【ZECCHINO D'ORO】ゼッキーノ・ドーロ 2

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1私の好きなゼッキーノ・ドーロ
このスレではイタリアの国際児童音楽祭ゼッキーノ・ドーロの歌詞を淡々と翻訳して載せて行きます。
なお普通にゼッキーノ・ドーロについて語っても問題はありません。
えっ?日本人だから無理?そうでしょうね〜。
でも私も日本人なのに語れますよ。なぜなんだろう、どうしてなんでしょうね〜。
きっと多くの日本人と違って音楽に関する常識を持ち合わせているからでしょうね。
『トレロカモミロ』や『黒猫のタンゴ』や『マヌエロ』はマリオ・パガーノさんという人が作曲してフランコ・マレスカさんという人が作詞したという常識を、
すなわちポップスにはそれを作った人たちが存在しているという当たり前のことをわきまえているからでしょうね!


・初めのスレ
【海外の童謡】 http://awabi.2ch.net/test/read.cgi/doyo/1171246369/l50
・第二スレ
【海外外国の童謡唱歌】 http://awabi.2ch.net/test/read.cgi/doyo/1352563885/l50
・第三スレ
【【ZECCHINO D'ORO】ゼッキーノ・ドーロ】 http://awabi.2ch.net/test/read.cgi/doyo/1388110705/l50
【CIN-CIU-E】  チン・チュ・エ
詞:ラウラ・ツァーニン  曲:ジョルダーノ・ブルーノ・マルテッリ、ジュゼッペ・ペロッティ  歌:パトリツィア・アルパーゴ  / 1969年(第11回)

かわいいネコちゃんが
ソファの上でおねんねしてるわ
ネコちゃんは中国で生まれたのよ
花盛りのアーモンドの木の下で

チン・チュ・エ
チン・チュ・エ
ミルクは飲まないで、お茶ばかり飲むのよ
普段のおやつには
お米しか食べたがらないのよ

チン・チュ・エ
チン・チュ・エ
王様と一緒にだって暮らせただろうに
中国では、きっと、『大臣さん』が
手元において飼っていたのね

モモの木の下で夢を見始める
東洋のネコちゃん
ごはんの時間になったら
ドラを鳴らさせるのよ

チン・チュ・エ
チン・チュ・エ
ミルクは飲まないで、お茶ばかり飲むのよ
普段のおやつには
お米しか食べたがらないのよ


ちょっとずつ時間がたって
イタリア生まれの可愛いネコちゃんが
スパゲティミートソースを
このネコちゃんに味見させようとしたのよ

チン・チュ・エ
チン・チュ・エ
お米もお茶ももう欲しがらないわ
普段のおやつには
スパゲティを食べたがるのよ


でも一週間たったある日のこと
ボローニャのネコちゃんが
ミートソースのかかったトルテリーニを(※パスタ生地の中に具材を詰め、指輪状に成形して茹でたボローニャの名物料理。イタリア風ワンタンとも)
このネコちゃんに味見させようとしたのよ

チン・チュ・エ
チン・チュ・エ
お米もお茶ももう欲しがらないわ
スパゲティさえおやつには欲しがらないで
トルテリーニばかりを欲しがるの
トルテリーニばかりを欲しがるの
ミートソースのかかったトルテリーニを…!
【L'OMINO DELLA LUNA】  月の小人
詞:ロベルト・マルコーラ  曲:コルラード・コモッリ  歌:アルベルト・サンナ  / 1969年(第11回)

さあ、宇宙船が
月へとやって来たぞ
宇宙飛行士さんたちが降りてくる
宇宙服を着て、青い眼鏡をかけて

そしてだんだん進んでいく
この静けさの真っただ中を
そのとき、クレーターの中から
小人がひとり跳びだしたんだ…

『現れ出ましたのは月の小人でございます』
小人は宇宙飛行士さんたちに向かって笑いながらそう言うよ
『私はもうずっと前からあなたたちをお待ちしていましたよ
 そしてとうとう今あなたたちがいらっしゃった!
 私は一人きりでこの月の上に住んでいて
 子供たちの見る夢を大事に守っているんです
 夜はいつもたくさんの夢を送って下ろして
 それから朝になるとそれが戻って来るんですよ!

 私は世界の子供たちに
 私の持っているいちばん美しい夢を送るんです
 マロングラッセでいっぱいになった甘い夢を!
 それかまたは新しいおもちゃの夢
 おもちゃの兵隊さんやロボット
 自分で歩くお人形たちもいっしょにね…

 現れ出ましたのは月の小人でございます
 戻ったら子供たちに話してくださいな
 たくさんのすてきな夢をこれからも送り届けて
 子供たちをいつでも幸せにしてあげるんだってこと!』 


『私は世界の子供たちに
 私の持っているいちばん美しい夢を送るんです
 マロングラッセでいっぱいになった甘い夢を!
 それかまたは新しいおもちゃの夢
 おもちゃの兵隊さんやロボット
 自分で歩くお人形たちもいっしょにね…

 現れ出ましたのは月の小人でございます
 戻ったら子供たちに話してくださいな
 たくさんのすてきな夢をこれからも送り届けて
 子供たちをいつでも幸せにしてあげるんだってこと!』 

『たくさんのすてきな夢をこれからも送り届けて
 子供たちをいつでも幸せにしてあげるんだってこと!』 
【IL SOLDATO MILLEPIEDI】  ムカデの兵隊
詞:カルロ・ベッティーニ  曲:カルロ・ベッティーニ  歌:マッシモ・ペーリン  / 1970年(第12回)

林の中は不安でいっぱい
郵便屋さんが運んでいるのは
兵役に就くことを知らせる
何通もの赤いハガキだからさ
召集されたり再召集されたりしたひとのうちに
ムカデのニコラがいた
この出来事にたいそう悲しんでいたよ
行進することができないからってね
ニコラは左と右を取り違えたり
その逆をやったりしちゃうんだ
そして気の毒に
きっと刑務所行きになっちゃうと信じているんだ

中隊…気をつけ…
前へ…進め…
五百…千…
五百…千…
止まれ!できてないぞ!

夜になると、こっそりと
兵営の中庭で
歩哨に行進のしかたを
教えてくれるようにと頼むんだ
ムカデのニコラは
腹が立って真っ赤っかになって
百回もやってみたり試したりするけど
でも残念、できないんだ

でも重大なのは、その出来事が
大変な混乱を引き起こしたことさ
今のムカデたちはみんな
行進なんてできない
そしてニコラも
その百本の偏平足にやけくそになっていた
でも軍隊は立ち止まり
もうどうしていいか分からない
でもこの問題を研究した
ひとりのムカデの軍曹が
うまい策略を考えて上手に立ち回って
この困った問題を直してくれるよ

中隊…気をつけ…
前へ…進め…
五百…千…
五百…千…
止まれ!できてるぞ!
【IL SOLDATO MILLEPIEDI つづき】  

左の脚に
赤いリボンを結んだら
ムカデのニコラは
もう行進のしかたを間違えなくなったんだ
まっすぐに胸を張って行進するよ
まるで将軍のように
もう英雄になった気分で
勲章のことを考えているんだ

兵役期間のおしまいに
ムカデの兵隊は
この赤いリボンをみんな
思い出の品として持っていくつもりなんだ
そして森の友達に
話をして聞かせるよ
そしてこのリボンが勲章なんだと
言うんだよ

中隊…気をつけ…
前へ…進め…
五百…千…
五百…千…
止まれ!立派な手本になったぞ!
【LA MOTO DA MOTO-CROSS】  モトクロスバイク
詞:アルベルト・テスタ  曲:ロベルト・リヴラーギ  歌:ファビオ・オルジーニ  / 1970年(第12回)

僕の兄さんは
進級したら

バラバン

モトクロスバイクを
贈ってもらえるんだ

バラバラン バラバラン バラバラン バラバラン バラバラン 

溝をひとつ飛び越して、もひとつ飛び越して
続けざまに溝を五つや六つ飛び越して

わあ、モトクロスをするのってすてきだな!

溝をひとつ渡って、もひとつ渡って
続けざまに溝を五つや六つ渡って

わあ、モトクロスをするのってすてきだな!

見物人が飛び上がる身振りをするぞ
喝采するぞ、アンコールを送るぞ

わあ、モトクロスをするのってすてきだな!

全身ギプス姿になるはめになったって
兄さんは選手権で勝つんだ!


手袋にブーツ
幸せだなあ

バラバン

ヘルメットにゴーグル
転んでもなんともならないよ

バラバラン バラバラン バラバラン バラバラン バラバラン 

溝をひとつ飛び越して、もひとつ飛び越して
続けざまに溝を五つや六つ飛び越して

わあ、モトクロスをするのってすてきだな!

溝をひとつ渡って、もひとつ渡って
続けざまに溝を五つや六つ渡って

わあ、モトクロスをするのってすてきだな!

見物人が飛び上がる身振りをするぞ
喝采するぞ、アンコールを送るぞ

わあ、モトクロスをするのってすてきだな!

全身ギプス姿になるはめになったって
兄さんは選手権で勝つんだ!
【LA MOTO DA MOTO-CROSS つづき】  

み…ぞ…を…ひとつ飛び越して、もひとつ飛び越して
続けざまに溝を五つや六つ飛び越して
わあ、モトクロスをするのってすてきだな!
溝をひとつ渡って、もひとつ渡って
続けざまに溝を五つや六つ渡って
わあ、モトクロスをするのってすてきだな!
見物人が飛び上がる身振りをするぞ
喝采するぞ、アンコールを送るぞ
わあ、モトクロスをするのってすてきだな!

わあ、すてきだな…
バラバラバラバン
モトクロスをするのって!
バラバラン バラバラン バラバラン バラバラン バラバラン 
エー…ホップ!!!!
【TOMMY TOM】  トミー・トム
詞:ロベルト・マルコーラ  曲:アルベルト・アネッリ  歌:ロベルタ・バザッリャ  / 1970年(第12回)

昔あるところに男の子がいて
トムと呼ばれていたわ
背丈は四スパンナ(※スパンナは長さの単位で、手を広げたときの親指の先から小指の先までの長さ。「quattro spanne」で「背がとても低い」の意味にもなります)
もしかしたら三スパンナしかなかったかもね
口笛を吹くのが
それはそれは上手で
トムが口笛を吹けばみんなが立ち止まって聞くほどだったのよ

トム トム トム
トミー・トム
トム トム トム
トミー・トム

口笛を吹けば
鳥たちもみんな
静かになっちゃって
トムの口笛だけを聞こうとしたのよ


うっそうとした森の中を
ある日トムは歩いていたわ
そこへ大きなオオカミが
トムに近づいてきたの
でも逃げ出すかわりに
トムは口笛を吹き出したのよ
そしたらオオカミはその途端にお腹がすいていることを忘れちゃったのよ

トム トム トム
トミー・トム
トム トム トム
トミー・トム

口笛を吹けば
鳥たちもみんな
静かになっちゃって
トムの口笛だけを聞こうとしたのよ
【TOMMY TOM つづき】
 
口笛がとても上手だったので
風がトムをさらって
空高くまで吹き上げて
どんどん高くへ連れて行ったのよ
気分転換するために
トムは口笛を吹き始めたわ
すると風も楽しそうにトムの口笛に合わせて真似して吹いたのよ

トム トム トム
トミー・トム
トム トム トム
トミー・トム

風が吹いてきたら
口笛が鳴るのを聞いてみてね
吹いているのはトムなのよ
トミー・トムだけなのよ

トム トム トム
トミー・トム
トム トム トム
トミー・トム
トム トム トム
トミー・トム
トム トム トム
トミー・トム
トム トム トム
トミー・トム
トム トム トム
トミー・トム
トミー・トミー・トム!
【ANNIBALE, CANNIBALE TERRIBILE】  ハンニバルは恐ろしい人食い人種
詞:フランカ・グレゴーリ  曲:フランカ・グレゴーリ  歌:イラリア・バルブール、ミケーレ・カルネッロ  / 1971年(第13回)

私の先生が話してくれたわ、旅先で
森の中である部族に出会ったんだって
その部族は人食い人種で
もちろんこれ以上恐ろしいのは知らないってほど
恐ろしげだったのよ!

人食い人種たちに囲まれて静かに座って
何かを教えようとして話し始めたの…
でもそこには、ひとりの人食い人種
恐ろしきハンニバルがいて
先生にこう話したのよ

『ウンバ ルンバ ムンガ ドラ
 がっごうにゃいぎだぐねえぞ
 おれだぢゃおぼえだぐねえんだぞ
 まぢでのぐらじがだなんが…
 おれだぢゃもりにずんでいで
 おだがいわがりあうのに
 がんだんなごどばをずごじじっでりゃいいんだよ
 ウンバ ルンバ ムンガ ドラ…』
(※原詞では、無声音になっているべきところがすべて有声音になっています。scuola→sguola、citta→giddaなど)


少しずつ少しずつ、先生はハンニバルを説き伏せて
少しでいいから話を聞いているようにと言ったのよ
算数について話して
歴史と文法と
文化についてもちょっとお話ししたのよ

そして授業を終えたら
先生は満足げに周りににっこりしてみせたわ
でもやっぱりこの人食い人種の
恐ろしきハンニバルは
先生にはっきりこう言ったのよ

『ウンバ ルンバ ムンガ ドラ
 がっごうにいぐのはだのじいぞ!
 まぢでのぐらじがどんなだが
 おれだぢゃいまべんぎょうじでわがっだぞ
 ぞれだがら、ぜんぜい
 あんだをなまのまんまじゃぐわないごどにじだぞ
 なべでにでぐうごどにじだぜ
 ウンバ ルンバ ムンガ ドラ…』
【ANNIBALE, CANNIBALE TERRIBILE つづき】  

『ウンバ ルンバ ムンガ ドラ
 がっごうにいぐのはだのじいぞ!
 まぢでのぐらじがどんなだが
 おれだぢゃいまべんぎょうじでわがっだぞ
 ぞれだがら、ぜんぜい
 あんだをなまのまんまじゃぐわないごどにじだぞ
 なべでにでぐうごどにじだぜ
 ウンバ ルンバ ムンガ ドラ…

 ウンバ ルンバ ムンガ ドラ
 がっごうにゃいぎだぐねえぞ
 おれだぢゃごどばをひどづじっでりゃじゅうぶんだ
 ウンバ ルンバ ムンガ ドラ…!!!』
【BABY COW-BOY】  赤ちゃんカウボーイ
詞:ルチアーノ・ベレッタ  曲:レナート・マルティーニ、アルリーゴ・アマデージ  歌:アントーニオ・ディ=メッツォ、カルロ・ムッツァレッリ  / 1971年(第13回)

赤ちゃんカウボーイ!
赤ちゃんカウボーイ!

カウボーイはカウボーイさ…お堅い性格なんだ、でも
ほかの連中がニクロムの心をしている恐ろしいやつだとしても
僕は例外さ、君たちだけに言うよ
僕は赤ちゃんカウボーイなんだ!

僕のピストルは花だけしか撃たない
撃つときだって穴なんか空けやしない
そのために僕の肩帯はパンジーを装填しているし
銃口にはスミレとワスレナグサが挿してあるんだ!


投げ縄は小包を縛るのに使うんだ
子供たちのための美味しいお菓子の包みだよ
だから、このラメの糸でこしらえた金色の投げ縄で
僕はシュークリームでいっぱいのキャバレーを包装するのさ!

赤ちゃんカウボーイ!
赤ちゃんカウボーイ!

カウボーイはカウボーイさ…それは本当さ、でも
ほかの連中が悪魔のようで、まるっきり大物ぶっていても
僕は小さな天使なんだ、君たちだけに言うよ
僕は赤ちゃんカウボーイなんだ!

僕の拍車はサンガッロ(※イギリス風の刺しゅうを施した布、特にレース)のレースでくるんであって
僕の馬が痛い思いをしないようにしてあるんだ
もし速く走ってほしければ優しく撫でてやりさえすればいいのさ
鞭は持ってないし、買いたいとも思わないよ!

僕は決して叫ばないし、汚い言葉だって口にしないよ
でもされたことはいつだってやり返すんだ
そしてもし誰かが知らんぷりをすると、ずらりと列になって
何度も何度もやさしく僕に謝るんだ!


僕は決して叫ばないし、汚い言葉だって口にしないよ
でもされたことはいつだってやり返すんだ
そしてもし誰かが知らんぷりをすると、ずらりと列になって
何度も何度もやさしく僕に謝るんだ!
何度も何度もやさしく僕に謝るんだ!
何度も何度も僕に謝るんだ…!!!

赤ちゃんカウボーイ!
赤ちゃんカウボーイ!
【IL GAMBERETTO PIETRO】  小エビのピエトロ
詞:フェルスー(ルチアーノ・ステルペッローネ)  曲:マンデッリャ(マリオ・デ=アンジェリス)、マリオ・パガーノ  歌:クラウディオ・ブーゾン、ジャンカルロ・セヴェーリ  / 1971年(第13回)

小エビのピエトロは
よちよち歩きで急いでいて
進もうとして後ろ向きに歩いて
真っ赤になっちゃった
前に歩いて進むことが
まるっきりできなかったんだ
やってみればみるほど
その場に止まってばかりだったのさ…

小エビのピエトロは
前に進めば進むほど後ずさりしちゃってる
ほら、ほら、ほら
だめ、行き着けっこないよ!

小エビのピエトロは
前に進めば進むほど後ずさりしちゃってる
ほら、ほら、ほら
だめ、行き着けっこないよ!


前へ向かって進むために
水の流れをよく調べた
そしてよくよく計算した末
北を目指したのさ
でも夜になって
流れの向きが変わって
ピエトロには何も見えなかったので
南に向かって行ったのさ

小エビのピエトロは
前に進めば進むほど後ずさりしちゃってる
ほら、ほら、ほら
だめ、行き着けっこないよ!

小エビのピエトロは
前に進めば進むほど後ずさりしちゃってる
ほら、ほら、ほら
だめ、行き着けっこないよ!
【IL GAMBERETTO PIETRO つづき】 

でもこのエビくんはとうとう
賢いアイディアを思いついた
尻尾と頭の
位置を入れ替えたのさ
こうして自分の体を
改造したら
後ろ向きに進んでも
前へ歩けるようになったんだ…

小エビのピエトロは
前に進んでもう後ろ向きじゃない
ほら、ほら、ほら
もうどこまでも止まらない…

小エビのピエトロは
前に進んでもう後ろ向きじゃない
ほら、ほら、ほら
もうどこまでも止まらない…

ララララララララ
ララララララララ
ラ ラ ラ
ラララララララ

こうして小エビのピエトロは
今じゃ風よりも速く走るよ
ほら、ほら、ほら
もうどこまでも止まらない…!!!
【ALI BABA】  アリ・ババ
詞:ジーナ・バッソ  曲:ルチアーノ・ステルペッローネ  歌:セッティミーオ・フェルリージ、パオラ・カテルラーニ  / 1972年(第14回)

果てしない砂漠の中
マントに全身くるまって
ラクダにまたがって
アリ・ババがやって来るよ…
ダイヤモンド二袋を携えて
東の国を旅立ったんだ
サファイアにカットダイヤも運んでる
町で売りに行くんだよ…

アリ・ババ、アリ・ババ
素晴らしい宝を運んでいるよ
マハラジャのお宝なのさ!
アリ・ババ、アリ・ババ
砂漠のお日様のもとで
いったいいつになったら着くことやら…


でも砂漠の盗賊たちが
ちゃんと知ってて待ち伏せしてる
ラクダにまたがって
アリ・ババがやって来るところだってことを…
歯まで鎧で固めて
その数およそ百二十人
砂丘を下って
アリ・ババを探してる!

アリ・ババ、アリ・ババ
砂漠の中で一人きりで
もうへし折れてしまいそう…
どうするんだろう、どうするんだろう
マハラジャの持ち物の
宝物を守るために?…


盗賊たちに取り囲まれて
宝物を失いそう
でも盗賊たちから逃げ出すんだ
どうしたか分かるかい?
魔法の絨緞の上に
ラクダと一緒に座ったんだ
そしたら絨緞は空へと昇った
アリ・ババを運んだまま…

アリ・ババ、アリ・ババ
盗賊たちから逃げるよ逃げる
『マラマーオ!』(※子供のするからかいのしぐさ。鼻の頭に親指を当て、残りの指をひらひらと動かす)だってやってみせるんだ
アリ・ババ、アリ・ババ
ラクダも宝物も連れて
無事に到着するよ…
【ALI BABA つづき】 

アリ・ババ、アリ・ババ
盗賊たちから逃げるよ逃げる
『マラマーオ!』だってやってみせるんだ

アリ・ババ、アリ・ババ
ラクダも宝物も連れて
無事に到着するよ…

ラクダも宝物も連れて
無事に到着するよ…!!!
【GLI STIVALI BALLERINI】  長靴のダンサーたち
詞:ロベルト・マルコーラ  曲:コルラード・コモッリ  歌:サーラ・ファンティーノ、クラウディア・ブラッチ  / 1972年(第14回)

とても素朴なふたつの長靴があったわ
青い革でできてたのよ
とある大きな街のいちばんきれいなお店に
陳列されていたの…

手作りの長靴だったけれど
正しくは誰が作ったのかは分からないわ
ロシアのダンサーのために作られたけれど
その人は買わなかったのよ
生まれつきのダンサーで
踊りを踊るために生まれてきたの
履いた人ならだれでも
踊りを踊らせることができたのよ!

ヘイ!

ラララ、ラララ、さあ踊りましょう、ラララ…
ラララ、ラララ、トララレロラ!ヘイ!
ラララ、ラララ、さあ踊りましょう、ラララ…
ラララ、ラララ、私たちと一緒にちょっぴり踊りましょう!


あるたいへん立派な男の人が
ウィンドウの中に目を留めたのよ
買うことに決めて
うちへ持って帰ったわ

ヘイ!

真面目でとても内気な性格の人だったわ
二本のお髭をくるんと生やしてて
お友達もいなけりゃ、笑うこともなかった
とても悲しげな人だったのよ…

この長靴を履いて
それから表に出かけたのよ
車や人々の間を
静かに歩いたわ
すると突然、男の人の脚が
震えはじめたのよ
そして狂ったように激しいリズムで
踊り始めたのよ!

ヘイ!

ラララ、ラララ、さあ踊りましょう、ラララ…
ラララ、ラララ、トララレロラ!ヘイ!
ラララ、ラララ、さあ踊りましょう、ラララ…
ラララ、ラララ、私たちと一緒にちょっぴり踊りましょう!
【GLI STIVALI BALLERINI つづき】 

ダンスが済むと
拍手喝さいがとどろいたわ
その日から男の人は幸せになって
悲しい気持ちはなくなっちゃったわ!

ヘイ!

踊ろう、踊ろう、私たちと一緒に!ヘイ!
踊ろう、踊ろう、私たちと一緒に!ヘイ!

踊ろう、踊ろう、私たちと一緒に!ヘイ!
踊ろう、踊ろう、私たちと一緒に!ヘイ!!!
【FILASTROCCA DIN DIN DIN】  わらべ歌カチャン・カチャン・カチャン
詞:マリア・レティツィア・アモローゾ  曲:ジョルダーノ・ブルーノ・マルテッリ  歌:マルコ・リナルド、エヴェリン・カヌー  / 1973年(第15回)

カチャ カチャリン カチャン カチャン カチャン カチャン
カチャ カチャリン カチャン カチャン カチャン カチャン

ある日大きなオオカミがドアをノックして
七匹の子ヤギをびっくりさせて
隅っこで待ち始めたんだ
お母さんが市場から帰ってくるところを

カチャン カチャン カチャン…うちが揺れるよ
カチャン カチャン カチャン…七匹の子ヤギも
カチャン カチャン カチャン…七個のカップも
一緒になってカチャカチャ鳴るよ…カチャ カチャ カチャリン…

カチャン カチャン カチャン…うちが揺れるよ
カチャン カチャン カチャン…七匹の子ヤギも
カチャン カチャン カチャン…七個のカップも
一緒になってカチャカチャ鳴るよ…カチャ カチャ カチャリン…


子ヤギたちはメーメー鳴くよ、『オオカミ、行っちまえ!
 ドアさん、頑丈だよね、僕らは開けないぞ…』
でもオオカミは大きくて力持ちで、一息つくと
かんっかんに怒って、吠えながらドアを揺さぶったんだ!

カチャン カチャン カチャン…ドアが揺れるよ
カチャン カチャン カチャン…七匹の子ヤギも
カチャン カチャン カチャン…七台の折り畳みベッドも
一緒になってカチャカチャ鳴るよ…カチャ カチャ カチャリン…

カチャン カチャン カチャン…ドアが揺れるよ
カチャン カチャン カチャン…七匹の子ヤギも
カチャン カチャン カチャン…七台の折り畳みベッドも
一緒になってカチャカチャ鳴るよ…カチャ カチャ カチャリン…


ドアが倒れて、うわあ、怖いオオカミが
お伽話では七匹の子ヤギたちをみんな食べちゃうところだけれど
このお話ではかわりに考えを変えちゃって
七個のチーズを十二個のおいしいナシも付けて食べるんだ…!

カチャン カチャン カチャン…ナシが揺れるよ
カチャン カチャン カチャン…七個のチーズも
カチャン カチャン カチャン…七匹の子ヤギも
一緒になってカチャカチャ鳴るよ…カチャ カチャ カチャリン…

カチャン カチャン カチャン…七匹の子ヤギの
カチャン カチャン カチャン…七個の鈴も
カチャン カチャン カチャン…オオカミと一緒に踊りながら
一緒になってカチャカチャ鳴るよ…カチャ カチャ カチャリン…

カチャン カチャン カチャン…わらべ歌は
カチャン カチャン カチャン…これでおしまい
カチャン カチャン カチャン…これで子供たちみんなの
口からこの歌をいつでも聞くことができるよ…!!!!
【IL FESTIVAL POP】  フェスティバル・ポップ
詞:コルラード・コモッリ  曲:クラウディオ・ヴァッレ  歌:ヴァレンティーナ・カダムーロ  / 1973年(第15回)

フェスティバル・ポップ、ポップ…フェスティバル・ポップ、ポップ!
フェスティバル・ポップ、ポップ…フェスティバル・ポップ!

ヒバリがメロディーラインのビートをさえずってたわ
そしてくちばしを大きく広げてもうひとこと『ビック』と声を出したのよ
そして一… 二… 三… 四…
ほかの四羽のヒバリと一緒にコーラスを作っていたのよ

このフェスティバル・ポップにはだいたい二十五万人もいたかしら
このフェスティバル・ポップにはまさしくいろんな種類のお客たちがいるのが見えたわ…

でもいちばん肝心なのはイヌたちだったわ
ポップみんなの有名でお手本となるようなお客だったのよ


ヤギが熱狂的なリフレインをぼそぼそ呟いてたわ
角を『ディキシーランド』のリズムに乗せてゆすぶりながら
そして一… 二… 三… 四…
ほかの四頭のヤギと一緒にコーラスを作っていたのよ

このフェスティバル・ポップにはだいたい二十五万人もいたかしら
このフェスティバル・ポップにはまさしくいろんな種類のお客たちがいるのが見えたわ…

でもいちばん肝心なのはイヌたちだったわ
ポップみんなの有名でお手本となるようなお客だったのよ


ネコはお髭を上に向けて頑張っていた
しかめっ面をしてそのうえとても怒った顔をしてみせるのよ
そして一… 二… 三… 四…
ほかの四匹のネコと一緒にコーラスを作っていたのよ
 

でもいちばん肝心なのはイヌたちだったわ
ポップみんなの有名でお手本となるようなお客だったのよ

ポップみんなの有名でお手本となるようなお客だったのよ!
フェスティバル・ポップ!
【PANCHO, L'EROE DEL TEXAS】  テキサスの英雄パンチョ
詞:ラウラ・ツァーニン  曲:アドリアーノ・デッラ=ジュスティーナ  歌:エンリーコ・ベッラーティ  / 1973年(第15回)

パンチョはポンチョをまとっていて
頭にはすてきなソンブレロをかぶっていた
パンチョは誰彼にも
自分は英雄だと言っていたけれど、それは本当のことじゃなかったんだ!
思うところがあって
国を離れてきたんだ…
お祭りのときだったのに言ったんだよ、『俺は旅に出るぞ!
テキサスに行くんだ!』って

ところがシエスタをしに行ったんだよ!
うわあ!しっかりしてるな、テキサスの英雄くん!


パンチョは帽子をかぶって
リンゴの木の下で安らかに眠っていた
そのあとでご自前の『テキーラ』を
空を眺めながらちびちびやっていた
そうこうするうちに思いついたんだよ
素晴らしい功績を
ふるさとではみんなが言っている
『あいつはテキサスにいるんだよ!』って

そのかわりにシエスタをしていたんだよ!
うわあ!しっかりしてるな、テキサスの英雄くん!


パンチョはポンチョをまとっていて
そのポンチョの下にはピストルを持っていた
パン屑と銀紙で
いつだって装填してあったんだよ
すてきな馬に乗って
堂々としていた…
国のみんなが叫んでいたよ、『ばんざい
テキサスの英雄だ!』

そのかわりにシエスタをしていたんだよ!
うわあ!しっかりしてるな、テキサスの英雄くん!


すてきな馬に乗って
堂々としていた…
国のみんなが叫んでいたよ、『ばんざい
テキサスの英雄だ!』

そのかわりにシエスタをしていたんだよ!
うわあ!しっかりしてるな、テキサスの英雄くん!
うわあ!しっかりしてるな、テキサスの英雄くん!!!
【PEPITO DE LA PAMPA】  パンパのペピート
詞:ルチアーノ・ステルペッローネ  曲:マリオ・パガーノ  歌:サルヴァトーレ・プラーノ  / 1973年(第15回)

パンパのペピートは
おとなしく眠っているよ
どんな夢を見ているのかは
彼自身だって知らないんだ…
でもあるひとつの声が聞こえてきて
突然ペピートを起こすんだ

『ペピート、寝ているのかい?
 お前の家が燃えているよ
 パンパに建っている家が
 もうすっかり大きな焚火になっているよ…!』

駆けろ、パンパ・パのペピート
駆けろ、賭けろ、駆けろ・けろ
駆けろペピート、パンパ・パの上を
駆け − 駆け − 駆けろ・けろ!

駆けるよペピート、馬の背で・背で
駆けるよ、駆けるよ、駆ける・けるよ
駆けるよペピート、パンパ・パの上を
いつ着くかは誰にも分からない…!


昼も夜も馬に乗って
ペピートはへとへとに疲れてる
とうとうちょっとの間だけ
休みたくなったんだ
でもあの声がまた聞こえてきた
こう言っているんだよ
ペピート、ふざけているのかい?
お前の家が燃えているんだよ!
着くのに間に合わなかったら
何もかも燃えてしまうよ…!

駆けろ、パンパ・パのペピート
駆けろ、賭けろ、駆けろ・けろ
駆けろペピート、パンパ・パの上を
駆け − 駆け − 駆けろ・けろ!

駆けるよペピート、馬の背で・背で
駆けるよ、駆けるよ、駆ける・けるよ
駆けるよペピート、パンパ・パの上を
いつ着くかは誰にも分からない…!
【PEPITO DE LA PAMPA つづき】 

六日間馬で駆け続け
でもその時だしぬけに
手でおでこを
はたと打って言う、『なんてこった!
いま俺は何をしようと考えて
走り続けているんだ?
だいたいパンパの俺の家が
なんで燃えたりするものか
そもそもパンパには
俺の家なんかありゃしないのに…?』

戻るよ、パンパ・パのペピート
そしてこの話を語って聞かせたら
どんな大笑いが起きることかな
パン − パン − パンパ・パに

それからどれだけの時間が過ぎることやら
でもパンパではみんな笑うんだ
そしてギターを弾きつつ歌うのさ
パンパ・パのペピートの物語を

パンパ・パのペピートの物語を…!!
【CONCERTO DELLA CITTA】  街の音楽会
詞:ラウラ・ツァーニン  曲:ジョルダーノ・ブルーノ・マルテッリ  歌:ジュゼッペ・ジョルジオ、ゲルミーナ・アレッシ  / 1974年(第16回)

私のお爺ちゃんは野菜畑を持っているの
住んでる村から街へやって来たのよ…
でもこう言うの、『なんてこったい!鼓膜が破れちまうよ
 このどんちゃん騒ぎは絶えることがないのかね!
 この街の騒音全部をどうやって耐え忍ぶっていうんだい?』

路面電車がたくさん。目が回りそう − ガタン・ゴトン!
オートバイは眠らせてくれないわ − ブルルン・ブルルン!
自動車やバスは夜も昼も走ってる − ブッブー・ブッブー!
大混乱よ…大混乱!

自転車がチリン・チリン・チリンと鳴ってる − チリン・チリン!
鐘はコロン・コロン・カラン・カラン − コロン・カラン!
それから衝突事故よ − ドスン・ガシャン!
警察は − バン・バン!
素晴らしい音楽会ね −
まったく、とんでもないったらありゃしない!


私のおじいちゃんはパイプをふかして
家の中でもくつろいでいられないのよ…
私がお巡りさんごっこをすると、おじいちゃんの鼓膜が破れちゃう
呼子笛は鳴りやむことがないわ…
こっちでも大騒ぎ、あっちでも大騒ぎで、街じゅうが頭をやられちゃいそう…!

路面電車がたくさん。目が回りそう − ガタン・ゴトン!
オートバイは眠らせてくれないわ − ブルルン・ブルルン!
自動車やバスは夜も昼も走ってる − ブッブー・ブッブー!
大混乱よ…大混乱!

自転車がチリン・チリン・チリンと鳴ってる − チリン・チリン!
鐘はコロン・コロン・カラン・カラン − コロン・カラン!
それから衝突事故よ − ドスン・ガシャン!
警察は − バン・バン!
素晴らしい音楽会ね −
まったく、とんでもないったらありゃしない!


この時になって私のおじいちゃんは
朝に旅立つのに荷物をまとめるの…
ひとこと、『わしの野菜畑のほうがずっと素晴らしいわい!』
私にキスをして帰っちゃうのよ…

おじいちゃんが街を後にして出て行っちゃっても
まったく無理はないわよね!

ブッブー・ブッブー…ガタン・ゴトン!
ブッブー・ブッブー…ブルルン・ブルルン!
ブッブー・ブッブー…バン・バン!
ブッブー・ブッブー…ドスン・ガシャン…
【L'ORSO GIOVANNI】  クマのジョヴァンニ
詞:ウンベルト・ナポリターノ  曲:バルベリア  歌:マッシモ・フェルルーガ、アレッシア・フランキーニ、ティツィアーナ・タヴェーリ  / 1974年(第16回)

ベルリンの王様の料理人の作ったケーキは
フルーツとおいしいマラスキーノ酒でできているのよ
でもクマのジョヴァンニはうまい手を心得ていて
料理人のケーキをすっかり平らげちゃったのよ…!

〔ヨーデルで………(オーケストラに合わせて)〕


ベルリンの王様の風呂桶は
水なんか入っていなくて、ワインでなみなみと満たされてるの
でもクマのジョヴァンニはうまい手を心得ていて
風呂桶をすっかり飲み干しちゃったのよ…!

〔ヨーデルで………(オーケストラに合わせて)〕


ベルリンの王様の畑の野菜は
お砂糖とおいしいセモリーノ(※パスタの原料となる硬質のコムぎ)でできてるの
でもクマのジョヴァンニはうまい手を心得ていて
畑の野菜をすっかり舐めつくしちゃったのよ…!

〔ヨーデルで………(オーケストラに合わせて)〕


世界のどこにでもベルリンの王様はいるわ
クマのジョヴァンニもいるわ…クマのジョヴァンニもいるわ…
世界のどこにでもベルリンの王様はいるわ
ちょっぴりずる賢いクマのジョヴァンニもいるわ…!

〔ヨーデルで………(オーケストラに合わせて)〕
【CIVA CIVETTA】  フクロウ・フクちゃん
詞:マリア・ヤヴァローネ  曲:リンダ・マルレッタ、マリオ・パガーノ  歌:エリザベッタ・ガラニャーニ、テレーザ・ツォッティ  / 1975年(第17回)

フクロウ・フクちゃん、せかせかと歌ってるのね
木の枝の間に隠れて送り出したり呼び集めたり
フクロウ・フクちゃん、もうすっかり見えてるわ
でもあなたはひどい子ね、追い払ってやりたいわ…

フクロウ・フクちゃん、意地悪なフクロウさん
あなたがそこにいて歌っていたらみんなは休めないわ…
フクロウ・フクちゃん、夜はお散歩に出るけれど
でも騒ぎすぎだから、一人きりのままでいることになるわ!


フクロウ・フクちゃん、風の中で歌っているのね
私に怖い思いをさせないで、私はここで夢を見ているのよ…
フクロウ・フクちゃん、すっかりお化粧をしてて
あなたは魔女なのね、妖精じゃないのね、私笑っちゃうわ…

フクロウ・フクちゃん、意地悪なフクロウさん
あなたがそこにいて歌っていたらみんなは休めないわ…
フクロウ・フクちゃん、夜はお散歩に出るけれど
でも騒ぎすぎだから、一人きりのままでいることになるわ!


フクロウ・フクちゃん、今度はあなたの声が聞こえないわ
だってひどい天気でたぶん雨も降っているもの…
フクロウ・フクちゃん、表にずっと出てるのね
お家が修繕できたら暖かいところでゆったりしていられるわ…

フクロウ・フクちゃん、窓ガラスをくちばしで叩いているの
棒きれみたいな姿になっちゃってるから、たぶん開けてあげるほうがいいわね…
フクロウ・フクちゃん、急いで雨宿りに入ってらっしゃい
このお部屋の中に入ってらっしゃい、だって震えているもの!

フクロウ・フクちゃん、ひどい姿になっちゃってるわ
お医者さんごっこをしましょう、わたしが治してあげるわ
フクロウ・フクちゃん、胸がどきどき言ってるわね
でもこれまで感じたこともないほど温かくしてあげるわ…


フクロウ・フクちゃん、お洒落なフクロウさん
明日は学校に行くから、ちょっぴり眠らなくちゃいけないわ!
覚えておいてね、明日はお休みの日じゃないのよ
意地悪なフクロウさん、さあ二人とも眠りましょう…

覚えておいてね、明日はお休みの日じゃないのよ
意地悪なフクロウさん、さあ二人とも眠りましょう…!!!
【RIACCATTATTA】  リャッカッタッタ
詞:アデーリョ・コッリャーティ  曲:クラウディオ・カヴァッラーロ  歌:アンナリーザ・トラヴェッリ、パオラ・デッレ=フェミーネ  / 1975年(第17回)

リャッカッタッタ − リャッカッタッタ
オンドリが卵を産まないのはどうしてなのかな?
リャッカッタッタ − リャッカッタッタ
お母さんネコが温めてるのよ、私はちょっとあっちへ行ってるわね

リャッカッタッタ − リャッカッタッタ
この灰色というよりも黒い野良犬を
ゆっくりリャッカッタッタと呼びましょう
見ている間にあなたについて来るわ!

世界の子供たちは
一緒になって楽しいジロトンドを踊っているわ
白い顔も栗色の顔も
ボールが一つあれば足りるのよ、だから…

世界の子供たちは
遊んでいるとみんな笑顔になるわ
肌の色なんて
お星さまにはありやしないけど
それでもきれいでしょ、だから…

リャッカッタッタ − リャッカッタッタ
チリ、ブラジル、それに北のカナダも
リャッカッタッタ − リャッカッタッタ
世界は一つの輪になっていて、私を回らせるの…

リャッカッタッタ − リャッカッタッタ
ジブラルタルが宣戦布告しても
私たちがリャッカッタッタと歌えば
平和が訪れるわ!

世界の子供たちは
一緒になって楽しいジロトンドを踊っているわ
白い顔も栗色の顔も
ボールが一つあれば足りるのよ、だから…

世界の子供たちは
遊んでいるとみんな笑顔になるわ
肌の色なんて
お星さまにはありやしないけど
それでもきれいでしょ、だから…
【RIACCATTATTA つづき】  

世界の子供たちは
一緒になって楽しいジロトンドを踊っているわ
白い顔も栗色の顔も
ボールが一つあれば足りるのよ、だから…

世界の子供たちは
遊んでいるとみんな笑顔になるわ
肌の色なんて
お星さまにはありやしないけど
それでもきれいでしょ、だから…

リャッカッタッタ − リャッカッタッタ
復活祭もクリスマスももっと素晴らしくなるわ
リャッカッタッタ − リャッカッタッタ
もしかすると鍵はここにあるのかもしれないわ…

リャッカッタッタ − リャッカッタッタ
どこで始まって、どこで終わるか
私たちのこのリャッカッタッタのことは
私たちのうちの誰も知らないのよ…!

私たちのこのリャッカッタッタのことは
リャッカッタッタッタッタ…!!!
【BIG JIM】  ビッグ・ジム
原詞(英語):ジョン・ミークス 伊語詞:ヴェツィオ・メレガーリ  曲:コリン・ラドクリフ、エドマンド・ジョゼフ・クロッティ  歌:パトリック・ロバートソン  / 1976年(第18回)

チェック模様のスカートに竹の釣竿を持って
スコットランドの漁師は海に沿ってあっちこっちと行き来するんだ
釣りのコンクールがひと月たったら始まるんだ
いちばん素晴らしい魚を獲った者が三スターリング(※イギリスの旧貨幣単位)を勝ち取るんだ…!

ジョック・トムはとても元気が良くてとても素晴らしいミミズを買って
トルテリーニ(※小麦粉生地の皮に具材を包んで茹でたイタリアの料理)とレバーで育て始めたんだ…
すると一匹がまるで大きなモルタデッラ(中にさいの目状の豚脂を散らした太いソーセージ)のように肥え太って
ジョックのお気に入りになったんだ…そこでビッグ・ジムと名前を付けたんだよ

すてきだよ、ビッグ・ジム
そうともすてきだよ、ビッグ・ジム
絵に描いたよりもずっといいよ
ただのジムよりも太ってて…
栄養満点で丸々と太ってて
たっぷりしててぽっちゃりしてて豚さんみたい…
ソーセージをおあがりよ!
もっと太っちょになれるよ!
ウィスキーも飲みなよ!
すてきだよ、ビッグ・ジム
そうともすてきだよ、ビッグ・ジム
きみを針に付けるなんてひどい話だよ
僕のかわいいビッグ・ジム…!


そしてコンクールの日がいよいよやって来たとき
ビッグ・ジムは水に放り込まれて一仕事し始めた…
何時間も過ぎて…ジョックは我慢できなくなってきた…
するとそのとき、いきなり糸がぐいと引っ張られたんだよ!

取っ組み合いは激しいものだったけど、でもビッグ・ジムは勝利したんだ…
そして引くと…引くと…引くと…水から上がって来たのは大きなクジラだったんだ!
コンクールの審査員は唖然として言った、『だめだめ!
クジラは魚じゃないよ…ビッグ・ジムは出場失格!』
【BIG JIM つづき】 

#ビッグ・ジムはミミズだった
#素晴らしい、大きなミミズだった
#素晴らしくて、大きくて、美しい
#血のように真っ赤なミミズだったんだ!
#大きくて太ってて、まるで絵に描いたみたい
#ウナギとボア・コンストリクター(※中南米産の大蛇)を掛けあわせて生まれたんだ…!

#ウィスキーをやって育てたら
#陽気になって跳ねまわったよ
#パイもあげたし、ビールも一、二パイント(※液体の体積の単位、イギリスでは0.57リットル)あげたよ…
#ビッグ・ジムはミミズだった
#素晴らしい、大きなミミズだった
#素晴らしくて、大きくて、美しい
#血のように真っ赤なミミズだったんだ…!
(※以上、#の行は英語原詞。以下も同様)


すてきだよ、ビッグ・ジム
そうともすてきだよ、ビッグ・ジム
絵に描いたよりもずっといいよ
ただのジムよりも太ってて…
栄養満点で丸々と太ってて
たっぷりしててぽっちゃりしてて豚さんみたい…

#ウィスキーをやって育てたら
#陽気になって跳ねまわったよ
#パイもあげたし、ビールも一、二パイントあげたよ…
#ビッグ・ジムはミミズだった
#素晴らしい、大きなミミズだった
#素晴らしくて、大きくて、美しい
#血のように真っ赤なミミズだったんだ!

すてきだよ、ビッグ・ジム
そうともすてきだよ、ビッグ・ジム
きみを針に付けるなんてひどい話だよ
僕のかわいいビッグ・ジム…!!!!
【GUGLIELMO IL CASTORO】  ビーバーのグッリェルモ
原詞(オランダ語):レーンデルト・ファルケニエル  伊語詞:ウンベルト・ナポリターノ  曲:ルドルフ・ボス  歌:ナインケ・デョケ・ヒルケマ  / 1976年(第18回)

ビーバーのグッリェルモがいないとき
キツネが泥棒してあたりを笑い者にしているわ
でも口笛ひとつ吹けばグッリェルモがたちまち現れて
キツネを追い払ってくれるわ…!

世の中にはずるい人がたくさんいるものよ
通りにも、森の中にも
でも幸いグッリェルモがいて
ひとりでてきぱき片付けてくれるわ!

どうしてかは誰も知らない…
私にだってやっぱり分からない…
ひとりじゃそんな事片付けられないもの…!


ビーバーのグッリェルモがいないとき
オオヤマネコがうなって周りを引っ掻き回しているわ
でも口笛ひとつ吹けばグッリェルモがたちまち現れて
オオヤマネコを追い払ってくれるわ…!

世の中には出しゃばりな人がたくさんいるものよ
通りにも、森の中にも
でも幸いグッリェルモがいて
ひとりでてきぱき片付けてくれるわ!

どうしてかは誰も知らない…
私にだってやっぱり分からない…
ひとりじゃそんな事片付けられないもの…!

#(※ここにオランダ語の歌詞が入りますが、訳者がオランダ語を解しないため割愛します)


ビーバーのグッリェルモがいないとき
カラスがカアカア言って辺りを突っつきまわるわ
でも口笛ひとつ吹けばグッリェルモがたちまち現れて
カラスを追い払ってくれるわ…!

世の中には図々しい人がたくさんいるものよ
通りにも、森の中にも
でも幸いグッリェルモがいて
ひとりでてきぱき片付けてくれるわ!

どうしてかは誰も知らない…
私にだってやっぱり分からない…
ひとりじゃそんな事片付けられないもの…!

#(※ここにオランダ語の歌詞が入りますが、訳者がオランダ語を解しないため割愛します)

出しゃばりさんとずるい人が威張っているなんて
悲しい社会よね…
でも口笛ひとつ吹けばグッリェルモがたちまち現れて
そういう人たちを追い払ってくれるのよ…!!!
【IL CORSARO NERO NERO】  真っ黒けの海賊
詞:サンドロ・トゥミネッリ  曲:サンドロ・トゥミネッリ  歌:ガブリエーレ・シルヴェストリ  / 1976年(第19回)

『真っ黒くろけの帆船があったんだ
 乗っていたのは真っ黒けの海賊、まるで炭のよう・のよう!』

真っ黒けの海賊がいた
猛々しい黒い目をしていた
真っ黒けの髭を生やしてて
考えてることだって腹黒くってまるで炭のようだったんだ・んだ!

真っ黒けの歯をしていて
甘草を噛んでいた
爪も汚れて黒くって
あまりに面倒くさくて石鹸で洗うなんてとんでもなかった・かった!

真っ黒けのネコを飼っていて
名前は『ミスター・ミステロ(※「神秘」の意味)』といった
旗も真っ黒けで
嵐の中でもいっそう黒かったんだ!

タールよりも黒くって
飢えよりも黒かった(※イタリア語「nero」には「悲惨な」の意味合いもある)…
眉毛をひそめて、険しい目つきで
炭のように黒くってカラスに似ていたんだ・んだ!

立派な若者だった
立派な若者だった
立派な若者だった…
でも炭のように黒かったんだ・んだ!


真っ黒けの肩の上には
ちょっと考えてみて、誰がいたと思う?
ジャッカルよりも黒い目をした
炭のように黒いオウムがいたんだ・んだ!

晩ごろになるとサイコロ遊びをして
黒くなっていった、さらにいっそう黒くなっていったんだ…
ドブロン金貨(※16-17世紀のスペインで鋳造された金貨、イタリアでも広く流通した)の一枚も残ってなかったので
ボタンで遊ぶよりほかなかったんだ!

今度はいかさまして挑戦したよ
タカのような眼をして
でも本当は
炭のように黒い、黒い目をしていたんだ・んだ!

立派な若者だった
立派な若者だった
立派な若者だった…
でも炭のように黒かったんだ・んだ!
【IL FIORE DI CITTA】  街に咲いた花
詞:フランコ・スパダヴェッキャ  曲:セルジオ・キェーザ  歌:ファビオ・バルビェーリ  / 1976年(第19回)

僕は黄色い花を見たんだ
道路に咲いていたんだよ
歩道の真ん中の
ひび割れの中に

通りがかったイヌが一匹
興味深そうに匂いを嗅いでいた
このよく分からんものは
何なんだろうと不思議がりながら…

街に咲いた花
コンクリートから生まれてきたんだよ
野原なんて見たことがないんだ!
街に咲いた花
たぶん知らなかったか
それか間違えてきちゃったんだよ…!


ある日清掃のおじさんが
歩道を掃除しながら
この花を引っこ抜いて
ぶつぶつ言い始めたんだ

『何があるのかちょっと見てみるものだな!
 こんなところに花が咲いてるなんて…
 ほかの花のように
 野原に咲くべきだったのにな…』

街に咲いた花
コンクリートから生まれてきたんだよ
野原なんて見たことがないんだ!
街に咲いた花
たぶん知らなかったか
それか間違えてきちゃったんだよ…!


最初は野原だったんだ
それからいろいろ建てられて…
それから街は
コンクリートの化け物になったんだ…

緑をみんな食べちゃって
青い空を汚して
こんなことをずっと続けていくんだろうな
もし僕たちが止めさせなければ…!

街に咲いた花
コンクリートから生まれてきたんだよ
野原なんて見たことがないんだ!
街に咲いた花
たぶん知らなかったか
それか間違えてきちゃったんだよ…!
【SONO UNA TALPA E VIVO IN UN BUCO】  僕はモグラで、穴に住んでいる
原詞(英語):スティーヴン・アンドレ  伊語詞:ステファーノ・スカンドラーラ  曲:ウォルフ、アンジェロ・スター  歌:デレク・デ=ペトラ  / 1976年(第19回)

オオカミでもないし、ネコでもカッコウでもない
リャマでもなければツルでもない
ハヤブサでも、ウサギでも、毛虫でもない…

『僕はモグラで、穴に住んでいるんだ!』

バーバリザルでもないし、ハゲコウでもない
牡ヒツジでも、クジラでも、コブウシでもない
いたずらっ子の子グマでも、ロバでもない…

『僕はモグラで、穴に住んでいるんだ…!』

ヤック・ヤック − クワック・クワック − 僕は幸せさ!
焼かれても煮られても終わらないよ…
ヤック・ヤック − クワック・クワック − 僕は入っているのさ
独りっきりで穴の中に!

あっちこっちにノミがついていたり
どこへでもバスで行ったりするイヌじゃないんだ
シマフクロウの友達のメンフクロウでもないんだよ…

『僕はモグラで、穴に住んでいるんだ…!』

#『僕は牡ヒツジでもハマグリでも子ヒツジでもない
# 僕はヘビでもメルルーサでもアヒルでもない
# 僕はノミでもちっちゃなチンパンジーでもな…い…
# 僕はモグラで、穴に住んでいるんだ!』
(※以上、#の行は英語原詞)


ヤック・ヤック − クワック・クワック − 僕は幸せさ!
焼かれても煮られても終わらないよ…
ヤック・ヤック − クワック・クワック − 僕は入っているのさ
独りっきりで穴の中に!

ライオンでもないし、バイソンでもガゼルでもない
恐ろしいけど美しいマングースでもない…
芋虫まで食べてしまうアリクイでもない…

『僕はモグラで、穴に住んでいるんだ!』

『僕はモグラで、穴から出てこないんだ…!!!』
【CAVALLINO PERUVIANO】  ペルーの子馬
原詞(スペイン語):イサベル・グランダ=イ=ラルコ  伊語詞:アルベルト・テスタ  曲:イサベル・グランダ=イ=ラルコ  歌:ミレーナ・パラシオス  / 1977年(第20回)

小道を馬に乗って
ホセ・アントニオがやって来るところ
世界を巡って探しているのよ
いちばん黄色いチューリップを…
こんなに優雅な人には
行く道では出逢わないと思うわ
細い麦わらの帽子に
亜麻の白いポンチョを羽織って…

朝のようにすがすがしくて
心には考えを秘めて
忠実な子馬は
陽気に小走りで駆けるわ…
六月の澄み切った空気が
ホセの顔をそっと撫でるわ
歌を歌いながら
チューリップ目指して駆けていくわ…

ウマに乗ってホセ・アントニオが行くわ
優雅に巧みに
赤い絹の手綱を手にして
軽やかに行くわ
ときどきちょっとずつ前へ進めば
それでホセは満足なのよ
ペルーの子馬と
足取りを交代すれば


#小道をやって来たのは
#馬に乗ったホセ・アントニオ
#『谷間』からやって来たのよ
#アマンカエス(※ペルー原産のヒガンバナ科の花、スイセンに似た黄色い花を咲かせる)の花を見に…
(※以上、#の行はスペイン語原詞。以下も同様)

子馬は軽々と行くわ
川の土手に沿って
だってこの優しい大地は
まるで羽根の野原のようだもの…

絹に光が照り映えてるわ
たてがみも光り輝いてるわ
四つのひづめは明るく
陽気に歌を歌っているわ…
手綱が解き放たれて走る、走る

乗り手とすっかりひとつになって
まるで羽の生えた馬のように
チューリップを目指して飛んでいくわ…
【CAVALLINO PERUVIANO つづき】

#このかっこいい男の人は私の『乗り手』で
#優雅で上品なのよ
#白と赤の
#細い絹の手綱を手にしてるわ
#絹のリボンだけで
#はみ(※馬の口に噛ませる馬具)を優しく操って
#おどけて身をかわすのよ
#『ベルベル人』のクリオーロ(※アメリカ大陸生まれの旧大陸系の人)から…

ホセ・アントニオ、ホセ・アントニオ
どうしてここにとどまらないの?
あなたが探しているものが
そこいらじゅうにあるのが見えるでしょう…
あなたのすてきな馬に乗って
世界中を歩かなくたっていいのよ
ご覧のとおり、たくさんの花が
咲きほころんでるのよ、私たちからさえも!

これがチューリップでなくても
バラでもスミレでも
ジャスミンでもライラックであっても
ここに私たちと一緒にいなさいよ
あなたの子馬と一緒に…!!!
【DAI, DAI BALLA IL SYRTAKI】  さあ、さあ、シルタキを踊ろう
原詞(ギリシア語):ギオルゴス・ザンベタス  伊語詞:フランコ・スパダヴェッキャ  曲:ギオルゴス・ザンベタス  歌:ヤンニス・キリアシス  / 1977年(第20回)
(※シルタキはギリシアのダンスの一つ。ギリシアの伝統的なダンスを元にして生み出されたもので、速いステップと遅いステップが交互に出現します)


ラ ラ − ラ ラ ラ ラ ラ ラ
ラ ラ − ラ ラ ラ ラ ラ ラ
ラ ラ − ラ ラ ラ − ラ ラ ラ ラ
ラ ラ ラ…

さあ、さあ、シルタキを踊ろう
奇人変人のダンスじゃないんだよ
君も踊れば幸せな気持ちに
なれるよ…

今晩シルタキを
きみと一緒に踊れたらいいな…!
今晩『ブズーキ(※現代のギリシア音楽で用いられる、マンドリンに似た形の弦楽器)』を
君に弾いてあげられたらいいな…!

それから疲れたら
きみに付いてうちまで送ってあげるよ
そうともさ、でも僕ら歩いていくんじゃないんだよ
タクシーで乗せてってあげるのさ!


さあ、さあ、シルタキを踊ろう
奇人変人のダンスじゃないんだよ
君も踊れば幸せな気持ちに
なれるよ…

#(※ここにギリシア語原詞が入りますが、訳者がギリシア語を解しないため割愛します)


僕の肩にきみの手を載せて
僕と一緒になって一歩前へ進むんだ…


これがシルタキさ
もし君が望むなら
僕たちと一緒に踊れるんだよ…
この踊りは
君が踊れば
僕らと一緒に幸せになれる踊りなんだよ…!!!
【HAGI FIRUZ】  ハッジ・フィルーズ
原詞(ペルシア語):マスード・マハムーディ  伊語詞:ヴィットーリオ・セッサ=ヴィターリ  曲:ミハイリヤン  歌:ファリダ・ジャラリ、ナヴィド・アナヤティ  / 1977年(第20回)
(※ハッジ・フィルーズは、ノウルーズ〔ペルシア歴の正月、太陽暦の春分に重なる〕を告げる役割のキャラクター。
  顔を黒く塗り、赤い服を着ていて、ノウルーズが始まると街に出てきて歌ったり踊ったりして、この先一年の福を呼ぶとされています。)

ハッジ・フィルーズがもうやって来たわ
素晴らしい喜びをもたらしてくれるのよ
ハッジ・フィルーズがもうやって来たから
春が訪れるのよ
フィルーズおじさんは私たちと一緒にいるのよ
ひとりぽつんとしていたりなんかしないで
フィルーズおじさんと一緒にお祝いしましょう!

見て、よく見て、どんなだか
黒い顔をしてるのよ、だって
フィルーズおじさんはそこにあった闇と氷をみんな
その後ろに隠しやってしまったからよ
だけど赤い服を着ていて
あなたの気に入るわ、きっと
真っ白な裾が付いているから
王様のマントを思い出させてくれるわ…
頭に載せているとんがり帽子は
あなただってかぶってみたいなと思うでしょ
タンバリンを − トン・タン!
鐘も一緒に − コロン・カラン!


ハッジ・フィルーズがもうやって来たわ
素晴らしい喜びをもたらしてくれるのよ
ハッジ・フィルーズがもうやって来たから
春が訪れるのよ
フィルーズおじさんは私たちと一緒にいるのよ
ひとりぽつんとしていたりなんかしないで
フィルーズおじさんと一緒にお祝いしましょう!

フィルーズおじさんは踊って
あなたに新しい知らせをもたらしてくれるのよ
冬がここから遠くへ行ってしまったのなら
今はもう、ちっとも寒くないのだと…!
窓を開けましょう、だって
暖かいお日様が照ってるのだから
そしてもし上をよく見あげれば
ひときわ青い空が目に映るわ…
ツバメたちがもうやって来たわ
千羽以上もいて、数えきれない…
庭には花が咲きほころんでるわ
千以上もの色があるのよ
【HAGI FIRUZ つづき】 

#(※ここにペルシア語原詞が入りますが、訳者がペルシア語を解さないため割愛します)


ハッジ・フィルーズがもうやって来たわ
素晴らしい喜びをもたらしてくれるのよ
ハッジ・フィルーズがもうやって来たから
春が訪れるのよ
フィルーズおじさんは私たちと一緒にいるのよ
ひとりぽつんとしていたりなんかしないで
フィルーズおじさんと一緒にお祝いしましょう!
フィルーズおじさんと一緒にお祝いしましょう!
フィルーズおじさんと一緒に!フィルーズおじさんと一緒に!フィルーズおじさんと一緒に!
ハッジ・フィルーズ!!!
【NEL DUEMILA】  西暦二千年になったら
詞:フェルディナンド・パチェッラ  曲:トニー・マルトゥッチ、エロース・ショリッリ  歌:アルリーゴ・ファッティボーニ  / 1977年(第20回)

西暦二千年になったら僕たちはどうなってるのか考えもつかないよ
どんな服を着てお出かけするのかな…
ほんのちょっぴりだけ想像してみようよ
どんなものを食べ始めているのかなと

火星人のお客を
お昼ごはんに招待しよう
食卓に就くときには
手を洗おう
ご馳走のお皿の上に
載ってやって来るのは
丸くて色とりどりの
丸薬だけなんだ

黄色い丸薬は
おいしいスープだよ…!
オレンジ色の丸薬は
メロンを添えた生ハムさ…!
ピスタチオ色の丸薬は
子ヒツジ肉を添えたジャガイモだよ…!
栗色の丸薬は
ラズベリーアイスなんだ…!

もう誰も料理したりテーブルを整えたり
し始めなくって済むんだよ!


パンもジャガイモも
お米もチーズも
お皿もナイフやフォークも
もう無くたっていいんだ…

ただにこにこするのに
歯を使っていればいいんだよ
ご飯が進まない子なんて
もういなくなっちゃうよ…!

西暦二千年になったら僕たちはどんなものを食べているのかな…
それが分かったらきっと驚くよ…!
西暦二千年になったら僕たちはどんなものを食べているのかな…
それが分かったらきっと驚くよ…!!!
それが分かったらきっと驚くよ…!!!
【≪IL PIU≫ DEI CANGURI】  カンガルーたちのうちで『いちばん』
原詞(英語):アニー・レントゥール  伊語詞:フランコ・スパダヴェッキャ  曲:ジョルジェット・ピーターソン  歌:ジル・キニーリー  / 1978年(第21回)

バンぺティ・ジャンペティが静かに行くわ
年取ったカンガルーで今じゃもう長くはないのよ
クリの木の下へ休みに行くわ
昔の栄光を夢見るのが好きなのよ…

バンぺティ・ジャンペティが静かに行くわ
こっちから跳んで − あっちから跳ねて…
若い頃はそりゃ力が強かったのよ
カンガルーたちみんなのうちで『いちばん』だったのよ!


幸せに眠りながら笑っているわ、だって
彼がボクシングにかけては王様だったことを夢に見ているのだもの
恐ろしい犬にある日出会った時は
びんたを食らわせたらイヌは逃げて行ったのよ…

バンぺティ・ジャンペティが静かに行くわ
こっちから跳んで − あっちから跳ねて…
若い頃はそりゃ力が強かったのよ
カンガルーたちみんなのうちで『いちばん』だったのよ!


幸せに眠りながら笑っているわ、だって
彼が狩りにかけては王様だったことを夢に見ているのだもの
七羽のウサギにある日出会った時は…
しっぽを一発食らわせて全部打ち倒したのよ!

バンぺティ・ジャンペティが静かに行くわ
こっちから跳んで − あっちから跳ねて…
若い頃はそりゃ力が強かったのよ
カンガルーたちみんなのうちで『いちばん』だったのよ!


#若い頃は活気にあふれてたのよ、この年取ったカンガルーは
#知っていることはすべて経験から学んだのよ
#ウサギ狩りの狩人の群れと取っ組み合うこともできたのよ、一人ずつみんな
#小さい頃に狩人によく狩られていたから…

#バンぺティ・ジャンペティ、ぴょんと一足進む
#ぴょんと一足進む − ぴょんと一足進む
#表でお日様を浴びながら片目を開けて眠るのよ…
#バンペティ・ジャンペティ、ぴょん!
(※以上、#の行は英語原詞)
【≪IL PIU≫ DEI CANGURI つづき】 

そこへ森の中からキツネが三匹現れたのよ
ジャンペティをちょっとばかり驚かそうと思って…
こう言ったわ、『年寄りだもの、見てな、逃げ出すぜ…
走って世界一周させてやるさ!』

でもバンペティ・ジャンペティは − ぴょん!と跳び上がったわ
若い頃のパンチを取り戻すと
キツネたちに拳をいっぱいに食らわすの、そして、あらあら…
三匹揃って『K.O.』よ!

バンぺティ・ジャンペティが静かに行くわ
こっちから跳んで − あっちから跳ねて…
若い頃はそりゃ力が強かったのよ
カンガルーたちみんなのうちで『いちばん』だったのよ!
【CALCIO CALCIO】  サッカーだ、サッカーだ
詞:ジョルジオ・カラブレーゼ  曲:アウグスト・マルテッリ、ジョルダーノ・ブルーノ・マルテッリ  歌:ダニエーレ・ビャンキ  / 1978年(第21回)

なん百万人、さらになん百万人もの人たちのためにとって
十月から夏まではひたすら辛い時期なのさ
成績とペナルティのついた通信簿
それに落第か進級かも…

まるで僕が学校のことをしゃべっているみたいに聞こえるけれど
でもじつは違うのさ
歌にして君たちに
今から覚えてもらいたいある事なんだよ…

サッカーだ、サッカーだ!
ユヴェントス・トリノ(※トリノに本拠地を置くセリエAのチーム)
サッカーだ!
ミランにインテル(※ミランはACミラン、インテルはインテル・ミラノ。ともにミラノに本拠地を構えるセリエAのチーム)
サッカーだ!
ラツィオにローマ(※いずれもローマに本拠地を置くセリエAのチーム)
サッカーだ!

サッカーだ、サッカーだ!
ダービーマッチにノン・ダービー(※ダービー・マッチは同一区域に本拠地を置くサッカーチーム同士の対抗戦)
サッカーだ!
試合にカード
サッカーだ!
前半に後半
サッカーだ!

これでもセリエAだけにとどめてるんだよ…!


不当ないちゃもんを知ってたとしても
大人たちはほとんど遊ぶものがない…
だから、せめてもの慰めに
ボールゲームで我慢しているんだ…!

だだっ広いグラウンドの上で
僕のようにプレイしているよ
短パンを履いた二十二人
もう一人黒い服を着た人(※試合監督をさす)がいて二十三人…

サッカーだ、サッカーだ!
ユヴェントス・トリノ
サッカーだ!
ミランにインテル
サッカーだ!
ラツィオにローマ
サッカーだ!

サッカーだ、サッカーだ!
ランキングにポイント
サッカーだ!
スクデット(※セリエAに優勝したチームがユニフォームに付ける小さな盾形のワッペン)に勝利
サッカーだ!
下のリーグへ格下げ
サッカーだ!

文化面にもまたがる新聞記事さ…
【CALCIO CALCIO つづき】 

ラブロニーチ(※トスカーナ州リヴォルノに住む人、ここではサッカーチーム・ASリヴォルノ・カルチョのサポーター)なのはリヴォルノの人で
インペリア(※リグーリア州にある都市)の人はマトゥツィアーニ(※リグーリア州サンレモに住む人、ここではサンレモのサッカーチームのサポーター)で
ボローニャの人はフェルジーネイ(※ボローニャに住む人、ここではボローニャのサッカーチームのサポーター)で
いっぽうヴェローナの人はスカリジェーリ(※ヴェローナに住む人、ここではヴェローナのサッカーチームのサポーター)なんだ…

それからオロービチ(※ロンバルディア州レッコに住む人、ここではレッコのサッカーチームのサポーター)と呼ばれているのは
ベルガモ(※ロンバルディア州の都市)の人たちみんなだよ
サッカーというものが無かったら
全く知りようがなかっただろうね…

サッカーだ、サッカーだ!
ユヴェントス・トリノ
サッカーだ!
ミランにインテル
サッカーだ!
ラツィオにローマ
サッカーだ!

サッカーだ、サッカーだ!
ゴールキーパーにフルバック
サッカーだ!
点数にハーフバック
サッカーだ!
ほかにもベンチ入りした選手がいるよ
サッカーだ!

サッカーだ、サッカーだ!
ユヴェントス・トリノ
サッカーだ!
ミランにインテル
サッカーだ!
ラツィオにローマ
サッカーだ!

サッカーだ、サッカーだ!
ゴールキーパーにフルバック
サッカーだ!
点数にハーフバック
サッカーだ!
ほかにもベンチ入りした選手がいるよ
サッカーだ!

サッカーだ!サッカーだ!
【LA PIU' BELLA NONNA CE L'HO IO】  いちばん素敵なおばあちゃんが僕にはいるよ
原詞(ヒンディ語):シャキール・バダユニ  伊語詞:ルチアーノ・ステルペッローネ  曲:ラーヴィ  歌:カイシク・ジャヤカル  / 1978年(第21回)

その腕の中で僕を抱きしめてよ、おばあちゃん
キスを一つしてくれさえしたらおとなしくするよ、おばあちゃん…
僕にはしかめっ面を向けたままだけど、でも僕にはただそんなふりをしてるだけだってわかるよ
おばあちゃんの目がにこにこしているもの…
おばあちゃんの目がにこにこしているもの…
嘘をつくなんてちっとも立派なことじゃないよ!
おばあちゃんの手が僕の手にそっと触れるよ…


ドラゴンの物語を僕に聞かせてくれるよね
でも今夜はこれからその夢を見るのかな…
おばあちゃんは僕と一緒にジロトンドをして遊びたいとも思ってるよね
それで僕がちょっとずつ大きくなっていくところなのは見てないんだね
明日になったら僕はひとつ年を取るんだよ…
明日になったら僕はひとつ年を取るんだよ…

おばあちゃんだって若いんだよ、こんなに元気はつらつとしてさ
いちばん素敵なおばあちゃんが僕にはいるんだよ!


#(※ここにヒンディ語原詞が入りますが、訳者がヒンディ語を解さないため割愛します)


何かをおばあちゃんに頼めばいつだって僕は満足なんだよ
でもときどき大袈裟に言いすぎてちょっぴり不安になるんだ…
ねえ、怒ったりしないでよ、僕を恨んだりするものじゃないよ!
冷たい水を一杯飲んで、僕を胸にぎゅっと抱きしめてよ
ほら、もうおばあちゃんははしゃいでいるよ
おばあちゃんの目がにこにこしているもの…

おばあちゃんだって若いんだよ、こんなに元気はつらつとしてさ
いちばん素敵なおばあちゃんが僕にはいるんだよ!
いちばん素敵なおばあちゃんが僕にはいるんだよ!
【UFFA GLI UFO】  あーあ、UFOだ
詞:マウリツィオ・ダッダ  曲:トニー・マルトゥッチ、ニコラ・アプリーレ  歌:クリスティーナ・ラドリッツァーニ  / 1978年(第21回)

あーあ、UFOだ − あーあ、UFOだ − あーあ、UFOだ…
飽き飽きしたよ − 飽き飽きしたよ − もううんざりだよ…
あーあ、あーあ − あーあ、あーあ −
あーあ、あーあ − あーあ、あーあ、UFOだよ…!

お空に飛んでやって来たお客がいるのが見えたのよ
野原に下りて着陸するのが見えたのよ
こんなことを言ってる人がいたわ、『やつにちょっとばかり話しかけてみたんだ…
それにタンスの中にはやつの写真だってしまってあるんだぜ…!』

こっちにも見たっていう人がいるし、あっちにも見たっていう人がいるわ
でもそのUFOはいったいどこにいるのかしら?

あーあ、UFOだ − あーあ、UFOだ − あーあ、UFOだ…
昼も夜も、あっちやこっちでくるくる回ってるわ
朝になると見えなくなるけど、そのわけは私にはたぶん分かるわ
UFOたちも私のように学校へ行くのよ…

あーあ、UFOだ − あーあ、UFOだ − あーあ、UFOだ…
どうやったらあちこちに出現できるのかしら?
どこに、どうやって、何基くらい出るのか、誰に分かるっていうの?
たぶんある日世界中がその事を知るようになるわ!


パパは私のことをまるっきり頭がおかしいというのよ
『そんな作り話に耳を貸しちゃだめだ、現実を見なさい!』
ママはその反対に、前に見たことがあるって言うのよ
でももしどこで見たのかって言おうとしても、分からないのよ…

こっちにも見たっていう人がいるし、あっちにも見たっていう人がいるわ
でもそのUFOはいったいどこにいるのかしら?

あーあ、UFOだ − あーあ、UFOだ − あーあ、UFOだ…
私、ここから動かないことに決めたわ
少なくとも一基は来るのを待つのよ、面と向かってお話ししたいから
そしてこっちに下りてきてちょっとそのままいてもらえるよう説得するのよ

あーあ、UFOだ − あーあ、UFOだ − あーあ、UFOだ…
UFOのお話を知ろうと努力してみるわ
されでもしお友達になったら何が起きるか見てのお楽しみね
私を乗せて一緒にちょっとお散歩に飛んで行ってくれるのよ…


あーあ、UFOだ − あーあ、UFOだ − あーあ、UFOだ…
UFOのお話を知ろうと努力してみるわ
されでもしお友達になったら何が起きるか見てのお楽しみね
私を乗せて一緒にちょっとお散歩に飛んで行ってくれるのよ…!
あーあ、あーあ − あーあ、あーあ
あーあ、あーあ − あーあ、あーあ、UFOだよ…
あーあ!!!
【CHE ROBA, QUEL ROBOT!】  こいつはなんてロボットだ!
詞:トニー・マルトゥッチ  曲:マリオ・コッポラ、ニコラ・アプリーレ  歌:ピェルーゴ・パッサファール  / 1979年(第22回)

ダイナミックで、自動で動いて、
スポーツ万能で、曲芸ができて
魅力的で、熱狂的で、
気立ての良いロボット!

ブリキの箱を二つ、古いスリッパを二つ
お鍋の底を一枚
ばね一本、自転車のベルひとつ、
傘の柄が一本

チョッキの中には電池が四本
何なのか当ててごらん
僕を楽しませてくれるロボットだよ
僕の好きな時にすぐさま助けてくれるんだ…

まったくこいつはなんてロボットだ!
何をしでかすか僕にもわからないよ
電話でシャワーを浴びるし
マイクで髭を剃るんだよ…

まったくこいつはなんてロボットだ!
タンスの上で寝るんだよ…
でも記憶力はどうなってるの?
これが混乱してるんだよ、もちろんロボットのことさ!


今朝、遠隔メッセージで
チーズを少々頼んだんだ
持ってきたのはコンクリートで固めたねじが二本と
レモンを五、六個だったんだ…

どうなるかまるっきり僕にはわからないけれど
でもなんだかうまく行っていない事がある
もしかすると要らないバッテリーが付いているのか
それとももしかすると…分かるわけないよね?

まったくこいつはなんてロボットだ!
気立ては良いけど、でも…
ラジエーターを切ったら
マッチで温め直すんだ…

まったくこいつはなんてロボットだ!
『いいえ』と言うのに『はい』と言うんだ…
自分の脳味噌を使わないんだよ
これじゃあオウムだよ、もちろんロボットのことさ!


まったくこいつはなんてロボットだ!
『いいえ』と言うのに『はい』と言うんだ…
自分の脳味噌を使わないんだよ
これじゃあオウムだよ、もちろんロボットのことさ!

自分の脳味噌を使わないんだよ
これじゃあオウムだよ、もちろんロボットのことさ…!!!
【LA MAMMA SA, LA MAMMA E...】  ママは知ってる、ママは…
原詞(ティグリニャ語?):伝統曲  伊語詞:ジョルジオ・カラブレーゼ  曲:伝統曲、編曲はジョルダーノ・ブルーノ・マルテッリ  歌:ルース・ジャッス、ゼハイ・ジャッス  / 1979年(第22回)

ママは知ってる
ママは
こんなことを話す声なんだ
『ライオンのように
 もっと強く
 青空のように自由に育ってね
 風のように
 速く走るようになってね
 眠っている息子や』

ママは知ってる
ママというのは
しっかり歩くことなんだ
ママは知ってる
ママというのは
心配事がないことなんだ


#(※ここにティグリニャ語とみられる原詞が入りますが、訳者がこの言語を解しないため割愛します)


ママは知ってる
ママは
幸せに歌っていた人なんだ
『息子が生まれたのよ
 立派な子になるわ
 ソロモン王のようにね
 私の心の中では
 今からもう王様になっているのよ
 眠っている息子や』

ママは知ってる
ママというのは
しっかり歩くことなんだ
ママは知ってる
ママというのは
心配事がないことなんだ


ママは知ってる…ママは…
ママは知ってるんだ!
【MAMMA FOLLETTA】  お母さん妖精
原詞(スウェーデン語):マルイット・ホルムベリ  伊語詞:ジョルジオ・カラブレーゼ  曲:マルイット・ホルムベリ  歌:フレドリク・グスタフスソン  / 1979年(第22回)

お母さん妖精は
夜の一時になると
妖精たちを吊り下げて寝かせて
ぶつぶつ言ったり呟いたりするんだ
子守唄を
言うなれば、歌いながら…

アイ アイ アイ アイ アイ、ブッフ
アイ アイ アイ アイ アイ、ブッフ
アイ アイ アイ アイ アイ アイ − ブッフ
アイ アイ アイ アイ アイ、ブッフ…

アイ アイ アイ アイ アイ、ブッフ
アイ アイ アイ アイ アイ、ブッフ
アイ アイ アイ アイ アイ アイ − ブッフ
アイ アイ アイ アイ アイ、ブッフ…


僕らにとって、子守唄は
まるきり関係ないことなんだ…
でもこんな事は全く言いたくないんだけど
ノームたち(※北欧の伝承に登場する土の妖精)のことを話してる
ノームたちの気晴らしは
人々に不安を抱かせることだって…

アイ アイ アイ アイ アイ、ブッフ
アイ アイ アイ アイ アイ、ブッフ
アイ アイ アイ アイ アイ アイ − ブッフ
アイ アイ アイ アイ アイ、ブッフ…

アイ アイ アイ アイ アイ、ブッフ
アイ アイ アイ アイ アイ、ブッフ
アイ アイ アイ アイ アイ アイ − ブッフ
アイ アイ アイ アイ アイ、ブッフ…


#(※ここにスウェーデン語原詞が入りますが、訳者がスウェーデン語を解しないため割愛します)


それに妖精は
昼にせよ夜にせよ
いつだってほとんど口を利くことがない
きみを心配させるためにでも
あるいは宝のありかを教えるためにでも
現れては消えるだけで事足りるんだ…

アイ アイ アイ アイ アイ、ブッフ
アイ アイ アイ アイ アイ、ブッフ
アイ アイ アイ アイ アイ アイ − ブッフ
アイ アイ アイ アイ アイ、ブッフ…

アイ アイ アイ アイ アイ、ブッフ
アイ アイ アイ アイ アイ、ブッフ
アイ アイ アイ アイ アイ アイ − ブッフ
アイ アイ アイ アイ アイ、ブッフ…
【BALLATA TIROLESE】  チロル風バッラータ
原詞(ドイツ語):伝統曲  伊語詞:ダンテ・パンツーティ  曲:伝統曲、編曲はソフトリー(ジョルダーノ・ブルーノ・マルテッリ)  歌:マルティン・フリッチ  / 1980年(第23回)
(※バッラータはイタリアの古い民謡の形式。)

僕は典型的なチロル風の衣装をまとって
日曜日に山に登るんだ
小道が山小屋までいざなってくれる
一歩一歩、そこにたどり着くよ…

牧童が牧場で雌ウシたちを連れて
アコーディオンを奏でているよ…
陽気に僕にチャオ!とあいさつするよ
それからすぐにまた歌いだすんだ

ホル・ディ・リ・ドゥル・エ・ディ
ホル・ディ・リ・ドゥル・エ・ディ
ホル・ディ・リ・ドゥル・エ・ディ
ホル・ディ・オ

ホル・ディ・リ・ドゥル・エ・ディ
ホル・ディ・リ・ドゥル・エ・ディ
ホル・ディ・リ・ドゥル・エ・ディ
ホル・ディ・オ


僕は近づいて、リュックサックから
サラミとザワークラウトを挟んだパニーニを取り出す
それを牧童と分ければたちまち
僕たちはもう友達になるのさ…

牧童くんは山小屋へと駆けて入って行く
冷たくておいしいミルクの桶を取りに、そして…
僕に言うんだ、『飲んでみてよ、これは魔法のミルクだよ
きみも僕のように歌が歌えるようになるんだ!』

ホル・ディ・リ・ドゥル・エ・ディ
ホル・ディ・リ・ドゥル・エ・ディ
ホル・ディ・リ・ドゥル・エ・ディ
ホル・ディ・オ

ホル・ディ・リ・ドゥル・エ・ディ
ホル・ディ・リ・ドゥル・エ・ディ
ホル・ディ・リ・ドゥル・エ・ディ
ホル・ディ・オ
【BALLATA TIROLESE つづき】 

#そしてあそこの、かなりきれいだと僕には思える小屋では
#窓から山と空が見えるんだ
#一緒になって歌えば、声も明るく響くよ
#そしてあそこのヨーデル歌いにとっては、それがいつものことなんだ
(※以上、#の行はドイツ語原詞)

もうお日様が山の向こうに沈んで行くよ
うちに帰る時間がやって来たんだ…
僕は牧童くんにチャオ!とあいさつする
きみの歌を僕も歌って帰って行くよ

ホル・ディ・リ・ドゥル・エ・ディ
ホル・ディ・リ・ドゥル・エ・ディ
ホル・ディ・リ・ドゥル・エ・ディ
ホル・ディ・オ

ホル・ディ・リ・ドゥル・エ・ディ
ホル・ディ・リ・ドゥル・エ・ディ
ホル・ディ・リ・ドゥル・エ・ディ
ホル・ディ・オ

ラララレル レルレルラ − チャオ!
【IL VIOLINO DI ANGIOLINO】  天使のバイオリン
原詞(ブルガリア語):伝統曲  伊語詞:ルチアーノ・ベレッタ  曲:伝統曲、編曲はソフトリー(ジョルダーノ・ブルーノ・マルテッリ)  歌:ビリアーナ・イリェーヴァ  / 1980年(第23回)

ラ ラ ラ ラ ラ ラ ラ ラ ラ ラ ラ
ラ ラ ラ ラ ラ ラ ラ ラ ラ ラ ラ

小さな天使が魔法のバイオリンを弾いているわ
本当に何か奇跡を起こすのよ!

毎晩天使がやって来て
一日中街を探すのよ
それからその街で音楽を奏でると
みんなにちょっとした幸せが訪れるわ!

歌える歌は…たくさんあるけど
奇跡を起こす歌がその中に一つあるのよ
いつでも!


ラ ラ ラ ラ ラ ラ ラ ラ ラ ラ ラ
ラ ラ ラ ラ ラ ラ ラ ラ ラ ラ ラ

小さな天使が魔法のバイオリンを弾いているわ
本当に何か奇跡を起こすのよ!

まるきり動けない子供がひとり
まったく突然ある日歩けるように
なったのよ、その場で
それから残っている歯が無くなっちゃったお年寄りに
歯がみんな生えたのよ
それから目の見えない女の人に
目が備わったのよ!


ラ ラ ラ ラ ラ ラ ラ ラ ラ ラ ラ
ラ ラ ラ ラ ラ ラ ラ ラ ラ ラ ラ

小さな天使が魔法のバイオリンを弾いているわ
本当に何か奇跡を起こすのよ!

#(※ここにブルガリア語原詞が入りますが、訳者がブルガリア語を解しないため割愛します)


小さな天使が魔法のバイオリンを弾いているわ
本当に何か奇跡を起こすのよ!

天使のバイオリンは奇跡を起こすのよ…
天使のバイオリンは奇跡を起こすのよ…
天使のバイオリンは奇跡を起こすのよ…
天使のバイオリンは奇跡を起こすのよ…

奇跡を起こすのよ…
奇跡を起こすのよ…

天使のバイオリン
天使のバイオリン…

ヘイ!
【L'AMICO MIO PIU AMICO】  僕の友達、いちばんの友達
原詞(ウォロフ語?):伝統曲  伊語詞:ジョルジオ・カラブレーゼ  曲:伝統曲、編曲はジョルダーノ・ブルーノ・マルテッリ  歌:ガデ・ンディアエ  / 1980年(第23回)

友達の手は
僕を離そうとしないもの

友達のまなざしは
きみのすることをじっと見ているもの

友達の声は
僕の疑問に答えてくれる

友達の笑顔は
僕と同じように考えている

友達の笑顔は
僕と同じように考えている


友達の世界というものは
そこから逃げだそうなんて思わないもの

友達の喜びとは
きみと同様に幸せであるもの

友達の了解は
僕と同じように考えているもの

僕の友達、いちばんの友達は
たった一人の存在なんだ

僕の友達、いちばんの友達は
たった一人の存在なんだ


#(※ここにウォロフ語と見られる言語の原詞が入りますが、訳者がこの言語を解しないため割愛します)
【L'AMICO MIO PIU AMICO つづき】

友達の良さは
決して変わることがないものなんだ

友達の心は
きみの持っているものを感じ取ってくれる

友達の遊びは
僕がするように笑うもの

友達の歩みは
いつだって僕のそばを行くものなんだ

友達の歩みは
いつだって僕のそばを行くものなんだ


友達の身振りは
知っていることを伝えてくれるもの

そしほかの友達と
持っているものを分け合うんだ

友達の顔つきは
毎年同じもの

僕の友達、いちばんの友達は
僕のパパでもあるんだ!

僕の友達、いちばんの友達は
僕のパパでもあるんだ!

僕のパパさ…!
【MARCO POLO】  マルコ・ポーロ
原詞(中国語):伝統曲  伊語詞:ルチアーノ・ベレッタ  曲:伝統曲、編曲はジョルダーノ・ブルーノ・マルテッリ  歌:チェン・リー、チェン・ピン  / 1980年(第23回)

マルコ・ポーロは中国に行ったの・のよ
え・えらい汗(カーン)の御殿へと・と
そしたらスパゲティとお米を見つけて・て
旅の道から国へと持って帰って来たの・のよ!
お米とパスタ、誰でも知ってのとおり、
イタリアじゅうで名産になってるふたつのものだよ!

ミラノのリゾット・ト
サ・サフランで黄色く色を付けてるけど・けど
こういうわけで中国の料理だから・から
きっと・っとミラノの料理じゃないわね・わね!
お米を食べる人は
大笑いも一皿ぶんはしちゃうだろうね!


マルゲリーナ(※イタリアの地名と思われるが詳細は不明)のスパゲティ
お・お国は『メイド・イン・チャイナ』なのよ・よ…
ナポリでは、のどをうならせるのに
コッパ(※腰肉または頭肉で作るソーセージの一種)とポンマローラ(※イタリア南部でトマト味のパスタを指すとみられる)を盛り付けたのよ
プルチネッラ(※イタリアの伝統喜劇に登場する道化師、ナポリの伝統的キャラクターと位置付けられる)がそれを食べて
そしたらタランテッラ(※イタリア南部の6拍子のステップのダンス)を思いついたのよ!

百万の百万倍の千倍ものひとが
この歌を歌うわ
ある日、広東の空のもとに生まれるのよ!
この歌を歌うひとは…お空の雲になれるわ
そして雨になって地上に戻って来るの!


#(※ここに中国語原詞が入りますが、漢字表記が見つからないため割愛します)


緑と青の紙でできた竜
今ではもうちっとも怖くないわ…
いまの時代、怖いものはこの地上にいるのよ!
それはドラッグ、死を引き連れているのよ…
あなたのすてきな世界は、マルコ、どこにあるの?…
あなたのすてきな世界は、マルコ、どこにあるの?…
【LA PIRAMIDE】  ピラミッド
詞:ヴィセヴィ(ヴィットーリオ・セッサ=ヴィターリ)  曲:ソフトリー(ジョルダーノ・ブルーノ・マルテッリ)  歌:フィリッポ・レオナルディ、ニコーレ・リヴァーノ、ファビオ・フロリテッリ  / 1981年(第24回)

メンドリのファラオが二羽、歴史を勉強していて
古代のエジプトのことを知ったんだ、そらで覚えるくらいまで
ファラオたちとその建てたもののことをたたえながら
夢を見始めて、こんなふうに歌いに歌ったんだ

『すっかり卵でできたピラミッドを
 あなたと私とで生み出さなくちゃいけないわ
 もしうまく出来上がったら、それを
 コッコッコケーの大いなるピラミッドと名づけましょう!
 コッコッコケーの大いなるピラミッドと名づけましょう!』


二羽は何か月も、少しの間も休むことなく作業に当たった
毎日その建造物は、壮大に、また壮大にとなっていった
メンドリのファラオたちはある朝とうとう
満足げにその建物を眺めて、こんなふうに歌いに歌ったんだ

『すっかり卵でできたピラミッドを
 あなたと私とで生み出さなくちゃいけないわ
 もしうまく出来上がったら、それを
 コッコッコケーの大いなるピラミッドと名づけましょう!
 コッコッコケーの大いなるピラミッドと名づけましょう!』


でも卵の間からこんな声が聞こえる、『ピヨ…ピヨ…あたしはここよ!』
そしてとてもかわいいひよこが殻の中から、殻の中から頭を出したんだ
ピラミッドは崩れちゃった…すごいオムレツ、大変だこりゃ!(※オムレツを意味するイタリア語「frittata」には「へまをやらかすこと」という意味もある)
メンドリのファラオたちは今度はこんなふうに、今度はこんなふうに歌うよ

『すっかり卵でできたピラミッド
 とどのつまりそれがどうなるっていうのかしら?
 新しい命のほうがずっと大切よ
 希望と幸せをもたらしてくれるもの!』


この物語は、結局結局
みんなに大いなる真実を伝えようとしているんだ
この世界にやって来る子供たちのひとりひとりが
天国で作り出された…
素晴らしい贈り物だったことさ…
素晴らしい贈り物だってことさ…!
『ピヨ…ピヨ!』 − 『コッコッコケー!』
『ピヨ…ピヨ!』 − 『コッコッコケー!』
【IL MERILL TWEET TWEET】  メリル・ピイピイ
原詞(マルタ語):アルフレート・サント  伊語詞:アルベルト・テスタ  曲:アルフレート・サント  歌:ステファン・ガレア  / 1982年(第25回)

青い小鳥がいて
僕のうちにやって来るんだ
窓から顔をのぞかせて
挨拶して飛んでいくん…
葉っぱでできた巣に
王様のように堂々としているのが好きなのさ
そういうわけで、その小鳥と一緒にいるのも
女王様なんだよ…

メリル、メリル・ピイピイ
メリル・ピイピイ
朝になるとそこにいて歌うんだ…
メリル、メリル・ピイピイ
メリル・ピイピイ
なんでも努力するんだよ!


お腹がすいたら適当に片付けちゃう
食料品店には入らないんだ
地面と野原が
メリルの食堂になるから…
お百姓さんが働いているのを
助けるよ
畑をきれいにしてあげて
ごちそうさま、と去っていく…

メリル、メリル・ピイピイ
メリル・ピイピイ
朝になるとそこにいて歌うんだ…
メリル、メリル・ピイピイ
メリル・ピイピイ
なんでも努力するんだよ!


#(※ここにマルタ語の歌詞が入りますが、訳者がマルタ語を解しないため割愛します)


メリルは愛のシンボルで
僕の心の中にいるんだ
神様が贈ってくださった
立派でかわいい友達さ…
メリルを狩りに行く人が
いるなんて残念な話だよ…
僕は一生懸命に祈るんだ
あとからそういう人たちが考えを改めるようにって…!
考えを改めるようにって…!
【... E DOPO DORMIRO】  …そうしたら眠るわ
詞:ルチアーノ・ステルペッローネ  曲:マリオ・パガーノ  歌:ニコレッタ・カタルド、ヴレンティーナ・アンブロージオ、アニータ・パネッラ  / 1983年(第26回)

お伽話をもうひとつしてよ、ママ
そしたらおねんねするわ… ア ア ア
お伽話をもうひとつしてよ、ママ
もうちょっとお話ししてね…
そしたら眠るわ
ラ ラ ラ ラ
そしたら眠るわ…

スミレのお話をしてちょうだい
コオロギと結婚したのでもうひとりぼっちじゃないスミレのお話を
それかすてきなお百姓のおかみさんの話もいいな
お話の最後になると女王様になるのよ…
あの面白いお話を聞かせてちょうだい
お髭を生やしたお日様が
満月と一緒に腕を組んで歩いていくお話よ…


お伽話をもうひとつしてよ、ママ
そしたらおねんねするわ… ア ア ア
お伽話をもうひとつしてよ、ママ
もうちょっとお話ししてね…
そしたら眠るわ
ラ ラ ラ ラ
そしたら眠るわ…

カエルのお話を聞かせてちょうだい
魔法でチョウチョになっちゃったカエルのお話を
それともしっぽの生えたお星さまのお話か
お空に行くとみんながほうき星って呼んでいるのよ…
あの魔法使いのお話をしてちょうだい
指を突き上げるや否や
世界を氷砂糖に変えちゃう魔法使いのお話を…
【... E DOPO DORMIRO つづき】 

お伽話をもうひとつしてよ、ママ
そしたらおねんねするわ… ア ア ア
お伽話をもうひとつしてよ、ママ
もうちょっとお話ししてね…
そしたら眠るわ
ラ ラ ラ ラ
そしたら眠るわ…

ねえお願い、お話を聞かせて
バラの花と結婚した巨人のお話
それか善き心の仙女のお話
光り輝く雲から降りてきたら
この上なく美しい王子様に
恋をして
二人で一緒にお城へと向かうのよ…


お伽話をもうひとつしてよ、ママ
そしたらおねんねするわ… ア ア ア
お伽話をもうひとつしてよ、ママ
もうちょっとお話ししてね…
そしたら眠るわ
ラ ラ ラ ラ
そしたら眠るわ…

お伽話をもうひとつしてよ、ママ
そしたら眠るわ…!
【EVVIVA LA DOMENICA!】  やった、日曜日だ!
詞:マーラ・マレッティ・ソルディ  曲:ニコラ・アプリーレ  歌:カルメン・デ=ロサス、ヴィート・シモーネ  / 1983年(第26回)

やった、日曜日だ
日曜日って素敵な日だよ
やった、日曜日だ
学校に行かなくていいんだよ!
やった、日曜日だ
日曜日って素敵な日だよ
やった、日曜日だ
幸せだなあ!

出発する時間だよ
ぼくたち子供は大急ぎで
車に長椅子とフライパンを載せよう
コップにナプキン
オレンジジュースの瓶
生ハムを挟んだパニーニ、グリッシーニ(※細長い棒状の硬いパン)をたくさん、それにパイもひとつ

今日は野原へ行くんだ
ピクニックをするんだよ
雨が降らないで、一日中いい天気だといいな
何週間もいつだってこんな具合だったらいいのにな
日曜日は野原に出かけて、月曜を待つんだ!


やった、日曜日だ
日曜日って素敵な日だよ
やった、日曜日だ
学校に行かなくていいんだよ!
やった、日曜日だ
日曜日って素敵な日だよ
やった、日曜日だ
幸せだなあ!

野原の真ん中は穏やかだな
涼しい風が気持ちいいよ
僕の鼻にはクモが乗っかって、ポケットにはアリがいる
お日様は旗になって
はるか彼方ではためいているよ
陽気に口笛を吹くんだ、僕は世界を丸ごとこの手に握ってるよって!

今日は野原へ行くんだ
ピクニックをするんだよ
雨が降らないで、一日中いい天気だといいな
何週間もいつだってこんな具合だったらいいのにな
日曜日は野原に出かけて、月曜を待つんだ!
【EVVIVA LA DOMENICA! つづき】  

痩せっぽちのクモが
きっとお腹を空かせてるんだな
物好きにも籠の中へそっとそっと忍び込もうとしている
新しいおやつが
たちまち出来上がったよ
クモとジャムの乗っかったパンを食べちゃわないように気を付けて!

今日は野原へ行くんだ
ピクニックをするんだよ
雨が降らないで、一日中いい天気だといいな
何週間もいつだってこんな具合だったらいいのにな
日曜日は野原に出かけて、月曜を待つんだ!

やった、日曜日だ
日曜日って素敵な日だよ
やった、日曜日だ
学校に行かなくていいんだよ!
やった、日曜日だ
日曜日って素敵な日だよ
やった、日曜日だ
幸せだなあ…!
【SOLE PIOGGIA】  お日様、雨
原詞(クロアチア語):伝統曲  伊語詞:アルベルト・テスタ  曲:伝統曲、編曲はジョルダーノ・ブルーノ・マルテッリ  歌:ディナ・コスティク  / 1983年(第26回)

お日様、雨
野原、花
コオロギ、青空
お日様、雨
野原、花
コオロギ、青空
お日様、雨
野原、花
コオロギ、青空…


魚、鳥
イヌ、ネコ
クマ、チンパンジー
魚、鳥
イヌ、ネコ
クマ、チンパンジー
魚、鳥
イヌ、ネコ
クマ、チンパンジー…


#雨が降って
#草が茂って
#山々は緑
#雨が降って
#草が茂って
#山々は緑
#雨が降って
#草が茂って
#山々は緑
(※以上、#の行はクロアチア語原詞)


男の子、女の子
遊んで眠って
自由を歌うわ
男の子、女の子
遊んで眠って
自由を歌うわ
男の子、女の子
遊んで眠って
自由を歌うわ…

ラ ラ ラ ラ
ラ ラ ラ ラ ラ ラ ラ
ラ ラ ラ ラ
ラ ラ ラ ラ ラ ラ ラ
ラ ラ ラ ラ
ラ ラ ラ ラ ラ ラ ラ
ラ ラ ラ ラ ラ…
【DORMI, MIO BEL PICCINO】  おやすみ、僕のかわいい赤ちゃん
原詞(スペイン語):伝統曲  伊語詞:アレッサンドラ・ヴァレリ=マネーラ  曲:伝統曲、編曲はボブミッチェル(アウグスト・マルテッリ)  歌:ジャクソンリン・ボリバル  / 1984年(第27回)

おやすみ、僕のかわいい赤ちゃん
眠って大きくなるんだよ
小鳥の巣の中で
もうおねんねするころだよ
風が子守唄を歌ってる
僕が赤ちゃんに歌っているように
大空じゅうがみんな

きみと一緒に夢を見るよ…
きみと一緒に夢を見るよ…
きみと一緒に夢を見るよ…
ンン ンン ンン ンン ンン…
きみと一緒に夢を見るよ…


僕は子守唄を歌う
疲れたりなんかしないよ
そしてまるで魔法のように
きみを眠りにつかせてあげるよ
空高くからお星さまたちが
きみを見守ってくれているよ
なんて美しいんだろうね

きみのために輝いてるんだよ…
きみのために輝いてるんだよ…
きみのために輝いてるんだよ…
ンン ンン ンン ンン ンン…
きみのために輝いてるんだよ…


#おやすみ、ラモンチート
#もうおやすみよ
#ココナツがやって来て
#お前を食べちゃうよ…
#もし食べちゃわないのなら
#お前を連れて行くよ
#山の上にある
#お家へと…

#ンン ンン ンン ンン ンン…
#山の上にある…
#ンン ンン ンン ンン ンン…
#山の上にある…
(※以上、#の行はスペイン語原詞)


おやすみ、僕のかわいい赤ちゃん
おやすみ、目を覚まさずに
おやすみ、きみのママが
見守ってくれているからね…

ララ ラ ラ ラ ララ
ララ ラ ラ ラ ラ
おやすみ、きみのママが
見守ってくれているからね…!
1985年(第28回)、1986年(第29回)の出場曲はすべて「私の好きなゼッキーノ・ドーロ」で訳出済み。

【A COME ALFABETO】  AはアルファベットのA
原詞(英語):ジョー・ラポソ  伊語詞:ヴィットーリオ・セッサ=ヴィターリ  曲:ジョー・ラポソ  歌:ジャクソンリン・ボリバル  / 1987年(第30回)

ア ア ア…
ア ア ア…

Aはアルファベット(alfabeto)
Aの字で始まるのよ
Cはクリーム(crema)のC
クリームって美味しいわ!
Tはケーキ(torta)のT
でももしあなたの好みなら…
ねえ、私の分も一切れ取っといてね!


ア ア ア…
ア ア ア…

Eは草(erba)のE
なんていい香りがするの!
Vは並木道(viale)のV
自由気ままに走れるのよ!
Bは自転車(bici)のB
あなたが私を運んでくれるのね…
ねえ、もう二度としたくなかったらそう言ってね!


ア ア ア…
ア ア ア…

Gは遊び(gioco)のG
私たちのためにすることなのよ
Pはボール(palla)のP
できるものなら捕まえてみて!
Dはチェッカーゲーム(dama)のD
でももしあなたが勝ったら…
あーあ、このゲームは私、もう嫌いになっちゃう!


#Cはクッキー(cookie)のC
#私はそれでじゅうぶん満足よ!
#CはクッキーのC
#私はそれでじゅうぶん満足よ!
#CはクッキーのC
#私はそれでじゅうぶん満足よ
#そうよ…クッキー、クッキー、クッキーはCで始まるの!
(※以上、#の行は英語原詞)


Aは友達(amico)のA
あなたのような友達よ
Cは歌声(canto)のC
私と一緒に歌ってね!
Pは平和(pace)のP
それは世界にやがて訪れるのよ…
そう、ちょっぴり親切な心になるとね!
ちょっぴり親切な心になるとね!
ちょっぴり親切な心になるとね!
>>64
歌はエリザベス・アダムズの誤り。
【IN AUSTRALIA C'E... 】  オーストラリアには…
原詞(英語):ヴィルヘルム  伊語詞:ルチアーノ・ベレッタ  曲:ヴィンス・スキャット、ルチアーノ・ツォッティ  歌:ラファエラ・マフィオーネ  / 1987年(第30回)

オーストラリアには / ネコちゃんがいて
しゃべるときワンワン吠えるけどニャオとは鳴かないネコちゃんなのよ!
毛皮は青くて / それにお髭が六本ついてて
お鼻はイチゴのように赤いのよ!

オーストラリアには / ネズミちゃんがいて
まるでツバメのように空を飛ぶのよ!
ワシのように / 戦うことができて
スズメたちを防ぐのよ!

 − そんな事を言うのなら!
 − そういうものを君が見たのなら!
 − ちょっと一匹こっちに連れてきてよ
 − そしたら僕らにもわかるから
 − それが本当かどうかが!

オーストラリアには / ヘビさんがいて
障害物を飛び越えて走れるのよ!
負け知らずで、/ 恐ろしげで
私よりも速く走るのよ!


オーストラリアには / カエルさんがいて
ガチョウのように『クワッ、クワッ、クワッ』と鳴くのよ!
飛び跳ねはしないけど、でも / 足で立って
とても貴族っぽいのよ!

オーストラリアには / オンドリさんがいて
真夜中にコッコッコケーと鳴くのよ!
それからメンドリさんは / お昼になると
コッコッコッコケコッコーとときを作るのよ

 − そんな事を言うのなら!
 − そういうものを君が見たのなら!
 − ちょっと一匹こっちに連れてきてよ
 − そしたら僕らにもわかるから
 − それが本当かどうかが!

オーストラリアには / クモさんがいて
プラチナの首飾りを織っているのよ
それで、もしそれを / 首にかけた人には
幸せが訪れるの!
【IN AUSTRALIA C'E...  つづき】 

#ワライカワセミが笑うわ / ワライカワセミが鳴くわ
#古いユーカリの木の上高くで
#ピーター・ポッサム(※オーストラリアの有袋類の一種、小型で樹上に住む)が覗いてるわ、ピーター・ポッサムがゆらゆらしてるわ
#夜になって私が眠っている間に食事をするのよ

#ワライカワセミが飛び跳ねるわ / ワライカワセミが羽ばたくわ
#いつだって昨日の新聞の切り抜きを探してるのよ
#ピーター・ポッサムが這うわ / ピーター・ポッサムが隠れるわ
#一晩中かくれんぼをしているのよ
(※以上、#の行は英語原詞)


 − そんな事を言うのなら!
 − そういうものを君が見たのなら!
 − ちょっと一匹こっちに連れてきてよ
 − そしたら僕らにもわかるから
 − それが本当かどうかが!

オーストラリアには / みんないるのよ!
本当に有り得なさそうに聞こえるけれど!
でたらめよ…! / もしでたらめなら…
自分で発見してみてね!
自分で発見してみてね!
自分で発見してみてね!
【LA GALLINA HA FATTO L'UOVO】  メンドリが卵を産んだ
詞:フランコ・マレスカ  曲:マリオ・パガーノ  歌:モニカ・イングレッティ  / 1987年(第30回)

一 − 一、一、二、三
いちばんすてきなお伽話をお話しするわ…

メンドリが卵を産んだわ
少なくとも半分は欲しいわね
レタスの葉を三枚付けて
でもレタスがないのよ

レタスは野菜畑にあるけど
野菜畑は戸が閉まっているわ、野菜畑は王様のものなのよ
そして王様は鍵を持っていなくて
どこにあるかもまるきり思い出せないの

鍵がもうひとつあったらいいのに
でも鍛冶屋さんはお家にいないのよ
戦争に出なくちゃいけなくて
でもどうしてなのかはさっぱり分からないの

そういうわけだから、もし戦争があったら
メンドリは卵を産まないわ
オムレツも食べられないし
レタスだって育たないのよ…

野菜畑は戸が閉まったままだから
鍛冶屋さんが戦争に出かけるから
メンドリは卵を産まないし
レタスは育たないのよ
【LA GALLINA HA FATTO L'UOVO つづき】 

一、一、二、三
いちばんすてきなお伽話をお話しするわ…

そして鍛冶屋さんは鉄砲を担いで
ある日王様の前に現れるの
それがなんの役に立つのか私は分からないけど
でもハンマーならどうなのか分かるわ

ハンマーで鍵をこしらえて
王様の野菜畑の戸を開けるのよ
野菜畑ではレタスが
私よりも大きく大きく育ってるわ

レタスはたっぷりあって
もう王様だけのものじゃないわ
メンドリは卵を産んで
今度はレタスも付いてるのよ

でももしやっぱり戦争があったら
メンドリは卵を産まないわ
オムレツも食べられないし
レタスだって育たないのよ

野菜畑は戸が閉まったままだから
ほかの鍵がなくて
鍛冶屋さんもお家にいなくて
どこに行ったか誰も知らないから

そういうわけで、もし戦争があったら
メンドリは卵を産まないわ
オムレツも食べられないし
レタスだって育たないのよ

歌うメンドリのお伽話
百五十個も卵を産むのよ
千個のオムレ・エ・エ・エ・ツのお伽話
みんなにひとり一個ずつあるわ…!

一、一、二、三
みんなにひとり一個ずつあるわ…!
1988年(第31回)のゼッキーノ・ドーロ出場曲はすべて「私の好きなゼッキーノ・ドーロ」で訳出済み。

【AMSTERDAM】  アムステルダム
原詞(オランダ語):エリク・フランセン、ファン=アレダ  伊語詞:エルマンノ・パラッツィーニ  曲:ラルフ・アルニー  歌:シドニー・ドゥルラッヒャー  / 1989年(第32回)

僕は知ってるんだ、はるかな国のことを
ここから数時間で行けるところだよ
飛行機からその国を見て
それこそ気に入っちゃったんだ
現実離れしていて
心はバン・バン
心はバン・バン
幸せで爆発しちゃうよ…

目を閉じて、僕と一緒に夢見てごらん
一緒にアムステルダムへと走って行こう…
もしすぐさま飛んで行けるのなら
アムステルダムにずっといられるよ…
切符は必要ないよ
僕らがアムステルダムへ行くのなら
僕らが自転車で巡りにくるのを
オランダが待っていてくれてるんだ
そのわけを知ってるかい、知ってるかい?
あそこはこことは違う世界なんだよ!


#(※ここにオランダ語原詞が入りますが、訳者がオランダ語を解しないため割愛します)


僕は知ってるんだ、はるかな国のことを
ここから数時間で行けるところだよ
飛行機からその国を見て
それこそ気に入っちゃったんだ
どの家にも花が一輪咲いていて
青空の下では風車が風に吹かれて
こっちでも回り
あっちでも回り
幸せを運んでくるんだ…

目を閉じて、僕と一緒に夢見てごらん
一緒にアムステルダムへと走って行こう…
もしすぐさま飛んで行けるのなら
アムステルダムにずっといられるよ…
切符は必要ないよ
僕らがアムステルダムへ行くのなら
かぐわしい草原から
色とりどりのチューリップが咲く
そのわけを知ってるかい、知ってるかい?
きみに幸運を運んできてくれるためさ…
きみに幸運を運んできてくれるためさ…
【IL NOSTRO AMICO ONAM】  オーナムは私たちの友達
原詞(マラヤーラム語):チュナッカラ・ラマンクッティ  伊語詞:ルチアーノ・ベレッタ、ダンテ・ペレッティ  曲:マラバル・ゴパラン・ラダクリシュナン  歌:マリー・シュルティ・ラージ  / 1989年(第32回)
(※オーナム〔オナムとも〕はインド・ケーララ州の収穫祭。インド神話に登場するマハーバリ王が、その領地の地下世界からこの日に地上を訪れるとされ、それを祝う日でもあります。
  マラヤーラム歴の一月の初め〔太陽暦では八月から九月〕に四日間ないし十日間かけて行われます。)

十日間の間
私たちは準備するのよ
ヒンドゥーのお祭りを
ヒンドゥーのお祭りを
いろんな花や色が
通りにずらりと並ぶ
あなたもいらっしゃい
あなたもいらっしゃい
マーヴェリ王(※マハーバリ王に同じ)が戻っていらして
天空を彩るのよ
オーナムは平和と愛と、繁栄を
もたらしてくれる友達なのよ

友達とは神聖なものよ…
私が何を言ってるのか分かるかしら?
それはちょうどイエス様のようなものよ
ちょうどイエス様のようなものよ
ひとりひとりの人を
愛して許してくれるの
ちょうどパパのように
さらによりいっそう深く
マーヴェリ王は私たちとともに歌うわ
マーヴェリ王は私たちとともに踊るわ
オーナムは平和と愛と、繁栄を
もたらしてくれる友達なのよ

十日間の間
私たちは準備するのよ
ヒンドゥーのお祭りを
ヒンドゥーのお祭りを
【IL NOSTRO AMICO ONAM つづき】  

兄弟オーナムは友達よ
私たちと一緒にずっといてね
あなたのための蜂蜜に、あなたのための花に、あなたのための歌よ…
いつでもテーブルにはあなたのための食事が置いてあるわ
オーナムは夏でも冬でも
いつも私たちと一緒よ
お星さまもあなたと一緒、お月様もあなたと一緒、お日様もあなたと一緒…
私と一緒にボートの上で踊りにいらっしゃい

澄み切った水のようにあなたは話すわ
あなたの心の中には火が燃えている
祈りをささげる人々に
良い一年を授けてくれるわ

森の中では
小鳥たちがめいめい
王様のことを歌うわ
王様のことを歌うわ
小鹿たちはめいめい
頭を揺すって
あなたのために舞い踊るわ
あなたのために舞い踊るわ
マーヴェリ王が戻っていらして
天空を彩るのよ
オーナムは平和と愛と、繁栄を
もたらしてくれる友達なのよ

十日間の間
私たちは準備するのよ
ヒンドゥーのお祭りを
ヒンドゥーのお祭りを


#(※ここにマラヤーラム語原詞が入りますが、訳者がマラヤーラム語を解しないため割愛します)


十日間の間
私たちは準備するのよ
ヒンドゥーのお祭りを
ヒンドゥーのお祭りを
いろんな花や色が
通りにずらりと並ぶ
あなたもいらっしゃい
あなたもいらっしゃい
マーヴェリ王が戻っていらして
天空を彩るのよ
オーナムは平和と愛と、繁栄を
もたらしてくれる友達なのよ

十日間の間
私たちは準備するのよ
ヒンドゥーのお祭りを
ヒンドゥーのお祭りを
あなたもいらっしゃい
あなたもいらっしゃい
あなたもいらっしゃい
>>71
開催年を間違えた。1990年(第33回)が正しい。
【UCCELLINO DELL'AZZURRO】  水色の小鳥
原詞(スペイン語):伝統曲  伊語詞:ヴィットーリオ・セッサ=ヴィターリ  曲:伝統曲、編曲はアウグスト・マルテッリ  歌:フアン・イグナシオ・エンメ・トラモンタナ  / 1990年(第33回)

それはまさに偶然のことだったんだ
部屋からバルコニーへ出たときのこと
そこにちょうど小鳥が止まっていたんだ
でもかわいそうに、誰が傷つけたんだろう?
僕はすぐさまそうっとそうっと身をかがめて
小鳥を手のうちに収めるんだ
優しく話しかけるけど、でも
怖くて心臓が打っているのが聞こえるんだ

水色の小鳥くん
逃げたいと一心に思っているんだね
でもきみは僕のことを信頼して
今はきみの怪我を直させてほしいな…
水色の小鳥くん
なんて物悲しげな眼をしているんだ!
でも見ておいで、君はたちまち怪我が治るさ
僕がきみを仲間にすればね


#ある朝、一羽の小鳥が
#怪我をして僕の窓辺に落ちてきたんだ
#僕はその小鳥をかわいそうに思って
#寒そうにしていたので温めてあげたんだ
#見事に作られた鳥かごの中に入れてやって
#夜も昼も熱心に見守ったんだ
#小鳥がそんなに苦しんでいるのを見てたら
#自由が欲しいと頼んだので放してやったんだ

#小鳥くん、小鳥くん
#世界中をぐるりと飛んでいく
#僕の恋人にこの手紙を届けてくれ
#そして伝えてくれ、彼女のおかげで僕は死ぬのだと
#小鳥くん、小鳥くん
#世界中をぐるりと飛んでいく
#僕の恋人にこの手紙を届けてくれ
#そして伝えてくれ、彼女のおかげで僕は死ぬのだと
(※以上、#の行はスペイン語原詞)


僕が買ってきたきれいな鳥かごの中に
僕の小さな友達は落ち着いている
いつでも飲むものや食べるものをあげているよ
でも小鳥くんは歌うことを覚えたくないんだ
そのかわりにあっという間に怪我が治って行って
ある日鳥かごの戸を大きく開けてやる
だけど今度は僕がちょっぴり悲しいんだ
小鳥くんを手に載せてそれからさよならと言うんだ…

水色の小鳥くん
逃げたいと一心に思っているんだね
でも僕のことを忘れないでね!
来たかったらいつでも帰ってきていいんだよ…
水色の小鳥くん
跳びたいように自由に飛んで行け
そして世界中で歌うんだよ
自由の喜びを…
自由の喜びを…
【AL LUNA PARK】  遊園地で
原詞(フィンランド語):ケイヨ・ライティネン  伊語詞:マルキージョ  曲:ケイヨ・ライティネン  歌:カタリーナ・ランット  / 1991年(第34回)

春になるとまた市が立つわ、遊園地に駆けて行くの
ジェットコースターに乗ってものすごい勢いで出発するのよ
観覧車に乗ってはずっと下を見下ろしたまんまよ
そのへんにあなたがいないかなって眺めながら…

さあ、きみも飛べるよ
さあ、きみも飛べるよ
遊園地へおいで!
気持ちがわくわくするよ
楽しいことが山ほど見つかるよ
新しいものが千個もそれ以上もあるよ…
ピエロと一緒に踊ろう
黄色い提灯が
街で輝いているよ
退屈なんて感じることはない
絶対に楽しいことばかりさ
僕らと一緒に遊園地にいれば


甘いビスケットにヌガー、なんておいしいの!
狙いを定めて的を外しちゃう、大事なことよね…
このお城にはコウモリがいるからびっくりしちゃうの、でも
もしここにコーラスのみんなが来るのなら私も行くわ!

さあ、きみも飛べるよ
さあ、きみも飛べるよ
遊園地へおいで!
気持ちがわくわくするよ
楽しいことが山ほど見つかるよ
新しいものが千個もそれ以上もあるよ…
大魔法使いのカッロに
水晶玉
でも天気はどうなるかしら?
『言うまでもない
 お日様が暖かく照ってるわ
 私たちのために遊園地で!』
【AL LUNA PARK つづき】 

#(※ここにフィンランド語原詞が入りますが、訳者がフィンランド語を解しないため割愛します)

〔※フィンランド語原詞の代替歌詞
 騒がしいわ、エンジンがぶんぶん唸って、全速力で疾走してる
 メリーゴーラウンドに乗ったら頭がくらくらよ、お次はどうなるかしら?
 テントの中にはわくわくする事がたくさん、あそこに魔法使いがいるのを見て!
 楽しいわ、あなたがいないのだけが残念!
 
 さあ、きみも飛べるよ
 さあ、きみも飛べるよ
 遊園地へおいで!
 気持ちがわくわくするよ
 楽しいことが山ほど見つかるよ
 新しいものが千個もそれ以上もあるよ… 〕


大魔法使いのカッロに
水晶玉
今度は何が始まるの?
もうあなたにも言ったわよね
あなたが今夜ベッドのなかで
見る夢は遊… − 見る夢は遊…
見る夢は遊… − 見る夢は遊…
見る夢は遊園地のことよ!
【LA CANZONE DI KIAN】  キアンの歌
原詞(英語):ヨーロッパ・スクールの児童たち、指導はフランシス・ビル  伊語詞:セルジオ・メネガーレ  曲:シュヴァルツベック  歌:キアン・オルアネイ  / 1992年(第35回)

僕はほんの親指くらいの背丈で
歌を歌うんだ、キアンって言うんだよ…
僕の大のお気に入りで、それに僕を満足させてもくれる
僕を幸せにしてくれるんだ

ほら、シロイルカだって鼻をならせば
僕のように歌っていることになるのさ
水差しの中に閉じこもった金魚も
あぶくを作るけど
歌っちゃいないんだ!

心にやさしい音楽を抱いている人は
やがて君にそれを与えてくれるよ
だって、ひとりきりでそれを持たない人にとって
歌うことは変わらぬ愛情だから
今度はみんな一緒に声を合わせて歌えば
楽しくなれるよ!


#僕の友達が言うには、僕は歌い手、僕は歌い手なんだって
#僕は歌を歌うのが大好きさ
#みんなは僕のことを面白いやつだと、面白いやつだと思っていて
#一緒に歌いたくなるほどなんだ…

#僕の友達が言うには、僕は歌い手、僕は歌い手なんだって
#僕は歌い続けるのが大好きさ
#僕はそんなにおとなしくないよ、そんなにおとなしくないよ
#僕の音程は外れっこないよ…
#僕の音程は外れっこないよ!
(※以上、#の行は英語原詞)

心にやさしい音楽を抱いている人は
やがて君にそれを与えてくれるよ
だって、ひとりきりでそれを持たない人にとって
歌うことは変わらぬ愛情だから
今度はみんな一緒に声を合わせて歌えば
楽しくなれるよ!


海が声を掛けて撫でる
お日様はちょっぴり叫ぶ…
それから雨はあたりを濡らしてパラパラ言う
僕には屋根があるんだよ

白い船が静けさのうちに歌う
僕はここにいて幸せさ
僕と一緒になって歌っている
生きているものすべてのハーモニーの中で…
さあ、君も僕と一緒に歌おう!
さあ、君も僕と一緒に歌おう!
さあ、君も僕と一緒に歌おう!
【LA CICALA】  セミ
原詞(アルバニア語):ハサン・ウルチニ  伊語詞:ケオーペ(アルフレード・ラペッティ)  曲:ジュンガ  歌:アルフォンス・ババ  / 1992年(第35回)

ミン、ミン、ミン… ミン、ミン、ミン…
セミが夜も昼も鳴いてるよ
ミン、ミン、ミン… ミン、ミン、ミン…
セミが夜も昼も鳴いてるよ

やあ、働くアリさん
何もかも放り出して急いで表に出ておいで
チョウチョさんも踊ってごらんよ
生きることは君にとっても楽しいことなんだよって


ラ ラ ラ ラ ラッラ − ラ ラ ラ ラ ラ ラ
生きることは君にとっても楽しいことなんだよ

ミン、ミン、ミン… ミン、ミン、ミン…
セミが夜も昼も鳴いてるよ
ミン、ミン、ミン… ミン、ミン、ミン…
セミが夜も昼も鳴いてるよ

チョウチョは嫌よと言った
アリもありがとう、でもそこにずっとはいないよと言った
ここじゃ夏は短いからね
穀物倉に種をしまっておきたいんだ


ラ ラ ラ ラ ラッラ − ラ ラ ラ ラ ラ ラ
穀物倉に種をしまっておきたいんだ

#(※ここにアルバニア語原詞が入りますが、訳者がアルバニア語を解しないため割愛します)
【LA CICALA つづき】  

ミン、ミン、ミン… ミン、ミン、ミン…
セミが夜も昼も鳴いてるよ
ミン、ミン、ミン… ミン、ミン、ミン…
セミが夜も昼も鳴いてるよ

たしかに歌うことは素晴らしいけど
長い冬になったらは何を食べるつもりなの
積もった雪の中でたった一人きりで
いったいどこで寝るっていうんだい?


ラ ラ ラ ラ ラッラ − ラ ラ ラ ラ ラ ラ
いったいどこで寝るっていうんだい?

ミン、ミン、ミン… ミン、ミン、ミン…
セミが夜も昼も鳴いてるよ
ミン、ミン、ミン… ミン、ミン、ミン…
セミが夜も昼も鳴いてるよ

たしかに歌うことは素晴らしいけど
長い冬になったら友達がいなくなるよ
表で寒い中に、つらく苦しい中に
もしきみが変わらなくちゃ一人きりでずっとそうなっちゃうよ


ラ ラ ラ ラ ラッラ − ラ ラ ラ ラ ラ ラ
もしきみが変わらなくちゃ一人きりでずっとそうなっちゃうよ!
【LA MIA AUTOMOBILISSIMA VELOCISSIMA DI CARTAPECORA】  羊皮紙でできた僕の最高に速い最高の自動車
詞:アルベルト・テスタ  曲:マリオ・パガーノ  歌:リッカルド・ドゥエチェント  / 1992年(第35回)

わあ…なんて美しいんだ
わあ…なんて白いんだ
そこにずっといたって
全然飽きないよ…
公害も起こさないし
事故も起こさない
そこにあるのに
音だって立てないんだ…

羊皮紙でできた
僕の最高に速い
最高の自動車は
自動車教習所で教えてて
標識を
最高にしっかり守るんだ…
僕の最高の自動車は
素敵な信号機に
めろめろに惚れてるんだ…
信号が赤くなればなるほど
ますますぴったりと止まったままになって
うっとり見つめてるんだ…


わあ…なんて美しいんだ
わあ…なんて白いんだ
そこにずっといたって
全然飽きないよ…
公害も起こさないし
事故も起こさない
そこにあるのに
音だって立てないんだ…

僕はこの車をひいひいお爺ちゃんから相続したんだよ
ヴァッタラペ(※地名らしいが詳細不明)の教会管区の司祭だったんだ…
タラ タッタ ラッタ − タラ タッタ ラッタ 
タラ タッタ ラッタ − タッタラタ…
タラ タッタ ラッタ − タラ タッタ ラッタ 
タラ タッタ ラッタ − タッタラタ
【LA MIA AUTOMOBILISSIMA VELOCISSIMA DI CARTAPECORA つづき】

わあ…なんて美しいんだ
わあ…なんて白いんだ
そこにずっといたって
全然飽きないよ…

羊皮紙でできた
僕の最高に速い
最高の自動車は
ガソリンだって使わないし
電流についても
知りたいと思わないんだ…
僕の最高の自動車は
最高に育ちが良くて
交通の流れを止めたりしないんだ…
大好きな信号機に
自動車がいい子いい子している間
僕はバスに乗って行くよ…

わあ…なんて美しいんだ
わあ…なんて白いんだ
そこにずっといたって
全然飽きないよ…
公害も起こさないし
事故も起こさない
そこにあるのに
音だって立てないんだ…

僕はこの車をひいひいお爺ちゃんから相続したんだよ
ヴァッタラペの教会管区の司祭だったんだ…
タラ タッタ ラッタ − タラ タッタ ラッタ 
タラ タッタ ラッタ − タッタラタ…
タラ タッタ ラッタ − タラ タッタ ラッタ 
タラ タッタ ラッタ − タッタラタ


わあ…なんて美しいんだ
わあ…なんて白いんだ
そこにずっといたって
全然飽きないよ…


僕はこの車をひいひいお爺ちゃんから相続したんだよ
ヴァッタラペの教会管区の司祭だったんだ…
【MINNIE】  ミニー
原詞(マルタ語):チェチリャ・テスタ  伊語詞:アレッサンドラ・ヴァレリ=マネーラ  曲:サミー・ガレア  歌:ジャクリーヌ・スピテリ  / 1993年(第36回)

ミニー、私の子ネコちゃん
毛皮で覆われてて愛らしい子ね
ぴょんぴょん跳んでは私のところへやって来て
私とミニーとで一緒に遊ぶのよ

青い目をしたふわふわの毛皮のボール
いつもどおりにあなたが勝っちゃうのよ
洋服タンスの上に登るけど
どうしても降りられないのよ

ミニーったらずるい子ね
かくれんぼをするたんびに
こっそり抜け出しては庭へと駆けだすもんだから
私はミニーを見つけられないのよ…

ミニー、愛らしい子
夕暮れになるとあくびをしながら私を見つめるのね
それから寝るのにしっかりとぐろを巻いちゃって
いったいどんな夢を見てるのかしら!


#(※ここにマルタ語原詞が入りますが、訳者がマルタ語を解しないため割愛します)


だめなんて言葉、あなたには言えないわ
だからちょっぴり甘やかしちゃうの
でも私たちはこんなふうにしててうまく行ってるのよ
友情ってすっかりここにあるものなのよ!

ミニーったらずるい子ね
かくれんぼをするたんびに
こっそり抜け出しては庭へと駆けだすもんだから
私はミニーを見つけられないのよ…

ミニー、愛らしい子
夕暮れになるとあくびをしながら私を見つめるのね
それから寝るのにしっかりとぐろを巻いちゃって
いったいどんな夢を見てるのかしら!
いったいどんな夢を見てるのかしら!
いったいどんな夢を見てるのかしら!
【SOLIDARIETA'】  きずな
原詞(アラビア語):サラーマ・エル=ターウィル  伊語詞:アルベルト・テスタ  曲:サラーマ・エル=ターウィル  歌:ラギ・ヒシャム・ファルーク  / 1994年(第37回)

僕は花を見たよ
ありもしない花を
白くてとても素晴らしい花さ
でもありもしないんだ…
 − でもどうしてきみはその花を見ることができるの
 − その花がありもしないのに?
 − でもどうしてきみはその花を見ることができるの
 − その花がありもしないのに?
ただ親切心から
目を使えば
この花が
砂漠の中でもぱっと出てくるんだよ…
ただ親切心から
目を使えば
この花が
砂漠の中でもつぼみをほころばせるんだよ
でもずいぶん変わった名前をしてるんだ
『きずな』っていうんだよ…


ハチが
ありもしない花にキスをする
それから別の花へと跳んでいく
ありもしないのに…
 − でもどうやってきみはその花を見つけられるの
 − その花がありもしないのに?
 − でもどうやってきみはその花を見つけられるの
 − 砂漠の中にあるところを?
ただ人間らしさを
ちょっぴり信じるだけでいいんだよ
この花が氷の中でも
ぱっと出てくるんだよ
ただ人間らしさを
ちょっぴり信じるだけでいいんだよ
この花が氷の中でも
つぼみをほころばせるんだよ…
この花は存在はしないけれど、でも名前はついている
『きずな』っていうんだよ…


#(※ここにアラビア語原詞が入りますが、訳者がアラビア語を解しないため割愛します)


この小さな花は我慢しきれずに
百万もの春を生み出すだろう
たとえ聞こえなくても、その花は話しているんだ
その言葉は人々すべてに届くんだ
ただ人間らしさをちょっと信じるだけで
僕らのうちに救いが生まれるんだ
『きずな』という名前のついた救いが
【ALL'ARREMBAGGIO DEL FORMAGGIO】  チーズに突撃
原詞(スペイン語):ソマルリーバ・メヒーア  伊語詞:アルフレード・ラペッティ  曲:ソマルリーバ・メヒーア  歌:ペドロ・ゴンザレス・レッシュ  / 1995年(第38回)

走れネズミ君、走れ、走れ
白いチーズ目指して行け
ハエが周りを飛んでいる
きみの側に付きたいんだよ
でもそれをじっと見ているネコがいて
早速待ち伏せにかかってる
いっぽうクモがハエの上に
狩人のようにやって来る


みんな突撃して行くけど
誰がチーズを我が物にするかは分からない

さあ、ネズミはびっくりするし
ハエも立ち止まっちゃうよ
いきなり割り込んできた連中と
その欲張った顔を目にしたから
『そのチーズを食うな』とネコが言う
『さもなきゃお前を食っちまうぞ』
クモはハエに向かって言う
『そのチーズは僕のためにあるんだよ』


みんな突撃して行くけど
誰がチーズを我が物にするかは分からない

みんなチーズめがけて
突撃して行くけど、でも残念
誰にも得することはなかったんだ
そのわけを君にも教えるね
稲妻のようにイヌがやって来て
チーズをごくりと呑み込んだんだ
そしたらお腹がすいたのが収まったので
げらげら笑いながら去って行ったんだ


みんな突撃して行くけど
誰がチーズを我が物にするかは分からない
【ALL'ARREMBAGGIO DEL FORMAGGIO つづき】  

#みんなチーズを求めて争って
#分け合おうとは思わないんだ
#騒ぎはとてもひどくて
#誰かがそれを耳にするほどだった
#イヌがいきなりやって来て
#四匹には嫌だったけど
#チーズを口にくわえて
#すっかり満足して去って行ったんだ

〔せりふ〕
#友達のみんな、このメッセージを聞いて
#分け合うことを学んでね
#この歌に出てくる僕らの友達のように
#すっかり失くしちゃうはめにはならないでよ
(※以上、#の行はスペイン語原詞)

みんな、このメッセージを聞いて
分け合うことを学んでね
でないと、この歌に出てくる僕らの友達のように
すべて失っちゃうよ


みんな突撃して行くけど
誰がチーズを我が物にするかは分からない

みんなチーズめがけて
突撃して行くけど、でも残念
誰にも得することはなかったんだ
そのわけを君にも教えるね
稲妻のようにイヌがやって来て
チーズをごくりと呑み込んだんだ
そしたらお腹がすいたのが収まったので
げらげら笑いながら去って行ったんだ
げらげら笑いながら去って行ったんだ
げらげら笑いながら去って行ったんだ
【CHE BELLI GLI UCCELLINI】  小鳥さんたちってきれいね
原詞(ポルトガル語):ミグー  伊語詞:サンドロ・トゥミネッリ  曲:ミグー  歌:スザンナ・ジョヤ・ジョルダゥン  / 1995年(第38回)

小鳥さんが
泉へ
くちばしを洗いに行くわ
見えるでしょ
お日様が昇るころに
山の近くにいるのが
近づいてみて、でもびっくりはさせないであげて
じゃないと小鳥さんがどうすると思う?
羽根を広げて飛び立って
遠くへ飛び去ってしまうのよ

小鳥さんたちってきれいね
お日様の金色の光もきれいだわ
空をつついて
黄金のほこりを
花壇の上へと落として
お花たちみんなに光をたっぷりあげるのよ
色とりどりになって
高いところに昇ると
そこでは虹が
小鳥たちをいっそう色とりどりに染めるのよ


#小鳥さんが
#泉へ
#くちばしを濡らしに行くわ
#もしあなたがそれを見たければ
#ごく早く起きるのよ
#もしそれを見たければ、ゆっくり来てね、用心深くして
#忘れないでね、いま教えたことを…
#小鳥さんが
#びっくりして
#羽ばたいて逃げて行ってしまうから
(※以上、#の行はポルトガル語原詞)

小鳥さんたちってきれいね
お日様の金色の光もきれいだわ
空に刺繍をして
五線譜を描くのよ
最高に美しいメロディーが記されていて
夜になると大空がそれを歌うのよ
小鳥さんたちの巣に触らないで
小鳥さんたちの揺りかごなのよ、知ってるでしょ?
眺めて、褒めて、笑顔になりましょう
そうすると心の中にはもっと喜びがあふれるわ!
【CHE BELLI GLI UCCELLINI つづき】 

黄金色の
ブドウの種ひと粒
それで小鳥さんは満足よ
ひとしずくの
流れる水
それでのどの渇きが癒やせるのよ
でもお腹を空かせて待っている雛たちは
いつでもくちばしを開いて喚きどおし
小鳥さんは雛に餌をやるのよ、一羽ずつ
優しい気持ちをたっぷりこめて

小鳥さんたちってきれいね
お日様の金色の光もきれいだわ
空に刺繍をして
五線譜を描くのよ
最高に美しいメロディーが記されていて
夜になると大空がそれを歌うのよ
小鳥さんたちの巣に触らないで
小鳥さんたちの揺りかごなのよ、知ってるでしょ?
眺めて、褒めて、笑顔になりましょう
そうすると心の中にはもっと喜びがあふれるわ!


眺めて、褒めて、笑顔になりましょう
そうすると心の中にはもっと喜びがあふれるわ!
【BAMBOLOTTO DI CAUCCIU'】  ゴムのお人形さん
詞:サンドロ・トゥミネッリ  曲:アウグスト・マルテッリ  歌:ソーニャ・チェン  / 1996年(第39回)

あなたって白くてかわいいお顔をしてるわね
お目々はアーモンド形でお鼻は上を向いていて
私の毎日の中でも
いちばんのお友達よ
全身青い色をした
ゴムのお人形さん

あなたは落っこちても
跳び上がっても
高いところに跳ね返ってきて、でも
もう降りられないのね…
このお空に飛んで行っちゃうの
そこには嬉しい青い夢が
あるのよね
あなたとそっくりなのかしら?…


#(※ここに中国語原詞が入りますが、漢字表記が見つからないため割愛します)


でももし、ここにあなたと私で
静かに過ごしていようと決めたなら
夢の世界はそのままにして
遠くに行かせちゃいましょう
全身青い色をした
ゴムのお人形さん

三時にはお茶を飲みましょう
オルゴールの歌を
聴きながら…
私のかわいいお友達
私、言うわ
幸せというものは
ほんの少しあればいいんだって

とても柔らかくて
かわいいわ、あなたって
私の夢の中では
一緒に飛び跳ねると
世界中がすっかり
あなたと同じように
ゴムになるのよ
青いお人形さんに!

ラララ − ラララ
ララララ
ラララ − ラララ
青いお人形さん
プルン・プルン・プルン・プルン!
【IL MIO PAPPAGALLO】  僕のオウム
原詞(ブルガリア語):ヨルダン・ヤンコフ  伊語詞:セルジオ・メネガーレ  曲:ヴィクトル・チュチコフ  歌:ペチコ・スパソフ・ステファノフ  / 1996年(第39回)

僕と遊んでよ
僕のオウム君
きみは素晴らしいよ、だって
君以上の子なんていないもの
ほら、君ってきれいだろ
赤と緑と黄色をしてて
それにすごいんだ、だって
僕とおしゃべりできるもの
新しい言葉だよ
何度でも練習してごらん
 − Gatto(※ネコ)
何度でも練習してごらん
足を使って
僕に合図をするよ
 − Matto(※頭のおかしな)
おかしな合図をするね

きみはユーモアたっぷりだ
きみは食いしんぼで
ジャムを
ママの目から
僕と一緒にこっそり逃げ隠れして
僕と一緒に飛んでいくんだ
何度でも言ってごらん
しっかりした勇気が要るよ
何度でも言ってごらん
サラミが欲しいよ
ナシにチーズも添えて
チーズも添えて
なんて素敵なんだ
僕らが一緒にいるのって
きみにはいい子でいてほしいな
きみは最高だよ
心根は良くって
きみは僕の友達さ


#(※ここにブルガリア語原詞が入りますが、訳者がブルガリア語を解しないため割愛します)
【IL MIO PAPPAGALLO つづき】
 
僕のオウムは
大騒動を引き起こす
あっちこっちへ飛ぶんだ
ずるいもんだから
その後で嘘泣きをして
ママはそれを知らないから
僕のせいにするんだ
たくさん言葉を使って
遊ぶのが上手だから
大きくなったら
うまく勉強できるよ

きみはユーモアたっぷりだ
きみは食いしんぼで
ジャムを
ママの目から
僕と一緒にこっそり逃げ隠れして
僕と一緒に飛んでいくんだ

自転車のたてる
音は気持ちいいな
僕の後ろで飛んでいる
音は気持ちいいな
それから僕をそっと撫でてくれる
撫でてくれる
なんて素敵なんだ
僕らが一緒にいるのって
きみにはいい子でいてほしいな
きみは最高だよ
心根は良くって
これが愛というものだよ
なんて素敵なんだ
僕らが一緒にいるのって
きみにはいい子でいてほしいな
きみは最高だよ
心根は良くって
これが愛というものだよ
僕と一緒に飛んでよ!
飛んでよ…飛んでよ…
飛んでよ
【IL GRAN CONCORSO DEGLI ANIMALI】  動物たちの大コンクール
原詞(スペイン語):アンヘラ・デニア・タレンシ  伊語詞:ルイージ・アルベルテッリ  曲:アルデマーロ・ロメロ  歌:スカイ・ブリラント・グティエレス・ディアス、リッカルド・ラミーニ  / 1997年(第40回)

さあ、男の子も女の子も来てごらん
たくさんの街の
通りや広場から
動物王国のコンクールへと
とにかく理不尽なことが
この大会では起きるんだよ
さあ走っておいでよ、もう時間がないよ
あとほんの一瞬すれば
世界は知ることになる
いちばん愛される動物が誰なのかを
いちばん投票される動物が誰なのかを
早い話が、スターだよ
誰になるかな、誰になるかな
いったい誰が勝つのかな
誰になるかを知るために
君も僕と一緒に尋ねてみようよ…


いちばん変わり者の動物はいったいどれかな
たぶんネコだよ、たぶんネコだよ
それじゃあいちばん上品なのはどれかな
ゾウだよ、ゾウだよ
そしていちばん脚が速くて
賞を取りそうのはどれかな
それはきっと、僕は大きな声で言うよ
のんびり屋のニシキヘビが
賞をもらうと思うよ…
そして君たちも間違いなく
申し分なく完全な動物だから
君たちに賞をあげる…


なんて大騒ぎの連中なんだ
ここじゃいったいなんて大釜が湧いているんだ(※大騒動になっていることの比喩)
それに続いてなんて調子っぱずれの歌なんだ
誰が賞をもらうことになるかは
まさにこんな具合さ…
ここではこう言われてる、並はずれていて
ライバルがいなくて
ありとあらゆる中で最良のものが
動物の世界の王なんだって
きれいなブタさんかもよ
僕ってかわいそう!
誰になるかな、誰になるかな
いったい誰が勝つのかな
誰になるかを知るために
君も僕と一緒に尋ねてみようよ…
【IL GRAN CONCORSO DEGLI ANIMALI】 

#どの動物がささやき声をしてるんだい?
#それはロバだよ、それはロバだよ!
#いちばんがっしりして逞しいのはどれかな?
#ツルだよ、ツルだよ!
#いちばん可愛らしくて
#やたらと珍しい動物はどれかな?
#その賞は、これ以上の条件は無しで
#まず間違いなしにカツオドリに与えられるよ
#たぶん君たちももう賞をもらってるんじゃないかな
#僕は土を落として
#もう遊ばないんだ
(※以上、#の行はスペイン語原詞)

いちばんかくしゃくとしている動物はいったい誰かな
アルマジロさ、アルマジロさ
いちばん美しい横顔をしている動物は誰かな
カメレオンさ、カメレオンさ
いちばんちゃんとしていて
誰にも好かれる動物といえば誰かな…
きっとそれはペリカンさ
ミラノに住んでいて
翼がないんだよ

さあ逃げ出そう、男の子も女の子も
ここはみんな突拍子もないことばかり
僕と一緒に逃げ出そう!
僕は本当に
このどたばたにはうんざりだよ
もう遊ばないや…
さあ逃げ出そう、男の子も女の子も
ここはみんな突拍子もないことばかり
僕と一緒に逃げ出そう!
【LA PIOGGIA】  雨
原詞(日本語):芦川祐美子(あしかわ・ゆみこ)  伊語詞:セルジオ・メネガーレ  曲:海沼実(かいぬま・みのる)  歌:芦川祐美子  / 1997年(第40回)

雨が降っていて
みんな陽気だわ
私のお鼻だって
空を見上げるの
でも、私と一緒になって
歌ってくれる
雨のティックとタックは
どこにいるのかしら
雨は一人きりじゃ歌わないわ
友達がたくさんいて
雨が触れたものはどれもこれも
優しく歌うのよ
屋根と一緒になってトン、トン、トンと音を立てる
土と一緒になってピン、ピン、ピンと音を立てる
花と一緒になってシャン、シャン、シャンと音を立てる
さあ、楽しみましょう
なんて幸せなのかしら


雨が降っていて
なんてかわいいの
空から降って来る雨はここで私と一緒にバレリーナになるのよ
恥ずかしがり屋で
優雅なのよ
私と一緒になって踊るわ
雨は一人きりじゃ踊らないわ
友達がたくさんいて
雨が触れたものはどれもこれも
優しく踊るのよ
窓の上でトン、トン、トンと跳ねる
池を取り巻いてピン、ピン、ピン
それから草の上でタン、タン、タンと飛び跳ねる
さあ、楽しみましょう
なんて幸せなのかしら


#雨って 楽しいね
#どこからともなく 降ってきて いつも楽しく 歌ってる
#だけど ひとりじゃ 歌えない
#仲良しこよしで 集まって
#屋根と一緒に トン トン トン
#土と一緒に ピン ピン ピン
#花と一緒に シャン シャン シャン
#みんなと楽しく 歌ってる
(※以上、#の行は日本語原詞。イタリア語歌詞を参照しているため、原詞とは漢字表記が異なることがあります)

なんて幸せなのかしら!
なんて幸せなのかしら!
1998年(第41回)のゼッキーノ・ドーロ出場曲は既に「私の好きなゼッキーノ・ドーロ」ですべて訳出済み。

【IN UN MARE CALDO】  熱い海で
原詞(アラビア語):チャウキー・ヘガブ  伊語詞:アルベルト・テスタ  曲:ハニ・チェヌダ  歌:ピーター・シェハタ・マクシモス、リタ・タレク・ガミル  / 1999年(第41回)

ほとんど波のない
熱い海の中
ここでは生きるということが
きみの中で…ぽっと火をともすよ
きみが生まれるとき
きみがどんな人になるのか僕には分からない
でもきみがどこにいようと
そこに僕たちはいるよ…

声を挙げてよ
僕らと一緒に歌おう
腕を差し出してよ
抱き合えるように
きみの考えを示してよ
それを僕らに言えるように
そしてもしきみが不安なら
僕らがきみを助けてあげるよ


ここにきみの兄弟がいる
ここにきみの姉妹がいる
たとえ話す言葉が
ここの言葉と全然違ってても
きみがどこで生まれるのか
きみはたぶん知らない
でもこの日…その場所で
僕たちに出会えるよ…

声を挙げてよ
僕らと一緒に歌おう
腕を差し出してよ
抱き合えるように
きみの考えを示してよ
それを僕らに言えるように
そしてもしきみが不安なら
僕らがきみを助けてあげるよ


#(※ここにアラビア語原詞が入りますが、訳者がアラビア語を解しないため割愛します)


ほとんど波のない
熱い海の中
ここでは生きるということが
きみの中で…ぽっと火をともすよ
きみがいつ生まれるのか
きみがどこで生まれるのか
それは僕には分からない
どの神様をきみが目にすることになるのか
僕はきみには尋ねないけれど
でも僕らに近いところに
僕らはきみにいてほしいんだ
きみを待っているよ
【L'ALBERO】  木
原詞(ルクセンブルク語):リアンネ・ニマックス・フィッシュバッシュ  伊語詞:サンドロ・トゥミネッリ  曲:ピエール・ニマックス  歌:ジョー・ポルファー、テッド・コープ  / 1999年(第41回)

この世界には、水、空気、土、火があって
僕らを生み出すのと一緒に木にも生命を与えたんだ
いちばん大きなオーケストラ、あらゆるうちでいちばん素晴らしいもの
色と光と、喜びとハーモニーで満ち溢れている
僕らは誰も、この世界のどんな限界も知らないし
空の青い境界線だって知らないんだ

きみの幹は僕の誇りだよ
僕の腕の中でしっかりと締まっていて
台風が襲ってきても
きみは頭をかがめたりしない

ありがとう、土よ
きみは粘土と石でできている
守っていてくれたまえ
僕の素晴らしい土よ

僕は君の中に入り込む水さ
幹に清らかな樹液を与えるんだ、そしてもし
地面が乾きすぎたら
我慢して、くじけたりしないでよ

ありがとう、水よ
きみのしずくをくれたまえ
そして僕の渇きをいやしてくれ
僕の良き友の水よ


#(※ここにルクセンブルク語原詞が入りますが、訳者がルクセンブルク語を解しないため割愛します。なんとなくは理解できるところが小憎らしい)


僕は火だよ、君を温かくするんだ
きみの幹や枝を温めて、そのうえ
凍えるようなときには、僕は
神様の光を君にあげるよ

ありがとう、火よ
きみはお日様の子どもなんだね
きみは暖かな光をくれる
僕の素晴らしい火よ…

この世界には、水、空気、土、火があって
僕らを生み出すのと一緒に木にも生命を与えたんだ
いちばん大きなオーケストラ、あらゆるうちでいちばん素晴らしいもの
色と光と、喜びとハーモニーで満ち溢れている
僕らは誰も、この世界のどんな限界も知らないし
空の青い境界線だって知らないんだ
【IL CIUCO CICO】  ロバのチコ
原詞(スペイン語):カルロス・アルベルト・デッラ=トーニャ=マルティネッリ 伊語詞:フランチェスコ・リナルディ  曲:カルロス・アルベルト・デッラ=トーニャ=マルティネッリ  歌:ロベルト・エリアス・キンテロ・レイェス  / 2000年(第43回)

ロバが一頭、こんなふうに立派に行くよ
荷物の下になって、街を離れる
ロバが着いたときに
郵便屋さんの出してくる郵便を運ぶんだ

着いたら素敵なお祭りになるよ
ほら、広場ではみんなが待っているよ
封筒に、小包に、はがきに
薬の包みに

だしぬけにロバのチコが、どうしたの?
足を踏ん張ってその場にとどまってしまう
街には行きたくもないし、戻りたくもない
チコの主人もどうすればよいのかまるっきり分からない

だしぬけにロバのチコが、どうしたの?
意地を張ってその場に止まってしまう
頑固者には何もしてやりようがないよ
この場にいると決めたからには

ロバのチコ、急げ、きみのしたいことはできないよ
今している仕事は神聖なものなんだ、君は知らないかもしれないが
待っている人たちがいて、その人たちの小包が届かなかったら
泣く人だってきっといるんだよ

ロバのチコはマニャーナ(※スペイン語で「朝」の意味)から晩まで歩く
コルディリエラ(※中南米の大山脈)の小道中を登ったり下ったり
ロバのチコは行くよ、何度でも、だけど
だしぬけに立ち止まるんだ、でもなんの予告もなしに

ロバのチコは太平洋からアンティル諸島まで行く
夜明けからたそがれまで、星の光る下でも
ロバのチコは行くよ、何度でも、だけど
足を踏ん張って、何もないのにみんな放り出しちゃうんだ
【IL CIUCO CICO つづき】 

#はいしっ!山のロバくん
#はいしっ!ほら、村はとても遠いんだよ
#神かけて、そんなに頑固にしてないでよ
#ごらん、この森は怖いんだよ
#はいしっ!山のロバくん
#はいしっ!ほら、村はとても遠いんだよ
#神かけて、そんなに頑固にしてないでよ
#ごらん、この森は怖いんだよ
#道にはきれいな水の出る井戸があるよ
#そこで今晩は休もうか
#そして朝が来たら帰りの旅をまた続けよう
#だって僕らを本当に愛してくれる人たちが待っているから
(※以上、#の行はスペイン語原詞)

だって、だって、おおぜいの人たちがこんなふうだから
この山のロバたちのようなふうだから
立派な人というのはどうするか知ってる?
尊敬されなくても自分の行く道を行くんだよ

そしてみんな、口を開けて待っている
しなくてはならない事をするのを決心するのを

ロバのチコ!
2001年(第44回)と2002年(第45回)のゼッキーノ・ドーロ出場曲は既に全曲とも「私の好きなゼッキーノ・ドーロ」で訳出済みです。

【IL TEMPO】  時間
原詞(スペイン語):マリアナ・インゴールド  伊語詞:ミケレ・ガラッソ  曲:マリアナ・インゴールド  歌:マリア・ベレン・イスモデス・ビシオ  / 2003年(第46回)

時間、みんなほとんど時間がないのよ
なぜって…時間は過ぎ去ってしまうから
として世界にほとんど時間がないから
私たちにはもう全然時間がないのよ
私、あなたに言うわ
トゥ トゥルルルル オー!
トゥルルルル ンー!
トゥルルルル そうよ!
トゥ トゥルルルル アー!
トゥルルルル オー!
トゥルルルルル

時計が時間を飛ばしているのよ
こうやって…指で止めましょう
私たちも少なくとも一瞬だけ止まりましょう
だって後戻りはできないもの
こんなふうに歌って、こんなふうに踊って、私は遊んだり愛したりするのが好きなのよ
こんなふうに歌って、こんなふうに踊って、私は遊んだり愛したりするのが好きなのよ
トゥ トゥルルルル オー! − オー オー
トゥルルルル ンー! − オー オー
トゥルルルル そうよ
トゥ トゥルルルル アー! − オー オー
トゥルルルル オー! − オー オー
トゥルルルルル


#時間、もうほとんど時間が残ってないのよ
#ほらね、ないのよ、全然残ってないのよ
#そして私たち、時間なしでやらなくちゃならないもんだから
#ほら、ね?誰がそうしたほうがいいと勧めるの?
#『私が勧めるのよ』
#トゥ トゥルルルル オー!
#トゥルルルル ンー!
#トゥルルルル そうよ!
#トゥ トゥルルルル アー!
#トゥルルルル オー!
#トゥルルルルル
(※以上、#の行はスペイン語原詞)
【IL TEMPO つづき】

音楽はたくさんの時間を贈り物にしてくれる
そしてチック…時間が止まるわ
お母さんの愛情には時間がないわ
そしてタック…そこに時間が現れるのよ!

こんなふうに歌って、こんなふうに踊って、私は遊んだり愛したりするのが好きなのよ
こんなふうに歌って、こんなふうに踊って、私は遊んだり愛したりするのが好きなのよ
トゥ トゥルルルル オー! − オー オー
トゥルルルル ンー! − オー オー
トゥルルルル そうよ!
トゥ トゥルルルル アー! − オー オー
トゥルルルル オー! − オー オー
トゥルルルルル

こんなふうに歌って、こんなふうに踊って、 − オ オ オ オ
私は遊んだり愛したりするのが好きなのよ − オ オ オ
こんなふうに歌って、こんなふうに踊って、 − トゥ ル ル ル ル ル
私は遊んだり愛したりするのが好きなのよ − オ オ オ オ オ
トゥ トゥルルルル オー! − オー・・・
トゥルルルル ンー! − オー オー オー オー
トゥルルルル そうよ!
トゥ トゥルルルル アー! − トゥ ル ル ル ル ル
トゥルルルル オー! − オー オー オー オー
トゥルルルルル
さあこれで時間はすっかりおしまい。じゃあね!
【IL TIP TAP DEL MILLEPIEDI】  ムカデのタップダンス
詞:ジャンフランコ・グロットリ、アンドレア・ヴァスケッティ、ジャンニ・トゥッチ  曲:ジャンフランコ・グロットリ、アンドレア・ヴァスケッティ  歌:ラーラ・ポッリ  / 2003年(第46回)

床の下で物音がするわ、いったい何かしら?
 − 不思議だな!
気になって地下室へ降りてみるの、でもすごい暗闇!
 − 真っ暗だよ!
突然閃光がピカッ!
 − ピカッ?
下にある白いライトからよ
もっと詳しく知りたくてこっそり覗き見しようと探すのよ
 − できるかな

私の目に入ったのは、シルクハットをかぶったネズミがこう言うところ、『ショーの始まりだ!』
 − ショーだって?
最前列のほかの動物たちはみんなちょっぴり口笛を吹いたりしてる…
 − きみも頑張って!
一本の脚でティップ・トゥップとやって
 − ティップ・トゥップ?
それから別の脚でトップ・タップとやってるわ
 − トップ・タップ?
ステージの上ではひょろ長い人がこんなふうに歌ったり踊ったりしてるわ…

そうこれが、ティップ・トップ・トゥップ・タップ、ムカデのタップダンスさ
そしておいらは立ったままでいられるようにトゥップやトップを作り出したのさ
千本脚の上でバランスを取って、おいらはフレッド・アステアのように踵を打ち付けるんだ
同時にのたうちながら、上手にリズムを保ってるのさ
そしてこのティップ・トップ・トゥップ・タップは、ムカデのタップダンスさ
 − どんなタップダンス?
おいらの才能で街じゅうをゆっくりと回るよ
 − ローマからボゴタまで!
おいらの巡業はここから始まるのさ、まるでオペラに出ているみたいに感じるよ
タップダンスの踊り手になるのがおいらは好きなのさ
 − 本当に?
そうとも!タップダンスのね!
 − それってどんなダンス?
【IL TIP TAP DEL MILLEPIEDI つづき】 

何年もタンゴやツイストやスイングを勉強してきたあとで…
 − それにボレロ(※スペインの舞曲)も?
いいや!いつも映画で見ていた素敵なダンスをまねてるんだ
 − ジンジャー・ロジャーズ(※米国の映画女優・ダンサー)の出てくるやつ?
そうとも!みんな不思議がるのさ、どんな秘密があるのかなって
この脚全部を一緒に使って踊るなんてどうなってるのかって?
 − どうなってるの?どうなってるの?

簡単さ!
二百五十個の赤い靴がティップとやって
二百五十個の黄色い靴がトップとやるのさ
ティップ ティップ ティップ
ドップ トップ トップ
ティペテティップ ティペテティップ
ティペテティペテティペテトップ
二百五十個の青い靴はトゥップとやって
二百五十個の白い靴はタップとやるのさ
トゥップ トゥップ トゥップ
タップ タップ タップ
 − 全部一緒にやると?
全部一緒にやると…
ティップ・トップ・トゥップ・タップ、ムカデのタップダンスさ
 − もう二歩付け加えて
立ったままでいられるようにトゥップやトップが生まれ出たのさ
 − ムカデ君は転んだりしないよ
ちょっとやる気を起こして
困難に打ち勝って
タップダンスの踊り手になったんだよ!

ティップ トップ トゥップ タップ!
 − もう二歩付け加えて
 − ムカデ君は転んだりしないよ!
ムカデでさえもうまく踊ることができるんだ
あなたの夢だってかなえられるわ、もしそれを信じさえすれば!
ティップ・トップ・トゥップ・タップとやりながら行けば、それがムカデのタップダンスよ
 − もう二歩付け加えて!
自分の才能でもってゆっくりゆっくりここまでたどり着いたのよ!
 − ムカデ君は転んだりしないよ!
困難に打ち勝って、タップダンスの踊り手をしているのよ
そしてムカデ君の夢は現実になったのよ
そしてその夢から幸せが生まれたのよ!
ティペテトペテティペテタップ!タップ!
2004年(第47回)ゼッキーノ・ドーロの出場曲は、すべて「私の好きなゼッキーノ・ドーロ」にて訳出済みです。

【IL MIO AMICO SAMURAI】  私の友達の侍
原詞(日本語):平松美奈(ひらまつ・みな)  伊語詞:ロベルト・ピュミニ  曲:海沼実(かいぬま・みのる)  歌:北田栞(きただ・しおり)  / 2005年(第48回)

私にはお侍さんの友達がいるの
いつも私と一緒にいてくれるのよ
もしあなたが彼のことを知りたいと思ってるのなら
どういうふうな人なのかあなたに教えるわね
お侍さんは怖いもの知らずで
柔道や空手ができるし
困ったことになっている人も助けるのよ
でもひとつ問題があるの

私の友達のお侍さんは
私と一緒に遊んではくれないの
どういうことなのか知りたかったら
私はお侍さんをお助けするの

私の友達のお侍さんは
勇敢で忠誠心が高いわ
お侍さんは私を放っておいたりなんてしない
まさに誠を誓う人よ


もし私が悲しがってると、お侍さんは
甘い三味線の音色を
聴かせてくれるの
太鼓を叩いて、それから
横笛も吹いてくれるわ
ときどき、お侍さんが
ちょっぴり落ち込んでいるときは
ピエロの顔にすると
私も嬉しくなるかもね

私の友達のお侍さんは
私と一緒に遊んではくれないの
どういうことなのか知りたかったら
私はお侍さんをお助けするの

私の友達のお侍さんは
勇敢で忠誠心が高いわ
お侍さんは私を放っておいたりなんてしない
まさに誠を誓う人よ
【IL MIO AMICO SAMURAI つづき】 

#柔道に空手
#刀を持てば
#彼より強い
#人なんていない
#三味線に太鼓
#尺八吹けば
#彼よりうまい
#人なんていない
(※以上、#の行は日本語原詞。イタリア語詞を参照しているため、原詞と漢字表記が異なることがあります)


 − たぶん、君がちょっと失敗したりしても
 − 僕は君のことをもっと分かってあげられる
 − そしてもし君がちょっと困ったことになったりしたら
 − 僕がきみを手助けしてあげるよ

もし私と一緒に遊んでくれれば
私たちお互いにもうちょっと笑い合えるわね
そし一緒に歌っているなら、それなら
私、もうこれ以上何も言わないわ

私の友達のお侍さんは
私と一緒に遊んではくれないの
どういうことなのか知りたかったら
私はお侍さんをお助けするの

私の友達のお侍さんは
私と一緒に遊んでくれるのよ
そしてもし私たちがちょっぴり困ったことになっても
私たち、もっと好きになれるわ…
お侍さんのことを!
【IL MAGGIOLINO CICCIABOCCIA】  コガネムシのズングリムックリ
詞:グローリア・ボナヴェーリ、ジュード・マンドレオーリ  曲:アレッサンドロ・マルゴッツィ  歌:フィダルマ・インティーニ、リュドミラ・ロジッシ  / 2006年(第49回)

庭のまん真ん中、葉っぱの上にいるのは
ぽっちゃりしたコガネムシよ、何をしてるか知ってみたいかな?
シャンプーと大きなブラシを持って大急ぎで行くのよ
にわか雨が残して行った露のしずくの下へと
アーーーー!!!

あっちこっちへ滑りながら羽に石鹸を付けて
それから足をすすいで今度はちょっと跳ねてみるの
いっぺんくるくると回ってみてはもういっぺん回ってみて
でも面白いこと、それからもういっぺん全部繰り返すのよ

コガネムシのズングリムックリ
葉っぱの上でシャワーを浴びるわ
お腹を揺さぶっておしまいにはまっ逆さまになっちゃうの!
コガネムシのズングリムックリ
飛び跳ねながらシャワーを浴びるわ
あなたにもできるかわいいダンスを作り出したのよ!

コガネムシのズングリムックリ
コガネムシのズングリムックリ


そこを通りかかっていたムカデをずぶ濡れにしちゃったわ
それから雪のような石鹸の泡をたくさん作って
あぶくをふっと吹くと青い空へ向かって飛んでいくの
小さなお星さまがたくさん空では光ってるのよ

じっとしたままだけど、コガネムシは満足げよ
朝のお日様のもとで体を乾かしながら、もう夢を見てるわ
シャボン玉がたくさん、桃色や青にきらめいて
ちょっといびきをかいて眠ってるけれど、まるで歌を歌っているみたい

コガネムシのズングリムックリ
葉っぱの上でシャワーを浴びるわ
お腹を揺さぶっておしまいにはまっ逆さまになっちゃうの!
コガネムシのズングリムックリ
飛び跳ねながらシャワーを浴びるわ
あなたにもできるかわいいダンスを作り出したのよ!

コガネムシのズングリムックリ
葉っぱの上でシャワーを浴びるわ
お腹を揺さぶっておしまいにはまっ逆さまになっちゃうの!
コガネムシのズングリムックリ
飛び跳ねながらシャワーを浴びるわ
あなたにもできるかわいいダンスを作り出したのよ!
シャワーを浴びながらでもあなたにもできるのよ!
シャワーを浴びながらでもあなたにも…できるのよ!
【UN BABY PRESIDENTE】  赤ちゃん大統領
原詞(英語、スワヒリ語):カレブ・オンカ  伊語詞:ジャンフランコ・グロットリ、アンドレア・ヴァスケッティ  曲:フレイヴァー・ポレ  歌:ブライアン・ムゼー・オモンディ  / 2006年(第49回)

#僕の夢は、僕の夢は次の大統領になることなんだ!
#僕の夢は、僕の夢は次の大統領になることなんだ!
#僕の夢は、僕の夢は次の大統領になることなんだ!
#僕の夢は、僕の夢は次の大統領になることなんだ!
(※以上、#の行は英語原詞。以下も同様)

 − きみはどこの国から来たの?
ケニアだよ!
 − ケニアはどこにあるの?
アフリカさ!
 − ねえ、アフリカってどんなところ?素敵なものはどんなのがあるの?
動物がたくさん、それに熱帯雨林もあるよ

 − ねえ、君は何歳なの?
八歳だよ、もうじき九歳さ…
 − 君は学校には行ってるの?
僕は行ってるよ、でも全然行ってない子もおおぜいいるんだ…
 − 君は大きくなったら何になるつもりなの?
大統領になってみんなを助けたいんだ!!!
 − ちょっと待って!でもきみはまだ子供でしょ…本当はどんな夢があるの?

#僕の夢は、僕の夢は次の大統領になることなんだ!
#僕の夢は、僕の夢は次の大統領になることなんだ!
#僕の夢は、僕の夢は次の大統領になることなんだ!
#僕の夢は、僕の夢は次の大統領になることなんだ!


 − どれほどおおぜいの人が…
…食べる物がないことか
 − 生きるのに入り用な…
…水が足りないんだ!
 − 僕にはそれが何でもないことのようなふりなんてできないよ!
僕の夢は大統領になることなんだ…
 − そしてもし子供たちが…
…学校へ行けないのなら
 − きみの夢は全部…
…ただの言葉にしかならない
 − 僕にはそれが何でもないことのようなふりなんてできないよ!
僕の夢は大統領になることなんだ
 − ちょっと待って!でもきみはまだ子供でしょ…本当はどんな夢があるの?

##(※ここにスワヒリ語歌詞が入りますが、訳者がスワヒリ語を解さないため割愛します)
【UN BABY PRESIDENTE つづき】 

 − 夜が恐ろしいものでは…
…なくなってほしいよ
 − 大きな川が…
…平原を流れて
 − 緑の木々が…
…栽培されて
 − たくさんの動物たちが…
…あるがまま自由に暮らして
僕にはそれが何でもないことのようなふりなんてできないよ、エー!オー!エー!
僕にはそれが何でもないことのようなふりなんてできないよ、アー!オー!アー!
いつか現れるよ…
いつか現れるよ…
『赤ちゃん大統領』が!!!

#僕の夢は、僕の夢は次の大統領になることなんだ!
僕にはそれが何でもないことのようなふりなんてできないよ…
#僕の夢は、僕の夢は次の大統領になることなんだ!
『赤ちゃん大統領』に!!!
#僕の夢は、僕の夢は次の大統領になることなんだ!
僕にはそれが何でもないことのようなふりなんてできないよ…
#僕の夢は、僕の夢は次の大統領になることなんだ!
『赤ちゃん大統領』に!!!
僕には夢があるんだ!!!
2007年(第50回)、2008年(第51回)のゼッキーノ・ドーロ出場曲はすべて「私の好きなゼッキーノ・ドーロ」で訳出済みです。
 
【ROKKO CAVALLO BROCCO】  やせ馬のロッコ
詞:ジャンフランコ・グロットリ、アンドレア・ヴァスケッティ  曲:ジャンフランコ・グロットリ、アンドレア・ヴァスケッティ  歌:カルロ・フォンターニ  / 2009年(第52回)

サラブレッドたちはみんな、レースに出るのに鍛えなくちゃいけなかった
ロッコはそれにひきかえ、ちっとも駆けたいなんて思わない馬だった
 − ロッコ、きみは駄目な馬だね!
一日中ギターを弾いてる方が好みに合ってたのさ
楽しい音をいくつか奏でてみんなも歌えるようにね
レ、ミ、ファ、ミ、ファ、ソ、ファ、ソ、ラ、ソ、ラ、シ!

ロッコはちょっと運動音痴な馬で
お馬鹿さんみたいだけれどお馬鹿さんじゃないんだよ!
 − お馬鹿さんじゃないのさ、ロッコは!
ギターを抱えて弦の上を駆けるのさ、ミ、シ、ソ、ミ、ラ、レと爪弾いて
 − 歌の先生のピッキョは
 − どの街へ行っても自分の脇にロッコにいてもらいたがる
いつでもそばに付いててほしいんだ!
ロッコと話しながら言うんだ、そのタッチで君を夢見させてくれるよって

蹄を四回打ってみんなに曲の正確な出だしを知らせるよ!
たてがみを踊らせて夜通し踊るよ!
聴いてごらん…
最高に音楽がウマいんだ(※原詞ではSuperclassificavallo、superclassificaとcavalloを兼ねた造語になっている)
素晴らしい歌の一節をきみももっと歌えるよ
ロッコの音楽…
パラスタッラ(※原義不明)の星、それが馬のロッコなのさ… さあ!きみもおいでよ!


駆けているウマたちはもうゴールに近づいて来てる
 − ロッコだけはいないけどね!
ロッコはゆっくり歩いてちょっぴり遅れて到着するよ
 − ロッコ、きみは駄目な馬だね!
ウマというものはいつでも全てのレースで勝ちを収めるわけにはいかない
 − いつでも、ほとんどいつでも!
ロッコは走らないけれどギターを弾いて僕らに夢を見せてくれるのさ
レ、ミ、ファ、ミ、ファ、ソ、ファ、ソ、ラ、ソ、ラ、シ!

ロッコはちょっと運動音痴な馬で
お馬鹿さんみたいだけれどお馬鹿さんじゃないんだよ!
 − お馬鹿さんじゃないのさ、ロッコは!
ロッコは僕らみんなの心をつかむのさ、ミュージシャンになって僕らを連れて行くんだ!

ステージの上では絶対疲れない
満足しすぎだよ、きみにだって分かるだろ
 − ロッコはいかにも満足げだな!
ギターのソリストとドラマーと一緒になって、まったく止まらないよ

蹄を四回打ってみんなに曲の正確な出だしを知らせるよ!
たてがみを踊らせて夜通し踊るよ!
聴いてごらん…
最高に音楽がウマいんだ
素晴らしい歌の一節をきみももっと歌えるよ
ロッコの音楽
パラスタッラの星、それが馬のロッコなのさ… さあ!きみもおいでよ!
【ROKKO CAVALLO BROCCO つづき】  

ロッコはちょっと運動音痴な馬で
お馬鹿さんみたいだけれどお馬鹿さんじゃないんだよ!
 − お馬鹿さんじゃないのさ、ロッコは!
ギターを抱えて弦の上を駆けるのさ、鳴る音は…
ミ、シ、ソ、ミ、ラ、レ
聴いてごらん…
最高に音楽がウマいんだ
素晴らしい歌の一節をきみももっと歌えるよ…
ロッコの音楽…
会場にいるみんな、今夜ほんものの音楽があるよ、…さあ!きみもおいでよ!

会場では今夜
さあ!きみもおいでよ!
ほんものの音楽があるよ
さあ!きみもおいでよ!


======
※タイトルの日本語訳は「駄目馬ロッコ」とでもしたほうがよかったかも。
2010年(第53回)、2011年(第54回)のゼッキーノ・ドーロ出場曲はすべて「私の好きなゼッキーノ・ドーロ」で訳出済みです。
2012年(第55回)のゼッキーノ・ドーロ出場曲は「ゼッキーノ・ドーロ2012」で全曲訳出済みです。 
2013年(第56回)のゼッキーノ・ドーロ出場曲は「ゼッキーノ・ドーロ2013」で全曲訳出済みです。 


ということで、これにてゼッキーノ・ドーロの1959年(第1回)〜2013(第56回)の出場曲、全704曲のうち
歌詞が公式サイトに載っていなかった3曲を除く701曲を全て訳し終えました。
めでたしめでたし。
誤訳がちらほら混じっていたり、イタリア語ではない言語の詞が翻訳できないものも多々あったりして
不行き届きなところがあることは否定しませんが、それでも
日本という国がこれまでに繰り返し目にする機会があったにもかかわらずほぼ完全に無視してきたこの愛らしく楽しい音楽祭のことを
きわめて微力であるが日本の洋楽に対して腐れただれた目に物見せてやったことは意義あるものと考えています。
そして私自身の自己満足にすぎないのかもしれませんが、イタリアという国の文化の根っこの部分をおぼろげにでも理解できたことが
自己の利益になったとみなしています。
どうやら日本人は、私がいないと外国の歌を外国の歌であると認めるというあたりまえの行為ができず、
また歌は歌手が歌うものであって作曲家や作詞家は関与していないと見做しているらしく、
これらのこと(つまり歌は誰かが作ったものであって、その人物は特定可能であるということ)を認識している人が極めて寡少であるという事実は
著作権を無視する行為・精神であり、打破しなければなりません。
この翻訳がその一助となる可能性は薄そうですが、しかしそれでも、ここにゼッキーノ・ドーロの歌詞の翻訳が掲載されたという事実が
日本の、ひいては世界の著作物に対するなんらかの影響を及ぼすかもしれないことを願ってやみません。



なお、次回からは「ゼッキーノ・ドーロ 補遺」が始まる予定です。
オープニングナンバーやフオリ・コンコルソ(ゼッキーノ・ドーロのコンクール内で歌われたが審査の対象にされていない歌)などを採りあげるものです。
110ゼッキーノ・ドーロ 補遺:2014/08/10(日) 13:12:01.36 ID:???
【CIAO AMICO】  こんにちは、みんな
詞:E. カペッリ、G. C. カディレ  曲:フランコ・レイターノ、ミーノ・レイターノ  歌:ピッコロ・コーロ・”マリエーレ・ヴェントレ”・デラントニアーノ  / 1976年(第18回)
〔※ゼッキーノ・ドーロが国際大会になった1976年春(第18回)のオープニングナンバーとして初登場した歌。このあと1984年までオープニング曲として歌われ続けました。
  近年では2012年(第55回)のゼッキーノ・ドーロのオープニング曲として復活。〕

こんにちは、みんな、こんにちは、こんにちは、こんにちは!
こんにちは、みんな、こんにちは、こんにちは、こんにちは!
きみだって心からこう言えば
みんなが優しい気持ちや愛の心を口にしたくなるよ
僕にこんにちはと言ってみて!…

こんにちは、みんな、こんにちは、こんにちは、こんにちは!
こんにちは、みんな、こんにちは、こんにちは、こんにちは!
希望をもってこう言えば
みんなが兄弟愛のことを口にしたくなるよ、僕にこんにちはと言ってみて!…

僕はこんにちはと呼びかける、インド人の子や
中国の子やオーストラリアの子や
黒い肌の子やイギリスの子
ドイツの子やオランダの子に

スイスの子やフランスの子に
ルクセンブルクに住んでいる子に
アメリカの子やベルギーの子にも
みんなに僕のメッセージを届けるよ

『忘れないでね、待ってるよ
 五月になると花が咲き出るように…
 忘れないでね、待ってるよ!』


こんにちは、みんな、こんにちは、こんにちは、こんにちは!
こんにちは、みんな、こんにちは、こんにちは、こんにちは!
きみだって心からこう言えば
みんなが優しい気持ちや愛の心を口にしたくなるよ
僕にこんにちはと言ってみて!…

こんにちは、みんな、こんにちは、こんにちは、こんにちは!
こんにちは、みんな、こんにちは、こんにちは、こんにちは!
希望をもってこう言えば
みんなが兄弟愛のことを口にしたくなるよ、僕にこんにちはと言ってみて!

こんにちは、みんな、こんにちは、こんにちは、こんにちは!
こんにちは、みんな、こんにちは、こんにちは、こんにちは!
きみだって心からこう言えば
みんなが優しい気持ちや愛の心を口にしたくなるよ
僕にこんにちはと言ってみて!…

希望をもってこう言えば
みんなが兄弟愛のことを口にしたくなるよ、僕にこんにちはと言ってみて!
111ゼッキーノ・ドーロ 補遺:2014/08/10(日) 14:42:30.34 ID:???
【RITORNERANNO】  みんないつか戻っていく
詞:マリア・トラヴィア・モルリコーネ  曲:マリア・トラヴィア・モルリコーネ  歌:ピッコロ・コーロ・デラントニアーノ  / 1976年(第19回)
〔※1976年のフリウリ地震による被害者を追悼する歌で、同年秋の第19回ゼッキーノ・ドーロで歌われました。
  フリウリ地震は、同年5月にイタリア北東部のフリウリ周辺で発生して、イタリア国内だけでも1000人近くの死者をもたらした災害です。〕

私の大地にいつまた会えるかをきみに伝えるなんて、僕にはできない
平和なんてどこにもない、僕の子供時代ももう終わってしまった
火は消えてしまい、家もなくなった
そして僕たちのおなじみだったあの鐘も
いまとなってはもう鳴り響かない

心が痛むよ、去ってしまったあの人たちみんなのことで
大地が揺れて、陽気な気持ちの広がるところなどもう残っていない
みんな行ってしまった、それでこの世には誰が残っているの?
お年寄りも子供たちも去ってしまって
誰もここには残っていないんだ

テントの中では、生きようとする心は死なない
僕たちの力は、思い出とともによみがえる
僕たちには大切な源がたくさんある
この地球は生きている石なんだ
そして僕たちもいつかは地へと戻っていくんだよ
112ゼッキーノ・ドーロ 補遺:2014/08/10(日) 16:15:49.09 ID:???
【MARIELE CHI E?】  マリエーレってどんな人?
詞:アントネッラ・ボリアーニ  曲:ジャンマルコ・グワランディ 歌:ピッコロ・コーロ”マリエーレ・ヴェントレ”デラントニアーノ  / 2005年(第48回)
〔※ゼッキーノ・ドーロでコーラスを務める合唱団「ピッコロ・コーロ”マリエーレ・ヴェントレ”デラントニアーノの前任指導者であったマリエーレ・ヴェントレを記念する歌です。
  なおヴェントレはこの10年前の1995年に逝去していますが、それまでゼッキーノ・ドーロの出場者や合唱団の育成に尽力していました。〕

本棚に水色をしたすてきな本があるわ
私の家で何をしているのかはっきりは分からないけれど
手に取って眺めてみると、親しげな顔が載っている
題名には名前が書いてあるわ、マリエーレと

マリエーレってどんな人
マリエーレってどんな人
私はママにに訊いてみるの
マリエーレってどんな人

いろんな発明をしたのか
人々に演説したのか
女王様なのか
それともすごいDJなのか

違うわ、そのどれでもないのよ、とママは答える
その本は素敵なお話を語ってくれる
大きな夢や小さな夢を話してくれる
マリエーレがどのように子供たちを大切にしていたかということを

マリエーレの本をぱらぱらめくると伝記が載っているわ
そこではマリエーレが指を動かして指揮を執っている
その写真ではマリエーレがしかめ面をしていて
男の子がひとり、その顔を見て笑ってるわ

ここではフクロウみたいに目をぱっちり開いて
腕を挙げてはすばやく振り下ろす
するとそのはっきりしたパントマイムに合わせて
小さな合唱団が見つめ続けているわ

マリエーレってどんな人
マリエーレってどんな人
私はママにに訊いてみるの
マリエーレってどんな人

いろんな発明をしたのか
人々に演説したのか
女王様なのか
それともすごいDJなのか

マリエーレってどんな人
マリエーレってどんな人
ねえ、私に教えて、ママ
マリエーレってどんな人

きっととても重要な
人のはずよ
その人のことが書いてある本まで
あるくらいなら
113ゼッキーノ・ドーロ 補遺:2014/08/10(日) 16:16:45.68 ID:???
【MARIELE CHI E? つづき】 

その間にも私は本をめくり続けるの、そしたら書いてあるのを目にするのよ
歌いたくない黒いネコさんのこと(※第11回、『Volevo un gatto nero』)
ポポフくんは腕に抱かれてパニーニを食べているわ(※第9回、『Popoff』)
こっちでは羽虫さんにいい子いい子してるのよ(※第10回、『Il valzer del moscerino』)

こちらはクラクフ(※ポーランド中部の都市、ピッコロ・コーロがしばしば公演に訪れていた)、溢れんばかりの人
マリエーレは合唱団とともに巨大な広場で
二本の指でちょっと疲れた顔を支えて
そばにいる人ににっこり笑顔をしてみせるのよ

二人の法皇様の前でマリエーレの合唱団は歌ったわ
それからイスラエルでは国の偉い人たちのところで歌ったわ
俳優たちや歌手たちにまじって世界中をツアーして
マリエーレは立派な劇場の舞台に立つのよ

マリエーレってどんな人
マリエーレってどんな人
私はママにに訊いてみるの
マリエーレってどんな人

マリエーレは何百もの歌とともに
みんなに話して聞かせたわ
小さな合唱団も
マリエーレのことを話したわ

マリエーレってどんな人
マリエーレってどんな人
ねえ、私に教えて、ママ
マリエーレってどんな人

マリエーレは、私たちにとっていつでも
とても大切な人でいるのよ
私たちの中で
その思い出が生き生きとしているの

こんな事を言う人もいるわ、あの人は天使だよ
それとも魔法を使える妖精か
偉大な先生か、それともただのお母さんか
マリエーレはマリエーレよ、あなたにとってのお友達よ

マリエーレってどんな人
マリエーレってどんな人
私はママにに訊いてみるの
マリエーレってどんな人

マリエーレは、私たちにとっていつでも
とても大切な人でいるのよ
私たちの中で
その思い出が生き生きとしているの

みんなにとってのお友達にしても、あなたが望むような人であっても
マリエーレはマリエーレよ、今ではもうあなたにも分かったわね
114ゼッキーノ・ドーロ 補遺:2014/08/10(日) 18:07:13.74 ID:???
【44 GATTI (QUARANT'ANNI DOPO)】  44匹のネコたち(四十年たったら)
詞:マリア・クリスティーナ・ミッシャーノ、ジュゼッペ・カザリーニ  曲:マリア・クリスティーナ・ミッシャーノ、ジュゼッペ・カザリーニ  
歌:ヴェルディ・ノーテ・デラントニアーノ、ピッコロ・コーロ”マリエーレ・ヴェントレ”デラントニアーノ  / 1997年(第40回)
〔※ゼッキーノ・ドーロ40周年を記念して作られた歌。第10回(1968年)の優勝曲でゼッキーノ・ドーロを代表する歌でもある『Quarantaquattro gatti』を編曲したものです。
  歌詞は『Quarantaquattro gatti』の続編として描かれています。また、作詞作曲には『Quarantaquattro gatti』の作者であるカザリーニも関わっています。
  ヴェルディ・ノーテ・デラントニアーノは、ピッコロ・コーロ”マリエーレ・ヴェントレ”デラントニアーノと同じくアントニアーノに所属する合唱団で、14歳以上の少年少女が所属します。〕

〔せりふ〕
みんなは知りたいかな、この何年もたつ間に
あの六列に並んで二匹は余っていた
44匹のネコたちがどうしていたかを?

〔ヴェルディ・ノーテ女子〕
大雨で水浸しになった
大きなビルの地下室で

〔ヴェルディ・ノーテ男子〕
このネコたちは声を揃えて決めた
街は自分たちが住むには向いていないんだと

〔ヴェルディ・ノーテ女子〕
夜になってニャーオと鳴きたくても
高層ビルに囲まれてたら見つけるのは難しいわ

〔ヴェルディ・ノーテ男子〕
ハンカチほどの青い空さえも
それにお月様だってちっとも見つからないよ…

〔ピッコロ・コーロ〕
44匹のネコたちは、人口調査をしたんだ
路地裏や屋根の上に住んでいるほかのネコたちみんなのね

〔ヴェルディ・ノーテ女子とピッコロ・コーロ〕
すぐさま決めたよ、考え直しもせずに
田舎に出かけて
これほど窮屈な思いをしないでいられるように
そして最初の集会を開いたとき

〔全員〕
そこにいたのは…201匹!

201匹のネコたち
八列に並んで一匹は余ってて
こう言ったんだ、『ひっくるめて考えれば、
八列に並んで一匹は余ってて
田舎の暮らしは、
八列に並んで一匹は余ってて
きっと極楽さ、
八列に並んで一匹は余ってて』

するとおかしな出来事が起こった
清らかな空気と健康な食べ物で
誰もなんの嫌な思いもしないでいたら
ネコたちは…2001匹になったんだ!
115ゼッキーノ・ドーロ 補遺:2014/08/10(日) 18:08:13.46 ID:???
【44 GATTI (QUARANT'ANNI DOPO)】  

〔ヴェルディ・ノーテ女子〕
農場ってのは、誰でも知ってのとおり
街の家の屋根よりもずっと素敵なものなのよ

〔ヴェルディ・ノーテ男子〕
おじいちゃんネコは子ネコに話して聞かせる
街で屋根の上で暮らしていたころの話を

〔ヴェルディ・ノーテ女子〕
緑なんて全然無くて、コンクリートばかり
大空の奏でる音楽だって聞こえない

〔ヴェルディ・ノーテ男子〕
ネコたちが上を見上げれば
お月様がにっこりしていないいないばあをする

〔ピッコロ・コーロ〕
あれからすっかり長いことたった頃の44匹のネコたち

〔ヴェルディ・ノーテ男子〕
お父さんは気がふさいでいるときは君たちに歌ったものさ

〔ヴェルディ・ノーテ女子とピッコロ・コーロ〕
お母さんはあなたたちの手を取って歌ってあげたわ
そして私は今日あなたたちに歌うわ、十分以上にいるから
あなたたちに歌ってひとりひとり数えるわね

〔全員〕
やって来たみんなの数は…201人!

201匹のネコたち
八列に並んで一匹は余ってて
こう言ったんだ、『ひっくるめて考えれば、
八列に並んで一匹は余ってて
田舎の暮らしは、
八列に並んで一匹は余ってて
きっと極楽さ、
八列に並んで一匹は余ってて』

するとおかしな出来事が起こった
清らかな空気と健康な食べ物で
誰もなんの嫌な思いもしないでいたら
ネコたちは…2001匹になったんだ!
2001匹!
2001匹!
116ゼッキーノ・ドーロ 補遺:2014/08/13(水) 17:01:08.51 ID:???
【IL TRENINO DELLO ZECCHINO】  ゼッキーノの汽車ポッポ
詞:チノ・トルトレッラ、ジルジョ・コマスキ  曲:チノ・トルトレッラ、ジルジョ・コマスキ   歌:ピッコロ・コーロ”マリエーレ・ヴェントレ”デラントニアーノ  / 1998年(第41回)
〔※ゼッキーノ・ドーロ40周年を記念して作られた歌。1998(第41回)年から2001年(第44回)までテーマソングとして使われました。
  ゼッキーノ・ドーロの発起人であるチノ・トルトレッラが制作に携わっています。これまでの出場曲を多数ちりばめた、楽しい歌です。〕

ゼッキーノだよ、ゼッキーノ・ドーロだよ
テレビの中を汽車のように旅して、わくわくする気持ちを運ぶんだ
その客車全部が、歌でいっぱいになってるのさ
だから僕ははっきり言うのさ、『地面なんかにじっとしてられないよ』
僕はこの列車に飛び乗って、旅をしながら歌うんだ

シュッ シュッ シュッ シュッ シュッ…
シュッ シュッ シュッ シュッ シュッ…

テレビっていうのは駅のようなものよ
やって来る人あり、去っていく人あり
それぞれ家から出てきてその列車を選ぶのよ
旅に出るとちょっとずつ夢を見始めるの
マリエーレ先生の夢、私は手を差し伸べる
そして一緒にそこにいるその汽車を選ぶのよ

 − 何をするからなの?何をするからなの?

シュッ シュッ シュッ シュッ シュッ…
シュッ シュッ シュッ シュッ シュッ…

乗せて運んでいるのは、庭でワルツを踊っている羽虫(※1968年(第10回)の『Il valzer del moscerino』)
それからコーヒーを入れてくれるペッピーナさん!(※1971年(第13回)の『Il caffe della Peppina』)
ヒヨコのダンサーにハリー・ガリーの先生(※1964年(第6回)の『Il pulcino ballerino』)
三かける三の列に並んだ四十四匹のネコたち!(※1968年(第10回)の『Quarantaquattro gatti』)

 − なに?なに?なに?なに?

ゼッキーノだよ、ゼッキーノ・ドーロだよ
テレビの中を汽車のように旅して、わくわくする気持ちを運ぶんだ
その客車全部が、歌でいっぱいになってるのさ
だから僕ははっきり言うのさ、『地面なんかにじっとしてられないよ』
僕はこの列車に飛び乗って、旅をしながら歌うんだ

 − もし動くのが遅くなったら?

さあ!さあ!さあ!ぐっと押してやるんだ
ぐっと押してやれば、到着できるようになるよ!(※1965年(第7回)の『Dagli una spinta』。この箇所はメロディーもこの歌のものを取り入れています)
117ゼッキーノ・ドーロ 補遺:2014/08/13(水) 17:02:05.28 ID:???
【IL TRENINO DELLO ZECCHINO つづき】 

シュッ シュッ シュッ シュッ シュッ…
シュッ シュッ シュッ シュッ シュッ…

中にいるのは、真っ赤なリボンを付けた小鳥(※1962年(第4回)の『La giacca rotta』)
白ネコたちと黒ネコたちに(※1969年(第11回)の『Volevo un gatto nero』)コーヒー豆たち!(※1962年(第4回)の『Chiccolino di caffe』と1970年(第12回)の『Ninna nanna del chicco di caffe』)
コサック帽をかぶったポポフに(※1967年(第9回)の『Popoff』)、親愛なるピノッキオ(※1959年(第1回)の『Lettera a Pinocchio』)
グーグーの本の石でできたページ!(※1976年(第19回)の『Gugu bambino dell'eta della pietra』)

 − ほかには誰がいるの?ほかには誰がいるの?

シュッ シュッ シュッ シュッ シュッ…
シュッ シュッ シュッ シュッ シュッ…

いちばんの子マリオと(※1996年(第39回)の『E' meglio Mario』)ラクダのカタリ(※1997年(第40回)の『Il katalicammello』)
ワニだって乗っているよ、どんな声で鳴くんだろうね?(※1993年(第36回)の『Il coccodrillo come fa?』)
おじいちゃんがスーパーマンなら(※1990年(第33回)の『Nonno Superman』)、男の子は手に負えなくて(※1997年(第40回)の『Un bambino terribile』)
お父さんはちっちゃい子よ(※1987年(第30回)の『Il mio grande papa』か)、子供っぽいパパ!(※1991年(第34回)の『Bambinissimi papa』)

 − なに?なに?なに?なに?

ゼッキーノだよ、ゼッキーノ・ドーロだよ
テレビの中を汽車のように旅して、わくわくする気持ちを運ぶんだ
その客車全部が、歌でいっぱいになってるのさ
だから僕ははっきり言うのさ、『地面なんかにじっとしてられないよ』
僕はこの列車に飛び乗って、旅をしながら歌うんだ

ゼッキーノだよ、ゼッキーノ・ドーロだよ
テレビの中を汽車のように旅して、わくわくする気持ちを運ぶんだ
その客車全部が、歌でいっぱいになってるのさ
だから僕ははっきり言うのさ、『地面なんかにじっとしてられないよ』
僕はこの列車に飛び乗って、旅をしながら歌うんだ

 − もし動くのが遅くなったら?

さあ!さあ!さあ!ぐっと押してやるんだ
ぐっと押してやれば、到着できるようになるよ!
118ゼッキーノ・ドーロ 補遺:2014/08/15(金) 20:23:20.25 ID:???
【MIO FRATELLINO】  私の弟
詞:コントラ・カモッリ合唱団、編集はF. パラフェルリ  曲:E. モーリ、D. モレット、L. ミズリェッロ   歌:ピッコロ・コーロ”マリエーレ・ヴェントレ”デラントニアーノ  / 2002年(第45回)
〔※第45回ゼッキーノ・ドーロのフオリ・コンコルソ(審査の対象にならない、コンクールを彩る歌)として歌われた曲。ゼッキーノ・ドーロのアニメ版ビデオにも収録されています。〕

友達三、四人と一緒に自転車で走りながら
じっくり考えていたの
弟がいないまま年を取っちゃうのって
本当にいい事なのかなって
弟がすごく欲しいのよ
それでママにも頼んだわ
そんなわけで、私が幸せになれるよう
いま子守唄を歌うのよ

弟のための子守歌、ねんねんよ
青いリボンのついた揺りかごの中
いちばん可愛い赤ちゃんが眠って夢を見ているわ
コウノトリさんが運んできてくれたのよ

 − ウェー ウェー ウェー
こんなちっちゃな変な顔の子だけど
 − ウェー ウェー ウェー
ネコよりも柔らかいのよ
 − ウェー ウェー ウェー
こうして声をひとつ上げるか上げないかのうちに
私は弟ををすぐさま抱っこするのよ、すぐさま

 − 弟がぐずってるわ
おむつを替えてほしいのよ
 − 弟がぐずってるわ
たぶんちょっぴり退屈してるだけよ
 − 弟がぐずってるわ
また眠たくなったのかもね
 − 弟がぐずってるわ
これはもうおとなしくしてられない…のよ!


時がたてば、ほらね、私も思うのよ
弟のことに満足しているなって
おねんねさせるためでもいいから
あなたにも子守唄を歌ってほしいのよ
弟のための子守歌、ねんねんよ
青い目をした素敵な赤ちゃん
こんないたずらっ子みたいな顔をして
ぐずり始めたら私はすぐに抱っこしてあげるの!

 − ウェー ウェー ウェー
みんなを惹きつける笑顔
 − ウェー ウェー ウェー
みんなを和やかにする効き目があるわ
 − ウェー ウェー ウェー
特別な作戦なのよ
この子が思っていることをするためのね
 − 弟が笑ってるわ
何かしてもらったのね
 − 咳をしてるわ
病気に掛かっているからなのよ
こんどは叫んでるわ
何か自分の好きな事をしたいのよ
こんどは笑ってるわ
やっとおとなしくしてくれるみたい…ね
119ゼッキーノ・ドーロ 補遺:2014/08/15(金) 20:27:50.31 ID:???
【MIO FRATELLINO つづき】

ときどきはお互い喧嘩したり
それからときにはお互い腹を立てたり
もし病気になったら私は悲しいわ
お祭りでも台無しになっちゃう
でも弟ができてからは
私の人生はちょっぴり変わったわ
だって弟は私にいいお姉ちゃんでいてほしくて
こう言うのよ、『ぼくのお姉ちゃんだもん』

 − ウェー ウェー ウェー
こんなちっちゃな変な顔の子だけど
 − ウェー ウェー ウェー
ネコよりも柔らかいのよ
 − ウェー ウェー ウェー
こうして声をひとつ上げるか上げないかのうちに
私は弟ををすぐさま抱っこするのよ、すぐさま
 − ウェー ウェー ウェー
みんなを惹きつける笑顔
 − ウェー ウェー ウェー
みんなを和やかにする効き目があるわ
 − ウェー ウェー ウェー
特別な作戦なのよ
この子が思っていることをするためのね
120ゼッキーノ・ドーロ 補遺:2014/08/22(金) 19:06:46.69 ID:???
【LO ZECCHINO D'ORO】  ゼッキーノ・ドーロ
詞:マリオ・パンツェーリ  曲:ジュゼッペ・プリンチペ   歌:ゼッキーノ・ドーロの出場者たち  / 1959年(第1回)
〔※第1回ゼッキーノ・ドーロのオープニングテーマ曲です。この曲は、1959年から1970年までと、1992年から1996年までのじつに17回もオープニングナンバーとして歌われていて、
 ゼッキーノ・ドーロのオープニング曲としては歴代1位の多さです。〕

ラ ラ ラ ラ ラ ラ ラ
トララ ララ ララ ラ…
ラ ラ ラ ラ ラ ラ ラ
トララ ララ ララ ラ…

ゼッキーノをお祝いしようよ
テレビ越しに
ゼッキーノをお祝いしようよ
その黄金に輝く歌を連れて来たんだ

なんてすばらしいんだ、トララ ラ ラ ラ ラ
なんてすばらしいんだ、わあ、幸せだよ

やったよ、やったよ、ゼッキーノだ!
歌おう、歌おう、僕たちと一緒に…
これは、子供たちとママたちとパパたちの
お祭りなんだ

ラ ラ ラ ラ ラ ラ ラ
トララ ララ ララ ラ…
ラ ラ ラ ラ ラ ラ ラ
トララ ララ ララ ラ…

アントニアーノへようこそ
僕らと一緒に歌いにようこそ
アントニアーノから飛び立つよ
善いことを伝えるメッセージが…

なんてすばらしいんだ、トララ ラ ラ ラ ラ
なんてすばらしいんだ、わあ、幸せだよ

歌おう、歌おう、ゼッキーノを!
世界中みんながきっと歌うよ…
そしてゼッキーノを通して
声が一つになるよ

ラ ラ ラ ラ ラ ラ ラ
トララ ララ ララ ラ…
ラ ラ ラ ラ ラ ラ ラ
トララ ララ ララ ラ…

ゼッキーノをお祝いしようよ
テレビ越しに
やったよ、やったよ、ゼッキーノだ
その黄金に輝く歌を連れてきたよ

なんてすばらしいんだ、トララ ラ ラ ラ ラ
なんてすばらしいんだ、わあ、幸せだよ

やったよ、やったよ、ゼッキーノだ!
歌おう、歌おう、僕たちと一緒に
これは、子供たちとママたちとパパたちの
お祭りなんだ
121ゼッキーノ・ドーロ 補遺:2014/09/06(土) 20:21:23.13 ID:???
【ELE】  エレ
詞:セルジオ・メネガーレ  曲:セルジオ・メネガーレ   歌:ピッコロ・コーロ”マリエーレ・ヴェントレ”デラントニアーノ、ヴェルディ・ノーテ””デラントニアーノ  / 1996年(第39回)
〔※ピッコロ・コーロの指導者で1995年に亡くなったマリエーレ・ヴェントレを偲び、1996年のゼッキーノ・ドーロて歌われた歌。1999年のアルバム「Omaggio a Mariele」にも収録されています。〕

私は小さな女の子、でももちろん、私だって分かってるのよ
誰にだって、いちばん小さな微生物にさえ、お母さんがいるってことを
お母さん、いいことがたくさん必要なすてきな人
子ガモのように、クワ、クワ、すっかり汚れちゃったときでも

他のお母さんがいつでも付き添っててくれる
歌ったり遊んだり考えたりすることを教えてくれた
三輪車で走っているとき、思いついて作り始めたのよ
私の心の中から湧いてくるこの変てこな歌を

 − 私たち、足を踏み鳴らそう、だって
 − きみの中でこんなに大きく育ったんだもの
 − 私たち、足を踏み鳴らそう、だって
 − きみの中で心臓が打っているのと同じことだもの

 − 音楽、音楽
 − 笑うため、踊るため、それに… 
 − 音楽、最高に甘くて
 − 私にとってはサクランボの載ったホイップクリームよ


エレ、エレ、エレ、私はお日様と一緒に起きるのよ
エレ、エレ、エレ、バルコニーに出てあたりを眺めるわ
太っちょの子スズメはビスコッティばかり欲しがるの
それからまるきりすばしこくさえずるのよ、宇宙にいるあの方のことも

エレ、エレ、エレ、お祭りの時の世界って美味しいな
エレ、エレ、エレ、森だって歌うわ

小川のしずくで歌を奏で始める
いっぽう風はいつでも木の葉を素早く鳴らして歌っている

 − 私たち、足を踏み鳴らそう、だって
 − きみの中でこんなに大きく育ったんだもの
 − 私たち、足を踏み鳴らそう、だって
 − きみの中で心臓が打っているのと同じことだもの

 − 音楽、音楽
 − 笑うため、踊るため、それに… 
 − 音楽、最高に甘くて
 − 私にとってはサクランボの載ったホイップクリームよ
 − 音楽、音楽
 − 最高に甘くて、最高に素晴らしくて
 − 音楽、音楽
 − そのハーモニーは私の中に響いているの
122ゼッキーノ・ドーロ 補遺:2014/09/06(土) 20:22:51.00 ID:???
【ELE つづき】 

音楽、音楽
 − 笑うため、踊るため、それに… 
 − 音楽、最高に甘くて
 − 私にとってはサクランボの載ったホイップクリームよ
 − 音楽、音楽
 − 最高に甘くて、最高に素晴らしくて
 − 音楽、音楽
 − そのハーモニーは私の中に響いているの

 − 音楽、音楽
 − 最高に甘くて、最高に素晴らしくて
 − 音楽、音楽
 − そのハーモニーは私の中に響いているの
 − そのハーモニーは私の中に響いているの
 − そのハーモニーは私の中に響いているの
123ゼッキーノ・ドーロ 補遺:2014/10/11(土) 22:39:09.12 ID:???
https://pt.wikipedia.org/wiki/Gala_dos_Pequenos_Cantores_da_Figueira_da_Foz
めもめも φ(.. )

ヒキガエルを見たとエッチュ〜!が出たことがあるらしい
124ゼッキーノ・ドーロ 補遺:2014/10/31(金) 19:58:13.50 ID:???
出場曲が置き換わった、という、ゼッキーノ・ドーロ56年の歴史でも初めての出来事があった。

ブルガリアから出場する予定だった「Problemi di gatto」が、不明の理由で出場しないことになり
かわりに出ることに決まったのがイタリアからの出場曲「Do i numeri」となったとのこと。
ブルガリアのネコちゃんに何があったんだろう…
なお、この発表がなされたのは10月21日らしい。つい先日の話である。急展開すぎるわ…


【DO I NUMERI】(題名の大意:数当てするよ)
詞:マリオ・ガルディーニ  曲:カルロ・マリーア・アロージオ


これで第57回ゼッキーノ・ドーロの海外からの出場曲はコスタリカからの1曲だけになってしまった
しかもそれを歌う子はイタリア在住のコスタリカ人らしい。
どうなるんだよ、国際大会としてのゼッキーノ・ドーロは…日本人にももうちょっと出てほしいのにさ。

なお、上記の「Do i numeri」を含め一部の出場曲は、既に今日(10月31日)の時点で公式サイトに歌詞と出場者プロフィールが出ています。
http://www.zecchinodoro.org/canzoni_e_interpreti_pagina.php
125ゼッキーノ・ドーロ2014:2014/11/07(金) 01:24:40.09 ID:???
公式サイトには既に今年の歌の歌詞が掲載されてるんだが
(さらに作者プロフィール、歌唱者プロフィールも)
そろそろ翻訳を始めるべきころかな〜?
でも昔のゼッキーノ・ドーロは番組開始まで出場曲は秘密にされていたとか聞いたことがあるんだが
いまどきのようにこんなにフライングさせて良いものなんだろうか
126ゼッキーノ・ドーロ 補遺:2014/11/20(木) 00:04:53.71 ID:???
きょう11月20日は国際こどもの日。
ここ数年来この日を含む週にゼッキーノ・ドーロが開催されていたので
UNICEFも協力していることだし、国際こどもの日を意識しての日程なのかなと思ったけれど
今年は来週に開催されるのでどうやら国際こどもの日とは関係していないようだ。
127 【東電 56.1 %】 :2014/11/24(月) 04:27:20.95 ID:???
>>126
に、質問。今日こそは答えてもらおうじゃないか!キミはいつもそんなんだよね…ったく…じゃあ、あの件を聴くよ


神戸市の東、芦屋西宮の知的障害者施設で未成年利用者に性的な行為をして淫行条例で逮捕された三田谷学園元職員の堂垣直人(西宮市老松町)は、結局どういう罪になったの?
被害者家族のケアを芦屋市役所と兵庫県警はちゃんとやったのか?
差別や虐待は環境を選べない子供には関係ない。

http://www.youtube.com/watch?v=JxMzW3ZlV4g&sns=em


キミのことは一応評価はしてるんやで。朝はしっかり歯を磨くんだよ。
128ゼッキーノ・ドーロ2014:2014/11/24(月) 16:38:19.94 ID:???
上に空気の読めない気違いがいるみたいだけどこういうスレ違いの書きこみしかできないのって哀れだよね、すぐにでもあの世に引き取らせてあげたい

さてそれはそれとして2014年第57回ゼッキーノ・ドーロの歌詞がすべて公開されているので今年も楽しく翻訳いたします。

【MONO MONOPATTINO】  キック・キックスケーター
詞:ヴィットーリョ・セッサ=ヴィターリ  曲:レナート・パレーティ  編曲:マルコ・グワルネーリョ  歌:サーラ・スタルターリ  / 2014年(第57回)

CORO:箱を開けてよ、箱を開けてよ、箱を開けてよ  
      中に何が入ってるのか見てみて!!!
SOLISTA:誕生日にあなたのお友達が楽しげにお祝いしてくれる
     鮮やかな色とりどりの大きな包みを用意してくれたのよ
     その箱の中に隠れているのは本当にびっくりするようなものなのよ!
CORO:早く開けてみて、気になっているのにそれ以上我慢してないでよ
TUTTI:すてきだ!キックスケーターだよ!
CORO:キック・キック・キックスケーターだよ!
TUTTI:きらきら光るハンドルが付いてる!
CORO:キック・キック・キックスケーターだよ!
TUTTI:さっそく公園で乗ってみよう!
CORO:キック・キック・キックスケーターだよ!
TUTTI:きっと楽しいよ!
CORO:キック・キック・キックスケーターだよ!
SOLISTA:何度か足で押してやるだけでオーケー、そうすればたちまち風のように走ってくれる!
TUTT:スピードがどれだけ上がるか感じてよ!
CORO:走ろう…走ろう…走ろう…走ろう…走ろう、走ろう、走ろう、走ろう、走ろう、走ろう、走ろう、走ろう、走ろう、!

SOLISTA:気持ち良く走れば、友達も楽しそうに君を追いかける
CORO:さあ!さあ!
SOLISTA:みんな息を切らせているよ、だって君があまり速いんだもの
CORO:走ろう!走ろう!
SOLISTA:もし道路が突然もうちょっと急な下り坂になれば
CORO:アイ!アイ!
     とんぼ返りを打って困ったことにならないように、ブレーキを掛けるときさ

TUTTI:すてきだ!キックスケーターだよ!
CORO:キック・キック・キックスケーターだよ!
TUTTI:なんにも騒音なんて立てないんだよ!
CORO:キック・キック・キックスケーターだよ!
TUTTI:交通の邪魔になんてならないよ!
CORO:キック・キック・キックスケーターだよ!
TUTTI:環境を汚染したりなんてしないよ!
CORO:キック・キック・キックスケーターだよ!

SOLISTA:何度か足で押してやるだけでオーケー
       そうすればたちまち風のように走ってくれる!
TUTT:スピードがどれだけ上がるか感じてよ!
CORO:分かるよね、分かるよね、分かるよね
SOLISTA:軽やかに走れるってことが
CORO:分かるよね、分かるよね、分かるよね
SOLISTA:きみにもできるのよ
CORO:僕らと一緒に、僕らと一緒に、僕らと一緒に
SOLISTA:楽しく行こうよ!
CORO:このうえなく速く
TUTTI:走れるんだよ
SOLISTA:何度か足で押してやるだけでオーケー
       そうすればたちまち風のように走ってくれる!
TUTT:幸せな気分がどれだけ上がるか感じてよ!
CORO:さあ、さあ、さあ、さあ、さあ、さあ、さあ、さあ!
TUTTI:キックスケーターで走ろうよ!
129ゼッキーノ・ドーロ2014:2014/11/24(月) 17:38:50.46 ID:???
【CHI HA PAURA DEL BUIO?】  暗闇を怖がってるのは誰?
詞:マリオ・ガルディーニ  曲:ジョヴァンニ・パオロ・フォンターナ、ロベルト・デ=ルーカ  編曲:アレックス・ヴォルピ  歌:エドアルド・バルキ、アレッシア・キャネーゼ  / 2014年(第57回)

CORO:怖いよ、怖いよ、怖いよ、怖いよ、
     怖いよ、怖いよ、怖いよ、怖いよ!

1° SOLISTA:暗闇を怖がってるのは誰?  2° SOLISTA:僕じゃないよ!
         暗闇を怖がってるのは誰?           僕じゃないよ!
         怖がっているのはカロリーナ
         まだちっちゃい子だから明かりが欲しいのよ
2° SOLISTA:お布団の中に!
CORO:暗闇を怖がってるのは誰?  2° SOLISTA:僕じゃないよ!
     暗闇を怖がってるのは誰?           僕じゃないからね!
1° SOLISTA:怖がっているのはいとこの子
         ベッドの下やら引き出しの中やらをのぞいてるのよ
2° SOLISTA:でも僕は違うよ!

1° SOLISTA:私は大きい子よ、私は大きい子よ、そして私くらいの年の子になると
         ちょっとくらい暗がりがあるからってちっとも怖がったりしないわ
          でも分かってる、でも分かってる、私よりずっと小さい子のことを
          暗闇の中には何がいるのって毎晩聞いてくるのよ!
2° SOLISTA:何がいるの?何がいるの?

CORO:火星からやって来た目の無い宇宙人がいるのかもよ
1° SOLISTA:ちょっとつねってやりさえすれば、ほらね、逃げてっちゃうわ!
CORO:真っ黒な魔女がいて子供を食べちゃうのかもよ       2° SOLISTA:食べちゃうのかも、食べちゃうのかも
    朝が来るまで捕まえておいちゃおう
1° SOLISTA:もうほかに言うことがなくなっちゃった、もう眠っちゃっていいかしら?
CORO:暗闇を怖がってるのは誰?  2° SOLISTA:僕じゃないよ!


CORO:怖いよ、怖いよ、怖いよ、怖いよ、
     怖いよ、怖いよ、怖いよ、怖いよ!

1° SOLISTA:暗闇を怖がってるのは誰?  2° SOLISTA:僕じゃないよ!
         暗闇を怖がってるのは誰?           僕じゃないよ!
         怖がっているのはルドヴィーカ、私のいちばんのお友達よ、怖いなんて絶対に言わないけどね
2° SOLISTA:でも僕は知ってるもん!
CORO:暗闇を怖がってるのは誰?  2° SOLISTA:僕じゃないよ!
     暗闇を怖がってるのは誰?           僕じゃないからね!
1° SOLISTA:怖がっているのはうちの隣の子、ベッドの天蓋のそばに明かりをつけているの
2° SOLISTA:でも僕は違うよ!

1° SOLISTA:私は大きい子よ、私は大きい子よ、そして私くらいの年の子になると
         ちょっとくらい暗がりがあるからってちっとも怖がったりしないわ
          でも分かってる、でも分かってる、私よりずっと小さい子のことを
          暗闇の中には何がいるのって毎晩聞いてくるのよ!
2° SOLISTA:何がいるの?何がいるの?

CORO:すごい歯をした吸血鬼がドアを叩こうとしてるのかもよ
1° SOLISTA:「さあいらっしゃい」なんて言いさえしなければ最後には帰ってっちゃうわ!
2° SOLISTA:帰ってっちゃうよ、帰ってっちゃうよ
CORO:包帯を巻いたミイラがエジプトからやって来たのかもよ
     カーテンで巻いちゃおうよ、ママが縫ってくれるよ!
1° SOLISTA:もうほかに言うことがなくなっちゃった、もう眠っちゃっていいかしら?
130ゼッキーノ・ドーロ2014:2014/11/24(月) 17:40:23.29 ID:???
【CHI HA PAURA DEL BUIO? つづき】 

1° SOLISTA:暗闇を怖がってるのは誰?  2° SOLISTA:僕じゃないよ!
         暗闇を怖がってるのは誰?           僕じゃないからね!
         怖がっているのはメンドリさん、テンがこっそり近寄って来るのに気が付いたのよ
2° SOLISTA:でも僕は違うよ!
CORO:暗闇を怖がってるのは誰?  2° SOLISTA:僕じゃないよ!
     暗闇を怖がってるのは誰?           僕じゃないからね!
1° SOLISTA:怖がっているのは先生よ、窓のうちから嵐を見ているの
2° SOLISTA:でも僕は違うよ!
CORO:暗闇を怖がってるのは誰?  2° SOLISTA:僕じゃないよ!
     暗闇を怖がってるのは誰?           僕じゃないからね!
1° SOLISTA:怖がっているのはフグ、黄色いひれがないので姿を見せたくないのよ
2° SOLISTA:でも僕は違うよ!
CORO:暗闇を怖がってるのは誰?  2° SOLISTA:僕じゃないよ!
     暗闇を怖がってるのは誰?           僕じゃないからね!
1° SOLISTA+CORO:怖がっているのは用務員さん、それにお姉さんも、それにたぶんその双子のお姉さんも
              怖がっているのはお花、頭を垂れて眠っていて朝にならないかと待っているの
2° SOLISTA:でも僕は違うよ!
131ゼッキーノ・ドーロ2014:2014/11/24(月) 19:01:17.92 ID:???
【CI VUOLE UN TITOLO】  題名が必要だ
詞:マリア・フランチェスカ・ポッリ  曲:マルコ・ヤルデッラ  編曲:ルーカ・オリョーリ  歌:コスマ・コッシーガ  / 2014年(第57回)

SOLISTA:今年は快調に行ったよ、どんな荒れかたもしなかったさ
       でも歌が一つあったんだ、僕にふさわしい、僕にふさわしい歌が
       僕は準備もしたし、一生懸命に練習もした
       でも何が起こったかはきみも分かってくれると思う
       うっかりしてたのかもしれない、ちょっと疲れてたのかもしれない
       不真面目だったのかもしれない
CORO:でも題名は     SOLISTA:ないんだよ!
SOLISTA:なんでこんなことになるんだろう、もしやって来るところだったとしても
      この変てこな歌はやっぱり歌じゃないんだよ!

CORO:この歌には題名が必要だよ
SOLISTA:だって無いんだもの、でもたぶん解決法はあるよ
CORO:思い出せるように題名が必要だよ
SOLISTA:歌詞が無くても君も僕も思い出せるように
CORO:ぴったり来るような題名が必要だよ
SOLISTA:ごはんのあとで消化の助けになるようなのがね
      題名が必要だよ、行き当たりばったりの題名が    CORO:オ オ オ…
CORO:そこにあればいいのにな、まさに目と鼻の先って場所にさ


SOLISTA:ちょっとばかりねじが外れてる歌で、内容しかないよ
      でも素晴らしい事に、ニュースがあって
      どんなものだか           TUTTI:見えないけれど
      信じるわけに                 いかないけれど
      もし立ったままで               いるとしても
      もし親切心があるのなら

CORO:この歌には題名が必要だよ
SOLISTA:だって無いんだもの、でもたぶん解決法はあるよ
CORO:思い出せるように題名が必要だよ
SOLISTA:歌詞が無くても君も僕も思い出せるように
       ぴったり来るような題名が必要だよ
CORO:だって誰も僕らをニワトリなんて呼びようがないもの(※ニワトリを表すイタリア語「polli」は作詞者のM.F.ポッリさんの苗字でもあります)
     題名が必要だよ、今月のガス代を支払うのにさ    CORO:オ オ オ…
CORO:電気代にファクス代に
SOLISTA:それに僕の生活費も!

CORO:でもようやくこの歌もほとんどおしまいになるところ
SOLISTA:よく分からなかったんで僕はちょっと落ち込んでるところさ
CORO:隠された真実はそこ、きみの中にあるんだよ
    だって題名がついてないなんて初めてのことだもの
TUTTI:この歌には題名が必要だよ
SOLISTA:だって無いんだもの、でもたぶん説明があるよ
TUTTI:口笛を吹くのに題名が必要だよ
SOLISTA:音符と歌詞をちょっとばかり一緒に付け合わせてさ
CORO:題名が必要だよ               SOLISTA:すごい発見だよ
    僕らの奥底に、そうさ大事な僕らのうちにってことさ!
SOLISTA:題名が必要だけど、おしまいになったよ
CORO:いや、それはないよ!            SOLISTA:いや、それがそうなんだ!
    いや、それがそうなんだ!                いや、それはないよ!
CORO:題名が必要だよ、終わるのに…オォォォォォォォ
SOLISTA:こんなふうにね!
132ゼッキーノ・ドーロ2014:2014/11/24(月) 21:19:54.94 ID:???
【IL DOMANI】  明日
詞:ジャンフランコ・グロットリ、アンドレア・ヴァスケッティ、アレッサンドロ・ヴィジンタイナー  曲:ジャンフランコ・グロットリ、アンドレア・ヴァスケッティ、アレッサンドロ・ヴィジンタイナー
  編曲:マリオ・ナターレ  歌:サーラ・グッリェールメッリ  / 2014年(第57回)

SOLISTA:私のこの街に夜のとばりが下りる
       ゆっくりとたくさんの明かりがともっていく
       この先も生きるであろう人のためにお祈りをして
       想像しながら静かに目を閉じるの…   

       私はきっとなると思ってる、この上なく素晴らしくなると    CORO:ウー ウー…
       願い事を唱えれば、 望むことがすべて叶うわ

SOLISTA:私たちがもっと素晴らしいハーモニーを作れますように
TUTTI:やがてやって来る明日のために
SOLISTA:ここにとどまって去って行かないように
TUTTI:笑顔になることのない人のところから
SOLISTA:そうなりそうなのが感じられるわ       CORO:アー アー…
       私の胸のうちのこの夢が
       なぜって明日は…
CORO:明日は…

SOLISTA:一瞬のうちに
TUTTI:明るくなるわ
SOLISTA:私を待っているまた新しい日のように
       それから答えがあるのを見出すのよ        
私の世界は素晴らしく美しい世界なのよ
       私はきっとなると思ってる、この上なく素晴らしくなると    CORO:ウー ウー…
       願い事を唱えれば、 望むことがすべて叶うわ

SOLISTA:私たちがもっと素晴らしいハーモニーを作れますように
TUTTI:やがてやって来る明日のために
SOLISTA:ここにとどまって去って行かないように
TUTTI:笑顔になることのない人のところから
SOLISTA:そうなりそうなのが感じられるわ       CORO:アー アー…
       私の胸のうちのこの夢が
       それが私の明日なのよ

CORO:私たちがもっと素晴らしいハーモニーを作れますように
     やがてやって来る明日のために
     ここにとどまって去って行かないように
     笑顔になることのない人のところから
SOLISTA:私の胸のうちのこの夢が       CORO:アー アー…
CORO:きみの胸のうちのこの夢が
SOLISTA:さあもう明日になったわ
CORO:明日に…

SOLISTA:明かりを消して、目を閉じて
CORO:なぜって、明日が、明日が、
SOLISTA:私の明日がもうやって来たのだもの!
CORO:オー オー…
133ゼッキーノ・ドーロ2014:2014/11/24(月) 22:27:52.46 ID:???
【I BEAGLES】  ザ・ビーグルズ
詞:ジャンフランコ・グロットリ、アンドレア・ヴァスケッティ  曲:ジャンフランコ・グロットリ、アンドレア・ヴァスケッティ  編曲:キッコ・サントゥッリ  歌:クラウディア・ベルリッロ  / 2014年(第57回)

CORO:やつらはザ・ビーグルズ、やつらはザ・ビーグルズ、
     やつらはザ・ビーグルズ、やつらはザ・ビーグルズ、

SOLISTA:ジョン、ポール、ジョージ、リンゴのことを一年前は
      私、知らなかったのよ、でもそこで出会ったの
      犬小屋のある中庭で丸くなって寝ていて
      自分たちの自由きままを夢に見ていたのよ
      そういうわけで、そのときかしらね    CORO:やつらはビーグルズ
      私を選んで                      やつらはビーグルズ
      まさにそのとき                    やつらはビーグルズ   
      鳴いて騒いだのよ、ヘルプ!           ヘルプ、ヘルプ、ヘルプ!
      完全無欠に尻尾を振ってたわ
      遅れることなく同じ動きで
      なぜか分かるかしら?

CORO:ウー…          SOLISTA:やつらはザ・ビーグルズ
     ウー…                私のビーグルズ
TUTTI:イヌの歌を歌えば人間よりもうまいよ
     二百曲以上ものレパートリーがあるのさ!

SOLISTA:レット・イット・ビー        CORO:こんなふうになるよ
      カム・トゥギャザー            僕らと一緒においで
      伝説的で、まさに見ものだわ      ビーグルズ、ビーグルズ
      みんなは一人のため、みんなはきみのため!
CORO:イェー、イェー、イェー、イエスタデイ、ハロー・グッドバイ
     首輪には「涙の乗車券」を挟んで
SOLISTA:鼻が利くのよ           CORO:ウー ウー…
      耳コピで行くのよ             ウー ウー…
      きみのすることにいつもついて来る
      やつらはザ・ビーグルズ、私のビーグルズ
CORO:イェー、イェー、イェー、イェー

SOLISTA:ジョン、ポール、ジョージ、リンゴは   CORO:レボリューション
       私と一緒に暮らしてるのよ            ゲッティング・ベター
       みんなで散歩に行けば              アビー・ロード
       わあ、しっぽだらけ!               イェー、イェー、イェー
       横断歩道を渡れば、みんながびっくりするわ
       私には分からない、どうしてかは分からないけど?
CORO:ウー…          SOLISTA:やつらはザ・ビーグルズ
     ウー…                私のビーグルズ
SOLISTA:もしこの子たちが一緒にいるところを見れば、本当にバンドのように見えるわよ
CORO:ウー…          SOLISTA:やつらはザ・ビーグルズ
     ウー…                私のビーグルズ
TUTTI:イヌの歌を歌えば人間よりもうまいよ
     二百曲以上ものレパートリーがあるのさ!
134ゼッキーノ・ドーロ2014:2014/11/24(月) 22:28:53.78 ID:???
【I BEAGLES つづき】 

SOLISTA:レット・イット・ビー        CORO:こんなふうになるよ
      カム・トゥギャザー            僕らと一緒においで
      伝説的で、まさに見ものだわ      ビーグルズ、ビーグルズ
      みんなは一人のため、みんなはきみのため!
CORO:イェー、イェー、イェー、イエスタデイ、ハロー・グッドバイ
     首輪には「涙の乗車券」を挟んで
SOLISTA:鼻が利くのよ、耳コピで行くのよ 
      きみのすることにいつもついて来る
      この子たちを見つめれば、私を映し出す鏡になっているのよ     CORO:ウー ウー…
      そして目に映っているのは、まるきり分からないわ!

TUTT:やつらはザ・ビーグルズ、ヴェリー・ビーグルズ、私のワンちゃん音楽隊
CORO:ラ ラ ラ ラ ラ ラ ラ ラ          SOLISTA:やつらはザ・ビーグルズ
     ラ ラ ラ ラ                         私のビーグルズ
TUTT:オール・トゥゲザー・ナウ             CORO:ワン ワン ワン ワン
SOLISTA:サージェント・ペッパー、ペニー・レーン      ラ ラ ラ ラ ラ ラ ラ ラ
      オブラディ・オブラダ                  こっちでワン、あっちでワン
      ツイスト・アンド・シャウト                ラ ラ ラ ラ ラ ラ ラ ラ
      イエロー・サブマリン
TUTTI:愛こそはすべてさ!
CORO:ワン!
135ゼッキーノ・ドーロ2014:2014/11/25(火) 10:50:23.54 ID:???
【LA TARANTOLA】  タランチュラ
詞:アントーニョ・ブルディーニ  曲:アントーニョ・ブルディーニ  編曲:アレックス・ヴォルピ  歌:ソフィア・ジェンティレ  / 2014年(第57回)

SOLISTA:簡単ではないんだけど、私もっとひどい事しちゃったのよ
      みんなに歌って聞かせるにも勇気が要るわ
      言い出したりしたら、みんなに印象を与えると思うの   
      眼が八つ、足が八本、こんな姿をしてるのは誰?        TUTTI:タランチュラさ
SOLISTA:それは本物のクモなのよ                       TUTTI:毛がもじゃもじゃしてるんだ!
SOLISTA:真っ黒い色をしてるけど、太鼓の音を聴いたら
      コオロギのように飛んだり跳ねたり、そして身動きするの、リトミックの鳴るのに合わせて!
CORO:ダンスを始めるところさ、君も見とかなくっちゃ
SOLISTA:起始部や、間合いやを分かっていて、あっちでピッツィカ   CORO:こっちでピッツィカ!(※ピッツィカはイタリア南部の踊りの一種)
      はしゃいで、はしゃいで                             あっちでぐるっと
      回って、回って                                  こっちでぐるっと
      ちょっぴり歩く動きを、できてる人から教わりましょう!
CORO:プッリャからスリランカへ
     白いハガキを送ったのよ
     世界中にその子のダンスが訪れるわ!
TUTTI:タランチュラは
SOLISTA:小さな生き物
TUTTI:臆病なんだ
SOLISTA:完璧な人っていないものね!
       でも太鼓の音を聴けば                        CORO:エー エー!
TUTTI:その内にあるものが変わるよ、素晴らしい事だね              それが教訓さ
SOLISTA:教訓はここにあるわ!

CORO:ダンスを始めるところさ、君も見とかなくっちゃ
SOLISTA:起始部や、間合いやを分かっていて、あっちでピッツィカ   CORO:こっちでピッツィカ!
      はしゃいで、はしゃいで                             あっちでぐるっと
      回って、回って                                  こっちでぐるっと
      ちょっぴり歩く動きを、できてる人から教わりましょう!
CORO:プッリャからスリランカへ
     白いハガキを送ったのよ
     世界中にその子のダンスが訪れるわ!
SOLISTA:踊ったり歌ったり                           CORO:エーイ…エーイ…
      回ったりし続けて                                エーイ…エーイ…
      起始部や、間合いやを分かっていて、あっちでピッツィカ        アイ、こっちでピッツィカ!
      はしゃいで、はしゃいで                             あっちでぐるっと
      回って、回って                                  こっちでぐるっと
      ちょっぴり歩く動きを、できてる人から教わりましょう!          もうできてる人から!
CORO:頭が変になるほど満足してる
     ちっともやめようなんて思わないよ
     君の心をくすぐるあの子のダンスをね!
SOLISTA:ピッツィカ、ピッツィカ、ピッツィカ、ピッツィカ、ピッツィカ、ピッツィカ
      ピッツィカ、ピッツィカ、ピッツィカ、ピッツィカ、ピ!
      ピッツィカ、ピッツィカ、ピッツィカ、ピッツィカ、ピッツィカ、ピッツィカ
      ピッツィカ、ピッツィカ、ピッツィカ、ピッツィカ、ピ!
CORO: ピッツィカ、ピッツィカ、ピッツィカ、ピッツィカ
     ピッツィカ、ピッツィカ、ピッツィカ、ピッツィカ
     ピッツィカ、ピッツィカ、ピッツィカ、ピッツィカ、ピ!
SOLISTA:ピッツィカよ、そう!ピッツィカ、ピッツィカ、ピッツィカ、ピッツィカ
      ピッツィカ、ピッツィカ、ピッツィカ、ピッツィカ、ピッツィカ、ピッツィカ、ピッツィカ、ピッツィカ、ピ!
136ゼッキーノ・ドーロ2014:2014/11/25(火) 10:52:18.31 ID:???
【LA TARANTOLA つづき】 

SOLISTA:プッリャからスリランカへ白いハガキを送ったのよ
      世界中にその子のダンスが訪れるわ!
CORO:踊ったり歌ったり                                            SOLISTA:ピッツィカ、ピッツィカ
     回ったりし続けて                                                  ピッツィカ、ピッツィカ
     起始部や、間合いやを分かっていて、あっちでピッツィカ                          こっちでピッツィカ
TUTTI:飛び跳ねたり歌ったり                                           CORO:ピッツィカ、ピッツィカ
     回ったりし続けて                                                  ピッツィカ、ピッツィカ
     フレンチカンカンよ、タランテッラよ、爪弾けばこのタランタ(※ピッツィカの別名)もそうなるわ!   タランタもそうなるよ!
     踊ったり歌ったり                                                  ピッツィカ、ピッツィカ
     回ったりし続けて                                                  ピッツィカ、ピッツィカ
     起始部や、間合いやを分かっていて、あっちでピッツィカ                          こっちでピッツィカ
     飛び跳ねたり歌ったり                                               ピッツィカ、ピッツィカ
     回ったりし続けて                                                  ピッツィカ、ピッツィカ
     フレンチカンカンよ、タランテッラよ、爪弾けばこのタランタもそうなるわ!                 
CORO:こっちで爪弾いたり
SOLISTA:あっちで爪弾いたり
TUTTI:タランタになるよ!
137ゼッキーノ・ドーロ2014:2014/11/25(火) 20:45:35.60 ID:???
【IL CUORE DEL RE】  王様の心臓
詞:フラヴィオ・コンフォルティ  曲:フラヴィオ・コンフォルティ  編曲:マリオ・ツァンニーニ・クイリーニ  歌:サーラ・ラコーニ  / 2014年(第57回)

SOLISTA:魔女がひとり、お城の中をさまよっている
      黒くて暗くてうすぼんやりとした星に導かれて
      ナイフよりも危ないけれど
      でも本当はとても美しいのよ
      王様がその魔女に出会ったときたちまち惚れあがって
      魔女はもちろんそのチャンスを逃さず
      王様の心臓に指で触れて魔法の薬の材料にしたのよ

TUTTI:回せ、回せ、かき混ぜろ、頭の無いネジを四本加えて
     歯がぼろぼろになった櫛に、窮屈な靴に
     それにバッタのジャンプも百回分
     でもなにかうまく行かない
     心臓がいちばん悪い材料だ、それが魔女には分かる
     賢い魔女だったので気が付いたのよ
     あの夜お城で、その心臓は恋に落ちていたんだって!

TUTTI:王様の心臓
CORO:王様の心臓
     王様の心臓、王様の心臓!

SOLISTA:タイツを履いた百二十羽のカラスにかけて!
      心よ、打ち明けて、三つまで数えるから
      解決法は一つ、間違いっこないわ、王様が誰のことを好きなのかを話してもらうのよ
     
CORO:魔女さん、悪だくみでいっぱいの魔女さん
     魔法の薬を作ってそれを飲んでごらんよ、だって
SOLISTA:もっとおつむを冴えさせなくちゃいけないからよ、王様はあなたに恋をしたのよ

TUTTI:今では魔女と王様はもう婚して
     悪い事には、招かれた人たちの中に
     ぎゅうぎゅうに詰めかけた宮廷の人たちに混じって翼のある魔物たちがいたのよ
     新婚旅行のあとで手を互いに差し伸べて
     馬車の中で魔女は言ったのよ、『不思議ね、お城が見えるわ
     それもまるで、二つ見えていて、いちだんと美しくなったみたい』
CORO:オ オ オ…

SOLISTA:今日では魔女は宮廷でとても愛されてる
      でももしあまり優雅じゃないなんて告げようものなら魔女は叫んで言うわ
TUTTI:『それならあんたをサラダ菜の株に変えてやるわ
SOLISTA: さっさといなくなれ、三つまで数えるから!
TUTTI:それならあんたをサラダ菜の株に変えてやるわ
     さっさといなくなれ、一、二の三!』
138ゼッキーノ・ドーロ2014:2014/11/25(火) 22:01:07.73 ID:???
【UN SOGNO LEGGERISSIMO】  この上もなく軽い夢
詞:エミーリョ・ディ=ステファーノ  曲:マルコ・ヤルデッラ  編曲:マッシモ・タッリャータ  歌:サーラ・デ=バルトロメオ  / 2014年(第57回)

SOLISTA:もしかしたらサバンナだったかな、それともサーカス、それとも街なか?
       男の人がいて、女の人がいて…
CORO:いたのは…
SOLISTA:どこだかは分からないわ

CORO:オプ オプ オプ オプ ポロポ オプ オプ オプ オプ ポロポ
     オプ オプ オプ オプ ポロポ オプ オプ オプ オプ ポロポ

SOLISTA:彼はちょっと芸術家肌で、ちょっぴりロマンチック
      彼女はとてもかわいくて、とても素敵なひと
      彼は音楽に夢中になっていて
TUTTI:彼女はこの上なく軽い夢を抱いていた
SOLISTA:チョウチョもいたらいいのにな          CORO:言ってたよ
       ガゼルもいたらいいのにな                 思ってたんだ
       竹の葉っぱよりも軽ければいいのにな
       そして彼は彼女のために名前のないダンスを作り出したのよ

CORO:オプ オプ オプ そして世界中がまるごと回ってて
     オプ オプ オプ 世界中がまるごと、まるごとそのダンスを踊ったよ
SOLISTA:魔法みたいね、この上もなく軽いこの夢って!
      このサバンナだか街だかのサフラン色をした空で
      軽々と飛んでいたのよ…              TUTTI:軽々と、軽々と…
      幸せ!
CORO:オプ オプ オプ オプ ポロポ オプ オプ オプ オプ ポロポ

SOLISTA:彼は、雲のひとつひとつには顔があって
      彼女は、たぶん恥ずかしそうなその微笑みで
      彼は、風と雨がもう歌っていて
TUTTI:彼女は、黒い目をもの侘しげにして

SOLISTA:チョウチョもいたらいいのにな          CORO:言ってたよ
       ガゼルもいたらいいのにな                 思ってたんだ
       星の間をチュチュを着て飛び跳ねまわれたらいいのにな!
       そして彼は彼女のために名前のないダンスを作り出したのよ

CORO:オプ オプ オプ そして世界中がまるごと回って
     オプ オプ オプ 世界中がまるごと、まるごとそのダンスを踊ったよ
SOLISTA:魔法みたいね、この上もなく軽いこの夢って!
      飛んでいたのよ、軽々と、軽々と、軽々と…
CORO:軽々と、軽々と、軽々と、軽々と…

SOLISTA:もしかしたらサバンナだったかな、それともサーカス、それとも街なか?
       男の人がいて                   CORO:それはロマンチックなカバだったんだ
       女の人は…                         女の人は…
       彼の愛するすてきな彼女だったのよ!
CORO:オプ オプ オプ そして世界中が         TUTTI:まるごと回ってて
     オプ オプ オプ 世界中がまるごと            まるごとそのダンスを踊ったよ
SOLISTA:魔法みたいね、ただただ魔法みたい!
CORO:この上もなく軽いこの夢を見るなんて
SOLISTA:感じてみて、飛べるのよ、軽々と、軽々と
TUTTI:軽々と…
SOLISTA:幸せ!
CORO:オプ オプ オプ オプ ポロポ オプ オプ オプ オプ ポロポ
     オプ オプ オプ オプ ポロポ
TUTTI:幸せ!
139ゼッキーノ・ドーロ2014:2014/11/26(水) 00:01:23.36 ID:???
【L’ORSACCHIOTTO DALL’OBLO】  丸窓からテディベアが
詞:ヴァレーリャ・ボラーニ  曲:キアーラ・マリオ  編曲:ステファーノ・バルツァン  歌:ガブリエル・ナルドン  / 2014年(第57回)

CORO:今日は洗濯日和
SOLISTA:そしたらママが僕から取り上げたんだ…
CORO:何を?
SOLISTA:僕のフラシ天のテディベアをだよ!
CORO:アライグマなの?
SOLISTA:そのとおりさ!
CORO:アライグマは確実に洗ってもらえるよ
     やさしさ洗いのプログラムで

SOLISTA:でも幸い、丸窓から姿を見せていて
       メリーゴーラウンドに乗っているかのように楽しんでるよ
       見えてるよ               TUTTI:テレビから覗いてるかのように
       ゆっくり回ってるのが…        CORO:そしてちっとも止まらない
       水に沈んで泡とお別れ        
       それからまた顔を出して       TUTTI:怖がらない
       僕も追いかけてくよ                ぐるぐる回ってるところを
       そして僕たち二人は出会うんだ   CORO:首を捻じ曲げて
      
       回る回る回る、テディベアが回る、うはあ
       テディベアが回って、僕はそれを丸い窓から眺めてる
       回る回る回る、テディベアが回る、頑張ってる
       テディベアが回って、僕はそれが丸窓から出てくるのを待っている

CORO:回る回る回る、テディベアが回る、うはあ
     テディベアが回って、僕はそれを丸い窓から眺めてる
     回る回る回る、テディベアが回る、頑張ってる
     テディベアが回って、僕はそれが丸窓から出てくるのを待っている


SOLISTA:そうしてる間に僕の目が回ってきたみたい
       もうちょっとして僕は船酔いの気分
       でもお次は               TUTTI:どうやら洗濯機が
       ゆっくりになってきて          CORO:静けさが戻ってきた
       僕は同じ格好で座っている
       瞑想をしているときの行者みたいな恰好で
       丸窓のガラスは            TUTTI:曇ってて
       そこをよぎって来る眼差しは     CORO:びっくりしてる

TUTTI:回る回る回る、テディベアが回る、うはあ
     テディベアが回って、僕はそれを丸い窓から眺めてる
     回る回る回る、テディベアが回る、頑張ってる
     テディベアが回って、僕はそれが丸窓から出てくるのを待っている
140ゼッキーノ・ドーロ2014:2014/11/27(木) 20:03:22.44 ID:???
【L’ORSACCHIOTTO DALL’OBLO つづき】  

SOLISTA:よーし!これで済んだぞ!
CORO:洗濯が終わったの?
SOLISTA:違うよ!これからいちばんきれいな姿にならなくちゃいけないんだ、遠心乾燥だよ!

CORO:白物洗い、やさしくしっかり、色物
     白物洗い、やさしくしっかり、色物
     白物洗い、やさしくしっかり、色物
     白物洗い、やさしくしっかり、色物
     白物洗い、やさしくしっかり、色物
     白物洗い、やさしくしっかり!!!
SOLISTA CORO:踊って、跳ねて、宙返り
           飛び降りて、撃ち放たれて
           逆立ちして飛び込んで消えたりまた出たり
            しっかり乾燥して、洗濯したて
           清潔で、いい匂いがして、ふわふわして、にっこり笑ってる
SOLISTA:楽しいお風呂だね!

CORO:回る踊る跳ねる、僕のテディベアと一緒になって、うはあ!
     僕は歌うよ、テディベアが丸窓から出てくると幸せなんだ
TUTTI:回る踊る跳ねる、僕のテディベアと一緒になって、もう少しばかり
SOLISTA:僕は歌うよ、幸せなんだ
TUTTI:丸窓から出てきたよ
SOLISTA:僕は幸せだから歌うんだ
TUTTI:丸窓から出てきた…テディベアのことを
141ゼッキーノ・ドーロ2014:2014/11/27(木) 21:04:22.10 ID:???
【LA MIA CASA】  私の家
詞:マリオ・ガルディーニ  曲:ロドヴィーコ・サッコール  編曲:ラニェーロ・ガスパーリ  歌:エレオノーラ・メッツァ、フラヴィア・プロスペーリ  / 2014年(第57回)

CORO:オ オ オ…
1° SOLISTA:私の家はちっとも大きくなんかない
         その上には輝く空があって
         土砂降り雨が降るときも、夜には星がたくさん輝いて
         探しに来るのよ
         
1° SOLISTA + CORO:何故だか分かる?
2° SOLISTA私の家はちょっぴり特別で、それで私のお気に入りなの
CORO:オ オ オ オ

1° SOLISTA:私の家は、前にすてきな小道があって
         屋根の上には煙を出してる煙突があって
 庭の花を飾ったバルコニーがあって
1° SOLISTA + CORO:朝になると開いて
1° SOLISTA:いちにちを元気にしてくれるのよ
1° SOLISTA + CORO:なぜか知ってる?
2° SOLISTA私の家は色とりどりで、それで私のお気に入りなの    CORO:オ オ オ…

CORO:そしてひとりひとりの子にその子の家があり、いとつひとつの家にその家に住む子供がいる
1°SOLISTA:枝の上にあって小鳥を守る巣のように
1° SOLISTA + CORO:あなたがお城に住んでいようと、ことによってはイグルーに住んでいようと
1° SOLISTA:家というものはあなたの家なのよ、そこにあなたが    CORO:ア ア ア…
2° SOLISTA:住んでいるなら                              オ イ エ イ オ、オ イ エ イ オ

1° SOLISTA:私の家には大きく開いた窓があって
         夏の青空を集めるのよ
          生き生きと響く音楽とともに一日中             CORO:イ エ イ オ
          そしてもしかまどの中を見れば                   イ エ イ オ
          いつだってタルトが見つかるのよ、なぜか分かる?       ウー ウー なぜなの?
2° SOLISTA:私の家はいい匂いがして、それで私のお気に入りなの      ウー ウー

ORO:そしてひとりひとりの子にその子の家があり、いとつひとつの家にその家に住む子供がいる
1°SOLISTA:枝の上にあって小鳥を守る巣のように
1° SOLISTA + CORO:あなたがパゴダ(※仏教寺院の塔)に住んでいようと、スー族のテントに住んでいようと
1° SOLISTA:家というものはあなたの家なのよ、そこにあなたが住んでいるなら          

CORO:もしストーブの
1° SOLISTA:そばに寄ればちょっと機嫌がよくなるわ
CORO:君も気づくよ
1° SOLISTA:素敵なぬくもりが感じられることを、そしてそのままにしておけば    CORO:そのままにしておけば
         百匹ものホタルが                               1° SOLISTA + CORO:窓の敷居の上に
          毎晩輝くことに!                                CORO:オ オ 輝くことに…

2° SOLISTA:そう、ひとりひとりに自分の家があるのよ
2° SOLISTA +CORO:そのドアの後ろに、その子の世界とともに
          一匹一匹のカメが甲羅に入っていられて幸せなように
CORO:君を大事にしてくれてキスをしてくれる人がいるところ
1° SOLISTA:君も知ってるよ、どこへきみが行こうと、きみの家はいつもそこにあるってことを
CORO:君も知ってるよ、どこへきみが行こうと、きみの家は…
2° SOLISTA:いつもそこにあるってことを!                          CORO:オ イ エ イ オ、オ イ エ イ オ
1° SOLISTA:いつもそこにあるってことを                                ウー…
142ゼッキーノ・ドーロ2014:2014/11/27(木) 22:15:19.02 ID:???
【CHICOPEZ】  チコペス
詞(原詞部分はスペイン語):ビクトリア・エウヘニア・マルティネス、フランコ・ミリャッチ、アンドレア・カーザメント  曲:アンドレア・カーザメント  編曲:キッコ・サントゥッリ  歌:イネス・リッツォ  / 2014年(第57回)

CORO:ウ ウ ウ ウ ウ ウ ウ ウ
SOLISTA:チコペスっていうのはあるすばらしいお魚の名前よ
       海の波の合間を飛び込んだり飛び跳ねたりするの
TUTTI:転げまわったり、くるくるしたり
SOLISTA:ボールのように
CORO:それからどうしたの?
SOLISTA:何が起きるかなんて誰に分かるものかしら?
ある日笑い始めてそして今では
TUTTI:転げまわったり、くるくるしたり
SOLISTA:男の子のようになってるの!

CORO:ジャブン、バシャン
SOLISTA:ママやパパと一緒にでんぐり返しを千回もして
CORO:ジャブン、バシャン
SOLISTA:現れては姿を隠し、どこへ行った?分からないわ
CORO:バシャン、ジャブン、大きなタコを抱いてるわ
SOLISTA:腕が六本も余っているのよ
CORO:バシャン、ジャブン
SOLISTA:そして天気が良いときは             CORO:オー オー
おとなしくしてなんていないのよ             オー オー
暗礁から飛び込んで
TUTTI:悲鳴を上げて逃げてっちゃう
SOLISTA:チコペス                       CORO:チコペス
TUTTI:チコペス!
SOLISTA:おちびさんのフグなのよ!
COROチコペス、チコペス、チコペス!浮かんでくるよ…

SOLISTA:上がったり下がったり
CORO:なぜって深い海の底には綺麗な青空があるからさ
SOLISTA:底の方には雲なんてないのよ
CORO:お伽話だけさ、その中で
TUTTI:千匹のヒトデが輝いてるなんてのは!

CORO:ジャブン、バシャン
#SOLISTA CORO:海の波の合間を飛んだりまた戻ったり
CORO:ジャブン、バシャン
#SOLISTA CORO:こんなふうにイルカの上を泳ぐのが好きなのよ
CORO:チコペス
#SOLISTA CORO:ヒトデと一緒にハマグリの中で眠れば
CORO:チコペス
#SOLISTA CORO:このお魚の子供の             CORO:オー オー
#          物語は                         オー オー
#CORO:子供たちが本物にしたいと願うような夢になるの!
(以上、#の行はスペイン語原詞)
143ゼッキーノ・ドーロ2014:2014/11/27(木) 22:17:25.20 ID:???
【CHICOPEZ つづき】
 
SOLISTA:チコペス                         CORO:チコペス
TUTTI:チコペス!
SOLISTA:おちびさんのフグなのよ!
CORO:チコペス、チコペス、チコペス!
SOLISTA:浮かんでくるよ…
      ジャブン、バシャン
CORO:ママやパパと一緒にでんぐり返しを千回もして
SOLISTA:ジャブン、バシャン
CORO:現れては姿を隠し、どこへ行った?分からないよ
SOLISTA:バシャン、ジャブン
CORO:大きなタコを抱いてるけど腕が六本も余っているよ
SOLISTA:バシャン、ジャブン
CORO:もしサメに出会ったら?
SOLISTA:挨拶をしてワンと言ってやるわ!
CORO:バシャン、やあ
SOLISTA:もしナマズに出会ったら?
CORO:挨拶をしてニャオと言ってやる!
TUTTI:アイ アイ アイ
SOLISTA:とんがった歯が四本あるからワニに似てるわね
      ぽつぽつがたくさんあるけれど、はしかに罹ってるんじゃないのよ!
CORO:チコペス                           SOLISTA:チコペス
     チコペス!
SOLISTA:おちびさんのフグなのよ!
CORO:チコペス、チコペス、チコペス!
SOLISTA:浮かんでくるよ…
CORO:ジャブン、バシャン
SOLISTA:じゃあね!                      TUTTI:チコペス!
144ゼッキーノ・ドーロ2014:2014/11/27(木) 23:38:05.57 ID:???
【DO I NUMERI】  数を数えるよ
詞:マリオ・ガルディーニ  曲:カルロ・マリア・アロージョ  編曲:サンドロ・コミーニ  歌:ロレンツォ・ディビリョ  / 2014年(第57回)

CORO:一、九、五、九
TUTTI:七百、十、六
CORO:七、六、四十四
TUTTI:一、九、六、九
CORO:五、七、六十一
TUTTI:三、二、一…

SOLISTA:朝ぼくが目を覚ますと、どうしてか分からないけれど
       頭の中でぐるぐる回っているのが
TUTTI:七、五、九、三
SOLISTA:僕は起き上がって学校へ行く             TUTTI:二百二十六
      いつでもこの僕の思いの中に見つかるのがこれなんだよ!
      朝に数を数え、晩に数を数え
      夏でも、それに冬でも
TUTTI:秋でも春でも
SOLISTA:僕を見てくれるお医者さんでさえも僕が何を抱えていると言ったらいいのか分からない
       あるたいそう偉い先生が僕に説明してくれたけどでも…
CORO:でも?

SOLISTA:初めに数を数えはじめたのはシュメール人だったんだ
       でもそれからゼロが生まれたのはインド人がいて初めてできた事だった
       アルファベットを使ったのはギリシャ人やローマ人
       マヤ人は数を点と線で表したんだ
CORO:いっぽうエスキモーは、信じられないかもしれないけど
     手の指と足の指を使って計算をするんだ
TUTTI:僕らが毎朝学校で使っている算数帳は
     何千年も前に中国で使われていたんだ
CORO:ラ ラ ラ ラ ラ ラ ラ

SOLISTA:母さんは、僕のこの変な癖を心配してこう言ったよ
TUTTI:『たぶん旅をさせればうってつけの治療になるわ』
SOLISTA:そこで僕はロンドンへ連れていかれたんだけど、その日以来
       僕は繰り返すことができなくなっちゃった
TUTTI:ワン、ゼロ、トゥー、フォー、スリー!

SOLISTA:夜には僕は数を数えて時を過ごす
       千匹もの羊を数えて
TUTTI:ついでに羊飼いの一人一人もね
SOLISTA:僕は先生に言ったんだ、するとこう説明してくれた
       かのピタゴラスだって僕ほどには数を勘定しなかったよって!

CORO:七                  SOLISTA:といえば曜日の数さ
     四                        といえば季節の数さ
     九                        といえば三かける三
     二                        といえば僕と君とが一緒にいるときさ!
145ゼッキーノ・ドーロ2014:2014/11/27(木) 23:38:37.41 ID:???
【DO I NUMERI つづき】
  
TUTTI:初めに数を数えはじめたのはシュメール人だったんだ
       でもそれからゼロが生まれたのはインド人がいて初めてできた事だった
SOLISTA:アルファベットを使ったのは  TUTTI:ギリシャ人やローマ人
       マヤ人は数を               点と線で表したんだ
TUTTI:きっと君は知らなっただろう    SOLISTA:古代エジプト人が
     十万を表すのに                 カエルを描いたこと
     電卓があるから僕たちはみんな幸いにも
     今では数を数えることができるんだ、デジタルでだけどね
SOLISTA:一                   CORO:といえばお日様の数
      十                        といえばいい成績のこと、千
      ようやく君たちも数を数えることをわかったんだね
CORO:さあ、数を数えよう
SOLISTA:さあ、僕と一緒に数を数えよう

TUTTI:初めに数を数えはじめたのはシュメール人だったんだ
     でもそれからゼロが生まれたのはインド人がいて初めてできた事だった
     電卓があるから僕たちはみんな幸いにも
     今では数を数えることができるんだ、デジタルでだけどね
SOLISTA:今では数を数えることができるんだ、デジタルでだけどね
CORO:今では数を数えることができるんだ…
TUTTI:デジタルでだけどね!
146ゼッキーノ・ドーロ2014:2014/11/29(土) 16:05:35.72 ID:???
やっと今年のゼッキーノ・ドーロが聴けた!
筆者的Zecchino Colpo di Fulmine(”ひと耳惚れ賞”といったような意味。第51〜53回ZdOで授与されていた。いまは廃止されちゃったけど)を書くよ。
事前予想はこちら。このスレッドとは違うスレに書いてあるので見られないかもしれない。http://yomogi.2ch.net/test/read.cgi/doyo/1388110705/l507

1. 【MONO MONOPATTINO】  キック・キックスケーター
詞:ヴィットーリョ・セッサ=ヴィターリ  曲:レナート・パレーティ  編曲:マルコ・グワルネーリョ  歌:サーラ・スタルターリ  / 2014年(第57回)
訳:>>128

「V.セッサ=ヴィターリ」×「R.パレーティ」×「エコな乗り物」、といえば思い出してほしいのが、
1991年の第34回ゼッキーノ・ドーロ優勝曲の「Monta in mountain bike」。日本では「たのしいマウンテンバイク」の邦題で紹介されたあの歌だ。
そう、今回の「Mono monopattino」も、同じテーマで書かれたよく似た楽曲なのだ。
さすがに23年も前の鋭さは弱くなってはいるものの、それだけ円熟味が増したというべきだろうか。
セッサ=ヴィターリさんは「環境を守ろう」のひとことはこちらでも忘れていないが(「Monta in mountain bike」ではがっつりテーマになっていた)、
今回は誕生日プレゼントでもらったキックスケーターを楽しむ子供の姿が主眼になっていて、環境メッセージは後ろに退いている感が強い。
当方が期待していたような、「魔法のキックスケーターで世界中どこでも回れる」という内容ではなかったのがちと残念だが…
でも「楽しい乗り物」と「みんなで楽しもう」というテーマが23年ぶりに復活したのは喜んでいいことだ。



2. 【CHI HA PAURA DEL BUIO?】  暗闇を怖がってるのは誰?
詞:マリオ・ガルディーニ  曲:ジョヴァンニ・パオロ・フォンターナ、ロベルト・デ=ルーカ  編曲:アレックス・ヴォルピ  歌:エドアルド・バルキ、アレッシア・キャネーゼ  / 2014年(第57回)
訳:>>129-130

G.P.フォンタナさん&R.デ=ルーカさんコンビの過去曲「L'amico mio fantasma」「La torta di pere e cioccolato」「Il bullo citrullo」などが楽しかったから
この曲にもそれなりに期待していたんだが、どうも肩すかしを食らった気分だ。もう少し歌全体の起伏に富んでいても良さそうなものだったんだが。
わりと音の高さの変化はあるし、コーラスの「che paura, che paura...」の部分が語りに近いのも効果を出してはいるものの、なんというか、キレが足りない。
大人向きの歌やBGM的な利用の歌にするのなら良いメロディーラインだが、子供向けの、それも聴くだけではない歌う事を目的とした歌なのだから、もうちょっとキレをつけてもよい。
過去作品の「L'amico mio fantasma」「Il bullo citrullo」なんかは曲のメリハリもはっきり付いていて、メロディーを聴くだけで物語が連想できるほどだっただけに、
「このお二人だったらもっといいメロディーを作れたんじゃ…」という物足りなさが拭えない。
歌詞のほうは、まあ、文句のつけようがない。
ありきたりな「暗闇怖いよ〜、おばけがいるよ」-「じゃあ退治しちゃおうよ!」のパターンだがかなり面白みのある歌詞に仕上がっている。
おばけの具体例を仕込んだり、怖がっているのは自分じゃないよとか言わせてみたり。ガルディーニさんならではだな。
最後になったが、ほとんどが合いの手の「Io no!」を繰り返してばかりの役回りだったエドアルド君のことも、頑張ったねと褒めてあげたい(もちろんメインで歌ったアレッシアちゃんもね)。
147ゼッキーノ・ドーロ2014:2014/11/29(土) 17:29:45.61 ID:???
事前予想をもういちど記載。レス番号を付けるのを忘れた。
http://yomogi.2ch.net/test/read.cgi/doyo/1388110705/277-280


3. 【CI VUOLE UN TITOLO】  題名が必要だ
詞:マリア・フランチェスカ・ポッリ  曲:マルコ・ヤルデッラ  編曲:ルーカ・オリョーリ  歌:コスマ・コッシーガ  / 2014年(第57回)
訳:>>131

2013年の優勝曲のひとつ「Due Nonni Innamorati」を書いた作詞者・作曲者の組み合わせだが、雰囲気がけっこう違ってる。まあ当然変えてくるよな、ワンパターンじゃつまらないもの。
それにしても歌詞といい曲といい、ずいぶん遊んで作ったなという印象が伺える。いい意味でのお遊びだけどね。
まず「題名が必要だ」という題名が付いているところから、作者が遊んでいることが分かるよね。
さらに歌詞の中に「今月のガス代や電気代を払うのに題名が必要」って、思いっきり作詞者の私情だろっ!ツッコミ入れてほしいんかい、ポッリさんは!
そして最初から最後まで「題名がないよー、どうしよう」という、歌の内容について言及していないような妙な心情を抱かせてくれる歌詞。
曲は曲で、1960年代や70年代のゼッキーノ・ドーロを髣髴とさせる旋律。ヤルデッラさんはそのころから作曲していたようなジジイじゃないんだけど。
でもアレンジはいまどき風。
というツッコミどころ満載の歌でした。


4. 【IL DOMANI】  明日
詞:ジャンフランコ・グロットリ、アンドレア・ヴァスケッティ、アレッサンドロ・ヴィジンタイナー  曲:ジャンフランコ・グロットリ、アンドレア・ヴァスケッティ、アレッサンドロ・ヴィジンタイナー
  編曲:マリオ・ナターレ  歌:サーラ・グッリェールメッリ  / 2014年(第57回)
訳:>>132

「Il katalicammello」「Il rock della k」「Il ramarro con tre erre」「Skamaleonte」「Mister Doing (il signor canguro)」なんかのポップでロックな曲調で
ゼッキーノ・ドーロではすっかりおなじみのG.グロットリさんとA.ヴァスケッティさんに、「Il tortellino」を提供したことのあるヴィジンタイナーさんの組み合わせとくれば
さぞかし陽気でリズミカルで跳ねまわりたくなるような楽曲だろうと思いきやさにあらず。反対にしっとりとした優しさあふれる曲でした。
考えてみりゃ「Inventa una poesia」「Ma che mondo l'acquario」のようなしっとり系も過去に書いているわけなんだけど。
でも触り(サビ)のメロディを聴くと「ああやっぱりこのお二人の曲だな」というのが感ぜられる。
歌詞の内容は当方の予測どおり「いい明日がみんなに訪れますように」という願いを歌ったもの。ありきたりな内容かもしれないがやっぱり誰もが願うことだし、いつ誰が歌っても美しい内容だ。
今年はこの歌が4日目で銀貨賞を受賞しました(いまこのレスを書いている時点ではまだ最終日のコンクールは始まっていません)。
148ゼッキーノ・ドーロ2014:2014/11/29(土) 17:31:10.25 ID:???
5. 【I BEAGLES】  ザ・ビーグルズ
詞:ジャンフランコ・グロットリ、アンドレア・ヴァスケッティ  曲:ジャンフランコ・グロットリ、アンドレア・ヴァスケッティ  編曲:キッコ・サントゥッリ  歌:クラウディア・ベルリッロ  / 2014年(第57回)
訳:>>133-134

こちらは打って変わって、いかにもG.グロットリさんとA.ヴァスケッティさんのコンビがその真骨頂を発揮したなと思える歌。
言うまでもなく、もろにビートルズビートルズしている曲調。歌詞にもビートルズの曲のタイトルが盛り込まれている。絶対ビートルズ好きだよな、グロットリさんもヴァスケッティさんも。
当方の予測とは少し違って、さすがに「イヌのロックバンド」だけではなくて飼い主も盛り込まれてはいたものの、
4人(?)組のイヌたちがバンドになって歌を歌うという点ではおおかた予想通りだった。
なお、四頭の名前が「John, Paul, George e Ringo」ではなくて「John, Paul, George e Ringhio」になっているところにご注目。「Ringhio」は「(イヌの)うなり声」の意味。
それよりなにより、これを聴いたり歌ったりしている子供たちに元ネタが通じるのかいな?
149ゼッキーノ・ドーロ2014:2014/11/29(土) 18:53:55.07 ID:???
6. 【LA TARANTOLA】  タランチュラ
詞:アントーニョ・ブルディーニ  曲:アントーニョ・ブルディーニ  編曲:アレックス・ヴォルピ  歌:ソフィア・ジェンティレ  / 2014年(第57回)
訳:>>135-136

第54回ZdOで「Tartarumba」が取り上げられたブルディーニさんの曲。のんびり調子は相変わらずだが(前回はカメの歌だった)、今回はぐっとリズミカルだ。
ピッツィカというイタリア南部の伝統的な二拍子の踊りからリズムを借りているのがその理由だろう。(前回もルンバだったけれど)
タランチュラがテーマだからどうなるのかなとおもったが、要は踊りをテーマにした歌なのでべつに気持ち悪くもなんともない。
明るくてのどかな、いいイタリアの歌だというのが私の結論です。



7. 【IL CUORE DEL RE】  王様の心臓
詞:フラヴィオ・コンフォルティ  曲:フラヴィオ・コンフォルティ  編曲:マリオ・ツァンニーニ・クイリーニ  歌:サーラ・ラコーニ  / 2014年(第57回)
訳:>>137

第54回で優勝したF.コンフォルティさんの歌だけと、ちょっと期待が先走り過ぎたようだ。
今回の楽曲もまたミステリアス路線であったものの、前回の「Un punto di vista strambo」より勢いや盛り上がりに欠ける。勢いはなくてもいいけど盛り上がりが少ないのはつまらない。
もともとクラシック肌の人らしいのでクラシックの影響があるのだろうけれど、それならそれで優雅なかっこよさを示してほしかった。
歌詞の内容は最近減少気味のお伽話系の歌。魔女に恋をした王様の心臓を取ってきたその魔女が最後に王様と結ばれるという。いいよねおとぎ話。
恋沙汰を取り扱った歌が子供向けの歌になりうるのもイタリアならでは。


8. 【UN SOGNO LEGGERISSIMO】  この上もなく軽い夢
詞:エミーリョ・ディ=ステファーノ  曲:マルコ・ヤルデッラ  編曲:マッシモ・タッリャータ  歌:サーラ・デ=バルトロメオ  / 2014年(第57回)
訳:>>138

作者を見るだけで幸せになれる歌、って前も書いたよね。聴いたらやっぱりもっと幸せになれました!
不安さも悲しさも感じさせない、優しくてのどかな歌詞の内容。ディ=ステファーノさんならではだな。
軽さを感じさせるメロディーラインと伴奏。メロディーは高音部を効果的に使い、また下から上へと上がるメロディーの多用とシンプルな刻みが軽やかさを演出している。
伴奏は手拍子を中心としたおとなしいもので、これも軽やかさのイメージ演出に一役買っている。
150ゼッキーノ・ドーロ2014:2014/11/29(土) 22:48:07.56 ID:???
9. 【L’ORSACCHIOTTO DALL’OBLO】  丸窓からテディベアが
詞:ヴァレーリャ・ボラーニ  曲:キアーラ・マリオ  編曲:ステファーノ・バルツァン  歌:ガブリエル・ナルドン  / 2014年(第57回)
訳:>>139-140 

V.ボラーニさん、C.マリオさんは今回が初めてのゼッキーノ・ドーロ出場というだけあって、曲調もほかの歌の中ではけっこう新鮮に響く。
テーマが洗濯というちょっとユニークな歌。丸窓とは船の舷窓のことだと思っていたが、そうではなくてドラム式洗濯機の蓋の窓のことだった。
さらにテディベアはテディベアだけれど、クマじゃなくてアライグマのぬいぐるみ。これは歌の良し悪しには影響しないけれどね。
生活の中でいかにもありそうな、そしてやりそうなイベントを具象的に描いた歌で、くすっと笑わせてくれる。
洗濯機でぐるぐる回って洗われているぬいぐるみを見ていると、そのうち自分も目がぐるぐる…子供にきっとあることですね。
サビの部分で半音が印象的な使い方をされているのでメロディーも面白い。


10. 【LA MIA CASA】  私の家
詞:マリオ・ガルディーニ  曲:ロドヴィーコ・サッコール  編曲:ラニェーロ・ガスパーリ  歌:エレオノーラ・メッツァ、フラヴィア・プロスペーリ  / 2014年(第57回)
訳:>>141

詩情溢れるが抽象に走らないM.ガルディーニさんと、優しさと情感のあふれる曲作りをするL.サッコールさんを合わせたらどんなのができるかと思っていたら
すんげえしみじみ系の歌になってやんの…
いとしさと懐かしさが同居しているかのような情緒豊かな健康的な歌です。
自宅に対する愛を歌って、さらに「みんなも自分の家が好きよね?」と畳み掛けてくるんだけれど、決してくどくも煩わしくもない。むしろ「そうだよ!」と笑顔で肯いそう。
歌の魔力っていうのはこういうことか。
151ゼッキーノ・ドーロ2014:2014/11/29(土) 22:49:04.39 ID:???
11. 【CHICOPEZ】  チコペス
詞(原詞部分はスペイン語):ビクトリア・エウヘニア・マルティネス、フランコ・ミリャッチ、アンドレア・カーザメント  曲:アンドレア・カーザメント  編曲:キッコ・サントゥッリ  歌:イネス・リッツォ  / 2014年(第57回)
訳:>>142-143

外国曲としてもう一曲出る予定だったブルガリアの曲が「諸般の事情で」出なくなったので、今年唯一の外国からの出場曲となる。
コスタリカからの出場となっているんだが、でも作詞者・作曲者にコスタリカの関係者がいないんだが……?
(V.E.マルティネスさんはスペイン出身(応募したときコスタリカにいたのかも)、F.ミリャッチさんとA.カーザメントさんはイタリア人、歌っているイネスちゃんはイタリア在住(もしかしたら彼女がコスタリカ人なのかもしれないが))
子供のフグの「チコペス」が海の中を泳いでいる様子を歌ったかわいらしい歌。メロディーもゆったりと穏やかで、どこか懐かしさを感じさせる。伴奏も然り、穏やかな海を連想する。
上の「La mia casa」もそうだが、今年は心和む優しい歌がちょっと多めのようだ。
ところで、スペイン語パートはイネスちゃんではなくてピッコロ・コーロのメンバーの一人が歌っているんだが、これもいったいどういうことだ?


12. 【DO I NUMERI】  数を数えるよ
詞:マリオ・ガルディーニ  曲:カルロ・マリア・アロージョ  編曲:サンドロ・コミーニ  歌:ロレンツォ・ディビリョ  / 2014年(第57回)
訳:>>144-145

ブルガリアからの歌と入れ換わったのが、イタリア国内のこの歌。急ごしらえではなく、最初の応募曲のうちに含まれていたものが繰り上げ出場となったのだろう。
いつでもずっと数を数え続けている癖のある男の子の歌で、途中に数の歴史や文化なんかも織り込まれている。
曲調はおとなしめでちと都会風。C.M.アロージョさんの過去曲で比較すれば「Buonanotte mezzo mondo」に近いかも。
印象には残りにくいが何度も聴いているとじわじわと沁みこんできそうな佳作の曲であると思える。
152ゼッキーノ・ドーロ2014:2014/11/30(日) 14:51:15.23 ID:???
今年の金貨賞受賞曲は「Chi ha paura del buio?」に決定。

2. 【CHI HA PAURA DEL BUIO?】  暗闇を怖がってるのは誰?
詞:マリオ・ガルディーニ  曲:ジョヴァンニ・パオロ・フォンターナ、ロベルト・デ=ルーカ  編曲:アレックス・ヴォルピ  歌:エドアルド・バルキ、アレッシア・キャネーゼ  / 2014年(第57回)
訳:>>129-130

中位くらいに落ち着くんじゃないかと思ってたが違った
ここ2年はわりとゆっくりした歌が優勝していたが、今年の優勝曲はかなり速いぞww俺はまだ歌えてない。
そして今年も、「ソロが二人組で歌う歌は優勝しやすい」の法則が成立。

銀貨賞は「Il domani」。

最終日第2位は「I Beagles」、第3位は「Il domani」。

フェイスブック投票「Zecchino WEB」では「Chicopez」が優勝、第2位が「Un sogno Leggerissimo」、第3位が「Chi ha paura del buio?」という結果。

いろいろ割れましたな。
当方がかなり上位に入るんじゃないかと事前予測を立てていたロドヴィーコ・サッコールさんの「La mia casa」は9位、
マリア・フランチェスカ・ポッリさんとマルコ・ヤルデッラさんの「Ci vuole un titolo」は8位(いずれもスタジオ審査)とそれほど高くなかった。
153ゼッキーノ・ドーロ2014:2014/12/05(金) 02:15:35.48 ID:???
誤訳あり。

>>138
SOLISTA:チョウチョもいたらいいのにな          CORO:言ってたよ
      ガゼルもいたらいいのにな                 思ってたんだ
       竹の葉っぱよりも軽ければいいのにな

   ↓


SOLISTA:チョウチョだったらよかったのにな          CORO:言ってたよ
       ガゼルだったらよかったのにな                 思ってたんだ
      竹の葉っぱよりも軽かったらよかったのにな



同様に、

星の間をチュチュを着て飛び跳ねまわれたらいいのにな!
   
     ↓

星の間をチュチュを着て飛び跳ねまわって行ければよかったのにな!
154七しの子@名無しさん:2014/12/09(火) 13:59:05.93 ID:fx95SXX3
☆☆☆☆☆
               /  /     /   |      \ ヽ
               / /  /   / /    ||  |  i  ヽ i
              i /  / /  / / /    ||  ||  |│ |ノス
               |//  / /___, -一ァ|  /! |ト、|│ | | く」
                |,-‐¬  ̄---┘'7 |!  ハ! |,、-┼十|! | | |
          , -‐ ''"  し' '´_ /,ィ二l |ト、/!ヽト、\_ヽ!|!l | ハ |
       ,r/      __   ,イ|リ ヾハ! ヽ!  ,ィ⌒ヾミリノ!/リ  | ☆ 安倍さん、グッジョブですわ。 ☆  
      / ||ヽ  -'     / ̄ )` __      |ヒノ:} '` ,イ/ |  |  http://www.soumu.go.jp/senkyo/kokumin_touhyou/index.html
    ,r '   ヾ、  ,-、____ , イ ̄,r==-      ==-'  レ' /|  |  
  / ヽ    `ーソ  ' | |ト、,ヘ ′""          "" / / || | ☆ 日本国民の皆様、12月14日(日)の
. /    \_  /  | ハ ヽ`゙'ヘ       ' '__. ィ  / / | |  |     『衆議院議員総選挙』に必ず投票にいきましょう。 ☆  
           /   / / |  ヽ 川\    ヾ三ニ‐'′//! |  | |  |   
        /    / / 八  \川| |`ト- ..  __ , イ‐ァヘ |  | ||  |!
      /    / / /  \  \ 「`ー- 、    /  .〉  ト、|  ヽ、
     ,イ    /-─=¬ニヘ、_  \   厂\ 厂ヽ /!|   | `ー=ヘ
 -‐  ̄ /─ '  ̄     ├- ヽ\  \ノ\ \ 人 ハ!ヽ ||  |-┤ ヽ
      /          /!‐-- | |\   ト、_`ヽ oヽ  ト、!  ||  |‐┤- ヽ
  // 〉      __ /  ├‐-  ||  | 川-‐  | |  厂7! ハ!  ├:┤  ̄ヽ
  / / ー ─    ̄       ├‐- リ  || ハ!ヘ   | |  ト┤|/′ ヾ,┤   ゙i_
  ‐ '              〉‐-    | / /\ .|o | /ヽ/(′    ∨     \
‐--─ ──-r、___-、    /ー_     {(   '´>、! /ヽ/       |\       \
155 【689円】 :2015/01/01(木) 20:21:44.87 ID:???
このスレでもできるのかな?
156ゼッキーノ・ドーロ2014:2015/01/01(木) 20:22:40.86 ID:???
できたww
ゼッキーノ・ドーロのCDがこのくらい安ければ……ってこの二倍でも買うけれどさ
157ゼッキーノ・ドーロ 補遺:2015/01/27(火) 02:49:41.05 ID:???
【CIAO FORESTA】  やあ、森さん
詞:イレーネ・グランディ  曲:イレーネ・グランディ  歌:イレーネ・グランディ、ピッコロ・コーロ"マリエーレ・ヴェントレ"デラントニアーノ  / 2011年(第54回)
〔※第54回ゼッキーノ・ドーロのコンクール外曲として歌われた歌。作者と歌唱者のI. グランディは同年最終日にゲスト出演しました。〕

やあ、やあ、やあ
どういう意味を持つものかしら
お日様は黄色くて空は青くて
春が来てそれから夏になって
森にもうひとりお友達が増えることが

動物たちの森では
たくさんの脚はどれも同じで
小さな目は色とりどりで
きらめいては愛を放っている
しっぽはくるっと巻いたり
ときどきぴんと伸びたりしては
枝から枝へと飛び移り
くすくす笑いながらほかのことを考えてる
森に行けば見られるわよ
そこにいる生き物たちがもう少したくさん
うっそうとした森で見られるわよ
残っている生き物がもう少したくさん

(やあ、やあ、やあ
 どういう意味を持つものかしら
 お日様は黄色くて空は青いということが
 私の計画は大きく膨らむわ
 そこにもう一本木を植えるのよ)


やあ、やあ、やあ
どういう意味を持つものかしら
お日様は黄色くて空は青くて
春が来てそれから夏になって
森にもうひとり新しいお友達ができることが
サルとバンビが触れあって
私はオランウータンのタンゴよ
やあ、やあ、やあ
きみの名前はなんていうの…

ウォー、私はヴァレンティナっていうの
私は女の子よ(君を守ってあげる)
ウォー、僕はフェルディナンドっていうんだ
僕は男の子さ(君を守ってあげる)
ウォー、僕はエドアルドっていうんだ
僕は男の子さ(君を守ってあげる)
ウォー、私はカテリーナっていうの
私は女の子よ(君を守ってあげる)
158ゼッキーノ・ドーロ 補遺:2015/01/27(火) 02:50:09.88 ID:???
【CIAO FORESTA つづき】  

ばんざい、葉っぱに土に
影に茂みに山の頂に
木陰を作ってくれる枝
ばんざい、果物
それに小さな巣を支えている木の枝
ばんざい、松かさ、松ぼっくり
それにドングリも
ばんざい、木の実
それに木の割れ目に住んでいるハチたちみんなも
そして身の守りになってくれる大きな木々も
ばんざい、この日、この人が
編み出したのよ
ばんざい、紙のリサイクルを

イエー、ウォー、…

ばんざい、紙のリサイクルを

やあ、やあ、やあ
どういう意味を持つものかしら
お日様は黄色くて空は青いということが
私の計画は大きく膨らむわ
そこにもう一本木を植えるのよ
そうしたら森には友達がもうひとり増えるわ
159ゼッキーノ・ドーロ 補遺:2015/02/26(木) 21:07:22.46 ID:???
めもめも φ(.. )

2009年第52回にドイツからの出場の「Pigiama Party」(ティモシー・タッチトンとジッタ・ヴァルター作詞、アントネッラ・ボリアーニ伊語詞、ティモシー・タッチトン作曲)
http://yomogi.2ch.net/test/read.cgi/doyo/1388110705/76-77
の原曲は、T.タッチトンが1981年にアルゼンチン出身の三人娘グループTRIXに提供した歌「A lot more」の焼き直しだった
160ゼッキーノ・ドーロ 補遺:2015/03/03(火) 01:31:50.23 ID:???
てすと
161ゼッキーノ・ドーロ2015:2015/03/06(金) 01:20:33.42 ID:???
今年(2015年)の第58回ゼッキーノ・ドーロに向けての楽曲が既に決まっている!
2015年の2月17日から20日にかけて、436曲の応募作品の中から審査員たちが選び抜いた12曲はこれ。

1. CAVOLI A MERENDA (H. Bussini - V. Baggio)  
  〔題名の大意:おやつにはキャベツを〕(※熟語で「全く見当はずれである」という意味があります)

2. IL CONTRABBASSO (G. Attanasio - C. Spera - G. De Rosa)
  〔題名の大意:コントラバス〕

3. IL GONGHISTA (L. Frattini)
  〔題名の大意:ドラを打つ人〕

4. IL ROMPIGATTO (M. Gardini - A. Casamento - E. G. Migliacci)
  〔題名の大意:?〕(※直訳すると「ネコ壊し」とでもなるのですが、どういう意味なのか当方のイタリア語能力では推し量りかねます)

5. LE IMPRONTE DEL CUORE (A. Pellai - G. P. Fontana - R. De Luca)
  〔題名の大意:心の残した跡〕

6. LE PARCE QUE DES POURQUOI (M. Sendra - A. Crovella - G. Grottoli - A. Vaschetti)
  〔題名の大意:なぜなのかというそのわけは〕(※このタイトルはフランス語です。おそらくフランス語圏からの作品でしょう)

7. PRENDI UN’EMOZIONE (L. Saccol)
  〔題名の大意:心を感じよう〕

8. RESTERA CON TE (G. Attanasio - G. De Rosa)
  〔題名の大意:きみと一緒にいよう〕

9. TUTANC’MON (H. Raafat Robil Farag - F. D’Asaro - N. Di Valerio)
  〔題名の大意:ツタンカーメン〕

10. UN GIORNO A COLORI (S. Mazzesi - E. Setteducati - G. Bellettini)
  〔題名の大意:色とりどりの一日〕

11. UNA COMMEDIA DIVINA (A. Caldarella - C. Neri)
  〔題名の大意:神様の喜劇〕

12. ZOMBIE VEGETARIANO (F. Di Gesu)
  〔題名の大意:ベジタリアンのゾンビ〕
162ゼッキーノ・ドーロ2015