ロリ小説を作ろう〜512kb超えたよ!〜

このエントリーをはてなブックマークに追加
1名無しさん@ピンキー
というわけで、MOMOさん、待ってますよ!
2MOMO:02/07/08 05:38
スレ立ておつかれさまです。
そしてありがとうございます。感激です。いいんですか?ここで書いちゃって。
 お世話になります。よろしくお願いしますね!

 UPするストックがのこってないので早くて明日になると思いますがお待ちくださいね。
3名無しさん@ピンキー:02/07/08 05:39
ここが新スレでいいのか?
4名無しさん@ピンキー:02/07/08 05:40
もっとマシなスレタイにしろゴルァ!!
5名無しさん@ピンキー:02/07/08 05:43
        【姉妹スレ】

ロリ小説を作ろうよ
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/erocomic/1025884611/

【ロリ】・一行官能小説リレー  in 2ch
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/erocomic/1026017159/


6名無しさん@ピンキー:02/07/08 05:46
前スレ「ロリ小説をつくろう」

http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/erocomic/1021258471/
7名無しさん@ピンキー:02/07/08 05:47
次からは700くらいになったら次スレを建てておくべきだな。
8前スレのお話:02/07/08 05:49
これまでのあらすじ
「プロローグ」〜「女ボス登場編」

 春風どれみは小学6年生。ある日道を歩いていると謎の男達に車でつれ去られ
て車中で「淫語ゲーム」等の辱めを受けてしまう。
どれみはそのままボスの待つ屋敷へとつれ去られる。後を追ったあいこやアキラも「気持ちいいこと」を体験したくてそのまま一緒に屋敷の中へ。そこにいたのは若く美しい女ボスだった。

「どれみ編」
 3人は引き離されそれぞれ別の部屋に。どれみは片山から調教を受けだんだん
淫乱になっていく。
 別室でボスの妹、なつみから「気持ちいいこと」をされたアキラも合流する。
 アキラを取り合って二人は火花を散らし「イカせっこ勝負」をする。
 勝負の末、どれみの勝利。だがそこにレイプを得意とする矢野が乱入。アキラ
の見ている前でどれみは犯されてしまう。だがどれみにはなにやら異変が起こり
始めていた・・・

9前スレのお話:02/07/08 05:51
「あいこ編」「さくら編」「リンク編」 一方あいこはボスである小百合から調教を受ける。隠していたマゾっ気を小百
合に見透かされたあいこは「野外調教」などを受けて小百合の奴隷となる。

 その裏で小百合は隣りの病院にいる院長やそこで捕らわれているらしいさくら
と話したり、矢野と連絡を取ったりとなにやら画策している。
 組織は謎の「アレ」を手に入れるためどれみをさらったようなのだ・・・

「格闘編」〜はづき列伝
 一方あいこの知らせを受けた、はづき・おんぷ・ももこ・翔は屋敷へひた走る。
だが屋敷の目の前に来て「四天王」を名乗るフランクが立ちはだかる。格闘の達
人であるフランクに翔を始め皆なすすべがない。
 そこに四天王のジョセフが登場。フランクはジョセフから妖しい薬を受け取ると
はづきに投与した。薬のせいではづきは内に秘めたエッチな心を暴露される。
そのままはづきはフランクに処女を破られたが、はづきも絶頂に達していた・・・

10前スレのお話:02/07/08 05:54
格闘編 おんぷ風雲伝
 その最中、またしても四天王の一人アッシュが登場。おんぷを妖しい術にかける。
おんぷの体はおんぷの意志を離れアッシュの言葉のままにあんなことやこんなこと
をされる。
 さらにアッシュは翔を扇動しおんぷを犯させようとするが未遂に終わる。
 だが自分に好意を持ち、汚れた過去を知ってもなお慕う翔に心をひかれたおんぷは
「自分の意志」で翔に体を開く。アッシュの見守る中、二人は結ばれた。

ももこ意外伝
 一人ももこを連れ出したジョセフは、ももこにバイブを挿入させたまま本屋や
公園などで恥ずかしいことをさせる。
初めはいやがっていたももこだったが次第にのめり込んで行く。ジョセフの狡猾
な説得に負けセックスすることを承諾したが、ジョセフは薬を飲んで超巨根へと
変貌。ももこもまた処女を無残に破られていくのだった・・・

11前スレのお話:02/07/08 05:56
「合流編」
 四天王の辱めを受けたはづきたちの前にあいこが姿を見せた。あいこはどれみ
は屋敷のパーティに呼ばれただけで誘拐ではないという。そしてみんなもパーテイ
にでないかと誘う。
 だがそれは小百合に無理やり言わされていることであり、みなもそれは承知し
ていた。だが未だ屋敷に捕らわれの身であるどれみとアキラを救うため、そして
芽生えてしまったいけない快感を「キモチイイこと」で満たすため、みんなは
屋敷へと入っていった。
 
 一方どれみもパーティへと連れ出され、アキラが一人残った。アキラは傷心の
どれみを身がボロボロになるまで抱いて精も根も使い果たしこんこんと眠っていた。
 その横にはなつみが見張りの名目で座っていた。情が移ってしまったなつみは
これから起きる悲惨な状況をアキラに見せることをしのびなく思い、この部屋に
留めたのだった。

12前スレのお話:02/07/08 05:58
「宴編」

宴の支度
 宴の広間で闇の中で待たされる5人。
あいこは思いをよせていた翔が、アッシュのせいとはいえ結局おんぷが奪って
しまったことに憤りを感じた。おんぷも後には引けず一触即発のムードが漂う。
 そこに明かりが灯り、大勢の客たちが現れた。宴の始まりだった。

余興
 客たちは小百合たちの組織の作るロリータ裏ビデオの上客、流通の協力者で
あるらしかった。
 彼らへの余興として、あいことおんぷのムチ打ちショーを小百合は強制する。
翔を人質に捕られたおんぷは仕方なくあいこをムチ打つ。だがその内におんぷに
眠るサドの血が目覚め、マゾのあいこと会い合わさって自ら望んでムチをふるっ
ていった。二人は絶頂を向えた。

 おんぷは翔にあいこを抱いて欲しいと頼み込む。どうせこのままみんなは慰み
ものにされるのだ。ならば処女のあいこにはせめて思いをよせる翔に、とおんぷ
は思ったのだ。みなも頼み込み、翔も決心した。みんなのはかない守りの中二人
は抱き合うのだった。

13名無しさん@ピンキー:02/07/08 06:01
前スレの人たちはまだ新スレが立ったこと知らない人もいるからしばらくこのスレは定期的にageていこう!!
14前スレのお話:02/07/08 06:02
「宴編」

鬼畜の宴
 あいこの処女は無事翔に捧げられたが、直後客たちのオークションが始められ
みなは金で売られた。ステージの上で皆は鬼畜どもに襲われる。手練の彼らに
よって次第にみんな感じるようになっていった。

どれみ
 そこにどれみがうつろな目をして現れた。肉体に異変が生じていたうえに薬が
投与されたため、どれみの精神は明らかに崩壊していた。あいこたちや男たちへ
見境なく抱きつき快楽を貪るどれみ。そして小百合がダメ押しをするように
新たな薬を使おうとする。

 そこになつみが現れ、小百合にやめるように懇願するが小百合は拒否。薬を
どれみに投与する。性感が急激に高まったどれみは完全に精神が壊れ、最高最大
のエクスタシーを感じた。

アレ
 だが異変が起こった。どれみは全身から光を発し、さらに口から光球を吐き
出そうとしていた。これこそ小百合が求めていた「アレ」であった。
 そして小百合は説明する。アレとはどれみの内に眠る「魔力」であり、どれみ
は「魔女」であると。小百合は自分と母のカタキである強大な敵に復讐するため
万能の力、「魔法」を求めたのだ。

 今、小百合の持つ魔力を封じ込めるクロウ・カードにどれみの力が吸い取られ
ようとしていた・・・
15古参者:02/07/08 06:16
MOMO氏ガムバレ
16名無しさん@ピンキー:02/07/08 06:16
で、結局ここが新スレでいいのか?
17someone:02/07/08 11:59
立てたの俺っす。MOMOさん、どんどん書き込んじゃってくらさい。
18someone:02/07/08 12:00
>>8-12,>>14
乙カレー
19名無しさん@ピンキー:02/07/08 14:21
age
20早く続き読みたい…:02/07/08 16:02
MOMOさん来てくれage
定期age
22名無しさん@ピンキー:02/07/08 19:31
>>20

お前は1か?
23名無しさん@ピンキー:02/07/08 19:56
15氏復帰禿しくキボソ
24someone:02/07/08 20:15
MOMO氏キボンヌ。
1は俺
25MOMO:02/07/08 20:37
スレ立て人、someoneさんでしたか。ありがとうございます! お言葉に甘え させていただきます。

 15さん復帰希望、MOMOもです。なんか痴漢小説レスの方で書かれていましたね。
こちらにもいらしてくださらないかなあ。

 で、「大団円編」ですがオープニングを鋭意作成中です。今しばらくお待ちを。 
 ただMOMOとしては新スレの最初はそれにふさわしくどなたか新作を書かれて
いただけたらなあと願ってます。
しょっぱなから「最終章」はエンギ悪いですよ。やっぱり。新レスではMOMO
のお話しはあくまで刺し身のツマでありたいなと思ってます。
26someone:02/07/08 20:45
ふっふっふっ・・・待ってますぞ・・・。
27名無しさん@ピンキー:02/07/08 22:10
age!
28名無しさん@ピンキー:02/07/09 06:46
age
29春風どれみ:02/07/09 08:25
∧_∧ 僕はクソスレを立てた>>1を許しはしない!
  ( ´∀`)
  (    )
  | | |
  (__)_)

     △ △  シャキーン
 \  _|____|_ /
   ( ´∀`)
   (    )
   | | |
   (__)_)

  ‐=≡ △ _________  ダブルハケーン
  ‐=≡  | ( ´∀`)
 ‐=≡   ⊂    つ−!>
‐=≡   / ゝ 〉
‐=≡  (_(__)

   ||
   ||            ====≡≡≡△
 ∧||∧  ’・            _________  |
(  ⌒ ヽ・‘∴;         ( ´∀`)∩
>>1=====≡≡<!-⊂、    , 丿
 ∪  ノ;・:∵          人 ヽノ
  ∪∪  ’,         (__(__)
30春風どれみ:02/07/09 08:26
∧_∧  >>1は・・・・・            ∧_∧
  ( ´∀`)                   (´∀` )
  (  つつ                   ( >>1 )
  )  ) ヽ                    | | |
 (__)(_)                   (_(__)

  ∧_∧  ここから・・・・          ∧_∧
  ( ´∀`)                   (´∀` )
  (つ*⊂ )                   ( >>1 )
  >  ) ヽ                    | | │
 (__)(_)                  (_(__)

  ∧_∧ 立ち去れ・・・・・           ∧_∧
  ( ´∀`)                   (´∀` ) ム?
  ((○⊂ )                    ( >>1 )
  〉 ) ヽ                    | | |
 (__)(_)                  (_(__)

 \ ∧,,,  ∧_∧ 「逃げてもムダだ・・・・」  ∧_∧
   ゞ ⌒ヽ/ ´∀)               (; ´Д`)ワァァァァ!!!
  <(     >> ⊂ )               (  ⊃ ⊃
   //,, ノ\/> >                //〉 〉
 / ,/ | |_)\__)              (_)(__)

  ゴラァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!
    ∧_∧   \ | / /       ・・・¥・・・・・・・
   (,_´∀)  ゞ ⌒ヾ∠_       ・・・(/・・・・・
   ( _ ̄つ⊃(     =- 三ニ=−   ・・・・・・・。。・・・・
  / /,>" >   //_  く ̄         ・・・・・・・・・・
 (_ノ (__),/ /           (>>1死す 厨房たちよ永遠に・・・)
3115:02/07/09 11:53
>MOMO氏
「最終章」の構想も練れているようですし、なにより今のMOMO
氏のテンションの高さについていける余地がありませんので、
新作が始まるまで待たせて頂きます。
あと、個人的なお願いなんですが「〜小説を書こう、〜小説書いて下さい」系のスレ立てる方は、設定、或いは出だしだけでも
書いて頂けるとうれしいんですが。
32一読者:02/07/09 16:37
>>31

甘えないでください
>32
書いて下さい
34名無しさん@ピンキー:02/07/09 20:19
age
35次スレハケーン!!:02/07/09 20:56
ここが新スレか・・・!?

なんか嫌なスレやなぁ。

ここ死滅させて作り直そうや
36MOMO:02/07/09 21:22
>15さん

 レスありがとうございます。
新作、15さん自ら手掛けてみられてはいかがでしょうか? キャラも設定も
完全オリジナルで。

 どれみは15さんがアニメに詳しくあられないということで大分セーブされた
ようですが、15さんの文章力から察するにいちから立ち上げたらキャラもお話
も凄いものになるとにらんでます。
それこそレスに「萌え!」が連発するようなやつが。
 100%全力を解放した15さんのお話を読んでみとうございます。

>MOMOのテンションが高くて入れない
 まったくアキレますでしょ?長引けば長引くほど文章や構成力のなさを露呈す
るばかりなのに変にテンションだけ高くて。
 もう誰も入ってこられない、というよりそう差し向けてしまいましたね。
スレの私物化です。次の最終章ではそれがもっとひどくなると思います。

結局なつみさんがまるで別人になってしまいました。一度お詫びしなきゃならな
いと思ってましたのでこの場を借りてお詫びを申しあげます。 
37MOMO:02/07/09 21:33
「大団円編」カキコにあたりお礼とお詫び。

 本来は独立スレとして書くつもりであったこのお話しを、わざわざMOMOの
名を1に出してまで新スレによんでいただいたsomeoneさま、お礼のいいようも
ありません。また期待ageをしていただいた皆様にも深くお礼申し上げます。

 ですがここまで期待していただいている皆様に本文を読まれてから失望されない
ようあらかじめお詫びをしておかなければならないことがあります。

 それは「大団円編」はロリ・エロ描写がほとんど、いやおそらく全くないで
あろうということです。そんな話をこのスレに書くことはまったくスレちがい
ですので大変心苦しいです。独立しようとしたのはそのせいもありました。

 なぜ?と思われるでしょうが、理由の一つとしてロリ・エロ描写のピークが
「宴編」である程度達して(あの程度でか!との声、承知してます。まあお話の
流れやテンションと云う意味で)しまい、これ以上エロを書いても冗長なものになると思ったこと。
 それと「大団円編」でMOMOが書きたいのがそもそもロリ・エロではないと
いうことだからです。

 もうこの時点で他の書き手さんの参加を拒否してるのですからまったくワガママ
な話ですが本音です。(続く)

38MOMO:02/07/09 21:35
 MOMOはず〜っとこのスレに関わって、自分で書いたり他の方の話しを読ん
だりそれをリンクさせるためあれこれ考えたりしてきました。
 そのうちにこのキャラたちをただのエロ話の中でエンディングを迎えさせたく
ない、つたなくベタな話にはなるだろうけどそれぞれのキャラにそれなりの最後を飾らせてあげたい
と思うようになったのです。

 まったくたかが掲示板エロロリ話にいれあげて我ながらドキュンだと思ってる
のですが、この2月ほど私生活を大幅にこのお話しに割いた身としてはそれぐらい
してキッチリお別れしないと気が済まなくなってしまったわけです。
 
 とてもじゃないが、よくある「そしてロリータたちの宴はいつ果てることなく
続くのだった(完)」や「気持ちよかったぁ またやろうネ!テヘッ!(おしまい)」
で終わらせられなくなってしまいました。それまで語られてきたお話や設定、
キャラたちの感情などにケリをつけないと納得できないのです。

 本来はエロをからめながらそれを書くのが本道ですがMOMOにはそんな力は
ないし、キャラもお話も膨らみすぎました。
(お話に関しちゃ自業自得ですけどね)

 というわけでこれから先のお話しはもう完全にMOMOのわがままによって
貫かれてます。「宴編」までとはまったくちがうお話と思ってお読みください。
もちろんそんな話をダラダラ続けるつもりはありません。
最終章にふさわしく簡潔に終わらせたいと思ってます。
 
 最後に。ロリエロを期待してageてくださった方本当に申し訳ございません。
どうぞ石を投げてくださいませ。出てけ!といわれるなら素直に出て行きます。


39MOMO:02/07/09 21:38
 MOMOバージョン最終章「大団円編」(上記のようなお話にてsageで書きます)

「どれみちゃんに宿りし力よ、出でよ!ピーリカピリララポポリナペペルト!」
 小百合は呪文を唱えた。

「コォォォォォォォッッッッ!」

 どれみは口に赤い光球をたたえたまま、風が唸るような叫びを挙げた。部屋の
空気が激しく振動する。どれみはさらに
天を仰いだ。

 シュパァッ! どれみの口から天に向かって光球が吐き出された。凄まじい勢
いで天井スレスレまで飛び上がったそれは空中で静止すると、今度はフラフラと
まるで迷子のように天井をさまよった。
 
「ふふっ」 小百合は天井に向いカードをかざした。するとさまよっていた光球
は主を見つけた飼い犬のように一直線にカード目がけて飛び込んできた。

 一瞬まばゆいばかりの赤い光りに包まれるカード。そしてそれがおさまるとカ
ードの中央にはコイン大のピンクがかった結晶がキラキラと輝いていた。 

「やったわ!ついに!ついに魔力が私のものに! ああなんという輝き、引き込
まれそう・・・」
 
 小百合はカードを見つめ恍惚の表情を浮かべた。
40MOMO:02/07/09 21:40
>>39 
 どれみはいまだ拳を胸の前で握り締め、白目をむいて天を仰ぐ姿勢のままでいた。
ぶるぶると小刻みに震えている。

「ふふっ、どれみちゃんありがとうね。この力、有効に使わせていただくわ。
さてあなたもこれで用済みね。なるべく苦しまないように処理してあげる。
 力を試させてもらうわ。でも心配しないで。秘密を知り過ぎたお友達も一緒よ。
 約束だもの。一緒にこの屋敷から帰してあげるってね。ふ、ふふっ」

「やめてぇ!姉さん!もう、もうこれ以上は!」 なつみは泣き叫んだ。

 小百合はなつみの方を向き、ゆっくりと首を左右に振った。そしてそれこそ魔女
のような妖しい笑みを浮かべながらどれみの前にカードをかざした。

 だがその刹那、

「ウア、ウアア、ウアアアァァァァァ〜ッ!!」

 どれみは鼓膜が破れんばかりの咆哮をあげた。小百合は思わずその場で腰を抜
かした。咆哮はすぐにやみ、どれみはまた先程の姿勢のまま固まった。

「・・・おどろいたわね。まだそんな気力があったなんて。でもこれでおしまいよ」

 小百合は立ち上がり再びカードをかざした。だがその時、

「うあああっ!」 背後で片山たちの悲鳴があがった。小百合は驚いて振り返った。

「こ、これは・・・!」 小百合は絶句した。

 そこには4人の少女、あいこ、はづき、おんぷ、ももこがどれみと同じく白目
を剥き、拳を胸の前で握り締めて天を仰いで立ちつくしていた。

 そしてその口元には光球が出現していた
41MOMO:02/07/09 21:44
>>40
「こ、こんなこと・・・魔女の素質があるものがこんなに、しかもかたまって存在し
てたなんて・・・」

 どれみの魔法を引き出すための生け贄てして加えた責め苦が、期せずして彼女
たちの血を目覚めさせる土壌となったのか。あるいは極限まで高められたどれみ
の魔力に共鳴を起こしたのか。

 いずれにせよ彼女たちもまた「魔女」であったとは! 小百合は狼狽した。

 シュパパパパーッ! あぜんとする小百合たちの前であいこたちは一斉に光球
を天に向って放出した。それらは互いに連なり合い、重なり合って一つの大きな
光となると、放物線を描きながら落下してどれみを包み込んだ。

「!」
 光に包まれたどれみはフワーッと浮き上がった。そして見る者全てが驚愕の中
、ゆっくりと宙を進み、あいこたちの前へと降りさった。

 光はどれみを降ろすと再び分裂した。そして腰を抜かしている翔を含めて6人
の周りを取り囲むように漂い動く。

「正規の手続き」を踏んでいないせいかみなどれみのそれより小さく頼りなげだ
ったがそれでも精一杯輝いて白目を剥いている彼女たちを守護していた。

42カオモジ:02/07/09 21:45
ももさんがんがれー
43MOMO:02/07/09 21:46
>>41
「・・・ふふっ魔女は魔女を呼ぶってことかしらね」 小百合はすっかり自分を取り
戻し、どれみたちの前に立ちはだかった。

「どれみちゃんとお友達がそれぞれ思い合ってお互いを守る、泣かせる話だわ。
でもムダよ。その力も私がいただくわ!」 小百合はみなに向ってカードをかざした。

「ふふっ これだけの力があれば間違いない!財閥の力など歯牙にもかからないわ! さあ来なさい!プワプワラリロン・ファミペットン!」

 小百合が呪文を唱えると、オレンジ、青、紫、黄の光球達は我先にと争うように小百合のカードに向って殺到した。

「ふふっ」

 カードは凄まじい閃光を放ち、そしてやがて集束した。後にはピンクを中心に周りをそれぞれの色が取り囲んだ大きな結晶がカードの中央に張り付いていた。

「ふふっ、ふふふっ ふははははは!」

 小百合はそれを見つめ、いいしれない満足感に浸って高笑いをした。望む以上の力を手に入れた。後は復讐を果たすのみである。
 だが。

「えっ?なに?これは・・・!」 小百合は驚きの声をあげた。

 カードの中の結晶が再び光を放ち始めた。そして同時に振動を始めもがくように蠢いた。カードに亀裂が入っていく・・・
「そんな・・・魔力にカードが耐えられないっていうの?待ちなさい!待つのよ!」

 だがみるみる内に亀裂はカード一杯に広がり、結晶は輝きを増し、熱を帯びてくる。今にも飛び出しそうだった。

「戻って!戻りなさい!ピーリカ・・・」 小百合は焦燥のなか呪文を唱えた。

 だが。シュボッ!と云う音とともに結晶はまばゆく輝き、カードは青白い炎に包まれて燃え尽きた。そしてその炎はカードを持つ小百合へと燃え広がった。

 小百合の全身はたちまちのうちに青白く発光する業火に包まれた。

「ギャアアアアアアアアッ!」

 耳を覆いたくなるような叫びが広間全体にとどろいた。

44MOMO:02/07/09 21:49
>>43
「姉さん!」 なつみは飛び出した。炎も顧みず小百合に近寄ろうとする。
 
 だが小百合は炎に燃える右手をかざしてそれを制した。

「きちゃ・・・ダメ・・・」 炎の中からかすかに聞こえる声。
「姉さん!」
「・・・私は・・・あの女・・復讐を・・すまで・・・こんな・・・母さんの・・・」
「姉さんっ!ローラ姉さんっ!」
「・・・ごめんね・・・なつ・み・・やさしいあなたを・・・こんな・・・な・・つ・・み・・」小百合は炎の中に崩れ落ちた。
「姉さん!イヤァァァァッッ!」 半狂乱になって叫ぶなつみ。

 炎は完全に小百合を焼き尽くし、結晶がその中から飛び出した。輝きを保ちながらどれみたちの方に飛び返る。

 炎は急速に収まっていき、やがて消えた。あとには焦げた床だけが残った。

「・・・姉さん・・・」 なつみは膝をつき、崩れ落ちた。

「バカだよ姉さん、欲張るから・・・」なつみはボロボロと泣いた。

「・・・でも遅かれ早かれこうなることは・・・わかってた・・・姉さんが魔法を追い始めた
その時から・・・」なつみは呟いた。

「・・・いいえ復讐を誓って一緒にこの世界に入った時から、いつかこんな日が来る
のは・・・憎しみで自分まで滅ぼしてしまうのは・・・わかってたのよ。ああ・・・姉さん・・
・ローラ姉さん・・・」

 なつみは焦げ跡に顔を伏せ泣き続けた。
4515:02/07/09 22:00
>MOMO氏
こちらは途中からテンション下がって殆どなげやりなったことに
比べて、最後まで透徹したスレを完結させようとするMOMO氏の心意気には敬服します。
ですから新作の設定等はMOMO氏がされてはいかがですか?
他の読み手も方も期待していますし。
或いは「ロリ小説をつくろうよ」スレにいただきマンモス氏が
それらしい出だしを書いてくれてあるようですが。

そもそもMOMO氏は次はどのようなシチュを望んでいるのでしょうか?「鬼畜系」ですか?
46MOMO:02/07/09 22:00
どうでしょう?かような三流ドラマを書き連ねて物語を終わらせるつもりです。

 MOMOを推してくださったsomeoneさんにはすまなく思っています。
後悔されてませんか? 肩身狭くなっておられませんか?

 本当に失望されたり出て行って欲しいと思われたら素直におっしゃってくださ
いね。MOMOは新スレに呼んでくださったことだけで充分感激して感謝してい
るのです。ですから恨み事もいいませんし、someoneさんに無理はして欲しくないのです。
47MOMO:02/07/09 22:41
>15さん

 身にあまるお褒めの言葉、恐縮です。

 う〜んMOMOはここで書き上げるにしろ追放されて別天地で完結するにしろ、
とにかくこの長編を無事終わらせることができたらしばらく休もうと思ってるのですが。

 いいかげん皆さんも「MOMO節」には飽きたでしょうし、この話を書いてて
自分の文章や創作能力のなさにがくぜんとしたので読書や文体修行にいそしみたい
と思ってるのです。

 それにまた悪い癖がでてスレを私物化するかもしれないのが自分でもイヤなの
です。前スレでもMOMOがのさばったおかげで書き手さんが新作を書こうとし
てためらわれ結局立ち消え、ということが多々ありました。同じ過ちはしたくないんです。

 まあそれでも出だしだけとか設定だけとかしたら最初にレス数をあえて限定す
る短編モノ(ダラダラや空中分解封じです。進みが悪かったらそこで打ち切り)

 キャラはパロじゃなくオリジナルがいいかなと思ってます。
 内容はロリの正統にのっとって「胸キュン萌え」、あるいは逆に「ちょっと
マセた女の子が年上の男を翻弄する魔性のロリータ」あたりになるでしょうか。
 
 鬼畜は「宴編」書いててどっぷり疲れたので当分読むのも書くのも設定だけでも遠慮したい、といったところでしょうかね。
48someone:02/07/10 00:47
>MOMOさん
 後悔したなんて思ってませんよ。むしろ嬉しいです。
 出て行ってくれなんて言いませんよ。このスレにいて欲しいです。
 MOMOさんは、いい書き手ですよ。自信を持ってください!
 俺が何を言われようと、俺はMOMOさんを応援しますよ!
49MOMO:02/07/10 05:18
>someoneさん
 おはようございます。
熱いレス、ありがとうございます。
なんか本当に泣けてきちゃいました。ここまでMOMOに肩入れしてくださるとは。

 かくなる上はMOMOも覚悟をきめてここに骨を埋めさせてもらいます。
ロリエロでこそないですが全力を尽くして少しでも期待に答えられるような終幕
にしたいと思います。

 次回UPは今夜の予定です。
50名無しさん@ピンキー:02/07/10 08:09
age
51名無しさん@ピンキー:02/07/10 12:01
インゴゲームキボソ
52湯原直彦:02/07/10 16:10
この手のスレ、次々と派生してますな。

http://vip.bbspink.com/test/read.cgi/ascii/1026270497/
53湯原直彦:02/07/10 16:13
姉妹スレ

【一行ロリ小説リレー】 in 半角文字列
http://vip.bbspink.com/test/read.cgi/ascii/1026270497/

ロリ小説を作ろうよ
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/erocomic/1025884611/

【ロリ】・一行官能小説リレー  in 2ch
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/erocomic/1026017159/

ロリ小説を作ろう〜512kb超えたよ!〜
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/erocomic/1026055330/

ロリ小説を作ろう
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/erocomic/1021258471/
54名無しさん@ピンキー:02/07/10 18:48
age
55名無しさん@ピンキー:02/07/10 19:03
本物ビデオ・ロリ物・割れ目バッチリ
http://members.jcom.home.ne.jp/0365465501/
56真夜中は別の顔…:02/07/10 20:44
今夜期待age…
57名無しさん@ピンキー:02/07/10 23:13
MOMOさん期待
58MOMO:02/07/10 23:34
>真夜中は別の顔さん >57さんありがとうございます。でもくどいようですけどエロじゃ
ないですよ? ああエロ書くよりプレッシャーが大きいよぉ!

>>44
 結晶はどれみたちの元へと飛び返った。

 だが結晶はどれみたちの真上で止まるといらだだしそうに震えた。どうやら個
々に分離して主の元に帰りたがってるようであった。しかしカードの力なのか
あるいは小百合の執念がそうさせるのか、結晶はつながったままであった。

 シュン! こらえきれなくなったのか結晶はどれみの口の中に飛び込んだ。
どれみの身体が発光する。だがすぐにいごごちが悪いとでもいうように飛び出し
てきた。
 分離はされておらずお互いくっついたままだ。結晶はしばしどれみの前で静止
したがあきらめたのか、次ははづきの口へと飛んだ。

 だがまたすぐに出てきてしまった。相変わらず繋がったままである。結晶は
さらにあいこ、おんぷ、ももこと移ったがいずれも同じだった。

 シューッ。結晶は再びどれみたちの真上で静止した。そしてカーッと閃光を
発してどれみたちを照らし出すと、まるでここにはもういられないとばかりに
凄まじい勢いで飛び上がった。

 螺旋の軌道を描きながら結晶は天井をぶち破り、上昇しながら屋敷を貫いて
いったがそのまま戻ってくることはなかった。
59MOMO:02/07/10 23:37
>>58
 どれみたちは閃光にあてられたのかバタバタとその場に崩れ落ちた。光の余波
を受けたのか蒼白だった少女たちの肌は急速に赤みを取り戻していく・・・

 しばらくしてまずももこが目を覚ました。ついでおんぷ、あいこ、はづきと目覚め、お互いを無言で見つめ合った。

 彼女たちはおぼろげながらも自分の身になにが起きたのかを覚えていた。そし
てそれがどういう結果を生んだのかも。
 みんなの目に涙が光った。
その時
「んっんん・・・」 どれみが小さく唸った。

「ど、どれみちゃん!」 みんなは慌てて横たわっているどれみを取り囲んだ。
その目はうすぼんやりと開いていた。

「どれみちゃん!しっかり!」 はづきが叫んだ。
 その呼びかけにどれみは目をぱちくりさせて周りを見回した。そしていった。

「はづきちゃん、それにみんなも・・・
そっか・・・みんな無事だったんだ。よかった・・・」

 どれみは安堵した顔を見せた。目にはみながよく知る愛らしさが戻っていた。

60MOMO:02/07/10 23:40
>>59
「ぶ、無事でよかったってなあ・・・そりゃこっちのセリフやわ!」あいこはアキレ
顔をみせた。だがすぐその顔が涙でクシャクシャになる
「けど、生きてるんやな?正気なんやな?どれみちゃん!・・・よかったホンマ・・・
ホンマに・・・」あいこは涙をぬぐった。はづきとももこも抱き合って涙を流した。

「どれみちゃん、あなた何があったのか・・・その・・・」 おんぷがためらいがちに
いった。どれみはゆっくり立ち上がると小さくうなずいた。

「うん、おぼえてるよ全部・・・それにあたし・・・魔女だったんだね・・・知らなかった
・・・それとみんなも・・・その・・・」 どれみはうなだれた。みんなも肩を落とした。

「みんな・・・ごめん!」 どれみは頭を下げた。

「どれみちゃん?」

「あたしが・・・あたしがみんなまで魔女に・・・あたしのせいで・・・あたしがみんなに
助けをもとめなきや・・・あたしの・・・あたしのせいだぁ!」 どれみはしゃがみ
こみ、頭を抱えて泣きわめいた。

 4人は沈痛な面持ちでどれみを見下ろしていた。だがやがてはづきがニッコリ
と笑っていった。

「ちがうわ、どれみちゃん。あたしたちは助けてもらったのよ。どれみちゃんに」

「えっ?・・・」 どれみは思わず顔を上げる。

「そうよ。でなければあたしたち殺されてたもの。どれみちゃんのおかげ・・・」
おんぷも涙ながらに微笑んだ。

「で、でも、でもそれでみんなが・・・」首を振るどれみ。

「いいんだよォ だって友達じゃない」ももこがへへっと笑い、目をぬぐう。

「そや!それにどれみちゃん一人魔女になってえろうなろうなんてそうは問屋が
おろさへんで。みんな一緒や!」 あいこが片目をつぶった。

「あいちゃん・・・ももちゃん・・・おんぷちゃん・・・はづきちゃん・・・」 どれみは
肩を震わせた。

「みんな・・・みんな・・・みんなぁぁぁ!」

 どれみは両手を広げみんなに抱きついた。4人も抱き合ってワンワンと涙を流した。

「ありがとう・・ありがとう・・・みんな・・・」

 ようやくの本当の再会。だがそれをぶち破る怒号が階下から響いてきた。 
61MOMO:02/07/10 23:44
>>60
 「この魔女どもがぁ〜!よくもボスを!」

 今まで遠巻きに様子を見ていた片山たちが足早に階段を駆け上がってきた。
 光の結晶に恐れをなしていたがそれが去り、またどれみたちの異変も完全に
おさまったと踏んでがぜん勢いこんでいた。
 あっと言う間にどれみたちを半円形に取り囲む。
「!」
 10人ほどの男たちの手にはいずれも拳銃が握られていた。銃口を一斉にどれみたちに向ける。

「キャアァッ!」 どれみたちは身を寄せ合い、縮み上がった。ガクガクと足が震える。

「こ、殺せ!この魔女どもを絶対に生かして帰すでないぞ!」

 辰巳老人が凄まじい形相でにらんだ。

「魔女めが!小百合さまを、よくも小百合さまを!」

辰巳は震える手で狙いを定め、引き金に指をかける。どれみたちは互いを抱き締め
あいギュッと目をつぶった。

 その時。ヒュン!という鋭い音がしてなにかがどれみたちの横を通りすぎた。
 次の瞬間にゴトッと音がしてウッとうめき声があがった。どれみたちはおそる
おそる目を開けた。

 見ると辰巳が銃を床にとりこぼし、右手を押さえていた。その手の甲には目に
も鮮やかな赤いバラが突き刺さっていた。

「んんっんん〜 きまったねえ!」

 どれみたちの背後で声がした。振り返るとそこには白い背広に白い帽子の男が
立っていた。振り終わった右手をびしっとかためて指を反らし、ワザとらしく帽子
を下げて顔を隠している。

「アッシュ!」 おんぷが声をあげた。

「や、おんぷちゃん。おまたせ!」男は指をピッと立てて帽子を上げた。そしてニヤリと不敵な笑顔をのぞかせた
62名無しさん@ピンキー:02/07/11 13:21
アッシュキタ━━━━(゚∀゚)━!!
63名無しさん@ピンキー:02/07/11 15:46
age
64(・∀・)イイ!!:02/07/11 15:58
(;´Д`)ハァハァ
65名無しさん@ピンキー:02/07/11 15:59
66名無しさん@ピンキー:02/07/11 16:49
次回うぷは何時だ〜?
67名無しさん@ピンキー:02/07/11 17:29
>>65

(・∀・)イイ!!
68名無しさん@ピンキー:02/07/11 18:23
>>55

(・∀・)イイ!!
69いただきマンモス:02/07/11 20:24
コソバンワ
70MOMO:02/07/11 21:58
>次回UP
 今23:00-24:00までにはなんとか

>いただきマンモスさん
 こんばんわ ぜひ新作を!

>all 書き手の皆様

 「大団円編」当初の予定よりレスをくってしまいそうです。これが終わるまで
新作を控えてるという方がおられるのでしたら遠慮なくカキコを! 

 このままだと前スレの二の舞いを踏んでしまいそうです。

 書くのが苦手という読み手さんも出だしの数行、いえ一行でもかまいませんの
で「ロリエロ」の新作をこのスレに!

 切にお願いします!
71someone:02/07/11 22:00
何かお題は・・・?
72名無しさん@ピンキー:02/07/11 22:42
someone死ね
73(・∀・)イイ!!:02/07/11 22:54
74MOMO:02/07/12 00:22
>>61
 アッシュは左手を帽子に置き、右手にはアタッシュケースをぶら下げて前へ
と進み出た。

 どれみたちがサーッと道を開け、その真ん中をモデルのような優雅な歩きで
たどると、銃口の群れに身をさらした。
 その身に震えひとつない。

「ア、アッシュ・フォーリナー!き、貴様裏切る気か?! 貴様、そ、組織を
裏切るのか?!この恩知らずめが!」

 辰巳が震えながら呪詛の言葉を投げつけた。その言葉にアッシュは眉を上げ
大きく肩をすくめてみせる。

「んんっんん〜?うらぎるぅ?そしきぃ?なんのこと〜?ボクちゃんわかん
な〜い」  

「き、貴様ぁぁ!とぼけやがってこの裏切りもんが!」 どなる片山。 

「ああ〜あ だから言ってるだろうが!何のことだよ!」 アッシュは頭をかく。

「いいかぁ俺さまは組織に雇われたおぼえはねえんだよ!俺に命令できるのは雇い主の姐さんだけなの!
 で、この度はご愁傷様でございます・・・で契約者死亡により俺様は解雇。失業ってわけ。
 つまり今のボクちゃんはフリーなの わかる?フリーよ、じ・ゆ・う!
裏切り者なんて呼ばれる筋合いはないね」

「こ、こ、この・・・」

「それになぁ 組織も終わりだぜ?姐さんは死んじまったし、なつみ姐さんだって
もう組織に未練はあるまいよ。
 おまけにアレは手に入れそこないだ。明日にも不渡りだよ。やめようぜ、もう」 

「けっ!ようは怖じけづいて魔女に鞍替えしたんだろが!四天王なんて名乗って
おいてこの腰抜けがあ!」 片山が怒鳴った。

「悪いか?いたいけなロリータちゃんをよってたかって撃ち殺そうなんていう
てめえらにゃあ、いくら外道の俺でもつきあいきれねえんだよ!このゲスどもが!」

「こ、殺せ!まずこの裏切り者を蜂の巣にしろ!」 辰巳の叫びに男たちの指が一斉に引き金にかかる。

 その刹那。アッシュはスーツケースを床に置き、両手をさっと広げた。どこに
隠しもち、どう取り出したのか。両手の指の間に咲くは8本の紅いバラ。

 シャシャッ! 両手をクロスさせて振り下ろすとバラはそれぞれ男たちの胸に
突き刺さった。
 うめき声をあげて次々と床に倒れる男たち。アッシュはニヤリと笑う。

「んんっんん〜 辰巳のじいさん、片山の旦那、あとはあんたらだけだな」
「くっ!」

 ゆっくりと近づくアッシュ。だが。

 ゴゴゴゴゴ・・・ 突如広間全体が大きな振動に見舞われた。アッシュも辰巳達もその場に立ちつくしてしまった。

75MOMO:02/07/12 00:27
>>74
「地震か?!にしちゃあ揺れがヘンだぞ、こりゃ!」

 さしものアッシユも狼狽した。どれみたちも悲鳴を上げて、頭をかかえしゃが
みこむ。

 それは地鳴りというより広間全体が巨大な手で掴まれてめちゃくちゃに振られ
ているようだった。四方の壁が同時に揺れ、空間までもが振動する。

「うわあああ!逃げろぉ!」
 今まで色々なことが起きすぎて半ば惚けていた客達がさすがにパニックになり、
みんなドアに向かって殺到する。押されたり潰されたりの醜態をさらす。

「な、なにが?」

 床に屈して泣いていたなつみもさすがに顔を上げた。

 揺れはすぐに収まった。だがズズズズズと響く不気味な振動が依然部屋全体を包み込んでいた
76MOMO:02/07/12 00:33
>>75
「大変です!」 奥のドアが開き辰巳の部下が一人飛び込んでくる。

「屋敷の、屋敷の真上に巨大な光の渦が!それが時折屋敷を直撃するように・・・
うわあっ!」

 再び揺れが起こり、またすぐ収まる。

「なにい!そうかやっぱり魔女どもの仕業か!」

「あ、あたしたち、あたしたちなにもしてないよぉ?!」 叫ぶどれみたち。

「ええい!しらばくれよって!おい、お前!上の者たちに伝えろ!一部は客の
誘導、残りはみんなここによこせ!魔女たちを皆殺しにするんだ!」
「は、はい!」 

 なつみは震えながら結晶が開けた穴を見つめている。

「魔力の暴走?! それとも魔力が姉さんの怨念を吸って?! まさか・・・でも
・・・あっ!あぶない!」

 天井で大きく揺れていたシャンデリアが、度重なる揺れについにバランスを
保てなくなり、台のみなに向かって落下を始めた。
77ふっふっふ:02/07/12 00:33
モモの小説って(・∀・)イイ!!よな〜
78someone:02/07/12 01:06
>>77
そうですよね〜。(マターリ)
79名無しさん@ピンキー:02/07/12 12:37
∧_∧ 僕はクソスレを立てた>>1を許しはしない!
  ( ´∀`)
  (    )
  | | |
  (__)_)

     △ △  シャキーン
 \  _|____|_ /
   ( ´∀`)
   (    )
   | | |
   (__)_)

  ‐=≡ △ _________  ダブルハケーン
  ‐=≡  | ( ´∀`)
 ‐=≡   ⊂    つ−!>
‐=≡   / ゝ 〉
‐=≡  (_(__)

   ||
   ||            ====≡≡≡△
 ∧||∧  ’・            _________  |
(  ⌒ ヽ・‘∴;         ( ´∀`)∩
>>1=====≡≡<!-⊂、    , 丿
 ∪  ノ;・:∵          人 ヽノ
  ∪∪  ’,         (__(__)


30 名前:春風どれみ 投稿日:02/07/09 08:26
∧_∧  >>1は・・・・・            ∧_∧
  ( ´∀`)                   (´∀` )
  (  つつ                   ( >>1 )
  )  ) ヽ                    | | |
 (__)(_)                   (_(__)

  ∧_∧  ここから・・・・          ∧_∧
  ( ´∀`)                   (´∀` )
  (つ*⊂ )                   ( >>1 )
  >  ) ヽ                    | | │
 (__)(_)                  (_(__)

  ∧_∧ 立ち去れ・・・・・           ∧_∧
  ( ´∀`)                   (´∀` ) ム?
  ((○⊂ )                    ( >>1 )
  〉 ) ヽ                    | | |
 (__)(_)                  (_(__)

 \ ∧,,,  ∧_∧ 「逃げてもムダだ・・・・」  ∧_∧
   ゞ ⌒ヽ/ ´∀)               (; ´Д`)ワァァァァ!!!
  <(     >> ⊂ )               (  ⊃ ⊃
   //,, ノ\/> >                //〉 〉
 / ,/ | |_)\__)              (_)(__)

  ゴラァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!
    ∧_∧   \ | / /       ・・・¥・・・・・・・
   (,_´∀)  ゞ ⌒ヾ∠_       ・・・(/・・・・・
   ( _ ̄つ⊃(     =- 三ニ=−   ・・・・・・・。。・・・・
  / /,>" >   //_  く ̄         ・・・・・・・・・・
 (_ノ (__),/ /           (>>1死す 厨房たちよ永遠に・・・)
80名無しさん@ピンキー:02/07/12 15:01
俺も新しくスレ建てようかな!?

みなさんどんなネタがいいとおもいますか?
81名無しさん@ピンキー:02/07/12 16:55
ドラえもんネタなんてどう?

ドラえもんの道具を使ってしずかちゃんを恥辱・・・

































                                   (;´Д`)ハァハァ
82名無しさん@ピンキー:02/07/12 18:08
//  団長!つかまえてきました
     //
     | | Λ_Λ         Λ_Λ
     | |( ´Α`)        ( ´Α`)
     | | )::::::::(          )::::::::(
     \::::::::::::;\        /::::::::::::;\
       |:::::::::::: l |       //´|:::::::::::: l |
       |:::::::::::: | |       | | |:::::::::::: | |
      /::::::::::::/| |      // /::::::::::::/| |
      |::::::::::/ U      U |::::::::::/  | |
      |::::||:::|  | |    | |  |::::||:::|  U
      |::::||::|   | /⌒彡/  |::::||::|
       | / | |   / 冫、)   | /.| |
      // | |   |  ` /   // | |
     //  | |   | /| |   //   | |
    //   | |   // | |   //   | |
    U    U  U  U   U     U
            ↑
           >>81

83名無しさん@ピンキー:02/07/12 23:02
今夜はまだかな〜?
84名無しさん@ピンキー:02/07/13 02:52
ももこ編が一番よかったな
85名無しさん@ピンキー:02/07/13 03:07
対抗スレが力を伸ばしてきている!MOMO氏負けるな!!
86MOMO:02/07/13 05:07
おはようございます。
う〜ん 最初っから勝とうなんて思ってないんですが・・・

 片やこれから盛り上がろうとするお話と片や長々と続いてやっとこれから
終わろうというお話、しかもエロではない。
 勝負になりませんわね。

 大体このお話、ちゃんと読んでくれてる人がいるのが今だ信じられないん
ですものMOMOは。

 内容は今までのレスを読んでなおかつその細部を覚えていないと何がなんやら
わかんない構成ですし、これからのエンディング、はっきりいってその連続です。
 
 読み手を思いっきり選ぶ話なんですよ、「大団円編」って。それなのに応援や
評価をしてくださってるsomeoneさんやふっふっふさん、感謝しています。

 そういうわけで「勝負」は他の方におまかせします。次回UP、なるべく急ぎ
ますね。
87MOMO:02/07/13 12:21
>>76
天井に亀裂が入った。支えの鎖が根元から抜けはずれ、振動の中シャンデリアは
大きく傾いた。のこった鎖で自らを支えるが天井の亀裂はピシピシと広がっていく・・・

「キャアアアアッ!」 どれみたちの悲鳴があがる。

「チッ!」
 アッシュは凄まじい勢いでどれみたちの方に飛んだ。なつみも猛ダッシュで
駆け寄る。二人は両腕を広げてどれみたちを抱え込むとそのまま台下へと跳躍した。

 その刹那。自らを吊るしきれなくなったシャンデリアが天井のかけらを引き連れ
ながら真下の円台に向かって激突した。

「ぐわあああぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 その直前、逃げ遅れた辰巳の叫びが響いたがそれは激突の際の凄まじい質量と
音量にたちまちかき消される。

「辰巳さん!クソッ!」
 すんでのところで飛び逃げた片山は台に近づこうとしたが、飛び散り、天から
振ってくるガラスのかけらに思わず身を伏せた。

 アッシュとなつみもどれみたちに覆いかぶさるようにしながらそれをしのいでいた。
88名無しさん@ピンキー:02/07/13 12:22
誰かいままでの話まとめてくれ
89MOMO:02/07/13 12:24
>>87
「イテテテ・・・あ〜あ背広が台なしだぜ。お♪みんな無事だね。結構結構♪」
 
 ようやく事が収まると、アッシュは埃をはたいて立ち上がった。。どれみたち
はあちこち手を押さえて痛がっていたがたいしたケガはないようだった。

「アッシュ・・・」
「お、なつみ姐さんもご無事でなにより♪」
「・・・ありがとう。どれみちゃんたちを救ってくれて」 頭を下げるなつみ。

「なあに。ま、姐さんと同じく俺もあの儀式にゃヘドがでたんでね。 ところで
なんなんです、こりゃ」

 再び起こる軽い揺れと不気味な振動。どれみもたまらず叫ぶ。 

「そうだよぉ!なつみお姉ちゃん。あたしたちこんなこと望んでないのに〜!どうなってるのぉ!どうすればいいのぉ!」
 あいこたちもなつみを見つめる。。

「わかってる。どれみちゃんたちのせいじゃないわ。多分この揺れは姉さんの心を吸った魔力が引き起こしてるもの
。復讐の心、全てをメチャクチャにしようという心が引き起こしているもの・・・
 でも本来はどれみちゃんたちの力。どれみちゃんたちが外に出て魔力と相対すればきっと・・・」

「・・・・・・・・・」

「ではなおのことこの子たちを死なせるわけにはいきませんな。ま、追っ手は
俺がなんとかします。姐さんはこの子たちを連れて脱出を」

「ダメッ!あたしが残るわ!アッシュ、あなたが彼女たちを・・・」

 小百合も死に、こんな事態になった今
なつみは生き延びる気などなかった。ここで最後まで抵抗してどれみたちの活路を開くつもりだった。だがアッシュはそれを察した。

「おや〜?死ぬ気ですね、姐さん。でも俺もこんなかっこいい役ゆずれないなぁ。」 アッシュはにやりと笑った。

「あ、あなた・・・」

「それに姐さんの方がこの屋敷に詳しい。ここは飾りの窓はあるが実際は奥深い
地下ですからね。ただでさえ迷路のようなのに崩れてきたら迷子になっちまう。
  
 道に迷ってオロオロなんて姿、いとしのおんぷちゃんには見られたらそれこそ
ボクちゃん死んでしまう・・・そいつあカンベンですぜ姐さん! お互い得意なことを
しましょうや」

「アッシュ・・・」

 アッシュがどういう状況であれ道に迷うなど考えられなかった。だが自分が
ここで討ち死にするよりアッシュに任せた方がどれみたちの生存率ははるかに上がるのも確かなのだ。

「わかったわ。死ぬのはいつでもできるものね。」 なつみは小さく笑った。
「そういうことです。そして生きるのはどこでもできる」 アッシュも片目を
90MOMO:02/07/13 12:27
>>89
 アッシュはちらりと片山の方を見た。倒れたテーブルの影でこちらをうかがっ
ている。増援が来るまで待つつもりらしかった。

「よし、揺れもやつらも少ないうちに脱出しろや・・・といってもその格好じゃ
ちとまずいか。」

 アッシュはみんなを見る。はだか、もしくはそれ同然のどれみたち。

「服はあの下でぺしゃんこか?こまったねえ・・・なあんてな。

実は最初っからこういう事は計算のうちのアッシュ・フォーリナー様であった。
・・・これを着な!」

 アッシュは手にしていたスーツケースのロックを外してどれみたちの前に放り投げた。

「え?」 中に入っていたのはなんと何着ものブルマーと体操服であった。

「ア、アッシュさん。いつもこんなの持ち歩いてるのォ?」 ももこがあきれて
いった。 アッシュは顔をしかめる。

「あ〜 ひでえなぁももちゃん。これは客の一人が持ってたからぶん殴って頂戴
したもんだよ。服を回収する暇はどのみちないと思ってな。ま、大かた余興で
みんなに着せる気だったんだろが・・・さあ急いで急いで!」

「でも・・・こういうのって洗ってないお古なんでしょ?それはちょっと・・・」

「お♪さすがはづきちゃん、くわしいねえ♪でも大丈夫、これは新品!ニオイ
嗅いだから間違いない♪」
「・・・・・・」

「あの、アッシュさん・・・ボクは・・・」

「ん?あ、悪いがそれしかないんだ少年。
 まあ着てみろや、いいぞぉブルマーのフイット感は!」

「・・・・・」

「ん?みんな何を俺に見とれてる?うれしいがそんなヒマはないぞ。さあ着た
着た!」
91次スレハケーン!!:02/07/13 12:27
探したYO!!
92MOMO:02/07/13 12:35
>>90
 みんなはあきれながらも大急ぎでブルマーと体操服を身につける。翔も体操服
を被ってからしばしブルマーを手に取り見つめていたが思い切って足を通した。
 アッシュの言うとおりのフイット感に翔は顔を赤くした。

「んんっんん〜 いいねえやっぱりブルマーは」 アッシュは顔を綻ばせる。

「最近はショートパンツなんて嘆かわしいもんが流行ってるがやっぱりブルマー
が一番! おお、それ!そのお尻のお肉ををきゅっと寄せて隠す仕草、それが
たまんないんだなぁ ああ萌えぇ〜っ!」
  身もだえして叫ぶアッシュ。 

「なあ、おんぷちゃん。アッシュさんて信用して大丈夫なんかいな」
「・・・・・・たぶん」

 その時、奥のドアがバタンと乱暴に開けられ、目つきの悪い男たちが銃を手に
次々と広間に踏み込んできた。
 走りながら撃鉄を起こしアッシュたちを目がけて突き進んで来る・・・

 アッシュは急に顔を締らせ虎の瞳を宿す。迫り来る男達を凝視しながらアッシュは叫んだ。

「よし!行きな!なつみ姐さん、あと頼むぜ!」

「ええ!行くよ、どれみちゃんたち!」

 なつみを先頭にどれみたちは駆け出した。

93MOMO:02/07/13 12:38
 ふう〜っ なんか宣言と違いダラダラして申し訳ありません。いいかげん
ウザクなってきましたでしょ?

 でもこれでようやく「仕込み」が終わったのであとは各キャラの最後の見せ場
を書くだけ。ひとり3レスとしてあと20レス(!)ぐらいで一巻の終わりになる
かと。

 スイマセン 二度とこんなバカな真似はしませんのでもう少しだけガマンしてください。
94名無しさん@ピンキー:02/07/13 12:44
パンチョ逝っちゃった
95名無しさん@ピンキー:02/07/13 12:57
?パンチョ? 下敷きで死んだあのじいさんのこと? なぜにパンチョ?
96(・∀・)イイ!!:02/07/13 13:12
MOMOさんもがんばれ!!
うちも頑張ってます
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/erocomic/1025884611/l50
97前スレよりの愛読者:02/07/13 14:14
>>88 またか・・・ お前前スレで読むのがたるいからあらすじ書いてくれっていったバカか? 
 前のはいざ知らずこのスレ正味30も逝ってねエゾ!
 それぐらい読めんのか?
 お前にとって「小説を読む」っていうのはどういうことなんだ?
 スジがわからればいいのか?
 人に説明してもらわないと面白いもつまんないもわかんねえ白痴か?
 それで生きてて楽しいか?
 前の時は書いてやったけど今回は書いてやんねえぞ!甘えんなバカ!
 すまんスレ汚しだ。寝起きにこの馬鹿のを読んだんで腹立ってしょうがねえんだよ!

前スレまでのおはなし
 >>8 >>9 >>10 >>11 >>12 >>14

このスレのおはなし
>>39 >>40 >>41 >>43 >>44 >>58 >>59 >>60 >>61 >>74 >>75 >>76 >>87
>>89 >>90 >>92

  
98名無しさん@ピンキー:02/07/13 21:40
MOMOがんがれ(゚д゚@
99名無しさん@ピンキー:02/07/13 23:39
>>97
itteyosi
100名無しさん@ピンキー:02/07/13 23:48
100ゲット
101名無しさん@ピンキー:02/07/14 05:35
おい、おまいら。みんなで小説を作るぞ  
http://news.2ch.net/test/read.cgi/news7/1026590244/
102MOMO:02/07/14 12:15
>98さん がんがらせていただきます
>>92
 断続的な振動の中、なつみを先頭にどれみたちはドアの一つに向かってひた走る。
 開け放しのそのドアの前に見張りの男が一人いた。
 突進して来るどれみ達に男は慌てて銃口をあげた。
 だがそれより早くなつみはさっき台下より拾い上げた銃を素早くスライドさせると
走りながら引き金を引いた。
 右の太ももを打ち抜かれた男はもんどりを打って倒れ込む。その前を駆け抜ける
どれみ達。
 
 だが。最後尾を走るももこがふと立ち止まった。そして踵をかえすと広間の
一角に向かい走りだした。
 「も、ももちゃん?!」

 四天王の一人、ジョセフ・エルモンドは広間の角で壁に寄りかかりながら、
中央で行われている攻防戦を眺めていた。
 アッシュは崩れ落ちたシャンデリアの上に立ち上がり、器用に跳びはねながら
弾丸をかわし、バラを飛ばしていた。

 口元には笑みを浮かべ、軽口を叩いていたが尽きない増援に焦りの色が見えた。
 「ほっほっほ アッシュめ。いい気味じゃて」 ジョセフはほくそ笑む。

103MOMO:02/07/14 12:22
>>102
 ジョセフもまた小百合の死によりフリーの身の上である。
 だが別にどれみたちに肩入れする気もなく、犬猿の仲とはいえアッシュと無意味
に争うつもりもない。組織が好条件を出せば加勢するつもりだったがその余裕も
ないようだった。
 ここは高みの見物を決め込む気でいた。
 
「ん?」 ジョセフの腕を引くものがいた。ジョセフは振り返る。
「も、ももこちゃん!」
 そこにはドアから引き返してきたももこがいた。

 「ねえ、ジョセフさんもいっしょに逃げようよォ!」  ももこは両腕でぐい
ぐいとジョセフの右腕を引く。

「もうジョセフさんもあいつらの味方じゃないんでしょ?ここはアブナイよォ!
あたしたちといっしょに逃げよォ」

 ねえねえと腕を引くももこ。それはまるで祖父に甘える孫のような無邪気さ
だった。 ジョセフは戸惑った。

「い、いやももこちゃん、ワシはな・・・」
 そこに。アッシュの守りを突破した男達が銃を手にして歩み寄った。

「ジョセフさま、そこをお離れ下さい。」  男の一人が言った。

「組織の厳命です。魔女は殺さねばなりません。お離れにならなければ例え
ジョセフさまといえど・・・」

「・・・わかったわい。今のワシはどちらの味方でもない」 ズイと身を引くジョセフ。
「おそれいります」 進み出る男。

「ジョ、ジョセフさん?!」  信じられないという顔のももこ。
「スマンナ、ももこちゃん」 ジョセフは背を向けた。
104MOMO:02/07/14 12:27
>>103
 男はももこの頭に銃口を突き付けた。

 ジョセフが振り返って見てみると、ももこは震えながらも目をつぶる事なく
ジョセフの方を見つめていた。

 哀願とも彼を信じていると訴えてるともいうようなその目。

(やめろ!そんな目でワシを見るんじゃない!) ジョセフは首を振る。

「死ね!魔女め!」 男は引き金に指をかけた。

 だが。弾丸は発射されることはなかった。 男はウッとうめくとその場に崩れ落ちた。

 背後に立つジョセフの手に光る細長いハリ。

「ジョセフさん!」  ももこは顔を輝かせる。
「ジョセフさま!あなたまで!」 他の男達がチャチャと一斉に銃を向ける。
 ジョセフは苛立たしげに首を振った。

「ええい!このワシがアッシュごときと同じレベルになるとはな!腹立たしい!」
  だが顔を上げると凄みのある笑みをつくり叫んだ。

「こい!若造ども!アッシュとは戦いの年期が違うというところを見せてくれるわ!」
105名無しさん@ピンキー:02/07/14 18:51
age
106名無しさん@ピンキー:02/07/14 18:58
107湯原直彦:02/07/15 00:32
ロリコンチャット作りました。
ロリコンさんがたくさん集って交流しています。  

http://ww2.mintclub.ne.jp/maria/mkframe.cgi?z=hiroshi
108MOMO:02/07/16 01:21
>>104
 言い終えるやいなや、ジョセフは手にしてた針を飛ばした。
「うわっ!」 男の目に深々と突き刺さる長針。

「くそっ!」 他の男たちがあわてて引き金に手をかける。

「ハイヤァァッ!」 奇声とともに旋風脚を披露するジヨセフ。 爪先が鋭く
円を描いて男たちの手をなぎ払い、銃を蹴散らす。

「こ、この!」 男たちは一斉に飛びかかる。
「フォッ!」 ジョセフは口を大きく膨らませると次の瞬間には頬を萎ませた。
 男たちの眼前に広がる緑の毒霧。

「か、からだがシ、シビレ・・・」 バタバタと倒れる男達。

「ホッホッホ みたかぁ!」 大見得を切るジョセフ。
「ジョセフさん!」 ももこが飛び上がってジョセフの首に抱きつく。
「お、おう♪おう♪ さ、ももこちゃん今のうちに・・・おっ!」

 さらに向こうから迫りくる男達。先頭には矢野が凄まじい形相を浮かべている。
「じじい!てめえ!」
「けっ!こりんやつらよの」
 ジョセフはももこを降ろすと彼らに向かって駆け出した。

 だが。そこに再びの揺れ。ジョセフは足をもつらせ体勢を崩す。

「し、しまった!」

 パ、パパパパン! そこに浴びせられる矢野たちの銃弾。ジョセフの身体が跳ねる。

「キャァァァァァッ!ジョセフさん!」
109MOMO:02/07/16 01:24
>>108
 崩れるジョセフに見向きもせず、矢野達はももこへと向かう。

「く、くそっ!」 ジョセフは倒れながらも胸のポケットに手をやると、振り向
き様に大きくなぎ払った。
「うおっ!」

 ジョセフから放たれた無数の毒針が矢野たちの背中を襲い、みなその場に崩れ落ちた。
 ジョセフも力尽きてどうと倒れた。

「ジョセフさん!」  駆け寄るももこ。
「しっかり!しっかりしてェ!」
「ホホ・・・あんな時につまずくとは・・・年じゃな・・・ゴフッ!」 血を吐くジョセフ
「さ、さあ・・・今のうちにお逃げ・・・」
「いやだァ!ジョセフさんといっしょでなきゃいやだァ!」 ブンブンと首を振る
ももこ。
「き、聞き分けのない・・・こんなジジイ放っておきなさい・・・」

「ほっとけないよォ!」 ももこはボロボロと涙を流す。
110MOMO:02/07/16 01:25
>>109
「ジョセフさん、あたしの初めての人だもん・・・いっぱい気持ちいいことして
くれたもん・・・そのお礼もしてないのに・・・もっと色んなことしてあげたかったよォ
・・・肩をもんであげたかった・・・あたしの焼いたケーキ、食べて欲しかった・・・
それに・・・それに・・・」
 ももこはジョセフの胸に顔を沈めワアワアと泣いた。

 ジョセフは薄れゆく意識の中でももこの頭を抱いた。老獪なジョセフにはこれ
が少女らしい感傷であり、愛情とはまた別のものであることはわかっていた。

 だが薬もつかわないのにこんなことをいってくれた子が果たして己が長い人生
でいてくれたのか? 気がつくとジョセフの皺だらけの顔も涙に濡れていた。

「い、いい子じゃな・・・ももこちゃん。じゃが礼はいいんじゃ・・・もうもらっとるよ・・・」

 ジョセフは最後の力を振り絞り口を開く。
「えっ?」
 ジョセフはももこの顔を両手で掴み、持ち上げると笑ってみせた。

「は、初めての人か・・・ホホ・・・じゃがももこちゃんもワシの最後の人になって
くれたではないか・・・ももこちゃんみたいないい子がこの外道なジジイの最後の
女の子じゃ・・・これ以上の礼はない・・・冥土にいい土産ができた・・・」

「ジョセフさん・・・」 

 再びの揺れと振動。「ももちゃ〜ん!」どれみたちがドアの手前で叫んでいる。
あいこがたまらずかけよってくる。

「ほれ、お友達が呼んでるぞ・・・いくんじゃ・・・」
「ウッウッウッ・・・」 うなだれるももこ。
「ほら、もう泣くでない・・・行くんじゃ・・ おイキ・・・」 ジョセフの目が静かに閉じられた。

「ジョセフさん?!ジョセフさぁぁんん!」 ももこの泣き声が響いた。  
111休憩:02/07/16 03:15
112someone:02/07/16 10:01
な、なんか・・・目頭が熱くなってきた・・・。
113名無しさん@ピンキー:02/07/16 12:18
ジョセフ追悼age
114名無しさん@ピンキー :02/07/16 15:47
ええ話や。。。
115春風どれみ:02/07/16 18:14
次は倉木麻衣の小説が読みたい。誰かスレ立ててくれ。
116名無しさん@ピンキー:02/07/16 21:41
だからぁ!読みたきゃてめえで書くなり
スレ立てて書き手を募集しろよ!
 ちゃんとその時は最初の一行くらいは
書くんだぞ!
117ロリ大好き:02/07/16 21:47
ロリータ好きの方・・・ここが一番良心的で
詳しい情報を持っていると思います。
一度覗いてみてください。
http://hadakaa.return.to
118名無しさん@ピンキー:02/07/16 22:31
>>117

キタ━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!!!!
119MOMO:02/07/17 03:18
>>110
「ジョセフさん・・・ジョセフさん・・・」 ももこは泣き崩れて動こうとしない。

「ももちゃん・・・行くで・・・」 あいこが肩に手をかける。
 イヤイヤと首を振るももこ。あいこは涙をこらえて語気を強める。

「行くんや!ジョセフさんのためにも!」

「ウッウッウッ・・・」 ももこは肩を震わせながらうなずいた。そしてジョセフの
手を胸の前で重ね合わせると立ち上がり、ドアへ向かって駆け出した。

「よっ♪」 アッシュは最後のバラを投げ終わると、なんとか片山一人を残し
増援部隊を壊滅させた。大きく肩で息をする。片山も弾切れで物陰に潜んで次の
応援を待っている。

(けっ!いくじのねえ野郎だ。もっともこれ以上こられるとさすがに多勢に無勢だな)
 ゴゴゴゴゴ・・・一際大きい揺れと振動。天井の亀裂が広がる。

(ここも限界だな。それにボチボチ別ルートで追っ手が向かってるはず。ここは
逃げるべ) アッシュは駆け出した。

「く、くそっ!」 片山の舌打ちを背にしながらアッシュは思う。

(にしても、この期におよんで『将』が姿を見せない所を見ると・・・逃げたな。
というよりこうなるのがわかってたんだろうなぁ。なんせ勘のいい御人だから・・・)
 語られることのなかった「四天王の将」 それはまた別の物語である。

(爺さん・・・) 広間を駆け抜けながらジョセフへ目をやる。
(だからいったんだよ。はりきりすぎると棺桶が近くなるってな・・・)

 アッシュはドアの前で立ち止まり、帽子を脱ぐとジョセフの方へ向き一瞬だけ
黙祷を捧げる。そしてすぐさま廊下へと駆け出した。

120MOMO:02/07/17 03:23
>>119
 アッシュがドアを駆け抜け、片山も追加された応援と一緒にそれを追った後、
ジョセフの近くでむっくりと起き上がる矢野の姿があった。

「うぉぉぉぉぉお・・・」
 鍛え上げた強靭な肉体と部下が楯になり、受けた毒針が少なかったことが幸いした。
 だが針に仕込まれた催淫剤により彼の股間のそれは脈打つほど怒張し、頭は
淫らな妄想で弾けて目を血走らせていた。

「ぅぅ・・・どれみ・・・春風どれみ・・・」
 己を夢中にさせた淫靡な肉の記憶が矢野を狂おしいまでに狩り立て、よろよろ
とした足取りながらも広間を後にした。

 なつみを先頭にどれみたちは走る。長い廊下を抜け、敵を避けつつ階段を上がり、
また別の階で部屋と部屋の間を疾走し・・・
 その間絶え間無い振動や揺れ、腰を抜かして動けない客達に出くわしたが気に
したりかまったりしている余裕はなかった。

「よし!ここを駆け抜けて向こうにある隠し階段を上れば玄関のある広間に・・・」

 その時。一際と大きい揺れが起こった。

ガッ!ゴゴガガガ! 凄まじい音と振動ともに天井が崩れ落ちた。
「ああっ!」
 みな俊敏に飛びのけて無事ではあったが・・・

「はづきちゃん!おんぷちゃん!翔君!」

 3人はなつみたちとはガレキの山で分断されてしまった。

121MOMO:02/07/17 03:27
>>120
「くっ!」 なつみは唇を噛んだ。

 ガレキのすきまは狭く、子供でも通り抜けられそうにない。どけている余裕も
ない。追っ手もいつ現れるものか・・・

「翔君たち!そっち側の道は平気?」
「ええ、なんとか」

 なつみは素早く屋敷の構造に思いを巡らせる。

「いいこと?こうなったら別行動よ。今通ってきた部屋があったわね?そこから
戻って一つ手前の角を曲がると別の廊下につながるわ。そこを真っすぐいって
2つ目の角に階段がある。そこから逃げるのよ。できる?」

「や、やります。やってみます」
「OK!ただそこは追っ手も知ってるはず。注意して!」
「は、はい」
「じゃ、すぐいって!」 翔たちの駆け足が遠ざかる。

「じゃ、こっちもいくわよ!」
「で、でも・・・」
「迷ってる場合じゃないの。最悪あなたたちだけでも無事に屋敷の外へ・・・」
「・・・・」
「行くわよ!」

122MOMO:02/07/17 03:34
すいません あと10レスじゃ終わらなくなってしまいました。もう少しだけ
延長させてください。
 アキレるでしょうがこれでも話半分くらい削っているのです。ご容赦を。
123名無しさん@ピンキー:02/07/17 05:46
まさかエロ小説で人が死ぬとは思わなんだ
124名無しさん@ピンキー:02/07/17 13:26
123に禿市区同意!
125名無しさん@ピンキー:02/07/17 19:22
某スレで黒澤敏晃氏ハケーン!!
126名無しさん@ピンキー:02/07/17 19:25
そうかあ? 痴情のもつれ、情事中の事故、レイプされて悲観して、
、そして腹上死。結構あると思うんだが・・・ 俺の読む本が悪いのかね?
中には手足バラバラだの発狂だの人間犬にするだの殺すよりエグイのも
あったような・・・
127名無しさん@ピンキー:02/07/17 19:26
>>126
すれ違いですよん
128MOMO:02/07/17 19:52
すいません。確かにエロで人が死ぬのはけっこうタブーなのかもしれませんね。

 ただ冒頭で宣言しましたとおり「大団円編」に限ってはMOMOはエロを書い
てる気は毛頭ないのです。エロ以上に膨れ上がってしまった妄想が書かせているのがこの最終章です。

 よってまだまだ人が死んだり、とてもエロ小説のラストとは思えない幕切れに
なるかもしれませんが、ご容赦を。

 次回UPは日付がかわるまでになんとかしたいと思ってます。
129名無しさん@ピンキー:02/07/17 20:05
そろそろエンディングなのかな?
13015:02/07/17 21:30
>MOMO氏
最後まで頑張ってください!

それにしてもMOMO氏はあの作品を下地になさって
いたんですね。
131MOMO:02/07/18 00:33
>15さん 
 ありがとうございます。ええ。最初に「宴」を設定したときから常にあの作品
が頭にありました。そもそもMOMOをこの道にひきづりこんだのがあの作品
だったような気がします。

>>121
 はづき、おんぷ、翔の3人は走る。幸い階段までの間には追っ手に出くわす
ことはなかった。

「ここね?」  はづきはそっと階段をのぞきこんで見上げる。
「暗いわ。よく見えない・・・ちょっと様子を見てくる」
「そんな!はづきちゃん!」
「そうだよ!それならボクが!」
「いいの♪いいの♪」 はづきはニコリと笑った。

「翔君はおんぷちゃんを守ってて♪」
「・・・・・・」 赤くなる二人
「じゃ!」 サササと階段を昇って行くはづき。

 はづきちゃんにこんな度胸があったなんて・・・ 二人は感嘆した。だが。

 「フフフ、見つけたぞ!」

 いつのまにか背後に二人の男が拳銃を手に立っていた。
132MOMO:02/07/18 00:36
>>131
「!」
 声をあげる間もなく翔は銃把で顔を横殴りにされ吹っ飛ばされた。

「翔くん!」 かけよろうとするおんぷ
「おっと!」 もう一人の痩せた男がおんぷの頭に銃を突きつけ、最初の男も
銃口を翔にむける。

「さてと・・へへ、こいつ男のくせにブルマーなんぞはきやがって・・・でもこういう
のもそそるな」
「あ・あ・あ・・・」 翔は銃口を前にして恐怖でガタガタと震える。

「よせ!まずは仕事だ」 痩せた男があごをしゃくる。
「わかっている。ま、その後はこのボウヤのケツを楽しもうや」

 二人は震えて座り込んでしまった翔に背を向けておんぷに銃口を集める。

「くっ!」
 おんぷは銃を頭に突きつけられても、震えてこそいたが目をしっかり見開き
男たちをにらんでいた。男はヒューっと口笛を吹く。

「ほぉ〜っ、さすがは魔女だ。度胸が座ってる。こっちのオトコンナのボウヤ
よりよっぽど男らしいぜ」

「!」 それを聞き翔の胸は痛んだ。

(そうだ・・・ボクはいつもそうだ・・・守る、助けると口ばかりで肝心な時はいつも
震えてばかりだ・・・男なのに・・・おんぷちゃんが殺されようというのに・・・こんな時
でさえ・・・ボクは・・・ボクは・・・チクショゥ・・・ちくしょう!)

「ちっくしょうォォォォッ!」

 翔は叫びをあげると猛然と立ち上がり男たちに突進した。翔の体当たりを食ら
い、男達は体勢を崩した。

「おんぷちゃん!」 翔は素早く回り込み、おんぷに背を向けて両腕を広げる。

「しょ、翔くん!?」
「こ、このクソガキ!まずはおまえからだ!」
 男達の銃口が翔の眼前に集中する。引き金に指がかけられる。

「 ああ!」おんぷは翔にしがみつき、目をつぶった。だが翔は目を見開き、
しっかりと銃口を見据えた。腕をめいっぱい大きく広げて足を踏ん張る。
 
「守る!ボクに何があろうとおんぷちゃんは必ず守る!」 翔は叫んだ。
133MOMO:02/07/18 00:38
>>132
「ケッ!ガキが!」
 男が引き金を絞った。カチャリ。弾倉が回転し、撃鉄が打ち込まれようとした
まさにその時!

「!!」
 突然黒い大きな影が突進してきて痩せた男を突き飛ばした。男はカベまで
吹っ飛ぶとグシャという音とともに崩れ落ちた。
「!」
 もう一人の男があわてて銃を構え直す。だが影がニヤッと笑って太い腕を
ぶんと振ると顔面から血と折れた歯を撒き散らして宙を舞い、同じくカベに激突
した。前のめりに崩れ去り、ピクリとも動かない。

 その間わずか数瞬。あまりのことにあっけにとられる二人の前に影は振り返った。

「フ、フランク・・・」 翔は信じられないといった面持ちでその巨漢の顔を見つめた。
 四天王の一人、マーシャル・フランク! 彼が自分たちを助けてくれようとは!

「えらいぞ、翔!」フランクは呆然としている翔に白い歯を見せて笑った。

「えっ?」
「それだ。その心がだ。たとえ恐怖に打ち震えようと、自分にはかなわぬ相手
だろうと、好きな女の子のためには命をかけるその心・・・」 フランクは野太い
声を響かせた。

「いいか翔、忘れるな!それが勇気というものだ!」

134西村博之:02/07/18 06:44
ふと気がつくとどれみはベッドの上だった。どうやら悪夢にうなされていたらしい。

ほっと一息はくと「いままでのことって夢だったんだ・・・。よかった」

そうつぶやくと普段と変わらない一日を過ごすのであった・・・。

 
               -完-
135名無しさん@ピンキー:02/07/18 08:57
え!?終わったの?
136旧スレからの愛読者:02/07/18 11:56
 おいおい終わらすなよ!(藁)
でもmomoさんスゲエ! あの名台詞を対にして切り返すなんて…
チト鳥肌立ててシマッタヨ!
137名無しさん@ピンキー:02/07/18 19:42
安芸
138 :02/07/19 00:10
 
139 :02/07/19 00:35
「ほうら、ももこちゃん。ももこちゃんの知ってる中で一番恥ずかしいことを言ってごらん」
140パイの魅学園:02/07/19 00:43
思いっきりの『素人画像』を入れました。
騙されたと思ってきてください!
まじで、個人サイトです。
動画、画像を載せてるのは、自分の女と、女の友達です!

http://csx.jp/~madrix/
141MOMO:02/07/19 02:22
すいません。もちっとだけ続きます。旧スレからの愛読者さん、ありがとう
ございます。
>>133
「は、はい!」
 翔は恥ずかしさと誇らしさに顔を上気させながらも力強く答えた。
 フランクはそれを見て満足げにうなずく。

(フフッ あの弱虫がすっかり男の顔になりおって・・・)

 そこに。タタタと階段を駆け降りてくる音がした。

「だれもいないわ!だいじょうぶ、今なら逃げられる・・・えっ?」 はづきは目を丸くする。

「フランク・・・さん・・・なぜ?」
 おんぷは手短に事情を説明した。

「そう・・・ごめん!おんぷちゃん、翔くん。先に行って!」 はづきが思いつめた顔でいった。
驚く翔とおんぷ。

「そんな!また一人でキケンなことを・・・」
「だいじょうぶ、翔くん。フランクさんが一緒だから・・・」 はづきは少しうつむいて
顔を赤くする。 その態度にピンと来たおんぷは翔の腕を引っ張った。

「わかった。行こう!翔くん。私を守ってくれるんでしょ?」
「う、うん・・・」
 おんぷに引きづられるようにして翔は階段をそろそろと昇っていった。

 あとにははづきとフランクだけが残った。
142MOMO:02/07/19 02:25
>>141
 「どうした?はづきちゃん」 フランクはニッと笑った。
「あ、あの・・・ごめんなさい!」 はづきはいきなり頭を下げた。
「な、なにを・・・」 とまどうフランク。
「あたし・・・あたし浮気しちゃった・・・さっきのパーティであのおじさまに自分
からオチンチンくださいっていっちゃった・・・あたし、はしたない女の子よね?・・・」
  はづきはすまなそうに上目づかいをする。

「ああ・・・そのことか・・・」 フランクはポリポリと頭をかく。
「なぜ謝る?だいだい浮気って・・・」
「で、でもね・・・」 はづきはおかまいなしに続けた。

「フランクの方がずっと・・・気持ち良かった。あたしもうあなたなしじゃダメ・・・
好きよ、フランク」
 はづきは顔を真っ赤にしてうつむく。

「あ、ありがとな・・・」 はづきの優等生らしい思いこみの強さとその純な心に
フランクも顔に似合わぬテレ笑いを浮かべた。
143MOMO:02/07/19 02:27
>>142
「あたし、もう浮気しないから・・・結婚してフランクの子供生むから・・・」 はづきは
照れながらもフランクの顔を見据えていった。

「オイオイ・・・」 あの時は冗談で言ったのだがはづきは本気にしたようだった。

 だがそれもいいかもしれない。フランクは思った。組織とは縁が切れたし、
格闘と放蕩に明け暮れる日々にも少々疲れてきた。 このはづきを幼い伴侶と
して迎えて家庭を築くのも悪くない。

「ま、まあそれはそれとしてだ。ここは逃げるのが先だ」 フランクは照れ臭そうに言った。
「ええ・・・行きましょう」

 だが。そこに一際大きい揺れと振動が起こった。
 ガラガラガラ!廊下の天井が崩れ落ちてはづきを襲った。
「キャァァァッッッッ!」 目をつぶるはづき
「くっ!」

 揺れが収まった。はづきは自分が無事であることに驚き、そっと目を開けた。
「!」
 はづきは絶句した。

 そこにはフランクが自分に覆いかぶさるように立っている姿があった。そして
その巨大な背中にはその何倍もの大きさのガレキが受け止めてられていた。
144MOMO:02/07/19 02:29
>>143
「グググ・・・」
 フランクは歯をギリギリと鳴らし、全身を震わせながら巨塊の重みに耐えていた。

「フランク・・・ああフランク・・・」 はづきは悲痛な顔で首を振った。

「フフフ・・・幾多の戦場で仲間を見捨てても生き残る悪鬼といわれたこの俺が
こんなことをするとはな・・・」 フランク
は苦悶の中にも自嘲の笑みを浮かべた。

「は、はづきちゃん・・・俺の故郷にも魔女に関する言い伝えがあってね・・・」
昔をなつかしむ遠い目となるフランク。

「『魔女の瞳は男を惑わす。だから絶対その目を見てはいけない』ってね・・・フフフ俺も惑わされたか・・・いや俺だけじゃない。アッシュもジョセフ爺もみんな・・・まったく四天王の名が泣くぜ・・・」

「フランク・・・」 はづきは小刻みに震えながら涙をポロポロと流した。

「フフ・・・それだ、そのメガネの奥の可愛らしい小さな瞳に俺は・・・フフ、がらじゃ
ねえな。こんなくどき文句みたいなセリフ、まったくがらじゃねえ・・・」

 グラッと体勢が崩れ、膝が床に近づく。ガレキが軋む音。 

「・・・フフここまでかな。さあはづきちゃん・・・」
「あああ・・・」 はづきは首を振りながらもフランクの命がけの訴えに階段の間
までゆっくりと後ずさった。

「じゃあな」 フランクは片目をつぶった。
「フランク!」

 それが最後だった。次の瞬間、凄まじい轟音がおき土埃が舞い上がった。
 そしてそれが収まった時、フランクの姿はどこにもなかった。

145MOMO:02/07/19 02:33
>>144
「・・・フランクさん・・・」
 駆け戻ってきたおんぷと翔。呆然と立ちつくすより他がなかった。

「・・・・・・・・・」 はづきもまた悲鳴も叫びもあげることなく震えた背中を見せていた。
 そして

「アハ・・・」
「は、はづきちゃん?」
「アハハ、アハハ、アハハハハ!」
 はづきはうつろな目に涙をため、顔を歪ませながら笑い出した。
「アハハ、アハハハハハ!!」
「はづきちゃん!しっかりして!お願い!」 おんぷははづきを激しく揺さぶった。

 はづきは笑い止んだ。だが目はうつろなままおんぷの方へ泳いだ。

「・・・うそだよね?」
「えっ・・・」
「うそだよね?うそだよね、おんぷちゃん!こんなことって・・・お願い!うそだと
いってぇ!」
「・・・はづきちゃん・・・」
「うわぁぁぁん!フランク〜!」

 はづきはおんぷにしがみついてワアワアと泣いた。おんぷもはづきをギュッと
抱き締めた。

146MOMO:02/07/19 02:35
>>145
 再び小さい揺れが起きる。

「・・・はづきちゃん・・・行かないと・・・ここにいたら死んじゃうよ・・・」 
おんぷは苦しげに言った。

「・・・死ぬもんか」 はづきは泣き声をこらえてつぶやいた。
「えっ・・・」
「死ぬもんか!フランクが命懸けで守ってくれたんだもの、絶対死ぬもんか!」

 はづきは普段からは考えられもしない形相と言葉で強く言い放った。おんぷや
翔にではない。自分自身に・・・

「・・・ええ、そうよ・・・そうだわ」 おんぷもまた自分にうなづいた。
「行こう!」
「うん!」
 三人は階段を駆け登った。
147MOMO:02/07/19 02:45
ふう〜っ ベタですね。半分以上わざとやってますけどそれにしてもベタだ。
 もうさすがにアキレられてるはず。
それに面と向かってではないですがレス
にも無言の抗議が感じられて、すまなく思ってます。
 ごめんなさい。ここまでくるともう止められないんです。もう少しベタな話が
続きますが読み流していって下さい。
 ほんとにもうすぐ終わる・・・と思いますので。 
148>>81:02/07/19 07:31
次はドラえもんネタのスレ建てようぜ!
149いただきマンモス:02/07/19 19:05
>>148

確かにドラえもんを主人公にすると書き手としてはおもしろい。
道具を使っていろんな娘を恥辱・・・想像力が広がりますな。

150名無しさん@ピンキー:02/07/19 19:51
おねがい!アッシュは殺さないで!age
151名無しさん@ピンキー:02/07/19 20:12
momoさ〜ん“大団円“てまさかイデオンやエヴァをやろうっていうんじゃないよね?
 皆殺しはカンベンよ
152名無しさん@ピンキー:02/07/19 21:23
もしおんぷたんを殺したらMOMO氏、あんたを殺して俺も死ぬ!
153名無しさん@ピンキー:02/07/19 22:38
ドラえもん出してくれ。こいつなら殺してもかまわない。
154MOMO:02/07/19 22:51
>150さん 151さん 152さん
ドキッ!話の展開次第では生きてこのスレから出られそうにないですね。

 MOMOはプロットは作っても書いてる時の勢いを優先するたちなので正直
どうなるかわかりません。祈っていてください。

 次回UPは今夜中になんとか。
お話そのものも土日でなんとかケリをつけたいと思ってます。
155名無しさん@ピンキー:02/07/20 00:28
ドラえもんの道具で無垢な少女を・・・・




























                                          (;´Д`)ハァハァ
156名無しさん@ピンキー:02/07/20 01:28
ももこを殺してくれ
157MOMO:02/07/20 02:31
>>146
 三人は階段を昇りきった。どうやら一階のどこか。裏口に通じる廊下に出たらしい。
堅く閉ざされた窓からかすかに光が漏れている。
「行こう!あそこから多分外へいけるはず!」

 だが。先のはづきの悲鳴を聞きつけたのか、揺れが激しくなったので逃げてきたのか。
 別の階段から数人の男達が駆け上がりこちらへ向かってきた。
「くっ!」 三人は全速力で駆け出した。 しかし

「ああっ!おんぷちゃん!」 おんぷがけつまづいて転んでしまった。
 慌てて引き返す翔とはづき。 男達は目の前だった。 間に合わない! そこに

「ホッホホ〜イ♪」  男達の背後からダッダッダッという音と共に軽快な叫びが上がった。

 声の主は凄まじい勢いで駆け込んでくると「ハッ!」という気合と共に跳躍した。
 白い影が宙を舞い、捻りが加えられると男達を飛び越して、おんぷの前にダンッ!
と着地した。ひるむ男達。

「アッシュ!」 おんぷたちの叫び。
「は〜い♪アッくんだよ〜!」
 アッシュは不敵に笑った。

158MOMO:02/07/20 02:34
>>157
 アッシュは軽やかなステップと鋭いパンチで次々と敵を屠っていく。

「勇気!」 翔も小さくつぶやくと男達目がけて体当たりをかけていく。転倒する男達。

「よっ!少年、やるな!」
「へへっ!」
 たちまち全員が床に屈っぷした。

「いやいや、間に合いましたな姫君」 アッシュはおんぷの方に向き直りおどけた。
「アッシュ、あなた・・・生きて・・・」 おんぷの目にかすかに光る涙。
「おや?あのままあそこで死んだとでも?冗談でしょ。おんぷちゃんの使用済み
ブルマーを手に入れるまでは誰がくたばりますかってね」
「・・・バカ!」

 アキレて笑うおんぷ。翔たちの顔にも笑みが浮かぶ。そこに。

 バーン!一発の銃声。

「うっ!」 よろけるアッシュ。ガクンと膝と手をつき前のめりになる。その
背中に広がっていく赤い血・・・

「アッシュ!」「くっ!」 アッシュはよろめきながらも立ち上がり、銃声の
した階段側へと振り返る。

 そこには肩で息をして体勢を崩しながらも不気味な笑みを浮かべている片山がいた。
159MOMO:02/07/20 15:37
>>158
「て、てめえ!なにしやがる!」
 アッシュをふりほどく片山。アッシュは床に転がった。再びその頭に銃口が
向けられる。

「へへ・・・」 アッシュは口元を拭いながらニヤッと笑った。

「さ、さあいってみようか。右手さん右手さん♪このバカをこづいてみてくださいな♪」

「なに!」 片山の右手が片山の意志を離れて動きだし、銃口を自らの頭にゴツッと
つきつけた。

「は〜いありがとう♪じゃあお指さん、お指さん♪ちょっと縮んでくださいな。
このバカを楽にしてやって下さいな・・・」
「な!や、やめろぉ!」 必死に逆らうがググッと引き金を絞っていく指。
 片山の目が恐怖に見開かれる。

 バーン! 片山は自らの頭を打ち抜いて倒れた。

「へへ・・・」 それを確認したアッシュはニヤッと笑うとそのままその場に崩れ落ちた。
160MOMO:02/07/20 15:40
>>159
 「アッシュ!」 かけよる三人。
「へへ・・・」 身を転がし、天を見つめるアッシュ。顔からは血の気と生気が急速
に失われていく・・・

 ガガガ!グゴガガガ! 今までにない大きな揺れが屋敷を襲った。天井や壁の
至るところにヒビが入り、築材のかけらや埃が降ってくる。

「いやあ・・・ここも・・・俺も・・・終わりだねえ・・・少年、おんぷちゃんたちを頼むぜ・・・」
「ハ、ハイ・・・」 ボロボロ泣きながらうなずく翔。
「アッシュ・・・」
「おや、おんぷちゃん、泣いてるね・・・いけないなあ・・・またNG出しちゃうぞ・・・」
「アッシュ!」

 おんぷはアッシュの顔に抱きつき、キスをした。アッシュは驚いて目を見開い
たがすぐニマ〜ッとした笑顔になる。おんぷは顔を離した。

「こ、これでもNGかしら?」 泣き笑いのおんぷ。
「いやいや最高だね・・・さ〜すがおんぷちゃん。へへ、悪いな少年。ま、いまわの
際だ。これくらいは許せ・・・」
「アッシュさん・・・」
「おんぷちゃんも・・・ありがとな。最後のキスが片山だなんてぞっとしないとこ
だった・・・でもな・・・」 アッシュはおんぷを見つめる。

「こ、これで君はボクちゃんの術にかかっちゃったんだなあ・・・さ、最後の命令
をしちゃおうね・・・」 アッシュは震えながらも満面に笑みをたたえていった。

「おんぷちゃん・・・君は・・・生き延びる!」

 言い終えるとアッシュはガクッと首を垂らした。そしてその目が開かれることは
二度となかった。 
161名無しさん@ピンキー:02/07/20 19:14
 アッシュ追悼age
162名無しさん@ピンキー:02/07/20 20:11
そして誰も居なくなった…
163MOMO:02/07/20 21:36
>>160
揺れは一段と激しくなった。屋敷の倒壊は時間の問題だった。
「アッシュさん・・・」 うなだれる翔とはづき。

 おんぷはアッシュの死に顔を見つめながら歯をくいしばった。
(ダメ!泣いちゃ!泣いてはダメ!そんなヒマは・・・ない!) おんぷはスクッと立ち上がった。

「生きるのよ・・・生きてここから・・・」

 おんぷのつぶやきに二人はうなずいた。天井からガレキの降る中三人は疾走し、ついに屋敷から脱出した。

 その少し前。アキラは屋敷の正門前で落ち着かない様子でせわしなく動いていた。

 あの部屋で眠りこけていたアキラはなつみに起こされ、見張りの目をかすめ
ながらここに連れてこられていた。

「逃げてアキラくん。どれみちゃんは・・・連れてこられるかどうかわからないけど、
がんばってみる。だから一人でも逃げて!」
 なつみはそう言い残したまま帰ってこない。だからといって一人で逃げるわけにはいかなかった。

164MOMO:02/07/20 21:38
>>163
 そうしているうちに屋敷をつきぬけるように光の玉が出現した。それはやがて
光の渦になって屋敷の上を取り巻いた。
 
 アキラが腰を抜かしているとその渦は時折屋敷を直撃して、そのたびに屋敷が
震えた。

 あまりのことに呆然としていると、今度はそこからたくさんの、しかも中には
全裸同然の男たちが逃げ出してきてアキラの横を走り去っていく。

 そして今また一際大きい揺れが屋敷を襲っていた。

 アキラはもう我慢できなかった。

「どれみちゃん!」 アキラは側に落ちていた棒切れを拾い上げると屋敷に向か
って駆け出した。
165MOMO:02/07/21 07:04
>>164
 その頃。なつみ、どれみ、あいこ、ももこの4人は玄関の手前の大広間へと抜け出ていた。

「揺れも段々ひどくなってきたわ。さあ、早く外へ!」
「で、でも・・・」 はづきたちのことが気になってしょうがない。
「 はづきちゃん達は・・・信じるしかないわ!急いで!」
 意を決して駆け出すどれみ達。

 だがそこに
「ぐおおおおっ!」 振動をも打ち消すような怒号を放つ一人の男がどれみ達の背後に現れた。

「や、矢野さん!?」
 矢野は目を血走らせ、全身から狂おしいまでの欲情をたぎらせていた。股間の
怒張はズボンの上からですら解るほどの猛々しさを見せていた。

「どれみ・・・春風どれみ!ヤラせろ!ヤラせろぉぉ!」
 薬と自らの欲望にとうに理性を失った矢野はどれみに飛びかかった。

「やめて!矢野さんっ!」 なつみは立ちはだかる。
「うがっ!」 矢野はその太い腕でなつみをなぎ払った。
 凄まじい勢いで壁に叩きつけられるなつみ。後頭部と背骨をしたたかに打ちつ
けられなつみは血を吐いて倒れる。
「なつみさん!」 あいこがかけよる。

「キャアアアアアッ!」 どれみは矢野に組み敷かれる。

 体操服が引き裂かれ、ブルマーが乱暴にずり降ろされる。
「あああ・・・」 ももこは足がすくんで動けない。

「イヤだ!イヤだぁ!イヤだァァァァッ!」  
166MOMO:02/07/21 09:15
>>165
 そこに。 バーン!と玄関のドアが蹴破られた。アキラがかけてくる。
「ど、どれみちゃん!」
「ア、アキラくん!お願い!どれみちゃんを!」

「イヤだぁ!やめてぇ!イヤァ〜ッ!」
「ヘヘッ!ウヘヘヘヘッ!」 ズボンを降ろし自らの怒張を突きつけようとする矢野。
「!」

 アキラの脳裏によみがえる昼間の記憶。目の前でどれみが犯されているのに
何もできなかった恥ずべき屈辱の記憶。
 身体が震える。

「させないぞ・・・どれみちゃんに二度も・・・二度と・・ひどいことは・・・させないぞぉ!」

 うわぁぁぁぁと叫びながら手にした棒を振り上げて矢野に躍りかかるアキラ。

「こいつめ!こいつめ!」 力一杯矢野の背中を打ちすえる。
「ごおおおおっ!」 アキラを突き飛ばす矢野。床に転がるアキラ。
 だがアキラはひるまない。立ち上がり再び棒を手に突進する。

「うがあああっ!」銃を取り出す矢野。
「キャアアアッ!」ももこの悲鳴。

 バーン!銃声。
167名無しさん@ピンキー:02/07/21 09:34
近藤死ね。あいつを殺してくれ。
168MOMO:02/07/21 09:36
>>166
 だが。血を吐いて胸を押さえたのは矢野の方であった。

「な、なつみおねえさん!」 アキラは銃声のした方向に振り返る。

 口から血を垂らし、壁にもたれながらも震える手で硝煙ただよう銃を構えるなつみ。

「な、なつみ、ぐががっ!」 矢野は立ち上がりよろよろとなつみに近づく。

「さよなら・・・矢野さん・・・」 頬に伝わる一筋の涙。なつみは引き金を絞った。
「ぐおっ!」 頭に弾丸を受け、矢野はもんどり倒れる。そしてそのまま動かなくなった。
 なつみも力尽きて壁をずりおちる。

「なつみさん!」 かけよるみんな。
そこに凄まじい揺れがおきる、

「あかん!建物が崩れる!みんなで運ぶんや!」
 天井がガラガラと崩れ落ちる中、4人はなつみを抱きかかえながらもなんとか
玄関をくぐり出た。
 
169MOMO:02/07/21 09:46
>167さん 近藤?はて?どなたのことでしょうか?

 さて読まない方にはウザクてしょうがない、読んでる方もいいかげん疲れて
いるこのお話、あと2シーン、光の渦との対峙とエピローグで終わる予定です。
 もう少しだけほんとにあともう少しだけワガママさせてください。

 レスはさすがに10はいかない・・・と思います。越えたら・・・ゴメンナサイ!
170名無しさん@ピンキー:02/07/21 10:13
MOMO追悼age
171名無しさん@ピンキー:02/07/21 10:15
ロリ小説を作ろう
172名無しさん@ピンキー:02/07/21 10:26
173MOMO:02/07/21 11:10
>>170さん ああついに追悼の対象にされてしまいましたね。まあ当然ですが

>>171さん おっしゃるとおりです。速やかに終わらせて本来の「ロリ小説をつく
る」場としてここをお返ししたいと思ってます。

174MOMO:02/07/21 20:39
>>168
 どれみ達はなんとか屋敷を脱出した。建物から離れた庭になつみを横たわらせる。
「ど、どれみちゃん、これは一体どういう・・・どれみちゃんに不思議な力があって
それが狙われてたっておねえちゃんには聞いてたけど・・・」 一人事態を飲み込め
ていないアキラ。
「それは・・・」
どれみ達が説明に困っていると
「お〜い」 向こうから声がした。翔たちである。

「みんな無事だったのね。よかった」再会を喜ぶみんな。
「うん。でもなつみさんが・・・それに・・・」

 屋敷を振り返る。屋敷を取り巻く光の渦がバチバチと雷鳴にも似たきらめきを
放った。既に崩れかかっていた屋敷はその一撃でついに完全に崩壊した。
 轟音とともに跡形もなく崩れさる屋敷・・・

「ああっ!」 全てを破壊し尽くした渦はやや上方に浮き上がった。だが完全に
はそこから離れることなくゆっくりと回旋しながら夜の闇の中で美しくも妖しい
キラキラとした輝きをみせていた。

「姉さん・・・コフッ!」 光をうつろな目で見上げていたなつみが吐血をした。

「な、なつみおねえちゃん!しっかり!」 なつみを取り囲んだどれみ達が叫びをあげる。

「あ、あたしはもうダメ・・・でもこうして見てハッキリとわかったわ。やっぱり
あの光は姉さんの怨念を吸っている・・・このままでは・・・クフッ!」
「なつみさん!」
「ねえ!どうしたらいいの?どうしたらあれを消せるの?!」

 瀕死のなつみにこれ以上喋らせてはいけないと知りつつも、どれみは耐え切れずに問いただしてしまう。
175MOMO:02/07/21 22:33
>>174
 なつみもこれが最後のつとめとばかりに口を開き、声を絞り出す。

「さ、さっきもいったとおり・・・あれは元々どれみちゃん達の力・・・みんなで気持
ちを一つにすれば・・・どんなことでもできる・・・コントロールできるはず・・・」

「でも、でもォ!!」 ももこが叫んだ。
「魔力は消えないんでしょ?これからもずっとあの力があたし達と一緒なんで
しょ?そんなのイヤ!」
「そうよ!」 おんぷも叫ぶ。
「こんな・・・こんな人が死んだり破壊しか生まないような力なんか・・・あたし・・・
あたし・・・」
「そや!こんなみんなが不幸にしかならない力なんかほしくない!」 あいこが
首を激しくふる。
「そうよ!たくさん!もうたくさんよ!こんなこと!」 はづきが震えた。
「おねえちゃん!なんとか!なんとかならないのぉ!」

 どれみたちは泣き崩れた。魔法なんか、魔法なんかいらない!

「で、でもね・・・みんな・・・」 なつみは身体の痛みだけではない苦悶の表情を
浮かべた。

「放っておいたら・・・あれは・・・あの光は多分どんどん大きくなる・・・姉さんの恨み
の心を核にして・・・どんどん大きくなってそれこそ世界を破壊しつくすかもしれな
い・・・そうなったらもう誰にも止められない・・・今のうちに・・・今のうちに力をみんなのものにしなければ・・・」

「そんな・・・」 絶句するどれみたち。

176MOMO:02/07/21 22:35
>>175
 シュイイイイン! 鋭い音が天空を貫いた。光の渦がその回転のスピードを
あげ上昇しはじめた。そしてそれはなつみの言葉どおり、次第にその輪を広げつつあった。

「ああ・・・こんな・・・どうすれば・・・」

 みんなが協力すればきっと魔力はどれみたちのものになるのだろう。でも
そうしたらこれから先ずっと魔女として生き、魔力の暴走を恐れて生きていかな
ければならない。でも放っておけばそれこそ世界の破滅・・・

 どれみたちの小さな胸に抱えるにはあまりにも大きなことの重さに彼女たちは
圧しつぶされそうであった。
 死んだ方がましかも・・・とみなが思ったその時、

「・・・一つだけ方法があるかも・・・」

と血の気を失い蒼白になったなつみが息も絶え絶えにつぶやいた。 

「えっ!なに?!なんなの、それ?!」
どれみたち一斉に叫んだ。
 なつみはどれみたちを見つめ、そしてためらいながら口にした。

「それは・・・禁断の魔法・・・」
177名無しさん@ピンキー:02/07/22 03:00
期待age
178名無しさん@ピンキー:02/07/22 03:12
179名無しさん@ピンキー:02/07/22 03:40
>>178
最強!
180名無しさん@ピンキー:02/07/22 05:16
次はドラウェモンで頼んだ
181MOMO:02/07/22 21:17
お詫び 今過去レス読み返したらアッシュの最後のところ1レス丸々抜けてました。
 話の腰を折るのを承知でここに載せます。
>>158
「よう・・・片山の旦那・・・まだ生きてたの・・・」 アッシュは薄く笑うと片山の方へ
と歩みでた。

 バーン!再び銃声。弾丸がアッシュの左肩を貫く。慌てて飛び出す翔。

「下がってろ!少年!お前はおんぷちゃんたちを守れぃ!」

 左肩を押さえながらアッシュはドスの効いた声を張り上げた。立ち止まる翔。

「へへ・・・」アッシュはよろめきながらも片山へと近づく。

バーン!バーン!一発は右腕を一発は脇腹を貫いた。それでも歩みを止めない。

バーン! 右腿を貫通した弾丸。アッシュは片山の目の前まで来て倒れ込んだ。
 白い服はもういたるところで赤く染まっていた。

「ハアハア・・・アッシュさんよう、さんざてこずらせてくれたなあ・・・」
 片山もここまで来るのに無事ではすまなかったらしく、所々血を流している。
「ケッ!相変わらず陳腐なセリフしかいえないお人だこと・・・」

 アッシュも息を荒くしながらも軽口を叩いた。

「死ねや!」 片山はアッシュの頭に銃口を向けた。その時、

「うおおおおっ!」 アッシュは猛然と立ち上がった。片山に飛びかかり、
しがみつく。そして
「!」

 アッシュは片山の唇にキスをした。

>>159につながります。お騒がせしました。
182MOMO:02/07/22 21:23
>177さん 
 ありがとうございます。もうこの話さすがに誰も読んでない、読んではいても
楽しんでる人はいまいと思っていたところの期待age 、ほんとうれしいです。

>ドラえもん
 だいぶ希望がある様子。次回といわず書かれたい方はMOMOに遠慮なさらず
すぐにでもカキコしてくださいな。

 次回UPは今夜中の予定です。エピローグの手前まで終わらせたらと思ってます。
183名無しさん@ピンキー:02/07/22 21:49
一気にGO!YA-HA!
184名無しさん@ピンキー:02/07/22 21:54
185名無しさん@ピンキー:02/07/23 04:00
次回作はお笑い・コメディ系の話しがいいな
186名無しさん@ピンキー:02/07/23 04:06
>>185

ならドラゑもんできまりだな。
187名無しさん@ピンキー:02/07/23 04:49
>>186
まずはあややのスレのほうから使い切ろう。
188名無しさん@ピンキー:02/07/23 08:01
ドラえもんの道具であややを恥辱・・・
189名無しさん@ピンキー:02/07/23 08:14






















                                        決まりだな。
190(・∀・)イイ!!:02/07/23 08:14
オロ・・・
191MOMO:02/07/23 13:38
>>176
「き、禁断の魔法?!」 目を見開くどれみ達。
「そう・・・たとえどんな力を持つ魔女でも・・・それを使ったら全ての魔力が失われて
しまう・・・魔法があると姉さんに聞いたことが・・・あったわ・・・」 かすれるような
声でなつみは言った。

「魔力が消える?!そ、それはどんな魔法なの?」 色めきたつどれみたち。

「禁断の魔法・・・使ってはいけない魔法は3つ・・・人の心を操ること・・・病気やケガ
を直すこと・・・そして・・・失われた命をよみがえらせること・・・」

「じゃ、じゃあみんなを!」 どれみたちの顔が輝く。

「ダメよ・・・それは・・・ダメ」 なつみはすっかり血の気を失った頸をゆっくりと振った。
「な、なんで!みんなが生き返って魔力がなくなるならこんないいこと・・・」

「ダメよ・・・みんなを生き返らせるなんてことをしたら・・・その反動であなたたちが
死んでしまうわ・・・
 いくら魔法といえどそこまで自然に逆らうことをしたら無事ですむはずがない
・・・他の二つも同じ・・・それなりの代償が必要になる・・・キズを直せば傷つく・・
心を操れば恐らく眠りつづけて覚めることがない・・・だからこその禁断の術・・・」

「そんな・・・」 せっかく見えた希望を断ち切られてどれみたちはうなだれた。

192MOMO:02/07/23 13:40
>>191
「そ、それにね・・・」なつみはかすかに笑った。

「組織のみんなは・・・あたしを含めてみんな・・・今まで死んで当然のヒドイ事をして
きたのよ・・・これはその罰・・・当然の報いなのよ・・・その報いをどれみちゃんたちの
命で贖おうなんて・・・そんなことしちゃダメ・・・あなた達を守って死んでいった
みんなも・・・そんなことは望んでないわ・・・だから・・・ダメ・・・」

「・・・・・・・・・」 言葉に詰まるみんな。
「で、でもせめておねえちゃんだけでも・・・」 どれみがすがるように食い下がった。
 なつみは震えながらも今度はハッキリと笑顔をつくった。そして頬には涙が伝わった。

「あ、ありがとう・・・でもいいの・・・元々あなた達を脱出させたら死ぬつもりだった・・・
償うために・・・あたし一人生き残るつもりはないわ・・・それに姉さんや母さんにも・・・
あえる・・・」

「おねえちゃん!」 ボロボロと泣くどれみ。

「・・・ごめんね・・・結局みんなを苦しめるだけだったね・・・いわなきゃよかったね・・・
でもいわなきゃ優しいあなた達だもの・・・きっと知らずに禁断の魔法を使って
しまったでしょう?・・・ダメよ・・・第一、良い子が死んで悪い大人が生きるなんて
そんなお話・・・魔女っ子モノにはふさわしくないわ・・・」

「なつみさん・・・」

「そんなのよりもっとこう・・ごめんね・・・なにも思い浮かばない・・・死ぬ間際だから
きっと凄いことが浮かぶかと思ったけれど・・・ふふ、ダメだね・・・でもきっといい
手があるはず・・・あきらめないで・・・あ、あきらめ・・・」

「なつみさん!なつみさん!しっかり!」  

 なつみは震えることすらやめてグッタリとした。目から光が失われていく。身体を揺さぶるどれみたち。
 だがなつみは最後に
「ねえさん・・・」 とつぶやくとそのまま息を引き取った。

193MOMO:02/07/23 13:44
>>192
「みんな・・・みんな死んでしもた・・・」あいこは呆然とつぶやいた。

「ジョセフさん・・・」「フランク・・・」「アッシュさん・・・」「なつみおねえちゃん
・・・」みんなうなだれてしまった。

「うわぁぁぁん!」 ももこがたまらず泣き出した。みなもいままで押さえて
いた感情が堰を切ってあふれ、声をあげて泣き出す。

「うっうっうっ・・・」「フランクさん・・・アッシュさん・・・」「ああ!フランク〜!
フランク〜!」「なんでや!なんでこんなことに・・・ああ!」「おねえちゃん!
おねえちゃ〜ん!」

 どれみもなつみの亡骸に顔をうずめ泣いていた。だがその時。

グオオオオオオン。光の渦がまるでなつみの死を悲しむかのように、またみなの
心に感応したかのように回転を上げ、その大きさを増していく。みなは天を見上げる。

「!」「これは・・・」「あかん!なんとか、なんとかしないと・・・」「でもどうやって・・・」
 みなは顔を合わせるが首を振るより他はない。

 どれみも必死に考える。なつみたちの心にむくいつつ、かつ魔力の消せる方法を。
だがそうしている内に渦はさらに大きくなる。

「もうイヤだよォ!」ももこが叫んだ。
「もうイヤだ!こんなこと忘れたい!みんな、みんな忘れてしまいたい!」

「!」 その言葉にどれみは一つの天啓を得た。

「そうだよ!そうだよ!みんな!」どれみは叫んだ。
「えっ!」 みんながどれみの方を見る。

「忘れちゃうんだ!自分たちに魔法をかけて魔女であることを忘れちゃうんだよ!」 
194MOMO:02/07/23 13:53
すいません。エピローグ手前までできましたけど今仕事場で人目盗んでやって
るんでとりあえずこれだけ(なにやってるんだか あ、一応昼休みですよ。遅めの)
 残りはたぶん夜です。 
195名無しさん@ピンキー:02/07/23 21:02
age
19615:02/07/23 22:17
>MOMO氏
とにかく最後まで頑張って下さい。

ところでMOMO氏は「ドラえもん」編の構想は練れてますか?
やっぱヒロインは「しずかちゃん」ということですかね?
というより他の女性キャラって誰がいましたっけ?

やっぱデキスギによる「らぶらぶ調教もの」或いは「母娘もの」
かな〜。
ただそれだと、またダークぽくなって「お笑い・コメディー」路線じゃないしな〜。
19715:02/07/23 22:30
連続ですみません。
教室内における「羞恥・強制露出プレイ」も考えられる。
何れにしてもダークになってしまうけど。
198MOMO:02/07/24 00:02
>>193
「えっ?」「それって一体・・・」とまどうみんな。

「そうか!」おんぷが叫んだ。
「ここで魔法を使えば魔力はあたしたちのもの。でも魔女であることを忘れれば
二度と魔法は使えない。それに・・・」

「そうね!」はづきも気づく。
「記憶を消すのは心を操る禁断の魔法。魔力そのものが消えるかも・・・」

「で、でもォ そうしたら二度と覚めない眠りに・・・」 ももこが不安げにいう。
「死ぬよりましや!それに眠りっぱなしもそう悪いもんやないやろ」 あいこが
自分に言い聞かせるようにいった。

「そうだよ。それに操るのは他人の心じゃない、魔女であたしたち自身の心だ
もの。報いも少ないかもしれない」どれみがいった。

199MOMO:02/07/24 00:04
>>198
「よし!やろう!」「うん!」「そや!万に一つも可能性があるんや!」
みんなは色めきだった。だがはづきがあることに気づいた。

「で、でもアキラくんと翔くんは・・・」
「!」

 二人は魔女ではない。といって二人を除いて魔法をかけるわけにはいかない。
でも「他人」にかけることによりいかなる報いが起きるのか・・・

 五人はしばし顔を見つめ合った。目とそぶりだけで会話を交わす。翔とアキラ
は黙ってそれを見守っていた。
 
 やがて5人はうなづきあった。どれみ、あいこ、おんぷが翔たちに近づく。

「あ、あのな翔くんたち・・・」あいこが言いにくそうにいった。

「わかってるよ」 翔は言った。
「誰にもしゃべらない。妹尾さんたちにもすっとぼける・・・な、アキラ」「うん」
アキラもうなずく。

「ち、ちがうのよ」 おんぷがいった。
「魔法は・・・あなたたちにもかけるの。いい?」
「いい、ってそれじゃおんぷちゃんたちが!」「そうだよ!」
「いいんだよ!」どれみがいった。

「どっちにしてもアブナイんだもん。それにアキラくんが・・・好きな男の子が自分の知らないあたしの秘密を知ってるなんて、ねえ?」 顔を赤くする。
「そうよ。それなら眠り続けたほうがまし・・・」「そ、そや!」 二人も頬を染めた。
「わ、わかった」「うん・・・」 二人も照れ臭そうにうつむいた。

200MOMO:02/07/24 00:06
>>199
「よし!やるよ!」 どれみはいった。
(おねえちゃん。見ててね・・・うまくいか
ないかもしんないけど・・・) 亡骸に目をやる。

「みんな!」 5人は誰がいうこともなく光の渦を中心とした輪になった。天を
見上げる。

「こわい・・・」 はづきが光の輝きを見てひるんだ。同時に光が猛々しく唸る。
「キャッ!」
「だめよ。こわがっちゃ。あれは元々あたしたちの力だもの」おんぷ。
「そや。それに光が怖さを吸い取って大きゅうなるような気が・・・する」あいこ。
「じゃあ、怖くないこと考えよォ」ももこ
「そうだね。みんな楽しいこと、すてきなこと考えよう!いくよ」 どれみ。

 どれみは右手を天に伸ばした。なつみたちの思い、アキラへの思いが天に届くようにと。

「のびやかに!」 はづきはフランクのその鍛え揚げられた体躯を思い描いた。
「しなやかに!」 あいこは翔への思いを天に昇華させるように
「たからかに!」 おんぷも翔を思い、またどんな苦境にも軽口を叩くアッシュの顔も思い浮かべた。
「すずやかに!」 ももこはジョセフの皺だらけだが笑うと少年のようなその顔を思いだし
「さわやかに!」

 5人は笑顔を浮かべ右手を天にかざした。そして気持ちを一つにして叫んだ。

「あ  た  し  た  ち  の  記  憶  を  !  」

 その叫びとともに光の渦は唸りを上げて中心に集まった。そして巨大な光の
結晶となり凄まじい輝きをなした。
 輝きは次第に大きくなりどれみたちを包んでいった。

201MOMO:02/07/24 00:08
えっとあとはこの話、エピローグだけです。皆さんが既に予測されてるほどの
ベタで捻りもくそもないオチになります。でもMOMOにとってはこの長いお話
とこれに関わっていた長い時間にケリをつけるための儀式ですんでご了承を。

 UPは小出しにしません。いっぺんにのっけます。今夜、遅くとも明日の夜に
は完結します。どらえモンを書きたい、読みたいでウズウズされている皆様
あと少しでこのやっかいものはいなくなります。しばしの時間をくださいね。
202MOMO:02/07/24 00:32
>15さん
 励ましいつもありがとうございます。
上記のとおりあとはエピローグだけです。恐ろしく破綻したお話になりましたが
まあこれが実力というものです。

>ドラえもん編
 MOMOは以前書いたとおり、これが終わったらしばし書き手からは退くつも
りなんですが・・・ 「またMOMOかよ!」って言われそうですしね。

 まあ仮に、あくまで仮に書くとしたら・・・そうですね。コメデイということで
設定からはっちゃけちゃいます。
例えば・・・

 定期点検に未来に帰ったドラ。しかし誤ってその教育コンピュータにいつもの
「こども大好き・こどもと仲良く」ではなく「こどもの身体が好き!こどもの
身体と仲良く」のプログラムがインストールされ「悪のドラ」が誕生してしまう。

 ドラは手初めにドラミを犯し(実はどらみタイプの高級型はその趣味の人に
向けてダッチ機能も内蔵されれいるという設定)20世紀に帰還。女の子を襲い出す。
 どらみはタイムテレビでドラを止めるようのび太に頼むが(当然ドラは他の
タイムマシンがこれないように工作済み) のび太もミイラとりがミイラとなって・・・

 てなところですかね。まあコメデイは本来いただきマンモスさんや元斗の男
さんの分野なので読み手として楽しもうと思ってますが。
 
20315:02/07/24 01:02
>MOMO氏 なかなかユニークな設定ですね。

わたしも少し設定考えてみましたが、明らかにコメディから
逸脱したものになりそうなので、新たな書き手の方に期待したいと思っています。

でも、MOMO氏なら充分コメディ路線も書けると思いますけど。





204名無しさん@ピンキー:02/07/24 01:47
 そうかあ!マジカルステージか!ラスレス読むまできづかんかったぁ!
205名無しさん@ピンキー:02/07/24 01:57
206名無しさん@ピンキー:02/07/24 08:14
どらみたんやしずかたんを犯すのは萎えるなぁ・・・。
207宗男:02/07/24 08:21
ドラゑもん&コロ助最強タッグきぼんぬ!
208宗男:02/07/24 08:23
漏れ的には女子アナがドラゑもんに鬼畜されるのが(・∀・)イイ!!
209名無しさん@ピンキー:02/07/24 08:28
悪代官に犯される小娘。ハァハァ
210(・∀・)イイ!!:02/07/24 08:36
211名無しさん@ピンキー:02/07/24 09:10

ロリータファン専用♪
あやしい国際電話回線につなぐ必要無し!
サンプル画像が多いので表示が遅くてごめんなさい☆
http://arisuya.free-city.net/
212名無しさん@ピンキー:02/07/24 10:24
>>211

神!!
213名無しさん@ピンキー:02/07/24 10:36
(  ̄,_√)<ドラえもんに期待age!!
214名無しさん@ピンキー:02/07/24 14:27
次回作の主人公はドラゑもんで決まりだな。
215名無しさん@ピンキー:02/07/24 14:28
というかドラゑもんが少女を犯すのは萎える。誰かドラを裏で操ってる影幕を主体にしたほうがいいな。
216名無しさん@ピンキー:02/07/24 15:29
主人公は野比のび太だな。
217名無しさん@ピンキー:02/07/24 15:38
のび太とさくらたん
218名無しさん@ピンキー:02/07/24 20:49
ロリコンチャット作りました。
ロリコンさんがたくさん集って交流しています。


http://ww2.mintclub.ne.jp/maria/mkframe.cgi?z=hiroshi
219前スレよりの愛読者:02/07/24 21:23
おまえら一つ忘れている。
「誰が」書くんだ?momoも15も自分から書く気はないみたいだし元斗の男もまだ帰ってこない。いただきマンモス
だって興味はあるみたいだが話には加わってこない。
 おまえらさんざんきまりだのあれこれキボンだのを出してる以上、当然書いてくれるんだろうな?書けねえなんていわせねえぞ!
 俺は別に読みたくないからどうでもいいがおめえらの性根をみたいから注目してるぞ!頼むな!
220MOMO:02/07/24 22:33
>>200
チチチチチ・・・ 小鳥の声がした。薄く差す朝日に照らされてどれみは目覚めた。

「う〜ん・・・あれ?」 そこは自分の部屋ではなかった。そこはMAHO堂2階の丸テーブル。どれみはそれに顔を屈っぷして寝ていたのだった。

 テーブルの上はどれみだけでなく、あいこ、はづき、おんぷ、ももこが同様の
姿勢で眠りこけていた。周りにはノートやら鉛筆やらが散乱していた。

「そっか・・・ゆうべはみんなで宿題やろうってお泊りして・・・ここで寝ちゃったかぁ・・・」

 どれみは目をこすった。指に触れた湿った感触・・・

「あれ・・・?あたし、泣いてる・・・なんで・・・?」 鏡を覗き見る。泣き腫らした真っ赤になった目。

「そういえば・・・なんか悲しい夢を見ていた気がする・・・」

221MOMO:02/07/24 22:35
>>220
「ふあ〜っ!」 あいこが大きなあくびをして手で口を覆った。その声に促され
たように、みんなは目を覚ました。

「おはよう、あいちゃん」
「ああ おはようさん・・・なんやはづきちゃん、その目真っ赤やで。おまけに涙・・・」
「あいちゃんこそ・・・」
「あれェ おんぷちゃんもォ・・・」
「ももちゃんだって・・・」

「おはよう・・・」 どれみがそこに交じった。
「あ、どれみちゃんおはよう。どれみちゃんも真っ赤だね」
「うん・・・ちょっと悲しい夢を・・・見ちゃってね・・・」
「えっ!どれみちゃんも!」「実はあたしも・・・」「あたしもや!」「あたしもだよォ・・・」

 みんなは顔を見合わせた。そして
「どんな夢?」 と皆でセリフ合わせでもしているようにいった。
「わかんない」 これまた口々にいった。

「けど・・・とても悲しかったことは覚えている・・・」 おんぷがいった。
「うん、あたしも・・・ひょっとしてみんな同じ夢をみたのかなあ」 とはづき。
「そやなあ・・・けど何も思いだせんちゅうのがくやしいなあ」頭をかくあいこ。
「でもォ、悲しい夢なら思い出せない方がいいよォ」 ももこがいった。
「そうだね・・・」 どれみがいい、みんなもうなずいた。

222MOMO:02/07/24 22:37
>>221
 どれみたちは自分が魔女であることはおろか、昨日起こったこと全てをわすれていた。
 それはどれみ達の願いだったのか。あるいは禁断の魔法を使ったための報いだったのか・・・

「うわっちち!」 背中をおんぷに触られたあいこが悲鳴を上げた。
「ごめんね。まだ痛む?」
「そりゃあ、あんだけしばかれたらなぁ・・・」
「ふふ、すごかったよねえ昨日のあいちゃんとおんぷちゃんのケンカ・・・」
「そうそう、翔くん取り合ってはたき合い。最後はおんぷちゃんがほうきでビシバシ
ってあいちゃん叩きっぱなし。こわかったぁ」
「やめてよ!もう言わないで!」顔を赤くするおんぷ。

「でも意外だったなァ。おんぷちゃんがあんなに激しい性格してたなんて。
それにあいちゃんもよく耐えたよねェ」
「まあね。一打ちごとに『翔くんはあたしのもの!あたしののもの!あたしのもの〜っ!』
っていわれりゃビビるしかないからなぁ」
「もう!でもごめん!ほんとにごめん、あいちゃん!」
「ええんや。あれでおんぷちゃんや翔君の気持ちもようわかったしスッキリしたわ。
 あたしはもう新しい恋に生きるんや!」 あいこはわざとらしく手を組んで目を輝かせた。

 どういう力が働いたのか。欠落した記憶は別の記憶に置き換えられている・・・

223MOMO:02/07/24 22:38
>>222
「幸せものだね、翔君は」 はづきは吹き抜けになっている階下に目をやる。
下のソファーでは翔がアキラとともにだらしなく寝そべっている。

「でもあたしは同じ年の子はダメ・・・もっと大きくて逞しい、頼れるような男の人
がいいなあ・・・」

「あたしはおじいちゃんみたいに甘えられる人がいい・・・」 ももこもいった。

 そう。記憶は消えても思いは残る。表面的な記憶は失われても心と身体に刻ま
れた思いは消えることはない・・・

「やあねえ、ももちゃんもはづきちゃんもその年でオジさま趣味なの?」

 みんな笑う。だがみなの瞳の奥には自分達でもわからない深い悲しみと喪失感を宿していた。

 いや。みんなわかっていた。記憶になくともお互いに口に出さなくてもわかっていた。
わかっていて明るく振るまっていた。
 
224MOMO:02/07/24 22:40
>>223
 自分たちは失ったのだ。こどもの時間という無邪気な時を。
 自分たちはもう心も身体もこどもの時ではない。みんなは心の奥底でそれを
承知していた。見かけはこれまでどおりの生活をたどるのだろう。でも・・・

 ももこはきっと誰のためにあげるのかわからぬケーキをたくさん焼くことになるのだろう。
 おんぷは翔をしたいつつも、なぜか涼しげなフンイキを持つ男の影を追うことだろう。
 はづきは逞しい大男を見るたび胸がかきむしられ、
 あいこは新しい恋に生きつつも同性への関心やひそかな欲求に心を痛めること
になるにちがいない。
 どれみもアキラとともにいないはずの姉の幻をずっと見続けるに違いない。

 そして今や未来の恋人と契りを交わしたとき、失ったものがなんであるのか
、それがその大きさとともに身体でハッキリと感じるにちがいなかった・・・

225MOMO:02/07/24 22:42
>>224
 ポストから抜いてきた朝刊。「雷?巨大屋敷の謎の崩壊」の見出しも海外
ページの「巨大財閥の長カレン・ツエベルフ急死」も今のところみなには関係が
なかった。それはまた別の物語・・・

「なんやあ〜宿題ちっともできてへんやないかぁ!」 ノートをひっくり返し
ながらみんな頭を抱える。

「そりゃ、寝てちゃあね。まあ今日はお休みだもの。お昼までに終わらせましょ」

「かーっせっかくの休みなのに〜こう、魔法かなんかでチャッチャと終わらせ
られへんのかな」

 「魔法」と聞いて何故だがみんなビクリとする。いったあいこも気まずそうな
顔になる。だがそれも一瞬。みんな笑い出す。

(魔法かあ・・・)どれみは思った。
(もし魔法で願いがかなうなら・・・みんなともう少し同じ時をすごしたいな)

 こどもの時間が失われたのだとしてもあともう少しだけみんなとこどもとして
過ごしたい。
 それは些細であたりまえのこと・・・みんなと一緒に遊んで、出かけて、ごはんを
一緒に食べて・・・そんなあたりまえの時間をもう少しだけ無邪気に過ごしたい。

 来年は中学生だ。みんなバラバラになりいやおうなしにこどもじゃいられなく
なる。その前にもう少しだけ・・・それをあの人たちも望んでいるはず・・・

(えっ?あの人たちって・・・だれのこと?) どれみは自分に問いかけた。だが
答えがでてくることはなかった・・・

226MOMO:02/07/24 22:44
>>225
「?」 どれみは自分が右手に何か握っていることに気がついた。
 手を開けて見ると小さくまたたく光の結晶があった。懐かしいような悲しい
ような気持ちにさせられる不思議な輝き。何か力を秘めていそうな妖しい光。

 でも今の自分には、こうしてみんなと一緒に笑って同じ時を過ごしている今の
自分には多分不要な光・・・

「ああ〜もう宿題はあとや!ゴハンにしよう!ゴハン!お腹減って頭もまわらんわ」
 あいこが声を張りあげた。
「そうね、何にする?」 その問いにどれみは叫んだ。

「あたし、ステーキ食べたいな!」

 その瞬間光の結晶は消え、どれみもそのことを忘れてしまった。

「カ〜ッ、朝からステーキかぁ?キッツイなあ」 あいこがアキレた。
「そうね・・・でもたまにはいいかも」 おんぷが微笑んだ。
「でもォ 冷蔵庫にお肉なんてないよォ」 ももこがいった。
「そうよ。それに最近売上悪いからお金だってないし・・・」 はづきが心配げにいった。

「だいじょうぶ!」 どれみは胸を張った。

「なんや、どこからくるんやその自信は!」 あいこがアキレみんなも不思議がる。

「わかんない。でもね・・・」 どれみは笑った。


「絶対だいじょうぶ!なんかそんな気がするんだよ。みんなも、そう、思わない?・・・」


 『ロリ小説をつくろう・MOMOバージョン
(仮題)「おジャ魔女異聞・ロリータたちの宴」』   (完結)
227MOMO:02/07/24 22:48
 これでMOMOバージョンは完結です。
 ほんとはもっとまとまりのあるスッキリした終わり方になるはずがいつのまに
やらエロでもどれみパロでもないとんでもないお話になって申し訳ありませんでした。

 最後の話のもって行き方、しめくくり方不満多々あるかとはぞんじます。
自分のオキニの、または創った、書いたキャラが死んだりひどい目にあったり
改ざんされたりして憤懣やるかたない方も多いと思います。
 ここで深くお詫び申し上げます。すいませんでした。

 ほんとにワガママばかりでした。
 二度とこんなバカな真似はしません。正直二度もできないしするつもりもないです。
 今後新作が分岐しまくりでもそれをリンクさせようとか長編に作り替えようと
かはせずにそれぞれで楽しみたいと思います。

 で、前にも書きました通りMOMOはしばらく書き手からしりぞいて皆さんに
このスレをお返しいたします。
 スレタイどおり皆さんで楽しみながら「ロリ小説をつくって」いってください。
 MOMOも一読み手として楽しませて頂きます。
 がんばっていってください。
228MOMO:02/07/24 22:50
 最後に
 15さん 元斗の男さん いただきマンモスさん( ・ω・)さん 63&65さん
 Aさん リュウケンさん コウリュウさん おんぷスレからきた名無しさん
  他何人いらしたのか存じませんが「名無し」さん
 書き手の皆様 楽しかったです。皆様の書かれた話に寄生する形でこういう
お話を作らせて頂き感謝しております。

読み手の皆様 MOMOの関わったお話し しょっちゅう出てくる弁明・言い訳
・泣き言・自慢話をお読み頂きありがとうございました。
 読み手あっての書き手です。レスのあるなしに関わらず感謝申し上げます

 someoneさま。新スレ設立の際わざわざMOMOを名指しで呼んで頂き、おまけ
にエロでないことがわかっても応援していただけたこと、感謝の念に耐えません。
 スレはお返しします。これからのこのスレの発展を祈っております。

 そしてこの本スレを作られてプロローグの書き手でもある 黒澤敏晃さん
貴方がいなければこの楽しい時間はありませんでした。
 ありがとうございました。

229愛読者:02/07/25 00:23
 MOMOバージョン完結記念インデックス

 前スレまでのお話
>>8 >>9 >>10 >>11 >>12 >>14

「大団円編」(1)
・魔女は魔女をよぶ
 >>39 >>40 >>41 >>43 >>44
・本当の再会
 >>58 >>59 >>60
・裏切り?のアッシュ
 >>61 >>74 >>75 >>76 >>87 >>89 >>90 >>92
・最初のそして最後の(ももこ・ジョセフ)
>>102 >>103 >>104 >>108 >>109 >>110 >>119
・分断! >>120 >>121
・勇気(翔・フランク)
 >>131 >>132 >>133
・魔女の瞳(はづき・フランク)
>>141 >>142 >>143 >>144 >>145 >>146
・アッシュ死す!(おんぷ・アッシュ)
>>157 >>158 >>181 >>159 >>160
・させないぞ!(アキラ・矢野)
>>163 >>164 >>165 >>166 >>168
230愛読者:02/07/25 00:25
「大団円編」(2)

・怨念の光
  >>174 >>175 >>176
・禁断の魔法
  >>191 >>192 >>193
・マジカルステージ
  >>198 >>199 >>200
・おジャ魔女たちのエピローグ
>>220 >>221 >>222 >>223 >>224 >>225 >>226 (完結)

momo!お疲れさん!ようがんばった!
他の書き手も乙! 
231名無しさん@ピンキー:02/07/25 05:54
MOMOさん、その他の書き手の方、お疲れ様でした!
他の方はどうか知りませんが私は今回の話はとってもよかったと思います。
ロリ、エロなのになんか感動しました。
もう書かないなんて言わないでぜひまた時間のあるときでいいので
書いてほしいです。
232名無しさん@ピンキー:02/07/25 08:31
誰か次スレ立てろ
233名無しさん@ピンキー:02/07/25 09:50
四天王最後の将・・・
234名無しさん@ピンキー:02/07/25 13:19
MOMOさん!最高!
感動をありがとう!
235名無しさん@ピンキー:02/07/25 14:35
236名無しさん@ピンキー:02/07/25 17:41
さてと、ひと段落着いたところで次スレの構想を練るか。
237ギャルギャル集合:02/07/25 17:44
i/j/ez/対応です

お役立ちリンク集
必ず役立ちます
http://kado7.ug.to/wowo/

 サイト管理者お役立ち集
     ↓  
http://kado7.ug.to/nyannnyann/   
     i/j/ez/対応
    
   コギャルとH出来るサイトはここ
ヌキヌキ部屋へ直行便
         ↓
   http://kado7.ug.to/wowo/-a.htm
    
       i/j/ez/対応
238前スレよりの愛読者:02/07/25 21:31
>>236
 おう、好きなだけ練ってくれ。ただしここは小説スレだ。練るだけじゃどうにもならないことはわかってるよな?
 自分から書くなりしっかり設定立てて書き手をその気にさせるよう工夫は当然するよな?
 まさか「みんなで」「だれか」書けとか楽しようなんてしないよな?
 類似のスレ乱立させて進みが悪いと放棄するどっかのバカみたいな真似はしないよな? 頼むぜ! 
239前スレよりの愛読者:02/07/25 21:36
悪い!momoいい忘れた。
おつかれ!泣けたぜ! 充電がすんだらまた書いてくれよな。期待!
240名無しさん@ピンキー:02/07/26 17:31
次スレに関してのいくつか案をまとめてみよう。

1 対抗スレ(ハロプロ物語)に移す
2 悪のドラえもん編
3 その他

みなさんどれがいいと思いますか?漏れはハロプロ物語の続きが読みたいのでそっちに逝こうに一票
241宗男:02/07/26 17:38
漏れもそのほうがいいと思う。
242名無しさん@ピンキー:02/07/26 17:53
(;´Д`)ハァハァ ⇔飯島愛 MU修正
http://64.156.47.64/venusj/sample.htm
243名無しさん@ピンキー:02/07/26 19:20
じゃ、こっちに移行ってことでいい?

http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/erocomic/1025884611/
244熱心な学会員:02/07/26 19:22
時は21世紀・・・テレゾンビたちはついにメディアタワーを占拠した。
テレビは彼らの思うがままに操られ、人々は生きる意欲を失った・・・。
245MOMO:02/07/26 20:13
>愛読者さん 231さん 234さん 前スレよりの愛読者さん
ありがとうございました。
なんかこそばいですね。もっとも感動されたのはエロ抜きの部分であると察してますので
次回書くことがあるならちゃんとエロをふまえた上での感動をかけたらなと思います。

ところで愛読者さんですか?前スレからインデックス作って頂いてたのは?
お話練る上で大変重宝いたしました。各見出しからも色々ヒントを得ていました。
一度ちゃんとお礼がいいたかったのでこの場で。ありがとうございました。

>四天王最後の将
 キャラが思いつけなかったわけではなく(3パターンほどあった)出す出番がなかったんです。
どこに出しても流れがとまっちゃうし、浮いちゃうので泣く泣く割愛しました。姉妹スレの
CZさんが新解釈の四天王を考えておられるようなのでそちらで期待してください。

>次スレ(次のお話?)問題
 MOMOは意見を保留します。ここを使いたいという人がいるかもしれませんですしね。
246前スレよりの愛読者:02/07/26 21:08
 なるほどな。やっぱり逃げたか。てめえら書けねえからってよりにもよって
対抗スレに移行とはな。あきれちまったよ。
 しかもなんだあ?「書きたい」じゃなくて「読みたい」からだとお?変わってねえな
その根性。移る意味あるのか?まさか向こうでもその調子で「誰か書け」だのキボンヌ
ばかりで何もしない気じゃあるまいな。だったら向こうの書き手に迷惑だからやめとけ!
 向こうに移ろうというのが俺みたいなうるさ方から逃げるためだったらあきらめな。
てめえらがそういう態度である以上俺は向こうでもいうべき文句はいうからな!
247名無しさん@ピンキー:02/07/26 21:36
アッシュかジョセフを主人公にしてみては?
生前の物語として・・・
んで裏でドラを操り少女を恥辱
248名無しさん@ピンキー:02/07/26 21:39
>>247
同意、せっかくキャラできてるんだし
249someone:02/07/26 21:48
>>MOMOさん
お疲れ様でした。読んで非常に感動しました。
スレをお返しするというのは変です。俺のものじゃないです。
250MOMO:02/07/26 22:14
>someoneさん
 ありがとうございます。
う〜ん表現が悪かったですね。でもMOMOはどんなスレ、たとえ「みんなのもの」
が前提でも1さんが尊重されるべき、根っこのところでは1さんのものだという
考えなんで。
 矢面に立たされるのはいつも1さんですしね。
 それとこのスレがMOMOの私的スレになってしまったんでそれをリセット
する意味でも「お返し」というのが似つかわしいかと思いますです、はい。
 
251someone:02/07/26 22:25
>>MOMOさん
ありがとうございます。が、このスレの一番の活躍者はMOMOさんです。
なので、本当は俺の1000倍MOMOさんが尊重されるべきだと思います。
リセットする必要はないと思います。みなさん、俺を含め、MOMOさんが
書いた小説をイイと思ってます。たぶん他のみなさんもそうで。
だから、リセットなんて絶対に必要ないです。
252名無しさん@ピンキー:02/07/27 09:44
253熱心な学会員:02/07/27 09:53
254元斗の男:02/07/27 12:13
MOMOサン イマ ヨミオワッタ イイ! スゴクイイ! ベタッテイウケド ネタコソオオドウダ!
アッシュモ アレナラ ジョウブツデキルヨ
ジスレ オレ アヤヤ クワシクナイカラパスネ。 ドラトアッシュ オレデモオモイツカナイペアダ
マダ イソガシインデ マカセル アタマノトコカイテクレタラ アソビニクルカモ
ジャ ソユコトデ!
255いただきマンモス:02/07/27 17:56
じゃ、次スレ!?とりあえず出だし書いてみます。

時は21世紀・・・この時代は夢のような便利な道具が多数開発された。
そしてこの道具を管理するロボット「ドラえもん」というロボットが人類に忠節を誓っていた。
「ドラえもん」は最近は大量生産により今となっては一家に一台は必ずある便利なロボットで
人類の生活にはかかせない便利なロボットであった。
256親切な人:02/07/27 18:00

ヤフーオークションで、凄い人気商品、発見!!!

「 RX-2001 」がパワーアップした、
「 RX-2000V 」↓
http://user.auctions.yahoo.co.jp/jp/user/NEO_UURONNTYA#.bbspink.com/

ヤフーオークション内では、現在、このオークション
の話題で、持ちきりです。

ヤフー ID の無い方は、下記のホームページから、
購入出来る様です↓
http://www.h4.dion.ne.jp/~gekiyasu/#.bbspink.com/
257いただきマンモス:02/07/27 18:03
東京都郊外のとある一軒家、野比家・・・事件はここから勃発することになる。
ある日、この野比家にもドラえもんが一台購入される。
野比家にとって、念願だったドラえもんだ。

購入されたドラえもんはしばらくの間、野比家で熱心に働いていた・・・。
そう、その日までは・・・。
258いただきマンモス:02/07/27 18:37
ドラえもんは野比婦人に買い物を頼まれる。
彼は忠実に任務を遂行すると、帰宅の徒にこうと歩いていると道端から一人の男が出てきた。
何気なく二人はすれ違おうとしていた。
ドラえもんは男をとくに怪しむこともしなかった。
しかし、これが彼の悲劇の始まりであった。

すれ違いざまに男はドラえもんのしっぽをつかんだ!
ドラえもんにとってしっぽは電源スイッチのようなものだ。
ドラえもんはその場で倒れた。

259いただきマンモス:02/07/27 18:42
どのくらいの時間が流れただろう、ドラえもんが気づくとそこはどこかの小さな町工場だった。
彼はベットの上に横たわっていた。周りには何人かの男が取り囲んでいる・・・。
その中に自分を拉致したと思われる男の姿もあった。
男はみなツェベルフ財閥の腕章をしていた。どうやらここはツェベルフ重工の工場らしい。
ツェベルフ重工という会社は財閥の中枢をなる企業で、ドラえもんの開発している会社だ。
260いただきマンモス:02/07/27 18:47
ドラえもんを取り囲む男たちの一人が話した。

「フフフ、久保さん。あなたが連れてきたドラえもんはどうやらビンゴだったようですよ・・・」
不気味な笑みを浮かべるその男にドラえもんは恐怖すら感じた。

「ホントですか?ボス。やりましたね!」
久保と呼ばれた男が嬉しそうに返答する。
261いただきマンモス:02/07/27 18:55
「なんだい?ボクに何をしたんだい?」
ドラえもんは恐る恐る問いかけてみた。

「冥土の土産に教えてやろう。お前は改造され、我々の忠実なしもべとなった。
もはやお前は我々の命令に逆らうことはできない」
久保が返答した。

「そんなバカなぁ。ボクにはセキュリティシステムがあって改造はできないようになっているんだよ。」
ドラえもんは驚きを隠せない。

「しかしだな、最近開発されたドラえもんに何台かの欠陥品が見つかってな。ちょっとした内部知識を得ているものなら誰でも簡単に改造できてしまう仕組みになっているのだよ。
その欠陥品・・・それがお前だ。」

(ガ〜ン!ボ、ボクが欠陥品だったなんて)

しばしの沈黙が流れた。
262いただきマンモス:02/07/27 18:58
この時代に開発された道具は便利ではあったが時には危険な道具ともなるので道具はすべてドラえもんによって管理されていた。
ドラえもんは暴走しないようにしっかりしたセキュリティに守られているのだった。

しかし・・・この「文明の利器」をついに人類の手に渡ってしまったのだ!
263いただきマンモス:02/07/27 19:01
「みなさん、もういいでしょう。彼を放してやりなさい。」
ボスと呼ばれた男が言う。

「ヘイ!」するとドラえもんはそのまま工場から追い出されるどころか野比家までリムジンで送ってくれた。

改造したと言っているがドラえもん自身は特に変わったようなところは感じなかった。

野比家に戻るとまた普段の生活に戻っていった・・・。
264いただきマンモス:02/07/27 19:09
ここはツェベルフ重工本社のとある一室。

「ボス、いいんですか?泳がしておいて。」
久保がいた。
「まだ実行に移すには早い。奴の力も試してみたいしな。」ボスは楽しんでいるようだ。

部屋の外からドタドタと人が走ってくる音がした。
まもなく部屋のドアが開き、一人の部下と思われる男が息を切らして入ってきた。

「ボス!たいへんです!!我々の計画が会長に漏れました!」

「何!?」久保が怒声を上げる。

「予定よりも早くバレましたね・・久保、一刻を急ぎます。計画を実行しますよ。」
そういうと一行は部屋をあとにした。
265いただきマンモス:02/07/27 19:16
こちらは野比家・・・。

平穏な一日が流れていると一人の訪問者があった。ツェベルフ重工の社員であった。

「すみません、最近、欠陥品のドラえもんが出回っておたくのドラえもんを点検させてもらえませんかね?」
野比家の住人はドラえもんを呼び寄せようと彼の部屋にいった。
しかし彼はいなかった。
その間、ツェベルフの社員は玄関で一人待っていた。
社員がふと気づくとそこにはドラえもんがポツンとたたづんでいた。
どらえもんの表情はしごく不気味であった。
266いただきマンモス:02/07/27 19:21
「こ、これはひょっとして・・・このドラえもんが!」
社員は疑いを深めた。
そして携帯電話で本社と連絡をとろうとした。
するとドラえもんはポケットの中から一つの道具を取り出した。
「チャララン♪空気砲!」そういうと取り出した空気砲を社員に向かって放つ!
「ひ、ひでぶっ!」一撃でしとめた。
この騒ぎを聞いた野比家の住人が玄関に駆けつけてくる。
「あらドラちゃん。あなたなんてことを・・・」放している途中であったが彼は「うるせー馬鹿」と言い放ち、
手にしていた空気砲を今度は野比家の住人に向ける。
267いただきマンモス:02/07/27 19:25
「ドラちゃん、やめて〜」野比家の住人は悲鳴をあげる。

すると・・・
「そのくらいにしておけ!」玄関の外から聞いたことのある声がした。
するとボスと久保が立っていた。

「ボ、ボス。こいつ殺っちゃっていいですか?」そうボスにドラえもんがいう。
彼はなぜかボスという言葉を使っていた。

「そのようなことをしている暇はありませんよ。我が忠実なしもべよ・・・」ボスが言う。
「あぁ、我々の計画がツェベルフ本部にバレた。逃げるぞ!」そう久保が言うと彼はドラえもんの手をつかみ車に乗せ逃走していった。
268いただきマンモス:02/07/27 19:27
3人はドラえもんを改造した町工場にいた。どうやらここが奴らのアジトらしい。
「ボス、いかがいたしやしょう?」久保が深刻そうな顔をしている。
「ふむぅ・・・。」
269いただきマンモス:02/07/27 19:30
あとは頼みますた。
270(・∀・)イイ!!:02/07/27 19:33
271名無しさん@ピンキー:02/07/27 20:25
 わ〜い新作だ!新作だ!
ここからどうロリになるか期待!
272名無しさん@ピンキー:02/07/27 20:29
>>271
お前も書けよ
273名無しさん@ピンキー:02/07/27 20:35
で、結局誰を犯すのか?またどれみちゃんか?
274名無しさん@ピンキー:02/07/27 20:39
あややを犯そう
275名無しさん@ピンキー:02/07/27 21:09
276MOMO:02/07/27 21:13
>元斗の男さん
 ありがとうございました。アッシュを動かすのは正直不安でした。人気キャラ
ですからね。でもそのお言葉で救われました。

>新作
 祝!いただきマンモスさん復活!満を持してのオープニング。色々隠し設定が
あるとみました。楽しみです。

 MOMOは前述通りしばらくお休みします。前作完結の解放感と虚脱感をまだ
味わっていたいので。
 それと新規に参加する人には絶好のチャンスですからね。お邪魔はしません。
 だから「おめえも書けよ!」はカンベンしてね!
277名無しさん@ピンキー:02/07/27 21:23
15氏やA氏の更新禿しくきぼんぬ!
278名無しさん@ピンキー:02/07/27 21:25
黒澤敏晃・・・
279名無しさん@ピンキー:02/07/27 21:34
誰か続きキボソ 
280名無しさん@ピンキー:02/07/27 21:45
        ∧  ∧
        |1/ |1/ 
      / ̄ ̄ ̄`ヽ、
     /        ヽ
    /  ⌒  ⌒    |
    | (●) (●)   |
    /          |
   /           |
  {            |
   ヽ、       ノ  |
    ``ー――‐''"  |
     _/ | \    /|\_   
  / ̄/  | /`qr´\|  |  ̄\
281名無しさん@ピンキー:02/07/27 21:47
オマンコ
282コギャル&中高生H大好き:02/07/27 21:57
   
       i/j/ez/対応
コギャルとH出来るサイトはここ
ヌキヌキ部屋へ直行便
         ↓
http://kado7.ug.to/wowo/
http://kado7.ug.to/nyannnyann/
http://kado7.ug.to/wowo/-a.htm
http://book-i.net/366258/





283名無しさん@ピンキー:02/07/28 10:43
オレも書いてみたいんだけど・・・
話がまたでかくなりそうで、それとボスたちが何したいのかわかんないし、女の子もでてこないし・・・
なんか書くのビビッちゃいますよ〜
いただきマンモスさん、せめて最初の女の子が出てくるとこまで書いて欲しいです〜
284名無しさん@ピンキー:02/07/28 10:44
age
285いただきマンモス:02/07/28 10:48
いただきマンモスですが読者の方々にアンケートをとりたいと思います。
今回の作品のヒロイン(犯され役)は誰にしましょうか?
漏れの中では決定しておりません。
今まで案として上がっているのが

・どれみキャラ
・しずかちゃんを恥辱
・オリジナルキャラ
・あやや
・その他

さて、誰を犯してみますか?
286ギャルギャル集合:02/07/28 11:32
  i/j/ez/対応
コギャルとH出来るサイトはここ
ヌキヌキ部屋へ直行便
         ↓
http://kado7.ug.to/wowo/
http://kado7.ug.to/nyannnyann/
http://kado7.ug.to/wowo/-a.htm
http://book-i.net/366258/



287名無しさん@ピンキー:02/07/28 11:52
オリキャラがいいなぁ
288名無しさん@ピンキー:02/07/28 12:38
あややがいいなぁ
なんか対抗スレが進んでなくて消化不良だし・・・・
289名無しさん@ピンキー:02/07/28 12:38
ただいまの投票結果

・オリキャラ・・・・・1票
・あやや・・・・・・・・1票
290名無しさん@ピンキー:02/07/28 12:43
さくらたん
291名無しさん@ピンキー:02/07/28 12:44
ただいまの投票結果

・オリキャラ・・・・・1票
・あやや・・・・・・・・1票
・さくらたん・・・・・・1票
292名無しさん@ピンキー:02/07/28 12:44
おんぷたん                     
293名無しさん@ピンキー:02/07/28 12:45
黒澤敏晃
294名無しさん@ピンキー:02/07/28 13:09
295名無しさん@ピンキー:02/07/28 13:09
前田愛がいい。
296名無しさん@ピンキー:02/07/28 13:27
297名無しさん@ピンキー:02/07/28 13:27
漏れは内田莉紗たんか郡司あやのたんがいい。

知らない人は↓

http://page.freett.com/ribbonchan/newpage34.htm
http://page.freett.com/ribbonchan/newpage4.htm

ジュニアアイドル参照
http://page.freett.com/ribbonchan/newpage2.htm
298名無しさん@ピンキー:02/07/28 13:29
アニキャラやオリキャラよりも実在のロリキャラのほうが萌える。
299名無しさん@ピンキー:02/07/28 13:30
>>298
禿同
300名無しさん@ピンキー:02/07/28 13:31
300げとずざ
301名無しさん@ピンキー:02/07/28 13:32
302名無しさん@ピンキー:02/07/28 17:34
徐桑安たんがいい
303名無しさん@ピンキー:02/07/28 17:37
あややきぼう
304湯原直彦:02/07/28 17:43
吉田有希
305名無しさん@ピンキー:02/07/28 17:45
じゃ、333をゲットした奴が決めるってことにしよう。
306名無しさん@ピンキー:02/07/28 17:46
郡司あやの
307名無しさん@ピンキー:02/07/28 18:25
田中真紀子
308名無しさん@ピンキー:02/07/28 18:35
>>307
ロリか?
309いただきマンモス:02/07/28 19:13
>>268
しばらく考え込んでいると工場の外から人の声がする。
「てぇへんだ!ボス。工場が包囲されている!」若者がボスに駆け寄ってきた。

「この場所もバレましたか・・・・アホ親父さんに。」
どうやらボスの親父がツェベルフ財閥の会長らしい。
話しから察するにどうやら親子の関係はうまくいってないようだ。
310いただきマンモス:02/07/28 19:17
>>309

「どうしやす?ボス。ここも包囲されちまっている!」久保が心配そうにボスに指示を仰ぐ。

「せっかく手に入れた我がしもべ・・・親父に渡すわけにはいきませんね。久保!ドラえもんを連れていったんお逃げなさい。
ここは我々が食い止めます。」ボスは久保に言う。

「いけねぇボス!あっしが守りますからボスが逃げてください」久保が即座に言い返した。
「ほうら、無駄口たたかないで早くおいきなさい。」
工場を包囲していたツェベルフ本部の人間が中になだれ込んできた。
311いただきマンモス:02/07/28 19:23
>>310

「でもボス、逃げるって言ったって包囲されてやすぜ」久保は心配そうだ。。

「大丈夫ですよ。この工場にあるタイムマシンを使いなさい。いくら親父も時空を超えてまで追ってこないでしょう。
100年ほど過去の私の先祖を尋ねなさい。そしてその方の指示に従いなさい。その方がきっとあなたがたを導いてくれます。私もこちらがひと段落したらそちらに合流します。」

久保はためらっている。
「さぁ、おいき!」ボスが大きな声を発した。

久保は必死でドラえもんと走っていた。
そう、過去へタイムスリップするために・・・
312いただきマンモス:02/07/28 19:28
久保が気づいてみるとそこは100年前の日本だった。
今までいた世界とはずいぶん異なる。
彼はタイムとラベルは初めてだった。
といっても久保の時代は歴史を守るためにタイムマシンは厳しい規制がしかれ、よほどの信用のある人か理由をもつ人しか
使うことは許されていなかった。
そう、久保はどらえもんとその禁断の時間旅行をしているのだ。

二人が現れたのは小さな空き地だった。どうやら時間は移動しても空間は大して移動していないようだ。
未来の町並みの面影を感じる。きっと将来、この空き地にさっきの工場が建設されるのだろう。

「さてと・・・これからどうする?ボスの先祖といってもどうやって探したらいいんだか・・」久保はドラえもんに問いかける。

313いただきマンモス:02/07/28 19:30
ドラえもんは黙ったままが重い口をついに開いた。
「100年前のボスの先祖は・・・ツェベルフ・ローラという女性だよぉ」
相変わらずどらは不気味な表情だ。

314いただきマンモス:02/07/28 19:31
「お前知ってるのか?案内してくれ!!」
「うん、いいよぉ」ドラえもんはそういうとポケットの中からどこでもドアをだした。

「さぁ、いこう!」

315いただきマンモス:02/07/28 19:33
二人はどこでもドアをくぐるとそこは大きな屋敷の門の前だった。

門番に久保が話しかける。

・・・・・・・・

「どうぞお入りください」なんとか事情を説明して中に入ることができた。
316いただきマンモス:02/07/28 19:37
そして久保とドラはローラと対面することになった。

待つこと数分間、応接間で2人は待っていたがついにローラが現れる。

そこで久保はいままでの計画といきさつをすべて話した。

・・・・・・・・

ローラはしばらく考えていたがこの2人をかくまうことにした。

付け加えこういった。
「やれやれ、私の子孫は・・・。まぁニコラス(ボス)が到着するまで待ちましょう。続きの話はそれからです。
317いただきマンモス:02/07/28 19:42
「久保さんたち、時空旅行でさぞお疲れでしょう。しばらくの間お休みになっていてくださいね」
ローラはやさしかった。

二人は屋敷の一室に2人で住むことになった。専用のメイドが5人もつき、食事もうまい。
2人は満足だった。しかしそれも退屈になってきた。

「ボス、まだかなぁ・・・」ドラえもんがつぶやく。

「まぁそうせかすな。平穏な日々を楽しもうじゃないか。
ローラさんはやさしくてこずかいもたくさんくれる。やりたいことをやってまっていよう。」
久保は気楽だ。



318いただきマンモス:02/07/28 20:02
(そういえばまだこいつの能力を試していないな・・・)久保はそう思った。

「よし、ドラえもん。ちょいと外に出てみようか。」

「いいよ、ボクもこの時代でやりたいこといっぱいあるんだ。」

「おう、じゃあおれもそれに付き合うぜ!」

二人は外出した。

ドラえもんに連れられてみるとそこは野比家だった。
彼は未来の世界で野比家で使われていた。

「ここは野比家だな。。。。こんなところに何のようだ?」久保は首をかしげる。

「復讐だよ・・・・ボクに生意気な命令をした野比家の住人に制裁を加えるのさ」

久保は一瞬青ざめた。
319名無しさん@ピンキー:02/07/28 20:07
こっちのツエベルフ・ローラは前作とはまた別人?っていうかMOMOバージョンでない
本来のローラ? 四天王もいるのか?
320いただきマンモス:02/07/28 20:08
>>318

「さぁ、いくよ!」ドラえもんは小さな体を走らせ野比家の中に突入していった。

久保はしばしためらい外で待っていたが恐る恐る中に入ってみた。

すると・・・

なんと野比家の住人が屍となって転がっているではないですか!!

(す、すげぇ。これが真のドラえもんの力なのか!!ボスが欲しがるのも無理もない!)

ポツリと廊下にたたずむドラえもんは不敵な笑みを浮かべていた。

すると2回のほうから頭の悪そうな少年が一人降りてきました。

「なんだい、何の騒ぎだい?」

その少年のドラえもんは飛びかかろうとした。しかし何をためらったのか襲い掛かるのをやめた。

「おぬし、名は何と申す?」ドラえもんが少年の問いかける。

「野比のび太といいます。」少年はドラえもんを恐れていた。
321いただきマンモス:02/07/28 20:15
「久保さん、こいつボクの部下にします。いままでボクを使ってた野比家の住人・・・今度はボクが使う番だよ。」

のび太はどうするとこもできなかった。

いくばくかの時が流れた。

ドラえもんはこの家が気に入ったのかこのうちに住むと言い出した。
そうして久保とドラえもんはローラの屋敷から野比家に引っ越した。
久保はローラ邸の方が居心地が良かったがいかんせんこいつ(ドラ)を見張っていないと何をしでかすかわからない。

こうして久保・ドラえもん・のび太は一つ屋根の下で暮らすことになる。

のび太の家族がいなくなると大騒ぎになってしまうのでそっくりなロボットをドラえもんの道具により作り出した。

よそから見ると普通の家庭だ。

彼らはこの家を居城にすると決めた。
322いただきマンモス:02/07/28 20:22
何日かの時が流れた。
ドラえもんに屋敷へ来るようにとのローラからの命令があった。

ドラえもんは屋敷に行った。

「ドラえもん様、貴公の活躍ぶりを聞いてローラ様は大変およろこびです。
ぜひともローラ様は貴公を四天王の一人に加わって欲しいとのことです。」
ローラの側近がどらえもんに言った。

「えぇ、今の私にはフランク・ジョセフ・アッシュという有能な四天王と呼ばれる部下がいまして・・・
しかし最近一人我が組織を脱退したものがおりまして・・・一人不在なのです。そこであなたの力を我々に貸して欲しいのです。」

ドラえもんはしばらくとまどっていたが了承した。

ここにローラ四天王・ドラえもんが誕生する。
323いただきマンモス:02/07/28 20:26
四天王になったといっても特に仕事はなかったし何をしているのかもよくわからなかった。

それよりもドラえもんは平凡な毎日に退屈していた。

ドラえもんはのび太を常に監視していた。学校に行っているときも寝ているときも・・・

ある日のことだった。

のび太がしずかちゃんと歩いていた。
そのときドラえもんは野比邸で彼を監視していた。
324いただきマンモス:02/07/28 20:32
するとドラえもんはローラ邸に連絡をとった。

彼はそうするとのび太の監視を続ける。

のび太としずかちゃんが仲良く歩いていると一人の老人が倒れていた。

「あのっ、大丈夫ですか?」
しずかがかけより、やさしく老人に声をかける。

老人はどれみに話し掛けてきました。

「あ、あなたは源しずかさんですね。大変なことが起こりました。
あなたの力を貸してください!!」

「嫌です」

「しずかさん、これはあなただけの問題ではないのです。
日本の、いや地球の運命がかかっているのです。」

「知らない人と話すなって言われてますから」
しずかはあっさり断った。

すると老人はしずかの体を押さえ込み、近くに止めていた車に強引に
連れ込み、しずかの手足を縛って逃走をはじめた

どうやらローラ家の人間にとってこのやり方が定石らしい。
325いただきマンモス:02/07/28 20:36
そう、ドラえもんは少女が好きでたまらなかった。そう改造されていたのだ。
少女を拉致・恥辱してビデオを撮影するとこは彼らにとって重要な資金源だった。
ドラえもんはインプットされた通りに仕事を開始しはじめたのだ!

・・・・・・・

しばらくするとしずかちゃんとのび太は野比家へ連れてこられた。
その部屋は久保・ドラえもん・しずか・のび太の4人だけの密室の世界。
326いただきマンモス:02/07/28 20:39
あとはどなたか頼みますた。しばらく忙しい日々が続くのでしばらくの間かけないと思います。
新規参入したい方は遠慮せずに書いちゃってくださいな。漏れも特に考えてないんで・・・みんなで一つのお話しを作っていきましょう。
とりあえず手始めにしずかちゃんを恥辱してみようと思ってます。だれか彼女を可愛がってあげてみてください。

今までのレスで気に入らなかったところがあったら飛ばしてもかまいませんので・・・
では続きたのみますた。
327いただきマンモス:02/07/28 20:45
>>319
一応前作よりもちょっとだけ前の時代ということで・・・だからアッシュやジョセフもまだ生きてるんです。
328名無しさん@ピンキー:02/07/28 20:47
しずかちゃんはジョセフでいぢめてくれ。

イヤホンつけさせて野外でいろんな命令を・・・
おっと、その前にしずかちゃんにも淫語ゲームをしてもらっておくか。
329名無しさん@ピンキー:02/07/28 20:47
>>283
続きオナガイシマス
330328:02/07/28 20:48
>>328
ももこたんがいじめられたみたいな奴たのむ!
331名無しさん@ピンキー:02/07/28 20:52
 おお!そうきたかぁ!
しかしつくづくこのスレ悪役の方が主役なのだな。まるでタイムボカンだ。
 あっ「いただきマン」モスだからいいのかこれで。
332名無しさん@ピンキー:02/07/28 20:53
>>305
虎視眈々・・・
333名無しさん@ピンキー:02/07/28 20:58
話に文句はないんだが・・・
アンケートの結果がどこに反映されてるんだぁ〜!なんのためのアンケートやねん
と小一時間
334名無しさん@ピンキー:02/07/28 21:01
>>333
お主に決定権がある。決めてくれ、しずかちゃんの次のヒロインを。
335名無しさん@ピンキー:02/07/28 21:03
加護亜衣で決まり
336名無しさん@ピンキー:02/07/28 21:04
いただきマンモスも忙しいんだな。誰か彼にだけ負担をかけないで書いてやれ。
337名無しさん@ピンキー:02/07/28 21:07
15氏やA氏、元斗の男氏や新規参入の方のも見てみたい。
338コギャル&中高生H大好き:02/07/28 21:08
339名無しさん@ピンキー:02/07/28 21:12
>>338
お前しつこいな。
340名無しさん@ピンキー:02/07/28 21:13
http://now.at/meko
有料サイトのパス公開
341333:02/07/28 21:15
はっ!そおいやそんなルールだたな。
んじゃしずかちゃんが犯されてる間に考えることにする。
342名無しさん@ピンキー:02/07/28 21:15
>>340
IP抜きますた!
343名無しさん@ピンキー:02/07/28 21:19
名スレハケーン
344名無しさん@ピンキー:02/07/28 21:21
>>338
通報しますた
34515:02/07/28 21:21
やっぱり326の続きを書いたほうがいいのでしょうか?

一応、わたしの案はドラの道具を使用して、しずかちゃんへの
凌辱を中心とした学園ものを考えていましたが。
何れにしても直ぐには書けませんけど。
346名無しさん@ピンキー:02/07/28 21:26
>>341
郡司あやのたんきぼう
347名無しさん@ピンキー:02/07/28 22:36
age
348名無しさん@ピンキー:02/07/28 22:37
石川梨華きぼう
349名無しさん@ピンキー:02/07/28 22:39
アッシュ再び・・・
350名無しさん@ピンキー:02/07/29 00:30
期待age
351いただきマンモス:02/07/29 11:13
すみません、いそがしくなりしばらくの間ネットにつなぐことができなくなるため、続きはどなたかオナガイシマス
352名無しさん@ピンキー:02/07/29 13:19
前田亜希たんきぼんぬ
353名無しさん@ピンキー:02/07/29 13:25
ももこたんきぼう
35415:02/07/29 13:32
いただきマンモスバージョンはどなたかお願い致します。
今回はさらに壮大になりそうですし、展開が落ち着くまで見守らせて頂きます。

わたしの方は、こじんまりとした学園編をせこせこと書いていきます。
いただきマンモス編との融合も不可能ですから、完全なanother storyとなります。

ドラも原作に関しては無知ですので、道具の形状や正確な使用方は想像で補いますのであしからず。

とりあえず昼間は出だしだけを書いておきます。
355名無しさん@ピンキー:02/07/29 13:53
15氏に期待age
356名無しさん@ピンキー:02/07/29 14:06
黒澤敏晃と湯原直彦という人物を登場させてくれ!!
357(・∀・)イイ!!:02/07/29 14:07
オロ
358名無しさん@ピンキー:02/07/29 14:09
35915:02/07/29 14:23
another story

[一時限目]
見つめ合いながら交わす弾むような会話、はじける笑顔。
教室の中のそんな二人の様子をのび太は廊下の壁にもたりかかりながら、憎しみの色差した目付きで眺めていた。

出木杉英才、彼がこの学校に転校してきたのはひと月程前。 
聡明でスポーツ万能、さらには美少年と呼ぶに相応しい上品な顔立ちをしている。物腰の柔らかな優しい性格のうえに料理が特技ということもあって、クラスの女子から人気があった。
源しずか、彼女も例外ではなかった。

しずかもまた明るく穏やかな性格で、目のクリッとしたかわいらしい顔立ちをしていて男子のアイドル的存在となっていた。
 その二人がお互いに惹かれ合うのに、そう時間はかからなかった。
日を追う毎に親密さを増し、お似合いのカップルだと囁かれる
こともあったが、一方でその二人の様子を快く思わないものもいた。
のび太もその一人だった。
360名無しさん@ピンキー:02/07/29 14:30
黒澤敏晃死ね。
361名無しさん@ピンキー:02/07/29 14:39
黒澤敏晃は創価学会の信者。
362名無しさん@ピンキー:02/07/29 15:04
 
363( ´_ゝ`)ふーん:02/07/29 15:15
  
364名無しさん@ピンキー:02/07/29 15:20
俺もももこたん希望
365(・∀・)イイ!!:02/07/29 15:23
ゴルァ  
366(・∀・)イイ!!:02/07/29 15:25
∧_∧ 僕はクソスレを立てた>>1を許しはしない!
  ( ´∀`)
  (    )
  | | |
  (__)_)

     △ △  シャキーン
 \  _|____|_ /
   ( ´∀`)
   (    )
   | | |
   (__)_)

  ‐=≡ △ _________  ダブルハケーン
  ‐=≡  | ( ´∀`)
 ‐=≡   ⊂    つ−!>
‐=≡   / ゝ 〉
‐=≡  (_(__)

   ||
   ||            ====≡≡≡△
 ∧||∧  ’・            _________  |
(  ⌒ ヽ・‘∴;         ( ´∀`)∩
>>1=====≡≡<!-⊂、    , 丿
 ∪  ノ;・:∵          人 ヽノ
  ∪∪  ’,         (__(__)
367(・∀・)イイ!!:02/07/29 15:26
∧_∧  >>1は・・・・・            ∧_∧
  ( ´∀`)                   (´∀` )
  (  つつ                   ( >>1 )
  )  ) ヽ                    | | |
 (__)(_)                   (_(__)

  ∧_∧  ここから・・・・          ∧_∧
  ( ´∀`)                   (´∀` )
  (つ*⊂ )                   ( >>1 )
  >  ) ヽ                    | | │
 (__)(_)                  (_(__)

  ∧_∧ 立ち去れ・・・・・           ∧_∧
  ( ´∀`)                   (´∀` ) ム?
  ((○⊂ )                    ( >>1 )
  〉 ) ヽ                    | | |
 (__)(_)                  (_(__)

 \ ∧,,,  ∧_∧ 「逃げてもムダだ・・・・」  ∧_∧
   ゞ ⌒ヽ/ ´∀)               (; ´Д`)ワァァァァ!!!
  <(     >> ⊂ )               (  ⊃ ⊃
   //,, ノ\/> >                //〉 〉
 / ,/ | |_)\__)              (_)(__)

  ゴラァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!
    ∧_∧   \ | / /       ・・・¥・・・・・・・
   (,_´∀)  ゞ ⌒ヾ∠_       ・・・(/・・・・・
   ( _ ̄つ⊃(     =- 三ニ=−   ・・・・・・・。。・・・・
  / /,>" >   //_  く ̄         ・・・・・・・・・・
 (_ノ (__),/ /           (>>1死す 厨房たちよ永遠に・・・)
368(・∀・)イイ!!:02/07/29 15:30
姉妹スレ

【一行ロリ小説リレー】 in 半角文字列
http://vip.bbspink.com/test/read.cgi/ascii/1026270497/

ロリ小説を作ろうよ
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/erocomic/1025884611/

【ロリ】・一行官能小説リレー  in 2ch
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/erocomic/1026017159/

ロリ小説を作ろう〜512kb超えたよ!〜
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/erocomic/1026055330/

ロリ小説を作ろう
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/erocomic/1021258471/
369(・∀・)イイ!!:02/07/29 15:36

                        \ | /
 ⊂⌒⊃        ⊂⌒⊃     ―‐ ● ―‐  ⊂⌒⊃
         ⊂⊃                 / | \          ⊂⊃
                  ⊂⊃
/~\へ/~\へへ/~\/~\へ/~\へ/~\へ/~\へヘ/~\/~\
,、,,,,,、,,,,、,,,、,,,,,,,,,,、,,,/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\_________
,, ,,,,,, ,,,, ,, ,,,, ,,,,,| 立った立った!クララが立った! |            \
 ,,,, ,,, ,,,,, ,,,,,,, ,,,, , \ _____________/  駄スレも立った!  |
||=||=||=||=||=||∨=||=||=||=||=||=||=||=||\__  ______/
,,,,,,, ,,,,, ,,, ,, ,,,, ,,, ∧_∧ ,, , ∧_∧,, ,,,,, ,, __ ,,,, ,,,,,  ∨  ,,,,, ,,,, ,, ,, ,,,,
,, e@@e ,,,,,, ,,, ( o´∀`) ,,,,, (∀・ ; ) ,,, , , |   || ,,, ,,,, e@@e , ,,,, ,,, ,, , ,,
,,, (,・∀・) ,,, ,,⊂   ⊃,,, ,,⊂⊂⌒ヽ、, ,,, |!____i|| , ,,,♪ (・∀・,)_ノ ,,,,, ,,,, ,, ,
,〜((  ,,), ,,,, ,,,○(   ノ ,,,, プル ))   )○/_/) ,,,, ,, とと,,__つ , ,, ,, ,,
,,,, ,UUU ,,, ,,, ,,,,,, )__)_) ,, ,,, ,(( (_(_ノ ))プル,,,,◎ ,, ,,, ,, ,,,,, ,,,,, ,,, ミ ピョン
| |,,, ,,,,| |,,, ,,,,| |,,, ,,,,| |,,, ,,,,| |,,, ,,,,| |,,, ,,,,| |,,, ,,,,| |,,, ,,,,| |,,, ,,,,| |,,, ,,,,| |,,, ,,,,| |
| |二二| |二二| |二二| |二二| |二二| |二二| |二二| |二二| |二二| |二二| |二二| |
370名無しさん@ピンキー:02/07/29 15:39
371名無しさん@ピンキー:02/07/29 15:40
>>370
神!
372名無しさん@ピンキー:02/07/29 17:27
MOMO〜!・・・カンバ〜クッ!
373名無しさん@ピンキー:02/07/29 17:56
近藤死ね
374名無しさん@ピンキー:02/07/29 17:58
モモ枯淡希望
375名無しさん@ピンキー:02/07/29 18:00
オナラ一族
376名無しさん@ピンキー:02/07/29 18:06
愛液
377名無しさん@ピンキー:02/07/29 21:11
おい(・∀・)イイ!!よ!おめえが立てたスレが停滞してるからって姉妹スレを荒らしにくるんじゃねえ! 
あちこち営業活動がんばってたから見直してたのに。幻滅だね。
378(・∀・)イイ!!:02/07/29 22:21
>>377
うるせー馬鹿
379MOMO:02/07/29 22:23
>15さん
another story期待です。ようやく100%本気の15さんが読めそうでワクワクです。
文章もやっぱりこなれてますね。正統派だなあ。などどプレッシャーをかけまくって
ますががんばってください。

>いただきマンモスさんバージョン

 ガイシュツ感想ですが、う〜んそうきたかですね。
 休養中だというのに「あれは微妙に設定がちがうからやはり小百合ではない方の
パラレルのローラなんだろうな」とか
「タイムパラドックスはどうするんだろう」とか「ニコラスは何をたくらんでる
としたら一番面白いだろう」とか「ローラがやけにものわかりがいいのはなにか
含むところがあるのか?ニコラスの親父だって同じ子孫だろうに」とかロリエロ
以外の妄想が逞しくなって困ります。
 ああ早くこんないらぬ妄想を吹き飛ばしてくれるエロを読みたい!
 すいません。書かないと宣言してるから読み手としてかなりワガママいってますね。
380名無しさん@ピンキー:02/07/29 22:23
いただきマンモス氏が引退されてしまったか・・・残念無念!
381名無しさん@ピンキー:02/07/29 22:26
漏れからの希望・・・

























                            次のスレの主人公は田代ま○しにしてくれ!!
382名無しさん@ピンキー:02/07/29 22:28
いただきマンモスが去ってしまった!誰か続ききぼんぬ!!
383名無しさん@ピンキー:02/07/29 22:32
15氏に期待



















                                      ためて待ってます
384(・∀・)イイ!!:02/07/29 23:33




































38515:02/07/29 23:59
>MOMO氏、383氏
有り難うございます。少しずつ進めていけたらと思っています。

>正当派
いや、本当はMOMO氏や元斗の男氏、いただき氏のような
軽い感じ(もちろん誉めています)の文章が書けたらと思っていますし、本来このスレにはそういう文章の方がマッチしている筈です。
ただ残念ながら、どうしてもその手の文章が書けません。
挙げ句、全く別の話を立ちあげる形になってしまって申し訳ないです。
ですから「いただきマンモス」編を書いてくれる方を切に望みます。
いつかMOMO氏が復活することを祈りながら。
386熱心な学会員:02/07/30 18:04
ロリコンチャット作りました。
ロリコンさんがたくさん集って交流しています。

http://ww2.mintclub.ne.jp/maria/mkframe.cgi?z=hiroshi
387熱心な学会員:02/07/30 18:11
ロリコンチャット作りました。
ロリコンさんがたくさん集って交流しています。

http://ww2.mintclub.ne.jp/maria/mkframe.cgi?z=hiroshi

http://chat1.kidd.jp/?0002/lolita
388熱心な学会員:02/07/30 18:23
389黒澤敏晃:02/07/30 18:34
オロ
390名無しさん@ピンキー:02/07/30 18:37
391湯原直彦:02/07/31 18:47
おい、おまいら。みんなで小説を作るぞ!
http://choco.2ch.net/test/read.cgi/koumei/1027557077/
392湯原直彦・そして伝説へ・・・:02/07/31 18:51
児童ポルノ法とは、児童を性の脅威から守るという名目である。
ここで問題になるのが、
絵を規制対象にするかどうか。
さらに、絵の18歳未満を判定するのは絵を描かない人間であること。
・自分で描いたロリエロ絵を所持していても逮捕される。
・18歳以上の設定であっても、絵柄が18歳未満と他人から判定される。
・18歳未満の絵の人物に性的劣情を刺激させるものはNGとなる(この板的にはこれが問題)

水着だめ、キスだめ、パンチラだめは当然として
フランクフルトを食べてる女の子の絵がもだめ(ジブリ映画で実例アリ)

この法律を歪曲させると、
「18歳未満の女の子と恋愛するゲームは法に抵触する」という事態も充分ありうるのだ。
393名無しさん@ピンキー:02/08/01 03:19
>>325

しずかはおびえていた。こんなところへ連れてこられて何をされるかは彼女にも容易に想像ができた。
394名無しさん@ピンキー:02/08/01 03:41
>>393
そしてついにドラえもんは初仕事を遂行しはじめた。
395名無しさん@ピンキー:02/08/01 03:42
「ほうら、しずかちゃんの知ってる中で一番恥ずかしい言葉って何?」
396名無しさん@ピンキー:02/08/01 03:45
一方その頃、ドラえもんに負けじとはりきる一人の老人がいた。
ジョセフ・エルモンド公である。
397名無しさん@ピンキー:02/08/01 03:52
というかしずかちゃんを犯すのは激しく萎える。
誰かかいてくれ。書き終わったら俺が続き書くよ。
398名無しさん@ピンキー:02/08/01 04:03
とりあえずドラえもんは四次元ポケットからスモールライトを取り出し、しずかちゃんの淡いピンク色のマムコへと一気に挿入した。
399名無しさん@ピンキー:02/08/01 06:13
新しい書き手さん? 末長くいて欲しいのでぜひコテハンを!
400名無しさん@ピンキー:02/08/01 06:13
げっと
401愛読者:02/08/01 06:29
ロリ小説をつくろう 第2節
「悪のドラえもん」インデックス

「いただきマンモスバージョン(仮称)」
 ヒロインが一瞬某おジャ魔女に変わっているが気にしてはいけない。ああ歴史は繰り返す(藁)
・ドラえもん誕生 >>255 >>257
・改造 >>258 >>259 >>260 >>261 >>262 >>263
・早すぎた実行 >>264 >>265 >>266 >>267 >>268
・時空超越 >>309 >>310 >>311 >>312
・ローラ再び? >>313 >>314 >>315 >>316 >>317
・新四天王 >>318 >>320 >>321 >>322
・しずか監禁 >>323 >>324 >>325 >>393 >>394 >>395 >>396 >>398

「15バージョン(another story)
一限目  >>359
402名無しさん@ピンキー:02/08/01 14:07
スモールライトで小さくなったドラえもんはしずかちゃんのマムコの中で探検をはじめた。
403名無しさん@ピンキー:02/08/01 14:13
するとスライムがあらわれた!
404名無しさん@ピンキー:02/08/01 14:21
書き手が少ない・・・みんなで宣伝して書き手を引っ張ってこよう!!
405名無しさん@ピンキー:02/08/01 14:27
かちゅ〜しゃとギコナビどっちがいいと思う?
406名無しさん@ピンキー:02/08/01 14:32
新しい書き手募集。
407名無しさん@ピンキー:02/08/01 14:36
>>283
お前書けよ。
408名無しさん@ピンキー:02/08/01 14:37
ロリ小説を書いています。みなさんで楽しいロリ小説を作っていきましょう!!

http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/erocomic/1021258471/
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/erocomic/1026055330/


これをコピペして宣伝しる。
409名無しさん@ピンキー:02/08/01 14:43
>>408
これをロリっぽいスレや炉板にコピペして宣伝しる。

ノルマは一人5回
410名無しさん@ピンキー:02/08/01 14:45
>>407 してみると最近の書き手はお主なのか? 283じゃないって分かるってことは
411名無しさん@ピンキー:02/08/01 19:55
412名無しさん@ピンキー:02/08/01 20:29
411は神
413名無しさん@ピンキー:02/08/01 20:40
と、そのときしずかは死んだ
414名無しさん@ピンキー:02/08/03 11:53
15氏期待age ついでにMOMO復帰期待age お願いします!
415黒澤敏晃の子孫:02/08/03 18:56
416名無しさん@ピンキー:02/08/03 19:35
 このスレにゆかりのある人物も出てるがこれを姉妹スレとは呼びたくないなあ正直。話は盛り上がってるようだが。
41715:02/08/03 22:02
>414 忙しくてなかなか進めませんが、少しでも期待に沿えるようにしていきたいと思ってます。
それよりも「いただきマンモス編」が成就することを願っています。
418(・・):02/08/04 01:14
>>393
「嫌!無理やり部屋に連れてきていったい何するつもりなの!?のび太さん!この人たちは誰なの!?」
「・・・・・」のび太は黙って顔を伏せていた・・・・
「なあに、ただしずかちゃんのHなビデオや写真が撮りたいだけなんだよ」ドラえもんは不適な笑みをうかべ
そう言った。
「嫌!そんなの嫌よ!お家へ帰して・・・お願い!」しずかちゃんは泣きながら言った
「撮り終わったらすぐに返してあげるよ」ドラえもんはそう言いいながらポケットから道具を取り出した。


419(・・):02/08/04 01:34
「ただし言うこと聞かないと・・・」そう言ってドラえもんはポケットから取り出した空気砲を壁に
 むかって撃った。壁には大きな穴が空いた「しずかちゃん体に大きな穴が空くことになるよ」
「!!!!」しずかちゃんはそれを見て一瞬凍りつきそして恐怖で泣き出してしまった・・・
「嫌ぁ!お家に帰して・・・パパ・・・ママ・・・・」
「さあて、それじゃ撮影を始めようか・・・・」そう言ってドラえもんはしずかちゃんに近づいていった
「嫌ぁ!近づかないで!」しずかちゃんは必死で部屋の隅に離れた
「わかったよ、じゃあしずかちゃんにはこれ以上近づかないよ。」そう言ってドラえもんはしずかちゃんから離れた
420(・・):02/08/04 02:07
「えっ?」しずかちゃんはまさか本当に離れてくれるとは思わなかったので一瞬キョトンとした
「大丈夫だよ、僕はこれ以上近づかないから、じゃあまず服を脱いでみようか」ドラえもんはニヤニヤしながら言った
「い、嫌!そんなの嫌よ!」しずかはそう言って後ろに後ずさった。
「これ以上近づかないって言ってるのに〜、まぁいいや」ドラえもんはポケットから道具を取り出した
「着せ替えカメラ〜」
しずかは怯えた目つきでドラえもんを見ていた。「そんな目しなくたって大丈夫だよ、服脱がないんならそのままでもいいから
まず写真を一枚撮ってみようか」そう言うとドラえもんはカメラを構えた、しずかは服を脱がなくて良いことに少し安心した。
「はいチ〜ズ」そう言ってドラえもんはシャッターを切った。
421名無しさん@ピンキー:02/08/04 02:16
>>418−420
見にくい、文章下手、カエレ!
422(・・):02/08/04 02:39
そしてドラえもんは言った「しずかちゃんの乳首ピンクいろでかわいいね〜」
「えっ?・・・キャ〜〜」しずかは気づいたらいつの間にかパンツ一枚の姿になっていた
「嫌ぁ〜、見ないで!」しずかはその場にしゃがみ込んだ
「駄目だよ〜しずかちゃん、それじゃあ良く見えないじゃないか〜」ドラえもんはそう言って
ポケットからまた道具を出した「呪いのカメラ〜」
423(・・):02/08/04 02:58
「はいチ〜ズ」ドラえもんは呪いのカメラでしずかちゃんを撮った、
「さぁ、そのままじゃよく見えないから立ってよしずかちゃん」
「嫌!嫌よ」しずかちゃんはそう言った、しかし次の瞬間にはしずかちゃんの意思とはうらはらに
しずかちゃんは立ち上がっていた、「嫌!何で!?」しずかちゃんはわけがわからず呆然とした
しずかちゃんの視線の先に見えたのはしずかちゃんの格好をした人形を手に持って操っているドラえもんの姿だった
「このカメラは撮った人の人形が出できてその人形になにかすると本人にも同じことが起きるんだ」
ドラえもんは説明し終えると「たとえばこんな風にね」ドラえもんはそう言うと人形をバンザイのポーズにした。
するとしずかちゃんもバンザイのポーズをとり隠していた乳首があらわになった。
「嫌〜!やめて〜」しずかちゃんは恥ずかしさで泣き出しそうだった。
424名無しさん@ピンキー:02/08/04 03:09
だからしずかは氏んだんだって!
425名無しさん@ピンキー:02/08/04 03:19
やはりドラえもんネタは禿しく萎える。誰か第三節書いてくれ。
426名無しさん@ピンキー:02/08/04 04:12
いただきマンモス編は一行小説リレーにしないかい?
427名無しさん@ピンキー:02/08/04 04:41
(・・)

















                                   読んでるとムカついてきました。
428前スレよりの愛読者:02/08/04 05:38
 お前らなあ! 展開や文章は気にくわないかもしらんが仮にも書き手の少ない
このスレに来てくれたんだぞ。少しは敬意をしめそうぜ。
 普段は書き手が少ないだのなんだのいってるくせにちっと趣味にあわないとこれかい!

 んなんじゃいつまでたってもここは栄えないぞ!少なくても(・ ・)はお前ら
と違ってちゃんと書いてるだろうが。いつもいってるが気に食わないならてめえが書け!
さもなくばうまく頼んで気に入るように運ぶのが読み手の腕ってもんだろう?

 なあ(・ ・) 気分害したかもしれんが続き書いてくれよ。ここの読み手馬鹿
が多いからめげるかもしれないが修行の一つとでも思ってさ。まあ文章の間をあ
けるとかもう少し描写を書き込めばいい話になると思うんよ。がんばれ!
429名無しさん@ピンキー:02/08/04 06:48
333をゲットしたヤシ!次キャラは決まったか?
430333:02/08/04 13:42
 決まったけどそれ書くとしずかが強制終了させらそうだからまだ書かないでおく。
>>428じゃないけど書き手をもっと大事にしましょうぜ。あと話の流れもな。
431名無しさん@ピンキー:02/08/04 14:21
誰か(・・)以外のやつで>>423の続き書いてくれる人キボンぬ
432名無しさん@ピンキー:02/08/04 14:29
43315:02/08/04 15:44
しずか凌辱は萎えるとの意見がやはり多いようですね。
わたしの方も結局道具であれこれという展開になりますし、
そうなると(・・)氏と話が被ることに。

ここは333氏が次キャラを出すまで待ってみようかな。
434MOMO:02/08/04 17:25
>414さん
 すいません。も少し休養させてくださいまし。どれみ書いてた頃あちこち義理
を欠いてた埋め合わせとお盆前の仕事の前倒しで忙しいもんで。

>(・・)さん
 書き手はつらいですよね。めげずにがんばってください。着せ替えカメラと
いうのはMOMOも考えましたが、ドラは道具何を使うかが難しいですよね。
あんだけあると。知名度低い奴は使えないしかといって高くもプレイに使えるとは
限らないですしね。

>15さん
 そ、そんなぁ〜! 書いてくださいましよ〜! 上と矛盾したこといいますけど
「何を書くか」じゃなくて「どう書くか」ではないですかぁ!大丈夫ですよ。
15さんの筆力でしたら。お願いします!せつに、せつに!
435湯原直彦:02/08/05 09:34
>(・・)
続き禿しくきぼんぬ!

















                                  そして煽りの祭り
436湯原直彦:02/08/05 09:38
おい、おまいら。みんなで小説を作るぞ!
http://choco.2ch.net/test/read.cgi/koumei/1027557077/

こっちに引越ししますた
437(・・):02/08/05 09:40
age
438名無しさん@ピンキー:02/08/05 09:50
ロリ小説を作ろう
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/erocomic/1021258471/
ロリ小説を作ろう〜512kb超えたよ!〜
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/erocomic/1026055330/
ロリ小説を作ろうよ
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/erocomic/1025884611/
【ロリ】・一行官能小説リレー  in 2ch
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/erocomic/1026017159/
おい、おまいら。みんなで小説を作るぞ!
http://choco.2ch.net/test/read.cgi/koumei/1027557077/
 ミ ル コ ・ ク ロ コ ッ プ 
http://sports.2ch.net/test/read.cgi/k1/1010825030/
ミルコ・クロコップ Part2
http://sports.2ch.net/test/read.cgi/k1/1023355570/
     ダ    ウ    ン    症   
http://life2.2ch.net/test/read.cgi/baby/1009955803/
北斗の拳・最強キャラを決めよう
http://comic.2ch.net/test/read.cgi/rcomic/1014586536/
北斗の拳・最強キャラを決めよう2
http://comic.2ch.net/test/read.cgi/rcomic/1016717975/
北斗の拳・最強キャラを決めよう3
http://comic.2ch.net/test/read.cgi/rcomic/1020252819/
タブクリア
http://food.2ch.net/test/read.cgi/juice/1027369623/
439名無しさん@ピンキー:02/08/05 09:53
ってゆーかしずかちゃん編だれか早くかたしてくれYO!!

440名無しさん@ピンキー:02/08/05 14:33
>>423
次の瞬間隕石が降ってきて
地球は滅亡した・・・・
しずかちゃん編『ディープインパクト』完
441名無しさん@ピンキー:02/08/05 17:11
>>423
そしてドラえもんはしずかちゃんに・・・(以下略)




こうしてしずかの処女は奪われたのだった。

〜しずか編・完〜

さぁ、333をゲットしたヤシ!次のヒロインきぼんぬ!!
442名無しさん@ピンキー:02/08/05 17:13
新規参入者を増やそう。
443名無しさん@ピンキー:02/08/05 17:21
>>441
神!
444名無しさん@ピンキー:02/08/05 21:11
>>441
そしてドラえもんは次なるターゲットを探していた・・・
445名無しさん@ピンキー:02/08/05 21:18
「よし、次はこの子だ!」
のび太の部屋でモニターを見ているドラえもんはニヤリとした表情をした。

モニターに一人の女の子が映っている。その子は・・・
446名無しさん@ピンキー:02/08/05 21:21
さぁ333をゲットしたヤシ、頼む!
447333:02/08/05 21:46
 だからなぁ・・・こういう終わり方させたくなかったから書かずにいたのになぁ。
 いいの?みんなこれで。特に(・ ・)氏。
 実は俺、せっかくだから俺の作ったキャラを書き手さんに動かしてもらおうと
思ったんだが・・・なんか先行き不安だな。
 とにかく明日の昼まで保留させてもらうよ。他の人の意見も聞いてみたいし。
あ、俺の権利剥奪ってなしだよ。それやったらもうこのスレ価値なしとみなして荒らすからね。
正直腹たってんだ。今回のやり方。
448名無しさん@ピンキー:02/08/05 22:07
>>447
これでいい。すげぇ満足
449(・・):02/08/05 23:41
俺最高
450前スレよりの愛読者:02/08/06 00:40
俺は腹が立ったというよりはあきれたがね。
 まあしょうがあるめいよ。書いたもん勝ちで分岐ありが前提のスレだからな。
 思うに君は俺同様前作の完成度のよさにホレて読んでるクチだろうがあっちの方が
異常というか奇跡なんだよ。
 面白い書き手がうまく集まってMOMOみたいに仕切るやつがいて書き手もそれにこたえて・・・
そうそうおきんよ、そういうことは。残念だがな。ちゃんとした話はそれこそ15
のように独立短編に期待するしかないな。
 ところで(・ ・)本人か?だとしたらあんた書き手としてのプライドないのな。ほんとに。
応援して損したぜ。
451名無しさん@ピンキー:02/08/06 00:49
(・・)は・・・

















                                              でてゆけ!
452名無しさん@ピンキー:02/08/06 00:52
このスレはあややスレに移行しました。
453aya:02/08/06 01:08
454ラオウ:02/08/06 01:13
みなさんはじめまして。ラオウと申します。
いただきマンモス氏バージョンや15氏バージョンとは別に小説をみなさんの力で作っていきたいと思います。
こちらのバージョンは一行小説リレー方式で進めていこうと思います。コテハンは使う必要がないので新規参入の方もお気楽にカキコしていってください。

〜ラオウバージョン・ルール〜

・ロリ小説であること。
・別にコテハンを使う必要なし。
・新規参入・初心者の方にやさしいスレ
・一行小説リレーであること。でも書きたければ一行以上でも歓迎

みなさんで楽しい小説を書いていきましょう!では以下より・・・

〜ラオウバージョン〜
455ラオウ:02/08/06 01:21
っていうか本スレが混乱しそうなので別にスレを立てさせていただきました。

よかったらみなさんこちらのスレにも来てみてください。

ロリ小説を作ろう〜ラオウバージョン〜
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/erocomic/1028564448/
456名無しさん@ピンキー:02/08/06 02:14
>>455
神降臨!
457(・・):02/08/06 02:21
すいません何か私のせいでスレが荒れ気味になってますね、ごめんなさい
面白そうだと思って書いたんですが・・・駄文でかなり気分を害した人が
多かったみたいですね・・(TT)
ちょっとこの2〜3日で急に仕事が忙しくなって続きを書き込む時間が
なかなか取れなくて・・・こういう形で終るのは非常に残念なんですが
私も暫く書き込みする時間が無さそうなんです、ごめんなさい
>>437>>449は偽者です
駄文でスレを汚してしまって本当にすいませんでした!

458湯原直彦:02/08/06 03:03
オロ
459湯原直彦:02/08/06 03:08
>>457
忙しいのならば一行小説リレーで、かつ初心者・新規参入者にもやさしいラオウのスレへ逝け
460名無しさん@ピンキー:02/08/06 04:53
>>457
気にするでない。みなおぬしのレスに腹が立っていたのではなくしずかちゃんに萎えていたのだ。
461名無しさん@ピンキー:02/08/06 05:33
462MOMO:02/08/06 05:43
 おはようございます。
なんか一日で状況に色々変化があったようで・・・
 新スレ、いいですね。かねがねこのスレ新規や初心者にはキツイものになって
しまっていたので、その原因を作ったものとしてずっと気に病んでました。
 でもこれでかなり参加者も増えて「ロリ小説をつくろう」のスレタイにふさわ
しいものになりそうですね。
 向こうの方が主流になってこちらが逆にマタリモードになるのかな?まあそれ
もよろしいかも。簡単には落ちないでしょうし。間口が広がれば逆参加も期待できますしね。

>333さん。MOMOの意見も概ね前スレよりの愛読者さんと同意です。基本的に
は参加者の気分で臨機応変(っていうのもへんかな)に変わるのが本道なんで
しょうし。まあもちっと書き方はあったかなというのは正直なとこですけどね。
書かない立場としては文句はいえないですしね。
 オリキャラ期待しております。

>(・ ・)さん ホントにめげないでくださいね。お気持ちお察しします。
また書いてくださいね。読み手としても書き手としてもお待ち申し上げております。
463333:02/08/06 11:57
理屈はわかったけどな〜んか釈然としないなぁ。
俺、ここの書き手さんみんな真面目に書いてくるから好きで、だからあんな書き方
されたらなんか冒涜的に思えちゃうんだよね。納得してるならいいけど。MOMO氏も
立場上あんまり強く言えないの? なんか歯がゆい。まあそこがいいとこなんだけどさ。
464333:02/08/06 12:07
 約束だからオリキャラ書くね。

マミちゃん 10歳
細かいサイズとか決めてないけど、細身の小柄な体つき。あんよも腕もほっそり
してる。もちろんつるぺた。無毛。
 髪はサラサラの黒髪で背中の真中まである。前は垂らして眉毛のあたりでカット。
お目目も黒。大きくないけどクリッとしていてちょっと濡れた感じがあってそれが
ロリ心を誘う。
 兄弟はなくて父親もいない母子家庭。お母さんは仕事で忙しいので愛情に飢えてる。
勉強も運動もそこそこできる。
 性格は書き手さんに任せます。できれば影のある子が好きだけど、別におてんばでも
顔に似合わず男の子ぽくってもマル。
 ただ自分のことを「マミ」と呼ばせてほすいです。

 よろしく可愛がってね。
46515:02/08/06 17:53
>MOMO氏

今更申し訳ないのですが、「another編」とりあえず放棄させて
下さい。
「しずか凌辱」は書き手のわたしも気分が乗らないというのが正直な気持ちです。
それと「リレー小説」の原則を無視して私的短編を掲載しようと
していたことも反省しています。
わたしの日和見的姿勢は非難されるべきでしょう。
ただ、そのお詫びとして333氏の「マミ編」の出だしは、わたしが責任をもって書かせて頂きます。
今日中に書けたらと思います。
466名無しさん@ピンキー:02/08/06 19:39
ラオウ編も盛り上げていこう
467MOMO:02/08/06 21:23
>15さん
 そうですか・・・残念ですが気乗りされてないのでしたらいたしかありませんね。
 でも私的短編掲載はかまわないのでは?少なくても私的長編ともいえるものを
乗っけてしまった私に非難はできません。
テーマに沿ってる分にはそうご自分を責められることはないかと思います。
「マミ編」冒頭期待してます。

>333さん
 う〜ん別に自己規制したつもりはないんですけどなんらかの「立場」は気にしてるかもしれません。
 書き手に対してのお気遣い、その一人としてとてももうれしいです。ありがとうございます。
 マミちゃん、割と好きなタイプです。どう展開するでしょうね?MOMOもちょっと
動かしたくなってきました。
46815:02/08/07 01:43
何とか冒頭だけでもと思っていましたが、結局書けずに申し訳ないです。
「10歳」という条件が相当頭を悩ませています。
この年齢でいきなり非処女で「淫語」知識も豊富というような
設定は余りに非現実的すぎると思いますし。

う〜ん、もう少し時間を下さい。
469創価王国:02/08/07 07:25
おい、おまいら。みんなで小説を作るぞ!
http://choco.2ch.net/test/read.cgi/koumei/1027557077/
470名無しさん@ピンキー:02/08/07 07:39
ロリ小説を作ろう〜ラオウバージョン〜
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/erocomic/1028564448/


こっちも盛り上げていこう
471名無しさん@ピンキー:02/08/07 08:57
ラオウバージョン最高
472名無しさん@ピンキー:02/08/07 11:20
473名無しさん@ピンキー:02/08/07 19:13
本スレはなかなかレスが進まんのぅ・・・・。
これではラオウ編が本スレだな。
474名無しさん@ピンキー:02/08/07 19:20
おい、おまいら。みんなで時代劇の脚本を書くぞ。
http://tv2.2ch.net/test/read.cgi/kin/1027029111/
47515:02/08/07 20:08
>473氏
出始めが遅れてすみません。明日中にはと考えてます。

「いただきマンモス」編の書き手が少ないようで残念。
47615:02/08/07 20:08
>473氏
出始めが遅れてすみません。明日中にはと考えてます。

「いただきマンモス」編の書き手が少ないようで残念。
477名無しさん@ピンキー:02/08/07 21:09
ラオウ最高
478名無しさん@ピンキー:02/08/07 21:16
someone死す
479MOMO:02/08/07 21:38
まあラオウさんの方が活況になるのは予測、というより当然というか、あれが
本来あるべき姿なのだなあとしみじみ思います。本スレも最初はこんな感じでしたからね。
 MOMOは別に本スレがどっちだろうとかまわないんですけど、対抗スレを
意識しすぎて時々ケンカを売るようなスレが「つくろうよ」の時もでしたが双方入るのが
どうも・・・。趣向にあわせて共存するでいいではありませんか?
480元斗の男:02/08/07 23:07
ヒサシブリ! シランウチニ ブンレツ シタノ?
アッチモ オモシロ ソウ。デモ マミチャン キニナルカラ モウチョイコッチニイル。
15サン キタイシテルネ。コンシュウハ ヒマアルカラ ショウブ シヨウゼ! イッカイ 15サント ショウブ シテミタカッタシ
MOMOサン モ キヲツカワナクテモ シンキハ アッチ ガ ウケモッテクレルカラ シゴト カタヅイタラ ショウブ シヨウヨ! マッテル。
481名無しさん@ピンキー:02/08/07 23:25
ラオウスレは現在祭り中です!
482名無しさん@ピンキー:02/08/08 00:16
がんばってね。
 完全に勢いが向こうのものになってしまったな。
 まあこちらはマターリやってくれ。じっくりでなきゃ書けない書き手もいるしな。
 あ、ケンカは売ってないぞ。
 向こうはスゲエし俺も好きだ。だがじっくりもまた好みだ。うまく住み分けてくれや。
484名無しさん@ピンキー:02/08/08 04:44
このスレの久しくエロから遠ざかっていますからね。

きっとみなさんたまっていたのでしょう。
485名無しさん@ピンキー:02/08/08 08:02
さくらたんハァハァ
486(・∀・)イイ!!:02/08/08 08:07
487名無しさん@ピンキー:02/08/08 08:37
下克上ですなあ。
 こうなったらこっちはいっそ短編スレにしたら? 某アンソロスレみたいに。作家性の強い書き手ばかりだし。
 オレもMOMOさんのいう所の“100%本気の15さん”や100%本気の元斗の男さん”読んでみたいし。
488名無しさん@ピンキー:02/08/08 08:45
漏れもそれ一票。悪いがマンモスバージョン打ち切りにしても多分だれも悲しまないと思う。
大体本人があっちにいれあげてる(藁)
 15氏もマミちゃん無理にバージョンに組み込まなくてもいいんじゃない?
 どうよ 333氏?
489名無しさん@ピンキー:02/08/08 10:57
490333:02/08/08 11:20
>>15
 俺の設定のせいで悩ましてしまって申し訳ないです。でもマジ作家ですね。
普通みんな割り切って書くのにリアリティちゃんと考えてるんだもの。ホレなおしました。
 あんまりきついなら放り投げてもいいっすよ。488さんが言う通りドラでなくてもいいし。
無理して書くぐらいなら俺も本気の15氏が読みたいです。
 前のレスと矛盾してるかもしれないけど俺このスレっていうよりここの書き手さんとその作品が好きなんで。
 へんなつなぎかたするよりは新作読みたいっす。 頑張ってください。
49115:02/08/08 18:11
>元斗の男氏、487氏、488氏、333氏
皆さん本当に有り難うございます。
ラオウスレが活気づくのに対し、こちらのスレは停滞させる一方になってしまい本当に心苦しいです。

約束通り、出だしを今夜載せてみます。導入部になりますので、
非エロです。
ただ、先述した通り「10歳」のコがいきなり淫乱で挿入も受け入れられるというのは、それなりのリアリティをもたせたキャラ「マミ」という設定のもとでは、余りに非現実だと考えています。
ですから、徐々に慣らし運転をさせてゆっくり開発させるのが
妥当かと思い、ヌル〜イ展開で進めていく予定です。

これから書き始める導入部がストーリー全ての前提ではありません。
ただの一例だと思って下さい。何かアイデアをお持ちで導入部を
書いて頂ける方がいたら、破棄する心構えもあります。
「本当にこれでいいのか」と自問自答しています。

元斗の男氏も再光臨なさって頂けるようですし、MOMO氏復活や
新たな書き手の登場を願いつつ、このスレを再び盛り上げること
を少しでも担うことができたらと思います。
492(・∀・)イイ!!:02/08/08 18:48
こっちのスレは死亡だなー
493名無しさん@ピンキー:02/08/08 19:07
パワー路線対リアル路線か。
毛色のちがった話が楽しめそうだな。
多分熱さでは祭りの向こうにゃ負けるだろうな。その分文章その他で楽しませてくれ。
悪い、一応誉めてるつもりだよ。
494名無しさん@ピンキー:02/08/08 20:08
http://www.hh.iij4u.or.jp/~stn/
赤外線盗撮動画うp〜〜
49515:02/08/08 21:27
[Prologue]

日差しが強さを増し真夏への階段を登り始めた頃、マミの通う学校に夏休みが訪れた。

ピンポーン
「マ〜ミ〜ちゃん」
「は〜い」
いつもの聞き覚えのある声を耳にして、マミは浮き足だった足取りで急々と玄関に出向き勢い良くドアを開けた。

「リナ姉ちゃん、いらっしゃい!」
そう呼びかけた相手は同じマンションの階下に住む、マミよりも
二つ年上、六年生になるリナだ。
髪を短く揃え、良く動くクリッとした黒目と小麦色に焼けた肌が
いかにも快活な雰囲気を醸し出す。
マミが色白で控えめな性格の上に、どことなくはかなげな印象を
与える美少女なのに対し、リナは褐色の肌に朗らかで活動的な性格と面倒見の良い姉御肌といった雰囲気を併せ持った少女であった。

夏休みに入ってからというもの、リナは一人で留守番をしている
幼馴染みのマミの家に来ては、まるで母親の代わりを務めるかのように、宿題や身の回りの世話をすることが日課となっていた。
生活の為に身を粉にして働く母親の姿を幼い頃から目の当たりにしてきたマミは、最も甘えたい年頃にも関わらず、その感情をグッと堪え、親子の関係というよりもパートナーとしての役割を日頃から果たしていた。
その為、こうやって訪ねて来ては唯一甘えさせてくれるリナのことを本当の姉のようにマミは慕っていた。
リナも自分の前ではまるで赤ん坊に戻ったかのようにじゃれてくるマミを本当にいとおしく思っていた。
496名無しさん@ピンキー:02/08/08 21:49
15氏キタ━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!!!!
49715:02/08/08 21:57
>>495
いつものように廊下を通り抜け居間に入ると、二人は中央に置かれたテーブルに向かい合って座った。

「今日もマミちゃんのママ、お仕事で遅くなるの?」
「うん・・・でも、リナ姉ちゃんがいてくれるからマミ
 平気だよ!」
一瞬返事に詰まり寂しげな表情を浮かべた顔が、パッと弾けるような愛くるしい笑顔に変わり、この華奢な少女をキュッと抱き締めてあげたい気持ちにさせた。

「よ〜し、マミちゃん。早く宿題終わらせて、外に遊びに行こっ か?」
「うん!」
「決まり!じゃあ、頑張ろ〜!」

直射日光を居間が独り占めしているため、エアコンがフル回転しているにもかかわらず、ムッとした熱気が部屋を漂っていた。
二人の少女の肌もじっとりと汗ばみ、甘ったるいような体臭がフワッと立ち昇っては熱せられた空気の中に消えていった。

「ふ〜、終わった〜」
リナは体の力を抜き、絨毯の上に仰向けにドサリと寝ころぶと静かに目を閉じた。
じっとしているにも関わらず、汗が首筋を伝わり、Tシャツの中に吸い込まれてゆく。
498 :02/08/08 22:14
499元斗の男:02/08/08 22:34
リアル ショウブデキルノカ? オレ
15サン マダツヅキアル? アルナラ ホウコウガ ミエルマデ スコシ マツコトニ スルヨ!
50015:02/08/08 22:36
>>497
「ねえ、マミちゃん。汗掻いちゃったから、一緒にシャワーでも
 浴びない?」
「えっ、マミは・・・いいよ」

ボソリと呟いた拒絶の言葉を聞き、リナは体をムクッと起こし口の端に笑みを湛えながらマミに近づくと、ワンピースの裾を軽く引っ張り寄せクンクンと鼻を鳴らした。

「うわっ!マミちゃん汗臭いよ〜。フケツ〜」
「やだぁ、お姉ちゃん。いぢわるしないでよ〜」
「それじゃあ、好きなコに嫌われちゃうぞ〜」
「そ、そんな・・・マミは好きなコなんて・・・」
不意に漏らした言葉によって頬を赤く染めてむずがるマミの仕草に、リナは胸がキュンッと締め付けられるような不思議な感覚を覚えていた。

「さあ、行った!行った!」
腕をグッと掴みマミの体を強引に立たせると、背中を両手で軽く押しながら浴室へと促した。
抵抗の素振りを見せていたマミもまんざらではないようで、
キャッキャッとはしゃぐ二人の声が脱衣所にこだました。

 
             [Prologue] ー完ー
50115:02/08/08 22:59
>元斗の男氏

とりあえず導入部は完了です。つづきはある程度練れてはいますが、書いて頂いてももちろん構いません。

それよりも、あなたとわたしの文章性質の決定的な違いがリレーしていくうえでの障害にならなければ良いのですが。
どうしても、あなたが「どれみ編」で見せたような軽やかな文章はわたしには書けないということです。

502元斗の男:02/08/09 00:20
>15サン ジャ、シケンテキニ カイテミル オレナリ ノ リアル タダ オレナリノ テイストモイレテ

(ただ今文体のテスト中!)
 
 狭いバスルームの中、美少女二人の無邪気な笑い声。鬼畜者でもいれば絶好の
シチェだが平和なことに残念なことにその気配も隠しカメラもなかった。

「ん?どうしたマミちゃん。あたしの胸、なんかついてる?」

 シャワーのかけっこをしていた二人だったが、マミの視線が自分の胸元に集中
していることにリナは気づいていた。
言われてマミは恥じ入るように笑った。

「ううん、ちがうの・・・その・・・リナ姉ちゃんまたおっきくなったなぁって・・・
うらやましいなぁ・・・」

 小麦色の手足とは対称的に白く浮かび上がるリナの胴体。おなかはまだこども
っぽくぷにっとしていたが、その胸元は着実に大人へと向かいつつあった。
 豊満にも巨乳にも程遠いが、ぷっくらとふくらみをみせる乳房。

「もう大人なんだね、リナ姉ちゃん・・・でもマミなんかまだぺったんこ・・・」

 マミは寂しげに自分の胸を見やる。つるぺたという形容がピッタシな白い胸元。
ピンク色の乳首が愛らしいがそれ以外はまるきり幼女とも言っていい体。お尻も
きゅっとしまって小さく、下腹部には産毛の気配すらない。二次性徴はまだまだ
先のようだった。
    (以上、テストパターン)
    コンナカンジ デ イカガ? カイワモ ヒツヨウ イジョウニ ギャグハ イレナイ ッテ コトデ
 >鬼畜者でもいれば絶好の
シチェだが平和なことに残念なことにその気配も隠しカメラもなかった。

 ワラタ マジを書いてもこういうところは変わんないねぇ。今夜は向こうは祭りなしか?それともこれからか?
504MOMO:02/08/09 04:40
 おはようございます
はじまりましたか、本気の15さんに元斗の男さん。そういやお二人のタッグって今まで
なかったんですよね。
 15さんは冒頭一行目から練り込まれた文体、さすが! 元斗さんも合作のために
文体を譲渡しつつもしっかりギャグは入れる所に書き手のプライドを見ました。
期待、ですね。
 
 えっとお二人も頑張られてるようですし、スレ存続の危機もあるようですので
休んでばかりも気が引けて来ましたがMOMOは今週一杯は参加はムリです。
もうしばし読み手で楽しませて頂きます。

>パワー路線対リアル路線
 あまり「対決」をあおらない方が・・・でも傾向がハッキリ違うというのはどっちのスレにとっても
いいことだと思います。
505(・∀・)イイ!!:02/08/09 05:36
おまいらではラオウには勝てぬ!
506333:02/08/09 13:45
新作おめでとうございます。
15氏、マミちゃんを俺の好きな方のタイプで書いてくれて感謝!
 リナ姉もなんかタチっぽいので期待してます。
 ラオウスレが相変わらずすごいけどこちらも頑張ってください。 
50715:02/08/09 19:41
>元斗の男氏
続きを書いて頂いて有り難うございます。
文体やギャグの譲歩まで強制させる権限などわたしには
ありません。
筆の赴くまま書いてください。
508元斗の男:02/08/09 20:44
15サン アリガト デモ イイノダ コレガ コンカイノ オレノ ショウブノ ガンモク ナノダ。 イカニ オノレヲ フウジツツ カツ オノレアジヲ ダスカ? カコイイデショ?
ダカラ キニシナイデクレ ケド シンボウデキナクナッタラ ゴメンシテネ テナ ワケデ ショウブ ダゼ15サン!
50915:02/08/09 22:59
1レスだけです。

>>502
「それに・・・」
リナは、急に口ごもったマミの視線の先が疎らな陰りを見せ始めた自らの下腹部に注がれていることに気づいた。

「やだっ、マミちゃん!・・・んっ、もぅ〜!そんなにジロジロ
 見ないで、エッチィ〜!」
「キャッ!」
視線を逸らすかのように、手にしていたシャワーのノズルをマミの顔に向けた。

「お姉ちゃんの見なくたって、いつもママの裸見てるでしょ?」
「うぅん、ママいつもお仕事で遅くなるから、マミ、いつもお風 呂はひとりぼっちなんだ〜」
消え入りそうな声で答えると、先程まではしゃぎまわっていたマミの顔が俄に曇り始めると、湛まらずリナはマミの体を抱き寄せた。
じっとうつむいたままのマミの頭を撫でているうちに、母性本能のような感覚が自らの内に芽生え始めるのを感じていた。

「よ〜し、今日はママの代わりにお姉ちゃんがいっぱい洗ったげ る!」
510親切な人:02/08/09 23:08

ヤフーオークションで、凄い人気商品、発見!!!

プランテック製の「 RX-2000V 」を改造済み
にした、アイティーエス製の「 RX-2000V 」↓
http://user.auctions.yahoo.co.jp/jp/user/NEO_UURONNTYA#.bbspink.com/

ヤフーオークション内では、現在、このオークション
の話題で、持ちきりです。

ヤフー ID の無い方は、下記のホームページから、
購入出来る様です↓
http://www.h4.dion.ne.jp/~gekiyasu/#.bbspink.com/
511名無しさん@ピンキー:02/08/09 23:09
下から6,7行目。文章がおかしくなってしまいスミマセン。
51215:02/08/09 23:12
511は>>509について。
513元斗の男:02/08/10 00:59
>>509
 リナはそういってニコッと笑うと
「さあ座るなり、座るなりィ」
とバスチェアにマミを座らせ、自分はマミの後ろにしゃがんだ。

「フン♪フン♪フン♪」 鼻歌を歌いながらスポンジにボデイソープをたらし込んでいく。

「さてと・・・ん?」 泡立ったスポンジでマミの背中を撫でようとしたリナだったが
マミの首がうなだれかげんなのに気がついた。背中もどこか寂しげだ。

(あれ〜?まだママのこと思ってるのかな?しょうがないなぁ)

 リナはそっとマミの耳元に口をやってすぼめるとフーッと息を送り込んだ。

「ひゃ?!ひゃぅぅぅ!」 マミはビクンと頭を起こし、体を浮き上がらせた。

「ひ、ひどいよォ お姉ちゃん!それもうやらないっていったじゃない!」

 マミは体を捻って真っ赤になった顔を見せた。その赤さは怒りのためばかりではなかった。

 性感帯。そんな言葉をマミは知るよしもなかったが、耳に息をかけられると
身をよじるようなくすぐったさと同時になんともいえない気持ち良さがマミの体
をかけぬける。

 マミはそれがもたらす淡い快感自体は嫌いではなかった。だがそれをやられる
ことで普段内に籠もりがちな自分が不用意に外にさらされるような気がして解放
と同時に不安も覚えてしまうのだった。

 だからそれが例え相手がリナだとてマミは怒った顔を見せてしまう。だがリナ
はそんなマミが可愛らしく、面白く、特に今みたいに元気が無さそうな時はつい
「景気づけ」にやってしまうのだった。

 これはもう二人が幼稚園の時から続いており、その度に「もうやめてね」「はい、はい」
の応酬が繰り返された。そして何百回目かの約束も今また破られたのだった。 
514元斗の男:02/08/10 01:38
>>512
 「もう、絶対ぜったいしないでね!」
「は〜い♪もう絶対ぜったいしませんよ〜だ」
 何百の上にさらに一回不毛な約束が取り交わされた。

(エヘッ とりあえず元気になった。よしよし)
 リナは再びスポンジを取るとマミの背中に向き合う。今度は背筋はシャンと伸びている。
その背骨にそってリナはゴシゴシとスポンジをかける。天使の翼となってる肩骨を
こすりうなじを優しく撫でる。泡をシャワーで流す。

「さ〜て次は前をむ、・・・いいわそのままで」

 マミの先ほどの視線を思い出し、自分の裸を見せてしまうことをためらってしまう
リナであった。

 ツカレタ モウ ツギアタリデ ジノブンニ ナッチャウカモ ナッタラゴメン トリアエズ キョウハ ココデ キル   
515名無しさん@ピンキー:02/08/10 06:49
ところでみんなかちゅ〜しゃとギコナビどっち使ってる?
516サスライジャー:02/08/10 11:27
こんちわ。はじめまして。俺、サスライジャーっていうケチなもんです。
 最近このスレを知って2日がかりで姉妹スレとあわせて読みました。
 すんげえ感動した!話もだけどアッシュに惚れた!俺のツボにはまりまくりのキャラ!
またアッシュの話読みたいです。死んじゃったから無理? ドラえもんでまた出てきそうだったのに打ち切りで残念です。
 今の話もほのぼのしてていいっ!です。ラオウもすげえエロ!スカはちょっと属性にないけど。
 前置き長くなったけど俺こっち参加していいですか? こういう小説書いたことないしラオウの方が入りやすいのわかってるけど
理由は一つ!マミに惚れた!
 昔好きだった子に似てるんですよ!カッコとか性格とか自分で自分の名前よんじゃうとことか。思い出しちゃいました。
 本編はベテランさんたちが下地つくってる最中みたいなんで俺のような新参者が入るとヤバそうなんでまだ遠慮しときます。
 そのかわりいきなり分岐なんですけど、マミに惚れてる男の話!はっきりいって俺のことです!
昔ほんとにロリだったことがあったんでその時の俺がビシバシ入った奴なんだけど。あとで本編に入らなくてもいいんで書いていいですか?
っていうか書きたいんです。いやだめっていっても書いちゃいます!すいません。というわけでよろしくお願いします!
517サスライジャー:02/08/10 11:50
 じゃあ書きます!

 「ハアハアハア・・・マミちゃん・・・ハアハア・・・マミちゃん・・・」

 扇風機すら回ってないうだるような自室のベットの上で、一人の青年が身体中
から汗を流しながら己を慰めている。

 右手は仮性包茎の己自身。左手にはスナップ写真。そこに写っているのは浴衣姿
のマミだった。

 少しはにかんだ笑顔で吊り上げた赤い水風船を掲げている。袖が下がり白いほっそり
とした二の腕があらわになっている。

 「ハアハアハア・・・」  青年は息を荒くしながら写真の中のマミを見つめる。

 黒く天使の輪が光る艶やかな髪。小さな白い顔。紅い唇。そこから覗く整った小さな歯。

 そしてどうかすると泣く直前とも思えるほど濡れた黒い瞳。青年にとっていずれもが
魅力的で悩ましい。

 はた目にはなんでもない夏祭りの一齣を切り取った写真。

可愛いなとは思っても性欲の対象にするには幼すぎ、無邪気すぎるその容姿。

 しかし青年は写真を手に入れて3日で既に10回以上もそれを用いて歪んだ欲情をかき起こし、己を穢していた。

「ああマミちゃん・・・そうだよ、その手でボクの・・・」

 3日前からクライマックスの儀式と化したその妄想。

 写真にうつるその幼い手がおそるおそる伸びてきて、風船のゴムではなく己が屹立をそっと握り締める。

 そして写真同様どこか困ったような恥ずかしげな笑顔を浮かべるマミ。

「ウッ!」 青年は己が手がマミの柔らかく小さいそれになった錯覚を覚え、マミの濡れた瞳を見つめたまま勢いよく白濁の液を飛ばした。
518サスライジャー:02/08/10 12:39
>>517
(またやってしまった・・・)

 射精後にともなう虚無感と罪悪感にさいなまれながら青年はティッシュで己の後始末をする。

 写真は伏せてベット脇の小さいテーブルの上に置く。

 虚しい行為のあとにはマミの無邪気な笑顔は青年にはつらい。自分が最低の人間であるとの思いが募ってしまう。 

(やめなきゃ。写真は捨ててしまおう)

 その度に青年は思うのだが、それはできず、数時間後には再びそれを使って薄暗い欲情に身を浸すことになる。
51915:02/08/10 12:54
>サスライジャー氏
新たな書き手の登場で素直に喜んでいます。
ところで517は514からの続きと考えて宜しいのでしょうか?
それとも「マミ編」の別ストーリーですか?
52015:02/08/10 13:01
>サスライジャー氏
スミマセン。517は分岐ってかいてありましたね。

遠慮なさらず本編にも参加して下さい。

あなたの分岐ストーリーと本編の合流も面白そうですけど。


521サスライジャー:02/08/10 13:11
>>518

 青年は窓を空け、外の空気を迎え入れる。

 酷暑のため涼しいとはいえなかったがマンションの高階に部屋があるので風はそれなりにここちよい。

(マミちゃん・・・)

 外をうすぼんやりと眺めながら青年はまたマミのことを考え始めている。

 青年。鹿島ヨウスケ、19歳の大学生。一浪して入った最初の夏休みをどこへでかけるもなく
何をするということもなくダラダラとした日々を過ごしていた。

 だらしなく起き、だらしなく食べ、だらしなく眠る。

 唯一活気らしきものが見えるのはマミを思う時であり、マミに対してのみだらな思いを
静める行為の時だけだった。 
522サスライジャー:02/08/10 13:36
>15さん
 はじめまして!サスライジャーです。新参者ですがよろしくお願いします。
 本編はやっぱりまだいいです。今はヨウスケ書くのでいっぱいなんで。
 すいません、さっきも書いたんですけど俺、自分語りしたいだけの奴なんですよ、多分。
 だからそれが落ち着くまでは本編はおまかせします。今マミの描写書いたらきっと当時思い出して鬱になっちゃいそうで。
523名無しさん@ピンキー:02/08/10 14:28
サスライジャー参入!!今後の展開に期待!
524(・∀・)イイ!!:02/08/10 14:29
サスライジャー氏

ラオウ編にも来てくださいね。

ロリ小説を作ろう〜ラオウバージョン〜
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/erocomic/1028564448/
525名無しさん@ピンキー:02/08/10 14:30
(・・)復帰きぼんぬ!
526( ・ω・):02/08/10 14:32
久しぶり!!
527サスライジャー:02/08/10 15:56
>>521
 ヨウスケは最初からこんな性癖の持ち主ではなかった。

 高校当時まではそれなりに同年代の少女に恋をする普通の少年だった。

 だが生来の内気さとこれといった特技もなく、容姿も中肉中背で顔もパッとしないヨウスケの恋は
ことごとく失恋、片思いに終わった。

 それだけではさほどでもなかったが、最後に告白をした少女の「だって鹿島君クライんだもの」の言葉。
そして自分が顔が赤くなるほどの思いの行為を周囲に面白おかしく言いふらしていたこと。

 それに加えて清純だと信じていた少女が援助交際やいかがわしい連中相手と乱交に耽っていた事実を後に知り
ヨウスケの女性不信と恐怖は一気に高まった。

 それでも若い性欲が消えるわけではない。

 浪人時代、数少ない友人との縁も切れ、予備校と自宅を行き来するだけの孤独な日々。己で慰めるだけでは
ついに我慢できなくなり乏しい小遣いをはたいて風俗店の門をくぐった。

 未経験である自分と病気を恐れてソープではなくヘルスにいった。

 だが情報誌でいうところの「性格抜群。恋人のような親身さ」が売りのその女は人気を鼻にかけ
気のない態度とおざなりで機械的なサービスしかしなかった。孤独を癒しにいったヨウスケは一気に萎えた。

 初めて触れる女性の肌にもかかわらずヨウスケはなんの興奮もおぼえなかった。
逆に日に何度も浴びるシャワーのせいで艶を失っている肌や私生活でも使い込まれているだろう
黒ずんだ乳首、恥じらいもなくさらしているグロテクスな性器など欠点ばかりに目がいった。

 機械的な刺激に機械的な放出をなして店を後にしたヨウスケには女の身体などただの
だらしのない肉の塊としか思えなくなっていた。

 
528サスライジャー:02/08/10 16:39
それ以来ヨウスケの女性に対する評価は冷ややかなものになっていく。

自分をだました情報誌を叩きすてるとその分厚いページに無数に乗ってる店舗や女の数に吐き気を
おぼえ、都会にすんでる女の半分はなんらかの風俗経験者だとの偏見をいだく。

 ヨウスケの同年代の少女の制服は年を下回るごとに恥じらいもなく短くなり、肌は日焼けマシンで汚れ、化粧は濃くなる。

 週刊誌などのメディアに興味本位でとりあげられる記事をそのまま信じ、こいつらはみんなわずかな金で自分の処女さえ売り飛ばす
下劣な連中と決めつける。

 憎しみと不信は己の自信のなさと二度と幻滅したくないという恐怖の裏返しなのだがそれに目をつぶりただひたすら女性を軽蔑する。

 持って行き場のないリビトーがいくらかでも信じられる年下の少女に向き始めたのはむしろ当然といえた。

 
529名無しさん@ピンキー:02/08/10 19:39
サスライジャー期待しているゾ。これからもガムバレ!!
530名無しさん@ピンキー:02/08/10 21:36
なんか、このヨースケ君の描写、読んでて辛い奴ら、ここらにたくさんいるよーな・・?(藁
531名無しさん@ピンキー:02/08/10 21:58
俺もだ・・・さすがリアル路線(藁)
532サスライジャー:02/08/10 23:05
>>529
 最初にヨウスケ自身がそれに気づいたのは入試直後のことだった。

 長い間の緊張状態から解放されて彼は発表までの日々を惚けて過ごしていた。

 それまで入試にそそがれていたエネルギーは本来のはけ口を求めてさまよっていた。

 だが成人女性に対しては無意識的にブレーキがかかる。そんなある日公園のベンチで本を読んでいたヨウスケが目を休めて顔を上げた。

 そこでは一人の少女が逆上がりの練習をしていた。

 年は10歳ぐらいだったろうか。ほっそりとした少女だった。冬も終わり春に向かいつつあった日差しが暖かい日で少女のスカートは短かった。

 淡い水色のスカートに白いハイソックスに運動靴のその少女は鉄棒に己が身体を巻き付けようと懸命だった。

 だがどうしてもうまくいかず、身体は中途半端に浮き上がり蹴り上げた脚は空しく地面に落ちる。

 その度に少女のスカートが捲れ上がり、ほっそりとした大腿と木綿の白いショーツがあらわになる。

 ヨウスケの目はその脚に釘付けとなった。色気などなんらないはずの幼い少女の肢体に
ヨウスケは異様な興奮を覚えた。

 息を荒くしはじめたヨウスケにかまうことなく少女は自分の行為に熱中し、惜し気もなく
ヨウスケに向かって下半身をさらす。

 恥知らずの女達とは違うあまりにも無防備で無邪気な少女のエロス。

 ヨウスケのそれはジーンズの下で痛いほど膨れ上がっていた。   
533元斗の男:02/08/11 01:07
ヨロシク サスライジャーサン! アッシュニ ホレテクレテ アリガト

>>514
「えへへ」
 リナは自分のとまどいに照れ臭そうに笑った。自分でも日々体がオトナになっていくのが
うれしくもあり悲しくもあった。
 特に今だ子供の体である幼なじみにそれを指摘されるとなおさらである。

 リナはそんな照れをマミの体にぶつけた。マミの体を後ろから抱き締めて、
スポンジでなく自分の手のひらでマミの平らな胸を撫でた。

「えい♪」
「ちょ、ちょっとお姉ちゃん!く、くすぐったいよォ!」

 ヌルヌルとした手で胸をまさぐられたマミはキュッと脇をしめてむずがった。

「えへへ、お客さんこういう店、はじめて?」
「な、なんなのそれェ?イ、イヤだぁ!ホントくすぐったいってばぁ!」

 マミは体を左右に振ってリナの手から逃げようとした。リナは調子にのってマミのピンクの乳首を指先で撫で上げた。

「アハハ、おかしい!おかしいよォ!」 あまりのくすぐったさにマミは笑い転げた。
「えへへ♪・・・そうか、まだそうだよね」
「えっ?なんのことォ?」
「ううん。なんでもないよ。ほら、ここはどうかなぁ?」
「あはぁ!だからくすぐったいってぇ!」

 リナはマミの胸からお腹にかけて手を滑らせた。マミは体をよじらせて笑う。

 あたし、こんな小さい子になにしようとしたんだろう?リナは恥ずかしくなった。

 6年生ともなるとみんなエッチなことに興味深々になる。リナも友達も耳年増になって
スキンシップのふざけっこもいきおい性の香りがただよう。
 さっきの「ソープごっこ」も春の修学旅行でクラス中で流行した。その興奮は
晩の部屋でレズ行為寸前の事態が起きるほどだった。

 スマン ヤッテシモウタ コレイジョウハ ヤバソウダ イッカイ カエスネ 15サン  
534MOMO:02/08/11 02:38
>サスライジャーさん
 ようこそいらっしゃいました。双手をあげて歓迎いたします。どうぞ末長く
ここにいらしてくださいね。
 レスにもありましたがロリ者にとっては痛さを感じさせるリアルキャラですね。
ぜひ本編にからませてください。大期待!です。

>( ・ω・)さん
 おひさしぶりです。ぜひカキコしてくださいまし。

 最近停滞気味でしたがサスライジャーさんの参戦もあって活気づいてきましたね。
 これでMOMOも安心して休むことが・・・ってだめですか?
 MOMOは自分では「お話先行型」だと思ってます。人物や行為の描写よりも
話の作りに情熱をそそぐので本質的にはエロむきじゃないと思うのです。

 今回のお話はどれみとちがってキャラをじっくり作っていってリアルな情感を
楽しむものになりそうです。
 MOMOが交るとそれを壊しちゃいそうです。前回の過ちは繰り返したくないですからね。
 ですから今回は参加するにしても主軸を15さん達において、時折話にアクセント
を加えるようなカキコをしていきたいと思ってますです、はい。
535名無しさん@ピンキー:02/08/11 05:56
ロリ小説を書いています。みなさんで楽しいロリ小説を作っていきましょう!!

http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/erocomic/1021258471/
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/erocomic/1026055330/
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/erocomic/1028564448/
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/erocomic/1025884611/



これをコピペして宣伝しる。


 
536名無しさん@ピンキー:02/08/11 10:00
537サスライジャー:02/08/11 21:23
>元斗の男さん、MOMOさん、他このスレの皆さん!
 俺みたいな新参者を暖かく迎えてくれてすげえうれしいです。ありがとうございます!俺、コテハン同様腰が落ち着かない奴なんですけどがんばります!
 続きは待ってください。マミ書くまでもなく鬱になっちゃいまして。すいません。俺から書かせてくださいっていったのに。
 立ち直ったら必ず書きます!だから少し待ってください!すいません。
538名無しさん@ピンキー:02/08/12 03:15
北井安芸
539名無しさん@ピンキー:02/08/12 17:13
someone死亡説
540サスライジャー:02/08/12 19:54
なんとか鬱もおさまったんで。ヨウスケばかりで恐縮なんすが。
>>532
 ヨウスケはベンチから立ち上がり、少女の肢体がさらによく見える位置に移動しようとする。

 だがそこに通りかかる人影。若いカップル。ヨウスケは慌ててその場を離れる。

 息を荒くしたままヨウスケは自宅へ足早に帰ると、自室に飛び込み鍵を掛ける。ベットに腰を降ろすのも慌ただしくベルトを外しジーンズを下げる。

 ブリーフも下ろした。天を突くほどに弾ける屹立。包皮に包まれながらもわずかに覗く鈴口は透明な液で濡れている。

 ヨウスケは己が右手で熱くなった屹立を掴むと先ほどの少女の肢体を思い浮かべた。二擦りもしないうちに屹立は激しく脈打つ。

 今までに感じたことのない甘美な旋律が背中をかけぬける。溜まりに溜まったおびただしい樹液を吐き出したそれは萎むことなく天を突く。

 ヨウスケはベットにうずくまり何度も何度も己を穢した。

 屹立に痛みをおぼえるほどの放出をなしても脳裏に焼きついた少女のスカートとハイソックス、そして幼い肢体とショーツが織り成す魅惑は衰えることがない。

 日も沈み薄暗くなった部屋の中。吐き出すものがなくなってもヨウスケは屹立を擦り続けた。

 高ぶった気持ちに身体の方がついていけなくなり、ついにヨウスケはベットに深く沈んだ。

 泥のような眠りに落ちる中、ヨウスケは自分がロリータコンプレックスに陥ったことをはっきりと自覚した。
541サスライジャー:02/08/12 20:39
>>540
 ヨウスケは自分の性癖を自覚してから、今まで視野にも入ってなかった幼い少女達の姿が気になりだした。

 道行く中。公園。小学校。写真。ブラウン管の中。

 成熟した女性からは嗅ぐことのできない清純な香り。逆に未成熟で幼いからこそ浮かび上がる純粋な性の芳香。

 完全なる処女性。信じられる純潔。傷つき臆病になっていたヨウスケの性はようやく安心した行き場を見つけた。

 性に目覚めた少年の時にも増して己を穢す回数が増え、後ろめたく疼く快感に耽る時間が長くなる。

 肢体だけではなく、無邪気な笑顔やなにげない仕草、身を包む下着や服、少女にまつわるあらゆるものが官能の対象となっていく。

 自室のベットの下や押し入れが、合法非合法を問わず入手した少女の性を写したものでたちまち一杯になる。

 だが、ロリータそのものもヨウスケにとって安住の地にはならなかった。 
542サスライジャー:02/08/12 22:04
>>541
 年端もいかない少女相手の禁断の行為。それを妄想することは異常な興奮をもたらすものの、それがやんだ時にくる罪悪感にヨウスケは苛まれる。

 同好の士はたくさんいるのだ、決して異常じゃない。むしろけがれのない少女を愛するのは己が純粋で高貴だからだと言い聞かせる。

 だがそれが己の無力と劣等感を覆い隠す詭弁であることをヨウスケは承知しており胸の疼きは消えない。

 折しも世は巨乳が流行り、肉感的な女がもてはやされる。ロリっぽいという疑似的な趣味は認知されても真のそれはいつの世も迫害の対象である。

 己がマイノリティであるという自覚は小さな優越感と大きな劣等感をもたらし、いずれにしろヨウスケの孤独感を広げることとなる。

 当の少女たちもヨウスケたちには冷たい。

 性の情報は世を飛び交い、小学校も高学年になればいっぱしの知識を身につける。

 公園や学校近くでで自分を見つめたり盗み見たりしているヨウスケの行為と心理を的確に理解し、露骨に嫌悪をしめす。

 中にははっきりと「このロリコン野郎!」と罵倒してくるものもいてヨウスケを怯えさせる。      
543名無しさん@ピンキー:02/08/12 22:19
ヨ ウ じ ょ が す き な ス ケ べ だ か ら ヨ ウ ス ケ か ・・ 考 え た な。
544ようすけ:02/08/12 22:30
キタァ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ッ!!!
http://www.ss.iij4u.or.jp/~fetish/
545サスライジャー:02/08/12 22:59
>>542
 年が小さくても安心はできない。

 少女の、子供の無邪気さとは残酷さと同意義である。

 意味はわからずとも集団の一人が「ロリコン」だの「へんたい」などの言葉を聞きかじっていて囃し立てれば、たちまちそれは果てしない大合唱に変わる。

 再び信じていた者達からの仕打ちを受けたヨウスケは心を閉ざす。だが繰り返し妄想を受けて培われた性癖は深く根を下ろしている。

 ヨウスケの心は嗜好を少女全般に向けられていたそれまでから、徐々に変節をなすことでそれに対した。

 まずメディアに露出しているものが排除された。いくら可愛くてもあいつらは芸能界という世界にいるのだ。汚されてるに決まっている。

 次に年齢が低くても成熟が著しい、またはその途上にあるものが彼のリストから消えた。

 身体が大人のものは心も汚れた大人に近しいかもしれないではないか。それに今の世じゃその身体なら経験をしていても不思議はない。不純だ。

546名無しさん@ピンキー:02/08/12 23:07
サスライジャー、鬱だそうだが、俺も読んで鬱になったぞ。
 だが・・・わかる!わかるぞ!ヨウスケ、おめえは俺の仲間だ 藁)
547名無しさん@ピンキー:02/08/12 23:44
15氏、本編の続きキボンヌ 帰省中?
548115:02/08/13 00:45
>547氏
遅れてスミマセン。
今日中には、と思ってます。
549名無しさん@ピンキー:02/08/13 02:21
はよかけ
550名無しさん@ピンキー:02/08/13 08:27
>549
そういう、書き手さんの都合を無視した命令口調とかしてると、
書き手さんは「俺はおまえらの使用人かよ!」
と感じてばからしくなってカキコ減るよ。
551このスレの愛読者:02/08/13 09:49
だな。前も言ったが書き手にはそれなりに敬意をしめそうぜ。こっちは金払ってるわけじゃないしな。
 おまえらここの書き手はちゃんとレス返してくれるからって少し甘えてないかい?
 じゃ、俺も少し態度を改めて・・・
 書き手のみなさん、続き期待してます!頑張って下さい
552サスライジャー:02/08/13 15:31
>>545
そして元気で活発なものも切り捨てられる。内向的なヨウスケにとって無邪気に飛び回る彼女達は眩しく、魅力的だった。

 だがその眩しさは同時に近づきがたい熱さであり、どうかすると鋭く集束してヨウスケの傷つきやすい心を貫く危険なものでもある。

 ヨウスケは自らの活発さとともに少女のそれも否定した。それでいて己が何もしなくても笑顔を向けて欲しいという身勝手な願望を抱く。

 可憐で、華奢で、おとなしくて。肉感的であってはならないが少女特有のエロスを失っている身体であってはならす、なおかつ己を優しく
受け入れてくれる存在。

 ヨウスケの脆弱でそれゆえ身勝手で傲慢な心は、より純化した聖なる少女の幻を追い求めた。その聖性を穢れた欲望で貶めるという矛盾した願望に毎夜耽りながら。

 そんな中で出会った少女がマミであった。
553名無しさん@ピンキー:02/08/13 15:46
55415:02/08/13 23:24
2レスです。
>>533

「よ〜し、じゃあ仕上げは・・・」
リナは再び両手を泡立てると、今度はマミの下腹部へと滑ら
せた。

「やぁっ!・・・そこは大事なとこだってママが言ってたから・ ・・マミ、自分でする・・・」
マミは進入を防ぐかのように、両腿をキュッと締めてリナの手を
挟んだ。
「あっ、ゴメンゴメン。お姉ちゃん調子に乗りすぎちゃった
 かな」
マミの押し殺したような声に、自らの意図していた行為を見透かされたような気がして、照れ笑いを浮かべながら慌てて手を引き抜いた。
その一方で、先ほどまではしゃいでいたマミの声が、恥じらいを
含んだものに変わりつつあることも感じていた。

二人の間にしばしの沈黙が訪れた。
その空気を打ち消すかのように、リナはシャワーを慌てて捻ると
、浴室内は再び喧操に包まれていった。
「じゃあ、流すよ〜」
マミの背中から腕へ、胸から腹部へ水流が勢い良くほとばしり、
お湯で全身が包まれると、安心したかのようにギュッと閉じていた膝がゆっくりと開き始めた。
その様子を見やると、シャワーの先端をマミの無毛のスリットに
さり気なく被せるようにあてがった。
55515:02/08/14 00:01
>>554

シャワーの水流で触れられるのは抵抗が無いらしく、後ろから
顔をのぞき込むと、静かに目を閉じ、口端が少しつり上がり力が入っている表情を窺い知ることができる。
何気に足元に視線を落とすと、両足の指がジャンケンのグーを
作るように内側にキュッとまるまっていた。

「も、もう、お姉ちゃん・・・泡、取れたから・・・」
マミは少し頬を染め、上気した顔でボソリと呟いた。
「あっ、そうだね♪よ〜し、キレイキレイ♪」
先ほど上半身をタッチした時に見せた無邪気な仕草とは異なった
マミの反応に、リナは胸の高ぶりを覚えていた。
その反応は、幼いながらも明らかに女としての性的兆しを示し始めるものだった。

「さあ、お湯に浸かって。その間にお姉ちゃんも体洗っちゃうか ら」
「え〜、やだ〜。今度はマミにリナ姉ちゃん洗わせて〜」
「い、いいよ。お姉ちゃん一人で洗えるから。」
「ダ〜メ。座って、座って♪」
立ち上がろうとしたリナの肩を、上から押さえつけるようにしてバスチェアに座らせると、リナがそうしていたようにマミも背中に回り込んだ。
 
後ろで両手を泡立てているマミの姿態を、浴室に備え付けられた鏡が捉えていた。
そこにはマミの秘唇から水滴とは異なったヌメリを伴った液体が
滴る様子がはっきりと映し出されていた。
556元斗の男:02/08/14 01:48
ンジャ、オレハ1レス

>>555
(マミちゃんのアソコ、あんなに濡れてる・・・カンジてるんだ・・・)

 鏡ごしにマミの秘唇のしたたりを見やったリナは軽い驚きを覚えた。

(お風呂いつも一人っていってたけど・・・ひょっとしてシャワーでイケナイことを
いつも・・・馬鹿!あたしったら・・・)

 リナはマミが股間にシャワーを押し当て顔を上気させているシーンを想像してしまい、
胸を高ならした。

(あっ、ダメッ・・・)

 想像と同時にリナのアソコにキュンとしたものが走り、マミと同じトロリとした液が
流れ出るのを感じた。リナは思わずギュッと太ももを閉じた。

「じゃあ背中からね、お姉ちゃん」 背後でマミの声がした。
「あっ、ちょ、ちょっと待って・・・」 リナは慌てて叫んだ。

 縮めて固くなり敏感になっていた背中にマミのヌルリとした両手が上から下へ
ゆっくりと動いた。

(アウッ!) 心地よい感触にリナは声をかみ殺した。背筋がきゅっと伸びた。
そこに今度は下から上にマミの手がリナの背中を撫で上げた。

「ハウッ!」 ゾクゾクとした感触にリナはたまらず声をあげた。
557MOMO:02/08/14 03:48
>>556
「どうしたの?リナお姉ちゃん?」

 バスチェアから腰を浮き上がらせて身を反したリナを不思議そうに見るマミ。

「な、なんでもないよ。ちょっとくすぐったくて・・・」
「なんだ、お姉ちゃんも?」
「えへへ・・・」

 身を捻ってマミに照れた笑いを見せながら腰を下ろすリナ。股間の異変を悟られないように
腿を固く閉じ、恥丘に手を添えながらゆっくりと座り直す。

「マ、マミちゃん、スポンジ使ってくれるかなぁ?そっちの固いやつ・・・」
「うん」

 マミの柔らかくぬめりのある掌ではなく、ザラザラと粗い感触が背中を上下し始め、
リナはホッと息をついた。
 肩、脇腹、頸部とひとあたり背面全部に泡がいきわたり、温かい流水でそれが落とされる
頃には、リナの股間の火照りもすっかりおさまり、身も心もリラックスしていた。

「じゃぁ次は・・・」マミのその声に半ば惚けていたリナはハッとなった。
「あ、前はいいから!いいからね!」

 だが。いい終える前にマミの両手がリナの腋の下をスルッとくぐって来て前にまわされた。
 スポンジはなかった。リナの小さくふくらんだ胸がマミの柔らかい掌で優しく掴まれた。

「マ、マミちゃん?!」
558MOMO:02/08/14 03:53
とりあえず1レスだけです。久々で疲れました。
 今日、明日は実家に顔を出しにいきますので皆様、続きをよろしくお願いいたします。
559名無しさん@ピンキー:02/08/14 18:29
agee
560サスライジャー:02/08/14 19:38
>>552
 それは五月の連休が終わって少したった頃。

 その日、ヨウスケは平日であるというのに日が大きく傾きかけた時間にベットからけだるそうに抜け起きた。

 すべり止めの大学になんとか合格したものの、入学にともなうイベントがひとあたり終わってしまえば合格の喜びも新生活への期待も薄れる。

 クラスというものがあって無きがごときの大学生活では自分から動かぬ限り友人はできない。

 上下関係が苦手な為クラブなどはなから興味はなく、ましてや乳繰り合いが真の活動であるサークルなど嫌悪しか抱けない。

 お定まりの五月病に罹り、引きこもりでこそないが必修科目以外はバイトをすることもなく自室にいる時間が長くなる。

 昨夜も明け方までくだらない深夜テレビと飽きるほどやったはずのゲームで無為な時間を過ごしてから眠りについた。

 惰眠を貪ることにも疲れたヨウスケは昨日脱ぎ捨てた服をそのまま着込むと、お気に入りの缶コーヒーを求めてエレベーターの下りボタンを押す。

 落下の感覚にヨウスケは再び眠気に襲われる。

 軽い揺れとともに停止するエレベーター。その扉が開いた時、ヨウスケの眠気は一遍に醒めた。

 扉の向こうに一人の少女が立っていた。 
561名無しさん@ピンキー:02/08/14 20:04
サスライジャー氏。ヨウスケもまるで俺みたいで愛しいんだが 藁) 
ぼちぼちその文章でオナー二以外のエロシーンもみせとくれ。
562名無しさん@ピンキー:02/08/14 21:08
ラオウ編書き手募集中!
563名無しさん@ピンキー:02/08/14 21:24
本スレが混乱しそうなんで別にスレを建てさせていただきました。
いただきマンモス氏バージョンや15氏バージョンとは別に小説をみなさんの力で作っていきたいと思います。
こちらのバージョンは一行小説リレー方式で進めていこうと思います。コテハンは使う必要がないので新規参入の方もお気楽にカキコしていってください。

〜ラオウバージョン・ルール〜

・ロリ小説であること。
・別にコテハンを使う必要なし。
・新規参入・初心者の方にやさしいスレ
・一行小説リレーであること。でも書きたければ一行以上でも歓迎

みなさんで楽しい小説を書いていきましょう!

【姉妹スレ】
ロリ小説を作ろう
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/erocomic/1021258471/
ロリ小説を作ろう〜512kb超えたよ!〜
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/erocomic/1026055330/
ロリ小説を作ろうよ
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/erocomic/1025884611/
 
 
 
564名無しさん@ピンキー:02/08/14 21:35
565サスライジャー:02/08/15 00:36
>560さん
 ヨウスケばっかりでほんとすまないです。すいません。
 でも俺、キャラに関してあれこれ書き込まないと書けないたちなんです。特にヨウスケは俺みたいなもんで特に。うざったいですか?
 エロですっけど本編無視してマミにスケベできませんです。分岐のつもりでしたけどお言葉に甘えてできたら合流もしたいとたくらんでるっす、俺。
 だから俺の方当分悶々としてるヨウスケの話です。マミには色々ちょっかいだすつもりっすけど。すいません。
566名無しさん@ピンキー:02/08/15 03:04
がんばれ
567名無しさん@ピンキー:02/08/15 08:13
>>564
神!   
 
 
568名無しさん@ピンキー:02/08/15 11:24
15氏元斗の男氏 本編続き期待!
でもさすがに盆休みで不在かな
569(・∀・)イイ!!:02/08/15 12:11
























570名無しさん@ピンキー:02/08/15 12:29
571サスライジヤー:02/08/15 18:20
>>560
 少女はヨウスケよりも頭一つ以上下の背の低さだった。華奢な身体。ほっそりとした手足。

 小さく白い顔に小さい唇。思わず手にとってしまいたくなるようなサラサラと細く艶のある黒髪。

 それが額と頬をを覆うように豊かに垂れ、前は眉の辺りで奇麗にカットされている。それは小さい白い顎を持つ顔をよく際立たせ、
まるで日本人形のように愛らしい。

 そして何よりヨウスケの目を引いたのはその瞳。決して大きくはないが名人によってカットされた黒曜石を思わせる濡れて輝く瞳。

 その輝きはどこか憂いと陰と怯えをたたえ、ヨウスケの心を激しく揺さぶった。

 少女は箱の奥にいるヨウスケに気づくと反射的に顔を上げてみつめたが、すぐに自らに閉じこもるように目を伏せる。

 親によく言い含められてるのだろう。布製の小さい手提げをもった右手を前にして重ね、ペコッとお辞儀をしてから少女は足早に箱の中に入る。

 「閉」のボタンを少女は押し、扉が閉じられた。箱の中はヨウスケと少女の二人きりだった。

572サスライジャー:02/08/15 18:55
>>571
密室の箱が一階にたどり着くまでのわずかな時間、ヨウスケは自分を押さえるのに必死だった。

 理想の少女が己の目の前にいる!華奢で可憐で内気そうな美少女が。性格もきっと優しく己を傷つけたり拒んだりしないような・・・

 少女はヨウスケに背中を見せている。

 箱の中は二人しかいないというのにまるでそこに居合わせていることが罪であるように身を縮ませて箱の右隅にたたずんでいる。

 白いカーディガンの上にあの魅惑的な黒髪を背中の中程まで垂らし、うつむき加減の少女。その姿がヨウスケの加虐心を刺激する。

 おまけに下はあの日の少女に酷似した淡い水色のスカートとハイソックス姿であり、ヨウスケの妄想をさらに掻き立たせた。

 あの髪に、あの身体に触りたい!あの仔猫のような身体を後から思いっきり抱きすくめたい!清らかな香りを思いっきり吸い込み、
己が思うままに欲望をぶつけ、そして、そして・・・

 膨れ上がる妄想にヨウスケの心臓は異常な高鳴りをみせ、怒張はこれ以上はないというほど脈打ち、ズボンを圧迫する。

 己にそんな勇気はないことは承知しているものの、もし、もしここで己が勇気を振り絞ればその甘美な果実をあます事なく味わえるのでは・・・

 ヨウスケは荒くなる呼吸を押さえ唾を飲み込む。右手が震える。
573名無しさん@ピンキー:02/08/15 19:20
夏だ!盗撮だ!赤外線盗撮動画あっぷ!
http://www.hh.iij4u.or.jp/~stn/
(;´Д`)ハァハァ
574名無しさん@ピンキー:02/08/15 19:48
ももこ編最高
575ももこマニア:02/08/16 13:00
頼みがある。

漏れはももこ編が好きでたまらぬ。誰か書いてくれ
576名無しさん@ピンキー:02/08/16 19:05
はづき編最強!
577名無しさん@ピンキー:02/08/16 19:08
>>576
同意。はづき編とももこ編が最高。
578元斗の男:02/08/16 23:27
オレモ モモコヘン ノ カキテダケド ヨバレテルノハ チガウ カキテノ コト ナノダロウナ ドツチミチ カクキハ ナイケドネ ゴメン

>>557
「ちょ、ちょっと?!」 リナは顔を赤くした。
「マ、マミちゃんのエッチ〜!」
「ち、ちがうよぉ!」 マミは慌てて手を引っ込めた。
「このスポンジじゃお姉ちゃんのオッパイ痛いと思って・・・」 頬を染めてうつむきボソボソという。
「あっ・・・」 リナの口が半開きになった。

 あたし・・・やっぱりヘンだ。すぐエッチなこと考えちゃって・・・マミちゃんがそんなイヤラシイこと
するわけないじゃん・・・まだコドモなんだし・・・
 お姉さん意識も手伝ってリナは気持ちの上ではもうオトナのつもりでいた。
 
「ごめんね!ジョーダンだよ、ジョーダン!マミちゃんはやっぱりよく気のきくイイコだね〜」
 テレを隠すようにリナはマミの頭を撫でた。マミはほめられてうれしそうに笑った。

「ね、もいっかいやって!マミちゃんの柔らか〜い手でよく洗ってね♪」 リナは座り直すと腕を横に上げて促した。

「うん!」 笑顔をたたえながらマミは手を再びリナの胸に回した。
 
 泡でヌルヌルとした手がリナの小さいふくらみの上を這い回った。成長途上だからプルンと震える
というよりはやや固いゴムボールみたいな弾力をみせる。

「・・・・・・・・・・」 マミの手の動きに体をゆだねながら、リナはパチパチと激しく瞬きをした。

(あれ・・・なんかヘンなカンジ・・・意識しすぎなのかな、あたし・・・でも・・・)

 マミの手が大きく何度も円を描き、ゆっくりとリナの幼いオッパイを撫でていく。
手の平が中心だが時折手の縁や指先が少し陥没ぎみの乳首の先に触れた。
 その度にリナは軽い電気のようなショックを胸先に感じた。繰り返される度に
それは心地よい刺激に変わり、体の奥にズ〜ンズ〜ンと響いていく。

(あっ・・・ダメだよぉ・・・こんな・・・)

 マミの愛撫?にリナは感じはじめていた。
579元斗の男:02/08/16 23:51
>>578
 マミは無言でリナの胸をヌメらせ泡立てていき、リナも声をかみ殺してそれを受けていた。
 赤くなった顔とトロンとなった目を見られるのがイヤでリナは顔を伏せた。

 繰り返される刺激に沈んでいた乳首が少しずつ外へ出ようとしていた。
その敏感さを増したところにまた指が触れ、リナは声を上げそうになった。

(あっ!イヤッ!)
 キモチよさにアソコが再び熱くなるのをリナは感じた。ジワリとイヤラシイ液がにじみ出てくるのが
わかり、リナはヒザを固く閉じた。

 も、もうやめてもらわなくちゃ!このまんまじゃエッチな声がでちゃいそう!

 リナはすでにオナニーを経験していた。といっても数は少なく、やってることも真似ごとの
レベルだったがそれでもキモチよくなると後で思い出しても恥ずかしくなるような声が出る。
 そんな声をマミには聞かれたくない!

「マ・・・」 ミちゃんもういいよと言おうとした。

 だがその直前、マミの手は胸を這い回るのをやめた。リナは声を詰まらせた。

 しかし胸から手が離れた訳ではなかった。
 
(えっ?えっ?えっ?) 驚きでリナは声もでない。

 マミは今度はリナのオッパイをしっかりとその両手でつかんできたのだった。

 オレ アスカラ キセイジャナイケド リョコウ テ コトデ ライシュウマデ サラバ! 
580名無しさん@ピンキー:02/08/17 00:11
最近黒澤敏晃を見ないな。
581(・∀・)イイ!!:02/08/17 00:16
   | \
   |Д`) ダレモイナイ・・・ホウカスルナライマノウチ
   |⊂
   |

                           ((     ))ノ
       __________|   (   ) ))
     ////////// /\((⌒   ))  ノ火
    ////////// /(⌒((⌒))  )),  γノ)::)
  ////////// /(⌒( ⌒ ) ⌒ )  ゝ∧ノ
  | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|   ( (( ⌒ )) )  ♪  ||  Å
  |  | ̄ ̄|          |   (( ⌒ )) )), ♪   || / \   ランタ タン
  |  |    |  >>1の家   |   从ノ.::;;火;; 从))゙    ヽ(´Д`;)ノ   ランタ タン
  |  |    |          |  从::;;;;;ノ  );;;;;从       (  へ)    ランタ ランタ
  |  |    |          | 从;;;;;::人 ;ノ;;;;;从人       く       タン ホウカ ダ
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

                           ((     ))ノ
       __________|   (   ) ))
     ////////// /\((⌒   ))         ノ火
    ////////// /(⌒((⌒))  )),         γノ)::)
  ////////// /(⌒( ⌒ ) ⌒ )         ゝ∧ノ
  | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|   ( (( ⌒ )) )  ♪     Å    ||
  |  | ̄ ̄|          |   (( ⌒ )) )), ♪     / \  || ランタ タン
  |  |    |  >>1の家   |   从ノ.::;;火;; 从))゙    ヽ(;´Д`)ノ   ランタ タン
  |  |    |          |  从::;;;;;ノ  );;;;;从       ((へ  )    ランタ ランタ
  |  |    |          | 从;;;;;::人 ;ノ;;;;;从人           >   タン ホウカ ダ
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
582名無しさん@ピンキー:02/08/17 00:34
本編のじんわりやってくの、好きだし悪くないんだけど書き手同士がなんかけんせいしあってる感じだな。
 MOMO氏もサブに回ってるし、15氏!ここは貴殿にどどんと話を引っ張っていってもらいたい!過去レス見るとなんかストーリー考えられてるみたいだし。
 ヨウスケ編との合流も見たいしね。カキコもしないでくれくれスマソだが。
583名無しさん@ピンキー:02/08/17 00:35
アユと長瀬のパコパコ写真
http://pakopako.misty.ne.jp/enter.cgiid=arifish
石川のオマンコ丸見え画像はココ
http://210.153.105.166/cgi-bin/rank/ranklink.cgi?id=fish
加護・高橋の超レアなブルマ写真
http://www.all-mode.net/jrank/in.php?id=arifish
これはどうだ安達・クロダ密会写真
http://210.153.105.166/cgi-bin/rank/ranklink.cgi?id=fish
タッキーのキャバクラ豪遊写真
http://www.uicupid.net/kir/cgi/rank/rank.cgi?mode=in&id=fish

584サスライジャー:02/08/17 12:31
>>572
夢の時間はそこで終わる。

 エレベータは階下に着き、止った時の反動でヨウスケも己を取り戻す。

 扉が開かれ、少女はそそくさと出て行く。ヨウスケも少し距離を置いて後を追う。

 日は沈みかけていた。少女は手提げを右手に持ち、ヨウスケの前をやや内股気味に歩いて行く。頭は少し下がりうつむいていた。

 足早ではないが、怒張の弾けがおさまらないヨウスケに追うのは辛い。軽く揺れる黒髪にヨウスケの胸はさらに高鳴り、
少女にそれを悟られないよう息を堪える。

 少女の顔がふいに上がった。視線の先に誰かを見つけたらしく、沈みがちな身体に急に生気が宿り、少女は笑みをたたえてかけだした。

「あっ!」はやる気持ちに身体がついていけず、少女はつまずく。手提げが投げ出される。転びはしなかったが、よろよろと
バランスを取ると右手を地面に着き、しゃがみこんでしまった。

 一瞬躊躇したもののヨウスケは少女にかけよった。 
585サスライジャー:02/08/17 13:12
>>584
「だ、大丈夫?」気後れがして少し離れた所から声を掛ける。

「は、はい」少女は肩越しに振り返ってヨウスケを見上げた。泣きそうな瞳が本当に涙をたたえそうである。ヨウスケの胸が掻き毟られる。

 己の眼下で縮みこみ可憐な目で見つめる少女。このまま覆い被さって全てを奪ってしまいたい! 再び禁断の妄想にかられる。

「でも手提げが・・・」少女はそんなヨウスケに気づくことなく視線を前方に戻す。遠くに飛ばされている手提げ。開いた口からノートらしきものが見える。

「僕が取ってくるよ!」ヨウスケはばつが悪くなり慌てて駆け出し手提げを回収する。付いた埃をはたき、少女の前に差し出す。

「はい!」 ヨウスケはこわばった笑顔をつくる。

「ありがとうございます!」少女の顔がパッと明るくなりヨウスケは胸を突かれる。そしてしゃがんだスカートから覗く
白い膝小僧。頭がクラクラとなる。 
586名無しさん@ピンキー:02/08/17 14:03
 頼む!覆い被さってマミたんの全てを奪っちくり〜! そろそろ辛抱たまんないよ〜!  
58715:02/08/17 17:50
>582氏
>書き手同士がなんかけんせいしあってる感じ

そこが「リレー小説」の面白い所でもあり、難しい所ですかね。キャラ特性やストーリーの方向性を、書き手同士で予め打ち合わせしてから進めているわけではないため、レスから自分以外の書き手の思惑を推察していかなくてはならないという困難さを感じます。
例えば579の終わり方。
わたしは、マミは性的には全く無知でリナがそれを徐々に開花させる方向へ進めているつもりです。
一方、元斗の男氏は、無知を装っているだけで実はマミは性的好奇心旺盛。リードさせるはずのリナが最終的にマミの虜になるような展開を望んでいるのかな、と推察しています。

続きは今日中に、と思っています。
58815:02/08/17 19:04
1レス
>>579

「やっぱ、おっきいね〜。それにここがいかにもオトナって
 かんじ♪」
そういってマミは、いつのまにかピンッと顔を覗かせていたリナの乳首にちょこんと触れた。
「あうっ!」
「あれっ?どうしたの?くすぐったいの?」
「う、うん」
乳首を固く尖らせ、マミの無邪気な行為に快感を覚え始めていることに対する羞恥心と抵抗の素振りを見せながらも、そこに身を委ねてしまっている自らに対する嫌悪と罪悪の入り交じった感情を悟られまいと、うつ向いたまま曖昧な返事をした。
「ふ〜ん♪・・・じゃあ、さっきのお返し!」
リナのか細い声に反応するかのように、いじわるな笑顔をつくると、人さし指を乳首に押し付けて円を描くようにグリグリと撫であげた。
「やっ!・・・あっ!・・・やだ〜」
「マミだってさっきくすぐったいのガマンしたんだから、お姉ちゃんもガマンしなきゃダメ〜」
マミは乳房を強弱をつけて揉みしだいたり、親指と人さし指で乳首をつまんでグリグリ捻ったり、上下にしごいたりした。
自らの行為の意味もわからず、むずがっているリナの動作が可笑しくて、マミはいっそう指に力を込めた。
589名無しさん@ピンキー:02/08/17 19:11
[email protected]
[email protected]
[email protected]
[email protected]
[email protected]
[email protected]
新鮮な情報教えます!
フリーのメアドもOK!
興味のある方はどしどし問い合わせください!
590582:02/08/17 21:13
 ふむなるほどね。誰が均衡破って話をリードするかが見どころってわけね。
漏れ的には15氏に期待してるがどっちもガンバレ!サスライジャーにもかき回して欲しいな。
591名無しさん@ピンキー:02/08/18 19:06
age
592名無しさん@ピンキー:02/08/18 21:20
>>583
神!!
593元斗の男:02/08/19 18:15
ホンジツ キカン ケド ヒロウカタ ニテ カキコ ハ アスイコウ ゴメン トリアエズ ageッテコトデ
15サン ソウイウ イト ダッタトハ! オレハトイウト・・・ショウブ ダカラ ダマッテオクネ
MOMOサンモ モスコシ サンカ シテヨ!
594 :02/08/19 18:19
リナはすらりと斬馬刀を引き抜くとマミの首を跳ね飛ばそうと力を込めた。
595サスライジャー:02/08/19 20:17
>>585
 そこに足早に地面を蹴る音が響いてくる。

「マミちゃん!大丈夫?!」息を切らし血相を変えた表情でマミより背も身体も大きい少女が二人の間に飛び込んで来た。

「リナお姉ちゃん!」マミと呼ばれた美少女はサッと立ち上がり彼女がリナと呼ぶ少女を見上げる。その笑顔はヨウスケに向けたものより遥かに明るい。

「大丈夫だよ。お姉ちゃんを見つけて駆け寄ろうとしてちょっとよろけちゃっただけ」

「そうなの?本当に?この人は?」リナは厳しい顔でマミを問い詰める。リナの勢いにマミはけげんな顔になる。

 その顔を別な意味に受け取ったのかリナはヨウスケの方を見て睨みつける。

 短く揃えた髪。マミの白い肌とは違い血色の良い元気さが溢れ出る顔。何より意志の強さをたたえた瞳。

 服装もクリーム色の半袖シャツにデニムタイプのキュロットといかにも利発そうだ。そこから覗く脚もそれが包む尻も
女性の丸みと張りを持ちつつあった。

 胸も膨らみを見せつつある。いずれもヨウスケにとって魅力のあるものではなく、むしろ畏怖すべきものであり、事実彼はリナに恐怖を抱いた。

596サスライジャー:02/08/19 20:40
>>595
「あなたこの子に何をしたんです!」

 リナは明らかにヨウスケを疑っている。二日越しに着ている縒れた服。寝起きで纏まりのない髪。そして暗くオドオドとした目。
疑われるには充分である。

 しかもマミに邪まで淫らな感情を抱いたのは事実である。ヨウスケは何も言えない。リナは鋭い眼光でヨウスケの心の内を見抜いてるようであった。

「ち、ちがうよ!このお兄ちゃんはマミを心配してくれて、マミの手提げ拾ってくれて・・・」

 マミはようやくリナがヨウスケにあらぬ嫌疑をかけている事を悟り、抗議の声を上げる。

「そうなんですか?」リナの強い視線にたじろぎながらヨウスケは軽くうなずく。

「そうですか。それはすみませんでした。手提げを拾って頂いてありがとうございます。」

 リナは手を揃え頭を下げる。口調は丁寧だがその声は低く冷たい。そして顔を起こしても頬のこわばりも目元の厳しさもそのままであった。

「さっ行くよ!これから塾でしょ?一緒に行ってあげる。一人じゃ危ないから」最後の言葉を聞こえよがしに言いながらリナはマミの腕を引く。

「う、うん」

 遊んでばかりいる我が子を家に連れ帰るように、リナはマミの腕を引きツカツカと足早に歩いて行く。マミも戸惑いながらそれに従う。

 二人はたちまちヨウスケから遠ざかる。だがマミは途中何度もヨウスケの方を振り返り、すまなそうに小さく頭を下げる。

 ヨウスケはそんなマミにせつない気持ちを抱くと共に狂おしいまでの欲情が沸き上がってくるのを押さえることができなかった。
597MOMO:02/08/19 23:42
じゃ、復帰するまでのつなぎとゆう事で。どっちに転んでもよろしい終わり方にしてみました。
>>588
「くふッ!・・・はうッ!・・・くうッ!・・・」
 遠慮のないマミの乳房への責めに必死であえぎをこらえるリナ。同級生との
ふざけっこはおろか自分ですらここまで強く揉みしだいたことはない。

「いいなぁ。マミもこんな風にモミモミできるようになりたいなぁ。」

 文字通りリナの小さい膨らみを「もてあそぶ」マミ。粘土をこねまわすように
小さい指が蠢き廻った。

「あうッ!・・・あふッ!・・・かあッ!」

 むちゃくちゃにいじりまわされる痛みの中に自慰をおぼえてからとみに開発されてきた
性感が混じってくる。身体をピクンピクンと震わせ固く閉じていた膝が開いてきた。
足指がタイルから離れて反り返りつつあった。

「あはッ!・・・かはッ!・・・かはァッ!」

「お姉ちゃんほんとにくすぐったがりなんだあ〜おかしい〜」

 普段は妹同然にリナに従ってるせいか優位に立てていることがうれしそうだった。
内気なマミの声がいつになく弾んでいる。手指により一層力が入った。

(痛っ!)さすがに刺激が強すぎたようであった。だがおかげで少し冷静さを取り戻し、身体の震えもおさまる。

(もう!どうせやるならもう少し優しくやって欲しいなぁ・・・でもマミちゃん自分のやってることわかってんのかなぁ?)

 鏡越しにマミを盗み見るリナ。そこに写る表情はあくまで無邪気だった。

(う〜んわかんないなぁ。でもその気だったらアソコにも触ってきかねないしなぁ・・・よ〜しこうなったら)

598名無しさん@ピンキー:02/08/20 14:32
マミたんage
599サスライジャー:02/08/20 23:24
>>596
 次の日からヨウスケは朝早く起き家を出て行く。傍目には怠惰を悔い、生活を改めたように見えた。

 だが行き先は大学ではない。マミである。

 マミの住む部屋は、名前とエレベータの停止階ですぐ知れた。登校時間を見計らいマンションの入り口から後を尾ける。

 だが大抵は保護者然としたリナが一緒で近づけない。自転車に乗りさりげなく通り過ぎたり、先回りして遠くからマミを見つめる。

 校内には入るどころか近くで立ち止まることもできない。変質者による事件が全国的に頻発していた事もあり、学校のガードは固い。

 図書館や喫茶店などで暇をつぶし、下校時間を待つ。帰りは一人であることが多い。だが周囲の目もあるので慎重に尾ける。

 マミがマンションに入るのを見届けてから、少し遅れて自分も部屋へと帰る。そしてマミの面影を浮かべながら己を穢した。
600サスライジャー:02/08/20 23:33
>>599
 執拗な尾行やマミの同級生らしき者達の話を道端で盗み聞きすることでマミに関する情報を集めていく。

 マミは十歳。公立の小学校に通いクラスは四年三組。両親はマミの小さい頃に離婚したらしく、母親と二人暮らしだ。

 性格はおとなしく、そのせいで少なからずいじめの対象にもなっているようだ。顔立ちが良いので男子には人気もあるようだが、却ってそれが女子の反感を買って孤立しがちらしい。

 真に心を開く友人はクラスにはいないようだ。だが二歳年上の幼なじみのリナにだけは実の姉のように甘え、屈託ない笑顔を見せる。リナも姉代り母代りであれこれ世話を焼いてるようだ。

 リナが邪魔だ。ヨウスケは考える。物理的にリナはマミとヨウスケとの接触を遮る壁であり、精神的にも初対面の印象からヨウスケを圧倒する。

 なによりも母親にですら遠慮して見せないであろうマミの邪念のない笑顔を独り占めしているのがリナである。

 姉妹のようにじゃれあう二人を見る度、ヨウスケは激しい嫉妬と羨望と憎悪に駆られる。

 リナさえいなければ・・・。マミを妄想の中で劣情に貶める横で、リナも同時に殺戮の祭壇に上げられていく。 
601ラオウスレの愛読者:02/08/21 02:57
誰かラオウスレを救ってくれ!!
602名無しさん@ピンキー:02/08/21 03:10
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

■■日本最大のわりきり出会いサイト■■

コギャルから熟女まで

おこつかいの欲しい子、大募集!!

日本最大のわりきりサイト


http://senden.minidns.net/code/
(わりきり学園)

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

603名無しさん@ピンキー:02/08/21 04:26
>>602
神降臨
604名無しさん@ピンキー:02/08/21 20:56
おまいら、いただきマンモスに謝罪はしたのか?
>>601 具体的にどうすれば救えるのだ?
606元斗の男:02/08/21 21:43
 3レス
>>597
「マミちゃん!ちょっとオイタがすぎるよ!」

 リナはマミの方に振り返ると、メッ!とニラんだ。マミはビクッとなるとあわてて手を引っ込めた。
目が見開かれてマブタがピクピクと震えた。

「あっ、あっ、あっ・・・」 マミは声にならない声を出す。
「あたしのオッパイはオモチャじゃないんだからね!もう怒ったよ!」
「ゴメンなさい!リナお姉ちゃんゴメンなさい!」 マミは涙目になりペコペコと頭を下げた。
「しらない!」 リナはプイッと横を向いた。

 無論これは演技。しかしマミは長いつきあいなのに母親を除けば唯一の庇護者を失うのがコワイのか
リナの嘘怒りを一度として見抜いたことがない。
 あるいは見抜いてるのかもしれないが言い返したりふくれたりすることなくいつも謝る。

 もっともリナにも自信はある。なにせリナのニラミ目はたとえ嘘でもクラスの誰もが
泣きだしてしまうくらいの凄みがあるのである。

607元斗の男:02/08/21 21:53
>>606
「ゴメンなさい・・・許して・・・マミ、お姉ちゃんの大きいオッパイがうらやましかったから・・・だから・・・」

 マミはうつむいてグスングスンと泣き出した。
 マミの真意を探るべく怒ったふりをしてみたのだが、どうやら本当にただの悪ふざけだったらしい。
 横目でマミの泣き顔を見ながら、リナは少し後悔するとともに

(ああん、なんて可愛いんだろう!)と思った。

 マミの泣き顔はリナに保護欲をかきたてると同時にもっとイジメたくなる気持ちを抱かせる。

 もちろん他人がそれをやるのは許さない。おとなしいマミはよくイジメに会うが
リナはそれを目にする度にマミのクラスに乗り込んででも相手をとっちめる。
それは保護者を自認するリナには当然のことであったが、もう一つ理由があった。それは

(あたしだけがマミちゃんをイジメていいの)といういささか身勝手な思いからであった。

 だってあたしはマミちゃんの幼なじみでお姉さんでお母さんでもあるもの。
あたしはマミちゃんの事なんでも知ってる。あたしだけのマミちゃんだもの。
 だからあたしだけがマミちゃんをイジメていいの。ううん、イジメじゃないわ。あんまり可愛いからちょっとイタズラしたくなるの。

 文にするとこんな思いをリナは心の底に沈めていた。
608元斗の男:02/08/21 22:11
>>607
「許して・・・許して・・・」 マミは涙を目にためて訴えた。
「うん♪許してあげる!」 リナはニコッと笑みを見せた。
「ああ、お姉ちゃん!」 マミはリナに抱きついた。
「ゴメンね。あたしもちょっといいすぎたね。よし、よしもう泣くんじゃないよ」 リナはマミの頭を撫でた。
「うん・・・うん・・・しないから・・・もうしないから・・・」

 マミはリナの胸で泣きじゃくった。マミの顔がリナの幼い谷間に沈む格好になったが不思議と気にならない。
 それどころかキュンと奥の方で高鳴りをみせて、出るものならばマミにオッパイを
吸わせてもいいとさえ思った。

 リナはマミを抱きしめて頭を撫でながら(ああ、この子を守んなきゃ)という
母性本能と(ああ、可愛い!どうにかしちゃいたい)という倒錯的な気持ちを
同時に抱いた。

 ましてマミの愛撫?でいささかエッチな気分になっている。
 最近おぼえ始めた気持ちいいことをこの年下の友人にも教えて一緒に楽しみたいと思った。

「ほらもう泣かない!許してあげるから・・・でもちょっとオイタのオシオキはしようかな?」 
 リナはいたずらっぽく笑った。

「えっ?」 マミは顔を上げた。
「えへっ♪」

 リナはそっとマミのアソコに手をあてがった。

15サンノ ロセンニ アエテ ノッテミル。 キヅカイハ ムヨウ。イロイロ サクセン ケイカクチュウダカラ。 ト、イウワケデ コレデ ショウブダ! 
609このスレの愛読者:02/08/21 22:39
>>604
 謝罪とは誰に求めてる?書き手にか?読み手にか?
 書き手なら筋違いだぞ。書き手は書きたい話を書くだけだろう?それに15氏は最初からアナザーストーリーだぞ。
 そしてそれをリセットすることを宣言している。何の問題がある?
 MOMO氏や元斗の男氏もマンモスバージョンには加わっていない。裏切った訳でも見捨てた訳でもない。

 では読み手か?それも変だ。(・・)氏には謝罪せねばなるまい。書いてくれたのにボロクソにけなしたんだからな。

 だがマンモスには誰も何も言ってない。褒めもしない代わりにけなしてもいない。なぜ謝罪がいる?
 まあ「打ち切りにしても多分誰も悲しまない」という不当な発言をした奴はいるがそれはそいつだけであり、
「おまいら」とこのスレ全員が非難されるいわれはない。

 マンモスバージョンが止ってることか? だがそれは潰したのではなく、ほんとにただ止っているだけのことではないのか?
610このスレの愛読者:02/08/21 23:13
追記。「マミ編」がマンモスバージョンにつながらなかった事を怒ってるのかもしれんが、それもいささか筋違いだよ。

 マミに関してのいただきマンモス氏の発言は今見てみたがない。
 そもそもしずかの次の候補に関しての提案者はマンモス氏ではなく、議論にも加わってない。
(名無しでやったかもしれんがそれはあずかりしらないことだ)
 よってマミの提案者もマンモスバージョンでなくてかまわないといっていることも謝罪には当たらない。
それを結果的に採用し15氏も同様であり、また書き手としての立場は先に述べた通りだ。

 まあ外野があれこれいっても仕方がない。いただきマンモス氏、いるなら返事をして欲しい。
 貴殿は>>603の言うとおり謝罪がいるほど傷ついたのか?
ただしバージョンが止ってることで悲しむのなら我慢して欲しい。
 分岐の立ち消えと言う形でそれを経験してるものも多く、皆それには黙って耐えているのだから。
611MOMO:02/08/22 00:14
MOMOも何か言った方がいいのでしょうか?

 いただきマンモスさんのバージョンが止っているのは寂しいことですし残念
です。書き手の一人として無理にでも参加すべきだったのかもしれませんが
どれみを終わらせて何も書く気にはならず、また自分の死なせたキャラがいる
世界を別次元とはいえ終了直後にはとても書けませんでした。
 また「ドラえもん」という題材そのものがスレ全体で不評でそれを跳ね返せる
だけのカキコをする自信もありませんでしたし。
 結果的には見捨てたのかもしれませんし、心には引っ掛かっていましたが、
それはあくまでMOMO個人のことであって604さんが言われるような「おまいら
=スレ住人全て」に対する非難は「このスレの愛読者さん」が言われるように
いささかお門違いかと思います。

 この件で一番悩んで傷ついたのは15さんかも知れません。しかし「このスレの
愛読者さん」が言われるとおり何ら批判には値しないとMOMOも思います。
 ですから15さんには何ら気にする事なく「マミ編」を書き続けて欲しいですし
万が一これに関して15さんやスレ住人に批判が来るようであれば、中立を旨と
するMOMOですがこれに関してだけは住人として書き手として徹底的に擁護の
立場にまわります。

 604さん、それでよろしいですか?
いただきマンモスさん、書きづらいとは思うのですがいらっしゃるならMOMO
もそのご心中を伺いたいと思います。
612MOMO:02/08/22 00:25
 ちょっと固いレスが続いたんで・・・

15さん、続き期待!です。元斗の男さんにどう応えるのか楽しみなので今回はカキコしません。
 あっ、でもサスライジャーさんや新規の方の参戦で意外な方に進むのも歓迎ですよ!
 ただ斬馬刀で切りつけるみたいな意外すぎるのはできればカンベン願いたいです。はい。
613通りすがり:02/08/22 00:46
いままでを全部読んでみたがちょっと言わせてくれ

「なんて名スレなんだ…」

元斗の男氏+MOMO氏+15氏+サスライジャー×このスレの愛読者氏
=名スレ  この方程式が当てはまると思います

すばらしいセンスをお持ちの四天王と
義によってたっているこのスレの愛読者氏に乾杯!
これからも頑張ってください!応援しています
614通りすがり:02/08/22 00:50
サスラインジャー氏に氏が抜けてました
申し訳ありません
期待age
616名無しさん@ピンキー:02/08/23 00:55
誰かこれまでの話をまとめたホームページを作ってくれ!!

これらの小説は別に著作権ないから作ったってイイだろう!!
617(・・):02/08/23 01:58
こんばんわ!             
 

 
618someone:02/08/23 02:20
これらも姉妹スレのはしくれに加えてやってください。
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/erocomic/1026017159/
http://choco.2ch.net/test/read.cgi/koumei/1027557077/
619名無しさん@ピンキー:02/08/23 11:18
(・・)さん、カキコキボンヌ
6202チャンねるで超有名サイト:02/08/23 11:30
http://s1p.net/qqwert

 携帯対応

男性より女性の書き込み多し
女性性65%男性35%割合です
穴場的サイトです。
幼い中高生直アポ直電
OL〜熟女迄の出会い
 聞ける穴場サイトです
 
15氏サスライジャー氏どっちのバージョンも期待age
622名無しさん@ピンキー:02/08/23 22:41
名スレに発展する予感

【ロリ】・一行官能小説リレー  in 2ch
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/erocomic/1026017159/
623サスライジャー:02/08/23 23:11
>>600
 とはいえ安手のドラマのごとく実際にリナを殺したり怪我を負わせて入院させるなどできはしない。

 殺意と勇気を持ってリナの前に立ったとて、リナは恐らく怯む事なくあの厳しく真っすぐな瞳で己を見据えるであろうし、
逆に己はそれに脅えて逃げ出すであろう事は容易に想像がつく。

 だからヨウスケは機会を待つ。リナとて四六時中一緒の訳ではない。活発なリナは友人も多く、彼女らと行動を共にしていてマミがひとりぼっちの時も多い。

 だがその期間は短い。そして離れている時間が長い程リナはマミに濃密なスキンシップを施し、二人の絆はより深まる。

 しかしチャンスはあるはずである。長期の旅行、大喧嘩、そしてそれこそ不意の事故や病気による入院・・・リナに邪魔されずマミに近づくチャンスが。

 そしてその時マミはリナがいない寂しさと不安に人恋しくなっているはずである。閉じこもり固くなっている心のドアも軽くノックするだけで簡単に開くであろう。

 その時をヨウスケは待つ。その時こそ己がリナに成り代わり、リナに与えられていたマミの全てを得るのだ。

 あの笑顔を、そしてあの身体を!リナがよくするようにあの髪を撫で、あの手をつないで歩き、そしてあの身体を抱きしめるのだ!そしてそれ以上のことも・・・
 その時を思うだけでヨウスケの胸は高鳴る。自然に笑みがこぼれる。そして同時に己を穢してる時以上に醜悪な顔となる。
624サスライジャー:02/08/23 23:22
>>623
 梅雨が過ぎ夏の日差しがやって来た。

 “その時”は未だ訪れない。それどころか夏休みになるとマミは今まで以上にリナといる時間が長くなってしまっている。ヨウスケにとって鬱屈とした日々が続く。

 だが吉事もあった。一週間前近所で夏祭りが開かれた。その日の夕方にマミの家の前には期待を携えて見張るヨウスケの姿があった。

 果たして彼の願いどおり浴衣姿のマミがドアから出てくる。リナも一緒にではあったが。

 藍色の布地に花火と風鈴の絵柄。紅い帯。二人に気づかれぬよう後をつける。

 髪がアップにされており、普段は長髪に隠されている楚々としたうなじ。紅色の鼻緒から覗く思わずキスをしたくなるような白く幼い足指。噛みつきたい程よく締った足首。

 さりげなく前を通り過ぎ袂の重ねから胸元を想像する。後ろ姿から尻と下着のラインを読み取ろうとする。

 夜店の喧噪の中ヨウスケは至福の時であった。マミが買って食すものをヨウスケも買い求め一緒に食事をしている幻想に耽る。

 食す姿を見ているだけでも楽しい。小さな口が開くたびに白い整った歯とピンクの舌が覗く。

 アンズ飴を舐めてる時など己も一緒にそれ舐めながら、マミの舌のエロティックな動きに官能を揺さぶられ、その場で射精してしまいそうになる。   
625サスライジャー:02/08/23 23:42
通りすがりさん。
 俺みたいな新参者をベテランさんたちと並んで褒めていただいて恐縮っす。というより恐れ多いです。もったいないです。俺、そんなに偉くないっすよ。

 15さん。元斗の男さん。MOMOさん。
 もうすぐ「ヨウスケ編」第一部終わるんですけど、俺、本編に参加していいっすか?
 ただ俺の文だと今のバスルームほのぼのには向いてないと思うんで、別のシーンかリナのレッスンが進んで話が淫靡っぽくなってきてからと考えてるっすけど、どうでしょうか?
 俺のマミと皆さんのマミのずれが大きいかも知んないし、リレー式はやったことないんで心配なんすけど、皆さんがOKならやってみたいんですが
626名無しさん@ピンキー:02/08/23 23:56
>>625
ラオウスレや一行スレにもきてくれ
627名無しさん@ピンキー:02/08/24 00:00
本編が止っちゃってるなあ 
姉妹スレがまた活気づいてきたし頼んます! 
628名無しさん@ピンキー:02/08/24 13:12
15氏は不在か?どうなる本編!不安age

629いつものやつです:02/08/24 13:55
 ロリ小説をつくろう 第三節
「マミ編」インデックス

これまでのあらすじ
 マミは十歳。長い髪と白い肌、華奢な身体が愛らしい美少女だ。母子家庭の
一人っ子だが幼なじみで姉がわりのリナがいるから淋しくはない。
 学校は夏休み。マミの家で宿題をする二人。一段落ついた二人はバスルームで仲良くシャワー。
 だが洗いっこをしているうちになにやらあやしい雰囲気に・・・
 一方マミに惚れているロリコン青年ヨウスケがマミに近づくチャンスをうかがっていた・・・

「プロローグ」 >>495 >>497 >>500

「バスルーム編」
・いっぱい洗ったげる >>502 >>509
・お耳に息を >>513 >>514
・手は胸からお腹へそして・・・ >>533 >>554 >>555
・マミの番だよ >>556 >>557 >>578
・マミ、リナの乳房責め? >>579 >>588 >>597
・怒ったよ! >>606 >>607 >>608

630愛読者:02/08/24 13:56
「ヨウスケ編」
・マミに惚れた男 >>517 >>518 >>521
・ヨウスケのプロフィール >>527 >>528 >>529
・ロリへの目覚め >>532 >>540 >>541 >>542 >>545 >>552
・マミとの出会い >>560 >>571 >>572 >>584 >>585 >>595 >>596
・尾行・監視・たくらみ >>599 >>600 >>623
・浴衣姿 >>624
63115:02/08/24 15:14
>元斗の男氏、627,628
カキコが大幅に遅れて申し訳ないです。今日中には。
 
>サスライジャー氏
どんな形であれ是非参加してください。

>前スレからの愛読者氏、MOMO氏
マンモス編を蔑ろにして、書き易いキャラやストーリー設定の方へ安易に流れていった
わたしの書き手としての姿勢が、結果的にスレの混乱を招いてしまったと、
反省しています。


63215:02/08/24 18:17
>>608

「やぁん!」
素早く伸びてきたリナの手に無毛のスリットを撫であげられた
マミは、驚きの声を挙げて反射的に身をよじった。
「ダーメ。じっとして」
立ち上がったマミの腰に後ろから手を回すと、逃れようとする身体を据え付けるように固定した。
再びリナの手がマミの秘唇に伸びる。
「お姉ちゃん、そこはさっき洗ったよ〜」
「そぉ?ちゃんと洗った〜?・・・ほらマミちゃん」
溢れた恥汁がまとわりついたリナの人さし指と中指をマミの目の前にかざした。
その指をゆっくりと離してVサインをつくると、指股に粘液の橋が掛かった。
「このネバネバしたのなに?」
「えっ、わ、わかんない・・・」
見たこともない液体が自分の身体から染みだしているのを知らされたマミは、不安に満ちた顔を左右に振った。
「でしょ〜。ひょっとしてマミちゃん病気かな〜?」
「えっ、うそっ。・・・なんかマミ、怖い。」
不安を掻きたてるリナの言葉に、マミは肩を震わせながら消え入りそうな声で呟いた。
華奢な身体がいっそう小さく見える。
「大丈夫!お姉ちゃんがちゃんと調べてあげるから。・・・じゃ
 あ、見せてね♪」
そういって割れ目に近づいてきたリナの視線を感じてマミは、体をキュッと強ばらせた。
いくら馴れ親しんだ仲とはいえ、自分でも良く観察したことのない性器を同姓の目に晒さなければならないということに、いっそう恥ずかしさが募り下を向いたまま押し黙ってしまった。
マミの透き通るような白い肌がますます紅潮する。
マミのその仕草を眺めていたリナの内に、守ってあげたいという感情の一方でめちゃめちゃにしてしまいたいという不均衡な感覚が沸き上がっていた。
むずがるマミを急かせるようにリナは言葉をさらに続けた。
「さあ、足を広げてみて。ひょっとしたらお医者さんの所にいか なくちゃならないかもよ〜。」
"医者"という言葉に反応するかのようにピクッと身体を縮めたマミは、観念したかのようにおずおずと足を広げ始めた。
63315:02/08/24 18:19
2レスです。続きは後程。
634名無しさん@ピンキー:02/08/24 18:47
megumiのオッパイオマンコ炸裂コラ
http://www.chichi-net.com/ranking/rank.cgi?id=arifish
大好評アユのオマンコ画像パート6
http://friends.rank.ne.jp/in.cgi?account=arifish
つんくがモー娘。ゴマキと保田に○○???えげつない写真
http://lt.sakura.ne.jp/~daidai/ranking/ranklink.cgi?id=arifish
63515:02/08/24 19:37
>>632

足が広がるのに合わせて、ぴったりと閉じていた陰裂がほころぶように開いた。
吸い込まれるように伸ばしたリナの手に、プニッとした感触が伝わった。
「う〜ん。ここかな〜?」
そういいながらリナは、僅かばかりに開いた花びらを、指をV字に当ててさらに割広げた。
大陰唇はふっくらと発育していて、小陰唇は縦長の襞がほんのりとピンク色に染まり、僅かに突き出た上部の包皮からは真珠のようなクリトリスがちょこんと顔を覗かせていた。
マミは下から見上げるリナと目が合うのを避けるかのように、顎をあげ瞼にキュッと力を入れ固く目を閉じていた。
さすがに幼い秘裂にいきなり指を這わことはためらわれたのか、
リナはクリトリスを軽くチョンとつついた。
「あぅっ!」
「ん?ここ?」
マミの反応を楽しむかのように、リナはさらに指に力を込めた。
マミの息遣いが速くなる。
「うわっ!マミちゃん、なんか凄いよ〜。さっきのネバネバがどんどん出てくるみたい」
「うぅっ・・・リナ姉ちゃん、マミ、どうなっちゃうの?」
「う〜ん。多分このネバネバを出しきっちゃったら良くなると思 うの。・・・とにかく続けるね♪」
リナは溢れ出す愛液を指に掬いとっては、突起に摺りつけるように刺激を加えた。
下腹部を触られるたびにマミは、先ほどシャワーをあてられた時に覚えた不思議な感覚を、快感というはっきりとした形で捉え始めていた。
初めて味わう愉悦に体が震える度に、背中まで伸ばしたつややかな髪もわずかに揺れた。
浴室内にマミの吐息と粘着音が響き渡る。
「あぁっ・・・お姉ちゃん・・・マミ、変だよ〜」
「ほら、足閉じてきてるよ。しっかり開く!・・・もうちょっとだから、ね?」
快楽に悶え足を震わせているマミを尻目に、リナは語気を強めしかりつけるような声でいった。
さらに続くリナの愛撫に身体を支えきれなくなったマミが、しゃがんでいるリナの肩に手を掛けた。
マミの限界が近いと悟ったリナは、とどめをさすかのように
充血したクリトリスに唇を寄せチュッと吸い付いた。
「あぁぁぁっ・・・!」
その瞬間、全身がバラバラになるような強烈な快感に、マミは足をガクガクと震わせ大きな息をついた。
636MOMO:02/08/24 20:14
 >愛読者さん
 毎度お疲れ様でございます。えっと一度うかがってみたかったんですが
「愛読者さん」は「このスレの愛読者さん(=前スレからの愛読者さん、
イコールでよろしいんですよね?)」と
同一人物さんなのでしょうか?
 
>サスライジャーさん
 大歓迎です!というより許可なんていらないんですよ、元々。お好きに書いて
いただけいてよろしいんですよ。待ってます!

 >通りすがりさん
 MOMOも恐縮してます。せっかく祭り上げていただいてるのですから
あまり惰眠を貪らずに期待にそうようなカキコをしていきたいと思っております

 >(・ ・)さん  書き手としての復活をお待ちしております。

 >15さん
 お気になさらずに・・・。幸い目立った批判はないようですし。スレが荒れるかな
と覚悟してましたがそれも避けられたようですしね。 

 それにしても姉妹スレが一斉に活気づいてますね。何があったのでしょう?
といいたくなるぐらいの盛況で喜ばしいことです。
637(・∀・)イイ!!:02/08/24 21:27
638名無しさん@ピンキー:02/08/24 21:42
おまいらスレ最高!
639(;´Д`)ハァハァ:02/08/25 03:31
最高だぜ!書き手の皆さん。がんばって!
640名無しさん@ピンキー:02/08/25 03:55
エロアニメ満載。
http://www.sexforprofit.com/cgi-bin/agents/agents.cgi?jugem
さいこーっすよ。ライブチャットできるし、ライブの盗撮、裏ビデオもいっぱい
金もかなり稼げるし。俺はちなみにつきに3000ドル弱稼いでます。
それでヌキ放題。月にたったの25ドル。
641元斗の男:02/08/25 16:12
> サスラウジャー サン
 スデニ オフタリガ イッテクレタンデイマサラ オレガ イウコトモナイト オモッタガ ヘンジマチカモシレナイノデ イチオウ!
エンリョシナイデ サンカ スベシ! ソシテ ショウブダ!

> 15サン
キマシタネ コウデナクテハ! オレノブンデ ドコマデ ヤレルカ ワカランガ ナントカ ンキョウジュウニ ツヅキヲ カイテミル
トイッテモ ハヤイモンガチダカラ ミンナモ スキニ カイテネ!
642元斗の男:02/08/26 00:22
>>635
(あはっ♪スゴォ〜いマミちゃん!イッちゃったよぉ〜)

 リナは自分の肩に手を置いて小刻みに震えているマミを見上げて小さく舌を出した。
 その視線の先にはピンクに頬を染めてハアハアと可愛らしく喘いでいるマミの
うつむいた顔があった。

(ああ〜ん!カワイイッ!もっともっと可愛がってあげたい!そして・・・)

 もっともっとイジメちゃいたい!

 リナは視線を下げてマミの下半身に目をやった。震えて閉じがちになっている
太ももの内側には先程にもましてトロリと粘り気のある液がからみついていた。

「ねえっ!ねえっ!リナお姉ちゃん!マミ、どうしちゃったの?」

 リナが顔を上げると、マミは高揚と不安が入り交じった面持ちでリナを見ていた。
 初めて経験する快感とその絶頂に、マミは余韻を楽しむよりもむしろ不安を
おぼえているようだった。濡れた目がせわしなく動いている。

(そうそう♪あたしも初めてイッちゃった時コワくて泣きそうになっちゃったもんなぁ あっ・・・)

 リナはその時を思い出して体もそれを思いだしたようだった。キュンとアソコ
が熱くなり、マミ同様ネバネバとした液がにじみあふれて来るのがわかった。

643元斗の男:02/08/26 00:26
>>642
 リナはキュッと太ももを閉じ、ゆっくりと内側どうしをこすりつけた。股間と
内股の擦れる感触がアソコの熱さをさらに刺激した。

「ねえっ!お姉ちゃん!お姉ちゃんてば!」

 軽い陶酔に耽って何も言わないリナにマミはすっかり不安になったようだ。
リナがふと気づくとマミは今にも泣きだしそうだった。

(ああ・・・) その顔はリナの加虐心に火を点け快感を倍加させた。

(えへっ♪もう少しイジメちゃおう!) リナはそう考え、ワザと神妙な顔を作った。

「どうしたの?マミちゃん。そんな顔して・・・まさか・・・まさかマミちゃん!
キモチよかったんじゃないよね?!」

「えっ・・・」 リナのその言葉にマミはドキンとした。

「ちがうよね?お股を触られてキモチよかったんじゃないよね? それで震えて
るんじゃないよね?」 

「あの・・・マミ・・・あの・・・」 リナの真顔と問い詰めるような物言いにマミは言葉
がでない。それはイケナイことなんだろうか。

(でも・・・) それはキモチよかった。耳に息を吹きかけられる時よりもガマン
した後にトイレにかけこんだ時よりもずっとキモチがよかった。

 でもひょっとするとそれはリナのいうビョーキなんだろうか?そういえばお股
のヘンな液もさっきより出てる・・・

「どうなの?マミちゃん!」
「ち、ちがうよ!キ、キモチよくなんかなかったよ!」

 叱られるような口調と自分への不安でマミは嘘をついてしまった。

644名無しさん@ピンキー:02/08/26 00:30
645元斗の男:02/08/26 00:52
>>643
「そう、よかったぁ!」 リナは安堵したようだった。マミも後ろめたさを感じ
ながらもホッと息をついた。

「でもね・・・」 リナの目がキラッと光った。
「えっ・・・」 マミは再び不安になった。
「こういうことはもっと調べなきゃ!大事なことだからね!ほら、まだネバネバ
がでてるし」
「はっ!イヤぁッ!」

 リナの右手が再びマミの股間に伸びた。中指がスリットをなぞるように降りて
行き、イッたばかりでビンカンになってるクリトリスと蜜であふれかえっている
アソコを刺激した。

「はうッ!」 マミはピクンと体を揺らした。反射的に脚が閉じられた。だがリナの手が強引に割り入るように滑りこみ
何度もマミの股間を撫で上げた。

「あっ!・・・あっ!・・・あっ!」
「どうしたの?やっぱりキモチいいの?」
「ち、ちがうよォ!キモチよくなんか・・・キモチよくなんかないよぉ!あうっ!」 
 言葉と裏腹にマミは喘ぎをみせ、リナの指を迎え入れるように少しづつ脚を
開いていく。

 ダメ!キモチよくなんかなっちゃダメ!それはビョーキでイケナイこと・・・
 マミは必死で自分を押さえた。だが逆に押えつけることでその反動で先程以上
に刺激にビンカンになり、ひと撫でごとにキモチよさが波のように体を伝わっていく。

「くッ!うッ!はァッ!」
「マミちゃん?」
「ち、ちがう!ちがうもん!」
「ほんとに?ウソはダメだよ!マミちゃん!」

 厳しい口調はそのままにリナの口元にはなんともイタズラ気でイヤラシイ笑み
が浮かび上がっていた。
 
646名無しさん@ピンキー:02/08/27 18:51
あげとく
647サスライジャー:02/08/27 22:25
>>624
 ヨウスケはズボンのポケットごしに己をまさぐりながら浴衣姿のマミを追う。

 水風船釣りの前でしゃがみこみマミは無邪気な笑顔でこよりを垂らしている。その眩しい笑顔を隣の射的屋から盗み見ていたヨウスケだったが、急に視界が遮られる。

 「実行委員」の緑の腕章をつけた中年男がマミにレンズを向けていた。「はい、おじょうちゃんこっち向いて!」と猫撫で声を出す。

 照れてはにかんだ笑みを見せながらマミは釣上げた水風船ごと身体を向ける。
「はーい、可愛いよチーズ!」軽いシャッター音と瞬くフラッシュ。

 このロリコン親父め!ヨウスケは自分に向けるべき非難をこの男にぶつける。

 男はヨウスケもよく知る人物だった。雑貨屋で本業は妻にまかせてこの手の町内の催しになぜか情熱をそそぐつまらぬ男。

 数日後。買い物でこの男の店を訪れたヨウスケはレジのあるテーブルでこの時の写真を見つける。

 町会報に載せる写真を選んでいたのだろう。狭いテーブルに乱雑に散らばる写真の群。その右端でヨウスケに笑みを投げかけるマミ。
男も妻も入り口の前で客と談笑している・・・

 店を出たヨウスケのTシャツは汗でグッショリと濡れ、その右腹の肌には写真が一枚貼りついていた。
648サスライジャー:02/08/27 23:17
>>647
 「マミちゃん・・・」窓から夏の熱い空を眺めながらヨウスケはマミを想う。

 恋と呼ぶにはあまりにも変質的な慕情と膨れ上がる妄想は押さえ切れないところまできている。機会を待つだけではもう気が狂いそうだ。

 この夏休みが勝負だとヨウスケは思う。マミの肢体を抱き締めるのは無理としてもせめて近づき口をきける仲にならなくては。

 ヨウスケは考える。己を穢した疲労とうだるような暑さで朦朧となりながらマミとマミに近づく手段を考える・・・

      [ヨウスケ編 第一部・了]
649サスライジャー:02/08/27 23:43
 15さん、MOMOさん、元斗の男さん
 レス有り難うございました。うれしいっす。ヨウスケ編とりあえず一区切りついたんで、皆さんのご好意に甘えて本編
にも参加させてもらいます。
 ヨウスケ編は時々も本編を崩さない程度に[イタズラ電話とか持ち物盗むとか]で書くつもりっす。

 ラオウスレや一行のみなさん
 お誘いうれしいっす。でも俺、スカ属性ないしさくらってアニメらしいっすけど全然しらないっすよ。どれみは日曜ちょうどその頃起きるんでボーっと見てるんすけどね。
 でも考えてみるっす。無知で恥ずかしいんで書くときはサスライジャー名義でなく名無しで書くことになると思いますっすけど。
650通りすがり:02/08/29 08:13
サスライジャーさんお疲れ様でした
ヨウスケ編も期待しています
651(・∀・)イイ!!:02/08/29 11:25
【姉妹スレ】              

ロリ小説を作ろう
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/erocomic/1021258471/

ロリ小説を作ろう〜512kb超えたよ!〜
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/erocomic/1026055330/

ロリ小説を作ろう〜ラオウバージョン〜
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/erocomic/1028564448/

【ロリ】・一行官能小説リレー  in 2ch
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/erocomic/1026017159/

ロリ小説を作ろうよ
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/erocomic/1025884611/

おい、おまいら。みんなで小説を作るぞ!
http://choco.2ch.net/test/read.cgi/koumei/1027557077/
652名無しさん@ピンキー:02/08/29 11:38
http://s1p.net/spps

  メル友

 コギャル系出会い
 ギャルギャル大集合

女性の皆さんも訪問
してね、女性も沢山
訪問しています、この
夏一番有名なサイト
です宜しくね皆さんに
紹介してください。
女性に役立つリンク集
も多数有ります!!
653名無しさん@ピンキー:02/08/29 11:39
グラビアアイドル【寿】オフィシャルファンサイト
http://www.prime-i.co.jp/kotobuki/
654MOMO:02/08/29 22:58
 例により「つなぎ」です。
>>645
(あはっ♪マミちゃん、困ってる困ってるゥ〜)
 快感に攫われている自分を悟られまいと目を固くつぶり震えているマミ。
 秘部を撫で上げる度に、食いしばった小さい歯からアッ、アッと可愛らしい喘ぎを漏らす。

(えへへ・・・)
 溢れかえる蜜を秘部とクリトリスに塗りつけながらマミの様子をうかがうリナ。
 何度も作業を繰り返す内に、マミが一際反応する角度と力加減を見つけた。

(そっかぁ、こうするのが一番感じちゃうんだぁ)
 微妙に中指を操作すると、まずその角度でマミのクリトリスを軽く撫でた。

 「くぅっ!」 マミがピッと腰を引いた。そしてためらいながらゆっくりと元へ戻す。
 もう一度試す。同じ反応をしめすマミ。

(えへへ、よお〜し!)
 完全に確信を持ったリナは、再び戻ってきたマミの下腹部に指を向けながら
今度は逃げられないようにマミの腰を左腕で抱え込んだ。

 そして今度はリズミカルに連続してマミの蜜ではしたないほど濡れたクリトリスを撫で上げていく・・・ 
655(・∀・)イイ!!:02/08/30 03:42
今、オナラしちゃいました。すごくくさいです。
656名無しさん@ピンキー:02/08/30 04:01
こいつも姉妹スレに加えてくれ

ロリ小説でも作ろうか
http://vip.bbspink.com/test/read.cgi/ascii2kana/1030646813/
657サスライジャー:02/08/31 17:00
>>654
 「ああっ!お姉ちゃん!ダメッ!ダメッ!ダメ〜ッ!」マミは脚を引き攣らせてのけ反る。

 包皮をすっかり剥かれ、繰り返される愛撫に快感で赤く腫らしていたクリトリス。そこにリナのツボを捉えたタッチが連続的に施される。

  傷口に直接触れられたのにも似た痛みの衝撃。それとともに身体の芯を走り抜ける電流のような快感。

「離して!お姉ちゃん!お願い!ああっ!イヤ〜っ!」身を貫く初めての感覚にマミは快感よりも恐怖が先に立つ。

 抱え込まれたリナの腕から逃れようとマミは激しく腰を振る。リナはぐいっと己にマミを引きつけ離さない。右手の指先は休むことなく
先刻までなんの穢れもなかったロリータの肉色の真珠に淫らな刺激を加えていき、徐々にその身体に官能を刻み込んでいく。

「やめて!お姉ちゃん!お願い!お願い!」マミはつま先立ちになり、抱えられた腰からくの字になって身体を反らす。

 背中まで伸びた黒髪が宙を垂れ、鏡にはあごから喉へかけての筋肉が幼い柔肌にくっきり浮かび映る。

「やめて!やめて!やめてぇ〜!」マミはのけ反り絞られた喉から苦しい息遣いとともに哀願の叫びをあげる。

 リナは聞き入れない。淫らな指の動きは続く。マミの身体の動きに合わせ角度を変え、リズムを変え一瞬たりともポイントを逃がさない。

「あがぁっ!はぁあっ!」

 休みのない連続した刺激はそれに耐えようとするマミに逃げ場を与えない。のけぞり逃れることはもはやできず今度は身体を激しく左右によじる。

だがそれによりリナの指の侵入を少しでも防ごうと込められていた脚の力が抜け、リナの指技をより容易にする。

 溢れ出る愛液を塗りつけられ嬲られた秘石は堅く充血し、膨張しその表面に新たに幾つものポイントを出現させる。

 リナもそれを敏感に察して指の蠢きを変える。

「あっ!ああ〜っ!ヤダ〜ッ!」マミはもう縦でも横でもなく激しく身体をよじり、リナの腕の中で暴れる。 
658サスライジャー:02/08/31 17:05
 恥ずかしながらマミ編初書き込みっす。俺、どうしてもこんな文しか書けないんですけど雰囲気壊してませんか?
とりあえずこれ見本っす。苦情がなかったら続きはまた後でやらせてもらいます。
659名無しさん@ピンキー:02/08/31 20:43
書いて!おねがい!
660サスライジャー:02/09/01 12:39
>>657
 リナは左腕に力を込める。だがマミの激しい乱れと互いの汗ばんだ肌にリナはマミを押さえつけておくことができない。するりとマミの身体が抜ける。

「はうあっ!」リナのいましめから抜け出したマミは浴槽の縁に倒れこむように身体を預ける。ピンクに染まり汗ばんだ背中をリナに向ける。

「マミちゃん・・・」荒い息遣いとともに激しく上下しているマミの肩にリナの腕が伸びる。軽く指先が触れただけでマミはびくっと震える。

「お姉ちゃん!」乱れた髪を振り上げながらマミはリナを見上げる。経験したことのない快楽に畏れ、困惑して震える顔。

「もうやめて!マミ・・・こわい・・・」

「こわい?痛いの?」己の行為とマミの反応に興奮してすっかり上気させた顔をリナ
はマミの顔へと近づける。

「あの・・・あの・・・・」マミはうつむく。

「気持ち・・・いいんだよね?触られてとっても気持ちよかったんだよね?」リナはささやくように言う。

 息を飲むマミ。だがやがてコクリとうなずく。

「お姉ちゃん・・・マミ、やっぱり病気なの?こんなとこ触られて気持ちがいいなんて・・・それにネバネバもいっぱい・・・」

 マミは不安で身を縮める。リナは性にはまるで無知で、己がついた嘘にどこまでも怯えているマミの純真さに愛らしさをおぼえる。

背中ごしにそっとマミを抱きしめる。マミの背中にリナの幼いふくらみが密着する。

「大丈夫だよマミちゃん。病気じゃないから・・・」リナは優しくマミに言った。

「ホント?!」

「ホントだよ。女の子はみんなそうなんだよ」

「ああ、よかったぁ!ホントなんだねお姉ちゃん!マミどこも悪くないんだよね!」リナの言葉と肌のぬくもりにマミは安堵する。

「うん!でもね・・・」リナは悪戯っぽく笑う。

「えっ!」再びマミは顔を曇らせる。

「マミちゃんはやっぱり悪い子なんだよ。だってこんなにエッチなんだもん」再びマミの股間に手が伸びる。

「あっ!ちがう!ちがうもん!マミ、エッチなんかじゃないもん・・・あぅっ!」

「ううん、エッチだよ。ほらネバネバがこんなに・・・これはね、マミちゃんがエッチで悪い子ですっていうしるしなんだよ」

「うそっ!マミ、そんないけない子じゃないもん!ああっ!やめてお姉ちゃん!マミ、また・・・あっ!ああっ!」マミは腰を揺らす。

「ほ〜らたくさん出てきた。マミちゃんはこんな小さいのにとってもエッチでいけない子なんだよ・・・」

「うそっ!ちがう!そんな・・・」マミは激しく首を振る。そんなマミをリナは優しくさとすようにいう。

「いいの。お姉ちゃん、エッチなマミちゃんも大好きだよ。だからも〜っと悪い子にしてあげる・・・」
661名無しさん@ピンキー:02/09/02 16:53
ageるの
662名無しさん@ピンキー:02/09/02 21:16
しかしそこにsomeoneがあらわれた!!
663元斗の男:02/09/02 23:17
 ムム、キタカ!ショウブ!
>>660
 リナはそう言うとマミの耳に軽くキスをした。ヒウッ!とマミは顔を縮めた。

「イヤだ!マミ、悪い子なんてなりたくないよぉ!あうッ!ダメッ!それダメッ!」
「あのねマミちゃん、マミちゃんはね、マジメすぎるの。もうそろそろ悪いこと
もおぼえなきゃダメよ、だから、ネッ・・・」

 リナはマミのクリトリスを再び刺激しながらささやいた。

「だって、そんな、あッ!ああッ!イヤァ〜ッ!」
「ほら、キモチいいでしょ?とってもと〜ってもキモチいいでしょ?マミちゃん
の体は悪い子になりたがってるんだよ。マミちゃんもホントは悪い子になりたい
んでしょ?すなおになろうマミちゃん!」
664元斗の男:02/09/02 23:22
>>663
 リナは自分の言葉にコーフンしてハアハアと荒い息をマミの耳に吹きかける。
マミはそれをむずがるようにイヤイヤと首を振った。

「ちがう!マミ・・・ちがうもん!」

 マミは今にも泣き出しそうだった。リナの指責めに体を火照らせながらも必死
で「良い子」の自分を守ろうとしていた。

(あん!カワイイ〜!テーコーしちゃって!ああもうホント、メチャクチャにしちゃいたい!)

 マミの抵抗はリナの加虐心にますます火をつけた。ああ、もうダメ!あたしも自分を押さえ切れない!

「ふ〜ん、そう。お姉ちゃんに逆らうんだ?マミちゃんの意地っ張り!いいもん!
そんならマミちゃんが自分から悪い子にして下さいっていうまでイジメちゃうから!」
「えっ?・・・イヤッ!イヤァ〜ッ!」

 リナは身をかがめるとマミの両足をつかむとガバッと開いた。そしてその間に
自分の顔を近づけていった。

「お姉ちゃん!なにを?!あッ!そんな・・・ダメ〜ッ!ダメ〜ッ!」
665名無しさん@ピンキー:02/09/02 23:25
超おすすめサイト!!
 ↓↓
http://www.bea.hi-ho.ne.jp/paisen/
666名無しさん@ピンキー:02/09/03 20:05
MOMOさんも15さんもまたお休み? 4人でバトってよ!
667名無しさん@ピンキー:02/09/04 08:44
頼む!誰かラオウスレを救ってくれ!
サスライジャー、さくらは知らなくてもももこは知ってるんだろう?頼む!
668サスライジャー:02/09/04 18:01
 勝負受けまっす!
>>664
 リナは眼前にあるマミの秘所に魅入る。

 指を挿入こそしていないもののさんざん嬲られた秘裂はそこから溢れでる蜜でぬらぬらと濡れている。

 ほんの少しだけ顔を覗かせているロリータのピンクの肉襞は脚の震えとあいまってこれからされることであろうことに脅えている。

 リナもこれから自分がすることに興奮と畏れをおぼえ紅潮した顔を震わせる。

 「クンニ」「フェラチオ」などの口唇愛撫については知識はあったが無論実践はない。

 初めてそれを知ったとき淫猥さよりもむしろ不潔な印象を抱いたが、こうして眼前にいやらしくも愛らしいマミの秘所を見つめると興奮と好奇心が先に立つ。

(それによく洗ったんだし汚くないよね・・・)目をつぶりおそるおそる舌先を伸ばす。

 最初は軽くつつくように触れる。その度にマミが「んっ!んんっ!」と小さく喘ぎ、無理矢理開かされている脚を閉じようとぴくっぴくっと震える。

 その反応に加虐心と征服欲を刺激されたリナは脚を開く手に力を込めて、さらに開脚の度合いを大きくする。

「いやぁぁぁっ!」さらに押し開かれその秘めた内奥をさらすピンクの肉襞。リナは目を開けてそれを確認し、舌をさらに近づける。

669サスライジャー:02/09/04 18:05
>>668
「いやっ!お姉ちゃんいやっ!」舌先に触れる粘膜の感触と垂れてくる熱い液。リナはそれを縦溝に沿うようにすくいあげる。

「っあっ!ああっ!!」マミは背にした浴槽に沿うようにずり上がり、首を反らせる。

「あうっ!あはぁっ!あはぁぁぁ!」リナは浮き上がったマミの腰を脚を強く押さえつけることで引き戻し何度も何度もマミをなめ上げる。

「くあっ!・・・はうっっ!・・・いやっ!おねえちゃ・・・ああっ!」舌先で何度ぬぐいさってもその奥から蜜がにじみでてくる。

(すごい!すごい!すご〜い!)リナはいまや目を開け、時折上目遣いになりながらマミの敏感な反応を楽しむ。

(マミちゃん、かわいい!かわいいよっ!)リナはタイルの上でマミの脚を押さえる腕以外はほとんど腹ばいになり、夢中でマミを責め立てていく。

 初めての愛液の味は「蜜」と称されるものから想像されるものとは違っていたが、高鳴る興奮から今は本当に甘露なものすら感じ始めていた。

 少し冷いやりとするタイルに自らもそこをしとどに濡らした火照った身体を押しつけながら、リナはマミを愛撫し続ける。 
670サスライジャー:02/09/04 18:35
ももこは知ってますっけど・・・話にチャチャ入れるようなカキコならともかく今みたいに話の立て直しみたいな状況で期待されるのは荷が重いっす、俺。手え抜けたような事どっちもできないし。すいません。
671サスライジャー:02/09/04 21:00
>>669
 ぴちゃっぴちゃっぐぶっと淫猥な響きがバスルームに響く。

「あああっ・・・」マミはその幼い背中を何度も浴槽に打ちつけながら喘ぐ。

 指で刺激されるのとはまた違った快感にマミは翻弄される。わずかとはいえ身体の内側をねっとりとなめられるという
今まで経験したことのないおぞましくも甘美な感覚。

 しかもそこはマミにとって一番恥ずかしいところ。幼少期から母親から何度も「ここは女の子の一番大事なところなの
。だからむやみにさわったり人に見せてはだめよ」と躾けられ意味はわからずとも恥じらいをおぼえさせられたところ。

 小学校に上がる時には既に他のみながするようには半身を無邪気に露出したりそれを包む下着が見えてしまうことが
平気でいられなくなっていたマミである。

 それがたとえ幼馴染みのリナといえど股を開かれてまじまじと見られあまつさえそれをなめられ、嬲られる。

 それこそ顔から火が出るような恥ずかしさである。

「だめっ!もう見ないで!なめないでぇ〜!マミ、マミッ、ああっ!」初めて経験する身体的な快感に加え、マミは恥部がさらけ出されている羞恥心とそこをなめられているのに感じてしまっているという背徳感に身をよじらせていた。

672名無しさん@ピンキー:02/09/05 21:21
age
673名無しさん@ピンキー:02/09/06 14:00
15氏力キコキボンヌ
674名無しさん@ピンキー:02/09/06 23:19
いただきマンモス・・・
675bloom:02/09/06 23:25
676名無しさん@ピンキー:02/09/07 04:03
そろそろ次スレでも立てておこうか。前スレみたいに容量不足になるかもしれないからな。
まだ300だし大丈夫でしょ。400いったら考えようや
678サスライジャー:02/09/07 13:03
>>671
(マミちゃん、もっと気持ちよくしてあげる)

 ぬぷっ。リナは舌先を固く尖らせ、蜜で溢れてわずかに開いたマミの花弁の内奥へと突き立て侵入させる。

「はぁんぁっ!」マミは浴室中が反響するような叫びを上げる。

 恥ずかしくも甘美な心地よさにさらわれまいと必死で抵抗していたマミだったが、突如割り込んできた強烈な刺激にそのガードが一瞬解かれる。脚に込めた力が抜ける。

 リナはそれを見逃さない。ぐっとマミの腰を引き寄せて脚を開かせると、無防備になったマミの肉襞により深く舌を突き立てる。

「くあっ!」きゅっと閉まる花弁。それをこじあけるようにリナは舌先に力をこめ、ぐぬっぐぬっと拭い上げる。

「うぐぁっ?!ああっ!」堪えようにも堪え切れない突き上げるような快感が何度も脊髄を走り抜けてマミを襲う。

 マミは髪を振り乱しそれを払いのけようとするが、リナの舌技は激しさをましてその抵抗を打ち砕く。

 えぐられ、こねられ、時に緩急をつけるように優しいタッチに変わり・・・

 マミの脳髄にずーんずーんと快楽の怒涛が響き渡り、目覚めたばかりの幼い官能が暴力的なまでに揺さぶられる。

(だめ・・・マミ・・・もうだめ・・・)マミの心が身体に屈して座をあけ渡す。とたんに今までにない快美な波が全身の隅々にまで伝わる。

「はうぁっ!ああああああぁぁ!!」マミはがたがたとその幼い身体を震わせて絶叫した。
679サスライジャー:02/09/07 13:06
>>678
 その最中もリナの舌の蠢きは止まらない。

 絶叫の中いよいよ高まったマミの官能はまだ見ぬ絶頂へと登りつめようとする。

「おねえちゃん!ああおねえちゃん!マミ、マミッ!」マミは今までの抵抗が嘘のようにリナの舌の動きに身を任せ、喘ぐ。

 引きよせられるまま身を預け、浴槽の外壁からずり落ちる。自分から脚を開き腰を突き出す。

「もっとぉ・・・もっとぉ・・・!」幼いながらも女としての本能がマミを突き動かし、より深い快楽をそして絶頂を迎え入れようと腰を揺らす。

 だがそこでリナの動きがふいにやむ。

「おねえちゃん?!」

「へへっ!」リナは顔を上げゆっくりと身を起こす。そして愛液と唾液にまみれた口元をぬぐうと、目に悪戯気な光をたたえて笑みを見せる。

「これでお〜しまい!」 
680サスライジャー:02/09/07 13:56
>>679
「えっ?!そんな・・・おねえちゃん!」マミは横たわり震えながらリナを見上げる。

「だってマミちゃんいやなんでしょ?悪い子になりたくないんでしょ?だからやめてあげる」マミの困惑した表情を楽しみながらリナは薄く笑う。

「そんな・・・おねがい!いじわるしないで・・・マミ・・・マミ・・・」いやいやとマミは首を小刻みに振る

「どうしたの?もっとして欲しいの?悪い子になりたいの?」リナは怪しい光りを目にたたえ、マミの震える瞳を覗きこむように顔を近づける。

「ううっ・・・」マミは俯き目線をそらす。
「ほら、黙ってちゃわかんないよ?どうなのマミちゃん?」

「マミ・・・マミ・・・!」マミの中に再び沸き上がる羞恥の感情。だがどうしようもなく疼く身体がそれを打ち破る。

「して・・・もっと・・・して・・・」俯いたまま蚊の鳴くような声でマミは呟く。

「えっ?なあ〜に!聞こえないよ!もっとはっきり!」リナの口元がめくれあがりサディスティックな表情が浮かび上がる。

「して!マミにもっとして!」恥辱に顔を真っ赤にしながらマミは叫ぶ。

「だめ!ちゃんとお姉ちゃんの目を見て言うの!ほら!」リナの手がマミの股間に伸びて蠢く。くちゅくちゅと淫らな音が響く。そしてさっと離れる。

「ああっ、いやぁやめないで!」マミはたまらず哀願する。

「じゃぁ、もう一度ちゃんといってごらん!」リナはふふっと笑い、ぬらぬらと赤く光る舌を動かして見せる。

 その淫猥なうねりにマミの目は吸い付けられ息を荒くする。そして秘部からの疼きにも突き上げられ堪らず叫ぶ。

「して!マミにもっとして!マミを・・・マミを悪い子にしてぇ!」
 
681名無しさん@ピンキー:02/09/07 19:37
【姉妹スレ】

ロリ小説を作ろう
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/erocomic/1021258471/

ロリ小説を作ろう〜512kb超えたよ!〜
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/erocomic/1026055330/

ロリ小説でも作ろうか
http://vip.bbspink.com/test/read.cgi/ascii2kana/1030646813/

ロリ小説を作ろう〜ラオウバージョン〜
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/erocomic/1028564448/

【ロリ】・一行官能小説リレー  in 2ch
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/erocomic/1026017159/

ロリ小説を作ろうよ
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/erocomic/1025884611/

おい、おまいら。みんなで小説を作るぞ!
http://choco.2ch.net/test/read.cgi/koumei/1027557077/
682名無しさん@ピンキー:02/09/08 03:02
類似スレが増えてきたな
683名無しさん@ピンキー:02/09/08 06:22
いただきマンモスもかわいそうにな・・・
684名無しさん@ピンキー:02/09/09 19:45
復活age
685名無しさん@ピンキー:02/09/10 01:16
686名無しさん@ピンキー:02/09/12 00:18
687名無しさん@ピンキー:02/09/14 01:56
奈良沙緒理
688名無しさん@ピンキー:02/09/15 01:25
 
689(´・ω・`) ◆p8myVpDQ :02/09/17 09:37
こっちもすっかりとまってるね…
690名無しさん@ピンキー:02/09/19 21:03
MOMOの匿名カキコのジサクジエーンが致命傷になったな。
691名無しさん@ピンキー:02/09/23 04:44
まじかよ?
これらを纏めたサイト無いの?
693名無しさん@ピンキー:02/09/27 10:14
保全
694名無しさん@ピンキー:02/10/03 19:59
続)保全
695名無しさん@ピンキー:02/10/08 22:25
MOMOは結局がん細胞だったな
696bloom:02/10/08 22:28
697名無しさん@ピンキー:02/10/08 22:43
   ぼくら〜の名前を〜、覚えてほしい〜

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
       ,  ・   。          Λ_Λ─⌒ ̄ ̄ ヘ
          , ;   ,   .     (´∀` )  ノ──ヽ ヽ
  Λ_ΛΛΛ .: ; 。  。     /ゝ      ,,ぃ    `|  |
 (Д・  ) ))) __  .  ・      (   v    (#\)   (  )
    (⌒ 〜v~ヽ)  , .       \ \,,,〜  ノ   しJJ
     |  |    ヽ  。   .     彡   / '\    ̄
     |  |\    |_            彡/_   \_
     |  | /    |            /   / \   \ \
    _|  | |  |_/ |           /   /   \   \ ヽ
  (三ヽ ,; | |  ||  |     _□□ /   /     ヽ_ ノ___)
     ̄∪ |  ||   |    /   //(   |
        |  ||  |     ̄/. //  ヽ  ヽ
        |  ||  |   / ̄ //    ヽ _   )
         | /⌒/⌒) ̄ ̄ ̄    __/  _/
        、_/_/        (__ノ
______∧__________________

    戦争を〜知らない〜、子供たちさ〜♪


age
699名無しさん@ピンキー:02/10/26 01:18
保全age
700げっと
701グットバイ!:02/10/26 02:54
多分これが最後(泣)たむけの花代りに・・・
 ロリ小説をつくろう 第三節
「マミ編」インデックス

これまでのあらすじ
 マミは十歳。長い髪と白い肌、華奢な身体が愛らしい美少女だ。母子家庭の
一人っ子だが幼なじみで姉がわりのリナがいるから淋しくはない。
 学校は夏休み。マミの家で宿題をする二人。一段落ついた二人はバスルームで仲良くシャワー。
 だが洗いっこをしているうちになにやらあやしい雰囲気に・・・
 一方マミに惚れているロリコン青年ヨウスケがマミに近づくチャンスをうかがっていた・・・

「プロローグ」 >>495 >>497 >>500

「バスルーム編」
・いっぱい洗ったげる >>502 >>509
・お耳に息を >>513->>514
・手は胸からお腹へそして・・・ >>533 >>554->>555
・マミの番だよ >>556->>557 >>578
・マミ、リナの乳房責め? >>579 >>588 >>597
・怒ったよ! >>606->>608
・調べてあげる >>632 >>635
・イジめちゃいたい >>643 >>645 >>654 >>657
・悪い子にしてあげる・・・ >>660 >>663->>664 >>668->>669 >>671 >>678->>680

「ヨウスケ編」
・マミに惚れた男 >>517->>518 >>521
・ヨウスケのプロフィール >>527->>529
・ロリへの目覚め >>532 >>540->>542 >>545 >>552
・マミとの出会い >>560 >>571->>572 >>584->>585 >>595->>596
・尾行・監視・たくらみ >>599->>600 >>623
・浴衣姿 >>624 >>647->>648
704名無しさん@ピンキー:02/10/27 14:58
あげ
705名無しさん@ピンキー:02/10/31 17:54
   
ねえもう沈めてあげたら?このスレ
保全してももう神々は去ってしまったんだからさ
リレーじゃないけど作ろうよスレと作ろう!スレが良スレとして稼動してるんだからそれでいいじゃん
707名無しさん@ピンキー:02/11/09 21:48
保全
708名無しさん:02/11/09 22:24
なあ、くどいけど沈めてやろうよ!でなきゃなんか書いてくれ!
上がってるのみると保全だなとわかってもつい期待しちゃうんだよ(泣
gae
711名無しさん@ピンキー:02/12/17 23:32
712名無しさん@ピンキー:02/12/18 23:16
 
713名無しさん@ピンキー:02/12/18 23:24
714名無しさん@ピンキー:02/12/23 23:44
おい、おまいら!新作を作るぞ!!
715名無しさん@ピンキー:02/12/23 23:47
もう終わりだね >>1が小さく見える
僕は思わずスレを 終わらせたくなる
「私はageないから このまま放置して」
>>1の頬を涙が 流れては落ちる

糞スレ、糞スレ、糞スレ
もうすぐスレは白い冬
愛したのは確かに >>1だけ
スレ立てた>>1だけ
716いただきマンモス:02/12/23 23:48
こんばんわ。
いただきマンモス様!まだいたんですね!
718いただきマンモス:02/12/24 01:28
みなさんで新作でも作りましょうか?
719名無しさん@ピンキー:02/12/24 01:57
少女の名前は浜野莉紗。南野第一小学校に通う6年生の女の子だ。
720名無しさん@ピンキー:02/12/24 01:59
莉紗は稀に見る可愛らしい少女で、学年でも屈指の美少女だった。
彼女のことを想う男子生徒も少なくなかった。
721名無しさん@ピンキー:02/12/24 02:08
そう、彼女のクラス担任・宮田大作も莉紗に目をつけていた。
722名無しさん@ピンキー:02/12/24 20:53
723名無しさん@ピンキー:02/12/25 00:18
そして莉紗の一日が今日も始まろうとしていた。
724名無しさん@ピンキー:02/12/25 00:23


メリークリスマス。。★彡
パートナーは見つかりました?(o^.^o)

http://abba.hp.infoseek.co.jp/1/

725名無しさん@ピンキー:02/12/25 18:09
あげ
726名無しさん@ピンキー:02/12/25 22:57
 
727ラオウ:02/12/25 23:16
いただきマンモスさん、お久しぶりです。
まぁ保守。
729名無しさん@ピンキー:03/01/09 20:06
>>723
莉紗はいつものように学校へ行くために家を出る。
730名無しさん@ピンキー:03/01/09 20:12
莉紗が学校へ登校しようとしていると道端で40代中盤くらいの男が話しかけてきました。
731名無しさん@ピンキー:03/01/09 21:11
「ねぇ、キミ可愛いね〜♪」
男はなれなれしく莉紗に近づいてきた。
732名無しさん@ピンキー:03/01/09 21:26
「キミいくつ?どこの小学校に通ってるの?」
男は初対面の莉紗に接近を試みる。
733名無しさん@ピンキー:03/01/10 17:35
黒澤敏晃の炉板ハケーン!
http://bbs2.ardor.iui.jp/?0203/recoba
734bloom:03/01/10 17:52
735名無しさん@ピンキー:03/01/10 18:11
誰か新作を作ってくれ!
736いただきマンモス:03/01/10 18:26
こんばんは、いただきマンモスです。お久しぶりです。
また新しくみなさんでこのスレを盛り上げていきましょう。
萌えあり、鬼畜あり、みなさんの趣味嗜好をたくさん取り入れていきたいと思います。
とりあえず恐縮ですが、私の方から簡単なルールを提案します。
都合が悪いところは変えていただいて全然結構です。

ルール@いろんな人の意見や趣味・嗜好を取り入れ、物語に反映させる。
    たとえば鬼畜が好きな人やソフト系の人、高学年の子が好きな人や幼稚園児が好きな人もいますよね。
    なので、物語のカキコ以外にいろんな要望・苦情・質問のレスも歓迎。
ルールA物語のカキコは長くとも一行でも歓迎。同じ人の連続投稿もOK!コテハンを使う必要もないです。

それではハァハァする小説を作りましょう!!
737名無しさん@ピンキー:03/01/10 18:28
いただきマンモスさんお久しぶりです。
以前の小説ではマンモスさんの大ファソでした!
新しい物語ですか・・・いいですね。漏れも参加させてもらいますYO!!
738いただきマンモス:03/01/10 18:33
どのようなお話しがいいでしょうか?意見募集中!
739マンモスファソ:03/01/10 18:40
では僭越ながら書き出しを・・・

俺は鴨島博史。東京郊外の小学校に通う6年生の少年だ。
740名無しさん@ピンキー:03/01/10 18:43
>>739
オレの通う小学校は美少女が多いことで有名で、まさに男にとっては天国だ。
741名無しさん@ピンキー:03/01/10 18:52
>>740
しかし、漏れは学校ではイジメられで友達もいない。勉強もできないし容姿も最悪レベル、まるで野比のび太のようなヤシだ。
当然、クラスの女子から嫌われる存在だ。
この前、女の子に勇気を出して話しかけたら「こっち向いてしゃべらないでくれる?」と言われた。
今日も学校をサボって家に引き篭もり2ちゃんをしていた。
742いただきマンモス:03/01/10 18:56
みなさんありがとうございます。協力していい小説を作っていきましょう!
743名無しさん@ピンキー:03/01/10 19:02
>>741
半角板でロリ画像を集めるのがオレの日課だ。
最近はMXにも手を出している。
これらは重要な夜のおかずになる。
ジサクジエン・・・
とりあえずsage進行で…
746本物(マンモス):03/01/11 19:14
偽者ハケーソ!!
747山崎渉:03/01/12 09:50
(^^)
748名無しさん@ピンキー:03/01/13 09:36
749(・∀・)イイ!!:03/01/13 17:26
作るんならこっちでやってください!!!

ロリ小説を作ろうよ(本スレ)
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/erocomic/1025884611/l50
いつそっちが本スレになったんだ?(w
751名無しさん@ピンキー:03/01/17 00:24
ロリ小説を作ろう
http://www2.bbspink.com/erocomic/kako/1021/10212/1021258471.html

ロリ小説を作ろう〜512kb超えたよ!〜
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/erocomic/1026055330/

ロリ小説でも作ろうか
http://vip.bbspink.com/test/read.cgi/ascii2kana/1030646813/

ロリ小説を作ろうよ
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/erocomic/1025884611/

【ロリ】・一行官能小説リレー  in 2ch
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/erocomic/1026017159/

ロリ小説を作ろう〜ラオウバージョン〜
http://www2.bbspink.com/erocomic/kako/1028/10285/1028564448.html

752山崎渉:03/01/17 07:38
(^^;
753(・∀・)イイ!!:03/01/20 21:29
そして私の伝説がはじまる・・・






















754名無しさん@ピンキー:03/01/20 22:18

          (⌒Y⌒Y⌒)   
         /\__/
        /  /    \               
        / / ,へ.__, ,_ノヽ \            
     (⌒ /   (・)  (・) |          
    (  (6      つ  |       / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄         
     ( |    ___ |       <  お生きなさい!       
        \   \_/  / (⌒)     \    お行きなさい!
.         \____/ ノ ~.レ-r┐    \     http://ninkirank.misty.ne.jp/14/enter.cgi?id=jtn03f
           /\ /ヽ ノ__ | .| ト、      \________
        /ヽ_∞〈 ̄   `-Lλ_レ′
755名無しさん@ピンキー:03/01/31 06:43
あげ
756名無しさん@ピンキー:03/02/26 15:58
age
757名無しさん@ピンキー:03/03/01 19:29
泊さんのホームページ 
http://isweb38.infoseek.co.jp/novel/issakut/tomaritext/

に「はだかであそぼ」という作品があるが未完のまま、完成のめどがまったくない。
そこでそうでしょう、同人のノリでこの続きをここで書いてみたら。
ちなみにこんなはなし。
    ↓
758はだかであそぼ:03/03/01 19:43
 「……あははっ、先取点はこっちがもらったね」
 「ちぇっ、今度はこっちの番だぞ」
 「それ行くぞっ、パスッ!」
 「ようし、オレの必殺シュートを見せてやるっ!」
 「あああん、待ってえ……」
 広大な空き地のような空間の中、子供たちの幼い嬌声が響きわたる。
そこはただの空き地ではなかった。四方を高いフェンスに囲まれており、
外からは中の様子は見えなくなっている。
 敷地内にはだだっ広いグラウンドのようなスペース、
うず高く積まれた材木や鉄骨、造りかけの土台、
砂と砂利がひとまとめに盛られた鉢状の囲いなどがあった。
作業員の詰所とおぼしき小さな仮設の建物もある。
それに加えて高い樹木や雑草が生い茂った地帯もあり、
空き地とも工事現場とも付かない奇妙な空間を確立していた。
 
759はだかであそぼ:03/03/01 19:48
そのグラウンドのようなスペースを、6人の少年少女が駆け回って、
1個のボールを追いかけていた。
どうやら3対3の変則サッカーをやっているらしい。
ボールといってもサッカーボールではなく、
古ぼけたドッジボールというところが微笑ましかった。
おそらくバレーボールもバスケットも同じボールを使ってやるのだと
思われる。
 少年少女の内訳は6人中5人までが少年で、後のひとりだけが少女だった。
少女は9〜10歳くらい、少年たちは少女と同い年から2〜3歳年上まで
バラバラの年齢に見える。
どうやらクラスメートというわけではなく、
近所の仲良しグループといったところだろう。
 「ほらカナ、パスっ!」
 「はい……よぉし、いっくよおっ!」
 カナと呼ばれた少女にパスが渡った。
絶世の美少女とまでは言えないものの、
TVの子役を演じていてもおかしくないような、
瞳のクリクリとした可愛い少女である。
球技の際に邪魔になるからか、いつもの髪形なのかは分からないが、
セミロングの髪を無造作に束ねてポニーテールにしている。
 少女は華麗なドリブルとはお世辞にも言えない動きではあるが、
気合いだけは元気よくちょこちょことボールを運んだ。
すぐに後方の少年ふたりが後を追う……。
 
760はだかであそぼ:03/03/01 19:51
 男の子と女の子が一緒になって外を駆け回ること自体が
最近ではちょっと珍しいかもしれないが、それ以外は
ごくごく普通の子供たちの遊ぶ微笑ましい光景……
のはずであった。
だがある一点のみにおいて、それは断じて普通とは言いかねる
奇妙な光景と化していた。
 ……ちょこちょことボールを蹴る少女が全裸だったからである。

761はだかであそぼ:03/03/01 19:54
正確には一糸まとわぬ姿というわけではなく、
ちゃんと足首までの白いソックスと、
アニメのキャラクターがプリントされたピンクの運動靴は履いている。
だが足首から上は完全に素っ裸である。
 少女特有のひょろりと細い四肢。
 膨らみのかけらもなく少年のそれと全く区別の付かない平らな乳房。
 胸を注意深く凝視しないと存在にも気付かないような小さな乳首。
 心持ちお腹が丸く突きだしているくびれのほとんどないウエスト。
 周辺にパンツのゴムの跡が見受けられるヘソ。
 肉が薄いながらもプリプリとしたヒップ。
 そしてまだまだ中性的な肉体の中で、唯一自分が女であることを強く
アピールするかのような、一本の黒い溝がクッキリと刻み込まれている
デルタ・ゾーン。
 ……ひとけた年令の少女特有の肉体の全てが惜しげもなく
さらけ出されていた。
 彼女以外の5人の少年は、全員普通に服を着ている。
その中にただひとり、ソックスと靴以外を身に着けていない
全裸の美少女が交じり、無邪気にサッカーに興じている……
異様でシュールで……そしてその趣味の者にとってはこれ以上ないくらい
フェティッシュでエロチックな光景と言えた。
 
762名無しさん@ピンキー :03/03/01 20:00
 ↑
というのが「はだかであそぼ」の出だしです。
興味のある方は上のアドレスをつかいつづき
を読んでください。
なお、それで創作意欲がかきたてられた方は
ぜひつづきを書いてください。

え?私?私には文才がないので。


って書いていいのか?いや、書くとはいってないがなんかファンが多そうな
作者なんでな。すぐ嗅ぎつけられて集中砲火の吊るし上げなんてごめんだぞ(藁
764ネタ提供者:03/03/01 20:32
>>763のいうことはわかるが、
 あの調子じゃいつに本物ができるかわからんしな。
 某電撃文庫の「年の差が9歳の(実の)父娘の話」なんて
 つづきがちいともでんから二次創作の嵐だぞ。

 まあ、このスレに活を入れようと言う事で。
 
765名無しさん@ピンキー:03/03/26 03:47
ロリコン掲示板です。
最近寂しくなってきているのでみなさんカキコしてあげていってください。
                               
http://bbs2.ardor.iui.jp/?0203/recoba
766名無しさん@ピンキー:03/04/15 04:26
漏れの名前は黒澤。生粋のロリータコンプレックスだ。
凄え・・・
768vv:03/04/15 13:38
★みんなの情報局★みんなのリンク集★ココ最高★
↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
http://www.pink-angel.jp/betu/linkvp2/linkvp.html
769名無しさん@ピンキー:03/04/15 16:05
サスライジャー最高!
第二部マダー?
770山崎渉:03/04/17 15:53
(^^)
213.25.170.97 , 213.25.170.97 , ?
何年か前『コミックジャム』っていう月刊誌(漫画です)
にノベルで載っていたロリータ小説はよくできてました。
たしか交通事故で小学生の体になった男が同じクラスの女の子数人を手駒にする話
だったような…
772山崎渉:03/04/19 00:02

219.186.74.3 , YahooBB219186074003.bbtec.net , ?
774名無しさん@ピンキー:03/04/19 00:04
(^^)
775ロコ助:03/04/19 13:22
本日初めて、前スレから通して読みましたが・・・
おもしろい!
個人的には頭文字Dの手でしずかちゃんをフィストファック!とか
おもしろそうなんですが、みなさん萎え萎えですのでやめておき、
母の復讐に燃えるローラが妹・なつみを裏社会にひきずりこむところ
を書かせてください。

前スレ
http://www2.bbspink.com/erocomic/kako/1021/10212/1021258471.html
特に871、872

いただきマンモスさんの設定 >>401
776ロコ助:03/04/19 13:24
ある晴れた日、ジョゼフは朝早くからローラ邸に呼ばれた。

ジョセフ「・・・こんな早くにボスのお呼びがかかるとは、穏やかでは
     ないですな・・・」
ローラ「自分でも理由が少しは思い当たるんじゃないの?」
ローラの深紅のふっくりした唇からでた言葉にジョセフはぎくりとする。

ローラ「私が禁止しているのに、Dの技術を借りてヤバイ薬を作ったらしいわね。」
ジョセフ「それは・・・」
ローラ「まぁ、話によると副作用もないらしいから、大目にみてあげてもいいけど、
    今日はその薬を使って一仕事してもらうわ。完璧な仕事をね。」

白いものが混じり始めた頭を掻きながら、ジョセフは笑みを浮かべた。
老年にさしかかっているジョセフは、口調・態度はやわらかいながら、少女の調教にかけ
ては、四天王一であった。どんな反抗的な少女でも彼の手にかかれれば、喜んで
従順な奴隷となった。

ジョセフ「ほほぉう・・・ボスがそこまでおっしゃるとは、どんな強情なお嬢さんですかな?」
ローラ「なつみ・・・私の可愛い妹。」
ジョセフの目を見据えながらきっぱりとローラは言った。
777ロコ助:03/04/19 13:25
>>776
なつみは中学の入学式を終えて、その制服姿を見せようと父の死後1年ぶりに
姉のローラに会いきた。実年齢よりも幼くみえるなつみは、少しは大人にみえる制服を
着て、入学式のことなど、頬を紅潮させながら姉にとめどもなく語っていた。
ローラのいれてくれたローズ・ティーを飲みながら。

なつみ「・・・それでね、その先生が言うには『この制服は我が学校のキリツをしめしている
    ものです。みだりにスカーフをゆるめたりせず、いつもキチンとしてるように』とか、
    うるさいのよ〜」
ローラ「入学式に行けなくてごめんなさい。お父さんもお母さんもいなくて、私だけが
    なつみの保護者なのに。」
なつみ「・・・うん、寂しかったけど、これからは、お姉さんと一緒にくらせるんでしょ?」
ローラ「もちろん。これからはずーーっと一緒よ。ずーっと・・・」
なつみ「よかった!それからね、、、あれっ、、」
なつみは、お茶を飲み終えて、スカートの上で組んでいた手を動かそうとしてたが、動かない。
なつみ「あれっ、、なんで?なんか、へん・・・体が・・・」
ローラ「クスリが効いてきたようね。ごめんなさい、なつみ。あなたには何もしらない子供のままで
    いて欲しかった。でも私には仲間が必要なの。母を不幸の底におとしめたカレン・ツエベルフに    復讐する仲間が!」
778ロコ助:03/04/19 13:27
>>777
そういうとローラは、なつみのセーラー服のスカーフをはずすと、胸元から乱暴に引き裂き、
なつみのささやかな胸のふくらみをスリップの上からそっとなではじめた。
なつみ「あっ・・・やっん・・くすぐったっ・・・」子供らしい声ながら、甘い吐息がもれる。
今まで味わったことのない感覚を表現する言葉がなつみには、みつからない。
ローラは、なつみの首筋から胸にかけて唇をやさしく這わせ敏感な胸のピンク色の乳首を
舌で捉えた。
「ああっん・・・」体を動かそうとしても動かず、小刻みに体を震わせながら、なつみは生まれて
初めて感じる快感にのまれはじめていた。
779ロコ助:03/04/19 13:29
あんまりエロくないので、ネタ仕入れてきたら
続きを書きたいと思います。
780山崎 渉:03/04/20 04:16
   ∧_∧
  (  ^^ )< ぬるぽ(^^)
781:03/04/28 22:59
ロコ助さんみたいにMOMOさんの小説の
過去話書いてみたいんですが、いいですか?
どうぞ!待ってます
783:03/05/02 00:45
くちゅ、くちゅ、くちゅ・・・

卑わいな音が部屋中に響き渡る。
部屋の真ん中では少女がイスに拘束されていた。
まだ中学生前後といったところであろう。
少女はスカートを捲り上げられ、下着も脱がされ、
恥ずかしい部分をさらけ出していた。
その恥ずかしい部分を、一人の男がいいようになぶっている。
「あっ・・・あっ・・・はぅ!」
少女の口から漏れる声がだんだんと切羽詰ったものになってくる。
「あっ!だ、だめぇ!
 イ、イッちゃうよぉ!」
少女は身体を震わせ、絶頂に達しようとしていた。
しかし、男はその寸前で愛撫を止めてしまったのだ。
「あっ・・・ああっ・・・・・・いやぁ・・・」
少女は涙を流す。
実はもう1時間近くこうして嬲られているのだ。
「お、お願い・・・お兄さぁん・・・・・・。
 もう・・・やめて・・・、イカせてよぉ・・・」
少女は泣きながら男に哀願する。
しかし男はふっと笑うと答えた。
「ダメだよ。
 俺はこうしてじっくりといたぶられて
 身悶えしている女の子を見るのが大好きなんだ。
 特に君みたいなまだ小さな女の子だと、余計にね」
「いや、いや。
 もう許して・・・。
 何でも・・・何でもしますからぁ・・・・・・」
少女がそう言うと、男は再び笑った。
「じゃあ、一つだけ言うこと聞いてもらおうかな」
784:03/05/02 00:46
かちゃ

一室のドアが開いた。
さっきの男が少女を連れて入ってきたのだ。
すると中年の男が近寄ってきた。
そしてこう言った。
「む、娘は返してくれるんだな?」
その言葉に、男はふっと笑った。
「ああ、もちろんだ。
 さぁ、お嬢ちゃん」
男が少女の背をトンと押す。
「パ、パパぁ・・・」
少女は父親にしがみつくと顔をうずめた。
「ああ・・・」
父親は少女を抱きしめた。
「パパぁ・・・」
「どうしたんだい?」
「お、お願いがあるの・・・・・・」
「お願い・・・?」


男は少女に絶頂を与える代わりに、
父親に会社の財産を自分に渡すようにお願いするよう言ったのだ。
少女はそれを受け入れた。
父親は自分の娘には代えられないと会社の権利書を男に渡した。
こうして彼は事実上この会社を支配下に置いたのだ。
彼は権利書を受け取ると会社を後にした。
785:03/05/02 00:46
とりあえず始まりの部分まで。
続きはまたしばらくしたら書きます。
786:03/05/02 15:43
今のうちに言っておきますが、
エロは多くないです。
なのでそっち方面はあまり期待しないで下さい。
787:03/05/02 22:44
コンコン

「どうぞ」
自分の部屋のドアをノックされた女が返事を返した。
「失礼します」
執事と思われる男が女の部屋に入ってきた。
「何の用?」
「はい、例の財閥の件ですが・・・」
「四天王に攻略を任せた、例の2件かしら?」
「はい」
「どうなったの?」
「先ほど連絡が入りまして、
 セント・セレスチナ財閥を手中にしたとの報告が」
その言葉に女はくすっと笑う。
「そう。
 あの財閥が手に入ればますます私の野望に近づけるわ。
 で、もう1件の方は?」
「そちらはまだ連絡がありません」
「そう・・・。
 まぁ、これから取り掛かるというところかしら」
女がそこまで言ったとき、ドアが開く音がした。
「失礼します」
入ってきたのは白のスーツに身を包んだ男と
見るからに筋肉質の男と、背が高い老人であった。
「アッシュ・フォーリナー!
 只今戻りました!」
「同じくマーシャル・フランク、
 只今戻りました」
「同じくジョセフ・エルモンド、戻りました」
788:03/05/02 22:45
「アッシュ!フランクにジョセフ!
 あなた達、どうして・・・?」
女が驚いた表情で3人に聞いた。
「へ?どうしてって・・・。
 おい!爺さん!
 ちゃんと連絡入れたのか!?」
白のスーツに身を包んだ男アッシュは、
ジョセフと名乗った老人に向かって言った。
「何を言うか!
 わしはちゃんと連絡したわい!」
「だったら何で小百合姐さんは驚いてんだよ!」
「そんなことわしが知るか!」
「まぁまぁ、落ち着いて、二人とも」
アッシュとジョセフの口論に、
フランクと名乗った男が割り込んだ。
そして女のそばにいた執事に声をかける。
「じいさん、ちゃんと連絡届いたかい?」
その言葉に執事はうろたえながらも答えた。
「え、ええ。
 今お伝えしたところで・・・」
「ほら、伝えたってさ」
フランクが二人に言う。
「え・・・?
 じゃあ、姐さんは何に驚いてたの?」
アッシュがあっけにとられた表情で聞いた。
789:03/05/02 22:45
「だ、だって、
 連絡はセント・セレスチナ財閥を手に入れたってことよ?」
小百合姐さんと呼ばれた女がそう答える。
その言葉に3人の力が抜ける。
「なんだ・・・。
 じゃあちゃんと届いてたんじゃないか・・・」
「フン、わしを疑うとは・・・。
 まだまだ若いのぉ、アッシュ」
「なにを〜?」
「そ、そうじゃなくて!」
小百合が再び声を荒げた。
「あなた達にはカルクレット社の攻略も命じたはずよ!
 なのに何で四天王が揃って
 のこのこ帰ってくるのよ!!」
息を乱しながらそう言った。
すると3人はきょとんとした顔をした。
「え・・・?
 もしかして、「将」から連絡入ってないんですかい?」
「え・・・?」
その言葉に今度は小百合がきょとんとした。
そして彼ら「3人」をよく見る。
「そ、そう言えば確かにいない・・・。
 どこ行ったの?
 あなた達の「リーダー」は?」
790:03/05/02 22:47
その言葉に3人は顔を見合わせる。
そして代表するようにフランクが言葉を続ける。
「あいつが
 「カルクレット社の方は俺がやる。
  だからお前達は後ろの部下全員引き連れて
  セント・セレスチナ財閥に向かえ」
 って言ったんですよ」
「ええ!?」
思わず小百合は大声を上げてしまう。
「カルクレット社よ!?
 セント・セレスチナより上どころか
 あのツエベルフ財閥直属の所よ!?
 何で一人で行かせるのよ!!」
小百合は3人を怒鳴りつけた。
「だって・・・、なぁ?」
フランクがジョセフに目配せをする。
「ン・・・ふむ」
続いてジョセフがアッシュに目配せをする。
「え・・・、え〜と」
しばらく口ごもっていたが仕方なくといった感じで
アッシュが口を開いた。
791:03/05/02 22:48
「攻略できなかったらそれをあざ笑った上で
 四天王から降格させてやろうと思っていたもので・・・」
その言葉に小百合は大きくため息をつく。
「はあぁぁ・・・・・・。
 まったくあなた達ってば・・・・・・。
 いますぐ!
 あなた達のリーダーを呼んできなさい!!」
ビシッと言い放つ。
「んな事言ったって・・・」
「のぉ?」
「無理だよなぁ・・・。
 あの人がどこにいるか知るなんて・・・」
「いいから行きなさい!」
「へーイ・・・」
小百合の剣幕に押され、3人は部屋から出ようとした。
と、そこへ。
792:03/05/02 22:49
かちゃ
「ね、姉さん・・・いる?」
一人の少女が入ってきた。
「あら、なつみ。
 何か用?」
「ああ、なつみさん。
 お久しぶりで」
目の前に現れた少女にアッシュたちは挨拶をした。
「ああ、お疲れ様。
 それより姉さん・・・」
「どうしたの?なつみ」
「えっと・・・ね?」
なつみと呼ばれた少女は言いにくそうにチラッと後ろを向いた。
するとドアの影から一人の男が入ってきた。
「え・・・?」
「お?」
「む?」
「おや・・・」
入ってきたのは黒シャツ黒ズボンに白の上着という
対照的な色合いの服を見事に着こなしている長身の男であった。
「将・・・」
アッシュが声を漏らす。
そう。
この男こそ「四天王の将」、
彼らのリーダーであった。
793:03/05/02 22:53
というわけで、
オリジナルキャラの「四天王の将」がメインです。
あと、個人的にアッシュが好きなので
セリフの量が偏ってるかも・・・。
794:03/05/03 12:20
よく考えてみたらスレ違いかも。
どうしよう・・・。
かといって他に書く所もないしなぁ・・・。
MOMOの話からして後半はノンエロなんだからええんとちゃう?
言葉は悪いがスレ埋め立ての有効利用になるし…
大体この板ロリ小説スレが多すぎるしな(w
796:03/05/03 22:22
>>795
そう言ってもらえるとありがたいです。
まぁ、じゃあ好きに書かせてもらいます。
797:03/05/03 22:23
「ジャック・・・・・・」
小百合が男の名を呼んだ。
男は小百合の前まで行くと懐から書類を取り出した。
「ジャック・フォーチュンテラー、
 只今戻りました。
 こちらがカルクレット社の権利書になります」
小百合は渡されるまま書類を受け取った。
「あと・・・」
続いてジャックと名乗った男は
手に持っていたアタッシュケースを差し出した。
「金庫にあった現金です。
 とりあえず、現金で1億5千万、
 1,2日で残り8億5千万が届く予定です」
それだけ言うと、ジャックは背を向け、
部屋から出ようとした。
小百合は呆然としていたが、ふと我に返り、呼び止めた。
「ちょ、ちょっと待ちなさい!」
ジャックは足をとめ、振り返った。
「・・・何か?」
「あなたには話があるわ」
そう言うと小百合は執事と四天王となつみに目配せをした。
それを受け取った彼らは部屋を後にした。
798:03/05/03 22:23
「さて、ジャック」
「はい」
「とりあえず、任務ご苦労様。
 たった一人でカルクレット社を手中に収めてくるとは
 思ってもみなかったわ」
「いえ・・・」
「それはいいとして・・・」
小百合は一旦言葉を切り、ジャックに目を向けた。
「どうして今回一人で行ったの?」
「・・・一人が一番行動しやすいからです」
その言葉に小百合は小さくため息をつく。
「確かに貴方はちゃんと言われたことをこなしてくれるし、
 腕は確かだからいいけど。
 あのカルクレット社が相手よ?
 何か遭ったらどうするつもりだったの?」
「・・・何もありませんよ」
「何でわかるのよ?」
「俺には解るんです」
「・・・・・・」
小百合は少しむっとした。
799:03/05/03 22:24
「他にもあるわよ。
 確か事前の調査では金庫内の現金は20億はあったはず。
 どうして10億しか私のもとに来ないのかしら?」
「さぁ?
 ともかく金庫内には10億しかありませんでした。
 残りは何かに使ったんじゃないですか?」
「・・・カルクレット社の連中に残してきたんでしょう?
 以前にもあったわよね?
 別の財閥でそんなことが・・・・・・」
「さぁ・・・?
 何のことだか、皆目見当がつきません」
「・・・・・・」
「・・・・・・」
二人はしばらくそのまま無言で向かい合っていた。
やがて小百合は、しぶしぶだが
ジャックに「もう行っていいわ」と言おうとした。
その瞬間、ジャックは後ろを向いた。
「・・・え?」
「・・・もう、行っていいのでしょう?」
「・・・誰がそう言ったのよ」
「言おうとしました」
「まだ言ってないわよ」
「でも、すぐに言いますよ」
「・・・・・・行っていいわよ」
「はい」
ジャックは返事をすると部屋の外へと出て行った。
800:03/05/03 22:25
今日はここまで。
800ゲット?
801:03/05/04 22:31
「将、話ってのはなんだったんです?」
アッシュがジャックに話し掛けた。
「別に・・・、たいした話じゃない」
「たいしたこと無い話で、
 姐さんがわざわざ俺達を追い出して
 あんたと二人きりになったりしますかね」
「・・・・・・」
「・・・まぁいいや、その話は。
 それよりどうでした?女の子の方は?
 セント・セレスチナの方は女っ気がほとんど無くて・・・。
 秘書が数名いたくらいなんですけど、
 俺が萌えるようなかわいこちゃんはいませんでしたねぇ。
 社長令嬢がギリギリ俺の範囲内ってとこでしたけど、
 手を出す前に話がまとまっちゃいましてねぇ。
 財閥は手に入ったんですが、
 俺としては不完全燃焼でしたねぇ。
 将の方はどうでした?」
「・・・社長令嬢をな・・・」
802:03/05/04 22:32
「へぇ、何歳くらいだったんです?」
「12歳と7ヶ月と2週と1日」
「・・・あ、相変わらず年齢を見抜く力は
 衰えていませんねぇ・・・」
「他の能力も衰えていないぞ」
「へぇ、そうですか。
 試したいところですけど、
 今日のところは勘弁です」
二人は、二人にとって普段と変わらない会話をしていた。
そこに声がかかった。
「アッシュ!ジャック!
 お嬢様からお呼びだぞ。
 早いとこ集まれ」
ジョセフだった。
それを聞いてアッシュはそちらに向かって歩き出した。
が、ジャックはついてくる気配が無い。
「どうしたんです?将」
「・・・後は任せた、アッシュ」
「任せた・・・って、
 将はどうするんです?
 お呼びがかかってるんですよ?」
「サボる」
「サボるって・・・、
 この場合サボるって言うんですかねぇ?
 それはいいとして、
 あんまり雇い主の命令を無視してると、
 そのうち見限られちゃいますよ?
 それに、次の司令はおいしい話かもしれないし」
803:03/05/04 22:33
失礼。
↑司令→指令
804:03/05/04 22:33
「・・・ともかく俺は行かない」
「はぁ・・・、全く勝手な人ですね。
 まぁ、そこまで言うなら止めはしませんよ。
 姐さんには俺が上手く誤魔化しときますね」
「・・・悪いな」
「本当にそう思ってるんなら、
 次からちゃんと来て下さいよ」
「おい!二人とも早く来い!」
なかなか来ない二人に苛立ったのか、
ジョセフから声がかかる。
「おっと。
 じゃあ将、俺は行きますんで」
そう言ってアッシュが振り向いた時には
もうそこには誰もいなかった。
「・・・全く、逃げ足の速いお方だ」
805:03/05/05 23:05
「・・・で、逃げられてきたわけね」
「そういうことです」
小百合がアッシュからの報告を受け、
怒っていることはその場にいた誰もがわかることだった。
「まったく・・・・・・、あの人にはまだまだ言いたいことがあったのに・・・」
「だったら解放しなきゃ良かったじゃないですか」
アッシュがそう言った。
どうしてこの男は余計な一言を言うのだろうか。
事実、この一言で
小百合は今まで以上の鋭い眼差しでアッシュを睨んだ。
「・・・・・・すんません」
アッシュは首をすくめながら謝る。
「ふぅ、まぁいいわ。
 次の任務まではまだあるから、
 しばらく自由にしていていいわよ。
 問題を起こさなければね」
小百合は最後の一言と同時に
四天王(三人)をギロッと睨んだ。
「うむ、わかった」
「うい〜っす」
「わかりましたよ」
それぞれ投げやりな返事をする四天王。
806:03/05/05 23:06
「それから、
 私が呼び出したらすぐに来ること」
「うむ」
「うい〜っす」
「へ〜い」
再び投げやりな返事を返す四天王。
「わかったの!?」
「・・・わかりました」
「わかりました」
「わかりました」
今度は真面目に返事を返した。
そんな中、怒る小百合の様子を見ながら、
なつみは一言つぶやいた。
「姉さん・・・、怖い・・・」
807:03/05/05 23:07
「さて。
 で、じいさんたちはどうすんだい?」
小百合の怒りから解放された後、
アッシュがほかの二人に聞いた。
「ん?
 そうじゃのぉ・・・。
 そこいらで少女でも引っ掛けて楽しむとするかのぉ」
ジョセフが答えると、フランクも言った。
「俺もそうするかなぁ・・・。
 じいさんの薬があると何かと便利だしなぁ。
 一緒に行ってもいいか?じいさん」
「別に構わんぞ。
 邪魔をしなければな」
フランクの言葉にジョセフはそう答えた。
「お前はどうするんじゃ?
 アッシュ」
ジョセフにそう聞かれ、
アッシュは「ん〜〜」と考え込んだ。
808:03/05/05 23:07
「俺もそうするかな。
 あ、でもじいさん達と一緒には行かないぞ。
 俺は一人でやらせてもらうもんね」
アッシュは陽気にそう答えた。
「そうか。
 まぁ、勝手にせい。
 せいぜいワシらに迷惑がかからんようにな」
「それはこっちのセリフだぜ、じいさん」
そう言いながら、アッシュはジョセフたちと別れた。
「ん〜〜、で、
 俺達はどこ行く?じいさん?」
フランクがジョセフに聞いた。
「そうじゃのぉ・・・。
 ま、その辺ぶらぶらすれば
 可愛いこの一人や二人いるじゃろうて」
「それもそうだな」
そう言って二人はアッシュたちとは別の方向に歩き出した。
809:03/05/05 23:14
さて、ここで一旦切ります。
続いて後半に進むのですが、
アッシュたち3人の、少女達とのお楽しみシーンは書いていません。
ですが希望キャラクターやシュチエーションなどがありましたら、
言ってくだされば書きます。
何も無ければ続き書きますが。
810:03/05/09 22:52
無いようなので続き書きますね。
811:03/05/09 22:53
なつみは一人、学校から帰るところだった。
普段は自分の財閥の手伝いをしていて
本来なら学校へ行く必要はないのだが、
世間の目を欺くために、あえて学校へ行っているのだ。
「さて、早く帰らなくちゃ」
なつみはカバンを手に、自宅を目指した。
自宅と行っても、そこは立派な豪邸なのだが。

キキィッ

近くで車が止まった。
バタバタと数人の黒服の男が降りてきて
こちらに向かってきている。
「・・・?」
不審に思ったなつみは引き返そうとしたが、
後ろにも車が止めてあり、
中から同じような服装の男達が出てきた。
逃げ道を封じられた。
「んんっ!!」
助けを呼ぼうとしたが、
男が口をふさぐ方が一瞬速かった。
そのままなつみは男達に取り押さえられ、
無理矢理車へと押し込められた。
812:03/05/09 22:54
小百合は部屋で一人今後の計画を練っていた。
目指すはあの「ツエベルフ財閥」を潰すこと。
そのために、彼女は「ある力」を求めていた。
そしてそれを手に入れる「宴」の準備も着々と進めていた。
しかしまだ足りない。
今はまだ宴の下準備段階だ。
そのための資金、人手を集めるためにも、
もう少し財閥を手に入れておきたいものだ。
彼女が四天王に各地の財閥、会社の攻略を命じたのは
そのためだった。
「・・・・・・まだ足りないかしらね。
 宴の準備のためにももう少し資金調達しておきたいものね。
 次はどこを狙うかしら・・・」
小百合がそう考えていた所に、突然電話が鳴り響いた。

トゥルルルル・・・
トゥルルルル・・・
813:03/05/09 22:54
がちゃ
「もしもし?」
『・・・・・・』
返事が無い。
「もしもし?」
『・・・・・・七瀬・・・小百合か?』
ようやく返事が返ってきた。
「そうですけど・・・。
 どちら様?」
『お前の妹、七瀬なつみを預かっている』
「!?
 どういうこと!?」
『無事に返して欲しければ、大人しくこちらの要求を聞くことだな』
「・・・・・・どういう目的で、かしらね?」
『それは後に話すとしよう。
 まずはこちらの要求だ』
814:03/05/11 00:01
小百合からの連絡を受け、
四天王は小百合の屋敷を目指して集まった。
「ジョセフ・エルモンド、戻りました。
 おや、今日は珍しく一番乗りですかな」
「残念だな、じいさん」
到着したジョセフに、
先に到着していたアッシュが言った。
「俺の方が先だぜ」
「フン、別にワシは一番なぞに興味は無いわい」
「へへ、どうだか」
二人がいつもの会話を繰り広げていると、再びドアが開いた。
「マーシャル・フランク、只今戻りました」
「来たか、フランク」
「おう、二人とも着てたのか」
「もちろんだ。
 そうそう、フランク、じいさん。
 アレからいい女の子と出会えたのかい?」
アッシュがからかうように言う。
ジョセフとフランクは軽く目配せをして答えた。
「フフ、それはお前の想像に任せるとしよう。
 お前こそどうじゃったんじゃ?」
「ふふ、それは俺の心にしまっておくとしよう」
「三人とも、お喋りはそこまでよ」
三人が会話をしているところに
奥の扉から入ってきた小百合がストップをかける。
815:03/05/11 00:02
「・・・そろっているようね」
「おやおや、「将」は今回もサボりですか」
アッシュのセリフに小百合は首を振る。
「いいえ、来てるわよ。
 今日は一番にね」
「え?」
驚く三人を尻目に、
小百合の後ろからジャックが現れた。
「おやおや、これは珍しい」
「まったくじゃのぉ」
「今日は雨でも降るんじゃないですかい?」
「・・・・・・」
三人の野次にもジャックは答えない。
「はいはい、おしゃべりはそこまでにして。
 緊急事態なの」
「どうしたんです?」
いつもと様子の違う小百合にアッシュが声をかける。
「・・・・・・なつみが誘拐されたわ」
「なんだって!?」
「なつみさんが!?」
三人は驚く。
「まったく、大それた事をする奴がいたもんじゃわい」
「それで、どこのどいつかはわからないんですか?
 まぁ、普通はわかるもんでもないですが・・・」
アッシュの言葉に小百合は首を振る。
「・・・相手はツヴァイ財閥よ」
その言葉に四天王は固まる。
816:03/05/11 00:03
「ツ、ツヴァイって・・・。
 冗談きついぜ、姐さん」
「年寄りの心臓に悪いわい」
「まさか・・・、本当なんですか?」
「残念だけど、本当よ」
その一言で皆黙り込む。
「ツ、ツヴァイか・・・・・・。
 世界を股にかける大手の化け物企業が、
 なぜなつみさんを狙ったんです?」
アッシュの言葉に小百合が答える。
「相手の要求は、
 こちらの全財産の50%をよこせ、とのことよ」
「なんとまぁ・・・」
「クックッ・・・、
 俺達が苦労して集めたあれだけの財産を、
 なつみさんを人質にとってお手軽に50%かよ・・・」
「あきれて物も言えんな・・・。
 で、どうするんです?
 大人しく言うことを聞くんですか?」
「まさか」
フランクの言葉に小百合は首をすくめる。
「そこで、あなた達の出番よ」
「なるほど、なつみさんの救出を俺達でやれと」
アッシュがそう言うと小百合は言葉を繋ぐ。
「それだけじゃないわ。
 まぁ、無理は言わないけど
 ツヴァイを潰してきて欲しいのよね」
「・・・・・・・・・」
アッシュが口をあんぐりとあける。
「あ、あのツヴァイを潰せ、とな・・・」
ジョセフも動揺を隠し切れていない。
817:03/05/11 00:04
「で、できるのかなぁ・・・」
「まぁ、あちらも暗殺者の2,3人はやっているだろうし、
 こちらからも兵の導入はするわよ。
 まぁ、無理にとは言わないけどね」
「・・・・・・」
三人は悩みこんだ。
「どうする?
 降りてもいいのよ」
「・・・「将」はどうするんです?」
先ほどから黙っているジャックに対してアッシュが聞いた。
「・・・俺は行くぞ。一人でもな」
「・・・・・・・・・。
 おいおい、まじかよ・・・」
フランクが頭をかく。
「一人で勝算があるのかのぉ?」
「・・・いや」
ジョセフの質問にジャックは首を振る。
「確かに一人では分が悪いだろうが、
 それでも俺はやるよ」
「・・・分が悪いって事は自覚してるんですね・・・」
アッシュがつぶやく。
818:03/05/11 00:04
「どうするの?」
小百合の言葉にアッシュはウインクをして見せた。
「ま、「将」一人に行かせるよりは
 俺も行った方が勝算が上がるでしょう」
「おいおい、アッシュ。
 お前行く気なのか?」
ジョセフがあきれたように言う。
「ああ、そうだよ。
 ま、じいさんは無理すんなよ。
 年なんだからな」
その言葉にジョセフはふっと笑う。
「何を言うか。
 若造二人に任せてなぞいられるか。
 ワシも行くぞ」
ジョセフはそう言う。
「・・・フランク、貴方はどうするの?」
小百合がフランクに言う。
「どうもこうも。
 俺だけ行かなかったら後味悪いでしょう?」
そう言うと腕にグッと力を入れて力こぶを作って見せた。
「俺も行きますよ」
「一致団結だな」
アッシュの言葉に、四天王に笑みが浮かぶ。
819:03/05/11 02:25
「最悪、あなた達を失うわけには行かないわ。
 どうしても無理だと思ったら・・・・・・
 その時は・・・」
その言葉をアッシュがふさぐ。
「もしも、何て考えちゃダメですよ」
そう言ってウインクする。
その言葉に小百合は少し安心したようだ。
「まぁ、待っていてください」
後ろからジャックが言った。
「今は部下を信頼するのが、貴方の仕事です」
「ジャック・・・・・・」
「おーおー、かっこつけちゃって」
アッシュが口を挟む。
「・・・って事は、今のはかっこよかったって事かな?」
ジャックが笑いながら言う。
「ヘッ、よく言うよ」
「では・・・」
四天王は一列に並び、小百合のほうに向き直った。
「我ら四天王、行ってまいります」
「・・・行ってらっしゃい」
小百合は笑顔でそう答えた。
820名無しさん@ピンキー:03/05/11 05:32
>>風






















お前は神だ!!
ほお、しばらくぶりにきてみれば…
みんな四天王や七瀬姉妹が好きなのだな(w
しかしロコ助氏にしろ風氏にしろ昔のなつみが可憐な少女のイメージで書かれてるのが
興味深い。本編じゃサバサバしたあねさんぽいのに。
その辺の知られざる過去を書いてくれるのかな?期待してます。
822:03/05/11 23:31
>>820
サンキュ!
これからも頑張ります。
823:03/05/11 23:32
「・・・着いたな」
「そうだな。
 ・・・アレがツヴァイ財閥か・・・。
 おーおー、武装した方々がいっぱいいるよ」
「普段からああなのかのう?」
「さぁね、知ったこっちゃねぇ。
 でも、一筋縄では行かないだろうな」
「そうだろう。
 ここが簡単に落とせるくらいだったら、
 ツエベルフ財閥もなんとかできるんだろうな」
「そうですね・・・。
 で、どうします?
 まさか正面から行くってわけにも・・・」
824:03/05/11 23:33
ツヴァイ財閥を視界に捕らえるところまで近づいた四天王は
今更ながら作戦を立てていた。
視界に捉えられるところと言っても、
まだ敷地内に入ったわけではない。
近くの喫茶店で4人揃っているだけだ。
他の大勢の部下たちは離れたところで目立たないように
待機させてある。
考え込む中、ジャックが口を開く。
「・・・そうだな。
 こちらの犠牲は最小限にとどめておきたい。
 何か作があればそれに越したことは無いが・・・。
 ・・・ん?」
ジャックが何かに気がついたようだ。
「どうしたんです?将?」
アッシュの言葉にジャックは無言で店内を指差す。
「・・・・・・郵便配達の人?」
そこには郵便配達の格好をした男が
運転手と思われる男とお茶を飲んでいた。
先ほどから伝票と思われる紙を何度も確認している。
「さっき表にでっかいトラック止めて入ってきた男ですよね。
 それがどうかしたんですか?」
話の要領を得ないフランクがジャックに聞いた。
825:03/05/11 23:34
「・・・あいつがツヴァイに荷物を届けるって言うんなら、
 問題は一気に解決すると思わないか?」
その言葉にアッシュが頷く。
「そりゃまぁ、
 あれだけでかければうちの部下も全員入るでしょうし・・・、
 それなら確かに問題ないですが・・・。。
 もしツヴァイ行きの荷物を持ってなかったらどうするんですか?
 連絡無しで行ったらまずいでしょ?
 それにどうやって確認を・・・」
「わしがあのお茶に自白剤でも入れようか?」
「んなことしたら目立ってしょうがないだろ。
 どっちかが気がついたらダメなんだから」
「ん〜む・・・」
すると再びジョセフが思い立った。
「あやつがさっきから確認しているあの伝票を
 盗み見るというのはどうじゃ?」
その言葉にアッシュがあきれたように言う。
「あのね、じいさん。
 俺達みたいな大の大人が近くまで行くだけでも怪しいのに、
 まぁ、怪しまれないようなスピードで
 通り過ぎるって言うんならまだしも、
 そんなので伝票を確認できるわけが・・・・・・」
826:03/05/11 23:36
「アッシュ」
アッシュの言葉をさえぎるようにジャックが口を開く。
そして女性店員の一人を指差して言う。
「あの子はお前の好みから外れているか?」
「へ?」
アッシュは指差された店員をチラッと見る。
「・・・そりゃ・・・問題は無いですが。
 でもそれがどう・・・?」
そこまで言いかけてアッシュははっとした。
「・・・・・・俺っちの能力をあの子に?」
ジャックがにやっと笑う。
「そうだ。
 店員のあの子なら注文を取っている間
 盗み見ていられるだろう?」
「なぁるほど」
納得したアッシュはすっと席を立った。
「誰にも見られずに、「あんなこと」できるのか?」
フランクが心配そうに言う。
「なぁに、俺っちに任せときなって」
アッシュは笑顔で答えた。
風さんガンバ!
・…でね、漏れもアッシュファンなんだけど、アッシュの一人称って
「僕ちゃん」とか「俺様」とか「アッくん」とか色々あるけど
なんとなく「俺っち」って合わないような気が…いや、個人的な好みなんだけど…
828名無しさん@ピンキー:03/05/12 01:41
実は漏れも続編考えてたんだよね。

設定は十数年後で、ジョセフとももこの間にできた子供(男)を主人公にして・・・

で、ジョセフは死んだことにして、その技術を息子が受け継ぎ、いろんな薬で悪さをしてゆくという設定なんだがどうよ!?
829名無しさん@ピンキー:03/05/12 02:06
ヒマだし作ろうよスレで書いてみようかな!?

ただ、漏れは漏れ一人で書くんじゃなくてスレタイ通り、2ちゃんのみんなの総力を結集して作りたいんだよね。
みなさん協力きぼんぬ!
830名無しさん@ピンキー:03/05/12 02:19
MOMO・15・元斗の男・いただきマンモスはもういないんだろうか
831名無しさん@ピンキー:03/05/12 08:13
>>829
みんなで協力して作り上げるのが楽しいな
832bloom:03/05/12 08:50
833動画直リン:03/05/12 09:00
834:03/05/12 22:45
>>827
「俺っち」合わなかったですか、すみません。
まぁ、そこは勘弁して下さい。
835:03/05/12 22:46
「あの、すみません」
アッシュが女性店員に声をかける。
「はい、どうなさいました?」
「あの、トイレはどこにあるんですか?」
「ああ、お手洗いでしたらあちらの・・・」
その瞬間、アッシュは店員の唇を奪った。
「んんっ!?」
不意にキスをされ、驚く店員。
「な、何するんですか!?」
ばっと、アッシュから距離をとる店員。
「んん〜、幼い子とはまた違った感触・・・・・・。
 っとまぁ、それはいいとして。
 残念だけど、ちょっと手伝ってもらうよ?」
「はぁ?」
アッシュはにやっと笑った。
「右手さん、右手さん、
 ちょっと上に上がってもらえるかな?」
その一言で店員の右手がふわっと浮かび上がった。
「え!?な!?」
店員は突然の事に驚いた。
自分の身体が突然自由を奪われ、相手の意思に従ってしまったのだ。
「ど、どうして!?」
キスをした相手の自由を奪う。
アッシュが持つ特殊能力だった。
「ふっふっふ、まぁ悪いようにはしないよ」
836:03/05/12 22:47
「どうだった?」
フランクの言葉にアッシュは笑顔で答える。
「ああ、あの子に確認してきてもらったけど、バッチリだった。
 というか、あの伝票全部ツヴァイのだった」
丁度そのタイミングで郵便配達の男が席を立ち上がった。
四天王もそれにあわせ、立ち上がる。
「・・・にしても、相変わらずカンは衰えていないようですね、将」
「・・・まぁな」
アッシュの言葉にジャックが頷く。
「で、どのタイミングでやりますか?」
「あいつがトラックに乗るときに一瞬でやるぞ。
 いいな」
「はい」
「うっす」
「うむ」
ジャックの言葉に全員が頷いた。
837:03/05/12 22:49
一台のトラックがツヴァイ財閥に近づく。
「止まれ!」
黒服の男の指示で停車する。
「何の用だ」
そう言われ、郵便配達の男は伝票を差し出した。
「荷物を届けに着たんだ」
そう言って荷台の方を指差す。
「これ全部だ。
 運んで行くのは大変だろう?
 中に入れてくれよ」
そう言うと黒服たちは何か話し、再びこちらを向いた。
「わかった、通っていいぞ」
「どうも」
そう言ってトラックを進ませようとした瞬間。
「ちょっと待て。
 念のため、荷物を確認させてもらう」
「!」
郵便配達の男は頭をポリポリとかき、答えた。
「まぁ・・・、いいですよ」
「よし、開けろ!」
近くにいた黒服たちの手により、荷台のドアが開かれた。

がちゃ

「どうだ?」
しばらくガサガサと音がしたかと思うと後ろから声が上がった。
「全部荷物だ。問題ない」
それを受けて、近くの黒服が郵便配達の男に言う。
「わかった。通っていいぞ」
「はい、ご苦労様です」
運転手は黒服たちが離れたのを確認すると、トラックを進めた。
838:03/05/12 22:50
「どうやら、ばれなかったみたいでやんすね」
郵便配達の男に扮していたアッシュが
運転手に扮していたジョセフに言う。
「ああ、もう大丈夫じゃよ」
ジョセフが荷台に声をかける。
すると返事が返ってきた。
「まったく・・・、恐ろしい読みだ。
 冷や冷やしたぜ」
「フッ・・・」
実は荷台に部下たちはいなかったのだ。
いたのはフランクとジャックだけ。
奥まで調べに来ることは無いと読んだジャックの提案で、
一番奥に黒いカーテンをかけ、その裏に潜んでいたのだ。
そうすればぱっと見た限りでは奥に人がいるとはわからない。
「さて、侵入できたし、
 後は荷物を届けるだけですね」
アッシュの言葉にジャックが言う。
「ああ、内側はもっと厳重だろうから、
 気をつけろよ」
そして四天王は屋敷へと近づいていった。
839:03/05/13 23:15
がちゃ

一人の男が部屋に入ってきた。
部屋には一人の少女がいた。
少女はイスに拘束されていたが、
別に轡などをかまされているわけではないので、
男が入ってくると、少女は文句を言い出した。
「これをほどいて下さい」
「やれやれ、まだ言ってるのかい?」
「それから、ここから出してください」
「それもできない。
 そんなことしたら、君の人質としての役目が無くなってしまう。
 最初にも言ったとおり、
 うちはあの財閥の力を削げればそれでいいんだよ」
「どうしてそんなことをするんです?」
少女は不機嫌そうに言った。
「君のとこの財閥はここ1年で力をつけてきている。
 このままだと、いずれ我らの背に手がかかるのも時間の問題だと、
 私は判断しているのさ」
「だからって、こんな方法を取るなんて卑怯よ!」
840:03/05/13 23:17
「卑怯でもなんでも・・・」
男はそう言いながら、懐から銃を取り出した。
「先にやった者が勝つのさ」
そう言って銃口を少女の足に突きつけた。
「な、何を・・・?」
少女は震えながら聞いた。
「あんまり騒ぐようだと・・・、
 人質の役目を失わない程度に痛めつけるぞ?」
「うっ・・・」
男の目を見た少女はそれが冗談や脅しではないことを悟った。
「・・・・・・」
「そうだ、大人しくしていれば危害は加えないよ、
 七瀬なつみ、さん?」
自分の名を呼ばれた少女は男をきっと睨む。
男は少女の反応を楽しむと銃を懐にしまった。
「まぁ、せいぜい楽しんでてくれたまえ」
「こんな状況で何を楽しめというの?」
「まぁ、退屈はさせないよ」
男が合図をすると、ラフな格好をした女が一人入って来た。
841:03/05/13 23:17
「じゃあ、好きにしちゃっていいのね?日向さん」
「ああ、殺さなければな」
「ちょ、ちょっと!?
 さっき危害は加えないって言ったじゃない!」
部屋を出て行こうとした男、
日向と呼ばれた男になつみは文句を言った。
「ああ、別に危害を加えるわけじゃない。
 退屈させないようにと・・・、
 まぁ、遊びみたいなものさ。
 じゃ、私はこれで・・・」
「ま、まって!」
なつみの静止も聞かず、日向は出て行ってしまった。
残されたのは女となつみだけだ。
しかもその女はさっきから好色の目でなつみを見ている。
「怖がらなくていいのよ、
 楽しませてあげるから」
女はなつみに近づいていった。
842:03/05/13 23:19
女は舌なめずりをする。
「ふふ、可愛い子。
 たっぷり可愛がってあげる」
そう言うと女はなつみの頬をペロッと舐めた。
「ふふ、そんなに硬くならないで」
女はそう言いながらなつみの胸を揉みしだく。
「んっ・・・」
小さく声を上げるなつみ。
「うふふ、可愛い」
今度は女は乳首のあるあたりに指を這わせる。
「んんっ・・・」
「ふふ、ここね」
乳首の場所を探り出した女は
服の上からなつみの乳首をつまむ。
「・・・!」
声は上げないものの、
なつみのからだがピクッと震えた。
「うふふふ、感度がいいのね」
女はそう言うとなつみのスカートの中に手を這わせていった。
「!」
843:03/05/14 21:50
一方郵便配達の男に扮したアッシュと
運転手に扮したジョセフは荷物を降ろしていた。
ほとんどは屋敷の者がやっていたので
彼らはその手伝いといった感じだ。
もちろんフランクとジャックは
あらかじめ車体の底に身を隠しておく必要がある。
「さて、これで荷物は全部だな」
黒服の男がアッシュに言う。
「ええ。
 ああ、あとこれが」
そう言ってアッシュは小箱を取り出す。
「?
 なんだ?これは」
アッシュは男の目の前で箱から出ていた糸を引っ張る。
ピンっと何かが抜ける音がする。
「?」
周りの者が彼の行動に疑問をもつ中、
アッシュが箱を開けると、そこにはなんと手榴弾があった。
「な、なに!?」
「受け取りな!」
そう言ってアッシュは箱ごと投げつけた。
「うわああ!!」

ドオ――――ン!!

大音響と共に衝撃が屋敷を襲った。
844:03/05/14 21:51
「な、何?」
なつみに手を出していた女は
屋敷を襲った衝撃に驚いていた。
「ちょっと!
 何?今の衝撃波!」
部屋の外にいるであろう男達に声をかける。
「わ、わかりません。
 今連絡が来ると思います」
それを聞いて女は小さく舌打ちをした。
「まったく・・・、これからがお楽しみだったのに・・・」
845:03/05/14 21:52
「な、何事だ!?」
外で待機していた黒服たちは、
その衝撃に驚き、屋敷を振り返った。
その瞬間。

パァン、パァン!

遠くから銃声がして何人かが倒れこんだ。
「な、なんだ!?」
黒服たちが振り向くと、
そこにはジャックたち四天王が連れてきた部下が
銃を構えてこちらに向かってきていたのだ。
「な、何ぃ!!」
「お、応戦しろ!」
屋敷からは爆発、外からは大勢の敵。
どうすればいいのかと混乱する者は、ただのいい的だ。
部下達は一気に攻め込んだ。
846:03/05/14 21:52
外からの銃声を聞いたアッシュは、
敵をなぎ倒しながらジャックに言った。
「将の作戦、当たったみたいですね」
「ああ、当然だ」
ジャックは自信満々に答える。
「突然屋敷から爆発があれば、皆そちらを見る。
 その隙に正面から、
 つまりこちらを見ている奴の背中から攻めて一気に戦力を落とす。
 そう難しいことじゃない。
 できて当然さ」
「へへ、相変わらずですこと」
847:03/05/15 22:29
「何事だ?」
日向が聞くと部下の男が答えた。
「て、敵襲です!
 敵の攻撃を受けています!」
「何だと!?
 敵の人数は?」
「外からはたくさんの者達が攻め込んできています!
 人数はわかりません!
 し、しかし・・・。
 現在屋敷の中に侵入しているのは4名だけです!」
「4人だと?
 4人程度、さっさと始末してしまえ!」
「そ、それが・・・」
848:03/05/15 22:31
「こ、こいつ!!」
パン、パン!と銃声がなる。
しかしそれをかわし、一瞬で間合いを詰めると、
フランクは自慢の腕っ節で叩き潰していった。
「へへ、ぬるいぜ」
ドガッ
「ぐあぁ!」
一撃で黒服を叩き潰していく。
そして倒した相手を投げ飛ばしていくなど、豪快に敵を倒していった。
「そらそらそらぁ――!!」
849:03/05/15 22:31
ジョセフは毒針で対抗している。
「とぉりゃぁ!」
ブン、と腕を一振りすると、そこから飛んでくる大量の毒針。
「ぐあっっ!」
「ち、力が・・・!」
次々と敵が倒れていく。
「まぁ、毒針とはいえ死にはしない。
 安心せい。
 はぁ!」
850:03/05/15 22:32
アッシュは豪快にバラを投げている。
投げられたバラは敵の急所に刺さり、バタバタと倒れていく。
「んん〜〜、俺ってば鮮やか〜」
敵の攻撃も手に持っているアタッシュケースでガードし、
かなり余裕である。
もちろん大量のバラはそのアタッシュケースに入っているのだ。
「そらよ!」
「ぐあっ!」
851:03/05/15 22:32
ジャックはと言うと、銃で敵の手元だけを狙い、正確に当てている。
パァン!
「ぐっ!」
落とした銃を拾おうとしゃがみこんだ所に蹴りを入れ、倒していく。
そしてその銃を拾っては敵に向かって撃っていくのだ。
「もらうぜ」
ガシャッ
パン、パン、パン!
「がっ!」
「ぐおっ!」
「うあっ!」
852:03/05/16 23:37
「ば、バカな・・・。
 ではたった4人にこの屋敷が・・・」
「こ、このままでは時間の問題かと・・・」
「くっ・・・」
日向はしばらく考えていたが、ふと顔を上げた。
「カフーは!
 カフーは何をしている!
 それにバキラの二人は!?
 ヴィンセントは!?」
「た、只今奴らの所へ向かっております。
 あ、ヴィンセントは別の任務で・・・」
「そうか・・・」
日向は机をバンッと叩いた。
「我らに攻め入ろうとは・・・。
 どこのどいつかは知らんが後悔させてやるぞ・・・!」
ふと、日向は顔を上げた。
「まさか・・・、
 あの誘拐してきた娘を取り戻そうと・・・?」
853:03/05/16 23:38
「まだやる気かい?」
アッシュが言った。
「くっ・・・」
黒服たちは次々に銃を捨て、投降していった。
逃げ出した者もいる。
投降した黒服の一人がつぶやいた。
「ば、バカな・・・。
 この屋敷の者たちをたった4人で・・・。
 悪い悪夢だ・・・」
その男に、フランクは言った。
「夢にしては痛いだろ?」
「くっ・・・、こんなことが・・・」
「さてと、将。
 なつみさんを助けに行きましょうか」
アッシュがジャックに向かって言う。
「ああ。
 ・・・だが、もう一仕事ありそうだな」
「え?」
「むぅ?」
ズン、と一際大きな足音と共に巨大な影が二つ、広間に入ってきた。
「おどろいたな」
「ああ、まさか本当に4人だけとはな」
入ってきたのは身長2mをゆうに越える二人組みだった。
どちらもフランクに負けないような筋肉質だった。
「だが、我らバキラが来たからには」
「お前達ももう終わりだ」
二人は四天王に向かって言った。
854:03/05/16 23:40
「・・・何だ?あいつらは」
「おおかた雇っていたボディーガードか暗殺者といった所じゃろう。
 どちらにせよ、向かってくるなら倒さなければ先には進めんぞ。
 どうする?」
「どうしましょうかねぇ?将?」
ジョセフとアッシュがジャックに聞く。
ジャックはしばし考えていたが、やがて口を開いた。
「アッシュ、フランク、ジョセフ」
「んん?」
「おう」
「なんじゃ?」
「あいつら、3人で倒せるか?」
ジャックはそう言った。
「・・・将はどうするんです?」
「なつみさんを助けに行く」
その言葉に3人は顔を合わせる。
「確かにそれが最優先事項じゃが・・・、
 まさかおぬし・・・」
そこまで言ったジョセフの口をアッシュがふさいだ。
「・・・一人で大丈夫ですかい?」
「アッシュ?」
アッシュはにやっと笑った。
「なつみさんはお任せしますよ」
「・・・すまんな」
ジャックはそう言うと走り出した。
855:03/05/16 23:41
「一人たりとも」
「ここは通さん」
バキラの二人がジャックを捕まえようとする。
しかしその手はむなしく空を切った。
「む?」
「む?」
ジャックはバキラの二人の頭を踏み台に飛び越え、
ドアの向こうへと走っていった。
「むぅ・・・、どうする?」
「放っておけ。
 今は目の前の奴らを倒すとしよう」
「そうしよう」
二人は改めて三人の方に向き直った。
「大丈夫か?アッシュ。
 あやつはもしかすると・・・」
「大丈夫だって。
 なつみさんを見捨てて、
 この財閥の権利書を取りに行くような人じゃないからね」
「・・・・・・そうじゃの」
「ああ、そうだって」
「二人とも、来るぞ!」
「よし!やってやろうじゃねぇか!」
「若いモンには、まだまだ負けんぞ!」
悪い悪夢
頭痛が痛い
馬から落馬する
857太陽:03/05/17 02:25
宇宙世紀0079
地球連邦とジオン公国との戦いは最終局面を迎えようとする頃
ここサイド6のコロニー『ニューへブン』にも着実に戦火は迫りつつあった
ナタリー・ハイスクールの2期生であるケイジは、スクールの帰り道一人漆黒の海
を見つめていた。海の底では数々の小さな光球がチラチラと輝いている
その光球を見つめながら、彼は自分の運命を呪っていた
彼も来週にはジオンの学徒兵としてこの海に駆り出される運命なのだ
『ケイジあにぃ!!』 ・・・・!!
急に背中に飛びつかれてケイジは驚いた、近所に住むワルガキである
『なんだよ急に!! びっくりするじゃないか』
『さっきから呼んでたよ!!』 ヒロは頬をふくらませて言い返した
『今日は僕と遊んでくれるって約束してたのに!!』
『・・・あ、ごめん』 コロニーには夜が訪れようとしていた。
『じゃあせめて一緒に帰ろうか!!』
『・・・フンだ!!』 二人は家路を歩き出した
『そんなに怒るなよ』
『僕が子供だからって馬鹿にしてる』
『してないって』
『してるよぅ』
『今日は学校の終わるのが遅かったんだよ、わるかったよ』
『・・・居残り?』
『突然クラスメートが送別会を開き始めてさ・・・』
『そっか・・・今日でガッコ終わりなんだ・・・』
『まーね・・・』 ・・・一時の沈黙が二人を包んだ
『じゃあ明日は朝から僕に付き合ってくれる?』
『わかった』
『それじゃあ、朝迎えにいくからね、約束だよ』
『わかった、それじゃまた明日』
『バイバイ!!』
そう言ってヒロは玄関の向こうに消えていった ・・・って言う書き出しです。
機動戦士ガンダムの一年戦争を舞台に話を作って行こうと思います。
不定期連載ですがヨロシクオネガイします。
858太陽:03/05/17 02:34
一人での夕食を済ましたケイジはベットに横になりながら
『ヒロのヤツ・・・俺がハイスクールに通うようになってから一緒に遊ぶことなんてなくなったのに
最近はベッタリだな・・・ジュニア・ハイスクールでは友達とかいないのか?』
そう思いながらケイジは眠りについた。
859:03/05/17 22:22
バンッ

なつみが監禁されている部屋に日向が入ってきた。
「な、何があったの?」
女が心配そうに近寄る。
「急いで準備をしろ、ネイ。
 最悪我が財閥の財産だけでも守り通さねば・・・。
 だが、できればその娘も連れて行きたいものだな。
 盾に取ればこの窮地を脱出できるかもしれん」
「わ、わかったわ」
「さて・・・」
日向はなつみに近寄っていった。
「もうしばらくお付き合い願いましょうか、お姫様?」
「くっ・・・」
なつみは顔をしかめた。
860:03/05/17 22:23
「ば・・・かな・・・」
どさっと最後に立っていた男が倒れた。
少なくともジャックが今いるフロアには、
もう立っているのはジャック以外には居ない。
「さて、と」
ジャックはそばに倒れている男に銃を突きつけた。
「なつみさん・・・、
 うちからさらっていったお姫様はどこかな?」
「くっ・・・、知ってても教えるものか・・・」
「言わなきゃ殺すよ」
ジャックはそう言って引き金に指をかける。
「ふっ・・・、こ、殺したら、居場所がわからなくなるぞ・・・?」
「大丈夫。
 あと2,3人は生きてるはずだから、
 言わないんならそっちに聞くまでだ」
「え・・・?」
「言う気がないんだな、残念残念」

カチャ

ジャックは引き金を引こうと指に力を入れる。
861:03/05/17 22:24
その瞬間男は声を上げた。
「わ、わかった!言う!言うから撃つな!」
「さっさと言えばいいんだよ」
「さ、最上階だ!
 4階通路の一番奥!
 その向かって右側の部屋だ!!」
「本当だろうな?」
「ほ、本当だ!!」
「・・・・・・」
ジャックは銃を納めた。
「嘘だとわかったら、後で戻ってきてでも殺すからな」
「ひ、ひぃ〜〜!!」
ジャックは転がっている銃をいくつか手に取ると、
上行きの階段を目指して走り出した。
862:03/05/17 22:25
「うおおおお!!」
バキラの拳がアッシュをめがけて振り下ろされる。
間一髪で避けるとその拳は地面に突き刺さり、
その床をやすやすとぶち抜く。
「うへぇ〜、すげぇな。
 こりゃ、俺のアタッシュケースでもガードできないかな」
アッシュがそうやって気を引いているうちに
ジョセフは毒針を取り出し、投げつける。
「とぉ!」
毒針は見事バキラの腕に刺さった。
しかしバキラは全く無視して攻撃を続ける。
「バカな、ワシの毒が効かんというのか・・・」
さすがにジョセフは驚いた。
「フフフ、我らバキラの鋼の肉体に、
 そのような小細工など効きはせん!
 はぁ!!」

バグオォン!

再び床がぶち抜かれた。
863:03/05/17 22:26
「ぐっ・・・ぐっ・・・」
「フフフ・・・」
フランクはもう一人のバキラと組み合っていた。
しかし、いくら肉体自慢のフランクといえども
このバキラの力のほうがわずかに上回っているようだ。
「くっ・・・」
「ふははは、どうした?
 もっと抵抗して見せろ!
 てりゃあ!!」
「うおっ!?」
バキラはフランクの腕を掴んだままぶん回して放り投げた。

ダァン!

「ぐあっ!」
864:03/05/17 22:27
「フランク!」
アッシュが振り向いた一瞬の隙をつかれた。
「余所見をしている場合か?」
「しまった!」
アッシュはとっさにケースでガードした。
しかしバキラの拳はケースを砕き、
なおかつアッシュに強烈な一撃を与えた。
「ぐっ・・・あっ!!」
吹き飛ばされ、壁に叩きつけられるアッシュ。
「アッシュ!フランク!
 くっ・・・」
二人に駆け寄りたい気持ちを抑え、ジョセフはバキラの二人と相対した。
隙を見せれば一瞬でやられる。
(何か・・・何か弱点は無いのか・・・?)
ジョセフは必死に思考をめぐらせていた。
865:03/05/17 22:28
太陽さん、お初です。
お互い頑張りましょう。
 風さん、ハッキリ言っていいですか?

 平板なアクションとセリフが延々続いているだけで正直つまらないです。
もう少し見せ方とか考えた方がいいと思います。
867:03/05/18 00:57
>>866 さん、
申し訳ありません。
なにぶん他人に文章を見せるのは初めてなもので・・・。
見せ方を変えるというとどんな感じにしたらいいですかねぇ?
868866:03/05/18 09:55
 自分も書くのは得意じゃないんでうまくいえないんだけど…う〜ん例えば>>863のシーンとかではもう少しアクションを書き込んで
バキラの強さを強調するとか。例えば
「ぐっ・・・ぐっ・・・」
「フフフ・・・」
フランクはもう一人のバキラと組み合っていた。
しかし、いくら肉体自慢のフランクといえども
このバキラの力のほうがわずかに上回っているようだ。
組み合ったままジリッジリッと押されていくフランク。
ついには壁に押し付けられて磔にされてしまう。
フランクのガードが解かれる。その無防備な喉元をバキラの両手が襲い、締め上げる。
徐々に浮き上がっていくフランクの踵。
「くっ・・・」
「ふははは、どうした?
 もっと抵抗して見せろ!」
「ぐっ!」
 顔を赤黒く染めながら、フランクは渾身の力をこめて右の拳をバキラの顔に叩き込む。
 だがバキラは微動だにしない。
 フランクの岩のような拳をその頬にめり込ませたまま
ニヤリと笑うバキラ。
「フフこんなものか?つまらん!」
「!」
驚愕するフランク。バキラは右手でフランクの巨体を締め上げたまま
左手でフランクの右手首を掴んだ。
「てりゃあ!!」
「うおっ!?」
バキラは身を捻りフランクを脳天から床に叩きつけた。
ダァン!
杭のようにつきささるフランクの巨体。
バキラは腕を離した。
一瞬の間をおいてグラリと崩れ落ちるフランク…

869866:03/05/18 10:35
 あと>>862でもジョセフとアッシュのかけあいをまぜてキャラを際立てるとか
「うおおおお!!」
バキラの拳がアッシュをめがけて振り下ろされる。
間一髪で避けるとその拳は地面に突き刺さり、
その床をやすやすとぶち抜く。 アッシュは目を見開き口笛を吹く。
「ひゅ〜、すげぇな。 こりゃ、俺のアタッシュケースでも
ガードできないかな?おっと!」
バキラの拳が床から引き抜かれ、再びアッシュを襲う。またもなんとか避けるアッシュ。
「ほら、どうしたい!鬼さんこちら!」
「うおお!」
アッシュがそうやってバキラの気を引いているうちに
ジョセフはバキラの死角にまわり懐から毒針を取り出した。狙いを定めて投げつける。
「とぉ!」
毒針は振り上げられたバキラの腕に深々と刺さった。一瞬バキラの
動きが止まる。
「よっ!じいさんお見事!」
「ふふん、当たり前じゃ!」
だがすぐにバキラは動き出した。間断なくアッシュに拳を振り下ろす。
「おい!じいさん!どうなってる!?」
それを必死で避けながらアッシュは叫んだ。
「バカな…」
ジョセフは慌てて毒針をありったけ掴むと今度はバキラの背中めがけて
投げつけた。無数に突き刺さるジョセフ必殺の毒針。だがバキラの動きは止まらない。
「信じられん…ワシの毒が効かんというのか・・・」
さすがにジョセフは驚いた。バキラはニヤリと笑うとジョセフの方に振り返った。
「フフフ、我らバキラの鋼の肉体に、 そのような小細工など効きはせん!
 はぁ!!」
バグオォン!
再び床がぶち抜かれた。

870866:03/05/18 10:56
 ごめん。自分も偉そうなことはいえないね。
まあ読者の我儘と思ってあまり気にせずがんばってください。
871:03/05/18 22:44
>>866
いえいえ、だいぶ参考になりました。
もう少し描写を細かくしてやってみます。
872:03/05/18 23:04
4階のフロアに到着したジャックは突然扉に突き当たった。
あたりを見回したが通路など何も無い。
仕方なくドアを開け、中に入る。

がちゃ

入るとそこには数十人と言う黒服が銃を構えていた。
ジャックは一瞬、何も見なかったことにして部屋を出ようかと考えた。
しかしそんなことを許すはずも無く、後ろからはしゅばっという音がした。
目をやると階段の途中の壁の一部が閉じ、下の階への道を塞いでいた。
「残念だが、ここまでだ」
リーダーと思われる黒服がそう言う。
「お前はもう逃げられない。
 全員、構え!」
かしゃ、と言う音がして弾が装てんされたことを示す。
しかし、ジャックは動じることなく数歩前に出てドアを閉める。
そして銃を構える。
「投降する気は無いようだな。
 まぁ、投降したとて許さんがな」
そう言うとリーダーは手を挙げる。
「撃て!」
その合図をきっかけに、全員の銃から弾が放たれた。
873:03/05/18 23:06
ガラガラッ

壁の破片にうずもれかけていたフランクが立ち上がった。
「フランク!大丈夫か?」
フランクは身体のほこりを手で払うと、ふっと笑った。
「ああ、大丈夫だよ」
しかしその表情はどこか苦しげだった。
「・・・でもちょっと痛かったかな」
骨はやられていないようだが、衝撃は相当大きかったはずだ。
しかしその苦しげな表情もすぐに消え、
しっかりした足取りでジョセフに近寄っていった。
「ほぉ、この俺の一撃を受けてなお立ち上がれる者がいようとはな」
「たいしたものだ。お前が初めてだぞ」
バキラはそう言ってフランクに拍手を送る。
すると別の方向からももう一つ声が聞こえた。
「じゃあ、俺が二人目かな?」
「何?」
バキラが振り向くと、よろよろとだがアッシュが立ち上がっていた。
「アッシュ!無事じゃったか!」
「バカな・・・。
 そんな華奢な身体でなぜ立ち上がれるのだ」
少なからず、バキラは動揺しているようだ。
「へへ、華奢なおかげさ。
 でもま、殴られる瞬間に後ろに飛んで衝撃を殺したにもかかわらず、
 これだけのダメージを受けるとは思わなかったぜ・・・」
アッシュはそう言って自分の帽子をくるくると回した。
「なるほど・・・、あの手ごたえの軽さは
 華奢な身体だからではなかったのか・・・」
そう言いながらバキラの二人は近づき、構える。
ジョセフたちも一度ひとかたまりになる。
そして小声で会話をし始めた。
874:03/05/18 23:08
863で、フランクは壁まで吹っ飛んでたんですが、
そこの描写が書いてありませんでした。
すみません。
875:03/05/18 23:12
「(大丈夫か?フランク)」
「(ああ、まだ動ける。
 アッシュはどうだ?)」
「(悪いな・・・、俺はちょっと厳しいぜ・・・。
 走るくらいならできそうだが、もう一度あんなの喰らったら・・・)」
アッシュはそう言って帽子をかぶりなおす。
「(そうか・・・。状況は良くないようだな)」
「(どうする?お二人さん。
 このままじゃ、せっかくこの場を任せてくれた将の信頼を
 裏切ることになっちゃうよ?)」
「(困ったのぉ・・・)」
「何をひそひそ話している?」
3人がねをあげているところにバキラが話に割り込んできた。
「この期に及んで作戦タイムか?」
二人はじりじりと近寄ってくる。
そのとき、フランクが口を開いた。
「アッシュ、じいさん。
 二人で何とかそっちの奴を倒してくれ」
「お前・・・、どうする気だ?」
アッシュが驚いたように言う。
「じいさん・・・、あの薬・・・今あるか?」
その言葉に今度はジョセフが驚く。
「お前・・・アレを使う気か?
 まだ試作段階だぞ。どんな副作用があるか・・・」
しかしフランクは首を振る。
「今、やらなきゃならないんだ」
フランクはじっとジョセフを見た。
ジョセフもまたフランクの目をじっと見据えた。
「・・・そうか」
やがてジョセフは懐から小箱を取り出した。
「好きにしろ」
そう言ってフランクに箱ごと薬を渡す。
876:03/05/18 23:15
「・・・ありがとよ。生きてたら、必ず礼はするからな」
「・・・バカモンが・・・」
バキラは既に目の前まで来ていた。
「もう待ってはくれねぇみたいだな、あちらさんは」
「ああ、やるしかねぇ!」
「行くぞ!」
ジョセフの掛け声を合図に、
アッシュとジョセフは向かって右側のバキラに向かって行った。
「また先ほどと同じ組み合わせか」
「それもよかろう」
左側のバキラはすっと身を引き、フランクの方へと向かってきた。
「その力、あと5年遅く出会っていれば
 俺達と同等くらいにはなれただろう。
 今叩き潰さねばならないのが残念だ」
バキラはそう言った。
「くっくっくっ、安心しな。
 五年後まで、少なくともてめぇは生きてねぇ!」
フランクはそう言うと薬を呑み込んだ。
「ぐっ!おおおおおお!!!」
「何!?」
全身から汗が噴出し、その汗が瞬時に蒸気に変わっていく。
全身の筋力が明らかにバキラのそれを上回っていくのが、
傍目にもよくわかる。
「はあああああ!!!!」
突然の筋肉の膨張に耐え切れなくなった皮膚が
今にも張り裂けそうなほどパンパンになる。
そして筋肉の膨張が収まる。
フランクはゆっくりとバキラを見据え、大きく息を吐いた。
「な・・・、なんだと・・・?」
「行くぞ・・・」
次の瞬間、フランクの姿はバキラの視界から消えていた。
そしてその次の瞬間には、バキラはフランクに殴り飛ばされていた。
877:03/05/18 23:18
・・・どうでしょうか。
まぁ、いきなり感じは変えられないというか、
甘い所はあるというか、
大して変わっていないというか・・・。
まぁ、少しでも評価が上がってくれれば幸いです。
878:03/05/19 21:28
何が起こっているのだ!?
黒服たちは全員混乱していた。
目の前では先ほどから、
もちろん今もなお銃弾の嵐が男に降り注いでいるのだ。
にもかかわらず・・・。
「なぜ死なないんだぁ!!」

パァン!

ジャックの手により、次々と黒服たちが倒されていく。
黒服達が無数の弾丸を放っているにもかかわらず、
それらはジャックの身体をかすめることなく、全て外れているのだ。
否、それらは全てかわされているのだ。
当たらない!
どれだけ至近距離からでも弾丸はこの男には当たらなかった。
すぐに恐怖心が黒服たちを支配した。
「う、うわあああ!!」
戦意喪失して逃げ出すものも出てきた。
ジャックはあくまでも自分に銃を向けるものだけを撃った。
弾が無くなったらそばに転がっている銃を手にし、再び撃った。
そしてやがて、部屋の中には動くものはなくなった。
ジャック一人を除いて・・・。
879:03/05/19 21:30
乱れた息を整え、ジャックは言った。
「もう一人、そこにいるだろ」
そして銃を構えると天井を撃った。

パァン!

「ククク・・・」
突然天井の一部が切裂かれ、上から男が降りてきた。
その男はかなりの高さがあったにもかかわらず難なく着地した。
「たいしたもんだね。
 隙があれば首を狙おうと思ってたのに」
降りてきたのは若い男だった。
どう見てもまだ10代にしか見えない。
原因はまだどこかあどけなさの残るその笑顔のせいだろう。
手首の甲からは刃物が突き出ていた。
それほど大きいものでもないと言うのに、
先ほど天井を切裂いたことから考えても切れ味は侮れない。
男はその刃物をペロッと舐めると言った。
「俺はカフー。
 ここに雇われてるんだ。
 あんたは?」
「・・・ジャック・フォーチュンテラー。
 あんたのとこの誰かがさらっていったなつみお嬢さんの、
 まぁ、何ていうか、部下かな」
ジャックは銃をくるくると回しながら答えた。
「たいしたもんだね。
 あの人数を一人で倒しちゃうなんて。
 どんなトリック使ったのさ」
カフーは無邪気にそう聞く。
880:03/05/19 21:31
ジャックはふっと笑った。
「悪いが冥土の土産だとしても、俺の秘密は教えられないな。
 それがたとえ、冥土の土産だとしてもな!」
ビシッと言い放つ。
「・・・なんで二回言うの?」
カフーのツッコミにふっと笑うジャック。
「いいツッコミだな。
 アッシュでもなかなかそうは行かないぞ。
 そのセンスは生かすべきだ」
「・・・・・・思ったよりも茶目っ気あるんだね、クールなお兄さん」
「フフッ」
カフーに指摘され、ジャックの表情から笑みが消える。
「・・・・・・久しぶりにたくさん殺したんでハイになってるんだろうな。
 今の俺と戦ったら・・・・・・」
回していた銃を握りなおし、そこでわざと一旦言葉を区切る。
「・・・死ぬぜ」
「・・・やってみなよ」
ちょっとむっとしてカフーは構えた。
881:03/05/20 22:41
バギィィン!

「ぐおお!?」
「オラァ!」
フランクの拳がバキラを襲う。
避けきれないと判断したバキラはとっさに右手でガードした。

バキィ!

「う・・・ぬぅぅ・・・」
ミシッ、という音ではない。
メキメキッと音をたて、バキラの腕は折られた。
いや、粉砕されたと言った方が正しいか。
「き、貴様・・・!」
フランクはにやっと笑った。
「あ、あまり時間は無いんでね・・・。
 このまま一気にいかせてもらう!」
「くぅぅ・・・!
 調子に乗るでない!!」
バキラは残った左手で攻撃してきた。
フランクはすかさずその左手の手首を叩く。

メシッ!

「ぐっ・・・あっ!
 まだまだぁ!」
882:03/05/20 22:41
すかさずバキラは蹴りを繰り出す。
常人には見切れぬスピードだ。
しかしフランクは平然とその足首を叩く。
「がっ!ぐぅぅ!」
「終わりだぁ!!」
フランクは一気に押し切る。
「こ、この俺がぁ!
 こんな所でぇぇぇ!!!」
「はああああ!!!」
バキラが殴りかかる。
しかしその拳が先からどんどん潰されていく。
「がっ!があぁぁ!!」

ドドドドドドドドド!!

瞬く間に全身に殴られた跡がつく。
そしてフランクはとどめのアッパーを繰り出した。
「がふぅ!!」
バキラは吹き飛ばされる。
それこそ数十メートルはあろうかという反対側の壁まで飛んでいった。

ズドォォン

壁に叩きつけられ、力なく横たわるバキラ。
「ハァァァァァ・・・・・・・・・」
フランクは大きく息を吐き出した。
883:03/05/20 22:42
パァン、パァン

アッシュはジャックがするように、
そこいらに転がっている銃を拾い、バキラに向かって撃っていった。
しかし、図体のわりに素早いバキラには当たらない。
「ちっ!」
「はあぁ!」
恐ろしく早く、いかにも強力なパンチが繰り出される。
アッシュもジョセフもかわすのが精一杯だ。
「くそっ!どうすれば・・・!」
逃げ惑う中、一瞬アッシュの足がぐらっと揺れた。
さっきのダメージのせいだ。
「し、しまっ・・・」
「終わりだ!」
バキラの拳が襲う。
(くっ、一か八かじゃ!)
「はあぁ!」
ジョセフは毒針を投げた。
毒針はバキラの目に刺さった。
「ぐっ!」
バキラの攻撃先がずれ、拳は床に当たる。
「さ、サンキュ〜、じいさん・・・」
その場から素早く逃げるアッシュ。
しかしその動きは普段の彼とは比べものにならないほどの遅さだった。
「まったく・・・、怪我人は下がっとれ」
「下がってたからって攻撃されないとは限らないだろ?」
「かといって前衛で戦うのもどうかと思うぞ」
「ハハハ・・・」
アッシュは力なく笑う。
884:03/05/20 22:43
二人が会話をする中、バキラの方はゆっくりと立ち上がり、
恐ろしい形相でこちらを睨んだ。
「き、貴様ら・・・!!」
「ハハ・・・、どうやらホントに本気になるみたいだぜ」
「笑い事か。
 もう目は狙えないぞ。
 奴の事だ、しっかりガードしてくるじゃろう」
「へへ〜ん」
アッシュはジョセフがそう言ったにもかかわらず笑った。
「・・・?」
「実はね、俺様もう一箇所弱点見つけちゃったんだ♪」
「・・・なんじゃと?」
アッシュは手元の銃をしまうと、新しく床にあった銃を拾った。
「狙えるのは一瞬だけだけどな」
アッシュはにやっと笑った。
 ジャックは俗にいう「サトルの化け物」なの・・・かな?
886:03/05/21 21:57
ひゅん、ひゅんと、カフーは両手の武器を振り回す。
その度に床や壁、
果てはそこいらに転がっている死体までもが切裂かれていく。
しかしその攻撃は、まだ一度もジャックの身体を傷つけてはいない。
「あっはっはっは!
 すごい!すごいよ!
 俺の攻撃をここまでかわせる奴がいたなんて!!」
ここぞと狙いをつけて突いても、
ジャックはギリギリでかわし、反撃してくる。
それがカフーにはたまらなく嬉しかった。

自分とここまで対等に戦える人間がいたなんて!

カフーの攻撃が空を切る。
その隙にジャックは銃で撃つ。
だがその銃弾はカフーの反対側の武器で弾かれる。
どちらも尋常ではない戦いを繰り広げていた。
しかしこの勝負、ジャックにとって不利になっていた。
それは弾切れ。
すなわち銃の拾いなおし。
その瞬間がある限り、ジャックにとって有利にはならない。
どうしたって銃を探す分、回避の方がおろそかになる。
そもそも銃による攻撃は接近戦には向いていない。
カフーもそれを知ってか、
ほとんどジャックに対する攻撃の手を緩めない。
887:03/05/21 21:58
ジャックがカフーの足下を狙った。
カフーはジャンプでそれをかわす。
ジャックは空中で身動きを取れないカフーを狙い撃つ。
しかし弾丸は両手の武器で全て弾かれてしまう。
恐ろしい動体視力と反射神経だ。
空中から一気に接近してきたカフーは、
ジャックの持っていた銃を右手の武器で切裂いた。
「!」
「もらったぁ!!」
そのまま左手で攻撃しようとする。
しかしジャックはそれをしゃがんでかわし、足でカフーの腹部を蹴った。
「ぐっ・・・」
蹴り飛ばされたカフーは、それでも体制を立て直し、着地した。
攻撃と回避の連続だった両者にしばし沈黙が流れる。
「フゥ・・・、あんた・・・、強いね・・・。
 俺が今まで出会った誰よりも」
カフーがそう言った。
「・・・そいつはどうも」
ジャックはそう答えた。
しかし攻撃の連続だったカフーよりも、あきらかに息があがっている。
「ずいぶん疲れてるみたいだね。
 まぁ、それも当然と言えば当然か。
 たくさんの黒服たちを倒してたもんね。
 それさえなきゃ、あるいは俺に勝てたかもね・・・」
カフーはそう言ってジャックの方に振り返る。
888:03/05/21 21:59
「あんたは強いよ。
 多分この俺よりも」
「・・・・・・」
ジャックは黙ったまま銃を拾う。
「でもね、だからこそ今ここであんたを殺しておかなきゃならない」
カフーは構えた。
「・・・覚悟しな」
しかしジャックは笑った。
「・・・何がおかしいのさ」
ジャックは懐から糸を取り出した。
普段から持ち歩いているようだ。
それを銃の引き金に巻きつけた。
つまり糸を引けば引き金を引けるということだ。
しかしその銃をジャックは壁の方に投げつけた。
「・・・?」
カフーはジャックの行動がわからずただ黙ってみていた。
「言葉を慎めよ、ボウズ」
「・・・ボウズ?」
カフーはジャックの言葉にカチンと来たようだ。
ジャックは構わず足元の銃を更に二つ拾う。
「俺を子供扱いする気?」
「子供だろう?
 だから、大人の俺から忠告だ」
ジャックはそう言って銃を構えた。
「お前は俺には勝てない。
 今からそれを証明してやる」
「・・・大人ぶって俺をガキ扱いする奴って、嫌いなんだよね」
そう言うとカフーはジャックめがけて突っ込んできた
889山崎 渉:03/05/22 04:57
━―━―━―━―━―━―━―━―━[JR山崎駅(^^)]━―━―━―━―━―━―━―━―━―
890名無しさん@ピンキー:03/05/22 10:52
たまにはageよう
891:03/05/22 22:28
「弱点を見つけたじゃと?」
ジョセフは改めてアッシュに聞いた。
「本当か?」
「ああ。そこを狙えばまず倒せるだろう。
 だが、狙うにはちょっと懐に飛び込まなきゃならない。
 一発殴られるのを覚悟でやるしかないな」
「・・・で、どこを狙う気じゃ?」
アッシュはにやっと笑った。
「それは秘密♪
 じいさんは援護してくれよ」
「お、おい、アッシュ!」
ジョセフの静止も聞かず、アッシュは駆け出した。
「貴様・・・、もう許さぬぞ!」
バキラの一撃がアッシュをめがけ、放たれる。
片目にもかかわらず、狙いは正確だ。
アッシュはそれをかわす。
しかしその拳圧でよろめいてしまう。
そこをすかさず狙われる。
ジョセフは何とかアッシュに当たらないようにと
毒針を投げることで精一杯だ。
投げられた毒針のうちの何本かがバキラの顔をめがけて飛んできた。
その毒針をバキラが右手で受け止めた時だった。
「(今だ!)」
892:03/05/22 22:30
その瞬間、アッシュは銃を首元に突きつけた。
「ぬ?」
そのまま弾が切れるまで打ち続ければ確かに殺せるだろう。
しかしアッシュが引き金を引く寸前でバキラがアッシュを殴り飛ばした。
「がっ・・・!」
「アッシュ!!」
アッシュは殴られ、宙を舞った。
衝撃を完全に殺せておらず、骨が折れる音も聞こえた。
「終わりだ・・・」
バキラの一撃が振り下ろされようとしていた。
その瞬間、アッシュは再びバキラの首元に銃を突きつけようとした。
が、バキラは逆の手で銃を握りつぶしてしまった。
「・・・!」
「残念だったな。
 これでお前も終わり・・・」
そこでバキラは違和感を感じた。
体制を崩さぬまま視線を下に降ろす。
見るとアッシュの反対側の手に銃が握られており、その銃口は今、
男としてもっとも大切なキン○○に押し付けられているではないか!
「な・・・!
 やめっ・・・!!」
「・・・あばよ」
アッシュは容赦なく引き金を引いた。

バンッ!

「ぎゃああああああ!!!!」


彼の男としての人生は、今終わった・・・。
893:03/05/22 22:31
ギィン!ギィン!

再びジャックとカフーの攻防が始まった。
カフーが攻撃し、ジャックがかわし、
ジャックが攻撃し、カフーがかわす。
その繰り返しが再び延々と繰り返されていた。
「はぁ!」
カフーが攻撃を繰り出す。
ジャックはそれをかわした。
その瞬間、カフーは隠し持っていたくないを投げた。
「!」
ジャックは反応したがかわしきれず、右足に喰らってしまった。
そのためにバランスが崩れる。
「もらったぁ!」
カフーは右手の刃物で攻撃する。
しかしジャックはそれを銃で受け止めた。
右手の銃で下から、左手の銃で上から、
それぞれ銃口を刃物に押し付けて止める。
そしてそのまま撃った。

パァン、パァン、パァン!
バギィィン!

カフーの武器が粉々に砕けた。
「な・・・!」
あらかじめ銃口をずらしておいたため、
お互いの銃弾でお互いの銃を破壊することは無かった。
ともかくカフーの武器を片方破壊することに成功した。
894:03/05/22 22:32
「ば、バカな!」
あっけにとられているカフーを、ジャックは蹴り飛ばす。
なんなく衝撃を殺し、着地するカフー。
「・・・・・・初めてだよ。
 こいつが破壊されたのは・・・」
ジャックは一時、カフーと距離をとる。
その呼吸は激しく乱れており、今にも倒れそうである。
「俺の大切な相棒が・・・」
カフーはジャックをギロッと睨む。
「許さないぞ!!!」
カフーは一気にジャックとの距離を縮めてきた。
「はぁ!」
カフーは残った左手の武器で攻撃してくる。
ジャックはその武器の先端に銃口を押し付ける。
そしてそのまま撃った。

バン!バン!バン!

ピシッ、と両者の武器にひびが入った。
895:03/05/22 22:33
「ちぃ!」
カフーはばっと銃を払いのけ、一旦武器を引く。
ジャックは右手の銃を捨て、後ろに飛ぶ。
その瞬間、ジャックの背が壁に触れた。
追い詰められたのだ。
「はああぁ!!」
カフーの左手の武器が襲い掛かる。
ジャックはかわした。
それと同時に足元にあった銃を足で蹴り上げ、右手で拾おうとする。
しかしその銃はカフーによって上に払いのけられてしまった。
「ちっ・・・」
ジャックは舌打ちする。
そしてそれと同時に、壊れた右手の武器がジャックを襲う。
ジャックは左手の銃で防ごうとしたが間に合わなかった。
そのまま壊れた刃物はジャックの左腕に刺さった。
ミシッと音がする。
骨まで到達したようだ。
「ぐっ・・・」
カフーはにやっと笑うと、左手の武器を引く。
「死ねぇ!!」

ザシュ!

辺りに血が飛んだ。
896:03/05/22 22:34
ジャックは右手で受け止めていた。
「クックックッ、これでもう両手とも使いものにならないね」
カフーは余裕の笑みを浮かべる。
しかしそれはすぐに怪訝な表情になる。

腹部に何か押し付けられている・・・。

チラッと見ると、そこにはジャックの右足があった。
そのつま先には銃が乗せられている。
銃口が自分の腹部に押し付けられているのだ。
さらにその銃の引き金には糸が巻きつけられており、
さらにその糸はジャックの左足の下を通ってから上にあがり、
気がつくとジャックはその糸の先端を口にくわえていた。
その銃はまさに先ほどジャックが仕掛けておいた銃であった。
ジャックはにやりと笑う。
「ば、バカな!」
驚き、回避しようとするカフー。
しかしそれよりも早く、ジャックは首を振り、糸を引いた。

バァン!

銃弾がカフーの腹部を打ち抜いた。
897:03/05/23 22:44
「がっ!がっ!ぐあああああ!!!」
フランクは暴れまわっていた。
薬の副作用か、ともかく暴れまわっていた。
バキラ以上の力で床が砕かれてゆく。
その震動はこの大きな屋敷でも
地震が来たのかと勘違いさせるほどのものだった。
「フ、フランク!」
ジョセフは近寄ろうにも近寄れない。
「ぐっ!ぐっ!がああぁあ!!」
自分の身体を床に叩きつけるフランク。
それとほぼ同時に全身から煙が上がる。
そして膨張していた筋肉は少しずつちぢみ、元の体型に戻ってゆく。
「フ、フランク!大丈夫か!?フランク!!」
ジョセフは駆け寄っていった。
煙はしだいに収まり、霧散されていく。
「フランク!フランク!」
ぐらっとフランクの身体が動く。
そして大きく息を吐いた。
「ぐっ・・・・・・はぁああぁぁぁ・・・・・・」
898:03/05/23 22:45
「だ、大丈夫なのか?フランク」
ジョセフの言葉にフランクはゆっくりと立ち上がる。
「はぁ・・・はぁ・・・、ああ、大丈夫だ・・・。
 少し休めば・・・、落ち着く・・・・・・」
「よ、よかった・・・」
ジョセフはほっと胸をなでおろす。
立ち上がったフランクの身体は心なしか小さく感じた。
「お前・・・、身体が・・・?」
「はは・・・、これが副作用って奴かな・・・?」
フランクは弱々しく笑いながら言った。
「それより・・・、アッシュは・・・?」
フランクに聞かれ、ジョセフは頭をかく。
「安心せい、命は無事じゃ。
 じゃがかなり無理をしていたようじゃ。
 あいつを倒すと同時に気を失ってしまった。
 まぁ、応急処置もしておいたし
 わしの薬を飲ませておいたからしばらくすれば目を覚ますじゃろう。
 そうじゃ、おぬしも飲んでおくといい」
「ああ、サンキュー」
ジョセフから渡された薬を、フランクはゴクッと飲んだ。
「・・・やっぱ、仙豆みたいに一気に回復ってわけにはいかないね」
「わしの薬にも限度があるわい」
二人はそう言って笑った。
899:03/05/23 22:45
「ガフッ」
カフーは血を吐いた。
息を乱しながらもジャックに聞いてくる。
「なぜ・・・だ・・・・・・?
 お前には・・・未来が見えているとでも・・・・・・言うのか・・・?」
ジャックは止血をしながら答えた。
「言っただろ?
 例え冥土の土産だとしても、俺の秘密は言えない」
「・・・ってことは・・・、
 何か・・・・・・秘密があると・・・考えても・・・いいのかな・・・?」
「・・・ああ、そう思ってもらって構わない」
カフーはふっと笑った。
「・・・・・・楽しかったよ・・・・・・。
 最後にあんたと戦えて・・・・・・良かった・・・」
「・・・・・・」
ジャックは何も答えないが、カフーは言葉を続ける。
「・・・死ぬ間際に・・・こんな気持ちになるって言うのは・・・・・・
 幸せなこと・・・なのかな・・・・・・?」
「・・・そうだな。
 死ぬ間際にそう思えたら、幸せだな」
「フフ・・・・・・」
カフーは目を閉じた。
「・・・・・・じゃあ・・・な・・・・・・」
それっきり、カフーは口を開かなくなった。
ジャックは無言で立ち上がり、そこいらの銃を―――
と言ってももうあまりないが―――拾うと部屋を後にした。
出て行く間際に小さくつぶやいた。

「また・・・、どこかで会いたいものだな」
900:03/05/23 22:47
部屋を出たジャックは、その廊下の一番奥、
向かって右の部屋の前まで来ていた。
耳を当てたが、中の音は聞こえない。
しばし考え、ドアノブを回した。
鍵はかかっていない。
ドアを開け、中に入る。

中には誰もいなかった。
部屋を見回してみたが、特に目立つものは何も残っていない。
ジャックは何か仕掛けが無いかと隅々まで調べてみる。
本棚の本を適当に起こしてみても何も起こらない。
壁を叩いてみても特に変わった音はしない。
ふと、本棚にある紙を手にとる。
どうやら屋敷の見取り図のようだ。
しかもご丁寧に地下通路まで書いてある。
それによるとその部屋の壁から通路が始まっている。
おそらく壁が動いて、その先に通路があるのだろう。
視線を上に移すと止まっている時計がある。
「・・・・・・」
ジャックはそばにあったイスを踏み台に、時計に手を伸ばす。
そして長針を左に数回回し、右にも数回回す。
すると壁が少し動き、隙間ができた。
回転扉のようになっているようだ。
隙間を開くと中にはわずかだが明かりがついている。
ジャックは暫しじっとして考えた。
そして懐から手帳を取り出すとそれにメモを書く。
そしてそれを破くと本棚の中から一冊を選び、その本に挟んだ。
再び扉の前に来ると、ジャックは銃を片手に中に侵入していった。
901:03/05/24 22:34
「これは・・・、なんとまぁ・・・」
ジョセフが感嘆の声を漏らす。
ジャックの後を追い、上の階に上がってきたのだが、
そこには累々と死体の山があった。
全て一発で急所を打ち抜かれている。
「・・・いつもは本気で戦ってなかった、ってことかな・・・?」
フランクも声を漏らす。
背にはアッシュを背負っている。
「本気で戦えば誰一人生かして帰さない、か。
 まったく、今更ながらあやつが「四天王の将」であると思い知らされるわい」
「まったくだ。
 ・・・お?
 あそこの奴、まだ生きてるんじゃないか?」
フランクが死体の一角を指差す。
確かにわずかだが動きがある。
「ほんとじゃ。
 まぁ、3、40人もいれば1人くらいは逃すじゃろう」
そう言いながら二人は近寄っていく。
902:03/05/24 22:34
「おい、お前」
「ひいぃぃ!!」
フランクが声をかけた途端、男は素っ頓狂な声を上げる。
「あ、あんたら、あいつの仲間か!?」
「あ?それがどうした?」
「た、頼む!殺さないでくれ!!
 俺は・・・、俺は嘘なんかついてないから!!
 本当に人質は一番奥の部屋にいるんだ!!
 だから!!」
「わかったわかった。
 殺さないって」
「頼む・・・頼む!」
二人は男から離れた。
「どうなってんだ?」
「ふむ。
 どうやらあやつに尋問されたようじゃのぉ」
「どんな尋問したらあんなになるんだよ・・・」
二人はブツブツ言いながらも、見つけた階段を上っていく。
903:03/05/24 22:35
「ん・・・」
階段を上る途中でアッシュが目を覚ました。
「ん?気がついたか?アッシュ?」
「・・・ああ・・・。
 俺・・・生きてる?」
「生きてるわい。
 ワシの薬を飲ませてやったんじゃからな」
「・・・そりゃ心配だ・・・」
相変わらず口が悪い。
「ふふ、それだけ言えれば十分元気じゃな」
ジョセフが顔に笑みを浮かべる。
無事だったことに安心しているようだ。
「大丈夫か?アッシュ。立てるか?」
フランクに言われ、アッシュは小さな声で答える。
「・・・悪い、フランク。
 もう少し背中貸してくれ・・・」
「分かったよ」
目を覚ましたアッシュも加えた3人で話しながら進んでいく。
904:03/05/24 22:36
しかし途中で階段がなくなってしまっていた。
「む?
 こりゃどういうことじゃ?」
「階段がなくなっちまってるぜ。
 将はどうやって上に行ったんだ?」
「・・・あん?」
アッシュも顔を上げた。
「ホントだ、階段がなくなっちまってる」
「・・・上で何かあったのかのぉ?・・・む?」
よく見ると、ところどころ銃弾でできたと思われる穴があいている。
その隙間から壁の厚さがうかがえた。
「フランク。
 その状態のおぬしに言うのは不安なんじゃが・・・、
 あの壁、壊せるか?」
フランクはふっと笑った。
「やってみるよ」
アッシュをジョセフに任せ、
フランクは階段を塞ぐ壁の前に立ちはだかった。
「はぁ!」

バゴーン!

壁は一撃で壊された。
「へぇ、思ったよりも硬くは無いね」
「よかったのぉ、これで先に進める」
905:03/05/25 22:29
3人が入った部屋にはまたも死体が累々と転がっていた。
しかもそのうちの殆どが何か鋭い刃物か何かで切り刻まれていた。
「・・・どういうことじゃ?」
死体だけではなく、壁、床、天井の一部も切り刻まれていた。
「・・・どういう武器を使えばこうなるんじゃ?」
「じいさん、こっち来てみろよ」
再びアッシュを背負っているフランクに呼ばれ、
ジョセフは駆け寄る。
「どうしたんじゃ?」
「こいつ」
そう言ってフランクは足元の男を指差す。
その男だけは黒服ではなく、戦闘用の装備を身に付けていた。
腹部に銃で撃たれた後がある。
ジョセフは男の口元に手を当てる。
「・・・・・・まだ息がある」
「・・・助けるのか?」
アッシュが口を開く。
ジョセフは頭をかきながら答える。
906:03/05/25 22:30
「そこじゃ。
 もしもジャックが仕留め損なったんなら殺さねばならぬし、
 もしもジャックの仲間だとしたら殺すわけにはいかん」
「・・・俺達以外に、将に仲間なんているのかねぇ?」
アッシュがつぶやく。
「ふむ、もしかするとツヴァイに雇われた暗殺者かも知れぬしな。
 それにこのまま放置しても生きるか死ぬか分からん」
「・・・どうする?」
「助けるか、殺すか、放置するか、か・・・」
3人が考え込む。
するとジョセフが口を開いた。
「まぁ、多数決取るかのぉ」
「・・・それもいいか」
「じゃあ行くぞ。
 放置するもの、手を挙げい」
バッ
バッ
バッ
「3人一致で放置に決まったぞ」
「じゃ、決まりだな」
「先行こうぜ」
3人は男を放置して先へと進んだ。
907:03/05/26 22:40
「・・・一体どこまで続いてるの?
 この通路は・・・」
なつみが一人つぶやく。
「少なくとも屋敷から離れた所だよ。
 でなければ危険だからね」
日向が答える。
「私もこの通路を使うのは初めてよ。
 どこまで続いてるの?」
後ろからネイが聞く。
その前後を数人の黒服が囲っていた。
「まぁ、出てみれば分かるよ、ネイ。
 それまでのお楽しみと言うことさ」
「・・・あんまり楽しくなさそうね」
ぶつぶつ文句を言いながらも着いていくネイ。
日向はチラッと天井を見た。
「あと少しで着くかな」
「そう、それはよかったわ」
天井には距離を示す文字がライトに照らされていた。
正直日向もこの通路を通るのはまだ2回目だったのだ。
見取り図を元に1回だけ通ったことがある。
なのでまだ見取り図を見なければ先が分からない。
丁度なつみを監禁していた部屋にそれがあったので
ざっと目を通して頭に叩き込んでおいたのだ。
この通路はそう狭くは無く、
2人が並んで、立って歩けるほどのスペースがあった。
コンクリートの壁に囲まれており、
ところどころライトが点いている。
上へ行ったり下へ行ったり、
右へ行ったり左へ行ったりして、かれこれ10分程経ったときだった。
908:03/05/26 22:41
「急ぐぞ。
 この通路はそう簡単には見つからないだろうが、
 長居はできないからな」
日向は黒服たちにそう言う。
その言葉に従い、黒服たちと日向、ネイは少し早足になる。
なつみは黒服の一人に銃を突きつけられ、仕方無しにペースを上げる。
と。

パァン!
チュィン、チュィン、チュィン、チュィン
バシュッ!

「ぐあっ!」
黒服の一人が倒れた。
「何!?」
「何事だ!?」
日向達の後ろを守っていた黒服たちは全員振り向き、銃を構える。
しかしライトが点いているとはいえ、
通路は暗く、何も見えなかった。
「な、なんだ・・・?」
訳も分からず戸惑っていると。

パァン!
チュィン、チュィン
バシュッ!

「がっ!」
909:03/05/26 22:42
再び黒服が倒れた。
「なんだ!?どうなっている!
 敵はどこだ!?」
「わ、わかりません!」
「くそっ!
 早く逃げるんだ!」
日向の指示で全員が先に進み始めた。
しかし、後ろからの謎の攻撃は止まらない。

パァン!
チュィン、チュィン、チュィン、チュィン
バシュッ!

「ぐあっ!」
また一人倒れた。
「これは・・・、銃撃か!?」
倒れた黒服の傷痕を見た日向はそう悟った。
「(バカな・・・、だとしてもどうやって狙っているのだ?
 第一ここは直線ではない!
 銃で狙えるはずが・・・)」

パァン!
チュィン、チュィン
バシュッ!

「ぐあっ!」
910:03/05/26 22:43
「!!」
黒服が倒れる直前、通路の所々から火花が出たのを
日向は見逃さなかった。
「跳弾か!!」
銃弾を壁や障害物に当て、跳ね返して目標を狙う超高度な技だ。
しかし、どうやってこちらを狙っているのかが分からない。
適当に撃ったりしたら、人質に当たるかもしれないのだ。
ヘタに跳ね返ったりしたら自分だって危ない。
「(どうやっているのかは分からないが、
 結果的に攻撃できるとなるとこちらはとてつもなく不利だ!)」
しかも恐ろしく狙いがいい。
早く逃げるしか方法は無い。
「くそっ、くそっ!」
黒服の一人がなつみの腕を掴んだ。
「え?」
「な、なにを!?」
日向の言葉も聞かず、黒服はなつみを盾に取った。
「そ、そこの奴!
 誰だか知らんが、それ以上撃つな!
 撃ったらこいつに当たるかも知れんぞ!」
黒服はなつみが暴れないように背中に銃を押し付けたうえでそう叫んだ。
「出てこい!
 銃を捨てて出て来るんだ!
 さもないとこの女を・・・!」
911:03/05/26 22:44
パァン!

しかし黒服の言葉を無視し、銃弾は飛んできた。

チュィン、チュィン、チュィン

弾は壁を何度も反射し、黒服の左足に当たった。

バシュッ!

「ぐっ!」
黒服は片膝をつく。
その瞬間、なつみの陰から黒服の頭が見えた。
そしてそれを狙っていたかのように、
暗い通路から男が現れた。
左手に銃を持ち、黒服の頭を狙っている。
その男の顔を、日向は見た。
「・・・!!」

あいつは・・・、まさか・・・!!

パァン!

「がっ!」
頭を撃ちぬかれ、黒服は倒れた。
912:03/05/26 22:45
「ジャック!」
なつみは男のもとに駆け寄ろうとしていた。
「くそっ!」
「きゃっ!」
日向は逃げようとしていたなつみを捕まえると、一目散に逃げ出した。
「ま、待ってよ!」
ネイがその後ろを追いかける。
その二人を守るように黒服がこちらを向きながら後退していく。
男―――ジャックはゆっくりと黒服たちに近づいていった。
「く、くっそぉ!」
黒服たちはいっせいに発砲する。

パァン、パァン、パァン

ジャックも撃った。

パァン

ジャックの撃った弾は黒服の撃った弾の一発にあたり、方向を変える。
黒服の弾は弾かれ、別の黒服の弾に当たる。
方向を変えたジャックの弾は残りの黒服の弾に当たり、弾かれる。
913:03/05/26 22:45
パァン

ジャックの撃った2発目の弾は何の障害にも当たらず、
黒服を撃ちぬいた。
「ぐっ・・・!」
「な、なんだと!?」
動揺しているほかの黒服も即座に撃ち抜く。
「がっ!」
「ぐあっ!」
そしてもう黒服はいなくなった。
ジャックは日向とネイを追いかけていった。
914:03/05/27 22:46
「むぅ・・・・・・」
「将はどこに・・・・・・?」
「行ったんだろうねぇ・・・?」
ジョセフ、アッシュ、フランクは最上階の4階で戸惑っていた。
どこの部屋に入っても誰もいない。
なつみは愚か、ジャックもいない。
「一体どこに消えたんじゃ・・・?」
3人は一番奥の部屋まできた。
ドアを開ける。
「・・・・・・」
「・・・・・・ここにもいない・・・」
「どこ行ったんだ?
 なつみさんはまだしも将がいないとは・・・」
「ふむ、どこかに抜け道があると考えるのが妥当じゃろう」
「・・・どこにあるんだよ・・・」
「それが分かったら苦労せんわい」
「はぁ・・・。
 おい、フランク。
 もう降ろしてくれ」
話していても埒があかないと見たアッシュはフランクにそう言った。
「大丈夫か?アッシュ」
「ああ、歩くくらいはなんとかな」
アッシュはフランクの背中から降りると2人に言った。
「手分けして捜そうぜ。
 さっきの奴が言ってたから、
 多分この部屋に間違いないんだろう」
「むぅ・・・、それもそうじゃのぉ」
915:03/05/27 22:48
「ま、こう言うのは大体仕掛けが決まってるもんよ」
アッシュはそう言いながら本棚に近づく。
「どうせこの辺りの本を動かしたら・・・・・・」

・・・・・・・・・・・・。

「・・・何も起こらんぞ?」
「フ、フン。
 そうそう簡単に当たったり・・・ん?」
ふと、アッシュは本を一冊手にとった。
「どうした?」
2人が近寄る。
「これ」
アッシュは手にとった本に挟んであったメモを取り出す。
「これは・・・・・・、将からだな。
 なになに・・・?」
3人はメモの内容にざっと目を通す。
そのメモには小さな絵と印が書いてあった。
「これは・・・・・・」
「この印の場所に来いって・・・。
 なんかの罠なんじゃないのか?」
「でも本当に将からだとしたら・・・?」
3人は顔を見合わせる。
「この印の所は・・・、大体あそこらへんか・・・」
フランクは部屋の窓から外を指差す。
916:03/05/27 22:50
「おっとこれは・・・?」
ふとアッシュは本棚からたたまれた紙を取り出した。
広げてみて一言。
「・・・見取り図・・・」
「敵も間抜けだな」
だが、ジョセフだけは鋭いツッコミを入れた。
「罠じゃなければ、のぉ?
 どうする?
 このメモ、信じるか?」
その言葉に3人はしばし考え込む。
「多分・・・」
アッシュが口を開く。
「このメモは将のものに間違いないと思う。
 そしてもし本当にそうで、
 あの将がこの見取り図を正しいものと思ったんならそれは多分正しい。
 あの人のカンは恐ろしいものがある。
 っていうか、最早カンなんてものじゃ済まされないとも思う。
 だから・・・・・・俺はここに行ってみようと思う」
その言葉にフランクとジョセフも笑みを浮かべる。
「わしもそう思う。
 これらが罠でないとするなら、
 この場所に隠し通路の出口があって、
 なおかつそこになつみさんを連れた敵が現れるはず。
 そしてそこで挟み撃ちにしようって言う考えじゃな」
「俺もそう思う。
 あの将が正しいと思ったんならきっと正しい。
 俺はそう信じる」
「仮に何もなくて罠だったとしても、
 俺達3人で乗り越える。
 ここはそれでよしとしよう」
917:03/05/27 22:50
アッシュがにやりと笑う。
「もし、将の名をかたって俺達を騙そうとした奴がいるんなら、
 そいつはボコボコに叩きのめして」
「めっためたのひき肉にして」
「わしの薬の実験台にしてくれる」
フランクとジャックも言葉を続け、にやっと笑う。
「決まりじゃな」
「おし!
 この場所に行くぞ!」
918山崎 渉:03/05/28 13:23
     ∧_∧
ピュ.ー (  ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。
  =〔~∪ ̄ ̄〕
  = ◎――◎                      山崎渉
919名無しさん@ピンキー:03/05/29 00:18

!エロアニメの秀作!
http://www.kageki-anime.sp.st/

920:03/05/29 22:55
3人が先ほど大量の死体と共に、まだ息のある怪我人がいた部屋に戻ると、
その怪我人が上半身を起こしていた。
「おお、あんた大丈夫かい?」
ジョセフが声をかけると男はチラッとこちらを見た。
「・・・俺・・・生きてるのか・・・?」
そう言った。
それに答えるようにジョセフが頷く。
「ああ、生きてるよ」
「・・・意識が遠のいて行ったから、死ぬのかと思った・・・」
「まぁ、気絶しただけのようじゃの。
 ところであんた、何者じゃ?」
ジョセフが聞くと男は頭を押さえながら言った。
「・・・カフー・・・。
 俺の名前はカフーだ。
 このツヴァイに雇われている」
アッシュがはぁ、とため息をつく。
「やっぱりな。
 なんとなくそうなんじゃないかと思ってたんだよ」
「・・・あんたらは、あいつの仲間か?」
「あいつって、将・・・ジャックの事か?」
「・・・確か、そんな名前だったはず・・・。
 あいつはどこ行ったんだ?」
3人は顔を見合わせる。
「どうする?
 こいつにも話すか?」
ジョセフの言葉に他の2人は考え込む。
921:03/05/29 22:57
カフーはそんな3人に構わず言葉を続ける。
「あいつ・・・、あいつはどこだ?
 あの野郎・・・、俺がまだ生きてると知ってて先に進んだんだ。
 俺にとどめを刺さずに・・・・・・」
「・・・あやつが、生かしたのか」
「なんか訳ありみたいだな」
カフーは3人をきっと睨む。
「あいつはどこだ?
 あんたら知ってんだろ?
 連れて行ってくれ」
「・・・将に会ってどうするつもりなんだい?」
アッシュが聞くとカフーはまだ残っている左手の武器を握り締めて言った。
「・・・あいつに、聞かなきゃならないことがある」
「何で自分を生かしたか、か?」
カフーは何も答えず、立ち上がろうとする。
「ぐっ・・・」
しかしわき腹を押さえてうずくまってしまう。
「まぁ落ち着け。
 怪我の治療はしてないんじゃ。
 そのまま放っておけば失血死もありえるぞ」
ジョセフはカフーを横に寝かせた。
「わしが治してやる。
 だが、一つ条件がある。
 あやつに・・・、ジャックに危害を加えるでないぞ」
「もう一つだ」
アッシュが付け加える。
「敵の・・・、まぁ、あんたからすりゃ味方か。
 味方の大群に会ったからと言って、
 有利になったと見て途端に俺達に切りかかったりしないでくれ」
「まぁ、不意打ち喰らったらいくら俺達でもやばいからな」
フランクもそう言う。
922:03/05/29 22:58
「・・・安心してくれ。
 あんた達は恩人だ。
 危害を加えたりしない・・・」
「そうか・・・、なら治してやる。
 だがすぐに動けるようになるわけではないぞ。
 そこの所、ちゃんと理解しておいてくれよ」
ジョセフはそう言うとカフーに薬を飲ませた。
薬が効くまでの間に手際よく傷口を塞ぐ。
「相変わらず手際がいいな」
「薬の知識だけじゃないんじゃぞ」
アッシュの言葉にジョセフがそう返す。
ふと、カフーが口を開いた。
「あんた達・・・みんな、なんか、
 変な能力でも持ってるのか?」
「変とは失礼だな。
 まぁ、持ってるよ」
フランクが答える。
「教えてくれ・・・。
 あいつ・・・ジャックはどんな能力を持っているんだ?」
カフーはそう言う。
「俺はあいつと戦って・・・、あいつは能力を使ってたんだ。
 でも俺にはどんな能力だかわからない。
 なぁ、教えてくれ、あいつの能力を」
カフーの話を聞いた3人はしばらく黙っていたが、
やがてアッシュが口を開いた。
923:03/05/29 22:58
「わかんねぇ」
「・・・え?」
「わかんねぇんだ、あの人の能力は」
「教えてくれんからのぉ、あやつは」
「それに、俺達はあの人が能力を使うところを見たことがないんだ」
「・・・なんだって・・・?」
アッシュが頭をかきながら言葉を繋げる。
「なにせ、あの人は一人で大勢と戦うのが得意だからな。
 多分その時にも、その、能力を使ってるんだろうが・・・」
「なにせ、敵はその際ほとんどやられちまうからな。
 能力を見たものは生かしておかない、みたいにね。
 ま、生きていた敵を拷問してまで知りたいことでもねぇし」
「あやつが秘密にしておきたいことなんじゃろう。
 無理に聞き出したりはしたくないしのぉ」
「・・・・・・」
3人の言葉を、カフーは黙って聞いていた。
「ま、わしは見ての通り、
 薬の知識と、難しい薬でも簡単に作り上げることができる。
 これしきの事じゃが、これでも能力なんじゃよ」
ジョセフはそう言ってカフーの治療を続ける。
「俺は肉体強化だ。
 コンクリートだって砕けるぜ」
「・・・自分の能力を喋ってもいいのか?」
カフーにそういわれ、フランクは笑う。
「別に。
 ばれたってどうなることでもないだろ?
 ま、アッシュはヤバイだろうがな」
「余計なお世話だ」
アッシュが笑いながら言う。
「いいんだよ。
 俺様の能力は女の子にしか使わないんだから」
924:03/05/29 22:59
「ともかくじゃ」
ジョセフが言葉を区切る。
「あやつの能力はわしらと違ってばれたらまずいものなんじゃろう。
 いつか、あやつから話してくれる時まで、
 野暮な詮索はしないつもりじゃ」
アッシュとフランクもジョセフの言葉に頷く。
カフーは黙って聞いていた。
「よし、これで傷口はふさがった。
 もう薬も効き始めている頃じゃろう。
 もう動いても平気なはずじゃ」
ジョセフに言われ、カフーは立ち上がり、
バク転を2回とバク宙を披露して見せた。
「ほぉ、思ったとおりたいした運動能力じゃ。
 傷口はどうじゃ?」
「・・・痛くない・・・」
「薬が効いておるな。
 じゃが、まだあまり激しく動くでないぞ。
 派手に暴れると治り始めている傷がまた開くからな」
「わかった」
カフーはそう言って3人を見る。
「あんた達は・・・、あいつの事、信頼してるんだな」
その言葉に3人は顔を見合わせる。
「まぁな」
「俺達のリーダーだし、いいとこもあるしな」
「面と向かって言われるとテレるのぉ」
4人に笑みが浮かぶ。
「さて、じゃあ行こうか。
 急がねぇと将が待ちくたびれちまうぜ」
アッシュの言葉に3人は頷き、1階を目指した。
925:03/05/30 21:51
地下通路もほとんど終わりに近づき、
いまや階段を上っている日向とネイ。
なつみは日向に抱きかかえられている。
「離して!離してってば!」
なつみは縛られているが、必死に暴れている。
しかし日向はしっかりと押さえつけ、階段を上っている。
「あいつ、まだ着いて来てるのかしら?」
ネイが後ろをちらちら見ながら日向に言う。
「ああ、引き返したところでどうにもならんだろう。
 そう離れていないはずだ。
 一気に脱出するぞ」
「わ、分かったわ」
しばらくして光が見えてくる。
「あれだ!行くぞ!」
日向がそう言い、ネイもペースを上げる。
バッと外に出て一気に日の光に包まれる。

「な・・・!?」
そこには脱出用の車と非常時待機の何人かの黒服がいるはずだった。
しかし、その黒服は皆倒れており、
ところどころに男が立っているのが見える。
それは紛れもなくアッシュ、フランク、ジョセフの3人だった。
926:03/05/30 21:52
「おぬしは手伝ってくれんのか?」
敵を倒しながら、ジョセフはカフーに言った。
「あんた達と敵対する気はないが、
 まだこっちに雇われている身なんでね。
 共に戦うって気もない」
「残念じゃのぉ。お?」
ジョセフが振り向くと、
そこには地下通路から出てきたと思われる女と、
なつみを抱きかかえた男が立っていた。
「あいつら・・・、もしかしてツヴァイのボスか?」
アッシュのつぶやきにカフーが答える。
「ああ、そうだ」
「へぇ・・・、将の読み通りだったな。
 って事は、あのメモを書いたのも将に間違いなさそうだ」
アッシュがそう言うとフランクも頷く。
「ああ。
 ま、うちの将の名を語ろうなんて奴はそういないだろうけどな」
「惜しいのぉ、薬の実験台が・・・」
「おいおい・・・」
927:03/05/30 21:54
「な、何てことだ・・・。
 どうしてここが・・・」
「ど、どうするの?日向さん・・・」
ネイが心配そうにそう言う。
「ちっ・・・」
日向は近くの車に向かって走り出した。
ネイもそれに続く。
「降ろして!降ろしなさいよ!」
なつみは必死に暴れるが、日向は全く腕の力を緩めない。
あと少し。
しかし後一歩のところで、目の前にアッシュが立ちはだかった。
「おっと。ここから先へは行かせないよ」
「くっ・・・」
アッシュに続いて、フランク、ジョセフも立ちはだかる。
カフーも着いて来た。
「くっ・・・。
 カフー!何をしている!こいつらをやってしまえ!」
日向はそう言ったが、カフーは聞く耳をもたない。
「悪いけど、この人たちは命の恩人だ。
 殺すなんてできないね」
「ちっ・・・、役立たずが」
日向はなつみを立たせ、懐から銃を取り出すとカフーに向かって撃った。

パァン!
928:03/05/30 21:55
しかしカフーは左手の武器で弾丸を弾いた。
「やめときなよ。
 俺を殺すつもりなら、俺もあんたを殺すよ?」
カフーの脅しに、日向は銃口をカフーから外す。
かわりにその銃口はなつみの頭に押し付けられた。
「そこを通してもらおう。
 でないとこの少女の頭が吹っ飛ぶぞ?」
「!」
アッシュはとっさに銃を取り出し、撃とうとした。
しかしそれよりも一瞬早く日向が言う。
「無駄な抵抗はよしてもらおうか!」
「チッ・・・、女の子を人質に取るなんて、男のやることじゃないね」
「なんとでも言え。
 さぁ、その銃を置け」
アッシュは仕方なく銃を地面に置く。
「全員車から離れろ!
 俺に近づいたら、こいつの頭を・・・・・・」

パァン!

突然銃声が鳴り響き、日向の持っていた銃が飛ばされた。
「ぐっ・・・!?」
バッと振り向くと、そこにはジャックがいた。
「き、貴様・・・!」
「ジャック!」
「将!」
「無事だったか!」
ジョセフ、アッシュ、フランクはジャックの姿を見て安堵の息を漏らす。
929:03/05/30 21:57
「おう、お久しぶり」
ジャックは軽く笑みを浮かべると、左手に持っている銃を日向に向けた。
「お嬢さんを解放してもらおうか」
その瞬間、陰に潜んでいた黒服が数名あらわれ、ジャックたちに銃口を向けた。
「動くな!動くと・・・」

パァン、パァン!

いつのまにか取り出していたジャックの右手の銃により、
一瞬で黒服が2名倒れた。
「動くと・・・、なんだって?」
「ぐっ・・・」
黒服たちはジャックに銃口を向けていながらも、
その迫力に圧倒されていた。
「・・・どこに隠れてたか知らないが、そっちこそ動くなよ。
 せっかく急所を外してやってるんだ」
ジャックは左手の銃で日向に狙いを定めた。
930:03/05/30 21:57
すると不意に、カフーがジャックの前に立ちはだかった。
「お、おい?」
「お前・・・!」
アッシュとフランクが声をかけたが、カフーはジャックを見据えたままだ。
「・・・どけ」
「今はまだ雇い主だ。
 殺させるわけにはいかない」
ジャックの言葉にカフーはそう言い放つ。
その隙に日向がじりっと移動する。
ジャックの銃口もそれに合わせて移動する。
カフーもそれにあわせて動く。
「・・・邪魔をするな」
「あんたに聞きたいことがある」
「・・・なんだ?」
「・・・・・・、なぜ、俺を生かした?」
ジャックは構えたまましばらく黙る。
そのまましばしの沈黙が流れた。
 まだ続いてたか・・・
どーでもいいし邪魔もしないが
1000いくまでには終わらしてくれよ。
これで次スレ立てたり他のロリ小説スレに
続きを書いたりしないでくれよな。
932:03/05/31 22:31
>>931
1000に行くまでには終わらせるつもりです。
もしオーバーしたりした場合は、評判も良くないようなので
途中でも打ち切りにさせてもらうつもりです。
933:03/05/31 22:32
ジャックが何か言おうとした瞬間。

バァン!

「!!」
「!」
ジャックは身体を伏せ、かわす。
その隙に、日向は一気に車に近寄る。
「はっ!そうはさせるか!」
フランクが止めようとした瞬間。

バァン!
チュィン!

フランクのまさに目の前で火花が散る。
「なっ・・・!?」
その場の全員が戸惑っていると、物陰から男が現れた。
「ヴィンセント!遅かったな」
日向がそう呼ぶ。
「失礼。只今戻った所ですので」
ヴィンセントと呼ばれた男はゆっくりと近寄ってくる。
黒いコートをはおっている、長髪長身の男だった。
手には長距離用のスナイパーライフルが握られている。
「・・・驚いたよ。
 まさか私の銃弾を弾き飛ばす男がいたとはね」
ヴィンセントはジャックを見ながら言う。
「・・・・・・」
934:03/05/31 22:33
「銃弾を弾き飛ばしただと?」
フランクが驚いたようにそう言う。
「そうだよ」
ヴィンセントが言う。
「君の目の前で弾かれたんだ、そこの奴にね。
 当たると思ったんだがね」
そう言うとヴィンセントは日向に向かって言う。
「さぁ、早く逃げて下さい。
 ここは危ないですよ」
「わ、わかった」
日向はそう言うとなつみを後部座席に押し込め、自分は助手席に座った。
ネイもそれに続き、運転席に座る。
「させるか!」
アッシュは銃を拾おうとした。
しかし。

バァン!

「がっ・・!」
腕を撃ち抜かれてしまった。
「アッシュ!」
「死ね」
ヴィンセントは容赦なくアッシュに2発目の弾丸を放った。

バァン!

弾丸はアッシュに当たることなく弾かれた。
「・・・どういうつもりだ?カフー」
ヴィンセントはカフーにそう言う。
カフーが弾丸をはじいたのだ。
935:03/05/31 22:34
「この人たちは俺の恩人だ。
 悪いが殺させることはできない」
「・・・裏切る気か?」
「あんた達とやりあおうって気もないさ」
「・・・同じさ」
ヴィンセントはカフーに銃口を向けた。
「なぁ、ジャック」
カフーはそのままジャックに言った。
「どうして、俺を生かしたんだ?」
さっきと同じ質問を繰り返す。
ジャックはそれに答えた。
「殺すには惜しかったからな」
「・・・それはどういう意味だい?」
「お前、強かったからな。
 殺すのはためらわれた」
「またあんたを殺しにいくかもしれないぜ?
 それでも生かしておきたかったのか?」
ジャックはふっと笑った。
「そうだ」
936:03/05/31 22:35
「・・・・・・決めた」
カフーはヴィンセントに向かって構えた。
「今からあんた達の仲間にならせて貰う」
「・・・そりゃ助かるな」
ジャックの口元に笑みが浮かぶ。
「おいおい、本気か?」
「そりゃ助かるぜ!なぁ!」
「まったくじゃ」
3人も喜ぶ。
しかしその間に、ネイは車のエンジンをかけ、車は走り出そうとしていた。
その瞬間、ジャックは走り出す。
「させん」
ヴィンセントがジャックに向かってライフルを撃ったが、
その弾はカフーによって弾かれる。
ジャックはそのままジャンプした。
「フランク!
 肩借りるぞ!」
「あ、ああ!」
フランクは少し前かがみになってジャックの踏み台になった。
ジャックはフランクの背中を踏み切り、間一髪で車のトランクに乗った。
「ジャック!持っていけ!」
ジョセフがジャックに向かって薬を投げた。
「全員で生きて帰ろうぜ」
ジャックは薬を受け取ると、そう言って軽く手を振った。
「将!なつみさんは頼みますよ!」
アッシュはそう言ってジャックを見送った。
「・・・またあやつ一人か。
 大丈夫かのぉ」
ジョセフはそうつぶやく。
937:03/05/31 22:36
カフーはヴィンセントと相対していた。
「貴様・・・、本気で裏切る気か?」
「そうだ。今はもう敵って訳だ」
「・・・さっきの話、
 お前、さっきの奴に助けられたのか?」
「ああ。義理人情には厚いほうなんでね」
ヴィンセントはライフルを構える。
「俺はそんなに甘くないぞ。
 敵である以上、貴様を殺す」
「・・・俺もさ」
カフーは笑った。
「えっと・・・、アッシュさん、フランクさん、それから・・・ジョセフさん」
「おう」
「どうした?」
「なんじゃ?」
カフーに呼ばれ、3人は返事をした。
「あいつを追って下さい。
 ここは俺に任せて」
「おぬし・・・、平気か?一人で・・・」
カフーは再び笑う。
「平気です」
3人は顔を見合わせた。
「じゃ、任せよう」
「行くぜ」
938:03/05/31 22:45
フランクとジョセフは走り出した。
しかしアッシュは走らない。
「アッシュ!?何をしている!」
アッシュはにやっと笑った。
「俺は残るよ。少年一人残していったんじゃ心細いしね」
「アッシュさん・・・」
アッシュはカフーにウインクする。
「何言ってんだよ。
 そんな事言われたら、俺まで行きにくいじゃねぇか」
フランクはそう言う。
するとジョセフが口を開いた。
「フランク、おぬしはアッシュと残れ。
 わしはあやつを追う。
 あやつの怪我は全然治療しておらんのじゃ」
「それもそうだな・・・。
 分かったぜ、じいさん」
ジョセフはジャックを追って走り出し、
フランクとアッシュはカフーと共に残った。
「・・・やっぱり、信頼しあってるんですね」
「まぁな」
「へへ・・・」
「・・・話はついたか?」
ヴィンセントが口を開く。
939:03/05/31 22:45
「さっさと殺さないとな。
 お前達を殺して、追ってった奴らも殺して・・・、
 今回分の報酬は弾みそうだな」
ヴィンセントはそう言って笑う。
「ハハ、目の前の報酬欲しさに命を失う、ってか?」
カフーがそう言う。
「・・・どういう意味だ?」
「そのまんまさ」
「減らず口を・・・」
二人は構えた。
そんな二人を見ながらフランク達が口を開く。
「さて、俺達もやりますか」
「ああ、まずは周りの黒服狩りから、かな?」
アッシュの言葉に数名の黒服がビクッと怯える。
940太陽:03/06/01 06:56
よく書き続けることが出来ますね!!
すごいです!!

俺なんかケイジが眠ったままで植物人間!!(ネタが繋がらなかったYO)
941:03/06/01 22:36
>>太陽さん
一応少しは書き溜めしてありますもので。
でもやっぱり、書き込んでから後悔する場所もありますね。


バァン!

ヴィンセントが弾丸を放つ。
カフーはそれを弾き返した。
「残念だったな」
「フン、そんなひび割れたおんぼろで、何ができる」
カフーはヴィンセントに一歩近寄ると言った。
「・・・俺の相棒を悪く言う奴は、許さない」
「許さなきゃどうするんだ?」

バァン!

再びヴィンセントがカフーに向かって撃つ。
再びカフーはそれを弾く。
「殺すさ」
カフーはそう言った。
942:03/06/01 22:38
「さぁて、黒服ちゃんたち。かかってらっしゃいな♪」
「死にたい奴だけ、かかってきな」
アッシュとフランクがそう言うと、黒服はじりじりと後ずさりしていく。
フランクが殴るふりをして拳を振り上げただけでも、
数名がばっと後ろに下がる。
見かねたヴィンセントが黒服たちに言った。
「お前達、邪魔だから下がってろ」
黒服たちは少しずつ下がりながら、物陰に隠れた。
「いいのか?一人で」
カフーがそう言うと、ヴィンセントは答える。
「これくらいのハンデが丁度いい」
「後で後悔しないようにな」
カフーはそれだけ言うと、一気に間合いを詰めた。
「はぁ!」
カフーは残っている左手の武器で攻撃する。
ヴィンセントはそれをかわすと、ばっと後方に飛び、間合いを開ける。
そしてライフルを構える。
「させん!」
しかしカフーはヴィンセントに撃たせまいと、間合いを詰める。
「チッ・・・」
ヴィンセントはポケットから小型の銃を取り出すと、それで応戦し始めた。


「なぁ・・・」
「ん?どうした?フランク」
「残ったはいいけど、俺達やることないな」
「ハハ・・・。なんか手伝ってくるか」
「どうやって?」
「ん〜〜〜、三方向から囲って追い詰めようか」
「そうするか」
アッシュとフランクはヴィンセントを囲うようにと
それぞれの方向から近づいていった。
943:03/06/01 22:40
ジャックはジョセフから渡された薬を飲むと、自分の右手を見た。
力を入れてみるが動きが悪い。
どうやらカフーと戦ったときにやられた傷は筋肉を切裂いていたようだ。
先ほど銃を撃った衝撃で余計に悪化したのかもしれない。
仕方なくジャックは左手にだけ銃を持ち、運転席めがけて撃った。

パァン!

「きゃあ!」
弾丸はネイの身体には当たらなかったが、メーターの所に当たった。
「ちっ・・・、誰か上に乗ってるな?ネイ、銃を」
「は、はい」
ネイは車に積んである銃を取り出すと、日向に渡した。
それを見たなつみは車の中から叫んだ。
「危ない!逃げて!」
「チッ・・・!」
日向は構わず屋根に向かって撃った。

パァン、パァン、パァン!

「ど、どうだ!?」
944:03/06/01 22:42
パァン!

再び屋根から銃撃があった。
こんどはハンドルに当たった。
「くそっ!こいつ!!」
日向は再び撃った。
その瞬間、ネイが悲鳴を上げた。
「きゃあ!」
見るとフロントにジャックが乗っている。
「こ、こいつ!」
日向は銃を構えが、撃つことはできなかった。
「くっ・・・・・・」
ジャックはにやっと笑うと銃を撃った。
フロントガラスが撃ち抜かれると、ガラス全体にひびが入ってしまう。
そのために前が見えなくなってしまうのだ。
だから日向は銃が撃てなかったのだ。
「ま、前が・・・!!」
「くそっ!」
日向はフロントガラスを銃で撃ち、完全に割った。
これで外が見える。
しかし目の前には木があった。
ネイはハンドルをきるがかわしきれない。
「く、くそ!」
日向は車から飛び降りた。
その瞬間、後ろのドアを開け、ジャックが中に乗り込んで行くのが見えた。
ジャックはなつみを助け出すと車から飛び降りた。
シートベルトをしていたネイはとっさに飛び降りることができなかった。
「きゃあああ!!」

バアアァン!!

車は木に激突した。
945太陽:03/06/02 06:28
俺も今度何処かで書き込む時は、ネタ作りからはじめてみます。
基本的には話を作るのは好きなので・・・

ひょっとして同人誌とかやってるんですか?
946名無しさん@ピンキー:03/06/02 14:25
MOMOがいます!
947:03/06/02 22:17
>>太陽さん
同人誌とかをやっているわけではありません。
あくまでも趣味の範囲で。

>>946
MOMOさんどこかに来てます?


バァン、バァン!
カシーン、カシーン!

カフーとヴィンセントの激しい攻防が繰り広げられている。
カフーはヴィンセントの銃撃をかいくぐり、何とか懐に飛び込もうとする。
ヴィンセントもそれはさせまいと、近距離用の銃で応戦する。
フランクもヴィンセントの懐に飛び込んで攻撃しようとするが、
ヴィンセントの銃撃は思った以上でなかなか近寄れない。
アッシュは二人の援護と言う形で遠くから銃を撃っている。
「くそっ、手ごわいぜ、こいつ」
「まぁ、こういう形で攻め込んだ奴は少ないだろうが、
 それでもこの財閥がなかなか落とせなかった訳が分かる気がするぜ」
ヴィンセントとの攻防の前にフランクとアッシュは愚痴をこぼす。
フランクは自分の胸元をチラッと見た。
ポケットには小箱が入っている。
(・・・いざとなったら、こいつを使わなきゃならねぇかもな・・・)
それは先ほどのバキラとの戦いでジョセフから渡された
筋力強化の薬だった。
948:03/06/02 22:19
「どうした?カフー。こんなことを繰り返していても俺は倒せんぞ」
「フフ、チャンスはやってくるものさ。いつか必ずな」
「フン」

バァン!
カシーン!

「ちっ、こいつめ」
アッシュがヴィンセントに銃口を向けた瞬間だった。

バァン!

ヴィンセントのライフルの弾がアッシュの銃を貫き、破壊した。
「ちっ・・・!」
アッシュは足下に転がっていた黒服の銃を手に取ると一旦距離をおいた。
そんな中、フランクは一人考えていた。
(アッシュは腕をやられている。カフーって奴も決め手に欠けている。
 これは・・・、俺がやるしかねぇかもな・・・)
フランクは小箱を取り出し、薬を一つ取り出した。
(俺の身体はどうなってもいい!
 今ここで、誰かがやらなきゃならないんだ!!)
フランクは薬を飲み込もうとした。

しかしそれを見たアッシュがフランクの持っていた箱をめがけ、撃った。
箱は打ち抜かれ、フランクの足下に薬が散らばった。
「アッシュ!?」
「何やってんだ!!」
アッシュが叫ぶ。
「お前、今もう一度その薬を使ったらどうなるか分かってるのか!?
 間違いなく死ぬぞ!」
949:03/06/02 22:20
「だが!ここでやらなきゃならないんだ!
 あいつを倒すためなら俺の身体なんて・・・!」
アッシュはいつのまにかフランクに近寄っていた。
そしてフランクを殴り飛ばす。
「バカヤロウ!!将の言葉を忘れたのか!?
 「全員で生きて帰ろうぜ」って言ってただろ!!」
「!!」
その言葉にフランクははっとする。
「たとえ一人でも死んだらダメなんだ!俺達全員で生きて帰って!
 それで初めて俺達の勝利なんだよ!!」
「アッシュ・・・」
「あんなじいさんが作った、こんな薬なんかに頼っちゃダメだ」
「・・・分かった、アッシュ。俺が悪かった。
 どうかしてたな、こんな薬使おうなんて」
フランクの顔に笑みが浮かぶ。

しかしヴィンセントはその隙を見逃さなかった。
「殺し合いの最中に何をやっているのだ?
 まったく、そんなに死にたいのなら殺してやろう」
「!!フランクさん!!」
「はっ!」
カフーに呼ばれ振り返ると、
丁度ヴィンセントがフランクを狙っている所だった。
950:03/06/02 22:22
バァン!

ヴィンセントはフランクに向かってライフルを放った。
「くそっ!間に合え!!」
カフーは隠し持っていたくないを投げた。
くないは弾に当たり、わずかに軌道をそらす。
そらされた弾はフランクのこめかみをかすり、後方に消え去った。
「す、すまねぇ・・・」
フランクが傷を押さえながらカフーに言う。
カフーは苦い顔をしていた。
「クックック、そんなものを隠し持っていたとはね」
ヴィンセントがカフーに言う。
そうなのだ。
攻撃するために隠し持っていた武器を、
フランクを助けるために使ってしまったのだ。
「まだ何か隠し持っていたりするのかな?」
ヴィンセントはそう言ってカフーに照準を合わせる。
「チッ・・・。ねぇよ、そんなモンは」
「ハハッ、どうだかな」
カフーは姿勢を低くして構える。
「まだやる気か?そろそろそのおんぼろも限界なんじゃないのか?」
ヴィンセントはカフーの武器を見ながら指摘する。
確かにカフーの武器はジャックとの戦いでかなり痛んでいる。
さらにヴィンセントの持つ長距離狙撃用のスナイパーライフルは、
近距離ではかなり速く、威力もあるのだ。
それに加え、カフー自身も怪我をしている。
ジョセフに治療してもらったとはいえ、完全に攻め手に回るのは無理だ。
951:03/06/02 22:24
ヴィンセントは悠々とライフルの弾を交換すると、再び構えた。
「まぁ、投降してきた所で生かしてはおかんがね」
「チッ、嫌な野郎だな。
 アッシュさん、フランクさん。下がってて下さい」
「お、おう・・・」
アッシュとフランクは先ほどよりも距離をおいた。
「あいつ、一人で大丈夫か?」
「さぁな・・・、でも策はあるかもよ?
 そんな顔してるぜ?あいつ」

カフーはヴィンセントとの距離を一気に縮めてきた。
ヴィンセントはライフルを放つ。

バァン!

カフーは今度は弾かずにかわした。
そして右手を腰のあたりに持っていく。
ヴィンセントはそれを見ていた。
(フフ、右手で腰のあたりに隠してあるくないを投げる気だな?
 ならば俺は貴様の右肩を撃ち、直後に頭を撃つ!)
ヴィンセントはカフーの右肩をめがけ、撃った。
カフーは立ち止まってそれをかわした。
続いて頭への射撃。
カフーは左手の武器で弾く。
(これでその攻撃は封じた。俺を攻撃する手段は無い)
ヴィンセントはカフーの左肩をめがけて撃った。
カフーはそれをかわす。
952:03/06/02 22:26
「だが今の動作はすべてフェイクだ!!」
ヴィンセントの言葉とほぼ同時に、カフーの左手にくないが握られる。
上着の裾から出したのだ。
わざと腰に右手をやることでくないは腰にあると思わせて油断させ、
左手の服の裾からくないを出すことで一瞬の隙をつこうとしたのだ。
だがそれを見抜いていたヴィンセントはカフーの頭に向かって撃った。
それでも攻撃すれば頭を撃たれる。
頭をガードすれば攻撃はできない。
避けても照準がずれるためくないは投げられない。
(とすれば、奴が取る行動は一つ)
カフーはくないを弾に向かって投げた。
(そうだ。その間に右手でくないを取り出し、投げる)
ヴィンセントはそう考え、再びライフルを構える。

が、カフーの行動はヴィンセントの上を行った。
投げたくないが弾を弾く。
が、その後ろからもう一つくないが飛んできたのだ。
「何?そうか、2つ手に持っていてわずかな時間差で投げたのか!」
ヴィンセントは仕方なくくないを撃ち落とす。
「やってくれるな」
ふと見るとカフーがいなかった。
「な、何?」
ヴィンセントがくないに目を奪われていた一瞬の間に、
カフーは移動していた。
「ちっ・・・どこだ?」
ヴィンセントが視界を左に向けると、
そこでカフーが片膝をついていた。
953:03/06/02 22:37
「フッ・・・、今の一瞬で攻めていれば
 もしかしたら俺に一撃食らわせられたかもしれんものを・・・。
 そこで何をしているのだ?」
ヴィンセントはそう言ってカフーに銃口を向ける。
カフーはただ黙って立ち上がった。
「できるかどうか分からない一撃だろ?
 だったら、より強力な方を選ぶさ」
「・・・何?」
「フフ、これを拾っていたのさ」
カフーはそう言って右手に持っているものを見せる。
「・・・?なんだ?それは」



今日はココまで。
エピローグを入れるとだいたい990ごろには終わりそうです。
・・・一人でずいぶんレス使ってしまったな・・・。
やはり短編が書けないというのは問題のようです・・・。
954:03/06/03 22:52
「あ、あれは・・・!」
カフーが持っているものを見た瞬間、フランクは声を上げた。
「あれって・・・、まさか!?」
アッシュも声を上げる。
「ええ、そうですよ。さっきフランクさんが落とした薬です」
2人は驚きの表情を隠せなかった。
「・・・・・・?その薬がなんだというのです?」
ヴィンセントは相変わらずの表情で見ていた。
カフーはその薬を口元に持っていく。
「ば、バカな!あいつ、いつあの薬の効力を知ったんだ!?」
フランクが声を上げる。
それももっともな話だ。
カフーが薬の効力を知る暇などなかったはずだ。
だが、カフーがその薬を手に取るには理由があった。
(@ピンチになったフランクさんが取り出した薬・・・。
 Aその薬を飲もうとしたフランクさん・・・。
 B薬を使ったら死ぬぞといったアッシュさん・・・。
 Cあんなじいさんが作った薬なんか・・・、と言ったアッシュさん・・・。
 Dもう一度使ったら・・・、といったアッシュさん・・・。
 Eフランクさんの能力・・・。
 この事から導き出される答えは何か?)
カフーはふっと笑った。
(@のことから、何らかの効力が発揮されて
 ピンチを脱出できる薬であり、
 また、Aの事からこの薬は使用者に効力を発揮するものであると考えられる。
 そしてBの事から何らかの副作用がある)
カフーは薬を口に入れた。
955:03/06/03 22:54
(そしてCだ。
 この事から少なくともアッシュさんは持っていない。
 当然だ。自分が持っている薬を悪く言うわけが無い。
 さらにDの事から、
 フランクさんは少なくとも一度は使っている。
 だが、生きていることから考えると自爆とかではない。
 そしてEのフランクさんの筋力アップの能力・・・。
 アッシュさんは持っていないが、
 筋力アップの能力を持つフランクさんがこの薬を持っていた。
 つまりこの薬は、使用者の能力をアップさせる薬か、
 もしくは・・・・・・)
カフーは薬を飲み込む。
(筋力増強の薬である可能性が高い!)
その途端、カフーの身体に変化が起こった。

「ぐっ・・・!!!
 がああぁぁぁあぁ!!!」
「な、なんだ!?」
ヴィンセントは自分の目を疑った。
フランクよりも体格が小さく、
アッシュよりも華奢に見えた体が、
見る見るうちに膨らんでいくのだ。
「ぐっ・・・!ぐおおおおおおおお!!!!」
全身から煙が上がる。
それは汗が蒸発している証。
そして、体の変化は収まった。
華奢だったカフーの身体は筋力で膨れ上がり、
しかしそれはマッチョのイメージとは違い、
無駄な筋肉が一切無いといった感じであった。
956:03/06/03 22:55
「フフ、どうやら賭けに勝ったようだな」
そう、賭けである。
この薬が本当に筋力アップの薬であるとは限らない。
さらに言うならば自分の意識が残っているかどうかもわからなかった。
確実な一手では無い。
だがそれでも彼は薬を飲み、今こうしてパワーアップを遂げたのだ。
「じゃあ・・・、行くぞ」
その瞬間、カフーの姿は消え、ヴィンセントのライフルが切裂かれた。

「なっ・・・!」
そして次の瞬間には腕を切られ、足を切られ・・・。
「ぐっ・・・!?があああ!」
ヴィンセントは訳もわからず声を上げた。
何が起こっているのか分からない!
ただ実感できるのは切裂かれる痛みだけ。
それでもカフーは容赦なく切り続けた。
「あいにくいつ薬が切れるか分からないんでね。
 このまま一気にいかせてもらう」
「う、うわあああああ!!!!」

ザク、ザク、ザク、ザク!

バシュ!と血が飛び散る。
そして同時にカフーの左手の武器も粉々に砕ける。
「おまけだ」
カフーはアッパーを繰り出し、ヴィンセントを吹き飛ばした。
「がはぁ!!」
ドシャ、とヴィンセントの体が地面に叩きつけられる。
カフーは荒く呼吸をしていたが、やがて倒れた。
957:03/06/03 22:56
「カフー!!」
フランクとアッシュがカフーに駆け寄る。
「がっ!がっ!がああああ!!!」
カフーの体が急激に縮んでいく。
「バカヤロウ!
 あの薬は俺用にとじいさんが作ったものなんだ!
 だから俺以外が使うと副作用が激しくなるんだ!!
 それを・・・!」
フランクはカフーの身体を抱きしめる。
「くっ・・・・・・、ふ、フランク・・・さん・・・、
 アッシュ・・・さん・・・・・・」
「喋るな!
 すぐにじいさんの所に連れてってやるからな!
 じいさんの作った薬だ、きっと何か対処法があるはず・・・!」
フランクはカフーに肩を貸し、立ち上がらせた。
「大丈夫か?
 おぶさろうか?」
フランクがそう言った。
その言葉にカフーは顔を上げ、ふっと笑った。
しかしすぐにその顔ははっとする。
「くっ・・・」
カフーは精一杯の力を込めてフランクを押した。
「え・・・?」
フランクはよろめく。
直後、銃声が鳴り響いた。
958:03/06/03 22:58
ヴィンセントはカフーにズタズタにされながらもなお、意識を保っていた。
もう動けそうも無い。
だが少し手を動かすと、右手が銃に触れた。
最後の力を振り絞り、銃をフランクに向け、撃った。
カフーは一瞬早くそれに気づき、フランクを押した。
そして、頭を撃たれた。
そのままカフーは後ろに飛び、倒れた。
「カフー!!」
「貴様あああああ!!!」
フランクはヴィンセントに向かって駆け出した。
「・・・くっ・・・・・・」
ヴィンセントは続いて銃を撃とうとしたが手に力が入らず、
銃を落としてしまった。
「あああああ!!!!!」

ミシッ!!

フランクの怒りの一撃がヴィンセントの頭蓋骨を砕いた。
959:03/06/03 23:05
「しっかりしろ!おい!
 じいさんの所に連れてってやるからな!!」
アッシュはそう叫び、カフーを抱きかかえる。
カフーはふっと笑った。
「俺・・・・・・、役・・・に・・・・・・たて・・・・・・た・・・。
 ジャック・・・・・・に・・・・・・救われ・・・・・・いの・・・ち・・・・・・」
「もういい!喋るな!」
カフーは静かに目を閉じた。
(アッシュさん・・・、フランクさん・・・、ジョセフさん・・・、
 あなた達に助けてもらった命・・・、
 今、使わせてもらいました・・・。
 ジャック・・・、もう一度・・・・・・戦いたかった・・・・・・な・・・。

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・)

カフーは最期に笑い、そのまま息を引き取った。



今日はここまでです。
次回は変な展開になりますが、皆様どうか怒らないで下さい。m(__)m
それは楽しみ(笑 がんがれ!
・・・とレスつけると残りがヤバい?
 足りなくなったら下ので続けたらいかが?ここも廃墟スレだし。

【ロリ】・一行官能小説リレー  in 2ch
 http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/erocomic/1026017159/l50 
961:03/06/04 21:55
車から煙が上がる。
だがどうやら爆発はしないようだ。
ネイは運転席で気絶している。
「く・・・、くそ・・・」
日向はゆっくりと立ち上がった。
スタッと少し先にジャックが着地する。
ジャックの右腕に抱えられているなつみも気を失っているようだ。
「チッ・・・!」
日向は胸元から銃を取り出し、構えた。
しかしジャックが放った銃弾により、その銃は跳ね飛ばされてしまった。
「くそっ!」
日向はしゃがみこみ、今度はズボンの裾から銃を取り出す。
しかし今度は手に取った瞬間、銃弾で跳ね飛ばされてしまった。
「ぐっ・・・」
「立て」
なすすべを失った日向はゆっくりと立ち上がる。
「久しぶりだな、フレッド。フレッド・ツエベルフ」
日向は顔をしかめる。
「・・・やはり貴様か、フロスト」
パァン、と銃声がし、同時に日向の右腕から血が飛ぶ。
「うっ・・・」
「その名で呼ぶな。殺すぞ」
そう言ったジャックの表情は今まで以上に怒りに満ちていた。
ジャックは銃を構えたまま言葉を続ける。
「あんたが名前を変えてツヴァイのボスを演じていたとは知らなかった。
 だが、久しぶりに会ったとはいえ、
 昔を懐かしんで延々と語り合うつもりは無い。
 聞きたいのは一つだけだ。現在のツエベルフはどうなっている?」
「どうなっている、とは?」
「現在の戦力、財産、組織なんかだ」
「あの財産争いのその後は聞かんのかね?」
962:03/06/04 21:58
パァン

再び銃声が鳴り、今度は日向の左足が撃たれる。
「くっ・・・」
日向は片膝をつく。
しかしジャックは容赦をしない。
「そんな昔話に興味は無い。
 あまり無駄口を叩くようだと、苦しむようにして殺すぞ」
「・・・・・・」
ジャックと話しながらも、日向は頭の後ろに手を持っていき、
左腕の裾から銃を取り出していた。
日向はいろいろな所に銃を隠し持っているのだ。
「さぁ、答えろ」
「そんなことをすれば、財閥の者に殺されてしまうよ」
「言わなきゃ今俺に殺されるぞ?」
「・・・どうかな?」
日向は左手の銃を前に出し、ジャックを狙う。
が、途端に銃は暴発する。
「ぐっ・・・!?」
ジャックがその銃の銃口を狙ったのだ。
日向の左手は血まみれになった。
「くっ・・・・・・、
 たいした銃の腕だ。
 そして・・・」
日向はにやっと笑う。
「その能力、母親譲りか?」

パァン

今度は耳を撃たれた。
963:03/06/04 21:59
「ぐぅ・・・・・・、つれないねぇ・・・。久しぶりの再会だろう?
 昔話をする叔父を撃つように育てた覚えはないぞ?」
「お前は叔父じゃない。
 それはお前達が母さんを追い出したからとか
 そう言う問題じゃないからな」
「それはそうだ。
 お前は私が引き取ったからな。
 それでお前が勝手に出て行ったのだろう?」
ジャックがふっと笑った。
「そうだ。そして俺はあんた達に復讐するために今までやってきたんだ」
「ハハハ、復讐というのはこうして銃でちまちま撃つことかね?」

パァン

今度は右足を撃った。
日向が両膝を着く。
だが日向は表情を変えない。
「くっ・・・、フフフ。
 だが、復讐のために家族を巻き込むのはどうかな?
 そんなことをして君の良心は痛まないのかね?」
ジャックは笑う。
「痛まないさ。
 俺がこうしている限り、
 こいつらはもう手を汚さなくて済むからな」
「そのために、わざわざ四天王とやらになったのかね?
 自分の正体を隠してまで?」
964:03/06/04 22:01
パァン

今度は右腕の付け根だ。
がくっと右腕が下がり、だらんとなる。
「・・・わざわざ正体を明かすことも無い」
「だが、明かせば喜ぶのではないか?
 仲のよかった兄妹たちの再開だぞ。
 そうだ。
 もう一人の妹・・・、ローラは元気か?」
「それはお前の知るところではない。
 お前達がくだらない財産争いで
 母さん、ローラ、そしてなつみを追い出した時点で、お前達は他人だ」
「冷たいことを言うな。
 小百合に線香の一つでも上げさせてくれ。
 財産争いで追い出して本当にすまなかったと謝罪させてくれ」
「それだけじゃないだろう?」
ジャックが日向に一歩近寄る。
「俺と同じ母さんの能力が目障りだったんだろう?
 「未来を見る力」
 そんなものがあっては自分達の悪事を全部見抜かれかけないからな」
「・・・・・・」
「お前達にとっては幸い、
 母さんの能力は遠い未来までは見通せなかった。
 だから俺を引き取った。
 そして遠い未来まで見通せるように訓練させようとした。
 遠い未来まで見えればその後の財閥の成長を大きく促すことができる。
 そうだろう?」
「・・・そんなつもりは無かったさ」
「いいや、そんな気満々だった。
 俺はそう言う未来を見た。
 だからツエベルフを去ったんだ」
「・・・・・・」
965:03/06/04 22:03
「くっ・・・」
ジャックの左まぶたがぶるぶると震える。
「・・・体力を使うだろう?その能力は・・・。
 それに身体にも負担がかかっているはずだ」
バシュ、とまぶたから血が飛ぶ。
「ほれ・・・見たことか・・・」
「黙れ」
ジャックは銃口を日向の頭に向ける。
「・・・・・・もういいだろう、昔話は」
ジャックはなつみを地面に寝かせると、
銃を握りなおし、日向に近寄った。
「・・・私を殺すのか?」
「そうだ」
「なら最期に一つ、小百合の最期を教えてくれ」
「・・・それを聞いてあざ笑おうってか?」
「そう言えばお前の気が済むのだろう?」
ジャックは撃鉄を起こした。
「・・・残念ながら、俺は母さんの最期を見ていない。
 そう言うのはそこにいるなつみにでも聞いてくれればよかったんだがな」
「・・・そうか、残念だ」
「だが、少なくとも俺は母さんはお前達を恨んだまま死んだと思ってるよ」
「・・・私も同感だな。
 本当にすまなかった」

パァン

日向はその言葉を最期に倒れた。
966:03/06/05 22:51
「ジャック!」
自分の名を呼ばれ、ジャックは振り向いた。
「はぁ、はぁ、ずいぶん遠くまできてたんじゃのぉ」
「・・・着いて来てたのか」
「ああ、おぬしの怪我を治療していなかったんでな。どこをやられた?」
ジャックはその場に座り込んで言った。
「左腕と右手、それに右足だ。
 左腕のは骨まで達してるが動かすのに支障は無い。
 右足も動かすのに支障は無い。
 だが、右手はちょっと動かないかな」
「どれ、見せてみろ」
ジョセフはジャックの右手を見た。
「ふむ・・・、筋肉が一部切断されておるようじゃな。
 まぁ、おぬしは両利きじゃから特に生活に支障は無いじゃろう。
 2週間もあれば以前のようになるじゃろう」
ジャックはふぅとため息をついた。
「助かったよ・・・。
 もう動かせないとか言われたらどうしようかと思ってた」
「心配だったら、無茶せんようにな。
 それにしてもこの左目は・・・」
ジョセフはジャックの出血している左目の付近を見る。
「・・・そいつは気にしないでくれ・・・」
「ふむ、しかし見る限り眼球は傷ついていないようじゃの。
 これなら応急手当をすればすぐに見えるようになる」
ジョセフは薬を傷口に塗りながらジャックに話を聞いた。
「で、そいつはツヴァイのボスか?」
ジョセフは近くで倒れている男を指差して言った。
「ああ、そうだ」
「ほぉ、殺したのか?」
「・・・・・・ああ」
967:03/06/05 22:53
「そうか・・・。なつみお嬢さんは無事か?
 あんな所に寝ているが・・・」
「ああ、無傷だ」
「それはよかった。
 まぁ、先ほどもずいぶん元気に暴れておったからのぉ」
ジョセフはそう言って軽く笑う。
ジャックもその言葉に笑みを浮かべる。
「まぁ、ボスが死んだんじゃ財閥の権利書の場所はわからない。
 じゃが、なつみお嬢さんを救えた事でよしとするかの」
その言葉にジャックは左手で懐から封筒を取り出す。
「・・・・・・?」
「ツヴァイの権利書」
「!?なぜこれが!?
 まさか・・・!?」
「そんな目で見るな。
 持ってきたのはそいつだよ」
ジャックはそう言って日向を指差す。
「な、何?」
「逃げ出す時に持ってきてないかと思って調べたら、
 案の定持って来てた」
ジャックはそう言って笑う。
「俺がなつみさんを放っておいて
 権利書を取りに行ったとでも思ったか?」
「・・・・・・。
 いや、やはりおぬしはそんなことをする男じゃないわい」
ジョセフはそう言って笑った。
「さて、じゃあなつみさんを連れて、2人の元に戻るか」
「あの2人、大丈夫かのぉ?」
「あの2人にカフーもいるんだ。大丈夫だろう」
「・・・それもそうじゃの」
968:03/06/05 22:55
「アッシュ、フランク!」
「・・・!将!!」
ジャックの声にアッシュが顔を上げた。
「無事でしたか!将!」
「そう簡単にはくたばらないさ」
「よかった・・・」
「それよりあのカフーって奴は・・・?」
ジョセフの言葉にアッシュは表情を曇らせる。
「・・・フランク・・・?」
ジョセフはフランクに目をやる。
フランクは倒れているカフーをじっと見たまま動かなかった。
「・・・・・・」
「・・・・・・あのカフーって奴は・・・、フランクをかばって・・・・・・」
ジャックはヴィンセントの死体にチラッと目をやる。
そしてフランクに近づき、肩に手を置いた。
「・・・・・・フランク・・・・・・」
「・・・将・・・・・・、こいつは・・・俺の為に・・・・・・、
 もともと敵だったはずの俺の為に・・・命を・・・・・・」
「・・・・・・弔ってやろう・・・、俺達の手で・・・・・・」
「・・・はい・・・」
フランクはジャックの言葉に涙声で答えた。


「ん・・・ぅん・・・・・・」
「・・・気がつきましたか?」
「・・・ジョセフ・・・・・・?」
なつみはジョセフの手の中で目を覚ました。
「すみません、こんな年寄りで。
 本当はこういう役目はジャックなんですが、
 あいにくあいつは両手をやられてましてね。
 アッシュは歩くのもやっとなもんで仕方なくわしが・・・」
969:03/06/05 22:56
「そう・・・」
なつみはチラッとジャックを見る。
ジャックは無言で歩いていた。
「・・・・・・・・・?」
ふと、なつみはフランクに目をやる。
「ねぇ、フランクが背負っているのは誰?」
その声は4人に聞こえていた。
全員が表情を曇らせ黙り込む中、ジャックが口を開いた。
「仲間ですよ。俺達の」
「・・・仲間・・・?」
「・・・そうです・・・、仲間です・・・・・・」
なつみが不思議そうな表情を浮かべる中、フランクはそう言った。
「仲間です・・・、俺達の・・・・・・。
 短い間だったけど・・・・・・」
「フランク・・・・・・」
「今はそっとして置いてあげて下さい」
「・・・うん・・・」
ジャックの言葉になつみは小さく頷いた。


5人がツヴァイの屋敷に戻ると大勢の部下達が待っていた。
ジャックが声を上げる。
「みんな!ご苦労だった!」
その声に全員がジャックたちを見る。
ジャックはツヴァイの権利書を高々と見せ付けた。
「任務完了だ!全員引き上げるぞ!」
その言葉に部下達は歓声を上げた。
970:03/06/05 22:57
5人は部下の車で屋敷に帰るところだった。
屋敷の隣には病院があるため、
小百合への報告ついでにそこに厄介になるのだ。

「なつみさん?」
「・・・え?」
アッシュに声をかけられ、なつみはアッシュを見る。
「どうかしたんですか?
 さっきから将の事じっと見てて・・・」
「え・・・、ううん、なんでもないの・・・・・・」
「・・・ならいいですが・・・」
なつみは窓の外に顔を向ける。
そして再びチラッとジャックを見る。
車はリムジンのように座席が向かい合わせになっているため、
ジャックはなつみの正面にいた。
ジャックは頭を窓に預け、眠っていた。
「しかし珍しいなぁ」
「ああ、こやつが人前で寝顔を見せるなど・・・」
「めったにないよなぁ・・・」
3人は口々にそう言う。

ジャックはただ、眠り続けていた・・・。
971:03/06/06 21:21
車が屋敷の近くに着く。
「着きましたよ、なつみさん」
「あ、うん」
なつみはジャックを見る。
ジャックはまだ眠っていた。
「・・・ジャック・・・、起きて・・・」
なつみはジャックを軽くゆする。
「あ、ちょっと!」
「え?」
アッシュがとっさに止める。
が、なつみの手はすでにジャックに触れている。
「ど、どうしたの?」
「あ、あれ?」
アッシュは怪訝そうな表情を浮かべる。
「おかしいな。
 前にうとうとしていた将を起こそうとした部下が
 近づいただけで撃たれかけたって事が・・・」
「でも・・・」
なつみの手が触れたにもかかわらず、ジャックはまだ眠っている。
「将?起きて下さいよ、将」
「ジャック、起きてよ」
なつみも軽く身体をゆする。
「・・・・・・・・・・・・」
ジャックがうっすらと目を開けた。
「あ、起きましたね。
 もう屋敷に着きましたよ」
「・・・・・・そうか・・・」
「大丈夫ですか?」
「ああ・・・、ちょっと疲れてるだけだ・・・」
ジャックはそう言いながら車を降りる。
そして大きく伸びをすると首をこきこきと鳴らした。
972:03/06/06 21:22
「本当に大丈夫ですか?やっぱり今回の任務は疲れました?」
「ああ、さすがにな」
「ま、いいや。
 じゃあ、みんなで小百合さんのところに報告に行きましょうか。
 そんで報酬でぱぁーと一杯やりますか」
アッシュがそう言うと全員が笑った。
そしてアッシュを先頭に屋敷に向けて歩いていく。
「アッシュ」
そんなアッシュをジャックが呼び止めた。
「はい?」
ジャックは封筒を投げた。
それはツヴァイの権利書の入った封筒だ。
「それ、届けておいてくれ」
「は?将?」
「じゃ、俺はこの辺で・・・」
ジャックはくるっと向きを変えると手を振りながら歩き出した。
「全く、また勝手な行動を・・・・・・」
「そうそう・・・。アッシュ、フランク、ジョセフ」
ジャックは振り向くと最後に一言言った。
「「宴」の夜に気をつけろ」
「・・・え?」
「ジャック・・・?」
「将・・・、それはどういう・・・」
「じゃあな」
ジャックは3人の言葉を聞かず、歩き出した。
「ジャック!」
「ん?」
突然なつみがジャックを呼び止めた。
973:03/06/06 21:23
「・・・話があるの。
 ジャック、ちょっといいかしら」
「・・・・・・」
「ごめんなさい、3人とも。ちょっと待っててね」
「あ・・・、はい・・・・・・」
なつみは3人にそう言うとジャックのもとに歩き出した。
そして二人で少し離れたところに行く。


「・・・どうしたんですか?なつみさん」
ジャックは自分に背を向けているなつみに聞く。
「あのね・・・、ジャック」
なつみはしばし考え込んでいたが、意を決したようにジャックに言った。
「私・・・、あの時・・・、
 あの日向って人とジャックとの会話を・・・聞いちゃったの・・・・・・」
「・・・・・・」
ジャックは何も言わず、なつみの話を聞く。
「それで・・・、あの・・・・・・、
 あなたは私と姉さんのことを妹って・・・・・・」
なつみは振り向いてジャックを見る。
「ねぇ・・・ジャック・・・・・・、
 あなた・・・・・・、あなた・・・、本当は私の・・・・・・」
ザァ・・・、と風が通る。
「私の兄さんだったんでしょ・・・?」
「・・・・・・」
ジャックはやはり何も答えない。
「どうして・・・、どうして黙っていたの?
 ずっと・・・、こんな近くにいたのに・・・・・・どうして・・・・・・」
なつみは目に涙を浮かべる。
ジャックはゆっくりと口を開いた。
974:03/06/06 21:25
「・・・・・・何を言っているのですか?」
「・・・え?」
「俺は、あいつと話なんてしていませんよ」
「嘘!だって・・・」
「夢でも見ていたのでは・・・?」
「そ、そんなこと・・・!」
ジャックはゆっくりとなつみに近寄った。
「嘘・・・、あれが夢だったなんて・・・そんな・・・・・・。
 私は確かに聞いたわ!
 そりゃ、最後の方はまた気を失っちゃったけど、
 でも・・・その部分だけは絶対に・・・!!」
ジャックはなつみの肩にそっと手を置く。
「俺の名前はジャック。ジャック・フォーチュンテラー。
 生まれたときから、その名前ですよ」
そしてジャックはなつみとすれ違い、立ち止まった。
「・・・俺みたいな殺人鬼を・・・、兄だなどと慕わないで下さい・・・・・・」
「・・・ジャック・・・、ううん・・・、フロスト兄さん・・・・・・」
なつみが振り向いた時、そこにジャックはいなかった。


「・・・あ、来た」
フランクが声を漏らす。
見るとなつみがこちらに向かって走ってきた。
「本当じゃ。話は終わったのかのぉ」
「ずいぶん早かったですね。
 なつみさん、もう将とのお話は・・・」
なつみはアッシュの言葉を無視し、走り続けた。
975:03/06/06 21:26
「・・・あれ?」
「どうしたんじゃ?」
なつみはそのまま屋敷に入っていった。
「・・・泣いてた・・・?」
「さぁ・・・。と、とにかく追いかけようぜ?」
「あ、ああ・・・」


バァン!

「・・・え?」
「姉さん!」
「なつみ!!」
突然ドアを開けて入ってきたのが誘拐されていたなつみだったのだ。
連絡を受けていたとはいえ、小百合が驚くのも無理はない。
「なつみ・・・、よく無事で・・・」
「姉さん!姉さんは知ってたの!?」
「え・・・、何を?」
「ジャック・・・、ジャックが・・・、
 ジャックが私たちの兄さんだったって事!!」
「え・・・?」
小百合はきょとんとしている。
「・・・?なにを言っているの?あなた」
「と、とぼけないで!
 ジャックを雇っている限りその素性は調べてあるんでしょう!?
 だったら当然、私たちの兄だったってことくらい・・・」
なつみが必死にそう言ったにもかかわらず、
小百合はハァとため息をついた。
976:03/06/06 21:27
「帰ってくるなり何を言っているの?
 ジャックはジャック。
 全部調べたけど、どうやったら私たちの兄だなんて事が出てくるの?」
「・・・・・・え?」
小百合はなつみを諭すように話し始める。
「いい?
 ジャック・フォーチュンテラーは不審なとこは一切無く、
 子供の頃から私に雇われるまでの経歴を全て洗い出してあるの。
 だから、もし私たちの兄だったりしたら、すぐに分かるわよ」
「そ・・・そんな・・・・・・」
「第一、兄は唯一人ツエベルフ家に残った私たちの家族・・・、
 いわば、母さんを見捨て、私たちを裏切ったのよ。
 そんな兄が今更私たちに手を貸すわけが無いじゃない」
「そ、それは違うの!
 それは・・・」
「いい加減にしなさい!」
ビクッとなつみが怯える。
「私がどれだけ心配したと思ってるの・・・・・・。
 なのに帰ってくるなりツエベルフの話なんかして・・・・・・。
 それにジャックが兄?
 あの裏切り者がジャックだなんて、信じられないわ!」
「違うの!
 それはあいつらが・・・!」
「もし今あいつがのこのこ兄貴面して出てきたら、
 私はあいつを殺してやるわよ!!」
「!!!」
小百合の形相になつみはその場に立ち尽くした。
「姐さん?」
そのとき、アッシュ達が部屋に入ってきた。
977:03/06/06 21:34
「ああ、アッシュ。それにジョセフ、フランク。
 ご苦労様。
 あなた達には後でちゃんと報酬を払っておくわ。
 それから・・・・・・、ジャックは?」
「それが・・・、屋敷の前までは一緒だったんですが・・・」
「・・・また逃げられたの」
「・・・はい」
なつみはそんな会話を聞きながら、部屋を後にした。


なつみは一人庭に出て空を見上げた。
夕焼けは既に半分以上姿を消していた。
(あれは・・・本当に夢だったの・・・?)
全てを知っているのはあの男だけ・・・。
だがいくら問いただしても、彼は何も答えないだろう。
なつみは空に向かって、今度はその思いを言葉にした。
「あれは・・・本当に夢だったの・・・?」


それは「宴」と呼ばれる儀式を1ヶ月前に控えたある数日間の話だった・・・・・・。
978:03/06/07 22:54
-エピローグ-


ある朝のことだった。
一人の男が屋敷の前にたたずんでいた。
とは言っても、その屋敷は既に見る影も無く崩れ去っていた後だったが。
男の手には新聞が握られている。
その新聞の一部に「雷?巨大屋敷の謎の崩壊」と書かれている。
警察だか誰だかがやったのだろう、
門は閉ざされ、誰も入れないようになっている。
しかし、この男はその門をくぐりぬけ屋敷の前まで来ていた。
男は長いこと屋敷を眺めていた。
やがて男は懐から銃を取り出し、銃弾を抜いた。
その銃弾の一発を屋敷の破片の前に立てた。
そしてくるっと後ろを向くと、男は屋敷に手を振った。
そしてそれっきり、男は振り向かなかった。
979:03/06/07 22:56
男は一つの店に入っていった。
「すみません、ダンボールもらえますか?」
「はいはい」
店の中から女性店員が出てくる。
ニュースを見ていたようで、奥の部屋からテレビの音が聞こえる。
男は手に持っていたカバンから大きな封筒をいくつか取り出す。
「これが入る大きさの、ください」
「まぁ、あったかしら。
 ちょっと待っていてくださいね」
女性は店の奥を捜し始めた。
ふと、封筒の一つが床に落ち、中身が少し見えてしまう。
男は封筒に手を伸ばした。
封筒からのぞく中身は書類だった。
「20XX年度 ツエベルフ財閥会計報告書」と書いてある。
男は書類を封筒にしまい、店員に言った。
「ついでに糊ももらえますか?」
「あら、糊くらいならいいわよ」
「・・・すみません」
男は店員から受け取った糊で封筒にしっかりと封をした。
「はい、ダンボール」
「ありがとうございます」
男は書類をダンボールにしまうとふたをした。
「それ、どこかに郵送するの?
 うちでやっておきましょうか?」
「いえ、お気遣いなく。
 あ、ついでにガムテープも貸してもらえますか?」
「はい、どうぞ」
男は受け取ったガムテープでダンボールに封をする。
男は店員に礼を言うと会計を済ませ、店を出る。
店員は最後まで男が手袋をしていたことを気にかけていた。
980:03/06/07 22:57
男が店を出たあと、店員は再び奥の部屋に戻り、ニュースを聞いていた。
「・・・・・・次のニュースです。
 昨夜、大手の有名財閥のツエベルフ財閥の長、
 カレン・ツエベルフさんが急死・・・、あ、失礼しました。
 何者かに殺害されたとの報告が入りました。
 報告によりますとカレン・ツエベルフさんは、
 自室で休んでいた所を外部から侵入した何者かに
 銃で撃たれ、死亡したと見られています。
 え〜、また、倉庫からいくつかの重要書類が盗まれており、
 財閥に恨みを持つものの犯行と見られています。
 また、犯行時刻と思われる頃に
 近くで謎の光を見たとの情報も入っています。
 ・・・続いては今日の天気・・・・・・」

「ふぅ・・・、次は連邦警察か・・・」
男はカバンを片手に駅を目指していた。
981:03/06/07 22:58
朝。
今日は休日でどこも人でにぎわっている。

「きゃっ!」
ドン、と一人の少女が男にぶつかった。
ふと、男の懐から何かが落ちる。
「どれみちゃん!大丈夫?」
少女の友達と思われる4人の少女が近づいてくる。
「う、うん。大丈夫」
少女は立ち上がり、ほこりをぱっぱと払うと男にお辞儀をした。
「お兄さん、ゴメンナサイ」
「いや、いいよ。ちょっと考え事をしててね・・・。怪我は無い?」
「はい!大丈夫です!」
「そうか・・・、それはよかった。
 今度から気をつけるようにね」
「は〜い!あっ!」
少女は男が落としたものを拾い、差し出した。
「・・・ありがとう」
男が礼を言うと少女はにっこりと笑った。
男と別れると少女は友達のもとに駆け寄っていった。
そして何か話しながら5人でどこかへ向かって行った。
男は少女達と反対側へ歩いていたが、ふと振り向いてつぶやいた。
「・・・そう言えばさっきの少女・・・、たしか「春風どれみ」と言ったか・・・。
 やはりあの「宴」を生き延びていたな・・・」
だがすぐに男は前を向き、歩き出す。
「まぁ・・・、あいつらが身を呈して守った少女たちだ。
 あいつらの命を無駄にしない為にも、生き延びていてもらわないとな」
そうつぶやき、笑う。
先ほどどれみに拾ってもらったもの、自分の身分証明書を見ながら・・・。
そこには自分の顔写真と名前が記されてある。
「ジャック・フォーチュンテラー」と・・・。
982:03/06/07 22:59
「宴」の夜、屋敷を破壊した光の球はどれみ達により力を押さえられたものの、
残りの力を振り絞って飛んでいった。
そのころジャックはツエベルフ財閥に来ていた。
その姿は敷地内に侵入しようと考えているかのように見えるが、
彼はただ時を待っているだけだった。
そしてその時、突然眩い光が現れた。
空からゆっくりと、その光の球が近寄ってくる。
ジャックは全て見透かしていたように光に近寄る。
光は力なくゆらゆらと動くが、やがてジャックの前に止まった。
そしてその光はゆっくりと少女を形どる。
少女はゆっくりとジャックに近寄り、口をきいた。
「ねぇ、お兄さん。こんなとこでなにしてるの?」
「・・・君こそ何をしてるんだい?」
ジャックは聞き返した。
「私?私はね・・・、どうしてもやらなきゃならないことがあるの。
 そのために来たんだよ」
そして少女は力なく笑う。
「でも・・・ここに来るまでに疲れちゃった・・・。どうしよう・・・」
ジャックは少女を優しく抱きしめた。
「大丈夫だ・・・。俺がやっておいてあげるから・・・」
「・・・お兄さん、私のやること分かるの?」
「・・・ああ、俺に任せてくれるかい?」
ジャックは少女の顔を見てにっこりと笑った。
「うん!わかった!
 えへへ、お兄さん、なんだか私のお兄ちゃんみたい・・・」
「・・・君のお兄さんは、どんな人?」
ジャックが聞くと少女は笑顔で答える。
983:03/06/07 23:01
「とっても優しくてね、ローラのしたいこと何でも分かっちゃうの。
 でも・・・、お兄ちゃんは変わっちゃった・・・。
 ある時私たちを裏切っちゃうの・・・。
 私たちは本当の家を追い出されて、お兄ちゃんとわかれちゃうの。
 本当は別れたくなかったんだ・・・」
少女の表情が暗くなる。
「それからは・・・お兄ちゃんのこと、好きじゃなくなっちゃった・・・・・・」
ジャックは少女の言葉に優しく答える。
「・・・お兄ちゃんは、その後すぐに君達を追っていったんだよ」
「・・・本当?」
「ああ、本当さ。
 でも、途中で色々邪魔があって、その間に君達は色々誤解しちゃって、
 もう君達の元には戻れなくなっちゃったんだ」
「・・・・・・そうだったんだ・・・。
 じゃあ、お兄ちゃんは、私の好きなお兄ちゃんのままだったの?」
「ああ・・・、たぶんね」
少女はその言葉に笑顔を浮かべた。
「よかった・・・。最後にお兄ちゃんのことがわかって・・・」
少女の体が少しずつ消えてゆく。
「私・・・、もう行かなきゃ・・・。お兄さん、私がやらなきゃならなかった事、
 ちゃんとやっておいてね」
「ああ・・・」
「じゃあね・・・・・・」
少女の身体はゆっくりと透明になり、やがて光の球になり、
その球もやがてはじけて消えた。
ジャックは少女の消えた所を見ていたが、やがて立ち上がった。
「・・・これ以上、お前の手を汚させるわけにはいかないからな、ローラ・・・・・・」
ジャックはそうつぶやくと銃を取り出した。
「お前達が望んだこと・・・、母さんの復讐は、
 何もお前達だけが望んだことではなかったんだよ・・・。
 だから・・・・・・」
ジャックはすっと片膝をつく。
984:03/06/07 23:02
「だから・・・・・・後は俺に任せて・・・・・・、ゆっくりと眠れ・・・・・・・」
その言葉を最後に、ジャックはその場からジャンプをし、
ツエベルフ財閥の屋敷の敷地内へと侵入した。


「・・・・・・これももう・・・必要ないか・・・・・・」
ジャックは自分の身分証明書をゴミ箱に捨てた。
そしてゲートをくぐり、飛行機に乗り込む。
後自分に残された仕事は、
ツエベルフの裏取引の帳簿、その証拠書類を連邦警察に届けることだけだ。
ジャックは自分の座席に座り、一人思った。
(ローラ・・・なつみ・・・アッシュ・・・フランク・・・ジョセフ・・・、
 みんなが死んで、俺だけが生き残った・・・・・・)
ジャックは静かに目を閉じる。
(あの時・・・、俺はなぜ「宴の夜に気をつけろ」と言ったのか・・・、
 なぜあのイメージが浮かんだのか・・・・・・。
 俺の能力は1週間先を見るのも苦労するのに・・・、
 なぜあの時1ヶ月も先のことが見えたのか・・・・・・)
ジャックは目を開ける。
(俺一人生き延びたことを・・・・・・あいつらは恨むだろうか・・・。
 いっそ恨んでくれた方が気が楽だが・・・)
ジャックはふっと笑った。
(あいつらはそうは思わないだろう。お人よしな奴らだからな)


「・・・いい人生を送れたな、ジャック・フォーチュンテラー・・・・・・」
ジャックは小さくつぶやいた。
その瞳からは一筋の涙が流れた。

飛行機は間もなく離陸体制に入るところだった。
985:03/06/08 22:10
その日一日、新聞もテレビもその話題で持ちきりだった。
おそらく後数ヶ月は続くだろう。
ツエベルフ財閥の崩壊はそれほど衝撃的だった。
以前から怪しいと睨んでいたが証拠が無く手を出せなかった連邦警察に、
大量の書類が送られてきたのが決め手だった。
差出人は不明。
厳重な警備のはずの連邦警察の門の前に、いつのまにか置かれていたものだ。
目撃者0、送り主のものと思われる指紋も検出されなかったため、
結局送り主が誰だか謎のままだった。


連邦警察の捜し人、ジャックは飛行機に乗っていた。
全ての仕事が終わり、少し羽を伸ばしていたのだが、
このニュースが報道されてから1ヶ月後、
ふと、仲間達に報告せねばと思い立ち、日本行きの便に乗っているのだ。

ジャックは名前を変え、偽造パスポートを作り、
すでに搭乗手続きを済ませて飛行機に乗っている。
あれからあちこちうろうろしていて、今はニューヨークにいる。
1ヶ月ぶりの日本だ。
懐かしいと言う思いが浮かぶ。
ジャックはふっと笑った。
陥落させる為とはいえ、ツエベルフを訪れた時にも
こんなに懐かしい思いになったことは無かった。
この1ヶ月で変わったな、と思った。
座席に座り、窓から外を見ながら音楽を聴いていると、
ふと声をかけられた。
「あの・・・、すみません」
ジャックの動きが止まる。
聞き覚えのある声・・・・・・。
ジャックはゆっくりとイヤホンを外すとゆっくりと振り向いた。
986:03/06/08 22:11
声をかけた少女と眼と眼が合う・・・。

「あの、ご迷惑だとは思いますが・・・、荷物を上に乗せたいんですが・・・、
 その、手伝っていただけますか?」
「・・・・・・」
ジャックは何も答えない。
「・・・?あの・・・・・・?」
少女の声にジャックは何も答えられなかった。
ただ、少女から目が離せなかった。


(・・・なつみ・・・・・・・・・・・・?)


「え、え〜と、ご迷惑でしたね。すみませんでした・・・」
少女はすまなそうな顔をして荷物を必死に押し込んでいる。
ジャックはふらっと立ち上がると荷物をしまうのを手伝った。
「あ・・・、ありがとうございます・・・」
「・・・・・・いえ・・・・・・」
ジャックは席についた。
少女はジャックの一つ空けた隣に座った。
ジャックは窓の外を見ながら平静を装っていたが、内心は動揺していた。

(なぜ・・・なつみが・・・・・・?
 あの時死んだはず・・・・・・。
 あの時俺は・・・、そう言う未来を見たはず・・・・・・。
 ・・・きっと違う人物だ・・・)
987:03/06/08 22:12
「あの・・・、旅行・・・ですか?」
少女がふとジャックに話し掛けてきた。
「え・・・、ええ・・・、そんなとこです・・・。あなたは・・・?」
ジャックは動揺を必死に隠しながら、聞き返す。
「私は・・・、その・・・、ちょっと手術で・・・」
「・・・手術?」
少女はこくりと頷く。
「はい・・・。その・・・、少し前に事故で重傷をおって・・・、
 あ、もともと日本にいたんですけど・・・、
 アメリカの方がいい治療が受けられるだろうって、それで・・・」
「・・・何か、「伝手」でも?」
「えっと、親戚の人だという女の人が私のお金で・・・。
 私、なぜかお金だけは持っていたので・・・・・・」
「・・・なぜか・・・?」
ジャックが聞き返すと、少女は少しためらったが言葉を繋げた。
「私・・・、すこし前からの記憶が無いんです・・・・・・」
「・・・・・・!」
「あ、記憶はないけど、生活には支障は無いだろうって言われて、
 それで退院になって・・・。
 それで、日本に帰るところなんです。
 故郷に帰れば思い出すこともあるだろうって」
「・・・そう・・・」
「あっ、ごめんなさい、こんな話・・・。初対面の人に・・・・・・」
少女は頬を赤らめながら話し続ける。
「貴方の顔を見ていたら、なんだか話しやすくって・・・。
 変ですよね、全然知らない人なのに・・・・・・」
(全然知らない人・・・、か・・・・・・)
ジャックは悲しそうな表情を浮かべたが、すぐにそれを消した。
そして言葉を繋げる。
「・・・そう言うことも、あるかもしれませんよ」
「そう・・・ですか・・・」
少女はくすっと笑った。
988:03/06/08 22:14
そこに一人の女性があらわれ、話し掛けた。
「なつみちゃん」
「え?あ、ネイさん」
なつみは立ち上がるとジャックに向かって言った。
「紹介します。
 さっき言っていた、私をアメリカに連れていってくれたネイさんです」
「始めまして・・・・・・あ・・・!」
「・・・・・・!」
ジャックはネイと目があう。
「あれ?知り合い・・・ですか?」
「え、えっと・・・」
なつみに聞かれ、ネイがしどろもどろしているところに
ジャックが助け舟を出す。
「・・・以前、ちょっと・・・な・・・」
「そ、そう、ちょっと・・・ね」
ネイも話をあわせる。
「ふぅん」
なつみは納得したんだかどうだか分からない表情だった。
ネイがジャックとなつみの間に座る。
どうやらそこが彼女の席のようだ。
そして彼女は小声で話し始める。
「(・・・なんであなたがここにいるの?)」
「(それはこっちのセリフだな。
 その子をどうするつもりだ?)」
「(別に、悪いようにはしないわよ。
 ただ・・・ね・・・)」
ネイは手荷物を座席の下にしまいながら言葉を続けた。
「(もう、私が頼っていたツヴァイは無いんですもの。
 だからもうあの子とも敵じゃないわ。
 もちろん、あなたともね)」
「・・・・・・」
989:03/06/08 22:15
「(そんな怪訝そうな顔しないでよ。
 こっちはあの子に手術を受けさせてあげたのよ?
 感謝される覚えはあっても、にらまれる覚えは無いわよ)」
「(・・・・・・そうだな・・・・・・)」
「ねぇ、ネイさん。
 さっきから何を話してるの?」
一人のけ者にされ、少しむすっとした表情で
なつみが会話に割り込んできた。
「え?ああ、ごめんなさいね」
「久しぶりに会って話したいことがたくさんあるのは分かるけど、
 私一人のけ者なんてやだよ」
「はいはい」
「そうそう・・・」
ネイとなつみの会話に、今度はジャックが割って入る。
「ネイ・・・さん、一つ聞きたい」
「あら、何かしら」
ジャックは声をひそめて言葉を続けた。
「(その子は・・・・・・、本当にうちの・・・・・・?)」
ネイはふぅっとため息を一つ着いた。
「(あのね、そうに決まってるでしょ?
 あなたなら見間違えないと思ったんだけどねぇ・・・)」
「ああ〜、またこそこそ話してる〜!」
「はいはい、ごめんなさいね」
「も〜!」
二人は会話を弾ませる。
そんな中、ジャックは一人考え込んでいた。

本当に・・・なつみだった・・・・・・。
俺はなつみの死んだ未来を見たのに・・・・・・。
でも・・・なつみはこうして生きている・・・・・・。
じゃあ・・・、俺が見た未来は・・・一体・・・・・・?
990:03/06/08 22:16
「あ、そうそう!」
ネイが突然声を大きくした。
「ねぇ、あなた」
「・・・俺?」
肩を叩かれ、ジャックがネイを振り返る。
「そう、あなたよ。
 日本についたらあなた、この子を預かってくれない?」
「え・・・?」
「え?」
その言葉にジャックだけでなくなつみも声を上げる。
「で、でも・・・」
「(いいじゃないのよ。
 覚えてないとはいえ、もともとそっちの子でしょ?)」
戸惑うジャックを押さえつけ、ネイが声をひそめて耳打ちする。
「・・・だからといって・・・」
「あ〜も〜、じれったいなぁ!」
今度はネイは大声を上げる。
「あんた!
 一度はこの子に命を賭けた身でしょ!?
 だったら最後まで責任とりなさいよ!!」
ネイの言葉にジャックははっとする。
が、なつみはきょとんとしている。
「あ、あの、ネイさん?何の話・・・」
「だいじょうぶよ、なつみちゃん」
ネイは笑顔でなつみに振り向く。
「この人は、信用していいから」
その言葉になつみはジャックを見る。
ジャックもなつみを見る。
しばしそのまま見つめ合っていた。
991:03/06/08 22:25
やがてなつみが口を開く。
「・・・分かりました」
「決まりね」
ネイがにこっと笑う。
「そうと決まったら今から親密度を高める為に、二人でお話していなさい」
ネイはそう言って席を立つ。
「ね、ネイさん、どこ行くんですか?」
「ん?ちょっとお手洗い」
「・・・さっきもそう言って私に先行かせたじゃないですか・・・・・・」
「まぁまぁ、いいから」
ネイはそう言うとそそくさとその場を離れてしまった。
残された二人は気まずそうな雰囲気で黙り込んでいた。
「えっと・・・・・・」
先に口を開いたのはジャックだった。
「とりあえず・・・よろしく・・・かな。
 えっと・・・、なつみ・・・ちゃん?」
「あ、はい。
 こちらこそ・・・。
 えっと・・・・・・」
なつみは少し顔を赤らめながらジャックに聞く。
「お名前・・・教えていただけますか?」
ジャックはその場でしばし戸惑う。
が、やがて決心したように口を開いた。


「俺は・・・・・・」
992:03/06/08 22:26
・・・以上を持ちまして終了とさせていただきます。
長い間おじゃまいたしました。
993MOMO:03/06/09 03:43
 風さん 長い連載お疲れ様でした。
良いお話でした。最初は本編の外伝かな?と思って読み進めてましたが
ジャックの正体が明かされるところから急展開、外伝どころか補完をも
超えてまぎれもない「もう一つの物語」「もう一つのエピローグ」を作られ
てしまった風さんの手腕に脱帽、そして感動させていただきました。

 えっと、あとお詫びです。誰かに見破られてましたが(笑)名無しでレス入れて
ました。偉そうに話の作り方の講釈を垂れてたレス、実はあれMOMOです。
 キャラのオリジナルはMOMOではないのに、その最後を書いたものとしての
変な自負があったのでしょうね。「MOMOならこうする!MOMOならこう動かして
見せ場をつくる!」とまったく鼻持ちならない感情から余計なレスをしてしまいました。
 あの一件は本当にすみませんでした。

 最後に。こんな素敵な話でスレを締めくくって頂き、この話にかかわったものの一人として
また一スレ住人として風さんに感謝の言葉を捧げたいと思います。
 風さん、ありがとう!
994:03/06/09 22:32
MOMOさん
原案者様からのもったいないお言葉、有難うございます(笑)
正直あまり自信は無かったのですが、
そう言っていただけると嬉しいです。
と言うのも、やはりエロも無ければロリも無いという
このスレに似つかわしく無い内容だったもので(苦笑)
まぁ、始めのほうに言いましたが、
ここ以外に書くところも無かったもので書かせて頂きました。

本来なら後書きでも書くところなんでしょうが、
残りも少ないですし正直メンドイので勘弁して下さい(苦笑)

何か機会があればまたどこかに現れるかもしれません。
その時は皆もよろしくお願い致します。
まぁ、そろそろ残りもわずかですので
次スレを立てて1000取り合戦でも頑張って下さい(笑)
では今回はこの辺りで失礼させて頂きます。

本当にありがとうございました。
995名無しさん@ピンキー:03/06/10 16:59
>>993

MOMO死ね。このスレの癌細胞!!
996名無しさん@ピンキー:03/06/10 17:04
MOMOは自作自演の常習犯。
997名無しさん@ピンキー:03/06/10 17:06
黒澤が運営している直営サイト

炉利体験掲示板
http://bbs2.ardor.iui.jp/?0202/onara

最強の炉板
http://bbs2.ardor.iui.jp/?0203/recoba

ロリコンチャット
http://chat1.on.kidd.jp/?0002/lolita
998
999
1000ゲット!
10011001
このスレッドは1000を超えました。
もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。