の女性なら恐怖心を感じるものだろうが、リクは頬を上気させたまま、男たちの下心のある要求を嬉々として受け入れている。
ユカの催眠は相当強烈であるようだ。
リクはカメラの砲列に囲まれている。
長いレンズのカメラはそのまま勃起したカメラ小僧たちのペニスの象徴であり、激しく浴びせられるシャッターの切られる稼動音は、リクの顔に唇に乳房に腹に腕に脚に尻にそして陰部に放たれる見えない精液の迸る勢いを象徴している。
脚を大胆に開脚して生パンティのクロッチまで見せつけるリクはカメラ小僧たちに何かを期待しているようだ。
その願望をすくいとるようにカメラ小僧の一人が耐えかねたような声で叫んだ。
105ヘア解禁 ◆EYDneFayJ2 :03/10/30 03:21
―この画像で思う存分オナニーした後は、ネットの掲示板に張りまくって、リクのパンティを晒してやるぜ!
びくっ、とその言葉にリクの身体は反応する。
そんな言葉がでること自体が異常なのだが、いまやリクのまわりの雰囲気はアブノーマルをアブノーマルと感じて自制することのできない狂熱的な状態になっていた。
―おれもだ。掲示板に張りまくって世界中の男どもの精液をリクの画像にぶちまけさせてやる!
リクの身体は激しくゆれると、いっそう脚を大きく開いて濡れた下着をカメラ小僧たちに見せつけた。
「ぶちまけてえ! ぶちまけてえ! リクのパンチラでいっぱいオナニーしてくださいいい!」
その声に呼応するように、カメラ小僧たちがズボンのチャックを下ろそうとした時、
「うわあ……もりあがってるよッ!」
すっとんきょうな声がした。
着替えてきたユカだった。
秀夫は振り向いてユカを見た。
ユカのコスプレは魔女っ子ものである。
パステルピンクを基調にしたワンピースのミニスカートに、胸に赤い大きなリボン。
肩口はたっぷりとした白い布でおおわれ、腕はひじ上から露出している。
頭に大きなこれもおそろいのパステルピンクの帽子をかぶり、背中には小さな羽を模したかざりをつけていた。
手袋もちょっとだぶっとした白色の清潔なものをつけている。
靴は赤いヒール丈の小さいものでオーバーニーの白いストッキングと見事なコントラストになっている。
アクセントに靴にまでリボンがあるのが凝っていた。
そしてそのストッキングの終る上は魅惑的なユカの素足がスカートの中まで続いている。
スカートの下は透明のペチコートになっている。
そしてペチコートのさらに下。
スカートを猛々しく持ち上げるものがあった。
「ユ、ユカ……そのスカートの中は?」
106ヘア解禁 ◆EYDneFayJ2 :03/10/30 03:22
「ふふ。お楽しみ……」
言うとユカは群集をかきわけ、リクに近づいていった。
「リクちゃん……第二ラウンドはわたしと楽しみましょう」
言うとユカはカメラ小僧たちの前でミニスカートを持ち上げた。
凄まじいどよめきがおこった。
群集に激しい衝撃をユカのその姿は与えた。
ユカはスカートの下にペニスバンドをはいていたのである。
それはこの地上ではありえない光景だった。
可愛らしいロリータ丸出しの洋服を着た幼げな容姿の美少女が、キュートに笑いながらペニスバンドをスカートの中から突きだしているのである。
カメラ小僧たちは包囲の輪を狭め、今度はユカを激写し始めた。
(こんなコスプレがあるのか……)
あまりにエロチックなシーンに秀夫の脳はしびれたようになった。
(しかし……大胆すぎやしないか……)
そもそもコスプレ会場にペニスバンドを持ってくるだろうか。
秀夫は改めてユカの大胆さに驚いた。
(どこか会場裏で、あの擬似ペニスでリクを責めたてるつもりで持参したのかもしれない。それがこのリクの痴態を見て我慢ができなくなったというところだろうか……)
憶測を一応してみるが、一瞬にしてそんなことは秀夫の頭からふき飛んだ。
ユカが無理矢理、ペニスバンドをリクに咥えさせたからだ。
(なんてことをするんだ……完全に猥褻物陳列罪で警察行きの光景だ……)
だが蟻ももらさないカメラ小僧たちの囲いは、そのまま外界の倫理を完全に遮断している。
もちろんこのハレンチぶりを係員に通報するような無粋な者も一人もいない。
みな息を飲み、夢中でフィルムを消費することに全力をあげている。
「さあ……リクちゃん、カメコのみなさんをこれから二人で楽しませてあげましょうね」
あぐあぐ、と口いっぱいにペニスバンドを頬ばらされ返事にならない声をあげるリクだ。
保守
108名無しさん@ピンキー:03/10/31 13:58
2ちゃん初心者です。
ついでに人に読んでいただく小説も初心者です。
皆様に刺激されて書いてみました、ということです。
ただ作家さんたちのお邪魔になるつもりはございませんので・・・。
よろしいでしょうか?
↑ごめんなさい
お約束をわすれていました。
110ヘア解禁 ◆EYDneFayJ2 :03/10/31 15:04
ペニスバンドが唾液でぬらぬらと淫蕩に濡れている。
ロリータ魔女っ子はスカートから擬似ペニスを突き出しながら容赦なくリクの口腔を責めたてる。
「う、うぐ……む……」
「リクちゃん、もっとちゃんとおしゃぶりしてごらんなさい。みなさんが期待してるんだから……」
その言葉にも催眠術の暗示が秘められているのか、リクの顔は一層淫乱になっていく。
ちゅばっ、ちゅばっ、と大きく音を立てながら、ユカの腰に生えた偽男根を本物のように熱心に咥え舐めしゃぶる。
魔女っ子はリクがペニスを舐めやすいように、いっそう両手でスカートをまくりあげた。
透明の愛らしいペチコートに、グロテスクな男の幹の上部がおおわれてる。
「ふふ。そうよ……いつも秀夫先輩にしてるように、ご奉仕しなさい」
秀夫は二人の繰り広げる痴態に頭が痺れたようになった。
アニメから抜け出してきたような魔女っ子ユカは、しかしペニスを持ってか弱い女性の肉体を蹂躙する肉欲の悪魔だった……。
「んん……んぐ……ん……む」
ユカのパステルピンクのスカートにつつまれた小さく格好のよいヒップに両手をまわしながら、リクは懸命にフェラチオを続けていった。
唾液はペニスから糸をひいて地面にきらめきながら落ちていく。
「もっと! もっと激しく!」
カメラ小僧たちの激しいシャッター音が饗宴を加速させていく。
「ふふ……今度はわたしもリクちゃんを楽しませてあげる」
言うとユカは会場の床に仰向けになった。
「……シックスナインをしましょう」
リクはなすがままだ。
リクはセックス中毒の患者のように口から涎をたらしながら、ユカにおおいかぶさっていく。
「みなさんも遠慮しなくていいんですよお!」
いたずらっぽくユカはカメラ小僧たちに言った。
111ヘア解禁 ◆EYDneFayJ2 :03/10/31 15:05
「リクちゃんは身体に精液をかけてもらうのが大好きなの! お願い、たくさんリクちゃんに出してあげてくださいね!」
おお! という声にならない声がカメラ小僧たちからあがったと思うと、ジッパーを下ろす音が立て続けに聞こえた。
(ヒットラーのようだ!)
秀夫は思った。
ユカは群集の心理をがっちりとつかみ誘導している。
カメラ小僧たちに対して、ペニスを屋外でむきだしにすることを何らためらわせない挑発ぶりなのだ。
そういう秀夫も我慢の限界にきていた。
チャックを下ろすとカメラ小僧たちに混じってペニスをしごこうとする。
「あ、先輩は特等席!」
ユカは秀夫に気がつくと、秀夫を近くに呼んだ。
「先輩は特別ですからね。文句いっちゃダメですよ」
カメラ小僧たちに釘をさして、
「先輩の好きなところ、どこにでも思いっきりミルクをだしてくださいね!」
言うと、リクのパンティにしゃぶりついていくユカだ。
ぬちゃぬちゃぬちゃ、と口内の粘膜と唾液がリクのパンティに、ユカの擬似ペニスに交じり合う破廉恥な音がカメラ小僧たちをさらに刺激していく。
「さあ! リクちゃん、カメラマンのみなさんにどうされたいのかいいなさい!」
リクの陰部から口を離すとユカは命令した。
「ああ! かけてください! リクの全身にみなさんのいやらしい精子いっぱいください!」
「よく言えたわね。ご褒美に直接舐めてあげる」
ユカはリクのパンティを引き下ろすと、カメラ小僧たちに放った。
「パンティもいっぱい汚してあげてね!」
そう言うとリクのクリトリスを舌で執拗に愛撫していった。
「すごいすごいすごいい!」
112ヘア解禁 ◆EYDneFayJ2 :03/10/31 15:06
悲鳴を上げるリク。
「ふふ。まだよ……ディナーはこれから」
言うとユカは態勢を変えた。
ふわりとミニスカートを地面に広げるようにして座る。
もちろんミニスカートの中には可憐なピンクの布を突き破らんばかりの猛々しい表情を見せるペニスがある。
「いっしょになりましょう? リクちゃん」
スカートをめくり、男の狂暴な武器を模した肉愛撫器を見せると、ユカはリクの腰をゆっくりとその上に下ろさせた。
「あ……ああン……しみる……」
「どう?」
「入ってくる……ユカちゃんのおちんちんがリクのあそこに入ってくるよお」
「わたしもペニスにリクちゃんのものが吸いついてるのがわかるよ」
やさしくささやくと、しかし次にはユカは激しく腰を動かしていた。
「あわ……あああ! すごいすごいすごい! リクのおまんこ、こわれちゃうよお!」
鳴きならが懸命にユカにしがみついていく。
淫乱魔女っ子はリクを追いこむ手をゆるめない。
ディープキスをしかけると、甘い唾液を送りこみさらにリクの脳髄をとろかす作戦にでる。
「も、もうだめえ!」
リクが絶頂に達しようとしている。
「かけてあげて! みんな、リクちゃんにかけてあげてえ!」
「ください! ください! 淫乱なリクに白いのたくさんください!」
叫ぶコスプレ少女に向かって無数の男たちのペニスが襲いかかってきた。
ヴァギナをユカの擬似ペニスで責めたてられながら、栗の花の香り高い樹液をリクは何度も何度も全身に浴びた。
「ザーメン! ザーメン! はうう、ザーメンのシャワーすごいですうう!」
113ヘア解禁 ◆EYDneFayJ2 :03/10/31 15:07
何日も風呂に入っていないカメラ小僧たちのペニスから発射される性欲の塊が、文字通り全身に塗りたくられていく。
「リク、おれのもだ!」
秀夫が叫ぶ。
「お口! お口に秀夫さまの精液くださいい!」
大きく唇を開き、舌をつきだしてリクは秀夫のペニスをうけとめた。
リクの舌を真っ白に秀夫の欲望が染めていく……。
「お掃除はわたしがする」
ユカはそういうと、リクにつながったまま、目の前の秀夫のものを愛しそうに舌で愛撫した。

ソドムの宴が終り、帰路、秀夫はユカと共に帰った。
リクはあの後、さすがに疲れがでたのかすぐに帰ってしまったのだが、ユカと秀夫はさらにお互いの身体を求め合ったのである。
さすがにカメラ小僧たちの前でサービスをしてやることはなかったが、トイレで結合中、ユカは秀夫をどぎまぎさせるほどの声を上げて鳴いた。
ユカはリクとのプレイの後、ちゃっかりとカメラ小僧たちからフィルムを没収した。
さすがにこれほどの痴態をネットに流失させるわけにはいかないのだ。
「しかしなんであんなことしたんだ?」
一日でリクをなぶり、秀夫の精液をトイレでしぼりとったユカは満ちたりた表情で電車に乗っていたが、その質問に、
「どこまでリクちゃんが耐えられるか実験してみたかったの。もともとリクちゃんはあんなことするような子じゃ絶対ないから……」
「だけどすごかったな」
「わたしの催眠術が上達してきたってことよ。随分自信ついちゃった。これなら朗子ちゃんも先輩のセックス奴隷にすることができそう」
「頼むよ」
「オーケー。でもその前に……」
電車が停車駅についた。
「今日、もう一回先輩のミルク呑ませて頂戴」
言って下りようとする。
「おいおい。ここは下りる駅じゃないよ」
「だってもう我慢できないんだもん。駅のトイレでしよ!」
「今日、あれだけしたのにか?」
「あー、そんなこと言うと朗子ちゃんを性欲人形にしてやらないぞお」
「わかったわかった」
そういって、秀夫はユカと共に電車からでた。
ユカは秀夫の手を引き嬉々として構内のトイレに向かっていく。
ほんとうにユカはミルクが大好物の少女なのだ。
114ヘア解禁 ◆EYDneFayJ2 :03/10/31 15:14
次回予告
インターリュード〜ユカの冒険〜

結構ユカが気に入ったのでちょっとここで本編から外れてユカに焦点をあてて次回は
書いてみます。

>>108
ぼくは全然かまいませんが。ぼくだってここで好評なのかどうかわかんないけど勝手に
アップしてるし(苦笑)
できれば他の作家さんたちの感想も添えてあげると励みになると思います。
115108:03/10/31 16:10
>>114
ヘア解禁氏、ありがとうございます。
そうですよね、見ていただかないことには仕方ないですものね。
いつも拝見していてうらやましく思っております。
私なんか・・・と思ってしまって。
少しづつアップします。
116108改め星の指輪:03/10/31 16:49

 今、私の日々は穏やかに流れている。
 目の前には生後4ヶ月の長女が穏やかな顔をして昼寝をしていた。
「お母さん、メールが来たよ」
 小学校4年生の長男、亮介が輝子を起こさないように私に教えてくれた。
 私は頷いて輝子を子供部屋のベッドに寝かせにゆく。
 一家4人で小さなアパートに住んでいる。これから手狭になるなと思うが、夫の給料だけでは今はそれが精一杯である。贅沢をしなければ人並みに暮らしてゆける。それが一番の贅沢だと私たちは思う。
 輝子を寝かせるとリビングにあるコンピューターの前に座った。
 亮介は私の手の動きを凝視している。この頃、学校でもコンピューターを使うせいか興味津々のようだ。
「誰からのメール?」
「ん?ああ、これお父さんからよ。青山さんからのメールを転送してきたのよ」
 メールの内容は先日のバーベキューをやったときの写真をCDに焼いたので郵送したという内容だった。その前後に、青山らしい言葉遣いと気遣いがあふれている。
「ほら、手を洗ってうがいして」
「おやつおやつ」
 亮介は不意に我に帰ると洗面所に行き、手を洗う。
「全く、学校から帰るとおやつなんだから」
私はそうつぶやきながら苦笑した。幸せな瞬間。
 メールフォルダには事務メールやらメールマガジンやら5通ほど来ていた。それらに目を通しながら今朝のニュースを思い出した。
 インターネットや携帯電話の普及で人に対してのコミュニケーション能力が落ちた、という内容だった。
117星の指輪:03/10/31 16:56
 メールは手紙とも違うし、電話とも違う。文字と文字の間に、微妙なニュアンスを含む通信物になるときもあれば、もっともビジネスライクになるツールでもある。
 あの時はこんなツールはなかった。
 私が大学時代のときは、携帯電話すら高嶺の花だった。


 全く、何で坂なんだろう、と思いながら深呼吸した。まだ桜は咲いたままで、桜に香りは無いのだが、深呼吸すると桜や隣の木の匂い、土の匂いが胸の奥までしみこむ。
 生まれて18年、海と山に囲まれて自然のある風景が当たり前だった時に比べて今の風景はちょっと違いすぎた。
 
118星の指輪:03/10/31 17:01
 ごめんなさい、途中ですが読みにくいので編集します。
 なるべく読みやすいようにしたいと思いますので。
 
がんがれ
120星の指輪:03/10/31 17:38
 総合大学で各学部と付属の短期大学、付属の幼稚園から高校まで
トータルに教育を背負っているこのキャンパスは東京の郊外にあった。
当然、広大なキャンパスに幼稚園から大学まで施設が並んでいるので
キャンパス自体は整備され、コンクリートやアスファルトで
地面は固められていた。
白い校舎や茶色の施設棟は『お洒落な総合キャンパス』の
イメージにぴったりだった。
 最初、片田舎から出てきた私にとってその生活自体は斬新だった。
しかも、中学から女子校に進んだ私には久しぶりに「男」の存在を
生々しく見せ付けられて明らかにカルチャーショックがあったのは
確かだった。
「おはよう、息があがった?早いね」
 声をかけて来たのは三日前、勧誘を受けて入ったサークルの部長だった。
「あ、おはようございます」
 名前、何て言ったっけ?そうそう、確か南良明…。
121星の指輪:03/10/31 17:43
↑この方が読みやすいですか?
好みもあるので一概には言えませんが。
ぶつ切り掲載でごめんなさい
まあ改行は適度に入れた方が読みやすいよ
123星の指輪:03/10/31 20:11
「うちの大学、山の上だから慣れるまで大変だと思うよ。
急な坂を登ってくるか、緩いけどだらだら登ってくる坂か、
どっちかしかないから」
「山の上は平気ですよ。私の学校、あの急な坂の角度のまんま、
全部階段だったから」
「えっ?」
「私立の学校だったから、6年間山の上。国語の先生は
『蝸牛坂(かぎゅうざか)』なんて名前をつけて文学気取りだったけど、
生徒の間では『定年坂』って言われていたの。
そこ、歩けなくなると定年だって」
124星の指輪:03/10/31 20:12
一瞬、南さんはあっけに取られたがクスクスッと笑った。
「蝸牛坂に定年坂か。なかなかの名前だね。
蝸牛坂って、カタツムリみたいにノロノロ皆が登るから?
それとも…」
「先生はカタツムリが一番良く出てくるから、って言うんだけど、
それを言うならナメクジでしょって言うのが私たちの本音でした」
 これにも南さんは笑った。
「君みたいに面白いコ、初めて」
「?」
 今度は私の方が戸惑った。
125星の指輪:03/10/31 20:18
「確か下宿は都内だったよね?」
「ええ」
「じゃぁもしかして特急電車で来ているの?」
「その前の通勤快速です。最寄り駅は各駅停車しか止まらないんで
乗り換えですけど」
「凄く早いね」
「そうですか?」
 その先は口に出せなかった。

126星の指輪:03/10/31 20:22
確かに、快速に乗り継ぐよりも特急に乗った方が楽ではあった。
しかし、昨日はその特急に乗って痴漢に遭ってしまった。
 まだお尻にあの感触が残っていた。
あのぞっとするような手の動きを思い出して身震いすると
まだ春の寒さが残る朝の冷気にその雑念を払った。
「先輩、コーヒー、飲みますか?」
 南さんはサークルの勧誘活動の準備のために準備をする手を休めない。
127星の指輪:03/10/31 20:28
「お、サンキュ。俺は缶コーヒーでブラック。
食堂入って一番奥の自動販売機にしか置いていないから。ホットでね」
 私は頷くと目の前の食堂の、目当ての自動販売機を見つけた。
 コーヒーの好みが一緒だったことに妙な親近感を覚えている自分がいた。
もしかして、好きになったのかもしれない。
自分の考えに頭を振って自動販売機に小銭を押し込んだ。
128星の指輪:03/10/31 20:36


 大学生活も1ヶ月もすれば落ち着いてくる。
『最初は張り切って通っていた連中も、1ヶ月もすれば
いつもの電車ではなくても授業に間に合うと気が付き、
電車を何本か遅らせるものさ』と、サークルの先輩はそう言った。
事実、同じ駅で降りる大学生はゴールデンウィークを過ぎるとどっと減り、
電車も空いてくる。それでも田舎育ちの私にとっては
窮屈な思いをしながら立たないといけない状態は嫌なことに変わりなかった。
129星の指輪:03/10/31 20:38
 そして、今朝は寝坊してしまって、結局いつもの快速には乗れず、
その後の特急に乗り継いだ。
 特急はこの時間帯に一本しか走っていない。
だから混むのはわかっていた。前に痴漢にあったこともあるので
乗る車両を変え、車両を選んだのだが、それでも近隣の人と体を密着させる
状態に変わりなかった。
「!!」
 そっとおしりを撫でる手があった。最初は遠慮がちに。
電車の揺れで手が当たっているといった風に手を当て、
離れる時に明らかに指先でつるんと撫でる、そんな触り方だった。
130星の指輪:03/10/31 20:39
 恥ずかしさに顔を下に向けた。それから左肩にかけた
分厚い本が入ったバッグを近隣の迷惑を顧みず、背中側に押しやる。
 バッグがガードになったのか、痴漢の手はすこし遠のいたようだった。
「ふぅ」
誰にも聞こえないように小さな深呼吸をすると平常心を装うとした。
「!!」
 体がビクリと動いた。今度はお尻に熱いとはっきりわかる手のひらが
押し付けられていた。
 あれ以来、スカートは穿いていない。
 ジーンズの縫い目に沿って、その手がお尻を這う。
131星の指輪:03/10/31 20:40
体の位置をずらそうとしたが、思うようにはいかない。そのうち、
男の手が一定のリズムを刻んでくると羞恥心の方が耐えられなくなっていた。
 周りの音は何も耳に入らなかったが、ドアが開いて新鮮な空気が
入ってきたことは確かだった。それだけを頼りに私は電車の外に飛び出した。
 何人かの人とぶつかったような気がする。
しかし、謝るより恐怖と嫌悪感でそのままホームの片隅にあるベンチまで
強引に突っ切った。
援護
133星の指輪:03/10/31 21:00
背後で電車が発車する気配があった。それだけが救いだった。
 椅子に座って顔を覆ったまま、静かに呼吸を整えた。
はっきりとわかる顔の火照りと、羞恥心。近くにおかれた灰皿のニコチンの匂いが胃を刺激してムカムカしていた。
 頭の中は完全にパニック状態だった。
「大丈夫か?」
 その声に顔を上げたが、南さんだとわかってまた顔を伏せた。カアッとまた顔が火照る。見られてはいけない姿を見せたようで、そのショックと痴漢に遭ったショックが私のパニックを増幅させる。
「…………」
 どうして?南さんは私より都心に住んでいるはずなのにどうして?
134星の指輪:03/10/31 21:01
「来生さん?」
 落ち着け、落ち着くんだ。
「は・・い」
 落ち着いたものの、かすれて搾り出すような声は、南さんの方を驚かせてしまったみたいだった。彼は自動販売機に向かって歩いていって、何か買うとまた戻ってきた。
「おーい、落ち着いたか?」
 そう言いながら私の前にしゃがむと、私の手に冷たいコーヒーを握らせた。
「すみません」
 ようやく、少し落ち着いてきた。さっきよりもまともな声が出せるようになっていた。
135星の指輪:03/10/31 21:26
 とにかく、南さんは危害を加えるような人間ではない。それだけは、ここ1ヶ月ばかりサークルに顔を出したおかげで覚えていたことだった。
「少し話せるか?」
 頭を少し振る。まさか痴漢に遭ったとはいえなかった。また顔が火照ってきて、耳まで赤くなっているんじゃないかと思う。
「声をかけようにも、離れていたから…隣のドアの近くだったんだ。降りたら声をかけようと思っていたんだけど、様子が変だったから」
 だから途中で私のことを追いかけてくれたんだ。
「おーい、ほんとに大丈夫か?具合悪いんじゃないのか?」
136星の指輪:03/10/31 21:29
 南さんは有無を言わせず、私の額に手のひらを当てた。反射的に体がびくっとして身を引いたが、南さんの手はお構いなしで私の額に密着した。その途端、少し安心する。
「熱は無いようだけど?」
 これ以上、心配させるつもりはないし、南さんに申し訳ないので私は意を決して白状した。
「痴漢、です。さっきの電車の中で」
 震える声でそう言った。南さんはその一言にむっとしたようだった。
 私の言いたかったことは私が痴漢にあったという事実であって、貴方が痴漢だということではなくて…その雰囲気に言葉が欲しい。切実にそう思った。
137星の指輪:03/10/31 21:31
「ごめんなさい、南さんが痴漢というわけじゃなくて…」
 私は言葉を選びながらそう言った。
「落ち着け。今、頭の中パニックなんだろう?」
 そう言われて私は頷いた。
「くだらない人間がいるんだよなぁ」
 独り言のように、南さんはそう言い、それから深呼吸して、まだ真っ赤になって体をこわばらせている私の、コーヒーを持っている手に自分の手を重ねた。
「御免、気がつかなくて」
 その優しさに、体のこわばりが少し溶けた。
138星の指輪:03/10/31 21:39
132さん、援護ありがとうございます。
ここで一旦休憩したいと思います。
手直しが済んでいないので。
仕上がりましたらまた読んでくださいますか?

自分が投稿すると作家さんたちの苦労が身にしみます。
読んで下さった方、ありがとうございます。
読みます。
140星の指輪:03/11/01 15:15
「俺もコーヒー買ってくる。頭を冷やさないと」
 南さんは自動販売機に向かった。
私は冷たい缶コーヒーを頬に当て、顔の火照りを取ろうとした。
 南さんが戻ってきたときには大分落ち着きを取り戻していた。
「隣、良い?」
「あ、はい。ごめんなさい、大学…」
「いいの。落ち着いたら学校、行ける?それとも今日は帰る?」
「行きます。必修の授業が入っているので」
 そうなのだ。ただでさえ経済学部に女の子は少ないので目立つ。
それがわかって登校二日目に目立たないようにジーンズと
ポロシャツ姿に替えた。以来、スカートは穿いていない。
141星の指輪:03/11/01 15:16
「帰りは大丈夫?」
「そこまで引きずりませんよ」
 とはいったものの、自信は無いが。
「今日は何コマ?」
「4コマです。空きが1コマあるんですけど」
「じゃぁ一緒に帰ろう」
 半分、冗談のように聞こえた。
私は缶コーヒーを開け、無理やり胃に流し込む。
気持ちの切り替えが少し出来た。


 各駅停車の電車の中でも、私たちの会話は続いた。
142星の指輪:03/11/01 15:17
至って単純な話で、缶コーヒーはどこのメーカーが一番美味しいだとか、
学食のコーヒーはどこが一番美味いのか、そう言ったことからくだらない自分についての話だとか。
 大学の最寄り駅についてバス停に向かった時、私は息を呑んだ。
 いつもの事ながらバス乗り場には長蛇の列で学生が並んでいた。
どのバスも満員で、立錐の余地が無い。あの電車よりも密度は高かった。
結局、私たちは大学まで歩いて30分のお散歩コースを選択した。
いつもバスから景色を見るばかりで一度も歩いたことは無かったので私にはそれが新鮮だった。
143星の指輪:03/11/01 15:19
私たちの話は続いていた。ただ、しゃべる割合は私の方が多かった。
 大学に着くと帰りの待ち合わせ場所を決めてからお互いの授業に向かった。
 南さんは文学部で歴史を専攻している。
 私は経済学部。
 お互いに接点はなかったが、案外似ている部分はたくさんあった。
コーヒーの好み、ジェットコースターが好きなことにはじまり、
以外にも南さんはロマンチストだということに気がついた。
 お互いの知らない世界は、お互いの好奇心をそそった。
 しかし、まず一番に引き込まれたのはジェットコースターの話だった。
144星の指輪:03/11/01 15:20
東京に出てきてから遊園地には縁がなかった。
ジェットコースターもしばらく乗っていない。
 私は週末の予定があいていたので南さんからの誘いを断らなかった。
 正直に言うと、断れなかった。


 
145星の指輪:03/11/01 15:33
>>143 以外にも南さんは→意外にも南さんは
      訂正させてください。
ここで話に一区切りつくので・・・。
次回からは話が中盤に入ります。
早く続きが読みたいよ。
147星の指輪:03/11/01 20:45

そして週末、私達は約束どおりジェットコースターに乗った。
「ね、次はこれに乗りたいです」
 遊園地の案内図を見ながらリクエストしたのはゴーカートだった。
「その前に、これ」
 南さんがリクエストしたのはトイレタイムだった。
「まず一番近いところ…」
「こっち」
 南さんは私の右手を取ると一番近いトイレに向かって歩き出した。
私はその手から逃れようとしたけれど、熱い手のひらが嬉しくて、
トイレまでが階段であることをよいことに手をつないだまま歩き、
観覧車に近い売店の隣のトイレに入った。
148星の指輪:03/11/01 20:47
 南さんの方が先に出てきていて、空を見上げてぽけっとしていた。
私に気がつくと、いつもの笑顔を向けてくれた。
「次は観覧車ね。それからゴーカート」
「どうして?観覧車は…」
 観覧車は嫌だった。私は高所恐怖症なのだ。
 小学生のとき、遊具をアスレチックに見立てて何分で一周できるか、という競争のようなものがあった。
その中に塔のようになった遊具を使ってその頂上まで行き、2本の棒だけで滑り降りるというアスレチックがあった。
私は一番上までは登れたが、その2本の棒を滑り台のように座って滑り降りるということができなかった。
149星の指輪:03/11/01 20:49
地上では担任が罵声を浴びせ、後ろからは級友が押して無理やり棒の上に座らされた。
不安定な状態が怖かったこともあったが、何より後ろから押してくる級友が怖かった。
授業中だったが担任の降りろという罵声と、級友の降りろという声と、
それを止めようとする一部の級友の声とでグラウンドが騒然となったほどだ。
級友にトコロテンのように無理に押されることでやっと地上に降りられた私は、
担任の足元に跪くと胃の中のものを一気に吐いた。
あの時の恐怖は他にない。
150星の指輪:03/11/01 20:52
ヒステリックに怒鳴る担任の足元で、私の背中をさすりながら、
幼馴染の和美が担任に何か抗議していた。
 涙と鼻水と胃液の味は、言いようのない恐怖の証だった。
あの日から高所恐怖症で、親友の和美は根気よくその克服に付き合ってくれた。
最初は2階のベランダも怖かったが、今では5階までなら平気になった。
ジェットコースターは和美が高所恐怖症を克服できるかもしれないという,
ささやかな期待があってはじめて乗った。
でもジェットコースターは面白かったが、高所恐怖症は直らなかった。
151星の指輪:03/11/01 20:54
「ここ、高いから絶景だよ」
「高いから嫌なんです」
「騙されたと思って。この空なら大して見えないから大丈夫だよ」
「でも…」
 拒否する間もなく、ぐいっと手を引かれて半ば強引に観覧車に乗り込むと、
がちゃんと外から機械的に鍵をかけられ、私は覚悟を決めた。
 外を見なければ何とかなる。
「怖い?」
「え?」
「黙るから。電車の時もそうだったし、ジェットコースターの時もそうだった。
その時は黙っていて、後になると怖さを紛らわそうとしゃべるから」
 図星だった。南さんは私を奥に座らせ自分もその隣に座った。
152星の指輪:03/11/01 20:55
「先輩って意地悪」
「好きな子だからいじめてみたくなるんだよ」
 その言葉に、頭がくらくらした。
ようやく、観覧車は地上に戻るまで個室だということ、
しかも自分は高所恐怖症だということを改めて自覚する。
「だから、そういう冗談は…」
 外の景色に目をやって絶句した。
ビルの4階ほどの高さになっていた。座るためにまともに下を見て、
恐怖が体の中に湧きあがる。目を閉じて呼吸を整えようとするが、やはり、怖い。
その時、南さんの体臭と腕に包まれた。
153星の指輪:03/11/01 21:03
「わっ」
 驚いて一度起き上がるが、南さんは腕にぐっと力を入れた。立てなかった。
「急に立つと危ないぞ」
「いや・・・その・・・」
 私は改めて気がついた。

 男と二人きり。

「こんな高さでパニックになるとは思わなかったんだ。悪かった」
「いや、そうじゃなく。そっちもパニックだけど、そっちは何とか…」
 完全にパニック状態だった。
「そっちって事は・・・こっちもあるの?」
 え?え?
154星の指輪:03/11/01 21:05
「その…」
「俺のことは嫌い?」
 反射的に首を横に振った。顔が真っ赤になるのがわかる。
耳まで真っ赤だと思うと両手で顔を覆った。
「お…男の人と…お付き合いするのは初めてだし、
こういうシチュエーションも…その…初めてで」
 南さんの腕に力が入って、私は抱きすくめられた。
「嬉しい」
 耳元で、熱い吐息と一緒にそういわれたので、
自分でもわかるくらい心拍数が上がっていた。
嫌いな男ならまだしも、少なからず好きな男で、
しかし私は誰か他に好きな人がいるんじゃないかと思っていたのだから。
155星の指輪:03/11/01 21:08
「キスして良い?」
 その言葉にドキッとした。
「そんなこと…普通、聞くんですか?」
「初めてなんだろう?嫌いな奴とキスできる?」
「私…」
「来生の気持ち、ちゃんと聞いていないから」
 その言葉を聞いて私は安心した。一緒にいた時間は短いかも知れない。
しかし、少なくとも彼は誠実な人間で、真面目な人間だということだけはわかっている。
 今度は私から南さんの胸に頭を預けると、南さんはもう一度私を強く抱いた。
それだけで体がふわりと熱を帯びる。
今までに無い感覚だった。
156星の指輪:03/11/01 21:09
「私、どうしたら…初めてで…」
「顔を上げてごらん」
 言われたように顔を上げた。しかし、どうやっても南さんの顎のところしか見えない。
 南さんはそっと手を寄せて私の首を10本の指で撫で上げた。
全身に鳥肌が立って、首をすくめようとしたが、
南さんの指はそのまま私の顔を上に固定させた状態を保った。
「あ・・・」
 予期せぬ声だった。
南さんに触られて、体がどんどん火照ってゆくのがわかる。
その上で感じやすい首を触られたので仕方ないといえば仕方ないが。
157星の指輪:03/11/01 21:18
 南さんの優しい目が近づいてきて、私は目を閉じた。
柔らかな唇の感触が、私の唇に触れ、南さんの体臭とタバコの匂いが穏やかに匂った。
 一度唇を離すと、私が呼吸を整える間もなくもう一度唇を重ね、
今度はゆっくりと私の唇に吸い付いて…。
右腕を私の背中にまわし、体を支えるようにすると
左手を私の首筋に這わせた。
「あ…」
 体を包む快感に思わず声をあげると
半開きになった唇から南さんの舌が差し込まれ、
驚いて離れた私をそのままに左手を、服の上から私の右胸に、
唇はそのままぱくりと私の左耳の耳朶をくわえた。
「!!」
 体中に走る快感に声をあげまいとしたために、
代わりに背中を反らせてしまった。
158星の指輪:03/11/01 21:19
その反応は予想通りだったらしく、南さんは服の上から
そうっと右胸を触ってきた。
「イヤ…」
南さんの左手を止め、ようやく私は目を開けた。
熱を帯びた南さんの目がそこにあり、
もう一度小さなキスを私にくれた。
「極上のワインより、なお甘い味だった」
感想なんか言わないでよ、恥ずかしい…。
そう思っただけで体は熱くなるし、顔は火照るしで再びパニック状態。
「遠くは見られる?雲の切れ間からきれいな夕日が見えるよ」
「本当だ…」
チラッと見ただけで、あとは呼吸を整えようとした。
地上まであと4分の1もなかったから…。
予定通りなら今日あたりでサーバーが復活するはずです。
アメリカ時間の11月1日0時復活の筈。
保管サイトの鯖、復活です。
http://www2.mega-sp.com/users/novels2ch/pukiwiki.php
保管サイト復活記念カキコ希望
復活ついでにここまで保管。
http://www2.mega-sp.com/users/novels2ch/pukiwiki.php
163白木蓮:03/11/02 23:30
予感がする・・・
追われているのは知っていた。あの時からずっと逃げ続けているのだから・・
でも、ここ最近の不快な感じは何だろう・・・

サラは眠れなかった。
乾いた風がふいている。こんな夜は、思い出さなくてもいいことまで浮かんでくる
164白木蓮:03/11/02 23:33
「どうか、お願いします。父と共にここを去りましょう。何もかもを、貴方に委ねます。
ですから、私たちのことをお忘れになってください。」
長身の男が応える。
「お前の父は倒す価値すらない。しかし、死なねばならぬ。我が、王となり君臨するために。」
冷酷な低い低い声。しかし、そこには欲望が宿っていた。
165白木蓮:03/11/02 23:34
交渉決裂・・・予想していたとはいえ、サラは足取りも重く立ち去ろうとした。
そのとき、後ろからあの声が響いたのだ。物憂げな、しかし、確かな官能と欲望を秘めて。
「お前には価値がある。このまま返すのは惜しい。」
どきりとして、振り返ると目の前に男がいた。瞳は金。そこに自分が写っている。
男の手が、大きく力強い手がサラの腕をつかんだ。
166白木蓮:03/11/02 23:36
ああっ。
サラは耳をふさぎ、目を閉じた。
じっとりと汗をかいている。うとうとしていたのだろう。

いつまでも忘れられない・・・いやないやな夢・・・違う、夢じゃない、あれは現実・・・
ここから離れよう。きっと長くいすぎたのだ。この土地に愛着が湧いてきたから、少し平和
だったから思い出したのよ。
明日、出て行こう。
サラはそう決意して頭を振った。
167白木蓮:03/11/02 23:37
長い夜が明けた。今日も昨夜からの乾いた風が吹いていた。
サラは村長に挨拶するために外へ歩いていった。途端に子供たちが走りよって盛んに話かけてくる。
親しくなったりリアが笑いながら近づいてきたがサラの顔をみて眉をしかめた。

「顔色が悪いわ。・・・まさか、ここを出て行くんじゃないでしょうね?」
168白木蓮:03/11/02 23:40
「長くいすぎたの。ほら、私、一つの所にじっとしてられないって言ってあったでしょう。
旅が好きなの。だから・・」
りリアは、サラの言葉を信じていなかった。彼女は何かに怯えている。それが何かはわからないが・・・
こんなにきれいなのに、なんて悲しそうなんだろう。
りリアはサラのすらっとした立ち姿と紫水晶のような瞳につかの間見とれた。
169白木蓮:03/11/02 23:42
突然、子供の一人がはじかれたように倒れた。りリアとサラは凍りついた。矢!!
周りから村人たちが飛び出し逃げ回る。ある者は斬られ、ある者は弓に追われ半狂乱になっている。
サラは子供を抱えたがもう事切れていた。村の中央、こじんまりとした広場に徐々に追い詰められ周りを囲まれた。
それでも女たちは女であることを隠すため何とか顔を覆っている者が多かった。
大柄な男の足音が聞こえた。
170白木蓮:03/11/02 23:44
広場では皆が息を潜めていた。
大柄な男はサラの前で足を止めた。そして、サラの前にひざまづき頭を下げた。

「姫君。お探しいたしました。我らが王がお待ちです。」
171白木蓮:03/11/02 23:45
「カイル・・・」
サラは、かつて見知っていた男を呆然と眺めた。これは、夢・・・悪い夢・・・

カイルはそんなサラから目を離さず、部下に指示をして帰還の準備を始めた。
村長は目を逸らし、りリアは心からサラを案じていたが何もできなかった。
172白木蓮:03/11/02 23:46
そしてサラは予感していたとおり、運命に絡めとられたのを感じた。

カイルは胸をなでおろした。何年、探し続けただろう。我が王が唯一手に入れられなかったもの。
我が王が切望しているもの。我が王が執着し続けているもの。ようやく、届けることができる。
表情には出さなかったがカイルは喜んでいた。
そしてふと、サラの何が王をこれほどまで惹きつけるのか疑問に思った。
173白木蓮:03/11/02 23:53
身体か・・・確かに抱き心地は良さそうだ・・・顔も美しい・・あの瞳には震えがくる・・
はっとして、カイルは想像を振り払う。カイルにとって王こそがすべてでありこんな想像は許されるべきではなかった。

サラは早くこの村を去らなかったことを悔いた。
そして、これから会う男のことを考え恐怖に震えていた。

                     第一章    完
174白木蓮:03/11/02 23:57
第2章 

彼はグラスを傾けくつろいでいた。
その横で一人の女が手足を投げ出し、ぐったりと仰向けになっていた。足は大きく開かれており茂みは湿って光っていた。
もう一人の女は彼の股間に顔をうずめ口を激しく動かし、奉仕していた。
彼は楽しんでいたが、金色の瞳は冷静で一切の感情を現していなかった。
175白木蓮:03/11/03 00:00
「まあ。呼んでくださればわたくしがお相手いたしましたのに・・・」
艶やかな、しかし、どこか爬虫類を思わせるねっとりとした音色のような声と共に、長い黒髪の美女がやってきた。

2人の女は慌てて、怯えるように取るものもとりあえず立ち去った。
その美しい女は、彼の瞳を真正面に捉えながらゆっくりと近づいた。
豊満な姿態をみせつけるように身をくねらせながら・・・
176白木蓮:03/11/03 00:03
彼にはこの女の魂胆はわかっていたが放っておいた。
女は彼の視線を受けながら、じらすように全裸になった。そして彼の横に身を横たえ、ぴったりと彼の胸にしなだれかかった。
毒々しいほどの真っ赤な唇を胸に這わせ男の乳首をころがし胸毛に指を絡ませる。
そしてもう一方の手は彼の下半身を探っていた。
177白木蓮:03/11/03 00:05
彼はそっとグラスを置いた。

女はそれを見て微笑む。唇と同じく真っ赤な長い爪で、彼のペニスを軽く齧った。
彼の瞳が暗く翳る。女はさらに、大胆にペニスをつかみしごき始めた。
女の手の中で、だんだんと硬くなっていく。
178白木蓮:03/11/03 00:07
女は挑発的に彼に眼をやり一気にペニスを口に含んだ。そして激しく舌を使い始めた。
ペニスは熱く、固く、大きくその先は女の喉奥にまで達していた。

彼は自分を咥えている女を見て、悪くない、と思った。実際彼女は、ここのところ頻繁に彼の相手をしていた。
妖艶で、豊満で野心もあり、何より、彼の激しい性欲を受け止められるくらい、淫らだ。
179白木蓮:03/11/03 00:10
彼は女の髪をつかみ顔を上げさせた。女の緑色の瞳は潤んでおり、明らかに興奮していた。

それでも、と彼は思った。瞳がちがう。

彼女ははやく彼がほしかった。彼を夢中にさせるつもりがいつも自分のほうが我を忘れてしまう。
でも今はそんな悔しさよりも、この餓えを満たすほうが先だった。
180白木蓮:03/11/03 00:12
彼女が彼の上にまたがり、身を沈めようとした、その時。

「王よ、ただいまカイル様より至急の報告あり。探し物、掌中におさめたなり、とのこと。」
扉の外より、部下の声が響く。
彼の身体が震えた。上にいた女を振り払い、立ち上がった。
はじめは、口の端が上がっただけであったが、やがて哄笑にかわる。
181白木蓮:03/11/03 00:14
女はそんな王の様子を見て、かすかな疑念と不安を感じたが、今はそれよりも多大な欲求不満をどうにかしなければならなかった。
彼女は手を伸ばし、彼の腕に触れた。
彼は振り返り、少しの間女を見つめた。何かを考えているようだったがそれが何なのか女にはわからなかった。
不意に、彼は眼をぎらつかせ、女の髪をつかみうつぶせにさせ、尻を高く上げさせた。
182白木蓮:03/11/03 00:20
女は期待と、次にくる衝撃の大きさに身構えた。
彼の屹立したものが、一気に突き刺さった。奥深くまで、貫く。女は圧倒的な大きさと固さに半狂乱になり髪を振り乱し叫んだ。
彼は凄まじい力と勢いで何度も何度も突く。女はこの甘美な責め苦を少しでも長引かせようとしたが、終わりが近いのはわかった。
自分のほうが先に果てることが・・・
183白木蓮:03/11/03 00:26
そして、彼女は圧倒的な快楽のもと、果てた。
女の痙攣を感じながら、彼もとりあえず欲求をはき出したが、彼の口から声が漏れることはなかった。
一連の行為が終わると、彼はすぐに身体を離した。まだヒクついている女がうっとうしくなった。
「ここまでだ、さがれ。」
女の瞳に怒りが浮かぶ。しかし、何とかそれを押し隠し、彼女は身を起こした。
184白木蓮:03/11/03 00:31
まだ、先ほどの激しい行為の余韻で足がふらついたがそれでも、彼の命令は絶対だった。
彼女も自分のプライドのためにすべてを失う危険を冒すほど、愚かではなく、ここは大人しく去ったほうが良いと判断した。

「では・・・また・・・楽しい夜でしたわ。」
女は優雅に振舞い彼の前から立ち去った。しかし、胸中は屈辱で煮えくり返っており、その怒りの矛先は耳にした「探し物」
に向った。「探し物」は女だ。顔さえ知らぬ女に憎しみを感じた。
185白木蓮:03/11/03 00:35
彼は、再びグラスを取り喉を潤した。たった今、女を抱いたばかりなのに、もう股間は勢いを取り戻していた。
彼は久しぶりに昂揚していた。
紫の瞳、何年探し続けただろうか・・・あれは何年前のことだったのだろうか?
あの瞳を思い出すだけで、全身が総毛だつ。
歳月は彼女をさらに美しくしたであろうか?それとも、醜女にかえたか?
どちらでも楽しめそうだ。美しければいたぶり、醜女ならばさぞ嘲笑できるだろう。
186白木蓮:03/11/03 00:40
そのころ、紫の瞳を持つサラは何とかして、逃げ出すすべはないか考えていたが、常にカイルに見張られ無理だった。
あまりの緊張と恐怖で全く眠れず、食欲もなかった。
カイルは以前、サラの父に仕えた男の息子でありサラも良く見知っていたが今、その忠誠心は別にある。
187白木蓮:03/11/03 00:47
神を信じたことのないサラも今度ばかりは神に頼りたかった。
金色の瞳の男、彼が怖い。彼は私を支配してしまう。私からすべてを奪ってしまう。
私を、殺さず、生かさず、いたぶるだろう。逃げ出した私を決して許さない。

いつもと同じ、乾いた風が吹いていた。
                                      
                                      第2章 完
>白木蓮さん

面白いです。続き楽しみにしてます。
189マルチネス:03/11/03 14:19
夫から電話がかかってきたのは佐和子が夫用の遅い食事を作っている最中だった。
佐和子は鍋の火を緩め受話器を取ると「ああ佐和子?今日同僚の杉野君と飲んで
たんだが遅くなってしまった。杉野君終電終わってしまって彼家が遠いいから
うちに泊まってもらう事にしたから頼む」と夫はそれだけ言い残すと「ガチャ」
と受話器をおろしてしまった。佐和子が「あ、ちょっ、待って!」と言った時に
はすでに受話器から「ツーツー」と無機質な音しか聞こえてこない。
190マルチネス:03/11/03 14:24
佐和子は「もう!」と口を膨らませて怒ったが、もう遅い。しかたなく来客用の
準備をすることにした。
佐和子は夫信二と一緒になったのはもう5年前。すでに3歳の子供が居る。
佐和子は夫と出会う前高校時代からつきあってきた男がいたが、夢を追いつづける
彼に疲れ、その反動で誠実で実直な信二と一緒になった。毎日文句も言わず
朝早く出勤し夜遅くまで残業する夫の姿勢には尊敬しているし不満もない。
191マルチネス:03/11/03 14:29
が、しかしいかんせん面白みに欠けているのが夫の唯一の難点だった。その点
昔の彼は話のバイタリティにあふれいつも佐和子を楽しませてくれた。彼女は
ふとその当時の事を思い出すことがあった。いけないとは思いつつ・・。
佐和子は隣の部屋で息子陽一が寝付いているのをソッとふすまを明けて確認し。
来客用の座布団を用意した。「あ、そうだ歯ブラシやタオルも居るわね」と
独り言を言い、あわただしく部屋を行き来した。
192マルチネス:03/11/03 14:35
佐和子がほぼ準備を整えて一段落したとき玄関のドアがカチャカチャと音がする。
「あ、帰ってきたわ」と佐和子は玄関の前で待った。ドアが開き赤ら顔の夫と
杉野とおぼしき男が立っている。「やぁ、今帰ったぞ佐和子ー」夫は珍しく
酔っ払っているようでいきなり偉そうな口をきいた。杉野は「奥さん、こんな
夜分遅くにすいません。僕はタクシーで帰るからいいって何度も言ったんです
けど・・」と言って本当にすまなそうに手を合わせた。
193マルチネス:03/11/03 14:40
髪を短かめに揃えたスポーツマンタイプの好青年だ。「あら、いいのよ杉野さん
にはいつもお世話になってるって夫からもうかがってますし。さ、あがって」と
佐和子は笑顔で促した。(良かったよさそうな人で)佐和子は心の中で少し
ほっとした。「あなた、ご飯は食べてきたの?」と佐和子が聞く。夫は
「飯は食ってきたからいいから酒持ってきて酒」と酔っ払って言う。
「大丈夫なの?」と佐和子が聞くと杉野が「あ、俺はいいです奥さんほんっとぅ
にいいですから」と佐和子を制した。
194マルチネス:03/11/03 14:47
佐和子が二人の間で戸惑っていると夫は、そそくさと台所に歩き飲みかけの
ウィスキー瓶を取ろうとしている。「あなた、わかった私が用意するから座ってて
と促し」コップや氷の用意をした。すると杉野が佐和子に走り寄り「すいません!
じゃ、僕がやりますから・・」と言い「グラスはこれでいいですかね?奥さんも
飲まれますよね」と言って手際よく食器棚を開ける。佐和子はちょっと考えてから
「そうね。じゃ私もいただこうかしら?」と頷くと「良かった僕らだけで飲んだら
僕針のむしろですよ」と言って微笑んだ。(ほんと、いい人そうね。こういう同僚
なら私もうまくやっていけそう)と思った。
195マルチネス:03/11/03 15:04
いつになく饒舌な夫と元々根明な杉野と佐和子の会話は予想以上に楽しいものに
なった。「いやいや高山(信二と佐和子の姓)こんなかわいい奥さんが居る
なんてひとっことも聞いてないよ僕」杉野がお世辞を言う。「何いってるんだ
君の奥さんこそえらい美人じゃないか」夫が切り返す。「ふーん、じゃ奥さん
とりかえっこしたらいいのにね?」と佐和子は少し皮肉交じりに言った。
杉野は悪びれることなく「あ、いっすね。その案採用っす。ね?高山」と
ふざけて言った。佐和子は「もうっ奥さんに言っちゃうわよ」と睨んだ。
杉野は肩をすくめた。「杉野はかみさんに頭が上がらないもんな?」と夫が
けしかけた。
196マルチネス:03/11/03 15:13
三人で盛り上がっていた会話が、いつしか夫はうつらうつらとしだし。コタツの
横で「ぐーぐー!」といびきをかいて寝てしまった。「あらあらしょうがない
わね。あなたこんな所で寝たら風邪ひくわよ、あなた!」と佐和子が夫の肩を
ゆさぶる。「運びましょう寝室はどこですか?」と杉野が言った。「悪いわね、
じゃ手伝ってくださる?」と佐和子が夫の肩を抱き上げる。すると杉野が
夫の右腕を自分の肩に廻し軽がると立たせた。「凄い、力があるのね。何か
スポーツやってらしたの?」と佐和子は驚きの声で聞いた。
197マルチネス:03/11/03 15:20
「えぇ、毎週休日はテニスをちょっと」と笑って言った。「だからちょっと日に
焼けて見えるのね」と佐和子は納得した。夫は「うむ・・ま、まだ飲めるよ」と
ボソボソと呟いたが、佐和子と杉野は目を見合わせてクスっと笑い無視して夫を
寝室まで引きずって行った。と、佐和子の夫を支えた右腕と杉野の左腕が触れた。
(あ・・・)佐和子は杉野の逞しい腕に、少し男を感じてうつむいた。杉野は
別に何も感じてないようだった。佐和子は照れを打ち消すように「今度主人も
連れていってくださらない?休みも表に出なくて困ってるの」と杉野に言った。
198マルチネス:03/11/03 15:25
「仕方ないですよ高山は忙しいから。週末テニスなんかしたら、きっと心臓麻痺
起こしますよ」と言いながらベッドに「ヨ!」と夫を持ち上げ寝かせた。
佐和子は丁寧に布団をかけてやる。「いいですね。男はこういうとこに妻の愛情
を感じるんですよね」と言った。佐和子は怪訝そうな顔で「ええ?そうなの?」
と言って面白そうに笑った。杉野は頷いて「だから僕もたまに布団かけないで
寝たフリして妻の愛情を試すんですよ」とおどけて言った。
199マルチネス:03/11/03 15:31
二人は今に戻りながら「ふーん、で、その美人の奥様にかけてもらうんだ?」と
悪戯そうに笑う。「それがね、最近は子供につきっきりで、かけてくれないんです」
と寂しそうに杉野は言った。佐和子はコタツに足を入れながら「どうする?
杉野さんも、もう寝る?」と聞いた。「あ、いや僕、宵っ張りなんで、もう少し
やってていいですか?後片付けはちゃんとやっておきますんで」と杉野は応えた。
「じゃ、私ももう少しお付き合いしちゃおっかな」と言って微笑んだ。
200マルチネス:03/11/03 15:39
二人の会話は夜更けまで続き打ち解け合った。杉野と奥さんの出会いや夫と自分の
出会いの馴れ初めの話や、その前に付き合っていた恋人の話の話までした。
その話でお互い分かり合ったのは前に付き合っていたのは楽しい人でいつも自分を
楽しませてくれたこと。そして今の相方は反動で真面目で大人しい人だという事
だった。「ま、最終的に結婚するときは自分と正反対の人をお互い求めるって事
なのかしら?」佐和子が遠い目をして言う。「でも、僕は奥さんぐらいの人だった
ら良かったなぁ・・あまり大人しいのもちょっと」と真面目な顔をして言った。
201マルチネス:03/11/03 15:49
「ま、奥様に言いつけちゃうわよ」と悪戯そうに佐和子が言った。「でも、そうね
お互い5年くらい前に出会っていたら違った人生歩んでいたのかしら?」とフっと
笑った。その言葉で少し気まずい静けさが訪れる。ストーブの上に乗っている加湿
用のヤカンが沸騰し、グツグツという音だけが居間に響いた。と、軽く杉野の素足
がコタツの中で佐和子の足先に触れた。二人は黙ってうつむいた。杉野の足が少し
づつ佐和子のスネをまさぐる。佐和子の心は(この瞬間的な官能に浸っていたい)
という心と(夫や子供が一つ屋根に寝ているのに、今すぐこの不埒な行為を止めね
ば)という気持ちが攻めぎ合った。
202マルチネス:03/11/03 15:57
その間にも杉野の足は佐和子のスネを駆け上がりスカートをまくりあげ太腿の
あたりをサワサワとまさぐった。その快感が佐和子の理性を少しづつ削って
いった。(あぁ・・駄目駄目。今ならまだ間に合うわお互いに家庭があるん
だし。今ならお互い黙ってれば・・あ、あ・でも」佐和子は太腿を撫でられる
快感で内腿を小刻みに振るわせた。杉野の足は既に内股の付け根まで到達して
いた。佐和子はこれから自分の一番敏感な部分に与えられるであろう快感に
耐えるため、床のコタツ布団を掴んで目をつぶった。
203マルチネス:03/11/03 16:05
駄目だと思う佐和子の夫子供に対する忠義の心と裏腹に佐和子の腰は更なる
快楽を得るためにクネクネと杉野の足の親指を割れ目に迎えようとしていた。
杉野は佐和子を焦らすように割れ目の周りを縁を描くように丸く指で縁取った。
喘ぎ声を挙げられない佐和子は「フーフー」と荒い息を吐き、時折切なげに
「ン!ンン・・」とうめき声を挙げた。散々杉野は焦らしたあげく親指で
ギュっと割れ目に沿って縦に這わせた。たまらず佐和子は「ハァックっ・・
クスンクスン・・」と快感に喘ぎ声を挙げられない切なさですすり泣いた。
204マルチネス:03/11/03 16:10
杉野の指は上下に丁寧に割れ目をなぞり、時折クリトリスをクリクリと刺激した。
佐和子は杉野の指の動きに合わせ「スーハースーハー」と息を吐き、指の快感を
味わう。「あ・・このままイケそう・・」佐和子が下半身を痙攣させ始めたとき
いきならフスマが「ガラ!」と開いた。息子陽一が立っていた。二人はビク!と
して背筋を伸ばした。そして佐和子は「ど、どうしたの?陽ちゃん」とまだ
上気した表情で言った。「ママおしっこ」陽一は言った。
205マルチネス:03/11/03 16:16
佐和子は引きつり笑いを浮かべると「もうしょうがないわね、さ、いらっしゃい」
と言ってトイレに連れて行った。佐和子は下半身の疼きをジンジン感じながら
(あぁ、良かったきっと神様が止めてくださったんだわ)と人の道に外れなかった
事にホッ胸を撫で下ろした。用を済ませ陽一を床に寝かすと寝息をたてるまで、
佐和子は見守った。まもなく陽一は「スースー」と寝息をたてた。
「ありがとね、陽ちゃん」佐和子は息子の頭を撫でてやりながら言った。
206マルチネス:03/11/03 16:24
居間に戻ると佐和子は平常心を取り戻した表情で「さ、私達も、もう寝ましょう」
と言ってお膳の上を片付けようと屈んだ。すると杉野が背後から忍び寄り、
佐和子を抱きすくめた。佐和子は「キャ!」と声をあげて伸び上がった。
杉野は抱きすくめたその手で佐和子の胸を揉みしだき「奥さん、僕は・・僕は」
と、高揚した声をあげた。興奮しているのか少し声が震えている。杉野は丁寧に
ゆっくり佐和子の形の良い胸を揉みあげた。「ハァ・・だ、駄目よ・・私達には
お互い家族が居るでしょ?だ・・め・・」しかし言葉に反して身体は快感に
純粋に反応した。「あぁ何でこんなに私の身体は馬鹿なの?お願い気持ち良く
させないで、じゃないと。わ、わたし・・」乳房の快感は脆くも佐和子の理性を
崩しにかかった。
207マルチネス:03/11/03 16:32
「フー」っと耳元に息を吹きかけられると佐和子は脆くも前のめりに崩れた。
杉野は仰向けに佐和子を起こし目を見つめた。「奥さん今日だけですから、
今日だけ僕のものになってください」杉野はかすれた声で言った。
そう言うと佐和子のスカートに手を伸ばしパンティをするすると伸ばした。
そして佐和子の割れ目に指を入れ既にジットリと湿っているヌメリを
こそげ取った。そして杉野の中指と薬指の間で糸を引く佐和子の愛液を
見せ「ほら、奥さんだって、もうこんなに・・」と言った。佐和子は
「やだ、そんなの見せないで」と恥ずかしがった。
208マルチネス:03/11/03 16:39
杉野は自分のズボンのジッパーを下ろすと夫のものより格段に大きい一物を
取り出した。(やっぱり骨格の良い人はアレも大きいのかしら)佐和子は朦朧と
した気持ちの中で思った。佐和子は服を着たままパンティを下ろしただけ、杉野
もズボンのジッパーから一物を出しただけで、もし何か物音がした時に対処
できるように杉野なりに備えた。杉野が前かがみになり、胸の前まで顔が近付いた。
杉野はセーターを着たままの佐和子の身体を抱き「奥さんいきますよ」と佐和子の
目を見つめた。佐和子は応えず目を伏せてコクリと小さく頷いた。
209マルチネス:03/11/03 16:47
杉野がグイっと腰を入れる佐和子は自分の中にズッズッと潜り込んでくる砲身の
刺激で「ウ!ウ!ン!」とうめいた。杉野は佐和子の最奥部を味わうように
佐和子の細い腰を抱きグリグリと結合部を押し付け合った。その結合部に溜まった
粘液がピチャピチャと卑猥な音をたてた。「ハァハァ奥さんの膣内は、こうなって
たんだ・・温かくて優しく僕を包んでくれている・・」杉野は夢うつつで声を
あげた。「ウ、ウ。私こんな大きいの入れたの始めてなの。とっても素敵」
もう佐和子の頭に夫や子供が一つ屋根の下に寝ている事など忘れて、両足を杉野
の腰に絡み付け自ら自分の膣内に砲身を深く埋めようといざなった。
210マルチネス:03/11/03 16:54
「ハァ・・いきそうだ・奥さん・・」杉野は苦しそうにうめいた。「う、うん
私もイクから待って。もう少し強く突いてみてお願い」佐和子が嘆願した。
「こ、こう?」杉野は逞しい腕で佐和子の腰を抱え上げガン!ガン!と股間に
ぶつけた。「ア!く・・そう。いけそう、いけそう・・」佐和子の声が大きく
なった。杉野は佐和子の喘ぎ声を抑えるため口を重ね舌を捩じ込んだ。
「ぐも、ごもも・・ン、ン、ンー!」佐和子は既に絶頂を迎え快感で下半身を
バタつかせた。
211マルチネス:03/11/03 17:00
杉野は精液を奥へ奥へと誘う痙攣の感触に耐え兼ね、一際強く奥へ砲身を射ち込む
と佐和子の口から自分の口を離し「クハ!」と声を上げて快楽の証を佐和子の膣内
に吐き出した。今までに味わったことのないような止めど無い射精だった。狭い
膣道に行き所をなくした白濁色の生暖かい粘液は密着した結合部から決壊したよう
にはみ出し佐和子の肛門を流れ落ちた。生暖かい液体が肛門に感じた佐和子は
「え、え?ちょ、膣内に出しちゃったの?」と杉野に言った。
212マルチネス:03/11/03 17:08
「すいません、奥さんのが、あまりに強く締め付けるもんで、つい・・」
杉野は精液を全部吸い取られた疲労感で佐和子の胸に顔を突っ伏したまま
言った。「もう、できちゃったらどうするのよ」と杉野の背中を叩くと
身体をずらした。結合部から杉野の砲身が抜かれると、コルク栓を抜いた
シャンパンのようにゴボゴボと佐和子の膣から精液が溢れ出た。
「あぁ、もうっ大変!シャワーで洗い出さなきゃ・・」佐和子はバスルームに
走った。「奥さーん、申し訳ありませーん」眠たい杉野の声が背中から聞こえる。
佐和子は一時の気の迷いで他人と交わった事を猛烈に後悔した。
213マルチネス:03/11/03 17:10
つづく
改行汁。
215水戸ッち ◆fDszcniTtk :03/11/03 17:33
第四話
みずきの乳房はぷりぷりとした心地よい刺激を田代の手のひらに
伝えてくる。張りのある白い乳房は彼女が青さを残した少女から
大人の女へと日一日と育っているのを感じさせる。そのすばらしい
乳房の上にあるつぼみは柔らかな手触りで、この辺はまだ幼さが
残っているようだ。無論、柔らかいといっても今は刺激を受けて
かわいくしこっている。
「ああん、いじめないで。」
後ろから胸を愛撫されて切れ切れの声をあげていたみずきが、
田代を見上げて懇願するような表情を向ける。両手は田代の腕を
つかんでいるが、当然激しい抵抗をするわけでもない。
「いじめてなんかいないさ。みずきがいとおしんだ、ほら」
そういって、田代は右手を胸から離しみずきの右手をつかんで自
分の股間のいきり立ったものへと案内する。
「あ、あ、いや」
と抵抗していたみずきだが、手の指が剛直に触れると
「ああぁ」
とため息を漏らして手を這わせてきた。はじめの頃、男根に触れる
のを本当に嫌がっていたみずきだが、エクスタシーを覚えてから少し
変わってきた。今では手にすると過去に与えられた愛撫が腰のあた
りによみがえるのか、目を潤ませて切なげな吐息をはくようになって
いる。今も、田代の剛直に手のひらを添え、形を確かめるようになで
さすっている。石鹸のすべりで田代も腰がしびれるような快感が男根
から脊柱へと走るのを感じる。
216水戸ッち ◆fDszcniTtk :03/11/03 17:34
男根に触れたことで高ぶってきたのか、田代が乳首を指で転がしてやると
「ああん、だめぇ」
と声をあげてずるずると座り込んでしまった。はぁはぁと肩で息をしている。
田代もバスルームの床にあぐらをかくと、みずきを抱えて足の上に座らせ
た。再び後ろから胸を愛してやるとかわいい声を漏らし始める。ころあいを
見て股間に指を滑り込ませると
「そこだめぇ、お願い」
といって腕をつかんできた。悲しげな表情すら見せるみずきに田代は胸を
つかれたが
「だめだよ、ちゃんと洗わなきゃ」
といって、ゆっくりと秘所へと指をはわせていく。。
「もう、田代さんの馬鹿ぁ。知らない」
といって、みずきは顔をのけぞらせる。もはや漏れてくる声は止められない。
田代のほうは指先にやわらかいみずきの女の部分を十分に味わっている。
最後に菊の穴にちょんと触ってやると、きゃっと声を上げてみずきがはねた。
ぷっとふくれて半泣きでこちらをにらんでいるみずきを立ち上がらせる。に
らんではいるが、足には力がはいっていない。よろよろするのを支えてやって、
シャワーで石鹸を流してやる。こちらを向かせて軽くキスをし、
「さ、先に上がってなさい」
というと、こくんとうなずいてみずきはふらついた足取りでバスルームから出
て行った。ちいさなお尻がまだみずきは子供だと田代を責める。田代はゆっく
りと体をシャワーで流すと、バスを出、体をふいてガウンをまとい、ベッドに向かった。
217水戸ッち ◆fDszcniTtk :03/11/03 17:36
第五話
みずきはホテルの備え付けのガウンを羽織ってベッドに座っている。
うつむく彼女を窓から入ってくるやわらかい光が包んでいる。少し
逆光気味の光景が、これから二人が行う生々しい行いをくるんでく
れるような気がする。田代はみずきの横に腰掛けて肩を抱く。みずき
が体をこわばらせる。
「怒っているのかい」
みずきは答えずに床の一点を見つめている。
「みずきの体が素敵で我慢できなかったんだよ」
「ひどい。恥ずかしいのに」
みずきは本当に恥ずかしがっている。いつまでたっても恥ずかしがり
だが、性の悦びを知っても羞恥心に身もだえするような女は男を破滅
させると聞いたことがある。どうだろうか。
「ごめんごめん。もう、みずきがいやだって言うことはしないよ」
「本当?」
「約束するよ」
こちらを見上げるみずきに微笑みかける。
「約束よ、恥ずかしいんだから」
そういって田代の胸に顔を寄せてきた。軽く抱き寄せてやり、
「キスしていいかい」
と聞くと、こくんとうなずく。
218水戸ッち ◆fDszcniTtk :03/11/03 20:43
頤に左手を軽くあてると、みずきがこちらを
見上げる。少しひとみが潤んでいる。吸い寄せられるように田代が唇を
寄せる。んん、とのどを鳴らしながらみずきが田代の舌に答えて舌を
絡め返してくる。いったん離れて軽い彼女の体を抱え上げると、ベッドに
横たえてやり、覆い被さって再度濃厚なキスを交わした。
みずきはキスが好きだ。キスのあいだ、何度も小さな鼻声を鳴らし、
キスの合間合間に切なそうな吐息を上げる。そうして二人が唇を重ねて
いるあいだにみずきはとろけるような表情にかわっていく。セックスの前
にゆっくりとキスを交わして甘い時間を過ごすのが二人の間の習慣に
なっている。
最初のうち、田代は彼女の髪をなでていたが、頃合いを計ってガウンを
押し上げる胸のふくらみに手を伸ばす。みずきが喉の奥から小さな悲鳴を
あげた。胸を守るように両手を合わせようとするが、田代が耳たぶをくわ
えると電気が走ったように体を震わせてむずかるような声をもらした。
ここまで保管しました。
http://www2.mega-sp.com/users/novels2ch/pukiwiki.php
「投稿の際には、タイトルと著者名を」ってテンプレに書くかな。
>>219保管サイト担当様お疲れ様です。
   そしてありがとうございます。
「星の指輪」の作者です。藤原忍といいます。
早速サイトに行ってきました。やっぱり恥ずかしいです。
中学生の作文並みで。これからもよろしくお願いします。
ご恩に報いるためにも続きをがんばっております。
221恋人たちのように:03/11/04 18:38
 その後しばらくは、黙々と料理を食べる兄とそれを微笑みながら
眺める妹、という光景が続いた。
 話し掛けてくれないほうが、和司にとっては楽だった。妹 恵の
唇から溢れる言葉は、いつだって最終的には、たまらなく心を刺す
棘に変化してしまう。このまま「帰る」と言い出すまで、兄と妹の
距離を乱したくはなかった。だが。
「……ね」
 無視する事など、やはり出来なかった。
 顔を上げて見ると、妹は自分のバッグを漁っている。
「写真、見る?」
「あ?」
「相手の、写真よ」
「……ああ」
 鼓動のピッチが早まる。バカな、と和司は自分を嘲笑う。
222恋人たちのように:03/11/04 18:41
 写真を見たからって、何が起こるわけじゃない。いま恵が一番愛してる
相手の顔を、確認するだけだ。なのに、なのに。
 鼓動のピッチは、早まる。渡された一枚の写真。白い裏地を
ひっくり返す事に、刹那の躊躇を覚える。
「ね、どう……?」
 肩を組み、頬寄せ合ってる、男女。背景から察するに、兄妹の地元の
遊園地のようだ。相手はこちらに住んでるのだから、わざわざ実家方面に
遊びに来たと言う事。また心に渦巻く嘲笑。当たり前だ。恵とこの男は、
結婚するのだ。
「……なんかすごく一所懸命見てるね。どうかした?気に入らない?」
「いや、そんなことない」
 動揺が見透かされたような気がして、和司はわざと小さく返事する。
「誰かに似てる気がするんだけど……誰だったっけな。芸能人だったような」
 デタラメな話題にすりかえて、今度は大きな声で言う。心のさざなみは、
わずかに押し返されたはずだった。
223恋人たちのように:03/11/04 18:43
「兄貴だよ」
「あ」
「兄貴に似てるから、好きになったんだよ」
 いつの間にか、妹は真剣な顔になっていた。言葉を発せない和司に
対して、恵は続ける。
「兄貴があんな風に出てってすぐに、彼に逢ったんだ。忘れるために
受けまくったバイトの面接でね」
 どうやら一番悪い選択をしてしまったようだ。喉が渇く。心臓が鳴る。
「私も最初は気づかなかった。けして、かっこいいほうじゃないしね。
でも、すぐに気づいた。兄貴に似てるから、好きになったんだ、って」
 目の前の女は、視線を逸らさない。両腕で頬杖をついてじっと男の、
兄 和司の顔を見つめている。
「付き合ってるうちに、どんどん似てるとこを見つけちゃって。
だから、どんどん好きになって」
224恋人たちのように:03/11/04 18:45
 遊びのない口調。追い込まれていく、心。引き返すチャンスとしては
最後かもしれないと、和司は思った。
「……やめろよ」
「……え?」
「そんな話は、聞きたくない。もう、帰れよ」
 強い語気にしかなりようがない。
「早く服着て、カバン持って、タクシー乗って、ホテルに帰れ」
「あに、き……」
「お願いだから、言う事を聞いてくれ。酔ったお前の言葉なんか、
まともに聞けやしないんだよ。頼む、このまますぐに帰ってくれ……
次に会う時は、結婚式当日だ」
 自分の中にある何かを必死に守ろうと、和司は強い言葉を吐き続けた。
突き放さなければ、自分がおかしくなってしまうのは明白だった。
 無言になった、妹。表情は、固まったままだ。涙を流してもらっても
構わないと、和司は思った。そのほうが、目の前の女を少しは蔑む事が
出来るからだ。
 でも、恵は。
「……帰れなくなっちゃったんだ、わたし」
よりにもよって、恵は、笑った。
援護射撃
226恋人たちのように:03/11/04 18:48
と、いうわけで「恋人たちのように」作者のホロロケンモです。
保管サイト担当者様、いつもお世話になっております。
……今日見直してみて「兄貴」「兄ちゃん」が混在しておりました。
他の作家様の実力に圧倒されて、自分の未熟を呪う今日この頃です(泣)
227星の指輪:03/11/04 19:06
>>158からの続きです。

 遊園地でのデートの後、時々大学から駅までの道のりを歩いて帰る事で
デートの代わりにしていた。
 南さんは社会人のお姉さんと一緒に暮らしていて、
転勤族のご両親は今北海道にいると言っていた。
南さんが大学に入るまでは埼玉の自宅で母親と3人で暮らし、
当時九州にいた父親は単身赴任だったという。
 初めて家族のことを詳しく話してくれたのは、
3度目に私のマンションに来たときのことだった。
 私の下宿は、5階建ての3階。
一人暮らしの人をターゲットにしたマンションだから当然、
一人暮らしの人が殆どだったが、同棲している人もいる。
他の物件よりも決定打だったのはセキュリティもあり、
防音設備もあって1階がコンビニになっていることだった。
228星の指輪:03/11/04 19:08
 テーブルの上に並んだのはハンバーグとお味噌汁と
ほうれん草のおひたし。それからキンピラゴボウ。
南さんは美味いと言いながら平らげてくれた。
「お前って凄いな」
「何が?」
「サークルがあって、遅いのにちゃんと準備している」
「自分の乗換駅まで他の人たちと帰って、
それからまた引き返してくるあなたもね」
 実はハンバーグもキンピラゴボウも前もって作っていたものなんだけど。
「姉貴は出張でしかもここはエアコン付き」
「ご飯食べたら帰ってね」
 私は冷たくそう言った。
今まで2度、成り行きで部屋に上がって食事をして帰る、
ということがあった。2度とも食事の後にキスをかわし、
それで帰ってもらっている。一度目は彼の姉が戻ってくるという理由で。
2度目は私が生理だったからだ。
229星の指輪:03/11/04 19:10
「デザート食べたいから帰らない」
「プリンならあるわよ」
 今日は帰ってもらいたかった。そうでなくても今日は良くない。
「ここのプリン?」
 片付けをしている私の後ろから、南さんは手を回し、
私の両胸を自分の手のひらに包み込んだ。
 自身の胸の小ささにかっと顔が熱くなる。両手にすっぽりおさまる大きさなんて。
「だめよ」
 お皿を持って立ち上がった。
これでテーブルには南さんが飲んでいるビールしかなくなった。
「涼子」
「なぁに?」
 私は洗剤を入れた桶に湯を入れながら、
ハンバーグを盛っていた西洋皿とお茶碗をつける。
こうしておけば後で楽に…南さん?
230星の指輪:03/11/04 19:12
「あん・・・」
 南さんは何時の間にか私の後ろに立って、
Tシャツの裾から手を入れていきなりブラのホックを外した。
「ちょっと・・・いや・・・」
「どうして?」
 胸を隠すように腕で抱くと、南さんはその上から私を抱きしめ、
私の首筋にキスをして。
 ひざが崩れ落ちそうになるのだけれど、それを必死に耐えた。
体が強張っているのがわかる。
「怖い?」
「怖いし、それに…」
「こっちに来て」
 否応なく、南さんは私の手を引いて畳の部屋につれて行き、
そこに押し倒すように座らされた。
 キッチンでは水音だけがして私ははっとして立ち上がり、
蛇口を閉めた。それから急いでブラを元通り整えたところでもう一度、
南さんに抱きしめられた。
231星の指輪:03/11/04 19:16
「欲しいんだ。いい加減な気持ちじゃない」
 私ダッテイイ加減ナ気持チジャナイ。
 耳元でそう囁かれ、今度は正面から抱きしめられた。
「イヤならイヤで良いから。ただいい加減な気持ちじゃないんだ。
それだけは、わかって欲しい」
「それは、わかっています」
「どうしてって、聞いてよいかな?」
「私…」
 言葉に詰まった。
「ごめんなさい」
 ぽんと肩を叩く南さん。
「泊まって行くのもイヤ?…いや、よそう」
 南さんの言葉の中に明らかにためらいがあった。
ただ一緒にいたいという気持ちと、そして肌を重ねることで
一番近くに居たいと言う気持ちとがせめぎあっているのが良くわかる。
232星の指輪:03/11/04 19:20
援護のつもりで少し投稿です。
でも時間を見たら援護になっていないですね・・・。


「その、私自身の問題で…」
「心配事?」
「胸、小さいから…」
 やっとそういえた。本当はもう一つ、理由がある。
「それに、今日一番危ない日」
 南さんはそれを聞くとぎゅっと私を抱きしめた。
「心配要らない」
 そう言うと、シンクの方に私を向かせた。
「向こうでビデオ見ているから。あれ、この前見損ねたんだ」
 三日前ほど放送されたアクション映画だった。
5,6年前に流行った映画だが、好きな映画スターが出演していたので
友達に頼んでダビングしてもらったコピーテープがある。
233星の指輪:03/11/04 19:22
 夕食の後片付けはいつも一緒だった。
それを一人でやるように仕向けたのは南さんらしいインターバルの
取り方だなと思いつつ、私は頭を整理し始めた。
 そして鈍い私の頭も、ようやく一つの結論に達しようとしていた。
「えいっ」
 気合半分でお皿を拭いてみる。
 段々と落ち着いてきた。ん、大丈夫。
「涼子?何やっているんだ?」
「気合入れてお皿拭いているの」
 そう、できるだけ自然に、落ち着いて。
「熱、あるのか?」
 南さんは真面目に、私の額に手を当てた。
「少しね。ビデオは途中?」
「今宣伝が終わったところ。これから本編。どうした?」
「先にお風呂使ってよ。ユニットバスだけど」
 そうなのだ。南さんに抱きしめられてあれっと思ったのは
いつもの体臭とは違って、夕暮れの男のにおいと言うのか、
ちょっと汗の匂いがした。私が覚えている南さんの体臭は
シャワーを浴びてから学校に来るせいか、汗の匂いというよりも
石鹸の匂いだった。
「涼子?」
「その間にお蒲団、敷いておくから。着がえはここに置いておくね」
「ああ」
 私は照れくさくて、南さんの顔は見られなかったから事務的に
タオルとバスタオルを出して、それを渡した。
代わりに南さんは愛用の時計を私に預けた。
234Traffic Jam:03/11/04 20:47
>>34の彌生の続き
駆け出したい気分なのに加奈さんはわざとゆっくり歩いてるような気がする。
強い日差しは徐々に水着が吸い込んだ水を蒸発させてはいってるが、胸や股間は依然と湿ったままだ。
透けた先を熱心に見る男達の中を引き回されている。
乳首、お尻、オマン○……掻きたくなるぐらい見られているところがチクチクする。
隠そうにも加奈さんと手をつないでるので胸を覆うのが精一杯だ。
できるだけ視線から逃れるため加奈さんの陰に入るように歩いていると、加奈さんは振り向いて微笑みながら言う。
「ほら、猫背になってるよ。彌生ちゃん?」
笑顔の中にも有無を言わせない何かを感じ取り、仕方なく陰から出て手を横にする。
一段とチクチクし出す。
『見られてる…んだ……彌生のイヤらしい…ところ…』
風邪をひいた時みたいに頭がボーっとしてくる。
不意に耳元に加奈さんが囁く。
「ふふっ…乳首も下も丸見え。露出狂ね」
自覚していたが再度確認することで、自分の変態チックな格好に熱病が下腹部にも伝染する。
『……ぁっ…溢れる……ずっと…濡れたまま……オマン○…見られちゃうんだ…ぁ』
そんなことを妄想すると肉壁から次々と分泌されてくるのがわかる。
加奈さんに連れられて階段を上りきるまで視線と刺激と分泌の連鎖は続いた。
235Traffic Jam:03/11/04 20:49
下を見た瞬間にショーのモデルのような高揚感はサーと消え失せ、加奈さんの方を見る。
加奈さんはもうすでに準備が整っている。
慌てて強化プラスチックのチューブに座る。加奈さんは私の準備が整ったと見ると先に滑り始めてしまった。
置いてかれないよう私も意を決して傾斜と流水に身を任す。
スピードは一気に上がり、目が回るぐらいカーブは私を振り回す。
その度に水着は捩れ、股間の細い紐状になった生地だけで全体重を支えている。
その反作用はもろに私の股間にかかり、お尻と言わずに前にも食い込んでくる。
痛いほどの締め付けは視線とは違い直接的で暴力的な快感だった。
息を止めていて限界だと思ったときに一瞬重力から解放される。
そして、水の中に放り込まれ、音が遮断され慌てて光が射す方を目指す。
「けほけほっ…きゃっ」
顔から水をぬぐって水着を見たときのあられもない格好を身体を丸めて隠した。
それを可笑しそうに加奈さんは他の男の人たちと同様に眺めていた。
236Traffic Jam:03/11/04 21:27
>>69-71
ども、だいぶ傷も癒えました

なんかいつの間にやらたくさんの人が書いてますね。素晴らしいことです。
一気に読んだら、ときどき、どれがどれだか混乱してしまった…
投稿するときのフォーマットを決めた方が良いかもしれませんね
作者、作品名があれば充分ですが、
必要なら、第何章(もしくは何話)、章題、前回の投稿No.とかも付け加えるとか
そうすれば補完さんも対処しやすいと思います。

普通の小説と違って横書きで、一回に投稿できる文字数や連続投稿の規制があるので
改行の仕方も自ずと違ってくると思います。
どこに改行を持ってくるかも表現の一つだと考えてるんで気を付けてますが、
それが読みやすいかどうかは人によって違うので難しいところです。
>マルチネスさん

続きが気になります。頑張って下さい。
>>作者の皆様へ
作品の誤字脱字を発見されたり、
修正をされたい場合は保管サイトのコメント部分で受け付けます。

改行についてですが、
意味がありそうな場合と意味がなさそうな場合とをこちらで勝手に判断しています。
意味がありそうな場合はそのまま。
意味がなさそうな場合は、勝手に削除という感じで。
TJさんの場合は、だいたい「。」で改行なのでそのまま残しています。
239ヘア解禁 ◆EYDneFayJ2 :03/11/05 02:56
インターリュードの章
〜ユカの冒険〜


校医から呼び出しを受けたときユカは何事だろうと思った。
校医と言っても月に数回来るだけの非常勤の医師で、本業は開業医である。
定期検診的な名目で学校が頼んでいるらしい。
私立高校なので多少の融通がきくようだ。
しかし今までユカは校医に会ったことがない。
それどころかこの学校に校医がいるということすら、呼び出しをうけて始めて知ったのだ。
思い当たる節がないだけに不安はつのる。
「失礼します」
扉を開いて保健室に足を踏み入れると、長髪のスマートな女性が白衣がまとっていた。
「……!」
女とは想像しなかった。
それも相当の美形である。
たっぷりと肩をおおう黒髪はよく手入れが届いており艶光をしている。
おそろしく細いウエストと暴力的なまでに突き出たバストがあまりにも強烈なコントラストを形成していた。
「西野ユカさんね?」(※名字変えました)
白衣の女性は真紅の唇から問いを発した。
「は、はい!」
まるで魔法にかかったようにユカはぎくしゃくと答えた。
バイセクシュアルの気があるユカにとり、いきなり眼前に現れた女性は彼女を動揺させるに充分な美貌を備えていたからだ。
240ヘア解禁 ◆EYDneFayJ2 :03/11/05 02:57
「なぜ、ここに呼ばれたかわかる?」
「い、いえ……」
返事をしながらユカは白衣の美女の髪型がクレオパトラカットと呼ばれるものであることに気がついた。
この女性に関しては、しかしそのファッションがレトロなものであるとも、奇をてらったものであるとも思えなかった。
その容姿に目が釘つけになってしまい、一秒たりともそこから瞳を離すのが惜しいのである。
似合っているなどという陳腐な形容のレベルでは語れないエキゾチックな雰囲気を、黒髪とその切れ長の瞳から感じとるユカだ。
心臓が激しくドラムを叩くように動いているのに、ユカの身体はその場で停止したまま動作することができない。
「そう、わからないの……」
言うと白衣の女性はイスから立ち上がると、ゆっくりと近づいてくる。
「わたしが誰だかわかるわね?」
「はい……お医者さんの先生です……」
校医は無言でユカの肩をやさしく抱くと、口紅もぬられていない幼い少女の唇に己のそれを合わせた。
「む……!」
ユカが驚き唇を開く瞬間をすかさずとらえると舌をさしこむ。
暖かい軟体生物が口腔を這いまわる感触にユカの理性はとんだ。
本能的にクレオパトラの美女の差し出す舌に必死で応えていくユカだ。
「これでわかった?」
唇と唇で唾液の糸の橋を架けながら尋ねる校医だ。
うるんだ目でふるふると首をふるユカ。
「そう……わからないの。じゃあ……」
ミニスカートの中に手を伸ばすと、ロリータ少女の下着をまさぐっていく年上の美女だ。
「ん……先生やめて……そこは……」
「何? ここはどこなの?」
241ヘア解禁 ◆EYDneFayJ2 :03/11/05 02:58
「パ、パンティです……」
「パンティをどうしたらだめなの?」
「あ……ああン! ダメえ! パンティくちゅくちゅ言っちゃうからダメえ!」
「ふふ……どうしてパンティがそんなになっちゃうのかしら?」
言葉と同時に指もパンティの奥底を嬲る女校医だ。
「ぬ……ぬれちゃうから……おまんこがパンティ汚しちゃうからやめてくださいい!」
「どうしてやめなければいけないの?」
「だ、だってここ、学校の保健室ですうう」
「それがわかっていて、この前ここであんなことしたのね?」
「……!」
その言葉にユカはいっぺんに冷水を浴びせられたようになった。
見られていた!
いつかのリクと秀夫との三人の痴戯をこの校医に見られていたのだ。
「あ……あ……あの?」
つい一瞬前まで身体をバターのようにとろけさせていたのに今のユカは完全にフリーズしていた。
「ふふ……このことを学校に報告したらどうなるかしらね?」
いじわるそうに双眼をきらめかせながら、ユカのパンティから抜きとった愛液にまみれた指をうまそうになめしゃぶる校医だ。
ユカは泣き出してしまった。
「ち、違うんです……あれは……あれは……」
242ヘア解禁 ◆EYDneFayJ2 :03/11/05 03:00
短くてすいませんがとりあえずアップさせてください
243星の指輪:03/11/05 10:38
お二人ともそんなところでやめるなんて・・・(本音)

>>233からの続き
 基本的には和洋室の1DKなのだが、ダイニングルームは申し訳程度である。
入ってすぐの玄関側にキッチンやユニットバスやランドリーがついていて、
それがダイニングになっている。
広さとしては4畳半程度で、畳の部屋は8畳ある。
すりガラスの引き戸で部屋を仕切れるのでお互いの入浴中はプライベートを
保てるのが救いだった。

ちょっと後悔した。それが本音かもしれない。
もっと女の子らしく、フリフリのレースのカーテンや
ピンクのカーテンが良かったかもしれない。
収納ももっとお洒落なつくりのほうが良かったのかも。
しかし現実にはカーテンはバーゲンで1280円のものだし、
収納も実用第一でデザイン性には欠ける。
 ムードも何もあったものじゃない。
 
244星の指輪:03/11/05 10:40
自慢できるといえば食卓兼勉強机の小さな机は
冬になるとコタツになるという優れものだった。
それって普通か。
でも机を横に立てておいてから蒲団を敷いているのに、
コタツにするともっと場所を取るな…と思って、蒲団を敷いた。
そうか、冬はこたつに蒲団が入るように敷けば良いんだ。
そう思って蒲団を敷いた。
私、一体何を考えているんだろう。こんな時に。
リモコン類をまとめた小さなかごを蒲団の脇に置くと
私はシャワーの準備をした。
「涼子」
 南さんが頭を拭きながら出てきた。ちょっと戸惑っているというより
困った顔をしているような…でも目を合わせられないので頷くだけ。
「わかった、入る」
 用意しておいた下着やパジャマをバスタオルでくるんだものを掴むと、
そそくさとバスルームに入った。
245星の指輪:03/11/05 10:49

 シャワーを終えてから体をバスタオルで包んだまま、
バスタブのヘリに座ってしまった。
 男の人って何もしないままの方が良いのかな?
それともパジャマを着たほうが…。
 それともこういう考え方って古い?
 それより私はちゃんと女として愛されるのだろうか…。
 勿論、南さんのことは好き。こういうことになったとしても、
時間の問題でそれは大丈夫だと思う。
だけど、南さんってこんな私の何処を好きになったんだろう?
 厳格な女子高育ちでウブだったから?からかっているの?
 そんなことはない。通学路で声をかけられたこともあったし、
男の子から告白されたこともある。
ただ、男女交際は禁止されていたから断っただけで…。
246星の指輪:03/11/05 10:57
顔は人並み、身長は平均以下、小学生並。体重はほどほど。
でもグラマラスとは言えない。胸だってまな板に干しぶどうだし、
人並みに成長したと思うけど、多分、人よりあそこの毛は薄い。
処女だけど、オナニーは知っている。
でも、男の人を満足させることが出来るの?
 ああ、駄目だ。頭の中でクエスチョンマークが飛んでいる。
 小さいため息をついてとりあえず下着を着けた。
 さすがにユニットバスでの作業はむっとした湿気の中だから、
ずっとここにいると脳貧血を起こしそうになるとも思う。
 そうっとドアをあけ、動きが止まった。真正面に南さんが立っていた。
というより、部屋の電気は全部消えていて、テレビの明かりだけだったから、
正確には南さんのシルエットだけだったんだけど。
「?」
247星の指輪:03/11/05 10:59
 驚きより疑問が先に立った。
「ずっと入っているから心配した」
 ホッとしたように南さんはそう言った。
「御免」
 洗濯籠に洗濯物を入れると、使ったバスタオルはいつものように
ハンガーにかけ、洗濯機の上にある棚に引っ掛ける。気が付くと
南さんも使ったタオルを持ってきて同じようにハンガーにかけた。
「聞いて良いか?」
「はい」
「何で男物のパジャマがあるんだ?それに下着も」
 南さんが着ているのはチェックの男物のパジャマだった。
半そでの上着と長袖の上着、ズボンもついて一着3980円というやつだった。
「すみません、やっぱり3枚980円のトランクスじゃぁ…」
 思わず、口にした。
「あの、ここに引っ越してきたばかりの時、ちょうど下着泥棒とか、
空き巣が流行っていて、それで男物と一緒に干すと効果あると…」
「なんだ、そういうことか」
248星の指輪:03/11/05 11:02
南さんは安心したように微笑むと、私と手をつないで畳の部屋に入った。
「寒くない?」
「大丈夫です」
 でもシャワーで冷えた体にはちょっと寒かった。
 テレビの前に、蒲団を背にした格好で座ったら、
テレビの番組が何かの恋愛ドラマを放送し始めた。
「かわいいよ」
「えっ?」
「ひよこのパジャマ。それからバスタオルも」
「この年でって思ったでしょう?」
「ちょっと驚いた」
「部活の後輩からのプレゼントなんですよ。一式。
本当はひよこのキーホルダーについていた
鈴の音色がきれいで、ずっとカバンにつけていたら
何時の間にか卒業プレゼントがこれになっちゃった」
249星の指輪:03/11/05 11:03
「へぇ、意外。で、何をやっていたの?」
「合唱部。中高合同で」
「それで声が綺麗なんだ」
「だって私はアルトで・・・」
「関係ないよ。その声、好きだ」
「南さんはどうして私のことが好きになったの?
大して美人でもないし、グラマーじゃないし、
女にしては男っぽいとも言われるし」
「だから、全部」
「そうじゃなくて・・・」
「そういう真っ直ぐなところだよ」
「もう」
 ちょっと恥ずかしくなって、やはり耳まで赤くなった。
「そうやって赤くなるところなんて可愛い」
 そう言いながら髪をかきあげ、本当に耳まで赤いのか
確かめようともする。
250星の指輪:03/11/05 11:05
「やだ、もう」
「それから」
 かぷっと私の耳朶を口に含んだ。全身、鳥肌が立つようなくすぐったさと
快感が走る。
「ゃっ」
 続いて背中の、腰の辺りから肩甲骨あたりまで、
背骨に沿って真っ直ぐ、ゆっくりじわじわと指を這わせた。
同じ快感が走って、今度は体の力が抜けそうになる。
 座っているのだが、それが辛い。
 続いてもういちど耳朶を口に含んで舌を這わせ、
そのまま首筋までそれが降りてくると耐えられなくなって
体をよじらせたが、バランスを崩して布団の上に倒れこんだ。
 南さんは嬉しそうにパジャマの裾から右手を入れて、
私のお腹から上に向かって手のひらを体に這わせる。
 湿った、しかし熱を帯びた掌だった。
251星の指輪:03/11/05 11:13
規制が入って・・・。
また後で来ます。
252マルチネス:03/11/05 12:42
212からのつづき
253マルチネス:03/11/05 12:47
佐和子はシャワーを浴びながら自分の秘部にそっと触れてみる。
割れ目からまだドボドボと大量の精液が太腿をつたって流れている。
(凄い、スポーツマンってアノ量も多いのかしら・・)夫とのあまりの
量の違いに驚きながら佐和子は自分の指に絡みついた精液をしげしげと
眺めた。色も少し濃い気がする・・佐和子は妊娠してしまわないか少し
心配になった。(計算だと一応大丈夫よね・・)佐和子は指折り危険日
の逆算をして一人でコクコクと頷いて納得した。
254マルチネス:03/11/05 12:52
と、その時バスルームの扉がカチャっという音がした。とっさに佐和子は
振り向いた。杉野が裸で立っていた。しかも先ほど力尽きた一物はすっか
り生気を取り戻しいきり立っている。「な、何?」佐和子は少し怯えた
表情で壁に張り付き胸を隠した。「お、奥さんの裸が見たくて・・」杉野
は高揚した顔で言った。歩くたびに杉野の砲身は滑稽に上下に揺れた。
「だ、駄目よ出て行って、ここがどこだか分かってるでしょ?」佐和子は
嘆願した。
255マルチネス:03/11/05 12:57
佐和子の声がバスルームにエコーのようにこだまする。杉野はニコリと笑
って「シー!聞こえちゃいますよ」と言って手を指にあてた。
「駄目駄目絶対に駄目出て行ってちょうだいお願いだから」佐和子は首を
横に振りながら杉野をたしなめた。杉野は聞く耳を持たず「素敵な体だと
ても子供を産んだ体とは思えない・・」と言いながら佐和子の肩を抱こう
とした。「や、やめて聞こえちゃうから駄目」佐和子は杉野の腕を振り払う
と壁の角に立ち後ろを向いてしまった。杉野は背後から佐和子の細い腰を
抱きしめた。
256マルチネス:03/11/05 13:02
そしてグイグイと佐和子のヒップを突き出させようとする。たまらず佐和
子はふりむき杉野の顎に手を押し当て体を突き放そうとした。しかし男と
女の差、しかもスポーツマンの杉野と細身の佐和子とでは多少拒否した所
でほとんど効果があろうはずもなかった。杉野はかまわず片手で佐和子の
豊満な胸を揉み、片手でもう片方の乳房を掴むとピンクの乳首に吸い付い
た。「あぁ・・・奥さん、素敵だ。何て素敵な身体なんだ」杉野は朦朧と
した声をあげた。
257マルチネス:03/11/05 13:10
チュバチュバと杉野が乳首に吸い付く音がエコーする。たまらず佐和子の
腰は切なげに揺れた。そしてゆっくりと杉野は佐和子の下腹部まで丁寧に
舐め上げ。両手で割れ目をめくりあげた。佐和子の「ウ、ウーン・・」と
うめいた。佐和子の中にまだ溜まっていた杉野の精液がドボドボと流れた。
「凄い、奥さん。僕のがこんなに・・」杉野は嬉しそうに言った。
258マルチネス:03/11/05 13:20
「や、やめてそんな事言うの」佐和子は目をつぶって恥ずかしそうに言っ
た。「僕が舌で綺麗に舐めとってあげますね?」杉野は佐和子の膣内を
観察しながら言った。佐和子はコクっと頷いた。チロチロと舌先を丸めて
クリトリスを刺激し、時折内部の奥まで挿入した。佐和子は苦しそうに
「クフフン・・」と泣き声を漏らした。そして佐和子の声が外に聞こえ
るほど頂点に達した時。杉野は立ち上がり「さぁ、奥さん今度は僕を喜ば
してください」と言って佐和子の後頭部を掴み股間に押し付けた。
259星の指輪:03/11/05 16:17
>>250の続き

「あ…」
 思わず甘い声が出てしまった。
小さい声だったから、テレビの音で消えたかな?
「そうやって我慢して強情にも声を出さないところ。
でも今の声は凄く艶っぽい」
「だって・・・」
「もっとその声が聞きたいと思うのは俺のわがまま?」
南さんは腕立て伏せの要領で私になるべく体重をかけないように
軽く私の唇を塞いだ。
「駄目だな、パジャマ姿を見たら限界だ。俺、襲って良い?
駄目だったらいつでもストップかけて良いから」
「南さん・・・」
「まだ迷っている?」
「じゃなくて、怖い。真顔になっている」
「本気になっているときに笑っていられるか?」
 そう言って首の下に左手を回され小さなキスを連続で、
私の唇から責め始めた。それからそっと舌を入れてきた。
 私は目を閉じ、南さんの頭を抱くように手を上げた。
260星の指輪:03/11/05 16:18
 南さんの体臭が石鹸の匂いに変わっていた。
 今までのデートで、キス以上のことはあった。
実際、それで全く感じなかったわけではなく、
場合によっては私自身も潤むこともあり、
別れた後一人で自分を慰めたこともあった。
艶夢を見てしまったこともある。
 けれど今回のキスはそれとは全く別物で、力強くて優しいキス、
というより思い入れの詰まった、情熱的、
と表現した方が良いかも知れないキスだった。
私が少し呼吸が苦しくなってきたので顔の位置をずらせると、
代わりに喉に指の愛撫を受け、体がかっと熱くなった。
同時に私の体は勝手に暴走をはじめてしまった。
 胸が痛くなるほど張り詰めて…下着の下の乳首が自己主張し始めた。
恥ずかしいことにもう私の女自身も潤んでしまい、
その体の変化とは裏腹に、
まだ理性を保とうと必死に私の頭は自分の両腕を抱き、
固く足を閉じるように命令していた。
261星の指輪:03/11/05 16:20
 その反応は南さんも気が付いていたのか、耳の穴に舌を差し入れ、
私の小さな甘い声を聞くと嬉しそうに今度は鎖骨に唇を落とし、
一方の手でパジャマのボタンを外してきた。
 目を閉じていても、動きがわかるように指を動かすのは
南さんの精一杯の優しさかも知れない、と思った。
 私の腕が邪魔で全部ボタンが外せないとわかると、
南さんはあきらめたのか露になった胸の部分だけにキスを落とした。
体はずっと火照ったままで、しかし、恥ずかしさで
腕を抱いたままの格好だった。
もう頭の中は半分以上、トロトロ状態で何も考えられず、
ただ貪るように快感を味わいたいと願うもう一人の自分が暴れ始め…。

「涼子」
南さんの落ち着いた、優しい声は安心感をもたらす。
南さんは片手で私の手を握り、それを広げさせると手のひらに唇を落とした。落ち着いた口付けはじんわりと体中に快感を呼び起こし、体がゆっくりと温かくなるのがよくわかる。
262星の指輪:03/11/05 16:22
「わっ」
 妙な声をあげてしまったのは手のひらのキスに続いて
掌を舌でなめ上げられたときだった。
犬のように舐めるその行為も、それによってもたらされる快感も、
今の私には刺激が強すぎた。
 頭の中がぼうとしてきて、しかし、鮮明に自分の下半身から
何かが流れる感触があり、代わりに下着が濡れてしまったことが
良くわかり、その恥ずかしさに押さえていた理性のかけらが
ますます小さくなった。
そしてと同時にこの期に及んでも息を整えようとする
馬鹿みたいな自分がそこに居た。
「どうした?」
 口にするのが憚られて、代わりに顔がかっと熱くなり…。
「可愛い」
 南さんは耳元でそう言うともう一度唇を重ねてきた。
263星の指輪:03/11/05 16:47
さっきのキスよりも情熱的なキスは私を狂わせる。
頭の中はもう霞がかかったような状態で何も考えられず、
ただこのままこの気持ち良さに身を委ねたいと思うほど体が熱くなり、
そして自分の女の部分の潤いの羞恥にまた体が熱くなり、
それだけで快感の小波が体を包む。
そんな経験はまったく初めてで、もう南さんのなすがままの状態だった。
 そして、今日何度目かの首筋へのキス。
「はぁぁぁん」
 一瞬私の理性が吹き飛んで、思わず快楽の声をあげてしまった。
「良い声だ。涼子?」
 名前を呼ばれて、声の方向に顔を向けると、
テレビの明かりで大真面目な南さんの顔が見え、
恥ずかしくて私は目をそらせた。
「手を、どけて」
「だって・・・」
 不意に現実に引き戻された。
264星の指輪:03/11/05 16:50
「じゃぁいたずらしちゃうぞ」
 本当にするりと、南さんの男にしては細い指が
私の下の下着の上から攻撃してきた。
それは確実に私の下着を捉え、その現実を知らせることとなった。
「あっ」
 南さんが小さな声をあげた。
きっといつもの私なら聞き漏らすほどの声かもしれない。
「やめてよ・・・」
私はやっとの思いで南さんの両手を捕まえた。
その間にパジャマの中に差し込まれたその手は、
私の肌を十分に感じていたはずだ。
「やめて…」
 その快感に、私は甘い声で許しを請うのがやっとだった。
「だめ」
 南さんは私の体の変化に気がついたのか、甘い声でそう囁くと
逆に私の両手首を掴んで、蒲団に押し付けた。
そのまま、パジャマから見えている無防備な胸の部分を積極的に舐め上げた。
「!!」
手首の拘束は私の自由を奪うのが目的ではなく、
そのまま指と指が絡まった。
「言っただろう、襲うって。ちゃんと気持ちよくなるまで
今夜は許さないの。喜んでいるうちはストップしない」
「もう充分気持ちよいから…」
「だめ」
 そう言うと自分の態勢を変え、私に覆い被さるようになると
パジャマのボタンを全部外し、下着だけにされてしまった。
隠そうとしたものの、南さんは自分の肩でそれをガードし、
そのまま私の露になった胸に顔を沈め唇をつけた。
265星の指輪:03/11/05 16:54
「あっ」
 快感の波に耐えられず、声をあげ、体をよじると
南さんの体の中心が私の太ももに触れ、
それはすでに男の体に変化していた。
「南さん…」
「なに?」
 そう言って南さんはブラのホックを外し、私の乳房を露わにした。
急に自由になった私の乳房はツンと自己主張をはじめた。
プールから飛び上がって息継ぎをする少年のように。
私はもう、目を閉じてしまった。
「その…大きく、なっているの?」
 私の戸惑いの意味が南さんにわかったようだった。
266星の指輪:03/11/05 16:55
「本当に初めてなの?」
 今度は南さんが戸惑っているようだった。
「だから…」
言葉が出なかった。
代わりに、南さんが私にキスしてくれた。
 南さんの熱い手のひらが私の右の乳房を包むと、
それだけで気持ちよくて思わず体を仰け反らせ、
それが嬉しかったのか、南さんはツンと自己主張した
私の胸の頂点をそっと撫でた。
「んぁぁ」
 声にならないように我慢していても、その刺激は私には充分で、
結局変な声と一緒のため息になってしまった。
オマケに体も悦んでもう一度ビクンと体が仰け反り、
下半身がじわっと温かくなった。
「良い声だよ。もっともっと聞かせて欲しいんだけど」
 今度は南さんのため息が乳房にかかって、その胸の頂点にキスされた。
「んっ」
 その刺激に、恥ずかしいほどはっきりと声をあげてしまった。
「気持ち良い?」
「ヤダ…そんなこと聞かないで」
 逃げようとする私の体を南さんの左腕がしっかり抱きしめ、
右手が左の乳房を悩ませている。時にその手の動きに、
私は体を震えさせることがある。
頭の中はもう乳房への刺激に喜んでいる。
「嬉しい。涼子の体が悦んでいるよ」
267星の指輪:03/11/05 16:58
 できるだけ、息を乱さないように、冷静でいられるようにと
呼吸を整える。
「胸が小さいと気にしている?」
「だって小さすぎるもの」
 努めて冷静に話したつもりなのだが、
話をしながらでも南さんの右手は動いていて、気持ち良い。
「こんなに感度が良いのに?」
 そう言って南さんは私の胸の一番弱いところを舐めた。
「!!」
 頭に白い稲妻が走って、また私の下半身がトロリと濡れた。
自分で慰めていた時とはもっと違う刺激の強さで。
でもあともう少しで上り詰めてしまう。
「俺が好きなのは大きさじゃない」
 確かに、さっきから足に触れているもう一人の南さんは熱を帯びている。
「涼子の体は正直だよ」
 南さんの指が、私の胸の頂点を優しく刺激する。
掌で押し上げるようにマッサージされて、時々刺激を与えてくる。
「やめて・・・」
私はそう言うのが精一杯だった。自分でもわかるくらい息が乱れている。
「こんな楽しいこと、やめない」
ますます私の胸に指を這わせ、その頂点にキスした。
「う・・・」
 声は我慢したが、体ははねた。その刺激は強すぎて
もうすぐ登りつめてしまう、そう思った。
ここまで保管しました。
保管サイトはこちら
http://www2.mega-sp.com/users/novels2ch/pukiwiki.php
久々に来たら、かつてない盛り上がりがキテル━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
作者様方GJ!
270星の指輪:03/11/06 09:46
>>257の続き

「痛かった?」
「刺激が強すぎるもん」
 言った後でしまったと思った。でもその時にはもう遅く、
南さんはもう一度私の胸にキスした。
 きっと嬉しそうにキスしたんだ。
 南さんの優しさが頭に浮かぶ。
しかし、意識を他に向けないと危ない。時間の問題だ。
「キスで感じちゃった?」
 それ以上は言葉にならなかった。その様子を見て取った南さんは、
私の胸を口に含むと、そっと愛撫をはじめた。
 恥ずかしさで体が熱くなった。
南さんの優しさと愛撫に、最終モードに心と体が突入した。
思わず両腕に力が入る。が、我慢。
でももう本当に危ない。
「涼子?」
 気付かれた?でもストップきかない…。
「気持ち良いの?」
 うわぁ、気付かれた。恥ずかしい…。
「そんなに・・・責められたら・・・」
「それだけで登りつめちゃう?」
「冷静に聞かないでよ」
 そう答えたつもりだけど、我慢に我慢を重ねているので声が変だった。
271星の指輪:03/11/06 09:51
 南さんの唇と頬の感触が交互に胸に当たる。
キスした後、頬擦りなんてしないで…しかもそんなところに。
「感じてくれてうれしいんだけど、
涼子は俺に触られて嬉しくないの?」
 うわぁ、もっと恥ずかしい…。お願いだからもう止めて。
少しストップさせて。息が乱れて…。
「いじわる。そんな恥ずかしいこと…」
「我慢しちゃ駄目だよ。声、聞かせて。凄くいい声なんだから」
 優しい南さんの声に、完全に息が乱れた。
 そう言って彼は左の胸の弱点にキスする。途端に、
下半身がかっと熱くなる。
「ン・・・」
 体がまた跳ねた。もう我慢の限界。南さんの体に爪を立てたいと思ったが、
ちょっと躊躇って蒲団に手をやった。
 南さんは右手で私の左の胸を責めながら口と舌で右の胸を責めてきた。
 そして、私の太ももにもう一人の南さんが押し付けられた時。
「ぁぁぁぁぁ」
 私の頭にはっきりと強い白い稲妻が走って、
両足はしっかり閉じたまま仰け反ってしまった。
 ぼうっとした状態が少し続いて、我に返った。
息をまず整えなきゃ。こんな恥ずかしいところ見られたら…。
 それに、胸だけの刺激でいっちゃって・・・情けない。
272星の指輪:03/11/06 09:52
「涼子」
 いつになく、太い優しい声。目をあけると目の前に南さん。
途端に恥ずかしくなる。こんな恥ずかしいトコロを見られるなんて。
 思考回路パニック。
「ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい」
 登りつめた余韻よりも一人で達してしまった恥ずかしさと
それを最愛の人に見られた恥ずかしさと、
今までになかった早さで達してしまったことが混乱に拍車をかけた。
 恥ずかしさのあまり、両手で顔を覆ったが、
それでもこの状態が恥ずかしく、
穴があったら入りたいとも思う。
 だが、南さんは落ち着いていて、ぎゅっと抱きしめてくれた。
「南さん?」
「ごめんなさいは俺の方だな」
 大きな深呼吸は、私にも聞こえた。
「あんまり嬉しくってつい夢中になっちまった」
 そう言いながらもう一度、深呼吸した。
「それは南さんのせいじゃなくて・・・」
「大丈夫か?」
 そう言われて、落ち着いてきた。
でも体は正直で、今のが引き金になってどんどん濡れているのが良くわかる。
「ごめんなさい」
「ペース、早すぎたよな?じっと声を殺して我慢しているから、
まだ大丈夫かと思ってつい…すまん」
「恥ずかしい」
「色っぽくて綺麗だった。それに」
「観察していたの?」
 少しだけ目を開けて南さんに聞く。
273星の指輪:03/11/06 09:55
 南さんはいつもの笑顔だったけど、目がちょっと潤んでいた。
睫毛が長い人だなと思う。だから目が綺麗に見えるのか。
「こんなチャンス、男は見逃さないと思うぞ。しかもその声って凄くイイ」
「意地悪」
「それで、濡れた?」
 そう言って私の体に指を滑らせた。
さっきまで南さんがいたずらした敏感なトップから脇腹までのスキー。
「はあぁぁん」
 油断していた時に、しかも予期せぬ言葉と手の動きに、
おまけに登りつめて敏感になっている時は
この指の感触は効果絶大だった。
 思いっきり、声をあげてしまった。
「俺の理性、ぶっ飛ぶぞ、そんな声は」
 苦しそうに呟く。
だから、そっともう一人の南さんを両手で包み込んだ。
「!!」
 もう一人の南さんが私の手の中で跳ねた。
「逆襲」
「デザートがプリンだけで終わらないぞ、このままじゃぁ。いいのか?」
「プリンだけよ、勿論」
 意地悪く冷静に応える私。
南さんが我慢していることはよくわかった。
そうっと優しく両手を動かす。
274星の指輪:03/11/06 09:57
「こら…」
「だって私だけだったから。どうすれば良いの?
どうすれば気持ち良いの?」
「じゃぁまずちゃんと起きて全部脱いで」
「ぇ?」
「って言ったら、驚くだろう?」
「もう」
「今は俺が探検隊の隊長なの。涼子は隊長の命令に従って
気持ちよかったら素直にそう言えば良いの」
「…………」
「どうかした?」
「真剣になろうとすると話題をあらぬ方向に
もってゆこうとするのは照れ隠し?」
「ご名答。初めてなのに真剣に没頭したら、お前…」
 南さんは眉をしかめた。私の悪戯に耐えている、
というほうが正しい。
「嬉しい」
 私の、正直な感想。でも南さんは私の両手首を掴むと、
蒲団に押し付けた。思わず抵抗する。
が、今度は本気で男の力にはかなわない。
「俺、本当は…だから・・・。でもお前は初めてで、
できるならちゃんとホテルでも取ってと思っていたんだけど。
これ以上お前に悪戯されると・・・」
 そう言って手を離すと私に背を向け、テレビの方に向いた。
ひたすら深呼吸して、自分を落ち着けようとしている男の姿だった。

275星の指輪:03/11/06 10:40
私の心の奥底から幸福感が湧き上がる。
南さんがどんなに私を大切に想っていてくれるのか、
それがわかる。
 私は体を起こした。もう、下半身は蜜で溢れている
状態だとわかっていた。ショーツは濡れてしまっているし、
パジャマのほうも危ない。
 ゆっくり深呼吸し、申し訳程度に残っていた
ブラジャーとパジャマを脱いで脇においた。
それから、必死に我慢していると思う
南さんの背中に抱きついた。
南さんは私の動きに戸惑いとためらいを見せた。
それがわかると、私はそっと手を下に下ろし、
もう一人の南さんを包みこむ。やはり熱くて、
パンパンに張っている。
「おまえなぁ・・・」
南さんが私の腕を包む。それから私の体から逃れると、
向かい合って額にキスした。
「いいのか?」
私は無言で頷いた。
南さんは私にキスをすると体に手を回して、蒲団の中に入れてくれた。
276星の指輪:03/11/06 10:44
私の右手の手のひらにキスすると、南さんは私の胸に顔をうずめ、
手と口で弱点を責め上げた。
「あぁぁぁぁん」
 耐えられなくて自分で髪の毛をかきむしってしまう。
 穴があったら入りたい。あ…そんなに乳首を刺激しないで・・・。
「あっ」
 刺激が強すぎて仰け反ってしまう。
南さんが覆い被さっているのでちょっとだけだけど。
「痛かった?」
 その言葉に、じわっと下半身が濡れた。
耳元で言うからまた濡れちゃったじゃない…。
「そうじゃなくて…」
 その返事を聞いてから南さんと私はお互いに唇を重ね、南さんは
首筋から鎖骨へと段々と下に下がり、口付けをお臍にされた時にはまた、
体が跳ね上がってしまった。
 南さんは私の体を下へ下へと探検しながらパジャマを脱がせてゆく。
 くすぐったさと快感に身をよじるたびに私の体には隠すものが
何もなくなってゆく。
 両手で押さえた布への抵抗も、南さんはその指にキスしただけで
私の抵抗を奪ってしまい、とうとう私には隠すすべはなにもなくなってしまった。
 けれど、一番大切な部分には一切触らずに内股に手を差し込んだ。
「う…」
 続いて太ももの内側にキス攻撃。あまりの快感に逃げようと
足を少し広げて逃げようとしたら、南さんはそのまま強引に自分の肘を
片方差し込み、お臍から真っ直ぐ下へと指を撫でて私の足の力が抜けた瞬間、
自分の体を私の足の間に滑り込ませた。
277星の指輪:03/11/06 10:47
「い…やん」
 太もものキスと舌で舐め上げられる行為は一番大切な場所の前で止められていて…。
 じわっと濡れるのがわかる。それに、頭に霞がかかってくる。
「ああぁぁ」
 自分でも恥ずかしいくらい甘い声だった。
「濡れているよ。わかる?」
 南さんの指が優しく私のスリットに触れた時、
体に今までにない電流のような快感が走り、体をよじった。体が動いたことで、
南さんの指がスリットの中に入り…。
「うわぁ」
 私は驚きの声をあげたものの、南さんは左腕で私の右足を抑え、
肩に担ぐ状態にし、右手の指をスリットの浅い部分に差し入れた。
私自身が墓穴を掘ったのか、それとも南さんの策略なのか。
 どっちでも良い、そんなことは。
「ぁぁぁぁ」
 声にならない低い甘い声は自分のものではないようで、
南さんの指の動きと自分自身の喘ぎ声に私は没頭してしまった。
 南さんの指はスリットの浅い部分を丹念に往復した後、
その指先だけを私の体の中心に差し入れ、中を探検し始めた。
「はああぁ」
 ため息とも、歓喜の声とも取れる、小さな南さんの声。
その声だけで、また私の蜜が艶を増す。
「素敵だよ」
「そんなに責めないでよ・・・」
 乱れた息の中、そう言うのがやっとだった。
自分で慰めていた時よりも遥かに強い快感。もうすぐ登りつめてしまう。
「じゃぁ優しくしてあげる」
 そう言って体を起こした南さんは私の両足の間に入ったまま、
顔を大切な場所に埋めた。
278星の指輪:03/11/06 10:50
「南さん…何を…」
 一体何をされるのか。不安で頭を無理に起こして南さんと視線を合わせた。
「力を抜いて。痛いことはしないから」
 足を閉じようとした私にそう言った。
「もう危ないもん。責められたら、私…」
「いいよ、そういう涼子も見てみたい」
 そう言って両手でそっとスリットを広げた。
「あ」
 その手の動きだけで、無理に起こしていた頭が枕に落ち着いた。
「!!」
 次の瞬間の記憶は、飛んだ。両足が南さんの体を挟み、南さんの耳に当たった。
「あ…ああ…嗚呼」
 南さんの唇の動きは絶妙だった。スリットから舌を差し入れ、
一番敏感な芯を舐めていた。
 すぐに腰がふわふわと暖かくなり、
今までにない強い電流のような刺激が頭のなかを飛び交っている。
支えがないので蒲団をしっかり握り締めて耐えたが、時間の問題だった。
「いやぁぁん。だめ・・・いっちゃう・・・」
 私のはしたない、細い声は南さんの舌の動きを一層早めただけだった。
 南さんがぷっくり膨らんだ私の芯を口の中に吸い込んだ時、
今までにない快感が津波になって登りつめてしまった。
 考えてみればオマヌケな格好で、しかも体を仰け反らせ、
声も上げられず口をパクパクさせたまま。
 こんなのって・・・。
279星の指輪:03/11/06 10:55
「ありがとう」
 不意に南さんはそう言った。
 乱れた息のままの私は、とろんとした状態で、さざ波のように襲う
小さな快感の波に体を任せるしかなかった。
 南さんは本当に嬉しそうに額に口付けした後
快感のさざ波が落ち着くまで私を抱きしめてくれていた。
「ひどい・・・私だけ、二度も」
 ぽつりと本音が出た。
「処女を探検するの、俺の趣味」
「そんなに経験あるの?」
「それなりに、ある。浪人時代には遊んだし」
 南さんは私の体をしっかりと抱いた。
「最高の抱き心地」
「もう」
「少し落ち着いた?入れても大丈夫?」
「こんなに濡れているのに…そういうこと、聞くの?」
「心の準備のこと」
 南さんの優しさに、また濡れてしまい…、
返事の代わりに目の前にあった彼の乳首を口に含んだ。
 一瞬にして私の口の中でそれが堅く尖る。
「うわ…」
 南さんは小さく声をあげて離れると、
パジャマのズボンを下ろし下着を取りはじめた。
「最後まで脱がなかったのは私への思いやり?」
私は上着のボタンを外しながらそう言った。
「そういうことだ」
 そう言いながら私は南さんの上着を取り、
一方で南さんが要求するとおり、横になって足を開いた。
280星の指輪:03/11/06 11:00
 半分、恥ずかしさでたまらないので目を閉じたままだったけれど、
南さんは始終優しい笑顔で、私をリードしてくれた。
「中には…出さないで。危ないから」
「ちゃんと避妊はするよ」
 そう言って私の手を自分の息子に導き、
そこに避妊具がつけられていることを確認させた。
南さんは私のスリットを割って自身に蜜をたっぷりつけると、その先を
小さな入り口に当てたところで止めた。
 私には、その熱さが信じられないほど熱く、しかも初めてのことで
緊張と不安とに押しつぶされそうだった。
「深呼吸して、落ち着いて。大丈夫だから」
 私の緊張を感じ取ったのか、南さんはそう言い、私は頷くと
左手を南さんの腕に絡めた。
 言われるままに深呼吸し、それが二度目に息を吐いた時、
強烈な痛みが体の中心に走り、声をあげることも動くこともできず。
「痛い?」
「でも大丈夫」
「凄く暖かいよ。気持ち良い。駄目だな、すぐ終わっちゃうよ、
そんなに締めると」
「だって・・・」
 確かに痛いのだが、一方でこの南さんをしっかり受け入れようという
気持ちも強く、どういうわけか、妙なくすぐったさを感じている。
それはちょっと鳥肌が立つようなやわやわとした刺激なのだが。
ここまで保管しました。

>>藤原忍さん
改行を入れるリズムがかわりましたね。
イイ感じだと思います。
282星の指輪:03/11/06 11:09
「もう一度深呼吸して」
 言われるままに深呼吸すると、息を吐く時に南さんは
細心の注意を払って中に入れていっているようだった。
 今度は、あのやわやわとした刺激がさっきの快感のさざ波と一緒になる。
「あっ」
 微妙な快感だった。体の奥底から湧き上がる熱の塊がある。ゆっくりと、
ゆっくりとそれが湧き上がり、体がその熱に包まれる何とも言えない心地よさ。
自分の中に居る南さんとはまた違う熱さに、私の中心だけが喜んで震えていた。
「ああ」
 南さんが思わず艶っぽい声を上げたのでまたまた感じてしまった。
それでまた熱が上がり、中心が震える。
「涼子、そんなに…」
 両手で手をついて南さんは体を支えていたのだが、眉間に皺を寄せ、
苦しそうだった。それで私は、自分からはなるべく力を入れないようにして、
その波をやりすごす。
「南さん、大きいよ?」
「まだ全部じゃないよ」
 そう言うと今度はそのまま、中に入ってきた。お互いに声にならない声をあげ、
私はまた襲ってきた下半身の快感の波に飲まれていた。痛いのも確かにあったものの、
確かに自分の中に他人が居るという感覚は不思議なことに自分自身を熱くさせる。
その熱は普通ではない。背中が震えるほどだ。
「全部入ったけど…動くと危ないかな」
「ちょっとだけ、動かないでくれる?」
「涼子?」
 明らかに私の体の変化を私以上に感じていたのかもしれない。
南さんは私の顔を覗き込んでいた。
283藤原忍:03/11/06 11:34
>>281 保管サイト担当様、いつもありがとうございます。
嬉しいご意見ありがとうございます。
いつも悩みながらの作業で暗中模索しております。
読みやすい&保管しやすい、ということを念頭において
段を組むようにしています。
作業上、お気づきの点があればご意見ください。
 

 
284マルチネス:03/11/06 12:43
258のつづき
285マルチネス:03/11/06 12:48
今、佐和子の面前に杉野の逞しい一物が有る。佐和子はいままで夫の物を
口に含んだ事は殆どない。プライドの高い佐和子としては、まずその屈従
的ポーズが許せなかった。だから性交をする時でもほとんどが正常位しか
しない後ろからされるなんていうのも、もっての他だった。前につきあっ
ていた彼の時もそれは同じだった。元々、精力が薄い夫は最初は要求した
が、あっさり諦め、そのままマンネリ化した性生活を送っていたのだ。
286マルチネス:03/11/06 12:52
しかしそれがどうだろう。今隣室では夫や子供が眠っているというのに今
はむしろ目の前の一物にむしゃぶりつきたい衝動に駆られている。佐和子
は、この禁断のタブーを犯しているという淫猥な状況に酔っていた。
「ほら」杉野は佐和子の肉厚な唇に先端をあてがった。上目使いで佐和子
は杉野を見つめる(・・・)まだ佐和子はこの屈辱的行為を実行する事に
少しためらっていた。
287マルチネス:03/11/06 12:58
杉野は佐和子の気持ちを悟ったかのように「こういう時は、変なプライド
なんか捨てた方が好いんだ」と言って佐和子の頭を優しく撫でた。彼女は
杉野の硬い一物を手に取り目を瞑った。そしってそっと口を開け杉野の一
物を頬張った。(・・・・)何とも堪らない淫靡な充足感が彼女を包んだ。
佐和子は頬を凹まし丹念に砲身を口内でしごく。「そうだ、上手いぞ奥さ
ん」恍惚とした表情で杉野が言った。佐和子は自分の行為に従順に反応す
る杉野が嬉しかった。
288マルチネス:03/11/06 13:04
「ゴポッカプゴポゴポ・・」出し入れが繰り返すたびに厭らしい音が響く。
「お、奥さん先端の裏のほうも舌で舐めてみてください・・」杉野が要求
した。「こう?」佐和子は舌先でチロチロと杉野の先端の裏側を刺激した。
「あ、あ、あ、駄目だこのままじゃ出ちゃう・・」杉野は佐和子のオデコ
を押して自分の砲身を佐和子の口から引き抜いた。「あ、危なく出てしま
うとこだった」杉野は自分の口から急に砲身が消えて目が泳ぐ佐和子を見
て笑いながら言った。「やっぱり出すのは奥さんの膣内じゃないと」
289マルチネス:03/11/06 13:11
杉野は佐和子を一度立たせ、浴槽に手をつかせた。そして佐和子の尻タブ
に手を添える。杉野は同僚の妻が今自分の一物の挿入して尻を差し出して
いるという状況に目が眩みそうだった。出しっぱなしのシャワーの雫が杉
野の背中を叩き続けた。杉野は佐和子の尻の位置に合わせて腰を沈めた。
そしてゆっくりと二度目の挿入を開始した。ヌルヌルと佐和子の肉道が杉
野の一物を包み込んだ。そのままズッズッズッと出し入れを開始した。
290マルチネス:03/11/06 13:17
佐和子は声を押し殺し「うっうっう、あう、あう」と杉野に突き抜かれる
度に声をあげた。杉野は尻を抱き上げ腰をグルグルとまわして佐和子の中
の感触を味わった。「お、奥さんそろそろイキそうです」そう杉野が言った
瞬間、すりガラスの向こうに有る洗面所に人が入って来る音がした。杉野
は佐和子の腰をかたくだいたまま体が硬直した。
291マルチネス:03/11/06 13:23
夫信二だった。どうやら歯を磨きに来たらしい。シャコシャコと歯を磨く
音が聞こえる。佐和子もそれに気づき体を硬くしている。「あぁ、悪酔い
した気持ち悪い・・」と夫の声がする。杉野はその声にビクンと反応し体
を反らした。その瞬間緊張のせいで杉野の射精が始まった。ドクンドクン
と体を強張らせたまま杉野は佐和子の中に精液を注ぎ込んだ。たまらず
佐和子が「あ、あ、う、う・・」とうめいた。
292マルチネス:03/11/06 13:26
「どうした、お前も悪酔いか?明日悪いけど5時起きだから頼むな」そう言う
と「ゴボゴボゴボ・・ぺぇ!」と口を濯ぐ声がした。佐和子は辛うじて
「え、えぇ」と応えた。ザーザーとシャワーの音だけが緊張した状況と関係
なく響き続けた。
293マルチネス:03/11/06 13:30
つづく
294マルチネス:03/11/06 13:46
保管サイト担当様
いつもご苦労様です。
もし今からでもタイトルが必要であれば
『悪魔の尻尾』で宜しくお願いします。
もし、もう遅いようであればご容赦ください。
だれ?
296295:03/11/06 21:42
誤爆しました。
297水戸ッち ◆fDszcniTtk :03/11/06 23:10
第六話
みずきが耳たぶへの愛撫にあえいでいる間に、田代は左手で
ガウンの前の紐を解き、ゆっくりと前をはだけてやった。いゃぁ、
と小さな声を上げてみずきが前をあわせるが、
「みずきを見せてくれるかい?」
とやさしく耳元でささやいてやると、目を閉じて胸のあたりをかき
抱くようにしていた腕の力が少し抜ける。なるべくやさしくガウンを
脱がせると、みずきの白い体が目の前に現れた。ガウンの下には
下着はつけておらず、今や生まれたままの白い裸身がシーツの
上に横たわっている。やはり恥ずかしいのだろう、顔は田代から
そむけたままだが、軽い興奮に包まれているのか、息がかすかに
あえぐような調子になっている。呼吸に合わせて上下する胸は、
若さを誇示するように高さをたもっており、その頂に薄い桜色の
乳輪と、かわいらしい乳首がちょこんと乗っている。その乳首に
誘われるように田代はみずきの胸に唇を這わせた。
声を上げたみずきが、田代の舌に翻弄されるように身悶えする。
手のひらで乳房をもまれるたびに、熱にうなされたような吐息を
吐き、乳首を舌でくすぐられるたびに喉の奥から小さな声が漏れる。
さっきまで両手でシーツをつかんでいたが、いつのまにか左手の
甲を目のうえにおいて、性感を必死で押し殺そうとするかのように
目を閉じている。だがもちろん、みずきは性感を拒んでいるのでは
なく、単に羞恥がそうさせているだけだ。それを知っているから、
田代はいっそうやさしく、それでいてじらすような性愛をみずきに
そそいでやる。
298水戸ッち ◆fDszcniTtk :03/11/07 07:55
乳首にしばらく戯れて少女を翻弄したあと、目を手の甲で覆っている
ために田代の目の前に開かれたみずきの腋に遊ぶことにした。体を
伸ばしてまず左の肘のあたりにくちづけし、そうしてあらわになっている
白い二の腕の裏側に唇を這わせる。
「はぁ」
と息を呑むような声をたててみずきが体をぴんと張らせた。このあた
りは、つい最近性感が開発されたところだ。以前はくすぐったがるだけ
だったが、今では二の腕のうらから腋へと続くやわらかい部分がみず
きの性感帯でも上位にはいる場所になっている。その部分にゆっくりと
しゃぶりつくように舌と唇を這わせながら、腋へと進んでいくと、みずきは
声も出ない風で体を震わせる。
田代は少し体勢を変えて、みずきを横向きに寝かせ、その後ろから
抱えるようにすると、胸をやさしく愛撫しながらささやいた。
「綺麗だよ。」
みずきはかろうじて、うそ、と言い返すが、その声からすると今にも
とろりと体がとろけそうなようすだ。
「嘘じゃないさ」
中指の腹で乳首をやわやわと揉みしだいて、みずきに甘い吐息を
吐かせながら話を続ける。
「みずきの胸はとても綺麗だよ。どんなモデルだってかなわないさ」
「嘘。…変な形だもん」
「変なんかじゃないさ。みずきの年頃じゃないとこんな形にならないん
だよ。それに誰でもこんな綺麗な胸になるわけじゃない。更衣室で
友達のを見てしっているだろう。」
こくん、とうなずいてみずきはだまってしまった。友達のを見れば、
ぺっちゃんこの胸もあれば大きいだけで何の魅力もない胸だって
あることは知っているはずだ。
「だから、こうして胸を愛していたいんだ」
田代が裾野から頂へと軽く絞るように手のひらを掃いてやると、
みずきが甘い声をあげた。
299水戸ッち ◆fDszcniTtk :03/11/07 07:56
保管サイト担当さま、いつもありがとうございます。
ここまで保管いたしました。
作者の方々にお礼を言われると恐縮してしまいます。
私は単純作業をしているだけですので。

サーバーの関係で近いうちに掲載広告が変わります。

保管サイトはこちら。
http://www2.mega-sp.com/users/novels2ch/
301マルチネス:03/11/07 22:51
292からのつづき
302マルチネス:03/11/07 22:55
佐和子と杉野の結合部から放出された粘液がぽたぽたと流れ落ちた。
杉野は射精の快楽に従いビクッビクと腰を痙攣させる。
その動きに連動した佐和子の身体も揺れた。
しかし、今現実に有るスリガラス一つ隔てた向こうに夫が居ると言う
事実が二人の心臓の鼓動を高鳴らせた。
303マルチネス:03/11/07 22:58
じっさい夫がちょっと、こちらを見さえすれば重なり合っている
二人の身体を確認することができるだろう。
ドクンドクン・・佐和子の鼓動を佐和子の背中越しに杉野は聞き
杉野の胸が当たっている自分の背中から杉野の鼓動を確認できた。
(お願い、これは一時の気の迷いなの。神様このまま夫を
気付かせないでください)佐和子は目をギュと瞑って祈った。
304マルチネス:03/11/07 23:02
ほどなくして、夫は何も気付かずに洗面所を出て行った。
杉野は「ふー」っと強くため息をつき、佐和子の中から砲身を
引き抜いた。ひょうしにボタボタと白濁色の液体が佐和子の
太腿を流れ落ちた。杉野は「危なかったですね。縮み上がりましたよ」
と言って笑いながら縮み上がった自分の一物を強調して見せた。
「もう!笑ってる場合じゃないわよ。だからやだって言ったのに」
小さくかすれた声で佐和子は言った。
305マルチネス:03/11/07 23:06
「でも、こういうスリリングなSEXって燃えませんか?」
杉野は悪戯そうに笑う。「冗談言ってないで早く身体拭いて着替えて!」
佐和子はバスタオルを杉野に手渡した。杉野は濡れた髪を拭いている
佐和子のスレンダーだが見事に均整のとれているバスととヒップを
名残惜しそうに眺めていた。佐和子はそれに気付き少し照れたように
「もう、何見てるのよ早く!」と杉野をけしかけた
306マルチネス:03/11/07 23:10
二人は服を着替え居間に戻った。佐和子は夫のジャージを杉野に
手渡し着替えさせた。「じゃ、信二さんの横で寝てちょうだい」と
杉野に指示し佐和子は息子の眠る部屋に入ろうとした。
杉野は佐和子を振り向かせ「このまま関係が終わるの惜しいと
思いませんか?」と言って佐和子のおでこにキスをしようとした。
佐和子はそれをかわし、「冗談、ほんっとうにこれっきりの関係
ですからっ」と強い口調で返した。
307マルチネス:03/11/07 23:12
「でも奥さんもあんなに感じてたじゃ・・」と言いかける杉野を
遮り「あなたも、家庭が有るんでしょ?お互い忘れましょう」と
言って佐和子は子供の居る部屋に入りふすまを閉めた。
杉野は暫くそこでたたずんでいた。
308マルチネス:03/11/07 23:16
翌朝、何事も無かったように朝を向かえ佐和子は杉野と夫に朝食を
作り送り出した。早朝まだ人通りの少ない道に夫と杉野の姿が
消えるのを確認すると佐和子は深くため息をついた。
(何であんなことに・・)自分が信じられなかった。
まるで淫夢でも見たのではないか?とすら思える。しかし佐和子の
中はまだ杉野の残した痕が、嫌でも現実に引き戻させた。
309マルチネス:03/11/07 23:21
結局週末まで何事も無く毎日が過ぎた。
夫信二は珍しく週末休みがとれ久々に息子陽一の顔を見ることが出来た。
佐和子は買い物に行くため出かけると言って出て行った。
「久しぶりに陽ちゃんと顔を会わせたんだからコミュニケーション
とならいと忘れられちゃうわよ」と佐和子は出かける間際に言った。
いつも気にしていたことだけに信二は不機嫌そうに
「判ってるよ」と返事をした。
310マルチネス:03/11/07 23:25
信二は陽一をキャッチボールにさそい近くの公園まで歩いた。
3歳の陽一に柔らかいゴムボールを渡し軽く投げさせ
信二はゴロで転がし返した。「うん、なかなか良い球投げるな」
と親馬鹿で感心しながら言うと陽一はやっと笑顔を見せた。
やはりめったに顔を会わせないと父子であれ会話はおぼつかない。
信二はちょっと、いやかなりほっとした。
311マルチネス:03/11/07 23:29
陽一はおもむろに口を開く「パパ、こないだ連れて来たおじちゃん
もう連れて来ちゃ駄目だよ」と言った。
「?」一瞬誰のことだか分からなかったが信二は夜に連れて来た
杉野だということに気付き「なんだ陽一起きてたのか?ごめんな。
うるさかったか?」と言って謝った。
「ううん、でもあのおじちゃんママをいじめるから嫌い」と
陽一は目をクリクリさせながら言って球を投げた
312マルチネス:03/11/07 23:33
「苛める?いじめてはいないだろう?ちょっとパパ達お酒飲んじゃった
からうるさくて苛めてると思っちゃったのかな?」
信二は微笑みながら陽一に近付き頭を撫でた。
「ううん、パパが寝てから、あのおじちゃんママを苛めてた」
陽一がちょっと口を尖らせた言った。
「パパが寝てから?」信二は顔を少し曇らせて言った。
313マルチネス:03/11/07 23:39
「うん、ママ苦しそうな声出してた。で、おじちゃんの唸る声が聞こえた」
何も知らない陽一は平然と言った。信二の心臓が急にドクドクと
強く鼓動をはじめ。異様な興奮を覚えた「ば、ばかな・・」
小さく信二は言った。「その後、たぶん一緒にお風呂入ってたよ」
その言葉で信二は強烈なパンチを浴びたようによろめいた。
(ばかな、ばかなばかな!だって俺はあのとき洗面所に居たじゃないか)
信二は、その時の状況を反芻する。しかし、あのとき俺は浴室を見た
訳ではない。
314マルチネス:03/11/07 23:43
(妻の対応が変だったと言われれば確かに変だったような気がする)
信二の心の中で小さな疑念が確証に変わっていった。
「パパもキャッチボールやらないの?」陽一は少し大きめの
グローブの中でゴムボールをぽんぽんと弾きながら言った。
「あ、あぁごめんパパやっぱりちょっと疲れちゃったみたいだ
帰ってゲームやろう」信二はやっとの声で言った。
何も知らない陽一は「うん」と言いながら急に暗くなった
父の対応に心配そうな顔で信二の顔を覗き込んだ。
315マルチネス:03/11/07 23:46
信二はそれに気付いて「さ、何のゲームをしよっかなー」と言って
息子の心配顔を消そうとした。「でも、さっきのおじちゃんの話
ママには言ったら駄目だぞ?」と信二は言った。
「なんで?」と当然陽一は応えた。
「なんでってあのおじちゃんはパパのお友達なんだ、そんな事を
言ったらママもお友達も悲しむだろう?」と言って息子を説得した。
316マルチネス:03/11/07 23:51
「もうママいじめない?」と陽一が聞いた。
信二は「もちろん苛めないし、こないだのも苛めてないんだよ」と言った。
陽一はそれ以上は何も言わなかった。
しかし信二はこの時、自分の妻が寝取られたかもしれない、しかも自分が
居たすぐ横で。その気持ちを嫉妬や怒りよりも別の興奮が自分の中に
蠢いていることを感じていた。性欲の薄い信二にとって初めての爆発
しそうなやるせないような異様な気持ちだった。
317マルチネス:03/11/07 23:52
つづく
期待保守
319マルチネス:03/11/09 16:26
それ以来、信二の中に渦巻く青白い炎のような興奮は、彼自身の中で増殖
し続けた。佐和子を見る度に杉野の逞しい身体に抱かれ喘ぐ佐和子が
浮かび、会社で杉野を見かける度に佐和子の身体にむしゃぶりつく
杉野が脳裏に浮かんだ。杉野は、その煩悩を打ち消すためにトイレに
駆け込み、煩悩の捌け口を吐き出した。
320マルチネス:03/11/09 16:34
杉野は会社のトイレで射精した後、ハァハァと息を荒げながら
(どうしたんだ俺はいったい?)吐き出しても吐き出して湧き上がってくる
底無しの煩悩に自分自身で驚愕した。
もともと、佐和子が遊び好きの女であれば、それほどの事はなかったのかも
しれない。が、佐和子は人一倍そういう浮気じみた男の不潔さを嫌って
いたのだ。TVドラマでの浮気シーンやタレントの浮気話なども
眉をひそめて、あからさまに嫌がった。だから信二自身彼女の中にそういう
物が存在するという事は有り得ないと認識していた。
321マルチネス:03/11/09 16:36
あ、すいません名前間違えた
319と320訂正させてください。
322マルチネス:03/11/09 16:37
信二は会社のトイレで射精した後、ハァハァと息を荒げながら
(どうしたんだ俺はいったい?)吐き出しても吐き出して湧き上がってくる
底無しの煩悩に自分自身で驚愕した。
もともと、佐和子が遊び好きの女であれば、それほどの事はなかったのかも
しれない。が、佐和子は人一倍そういう浮気じみた男の不潔さを嫌って
いたのだ。TVドラマでの浮気シーンやタレントの浮気話なども
眉をひそめて、あからさまに嫌がった。だから信二自身彼女の中にそういう
物が存在するという事は有り得ないと認識していた。
323マルチネス:03/11/09 16:41
319下二行訂正
杉野が脳裏に浮かんだ。信二は、その煩悩を打ち消すためにトイレに
駆け込み、煩悩の捌け口を吐き出した。

すんません
324マルチネス:03/11/09 16:48
そのギャップが信二の心の中に大きな闇を広げていった。
信二は営業の車に乗りお得意先から帰る途中に電気街を走った。
道路は渋滞しており、車はなかなか進まない。
なにげなく信二は、その派手な電気街の看板を見つめていた。
(そういえば、家のPCもそろそろ古くなってきたな、中古でもいいから
そろそろ買うか・・)信二は漠然と考えながらノロノロ運転を続けた。
ふと、その時、調査器具一式という文字が目にとまる。
325マルチネス:03/11/09 16:53
「調査器具ってなんだ?」信二はやっと青になった信号を見てアクセルを
踏んだ。信二はしばらく考えてから「あぁ、盗聴器とか探偵がよく使う
あれか」とつぶやいた。信二の脳裏にTV番組で盗聴された家を発見し
取り除く番組が浮かんだ。どれも狡猾に仕掛けられていた、当事者が
疑いを持たなければ永遠に気づく事がないようなものばかりだった。
信二はやっと動き出した車の中で、あることを考えていた。
326マルチネス:03/11/09 17:00
(妻と杉野は、もう二度と浮気はしないのだろうか・・?)
そう考えながらも既に信二の一物はムクムクと起き上がり異様な興奮を
抑えきれなかった。(そう、むしろ俺は心の奥底でそれを期待している?)
自分の沸き立つ性欲の深層心理に信二自身が気づき始めていた。
信二は急にハンドルを切り今来た道を戻りはじめた。
327マルチネス:03/11/09 17:08
信二は路上パーキングエリアに車を止めると、さっき見た看板の店へ
足を速めた。下は普通の電気店・・いや、モジュラージャックなどのコードが
ぐるぐる巻いてあったり、何のために使うのか分からないプリント基盤などが
並んでいたり、ちょっと怪しい感じだ。調査器具は、どうやら上の階らしい。
信二は胸を高鳴らせながら一歩一歩階段を昇った。
二階に上がると雑然とした一階とは違い、整然と調査器具が陳列してあった。
二階には誰も居ない。良く分からず信二は一つ一つ興味深く商品を
見て回った。
328マルチネス:03/11/09 17:13
(コンクリートマイク?)先っぽに医者の聴診器のようなものが付いている
それを興味深そうに手に取り眺めていると、店主が昇ってきた。
「おとなりのアノ声を聴くんですかな?」店主はぶしつけに失礼なことを
平気で言った。信二は慌てて商品を置き、横に首を振ると。
「あ、違うの?最近多いんでつい」と言って笑った。
「で、どういうものが欲しいんですかな?心配しなくても本店はプライバシー
厳守ですので」と早くも察したような事を言った。
329マルチネス:03/11/09 17:19
「家にかかってきた電話のやり取りを知りたい」信二はぶっきらぼうに
答えた。「あ、奥さんの浮気調査ですか?それなら・・」と早くも
良さそうな製品をゴソゴソと店主は探し始めた。
信二は、あっさり言い当てられた事に驚き目を丸くしていると、
「あぁ、家の電話の内容を知りたいなんてのは、奥さんの浮気か、娘さんの
素行調査ぐらいなんですよ」とシレっとして言った。「あなた、まだ娘さんの
素行を気にしなければならない程の年齢には見えないしね」と笑った。
330マルチネス:03/11/09 17:25
「じゃ、これ。これを電話とジャックの間にかませると、かかって来た時に
反応して、こっちのボイスレコーダーに録音するようになってるから。9時間分
録音できるから、よっぽどの長電話じゃないかぎり大丈夫」店主は自慢気に
言った。「いくら?」信二は単刀直入に聞いた。「これ、最近でたばっかりの
優れものなんで本当は8万なんだけど、お兄さん奥さんに浮気されて可哀想
だから、おまけして6万にしてあげるよ」と言った。信二は(チ、余計な
お世話だよ)と思ったが渋々財布を開けた。
331マルチネス:03/11/09 17:29
「あ、5万しか無いや。まけてよ」と、信二は札を数えながら言った。
店主はあっさり了承した。信二は(なんだ、本当はもっとまかるんじゃないか?)
と内心思ったが正直、その後の楽しみの方が先に立って。あっさり金を
手渡した。店主は「じゃ、ね。後で覗いて見たくなっちゃったりなんか
したら、また相談してね。色々あるから」店主はニヤニヤと厭らしく笑った。
332マルチネス:03/11/09 17:34
信二はちょっと睨んだが、店主は悪びれることなく「いやね、癖になっちゃう
人多いのよ。奥さんを一人旅に出さしてナンパする人雇って、抱かせて
覗くなんて酔狂人もいるからね」と凄い事を言ってのけた。
「わ、私はただ妻の浮気を確認したい・・」という言葉を店主は遮り
「みーんな最初はそう言うのよね」と少し小ばかにするように言った。
信二はムっとして、さっさと階段を降りた。後ろから「自我に目覚めたら
何時でも来てねー」と店主の声がした。応えず表に出た。
333マルチネス:03/11/09 17:39
つづく
途中、間違ったのはご容赦ください
ここまで保管しました。
マルチネスさん、お疲れさまです。

以前予告した通り広告が変更になりました。
こちらの基準に従っています。
ttp://mega-sp.com/tag.html
(実は前より少し軽くなっていたり。)
335水戸ッち ◆fDszcniTtk :03/11/09 21:26
第七話
みずきは真っ白な肌をしている。まだ育ち盛りの体はその肌を内側から
破ろうとしているかのようで、体の隅々までピンと張った肌は、よく見ると
血管が透けて見えるかのようだ。それがただでさえ危ういみずきの性を
いっそうきわどくしているように田代は感じる。17,8才少女のグラビア写真
をみると、鎖骨から胸にかけての盛り上がりがまぶしい水着姿に出会う。
そういう写真は田代の場合決して巨乳アイドルではなく、中肉中背である
ことが多い。ただ、例外なく胸の盛り上がりが唐突に始まっており、
その部分が水着で隠せない。不思議だと思うのは、そういう魅力的な肢体を
持ったアイドルも翌年の水着姿は例外なく平凡なものに変わっている。
してみると、ごくわずかな選ばれた少女が一生のうちのこれもわずかな
間に見せる体の曲線に田代は引かれているらしい。今、腕の中にいる
みずきも来年は変わっているのかと思うと、余計に手のひらの下の乳房の
感触を忘れずにいようと、ついつい愛撫に情がこもってしまう。それを
敏感に察するのか、あるいは単に愛撫がねちっこいのか、みずきの声は
だんだん切羽詰ったものになってくる。
「あん…あっ。田代さん、お願い、あぁ」
336水戸ッち ◆fDszcniTtk :03/11/09 21:26
こちらを振り返ってみずきがもっとやさしくしてくれと訴えかけてくる。
見た目の割に早熟らしく、みずきはセックスの性感よりも互いの情の交し
合いを好んでいるようだ。こうして田代がみずきの乳房への思いを手の
ひらに託してもその思いは伝わらず、それよりもみずきはキスをしながら
肢体を絡ませるといったことを望む。
その希望をかなえてやるために、田代はみずきを仰向けに寝かすと、
右手で体を抱いたままキスしてやる。何度も甘いキスを交わし、舌を絡ませ
、項から耳へとキスの雨を降らせると、みずきは陶然とした表情に微笑を
溶かし込んでその愛撫を受け止める。こういう表情を見ることが出来れば
こそ、田代もみずきの願いをかなえてやるのだ。が、一方で、左手は遊んで
いるわけではなく、少女の茂みへと伸びている。
濃すぎない程度にふさふさしたみずきの茂みの奥にはすでにねっとりと潤ん
でいる。そのうるみに秘肉を溶かすように指でゆっくりとかき混ぜてやる。
みずきはすでに目をつむったままで、自分の女の部分から送られてくる刺激に
眉をひそめて声を上げている。項を愛されているときにはとろけるような
表情だったが、この辺を愛されるときにはまだこんな切羽詰ったような
表情を見せる。この子が後10年ほどたつと、どんな顔をするのか、なんと
なくそんなことを考えながら、10年後のみずきを抱くだろう男に軽い嫉妬を
感じた。
337水戸ッち ◆fDszcniTtk :03/11/09 21:54
田代は、体勢を変えながらみずきの体を上から下へとキスの雨を降らせ
ていく。キスの場所に応じて違う声を上げる若い体に酔いながら、やがて
腰のあたりまで顔をずらしてきた。荒い息をつきながら性感に翻弄され
ているみずきの隙を突くように、すばやく彼女の力の入っていない左足を
腕ですくいあがえると、もぐりこむようにして彼女の足の間に陣取った。
あっと、声を上げてみずきが秘所を隠そうとするが、もう遅い。手首を
握って離すと、まだ少し幼い感じののこる女の部分に目をやると、その
場に水を飲むような姿勢で吸い付いた。
「ああん」
みずきがのけぞって声を上げた。もうこうなると逆らう気もないのか、
あるいはそこまで気が回らないか、手から力が抜ける。離してやると、
すーっと上に上がっていって両手で顔を隠してしまった。それを見ながら
田代はみずきの両足に手をやり、体勢を整えていっそう丹念に少女の秘肉に
愛撫を注ぐ。田代の唇や舌が遊ぶたびに、みずきは声をあげ、体を振る。
それに合わせて盛り上がった胸がふるふると揺れる。それを見るうちに
田代はたまらない気持ちになってきた。体を起こしてみずきに覆い被さり、
挿入する体勢をとる。
保守
339マルチネス:03/11/10 22:56
332からのつづき
340マルチネス:03/11/10 23:01
結局その日信二は仕事もそこそこに家路に着いた。
「あら、あなた珍しいわね。こんなに早く帰ってくるなんて」
と、いつもは子供と自分とは別に夫用の食事を遅く作っていた
佐和子は、いそいで夕飯の支度を始めた。
「あぁ、俺先に風呂に入るからいいよ」と信二は言って
風呂に入った。実際こんなに早く風呂に入ったのも久しぶりだ。
正直、信二には、家族の団欒をこの後楽しもうなどという気持ちは
全くなかった。そう、早く妻子を寝かしつけて電話機に盗聴器を
仕掛けることだけが彼の思考を占拠していた。
341マルチネス:03/11/10 23:07
その後風呂から上がり食事をし、息子や佐和子から何度か話しかけ
られたのだが、正直何と応えたのか覚えていない。
覚えているのはチラチラと時計を見たり、電話を見たりしてた
事ぐらいだ。信二は佐和子と信二が寝静まるまで辛抱強く待った。
そして、佐和子が子供を寝かしつけ一緒にそのまま寝息を立てたのを
確認すると、バックから盗聴器を取り出し接続を開始した。
342マルチネス:03/11/10 23:11
店主の言っていた通り接続は至って簡単。ものの5分で完了した。
一応、ちゃんと録音されるか確かめるため、自分の携帯から
自宅の電話に電話をかけ(もちろんベル音を下げ)ちゃんと会話が
録音されるか確かめた。こんなに胸を高鳴らせて一つことに精を
出したのはいついらいだろう。そもそも、杉野が妻宛に再び
連絡をしてくるのかすら可能性は薄いのに正直自分自身でも
(馬鹿みたいだな俺)と、自分の行為に苦笑した。
343マルチネス:03/11/10 23:22
そう、本当に確証など無いのだ。だが信二はそうせざるを得ない
衝動に駆り立てられていた。そう、何も無くてもいい。
ただ、妻に秘密で電話の会話の内容を盗聴する。それだけで
何ともいえない甘美な性的衝動をくすぐられた。
「癖になっちゃう人多いのよ・・」店主の言葉が脳裏によぎった。
(俺は、おかしい、どうかしている)信二は行為が真人間として
常軌を逸しつつあることを自覚していた。(そう、俺は妻の浮気を
確認したいんじゃない。妻の心の裏を覗きたいんだ)もう信二は
自分の本心を隠せなかった。
344マルチネス:03/11/10 23:27
翌日、信二は出社し、そしていつもにも増して仕事に精を出し。
そして深夜に帰社した。電話で「遅くなるから先に寝てていい」と
妻に、あらかじめ信二は連絡していた。もちろんボイスレコーダーを
聴く時、妻が起きているとまずいからだ。帰ってみると部屋中がシンと
していた。スっとふすまを開けると子供と一緒に妻が平和そうな顔を
して寝ていた。(こりゃ、浮気なんかしそうにないな)とクスリと
笑いながら、いそいそとイヤホンを付け、再生ボタンを押した。
345マルチネス:03/11/10 23:33
「トルルルトルルル。はい高山です。」「あぁ佐和子?あたしだけど」
「あ、お母さん?どうしたの急に」「お父さんの実家からリンゴ送って
来たんだけど送るね、うちじゃ食べきれないから」・・・
(佐和子の実家からだ・・)信二は何の変哲も無いこの会話ですら
ほのかに興奮していた。(変態だな俺)自分の股間が既に硬くなりつつ
あるのに気付き自分でおかしくなった。結局、その日は宅急便の不在
通知と、息子の友達の親との世間話だけだった。何とも期待に反して
のどかな会話だった。
346マルチネス:03/11/10 23:37
信二は安堵と失望の中途半端な気持ちのまま、寝床についた。
(でも、それなりに楽しめたよな)結構満足していた。
結局、信二にのってそれが毎日の楽しみとなり、日課となった。
全く何の変哲もない妻の会話を聞き続けて、早くも数ヶ月が
過ぎようとしていた。その日は朝から強い雨が降り続けていた。
いつもに増して忙しかった信二は一人会社に残り、
残業をこなしていた。もう、夜中の二時を回っていた。
表に出るとまだ雨は降り続いていた。
347マルチネス:03/11/10 23:41
ザーザーと疲れた身体に鞭打つように降りしきる雨の中で
信二はタクシーが通りがかるのを待った。
遠くからタクシーらしき車を発見し手を上げて乗り込む。
もはや日課となった盗聴も当初の興奮など全く薄れ、
だたの行事と化していた。
家に着き、寝静まった家の中で、冷め切った夕飯を温めなおし
てからモグモグと不味そうに口を動かした。
348マルチネス:03/11/10 23:47
ただ漠然とボイスレコーダーを取り出し、イヤホンを装着する。
そして、再生ボタンを押した。「トルルルトルルル・・。」
「はい、高山です」「もしもし奥さんですか?」「え?」
「僕です杉野です、覚えてらっしゃいますか?」「あ・・」
「ちょうど近くまで来てるんですけど折角だから会って
話でもしませんか?」ザーザーと外の雨の音が
静かな部屋の中にまで響いていた。
349マルチネス:03/11/10 23:50
つづく
ここまで保管。
リファラーを取るためにインデックスにカウンターを設置しました。
取られたくないという方はJS切ってくださいませ。
IPはとっていませんのでご心配なく。
351Traffic Jam:03/11/11 18:07
>>55の加奈の続き
人だかりができてしまい、監視員とかもきそうになって更衣室に逃げ込んだ。
空いている着替えスペースを見つけ、着替えとタオルを抱えてカーテンを閉じる。
「はぁはぁはぁ……ちょっと……やばかったね?…はぁはぁ…」
「…はぁっはいっはぁはぁ……彌生さん、脚早い…んだもん…はぁはぁ」
「…すぅぅう………はぁぁぁ〜〜まぁね。そりゃ陸上部だもん」
そう言いながら息を整え、タオルで濡れた髪を拭く。
しかし一人用の着替えブースのためすぐに肌と肌が重なり合う。
ぶつかる度に謝っていたが、それがおかしく二人して笑い出してしまった。
「あはははっ……ねぇ互いに身体を拭いていかない?」
笑いに釣られて思いつきを口にしていた。
バスタオルで軽く身体を拭くついでに敏感になっているふくらみを撫でる。
「んふっ……巧いね…ぁっ…彌生ちゃん…」
「ぃゃっ…そんなこと…ないです…加奈さんの方が……」
「ひゃぁんっ…ダメッ…舐めないでっ…ふぁんっ…くすぐったい…あんッ…」
ざらついた舌が背中を走る。
「……はぁはぁ…奇麗な身体…んっ…いいなぁ……っ…」
「ぃぁ…ぁぁ…彌生ちゃんこそ…日焼けしてない肌…んふっ……甘酸っぱい」
徐々に首筋を登ってきて見つめ合う。
352Traffic Jam:03/11/11 18:09
「彌生ちゃん初めて?」
「…………うん」
俯きながら今までで一番恥ずかしそうに答える。
「かわいいっ…」
その一連の仕種に心くすぐられてこみ上げてきたモノを口移すかのように唇を重ね合わせる
「………んっ………んっん…はぁはぁ…ぁん……んっ…」
甘い唾液が口の中に染みこみ、媚薬のように頭を蕩けさす。
時々口を外してウットリとした瞳を交わし、何度も何度も味わう。
その間、手は肩に掛けお互いの水着を脱がしていく。
水着が下半身まで下がった格好で抱き合い、水滴を舐め合う。
蛇口を回すとシャワーが二人の頭上に降り注ぐ。肌で弾かれ玉となった水滴が唾液や汗、愛液を排水溝へと押し流していく。
353Traffic Jam:03/11/11 18:10
互いの乳首を甘噛みしたかと思えば、成長途上の乳房に顔を埋める。
愛撫の対象が下へ下へと行くのは性に対して貪欲な思春期であれば当たり前のことだった。
初めて直視する他人の性器…………
「……見せて……彌生ちゃん……」
恥じ入りながらも両脚を肩幅に開き、両手でパックリと大陰唇を広げる。
以外に濃い陰毛は水滴が次々と滴り落ちていく。
ジャングルの生え際にフードをかぶったピンクのお豆がこちらを伺っている。
妖しく蠢く肉壁が私を吸い込もうと誘惑している。
そしてその第二の口は物欲しそうにサラサラとした涎を垂らし続けている。
「…ぁぁあっ………見ないでぇ……ふぁぁぁあぁ……」
「クスッ言ってることとやってることが違うよ…」
下の唇もファーストキスを頂く。
「アッアッ!ダメッ!ァァァァァアアアッ!」
衝撃とも言える初めてのクンニの快感が彌生ちゃんの理性を壊していく。
354Traffic Jam:03/11/11 18:10
「んくっ…上も下も口がベトベト……キリがない…」
可愛らしい顔とは似つかわしくない涎が口元から垂らしていた。
私は彼女の愛液でベトベトになったままでその涎を舐めとり、口に戻してやる。
「ん…ん……んん…次は…私ね……んぷ…ぁん…」
トロンとした瞳で頷き返し、私の前に跪く。
「はぁぁぁっ……これが…加奈さんの……オマン○…」
「んっ…くすぐったい…あんッ…ッ…」
期待に満ちたアソコは彌生ちゃんの吐息にも反応してしまう。
日焼けの茶色と白色の境界線をお尻から太股をしなやかな指で回ってなぞられる。
「加奈さんのオマン○……イヤらしい…ヒクヒクしてて…スジをなぞるだけで……」
「ひゃあああっ…そんなっ!…」
「だらしなく口をパクつかせるんですよ…指が食べられちゃいそ…ふふふ」
そうして私の愛液がついた指をアイスキャンディのように舐める。
「……ちょっとショッパイかな?……」
「ぁぁああっ!言わないでぇ…!」
おかしい彌生ちゃんに今まで握っていた主導権が完全に移ってしまった。
彌生ちゃんはまるで子犬を可愛がるように私を扱う。
年下の女の子にでさえ従属してしまうなんて自分がマゾであることを自覚するのに充分すぎる事実だった。
そのことに気づいて、身体の奥底から溢れてくる被虐心と快楽に貪欲な牝犬が私を支配していく。
「見て…変態な…ぁあああっ……加奈の…オマン○……あぁん…もっとぉぉぉ………」
シャワーの音が二人の喘ぎ越えと行為をかき消していった。
355恋人たちのように:03/11/11 19:09
>>224の続きです。

 話が見えない。そして、話の内容よりも、恵が浮かべている笑顔のほうが
ずっと気にかかる。昔いつも見せていた笑顔とはまるで違う、裏に何か
隠れている笑顔。
「もう全部段取り決まっちゃってて、今日は私のドレスの衣装合わせだけ
だったんだ」
 語り始めた妹。表情には、ほんの少しの上下があるはずだ。しかし今の
恵にはそれがない。崩れるのを必死で耐えているような、辛すぎる笑顔。
兄 和司はついに、それに気づいた。
「その姿、彼に見て欲しいじゃない?だから、バカな話だけど、そのカッコの
まま呼びに行っちゃったわけ。そしたらさ……キスしてたんだ。私の全然
知らない人と」
 一瞬、視線が下に落ちる。しかしすぐ戻って和司の顔を見つめ笑う。
痛々しい、女、妹。
「何もいえなくてさ。ただ驚いてたんだ。そしたらその女の人がね、
『この娘なんだ、あなたのお金に目がくらんで結婚しようとしてる人』
だって。あはは、そんな事全然ないのにね!」
 もう、笑うなよ。心でそう思うが、口には出せない。それほど恵の
表情には切実さがあった。
「また笑って、もう一度キスしちゃってた。彼、私のほうをチラッと見て、
そのままキスしてた。彼も、私のことそんなふうに思ってたんだって、
気づいた……ね、帰れないでしょ?あははは」
 乾いた笑い声は、すぐに収まった。見つめる事を和司が苦痛に思い始めた
のは、恵が無言になったからだ。笑顔は、どんどん消えていく。
356恋人たちのように:03/11/11 19:10
「……手に入れられない事まで、兄貴に似なくて良かったのにね」
 そして、涙がこぼれた。きっと、あの夜より熱い涙が。消えていく笑顔に
流れる、大粒の涙。
「め、ぐみ……」
 和司のその言葉は、ずっと押し込められていた恵の感情を溢れさせる
引き金になる。
「……私を、抱いて。あの人は、もう戻って来ないから……兄貴、
忘れさせて……」
 このまま妹を、目の前の哀れすぎる女を抱いてしまう事が、本当に最善の
策なんだろうか?和司は波風荒い心の中で必死に自問する。
 悲劇のヒロインよろしく、一番身近な男に抱かれ、悲しい過去を忘れ去る。
そんな事現実にはありえやしない。弾みで男に、それも実の兄に抱かれる
事でさらに傷口を広げる事になりはしないだろうか?
「本当に……それでいいのか?俺がそうする事で、もっとつらくなったり
しないのか?」
 平静なんて装えやしない。しかし、和司の問いかけは真剣だった。
 そして、もう完全に泣き顔になっていた恵が、また兄の目をしっかりと
見つめて、無言で頷いた。
「……じゃあ、もう何も聞かない。抱いて、やる」
 そのまま、実の妹に、口づける。涙のせいでその唇は少し塩辛かった。
幼い頃何度も交わした、しかしそのどれとも違うキス。充分大人であるはずの
兄と妹は、互いの舌をどちらからともなく、絡め始める。
357ヘア解禁 ◆EYDneFayJ2 :03/11/12 12:28
ユカは泣き出してしまった。
「ち、違うんです……あれは……あれは……」
しゃくりあげながら言う。
「あれは無理矢理されたんです……わたしいやだったのに……」
「そうだったの……」
同情的な声になる校医だ。
「はい……そうなんです……わたしほんとに抵抗したのに」
校医の胸にとりすがるとわんわん声を上げて涙を流してみせる。
リクや秀夫を裏切っているという意識はなかった。
追いつめられた野兎のように、ただ窮地を抜け出すことしか考えていなかった。
「そう可哀想に……むりやりなぐさみ者にされたの?」
「そうなんです……わたしセックスなんて全然すきじゃないのに!」
『ユカにも先輩のエッチなジュース呑ませて』
ユカの声がした。
女医は白衣のポケットからレコーダーをとりだすとユカに見せた。
「ツインピークスって海外ドラマ知ってる? あの主人公がテープレコーダーを持ち歩いていたでしょう。
わたしもあれを見てから、それにならって、メモかわりにこれを携帯してるの。でもまさかこんなことに役に立つとは思わなかったけど……」
そういってテープを再開させる。
『おいしいい! はうううううう! 秀夫先輩の精子おしいいよおおおお! もっとお口にくれなきゃやだああ! 
たくさんいやらしいねばねば液をユカの舌にかけてくれなきゃ、やあん!』
ユカは自分の声を聞いて蒼白になった。
「これでもどうやって言い訳するの?」
女医は何度も同じ所でテープを繰り返す。
『たくさんいやらしいねばねば液をユカの舌にかけてくれなきゃ、やあん! たくさんいやらしいねばねば液を
ユカの舌にかけてくれなきゃ、やあん! たくさんいやらしいねばねば液をユカの舌にかけてくれなきゃ、やあん! たくさんいやらしい
ねばねば液をユカの舌にかけてくれなきゃ、やあん!』
「これをそうねえ……校内放送で流したらどうかしら? あなたの評判はどうなるかしらね?」
「な、なんでもします! ユカ、なんでもしますから! どうか誰にもこのことはばらさないで!」
358ヘア解禁 ◆EYDneFayJ2 :03/11/12 12:31
「そう……それじゃ……」
女医はユカを引き寄せると唇をいきなり奪った。
舌が蛇のようにユカの口内を動き回った。
快楽の中でしかし異物を感じてユカは戸惑った。
「……!」
何かを飲まされようとしている。
口から異物を押し出そうとして、しかし舌の蓋にユカは押し阻まれた。
むりやりノドの奥に小さなかたまりが送りこまれる。
「ん……んん?」
飲まされた。
「な、何を飲ませたんですか?」
「すぐにわかるわ……。さ、教室にもどりなさい」
言われてユカは保健室を出ようとした。
その後姿に声をかける。
「そうそう。替えのパンティはあるから。必要になったらとりにいらっしゃい」
「……はい……?」
一応返事はしたものの何のことかわからない。
さきほど女校医からいじりまわられたとはいえ下着はさほど汚れていない。
(わたしが不潔だって遠回しに言ってるのかしら? だとしたら失礼な話だ……)
いきなり放免されたのも理由がわからない。
ただ単にキスがしたくて口実を作ってユカを呼んだだけなのだろうか。
可能性は高かった。
しかしチャイムが次の授業を知らせ、ユカの思考は中断された。
359ヘア解禁 ◆EYDneFayJ2 :03/11/12 12:32

国語の授業。
国語はユカは好きだ。
小説を読むのが趣味なので、国語もその延長で楽しんでいる。
「では次、西野ユカ、読んでみなさい」
朗読の指名を受ける。
小説は漱石の『夢十夜』の一節。
「こんな夢を見た……」
朗読し始めるユカの下半身を衝撃が襲った。
(くっ……なに? これは……なに? ……)
快楽を生む大きなボールの玉をいきなり子宮にぶちこまれたような感覚だった。
(い、いけない……授業中に感じたりしたら……)
「どうした? 西野? 早く続けなさい」
「……は、はい……」
必死で読み進もうとするユカ。
「腕枕をして枕元に座っていると、仰向に寝た女が、静かな……静かな声で……もう……もう……」
「どうした? その後をさっさと読みなさい」
脂ぎった中年の国語教師の叱咤が続く。
「静かな……声で……もう……」
中々読めない。
快楽が、激しい快楽が頭頂から指の先まで走り抜け、走り抜けたかと思うと、さらにもう一度走り抜ける。
「どうした? 静かな声でもう死にます、だ」
「……もう……いきます……」
360ヘア解禁 ◆EYDneFayJ2 :03/11/12 12:32
言ってユカは首をのけぞらせた。
爆笑がクラスをおおった。
「何を言ってるんだ? まあいい、隣、次読んで」
顔をふせ、ユカは着席する。
(なんでいきなり、うずいちゃうの……)
乱れる思考の中で考えた。
思い当たるのは一つだけ。校医に飲まされたさっきの薬だ。
(催淫剤?)
「く……く……」
快楽のうめきを必死で押し殺すユカだ。
「どうしたの? 西野さん、どこか具合悪いの?」
隣の席の男、只野弘という名の男が心配そうに聞いてくる。
「大丈夫かよ」
男がユカの二の腕にさわる。
淫楽が全身を流れユカは快楽のおたけびを唇をかんで止めた。
「う……うん……心配しないで」
「だけど顔中汗びっしょりだぜ。」
「もう……ほうっておいて」
言うとユカは机にうつぶせになった。
(だめ……もうユカ……我慢できないよ)
幸いユカの席は一番後のしかも角の隅である。
ゆっくりとボールペンを握ると、机の下までもっていく。
(これでなんとか満足させないと……)
361ヘア解禁 ◆EYDneFayJ2 :03/11/12 12:34
パンティの上から淫裂にボールペンを当てる。
(みんなにばれないように……オナニーしないと……)
ぐりっ、ぐりっ、とボールペンでクリトリスを中心に刺激していく。
(ああん……やだあ……もうパンティぐしょぐしょだよお)
これではあの校医の言った通りだ。
改めてこれが女医の謀略であることを知る。
だがユカの意志とは別に踊るボールペンはもうその卑猥な動きを止めることができない。
いやらしいシワを作るパンティのクロッチにぐいぐいとボールペンは食いこんでいく。
只野がはっ、とした表情でユカの方を見ていた。
(ばれた……!)
しかしもうエスカレートした動きを途中で停止することは不可能だ。
ユカは只野をうるむ瞳で見ると、大胆な行動にでた。
ボールペンを放すと、只野の机に置いてある太目のマジックペンをつかむ。
(見ていて……いいよ)
只野に目で訴えると、太いボールペンをパンティの上に当てた。
(あああん……いっちゃうよお……ユカ、授業中にオナニーしてるよおお! ユカが淫乱な女の子だって只野くんにもわかっちゃったよお……ああん、でもやめられないよおお! みんな、見てえ! 教室で一人エッチしているユカを見てええ!)
心の中で絶叫し、只野の見ている前でユカは果てた。

休憩時間が来た。
ユカは只野にマジックペンを返した。
「ごめん……ちょっと汚しちゃったみたい……」
「ああ、いいさ」
只野はマジックペンを持ってなぜか嬉しげである。
362ヘア解禁 ◆EYDneFayJ2 :03/11/12 12:35
「あのさっきのこと黙っていてほしいんだけど……」
「ああそうか……どうしようかな?」
只野はずるそうな表情をうかべると、
「ボールペンもくれるんだったらいいよ」
と答えた。
大方、匂いでもかぎたいのか。
恥ずかしさを我慢してユカは只野にオナニーに使ったボールペンを渡した。

「どういうことですか?」
さすがに怒って、ユカは保健室に乗り込んだ。
「どうって何が?」
しれっとした表情で答える女医だ。
皆さんの続き期待しとりますm(__)m
ここまで保管しました。
http://www2.mega-sp.com/users/novels2ch/

ヘア解禁さん、保管させてくれませんかねぇ。。。
365ヘア解禁 ◆EYDneFayJ2 :03/11/13 09:36
私のような下手な小説をお手間をかけ保管したいとのお言葉は本当にありがたいです。
しかしここに書いているものは下書きで、書き上げたら、もう一度手を入れてどこかの
出版社に投稿してみようと思っているのです。
このスレに連載する分にはdat落ちもあるし、気が楽なのですが、商品として売り込むかも
しれないものの下書きがいつでもまとめてサイトで閲覧可能となると、抵抗があるのです。

何勝手なこと言ってるんだよ……おまえの小説なんて没に決まっているじゃないか、
ケチケチするなよ、と思われるかもしれませんが……。
ご不快な思いをさせて申し訳ありませんがサイト掲載はご容赦いただけませんでしょうか。

このスレに小説を掲載して時々みなさんからレスをいただけるのはとても励みになります。
おかげで最初は短編のつもりが150枚くらいまで書けました。
このスレのおかげです。

細切れ連載ですいませんが、もう少しこのスレの片隅でみなさんのお目汚しを許して
いただければありがたく存じます。
了解です。そのような事情なら仕方ないですね。
このスレから商業誌へのデビューがあれば、それもまたよしということで。

あ、でも、全編完成の段階での削除にも応じますので、よろしければご検討ください。
367ヘア解禁 ◆EYDneFayJ2 :03/11/13 19:07
>>366
そうですね……ただ途中で連載のブランクが空いたり挫折したりするとややこしいことに
なりそうですので、一応今のところ掲載は見送らせてください。
気が変わったらお願いするかもしれませんので、その際はよろしくお願いします。
368星の指輪:03/11/14 21:47
>>282からの続き
「気持ち良いの?」
小さく頷く。少し動いただけで、体の中の南さんを一番近くに感じた。
南さんが中にいるだけで、熱くて、幸せだった。
そう思っただけで私の中の自制心、というべきか私の体の自制心が
取り払われた。
「うわっ」
 南さんはその変化に驚きとも喜びとも付かない声をあげた。
「だめだって・・・」
 苦しそうな南さんの声が頭の上であったが、私は自分を
コントロールできないほどの快感で。南さんの声でまた嬉しくなって
しまって、もう収拾がつかない状態だ。
「涼子…」
 南さんは私の上でゆっくり動き始めた。私は、声にならない小さな声をあげるしかなかった。
 それももう限界で、自分の髪の毛をかきむしった。
 それを認めると南さんはピッチをあげた。
 痛みと、熱が私を支配する。一人のときとは違う、幸せを伴った快感。
それはまた私に熱を起こさせ、別の収拾がつかない状態を生む。
 記憶が、なかった。
369星の指輪:03/11/14 21:51
 突然、南さんは私の上に覆い被さり、荒い息をしていた。
「涼子の意地悪」
「どうして?」
「あんなに締め付けたらすぐにいっちまうだろうが」
「だってそんなこと…」
 そんなに大きなものを入れようとするほうが無理がある。
「最高」
 そう言うと南さんは体をずらし、私の中からも撤退した。
「痛かった?」
「嬉しかった」
 私はそう言いながらティッシュを差し出す。
 本当に充実した嬉しさで泣いていた。
「泣くなよ」
「だって・・・」
 南さんは手の中のものの処理を終えると、舌で私の涙をすくった。
「嬉しいんだもん」
 私はそう言うと、まだ完全に綺麗になっていないもう一人の南さんに
キスした。
「こらっ」
 今まで経験したことのない匂いと味はちょっと辟易したが、
南さんの抵抗にも負けず、私は歯を立てないように口に含んだ。
 私って淫乱?
 そう思いつつもその行為はやめなかった。
 つい今しがたまで私の中にいた南さんが愛しい。誰に理解されなくても良い。
ただ、南さんと私さえ理解していれば、今はそれで良い。そう思った。
 この気持ちに偽りはない。
370星の指輪:03/11/14 21:54
「涼子」
 南さんが私の両肩を抱き、半ば強引に顔を上げさせた。
 私はまともに顔を見られなくて、横を向いた。
いくら嬉しい涙でも、泣き顔を見られたくはないから。
「痛かった?泣くほど痛かった?御免…」
 私は首を横に振った。
「違うの。すごーく嬉しくて、幸せだから」
 南さんは嬉しそうに笑顔で私のことを抱きしめてくれた。
「俺も幸せ」
 涙が収まりつつあった。
「涼子、本当に大丈夫?…その…体のほう」
「凄く痛かったんだから。今度から小さくしてから入れてよ。
折り畳みって出来ないの?」
 その言葉に南さんは噴出した。
 ひとしきり笑った後、南さんは真顔になった。
「お前って本当に面白い」
「何で?正直に言ったまでだけど」
「初体験の時にする話じゃないぞ」
 呆れたように南さんはそう言い、もう一度私を抱きしめた。
371星の指輪:03/11/14 21:57
「え?何か言った?」
「ビデオ」
 指摘されて、初めて思い出した。
 テレビに目をやると、何かのドラマをやっていた。
「まずは初志貫徹。ビデオ、見る」
「わかった」
 私はビデオの再生ボタンを押してから南さんに導かれるまま、
蒲団に横になった。
 南さんは私の枕に頭をつけて横になると、私には腕枕をしてくれた。
ちゃんと高低さも考えて私の方がテレビに近いように。
そして冷えないようにと上掛けをかけてくれた。
 その暖かさが心地よく、おまけに南さんの掌が私の体を撫でてくれるのが
とても暖かく、昼間の疲れと初めての体験の疲れが一緒になって…
眠ってしまった。
372水戸ッち ◆fDszcniTtk :03/11/15 17:45
第八話
田代の意図を察しているみずきは、大きく息をしながら目を
閉じて横を向いている。もう何度も体を合わせて、絶頂も知っ
ているみずきだが、いざ挿入となると少し緊張するのか、
きゅっと唇を結んでいる。全体に幼い感じの残るみずきの足の
間に体勢をとると、田代は自分のものを片手で構え、彼女の
女の部分に当てた。こころもち体を固くするみずきの秘所から
顔へともう一度見たあと、田代はぐいと彼女のなかにはいった。
「んんっ」
声をあげてみずきが横を向いたままあごを軽く上げる。田代の
ほうはみずきの少し窮屈な女の部分を感じながらゆっくりと
抜き差しをはじめる。
「ああん、ああん」
と田代の男の部分の動きに合わせてみずきが声を上げ始める。
田代はみずきとは正常位でしか愛し合ったことがない。小柄な
みずき相手だからいくらでも変わった体位を楽しむことは出来
ると思うのだが、実際に体の下に少女の小さな体を抱くと、な
んともいえぬ罪の意識に近いものが脳裏に残り、躊躇してしま
う。みずきに大胆な体位を試したいという気持ちを振り払って、
田代は彼女の乳房をつかみ、乳首をこねまわす。若さを誇示す
るように張った乳房は、田代の腰の動きに合わせて生々しく揺
れている。胸から首筋にかけてほの赤くなっているのは興奮し
ているからだろうが、もともと色の白いみずきの体だけに年齢
とは不釣合いな艶っぽさすら感じさせる。
372まで保管しました。
週末だけど、全体に進行が遅いですね。
明日に期待。

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374白木蓮:03/11/16 01:35
>>187の続き

その城は前からずっとそこにあった。ただ、城主が代わる度に若干の変容は遂げており、今現在のこの城ほど
豪華で美しく、威風堂々とした姿を誇ったことはなかっただろう。
周囲に拡がる都市は豊かで、いくつもの砂の大地に囲まれ乾燥に苦しめられているが流通は盛んで民衆の生活
に活気があった。
375白木蓮:03/11/16 02:07
↑↑第3章
前王が、現城主によって倒されてからというもの、貧しかった一都市は短期間に莫大な富と力を持つ一大帝国へと発展した。
城主は、他国を侵略し支配し統治することに天才的に長けていた。まるで、何かを渇望しているかのように勢力を拡大したのだ。
統治は厳しく、軍の圧倒的な支持による専制で城主に対する批判は許されていないが、民衆は畏怖と共に城主を敬っていた。
この若い城主は公平ではあったが、しばしば非常に残酷になることもあり、それは自分に逆らった者に対して特に強かった。その
残虐性は時にカイルですら背筋を寒くさせるものでもあり、その恐怖故に安定した統治がなされていることも確かだった。
376白木蓮:03/11/16 02:20
よく晴れた日だった。
城下にカイルの一隊が姿を現し城門を目指した。サラは何度か逃亡を試みたためカイルと共に馬上にあった。
顔を隠してはいたが女であることは一目瞭然であり、沿道では民衆が興味をもって見つめていた。
カイルは城主の最も忠実な部下であり、女と共に馬で城に入ることは驚くべきことであった。

サラは身体を固くして前だけを見つめていた。ここ何日間かの不安と恐怖で疲れきっていたが、この地の豊かさには
驚きを禁じえなかった。昔、居住していた城の変わり様にも眼を見張った。
377白木蓮:03/11/16 02:43
「あれは…」「姫君ではないか?」「なんと生きておられたか?」「どういうことか…」「王は姫を殺すおつもりか?」
民衆の間にざわめきがおこった。瞬く間にサラが帰還したことが広まる。

「姫君、お顔をお挙げください。この者たちが姫君を傷つけることはありません。」
カイルはある考えのもと、ゆっくりと馬を進めた。サラは身動きも返事もしなかった。
やがて城門にたどり着き静かに一行は入城した。 

彼は城門を遠く見下ろしながら、城下の喧騒を聞いていた。部下であるカイルがわざわざ城下を通ってきた意味を考え、
苦笑する。前王の娘を我が害することのできぬよう、民衆にサラの存在を晒したか…
378白木蓮:03/11/16 03:10
城内でも別のざわめきが起こった。
「姫君」カイルに手をとられ馬から降りたサラは砂除けの上着をとった。皆の前でサラの姿が明らかになる。
手足の長いすらりとした身体。白くきめ細かい肌。金茶のシルクのような長い髪。そして、誰もが魅了されるであろう、アーモンド型の紫色の瞳。
あまりにも、美しかった。 

強い視線を感じサラは見上げた。そこに彼はいた。金の瞳と紫の瞳がぶつかる。

一陣の風がふいた。うねり、微かな湿気を帯び上空へと舞い上がる。
一瞬止まった時は、再び動き出す。激しく。
379白木蓮:03/11/16 03:11
第3章  完
ここまで保管。

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381水戸ッち ◆fDszcniTtk :03/11/16 16:16
田代は乳房から手をそらすと、腰から腋にかけて何度かなぞる
ように愛撫してやる。そのたびに掌に感じる華奢な体つきと滑
らかな肌触りが背徳に近い生々しい喜びを煽る。青さすら感じ
る幼さと、大人の曲線のきわどい境にある体を愛撫していると、
股間のいきり立ったものにいっそう力を感じるようになる。そ
の感覚をぶつけるように腰の動きを早くする。
みずきがひときわ大きな声を上げるのを聞きながら、覆い被さっ
て耳たぶをかんでやり、腰のあたりで遊んでいた右手を胸に戻
して、撫でるように乳房を愛撫してやる。女の部分に男を受け
とめながら、胸と項の性感帯を責められて、みずきは見る見るう
ちに声が切羽詰ったものに変わってきた。だんだんといやいや
をするような動きが多くなり、抑えようとしていた声が止まらな
くなってくる。唇を吸うと、自分から求めるように舌を入れて来
た。小さな舌に自分の舌を絡めながら腰の動きに緩急を交えてや
る。やがてみずきはむずかるような鼻声にかわり、唇を離すと田
代を切なげに見上げて
「んんん…田代さん…あああ…」
と口走り、見も世もない表情に変わっていく。もう、羞恥心では
覆いきれないほど突き上げられているのだろう。手を小さな手を
握ってやるとぎゅっと握り返してこちらを見つめてくる。こんな
切なげな表情で見つめられてはどんな男も我慢が出来ないだろう
。田代も股間に感じる幼い女の部分とみずきの声にあおられて忍耐
が限界に近づいてきた。フィニッシュを決めようと腰の動きを激し
くすると、みずきも煽られるように声が高くなり、表情が追い詰
められたように変わっていく。やがて、
「あああん、ああんあ、あっあっあーーーー」
と声を上げて昇り詰めてしまった。田代も後を追うようにみずき
の中に精をはなった。
382Pamplemousse:03/11/16 20:00
>80に続く。『アクラシア』
「そこ、ずっと剃ることにしたのか」
しゃぶっていた足の指から口を離して彼が言った。
「うん。だって、もとに戻すには無精髭みたいな状態をしばらく我慢しなくち
ゃならないんだもん」
「もっとよく見せろよ」
右の足首はつかまれたままだから、左腿の内側を足の裏で押されると股を開か
ざるを得ない。
「恥ずかしいわ……このまえ剃る時、散々見たんだからもういいでしょ」
「皺まで伸ばして見せてもらったらな。ところで、ご主人、何か言ったか」
「べつに……ただ、すべて丸見えだからおしっこするとこ見せろって」
「見せたのか」
「だって、許してくれないんだもん」
彼はまた私の足先を口に含んだ。濡れた唇できつく押えられて小指の関節のあ
たりを執拗になめられるとたまらない。ふと、気がつくと股間に伸びてきた彼
の足が蜜壺を探り当て、ぐりぐりと親指をこじ入れてきた。残りの指が肉芽を
刺激する。乱暴だ。だが、二箇所を責められて快感が分散しているので乱暴な
くらいがちょうどいい。
383Pamplemousse:03/11/16 21:43
「ねえ」
といいながら体を回して彼から離れ、壁に向かって跪いた。そのまま背中で彼
を誘ってみる。むかし付き合っていた鈍い男は、このあと首筋と背中にキスの
雨を降らせただけだったが、彼なら分かるだろう。
「ねえ」
肩越しに彼を見ながら、もう一度甘い声で呼びかける。近づいてきた彼は、弓
なりにそらせた私の背中にその大きな手を置いて、
「いいね」
私は黙ってうなずいた。すぐに右側の尻を打たれた。続いて左も。手加減して
いる。私が動じないのを確かめると、すこし力を強めて打ちはじめた。
384Pamplemousse:03/11/16 21:45
「もっと強く」
「こうか」
太腿の付け根から尻を擦り挙げるように打たれた。今までよりもはるかに大き
な音が響いた。
「……遠慮しないで……うんと痛くして」
壁についた手の甲に顔をうずめ、彼が打ちやすいにいっそう尻を突き出す。
「泣いても知らないぞ」
彼の手が尻に弾けた。乾いた音が部屋に広がる。さらにもう一度。今度は左の
尻だ。臀肉を持ち上げるような打ち方だった。
「あっ……痛い……」
尻全体が熱くなってきた。彼は続けて打った。
「どうだ、尻を打たれる気分は……」
打ち下ろした手をそのまま尻の上に残して彼がたずねた。私が黙っていると、
その手が秘肉の方へ滑り込んできた。
「返事はここに訊いたほうがよさそうだね」
385Pamplemousse:03/11/16 21:47
「ねえ、何か、道具を使ってぶって」
「道具って……」
「鞭の代わりになるようなもの……靴べらなかったかしら」
ホテル備え付けの靴べらを持って彼が戻って来た。青いプラスチック製で50セ
ンチぐらいの長さだろうか。右手に握った靴べらを左の掌に軽く当ててぴたぴ
たと音を立てながら、
「いいのか、すごく痛いぞ」
「かまわない。手加減しないでぶって」
さきほどと同じように、壁についた手に顔をうずめ、尻を突き出した。靴べら
が尻を撫でている。ここを打ち据えてやるとういう予告のようだ。靴べらが離
れた。来る。鋭い音が響き、刺すような痛みが尻を襲った。たたみかけるよう
に二打目が臀肉に炸裂する。
386Pamplemousse:03/11/16 21:49
「うぐ……」
「だ、だいじょぶか……うわぁ、跡がくっきりつちゃったぞ」
「平気だから、つづけて……」
彼は再び靴べらの鞭をふるいはじめたが、明らかに手加減している。
「どうしたの。かまわないから思いっきりぶって」
「でも……まずいよ、お尻を痣だらけにして君を帰したら……」
「弱虫。あたしの体に俺の女だっていう烙印を押して夫のところに帰すつもりで
打ちなさいよ」
387Pamplemousse:03/11/16 21:51
保管さん。
保管作業おつかれさまです。
段落分け、その他、編集者としての保管さんのセンスで
お好きなように手をいれてください。
鯖からこんなメールがきた。。。怒ってよいかしら?


各 管理者様

お世話になります。メガ・スペースです

突然ですが
この度、2003/12/30をもちまして
無料レンタルサーバーを閉鎖する事になりました

広告収入が見込めないための事情です
急ではございますが
閉鎖まで1ヶ月半ありますので
移転の手続きの程よろしくお願い致します

開設し、ようやく軌道に乗り始めた
管理者様もいると思いますが
やむえない事情のためよろしくお願い致します

ということで、引っ越し先を考えなくては。
389Traffic Jam:03/11/17 22:27
>>235の彌生の続き
加奈さんと水から上がろうとしたら、小学生の高学年ぐらいの子から大人の男性まで私たちの周りを囲み始めた。
みんな大小様々なテントをその場で張っていて、その形がハッキリとわかる人もいた。
『……ちょっと…こわい……こんなに…』
移動しようにも囲みが崩れなくってパニックに陥りそうになったとき
「……p、piii、そこの人たち何してるんですか?」
群衆の気がそれた一瞬、空いた透き間を見つけた加奈さんは私の手を引いて一目散に建物の方に走り出した。
男の人たちは私たちを追いかけることができず、そのまま監視員の人から逃れるように散り散りになっていった。
追いかけてこないことがわかっても走るのを止めず、更衣室まで一気に駆け込んだ。
「はぁはぁはぁ……ちょっと……やばかったね?…はぁはぁ…」
加奈さんは壁に手を掛け、悪戯っ子のような顔で訪ねる。
「…はぁっはいっはぁはぁ……彌生さん、脚早い…んだもん…はぁはぁ」
息苦しくって顔を上げることもできない。
「…すぅぅう………はぁぁぁ〜〜まぁね。そりゃ陸上部だもん」
束ねていた髪からゴムを抜き取り、拘束感から解放される。
濡れた髪を揺らしながら体中に付着した水分を柔軟剤でフワフワなタオルで拭き取っていく。
390Traffic Jam:03/11/17 22:28
肘と肘が軽くぶつかる。
「あっ、ごめんなさい」
そう言ってる側から、突き出したお尻同士を弾ませる。
物理的に二人が一緒に着替えをするのは無理なのを当に肌で感じ、なんとか仕様としておかしなことになってる自分たちが可笑しかった。
「あはははっ……ねぇ互いに身体を拭いていかない?」
そう笑いながら加奈さんは解決案を提示してきた。
先ほどまでの開放的な空間とは違い、密室でいけないことをやる違ったドキドキ感が心弾ませる。
加奈さんのバスタオルが私の肩や首筋を撫でていく。
私はバスタオルをもつ手もなんだか震え、真似るように同じ個所を拭いていく。
肌が露出しているところはすぐに拭き終わってしまった。
バスタオルは水着の上から二つの膨らみへと登ってくる。
私も同じようにBカップだと思う乳房を詰め込んで今にも噴火しそうな紺色の山に進める。
「んふっ……巧いね…ぁっ…彌生ちゃん…」
タオル越しに固くなった乳首を自分を慰めるときとの様に撫で回される。
「ぃゃっ…そんなこと…ないです…加奈さんの方が……」
腕が絡み合い密着していく。熱い息が冷えた身体に気持ちよくかかる。
私の髪から水滴が加奈さんの肩から背筋に流れていき、拭き取りたいが手は解きたくない。
どうにか動かすことができるものを総動員させて汗をふき取る。
そう加奈さんの肩越しに舌を伸ばし舐めとる。
391Traffic Jam:03/11/17 22:28
「ひゃぁんっ…ダメッ…舐めないでっ…ふぁんっ…くすぐったい…あんッ…」
加奈さんの嬌声が大きくなる。どうやらここは加奈さんの性感帯の一つらしい。
「……はぁはぁ…奇麗な身体…んっ…いいなぁ……っ…」
もっと感じて欲しくって舌で大きく背中を舐め回し、首筋へと侵略していく。
加奈さんも負けじと私の肩や首筋に舌を這わす。
「ぃぁ…ぁぁ…彌生ちゃんこそ…日焼けしてない肌…んふっ……甘酸っぱい」
完全に抱き合った格好になった私たちは見つめ合って、潤んだ瞳でこの先に進む意志を確認し合った。
「彌生ちゃん初めて?」
「…………うん」
何かは言われなくってもわかった。さすがにファーストキスをこんな感じでするなんて思いもしなかった。
「かわいいっ…」
加奈さんのぷるんっとした唇が近づいてきて私の口を塞ぐ。
「………んっ………んっん…はぁはぁ…ぁん……んっ…」
加奈さんと舌と腕を絡ませ、吐息を交換する。
違う味の唾が口内に広がり、口の周りまでベタベタになっていく。
唾液を分泌される以上に乾きは治まらない。
392Traffic Jam:03/11/17 22:31
加奈さんの手が頬から肩に降りてきてレースを弄んだかと思うと右肩から肩紐をずり落としていく。
密着していた薄皮を剥がされていく。空気が直に背中を滑っていく。
私も同じように加奈さんの水着に手を掛ける。
ピチピチに張り付いていた紺色のスクール水着は肩紐を外すと切れた輪ゴムのようにその張りを失う。
上半身だけ裸のままいつの間にか降り注いでいるシャワーの中で口の中と肌の感触を貪り続けた。
393Traffic Jam:03/11/17 22:32
「ふぁぁん…」
両手でAカップの胸をマッサージされ加奈さんの唇が私の左の乳輪を包み込む。
ざらついた舌の感触は未知の快感を生み出し、脳に刻まれていく。
私なりのアレンジを加えて加奈さんの乳輪に刺激を入力していく。
前歯で軽く乳首を噛み、挟まれて身動きができないそれを舌先で左右になぞってやる。
「…んはっ…あっ彌生ちゃん…こんなのって…ぇ」
加奈さんの嬌声を聴くと私に自信を持たせより大胆にさせる。
水着がずり落ちていくように刺激の対象も身体を滑り落ちていく。
「……見せて……彌生ちゃん……」
黄色い水着は右足首に引っかかっているだけで、アソコを両手で隠している。
少しずつ指を開いていく。隙間から加奈さんの視線がオマン○に突き刺さっていく。
さっきまでの男の人たちの比ではない。噴出寸前だったマグマが一気に溢れ出してくる。
「…ぁぁあっ………見ないでぇ……ふぁぁぁあぁ……」
「クスッ言ってることとやってることが違うよ…」
悪戯な指は加奈さんによく見えるように左右に引っぱっている。
394Traffic Jam:03/11/17 22:32
吐息が陰毛をなびかせ性器をくすぐる。
「アッアッ!ダメッ!ァァァァァアアアッ!」
優しくキスされたかと思うと私の中に別の生き物が浸入してきた。
それは激しく私の感覚を鋭敏にし、快感を何倍にも感じさせる。
オマン○と脳が直結され、本能のまま嬌声を紡ぎ出す。
周縁をなぞられたかと思うと不意に小陰唇を弄ばれる。
舌先でクリトリスをノックされ、分泌液を掃除機のように吸い出される。
何度も絶頂の波が押し寄せ、等の昔に腰は濡れた床にずり落ちた。
「んくっ…上も下も口がベトベト……キリがない…」
赤ん坊がオッパイをはなさいないように私のオマン○を離さなかった加奈さんの唇がようやく離れ、天国とも地獄ともわからない刺激から解放される。
「ん…ん……んん…次は…私ね……んぷ…ぁん…」
ベタベタになった加奈さんと私の唇を重ね、私の唾液と愛液が混ざり合わされ、嚥下させられる。
395Traffic Jam:03/11/17 22:33
加奈さんは私の眼前にプックリと私より盛り上がった恥丘を晒す。
「はぁぁぁっ……これが…加奈さんの……オマン○…」
座り直して、だらしなく涎を垂らしたオマン○をじっくり観察させてもらう。
「んっ…くすぐったい…あんッ…ッ…」
秘所は息を掛けるだけで指は加奈さんのお尻と太股をなぞる。
焦らされている加奈さんはいつアソコを触られるかドキドキしながら私の一挙手一投足に注目している。
指が肌をなぞり、淫部に近づくと息を潜めたのがわかる。
私の行動に加奈さんが受け身になっていると思うと顔がにやけてくる。
直に触らなくっても炎天下のアイスクリームのように愛液が溶けて出している。
「加奈さんのオマン○……イヤらしい…ヒクヒクしてて…スジをなぞるだけで……」
「ひゃあああっ…そんなっ!…」
人差し指をオマン○に押しつけて前後させると、グニュグニュと歪み蜜を滲ませる。
「だらしなく口をパクつかせるんですよ…指が食べられちゃいそ…ふふふ」
人差し指にベトベトについた愛液を見せつけるように全て舐めとる。
「……ちょっとショッパイかな?……」
「ぁぁああっ!言わないでぇ…!」
396Traffic Jam:03/11/17 22:41
動揺した瞳で私を見つめる。さっきまでと打って変わって弱々しい声で哀願する。
「加奈さんも…はぁはぁ…私と同じ……発情した牝犬…んんっ」
自分の性を自覚してる分、鏡を見ている錯覚に陥る。
もう普通の女の子としては生きてはいけないことを改めて認識したが、独りじゃないことが心を軽くしてくれた。
「見て…変態な…ぁあああっ……加奈の…オマン○……あぁん…もっとぉぉぉ………」
分身で仲間で変態なもう一人の私の声を聴きながら自分自身のアソコもまさぐる。
397Traffic Jam:03/11/17 22:43
>>補完さん
怒ってください
訴えてください

>>水戸っちさん
読んでるとどうしてもチョビ髭でサングラスのあの人が頭の中で登場してしまいますw
398水戸ッち ◆fDszcniTtk :03/11/18 00:16
>>388

やるせないですね。大変だと思いますが、負担にならない程度に
がんばってください。

>>397

あはは。彼が一躍時の人になる前に書いたテキストです。主人公の名前変えようかなぁ。2chではあまりに特殊な苗字ですものね。
399Traffic Jam:03/11/18 00:27
>>398 水戸ッちさん
いえいえw
逆に混乱の元になっていますので途中で変更するのはいいですよ
>>397のせいで何人かの頭の中に刷り込まれただろうしw
保守
ようやく、移転作業終了。
前の鯖より設置が難しかった。
今度は長生きしますように、アーメン。

新新保管サイトはこちら。
http://novels2ch.s6.x-beat.com/
引っ越しついでにここまで保管。
あとは、一番最初の保管サイトに引っ越し表示をして終了。

>>387
ありがたいけれども、恐ろしいコメントですね。
編集者としてのセンスはないですけれど、とりあえず、章番号だけつけました。
403藤原忍:03/11/19 19:57
保管担当様、お疲れ様でした、そしていつもながらありがとうございます。
(ワードの扱いが未だに慣れなくて3度もデータを飛ばした自分としては
保管様は神様のような存在です)
思うように時間が取れなくて細切れ連載ですが、最後まで続けたいと思います。
404星の指輪:03/11/19 19:59
>>371の続き

 夢の中で私は背中にキスされていた。
全身が総毛立つほどのくすぐったさと紙一重の快感。
背中は、私の精神状態がどうであろうと体の状態がどうであろうと
関係なしに、感じてしまう弱点だ。
 いつも艶夢は背中を撫でられて、それから敏感になった胸を触られ…。
 うわぁ、背中にキスしないでよ。どうして?
今日は南さんとのことがあったから?リアルな感触。
その柔らかな唇の感触とか、生暖かい湿った感触とか。
 男の人と経験すると違ってくるってこういうこと?
もう体が火照ってきて…胸のほうも敏感で…ああ…。
南さん、そんなに激しくしないで。
 夢の中の男の人は私を仰向けにさせると、胸の先端を口に入れた。
 甘い感覚が足の先まで走る。たまらず夢の中でその頭を抱きかかえた。
 …そんなに責めないで。
405星の指輪:03/11/19 20:06

 どうしてここに本当の頭があるの?
 それが夢から覚めた第一印象。
続いて両方の胸から押し寄せてくる何ともいえない甘い感覚。
「ふ…あぁぁん」
 私の胸の上にあった頭が動いた。というより、
耐えられなくなった私が声を上げ、背中を反らしたために
動いただけあって・・・。
 南さん?
「感度最高だよ」
 現実だ、そうだ、南さんと…。寝ちゃったんだ。
 その思いが嬉しさと恥ずかしさに変わる。
何時の間にか先に寝てしまった後悔と。
406星の指輪:03/11/19 20:10
「みなみ…あぁぁふぅ…」
 南さんの唇が私の太ももを味わっていた。声をかけようとしたが、
その快感でさえぎられる。
「やめて…」
「寝ちゃった罰」
 そう言うと南さんは私の大事な中心にふっと息を吹きかけた。
 体が動いた瞬間に、南さんはその中心に舌を差し入れてきた。
「それ、だめ。反則」
 逃げようとする私の両足を南さんはしっかり掴んで
その行為を続け、それは私の羞恥心と快感を酷く掻き立て、
抵抗する気力を奪うだけ奪った。
407星の指輪:03/11/19 20:14
「う・・・・ぁぁん」
 声をあげまいとするものの、南さんの舌の動きは絶妙で、
ふと頭の中に難しい数学の公式でも考えれば
気がそれると思ったのだが…。
「…がし……がろく………」
「何だ?何か言った?」
 南さんはそう言って顔をあげ、体の位置をずらすと
私にキスして胸を触った。
「ぐ……。………くじゅう…………」
「涼子?何て言ったの?」
「さぶろくじゅうはち」
「え?」
 南さんの愛撫が止まった。
「他のことを…数学の難しい公式でも考えれば少しは感じないかなと
思ったんだけど」
 南さんの胸の愛撫が再開した。私の九九に対抗するように
ちょっとだけ激しく。
408星の指輪:03/11/19 20:28
「難しい公式?」
「情けないことに出てきたのは九九で・・・ぁぁぁん、駄目だよ、
そんなに急き立てちゃ」
「無駄な抵抗はやめなさい」
「だってつまらないでしょ?南さんが」
「???」
「私、普通の顔でチビで胸はないし、取り立てて才能に秀でているわけじゃないし。
その上ベッドの中でも全然駄目だったら南さん、面白くないと思って」
「真面目に怒るぞ。女の価値は胸の大きさや髪の長さや、
そういう外見のことじゃないんだぞ。少なくとも、俺はそうだ」
 そう言って胸の一番の弱点に刺激を与え続ける。
「俺がどんなに嬉しいかわかる?」
「だから・・・」
409星の指輪:03/11/19 20:30
「相思相愛の人間と結ばれるのはなぁ、体の快楽以上に
心の快楽が深いんだ。俺、その意味をしみじみかみしめているんだ」
「私をいじめることで?」
「その割には声、出ているよ。これが男の愛し方だし、俺はそういう
愛し方しかしらないよ?」
「気持ち良すぎて何も考えられないの。私、今まで
コンプレックスだったの。胸のこと」
「俺は十分満足してるよ」
「お世辞でもそう言ってくれて、嬉しい。私の体に触って、
嬉しくなっている南さんを見るとね・・・」
「何だ?」
「幸せなの。それだけで」
 会話に集中しながらも、南さんの手は私を悩ませる。
410星の指輪:03/11/19 20:45
「今まで女子高にいて、どっちかっていうとお前は誰かを守る立場に
いたんだろう?」
「お姉さま、ってこと?」
「意味が違う。きゃぴきゃぴして、女の子だからできませんと変にぶりっ子
するタイプじゃないってこと。姉御肌で、後輩の面倒をよく見るタイプ」
「どうしてわかるの?」
「話していたらすぐにわかるよ。涼子は自分のスタンスを
崩せないだろうけど、逆に守られる立場になったら、
どんなに素敵になるだろうと思ったことがある」
411星の指輪:03/11/19 20:48
「だから口説いたの?」
「今はこっちに夢中」
 南さんの指が突然私のスリットに入ってきて、しっかり蜜を指に絡めとり、
大事な中心でとまった。
「はぁぁぁぁん」
 油断していたのでその快感と刺激に体が震えた。
「…またいっちゃうよ」
「そういう感度良好なところ、お前の体の中で一番好き」
 ああ、だめだ、濡れた。
「くだらないことを考えるなよ。それともお前を受け止めるだけの
器量はないのか?俺には」
「そうじゃないけど…」
「お前が女としてつまらないんじゃないかと感じていても、俺には十分
楽しいの。それに…」
指の動きが、少し止まった。
412星の指輪:03/11/19 20:51
 少しだけ、落ち着く。スリットに落ちた指はせっせと私を責め立てて
いたのだから。
 しかし南さんの指が本格的にそこを往復する。
「ぁん」
「お前の体を探検するのはこれからなの。覚悟しろよ」
 そう言って、スリットの中で一番敏感な突起にそっと触れた。
 また体が震える。
「お互いが一番気持ちよくなるように努力するのが…男と女の営み
じゃないのかな、と思う。勿論、後で俺の好みも覚えて欲しいんだけど」
 その告白は、嬉しかった。誠実な南さんらしい言葉だった。私は、
南さんにぎゅっと抱きついた。それだけで、まただんだんと上ってゆく。
「あ・・・」
「もっと感じて」
413星の指輪:03/11/19 20:54
 続けざまに刺激を送られ、その後の記憶はあまり、ない。
 快感の波に飲まれてしまった、と表現するべきか。
 とにかく南さんは私の体を思う存分探検した後、2回目の侵入をした。
 折り畳んではくれなかったけれど。
414藤原忍:03/11/19 20:56
やっと終盤に入れます。
書込規制が楽しいほど入るのでまた時間を見計らってきます。
貧乳の私は、主人公に感情移入しまくりで萌え萌えです。
がんがってください。期待しております。
女の人もこのスレよんでんの?
417星の指輪:03/11/20 12:30
>>413 のつづき

 私が南さんの体に慣れ、南さんが私の体に慣れた頃、
私はようやくスカートをはく事が出来た。部屋の中にいるときはともかく、
一歩部屋の外に出るということがあると、それがごみを捨てるだけのためであっても、
コンビニに買いものに出かけるだけであっても、必ずズボンをはいた。
自分を守るために。
それほど、あの二度の痴漢体験は私を頑なな女に変えさせていた。
 幼馴染の和美はそんな私を見て笑い、しかし、南さんとの付き合いに関しては
自分のことのように喜んでいた。
そういえば、南さんのお姉さんと会った時にこの和美がいた。
 南さんとの初めての夜があった後、和美には一応報告していたのだが、
実際、彼と和美が会ったのはそれから1年以上も後の事で、学園祭の前だったように思う。
 山本和美は南さんに相応の興味を持っていたのだが、これといったきっかけがないまま、
二人を紹介しそびれていて、和美は今度の学園祭に押しかけると
笑いながらも半分本気でそう言っていたくらいだった。
418星の指輪:03/11/20 12:32
 学園祭の前、和美に付き合って本屋に行った事がある。
そこで南さんのお姉さんに会ったのだ。
 30前だという南さんのお姉さんは大人の女性の色香が漂う、
素敵な女性だった。
 本屋に用事があった南姉弟と私たちがばったり出会い、
その後近くにできた話題の店でパフェを食べ、私と和美もお姉さんの
晴香さんも笑い転げてすっかり意気投合してしまった。
 南さんはそんな私たちを見ながら、半分その「かしましさ」に呆れていた。
 私と和美とのやり取りはお笑い芸人のようだと言って笑っていた。
晴香さんは私と和美が姉妹みたいだといって笑っていた。
 私にも和美にも姉がいない。だからこそなのだろうが、
晴香さんは本当に素敵な人で、最後には和美と晴香さんがお互いの連絡先を
交換したほどだった。
419星の指輪:03/11/20 12:35
 大学の学園祭が終わると、4年生は12月締め切りの卒論のために
完全に追い込み状態になり、私達2年生は3年次履修のゼミのため、
各ゼミの見学やら進級できるかどうかの進級予備審査を受けることに忙しく、
南さんと大学で会うことはほとんどなくなってきた。
 それでも、私たちは、というよりも南さんは週に一度は
私のマンションに立ち寄る。
 おかしなことに、合鍵を持っているくせに自分から部屋に入ってくることは
殆どなかった。
 南さん流の礼儀だった。
 進級予備審査では幸いにも2年間真面目に授業を受けてきたので
必要な単位については取得見込み、というお墨付きをもらった。
これでゼミのほうも問題なかった。ゼミによって必要な単位もまちまちなところは
うちの大学の特徴でもある。
420星の指輪:03/11/20 12:38
 南さんは真面目に単位を積み重ねているので卒業するには問題ない、
後は卒論を提出し、卒論の口頭試問をパスすればよいだけで、
それは殆ど形骸化していて意味をなさない。出席さえしていれば口頭試問は
パスできると言う話だった。
 それよりも今は就職先の出版社から出された予備知識用の本を熟読している。
 私には良くわからないが、美術関係の本も含まれていて、
南さんは美術関係はあまり詳しくないと言う。
 素人にしてみれば十分詳しいのだが、仕事となると勝手が違うらしい。
 南さんは専門である東欧の歴史や文化を取り扱うセクションに
配属されるということで、そのために卒業旅行は出版社が費用もちで
東欧からソビエトを回ると言う話が持ち上がっている。
 研修旅行という意味なのだ。
421星の指輪:03/11/20 12:41

 卒論を提出したのは締切日前日の12月20日だったという。
 前日まで出版社のほうの研修があったらしく、提出のみ、の状態の卒論は
出番がなかったらしい。
 そんな話を聞きながら、クリスマスイブで賑わう街を尻目に、
私たちは新規開店されたカレーハウスで二人だけの夕食を食べた。
 南さんの目下の悩みは企業研修の内容だった。
 私はといえば、検定試験をどうやりくりしてパスするか、ということだった。
秋に簿記検定の3級の試験をパスした。来春行われる2級の試験をパスすれば
万々歳なのだが、最悪、秋の試験で2級は取得したい。そのために専門学校の
やりくりをどうしようかと頭を悩ませていた。
 もうすぐ3年になる。就職のことも見据えなければ。
「親元を離れている女子大生って遊んでいるように思われるから、
ウチみたいにどんぐりの背比べ状態の大学だったら…。テブラはかなり厳しいよ。
今は公務員希望。民間も受けるけど」
「そうか・・・」
 南さんはそう呟いた。バブル期と言われて就職には有利だが、しかし、
それゆえの厳しさも知っているだけあって、それ以上は何も言わなかった。
422星の指輪:03/11/20 12:44
「疲れていない?」
「いーや。ちょっと寒いだけだ」
 南さんはそう言ってちょっと笑った。
「まだ部屋が暖まらないから…」
 二人でコタツに入って丸くなっていた。
 さっき食べたカレーは30分並んで待って食べるほどのカレーではなかった。
結局、体が温まる間もなく戻ってきたので冷えたままの部屋で過ごすことになった。
「これが一番暖かい」
 下のコンビニで買ったホットコーヒーに、私は暖を求めた。
「俺は暖かくないの?」
 南さんはコタツを出て、窓の下でそう言った。カーテンを開けて、
空を見ていた。
「星、出ているよ」
「ん?」
 南さんの隣に行くと、窓から星が見えた。
「ホワイトクリスマスにはならないわね」
「寒いのは嫌いだ」
「同感」
 南さんは、コーヒーを置くと私の後ろに立ち、後ろから抱きしめた。
 南さんから、さっきのカレー屋の匂いがした。


423星の指輪:03/11/20 12:48
「涼子」
「ん?」
「卒業試験が終わったら、2月の下旬から3月くらいの予定で
卒業旅行兼研修で東欧からソビエトに行ってくる。会社でそう言う決定が
降りた」
「憧れだったんでしょう?」
「ご名答」
「しっかり楽しんでくれば?」
「ああ、そうする。3月25日の卒業式までには帰ってくる。その日、
予定を一日空けておいてくれないか?」
「良いけど」
南さんは私の左手を取ると、上に掲げた。
「この辺かな」
「え?」
「星を指輪にするの。こうやって」
 窓から見える星が、私の薬指に乗った。その位置で、南さん、
ポケットをごそごそやったあと、私の薬指に指輪をはめてくれた。
「クリスマスプレゼント。学生の身分だから『石付き』は買えなかったから、
代わりに、『星付き』だ。来年のクリスマスにはちゃんと石付きにするから。
…今の俺は社会人としてはまだ半人前以下で、学生としては
これが精一杯だから何ともいえないけど、この先、一緒に俺と歩かないか?
…何年か先になるけど、結婚しよう」
 え?それ、プロポーズ?
 私は、固まってしまった。そして、「星の指輪」をもう一度見た。

424星の指輪:03/11/20 12:50
「私、指輪が似合うようになるのかな?」
「え?」
「結婚は白紙の契約書にサインするようなモンなんだよ。
この先、何があっても二人で生きてゆきますって。今の私には
漠然としたそう言う感覚もないし、この先、少なくとも2年後の
自分の姿だって見えていないのに…。何年かして、結婚しようって時に
指輪が似合う女になっていられるのかな?」
「不安か?」
「不安だよ。一日一日、なるべく精一杯生きようとは思っているけれど、
現実には中途半端に一日が過ぎていって…。将来、どうかわっているのか
わからない。でも、そういう私を見ていられる?」
「結婚というのはそういうもんだろう?少なくとも俺は変わって行くお前を
見るのは楽しいと思うし、一緒にいて穏やかになれる。お前は?」
 南さんは私の両手を、自分の両手で包んで抱きしめた。
「一緒にトシを重ねるには面白い相手だろうなと、漠然と。
結婚してよいと思うけど、学生だよ、私。今はまだ早いと思う。
せめて卒業しないと」
「嬉しくないの?」
「嬉しいよ。だけど、嬉しいからといって突っ走れる問題じゃないでしょ?」
「俺、お前のそういうところ、好きだよ。…とりあえず、
卒業式の日に俺の両親と会ってくれないかな?」
「え?」
「姉貴が、口を滑らせたらしくて…一度紹介しろってうるさいんだ」
「わかった」
 そして、私は足の力が抜けてへなへなと座り込んだ。
425星の指輪:03/11/20 13:00
「?」
「力抜けちゃったよ嬉しくて」
「こっちが嬉しいの」
「…カーテン閉めてよ。部屋があったまらないよ」
「大丈夫」
 南さんはカーテンを閉めると、私にキスした。
 そして、結局二人で一番温まることをしてしまった。


 あの時の私たちは、幸せだった。
 携帯電話もメールという手段もなかったけれど、
お互いが顔を合わせて話すことで気持ちを通わせ、
足りない部分は肌を重ねることで分かり合えたように。
 星の指輪は、今でも私の宝物の一つだ。
 一番の宝物は夫と二人の子供たちだけれども。

                      了
426星の指輪:03/11/20 13:27
保管担当様、温かく見守ってくれたほかの作家の方々に感謝します。
読んで下さった方々、応援してくださった方々にも重ねて御礼申し上げます。
本当にありがとうございました。

>>415さん、どうもありがとうございます。
 実は終盤はこういうことになっていまして…
 楽しんでいただけましたら幸いです。
>>416 いいと思いますよ。



マルチネスが特に好きです。
作者さんがんがって。
>>426 お漬かれさまでした。
次回作も期待しています。

>>藤原忍さま
おつかれさまでした。
ハッピーエンドで終わらないのではないかとどきどきしてました。
ほっと一息。

「作者紹介」に何か書き込みたいところがありましたら受け付けますがいかがですか?
430藤原忍:03/11/20 14:08
保管担当様、お気遣いありがとうございます。
特にございませんのでそのままで結構です。
この場を借りて申し訳ないのですが、感想が欲しいときはメルアドを
出したほうがよろしいのでしょうか?
(スレが荒れる原因を作りたくないので。ヤフメルならあるのですが)

各作品の下に、感想用の簡易掲示板をセットしてあるのですが、
誰も使ってくれないのです(泣
432藤原忍:03/11/20 19:48
公開されてしまうことに抵抗があるのでは?
と、勝手に思っています。
コメントって意外と難しいと思うので。

話が変わりますけど、保管様の一言っていつもあったかい、です。
おなにすと様の一言には背筋を伸ばしました。
>>432

sageを全角で打ってるからageっちゃってますよー
434藤原忍:03/11/20 20:15
>>433さん どうもありがとうございます。
ごめんなさい、全く気がつかなかったです。
ということは、今までの分も全部上がっているのかなぁ…。
ヒンシュクですね。穴があったら入りたい。
ごめんなさいね〜。以後気をつけます。
全角のままだぞw
ここまで保管しました。

保管サイトはこちら。
http://novels2ch.s6.x-beat.com/

>>435
ま、たまにはあげないと、読者も減るし、大目にみませう。

>>434
そうですね。公開なのが問題か。。。
作者宛メールの送り先でも作りましょうかねぇ。。。
437434:03/11/21 10:33
アナモグラになります。
ごめんなさい×100

謹慎中に次回作でも練ります。
438マルチネス:03/11/21 12:59
348からのつづき
439マルチネス:03/11/21 13:06
地面を叩き付ける雨音とともに屋根から雫がポタ・・ポタ・・と
定期的にベランダの床を落ちた。その音に共鳴するかのように
信二の心臓の鼓動も強くなった。
「どういうつもり?お願いだからもうかけて来ないで!」佐和子の
強い口調が耳に響く。(おや?俺の思った展開と違うな・・)
信二の予想では佐和子は杉野の連絡を待ち焦がれているのだと
思い込んでいた。が、本当に待ち焦がれていたのは自分自身である
ことを信二は気付いていなかった。
440マルチネス:03/11/21 13:09
「いや、奥さん誤解です、僕はこの間の件で誤りたいと思って
いるんです」と杉野が慌ててとりなす。
「誤る必要はないわ。あれは私もうかつだったから。お互い
家庭があるんだから、この電話で最後にしましょう」佐和子は
すでに受話器を置きそうな勢いだ。信二は失望した。
441マルチネス:03/11/21 13:15
「ちょ、待って!それではこっちの気が収まらない。あれ以来高山とも
顔が合わせ辛いんです。切らないでください。切ったら直接伺いますよ」
杉野の口調は必死だった。(いつも大らかなあいつが必死だな・・)
信二はニヤリと笑いながら本心では杉野を応援している自分に戸惑いを
覚えた。(俺は他の男に抱かれる佐和子を見たい・・いや、佐和子に
俺への強い愛情があるなら強く拒否すべきだ!)二人の自分がせめぎ合った。
442マルチネス:03/11/21 13:21
「来ちゃ駄目!分かりました、こちらから伺いますから場所を
教えてください」佐和子はちょっと怯えた声を出した。
それを杉野は察したのか「いや、本当に誤解なんです。僕も
家庭が有りますし、それを壊したいとは思っていません。
ただもう一度会って、きちんと謝っておきたいんです」と
とりなした。「その気持ちがあるなら二度と連絡してくれない
方が一番嬉しいんですけど・・」と佐和子は不機嫌そうに言った。
443マルチネス:03/11/21 13:25
(俺は嬉しくない・・)信二はつれない佐和子の返事にむしろ失望
していた。結局杉野は駅前の喫茶店を指名し佐和子と会うことに
したようだ。その後二人が情事に及んだかどうか、そこまではこの
会話の中からは分からない。(あ〜!畜生!知りてぇなもう!)
信二は苛ついて頭をバリバリと掻き毟った。
444マルチネス:03/11/21 13:33
信二は、そぅっとふすまを開け、子供と眠る妻の寝顔を覗き込んだ。
最近佐和子は殆ど信二の部屋では寝ないで子供と寝ていた。
まぁ、ほとんど深夜まで仕事が及ぶので信二も、その事は了承していた。
(俺が抱かない事で彼女は欲求不満になっているのか?他の男に
抱かれてみたいと、ほんの少しでもお前は思っているのか?)
信二は平和そうに眠る佐和子の寝顔を見つめながら問った。
暗い寝室を覗く信二の形相は背後から照らされる居間の蛍光灯の光で
黒く影になり、目だけがギラギラと異様な光を放っていた。
支援?

誤字発見。
こういうのは指摘していいのかな?
446マルチネス:03/11/21 14:05
じゃんじゃん指摘してやってください
お願いします。

みなさんのように、きっちりまとめて書いてる訳ではないので
(その場で思いつきで書いてる・・)
後で読み返すと誤字脱字の嵐で恥ずかしいかぎりです。
シロートの落書きだと思ってお許し下さい。
最初の方の謝るって所が。
途中からは直ってました。

マルチネスさんのは個人的に読みやすいのでがんばってください!!!
>>447
個人的に読みにくいのは誰?
読みやすさという点では「」や()の前後では段落を変えてみては、と思います。
マルチネスさんの場合は1レスごとの分量が多くはないので、それほどではありませんけど。
やはり字が詰まりすぎていると読みにくさを感じてしまう場合があります。

もちろん、絶対にそうしないといけないという決まりがあるわけでもありませんから
そんな意見もあるくらいにとっていただければ幸いです。
450マルチネス:03/11/21 21:47
>>447 ご指摘ありがとうございます。
よーっく読み返すと赤面ものの誤字脱字満載なんですよね

保管サイトで読み返しながら「あちゃー・・」とかいつも言ってます。
451マルチネス:03/11/21 21:54
444からのつづき

その日佐和子は杉野の急な連絡で呼び出され、サンダルをつっかけると
急いで指定先の喫茶店に向かった。(どうしよう・・・何と言って
断ろう。下手に突っぱねれば逆ギレして、この間の過ちを脅しのネタに
使って私の体を要求してくるかもしれない)佐和子は歩調を速めながら
あれこれと思案した。が、実際に会ってみなければ対応のしようがない。
佐和子は意を決して気持ちを引き締めた。(そうよ、なめられてはいけない)
452マルチネス:03/11/21 21:59
ビルの中二階に有るその喫茶店の名前を確認すると、すぅっと深く深呼吸して
自動ドアの前に立った。中では杉野がスポーツ新聞を読んでいた。佐和子に
気付くとスポーツマンらしい精悍な笑顔で手を上げて「やぁ」と言った。
(騙されてはいけない、この笑顔もきっと罠よ)佐和子は、そう決め付け、
キッと杉野を睨んだ。「どういうご用件なのか、手短にお願いしたいんですけど」
佐和子はつっけんどんに言った。
453マルチネス:03/11/21 22:05
「それに周りの人の目もありますし」と佐和子が続ける。それを遮るように
杉野は「いやいや、そう構えられては話もできないよ。この間の事はお互い
に忘れましょうよ」と言ってとりなした。「会わないのが一番忘れられると
思うんですけど・・」佐和子はぶっきらぼうに答えた。「僕と高野は同期で
気も合うし、仕事もお互い助け合ってるんです。それがこの間の件でどうも
意識してしまってギクシャクしちゃってるんです」杉野は頭を書きながら
申し訳なさそうに言った。「で?私にどうしろと?」佐和子はまだ気を
許さない表情で杉野を見た。
454マルチネス:03/11/21 22:12
「僕は彼とは今後も仲良く付き合っていきたい。それには奥さんと僕が
ギクシャクしていたら駄目なんですよ」。「だからその件は私にも間違いが
あったと言ってるじゃないですか」。「いや、だから今後は僕の家族と
高野君家族同士で仲良く付き合っていければ、僕の中の罪悪感も消えると
思うんです。そうすれば高野ともギクシャクせずに済む」。
「家族同士?」佐和子は杉野の真意を測りかねて問い返した。
455マルチネス:03/11/21 22:17
「そう、僕と妻は週末テニスクラブに通っているんですけ、どうですか?
奥さんも高野君誘って一緒に汗を流しませんか?」杉野はやっと本題を
切り出せた開放感でニコっと笑った。
「テ、テニスクラブ?」杉野から手渡されたチラシを佐和子は見た。
(どうやら、私の体が目的じゃなかったみたいだわ・・)佐和子は
取り越し苦労だった自分を少し責めた。杉野は続けて「そう、こう言っては
何だけど高野は仕事ばっかりで不健康だと思うんですよ。たまには汗を
流した方がいいんじゃないかなぁと思って」と言った。
456マルチネス:03/11/21 22:22
「あの人やるかしら・・」佐和子はちょっと戸惑いながらもまんざらでも
なかった。元々体を動かすのは嫌いじゃないし、むしろ率先的にやってみたい
気持ちだ。(杉野さんの奥さんと、信二さんも一緒なんだから過ちも起きそうに
ないし・・)佐和子は杉野を信じて「わかったわ、そういう事なら誘ってみる」
と笑顔で答えた。「いやぁ、やっと笑ってくれた。奥さん笑顔が素敵だから
笑ってくれると嬉しいなぁ」と言って杉野も笑った。
457マルチネス:03/11/21 22:31
(うん、やっぱり悪い人じゃないみたいだ。あれは本当に間違いだったんだわ)
佐和子は自分を納得させ、杉野にチラシを返した。ふと佐和子の指と杉野の
指がふれた。ドキリとして杉野を見たが杉野は別に意識していないようで、
上着のポケットの中にチラシをしまい込んでいる。血管の浮いたゴツゴツと
した手とワイシャツからのぞくスポーツマン特有の筋張った腕が佐和子の
脳裏に浴室で口に含んだ杉野のペニスがよぎった。慌ててそれを打ち消す
ように「じゃ、子供置いてきてるからもう行くわね。主人から連絡させる
から」と言って別れた。(やだもう・・何であんな事を)
458マルチネス:03/11/21 22:36
佐和子は自分自身の奥底に潜む厭らしさに戸惑った。(まだドキドキしてる・・)
自分が夫を持つ身であり、子供を育てる身でありながら一人の女であることを
佐和子の体自体が示していた。それでもなお佐和子は(大丈夫、きっと上手く
やっていけるわ)と楽天的に考えていた。
459マルチネス:03/11/21 22:38
つづく
460マルチネス:03/11/21 22:40
つづく

>>454
頭を書きながら、もとい、頭を掻きながら。
重ね重ねご容赦・・・
461マルチネス:03/11/21 23:25
名前も間違ってた、高野じゃなくて高山だ・・
駄目だ。しばらく逝きます。
>>マルチネスさん
訂正ありましたら、「この作品へのコメント」のところで指摘していただければ訂正します。
(訂正したら、訂正指摘のコメントは削除します。)
あまり、気を落とさずに頑張ってください。
ここまで保管しました。
配色を少し変更。読みやすさに配慮して行間を少し広めに取りました。

保管サイトはこちら
http://novels2ch.s6.x-beat.com/
464マルチネス:03/11/22 09:41
へい。そうします〜
465落語:03/11/22 15:14
深夜の研究室から明かりとラジオの音が漏れている。
クリスマスソングをバックに白衣の男が、ブツブツ独り言をいいながら、実験をしている。
「やってらんねーよ。何でクリスマスイブに実験なんだ。3時間還流したら、乾固して寝ちまおう。」
とヒーターにスイッチを入れた。
その瞬間、「バチッ」という音と共に研究室の明かりが消え真っ暗になった。
「ついてないなぁ。だからボロはやなんだ。
  旧陸軍将校の兵舎をそのまましぶとく使っているのが間違えているんだよな。
実験あきらめて寝るか。ああ、めんどくさいけど風邪引くから寝袋取ってくるか。」
彼が、院生室に行こうとしたそのとき、ゾクと自分の背中に寒気を感じた。
  「停電の次は隙間風かよ。ボロはやだね。ボロは。」
  「ボロで悪かったわねぇ」
  「やばいなぁ。幻聴まで聞こえるよ。有機溶媒の吸いすぎだなこりゃ。」
 と呟くと、ゾクと再度、寒気が走ったかと思うと
  「よく見なさいよ!! この唐変木!」
という声とともにワンピースの女が立っていた。
466落語:03/11/22 15:17
  「幻聴の次は幻覚か、俺ももう本格的にダメだな」
  「よく見ろ!!」
と怒った口調で言い、白い腕が伸びてきて彼の頬にさらりと触った。
  「うわ。なんだよ。本物かよ。どこの研究室の院生だか知らないけれど驚かすな。」
  「院生?なんだいそれは。女学生なら知ってるけどねぇ。」
  「女学生? お前いつの時代の人間だ。有機溶媒ってのはホント体に悪いなぁ」
  「まったく頭の鈍い奴だなねぇ。まだわからないのかい暇だから出てき幽霊だよ。」
  「くだらないな。幽霊がクリスマスイブにか、2月26日ならまだしも。」
  「まったくあたしの言うことを信じないとは・・・」と女は手で長い髪の毛を掻くと
  「だからいつまで立ってもお前は童貞なんだよ。えぇ」と一言。
  「うるせえなぁ。よけいなお世話だよ。幽霊だか何だか知らないけれど。」
  「あら、残念。オネイさんが筆卸ししてあげようと思って折角出てきたてぇのに」
と艶っぽい仕草を見せる。
  「大体、お前本当に幽霊なのか? 幽霊らしいことやってみろよ」と男が返すと
急に辺りの寒さがまし、女のまわりを火の玉が飛び始め、
「しょうがないねぇ。
うらめしや〜〜〜〜。
ついでにほら足も見えないだろ。これでわかったかい」
それを見た男はようやく気がつくと歯をガチガチ言わせながら 
  「お古幽霊に筆卸しなんて、ソープの方がよっぽどましだ。さっさと消えろ!!!」
  「強がっちゃって可愛いねぇ、歯がガチガチ鳴ってるよ。しょうがないねぇ、こちらから行くかねぇ。」
467落語:03/11/22 15:19
女が手を振り、冷たい風が男にあたると、そのまま床に仰向けで倒れ込んでしまった。
  「おい。なにすんだやめろ。この変態。」と言って体を動かすも金縛りにかかったように体は頑として動かない。
  「いただきますね。」といい女は男の唇に吸い付くと、舌を入れ、なめ回すと
  「美味しいねぇ。久しぶりの若い男は。どうだい?気持ちいいだろ?ふふふふ」
  「やめろってんだろ。舌はやめてくれ。」
  「あらやだ、童貞の癖に。下の方が先に欲しいのかい。お前さん積極的だねぇ」
  「待てよ。おい! 違っ」
独りでに男のズボンとトランクスが脱がされる。
  「モノだけはご立派だなねぇ。うふふふふふ」
女はぐっと勃起したモノを握り閉めると、口に含んだり、ベロベロなめ始めた。
「ん、んん、ん、ん、じゅぼじゅぼじゅぼ」
「うあああああ」
「さすがに童貞ねぇ。早いわ。綺麗にしてもう一度。」といいまたなめ回すし
一通りいじくり倒すと、
「じゃあ。そろそろ本番と行くかねぇ」と言い、男にまたがり、ちんこをおまんこのなかに入れると、体を上下に動かし始める。
「どうだい。気持ちいいだろう。えっ何?、冷たいって。おまんこは暖かいものじゃないかって。何を言ってるんだい。
古今東西、女のあそこっていうのは冷たいもんなんだよ。」 
「そんな話だれがしんじるか!!!  おぉ、ううう・・・」
「なんだい女のアタシの話を信じないっていうのかい。これだから童貞は・・・
そんなことよりそろそろ逝きそうだよ。ひぃっ、ひ、いやっ、あうっ。あ、あああああぁぁぁっ。」





朝になって、寒い研究室で起きた男の股間には、古い三角フラスコが・・・。
ここまで保管。ちょっとさみしいのであげますよ。
ウェブリングに3つほど加入申請。1つは正式に登録されました。
あと2つは返事まち。

保管サイトはこちら
http://novels2ch.s6.x-beat.com/
469保管サイト担当 ◆G6orYY7knM :03/11/22 21:59
えいっと。
470マルチネス:03/11/24 12:30
恥のかき捨てでめげずにいく事にしました。
修正は終わったらまとめてしたいと思います。
保管担当者様お手数ですがその時はよろしくお願いします。
何しろ多すぎて・・・。

458からのつづき
471マルチネス:03/11/24 12:31
翌日信二は、佐和子が起きる前に出勤した。
(急用を思い出したから早くでかける)と書き置きを残しておいた。
その日信二は興奮してどうにも寝付けず、まんじりともせぬまま
朝を迎えてしまったの。表に出るとまだ人影もなく辺りはシンと
静まり返っていた。自分の邪念を笑うかのような清々しい朝だ。
信二はその空気を深く吸うと意気揚々と会社に向かった。
472マルチネス:03/11/24 12:31
朝6時。当然会社には誰も出勤していない。信二はたまった書類を
整理しテキパキと仕事にとりかかった。(今日は早く仕事を引け
よう・・)信二の頭の中には以前に行った調査器具の店が有った。
(今度は佐和子の居所まで把握しなくてはならない・・)それは
完全に夫の浮気調査としての目的ではなく、自分の妻が同僚に
抱かれる所を見たい!という切なる願望だった。
473マルチネス:03/11/24 12:33
あの杉野との会話を聞いて、もはや信二は自我を抑制できなく
なっていた。自分が言うのも何だか佐和子はいい女だ。
実際に街で待ち合わせすると、今でも男に声をかけられたりする。
妻がその事を嬉しそうに「あなた、今私ねナンパされちゃった」
と自慢げに言うのを聞くと、ふつふつと嫉妬とは別の欲望が
自分の中に渦巻くのを感じていた。(そうだ、あれと同じだ)
信二は思い出していた。
474マルチネス:03/11/24 12:34
信二は早々に仕事を片づけ、部長に「今日はちょっと急用が有る
ので」と許可を貰うと、いそいそと電気街へ向かった。
そしてあの店の前へ着く。すると店主が自分を見てニヤっと
笑った。信二はもうふてくされることもなく頭を掻きながら
照れくさそうに笑った。「ね、だから言ったでしょ?」店主は
ちょっと誇らしげに言った。信二は「はぁ、まぁ・・」と
曖昧な返事をした。「ま、上へ上がって話しましょう」と
言って階段を上がった。そしてスタッフルームからパイプ椅子
を二つ取り出し一つを信二に渡し座るよう促した。
475マルチネス:03/11/24 12:35
「覗きたくなっちゃったんでしょ?奥さんが他の男に抱かれるの」
店主はのぞき込むように聞いた。「はぁ、まぁそのつまり・・
そうです・・」信二はモジモジと照れくさそうに答えた。
「照れるこたぁないよ、ここに来る連中は皆そういう変態ばっか
だから。かく言う俺も公園や港でアオカンする連中を盗撮する
のが趣味だしね」と言って信二の肩をポンポンと叩き慰めた。
「と、とにかく妻の居所を常に把握しておきたいんです。
476マルチネス:03/11/24 12:37
できれば声も確認できれば・・」早速信二が本題を切り出す。
「場所はね、確認できるよ今そういう携帯電話出てるしね、
パソコンにつないでそういうサービスしてくれる所が有るから。
でも声は難しいなー。車の中でも部屋の中でもとにかく電源が
取れないと電池やバッテリーじゃ限界があるからね」と説明
する。「じゃ、場所だけで良いです」と信二は答えた。
477マルチネス:03/11/24 12:39
「うん、まぁ場所を突き止めたらやっぱ自分の目でのぞかにゃね」
と言って悟りきったようにウンウンと自分自身の言葉に頷いた。
「そういうものですか?」と興味深そうに信二が問い返す。
「あったりまえだよ、想像してみな自分の奥さんが抱かれるのを
直に見るんだよ?ま、その興奮を知ったらAVなんか一生見ないね」
信二はワクワクして武者震いをした。店主はパソコンと携帯を
持ち出し「これを奥さんに持たせるんだ、コレ自体が発信器として
常にパソコンに情報を発信するから、ほらこっちのパソコンを見る
と移動先の地図が詳細に分かる。ほら、ここうちの店でしょ?」と
言って信二を見た。信二は興味深そうに頷いた。
478マルチネス:03/11/24 12:40
「これ本当は会社が営業に渡して素行を確かめる為に開発され
たんだけどね」と言って肩をすくめた。信二も肩をすくめて
「そりゃたまらないですね」と言って笑った。妙な居心地の
良い連帯感だった。
479マルチネス:03/11/24 13:10
パソコンは今持っている旧型の物でも大丈夫だという
事だったが、妻に経費をごまかす為に新しいパソコンを買ったという
事にすることにした。いろいろとその他器具も合わせてしめて
40万を越えた為、先に10万払って残りは月賦にした。
その日帰宅すると、そわそわとカバンから携帯を取り出し、
「会社のが一つ余ったからお前使えよ」と言って佐和子に
手渡した。佐和子は「えー?私あんまり使うことないわよ、
もったいないんじゃないの?」と言ってあまり乗り気じゃない。
480マルチネス:03/11/24 13:14
「いいから、経費は会社持ちなんだから持ってろよ」と言って
強引に手渡した。佐和子はいぶかしげに信二と携帯を交互に
見ていたがやがて「うん、じゃ貰っておくわ」と言って
引き出しにしまった。「それよりあなた、昨日杉野さんからね
一緒にテニスやらない?って誘われたんだけど・・」と佐和子が
きりだした。(おいおい、いきなり直球だな)と信二は思いながら
「テニスぅ?杉野と二人でか」と問い返した。「何言ってるのよ
あちらの夫婦と、私達でよっ」と言って佐和子が信二を睨む。
481マルチネス:03/11/24 13:16
信二は食べかけていた夕飯をブ!と吹き出した。
(昨日のは、その誘いの電話だったのかー!・・期待して40万払った
俺はどうするんだよ・・)信二はパニックになっていた。
「あなた、仕事も良いけど運動もしないと駄目って杉野さんに
言われちゃったわよ」テニスを厭がってパニクっていると思い込ん
だ佐和子は脅迫的に信二に言った。(余計なおせわだ!40万・・)
482マルチネス:03/11/24 13:17
信二は頭をブルブル振った。するといきなり腕に痛みを感じ
「いて!」と思って見ると佐和子が自分の腕をツネりながら
「私やるって決めちゃったから、いいわね?次の土曜日OKだって
杉野さんに言っておいて」と言って手を離した。
(な、何でこんな健康的な展開になってるんだ・・杉野め・・)
信二は杉野を呪った。
483マルチネス:03/11/24 13:18
結局、信二は承伏せざるを得なくなり、そのまま土曜日を迎えた。
午後二時からの約束ということで信二は会社に行き、そのまま
クラブへ直行する事にした。とりあえずジャージだけ持って出社
した。今日は誰も居ない・・。信二は自分が望まぬ展開になりつつ
ある現在を憂えてほとんど仕事が手につかなかった。ふと電話の
ベルが鳴った。杉野だった。
484マルチネス:03/11/24 13:20
「あぁ、高山か?ちょうど良かったうちのかみさん急用で
来れなくなってさ、俺だけ行くことになったから」
「あん?お前だけ?じゃ止めようぜ」「何言ってるんだよ
今日はミッチリしごいてやるからな二時に待ってるぞ」と言って
ガチャっと切れた。信二ははき捨てるように「チ!」と舌打ちをした。
(せめてむこうの奥さんのアンダースコート姿だけでも拝めると
思ってたのに・・)信二は失望した。が、次の瞬間信二の頭に
あることがひらめいた。(この場合、俺が急用で行けなくなったら
どうなる・・・?)信二の脳裏に逞しい杉野が華奢な佐和子の
背後から手をとりウェストに手を廻しながら教えている姿が浮かんだ。
「これだ!」信二は手を叩いた。
485マルチネス:03/11/24 14:06
信二は一時半を時計の針が回るのを待ち、佐和子の携帯に
連絡した。「ごめん!急に得意先からクレームが入って
行けなくなった!」といかにも焦っているような声を出した。
「ちょ、待って!杉野さんは夫婦で来るのに私はどうするのよ」
と佐和子が言った。信二はあえて杉野の奥さんが来れなくなった
事を伝えなかった。「大丈夫、今回は顔見せだけだから俺と
杉野夫婦は面識があるんだしいいだろ?」と信二が諭した。
486マルチネス:03/11/24 14:08
「いいって・・あなたの運動の為なのに・・」
と佐和子が言いかけたところで「あ、ごめん!すぐ行かないと
駄目なんだ杉野に○○社からのクレームって言えば分かるから」
と言って切った。佐和子が「あ、ちょっと待って」と言った時には
既に携帯からは「ツーツー」という音しか聞こえなかった。
佐和子は口を膨らませ「もうっ」と言って憤慨した。
487マルチネス:03/11/24 14:09
時計を見ると既に二時になっていた、前にスポーツカータイプの
車が止まるとウインドウが開いて「やぁ、待ちましたか?」と
精悍な杉野の笑顔がのぞいた。「いえ、ただ主人が急用で」と
事の成り行きを杉野に説明した。「○○社かぁ・・やっぱ問題
起こすんだよないつもあそこは・・」と杉野は顔をしかめた。
どうやら杉野も知っている問題有りの会社らしい。
「でもまずいな、うちも妻が来ないから」と言った。
488マルチネス:03/11/24 14:09
「え、奥様いらっしゃらないの?」とびっくりして佐和子が
問い返す。「あれ、高山には、さっき言っておいたんだけどな」
と首をひねった。「もう何も言わないで切るんだから」と
佐和子はまた怒りがぶり返したように口を尖らせた。
「これじゃまるで僕らが夫婦みたいだね」と杉野はしれっと
言った。佐和子も負けずに「本当ね、たまには違う夫もいいか
しら」とふざけていった。
489マルチネス:03/11/24 14:10
「ま、今日は簡単な素振り程度にしておきましょう。いきなり
だと身体こわしちゃいますから」と軽く佐和子の肩を抱くと
クラブの入口に招いた。何人かの子供が中でたむろっていて
「杉野先生こんにちはー!」と元気良く挨拶をした。
「まぁ、先生だって」とちょっとからかうように杉野を見た。
490マルチネス:03/11/24 14:14
杉野は照れくさそうに「いや、週末だけちょこっと教えている
だけですよ」と言って笑った。(学生時代はきっと、もてた
んだろうな・・)杉野の嫌味のないかっこうの良さに少し
佐和子もときめいた。ふと、また脳裏にこの間の情事が浮かぶ、
杉野は怪訝そうに「どうしたんです?」と心配そうに
佐和子を見た。佐和子はうつむいて「いえ・・何でも」と
口ごもった。今目の前にある精悍な男に私は抱かれた・・
それがなかなか脳裏から離れなかった。
491マルチネス:03/11/24 14:26
その時信二は、いそいそと車でテニスクラブへ向かっていた。
ノートパソコンで位置を確認する。たしかに佐和子はクラブに
到着しているようだ・・・って(最初から行き場所が分かって
るんだったら意味ないじゃないか!)と自分でつっこんでパソコン
を閉じた。(40万有ったら・・・)未だに未練たらしく信二は
無駄な買い物を呪っていた。(だからこそ今日は妻が不倫して
もらわなければ困る)と理不尽に考えていた。
492マルチネス:03/11/24 14:27
社用の車なのですぐバレないように、ちょっと離れた所に置き
金網越しにテニスコートを見た。「うーん、結構いるな・・
ええい!ガキはいいんだガキは」と一人でつぶやいた。
「お!」と信二はずり落ちかけたメガネを上げると若いピチ
ピチの女性の太股に釘付けになった。既に股間が熱い。
走るたびに揺れる太股と胸をしばらく見ていた。
たまらず信二は股間をギュっと押さえた。
493マルチネス:03/11/24 14:28
と、その時見慣れたカップルを発見した。杉野と佐和子だった。
ラケットを持って素振りの練習をしている・・。
(ぷ、以外と様になってないな・・)と佐和子のおぼつかない
フォームに信二はクスリと笑った。が、スタイルは良い。
後ろにポニーテールにしばると、三才の子供が居るとは
思えない若さだ。
494マルチネス:03/11/24 14:45
信二の想像通り、杉野は佐和子の細い腰に手をあて
手首を掴んで素振りの指導をしている。

佐和子は背後からの杉野の吐息を感じ厭らしい気持ちを
隠しきれない。その為に腰が揺れてしまい、フォーム
がおぼつかなかいのだ。
495マルチネス:03/11/24 14:46
(やだ、どうしよう・・変な気持ちになってきちゃう)
佐和子のヒップは自分の気持ちとは反して杉野の股間の
あたりで上下に揺れた。
「お、奥さん・・そんなにしたら起っちゃいますよ・・」
小声で杉野が佐和子に言った。
「ご、ごめんなさい、でも何か体が反応してしまって・・」
佐和子はピッチリめの短パンの尻をクイックイッと
杉野の膨らみ始めたペニスに沿って揺れた。
496マルチネス:03/11/24 14:47
「あ、あ、あ、駄目ですよほんと奥さん、もうちょっと
人目の引かないところに行かないと・・
あそこで練習をしましょう・・」
杉野は佐和子の手を引いて物置のようなプレハブの裏に
入って行った。
497マルチネス:03/11/24 14:48
オペラグラスで一部始終を見ていた信二は興奮で手元が
ガクガクと揺れた。(あれはどう見てもお互いに感じ合って
いる行為・・)そして物陰に隠れたという事は、
何を意味するのかを察して、既に信二の勃起は爆発しそうだった。
498マルチネス:03/11/24 15:01
信二は、慌ててプレハブの方に向かう。
見ると杉野が背後から佐和子の腰を抱き抱えていた。
が、そこからじゃ遠くて良く見えないし、振り向かれたら
一貫の終わりだ。信二はもう一回プレハブの表にまわり、
そうっとドアを開けてみた。そこはほとんど使われていないらしく
埃が降ってきた、古くなったラケットやネットが汚らしく
散乱している。信二はそうっと忍び込み、杉野と佐和子が
情事に及んでいる側の壁面を見た。小さな小窓が着いている。
499マルチネス:03/11/24 15:03
幸いそこが少し開いていた。そこから信二は表を覗いてみる。
何と目の前に重なり合う二人の体があった。
一瞬気付かれたと思ったが、どうやらプレハブ内が真っ暗なので
表からは中が見えないようだ。
「さぁ奥さん、ここならいくら押しつけてもいいですよ・・」
杉野が高揚した声で言っている。
500マルチネス:03/11/24 15:06
「え、えぇ・・」佐和子は苦しそうにヒップを杉野の股間に
押しつけた。「あー気持ち良い。奥さんこれだけでもイキそうだ」
杉野はめくり上がった佐和子のTシャツの中に手を入れ胸を
揉みしだいいる。信二はズボンから自分のペニスを取り出し
しごきだした。外からは無邪気にはしゃぐ子供達の声が聞こえた。
純粋な子供達の歓声が淫らな二人の行為を更に引き立たせていた。
501マルチネス:03/11/24 15:09
つづく
待ってますよー!
503ヘア解禁 ◆EYDneFayJ2 :03/11/24 21:30
「どういうことですか?」
さすがに怒って、ユカは保健室に乗り込んだ。
校医の名は白鳥美晴と言う、と同級生に聞いた。
「どうって何が?」
しれっとした表情で答える美晴先生だ。
「わたしに一体何を飲ませたんですか?」
「わからないの?」
突然ユカはうずくまった。
またしても激しい快楽の波がユカを襲っていた。
「あ……む……ん……」
「ほらほら、我慢しないで」
微笑しながらユカのスカートの手を入れる女医だ。
「やめて……何するんですか……」
弱々しく抵抗するユカ。
「あら、だってあなたパンティがぐしょぐしょよ。替えをあげるって約束したじゃない」
「い、いいです。やめてください……」
「ふふ……こんなに濡らして……気持ち悪いでしょう? まあこんなに大きないやらしいシミを作って……ユカは淫乱ね」
「せ、先生のせいじゃないですか……うッ!」
物凄い悦楽が怒涛のようにユカの子宮に押し寄せ、おもわずパンティをおさえてしまうユカだ。
「あらあら……先生の前でオナニーしちゃうの?」
怪しげな笑みを浮かべながら嬲る女校医だ。
「だっ、だって我慢できないよおお……はううッ!」
口を痴呆のように開きユカは薬剤による淫楽責めに涎をたらしながらもだえた。
504ヘア解禁 ◆EYDneFayJ2 :03/11/24 21:32
「うう……またいっちゃう! さっき教室でいったばかりなのに……またいっちゃうよおッ!」
ユカの叫びに呼応するように校医は、淫乱美少女のぐっしょりと濡れそぼったパンティをひきむしった。
とろとろと甘い愛液を垂れ流している花蜜に口唇をつけると、うまそうになめしゃぶる。
「ふふ……一滴残らず飲んであげる! ラブジュースで先生の唇を思い切り汚してごらんなさい!」
美女校医の舌技にユカはのけぞり、どっと蜜液を吐き出した。
「だ、だめえッ! て、天国に……天国にいるみたいッ、ユカ天国に行っちゃうよお!」
「いいわ、パラダイスにお行きなさい」
淫液でべたべたになった顔を上げて、校医は宣言すると再び美少女の花芯に顔をうずめた。
(す、すごい……こんなの始めて……!)
ぴちゃぴちゃと己の愛蜜が全て呑まれていく音を聞きながらユカは失神した。

どれくらい経ったのだろう。
ユカは保健室のベッドに横たえられていた。
「目が覚めた?」
女医が尋ねる。
ユカは己の下半身に手をやった。
スカートの中はノーパン状態である。
どうやら女医の口唇愛撫で絶頂したあと、ベッドに寝かされたらしい。
「ふふ……随分楽しんじゃったわね……悪いコ」
「わたし、わたし……」
「なに? 言いたいことがあるならはっきりおっしゃい」
「先生にイカされたくてここに来たんじゃありません」
「ふふ。でも気持ちよ良かったんでしょ? あんなに大きな声をあげちゃって……。
先生、廊下まで聞こえるんじゃないかと思ったわ」
505ヘア解禁 ◆EYDneFayJ2 :03/11/24 21:32
いじわるな言葉にユカは顔を赤くしながらも必死で抗議した。
「やめてください! ヘンな薬を飲ませて……。おかげでひどい目に会いました」
「『ました』? あら、もう薬の効果が切れたと思ってるの?」
美晴先生は恐ろしいことを言った。
「そそそれはどういう……」
「意味かって? まだまだイキ続けるってことよ」
「そんな!ひどい! いくらなんでもあんまりです」
「淫乱なユカが悪いのよ。保健室であんなおイタはいけません」
「横暴です! いくら人の弱みを握ってるからって……あんまりひどいことするとわたしにも考えがありますよ!」
「もうイキたくない?」
「あんな風に無理矢理イカされるのはイヤ!」
「わかったわ」
あまりにも美晴先生があっさりと言ったのでユカは拍子抜けした。
「じゃあ……」
「でもね、このままじゃ薬は持続したままだから……解毒剤がいるの」
「解毒剤?」
506ヘア解禁 ◆EYDneFayJ2 :03/11/24 21:34
……はあ。もうちょっと先まで書こうと思ったけど今日はこれで力尽きるかも……
毎度不定期細切れ連載ですいません
ここまで保管。webringがもう1つ承認されました。
他スレのロリ小説「やさしく…」の続編も保管。
また、他スレの露出小説2作品を新規に保管しました。

>>マルチネスさん
お疲れさまです。
長くなってきたのでそろそろどこかで分割したいのですが、
どの辺りで切るのが良いでしょうか?

>>ヘア解禁さん
無理せずゆっくり。
連休の方が疲れたりするものですし。

保管サイトはこちら
http://novels2ch.s6.x-beat.com/
>>432
そんなことカキコしましたっけw?
作品楽しみにしてますよー!

マルチネスサン・ヘア解禁サン・保管サン乙です!
509ヘア解禁 ◆EYDneFayJ2 :03/11/25 03:12
>>507>>508
ありがとうございます。
こういう励ましがあるから書き続けられるんですよ。
ちょっと事情があってこれからさらにペースが遅くなるかもしれませんが
気長にお付き合いいただけたらありがたいです。
510藤原忍:03/11/25 10:17
>>508
ありがとうございます。
「読んでいる人がいる」というのは最大の励ましです。
で、シャッキーンと背筋が伸びてがんばったりするものです。
たとえその言葉が個人に向けられていなくても。
続きを期待されちゃった日には…嬉しいものです。

>>509ヘア解禁様
自分では出せそうのないカラーなので、
いろいろ想像してしまって頭が爆発しそうです。
私も気長に待っています。

で、個人的には星の指輪は一つの長編なんですが、
今回は投稿用に分割しました。
続編として続きを書いたほうが良いのか
全く新しい話のほうが良いのか思案中です。
511マルチネス:03/11/25 12:58
>>保管サイト担当様

毎度ご苦労様です。
切り方はお任せします。
いかようにでも切っちゃってかまわないです。
お手数ですがよろしくお願いします。
保管サイトに他スレ(女の子が自主的に露出する小説)の作品1話追加。

>>マルチネスさん
では、そのように。

保管サイトはこちら
http://novels2ch.s6.x-beat.com/
513水戸ッち ◆fDszcniTtk :03/11/27 00:33
みなさんご無沙汰してます。

「糸」はとりあえず書いてある分すべてを放出しました。もうすこし書き足したいので
少し時間を置いてから投稿します。スター○ォーズではありませんが、実は投稿した
のは三部構成作品のの第一部です。このあと二人女性が出てくるはずでしたが、
多分そこまではいかないでしょう(w

保管サイト担当さま、お世話になりました。
>>513
了解です。
いっそ、予定通りにあと2人が出てくるまで、
五部でも十部でもどんどんどうぞ。

みなさん、一段落だから進行が遅いのですね。
SOMさんとか、人外さんとかこのところ見かけないけど、
元気かなぁ。。。
SOMさん、「瓦礫」にコメントついてましたよーーー!!!
と叫んでみたり。
どんなに、投稿間隔があいたって皆さんのこと忘れてませんよーーー!!!

てな感じで、保管サイトはこちら
http://novels2ch.s6.x-beat.com/
前の保管サイトは見れたけど、今回のは見れない 携帯なんですが…
>>515
機種なんですか?
EZとDOCOMOからは見ている人がいるようですが。
517マルチネス:03/11/27 13:25
500からのつづき
518マルチネス:03/11/27 13:30
佐和子はもじもじと杉野の股間にめがけ揺する。
その動きに合わせて落ち葉がカサカサと鳴った。
杉野はたまらなくなったのか、佐和子のショートパンツを
下ろした。佐和子の柔らかそうな尻が木漏れ日に照らされて
いっそう白く光っている。杉野は前をおろし、ペニスを
佐和子の割れ目にあてがおうとした。
519マルチネス:03/11/27 13:34
それに気づき、やっと佐和子は正気を取り戻したようだ。
「だ、駄目よ杉野さん。私達もう二度と同じ過ちを犯さないって
言ったじゃない」佐和子はそう言うと杉野の股間から自分の尻を
離そうとした。が、一度火が点いた男の性欲はそうたやすく止められない。
「お、奥さんここまできてそれはないですよ」と苦しそうに言って。
佐和子の腰が逃げないようにガッシリと抱えた。
520マルチネス:03/11/27 13:39
「だ、だめ・・お願い。ゆるして・・」佐和子がもがいた。
しかし、ガッシリした肉体の杉野と華奢な佐和子で力の差が
明白だった。杉野は逃げようとする佐和子の腰を強引に引き戻し
佐和子の体を金網に押し付けた。「だ、だめ・・だめ・・」
佐和子が首を振る。だが杉野は聞く耳をもたず自分のペニスを
無闇に佐和子の尻に押し付けた。
521マルチネス:03/11/27 13:44
信二はこの淫夢の万華鏡のような光景に目まいがした。
(妻が最後になって理性を取り戻し、自分に対する貞操を守ろうと
いう気持ちは嬉しかったし、頑張って逃げてほしい気持ちと、いや
このまま最後までいかなければ行き所の無い自分の性欲が爆発しそうだ)
という理性と邪念が交錯した。その間にも杉野はギシギシと佐和子を
金網に押し付け、今にも思いを遂げそうだった。
522マルチネス:03/11/27 13:51
とうとう佐和子は手をかけていた金網から崩れ落ち、
地面に上半身が突っ伏してしまった。
佐和子のポニーテールは解け髪の毛が乱れている。
杉野は有り余る力で強引に佐和子の尻を引きずり上げた。
そして自分のペニスを掴むと、やおら佐和子の割れ目にあてがった。
渾身の力で突き抜く。「あ・・あー!あっ!」佐和子のかすれた声が
プレハブ裏の小さな空間に響いた。
523マルチネス:03/11/27 13:56
信二は体を乗り出しその瞬間を凝視した。
今にも股間が爆発しそうでギュと股間を押えて射精を耐えた。
しかしそれにしても何という光景だろう、信二の脳裏に電気屋の
店主の言葉が脳裏をよぎった。(奥さんの寝取られる所なんか
覗いたら二度とAVなんか見なくなるよ)その通りだと信二は思った。
支援
525マルチネス:03/11/27 14:00
やっと思いを遂げた杉野は佐和子の暖かみに包まれた快感で、
「お、お、おー・・」と体を反らせ満足そうな声をあげた。
「奥さん、奥さんのあそこは最高ですよ・・」そう言うと
腰を回転させペニスで佐和子の膣の感触を味わった。
佐和子は乱れだ髪をかき上げ「う、うん私も気持ちいい」と
素直に応えた。
526マルチネス:03/11/27 14:05
チョップチョップ・・。と粘液が擦れ合う音が信二の耳にも聞こえる。
信二は佐和子がもはや理性を失い自ら腰を迎えて杉野の肉棒の感触を
味わっている光景に目が眩みそうそうだった。(やめろ!やめろ!
そんな奴の体をむさぼるなんて・・お前は俺の妻じゃないか!)
今自分が飛び出して行って殴ってやろうかとう衝動をかきたてられるが
裏腹に信二は自分のペニスに刺激を与え続けた。
527マルチネス:03/11/27 14:10
杉野は猛り狂った肉食獣のように「うぉーおぉー・・」と唸り声をあげ
佐和子の尻にパンパン!と突き立てた。「あぁ、奥さんいきそうだ・・
出そうだ・・!」「だ、駄目!中に出しちゃイヤ!」佐和子が嘆願する。
聞こえているのかいないのか杉野は返事をせず更に強い勢いで佐和子を
貫いた。ピシャンピシャン!と音をたてて佐和子の柔らかい尻肉が
ひしゃげた。「かっ!あっ!いっぐ、いくいく・・奥さん・・!」
杉野が悶絶の表情を浮かべる。「いや、駄目、外に!」佐和子が
悲鳴を上げる。
528マルチネス:03/11/27 14:16
杉野は一際強く突き上げると、砲身を引き抜き二度三度と佐和子の
尻の上でペニスをしごいた。すると白濁色の液体がドボドボと
佐和子の尻やめくり上がった背中に盛り上がった。
信二はその思いがけない杉野の精液の量に驚愕した。(俺の三倍は
出てる・・)杉野の精液はブクブクと泡を立て佐和子の太腿を
流れ落ちた。杉野はハァハァと荒い息をつき「奥さんあなたは最高だ・・」
と言って名残り惜しそうに佐和子の尻を撫でた。
529マルチネス:03/11/27 14:21
そして、佐和子の尻や背中に溜まった自分の精液を
指で塗りたくった。それに気づいた佐和子は振り向き
「なにしてるのよ、もうっ」と上目使いで照れくさそうに
杉野の胸を突付いた。杉野は悪戯そうに「精液はタンパク質だから
肌にいいんだよ」と言って笑った。「何を言ってるのよ」と言って
佐和子は自分の服装を整え始めた。気づくとプレハブの窓が開いている。
杉野はハッとして中を覗いたが幸い誰も居なかった。杉野は気づかなかったが
プレハブの床には信二の欲情の痕跡がしっかりと残されていた。
530マルチネス:03/11/27 14:22
つづく
531イヌーピー:03/11/27 15:34
初投稿です。
一応推敲はしていますが、拙い文章で突込みどころ満載です、その辺はご容赦ください。
なお一部軽めのスカ入っていますのでご注意ください。

【主な登場人物】
香織:中学3年生、非処女。
康介:小学6年生、童貞1号。
良二:小学5年生、童貞2号。
祐樹:小学5年生、童貞3号。

香織は夏休みを利用して母方の田舎に帰省していた。
そこで香織は、従弟の祐樹、その同級生の良二、良二の兄の康介と山で海で
毎日のように遊んでいた。

ある日、香織達は近くの山中で「戦争ごっこ」をして遊んでいた。
「戦争ごっこ」とは、二チームに分かれて戦うサバイバルゲームのようなものである。
ただし、武器がエアガンではなく水鉄砲だという点がサバイバルゲームとは違っていた。
チームは康介、良二の兄弟チームと香織と祐樹の従姉弟チームで戦いた。
そして香織の足に康介の水鉄砲が命中した場面から物語りは始まる・・・。
532イヌーピー:03/11/27 15:36
「よっしゃ〜香織ちゃんの足にヒィ〜ット!!」
「あぁ〜ん、まさかそんなとこで待ち伏せてたなんてぇ〜!」
「へへ!香織ちゃん戦死だね!」
「えぇ〜!足に当たっただけだよ、まだ生きてるわ!」
「うぅーん、確かにそうだなぁ、じゃ捕虜ってことにしようか。
もし祐樹が香織姉ちゃんを助け出す事が出来たら復活していいよ」
「頼んだわよ〜祐樹くん!」
「よし良二、香織ちゃ・・・じゃないや、この捕虜をそこの木に縛り付けるんだ!」
「え!」
「どーしてお兄ちゃん?」
「捕虜を拷問するんだよ」
「『拷問』ってなに?」
「色んな事をして敵から情報を聞き出すんだよ」
「祐樹が隠れてる場所とか?」
「そうそう、よ〜し、香・・・捕虜め、覚悟しろよ!」
「そー簡単には口を割らないわよ!」
533イヌーピー:03/11/27 15:37
康介は香織を近くの木の傍に立たせると、リュックから手芸用の糸を取り出した。
そして香織の手を木の後ろに回し、その手首に糸をグルグルと巻きつけた。

「さーてと、どんな拷問をしよぉかなぁ〜・・・そーだなー、『擽りの刑』だ!」
「くすぐりのけいだぁ!」

そう言うと二人は香織の体を擽り始めた。
二人も初めは遠慮してかノースリーブから露出した香織の腕を中心に擽っていた。
しかし、香織の平然とした態度を見て効き目無しとふんだのか、徐々に腋・太ももといった
敏感な場所を責めていった。
香織は身を捩りながら必死に耐えていたのが、流石に脇への擽りには耐えられなくなり・・・

「・・・っあははは!駄目!ギ、ギブアップ!まいったわ康介君」
「ぁんだー意外とだらしないなー」
「だらしないなー」
「ん・・・!?」

その時、康介が何かに気づいたように香織を凝視した。
その視線の先は香織の胸元にあった。
香織は普段は勿論ブラジャーを着けてるのだが、田舎で、しかも年下の子供相手に遊ぶ
とういこともあってかノーブラであった。
そこで香織も気づいたようだった。
擽りの刑で身を捩ったときに乳首がタンクトップで擦れて、勃起した状態になっていたのだ。
さらに場所は木陰とはいえ真夏の野外であるため、香織は結構な量の汗をかいた。
そのため香織の乳首はタンクトップに張り付いた状態でボンヤリとその形を露わにしていた。
534イヌーピー:03/11/27 15:39
「・・・よ・・・よし!次は『水攻めの刑』だ!」
「水・・・責め・・・?」
「覚悟しろよ〜捕虜め!それ〜!」

そう言うと康介は1mくらいの距離から香織に向けて水鉄砲を発射したのだ。
戦争ごっこの中では水鉄砲の「水」は「弾」であり、致命傷を与えるという設定なのだが、
どうやら康介はそれをまったく失念、あるいは無視してしまっていたようである。
なぜなら狙った場所は香織の両の乳房であった。
1発、2発と水が当たり、香織の乳首は完全に勃起した状態になった。
タンクトップも濡れてしまい、香織の乳首はハッキリとした形を露わにしていた。

「お兄ちゃん、僕にもやらせてよぉ〜」
「・・・」

自分の水鉄砲の「弾」が切れていた良二が康介にねだったが、康介は香織の乳首を攻撃
することに夢中なようで、良二の言葉に耳を貸さなかった。

「お兄ちゃ〜ん!」
「あっ!・・・」

じれた良二が康介から無理やり水鉄砲を奪おうとした時であった、康介の手元が狂い、
発射された水の固まりは香織の股間に命中したのであった。
535イヌーピー:03/11/27 15:40
「・・・あー、香織姉ちゃんお漏らし、お漏らしぃ〜!」

確かに良二の言うとおり、香織のショートパンツにできたシミは、まるでお漏らしをしたかのようであった。
康介は流石にばつが悪いと思ったのか、くるりと背を向けると、なにやら良二とヒソヒソと話しだした。
そして康介が香織のほうに向きなおったとき、その手に水鉄砲はなかった。
香織がやっと終わったかと思った次の瞬間・・・

「くらえぇ〜!!」

良二はそう言うとはダッシュで香織に近づき水鉄砲を発射した。
その水が当たった場所は、香織の股間であった。
しかも良二は意図的に股間を狙ってきていた。
どうやら康介に命令されたようである。
良二は楽しそうに香織の股間めがけて水鉄砲を撃ち続けた。
香織の股間は水浸しで、ショートパンツは勿論、パンティまでがずぶ濡れの状態になっていた。
「ねぇ康介君、良二君、もぉやめようよこんなこと〜」
「康介じゃない!僕は将軍だ!」
「・・・えっ!」
「お兄ちゃん将軍なの!?カッコイイ〜じゃあ僕は何〜?」
「良二も僕を将軍と呼ぶんだ、良二は副将軍だ!」
「僕は副将軍!?やったぁ〜、了解しました将軍!」
「ねぇ康・・・将軍、もぉやめよてよ〜、お願いっ」
「駄目だ!様を付けるんだ、将軍様と呼ぶんだ!」
536イヌーピー:03/11/27 15:42
この時点で康介には何かスイッチが入ったようであった。
普段はやんちゃな男の子といった感じの康介であったが、
いまやその雰囲気は完全に普段とは違った何か別のモノになっていた。

「もぉ〜いいかげんにしないと〜、怒るよお姉ちゃん!」
「お前はお姉ちゃんじゃない!・・・そーだなー『捕虜』じゃなくて『メス豚』って呼ぼう。
分かったか副将軍」
「了解です将軍、でも香織姉ぇ・・・捕虜は豚って言うほど太ってないと思うよ」
「いいんだよ、太ってなくても女はみんなメス豚みたいなもんなんだよ。
隆兄ちゃんがそう言ってたんだ」
「ふーん、変なの!で、メス豚に次は何をするの?」

康介はやや躊躇した後、まだ恥ずかしさがあったのか小声で良二に「オッパイを攻撃する!」と言った。
そして康介は香織に近づくと、おもむろにタンクトップを捲り上げた。

「とりゃぁ〜!」
「きゃ!な、駄目よ、こら康介君!」

香織の発育の良いお椀型の乳房が乳首を勃起させて二人の少年の目の前に晒された。

「こらぁ〜!駄目よこんなこと、やめななさい!」

彼らはその露わになった香織の胸を「おぉ〜」と言いながら凝視することに夢中で、
香織の叱咤する声を無視していた。
537イヌーピー:03/11/27 15:54
「兄・・・将軍、大きいオッパイだねぇ〜!」
「・・・あぁ、そうだな、よし、副将軍は右のオッパイを攻撃しろ!俺は左を攻撃する!」
「うん、でも攻撃ってどーするの?」
「いいか、こーするんだ。」

初め康介は恐る恐るといった感じで香織の乳首を指先で突付いたり、押しつぶしたりしていたが、
そのうち手のひらで乳房を鷲掴みにして「軟らけぇ〜」など言いながら揉み始めた。
それを見た良二も同様の行為を香織の右の乳房に施した。
香織は初め、くすぐったいといった感覚で彼らの責めに耐えていたが、次第に感じはじめてしまい、
香織の両乳首は更に勃起していった。

その責め苦が5分も続いた後、不意に良二が言いった。

「将軍、僕、オッパイ吸ってみたいよ・・・」
「・・・!そーか、それいい考えだな!」
「でしょ!ホントは赤ちゃんみたいで、ちょっと恥ずかしいかなって思ったんだけどさ」
「や、やめなさい二人とも!」

香織の言葉を無視して、二人は同時に香織の乳首を口に含むと、チュパチュパと音を立てて吸い始めた。
そのうちに康介は舌先でレロレロと乳首を転がすようなことまでしてきた。
538イヌーピー:03/11/27 15:56
やがて二人はその行為を止めて香織に言った。
「よぉ〜し、オッパイへの攻撃はこの辺でいいだろ、次は・・・スボンを脱がすんだ副将軍!」

言われて良二はやや躊躇した後、香織のずぶ濡れのショートパンツとパンティを脱がせた。
香織にしても、見ず知らずの子供にこんなことされたのであれば自由になってる脚で蹴り飛ばしてでも
拒否するのだが、何分従弟の友達とその兄なので、つい、されるがままに身を任せてしまっていた。

「おぉ〜!ワレメだぁ〜!!」
「将軍!女ってホントにチ○ポ無いんだね!それに少し毛が生えてるよぉ!」
「ああ、女にはチ○ポ無いのは知ってたけどさ、俺も見るの初めてなんだ!」
「じゃあチ○ポ無くてどこからオシッコするのさ?」
「女にはさ、チ○ポの代わりにマ○コっていうのが付いてるらしいよ。
隆兄ちゃんに聞いてたけど、穴が2つあるんだってさ!」
「えぇ〜それ本当!?2つの穴からオシッコするのぉ〜!?」
「んーそれは・・・」

そう言うと康介は口元に微かな笑みを浮かべて言い放った。

「よーし、身体検査だ!徹底的にマ○コを調べるぞ!」
「了解ぃ!」
539イヌーピー:03/11/27 15:59
二人は香織の正面でしゃがみ込み、香織を見上げる恰好で、その股間を下から凝視した。

「将軍〜、マ○コってこのワレメのことぉ?」
「・・・あぁ、なんかスゲェなぁ」
「触ってみて・・・いい?」
「まぁ、待てよ、罠があるかもしれないぞ、慎重にいこうぜ」

そう言って康介はリュックから昆虫採集用のピンセットを取り出した。
そして大胆にも香織のクリトリスの付近を突付きはじめた。

「やっ!だ、駄目よ、ちょっと康介君!」
「将軍様と呼ぶんだ!」

そう言いいながらも康介は香織へ顔は向けず、ピンセットによる秘所への攻撃に熱中していた。
良二は好奇心に満ちた目で康介の行為を見守っている。
やがて康介は香織の小陰唇をピンセットで抓んで引き伸ばした。

「い゛っ!んんー!」
「うぉ!すげぇこのビラビラしたとこ伸びるぜぇ!」
「だ・・・めぇ・・・、ひっぱらない・・・でぇ・・・」
「『ください』を付けろ!」
540イヌーピー:03/11/27 16:02
彼らは面白そうに飽きることなく香織のワレメを虐め続けた。
そのうち香織のワレメからは、香織の意思に反して淫汁が流れ出ていた。

「ぅわっ!!!」
「どっ、どーしたの将軍?」
「ちょ!ちょっとコレて見ろよ!ほらぁ、なんか変な汁が出てきてるぜ!」
「えぇ、うぅ〜わぁ〜!ねぇこれオシッコなの〜?」
「んー、いや・・・オシッコじゃないな、色が違うしホラ」

そう言うと康介はピンセットの先端で香織のワレメをなぞると、その先に香織の淫汁を付着させた。
香織のワレメから糸を引いて離れたピンセットを動かしながら康介が言った。

「ほらー、なんかネバァ〜っとしてるぜぇ、オシッコじゃないよコレ」
「ほぇーじゃあ何なんだろー?」
「んーメス豚に聞いてみようぜ、おいメス豚!コレは何だ!?」

康介は立ち上がり香織の目の前にピンセットを突きつけて聞いた。
香織は普通なら恥ずかしくてとても口に出して言うことなんてできないが、
所詮子供だしという思いと、なかばヤケクソな思いから・・・

「あ、愛液よ」
「アイエキ?オシッコじゃあないんだな?」
「そ、そーよ・・・オ、オシッコじゃ・・・ないわ・・・」
541イヌーピー:03/11/27 16:05
「じゃあ何なのさ?」
「・・・女の子はね、・・・気持ち良くなると・・・ア、アソコから愛液が出るのよ」
「へぇ〜知らなかったよ、何のために出るんだ?」

香織は流石にチ○ポを入れるためだとは言えず・・・

「そ、それは・・・私も知らないの・・・」
「んー怪しいな〜本当は知ってるんじゃないのかぁ〜?」
「ほ、本当よ、本当に知らないの」
「ま、いいや。それより気持ち良くなるとアイエキが出るって言ったけど、
じゃさっきはメス豚は気持ち良かったのか?」
「・・・・・」
「どぉーなんだよ!」
「き、気持ち良かった・・・です」
「何が気持ち良かったんだ?」
「オ、オッパイ弄られたり・・・アソコを・・・ツンツンされたのが・・・」
「アソコってどこだよ?」
「オ、オマ○・・コ・・・です・・・」
「マ○コが気持ち良かったのか?」

香織はコクリと頷くと今更ながら恥ずかしくなり、赤面してしまっていた。
それと同時に尿意をもよおしてしていた。
それは、ここへくる前に飲んだ麦茶と汗をかいた下半身を晒し過ぎたせいと思われた。
542イヌーピー:03/11/27 16:07
「康・・・将軍・・・様、あの・・・」
「ん、なんだ?」
「・・・オ、オシッコしたいんですが・・・」
「・・・ん!?・・・いいよ」
「糸を解いて・・・ほしいんですが・・・」
「んーそれ駄目、ココでして」

まるでそれが当たり前といった感じで康介は言い放った。

「!でも・・・それは恥ずかしい・・・です・・・」
「駄ぁ〜目、ココでしてみてよ、俺、女が小便すること見たことなくてさ」
「将軍、女ってさ、座って小便するんじゃないの!?」
「うん、普通はな。でも立ちションもできるってさ、これも隆兄ちゃんに聞いたんだ」
「ふーん、メス豚!ここで立ちションしろ!」

二人は香織の斜め前に座り込んだ。
どうやら本当に香織が放尿するのを鑑賞するつもりでいるようだ。
香織ははなんとか我慢しようとしたが、足元にいる二人は「小便!小便!」と
はやし立て、とても許してくれそうにはなかった。

やがて香織の我慢する気持ちは揺らぎはじめた。
そして諦めの気持ちが強くなったのであろうか、
香織はあっけなく放尿してしまったのだ。
二人に弄られたおかげで、小陰唇が開ききっており、
尿は綺麗な放物線を描きながら勢いよく飛び出した。
543イヌーピー:03/11/27 16:14
尿はジョボジョボジョボと音を立てて地面に黒い染みを作っていった。
その音で香織の羞恥心は一層引き立ったが、勢いのついた尿を自分の
意志で止めることは出来なっかた。

最後の一滴が愛液に混ざりポトリと地面に落ちると、それを合図にしたかの
ように二人は立ち上がった。

「ふえぇ〜すげぇなぁ〜、なぁ副将軍!」
「うん!僕らより勢い良く出てたよね!飛ばしっこしてもイイ記録でるんじゃない!?」
「あぁ、ジョボジョボって、すっげぇ音してたもんな!」

香織は二人の会話で更に恥ずかしくなってしまい俯いたままでいた。

「よし、じゃあ副将軍はもう一度オッパイを攻撃するんだ、俺はマ○コをもっと詳しく調べてみる!」
「了解、じゃ将軍のリユックからさっきの糸を借りるよ」

そう言うと良二は康介のリュックから手芸糸を取り出して、50cmほどの長さで
切りとった2本の糸と足元に落ちてある松ボックリを持ち香織に近づいた。
そして糸の片方を香織の乳首に結びつけて、もう片方に松ボックリを結びつけました。
その作業を左右の乳房で終えると良二が康介に言った。

「見て見て将軍、松ボックリのクラッカーだよ〜」

そう言って良二は、香織の両乳首からぶら下がっている松ボックリをブラブラと揺らした。
544イヌーピー:03/11/27 16:16
「あぁ・・・んん〜!」

香織は乳首を襲う刺激に耐え切れず思わず声を洩らした。

「いぃぞぉ〜副将軍、その攻撃は効いてるぞ、もっとメス豚を責めるんだ!」

誉められて気を良くした良二は、更に松ボックリの揺れに勢いを付けて「面白ぇ〜」と
言いながら執拗に香織の乳首を責め続けた。

「ん、ふぁ、んん〜〜〜!」

年下の、多分まだ毛すら生えてないであろう男の子に乳首をもてあそばれて、
香織は背徳的な快感の中で、ワレメに淫汁を満たしていった。
その様子を見ていた康介は「クラッカーかぁ」と呟くと、リュックから本物のクラッカーを取り出し
「これ、マ○コに入るかなぁ〜?」と、香織を見上げて聞いいた。

「えぇ、だ、駄目よ康・・・将軍・・・様、そんなモノ入らないわ・・・」
「うーん、俺もそう思うんだけどさ、隆兄ちゃんが女のマ○コはドラえもんの
四次元ポケットみたいに何でも入るって言ってたんだよなー」

香織は康介君に変な性教育を施した隆という人物をうらみつつ無理だと主張し続けた。

「うーん、さっきの立ちションも隆兄ちゃんの言ったとおりだったしなー。
よし!駄目で元々!レッツチャレンジだ!」
545イヌーピー:03/11/27 16:21
そう言いと康介はクラッカーを香織のワレメに当てて擦り付けだした。
これまでの攻撃で勃起しきった剥き出しのクリトリスを擦られるたびに
いやでも声が出てしまうが、康介はそんなことはまったく意に介さず
必死に穴を探るようにクラッカーをワレメに沿って擦り付けていた。

「おっ、お願い将軍様ぁ・・・無理・・・ですぅ・・・」

しかし、そんな香織の必死の懇願も康介は聞きいれなかった。
もはや香織のワレメからは大量の淫汁が溢れ出し、クラッカーは勿論、
それを持っている康介の指先まで滴り落ちた汁でキラキラと光っていた。
そしてついに香織のワレメはヌポっという音を立ててクラッカーを呑み込んだ。

「んぁあああぁぁぁ〜〜っ!」
「おぉ!入ったぁ〜!!おい良二、見てみろよ!クラッカーがマ○コに入ったぜ!!」

良二は「すごぉぃ」と呟き、名前で呼ばれた事も気づかず、
香織のワレメを食い入るように覗き込んだ。

香織は半裸で立ったまま木に縛られ、乳首には松ボックリをぶら下げられたうえ、
性器にはクラッカーを入れられるというこの上ない痴態を年下の男の子の前で
晒すという状況に必死で耐えていた。

※クラッカー=アメリカン・クラッカーです。
546イヌーピー:03/11/27 16:22
「将軍、僕にもやらせてよぉ〜!」
「いいぜ、じゃあその前にクラッカー取り出さなきゃな」

そう言って康介君はクラッカーの紐を引っ張った。

「うぅっ!」
「ん?取れないぞ、おいメス豚、クラッカーが気に入ったのかぁ〜?」
「ち、違います、もぉ少し・・・強く・・・やさしく引っ張って・・・ください」
「へへ、そうかそうか、もう少し強くな」
「すごいねマ○コってさ!くわえ込んだらなかなか離さないんだね、スッポンみたいだ!」

康介がさっきより力をいれて紐を引っ張るとポチュっと音を立ててクラッカーはワレメから出てきた。
良二はそのクラッカーを手に香織の前にしゃがみ込むと、エイエイと声を出しながら
ワレメにクラッカーを入れようと試みた。
しかし、穴の位置がよく分からないのか、なかなか挿入できないでいた。

「副将軍、穴の位置はもっと奥の方だぞ」
「奥?んーちょっと分かりにくいよぉ」
「おいメス豚、もっと腰を突き出して足を広げろ!副将軍が手間取ってるぢゃないか!」

言われて香織は、更に痴態がひどくなると思いながらも、
爪先立ちで足を開き、腰を前に突き出した。
そのかいあってか良二はなんとか香織のワレメにクラッカーを入れることが出来た。
547イヌーピー:03/11/27 16:23
「すげぇ〜面白ぇ〜!・・・将軍、実はさ・・・僕さっきからチ○ポ固くなってるんだよ。
なんか変な感じ・・・。」
「あぁ俺も固くなってるよ。多分これは普通のことなんだ、だから心配すんな」
「ホント、なぁ〜んだぁ、よかった〜」
「よし、じゃあ次は何処を責めようかなぁ〜」
「将軍、拷問といったら電気按摩か浣腸だよ」
「そっかー電気按摩は女には効きそうにないけど、浣腸かぁ・・・それイケルかもな!」
「えぇでも浣腸ってお尻の穴に指を入れるの!?汚いよぉ〜」
「まぁ待てよ」

そう言うと康介はリュックをゴソゴソとかき回して何かを取り出した。

「じゃじゃ〜ん♪」
「何それぇ〜?」
「!!!」

康介が取り出したのは本物の浣腸、無花果浣腸と呼ばれるものであった。
香織は浣腸される場面を想像して、さきほど放尿したばかりだというのに、
またもや尿意を催していた。

「これな、母さんが使ってるモノらしいんだ」
「うえぇ!何に使うの?どうするの?」
「うん、実は俺も良く知らないんだけど、お尻の穴に入れるとウンチが出やすくなるらしいぜ」
「ふぅ〜ん、そんなことしなくても僕は毎日ウンチ出るけどねー」
「俺だってそうだよ。まぁ良く分かんないけどやってみようぜぇ〜!」
548イヌーピー:03/11/27 16:25
「やってみよう〜!」
「ちょ、ちょっとまって将軍様!それはね、お薬なのよ!だから健康な人には使っちゃ駄目なの!毒なのよ!」
毒という言葉に、不安を覚えたのか康介は明らかに戸惑った。
そして「うーん毒はマズイよなぁ」と呟き諦めたかにみえた、が

「将軍、毒ってさ、飲むとヤバイけどさ、お尻に入れるんならいいんじゃない?」
「・・・!そっか・・・そうだよな」
「そうさ、第一捕虜は嘘をつくもんだよ、騙されちゃだめだよ!」
「・・・!そうだよな。副将軍の言うとおりだ!毒ってのは嘘だ!捕虜はみんな嘘つきなんだ」
「待って将軍様!嘘じゃない!嘘じゃないの!お願いだからヤメテぇ!」

香織は必死に説得を試みたが彼らの決意は固かったようだ。
康介は浣腸を香織の肛門にあてがい挿入しようとした。
しかしそこで香織が初めて防御にでたのであった。
香織は肛門に力をいれて挿入を拒んだのだ。

「ん!入らないぞ!メス豚!お尻の力を抜くんだ!」
「い、いやよ、駄目駄目、絶対駄目っ!」
「くっそー抵抗するきだなぁ!よぉ〜し副将軍、擽り攻撃だ!」

香織の抵抗を楽しむように康介が言うと、言われた良二も嬉々として「了解!」
の声とともに香織を擽り始めた。
最初の擽り攻撃で香織の弱点はばれているようで、良二はいとも
簡単に香織の擽りのツボを責めてきた。
549イヌーピー:03/11/27 16:34
擽られて香織はあっけなく笑い出してしまった。
と同時に肛門への力が緩んでしまったのであった。
康介君はその瞬間を逃さず、浣腸を香織の肛門に差し込むと、一気に中身を注ぎ込んだ。

「ひぃっ!!」
「よーし成功だ!副将軍、良くやった、もぉいいぞぉ」

二人は浣腸攻撃の成功に喜んだ、しかし、どうやら浣腸の即効性を理解していないようであった。
というのも「次は何をしようかー」などと、興味の対象が変わってしまっていたのだ。
彼らが次の『拷問』について話し合ってる間、香織は襲いくる便意と必死に戦っていた。

小便とは違い大便である。
いくら子供とはいえ男、いや、そもそも他人に大便を見られる
という行為は15歳の少女には過酷な行為であった。

香織は自然と内股になり、尻を背後の木に押し付ける恰好で耐えていた。
そのうち彼らも香織の変化に気づいたようであった。

「んー?おい、どうしたメス豚?なんか変だぞ」
「い、糸を解いて・・・ください、ト、トイレに・・・いかせてください・・・」
「んーまた小便か!そんなの立ちションに決まってるぜ」
「し、小じゃない・・・んです、だ、大の・・・ほうです」
「!大!大ってウンチのことか!?」

香織はコクリと頷くのがやっとであった。
550イヌーピー:03/11/27 16:36
「ウンチって・・・」
「浣腸♪♪」

二人はハモって言った。

「すげぇ〜浣腸ってこんなに早く効くんだぁ〜、俺知らなかったよぉ〜!」
「僕も〜!すごいね浣腸ってさ!」

二人は浣腸の効き目に興奮して香織を解放することなど全く考えていないようであった。

「お願い・・・糸を・・・おねが・・・いぃっ・・・・」
「どうしますか将軍、ここでウンチされたら臭いよぉ」
「そーだなー、見てみたい気はするけど・・・やっぱ臭いわな!」
「臭い臭い!!」

二人はハハハと笑いあいながらも、どうやら香織を解放するきになったようだ。

「よし副将軍、リュックからナイフとってきてくれ、俺はマ○コに入ってるクラッカーを取り出すよ。
大事なクラッカーにウンチが付いちゃ困るからな」
「はっ、早くしてぇ!クラッカーはぁ・・・入れたままでいい・・・ですからぁっ!」

香織の便意は限界に達しようとしていた。
加えて尿意ももよおしているので、今は下腹部への刺激は避けたかったのだ。
しかし・・・
551イヌーピー:03/11/27 16:38
「駄ぁ〜目、このクラッカーは俺のお気に入りなんだぜ」

そう言うと康介は一気に紐を引いいて香織のワレメからクラッカーを取り出した。
この刺激に香織は耐えることが出来なかった。
香織は腰を痙攣させながらユルユルになった大便をブリュブリュと排泄した。
そればかりか、さっき出したばかりとは思えないほどの量の小便をも同時に放出していた。
時折、大便と一緒にブヒッ、ボヒュという音の放屁も混じっていたが、
苦痛からの解放と快感で、香織は自分の体がなすがままに身をまかせていた。

康介はビックリしたまま硬直し、ズボンの裾に香織の小便がかかってることも
気づかない状態で、香織の放出ショーを最前列で見守った。
良二もナイフを手にしたまま硬直している。
やがて最後の便塊がボトっと音を立てて地面に落た。

「うわぁ〜メス豚、ホントにウンチしちゃったぜぇ〜!」
「くっさー!!!女のウンチも臭いんだねぇ!」
「当たり前だろ、同じ人間なんだし。それより聞いたかぁ?メス豚のヤツ屁ぇしてたぜ!」
「聞いたよ!聞いた!ブヒーって音、すごかったねー!!」

香織は恥ずかしさと悔しさが入り混じった気持で涙が出るのを堪えていた。
ここで泣いてしまうと、余計に自分が惨めになるだけだと思っていたのだ。
だから野外での、しかも人前での排便といった恥ずべき行為にも、平静を装っていた。
そしてまずなにより肛門の不快感をなんとか取り除こうと思っていた。
552イヌーピー:03/11/27 16:39
「ね、ねぇ将軍様、私の・・・お、お尻を拭いてくれないかしら?」
「えぇ〜俺がぁ〜!」
「そ、そうよ、だって私、手が塞がっていて・・・自分じゃ拭けないから・・・」
「うー、でも俺紙持ってないしなー」
「そ、そう・・・じゃあその辺に生えてる・・・葉っぱで・・・拭いてください」
「葉っぱぁ〜!!うー、副将軍!君がやるんだ!」
「えぇ〜僕やだよぉ〜臭いんだもん!」
「駄目だ!浣腸作戦を考えたのは副将軍なんだ!最後まで君が面倒見るべきなんだ!」

良二は「ちぇ」とボヤキながら近くに生えてる大き目の葉っぱを3・4枚採ると
香織の前にしゃがみ込み、自らの鼻を抓み、香織の尻を拭こうとした。

「将軍〜、立ったままじゃうまく拭けないよぉ〜!」
「そーかー、確かに・・・そうだ!」

そお言うと康介は香織の背後に回りこみ、そのまま後ろから香織の膝の辺りを掴むと
「エイッ」の掛け声とともに香織の足を上へ持ち上げた。
つまり香織は木に背中でもたれかかり、両足をM字開脚された恰好になったのだ。

「あぁ・・・」

香織は自分の痴態に思わず声を洩らす。

「どーだー副将軍、これで拭きやすいだろう!」
「OKバッチリだよぉ〜!これなら大丈夫。でもさ、なんかちっちゃい子がオシッコする恰好みたいだね。」
「へへ、そーだなー、あー俺も見てぇなぁ〜」
553イヌーピー:03/11/27 16:44
良二が香織の肛門を拭き終り、足元の便塊を木の枝で拭き掃った。
その時、近くでガサガガと音がした。
二人がその音に気づき、その方向を見ると、祐樹が恐る恐るといった感じで出てきた。

「良二君たち〜香織姉ちゃんが見あたらな・・・」

そこまで言って祐樹は香織に気づいて、一瞬目を見開き何がどうなってるのか
混乱した表情で康介に問い掛けた。

「な、何してるの・・・えぇ〜!何何、何なのコレ〜!」

康介は祐樹の登場で急に罪悪感を感じはじめたのか口篭もった。
そんな康介を見て良二も戸惑っていた。

「ゆ、祐樹君、私ねぇ、捕まっちゃったの、捕虜になっちゃったの」
「捕虜ってお姉ちゃん・・・は、裸だよぉ〜」
「そ、そうよ、裸よ。田舎じゃ珍しいかもしれないけどね、都会の戦争ごっこじゃ、
捕虜は裸にされるのは常識なのよ、普通のことなの」

香織は自分の状況を正当化するため、平静を装い、口からでまかせをまくし立てた。
祐樹は半信半疑といった感じであったが、あまりに香織が平然とした態度で
あったためか、徐々に納得していった。

「前とはルールが変わったの?うーん、分かった・・・あれ、じゃ僕も捕虜になるの?」
「あぁそーだぜ、祐樹も捕虜だ」
554イヌーピー:03/11/27 16:46
香織の言葉で罪悪感の薄らいだ康介は、自信に満ちた声で言った。

「よーし、祐樹も服を・・・」

康介が言いかけたとき、それを遮って祐樹が言った。

「こっ、康介君、僕、寝返るよ!!」
「!え、寝返る!?」
「そ、そう!僕も君達のチームの仲間になるよ!」
「んーどうする副将軍?寝返りを認めるか?」
「うぅ〜ん、どぉしよーかーなぁ、いいんじゃないかな」

そして良二は小声で「男の裸は見てもつまんないしね」っと康介に言った。
「よし、OKだ祐樹。君の寝返りを認めよう!いいかい祐樹、俺のことは将軍と呼ぶんだ。
で、良二は副将軍だで、そいつはメス豚だ。君は・・・参謀に任命しよう!」
「了解です将軍!」
「じゃあ参謀、君が寝返ったという証拠を見せてもらおう」
「し、証拠・・・?」
「そうだ証拠だ、このメス豚になにか拷問をするんだ!」
「拷問・・・?」
「あぁ、なんでもいいからこのメス豚を甚振るんだよ」

そこで良二が割り込んだ。

「この松ボックリは僕が付けたんだぜ!オッパイを攻撃する武器なんだ!」

そう言って香織の乳首からぶら下がっている松ボックリを誇らしげに揺らした。
その揺れに合わせて香織は「んっ、んっ」と声を洩らす。
555イヌーピー:03/11/27 16:48
「ほかにもクラッカーをマ○コに入れただろ、あと水攻めとか浣腸攻撃とかさ・・・」
「まぁとにかく俺らは色々やったのさ、で、祐樹にもこのメス豚にお仕置きをしてもらおうと思ってさ。
それが出来たら祐樹を俺達のチームの正式な仲間として認めるよ」

そう言われて祐樹は戸惑いながらも香織に近づき、初めて目にするその潤んだワレメをしげしげと眺めた。
そして「うぅ〜ん」と唸りながら自分なりの「拷問」を考えている。
香織は自分の言葉に後悔しつつも、従弟である祐樹が自分を解放してくれることを期待していた。

やがて祐樹は「ん?」と何かに気づいて香織のワレメに更に顔を近づけた。
そして剥き出しの勃起しきったクリトリスを指で突付きはじめた。

「香織姉ちゃん〜このお豆みたいなの何〜?」
「香織姉ちゃんじゃないぞ、メス豚って呼ぶんだ!」

良二が叱咤する、祐樹は「ごめんごめん、忘れてたよ」と頭をかきながら聞き返した。

「おいメス豚!このお豆みたいなの何なんだ!」

「ク、クリト・・・リスです」
「??栗と・・・リスです??」
「ク、『クリトリス』・・・です・・・」
「くりとりす??ねぇ康介・・・将軍達は「くりとりす」って知ってる?」
556イヌーピー:03/11/27 16:49
康介も良二も「さぁ〜知らな〜い」と肩をすくめて答えた。

「将軍達はくりとりすは攻撃したの?」
「んー、いや、そこは未だ責めてないな」

康介の言葉を聞き、祐樹は何かを閃いたような表情で背中のデイパックを外して中から
洗濯バサミと小型の虫かごを取り出した。
その籠の中には一匹の雄のカブト虫が入っていた。
そのカブト虫を取り出して祐樹が言った。

「ねぇ将軍、もう糸はないのかな?」
「ん?糸?あるよ」

そう言って康介はリュックから件の手芸用糸を取り出し祐樹に渡した。
糸を受け取った祐樹は糸を1mほどの長さに切ると、その一端を洗濯バサミにくくり付けた。
そして洗濯バサミで香織の剥き出しのクリトリスをはさんだのだ。

「がぁっ!」

祐樹の予想外の行動に香織は15歳の少女とは思えない悲鳴をあげた。
祐樹は香織の悲鳴も気にせずに、糸のもう一方の一端をカブト虫の角にくくり付けた。

「完成ぃ〜、このカブト虫でメス豚のくりとりすを攻撃しまーす!」

祐樹は手にしていたカブト虫を地面に置くと「行け!引っ張るんだ!」とカブト虫に激を飛ばした。
557イヌーピー:03/11/27 16:55
それを見ていた康介、良二も「がんばれ〜」と脇で声援を送っている。
カブト虫は初めはなかなか動こうとしなかったが、じれた祐樹に背中をつつかれると
ようやくガサガサと歩き出した。

やがて角にくくりつけられた糸がピンと張り、香織のクリトリスに更なる振動の刺激を与えた。
香織は襲いくる苦痛と快感の二重攻撃に、足腰を痙攣させて耐えていた。
その様子をみた康介達は更なる歓声をカブト虫に投げかけた。

「いけぇカブト丸ぅ〜もっと引っ張れぇ〜!」
「頑張れカブトぉ〜!」
「らぁ、らめてぇ〜、お、おどいでぇ〜!!」
「効いてる、効いてるぞぉ!ガンガン引っ張れぇ〜!」

やがてカブト虫は前進できなくなると、もがくようにバタバタと足を動かしはじめた。
そして不意に背中の甲殻を開いたかと思うと、羽を広げて飛び立った。
もちろんその角には糸がくくり付けられており、飛び去ることができないカブト虫は
糸の始点、つまり香織のクリトリスを中心に円を描くように飛び回った。

「ぎ、ぎぃ〜!ひぎれるっ!グリがぁ、ひぎれるぅぅ〜!!」

香織の言葉にならない叫びに三人は腹を抱えて笑いつつ、意図せぬ出来事に飛び上がって喜んだ。
香織は更なる刺激に声も出すことが出来ず、その口元からは涎が滴り落ちていた。

やがてカブト虫の力が勝ったのか、香織のクリトリスをはさんでいた洗濯バサミはパチっと
音を立てて外れ、カブト虫はそのまま飛び去っていった。
嬲られ続けた香織のクリトリスは勃起時の更に1.5倍ほどの大きさにまで腫れ上がっていた。
558イヌーピー:03/11/27 16:56
「どうかなぁ〜、こんな拷問でいいの?」
「すっげぇ!すっげぇ!参謀、面白かったよぉ〜!」
「うんうん、合格だよ、祐樹君は僕達の仲間だぁ!」

三人の会話を聞きながら、香織は祐樹に期待した自分の考えの甘さを悟った。

「ね、ねぇ・・・ホントにお願い、もぉ、お姉ちゃんを解放して・・・」
「駄目だよぉ〜、まだまだこれからだよ」
「そーだよ、もっと色んな拷問するからねー」

良二と祐樹の言葉に香織は諦めかけた、しかし追従すると思われた康介は
香織の予想外の言葉を言った。

「いいよ、解放してあげる」

康介の意外な言葉に香織はもちろん、良二と祐樹も驚きの声を上げた。

「えぇ〜もぉ拷問止めちゃうのぉ〜」
「僕、折角、参謀になれたのにぃ〜」

不満を言う二人に康介は「まぁまてよ」と言って言葉を続けた。

「メス豚が一生俺達の奴隷になるなら、今は解放してあげるよ」

その言葉を聞いて香織は考えた。
所詮子供の考えだ、明日になれば気も変わっているかもしてない、しかし
もし康介が本気で言っているのなら、更なる責め苦が明日以降も待っていることになる、と。
しばし熟考した挙句、香織は答えた。
559イヌーピー:03/11/27 16:58
「いいわ、私は一生康介君たちの奴隷になるわ・・・だから糸を解いて・・・」
「よし、取引成立だな、じゃあ証拠の印を取らせてもらうよ」

そう言うと康介はリュックからデジカメを取り出した。
そして香織に向けてカメラを構えて「はい、チ〜ズ」と言うや、香織の痴態を激写した。

「はい完了、もしメス豚が裏切ったらこの写真をインターネットにばら撒くからね♪」

康介は香織を後ろ手に結んでいた糸を切ると、素早く香織の首に別の糸をくくり付けた。

「やっぱ奴隷には首輪がないとねぇ〜」

康介がそう言ったその時、草むらから一頭の犬が出てきた。

「おぉ〜ジョンー!」

それは康介の近所の住人が飼っている雄犬であった。
ゴールデンレトリバーで香織も何度か見たことがある、とてもおとなしく利口な犬であった。

「なぁ副将軍、参謀、セクスって知ってる?」
「セクス?知らなぁい、英語・・・だよね」
「あぁ多分英語だ、日本語じゃ何て言うか知らないんだけどさ、男のチ○ポを女のマ○コに入れることらしいよ」
「えぇ〜さっきのクラッカーみたいに!?」
「うん、なんでもチ○ポがすっごく気持ち良くなるんだってさ、でさ、女のほうもマ○コが
気持ち良くなって『イクゥ』って泣きながら言うんだぜ」
「へぇ〜女は何処に行くんだろね?でもセクースってどれくらい気持ちいいのかぁ、
やってみたいね、ねぇやらない?」
560イヌーピー:03/11/27 17:01
「うん、やりやい、でも俺達にはまだ無理なんだって、大人にならなきゃ出来ないって
隆兄ちゃんが言ってた。隆兄ちゃんが言うことは全部ホントだからさ残念だけど諦めよう」
「うーん残念、でもしかたないか」
「でさ、俺達じゃ無理だけどさ、ジョンじゃ駄目かな?」
「えぇ〜ジョンがぁ!!」
「うん、ジョンはさ俺達の仲間だろ、だったらジョンにも気持ちいいことさせてやりたいんだ」
「うん、でもジョンはセクスできるのかな?犬と人間じゃ無理なんじゃない?」
「わかんない、でもレッツチャレンジだ!ジョンは人間の年齢にすると30歳くらいらしいから
大人だしさ、きっと出来るよ!よしメス豚!そこに四つん這いになれ!」

この時香織は彼らの会話を聞いてホット安心し、また少し笑いそうになっていた。
安心したのは彼らが一線を超えてくる心配は無いと思ったからである。
このときばかりは「隆兄ちゃん」に感謝したい気持ちになっていた。
笑いそうになったのは、いくら雄とはいえ犬と人間の交尾なんてありえない、
できっこないと思っていたのだ。
ましてやジョンはとてもおとなしい犬なのでそんなことはしないと思っていたのだ。

香織は言われるがまま、四つん這いになった。
三人はジョンに「羨ましいヤツだなぁ」などと言いながら香織の後ろにジョンを連れて行き、
三人がかりでジョンを抱えて、その性器を香織のワレメに入れようと悪戦苦闘していた。
が、さすがにクラッカーとはかってが違い、なかなか挿入できないでいた。

そして三人は「やっぱ無理かなぁ」と話しながら、ついに諦めたのかジョンから体を離した。
その次の瞬間であった、ジョンはものすごい勢いで香織にしがみついてきた。
561イヌーピー:03/11/27 17:04
ジョンは性器の先がワレメに入るや否や、更にすごい勢いで腰をピストン運動させ始めた。
香織は瞬間、何が起こったのか理解できずにいたが、そのうちにワレメから
背中を通って快感の波が頭に入ってた。

それは波の押し引きのように、断続的にやってきた。
波がきた瞬間は、頭の中が真っ白になり、香織は知らず知らずのうちに歓喜の声を上げていた。

康介も良二も祐樹さえも香織とジョンの、人間と犬の交尾を食い入るように見つめていた。
やがてジョンは絶頂に達し、香織の膣内に大量の体液を吐き出した。
ズルっと引き抜かれたジョンの性器に絡みつきながら、香織のワレメからは
ボタボタと大量の精液が滴り落ちていた・・・。


子供達の宴、第一部−山中にて

扶桑社ミステリーの
J・ケッチャム著金子浩訳『隣の家の少女』
でも読んで勉強しなおしてちょ
イヌーピーさん、大量投下もつかれ〜!
読みやすくてイイ! と思いました。

>>562
んな名作と比べられては(ry

どこか明るくなってしまって、惜しいことに「そそられない」のは、
ヒロインの葛藤や煩悶が伝わりにくいからかな。
まだ序の口ということで、続きを期待しとります。
セックスについてよく知らない子供の無邪気さにリアリティがないから、
その無邪気さゆえの残酷さが際立たないので「そそられない」んじゃないかな。
565白木蓮:03/11/27 22:56
>>378の続き
第4章
「我が王。ただいま姫君をお連れ申し上げました。」
カイルは城主の前にひざまづき帰還の口上を述べた。
「我が君。姫君はたいそうお疲れのご様子にてどうか休息を・・・」
カイルの報告に、サラに対する気遣いを見て取り、王の瞳が狭まる。
「ご苦労。お前も休むがよい。下がれ。」
「は。出すぎたことを申しました。失礼いたします。」
カイルはサラを案じつつ、一礼し去った。
566白木蓮:03/11/27 23:02
その頃サラは大きな一室に案内されたが、いくつもの監視の目を感じ、落ち着かなかった。
監視としてつけられたであろう下女が埃を落とすための入浴を勧め、それに応じ豪華な風呂にて汚れを落とした。
この城といい、水といい、なんという豊かさだろう。サラは父の、前王としての資質に思いを馳せた。
愚鈍ではなかったが、父王は晩年、何事にも無関心だった。それこそが王としての最大の罪であったのだが・・・。
だからこそ、力のあるものに取って代わり、現王は、その力をいかんなく発揮している。
この時代、この世界、王が強いことは国が強いことであり豊かさも比例した。
567白木蓮:03/11/27 23:04
しかし、現王は簒奪者でありこれは微妙に民の心境に影響を与えている。
特に前王を知る者達は現王の才覚を認めてはいてもどこかに裏切り者との思いがあり、現王もそれを承知していた。
ただ、彼はそれで構わなかった。ほしいものは手に入れてきたからである。
ただ一つを除いて・・・。
568白木蓮:03/11/27 23:07
「姫君。こちらにご衣装とお飲み物を用意いたしております。」
サラは頷き、用意されたものを身に着けた。薄くて軽いシルクですばらしい仕立てであるが、
極度の緊張でそんなことはどうでもよかった。茶をごくごくと飲み干し、椅子に腰掛けた。
彼はいつ来るのか、と考えているうちにあくびが出た。瞼が重い。
ふと、人の気配を感じ、顔を上げた。
長身の金の眼の男がじっと見つめていた。
569白木蓮:03/11/27 23:09
「・・ザン・・・」
舌がもつれる。サラは朦朧としながら立ち上がったが、薬の力には勝てず膝が折れ、眠りに落ちた。
彼はサラを抱き上げしばらくその場を動かなかった。
そして、やがて静かに寝台へ運んだ。

第4章  完
一つ質問。
ここは、他の人の未完作品で再開の可能性がまったくない作品のつづきも
かいてくださるのでしょうか?
マセという人の「漂流教室」と言う作品なのですが、掲載していたホームページ
ではもう削除されているので再開はないと考えました。
「無人島・サバイバル・性」をテーマにした物を見たいというとどこでもこの作品
を紹介されましたので。(どうやらこれしかないらしい)
場合によっては、その作品をここにコピペしてみますが。いかが?
ここ読んでる人ってどれくらい居るの?
>>570
いくら未完で再開可能性が無いといっても、
他人の作品の続きを勝手に書くってのはおかしいと思うが。

そもそも、書いてみたいと思った人が自由に書くスレだから
「これ書いて下さい」といった類はスレ違い気味
573マルチネス:03/11/29 02:35
続きを書くのは無理だけど
無人島・サバイバル・性ってのは惹かれるテーマだね
>>572さんに同意。
他人の作品に加筆するのはおかしいと思う。
リレー小説じゃないんだからさ。

続きを読みたくて自分で色々考えているのが一番楽しいのでは。
>>570
君が書きたまえ。それなら文句はない。
どうも570です。
やっぱ、無理ですか、それならいいです。
ここのスレタイが「小説書いてみたい奴と読みたい奴のスレ」であり、私は
読みたい奴なので、ひょっとしたらと思ったもので。

ところで前から思っていたことがあるんですが。
「十五少年漂流記」とか後タイトルは忘れたのですが、無人島に流れ着いた
少年達は最初うまく行っていたがやがてグループに分かれ対立する様に・・・
という話のようにナゼか男(同性)ばっかりなんですな。
半分くらい女がいたほうが話が盛り上がるのでは?と思っていたところに
「HONなび」というところで
『漂流教室 -- 突然の嵐によって無人島に取り残された少年少女たち。
大人のいない楽園で少年たちは・・・・・。
作者 -- マセ』
(書き足し、高校生から中学生の複数の男女が登場。塾の実習中の嵐と津波で
身につけていたのは水着のみ)
という紹介を見て読んだのですが未完に終わってしまったのです。
しかし、複数の男女(少年少女)・無人島・サバイバル・裸と性というのは
なんか良いなと思えるシチュだったので、こう言うテーマの作品ないかなと
たずねるとどこでもこの作品を紹介されたので、数がよっぽど少ないという事なのでしょうね?

ここは作家さんと読者が集まるところなので教えていただきたいのですが、
これはやっぱり書くのが難しいという事なのですかね?
(今まであちこちで聞いた時、マルチネスさんのようにテーマとしては悪くないという反応はあったのですが)
>>これはやっぱり書くのが難しいという事なのですかね?
そういう質問自体スレ違い。ただ、一言。難しいんじゃなくて、面倒くさい。
>>576
いい加減スレ違いだろうが。優しいレスがついてるからって
空気読む努力しろよ。
クレクレ君はリクエストスレってもんがあんだから
そっち逝け。そのスレどこですかなんて聞くなよ。検索しろ。
まあまあ、熱心に探してるようだし今回限りという事で許してやったら。
(もう一回来たら無視するけど)

やや、荒れ気味ですが。。。
ここまで保管しました。

保管サイトに、連絡用のメアドを記載。
作者の方からの連絡、その他受け付けます。

保管サイトはこちら
http://novels2ch.s6.x-beat.com/
保管サイトに、他スレの露出小説を1話追加。
582マルチネス:03/11/30 17:27
信二は、半ば放心状態の中で杉野と佐和子が何事も無かったかのように
テニスの練習をしているのを見つめていた。
二人が笑顔でボールの交換をしている姿は、まるでどちらが本当の
夫なのか分からないくらいだ。男という生き物は射精後、最も冷静に
なるものだ。信二は自分が仕向けた結果を悔いた。そして理不尽を
承知で妻を呪った。(例え、俺が仕向けたにせよ過ちを犯したのは
佐和子の不貞だ)信二の心には青白い復讐の炎が燃え滾っていた。
583マルチネス:03/11/30 17:34
自分の前の通路を人が何人か通り過ぎても構うことなく信二は
妻を奈落の底へ突き落とすような、残酷な展開を思案していた。
そんな事とは関係無く野良猫が信二の心をあざ笑うかのように
目の前で毛繕いをしている。腹が立った信二はズカズカと猫に
歩み寄るとサッと路地裏へ逃げていってしまった。通行人が
見ている。ちょっと恥ずかしくなって信二は妻が終わるまで
車の中で待つことにした。
584マルチネス:03/11/30 17:38
佐和子は杉野との最高の情事の爽快感からか体の動きも滑らかになり、
空が夕焼けに染まり出す頃にはいっぱしな球を打ち返せるようになっていた。
「いやぁ、奥さん良いセンスしてますよ。学生時代何かやってらしたんですか?」
と杉野が感心して言うと、佐和子は照れくさそうに「高校生時代にバスケットを
ちょっと・・」と答えた。「なるほど、それでフットワークが良いんですね」
杉野はニッコリと笑い「そろそろ終わりにしますか?」と言った。
585マルチネス:03/11/30 17:45
佐和子はせっかく上手くなり始めてきたところなので名残惜しかったが
子供も待っていることだし、「そうね、今日はどうもありがとう。楽しかったわ」
と素直に礼を言った。気付くと回りにはもう誰もいなくなっていた。
「あら、誰もいないわね。管理人さんに怒られちゃう」と佐和子が言うと、
「大丈夫。鍵は僕が持ってるから」と言ってウィンドウブレーカーの
ポケットから鍵を出し、チャラチャラさせて見せた。
夕焼けに染まった佐和子の顔が一層魅力的に見える。杉野は佐和子をもう一度
抱きたい衝動に刈られたが、さすがに癖になってお互いの家庭を壊してしまい
そうな気がして、その気持ちを打ち消した。
586マルチネス:03/11/30 17:54
「さ、行きましょう」と言って軽く佐和子の方を抱く。
汗でほんのり湿っている佐和子の肩は否応無しに杉野が男であり
佐和子が女である事を意識させた。(このまま抱きすくめて彼女の
魅力的な唇に吸い付きたい!)その思いが杉野の理性の堤防を決壊させそうに
したが、指にギュと力を入れそうになる衝動を辛うじて堪え手を離した。
杉野の異変に気付いた佐和子が「なに?」と不思議そうな顔をしている。
587マルチネス:03/11/30 17:58
「いや、夕日に染まる奥さんは、一層素敵だと思って・・」と言って
杉野はニヤけた。佐和子は「なに言ってるのよもう!」と言って照れた。
(また杉野さんは私を抱きたいと思ってるのかしら?・・)お互い
スポーツで上気した今SEXをしたらさぞかし気持ち良いだろう。
佐和子は今杉野が誘惑してきたら断りきる自身が無かった。
だから(お願い、誘惑しないで・・)と祈った。
588マルチネス:03/11/30 18:07
どこかで5時を知らせる夕焼け小焼けのメロディが流れる。佐和子と杉野は
並んでそのメロディを口ずさんだ。気付くと二人の手と手がお互いに
絡み合っていた。まんじりともせぬ信二は遅い二人の帰りをイライラしながら
待ち構えていた。が、待てども待てども二人の姿は見えない。待ちきれなくなった
信二はとうとう車を飛び出し元来たテニスコートへ向かった。そして金網に
張り付いた。重なり合う二人のシルエットが夕日に赤く染まっていた。
杉野はしっかりと妻の体を抱きしめ唇を重ねている。信二は身じろぎもせず
その絵に描いたドラマのような情景を見つめていた。
589マルチネス:03/11/30 18:14
ひとしきり愛を確かめ合った二人は、信二に気付くことも無くクラブハウスに
消えて行った。夫にとってこれ以上の悪夢があるだろうか?
信二は自分の性欲を満たすために仕掛けた結果の代償があまりにも大きかった
事に今更ながらに気付いた。信二は二人が消えた玄関口を呆然と見つめながら
二人が中に消えたままタダでは出てこない事を確信していた。
信二はザックザック・・と砂を重く踏みしめながら入り口に近づいていく。
(見たくない!)と強力に思う反面、(それでも確認せずにはいられない)
衝動を抑える事ができなかった。
590マルチネス:03/11/30 18:19
杉野と佐和子はお互い向かい合いシャワー室に立っている。
杉野は黙って佐和子のシャツをめくり上げ脱がせた・・。
続いてブラをはずす・・。
それに呼応するように佐和子も杉野のシャツを脱がせようとした
杉野が大柄なため佐和子はつま先で立ちシャツを脱がせたがよろめいて
しまった。杉野はあわてて佐和子の体を支えクスっと笑った。
591マルチネス:03/11/30 18:25
今度は杉野が佐和子のショートパンツをパンティごと降ろした・・。
こじんまりした茂みが何ともむしゃぶりつきたい衝動に駆られる。
佐和子は杉野を真似るように信二のパンツを降ろすと、力の漲った
ペニスが硬いゴムのように反動を付けて飛び出した。
佐和子は小さな声で「キャ・・」と悲鳴をあげた。
佐和子は巨大な杉野の砲身を興味深げに見つめ
「さっきあんなに出したのに・・凄いのね・・」と驚きの声をあげた。
592マルチネス:03/11/30 18:32
「この子が早くあなたの中に入りたいって聞かないんだ・・」と言って
軽く砲身をしごいて見せた。そのまま佐和子の手を想定し杉野は目を瞑って
シュッシュッとしごく。「すぅ・・はぁ・・想像しただけでも
でちゃいそうだ・・」と恍惚の表情を浮かべた・・。
男の自慰行為を初めて見た佐和子は思わずゴクっと唾を飲み込んだ。
そしてハッと我に返り「いやだ、入れさせてあげないっ」と言って
前を隠して見せた。
593マルチネス:03/11/30 18:37
杉野は急に真面目な顔になり「愛してるよ佐和子・・」と言った。
佐和子は何か言おうとしたが真剣な眼差しに射すくめられて
何も言えなくなってしまった。
シャワー室の小窓から入る真っ赤な夕日が二人の裸を照らすと
杉野の頑健な肉体と佐和子の女らしい柔らかい肉体が赤と黒の
陰影となり、お互いが異性であるという事を強調させた。
594マルチネス:03/11/30 18:43
たまらなくなった杉野は佐和子を抱きすくめ佐和子の唇を吸った。
佐和子もそれに応えるように杉野の首に手を絡め舌を入れた。
お互いの舌が生き物のように絡み合う。チュパチュパと唾液が
絡み付きシャワー室に響いた。佐和子の割れ目は既に杉野の
ペニスの挿入を期待してジットリと湿っている。
杉野は佐和子の柔らかい太腿を片方抱え上げ、自分のペニスを
挿入出来るようにいざなう・・。
595マルチネス:03/11/30 18:47
佐和子もそれに協力して腰を突き出し杉野の巨大な砲身を迎え入れた。
肉道を巨大なペニスで埋め尽くされた快感で、佐和子は喘ぎ声をあげようと
したが舌が絡み合っていて声にならない。「んぐっ・・ん、ん、んぅー!」
といううめき声をあげ杉野の背中に爪を立てることで募る快感を辛うじて
開放した。
596マルチネス:03/11/30 18:53
屈強な杉野の肉体は華奢な佐和子の肉体を不安定な体制でも
まるで弄ぶかのように支配した。杉野は夕焼けと上気した体で
真っ赤に顔を染めながら佐和子の口内に舌を狂ったように蠢かせ、
ペニスをかきまわして膣壁の感触を堪能した。
二人は上の口と下の口の両方でお互いの性を確かめ合った。
597マルチネス:03/11/30 19:00
杉野はおもむろに口から舌を離し、「お、お、お・・奥さん。で、出そうだ」
とうめいた。「な、中に出しちゃ駄目ですか?お、奥さん・・」杉野は
ペニスを出し入れしながら苦しそうに言う。佐和子は首をぶるぶると横に
振って拒否した。「な、なかに、中にだしたい・・奥さん・・」
杉野が嘆願する。佐和子はハァハァと荒い息をしんがら眉間に皺を寄せ、
また首を振った。「な、中に!」「だ、だめ・・」「中にっ!!」
「中に!!!奥さんっ!!」杉野の腰の動きが一層強くなり射精が間近
なのが分かる。
598マルチネス:03/11/30 19:04
「だ、駄目できちゃう!!」「中に!!」「いやっ外に!!」
佐和子は体を突っぱねようとするが、下半身は杉野ががっちり支配して
いるので外せない。「やだ、やだやだやだ!!外に出して!」
佐和子は涙ながらに嘆願した。杉野は「う、うぉー!!」と吠えながら
二度三度と強く最奥部を貫くと砲身を引き抜き佐和子の頭を股間に
押し付けた。
599マルチネス:03/11/30 19:10
「せめて口で受けてください!!」そう言って杉野は苦しそうに
ぐいぐいとお互いの粘液でネットリとテカりを帯びているペニスを
佐和子の口内にねじ込んだ。
佐和子はそれに従い、根元を手でしごきながら杉野の欲情の証しを
口内で受けた。さっき出したばかりのはずの精液は、どこに貯めていたのか
と思うほど大量に佐和子の喉元に注ぎ込まれた。佐和子は慌てて
ゴクゴクと飲み干そうとするが、間に合わずゴホゴホと咳き込んでしまった。
その拍子にだらしなく白い粘液が口元から涎のようにこぼれ落ちた。
600マルチネス:03/11/30 19:16
杉野は自ら根元をしごきあげ最後の一滴まで佐和子に飲み干させると
「ふぅー・・」と満足そうな深い息をついた。
そして座り込んだ佐和子の手を取り立たせ「とっても良かったよ佐和子・・」
そう言って軽く髪を撫でた。佐和子もニッコリ笑い「私もすっごい気持ち良かった」
と満足そうに言った。そしてシャワーのコックをひねり汗まみれのお互いの
体を洗い合った。
601マルチネス:03/11/30 19:21
一部始終を見ていた信二は、情けなくも寝取られた二人の情事に
二度目の射精を果たしいた。
仕方がない・・自分が佐和子にしてやるSEXなど吹き飛ぶような
二人の情交を見せ付けられ、佐和子がどっぷりとそれに浸かってしまう
気持ちも分からないではなかった。(だがそれはそれ。裏切った妻と杉野への
落とし前はきっちりとつけさせてもらう)
602マルチネス:03/11/30 19:27
信二の心の中には家族への愛着の部分が閉め出され、
これからは実質一人で生きていかなくてはならないという
一種の覚悟のようなものが芽生えていた。
信二の姿はポケットに手を突っ込みながら、すっかり暗くなった
夜道に消えて言った。
603マルチネス:03/11/30 19:39
つづく
大量投下お疲れさまです。ここまで保管しました。

保管サイトはこちら。
http://novels2ch.s6.x-beat.com/
マルチネスさん、毎回楽しませて頂いていますが、今回も良かったです。
信二が今後、どのような行動に出るのか楽しみにしています。
頑張って下さい。
生活時間調整のため徹夜中。
勢いで、保管サイトの外観をクリスマスverに。
色がいまいちなので良い組み合わせがあったら教えてください。
607白木蓮:03/12/01 17:47
>>569の続き
第5章
サラが目覚めたのは、翌日の日中だった。どこにいるのか、昨夜のことを思い出すのに時間がかかった。
下女がすっと寄ってきて身支度を促す。軽い食事後、サラはついに尋ねた。
「ザンはどこ?」
「こちらへ今、お見えになります。」
無表情な下女の言葉が終わらぬうちに扉が開いた。
608白木蓮:03/12/01 17:49
「我が名を覚えていたか・・・サラ。」
嘲笑を含む低い声と共に彼は姿を現した。優雅と言ってもよい堂々とした歩き方だがどこか獰猛な肉食獣を思わせる。
サラは背筋がぞっとするのを何とか抑えながら誇りだけは失うまいと誓った。顔を上げ彼を見据えた。
「慈悲深き王よ。いよいよ私の死が必要になったのでしょうか?」
彼はサラの勇気に感心しつつ欲望が膨らんでいくのに身を任せた。
サラの顎に触れ、指を下唇に這わせる。
609白木蓮:03/12/01 17:52
「お前の血がほしい。死ではなく別の意味でな。だからこそ、生かして捕らえたのだ。幸いにもお前は美しい。
しばらく楽しめるだろう。慈悲については・・・、これから嫌というほど請う事になるだろう・・・。だが、
まずは・・・。」
紫色の瞳が驚愕に見開く。彼の声はさらに低く官能的になり、金の瞳が欲望で暗く翳る。
下唇をなぞっていた指がサラの歯に触れた。
思わずサラが一歩退いた瞬間、彼は両手でサラの頭を抱え、唇を塞いだ。
激しくどこまでも貪欲な獣のような口づけ。
支援
611白木蓮:03/12/01 17:53
助かります。
612白木蓮:03/12/01 17:57
「!!・・・う・・っ」
彼の舌はサラのそれに巻きつき吸い込み味わった。叫ぶことも、振り払うこともできず、彼の欲望の中に突き落とされていたサラは、かつて力ずくで
自分を奪った男への恐怖が蘇り混乱を来たしていた。
両手で彼の身体を押しのけようとしてもビクともせず、ますます抱きすくめられるだけだった。
さらに、執拗になっていくキスから逃れるためサラは彼の腕に爪を立てた。
血が滴るほど強く。
罰する為に始めた戯れだったが抱きしめたサラの感触と匂いに、ザンもまた止まらなくなっていた。しかし、さすがに痛みに気をそがれサラを放した。
613白木蓮:03/12/01 18:00
一瞬、お互いに見つめあい睨み合った。
彼は、瞳を剣呑に光らせつつ腕から流れ出る血を舐めた。
その隙にサラが彼の横をすり抜けようと走り出した瞬間、肩が外れるかと思うほどの勢いで
腕をつかまれ引き戻された。
「確かめておかねばならぬことがある。」
怒りを含んだ一言と共にサラを抱き上げ奥の寝室へ向う。
サラは彼の目的は分からなかったがこれからしようとしていることをすぐに察し、恐怖と怒り
のあまり猛烈に暴れた。
614白木蓮:03/12/01 18:12
「王はこちらか?」
カイルが訪れサラの下女に尋ねた。
扉の向こうから激しい物音と叫び声が聞こえ、カイルはすべてを察した。
少なくとも姫君が殺されることはなさそうだ。
カイルは胸をなでおろし下女に頷くと、退いた。
                            第5章 完
白木蓮さんお疲れさまです。
ここまで保管しました。

保管サイトの色ですけど、どうしましょうか。

保管サイトはこちら
http://novels2ch.s6.x-beat.com/
616マルチネス:03/12/02 13:33
保管サイト担当者様
保管サイトの色・・・今のじゃ駄目なんですか?
僕はノー問題だと思いますが。っていうか十分すぎるというか・・」

>>605
ありがとうございます。
正直、いつもいきあたりばったりで書いているので今後の展開は
作者自身も皆目見当がつきません
見捨てられないよう何とか収拾つくように努力します
617sage:03/12/02 16:35
保管サイトへの行き方がわからないです
おしえてくださいー
>>617
ここなんですけど、
http://novels2ch.s6.x-beat.com/
いけませんか?
直にクリックすると行けないかも。
URLをコピペで貼ると飛べると思う。
620Traffic Jam:03/12/02 18:31
>>354の加奈の続き
プールから出たあとの日差しは入る前より強く感じる。
迷彩色のタンクトップとデニム地のホットパンツからスラリと伸びる健康的な手足が15歳という若さを物語っている。
しかし、先ほどまでの出来事で体力的にも精神的にもクタクタで気怠さが重くのしかかる。
「加奈さんお待たせしました」
振り返ると出口の階段から彌生ちゃんが白のワンピースを清楚な雰囲気を翻しながら降りてくる。
不意に一条の生暖かい風が吹き、スカートが大きく膨れあがる。
「キャッ」
可愛らしい悲鳴を上げ、真っ赤にしながら一生懸命押さえる。
スカートの裾を気にしながら降りてくる様は微笑ましく、疲れも吹き飛んでしまう。
「……見えました?」
恐る恐る私に尋ねる。
「カワイイアソコがね」
小声で笑いながら答えると
「ウソッ!」
改めてキョロキョロと自分の痴態に気付いた視線がないか確認する。
「彌生ちゃん、スカートの中日差しに透けてライン見えちゃってるよ」
頭から湯気を出して俯いてしまう。
621Traffic Jam:03/12/02 18:34
私たち二人は昨晩の内に指示されたとおりノーパンノーブラで帰らなくてはいけない。
駅までの道を一緒に帰る。
門を出るとプールの近くには子供達を相手にした駄菓子屋が何軒かあったり、ワラビ餅を売っている軽トラックが来ていて、プールから上がった子供達でにぎわっている。
恥ずかしがる彌生ちゃんの手を引っぱって人だかりの中に混ざる。
小学生の男の子達の前でお菓子を見る振りをしてわざとしゃがむ。
大きく開いた太腿の付け根が見えそうで見えない。
真っ赤になって眼が離せなくなっている男の子達のゴクリッと生唾を飲む音が聞こえてきそうだ。
膝を折ったまま横に移動すると生地が歪み、隙間からさらに奥まで見える。
パンツは見えるはずもなく、日焼けをしていない肌が覗く。
中には前からではなく、私の横や後ろに立って胸元を見ようとしている男の子達もいる。
私はタンクトップだから胸元を覗かれても大丈夫だけど乳首が尖っているのがハッキリとわかってしまう。
彌生ちゃんは私の隣で同じ格好をしているけど、脚はピッタリと閉じてる。
一生懸命スカートの方を気にしていたためカワイイアソコは見えないけど、ノースリーブで少しゆとりのある首元や脇からはぽっちりとした乳首まで覗けてしまっていた。
622Traffic Jam:03/12/02 18:35
男の子達の視線を強引に振りほどいて結局、ワラビ餅を買い、駅の方へと食べながら歩いていく。
「加奈さん……さっき背中からお尻見えてましたよ」
自分が気付いていなかった痴態を指摘されてしまった。
「そう?彌生ちゃんなんてその可愛いオッパイ見られてたよ」
とささやかな反撃をする。
彌生ちゃんも私もとも気まずいのか恥ずかしいのかその後は黙って歩き続ける。
ポツンポツン
大粒の雨が乾いた道路を濡らしてく。
少し蒸発した雨の匂いが漂ったと思ったら、厚い雲は青空を浸食して真っ暗にしながらその雨足を強めていく。
「きゃぁーっ」「やだぁっ」「うわっ」
他の通行人も慌てて四方八方に散っていく。
私たちも駅の方へと走るが雨宿りができそうなところが見つけられず、びしょ濡れになって服が肌にピッタリと張り付く。
なんとか道の横の小さい公園に屋根のあるベンチを見つけ雨宿りをする。
胸に張り付いているタンクトップを摘み、湿気を逃す。
もう彌生ちゃんなんかは乳首の色が服の上から分かるぐらいびしょ濡れになっている。
一生懸命タオルで雨を拭き取っている。
服が乾いて雨が止むまで二人だけ静かな空間に取り残されてしまった。
ずっと疼きっぱなしだった頭は突飛でもないことを考え出す。
「彌生ちゃん…風邪ひくといけないから濡れた服脱がないと」
支援
624Traffic Jam:03/12/02 18:42
日陰から出ると一瞬視界がホワイトアウトする。
眩しさを我慢しながら先に出た加奈さんを探す。
水着と同じようにできるだけ生地が少ない感じの格好をした加奈さんを見つけ、階段を下りていく。
「キャッ」
突風がスカートを捲り上げてしまう。慌てて前を押さえる。
すぐにやんだ悪戯な風を恨めしく思いながらも不安で加奈さんの元に急ぐ。
「……見えました?」
念のため加奈さんに聴いてみる。
「奇麗なスジが一本ね」
「ウソッ!」
加奈さんの小悪魔をも思わせる無邪気な笑顔はウソか本当か疑心暗鬼にさせる。
加奈さんはそのままの顔で追い打ちをかける。
「彌生ちゃん、スカートの中が日差しに透けて身体のライン見えちゃってるよ」
赤外線カメラで見られてるように思えて、頭のてっぺんから脚の指先まで体温が上昇していく。
625Traffic Jam:03/12/02 18:43
スースーする胸元と股間が気になりながらも門を出る。
加奈さんはいきなり私の手を引っぱりどこに行くと思ったら、一番行きたくない所が
わかってるかのように人だかりの方へと誘う。
加奈さんは男の子達に紛れて路上に並べられた駄菓子を選ぶ。
いや、選んでいる振りをする。
向かいの男の子を挑発するように大股開きで座っている。
ちょっと短いタンクトップと際どいデニムの短パンは背中どころか、下着を付けてないお尻の割れ目まで見せている。
「彌生ちゃん、こっちとこっちどっちが良いと思う?」
加奈さんは眼で私にも座るよう促す。
その目線に囚われた私も仕方なく色とりどりの駄菓子の前に座る。
いつもは下着が見えないよう気を付けるのに今日はそれすら付けていない。
細心の注意をはらってしゃがむ。
男の子達が指を指すたびに私のアソコが見えているのではないか気になって加奈さんの言葉もすり抜けていってしまう。
お尻の穴にも空気の流れが分かるぐらい下半身に意識が集中してしまう。
『今、風が吹いたらどうなるんだろう…』
衆人環視の中、何も付けていない下半身を露出する。
そんな場面を想像していまい、再び子宮が熱を帯び始める。
626Traffic Jam:03/12/02 18:45
冷たく柔らかな食感と共に黒蜜の甘さが口の中に広がる。
「美味しいね」
と隣の加奈さんはきな粉がかかった同じモノを食べながら歩いてる。
容器と爪楊枝を道路脇のゴミ箱に捨てて、再び歩き出す。
先ほどの光景を思い出し、加奈さんに言う。
「加奈さん……さっき背中からお尻見えてましたよ」
気付いてなかったのか瞳を大きくして見つめ返してくる。
逆にこっちの方が恥ずかしくなる。
「そう?彌生ちゃんなんてオッパイ見られてたよ」
そう言われて慌てて手で胸を押さえる。
下半身しか意識していなくってすっかり忘れていた。
オッパイを覗かれてたなんて恥ずかしくてそのまま黙ってしまった。
加奈さんもそれ以降何も言わず、今日の今までの出来事を思い出してるようだった。
日が暮れるにはまだ早いのに、急に西の空が暗くなり始める。
そうかと思ったら駆け足で夕立が街を包み込んだ。
私たちも慌てて雨宿りができる所を探し、再びびしょ濡れになりながらも住宅街の一角の公園を見つけた。
ワンピースは透けて下着を付けていないオッパイやお尻を見せながら街中を走り回っていたなんて、死にたいぐらい恥ずかしくって、でも、なんか気持ちよく感じる自分もいた。
変態な性癖がこのまま加速していきそうで不安になりながらもタオルで水分を吸い取らせる。
裸じゃないけど透けて見える姿は余計羞恥心を掻き立たされるというのに、一緒に雨宿りしている加奈さんはなにもせず私を見つめている。
そして、一言つぶやく。
「彌生ちゃん…風邪ひくといけないから濡れた服脱がないと」
さらにアクセルを踏まれてしまう。
627Traffic Jam:03/12/02 19:03
>>622の加奈と>>626の彌生の続き
湿った肌がくっつくと体温が伝わってくる。
背中に回した手は再び濡れた黒髪を撫で、さらに互いの身体を密着させていく。
唾液と吐息を交換し、感覚を同調させていく。
私の高まりが彼女の高まり、彼女の喘ぎは私の喘ぎ
多分、このまま互いの本名も住所も教えず駅で別れるのだろうとなんとなく分かっている。
しかし、二人はこうして実際に出会い、画面の向こうの虚構の存在ででないことを分かれたあとも思い出すことができるよう、互いに心と体にマーキングをしていく。
私と彼女の二人だけの夏休みの秘密と想い出として……

緑に囲まれた公園の中で夕立のカーテンの向こうに二人の少女が裸で立っている。
その一幅の名画のようで幻想的な光景はそれが絵ではないことを証明するよう徐々にだが体温を持ちながら変化し続けていった………………


<了>
628Traffic Jam:03/12/02 19:42
季節外れも良いところですがコレで「加奈の夏休み」、「彌生の夏休み」を終わります。
一つの時系列を二人の視点で書いてみました。別々にでも交互にでも読めるようになっています。(なってるはずですw)
ただ、加奈を先に書いていたので、彌生の方が細かく書いてしまう傾向があって、(いるかどうかしりませんが)加奈ファンには申し訳ないと思ってますw
一応、二人の番外編の構想(これまたもう既に季節外れw)がありますが、来年の一月いっぱいまでリアルが忙しすぎるので休筆?させていただきます
復帰後は「ボランティア委員会」を最優先に執筆・投稿していきますので、首を長くして待ってた方達には大変申し訳有りませんが今しばらくの猶予を…

>>623
キリがいいところでの支援どうもです

>>補完さん
ラストは二人の共通ラストなので>>627を加奈と彌生の両方に加えてください。
629Traffic Jam:03/12/02 19:46
あ、>>624>>396の彌生の続きです
乙です
次作期待してます
631藤原忍:03/12/02 22:12
お疲れ様です。
「ボランティア委員会」待っています。
(TJさんの描く女性が素敵なので…)
二つの視点で書くというのには考えさせられました。
私では書けないので、うらやましい…。
一人称に四苦八苦して現在挫折中です。二つの視点でとなると…。

>>保管様
お疲れ様です。
クリスマスバージョン、素敵です。
読みやすくなって、私はホクホクしています。
ここまで保管しました。

>>TrafficJamさま
お疲れ様でした。
ボランティア委員会期待しております。
なにせ、みんなずっと寸止め状態ですし。

>>藤原忍様
メール受信いたしました。返事のほうはもう少しお待ちを。

保管サイトはこちら
http://novels2ch.s6.x-beat.com/
>>TrafficJamさま
ご相談いたしたいことがありますので、
メールいただけたら幸いです。
>補完氏
露出スレでいうのもなんだからここで言わせてもらうが、
「〜が完結しました」とか宣伝するのはどうかと思うぞ。
向こうには直接関係無いんだし
保管だった
>>634
露出スレはもともと作品紹介用スレなので、
スレの趣旨に合う作品であるかぎり紹介しても良いのではないでしょうか?
637ヘア解禁 ◆EYDneFayJ2 :03/12/04 12:42
「解毒剤?」
「そう。ほしい?」
「もちろんです」
「じゃあこれを穿きなさい」
美晴先生は黒い布切れをさしだした。
「これは……?」
手にとって広げてみる。
「やだあ……」
ユカの全身はふるえてきた。
見た目はブルマーだが、またぐらの内側に大きく隆起したものがある。
これを穿いたらどうなるか明白だった。
先日、コスプレ会場でつけた擬似ペニスパンティと丁度正反対の、ヴァギナに人工ペニスが突き刺さる用途のものである。
「こ、こんなものを着けるんですか? ひどいです!」
「だって解毒剤がその突起に塗ってあるの。催淫剤は経口薬だったけど、解毒剤は直接性器に塗らないと用途をなさないの。それも奥深くね。だからこんな形のパンツを穿かなきゃならないってわけ」
「でも……どうしてこれブルマーになっているんですか?」
「あら、だって次の授業は体育でしょう? それをつけて運動しなさいな」
「そんな! わたしそんなことできません」
いくらエッチが心から好きなユカとはいえ、そんな色情狂のような真似はできない。
「あら、じゃあ、体育の時間に好きなだけイキまくるのね」
「そ、そんな。……わかりました。」
恨めし気に美晴先生を見て、素肌にペニスブルマーをつけるユカだ。
「そのかわりもうこんな真似はやめてください。あんまり酷いことをされると、わたしだって考えがあります。PTAとかに今度はこっちが訴えますよ」
「わかったわ……やりすぎたのは謝るから。ブルマーの穿きごごちはどう?」
笑顔で聞いてくる美晴先生だ。
638ヘア解禁 ◆EYDneFayJ2 :03/12/04 12:44
(ん……んん、おまんこに入ってくるよお……)
ユカは思わず、ぐいっとブルマーを引き上げてしまう。
「どう? 少しは落ち着いた?」
「……そうですね。大丈夫みたい」
「しばらくつけていないと薬の効果はないから。今度の授業の間はそれで我慢してね」
にっこり微笑む美晴先生だった。

モッコリ・マンというあだ名のある尾崎体育教師の授業は男子生徒には好評、女子生徒には不評である。
奇妙な運動ばかりさせるからだ。
今日もそのおかしな運動をさせられることになった。
尻を床について、足を広げ、腰を上下に動かす体操である。
男子生徒たちの前に女生徒を一列に並べて足を広げさせる。
(なにこれ……あたしたち見世物じゃないわよ……)
不満なユカだ。
だいいちこれではペニスブルマーが男子生徒から丸見えである。
外見は普通のブルマーと変わらないとはいえ、ばれてしまったらどうしようと気が気ではないユカだ。
モッコリ・マンなどという別名がある通り、尾崎教諭のジャージはいつも盛り上がっている。
20代後半の教諭でまあまあハンサムな部類ではあるがユカの好みではない。
しかしどうしたことだろう。
今日は不思議と尾崎が魅力的に見える。
(ん……なんなの! トロトロあそこからジュースがあふれてきてる!)
ヴァギナを深々と抉っている擬似ペニスの与える快楽にユカは思わず腰を動かした。
「こらあ! 西野! まだ運動は始まっていないぞ」
639ヘア解禁 ◆EYDneFayJ2 :03/12/04 12:45
尾崎が怒鳴る。
「は、はい……」
消え入るような声で答えるユカ。
だが下半身の異変はいっかな治まることがない。
おかしい。
解毒剤が効いているはずではないのか。
「よおし。では体操を始める。女子は腰を落とし、両足を開く。腕を後ろに回して全身をささえろ。そうして、足を広げたまま腰を浮かせて上下させる。この運動をすると、足腰がとても丈夫になる。では、始め!」
おずおずとユカは腰を動かして運動を始めた。
(ん……しみる……)
腰が動くたびヴァギナに食い込んだ擬似ペニスがユカを突きさす。
「西野! もっとちゃんと運動しないかあ!」
尾崎が今度はさっきと別のことを言う。
(もう……尾崎先生最低……)
しぶしぶユカは律動を激しくする。
しかしその動きに比例してヴァギナへの快感が増していく。
(んんっ? なんなの! どんどん気持ちよくなるよおッ!)
自分の意志とは別に腰の動きがさらに過激になっていく。
(どうして? どうして? ユカ、またいっちゃうよおッ!)
その時だ。
ユカの内部に収められた人工ペニスが律動を始めた。
「!」
絶妙な動作といえた。
緩やかに動いてユカを安心させたかと思うと、隙を突くように激しいうねりを加えてくる。
640ヘア解禁 ◆EYDneFayJ2 :03/12/04 12:47
(そ、そんな! これ、電動式バイブだったの?)
ブルマーの内部に仕込まれた太い擬似男根に陵辱されながら、快楽の波に腰をつきあげるユカだ。
生徒たちと尾崎は異様な雰囲気にしん、としている。
(す、すごい! いっちゃう! いっちゃう! バイブでユカいかされちゃうよおッ! すごいよ、
もっと突き上げてほしいよ! ユカのおまんこ滅茶苦茶にしてえッ!)
クラス中の人間にいやらしいブルマの股間を見せつけるユカだ。
(み、みんな見てるうッ! みんなユカのブルマ見てるよおッ! おまんこ、ぐりぐりされてる
ユカの淫乱な姿全部見られてるッう!)
仰向けになったまま腰をぐうっと天に突き出すようにしてユカは絶頂した。
(いいいいッ! ユカいきます! いっちゃいますうッ!)
性玩具着きブルマーをべとべとの愛液で汚しながら、ユカはエクスタシーに達した。
しかし快楽地獄はまだ終っていなかった。
(ま、またいっちゃう?)
深い絶頂感を味わったというのに、息つく暇もなく再び快楽の魔の手がユカを襲った。
(だめええッ。もういけないよおッ! おまんここわれちゃうよおッ!)
しかしユカのヴァギナは悦楽の痙攣を止めることなく、擬似ペニスを貪っていく。
ペニスもそれに応えるように、動きを加速させていった。
(うわあああッ! どうしてこんなに何度もいくのおッ! もうダメ頭がおかしくなっちゃうよおッ!)
ユカは本気で己がおかしくなってしまうのではないかと恐れた。
どうすればいいのか。
我慢をすればするほど、快楽で爆発しそうになる。
641ヘア解禁 ◆EYDneFayJ2 :03/12/04 12:48
(そうだ。思いきり声を上げよう。そうすれば少しは楽になるかも)
そう考えた時にはもう甲高い声をはりあげていた。
「尾崎先生! クラスのみんなッ! ユカのエッチなブルマー見てえッ! ユカいっぱいいっちゃう!
だめえッ! 止まらないの! 何度も何度もいっちゃうのおッ! ブルマーの中でびくびく動いてるユカのおまんこ、
みんなの視線で犯してえッ! 犯して何度も何度もユカをいかせてえッ!」
尾崎だけではなく男子生徒たち全員が勃起していた。
あるものなどは射精に到ったのだろう、体育着の短パンの前を汚していた。
反面女生徒たちは眉をひそめうつむいている。
荒波のように繰り返し打ち寄せる快楽で気を失う前、ユカは見た。
体育館の隅に美晴先生がにっこりと笑いながらユカを眺めていた。
手の中にあるのはリモコン?
その時ユカはまたしても罠にかけられたことを知った。
642Traffic Jam:03/12/04 13:31
>>637-641
ヘアさん(・∀・)イイ!
かなり良すぎデス。勉強になるなぁ〜

>>633 補完さん
お手紙出しましたよ〜
>>ヘア解禁さん
どきどきしました。
この先どうなるのかとっても楽しみです。

>>TJさん
お返事しましたー。
644ヘア解禁 ◆EYDneFayJ2 :03/12/04 14:16
『西野! 授業中のこの態度はなんだ! 放課後、体育準備室に来い!』
ひとしきり絶頂を味わった後、ユカは尾崎に命令された。
確かにあんな痴態をさらけ出したのだ。怒られない方がどうかしている。
周囲のクラスメートの視線にはさすがにまいった。
男子生徒たちはいやらしい視線を投げかけてくるし、女生徒たちは軽蔑の白い目である。
それよりも困ったのは快楽のうずきがまだ治まっていないということだった。
「ユカちゃん、すごかったね」
体育の授業中すれ違いさまに只野に声をかけられ、ぽんと肩を叩かれただけで、びくッびくッと感じてしまうユカだ。
(おかしいよ……これ絶対おかしい……。ユカいくらなんでもこんなにエッチなコじゃないもん!)
しかし身体は正直だ。
今は律動を止めたブルマーバイブを使ってオナニーをしたい誘惑を抑えながら、どうにかユカは授業をやりすごした。
「どういうことですか?」
また同じセリフを美晴先生に投げつけたユカだ。
体育の授業が終っても美晴先生は体育館に残っていた。
憤怒に燃えて、食いかかるユカだ。
美晴先生はくすくす笑っていった。
「あら? だってあんなに悦んでいたのに、文句言うなんておかしいわよ、ユカちゃん」
「いったいわたしに何をしたんですか?」
「このこと?」
言ってこれみよがしにリモコンをとりだすと、スイッチを入れる美晴先生だ。
「やン!」
またしても下半身にずーんという快楽の波動を送り込まれ思わずしゃがみこんでしまう。
「解毒剤というのはウソ。バイブに塗ってあるのは催淫増強剤よ」
645ヘア解禁 ◆EYDneFayJ2 :03/12/04 14:16
「ひ、ひどい……」
床にぺたりとへたりこんで悦楽の呻きを噛み殺すユカ。
「これで経口薬と内臓部の両方にしっかり薬効を埋めこんだから。あと24時間はあなたいき続けるわよ」
「そ、そんな。そんなにいったらわたし死んじゃいます」
ニコニコ嬉しそうにしながら美晴先生は言った。
「じゃあ、本当の解毒剤を教えてあげる」
「は、はい」
「その代わり」
「な、なんですか?」
「これからわたしの性奴隷として毎日保健室でご奉仕すること。そうそうあなた一人じゃ物足りないから、だれか仲間を連れてくるのね。わたしの淫乱セックスペットになることを誓えるなら、解毒剤を教えてあげる」
「わ、わかりました」
咄嗟にユカがレズ用の性処理道具として秀夫先輩からもらいうけた由美子先輩のことが頭に浮かんだ。
彼女には悪いが、一緒に美晴先生のご奉仕奴隷になってもらおう……。
「それで解毒剤はどこにあるんですか?」
「今は持ってないの」
「それじゃどこにあるんですか」
「わたしのまわりを探してもどこにもないわよ」
「言ってることがわかりません。解毒剤はあるんですか? ないんですか?」
「解毒剤はあるわ。男の人の身体の中にね」
「そ、それって……」
ユカはいやな予感がした。
「スペルマが解毒剤なの」
があん、とショックを受けるユカだ。
646ヘア解禁 ◆EYDneFayJ2 :03/12/04 14:18
しかし美晴先生の顔は極めて真面目で、今度はウソを言っていないようである。
「今から一時間以内に、お口とあそこの両方に精液を注ぎ込んでもらわないと、解毒効果はでないの。
時間切れになったらこれから丸一日ユカちゃんは快楽地獄でイキまくることになるわ」
それを聞いて蒼ざめるユカだ。
もう放課後である。
最近、秀夫先輩はリクと共に放課後になるとそそくさと退校する。
そうして家でコスプレエッチに興じているのだ。
もう秀夫は校内には残っていないだろう。
とすると秀夫の精液は当てにできない。
しかもこれから尾崎のいる体育準備室に行かなければならないのだ。
お説教を聞いているうちに一時間などあっという間にたってしまうだろう。
「あなたがなにを考えているかわかるわ」
美晴先生は心底面白そうに言った。
(悪魔……)
ユカの内心の声など気づくそぶりもなく、美晴先生は言葉を続けた。
「こうなったら尾崎先生から精液をもらうしかないわね。一生懸命お願いしてごらんなさい」
「むりです。学校の先生の精液を注いでもらうなんて!」
「いい方法があるの」
647ヘア解禁 ◆EYDneFayJ2 :03/12/04 14:20
今日はさっきの所までにするつもりだったんですが、TJさんと補完さんの言葉に励まされて
続きを書いてみました。
このさらに続きは……今日はもうムリかなあ??
相変わらず期待せずに気長にお待ちいただければ幸いです。
期待しながら気長にお待ちいたします。
649Traffic Jam:03/12/04 14:28
ヘアさんほどの文章の盛り上がりと勢いを持ってくことができなかったので、良い勉強になりました。
自分はもっと気長に待たせてしまってますw
650マルチネス:03/12/06 00:29
602からのつづき
651マルチネス:03/12/06 00:34
二人がクラブの玄関を出ると、外はすっかり日が暮れていた。
「たぁいへん!早く帰らなきゃ」佐和子は杉野に
「じゃ、またね」と言って帰ろうとする。
佐和子を自宅まで送ろうと思っていた杉野は慌てて
「あ、送るよ送るよ」と言って引きとめようとした。
だが佐和子は「いいわ、旦那に嫉妬されちゃう」とクスっと笑った。
2度も抱かせておいて嫉妬もないもんだと思ったが、
無理強いするのも変だし杉野は「そっか、じゃ気をつけて」と
言って手を振った。
652マルチネス:03/12/06 00:39
杉野は名残惜しそうに佐和子の姿が見えなくなるまで見送った。
それとは裏腹に佐和子は一度も振り返る事もなく駅の方角に消えていった。
完全に見えなくなったのを確認すると杉野は車に乗り込み
テニスコートを後にした。繁華街のネオンの光と対向車線を走る
車のヘッドライトで杉野の顔が定期的に光る。
杉野はその光の中に佐和子との情交を映し出していた。
653マルチネス:03/12/06 00:46
佐和子の柔らかな乳房を夢想して手を握ってみる・・
それだけでも二度も吐き出した杉野の欲情はふつふつと沸き立った。
本音を言えば、彼女を送る車の中で次に抱ける約束を取り付けたかったが
見事にすかされてしまった。杉野の心の中に占める佐和子の割合が
自分が守り育ててきた家庭の存在を凌駕しつつあった。
654マルチネス:03/12/06 00:52
杉野は自宅のマンションに到着し、ガチャリとドアを開ける。
ほのかにただよう夕げの香りが杉野の鼻をくすぐる。
一気にただれたさっきまでの情事が気まずいものに思えてくる・・
そして自分だけ立ち入ってはいけないような疎外感を感じた。
妻由紀は夫の帰宅に気付き「おかえりなさい、今日はごめんなさい
行けなくて」と謝った。
655マルチネス:03/12/06 00:59
「いや、いいんだ」と杉野は言った。「楽しかった?」由紀は台所に
向かいながら聞いた。「ああ・・まぁ」と杉野は生返事をした。
由紀はそれ以上聞いてこなかった。深く聞かれるとさすがの杉野でも
ばつが悪いので、こういう時は妻が大人しい性格なのは助かる。
クラブのマッチなども由紀は深く追及せずにしまってあったりする。
はっきり言って妻が何を考えているのか分からない時が杉野にはあった。
656マルチネス:03/12/06 01:05
若い時は妻のモデル顔負けのスタイルと美貌を自慢したくて
よく友達などの飲み会にも連れて行ったりした。
一種のブランド服みたいなもんだったのかもしらない。
結婚後も不満も一切言わずによくやってくれているし何か具体的な
不満があるわけではなかった。が、やはり杉野が佐和子に惹かれたのは
間違いなく由紀の大人しさにあった。
657マルチネス:03/12/06 01:12
ふいに「夕食まだ時間かかるけど、お風呂先にする?」と由紀が言った。
「あ、え?あぁ・・腹が減ってるから待つよ」と杉野は応えた。
由紀は黙って手を動かしている。自然に杉野は妻のエプロン姿を佐和子に
置き換えていた。テニスコート裏で渾身の力で責め立てた佐和子の尻と
背中の肉が苦しそうに波打つ情景がリアルに甦る。のぼせた顔で
杉野は妻の後姿に見入っていた。後ろのソファーでは何も知らない
7歳の娘が無邪気に絵を描いている。
658マルチネス:03/12/06 01:18
おもむろに杉野は立ち上がると妻に近付いた。
由紀は夫の気配に気付き野菜を刻みながら「なに?」と言った。
「今晩どうかな?・・何か苛々してるんだ・・」
「どうしたの?」
「いや・・今日高山も来れなくてさ、高山の奥さんをマンツーマンで
指導したんだ。人妻の色気にやられたのかな?」と杉野は悪びれる
事も無く言った。
妻は口元だけ笑みを洩らし、そしてコクっと頷いた。
659マルチネス:03/12/06 01:24
そんな両親の夜の営みの密約など知る由もなく娘はまだお絵かきに
熱中している。杉野は娘のちょっと前で胡坐をかき、
また由紀の後姿に見入っていた。杉野が2度のSEXでも性欲が
抑えられないのには訳があった。結局佐和子の膣内で思いを
遂げられなかった事が欲求不満となり、ブスブスと不完全燃焼を
起こしていたのだ。そのやるせない気持ちを妻に置き換え、
思いを遂げようと思った。
660マルチネス:03/12/06 01:31
杉野は佐和子の顔を想定し、理不尽にも妻を抱こうという企みを
持っていた。下半身は気が早くも中出しを想定し立派に膨張している。
トランクス姿の杉野の勃起は丸見えで、後ろで絵を描いていた娘が
父親の下半身の見慣れない出っ張りが何なのか興味深げに見入って
いる事に杉野が気付くよしもなかった。
661マルチネス:03/12/06 01:37
つづく
662マルチネス:03/12/06 10:12
いきなり娘の舞は父親の勃起に「うわぁパパのここおっきくなってるぅ・・」
と言いながら無邪気に手を伸ばしてきた。
「うぁ!・・こっこら、ま、まいっ」妄想にふけって隆起しきった急所を
娘にまさぐられ、杉野は身をよじった。
まだ性に関する予備知識の無い娘は、父の過剰な反応を面白がって
さらにサワサワとトランクスの上から砲身を触り続ける
663マルチネス:03/12/06 10:20
「おぅ、おっ、おっ・・・」自分の手の動きに合わせ父親がビクビクッと
反応するのを舞は嬉々として喜んだ。
いつもの杉野なら事も無げに娘をたしなめて終わるのだが、一度家族の
タブーを犯し快楽に溺れた杉野の自制心の防波堤は極端に脆いものに
なっていた。このまま快楽の波に浸っていたいという思いが、娘を
止めるという気持ちを侵食していく。
舞の無垢な両手は父親の気持ちを察する訳も無く気持ちよさそうに
恍惚とした表情を浮かべる実の父親のペニスを慰めつづけた。
664マルチネス:03/12/06 10:25
舞は「パパ気持ちいーのぉ?」クリクリとした眼で興味深そうに
父親の表情を見上げている・・。
「う、うん・・あ、いや・・おっお・・」父親の仕草は舞が父親に
してやる肩揉みの時のそれに酷似していた為、舞は自分の行為が
親孝行をしていると大きな勘違いをしていた。
665マルチネス:03/12/06 10:33
(あぁ・・・出そうだ。出したい・・あ・・)杉野は官能の波の
中で無垢な娘の手の平の中に放精したいという気持ちに駆られた。
最初娘を制する為に伸ばされた両手はワタワタと中を泳ぎ、
顔は子煩悩な父親としての表情から女児に悪戯をする変質者の
それに変化していった・・。
いきなり杉野は娘を抱き上げると、すっくと立ち上がり由紀に
「やっぱり舞と風呂入ってくる」と言った。
夫の変化に気付かない由紀は「そう」と言ったきりまだ台所に
向かっている。
666マルチネス:03/12/06 14:43
生まれたままの姿になった父娘は風呂場に入る。
そこで初めて舞はトランクスの中に隠されていたペニスを
生で見た。「おぉ〜」という歓声をあげて感心しながら
その得体の知れない下半身の突起物に見入った。
青筋を立て時折ピクピクと動く砲身に舞は
「生きてるみたいだねぇ・・」と素直な感想を洩らした。
667マルチネス:03/12/06 14:49
「男の子のここを、こうして擦ると気持ちよくなって
おっきくなってくるんだ」杉野はそう言うと自分で砲身を
しごいて見せた。舞は目を丸くして父親の表情とペニスを
交互に見ている。「そして最後に先っぽから赤ちゃんを作る
ミルクが出るんだよ」と杉野が教える。
「ミルクぅ?・・」おっしこしか出ないと思っていた舞は
驚きの表情を浮かべた。
668マルチネス:03/12/06 14:55
「そう、見たい?」と聞くと、すかさず舞はうんうんと頷いた。
「自分でこうして擦っても出るんだけど、女の子にやってもらった
方が気持ちよくなるんだ・・。舞ちゃんさっきみたいにやって
くれないかな・・」と杉野は無知な娘を利用し変体行為を要求した。
舞は「うん、いいよ」とあっけらかんと応え父親のペニスに
手を伸ばした。
669マルチネス:03/12/06 15:00
いたいけな娘の両手に包まれ杉野は恍惚の表情を浮かべる。
「あぁ・・気持ちいい。舞ちゃん上手だなぁ・・」と父親に
褒められると嬉しくなって懸命に父親の砲身を慰めつづけた。
まるでイソギンチャクにでも愛撫されているかのような
快感と実の娘に慰められているという興奮が既に最高潮に
達しつつあった。
670マルチネス:03/12/06 15:07
舞は父親の表情を観察しながら、より気持ち良さそうな反応を
する部分を探っている。どうやら亀頭部の裏に急所が
ある事をつきとめ、そこを指先でぐるぐると円を描くように
刺激した。たまらず杉野は悶絶し「うっぐ・・おっおっおぉ」
とうめいた。先端からテカリを帯びた粘液がぷっくりと光っている。
舞は「パパぁ、おしっこ出てきてるよぅ」とクリクリと
見上げながら言った。
671マルチネス:03/12/06 15:12
「あっ、いやっちがっ・・そ、それはオチ○チンが気持ちよくなってきた
証拠なんだ・・」ともがきながら弁明する。
既に砲身は射精の予兆でブルブルと小刻みに震え始めている。
睾丸も収縮をはじめ精液を送り出すため上がり始めていた。
「あ、あ・・出る出る舞ちゃんミルクも出ちゃうから、お口開けて」
と実の娘に何と口内射精の要求をした。
672マルチネス:03/12/06 15:19
何も知らない舞はいたいけな口を開け巨大な父親の先端を
頬張った。娘の口内の暖かみに包まれ杉野は「あぁ気持ちいい」
とまるで湯船に浸かったような満足そうな声をあげた。
舞は精一杯口を開け父親に誘導される通り根元をしごき続ける。
「あっあでるでる出るからね舞ちゃん全部飲んでね・・」
と父親が無茶な要求をすると舞は見上げながら素直に頷いた。
673マルチネス:03/12/06 15:24
「うっうぉ〜」と杉野は吼えると射精を開始した。
けな気な娘は父親の要求通り、くっくっくっと喉を動かし
懸命に偽りのエキスを飲み込んでいる。
杉野は吸い込まれる快感に耐えかねぶるぶると下半身を
震わせながら娘の頭を抱え込んだ。
最後の一滴が出来るまで砲身をしごかせ飲み干させると
娘の口から一物を引き抜いた。
674マルチネス:03/12/06 15:31
舞は「にっがぁいぃ・・」と眉間に皺を寄せ父親を責めるように見上げた。
口元から抜かれた拍子に溢れた父親の精液がヨーグルトを
飲みこぼしたように口の周りにへばり付いている。
杉野はそれを手でこそげ取ると娘に見せ
「ほら、これが赤ちゃんを作るミルクだよ。これが女の子のここに
入ると赤ちゃんが出来るんだ」と言って幼い我が子の割れ目をつついた。
さっきまで怒っていた表情が変わり舞は興味深げに、おしっこ以外の
物が出るんだという事を不思議そうな顔で見ていた。
675マルチネス:03/12/06 15:35
「舞はまだ子供だから無理だけどね」と笑いながら娘を抱き上げ
湯船に浸からせた。
「おっきくなったら出来るの?」と舞は不思議そうに聞く。
「うん、ママくらいになったら出来るよ」と言いながら杉野は
娘の口の周りに付いた自分の精液を洗い流してやった。
「そうだ、ママとパパが赤ちゃんを作ってるとこ見てみたい?」
と、いきなりとんでもないことを杉野は聞いた。
676マルチネス:03/12/06 15:40
舞はうんうんと頷く。
「じゃあね、ちょっと耳貸して」と言って杉野は舞に
ゴニョゴニョと耳打ちをした。
舞は目をキョロキョロさせながらちょっと興奮気味に聞いている。
杉野は娘の耳から口を離すと「ママにはシーだからね」と言って
口に指を当てた。舞は素直に「うん、わかったよ」と言って笑った。
風呂から上がった杉野の目は鈍く曇り鬼畜の表情を浮かべていた。
「悪魔の尻尾」急展開。
7歳の舞ちゃんの運命やいかに。

大量投下、お疲れ様でした。

ここまで保管しました。
保管サイトはこちら
http://novels2ch.s6.x-beat.com/
あまり下がるとさみしくなるので。
679マルチネス:03/12/08 00:18
>>保管サイト担当様
合いの手ありがとうございます
680マルチネス:03/12/08 00:24
食事の間、舞はチロチロと母親と父親の顔を落ち着き無く見ている。
由紀は娘の雰囲気に気付いていない。「おかわりは?」と
既に空になった茶碗を取ろうとするが舞は首をぷるぷると横に振って
「いらなぁい」と言った。
いつもおかわりをするのに不思議に思った由紀は
「どうしたの?あんまり美味しくなかった?」と娘の表情を
じっと見つめた。
681マルチネス:03/12/08 00:30
「今日はね、あんましお腹空いてないの、ごちそうさま」と言うと
舞はお行儀良く自分の食器を台所に運んだ。
その姿を由紀はちょっと心配そうに見ている。
娘の落ち着かない理由を知っている杉野は「だいじょうぶだよ」と
心配そうな由紀に言った。
「そうかしら・・」と由紀は言いながら自分の食器と夫の食器も
片付けようとする。杉野は「あ、いいよいいよ舞が自分で運んでる
のに僕が運ばないと教育上変だろ?」と言って自分の物を運んだ。
682マルチネス:03/12/08 00:38
舞はしばらくすると眠そうな顔をしだし、目を擦りながら
「ママー、眠くなった・・」と母親に言った。
「あら今日は早いのね・・やっぱりちょっと体調悪いのかしら・・」
とやはりちょっと心配だという表情をする。
「今日は色々と遊んで疲れたんだろ?」と杉野は心配無いという
顔をしている。由紀はちょっと夫を睨んだ。
由紀は自分を早く抱きたい為に夫がさっさと娘を寝かしつけようと
いう態度が感じられて少し腹が立った。が、それを口に出さないのが
由紀の性格だった。
683マルチネス:03/12/08 00:48
由紀は寝室に舞を連れて行き、寝静まるまでじっとそこを動かない。
じらされてたまらないのは杉野の方で、その間も杉野の妄想の
中ではあぁもしようこうもしようと今日のSEXプランを勝手に
描いている。下半身は既に充血しいつでも妻を貫ける準備は整っていた。
少し落ち着くため自分でお茶を入れていると、由紀が戻ってきた。
杉野は慌ててポットのお湯を途中で止めると「どうだった?」と
少しは心配しているように努力した。「うん、多分大丈夫みたい・・」
と由紀は少し安堵の表情を浮かべた。
684マルチネス:03/12/08 00:56
由紀はテーブルの上を拭こうと布巾を取ると、手ぐすねを引いていた
杉野は背後から由紀を抱きすくめた。
「きゃ、ちょっ・・待って!ここじゃ聞こえちゃう」
急な夫の欲情を抑えようと由紀は振り返ると夫の胸を押す。
が、楽々と手を払い除けられると唇を奪われた。
「んぐっ!ぐっ・・んっ・・あ、ん」と声を上げ抵抗していたが、
由紀の手は夫を引き離す為から抱きかかえる為のものに変わっていった。
685マルチネス:03/12/08 01:03
エプロンをまくり上げ、褐色のセーターの中に手を潜り込ませると
形の良い乳房が顔を出した。由紀の柔らかい乳房は屈強な杉野の
指によって変幻自在に形を変える。指でピンクの乳首を弄ぶと
次第に隆起していった。いつしか由紀はハァハァと夫の愛撫に
熱い息を洩らすようになっている。杉野は娘の寝室の扉をちらりと
見る・・。少しだけ開かれた隙間から先程寝たはずの娘の目だけが
覗いていた。
686マルチネス:03/12/08 01:04
つづく
687白木蓮:03/12/08 22:40
>>614の続き
第6章

「ザンっ!はな・・な・・!!」
ベッドに半ば投げられるように落とされたサラの唇は腫れ、砂嵐の中に置き去りにされたように髪はクシャクシャだった。
彼がのしかかるように覆いかぶさってきたのを見て、くるりと転がってベッドから降りようとしたが間に合わず、両手首
を捕まれ押さえつけられた。
蹴ろうとしたが、すかさず足も押さえられ開いた腿の間に彼の身体がある。
荒い呼吸のため胸が大きく上下して頬が朱く染まる。
男の重みも疲れた身体に負担をかけていた。
688白木蓮:03/12/08 22:42
彼は、徐々に脱力していくサラの様子を観察しつつ頃合をまっていた。
そして、何の躊躇もなく布を引き裂き、サラの身に付けていたものを取り払い、
一糸纏わぬ裸体を露にした。
冷酷な瞳が賞賛の色を帯びてサラの全身をなぞる。
滑らかな肌、やや小ぶりな2つの柔らかい、形の良い美しい乳房、花の色のような乳首、
臍の下に位置するふっくらとした丘と茂み、さらにその奥にあるもの。
彼はぞくぞくするような高ぶりが血のように全身を駆け巡っていくのを感じた。
689白木蓮:03/12/08 22:44
サラは最後の力を振り絞り、男の身体の下で身をよじる。
この行為が彼の自制心を破り、怒りに火をつけた。
「痛い思いをしたいのか?」
恐ろしく低い声が響く。
彼は片手でサラの両手を押さえつけたまま、欲望で反り返った自分の太いペニスをサラの中心に導いた。
そして、何の準備もされていないその内に一気に突き入れた。
一切の前戯もなくあまりにも唐突で残酷な行為。
下半身を切り裂くような痛みと凄まじい違和感がサラを襲う。
690白木蓮:03/12/08 22:46
男を迎え入れるのは何年ぶりか、あの陵辱の日以来の、サラにとっては初めての時のような激しい痛みだった。
あの日と同様、そこに思いやりもいたわりも皆無だった。
あるのは男の欲望と支配欲のみ。
「あ!!・・・ああっ!!・・うう・・う・あ・」
痛みのあまり声が漏れ、苦痛から逃がれようと身体をひくが彼は許さなかった。
サラの腰の下に腕を回し軽く持ち上げ、ゆっくりと腰を引いた。
つかの間の痛みの休息にサラの身体から力が抜け、安堵のため息が漏れる。
691白木蓮:03/12/08 22:48
彼はサラの腰を抱えたまま片膝を立て、サラの両腿を大きく開き力をこめて再び強引に押し込んだ。
衝撃の大きさにサラの両目はカッと見開き、悲鳴がほとばしった。
苦痛の悲鳴。
「ああっー!!う・・・ぐうっ」
彼はサラの口を封じ悲鳴を呑み込む。そのまま彼は腰を振りはじめる。
奥へ奥へ、どんなに深く突いても足りないかのように、打ちつけた。
サラの瞳から怒りと恐れが失せ、苦痛と絶望と哀しみが宿る。
そして、ずるりとサラの全身から力が抜けた。
692白木蓮:03/12/08 22:51
痛みと衝撃のためサラは意識を手放したが、彼はそのまま突きつづけ、ついに自分を解放した。
汗まみれの身体をサラに押し付け、射精直後の心地良い開放感と脱力感を堪能する。
サラの身体が準備がされていなかったことは彼にとっても楽なことではなかった。
激しい行為がサラの内を傷つけシーツに点々と出血の後が付いていた。

                              第6章 つづく
つづき待ってますよー!
ここまで保管しました。

保管サイトはこちら
http://novels2ch.s6.x-beat.com/
他スレから1作品保管しました。
母子相姦モノなので好き嫌いがあると思いますが、
興味のある方は下のほうからどうぞ。

保管サイトはこちら
http://novels2ch.s6.x-beat.com/
696名無しさん@ピンキー:03/12/10 12:45
前の保管サイトは観れたけど、今回のは容量オーバー?で観れないんです

携帯からは無理かな?
教えて下さい
  |ヽ
               |ヽヽ
           . |::ヽヽ

               |└| |
               |┘| |おまいらは爽やか!
          ,、,,,,,、 |└| |
        ==ロ=ロ |│| |
   。。 ,、7、 彡y・ヤ・)◇_|_|
  § †(,゚マ゚) /);:;;::;(っl
  § cギc) ヽ/;;:λ;「
  。゚   u u  (_)__)
Your is 爽やか! Your is 爽やか! Your is 爽やか!
貴方は爽やか! 貴方は爽やか! 貴方は爽やか!
>>696
アクセスログを見るかぎりでは、
docomo ez voda
から見ている人はいるみたいです。

何kbのページまでなら見ることができますか?
それによって多少レイアウトなども考慮しますが。
vodafoneでみれたよ
700マルチネス:03/12/10 16:26
>>695
読みました。
上手いですねープロみたい
701エロ小僧 ◆1OgIwsdSjw :03/12/12 17:01
生まれて初めて書いたエロ小説です。
無駄に長い、本番はまだ等、多々問題はありますが、生暖かくお願いします。

「ねえねえ知ってる?」
「何を?」
「うちの学校で一番有名な怪談って、六不思議だよね? だけど、2年前まではちゃんと七つ不思議があったらしいのよ」
「知ってるわよ。最後の一つの怪談は……って話が続くんでしょ? 今までいくつも聞いた事あるんだから」
「うんうん。この話はホントだよ。6年前の新聞に載ってたのを、うちの姉貴が新聞で見つけてきたんだから。体育倉庫の機材崩落事故で死んだ、二人の姉妹の話……」
「コレがそのコピー? ……ふーん。ホントの話みたいね。なんでこれが噂になって流れてないの?」
「それはね。PTAがもみ消したかららしいのよ。なんでもね。この二人、体育倉庫で、寝てたらしいの」
「寝てた?」
「二人共、素っ裸で」
「……」
「それで、先生に見つけられて、逃げようとした時に、機材倒してそのせいで死んだらしいよ。その先生、男性だったから、強姦した疑いかけられて、結局仕事をやめたらしいよ。こんなの漏れたら誰もうちの学校来なくなるじゃん? うち進学校だし」
「……それは嘘だと思うよ。だって、仮にその姉妹が『淫乱野郎の同性愛者』だったとしても、体育倉庫なんかでする必要ないじゃない」
702エロ小僧 ◆1OgIwsdSjw :03/12/12 17:03
 うちの学校の体育倉庫には、何故か中央に何も置いていない空間があった。その空間は、ちょうどマットをしけるくらいの広さだった。その事実に、今ようやく気付いた。マットをここにしいたまま部屋を出て行ったのは、一体誰だ?
「来たね」
 奥の跳び箱の影から、人影が出てきた。
「もう、8分で昼休み終わっちゃうよ。どうしてこんなに遅れたの?」
 跳び箱の影にいたのは、女だった。
 その女は、影から立ち上がると、俺の方を見た。
 背は、ちょうど俺の首までの高さ。腰までとどく長さの黒髪。ブスな生徒からは「体型がごまかせない」と嫌われ、美人の生徒は「この服かわいい」と絶賛する、うちの学校の制服を見事に着こなしていた。
「私、手紙には、ここに一時って書いたよね」
「ああ。そう書いてあった」
「なんでこんなに遅れたの?」
 そんな事を言いながら、女は俺に向かって歩いてきた。
「下駄箱に、いきなり『昼休みに体育倉庫で待ってます』なんて手紙が入ってて、信じる奴がいるわけが……」
 俺の口は、思わず止まった。
 女の顔が、俺の顔から6センチの所にあった。
「バカだねえ……」
 その言葉と同時に、股間に何かがぶつかってきた。
「え?」
 下を見ると、俺の股間に女の右手が添えられていた。
「え?」
「逃げようとしたら、痛くするよ」
「え?」
 そう言って、女は左手を俺の首に回してきた。女は顔を下に向け、俺そのまま頭の頂上の部分を俺の胸にぶつけてきた。
703エロ小僧 ◆1OgIwsdSjw :03/12/12 17:04
「絶対に逃げられないからねー」
 女の声は、喜んでいるようだった。俺の気のせいだろうか?
「始まりー」
「! な……」
 女は、俺のモノをもみ始めた。女の右手は、最初に俺の睾丸と陰茎の形を調べるようになでた後、陰茎と睾丸を交互に、痛くない程度の力で、揉んできた。
 俺は言った。
「何やってんだ……お前」
 俺の声は、明らかに上ずっていた。
「あーダメダメそのまま動かないでー。もうちょっとだからさ。……ん?」
 自分のモノは、勃起し始めた。
 首にかけられていた左手がどけられた。同時に、女は首を上げてこちらを見てニコリと笑った。目が大きく、柔らかそうな唇が印象に残った。
「少なくとも1週間以上、は女も抱いてないし、抜いてもない、でしょ?」
 左手も、股間に近づいていく。
「なんでんな事わかるんだよ」
 左手は、ズボンのジッパーにかけられた。その間も、右手は、休みなく俺のモノをもみ続ける。
「君のタマがね。大きかったんだよ。しばらく使ってないと、こうなるんだよね」
 そう言うと、女は俺のトランクスの穴から棒を取り出した。
「それに、いくらなんでも早すぎるからねー」
 肌色の棒か、少女の手で包まれた。
「……」
 そのまま、手は動かなかった。
「……」
 その体勢のまま、5秒が経過した。
704エロ小僧 ◆1OgIwsdSjw :03/12/12 17:08
「……おい。お前」
「なーにー?」
 女は、芝居かかった口調で言った。
「さっさとしろ」
「何をー?」
「……さっさと、こすれ」
「どうしてー?」
「どうしてって……」
「私とあなた、彼氏と彼女でもないのに、どうしてこんな事しなきゃいけないのー?」
「……」
 たしかに、下駄箱に入ってた手紙にはそう書いてあった。しかし、今の今まで、そんな事は忘れていた。
 忘れていたのは、間違いなくこの女のせいだ。
「……付き合ってやる。だから、早くやってくれ」
 俺の我慢は、限界に近づいていた。
「二つ約束して」
 俺の我慢は限界に近づいていた。
「まず一つ目。他の女を抱かない事。付き合ってもいいよ。ただし、抱かない事。二つ目……」
 俺は、女の胸に手を伸ばした。
――ひゅっ
 女の左手が飛んできて、俺の手を止めた。
「二つ目。オナニーをしない事。この二つの条件を呑めば、何でも好きな事をさせてあげる」
 オナニーしない?
705エロ小僧 ◆1OgIwsdSjw :03/12/12 17:09
「……わかった。しない。だから、はやくしてくれ」
 与えられる餌と取られる餌を比べれば、この選択に迷う奴はいないと思う。
 女は、ぷっと吹き出した。
「硬くなってるねえ」
 そう言うと、女は一瞬、モノを握っていた右手に力をこめた。
「くっ……」
 俺は、股間からくる何かに、思わず声を出した。女は今までに一人しか抱いていなかったが、この女がとんでもなく「上手い」事は間違いなかった。
 が、その手がどけられた。
 そして、彼女は一歩下がる。俺の右手は、今も女の左手につかまれたままだった。
「おい……」
「こっちが先の方が、良くない?」
 女は、スカートの中に入れていたシャツの端を右手でつかみ、引っ張り出した。
 だが、シャツをたくし上げて肌を全部露出させたりはしない。
 女は、俺の右手を、スカートのゴムの部分にコツンと当てた。
 また、手はそこで動かなくなった。
「上と下、どっちを先にしたい?」
エロ小僧さん、頑張ってください。
ここまで保管しました。
他スレの母子ものを保管サイトに1つ追加。

保管サイトはこちら
http://novels2ch.s6.x-beat.com/
もうじき1万ヒットです。
708保管サイト担当 ◆G6orYY7knM :03/12/16 01:34
>>707
遥の続きを保管。長い話です。
年末でみなさん忙しいのでしょうか。
709藤原忍:03/12/16 09:53
忘れていませんよ〜。
リアルが忙しいのとなかなか思うように筆が進まないのと両方です。

次回作は「星の指輪」の続編?です。
 来生涼子と南良明のその後、の話を予定しています。
 が、下書きに手を入れたらエロ小説じゃなくなって
 普通のダラダラした読みにくい小説になってしまいました。
 これはいかんと書き直しております。
わがまま言いますがもう少し待ってくださるとありがたいです。
ずっと「上げていた」という謹慎期間も残っているでしょうし。
(反省してます。…下がっていますよね?)
以上、次回予告でした。
にゃん
711白木蓮:03/12/18 21:21
事故りました・・・
しばらく休憩させていただきたく・・・
>>711
事故って、、、大丈夫ですか?
無理せずお大事に。健康が一番ですから。
補完サイトに繋がらない…おなろうとおもってたのに
>>713
しばらく鯖が落ちていたのでしょうか?
手ごろな場所があればミラー(予備サイト)を設置したいと思います。

他スレ母もの、一作品追加しました。

http://novels2ch.s6.x-beat.com/
作家さーん、お願いします
716名無しさん@ピンキー:03/12/22 17:26
かも〜ん
717名無しさん@ピンキー:03/12/22 18:08
急にシンとしちゃったね
年末ですから。。。
719書いてみた:03/12/23 04:30
>>715-718
男「犯すぞ」
女「いや!」
男「ほれほれ」
女「あんあん」
男「いくぞ」
女「やめて」
男「うっ」
女「ああっ」

おわり
>>719
俳句の世界に通ずるものが感じられる
721藤原忍:03/12/24 10:06
アク禁でかきこめません。 解除まで待ちます。
>>721

何げにsageがまた全角になっている訳だが...
かきこむ前に直されるが吉
723藤原忍:03/12/24 13:16
失礼、携帯からだったので自爆しました。
>>723
自爆二回目ですよ?(全角小文字
重ね重ねのご指摘ありがとうございます。
メリークリスマス、でございます。

年越し投入の可能性大なのですが、キリが良いところまで。
補足説明させていただくと、章立てにして、
場面切り替えの時に※※※の印を入れました。
読みにくいようでしたらまた考えます。ご意見ください。
藤原忍
726煌きの指輪:03/12/24 22:08
 序章・弥生の雲
 恋人の南良明は研修を兼ねた東欧旅行に旅立ったのは2月末のことである。
 当初の予定より出発が遅れたので帰国は3月20日の予定だった。
 涼子は新宿のバスターミナルで彼の乗ったオレンジ色のバスを見送り、
2月から始まった簿記学校の春季特訓講座に向かった。6月の試験に向けて
講座が続くのである。
 その講座の合間に、三日間の休みがあった。
 たまたま、その休みの間に故郷の小学校の同窓会が行われると言う知らせが
届いたのは1月末のことで、涼子は楽しみにしていた。
 その年の成人式の日、小学校の同窓生が卒業以来の顔合わせで盛り上がった
のだが、大学や短大の進級試験と重なって出席しなかった同窓生も多く、
その話の流れで春休み、3月20日に小学校の同窓会を開こうと言う話になった。
それが幼馴染の和美から聞いた報告だった。
 和美は涼子の家から3件先の中華料理店の娘で、
今は東京の4年制大学に通っている。生まれてからずっと一緒に
育ったようなもので、涼子のよき理解者でもあった。
727煌きの指輪:03/12/24 22:11
 南の帰国と同窓会が重なったので和美のほうが残念がっていた。
 南も涼子も和美の心配を笑い飛ばして同窓会出席を選択した。
帰国は夜遅くになるから、という南の心遣いもあったのだ。
 涼子は東京から夜行バスでターミナル駅に降り立つと電車に乗り換え、
海辺の地方都市である実家に向かった。
 涼子は東京に出て初めて瀬戸内の素晴らしさを知った。
 実家に一番近い駅は海に近い場所にある。
 駅に降り立つと東京とはまた違う、静かな落ち着きのある町並みの中に、
確かに人が生活しているという活気。100メートル先にある海からは
潮風がゆっくりと流れてくる。
 風向きに関係なく香るこの潮の匂いは東京にはない。生まれてから
それが当たり前だとは思っていたが、東京に出てみて初めてこの匂いに
自分が郷愁を感じることに気がついたのは大きな収穫だった。
 それ故、今回の同窓会出席は楽しみにしていた。
728煌きの指輪:03/12/24 22:14
 ※ ※ ※ ※ ※
 山本和美の自宅は中華料理店兼自宅の割合大きなビルになっている。
1階は普通の店構えで2階も椅子席なのだが、3階は座敷にして
100人程度は充分入れる宴会場を作ってある。もちろん、
パーテーションして小部屋にすることもできる。
 自宅玄関もあるが、店の中からも内階段で自宅に入れるので
涼子は和美の家に行くときは店の厨房入り口から出入りしていた。
 誰もいない自宅に戻って荷物を置くなり、涼子はその和美の家に行った。
「おはようございます」
「お、涼子ちゃん、お帰りなさい」
 和美の家で働く厨房のスタッフが頭を下げた。この街では割合大きな
中華料理店なので修行目的の若者もやってくる。住み込みでとことん面倒を
見るのは山本夫妻の人柄の良さを示していた。
 和美の母親はもう忙しく立ち働いていた。お互いに忙しさは知っているので
和美は朝食を食べていると教えてくれただけで自分の仕事に戻っていった。
 店では従業員が交代で朝食を食べていた。和美も毎朝、従業員と一緒に
朝食を取るのは生まれたときからの習慣だった。
「お、おはよう」
 涼子に気がつくと和美は口をもごもごさせながらそう言った。和美は
1週間ほど前から帰省していたはずだった。
「おはよう…ん?」
729煌きの指輪:03/12/24 22:16
 朝からテーブルの一角で将棋をさしているのは和美の父と涼子の父だった。
「あれ?父さん?」
「およ?涼子か。早かったな」
「ただいま。でも何で?」
「早朝ゴルフに誘われてな、今帰ったばかりだ」
「あ、そ」
「ね、涼子、南さんは戻ってきたの?」
 車のことを聞こうとした涼子は不意打ちを食らった。家に車がなかったので
てっきり仕事の母親を送っていったのだと思っていた。
「え?あ、ちょっと、和美」
 涼子は口ごもった。動揺したといってよい。
 交際中の男性がいると名前まで口にしてはいるが、その後の話は
余りしていない。特に父親とは話していないのだ。
「ねぇねぇ、指輪は?いつあいさつにくるの?」
 その一言に父親が振り向いた。
730煌きの指輪:03/12/24 22:19
「あら、何の話?」
 和美の母親がコーヒーを持ってやってきた。
「和美、だからね、まだ話していないんだってば、そのことは」
「うそ」
 和美が驚いていた。
 南良明がプロポーズしたことは和美には話してある。母親にも
話してあるのだが、それ以上の話は父にはしていないはずだった。
一方の和美は今はそれ以上は動かないと言う二人の結論に不満を持っていた。
「どっかーん」
 和美がおどけた。が、涼子の父はまた将棋の駒に目を落とした。
「話せないことか」
 涼子の父は不満そうにそう言った。口には出さないが、
怒っているような口調だった。
「そういうことじゃないんだけど…」
 和美がどうフォローしようかとおたおたしていた。
「南さんにプロポーズされたの。去年のクリスマスに」
 涼子はあっさり認めた。
「涼子ちゃん?」
 和美の母親は驚いていた。
「ただ、南さんも私も学生の身だし、今のところ具体的に話を進める
段階でもない、で、…今はね、お互いに真剣に付き合っている人がいるという
ことだけは両親に話しておこうとしう段階。だから母さんには一応話した」
731煌きの指輪:03/12/24 22:20
「でも南さんの卒業式の時にご両親と会うんでしょ?」
「どうして和美がそれを知っているのよ」
「晴香さんがそう言っていたもん」
「誰だ?そのハルカさんというのは?」
「南さんのお姉さん。素敵な人よ」
 和美は自分の父親にそう答えた。
「お前、南さんとはそういうふうに考えているのか」
「ずっと先の話だけどね。ただ真剣に交際していますという段階。
お互いに社会人になって、その時が来たらそうなることを
考えていると言う話で、今の段階では結婚しますと口に出せないでしょ?
お互いに学生だし」
「そうか」
「そうかって・・・おじさん…」
「分をわきまえているのならそれで良い。ただ、お前がそういう風に
南さんのことを見ているのなら、相手のことも大切にしてやれよ」
「はい」
 それでその話は終わった。
「で、どうなったの?そろそろ帰って来るんでしょ?」
732煌きの指輪:03/12/24 22:23
「明日の夜の飛行機で戻ってくるわよ」
「モスクワからだっけ?」
「そ。モスクワって美術館がごろごろしているんだって。
よくわからないけど。楽しそうよ」
「ごちそうさま」
 和美はそう言った。
「あ、こんな時間に来たってことは…」
「もちろん、手伝いに来たのよ、幹事さん」
 涼子は即答した。

 ※ ※ ※ ※ ※
 翌日の同窓会は日曜日ということもあって、かなり集まっていた。
 最終的に1クラス40人のうち30人近くの人間が集まり、
当時の担任だった堺先生と音楽の先生だった田中先生が出席してくれた。
 全員、20歳を迎えたとはいえ、それでも相変わらずのやんちゃぶりで
堺先生の一喝も食らったのだが、久しぶりに会った幼馴染や学友たちと
楽しい酒を飲んでいた。
 一番のお笑いねたは原島圭介とのことだった。
 原島家は涼子の家から6軒先なのだが、中学に入ってから
同窓会があるまで今の今までずっと会わないままでいた。
そのことがクラスメートの笑いを誘った。
733煌きの指輪:03/12/24 22:27
 幼稚園から小学校卒業までずっと一緒だった原島圭介と山本和美は
同級生の間でも有名で、クラスは違ったが、やはり幼馴染の工藤守とも
そろって4人組とも呼ばれていたのだ。
 その4人の話をしながら場は盛り上がっていて、そろそろ場所を移動
しようかといい始めたのは5時くらいだった。
 誰かがカラオケセットの片づけをしていて、テレビのスイッチに触れ、
たまたまニュース番組になった。
 ニュースではシベリア上空を飛行中のソビエト航空が墜落したという
速報ニュースを流していた。
 シベリア上空を飛行中のソビエト航空421便が墜落、機体は炎上し、
乗員乗客の安否は絶望、とソビエト側は発表していた。同時に外務省によると
乗客名簿に日本人らしき男性4人の名前があり、現在確認を急いでいる
というコメントもあった。
 それが、恋人・南良明の訃報だった。
 和美が涼子の様子からことの次第を理解し、その和美の説明で級友たちが
確認のために動き始めた。
 そんな彼らを目の端で追いながら涼子は呆然と座っていた。
 自分のはいているスカートがたまらなく、心細かった。
 そして、涼子はスカートをはかなくなった。
                          (序章・完)
734藤原忍:03/12/24 22:34
今日はここまでです。
時間作ってまた投入します。
年末ですので事故にはくれぐれも…。
リアルでも自爆したアフォより。

>藤原忍さま
ああああーーーーー。。。。。
という感じですね。
クリスマスプレゼントありがとうございます。
ゴールデンレター
このスレを見た人はコピペでもいいので
30分以内に7つのスレへ貼り付けてください。
そうすれば14日後好きな人から告白され、17日後に
あなたに幸せが訪れるでしょう
>>734
頑張れよ〜!
クリスマスもすぎ、そろそろ模様替えかな。
どんな色がよいでしょう?
やっぱり年末・お正月モードでしょうか?

保管サイトのリンク集に
「母親が他人に犯される作品」スレのまとめサイトを追加。
(ひそかに存在していたらしい。ショック!!!
 でも、全部は保管されてないからこぼれを狙う。)
容量1メガをこえる「堕された母」は秀逸。

藤原さんのは、まだ保管してません。ごめんなさい。
おそいので(いや、むしろ早いか)起きたら保管します。
お休みなさい。

保管サイトはこちら。
http://novels2ch.s6.x-beat.com/
739藤原忍:03/12/26 10:03
>>保管サイト担当様
 いつもありがとうございます。
 お暇なときで充分でございますです。
 御身御大切に。(睡眠不足は大敵です)

>>733からの続きです。新章突入です。
740藤原忍:03/12/26 10:09
 春の章
 それから2年の月日が流れ、涼子は地元ではかなり大きな家具会社に
就職した。今はホームセンター事業に力を入れており、涼子は店舗勤務を
希望した。将来、店舗開発部を希望しているのでそれを踏まえての選択だった。
人事も本部配属でずっと店舗開発に携わるより、現場で経験を積んだ後
店舗開発に関わる方が涼子の性に合っていると判断したのか、配属先は
店舗だった。ただし、大卒女子が店舗勤務と言うのは前例がないという理由で
半年か一年か、現場の流れを掴んだ後店舗開発に入って欲しいと言うのが
条件だった。
 店舗担当と言っても実際はレジ打ちから掃除から品出しから、
やることは雑用のようなことばかりだった。
どこまでが店舗開発につながるのか、暗中模索の状態だったが、
ほぼ毎日の肉体労働は涼子の、南良明への時間をどんどん奪い、
かえって涼子には楽だった。
 しかも、担当は全く知識のない工具関係、いわゆるDIY担当に
なったので勉強することは山ほどあった。それぞれの名称、使い方。
釘一つとっても種類は山ほどあった。
「すいません」
「はい」
 売場で顧客の注文を取りまとめての発注業務中の涼子は顔をあげた。
「あれ?来生?」
「原島…?」
 去年の夏以来の再会だった。
 南を失ってから、涼子は東京に戻り、少しずつだが普通の生活に
戻っていった。しかし、南という男の存在は涼子の心に深い喪失感を生み、
それに気付いた原島はその年のゴールデンウィークや夏休みや、
事あるごとに理由をつけては東京に出てきた。
741藤原忍:03/12/26 10:11
 原島圭介は福岡にある大学を出て、建築関係の会社に就職したと
聞いている。もともと、建築士希望でその手の大学に進学したのだから
当たり前と言えば当たり前なのだが。
「戻っていたんだ」
「そ、ここで働いているの」
「パート?」
「正社員」
 その言葉に、原島が驚いていた。大学卒業の女子は本部採用が
原則の会社であることは周知の事実である。その本人が店舗にいるのは
驚きだった。
「で?探し物なの?」
「あ、ああ」
 原島は会社で使うのだといって研磨剤と画鋲を買い求めた。
「会社はこの近くなの?」
「研修兼ねてこの先の事務所に配属されたんだけど、もう、大変で」
「仕事が??」
「通勤だよ。研修期間中、3ヶ月は車通勤やバイクは禁止なんだ。
だから電車とバスで」
 ホームセンターは住宅地に近い幹線道路沿いに店舗を構えるため、
駅からは離れてしまうので交通の便は不便だった。自宅から車通勤でも
1時間はかかる。電車でとなると最寄り駅からバスでここまで20分、
電車で30分、その後自転車で20分、といったところか。
「帰りは何時なの?」
「仕事が終わるのは6時。でも時間になんか帰れないから7時ごろかな」
「じゃぁ終わったらここにおいでよ。乗せて帰ってあげる」
「は?」
「アタシ、車通勤。兄貴の軽四貰ったんだ」
742藤原忍:03/12/26 10:13
「ラッキー。7時に外の苗売り場にいる」
「OK」
 二人はそこで別れ、仕事に戻った。

 ※ ※ ※ ※ ※
 涼子は勤務を終え、タイムカードを押すとロッカールームで
制服から私服に着替えた。
 ジーンズにポロシャツ姿でショルダーバックを下げると外の駐車場に行く。表の駐車場に車を回せば、原島を拾えるはずだった。
 が、予想に反して原島が、車の側でタバコを片手に待っていた。
タバコを箱から出そうか、どうしようかと迷っている姿はちょっと滑稽だった。
「スーツ姿もサマになっているわね」
「馬子にも衣装ってか?」
「そうそう」
「俺、はらぺこ」
「はいはい、夕飯一緒に食べよう」
「賛成」
「割り勘ね」
「ガク」
 涼子は就職祝いに、兄から譲られた白の軽自動車のロックをあけた。
中古だが、綺麗に使ったので汚れはあまりないし、傷もない。
クリーム色のシートカバーがちょっと女の子らしいと言って原島は助手席に
腰掛けた。
743藤原忍:03/12/26 10:16
「禁煙ね」
「その方が助かる」
「何で?」
「今の職場、完全禁煙で…タバコ、やめようかなと思っているんだ」
「えらい」
 タバコの煙は、南を思い出した。
 最後に南の墓参りをしたとき、昇って行く紫煙をいつまでも
眺めていたっけ、とふと思う。
「おーい」
「ごめん」
 涼子は原島に作り笑顔を向けた。
「で、どうなの?」
「何が?希望通りの会社に入って、希望通りの仕事をしているわよ」
「それは和美から聞いた。そうじゃなくて、南さん以後、男の話」
「ストレートね。何で?」
「フリーなら付き合って欲しいかなと」
「ジョークでしょ?」
「本気だよ。あれから2年経って、少しは楽になれたかなとも思ったり…。
心配していたんだぞ、これでも。で、今日会ったのがチャンス、
と思ったわけ。俺は」
「チャンス、かぁ・・・」
「で、男の話は?」
「2、3人いたわよ」
 涼子はあっさり教えた。
「でも続かなかった。以上、昔の話」
「どうして?変な男だったのか?」
「どうして私はスカートをはかないのか、それで喧嘩になったのよ」
「スカート?」
 原島圭介が考え込んだ。記憶にある限り、最後にスカートをはいた姿を
確認したのは、あの同窓会の日だけだった。
744藤原忍:03/12/26 10:18
「レストランで食事しようって言われてね、お互いの内定祝いに。
それでパンツスーツで行ったの。それが気に入らなかったみたい。
良い雰囲気になったってキスもしなかったし」
「拒否したのか?」
「びんた一発」
「マジ?」
 原島が笑った。
「だって夜の公園でいきなり押し倒してキスしようとするんだもの。
こっちが慌てるわよ」
「同感、そりゃ、驚きだ。じゃぁ俺が同じことしたら?」
「状況によるわよ。いきなり両手封じてキスしてきたら間違いなく
抵抗するわよ」
「その状況で…そうか、じゃぁ今度からその手で迫ろう」
「研究しないの」
 市街地の渋滞を抜け、市街地から外れた、通りに面したファミレスに入った。
そこから二人の家まで、峠の山道を使えば一本道で帰れるからだった。
 原島との食事は、楽しかったの一言に尽きた。
 お互いに他愛ない話をし、最後のコーヒーが運ばれてきた。
「砂糖は?ミルクは?」
 原島は自分のカップに砂糖を一つ落とすと、そう尋ねた。
「いらないよ」
「ブラック?」
「甘いと眠くなるから」
 嘘だった。南との情事の後、ベッドの中で飲むコーヒーは
甘いコーヒーだった。それを、思い出したくはなかった。
745藤原忍:03/12/26 10:33
ごめんなさい、訂正します。
>>744の5行目
「びんた一発」→「ケリ入れてビンタ一発」

題名を入れずに素直に名前を入れてみました。
読者殿はこちらの方が読みやすいですか?
746藤原忍:03/12/26 10:35
「帰り、運転してやるから。コーヒー飲んだら寝られないのが普通だけど」
「誰かの話に戻るからだよ」
 涼子はぽつりとそう言った。
「そうか。今度の休みは?」
「来週の火曜日」
「今度休みを合わせてどこか行く?」
「誘っているの?」
「通勤用に車を買ったんだが、出番なしで可愛そうなんだ。紺の軽四だけど」
「助手席に彼女を乗せなさい」
「だから俺の彼女になって欲しいと言っている」
「だから、本気なの?アタシはつまらない女だよ」
「つまらなくないよ」
 原島の真面目な答えだった。
「確か、彼女がいたんじゃない?」
「彼女とは終わっちまった。大学3年の冬。浮気された」
「原島のよさをわかっていないのよ、その子は。あーあ、勿体無い」
「そう思う?」
「もしかして、その優しさが優柔不断だと誤解されているんじゃない?」
「図星。どうしてお前ってズバズバ言うの?」
「合計9年間一緒だったのよ。アンタの本質、そんなに変わっていないと
思うから。アタシだって原島だから話せることもあるし、和美だから
話せると言うこともあるし」
「なぁ、これ、好奇心。だから無理に答えなくて良いけど、
どうしてスカートのことで別れたんだ?」
747藤原忍:03/12/26 10:39
「男とする話じゃないような気がする」
「和美は信じられない理由だって言っていたけど…。
理由がスカートだったとか?」
「そうね、和美はそう言っていたけど」
 苦い沈殿物が、また体の中に沈んでゆく。
「大学に入ってすぐ、電車の中で痴漢にあったのよ。
その時スカートをはいていて、結局、
それからスカートはけなくなったのよ」
「トラウマか」
「それから南さんと知り合って、私がスカートをはかない理由を知ったとき、
南さんは珍しく怒ったのよ。穏やかだった人が。痴漢行為は卑劣だといってね。
それでこの人は信用できると思ってまたスカートをはける様になったんだけど、
またはけなくなっちゃった」
「南さんが死んだから?」
「みたいね。毎年スカートは買うんだけど、結局はかないまま終わっちゃう」
「それより、お前スカートはく気があるの?」
「鋭いなぁ」
 続けて、指輪を指さした。仕事中のアクセサリーは禁じられているので
指輪はネックレスに通して制服の下に隠してある。今はポロシャツの
胸元からのぞいていた。
「どっぷり漬かってない?ツケモノみたいに」
「前の男にも同じことを言われた。でもね、何か違うと思うのよ、私」
「スカートはいても、指輪を外しても外見が変わっただけで
お前自身が変わった訳じゃないもんナ。それは、わかる。だけど、
そういうことをひっくるめて前を見ないと、お前、駄目になるぞ」
「自覚はしているわよ。そこから脱却しなきゃいけないことも。
ツケモノのままでよいとは思っていないから」
「でももう2年だ。過去はもう変えられないんだし、
忘れることも出来ないんだし、それはそれでお前の歴史に
すれば良いことで…」
 涼子の目から涙が、落ちた。
748藤原忍:03/12/26 10:41
「来生?おい?俺変なことを言ったか?」
「どうしてなんだろう…」
「え?」
「前の男は忘れろの一点張りで。原島は歴史にしろって言うし。
同じ男なのにね」
「…公園で押し倒したって男か?」
「そう」
 原島が小さなため息をついた。
「最低の野郎だな」
「ご免」
 涙が、止まらなかった。
 何度かデートした男はごく普通の男だったが、涼子の昔の男のことを
知りたがった。
 だから素直に全部話した。
 結婚を考えていたこと、飛行機事故で死んでしまったこと。
 しかし、その男は一言しか言わなかった。
 忘れろ。
 それしか言わなかった。それが、辛かった。
忘れろ、でも良いのだがどうして自分の痛みに共感してくれないのだろうか。
ほかの事はともかく、人一人の命がこの世から消えたというのに。
そのことで打ちひしがれている自分に、忘れられなくて苦しんでいる自分に
忘れろというのは苦行にも等しい。それを笑いながら平気で口にして、
手の一つも握らない、慰めの言葉一つかけない思いやりのない男に
どれだけの優しさを見出せというのか。
749藤原忍:03/12/26 10:43
 一時でも好きだったそんな男の側面を思い出し、
涼子はまた自分が情けなくなってきた。
 同じ男なのに、目の前の原島は少なくとも自分で消化して吸収して
「歴史」にしろと言った。少なくとも全部捨てて「忘れ」られないのなら
そうするしかないと言った。
 だったら、南だったらどう言うのか。
 そう思ったとき、自分のあさましさに情けなくなって涼子はまた泣いた。
 一体自分はどこにいるのだろうか。どこにゆこうとしているのだろうか。
「御免、出よう。原島が変に思われちゃう」
「馬鹿か、お前は」
 周囲の視線のことを考えて涼子はそう言ったのだが、
そこまで気を使う涼子に原島はばかばかしさすら感じていた。
とりあえず会計を済ませると外に出た。
 湿った生暖かい風が流れる。
 涼子は涙をこらえていたが、店を出たらまた涙が溢れた。
 原島は黙って腕を取り、車のキーを取り上げると
そのまま助手席まで誘導した。
750藤原忍:03/12/26 10:45
 どこかで稲妻が光っていた。
「お前、ひょっとしてずっと我慢していたのか?」
 原島は運転席に座るとエンジンをかけた。
「何を?」
「泣かなかったのかって事。和美の話だと、和美の前で泣いたのは
四十九日の時だけで…」
「無理だよ。両親やお姉さんの方が一緒にいた時間が長いのに、
アタシが泣いたら余計辛いでしょうに」
「そう言う変な気遣いするから…ばかだなぁ、お前は」
「だって…親だって心配するし、うかつに泣けないもん」
「じゃぁ今ここで泣いて少しはすっきりしろ、誰にも言わないから」
「原島に泣き顔見られたくないよ」
「へいへい。全く、わがまま」
 原島はそう言って自分のスーツの上着を涼子の頭からかぶせた。
 それが、涼子にはありがたかった。
 原島はちょっと乱暴に車を発進させた。
751藤原忍:03/12/26 10:58
(春の章・完)が抜けた…。

今日はここまでです。
また時間作ります。
752ヘア解禁 ◆EYDneFayJ2 :03/12/26 13:38
本当はもっとまとめて投下したいんですが、事情があってそうもいかないです。
とはいえあんまり投稿しないと今度いつになるのかわからないので、短くてすいませんが
続きを書き込みます。
753ヘア解禁 ◆EYDneFayJ2 :03/12/26 13:39
「むりです。学校の先生の精液を注いでもらうなんて!」
「いい方法があるの」
白衣のポケットから布着れを出す保健室の先生だ。
それを見てユカは声を上げた。
「こ、これは……!」
美雪先生がとりだしたのはパンティ。
しかしただのパンティではない。
魔女ッ子アニメのキャラが、前後にプリントされている幼児向けパンティだ。
「こ、こ、これをはけと……」
「そう。尾崎先生はね、実はああ見えて真性のロリコンなの。だからユカちゃんがこのパンティを見せて御覧なさい。
とってもムラムラくるわよ。それにこれ……」
これも幼児向けのキャミソールを美晴先生は取り出した。
ご丁寧にこれも魔女ッ子キャラがプリントされた、パンティとお揃いの下着だ。
(この人いつも白衣にこんなもの入れてるの……?)
ちょっとあきれるユカだ。
「こんなので本当に尾崎先生を誘惑できるんですか?」
「それはあなたのテクニック次第よ。がんばって」
言われて仕方なく更衣室で下着を着替え、その上から体操着をつける。
(やだあ……完璧にハミパンしてるよお……)
幼児向けパンティは布の面積が大きい。
しかも足を通す部分の構造も独特の布地が厚くなっているものだ。
しっかりとパンティがはみだすばかりか、幼児向けのものをはいていると判ってしまうだろう。
(う、う……恥ずかしい)
しかし、催淫剤の影響だろうか。
754ヘア解禁 ◆EYDneFayJ2 :03/12/26 13:41
これから誘惑する尾崎の巨根を想像して、新品の魔女っ子パンティをさっそく愛液で濡らしてしまう。
(よーし)
そうとなれば覚悟が決まった。
ブラジャーも脱いでしまう。
薄い幼児用のキャミを素肌の上から着けるが、若々しい張りのある乳房の形が、体操服の上から丸わかりになる。
(ん……ち、乳首が固くなってる……)
バストの輪郭どころか、乳頭の形状までこれでは尾崎にしっかりと見られてしまう。
(ええい! 女は度胸だ!)
決意を秘め、ユカは体育準備室をノックした。
入れと声をかけた尾崎はユカの姿を見て絶句した。
目がブルマーと勃起した乳首のあたりを往復している。
(う……う……み、見られてるうッ)
じゅん、と視線に感じてしまうユカだ。
「に、西野……」
気を取り直すように咳き払いをして、喋り始める尾崎。
「今日の授業中の態度は何だ? 罰として補習をする」
「は、はい」
「そこのマットに座れ」
準備室はかなり広い。
尾崎の授業準備用のデスクの他に小さなマットがわきにひいてあるのだ。
尾崎によると簡単な運動のアイディアをここで実験するのだという。
「よし、じゃあ、まずは倒立だ」
いわれてユカは逆立ちをした。
755ヘア解禁 ◆EYDneFayJ2 :03/12/26 13:43
尾崎に足を支えてもらう。
勢い良く倒立をすると、ブルマーの中に入れていなかったので上着がめくれて、キャミソールが露出してしまう。
(やあん……恥ずかしい……。子供用の下着が見られてるう)
ごくり、と尾崎が唾を飲み込みのがわかった。
倒立しながら、尾崎の股間に目をやると……
(す、すっごい! おっきくなってるう!)
そうでなくても柔らかい素材のジャージを突き破らんばかりに尾崎の巨根のシルエットがありありとわかる。
「よ、よし、次は足を広げて前屈だ」
ユカは尾崎に向かって股を開いた。
「うんしょ、うんしょ」
わざとらしく言いながら前屈をする。
勿論、ブルマーからパンティがうんとはみ出すように動く。
「ん……」
ハミパンを直すふりをして、ブルマーの裾をひっぱる。
だがもちろん、さらにパンティをはみださせるのだ。
幼児用のコットンパンティが外に見える面積がますます増えた。
「に、西野お前……」
尾崎の声がかすれていた。
勃起したペニスが天に向かう高度をさらに急角度にしている。
「だ、だってユカちゃん、可愛い下着が好きなんだもん……」
ここぞとばかりに幼児口調で甘えた言葉を言ってみるユカだ。
(ち、ちょっとわざとらしいかなあ……)
しかしユカの心配とはよそに尾崎の逸物はいよいよ猛り狂ってきていた。
「そ、そうか。ユカちゃんはまだ子供なんだね」
あっさり乗ってきた。
「そうだよ。だからパンティもこーんな可愛いのはいてるんだよ」
言って、ブルマーを一瞬ずらす。
西野の鼻息が荒くなった。
コットンパンティの魔女ッ子キャラが目に焼きついたに違いない。
756ヘア解禁 ◆EYDneFayJ2 :03/12/26 13:44
ここまで。また忘れられないうちに続き書き込みたいと思います(苦笑)
ここまで保管しました。
起きたのはお昼でした。

ヘア解禁さんもお久しぶりです。
今日から多くの方がお休み突入のはず。(私は一足早く。)
よろしければ投稿の方もお願いします。

保管サイトはこちら。
http://novels2ch.s6.x-beat.com/
保守
保守
760名無しさん@ピンキー:04/01/01 19:27
あけおめ
作家陣の方々、補完さん本年もよろしゅうおねげーします
あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いします。

保管サイトのロゴを冬仕様に変更しました。
文字の色などはそのままなので、まだクリスマスっぽいですが。。。

保管サイトはこちら。
http://novels2ch.s6.x-beat.com/
新年投稿がない……(´・ω・`)ショボーン
ほしゅ
保管サイトのカウンタが鯖死でリセットされちった(泣
補完サイトの各作品のヒットが多い順にランキングされると面白いかも
>765
それは書く側にしたら創作意欲にプラスに働く人とマイナスに働く人が激しく分かれそうな気がする。
読み専としては便利だし面白そうだと思うけど。
>>765
どのくらいの期間で更新するかも問題ですね。
トータルをだすと古い作品が上位にきますから。
入れ替わりが激しいほうがよいとすれば一日集計でしょうけれど、
一日集計では作品の質が反映されませんしね。
ティッシュにはじけた白濁とともに捨て去るべき妄想を書き連ねただけ
読者がいようがいまいが……と達観しましょう。
>>767
短期-1週間 中期-1ケ月 長期-1年
の三本立てでは?

一つなら1ヶ月
作家自身としたら1日にどれだけカウント数が上がったかは逆算で分かるだろうから
トータルで良いんじゃないの?1月当たりとか、週当たりでカウントが分かると
逆に気になって書けなくなっちゃったりしそうだし。
あんまり競わせるような感じが良いのかどうか・・・。
見てるこっちとしては面白いけどねw
漏れ的には藤原さんちの涼子ちゃんが
幸せになってくれればそれでいいっす。
ガンガレ!
772藤原忍:04/01/08 11:40
今更ながら…あけおめでございますです。
作家陣の方々、保管さま、読者の皆様、
今年もよろしくお願いします。

カウントの件ですが、読者サイドとしては面白いと思いますが、
書き手としては好き嫌いあると思います。
私的には3ヶ月くらい(カウントの意味なしって声もありそうですが)
サイト自体に各種ジャンルの小説があって、その中で「競う」ための
スタンスは避けたほうが無難かもという理由で。
例えば、どれを読もうか迷っている読者さんにランキングは
「保管サイトの案内の一種」として扱うのなら作家・読者双方に
軋轢は少ないと思いますが。

>>読者の皆様
今年は自爆しないように、涼子、がんばります。
春の章が終わったので次は夏の章です。
773煌きの指輪:04/01/08 11:47
 夏の章
 結局、ドライブの約束を果たせたのは7月に入ってからだった。
 あの日以来、休みが一緒になるということはなく、また一緒の休みを取れる
と言う忙しさではなかったので仕方なかったのだが。
 原島は6月中旬に会社近くのアパートを借り、そこから会社に通っていた。
駐車場の都合がつかなくて、車の引越しは7月からだと笑っていたのだが、
その車の引越しの為に夕方、会社帰りに原島を乗せて実家に戻り、翌日は
二人でドライブに出かけるという約束だった。
 梅雨の合間のちょっと心もとない晴れの天気ではあったが、二人は海にいた。
 毎日海なんて見慣れているはずなのに、ドライブコースは海のコースを選んでいた。
「うまい」
 原島圭介はホットドックをかじった。
 さっき昼食を食べたばかりだというのに、展望台のホットドッグ屋に
足を踏み入れてしまった。
「昔さ、プールの帰りに良く食べたよね」
「そ、カレー味の炒めキャベツが最高だった」
「あれは贅沢だったよね、子供ながらに」
「そうそう」
 市民プールの入場料を払うと親から貰ったお金はいくらかしか残らない。
何回かプールに行って、残りのお金を貯めておいてやっと買えた
ホットドックは至福の味がした。
 涼子はそう言って同じようにホットドックをかじった。
 海からの風が気持ち良い。夏を予感させる。
「なぁ、やっぱりまだスカートははけないのか?」
「今度ははこうか?今日はいてこようかと思ったんだけど、
海だって言うからやめた」
「何で?」
「風にあおられたらイヤだもん。まだ、お礼言ってなかったね。
あの時はありがとう」
 代わりに圭介が耳まで真っ赤になってホットドッグをかじった。
 どっちの言葉に反応してのことだか…と涼子が苦笑する。
774煌きの指輪:04/01/08 11:50
「なぁ、俺達、ちゃんとつきあわないか?」
「ご近所だと駄目になったとき、辛いよ」
「駄目にならない。俺本気だもん」
「私本気じゃないもん」
 本音とも建前ともいえる今の心境だった。
「お前、俺のこと嫌いなのか?」
「そうじゃないよ。ただ、何かあったときに辛くない?
恋人が死んだことはご近所知っているわけだし、
何かあったら全部それをつなげちゃうよ。ご近所さんの底力。
何だかんだ言われるのは私はもう平気になった。ただ、
貴方はそういうこととは違う立場でいて欲しい」
「…………」
「怒った?」
「情けないだけ。俺じゃ力になれないのかな?」
「違うって。わざわざ火の中のクリを素手で拾うことはないと思うってこと。
頭冷やしなさいって」
「お前冷静だな」
「冷静だよ」
「じゃぁ今俺がこのままホテルに行こうって言っても冷静でいられるか?」
「冷静じゃなくても、冷静を装うだろうね。貴方がそこまで考える
と言うことは余程のことだと思うから。逆に一緒になって騒いで良いけど、
そうしたら貴方は余計に自己嫌悪に陥るでしょ?それよりびんた一発で
冗談だったと言う方が貴方楽だもん」
「な、何で俺中心に物事考えるんだ?自分の気持ちに向き合えよ」
「貴方が大切だから、そういう考えになるわよ」
「俺のこと、好きという事か?」
「友だち以上恋人未満の方が楽だよ、きっと」
775煌きの指輪:04/01/08 11:54
「根拠は?」
 真面目な、圭介の顔だった。
「一緒にいても何をやっても貴方を見ながら…貴方を通して南さんを
探しているのよ。それに気が付いて、アタシは何て嫌な女なんだろうって。
そんな気持ちで貴方と向き合えるわけないじゃない」
 圭介は突然、怒ったように涼子を助手席に押し込んだ。涼子のホットドックが
落ちそうになるが、かろうじてそれをこらえた。そしてそのまま、自分も
運転席に乗り込むと車を発進させた。
「ちょっと、落ち着いてよ」
 食べかけのホットドックをほおばりながら圭介は片手運転で車を走らせる。
「落ち着いているけど怒っている。黙って付いて来い」
 そう言うと圭介は車を走らせ…一番近いラブホテルに車を入れた。
「ちょっと・・・」
「降りろ」
 それだけ言うと、圭介は車を降り、助手席のドアを開けた。
 涼子は降りなかった。
 圭介は手首を引っつかんで乱暴に車の中から引きずり出し、目の前の
ホテルのドアを開け、涼子を玄関に突き飛ばした。
776煌きの指輪:04/01/08 11:58
「やめてよ、こういう真似は」
 圭介の背後でがちゃりと金属音が起きてドアがロック状態になった。
「脱げよ。裸になれ」
 圭介は涼子の靴を脱がせながらそう言った。
「だから、やめてよ」
 体を起こそうとする涼子だったが、圭介は靴を脱がせると容赦しなかった。
そのまま倒れている涼子にのしかかり、抵抗する涼子の首筋にキスをした。
「あっ」
 声が上がると同時に、何年かぶりの刺激と、圭介と体を繋ぎたいという
涼子の欲望が入り混じる。
「やめてよ」
 涼子は抵抗したが、圭介は着実に涼子を攻めてゆく。
 最初は首筋から耳に。それから執拗に耳を攻める。
 涼子は抵抗したが、圭介が自分にのしかかっていて動きが取れない。
両手すら、床に押し付けられて動かない。
 圭介のキスは薄皮をはぐように涼子の理性をはがして行く。
「俺の昔の女はここが一番弱かったんだ」
 そう言ってもう一度いとおしそうに耳にキスした。それから口に含み、
やわやわと耳のラインに添って舐める。
 全身、総毛立つ快感に涼子は身体を硬くして耐えるしかなかった。
 その反応を見て取ると、圭介は耳朶に歯を立てた。
「!!」
 涼子の身体が一瞬、びくりと動いた。それを確認してから、また耳を舐める。
 涼子は抵抗の声を出そうとしたが、その感覚をやり過ごすことに必死だった。
 南のときと同じように、圭介が愛情を込めたキスを首に落としていた。
 それだけで身体が震えるほど嬉しい。
 この男がいとおしい。
777煌きの指輪:04/01/08 12:06
「ここも」
 少し位置を下にずらして今度は首筋に。
「ここもだ」
 ポロシャツの襟元から見える肌のぎりぎりのライン。
もうそれだけで体が熱くなる。
 圭介ことは好きだが、それ以上は…と封印してきた涼子の気持ちがはじけそうだった。
「ここも」
「!!」
 耳の穴をざらりと舐められて声にならない声があがる。
どこかでぷつんと糸が切れた。
「俺だってそうだよ。涼子を通して昔の女と比べている」
 圭介はそう言って離れ、隣に大の字に転がった。
「誰だって完璧にはなれない。心の奥底で思うことを止められはしないさ」
 だけど、と思う涼子。南の思い出は月日と共にゆっくりと色あせていると
思いたい。しかし、反対に南に対する思いは月日と共に鮮明になっているのも
確かだった。
 届かぬ思いに何度頭を抱えただろう。
いっそ泣ければ、辛くはなかったのに。
 圭介の存在は南の存在と共存している。
 だからこそ、涼子は圭介への気持ちを封印してきた。しかし、
これ以上は理性も身体も保てない。何かが悲鳴をあげていた。
「いちいち突き詰めると神経持たないぞ」
「本当、神経疲れるわ」
 涼子は深呼吸した。しかし、まだ胸の動悸はおさまらない。
「悪い、やりすぎた」
「自己嫌悪にならないでよ」
「もうなっている。思いっきり後悔している」
 圭介はため息と共にそう言った。罪悪感が、涼子に広がる。
 追い詰めたのは私だ、と涼子は思う。
778煌きの指輪:04/01/08 12:10
「本当。酷い口説き方よね」
 涼子はのろのろと体を起こした。圭介に与えられた刺激で頭がぼうっと
していた。
しかし、心の中では圭介の気持ちは痛いほどわかる。
 あの時、靴を脱がせたのは涼子にとって抵抗するチャンスを作る為で、
それは涼子にもわかっていた。
 突っ走るつもりなら、わざわざそんなことはしない。
 その気持ちがわかるからこそ、涼子の身体が余計に反応していた。
 ある種の安心感か。
「…俺じゃぁ駄目なのか?」
「本当に嫌だったらけり倒しているわよ」
 確かに、そうだ。反撃のチャンスはあった。圭介はそう思いたかった。
779煌きの指輪:04/01/08 12:12
「涼子?」
「今度は色気のある誘い方をしてよね」
 涼子は深呼吸して、圭介の方に振り返った。それから寝転がっている
圭介の頬にキスして、耳元でささやく。
「先にシャワー使うからね。後でちゃんと入ってよ」
「涼子?」
 かまわず、涼子は耳たぶにかじりつき、首筋に舌を這わせた。
「お前、それは・・・」
 圭介が体を硬直させ、声にならない声を我慢していた。それを無視して、
指を圭介の胸板に這わせる。目的のものはポロシャツの上からでも
はっきりと突起を作っている。
「やめろって」
「やめないわよ。人を押し倒しておいてそれはないんじゃない?」
 即座にその答えを返す。涼子の舌がもう一度圭介の首筋を這った。
 圭介が涼子を押しのけたいのか、両腕が宙をさまようのを見届けると
涼子は立ち上がった。
「ここに連れ込んだのは貴方、誘ったのはアタシ。以上、共犯成立」
「涼子?」
「あんまり悩むと頭はげちゃうよ」
 圭介は何ともいえない苦笑いを返してきた。
 涼子は立ち上がるとお風呂場に向かった。
780煌きの指輪:04/01/08 12:16
 ※ ※ ※ ※ ※
 バスルームから出てきた涼子はその動きが不自然だった。
 備え付けのバスローブは情けないほど薄っぺらで下着まで透けそうだった。
膝下まである丈が唯一の救いだったが、涼子の心もとない気持ちを隠せるほどではなかった。
 部屋の明かりは薄暗く落とされていた。が、逆にバスルームが明るくなって、
マジックミラーから見える浴室は丸見えだった。
「あ、発見しちゃった」
 スイッチ類を触っていた圭介の意外にも明るい声だった。
「明るくしたらわからないんじゃない?」
「それもそうだ」
 そう言って明るくしたが、圭介は無言のまま、また暗くした。
「どうかした?」
「そこに立つなよ。後ろからライトが当たって…」
 振り向くと、ライトが幾つも並んでいた。後ろからライトが当たると、
シルエットは丸見え状態になる。
「わ、ご免」
 涼子は慌ててその場所を動き、洋服をバッグの脇に置いた。
さっきは突き飛ばされたのでバッグが部屋のどこかに行ってしまったのだが、
今度はちゃんとテーブルの上にあった。圭介の、こういうところが好きだと
涼子は思う。
「後悔しないのか?」
 背中に投げかけられた言葉。
「私のセリフ」
「そうやって強がりばかり言って、周りを安心させて、自分を隠す」
「そうやって分析がちゃんと出来る貴方に今更隠し立てしたって
何も得はないでしょう?それとももっと直接的に言った方が良い?
別の方法が良い?」
「口説く俺の楽しみ取るなよ」
 圭介はそう言ってバスルームに向かった。
781煌きの指輪:04/01/08 12:19
 涼子は結局目のやり場がなくて、テレビを見ながらベッドの中で待った。
 圭介はシャワーから出ると、ベッドに入ってきた。
「おーい」
「はいはい?」
 テレビに熱中していた涼子は、体を起こし、ベッドの上に座った。
「本当に良いんだな?」
「私はね」
「涼子?」
「自分が傷つくのは良いけど、誰かが傷つくと言うのは、私は辛いよ。
信頼した人なら尚更」
「守ってやりたいと思うのは俺のエゴか?」
「人間皆エゴよ。エゴの塊。ただどこでどうそのエゴと付き合ってゆくか、
どこまでそれを認められるか」
 圭介は、涼子の右手を握った。左手がちょっと汗ばんでいたのは
シャワーのせいなのか。それとも…。涼子は全然関係のないことを
思っていた。
「南さん、だっけ?そういう関係、あった…んだろうな?」
「南さんだけにはね」
「ほ?」
「南さんがいなくなってから何人かの人とデートはしたけど、
特に付き合っているといったふうにもならなくてみんな消滅したの。
誤解のないように言っておくけど」
「意外と真面目だもんナ」
「誰とでも寝られるくらいさばけてしまえば良かったとも思うけど」
「そういう痛みや悲しみをいつも側にいて分け合えたらと思うのは
俺のエゴかな?」
「友だちとして?」
「人生のパートナーとして」
「今は…」
「答えられなくて良いよ。ただ、今日のことを踏み台にして欲しい」
圭介はそう言うと、涼子の唇をふさいだ。
782煌きの指輪:04/01/08 12:23
 涼子はためらって逃げたが、圭介はつないだ手をゆっくり絡ませて
もう一度キスした。
 二人の間に、ためらいがなくなっていた。
「南さん、どういうふうに涼子を愛したんだ?」
「いつも本気だったわよ」
「そうじゃないよ。最初はキスした?それとも押し倒した?」
「…南さんに嫉妬しているの?」
「多分な」
「最初は私が押し倒してキスしたのよ」
「ウソだろう?」
「ウソに決まっているわよ。…教えるわけないじゃない。
そんなのテクニックで、気持ちとは別物じゃない?」
「だから、いつも本気だったと答えたのか」
「そ」
「俺、本気でそうなったら…止められないような気がする」
「大丈夫、びんた一発でジョークですませてあげるから」
「子供が出来たらどうする?」
「避妊してよ。少なくとも今は」
「お前冷静すぎ。さっきは声が出ていたくせに」
「どっちが冷静なのよ」
「あんな声で鳴かれたら男は理性失うって」
 そう耳元で囁くと、首筋にキスした。涼子はじっと動かないで耐えたが、
代わりに圭介の左手をしっかり握ってしまった。
 圭介はその手を振りほどくと、代わりにしっかり抱きしめた。
「真面目に、イヤだったらストップかけろよ。
俺、お前のこと待つ覚悟はあるんだから」
 圭介は耳元でそう囁くと、額にキスし、それから少しだけ、唇を重ねた。
 涼子はそっと圭介の背中に両手を回した。それに気がついた圭介が
もう一度、本気のキスを涼子の唇に落とした。
 2年ぶりの本気のキスは、涼子には刺激が強すぎた。圭介の指は
涼子の背中を往復し、その刺激であっけなく涼子はベッドに倒れこんだ。
783煌きの指輪:04/01/08 14:11
 涼子は息を整えようとしたが、圭介はそれを許さなかった。
マジックテープで止められているバスローブの前をはだけると白い下着が
圭介の目を奪った。涼子の薄肌色と白のコントラストが欲望を掻き立て、
首筋から胸へと舌を這わせた。
「うっ…あっ…ぁぁぁぁ」
 さっと舐めただけで涼子の体は物凄い勢いで反応してゆく。びくびくと
体が跳ねるように反応し、恥ずかしさに逃げようとするが、圭介の両足は
涼子の腰をしっかり挟んで動けなかった。
 圭介は露わになった胸だけに刺激を与えていた。
「やめてよ。そんなに…」
 圭介に唇をふさがれ、その状態で下着をくぐった指先が涼子の胸の頂点に触れた。
「あぁっ」
「そんなに、何だよ」
 指先が、また頂点を刺激すると体が跳ねた。目を閉じ、少しだけ眉間に
皺を寄せて涼子は悶えていた。圭介が考えていたより胸は薄かったが、
それ以上に涼子は滑らかで敏感な肌の持ち主だった。
「そんなに責めないでよ。恥ずかしいから」
「何とでも言え。俺、嬉しい」
 圭介はそう言って涼子の胸に耳をあて、目を閉じ、しっかりと抱きしめた。
 涼子の息遣いが圭介の耳に届く。圭介が胸に指先を置くとその指先の動きに
あわせ、息も乱れ、鼓動も激しくなる。
「はぁん」
「他の男でなくて良かった」
「え?」
「こんな声、他の男に聞かせたくない」
「誰にも聞かせたくないわよ」
 喘ぐように答える涼子。
784煌きの指輪:04/01/08 14:14
「俺にも?」
「こんなぐちゃぐちゃな状態で…」
「それでも俺はお前のことが好きだよ」
 心臓をえぐられるような苦痛。
 圭介を傷つけていることに変わりない自分。
「・・・・・」
「だから安心して良いよ」
 圭介は下着の隙間から胸にキスをし…そのキスだけで涼子は声を
あげてしまった。
「敏感?」
「貴方だからね」
「お、殺し文句」
「もう、これでも男を選ぶ余裕はあったんですけど」
「ひどいなぁ、その言い方。…涼子」
「何?」
「昔みたいに圭介とは呼んでくれないのか?」
「どういう意味?」
「俺の初恋、涼子だったから」
「ウソだよ。3年の時の新田先生でしょ」
 図星だった。
「そういうこと言うか?お仕置き」
 そう言って舌を胸に這わせ、その後お腹から下腹に這わせた。
圭介の舌が散歩するたびに下にいる涼子はコースを変えさせようともがく。
「やめてって」
 生暖かい刺激とざらついたような舌の刺激は一気に快感を呼び起こす。
「それ以上は、やめてよ。びんたでジョークの範ちゅうを超えるから」
 圭介は下着の場所をパスすると内股に本気のキスを贈ってきた。
785煌きの指輪:04/01/08 14:20
「わ……」
 涼子の体が仰け反った。甘い快感が走る。
 背中が浮いたところで、圭介はブラのホックを外し、内股を指で
なぞりながら自己主張した胸の頂点を口に含んだ。それだけで、体が反り返る。
「ぁぁぁぁぁぁん」
 甘い吐息が混じった。
「良い声だ」
 圭介の声が聞こえてきて、それから涼子は圭介から与えられる刺激に
訳がわからなくなっていた。毛穴の一つ一つが甘い快感に呼吸し、息づいてゆく。
 圭介がキスをすればキスされた部分の細胞がふわりと新しく呼吸を始める。
 圭介が指を這わせればその部分の肌がみずみずしく満ち足りてゆく。
 圭介の体温を感じるたび、圭介の息を感じるたび…。
 涼子の中で「圭介」というキーワードで身体のすみずみまでその感覚は
インプットされ、同時にそれは直接快感として涼子の頭の中に入ってくる。
「もうストップきかないからな、覚悟しろ」
 圭介はそう言うと涼子の胸に唇を這わせ、その掌で小さなふくらみを
愛撫する。
 息が出来ないほどその刺激に溺れ、下半身がそれに答えて蜜を出す。
 もう自分でもわかるほどに涼子は濡れてしまっていた。
 自分の体の暴走が信じられないほどなのだが、その一方で圭介に
触れてもらうこと、愛されることで心が満たされ、体が満たされてゆくのが
わかる。嬉しくて嬉しくてたまらない自分に涼子は気がついていた。
 2年ぶり、というだけのことではない。自分の奥底にしまいこみ、
封印していた何かがあふれてくるのがわかっていた。
786煌きの指輪:04/01/08 14:24
「俺も嬉しい。お前の体が喜んでいる」
 背中にまわった圭介の胸板を感じながら後ろから両方の胸を塞がれた。
同時に両方の指がくるりと動いて涼子の敏感な場所を刺激する。
「あ…ああん」
 背中が反りあがって圭介の腕から逃げようとするが、圭介はぴったり
身体をつけたまま、それを許さない。腰に熱い圭介を感じながら、
涼子の蜜は胸と腰の愛撫に同調する。
「ここは?」
 圭介の手が下に下がった。
「やめて、お願い。今は…」
 涼子の言葉より、すっと圭介の指が下着の上からスリットを撫でた。
 瞬間、体が大きく仰け反り、電流が走った。それだけで、軽い絶頂を迎える。
 うつぶせのまま、ベッドに倒れこみ、涼子は体を丸めようとした。
「ああ・・・」
 圭介のそんな呟きが聞こえた。圭介の指には涼子の身体の反応を示す蜜が
絡んで残っていたからだ。それはまた、圭介自身の喜びでもあった。
 一方の涼子は呼吸を整え、体を丸めて、まず続いて来る絶頂の波を押さえようとする。
 しかし圭介は荒々しく涼子に体の向きを変えさせると下着を取り去り、
足の間に入ってきて、その先端を、涼子の下半身の中心に当てた。
「駄目だよ、そんなことをしたらすぐに終わっちゃう」
「いいよ。どんどん感じて」
 圭介はもう一人の自分をスリットにこすりつける。お互いの体温を感じて、
また一段と嬉しくなるのを抑えられなかった。涼子は自分の下で
抵抗することなく、裸身を晒していた。それどころか、
ちょっと触れただけで喜びの声をあげ、体は正直に反応している。
今までのこともあって充分登っていて、あと一息の刺激で達してしまうのは
明白だった。
787煌きの指輪:04/01/08 14:28
「良くないって」
「良いの」
 圭介はそう言って体重をかけ、涼子は久しぶりに男性を迎え入れる
激痛と快感と嬉しさに・・・頭の中が真っ白になった。
「涼子?痛いの?少ししか入っていないのに」
 圭介の声が、もう一人の圭介を通して涼子の中に直接話し掛ける。
 快感の波がすぐそこまで迫っていた。シーツをしっかり握って
顔を背けている涼子を見ていると、それがわかる。少し体が震えているのが
いじらしい。涼子の中心がまた一段と暖かくなる。
「俺の背中に手を回して。爪、立てて良いから」
 圭介の手が涼子の手を背中へと導き、また少し圭介が体重をかけてきた。
「だめ・・・いっちゃう・・・」
 涼子の小さいか細い声が部屋中に満ちたように思えた。告白したとおり、
涼子は快感が津波になってやってきて、一人で登りつめてしまった。
 が、圭介の背中に爪は立てられず、涼子は握りこぶしのまま、
圭介の背中を抱きしめていた。
 圭介は涼子の中で動かなかった。自分の下にいる涼子の体がしっかり
反応し、喜んでいることは自分が一番良く感じていた。それだけで
最初よりもずっといとおしさが増す。こういう行為でしか、
しかも半ば捨て鉢な状況でしか自分の気持ちを伝えられないもどかしさが、
いっそう自分自身を妙に駆り立てていた。できれば二人を隔てている
この薄い人工物すら取り払って、自分の気持ちを涼子の体の中に
思い知らせてやりたいとすら思った。
788煌きの指輪:04/01/08 14:31
 涼子は肩で荒い息をしたまま、トロンと目の焦点があわせられないでいた。
さっきから、涙が溢れて止まらない。
「ごめん・・・。本当にごめん・・・」
 自分ひとりだけ登りつめたことを謝った。
「気にするな」
 圭介はそう言って涼子の余韻の波に合わせて腰を振り、奥まで入れてきた。
「あ・・・ぁぁぁぁんんん」
 涼子に再び波が襲ってくる。
 圭介自身を受け入れた涼子の体に圭介は満足はしていた。
 しかし、涼子は圭介を愛したから受け入れたわけではない。
 それがわかっているからこそ圭介は自分の欲望をもてあましてしまう。
「素敵だよ、涼子」
 圭介は自分の心の中を隠そうとするように涼子の波とシンクロを始めた。
 余韻の波とシンクロすることは、圭介には心地よい刺激だったのかも
しれない。しかし、圭介自身は果てることなくひとしきり涼子の中を
かき回すと、波が収まるのを待って外に出た。
「少し落ち着いた?」
「こういうことをやっている限り、落ち着きませんって」
「当然だ。完全にクールダウンしたら俺が面白くない。
涼子にはもっと可愛い声で鳴いて欲しいから」
「変なビデオの見すぎ」
「そうじゃない」
 そう言って圭介は涼子を抱きしめると横になり、その体に指を這わせた。
「他の男に絶対渡したくない。…これは俺のわがままだな。
お前、本心から抱かれたわけじゃないだろう?
だから、今度はちゃんと俺のほうを見て…」
 涼子の目から涙が溢れた。嬉しい涙ではなかった。それが、よくわかる。
 罪悪と、情けなさと、ずるがしこさと。
 自分のために圭介とこうなってしまった罪の涙だった。
「それが俺の気持ち。…お前、こんなに自分を痛めつけないと
前に進めないほど、南さんへの思いを溜め込んでいたのか?」
 図星だった。
789煌きの指輪:04/01/08 14:36
「パンパンに南さんの思いを溜め込んでいるお前を見ていると痛々しかった」
「ごめん、私・・・」
「整理がつかないくらい訳わからない状態になっているんだよ」
「でも、でもね、圭介、私は…」
 返事の代わりに、圭介は涼子の胸に指を当てた。
「!!」
 指先は確実に涼子を捕らえていた。涼子はその先の言葉を紡ぎ出せなくて
ただ喘ぐしかなかった。
 そんな様子を見てから、圭介はその指を涼子のスリットに落とした。
 少しの抵抗はあったが、涼子は圭介の指を受け入れた。
「私、圭介のこと・・・」
「ああ、わかっているよ。でなきゃ、ちょっと触っただけで
体がこんなに喜ぶわけないだろう?」
 圭介はそう言いながら、涼子の体の反応を見ていた。
「心も体も限界だった、そういうことだ。だから今はそれで良い」
「でも・・・圭介・・・」
「俺は涼子の事が好きだ。何も心配することはない」
「あっ」
 圭介の指の動きに、涼子は身をよじった。涼子の中心の一番敏感な部分は、
圭介の指を喜んで受け入れていた。
 涼子の体は圭介の動きに素直だった。そっと指を動かすたびに蜜が染み出してくる。
「涼子、キスして良い?抱いて良いか?」
「圭介…」
「本格的に口説いてから抱きたいとも思うんだが、俺にも限界があってな」
 涼子の体が小さく震えていた。圭介はスリットから手を離すと、
濡れた指先を涼子の胸の先にあてがう。
「ひっ」
 涼子がその濡れた感触に声をあげた。が、指先は確実に涼子を責めていた。
790煌きの指輪:04/01/08 14:39
「今度はちゃんと俺を感じて欲しいんだが。涼子」
「ん…」
「俺は、誰かの代わりじゃなくお前を愛したいし、受け止めたい」
「ありがとう」
 涼子はそう言うと本気のキスを、圭介の唇に重ねた。
「んんんん…」
 圭介は涼子に本気のキスを返す。
 涼子の「受容」が圭介の欲望のタガを取り払った。
 そのまま、涼子の首筋にキスを落とし、静かに下にずらしてゆく。
 涼子の細い首筋も、鎖骨も、薄い胸も、圭介には愛しい存在だった。
その一つ一つにキスすると、涼子は悩ましい声をあげた。特に胸は。
 すっぽりと手に収まる胸の厚みは男の圭介にとって不満とも言える
大きさだったかもしれない。しかし、その感覚の鋭さに圭介は満足していた。
 涼子が圭介の動きに息を乱れさせ、時に声をあげる姿は圭介を胴震いさせる。
「あぁぁぁぁっ」
 何度目なのか、圭介が涼子の胸を責めると涼子はそう声をあげて軽く達してしまった。
「涼子?」
 圭介は呆然とした涼子に一度声をかける。
「ごめん…」
「どんどん感じれば良いと言っただろう?」
「でも…」
「大丈夫だから」
 圭介はそういうとスリットに指を落とした。先ほどからの愛撫で
もう充分に潤っていた。
791煌きの指輪:04/01/08 14:45
 圭介は涼子の胸に顔をうずめ、その突起を口に含むとゆっくりと舐めた。
「あ…」
 一度達してしまえば女性の体は余計に敏感になるときがある。
涼子の口から甘い声を引き出すと、胸の刺激はそのままに、
スリットの間の突起を指でそっと撫でた。
「ああっ」
 体をビクリと震わせて涼子はその刺激に耐えていた。
つるんと指が往復するだけでまた新たな刺激に体は喜んでいて反応を示す。
敏感になっているだけあって、涼子の息の乱れはもう終わりが近いことを示していた。
「あっ、だめ」
 指の動きを変えると涼子の息がひときわ乱れた。
圭介は愛撫をそこだけに集中させる。
「あっ…あっ…」
 圭介の耳を刺激する良い声だった。だんだん小さくなるその声は、
最後は息と一緒になって圭介の背中に、しっかり握りこぶしの感触を植えつけた。
 何故、爪を立てないのか。
 そのことは圭介の気持ちをいっそう駆り立てた。
 まだ南良明という男の呪縛から逃れられないのか。
 しかし体のほうは着実に圭介の刺激に喜びの反応を示していた。
「もうやめて…」
 涼子がそういっても、圭介は涼子を責め続けた。
 
792煌きの指輪:04/01/08 14:48
 圭介の腕の中で先ほどから何度も波を迎えている。その波に合わせて圭介は涼子を責めていた。
 お互いの気持ちはわかっていても、もしかしてこれは一時の気の迷いで
後になってみるともう抱けないかもしれないという危機感が圭介を駆り立てていた。
 ひときわ強い波を迎えた涼子を見届けると、圭介は涼子の体を割って中に入った。
 たちまち、涼子の波が圭介を襲う。
 その波に呑まれないように圭介は奥へ奥へと登って行く。
 圭介の体を受け入れた涼子の体は喜びに満ちていた。
「あ…ああ…」
 自分の身体の中心が妙に暖かくなる感覚が涼子にはある。
それが体中に広がればとめどない至福の世界があるということは
もう体が覚えてしまっていた。身体の中心がその感覚を思い出してきた。
圭介をその中心にといざない、包み、放さない。
793煌きの指輪:04/01/08 14:50
「気持ち良いの?」
 圭介はわざとそう聞いた。
「わかっているくせに」
 圭介がいたずらっぽく腰を振って少し奥に進めた。それだけで
涼子の腰に温かみが広がる。
 さっきとは違って、お互いに精神的に落ち着きがあるのか感じ方も違った。
「あ…だめ…」
「まだ奥まで入れていないよ」
「でも…」
 圭介の腰の動きは涼子を追い立てる。圭介はそれを満足そうに
下に見ながら、腰を振った。
「涼子の体は正直だよ。凄い…俺のほうが危ない」
「あ…」
 突き上げられた涼子に波が来た。
「俺も限界」
 圭介の動きが変わった。涼子の波に合わせていたのだが、
今度はその波に合わせて自分でリズムを刻んで新しい波を起こし始めた。
 涼子が波に呑まれて行くと同時に、圭介も同じように波に呑まれてゆく。
「あ、あぁぁぁぁっ」
 涼子がか細い小さな声をあげて終わりを告げた。
 ほぼ同時に、圭介も果てた。
 しかし、圭介の心の中に何か苦いものが残ったのは確かだった。
 あの瞬間、背中に回された涼子の手は、開かれていなかったからだった。
今日はここまでです。
また次回に。
夏の章があと少し続きます。
(2回投稿分かな?シーンが変わります)
   by藤原忍
795煌きの指輪:04/01/08 23:40
>>793の続き

 ※ ※ ※ ※ ※
 夜、涼子は一人の部屋で今日の出来事を思い返してみる。
 二人で交わした会話は、あのホテルの後から意味が通じないほど怪しくなっていた。
 半分自暴自棄に抱かれてしまった自分と、圭介に抱かれたことを喜ぶ自分。
 あんなシチュエーションで圭介を追い詰めて、しかもあんな行為を
させてしまった自分。
 後悔の涙。
 マイナスの要因しか頭にはない。
 二人で交わした会話さえ、支離滅裂の会話だと思う。
 ただ一つ、涼子にとって贅沢なのはそんな自分でも圭介は受け入れると
言ってくれたことだった。
 なにより、圭介は涼子が立ち直るまで待つ覚悟があると言うことだけは
はっきりと言った。あのベッドの中でも、別れ際の言葉でも。
 圭介自身にその覚悟があるからこそ、今日のことは「安心して」良いとも
言われた。
 圭介は今日のことを転機として捉えようとしているという表れだった。
796煌きの指輪:04/01/08 23:44
 深呼吸すると窓を開けた。先ほどからの雨で、気温が下がっていた。
7月にしては寒い空気が部屋に流れ込んだが、雨の匂いは心を落ち着けされてくれる。
「涼子、入るぞ」
「はい?」
 涼子の返事を待ってから兄の純一が部屋に入ってきた。
今日は飲み会だとかで帰ってきたのは遅く、さっきまでお風呂で
鼻歌を歌っていたのだ。
「借りていたCD」
「お、ありがとう」
 3枚のCDと一緒に純一の手から缶ビールが手渡された。
 純一自身、風呂上りなのでもう一方の手には自分のための缶ビールが
握られていた。一瞬、純一が何か言いたそうに立ち止まり、
涼子と目が合った。
「?」
「涼子、キスマークついているぞ」
797煌きの指輪:04/01/08 23:46
 兄の不用意な一言に、涼子はリアクションを忘れた。
「え?」
「ま、前に進んだと言うのは良いということかな?で、相手は誰だ?」
「飲みすぎじゃない?」
 涼子はそうとぼけた。今日は圭介とデートだったことは
家族の誰もが知っている。
「そうだな、他の男に走るほどお前器用じゃないから…」
「どういうことよ?」
「ケースケは本気だってことだよ」
「だから悩んでいる、ということよ」
「相談に乗ろうか?」
「兄貴も和美にも圭介に筒抜けになるからだめ。意味なし」
 純一がにやりと笑った。つい今朝までは「原島」と
呼んでいた筈だったのに、今は圭介と呼んでいる事に気付いたからだった。
「へいへい、おやすみ」
 純一は頷くように部屋を出て行った。
 純一が出て行った後、鏡で確認すると涼子の肌には情事の後が残っていた。
 そのアザミ色の痕跡がいっそう涼子の混乱に拍車をかけた。
 混乱の原因は、涼子が確かに圭介を愛し始めていることにあった。
                        (夏の章・完)
798藤原忍:04/01/08 23:49
どうにかこうにか、日付が変わる前に夏の章・終わりです。
秋の章はただ今執筆進行中です。
ではおやすみなさい。
乙です、若さ故の切なさですな…
800藤原忍:04/01/09 09:19
読み返したらタイプミス発見。
失礼しました、訂正します。

>>796の2行目
雨の匂いは心を落ち着けされてくれる。
→雨の匂いは心を落ち着けさせてくれる。
>>797の12行目
「兄貴も和美にも圭介に筒抜けになるからだめ。意味なし」
→「兄貴は和美にも圭介にも筒抜けになるからだめ。意味なし」

あとはないと思うんですけど…
日本語としては「落ち着かせてくれる」が正しいと思うのだが…
802藤原忍:04/01/09 21:51
>>801さま
 ご指摘の通りです、ありがとうございます。

 訂正の訂正なんてみっともないですが、
 「落ち着かせてくれる」と訂正させてください。
(゚д゚)ウマ-
ここまで保管しました。
他スレの過去ログ保管依頼があったので検討中。

>>藤原忍さま
どんな執筆者だって誤字脱字をします。
出版物の場合、先に校正が入るから目立たないだけです。
気にせずにどんどん訂正を入れてしまってください。

保管サイトはこちら。
http://novels2ch.s6.x-beat.com/
SOTさんまだかな……右手が疲れた(*´Д`*)ハァハァ
806藤原忍:04/01/12 15:48
>>保管サイト担当さま・読者さま
 いつもありがとうございます。
 誤字脱字・日本語がおかしい、などなど指摘してください。
 (と皆様に頼ってしまって良いのかしら、と思うときもありますが)
 一つ一つが勉強だと思っていますので、どんどん鍛えてやってください。
 自分としては誤字脱字などは読み手さんにとって読み辛いだろうな、
 と思っておりますので、見つけてしまうとやはり恐縮してしまいます。
推敲しよう
捕手
作家の皆さん、待ってますよー
>>808
こてはんついでに書いてみたら?
推薦する作家さんとか言ったら少しは書いてもらえるようになるのかね?
それとも逆効果?
>>810
いや、やる気でるんじゃない?
推薦された人はやる気でるけど、されない人がいじけたりしない?
813藤原忍:04/01/16 13:05
いろいろなご意見があるようで…。
他の方のご意見も伺いたいですね。
書き手の方の腹を割ったご意見とか。

読者さんがいる、待っているというのが私としては幸せなので…
誤字脱字や推敲しろというご意見も読まなくては
出てこないっていうのがありますから。
ちなみにこれでも推敲しています
…だからミスを発見すると恐縮しちゃうんです。

ひたすら長い秋の章に戸惑っている藤原です。
完成分だけですが…。
814藤原忍:04/01/16 13:08
 秋の章
 あの海の日以来、二人の時間は電話だけに限られた。
圭介は仕事が忙しくなり、色々な仕事を任せられるようになったのか、
休みの日もあってないようなものだった。それは涼子も同じで、
店舗開発部へ提出する定期レポートのために時間を費やすことが多くなり、
8月はレポートと仕事の両方に忙殺された。
 ホームセンター事業は夏のシーズン時は忙しいの一言に尽きる。
 6月から9月初旬にかけての売り出しキャンペーンは枚挙にいとまがなく、
加えて夏休みと言うことでアルバイトやパートが休みを取るので
社員はそのカバーに入らなければならない。社員は文字通り目の回る
忙しさなのだ。
 しかし、9月のシフトは8月の休めなかった分も含め、少し余裕がある。
会社では夏季休業を6月から10月に分割することを推奨している為、
涼子は家族旅行の予定を組んで連休を取得した。
 毎年、夏に家族旅行するのは来生家の恒例行事だった。
 共働きだった来生家には毎年の約束がいくつかある。
その一つが夏の家族旅行なのだが、今年は涼子のスケジュールの関係で9月になった。
 一泊二日の旅行は、近場でのんびりと過ごすのが通例で、
今年は父の会社の親睦会でリゾートホテルの招待券が当たったので
車で2時間ほどのその海辺のリゾートホテルに決定した。
 仕事の関係があるので両親は先に電車で向かい、兄の車を借りた涼子は
本部にレポートを提出し、本部での仕事をしてから同じく出張帰りの兄を
駅で拾ってそのホテルに向かった。
「お、白亜の地中海、のイメージなのかなぁ…」
815藤原忍:04/01/16 13:11
 日中は夏の日差しのような陽が当たるが、朝夕はやはり秋の気配がする
日差し。その日差しに照らされたホテルはなかなかコンセプト通りの建築に
仕上がっていた。
「夏のエメラルドの海だったらもっと良かった?
でも夕陽に照らされている海も素敵よ」
 そう言って車のロックをかけた。
「来生なのか?」
 不意に声をかけられた。声をかけてきたのは長身の男だった。
涼子にはこの男に見覚えがある。背格好は違うが、兄の中学・高校時代の
友人で森崎という男だ。
「おう、森崎」
「あ、悪かったかな?彼女とデート?」
 純一と涼子が同時に噴出した。
「お前、覚えてない?」
「え?」
「妹の涼子だよ。ホテルの宿泊券が当たったから家族で来たんだ。お前は?」
「涼子ちゃん?」
「お久しぶりです」
 涼子は頭を下げた。
「見間違えた。…おれは仕事。これからここでパーティがあるんだ」
「お疲れさん」
「後でラウンジで一杯どうだ?今日は俺もここに泊まるんだ」
「いいなぁ。じゃぁフロントに声をかけてくれ。話を通して置くから。
まだ部屋がわからないんだ」
「おう、後でな」
 森崎はそういうと足早にフロントに走っていった。
816藤原忍:04/01/16 13:18
※ ※ ※ ※
 ホテルの部屋は家族で泊まれるようにとベッドルームが二つ、
リビングが一つという豪華な部屋だった。バスルームも二つ付いていて、
なかなかのものだった。
 が、部屋全体を見渡す間もなくシャワーを浴びてから
純一も涼子も盛装した。涼子は相変わらずスカートがはけないので
スーツ姿にネクタイまで締めてボーイッシュな盛装である。
ポケットに飾られた花のプリントのハンカチが女性らしさを漂わせていた。
「時間、早すぎるって」
「兄さんは満腹じゃないの?」
「あとラーメン一杯くらいかな」
 その言葉に涼子は笑う。食事を終えて部屋に戻る途中のことだった。
「だって6時半じゃないとレストランの予約が一杯なんだっていうし」
「前もって予約しないからだよ」
 前日、7時からの予約を頼んだが、6時半しかあいていないというので
一家はそれを受け入れた。
「はいはい、言わないの」
 涼子が間に入る。家族で盛装してレストランというのは
久しぶりのことだった。時間は早かったが、料理も満足行くものだったし、
何より家族全員が楽しい時間を過ごせたことは良かった。
「あら、素敵なお嬢様」
 母がおどけて涼子を褒める。
「ネクタイ曲がっているけどな」
 父が笑いながらそう言った。
「やぁねぇ、早く言ってよ」
817藤原忍:04/01/16 13:21
 廊下を歩きながら急いで直す。パーティ会場と同じフロアなので
先ほどから華やかに着飾ったドレス姿の女性や、スーツ姿の男性が
行き交っていた。もうお開きになったのか、それともまだ続いているのか。
7時半を過ぎているのでまだ半ばかもしれない。
「じゃぁ私たちは売店に寄るから」
「おう」
 父と兄は部屋に戻り、涼子と母はロビーで開催されていた
小さな花の個展にため息をつき、ロビーで買い物をした後部屋に戻ってきた。
「あらま」
 父はまだリビングで起きていたが、兄はベッドの中で高いびきだった。
「もう、そろそろ8時半なのに」
 森崎との約束は8時半である。母と涼子が純一に声をかけたが、
もう夢の中だった。
 涼子が仕方なく、約束のラウンジに行った。
「あれ、涼子ちゃん?」
「兄貴は寝ちゃって。ごめんなさい」
「出張だったから、疲れちゃったんじゃないのかな?」
「みたいです。本当にごめんなさい」
「いえいえ。何か飲む?」
 瀬戸内の多島美が望める階上のラウンジは客も少なく、落ち着いた雰囲気だった。
 森崎はカウンターに座っていた。
「じゃぁ、ジンフィズを」
 家族との食事ではワインを飲んだので、口当たりが良いものを
飲みたくてそれを頼んだ。
 森崎がバーテンダーに注文すると席を立とうとして、思いとどまった。
「高所恐怖症だったっけ?」
818藤原忍:04/01/16 13:23
 涼子がためらいながら微笑んだ。
「そんなことまで話したんですか?」
「高所恐怖症を治すためにジェットコースターに乗せたら
これがフリークになったって言う話は聞いているよ」
「もう」
「最近は、乗った?」
 そういわれて首を振った。遊園地に行っても、
コースターに乗ることはない。森崎は隣の席を勧めると
椅子に座りなおした。
「仕事、忙しいですから全然」
「今何しているの?」
「ホームセンター・ピースの南野店勤務です。DIY担当です」
「?あそこは大卒女子は社員採用で本部勤務だと思ったけど」
「店舗開発を希望しているんです。それで現場の仕事を覚えたほうが
良いという助言もあって。うまくすれば4月から本部勤務ですけど」
「そうかぁ。ピースの仕事は厳しいからなぁ。…ウチでも仕事が
ほしいんだが、プレゼンで撥ねられるんだ」
 森崎は森崎工業グループの御曹司である。地元では造成から
建築・解体まで請け負うのでなかなか大きな会社だった。
「勉強しているんだよね、あれこれと」
「社内競争も凄いんですけどね」
「でも…思い切ったことしたなぁ、大卒女子で現場に出るなんて」
「父は本部だと思っていたからカンカンでした。
でもアタシの希望を聞いたら納得してくれて。現場を知らない人間に
店を建てられるかって言われたら、二の句が告げないですもん」
「立派だなぁ…。俺はすぐデスクワークだったから…見習わなきゃ」
819藤原忍:04/01/16 13:25
「何をおっしゃいますか。私だってレポートやら課題やら、
それをパスしないと本部は遠い道になるんですよ。
毎年開発に入れるのは二人、とか。入っても残るのは難しいし」
「凄いなぁ」
「ちょっとグチになっちゃいましたけど。
森崎さんは今何をしているんですか?」
「親父の下で見習い中だよ。まだまだ、だけどね。
今日は取引先のパーティで親父の代理なんだ。
知り合いばっかりのパーティだから俺でも代役が務まるわけ」
「ご謙遜」
「涼子ちゃんは建築に興味があるから店舗開発希望なの?」
「うーん、ちょっと違うかな。私は家族で笑顔になれる店にしたいだけ。
ホームセンターというと実用品ばっかりじゃない?
実用品を買う店だから、毎日来ても楽しくなるような店にしたい、
そういう店を作りたい…と言うのは贅沢なんだけど」
「へぇ。で、具体的には?」
「企業秘密です」
 涼子が笑った。森崎がくすくす笑う。
「なかなか口が堅い。じゃぁプライベートは?」
 カクテルが運ばれてくる。
「純一は涼子ちゃんのことは絶対紹介しないって言っていたから
今日がチャンス、と思うんだけど」
「森崎さん、相変わらずストレートね」
「カルーく流してくれたね」
「何も話していないんですか?」
 カクテルを一口飲んだだけで涼子はそう言った。
820藤原忍:04/01/16 13:28
「涼子ちゃんが東京の大学に行った、戻ってくるという話は聞いたけど、
それ以上は聞いていないよ。あ、半年ほど前に会ったときは
紹介しないって拒否されたし。彼氏がいるのかって聞いたら
今はいないとは聞いたけど」
「飛行機事故であっけなく。2年前の春です」
「悪いこと聞いたかな」
「いいえ。立ち止まることが嫌いで、少しでも良いから前に進め
と言う人だから、少しづつでも過去にしていっているんですけどね」
「辛いね」
「でももう落ち着いてきたんで」
「全然そういう話しなかったな、純一は」
「私がいなかったからでしょうね、きっと。殆ど東京にいたし、
こっちに帰ってくると事情を知っている同級生が毎日のように電話くれたり。
家族が話をするよりも友だちが支えてくれたんで」
「今はプライベートは充実しているの?」
「返事に困りますね。会社の課題のレポートに追われて
ヒーヒーしていますよ。その準備と仕上げで殆ど休みが潰れています」
 また森崎は笑いながらカクテルを口にした。涼子もジンフィズを口にする。
もっと辛いほうが涼子の好みなのだが。
「森崎さんはどうなんです?学生時代はプレーボーイだったと
聞いてますけど」
「え?」
「女子の人気が高いって」
 森崎がくすくす笑う。
「高校までは真面目一辺倒だったけどね。大学に入って
2,3人と付き合ったけど、どうもしっくりこなかったから自然消滅したよ。
純一、他に何か言ってなかった?変なこと言ってないだろうな」
「そうやって私をダブルスパイに仕立て上げるんですか?」
 これには森崎が笑った。
「うまい言い回しだな。参った参った」
 森崎との会話は、半分が冗談のようなやり取りで笑わせてくれる。
821藤原忍:04/01/16 13:32
「ね、涼子ちゃん、今はフリーなの?」
「一応、フリー…かな」
「一応、ってどういうこと?」
「う…ん、気になる人に凄く酷い仕打ちをしたのね。
それでその人から連絡がない、連絡できないというのは…やっぱり脈なし、
なんだろうなと」
「酷いことしたって…?」
 そこまで聞いて言葉をとめ、改めて良かったら、と言いなおした。
 いつもは口にしないが、酒の勢いがあったのか、涼子はぽつりと話し始めた。
「南さん、というのが死んだ恋人で…もう辛くて辛くて
どうしようもない気持ちをその気になる人にぶつけてしまったのね。
凄く傷つけたと思う。南さんへの気持ちを、その人にぶつけちゃったから。
…で、とどめに3年経つまでは自分の中でけじめが付かないから
無理だって言ったのよね。酷い女」
「3年?」
「古いって言われても仕方ないんだけど、南さんが死んでから3年は
あの人と一緒に生きようと。…実はね、南さんが死んだとき、
死のうと思ったことがあるの」
「えっ?」
「でも色々考えていたら迷いに迷って。優柔不断な性格みたいで。
だから3年という区切りをつけたの。3年経って、まだ南さんのことが
好きでどうしようもなくて、死んでも良いと思うのなら
その時に自殺しようって。今は落ち着いたからそんなことは
考えないんだけど、でもやっぱり自分の中で3年は喪中っていう
考えがあるの」
822藤原忍:04/01/16 13:34
「彼、そのことは?」
「知っていますよ。ずっと待っているから、立ち直るまで待っているから、
といわれたんだけど彼も自分の気持ちを殺しているみたいで。
結局、7月にそんなことがあって、電話が月に一度か二度くらい」
「会ってないの?」
「全然。謝ろうと思って連絡を取ったことがあったんだけど、
留守になっていて。こんな重たい女は多分…。向こうも迷惑だろうし」
「じゃぁ恋人候補に名乗りを挙げてよい?」
「普通はその彼とのことをアドバイスしない?」
 森崎が笑った。
「君を口説くほうが面白い」
「簡単に口説かれる女じゃないぞ」
 兄・純一がそこにいた。
「あ、起きた」
「お前が一人で行ったと言ってお袋がカンカンになって俺を起こしたんだ」
「男の話がご無沙汰だから森崎さんにふらふら〜と?」
「ならないっていっておいたんだがな」
「お前までそう言うか?涼子ちゃんに失礼だぞ」
「家族で来ているのに部屋にまで連れ込むほど節操のない男じゃない
といったら…親父に殴られた。『森崎さんに失礼だ』ってさ。
それ以前に約束すっぽかした俺を怒っているの」
823藤原忍:04/01/16 13:44
「ご両親は涼子ちゃんのことを信じているのか…」
「慎重だからね。考えなし・覚悟なしに行動するわけじゃないから。
ある意味、無鉄砲な俺より信頼が厚い」
「よく言うわよ」
「それで?お前は手帳に森崎の名前を入れるのか?」
「…なんでこんな良い男が兄貴の友達なの?」
 純一が迷わずデコピンを涼子に突っ込んだ。
 森崎が二人を見ながら苦笑する。二人のやり取りはまるで漫才だ。
「でもま、男の話がないと言う意味では心配しているのは確かだな。
森崎は良い男だぞ。俺が保障する」
「次から次へ男を取り替えるほど器用な女なら家族も苦労しないのにね」
「確かにな」
「兄貴がけしかけてどうするんだ、おい」
「こいつは特殊なの」
「やぁねぇ、そういう言い方」
 そう言いながら残りのジンフィズを口にした。
824藤原忍:04/01/16 13:45
「バトンタッチ」
「おう」
 涼子と席を替わる純一。
「送っていかなくて大丈夫か?」
「え?」
「涼子ちゃん、酔っているみたいだけど」
「お前そんなに飲んだ?」
「フィズ一杯。それからさっきのワイン」
「じゃぁ大丈夫だ。一晩でボトル半分空けても平気な奴だから」
「ワインボトル?」
「ウィスキーボトル」
 森崎の言葉を涼子が訂正する。
「わが家の異端児。酒に強い」
「ねぇ、その言い方、あたしがとてつもなく強い女に聞こえない?
男の話と良い、酒の話と良い…」
「節操を知らない尻軽女とどっちが良い?」
「わが家の異端児の称号のほうがまだましか」
 涼子が納得する。
「ん、酔ってないから大丈夫。頭のほうも大丈夫」
「じゃぁお先に。おやすみなさい」
 涼子は先に帰っていった。
「真面目に口説きたいな」
 森崎はふとそう言った。
「そうしたら…来生が『お兄様』か?」
「あほ」
 純一が笑った。
825藤原忍:04/01/16 14:17
次回は手直しがはいってからまた近日中に。
なかなか進まない涼子ちゃんストーリーに
作者の精神状態は鬼畜と化しています。
(単に自分が思うように表現できないだけのことなんですけどね)
826マルチネス:04/01/17 00:21
乙っす。

風邪っぴきで死亡してました。
死んでた分仕事まきかえすのに必死でまだ書けそうにありませんが
また挑戦したいと思います。推薦されなくてもw
保管サイトに、他スレの作品+新規投稿になる続編を保管しました。
以前に「糸」を書かれた水戸っちさんの作品で、
保管はご本人の依頼によるものです。
よろしければご一読ください。

>>藤原忍様

ゆったり、ゆったりいきましょう。
他スレの保管などせず、さっさと保管しろとお怒りかもしれませんが、
今宵はご勘弁を。

>>マルチネス様
お久しぶりです。
無理せずに時間があるときに書き進めてください。
続編をお待ちしております。

保管サイトはこちら
http://novels2ch.s6.x-beat.com/
828藤原忍:04/01/17 09:24
>>保管サイト担当さま
 ゆったり、ゆっくりですね…
 愚痴になって失礼しました。ありがとうございます。
 保管作業は大変かと思いますのでどうぞご自分のペースで。

>>マルチネスさま
 今シーズンの風邪はぶりかえします。長いです。
 だからくれぐれもお体には気をつけて。
 続編をお待ちしております。
 舞ちゃん…大丈夫ですよね?
煌きの指輪/秋の章を保管しました。

保管サイトはこちら
http://novels2ch.s6.x-beat.com/
830マルチネス:04/01/17 17:48
>>828
どうも。作品しっかり読んでますよー。イラつくの分かります。
大量投下するのってエネルギーいりますよね。
自分はいつも途中でどうでもよくなってきちゃうんで・・・。

>>保管サイト担当様
他スレで書いた作品も依頼すれば保管してくれるですか?
>>830
ご依頼がありましたら保管いたします。
直接の新規投稿も歓迎です。
保管サイトの下のほうにメールアドレスがありますので、
直接の新規投稿の場合はそちらからどうぞ。

>>all
サイト下部のカウンタがもうじき20000突破。
>>藤原忍氏
16日投下分はエロなかったけど
なんだかすごくドキドキときめいたよ!続き読みてぇぇ

>>保管係り氏
いつもお疲れ様でやんす
祝 カウンタ2万突破。

保管サイトはこちら
http://novels2ch.s6.x-beat.com/
834藤原忍:04/01/20 13:00
>>832
 ありがとうございます。
 日々鋭意がんばりますです。

>>824の続きです。

※ ※ ※ ※ ※
 休暇から少したった頃から、朝晩は急に冷え込み始めた。
 同じように涼子の精神状態も穏やかではないが、
冷静に振り返る余裕も出てきていた。
 先日、森崎と話したことは漠然と涼子の心の中に波を起こしていた。
 圭介も森崎もいつも自分の身近な存在だった。
 森崎は兄の友人で、涼子の記憶にある森崎はざっくばらんで屈託がない。
先日の印象も同じようなものだが、涼子が酒に任せて話してしまったことに
相槌を打ったものの、それ以上は深入りしなかったことである。
 その距離のとり方は安心感すら与えてくれる。
 兄が珍しくけしかけるようなことを口にしたのは驚きだったが、
夏以来、進展もしない、むしろ疎遠になったような圭介との関係は
兄にしてみればもう終わったことかもしれないという判断なのか。
 しかし、判断するのは自分である。
 森崎の距離のとり方は涼子にとって心地よいものであり、
兄によるとそれとなく今度二人で会えないかという話が出てきている
というのだから悪い話ではない。ただ、残業で直接先日の詫びが
できなかったのは気がかりだが。
 どちらにしろ、はっきりしない圭介との関係は涼子の迷いを
増やしているだけだった。

835藤原忍:04/01/20 13:04
※ ※ ※ ※ ※
  圭介は仕事を終え、一人のアパートに戻ってきた。
 ここ数日、仕事が忙しいので夕食は外食弁当の世話になっている。
 あの夏の日以来、涼子のことを思い出せないくらい忙しい日々が続いていた。
 ボーナス前後は住宅を買おうという動きが活発になる。
圭介の会社では夏のボーナス時、冬のボーナス時、そして1月、2月、3月に
物件が動くという法則がある。新入社員といえども、その法則を無視する
わけにはいかないので俄然、忙しくなる。涼子との関係を
何とかしようとは思うが、夜10時近くに帰宅するようでは、
自宅にいる涼子には電話しづらい。以前は会社の備品の買出しに
かこつけて勤務中の涼子に会うことは出来たが、最近は事務のアルバイトが
入ったので彼女の仕事になってしまってそうはいかない。
結局、思うように連絡できないまま、秋を迎えてしまった。
 しかし、今日は本当に久しぶりに仕事が早く終わった。
終わったといっても7時近いので定時には程遠いが、アパートに戻って
一人で電気を点ける寂しさに言いようのない不安を覚えた。
 家に帰って会話のない生活。
 一人で明かりを灯す寂しさ。
 留守番電話のランプさえ、最後に作動したのはいつか覚えていない。
 少なくともここ2週間、涼子からの連絡はない。
 圭介はもう一度時計を見た。午後6時58分。
 今からなら、涼子が遅番シフトだったら会えるかもしれない。
 圭介は衝動的に車のキーを握ってアパートを後にしていた。
 車で5分ともかからない場所に涼子が勤務する南野店があり、
夜間の駐車場の出入りも自由だった。隣には24時間営業の
レンタルビデオ店がつい先日オープンし、元々あるパチンコ店と
3店舗で駐車場の境を取り払い、共有しているのでそこで待つつもりだった。
836藤原忍:04/01/20 13:07
 ※ ※ ※ ※ ※
 涼子は従業員駐車場を見渡し、自分の車があることを確認した。
朝停めた街灯の真下の駐車スペースに車はあった。
 しかも、そこに森崎がいた。
「森崎さん?」
「仕事で近くを通ったものだから。電話だと時間を気にするし。
君がすぐ出てきてくれて助かった」
「今日は残業はないですから。あの、先日は失礼しました」
「何のこと?」
 森崎はとぼけた。
「酔った勢いで口が滑って。私一人がしゃべっていたから」
「女の子はおしゃべりだと思うんだが」
 森崎が苦笑した。
 涼子は車の側にいる森崎に近寄った。
「まだ乗っていたんだ、911に」
 森崎はそう言った。純一が大学時代中古で買ったこの車は
たまたまナンバーが911だったこともあって純一のポルシェとか
911と仲間内で呼ばれていた。
「まだまだ現役ですよ、あっ」
 涼子は何かにつまづいた。
「おっと」
 森崎はバランスを崩した涼子を受け止める。
涼子は森崎の胸に飛び込む形になってしまった。
「ごめんなさい」
「いや、大丈夫?」
 森崎のタバコの匂いが涼子の記憶を呼び起こし、
バリトンが直接耳に入ってきて眩暈すら覚えてしまう。
837藤原忍:04/01/20 13:12
 森崎は思ったより小さな涼子の身体を受け止めながら片手で
背中に手を回し、片手で腕を支えた。
「ごめんなさい…」
 涼子の声が掠れていた。森崎は涼子が体勢を整えるまで
手を添えていてくれた。
「今度連絡して良い?一緒に食事でも。ありきたりだけど」
 森崎が鍵を渡しながらそう言った。鍵は涼子の手から落ちて
森崎の足元に落ちたからだった。が、涼子の手は震えていて
渡されたその鍵を落としてしまった。
「涼子ちゃん?」
「ごめんなさい、大丈夫ですから。気にしないで下さい」
「どうかした?」
 鍵を拾い上げる涼子。
「仕事のことで頭が一杯で。ごめんなさい。…あ、森崎さん、帰りは?」
「向こうで車が待っているんだ。今日は仕事が残っているし」
「おかまいなく。大丈夫ですから」
「本当に?」
「ええ」
「じゃぁまた連絡するよ、それで良い?」
「え?はい…」
 涼子はあいまいに返事して、森崎を見送った。
 少し離れたところに、運転手が運転するセダンがあった。
 森崎の姿を認めると、彼は車を降りて森崎のためにドアをあけ、
それから運転席に戻って車を走らせた。
 去り際、森崎は涼子に手を挙げたような気がするが、
涼子はあいまいな笑みを残してのろのろと運転席のドアをあけた。
838藤原忍:04/01/20 13:15
 運転席に座ると、深いため息をついた。
 一瞬だったが、森崎の体臭は南を思い出させた。
 森崎のあのバリトンの声も。いや、正確には同じバリトンでも
森崎のバリトンはテノールに近い。南のバリトンを中間のバリトンとすると
森崎の声はそれより高く、圭介のバリトンは少し低い。
 圭介…。
 自分でストップがかかっていた。
 森崎に抱かれたとき、自分の動揺を悟られたくはなかった。
 何故動揺したのか。
 涼子はもう一度深呼吸するとエンジンをかけ、それからいつものように
車を発進させた。低速ではもたつく感じがする「911」ではあるが、
それは自分の運転の癖かもしれない、と涼子は思いつつ駐車場を出た。
 その涼子が店を出てきてから駐車場を出るまでの
一部始終を見ていた男がいた。圭介である。特に森崎とのやり取りは
軽いショックを覚えていた。
 涼子と一緒にいた男に記憶はない。少なくとも涼子に話を聞く限り、
そんな話は出てない。というとここ2週間の話だろうか。
 それとも涼子がずっと隠していた話なのだろうか。
 何かにつまずいてあの男に抱かれる形になったのはわかった。
しかし、それがかえって自分の嫉妬の炎を燃やし続けている。
 たったそれだけのことに腹を立て、嫉妬しているのは夕飯を食べていない、
空腹のせいだろうか。そう思い返して圭介は首を振った。
 一番は声をかけられなかった自分の情けなさだ。
 圭介は長い長いため息をついて、目を閉じた。
 落ち着かないことには、この動揺した状態で運転は出来ない。
 長い時間が必要だったかもしれない。しかし圭介に時間の感覚はない。
 やっと自分の気持ちを押さえつけるとエンジンをかけ、アパートに帰った。

支援
840藤原忍:04/01/20 13:22
今日はここまでです。
また来れるようだったら投下します。
(手持ちのストックを使ったのでちょっと苦しいです。
 給料日前のお財布のようです)
841藤原忍:04/01/20 13:24
>>839
 ありがとうございます。
 リアルタイムで読んでいただけるとは、
 うれしい限りです。
捕手
ほす
やっぱ個人のカウンタも付けた方が良いんじゃ?
カウンタ上がるとやる気でるだろうし。
もっと作家さんに書いてほすぃ。
845藤原忍:04/01/23 13:36
 時間の都合で秋の章の全部が投入できなかったらごめんなさい。
 (問題の鬼畜になってしまった場面です)

>>838からの続き
 シーンが変わります。

※ ※ ※ ※ ※
 翌月、涼子の休みに合わせて圭介は休みを取った。
 その日、朝一番で自分の車を整備工場に預けなければならなかったが、
それさえ済めば後はフリーになった。
 涼子には10時半にアパートで待ち合わせをした。
 あの日、圭介は自分の気持ちを落ち着かせてからアパートに戻った。
もう取り返しが付かないかもしれない、という思いは自分を激しく
動揺させていて、時計を見ると30分以上も涼子のいなくなった駐車場にいた計算になる。
 自分への情けなさで落胆してアパートに戻ると、廊下の電球が切れていた。
 不動産屋に連絡しないとな、と思って自分の部屋のドアの異変に気が付いた。
 紙が挟んであった。
 自分が出かけるときにこんなものはなかったので、駐車場に行ってから、
ということになる。部屋に入って折りたたまれた紙を広げたとき、
圭介はガツンと頭を殴られたような衝撃を受けた。
 システム手帳のメモ帳に書かれたのは簡潔な内容だった。
 話がしたいので時間を取って欲しいこと、10月の休みがいつなのか、
4日ほどの日にちが書かれてあり、今日の日付と時間と涼子のサインがあった。
 お帰りなさい、という文字で始まる涼子の文章は、
圭介に暖かなぬくもりを与えてくれた。
 圭介が急いで涼子と連絡を取ったのは言うまでもない。

846藤原忍:04/01/23 13:39
 その約束の日が今日だった。
 圭介は一駅先の整備工場に車を入れると、電車で戻るつもりだった。
しかし、所用があるからといって整備工場のスタッフが近くまで送ってくれた。
予定外に早かったが、涼子の車は指示したとおり、アパートの駐車場に止まっていた。
 圭介は予め郵便ポストの中に鍵を置いて来ていたのでスペアキーでドアをあけた。
「ごめん、先に入っちゃった」
 涼子はそう言いながらダイニングテーブルの資料に目を通していた。
「おう」
 電話では、レポートの提出の為に設計図を読めるだけの
建築関係の知識が欲しいとも言っていた。
 そのコーチを引き受ける、という口実でアパートに呼び出したのである。
 本当は根掘り葉掘り二人のことを話していたいという思いもある。
「何をしているんだ?」
「資料整理よ。夕方からリサーチに行きたいから」
 そう言われて、圭介の動きが止まった。
 涼子は資料を仕分けしているようだったが、その足元の布が
ひらひらと揺れていた。
 間違いなく、スカート姿の涼子だった。
「涼子…」
 圭介はそのまま涼子を抱きしめた。嬉しい、の一言に尽きた。
 しかし、と思う。
「圭介、御免、離れて」
 圭介に抱きつかれて身動きの出来なくなった涼子はそう言った。
はっと気が付いて圭介が離れる。
847藤原忍:04/01/23 13:40
「お前スカート…」
「いきなりそんなに、苦しいじゃない?」
 二人の言葉がぶつかった。
「真面目に…」
「他の男に一番最初に見せたいとは思わなかったんだもの」
 圭介の喉がからからに渇いていた。
「その…涼子…」
「それとも他の女を口説いた?」
「お前以外に口説くか?」
「だって…」
「あの時は流れで口説いたと思ったのか?」
「それが自然でしょう?」
「俺、暴れるぞ。そんなに根性なしに思えたか?」
「貴方の負担になりたくないだけよ」
「負担とは思っていない。何度も言っているが、俺は本気なんだ。
お前は本気じゃなかったのか?」
「そんな余裕ないもん」
「お前正直だなぁ」
 圭介が笑った。
「ちゃんと付き合ってくれないか?それとも…口説いた男がいるとか?」
 頭の隅に、あの街灯の下の男がいた。
「別の男に口説かれそうになったから、このまま口説かれても良いのか
圭介の真意を聞きに来たの」
 涼子はそう言った。
848藤原忍:04/01/23 13:41
「選択権はお前にあるだろうが」
「夏のこと、ちゃんと謝っていないし、この先の事もあるし」
「俺、お前を抱いて後悔していないし、幸せだったんだぞ」
 不意に涼子の耳元で圭介はそう言った。圭介にしてみれば
ふざけただけのことだったが、涼子にはものすごい刺激だった。
 圭介の吐息がかかるだけで全身に快感が走っていた。
「それに、何でスカートはいたんだよ?」
「ばか」
「涼子?」
「ごめん」
「耳まで真っ赤だぞ」
 圭介はそう言って耳朶を口に含む。
「あっ」
 涼子の口から小さな声を引き出した。
「嬉しい」
 圭介は後ろから涼子に抱きついた。そのまま、耳から首筋にキスを落とす。
 涼子の身体がふるふると震えて資料がテーブルの上に落ちた。
 圭介はゆっくり涼子を味わう。
 あの街灯の下の男のことなどどうでも良くなっていた。
 服の上からでも伝わる涼子の体温がこの上もなく暖かく感じられるのは
自分の感傷のせいなのか。
 そう思いながら涼子の耳から首筋を往復しながらブラウスに手をかけた。
 涼子はそれをさせまいと圭介の手を押さえようとしたが、
圭介の腕を胸に押し付ける格好になって、それは余計に圭介を興奮させた。
849藤原忍:04/01/23 13:43
「やめて…」
 その言葉と共に涼子の身体から力が抜ける。
崩れ落ちかけた涼子を支えて圭介は涼子と向かい合った。
「ねぇ、返事は?」
 圭介のバリトンが耳に響く。
「真面目に俺と付き合う?」
「せめて一緒に食事、くらいの関係に修復したいんだけど」
「でも今こんなことをしてるのに?」
 そう言いながら圭介の唇が首筋を往復する。
「あれから、落ち着いたからこういうことをしているんじゃないのか?
スカートはいて」
 そう言った後で、変化に気が付いた。
 指輪が、なかった。
 いつも涼子の胸元を飾っていたネックレスがない。南の指輪がない。
 涼子の決意が見て取れた。
「少し、話してよい?」
「指輪も外したのに?」
 圭介が指摘した。
「まだ怖いの」
「何が?」
 圭介は涼子の手を取って奥の和室に導いた。
 奥の8畳の和室にはコタツとベッドとキャビネットつきのテレビ、
それに整理ダンスしか置いていない。作り付けの本棚に仕事で使うらしい本が
並べてあり、製図用の机はLDKのほうに置いてあるのでそこはがらんとした
空間だった。
 涼子をベッドに座らせると、ブラウスのボタンの続きに取り掛かる。
キスを落としながらの作業は、圭介を再び興奮させた。
850藤原忍:04/01/23 13:47
「何の話?」
 圭介はブラウスのボタンを全部外すと、涼子の足の間に跪き、
涼子と視線を合わせた。
「圭介と向き合うことにちょっと混乱しているの。それは…
やっぱりちょっと怖い」
「混乱ってどういうこと?話せよ」
 圭介はそう言った。
 いつもと同じ圭介に、涼子は安心していた。
 あの夏の日、独りよがりになって、自分を見失い、それに巻き込んだ
圭介のことが心配だったからだ。しかし、今はその片鱗はない。
それだけは安心材料だった。
 この状態の説明には困るのだが。
 圭介は涼子がためらっているのを見て取ると、涼子にキスした。
それだけで圭介のスイッチは入ってしまったことがよくわかる。
涼子の唇に、喉に、首に、そしてキャミソールに隠されていない胸元に
キスを落としてゆく。
「ぁぁぁぁぁん」
「ここは?」
 圭介がそおっとキャミソールの上から胸を撫でた。
「あ…」
 その力加減に、涼子の下半身の蜜が溢れた。
 そして改めて感じる。
 この男がいとおしい。
 一度っきり、そう思って圭介と関係を持ったが、今、冷静に思い返せば
圭介との関係を望んだ自分がいて、そしてその気持ちが今も続いている。
851藤原忍:04/01/23 13:59
 精神的にも肉体的にも、圭介のことをもう愛していた。
 幼い頃から人に対してまっすぐに見つめる圭介を、涼子は愛していた。
 圭介は再び首筋に唇に落とし、涼子はその優しさに身体が震える。
 だからこそ、スカートをはいてネックレスを外したのではなかったか。
 瞬間、南に気持ちが向く。
 しかし、南のことをまだ愛しているというのに。
 その事実に涼子はまた自責の念に駆られた。
 そしてその事実は同時に涼子を混乱させていることも。
「涼子、お前今も南さんのことが忘れられないんだろう?」
 圭介は耳元でそう囁いた。
「ん、そう」
 涼子はそう言った。
「でも、誤解しないでね。私、圭介のこと…」
 圭介は頷いて涼子の隣に座った。
「話してくれないか?」
 涼子は小さく頷き、その混乱の原因を話し始めた。
 南は大学4年に進級すると月に一度のペースで涼子の両親に宛てて手紙を
書いていたこと、その手紙の存在は涼子は全く知らなかったこと、
そして今年3月、会社の研修の前に父親からその手紙を見せられたこと。
 一気に熱が冷めたが、圭介は涼子の話をじっと聞いていた。
 南が両親に手紙を書いていたということは涼子は全く知らなかったから、
その衝撃は普通ではなかった。
 その夜のうちに全部に目を通し、結局色々なことが頭を駆け巡って
苦しい夜明けを迎えることになったのは記憶に新しい。
 泣けるほど消化していれば苦しくはなかったはずである。しかし、
泣くという感情を表に出せないほど涼子は苦しんだ一夜だったのだ。
 その苦い想いが蘇る。
852藤原忍:04/01/23 14:09
「南さんの本当の気持ちが書いてあった。いい加減な気持ちで付き合って
いないから、就職して一人前になったら結婚したい、いつかは両親に
挨拶したいって。だからアタシは、南さんにきちんと答えて
あげなきゃいけない、ちゃんと仕事して、毎日を精一杯生きなきゃ、
と思ったの。いつか南さんを越えて幸せになりなさいって父さんは
言ったんだけどね」
「…………」
「圭介の気持ちは嬉しい。素直に、喜んでいる自分がいるのはわかる。
でも、貴方が愛してくれて、その気持ちが真剣だからこそ、
南さんのことは余計に忘れちゃいけないと思うの。
私が幸せになると言うことが、南さんの望むことで、南さんの幸せなら…。
でも、貴方は南さんに会ったこともなくて、ぜんぜん関係ないでしょ?
貴方にまで南さんのことを背負わせてしまうのは…」
 圭介はそこまで聞くと、涼子に強引にキスした。
「前に、言った筈だ。忘れなくてよいから。3人で一緒に幸せになれば
それで良い。思い出が生々しいのなら、そうするしかないだろう?」
 圭介の優しさに、どっと涙が溢れた。南とのことは過去であると
もうわかっている。しかし、未だに南のことを「愛していた」という
心の傷が残っているのも事実で、同等に圭介をも愛しているという事実は
涼子の心の中で同じ比率を占めている。
 順番などつけられないのだ。
「それが、混乱の原因か?」
 涼子は静かに首を振った。原因はそれだけではない。
853ヘア解禁 ◆EYDneFayJ2 :04/01/23 14:10
たまたま見てた
支援
854藤原忍:04/01/23 14:11
「御免、それだけじゃないの。話してよいものか迷っているの。貴方には」
「それは俺が判断するよ。聞いてまずい話なら、俺は忘れるから」
「ありがとう…」
 やっとそれだけいえた。
「御免ね」
「気にするな。俺とのことを何度も何度も確認するのは慎重と言う範囲を
越えていると思っているんだ。実は。だからお前には引っかかる何かが
あるんじゃないかってずっと思っていた」
「圭介のこと、大切にしたいから。…夏にはひどいことをしちゃったし」
「共犯、なんだろう?」
 圭介はそう言ってウィンクし、涼子の肩を抱いた。
「…南さんと貴方に、似ている部分が多いのよ。それが混乱の原因だと思う」
「似ているって、どこが?」
 圭介は疑問に思った。和美が見せてくれた写真では、
南良明は自分と似ているとは思えなかった。少なくとも容姿は。
「本質的な部分、かな。だから、同じようなタイプの人間に惹かれるのは
仕方ないとしても、妙なところで似ている、と言うのかな…」
 涼子は言い澱んだ。
「そういう部分、俺に直して欲しいと思っている?」
「どうして?」
 涼子は即座に答えた。
「私そんなこと一度も…」
 それで涼子は次の言葉を飲み込んだ。
「だったら、良い。そこまで目が曇っていたら重症だと思っただけだ」
「そこまで重症だったら後追い自殺でもしていると思うけど」
 涼子は深呼吸した。
「全部、吐き出してみろよ」
「ほら、それよ」
「え?」
「全部受け止めようとするっていうのかな、大丈夫だよって。
俺はそれくらいで倒れる器じゃないよって言うようなこと、口にするところ」
「ふぅん、それから?」
855藤原忍:04/01/23 14:14
>>853 ヘア解禁様、助かります。

「…………」
「それだけか?」
「違うけど」
「じゃぁ言えよ。全部白状して楽になれ」
「きっと怒る」
「怒らないから」
 涼子は黙った。
「夏、貴方に抱かれたときね…ゾクゾクしちゃったのよ。
たった一回だけだったんだけど、今でもゾクゾクしちゃっているもの」
「は?」
「私のあの時の声を聞きたがるのも、人が感じているのを喜ぶのも、
…独りよがりのセックスをしないっていうの、そういうところ」
「ばか」
 圭介は真っ赤になってそう言った。
「口にする言葉も似ているの」
「男は殆どそういうことで喜んでいるんじゃないのか?
それに…他にどう表現するんだ?」
「だって…どういうのが標準、ってほど経験がないもの。
南さんと貴方しか知らないんだし、共通点が多いとちょっと戸惑っちゃう」
「それが原因?」
「似ているから…混乱するのかな?」
「考えすぎるから混乱するんだろう?」
「圭介?」
「お前を見ていると、一人で苦しんで感情を表に出さないようにって
やっているだろう?それ、必要ないと思う」
 圭介はそう言って涼子の耳朶を指で愛撫する。涼子は堪らなくなって、
少し身体を捩った。
856藤原忍:04/01/23 14:17
「もっと感情を外に出してもおかしくないと思うが。泣いたり笑ったり、
南さんのことを話したり。お前の中で実際に南さんがいて、同時に俺がいて、
っていうことを客観的に理解できていると言うのは少し前進したんだと
思うんだけど。俺が不思議なのは、どうしてお前の中に俺と南さんの
二人いるってことがだめなわけ?」
 不意を突かれて涼子は黙った。
「涼子はさ、南さんのことが好きで、その事実を過去のことにしようと
努力して苦しんでいるんだろう?この2年、ずっと頑張ってきて、
少しづつ過去になってきているんだろう?」
「ん、それはそう」
「俺の存在は?」
「……好き」
「俺はそれで充分だと思う。南さんのことが過去になってきているから
俺のことを考える余地ができてきたんだろう?だから俺と南さんが
似ていると言って混乱する」
「ん、そう」
「南さんのことは自分の中で一区切りついている以上、あとは時間しか
頼るものはないと思う。少しづつで良いから。それが一つ」
「ん」
「それから…、俺と南さんが似ているっていうの、あれな・・・」
「ん?」
 耳朶への愛撫が、指から唇に替わる。指が真っ直ぐ下に下りて、
涼子の胸元で止まった。
 それだけで、涼子の息が乱れた。
「ノーマルに女が好きな男の中で、女の喘ぎ声が嫌いっていうのは…
少数派だと思うぞ。それに…相手に気持ちよくなってもらいたいと思うのは
…普通だと思うんだが」
 耳元でそう囁くと、涼子にキスをした。
「あのね…」
 涼子の声が切れ切れになる。圭介は喉に唇を落とし、涼子の言葉を封じる。
857藤原忍:04/01/23 14:19
「ありがとう」
 震える声で涼子はそう言った。本心だった。
「他の男に口説かれるなよ」
 圭介はそう言って涼子を押し倒した。
 圭介の手が、涼子のキャミソールの上で遊んでいた。
その手は涼子を悩ませていることは確かだった。
 圭介の指には、下着を通しても触れる涼子の胸の突起が捉えられていた。
そこを指が往復すると涼子は目を閉じたまま、眉間に皺を寄せ、
ふるふると息を乱す。
 圭介の自制心は限界だった。
 喉元にキスをしながらキャミソールの前をはだけると、
容赦なく露になった胸にもキスを落とした。
 途端に涼子の身体が跳ねる。
「まだ大事なところにキスしていないのに?」
「やん」
 涼子は真っ赤になるが、背中に差し込まれた圭介の手は下着のホックを
あっけなく外してしまい、圭介は涼子の身体を押さえるように、露になった、
そのツンとたった乳首を口に含んだ。
「はぁぁぁ・・・」
 涼子が吐息を漏らした。
 もう一方の乳首は掌でもてあそぶ。
 涼子の両手が圭介の頭に伸びるが、圭介が舌で味わうたびに
涼子の指が震えて力が抜けてゆくのがわかる。
「あっ」
 圭介に少し強く刺激されて涼子の身体が跳ねた。
 圭介の温まった掌が涼子を身悶えさせる。
 圭介のキスがあちこちに落ち、耐えられなくなって身を捩ったときには
涼子の背中にキスが落ちた。
「はぁぁぁん」
 ぴくりと身体が震える。
 圭介はその一瞬を見逃さないように、スカートを脱がせながら
背中にキスの雨を降らせた。
858藤原忍:04/01/23 14:21
 涼子は背中に弱い。身体を丸めて快感をやり過ごそうとしたが、
圭介に阻まれ、ベッドの上に寝かされてしまった。涼子の身体を
隠しているのは自分の両手でしかない。
「お前…」
 涼子が圭介と目を合わせたのは一瞬で、その後は恥ずかしいのか、
真っ赤になって視線を外した。
 涼子の腕の下でははっきりと頭を起こした胸の突起が色づいていた。
 圭介の腕に、力が入った。涼子に本気のキスをすると、片手を胸に
落とそうとしたがそれはかなわなかった。
 涼子は自分から本気のキスを、圭介に贈った。
 圭介の脳髄をかき回すような情熱的なキスだった。
「んぁ」
 圭介の喉から、小さな吐息が漏れた。涼子はそのまま、圭介の首筋や喉に
唇を這わせた。同時に、はだけられた胸に時々キスをして。
 脱ぎかけの圭介の姿は妙に色っぽい。
「誘うなよ」
「さっきのいたずらのお返し」
「ここは喜んでいたぞ」
 そう言って涼子の乳首を口に含んだ。
 途端に、涼子の体が仰け反った。圭介の目が優しく笑って、
反応を楽しみながら自分も服を脱ぎ始め、涼子を悩ませた。
 圭介は順番に涼子を責めた。首、胸、あの夏の時と同じように、
しかしそれ以上にゆっくりと。
 
859藤原忍:04/01/23 14:26
 圭介はぷっくりと立った涼子の乳首を口に含む。それだけで涼子の身体が
震える。手のひらにあるふくらみは暖かく、その弾力と肌触りは
圭介の指を喜ばせる。
 鎖骨から首のラインにかけては圭介が執着する女性の肉体的条件の
ひとつだった。
 男のラインはどうしても骨ばっていて首が太くなってしまう印象を
与えるが、女性のそれは男性より骨が細いせいか華奢に見えるし、
ライン自体が滑らかだった。そのラインが女性を最も
女たらしめているのではないか、と思うときがある。
 そのラインにキスして、体勢を変えようと体をずらしたときだった。
 涼子がやんわりと圭介を拒否して体をずらし、はっきりと男の体を
示しているもう一人の圭介を、口に含んだ。
「おお…」
 圭介は小さな声をあげた。圭介は体をずらして横向きになって涼子から逃げる。
 しかし涼子はやめない。口に含んだまま、舌の愛撫は圭介を悩ませる。
「やめろ…」
「イヤなの?」
 涼子はそうきいただけでもう一度口に含んで続けた。
 返事に困った。
 女性経験は豊富とはいえないが皆無ともいえない。何度か相手に
願ったこともあったが、相手が拒否したこともあって
それ以上は強いたことはない。
 付きあいでそういう場所に行ったこともあるが、商業的な
流れ作業の処理に、性欲はわいても愛情は湧かなかった。
 そういう意味では、自分から口に含んだ涼子に軽いショックと、
同時に愛おしさを抱かないわけがない。それ故に圭介の快感を倍増させる。
 涼子の暖かい刺激は耐えられないほどの苦痛とも言える快感を強いる。
 圭介はたまらなくなって身体を横たえ、今までにないほどの強い刺激に
理性を奪われてゆく。
860藤原忍:04/01/23 14:29
「涼子やめろ」
 辛うじて、そう言った。それ以上は理性が耐えられない。
このまま快楽をむさぼりたくなる。そうなることは簡単だったが、
そこまでする涼子の精神状態が不安だった。
 涼子は、顔をあげた。
「お前の方が嫌なんじゃないのか?」
「貴方にも気持ちよくなって欲しいの。駄目?」
「いや、そうじゃなく…」
 圭介の言葉には明らかにためらいがあった。
「こんなこと…昔の彼女にさせたことはなかった」
 圭介の正直な一言だった。
「でもして欲しかったんでしょう?」
「本音はね。でも…言えなかったし、彼女は嫌っていたから」
「嫌々やってるわけじゃないよ。圭介にも気持ちよくなって欲しいだけ。
貴方が嫌ならやめるけど…。圭介は女の子に触ってもらったことないの?」
「えっ?」
 涼子はもう一人の圭介をそっと撫でた。いとおしむように、
ゆっくり撫でて、それから両手でそっと包む。
 圭介はその行為に震えていた。体の感覚だけではない。
そこまで愛しんでくれる涼子の気持ちに震えていた。
「経験、ないわけじゃないでしょう?女性を喜ばせる方法は知っているんだから」
 確かに、圭介はテクニシャンだった。少なくとも、独りよがりのセックスはしない。
「あるが…ほどほどってところだ」
 圭介はそう言った。隠すつもりはさらさらない。
一方の涼子の両手はゆっくりと圭介を捕らえ、撫でていた。
「自分が嫌だったから?それとも正直に言わなかったから?
変なところで意地を張るからよ」
 涼子はそう言った。圭介は昔ながらの男性気質、というのだろうか、
自分の気持ちを押し殺すときがある。それが時に誤解を生み、
亀裂を生むこともある。
 
援護
862藤原忍:04/01/23 14:33
 涼子の言葉は図星だな、とちらっと思ったが、その先を考えている余裕はなかった。
 快楽をむさぼりたい。涼子と愛を交わしたいという欲望が身体を震わせている。
 涼子の指はもう一人の圭介の反応を見ながら確実にマッサージしていた。
「私には正直に教えてくれないの?」
「涼子…」
「私が欲しいのは貴方の身体じゃないわ。貴方の心が欲しい」
 圭介はその言葉をかみ締めていた。
「そうやって触ってくれるのも気持ち良いし、口に入れてくれるのも気持ち良い」
「じゃぁどうするのが一番気持ち良いの?ちゃんと教えてね」
 涼子はそう言って、圭介を口の中に招き入れた。
「ぁぁぁぁ」
 圭介はゆっくりため息をつくと、涼子の髪の中に指を入れた。
 圭介の反応は正直だった。気持ち良いときは涼子の髪をぐしゃぐしゃに
撫で回し、ポイントに当たると両手が止まって指先に力が入った。
同時に圭介自身のそれが、ドクドクと鼓動を始める。一層硬さを増し、圭介は腰を震わせる。
 涼子は敏感なその部分にキスを落とし、舌を這わせ、圭介から理性を
奪うと口の中でゆっくりとその欲望を味わう。
 舌を絡ませるごとに熱くなる圭介の欲望は、そのまま圭介の気持ちだと
思いたい。今にもはちきれそうなその欲望は、自分に向けられた愛情だと
信じたい涼子がそこにいた。
 だからこそ、余計に味わいたくなる。圭介が奥底で育んだ愛情と形として。
 圭介は一番敏感な部分を舐められて腰が震えた。このまま、果てたいとも
思うがまだこの快楽を手放したくはなかった。涼子が自分の気持ちを
こういう形で示してくれたことは予想外だったこともあって、
自分の気持ちを掻き立たせていた。こんなにまで自分を求める女に、
愛おしさを超えて一つになりたいという欲望が走る。
 その想いが、圭介をますます掻き立たせている。肉体の限度はあるが、
精神の限度はない。もう既に肉体は終わりを告げようとしていたが、
心の中の自分の気持ちは終わりがない。
「あう…もう…」
 圭介の身体が震えた。圭介は、登りつめてきていた。感覚がそこだけに
集中してくる。
863藤原忍:04/01/23 14:36
「涼子、やめろ・・・」
 しかし涼子はやめなかった。圭介は涼子の頭を何とかしようとしたが、
逆に圭介の両手首を掴むと、涼子は抵抗を封じた。涼子の意思がわかると
圭介は観念してそれ以上は抵抗しなくなり、涼子は手を放した。
 涼子は圭介の足の間で頭を動かしていた。
「出ちゃうよ」
「ん?」
 聞こえなかったのか、涼子が顔を上げた。その姿にどきりとして
圭介は身体を起こし、涼子の身体を押し倒した。
「嫌だった?痛かった?」
「いや・・・」
 どうして自分が涼子を押し倒してしまったのか、わからなくなってしまっていた。
 涼子は戸惑う圭介を知ってか知らずか、再び圭介を押し倒す格好になると
圭介の乳首を逆に舐めた。手はそのままゆっくりともう一人の圭介と
遊んでいる。途端に、圭介の身体がビクリと動いて涼子を抱いている腕に力が入った。
「考えられないようなことをするなよ」
 圭介が顔を歪めた。もう苦痛に近い快感が襲っている。
「こういうことの最中に複雑なことを聞くからでしょう?圭介の心と身体が
欲しいからこういうことをしているのに邪魔しないの。…私のことが
嫌いなら話は別だけど」
「だから、そういうことじゃなくて・・・」
 涼子は身体をずらして固く大きくなった圭介を口に含んだ。
「ああ・・・」
 舌で刺激をしながら喉の奥まで入れると、ゆっくり手と口で圭介と戯れる。
 圭介の身体が震え、腕に力が入る。もう終わりが近いことを示していた。
 やがて涼子の口の中で圭介は熱を帯び、高みに到達した。
「ぁぁぁぁぁ」
 圭介は甘い吐息とともに果てた。
「あ、出せ」
 圭介が慌てて枕もとのティッシュを差し出すが、涼子はもうそれを
飲み干していた。
864藤原忍:04/01/23 14:39
「飲んだの?ごめん。でもありがとう」
 圭介は本当に嬉しそうに涼子を抱き寄せた。
「今まで何人も付き合っていた人がいたけど、こんなことをしたのは涼子だけ」
「またウソを言う」
「本当だよ。俺、女の子の喘ぎ声の方が好きだから
いつもさせなかっただけなのかな?う…ん、思い出せない。
誰かさんに頭ボケボケにされたからかな」
「誰かさんが意地悪するからよ」
「俺が?いつ?」
「夏。結局貴方は1回いっただけなのに、私だけ何度もいかされて。
で、貴方私のこと見て楽しんでいたでしょ?」
「あの時、もうこんなチャンスはないと思って…今考えたら酷く責め立てたなと。
だからお前から連絡来ないのかと思って…」
「自覚しているのなら良いわよ。…少しは私にも楽しみと言うものが
あるんだからね」
「俺、下手くそ?」
「バカ。…圭介の声、好きだから」
「俺も涼子の声が好き」
 そう言っていきなりスリットの中にある花芯に指を添わせ、乳首を口に含む。
突然のことで涼子は声も開けられず口をパクパクさせたが、
花芽はもう頭を起こしており、指には女の潤いが絡んでくる。
時折圭介の耳に聞こえる鼓動は早く、舌の上にある突起ははっきりと
自己主張していた。
「あ…いきなり…」
 圭介が嬉しそうに舌の上にある突起をついばむ。指に絡む愛液は
もう充分すぎるほどで、もう指に絡むという範囲を越えている。
 指を落とす前からもう涼子の体は蜜を溢れさせてる。
 その事実に圭介の心臓が高鳴る。
865藤原忍:04/01/23 14:41
「ぴちゃぴちゃになっているよ。自分でもわかる?」
「そんなにしないでよ・・・」
 体を動かして逃げようとするが、圭介はそれを許さない。
涼子の気持ちが嬉しくて嬉しくて仕方ない。蜜をたたえた体がいとおしい。
自分には望めない女の体の柔らかさや華奢なラインはいっそう欲望を
駆り立てる。気持ちが通じた今は余計にあの声を聞きたいとも思う。
 初めて自分の腕の中で果てた声を聞いたとき、言いようのない
暖かな感情を感じたのだが、逆に不安が残ったのは確かだった。
「少し休ませて…恥ずかしいから…」
「こんなに喜んでいるのに?」
「ああっ、もっと、って言ったほうが良いの?」
 涼子が気をそらそうとそう言ったが、圭介の指の動きに身体を封じられ、
唇を噛んだ。
「やめて…早すぎる…」
 涼子の言葉は耳に入らなかった。嬉しくて嬉しくて仕方のない気持ちに
歯止めはかからない。今はあの時とは違って、涼子の身体も、
心も圭介の腕の中にあった。そのまま指で涼子を責めあげる。
圭介自身を待ち焦がれる熱を帯びた蜜壷も自分の手の中にある。
圭介の愛撫に頭を起こした花芽はぷっくりと起き上がっている。
この幸せを手放したくはなかった。
「これは俺の楽しみなの」
「あ…あっあっ…はぁぁぁぁぁん」
 圭介の指攻撃に耐えられず、涼子は声をあげてしまった。
 そのはしたなさに、恥ずかしいとは思うが、それよりも今はその刺激に
耐えるほうが先だった。
866マルチネス:04/01/23 14:42
後方支援
867藤原忍:04/01/23 14:45
>>861様 支援感謝します。

途中なんですが、今日はここまでに…。
夜また来られたら来ます。
868藤原忍:04/01/23 14:58
マルチネス様、ごめんなさい。感謝します。
投下したいんですけど、タイムリミットなんです。
規制も厳しいので(このレスも規制されてしまった…)
20レス近くも使えば当たり前か。
そろそろ次スレたてねば・・・
重複したらイヤンなので、
>870さん立ててくださいね。
まだチト早杉な気が、いつも早めに次スレたてんの?
>>870
だいたい1000到達前に容量で限界が来るので早めですね。
よろしくお願いします。
872名無しさん@ピンキー:04/01/23 17:05
1000レスではなくこの手のスレは容量オーバーが深刻な問題・・・
873870:04/01/23 17:20
いちおー責任とってたててみますた。
後おながいしまつ。
874870:04/01/23 17:36
875藤原忍
用事を済ませて戻ってきたら…、次スレが立っていて…
>>870さんありがとうございます。
このまま秋の章続行して次スレで冬の章、行きたいと思います。

即落ち防止にどれくらい書けば良いのです?
素朴な疑問。