【異能】黄昏の学園31【異端】

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1名無しさん@ピンキー
舞台はとある学園、人ならぬ『力』を得た少年少女たちの物語である。
彼らはその力の存在に惑い悩みつつも、同じような『力』を持つものたちと、時には敵として、
時には味方として対峙しながら 力を合わせて様々な奇怪な事件に挑み、その闇を暴いていく。

【ルール】
・煽り、荒らしは華麗にスルー。
・異能が認知されていない普通の現代日本設定なので、民間人やその他能力を持たないキャラハンの参加も可能です。
・スレの性質上、強姦や特殊プレイも可ですが、きちんと相手の了承を得ましょう。
・いくら戦闘モノだからとはいえ、険悪な展開はやめましょう。(過度の確定、相手を無視するロールなど)
・最強設定は勘弁してくださいお願いします。
・能力は使い魔、サーヴァント、念、核金、魔術、法術、変身など基本的になんでもありです。(強力すぎなければ)
・名無しさんも一発キャラでどんどんご参加ください。
・本校は幼等部から大学部まで有しており、留学生との交流も盛んです。

テンプレ
【名前】(読みも)
【年齢】
【性別】
【身長】
【3サイズ】
【容貌】
【能力】
【希望】
【NG】
【弱点】
【備考】

前スレ:【異能】黄昏の学園30【異端】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/erochara2/1282217179/

避難所:【異能】黄昏の学園避難所72【異端】
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/5556/1284266313/
2大槻 紫紋 ◆qUetENTaKU :2010/09/13(月) 21:09:49 ID:YbUYN1LE
新しくスレ立ったついでにプロフを(改訂版)を投下。


【名前】大槻 紫紋(おおつき しもん)
【年齢】14歳 (3月10日生/中3)
【性別】 男
【身長/体重】 158cm/60kg
【3サイズ】―
【容貌】髪は黒で長さは全体的にセミロング。後ろは一本に束ねた三つ編み。
【能力】磁力操作/磁界制御と《プラズマ》生成/制御
今のところ四つの技がある
・『フォースフィールド』…《プラズマ》を生成した後《磁力》と《磁界》で固定化、防護壁を造り出す。
 重ね掛けが可能で二重三重に造れるが、移動は不可。
・『プラズマダガー』…《プラズマ》を生成した後《磁力》と《磁界》で固定化し、短剣(二刀流)として扱う。
 (イメージは『ライトセーバー』)
・『プラズマバレット』…《プラズマ》を生成した後《磁力》と《磁界》で固定化した弾丸を撃ち出す。
一度の戦闘につき28発した撃てない
・『プラズマ火球』…《プラズマ》を生成した後《磁力》と《磁界》でサッカーボール大で固定化、
掌に磁力を宿し、反発力を利用して撃ち出す

『《磁力》』…今現在できるレベルとしては
・10tトラックを片手で操る事が可能
 ・血液中に含まれる鉄分を凝固させる事が可能
(目に見える相手限定/複数(2〜3人)可能)

【希望】雑談・戦闘・質問・エロス(・他要相談)
【NG】グロいもの・等
【弱点】一部の後輩女子・綺麗なお姉さん(照)・朝礼(笑)
【備考】
最近引っ越ししてきた、ちょっと癖のある少年。
 性格は明朗快活で物事に対して熱く冷静に判断し、行動する(本人談)

裏での顔が「魔物退治」で「依頼」を受けて成功報酬をもらって生活している。
両親は海外で謎の事故死にあっており、…今は単身で
マンション(3LDK・購入済)に住んでいる。
趣味はマンガにゲームにスウィーツを食べる事。
特に最近はファミレスチェーン店『Josef』の「ストロベリーサンデー」がお気に入りらしい。
3媛名 葵 ◆YJKujNK4t6 :2010/09/13(月) 21:44:22 ID:clFB2JYz
【名前】 媛名 葵(ひめな あおい)
【年齢】 18歳 / 3年(三年時編入)
【性別】 女
【体型】 身長170cm 全体的にすっとした体型だが、胸もちいさめ
【容貌】 腰下まで伸びるストレートな黒髪。漆黒の瞳。
      見かけはどちらかといえば華奢。大人しくしていれば淑やかそうにも見ないこともない
【能力】≪受容(レセプター)≫
     → 強い力を自分に同調させて受け止める能力。霊媒体質に近い。
       異能など他者の能力については相手側から移譲された場合のみ、一時的に使用可。
【武器】≪弐式 〔にしき〕≫ (と 暗器各種)
      深凪伝来の霊体武器/刀型。それ自体が意思をもち自分の使用者を選ぶ。
      普段は無形で、使用時は霊刀として具現化。形は日本刀から大剣まで刀型なら変幻自在
     (※現在、これを能力で無理矢理に同調させている)
【希望】 相談次第で雑談、戦闘、日常、エロール etc...(※和姦と欠損は要相談)
【NG】 ハードスカ 過度グロ/特殊系/後に影響が出るのはご相談ください
【弱点】 憑依/暗示/洗脳等の精神干渉を受けやすい 力は所詮女のもの 魔術攻撃耐性が低い
      弐式と能力使用は時に疲労感や頭痛、酷いと弐式に意識を乗っ取られるなどの副作用も伴う
【備考】
異形/危険な異能者の狩りを主業とする非合法組織≪深凪(みなぎ)≫に所属。第八席。
糸などの暗器多種と霊刀を得物とする事から、彼女の識別名は≪剣糸(けんし/ソードストリング)≫
外見や丁寧げな口調とは裏腹に、真顔で冗談や人を喰ったような発言をしたりと奔放な面も。
だがその実、組織で長く育った為に当主に心酔しており、微妙に世間知らずで、多少日本語がおかしい。
組織育ちなので身体能力と戦闘経験値は常人以上。組織の建前上、能力は完全特異体質扱い。
そんな彼女はこの街で大事な人を見つけ、人と触れ合い、普通の生活に惹かれていったが――。

現在、≪深凪≫は兵部晶の所属する警察の一機関に協力。
アンジェラ・トルーマン/御法川醍醐の師匠とは簡単な不戦協定を結んでいる。
彼女自身は一時的に≪弐式≫の意思に体を明け渡してからというもの、時折頭痛がするらしい。


>>1さん、ありがとうございました。プロフィール投下、です】
4大槻 紫紋 ◆qUetENTaKU :2010/09/14(火) 02:16:58 ID:T3qdAJAF
http://same.ula.cc/test/r.so/yomi.bbspink.com/erochara2/1282217179/585?guid=ON からの続き

それじゃあ…お先に失礼します…縁があればまた会うかもしれませんね。
(掴まっている鉄骨を逆上がりの要領で上に立ち)
(見えているかいないか分からないが…暗闇の中から彼女がいる方向へ軽く手を振る)

ふぅ…今夜は散々な目にあったなぁ…
目の前で犠牲者は出るわ…「ヤツ」は逃がすわ…おまけに勘違いで追い回されるわ…はぁ……

さて…と、いつまでもココにいても仕方ないし…
さっさと帰りますか…

(鉄骨の上で立ち上がって両手で服に付いた土埃をパンパンと叩いて払う)
…ん?
……あれ??
………あーーっ!!! ………生徒手帳落としてるじゃねーかよーー!!!
…うはぁ……最悪だぁ………
(暫く呆然自失状態だった…が、開き直ったのか気を取り直し)
(これから先の事についての対策と対応に目をむけねば…)

【と言うことでそこら辺に落ちてますよー手帳】
【しっかり回収してやってください(笑)】
5媛名 葵 ◆YJKujNK4t6 :2010/09/14(火) 02:28:36 ID:OqRfh/Y+
―――――。
(近くにあった資材を軽く殴る音が、彼女の舌うちの音を掻き消した)
(飄々と手を振って自分の手からするっと擦りぬけてゆかれた。
 年下の異能者――名前は分からないが顔は分かる。どうにか、そこから探し当てるか)

……あれは、どうみてもこの頃異能者であることを自覚した類ではなく、
どんな色々を差し引いても、――場馴れしているタイプです。
犯人ならば、……自己顕示欲からの犯行――? しかし、そういう馬鹿する類には見えませんでしたね。
(帽子を取り払えば、長い黒髪が外気にさらされる)
(犯人でもなく、目撃者でもない。共犯者?もしくは――、自分と同業、か?
 あれだけ頭もまわる。それにあの年で、あの判断力だ。
 やったとしても今回みたいな下手は踏むまい――そんなことを考えつつ、辺りをみまわし)

これは、――まったく、悪いことをしてしまいまし……た。
(酷い惨状になっている資材置き場を見まわしていた彼女は、何かを見つけた。
 見慣れた手帳。いや、少しデザインが違う――あれは、中等部のものじゃないか?
 そっと拾って中身を確認してみる)
おお、つき……むらさ、…――し、もん、でしょうか。
(恐らく、さきほどの彼のものだろう。同じ学園の中等部――嗚呼、本当にあの学園は異能者の巣窟だ。
 だが、そうであれば好都合。
 犯人にしろそうでないにしろ、あの危険な異能は放っておけない。少なくとも話す必要がある――)

…………お手紙でも靴箱に入れておけば、会って下さるでしょうか。
(帽子を口元にあてて真剣に考えこみながら、彼女もそっと闇の中に消えていった)


【しっかり、回収させていただきました。(けーれい)】
【こちらはこれで〆、にしたいと思います。大槻さんから最後のレスがあればそれを見届けて】
【なければ、貴方が落ちたのを見届けてこちらも失礼しよう、と】

【邂逅編、とても楽しかったです。お付き合いくださったことに、感謝を】
6大槻 紫紋 ◆qUetENTaKU :2010/09/14(火) 02:34:08 ID:T3qdAJAF
>>5
【先輩のレス確認しました!(キリッ)】
【自分は楽しめました!なんといっても初の対人戦闘(笑)でしたので。】

【先輩も楽しんで頂けたのならいいのですが。】

【次回はいつになさいますか?】
【自分は金曜日以外なら夜は融通効きますが。】
7媛名 葵 ◆YJKujNK4t6 :2010/09/14(火) 02:39:37 ID:OqRfh/Y+
>>6
【あら、続けてなさいますか?】
【……ふふ。2でしたら、今度お会いした時の機会にということでしたけれど】
【いかがさないますか? 次ロールの約束をして凍結扱いにするもよし。
 今回はこれで終わりにして、また次にロールの機会があった時にこのネタをするでもよし】

【一気にやってしまうのもちょっぴり勿体ない気もしますけれど。
 ご希望なら、次に空くのは金曜以外だと……まだ未定で。改めて連絡させていただく形になるかと】
8大槻 紫紋 ◆qUetENTaKU :2010/09/14(火) 02:46:34 ID:T3qdAJAF
>>7
【そうですね〜次回の時にやるとなると今回の話を忘れている危険性が…】

【なので凍結扱いにして頂けると嬉しいです…その場合、先輩の都合に会わせられますので】
9媛名 葵 ◆YJKujNK4t6 :2010/09/14(火) 02:47:43 ID:OqRfh/Y+
>>8
【了解です。それでは、凍結で――後日、でも大丈夫ですか?】
【早ければ、明日の22時半くらいから再開できると思うので、
 もしだめでも、その時間帯には避難所に連絡を入れるように致します。いいですか?】
10大槻 紫紋 ◆qUetENTaKU :2010/09/14(火) 02:53:13 ID:T3qdAJAF
>>9
【自分は大丈夫です】
【はぃ!避難所確認でよろしくです】

【とうとう弄られるのかぁ…(笑)】

【では遅くまでお付き合いありがとうございました】
【お休みなさいませ…今宵も千の祝福と万の感謝を!】
11媛名 葵 ◆YJKujNK4t6 :2010/09/14(火) 02:54:18 ID:OqRfh/Y+
>>10
【あら、――猟狗的な弄りは、可愛いもんじゃないですよ?】

【なんて、冗談であります。では、また明日に――楽しかったです、お付き合いに感謝を】
【私もこれでこちらは失礼いたします。お疲れさまでした、どうぞ良い夢を】

【スレッドをお返しいたします】
12郡 太一朗 ◆gphCpRvXtQ :2010/09/14(火) 03:08:33 ID:G6WvNj5T
【名前】 郡 太一朗 (こおり たいちろう)
【年齢】 16歳
【性別】 男
【身長】 168センチ
【容貌】 はねっけのある癖の強い髪型。少々垂れ目。
     髪・瞳とも黒。中肉中背。青と黒のチェック柄のバンダナを額に巻いている。
【能力】 ・無呼吸の瞬き −ゼロ・ブレス−
      集中力を高めて、感覚を鋭敏に研ぎ澄ませる。
      そのことにより、相手の攻撃を見極めたり、(他者から見れば)高速の連撃を与える。
      発動している間は文字通り「呼吸するのも忘れるほど」過度に集中するため、無呼吸になる。
      制限時間は3〜5秒ほど。

     ・不可避の直感
      能力というより、体質。自身にとっての災いが降りかかりそうになる時に限って働く直感。
      殆どの場合において、ほぼ100%的中し、微弱な未来予測と呼んでも良いほど。
      ただし、直感は直感に過ぎず、とても曖昧なもので具体的な事象が分かるでもなく、
      事前に回避することも出来ないので、役立たず。故に、不可避。       

【武器】 切姫(きりひめ)
       :無呼吸の瞬きの要領で、集中力を注ぐことで能力を引き出し、霊的なエネルギーを裂くことが出来る小太刀。
        また、かなり不安定だが他者の傷を癒す能力もある。
     夜逆(やさか)
       :無銘の無骨な短剣。ただしひたすらに頑丈。不思議なことに刃こぼれひとつしない。
        家の倉庫から出てきた物。名前は自身で考えたもの。

【希望】 基本的には何でも。
【NG】 同性同士
【弱点】 能力発動時は無呼吸になるため、酸素濃度の低い場所では制限時間が更に短くなり、
     あるいは、能力自体が発動できなかったりする。
     また、能力発動後は酸素を取り込むため、隙が大きくなる。
【備考】 高等部所属。家族構成は父 千市・母 百花・姉 十和の四人暮らし。
     部活動は無所属、委員会は見た目に寄らず図書委員。
     性格はテンプレ的な熱血漢。ただし、変なところで悩みやすく、結構打たれ弱い面も。
     勇気と無謀を簡単に履き違える。無力なのに理不尽な不幸に逆らう。 そんな馬鹿。
     短剣(小太刀)と蹴りを主体とした戦闘スタイルで、スピードで勝負するタイプ。

     ある可能性のひとつとして、10年後、異形とそれを討つ機関の排除を目的とした
     ≪三千世界≫と名乗る組織(というよりは武装集団)を結成する。その組織の数名は、現代に時間跳躍している。

【プロフを投下落ち】
13紫 一久 ◆aYx5IIasQU :2010/09/14(火) 18:35:58 ID:WRt+Lc5M
【前スレ、 http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/erochara2/1282217179/467 へ置きレスだ】
【週を跨ぐ事になるとは……申し訳ないッ。マジで】

シャイとかではなく………っ、全く。
(半ば演技、半ば本心から呆れたように首を振る)
好きにしろ……ではなく、普通に呼べ。普通に。
かずちゃん? かずっち? お前は何を言ってるんだ。せめてもう少しセンス良くしろ。
(ぐだぐだと文句を垂らす紫に対し、奈々華の方は素直なもので)
「…ななちゃん。呼ばれてる」
(自身を指差し、次いでゆりかを見つめて)
「……ゆーりゃ。ゆーりゃ」
「それは、おぼえた」
(相変わらず起伏の見えない声ではあったけど、確かにそう口にした)

……ふん。
(憂うゆりかの言葉を鼻息一つで受け流し)
一度こちら側に足をつっこんだら、その気があろうとなかろうと、逃げ切ることなんてそうそうできはしない。
ましてやアレには、お前の言うとおり不知火がある。
…あの本意は分からんが、人にとってずっと得である存在とも思えん。
どうにもな、俺には。
(見つめるゆりかの視線を振り払うように、顔をそらして)
…………どうしようもない人種だろうが、なんだろうが。
生き延びるという意志がある以上、どうしようもない現実と戦わないといかん。
お前の手配がいらない状態というのは、すなわちその必要がない、という事だ。
(それだけ言うと、追求を阻むかのように瞼を下ろす)

…………
(奈々華に先に梯子を昇らせている時に耳に飛び込んだ、ゆりかの言葉)
(我が耳を疑うように、眉を顰める)
まったくの元通りではない。
俺が出て、お前が出た後、俺が出た記録を打ちなおす事を忘れるな。
……頼むぞ、マジで。
(部外者を入れたことが知れたら俺だって無傷では済まない、などと言いつつ)
(奈々華が昇り切ったのを確かめ、梯子に足をかける)
……偶然の出遇いにかまけて何でも探ろうというのはあまり関心できる姿勢ではないな…と、言いたい所だが。
まあいい。別に、重大に秘匿するような事でもないしな。
(梯子に片足をかけたまま、振り返る)
オートクレールは現在、個人の認識を非常に苦手としている。戦闘中は特に、その傾向が顕著だ。
だから、戦闘中も敵と味方の区別…敵と俺との区別をつけるために、俺個人を認識させる。
そのために使ってるのが、ヴァン……コードネーム<<ヴァンブレイス>>の略称、だ。
短いほうが名前は覚えやすいだろう? そういう事だ。
(そこまで言って、ふと先程のやりとりを思い出し)
……だから、お前ももう、覚えられたな。ユーリャ。
とりあえず間違えて殺される事はなくなった訳だ。
(そう言うと、すたすたと梯子を昇り切り)
(じゃあな、と軽く手を振り、少しばかりの足音を響かせ、消えていった)


【こちらはこれで以上……だ】
【改めて、貴重な週末またいで凍結させてしまって、誠に申し訳ない】
【機会があればまた、よろしく頼む】

【1レス借りた】
14久遠ゆりか ◆Juli/dituo :2010/09/14(火) 22:34:35 ID:oj1KELmV
【置きレスに、お借りいたします。】
【特に週末は必ずロール、というわけでもないので、お気になさらずに、ですわ。】
>>13
シャイな上に、贅沢ものでいらっしゃる、と。
かずちゃんも、かずっちもダメだなんて、一久兄様とでもお呼びすれば満足かしら?
(仕方ないなぁ、とでも言いたげな表情で紫を見ながら、奈々華の頭を撫でくる。)
ななちゃんは、素直で可愛らしいですわね。いーこ、いーこ。
(見つめる視線に笑顔で応え、名前を呼ばれ、こくんと頷く。)
ふふ…ありがと、ですわ。
今度会う時までに、色々かわいいの、用意しておいてあげるわね。
ヴァンにあげたみたいな首にぶら下げるのも、お洋服、も。

不知火……アレは、決して悪いものではないですわ。
じゃあ、なんだと問われると………オレサマノひゃくなんたらのヒミツ、に抵触するかもですので
わたしの口からは、言えないのですけれど……
(もごもごと、歯切れ悪く言葉を紡ぐ。)
(不知火がいるから、水鏡は夜の世界に身を投じることになった。)
(だけど、そのことで不知火を責めることは出来ない。)
(小さく溜息をつき、首をすくめるリアクションを見せて)
多かれ少なかれ、人間誰しも、それがごく普通の人間であろうと…異能者で、あろうと
現実と戦わなければ、生きていけない。
戦いの場が、それぞれ違うだけ……ですわね。
…………
(これ以上の問いかけを遮断するかのように、紫が静かに語り、目を閉じる。)
(もっと深く、真意を問いただしたかったけれど、これ以上、唇を開くことが出来なかった。)

……ったく、めんどくさいですわね。だったら、ちゃんと防音しとけっつーの。
(そっぽを向き、聞こえないようにボソボソ言ってから)
(にっこりと従順な、満面の笑顔で、紫に向きなおし、ちょこんと首をかしげる。)
えぇ、解かりましたわ。
お二人の入退室記録も入れて、終了させておけばよろしいのですわね。

別に、探っているわけではありませんわ。
日本人の名前にしては、変わっていますわね。と、思っただけで。
………ふぅん、コードネーム。
そんなのがあるぐらいには、大きな組織、なのですわね。
まぁ、ムラサキカズヒサ、も…本名とは思っておりませんけれど。
そう…それはなによりですわ。ななちゃんが戦いを挑んできたら……
わたし、本気を出せずに死んでしまいそうですもの。命拾い、ですわ。
………わたしは、一応は本名ですわよ?
どうせ、もうすでに色々と調べられているだろうから、ご存知だとは思いますけれど。

(梯子の先を見上げて、手を振る紫に向かって笑顔で振り返す。)
(足音が聞こえなくなるのを確認してから、梯子を上り、まずはドアを閉めて施錠。)
(静かな室内を見下ろし、クスリと小さく笑う。)
……わたしを一人残されるなんて、信頼されているのか、バカにされているのか。
まぁ…こんな施設に細工なんかしても、なんの特にもならないですけれど。
(プログラムを元に戻し、ドアを開け、廃倉庫へと身体を出しドアを閉めて施錠。)
……これで、完了、っと。
(満足げな表情を浮かべ、小さな足音を立てて廃倉庫を出る。)
(生臭い潮の風が頬を撫でて、髪を揺らす。来たときと同じ夜を、再び歩き出した。)

【それでは、わたしのほうはこれで締め、ですわ。】
【お付き合いいただきましてありがとうございました。】
【こちらこそ、ぜひまた、遊んでくださいませね。】

【お借りいたしました。ありがとうございます。】
15多々良 珠子 ◆1P7/HDNYBzq0 :2010/09/14(火) 22:35:13 ID:PbZ6vTiD
【はじめまして】
【ひとまずはプロフの投下のみ、という形で】


【名前】多々良 珠子(たたら たまこ)
【年齢】13
【性別】女
【身長】135センチ強
【体格】つるぺた。太くは無い
【容貌】燃えるような緋のロングヘア、同じく緋の瞳。実年齢以上に童顔
冶金道具と素材を自作のウェストポーチに入れ持ち歩いている
【能力】逢魔異鋼(アバウトフルメタル)
金属の性質を金属である事以外書き換える概念的操作能力
金属への加工を通じてのみ発動する
時効指定しなければ微弱な効力を永久に保ち、逆に瞬間的にと指定すれば爆発的な効力を発揮出来る
ただし効力を『外部からのエネルギーを利用する』タイプの性質は例外的に永続させても効力が高め
希少性が高ければ高いほど、時間と効力の釣り合いが高いステージで保てる
【希望】雑談、武具制作・調整依頼、バトル、エロ
【NG】スカ、死亡
【備考】とある鍛冶屋の娘
多々良家は異形退治の道具を制作していた家系であり、珠子は隔世遺伝的に強い才能を持って生まれた
パイルバンカーのような一風変わった武器に愛着があり、作品に使いやすさがない事が特徴
隙さえあれば変わった武器を考案するか、前衛的なアクセサリを作っている
本人の戦闘力はあまり強くない
16多々良 珠子 ◆2xKszFu4ME :2010/09/14(火) 22:55:12 ID:PbZ6vTiD
【非難所にてツッコミがあったため、数ヶ所補則しました】
【こちらが改訂版です】


【名前】多々良 珠子(たたら たまこ)
【年齢】13
【性別】女
【身長】135センチ強
【体格】つるぺた。太くは無い
【容貌】燃えるような緋のロングヘア、同じく緋の瞳。実年齢以上に童顔
冶金道具と素材を自作のウェストポーチに入れ持ち歩いている
【能力】逢魔異鋼(アバウトフルメタル)
金属の性質を金属である事以外書き換える概念的操作能力
金属への加工を通じてのみ発動する
時効指定しなければ微弱な効力を永久に保ち、逆に瞬間的にと指定すれば爆発的な効力を発揮出来る
ただし効力を『外部からのエネルギーを利用する』タイプの性質は例外的に永続させても効力が高め
希少性が高ければ高いほど、時間と効力の釣り合いが高いステージで保てる
【希望】雑談、武具制作・調整依頼、バトル、エロ
【NG】スカ、死亡、後遺症が残るような事
【弱点】能力がある以外はちょっと心得があるだけの少女なので、用意してきた金属が酸化・風化したり道具を失うと戦闘能力を喪失する
また、能力の行使に時間がかかる事も弱点
【備考】多々良家は異形退治の道具を制作していた家系であり、珠子は隔世遺伝的に強い才能を持って生まれた
パイルバンカーのような一風変わった武器に愛着があり、作品に使いやすさがない事が特徴
隙さえあれば変わった武器を考案するか、前衛的なアクセサリを作っている
本人の戦闘力はあまり強くない
また、髪色や眼の色は外人の母親側からの遺伝……と祖父兼師匠から聞かされているが、それ以上はわからない。とりあえず両親共に人間には違い無い様子
17大槻 紫紋 ◆qUetENTaKU :2010/09/14(火) 23:26:10 ID:T3qdAJAF
【媛名 葵 ◆YJKujNK4t6さんとのロールでスレをお借り致します(礼)】
18媛名 葵 ◆YJKujNK4t6 :2010/09/14(火) 23:34:43 ID:OqRfh/Y+
(生徒手帳というのは、情報の宝庫だと思う)
(名前はもちろん、学園やクラスも何もかも分かるわけで――、
 姿や身分をいつわっていない人なら、学校内での情報を軽く知れられてしまうのだから)

(随分と早い朝)
(学校にいる人はまばらで、いるとすれば部活の早朝練習の中でも特に早い組くらい。
 そんな早い朝に、女は中等部の昇降口にいた。
 さがしていたのは靴箱である――、そして、ようやくその人物の靴箱を見つけると、
 何ともシンプルな白い封筒に入った手紙を入れた。宛名は「大槻紫紋様」である)

(それなりに丁寧に書かれた字が綴るのは以下の内容だ)


---------------------------------------------------------------
大槻紫紋さんへ

突然のお手紙、申し訳ありません。
あなたと一度お話しがしてみたくて、こうして手紙を書かせていただきました。
もしよろしければ、本日の放課後にお会いできませんか?

高等部の体育館の裏でお待ちしています。
---------------------------------------------------------------


(丁寧なのか唐突なのかよく分からない文章が並んだ手紙を入れ終った彼女は
 誰にも見られぬよう、――自分の教室へ向かった)



【大槻さんとのロールにお借りいたします】
【それでは、このように。今夜も宜しくお願い致します】
19大槻 紫紋 ◆qUetENTaKU :2010/09/14(火) 23:56:25 ID:T3qdAJAF
>>18
(夜の闇が明け…朝が来る…希望の朝が来た…なんて誰かがいっていたっけ)
(…それよりも昨夜の事だ…その事を考えながら何時もの通学路を歩いていく)
(まだ「依頼」を「遂行」出来ていないし、何よりも厄介事に巻き込まれそうだし…)
(それよりも、だ…当面の問題として「生徒手帳」を再発行して貰わないと…)
(などと考えている内に校舎に着いて下駄箱を開けると…一通の手紙?が)
(取り敢えず懐にしまいこみ何事も無かった様に教室へ向かう事に−当然の様に何人かに冷やかされてはいたが。)

(昼休みに手紙の内容を確認する事に…ありきたりのラブレターかとも思ったが…)
(「高等部の体育館裏」との指定…高等部に知り合いは…いるにはいるが…)
(取り敢えず…行ってみれば解るか…取り敢えず…ダルい午後の授業をいかに過ごすか、が問題だな…)


【今宵も宜しくお願いします】

【一気に昼休み〜午後の授業まで飛ばしましたが大丈夫でしたか?】
20媛名 葵 ◆YJKujNK4t6 :2010/09/15(水) 00:07:12 ID:B/9M2S3/
(今日は早めに授業が終わった)
(鞄にさっさと持ち物をしまって、一緒に甘いもの食べに行こうと誘ってくれたクラスの人に
 お金がないと適当な理由をつけて断りを入れ、そうして向かうのは高等部の体育館裏)

(――体育館裏といえば、見知った人間が既に先客としているかもしれないが、
 まあ、そのときはそのとき。そのまま「彼」を待たせてもらおう)
(そんなことを考えながら、彼女はそこにたどり着いた)
(幸いというべきかなんというべきか、今日はそこには誰もいなかったようである)

―――――さて、と。
(近くの木に寄りかかり、息を吐きだす)
(ポケットの中、「大槻紫紋」の生徒手帳がきちんと入っていることを触って確認すると
 彼女は長い黒髪をかるく整えた)

(昨夜とはうってかわって制服であり、しまわれていた長い髪は流されている)
(一目見ただけで気づくのは難しいだろうか、とか。
 相手の反応を予想しながら、彼女はちらりと右手の腕時計に目をやった)


【私も、そうしていただけたら嬉しかったので、問題ありません。
 飛ばしていただいても結構ですと、書いておけば良かったですね。お気遣いに感謝を】

【そしてこちらも、サクッと放課後まで飛ばしてしまいましたが、大丈夫ですか?】
21大槻 紫紋 ◆qUetENTaKU :2010/09/15(水) 00:30:19 ID:tnaMOoSR
>>20
(…そして午後の「睡眠」という名の授業が終わり放課後を迎える)
(今日は掃除当番でもなく日直でもなく面倒な委員会もない)
(約束の時間まではまだ余裕もある…まぁ、ノンビリ構えて行く事にする)
(途中、クラスメイトに捕まり朝の事を冷やかし半分で問い詰めてくるが…軽くスルーして交わしておく)

(…さて、高等部の敷地に着いた事は着いたのだが…周囲を見渡しながら探していく)
(途中で高等部の諸先輩方に場所を尋ねて…ようやく目的地の体育館が視界に入る)

(体育館の裏に回り込んで…手紙の主を探そうと辺りをキョロキョロと捜索する)
(ふと、注意深く辺りを観察していると近くの木に寄りかかっている女生徒を見つける)
(彼女が手紙の差出人なのだろうか?暫く様子を伺いながら反応を待つ事にする)

【大丈夫ですよ!授業なんて受けていたら身が持ちませぬ(泣)】
22媛名 葵 ◆YJKujNK4t6 :2010/09/15(水) 00:36:48 ID:B/9M2S3/
>>21
(――そして、待っていた時に彼女はふと思いいたった)
(相手は中等部。ここは高等部の体育館裏。
 ……別の場所にした方が丁寧だったかもしれない。迷っていたら、どうしよう。
 不覚だったなぁ、とかそんな今更なことを真剣に考えこんでいた矢先の出来事だった――)

(待ち人きたり、である)
(そこで人を待っていた女子にしては高い身長を持つ黒髪の女は、
 自分の待っていた人物が来たのを確認すると、声を出さずにわずかに手をあげた。
 こちらです、と告げるように手を大人しめに振って、黒髪をわずかに揺らして小首を傾げた)

(生徒手帳はポケットに入れたまま、である)


【良かったです。ふふ、それでは――また、何かあれば遠慮なくお聞きくださいませ】
23大槻 紫紋 ◆qUetENTaKU :2010/09/15(水) 00:50:11 ID:tnaMOoSR
>>22
(どうやら…手紙の差出人は彼女で間違いなさそうだが…彼女とは面識がないパズだ…)
(会った事もなく話した事もない彼女が何故自分に手紙を出したのだろうか?)
(彼女の反応を確かめる意味で…懐から今朝の手紙をゆっくりと取り出し、聞いてみる事にした)

…この手紙を下駄箱に投函されたのは貴女ですか?

(彼女の目を真っ直ぐに見ながら静かに返答を待つ)
24媛名 葵 ◆YJKujNK4t6 :2010/09/15(水) 00:58:54 ID:B/9M2S3/
>>23
(足を進めて、ゆるりと距離をつめる)
(そして、近すぎず離れすぎず。自分の間合い的に丁度よいと感じた距離で彼女は止まった。
 彼がとりだした真っ白な封筒――それを見て、少し安堵したように目を細める)

――届いていましたか。十全に、重畳。
(発した声は、昨夜と同じもの)
それを貴方に出したのは私に他なりません。
内容は、そこに書いてあるとおり――お話ししたかったから、それだけです。
……色々考えたのですけれど、こうして呼び出すのが一番、“静か”にお話できると思って。

(そして制服のポケットの中から、ひとつの生徒手帳を取り出す)
(高等部の人間が持つはずのない、中等部の生徒手帳である――
 彼女はそれを遊ぶように指でくるりと回して相手に見せると、昨夜と同じ黒い目でみつめる)

別に、お話したいだけで危害を加えるつもりはないのです。
そのつもりなのに、無理やりその腕つかまえたりはしたくありませんから
今日は、逃げないでくださいませ。大槻……シモンさん、でよろしいですか?
25大槻 紫紋 ◆qUetENTaKU :2010/09/15(水) 01:21:14 ID:tnaMOoSR
>>24
(ゆるりと近付いてくる彼女の動きを注意深く見守る)
(そして彼女から発せられた第一声は…忘れる事のない、昨夜聞きなれた声)

(彼女の意図を確認する為静かに耳を傾けて話を聞いている)
そうでしたか…でも、僕からは話す事は特に何もないのですが−

(彼女のポケットから取り出された手帳−指で遊ばれているそれ−は見覚えのある、昨晩無くしたハズの生徒手帳に他ならない訳で)

…まいったね…どうも…
(はぁっと溜め息を一つ吐きながら右頬をポリポリと人差し指で軽く掻いて)

貴女みたいな綺麗な人なら喜んで逃げてみたい所ではあるけれど…なんてね。

別に偽名なんて使っていませんから…そのままですよ。
(観念したのか余裕なのか、焦りや動揺は見受けられずに…静かに佇んでいる)
26媛名 葵 ◆YJKujNK4t6 :2010/09/15(水) 01:27:56 ID:B/9M2S3/
>>25
(相手が溜息をついた様子に、どこか満足そうに目を笑わせる)
(いままであまり強く表情は浮かべなかったものの、この時その黒色の瞳は楽しげな色を孕んでいた)

あら、女性から逃げる趣味がおありですか?
それだけ聞くと、女に追いかけまわされる色男みたいに聞こえますが――、
……この度は、逃げない、という選択をなさってくださったようで、嬉しく思います。
(余裕のある態度で落ちついた様子の少年を見ると、此方も一息つき
 そちらに向かって、ナイフ投げの要領でひょいっと彼の生徒手帳を彼に投げ渡す)

なれば、大槻さん、と呼ばせていただければ嬉しく存じます。

そして――貴方にはお話することはないかもしれませんけれど、私はあります。
そうですね、まずお聞きしたいのですが……、さっくり行きましょうか。
お時間とっていただいた手前、手間取らせるわけにも、参りませんから。

大槻さん――、貴方は、『何者』、もしくは、『何』でありますか?
(先ほどまでは特に鋭さも宿していたかったその瞳が、すっと細められる)
(昨夜と同じ夜の色をその目に孕ませながら、女は彼に対して問うた)
27大槻 紫紋 ◆qUetENTaKU :2010/09/15(水) 01:47:15 ID:tnaMOoSR
>>26
逃げる…っていうのは適切な表現ではありませんでしたね。
敢えていうのならば…追いかけて来て貰いたいっていうのかな?…冗談ですよ…イヤだなぁ。

(投げられて来た生徒手帳を逆手でキャッチし胸ポケットへと仕舞い込む)
ありがとうございます…いやぁ…助かりましたよ。
総務課で危うく再発行を頼む所でしたし、今月はちょっと厳しかったものですから。

あ〜…名前を呼び捨てでいいですよ。名字で呼ばれるのは…こそばゆいですから。

(彼女の鋭くなった眼差しを受け止め…尚且つ強い意志を込めた視線を彼女に送りながら)

『何者』か…ですか…
(何事か考えているのだろうか…暫く沈黙した後、口を開く)
『自分』以外の何者でもないですよ。
 それは僕の意志が有る限り、この体から髪の毛一本まで『自分』である、という事です。
28媛名 葵 ◆YJKujNK4t6 :2010/09/15(水) 01:58:29 ID:B/9M2S3/
>>27
あら、――私は猟狗ですから。お望みでしたら
気のすむまで追いかけまわして押し倒してその喉笛に食いついて差し上げますのに。
……こちらも、冗談であります。
(とはいえ変わらずの真顔で、女は首を傾げた)

それは、重畳。
呼び捨てですか?……ううん、善処しておきましょう。
(呼び捨てが苦手なのか名前呼びが苦手なのか、小さく唸ったりして)
(しかし、彼が強い意思を込めたその瞳で見返してくれば、すぐに居住まいを正した)

(そして、その回答を聞く)
(なるほど、その瞳に宿る意思相応の答えだ――と、そんなことを考えながら、髪を軽く払って)
承りました。
……すくなくとも、能力に呑まれた快楽至上主義者、ではないご様子ですね。
貴方の能力は、どうにも危険そうですから。そして、強い力ほど人を呑みこみやすい。
その心配が内容で安心いたしました。

次の質問です。貴方は――異能者、で宜しいのですか?
そして、どうして……あの現場にいらっしゃったのか、教えてくださると嬉しいです。
29大槻 紫紋 ◆qUetENTaKU :2010/09/15(水) 02:20:30 ID:tnaMOoSR
>>28
う〜ん…追いかけて廻されて押し倒される迄はいいけのですけれど…
正直…喉笛噛みきられるのは勘弁願いたいものです。
…なんて、本気じゃないですよね…
(おどけた表情でおちょくりとも冗談とも取れる発言をして)

ふぅ…先輩はそんな『アブナイ』人という目で僕を見ていた訳ですか…
さすがに…それは…ヘコみましたよ…ええ。

『力』は扱いさえ間違わなければ…要は使い手の問題ですよ。
荒んだ心に武器は危険なんです!って言いますし。

まぁ…僕の『力』なんてたかが知れていますし、万能って訳でもないですから。
(晴れた空を見上げながら自分の『力』について感慨深くその思いを語る)

異能者−っていうものがどういう定義でくくられているのか知らないけれど…
人より少し違う力があるのは確かですよ。
(年相応の微笑みを見せながら媛名の顔を見つめる)

あの現場にいたのは…………ノーコメント……です。
30媛名 葵 ◆YJKujNK4t6 :2010/09/15(水) 02:32:39 ID:B/9M2S3/
>>29
危ない人である可能性は、否めないでしょう?
……あんな現場にいたら、その可能性が排除できるのはおかしいというもの。
(あら、というように頬に手をあててみせたりして)

万能では、ない?
最初は、私の知り合いと同じような、雷撃使いの異能者かと思いましたが、
あの鉄骨まで飛んだ行為が、説明できない……それに、あの「障壁」――などと、
随分と、応用の効く能力に見えましたけれど。
……と、私の場合の異能者は「修練などによらず先天的に異なる力を持つ者」と定義を。
家族代々能力持ちというのは「血族的異能」と呼ばせていただいております。
逆に、魔術師、錬金術師や召喚士や陰陽師、魔女など、
前々から存在する類にお方がたは――「術師」と、呼ばせていただいております。

――そして、ノーコメントですか。
あら、……何か、他人に知られると不都合なことでもおありですか?
言えないということは、口外が禁止されているか、公にしたくないか……、ふむ。
目撃者でも共犯者でもないなら――、どちらかといえば、私の同業者でしょうか?
31大槻 紫紋 ◆qUetENTaKU :2010/09/15(水) 02:55:39 ID:tnaMOoSR
>>30
そういうものですか…留意しておきますよ、先輩。
(「ヤレヤレ」と言わんばかりに首を左右に振りながら両肩を竦める)

あぁ…アレですか…あれは…説明するより実際にやった方が簡単なんですけど…
(辺りをキョロキョロしては何かを探しているようだが)
 先輩、何か「鉄製」の物とかって持っていたりしますか?

(只今「異能」の定義の講義を受講中−暫くお待ちください…)
 …成る程。となると…僕の場合は最初に当てはまるって訳だ…多分ですけどね。

う〜ん…それも言う訳にはいかないのですけれど…。
(彼女が譲歩してくれている事は嫌でも解っている)
(ならば…コチラからも撃ってでてもそろそろいい頃合いだろう)

先輩ばっかり質問ていうのはフェアではないと思うのですが?
それに…先輩の名前もまだ教えて貰ってませんし。
ちょっと不公平だとはおもいませんか?
32媛名 葵 ◆YJKujNK4t6 :2010/09/15(水) 03:01:41 ID:B/9M2S3/
>>31
(もちろん、この女とて話してくれると思って聞いているわけではないのだろう)
(聞けたら儲けもの。
 聞けなくてもその言葉の端々はいくつもの小さなヒントになる――と、踏んでいるのだ)

―――鉄製、ですか?
(そう言われて少し悩んだように首をかしげてから、
 何かを思いついたようで長い髪にかくされている耳のあたりに手を伸ばした)
……あら、フェアでないと思うなら、フェアになるようにどうぞ動いて下さい。
だって――、何も聞かれないなら、私は何も答えませんよ?
(バレましたか、とでもいうように小首を傾げたりしながら、
 髪をさぐっていた彼女は、どこに仕込んでいたのか10cmほどの暗器針を取りだした)

ならば、まずフェアに自己紹介を。
高等部三年、媛名 葵と申します。えっと、愛媛の「ヒメ」に名前の「ナ」。
向日葵の「アオイ」で、ヒメナ、アオイ――先輩だとか後輩だとかいうのを気にする方でないので
どうぞ、貴方の呼びやすいようにお呼びください。
(小首を傾げて、手のひらの上に乗った針を彼の前に差し出した)
33大槻 紫紋 ◆qUetENTaKU :2010/09/15(水) 03:21:26 ID:tnaMOoSR
>>32
(してやられた!こういった交渉術はまだまだだな…と思いつつ)
(この人は飄々としているけれどその実は抜け目がない)
(…うん、決めた「腹黒狸」先輩と脳内変換懸けておこう)

それじゃ媛名先輩、と呼ばさせて頂きますね。
媛名先輩に質問を一つこちらからしますので…
答えて頂けたら媛名先輩の質問に一つ答えますよ
(明るい表情ではあるが警戒は怠らずに様子を伺って)

あ、そのままの状態で…掌を動かさないでいて下さいね。
(今いる位置から更に10歩程歩いて離れ…右手を掌に乗っかっている針に向かって翳している)

媛名先輩…これが僕の『力』の一端ですよ…。

【さぁ!「針」がどの様に飛んでいくかの描写をお願いします(笑)】
【磁石に吸い寄せられるイメージでいいのですが…飛ばされかたはお任せします!】
34媛名 葵 ◆YJKujNK4t6 :2010/09/15(水) 03:33:05 ID:B/9M2S3/
一問一答を交互にということですか。
なるほど――、私、ギブ・アンド・テイクの考えはとても好ましいと思います。
(明るい表情に対して変わらずの表情でそう返す)
(なるほど。やはりそれなりに場数は踏んでいるようである、と
 そんなことを考えながら、――さて、どういう質問にどう答えたものかと考えて)

(―――、とその時だ)
(自分の手においてあったはずの針が、ひゅんっと飛んだ。
 まるでそちらに吸い寄せられるように、見えない力で引き寄せられるように―――)
(先端でなく横向きに彼の手に吸い寄せられたのは、少し安堵すべきだろうか)

……念動力――いえ、なれば鉄製である必要はない。
とすれば、鉄―――磁力……それなら、鉄骨の方は説明がつきますけれど、
あの電気のようなものは……ああ、磁力――でん、じりょく…?
(どうして思いいたらなかったのだろう、と思わず額に手をやった。
 なるほど、というように息をついて――それから、髪を軽くかきあげる)
なるほど。……それで、そちらのターンでしょう? 質問、なさってくださいな。


【了解です】
【針がどうなるか――程度の描写なら、貴方の能力の結果ですし、
 唯一の武器が焼失したとかそういう、取り返しのつかないことでもないので
 どうぞ好きにやってくださって結構ですよ?あまり遠慮なさらないでくださいね】
【あと、この針も場合によってはどうぞ焼失させていただいて結構ですので、と】

【一応、このようにさせていただきました】
35大槻 紫紋 ◆qUetENTaKU :2010/09/15(水) 03:52:09 ID:tnaMOoSR
>>34
そう…『磁力』…これが僕の『力』の一端ですよ。 まぁ…もっとも、今のは弱めに調節したのですけれど。
そこで謎々を一つ。媛名先輩、人間を始めとする哺乳類の血液には
あるものが含まれています…それはなんでしょうか?
(吸い寄せた針を右手で遊びながら媛名の元に近付いて針を手渡そうとする)

−正確に言うと『電磁』でなく…『プラズマ』ですが。まぁ…小さい「恒星」と思って下さって結構です。

そうですね…では遠慮なく。
媛名先輩も『力』があると思うのですが…なんとなく、ですけれど。
その『力』がどういったものか、教えて頂けると嬉しいのですが。
(これで相手の能力がわかればしめたもの−後々の展開と対応策が立てられる)
【お気遣い感謝です】
【そろそろいい時間ですのでこちらはこのレスで本日は〆にします】
36媛名 葵 ◆YJKujNK4t6 :2010/09/15(水) 04:07:08 ID:B/9M2S3/
血液中の鉄分――と、仰りたいのですか?
しかしながら、それはとんだ諸刃の剣であります。
……それだけのものを展開したら、貴方の血液まで十全と吸い寄せられるのではないのでしょうか?
(手渡そうとしてくれるその手に手を伸ばして、針を受け取りながら)
それに――、下手な殺戮手を明かすと、これから先、色々狙われますよ?
人ならぬ危険はこちらが殺される前に殺してしまえだなんて考え、結構多いのですから。

(軽々しくそれは口にしないほうがいい)
(そう釘でもさすかのように、彼女はまた耳の後ろあたりにその暗器針をしまった)
……ぷらずま。
(小さい恒星、と続けて口にしながらしばらく首を傾げていたが)

―――私の、力ですか?
ちから――うぅん、そうですね……狩る力、でしょうか。いうなれば。
私は、異形狩りですから。――私の『力』はただ、武器を振るい、そうして異形を狩るだけ。
ああ、異形というのは……ご存じかしれませんが、まあ、バケモノとも呼べるような類のものです。
(実際、彼女が霊力を練って武器をつくれるのは彼女の力ではない。
 ≪弐式≫が認めた人間ならば、誰でも同じ力を使えるのだ。つまり、これは武器自体の力。そういう武器)
ですから、――色々な武器を、とくに暗器や刀剣を用いて異形を狩る力、
と申し上げますのが、適切かもしれません。
(嘘かまことか。わずかに笑ってから、彼女はそっと背を向けた)

それでは、とても有意義な時間でありました。
次、今日のところ、私が貴方に質問することはないので……、また今度の機会にでも。
(そしてひらりと、手を振ったのだ)

【ええと、本日は〆ということは――これで〆、でいいのでしょうか】
【一応、お話自体も〆られるようにしておきましたので、私は全体通してこれで〆にと思います】

【ここまでのお付き合いに感謝いたします。とっても楽しかった、です】
37大槻 紫紋 ◆qUetENTaKU :2010/09/15(水) 04:16:55 ID:tnaMOoSR
【媛名先輩に綺麗に〆て頂いたのでこれで〆、にしましょう】
【もう少し尋問もあるかとおもったのですが(笑)】

【あ〜でも「事件」事態は解決してないんですよね…】
【まぁ、それは次回の伏線にしておきます。(笑)】


【遅くまでお付き合いありがとうございました。】
【先輩が楽しんで頂けたら何よりなのですが。あ、僕は楽しかったですよ、はぃ!】

38媛名 葵 ◆YJKujNK4t6 :2010/09/15(水) 04:23:15 ID:B/9M2S3/
【〆と言われたので、少々こちらもドタバタに強引に〆させていただきました】
【凍結やら中断だったら、まだ尋問させていただいたかもしれませんが、
 こうロール全体を終わらせるのが〆、次回の約束をして続きをするのが中断又は凍結なイメージを
 個人的に持っていて。もしかして「本日は〆に」というのは、
 凍結とか中断とかの意味で仰られました、か?でありましたら、すみません】

【まあ、さらなる尋問(それ)はそれこそ次の機会に――ということで、後のお楽しみに。なんて】


【こちらこそ、こんな時間までのお付き合いに感謝を】
【色々とご迷惑もかけたかと思いますが、大槻さんにも楽しんでいただけたならば、幸いです】

【それでは、2日に渡るお付き合いに感謝しつつ、私はこれで失礼させていただきます。
 おやすみなさい。どうぞ、大槻さんもゆっくり休まれてくださいね。失礼いたします】
39大槻 紫紋 ◆qUetENTaKU :2010/09/15(水) 04:29:41 ID:tnaMOoSR
【いえいえ、あまりお気になさらずに】
【こちらも頭がスポンジ状態でしたから(爆)】
【今度また機会ありましたら是非宜しくお願いします】


【それでは…失礼します(礼)】

【お休みなさいませ…先輩に千の祝福と万の感謝を!】
40名無しさん@ピンキー:2010/09/15(水) 13:59:57 ID:AYIScvmj
40
41郡 太一朗 ◆gphCpRvXtQ :2010/09/15(水) 19:16:52 ID:nPyQ4tWF
【待機してみる。とりあえず20時まで】
【プロフは>>12に。】
42郡 太一朗 ◆gphCpRvXtQ :2010/09/15(水) 19:42:27 ID:nPyQ4tWF
【ちょっと席を外すので、その間に利用したい方はどうぞ遠慮なくー】
43郡 太一朗 ◆gphCpRvXtQ :2010/09/15(水) 20:06:38 ID:nPyQ4tWF
【取りあえず、待機解除ー】
44藤堂 清香 ◆mBCag4G81c :2010/09/15(水) 20:52:26 ID:r7XRPrWJ
【名前】藤堂 清香(とうどう せいか)
【年齢】16(高1)
【性別】女
【身長】162cm
【3サイズ】89-62-85
【容貌】肩よりやや長めの黒髪で左目の上に黄色のヘアピンを着用。制服はいつも少し着崩して自分なりの着こなし、普段着はシンプルなものを好む。
【能力】「マジック・ブレイカー」
ビーム状の衝撃波を放つ。両手両足から出す事ができる。

「マジック・エクスプロージョン」
魔力で生み出した光の球体を時限式(最大30秒まで)で爆発させる。出せるのは1度に3発まで。
時限式ではあるが、何らかの刺激が加わると爆発する。

「高速詠唱」
前述の「マジック・ブレイカー」を高速詠唱で次々と放つ。ちなみに「マジック・エクスプロージョン」の高速詠唱は不可。
その他近接戦闘用に体術を少々(打撃中心)、移動術(パルクール)
【希望】相談次第だけど基本なんでも
【NG】スカグロ・後遺症を及ぼすもの
【弱点】・攻撃が最大の防御。防御?なにそれおいしいの?
・使えるのは現在この二つの魔術だけ。「エクスプロージョン」の威力は、やや低め。
・動きながら戦うスタイルなので動きを止められて戦うのが苦手。
【備考】
・今現在2種類しか魔術の使えない魔術師。まあいいや、と本人は思ってたが、最近は修行もしている。
・寝るのが趣味。学校の屋上や公園のベンチなど所構わず寝る。
・性格は適当かつ面倒くさがり屋。攻撃偏重の戦闘スタイルである理由も「早く終わらせたいから」。しかし日常が平穏であることを求めていて、その為なら自分が動く事も厭わない。
・みんな平和に暮らせばいいのにな―と思ってる。そのせいか平和を乱そうとする者には怒りを露わにする。
・お茶とお菓子を食べながらゴロゴロするのが習慣。
・家族構成は父、母、妹の四人家族。両親は家を空ける事が多く、妹によく世話をされている。
・藤堂家は、異能、異形などの戦いによって傷付いたものを魔術で癒す家系。
しかし清香は魔術の力は受け継いだものの、治癒の力は一切受け継いでいない。

【プロフ貼り。少し弄った。】
【待機はせずに落ち】
45伊織津綺子 ◆IorinFNlA2 :2010/09/15(水) 21:14:52 ID:OfCl6wyn
【名前】伊織津綺子(いおり つきこ)
【年齢】17 高等部2年E組
【性別】女
【身長】168センチ
【3サイズ】85−58−87
【容貌】ショートカット、切れ長で涼しげな目元、きりりとした大和撫子
【能力】電気を起こし、放つことができる。
    稲妻を起こして攻撃するほかに、微弱な電流で治療行為なども可能。
【弱点】放出する電力量に比例して、体力の消耗がある。
    大きい電力を発するためには充電が必要なので、短時間での連発はできない。
    逆に弱い電力は意思に関係なく発してしまうことも多く、しょっちゅう精密機械を壊す。
【希望】バトル 日常ロール エロール※・グロ展開は要相談 バトル以外は多少の確定はOK
【NG】相談なしのエロール・グロ:ROMの方への警告も含めまして事前のご相談をお願いします
    過度の確定:特にこちらの考えや反応までを強制的に決められるのはNGとさせてください
【ロール】 一行20〜40字で15〜30行前後 7〜15分ほど 日常動作レベルの軽度の確定あり
    背後があまりにも馬鹿なので長文レスが書けません…
    置きレスもできますので長文でやりたい方、お時間のない方もお気軽にお申し出ください
【備考】高等部2年。陸上部のエース。ハイジャンプの学生記録を持っている。
    一見淑やかな優等生であり、クールでストイックなアスリートとしても知られているが、
    素の性格は素直で恥ずかしがり。育ちはいいが謙虚で努力家。
    厳しくしつけられたので、少し頭が固いところもある。
    兄を異能に殺されており、それがきっかけで退魔の世界へ足を踏み入れた。

*現在の状況
・恋人である迫水直と組んで退魔を行っている
・妖魔にレイプされた記憶を御木本正太郎によって封印され、表面上忘れている。
 迫水と御木本の二人は真実を知っている。
・兄の仇である「仮面の電撃異能者」は実は紫一久であるが、そのことはまだ知らない。
・退魔の意思を宿した妖刀を入手。時々とり憑かれている

※ロールの状況により、ご希望に添えないことがあります

【投下落ちです】
46紫 一久 ◆aYx5IIasQU :2010/09/15(水) 21:22:46 ID:mEqXqHwQ
【名前】紫 一久(むらさき かずひさ)
【年齢】16/高2
【性別】男
【身長】172cm
無駄のない体つきに、やや大人びた顔。昼間は笑顔、夜間は無表情が七割を占める。
右腕は義腕。ただし、肌の色と質感をした装甲をつけているので、一見して義腕とは分からない。
手ばかりは間接が多く誤魔化しにくいので、常に黒い革手袋をつけている。
【能力】
*身体能力
生身でも、訓練を受けた大人と互角以上に渡り合える程度の身体能力。ただし、若干足が遅い。
*特殊能力関係
・アンビバレンス
右の義腕。手首から右手を射出できる他、五指も別々に射出する事ができる。有線でそれぞれ10mほど。
右手から電流を流せなくなった。また、右上腕部には「デオニュソス」という変圧機関が搭載されている。
首筋の端子(平時は装甲で隠している)にコードを接続して使用すると、脳の活動を活性化させ、反射神経や思考力を大きく上げる。
・ショックボルト(能力)
左手から触れている対象に電流を流しこむ(義手からは不可能)。使用には痛みを伴い、痛みは威力や相手の大きさに比例。
・刺天改
強固な補強を施した日本刀。電流を流すと刃が裏返り、流し続けるとドリルのように回転する、冗談のような刀。
・他にも様々な武器を小器用に操る

【希望】事前に相談あれば、基本的に何でも
【NG】グロ、ホモ、大きな後遺症(切断くらいならおっけー)
【弱点】
義腕の駆動に常時能力を発動する必要があるので、激しい動き(戦闘等)を長く続ける事ができない。
足が遅い。
勝利が見えると油断する(平時)。
【備考】
対異能組織<<十三天梯>>の特職部隊隊員。コードネームは<<ヴァンブレイス(剣守の篭手)>>。
異形や異能の調査および討伐、捕獲、場合によっては勧誘を行う。また、実戦の中で試作武装のテストを行う事も。
孤児だったところを組織に拾われ、ある異能を模倣した電撃能力を、人工的に与えられる。
適当な性格に見えるが、使命感はかなり強い。でも不平不満は結構こぼす。
昼間は人当たりが良いが、あくまでそれは情報収集のための仮面であり、夜の戦いの最中に現れる残忍・傲慢な性格が本性。
自身がかつて苦しい思いをして能力を物にした経験から、能力を制御しきれない異能に対してすこぶる甘い。年下にも甘い。
<<オートクレール(妖精の麗剣)>>と言われる幼い異能とちょくちょく行動を共にしている。

組織上層部で混乱(再編)があり、自由に振舞う事ができずストレスが溜まっているとか。


【投下落ちだ!】
47前山 馨 ◆KAORUResv. :2010/09/15(水) 22:16:21 ID:F14++y9R
【名前】前山 馨(さきやま かおる)
【年齢】14歳(中等部三年/8月26日生まれ)
【性別】男
【身長/体重】168cm/58kg
【容姿】
茶色で髪の毛が長い。
サッカー部の副部長で、体つきはいい方。
右の肩胛骨に火傷の跡がある。(能力最大発動時は熱くなる)
微笑むと人懐っこく(犬っぽく?)なる。
【能力】
・火を操ることができる。[常時]
(火の大きさに比例して精神または体力を消耗する。
例えば、マッチやライターの火程度なら増幅するのは容易だが、大火事を抑えようとすると倒れてしまう。
現在、アンジェラ先輩によって一時的にパワーダウン中)
・着火[能力最大発動時]
(自分の両手から火を出すことが可能。
炎は数百度〜数千度の火を出すことができる)
・耐火[能力最大発動時]
(炎の熱から身を守ることができる。自分のみに適用)
・無呼吸[能力最大発動時]
(呼吸をしなくても済むようになる。自分のみに適用)
[※能力最大発動時は長くて30分。その後は一日動けなくなる]
【希望】日常、エロール(要相談)、雑談
【NG】グロ(要相談)、スカ
【備考】
過去に自宅が火災にあい、その際に炎の精霊に見初められ、火傷跡と引き替えに力を得た。
その後、奇跡的に助け出されるも、しばらくは生死の境をさまよう。
そのときはまだ四歳で、当時の記憶はもう曖昧になっている。
なので、何故火傷跡がついているかと、何故泳げないかは、本人は知らない。
日課としてランニングを行っているので、たまに異形と遭遇することも。
【家族】母、義父、義妹:菫(実父、実弟は火事で他界。実父と実弟の面影は既にないため、本人は覚えていない。義妹も、実妹だと思って接している)
【性格】
人懐っこい性格で、どことなく頼られるところがある。
正義感がやや強く、平和のためなら犠牲になってもいいと思っている。
たまに頑固なところが見られる。
最近は自己を犠牲にするところが見られるが、奏先輩にキツく言われたので考え直し中。

【現在の状況】
・アンジェラ先輩に「修行」と称して異形と戦うことを課せられた。
その代わりに、アンジェラ先輩の力で少々パワーダウン中。(能力の最大発動は可能)
・いろはちゃんと同じクラスに在籍中。
・異能として、その手の人にはだんだん認知されはじめてきた。
・久遠先輩、葛森先輩と遭遇した時に大怪我をしたことをきっかけに、寮生活を満喫中
・異形の少女と出会い、奏先輩の支配下の人に保護してもらっている
・最近風邪をひき、妹(菫)に看病してもらった

【投下ついでにちと待機】
【ああ、帰ってくるのが遅くなりすぎたでありますorz】
48霧原朱音 ◆FdHN5Mb0fw :2010/09/15(水) 22:58:22 ID:UNOlR4K2
【名前】Nameless/霧原朱音
【年齢】肉体年齢で14歳/17歳
【性別】女
【身長】137cm/178cm 
【3サイズ】実になだらか/89 58 81
【容貌】
nameless:腰まで伸びた薄い黒色の長髪、視力が低下しているため眼鏡が欠かせない。大抵は着の身着のままな姿。
喰らった相手のものをそのまま着ることもあり、丈が合わなくなったりすることも。
霧原朱音:切れ目に長い黒髪、残念ながら登場時はほぼ一糸纏わぬ姿だったりするため、衣類は大抵現地調達。
【能力】
nameless
・身体変化
主に右手を自由自在に変化させて戦う。ときに剣にときに矢に。またあるときは敵を喰らう顎ともなる。伸縮も自在。
・体液操作
自身の体液を自在に操る。この状態では体液を混入させた液体を操る力は失われている。
・存在変換
彼女の体が大きな肉体的、精神的ダメージを受けた際に発動。
自身の肉体を核にして、魂に残った霧原朱音の記憶の残滓から無理やり霧原朱音という存在を合成する。
シード化以前の記憶の残滓から記憶が再構成されているため、それ以降のことは一切記憶にない。
本体の修復が完了するまでこの状態は続く。

霧原朱音
・液体操作
自身の体液を混合した液体を自由自在に操ることができる。
基本的に、生前彼女が有していたそれに準ずる能力である。

【希望】戦闘、会話、他にももろもろ
【NG】殺されなければ、よし!
【弱点】かつての自分の記憶が再起されるような事態に陥ると、行動に支障をきたすことがある。
その他、絶賛精神的に不安定中。
【備考】
かつて滅びた人類の敵対者、シードの残滓を力として利用することを企てた者達の手によって、適応者として用意された体。
しかしシードの意志はすでになく、その器にも意志は残されていなかったため、かつてシードを御し得た霧原朱音の魂が宿されることとなった。
その際、利用しやすくするため過去の記憶は一部を除いて封印されている。
そんな彼女は起動実験の際に暴走。その場に居合わせた者全てを喰らい脱走。
しかし彼女に宿されたシードは不完全であり、液体操作や感染による繁殖は行うことが出来ない。
また、常識を遥かに越える身体能力をもつが、それによるエネルギーを補うことも出来ず、補食という形でエネルギーを補給している。
現在は自分が何物であるのかもわからず、ただ飢えを満たすために異能をもつものを狙い、喰らいながらこの街の夜を徘徊している。
最近ではうっかり過去の自分が再来するような出来事が起こったりして、なにやら波乱の気配が近づいているようないないような……。

【私、復活!復活!!】
【でも今日はテンプレだけ投下落ち】
49前山 馨 ◆KAORUResv. :2010/09/15(水) 23:20:06 ID:F14++y9R
【ぬーん、残念であります】

【待機解除ですー】
50多々良 珠子 ◆2xKszFu4ME :2010/09/16(木) 21:24:44 ID:tagmAcfj
【名前】多々良 珠子(たたら たまこ)
【年齢】13
【性別】女
【身長】135センチ強
【体格】つるぺた。太くは無い
【容貌】黒く染めた赤毛のロングヘア、ライトブラウンの瞳。実年齢以上に童顔
能力により持ち運び可能にした炉や冶金道具と素材を納めた自作のウェストポーチ(ミニ工房)を持ち歩き、どこでも冶金可能にしている
【能力】逢魔異鉱(あいまいこう/アバウトフルメタル)
金属加工品へ、その品物の性質として様々な異能をある程度自由に付与する
『風を火に変える』『努力を幸運に変える』『所有者の負傷を防ぐ』『変形』など付与できる能力は当に自由自在に選べる
本人の能力は金属の加工を通じてのみ発動するが、加工品の能力は常時発動している
使用した金属の希少性が高ければ高いほど、加工品が発揮できる異能の力も強くなる
【希望】雑談、武具制作・調整依頼、バトル、エロ
【NG】スカ、死亡、後遺症が残るような事
【弱点】能力がある以外はちょっと心得があるだけの少女なので、用意してきた金属加工品が酸化・風化したり道具を失うと戦闘能力を喪失する
また、能力の行使に時間や資金がかかる事も弱点
【備考】多々良家は異形退治の道具を制作していた家系であり、珠子は隔世遺伝的に強い才能を持って生まれた
パイルバンカーのような一風変わった武器に愛着があり、作品に使いやすさがない事が特徴
隙さえあれば変わった武器を考案するか、前衛的なアクセサリを作っている
本人の戦闘力はあまり強くない
また、日本人らしくない髪色や眼の色は外人の母親側からの遺伝……と祖父兼師匠から聞かされているが、それ以上はわからない。とりあえず両親共に人間には違い無い様子



【修正を加えて再投下。のみ】
51伊田満 ◆JOEATxYv1A :2010/09/16(木) 22:06:30 ID:8sKweGf9
【名前】伊田 満 (イダ ミツル)
【別名】カタナシ
【年齢】17歳
【性別】男?
【体長】1〜200cm(175cm)
【容貌】
妖魔形態:もはや人としての原型を留めていない、もはや肉体のほぼ全てが黒いヘドロ状の物体。
人間形態:ヘアスタイルなど特に考慮していないようなボサボサの黒髪を持つ通行人A。
     以前とは違いちょっとクマがひどいのが気になるご様子。
【能力】名称『ジョーズ』
    自身の体と、それに直接触れた固体・液体に対して『口』を憑ける能力。
    本体が『口』を操作できるものの、その『口』が何処に繋がっているかは謎。
    無機質に憑けた場合射程距離は少し成長して半径20b程、
    ただし、生命体に憑いた場合は対象のエネルギーを吸収して活動する為その限りではない。
    裂傷等の外傷に対しては、傷口を『口』と化す事によってダメージを軽減する事が可能。
    最近、成長して『口』の形状を自身で決められるようになったらしい。

    そのヘドロ状の肉体は、体内を含めた、自身の腕が届く程度の範囲まではある程度操れる為、
    壁にへばりつく、下水移動など更に人間離れした行動が可能。
    『口』の中では蟲型の妖魔を飼育しており、自らの戦術に利用する。

【希望】戦闘
【NG】汚いもの
【弱点】破魔・氷結・電撃に弱い。
【備考】
人を信じる事が出来なかった、ある能力者の成れの果て。
「伊達三月」への想いの為、妖魔と成り果てたその一部が分離、独立し、学園生活に復帰。
元々無気力で、植物のように平穏な人生を望んでいたせいか、
妖魔となっても今現在も積極的に戦闘を行う事はせず、たまに低級妖魔を貪る日々を送っている。

【プロフ投下と、少しばかり待機をば。】
52水鏡恭弥 ◆kyo/P7P7mo :2010/09/16(木) 22:13:03 ID:xSZQWNM4
【こんばんは、プロフ投下は後回しにして待機に食いついてみます】
【無論分かり合えない出会い、もとい、本体へドロとの(救い様のない)ガチバトルを希望したかったりしますがいかがでしょう?】
53水鏡恭弥 ◆kyo/P7P7mo :2010/09/16(木) 22:24:22 ID:xSZQWNM4

【名前】水鏡 恭弥(みかがみ きょうや)
【年齢】17歳/二年次
【性別】♂
【身長】T180/W59(ライト級)
【容貌】髪はやや長め、癖毛が多少収まり悪く裾は跳ねて気味
 瞳は薄い茶色、体形はかなりのひょろ長、少し面長

【能力】戦装束「不知火」:左手の人差し指で唇をなぞることにより、
 全身に揺らめく炎または人魂のような呪術的紋様が浮かび上がる
 「不知火」時限定能力:「ハレ」と「ケ」
  「ケ」の右手から放つ波動で物質・エネルギーを腐食・減衰させ、破壊する
  「ハレ」の左手は逆に物質・エネルギーを活性化・賦活することができる
 「不知火」時は霊的・物理的防御力が大幅にアップ、運動能力も常人を超えたものになる
 気配や異形の臭いには敏感で、霊体や幽体を感じ、会話することも可能
 発動時ほどではないが、不知火を纏っていなくても異形や妖魔、人の「匂い」を嗅ぎ分けることが出来る

【希望】 NG以外
【NG】理不尽な死

【弱点】「不知火」持続時間は少しずつリミット増大中ではあるが制限もある
 能力全開なら10分程度、全く「ハレ」も「ケ」も使わなくても1時間程で霊的スタミナ切れを起こす
 スタミナ切れ後は強制的に刺青状の文様は解除され、立っているのがやっとなほどに消耗する
 また、連続使用も不可能、最低24時間は霊的スタミナを回復させないかぎり、再度「不知火」を纏うこともできない
 遠距離・中距離攻撃の手段は皆無、接近戦オンリーに特化している
 常態では平均的高校生男子よりは運動能力がやや上な程度
 動体視力は発達していて、攻撃をかわす・いなすのだけは得意    

【備考】アマチュアボクシング部所属(現在自主休部中)、普段の性格は温厚で、誰にでも丁寧な言葉を使う
 若干手足は長く、体重もあいまってガリガリ、筋肉はボクサーらしくそれなりに締まってついている
 両親とは物心がつく前に死別、兄弟姉妹なし、現在は寮生活

 不知火発動時は完全に別人格となり、恭弥自身の意思で言動をコントロールすることはほぼ不可能
 近接戦闘技術・体術に長けた「オレ様」キャラになる。人を勝手に愛称をつけて呼ぶ癖がある

 現在、紫一久から借り受けたオートマティックハンドガンcz75(後期型)を所持。
 最近の事件の影響から「右手」の破壊力は増大、人程度の大きさまでなら「破壊」することが可能に
 ただし「右手」の能力を発動すると硬直の隙が出来るのは相変わらず

【でもってプロフも投下です】
54伊田満 ◆JOEATxYv1A :2010/09/16(木) 22:25:04 ID:8sKweGf9
【食いつかれたッ!ジョーズだけに!】

【……さて、それは兎も角として、いきなり食いついていただいて感歎の極みという奴なのです。】
【本体ヘドロとのガチバトルの方、了解しました。…ふふふ、久方ぶりに何かを食い千切る事が出来ます。】
【ええと、書き出しの方は、どちらからにしましょうか?】
55水鏡恭弥 ◆kyo/P7P7mo :2010/09/16(木) 22:31:19 ID:xSZQWNM4
【何をお食事?中によるかとも思うので、簡単にそちらから書き出しをお任せしてもいいですか?】
【人気のない夜のどこかでぐっちゃぐちゃと咀嚼中でもあてどなくドロドロしてるところでも構いません】
【そういう気配に敏感な性質ですので鼻が曲がりそうな臭いを嗅ぎつけて即、銃をぶっぱなすあたりから開始でどうかと】
【どの道途中で変っ身!する予定だったりします】

【ていうか、食べてもきっと不味いですよ?】
56伊田満 ◆JOEATxYv1A :2010/09/16(木) 23:12:14 ID:8sKweGf9
(―――時は夜。場所は、路地裏深くの放置された廃ビルディング)
(いや、その場所には、時間など関係はないのかもしれない)
(常時そこで蠢くのは、人でも妖魔でもない何か)
(妖魔?否、彼等の流す血は赤く、祈る言葉は人の子のもの。)
(人間?否、それは人間というには歪で、余りにも奇妙な形。)
(雲の切れ間からの月の光に照らし出されたのは、肉体を捻られ、歪まされ、破壊されたにも関わらず、痛みに呻く人間の群)
(ある者は爆破にでも巻き込まれたかのように頭の左半分が欠如し、白い、中身であろう何かを覗かせて、)
(またあるものは力任せに捻じ切られたのだろう、四肢が在ったであろう場所に、赤いスジの様な物を垂れ下げ、呻いている)
(ただ、それでも、既に死していない方がおかしい筈であるのに、彼等はそこで生きていた。)

『…未だ死ねぬと嘆いているのカ、それとも未だ生きていると喜んでいるのカ、
 ワタクシにハ、アナタ方の真意は測りかねますけれどモ』
(呻き声をあげる肉の塊達、その中でずず、と蠢くのは汚泥にもにた黒い体)
(その一端が伸び、ス…、と彼の顔に当たるのだろう、白地の仮面にU字を描く)
(笑っている、という事でも表現したいのだろうか、ノッペラボウに口だけかかれたその様は異質としか言いようが無く)

『フ、フフフ、ご安心下さイ。
 コレだけの苦痛、苦役ならバ、きっと皆様方の罪も許されましょウ。
 地獄を背負い生きる修羅の生よりモ、神の国を思いて死ぬる虫ケラの方が満ち足りるならバ』
(このバケモノの名前は「カタナシ」、人を信じる事が出来なかった、ある異能力者の成れの果て)
(しかし、否、当然というべきか、現世に在る事から逃げようとした者が、こんなカタチを使いこなせる筈が無く)
(既に、彼の意思の殆どはココに無い。在るのは、自らが利用し被っていた筈の仮面だけ。…彼の狂気を、そのままそっくり孕んだ『仮面』が。)

『嗚呼、このワタクシめがココまで役に立てた事、感歎の極みで御座いまス。』
(…ま、当分は此処で生き地獄を味わうのだがな、ココで。)
(最後の台詞は口の中で押し殺し、手近な『保存食』を掴むと、少しばかり口を開け―――)

『イ た だ き マ ス 。 』

【遅くなりました…。】
【同時に多数を襲うのも難しいので、保存食による食事中、という事で】
【十分にぐちゃぐちゃと咀嚼しドロドロとしていればいいのですけれど】
【それでは、よろしくお願いしますね】
57水鏡恭弥 ◆kyo/P7P7mo :2010/09/16(木) 23:27:56 ID:xSZQWNM4
(…妙な臭いがする。鼻が曲がりそうな、と言うけれど、それ以上に、
 吐き気を催しそうな、今すぐ踵を返したくなるような、強烈な「歪み」を感じ取る。それでも――)
どうかな、なんだかすごい嫌な予感がしてきたけど――
(バックサイドホルスターから黒光りする銃を取り出すと、スライドを引き、
 弾を装填するとセイフティを解除して、夜空を仰いで一呼吸)
行くしかないよね…

(人気もない路地裏にそっと分け入っていくと、なんとも表現のしようもない音が聞こえてくる。
 湿って、何かを咀嚼するような…露骨に鼻に皺を寄せて嫌悪を必死に堪えながら、
 そっと壁際から覗き込む…が、灯りも充分ではなく、何をしているのかはよく見えない。
 なにやら言葉を話しているような気もするが、距離もあって聞き取れなかった。
 が、間違ってもあれは「夜に彷徨うもの」で、放置していいものではない、そう判断すると、
 一度深呼吸、ジャージに包んだ身に緊張を漲らせると、
 ほんのり白く浮いた、仮面?だろうか?そのあたりに慎重に狙いを定めて――引金を、
 引く直前、砂利か何かの破片に脚をとられてバランスを崩し、
 思わず込めた力がトリガーを引いて、盛大に狙いを外し――)

っくそ!
(口汚く罵って、壁の影から身を躍らせて、しっかり両手でホールドした銃で改めて狙いをつけ、
 とはいってもどこを狙えばいいのかよく分からない、まずは蠢く異形の中心部目掛け、
 様子見も兼ねて粘ってぬめり光る表面に、銃弾を打ち込もうとして――)

【それではよろしくお願いします】
【何か言ってるのはよく聞こえなかった、ということで】
58伊田満 ◆JOEATxYv1A :2010/09/17(金) 00:02:08 ID:8sKweGf9
(突然の来訪者、気がついたときには傍らの『保存食』の一人の頭が吹飛ばされて)
(そのまま、侵入者に対して反応する以前に、自らの体にも数発の弾丸が撃ち込まれた)

(しばしの沈黙、そして。)

『…無駄無意味無価値無意義。』

(食事をしている時に蝿が料理に止まったかのような、そんな不機嫌な調子でボソリと呟く)
(撃ち込まれた弾丸を、噛み飽きたガムのようにプッと床に吐き捨てた)
(目の前には、銃を手に持ち此方に狙いをつけた、ジャージ姿の青年が一人)
(…人間の行動は、かくも不可解なものだと前々からおもってはいたけれど)

『何処のどなたかは存じませんガ、他人の食事中に興奮した様子で殴りこミ、
 家主に鉛玉を撃ち込むというのハ…どうにも感心できる行動では御座いませんナ。』
(興奮した様子の青年とは対照的に、体を滑付かせながら冷めた口調で言い放つ黒く巨大な汚泥の塊)
(もはや、目の前の人間等は外敵でもなんでもなく、食事時に紛れ込んだ小うるさい蝿程度の存在なのだろう)
(攻撃どころか警戒態勢すら取る事は無く、ただただそのまま不気味に体を蠢かせるだけで)

『無駄だと分かりましたカ?銃が効かなイ、ならば次の手ハ?
 ワタクシめを殺したいのであれバ、もっと効果的な攻撃をしていただかないト。』 
59水鏡恭弥@不知火 ◆kyo/P7P7mo :2010/09/17(金) 00:18:50 ID:1+uQBRsC
(弾け飛ぶ肉片に思わず目を背けそうになる。
 それでもじっと見据えていれば、もとよりまともに生き永らえていられるとは思えないほどの惨状を、
 ようやくにはっきりと悟って息を吸い込んで――)

…それは失礼、でも
(こちらを舐めきった言葉を聴けば、すうっと全身の血の温度が冷たくなったような気がする。
 弾丸を見せ付けながら吐き出す様子からも、通常攻撃では意味がないようだ、と見て取る。
 そっとバックサイドホルスターに銃をしまいこむと、肩に下げたスポーツバッグも放り投げてから)

そういうセリフはきちんと家賃も税金も払って、誰憚ることなく食事を楽しめる、
まっとうなニンゲンだけのものだよ。お前みたいなゴミに、食事を楽しむ資格などあるものか。
…無意味かどうか、体で思い知るがいい。
(むしろ表情を消して怒りを内に静めると、いつもの「変わる」仕草をして――)

おー、くせーくせぇ。おめー、下水かどっかにでも住んでんのか?
それ以上に、心がねじくれてそーゆー臭いがしてそーだけどよー
(ぼんやりと、揺らめく炎のような、人魂のような紋様が露出した顔や手に浮かぶ。
 ジャージを透かして体中に、明滅する光を揺らめかせると)

そーだなー…そんじゃこんなの、どうよ?
(足元の小石を拾うと、手のひらの中で「気」を込めて――
 包み込むように隠したそれを、思い切り親指で弾いて、とりえあず汚泥の中心目掛け放ってみる。
 先ほどの銃弾にも速度は劣らず、さらには物理的のみならず、
 当たれば霊的・精神的にダメージを与えるはずの攻撃で様子を見ることにして――
 顔はへらへらと、軽薄な笑みを浮かべつつも口の端を釣り上げ、目だけは決して笑わず、
 冷たい光を浮かべたまま不定形のヘドロの塊を見据えて――)

【もう少し大丈夫と見積もってましたが今夜はそろそろ限界のようです…】
【金曜日夜はOK、それ以降夜は土日月とこちらの都合が悪かったりします】
【時間があれば置きレスさせてもらいながら進めようかと思いますがいかがでしょうか?】
60伊田満 ◆JOEATxYv1A :2010/09/17(金) 00:26:33 ID:+nkq+Kqs
【了解しました、いやはや、最初が遅くなってしまったのがネックでしたね…実を言うと自分も軽く眠気が…】
【自分の方も金曜日は大丈夫なので、それでは明日そちらのご都合の宜しい時に…では、いかがでしょうか?】
【時間は、避難所にでも置いておいてくだされば、確認させていただきますので…置きレスの件も、了解しました。】
61水鏡恭弥 ◆kyo/P7P7mo :2010/09/17(金) 00:30:14 ID:1+uQBRsC
【21時ごろにはこちらに来れると思いますが、避難所にて合流することにしましょう】
【それでは今夜はお相手、どうもありがとうございました。おやすみなさい、伊田さん】
【何かあれば避難所に伝言をお願いいたします】

【これにてスレッドをお返しします】
62カタナシ ◆JOEATxYv1A :2010/09/17(金) 21:17:21 ID:+nkq+Kqs
>>59
『資格、などという概念は人間が作り出したモノで御座いまス、
 ならバ、ワタクシがそんな自縛の枷をはめる必要もありますまイ。
 …マ、匂いは概ねその通りでは御座いますがネ。』

(軽口をたたきながらも感じる、相手のただならぬ変貌)
(口調、外見、ただのこけおどしではない事は気配で分かる)
(一手、先手を撃たせ、相手の出方を窺う事にしよう、まず一撃では自分は落ちない)

『銃弾ではなく礫とハ、どうやら知恵が高まったという訳ではなさそうダ。
 全ク、無駄無意味無価値無意…ギィィッ!?』
(礫が撃ち込まれた部分が煙をあげて、まるで沸騰したかのように周辺が泡を立てる)
(どうやらただのつぶてではなく、霊的な損傷を与える効果があったようだ)
(一つの疑問。打ち込まれたのはただの小石、特別な何かではありえない)
(ならば、何故、自らを傷付けられぬ礫が、ここまでのダメージを与えたのだろうか)

『…いた、イ。』
(ボソリ、と呟く。)
(疑問の答えと同時に久々に感じた感覚、人間であれば誰でも感じたことのある感覚)
(それを皮切りにして、自らの血の流れぬ汚泥の肉体を支配する熱い感情)
(この青年を、この自らに手傷を負わせた敵を)

『ふ、ふふふ、ふふふひははへひひぃいぃいぃギヒヒヒヒヒヒヒヒィッ!!
  いた、 いたイ、 い イッ!!貴、様貴様、ただの人間では無いな?
 嗚 、久 、 々に いたイ、 いたい いたい いたい いたい いた…
     喰     イ    ダ    い     ッ   !   !』

(絶叫の中、ぶちり、と音をたてて、仮面とそれに付随する汚泥が離れ)
(『保存食』の並んだ間へと落ち、丁度青年の死角へと入り姿を消す)
(切り離された汚泥の塊は、何本もの腕をまるで場所など関係なくでたらめに形作り)
(そのまま、自らの欲望のままに猛る獣が如く青年に向かって突進した)

【昨日のロールの解答にお借りします、本日も宜しくお願い申し上げます候。】
【…そういえば、名前を変えるのを忘れておりました。】
63水鏡恭弥@不知火 ◆kyo/P7P7mo :2010/09/17(金) 21:28:50 ID:KxAo3QAL
(無駄口…というべきか、ぶつぶつとあちこちの口だけが呟く様子は不気味この上ない。
 それでも口の端を歪めて舐めきった表情を浮かべ、打ち込んだ指弾の周りがぼこぼこと粟立つ様子に)
オレ様すぺっしゃるだもん、不知火様謹製の指弾を喰らわしてもらって光栄と思いな、ヘドロ。
(ぶちぶちと分裂する様子に、半ば呆れたような表情を浮かべて)

そーゆーおめーさんも、ただの異形ってわけじゃあなさそーだけどな。
…ほんのかすかに、人くせえ匂いがしやがる、ぜ!
(一体なんで出来ているのか、汚泥が人の腕を形づくりこちらに襲い掛かるシュールな光景に、
 炎のような紋様が浮かんだ鼻に一瞬皺を寄せて、べっと唾を床に吐き捨てると)

てめーみてーなクズに食わせる肉なんてあるもんかよ。
…地獄の釜の底がお似合いだぜ?待ってろ、すぐに送り返してやらぁ!
(一旦するするとすり足で後退を掛け、相手の足並み、というべきか、
 腕ののみが突進してくる順序を見定めると、逆にこちらから突っ込んでいき――
 相手の性質を確かめる意味もあって、全身の紋様を輝かせて霊的な防御力を高めると、
 舞うようにローキックで無数の腕を蹴り、内一本を、ある程度のダメージは覚悟で、
 両手で直接がっしり握ろうとして――)

【それでは今夜もよろしくお願いします】
【いきなり全身溶かされたりするのでなければ、こちらに好きなようにダメージ与えちゃってかまいませんので】
64伊田満 ◆JOEATxYv1A :2010/09/17(金) 21:57:26 ID:+nkq+Kqs
『ぉぁおああぁああぁあぁああああああああぁあああぁあああああッ!!!
 違う違 違う う違 違ウッ!!!妖魔、 魔でなければ、ワタ シ 、
 ひ、人、人間な ではあ てはなら  、妖魔と なけ ばワタ シハッ!』
(仮面の姿は見えないながらも、人、という言葉に過剰に反応し、叫び狂う)
(それは、元々の狂気の持ち主であった伊田の持っていた苦悩)
(自らが人間として在ってはならない、自らの存在自体が在ってはならない、という苦悶)

『ギヒヒッ!いタだキま !』
(青年が腕を握ろうとした瞬間、その目の前でバクリ、と汚泥の巨体が開いた)
(『ジョーズ』、自らの体に、触れた物に『口』を憑ける事の出来る異能)
(巨体に相応の巨大な『口』は、そのまま青年を舌で絡みとり引き摺り込む)
(そのまま一本一本が凶器と成り得る鋭く光る牙が、青年の体を―――)

『…喰えな 喰 ない喰え い喰 な ッ!』
(―――引き裂く前に、霊的防御によって爛れた舌が、青年を口の中に入れ続ける事を拒絶した)
(丁度、熱すぎた料理を吐き出すように、『口』が冷たいコンクリートの壁に向かって思い切り吐き出し、放つ)

【ダメージの件、了解しました。】
【…でも、さ、流石に噛み千切るのはまずいような気がしますよ!?】
65水鏡恭弥@不知火 ◆kyo/P7P7mo :2010/09/17(金) 22:15:30 ID:KxAo3QAL
(予想以上に動揺をする口と、こちらを喰らおうとする口と――
 とっさに判断しかねて巨大な口に飲み込まれかけて、全身に「力」を漲らせてかろうじて、
 飲み込まれるのは防いだようだが――肌に歯が食い込むのを感じ、そして盛大に吐き出されて、
 かろうじて受身を取りつつコンクリートの壁に叩きつけられて――)

(ヘドロにまみれた髪を、全身の汚泥をぶるっと身を震わせて嫌悪に顔をしかめながら弾き飛ばして)
今のおめーの姿が、お前の醜い心そのままだよ。
喰われかけて余計分かった、おめーが腐ってるのは体じゃねえ、その心根そのもの、だ。
(薄汚れたジャージの上着を脱ぎすて、Tシャツ姿に。
 ぎちり、と「右手」をかざして握り締め、破壊の力、全てを塵に返す呪いの力を集めて、
 きらめく青と黒の光に右手を瞬かせて――)

あるべき場所に返す、ってかー、この「右手」の力なら、おめーを全部「なかった」ことにしてやれる。
こんなふうに、な。
(ダメージが全くなかったわけではない、気力で両足を踏ん張り、
 コンクリの壁に右手を打ち付けると――ごっそりと、巨大な鉄球でも打ちつけたように、壁に大きな穴を穿って)

あばよ、ヘドロのドロドロ。…今、ラクにしてやる。
(冷たい殺気を込めた視線で仮面を見据えると、猛然と地を蹴り、右手を引いて力を溜めて――
 狙うは白く浮かぶ仮面の中心。脚がもげようか体をブチ抜かれようが、
 ひたすらに仮面を打ち抜くことのみを考えたダメージ無視の特攻で、
 足先が汚泥に触れてもお構いなしに突っ込もうとして――)

【体まっぷたつーとかでなければ、どっかの肉を食いちぎっても自前で治療効きますし】
【ここはいっそ派手に痛みわけ、なんて展開はどうでしょうかー?】
66カタナシ ◆JOEATxYv1A :2010/09/17(金) 23:13:03 ID:+nkq+Kqs
『ぅ、ぅぁぁあ喰 喰え え喰 喰え喰 、喰 い尽く ぇぇぇえ  ええ  ッ!!!!』
(青年にかかった汚泥、踏みしめる床、取り囲む部屋、その全てを覆い尽くす大量の『口』)
(それぞれが青年の体に牙を立て、肉を引き裂き、骨を齧り、その肉体を喰らい尽くさんと)
(それでも止まらない、この目の前の死神の躍動は、自分の死の運命は)

『は、はは、ワタクシが腐 てい !?腐 ている は貴様等 ろ 、人間!
 異能の力 、優 た知恵 、所詮ゲス 本能 助長させ 道具 しか過 な !
 自責 念も無 、恐怖 取り払 だけ 糞  らな 退魔師共 、ワタ シの事 ―――!』
(言い終わる前に。青年の拳、そこから発生する『力』が仮面の頬をかすめ…その半分が朽ちた)
(瞬間。執拗に青年を攻撃し続けていた『口』は、ピタリ、とそのまま動きを止めた)
(感情が、湧きあがる。近づいた死の実感に、後もう少しで消え去るというその運命に)

『…あ、あ。
 ……ギ、ヒヒヒ…ずっと、死にたいと思っておりましタ。
 道具として生を受けたその日かラ、この世界から消えたいト、自分の存在が無くなればいいト。』
(静寂。動くのは、仮面に張り付いた『口』一つのみ)
(死を目前にして悟ったかのようにポツリ・ポツリと独白でもするかの様に話す)
(先程湧きあがった感情は既に無く。もはや、何も感じない。食欲すらも。)

『…感謝いたしまス。名も知らない退魔師。ワタクシを殺そうとしてくれた事。
 そして憎悪すル、どんな事をしようが死ねないというワタクシの宿命ヲ、再認させてくれた事ヲ。』
(言葉が終わると同時に。   塵と化した部分が、音も無く再構成した。)



『………う、あ、ああぁああぁあぁあぁあああぁぁアアアアアアアアアアッ!!
 殺シ、殺してくレ、ワタクシを、消してくれよぉおおぉぉオオオオオオッ!!!』
(汚泥で人間に似た体を再構成すると、顔を、仮面を)
(青年の右手に近づけて、塵と化し、再構成をするその所作を何度も何度も何度も繰り返す)
(しかし、多くの異能力・妖魔を記録・再生する為だけに生まれたその体は)
(決して死ぬ事を、滅びる事を許しはしない。…例え本人が望んだとしても。)

【ええ、自分でも何故こうなったのか良く分かりません。】
【…痛み分け…。コンクリで固める訳ですね、OKです。】
【えーと、本当捕まえるなり封印するなりして貰って構いませんのでー】
67水鏡恭弥@不知火 ◆kyo/P7P7mo :2010/09/17(金) 23:27:33 ID:KxAo3QAL
(体中を食いちぎられる痛みに僅かに顔を顰めつつ、まっすぐ仮面を右の拳が射抜く――
 はずだったが、踏みしめた脚が汚泥ですべり、仮面の中心を貫くべき右ストレートは、
 仮面の半分を消し去るに留まった。そして――)

(こちらも全力を尽くした後の硬直と脱力感に捉われて、
 ほぼ全身に絡む汚泥に身を縛められたまま、動くこともままららず――
 再生し続ける、叫び続ける人の似姿になすすべもなく、右拳を突き出したまま――)

消えたくても消えられねぇのはオレ様と一緒か…
わりーな、僕様ちゃんの覚悟がたりねーのもあって、今のオレ様じゃおめーさんを
(ぎこちない動作で右腕を引く。もはや滅びの力も失って右腕は鈍く光るのみ、
 無限の再生を繰り返す仮面から、全身にまとわりつく汚泥からぬとり、と腕を脚を引き抜いて)
「なかった」ことにするには力がたりねーみてーだわ。
(喰われた肉を、表皮を「左手」の力で再生しながら、
 互いに決め手を欠いた邂逅に、そっとため息をついて)

もう充分喰ったろ、今日のところは見逃してやっから、さっさとどこでもいっちまえ。
(壁際まで後退して、やや辛そうに背を壁にもたせ掛ける。
 先ほどまでのニヤついた表情はなく、顔もあらゆる感情を失って能面のようで)

――次に会うときまでに、おめーを消す方法、見つけとくから。
オレ様もおめーさんも、なかなか難儀な性質(タチ)らしーな。
(顎をしゃくってさっさと去れ、とぞんざいに示して)
この世にいた痕跡の欠片も残さず、キレイさっぱり消し去ってやらぁ。次の時には、な。
(嘘か真か、そううそぶいて、壁際に佇んだままでいて、じっと仮面を見据えていて――)

【こんな感じの痛みわけ、でいかがでしょう?】
68カタナシ ◆JOEATxYv1A :2010/09/18(土) 00:00:04 ID:vqnKeCrJ
『…グ…ギ………』
(もはや、抵抗する気力も力もなく、なされるがまま右腕を引き抜かれて)
(ドロリ、とそのまま水溜りの如く、床に広がり動かなくなる)
(耳に入る青年の言葉に感じる希望と絶望、いつ、自分は消える事が出来るのだろうか)

『…ワタクシは、人を喰いまス。ワタクシは、人間共が憎イ。
 ワタクシは、悪い悪い悪い悪い悪い、悪くなければ殺して貰えない。
 …何故、こんな体ニ、人間共ハ、一体何故…?』
(他の肉体も、『保存食』も、既に青年の右手に消えていた)
(唯一残った数少ない肉体を人型に構成し、フラフラと青年とは逆方向の窓際に近づき)
(そのまま、少しの間相対しあう、部屋に並ぶ表情の無い二つの仮面、互いに存在に問題を抱える二人)

『……名乗るのヲ、忘れておりましタ。ワタクシは……妖魔「カタナシ」。
 …キヒ…アナタ様との再会…楽しみニ…心より待ち申しておりまス…。
 もっとモ…その前ニ、消えていられれバ…良いのですガ。』
(もはや肉体を統制する力も少なくなって来たらしく、ぼたぼたと汚泥を垂らす体)
(異形は、青年と対面したままゆっくりと、上半身を窓の外に出し)

『……それでハ、まタ今度。』
(そのまま、闇の中へと落下し、消えた)

【素晴らしい痛み分け、真に有難う御座います!こちらはこれで〆、という事で…。】
【…いやはや、かなりレス速度がががががががg…色々と書き溜めて、リハビリしたいものです…】
【本日は御相手していただいて、愉しいロールを真に有難う御座いました!】
69水鏡恭弥 ◆kyo/P7P7mo :2010/09/18(土) 00:11:51 ID:+whtHIo2
(じっと仮面を見つめる。相手の呟きには応えず、答えることができずにいて)
オレ様、不知火サマな。僕様ちゃんは水鏡恭弥。
(やる気なさげに、ひらひらと手を振って別れの挨拶)
カタナシ、な。覚えとくぜ。確かにもう二度と会わないほうがお互い様ってカンジだが、な。
(相手が姿を消すのを見届けると、全身の紋様が薄れて消えていって――)

仮面、か…
(妖魔であり、異形であったのは間違いない。それでも、最後はヒトガタをとって、
 人の形にこだわって去っていった。必要もなさそうな仮面で「顔」を象る、その無様な姿に)
それは僕も一緒、なのかな…
(あの仮面の下、何かあるんだろうか?何もないんだろうか?
 次に会う時には確かめてみたいものだ、そんな風に思いながら――床に尻を着く。
 全身を食いちぎられた傷はほぼ直したものの、痛みまでは消えるわけではなく、
 低く呻いてぼんやりと、カタナシのことを考えて気を紛らわせて――
 夜の底で、うずくまっていた)

【ではこちらはこれにて〆にします。予想外の展開に、こちらも存分に楽しませてもらいました】
【こちらこそ、お相手ありがとうございました。次の機会には是非また泥沼バトルを(←)】
【おやすみなさい、です】

【これにてスレッドをお返しいたします】
70前山 馨 ◆KAORUResv. :2010/09/18(土) 16:48:13 ID:c6B0bF0E
【はてさて、やっと時間が出来たので待機です】

【誰か来てくれるといいんだけどなぁ……】
71前山 馨 ◆KAORUResv. :2010/09/18(土) 18:59:07 ID:c6B0bF0E
【結構な時間が経過してしまったので、落ちー】
72竜胆 凍 ◆5komEqYA0I :2010/09/18(土) 21:12:03 ID:jCERpoKg
【名前】竜胆 凍(りんどう こおる)
【年齢】18
【性別】女
【身長】176cm
【3サイズ】計ったこと無い。身長相応。
【容貌】肩まで伸びた白髪、濁った灰色の眼。薄汚れた白基調のセーラー服着用。
身長相応に胸もあるし腰もしまっているが肩幅が広いため
グラマーと言うよりガタイがいい印象を受ける。
中性的な顔立ち。学園にいる間は黒のカラーコンタクトで目の色をごまかしている。
【能力】
魔刃:全長200cm、幅20cmほどの大剣。見た目通りの重量をもつが竜胆にとっては重くないらしい。
霊的武器で触れた相手の存在を吸収するという特性を持つ。外傷はつかない。
存在を喰らい尽くされたものは跡形も残らず消滅する
自我を持ち、他者の存在を喰らうために竜胆をあやつる。

魔刃の呪い:「他者を助けてはならない」という呪いをかけられており
破った場合、魔刃の標的になってしまう。助かるためには他の存在を差し出さなければならない。

時間凍結:触れたものの時間を凍結させる竜胆本来の能力。
空間そのものを対象にはできず、必ず人なり物なり対象が必要。
永久的に対象の時を凍結させることも可能だが外部からの衝撃に脆く
「打ち破る意思」を持った衝撃を受けると容易く凍結状態が解除される。
主な用途は魔刃の封印。呪いの発現条件を満たしても凍結状態は解除される。
対象に触れている時間が長ければ長いほど長く時間を凍結させることができる。
【希望】戦闘、交流、エロ、長考遅レスの許容
【NG】特に無しだけどよくわからないものはわからない
【弱点】
・典型的なパワーファイターであるため、動きが鈍重で攻撃後の隙が大きい。
・凍結の対象にできるのは1つだけ。
・その為魔刃を封印している間は実質無能力。
・対象の時間を完全に凍結させるのには時間がかかる。(短時間なら一瞬触れるだけでも可能)

【備考】
・高等部三年生。魔刃遣い。
・他者を助けると呪いの条件を満たすため、それなりに頭も切れ、運動神経もいいが
成績は下の上。誰かと一緒にいるとたびたび足を引っ張る無能を演じている。
・容姿こそ変わっているが、他人の興味を引くに至らない人間。

・幼少の頃、魔刃と契約関係になり両親を殺める。その事件がきっかけで能力に目覚める。
・両親の死体は残っておらず、失踪扱いになっている。
・魔刃に封印されている存在の
「存在を一兆吸わせれば本来の姿を取り戻せるので、他者との契約は必要なくなる」
という言葉を信じて犯罪者や異形の存在を奪い、殺している。
・口数が少なく、物静かで冷静そうに見えるが
感情を表に出すのが苦手なだけ。実際は直情的で浅慮。
・否定を否定して肯定するしゃべり方をする炭酸飲料ジャンキー

【30分くらい待機】
73伊田満 ◆JOEATxYv1A :2010/09/18(土) 21:39:43 ID:vqnKeCrJ
【時間ギリギリで参上、間に合っているといいのだけれど。】
【と、いう訳で御相手宜しいでしょうか?】
74竜胆 凍 ◆5komEqYA0I :2010/09/18(土) 21:43:14 ID:jCERpoKg
>>73
【ちこくちこくー…………ばくん!】
【…………外道ね】

【こっちこそ、よろしくお願いしたい】
【普通に狩にいったほうがいいかしら?】
75伊田満 ◆JOEATxYv1A :2010/09/18(土) 21:49:49 ID:vqnKeCrJ
【…一体何を想像したか何となく予想は付きますが、そこまで外道ではありませんよ?】

【ですね、日常では接点がありそうにないような気もしますし…。】
【ああ、でも竜胆先輩が行いたい事がありましたら、合わせますのでご遠慮なく】
【それでは、書き出しはどちらからにしましょうか?】
76竜胆 凍 ◆5komEqYA0I :2010/09/18(土) 21:57:25 ID:jCERpoKg
【普通にぶつかってベタな展開をのぞむの…………そう】

【その接点を作るロール…………パッと思い付いたのは】
【購買かどこかでジュース(炭酸)を買ったら、最後の一本で】
【その直後に私がジュース(炭酸)を買いにくる…………とか】
【……あとは物欲しそうにじっと見させてもらう】

【無難な狩にはあなたが適当に人でも殺してもらえれば】
【悪認定してあげる】
【――あと、戦闘後力尽きて気絶した私のそばを通りかかって】
【魔刃との会話になる…………とか】

【…………選んでもらえると助かる】
77伊田満 ◆JOEATxYv1A :2010/09/18(土) 22:12:03 ID:vqnKeCrJ
【…や、一体どのような意外性を俺に求めているのですかっ!】

【…こう、食い意地汚くバトルに発展するギャグ展開という電波をキャッチしました。】
【最後のは確実に色々と危ない構図なので、行うとしたら悪認定されるのが自然でしょうか】
【…むー…非常に、悩ましいところではありますが、日常ロールの方ででよろしいでしょうか。】
78竜胆 凍 ◆5komEqYA0I :2010/09/18(土) 22:17:15 ID:jCERpoKg
【四つ角でぶつかったのはねるばあだったくらい、意外なこと……?】

【おーけー、日常……ね】
【書き出しは…………お願いできる?】
79伊田満 ◆JOEATxYv1A :2010/09/18(土) 22:20:45 ID:vqnKeCrJ
【…何というありえない上に微妙な意外性…ねるばあ、懐かしいなぁ…ねるねるねるね。】
【了解しました、少々お待ちくださいませー。】
80伊田満 ◆JOEATxYv1A :2010/09/18(土) 22:42:15 ID:vqnKeCrJ
(○月×日。本日もさわやかな快晴なり。)
(そして、続けて言うならばこんなさわやかな天気の日には)
(自分のような石の裏のダンゴムシ人間にはろくな事がない、というのも世の理で)
(朝っぱらから忘れ物はするわ、自転車にはぶつかるわ、赤信号には捕まるわ)
(昼休みにも出遅れた挙句、財布を忘れた事に今更気付くという運の無さ)

(そして現在、時刻は丁度昼休みの半分が終わった頃)
(気がつけば既にパンは略奪されきって、残るは冷えた飲物が数点のみ)
(ちょうどその時、昨日菓子を買ったお釣りがあるのを思い出し)
(ナイよりましと有り金はたき、最後に残ったマッチという炭酸の入った砂糖水を手に取って)

…本当に、ろくな事が無い。
(思わず、溜息と共に吐き出すように呟いた)
(さて、コレを何処で飲むとしようかなどと、他愛ない事を考えて)
(飲物を片手に、空腹の為か少しばかりフラフラしながら歩き出した)

【お待たせしました。】
【それでは、よろしくお願い申し上げます候】
81竜胆 凍 ◆5komEqYA0I :2010/09/18(土) 22:59:35 ID:jCERpoKg
(昼休み、昼食をとりおわり弁当箱を自分の鞄の中にもどし時計を見上げる。)
(次の授業までだいぶ時間があった。)
(通常の学生であれば友人と交流を深めるなり時間を潰すことができる。)
(しかし、およそ人付き合いというものに縁が遠い竜胆凍は)
(スケッチブックと筆記用具を取り出す――どこか涼しいところで紙の上に鉛筆を走らせよう)
(飲み物で喉を潤わせながらゆっくりと――等と考えながら)
(購買部やって来た竜胆がみたものは)

…………!
(自分と背丈が変わらず、若干だらしない印象を受ける青年が)
(最後のマッチ……よりにもよって竜胆が至高の炭酸飲料と崇めるそれを買っていったのだ。)

…………マッチを手にしておいて何をいっている

(何度も購買を確かめて、何度確かめたところで自分がマッチを買い損ねた)
(事実が変わらないこと、買える可能性があったことを確認。)
(そんな中呟かれた言葉にどうしても黙っていることができず)
(抑揚のない声が青年に向けられた――その顔に表情はない。)

【………こちらこそ、よろ、しく】
【きさまー…………】
82伊田満 ◆JOEATxYv1A :2010/09/18(土) 23:19:01 ID:vqnKeCrJ
(心なしか、マッチがどうとか聞こえた気もする)
(誰か喫煙者でも居たのだろうか、自分には関係の無い事だ)
(…関係ない筈だ、きっと無い。無いといいな。そんな事を考えたところで)
(自分と同じぐらいの背丈の女性がこっちを恐い顔してみている現実は変わらなくて)

………はぁ。…えーと……失礼ですが、何方でしょうか。
(空腹の所為で意識も若干朦朧としているけれど、仕方なく反応し、返答する。)
(もはや表情を変えたり、抑揚をつける体力すら残ってはおらず、結果的に無表情同士の対面となって)
(マッチ?まさか、自分の持っているこの炭酸飲料の事を言っているのだろうか)

…や、出来れば俺も、もう少し腹の足しになるものが、欲しかったのですけれど。
…………本当に、ろくなことが、ない。
(実際もう少し早く気がついていれば、パンなりを買えただろうに)
(結局ソレが別に好きでもない炭酸飲料となった事に、少しぼやいて)
(ダメ押しとばかりに再度、同じ言葉を繰り返した)
83竜胆 凍 ◆5komEqYA0I :2010/09/18(土) 23:35:04 ID:jCERpoKg
…………
(質問に答える気配など一滴も出さずに、無表情に青年がもつ)
(炭酸飲料を注視する。いまだに後悔の念が胸中で渦巻く。)
(なぜ、あれが自分の手元にやって来る時間帯にこれなかったのか)
…………腹の足し、それを?

――昼食を、それにできるなら…………なんの問題もない
(ろくなことがない、と確認するように呟いた彼の言葉に)
(指先が痙攣するようにわずかに震える。あまりにも微細な動作であった。)

…………むしろ感謝するべき
(呟くように出る言葉にはやはり抑揚などなく。)
(けれども自分が買い損ねた悔しげな色を滲む声音となる。)
84伊田満 ◆JOEATxYv1A :2010/09/18(土) 23:51:18 ID:vqnKeCrJ
(目の前の女…質問には答えるつもりは無いらしく、その視線は件の飲物に向けられて)
(一体何を考えているのか全く持って分からない、故に此方もどうすればいいのか分からない)
(若干、やっかいな人に絡まれたなどと考えつつ、また思わず小さく溜息を吐いた)

…貴女とは違って、健全な男子高校生には肉が必要なんですよ…。
こんな炭酸飲料じゃ、不思議のダンジョンよろしく餓死するのが落ち…。
(一つ、分かった。理由は分からないが、目の前の女はこの飲物を欲しているようで)
(しかし、まぁ、最初からそう言えばいいものを、何故こう絡んでくるのだろう?)
(…まぁ、最初から頼まれたとしても確実に断るだろうけれど。)

……欲しがっているのは分かりますが、何か口にしないと倒れそうなのでね。
…それとも、そこまで言うなら昼飯とコレを取り替えてくれるとでいうのなら、話は別ですけどね。
(しつこく絡んでくるけれど、結局のところたかが炭酸飲料水一本)
(そんな事はする筈もないと思いながらも、思わず心中を吐露した)
85竜胆 凍 ◆5komEqYA0I :2010/09/19(日) 00:05:02 ID:ddvgiXBm
(状況が全く動かない……少しでも好転させるにはどうするべきか。)
(目の前の青年も似たようなことを思ったのか、それとも自分の考えが見透かされたか)
(――どちらだったとしても興味はない。問題はいま彼の口から出た言葉。)

(その言葉はマッチを人質(?)に昼食を得ようとするものだった。)
…………それは、無理
もう…………ご飯は済ませた…………
(そうでなければ喜んでそのトレードに応じていた。)
(――いや、自分に魔刃の呪いがある以上、それは不可能に限りなく近いのだが。)

……………………
(打つ手などない。けれど諦めるのにはあまりにも大きな一本で)
(具体的な交換条件を提示できないことに、ただひたすら歯噛みする。)
(もはや無表情に未開封のマッチを見つめる他なく――)
86伊田満 ◆JOEATxYv1A :2010/09/19(日) 00:31:51 ID:J1zDrB4N
……はぁ〜………。
(溜息を吐いた。今日という厄日の中で、一番大きい溜息を。)
(本当に爽やかな日にはろくな事が無い。忘れ物はするわ、自転車にはぶつかるわ、赤信号には捕まるわ)
(結局昼飯にはありつけず、変な女には絡まれて、ああ、でも、どうせ不運な事に変わらないなら)

……まー、いいや。
(呟いて、目の前の女性に向かい、手にした飲物を軽く投げた)
(どうせ不運であるならば、せめて罪悪感を感じぬように、せめて人間のあるべきように)
(どう足掻いても人モドキならば、せめて善人の真似だけでもしようと)
(…そんな事を考える自分自身に、思わず少し苦笑いが漏れた)

…んじゃー、学年・氏名・メールアドレス辺りを聞かせていただきましょうかぁ?
……誤解しないで下さいよ、次に飯を奢って貰うのに、名前が分からないとしょうがありませんから。
(空腹のためか、やる気がなさそうな様子で学生手帳とボールペンを取り出して)
(適当にすらすら何かを書きながら、やはりやる気がなさそうに名前をたずねた)
87竜胆 凍 ◆5komEqYA0I :2010/09/19(日) 00:44:17 ID:ddvgiXBm
(いっそのこと、いっそのこと何をしようか?などと考えていると)
(注視していたものがこちらに向かいとんでくる。)
(反射的に手を出してそれを受けとる。気が抜けたらどうするつもりだと、その青年を見つめ)

…………学年は三年、名前は竜胆凍…………メールアドレス――
(たんたんと答えるも、携帯と言うものを持っていない竜胆は)
(メールアドレスのところで答えをつまらせる。)
……メールアドレスは、〇〇〇の――
(手紙を送る場所なら、と言うことで郵便番号と住所を告げる。)

…………けれど、奢ることはできない
私は――――呪われてるから………
(やる気の無さそうな態度にも表情を変えず、そんなことを宣う。)
(昼間の、しかも誰が聞き耳をたてているかわからない場所で)
(躊躇など欠片もせずにいいはなつ)
88伊田満 ◆JOEATxYv1A :2010/09/19(日) 01:20:25 ID:J1zDrB4N
(投げた事が気に喰わなかったのか、軽く女に睨まれた)
(本当は、2・3回振った後で渡してみたかったのだけれど)
(まぁ、少し投げるくらいで済ませたのは、自分のやさしさだと思う)

…はいはい三年ね…三年?……先輩?
失礼しました。竜胆先輩、ああ、携帯が無いなら別に、無理に言わずとも。
(先輩と分かったとたんに、態度が改まる。こういったところは妖魔になっても変わらぬようで)
(言いつつもしっかりとメモを取り、控えをとる。―――『貸し:飲物一本』)

…は?
(―――一瞬、時が凍った。)

……ぷ、ぷふ、ふふ、ふっふふふふふはははっ!い、いや失礼。
でもいいっ!最高ですよその冗談ッ!クックククク…
…いやー、大真面目な顔で言われるとどうしても…ククッ…呪われ…
(先程までのやる気の無さの反動か、当然の反応と言わんばかりに、大きく笑う)
(呪いなど、対面して言われて信じるものなど何人存在するのだろうか、少なくとも多くは居まい)
(伊田のこの反応も、当然と言えば、当然の反応なのだろう。いや、引かない分だけ友好的とも言えた。)

ククッ…いやー、まーさかここまで笑わせてもらえるとは、予想外でしたよ。
まー、そろそろ俺は行かないとならないので、その話はまた今度にしましょう、プフッ…
…やー、先輩にはまた御逢いしたいものです。面白い、非常に面白いですよ。
(余韻が残っているのか、少し肩で息をしながらバンバンと背中を叩いた後)
(もう気がすんだのか、くるりと後ろを振り返りフラフラと何処ともなしに歩き出す)
(今更だが、訂正しよう。こんな爽やかな日には『ほとんど』ろくな事が無い。)

…もし、それが冗談じゃなかったとしてもね。
(ふらふらと歩き、考える。呪われた血肉の味・夜に出会う竜胆の姿)
(様々な事にに思考を巡らせて―――最後に、ボソリと呟いた。)

【軽く〆風味でしょうかね…】
【…ふふ、飲物の借りは次回の戦闘ロールにででも返していただきますね】
89竜胆 凍 ◆5komEqYA0I :2010/09/19(日) 01:37:46 ID:ddvgiXBm
(青年はなにが面白いのか、盛大に吹き出して去っていった。)
(なにが面白かったのか、なぜ面白かったかなど察することができず。)
(彼が去っていった方向を見て首をかしげる。)

(時計をみればさほど余裕がある時間でもなく)
(とにかく、教室に持ち込むわけにいかないそれを片付けてしまおうと)
(風を切る。炭酸が漏れる音があたりに響いた)

【それじゃ、これで〆】
【…………ん、体で返す…………もちろん食料的に。】

【遅くまで構ってくれて…………ありがと】
【お疲れさま】
90伊田満 ◆JOEATxYv1A :2010/09/19(日) 01:56:10 ID:J1zDrB4N
【…い、意識が飛んだ…危ない危ない】
【なんとも甘美な誘惑です、特に「食料的に」って辺りが…非常に楽しみです】
【此方こそ、愉しいロールを真に有難う御座いました】

【それでは、スレをお返しします】
91須佐乃 水琴 ◆MIKOlshTCI :2010/09/19(日) 03:42:02 ID:8sYnvaRa
【避難所>>813に対する、葵への置きレスに1レス失礼するよ。】

そういうあんただから、嫌いになれないんだってば。
あたしは言うほどあんまり大したことできないけど……信じていいよ、そんくらいなら。

(自分の弱みをひけらかして、同情を誘うようなやつは、水琴の好むところではない。
 だが、媛名葵という人間はそれをひた隠すことができるということを知っているし、
 そのあまりに真面目過ぎる性根から零れる弱さは、
 葵自身がそれをどれだけ醜く評そうとも、水琴からすれば愛しいとしか思えない)

でもあんたは人間だってこと、知ってるから。
……意地悪するつもりはないよ。あげる。欲しいなら。

(憎しみから始まった感情ではあっても、いま行きついたものは温かいものだろう。
 望まれたまま、あるいはそれ以上言葉を紡がれるのを防ぐように、唇を塞いだ。
 性ではなくじゃれるように、ついばんで、湿りと熱を送る。
 離れたときの、外気のもたらす冷たさも、望まれたものだろう。うっすらと瞳をあける)

……あたしもなぁ。
こんな風にしか、確かめられないのかな。不安だってのもあるけど。
こういうことをしたがるのかもね、大事だと思った人、体の滾りが望むものは……。
ねぇ、あたしこんなんだよ?獣とそんなに変わんない、欲と悦にまみれたものを欲しがる。
あんたこそ、いいの? きらいにならない?

(体を遠ざけて、厭世的な色の宿る微笑みで問いかける。
 他愛のない話をする時間はあるし、そういうものを積み重ねていく時もまだ有り余る。
 陽が沈みつつあるいまだからこそ、純粋な朝日が昇るまでなら、
 どれだけ歪なことをしたって許されるのではないかと。
 異形を殺すこともそう、どれが夢で現実なんじゃない、すべて現実なのならば。)
92 ◆2xKszFu4ME :2010/09/19(日) 21:20:38 ID:OqvWHaaQ
【名前】多々良 珠子(たたら たまこ)
【年齢】13
【性別】女
【身長】135センチ強
【体格】つるぺた。太くは無い
【容貌】黒く染めた赤毛のロングヘア、ライトブラウンの瞳。実年齢以上に童顔
能力により持ち運び可能にした炉や工具と素材を納めた自作のウェストポーチ(ミニ工房)を持ち歩き、どこでも冶金・鍛冶可能にしている
【能力】逢魔異鉱(あいまいこう/アバウトフルメタル)
金属加工品へ、その品物の性質として様々な異能をある程度自由に付与する
『風を火に変える』『努力を幸運に変える』『所有者の負傷を防ぐ』『変形』など付与できる能力は当に自由自在に選べる
本人の能力は金属の加工(冶金、鍛冶、組み立て)を通じてのみ発動するが、加工品の能力は常時発動している
使用した金属の希少性が高ければ高いほど、加工品が発揮できる異能の力も強くなる
【希望】雑談、武具制作・調整依頼、バトル、エロ
【NG】スカ、死亡、後遺症が残るような事
【弱点】能力がある以外はちょっと心得があるだけの少女なので、用意してきた金属加工品が酸化・風化したり道具を失うと戦闘能力を喪失する
また、能力の行使に時間や資金がかかる事も弱点
【備考】多々良家は異形退治の道具を制作していた家系であり、珠子は隔世遺伝的に強い才能を持って生まれた
パイルバンカーのような一風変わった武器に愛着があり、作品に使いやすさがない事が特徴
隙さえあれば変わった武器を考案するか、前衛的なアクセサリを作っている
本人の戦闘力はあまり強くない
また、日本人らしくない髪色や眼の色は外人の母親側からの遺伝……と祖父兼師匠から聞かされているが、それ以上はわからない。とりあえず両親共に人間には違い無い様子
93多々良 珠子 ◆2xKszFu4ME :2010/09/19(日) 21:23:21 ID:OqvWHaaQ
【何回プロフ投げるつもりか、って? んンー、聞こえんなぁー】

【初待機からそんな事を言いつつ、待機してる】
94葛森 利香 ◆eOqEZEQIEE :2010/09/19(日) 21:42:10 ID:hiwFUJpi
【名前】葛森 利香(クズモリ リカ)
【年齢】17
【性別】女性
【身長】149p
【3サイズ】禁則事項(本人談)
【容貌】
 黒髪のショートカットで少し日に焼けた肌。。
 靴下の代わりに足の甲と足首の辺りに布を巻いている事が多い。(地面に肌を触れさせたいため)
 護身用の道具(昼は拳銃やスタンガン、夜は鹵獲したライフルや自家製の武器を所持)やメモ帳、鉛筆を常にベルトにつけている。    
【能力】
・小型の蟲を生み出し、操ることができる。
・虫の力を借りる事が出来る。(蜘蛛の糸や蝶の羽、毒や耐性など体に付属させる)

・逃げ足が速く、柔術もかなりの腕。(ただし、能力とは関係なし) 

【弱点】鳥、トカゲ(これらが相手だと能力は一切使えない。彼女自身もこれらは怖いらしい)
【希望】NG以外
【NG】 死亡、グロ、スカ
【備考】
 高等部の文芸誌同好会員。会が週1回発行する会誌のインチキオカルト部門を担当している。
 ただし、ネタは近年発生している本物の異形であり、常にそれらを撮影や取材をし、それを改変して記事を書いている。
 取材の域は、現場から警察や暴力団、退魔機関の一部など様々であり、いい意味でも悪い意味でも顔を覚えられる事がある。
 本人曰く、「面白そうならそれでいい」と、はた迷惑な思考の持ち主。
 元は蟲を祭る神社の娘であったが、姉殺しの為に妹によって家を追い出さている。 現在は友達の家の庭に居候している。
 現在、一部で妹による工作が行われている模様。戸籍上も追い出した日に死亡、認識が異形で殲滅指定など、多岐にわたって活動してるとかしてないとか。そのため、武装を強化したとの事。

【プロフ投下〜】

>>93
【お相手お願いしても大丈夫かな?】
95多々良 珠子 ◆2xKszFu4ME :2010/09/19(日) 21:50:08 ID:OqvWHaaQ
>>94
【うん。寧ろ、ええと……フツツカモノですがよろしくお願いします?】

【プロフ読み込み中】
【ざっと見た感じ、こちらからアクションするとして考えうるのは】

【1 夜中にネタ探し中の葛森さんと異能の師匠を探し中のわたしがばったり】
【2 誌を読んでビジネスチャンスの臭いを嗅ぎ付け、広告を依頼しに行く】

【の、どちらかかなと】
96葛森 利香 ◆eOqEZEQIEE :2010/09/19(日) 21:54:48 ID:hiwFUJpi
【こちらこそ……】
【ふむふむ……なるほど。じゃあ、1かな?ッて思います】
【書き出しとかはお任せしても大丈夫ですか?】
97多々良 珠子 ◆2xKszFu4ME :2010/09/19(日) 21:59:45 ID:OqvWHaaQ
>>96
【わかった。それじゃあ、1で書き出してみる】
【場所としては『妖魔や異形の類いが好みそうな、入り組んだ暗い裏路地』としか書かないから、】
【細かい描写とかはそっちで補足したい部分を補足して欲しいし】
【それ以外にも何か要望とかあったら、言って】
98葛森 利香 ◆eOqEZEQIEE :2010/09/19(日) 22:02:59 ID:hiwFUJpi
【了解です】
99多々良 珠子 ◆2xKszFu4ME :2010/09/19(日) 22:13:25 ID:OqvWHaaQ
(夜も昼も人間が活動出来るようになった理由は二つある)
(1つは闇を祓い獣を討つ、火)
(もう1つは獣を討ち幻想を否定する、鉄)
(人間の文明はこの二つによって支えられ、発展して来た)

(多々良 珠子はその二つを扱って、眠るための夜を保つために働く者、あるいは夜の闇に潜む者を相手に商売をする鍛冶屋……)
(になる予定の、まだ幼さの残る少女である)
(そんな少女が夜のただ中に、夜の存在である妖魔や異形の類いが好みそうな入り組んだ裏路地に足を踏み入れているのは)
(彼女もまた異能を持つ者であり、それをよりよく御すために師を求めての事だった)


……鍛冶技術は、師匠も店を開く許可をくれたけど
こういう技術は専門外なんだよねー…
はーぁ……
(ぶつぶつと文句を呟き、ため息をつき)
(手の中の小さな金属加工品を握り締めながら、もう片方の手で携帯を取り出して時間表示を見やる)

あと、一時間くらいしたら帰ろ
うん。そうしよう
(独り言で自身を無形の恐怖から奮い立たせ)
(いくつ目かわからないが、曲がり角を曲がろうとした)




【こんな感じで。よろしくお願いします】
100葛森 利香 ◆eOqEZEQIEE :2010/09/19(日) 22:22:49 ID:hiwFUJpi
(情報とは意思伝達から生まれた副産物だ)
(だが、人はそれを常に求めてきた。そして意思伝達とはまったく別の意味を持つまでにいたる)
(そんな情報の最前線に立つものは何人もこの世の中に居る)

う〜ん、この辺にいいネタが無いかな?
(彼女もその一人だ。異形や異能の情報を集め、それを趣味の雑誌に面白おかしく書いている)
(それが趣味でなければ十分な役に立つ力を持っているが、いかんせん、彼女の人生は全て趣味と楽しみで出来ている)
いいネタがあれば、それなりにページ数を稼げるんだけどな〜。
なんか、異能者とかとばったり会わないかな? 普通の女の子でもいいけど。

(カメラを構えながら、裏路地を進んでいく)
(何かあればすぐに写真を撮るためだ)
今日は何にも見つかんないなぁ? あの子たちに探させたほうがいいかな?
(そう思って、彼女は曲がり角を曲がる)
このまま、パンを加えた謎の転校生とかとぶつかんないかなぁ?
(そこに反対側から近づいてくる女の子に気付かないまま)

【それではよろしくお願いします】
101多々良 珠子 ◆2xKszFu4ME :2010/09/19(日) 22:40:08 ID:OqvWHaaQ
まあ、そんなに都合良くヒトが居る訳が――
わっ!? たっ……
(全く気付かなかったせいで、狭い路地という事もあり真正面からぶつかり)
(質量の差……訂正、身長の差から自然な成り行きとして尻餅をついてしまい)

うう……
ご、ゴメンナサイ! 大丈夫だっ…た…
(呻きながら立ち上がり、制服のスカートを叩いて謝ろうとして)
(先ほど転んだ拍子に手の内の金属加工品……一センチもないペンダントが、立派な刀に音も隙も無く変形していた事に気付いて)
(ヤッテシマッタ。と、頭の中が真っ白になった)

こ、こんばんわ?
(何を言うべきかも解らず、刀を片手に苦笑いを浮かべ)
(目の前の女性に、ただ挨拶をするくらいしかできなかった)
102葛森 利香 ◆eOqEZEQIEE :2010/09/19(日) 22:50:51 ID:hiwFUJpi
へっ? にゃわー!
(変な声を出しながら曲がり角から現れた女の子にぶつかる)
(だが、自分よりも小さかったため、よろけるだけで済んでいた)
あいたた……いやぁ、そっちこそ大丈……
(相手の安否を確認しようと、彼女のほうを見た瞬間に言葉を失った)
(相手の手から刀が飛び出した。変化したものなのか、別の何かなのか?)

え、え〜っと、あの……
(言葉が詰まる。そう思いながら腰の拳銃を隠しているポケットに手を書ける)
こ、こんばんはです。
(そう良いながら、相手を見て)
銃刀法違反? それとも強盗? あたし、お金は持ってませんよ?
(何故かそんな事を口にした)

って、そう言うことじゃなく!
何ですか! それ! 手品? 超能力!
(そういうって、左手でカメラを構えるとシャッターを切る)
いやいや、何でも構いません。その詳細について調べなければ!
(興奮のあまり、鼻息が荒い)
という訳で、少しお話しませんか? 決して時間は取らせませんので。
(完全な記者モードに入って怪しい勧誘をしていく)
103多々良 珠子 ◆2xKszFu4ME :2010/09/19(日) 23:07:47 ID:OqvWHaaQ
……はあ、いや、その
あ、これはそういう道具で……おっと
(とりあえずいきなり逃げ出されたり通報されたり、という事が無く微妙に安心したが)
(あまりのテンションの高さに相変わらず頭は歯車が噛み合わず、生真面目に質問に答えかけ)
(鍛冶技術の師匠、つまり祖父に『みだりに能力を明かすな』と注意された事について思い出して、ようやく思考がキリキリ回転を始める)

話? 構わない
ただ、質問に答えて欲しいなら等価の情報を求める
まずは、肖像権の対価から貰う。出して
(刀を軽く揺らして握り具合を確め、そのままにしておく)
(意図的に表情を押し殺して、口調も作り、やや挑発的に無茶な注文を付けた)
104葛森 利香 ◆eOqEZEQIEE :2010/09/19(日) 23:19:14 ID:hiwFUJpi
そう言う道具? 普通の人はそう言うのは持ってないと思うのですよ。
(うんうんと唸りながら、自分理論を展開していく利香)
(頭の中では更に凄い理論になっているのだろう)
(もちろん、ただの期待ではあるが)
つまり只者でないとあたしの勘が言っているのです。

ええ〜、そんな〜、質問に無料で答えさせるのが記者の特権なのに。
(自分より小さい子にしっかりした事を言われたのがショックだったのか、明らかに残念な顔をしている)
最近の小学生はしっかりしてるなぁ。可愛いからいいけど。
(顔と身長から小学生と誤認する少女)
おまけとか出来ない? ほら、お菓子を後であげるからさ。

それに、君が何を求めてるかで話は変わるし。
(とりあえず、相手が何かを話せるのではと思い、話をする)
等価情報ってなんなのかな?
ねぇ、教えて? どんな情報? 一応、こっちにも美味しいお菓子屋の情報とかあるよ?
(とりあえず、相手の求める事を話してもらおうとする)
105多々良 珠子 ◆2xKszFu4ME :2010/09/19(日) 23:35:48 ID:OqvWHaaQ
それを言うなら、お姉さんも只者じゃない
こんな所、何が居るか分かったものじゃあない。かと言って迷ったようにも見えないし、これを見ても慌ててはいても混乱はしていない
つまり、初めから『そういうの』が居ると知っていた。違う?
(完全にハッタリではあるが、こちらもある程度の肯定とも取れる質問を返し)
(おためしはここまで。と一度口を閉ざした)

ふうん。記者がお姉さんの仕事、か
ならわたしは職人見習い、かな?
(小学生だろうと中学生だろうと、珠子にとっては些事であり)
(大した感情を抱きうる本筋ではない。…金属加工について以外はそういう風に考える場合が多かった)
前払いしか受け付けない
お菓子? なら、わたしもおすすめのお菓子を買ってくるだけ

…お姉さんが知りたい情報と、きっと同じ
それに、名前も言わない人を信じろと?
名前には名前を。年齢には年齢を。目的には目的を…ね
(迂闊に『異能持ちを探してまーす』なんて言える訳も無い)
(さりとて彼女はきっと、そっち筋の人間だ。だから、最低でも次に繋がる情報が必要だろう)
(とりあえず話をするつもりで、刀を後ろの地面にサクッという軽い音と共に突き立て)
(じーっと相手の目を見つめて視線をかみ合わせ、精神的に余裕を奪おうとしてみる)
106葛森 利香 ◆eOqEZEQIEE :2010/09/19(日) 23:48:24 ID:hiwFUJpi
あっはっは、記者はこういうときにうろたえない者なのですよ。
(けらけらとごまかすように自然に笑う)
それに、特ダネはこういう誰もいないところに多いものなんですよ?
色々と取材していくと分かるものです。
(別に隠す必要も無い)
(大体、彼女もこっち側の人間だと思っているからだ)

職人? ほへぇ〜、随分マイナーな職業ですこと。
いや、元々そう言う一族の生まれなのかな?
(職人という言葉を聴いて心を躍らせるが、同時に疑問に思う)
(まぁ、偏屈な人が多いのだろうと普通に片付けるが)
うわぁ……本当にしっかりしてるよ。等価交換ですか。
う〜ん、こんな可愛い子を尋問にかけるわけにも行かないしなぁ。

おっと、そういえばそうだね。あたしは葛森。この近くの○○学園で記者やってるものです。
(そう良いながら、一枚の冊子を取り出す)
こういう本を書いてるんだよね。オカルトとか超能力とか、そう言う噂を取材して記事にしてるのですよ。
まぁ、全部が一応インチキだけどね。
(そう良いながら、相手の視線を見て渡す。だが、同時に相手の目を見つめて)
で、君は何なのかな? あたしはちゃんと自分の正体、所属、目的を言ったよ?
君の素性も教えてくれるよね? 等価交換なら?
(こういう化かし合いは彼女の得意分野だ。だから逆に相手を見つめて、腰の警棒が入っているホルスター弄りながら言う)
107多々良 珠子 ◆2xKszFu4ME :2010/09/20(月) 00:09:08 ID:oiCJHkuL
わたしは、多々良。多々良 珠子
同じ学園の中等部の、しがない帰宅部の生徒
……これは……あぁ
(冊子を受け取り、なるほど、と一人合点する)
(以前見たことが有るような気がしたのだが、オカルトコーナーの写真が割と完成度があるという印象を受けた覚えがあった)

それは、表向き。だからわたしも、表向き、全部答えたよ
いや…ああ、目的かあ。人探し、かな
(ゴニョゴニョとややごまかしぎみに目的を付け加えて答え、視線を反らす)
(視線を反らす。というジェスチャーの意味する所は、この化かしあいに勝てそうにないという自信の無さの現れであり)


……多々良、は
『昔は』妖怪退治の道具なんかを作っていたらしい
神通力の類いに恵まれた者に特に馴染むそれを。って聞いた事がある

今はただの金物屋と刃物屋の兼業だけれど
……もし、本当に神通力……『異能』の類いを持った存在が居たら
……何かあるかも、と思わない?
(折れた心は一番隠すべき情報を、確定ではないが確定的なレベルで駄々流しにしてしまい)
(同時に異能を持っているなら力になれるかも、と回答を促しているようにもとれた)
108葛森 利香 ◆eOqEZEQIEE :2010/09/20(月) 00:21:14 ID:5WV8pHnZ
なるほど、多々良ちゃんね。って、中等部? 中学生?……ええ!
(その回答につい大声で驚いてしまう)
(自分だって高校生の癖に中学生並みの体系なのだが)
いやぁ、あたしの場合裏も表もないのですよ。
(その言葉を聴いて、にやりとしてしまう)
つまり、君には人探し以外の裏の目的があるということで、その人も普通じゃない人である、って事だねぇ。

へぇ、そう言うのがあるんだ。
(ふむふむとメモを取っていく少女。途中で頷きながら)
そして、君はその一族の見習いな訳ですか。さっき、職人の見習いって言いましたからね。
(とりあえず、僅かな情報をつなげていく)

ふむぅ……そう言う存在ねぇ。
(顎に手を当てて、ふと思いついたように言う)
ねぇ、さっき渡したその冊子だけどさ。
もし、そこの小説にかいてあるような人がいたら、君の武器を使えるかもしれないね。
(雑誌には写真なども載せているが、基本は加工してあり、モデルになった人物も一切分からなくなっている)
(だが、それは異能者を知っているのなら、真実の欠片が分かる。これが本物の現象だと)
そう言うのについてはどう思う? そして、そう言うのを取材して求めているあたしをどう思う?
109多々良 珠子 ◆2xKszFu4ME :2010/09/20(月) 00:39:02 ID:oiCJHkuL
年齢や所属なんて、枝葉末節。でしょ?
驚く事は無い
(煩そうに顔をしかめて、葛森さんをなだめ)
(一通りその姿を見るが特に何を言うでもなく)
……コインは、どっちが表?
両方表で良いでしょう
(無理やりに誤魔化しに行くが、無理だろうなと諦め半分だった)

一族というか、一家というか……
師匠なら何か知ってるかも
(とはいえ、師匠も筋骨隆々の爺であるだけで口は下手なので)
(簡単に丸め込まれそうな気がしなくも無かった)
…わたしは今はひたすら鍋を打つ毎日
見習いと言うより、下働き?
(これは嘘だ。実際は色々好き勝手に作っては問題を引き起こしている)

現実は小説より奇なり
もし、葛森さんがそういう存在でも驚かない
(言って、少し考える。もしかしたら…と)
一応、わたしも鍋しか作れない訳じゃない
武具なんかは法律とか色々あるから『店には』陳列できないけど……


ところで、もう回りくどいの止めても良い?
お互いに『ある』んでしょ。秘密が
『顧客』の情報は秘密厳守だけど……それでも駄目?
(疲れきった表情で、葛森さんの事を見上げて)
(確認と懇願を込めて質問を投げ掛ける)
(白旗が無いため、両手を挙げておどけてはいたが)
110葛森 利香 ◆eOqEZEQIEE :2010/09/20(月) 00:53:34 ID:5WV8pHnZ
なら、そのお師匠さんに突撃しても構わないと。
(いやらしく笑う。面白いように)
まぁ、でもその意見に説得力は無いね。職人見習いなら。
こんなところで「不思議な人」を求めてるって事は何かをしたい人。
どうせ、何かやってるんだけど、わけあって何もしないか、何もさせてくれないかのどっちかと見た。
(あっはっはと笑いつつ、相手の事を探っている)

あっはっは、あたしがそう言う人だとは。また突飛な発想だこと。
(あえて笑い飛ばす。自分が能力者で無いように)
でも、君が普通じゃない事は分かった。そう言う人だって。

(そして、一つのことを言う)
ふふん、つまり君はあたしをそう言う人と勘違いしてる。
あたしが異能者だと。つまり、「互い」ってことは君は異能者だって今証明できるね。
(簡単に繋げた推理を話している。ただの言葉遊びだが)
そして、君が求めてるのは異能者の顧客と。おお、話がつながったね。
(ポンと手を叩くと、う〜んと唸りながら)
つまり、あたしの秘密かぁ。ばらしていいのかなぁ?
(そして少し考えて)
あたしも取材相手の秘密は厳守だけど、そう言う君が求めている異能者をたくさん知ってるよ。
そして、それに対抗したりもしてる。力は無いけど、こいつで。
(そう言ってポケットから拳銃を取り出した)
111多々良 珠子 ◆2xKszFu4ME :2010/09/20(月) 01:14:41 ID:oiCJHkuL
…顧客が欲しいだけ。顧客も居ない半人前は更に半人前って師匠が言ってたから
それに今時、こんな刃物を日本で実用品として使うのは異能者くらい
(こんな刃物、と刀を地面から抜いて手に持つ)
(異能者の存在について否定するのは止めた。だから、声は抑えるが堂々と言い切る)

…笑うという事は
それを肯定するという事になると思う
異能が無ければ『疑問』『自虐』『怒り』が順当じゃない?
(ハッタリと誇張でまだ渡り合おうとするが、若干嫌気もさしてきていて)
(強引な手でも、と意地になって考え)
……わたしの異能を詳しく話せば
あなたの異能も教えてくれる?
無能なら教えられない。何故なら、対価が無いから
(きっぱり、すっぱりと言い切る)


…拳銃。型までは知らないけど
(ふーん。と、危機感無く呟く)
(そしてしばらく口に手を当てて考え)
わかった
必要なら、ほんの少し…数発だけれど『特殊弾薬』を融通出来るかも
それで『広告』を出して欲しい。異能を知る存在だけが、多々良の存在に気付くような
……できるよね?




【情報をこっちが一方的に出し尽くした辺りで、〆にする?】
112葛森 利香 ◆eOqEZEQIEE :2010/09/20(月) 01:31:16 ID:5WV8pHnZ
異能者限定でなきゃあたしは顧客に値すると思うけど?
それに顧客に該当する人も知ってるし、そう言う組織も知ってる。
(こちらも情報を持ってるとばかりに言う)
(そして、それを融通する意思があることも)

異能者の存在を知ってれば「笑い」も順当な結果だよ。
(彼女は遊んでいる。向こうが嫌気を刺してきたのをいい事に遊ぶ事を考えている)
(相変わらず、最悪の人物だ)
はっはっは、対価ならあるじゃない。あたしは無能者でも他の人の異能は知ってる。
それは十分対価にならないかな? そう言う人を顧客につけたいんでしょ?
(そう言うと、メモに何か書き込んでひらひらとさせる)
(「公開可能な異能者のリスト」と書き込んである紙だ)
これも十分な対価でしょ? こっちからもそう言うのを融通しても構わないし。

ふふ〜ん、対価としては十分だねぇ。
(だが、考えるようにして……)
広告は無理だなぁ……一般の人が読むし。でも……
(そうすると、お仕事用連絡帳と書かれた手帳を見せる)
世の中には、個人単位で「広告」を出す事も可能だよね?
連絡先を教えてくれれば、何故か君の書いたメールや手紙、伝言がいろんな人のところに届きます。
(ふっふっふと怪しい事を言いながら、取引だと言わんばかりに)
このくらいで構わない?

【そんな感じでいいですね。はい】
113多々良 珠子 ◆2xKszFu4ME :2010/09/20(月) 02:03:28 ID:oiCJHkuL
……わかった
顧客を紹介してくれるなら、教える
…金属加工の異能。正しくは、異能を金属に持たせる異能
(疲れきり、嫌気もピークに達した結果)
(こちらもあっさりと葛森さんの要求に従ってしまう)

……なら、アドレスだけ交換しておく?
赤外線できるなら一瞬でしょ?
(ピアノブラックの飾り気が無い携帯をポケットから取り出し、送受信の準備をして)
あ、一応注文聞くけど
どんな弾薬が必要?
114葛森 利香 ◆eOqEZEQIEE :2010/09/20(月) 02:14:02 ID:5WV8pHnZ
おっけおっけ〜。これにてネタゲット〜。
しかし、面白い能力だね。まさに鍛冶師って感じで。
(そうすると、彼女はゆっくりと書いたメモを渡す)
一応、生きてるか保障はしないけど、自分の事をばらしてもいいって人のメモ。
顧客になるかは、こっちから連絡してもいいのですよ。
(意外とあっさりと通り、彼女もまた譲歩する)

おっけ〜。といっても赤外線機能あったっけ?
(彼女のポケットから出てくるのは、所謂、無線盗聴器だった)
って、これじゃないや。えっと……この前、実家から盗んだ仕事用携帯は……
(ごそごそと漁りながら、やっと携帯を引っ張り出した)
(古い型番であるが、何とか赤外線は使えるらしい。そして、彼女も用意をする)

そうだね。……28口径だけど、当たると眠気とか誘発したり、あとは当たると発火したり。
そんな弾があればいいかな?
(とりあえず、注文を言っておいた)
まぁ、使えればどんな奇天烈な弾でも使うしね。
(と、最後に別に君の好きなようにしていいという意味の捕らえられる言葉を言いながら)

【じゃあ、次くらいに分かれて〆ですかね?】
115多々良 珠子 ◆2xKszFu4ME :2010/09/20(月) 02:36:27 ID:oiCJHkuL
面白い? うん、確かに
手作業で加工しなきゃいけないから手間はかかるけど、結構無茶が効くし……
あ、あくまでもわたしだってわからない形で使って、よ?
(バラした事で刀を刀のままにしておく意味が無くなり、変形させてペンダントに戻して)
(メモを受け取り、中身を改めてから一緒にポケットへしまい込む)
できれば、葛森さんが紹介窓口になって欲しい
その……電話が苦手で……
(客商売では致命的な苦手項目をもバラすが、別にそれが生死に結び付くと思っていないので無頓着であった)

(機器を操作し、メールアドレスと番号を交換する)
(作ったは良いが素材仕入れ元しか今まで登録していなかった『仕事』フォルダに分類し)
……葛森さん、実は割と苦労してる?
助けになる品物が必要なら、相応のお金さえあれば何でも作るよ
……針一本から、戦車まで。何でも

…ふーむ
『殺傷を睡眠に変換する』と、『傷口を炎上させる』かな……?
色々考えて、完成したら連絡する
使ってみた感想を元に、フィードバックもしたいし……
(ぶつぶつと呟きながら考え込んで)

あ、そうだ。葛森…先輩?
これから、色々とお世話になるかもですが、よろしく
(と、考えるのを中断し、握手するために右手を差し出し)

それじゃあ、わたしは一応目的も達したから、帰って作業に取り掛かる
広告の件は文言が決まり次第、メールするから。よろしく
(そう言うや否や、迷い無く路地の出口へと向かって行き)
(そして『人間の街』へ紛れて、家路につくのだった)
(できれば今後こんな不毛なやり取りをしなくて済むようにと願いながら)




【こんな所で…〆、かな】

【遅筆ですみません。内容もまちまちだし…】
【それでももし楽しんで貰えていたなら、嬉しい】
116葛森 利香 ◆eOqEZEQIEE :2010/09/20(月) 02:46:28 ID:5WV8pHnZ
あっはっは、皆に言ってるけどあたしを信用しないほうがいいですよ。、
あたしは信用できない人間ですから。
(またしても豪快に笑い飛ばす。だが)
まぁ、楽しそうだったら依頼くらいだったら受けてもいいよ。君は可愛いし。
(結局、楽しそうなのが一番重要なのだろう)

いやいや、あたしの苦労はまた別の苦労なのですよ。
(主に締め切りという立場である)
(そもそも、この状況を作ったのは自分である)

え?あっ、はい。
(とりあえず、握手のために相手の右手を握る)
(だが、そのことはほぼ無意識だったらしくて)
って、あれ? 何で握手してるんだろ? あたし。
(と小声で呟いたりしていた)

うん、じゃあ取引成立ね〜。
(どこが取引だったのかは分からないが、相手を見送っていく)
また、面倒ごと抱え込んじゃったかなぁ?
あたしらしくない。
(そう言いながら、彼女は別の出口に足を進める)
(ぽりぽりと頭を掻きながら)

【では、ワタシもこれで〆ます】
【いえいえ、お相手ありがとうございました。十分楽しかったですよ】
【また機会があったら、お相手お願いしますね】
117媛名 葵 ◆YJKujNK4t6 :2010/09/20(月) 03:04:50 ID:pQzfCVDG
>>91
そういうって――そこを評価されるとは、思っておりませんでした。
……大したことができないなんて、嘘です。いま、こうして私をぎゅってしてくださる。
それが大したことでなくて、何なのでしょうや。

(自分に与えれるぬくもりも、その心の温かさも)
(こんな自分にも与えてくれるその優しさも、苦しいほどだというのに。
 この女にしてみれば、彼女は自分を過小評価しすぎだと思った。
 彼女が与えるものはこんなに絶大なのに。そのことに貴女は気づいているのか、と)

(人間だと言われて、何かを言い返そうと開いた唇。
 自分でも何を言うつもりか分からなかったが、気づけばそれがふさがれていた。
 伝わる「直接的な」ぬくもりも何も、離れたときの寂しさと冷たさも、全てが現実)

欲と悦にまみれたもの、欲しがるのが人間なのではないのですか?
……獣は、生きる為に生きる。
だから、何てことはありません――ただ、人間らしいだけではないですか。

(嫌いになるわけがない、というようにこちらも僅かに笑う)
(ただ、目の前の少女は求める方法が少し違うだけで、
 ただ少しだけ不器用なだけなのだろうと思う――だから、大丈夫、と)

水琴さんは、その方法しかご存じないだけだと思います。
確かめる方法は他にも沢山あるって、教えてくださったの、水琴さんですのに。
……一緒にご飯を食べるのも、遊びにいくのも。
貴女が私以外の「友人」と呼べる方とそうするだけでも、きっと――確かめられます。
水琴さんは優しいですもの。……だから、大丈夫です。
(抱き寄せられたその距離で小さく笑いながら、
 自分がこうして微笑を浮かべられるのだって「教えてもらったから」だと告げるように)


【水琴さんへの置きレス、です】
118黒上 いろは ◆zPDVctO00E :2010/09/20(月) 10:41:44 ID:EutsqIb5
【名前】黒上 いろは(くろがみ -)
【性別】女
【年齢】15歳・中3
【身長】142cm
【3サイズ】つるぺた
【容貌】人間時:童顔、黒のショートボブ
    異形時:↑+頭部に前に突き出た一対の白い角。背中の中ほどまで伸びた髪。
    本来の姿(不完全):漆黒の巨大な四足獣、霧や影のような見た目。背に六枚の翼。
【能力】異形としての力と姿。任意のタイミングで異形化できる。
    異形時には身体能力(特に五感と筋力)が大幅に強化される。
    そこまで強力ではないが再生能力を持ち、一ヶ月ほどで片腕くらいなら再生可能。
    因みに、角や翼にも痛覚があり、折ったり千切ったりできる。
    異形故の嗅覚で、相手を「匂い」で覚えることができる。また、気配や妖気・霊力などを敏感に察知する。

【希望】雑談、戦闘 エロール可
【NG】スカ、ハードなSM
【弱点】中距離・遠距離戦(射程的に)、退魔武器(種族的に)

【備考】三年前から人間の少女「黒上いろは」の姿をとって学園に通う純正の異形。
    三年前に起こった「ある事件」を境に記憶が一部欠落している。
    日中は人として生活する一方で、夜では人・異形を襲い喰う。
    無邪気な性格故に他者を殺すのも、たまに異能者を手助けしたりするのも、遊びの内。
    人間は今のところ餌か玩具程度に考えているが、気に入っている人間には手を出さない。
    「やりたいからする」というような思考回路で行動することが多い。
    因みに、頭が弱く補修・再試常連。

    水鏡恭弥との戦闘において著しく損傷した影響でリミッターが外れたため、一定の損傷を受けると不完全ながら本来の姿に戻ることがある。
    この際いろはの意識は無く記憶も残らない。また、この姿に自由になれるわけでもない。
    兵部晶との戦闘で、『自分と本物の「黒上いろは」』が写った三年前の写真を拾われている。
    酷使しすぎた影響で翼の再生が間に合っておらず、現在異形化しても翼は現出しない。

【投下落ちーっ】
119須佐乃 水琴 ◆MIKOlshTCI :2010/09/20(月) 14:09:28 ID:qTYOfMnN
>>117
人間らしい……か。
あはは、なんていうかあたし、知らないうちに格好付け過ぎてた、かな?

(自分の歪さを万病のように受け止めて、不安になってしまって、
 自分こそ未完成さを棚上げして、ともだちにぶつけざるを得なくなるまで思い詰めた。
 そんな弱さを恥じ入るように、照れ笑いを浮かべて)

んじゃあたしはこれから、理性ある獣ってことでいいや。
一緒に遊んで、笑いあって、将来のこととか話して満たされることもあるけど。
満たされない餓えってのもそのなかにあって、さ。
それは、あんたもわからないわけじゃないでしょ?
あたしがあんたにじゃれてたときに、そういう柔らかいふれ合いだけを求めてたわけじゃないってこと。
……根っこは、あたしのほうがタチ悪かったみたい、ね。

(艶然と微笑む。 うちに巣くうもの、肉と悦を求める心、艶好みの性質とでも言うべきか。
 頬をそっと撫でて、触れそうなほど近い唇に囁きかけていく。
 もちろんいまはそれ以上の深入りは自分からはしない、いまは。)

でも、よかった。安心したよ。
相手を大切だって思うことと、こういう気持ちが同居できるもんだとしたら。
あたし自身がどんだけになろうとも、相手をめちゃくちゃにしたって……
傷つけたり、取り返しのつかないことにはきっとならないと思うから。

(自分の異常性を除けば、とどのつまり、心配していたのはそこ。
 ――悪い方向に開き直ってもいるが、いつも正しい道を選べるような人間でもなく)

ふふふ、さぁ、って。
こんなあたしで悪いんだけど、今日、泊まってってもいい?

(すべて知ったうえで、誰かの前で眠るということは、葵への許しをひとまず遂げるということでもある。
 冗談めかして、葵の背に腕を回しながら、問いかけてみて)


【それじゃ、なんもなかったらあたしの置きレスはこれで締め、で。
 どうもありがとっ!】
120紅裂拓兎 ◆upSAKE287c :2010/09/20(月) 14:22:51 ID:liKKXqvb
【名前】紅裂 拓兎(べにさき たくと)
【年齢】十七歳
【性別】 男
【身長】 183p 83kg
【容貌】 半端な長さの赤茶色の髪・右耳にリングピアス(10mm)
      紅いコートを好んで着る。 特に冬場。 
【能力】
・珪素の支配…珪素を生成して支配する能力。能力の用途は多岐に渡る。
・体術…あらゆる格闘技の技を節操無く使う。 
・感知…魔力の流れを漠然と感知できる。
     (主に人間と人外の区別に使用するが完璧ではない)
・魔術・・・『Timewalk』自分自身の時間の流れを加速させる。
      『Lunatic』相手の運動神経を一時的に混乱させる。有効射程は6メートル程度。

【武器】
【希望】戦闘・交流・その他
【NG】 猟奇・排泄
【弱点】
・魔王の加護(魔力供給・再生能力など)を失っているので
 肉体的には鍛えた常人程度の強度しかない。
・魔術と異能の同時使用ができない。
・『Lunatic』は一度の戦闘に二度までしか使用できない。
 無理に使用すれば行動不能になる。
・『Lunatic』使用後に大きな隙が出来る。
【備考】
元魔王の契約者。悪人。日中は軽薄に笑っているが最近は自分でも
制御し難いほど不安定な精神状態にある。天の邪鬼で気分屋。
基本、年下には甘い性格。気に入らなければ善人でも殺すし気にいれば
極悪人にも手を貸す。人間・異形で差別はしないが区別もしない。

※現状
《虚影会》に反旗を翻す。
引っ越し先を探している。


【規制解除っ!】
【修正したプロフを投下落ち】
121奏 永久 ◆ONICNlGmhA :2010/09/20(月) 18:50:29 ID:xHWthKml
【名前】奏 永久(かなで とわ)
【年齢】 16
【性別】 女
【身長】 162cm
【3サイズ】 B94(68)W58H86
【容貌】
艶やかで癖のない漆黒の髪(長さは膝裏まで達するほど)。右目黒、左目茶(カラーコンタクト着用で黒)。奏鬼眼発動時、睫毛のみ銀色、瞳が金色に。
奏鬼眼発動中、感情が極端に昂ぶると髪も銀髪になる。ゆったりとした服装を好む。
女子にしては長身だがかなりの細身、ただし胸は除く。当主モード時は凛々しく見えないこともない。
【能力】
奏鬼眼:第五十二代奏鬼眼継承者≪奏宗家当主≫の証である額に一つ、両目に各一つづつ顕現する金色の眼。
     立ち上るオーラが鬼の角のように見える。
     「癒し」の力を発揮する目。体液などを介して異常を治癒する能力(異常と認識されないものは癒せない)
     三つの奏鬼眼から流れる力に永久の身体が耐え切れないため、体液に「癒し」が付加されるのみとなった。
     生命の流れや感情などを視覚的情報としてみることも可能(かなり大雑把で正確性には欠ける)
     左目の奏鬼眼のみ完全に閉ることができず、視力がほぼない。
     
その他:身体能力こそ常人並だが「凪」と名づけた状態を作ることにより、ある程度の攻撃を受け流すことが可能。
     霊術や内気功をメインに扱い、試行錯誤の最中。

【武器】
弧狼&堕天:霊的な文様が刻まれたバレル部分が長い銃と巨大な折りたたみナイフがくっついたような二つの可変武器。
        トリガーがなく、打つ意思を引き金に弾丸を吐き出す。トンファー、銃、トンファーブレードとして運用可能
        霊術を強化するために用いる。     
                     
【希望】気分次第ですがまぁ、主に雑談戦闘などを望みましょう。
【NG】排泄物を強調したスカトロは勘弁してもらいたいです。損傷は治っちゃうこと前提なら。理不尽な死亡。(和姦は要相談)
【弱点】    
・奏鬼眼(攻撃されると威力に比例して思考に霞が掛かる。)  ・吸血など体液を奪う攻撃方法 
・まったくの無機物 ・左側からの攻撃 ・物理的攻撃力が低い  

【備考】
兄を取り戻し、老人達の反対を二人で押し切り晴れて第五十二代奏鬼眼継承者≪奏宗家当主≫の肩書きを手に入れた高等部一年生。
兄を取り戻す際、奏鬼眼を全開にした影響で左目が変色、さらにほぼ視力が失われる。
奏鬼眼の出力もいままでよりも抑え気味なため、物理的攻撃力が低下、それを補うために霊術を扱うようになる。
おもに「癒し」を込めた符術や武器を媒介とした霊術を操る。威力は低め、むしろ補助霊術などのほうがメイン。
現在、≪奏≫の体勢を変えるために「鬼の身体を持たぬものの為の武術の開発」「抹消された当主候補の救済」などを目的として右往左往する。
人のために人を生かし異形を殺し、異形のために異形を生かし人を殺し、人と異形の共存を目指す。
けれどぶっちゃけ主な当主の仕事は兄である従矢任せである。最近銃を使い始めた。
奏鬼眼を全開にできるのは生涯であと2回ほど。
行動力が無駄に高い。しかも傍若無人な性格も持つ。善意を押し付けに行く傾向有で無駄に前向き。

【もしやと思いてプロフを置いてついでに待機します】
122紅裂拓兎 ◆upSAKE287c :2010/09/20(月) 19:22:06 ID:liKKXqvb
悩むより行動だ。
というわけで立候補してみよう。
123奏 永久 ◆ONICNlGmhA :2010/09/20(月) 19:33:29 ID:xHWthKml
気づくの遅れましたっ!!
えっとこんばんは、こちらこそお願いしますっ!

………さて、どうしましょう?
124紅裂拓兎 ◆upSAKE287c :2010/09/20(月) 19:36:39 ID:liKKXqvb
どうするか。
ロールしたかったのであまり考えず勢いで
名乗り出たわけでーすーが。案としてはグルメハンター奏とか。
新しい武器の訓練に付き合うとか考えられるけどどうする?
125奏 永久 ◆ONICNlGmhA :2010/09/20(月) 19:42:24 ID:xHWthKml
えっと、前の虚影会のお話とか大丈夫でしょうか?
正直、そろそろ私のことばかりしてもらうのも申し訳なくなってきましたっ!!

グルメハンターは媛名先輩かトルーマン先輩あたりのほうが面白そうといいますか……
新しい武器も私のじゃなくて拓兎のならいけますでありますけど?

126紅裂拓兎 ◆upSAKE287c :2010/09/20(月) 19:44:24 ID:liKKXqvb
うーむ、その話、ねえ?
いいけど、俺の話ずっと聞いてるだけでも平気か?
それでもいいなら、やってみようと思う。
127奏 永久 ◆ONICNlGmhA :2010/09/20(月) 19:47:12 ID:xHWthKml
何とか割り込めるように努力するしだいであります………
大丈夫、私は拓兎がどうしたいか知らないから、たぶんよい意味で思い通りにはならないと思う
…………よい意味になったらいいなぁ。

というわけで、問題ないのでよろしくお願いしますっ。
シチュエーションはどうします?そういえば前アクセサリー買ってーとか
行ったような気がしますから買い物途中で襲われます?
128紅裂拓兎 ◆upSAKE287c :2010/09/20(月) 19:52:37 ID:liKKXqvb
あ、悪い、勘違いしてた。
俺が昔やったこと聞くのかと思ってた。
そーゆー意味ね、了解了解。

むう、そうか。それはいい案だが実はまだ刺客用の
敵を考えてないとかそんなことはゲフンゲフン
えーっと、能力なしの信奉者が襲って来て無造作に
縊り殺すシーンが浮かんだのでそれでいいなら。

129奏 永久 ◆ONICNlGmhA :2010/09/20(月) 19:59:41 ID:xHWthKml
>>128
んーそっちは前に聞いたんですけれど………あれ以上があったりしまし?
似たようなことばかりだった場合ですと聞いた私が興味を示さないという、ひどい状態がっ!

所謂、昔ながらの戦闘員戦ですねぇ……わたしは一向に構いませぬっ!!
もう他はデートしか思い浮かびませぬ……文化祭か体育祭でカップルででる(できる)種目があって
校内で追いかけっこするとか……結構本気で。
130紅裂拓兎 ◆upSAKE287c :2010/09/20(月) 20:03:36 ID:liKKXqvb
>>129
うむ、アレはほんの序章でしかなかったのだ。
つーか大量虐殺したってことしか言ってないような。
いや、まあ、またの機会にしようか、その辺は。

カップル?何のことやらです喃。
それじゃあ、いきなり帰りのシーンからやるか
買い物のシーンからやるかどっちか選んでくれ。
書き出してみるから。


131奏 永久 ◆ONICNlGmhA :2010/09/20(月) 20:07:37 ID:xHWthKml
>>130
おと、お姉さんを殺したことも聞きました。けど私は今の拓兎にされたことを忘れないといって――な
何か別系統のことでもしてない限り、特に揺らがない気がします。
とかいいつつ了解であります。

…………うん、逃げるかなーって思ったから。逃げたら私は追っかけるなーって思ったから出てきた案だしね。
んーとじゃあ、帰りのシーンからでよろしくお願いしますっ。
あと、23〜24時くらいがリミットになりますっ!
132名無しさん@ピンキー:2010/09/20(月) 20:12:54 ID:EPLv2XwT
133紅裂拓兎 ◆upSAKE287c :2010/09/20(月) 20:20:26 ID:liKKXqvb
(秋のある休日。某所のアクセサリーショップへ行った)
(いつだったか曖昧だが、奏永久に買ってやると言った事を思い出して)
(他にやることも思いつかなかったので、彼女を伴って出かけた)

地元だと安心するねえ。
なんか買って帰るか。晩飯は……お手軽に鍋か。
(電車を降り、駅を出て、バスに乗って降りて……
(都心部は便利だが人が多くて落ちつかない)
(地元にある昔ながらの商店街に到着すると、とても安心できた)

お、野菜が安い。
(八百屋、魚屋、肉屋、雑貨屋。近年近所に出来たスーパーマーケットに負けまいと)
(一致団結して地元の住民に愛される努力をしており、そんな商店街を紅裂拓兎は)
(ある程度は利用していた。エコバッグがパンパンになるほど食材を買いこんで詰めてゆく)


【なんとなく日常シーンからで頼む】
【あとリミットは了解した】
134奏 永久 ◆ONICNlGmhA :2010/09/20(月) 20:38:59 ID:xHWthKml
(そんな中、紅裂拓兎の隣を歩く少女がいた。
 小さな、本当に小さな紙袋を胸元に押さえるように大事に抱きしめながら。
 時折、こらえきれない笑みをこぼしながら商店街を行く。)

そうだねぇ、けど実家は息が詰まるかも……あはは
(こう見えても退魔の家系の当主という地位にいるのである。
 実家に戻ればそれなりの仕事があるために、拓兎の言葉に微妙な苦笑で返してしまう。)
でも、確かに都心部に比べれば………いい感じ、かな。
(そんなことをつぶやいている間にも紅裂拓兎は野菜を、あるいは魚を、肉を見繕い
 エコバッグの中に入れていく――結構容量があったであろうそれがどんどん膨れていく
 様を見ると男の人なんだなぁと妙な納得をしてまた笑みをこぼした。)

シェフ、今日のディナーはお鍋だそうですが、どんな感じになさいますか?
(なんてことを拓兎の顔とエコバッグの中身を見比べながら問う)

【買ってもらったものって、こっちで決めてしまうべきですかね?一応確認をっ】
【これは駄目とかあったら遠慮なく。です。】
135紅裂拓兎 ◆upSAKE287c :2010/09/20(月) 20:50:27 ID:liKKXqvb
その感覚はわからないな。
けど想像は出来る。
(実家なんてものは最早存在しない彼にとって、家の柵などと)
(いうものは想像することしかできない。ただ、退魔の家系なんて)
(やっているからには、その想像以上の重責があるのだろうと推察はできる)
(――奏永久。こうしている横でニコニコ笑っているだけなら、ただの脳味噌が)
(緩い女子高生にしか見えないが、その実退魔師で、しかも鬼だったりするややこしい)
(生まれの、正真正銘のお嬢さまだったりする。それを推察できる要素は欠けらもないが)

…てめ。
もしかしなくても食べにくる気か。
毎日毎日毎朝毎晩俺の部屋来やがってこの馬鹿たれ。
(この女、実は最近同じアパートに引っ越してきたのである)
(過剰なまでの行動力の源泉は、彼には理解できないタイプの「愛」である)
(三発ほど小突いてやって、最後に肉屋へ寄って鳥のモモ肉と揚げたてのコロッケを買う)

ほらよ。
(揚げたてのコロッケをひとつ渡す)
(カリッとした衣とホクホクしたじゃがいもの調和)
(安くておいしい庶民の味方を齧りつつ、帰路に戻る)

【それは構わないよ】
【あと勝手なイメージなんだが毎朝毎晩来てるってことでいいかな?】

【所用にて30分ほど落ちるぜよ】
136奏 永久 ◆ONICNlGmhA :2010/09/20(月) 21:12:19 ID:xHWthKml
想像はできたかもしれないけれど、なんとなく失礼なことまで想像してませんか?
(じとっとした視線をその人に贈る。
 けれども直後に胸元に抱いた紙袋が視界に入り、やっぱり頬が緩んでしまう。
 彼曰く、脳みそが緩んでそうな表情。)
(育ちのよさは武術によって培われた姿勢のよさからなんとなく感じてもらえたら幸いである。
 それ以外は、身にまとう雰囲気も、身につけた衣服もごくごく一般のものだった。)

じゃあ、毎日毎日毎朝毎晩拓兎の部屋に来てるんですからなれてほしいものです。
(実際に彼の部屋には上がりこむ前に買ってきた雑貨やら薬品やらが置いてあったりもする。
 どうせ近いのだからと置いていったものの数々である。)
(この女、着実に他人の生活圏を侵害しているのであった)
ってぇ!今ガードできないんだからやめてよっ?!
馬鹿になるし、あほ毛が立っちゃう!いたっ?!
(胸元に抱いたものをさらにぎゅっと、落とさないように抱きしめながらその攻撃(突っ込み)を
 一身に受ける、大抵のことはこれを受けきるだけで済むのだから易いものだと思う。
 3発目を受けた後で、もう二、三度は来るであろうしつけ用のそれに備えて目をつぶる。)

…………?

(そうしていると次に聞こえたのはぶっきらぼうな彼の声、そして香ばしいイイ匂い。
 恐る恐る目をあけると、目の前には狐色をしたおいしそうな衣があって――)

ありがと、んじゃああれです。デザート作ってきますのでそれでお邪魔させてくださいなっ!

(――笑みと共にそれを受けとり、提案をした後にほおばる。
 できたてだけあって熱いそれにさくりとはが食い込む。ホクホクとしたジャガイモにしみこんだ肉汁が
 いい味を出している。)
(そんなひと時に幸せを感じながら次いで帰路へと戻り――)

【了解であります、恥ずかしながら自分もそんな感じで。それで結構ですっ】
【むしろ許可していただきありがとうございます。】

【所用のほう、がんばってくださいませっ。ごゆっくり〜】
137紅裂拓兎 ◆upSAKE287c :2010/09/20(月) 21:31:35 ID:liKKXqvb
別に、失礼なことなんて考えてないぜ。
ただ真っ当な感想を抱いただけだよ。
(脳内麻薬を垂れ流し状態の笑顔を見て、淡々と言う)
(――早く引っ越し先を決めないとな……)
(最近精神的に不安定なのを覚している上に、発情してるだけなのか)
(愛の伝道師なのかよくわからない女にプライベートにまで踏み込まれて)
(いよいよ歯車が狂い螺子も何本か抜けてしまった彼は、内心で呟く)
(ちなみに籠城しても安アパートの施錠などピッキングツールで突破されるので無駄である)

…開き直った馬鹿につける薬を誰か開発してくれないかなー。
(切実な眼で遠い空を見つめながら、最早ツッコミすら放棄して独白する)
(紅裂拓兎、17歳の秋。年下の小娘にプライベートにまで踏み込まれてボロボロだった)
秋のデザート…を、いきなり作るのは難しいか。
適当なので勘弁してやる。
(がじがじ、ごくん。熱くて美味しい)
(結局、妥協することにした。激流に身を任せて同化する心境である)
(ギアナ高地で明鏡止水の極意を会得したい気分だった)
(少なくとも悲しみを背負って無から転じて生を得る技は無理だろう)

……気のせいかな。
駅についた辺りから尾行されてる、かも。
――あのさ、ちょっと寄り道させてくれ。
(暫く歩いて町営マンションの前を通りかかった時のことだ)
(街角によく設置されているミラーを確認すると……三人の男女が歩いている)
(おかしな部分はない。同世代くらいの若い男と女、サラリーマンが漫ろ歩いている)
(けれど、歩き方がおかしかった。さりげない振りをしてこちらに歩調を合わせている)
(まるで素人の尾行である。それにしても素人に追跡される覚えはない)
(確認する為、マンションとマンションの隙間にある小さな公園へ進路を変える)


【ただいま帰還】
【ではまたよろしく】
138奏 永久 ◆ONICNlGmhA :2010/09/20(月) 21:50:19 ID:xHWthKml
拓兎がちゅーしてくれればよく効きますよ
(そんなことをつぶやきながら空を見上げるその顔を追って見上げて
 空の高さにため息をつく――)

今夜も風が涼しそうだねぇ………
んー、秋……スウィートポテトとかでしたら、簡単に作れますけれど…………
すでに蒸かしたおいもが必要です。そこの手間を省くのでちょっとだけ味は落ちちゃいますけれど。

(んーなどといいながら、とりあえず簡単にできそうなデザートを頭の中にいくつか浮かべる。
 本当に簡単に済ませるならばフルーチェあたりを買っておくべきか、とか何とか考えつつ。)
(――そんな自分の横で拓兎は怒りも悲しみもそうでもよくなりたくなってるなど、露知らずに)

…………ハイな、勿論かまいませんよぅ

(能天気な口調は変わらない。彼も調子を変えたわけではない。
 なんと無しにあたりを見渡す……左目に移るもの、その感情に不振なものがないか見渡して
 不審な点があるのならばそれがどこに向けたものかを探ろうと――)
(どんな形であれ、無粋なものだ………と、一瞬眉をひそめた――そうしているうちに開けた場所、公園に出ることになり。)

…………どう見ます、拓兎。

(追ってくるものがいるようならば、そいつらが抱える感情を確認。
 手に持っていた“大事なもの”はウエストポーチにしまいこみ、ロングスカートの中の得物を意識し始める)

【お帰りなさいませ、よろしくでありますっ】
139紅裂拓兎 ◆upSAKE287c :2010/09/20(月) 22:10:04 ID:liKKXqvb
…してやってもいいんだけど。
けど、意味はないかもな。
(仮に紅裂拓兎がそんな事をしても、所詮は人の真似で猿真似でしかない)
(そこに籠められるべき心がないのなら、全ては模倣にすぎないからだ)

好きにしろってば。
何でも構わないよ。
(退屈な授業を適当に聞き流す時と同じ気持ちで聞き流す)
(この真っすぐ過ぎる押しつけがましい善意の鬼をどうするべきか)
(一番の解決方法は殺害して富士の樹海へ埋めることだろうと考える)

――さて。俺を殺したがってるのは結構いるからな。
ただ、素人臭いのが気になるな。もしかしたら……
(奏永久の殺害方法を考えつつ、同時にこれから先の展開について考える)
(恨みなら山ほど買っているが、最近はそれでも狙われる回数は減った)
(そして素人に狙われる理由は、思い当たる節が無い)
(けれど、ひとつだけ。ひとつだけ素人を尾行させるような存在に心当たりがある)

「……紅裂拓兎だな」
「虚影会の反逆者め」
「あの方は粛清を望まれている」
(公園で対峙して早々、向こうから素性を明かしてくれた。≪虚影会≫。人は虚ろな影)
(この三人は、魔王の下僕たちである。魔王を崇拝し破滅を求める信奉者たちだ)
(彼らは契約者とは違い、特別な力を与えられていないただの人間である)

すまん。やっぱり俺の方だった。
あと断っておくが、手は出すな。
(獲物を取り出そうとしているのを察し、エコバッグを押し付けて、前に踏み出す)
(三者三様に刃物を取り出して、突っかかってくる。腹部に目掛けて刃を突き立てんとする)
(サラリーマンをハイキックで文字通り一蹴して、倒れたところに止めを刺す。首の骨を踏み砕いた)



140奏 永久 ◆ONICNlGmhA :2010/09/20(月) 22:30:02 ID:xHWthKml
はぁ……
(――ため息。そしてそれは行われた
 得物に伸ばしていた手を引っ込める――代わりにウエストポーチから御符を数枚取り出し
 集中。奏鬼眼を開く。)
(エコバックを抱えながら紅裂拓兎が今、致命傷を追わせた人に近寄りかがむ。
 その目は両眼共に金色。それを縁取るように睫が銀色に変わっていて
 さらに額にもうひとつの眼が開いていた。)

……拓兎にこういうことさせるんだからなぁ――祓給 清め給ふ事の由を(はらいたまえ きよめたまうことのよしを)………

(呟きをもらしながら口元に御符を持っていき、軽く舐める――癒しを持った体液が御符に宿り
 その口から紡がれる祝詞が霊力を纏わせる。)
(それをサラリーマン風の男の首元に当ててとりあえずの応急処置を行う。
 踏み砕かれた首の骨をつなぎ、つぶれた呼吸器官、動脈などをつなぐために――)

(拓兎が思っていたであろうことを考える。
 「意味はないかもな」にこめられた思い……――あれって拓兎の愛情表現だったのかな、とふと考える。
 締め付けられた首のあと、いまだ感触だけは思い出せるそこを撫でながら見守る。)

小男鹿の八の御耳を――…………

(時間をかけなければならない。それはわかっている――わかっているからこそ、こうやってその邪魔をする者達がわずらわしかった。
 何か有用な情報が聞きだせるようならそれを聞き出そう。なくても助けられる命ならば助けよう。そう思いながら御符の準備を進めていき――)
141紅裂拓兎 ◆upSAKE287c :2010/09/20(月) 22:44:31 ID:liKKXqvb
……なんでだ?
(疑問だけがある。こうなることはわかっていたはずなのに、と)
(永久が倒れ伏した男に手当を施している間に、残りの二人を屠殺する)
(子供が昆虫を手足を捩じり切るくらいの自然さで)
(断末魔の叫びすら上げさせない素早さで)
(血の一滴すら零さないやり方で)

ん?おい、そいつ助けるのか?
(振り向いた時には、永久がサラリーマンに手当をしていた)
(致命傷には違いないが、即死ではなかったらしい)
こいつらは、助かりたくなんてないはずだけどな。
こいつらは≪虚影会≫の信奉者。滅びを求めるモノたちだ。
(それぞれの理由で世界に絶望し、そこを魔王に漬け込まれ導かれたニンゲンたち)
(かつての紅裂拓兎と同じく、ただ破滅だけを望み求める悲しいイキモノたちだ)

「……うぅ…ゴッ……ハッ!」
(サラリーマン風の男が弱弱しく呻いて、喀血する。ゴボゴボと血を零している)
(あの状態からの回復は、やはり不可能に近いらしい)
おい、答えられるなら答えろ。
なんでわざわざお前らが来た?
(もし本気で彼と永久を殺す気なら、その為の刺客くらい用意できたはずだ)
(わざわざ死体の山を作る必要なんてない。これにはどんな意味があるのか)
142奏 永久 ◆ONICNlGmhA :2010/09/20(月) 23:00:19 ID:xHWthKml
関係ない、私は私が助けられる人たちを助ける。
滅びなんてクソ喰らえ、です。
(自分は忘れない、こんなことをあっさりやってのける。非情な人殺しをやってのけても
 自分が感じたあの温かさは忘れない。
 この矛盾こそが彼なのだから、この矛盾に思い悩み、行き続けることを選んだ彼を
 好きになったのだから)

……天清浄 地清浄 内外清浄 六根清浄と 祓給う(てんしょうじょう ちしょうじょう ないげしょうじょう ろっこんしょうじょうと はらいたまう)

(より集中、より強大な「癒し」を、強力で圧倒的な「癒し」を求め、右目の奏鬼眼を少しづつ開く
 また何かが失われていくような感触――問題ない、少しづつなら耐えられる、前回にさえしなければ何も失わない
 ――自信に言い聞かせながら二度目、今度は先ほどよりも強い「癒し」を持った御符を作り出し当てる)

殺さなきゃならないのはわかってる、そうしなければいけないほどに救えない。
それを救える力は私にはない――けど、持たなくちゃいけないから、≪奏宗家当主≫の名に懸けて。
だから…………私は、救い続けるよ、自分のできる限りを賭して。

(そういいながら、自分の一番救いたい人。とても繊細で命の意味に心の意味に悩む青年を真摯に見つめる。)

普通に考えたら、フリーランスの拓兎じゃ殺してその後処理で起こるコスト。
それを消費させるためとか?
所謂兵糧攻め、というやつですかね…………私が何者なのかつかんでいないのでしょうか?
143紅裂拓兎 ◆upSAKE287c :2010/09/20(月) 23:23:10 ID:liKKXqvb
…それでも人は死ぬんだぜ
お前がどれほど「癒し」ても、こいつらの心までは癒せない。
人は、死ぬ。だから、死なせてやれ。
(それは当り前のことだ。懸命に生きる人間も無為に時間を潰す人間も)
(誰も彼も等しく死んでゆく。毎日のように生まれそして死んでゆく命)
(そして彼らにとっての救いは魔王の命令に従って死ぬことなのだと、知っている)

…虚影会はな、組織ってよりただの集団だから。
他の組織とは横にも縦にも全く繋がりがなくてな。
情報収集することすら馬鹿馬鹿しいってよ。
(魔王というカリスマに群がる偽りの救いを求める愚民たち)
(建設的な事は一切せず、ただ破壊と殺戮と破滅だけを求めるモノたち)
(だから、「奏家」の事について知らなくても不思議はない)

「――その質問には私が答えてあげる」
(割り込むように、怜悧な声が響く)
(その方向を向くと、線が細く長い髪をした眼鏡の少女がそこにいた)
(さっきまでそこにいなかったはずなのに、忽然とそこにいる)
(魔王の契約者。空間使い。時宮美也。彼女と紅裂拓兎は、旧知の仲だった)

お前、時宮。どうしてこんな真似をした。
「――切れ味抜群ね。鈍ってるかと思ったら、前より鋭いじゃない」
(反射的に永久を背後に庇い、その姿睨みつけるも、意に介した様子すらなく指を鳴らすと)
(紅い影が地面に浮かびあがって治療中のサラリーマンと二つの死体が吸いこまれるように)
(その中へと消えてゆく。空間を超越して運ばれたのだ。それが彼女の空間使いとしての力だ)

「この人たちを差し向けたのは私よ。
 温い生活の中で生きる希望を取り戻した貴方が、その実何者なのか忘れさせない為に」
(冷やかな声の根底にある憎悪、羨望。そして殺意)
(揺らがない立ち姿の中、ただその胸中だけは穏やかではない)
「ね、そこの貴方。貴方もいずれ知るわ。
 この男の救いがたさを。この男は根っからの殺人鬼で、虚無主義者。
 命の価値を語りつつそれを無価値と断じて消す、悪鬼そのものよ」

(世にも冷たく、悪意に満ちた顔で笑う。彼は、何も言えなかった)
144奏 永久 ◆ONICNlGmhA :2010/09/20(月) 23:43:02 ID:xHWthKml
それでも「癒す」それしか、とりえ無いもの………
大丈夫、それしかできないもので誰もできないっていってたお兄ちゃんだって助けられた。
死ねば終わり。そして「魔王」は間違ってる、間違った市を受け入れさせるなんて絶対に許さない。
(同じ位置から生きることを決められた人が、それを否定する。
 それを否定して癒す――――)
(――そうしたところで、ふってくる言葉、声………)

………何者、だなんて聞きません。
(拓兎が名前を知っているから。
 あれだけの動きを見せた彼がここまで警戒をあらわにするのだから……この女性がないものなのかは察しが着く
 そして、自分の知らない拓兎を知るものとしての言葉耳を打った。)

言葉を返します…………――ふざけんな。

(何もいえない彼の脇を抜けて彼女に相対する。
 救いがたい?根っからの?悪鬼?………ふざけるな、そんな言葉で彼の努力を語るな。
 感情がこみ上げてくる、ただ、頭は冷静に回転を続けている。)

………それでも、拓兎は貴方たちとは違う。安易な「滅び」に逃げるのをやめた拓兎は貴方たちとは別のものよ。
救えないなら私が救う。命が無価値というのならばそれに価値を見出せるまで私がそばにいる。
…………悪鬼?上等じゃないですか、私は鬼神の血筋です。

(胸を張り、凛と立つ――ただ、譲れないものを貫くために。)

――貴方の大事な魔王様にお伝えください。彼を………紅裂拓兎を一番だ大切に思っているのは私、「奏 永久」だと!!

(ただ、はっきりとした口調でそれを言い、意思の篭った視線をぶつける
 何もいえない彼を、かばうかのように前に出ながら――――)

【ええ、そろそろ凍結をお願いしたいのでありますっ】

145紅裂拓兎 ◆upSAKE287c :2010/09/20(月) 23:45:30 ID:liKKXqvb
【ああ、わかったよ】
【置きレスでぼちぼちやりつつ金曜日か土曜日の夜に】
【解凍を願いたい。金曜日は21時までには顔出せるはず】
【土曜日は一日開けられる。好きな方を選んでくれ】
146奏 永久 ◆ONICNlGmhA :2010/09/20(月) 23:47:07 ID:xHWthKml
【どうもでありますっ】
【それでしたら金曜日の21時を希望させていただきますね。】

【他何か打ち合わせておくことあります?】
147紅裂拓兎 ◆upSAKE287c :2010/09/20(月) 23:51:33 ID:liKKXqvb
【では、24日の金曜日に避難所集合】
【弁当持参。おやつは500円まで(バナナは含まれない)な】

【…そうだな】
【やっぱり今回みたいな一人二役形式だと紙芝居というか】
【こっちの都合で振り回してるので申し訳ないと…】
【長引かせずすぐに普通の形式に戻るので、もう少し付き合ってくれ】
148奏 永久 ◆ONICNlGmhA :2010/09/20(月) 23:57:36 ID:xHWthKml
【はいな、当日は適した格好で】
【なるべくスニーカー等歩き易い靴で――おやつ¥300じゃないんですねぇ】

【いえ、それ言いますと私拓兎のこと何回振り回したかわかりませんよ?
 別に気にせずともそれにあわせることもできますし、何とかこっちで捻じ曲げられるような
 それ採用といわせられるような行動をとれたらと思いますっ!】
【ですのでとことんやってしまってどうぞです。なんだかんだでこっちの都合も押し出しましたし今回。】

【こんなところでいいですかね?】
【よければお暇使用かと思いますっ、お疲れ様ですっ。ここまでのお付き合い感謝します。】
149紅裂拓兎 ◆upSAKE287c :2010/09/20(月) 23:58:34 ID:liKKXqvb
【ああ、お疲れ様】
【それでは落ちる】

【以下空いてます】
150名無しさん@ピンキー:2010/09/21(火) 03:33:49 ID:/6i8sa3G
150
151 ◆KAORUResv. :2010/09/21(火) 20:00:25 ID:dU7KkptO
【ロールの解凍に使用します】

【はてさて、今日も宜しくお願いします】

http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/erochara2/1281377555/372 からの続き
(翌朝、何事もなかったかのように眞子は登校してきた。
頬は腫れていなかったし、顔も平然としていた。
教室に入ってくると、まっすぐ自分の机に向かうと、そっと座りこんで目を閉じていた。
紫紋に気がついても、特に一瞥せず、ただただ座っているだけだった)
152大槻 紫紋 ◆qUetENTaKU :2010/09/21(火) 20:14:10 ID:mZM5KTRE
>>151
(田中のケガの治りが早すぎないか?と思いながら午前中の授業を受け)
(取り敢えず田中から話かけて来るまで待つ事にしてみた)
(そんな中…昼休みを迎え、俺は再び屋上へと足を運ぼうとしていた…)
153 ◆KAORUResv. :2010/09/21(火) 20:22:20 ID:dU7KkptO
>>152
(どうやら昼休みになったところで紫紋のその行動に気がついたらしく、眞子は屋上へと同じように登ってくる。
そして昨日と同じように手すりに近づくと、そっと後ろを振り返り……紫紋を見た)

「……それで。
……大槻君に、何か考えはあるの……?
私の出来ることは、昨日、話をしていた人を教えることぐらい、なんだけど」
154大槻 紫紋 ◆qUetENTaKU :2010/09/21(火) 20:31:56 ID:mZM5KTRE
>>153
んー…そーだなぁー…
(右手で頭を軽くポリポリと掻きながら)
とりあえずその本人から話を聞くしかないだろうなぁ…
(ふぅ…と溜め息を一つ吐いて)
佐藤がなぁ…虐めの「証拠」になるような品を
何か残していればそれを盾に詰問も出来るんだがなぁ…
(ふと、田中の顔を不思議そうにみて)
そういえば…顔のケガ、一晩で治ったんだな…大事に至らなくてよかったな。
155 ◆KAORUResv. :2010/09/21(火) 20:37:18 ID:dU7KkptO
>>154
「……そうね、まずは……それをするしかないでしょうね。
……最初は、穏便に頼むわね。
それと……それはいつやるつもり?」
(とりあえずすぐに動くつもりはないようで、紫紋の出方を伺っている彼女。
昨日と違って、激昂しているようには見えない)

「証拠は……しのぶの部屋に上がらせてもらえれば、何か出るかもしれないわね。
今日の帰りがけにも……少し、寄ってみるわ。
……怪我?」
(そう言うと、眞子は昨日、殴られたはずの頬を撫でる。
そして、そっと微笑んだ)
「……ええ、一度、殴られただけだったから。
ちょっと、血が出ちゃったから、派手に見えたかもしれないけど……」
156大槻 紫紋 ◆qUetENTaKU :2010/09/21(火) 20:53:10 ID:mZM5KTRE
>>155
…穏便に済むかどうかは向こうの出方次第だからなぁ…
 そればっかりはなんとも。
いつも何も…早い方がいいに決まってるだろ?「善は急げ」とも言うし。
オーソドックスだけど…校舎裏とか体育館裏にでも呼び出すか…?
(悪巧みを色々と考えている事がその表情から伺える)
 あ…と、そうだ…ソイツの名前…教えて欲しいんだけど…。
 知らないと行動できないからね…

じゃあ、そっちは田中に任せるよ…
何かそれらしき物が出たら連絡入れてくれ。

そうか…ならいいんだけど。まぁ…田中もいちおー女子なんだから…顔は大事にしろよ。
(言いながら屋上から立ち去ろうとして…)
157 ◆KAORUResv. :2010/09/21(火) 21:03:36 ID:dU7KkptO
>>156
「……そこは穏便に済ませないと、ダメでしょ。
ここで騒ぎたてたら、努力も水の泡になっちゃうわよ?」
(本当にこの人で大丈夫かしら、と頭の端で考えつつも、自分より数倍は丈夫そうな、目の前の人物を信頼することにしたようだ。
それとともに、今考えている事に対してここで釘をさしておかないと、暴走する危険もあるかも、とも考えて)
「えっと、そうそう。
確か……タテヤマ、って言っていた、かな?
何組に居たか、ちょっと覚えていないけど……教室に名簿が掲示してあるはずだから、それを見ればわかると思う」

「あたしの方はあたしの方で、しのぶの部屋にお邪魔して……そうね、そうするわ」

「……え?
なぁに、そんなに心配してくれたの?
大槻君も、いいとこあるのね」
(去り際に一言、残していった紫紋に微笑みを浮かべつつ、ばいばい、と手を振った)
158大槻 紫紋 ◆qUetENTaKU :2010/09/21(火) 21:18:06 ID:mZM5KTRE
>>157
(教室に戻り午後の心地良い睡眠タイム…もとい授業が終わり)
(帰りのHR終了後、担任の先生に聞いて見る事にしよう)
先生、一つ聞きたい事があるのですが…
「タテヤマ」さんていると思うのですが…
何組にいるのか…教えてもらえますか?
いえ、ちょっとお願いしたい事がありまして…
(先生なら、授業で各クラス廻っているから知っているはず…)
159 ◆KAORUResv. :2010/09/21(火) 21:21:11 ID:dU7KkptO
>>158
(HR終了後の奇妙な質問に担任の教師は首を傾げたが、兎にも角にも、それを教えてくれた)
「ああ、舘山な、それ……確か隣のクラスに居る生徒のはずだ。
お願いしたいことがあるのがいいが……一体何があるんだ?」
(転校してすぐの紫紋が質問するのはやはり疑問があるらしい。
しかし、結局は知りたいことを知ることができた)

(一方の眞子はというと、HR終了後に既にクラスから姿を消していた。
おそらく、昼休みに話をしていた通り、忍の家へと向かったのだろう)
160大槻 紫紋 ◆qUetENTaKU :2010/09/21(火) 21:32:18 ID:mZM5KTRE
>>159
いくら先生でもそれは言えません…いちおープライベートな事なので。
(隣か…一応、顔だけは見ておくか…)
(隣のクラスを覗きに行き…「舘山」なる人物を探す)
………………。
(ダメだ…わからん…。仕方ないのでソコのクラスの人に尋ねてみる)
あのぅ…すいません、舘山さんいますかー?
(これで尋ねた本人が「舘山」だったら笑えんな…)
(さぁ…どちらにしてもどう話をきりだそうか…?)
161 ◆KAORUResv. :2010/09/21(火) 21:36:23 ID:dU7KkptO
>>160
(紫紋が曖昧な返事をすると、やはり担任は首を傾げるだけ。
しかし、それ以上深く突っ込む気はないようで、何事もなく、教室を後にしていった)

(紫紋が教室を訪ねると、出てきたのは青いユニフォーム姿の、髪の長い少年だった)
「うん?
舘山に何か用があるのか……?
おーい、舘山ー!」
(そう言うと、ショートカットでヘアピンをした少女が入口の方を向く。
それとともに、数人の女子生徒が同時に紫紋を見た)

「なにか用があるんだってよー。
じゃ、俺はこれで」
(舘山を呼び出した少年はそう言い残すと、さっさと教室を出ていった。
一方で、呼び出された舘山なる少女は、つかつかと紫紋の方へ歩いてくる)

「……なに?」
(その声は明らかに不機嫌そうであり、表情からもそれがありありと見えた)
162大槻 紫紋 ◆qUetENTaKU :2010/09/21(火) 21:47:07 ID:mZM5KTRE
>>161
(成る程…彼女が「舘山」さんね…よし…。)
あー…あなたが舘山さんですか…。
ちょとお話したい事があるのですけれど…。
いま時間ありますか?
(彼女の様子を伺いながら機嫌を損ねない様に言葉を注意深く選んで尋ねる)
もし無理なら後日改めて会って頂きたいのですが…?
163 ◆KAORUResv. :2010/09/21(火) 21:52:27 ID:dU7KkptO
>>162
「時間ならあるけど……用件言ってくれないと、なんだかわかんないでしょ。
だいたい、アンタの顔も名前も知らないんだから、どんな用があるかわかんないし」
(舘山に追随して、他の女子生徒も紫紋の周りに群がってくる。
そして、同じように不機嫌な表情を浮かべ、迫ってきた)
164大槻 紫紋 ◆qUetENTaKU :2010/09/21(火) 22:02:57 ID:mZM5KTRE
>>163
…それもそうか。顔は今見ただろうからいいとして。
俺は大槻 紫紋。一週間前に隣に転入した者だけど…。
(舘山と女子生徒達の顔を軽く見回してから)
大事な話が舘山さんだけにあるんだ…
ちょと校舎裏まで付き合って欲しいんだけど…。
(取り巻きの女生徒達に対してのみ威圧するような視線を送って)
先行ってるから…来てくれると信じているよ。
(それだけ言うと校舎裏へと先に行こうとする)
165 ◆KAORUResv. :2010/09/21(火) 22:10:27 ID:dU7KkptO
>>164
「……なに、あれ?
転校生とか……知ってた?」
「来たっていうのは知っていたけど……わざわざ顔見せにくる?」
「さぁ……?」
(結局、紫紋が教室を出た時に、他の女子生徒とともにそんな言葉を漏らしていた。
紫紋の威圧にあまり動じた様子もなく、会話は軽く聞こえてくる)


(しかも、そのあと紫紋が待てども待てども彼女は来なかった。
どうやら、すっぽかされてしまった様子だ。
しかし……進展はあった。
待っている間、眞子からの電話があった)
166大槻 紫紋 ◆qUetENTaKU :2010/09/21(火) 22:18:54 ID:mZM5KTRE
>>165
…まー…予想はしていたけど…ね…。
(気だるそうに校舎に寄っ掛かりながら待っていたが舘山は来なかった)
お…?誰だろな…と。
(着信を見てみると「田中眞子」からだった)
もしもし…あぁ、どうだった?
こっちは…取り敢えず接触はしたけど…ね…。
どうやら「デート」はすっぽかされたみたいだ…。 で…そっちは…?
167 ◆KAORUResv. :2010/09/21(火) 22:23:42 ID:dU7KkptO
>>166
「……デート?
何寝ぼけた事を言っているの……?」
(その直後、大きなため息が電話口から聞こえた。
その様子から、心底呆れているようだった)

「……こっちも、少し収穫があった。
しのぶの日記、ね、隠してあったみたいなんだけど……それを見つけ出すことができたの。
だけど……あらかたのものは、もう既に運び出されてる。
警察が入った、ってことみたいね……」
(少し疲れたような声をしている眞子。
探すのに苦労した様子が窺えた)
168大槻 紫紋 ◆qUetENTaKU :2010/09/21(火) 22:32:42 ID:mZM5KTRE
>>167
 んー…よし、じゃあ今から合流しようか?
これから学校から戻るから…そうだな…
(中三がこの時間で怪しまれずに尚且つゆっくり場所が使える所…か…)
田中さえ良ければだが…俺ん所でどうだ?
(ファミレスは入れんだろうしファーストフード店は目立つからなぁ…)
どちらにしろ駅前で一回合流しよう、じゃあまた後でな。
(通話を終えて携帯を切ろうとする)
169 ◆KAORUResv. :2010/09/21(火) 22:40:58 ID:dU7KkptO
>>168
「……今から?
そんな場所より、普通にマックで落ちあえばいいじゃない。
どうせ、あたしらだけじゃないんだから、下校中に出かけているのは」
(そう言うと、ぷつっと電話が途切れ、無機質な電子音が響く)

(約30分ののち、駅前に眞子の姿があった。
そして、紫紋の姿に気づくとそっと近づいてくる)
「……さ、いこ」
(そう言うと、駅前にあるファーストフード店へと目を移した)
170大槻 紫紋 ◆qUetENTaKU :2010/09/21(火) 22:48:32 ID:mZM5KTRE
>>169
(とりあえず近場のファーストフード店に田中と入る)
んじゃ、先席取って置いてくれ。田中のもついでに買って来るよ…で何する?
(田中からの注文の品を確認した後、カウンターへ注文しに向かう)
しかし…今日に限ってなんでこんなに混んでいるのかね?
171 ◆KAORUResv. :2010/09/21(火) 22:55:17 ID:dU7KkptO
>>170
「ん、適当にシェイク買ってきておいて」
(ただそう告げると、すたすたと席を確保しに行く眞子。
それに続いた紫紋の言葉には答えず、ただ黙々と携帯をいじっていた)

(が、紫紋が戻ってきたところで顔を上げる)
「……で、本題ね。
はい、これ」
(そう言うと、鞄から可愛いA6サイズのノートを取り出す。
そして、ぺらぺらとページをめくり、最後のページを広げた。
最後のページは、忍が亡くなった日とされている日付が、書いてあった)
172大槻 紫紋 ◆qUetENTaKU :2010/09/21(火) 23:04:25 ID:mZM5KTRE
>>171
(バニラシェイクとストロベリーサンデーを持って席に着く)
(田中にバニラシェイクを渡しながら開かれたノートのページを見る)
(ストロベリーサンデーをパクつきながら読んでいくうちにその手はいつの間にか止まって)
(そこに書かれている内容を隅から隅まで目を通した)
おぃおぃ…これって…
(思わず田中の目線と目が合ってしまう)
173 ◆KAORUResv. :2010/09/21(火) 23:11:32 ID:dU7KkptO
>>172
(バニラシェイクを渡され、少しだけ顰めた表情をする。
しかし、何も文句は言わない)

「……正直、ここまで書いてあると思わなかったわ」
(そこに書かれてあったのは、確かに『誰かに危害を加えられた』という内容だった。
しかし、そこに具体的な人名は書いておらず、ただ淡々と、危害を加えられた詳細だけが書いてあった)

【さて、ここから読み進めるかどうか、どうする?】
174大槻 紫紋 ◆qUetENTaKU :2010/09/21(火) 23:20:44 ID:mZM5KTRE
>>173
(ノートには確かに事細かく書かれていた…よくもまぁ…これだけやったものだ。)
(と半ば呆れながらさっきの出来事を田中に話しておく事にした。)
そういえば…モグモグ…さっきな…パクっ…舘山に…ムシャ……デート申込んだら…パクパク……断られたわ…ゴクン。

【モチロン読むに決まってる〜】
【読むと…アレか?SAN値が減るのか??(笑)】
175 ◆KAORUResv. :2010/09/21(火) 23:26:52 ID:dU7KkptO
>>174
(話半分聞きながら読み進めていると、とあることに気がつく。
同じ字でも、たまに筆跡が違うところが見られるのだ。
とはいえ、これは忍が書いた内容に違いはないのだろう、けども)

「でしょ。
しかも、これ、具体的な名前が書いていないにしろ、やられたことだけは事こまかに書いてある。
……だけど、特定の人物を名指しする内容じゃなくて、加害者が全員『あれ』なのよね……」

「……ねぇ、聞いてる?
食べるか喋るか、どっちかにしなさいよ」
(流石に紫紋の態度に腹を立てたらしく、険しい表情を浮かべる)

【実はクトゥルフの実物をプレイしたことないから、SANが何の値を示すのかはわからないんだけどさ】
【ともかくこんな感じかな】
176大槻 紫紋 ◆qUetENTaKU :2010/09/21(火) 23:41:07 ID:mZM5KTRE
>>175
んな事いってもなー…「腹が減っては戦はできぬ」っていうじゃない。
しかも…名指しでなく「あれ」か…決定的にはならないなぁ…
(食べ終わったスプーンを握りながら考え込んで)
まぁ…他に手掛かりないしなぁ…
明日もう一度舘山にアタックしてみるしかないかなぁ…。
(はぁ…と溜め息吐きながら机に伏せる)

 今日は…ここまでかな…何か手詰まりだしな…
(然り気無く窓の外を見ている)


【SAN値…SANITY(正気度)といってこれが0(=神話知識100)になると「発狂」するといふ(笑)】

【日記の内容は桶】
177 ◆KAORUResv. :2010/09/21(火) 23:47:32 ID:dU7KkptO
>>176
「だからと言って、そんな節操ないのはあたしは嫌いよ。
でも……確かに決定的ではないわね」
(ずず、とバニラシェーキを啜ると、ちら、と眞子は紫紋の顔を見る)

「確かに……手掛かりはないわね。
でも、聞いたところで本人が答えてくれるとは……あんまり思えないけど、ね」
(ずず……ずずずー、と空啜りになったところで、唇をストローから放す。
何度かページをめくった後で……ぱたん、と日記を閉じた)

「とりあえず……これ、あたしが持ってるけど、いい?
あとやることと言えば……明日、本人を問いただしてみる事ぐらいかな」
178大槻 紫紋 ◆qUetENTaKU :2010/09/21(火) 23:57:59 ID:mZM5KTRE
>>177
あぁ…その方が佐藤も喜ぶだろうしな…。
問いただした所で素直に答えるとは思えないし…。
(シェイクを飲み終わった眞子の様子を見終わって)
そもそも会ってくれそうにもないしなぁ…
(暫く考え込みながらボソッと話す)

…下駄箱に呼び出しのラブレターでも入れて置くか?無記名で…。
(冗談交じりで軽く話してみる)
今日はここでお開きだなぁ…また明日か…。
179 ◆KAORUResv. :2010/09/22(水) 00:06:00 ID:d99Jzlnd
>>178
「ん、ありがとう。
じゃあ、見たい時に後で言って。
これはあたしが持ち歩くから……」
(そう言うと、ごそごそと日記を鞄の中へと入れる。
どうしたらいいかな、と考えつつも、いい考えがあまり思い浮かばなかった)

「……そんなのに靡くと思う?
だったらもっとマシな考えを出してほしいわね……」
(溜息を漏らしつつ、不貞腐れた表情をして眞子は下を見る)

「……そしたら、また明日にする?」
180大槻 紫紋 ◆qUetENTaKU :2010/09/22(水) 00:13:24 ID:qRsUq/0E
>>179
下駄箱で待ち伏せ案ってのと大差変わらないぞ
衆人環視の前かどうかだけの違いだしな…。
(いつぞや田中が上げた提案を引き合いに出して正当性を述べる)

これ以上ココにいても仕方ないし…な。
後…せめて…舘山と佐藤の人間関係を詳しく知っているヤツがいればなぁ…。
取り敢えず…また明日な…。
あ、シェイクは奢りでいいからな。
(言いながら店を出て駅前のマンションへと帰る)
181 ◆KAORUResv. :2010/09/22(水) 00:25:03 ID:d99Jzlnd
>>180
「……別にいいでしょ。
さ、いい考えが思い浮かばないようなら……行きましょ」
(シェーキのカップをゴミ箱に入れ、眞子は席を立つ。
別れ際に最後、「ありがと」と言い、軽く手を振って二人はそのまま別れていった)

(しかし、事態は思った以上に進んでいく。
翌日、また何事もなかったかのように、朝の教室に眞子が居た。
そして、朝のHRになり、担任が顔を出す。
直後、口を割って出た言葉が眞子に衝撃を与えた)
「さて……先日、佐藤が亡くなった件だが。
警察と学校は、単なる自殺というように結論をつけた。
なので、みんなは心配しなくていい。
特に事件性もないようだから、これ以上深入りしないように」
(担任の言葉が終わると同時に、眞子は勢いよく立ちあがった)
182大槻 紫紋 ◆qUetENTaKU :2010/09/22(水) 00:33:30 ID:qRsUq/0E
>>181
 まぁ…当然そうなるよな…想定内ではあるけれど
(独り言の様に―事実そうなのだが―自分に言いながら)
納得しない人がいるから困ったもんだ…はぁ…。
(担任の言葉に―おそらく納得がいかないであろう―眞子の様子を黙って見守る)
(ここまで事態が進んだらもうどうしようもないし…な)
183 ◆KAORUResv. :2010/09/22(水) 00:45:06 ID:d99Jzlnd
>>182
「っ、そんなっ……そんなはず、ありません……!」
(担任教師に食ってかかった眞子は、怒りの収まらない様子で担任に詰め寄る。
しかし、それを担任は押し返した)
「待て、こういうことは専門家に任せておくものだ、田中。
仲良くしていたお前の気持ちもよくわかる。
だがな、ちゃんとした結論は出たんだ」
「そんな……そんなはずは……!」

(何かを言い返そうとしても、出てくる言葉は悲しいものでしかなかった。
泣きじゃくる眞子に対して、誰もが手を差し伸べず、冷たい視線を這わせるのみ。
やがて、収まりつかないと見て悟った担任は田中の肩を持ち、そっと外へ出るように促した)
「朝のHRはこれで終わりだ、先生は田中が収まるまで、ちょっと様子を見ているよ」
(そう言うと、クラスにはいつものような喧騒が始まった)
184大槻 紫紋 ◆qUetENTaKU :2010/09/22(水) 00:55:15 ID:qRsUq/0E
>>183
(そのまま授業が始まりいつもと変わらない時間が過ぎていく)
(田中の事も気にはなるが今あった所で余計な興奮を煽るだけであろう)
(今は時間を置いて落ち着くのを待つしかないだろう)
(やはり…隣のクラスの舘山にも話を聞く必要がありそうだ…放課後まで待つとするか)
185 ◆KAORUResv. :2010/09/22(水) 01:01:07 ID:d99Jzlnd
>>184
【もしそのまま田中の下を訪れないのであれば、放課後までなんも起こらないので、そのまま続けちゃってOKですよー】
186大槻 紫紋 ◆qUetENTaKU :2010/09/22(水) 01:09:48 ID:qRsUq/0E
>>185
(…放課後、部活や委員会に勤しむ生徒や下校していく生徒達で賑わう校舎)
(懲りもせず…再び舘山に合うつもりで隣のクラスにいってみる事にした)
(さて…今度はどんな口実で呼びだして貰おうか…)

【という事で放課後までとんでみた】
187 ◆KAORUResv. :2010/09/22(水) 01:15:28 ID:d99Jzlnd
>>186
(一方、紫紋がうろうろしているクラスでは、いつも通りの雰囲気になっていた。
だが、昨日紫紋が話しかけた少年が、うろうろしている紫紋に気がついたようで、教室を出てくる)
「あれ、昨日も居たよね?
今日は……何か用?」
(昨日に続き、サッカーユニフォームに身を纏った少年が話しかけてきた)

【正直もう少し進んでいてもよかったけど……ま、そこはいいや】
188大槻 紫紋 ◆qUetENTaKU :2010/09/22(水) 01:21:51 ID:qRsUq/0E
>>187
あ…度々申し訳ない…舘山さんてまだいるかな…?
(まぁ…ダメ元で聞いてみよう。)
(居ればよし。居なければ…その時考えるか。)

【帰宅してほーちという選択もあったのだが(笑)】
189 ◆KAORUResv. :2010/09/22(水) 01:28:26 ID:d99Jzlnd
>>188
「ん……居るよ?
居るけど……まぁいいか」
(何があったのだろう、と疑問に思いつつ、再び少年は舘山を呼び出す。
そして舘山は、同じように不機嫌そうな表情で紫紋に近づいてくる)

「……またアンタ……?
で、今度は何があるわけ……?」

【帰宅したら……バッドエンドだったかなぁ(笑)】
190大槻 紫紋 ◆qUetENTaKU :2010/09/22(水) 01:36:09 ID:qRsUq/0E
>>189
ん〜…ちょとね…。
(小声で他に聞こえないように)
ウチのクラスの「佐藤」について話があるんだけど…
(舘山の顔色を伺い様子をみる)
…場所変えて話したほうがいいかな…?


【何か短文レスにならざるを得ない状況になってすまん】
191 ◆KAORUResv. :2010/09/22(水) 01:41:33 ID:d99Jzlnd
>>190
「あんたもしつこいね?
まぁいいよ、それだったらあんたの気が済むまで話してやろうじゃないの。
但し、あたし一人じゃ分が悪いから、友達も連れて行くよ」
(問答無用で紫紋に言うと、昨日もつるんでいた友達を引き連れてくる。
そして、紫紋に向かって構えなおした)

「で、場所は……?
どこで話をするわけ?」

【まぁ仕方ないかも】
【今回は実験要素も強いから、ドンマイってことで】
192大槻 紫紋 ◆qUetENTaKU :2010/09/22(水) 01:47:22 ID:qRsUq/0E
>>191
ん〜…まぁ…いいか。
んじゃ…やっぱあそこがいいか…
(意味深に上を見上げて一言)
…屋上…いこっか……。
(振り返りながら舘山を見据えて屋上へと向かう)


【相手(NPC)の動きや行動が読めんからな…】
【下手に動けんというのはあるからな…】
193 ◆KAORUResv. :2010/09/22(水) 01:55:14 ID:d99Jzlnd
>>192
「屋上?
わかった、けど……何か変なことしたら、容赦なく突きだすからね?」
(そう言うと、舘山以下4人の友達は屋上へとやってくる。
そして、空を見上げた後で再び向き直る)

「それで……一体何の話があるわけ?
昨日も話を持ちかけてきたし……。
用があるなら早くしてほしいんだけど?」

【んー、そっか、それはちょっとすまなかった】
【だけど、もっと突っ込んでいろいろ話書いていいよ】
194大槻 紫紋 ◆qUetENTaKU :2010/09/22(水) 02:07:07 ID:qRsUq/0E
>>193
あぁ…そうだね…。んじゃサクッと話そうか。
ウチのクラスの佐藤忍がココで自殺―まぁ関係当局はそう決めたらしいけれど…。
(一息着いてから舘山と連れを見渡して)
まぁ…死因は自殺なんだろうけれど…
その原因は…別にあるんじゃないか…ってね。
(舘山の目をじっと見つめて)
実は…彼女の日記らしきものがでて来てね…
ソコには「ある人物の名前」が書かれていたんだ…
(ブラフを仕掛けて舘山の様子を伺う様にジッと彼女の顔色を伺う)
舘山さんなら何か知っているんじゃないか…って思ってね…。
195 ◆KAORUResv. :2010/09/22(水) 02:11:39 ID:d99Jzlnd
>>194
「ふーん……で?
それはあたしに何の関係があるの?
仮にあたしの名前が書かれていたとしても……それが自殺と何の関係があるの?
それにねぇ……名前書かれるなら、あたしじゃなくて、もう一人の方だと思うのよ、ね」

(紫紋がじっと、彼女を見つめても、彼女の表情は変わることがない。
それどころか、鼻で笑うような仕草を見せて、薄笑いを浮かべた)
「そうそう、あのー……何て言ったっけ。
そうそう、隣のクラスに居る、田中ってやつだっけ。
あいつの方が苛めてたよね」
「それにー、なんであんたがそんなこと探ってるわけ?
もしかして、出来てたんだー?」
(あっはは、と女友達同士で笑いつつ、紫紋を無視し始める)
196大槻 紫紋 ◆qUetENTaKU :2010/09/22(水) 02:22:57 ID:qRsUq/0E
>>195
ん…?田中が…??
(今朝の行動を思うとそうは思えないのだが…)
…はぁ…どうして女子ってのは…発想が貧相なのかねぇ…
(笑っている舘山達を哀れむような目で見ながら)
まぁ…お前さん達には解らないだろうな…恩とか義理なんてのは。
(携帯を取り出して田中に掛ける)
んじゃ…本人呼ぶからちと待ってな。
197 ◆KAORUResv. :2010/09/22(水) 02:27:42 ID:d99Jzlnd
>>196
「……もしもし?
一体どうしたってわけ……?」

(怪訝そうな声をしつつ、紫紋のコールに出る眞子。
朝とは違って落ち着いた様子だが、あまり気分はよくなさそうだった)
198大槻 紫紋 ◆qUetENTaKU :2010/09/22(水) 02:33:00 ID:qRsUq/0E
>>197
あ…今屋上これるか?
お前さんに会って欲しい人いるからさ…
んじゃあ取り敢えず待ってるから…。
(携帯を切って再び舘山達を見て)
悪いけど…もう少し待ってくれな。
199 ◆KAORUResv. :2010/09/22(水) 02:39:53 ID:d99Jzlnd
>>198
「あ、ちょっと!
勝手なこと言わないでよ……結局、あたしあの後帰らされて……。
それで、家に居るんだから……」
(それっきり、ぷつりと電話が切れてしまう)

「もう少しって……どのくらい待っていればいいわけ?
あたしたち、火ますぎて死んじゃうー」
(ぐだぐだと管を巻きつつ、目の前の女子生徒たちはそんな言葉を漏らす)
200大槻 紫紋 ◆qUetENTaKU :2010/09/22(水) 02:46:28 ID:qRsUq/0E
>>199
あー〜…まぁ いいか。
舘山さんが知っている範囲でいいんだけど…
佐藤さんと舘山さん、田中さんとの関係を教えてくれないかなぁ?
(屋上の…佐藤の遺書が置かれていた場所に立って)
それだけ教えてくれたらもう帰ってくれていいからさ…。
201 ◆KAORUResv. :2010/09/22(水) 02:51:12 ID:d99Jzlnd
>>200
「……まぁいいかって何よ?
そうね……それで解放してくれるなら。
……あの二人、友達のように見えるけど、本当はそんな風じゃなかった。
何かって言うと……奴隷?のようなものに近かった」
「早い話、使いっパシリとか、かな」
「そうそう、幼稚園からずーっとそうらしいけどさ、気がついたときからああなっていた……かな?」

(ひとしきり喋りおわると、改めて紫紋を睨みつける)

「どう、これでいい?」
202大槻 紫紋 ◆qUetENTaKU :2010/09/22(水) 02:57:20 ID:qRsUq/0E
>>201
あ…あと一つだけ。舘山さんと田中さん、舘山さんと佐藤さんの関係だけ。
ただの知り合いなのか友人なのかそれともアカの他人なのか…

(それだけ聞くと舘山達を解放し、再び田中に連絡を取る)
203 ◆KAORUResv. :2010/09/22(水) 03:00:03 ID:d99Jzlnd
>>202
「…………」
(屋上から去ろうとした5人が、紫紋の方を振り返る。
そして、舘山なる少女だけが向き直り、口を開いた)

「……元々、あたしら三人が仲良かっただけ。
ただ、それだけよ」
(そう言い残していくと、5人は屋上から姿を消していった)


「……もしもし?」
(田中は、先ほどのコール数よりも早く電話に出た。
そして、その声は明らかに眠そうだった)
204大槻 紫紋 ◆qUetENTaKU :2010/09/22(水) 03:08:03 ID:qRsUq/0E
>>203
今、舘山達と話をしたんだけどさ…
お前、佐藤をパシりにしていたって話を聞いたんだけどさ。

もう一つ、佐藤と舘山とお前、元々三人で吊るんでいたみたいじゃない?

お前から聞いた話と大分食い違いがあるんだが…

舘山とお前と一緒にじっくりと話を聞かせて貰いたいのだが…。
205 ◆KAORUResv. :2010/09/22(水) 03:12:59 ID:d99Jzlnd
【レス書こうと気合い入れたら多分持たない……】

【ごめん、今日もここで凍結でいいかな?】
【また明日、時間あるかな?】
206大槻 紫紋 ◆qUetENTaKU :2010/09/22(水) 03:20:29 ID:qRsUq/0E
【桶 構わないぞ〜】
【ぶっちゃけこの手法は面白いとは思うのだが】
【PCがNPCに対して何処まで突っ込んでいいのかが難いな…】
【NPCの反応次第で展開も変わってくると思うし。】【…以上が今までの個人的な感想ね】

【んじゃ明日も…ってか今日か、同じくらいの時間で大丈夫だと思う】
207 ◆KAORUResv. :2010/09/22(水) 03:25:00 ID:d99Jzlnd
【正直なところ、もっとづらづら書いちゃっていいんだけど、ね】
【ただ、無理にバッサリ切っちゃうと、そこで道が途切れることがある……さっきの電話みたいにね】

【んでも、その感想はありがたく受け取っておくよー】

【そして、馨が今回、ガヤとしてしか登場してないという……コンナハズジャナカッタノニナー】

【それじゃ、また明日、おやすみー】
208大槻 紫紋 ◆qUetENTaKU :2010/09/22(水) 03:28:02 ID:qRsUq/0E
>>207
【おつかれーさま!おやすみなさまーそるときっく!】

【イパーイ出せばいいのに…】


【スレお返ししまふ】
209久遠ゆりか ◆Juli/dituo :2010/09/22(水) 22:17:08 ID:avwWVp/m
【兵部 晶 ◆oWbpNIMs9M さんとのロールの解凍に、お借りいたします。】

>>http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/erochara2/1281377555/393

(すっかりと普段どおりの雰囲気に戻った兵部に、窘められる。)

はぁい…反省、してますわ。
(兵部にそう言われるのも、無理は無い。)
(あの時、兵部が通りかからなければ、ゆりかは8割がた命を落とす結果になっていただろう。)
(反省の表情を浮かべ、素直に返事をする。)

(解かってはいたけれど、つい気まずいことを聞いてしまったと、次に続ける言葉を探していると)
(兵部の明るい声が聞こえて、目の前に見慣れた赤いケースが置かれる。)

うさぎちゃん!
起きてるかなぁ…なでなでして、抱っこしたいですわ。
……っ、いたた…
(嬉しそうに両手をぽんと打つと、衝撃が腕に伝わって眉を顰めながら、兵部に向かって笑う。)
(少しだけ躊躇ったけれど、素直に深紅のケースにちょこんと乗っかる。)
(ホルスターを外して、布切れになってしまったパーカーでくるりと包む。)
(一応は礼儀として、靴を脱いでそのホルスターと一緒に膝の上に乗せ)

あ……でも、今のわたしたちが抱っこしたら、真っ白毛が汚れちゃう…
身体も、拭かせていただけます?
出来たらシャワーが使いたいけれど……
でも、こんな夜に晶くんのお宅にお邪魔して、バタバタするのも申し訳ないですわ……
……お邪魔して……あ!わたし、手土産も持ってないですのに。
こんな無礼、晶くんに、お許しいただけるかしら?

(照れ隠しなのか、普段のゆりかに戻ったのか。)
(少しおしゃべりが過ぎるぐらいの勢いで、兵部に笑顔を向けて話し掛ける。)
(まだ少し痛む右腕を伸ばして、そっと脚に柔らかく食い込むガーゼのネクタイに指先で触れる。)
(街灯があるとは言え、夜道は薄暗くてよく解からないが、ネクタイは暖かくじっとりと濡れていた。)
(このネクタイに代わる何かを、今度のお休みには探しに行こうかな、なんて考えながら)


【それでは、今夜もよろしくお願いいたします。】
210兵部 晶 ◆oWbpNIMs9M :2010/09/22(水) 22:35:46 ID:G9qhX+5V
どうでしょう…まだまだ、子猫ですからね。
どちらかと言えば、起きている時の方が多いみたいですが。

(嬉しそうな表情を見せ、そしてつい傷を動かしてしまった
 ゆりかの様子に、内心安堵する。やはり彼女は、この方がいい)
(先程の出来事は忘れよう。怪我をしてしまった彼女を
 自分の家で可能な限り、手を施す。それだけだ、今夜は)

(彼女が上に乗っかったのを確認すると、一応ストラップを
 肩にかけながら、その車輪を自分のペースに合わせ、コロコロと回転させる)
(そうして自宅へと向かいながら、携帯電話を操作。
 己の所属する組織、S3へと連絡を取り、現場の後始末をさせよう)

…?当初から、そのつもりでしたけど。
あまりお待たせせずに、お風呂も沸くと思いますので。
着替えは僕の服でいいでしょうか?女物も、おかげ様で少しならありますし。

(そう言って、くすくすとからかうようにゆりかの反応を見た後。
 手土産も持っていない、の言葉に呆れたように肩をすくめる)

そんなもの要りませんよ。僕だって、あなたの家に
お邪魔した時、そんな気の効いたものは持って来なかったでしょう?
必要なら、僕はいつだってあなたの力になりますから。

(所々から漏れる育ちの良さを感じながら、歩みを進める。
 自室のあの映像さえなければ、いつだって遊びに来てほしいくらいだ)
(やがて、住宅街の一角に建てられた、高層マンションの前に
 到着した。階段の横の車椅子用の通路を上りながら
 自動ドアをくぐり、ロックを解除する番号を入力する)



【それでは今夜も、よろしくお願いしますね】
211久遠ゆりか ◆Juli/dituo :2010/09/22(水) 22:50:02 ID:avwWVp/m
うっさぎちゃん、起きてるといいなぁー
でも、寝顔を眺めるのも、素敵ですわよね〜
(兵部の言葉に、歌うように返答する。)
(ゆっくりと、気遣いながら進んでくれているのだろう。)
(車輪がアスファルトを転がる、微かな振動が心地いいぐらいだった。)

お風呂まで?
……そんな、悪いですわ。
う、嬉しいですけれど……
着替えは…適当にパジャマやお部屋着でいいですわ。
服さえ着ていれば、帰るのには困りませんもの。
(正直言うと、あの異形の体液は臭すぎる。)
(早いとこ、綺麗な湯で流して、さっぱりとしたいところではあったけれど)
(さすがに、そこまでは甘えられないし)
(傷を消毒したとして、さてどうやって帰ろうかと悩んでいたところだった。)
(身体さえ綺麗になれば、あとはタクシーを呼ぶなどして、無事帰路につけるだろう。)
(兵部の申し出に感謝しながら、こくり、こくりと船を漕ぎ始めて)

………ん、ぁ?
(瞼を通して見える眩しさに目を開けると、そこは大きなマンションのエントランス。)
(深紅のケースがスロープを上り始め、慌てて重心を移動させる。)
(やがてそれが水平に戻ると、ロックを解錠している兵部の姿が目に入って)
(ケースから降りようとしたけれど、エントランスホールのぴかぴかの床に、血痕が付いては…)
(と、思い直し、ケースの上でホルスターと靴を抱えたまま、兵部を見上げる。)

大きなマンションですのね。
昔から、ここに住んでいらっしゃるの?
212兵部 晶 ◆oWbpNIMs9M :2010/09/22(水) 23:03:33 ID:G9qhX+5V
ふふ、実はこっそり写真を取ってたりしています。
よろしければ、見せますけど?

(そう言って振り返り、彼女に手の中の携帯を見せる。
 その電池パックの後ろ辺りには、あの日二人で取ったプリクラ)
(あまり目立ち過ぎるのはよくないだろうと思い、
 普段携帯を持って開いている時は見えない、ここを選んだ)

………ネコさんパジャマで帰りたいんですか?
まあ先輩が望むなら構いませんけど…その前に、写真取らせて下さいね?
よく似合って、可愛らしいでしょうから。

(いや、別に寝間着はそれだけしか持っていない訳ではないが。
 部屋着は簡素なものばかりなので、折角着せるならそれにしようか)
(妥当なのは、女装時の私服だろうが。まあ一通り持っていって、気に入ったのを着てもらえばいい)
(そんな事を考えながらエレベーターに乗り込み、13階のボタンを押した)

いえ、家族と暮らしていた時は普通の一軒家ですよ。
ただあの事件の時に、その家も放火されてしまったので。
新しい住居として、僕が所属する組織の隊長が、ここを手配したようです。

(静かな口調で説明すると、エレベーターが音を立て、
 目標の階に到着したことを教える。開いた扉の向こう、
 灯りに照らされた、自室へと繋ぐ廊下を歩いていった)
213久遠ゆりか ◆Juli/dituo :2010/09/22(水) 23:16:12 ID:avwWVp/m
……〜っく、かわいいっ
(差し出される、夜の暗さにぼぅっと光る携帯の画面には、気持ち良さそうに眠る白い仔猫。)
(足の怪我さえなければ、地団駄を踏みたいぐらいの愛らしさだった。)

ねこさんぱじゃま……
(それは、猫柄のパジャマなのだろうか、それとも猫耳つきの猫ぐるみパジャマなのだろうか。)
(どんなものでも、今身に着けているものと比べたら、天と地との差はあるのだが)
(なんとなく、後者のパジャマを着て白猫と戯れる兵部の姿を想像してしまった。)
写真は……晶くんにだったら、かまわないですけれど…
でも、怪我もしていますもの、捨てるような服でいいんですわよ?

放火……
(自分も父を失っているが、母も弟も、元気に過ごしている。)
(父との思い出もたくさん詰まった家も、無事。)
(この目の前の少年は、いったいどれくらい悲しみ苦しんで)
(そして、銃を抱え、いくつの夜を越えてきたのだろう。)
(少しだけうつむいて、くっと唇を軽く噛む。)
(微かに残ったストロベリーの香りのグロスと、血が混ざった味がした。)

綺麗なマンション、ですのね。
(でも、この小さな少年が一人暮らすには、あまりにも綺麗で、綺麗すぎて)
(余計に、悲しさが募るような気がした。)

(アスファルトを進むより、はるかに滑らかな車輪の回転で、深紅のケースはエレベーターを降りて廊下を進む。)
(なんとなく、あのドアが目的地かな?と、兵部の視線で感じて)
………降りたら、廊下に血がついちゃいますわね。
お部屋にも…雑巾があれば、それもお借りしたいですわ。
214兵部 晶 ◆oWbpNIMs9M :2010/09/22(水) 23:37:04 ID:G9qhX+5V
別に構いませんよ。服なんて、また買えばいいんです。
こんな夜更けとはいえ、女の子をあられもない格好で帰すわけには行かないでしょう?

(伊織津綺子の体の霧原朱音を、シャツとジーンズだけで帰らせた?
 ――――――――――――――――――――記憶に、ない)
(それはともかく、ちょこんとケースの上に座り続けているゆりか。
 可愛らしいなぁ、と思いながら携帯をしまい連れ立って歩く。やがて、一つのドアの前で止まった)
(兵部と記された表札の下の、ドアロック解除装置は無視。
 直接ドアノブに触れ、鍵を回転させることで、ドアを開く。
 異能でしか開けられないであろう扉。他の手段を用いれば、警報がなる。そういう仕組みだ)

ただいま。

(短く呟き、入り口横の灯りのスイッチを付ける。
 一斉に玄関から部屋までの照明が付き、その流れに逆行するように、
 小さな一匹の白猫が、四本の足を忙しなく動かして、とてとてとてー、と歩いてきた)

『にゃーあ♪……にゃっ?!』
『にゃ〜っ!…………にゃあ?』

(そのまま晶に近付こうとした白猫、うさぎだったが、
 途中でその後ろの、金髪碧眼の少女に気付いたようだ。
 くるりと方向を変え、今度はゆりかへとじゃれつこうとした)
(だが、そこで二人の格好がとても汚れている事を理解した。
 どうしたものか、と考えながら、くるくると玄関で周り始めるうさぎ)

ごめんねうさぎ。バスタオル、持って来て。
タンスは開けられないから…お風呂場の上に一枚、畳んでいたのがあったよね?
『にゃっ』

(そう言うと、白猫はとててーとお風呂場の方へ向かっていった)
(猫と会話する、常識的に見ればかなり頭がおかしいと
 取られかねない光景だが。天羽都との一件で、この子猫には
 それなりに知性があることが分かった。ならばと思い、こうして時々利用する)
(やがて大きな一枚のタオルが、ゆっくりと床を這ってきた。
 もちろんその下にはうさぎがいるのだろうが)
(目線で、ゆりかに先に使うよう促す)
215久遠ゆりか ◆Juli/dituo :2010/09/23(木) 00:01:32 ID:RxLCNvxk
まぁ、いくらあられがなくとも、こんな子供なんて誰も見向きはしませんわよ?
でも、そのお気遣いは感謝いたしますわ。晶くんらしい……優しい、ね?
(くすくすと笑って、兵部に向かって首をかしげた。)

(いきなりドアノブを掴み開く兵部を見て、少しだけ目を丸くする。)
それ……
(問いかけようとして、思い出した。)
(そういえば、この自分が今乗っているケースも、別に兵部が引っ張っているわけではない。)
(おそらく、このドアは"そう"しなければ開かないのか、もしくは何か仕掛けが施されているか)
(なるほど、万全のセキュリティ。)

(可愛らしい仔猫の鳴き声、奥には部屋があるのだろうか、そこから白い姿が歩いてくる。)
(丸い瞳と視線が合い、こちらへと嬉しそうに駆け寄ってくる姿に、表情を綻ばせながらも)
あ…だめ、うさぎちゃん……汚れちゃう、から…
(賢い猫なのだろう。ゆりかのその制止の言葉の前で、うさぎは飛びつくような様子を止めて)
(兵部が伝える言葉を聞き、ひとつのドアに白い姿が引っ込んでいく。)
(やがて、タオルが勝手に床を這って……ぎゃー!怪奇現象・タオルが独りでに動くマンションの一室。)

(………な、わけがない。)
(白いタオルの真ん中あたりを見ると、ちょうど先ほどの仔猫の大きさぐらいのふくらみが)
(もこ、もこ、と動いている。)

(タオルの白さに、少し戸惑い。)
雑巾で、良かったですのに……
(小さく呟いて、ケースに乗っかったまま左の靴下を脱ぐ。)
(靴下はどろどろだったけれど、中身は比較的綺麗だった。)
(問題は、もう片方の脚。結ばれたネクタイを解いて、痛みを堪えるように息を吸い込みながら)
……汚い、から…見ないで……
(そろりと靴下を脱ぎ取ると、足首に3センチほどの赤黒い傷。)
(大きさのわりに出血が酷かったのは、傷が深いせいなのか。)
(溢れた血液は靴下を伝って、ふくらはぎの付近まで紅く染め上げている。)
(兵部の施した応急の止血が効いたのか、靴を脱いでいた爪先は乾いて、黒ずんだ血がこびり付いていた。)

(ふわりとしたタオルの上に、そろりと素足を降ろして、ケースに腰掛けたまま)
(床を汚さない程度に足の汚れを拭き取る。)
(真っ白なタオルは柔らかく、洗い立ての良い香りがして、兵部の生活が覗えた。)
216兵部 晶 ◆oWbpNIMs9M :2010/09/23(木) 00:26:14 ID:qq/Rf8sI
【…すみません、投稿寸前で文章が消失しました。もう少々お待ち下さい】
217久遠ゆりか ◆Juli/dituo :2010/09/23(木) 00:26:43 ID:RxLCNvxk
【大丈夫ですわ。】
【ゆっくりと、ね。】
218兵部 晶 ◆oWbpNIMs9M :2010/09/23(木) 00:47:37 ID:qq/Rf8sI
子供など、謙遜なさらずに。あなたはとても魅力的ですよ。

(上品に微笑むゆりかを、静かに見つめる。北国に住まう民族
 特有の、キメ細やかな白い肌。お人形のように綺麗な碧い瞳。
 性的興奮を覚えるかはともかく、十人中十人が美しいと答えるだろう)
(贔屓目は入っていないはずだが、もしかしたら、自分の知らない
 どこかでこっそり存在しているのかもしれない。それは別に、どうでもいい。
 我が儘を言わせてもらえるなら、彼女の魅力など自分以外の人間は知らなくていい)

…どうしてあなたはそう、ご自分を卑下されるんでしょうか。
僕にとってのあなたの存在は、あなたが考えているより、遥かに重い。
すぐにそれを理解してほしいなどは、申しませんが。
………次からそんな発言をしたら、一ちょっぷですからね?

(雑巾でも良いとの一言に、深く息を吐きながらゆりかを見下ろす。
 一体自分を何だと思っているのだろう。もう少し自分を大切にしてほしい)
(そして、もう少し甘えてほしい。もしここにいるのが
 彼女の本当の弟なら、こうも他人行儀にはならないのかもしれない)
(最後に一言、微笑みながら付け加える。ちなみに内容は冗談ではない)

(すると、彼女からしおらしい声が聞こえた。結んだネクタイを解くようだ)
(一人の女性としては、異性に傷付いた肌を見せたくないのだろうか。
 少し思い上がり過ぎだろうか?だが、内心喜びを覚えしまったのも事実だ)

………あなたがそう仰るのでしたら、従いますが。

(くるりと体を反転させ、更に見えることのないよう両目を瞑った)

あなたのその傷は、別の人間が負っていたかもしれない傷です。
そしてそれは、あるいはその人の命を奪うことになっていたかもしれない。
…身を呈してそれらを守ったあなたの傷を、誇らしいと思えど、
汚いや、醜いなど、思うはずがありましょうか?
………もっとも、あなたを愛するものとしては純粋には喜べはしませんが。

(後ろ手に片手を差し出し、使い終わったらタオルを貸してくれるように
 求める。大きなバスタオルだ、小柄な二人の体を拭くには充分だろう)

足だけでも綺麗にできましたら、先程うさぎが入った浴室へどうぞ。
お風呂を沸かしながら、ついでに傷の消毒も済ませてしまいましょう。
219久遠ゆりか ◆Juli/dituo :2010/09/23(木) 01:06:38 ID:RxLCNvxk
まぁ…魅力的だなんて、お上手ですわね。
男の方としては、満点を差し上げたいところ。
(にっこりと微笑み、そしてすぐに表情を変えて軽く笑いながらも睨むような視線で)
………弟としては…女の子にそんな台詞吐くのは、まだ早いっ
(そして、クスッと笑って)
ま、お世辞でもそう言ってくださるのは嬉しいですけれど。
そういうのは、本当に好きになった女の子に言って差し上げなさい、ね?
きっと、喜びますわよ。
わたしが聞いても、嬉しかったのですもの。

一ちょっぷ…ですの?
……なんだかやっぱり、紅裂先輩と本質は似てますわね。
癪ですわ。
(ぷぅ、と恥ずかしげもなく頬を膨らませ、背を向けた兵部を見つめる。)
(そして、なるべくタオルの隅っこを使って脚を拭きあげて)

つ…っ
(傷口が引き連れるような痛みに、思わず声を漏らしながらも立ち上がり)
(自分の着ている服に付かないように、白いタオルを持ち上げて)
(差し出された片手にタオルを渡しながら、華奢な背中をつんつんと突く。)
汚しちゃいましたわ…ごめんなさい。
あと…醜いと思わないって、言ってくれて………
……ありがとう。
(にこっと笑って小さくお辞儀。)
(そして、いつものように冗談めかして一言付け加える。)
ただ、傷口が見た目ぐろいのは、変えられない事実ですもの。
晶くんの可愛い目に、そんなもの映したくありませんわ。

(そして、兵部が振り返る前に、指示されたバスルームへと向かった。)
(掃除が行き届いた玄関から廊下の一部、ふかふかのタオル。そしてバスルームをくるりと見渡して)
(とても綺麗にしてある、居心地がいいマンションの一室。)
(だけど、年頃の男の子が暮らす部屋としては、少しだけ冷たい感じもした。)
(勝手にするのも悪いかなとも思ったが、じっと全てを任せるのも申し訳なくて)
(浴槽を覗き込み栓をして、温度調整はどこかな?と、浴室内できょろきょろとして)
220兵部 晶 ◆oWbpNIMs9M :2010/09/23(木) 01:30:00 ID:qq/Rf8sI
…………。

(足元から汚れを段々と落としていきながら、一人考える。何故、そう思うのだろう)
(この前のデートから、もう自分の気持ちは隠さないと決めた。
 好きでいるだけで十分――――そうではいられなくなる程に、深く愛してしまった)
(ここまで積極的な態度を示しておきながら、理解されないのは。
 単純に色恋沙汰に疎いのか、それとも自分を心のどこかで避けているのか)

(いや、止めよう。マイナス思考に入った所で仕方がない。
 そんな人間を、彼女が好きになってくれないだろう。だから、もっと頑張らなければ―――)

……………。
『ぽか』

(思考を中断し、汚してごめんなさいと謝る彼女に、
 振り返り真顔でちょっぷする。そしてそのまま無言で、また反対の方向を向いた)
(理由は自分で考えてくれるだろう。分からなければ、何回でも叩くだけだ。
 それにしても、拓兎先輩も、彼女に同じようなことをしていたのか)
(自分は別の行動にすべきかと、妙なライバル心で思ったが、
 どれもこれもちょっぷ以上に破壊力のあるものばかりだったので、断念した)

(彼女が浴室へ向かったのを確認し、自分の衣服もそれなりに
 綺麗にできた。廊下に上がると、すたすたと居間の方へ向かう。
 白猫は一足早くじゃれようと、ゆりかの後を追っていった)



(台所からお風呂を自動で操作、設定温度は少しだけ下げておこう。傷口に障るといけない)
(そして汚れた部分を地面に付けないよう、衣服を脱ぐ。
 タンスの中から縞縞のフード付きシャツと、サス付きクロップドハーフパンツを
 着て、ゆりかが着れそうな衣服も適当に見繕う。最後に
 薬の色々入った救急箱を脇に抱え、風呂場へと向かった)

間もなくお風呂はできるでしょう。
では、傷口を見せて頂けますか?そちらの椅子に、腰かけて下さい。

(無機質なライムグリーンの椅子を指差し、その前に跪く。
 そして救急箱を開くと、消毒薬などを取り出した)
221久遠ゆりか ◆Juli/dituo :2010/09/23(木) 01:47:08 ID:RxLCNvxk
………った
(頭に軽い衝撃。)
(目を丸くして、唇をぱくぱくとさせる。)
ぁ…ぅ……や………
(ここで『ごめんなさい』と言うと、再び頭上は可愛らしい手によって襲撃されるであろう。)
(ちょっぷを喰らった理由は解かる、解かるだけに、出せる言葉は『ごめんなさい』以外に、無くて)
う……ぅー
(ぐるぐると思考を巡らせ、そして恨めしげな唸り声をあげるしか、他に方法は無かった。)

(足元でくるくると回る白猫に笑いかけたりしながら、浴室内できょろきょろとしているうちに)
(突然、ざばざばという水音と、温かそうな湯気が立ち上る。)
(―――怪奇マンション!独りでにお湯が…………もうやめておこう。)
(心の中で一人ボケツッコミをしている最中に、兵部が浴室に入ってくる。)
(大人しく言われた椅子に座って、脚を差し出し―――引っ込めた。)

………あれ?こういうの、したことありますわ。
(小さく、ぽそりと呟く。)
(そうだ、以前触手の女にやられたときに、紅裂に手当てをされたっけ。と思い出し)
(家族以外に脚を見せるの、恥ずかしかったな……と、クスリと笑ってしまう。)
(目の前に居る薬箱を抱えた少年は、家族も同然だし)
(ここで遠慮をしては、きっとたぶん、またちょっぷの刑だろう。)
(息を吸い込み、澄ました顔で、ついと脚を再び差し出した。)

消毒、しみる?
……痛く、しないでね?
(首を竦めながら、兵部をじっと見つめる。)
222兵部 晶 ◆oWbpNIMs9M :2010/09/23(木) 02:06:53 ID:qq/Rf8sI
………?ああ、以前も同じような目に合われたんですか?

(足を差し出し、また引っ込めるという奇妙な動きをする
 ゆりか。その行動と、言葉がどう繋がるのかは分からないが)
(何かを思い出しているのか、小さく笑う少女。
 だが意を決して、再び足を伸ばしてきたのを見れば、晶の視線はそちらにいった)

………酷く化膿している様子はありませんね。
あのような体でしたし、異形特有の細菌に感染している可能性も考慮しましたが。
恐らくこれなら、水でしっかり流せば十分でしょう。

(傷口に消毒薬は、最後の手段だ。人間本来の自己治癒能力を
 落としてしまう為、あまり使いたくはない。それに彼女も痛がる)
(この程度なら、後はそれなりの処置さえ施せば、数日で治るはずだ。
 最後の仕上げはお風呂上がりにすればいいだろう。
 消毒薬を薬箱に戻すと、立ち上がり、浴室から洗面所へと出た)

着替えはここに置いておきますので、脱いだ服は洗濯機に入れておいて下さい。
要らないと仰るならば、こちらで処分しますので。

(チラリとうさぎを見ると、動かない。風呂嫌いの彼女に
 しては珍しい。どうやら久し振りのゆりかと一緒にいたいようだ)
(そんな姿に小さく笑うと、廊下と洗面所を繋ぐドアを閉めた。後は彼女に任せよう)
223久遠ゆりか ◆Juli/dituo :2010/09/23(木) 02:27:30 ID:RxLCNvxk
えぇ、酷い捻挫を。夜に……あぁ、アレもすごく強かったですわ。
長い髪の毛…美しい顔と身体……黙っていれば、まるでモデルさんのような美女……
その美しい身体にマントだけを纏って、何本もの触手で襲い掛かってきましたわ。
かなり高い知能を持っていましたから、外見からして、もしかしたら日中は人間として生活しているのかも。
(思い出し、ぶるりと身体を震わせる。)
(あの時は運が良かった。ビルの中と言う地形も、ゆりかに優位だった。)
(まともに遣り合ったら、おそらく、今は無い。)
(強さや凶暴さで言えば、今日の異形など彼女の足元にも及ばない。)
……そして、偶然会った紅裂先輩に、手当てしてもらったのですわ。

(消毒液の冷たさと染みる痛みを想定して、ぎゅっと目を閉じるていると、あっさりと開放される。)
(目を開け見上げると、浴室から出て行こうとする兵部の姿が見えて)
ありがとう。
ごみ袋でも置いてくだされば、それに入れますわ。
そのまま、捨てていただければ……汚いとかそういうのより……これ、普通に臭いですもの。
洗濯機に臭いがついたら、大変ですわよ?
あ…晶くんも、お顔が汚れていますわ。
一緒に、入る?
…………冗談。
今更、おねーちゃんと一緒にお風呂って年齢でも、無いですものね。

(背中のファスナーを下ろして、服を脱ぐ。)
(中のドロワーズやキャミまでどろどろだったが、その内側の下着までは汚れが至っていない。)
(いくら緊急時とは言え、下着無しでは心もとなすぎる。少しだけ、胸をなでおろした。)
(シャワーをひねり、温かな湯を頭から被る。)
(身体を洗うスポンジかタオルを探そうとしたが、勝手に使うのも悪いかなと思い)
(ボディーソープを掌に乗せ、泡立て丁寧に身体を洗い。傷口を念入りに流して)
(髪の毛は軽くシャンプーだけして汚れを落とし、湯船に身を沈める。)
いたた…やっぱり、染みますわね。
(ふとドア見ると、小さな白いシルエットのしっぽが、ゆらゆらと揺れている。)
(小さく笑って、ざば、と湯船からあがり、ドアを開ける。)
(身体を拭き、用意されていた服に袖を通して、髪の毛をタオルでまとめてから、白猫をひと撫で)
(そっとドアを開き、廊下に顔を出す。)
224兵部 晶 ◆oWbpNIMs9M :2010/09/23(木) 02:55:40 ID:qq/Rf8sI
(その頃、兵部晶は自室にいた。別に居間にいても良かったのだが、
 彼女に手傷を負わせた異形の話が気になった)
(ベッドの上で寝転がりながら、両の手で一つずつ、全長30cmほどの
 ぬいぐるみを持っていた。一つは金髪に碧眼、可愛らしい笑みを
 浮かべた少女。そしてもう一つは腰まである長い髪を携えた、妖艶な笑みを浮かべる女性)
(とはいえ、所詮二頭身であるのであまり迫力はない。
 その人形の元となった異形――――鬼塚蝶子とは比べものにならない)

(恐らくゆりかを傷付けたのは、彼女だろう。金髪の少女の
 話す内容は、全て蝶子の特徴と一致する)
(晶は部屋の隅へと視線を動かした。そこにあるのは
 また同じサイズのぬいぐるみが2つ。片方は紅い髪で
 ヘラヘラとした笑みを浮かべ、もう片方は黒いストレートの髪で、不思議そうに首を傾げていた)
(その鬼塚蝶子から逃げ出した所を、あの紅裂拓兎に助けられた、そういうことか)

(別に、ゆりかを自分の大切な人だと知りやったわけではないだろう。
 時期がおかしい。だが仮にそうだとして、やったとしても。
 先程のあの異形へ向けたような、殺意は湧いてこないかもしれない)
(会えば、殺すのは変わらない。彼女は人を殺し過ぎた。
 それでも、最後に一度会いたい。言葉を交わしたい。
 最近は、夜に出会うこともなくなった。担当の媛名葵から
 始末したという報告はない。別の異形狩りに、倒されてしまったのだろうか)

(ゆりかにも伝えておくべきだろうか?どこからか。
 だが、上手く説明できる気はしない。何よりこの感情を
 彼女に感染させて、いざ戦いになった時、全力が出せないようでは困る)
(ぎゅっと蝶子のぬいぐるみを持つと、葵と拓兎の隣へぽい、と投げた)
(そして、最後に残ったゆりかの人形を、寝転がったままじっと見上げた)

………ばあか。

(一緒に入る、なんて。普通、男として見ていたら、
 そんな事は言えないだろう。いや、そもそもこんな時間に家を訪れないか?)
(それなら結果として助かったのかもしれないが。弟というのは、
 本来こんな扱いなのだろうか。兄姉と異常な生活を送っていた自分には、分からない)
(何だか不意にむかついたので、ゆりか人形を壁に放る。それなりに強く叩きつけられたようだ)

(ベッドから降りて、廊下に出ようとする。彼女の衣服を
 始末しなければ。声をかければ、鉢合わせもないだろう)
225兵部 晶 ◆oWbpNIMs9M :2010/09/23(木) 02:58:17 ID:qq/Rf8sI
【追記1:服のデザインはご自由に決めて頂いて構いません】
【追記2:晶の部屋の中で会うか、それとも廊下で会うかはどちらでも大丈夫です】
226久遠ゆりか ◆Juli/dituo :2010/09/23(木) 03:11:50 ID:RxLCNvxk
……晶、くん?
いないの………?
(廊下を覗いても、その姿はなく)
(髪に巻きつけたタオルを解き、濡れた髪を頬に張り付かせながら)
(タオルで毛先の雫を拭き取りつつ、そっと廊下へと踏み出す。)
(手首には、兵部にもらったシュシュを通して)
(これが汚れていなかったのは、本当に良かった。)
(やはり、夜にこれを着けるのはやめようと、心に誓いつつ、足元に纏わりつく白猫を見つめる。)

あ、うさぎちゃん……っ
(白猫が軽やかな足取りで、薄暗い廊下の先まで、すたたと歩いていく。)
(その姿に誘われるように、廊下を歩き出して)
(まだそんなに寒くもないはずなのに、短い時間でもお湯で身体が温まったせいか)
(それとも、この綺麗過ぎる空間。)
(その中で兵部が毎日一人で過ごしているという、イメージに飲まれているのか)
(裸足の足の裏に感じるフローリングが、やけに冷たく感じて)

ねぇ…待って……晶くんが来るまで、一緒に廊下で待ちましょう、ね?
(薄暗がりの部屋の中、白猫の姿がぼんやりと浮かび上がる。)
(目を細め、背後からの灯かりを頼りに室内を見渡す。)

ここは……居間……リビング、かしら?
ね、うさぎちゃん。わたし、勝手に入るわけには……でも、一人で廊下は寂しいですもの。
……戻って?
(廊下でしゃがみこみ、リビングに入ったきりの白猫に手を差し伸べると)
(別のドアに微かな気配を感じて、その方向へと顔を上げる。)
227久遠ゆりか ◆Juli/dituo :2010/09/23(木) 03:15:18 ID:RxLCNvxk
【では、部屋のドアの目の前の、廊下で。】
【微妙な位置?】
【服は、晶くんらしい可愛い目パンク柄Tシャツに、ハーフパンツの簡単な部屋着ってことで。】
228兵部 晶 ◆oWbpNIMs9M :2010/09/23(木) 03:31:53 ID:qq/Rf8sI
(ドアを開くと、愛する少女の、可愛らしくも不安げな瞳が
 こちらを捉えていた。本能的に、部屋のドアを素早く閉める)
(バタン、と音がした後で状況を整理する。もう既に彼女は
 お風呂から上がったようだ。予想していたより早い)

……何をしているんですか?

(ゆりかに訊ねながら、辺りを見回す。灯りの消えたリビングに、
 白猫の姿。風呂上がりに白猫の姿を追いかけていったら、
 それでもここで座り往生している理由は分からない)
(また変な遠慮でもしていたのだろうか。まあいい、部屋の中は見られてはいない)

……………とにかく、こちらへどうぞ。
傷の最終的な処置は、しなければなりませんし…お飲み物は、暖かい紅茶でいいですか?

(彼女の肌に貼り付く濡れた髪が、少し少女を色っぽく見せている。
 緩いくせ毛だからか、水分で色の沈んだ髪が、微かに波打っていた)
(不意に見とれそうになるが、言葉だけは紡ぐ。
 リビングの電気を付け、四つの椅子がセットされたテーブルを指差す)
(それと濡れたままの髪は痛みやすいので、後でドライヤーで乾かして下さいね、と付け加えておく)



【では、また凍結でもよろしいでしょうか。僕は土曜日だと、22時から2230くらいには再開できると思います】
229久遠ゆりか ◆Juli/dituo :2010/09/23(木) 03:37:03 ID:RxLCNvxk
【凍結了解ですわ。】
【土曜日は、もしかしたら予定が入るかもですけれど】
【もし予定が入るようなことがあれば、早めに連絡できるよう善処いたしますわ。】

【本日も、わたしのまったりロールにお付き合い感謝、なのですわ。】
【解凍を楽しみに、おやすみさせていただきたいと思います。】

【おやすみなさいませ、良い夢を】




………一緒に、寝る?
(首かしげ)

【……ゴメンナサイ、反応があまりにも可愛かったので、つい】
【では今度こそ、おやすみなさいませ、ですわ。】
230兵部 晶 ◆oWbpNIMs9M :2010/09/23(木) 03:44:54 ID:qq/Rf8sI
【はい、それでは今のところは土曜日にお会いしましょう。
 予定の変更などありましたら、避難所に。置きレスも構いませんので】

【こちらこそ途中でレスが消えたりする中、辛抱強く付き合って
 頂き、感謝の極みです。僕も土曜日を楽しみに待たせて頂きますね】



……………。いいですけど、朝まで離しませんからね(ぎゅっと抱きしめ)

【あまりからかい過ぎると、晶も反撃に出るかもしれませんよ?
 ふふ。どえすさんに目覚めたかもしれないお姉ちゃんは、大変です】
【それではありがとうございました、ゆりか先輩。お休みなさいませノシ】
231水鏡恭弥 ◆kyo/P7P7mo :2010/09/23(木) 14:37:38 ID:muFcdnhX
【待機してみます、プロフは>>53です。】
232久遠ゆりか ◆Juli/dituo :2010/09/23(木) 14:55:28 ID:RxLCNvxk
【兵部 晶 ◆oWbpNIMs9M さんへの置きレスにお借りします。】

>>228
(突然の出来事に、一瞬反応出来ずに―――でも、それは一瞬のこと。)
(ちらりと、華奢な身体の向こうに見えたのはベッドだろうか?ということは自室?)
(特に追求するつもりは無かったが、なんとなく首をかしげ、奥を覗こうとしてしまう本能。)
(でもそれは、兵部の手によってバタンと大きな音を立て、閉ざされハッとする。)

えっ…あ……うさぎちゃん、が。
(廊下に膝を着いたまま、薄暗いリビングを指差す。)
(なんとなく、拒絶しているような声色に、少しだけドキリとした。)

ん……紅茶、好きですわ。ストレートで。
(こくんと頷き、ちゃっかりリクエストまで出してから。立ち上がるときに、少々ふらついたものの)
(身体も綺麗になって落ち着いたのか、来たときよりかは随分しっかりとした足取りで兵部の後を歩く。)
(なんとなく、じっと見つめる視線を感じて、なにかおかしいところがあるのだろうか、と)
(少し不安になって、考える。)
(――そういえば、グロスがすっかり剥がれてしまっている。)
(先ほどの戦いの最中に血で濡れて、兵部と会った時には、すでにそんな物は無きに等しかったのだが)
(気が付いてしまうと、どうにも気になって仕方ない。)
(日本人と比べると、だいぶ白っぽい色合いの唇を、恥ずかしそうに指で押さえた。)

あ…お洋服、ありがとうございますわ。
まだ打ち身が少し痛くて、着やすくて柔らかいお洋服、嬉しいですわ。
それに、とっても可愛い。
(シンプルな至って普通の形のTシャツが、程よく着込まれていて、くったりとなった生地が気持ちいい。)
(左袖口にウサ耳髑髏のワンポイントがある辺り、さすが部屋着にも拘りが見えると評価したいところ。)
(黒地のゆったりとしたハーフパンツは、運動着かなにかかな、と思いきや)
(それもまた、左サイドにのみ可愛らしくデフォルメされた髑髏や骨で作られたラインが、裾まで通っていた。)

………ぅー、面倒ですもの…そのうち、勝手に乾きますわよ。
(リビングをぺたぺたと歩き、素直に腰掛けながら、小さく唸る。)
そうですわ。乾くまでに、寝なきゃいいのですわよ。
発想の転換、って感じしません?
どちらにせよ、泊まっていくわけにはいかないですものね。
夜だとこの格好でも比較平気で帰れますけれど、朝になったら、ちょっと恥ずかしいですわ。
ところで、すごく綺麗になさっているのね。
うちのアリョーシャの部屋なんか、服やゲームで、何時もくちゃくちゃですわよ。
晶くんとこに、修行に出したいぐらいですわ。


【お借りいたしました。ありがとうございます。】
233久遠ゆりか ◆Juli/dituo :2010/09/23(木) 14:56:55 ID:RxLCNvxk
【なんというリロードミス。】
【大変失礼いたしましたわ。】

水鏡恭弥 ◆kyo/P7P7moさんが、待機中。
プロフィール>>53
234水鏡恭弥 ◆kyo/P7P7mo :2010/09/23(木) 15:28:18 ID:muFcdnhX
【待機解除、お邪魔様でした】
235媛名 葵 ◆YJKujNK4t6 :2010/09/23(木) 19:41:37 ID:5O+LG3IO
【微妙な時間――ではあるのですけれど、待機させてください】
【プロフィールは>>3にありますので、参考にしていただければ幸いです】
236水鏡恭弥 ◆kyo/P7P7mo :2010/09/23(木) 19:50:09 ID:M1ynu6Ul
【微妙な時間に微妙な僕がお相手を申し込んで見ます
 ちなみに全くのノープランであります!】
237媛名 葵 ◆YJKujNK4t6 :2010/09/23(木) 19:55:19 ID:5O+LG3IO
>>236
【こんばんは、水鏡さん。水鏡さんゲットです、ということで立候補&ノープラン大歓迎です】
【期待していないときに誰か来てくださると、とても嬉しいものです】

【では、こちらから数案出してみようかと思いますけれど、
 こう、殺伐が良いとかほのぼのがいいとか弄られたいとか深凪ルートとかパラレルとか
 何かあれば遠慮なく仰ってください。なければ、ころころと雑多に選択肢を転がしてみます】
238水鏡恭弥 ◆kyo/P7P7mo :2010/09/23(木) 19:58:20 ID:M1ynu6Ul
>>237
【僕としたことが挨拶を忘れるとは…こんばんは、媛先輩】
【深凪ルートにぴくっと反応してしまいしたのでそれでお願いできましたら。】
【その場合、どの道弄られルートじゃないのか?って突っ込みは脇に置いておきます】
【スペシャルゲストに顔見せだけでも義兄様なんて如何でしょう、ってのが僕のリクエストです】
239媛名 葵 ◆YJKujNK4t6 :2010/09/23(木) 20:09:09 ID:5O+LG3IO
>>238
【ふふ、いいですのに。そのくらい】

【深凪ルートに反応するのは物好きさんか修羅の道が好きな人に違いn(】
【実は≪深凪≫編は言ってみたもののあんまり深く考えていなかったのですが、そうですね】

【1.ちょっとした不備から深凪の領地というかそこらへんに迷い込んでいただく】
 (一番最初に出会う相手として私か朱羽か義兄が選べます。どの前2ルートでも義兄がもれなくついてくるよ!)
【2.朱羽の依頼をこなしてもらう】

【義兄については、どちらでも適当に理由をつけて出せると思います。十全と】
240水鏡恭弥 ◆kyo/P7P7mo :2010/09/23(木) 20:12:18 ID:M1ynu6Ul
>>239
【どちらも面白そうで選べない…そういうときは最後の秒数ランダム選択で】
【この書き込み末尾が奇数なら1、偶数なら2でお願いします】

【修羅の道ルートいいですね、暗黒舞踏、もとい武闘でも極めてみようかな…】
241媛名 葵 ◆YJKujNK4t6 :2010/09/23(木) 20:18:52 ID:5O+LG3IO
>>240
【それでは、2で参りましょうか】

【水鏡さんの寮って女性は入れない、のでしたでしょうか?】
【朱羽ならば、ドーンと突撃しそうだとか少し考えたのですけれど、
 無理なようならば、私の家に来るようにと朱羽から貴方にメールを入れてもらう形にしようと思います】

【ちょっぴりダークサイドの匂いがいたしますけれど、それはそれで見てみt(】
242水鏡恭弥 ◆kyo/P7P7mo :2010/09/23(木) 20:22:25 ID:M1ynu6Ul
>>241
【別に来訪者をシャットアウトしたりはしてませんが、朱羽さんが来たりすると僕の寮生活に大いに支障を来たしそうな】
【(みかがみは思わずわくわくした!))】
【えっと、メールでも突撃してきました、でも、そして書き出しもお任せしていいでしょうか?】
243媛名 葵 ◆YJKujNK4t6 :2010/09/23(木) 20:26:14 ID:5O+LG3IO
>>242
【朱羽が貴方の寮生活に支障をきたしに行くっていって聞きそうにないのですけどどうしたr(】
【了解です。適当にどちらかで書き出してみようと思いますので、少々お待ちいただければ】
244媛名 葵 ◆YJKujNK4t6 :2010/09/23(木) 20:37:28 ID:5O+LG3IO
(新学期も始まったそんな或る日のことである。
 ――休日。部活や補習組が学校にきているとはいえ、平日よりはやはり人は少ない学園。
 先日降った雨の所為か少しは過ごしやすい昼下がり、彼女は学園の男子寮に現れた)

――――。
(軽い鼻歌。学生寮には似つかわしくない格好)
(露出が高いといえば高い――が、この女にしては低いのかもしれない。
 肌寒いこともあるし、もしかしたらここに訪れることを考えた最低限の配慮だろうか。でも派手には変わりなく)
(特に必要もないはずのサングラスを外して、女が寮を見上げたその時と同時)


(水鏡の携帯にこんなメールが送られてきたはずである。差出人は「媛名葵」
 題名は無題。本文は7文字。「逃げてください」、である)


「みっかーがーみーきょーおーやーくーん!おねえさんとぉ、あっそびーましょー」


(両全体に響く声、までとは言えないがそれなりに大きな声だ)
(彼に直接伝わらずしても寮生の一人くらいには聞こえたであろう。
 カツン、と愉快そうにヒールを鳴らして仁王立ちした女は、手でメガホンを作り叫んだのだ)


【なれば、このような感じで。問題があったら遠慮なく仰ってください】
245水鏡恭弥 ◆kyo/P7P7mo :2010/09/23(木) 20:55:09 ID:M1ynu6Ul
(学校も終わって、部屋に帰宅する。今日はどのトレーニングウェアにしようか…
 最近は蒸し暑かったり肌寒かったり、けっこう選択が悩ましい。
 バイト代で新しく買った赤と黒の上下に決めることにして、着替えが終わるころ――
 携帯が鳴った。特に何の予感もなく、メールを改めて、はてと首を傾げ――)

…先輩、肝心なことはもっと早く、教えてくれたらよかったのに。
(しっかりと声が聞こえてしまった。思わず目を覆って天を仰ぐ。
 さて、どうするか、とりあえず窓を開けたところ――)

「水鏡の知り合いですか!ご案内します!
 どうぞどうぞ、何もないところですが…ささ、こちらです」
(そういえば今日は部が休みだった、よりによってキャプテンがものすんごい速さで朱羽にへいこらして、
 寮に連れ込もうとしているようだ。さらには窓という窓が開いて何事かと思いっきり注目を浴びている…
 思い切り無力感を感じているうちに、キャプテンは朱羽を寮に招き入れてしまって)

(こちらも猛ダッシュで玄関に向った時には既に遅し。
 エスコート役のキャプテンの後ろには大名行列よろしく、遠巻きにぞろぞろと寮生がついてきていて…)
キャプテン、ありがとうございました。
朱羽さん、こっちです。
(礼もそこそこに、とりあえずと自分の部屋まで朱羽の手をとって連れ込む。
 一度扉を閉めてから)

少しだけ待って下さい。
(力任せに扉を開くと、鈴なりのギャラリーが)
…後で説明しますから、今日のところはお引取りを。
(乱暴にドアを閉め、ドアにもたれて思い切り嘆息する。
 シンプルな部屋にはベッドと勉強机、それに収納ぐらいしかなく、あまり飾り気もない。
 それほど散らかってもおらず、人を招くのにそう不適でもないはずだが…)
椅子、それしかないんで机のやつにどうぞ座ってください。
悪いけどお茶は出しません。で、一体何の用ですか…
(こめかみを揉んで、ドアにもたれて立ったまま、男子高校生にはやや刺激が強いかな…
 無理もない、と大騒ぎの原因に、げんなりした視線を送って)

【問題がない、とは言いませんがとりあえずはこのように。本日はよろしくお願いいたします】
246朱羽 ◆YJKujNK4t6 :2010/09/23(木) 21:11:23 ID:5O+LG3IO
(補習中の教室。マナーモードにしている携帯が鳴った。
 葵は彼からの返信かと携帯を見て、
 別の人間からの「もう、ついちゃった」という文面に額を押さえたのは言うまでも無い)


あらぁ、なかなかの好待遇。
男ばっかりのむっさいところかと思ってたらぁ、なかなかに素敵な燕の集まりじゃなぁい。
(そしてその頃。ウェーブのかかった亜麻色の髪をさっと払ったりしながら、
 どこか楽しそうにルージュをひいた唇をつりあげて、女は意気揚々と寮を進む。
 後ろにどんどん人が増えていっているのにも気づいてはいるのだろう。
 むしろ、積極的に笑顔を振りまいて人をひきつけているような気もしないでもないが――)

はろぉ、水鏡くぅーん。
(――彼を見つけたときの彼女の笑顔が、とてつもなくイイ笑顔だったのがその証明だろう)
(片手をあげてひらひらと振った彼女の手はすぐさま彼に掴まれて、
 気づけばそのまま一室に放りこまれてしまっていた。もちろん、女は終始笑顔だ)
かわいいかわいい女の人を、
自室に連れ込むなんて、水鏡くんってばケッコー狼ぃ。
(これみよがしというか何と言うか)
(彼がしめたドアをトントンとノックしたりして愉快そうに立ちまわっていた彼女だったが)

じゃあ、お言葉に甘えて座らせてもらうわよぉ。
それにそーんなに邪険にしてくれなくったってぇ、いいじゃなぁい?
せっかく朱羽ちゃんがぁ、デートのお誘いに直々にきてあげたってぇ、いうのにぃ。
(「朱」色の「羽」と書いて『朱羽(アゲハ)』――識別名を隠すこともせずに
 むしろ本名か何かのように堂々と名乗っているが、この女も深凪の十席に有るものだ)


【だって、水鏡さんの寮生活に(以下略)という冗談は、置いておいて】
【本当に問題があれば言って下さればすぐ書き直しますので、遠慮、なさらないでくださいね?】
【やりすぎた部分はなかったことにしていただいて無問題ですから】
247水鏡恭弥 ◆kyo/P7P7mo :2010/09/23(木) 21:24:04 ID:M1ynu6Ul
ああ…そういえば挨拶がまだでしたね。
いつかの電話以来ですか、お久しぶりです、朱羽さん。
…って、今思い出したですけど、朱羽さん、僕の携帯知ってますよね?
(狼云々は思いっきり無視することにした。
 寮の仲間には何て言ってフォローしよう…そうだ、親戚のおねえさんにしよう、なんて思いながら)
連絡をくれれば僕の方から出向きますから。
もし次があったら必ず連絡ください。
お呼びとあらば即参上、喜んで尻尾を振って馳せ参じますから。

(しかたなく、出かける前にと用意していたコーヒーを、カップに注ぐ。
 ソーサーごと手渡して)
すいませんけどお砂糖もミルクもありません。
僕、ブラック専門なんで。
苦味は控えめにしてありますが、口のほうを合わせてください。

で、どんな物騒なデートのお誘いなんですか?
(自分のマグにもコーヒーを注いで、気持ちを落ち着かせようと一口飲む。
 ホットが美味しい季節になったのは有難いが、寮に押しかけられるのは断じてありがたくはない。
 味でなく、その思いに渋面を浮かべたまま隠そうともせずに)

それと、別に朱羽さんのような素敵な女性なら僕みたいな喰い足りない小僧じゃなくても、
デートのお相手ならより取り見取り、だと思いますが…
(慎重に、壁に背をもたせて立ったまま、よそよそしいぐらいの距離を置く。
 男の一人所帯、まして高校生にしては片付いている部類に入るだろう部屋。
 高校生らしく、教科書や参考書、それに雑誌が並ぶ本棚が他にはあるぐらい。
 あまり人を部屋に入れたことはない、おまけに相手が妙齢の女性となれば、
 少し落ち着かないものを感じて、ごまかすようにコーヒーをまた一口飲んで)

【言い方が悪かったです。大歓迎うぇるかむ、揉め事ばっちこーい、であります】
248朱羽 ◆YJKujNK4t6 :2010/09/23(木) 21:37:45 ID:5O+LG3IO
そういえばいつかの電話以来ねぇ。
ほらぁ、やっぱり電話で挨拶も無くお別れしちゃったでしょお?
でもって次も電話やメールっていうのも失礼かなぁ、って思ってぇ、わざわざ来たってわけ。
どお?あたしって優しいお姉さんだと思わなぁい?
(相変わらずの服装で相変わらずの性格で相変わらずの口調のまま、椅子に座って足を組む)
(ソーサーごと手渡されると、それなりに上品な仕草でもって口をつけた)
……んー。不味くはないわねぇ。
あたし、この味嫌いじゃあないわ。たぶん、剣糸ちゃんも好きな感じの味ね。
(気に入ったらしくそのまま飲み続け、お構いなくというように片手をひらひら)

んふふ。過ぎたる謙遜は嫌味よぉ、水鏡くん。
それじゃあ、あたしが大好きで大好きで仕方ない水鏡くんのところに来ているのはぁ
見る目も無い馬鹿だからってぇ、いいたいわけぇ?あたし、これでも見る目はある方だと思うのにぃ。
(仰々しく肩をすくめて、何故か声をいつもより大きめに張ったりしながら)

まーあ、二個くらいあるんだけどぉ。
一個はちょっと物騒だし長期戦になりそうだからもーすこし煮詰まってから貴方に回そうと思ってるわぁ。
初段階からどぉっしても関わりたいっていうなら別だけどぉ、……ま、もう一個は簡単よぉ。
ちょーっと探ってほしいものがあるのよねぇ。キミの中の『不知火』クンに。
まあ、前みたいに残滓っていうの?そういうの読み取ってもらいたいなぁ、って思ってぇ。
(まわりをぐるりと無遠慮に見渡しながら、ふーん、へぇ、などと口にする。
 なかなか片付いている。雑誌も教科書も模範的な学生の範囲内である)
……にしってもぉ、ほんっと色気のない部屋ぁ。
健全な男子高校生ならもっと俗物的で刺激的なもの置いておきなさいよぅ。
せっかくドッキリしかけたのにぃ、……つまぁんなぁいー!

【ふふ、十全。良かったです――それでは、『こればかりはヤバい』というのがあったら遠慮なくと】
249水鏡恭弥 ◆kyo/P7P7mo :2010/09/23(木) 21:51:03 ID:M1ynu6Ul
(そちらのほうが迷惑この上ありません、の言葉は流石に飲み込んだ。
 表情に出てしまっていたかもしれないけれど、正直そこまでは知ったことか、とも思う。
 柔らかく女性らしい仕草に意味もなく心がざわつくのに、余計に自分で苛立ちながら)
別に僕、好かれたいとは小指の爪の先ぐらいしか思ってませんが…
(ついつい言い返したくなってしまったのは心がささくれたせいだった)
それじゃお見立て違いだったんでしょう。
僕に大好きになってもらったり、注目するような価値があるとは思えませんし。
(ひょいと肩をすくめて、ドアの向こうもちらっと気にしたりしながらも受け流そうとして)

煮詰まってから、ですか…
(散々深入りするな、と忠告されたのは覚えている。
 覚えてはいても、忠告に従っていないのはまあ、いつものことだ)
んー…探るほうは、少し時間を貰うかもしれません。
気が向かなかったらとことん何もしないのがアイツなんで。
今日今すぐやるか、ずっとほったらかしか、僕にも何とも言えないんで、それでもよかったら。
…事情を聞かせてもらえれば、もう少しやる気が出るかもしれませんが。
(二件目に関しては、慎重に、考え考えそんな答えを口にする)

長期戦なら、別にさわりだけでも当たってみても悪くなさそうな、そんな口ぶりですね?
今日これからでよければどうせ狩りに行くところだから、別に構いませんよ。
それなりの代価は用意して…って、話聞いてます?
大体俗物的で刺激的な、朱羽さんが想像するようなものって一体何なんですか…
(ベッドの下にはない、それは分かってる。落ち着け、自分、と平静を保とうとして)
この前の件で借りも貸しも、特になかったような気がするんですが。
(話を自分としては限りなく自然にそれとなーく、「お仕事」の方にもっていこうと、
 表情も隠すためにまたコーヒーを飲む…熱い…)
250朱羽 ◆YJKujNK4t6 :2010/09/23(木) 22:05:44 ID:5O+LG3IO
(何とも言えない、というよりも不満いっぱい、という顔をみれば女は楽しそうに笑う。
 実際にここにわざわざこうして足を運んだのは、もちろん本命の理由はあれども、
 彼のこんな顔をみたかったからに違いない――と、葵なら評するところである、おそらく)
あんっ、あたしってあたしにデレデレな男よりもあたしに靡かない男が好きなのぉ。
そーゆう態度の方がそそるっていうかぁ。
あはっ、あたしは好かれたいもの、ミカガミキョウヤくんに。
(これが本気だとしたら、とんでもない選択肢ミスばかりしている女はケタケタ笑って)

まーあ、別にぃ。
きっと気がむいてくれると思うしぃ、……ああ、でも恭哉クンが気が向くってだけで
不知火クンのほーは分かんないわねぇ。気が向かないなら報酬だしてもいーわよって
そっちの方に伝えといてくれる?できれば今日中、少なくとも数日中にお願いしたいわぁ。
(すっかりお気に入りらしいコーヒー片手に立ち上がると
 んー、とか言いながらぐるりと部屋の中を見まわし始める。
 本棚に近づいて本を見てみたり、無遠慮にもぴらっとベッドのところをめくってみたり)
俗物的で刺激的なぁっていえばぁ、健全男子がひとつは持ってるエロ本に決まってるじゃなぁい。
なになにぃ、どこに隠してるわけぇ。
散乱してたらたのしそーって思ってきたのにぃ、せっかく水鏡くんの趣味が知れるチャンスだし。
(ふふふん、と適当な鼻歌を歌いながら)
あーん? 話くらいちゃんと聞いてるわよぉ。
……で、貸し借り清算したから真っ向から正当なオツキアイができるってぇ、わけでしょうよぉ。

(そのときだ。水鏡の携帯がメールを受け取った)
(差出人はさっきと同じ。題名は無い。本分は5文字―――「今から行く」、である)

で、来るのぉ?来ないのぉ?
さっさと来ないと剣糸ちゃんにつかまっちゃうわよぉ、お姉さん困るわぁ。
――剣糸ちゃんがいたら、キミとうちの当主様を簡単に会わせられなくなっちゃうしぃ。
251朱羽 ◆YJKujNK4t6 :2010/09/23(木) 22:11:25 ID:5O+LG3IO
【っとぉ、ごめんなさぁいっ。次のレスちょっぴり遅れるかもしれないわぁ】
252水鏡恭弥 ◆kyo/P7P7mo :2010/09/23(木) 22:13:59 ID:M1ynu6Ul
(まあ、前からそういうところはあった。
 一体自分をからかって何が面白いのか全く理解できないが――)
それは光栄です、お気持ちだけ受け取って、実際の行為その他は謹んで辞退しておきますよ。
(なんかもうどうでもよくなってきたところに、家捜しまで始められて…
 その場所に近づくたびついぴくっと反応してしまう、クローゼットの前…)
正当なお付き合いって一体…ちょっとすいません。
(言いかけたところにメールが来て、簡単な文面を確認したところで、
 「当主様」の言葉を聞いて、考え込んだのも一瞬)

出ましょうか。そういうことなら道々話を聞かせてもらうことにしましょう。
(いや、別にクローゼットを今にも開けそうだったからとかそういうことではなくて)
報酬のことは別にしても、きちんと話を聞かないことには受けるとも断るとも言えませんし。
(早口でまくしたてて、マグを机において)
行きましょうそうしましょう。
この前は電話で話しをしただけですし、ほら、やっぱり顔を合わせてみないと分からないこともあるじゃないですか。
なんだかやる気になってきましたよ、僕。
(先輩ごめんなさい、と携帯の電源を切った)

【趣味を知るチャンスはまた次回、とそこのところだけはお願いいたしたく…】
253朱羽 ◆YJKujNK4t6 :2010/09/23(木) 22:24:49 ID:5O+LG3IO
【あはっ、次回があるって期待していいのかしらぁ?】
【もともとそこまでやる気がなかったけどぉ、次回に期待しつつ〜ってねぇ?】

【それで、ごめんなさい。今帰ってきたから、すぐにレス書き出すわね?】
254朱羽 ◆YJKujNK4t6 :2010/09/23(木) 22:29:32 ID:5O+LG3IO
――あらぁ、出るのぉ?
ふふん、そうねぇ。まあ、とりあえずお話を聞いてほしいしぃ。
あたしとしては、結果オーライってところかしらねぇ、……それはもう色々とぉ。
(クローゼットに片手をかけていたのだが、どこか名残惜しそうに視線を彼に戻し
 そっとその付け爪のついた手を離す。だが、再び意味ありげな視線を送ったり)

まあ、でねぇ。
あたし、いちおー準備してきたのよぉ。
ここから現場までちょっち遠いからぁ、サクッと移動できちゃうようにぃ。
まあ、ちょっとばかりぃ、胃がよじれるような思いはしてもらわなきゃいけないんだけどぉ。
……どうするぅ?
(にこやかに笑って彼女が胸元から出したのは一枚の札)
(服装に似合わない、どこか古めかしい文字ばかりが書いてある――何かの呪式か)
もちろん、今日は一緒に御散歩してから、それから考えてくれてもいいのよぉ?
まあ、その場合ぃ、
あたしはキミの腕にだきつきながらこの部屋、でていってあげるけどぉ?

にしても、うちの当主サマに興味を示すとは驚きねぇ。
それともぉ、あそこのナカを見られたくなかったりしちゃったりするだけぇ?
(ニヤニヤと笑いながら、片手の札をひらひらさせて)
255水鏡恭弥 ◆kyo/P7P7mo :2010/09/23(木) 22:30:01 ID:M1ynu6Ul
【いえ、万が一次回があればということで…乞うご期待、です】
【ごゆっくりどうぞ、お待ちしています】
256水鏡恭弥 ◆kyo/P7P7mo :2010/09/23(木) 22:37:16 ID:M1ynu6Ul

(一瞬何を言われているのか分からずに、要領を得ない表情を浮かべて、
 お札と朱羽の顔を見比べる。
 が、続く言葉に選択の余地がないのを悟って)
少しだけ、待って下さい。
(バックサイドホルスターを身につけ、一応マガジンが入っていないのを示して見せてから、
 銃を背後にしまって、治療道具その他もろもろ、夜のお出かけセットの入ったスポーツバッグを肩に引っ掛けて)

別に見られて困るようなものが入ってるわけじゃありませんが、
(そこはあからさまに目をそらして言い訳する)
流石に僕もこれ以上、寮での評判を落としたくないので、サクっと移動、お願いします。
(胃がよじれるような思い、の言葉にはやや表情を改めて)
えっと…何をすればいいんでしょう?
(トレーニングウェアのまま、立ち尽くして、ドアの外が気になって仕方なかったが、後ろ手に鍵を掛けて)
257朱羽 ◆YJKujNK4t6 :2010/09/23(木) 22:49:11 ID:5O+LG3IO
何をするかって、することは簡単よぉ。
あたしと接触してくれればいいの――そーねぇ、この移動距離ならキスかしらぁ。
(色々と用意をする様子を見て、用意ができるのを待つ)
(なかなかに用意周到ねぇ、なんて呟きながらニッコリ笑うと首を傾げた)
できればぁ、のーこーなヤツだとぉ、とっても移動時間が短縮できちゃったりするんだけどぉ。
(後ろ手にドアをかける彼に迫るように、一歩一歩と歩みをすすめてドアと自分で挟みこむ。
 長めの付け爪は赤いマニキュアで彩られており、その手がそっと彼の胸にあてられて)


―――っていうのはぁ、本当だったらいいなぁ、って冗談。
じゃあ、しっかりあたしの手を持ちなさぁい。朱羽ちゃん特製の特急は早いわよぉ?


(にんまりと猫のような笑みを浮かべて、彼女は自分と彼の間で指にはさんだ札を揺らす)

(そして、そのままひゅっと天井になげつければ、まるで吸い寄せられるようにその札が張られる)
(同時に、淡く光る何かしらの文字がまるで模様のように円を象り、一種の模様のような何かを描くと
 ―――二人の足元から、淡い色の紅の蝶が、ひらひらとその周りを飛び始める)

(その数は徐々に増える)
(増えるというよりも、まるで蝶で壁ができるかのように二人の周りを取り囲んだ)
これでもぉ、それなりにかなり時間をかけて用意した術式だからぁ、安心はしていいわぁ。
でも、身体を無理矢理に違う場所にいどーさせるからぁ、まあちょっと“酔う”かもしれないけど
勘弁してねぇ?
―――Estas listo(準備はいいかしら)?
258水鏡恭弥 ◆kyo/P7P7mo :2010/09/23(木) 23:01:47 ID:M1ynu6Ul
き、きす…ですか?
(すぅっと顔から血の気が引く音が、自分で聞こえた気がした。
 思わずよろめいたところに、胸に手を当てられてしまって、ドアに追い詰められて…
 濃厚も何もいやその僕、したことない…とか言いそうになったところでドッキリをばらされて、
 もうどんな表情をしていいか分からない)

それじゃ、お願いします…
(蝶々、あげは、か…名前のことを思い出しつつ、超常の力に目は吸いつけられて、
 やがて壁に囲まれるような、何かの力場が形成されたのか…
 説明を聞きながら、徐々に心を落ち着ける。最後、何を言われたのかは分からなかったけれど)

それじゃ、お願いします。
(左手を中途半端に差し出す。
 なんとなく自分から握るのはためらわれて、
 輪の中に自分と朱羽が入って囲まれているのを改めて確認してから――
 しっかりした目で視線を返して、一つ唾を飲み込んで)
こういうのも含めて、≪深凪≫の諜報担当なんですね。
口先だけじゃないの、初めて知りました。
(それでも意を決して、そっと朱羽の手を握る。
 柔らかいな、なんて咄嗟に思いながら――)

髪型や服装もそうですけど、朱羽さん、手も綺麗なんですね。
259朱羽 ◆YJKujNK4t6 :2010/09/23(木) 23:13:35 ID:5O+LG3IO
(まわりを確認して、術式に乱れがないのを確かめると、こちらも彼を見る。
 まっすぐに見つめられると、どうしたのぉ?というように首をかしげてニヤニヤしながら)
……あらん。
あたしが口先だけの女だと思ってたのぉ?どお、惚れ直してくれたぁ?
これでも、……≪深凪≫の十席もらってる女なんだからぁ、ナメてもらっちゃあ困るわねぇ。
(こちらも握られた手を握り返す)
(どちらかといえば強めに。必要以上に強めに握り返したのは、おそらく途中で離れない為だろう。
 ただし付け爪が喰い込まない程度には配慮しているらしい)

(蝶は勢いを増す。二人のまわりを飛び交い、完全に二人の周りを覆ってしまった)
(そろそろねぇ、なんて言っていたところで手を握っている男からの言葉。
 女はひどくきょとん、としたような顔をする。
 面喰ったような、そんな顔は少々無防備だったかもしれない。
 ――そして、まるで空間が歪むように、互いの体が揺れ、ねじれだす。まるで何かか強い力が
 四方八方に二人の体をひっぱり、ねじってしまおうかとするかのように――だ)

―――、.....Gracias(ありがとう).

(少しだけの間のあと、照れたようなはにかみ顔)
(それが完全に歪めば、おそらく彼の目の前は真っ赤になったことであろう。
 蝶が全てを覆い尽くす――そうして、徐々にその蝶が消えて言ったあと、その一室には一匹の紅蝶だけが残った)


(まるで凄く上下左右に動きまくるジェットコースターに乗せられたような心地がしただろう)
(恭哉が目をあければ、そこは森の中。まっすぐと妙に整然とならぶ木々の先に、
 古めかしい祠が、見えるはずである)
260水鏡恭弥 ◆kyo/P7P7mo :2010/09/23(木) 23:23:54 ID:M1ynu6Ul
惚れ直したという言葉は、最初から惚れていた場合にしか使えないと思いますけど…
(しっかり握られた手を、こちらも適度に握り返す。
 ぐるぐると、蝶に目を奪われているとこちらが目が回りそうだ。
 しかたなく、朱羽のほうを見つめていると、体が捻れるような、
 胃の中身がひっくり返るような、なじみのない感覚が全身を襲う。
 慣れているのか、朱羽は何ともないようなのを見て、やや顔はこわばったものの、
 やせ我慢をして思わず体が勝手に動き手を振りほどきそうになるのを必死で抑えて…
 最後に、見たこともないような、魅力的な柔らかい表情に見入りそうになると、
 完全に視界が奪われて――)

(いつの間にか閉じていた目を開くと、そこは森の中。
 空気さえも違って、ちょっと信じられない思いでくん、とあたりの空気を嗅ぐ。
 神社かなにか、なのだろうか…なにやら祠のようなものまで見えて)
…ああ、すいません、ちょっと力、入っちゃってたかもしれません。
驚いたというか、何ていうか…
(改めて手を握っていたのに気づいて、顔を少し赤くして、手をそっと離す)
ここは…?
(きょろきょろと辺りを見渡して、どんな気配がするか、どんな「匂い」がするのか探ろうとして)
261朱羽 ◆YJKujNK4t6 :2010/09/23(木) 23:39:54 ID:5O+LG3IO
あはん? まあ、今このときに吐いてないだけ上出来じゃなぁい?
剣糸ちゃんは大分慣れてきたけど、うちの同僚にもコレすっごく嫌がるのいるしぃ。
……あらぁ、もちょっと握ってくれててもぉ、良かったのに?
(顔が赤くなっているのを見れば、いつもと同じ人を食ったような笑顔)

―――まあ、ここは何ていうかぁ、封印場所っていったらいいのかしらねぇ。
≪深凪≫の人間が、手ぇ出せない封印っていうのがぁ、正しいかしらぁ。
ああ、でも安心してぇ。別に≪深凪≫の敵領地ってわけじゃあ、ないんだからぁ。
…………いちおうはぁ、うちの領土っていうかぁ、私有地っていうかぁ、なんていうかぁ。

まあ、いちおーここを管轄っていうか支配っていうか管理してるのは≪深凪≫だしぃ。
だからあんまり気にしなくっていいわよぉ。
ちなみに、ずーっと前は神社だったらしいけどねぇ、今じゃうちの当主様が
だいじにだーいじぃに管理してるあの祠くらいしかぁ、残ってないのが現状って言うかぁ。
ま、でも空気は澄んでる方なんじゃあ、ないかしらねぇ。
あたしも――、術師のはしくれだし、空気が澄んでるっていうかぁ、清いっていうのくらいは分かるわぁ。
―――で、キミにっていうか、不知火クンに読み取ってもらいたいのはぁ、そこの水晶。
(つい、っと指をさした先)
(祠にまつられているのか、小さな台座の上に透明な水晶がひとつ置いてある。
 だが、水晶玉ではなく――、どちらかといえば、大きめのペンダントにでもなっていたかのような)
262水鏡恭弥 ◆kyo/P7P7mo :2010/09/23(木) 23:58:01 ID:M1ynu6Ul
まあ、そういう能力もありなんでしょうね。
みんな一人ひとり、違った異能の発現の仕方をするみたいですから…
(さっきのはにかんだような、見たこともない表情は錯覚だったか?
 朱羽がいつもの態度を取り戻せば、逆にそれでいつものペースになって、周囲に注意を向ける。
 確かに心が鎮まるような、落ち着いた雰囲気を感じて――
 聖域とでもいうべきか、人の世と隔離された空間特有の、猥雑さが切り離された匂いというべきか…
 興味深そうに辺りを眺めながら説明を聞いて)

封印、ですか…何かしら理由があるんでしょうから、大人しくしてるうちは触らないで祀っておくのが流儀なんでしょうけど…
(触ると何が起こるかわからない、まずは観察することにして)
何か、首飾りにでもしてたんでしょうか?
呪術的な意味合いは大いにありそうな気はしますけど…
(自分では見ているだけでは、たいしたことは分からない)

これ以上調べるなら「変わる」しかないですけど…
(自分では何が封じられているか、聖なるものなのか邪なものなのかさえ、分からない。それでも――)
このまま置いておいて害になりそうな感じでもないですが、
これを読み解きたい、のか、来歴を知りたいのかは分かりませんが、
不知火の力を借りたいわけでもあるんですか?
特に報酬が欲しくてするわけじゃありませんが、もう少し事情を聞かないことには、
力を貸すともなんとも、いえません。

(納得のいかないことには関わるつもりはない、と態度ではっきりと示して――
 情報を操ることにかけては向こうが完全に上手なのは分かっていても、
 自分の力を上手く利用できるうちはちゃんと説明してくれるだろう、と思う。
 そこで嘘を吐かれたり、自分をうまく操ろうとするなら――まあ、その時はその時、だ。
 どういうことですか?と説明を求めて、まだ水晶には触れずに朱羽を見やって)

自分じゃ手が出せないけど、他人の手がヤケドする分には平気だとか?
263朱羽 ◆YJKujNK4t6 :2010/09/24(金) 00:12:00 ID:LzDGwm3d
あー、あたしのは異能……じゃないっていってもうちの定義では、だけどねぇ。
あたしのはこれでも修行して修行して習得したものよぉ。
ま、素質は必要だけど……気づいたら手に入ってたーなんてもんとはちょっと違うのよねぇ。
いうなればぁ、あれよあれ。陰陽師――みたいなぁ?違うけどそんな感じぃ。
(ぐー、と伸びをしてみせるが、その瞳はどこか遠くを見ているようでもあり)

……ふむ。
まーあ、さすがに何も言わずに危ない目にあってくれるほどぉ、優しくないかしらぁ。
(仕方ないかとでもいうように肩を竦める)
(そして、祠に片手をついて、――ゆっくりと目を細める)

あたしが知りたいのは、この水晶の中の記憶よぉ。
これには持ち主の残滓が残ってる……、あたしも頑張って術式をつかえばぁ、
どーにかこーにかそういうのもできるんだけどぉ、結構な負担がかかるし、すっごく疲れるわけよ。
でねぇ。ついでにこれにはプロテクトっていうよりかはぁ、なにかしらねぇ、
――ガードマン?これがしっくりくるかしらぁ、とりあえず、ソレがいるもんだからぁ……
とりあえず此処はぁ、荒事ならお任せあれーな水鏡くんに頼んじゃおうかなァって思って。
あたし……、これでも攻撃術式は使えないしぃ。

だから、――つまりぃ、あたし一人じゃ手ぇだせないってわけぇ。
それじゃあ、どーして他の戦闘員に頼まないのかぁ、なんて言わないで頂戴よぉ?
そのくらいはぁ、自分で考えなさぁい。
(ふふん、と笑ってから首を傾げると自分から水晶に手を触れて)
……別にぃ、触る分にはなんにもおきないわよぉ。破壊したり読み取りおわったらぁ、
―――ガードマンがぁ、すっ飛んできたりはぁ、するけどねぇ?
264兵部 晶 ◆oWbpNIMs9M :2010/09/24(金) 00:17:01 ID:+UXwUyLr
【ロール中に失礼します】
【ゆりか先輩への置きレスに、一レスお借りしますね】


>>232

(大体は予想通りの展開だったらしい。白猫の方を見ると、
 全く悪びれた様子もなく、うにゃ?と首を傾げていた)
(少量のお湯をやかんに注ぎ、熱しておく。そうして
 次に2つのティーカップを湯通ししておくと、こちらの視線に
 気付いたらしいゆりかが、恥ずかしそうに唇を隠している)
(―――とても可愛らしい。その唇を僕の唇で塞いだら、もっと可愛い
 顔を見せてくれるだろうか。いや、流石に怒られるかもしれない)

一応女物もあったんですけど、やはり男物の方が楽ですよね。
気に入って頂けたのなら何より。よく、お似合いです。

(そんな考えはおくびにも出さず、にこりと微笑む晶)
(沸騰したやかんの火を止め、熱々のお湯を暖めたカップに八分目まで注ぐ。
 そしてティーバッグを投入すると、ソーサーで蓋を閉めた)
(待ち時間の間に、ゆりかの姿を眺めている。初めて見る、
 シャツに短パンというラフな格好。普段の女の子らしさが
 強調されるそれとは違う、自分だけが知る、意外な一面が見れた気がした)

守弥くんは、小学生でしょう?まだまだわんぱく盛りじゃないですか。
今は多少手がかかっても、仕方ない時期だと思いますよ。…さて。

(2分ほど経過したところで蓋を取り軽くかき混ぜ、ティーバッグを取り出す。
 テーブルへと近付きゆりかの横から、静かに二組のソーサーとティーカップを置いた)

どうぞ。市販の安物ですので、あなたの口に会うかは分かりませんが…。

(そして晶はその手を、救急箱ではなく、未だ湿り気を帯びた、少女の長い金髪に伸ばす)

ダメですよ。例えこすれなくとも、自然乾燥では髪が痛みます。
ドライヤーで素早く髪の外側を乾かした方が、ダメージが少ないそうですから。

(これは実姉、琥珀の受け売りだが。髪を伸ばしている時には、色々と教わったものだ)
(ゆりかの金髪を指で弄りながら、椅子の背もたれにそっと上半身を乗せた)

………そんな事を気にしていらっしゃるのでしたら。
朝には、ちゃんとした女の子の服をご用意致しますので。

(そして両手をスライドさせ、少女の細い首の左右を通り抜け
 させる。後ろから抱き付くような態勢で、彼女の耳元に口を寄せ)

―――――泊まっていかれたら、いかがですか?



【ありがとうございました、失礼します。ノシ】
265水鏡恭弥 ◆kyo/P7P7mo :2010/09/24(金) 00:17:29 ID:vJGbhKyJ
【自分の眠気と相談、かつ、かなり考えこんでしまう場面なのもあって、ここで一度凍結させてもらっていいでしょうか?
 明日金曜日は少し遅くなりそうですので、可能ならばレスを置いておきます。
 土曜は全×、日曜日の午後からでしたら再開可能です。
 せっかくロールをお願いしておきながら少し間が空いてしまってすいません】
266媛名 葵 ◆YJKujNK4t6 :2010/09/24(金) 00:21:01 ID:LzDGwm3d
【無問題、です】
【とはいえ――実のところ私、
 土曜日は大丈夫なのですけれど、日曜が15時ごろまでしか空いていなくて】
【来週だったら確実に火曜金曜、日曜の午後は無理になると思います】

【ということで、こちらこそ間があきそうで申し訳ないのですけれど、
 水鏡さんの来週の予定がわかるまで、置きレス――ということでお願いできますか?】
267水鏡恭弥 ◆kyo/P7P7mo :2010/09/24(金) 00:25:31 ID:vJGbhKyJ
【ではそのようにいたしましょう。むしろ凝ったことをやるには都合がいいかも、です】
【思いがけない展開というか、クローゼットの中身を見られなくてほっとしたというか、ええと、楽しかったです】
【来週の予定が分かり次第、避難所に伝言を入れることにします。本日のお相手、ありがとうございました】
【おやすみなさい、媛先輩(と朱羽さん)】
268媛名 葵 ◆YJKujNK4t6 :2010/09/24(金) 00:28:22 ID:LzDGwm3d
【私も――、行き当たりばったりより、じっくりと考えられる時間が貰えて
 都合が良いかもしれない、と。クローゼットの中身を見たかったと、申しておきましょう】
【それでは、伝言お待ちしております。それまでは、私も空いた時間にレスをお返しするようにと】

【お休みなさい。水鏡さん……朱羽からも、おやすみとのことでありました】
269媛名 葵 ◆YJKujNK4t6 :2010/09/24(金) 00:30:40 ID:LzDGwm3d
色々と挟んでしまったので分かりにくいかもしれない、ということで
プチサルベージ

>>264 にて、兵部さんから久遠さんへの置きレスがあります


【それでは、失礼いたしました。スレッドをお返しいたします】
270奏 永久 ◆ONICNlGmhA :2010/09/24(金) 20:57:14 ID:q1UaeEb3
【ロールの解凍にお借りします。】
271紅裂拓兎 ◆upSAKE287c :2010/09/24(金) 21:01:03 ID:mXuQuiQH
>>144
「貴方、いい人ね。けど馬鹿よ。
 正直、惚れる相手を間違えたとしか思えない」
(空間を支配する少女の冷笑は崩れない。対峙する二人の距離はさほど)
(ないが、その両者の心の距離の間には決して越えられない断絶がある)
(生きる事を肯定し、他者を癒すことに生きる意味と意義を見出した少女)
(破滅を肯定し、他者を貶め殺し犯し壊すことに魂すら捧げた少女)

「ああ、もしかして貴方、自分の立場に酔ってるのかしら?
 誰からも省みられない男を、それでも自分だけは見捨てない。
 世界中でたった一人だけでも手を差し伸べる、そんなヒロインになりたい?」
(くくく、と肩を揺らして悪意の笑みを噛み殺す)
(眼鏡の奥の瞳は、決して笑ってはいないけれど)

「私の生き方を安易というなら、貴方のその生き様は滑稽ね。
 安手の三文芝居でも、もう少し笑えるわ。
――いいわよ、伝えておく。使い道のなくなったガラクタを、精々大事にしなさい」
   
(この二人は決して分かりあえないだろうと、傍観者になっていた彼は漠然と思う)
(同じ世界に生きながらも、信じていることが余りにも違いすぎる、と)
(共有できる価値観が、ひとつもありはしないのだと)

――こいつと話合うのはやめとけ、時宮。
この馬鹿は善意の塊。俺たちとは立ってる場所が違いすぎる。
開き直った馬鹿に通用する言葉はない。
(このまま傍観者でいるもの退屈なので、会話に割って入る)
(何も言わなかっただけで、何も言えなかったわけではない)
(当然のことを言われて堪えるわけがない。だから永久を横に押しやって前に出る)

それと、お前の行動は微妙に筋が通ってないな。
俺の知る限り、お前はそんな独断専行をするような女じゃなかったはずだ。
≪虚影会≫の動きも最近は以前と違っている。
俺の居なくなった後、何があった?
(それを問われた時、時宮の悪意に満ちた冷笑が僅かに揺らいだ)

「……それを言う訳ないでしょ。
 ふん。相変わらず妙な男よね、あんた。もう行くわ。じゃあ」
(僅かに狼狽した態度を、強引に押し隠しつつ、地面の中に吸い込まれるようにして消えた)
(紅い影が一瞬だけ地面に残って、即座に消えた。最初から何もなかったかのように)

【ロールの解凍に借ります】
【それでは今夜もよろしく】
272奏 永久 ◆ONICNlGmhA :2010/09/24(金) 21:24:45 ID:q1UaeEb3
そうですか、そんな安っぽい立ち位置で貴方は酔えるんですね。
さすが安易な方は違います――――この人が誰からも省みられていないのなら何で虚影会を捨てられたのでしょうね?
それすらもわからない貴方は安っぽいなんて――滑稽を通り越して憐れです。
(冷たい、何ものにも揺るがない冷えた笑みが悪意が容赦なくこちらを射抜く。
 けれど怖くはない、そこにこめられた破壊の意思も、滅びを望む信仰も
 不気味だと思うがそこまでだ。)
(故に、凛と立ったままそれに応じる、挑戦的に笑みすら浮かべて)
………辛くなったらいつでもどうぞ。わたしが癒して――――あゃう?!
(最後に、自分の大事な人をガラクタとまで言った女を精一杯にらみつけて――拓兎に押しのけられた。)

(馬鹿じゃない、とか……善意だけじゃない、とかいろいろといってやりたかったし
 否定してやりたかった。が、二度前に出るわけにも行かず大人しく拓兎を前に立てて――)
もう、貴方の立ってる場所はちがうよ…………
(どうしても否定せずに入られなかった言葉だけは否定しておくことにした。)

(――彼女が消え去った後に残ったのは静寂。 
 買い物の帰りにただ公園に立ち寄っただけ………まるでそんな風な自分と拓兎がいた。
 深呼吸を数回……改めて考える。――彼女の使った力、そして拓兎との会話。)
……拓兎、コレ。
(ひょい、とカードケースのようなものを投げてよこす。
 先ほどの治療の際にサラリーマン風の男から抜き取ったもの……中には免許証やらの身分証明書
 がはいっているかもしれない。もしかしたら――)
それからあのサラリーマン風の人の行動パターンを解析して、時宮って人がなにをしようとしていたのか
もしくは、虚影会そのものがなにをしようとしていたか、調べることはできますか?
(――何かの会員証、虚影会だとすぐにわかるようなものでなくともいい。
 待つだけではなく、こちらから打って出るようなことができるかどうか。そういう意味で拓兎に問いかける。)

…………あと、時宮っていってましたね――随分中がよさそう見えましたけれど………?

(なんとなく気になって、拓兎の眼を見る。
 あの態度……確実に拓兎にこだわってるような素振りだった。自分と話すときもあくまでも拓兎のことを
 話しながらだったのが気になった――とても、もやもやする。)

【こちらこそ、よろしくお願いしますっ】
273紅裂拓兎 ◆upSAKE287c :2010/09/24(金) 21:40:24 ID:mXuQuiQH
必要ない。
(それだけ言って、投げ渡されたカードケースをポケットに仕舞う)
(目的だの、行動パターンだの、分析だの、些細なことだ)
(帰ったら分類してゴミとして処分しよう)
(何事もなかったかのように踵を返して、エコバックを掴む)

…あの女、××学園に通ってたんだとよ。
俺が入学した時には、もうアジトにずっと引き籠ってたらしいけどな。
(数多の異能者や異形狩りや妖魔が紛れている混沌の学び舎の名前を出す)
(今は彼自身が通っている学園でもあるそこに、あの空間使いも通っていたのだ)
学年は、俺のひとつ上。契約者の中じゃ歳は近かったし。
それなりに色々話したしな。
(こちらを見つめている眼が鬱陶しいので三発小突いてやって、公園から立ち去る)
(マイペースに歩きながら、かつてのことを思い出す。大半以上は彼女に話す必要すら)
(ないくだらないことばかりだった。あの頃の紅裂拓兎が何を考えていたのか、今はもうわからない)

まーあいい。≪虚影会≫に何かあったのは確実だろう。
道理でこっちに対する攻撃がなかったわけだ。
今はありがたい話だが。
(有利でも優位でもないが、少なくともまだ猶予はあるということだ)
(打てる手は少ないが、それでも備える為の時間は、僅かながらあるということだ)

アンコ入りパスタラーイス♪
(さっきのことなど忘れ去ったかのように鼻歌を歌いながら歩く)
(塀の上で昼寝している太った猫を弄ってやりながら、実に気楽そうな風情だった)
274奏 永久 ◆ONICNlGmhA :2010/09/24(金) 22:00:32 ID:q1UaeEb3
(むぅ、と一つだけ唸って唇を尖らせる。)
………後悔だけはやめてくださいよ?
(言うことがあるとすればこれだけ、コレだけ言うと次の話に耳を向けて)


――時宮……元先輩、ですか。
いっぱいお話とかしたの?その………バレンタインとか、クリスマスとかそのあたりはどうだった?
べ、別に変な意味とかで………は、ないですよ?はい、ただの興味で――ふぎゃっ
(しつこく食い下がろうとしたときに小突かれる。前に身を乗り出そうとしたこともあって鼻の頭で受けてしまい
 思わず目尻に涙が浮かぶ。
 しばらく鼻を押さえていると、拓兎が歩き出す気配がして――というかいつの間にやら押し付けられたエコバッグが
 拓兎の手元に戻っていて。)

………いろいろと考えられる事柄はあるんですけれど、ね。
拓兎がそれで良いって言うならいいです。――ちょっぴり納得がいきませんけれど
(少し前に行った大きな背中を見つめる。
 何度か鼻筋を揉んで、ツンとした感じを抜くようにして………)
まっぱゆくー…………
(鼻歌の続きをしながら追いすがり、その手をとろうとした――)

(未だに焼きつく時宮と呼ばれた、元自分の先輩である彼女の目が、顔が――
 そして、拓兎をガラクタと言った言葉が忘れられなかった。)

さて、早いところ帰ってご飯にしましょうか。シェフ?
(それを頭から追い出したくて、拓兎の手をとろうと手を伸ばす――――)

275紅裂拓兎 ◆upSAKE287c :2010/09/24(金) 22:19:48 ID:mXuQuiQH
大したことは話してないな。
あー……出汁の取り方とか、そんなことだ。
世間が浮かれるようなイベントでの思い出はないな。
(そう言えば…と思いだす。料理の基本を教えてくれたのはあの女だったと)
(あの時点では、和食はもう自分の方が上達していた)
(洋食に関して言えば、追い越したと断言できない)

そんなもん、考えるだけ不毛だ。他にも考えるべきことはあるしな。
例えば、どっかの馬鹿鬼を始末する方法とか、引っ越し先とか。
(確かに考えるべき事はあるだろうが……出来る事があるかと言えば否だ)
(精々、できる限りベストコンディションを保つことくらいだろう)

もう腹減ったのかよ。夕飯は7時過ぎの予定だ。
それまでスクワットでもしてろ。
アパート周辺の草刈りでも可。大家さんが喜ぶし。
(伸びて来る手をひょいと避けて、アパートに急ぐ)
(年季の入った二階建てのアパート。部屋の数は一階と二階合わせて十)
(紅裂拓兎はその二階に住んでいる。高校に入ってからはずっとなので都合二年近く)
(住んでいる計算になり、その分、それなりに愛着はある)

飯前になったらまた来い。
用もなく来たら好感度がマイナス方向にぶっちぎるぞ。
(現時刻は午後5時20分。夕飯の予定時刻にはかなり余裕がある)
(パタンとドアを閉めて、ようやく一人の時間が訪れた)

【ここで選択肢】
【a予定時刻まで自室で待機】
【b気になるので強行突破する】
【好きな方を選んでくれ。展開は変化する】
276奏 永久 ◆ONICNlGmhA :2010/09/24(金) 22:38:31 ID:q1UaeEb3
つまり私が毎晩食べているのは時宮さんの味ということに………
むぅ、複雑な、それでいて羨ましいような…………
(顎に手を当ててここのところの献立を思い出してみる――和食洋食中華に至るまで
 とりあえず自分で作るよりおいしいものがでてきたことは確かだった。
 時々何か作っては採点してもらうことすらあった――あの冷たい笑みが、その、基本。)
…………むぅ
(眉間石わを寄せて考え込む…………そんなことしてたら、避けられた。――OK、あの女は敵だ。
 とか何とかかんがえながら。)
拓兎は大変ですねぇ。
(あっけらかんと言って、空を切った手を不満げにぶらぶらとさせる。)

(拓兎からの予定を聞いて、自室――ちょうど拓兎の真下に位置する一階の部屋に戻る。一人。
 寮の部屋にいるのとあまりかわらない。最近は日が落ちるのが早くなった――電気をつけない部屋は暗い。
 ふと思う。暗いのは電気がついていないからなのかと――襲われたときに奏鬼眼を右目まで開こうとした代償ではないの?――と)
(時刻は――ああ、まだ30分しかたってない。拓兎は「用もなく」といった、じゃあ用があれば良いんだ
 ポーチから、紙袋を取り出しその中のフープ状になったそれを取り出す――コレを、用にしよう)
(自室のドアを施錠――窓から外にでて上を見上げる。軽身功を用いて軽やかに、駆け上がり真上の部屋………拓兎の部屋へと行くことにした。
 ベランダに降り立ち、その窓を何度か叩いて――)

…………拓兎、ちょっといい?

【えーっと、基本私は過干渉かつ省みないうざキャラですので
 地雷臭がしようと飛び込んでいきます。ニンニン】
【というわけでbでファイナルアンサーお願いします。】
277紅裂拓兎 ◆upSAKE287c :2010/09/24(金) 22:51:29 ID:mXuQuiQH

………。
(居間に戻って、CDコンポを操作してランダムに曲を流す)
(ソファに座って、ぼんやりと時間が過ぎるに任せる)
(――結局のところ、自分は何も変わっていないのだと、再認識した)
(命を尊いと思ったことはない。ただ、脆く儚いだけだ)
(自分の命も、他人の命も、重いとは思えない。ただ、どうしようもなく軽くて)

……。……。話を聞かない馬鹿は、コレだから。
(思考に浸っていると、ベランダの窓が叩かれた。最近の泥棒はこの程度の高さなら)
(余裕で侵入するとの話だ。施錠してないと容易に侵入されてしまう。しかし今回は泥棒で)
(なければ新手に都市伝説に登場する怪人でもなんでもなく……脳味噌のお目出度い鬼だった)
(珍しいほどむっすりとした表情でロックを解除して、脳味噌の中身が蟹味噌なのではないかと)
(疑っている少女を引き摺りこんで、ソファに放り投げた)

そうかそうか。
お前はよほど俺と禁断の一線を越えたいらしいな。
俺に出来ないと思ったら、大間違いだぞ。
(唇の端を禍禍しく吊り上げて、最近では珍しいほどの狂気の笑みを浮かべる)
(この女は、本当に何もわかっていない)
(ああ、嗚呼、くだらないくだらないくだらないクダラナイクダラナイ……)
クハ、クハハハ……ハハハハッ!
(黒い衝動が駆け巡り、軋むような笑い声を上げる)
(とてもとても禍禍しくて、とても虚ろな、そんな笑い声だった)


【おめでとう。見事地雷を踏みました】
【ちなみに現時点では逃走も可、とだけ】
278奏 永久 ◆ONICNlGmhA :2010/09/24(金) 23:10:08 ID:q1UaeEb3
(――明らかに機嫌を悪くしているのは、たぶんさっきのことで塞ぎ込みたかったんだろうか
 などと考える。考えているうちに手がつかまれ――景色が反転した。
 引き摺り込むという表現も、自分からすれば手引いて貰って、と思えるから困る。)

……前にも言ったじゃない。私は、死なないって――だから何されても平気だって。
拓兎にはできないなんて思わない。けど…………私は、させない。
死なないよ…………

(きゅっと唇をかみ締めて思い起こす……彼に自分がなにをされたのかを――
 自分がどれだけ助けられたのかを――大丈夫震える必要などない。)
(半分の視界で、その顔を狂気に染まったその顔を見つめ続ける――自分の嫌いな、その顔
 最近は見てなかった、まだ………できたのか、と思う。)

――私は、逃げないよ…………拓兎には、そういう一面もあるって受け入れる。
それで、全部手に入れる…………
拓兎…………貴方は変わってる、変われてる、いろんな人たちと触れ合ってちゃんと変われてるから。
貴方と時宮さんは違うよ

(不安なんかない――と言えば嘘、けど呼び起こした以上、向き合わなくてはいけない
 拓兎が持つ黒い部分、その部分の一部それもわずかしか自分は知らないのだから。)

【そして私は省みないので逃走がないという……】
【下手したら――――】

279紅裂拓兎 ◆upSAKE287c :2010/09/24(金) 23:27:46 ID:mXuQuiQH
――違う。違う。
それは、違うんだ。
そんな言葉が欲しい訳じゃない。
許容も、理解も、欲しくない。
(紡ぎ出される懸命で、綺麗な言葉に、頭を横に振る)
(理解されたいわけではない。受け入れて欲しいわけでもない)

俺が変わってもやった事は変わらないし、都合よく忘れるつもりはない。
俺と関わった奴ら、との色んな事が無意味だったとも、言わない。
(ぽつぽつと心から零れ出す想いの欠けらを、唇で言葉にする)
(他者から承認されること。愛されること。それが必要なのだと思っていた)
(けれど、足りなかった。破滅を目指す生き方を変えることはできたけれど)
(その代わりに目指すべき何かを見つけられていない)
(何度も自分を試して、壊して、ずっと探していて、まだ見つからない)

…姉ちゃんの愛だけでも足りなかった。
(あのあり得ない再会の日に、ちゃんと姉に愛されていると、わかったから)
(だから心の中にずっと空いていた風穴は、塞がった)
(けれど、塞がった穴の他にも大きな穴があると、感じてしまった)
(最近、ずっと苛々したり情緒不安定だったりするのも、それが原因だった)

…俺に、どうしろと?
(とうとう、泣きごとを漏らす。拳を握りしめ、瞼を閉じる。涙は流れなかった)
(残ったのは、ただ戦い、殺し続けるだけの日々)
(だから、少し、疲れた。だから、今は関わりたくなかった、のに)
280奏 永久 ◆ONICNlGmhA :2010/09/24(金) 23:54:14 ID:q1UaeEb3
――やっと言ってくれた…………
(語られる、あの時から妙に機嫌が悪かった、かと思えばすぐに鼻歌すら歌いだす――
 そのわけ、そこから溢れる感情。
 空虚な笑みは、すぐに感情を纏う――決していい感情ではない。彼がどうしようもなく弱い人間であることを
 証明するかのような顔)
(涙のない泣き顔。入り混じる苛立ちや、寂しさ……)

…………生きれば良いと思う。生きて生きて――最後の最後まで生き抜くことをあきらめなければ良いと思う
破滅から逃げることをあきらめないで。時には、そうやって休んでもいい
それでも…………だめ?
拓兎は…………なにがほしいの?私………なんでもするよ……一人じゃできないことなら私も、手伝うから……

(痛々しいまでの弱さを露呈する、自分を支え、圧倒的な、強固な強さを見せてきてくれた――
 その人に手を伸ばす。ソファに投げ出された所為で、触れることはできないけれど
 ――慈しむために、儚い脆弱な心を曝け出したその人に触れようと懸命に手を伸ばす。)

足りないもの………私が補うから――――嘘じゃないから、貴方の事を一番、誰よりも大切に思ってるのは私だって言葉。
ガラクタのようになってしまっても、本当にガラクタにならないで…………
わたし、貴方を――紅裂拓兎を失うことが一番嫌なの、耐えられないの。嫌ってくれてもいい、蔑んでくれてもかまわないから
なにか、させて………せめて、私に優しかった分くらいは

(ただのわがままだ。わがままでしかない。――けどそれでも、自分の感情を抑えきれない。
 光が失われるそのときまでこの人の顔を見ていたいから。
 この身が朽果てるまではその生き様を見ていたいから――)
281紅裂拓兎 ◆upSAKE287c :2010/09/25(土) 00:07:00 ID:5Y+X8btZ
…・・・欲しいものがあるなら、それを掴む。
けど、この世界にあるものは、飽きれば捨てられるガラクタばかりだ。
本当に価値のあるものなんて、そう簡単に、見つかりはしない。
だから俺は、それを探そうと、して……
(平静な振りを取り繕っても、心はいつでも容易くそれを失う)
(それで自滅するなら、それでもいい。それは自分の請け負い分だから)
(けれど、踏み込んでくる人間まで巻き込んでしまうのは辛い)
(戦いなら、それでもいい。戦って殺すだけだ。なのにこのお目出度い少女は)
(意味不明かつ根拠不明な愛を燃料に押し込んで無血開城を狙っている)
(――もう、心がぐちゃぐちゃだった。笑ったり、泣き喚いたり、どうすればいいのかわからない)

……俺が掴まないとならない、俺だけの価値あるもの。
まだ見つかっていない、それは。
自分の道は自分で切り拓いて……でも、それには、まだ意味はない。
人の生き方を許容することはできて、でも理解は出来ない。
人の真似にも、意味がない。それは嫌だ。それに……
(どこまでも強欲に、人と繋がりながら無限を目指すような生き方も)
(他人の都合で作られながらも、自分なりの価値を作り出すような生き方も)
(自分の命と魂を賭して他者を救うような生き方も)
(こうして、たった一人に愛を告げて、手を差し伸べるような生き方も、できるはずもない)

何が一番嫌かって、お前がそんな俺に手を差し伸べるのが、一番嫌だ。
もし俺が大事だと言うのなら、その想いで他の人間を救ってくれ。
(彼女の手は、誰かを救い癒す為の手であって、紅裂拓兎の為に差し出される手ではない)
(そんな事は、誰よりも彼自身が認めない。許さない。彼女自身が許しても、だ)




282奏 永久 ◆ONICNlGmhA :2010/09/25(土) 00:27:08 ID:NvSI5IqU
私はそんな貴方だからこそ、手を差し伸べ続ける――。
こんな想い、こんなどうしようもない想い………貴方以外に向けられないもの。
私のコレは………貴方以外は救えない、貴方以外にむけたらそれは別のものになるもの………
貴方が望むのならば、私はこの想いで他の人も救う――そもそもそのつもりだし…………

私の手は…………体は………生は、何者も分け隔てなく癒すためにある。
拓兎がまだ自分を許せない、認められなくても――私が許しても無駄だといっても答えは変わらないよ。
だって………前にも、言ったじゃない。どうしようもなく、私は、貴方を…………愛してしまっているの。
貴方が、自分の心を偽らないように、偽ることを良しとしないように――――

(困惑と拒絶――それが言葉と共に突きつけられる。刃のように心を切りつけてくる
 けれど、自分の行動はそれ以上の傷を彼に負わせている、かき乱している――
 「どうしよう」などと迷うことはしない。迷うことの愚かさを知っているから、愚かなそれは失ってしまうためのものだから。)

…………好きなの、愛してるの…………だから……助けさせて――――

(感情が冷える、背中に嫌な寒気を覚える――けれども変わらない。引くべきところなど過ぎているのだ
 進むしかない、進んで朽ちるか、勝ち取るしかない。)
283紅裂拓兎 ◆upSAKE287c :2010/09/25(土) 00:47:23 ID:5Y+X8btZ
…………てい。
(とうとう言うべき言葉がなくなった)
(彼女の真摯な愛の言葉に対応する言葉は、ない)
(だから逃避するように、いつものチョップを頭に食らわせた)
ていていてい。
(更に三発。何も言えない代わりにチョップを叩きこむ)
(そして自分の頬を思い切り叩いていい音を鳴らす)
あー、もう!ウザイッ!
俺はな!そんな安易なハッピーエンドを迎える気はないっ!
人生が長編小説ならば、俺はもっと悲惨で滑稽な惨劇を希望するっ!
(頬の痛みで強引に意識を切り替える。振り切るように叫ぶ)
(駄目だこの女。そして自分は、もっと駄目だ。確信した)

神様仏様そして魔王様。
誰でもいいのでこの女に世にも面白可笑しい死にざまを与えたまえ。
(錯乱気味に頭を抱えて、一心不乱に祈る)
(シュビ!ズバッ!芝居じみた動きを披露して、そして覆いかぶさった)

……この野郎。そんな事言うからには責任取らすぞ。
俺は責任取らないけどな。奏家に入る気もない。
素直に救われてやる気も、ない。
まだやらないとならない事はあるし、それ抜きにしても戦わないとならない相手はいる。
(自暴自棄になったにしてはやたらと活力に満ちた眼で至近距離で見つめて)
(永久の長い髪を梳き、その頬に触れながら、むにっと摘む)

それを心に刻んだ上で、俺の隣を歩くがいい。
(共に歩め、なんて言葉は必要ない。歩くなら勝手にしろとだけ言う)
(何も変わらない。何も、変えられない。あるべき場所に落ちついただけだった)
284奏 永久 ◆ONICNlGmhA :2010/09/25(土) 01:09:35 ID:NvSI5IqU
(結局はこれなのだ。優美さも理屈もかけらも感じさせない力押し。
 そしてそれによって妥協させる。昔からコレばかりなのである
 その犠牲者が兄・従矢から紅裂拓兎に変わっただけで、他の変更はまったくないのだ。)
(変わらないマイペース振りを、真剣な雰囲気を振り払うがごとく衝撃。前髪が舞い上がる。)
……ちょ、ちょっと?!
(言葉の代わりに飛んできたチョップ……まじめに取ってほしくて上げたは未だあがったまま。
 衝撃でひたすら揺れ動く。
 脳の処理は追いつかずに。ただ額に打ち込まれまさに悲惨で滑稽な惨劇的な髪形になってしまって――)
私を受け入れるのはハッピーエンドなんだ………
(この女チョップがたりないのか、そんなことをのたまいだす始末。
 実際なんだか元気になった拓兎を見ると頬も緩む――悲惨で滑稽、凄惨な惨劇的な顔をしている気がする。)

(あっけにとられていると覆いかぶさられた。無論手は差し出されたままで
 聞こえてくる言葉が、そして吐息が近い……一言一言言葉が紡がれるたびに
 拓兎の吐息が顔をなでる。)
(内容がかなりまじめでなければ、熱暴走を起こすところだ。)
……私が、望んだこと…………だもん。うん――外道だね、さすが拓兎。
大丈夫、ただ待ってるだけではないけれど待てるから。
(さっきまでの空虚な顔でなくなっている――そんな顔が至近距離にあるのだ。
 正直顔がにやけてしまう……頬に熱も感じる――今ひょっとしなくてもものすごい顔をしているんじゃないのだろうかと思う。)

…………ふふ、ふぁい
(むにり、とつかまれた頬がゆがむ、そのまましゃべるものだから言葉もゆがむ。
 ――お返しになにか自分もつかんでやろうと、ようやく差し伸べた手が折れ、拓兎の背中をまさぐりだす。
 …………結論、筋肉質すぎて掴めない。撫でる事しかできない。)
(逆の手を動かそうとしてみる――こっちはこっちでなんだかちょうどいい位置に嵌ってしまって動けない。)
隣、ふぃきまふ…………
(仕方がないので、拓兎の言葉を理解した上で行くべき道を行くことを告げ……)
285紅裂拓兎 ◆upSAKE287c :2010/09/25(土) 01:32:53 ID:5Y+X8btZ
…お前の兄貴が家出したのってさ。
当主がどうのってよりこの強引さに嫌気が差した所為じゃね?
逃げ出したくもなるわ、こんな妹。
(ピシピシピシ!足りないようなのでもう三回ほどチョップをしておく)
(そして彼女の兄、奏従矢に初めて同情を覚えた)
黙れこの悲劇のヒロイン気取りが。
つーか、反省しろ自省しろ。
(更に三発追加。彼女の兄の分を勝手に代行しておく)
(乱れた髪が余計に悲惨な状況になってゆく)

やかましいわ、この馬鹿鬼。
あー、そうだ。鬼の肌の色は何を意味しているのか、ちっと調べてこい。
赤は「スサ」で黒は「コロ」まではわかってるんだが。
アレだ。少しは見分を広めろ。俺は賢い女が好きなんだ。
(適当なことを言い、課題を言い渡す)
(賢い女が好き――というのは、自分でもよくわからないが、多分本当のはず)
(珍妙な顔をしている永久にデコピンを喰らわせて、離れる)

ええい、触るな。
ちーと早いが、晩飯の支度するからそこで寝てろ。冷凍マグロのように。
(結局、こうなる展開だったのだろう。けれど、力技だろうがなんだろうが構わない)
(何度倒れても、何度でも立ち上がらないとならないから)
(その為には、釈然としないけれど、奏永久みたいな人間の力が必要だから)

(本当に認めたくないけれど、紅裂拓兎には、奏永久が必要、らしかった……)

【ふふ、スペースキーのカバーが破損してもう使えないリアルで】
【では、俺の方はこれで締めで】
【またよろしくな】
286奏 永久 ◆ONICNlGmhA :2010/09/25(土) 01:52:16 ID:NvSI5IqU
だから、こうやってちゃんとしっかりですねぇ。
(ちゃんとしっかり、兄を取り戻したはいいがほぼ、全部仕事は丸投げである。
 それでも文句が出ないのはなんだかんだでやることはやっているのと
 従矢が優秀だからなのだが………)
いやいやっ!悲劇のダーティヒーロー気取りがなにを言ってるんですか?!
いろいろ抜けるっ!ばかになる〜〜〜
(そんなことを言う顔は笑みだったりして――)

何か意味があったんですか?!
青は白人さんの白い肌の青白いとかからとか、赤は赤銅から溶かしか聞いたことありませんねぇ。
った…………むぅ、なんか………
(この数分で何度叩かれたかわからない額をさする。ついでに乱れた髪を直す
 なんだか知らないけれど、いつもの調子を取り戻してくれたようで――取り戻させざる得ない状況にもっていった気がしないでもないが。
 これはこれでよし、である。)
しかし、鬼の肌……んー…
(顎に手を当てて首をかしげる。まったく見当がつかなかった。)

先に触ってきたのは――――…………今日は珍しく拓兎から……?
(いつもは自分からいって避けられて避けられた末に、ちょっと触れるくらいだったのだが。
 なんだか不満そうな拓兎をよそに満足そうに、ソファに身を倒すのだった――――)

【はいなー………って大丈夫ですか?!なんかPC関係のトラブル多いですよねぇ】
【こちらもコレにて〆させていただきますー】

【お相手ありがとうございました。お疲れ様です。】
【キーボード、早めに買い換えてくださいねぇ。
 お疲れさまでしたっ】

【以下空室となりますっ】

287久遠ゆりか ◆Juli/dituo :2010/09/25(土) 02:46:11 ID:h5y2K893
【兵部 晶 ◆oWbpNIMs9M さんへの置きレスにお借りします。】

>>264
(似合うと言われて、まんざらでもない表情をしながら、紅茶を準備する兵部を眺める。)
(取り出したのはティーバッグだったけれど、かなり温度に気を配り、丁寧に淹れている様子だった。)
(そして、足元に視線を落として、傷口を見る。)
(赤く開いた傷は、すっかり血が止まって肉が覗いていた。)
(完治には、それなりにかかりそうだったけれど、急に動かさなければ痛みも少ない。)
(この程度ならば、来月には"夜"に復帰できそうで、ひとまずは安堵の吐息。)

うーん…でも、来年は中学生ですのよ。
あの子はあの子で頑張っているし、家のことで無理をさせているのも解かっていますけれど……
そろそろ、私生活面でも落ち着いて欲しいですわね。
男の子のお友達も、居ないみたいですし……
(兵部への、もう一人の弟と言う親しさの感情から、つい愚痴めいたことを漏らしてしまう。)
(テーブルに置かれたソーサーを持ち、湯気の立つカップを持ち上げて、かすかに水面を揺らしてみる。)
(ふわりと香気が立ち上る。甘く芳しい紅茶の香り。)
(確かに、お値段的には安い紅茶だろうけれど、丁寧に淹れられた様子は、琥珀の水の色でも見て覗える。)
(いただきます。と小さく言って、カップを傾ける。)

あちち……っ…でも……おいしい、ですわ。
(髪の毛に触れている兵部のほうを向き、にっこりと微笑む。)
(そしてまた、前を向いて紅茶を一口飲み込んでから、唇を尖らせる。)
ドライヤー…面倒くさいですもの。
……でも、晶くんがそうおっしゃるのでしたら、あとで少しだけお借りいたしますわね。

(背もたれに、兵部がもたれた軽い圧力を感じた。)
(続いて、細い腕が、するりと首の左右を滑っていく。)
(くすくす笑いながら、滑り込んできた腕をぽふぽふ、と軽く叩いて)
まぁ、甘えん坊さんですわね。
…………っひゃわ
(耳元へ息がかかり、首を竦めて珍妙な声を漏らす。)

(くるりと兵部の方へ顔を向けて、ぷるぷると首を振って切羽詰った顔を見せる。)
わ、わた、し……くすぐったがり、ですの。
だから、首とか脇とか足の裏、とか……触ったりしたら、絶対許しませんわよっ
でも………泊まらせていただく、ってのは、素敵ですわね。
晶くんとうさぎちゃんが、ご迷惑でなければ?
わたし、ソファーでも床でも眠れないことはないですし。
紅茶でも飲みながら、おしゃべりします?
そういえば、ついこの前、紫先輩にお会いしましたわ。
とっても可愛い女の子を、連れていらっしゃいましたのよ。

【お借りいたしました。ありがとうございます。】
288朱羽 ◆YJKujNK4t6 :2010/09/25(土) 09:07:39 ID:fKM5cdUl
>>http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/5556/1284867067/658
そおそお、だからあたしのは『術式』なのよぉ。
……まあ、素質っていうってももともと「そういうお家の人」だったってぇだけなんだけどぉ。
おっきい家じゃなかったしぃ、今はもう術式扱うのあたしくらいだけど、ねぇ?
ま、≪深凪≫に入ったのはとぉっくに『術式』を会得してからだけど、ねぇ。
――基本的に≪深凪≫って、異能も狩るから異能者ってあんまり置いときたくないのよね。
基本は、術者、霊体武装、とかぁ――あとはいても特異体質くらいかしらぁ。
(あふ、と欠伸をしながら祠によりかかり、半目というかなんとも言えない目で水鏡をみつめ)
んでぇ、今回については――まあ、あたしの他に賛同者がいなさそーだからぁ、キミにお願いしたの。
あたしからぁ、聞いてみたいことってそれくらいかしらぁ?
そんなこと聞いてぇ、楽しーい? あたしとしてはキミらのことぉ、聞いた方がとぉっても楽しい。


(そして、静かに変わる仕草をみつめる)
(目の前でみるのは初めてだっただろう。興味深そうに、そしてその目に焼き付けるために見つめ)


……どーもぉ。お初にお目にかかりまぁす、みんなの朱羽ちゃんよぉ。
あたしもぉ、場数踏んでそうな悪いカンジの男って嫌いじゃあないわよぉ?
そんな感じで意見があったところでぇ、剣糸ちゃんともどもこれからもヨロシクねぇ。
(――肌の上でひらめく炎。陽炎のようにどこか淡く儚く揺らめいて見えるのはなぜだろう)
(恭弥とまったく同じ顔だというのに、その笑顔から受ける印象はまったく違う。
 なるほど、剣糸ちゃんからの報告から想像していた以上――と、女は口元に笑みを浮かべた)

そーそぉ、お姉さんのキレーさに免じて頑張ってくれちゃうとぉ、あたしもサービスしちゃうわよぉ。
(チャラけた態度と同じくらいチャラけた態度は、朱羽のデフォルトである。
 貸せといわれた水晶の塊を相手に渡す。
 それはどこかいびつな三角形で、やはり頸飾りにでもしていたのか、一つの角に小さな穴があいている)
キミの方がそういう能力は長けてるってぇ、踏んでるのぉ。
あたしじゃバッチリ時間と手間がかかりすぎるしぃ……やったあと無防備になっちゃうからぁ、
ガードマンにばくんっ!ってされちゃうかもだしぃ。かといって組織外の他の術師にも頼めないしぃ。
そういう能力もったフリーランス、ニュートラルってぇ、ケッコー貴重なんだからぁ。
(じゃあ、よろしくぅ!と声をかけて祠に預けていた身体をしっかり立たせる)
(両手の文様が光を放つ様を――どこか、いつもより鋭い目つきで見つめた)


(彼の目にまず映ったのは、この森の昔の姿だろう)
(昔、ここにはこじんまりとしながらもしっかりとした神社があった。
 中央にこれとまったく同じ祠があり――、そしてそこに立っていたのは巫女装束の女)
(黒く長い髪。そうしてゆっくりと振り向いたその女は、一瞬驚いたような顔をするもすぐ破顔して)
『こんにちは。とっても良い天気よね……“あの人”のお友達、かしら?』
『あなたは随分と、面白い姿をしているのね。そういうのは、初めて見たわ……い、痛かったりするのかしら?』



【自重しなかった結果が(】
【水鏡さんへの置きレスです。す、好きなところで切ってくださると幸い】
289水鏡恭弥@不知火 ◆kyo/P7P7mo :2010/09/25(土) 11:05:29 ID:whnVFdtR
>>288
どんだけ場数を踏んでるかは――「オレ様108のヒミツ」に抵触すっからノーコメントな。
はいはいヨロシクよろしくっと。
(水晶を受け取りながら、いつもの軽口。
 口が減らないのはどうやらお互い様のようだ)
おねいさんのサービスは遠慮したい、って僕様ちゃんなら言うところだが、
オレ様なら喜んで食いつかせてもらうぜ。
据え膳喰わぬは男のロマン、毒を食ったら皿ごと食っちまえって言うだろ?

ガードマンね、さて、鬼がでるか蛇が出るか…
オレ様もちーっと興味が湧いてきたぜ。
ま、荒事専門なのはデフォなんで、な。
それと別にニュートラルって決まってるわけじゃねえぞ?
なんたってオレ様、オレ様だもん。
(皮肉に口を釣り上げてゆがめたまま、ウインクまでしてはぐらかすように応えて、それでも解読に取り掛かる。
 後は妖しげな呪言を聞き取れないほどの小声で口の中で呟き続けて――
 やがて目に映るのは)

んー、昔のここだろうな。鎮守の森も、ちと木が若い感じだ。まだ神殿や鳥居が見える。
なかなかに立派な造りだ――ん?
(目を閉じたまま、朱羽にそう告げると、巫女装束の女から話しかけられて)

『あいよ、こんにちは。お天道様が照ってれば大概のちっぽけでイヤなことなんて吹き飛んじまうよな。
 “あの人”…(はて、誰のことか?当てずっぽうに)
 そちらさんは「夾」の知り合いかい?他にも名前があるのかもしらねーが、生憎オレ様しらねーんだ。

 オレ様、不知火っていう。この姿はちと訳アリでな。
 巻物だと30巻、小説だと50冊分ぐらいの聞くも涙、語るも涙の物語があるんだけど、
 あんまり長すぎるから割愛するぜ。
 一言で言えば呪いみてーなもんだ、別に痛くはないな』

(声には出さずに念じて話し掛ける。この女が水晶に封じられていた「核」にあたるのだろうか。
 残留思念にしては、はっきりこちらも認識できているようだし、随分とキャラクターの輪郭が明瞭に過ぎる。
 普通はもっと曖昧なものだが――それだけ強い思いを残しているのか、仕掛けの一部なのか。
 まあ、なるようになるだろーと気さくに語り掛けて)


巫女装束、黒の長髪の女が見える。こっちに話しかけてきてる。
なんか人懐っこい感じだな。
(こちらは声に出し、そう朱羽にも実況をして)

【媛先輩への置きレスです。置き、即撤退いたします。自重って何?って勢いで流れるままにごろごろっと】
290竜胆 凍 ◆5komEqYA0I :2010/09/25(土) 17:44:09 ID:MjX2HVzV
>>72がぷろふで待機………
置きレスとかきにしないでして
291竜胆 凍 ◆5komEqYA0I :2010/09/25(土) 18:53:36 ID:MjX2HVzV
落ち…
292朱羽 ◆YJKujNK4t6 :2010/09/25(土) 21:23:14 ID:fKM5cdUl
>>289
(その間にも柔らかい表情を崩さないまま、巫女装束の女は不知火を見つめている。
 確かに実体ほどの鮮明さはないが、
 それでも軽くぼやける程度。輪郭はほとんどはっきりしている状態だ)
『……きょう? ――さあ、私もあの人の名前、知らないの。
 そう、あの人の名前ってキョウっていうの……もう、教えてくれればいいのにね』
(漆黒の瞳に黒い髪。ぷくっと子供っぽく怒る仕草をとるが、すぐに小さく笑い始める。
 だけれど、笑っているのにどこか寂しそうで――だが、そんな寂しさもすぐにナリをひそめる)
『なんて話していて、実は違う人のことを話していたら、とっても笑えるわよね』
(こんどは屈託もない笑み。ぷくく、だなんて笑いを吹きだしかけながら)

『貴方の名前は不知火――というの。そう、良い名前ね。
 不知火というのは、八朔のころに起こる綺麗な光景のことなのでしょう?
 私、海には行ったことがないの。……っ、そんな。そう――呪い、なの。
 海に揺らめく無数の光と同じ、貴方の体で揺らめく光もそんなに綺麗なのに。
 ……痛くないなら。少しだけ良かった。痛いと辛いし、慣れてしまってはもっと辛いものね』
(良かった、と繰り返しながらまた少し寂しそうな顔をして、そっと目を伏せた)
『――でも、凄い。呪いのある身なのに、そうしてしていられるなんて。
 ……この神社にきたからには癒しを求めてきたのかとおもったけれど、違うみたいだもの。
 ふふ。時間があるのなら、是非ともそのお話を聞いてみたい。
 でも、……しょうせ、つ?は分からないけれど、巻物でそれだけになるんじゃ
 話してもらっていては一日があっという間に過ぎてしまうわね』
(ぽかぽかと暖かな陽気。眠たくなるようなその日だまりの中、女が笑う)

――……そのままぁ、続けて頂戴。
(不知火の言葉に朱羽はどこか考えるような仕草をして、続きを促す)
(何かを考えているのか、時折視線を上にやっては何かを思い出しているようだ)
その女ぁ、……『ひだまりみたいなふわふわした』感じ?
(曖昧で抽象的な言葉。朱羽の質問にしては明瞭でなかったが、彼女は真剣に尋ねている)
なんでもいいわぁ。話を続けて。どんなことでもいいから。
―――言葉を、引き出して。
(命令系で静かな口調。
 もちろん、不知火が命じてすんなり受ける相手ではないということくらい朱羽も知っているし
 自分ごときでは威圧にもならないことはこの女とて承知済み。それでもそう言ったのは焦りの表れか)


【水鏡さんに置きレスを置かせてください。そうして置きレス落ち、です】
【…………そ、そんなこと言うと私本当に躊躇わない女なんだからn(】
293奏 永久 ◆ONICNlGmhA :2010/09/25(土) 21:27:55 ID:NvSI5IqU
【待機いたしますっ、プロフは>>121で〜】
294奏 永久 ◆ONICNlGmhA :2010/09/25(土) 21:57:16 ID:NvSI5IqU
【よし、、落ちであります】
295兵部 晶 ◆oWbpNIMs9M :2010/09/25(土) 23:07:25 ID:aU1D3aGE
【ゆりか先輩への置きレスに、二レスお借りします】



>>287

―――――ほん、とう?

(予想外のYESという反応に、晶は釣り目がちの大きな瞳を丸くした)
(お姉ちゃんの、彼女のそばにもっといられる。思わず口元が綻んだ)

元が安物なので、先輩にご満足頂けるよう少々力を入れさせてもらいました。
…それにしてもゆりか先輩は、くすぐりに弱いんですね。
なら、これからは一ちょっぷの代わりに、一くすぐりにしましょうか?

(そして、伸ばした手の人差し指で、彼女の脇につつーと這わせる)

まずこれは、ソファーでも床でも、の発言の部分。
女の子をさて置いて、男の僕がベッドで寝るわけないでしょう?
それに僕のベッドなら、大人二人でも眠れますので。

(ふふ、と笑いながら、何か反撃が来る前にするりとゆりかから離れた。
 そして救急箱の中から、ガーゼなどを固定する用の紙絆創膏、
 そして台所の引き出しからサランラップを取り出す)

となると、来年は僕と同じ中等部でしょうか。
僕で良ければ、友人として立候補してみましょうか?
男の僕で話したことはありませんし…家のこと、ですか?………料理とか?
ああすみません、足をこちらに向けて下さい。

(まあ金髪碧眼というだけでも子供は物珍しがるだろうに、
 更にあの見目麗しい顔立ちに立派な体格、人を食ったような態度。
 初等部であの状態なら、中等部へ進学すればますます敵が増えるだろう)
(そんな事を考えながら、ラップをハサミで傷口を包む
 大きさに切り、裂傷の傷口を塞ぐように、密閉するように患部に貼り付ける)
(そして周囲をテープで固定しながら、しっかりと空気を抜いていった。
 雑菌が入らないように、かつガーゼなどで起きる傷口との貼り付きを防ぐ)

面倒でしょうけど、1日1回は変えて下さいね。
ただの怪我なら、これで数日で治るはずです。
万が一それ以上経過しても治らないようでしたら、ご連絡下さい。
296兵部 晶 ◆oWbpNIMs9M :2010/09/25(土) 23:09:30 ID:aU1D3aGE
(そして道具類を全て元の場所に戻すと、ようやく少女の対面の席に座る。
 この紅茶を飲み終えたら、自分もお風呂へ入ってくるとしようか)

面倒なお気持ちは分かりますけど、折角の綺麗な髪の毛じゃないですか。
弟としても、男としても、それは大事にしてほしいです。
何でしたら、僕が乾かしても構いませんし――――。

(ややぬるくなった目の前の紅茶に口を付けた。普段の
 無造作な入れ方より、多少美味しい気がする。それでもさほど変わりはしない)
(それでも舌が肥えているはずの彼女が美味しいと
 言ってくれたのは、きっと優しさからなんだろう)

へえ、彼も隅に……、?
ひょっとしてその少女は、《オートクレール》…いえ、桂木さんの事でしょうか?



【お借りしました、失礼しますね】
297前山 馨 ◆KAORUResv. :2010/09/25(土) 23:56:18 ID:ZrmpA4AX
【こんな時間ですが、募集してみますー】
【プロフは>>47っすー】
298多々良 珠子 ◆2xKszFu4ME :2010/09/26(日) 00:05:15 ID:j+R7mPcM
【避難所を読み……空気を読まずレスを付け……そして無計画と宣いながら待機に押し掛ける。この間、僅かに十分】

【という訳で、こんばんわ。よければ遭遇編を短めにローりませんか】
299前山 馨 ◆KAORUResv. :2010/09/26(日) 00:10:43 ID:bgUPZdfb
>>298
【おや、まさかまさかの立候補ですか、ありがとうございます】

【んー、と、珠子ちゃんは中等部一年でしたよねぇ】
【どうしようかな……軽い遭遇編だったら、休み時間か放課後の廊下でぶつかったorぶつかりそうになって、】
【そこで雑談することにするー?】
300多々良 珠子 ◆2xKszFu4ME :2010/09/26(日) 00:19:54 ID:+tyitg86
>>299
【そう言えば、前山さんはサッカー部副部長だっけ…】
【なら放課後クラッシュな方向で。これなら最善、異能がらみの事を知りうるハプニングも起きうるし、他にも色々対応しやすくなる…のかな】
【……ぶつかった拍子に、金槌でも落とせば良い?】

【書き出しはどっちからにする?】
301前山 馨 ◆KAORUResv. :2010/09/26(日) 00:21:56 ID:bgUPZdfb
>>300
【3年生は、夏の大会が終わっちゃうと引退する(ただし、高等部の練習に合流する)から、今は違うんだけどね】

【それじゃあ、放課後クラッシュな方向で】
【ただ、金槌を落としても、技術の授業で使う道具持つのかな? ぐらいにしか思わないけどねぇ】

【書き出しはどっちでもいいよー】
302多々良 珠子 ◆2xKszFu4ME :2010/09/26(日) 00:28:53 ID:+tyitg86
>>301
【金槌がダメなら、インゴットとか……】
【どっちにしろ、居残る時は学校でやれる作業がノってる時だから、大量のアクセサリパーツを持ってたりするし】
【わたしがモノを落とすとも限らない】


【それなら甘えてもいい? 書き出し、お願いします】
303前山 馨 ◆KAORUResv. :2010/09/26(日) 00:33:15 ID:bgUPZdfb
>>302
【インゴットなら、おかしいとはおもうわね、そりゃ】
【見る機会もなかなかないだろうしねぇ】

【それじゃあ、書き出しするねー、これからよろしくー】
304前山 馨 ◆KAORUResv. :2010/09/26(日) 00:37:56 ID:bgUPZdfb
(高等部の練習に慣れ始めた、九月の末。
今日も今日とて上級生に扱かれようと、馨は部活へ向かおうとしていた。
身体が成熟してきたとはいえ、まだまだ上級生には敵わない馨は、毎日部活の時間が楽しくて仕方なかった。
確かに練習は厳しいものの、それは毎日成長している証でもあると思ったからだ。
その実感を今日も感じられることを嬉しく思いつつ、廊下を早歩きで歩いていた)

ふふーん♪
さーて、早く行かねば……。
(そして、馨の身体は、丁の字になっている廊下の、右側からいきなり飛び出してくる)
305多々良 珠子 ◆2xKszFu4ME :2010/09/26(日) 00:55:48 ID:+tyitg86
>>303
【うん。よろしく】



>>304
(風も涼しくなり炉の前に座るのも楽になり始めた、もうすぐ十月になろうかという日)
(風が気持ちよく、趣味と実益を兼ねた趣味のアクセサリー作りに熱中してしまい、気付けば帰宅部にとっては下校すべき時間になっていた)
(他の部の活動を邪魔しないように、とかそういう思想ではない。単に家に置いてきた、優先度の低い作業をする時間になっていた、というだけだ)
(それでも少し慌てて大量の、針金を曲げて中空にしたようなアクセサリパーツを通学鞄に詰め込み、足早に教室を後にした)

ヤバい。熱中しすぎたなあ……
悪い癖。直さなきゃ…
(早歩きで考え事をする。というのは危険なもので、視界がほとんど無くなるも同然なので)
(T字の通路の曲がり角から誰かが来ているのにも気付かず、歩調を緩めることなく歩み続け)

わきゃっ!?
(色気とか可愛さとはかけ離れた悲鳴をあげながら、廊下に尻餅をつく羽目になるのだった)
(しかも通学鞄のしめかたが甘かったのか、中身……つまりアクセサリパーツや、その素材の金属のインゴットなんかが廊下に散乱する事になる)
(教科書? 教室に置きっぱなしですよ)
306前山 馨 ◆KAORUResv. :2010/09/26(日) 01:05:49 ID:bgUPZdfb
>>305
わぶっ!
(廊下を歩いていたところで、なんだか柔らかいものにぶつかった、気がした。
その直後、廊下に落ちる金属の音、そしてぱらぱらと転がるような音……。
あまりここらで聞くことのない音を聞き、思わず頭に疑問符が浮かぶ)

だ、大丈夫?
怪我とかしてない……?
(見た目、ぶつかった相手は自分よりも軽く、そして小さい相手だった。
その場合、下手をすると大けがさせかねないので、相手を助けるべきか、それとも散らばったものを拾ってあげるべきか。
一瞬にして思考した挙句……まずは人を助けることにした。
なので、まずは倒れた相手に手を差し伸べ、起こそうとする)

ああ、しかもいろいろ散らばっちゃった……ごめん、本当にごめん。
俺、注意してなかったから……。
(そう言うと、散らばったものを拾おうとして手を伸ばすと……触り慣れない感触があることに気がつく)
……あれ……?
307多々良 珠子 ◆2xKszFu4ME :2010/09/26(日) 01:22:32 ID:+tyitg86
>>306
……うん。大丈夫
びっくりしただけ
(言葉通り、ライトブラウンの目を大きく見開いて、ぱちくりと瞬いて)
(差し出された手をつかみ、助け起こしてもらい)

げ、鞄が閉まって無かったみたい……
(言いながら、廊下の遠い方へ転がって行くアクセサリパーツを追いかけて走る)
(インゴットは二、三本しか無いものの、純粋な鉄の塊は異様な存在感をアピールしている)



【思ったより、睡魔の侵略が早い……】
【よければ。だけど、また夜にでも仕切り直したい】
308前山 馨 ◆KAORUResv. :2010/09/26(日) 01:25:22 ID:bgUPZdfb
>>307
【あれ、じゃあここまでにする?】

【これから先、空いてるとなると……次の木曜日の、同じくらいの時間かなぁ】
【その次、となると、ちょっと月曜にならないと、予定がわからなくってね】
309前山 馨 ◆KAORUResv. :2010/09/26(日) 01:46:05 ID:bgUPZdfb
【あれ、もう落ちちゃったかな……?】

【とりあえず、避難所で伝言待ってるねー】
【ではでは ノシ】
310竜胆 凍 ◆5komEqYA0I :2010/09/26(日) 11:21:10 ID:W+xn6JMV
>>72がぷろふ】
【待機する…………わ】
311竜胆 凍 ◆5komEqYA0I :2010/09/26(日) 12:21:45 ID:W+xn6JMV
【おち……】
312水鏡恭弥@不知火 ◆kyo/P7P7mo :2010/09/26(日) 14:42:02 ID:rN1I0g5Q
>>292
『残念ながら声しか聞いたことがなくってな。
 だから本当に違うヤツを思い浮かべて話をしてるのかもしれねー。』
(よく笑う女だ。そして表情も豊かに、ころころと変わっていって、見ていて飽きない)

あー、たしかにふわふわしてる。縁側の陽だまりに置いた猫みてーな感じだ。
おっとりしてるっつーか気さくってーか、オレ様の姿みてもあんま動じてねーな。
んで、癒しを求めてここに来たのか?とか言ってるぜ。
(ばちり、と一瞬目を開いて)
そう気張るなよ。きれーな顔が台無しだぜ?ま、凛々しいおねいさんも嫌いじゃないがな。
(ニヤリ、と笑うとまた女との会話に集中して)

『キレイな光景っつーか、まあ珍しいもんには違いねーみたいだ。
 もっともこの体の紋様が揺らめくから不知火なんじゃなくて、
 大本になった人格の名前から来てるんだけどな。
 むしろ呪いを身に受けてるから、こうしてあんたとも会えたわけだし、
 わりーことばっかじゃねーぜ?ま、オレ様の話はまた今度、な。

 そーゆーあんたは、痛いことや辛いこともあったかい?
 随分と今は落ち着いてるように見えるけどな。
 あんたに会えるぐらいの術者もそうそういねーだろうけど、
 他にも誰か、話し相手をしてくれるヤツがいるんだっけか。

 よかったら名前を教えてくれねーか?』

具体的に何が知りてーのか、聞いてみてもいいぜ。
向こうが答えるかどうかは、ちと保障できねーけど。
にしたって、封印なんだか祀られてんだか、そんな必要はなさそーに思えるけどな。
(今のところはだが、と付け加えて朱羽と巫女装束の女、両方から返事を待って)

【媛先輩への置きレス、即撤退です。置きですので気の向くまま、いっそ突き抜けちゃってください。大歓迎です】
313竜胆 凍 ◆5komEqYA0I :2010/09/26(日) 19:06:29 ID:W+xn6JMV
【待機……プロフは>>72
314竜胆 凍 ◆5komEqYA0I :2010/09/26(日) 20:14:33 ID:W+xn6JMV
【そして華麗におち……】
315紫 一久 ◆aYx5IIasQU :2010/09/26(日) 22:01:18 ID:t+RuHSaJ
【時間も遅いがチャレンジ待機といこう!】
【プロフは多分>>46辺り。凍結ならば解凍は今週中の夜であればいつでもオーケイだ】
316紫 一久 ◆aYx5IIasQU :2010/09/26(日) 22:41:48 ID:t+RuHSaJ
【待機解除だ!】
317竜胆 凍 ◆5komEqYA0I :2010/09/27(月) 18:56:02 ID:wDKQE/DO
【今日も待機……プロフは>>72
318高須賀狼樹 ◆0e.7Kj/j5zxj :2010/09/27(月) 19:19:04 ID:MHvfI277
【名前】高須賀狼樹(たかすか ろき)
【年齢】18
【身長】185
【容貌】脱色した金の短髪、整えた細眉、吊り目に蒼のカラコン、左肩から二の腕にかけて炎を紋様化したタトゥー。
    笑うと見える二本の牙、筋肉体質(本人曰くガチムチ)、上品とは程遠い雰囲気と容貌。左手首に金のバングル。
【能力】3m越えの狼への変化…
    変化後も人の言葉は理解出来る上、意識も人のままだが人語を喋る事は出来ない。
    身体の一部のみ狼に変化させることも可能。
    獣全般を支配に置く…
    鴉犬猫その他、ヒト以外の哺乳類ならばその殆どを己の意に従わせる事が可能。
    怪力、跳躍、超回復…
    ヒトの姿のままでもコンクリートを拳、牙で砕く、3m以上のジャンプ、傷を負った際の回復の早さなど
【希望】雑談、戦闘、日常会話、エロール其の他何でも。
【NG】グロ、スカ
【弱点】 精神系攻撃に弱く、霊体など、実体の無いものには一切攻撃が通用しない
     「群れ」の掟により、何の特殊能力も持たない人間を攻撃してしまった場合、能力の殆どを制御される

【備考】
人外と呼ばれる、ヒトに成り切れなかった獣の血のモノ。所謂人狼。「人外」の者が人間社会に溶け込む為、互いを管理、
制御する為に結成された組織――通称「群れ」に所属。ヒトに仇なす「人外」を処理、またはヒトに迫害される「人外」を保護する
「群れ」、その役割通り、逸れ者やお尋ね者の保護と処理が仕事。
関西弁のちゃらけた性格で、子供好き。…だが見た目が災いして何時もすれ違う子供達には泣かれてばかり。



ハジメマシテ。えーと、参加させて貰いたい思て、プロフ投下してみるわ。よろしゅう頼むで。
319竜胆 凍 ◆5komEqYA0I :2010/09/27(月) 19:20:56 ID:wDKQE/DO
>>318
【おつかれさま……よろしく】
320高須賀狼樹 ◆0e.7Kj/j5zxj :2010/09/27(月) 19:22:45 ID:MHvfI277
>>317
【こんばんはや、初めましてやな。こちらこそよろしゅう】
【…っと、待機しとるところスマンかった。邪魔してもうた…?ホンマすまんで!】
321竜胆 凍 ◆5komEqYA0I :2010/09/27(月) 19:24:46 ID:wDKQE/DO
>>320
【こまけぇこたぁいいんだ、よ…………】
【ぷろふどころか置きレスも…………ばっちこーい】
322高須賀狼樹 ◆0e.7Kj/j5zxj :2010/09/27(月) 19:32:17 ID:MHvfI277
>>321
【おおきに、感謝やでリンドーちゃん!】
【この出会いをうんめーと感じて早速ナンp…いやお誘いさせて貰いたいところ!
…やねんけど、ちょーお戻る用があるんで、また逢えたらよろしゅう頼むわ】
【ほなら、またっ!】
323竜胆 凍 ◆5komEqYA0I :2010/09/27(月) 19:35:35 ID:wDKQE/DO
【ん………機会があったらよろしく――
324竜胆 凍 ◆5komEqYA0I :2010/09/27(月) 19:53:14 ID:wDKQE/DO
【おち……】
325高須賀狼樹 ◆0e.7Kj/j5zxj :2010/09/27(月) 20:32:34 ID:MHvfI277
【おっし、初待機!】
326竜胆 凍 ◆5komEqYA0I :2010/09/27(月) 21:03:30 ID:wDKQE/DO
【機会とは作るもの…………】
【というわけで、こちらから声をかけてみる】
【――今晩どう?……だったかしら】
327高須賀狼樹 ◆0e.7Kj/j5zxj :2010/09/27(月) 21:07:19 ID:MHvfI277
【おしさん、都会ば良いとこです…おにゃにょこに逆ナンされたとです…】
【入れ違いやと思っとったで、おおきにー!】
【今夜は…帰らない…(ポッ) とか言いつつ、三つ指ついてよろしゅうお願いします】
328竜胆 凍 ◆5komEqYA0I :2010/09/27(月) 21:13:06 ID:wDKQE/DO
【逆ナン成功…………嫁に来るといい】
【――かれこれ四人目だけど】

【提示できるシチュは

1・異形、異能(犯罪者)を殺しまくってる私が貴方の狩り対象。

2・何らかの形で人を殺した貴方を私が悪認定。

3・貴方が人当たりがよいなら、ほのぼの系もできるやも?
…………希望があるならそれもきく】
329高須賀狼樹 ◆0e.7Kj/j5zxj :2010/09/27(月) 21:25:26 ID:MHvfI277
【――なんという一夫多妻制!?】
【嫁というよりも愛人pp(ry】

【んなら、2番で。ヒト言うても一般の善良市民違う、マッドなサイエンティストでイッちゃってる奴辺りを
殺ってもた感じで――…、書き出しは、ほな俺からさしてもらおか?】
330竜胆 凍 ◆5komEqYA0I :2010/09/27(月) 21:30:05 ID:wDKQE/DO
【――避難所では常にこんなノリ……】

【ああ、子供好きなら

4・迷子の子供を見捨てるわけにも助けるわけにもいかない私の前を通りがかる
というのも思い浮かんだ………】
【それでも2を選ぶならば……書き出しをお願いする、わ】
【大丈夫。快楽殺人者とかにはしないから】
【私の価値観として、人殺しは許せない絶対悪だから。簡単に】
【つっかかってくるというだけ……】
331高須賀狼樹 ◆0e.7Kj/j5zxj :2010/09/27(月) 21:59:41 ID:MHvfI277
(――閑静な住宅街。…そこを少し外れると今は使われていない私鉄の古い廃線と、管理棟がある)
(その古びたコンクリートの建物の中には、廃屋のような外見とは裏腹に真っ白に統一された壁といくつもの大きな檻と、実験用具…)
(そして、実験体の『人外』があった――…そう、それらはすべて「モノ」。道具でしかない)
(生きて腑分けにされホルマリンに漬かったモノ、檻の中で解剖を待ち怯え震えるモノ…それらに共通してあるのは、ヒトでは有り得ない)
(肉体の変化――爬虫類の尾であったり、脚であったり。変化しきれない、制限の掛けられた状態で実験道具とされていた)

…ホンマ胸糞悪いで、自分。保護対象のリストにあった半分以上捌きおってからに。
せーふとくむほけんきかん、やて都合エエ名前もろて、弱いモン弄くり回して…それでなぁんも罰受けんと済む思たら、大間違いやで。

(「群れ」の命を受けて飛び込んだ時には、既に保護を求めていた仲間の半分が、無残な姿で薬液に漬かっていた)
(情報の遅れと自らの足の遅れに臍を噛む。もっと早く駆け付けていれば、意味の無い殺生で命を落とす仲間はいなかったのに)
(いくつもの呻き声と打撃音の後、骨を砕かれる激痛にのた打ち回る研究者達――その中央で、震える男こそ、この場の責任者)
「この研究はヒトの発展の為に必要なものだ!ヒトの為に役に立てることを光栄に思うべきなんだ!」
「わ、私を殺すのか!?殺したら、殺したらお前は殺人者になるんだぞ、け、警察に、警察だけじゃない、公安が…!」
(国家権力がお前を許さない――そう震えながら訴える中年の白衣の男に、溜息をつき、肩をすくめて見せた)

許してももらおとは思てへん。エエ事してるわけやないて分かっとる。…けどな、こっちにも許されへんことがあるんや。
――ほな、おっさん。――…逝けや。

(許しを得ようとは思わない。その代わり、たとえこの場で相手が許しを乞うても許さない。相容れぬモノ同士、許されぬモノ同士)
(ならば、迷いなく。手を伸ばす。恐怖に歪む顔を、掌で抑える。指先に力を――篭めた)
(ミシリ…、ミシ、みしみしっ。骨が軋む音、指先が額にこめかみにのめりこみ――砕ける)
(吹き上がる鮮血。歪んだ死体を放り投げる。残った人間の悲鳴が、施設の窓を越え、夜気を振るわせた)

>>330
【なるほど、避難所ではホナ俺は既に四人目の人妻t(ry】

【その4もおいしかったんやけど、ついこっちで始めてもうたわ、堪忍やで!】
【おおきに、人殺しはエエ仕事ちゃうしなー、がっつり叱ってやってや!ほな、改めてよろしゅうたのんます!】
332竜胆 凍 ◆5komEqYA0I :2010/09/27(月) 22:25:53 ID:wDKQE/DO
(裏の筋から得た「政府特務保険機関」の黒い噂……なんでも、人と異形を混ぜ合わせた者を作っているらしい。)
(人だと主張する異形を最近見かけるが――なにか関係があるのだろうか?)
(ともあれ、どちらにせよ竜胆にとって許せない悪が行われているであろうことは事実。)
(――そこへ侵入することにしたのだが……)

…………

(…………今はその施設を歩いている。正面から苦もなく入ることができた。)
(拍子抜けするほど簡単に――だがその理由は道中にあった別の侵入者の気配。)
(そして、聞こえてくる会話のお陰で全て合点がいった。)

…………許されない、と言う自覚があるのね

(一仕事、そしてこれから残りの罪人を狩ろうと言うときに乱入する。)
(白く色が抜けた髪をなびかせ、白のセーラ服を纏い……白ずくめ。ただその中性的な顔にある)
(両目だけは灰色に濁っていて――)

殺しは…………悪。悪は……より大きな悪に……食われるべき
大丈夫…………貴方の罪は、私が背負う、わ…………

(鮮血が舞う中、乱入してきた女に助けを求めるものがいる。)
(それの胸に武骨な鉄の塊が突き刺さる)

…………全員、逃がさない

(冷淡に告げると同時、竜胆に助けを求めた研究者が跡形もなく)
(存在そのものが消え失せたかのように消えてなくなる。)

『キィァハッハッハァッ!不味い、不味いぞ!我が麗しき奴隷!こんな存在では腹の足しにもならん!!ヒャハハハ!』

(竜胆がもつ武骨な鉄の塊――二メートルはある大剣、「魔刃」から耳障りな甲高い声が放たれた。)

【愛人、ね……】

【叱るというのとは違う。ただ悪同士の共食い……】
【よろしく、お願いする…………わ】
【なにかあったら、遠慮なく言って…………わたしも言う。】
333高須賀狼樹 ◆0e.7Kj/j5zxj :2010/09/27(月) 22:52:15 ID:MHvfI277
(所謂異種生物――ヒトでない者の肉体の一部を移植し、新たな第三種人類を生む、狂った研究の一端の為に犠牲になった仲間)
(ホルマリンに漬かった顔は恐怖と悲しみに満ちていて、救いきれなかった己の弱さに、血みどろの拳を震わせ俯く)

――せめて、感傷に浸る時間くらい待ってくれたってエエやろ?

(空気が変わった。体感温度が幾らか下がって、襟足がピリピリと痺れる――本能が察知する危険)
(顔を上げ、振り返るとそこには、場違いな美少女が佇んでいた。血が飛び散る前の施設の壁より尚白い、髪の色)
(幻想的な白の美少女。だが見惚れるわけにはいかない。有り得ない得物が、その手に握られている)
(手にこびりついた血を払い、正面から彼女を見た――そして、目の当たりにする信じられない光景)

(容赦なく振り下ろされる鉄塊。肉の塊になっている筈のモノが…ない。存在ごと、『なくなった』)
(警戒に吊りあがった目が見開かれる。――けたたましく喋る、でかい剣…と言って良いのか鉄の塊)
(――闇に関わる仕事をしていると、人でありながらヒトの規格に収まらない者がいる事を先ず、聞かされる)
(「群れ」ではその人間を危険度に合わせてレベル分けしていたが、彼女の能力は明らかに)

アップルジャック…やないか、おい。

(――スノウホワイト、レモンジュース、そして、「此レと対峙シタ場合ノ交戦ヲ禁ズ」――最高レベルの、アップルジャック)
(乾いてひりつく唇を舐め濡らし、震える拳に力を篭めて見据える――彼女からは、明らかな殺意を感じた)

俺は…「人非<ヒトアラズ>」の「群れ」の一、高須賀狼樹。…ま、所謂人狼や。
そんで?姉ちゃんは?…なんや物騒な組織の殺し屋かなんかか?せっかくの機会やし、名刺交換といこうや。
あ、名刺は持ってへんから、挨拶だけになってまうけど。

(両手を挙げて、こちらの戦意がないことを伝える。この後、傷ついた仲間を連れて朝日が昇るまでに逃げなければならない)
(ここでやられるわけにはいかない。――できれば、一戦交えることなくすませておきたい)
(明るくおどけた調子で問いかける。首を軽く曲げて、覗き込むように――…ゆっくりと、一歩、踏み込んで)

【ぱぱぁ、マンション買ってぇ?…アカン、愛人というとオネダリしたくなってまう!】

【共食いか、なーるなーる。ほなガッツリガップリとよろしゅう頼むで!】
【おおきに。何かあったら俺からも言わせて貰うわ。…っとまずはレス遅くてすまんっ!】
334竜胆 凍 ◆5komEqYA0I :2010/09/27(月) 23:06:39 ID:wDKQE/DO
(愚痴と意味不明な単語とが紡がれる。)
(次に敵対する意思がない、と証明するように無防備に近寄ってくる。)
(それを制するように魔刃の切っ先を突きつける。)
(戦う意思がなくとも馴れ合うつもりはない、素性を明かされようともそれは同じ。)
(そして両親が遺してくれた名を悪に語る舌は持たない。)

『キィヒヒヒ!この惨状を作り出したのは貴殿と見受けよう!「人非」!実にうまそうな名だ!ふはははは!!』

(魔刃が上質な存在を感じとる――悪に対する名乗りを行うべく、口が動く。)

華言葉は――――正義…………!

(一度大剣を引いてからまっすぐに突き出す。)
(問答無用、竜胆はロキの敵で、ロキは竜胆の敵。それを覆すつもりのない一撃を放つ。)

【自分も遅い。文句などない…………気にしないで。】
335高須賀狼樹 ◆0e.7Kj/j5zxj :2010/09/27(月) 23:34:24 ID:MHvfI277
(敵対する理由もない、こちらに対して――魔剣とその持ち主にはそれが十分にあるようだった)
(自分がここの連中を許さないように、彼女も何故か自分を許さない。…和解など有り得ない、現状)
(真っ直ぐに向けられた剣の先がそれを物語っている)

言うとくけどな、筋張ってて硬くて絶対旨ないで、俺は!ていうかホンマ、カン触る声やな鉄骨の癖にッ!
勘弁してや、ホンマ。…俺、綺麗なお姉ちゃんとは殺り合いたくないんやけ、

…――どッ!?

(切っ先が引いた瞬間、片足を後ろに引いて重心を後ろに。…少女の身で何故軽々とその剣は操られるのか)
(疑問を問う隙もなく、己目掛けて矢の如く突き出される先――が身に突き刺さる――前に、高く跳躍)
(後方へ飛び、天井の配線を保護する網を掴んで距離を広げる。さっきまでの自分の立ち位置は、剣が貫いていた)

アカン、ホンマあかんて。…お姉ちゃんとはホンマ、やりあいたくないんや…。

(それでも、この場で決着が必要と言うなら――仕方がない。網から手を離し、更に後方へと飛び降りる)
(地面に着いた足が膨張し、ボトムを裂いて黒い毛皮に覆われた獣の脚が剥き出しになり)
(背が丸くゆがみシャツが破れ身体が膨らみ――口が裂け、大きな牙が露になる)
(着地したと同時の変化…ほんの数秒の間に、ヒトだった姿は消え、大型の黒い狼が少女と対峙していた)

グルルルルルルル……ゥ……!

【多謝多謝!】
336竜胆 凍 ◆5komEqYA0I :2010/09/27(月) 23:57:10 ID:wDKQE/DO
(着地際を狙い、さらに魔刃を突き出す。人に非ざる身体能力でその一撃もかわされる。)
(ロキと名乗った彼には自分と戦いたくない理由があるらしい。)

…………関係ない、貴方は人を殺した。人殺しは…………悪。
もう一度言う…………

(とびずさり、間をあけるロキの体に異変。身の丈が変わる)
(体毛が変わる、存在が人に非ざる獣へと変簿を遂げる。)
(小さく舌打ちをして喉の奥から威嚇の唸り声を漏らす、その顔を見据える。)

『ククク、それが!その姿こそ!醜い野獣のあり方こそ貴殿の存在か!!イヒャッヒャッヒャッ!!』

(巨狼が立ちはだかる。)
(その爪は容易く竜胆の体を裂き、牙は骨ごと噛み砕かれそうな印象を受ける。)
(じり、と両足を肩幅に開き、腰を落とす――今度は警告のための一撃でなく)
(殺すための一撃を放つため体重を移動させ、床を蹴る。)
(体格が違う以上、柄で体勢を崩してから等と悠長なことは言ってられない。)
(存在を喰らう刃を巨狼に食い込ませるべく、鈍重だがそのぶん重みのある脚運びで
(巨狼の腹目掛けて魔刃を突きだして )

【触れたものの存在を吸収する。と言っても当たった場合のダメージは任せるわ】
【消えなくても、違和感を覚えたりとか、動かなくなったりとか。】
【あと、魔刃で外傷はつかない設定だから……】
337高須賀狼樹 ◆0e.7Kj/j5zxj :2010/09/28(火) 00:05:05 ID:Zq+Ju9+q
【リンちゃん、まっこともーしわけないんやけどもっ…


と、凍結をお願いしたく…、眠気が…ホンマすんません…orz】

【明日以降やったら20時位から出て来られるし、置きなら今日の夜からでも返せると思うわ】
【ホンマエエとこで、情けない話、ごめん!】
338竜胆 凍 ◆5komEqYA0I :2010/09/28(火) 00:11:30 ID:ZOrrigCe
【問題ない、悪党の申しでも問題なく受け止める……】
【むしろ、仲間を理由に好きなときにあしらってくれて構わないから】
【身体能力的に三メートルをどうにかするものはないから】

【好きにヤッちゃって。】

【気にしなくていい、わ………明日の21時に避難所で平気?】
【あと、置きレスは自由にして……ね……】
【まだ、何かある?】
339高須賀狼樹 ◆0e.7Kj/j5zxj :2010/09/28(火) 00:19:01 ID:Zq+Ju9+q
【悪党にも何とかの魂やー言うしなー、おおきに】
【んお、わーった。お気遣い感謝やで。リンちゃんは気配りクリティカルさんやなー】

【…けどそのヤるって変換はやたらとエロく聞こえてしまう18歳のロキくんでs】

【おー、明日の21時に避難所な?りょーかいや】
【分かった、置きは出来そーやったら置いとくわ】
【そやな、最初ってコトで緊張も色々してもーてるけど、楽しかったで!】
【誘って貰えて嬉しかったしな。おおきに、リンちゃん】

【ほな俺はこれで布団ン中帰るわ】
【今日はおおきに!】

【お返ししますでー】
340竜胆 凍 ◆5komEqYA0I :2010/09/28(火) 00:25:02 ID:ZOrrigCe
【…………毒を、吐いたつもりなのに】
【こういう場だし仕方ない……死んだら死んだで一応ネタはあるし】

【ん、こっちこそ…………受けてもらえて、かんしゃしてる】
【楽しんでもらえたら、幸い。私も……対悪党用名乗りができたから楽しかった】
【おつかれ…………またあした――いい夢、みるといい】

【同じく、返す…………以下空室】
341大槻 紫紋 ◆qUetENTaKU :2010/09/28(火) 00:39:45 ID:0xCWpdBm
【平日のこんな時間に誰も来ないと思うが待機なんぞしてみたりする】
【プロふは>>2を参照してね】
342大槻 紫紋 ◆qUetENTaKU :2010/09/28(火) 01:35:36 ID:0xCWpdBm
【まぁ…こないわな…うん。】
【つー事で撤収!】

【以下空きでございます】
343 ◆YJKujNK4t6 :2010/09/28(火) 04:20:26 ID:yvHsIKwQ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/5556/1280096330/939 からの続き

不知火じゃて――、ふん、まったく面白い名をしておるわ。
儂に覚えてもらえること、光栄に思うがよいぞ『不知火』よ!カカカッ!
(あの腕でやすやすと大剣を振りまわすも、使用者は重みを感じないためだろう)
(全ては彼女の素体の強さではない。彼女が持っている霊体武器の強さだ)
……ふん。足元をすくわれようが儂の足はこやつの足!
痛くもな―――はあ!?
なんじゃい、此処へ来て止めとは汝(うぬ)どういう神経しておるんじゃい!
……儂がそうだとして何故それが戦いを止める理由になるか解せぬぞいっ!
無理矢理呼び出されたというか、「式」のなかで儂が一番ここに近かったからの。
儂が抜擢された。ここの警護はこの場に一番近い式持ちが呼び出される仕組みじゃて。
ほれ、あの女の作った道の近くに儂の宿主がおったでなぁ?
儂の宿主は汝(うぬ)のことを心配で、汝の部屋にむかっておったからの。
蝶の道(それ)を使えばどこよりも早く来られる儂の宿主が一番早く到着でき――じゃから、待てやっ!ちょこざいな!
(足に力を入れて、地面を蹴るようにして追いかけはするものの
 素体が素体。強化された彼に追いつけるはずもなく、追いの一手が続くばかり)

『―――ッ、あーあー、聞こえてるぅ?』

(そして、何時の間にやら不知火の肩にへばりつく青い蝶。それから朱羽の声)
(朱羽といえば、結界のなかで札に話しかけている)
『これ、あたしの式神。あ、ちなみに式神の式はそっちの「式」とは無関係ねぇ。
 ……でー。正気に戻すって言われても、――有事のときには仕様者の意思に関わらず
 命令通りに守るべきものを守り排除すべきものを排除するのが『式』よぉ。
 そもそも、式持ちってそれを承諾済みで契約してるわけだしぃー』
(ぶつぶつと、いわゆる「こっちの事情」を独り言のように並べて)
『まあ――感謝してほしいわぁ、
 これでも、サイアク“式持ち”の中で一番弱いのがここに来るように仕向けたつもりなんだからぁ』

『今はぁ、完全に夜乃刀があの身体の主導権を握ってるわねぇ、
 ……でも、考えられる方法は、まあ、3つくらいあるわぁ』

だあああっ!待つんじゃい、このすかぽんたんっ!
(そして、その後ろからなんの捻りもなく彼にむかってブン投げられる大剣)


【水鏡さんへ置きレス、です】
【……え、遠慮なく、本当に適当にバサッと切ってくださると幸い、です】

【改めて、貴方とそのお付き合いに感謝を。それでは置きレスのみで撤退です】
344郡 太一朗 ◆gphCpRvXtQ :2010/09/28(火) 15:52:35 ID:l9fEhy9V
【待機してみる。どうぞ気楽にお声かけを】
【プロフは>>12に。】
345郡 太一朗 ◆gphCpRvXtQ :2010/09/28(火) 16:59:41 ID:l9fEhy9V
【さすがにこの時間帯は誰もいないか…落ちます】
346アンジェラ ◆rdAV3DcvpI :2010/09/28(火) 21:42:11 ID:fh1LE84s
【名前】アンジェラ・『ウィーク』・トルーマン
【二つ名】「ミス・ウィーク」「英国の焼肉提督」
【年齢】17歳
【性別】女性
【身長】165cm
【3サイズ】88:60:82
【容貌】肩までまっすぐ伸びる黒髪。肌はやや白め。
    細い眉と大きめの黒い瞳が少しきつそうな印象を与える。
    やや筋肉質で、運動の得意そうな体型。
【能力】魔法
    分厚い『呪文書』を手に持ちページを開くことでそこに書かれた魔法を使うことができる。
    本人の努力の甲斐(?)あってか、曜日による制限は無くなり、いつでも多種多様な魔法が使えるようになった。
    ただし魔力量による制限は健在。
    ・魔力量
     それぞれの魔法にはLV0〜3が存在し、彼女のその日の魔力量で使えるLVが左右される。
     (LV0=その魔法は使用できないという状態)
     未熟な魔女であるため、自身で十分な魔力を捻出できず、生物の体液や肉を摂取して捻出する。
    ・『魔女』
     呪文書を通じて、自身のオリジナルである『魔女』とつながっている。
     『魔女』は呪文書無しで多彩な魔法を使えるが、一度に複数の魔法を使えないのは同じ。
     魔女とはもともとは別人格であったが、根源が同じであるため容易に乗っ取られる。
     次第に魔女の人格(=オリジナルの人格)と融合しつつあるが、当人はその事に特に抵抗はない。
【希望】会話、戦闘等
【NG】グロ、スカ、リセットが必要となるもの(要相談)
【弱点】多彩な魔法が使えるが
    ・どの魔法もそれほど強力ではなく、LV3でも生粋の「炎使い」や「超身体能力者」には劣る。
    ・呪文書を開かなければ使えない。
    ・一度に一つの魔法しか使うことができない(例:回復魔法使用中に身体能力強化魔法を使えない、時間魔法使用中に攻撃魔法を使えないetc)
    ・魔力量には限りがあり、無理な使い方をすればすぐに身体に影響が出る。
    ・魔法は決められた術式に基づいて発動されるものであるため、融通があまり利かない。
【備考】イギリスからの留学生。
    英国営機関で作られた、魔女の髪の毛から作られた魔女のクローン。
    しかし、ほとんど独学で魔術を学びざるを得なかったため、期待されたほどの力を得られなかった。
    機関の他の実験体に比べて冷静で精神は安定しているが異能者としては最低レベルとされ、扱う魔法とかけて「ウィーク」と呼ばれる。
    本人もそのことを認め、留学先では「視察任務」と割り切り、異変や異能に積極的に首を突っ込まないが、
    冷静である以上に正義感が強いため、危機に陥ることも。
    現在は戦い方も確立し、それなりの結果も出している為「全権大使」となっているが、さまざまな点から不安は残る。
    また、人道を外れるのを拒み、肉(牛や豚など)を食べることで微量ながら魔力補給している。
    そのためかバーベキューや焼き肉には異常な拘りがあり、
    焼き肉パーティーなどが行われた場合、留学先に強烈な印象を与えている。

【状況】
     【現在】
     紅裂拓兎に対しては、少し整理がついた様子。
     『魔女』が前山馨に興味を持ったようです。
     媛名葵と接触、『深凪』と不戦協定を締結。
     兵部晶と接触、『警察』と協力体制に。
     霧原朱音と協力体制。身体の用意と敵の正体を探る事を了承。但し彼女の現状を把握していない。
     郡太一郎と接触。友好、協力関係に。
     
     【10年後のある未来】
     『三千世界』の長「絶対領域」に個人的に助力。


【随分と久しぶりになってしまいましたが、プロフィール修正させていただきます】
【そして、少し待機をさせていただきましょう。】
【今夜のリミットは12時ごろですが、それでもよろしければ。】
347紅裂拓兎 ◆upSAKE287c :2010/09/28(火) 21:49:48 ID:b4rXkR8G
【立候補してみようか。】
【凍結と置きレスはありありだろうか?】
【あとネタと言うほどのネタはないが】
【また深夜の喫茶店で背中越しに雑談という名の罵り合いでもしようかと】
348アンジェラ ◆rdAV3DcvpI :2010/09/28(火) 21:56:42 ID:fh1LE84s
>>347
【こんばんは。ええ、どちらもアリです。よろしくお願いします。】

【背中越しの罵り合い……私の記憶が確かならば同じような事を以前に行ったような気がするのですが】
【それも踏まえた上での、二人の対比という意味ならば面白そうです】
【こちらは「虎影会第二の刺客!編」とか以前そちらがおっしゃっていたような血みどろの決闘を】
【思い浮かべていたのですが、ここで一息入れるのも良いのかもしれません】
【如何しましょうか】
349紅裂拓兎 ◆upSAKE287c :2010/09/28(火) 22:00:44 ID:b4rXkR8G
>>348
【感謝感謝】

【だから「また」って言ったのよ】
【色々あったからなーお互い、に?】
【血みどろの決闘はいずれの機会にしような】
【決闘の前に色々と話しておくのは大事だと思うので】
【とりあえず、会話シーンから書き出しても平気か?】
【大丈夫なら、俺の方から書き出してみるけど】
350アンジェラ ◆rdAV3DcvpI :2010/09/28(火) 22:04:44 ID:fh1LE84s
>>349
【なるほど。「また」でしたね。】

【それでは、それでいきましょう。】
【会話から出大丈夫です。】
【では、よろしくお願いします。】
351紅裂拓兎 ◆upSAKE287c :2010/09/28(火) 22:13:23 ID:b4rXkR8G
(夜逃げ同然の引っ越しを終えて、奏永久から逃げる事には成功した)
(新しい住居を嗅ぎつけられるのも時間の問題だが、それでも一息つける)
(のは有難い。久しぶりに夜の街を歩き、適当に時間を潰す)

……前にも似たようなことあったよな。
まーあ、そっちも元気そうでなによりだけどよ。
(そして深夜営業をしている喫茶店に入って、静かに時間を過ごす――はずだった)
(――世の中には天敵というものが存在する。この場合の天敵とは食物連鎖で上位に位置する)
(生き物のことではなく、天の与えた敵の事を指し示す。不倶戴天の天敵というものだ)

で、相変わらず罪もない生き物ぶち殺して。
自分の存在価値を周囲に示し続けてるわけか?
御苦労というか、不毛というか。その後、少しは何か進歩があったのか。
(独り言にしては多少大き目の声で、後ろの席に座っている「魔女」に語りかける)
(アンジェラ・ウィーク・トルーマン。イギリス出身の、魔女のクローン体である)
(――最も、そんなプロフィールなどどうでもよくなっている)
(彼にとっては、いずれ命と魂と尊厳と存在意義を賭けて戦わなければならない相手である)


【それでは暫くよろしく】
352アンジェラ ◆rdAV3DcvpI :2010/09/28(火) 22:30:22 ID:fh1LE84s
(少し涼しくなっては来たが、自身の状況は特に変わらず)
(街に生きる人間、あるいは異能者と接触しては情報を得る)
(自身と機関の為に続けていたこの夜歩きも、日常化して随分と久しい)
(故に、この行動の中で「デジャヴュ」を感じる事があってもそれほど不思議ではない)

(喫茶店に入ってきた男の髪の色が目に入った時、アンジェラはそれを感じた)
(そして理解する。ああ、デジャヴュとかそういうものじゃない)
(確実に、同じシチュエーションを経験したことがある、と──)

言葉が乱暴ですが、大まかにはそんなところです。
進歩は、無きにしも非ず、程度です。
それでも、私は人間の味方である事を信条としていますから、
貴方に非難されるような行いはしていないつもりですよ。
元、連続殺人犯さん?
(大きな独り言には、大きな独り言で答える)
(大嫌いだが無視できない相手というのは、どうしてこんなに面倒なのか)
(ティーカップを音を立てずにおけば、窓の外へと視線を移す)

貴方は、どうなのですか?
最近、貴方の名前を呼びながら貴方の教室に入っていく後輩を見ましたが──
(隣のクラスであった故に見れた、この男の意外な一面)
(後輩「奏永久」が異能者である事を知っている事を伏せたまま、言葉を続ける)
以外と、面倒見がいいのですね。
貴方の方こそ、何か進捗があったのですか?

【こちらこそ、よろしくお願いします】
353紅裂拓兎 ◆upSAKE287c :2010/09/28(火) 22:48:30 ID:b4rXkR8G
……はん。要するに何も見つけていないって事か。
やっぱりアレだな。自分の為に戦うだけじゃ駄目ってことだな。
(美味しくもないし、不味くもないコーヒーを一口啜る)
(この女と最後に会ったのはいつだったか、思いだす)
(デパートでの戦いで共に戦ったのが最後だったはずだ)

アレはアレだ。脳味噌の代わりに蟹味噌が詰まってる
可哀そうな子だから放っておけ。関わると碌なことがない。
(素っ気なく、そして酷い事を言う)
(その奏永久から逃げ出してきたばかりだなんて事は言わない)
(プライベートにまで踏み込まれて精神がボロボロだなんて、言わない)
…そうだな。調子に乗った小物を無慈悲に殺してるくらいか。
あとは対魔女戦に向けての特訓とか。
もっとも、それは虚影会の連中を倒してからだ。
今は、向こうの出方待ち状態だけどな。
(この店のコーヒーは外れだと確信し、もうこの店には来ないことを決める)

それよか、前々から聞きたかったんだけどよ。
お前にとって他人の命ってのは、なんなんだ?
単なる数字か?死守しなければならない尊いものか?
誰かを幸せにすることがお前の存在意義……とか言ってたが。
(命の脆く儚いと彼自身は捉えている。殺すのも容易いから価値が感じられない)
(そして誰かを救うため誰かを犠牲にしているこの魔女は、どうなのだろうかと思った)
354アンジェラ ◆rdAV3DcvpI :2010/09/28(火) 23:14:07 ID:fh1LE84s
他人のために戦うだけでも、駄目だと思いますけどねえ。
どのような信念を持つにしろ、ある程度は見切りをつけなければならないのでしょう。
(「正義の味方見習い」を思い浮かべ、小さくため息をつく)
(彼が彼らしく生きる為には、どれだけの試練を超えなければならないやら)
(そして自分も、彼ほどではないにしても困難な道を行っている)
(明確な答えなど、きっと何も見つからないままに──)

随分と酷い言い方をしますね。
……安心したやら、失望したやら。
やっぱり、貴方も何も変わっていないようですね、タク。
(わざとらしい溜息をついたあと、少しからかうように言う)
(夢の中で出会った「タクの姉」の口調をまねして名を呼べば)
(小さく笑いながらティーカップに口をつける)
ともかく、当面の貴方の目標は虎影会の殲滅という事ですかね。
次は、あまり被害を出したくないところですけど。
(使途を一人撃破するたびにビル一つを犠牲にしていくわけにもいかない)
(それに、虎影会だけがこの街に潜む脅威ではないのだから)

他人の命、ですか。
そうですね、貴方なら誤解無く理解してくれると思うので
少し、大胆な言い方をしますが──
何よりも優先すべき唯一の物であり、代わりの利く数字でしょうか。
(瞬きを二三した後に、視線を天井へ向ける)
(胸の中をめぐる複雑な感情を制御しながら、少しずつ言葉にしていく)

その命に幸せになる可能性があれば、その可能性を私が見いだせれば
それは、「何よりも優先すべき唯一の物」です。
逆にその命を救う術を見つけられなければ、あるいは既に取りこぼしてしまったものは
「代わりの利く数字」です。
そのように割り切って考える代わりにムダなく効率良く、
出来る限り幸福な命を増やしていくことが、私の使命だと考えています。
(自身の中にある矛盾は省みない)
(省みたら、ここで膝をついて、もう立てなくなってしまいそうだから)
貴方は、どう考えているのですか?他人の命について。
355紅裂拓兎 ◆upSAKE287c :2010/09/28(火) 23:41:50 ID:b4rXkR8G
……他人の為に生きることはできない。
自分の為に生きてるだけじゃつまらない。
――戦いだけが、終わらない。やれやれだ。
(それこそ独り言のように、歌うように、言う)
(生きると決めたはいいけれど、何のために生きるのか)
(やるべきことはある。けど、やりたいことはまだ見つかっていない)
(狂気の牙で他人を喰いつくすことしかできない)

――お前がその呼び方をするな。
(他のことはどうでもいいとして、この魔女がそんな呼び方をするのは)
(無性に腹が立つ。理由はわからないが、とても大事な思い出を土足で)
(踏み荒らされている気分に陥る。この魔女とは、本当に肌が合わない)
まーあ、そういう事だ。
最も、あちらも多少方針を変えたらしいからな。
もしかしたら、もっと厄介なことになるかも知れない。
(街を破壊しつつ、地脈を乱し霊的エントロピーの崩壊を促進させるのが)
(最初の計画だった。それがプランA。けれど、大規模な破壊活動が行われていない)
(昨今では、もっと巧妙な方法で崩壊を促進させているのかも知れない。それがプランBである)

……助かる可能性のある命は助ける。
助ける価値のある命は助ける。つまり……
(彼女の言葉を口の中で反芻する。誤解のないように、しっかりと咀嚼する)
(その言葉の意味するところは、結局のところ……)
そのやり方だと、結局犠牲にした命の方が多いな。
……とは言え、そんなものだろう。はん……現実主義者の語る理想、か。
(命の価値を自分の定規で決めて、命を数字で割り切った時点で、矛盾している)
(犠牲をよしとした時点で、その未来は血塗られている。この手の問題で何の矛盾もなく)
(穢れのない答えは出せない。あるとしてもそれは現実問題として破綻している)

……脆く儚いものだと思っているよ。守るには、余りにも儚い
ただ、誰かの為に懸命に戦う姿を見た時とかは、その行為を尊いと思う瞬間もあるがな。
お前と違って、何の打算もなく、ただ助けたいから助けるという行為を。
(命の価値は、人間の価値。誰かの行為を尊いと思う瞬間は確かにある)
(そんな誰かを素晴らしいと思う事は、確かにある。一瞬だけは)

あー、そうか、やっとわかった。自分の価値を証明する為に誰かを助けてるお前が。
浅ましくて、打算的で、だから嫌いなんだ。美しくないから。
(不意に、ストンと腑に落ちた。言葉を交わしていて、やっと納得した)
(これもまた彼がこの魔女を嫌っている原因のひとつだろう、と)


【そろそろ時間か。凍結、頼めるか。いつぐらい再開できそうな塩梅かな?】
【ちなみに俺は金曜日の晩は空いているけど、言ってくれれば他の日も空けられるよ】
356アンジェラ ◆rdAV3DcvpI :2010/09/28(火) 23:49:31 ID:fh1LE84s
【では、ここで凍結しましょう】

【こちらは木曜か金曜、日曜が可能です】
【開始時間は共通して21時からです】
357紅裂拓兎 ◆upSAKE287c :2010/09/28(火) 23:50:55 ID:b4rXkR8G
【それじゃあ、金曜日の21時くらいに避難所集合ってことで】
【それまで置きレスで進めつつでお願いする】
【あと、長いからばっさり切って次の話題に】
【移行してくれても構わないのでよろしく】

【今夜はお付き合い感謝する】
【また次の夜に】
358アンジェラ ◆rdAV3DcvpI :2010/09/28(火) 23:54:45 ID:fh1LE84s
【話題に関しては、上手く調整させていただく事します。】
【了解しました。それではまた金曜に、避難所で】

【それでは失礼します。スレをお返しします】
359水鏡恭弥@不知火 ◆kyo/P7P7mo :2010/09/29(水) 00:20:16 ID:1uBOYq+y
>>343
そりゃ身に余る光栄ってやつだけど…今回ばっかは刀の錆になるのは勘弁な。
(のらりくらりと逃げ回り、決してまともに相手をしようとはせず、逃げ回りながら、
 あー…なるほど、と媛名葵、ではなく夜乃刀が現れた経緯を本人とそして朱羽から聞いて納得し)

まあ、ふつーの「式」じゃあなさそーなのは見て聞いて、おまけに痛い目にもあって分かった。
≪深凪≫謹製ってところかな?
(そのあたりはどうでもよさそうに聞き流し)
つか弱くても強くてもサイアクなのには変わりねーのな。
ま、その辺アゲハちゃんにはちゃんと忠告してもらってるし、
こうなったのもどうやらつまらん意地を張ったオレ様のせいみたいだし――
なんとか穏やかーに始末つける方法、考えてみよっかね。
(朱羽に対し青い蝶を通してそんな言葉を掛けながら、林の間をすり抜けて逃げ回り)

んで3つのうち、とりあえず手ぶったぎってみるとか足切り落とすとか、物騒なのがあったら却下な。
どうも肉体的なダメージはちょっとやそっとじゃ効きそうにねーし。
かといって過激な方法だと…さっき顎をちょこっと打ち抜いただけなのに、僕様ちゃんがものすげー勢いで怒っててさー。
なーにが「女性の顔を殴るなんて!」だっつーの。
そんでもまあ、こっちも色々僕様ちゃんにも義理があるんでね。
おヒメさんにヘビーなダメージある方法は残さずNGってことで。

【媛先輩への置きレス、即撤退です】
360瑞谷 愛華 ◆kO59iqwB7g :2010/09/29(水) 01:29:52 ID:QvIXIP2G
【名前】瑞谷 愛華(みずたに あいか)
【年齢】13 中等部1年C組
【性別】女
【身長】144cm
【3サイズ】71-54-77
【容貌】青みのかかったショートカット 優しい眼差し
【能力】〜水流操作〜
    空気中の水分を集合させ、それを自在に変化させて使用する
    基本的なイメージとしては鞭状にして攻撃する様なもの 球状にすることも可能
    
    上達すればサイズの変更や硬質化(凍結)して(一例として剣や盾として)扱えたり、
    相手を丸ごと水の牢にして閉じ込めたり出来る模様
    
    最終的には人体の水分を操作できるほどになるがいつになるかは不明
    
【希望】NGを除いて基本的に何でも 但し、性格上戦闘は苦手
【NG】排泄や切断など、他にグロいことはダメです
【弱点】流行(特にファッション)・電子機器(授業で学ぶ程度まで可)・くすぐられること
【備考】基本的に明るいが、能力の発覚以後人付き合いが苦手に
    友達は別なクラスに数名いるが、自分からは声をかけず避けている
    (未熟な自分の能力で他人に迷惑をかけない為で、普通に話しかけられれば普通に返す)
    ただ、異性との付き合いが少なかったためか、男性と話すのはぎこちない
    
    家族を初等部卒業前に事故で亡くして現在一人暮らし 休みの日はバイト三昧との噂
    (あくまでバイト"三昧"というのは噂で、能力を制御しようとほぼ特訓に時間を割いている)
    住居は生活に困らない程度の小さなアパート 料理・裁縫など、家庭的なことが得意
    
    貧乏生活なので、制服やジャージ姿でいることが多い
    能力発覚後は戸惑いながらもそれを受け入れ、「夜」の世界を生きていくためにその能力を使いこなすべく、
    日々体力トレーニングや能力を使いこなすための特訓を行っている
    
<能力現状>葵先輩との共闘で集中すれば相当量の水流で異形を撃退する事が可能である事が判明
    しかし、トレーニング上ではまだまだものに出来ずにいる
    
    基本の水鞭は並みの異形程度なら通用する
    
    空気中から生成した水は基本的に相手からの衝撃を緩和する
    なので、一点集中などで打ち破られることが弱点
    まだ純水に近づけられる程度で、電撃の類はやはり防ぎきれない
    炎系統の攻撃に関しては性質上自身に通用しない
    (隙を衝かれればその例にあらず)
    
    まだまだ特訓中に操りきれず失敗し、水浸しになってしまうことが多い
    
    日々のトレーニングのおかげで能力は2時間程度まで継続して使えるようになった
    体力維持の方法に関しては自分なりに研究している模様

【プロフ投下落ちですー】
361水鏡恭弥@不知火 ◆kyo/P7P7mo :2010/09/29(水) 20:30:04 ID:k1oW/dl6
【おヒメさんとのロール再開にちょっくら借りるぜ】
362 ◆YJKujNK4t6 :2010/09/29(水) 20:35:06 ID:G5FQc86w
>>359http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/5556/1284867067/997
『それでもぉ、他の奴が来るよりはぁ、全ッ然マシじゃなぁい。
 ……宿主が剣糸ちゃんっていう問題はぁあるけどぉ、それでもこの相手がぁ
 いちばーん生存率高いって意味ではぁ、アレが相手ふこうちゅーのサイワイってヤツでしょお』
(つまりは自分が一応こうして用意をしていたことに感謝しろとでも言いたいのか。
 それともこんな状態だからこそマイペースを貫きたいのか、蝶からそんな言葉が発される)

『あらぁ、ひとつ目をスッパリ却下しちゃ嫌よう。それはモチロン、剣糸ちゃんを叩くのが早いのにぃ』
(NGを出されると、蝶から不満そうな声)
(その間にも刀は不知火に迫っていた――のだけれど)

――――ッ!!
(目の前の光景に、葵――の中の霊体武器――が目をみひらく)
……なんじゃい、なんつー荒技。この儂の霊力を奪いて制御下に置いたじゃと――?
(葵の顔がひきつったような笑いを見せる。だが、その瞳だけは貪欲にギラついていた)
(おそらく、夜乃刀自身も彼の手に渡ったその刀の制御を試みているのだろうが、
 どうにもならない。――ああ、という顔をすると、肩を竦める葵の体)
なるほどのぉ、我が宿主が手渡した儂の波長を覚えておったんかい、貴様。
まったく、余計な種まきしかせぬ我が無能の容れモノよ……まあ、それだけでもないがの。
(そうだ。ただ霊力を受け渡しただけではああはならないであろう)
(それをこうして扱えるだけの強さ、技量――それらがなければ、易々奪えるものでもない)

この儂に、刀剣で挑もうとは――カカッ、なんとも命知らず!なんと無謀じゃろうか!
しかしながらその意気は認めてやろうではないか!!ふん、儂も久々に体が疼く――ッ!
(素足で地面を蹴りなたが、互いに突き、凌ぎ、薙ぎ)
(互いに霊力の光が残像を宙に残し、すばやくそれを塗り重ねてゆく)

『アンタ、ほんっとーにソウテイガイなことやってくれるわねぇ?』
(今まで黙っていた蝶からようやく呆れたような声が出る)
(その間にも夜乃刀は楽しげに刃を突き出す――いつの間にか、夜乃刀の持つ武器も、
 不知火がもつものと全く同じ日本刀になっていて)

『それで――まあ、可能性があるのは……直接にぃ、夜乃刀の霊力を乱すことかしらぁ。
 難しいけどぉ、多量の他の力を剣糸ちゃんの体のなかにブチ込んで混乱させるってカンジ。
 もちろん、成功する保証はぁ、ないわよぉ。でも、剣糸ちゃんの脳をマヒさせるのと同等の効果はぁ、期待できるハズ。
 もーひとつはぁ、うちの当主サマがぁ、ヤメー!の号令をぉ、発してくれるか、とかぁ?』


【お待たせいたしました。水鏡さんと不知火さんとのロールに場所をお借りいたします】
【それではこのように――何かあれば、今夜も遠慮なく、です】
363水鏡恭弥@不知火 ◆kyo/P7P7mo :2010/09/29(水) 20:57:54 ID:k1oW/dl6
んなこと言ってもオレ様、他のって見たことも聞いたこともねーもん。
比較のしよーがねえって。
(なんとかギリギリ、こちらの霊刀を制御下には置いていられるようだ。
 鍔迫り合いに持ち込んでじりじりと時間を稼ぎながら)
に、したってつえーな…霊刀じゃなければ刀ごとすっぱり斬られてあの世逝きになるとこだったぜ。
(内心冷や汗ものではある。刀特有の重さも無視して切れ味は抜群の斬撃が次から次へと――
 防御に徹しているからこそ何とかなってはいるが、攻め込むにはリスクがありすぎる)

たまたまこいつの前の容れモノがぶっ壊れたところにいたからな。
オレ様も確信はなかったけどまあ、うまくいってよかった。
(思いつきだったのを白状しながら朱羽のプランを聞いて眉を顰め)
まあ、本体も霊体っつーのか霊的武装っつーのか、そんな感じっぽいから、
確かになんだ、発勁でもかましてやると効果はありそーだが…
(斬り合いざまに大きく距離を取り、正眼に構える。
 手の内を見せた今となっては至近の間合いに入り込むのは容易ではないのを、手合わせしてはっきりと悟っていて)

こっちは刀なんて久しぶりなんだから、ちっとは遠慮しろって。
オレ様じゃなかったら百回死んでんぞ。
(長い髪を振り乱してこちらを斬りに来る姿に悪態をつくと、
 再び迎撃の構えをとりつつも踏み込んでは受け止め、また引いて、
 鋭く変化する打ち込みに対処しきれず、浅く胴を斬り裂かれる――
 傷は浅くとも霊刀、その度に小さいとは言えない、肉体的ではなく霊的なダメージが積み重なって)

ギリまで粘ってみる。わりーけどお宅の当主サマにエマージェンシーコール、頼んでもいいか?
(朱羽にそう問いかけて)
全ての式のマスターがキョウちゃん、ってことになるんかな。
(ぶん、と霊刀を振るい)
今はオレ様が相棒だ、頼むぜ?おめーさんとは色々修羅場を潜ってきたじゃじぇーか。
(そう呼びかけ刃紋を指でなぞると、強がりとも取れる不適でニヤついた表情で、
 刃の向こう側――夜乃刀の瞳にばちん、とウィンクなんかしたりして)
364夜乃刀 IN 葵 ◆YJKujNK4t6 :2010/09/29(水) 21:17:03 ID:G5FQc86w
――んむ? 遠慮じゃと、馬鹿を申すで無いわ、不知火よ。
(葵の顔で、歯を見せて愉しそうに笑いながら――浅く不知火の胴を裂いた刀を振るう。
 血で濡れたとしても、その切れ味は変わらない。だが、もちろんそれは相手も同じこと。
 相手が防御に徹している今だからこそ、葵の中の夜乃刀はここぞとばかりに攻めを続ける)
久々にこんなにも楽しいというに、なんで遠慮せないかんのじゃい。
今宵を逃せばいつ楽しめるか分からぬこの高揚感――! 気に食わぬが汝(うぬ)は強い。
(顔面、腕、――上半身を刃が斬り、突き刺そうと何度も何度もひるがえる)
(だが、決定的ダメージはひとつも与えられない。
 防御に徹されているとはいえ、だ――ふん、と面白くなさそうに鼻を鳴らす)

『――エマージェンジーコールっていっても、ねぇ?
 そもそもここを守りたくて式が来るように“設定”したのはうちの当主サマなんだからぁ。
 ……そぉ簡単にぃ、助けてくれるかしらぁ。でもぉ、あたしぃ、していい?ってきーたのよぉ?
 できるもんならぁ、って当主サマが言うからぁ――ねえ、本気だしちゃうじゃなぁい?』
(蝶は不知火の頭の上をひらひらと飛びながら、必死に夜乃刀の攻撃の火の粉から逃げる)
『本来ならぁ、現状を確かめにぃ、もーすぐ来るころだとぉ、思うんだけどぉ……ね』

だああああっ、気色の悪いッ!
男のういんくの何が楽しいっ、美女にされたらほほいと付いていくがそれじゃトリハダじゃ!
(葵の顔を豊かにひきつらせながら、それでも再び仕掛けてくる)
(素足は土にまみれ、足の裏は痛んでいるのだろう。
 だが、霊体武器はそんなことを気にする様子も無く、ただ目の前の敵との闘いを楽しんでいるようだ)
ふん、汝をすぐに汝を打ち負かして、可愛い儂の分身を取りかえしてやるわい。
覚悟しろい。……くう、儂の一部が汝ににぎられるなど、気色が悪すぎる!
儂は女の宿主以外についたことはないというに―――!
(刃を下から上に――霊力の燐光をきらめかせながら)
365水鏡恭弥@不知火 ◆kyo/P7P7mo :2010/09/29(水) 21:34:49 ID:k1oW/dl6
そーかいそーかい、こっちもまあ、楽しくねーこともねーんだが…
(それでも隙は皆無か、と言われればそんなことはない。
 皮を切らせて肉を断ち肉を斬らせて骨を断つ――か、相打ちになるかもしれないが、
 一か八かで攻撃に出ることも出来たが、逆に霊刀の切れ味がよすぎるのが災いして、
 本気で腕なり足なり斬りおとしかねない。その時はこちらも腕一本はまず間違いなくもっていかれるだろうが――)

そういう事情を後出しすんなよ。
ああ、分かってる、とんずらしようって誘いを蹴ったのはこっちなのは百も承知だが…
(もっと簡単にぶちのめして三十六計を決め込むつもりが大いに見込みが外れて、
 地を這うような低い下段から天に向って月まで斬りそうな一撃を、
 スウェイバックの要領で上体を反らせ――まさに間一髪、前髪が数本宙に舞うのを見て、
 そのままバック宙からの連続バック転で一度大きく距離を開き)

儂ってホントに男だったのかよ…
まあおヒメさんがわりかしイケてるのは認めなくもねーけど…
(これ見よがしに柄を柔らかく何度も握り返して、刃紋に頬ずりして嫌がらせ)
やっぱ気にイラねーな、逃げ回ってばっかなのは性に合わねーや。
勝負だ、夜乃刀。オレ様のジツリキの13分の1ぐらいは見せてやってもいいぜ?
(剣舞を見せるように刀を振るいながら派手にデモンストレーションをしてみせて)

後3分してどーにもならなかったら仕掛けてみる。そっちの当主サマ、
その辺に隠れて面白そうだからって出待ちしてるよーな気もしねーでもねーけどさー。
(朱羽にだけ聞こえるよう、蝶に囁いて、まずは陽動を仕掛けるため、
 こちらから積極的に斬り込む――防御されるのは折込済み、それでもこれまでと違い、
 相手の隙を狙って仕掛けようとする気配は濃厚で――)

【成功失敗を考えず、次で仕掛けてみようと思います。当主様水入りがある場合はその後で出来ればお願いします】
366夜乃刀 IN 葵 ◆YJKujNK4t6 :2010/09/29(水) 21:57:57 ID:G5FQc86w
ああ?阿呆をぬかすな、当たり前じゃて。
このイケている霊力の質が儂が男前のイケメンなのを物語っておるじゃろい。
それと、この女については儂が選んだのではない!
だが、それでもまだ男よりはトリガラでも女の方がマ――ぎゃああっ!気色悪いじゃろうがー!
(頬ずりに本気でトリハダでもたったのか、自分を抱くような仕草をして後ずさりする)

……ふん。13分の1ごときでこの儂を満足させようとは良い度胸じゃて。
しかし、儂も所詮はこのレベルの低い器よ。
そこのところで十分にハンデくらいは与えられよう。
汝など本気の儂にかかればシュンサツじゃからの、この器に感謝せい!カハハッ!
(傲慢に声をあげて笑う)
(片手に持っていた日本刀はゆっくりとその輝きを増し、霊力が練られているようだ。
 相変らずに夜乃刀の入った葵の瞳は、ギラギラと貪欲にぎらついて目の前の獲物を見る)

『―――あたしもぉ、そんな気がしてるわよぅ。どーせそこら辺にいるんだわぁ、あの人』
『んじゃあ、頑張ってねぇ?こんなかるーいノリだけど信頼を期待をよせてるわよぅ。
 隙が欲しいならぁ、……剣糸ちゃんを揺さぶるような言葉をかけてみても――でも、これは上手くいくかわかんないわねぇ。
 とりあえずぅ、グットラァック!』

(そして蝶が消えると同時に、不知火がつっこんでくる)
(夜乃刀はそれを見つめると楽しそうに降格を釣り上げ、もちろん防御の型をとった。
 その攻撃をいなし、すぐにでも逝かせてやろうと舌舐めずりをしながら――
 なに、何かをしかけるつもりのようだが――自分が負けるわけもない。
 そんな傲慢な考えのもとにその刀を受け、そのまま鍔迫り合いから斬り込みに持ち込もうと――)


【了解、であります】
367水鏡恭弥@不知火 ◆kyo/P7P7mo :2010/09/29(水) 22:23:41 ID:k1oW/dl6
オレ様だってオッサンだかじーさんだかしらんが、本来は頼まれてもお断りだっての。
(聞こえないように口の中で呟く。それでも嫌がらせのためならしてみせるところは、
 ひねくれ者の面目躍如、と言えなくも…なかったかもしれない。
 朱羽の励ましだかアドバイスだかを聞くと)

んじゃお互い奥の手は隠したまんま、今日のところは痛み別け、と言いたいところだが…
新品のウィンドブレーカーを台無しにしてくれちゃた分ぐらいは熨斗をつけて返してやんよ。
それと…
(最後の仕掛けをする直前、ふと真剣な眼差しで夜乃刀の、その奥の媛名葵を見透かすように)

いつか言ったよな?オレ様をバラすんならコイツを抜けって。
(ちゃきっと刀を掲げて見せて)
ただし、完全に使いこなせてるなら、だ、ってな。
ったく、どーゆー事情かシラネーが逆に他人に振り回されてんじゃねーよ。
トリガラとか空っぽとか言われて悔しくねーか?
(お前が言うな、と内心恭弥は即座に抗議の声を上げたが陶然黙殺されて)
言い訳無用、そんなおヒメさんにも、ちっとヤキを入れてやる。
覚悟しなっ!

(大上段に構え、正面から突っ込んでの袈裟懸け――
 と見せかけてやや遠間から手の中の「弐式」を投げつける。
 体の中心を狙い、相手が弾き落としに来たところで)

弐式、解――
(固定した霊力を全て解放する――派手に霊力が爆発するように飛び散らせるよう、
 予め仕込んでおいた目くらましをかけて、そのまま飛び込むように地に手をつき、
 ハンドスプリングで相手の頭上を飛び越えて背後に回りざま、体を捻り、
 腰に溜めた掌底に「気」を溜め込んで――)

(狙うは奥義 千枚通し。着地と同時に体の裏側から心臓を目掛けて掌底を背中にぶち込もうと――
 打撃そのものよりも、「気」を体の内部に浸透させる技、
 相手が霊体でも殴りつけられたような衝撃は…あるはず、
 確証がないながらも手加減した一撃を放つつもりで――
 これでダメなら全力ダッシュで逃げよう、そう決めて)

【どこまで成功したかはお任せします。そもそも目くらまし失敗でしたらそう書き換えてもらっても構いません】
368夜乃刀 IN 葵 ◆YJKujNK4t6 :2010/09/29(水) 22:41:42 ID:G5FQc86w
―――なんじゃと……ッ。
(刀と刀でやりあう気だったのだろう。その他など考えていなかったのだろう。
 自分と同じように、相手だってこの戦いが楽しいに違いないと思いこんでいた故だ――)
(彼の手から離れた今、その自分の一部を制御しようとそれに刃をむける。
 だがしかし、自分が制御を手にするよりも早く、自分の一部は綺麗に爆ぜて光り輝く)

く、ぅ―――ッ!
(いくら痛みを感じないとはいえ、素体のスペック自体は変わらない)
(足をきられてしまえば歩くこともままならないし、目をやられると見えなくなる。
 司令器官は≪弐式≫が支配していても、受容器官は葵のもののままなのだから)
(まばゆい光に目がくらみ、庇うように目覆った次の瞬間だ)

(気配は感じ取れた、だが、振りむき止めるまでにはいたらなかった)
(素早い動きと陽動に、完全にしてやられたのである。
 読みの甘さと傲慢さがもたらした結果――目の前の不知火を甘くみた結果がここで如実にでた)
っ、ぐ、ぁあああぁぁぁ――――!!
(葵の唇から、痛ましい叫びが零れる)
(身体を侵食されるかのような衝撃に、そのまま前にたたらを踏み、地面を転がる)

(肉体がない分、頭をなぐりつけられたその衝撃は内部の不知火の力が薄らぐまで続く。
 何度かうめくような声をあげていたが、長い髪を振り乱して顔をあげると怨嗟の籠った目を向けた)
忌々しい、ああああっ、忌々しいッ!!
何故じゃ、なぜ儂はこのような弱い器にいれられておる!?ぐ、ぁあっ……っ!
使えぬ、本当に使えぬ!どうして久々の強敵を前に儂がこのような無様をさらすか……!!
すべてはこの容れ物の責任よ!儂は、こんなものの中になどいなければ、思いっきり戦えるというに!
(それは悔し涙か、怨嗟に染まった瞳からはぼたぼたと涙がこぼれて)
忌々しい―――!! ええい、この女の全てが忌々しい……!
何故じゃ、儂は何故このなかにおらねばならぬのじゃて、どうして儂はこのような、このような――!!
なぜじゃい、何故じゃ何故か、何故に何ゆえに!
(葵の声で、葵自身に怨嗟の言葉を吐き出しながら、手の中に小刀を形成する。
 そしてその刃を握った手は何のためらいもなく、自分の太腿を突き刺した)
……どうしてこの儂がこの女に縛りつけられねば―――!
(そして、ひきぬき、再び突き刺そうと――)


【結果的にはほぼ完全成功ルート、で】
369水鏡恭弥@不知火 ◆kyo/P7P7mo :2010/09/29(水) 22:58:06 ID:k1oW/dl6
(痛ましげに、夜乃刀の狂乱を見つめる。
 自傷行為を始めればずいと踏み込んで、その手首をがしりと掴み)
わからなくもーねーけど――今日のところは勝負あり、だ。
大人しく負けを認めな、夜乃刀。
それもおめーさんがオレ様を見くびったりしちゃってた結果だろ?
責任転嫁してんじゃねーよ。

(この状態でもう一度霊刀を形成されれば間違いなくどこか体をぶち抜かれる――
 それでも恐怖はおくびにも出さず、涙がこぼれる顔を見据えて)
おヒメさんを散々馬鹿にしてたわりに、つうか、それだからこそ、
力量に会わない体に従わざるを得ないあんたの都合もまあ、なんとなく理解した。
そんでもよ、次回からはもーちっと宿主サンに気を使ったらどうだ?
オレ様みたいにな。
こいつは勝者からのお願いだ。夜乃刀。
もし、次回があるならまた派手に遊んでやっから。

(足の裏はすりむけているのだろう。太腿からは勿論出血もして、
 身体能力の限界を超えて酷使された体もそろそろ限界のはず――
 やむなく「左手」を小刀でつけた傷に当てがい、癒しの力を流し込む)
今日のところはこの辺で勘弁してくれねーか?
何も明日の強さが今日と同じってわけじゃねーだろ?
おめーさんも、オレ様も、な。おヒメさんも、僕様ちゃんも、だ。

そんでそこの、いい加減出てこいよ。
いい趣味してるぜ、まったく。
(別に隠れていると思しき場所が分かったわけでもなんでもない。
 単にカマをかけ、もしこの場を見守るものがいたなら――その可能性はかなり高い、と踏んではいたが、
 そろそろ出番じゃね?と促してみる。外したらとてつもなく間が悪いが、まあそれはそのとき、と、
 背後に向けて声を高くして呼びかけて――)
370夜乃刀 IN 葵 ◆YJKujNK4t6 :2010/09/29(水) 23:16:01 ID:G5FQc86w
近づくで無いわッ!敵からの言葉など聞く耳もたぬっ!
儂が儂の宿主をどう扱おうと儂の勝手じゃろうがいっ、汝(うぬ)の宿主でも何でもないわ!
だいたい儂を無理矢理に体に縛りつけておるのは、この女の方じゃてな――!
体がどうなろうと自己責任じゃ!儂の知ったことじゃあるまいや!
……身に合わぬ力を望めば身を滅ぼすと言おう。この空っぽの女はそれさえも分からぬ阿呆じゃて!
無能は無能らしく、隅に控えておればよいのにどうしてこうも前面に出てくるか分からぬわッ!

(掴まれた腕を振り払うにも、まだ体が上手く動かないのだろう)
(それでもいやいやとまるで聞き分けのない子供のように乱暴に手を振ってそれを振り払うと、
 逃げるように無様にその体に地面に這わせた。
 しかし、その速度も知れたもの。足に触れられ、癒しの力を流し込まれると、
 仇でも見るような目で男をみつめ、ひたすらに足をじたばたさせて逃げようとする――)

(だがそれでも、血が止まる程度には傷はいやされていた)
(手負いの獣のような目で不知火を見つめているその貌は、今にも歯を見せて唸りそうなほどである。
 ――しかし、その視線も不知火の言葉に別に向いた。言われて、ようやく気づいたのだろう)

『―――あー、まァ。そう言ってくれるな。
 いつぶりかに此処に侵入者が入っつーから、確認に来てみりゃおもしれェことになってたもんでよ。
 ちいっとばっかり出るタイミングを失っちまったってだけだぜ?
 ……葵の命にかかわりそうなら、早々に俺が止めてたさ。可愛い義妹だからな、俺の』
(着流しをだらしなくしたような格好。長身に黒い髪、そして片目を隠すように巻かれる黒い包帯)
(まあまあ、とでもいうように両手を胸の前に出している男をみつけ、夜乃刀の入った葵の顔が歪む)
忌々しい面をもう一つ見つけたわ。
ふん、――貴様の義妹たるがゆえに余計に忌々しいのじゃろうてこの女!早々にくたばるがよいわ!

『テメェもあんま調子づいてんじゃねェぞ、コラ。―――止まれ、テメェの仕事は終了だ、夜乃刀』
(その言葉を発した途端に糸が切れたようにがくん、と葵の体が地面に倒れた)
371水鏡恭弥@不知火 ◆kyo/P7P7mo :2010/09/29(水) 23:38:35 ID:k1oW/dl6
(じっと夜乃刀の言葉に聞き入ったままそれ以上言葉は返さず、
 癒しの力を流し込み続けていると、予想通りに現れた男――
 初めて見る「当主」の風貌にじっと見入って)
そーいや、いつかの電話でもそんなこと言ってたっけ。
可愛い妹にするにはちと、むごい仕打ちなんじゃねーの?
ま、大方それを望んだのはおヒメさんの方なんだろーけどさ。
(くたっと力を失い、どうやら夜乃刀は完全にひっこんだようなのも見定めて、体を起こす)

挨拶が遅れたな。今度こそハジメマシテ、ってやつだ。
オレ様、不知火な。
(手を上げて指をひらひらさせて、深凪当主に挨拶をして)
もう一つあの時言ってたな。「式は俺のモン」、とかなんとか。
(一言命じただけであれほど狂乱していた夜乃刀が「停止」したのも納得する。
 ちらりと葵が倒れ伏す姿にも目をやり、とりあえずは放置しても大丈夫だろう、
 あるいはこの男が面倒を見るだろうと思ったか視線を戻して)

なんか祠を荒らしたみたいな結果になっちまって悪かった。
そこんとは素直に謝っとく。
(そう言うと、ポケットから水晶を取り出す。
 戦闘中でも庇っていたのもあり、無傷のまま男の方に手を差し出すと、
 どこで聞いているか分からない朱羽を警戒してか小声で)

よかったら聞かせてくれ、あの女、おめーさんのナンだったんだ?
めったにお目にかかれねーよーな、オレ様好みの女だったし。
名前も聞きそびれちまったからさ。ひょっとしてコレだったか?
(ぴっと小指を立てたりして、当主を相手にもまるで動じる様子も見えない。
 いつもの人を食ったようなだらしないニヤつき笑いも口の端に浮かべて)
372夾 ◆YJKujNK4t6 :2010/09/29(水) 23:56:44 ID:G5FQc86w
あー、ああ。悪ィ。
俺は――夾(キョウ)だ。これでも一応≪深凪≫っつー組織の当主をやらせてもらってる。
っつっても、俺の右腕に「外に出るな。むやみに名乗るな。むしろふらつくのをやめてくれ」ってぇ
言われてるもんでなァ。今後はそんなにお会いする機会もねェと思うけど、まァ、よろしく。
テメェの本体は……あー、なんだ、あれか。葵の学友ってヤツか?
だったら、やっぱ義兄ってもんとしては妹と仲良くしてくれてありがとうくらい言っといた方が十全か?
(ん、というように首を傾げた。その仕草はどことなく葵に似ているものがある。
 ――否、逆に彼女が彼に似ているのかもしれない。親鳥の動作をみて子が飛び方を覚えるように)

まったくだぜ?
あの性悪女にまんまとノせられやがって。女くらいは選んだほうがいいんじゃねェか?
(おいかけっこのうちに既に朱羽は見えない。
 それでも、方向くらいは分かるというのか、それとも祠の方向をしってるのか、一方を見つめる)
……持ち逃げするようならブッ殺してやろうかくれェは思ってたけどなァ。
テメェ案外素直なのか。そういうの良いと思うぜ。人は誠実たれって大学で講義してるジジィが言ってもんなァ。
(とはいいながらも、多少は乱暴に。むしりとるように水晶を受け取って)
あぁ? ――へえ、何だテメェ。アイツに会ったのか。
ふーん。……つーこたぁ、よっぽどの術師ってわけか。なるほど、朱羽のヤツも見る目だけは違いねェ。

何っつわれてもなァ……、――あと朱羽、チラチラしてんの分かるから。
テメェの式神はテメェ同様に気配も派手なんだっつの。
つーか、テメェ、俺は当主だぜ?家族で言えばお父さんなんだぜ?娘たちの動向くらい分か――…
ああ、んなババアが娘なのは勘弁だから叔母さんくらいに……――やめ、式神から殺気むけんな!
(上の方からちらりとおりてきた小さな小さな蝶にそんなことばをかけていたが)
あ、悪ィ。身内の話は、人様の前でするもんじゃねェよな。
……ンなにニヤニヤされても面白れェ話なんてねェぞ? あー、茶飲み友達以上生涯の伴侶未満だ。
373水鏡恭弥 ◆kyo/P7P7mo :2010/09/30(木) 00:10:42 ID:c9jbLuiu
そっちもキョウだったな、そーいや。
まあ、右腕サンがそう言うのも分からなくはねー感じではある、ってオレ様に言われたくはねーだろうが。
(小首を傾げる角度、その仕草に少し目を細めて)
ご学友つか、オレ様とは狩り仲間ってところ。
ガッコの後輩は僕様ちゃん担当な。
おヒメさんはけっこう当てにして狩りはさせてもらってる、かな。
精神的に弱いところはどうも、相変わらずのようだけどさ。

(朱羽とのやり取り、そして微妙な間柄なのを聞いてふむ、と顎に指を当てて考え込んだが、
 ふと何かに気づいたように顔を上げて)
あー、もっと色々と話してーところだったがタイムリミットだ。
そんじゃまたな、キョウ。
(ひらひらと手を振って、別れの挨拶。最後までニヤついた笑みを浮かべて)
友達と伴侶じゃ幅が有りすぎんだろーが。そっちも大概いい加減な性格なの、よーく分かったぜ。
(すうっと顔にも手にも浮いた紋様が消えて)

(体に負った傷、そして霊刀で刻まれたダメージに「変わった」脱力感と、
 正直膝を折りたいところをぐっと堪えて)
いつかの電話以来ですね、はじめまして。僕からも挨拶です。
水鏡恭弥と言います。
(顔を睨むように、ややこわばった表情で一礼する間も目線は逸らさず)
今回はお騒がせしたみたいで申し訳ありません。
それは謝りますけど、まずは先輩をなんとかしてくれませんか?
(気ぜわしげに倒れたままの葵の側に膝をついて、軽く脈に触れる)

不知火のバカが加減したとは言え、けっこういいの入れちゃってますし、
とにかく(乱れた服装からは目を逸らし、深凪当主を見上げて)
まずは休ませて静養が必要だと思うんですが。
(随分と雰囲気のある人だ、そんな風に思う。
 身勝手なところは不知火で耐性があるからそれほど不可解にも思わなかったし、
 以前の一件からも先輩を大切にしているのだけは間違いないと思う。
 ――世間一般のきょうだいの情愛とはまた違うのだろうけれど、
 先輩を見るキョウの目からどんな感情が読み取れるのか、片目を下から覗き込んで)
374夾 ◆YJKujNK4t6 :2010/09/30(木) 00:26:17 ID:g3/kQxad
テメェの本体の方は「キョウヤ」だったか?
――ハハッ、精神的に弱いっつーところを言われちまうと義兄としちゃ痛ェところだな。
…………何の星の巡りか読んだことねェけど、特にテメェにゃよく見られてるみてェだしなァ。
テメェらのどっちかになんだかんだ頼り甲斐でも感じちまってんのか、知らねェけどさ。
(あ、でも義妹はやらねェって付けくわえるとこか?と、おかしそうに笑い)
ん……、そうかい。おう、テメェもお疲れさまだな。
またがあるかどうかは知らねェけど、会えた時のためにまたなっつーことにしとくぜ。
あぁ? だって、茶飲み友達よりは上の関係でも伴侶じゃねェし、……嘘はいってねェぞ。
(ニヤついた笑みにニヤついた笑みを返して、軽く手を振って)

―――んでもって、……こっちも初めましてか。
んあ。やっぱこっちの方は電話通りに礼儀正しいのな。……まァ、俺に対して
そんなにいい印象もってるようには見えねェけど。
……んなに焦るなって。さっきの人格の方が落ち着きがあるみてェだが――ま、年の甲かね。
(すう、と隻眼を細めて彼の真っすぐな瞳に応えると、
 男は葵の近くに膝をついた。おーおー、夜乃刀も派手にやりやがって、と、
 もはや膝から下はなく、機能を果たしていないタイツ生地をどけ、傷口を見て)

そっちが何かしてくれたみてェだし、こっちの傷は問題ねェな。
あとは俺が愛情こめてちゅーしてやりゃ一発で治るだろ……明後日にゃそっちの街に戻すさ。
たまには、義妹を介抱して一緒に寝るのも悪くねェし。
―――そういうのが、俗にいう兄と妹ってモンなんだろ?んなら、俺もそれにならわねーと。
375水鏡恭弥 ◆kyo/P7P7mo :2010/09/30(木) 00:43:30 ID:c9jbLuiu
それなら…
(問題なさそうだ、と口にしようとして、続く言葉に絶句する。
 ちゅーするとか、一緒に寝るとか、一々赤くなったり青くなったりして顔色だけで反応して――
 色々と葵本人から聞いてはいたし、電話で話した印象もあったが、どうやら)
礼儀を守っていれば、例え内心失礼なことを思っていてもなんとかなりますから。
(相手の言葉を肯定するように、こちらは葵の側から離れてぶっすりした表情を隠そうとはせず)

たまたま先輩との相性が悪い相手の時に僕と一緒だったりするから、
そういう側面はまあ、それなりに…
(精神的に弱い、のあたりは、今回の件もあってよく理解したのと、
 余計訳が分からないのと両方で、かぶりを振って)
きっと体は結構なダメージを受けてるでしょうから…
あ、そうだ、さっきの夜乃刀の時のこと、本人は覚えてるもんなんでしょうか?
(相当に失礼なことを不知火が吐き散らしていたような、いや、ようなではなくそのものなのだが)
大事な妹さんをこんな目に合わせて、そちらも重ねてすいませんでした。
(もう一度、頭を下げてみせる。こちらは誠心誠意申し訳ない思いで一杯だ。
 他にやり方がなかったとはいえ、傷つけたのは自分には違いないのだから)

…でも、世間一般のきょうだいは多分一緒に寝たりはしないと思いますけど。
特にもう僕らみたいな…
(とはいうものの、この男の年齢を一見して推し量ることはできなかった。
 が、自分よりは年上なのは間違いないと見当をつけて口答えして、
 何か言い返さずにはいられない胸のもやもやを晴らそうと)
ある程度年齢がいったきょうだいならなおさらだと思いますし、ちゅーもしませんよ。
(呆れてそう言ってから)

大事に介抱してあげてください。
それじゃ僕はそろそろおいとま…って、ここ、どこなんでしょう?
(バッグを拾い上げて帰ろうとしたところで、思い当たる。
 この街は結構歩いているはずだが、今いる場所の見当がまったくつかない。
 これでも土地勘に方向感覚はいいはずなのに…と首を傾げて)
376夾 ◆YJKujNK4t6 :2010/09/30(木) 01:03:33 ID:g3/kQxad
(顔色がくるくると変わっていくのに、隻眼を瞬かせ、頭の上に「?」を浮かべていたが)
くははッ、そりゃ確かに!
テメェ、絶対俺に対してなんかヤなこと考えてんだろ?……顔がぶすっとしすぎだっつの。
(おかしそうにククッと喉で笑ってみせながら、義妹の長い髪を指先で払うと、
 他に外傷がないらしいことを確認して、意識がないのも確認しているのか頬をぺちぺち叩く)
あー、まあこりゃコイツの体質もあれば、俺の育て方が悪かったのかもしれねェ。
つってもケッコー可愛く育てたつもりなんだけどなァ、俺なりには。マジで子育ては難しいぜ。
(どう頑張っても若々しい三十路程度にしか見えず、下手をすれば20代半ばに見える男。
 だが、そんなの完全に棚上げでやれやれ、なんて肩をすくめて)

ああ?んな謝罪いらねっての。
……そりゃあ、意味も無く家族を傷つけられりゃ俺もキレちまうこともあるかもしれねェけど。
こいつのはこいつの選んだ結果の怪我だ。
そこまで俺が口出しちゃ、過干渉だっつの。それにコイツも謝られても嬉しくねェだろうし。
こいつはこいつの好きなようにやってこうなってんだ。夜乃刀のことを無理に縛りつけてんのもコイツ。
仮令それが誰にそそのかされた結果でも誰かの為の行為だったとしてもよォ、
ただのシスコンっつわれると困るが――コイツはそんくらいの自分の選択には責任もてるだろうよ。
(指先で長い髪をひと房すくいあげて、何処かぼんやりと葵をみつめてから、
 空いている手で下げられた頭をかるく叩いて――だから、いらねっつの、と付け加えた)

さて――んじゃ、……連れて帰るかねェ。あっちの年増も一緒にな。
(よっこいしょ、と、その体を抱え上げたところで、呆れた様子の水鏡の言葉に
 数秒たっぷり黙ると、―――あれ?とでもいうように口を「あ?」の形にしたまま首を傾げ)
……しねェの?
だいぶん前に読んだ小説はヤっちまってたぞ。ありゃ禁忌だって書いてあったもんだから
てっきりその前くらいは――や、冗談だぜ? ……キスはそりゃむやみやたらしねェっての。
でも、たまにゃ添い寝くらいするもんなんじゃねェの?……え、え。これってマジで?
つーか、ある程度の年齢ってフツーどこまでなんだよ。――え、つかコイツ今何歳?
うわー、しねェんだ。マジか。
(やべーというような顔をしている夾を放っておいて、キラキラと光っていた蝶はそっと地面におりる)


(そして、――そこを中心に朱羽が最初に使ったものと同じ陣が敷かれて―――)

『それぇ、さっきのお部屋につないどいたからぁ。じゃあ、ゆっくり休みなさいよぅ、あでゅー』
『あ、報酬の件はまた今度ねぇ?テケトーに剣糸ちゃんに言っといてぇ』
377水鏡恭弥 ◆kyo/P7P7mo :2010/09/30(木) 01:15:02 ID:c9jbLuiu
(じっくりと、噛み締めるように深凪当主の言葉に聞きいる――
 確かに世間一般とは違っても、たとえ義妹でもその生きる意志を、
 進む道をこちらの都合で縛ることはしない、そういうことになるのか?
 先輩の黒髪を手に取り、らしくもなくぼんやりとそれを眺める背中を見ながら考える。
 そのあたりの考えを確かめられたのは今日の収穫か――)

年増とか言ったら朱羽さん、怒りますよ?
(とばっちりがこっちに来ては敵わない。
 一応のフォローを入れておいた後は、もう深凪当主の言葉に呆れ返るばかりで、
 というかもう、何もうまいことをいう気力もなく)
先輩がブラコンじゃないかって思ってましたがそっちはシスコンでしたか…
(ストレートに言うことしか出来ず、げんなりした表情で…
 今日一日でどれだけこの顔したか、もう自分でも思い出せず)

報酬の件はまあ、適当に。
それじゃ朱羽さんも、キョウさんも…そして媛先輩も、さようなら。
まあきっとまた会うと思いますけど、その時はお手柔らかに。
(とにかく疲れた…流石に肩を落とし、最後に一礼すると、陣の中に足を踏み入れて――)

【今回の後始末、エピローグを付け加えて締めにしようと思いましたが、もう頭が煮えて限界のようです…
 締めは明日にでも置かせてもらうことにして、ここでほぼエンドということで如何でしょう?
 可能であれば先輩の方からも、この件の落ちどころを1レスいただいて締めていただければと。
 最後のご挨拶をするぐらいの体力はかろうじて残っていますので、お返事をみてから落ちます】
378夾 ◆YJKujNK4t6 :2010/09/30(木) 01:22:53 ID:g3/kQxad
【了解です。置きレスで〆――むしろ、こちらからお願いしたいくらい、で】
【ここまでのお付き合いに本当に感謝しつつ、
 エピローグなどなど了解です。寮がどうなっているのか、によによしてお待ちしています(←)】

【私の方からも落ちどころというか、何というかの件についても了解。
 おそらく、私のレスが先でも貴方のレスが先でも問題はないと思いますから、
 貴方が私の前にエピローグを落としていただくもよし、私が先なれば私が先に落すも良し、で

【ほ、本当の本当に「深凪ルート」の一言からの思いつきにお付き合いくださったことに感謝を。
 今回ザ・自重しなかった――が顕著でしたので、い、いっぱいご迷惑をかけたもの、と。
 ころころと人が変わって分かりにくかったものと思います。ほんとうに本当に感謝です、水鏡さん】

【それでは、こちらはお返ししておきますから、これにレスは不要です】
【どうぞゆっくりお休みになってください、おやすみなさい、水鏡さん。どうぞ、良い夢を】

【ありがとうございました。スレッド、お返しいたします】
379竜胆 凍 ◆5komEqYA0I :2010/09/30(木) 21:43:49 ID:5liw0PvS
ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/5556/1282393498/435のつづき

(納得はできる。それは正しいことだと、理解はできる。)
(しかしその為にとった手段は肯定しない。)
(どんな理由があろうともそれは悪でしかないから……)
(ただ、彼が、彼のような者が悪を犯さなければいけない世界を呪うことはあった。)
(左肩に武骨でこそあれ、人と何らかわりない手が触れると、深くため息を吐いた。)

…………

(脅えた視線を周りから受ける。左手に握られたままの魔刃と自分に対するその視線をうけると)
(変わらず自分は許されざる存在で、ロキはそうでないと言うことが確認できて)
(安心できると同時に悲しくなった………そんな感傷に浸っていると血が滴る左肩に痛み。)
(そして――――竜胆 凍が決して聞いてはいけないことばと)
(向けられてはいけない顔がそこにあった。)

(ひび割れる。左手の中のモノが、魔刃の時がひび割れる。)
(過去何度か味わったことのあるどうすることもできない感覚に心臓が大きく脈動する。)
(今耳にした言葉は感謝の言葉……今手の中にあるのは時間凍結が外部的な要因で解かれた感触……)
(手の中の魔刃が竜胆の手から離れ宙に浮く、そしてまたけたたましく言葉を連ねる。)

『ファハハハ!やってしまったなぁ、犯してしまったなぁ、我が麗しき罪人よ!ケヒャヒャヒャ!!』
『契約は忘れていまい?竜胆凍は何者も助けてはならぬ存在であると言う契り!例えそれが意図したものでなくとも』
『例えそれが偶然が重なった結果であっても!その罪は其の存在で購ってもらおうか!ヒャァハハハハハッ!!』

(魔刃の切っ先が竜胆をとらえ、矢のように弾かれ迫る。)
(それに対し竜胆は――目の前の少女を壁がわりにするように突飛ばし、地面を転がり避ける)
(右肩に激痛が走り、左腕の感覚が無くなる…………少女の身体が弱すぎて)
(壁として利用しきれず、左腕の存在を奪われたのだ。)

つかえない…………近づいてくるくらいなら、壁くらいになればいいのに

(少女に対して吐き捨てる。助かったと思われないように辛辣な言葉を選んでいいはなつ)
(思考するはこれからどうやって魔刃に対応するかだ。)
(通常ならこのまま外に走り出して、適当な『悪』を代わりに差し出せばいい。だがしかし)
(今のダメージでそれができるかと問われれば否と言える。)

(死にたくない、ここで死ねばどんなトラウマを少女に植え付けるかわからない。)
(ロキに憎しみを肩代わりしてもらい、正しく生きるはずの少女に)
(礼を言えばその人が死ぬという間違った認識を与えかねない。――死ねない。)

【置きレスに借りた…………ひとこと】
380瑞谷 愛華 ◆kO59iqwB7g :2010/09/30(木) 22:17:04 ID:CuDp57US
【久しぶりに待機してみますー】

【プロフは>>360を参考にしてくださいー】
381瑞谷 愛華 ◆kO59iqwB7g :2010/09/30(木) 23:03:26 ID:CuDp57US
【さすがにそろそろ厳しそうなので落ちますねー】

【スレをお返ししますっ】
382夾 ◆YJKujNK4t6 :2010/09/30(木) 23:40:12 ID:g3/kQxad
>>377
ちなみに――夜乃刀のことについての記憶だが、
テメェがそうした方が良いっていうなら、俺の方で消してもいいぜ?
……そんじゃ、テメェも帰ってゆっくり休めよ。お疲れさん。

(恭哉が足を踏み入れた瞬間、前と同じようにその陣から蝶が吹きだし、
 ひらひらと舞いながら彼の視界を一色に染めていく――、
 その狭間から、少女を担いだ男が手を振っているのが見えただろうか)

(そして彼は、――元の部屋へと、送られた)


――さてと。そんじゃあ、帰りますかねェ。
(彼が見えなくなったのを見届けて、男は少女を少し揺らして位置を調節)
(一匹だけ残っている色違いの蒼蝶を引き連れながら、先ほどの祠の場所へ戻る。
 不知火から受け取った水晶の飾りを片手で転がしつつ、もう片方の手で少女の腰を持って)
『なぁに若い子からかって遊んでるわけぇ?
 当主サマったら別に添い寝もキスも一般的だなんて思ってないでしょーにぃ。
 水鏡クンをからかっていーのはぁ、あたしだけなんだからぁ』
あー? だって、面白ェし。あの顔色の変り具合――、ほらよ、
ああいうのってもっと夜に揉まれてスレちまったら変身後みてェになってからかえねェし。
今のうち今のうちってなぁ? さて、どんな風に本体が化けるか、楽しみだわ。
葵のヤツは、どっちに頼りがいを感じてるんだか――いや、人格が二つあるからこそか?
(葵と同じ学校の後輩っつーからどんなヤツなのかと思ってよ、と笑う)
……しかし、良いのかよ俺の諜報長殿。アイツ、結構≪深凪(うち)≫に足引き込まれてるが。
(そして、結界を解いた朱羽本人の前につくと男は隻眼を細めた)
『だって、当主サマがここに“いる”のが何かをぉ、教えてくれないからよぅ。
 ―― 一体アンタ、何考えてるの?
 ……剣糸ちゃんはあんなんだし、八刃にはやりたい放題やらせてるみたいじゃない。
 ―――――このあたしにも何も探らせてくれないし?ねーえ、当主サマ』
ハハッ、何時でも抜けてくれていいんだぜェ?
俺は去る者追わず主義だからよ。……ククッ、悪い悪い。ンな顔すんなって。
俺にゃまだお前が必要だよ。いや――、俺には≪深凪≫が必要だ。もうちょい付き合え。

『別にアンタと≪深凪≫と骨を埋める覚悟はできてるから、……いいけど。
 当主様が解散っていえば解散するし、俺と一緒に死ぬか組織を抜けるか選べって言われたら
 それがアンタの意向ならっていう人間ばっかりって、知ってて言ってるから性格悪ィのよ』

全ては星の巡りのままに。
今のところは――俺の読める範囲じゃ、≪深凪≫の星の巡りにかわりはない。
変えてくれそうな奴っつーか、……いろんな理を無視して、
他の星の巡りに強制的に介入してきやがったヤツはいるが――どうなることかねェ。
(喉で笑いながら、手のところまで垂れてくる長い少女の黒髪を指で触り)
―――大瑠璃(アイツ)もようやく消えちまったみてェだし。

それにしても……まぁ、そろそろ潮時っつーヤツだよ。その程度だけ覚悟しときやがれ。
葵の奴も、今日の一件でいろんなこと、分かっただろうさ。夜乃刀の本音も、自分の実力も。
そして、いつか選ぶ。――自分が一番、守りたいものってモン。
(長い髪を手で攫って、ひと房に口づける。
 不満そうな顔の朱羽を後ろに連れながら、そうして男は闇に消えた)


【それじゃ、無駄に長くなっちまったが俺たちはこれで〆っつーことで、そっちのラストを楽しみにしてるぜ?】
【付きあってくれて感謝してる。……いや、マジで自重無しっつーか
 よくぞこんなもんに付き合ってくれっつーか、葵とか背後ともども土下座ものだわ、マジ】

【それじゃ、置きレスに借りた。お返しする】
383水鏡恭弥 ◆kyo/P7P7mo :2010/09/30(木) 23:58:49 ID:NcWMzRzq
>>382
(蝶の道を通り、目を閉じたまま安全基準を無視したジェットコースターに乗っている気分に耐えていると――
 気がついた時には寮の自分の部屋にいた。
 そのままベッドに倒れこみたいところだったが、まずはシャワーに直行し、
 体の傷を確かめながら洗ってさっぱりすると、スウェットに着替えて治療を優先する。
 ようやく治療も終わり、ほっと一息ついたが、この日の受難はまだ終わらなかった)

「みーかーがーみー!さっきのおねえさんと、そのあとのおねいさんは誰だ!」
(どんどんどん、と乱暴にドアがノックされる…しまった、シャワーの音を嗅ぎつけられたか。
 キャプテンの声に仕方なくドアを開けると、キャプテンだけでなく寮生がどやどやと乱入してくる。
 最初のおねえさんは誰だ、オレに紹介しろとか、その後来た黒髪の人は学校で見たことあるとか、
 いったいどういう関係だとか、どっちのほうが好みだとか議論は始めるわ口々に問いかけ吊るし上げられるわされて――
 すっかり疲れ切っていた水鏡は、最初のうちは親戚だとかちょっとした知り合いだとか、
 適当に口を濁していたが、もう最後はキレて、全員を無理矢理部屋から叩き出す)

(追い出す際に、キャプテンの口の端がいたずらっぽくかすかに笑っているのを見て――なんとなく分かった気がする。
 休部してから学校でも寮でも塞ぎがちな自分を乱暴に励まして賑やかしに来てくれたのではないか?
 まあ、実際朱羽や先輩に興味があったのもあるだろうけれど…
 思い切り声も出して揉みあって、楽しくなかったといえば嘘になる。
 少し日ごろの煩悶が軽くなった気もして、たまにならこんなことがあっても)
いやそれはちょっと…でも来ないでっていうとむしろ喜んで朱羽さん嫌がらせのためだけにでも来るだろうし…
(やれやれ、とかぶりを振ってベッドの端に腰を落とす。
 ぼんやりとデスクの上のスリムタワーのPCの何も映していないディスプレイを見つめて――)

また、傷つけてしまったな…
(意図したものではなかったとはいえ、先輩をまた酷い目に合わせてしまった。
 夜乃刀と先輩、先輩とお義兄さん、お義兄さんと朱羽さん…
 取りとめもない考えがぐるぐると頭を回って、今日はまともに考えられそうもない。
 もう寝よう、そう決めるとぼんやり手を伸ばしてスリムタワーに触れて)
まあ、こっちの中身を確かめられなかっただけマシかな…
(自分に何かあったら中身を確かめないで海に捨ててくれ、どこかに書き残しておいたほうがいいだろうか?
 そんな考えまで浮かんで、もう本当に思考が纏まらなくなってきたので、就寝することにして)

明後日には戻る、ってことは明日はダメだってことだよね…
(何ともなければいいが…本当に先輩にあわせる顔がない…とろとろと意識が沈んでいく。
 ――少しはにかんだまま巫女装束の女性が手を振っている。
 彼女が最後に見せた笑顔が、眠りに就く寸前に浮かんだ最後の光景だった)

【媛先輩への置きレス、即撤退です。
 こちらこそ無茶振りに自重ナッシングでお付き合いいただいて、本当に感謝の言葉もありません。
 深凪ルート、とても楽しかったですと心の底から言わせてもらいます。
 土下座なんてとんでもない、次回もまたよろしくお願いしますね。
 これで僕の方は締めです。今回もお相手、重ねて本当にありがとうございました】

【あ、最後に一つだけ、僕は「恭弥」ですよーとだけ言って(止めをさして)おきます】
384瑞谷 愛華 ◆kO59iqwB7g :2010/10/01(金) 20:33:07 ID:W0X5NIpn
【今日もしばらく待機してみますー】

【プロフは>>360を参考にしてくださいねー】
385黒上いろは ◆zPDVctO00E :2010/10/01(金) 21:31:20 ID:XfZklR3z
【立候補したいかなー、なんて。プロフは確か>>118くらいにあったはずかも?】
386アンジェラ ◆rdAV3DcvpI :2010/10/01(金) 21:32:58 ID:up8ZcaZ2
(が、こちらがあまり欲張ると、この男はへそを曲げかねない)
(あくまでも自然を装って、訊ねてみる)


出来るだけ多数を救う努力はしています。
けれど、そうそう狙い通りにはいきませんよ。
(もはや自分と一体化しつつある『魔女』の記憶を掘り起こしながら答える)
(誰かを救えば、誰かが不幸になる。当然だ)
世の中のパンの枚数は有限で、一つの国には数人しか王子様がいなくて、
私は一人しかいないのです。
魔法使いにだって、出来ないことはありますよ。
(言い終えれば、紅茶を口に含んで少し気持ちを落ち着かせる)
この世に現実しかない限り、現実主義者がもっとも賢いでしょう。
あなたの好きなヒーローがいる世界なら、違うかもしれませんけど。
(この手に魔法があっても、やはり世界は変わらない)
(それを認めたのは、この街に来るよりもずっと前だったが)
(その事を認めるたびに心が酷く痛む)
(もし面と向かってしゃべっていたのならば、きっと酷い顔をさらしていただろう)

私が打算で人を助けていることは認めます。
(確かに、この街の異能者の多くは自分のように打算で戦ってなどいなかった)
(その姿は確かに美しく、惹かれるものがあった)
(けれども、自分はそれではだめなのだ)
(「人を幸せにする魔法使い」に、「失敗」は許されないから)
ただ、戦うだけで救われるものなどありません、とだけは言わせてもらいますよ。

というか、気まぐれで、かっこつけたがりの貴方に
「美しくない」などと文句をつけられるのは心外です。
貴方こそ、
──何一つ芯が通っていなくて、
──何一つ理にかなっていなくて
(弾みで出てくる、彼への不満)
(随分と酷いことを言っているのを自覚はしているが)
(先に言っているのは彼だ。ぶつけても、こちらに非はないと判断した)
美しくない、です。


【たい、へん、お待たせしました。】
【では、よろしくお願いします】
387アンジェラ ◆rdAV3DcvpI :2010/10/01(金) 21:33:52 ID:up8ZcaZ2
【すみません。誤爆です。】
【大変失礼しました。お二人とも、良い夜を】
388瑞谷 愛華 ◆kO59iqwB7g :2010/10/01(金) 21:44:20 ID:I5apQFJV
>>385
【こんばんわですー♪】
【立候補大歓迎ですよー♪】

【プロフィールから考えるに大まかに2つの出会い方になりそうですがー】
1.日中の学園内
2.夕・夜の特訓中に
【どちらに致しましょうかー?】
【もちろん、先輩から希望があればお聞きしたいところですがー、】

>>386-387
【どうぞお気になさらずー】
【先輩もロール楽しんできてくださいませー♪】
389黒上いろは ◆zPDVctO00E :2010/10/01(金) 21:53:15 ID:XfZklR3z
先輩はどんまいー。

【えっとねー、一応ネタはあるんだけどー…ちょっとこっちの話が多めというか?】
【そっちの特訓中に色々乱入するって感じになるんだけど…】
【異形・異能の研究組織があいかの特訓に乱入した後に更にあたしが突撃、それで共闘or三つ巴…みたいな】
390瑞谷 愛華 ◆kO59iqwB7g :2010/10/01(金) 21:57:47 ID:I5apQFJV
>>389
【先輩がご希望されるならそれでOKですよー♪】
【そうなると書き出しはわたしになりますでしょうかー………?】
391黒上いろは ◆zPDVctO00E :2010/10/01(金) 22:01:30 ID:XfZklR3z
【うん、そだね。じゃあお願いしちゃうよーぅ】
392瑞谷 愛華 ◆kO59iqwB7g :2010/10/01(金) 22:13:33 ID:I5apQFJV
(今日も今日とていつもと同じ裏山にて日課として一人の少女はやってくる)
(いつもとさして変わらないトレーニングの日々)
(経験をつんで技のレパートリーも増え、それを使いこなすべく水浸しになりつつも)
("いい時間"までトレーニングを続けている最中だ)

………はあっ、はっ、
(手を前に突き出して水壁を作り出し、自在にサイズ・強度を変化させてみる)
(サイズはまだ多少なり自在に意識して変化をつけられたものの、強度に関しては自分ではわからず)
……どうすれば、わかるようになるんだろ………?
(一旦水の壁を解いて座り込み、時期もそろそろ終わる手作り麦茶で一息ついていた正にそんな頃だった)


【それじゃあ、こんな書き出しですがスタートさせていただきますっ】
【今夜はよろしくおねがいしますねー♪(礼っ)】
393 ◆zPDVctO00E :2010/10/01(金) 22:34:43 ID:XfZklR3z

(一息ついている愛華に突然、一陣の風が吹き…そして止む。)
(もし音を感じて振り返ったならば)
(後方から年の頃21くらいの男と、おびえた様子の少女が近づいてくるのが見えるだろう。)

おーおー、楽しそうなことやってんなぁ?
今時の嬢ちゃんはこんな時間に山登りするほど元気なんかね。

(男が口を開く。中性的なその声はまるで知り合いに話しかけるような気軽なものだ。)

まぁ、ンなつまんねー話しに寄ったんじゃねぇんだけどな。
嬢ちゃん、悪いが……ちぃっと「実験」につきあってもらうぜぇ…?
なんてこたぁねぇ、ちっとばかし疲れるだけだ。死ぬほどな。

(そう言って、指をパチンと鳴らす。それを合図に虚空から這いでてくる、蜥蜴のような異形が四体。)
(ぎちぎちと口から声のようなものを漏らしながら、じりじりと間合いを詰める。)

心配すんなァ、殺しゃしねぇ。
けど死んでおきゃあよかったと思うことにゃなるかもしれんが。


【って感じで、今夜はよろしく!】
394瑞谷 愛華 ◆kO59iqwB7g :2010/10/01(金) 22:58:42 ID:HB3acVWf
>>393
………?
(突然の風に驚き、思わず眼を閉じるが、風はすぐ止み視界をすぐに取り戻す)
(なんだか………空気が変わった気がする)
(そういう敏感な感覚というものを持っているわけではないが、風吹く前と何かが違った)

(ひとまず、誰かが来てもらっては困るので辺りを見回してみる、すると)
……っ!?
(何者かがわたしの方へとに近づいてくる………男性のようだが、薄暗い場所にいるので何者かが確認できない)
(ただこれだけであるなら力を使わず、逃げ出すべきであると判断していただろう、しかし………)
「実験」………???
(その言葉に迷わず身構える、それに、もし異形に関わるのであれば怯えている少し年上の少女も放っては置けない)
(男が何をしてくるのかわからないけれど、こんな所で異形の犠牲者を出させるわけにはいかない!)
(そんなことを思いながらやや離れた場所で身構え、対策を練りはじめる)
395 ◆zPDVctO00E :2010/10/01(金) 23:20:25 ID:XfZklR3z

おーおー、身構えちゃって。可愛いじゃねーか、あァ?
この状況で悲鳴も無し、即座に逃げもしねぇ。
まさか、「当たり」かァ?おいおいツイてんなァ、俺。

(ニヤニヤと笑いながらも男は歩みを止めない、異形も然り。)
(三方を囲むように異形が愛華に近づく。男はおよそ10メートルほど離れたところで歩を止めた。)

さァて……一応言っておくかァ。こういう場合言わなきゃならねぇんだったな。
俺たちゃあ、「Brave」。異形と異能を研究して利用することを考えてる組織だ。
一般人、異形、夜の人間を問わず使えそうなやつはスカウトしろっつー任務を俺たち下っ端は負ってる。
まぁ、スカウトっつっても…拉致と変わらねぇんだがなァ。
そんで嬢ちゃんはそのスカウトするに見合うやつかって実験台に選ばれたわけだ、不幸にもな。
さァ、少しだけでも抵抗してくれよぉ?じゃねーとつまんねーからな。

(さらに指を一度鳴らすと、四匹の中の一匹が飛びかかった。)
(狙いは単純。簡単すぎる直線攻撃だ。)
396瑞谷 愛華 ◆kO59iqwB7g :2010/10/01(金) 23:35:46 ID:HB3acVWf
>>395
………、
(男の言葉から察するに、わたしは目をつけられてしまったのだろう)
(逃げ出すべきと判断すれば、関わり無くその後を過ごせたかどうかもはや定かではないが)
(もう後には引けないらしい)

(近づいてくる男とようやく確認できた異形、既にわたしは周囲を取り囲まれていたみたいだった)
わたしは………貴方なんかに捕まるわけにはいかないんです…っ!
(もはや"力"を隠す意味はなさそうだが、それでいて全ての力を明かす訳にもいかなさそうだ)
(基本の水鞭、最初の一件から大分使い慣れて強化もできてきた、何も無い空気中から右手に作り出す)

や……っ!
(おそらくわたしを試しているのだろう、直線的に攻撃を仕掛けてくる)
(蜥蜴の様な異形の周りに水鞭の先を送り込み、リボンの様に取り囲み、最後に縛り上げる)
(並みの異形であるのならば最終的に存在の力を無効化させ蒸発させることが出来るのであるが………)
397瑞谷 愛華 ◆kO59iqwB7g :2010/10/02(土) 00:48:25 ID:OFK61sZU
【ううん、黒上先輩は落ちてしまったのでしょうかー?】
【一旦ここで凍結にしたいと思いますー】

【避難所にてお返事をお待ちしておりますねー】

【では、ひとまずスレをお返ししますっ】
398 ◆2xKszFu4ME :2010/10/02(土) 01:12:08 ID:gWDoTBQr
【一足先に、移動完了】
【前山先輩とのロールを解凍するのに使う】
399前山 馨 ◆KAORUResv. :2010/10/02(土) 01:15:24 ID:DHhaRAjk
【ほいさー】

【それではロールの解凍といきましょー】
【今日も宜しくお願いします】

>>307 の続き
大丈夫……?
ん、ならいいんだけど……。
(たまたま顔を見たときに見えた眼の色にちょっとだけ何かを感じたものの、もやもやした何かは口から出ることはなかった。
一方で、差し出した手を引っ張り上げ、珠子ちゃんを起こしてあげる)

ん、それはいいんだけど……。
(そう言いながら転がっているうちのインゴットの一つを拾うと、まじまじとそれを見つめる。
今まで見たことないそれに、思わず顔がしかめっ面になった)
……これ、何?
どこで手に入るものなの……?
(難しい顔をしつつ、ひっくり返してみたりして、隅々までそれを観察する)
400多々良 珠子 ◆2xKszFu4ME :2010/10/02(土) 01:38:10 ID:gWDoTBQr
【うん、よろしく】
【広告メールについては、葛森先輩経由で最近送付されてる。という程度で】




>>399
(お世辞にも十分な長さがあるとは言えない流行りのスカート丈で、しゃがみこみもせずに小さな飾り玉をひろい集めていたが)
(質問する声に少し動きを止めてそちらを向くも、またひろい集め始め)

鉄の延べ棒。軟らかいしすぐに反応するから、気を付けて
加工次第で何にでもなる優れ物。『アクセサリから飛行機まで』、何にでもね
……わたしの家で作った
(事も無げにさらりと言い、その中に『』の中の広告にも使った文章を入れてみる)
(インゴットには特に何も刻印は無く、角がやや潰れて丸くなっていた)

…そういうのに、興味ある?
(玉拾いを続行しながら、見上げるように視線を向け)
401前山 馨 ◆KAORUResv. :2010/10/02(土) 02:13:33 ID:DHhaRAjk
>>400
【ごめん、かなり遅くなってしまった……orz】
【夜中なのにちょっと話しこんでしまって】
【でももう大丈夫だから、ごめんね】

鉄の……延べ棒?
え、反応するって……どゆこと?
ああ、酸化するとかそんな感じなのか?
まさかねぇ。
(そんな冗談半分の事を言いつつ、けらけらと笑って両手で持っていた、しかし)
……ふぇ?
(みるみるうちに形が崩れたそれに動揺し、モノを放り出してしまう。
まるで、ターミネーターの世界ではないか、と)

……なにそれ……。
興味……?
(しばらく絶句していたものの、一度唾を飲み込むと……。
しずかに、こくりと頷いた)
402多々良 珠子 ◆2xKszFu4ME :2010/10/02(土) 02:31:36 ID:gWDoTBQr
>>401
【気にしないで。よくある事】


そう。加工前の精製した鉄の塊
本当なら、手に常駐する汗で酸化するだけ
そして鉄の融点は、摂氏1535度
……本当ならね
あなた、体温でも高い?
(クシャッ。と軽い音と共に廊下に叩き付けられた常温の融鉄を真っ先に手早くかき集め、残りのインゴットと一緒に鞄に仕舞い込む)
(加工に便利だからと『融点を下げ』ておいたものだが、ここまで顕著に反応するとは思わなかった)
(ライトブラウンの目で、真っ向から見つめる)

そう、興味があるの
(しばらく言葉を絶って、考え込むように首を傾げ)
(校内ならばそちら筋からまずは当たるべきかと見当を付けて)
……少し前に、こういう事に興味がありそうな人と人以外に
知り合いから広告メールを打たせて貰ったのだけど
…それは受け取った?
403前山 馨 ◆KAORUResv. :2010/10/02(土) 02:43:06 ID:DHhaRAjk
>>402
【あ、ごめん】
【確かに俺は「火」を使う能力者ではあるけれども、体温は人間並だよ?】

加工前の……セイセイ? した鉄……???
(基本おバカな馨は、自分のわからない単語が出る度に頭にハテナマークが浮かぶ。
そしてそのたびに、難しい顔をする)
……とりあえず、なんか起きたのはわかった。
だけど……俺、体温とかフツーだよ。
平熱だし……特に風邪をひいているわけでもないぞ……?

……へ?
(いきなり話が代わり、しかも心当たりのない事を聞かれると、首を捻った)
……いんや、そんな記憶はないのだけれど……。
それとこれと、何か関係あんの……?
404多々良 珠子 ◆2xKszFu4ME :2010/10/02(土) 03:05:45 ID:gWDoTBQr
>>403
【それは認識済】
【ターミネーチャンな時点で35度くらいで融ける鉄だったんだよ、という事になった】



…要するに…鉄鉱石から取り出した、純粋な鉄
(よくある反応なのか、ちょっぴり自慢気に補足説明をした)
…そう?
なら、きっと夢か何か見てたんだよ
鉄の融点は1535度もあるんだもの……ふふ

うん、なるほど…
無い訳じゃ、無いけれど
……さっきの延べ棒のような、普通じゃない存在に触れた事があるかどうかは、重要
405前山 馨 ◆KAORUResv. :2010/10/02(土) 03:09:38 ID:DHhaRAjk
>>404
【んと、悪いんだけど今日はここまででもいいかな?】
【明日ならもっと時間あるんだけど……】
406多々良 珠子 ◆2xKszFu4ME :2010/10/02(土) 03:13:54 ID:gWDoTBQr
>>405
【うん、わかった。じゃあ、今回はここまでで】
【明日というか、本来の予定通りの今日?】
【少し、遅れるかも。最悪で半時間くらい】

【……やり辛くてごめんね?】
【暗中模索というか…難しい】
407前山 馨 ◆KAORUResv. :2010/10/02(土) 03:18:31 ID:DHhaRAjk
>>406
【おーけいおーけい、まぁその場合は避難所でのんびりしてるよー】

【それと、模索しているようなら、思う存分やってくださいな】
【振りまわされるロールも大歓迎だから】
【それじゃ、おやすみなさーい】
408多々良 珠子 ◆2xKszFu4ME :2010/10/02(土) 03:21:15 ID:gWDoTBQr
>>407
【わかった。避難所で】

【どのくらいまで情報を出せば良いかな、と思ったけれど】
【考えたら常温で融解する鉄インゴットを見られた時点で、そっちには色々疑われてるんだろうね…】
【という辺りが踏み込みきれず難しい】

【うん、おやすみなさい】
409高須賀狼樹 ◆0e.7Kj/j5zxj :2010/10/02(土) 19:59:13 ID:m/TQftVc
>>379
(本物の非情なら、こちらの懇願など歯牙にも掛けなかっただろう)
(触れた肩は小さく細く、頼りなく、とてもあんな大剣を振り回していたようには思えない)
(彼女を見る仲間達の視線は、『人非』に向けられる人間の畏怖の眼と何ら変わらない――その眼で見られて
どれ程自分達が傷を受けたか、分かっていてもそれでも、敵わぬ力の前には怯え畏れる。生ける者の習性だ)
(ただ自分を除いた唯一の例外が、蜥蜴の人非の少女だった。感謝を篭めた言葉を聞きながら、思わず頬が緩む)
(だがその言葉こそが、新たな血の争いの引き金となったのだった)

(けたたましい、不愉快な嗤い声――それが告げる竜胆への制裁)
(仲間だった筈、彼女と刃は一心同体の技で己に斬りかかってきたというのに、どういう事だ?)
(助けることが罪になるだと?あの仲間の少女の言葉が、彼女を窮地に追いやったというのか――)

おい、…お前等一体何やねん!?勝手に人の仕事場に乱入しおって更にここで仲間割れとか!
手前等だけで話進めんなや!そこの糞鉄、そんだけ喋れるんやったら説明せんかボケナス!

(駆け寄り庇う事が、出来ない。彼女も、少女も。内臓を持って行かれた感覚が身体の動きの総てに支障をきたしている)
(震える少女は只管、傷ついた竜胆に謝罪を繰り返していた。「ワタシノせいデ…」と突き飛ばされた身体を震わせて)

糞ったれがァ――…!

(この場から、竜胆を見捨てて少女とその母親の骸を拾い逃げれば良い。それが最良の選択だ)
(潰し合ってくれるのなら、今後彼女に命を狙われる事もない――それに、犬以上の嗅覚で感じ取った、研究員一人の
逃走――これでここに帰り来ないというなら問題ないが、その男の匂いには「恐怖」だけでなく「殺意」も感じられた)
(手負いの状態で、モノを消滅させる可能性のある魔刃と、恐らく次に現れる時は凶器を持ち現れるだろう人間)
(ここから去れと、本能が訴える――だが…)

同胞<はらから>の血は我が血よりも濃く、
同胞<はらから>の仇は我が仇より重く、
同胞<はらから>の罪は我が罪より深い!

人非の『群れ』の誓いにより、――同胞の罪を我の血で清めたし!

(同胞の少女が放った言葉が引き金なら、その罪は己が被る罪)
(死なせない、仲間の為にも。母親を奪われても尚、人に感謝を紡げる心を持つ少女の優しさを守る為)
(そして、仲間の為に生かせてくれと懇願した自分の願いを聞いてくれた、その礼に報いる為)
(地に転がる竜胆の前、魔刃から彼女を守るように後ろへと腕を広げて盾になり、囮の宣言を)

――傷ついた姉ちゃんより、俺の方が食い甲斐あると思わへんか?糞鉄!

【置きに1レス借りたで、おおきに!ほなてっしゅー】
410竜胆 凍 ◆5komEqYA0I :2010/10/02(土) 21:34:19 ID:qmzagcVy
【ロールの解凍に、スレを借りる】
【今回も………よろしく……】

(矢を弾くように飛来した魔刃は竜胆めがけて迫る――ロキの口上が聞こえる。)
(雄雄しく響く一族の誇り、そして決して賢くない選択。)
(その姿に見る「群れ」のあり方。)
(そんなことをされても返素ことができない竜胆は何とか膝を立てる。膝を立てて身を起こす。)
(今尚、力なく垂れ下がる両の腕を揺らしながら、震える膝に力を入れる。)

『クハハハハ!知りたいか?知りたいのか!知なき犬コロよ!!ヒィーヒヒヒヒヒッ!!』
『良いだろう、我が奴隷、竜胆凍は喋りたがらない!故にこの我自らが言ってやろうではないか!!キヒッ!』
『ヒヒッ、なに簡単なことだ我と我が麗しき愚者は一つの契約を結んでいるのだよ、そう』
『「私は誰も助けません、もし助けてしまったら自らを差し出してでも人一人分の存在を差し上げます。」となぁ、ハッハッハ!!!』

(盾になった右肩部分目掛けて魔刃が襲い掛かる、何のことはないただその直線状に竜胆がいたから。ただそれだけのことだ。)
(突き刺ささりそうなそれをみて身を起こした竜胆がロキに近寄る。)

馬鹿なことは…………、私の、盾になることなんか…………ない!
私を助けたところで…………他者を助けられない私が、その恩に報いることは、できない………
どこか…………適当な、存在を見つけるから…………

(魔刃が突き刺さるようならば、それを抜くために、刺さらないようならばより魔刃から遠ざけるために)
(震える脚に力をこめてロキに体当たりをした。)
(状況は最悪――ありえないほどお人よしな人狼の青年は自分をかばいたて、その身を挺する。)
(わけがわからない、今日あったばかりの自分にどうして………そればかりを考え、そんなものを)
(自信の事情のために傷つけられるのが堪らなく、痛む体を動かさせる。)
(出口に向かった「人非」の同胞達はまだいるだろう。蜥蜴の少女を犠牲になどできない。――人一人分)
(自分の腕一本分はすでに捧げた、残りの存在をどこから捻出する?)
411高須賀狼樹 ◆0e.7Kj/j5zxj :2010/10/02(土) 22:19:47 ID:m/TQftVc
(振り返った先の彼女の状態――見るからに両腕は効かない様子で、脚の具合も不安定だ)
(走って逃げろとは言えない、せめてなら、自分が盾になるしか方法はないか――)
(少女は母親の亡骸を抱き抱える事で精一杯、彼女を預ける訳にもいかない、無理だ)
(奥歯を噛み締め、けたたましい声を上げる魔刃を見据える)

犬コロ言うな、鉄屑にしたるぞこの糞鉄!
――…助けたら、死ぬか、誰かを差し出すか…、随分悪趣味な契約やな…。
人一人分の「存在」――…言うたな?今…。

ぐあ、あ…!これで腕一本――!後は何が足らん!?なんぼ渡したら一人分になるんや!?


(人一人分、つまり一人に満たされたなら一人で総てを購わずに済むということだ――なら…)
(右肩近く、確実に自分の後ろにいる契約者たる竜胆を狙い、迫る魔刃。地面を強く踏み、食らう衝撃に備える)
(よろめくように、ぶつかってくるのは細い身体。巨躯とも言える自分を突き放すにはあまりにもか弱い力だった)
(その身体を左腕で支えるように腕を伸ばし、――受け止めるのは右肩、狂気の魔刃の切っ先をその身で捉える)
(ぶつん、とスイッチが切れるような音がした、気がした。繋がっている筈の神経信号が完全に途絶える)
(肩から下、正常な感覚が、完全に「なくなった」)

助けてくれたやないか、さっき。――俺を。ねえちゃんが俺を殺しとったら、仲間は助けられんかった。
それにこの子の恩もある。……これで、チャラや。

(腕一本、自分が捧げることでより「一人分」に近づく筈――後は、残りをどうするか)
(総てを捧げたなら、自分もここで息絶えてしまう。それを避けた上で、確保すべき「パーツ」)
(臭いが近づいてくる――人間の臭いと、鉄の、凶器の臭い。殺意の臭い)


なぁ、ねえちゃん。――…も一度、ここの生き残りが戻ってくる。
そいつにあの鉄屑が走るよう、説得て出来るか?――…鉄と火薬の臭いがする。
もしかしたら爆破系のブツかもしれん。今の俺じゃ、距離置かれた相手をとっ捕まえてどうにかすることは出来ん。
遠くから爆破物ぶち込まれたら、堪えれん。それを食らう前に、何とか出来る方法――…あるか?


【どう持ち込もうか思うたら、えらい遅れてしもた!すまん!】
【ほんで、生き残りが出入り口から戻って、ダイナマイトぶち込みに来る予定や】
412竜胆 凍 ◆5komEqYA0I :2010/10/02(土) 22:55:09 ID:qmzagcVy
(女性にしては体格のよいからだが抱え込まれる。)
(――ほとんど力の入らない自分を支えるその体にも力はなく、魔刃から存在を奪われたことにより)
(右側のバランスに異変が生じている………)

――…………その所為で、こうなってる
私は誰かを助けるべきじゃない、誰かに感謝されるべきじゃない…………
…………私に考えがある
もっとも…………貴方のその嗅覚が………正確ならば、だけれど…………

(すでに先の自分との戦闘で内腑の存在を喰われているロキの体では自分腕一本分を差し引いても)
(生き残れるはずがない………それは駄目だ、そんなことは許されない。ならば………)

…………ソイツが来るタイミングを教えて、そのタイミングで私を一人にして
大丈夫…………いい考え、だから
説得は無理だけれど、必ず、ソイツの元へ向かわせるから…………

(両腕が動かない代わりに額をロキに擦り付けていつでも話せるようにしてほしいと願う)
(見据えるは魔刃、そしてロキの指示する生き残りが来るであろう位置……内臓へ物理的なダメージを受け)
(痙攣するように震える膝を立て、だらりと動かない腕を下げて。そのときがきたらすぐに動けるように)
(準備を進めていく………)

『クカカカカ!相談ごとは終わったかぁ?我に食われる順番を決めるじゃんけんはしなくて良いのかぁ?ヒッヒッヒッ!!』

(けたたましく喋りながら、再び照準をロキがかばう竜胆へ)
(そしてその長大な刃を振り回し、あたりの無機物の存在を喰らいながら突き進んでくる。)
(無論、無機物の存在はカウントされていない。)
(あれを何とかする。そのことを竜胆は思う………自分の能力と、ロキが捧げてくれた腕一本分の存在。)
(そして今からここに来るというその生き残りさえいれば、解決することができる。)
(この優しき青年と、少女を傷つけずに事態を収拾できる……)

【じっくり考えてもらってかまわない、それくらい面倒なことをしている自覚はあるから。】
【途中質問も受け付けるから、詰まったらいつでも言って……】
413高須賀狼樹 ◆0e.7Kj/j5zxj :2010/10/02(土) 23:29:15 ID:m/TQftVc
…せやな、――まぁ、アンタにしたら予想外の災難やったやろけど。
あの子の事、恨まんといて欲しいんや。…無茶言うてるけど、堪忍やで。
――…狼の嗅覚、疑う余地はないで、ねえちゃん。

(左腕だけが何とか「生きて」いる状態。抱いた時にか弱さは然程感じなかったが、それでも女の身だ)
(自分とは違う、何処か柔らかな感触を楽しむ暇も余裕もない。体内の器官を奪われて呼吸も乱れ、脂汗が滲む)
(逃げる機会が万に一つあったとしても、それを生かせる体力は残っていない)
(賭けるのは、彼女の考え――縋れるのは、それだけ。そして、己の獣の嗅覚のみ)

分かった。――…今から数える数字がゼロになったら、俺は逆方向に飛ぶで。
あの糞鉄の左脇、開けっ放しの鉄扉の向こうから来る。
――間違いない。火薬の臭いや。この場所ごとふっ飛ばすつもりやな。…面倒なことしてくれるで。
…、10、9、8――…

(決意と構えの彼女を見下ろし、頷く。魔刃と出入り口の扉、そして自分達の立ち位置と並んでいる)
(近くなってくる人の呼吸の臭い、火薬の臭い。耳を澄まし、靴音の速度を測る)
(彼女を信頼し、そして信用されてこそなる、回避策。一瞬の乱れも赦されない)

じゃかあしわ!――…3、2、1……

(はじけ飛ぶ筈の無機物が消えうせる――)
(魔刃との距離が一層縮まっていく)
(誰にも確認出来る、派手な靴音が扉近くに迫っていた)
(そして)

「ふひひひひひ!お。おおお、お前等全員吹っ飛ばしてやるうううううう!」

(ガタン!と派手な音を立てて扉前に立つ、白衣の男の手には――…火花散る筒。ダイナマイトが)


―― ゼ ロ !

(抱えていた腕を突き放すようにして解き、地面を蹴り飛び上がる――同時に行う変化)

グゥウウウウウウウウ!!

(獣の跳躍で大きく距離を飛ばし、蹲る仲間の少女を銜えて――…最後の力を振り絞っての回避と変化だった)
(総て、後は彼女を、竜胆を信じるのみ)

「ししししし、シねええええええええええ!」

(白衣の手から、筒が投げ飛ばされる、――瞬間)


【おおきに。――んや、面倒どころか、アツい展開でめっちゃ楽しい!】
【ん、じゃあ俺もなんかあったら遠慮なく言うさかい、そっちもなー】
414竜胆 凍 ◆5komEqYA0I :2010/10/02(土) 23:57:42 ID:qmzagcVy
(カウントする声、とても苦しげで苦しそうな声――わかってるさいなんだなんて思っていない。)
(のろわれているのは自分で、彼らはそれに巻き込まれた。親切にされたと思ったら礼をするなんて当たり前の行為)
(その所為で理不尽に罰を受ける自分に巻き込まれ、腕の一本を預けてくれたんだ。)
(感謝こそしても………恨みなどしない。)

そっちこそ…………性悪に絡まれて災難だった…………わね

(それくらいに思って、自分押したことが間違っているなどと思わないでほしい。)
(――そして訪れるカウント0。体が魔刃のもとに投げ出される。)

『ファハハハハハハ!!ついにあきらめたか!そうだよなぁ、貴様がいなければ我は止まるかもしれんからなぁ!!いい策だ!!』
『実に賢い選択をしたぞ!犬ッコロ!!きひひひひひひひひひひひひッッ!!』

(並ぶ………魔刃の進行ルートに、破壊の筒を持った愚者と共に。そして突き刺さる。)
(竜胆凍と生き残りの男が同時に――その存在が奪われていく。全身から力という力が抜けていく)
(巨狼の牙に切り裂かれた肩の激痛も感じなくなる。両足は震えることすらなくなって――――ここで、止める。)
(対象は、魔刃………腸ごと触れたその切っ先を中心として時間凍結をかける。もっとも「呪いを破った」という打ち破る意思が)
(働くため、一瞬以上は止められない。だがだからいい、一瞬ならば自分ごと突き刺さった男は逃げられない。)
(その一瞬を感じて逃げることができるのは自分だけだ。)

(ほぼ全身が――ロキが補ってくれた腕一本分の存在をのこして動かなくなった体を捻り、魔刃から逃れる。)
(外傷がつかないとはいえ、自分の腹を鉄塊が通るというのはなんとも気分の悪い光景だった。)
(そんなことを考えながら床に倒れこむ。受身など取れないから、頭が床を打つ鈍い音が鳴り響く)

…………二人分、コレで購った、わ

『キヒャヒャヒャ……どうやらそのようだなぁ、だが、貴様はこれから起こる爆発から逃げられるのか?もっともわれが多少吸うから』
『規模は小さくなる。助かるといいなぁ、クククククク』

(生き残りの研究員の姿が消えていく………そして導火線の短くなったダイナマイトが落ち)
(大きさからは考えられないほどの小規模の爆発。小規模なれども人一人を焼き尽くせるほどの爆炎が燃え上がった。)

【まぁ、えらそうに言っておいてなんだけど】
【私も遅いし…………ね。気遣いに感謝する…………わ】
415高須賀狼樹 ◆0e.7Kj/j5zxj :2010/10/03(日) 00:08:34 ID:0h9w49H6
【こ、このタイミングで入電…ちょ、すまん!レス遅れてまうけど、時間やばかったら落ちてくれてかまへんから!】
【ホンマに堪忍!…取り敢えず電話終わったら直ぐにレス返すわ!ごめんな、リンちゃん!】
416竜胆 凍 ◆5komEqYA0I :2010/10/03(日) 00:14:58 ID:TFlFlyB/
【問題ない…………気にしちゃダメ】
【慌てなくても、じっくり待ってるから一つずつ確実に片付けて】
417高須賀狼樹 ◆0e.7Kj/j5zxj :2010/10/03(日) 00:41:43 ID:0h9w49H6
(間違っては居ない。彼女も、自分も。それぞれの信念を貫いただけ。それらは間違いじゃない)
(――彼女が自分を狙ったのも、自分がこの場にいた人間を殺したのも――赦される行為だとは思わない)
(だが、それでも間違いではない。……そう、彼女が助けてくれた事も、自分が彼女を助けた事も)

…美人に絡まれるんやったら、災難どころかラッキーやで。まぁも少し違う出会い方はしたかったけどな。

(軽口を叩いた直後に訪れる零――獣は大きく離れたところで着地し、不安定に身を倒す)
(唸る声が苦しげに漏れて、駆け寄る少女と共に不愉快な魔刃の嗤いと、それに貫かれる二人の姿)
(悲鳴も上げられず悶絶する白衣の男と、彼女の姿に仲間の少女が母親を抱きながら眼を背ける)

グルゥウウウウウ!?

(――だが、消滅したのは一人。倒れ落ちるように床に転がる竜胆の声に、一瞬安堵したのも束の間)
(ダイナマイトの爆音が室内いっぱいに轟き響いた。遅れて反応したスプリンクラーと警報機が作動し)
(水を振りまくが、高く伸びた炎の柱を消せるものではない)
(死んでしまっては、それで死んでしまっては、元も子もないじゃないか――)

(獣が地面を蹴り、降り注ぐ雫に黒い巨躯を濡らしながら炎の上に飛び込みに走る)
(巨体で空気を遮断し、炎の息の根を止めようと考えた。他に手立てはない)
(この室内の構造を知る少女は、遅れて備えられていた消火器を手に駆け寄ってくる)
(獣の身体で塞いだ炎の勢い、その後に残る火なら、消火器でも十分に消し止められるだろう)
(だが問題は――被さった先に居る竜胆が、無事であるかどうかだった)

【お待たせ、すまんかった!】
【…そして、待っとってくれて、おおきに、リンちゃん】
418竜胆 凍 ◆5komEqYA0I :2010/10/03(日) 00:58:28 ID:TFlFlyB/
(仰向けになって見えるのは高く、燃え上がる炎。)
(しばらくは魔刃が盾になって自分のところまで炎が届くことを防ぐだろう。)
(しばらくしたら、全身が焼き爛れる炎に身を任せることになるだろう。)

…………

(全力をだしきった結果だし、そもそも自分はここにいないはずの乱入者だ。)
(だから――存在を奪われたお陰でほぼ全身の痛覚が麻痺しているのは、ありがたいことかもしれない。)
(激しくなり響く警報ベルのそれは死に際を飾るには些か色気が足りないとは思うが
(そう思っていた竜胆の目の前に、黒い獣の身体が見えて――押し潰される。)

(それから数分して、火は消し止められる)
(変わらず視界には黒い毛皮。すこしごわごわしてて肌触りがいいとは)
(決していえなかったが。それでもそれが誰のものなのかわかると妙な安心感を覚えた。)

…………ロキ、重い

(ロキの腹の下辺りからくぐもった抑揚のない声が響いた。)

【大丈夫だ、問題ない。】
419高須賀狼樹 ◆0e.7Kj/j5zxj :2010/10/03(日) 01:20:28 ID:ooCPmdXW
(警報ベルが、優れた獣の聴覚には堪える。降り注ぐ水飛沫と噴射される消火剤に塗れ、狼の表の毛皮は真っ白だ)
(腹に熱感と、人の温もりを両方感じて――願わくば温もりが消えぬように、身を伏せて火が静まるのを待った)
(空の消火器を投げ捨て、伏せた中に居る筈の竜胆を覗き見ようと少女が駆け寄り――)
(……不満の一言が聞こえたのは、その時だった)

グルゥ…?グォゥウウ…?

(太い足を立ち上げ、身を起こした狼の下、竜胆は居た。少女が歓喜の声を上げ、狼はマズルを彼女の顔に寄せると)
(――べろんっ。)
(無事でよかった、という言葉が使えない代わりに、白い顔を舐め上げて喜びと安堵を伝える)
(傍目からは、大きな狼が飼い主にじゃれついているように見えるだろう、その光景)
(竜胆の頬がぬれるのも構わず、べろんべろんと何度も舐めて――…)

「オねえちゃんガ、無事でヨカッタ、って…」

(人の言葉でないそれを、仲間の少女が代弁する。大きな獣の尾が、それに応えるように大きく揺れていた)

【ありがとな、リンちゃん】
420名無しさん@ピンキー:2010/10/03(日) 01:42:18 ID:B7r4u/Zs
そんな装備で大丈夫か?
421竜胆 凍 ◆5komEqYA0I :2010/10/03(日) 01:48:30 ID:TFlFlyB/
(火が消し止められたあとに行われたそれを防ぐことなどできず。)
(ただひたすらに顔に獣のそれを感じて――)

…………そう、生きてる…………のね

(ため息混じりに言うと、どうにか動く首を一度だけ頷かせて)


【ごめん、そろそろ〆だけど…】
【眠気がひどくて………置きか明日、日曜の都合のいい時間に】
【〆にしてもらいたい】

【ねおちしそ、だから、これで落ちる。なにあるなら……避難所で】
422高須賀狼樹 ◆0e.7Kj/j5zxj :2010/10/03(日) 01:52:46 ID:ooCPmdXW
【んぉ、了解やで。遅うまでおおきに、リンちゃん】
【ほなら置きで――明日も大丈夫やけど、もし急な予定来てもたら申し訳ないからな】

【お疲れさん、おやすみ、リンちゃん】
【んじゃま、お返しするで。おーきにー!】
423名無しさん@ピンキー:2010/10/03(日) 02:09:27 ID:958jmdR0
424竜胆 凍 ◆5komEqYA0I :2010/10/03(日) 10:31:07 ID:TFlFlyB/
>419
(消火剤のなんとも言えない匂い、それと髪でも焦げたか焦げ臭い匂いがする。)
(四肢を動かそうとしてもピクリとも動かず、額や頬に貼りついた白髪を払うこともできない。)

…………生きてる、のね

(深く息を吐く。その感覚は怪しく、呼吸をしているといる実感はわかない。)
(けれど、ほとんどない頬の感覚がとらえる獣の舌。)
(人の手が入った、異様な発音――その異音とは不釣り合いなほど優しい言葉を聞く。)
(その黒い獣の顔を見上げる)

…………きたない、わ

(自分の顔は汗や埃、はては消火剤にまみれているから。)
(そんなものを舐めたらお腹を壊す。そう考えながらロキの舌を止めようと)

(――じきに爆音を聞き付けたモノが通報、ひょっとしたら先程消え失せた生き残りが)
(すでに通報しているかもしれない。――――たしかに、感傷に浸る時間を邪魔されるのかは不快だと思った。)

のんびり…………してていいの?

(ポツリ、と呟く。体は動かないから自分は逃げられない、な……)
(まぁ、いい。たとえ捕まっても精神鑑定に引っ掛かる自分なら大した問題でもない。)
(「なにも覚えていない」が通るはずだ。)
(けど、ロキや少女が捕まれば大事になるに決まっている。)
(視線で逃げることを促して……)

【神は言っていたわ、まだそのレスを落とすべきではないと。】
【というわけで、書き直しを置きレス】
【一言落ち…………よ】
425大槻 紫紋 ◆qUetENTaKU :2010/10/03(日) 19:34:11 ID:6EURBgk9
【時間ができたので暫く待機してみます。】
【プロフは>>2にありますです】
426大槻 紫紋 ◆qUetENTaKU :2010/10/03(日) 20:30:25 ID:6EURBgk9
【んではてっしゅー!】
【スレをお返ししますよっと】
427竜胆 凍 ◆5komEqYA0I :2010/10/03(日) 20:48:33 ID:TFlFlyB/
【ロキ待ちでお邪魔する…………わ】
428高須賀狼樹 ◆0e.7Kj/j5zxj :2010/10/03(日) 20:54:19 ID:Ylxewcbk
【おっまたー!リンちゃんとのロールにおっかりすんでー!】
【リンちゃん、改めてよろしゅうに!】

>>429
(言葉を呟ける力があるなら、大丈夫だ。安心した様子で獣が頬を舐めていると、制止の声)
(グル…、と唸って首を傾げる。喋れるのなら、今更そんな心配は無駄だと笑っただろう)
(壊す腹の中身がないのだから――正確にはレントゲンを確認してみないと分からないが……)
(無事だとしても当分モノは口に出来そうになかった。内臓が消える感覚は出来れば二度と味わいたくない)
(舐める代わりに、犬が主人に甘えるように顔をすりつけていく。硬い狼の毛に覆われたマズルを押し付けたりと)
(巨体には不自然なじゃれ方で竜胆にすりつく姿は、宛ら飼い慣らされた犬のようだった)

…グル、ルゥゥゥゥ…――

(しかしじゃれついてもいられない。彼女の問いかけの通り、長居すべき場所ではなかった)

(――奴さんも公にしとらん施設やさかい、そう派手に人が駆けつけるとは思えんけど、あの爆発や、
一般住民が聞き届けてたとしたらやっかいやな…)

(竜胆から巨躯が離れた。太い足で前を進み、出口へと進んでいく。途中びしょ濡れの白衣を拾い上げ、背にかけて。
仲間の少女が母親を抱え、おろおろと双方を見回していたがやがて決心したように、獣の後を追って駆けていった――)

(獣と仲間の少女が去る靴音が遠のいて、暫くした後――…もう一度、一人分の足音が扉近く響いた)
(靴音ではない、裸足で脚を引き摺るような、鈍い音。その音をつれて、ガタン、と扉に凭れる人影。金髪の)

お迎えに来たで。…あの子はちゃんと、仲間に預けて来たから心配せんでエエよ。
女の子一人残して逃げるとか、そないな事出来へんねん。俺、フェミニストやし。

(冗談交じりに笑って、身体を引き摺り、彼女の元に歩み寄って。生きている腕を伸ばし、その竜胆の腕を掴みに)

…医者にツテがある。ちゅーても、「群れ」の関わりやけどな。せめて治るまで、休んだらエエ。
もしそれも出来へんねやったら、人気の無いとこまで運んだる。
アンタかて、ここにおったら面倒なんやろ?――…一緒に、いこ?

俺を生かしてくれた相手を、ここで見捨てろ言うことは、したないからな。させんといてくれるか?
429竜胆 凍 ◆5komEqYA0I :2010/10/03(日) 21:16:42 ID:TFlFlyB/
(仰向けになって天井を眺める……嫌になるくらい清潔で、数える染みすらもない。)
(遠ざかる足音に安堵のため息を漏らす。出血量はわりとある)
(ただ存在を奪われたせいで、痛みはない。)
(この分なら誰かがくるまで、ないし身体が動くようになるまでよく眠れそうだ。)
(……彼はなんで殺さなければならなかったのだろう?)
(静かになると不意にそんな疑問が思い浮かぶ、彼にそうしなければならないことを強要した「悪」はなんだろうと。)
(――答えの代わりにガラの悪い声が響く。そして裸足が床を擦るような音)
(体格の良いものが金属の扉に凭れる音に首をわずかに動かす。)

…………べつに
(心配なんかしてない。したら逆に迷惑がかかる。呪いのせいで)
…………じゃあ、放っておいて……それに甘えて、また呪いを踏んだら
……もう……策はないから――――

(とはいえ、残っている竜胆凍の存在は腕一本分……抵抗などできない)
(今も脱力した腕をなすすべなく掴まれていて)

私は、呪われている…………だから、見捨てる方が…………賢い
なんの拍子で私が…………あなたを助けたことにされるか、わからない
…………忠告する訳じゃない、自ら消えてくれるなら私も手間が省けて助かる
…………そういうわけだから、放っておいて

(そして、無表情を再び天井に向ける。)
(馬鹿なものもいるものだ、それとも悪を悪と知りながら犯す自分達は)
(似た者同士…………いや、竜胆凍が始めに殺めたのは両親で)
(殺すことに理由をつけてはいるがそこに大義もなにもない。)
(芯を通す彼とは別物だろう。)

【こっちこそ、よろしく】
430高須賀狼樹 ◆0e.7Kj/j5zxj :2010/10/03(日) 21:58:47 ID:Ylxewcbk
(ああ、そうか。――関わる事が、彼女のリスクになるのか)
(呪いを踏んだ時、自分は無事彼女を助けられるのか。そして守りきれるのか。自分も無事でいられるのか)
(答は否、だ。――彼女が正しい。中途半端な情に流され助けたところで、救いきれない)
(ため息が漏れた。己の無力さ、どうしようもない現実、それに諦める事が間違いでないと安堵している、
己の心の弱さに、ただ、呆れるばかりだ)

――…分かった…。

(引き上げた腕をそっと床へ返す。最後まで仲間の少女は、竜胆の事を気に掛けていた)
(本当の悪なら、無垢な少女は心赦さなかった筈。己と同じように、背負うモノがあるのか、それとも
「呪い」や「契約」に縛られているのか――)
(殺意を向け、自分を斬り捨てようとした彼女。人を助ける、ごく自然の情が生む優しささえ赦されない彼女)
(尋ねたかった、何故殺すのか、何故呪いを背負っているのか)
(だが聞いたところで解決など出来ない、慰めなど求められていない、全てが無意味だ)

――なぁ、ねえちゃん。
ねえちゃんが助けたらアカンのは分かった。けど、助けられるんがアカンとは、決まってへんやろ?
何かあったら、今度は俺が助けるわ。…しょーじき、ねーちゃんに巻き込まれた感はでかいけどな!
それでも…。逃げるように言うてくれた。死に掛けた時でも、仲間のあの子を差し出そうとはせんかった。
…助けられたわけやないけど、そーゆーんには、感謝しとる。

――…名前。教えてんか?
さっき、呼んでくれたやろ?ロキ、て。次、ねえちゃんの名前を俺が呼ぶ番や。

(しゃがみこみ、覗き込んで笑う。よたついて片手で身体を支える羽目になったが)
(無表情の視線を追い、天井を遮り顔を突き出して主張し)
(あ、と思い出したように嫌な顔をしながら、魔刃を振り返りつつ)

あのけったくそ悪いアレにも、名前てあるんか?…おい、何か言うたらどうやねん。
鉄の塊の癖に人を犬呼ばわりしおって。次会ったら絶対おんどれ炉にぶちこんだるからな。

(全ての現況はこいつの気がした。やはり、気に入らない)
(思い切り顔を顰めて)

【ぐ、あああああ…!すまん!今回だけはマジすまんっ!】
【どないしよか悩みすぎたっ!……しょうじきごめんなさい……】
431竜胆 凍 ◆5komEqYA0I :2010/10/03(日) 22:19:23 ID:TFlFlyB/
(もう一度、床に腕が落ちる。感覚がないので視覚的なものでしかなかったがそれでも)
(わかってくれたことにどうしようもない安堵を覚える。)

――助けられたら、その恩を返しなさい。そうすれば次はもっと助けてもらえる
もっと助けられたら、その恩をもっと返しなさい。そうして広げていけば
幸せは広がっていく…………そう、お母さんから教わった
…………でも、私は……恩を返せない、広げられない
そんな私を…………助ける必要はない、から…………
それに…………アレは邪魔で仕方なかったから、私はあれを道具としても考えなかった
…………それだけ。その感謝は…………必要ない

(心暖まる言葉の数々。それに対してできるのは、拒絶…………。)

――…………人を殺した悪に名乗る名前はない
花言葉は正義、誠実、傷ついた貴方を愛する…………それに凍る…………それしか言えない

(笑みに対してなんとなく気恥ずかしくなった。理由はわからない)
(拒絶するのが悪いとも思った……初めて、だった。)

封印してあるから…………あれは動けない
できるかぎり、あれの制御もするから、もう行って…………

(視線で出口をさす。長居は無用だと)

【気にしない気にしない、悩んでくれるのは、嬉しいとおもわないでもない、から……】
【私も、遅いし…………ね】
432高須賀狼樹 ◆0e.7Kj/j5zxj :2010/10/03(日) 22:45:29 ID:Ylxewcbk
…エエお母さんやってんな。――…俺、親居らんかったから、なんや羨ましいわ。

(母親の言葉を覚えている、ということは。それをずっと心に抱いているんだろう)
(なのにそれに従えない、彼女の心の苦痛はどれ程なのか――…そう同情するのも、やはり己の高慢なのだろうか)
(広げられないから、必要は無いと彼女は言うけれど、でも…)

ま、アレや。これも何かの縁てな。礼も要らん、感謝も要らん、ただ「俺がそうしたいからそうする」。
その時邪魔や思うたら斬りにかかったらエエし、マジモンの拒絶やったら俺も手ェ引くさかい。
…災難なんはねえちゃんの方やで?よっけいなモンに関わってもーたと後悔したってーなっ!

(その時起こすのは、親切じゃない、優しさじゃない、ただ自分勝手に起こす行動)
(本当に迷惑になるのなら拒絶してくれればいい。優しい言葉なんて要らない、望んでない。
たとえ今も拒絶されても母親の言葉を大事に抱えている者に、悪い相手なんていない筈だから、辛くもない)
(イシシ、と品なくふざけた笑いを浮かべて宣言する)
(どこかでまた、会えるのなら、会ったのなら、問答無用で関わっていくと――)

…ありゃ、手厳しいな、これ。
――は、はなことばっ!?ちょ、ちょい待って!…――…あ、……………。
おおきに、な。凍ちゃん。

(肩をすくめ、諦めかけた時に聞こえた言葉、花言葉が一体――?)
(一瞬の疑問は直ぐに解消された。はにかむような笑顔を浮かべて、礼を伝える)
(教えてくれたこと、助けてくれたこと、全て含めて、唯一言に篭めた)

…そうなんや?…ホンマやってくれたで、あの糞鉄。次会うたら絶対液体にしたる。
――…ん、分かった。ほなら、行くわ。…凍ちゃん。

(相変わらず顔を顰めたまま沈黙した魔刃を見やり)
(竜胆に促されて立ち上がる。よろめきながら二本の足でゆっくりと出口へと歩き、開いたままの扉の前で、振り返った)

――       。

(礼の言葉は、声にしなかった。唇の動きだけで伝える感謝。彼女の負担にならない為に)
(遠い向こうからサイレンが響き始める頃、――街を駆ける黒い狼が居た――だが、誰の目にも留まらず
脱ぎ捨てた白衣を置いて、闇に消える――…)

【うう、リンちゃんの優しさに甘えてまう。おおきに…】
【リンちゃんは遅うないねんけど、全然っ!】

【ほんで、俺からはこれで〆にさしてもろたで?これからも会う機会あったら遠慮なく絡んでいく
つもりでおるからなっ!(グッ】
433竜胆 凍 ◆5komEqYA0I :2010/10/03(日) 23:14:27 ID:TFlFlyB/
(心が温かい……不意に、変な顔を向けてくれた女の子のことが頭をよぎる。)
(あの笑顔を受け入れられたら、先程差し伸べられた手を取れたらどんなに幸せだろう。)
(そんなことを考えながら目を閉じる。)

――…………

(声なき声。立ち去った男が発した音がなかっただけで)
(確かに聞こえたそれ――――――)


(――――魔刃はそれを見逃さなかった。)


『ヒャハハハハハヒハハハハハハハ!ヒィーヒハハハハハ!!』
『さすがにイヌコロは知恵が回らぬなぁ!必死に貴様が護ったものを容易く打ち捨てる!』
『ふくくく!ハァーッヒハハハハハハハハハハハハ!!』

(――ダメなのか、彼の気遣いを無駄にしてしまったなと)
(腹部に突き刺さった武骨な鉄塊をみて思う。耳障りな声が遠ざかっていく……)

『ヒヒッ!ヒハハハ……そして歓べ、我が愛しき罪人・竜胆凍よ。キキッ』
『我を縛る存在は――此で無くなる、ふはははははははははは!!』
『貴様の念願かなったじゃあないか。おっと、そして我を滅するのがもくてきだったかなぁ?けひゃひゃひゃ!!』

…………ちく、しょう

(存在が掠れていく、消えていく。)
(野に放たれる、自分が滅さなければならない存在が、完全な形で。)

『さぁ、肉を受けようではないか…………』

『 祝 福 の 始 ま りだ !! 』

(――サイレンがその施設を囲む頃、竜胆と魔刃の姿はそこから消えていた。)

【優しくなんてなかった…………】
【ごめん、こんな〆で】
【これから会う機会はしばらく無い……うん、見逃すと】
【ずるずるいっちゃいそうだから。こうさせてもらった……】

【長々とお付き合いしてもらって、その上こんな結末で申し訳ない。】
【…………すごく、感謝してる。】
434高須賀狼樹 ◆0e.7Kj/j5zxj :2010/10/03(日) 23:22:35 ID:Ylxewcbk
【いやいや、――やられた!って感じやな、マジで】
【うんや、〆はこっちはもー、言うことない位。予想を更に裏切られて悔しいけど顔がニヤっとしてまうような】
【リンちゃんと暫く会われへんのは残念やけどな、なんちゅーか、ホンマに拙いのに付き合ってくれて感謝や!】

【こちらこそ、至らんところが多くて逆にリンちゃんのピンチつくりまくって、色々とすまんかった!】
【俺も、めっちゃ感謝してる!…初めてやったし、緊張したけど、めっちゃ楽しかった!おおきに、リンちゃん】
【――糞t(ry…魔刃が自由になってもうたということは、リンちゃんは完全に消滅してもうたん?
ちゅうか、自由になった魔刃がどうなるか、気になるな…今後どーなっていくんか、楽しみにしてる!】
435竜胆 凍 ◆5komEqYA0I :2010/10/03(日) 23:31:14 ID:TFlFlyB/
【ん、そう言ってもらえると本当に助かる。】
【お付き合い、ありがとう…………】

【ピンチは自分を輝かせる場所だから…………私ばかり見せ場もらっていいのか】
【ちょっと悩んだくらい……ほんと、ありがと……】
【存在は魔刃に取り込まれた。完全には消滅していない…………】
【こっちも貴方と人非の今後楽しみにしてるから……お疲れさま】
【プロフ改編して、落ちる…………】
436高須賀狼樹 ◆0e.7Kj/j5zxj :2010/10/03(日) 23:40:28 ID:Ylxewcbk
【こっちこそ、お付き合いホンマ感謝やで、ありがとな、リンちゃん】

【んぉ、寧ろ見せてもらう方が楽しいっちゅーか、それも大好きやし!こっちこそ、おおきに!】
【そっかぁ…。じゃあもうリンちゃんの性格は出てこーへんかもしれへんねんな。今後めっちゃロムるん楽しみにしてる!】
【お疲れさん、リンちゃん。ほな、俺先に落ちとるよ。今日までお付き合い感謝や!】
【ほなら、お先!お返ししますでー!】
437竜胆 藤姫 ◆5komEqYA0I :2010/10/04(月) 00:07:54 ID:6ttv22Np
【名前】竜胆 藤姫(りんどう ふじひめ)/真名:アスーレゥル・ベリアル・ブレイズ
【年齢】二万以上(書類上においては18歳)
【性別】容貌人格ともに女性
【身長】158cm(存在を操れば変更可能)
【3サイズ】B86W60H85(存在を操れば変更可能)
【容貌】
・腰に届く金髪をふわふわにウェーブさせている。
・透き通った灰色の目(ただし、本性が現れるにつれ濁っていく。)
・かなり均衡のとれたプロポーション。
【能力】
存在吸収:対象に触れることにより、その存在を奪い自分のものにする。
奪い尽くせば対象は跡形もなく消え去る。わずかでも残っていれば時と共に回復する
存在を奪われるとその部位が動かせなくなったり、消えたりする。

存在放出:吸収した存在を解放することにより、異形を呼び出したり
異能を行使したりできる。異能の方は相性などさまざまな要素が重なり多様不可能。

存在操作:他人に与える印象や、自分がどういうものかを操作する。モブにのみ強制力を発揮する。

【希望】戦闘、交流、エロ、長考遅レスの許容
【NG】特に無し、ただ知識などが追い付かない場合もあり
【弱点】
・真名を呼ばれると呼んだものに隷属する他無くなる。
・竜胆凍の存在を完全に取り込んでおらず、一部の行動に制限がかかる。
・長期間存在を取り込まないと寿命に関わる。
・存在を操作することにより起こる印象はあくまでもモブに対してにしか強制力を持たない。

【備考】
・存在を糧にこの世に君臨することに成功した別次元の魔神。
・竜胆凍の存在を自分に置き換えた高等部三年。
・良質な存在を求めて学園に潜り込む
・日常においては丁寧で柔らかな物腰で喋るも、本性は残忍で狡猾。時々残念で迂闊。
・基本的にちやほやされたい魔神(ひと)。容姿もかなりのレベルで構成したため
学園内ではそれなりに人気がある(ただしモブにのみ。)


【変更したプロフ、ですわ…………下手をすればすぐにでも戻すことになりそうですが】
438名無しさん@ピンキー:2010/10/04(月) 01:41:23 ID:akjd2icE
ええ体しとるやないか
439名無しさん@ピンキー:2010/10/04(月) 09:46:49 ID:06N3Sncp
モブと自分だけでドリーム展開やり放題ですね
ロール相手なんかいらないんじゃ?
440高須賀狼樹 ◆0e.7Kj/j5zxj :2010/10/04(月) 20:45:51 ID:SDrE3s6O
【名前】高須賀狼樹(たかすか ろき)
【年齢】18(高3)
【身長・体重】185・82
【容貌】脱色した金の短髪、整えた細眉、吊り目に蒼のカラコン、左肩から二の腕にかけて炎を紋様化したタトゥー。
    笑うと見える二本の牙、筋肉体質(本人曰くガチムチ)、上品とは程遠い雰囲気と容貌。左手首に金のバングル。
【能力】3m越えの狼への変化…
    変化後も人の言葉は理解出来る上、意識も人のままだが人語を喋る事は出来ない。
    身体の一部のみ狼に変化させることも可能。
    獣全般を支配に置く…
    鴉犬猫その他、ヒト以外の哺乳類ならばその殆どを己の意に従わせる事が可能。
    怪力、跳躍、超回復…
    ヒトの姿のままでもコンクリートを拳、牙で砕く、3m以上のジャンプ、傷を負った際の回復の早さなど
【希望】雑談、戦闘、日常会話、エロール其の他何でも。
【NG】スカ
【弱点】 精神系攻撃に弱く、霊体など、実体の無いものには一切攻撃が通用しない
     『群れ』の掟により、何の特殊能力も持たない人間を攻撃してしまった場合、能力の殆どを制御される

【備考】
人外と呼ばれる、ヒトに成り切れなかった獣の血のモノ。所謂人狼。「人非<ヒトアラズ>」の者が人間社会に溶け込む為、互いを管理、
制御する為に結成された組織――通称『群れ』に所属。ヒトに仇なす「人非」を処理、またはヒトに迫害される「人非」を保護する
『群れ』、その役割通り、逸れ者やお尋ね者の保護と処理が仕事。
「人非」への仲間意識が強く、「人非」を迫害する者に対しては容赦ないが「人非」に関わらなければお節介タイプのお人好し。
良く言えば人懐こい、悪く言えば馴れ馴れしい性格。物心ついた頃から『群れ』の中で育ち、両親はいない。
『群れ』の表の顔が「警察や公安の方々と縁の深いその筋の団体」の関係で、喋るのは関西弁だが西の出身な訳ではない。
子供好きだが厳つい体格と吊りあがった目つきが災いして、構うと泣かれる、暴れられる、嫌がられるのがデフォ。

【プロフを加筆修正、兼ちびっとばっかし待機ー】
441大槻 紫紋 ◆qUetENTaKU :2010/10/04(月) 21:14:58 ID:GysAztAR
【Here came the new charenge!】
【という訳で自分が名乗りを上げてみたりします ノ】
【プロフは>>2ですよっと】
442高須賀狼樹 ◆0e.7Kj/j5zxj :2010/10/04(月) 21:28:52 ID:SDrE3s6O
【キタコレ!! 立候補感謝!】
【んぉう、分譲マンションに一人暮らしとかブルジョワ中学生めッ!!】
【どーゆー方向性にしよか、思いっきり悩んでまうなぁ…シモンちゃん何や希望ある?】
443大槻 紫紋 ◆qUetENTaKU :2010/10/04(月) 21:36:46 ID:GysAztAR
【まぁ…親の遺産+裏家業(笑)でボチボチとですが。】

【やっぱり夜しか思いつきませんが…】
【ある違法研究所に獣人(例:狐の女の子等)が遺伝子の実験材料として捕獲されている的な電波を受けました…】

【ロッキー先輩とそこで出会うとかどうでしょ?】
444高須賀狼樹 ◆0e.7Kj/j5zxj :2010/10/04(月) 21:43:45 ID:SDrE3s6O
【…よし、その比率を聞かせぇ。俺なんか、俺なんか無償やのにー!(泣き脱兎)】

【真昼間から派手にお互い動けへんもんなー】
【よっしゃ、その電波貰いっ!――俺は相変わらず『群れ』での仕事になるけど、シモンちゃんはどーゆー感じになるんやろ?】
【依頼主によっては敵対になってしまいそーやし…。それはそれで面白いけど!】
【『群れ』の保護を強制的な管理と捉えた獣人の親族が、個人的にシモンちゃんに依頼…とかどーやろか?】
445大槻 紫紋 ◆qUetENTaKU :2010/10/04(月) 21:55:16 ID:GysAztAR
>>444
【親の遺産9:裏家業1…まぁこんなものですよ(泣)】

【ですよね…ゲーセンでカツアゲされてる所にロッキー先輩が…とか(笑)】

【電波貰われた!捕獲されている娘(齢と種)はロッキー先輩にお任せします!…お好みで!!】
【そのセンも捨てがたいですね…けど自分の依頼は基本狩る(もしくは捕獲)なので…】
【細胞のサンプルの持ち帰りあたりが妥当かなと。ロッキー先輩に見つかる見つからないは運ですが。】
446高須賀狼樹 ◆0e.7Kj/j5zxj :2010/10/04(月) 22:02:09 ID:SDrE3s6O
【…逆やったら嫉妬に駆られて噛み付くとこやったよ(爽笑)】

【…寧ろ俺がカツアゲしてそーな…いや、せんけど!!せんけどもッ!寧ろ元締m(ry】

【任された!?…じゃあリンちゃん時は小さい娘さんやったから、シモンちゃん位の女の子にしとこかー。狐の!】
【細胞のサンプルでも、こっちに関わるもんは残していかれへんし、見つけてもーたら必然的にカエシテー、て言わせて貰うけど
見つかるかどうかは、…シモンちゃんにお任せや!】

【ほったら書き出しはどっちからいこかー?】
447大槻 紫紋 ◆qUetENTaKU :2010/10/04(月) 22:13:36 ID:GysAztAR
>>446
【まだまだ情報網が小さいので大口の依頼がナイノデス…orz】

【ロッキー先輩の目の前でジャンプして小銭鳴らす自分www】

【やべー…それストライクゾーンど真ん中だ!!!】
【そこら辺はロールの展開次第ですねー…きっと。】
【囚われのお姫様の素性はおそらくロッキー先輩の方が(資料等で)詳細バッチリだと思いますので】
【…できれば書き出しはお願いしたいであります!(キリッ)】
448高須賀狼樹 ◆0e.7Kj/j5zxj :2010/10/04(月) 22:22:47 ID:SDrE3s6O
【頑張れシモンちゃん、負けるなシモンちゃん!いつかはきょだいなそしきのとくだいないらいがー!】

【金もっとるやんけ、ああ゛!?っちゅー俺wwww】

【おきつねさんにはてをふれないでください(違)】
【せやなー。…りょーかいや。ほな、書き出し用意するさかい、少々お待ち下さい、やで】
【なんやリクエストがあったら遠慮なく言うてなー?】
449大槻 紫紋 ◆qUetENTaKU :2010/10/04(月) 22:30:30 ID:GysAztAR
>>448
【そしてそしきのはぐるまのひとつとしてつかいすてのぱーつよろしく…】

【すみません!すみません!!すみません!!!て平謝りな自分wwww】

【なんですとぉーっ!!!(千円札を一枚握り締めながら絶叫)】

【らじゃー!マターリ待ってるぜっ!!】
【ラスボスは所長が「研究の集大成だ!」とか言って怪しい注射for自分…
または遺伝子操作で出来た「キメラ」みたいなヤツが出て来て暴走(喰われる)とかどうですかね?】
450高須賀狼樹 ◆0e.7Kj/j5zxj :2010/10/04(月) 22:55:34 ID:SDrE3s6O
(「○○財団・細菌研究所」――表向きは、比較的どこにでも点在しているような、細菌研究所。
取り扱うものが菌類だけあって、人の少ない山の上に備えられた研究施設。昼間は研究員が緑豊かな施設内を白衣で歩く姿が見られる。
部外者の立ち入りを禁止している施設らしく、周囲を高く聳えるフェンスが囲み、夜でも明るくライトがゲートを照らし、出入り口を塞ぐように
常にガードマンが備えている……ここまでは、普通の研究施設だ)

――ガードマンが猟銃装備とか。……しかもフェンスには高圧電流仕込みかいな。

(裏山から近付いて確認する――。『群れ』からの情報通り、ガードマンは銃器を肩に掛け、フェンスに小枝を投げると、黒く焦げて落ちた)
(ただの研究所では有り得ない、警戒態勢。それもその筈、この研究所では、人体への劇薬投与実験やその他、法に触れる研究が
幾つも行われている。その中に、捕獲された「人非」の実験も…)
(「狐の人非、14歳、家族とピクニックの途中、襲われる。家族より依頼有」。受け取ったデータを携帯で確認した後、溜息をつく)
(この娘が生きていれば、人は殺めずに済む。どんな非人道的な行為を行っていようと、自分の知ったことではない)
(改めて息を吸い込み、裏山を駆け下り、勢いをついたところでフェンスを飛び越える――人非の力は、優に3メートルのフェンスを軽々と
飛び越えて見せた)

(だがしかし、直ぐにライトに照らされる――駆けつける警備員、人の追えない速度で疾走しても弾丸は容赦なく追いかけてくる)
(出入り口から離れたところからの進入を試みたが、いたるところに設置された監視カメラが侵入者を見張っていたようだ。
施設の中に入るまでには、暫く時間が掛かりそうだった)



(――施設の中は広く、入り組んだ迷路のように幾つもの研究室が並んでいる)
(目的の場所はその地下にあった。…指紋照合のみ開く、分厚い電子ロックの扉の向こうで、白いスモックを着せられた10代の少女)
(獣の耳と尾を持って、手術台に乗せられ、四肢を金属の枷で手術台に固定されている)
(恐怖に怯えながら、只管助けを待っていた――。…誰でもいい、どうか、助けて…)
(手術台の横に備えた棚には、少女の遺伝子サンプルを納めたガラス管がいくつも並べられていた)
(この遺伝子が、恐ろしい研究に使われた事を知っている少女――この部屋の更に奥にいる、存在に震えて…)


【めがっさ待たせたッ!!】
【俺、電子関係アウチやから、シモンちゃんに先行ってもらえると助かるんで宜しくっちゅーか頼んだで!】
【ラスボスのキメラ了解やー!…俺、微妙に仲間っぽい気がしないでもなくないっぽくて、なんや倒すのは良心が痛むわぁ(棒読み)】
451大槻 紫紋 ◆qUetENTaKU :2010/10/04(月) 23:38:44 ID:GysAztAR
>>450
ふぅ…細菌研究所ねぇ…どこをどう見ても怪しさ大爆発なんだけどなぁ……。
(双眼鏡を覗きながら研究所の敷地内を見渡す…警備の配備人数、装備、ドーベルマンのオマケ付き…明らかに異常すぎる「警備体制」だ)
さてさて…どうやって侵入したものか……。
(今回の依頼は目の前の施設に赴きある「サンプル」を持ち帰って欲しいとの事)
(思考を巡らせながら山頂目指して夜の獣道を慎重に登っていく。)
(施設が目視出来る距離まで慎重に近付いていく…何やら様子がおかしい…)
…?…やけに慌ただしいな…何かあったのか…??
(再び双眼鏡を取り出して敷地の中の様子を伺う…警備があちらこちらへと駆け回りライトが目まぐるしく辺りを照らす)
…この騒ぎに乗じて侵入出来るが…どうやって入るか?…か…。
(施設の裏口方面へ回り込み辺りの様子を慎重に伺う…―フェンスにはどうせ何かしら仕掛けが当然の様にあるだろう。…それならば)
こういうのは…スマートじゃないからあまり好きじゃないんだけどな。
(両手に「プラズマダガー」を展開し人一人分通過出来る様にフェンスを瞬時に焼き切る)
(案の定フェンスの電流と「プラズマダガー」で一瞬火花がスパークする)
(そのまま素早く敷地内へと侵入、目的地へと向かう…。背後で何やら声や足音等が聞こえたが無視して奥へと急ぐ。)



(警備員やドーベルマンを段ボール箱や鉄骨製の梁に磁力で引っ付いてやり過ごし地下室へと向かっていく…)
(ふと視界の先には目的の施設の部屋と思える場所に着くが―一人の大柄で派手な男が部屋の前にいた…)

【こちらこそよろしく!お願いします!!】
【ロッキー先輩って部屋の前にいますよね?まだでしたら最後の―からの下りは無視して下さい!】
452高須賀狼樹 ◆0e.7Kj/j5zxj :2010/10/05(火) 00:09:55 ID:Q4bxbje9
>>451
(場合によっては人を威嚇するのではなく、食い殺す様に訓練されたドーベルマンが数匹、人では到底追いつけないスピードを追ってくる)
(だが犬を仕向けてくれたことはこちらにとって好機――…獰猛な筈のドーベルマンは襲うべき男の吼える声を聞いた途端、踵を返し
差し向けた警備員達へ…。イヌ科の人非にとって、これ以上操りやすいモノもなかった)
(――…残された一匹だけが、侵入者に寄り添い唸りをあげて伝える…。侵入者が、実はもう一人いることを)

…俺以外に他のお客さんがおる、って――?なんや、忙しないな、今日は。

(出来ればお互い、邪魔にならないように仕事を済ませたいところだが、さて上手くいくだろうか)
(もう一人の侵入者の後を、図らずも追いかける形になりながら疾る――)
(途中湧き出るようにやってくる警備員を軽く伸して、鉛の弾を避けながら、行く先に奇妙なものを見た)
(梁に強力な接着剤で貼り付けられたように、固定されたドーベルマンや、警備員の姿)
(単純に「一般人」の出来る技ではない。何者か、もう一人の侵入者の仕業とすれば、その者は明らかに異能力者――)
(一瞬、白い影の少女の姿が脳裏に浮かび、消えた。…違う、これは、凍ちゃんやない)

ようやっと腹の具合も右腕も調子が戻ってきたんや。…また調子狂うてまうようなことは、勘弁やで。

(嫌な汗を滲ませながら、地下へ続く路を駆け下り。そこで一番奥の分厚い扉の前に佇む、少年の姿が見えた)
(自分よりもずっと小柄な、年下の少年だった。こんな場所に不釣合いな、否不自然な少年の姿)
(隣に連れていたドーベルマンが、警戒と畏怖を篭めて唸りを上げる)
(幾重にも厳重な扉で塞がれたこの奥に、救出すべき少女がいる――だが、目の前にいるのは恐らくもう一人の侵入者)
(しかも、異能力者ときた――…向かい合うようにして脚を止め、見下ろし、静かに口を開いた)

…よぉ。もう一人のお客さん。…どーやら、行き先はお互い同じみたいやな?
――そこで一つ、聞きたいんやけど、にーちゃんの目的は、何や?

(もしここで、少女に関わることならば。異能者とは出来る限り争いたくはないが、一戦交える覚悟を持たねば)
(おどけた口調は、どこか固い声を響かせて)

【実はシモンちゃんの後ろにいたりしたり。…追い抜かれ取ったというー。ちゅーことで、後から追いかけさせてもろたでー!】
453大槻 紫紋 ◆qUetENTaKU :2010/10/05(火) 00:43:08 ID:yqyOM/uB
>>452
(扉のロックを強制的に解除しようと試みた時背後からドーベルマンの低い唸り声が聞こえ)
(振り向くとドーベルマンと金髪のガタイのいい刺青をしたヤンキーな兄さんが立っている)
…どうやら…そうみたいですね…。でも残念ですが…。
(ヤレヤレといったかぶりを見せながら男に話し掛ける)
ノンビリと話している場合じゃないみたいですよ!
(男の後ろの通路には新手のドーベルマン四匹と警備員二人が此方に気付いて走ってくる…その距離約25m)
とにかく…扉は解除するから、向こうは任せるよっ!
あんたもココで捕まる訳にはいかないんだろ?
(男に話掛ながら左手の人差し指に青白い光―「プラズマバレット」を一発生成させ―電子ロックを破壊という名の解除を)
(激しく火花が散り、スパークしたと同時に扉がキィィィという音と共にゆっくりと開いていく…)
(同時に「プラズマ」が発生させた電磁波により扉付近の周辺電子機器は機能障害に陥る)
(扉が開くのは元より廊下の電気も影響を受け停電してしまう)

【くっついていたのは自分だったり…警備員の発想はなかったよ……】
【電磁波の影響だけど取り敢えずダイレクトには部屋と廊下で】
【後は…俺の携帯だ(泣)】
454高須賀狼樹 ◆0e.7Kj/j5zxj :2010/10/05(火) 00:48:10 ID:Q4bxbje9
>>453
【ゴバァッ!!(吐血) …なんつーみすをしてもーたんや、おれはー…orz】
【電磁波の影響範囲はりょーかいや。…。え、もしかして俺の持ってる携帯もアウトになったりするん?(涙目)】
【二手に分かれての戦闘を前に、凍結をお願いしてもエエやろか。おいちゃんちょっと意識危険ー…】
455大槻 紫紋 ◆qUetENTaKU :2010/10/05(火) 00:55:40 ID:yqyOM/uB
>>454
【あー…「バレット」なら本人と近場だからロッキー先輩のは大丈夫…多分】
【凍結は了解ー今週なら22:00なら金曜日以外なら多分大丈夫】
456高須賀狼樹 ◆0e.7Kj/j5zxj :2010/10/05(火) 01:01:28 ID:Q4bxbje9
>>455
【たすか…ったあああああ!(立ち上がりAA略】
【んなら土曜日の22時に頼むわ。それまでに置きレスは出来るやろから、置きで返してくし】
【ほな、先に失礼させてもらうで。今日はおおきに!土曜日もよろしゅう頼むわ!】
【シモンちゃんもよう休みやー!ほななー!】
457大槻 紫紋 ◆qUetENTaKU :2010/10/05(火) 01:05:06 ID:yqyOM/uB
>>456
【はいなーんでは土曜日に!】
【置きレスの件了解ですだ。】
【お疲れ様でした!お休みなさいませ…千の祝福と万の感謝を!!】
458名無しさん@ピンキー:2010/10/05(火) 14:39:18 ID:OArbUedU
test
459瑞谷 愛華 ◆kO59iqwB7g :2010/10/05(火) 20:15:11 ID:1Zr6tnp0
【いろは先輩とのロール再会にスレをお借りしますっ】
【今夜もよろしくおねがいしますねー(礼)】
460黒上いろは ◆zPDVctO00E :2010/10/05(火) 20:15:53 ID:Gf6DL3Au
【あいかとのロールに借りるよっ!】
461黒上いろは ◆zPDVctO00E :2010/10/05(火) 20:35:15 ID:Gf6DL3Au

(糸が相手の体を捉えたのを確認すると、更に両脚めがけて糸を放つ。)
(相手が回避行動を取るならば、からめとった腕を引き寄せて強引に捕まえればいい。)

あいかッ!!こ………のっ…!放せ、放してっ!
あんな思いはもう嫌なのッ!放せ、放せよぉッ!!

(腕から脱出するべく体を捩ろうとするが、糸のために上手く力が入らない。)
(異形の指が動き、爪が叫ぶいろはの口に差し込まれ)
(無理矢理開かれたその口に、毒液が数滴垂らされる。)
(数十秒の間声にならない叫びをあげてもがくが、すぐにぐったりと力無くうなだれてしまう。)
(その体は抵抗することはおろか、ぴくりとも動かない。)

《ぎちぎち……ぎぃ…》

(脚を不気味に鳴らしつつ、ゆっくりと確実に愛華へと近づく異形。)
(その腕を思い切り振り上げ、獲物を粉砕せんとするかのように口からは声が漏れ)
(そしてその腕が一気に愛華へと)

 ・・・・・・・・
(振り降ろされない)


【じゃあ今日もよろしく!といってもそろそろ〆のつもりだけどー】
462瑞谷 愛華 ◆kO59iqwB7g :2010/10/05(火) 20:56:01 ID:1Zr6tnp0
>>461
く………っ、
(不覚だった、水壁に頼りすぎて吐き出された糸の勢いを見誤った)
(ここは迂闊に動かず、異形の様子を伺う)

いろは…………さん……?
(人質となってしまったいろはさんには何か事情があるようだ)
(一体何があったというのだろうか)
…いろはさんっ!!!
(異形は何か気に障ったのか、いろはさんの口に爪を押し込み何かをする)
(と、いろはさんは暫くもがいた後ぐったりとうな垂れた)
………………、
(目の前の光景に唖然とし、思わず血の気が引く)
(今この場で二人を助けることの出来るのは自分だけだ)

…!
(そして異形は残り一人となったわたしに襲い来る)
(目を見開いて覚悟を決める、そして最後になるとしても水鞭を構えて必死に抵抗の意思を見せる)
………?
…たああああっ!!!
(が、腕は暫くしても振り下ろされてこない)
(ならばこの場で突っ立っている訳にもいかない、水鞭を異形の残る腕から這わせて体を縛り上げる)
(今持てる出来る限りの力で、異形の身動きを阻止すべく縛り、いろはさんを助け出そうとして)
463黒上いろは ◆zPDVctO00E :2010/10/05(火) 21:14:35 ID:Gf6DL3Au

(体を縛りあげられても苦悶の声すらあげない。)
(数瞬。その腕がそのまま地に叩きつけられ、へたりこむようにして胴体が地につく。)
(どうやらエネルギー切れとダメージの蓄積による動作不良の併発のようだ。)
(異形の胴体の結晶が割れて、少女の体が異形の胴体から外れて地に転がり)
(異形の肉体は液体のように表面を波打たせて縮んで、元の球体へと戻る。)
(球体から細い管が、少女の背中…蝶が出た後の蛹の背に似た傷口へと繋がれて)
(ずるり、と球体ごとその傷口へと引きずり込まれていった。)

(少女の近くに、いろはも倒れている。やはり動かないが気を失っているだけのようだ。)
464瑞谷 愛華 ◆kO59iqwB7g :2010/10/05(火) 21:28:20 ID:y1MlEqYP
>>463
………???
(何らかの抵抗は覚悟していたのだが、あまりにも反応が無さ過ぎる)
(そう思った直後に異形は地に倒れこみ、胴体の結晶が割れ少女を解放(?)する)
一体、何なの………?
(そして異形は球体へと戻り、少女の背中へと引き込まれ戻っていく)

……いろはさんっ、
(その様子を見届けて一旦いろはさんの下へと駆け寄る)
いろはさん、大丈夫ですかっ、しっかりしてくださいっ!!!
(体を揺さぶって起こしてみる、今この場を何とかできそうなのは彼女だけ)
(わたし自身はどうすればいいのか皆目見当がつかない)
465 ◆zPDVctO00E :2010/10/05(火) 21:58:33 ID:Gf6DL3Au

無駄だと、思うぜぇ…?

(見れば男が意識を取り戻している。まだふらついていて頭を揺さぶりつつだが)
(会話はできるらしい。)

くそったれ、め…。やってくれやがったぜ…えぇ、おい。
まさか、ここまで抵抗されるとは、思わなかったけど、なァ…?

(ちらりと『ユキ』と呼ばれていた少女を見やり、首を振って)

頑張った、褒美だ、教えて、やる。
あいつの、毒は、そんな簡単にゃあ抜けねぇ…。
数滴、だったから、多分四時間ほどで、目ェ覚ます、だろ。
けど、そいつァ俺の見立てじゃ、普通じゃねぇ。
確かなことはいえねーが、上手く、血液の循環を、速めれば…すぐ目ぇ覚ますだろ。
人工呼吸とか、してやったりとかなァ…?

(呼吸を整え、『ユキ』を抱えあげお姫様だっこして背を向ける。)
(思い出したようにつけ加えの言葉を吐くために顔だけ振り向き)

…今回のでお前等のことは組織として目ぇつけさせてもらうぜ。
俺一人じゃもう屁もだせねぇから退かせてもらうが、次会うときは確実にヤる。
覚悟だけは、しとくんだな。
466瑞谷 愛華 ◆kO59iqwB7g :2010/10/05(火) 22:29:28 ID:JnXKkzbM
>>465
………!
(しまった、いろはさんや少女に気を取られて男のことをすっかり忘れていた……)
(まださすがに全快とはいかなさそうだが、何か教えてはくれそうだ)

四時間………、じゃあ、いろはさんは生きているんですね………、よかったー、
………普通じゃ…ない、
(とにかく、いろはさんが死んでしまうといった選択肢にならなくて本当に良かった)
(しかし、普通じゃないのは最初の出会いから感づいてはいた)
(問題は彼女がどう普通じゃないかなのだが………、そして、次の男の言葉を聞いて少し戸惑う)
人工………呼吸、
(この年とはいえ知らないことはないし、訓練としても実際にやったことはあるが)
(まさかこんな形ですることになるなんて………)

待ちなさい………んっ、
(ユキと呼ばれた少女を抱き、背を向けて撤退する男を追いかけようと立ち上がる)
(しかし、力を使った反動で体力はわずかしか残っておらず、立ちくらみを起こして近くの木にもたれ掛かる)
きっといつか………助けて、みせるから………っ
(去っていく姿に少し悔し涙しつつ、木の下に座り込むことになった)


………人工…呼吸、
(暫く休んだ後、未だ目を覚ましそうに無いいろはさんに近寄って顔を近づける)
(人形にしたことはあっても、人物にしたことは無い)
(躊躇っちゃダメ、いろはさんの意識を取り戻さなくちゃ!)
………失礼、しますー………、
(衣服を緩め、気道を確保して口を近づける―――)
467黒上いろは ◆zPDVctO00E :2010/10/05(火) 23:01:37 ID:Gf6DL3Au

(一陣の風が吹き…止んで、二人の姿が消える。)
(後には二人のみが残された。)

(……静かに唇が重なること、数回。)
(ゆっくり、本当にゆっくり目が開かれて愛華の方へと視線が緩慢に動く。)
(何度か視線が往復して、二人とも無事であることを確認して、笑う。)

…よかった。ぶじ、だったね…あいか。

(ゆっくり上体を起こし、頭を揺さぶって意識を起こそうとして)

……ところで、なんで顔が紅いの、かな?
468瑞谷 愛華 ◆kO59iqwB7g :2010/10/05(火) 23:17:52 ID:JnXKkzbM
>>467
いろはさん………、目を覚ましてください……っ、
(声をかけつつ懸命に人工呼吸を続ける)
(そして時間が経ち………いろはさんの目が見開いたのを確認する)

………はい、何とかー♪
(何とか一命は取り留めたようだ、屈んだ態勢からぺたんと地面に座り込み、起き上がるいろはさんを支える)
なんでも………、ないですっ!
(そう言って思わず横向き、いろはさんから視線を逸らす)
(照れくさいから、涙を見せたくないから………、いろいろ理由はあるけれども)
(今はただ二人が無事であることに変わりなく、それを良かったと笑いあう幸せを感じられるのが嬉しかった)

あの………、いろはさんっ、
お聞きしたいことがあるんですがー………宜しいでしょうかー???
(そして、ふっと気になったことを尋ねてみる)
469黒上いろは ◆zPDVctO00E :2010/10/05(火) 23:28:41 ID:Gf6DL3Au

(支えられて、暖かい人の肌の感覚を感じる。久しぶり、だ。)
(視線を逸らす愛華を眺めつつ、穏やかに笑って)

そう…なんでもないなら、いいや…。
でも、よかった。あいかがなんともなくって…。


あ…うん、何?
470瑞谷 愛華 ◆kO59iqwB7g :2010/10/05(火) 23:40:01 ID:JnXKkzbM
>>469
あの、その制服って××学園の中等部の制服で良いんですよね………、
わたしも同じ学園なんですけど、…………えっと、あなたも『異能者』なんですか?
(これはまだ改めて確認したい程度である、能力の内容より今は気になる点が幾つか)

それと、毒液を飲まされる前に………いろはさん、言ってました
(本当に聞いてもいいのか未だ躊躇いがちに、ようやく切り出して)
『あんな思いはもう嫌なのッ!』と………、
過去に何か………あったんですかー………?
(目線を落とし、手をひざに置く)
(何かあったことは間違いは無いだろうけど、それを話してくれるのかどうか……?)
471瑞谷 愛華 ◆kO59iqwB7g :2010/10/06(水) 00:49:43 ID:MJi3w6Tb
【では今夜はここで凍結にさせていただきますねー】
【残り少しですが、また後日にでもー】

【それではスレをお返ししますっ】
472黒上いろは ◆zPDVctO00E :2010/10/06(水) 05:19:16 ID:DVmmFffB

うん、あの学校の制服だよ。いつの間にか、血で染まってたけど。
ちゃんと普通の色のもあるよ。けど、夜に歩くときはこの服。

(柔らかく手を胸に置いて、静かに答える。普段よりも極度に大人しい。)
(余程毒が強かったのだろう。)

あたしは、異能持ちじゃないよ。でも、普通の人間でも無いと思う。
角のある人間なんて、珍しいでしょ?

(次の質問。)
(聞いて、いざ答える気が出たかと思ったら思考に靄がかかる。)

なにか、…なにか………なに、か……
……ごめん。思い、出せないや。

(何度記憶を探っても、該当する記憶が見つからない。)
(ノイズのように断片的に記憶が浮かんでくるが、それを掴みとれない。)
(次第に気分が悪くなって、思考をやめる。自分のわからない記憶がなぜあるのだろう。)
(自分の過去には一体何があったのだろうか。)


【とりあえず、あいかへの置きー】
473高須賀狼樹 ◆0e.7Kj/j5zxj :2010/10/06(水) 19:48:01 ID:PPCLTN6g
>>452
(耳と鼻が捉えた追跡者、異能者の言う通りのんびりしている暇はなさそうだった)
(これだけ騒ぎになっているということは、この先無事救出したところでここを抜け出すにも手間が掛かりそうだ)
(目の前の少年が何者かも尋ねなければいけないと言うのに――…やれやれ、と肩を竦め緩慢な動きで振り返る)

せやな、…せめて後20分位猶予をくれたらエエんやけど…流石にそれは聞いて貰われへんようやし。
扉を任して良いんやったら、こっちは楽な仕事やで。ほなら、よろしゅう。

(距離を縮め、走り寄ってくる二人は幸いにも銃器は持っていなかった。獰猛な犬四匹をけしかけることで
何とかなると思っているのだろう――誤算も良いところだ)

ウ゛オォオオオオオオオオオオン――!!

(深呼吸し、獣の咆哮を上げる。ヒトの声ではないそれに、四匹は途端に足止まり、見返す男に後ろを向けて
本来の命令者である警備員二人に襲い掛かる――不意を突かれたこともあって、警備員達は助けも呼べず)

こっちは上手いこと言った、で――、と…。
…電気人間?

(弾けた光を振り返りざまに見て、呟く。ゆっくりと開く扉の先は、暗闇。停電でも起こしたかのようだった)
(夜目の利く自分には見えているが――金属的な冷たい部屋の壁、中央に据えられた手術台、その上の仲間の少女)
(医療用なのか、その他の目的にあるのか、手術台を囲むようにある電子機器の数々に、栓がされた試験管や、
書類、パソコンが並ぶ棚、少年には見えるのか)

で、自分は見えるんか?この中で。…しっかし器用なモンやなぁ、自分。
――ほな、俺は俺の仕事をさしてもらうで。

(驚愕の後、安堵に涙を滲ませる少女の元へと、一歩室内へ先に進んでいく)

【置きに借りたでー、っと】
474媛名 葵 ◆YJKujNK4t6 :2010/10/06(水) 22:40:01 ID:aLCrj+IV
【ロールに、場所をお借りいたします】
【置きレスは遠慮なく、置いて頂ければ、幸いです】
475郡 太一朗 ◆gphCpRvXtQ :2010/10/06(水) 22:51:02 ID:MuTCZOCi
いや、ま、何が言いたいかっていうと……自分を大切にしてくれってことだよ。
別に、葵さんの為だけに言ってるわけじゃないんだ。俺の我儘なんだよ。
そりゃ、<<深凪>>にいれば、犠牲にしなきゃいけないものもあると思う。
……同時に、犠牲にしなくてもいいものもあると思うんだ。言葉ではうまく言えねぇけどさ。
(困ったような苦笑を浮かべながら、がりがりと頭を掻く。)
(もう少し自分に語彙力があればな、と思う。そうすれば、この気持ちをうまく表現できるのに)

…葵さんの為だけじゃないんだ。
きっと、俺は葵さんが傷ついたりすれば、どうにかなる。
結局はその捌け口を探し出したいだけなのかもしれない。
まあ、起きてもいないことを、あれこれ仮定して考えるってのもおかしな話だけど。
(そもそも、彼女が傷つけられたらこんな悠長に話をしているわけがない)
(自分の身勝手さに苦笑しながらも、彼女の手の柔らかい感触を確かめるように、軽く力を籠めて)
………そうでありたいな。
ああ、そうだな。そうするつもりだ。もっとも、そんな状況にはさせないつもりではあるけどな。
だから――――
(その後、どんな言葉を口にしようとしたのだろう?もっと自分を大事にしてくれ、だろうか。
 それとも、ずっと自分の傍にいてくれ、とでも言おうとしたのだろうか)
(だが、その言葉は手に触れる彼女の唇の感触で途切れてしまう。ほんのりと温かく柔らかい感触)

それこそお互い様だよ。俺だって葵さんのことを守りたい。
…そんな俺が笑うわけないだろ?俺だって伊達や酔狂で夜の世界に首を突っ込んでるんじゃない。
ふと、葵さんが消えてしまわないように見張る為でもあるんだぜ?
(軽い口調で、ほのめかすが、彼女の言葉はとても嬉しく感じられて)

【ロールに借りるぜー。それじゃ今回もよろしくお願いしますっ】
476媛名 葵 ◆YJKujNK4t6 :2010/10/06(水) 23:11:23 ID:aLCrj+IV
私は相応に自分を大事に、しているつもりです。
その結果が――私が今、こうして貴方の隣にいること、では、ないのでしょうか?
(がりがりと頭をかく彼に向けられるのは、不思議そうに彼を見つめる瞳)
(自分を大事にすることはつまり、生きていることで、戦える身体であることだ、と。
 そういうように彼を見つめる。そして、その答えが間違っているのかと、どこか不安げに)

……捌け口。
(彼から、そのような言葉が出たのに、少しだけ驚いた。
 気づけば言葉を繰り返して、口づけた彼の手の甲を自分の頬に触れさせるように持ってきて)
なるほど。私も、そのときはそうかもしれません。
ですけれど、貴方のいうようにつまらない寂しい未来など仮定しても仕方のないことでしょう。
(大丈夫と彼に言い聞かせるように、自分の頬と手で彼の手をサンドする)
(その行為は彼にそう伝える一方で、自分にそう言い聞かせるためのものでもあって)
――あら、私は見張られてのですか。
とても驚きました。
わたしは、貴方はてっきりと理不尽を減らす為に夜を歩いているのだと、存じており、
そして、そんな貴方を好いて惹かれておりましたというのに――、です。
(彼の言葉は冗談に聞こえたのだろう、彼女はうっすらと目を細めて笑った)
(それから、甘えるように少しだけ彼の方にすりよる。我ながら、――らしくない、本当に)

だれかと、こうして同じベッドでゆっくりするなど――、小さい頃以来であります。まことに。


【こちらこそ、宜しくお願い致しますっ】
477郡 太一朗 ◆gphCpRvXtQ :2010/10/06(水) 23:31:53 ID:MuTCZOCi
なら、俺が過保護なのかもしれないな。
んー……まあ、そうなんだろうけどさ。俺が心配し過ぎてるだけなのかもな。
………とはいえ、夜なんてものは、まさに一寸先は闇。
何があるか分からないし、心配し過ぎても足りないぐらいじゃないか?
(肩を竦ませて、そう答える)
(けれど、なぜだろうか。それでも、どこか違和感を覚えるのは)

そうだな。ネガティブに物事を考えても、マイナスにしかならないしな。
特に……今はこうして、傍に葵さんがいるっていうのに。
そんなネガティブなことを考えていたら、この現実だって、夢となって消えちまいそうだしな。
(そう。彼女の身体は華奢で。こんな身体で、異形を狩っているのが不思議に思えるほど、繊細で。
 ―――だからだろうか、彼女が消えてしまうのではないかという不安が残るのは)
(そんな不安をぬぐうように、かぶりを振る。ダメだ、下らない仮定の話で、現実を染めてしまうのは)

……最初はそれだけだった。
でも、葵さんが……俺にとって特別になった時、それだけじゃなくなったんだよ。
もちろん、今だって理不尽を潰すために夜を歩いている。
だけど、それだけじゃない。葵さんをいつでも目で捉えておきたいんだよ。
(要は気分の話なのだろう。彼女と同じ立場にいれば、彼女に降りかかる危険を少しでも、
 減らせるのではないかと。もしくは、その危機を感じることが出来るのではないかと)
(それが、ただの妄想に過ぎないのは、自分でも分かっていることなのだが)
478大槻 紫紋 ◆qUetENTaKU :2010/10/06(水) 23:35:14 ID:lynyIXJ+
【ロール中に割り込み失礼致します(お辞儀)】
【ロッキー先輩への置きレスの投下です…。】

>>473
…こっちもおっけーだ。…多少強引だけど…まぁ問題ないでしょ。
(静かに開いていく扉を背に男に話しかける)
さすが……どんなマジック使ったのかは知らないけど手馴れたもんだね…。
 あとな…電気人間はやめぃ!せめて…まぁいいや。
(室内は一時的にだが電気系統がプラズマが発した電磁波の影響により停電状態)
…これでも結構夜目は効く方なんでね…さて、お互いチャッチャと「仕事」を済ましましょうか…。
(言うや男は室内のベッド―いや手術台か―に捕らわれている少女の元へ駆け寄る)
―成る程ね…アチラはそういう仕事ですか…それなら…
(少女と男を無視して室内の試験管やらフラスコやらシャーレ等がある棚の方へ)
…こいつだな…全く…悪趣味というかなんというか…。
(その中から一際新し目の試験管を見つけ、ラベルを確認した後、懐にしまう―こいつを依頼主に渡せば…今回の「依頼」は完了だが…)
こっちの用は済んだからな…悪いが先にズラからせてもらうぞ……っ!
(運の悪い事に施設の自家発電が作動したらしく室内に明かりが戻り)
(同時に警備員達の足音やドーベルマンの吠え声が段々と近付いてくる…)
チッ!…万事休す…かっ!!
(…少女と男に視線を送ってから扉を見据え…次の一手を考える)
(まだだ!何か手段はあるはずだ…何か…考えろ!考えるんだ!!)

【ロール中お邪魔しました…失礼します(礼)】
479媛名 葵 ◆YJKujNK4t6 :2010/10/06(水) 23:56:28 ID:aLCrj+IV
>>477
危険を予測し、最悪な結果を想定することは
それを回避するうえでは、悪いだけのことだとは申し上げませんけれども、
……あまり寂しい話をしていれば、こんなにも近くにおりますのに、遠く感じて寂しくなるのは、
実に、確かでありましょう。
(かぶりを振る彼を見て、少しだけ寂しそうに目を細めた)
(理解はしているのだ。こんなに彼を不安にさせてしまうのは、自分の態度で生き方だろうと。
 だけれど、多少の妥協はできてもこれは変えられない。自分が深凪のものである以上は、絶対に)
――――。
(ずっと逞しくなった身体。戦闘スタイルだって確立されてきて、動きにも磨きもかかってきた)
(それでも、――強くなればなるほどに、
 おそらく危険にその身がさらされるのだろうと考えると、自分だって本当は、嫌なのかもしれない)

……ならば、私が貴方の傍にいたいと、願うのも似たような理由です。
あなたの姿をみていたい、貴方の身にふりかかる危険があれば、ともに被りたいと。
(目を細めて、寄せた身体を更によせる)
(そっと顔を近づけて、彼の唇に軽く自分の唇を触れさせる程度のキスをして、笑って見せる)

そんなに、私のことが不安でしょうか?
でも、私も貴方のことが不安なのです――、いつ、夜に呑まれてしまうか、とか。
……とても、とても不安です。
わたしは、いままで――生粋の夜の住人しか、この身の傍にいなかったのですから。
あなたように……、日向で生きてきたこともある、その暖かさをしっかりと知っている人とこうして、
関わり合ったことなんて、なかったのですから。
480郡 太一朗 ◆gphCpRvXtQ :2010/10/07(木) 00:11:52 ID:2dg1JLjX
>>479
……ん、それもそうかもな。
ま、もし、仮にそれが現実となったとしても、その時は……そうだな。
それこそ最悪中の最悪の結果だけにはならないように、全力で葵さんを取り戻すよ。
(取り返しのつかないことになる前に。行動しないよりも行動した後で後悔する方がましだと思ったから)
(だから、強くなりたいんだ。その背中を守れるぐらいに、ずっと強く)
悲劇は潰す。たとえ、それが自分のことだとしてもな。

そっか。なら、これからもよろしく……と、言えばいいのかな?
何にしろ、俺は、先輩から…葵さんから離れるつもりはないから。
俺は、俺なりのやり方で、葵さんを守りたい。
ま、今はまだそんな大口をたたくだけで、身が伴ってないんだけどな…。
(それが悩みの種だと軽く笑いながら、彼女のキスを受けると嬉しそうに彼女の髪を指先で梳いて)
(彼女の髪の心地よい香りが、鼻腔をくすぐる)

―――どこで生きるかが問題じゃない、どう生きるかが問題だと思う。
どこで生きようと、そこに大切なものがないんじゃ、そこは俺の生きる世界じゃないと思う。
日向も夜もひっくるめて、俺は葵さんの傍にいたいんだよ。
だから、俺はもっと強くなる。強くなりたい―――、葵さんと一緒に生きるためにも。
(ぐっと軽く拳を握りながら、小さく息を零して)
……そして、悲劇を潰す。あらゆる理不尽を潰す。それが俺の信念だ。
その信念を貫くためにも、俺はもっと――――。
だから、これからも、葵さんには、俺のことを見ていて貰わないとな?
481媛名 葵 ◆YJKujNK4t6 :2010/10/07(木) 00:24:38 ID:lIV289Tq
【太一朗さん、本当に本当にごめんなさい。少しだけ此方を落ちても、構いませんでしょうか?】
【本当に本当に、申し訳ないです……。
 私の言葉が、分かりにくかった所為で色々と誤解を招いているみたいなので、
 落ちて、ひとことだけ、言ってきても良いですか?本当に、不甲斐なくて……
 貴方とのロールの最中にこんな申し出をするのも、まことに不躾だと存じております】
482郡 太一朗 ◆gphCpRvXtQ :2010/10/07(木) 00:28:05 ID:2dg1JLjX
【ああ、いや全然、此方は構わないからどうぞ】
【その、あまり気に病まなくていいと思うからっ。うん!】
【行ってらっしゃいっ】
483媛名 葵 ◆YJKujNK4t6 :2010/10/07(木) 00:31:34 ID:lIV289Tq
【すみません、本当に、再開、楽しみにしていましたのに、もう、……本当に、申し訳、ない。
 まったくと、不用意だったというか一番大事な言葉、抜けていたと申しますか――
 否、です。ほんとうに、ほんとうに、ごめんなさい。
 眠かったら、遠慮なく……もし、こう、愛想がつきたとかだったら、本当に破棄でも、ですから】

【ごめんなさい、太一朗さん。それでは、一度、こちらは落ちさせていただきます】
【本当に、ごめんなさいっ。失礼いたします】
484媛名 葵 ◆YJKujNK4t6 :2010/10/07(木) 00:56:16 ID:lIV289Tq
【再び、場所をお借りいたします】

【……誠に、申し訳ありません。ただいま、戻らせていただきました】
【太一朗さんが大丈夫であれば、続きを書かせていただけたら、と思うのですけれど、
 だ、大丈夫でありますか?ごめんなさい、ただでさえ今宵は遅くからお願いしたというのに、
 さらに、もう夜も遅いのに、待たせて、しまって……】
485郡 太一朗 ◆gphCpRvXtQ :2010/10/07(木) 00:58:12 ID:2dg1JLjX
【ああいや、ほんとーに気にしないでくださいなっ】
【ただ、どちらにしろ、そろそろ眠気が……良ければ凍結でもよろしいでしょーか?】
【続きはまた明日に、ということで】
486媛名 葵 ◆YJKujNK4t6 :2010/10/07(木) 01:04:19 ID:lIV289Tq
【本当、不甲斐ない、です。……とても、今日、楽しみに、していたのですのに、
 いろいろ、なんというか、おんを仇で返すような形に、なってしまって――ごめんなさい、本当に】

【明日も、つきあっていただけるのなら、是非、お願いしたく存じます】
【……何か、展開等にご希望があれば、その形でレスをつくっておくように、いたしますので
 仰ってもらえれば、幸いです。時間、20時半で宜しかった、ですか?厳しいようなら、21時でも】
487郡 太一朗 ◆gphCpRvXtQ :2010/10/07(木) 01:09:51 ID:2dg1JLjX
【それじゃ明日の…というかもう今日になったけど、20時半でお願いします。】
【希望は……このままいちゃつくのもよし、いつもどおりの展開に行くのもよし、綺麗にまとめに行くのもよし、
 …で葵さんにお任せしますっ】

【……何も謝ることはないだろ?】
【俺が単純に睡魔に襲われるのがいけないんだからっ!】
【とにかく元気出せっ。俺で良ければいくらでも甘えて貰ってもいいんでっ(←】
【というわけで、ごめんっ。先に落ちるぜ、おやすみーっ】
488媛名 葵 ◆YJKujNK4t6 :2010/10/07(木) 01:26:02 ID:lIV289Tq
【承りました。レスは、そのように流れるがままに、作っておくことに致します】

【……ううん。途中でロールを中断、してしまったことについで、です】
【本来であれば、貴方に付き合ってもらってロールしてもらっているのですから、
 中断して他に書き込むなどよくないこと、です――今回は本当に、不躾を申し訳ございませんでした。
 それと、付き合って下さって、ありがとうございます……甘やかすとだだ甘えますよー、であります。
 ……ありがとうございます、後輩さん】

【ごめんなさい――よりも、いっぱいのありがとうございます、を】
【お付き合いに感謝です。おやすみなさい、太一朗さん。どうぞ、佳い夢を】
489媛名 葵 ◆YJKujNK4t6 :2010/10/07(木) 01:26:47 ID:lIV289Tq
【そして、もう――っ】

【今度こそ、言い忘れないように。スレッド、お返しいたします】
490名無しさん@ピンキー:2010/10/07(木) 01:37:26 ID:QUaeKj4u
491名無しさん@ピンキー:2010/10/07(木) 17:09:10 ID:QUaeKj4u
今夜か
492郡 太一朗 ◆gphCpRvXtQ :2010/10/07(木) 20:46:10 ID:2dg1JLjX
【ロールにスレを借ります】
493媛名 葵 ◆YJKujNK4t6 :2010/10/07(木) 20:49:10 ID:lIV289Tq
【ロールにスレッドをお借りいたします】

>>480
―――……取り戻、す?
ですけれど、私はこれでも狩人ですから。死ぬ時はきっとあっけなく死ぬのでしょう。
ですから、取り戻すころには冷たいかもしれません。そのときは、そのときです。
貴方はきちんと、一人で、自分の足で歩けるお方です。……よろしいですね?
(そんな言葉を相変わらずの表情で話せるのは、自分にとっていつも隣り合わせの事象だから。
 口にしてしまったあとで、よくなかったかもしれないと思って、少しだけ彼の表情を伺う)

どこで、生きるかでなく、どう生きるか、ですか?
確かにそうかもしれません――ですけれど、太一朗さん。
夜で生きてきたものと、温かい日向で生きてきたもの間には、
そこには場所だけではなくて、時に生き方も隔たりが出てまいります。
……きっと、私は貴方が幼い頃に経験してきたことを、半分も知らないのです。
ですけれど、その代わりに――、戦う術と生きる術と、狩ることだけは、磨いてきたつもりです。
(クッションを抱き寄せて、ひと息つきながら)

あなたは、強くなりたいと仰います。
(ゆっくりと目を伏せる。今から口にするのはいままでずっと考えてはいたこと。
 だけれど、怖くてずっと口に出せなかったことだ――だから、それを吐きだそうとする唇は、少し震える)
でも、逆に……、私が傍にいては、純粋な強さは、逆に身についていないのではないか、と。
傍にいてはという表現は正しくありません、ね。
私が、貴方に近すぎるから、だから――、……それが、貴方のこの先の成長の、妨げに
なってしまっているのではないでしょうか。
(瞳を、彼の方に向けることはできなかった。視線は下に落したまま)
――私と貴方が、先輩と後輩であることは、何一つ変わることはありません、
けれど、一度、……近づきすぎて心地よすぎるこの距離を、離すべきではないのか、と私は考えます。
(心地よく離しがたい。けれど、温かな底なし沼のように、足をつっこめばそのまま沈んでしまいそうで。
 それは、相手にとって良くないことなのではないか、と。尋ねるように、静かに言葉を口にした)


【ということで、どうか今夜も宜しくお願い致します】
【何かありましたら、遠慮なく仰ってください。ご希望なども、なんなりと】
494郡 太一朗 ◆gphCpRvXtQ :2010/10/07(木) 21:09:02 ID:2dg1JLjX
>>493
……だから、それを避けるためにも、俺は強くなりたいんだよ。
確かに、俺だったら、葵さんの後を追うなんてことはしないだろうけど、
でも、少なくとも、俺の世界は変わる。……嫌な方向にさ。
(その時、今までの自分ではいられないだろう。どちらにしろ考えたくない話だ)

知らないのなら、知ればいい。
知らないのなら、俺が教える。俺だって、葵さんに教えて貰ったことがたくさんあるからな。
昼と夜は、表裏一体。境目さえあるかどうか怪しいんだ。
どちらで育ったとか、どちらが生きる場所だとか―――、俺は、考えたこともないし、考えるつもりもないさ。
俺が生きる世界は、夜も昼も同じだよ。
(きっと、自分だってそうだ。彼女の生きる<<深凪>>のことについては一切知らない。
 異形とそれを狩る者たちの歴史も知らない。どうすれば効率よく、異形を狩れるのか知らない。
 ―――知らないことだらけだ。でも、それでもやっぱり彼女の傍にいたいと思うのだ)

何を根拠に、そんなことを言うんだ?
少なくとも、俺は“先輩”が傍にいてくれたから、此処まで生き延びることが出来たし、
強くもなれたと思ってるんだ。
(そこまで、真顔で一気に捲し立てると、大きく溜息を零して)
葵さんが俺のことを足手まといだとか、邪魔だとか、そう思ってるのなら、それでいいと思う。
けど――、そうじゃないのなら、俺は“先輩”の傍にいたいと思う。
他の誰でもない、媛名葵(あなた)の傍に。

【それじゃ、よろしくお願いしますっ。そちらこそ、何か希望等あれば遠慮なくどうぞっ】
495媛名 葵 ◆YJKujNK4t6 :2010/10/07(木) 21:29:42 ID:lIV289Tq
>>494
なら、――これからもっと、強くなられてください。
私がいなくなっても、貴方の世界が変わることがないように。
私がいなくても、貴方がまっすぐと、今行こうとしているその道を歩いてゆけるように。
(ならば、変わらないほどに今のうちから強くなれと、酷と知っていても言葉にする)
(このまま夜を歩くのなら、きっともっと深い闇に会う。だから――、と、そう告げるように、
 彼の髪に手を伸ばすと、昔していたようにくしゃくしゃとその頭を撫ぜた。言い聞かせるように)

……私、≪深凪≫から外にきて、知らないものをいっぱい知りました。
教えてくださったのは、貴方で、水琴さんで、クラスの方で、夜に出会った人々です。
―――日向は、とても温かいです。“後輩さん”。
私は、夜も昼も同じだとは存じません。けれど、どちらが上でどちらが良いもの、とも存じません。
確かに日向は心地がよいですが、私が息をしやすいのは――どうしても、夜です。
(同じだと言う彼の言葉に、私の世界は違うのだと告げる)
(どちらがいい、なんて思わない。自分が他人より凄惨な人生を送ってきた、とも思わない。
 日向にだって日向の中の、辛い出来事があり、悲しい出来事が沢山あるのは知っている。 
 夜に生きようが辛さの質量も悲しみの質量も変わりはしない――ただ、種類が違うのだ、確実に)
私は昼夜に……とても、隔たりを感じます。わたしは、それが……きっと、少し寂しい。

……根拠は、私自身だ。
貴方が大事であればあるだけ、私は貴方を危険な場所に送らないようにしてしまう。
無意識に貴方を、危険から遠ざけようとしてしまう。強さを得るための場所でない場所に、おいやってしまう。
足手まといだとか、邪魔だなんて思ったことはありません。
――なぜなら、私は、何時も貴方に狩りの助力を願う時は、貴方の能力以上の期待が必要ないものばかりを選んでしまっている。
(彼の方に視線を向けないまま、淡々と彼女は言葉を続ける)
わたしの傍にいるなと、いうことなのではありません。
本当に強さを求めるのなら、――この甘い関係を一度、……考えるべきなのでは、ないか、と。
……っ、傍に、いたくないわけではありません。
この心地よさを手放したいと思ったわけでも、貴方を嫌ったわけでもありません。
―――でも、私の同僚はよく言います。女というものは、男の身を滅ぼすのである、と。
(頭を撫でていた手が、彼の頬に触れて指先がそこをなぞる。ようやく黒色の目を彼に向けた)
496郡 太一朗 ◆gphCpRvXtQ :2010/10/07(木) 21:57:35 ID:2dg1JLjX
>>495
……………。
そうだな、強くなるさ。でも、それは独りで生きるための強さじゃない。
他の誰かを守る為の強さだ。そして、それには、俺自身も先輩も含めてるんだ。
悲劇や理不尽を潰すための強さ―――、俺はそれが欲しい。
(視線を伏せて、小さく呟く。きっと、それはただの綺麗ごとなのかもしれない。
 だけど、彼女の言葉を鵜呑みに出来るほど単純でもなかった)

…………深海魚は淡水じゃ生きられないってことか?
(小さく呟く。そこまで言われてしまえば、それを否定することはできない)
(なぜなら、彼女の知らない世界で、自分は生きてきて、彼女は自分の知らない世界で生きてきた。
 否定するにも、肯定するにも、その違いを認識できないのだ)
だとしても、俺は、昼に戻るつもりはない。葵さんが、ダメだって言ってもな。
葵さんと一緒にいたいだけじゃない。――昼を脅かすのは夜に生きるヤツらなんだ。
何も知らないままで、好き放題に、昼を蹂躙させるつもりは、まったくない―――。
(もちろん、そのことがなくても、彼女を追いかけて夜の世界に足を突っ込むだろう)
(けれど、それだけじゃない。ここで引き戻したら、今まで目にしてきた傷ついた人たちの心を無視することになる)
……それに、俺は、葵さんにもっと、昼のことを知ってもらいたいと思う。
きっと、それは我儘で、葵さんにとっては、住みにくい世界なんだろうけど。

………やれやれ。
(彼女の言葉に、一瞬きょとんとした様子だったが、苦笑を漏らして)
俺が夜を歩いているのは、葵さんと出会う前からだぜ?
そりゃ、葵さんは、俺よりも修羅場を潜り抜けてきているのかもしれない。
葵さんの方が経験豊富なのかもしれない――――、だけど、俺にしかない経験だってある。
(経験数もその質もきっと彼女の方が多く体験してきているだろう。自分の見ているものはほんの一部なのかもしれない)
(彼女の背中を追うには、まだ脆弱なのかもしれない)

なら―――、俺を試してみてくれ。
(小さく溜息をついて)
確かに、葵さんを守るにはまだ不十分な力なのかもしれない。
夜に生きるには、経験が少ないのかもしれない。

だけど、そう言われて、葵さんから離れるほど、俺は素直じゃない―――。
497媛名 葵 ◆YJKujNK4t6 :2010/10/07(木) 22:29:24 ID:lIV289Tq
>>496
死は決して、悲劇だけではありません。
時に貴方が進むための踏み台にもなりましょう――私はできるなら、そうでありたい。
……私が、≪深凪≫第八席である限り、貴方に守られるのにだけ甘んじてはいられない。
――貴方ならきっと、他の大事なものを守れましょう。そのような顔を、しないでください。大丈夫です。
(目を伏せる彼の頬に手を触れたまま、その顔を覗き込むように)
それは、面白い例えです。 貴方は、言葉遊びが上手い。
(深海魚の例えに納得がいったのだろう)
(そこまで拒否反応を示しはしなけれど、どうにも息苦しくはあるかもしれない、と。
 笑うように目を細めてから、――それから、小さく息を履きだした。笑うことでは、ない、と)

もちろん、今までのことを全て忘れて、
何も見ていなかった振りをして、今までの生活に戻れなんてことは申しません。
それに、貴方がそのようなことを出来る人間ではないことくらい、私も重々承知いたしております。
(思い出すように目を閉じる。
 そうだ、この人がそんなことはできるはずがない。夜を歩かないことを選ぶはずがない。
 そういうところは譲ってはくれないし、頑固だし――何より、そんな理不尽な事を彼が彼自身に許すはずもない)
そうしている間に、……理不尽に闇に呑まれる存在がいることを、放っておける人ではありません。
まことに、――貴方というお方はそういう人であるのだと、私は認識しております。
(もちろん、自分がどれだけ彼のことを知っているかなんて、そんなことは言えないけれど
 自分が見てきた彼の部分から感じられることは、こうだ。だから、それを口にして)

……夜を歩くな、とは言わない。
私の傍に一切近寄るなと、そう申しているわけでもありません。
貴方の経験が足りていないと、誰より劣っていると、そのようなことを申したいのでもありません。
―――…貴方にしかない経験を、頼りにしています。それは、本当に十全に。
(嘘いつわりのない言葉。それが伝わるようにと、一言一言ゆっくりと言葉を口にして)

ただ、――貴方が、私がいなければ立てないような人に、なってしまわれるのが怖いのです。
そして、……そうですね。
何より、私がこのままだと――、貴方に対して過保護に、そして依存的になっていくのが怖いのです。
(試してみてくれ、と言われて、少しだけきょとんとしたように首を傾げて)
どうやって試せと、仰られるのですか?
498郡 太一朗 ◆gphCpRvXtQ :2010/10/07(木) 22:51:25 ID:2dg1JLjX
>>497
死んだら、それで仕舞だよ。葵さん。
指一本しか残らなくても美しい死はある。
五体満足でも、醜い死はある。けれどそれらは、やっぱり「死」なんだよ。
もう一度言うぜ。死んだら、それで仕舞なんだよ―――。
(そっと溜息をついて、かぶりを振る。どうして、彼女と自分の立場こうまで違うのだろうか)

分かってる。葵さんの言いたいことは分かってるつもりだ。
けど、―――過保護にしても依存にしても、それだって一種の関係だ。
俺はそれが悪いとは思わない。
要するに、葵さんは俺を心配してくれてるんだろ?
なら、簡単な話だ。
(そこで言葉を切ると、ふぅと一つ吐息を挟んで、すっと淡く笑みを浮かべて)
俺が、そんな風な人間にならないと心配されない人間になればいいんだろ?
そして、俺も、葵さんも、お互い目の前から姿を消さなければいい話だ。―――簡単な話だろ?
(そう言い切って、にやりと笑い、彼女の髪を撫でてみせて)
俺が、どう夜の世界を歩くのか、見てくれていれば、それでいい。
―――葵さんがそれでも心配だっていうなら、その時にまた言ってくれりゃいい。

単純なんだよ。
俺は、確かに夜の世界を歩くには目的も信念もある。けど、それを引いても、
単純に、葵さんとずっと一緒にいたい。過保護になろうが、依存的になろうが、知ったこっちゃない。
なったら、なっただ。――――誰だって、心の拠り所にしている人ってのはいるはずだ。
それが、どんな形であろうと、俺は誰にも文句を言わせない。たとえ、葵さんでも、だ。
―――それでも葵さんが、離れたいと思った時は言ってくれたらいい。
その時考えよう。俺は、少なくとも今この時点で、葵さんと離れたいとは思わない。
(その言葉をそのまま相手に伝えようとばかりに、ぎゅうっと彼女の身体を抱き寄せて)
499媛名 葵 ◆YJKujNK4t6 :2010/10/07(木) 23:08:02 ID:lIV289Tq
――仕舞いなら、仕舞でよいとは、お考えになりませんか?
いずれ何事にも終わりはくるものです。もちろん、むやみにそれを早めるつもりもない。
でも、どうせ仕舞いならば、誰かの礎になりたいと願うのは――いけないことなのでしょうか?
(かぶりを振る彼に向けられる黒色の瞳は、理解し難そうに僅か細められている)
(今まで対比することがなかっただけだ。
 本当は分かっていた。自分と彼は――あからさまなまでに、本当は正反対の人間なのだと)
(もちろん、そうだとしても交わることがないわけではなく、通じ合わないことがないわけでもない、とも)

……私は、貴方の傍から離れる気も無い。
もちろん、貴方の前から不意に姿を消すというような、ことをするつもりもない。
あなたをきちんと、見守っておりましょう。
ただ、――だから、こうして触れ合っていることが、こうして甘い関係になること、が――。
(頭を撫でられ、身体を抱き寄せられると、彼女はそのまま言葉を発さなくなってしまった。
 強い腕の中も、その体温も。何もかもが心地よくて仕方がない。
 もっと、触れ合いたいと思ってしまうのだ。何もかもかなぐり捨ててそうしてしまいたい、と。
 そして、きっと自分がそれを望めば、彼は受け入れてくれるかもしれない。そんな予感があるから尚のこと)
――もちろん、分かっているつもり、です。
貴方は、ちゃんと一人で立って行けるお方だと。私がいないと駄目なひとだなんて、私の思い上がりだと。

っ……、不安です。
こうして身体を重ねて、求めあっても、触れ合っても、じゃれあっても――、たいちろうさん。
やっぱり、私は≪深凪≫の人間で、自身がそうで在り続けたいと思っている節があります。
私は貴方を危険にさらすことがあっても、≪深凪≫が存在する限り≪深凪≫の人間であるでしょう。
……貴方はきっとお優しいから、それでもいいと、もしくは、
それなら自分が変えてみせると、仰られるやもしれません。
――私はいつか、選ぶでしょう。夜か、昼か。狩りか、日常か。猟狗か、学生かを。
いつも傍にいられないかもしれない、貴方から離れるかもしれない。
もちろん、……そうならないように、私も、ずっと強くなろうと――、……っ、……。
(抱き寄せられた身体を擦り寄せ、顔を彼の首に埋める)
(いつも霊力を練り上げるその手を強く強く握りしめながら、彼女はそのまま言葉を失った)
500郡 太一朗 ◆gphCpRvXtQ :2010/10/07(木) 23:28:36 ID:2dg1JLjX
そりゃ、いつか人間は死ぬさ。
でも、やっぱり、……なんていうかな。そういうことはあまり考えたくないんだよ。
想像しないっていうのは、ある意味逃げているのかもしれないけど。
…それでもやっぱり、今は考えたくない。それよりかは、それを考えられない程、
精一杯生きてみたいと思うんだ。
(きっと、彼女と自分の言い分は、論点がズレているのだろう。)
(でも、想像でも、彼女が死ぬということは考えたくないのだ。それが逃げだとしても)

俺は、正直、葵さんが何を恐れてるのか分からないんだよな。
……人に甘えるっていうのは当然じゃないのか?
俺は、誰かに甘えることで、自分が弱くなるとは思わない。
そんな甘えが感じられるからこそ、もっと生きてみたいって思うんだ。
そして、俺は葵さんに甘えられるのなら、幾らでも甘えて貰いたいんだぜ?
……出来ることなら、俺も、葵さんに甘えたい。
(曖昧に笑いながら、彼女の肩に顔を埋めて、はぁぁと大きく吐息を吐いて、そのぬくもりを感じ取る)

俺は……<<深凪>>のことについては、殆ど知らない。
だから、俺は、葵さんに夜の世界を捨てろとは言えないし、言うつもりもない。
それが、どれだけ葵さんにとって大切なものかぐらいは、分かってるつもりだから。
でも、……夜か昼か、じゃなくて夜も昼も生きられるような人間になりたいし、なってもらいたいと思う。
葵さんには、もっといろんなことを知ってもらいたいんだよ。
(―――ぐっと、彼女の肩を唇で啄みながら、そっと呟き吐息を吹きかける)

…結局のところ、俺は、葵さんと一緒にいたい、それだけなんだ。
501媛名 葵 ◆YJKujNK4t6 :2010/10/07(木) 23:43:36 ID:lIV289Tq
>>500
――――…。
(漆黒の瞳が、どこか驚いたように開かれて、何度か瞬きを繰り返す)
(そんな考え方、したことがなかったのだ。
 自分の周りには常に命の危険があった。だからこそ死はとても身近で当たり前のもの。
 むしろ、それを覚悟せずには夜に望めやしない。死を拒むなら、夜に立たない方が良い)
(そう、思っていた。今だって、そうだ。だからこそ、そういう考えはとても新鮮に感じられたのだ)
あなたはきっと、とても生き方がお上手なのでしょう。

……、私も、です。
いろいろと、いまのように思いを、考えをくちにしてきましたが、我ながら支離滅裂で
自分が何をこんなに怖がっているのか、私自身も自分の感情に整理がつきません。
―――だけれど、きっと、……仮定をするのならば、
こんなに近づいて、心地よい場所から、いつかは離れなければならないことが、
近づきすぎたゆえに、離れるのが苦しいほどつらくなるのが、怖いのだと、存じます。
(自分の肩もとで大きく息を吐きだす彼に恐る恐る手を回して)
きっと貴方は……、離れなければいい、と、そう仰ってくださるかも知れません。
でも、きっといつかは、――……だから、ずっと昼も夜も生きていくことは、できません。
もう、――きっと、≪深凪≫が潰えない限りは、いつか、きっと、片方しか駄目になる。
わたしは、貴方が望んでくださる限りずっとは、傍に、いられないかもしれません……、どうしても。

(今まで、それだけは言わなかった)
(曖昧に笑って誤魔化してきた。彼が離れていくことが、怖かったから。
 それでも、口にしようと思ったのは――自分が抱えていられなかったから。臆病さと弱さゆえ)

―――もしかしたら、貴方の望んでくださる限りずっとは、傍にいられないかもしれません。
それでも、いいですか? ……いつか離れるような先輩でも、いいのですか?
わたしがいなくなっても、……っ―――っ、ふ……ぁ……。
(吹きかけられた息にぐっとくすぐったそうに彼の首筋に顔を埋める。
 それから、少しだけ身をよじって彼の腕の中からそっと抜け出すと――、長い髪をかきあげる。
 シーツから出て、シーツの上から彼の上にまたがって、のしかかるように覆いかぶさって)
私がいつか、貴方よりも深凪を選ぶかもしれないような人間でも、傍においていていいのです、か。
502郡 太一朗 ◆gphCpRvXtQ :2010/10/07(木) 23:59:21 ID:2dg1JLjX
>>501
…分からないよ。俺なんてたかが16年しか生きてないんだ。
生き方が上手か下手か、そんなの年老いて、それこそ死ぬ間際じゃないと分からないんじゃないか?
だから、せめて、俺は年老いるまで、生きていきたいと思う。
…死ぬことに関しては、それから考えても遅くないんじゃないかなって、さ。

………………。
……葵さんが、どちらかを選ばないといけない時が来るのだとしたら、
俺はその時は、葵さんを追いかける。意地でも。
(大きく息を吸って、吐いて。まだ、起こってもいない未来について、自分自身、どうすればいいのか分からない)
(その言葉が最後の最後まで貫けるかどうかは、分からないし、かといって、それに絶望するかどうかも分からない)
ただ……、その時が来るのだとしても、俺はそれまで葵さんから離れるつもりはないし、
離れなきゃいけないときが来ても、俺はその時は、葵さんを追いかける。

深凪を選んだ時には、俺は、葵さんが俺の良さが分かるまで、
何度でもアタックするぜ?俺はしつこい男なんだ、俺が諦めるまであきらめない。
いつか、離れることになったとしても、俺は絶対に追いかける。
きっと、ずっと―――。俺は、それでも、葵さんに傍にいて欲しい。
(真上から見下ろす彼女の頬に手を伸ばしながら、軽く頷く。黒髪のカーテンが、視界を覆う)
我儘なんだよ、俺は。救いようが無いほどに、さ。
503媛名 葵 ◆YJKujNK4t6 :2010/10/08(金) 00:12:47 ID:23Ji6oZJ
>>502
……左様で、ございますか。
(触れた頬に手を伸ばされると、そのまま拒否をする事も無く触れてもらった)
(長い髪が互いの顔以外を覆いかくし、わずかに揺れながら、風呂上がりの香りを漂わせる。
 その先にある女の顔は、どこか呆れたような、それでいて安心したようなそんな笑みで)

私に愛想がつきたら、私が未だ貴方の傍にいられるときであろうと、棄てて下さい。
義理や、余計な感情で、貴方の傍においていただくなど、耐えられません。
そんなことができるのならば、どうぞ他の女性を見つけなさい……よろしいですね。
(自分の頬に触れた手に、自分の手を重ねて、目を細める)
――我侭だというのならば、時間制限があっても傍にいていいかとねだる私が、
そして、こんな風に貴方に承諾を請う私の方が、よほど我侭で性格が悪いのでありますよ。
……でも、問うておきたかったのです。
せめて、貴方に――無駄な時間を、過ごさせることが、ないように、と。
私がいつか離れるとして、そのときに……い、今の時間が、……いらないものだと、おもって、いただきたくなくて。

(髪をかきあげて、そのままそっと彼の上に覆いかぶさる)
(胸のあたりに頭を置いて、甘えるように――、じゃれるように、そうしていながら)

貴方の生き方を、まねるなら
わたしは、もしも離れるかもしれないそのときまで、貴方と共にあることを精一杯に感じていたい。
――キス、しても、いいですか?
504郡 太一朗 ◆gphCpRvXtQ :2010/10/08(金) 00:23:31 ID:u6dvheN4
>>503
……左様でございます。
(ふ、と笑って、頷く。)
(結局のところ、最初から考えは同じだった。頑固なんだろう、自分は)
(もしかしたら、彼女のことを想うのなら、距離を離した方が良かったのかも知れない)
(だが、それが出来るほど人間は出来ていないし、それが出来るのなら、今こうして彼女の目の前にはいないだろう)

お互い様だよ。
俺よりもよっぽどいい奴はごまんといる。
俺だって、葵さんが嫌々俺に付きまとわれるというのは、なかなか、心苦しいからな。
(そこまで言うと、そっと吐息を吐き出して、こつんと首をもたげて額を合わせて)
仮定の話だろ?必ず、葵さんと離れ離れになるとは限らない。
俺は、離れるつもりはないからな。だから―――、俺は、もっと、葵さんと一緒に時間を過ごしたいんだ。
(胸の辺りに頭を置く彼女のそれをゆっくりと撫でて、髪に触れる。さらりとした感触が心地よくて、何度も撫でる)

………ああ。
俺は、その「もしも」のことを考えられないくらいに、葵さんと一緒にいたい。
もちろん。―――俺からお願いしたいくらいだぜ?
(にっと笑みを浮かべると、首を軽く上げて、彼女の唇に、優しく触れて。そのぬくもりを、直接唇で感じ取る)
505媛名 葵 ◆YJKujNK4t6 :2010/10/08(金) 00:40:41 ID:23Ji6oZJ
(触れ合う額も、何もかもがこんなに愛おしい)
(――けれど、長くは続かない。続けられない、と知っている。
 ううん、ずっと知っていた。少なくとも、自分が≪深凪≫で在る限りそれは無理なのに、それでも
 それをずっと曖昧に誤魔化してきた。だから、口にしてしまった今、ひどく――心が軽い)
私は、貴方にこうして髪を撫でて頂くのが、好きです。
触れ合うのも、好きです。
……人のぬくもりを、感じられるのが、嬉しい――、貴方は、私の世界に色をくれた人です。

(優しく触れ合うと、くすぐったい気分になる)
(柔らかさも何もかも。いままでずっと知らなかったそれをくれたのは彼だった。
 自分の世界にぬくもりを教えてくれた彼女と同様に、彼もまた自分の世界の構成要素)
キス、するのも、好き。
(だから、もっと彼を感じていたいと思う)
(自分から身体を寄せて、唇を重ね合わせる。いつもより、どこか甘く――触れて、
 そっと名残惜しそうに離れたころに、彼女の顔はどこかほの赤く染まってしまっていて)

わたし、……貴方の恋人になりたい、と申し上げたら、怒り、ますか?
い、いえ、そのですから――、っ、……だから、普通の恋人に、……そういう、ものに。
その、前にっ、恋人たるが何かを、そして日常というものを、もっとよく、貴方に教えてもらわないと
いけないのですけれど――……、う、……ん。ですから、まずは、その――そうですね。

太一朗さんのことを、私に色々教えて頂けませんか?
506郡 太一朗 ◆gphCpRvXtQ :2010/10/08(金) 00:56:05 ID:u6dvheN4
俺は、何があろうとも、葵さんと一緒にいることを諦めない。
諦める時が来るとすれば、それは―――、俺自身が死ぬ時だけだ。
ありがとう、そう言ってくれて。……葵さんは俺に夜を教えてくれた。
悲劇を潰す方法を教えてくれた。―――だから、俺は、此処まで生きることが出来た。
(こうして彼女のぬくもりを感じることが出来るのも、彼女がいたからだ)
(夜の世界は、危険で、それが怖くないと言えばウソになるし、実際体が竦むことだってある)
(それでも、此処まで来れた。願わくば、その先も、ずっと)

…俺も、好きだ。
(はにかむような、照れ笑いを浮かべると、再度彼女の唇に自分のそれを重ねる)
(彼女が傍にいるという実感を得る為に。唇を重ねれば重ねるほど、もっと彼女の存在を欲してしまう。)
は、ぁ――――ん……。
(唇が離れ、そっと視線を彼女のそれと絡めあわせる。吸い込まれてしまいそうな、彼女の澄んだ瞳を見つめて)

怒るわけないだろ?
……というか、今更だよ。恋人、なんて、俺にはよく分からないけど、
でもきっと、今まで通りだと思うな。葵さんは、俺の“先輩”で、俺の…“恋人”だ。
(照れくさそうにその言葉を口にしながら、うん、と小さく頷いて)
いいぜ、―――何から知りたい?
(笑う。あたふたと言葉を紡ぐ彼女の様子は、それこそ夜の姿とはかけ離れていて、とても愛しく思う)
507媛名 葵 ◆YJKujNK4t6 :2010/10/08(金) 01:05:01 ID:23Ji6oZJ
教えてさしあげられるのなら、もっと良いものを教えてさしあげたかったです。
……まあ、私にとって決して夜は悪いものではなく、居場所の一つでもありは致しますけれど。
(少しだけ寂しそうに、笑う)
(彼は自分に楽しいものをいっぱい教えてくれたけれど、自分は彼にどんな楽しいものを返せるだろう。
 分からないけれど。分からないから、これから限られた時間の中でも探してゆきたい)

(視線が絡めば、自然と瞳を笑わせる)
(彼の目はいつも、自分をまっすぐに見据える。
 少しだけ垂れ目気味の瞳を、黒色の目で見つめ返せば――彼の頬に触れ、また軽く口づける)

それでも……、私は今まで、貴方を恋人だと申したことは、ありませんでした。
だれに対しても。
……こう、言葉で関係を定義するのが、あまり好きではなくて。
形のないものならば融通のきく形のないものであってもいい、と――でも、今回は、定義、致したかった。
(言葉で関係を定義すると、関係をその言葉で縛ってしまう)
(だが、今回は縛っていたかったのだと――そんならしくないセリフを真顔で告げて)
ん――、んんう。
沢山、貴方のことを知りたいです。知らないことが、たくさん、ありすぎます。
好きなものとか、好きないろとか、苦手なものとか、誕生日とか……そう、いったようなこと。
わたしにもっと、貴方を教えてください。どんなことでも、いいのです。ただ、貴方のことが知りたいのです。
508媛名 葵 ◆YJKujNK4t6 :2010/10/08(金) 01:06:42 ID:23Ji6oZJ
【と、……容量が、ギリギリ、です】
【今のうちに次スレ、立ててまいりますね】
【眠気とか大丈夫でありましょうか?お辛かったら遠慮なく、凍結でも良い感じに〆でもっ、です】
509次スレの案内 ◆YJKujNK4t6 :2010/10/08(金) 01:17:28 ID:23Ji6oZJ

【異能】黄昏の学園32【異端】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/erochara2/1286468068/
510郡 太一朗 ◆gphCpRvXtQ :2010/10/08(金) 01:22:46 ID:u6dvheN4
……いいや、何より葵さん自身を教えて貰ったから。
葵さんと一緒にいること自体が、俺にとっちゃ、貴重な経験なんだよ。
葵さん自身は、分からないのかもしれないけどさ。
(きっと、彼女は自覚していないのだろう。どれだけ彼女と一緒にいることが嬉しいことなのかを)

俺も。…まあ、そもそも恋人なんて、そんな風に思える人も
そんな風に思ってくれる人も、今までいなかったわけだけど。
(軽く肩を竦まさせて、冗談を言うように口にして)
ま、いろんな意味で、葵さんは俺の初めてなヒトだってことだよ。
――“恋人”という言葉で定義したくないってのは、分かるかもしれない。
でも、俺は、葵さんからそう言われて、嬉しいんだぜ?―――なんかこう、すごくドキドキするし。
(苦笑する。今更、ドキドキするなどと。けれど、彼女の言葉ひとつひとつが、自分にとって、とても大切なもので。
 それが“恋人”ということなら、なおさらだ。彼女は自分のことを大切に思ってくれていると、分かるから)

俺は、葵さんが好きだ。……え、そういうことじゃなくて?
(何度ともなく繰り返してきた言葉。おどけ半分に、そう言いながら、軽く笑って)
そんなことなら幾らでも教えるよ。俺だって葵さんのことは色々と知りたいしさ。
(そっと手を伸ばし、抱きしめた彼女の背中を摩りながら、彼女がそこにいるという実感を感じて)

【ああ、こっちは大丈夫。葵さんも、無理せずに、眠たかったら遠慮なくいってくれよーっ】
【そして、次スレ立てありがとうございましたっ】
511媛名 葵 ◆YJKujNK4t6 :2010/10/08(金) 01:35:02 ID:23Ji6oZJ
―――…?
(分からないかもしれないけど、と言われた通り彼女は分からなかったようだ。
 だから、首をかしげていかにも「分からない」というような表情を見せる)
……貴方は、性欲にさえ走らなければそれなりにからかいがいのある青年、なのですから。
そのように思ってくれる人は、――いずれ、大人しくしていれば現れたでしょう。
(だが、冗談の言葉にはからかいを返す。もちろん、本音でもあったけれど。
 惚れた欲目なのかもしれないけれど、実際……大人しくしていれば好青年と、思うのだ)

ドキドキ、ですか?
なるほど、そうですね――、私もそうかもしれません。
恋人、という響きは、なんだか……ドキドキ、してしまいます。
(言われてみて気づいた)
(気恥ずかしそうに唇に指をやって、唸るような声をあげる。
 そういう風な甘い柔らかい関係だと、言葉で定義してしまうと――無性に気恥ずかしく、ドキドキする)
非常に、ヘンな心地です。しかしながら、悪い気分ではありません。
(そして、今の心境をそんなふうに言葉にして、相変わらずの表情で首を傾げる)
(抱きしめられた背中をさすられる、そんなじゃれるような触れ合い。
 ふと、自分を抱きしめている彼と自分の間にはシーツとシャツ一枚しかないことに思いいたって、
 ぺた、と頬をその胸に置いた。こうしていれば、シーツ越しにだけれど、その体温がより感じられる)
……そういうことじゃ、なくてです。ばか。
好きな色とか、好きな食べ物とか――、……休日は何を、なさっているのかとか、
小さい頃はどんな風だったとか、ご家族のかたのこととか、そういう――そういうような、ことを。
私の事も、教えましょう。≪深凪≫のことを深くは教えられないけれど、私のことならば、教えます。


【了解、です。た、たぶん不備はないと思うのですけれど……あったら、すらいでぃんぐでどげざを】
512郡 太一朗 ◆gphCpRvXtQ :2010/10/08(金) 01:45:12 ID:u6dvheN4
>>511
【――と想ったんだけど、やっぱり眠気がっ…!】
【凍結でおねがいしますっ…!】
【明日…というか今日なら午後から、土曜日の夜が空いてるけどっ】
513媛名 葵 ◆YJKujNK4t6 :2010/10/08(金) 01:48:15 ID:23Ji6oZJ
【了解いたしました】
【金曜は、すみません。前に申しましたように、夜、遅くじゃないと、無理――で…っ】
【土曜はまだ不明ですが、調節次第。……えっと、日曜日の夜は、いかがですか?】
514郡 太一朗 ◆gphCpRvXtQ :2010/10/08(金) 01:54:48 ID:u6dvheN4
【日曜日はこっちが外に出てるのでちょっと難しいかなっ・・・!】
【月曜以降は予定が不明なんで、また明日確認してみるけど】
【待たせるのもアレなので、なんなら、置きレスで綺麗に締め――という感じでもっ】
515媛名 葵 ◆YJKujNK4t6 :2010/10/08(金) 02:02:12 ID:23Ji6oZJ
【うむ。そうでありますか。大事なご用事があるのでしたら致し方ないこと、です】
【私が時間が取れそうなのは金曜の22時半ですね。
 土曜日も多分、空くなら夕方から空くはずなのですが、まだ不透明で】

【凍結ならば、改めて予定を連絡します。後輩さんが〆たいなら、置きレスで〆でお願いします】
【そうですね。前回、ただでさえ間が空いてしまいましたし、
 十分に我侭も聞いていただきましたから。本当に遠慮なく〆ていただいても構いません】
【それかもう、置きも無しで私のレスで終わったことにしていただいても問題ありません。お任せします】

【それではあとは避難所にでも後日連絡下さい。眠気がお辛いようですしレスは不要です】
【お疲れさまでした。お付き合いに感謝を。お休みなさい、どうぞ佳い夢を】

【スレッドをお返しいたします】
516郡 太一朗 ◆gphCpRvXtQ :2010/10/08(金) 02:12:31 ID:u6dvheN4
【ごめんっ、予定等含めレスは明日に…!】
【おやすみなさいっ、スレをお返ししますっ】
517名無しさん@ピンキー:2010/10/08(金) 02:16:40 ID:2EbxsOF7
518 ◆2xKszFu4ME :2010/10/08(金) 09:05:39 ID:rifTxtPr
【忘れるところだった……連絡】

【避難所158に、置きで藤堂さんとのロールへのレスを投下しました】

【一言】
519竜胆 藤姫 ◆5komEqYA0I :2010/10/08(金) 21:35:22 ID:4M/UWZYw
【待機解除、ですわ……】
520藤堂 清香 ◆mBCag4G81c :2010/10/08(金) 22:05:01 ID:CAeE/HUv
【珠子とロールで使用する】
521多々良 珠子 ◆2xKszFu4ME :2010/10/08(金) 22:10:13 ID:rifTxtPr
【お待たせ】
【書いたり消したりした結果短くなったけど、次スレの>3への解凍を投下する】

【今夜も、よろしく】


友達……ともだち…
うん、よろしく
(今まで、友達、という言葉に憧れがなかった訳では無い。それ以上に技術を習得したい欲求が強かっただけだ)
(無表情から年相応の無邪気な笑みに変わり、次に「しまった」という表情になって、また意図的な無表情に戻る)

姉妹だったんだ……
それで、お姉さんの話って?
(どういう関係かを推察するには人間観察力が足らず、呟いて)
(要件をズバリと言うよう、正座でしびれ始めた足を崩して座り直しながら促す)
522藤堂 清香 ◆mBCag4G81c :2010/10/08(金) 22:21:59 ID:CAeE/HUv
「…うふふ、笑った顔、可愛いね」
(一瞬だけ見せた無邪気な笑顔が印象に残り、思わずそう言葉を掛ける)

「とと、おねぇちゃんの話の番だったね、ささ、どうぞ」
(笑みを浮かべながら、少し慌てるようにしてその場から一つ下がる)


うん。単刀直入に言うけど…きみ、…いや珠子と呼ばせて貰う。
珠子に私の武器を作って欲しい。
(やる気のない表情から一転、真摯に頼み事をする態度に変化する)
【うん、よろしくね】
523多々良 珠子 ◆2xKszFu4ME :2010/10/08(金) 22:34:32 ID:rifTxtPr
>>522
かわいい?
……ありがとう
(つい「そんな訳無い」と言いそうになって、飲み込みながらお礼だけ言って)


武器……。いいよ
可能な限り、力になる
(意図して表情を作らないまま、声色に再び緊張の色を滲ませ、身を乗り出しながら頷き)

その前に、あなたの事を知りたい
名前、戦い方、何が出来るのか……どんな武器が欲しいのか
それらの中からわたしの能が役立つ部分を探したい
(視線のみ、面白いくらいに真面目さと楽しさを孕んでおり)
(じぃっ、と清香の姿、一挙一動を見つめる)
524藤堂 清香 ◆mBCag4G81c :2010/10/08(金) 22:37:16 ID:CAeE/HUv
【容量が満タンみたいなので次のレスは新スレに投下する】
525多々良 珠子 ◆2xKszFu4ME :2010/10/08(金) 22:38:48 ID:rifTxtPr
【わかった。移動する】
526名無しさん@ピンキー:2010/10/09(土) 15:13:08 ID:fq36E5qX
テス
527名無しさん@ピンキー:2010/10/09(土) 17:35:23 ID:RlM/Oa67
埋めてしまえ
528名無しさん@ピンキー:2010/10/10(日) 14:03:03 ID:h+8BZNl8
テス
529名無しさん@ピンキー:2010/10/11(月) 03:36:19 ID:bd6w4+YP
これでどうだ?
530名無しさん@ピンキー:2010/10/11(月) 04:16:43 ID:f5tTuQOJ
無理だ
531名無しさん@ピンキー:2010/10/12(火) 00:49:19 ID:qsdtSLxV
532名無しさん@ピンキー:2010/10/12(火) 14:08:42 ID:TlBuWxlT
藤堂が何故500KBを前に移動したのか解せぬ
533名無しさん@ピンキー:2010/10/12(火) 21:18:31 ID:qsdtSLxV
だな
534前山 馨 ◆KAORUResv.
【次スレは>>509に書いてあります】

【このスレは容量間近なので、そちらの方からお願いします】