1 :
名無しの笛の踊り :
02/02/20 14:49 時々誰かが立てるんだが、すぐに沈んでいく シューマン・スレ。話題はピアノ曲でも交響曲 でも室内楽でも何でも良いので、盛り上げましょ。
2 :
名無しの笛の踊り :02/02/20 14:49
2げっと
3 :
名無しの笛の踊り :02/02/20 16:11
シンフォニーの最高傑作は2番と言うことでいいですか?
4 :
名無しの笛の踊り :02/02/20 16:14
演奏によってころころ変わる(藁)。 サバリッシュを聞いて2番最高! フルトヴェングラーで4番最高! シューリヒトで3番最高! 1番はうーん好きになれん。 全部ばらばらな方向向いているので比較は無理。
5 :
名無しの笛の踊り :02/02/20 17:56
シューマンの話で、まず交響曲が出てくる のは凄い。日本人が交響曲好きなのか? こんなことを言ってる私は、交響曲では 第3が好き。一番成熟した感じじゃない?
6 :
名無しの笛の踊り :02/02/20 18:08
ベートーヴェン症候群というか、このころはどうしても交響曲 を表看板にしないとダメだったから、気合い入れて作っている のは確かだね。実際の資質に合っていたかどうかは別だけど。 ブラームスだって室内楽であれだけ自由闊達なのが交響曲を 作るとなると本当に涙ぐましい苦労をしている。
7 :
名無しの笛の踊り :02/02/20 18:09
なんかヤク中の音楽だよね キティだったのは知ってるけどさ
8 :
名無しの笛の踊り :02/02/20 18:26
ピアノでしょう、やっぱり。 屈折した感情が一番表れてると思います。
9 :
名無しの笛の踊り :02/02/20 18:27
>6 ベートーヴェン症候群というのは確かだろうけど、 シューマンもブラームスも、それぞれ独自の流儀を 強く押し出してると思うヨ。 シューマンでは、例えば、第4なんて相当変わった 作りだしね。『ライン』なんて、まさにドイツ人の 心の故郷って感じ。
10 :
名無しの笛の踊り :02/02/20 18:28
ダヴィッド同盟とか、意味教えてください。 弾く上で、困るような題名をつけるのは、シューマンの得意技?! 「ペリシテ人と戦うダビッド同盟の行進」て・・。 すべて妄想?!
11 :
名無しの笛の踊り :02/02/20 18:33
「ぺリシテ人」というと、英語では確か 「俗物」みたいな意味があったよ。 世間の俗物の無理解に負けずに頑張るといった 意味があるのかな。
12 :
名無しの笛の踊り :02/02/20 18:37
祝!!シューマンスレッド 一度も聴いたことの無い合唱曲とか沢山あるみたいなので勉強させて下さい。 僕も初心者なりにネタフリに協力しますよ。 今はイタリア弦楽四重奏団の四重奏曲集が欲しいです。
13 :
名無しの笛の踊り :02/02/20 18:56
シューマンのミサ曲とレクイエムが好きです。
14 :
名無しの笛の踊り :02/02/20 18:58
シューマンのピアノ曲ってーと、 「狂気を感じる云々」っていう人が沢山居るけど、 どうも漏れはそうしたものを感じ取れない。 聴き込みが足りんのか?うーむ・・・。
15 :
名無しの笛の踊り :02/02/20 19:01
シューマンは交響曲史上、いちばん最初にベートーヴェンの 精神を継承、発展させた偉大な人。 シューマンなくしてブラームスは考えられない。 ちなみに、いちばん最初にベートーヴェンの精神に挑もうとした人は シューベルトということを付け加えとく。「グレイト」の巨大さへの志向。
17 :
名無しの笛の踊り :02/02/20 19:05
アンダンテと変奏Op.46良いよ。ホルンとチェロ2本つきでね。
18 :
名無しの笛の踊り :02/02/20 20:30
ピアノ協奏曲って(・∀・)イイスギル!! 初めて聴いた時から大好きでした。 私としてはシューマンのフロレスタン(衝動的で外向的な面)とオイゼビウス (夢想的で内省的な面)の対比がたまらなく好きだけど。この二つの面って シューマンだけじゃなくて、だれでも持っているんじゃないの?
19 :
名無しの笛の踊り :02/02/20 20:43
確かにクラシックの作曲家で「発狂」したとされるのは シューマンが有名な例だが、精神分裂病というより梅毒感染による 進行性麻痺の疑いが強い(といってもその進行が表面化するのが 普通よりかなりおそかったらしい)。シューマン=狂気の音楽家 というのは当たらないと思われ
20 :
名無し募集中。。。 :02/02/20 20:48
>>19 じゃあクララの親父がケコーンに反対したのはなんで?
そういう家系だったというのはウソなのか?
21 :
名無しの笛の踊り :02/02/20 20:51
肉マン、アンマン、シューマン
22 :
名無しの笛の踊り :02/02/20 20:58
>>20 クララは母が早死にしたので、父子家庭だったということを聞いたことがあります。
男手一つで育てたので、クララがかわいくてなかなか手放したくなかったのかなと
思っていたのですが・・・
23 :
名無しの笛の踊り :02/02/20 21:05
24 :
名無しの笛の踊り :02/02/20 21:23
いかにシューマンが斬新かということを知るためには 演奏を選ぶ必要がある。ハイティンクやサバリッシュでは それはわからない。 インバルとドホナーニ。それにヘレヴェッヘ。 ・・・「われわれはシステムをもたず、複数の線と運動をもつにしぎないからである。シューマン」(ミル・プラトー)
25 :
名無しの笛の踊り :02/02/20 21:25
ポリーニの暁の歌、期待半分怖さ半分。 誰か早く傑作だと証明してやってくれ!
26 :
名無しの笛の踊り :02/02/20 21:42
シューマンコエー
27 :
名無しの笛の踊り :02/02/20 22:29
美人のカミさんもらうと余計な気苦労が 絶えんからな。
28 :
名無しの笛の踊り :02/02/20 23:54
っつーか、ただのアフォ女と気が付いてしまったのね。 でもやっぱカワイーし。でもアフォだし。辛かっただろうなあ。
29 :
名無しの笛の踊り :02/02/20 23:56
>>13 激しく同意。ミニョンの為のレクイエムもいい。
30 :
名無しの笛の踊り :02/02/20 23:59
全部イイんですけど。
31 :
名無しの笛の踊り :02/02/21 00:07
おいこら。何素通りしようとしてんだよ。お前だよお前。今このスレを見てる お前のことだよ!! お前のシューマンPコンのベスト盤を教えていただけませんか?
32 :
名無しの笛の踊り :02/02/21 00:08
ブレンデル&アバド
33 :
名無しの笛の踊り :02/02/21 00:14
Pf協はムンムンしてるからイヤ
34 :
名無しの笛の踊り :02/02/21 00:17
ハスキルに決まっとろうが。 でもヘレヴェへも聴かないとダメね。 あとは、 アニーフィッシャー/クレンペラー、リパッティ/アンセルメ、ミケランジェリ/ミトプー くらいかな? しかしあんまりな演奏が多いよなあ。
35 :
名無しの笛の踊り :02/02/21 00:24
リパッティ&カラヤン。あとルイサダ&MTTが結構好き。
36 :
名無しの笛の踊り :02/02/21 10:21
シューマンは1つの曲の中で「これ凄い!」という部分と 「なにこれ。月並み〜。ダル〜。」という部分が共存して いる。まあもちろん他の作曲家にもそういう所はあるけど シューマンの場合特にそのギャップが強烈。たとえば ヴァイオリン協奏曲など第1楽章など信じられないぐらい 見事なフレーズがこれでもかとばかりに出てくるのに 第3楽章なんかしかたなくて書いたみたいな楽章だ。 この曲の場合は出来不出来が激しすぎてシューマンも お蔵にしたのだろうけど他の曲でもそういうところはあるよね。 ただ当たりの部分は他のどの作曲家にも書けない凄さ があってはまってしまう。
37 :
名無しの笛の踊り :02/02/21 10:36
pコンは伊藤恵をライヴで聴いた時感動した。 CDではさほどイイと思わなかったので・・・。 シューマン弾きと言われるだけあったよ。
38 :
名無しの笛の踊り :02/02/21 11:27
>>19 俺もあまり狂気は感じられないな。
まあほとんど交響曲しか聴かないんだけど。
39 :
名無しの笛の踊り :02/02/21 12:46
クララタンとのケコーン反対の理由は、 当時クララは名ピアニストとして売り出し中、それも作曲もする才女ときた。 あんなのとくっつかなくても・・・ で、おやじや周りが反対した。 「愛の調べ」という映画ではそんな感じで描かれてたと思う。
F・ヴィーク(クララの父)はシューマンのピアノの先生でもあり、彼の曲を評価していた 数少ない一人。シューマンはライプチッヒの狭いインテリ音楽サークル内ではその才能知られて はいても基本的に無名。ましてやホフマンの「クライスラー楽長」かぶれの、不安定な性格 であったらしい。そうした人間性の面ではヴィークは心配していてシューマンの母親宛に苦言の 手紙も残っている。「息子さんのこうした所を直さないと〜(といった手紙)」 対してクララは手塩に欠けて育て、名声を手にしつつあった自分の娘である。 ヴィークはたたき上げで、頑固な変人(クララの母親とは離婚していると思う)のようだし シューマンとクララの結婚に反対してとった行動は常軌を逸してるが、親としての判断は まともだと思う。「才能はあるかも知れんがこいつには娘をまかせられん」 結果としてヴィークが正しかったといえるのでは?
41 :
名無しの笛の踊り :02/02/21 22:00
シューマンが一番偉い。ブラムスはへタレ。
42 :
名無しの笛の踊り :02/02/21 22:36
>>36 V協の3楽章かぁ。スコア見たときテンポ四分音符60と書いてあるのに
驚いたんだよな。実際には八分音符=四分音符くらいの感じなので、
120位に聞えるけど。クレーメル/アーノンクール以外の演奏は軒並み
かなり早めに演奏している。遅いくらいの方がこの楽章の良さが出る
んじゃないだろうか。
43 :
名無しの笛の踊り :02/02/21 22:56
>>42 カナーリ禿しく同意。
未だ十分に理解されていない曲に思える。
ちなみにシューマン自身がお蔵入りさせたのではない。
むしろ自信を持っていたハズ。
岡田克彦先生はシューマンの音楽家としての才能をほぼ全否定されております。音 楽評論家としての功績はある程度認めるそうですが。先生ご自身は作曲家としてシ ューマン程度の凡才におさまるつもりはないとおっしゃっています。
45 :
名無しの笛の踊り :02/02/21 23:36
えっそうなの? 今、クライスレリアーナ聴いてたけど・・・ 才能なしか・・酷いなあ
46 :
名無しの笛の踊り :02/02/21 23:53
地味に、ウィーンの謝肉祭のフィナーレ大好きです。
47 :
名無しの笛の踊り :02/02/21 23:56
僕も好きです。 Kタン・・・ハアハア
48 :
名無しの笛の踊り :02/02/21 23:57
>>44 ワラタ。
シューマンは知ってるけど岡田を知らないって人は
圧倒的に多いと思うけどねw
49 :
名無しの笛の踊り :02/02/22 02:56
序奏とアレグロ(という曲名だったよな)赤とんぼの元ネタ。
50 :
名無しの笛の踊り :02/02/22 03:10
「ダヴィッド同盟舞曲集」が好きだなあ
51 :
名無しの笛の踊り :02/02/22 03:15
4つのホルンと管弦楽のためのコンチェルトシュティックはいいぞお
52 :
名無しの笛の踊り :02/02/22 03:53
「序曲スケルツォとフィナーレ」は よい曲です。 はじめだけ暗いけど、 全体的には明るくかわいらしい好感のもてる曲です。
スレのタイトルにワラタ
54 :
名無しの笛の踊り :02/02/22 08:50
>>52 序曲、スケルツォと終曲
もっと盛んに演奏されてもおかしくない曲ですね〜
とにかくタイトルが悪い、何だか未完成の曲のようだ。
ピアノ曲など詩情溢れるいいタイトル付けとるのに何でこの曲は
このタイトルかねぇ〜〜〜〜普及度の悪さはタイトルに絶対起因している
と思うぞ。
55 :
名無しの笛の踊り :02/02/22 09:15
やっぱ、シューマンは歌曲だ!
56 :
名無しの笛の踊り :02/02/22 09:23
トッカータ凄いですよね。楽譜が。
57 :
名無しの笛の踊り :02/02/22 09:31
やっぱ歌曲だよな。 素直に美しいと思えるメロディの宝庫です。 ところで彼の器楽曲や管弦楽作品って意外と口ずさむのが難しくないですか?
58 :
名無しの笛の踊り :02/02/22 09:40
>>57 器楽なんだからある程度はしょうがないと思う。
『クライスレリアーナ』の第1曲や第7曲、
第2交響曲のスケルツォあたりはそうだね。
私は、逆に、器楽でも口ずさめるのが多いと思う。
交響曲では『ライン』とか。
『クライスレリアーナ』第1曲を口ずさめる奴は神。
60 :
名無しの笛の踊り :02/02/22 15:56
シューマンはメロディを朗々と歌い上げる、などというマネはしたことがない。 作曲の方法で言うなら音の組織化、という点で100年は先行していた。 まだようやく一部で理解され始めたばかりの作曲家だと思えるなあ。 株があるなら買っておきたいよ。 (W
ロベルトがキティになってからの名作(迷作)が好き。 チェロ協奏曲、2つのヴァイオリンソナタ、ヴァイオリン協奏曲。 この辺りを密かに愛している同好の方はいますか?
第2交響曲の3楽章。 聴いていると心が壊れていくようです。哀しいというより怖さすら感じます。
63 :
名無しの笛の踊り :02/02/22 20:57
>>61 「森の情景」が(・∀・)イイ!!
なんか、この曲はシューマンには珍しく、聴いてて癒される感じがあると思う。
でも、ところどころ悲愴感のような孤独感のようなものを感じる。
この頃のロベルトは何を考えていたんだろう?
うーん、不思議な曲だ。
64 :
名無しの笛の踊り :02/02/22 20:59
age
ロベルト→ロバート→ロビー。これからはロビーと呼ぼう。
ロビーは作曲界のドキョソであったことは間違いないのう。
67 :
名無しの笛の踊り :02/02/22 22:58
この人の曲、全体的にダークだ。
68 :
名無しの笛の踊り :02/02/22 23:07
マンフレッド序曲もダークだよなぁ
69 :
名無しの笛の踊り :02/02/22 23:30
う〜ん、そうかぁ、そんなに暗いか?
70 :
名無しの笛の踊り :02/02/22 23:57
>>61 チェロとピアノの為の民謡風の5つの小品Op.102が
錯乱してて良い。マンフレッド全曲も凄い。
71 :
名無しの笛の踊り :02/02/23 00:28
>>60 ピアノコンチェルトの2楽章とか、どうよ?
72 :
名無しの笛の踊り :02/02/23 00:31
バーンスタインの第2交響曲の3楽章って 劇的だな。
73 :
名無しの笛の踊り :02/02/23 00:37
>>41 両方大好き
ピアノはシューマン オケものはブラームス
>>73 どうもそういうヤツ多くて困ってんのよ、オレ。(W
何とかならんもんかなあ。
まあ、音楽が好き嫌いの次元だけのことなら別に何でもいいんだけどさあ・・・
また、そう考えるのが流行だしな。
75 :
名無しの笛の踊り :02/02/23 00:47
>>71 あれはDQNなかみさんにも分るように書いたってことでどーよ?
>>74 >まあ、音楽が好き嫌いの次元だけのことなら別に何でも
>いいんだけどさあ・・・ また、そう考えるのが流行だしな。
流行っつーか、そう考えることにしておけば、波風立たんしな。
>シューマンが一番偉い。ブラムスはへタレ。
こんなこと言ってみても、ブラームス好きの反感買うだけだろ。
めんどくさ。マターリしようや。
77 :
名無しの笛の踊り :02/02/23 00:56
シューマンはピアノ曲もすごくいいけど歌曲もいいよね。 「詩人の恋」「女の愛と生涯」「ミルテの花」 どれも素晴らしい。
>>76 まあ、そうなんすよね。スマソ。
いや、ブラームス、いいすよねえ! (W
でもマジにオレ、最近ちょっとブラームスを考え直してはいる。
シューマンの理想を誰よりも良く理解していたハズだが、
それを引き継ぐに引き継げない苦しい事情みたいなものを抱えて、
その中では精一杯の努力をした人、ってところで妥協しようかと。(W
つまりむしろ本当の不満は後世のブラームスに対するマンセー評価(の中身)
にあるんだ。現状の評価ではシューマンもブラームスも不十分なんじゃないかな。
79 :
アンチ・カラヤン! :02/02/23 02:00
やパーり第4交響曲! フルヴェンもバレンボイムもいいけど、 カプリングだけで買ったカラヤン盤(57)に惹かれるのはなぜ?
>>78 確かに、シューマンに対する評価は低すぎですわ。
勿体無いよね。
81 :
名無しの笛の踊り :02/02/23 02:23
シューマンほ本質は歌曲にある。歌曲を聴かずして彼を語るなかれ。ナンチャッテ。
82 :
名無しの笛の踊り :02/02/23 02:29
お前等、シューマンのどのような点に魅力を感じていますか? 教えてください。 他作曲家のマニア共に同じような質問をした場合、ある程度 答えのパターンが予想できるが、シューマンの場合はちょっと 予想つきません。「豊かな幻想性」とか?(w
83 :
名無しの笛の踊り :02/02/23 02:32
みんながイイと言うから。分かったか?
84 :
名無しの笛の踊り :02/02/23 02:39
シュトゥッツマンの歌曲集シリーズのうち第1弾のもの再発して欲しいな。 歌曲はどちらかというと女声で聴きたい。
>>82 げーて読めばわかる・・・人はわかる。かも。
うぇるてるちゃうで、ふぁうすとやで。
86 :
名無しの笛の踊り :02/02/23 03:35
ファンタジックなところだろうね、魅力は。 感情表現がたまらない。
87 :
名無しの笛の踊り :02/02/23 03:39
>>84 私もシュトゥッツマンのシューマンが好きです。
シュトゥッツマンの歌でシューマンの歌曲の良さに目覚めました。
第1弾もよかったです。
男声で普通、歌われるような歌曲でも彼女が歌うとあまり違和感を
感じないように思うんですが。
88 :
名無しの笛の踊り :02/02/23 03:49
カトリーヌコラール良かったのにねえ。 >84、87
89 :
名無しの笛の踊り :02/02/23 03:58
コラールはドビュッシーの前奏曲集も出してる実力者だよね。 歌曲の伴奏の仕事がいい人は人間も素晴らしいんじゃないかなんて思ったりもするよ。
フランス人のシューマンはいいねえ。 ピアノ曲はドビュッシーを知ってから弾くとシューマンの意図が判りやすいのかも。 ベロフのクライスレリアナ/森の情景、CDで出たのかな?
91 :
名無しの笛の踊り :02/02/23 04:10
出てる。
92 :
名無しの笛の踊り :02/02/23 04:25
>>90 ということはフランス人ピアニストにとって、シューマンはドイツ・オーストリア系
の作曲家の中で比較的、弾きやすい作曲家ということか。
93 :
しゅーまにあ :02/02/23 05:12
>>91 さんきゅう。買わねば。
>>92 だと思える。実際に得意にしている人が多いんじゃないかな。
コルトォ、ナット、デュシャーブルといったところはもちろん、ルフェーブル、
前述故コラール女史、ケフェレックなど聴いても感覚が合ってる気がします。
逆に独墺系ではケンプの他はエッシェンバッハ少々くらいなんじゃないかなあ。
思うにシューマンは独墺系の伝統からカナーリ逸脱した人だったのに、無理にその範囲
に収めようとしているような感じの違和感をバックハウス、Rゼルキン、ブレンデル
あたりのシューマンには感じるんすけど。指揮者はもっと酷いけど・・・
94 :
名無しの笛の踊り :02/02/23 06:37
ヴァントすれでも質問してみたんですが、交響曲第4番の演奏はどうですか? 悪くないなら購入してみようと思ってます。
95 :
名無しの笛の踊り :02/02/23 06:58
このスレが一夜のうちにこんなに書きこみがあるなんて。うれしすぎる。 ひそかに倉庫いきになりませんようにと思っていたもので・・。 フランスのシューマン演奏は、重くならずしかも分裂した自我が、鋭利に表現」される 傾向がありますね。 私としては、エッシエンバッハのピアノも交響曲もひかれますが。 彼はむかし、ウィーンで一日中、シューマンのコンサートをしていあことが あった.出入り自由で歌曲、室内楽など、当時の音楽なかまと謝礼はマスの燻製 一本で.プログラムを見ると垂涎ものでした。 日本でもこんな企画をたててしてくれる人がいたらいいですね。 シューマンはきまったものしかなかなか聴く機会がなくて残念です.
96 :
名無しの笛の踊り :02/02/23 09:38
ピアノ五重奏曲が好きだな。特につんのめりそうな3楽章がいい!
97 :
名無しの笛の踊り :02/02/23 11:34
私はピアノ四重奏曲が好きだな。 って、最近シューマン聴いてなかったけど 久しぶりにCDでもかけてみよう。
98 :
名無しの笛の踊り :02/02/23 13:14
>>90 さん
ルイサダの「ダヴィッド同盟」は良かった。少なくともポリーニより私は好きな演奏。
あとミシェル・ブロック?て人のライブ版「ノヴェレッテン全集」も良かったよ。
99 :
しゅーまにあ :02/02/23 13:15
>>96-97 無論、どちらも素晴らしい!
開祖ベートーヴェン以降、その直系と言えるスケルツォを書いたのはシューマン以外
いないんじゃいすかね。メンデルスゾーンのスケルツォも魅力的だけどやはり違う。
これって結構重要なポイントだと思うんだけどなあ。
しかしこの2曲も録音に恵まれてはいないっすねえ。しかしグールドが四重奏を遺して
くれたのは本当に良かった。こちらの第3楽章のアンダンテカンタービレはシューマン
では珍しいというか、ほんまの憧れに満ちた最も幸福な楽章かもしれませんねえ。
フレッドアステアにこれを踊ってもらいたかった! っつーかグールドにはソロも
イパーイ録音して欲しかったのに山に。バーンスタインもシューマンを積極的に取り上げた
人だけどさすがに解釈はツボを押えてますよね。五重奏でのピアノは彼のシューマンで
最良の録音かもしれないなあ。。。(チョトイミシンカモ)。
ま、リヒテルもいない今となってはこの2曲、ピリオドアプローチに期待してます。
100 :
名無しの笛の踊り :02/02/23 13:26
ケンプフのシューマンは良いぞー。シューマンの音がしてるぞー。 シューマンの音楽がよくわかるぞー。テンポは遅めだぞー、っと。
101 :
名無しの笛の踊り :02/02/23 13:28
ついでに100番もゲットしたぞー。
102 :
名無しの笛の踊り :02/02/23 13:30
ウィルヘルムの方ね。
103 :
名無しの笛の踊り :02/02/23 14:29
ダンタイソンPコン超下手。数年前だけど、金返せって怒鳴りたかった。
104 :
名無しの笛の踊り :02/02/23 14:57
いっぺん聴いてみたい一夜の演目 ・序曲、スケルツォとフィナーレ ・ピアノ協奏曲 ・序奏と協奏的アレグロ ・交響曲第2番
105 :
名無しの笛の踊り :02/02/23 15:01
ツィメルマンのPコンは素晴らしかった。
106 :
名無しの笛の踊り :02/02/23 15:11
こういうプログラムも聞いてみたいなぁ ・マンフレッド序曲 ・ヴァイオリン協奏曲 ・交響曲 ト短調 ・交響曲第4番
フルヴェンで聴いてみたいねえ。
108 :
名無しの笛の踊り :02/02/23 15:18
ピアノとチェロの協奏曲はやられているけど、 ヴァイオリン協奏曲の実演はどの程度やられているのだろ。 少なくともここ3〜4年はやられてないよね。 一度でいいから実演で聞いてみたいな。 ただなぁ、難曲なんで、ソロ、オケ共々しっかりしていないと 聞けたものじゃないなぁ。
109 :
名無しの笛の踊り :02/02/23 15:19
ティーレマンでもいいなあ。
110 :
名無しの笛の踊り :02/02/23 22:09
ああ〜〜ヴァイオリン協奏曲の実演聴きてえな。
111 :
名無しの笛の踊り :02/02/23 22:53
トッカータ、インテンポンツで演奏出来る人いる?
112 :
名無しの笛の踊り :02/02/24 00:46
ヴァイオリンソナタ、特に2番 リサイタルでやる人とかいないの?
クリュイタンス/BPOのマンフレッドOvt. 萌え萌えage.
シューマンは室内楽も最高。 特に、P四重奏曲、P五重奏曲。
115 :
名無しの笛の踊り :02/02/25 12:15
シューマンは作品22あたりまで、ずっとピアノ曲なのだが だんだん他の楽曲が増えてくる。よく「シューマンはやっぱり 初期(結婚前の)ピアノ曲がいい」というが、シューマンの 後期のピアノ曲は面白い。「自ら凡庸になった天才」という批評が いかに浅薄な判断かがわかる。いかにも「ロマンティック」なシューマン ではなく、あの音と音のすき間と単色のの濃淡で表現する世界は 未だに見いだされていない。
シューマンのVn協奏曲って,やっぱり珍曲・迷曲のたぐい でしょう? 例の第3楽章が鬼門。前2楽章の流れを,おそ ろしいまでの無内容さで天真爛漫にぶちきっている。健全 な感覚の持ち主なら真っ先に敬遠する。これをプログラム に載せるのは,ある意味博打に近いんでわ。
116はVn協の演奏機会が少ないとお嘆きの方々宛 でした。ちなみにわたしは,この曲大好きです。 まぁ,ど素人はチャイコンでも演ってろっ,てことで。
118 :
名無しの笛の踊り :02/02/25 19:11
例えば初期のピアノ曲とOp.111とか比べてみると 素人目には創作力の涸渇と写るかもしれないが 実は違う。
119 :
シューマニア :02/02/25 19:49
>>98 ルイサダは良さそうだなあ。ダヴィッド同盟も重要な曲のワリにあまり録音には
恵まれていないっすよねえ・・・
>>107 無理。
>>109 やだ。 (W
>>115-118 後期の器楽曲は現代の作曲家や現代曲の演奏家によって再評価され始めていますよね。
まあ、遅かれ早かれ世間のみなさんも蒙を開かれるハメになるかと。 (W
でもクレーメル、ポリーニ、ホリガーくらいでは寂しいですなあ。ポゴレリッチでも
ケネディーでもムストネンでも渡辺玲子でも要は何でもいいから、みなさんお誘い合わせ
の上ふるってご演奏ご録音いただきたいもんだ。美音ディのソナタどうすかね?
120 :
名無しの笛の踊り :02/02/25 20:33
BS でイッサリースがやった番組を見た。 なんだか泣けてしまった。あぁ、ロベルト…
121 :
名無しの笛の踊り :02/02/25 20:39
122 :
名無しの笛の踊り :02/02/25 22:03
ヴァイオリンソナタが好きだ。
123 :
名無しの笛の踊り :02/02/25 22:04
HMFから出ている弦楽四重奏どうよ?
124 :
名無しの笛の踊り :02/02/25 22:04
シンフォニック・エチュード、いいね。
>>118 作品111、いいよね〜、あの真ん中の曲、「3つのロマンス」の後期版とも
いえるが(この曲も真ん中の曲がいいよね〜)。CDで吹き込まれてるのかしら?
126 :
名無しの笛の踊り :02/02/25 22:07
クライスレリアーナは誰の演奏が良いですか?
歌劇「ゲノヴェーヴァ」もよろし。逝ってヨシ宣告を受けた あとのゲノたんの絶唱は泣けるっ!このアリアは個人的 にはシューマンの最良の一瞬の一つと思っております。
128 :
名無しの笛の踊り :02/02/25 22:54
>>126 これはもう、ホロヴィッツ(1回目の方)しかないでしょう。
あの曲は、狂気に至るプロセスをリアルに描いた作品で、
それを追体験できるピアニストでなければ演奏できません。
ポリーニもアルヘリチもアシュケナージもあまりに健康すぎます。
アファナシェフは、精一杯狂気を演出してますが、あまりに理が
勝ちすぎてます。
その点、ホロヴィッツは、ロマンチックでも何でもない、
背筋の凍るような狂気の世界を余すところなく示してくれます。
あまりにも恐ろしい演奏ですが、究極の名演でしょう。
>>125 ホロヴィッツのがいいYO、デームスにもある。
130 :
シューマニア :02/02/26 00:39
>>123 うーん、実はイマイチかも。でも他はいま2いま3なんでイチオシ。
伝統によりかからないマジメなアプローチに好感がもてます。
>>126 、128
「クライスレリアーナ」は確かにホロヴィッツの69年録音がベスト、かもしれないなあ。
僕の聴いた限りではこれと張り合えるのはソフロニツキーだけです。冒頭始まったとたんに
「わああーっ!」と叫んで走り出したくなるのに体は縛り付けられたかのように全く動かない
恐怖を感じさせる「ワケわかんなくても否応なしだもんね」感ではホロヴィッツを上回るかと。
しかしローラーコースターもない時代によくこんな曲が書けたもんだ。
あとはケンプの56年旧録音の方やルービンシュタインは全く逆の安定した音楽で、
これも好きです。聴く回数はこちらの方が多いかも。近年ではペライアの録音が
良いと思うなあ。ルプーはイカンかった。アシュケナージはシューマンには縁が
ない人なんでしょうね。録音は多いけど。
131 :
名無しの笛の踊り :02/02/26 00:42
川上敦子さんなら上手く弾くでしょうね、クライスレリアーナ。
132 :
名無しの笛の踊り :02/02/26 00:44
世間じゃあまり認識されてないけど、ホロヴィッツって 「狂気」をうまく引き出す演奏家ですよね。クライスレリアーナ といい、リストのロ短調ソナタといい、スクリャービンといい・・・。
133 :
名無しの笛の踊り :02/02/26 00:47
フモレスケはどうですかね。やっぱホロちゃんですかね。
134 :
名無しの笛の踊り :02/02/26 00:55
>>130 SQのレスサンクス。どれか買うならエロイカ(HMF)ってことね。
ソフロニツキーといいホロヴィッツといい、
良いスクリャービン弾きは良いシューマン弾きも兼ねるのかもね。
135 :
名無しの笛の踊り :02/02/26 02:05
>世間じゃあまり認識されてないけど、ホロヴィッツって >「狂気」をうまく引き出す演奏家ですよね。 どういう世間に住んでるんだYO!
136 :
シューマニア :02/02/26 05:10
今日聴きなおしてみたら、ペライアのクライスレリアーナはちょと詰めが甘い
と感じるところも多かったYO!
そのかわりソナタ1番の方は掛け値なしの名演、この曲のベストだと思うっす。
ちょっと曲によって取り組む意気込みの違いが出てるような気がしてしまいました。
ポリーニのシューマンには実は期待するところが大きいです。ところがいつも新しい
録音を聴くと「何かなあ・・・」と感じてしまう。んで、よーく聴くと実はしっかり
見えてるなあ、というのか、つまりすごくマジメでちゃんとした仕事なのが分るんだけど、
何と言うのか、まあ、センスがないんすかね。 (W
5月発売のクライスレリアーナ/暁の歌、ヤパーリ期待しちゃう。聴くの怖いけど。
>>134 欲張りなもんでさらに可能性がある曲のような気がするんすよねえ・・・
エロイカSQは充分に良い演奏だと思いますよ。
3曲まとまっているのもありがたいっす。
スクリャービンのピアノ書法はショパンとの関連で言われることが多いし、
事実それはそうなんだろうけれど、音楽家としての資質みたいなものは
ずっとシューマンの方に近かったかもしれないっすね。二人とも終いには
思いっきりオカルトだし。わかるなあ。
137 :
名無しの笛の踊り :02/02/26 06:10
>>136 ペライアのシューマン、クライスレリアーナがイマイチのくだりは不同意だが、
ソナタ第1番ベストのくだりは激しく同旨!
なんで98年来日公演弾くのドタキャンしたんだろ?
138 :
名無しの笛の踊り :02/02/26 06:13
ペライアのクライスレリアーナは素晴らしいと思う。
ディヒターリーベは前半好きだけど後半が何だかよくわからん。 おいらはヴィンターライゼの方が好き。シューベルトマンセ。
>>128 130
どうも有難うございます。
ホロヴィッツはあんまり好みじゃないけど、聴いてみることにします。
141 :
名無しの笛の踊り :02/02/26 16:34
ホロヴィッツマンセー!
幻想曲はブレンデルが非常に良い演奏だと思う。
143 :
名無しの笛の踊り :02/02/26 20:27
82年? 97年? >142
>>143 82年の方しか知らないや。再録音していたのね。
82年の演奏で十分良い。
145 :
名無しの笛の踊り :02/02/27 21:40
ぺらいあage!
146 :
まるちゃん :02/02/28 17:00
アルゲリッチのシューマンもかなりキレテるね
147 :
名無しの笛の踊り :02/03/01 13:51
未完で第1楽章のみのピアノ協奏曲ニ短調、楽譜は出ているけど これって何か録音ないのかな。
148 :
名無しの笛の踊り :02/03/02 22:39
>146 アルゲリッチというとすぐ「キレてる」っていうの うざいんですけど。
149 :
名無しの笛の踊り :02/03/02 22:53
ホロヴィッツと比べたら、アルゲリッチなんか、 全然キレてないと思いますが? 健康に盛り上がってるだけですね。
150 :
>142+143 :02/03/02 23:03
1965年盤、ヴァンガード。
151 :
名無しの笛の踊り :02/03/02 23:26
アルゲリッチのg-mollソナタに1票。 つまんない曲だと思ってたけど、目からウロコ。
152 :
名無しの笛の踊り :02/03/02 23:35
ちゃんと「ロベルト」に限るところが玄人さに一票。 クララとかゲオルグとかウィリアムはダメなのねん。 ブレンデルはアタマで弾きすぎるって批判する人がいるけど、 82年の幻想曲のあの出だしの響きは良いよね。 アルゲリッチがキレてるとかいう人は、きっと コンセルトヘボウ・ライブを聴いたのでは? あのシリーズの幻想小曲集はちょっと終わってるよね(笑
153 :
名無しの笛の踊り :02/03/03 00:45
パウル・グルダ&ハーゲンSQのピアノ五重奏聴いてビックリ! おもちゃ箱をひっくり返したような演奏、それでいてクールなトコもあんだけど。 ハーゲンSQってプラスαで誰かソリスト迎えたときも充実した音作ってんね。 コセとのブラームス弦楽五重奏も買お!
154 :
しゅーまにあ :02/03/03 06:07
ちょっとペライアのクライスレリアーナをめぐって色々聴きなおしてました。
>>133 さん、フモレスケ、やはりホロちゃんだと思いますYO。
69年の凄絶なクライスレリアーナの後、70年代のRCAに残したシューマンはどれも
素晴らしいっすね。ソナタ3番、絶品だと思います。誰も他に弾かないけど。
その後の80年代のDG録音はちょっと痛々しい感じで避けていたんだけど、
今回まじめに聞いて唸ってしまった。無理を承知で再録した理由がわかる気が
しました。このクライスレリアーナ、ペライア盤に影響を与えていると思います。
時にいまさらながら
>>4 さん、ミトプーの1番、セルの2番のライブはダメですか?
シューリヒトではアルヒフォンのマンフレッドも素晴らしいっすよね。
もう入手は難しいのかなあ。残念です。
155 :
名無し募集中。。。 :02/03/03 06:09
156 :
名無しの笛の踊り :02/03/03 08:41
>133さん フモレスケ、ルイサダはどうですか? いつだったかNHKでやってたのを聴いて、ちょっとびっくりしました。
157 :
名無しの笛の踊り :02/03/03 08:47
>154 クライスレリアーナ、けっこうホロヴィッツの影響を 受けている人多くないですか? 私はホロヴィッツ苦手なので、(たぶんキレテるのが苦手) シフのを愛聴してます。夢想的でイイ!
158 :
しゅーまにあ :02/03/03 09:13
>>154 ホロヴィッツの69年盤の影響力は強いかもしれませんが、
一般的にはキレてないルービンシュタインやケンプあたりの方が
規範的な解釈として受け止められているように思うんだけど、どうすかね?
日本では煽るタイプの演奏の人気が出やすいというのはあるかも・・・
ただホロヴィッツの85年盤は69年盤とは全く違う世界だと思いますよ。
ホロヴィッツにはもうそれを充分に表現する力が残ってはいなかったけど、僕は
ペライアから遡って初めてこのときのホロヴィッツの意図が見えて来たように
思ったんすよね。もしこのホロヴィッツのシューマンの世界を継ぐ人がいるなら、
それはペライアしかいないと思うんすが、どっちのファンからも怒られそう。(W
そうそう
>>98 さんに教えてもらったルイサダのダヴィッド、やっと見つけたんで、
今日買いに行きます。これにフモレスケも入ってるんですよね。>133、>156
159 :
名無しの笛の踊り :02/03/03 11:07
ここで言われている「キレテる」とは、 「頭が切れる」のキレるじゃなくて、 「逝っちゃってる」という意味ですね。>確認
160 :
名無しの笛の踊り :02/03/03 11:17
161 :
名無しの笛の踊り :02/03/03 11:50
ケンプは内なる狂気だと思う。ああ見えてもケンプのレコーディングには なにか計算されない、その場限りの幻想がほとばしりでるような瞬間が記録されてるのでは? 突如として音色や表情が変わったり、時折深淵がぽっかりと開いているような、 底知れぬ闇を感じさせたり。 ただ確かに表面上音楽をあおることはしないからね、わかりづらいのかも。 クライスレリアーナ(手元にあるのはステレオ盤)だと、例えば3曲目の最後。 テンポが遅めで??なんですが、その不満を打ち消すのが最後の1音。 こんなに悲痛に響かせた演奏は、私の知る限り他に無いよ。
しゅーまにあさん、 いかがでした? わたしはライブしか聴いてませんが非常に「フモレスケ」な演奏だと思っています。 (多少視覚効果もあるかもしれない、非常に独特な様子の人だから(藁))
163 :
しゅーまにあ :02/03/03 23:41
ルイサダ、ゲット!
そうそうこれこれ、これなんですよシューマンは。
このオイゼビウスが弾ける人が少ないんですよねえ。
>>98 さんどうもありがとう。
まずは、ペライアがホロヴィッツを受け継ぐなら、
ルイサダにはケンプを受け継いでもらわねば、というような印象です。
>>161 禿同です。ケンプはベトスレでは再評価?のようだけど、
本領はシューマン、ブラームスあたりなんじゃないかな?
164 :
名無しさん :02/03/03 23:48
>>163 ルイサダはテイルソントーマスと録音しているピアノ協奏曲もあっしのオキニです。
165 :
名無しの笛の踊り :02/03/04 22:36
バックハウスのダヴィッドは強烈だった。
166 :
名無しの笛の踊り :02/03/05 21:45
「メアリー・ステュアート女王の詩による5つの歌曲」はシューマン の最後の歌曲の1つということなんだけど、どうしてシューマンは この詩に曲を書いたのだろう?詩のせいかもしれないけど、曲が 5曲とも短調で暗い。この曲を書いた頃、シューマンは一体何を 考えていたのか、とても気になります。もし、この詩に共感して この曲を書いたのだとしたらと思うととても胸が痛みます。 「この上、私に与えられた時間に何の価値があろう、もう この世での望みはない。悲しみだけが私の影です、 死の喜びだけが私に残されたもの。」とか「私を愛してくれる友よ、 もう力にも運にも見放されているので、お役に立つ事などできない。 だから昔のことのお礼を期待しないで。」という言葉が詩の中に 出てきて、死を予感していたかどうかわからないけど、ものすごく 無力感を感じていたのではないかと思うんですが。皆さん、どう 思われますか?晩年のシューマンって何を考えていたのでしょう? たとえ精神を病んでいても、何か思っていたはずです。
167 :
ろーべると :02/03/06 00:06
>>166 まあ、先に逝ってしまった私の負けなんですけどね。
まあメアリーステュアートの辞世の詩に曲を付けたのは、ゲーテがウェルテルを書いて
生き延びた先例に倣って私も危機から脱しようと考えたワケです。ちょっとは脅かして
やろうとも考えましたがね。でも結局あまり上手くはいかなかったな。彼女は怖れるど
ころか不気味としか感じなかったようです。そこへヨハネスが現れてまたぶち切れです
よ。さすがの私も愛想が尽きましたね。指輪をラインに投げ込んで友人の経営していた
病院にトンズラですよ。ええ、もう二度と会いたくないと思いましたね。だってあの末
娘をどうやって愛することができますか? しかもあれは売れっ子のピアニストだ。首
に縄を付けておくわけにもいかず、自分が逃げるしかないと思ったわけです。ええ、病
院での暮らしは快適でしたよ。まあヨハネスは何とか一応スジは通してくれましたから
悪く言うつもりはないです。むしろすぐに私の苦悩を理解し、逆に十字架を背負わせて
しまったようで心苦しいくらいです。やはり酒場の客だった私よりそこでピアノを弾い
て一家の家計を助けていた彼の方が世の中のことを良く知っていたんでしょうね。
でもこうして150年が経ち、みなさんが私の仕事に興味を持ってくださるのは大変うれ
しい。ひとつだけはっきりと申し上げますが、私は決して精神を病んではいませんで
した。まあ、ホンモノのキティもそう言いますが(笑)。当時は生き残った人たちのため
にもそういうことにしておくのが良かったんですよ。まああの茶番劇をいつまで真に受
けることもないだろうと考えていたのですが、またしても世間を甘く見ていましたね(笑)。
ようやく真実に気が付いてくれる人がぼちぼち現れてきて正直ほっとしてますよ。
あなた! 部屋におこもりになって一体何かと思えばまた霊界と交信ですか? 何ですって? 今度は150年後の東洋の国に僕のファンが集まっている? ああ もういい加減になさってください。それどころじゃありませんよ、まったく。 あなたわたくしにお約束なさったじゃありませんか。今世紀最高の作曲家になるって。 このままではとても覚束きませんわよ。まあフェリックスはファニーの件のおかげで何とか 収まりましたけど、ピアノ弾きのフランツだって野心満々ですわよ。今のところわたくし が手を回して誉め殺し・・いや、シンフォニーを書く時間などありませんけれど、おほほ。 この間のヨハネスも危険ね。ええ、これもわたくしが何とか手を打って差し上げます。 シンフォニーやオペラなど絶対に手を付けさせませんわ。ふふ、かわいい子。 となると問題はあのリヒャルトかしら、ぞっとするあの男、何をしでかすか分りませんもの。 今のうちに叩きのめすとあなたも仰っていたじゃありませんか。なのに何ですかあのゲノたん の辛気臭い終わり方は。判る人は判るですって? 敵はそんな悠長じゃございません。 何でもいいからもっとワーっと盛り上げりゃいいんですよ。みんなそれで喜ぶんですから。 ちゃんと書き直してくださいませよ。そうヴァイオリンコンチェルトも必要ね。あのフェリッ クスのよりもっと紅涙を絞るようなメロディーですよ、よろしくって。
169 :
ろーべると :02/03/06 01:11
・・・鬱だ氏脳
170 :
名無しの笛の踊り :02/03/06 01:15
神降臨ですか(w
171 :
名無しの笛の踊り :02/03/06 08:55
退屈だし、読みづらい。
172 :
名無しの笛の踊り :02/03/07 20:23
>158、161 ケンプとホロヴィッツ(85年盤)買ってきました。 さっそく聴いてみます。 つでにage
173 :
しゅーまにあ :02/03/08 01:31
>162 まさにその点が独系のピアニストとの違いでしょうか。 まあ、あまり出身にばかりこだわるのも良くないけど、 ルイサダを聴いているうちにアラウとの比較で、仏系と独系における 辺境出身者の位置付け、みたいなことあれこれ考えてしまいました。 >172 いかがっすかー? ケンプは新盤の方かな? ところでシューマンに限らずクラシック全般の話ですが、日本では 交響曲しか聴かない人とかピアノ曲ばかり聴く人が多くないですか? シューマンはロマン派では珍しい、というかほとんど唯一人の全ジャンル 対応型なんで人気の点では逆に不利なのかしらん。僕はCD店でも珍しく 作曲家分け優先配列の塔だと見るのが楽っす。
ケンプ、73年か72年のですが、新盤ですか? 感想: ホロヴィッツのクライスレリアーナがこんなのだとは思わなかった。(良かった) ケンプ、ちょっと退屈した。 私の愛聴盤は実はシフのです。シフのもホロヴィッツのも好きなんて、変ですね。 いやあ、聴いてみないとわからんもんですな・・
175 :
名無しの笛の踊り :02/03/08 09:44
>>173 全ジャンル対応といっても、それが不人気の原因
とは思えない。ピアノ曲や歌曲は人気が高いし、
交響曲や室内楽もそれに次ぐ。
オペラや大規模声楽曲は、今後日が当たるでしょう。
ついでに言うと、シューベルトも全ジャンル対応型
ですよね。ブラームスもオペラを除けば全ジャンル。
リヒャルト・シュトラウスも、初期の室内楽は素敵
だから、これも全ジャンル対応ということで、
ロマン派でも幅広いジャンルに対応する作曲家は
多いですよ。
176 :
名無しの笛の踊り :02/03/08 12:16
サヴァリッシュが生きてるうちに、 N響でシューマンの声楽曲を集中してやれば人気も出てこように。
177 :
名無しの笛の踊り :02/03/09 02:00
トスカニーニ好きなんだけど、彼の指揮した交響曲3番、さすがにヘンだと思ってしまう。 洋泉社の本で、「トスカニーニのモーツアルトは、拷問みたいだ。」という文章があった けど、シューマンにもそれが当てはまりそう。 「歌え歌え休止符までも歌え」の人だから、歌心あるシューマンには向いてるかと思ったが。 まあ、アンサンブルSAKURAみたいに、笑えるCDとして、とっておく分にはいいのかも。
178 :
名無しの笛の踊り :02/03/09 02:12
優良スレに認定します。
179 :
名無しの笛の踊り :02/03/09 02:27
・たまたまシューマンのバイオリン協奏曲のCDを買った → (^-^) ・でも、よく見たらチェロ協奏曲のバイオリン版だった! → ( ゜_゜;) ・さらによく見たら、そのオーケストレーションはショスタコーヴィッチだった! → (@_@;) ・さらにさらによく見たら、そのオーケストレーションには ショスタコーヴィッチの作品番号として125がしっかり付加されていた → \(◎o◎)/! ・でも聴いたら、とてもいい曲でよかった → \(^o^)/ ・あとでいろいろ調べてみたら、シューマンのオリジナルのオーケストレーションよりも ショスタコーヴィッチの方が音色が明るくなっているらしく、 これでソロをするのであればチェロよりもヴァイオリンの方が合うらしいことも分かった → \(^O^)/ ・でも、なんでショスタコーヴィッチはわざわざシューマンのオリジナルがあるのに、 オーケストレーションをし直したんだ??
180 :
しゅーまにあ :02/03/09 02:42
>>174 そりゃ新盤す。旧盤は56年のモノラルでDGだけど、今はPhilipsのGreat Pianist
シリーズケンプの巻きその一で聴けます。新盤の方はちょっと集中力がバラけた
感もあるけど>161さんの仰る通り随所に唸らせる表現もアリかと。じっくり付き
合う価値のある録音だと思いますよ。ホロヴィッツは69年盤のイメージを求めると
ガカーリするんですが、やはりタダもんじゃなかったっすね、あの人。
>>175 でもシューベルトの協奏曲やRシュトラウスのピアノ曲って・・・? (W
それはともかく、つくづくシューマンは不人気曲でも中身は濃いと思いますねえ。
>オペラや大規模声楽曲は、今後日が当たるでしょう。
ホント早くそうなるといいなあ。ブリテン式ゲーテファウスト、ものすごい傑作、
ものすごい演奏だと思ってます。
>>177 そういえばトスカニーニはシベリウスやショスタコでは本人からトンデモ認定
されていませんでしたっけ? 詳しくないんすが・・・
黄金期の指揮者にはシューマンをナメとんのか?と思うこともしばしですが、
3番ならやはりシューリヒトすかね。2番のセル、1番のミトプーあたりとともに
スジの通った演奏だと感じます。まあ、セルの場合はシューマンへの敬愛よりも、
みんながヴァカにする曲で自分の譜読みとコントロールを誇示するような意図
も感じないではないすが。喰えないやっちゃ。(W でも、お見事。あっ、これは
Ermitage→Aura盤の57年クリーブランドo.ヨーロッパ遠征ツアーライブの話です。
181 :
名無しの笛の踊り :02/03/09 03:33
age
ルガンスキーのシューマン1番ソナタとエチュード・サンフォニックはいーよ。 ちょっと手に入りにくいかも知れないけど、名前売れてきてるから 再版されるような気がする。
>>178 さすがシューマンネタ位になると煽りも入らないのか・・・。
ここは下げ進行で細く長く続けよう。
シノーポリのPOでの交響曲全集っていいですか? シューマン初心者で、VPOの2番聴いて。その甘い歌わせ方にハマっちゃった んですけど、 評論本とか読むと、「あれはVPOの甘く歌わせる特徴がでてるんで、 シノーポリの解釈がいいワケではない。」なんてよく書いてあるんで。 VPOで聴くとしたら、バーンスタインかムーティってことになっちゃうけど?
>>183 シューマンの頭の中には、アヒャがたくさん住んでたっぽいけどね(w
( ゚∀゚ )アヒャ!
186 :
名無しの笛の踊り :02/03/09 18:12
>>184 (・A・)イクナイ!!
ドレスデンの全集音明るすぎ。
サヴァリッシュもそうだが、このオケピッチ高めでシューマンには合わない。
187 :
名無しの笛の踊り :02/03/09 19:16
このスレいちも楽しんだり勉強になったり。 ひやかしさんにも素どおりされるようで このまま続いてほしいです。 交響曲スレがある日倉庫行きになったときは、 本当にかなしかったです。
>>186 ドレスデンでしたか。シノーポリだからてっきりPOと勘違いしてました。
買わなくてよかった。情報ありがとうございます。
でも、シューマンって、初演がライプチヒとか多そうだから、東独のオケ
合いそうですけど、意外ですね。
交響曲全集だと僕はクレンペラーに安住しちゃってる感じです。やはり個人的には 違和感のある「ドイツ流」が、ピアノ以上に多いからかも。サヴァリッシュはそう した「伝統的なアプローチ」の垢を落としたような解釈だと感じていたけど、ここ ひとつ萌えないのは>186さんの言うようなこともあるのかもしれないなあ。数年前 のN響でのチクルスを見直してみようかな。 バーンスタインはリハでは素晴らしいんだけど、本番では興奮しすぎるのかな? DGのVPO全集の出来はヤパーリ期待通りとはいかなかった気がします。ハイティンク の評判も聞きますが、僕にはどうもアラウのと一緒で、シューマンってそんな立派 なもんでもないんじゃ?などと感じてしまうところがあるんすよねえ。 まだ聴いていないエッシェンバッハが良いとか、マリナーのも捨てたモンじゃない とかいう話も耳にするんですが、どうなのかなあ? ボチボチ聴いてみたいっす。 近年ではアーノンクールとマズアがシューマンに力を入れていると思いますが、こ こは前者の読み勝ちかな。ヘレヴェッヘと共にシューマン最前線っすね。
190 :
名無しの笛の踊り :02/03/10 18:53
アーノンクールは交響曲もあまり感心しなかったなあ。 ゲノフェーファは最悪だし。
191 :
名無しの笛の踊り :02/03/10 18:57
ヘレヴェッヘは良かったけど全集でてんの?
192 :
名無しの笛の踊り :02/03/10 19:16
ヘルヴェッヘのは出てないですね。
193 :
名無しの笛の踊り :02/03/10 19:17
ヘレヴェッヘは今のところ交響曲は2番と4番だけ。 しかも2番はたしか廃盤。
194 :
名無しの笛の踊り :02/03/10 19:27
全集であるのは セル、インバル、ハイティンク、カラヤン、サヴァリッシュ、アーノンクール ガーディナー、バレンボイム、クレンペラー、バーンスタイン、マズア、 クーベリック、ショルティ、シノーポリ、フォンク、ジョルダン、グッドマン エッシェンバッハ、スウィトナー、マリナー と何があったっけ?
195 :
名無しの笛の踊り :02/03/10 19:28
2番も録音してたんですか〜。はあ
196 :
名無しの笛の踊り :02/03/10 19:31
>>194 ティーレマン落としてるぞ(゚Д゚) ゴルァ!!
197 :
名無しの笛の踊り :02/03/10 19:32
>>194 あとムーティのPOとの全集とVPOとの全集も。
198 :
名無しの笛の踊り :02/03/10 19:35
すまん、ティーレマンとムーティがあったね。 あとバカうるさいポール・バレーもあったし、コヴェンチーニ もですね。
199 :
しゅーまにあ :02/03/10 19:45
レヴァイン、メータ、ジンマン、コミッショーナ。 あとBISのアルド・チェッカートはマーラー版ですね。
200 :
しゅーまにあ :02/03/10 19:48
ああ、それに全集ではないけれどチェリも全曲聴けます。
201 :
名無しの笛の踊り :02/03/10 19:53
自分がファンの指揮者も全曲録れてるのに名前があがってこないのはチト悲しい・・・
203 :
名無しの笛の踊り :02/03/10 20:03
CDはあるようなんだけど、「ライン酒の歌による祝典序曲」Op123や 「マンフレッド」Op115全曲は、なかなか見つけられない。 4本のホルン伴奏の男声合唱曲「狩の歌」Op137や未完のピアノ協奏曲ニ短調も 聞いてみたいなぁ。こちらはCDあるかすら分からない。楽譜はあるんだけど。
204 :
名無しの笛の踊り :02/03/10 20:05
205 :
名無しの笛の踊り :02/03/10 20:13
>>204 今シーズンで東海岸からロンドン(もう兼任してるけど)に本拠地を移すドイツ人
今、気づいたがその後任の指揮者も録音あったような。
207 :
名無しの笛の踊り :02/03/10 20:18
不味あかぁ・・・
不味あじゃないよう
209 :
名無しの笛の踊り :02/03/10 20:23
そりは失礼。ではフォンク? よく知らない人だけど。
ごめん。また違ったね。ドホオナーニでしょ?
211 :
名無しの笛の踊り :02/03/10 20:27
ああ、ドホナーニか
やっぱり、注目度低いのか。 しょうがないけど、また悲しくなってきた
213 :
名無しの笛の踊り :02/03/10 20:38
214 :
名無しの笛の踊り :02/03/10 21:34
>>194 ボールトもあるぞー!
影薄いのかしら。
215 :
名無しの笛の踊り :02/03/10 21:48
レヴァインは、2種類あるぞ。
216 :
名無しの笛の踊り :02/03/10 23:09
エシエンバハも2種類あるぞ。
217 :
名無しの笛の踊り :02/03/11 00:30
祝典序曲はメルツの全集にしかありませんね。 安いが、ひどい演奏だ。 交響曲も、序曲も。
218 :
名無しの笛の踊り :02/03/11 00:41
>>217 うーん、そうですか。あんまりよくないんですか。
祝典序曲、曲自体の出来はどの程度なんでしょうか。
219 :
名無しの笛の踊り :02/03/11 00:45
194です。 そっか、ドホナーニがありましたねって、CDの棚良く見たら 既に持っているじゃないか。うーん、何で忘れたかな。 (買ったけど聞いていなかったからだろうな) ボールトのもあるんですね。どんな演奏だろ。
220 :
名無しの笛の踊り :02/03/11 00:48
>>219 棚を探せばあるかもよ。 >ボールト (W
でもちょっとイメージわかないね、たしかに。
221 :
名無しの笛の踊り :02/03/11 01:10
>>220 思わず探してしまった。さすがになかったなあ。
ボールトのって、ちょっとイメージわかないよね。
ヴァント辺りでありそうなんだけど、3・4番のみで、1・2番がないんだよね。
演奏はしてるとは思うのだけど。
222 :
名無しの笛の踊り :02/03/11 01:26
良く聞いている番号毎の演奏だとこうなるなあ。 第1番 サヴァリッシュ/ドレスデン 第2番 セル(ライブ演奏、エルミタージュのもの) 第3番 バーンスタイン/ウイーン 第4番 クレンペラー
EMIダブルのフォンク指揮ケルン放送響がなかなかよろしいと思われ。 特別なことはしてないけど、ライブ一発で何か盛りあがっている。 インバルは相変わらずねちっこいけど、その暗い粘着さがシューマソらしい。
ついでにピアノ三重奏の良い演奏をおしえてけれ・・・漏れこれから営業です。
225 :
名無しの笛の踊り :02/03/11 09:40
チエロ協奏曲のおすすめは?教えてください。 モルクは出していますか?
226 :
名無しの笛の踊り :02/03/11 10:04
>>225 モルクは2枚あるみたい。
ミシェル・タバシュニク指揮 モンテカルロPO. 1990年LYRINX [LYR CD 100]
ハンス・フォンク指揮 ケルン放送交響楽団 1994年EMI [7243 5 55273 2 5]
オススメはヘレヴェッヘ盤(コワン)。必聴と思われ。
227 :
しゅーまにあ :02/03/11 10:26
>>224 見つけ次第何でもいいから買うのがよろしいかと。どうせ選ぶほどないし。
でも変だよねえ、メシアンのオルガン曲だって10種類以上もあるのに。カンケイナイカ。
個人的にはパウル・グルダによろしくしたいっす。
228 :
名無しの笛の踊り :02/03/11 10:29
>>226 こんなに早く御知らせ感謝。コワン、モルク早速探します。
ありがとうございました。
>>224 Virginのグリーグトリオってグループのがよかった。3番はないので注意。
今はメンデルスゾーンとの組み合わせになっているよ。
230 :
名無しの笛の踊り :02/03/11 13:09
エラートの室内楽全集ってどう?
231 :
名無しの笛の踊り :02/03/11 14:05
>>224 ボザールトリオの全集(フィリップス)があるけど漏れはあんまり好きに
なれなかった。一番だけなら、ルビンシュタイン、シェリング、フルニエの
夢のトリオの録音があり(RCA)、これは絶品中の絶品。エラートは知らない
ボールト/ロンドンpo盤はパイ原盤で1956年のステレオ録音。 気合の入ったかっちりしたいい演奏ですよ。 10年位前に国内盤も出たんだけどな。あんま売れなかったのね。
233 :
名無しの笛の踊り :02/03/11 23:53
age
234 :
名無しの笛の踊り :02/03/11 23:54
>>232 テイチクだったのでノーマークの人が大勢いたと思われ。
235 :
名無しの笛の踊り :02/03/12 17:01
>>194 ロジェストヴェンスキーも全集あるよ。
マーラー版を一部〔全部ではないと思う〕とりいれた演奏だった。
236 :
名無しの笛の踊り :02/03/12 23:08
>>235 え?ロジェヴェン!!あるんですか。驚き!!
どんな演奏かはブルックナーのCDの演奏から予想はつきそうですが、
是非聞いてみたい。凄そうな感じですね〜
237 :
名無しの笛の踊り :02/03/12 23:47
アダージョとアレグロ Op70/幻想小曲集 Op73/3つのロマンス Op.94 この3つはそれぞれの楽器の標準レパートリーだし、別の楽器による演奏も数多く ある。ホルン、クラリネット、オーボエ、チェロなどのリサイタルに 行くとほぼ必ずどれか聞くね。アダージョとアレグロはオケ伴奏版のCDもある。
238 :
名無しの笛の踊り :02/03/13 00:18
>>237 ルルーもその三つだ。
聴きに行こうとおもってます。
239 :
名無しの笛の踊り :02/03/14 05:55
age
>>226 モルク、コワン、注文してきました。
聴くのが楽しみです。
241 :
226=しゅーまにあ :02/03/14 10:32
>>240 特にモルクの方はまだ僕は聴いていないので、インプレぜひお願いします。
242 :
名無しの笛の踊り :02/03/14 12:23
>>236 オケはソビエト国立文化省ではなくて、エストニア響。
録音のせいかオケのせいかわからないけど、やたら金管がうるさい。
でも、ブルックナーほど凄くはないと思います。
ロシア系のオケのシューマンってほとんどないと思うのだけど、ほかにあれば教えてください。
243 :
名無しの笛の踊り :02/03/15 18:09
先日、岩波文庫の本でシューマンがショパンの曲を批評したものを 読んだのですが、ほんとにシューマンってショパンのことを尊敬 していたんですかね? どうも協奏曲とかエチュードなど初期のころだけのような気がしますが。。。。 それにしてもショパンはシューマンの曲をぜんぜん評価していなかった みたいです。たしかにシューマンの曲ってショパンのものにくらべて ぜんぜん完成度が高くないですね(雑)
244 :
名無しの笛の踊り :02/03/15 18:10
方向性が違うだけじゃない。
>>243 ショパンスレからのコピペか。
ウザイから氏ねや、ショパン厨。
246 :
名無しの笛の踊り :02/03/15 19:06
>>243 だってショパンって自分とバッハとモーツアルト以外は
作曲家として認めてなかったじゃん。
もともと弟子がちょっと気にいらない演奏すると
激怒して椅子を投げ飛ばしたり了見狭い人だったし。
作曲家は通常自分のスタイルから外れたものは理解できないことが多いと思うけど、 シューマンは例外的に公平な批評眼を持ってたというか幅広い音楽の構造と表現に 通じていたんだと思う。ショパンはある意味職人的な作曲家だから完成度の高さに は徹底的にこだわったんだろうね。 今日ブルーノリグットの幻想曲/子供の情景を見つけました。昔ショパンのノクターン を聴いてよい印象のある人だから今度買ってみよう。しかしすっかりおじさんだった。 ルイサダの謝肉祭のジャケットにはびっくり。クラでピエールエジルすかー?!
248 :
名無しの笛の踊り :02/03/15 23:59
249 :
名無しの笛の踊り :02/03/16 00:20
うろ覚えなんだけど、確かショパンを絶賛したシューマンの批評文が 気に入らなくて、ショパンが撤回させようとしたというのをどこかで 読んだ気がする。非常に文学的に批評されすぎていて、音楽は音楽だけで 勝負するんだ〜というショパンのお気に召さなかったんだったかな。
250 :
名無しの笛の踊り :02/03/16 00:29
>>247 びっくりするジャケだよね。初めなんちゅーけばいジャケやと思ったけど、
ルイサダらしいこだわりだなって思い直して、俺は今は気に入ってるよ。
251 :
名無しの笛の踊り :02/03/17 05:20
あげ
252 :
名無しの笛の踊り :02/03/18 12:56
ぅあ ぐぇ
良スレにつきサゲサゲ
254 :
名無しの笛の踊り :02/03/18 23:24
シューマンの交響曲は4曲とも名曲で打率10割で大好きだが、弟分?のブラームスの 4曲と比べると、曲の構成とかではブラームスの方が、がっちりしていて立派だと思う。 俺はシューマンは大体において、大好きだ。ブラームスの方は骨とか筋ばっかりで どうもあまり好きではない。しかし、時々、その骨とか筋の間に甘い実がついて いるので、嫌いにもなりきれないが。
あぼーん
256 :
名無しの笛の踊り :02/03/18 23:39
エッシェンバッハ/バンベルクの交響曲全集、 1280円じゃ安すぎて何だか不安になって買えなかった・・・
257 :
名無しの笛の踊り :02/03/19 11:34
大分下がったのであげておきましょう。
258 :
名無しの笛の踊り :02/03/19 11:40
諸君、帽子を取れ! 天才だ!
こらっ!あげんなよ!!ま、いいか。
>>256 エッシェンバッハ/バンベルクは、新盤(ケルン放)に比べ別人のように
凡演だよ。それに音がこもり気味で冴えない。やはり新盤がよかろう。
エッシェンバッハはブラ全(ヒューストン響)で、あんな細部にこだわった
演奏をしているわりに、シューマンでは大人しいのが腑に落ちない。
最近ではサバリッシュ/ドレスデンが復刻の状態がよろしいようで。
ただし、かなりテキパキした指揮なので、夢見がちなシューマンの
イメージとはだいぶ異なるかも。
ヨッフムの新ブル全、ブロムシュテットのベト全とかと同じ時期の
渋いドレスデンサウンドは一聴の価値があると思われ。
ブラームスの音楽が偉人伝的であれば、シューマンのそれはは奇人伝だ。 だが、どちらの音楽に真実の声が多いかと言えば・・・?
260は何を言いたいのかな?
262 :
名無しの笛の踊り :02/03/19 23:47
ショパンは芸術家、シューマンは詩人とは 吉田秀和先生のおことばですね、。
263 :
名無しの笛の踊り :02/03/20 00:47
アンドラーシュ・シフのチューリヒ・トーンハレでのライヴ(ECM) というのが出たらしいんで面白そうだから注文してみたよ。 曲目は「フモレスケ」「ノヴェレッテン」「ソナタ(作品14)」。
シューマンは電子音楽と直結してると思います。 音色、リズムという ところだけじゃなくて もっと深いところで、シューマンとDSP音楽を考えること コンピューターとシューマン、 サウンドプロセッシングとシューマン シューマンが指輪を投げて、ラインに飛び込んだ時 彼を助けた「男」こそ「DIGITAL」という名であったかもしれません。 それでは。
265 :
名無しの笛の踊り :02/03/20 14:12
定期あげ、倉庫にはいかせん
たかもとちんぽでかいよ!
267 :
名無しの笛の踊り :02/03/20 14:14
他でやってここはシューマンなんだよ
たかもとしゅーまんスレです!
お節介だけどこういう時間帯はsage保全した方がよい。荒らしが来ないように。 sageでも書き込みがある限り倉庫逝きしないので。詳しくは「議論スレッド」参照。
270 :
名無しの笛の踊り :02/03/21 04:36
あげとくぜよ
271 :
名無しの笛の踊り :02/03/21 09:03
モルクは、品切れです。だって。
272 :
名無しの笛の踊り :02/03/21 12:15
>>262 ショパンは芸術家、シューマンは詩人
これはジッドの言葉かと。
273 :
名無しの笛の踊り :02/03/21 12:58
.
>>273-274 そういうヴォケだったのか。
気付かなかった。
突っ込んだ274は人格者。
276 :
名無しの笛の踊り :02/03/21 17:04
チェリビダッケのシュー2聴いてみたけど、マズー
277 :
名無しの笛の踊り :02/03/21 18:22
,
278 :
名無しの笛の踊り :02/03/21 18:30
ここはsage進行でお願いします。 ところでシューマンの弦楽四重奏曲のよいCDは? 全集でなくても可です。
280 :
名無しの笛の踊り :02/03/22 18:24 ID:h5JXbnUp
私はイタリアQが好きよ
281 :
:02/03/22 21:23 ID:???
1番なら、DGからエマーソンのが出てるね(ブラ1とのカップリング)。 僕は結構好きです。
282 :
名無しの笛の踊り :02/03/23 02:19 ID:6t29L8eQ
クライスレリアーナ、すきなのですが オススメの演奏家は?
283 :
あ :02/03/23 02:37 ID:qhhfer8s
>282 なにをいまさら・・・ このスレ最初から読め!!
284 :
名無しの笛の踊り :02/03/23 02:38 ID:qhhfer8s
トッカータのMidiがどうしても見つからないのですが、誰か教えてください。
シューマンのピアノ5重奏曲。 チェロとヴィオラがよく歌ってくれる演奏知りませんか?
287 :
282 :02/03/23 13:53 ID:yESDOhhw
288 :
名無しの笛の踊り :02/03/23 13:59 ID:/yyfJ0kU
>>286 新しいとこでDGのピリス、デュメイほかはどうかな
リヒテル、ボロディンSGも忘れないようにしる。
290 :
しゅーまにあ :02/03/23 18:13 ID:D5r.HG4s
>>227 でちょっと気の抜けたレスをしてしまったのを反省して、ピアノ三重奏について。
とりあえずArte Novaから出ているTrio Opus 8の2枚組全集をオススメします。安いし。
プロパーの室内楽奏者らしく自己主張が表に出ず、常設団体ならではの統一感やバランス
の良さがあると思います。表情にも妙なクセの無い、安心して聴ける演奏かな。
ただ、団体名からしてもブラームスより?の奏者だからか、シューマン独特の表現、
という点では不満がないワケではありません。特に1番2楽章のスケルッツオ、2番3楽章
のシチリアーノなどではリズム的なアクセントが控えめだし。録音のせいか、チェロ
も少し軽いかな? 例えば3番では他の曲よりもやや表情付けを濃くしてこの曲の内包
するパッションをうまく出していると感じたし、少なくとも通り一遍の演奏ではないっす。
シューマン臭さが少ないのも人によっては好ましいのかもしれないし。
ハイペリオンの、その名もシューマン的なフロレスタントリオは残念ながら未聴です。高いし。
ただ前身のDomus時代の演奏を考えると、最高とはいかないんじゃないかと思っています。
イギリス国内ではマンセーみたいだけど、でもそれを「世界的な評価」って言うかな、ふつう?
ピアノトリオはメジャーレーベルがソリストの組み合わせを好むので、レベルの高い常設団体
を維持するのは難しいんだろうな。パウルグルダもベロニカのいないトリオでは萌えなかった
りして。親父が親父だし。うーん。しかしシューマンの曲は作品88の幻想小曲集を含めて、
どれもみんないい曲なんだけどなあ。
291 :
:02/03/24 10:50 ID:???
>Trio Opus 8 Allegro op.8 をピアノトリオ版で録音しろ ゴルァ
室内楽ついでに、まだ話のあまり出ていないデュオ作品について。 1849年に(またしても)集中的に作曲された4つのデュオ作品; 1.クラリネットとピアノのための「幻想小曲集 作品73」 2.ホルンとピアノのための「アダージョとアレグロ 作品70」(これ難しそう・・・) 3.チェロとピアノのための「5つの民謡風小品 作品102」 4.オーボエとピアノのための「3つのロマンス 作品94」 これにちょっと遅れてデュッセルドルフに移ってからの1851年に作られた; 5.ヴィオラとピアノのための「おとぎの絵 作品113」 を加えた「Robert Schumann Complete Duo Works(Kontrapunkt 32080)」 というCDがしみじみ気に入っています。 これらのデュオ作品は作品番号が離れていたりオリジナルと違う楽器(シューマン自 身が後に認めたものもそうでないものも)で演奏されることも多かったりでちょっと 全体像が掴み難いんすが、このアルバムではオリジナルの形でまとめて聴けるのがま ずありがたい。 でも、それ以上に何より演奏がいいんですね。デンマーク系の奏者でかっちりとした ものだけど堅苦し過ぎるようなものでは全然ないす。これらの味わい深い曲でシュー マンが目指した「洗練された音楽的言語でのストーリーテリング」を生み出す下地に なったのがデンマークの童話作家アンデルセンとシューマンの長い付き合いであるこ とを考えると、この見事なアルバムがデンマークで作られたこともむしろ当然かも。 現代イタリアの名器Fizioliピアノの明るく透きとおった音がまた沁みるんだなこれが。 たまらなくオススメです。
ロベルト君、沈みすぎです。
age
295 :
名無しの笛の踊り :02/03/28 00:15 ID:PQJJdYr6
おまえらボニーの『詩人の恋』は聴きましたか? 俺的には、やっぱり女声なので萎えなんだけど、 「おや?ボニーったらこんな声も出るんだ〜」みたいな発見があった。 金に余裕があれば、買うとこなんだけど、 他にホスィCDあるし・・・。
ヴンダーリヒの「詩人の恋」が忘れ難い・・・
297 :
名無しの笛の踊り :02/03/28 00:24 ID:jks.x4E.
>>292 しゅーまにあさん、大変参考になりました。
シューマンのrare sonata集がPRAGAから出るようです。
どれほどのものかわかりませんが、お好きなかたはチェックしておいて下さい。
298 :
名無しの笛の踊り :02/03/29 22:57 ID:h.eOdnVs
ヴァイオリンコンチェルトやヴァイオリンソナタの良い演奏のCDって 何かないかな? っつーかクレメルしか聴いたこと無いんだけど。
クライスレリアーナ、萌え!
300でんがな
あげとく
302 :
名無しの笛の踊り :02/03/31 23:43 ID:7g02synw
>>259 エッシェンバッハ/NDRの2番を聴いているがいいねえ。
第1楽章序奏の弦の響きからしてとてもいい。
303 :
名無しの笛の踊り :02/03/31 23:51 ID:TAS0pmjg
2番は余り聴かないなあ。最近出たイヴ・ナットの幻想曲がよかった。
304 :
名無しの笛の踊り :02/04/01 22:19 ID:O.kROQyo
age
305 :
名無しの笛の踊り :02/04/01 23:26 ID:wpqch1OU
あげるぞ。負けるなシューマン!! けどシューマンはシンフォニーより器楽曲や歌曲のほうが語りいやすいと思われ、 リーダーくらいすなんかいいね。あとちょっとミーハーに「二人の敵弾兵」(^^)!!
306 :
263 :02/04/01 23:47 ID:.kVOj84E
シフのアルバムを聴いている。惚れ惚れするような音色。 ホールの音響の良さもあるのかな。 この人には珍しく楽器はベーゼンドルファーでなくスタインウェイを使っている。
309 :
名無しの笛の踊り :02/04/02 13:29 ID:J3kxbl8o
ピアノソナタ一番の第4楽章、最高。 中盤位から。なんていったらいいんだろ。 変調の所。ものすごい盛り上がりを見せるところ。
310 :
名無しの笛の踊り :02/04/02 13:36 ID:tJ0EJkFc
既出だったらスマソ。 精神を病んだ後の作品を聴きたいのですが。そういう のありますか。 楽譜の紹介と解説は新聞で読んだことがあるのですが。 その記事はパピオンとの比較でした。
>>310 無いんじゃないすかね?
つまり、確かに1844年以降の10年間は躁鬱の症状が以前より悪化したらしいですし、
さらに1853年以降入院までは酷い不安症状に悩んだということですが、とは言っても
症状は間歇的なもので、この時期の作品がそうした「病んだ精神」を直接的に反映し
ているとは考え難いんじゃないすかね。
その新聞記事を読んでいないんで何のことを言っているのか良く分からないすけど、
従来は1846年の第2交響曲あたりから始まって、1851年の2つのヴァイオリンソナタ、
さらに1853年のヴァイオリン協奏曲などを、そうした「病んだ精神」の反映と捉える
見方もあったにしても、近年の解釈としては、あまりにも非伝統的で先進的であった
ため理解されなかっただけで、充実した傑作とする流れだと思うっす。特に戦後派の
作曲家の中に、こうした後期シューマン作品の分析と再評価に積極的な人が多いのは
興味深いすね。
まあ、あるとすれば入院中に書いたとされるフーガだけかもしれないけど、これは作曲
家自身の手で破棄されてしまい、残されていません。
ただ、それとは別に晩年の「オカルト志向」は疑いが無いすけど、これも現代の音楽
家にも神秘主義者の少なくないことを考えても、特に「病んだ精神」との関係で論じる
べき問題ではないでそ。そもそもゲーテが神秘主義者だったすからね。この傾向なら、
1849年の「ミニョンのためのレクイエム」から、1851年の「メアリースチュアートの
5つの詩」、1953年のピアノ曲「暁の歌」あたりで顕著かと。
312 :
名無しの笛の踊り :02/04/02 18:16 ID:IhsIipzs
>>311 レス有難う。
記事は毎日の夕刊だったかと。
シューマンは大好きなんですが、どうしても病んだ彼を意識
してしまいます。
ドイツはアングストの国というのが潜在意識にあるもので。
ポリーニの新譜あげ
ピアノ独奏曲では「フモレスケ」「森の情景」「交響的練習曲」 「幻想小曲集(op.12)」がいい。シューマン、最高。
315 :
名無しの笛の踊り :02/04/03 04:57 ID:oRGCWfwI
VnソナタのいいCDありますか? 個人的に大好きなのは3番(遺作) これあまり世に出てない気がするんだけど、何故? ルイサダ、いいねえ。ディーナ・ヨッフェのシューマンも聴きたいな。 彼女、CD出てる?シューベルトならあるんだけど・・・
Vnソナタのことですが、ANのBeikircher(バイキルヒャー?)というVn奏者のものが、 かなり鋭い名演と思われました。 ANにはドイツ系若手逸材の起用が多いので注目しています。
317 :
しゅーまにあ :02/04/04 09:01 ID:PxtUwuBU
VnソナタではずっとOpus111のビオンディ盤が気になっているんですが、中々怖くて 買えない。(W でもここでも誰も聴いたこと無いなら人柱になるしかないかな? 個人的にはクレーメルの意欲は買うけど演奏には馴染めないところも多いんで、ソナ タ、協奏曲ともに困ってます。 (W >316のはまだ聴いたこと無いから買ってみよ うかな。 Vnソナタに限らず、シューマンの2重奏ではピアノパートも難題すよね。ディースカ ウに付けたエッシェンバッハ、ロストロに付けたブリテンなどのレベルを求めるのは なかなか難しいかも。シュトゥッツマンもコラールは良かったんだけどなあ。
318 :
名無しの笛の踊り :02/04/04 23:36 ID:819Zj.2A
ヴァイオリンソナタはしぶいね〜。聴いたことない(^^)。 シューマンってこれといった核となる曲がない点で損してるかも。
ここは本当に良スレ、心なごむね
クレーメルってのは好きになれないよね。 シューマンをあれこれ分析しているようだけど。 そんなことされたらシューマネスクじゃなくなるわ。 Vnコンチェルトならラウテンバッヒャーっていう 古めかしい女流さんのがよほど好い感じ。 VOXのBOXだけど、今は廃盤かしら?
>>302 エッシエンバッハの2番,特にいいですね。二楽章の寂滅の美しさ
といったら、どう形容していいのか。全然センチメンタルにならずに、あれほど
切々たる表現があるなんて。
室内楽では、 弦楽四重奏曲 第3番 イ長調 op.41-3 ピアノ五重奏曲 変ホ長調 op.44 ピアノ三重奏曲 第1番 ニ短調 op.63 ヴァイオリン ソナタ 第1番 イ短調 op.105 ヴァイオリン ソナタ 第2番 ニ短調 op.121 が好きだなあ。シューマン、素敵。
323 :
名無しの笛の踊り :02/04/05 18:19 ID:MKyhfORk
私は ピアノ五重奏 Vnソナタ Nr,1 Vnソナタ Nr,3 「おとぎ・・」 好きだなあ。 彼って楽譜に表記してあることと、実際の演奏効果と、彼の考えていたこと、 がうまくかみ合ってないんだよね、きっと。(z.b.Vコンの3楽章) 私は彼は楽譜を書くのがちょっとヘタだったんだと思う。 自分のコトバを使っちゃってるから後世の演奏家たちがとっつきにくいのでは? でもシューマンはやっぱり素敵!とてもヒューマニックだと思いませんか?
うーん、僕はシューマンが楽譜を書くのがヘタだったとは全く思えないけどなあ。 シューマンをヒューマニックと言うのは、ベートーヴェンをモーツアルトからシュー マンに至る上での「過渡的なスタイル」であるとするなら同意っすけど。 Vnコンチェルトではシューマンの考えていた効果をまだちゃんと聴いたことがないの で良く分からないけど。何しろオケのヴァイオリンが座っていたんじゃ話しにならな いそうだし。まあ、シューマンのオーケストレーションや楽器法って相当精密な仕事 だと思えるんすけど。考えようによっては、現代の楽器でそのまま演奏してもサマに なるスコアって、ある意味では粗雑なんじゃないかと思えるくらいなんすよね。 後世の音楽家の誤解はシューマンの責任ではない、というのかシューマンが考えてい たのとはおそらく違う方向へ世の中が進んでしまったからなんじゃないかな。現代曲 を演奏する人ならば、作曲家特有の語法があることはむしろ当然だと思うだろうし。
しゅーまにあさん、ゴメン 私が言いたかったのは、楽譜に書いてあるf,pを額面どうりに受け取って 訳わかんなく弾く人がいまだに多い、ってこと。(音大の)友達たちなんか、 「シューマンって意味不明ー」とのたまわる・・・ え?そんなラベルの低い話ではない? スマソ・・逝きます・・・
327 :
名無しの笛の踊り :02/04/05 19:48 ID:96n.AQFs
C.シューマンのピアノソナタとか結構好き・・・ 夫のスレだけど・・・。
325 正解! だがまだ学生ナリ!
>>326 いえいえ、そんなとんでもない。
でも最近マジに「ベートーヴェンはシューマンを準備した・・・」みたいな妄想に取り
付かれて、ますます世の中との乖離に悩んでます。(W
もともとはミケランジェリがいけない。彼が「世の中の指揮者はシューマンを理解し
ていない。自分はベートーヴェンの9曲よりシューマンの4曲を取る。」みたいなこと
言ったのがいけない(と人のせいにする)。最初は目が点になったけど、あれこれ考
える内にいつしかすっかりその気になってしまった。彼はチェリのシューマン解釈に
も不満だったみたいすね。晩年はソナタを手がけると言っていたのに果たせず亡くな
ってしまったのは残念す。
このところシンフォニーではガーディナーの全集を聴いていたんですが、うーん、や
はりどこかちょっと理の勝ちすぎた感じがしちゃいます。贅沢かな? まあ、妙なク
セはないし、ツヴィカウ、序曲・スケルツオとフィナーレ、4番の初稿、4つのホルン
小協奏曲まで含んでレベルの高いピリオド演奏がまとまって聴けるのはありがたいに
違いはないっすね。ツヴィカウあたりはなかなか良かったかも。ガーディナー自身が
書いたライナーノートは御説御尤もで、もっと言ってやって!とか思うんすけどね。
330 :
302 :02/04/05 21:10 ID:SBHZLOpc
>>321 レスありがと&同志ハケーン。(でも第3楽章の間違いでしょ。)
エッシェンバッハはピアノを弾いていた時代からシューマンが
上手かった。学生の頃彼のシューマンをカセットテープ(!レコード
会社がリリースしたやつね)で聴いていた。「子供の情景」
「森の情景」・・・。「20世紀のピアニスト」シリーズにも
「アベッグ変奏曲」「インテルメッツィ」が収録。66年録音。
>>323 >彼って楽譜に表記してあることと、実際の演奏効果と、彼の考えていたこと、
がうまくかみ合ってないんだよね、
これは同感する。彼の頭の中に鳴り響いた音楽的ファンタジーが、楽譜に現実に書かれている楽器法に先行しているというか。
それは積極的な方面から見ると、特にピアノ奏法・技法の新たな可能性を開拓したとも言えると思うんだよね。
このことは、ショパンと比較するとよく見えると思う。ショパンもピアノ奏法の新たな可能性を引き出したんだけど、
シューマンとは回路が違っていて、ショパンはピアノという楽器を知り尽くし、楽器の特性に即して新たな技法・奏法を
生み出した。しかし、シューマンの場合は、頭の中に鳴り響いたファンタジーを、ピアノの上に実現させようとして
ピアノの新たな可能性を引き出した。分かり易い例で言えば、パガニーニのヴァイオリン奏法をそのままピアノに移そう
なんてことを考えた。シューマンは、ピアノ書法の開拓という点で実はかなりのことをやっていて、革命的ですらある。
ただ、それは「楽器の生理」というのに即していない場合があって、一口で言えば、「弾きにくい」。この「弾きにくさ」
というのは、ショパンやリスト、あるいはラフマニノフなんかの「難しさ」とはちょっと種類が違う気がする。
ショパン、リスト、ラフマニノフなんかは、もろ「楽器の生理」に即しているし、楽譜どおりの効果が楽器から生まれやすい。
ベートーヴェンの晩年のソナタなんかは、あるいはシューマンと似たような「弾きにくさ」があると思う。
で、ピアノについて語ったけど、管弦楽法についても同じ事情があると思うんだよね。 オケ奏者がよくいうのもやっぱり「弾きにくい」なんだよね。リヒァルトなんかの「難しさ」とは全然種類が違う。 でも、シューマン独特の管弦楽の「音響」は他の誰にも代置できないものがあるし、その魅力を知ったものにはたまらない。 シューマンの楽譜を再現するのに必要なのは、作曲家がどういう響きや効果を望んだのかを こちらからもファンタジーを働かせて頭の中に響かせてみる、という作業だろうね。 もちろんどんな作曲家に対するときでもソルフェージュが必要なんだが、シューマンの場合には ソルフェージュという以上に、楽譜から音響を読み込むファンタジーを要求すると思う。 それは、聴く側にも言えて、シューマンの音響を聴きながらシューマンが望んだであろ う音響をファンタジーする。 彼の場合、すべてが音で語られていない、という気がする。 そのことがわれわれをさらにファンタジーを掻き立てるのではないだろうか。
そのことがわれわれをさらにファンタジーを掻き立てるのではないだろうか。 →そのことがわれわれをしてさらにファンタジーへと掻き立てるのではないだろうか。
334 :
323 :02/04/06 06:54 ID:???
331−333さん たぶん私が言いたかった事言ってくれてると思うんだけど、文章ムズカシイよ〜〜 解読するのに時間がかかったわ・・・ごめんなさーい、私おバカなのね・・・ でもバカVn学生なりに、同じようなこと一生懸命考えてまーす。 ほんとだよー!
335 :
名無しの笛の踊り :02/04/06 07:15 ID:cs5A9qag
皆勉強熱心ですね。参考になります。シューマン余り聴かないけど、もっと腰を入れ て聴いてみます。いいスレだ!!
336 :
334 :02/04/06 07:44 ID:???
それでも次、ブラームスVnソナタにするか、シューマンVnソナタにするか 迷ってるアタシって〜〜 ;-( 選べないよー。両方やっちゃう?自爆するんだろうなーー!(爆
337 :
331 :02/04/06 07:58 ID:???
>>334 どちらも3曲ずつあるよね。
ここでシューマンの第3番なんて選んだらヲタですね (w
でも(・∀・)イイ! よね。
しかし、世に認知されてないから、先生の方が多分とまどっちゃうだろなぁ(泣
338 :
331 :02/04/06 08:08 ID:???
ちなみにシューマンとブラームスの交響曲が4曲ずつあるということは言うまでもなく有名だけど、 弦楽四重奏曲3曲、ピアノソナタ3曲、ヴァイオリンソナタ3曲、ピアノトリオ3曲、協奏曲4曲、 ピアノ五重奏曲1曲と、こんなにソナタツィクルスの楽曲の数が一致してるんだよね。 協奏曲はロマン派にはめずらしい合奏協奏曲をどちらも作ってるという一致もあるし。 ちょっとコワイくらいの一致。
337 いやあ、先生にシューマン3番って言ったら「まだ無理」って却下された・・ そんなに弾きたいならまずブラNr,2かシュNr,1やれ、だって。 ちなみに友人のPのコはシューマンNr,3をコンサートで聴いて その後1時間くらいこの世に戻ってきてくれなかった・・・
340 :
323 :02/04/06 08:19 ID:???
323って番号気に入った!これから323と名乗ります。 そうなんだー!見事に一致してるね!知らなかった・・・ 音大生って統計的に考えるの苦手だから、意外とモノを知らなかったりするのよね。 そうじゃない人もいるけど、もちろん。 前のほうのレスにもあったけど、P5の「これっ!」って録音あります? オカンがなかなかCDを送ってくれないので(しかも船便!)そろそろ 欲求不満・・・
341 :
331 :02/04/07 08:03 ID:???
では、私は331を名乗ります。 ヴァイオリンソナタですが、 シューマン第3番をやる前に第1番をやんなさい、と先生が言うのは至極真っ当な意見かもね(w ま、いずれにしても名曲です。ブラームスも含めて6曲ともね。 お友だちはシューマン第3番聴いたのですか、私はまだ聴く機会を得ません。1番もないんだけど、2番はあるんだよな。 シューマンは録音を集めるのは勿論ですが、出来る限り多くの作品を実演でも聴くようにしています。 Vn協は機会に恵まれて4回、ファウストからの情景も3回、国内外の実演で聴いています。 P5は、前に挙がっていたパウル・グルダ、ハーゲンカルテットは未聴です。よさげなんだけどね。 私がよく聴く録音は、順不同でいくつかあげると、デムス/バリリQ、ゼルキン/ブタペストQ、デムス/ウィーン室内合奏団(ヘッツェル他)、 フロレスタントリオ他2人、辺りです。 オーソドックスな演奏で一般的に薦められるのは、デムス/バリリ、フロレスタントリオです。 ゼルキン/ブタペストは両者の個性がとんがっているがスケールが大きい、ゼルキンが好きな人にはお勧め。 デムス/ウィーン室内(ヘッツェル他)は、デムスが年取ってバリリと入れた頃の瑞々しさと端正さに欠けやや乱暴にも聞こえるのが残念だが、ヘッツェルを初めとしてウィーンフィル団員の弦が素晴らしくしなやか。 特に往年の名コンマス、ヘッツェル氏のヴァイオリンが聴けるのが萌え。 現在入手しやすい盤は、フロレスタントリオ他(レーベル:Hyperion)だと思う。これもお勧めできます。 シューマンのトリオ3曲というプロを実演で聴いて以来、フロレスタントリオのファンです!
342 :
331 :02/04/07 08:15 ID:???
>P5の「これっ!」って録音あります? 私からもお聞きしたいです>スレに集う皆さま
343 :
323 :02/04/07 09:05 ID:???
一昨年、昨年ベートーベンさん初期・中期と語り明かし、そろそろ頭がパンクしそうになり 年末にシューベルト君の家に寄ってみたら、おめかしして決め込んでいたので退散し 今年はすごくシューマンさんな気分なので、語ろうと思ったら金魚の糞のように (言葉悪いけど悪い意味ではなくて)ブラームス君が「何話してるの!?」と 横槍を入れるので、ゆっくり語ることもできず、またベートーベンさん中期・後期 と語ろうかと考えている今日この頃・・・ ああ・・なんて稚拙な文章・・もっと国語勉強しておけばよかった・・! P5ですが何故かコダーイQのCDが手元にあるんだけど・・・ 何か違う。立体的なんだけど音の伸縮とかが何かこう・・物足りない。
344 :
名無しの笛の踊り :02/04/07 09:26 ID:4j2FszXQ
唐突ですが、デブはシューマンが嫌いというのは本当ですかね。
ショパンは作曲家シューマンを全く認めていなかったらしいし。(評論家として認めていた) つまるところ 作曲:ショパン>>>>>>>>>>>>>>>>シュマン>>>りすと ピアノギコ:りすと>ショパン>>>>嫁>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>シュマン これでは気も狂うな・・。
346 :
名無しの笛の踊り :02/04/07 13:03 ID:LriZRcCU
>>330 321です。間違いました。3楽章でしたね。でも、考えてみるとエッシエンバッハは、
シューマンでとてもいい仕事をしてますよね。前に放映された「シューマンの失われた
ロマンス」イッサーリスともども,本当にシューマンの音楽を愛しているんだなと思い
ました。「クララはシューマンの心の旅についていけなかった。」といってました。これは、
クララが最晩年の作品を処分してしまったことに関して。
347 :
名無しの笛の踊り :02/04/07 16:21 ID:LCswgVMA
シューマンの曲では終楽章が良く盛り上がるのが多いと思う。 交響曲しかり、P協奏曲も終楽章の方が一楽章より好き。 ピアノ4,5重奏曲とかもそう。 これだけ、終楽章まで盛り上げれる作曲家って少ないのではないか。
348 :
名無しの笛の踊り :02/04/07 19:46 ID:oeQC7d2o
サヴァリッシュ盤(リマスター)聴いてるが、 これいいね。 「安全運転表彰派」なんて言われる指揮者だが、 このCDはなぜか演奏が熱いのである。 録音とリマスターもよいね(録音はルカ教会か?)
349 :
名無しの笛の踊り :02/04/07 22:16 ID:qPqlwW/s
>>347 なんだかんだいって、シューマンの音楽の根はポジティブ
このへんがベートーヴェンの精神のいちばん最初で正統的な
後継者かつ発展者たる由縁だと思われ
なぜかシューマンの四つ交響曲だけは色々聴いてみたくなる。 バーンスタインのは新旧とも素晴らしい。 シューマン特有の躁鬱が瞬間的に激しく交差するところは、 バーンスタインのが一番上手い気がする。 この二人って、気質が似ていたんでは?
後継者だの正統だのいってるところで終わってるよ、この馬鹿
352 :
323 :02/04/09 03:06 ID:???
このスレ読み返していたんだけど・・ 99のしゅーまにあさんいい事言ってる! スケルツォに着眼するなんてさすがだわ。 VnソナタですがバイキルヒャーのCDを買いました。 ・・というか近所のCD屋、それしか置いてなかった・・ 彼はこの先が楽しみな演奏家ですね。コンサートがあったら聴いてみたい、 と素直に思いました。・・・でもうちの師匠のシューマンは絶品なの! レコーディングして欲しいけど、契約先が弱小レーベルだからなぁ・・ シンフォニーはバーンスタイン/ウィーンが気に入っています。 CD今海の上だけど・・
353 :
331 :02/04/09 03:43 ID:???
Vnソナタを全曲録音してくれそうな人では、個人的に本命ツェートマイアーです。 彼はかなり頻繁にVn協奏曲を演奏会にかけてますね。 彼はシューマニアーナの素質あります。彼のセンスは好きですね。 フロレスタン・トリオのマーウッドは1、2番だけで残念ながら3番を録れてくれなかった。 デュメイ/ピリスにも期待したい。 ちなみに、デュメイは78年に早くもFAEソナタを録音してます(ベロフがピアノ)。 3番が入っていたらとりあえず全部買うけど(w
354 :
331 :02/04/09 04:29 ID:???
ツェートマイアーのVn協は2回実演で聴いたけど、いかにもシューマニアーナで、 曲への愛情があふれる演奏だった。 しかし、第3楽章はやはり評価するのが難しいと思う。 私のイメージでは、この楽章でローベルトは天上の「ニ長調」の上でひたすらに夢想し、無邪気に遊んでいる。 天上は無窮動的であり、(地上から)離れてみたら変化に乏しく見えても、そこにいる人には目も彩な色彩と推移があるという感じ。 この楽章に関しては、シューマン自身がヨアヒムに語ったと伝えられる、ちょっと重ためのポロネーズのリズムが 保たれていることが必要だと思う。アルノンクールのシューマンは好きでないが、この曲のこの楽章に関してだけは マンセーだ。ゆっくりめのテンポで、付点のリズムと3拍目のアクセントを強調する「ポロネーズ」 であることが重要。
劣等感の塊、これがシューマンの実像。 そう思って彼の作品聞くと、かなり人間臭いものに聞こえる。
356 :
名無しの笛の踊り :02/04/09 21:56 ID:axpWStnY
「同じロマン派の作曲家と思われているが、たとえば、 シューマンとショパンでは音の意味がまるで違う。シュ ーマンにとって、音はなによりも自分の内面を表すもの。 ショパンはそうではない。音は他者の意味を持っている。」 さて、こう書いた評論家は誰でしょう。
>>355 劣等感の塊?
シューマンには自己不全感が確かにあるが、それは、優越感と
劣等感のない交ぜで、その不安定感が彼の魅力だと思う。
劣等感と狂気は結びつかないんだよね。
レス早すぎ
オラトリオとか聴きませんか? 交響曲より好きだし、もっと演奏されてほしい。 楽園とペリがとくにお気に入り。 ファウストからの情景は、アバド/ベルリンpo盤が出てから わりと知られるようになったのかな?
>>359 早過ぎだった?だって、355に???と思ってかきこしようとしたら、357がとても
適切な表現をしてくれたんで、もう、すかさず。私がかいてもあんなにぴたりと
簡潔にして要を得たレスは出来なかったでしょう。ブラボーだった。
正直、出てるの知らなかった。 >ファウストからの情景のアバド/ベルリンpo盤
365 :
名無しの笛の踊り :02/04/10 21:20 ID:t5z1MLpU
>361 「楽園とペリ」買ったんですが内容が分からない。 良かったら教えて下さい。
ペリは妖精ではあるが悪魔に仕える身分
楽園にいき救済されたいけどそのためには
「天の最も愛する贈り物」
をもってこなければならない。
最初に侵略者との戦闘で倒れた愛国者の血をもってくる。
(ここまで第一部)
だけど門前払い。
そして今度は、ペストにかかった恋人に捧げられた娘の愛と犠牲の死をもってくる。
(ここまで第二部)
だけどまた門前払い
(ここまで第三部)
最後に、罪深い男が汚れない子供をみて流した悔恨の涙をもっていき、
ついに楽園の門が開かれ救済される。
(ここまで第四部、終了)
というところです。
>>365 。361ではありませんがこんなところで…。
ちなみに聴いてるのはアルブレヒト指揮チェコ・フィル。
368 :
名無しの笛の踊り :02/04/10 22:06 ID:t5z1MLpU
>366 ありがとう。 シューマンのオラトリオということで珍しいので買ったのですが 何だか分からなかったんです。では、今度は内容を思いながら 聞いてみます。
10年くらい前にRCAから出た2枚のCDを探しているんですが、なかなか見つからないすね。 ひとつはアリシアデラローチャの協奏曲とピアノ五重奏、もうひとつはアンドレプレヴィン のピアノ四重奏を2曲(作品47と1829年のハ短調)いれたもの。あと、ツェートマイヤーと エッシェンバッハの協奏曲もないなあ。やっぱり人気ないのか・・・ 聴いた人いませんか?
>しゅーまにあさん この前、ツェトマイヤーの話題が出たときにちょうどエッシェンバッハスレで シューマンの話題も出てたんで,一昨日,何年ぶりかで聴きました。この二人 は、やっぱりシューマニアだなと感慨を新たにしたところです。人気はともかく 冒頭から心のざわめきが音になっています。ここしばらく、この曲とつきあい ます。この演奏を思い出させてくれた両スレに感謝。
371 :
名無しの笛の踊り :02/04/11 15:31 ID:Eh7XBhGE
神戸で6月に漆原朝子がヴァイオリンソナタ全3曲と三つのロマンスを弾くコンサートがあるそうです。
==乙武裕司さん51歳、「乙武すい星」発見者、医療ミスで爆死!== 史上に残る天文ショー「乙武すい星」の発見で世界中を沸かせた、 乙武裕司(おとたけ・ゆうじ)さんが10日午後7時47分、 鹿児島県国分市の病院で脳血栓の手術中に血栓除去用の火薬を誤って 大脳に投与したため大脳破裂で急死した。51歳だった。 病院側は医療ミスを認めている。 葬儀は12日午後0時半、同県隼人町見次576のJA葬祭やわらぎ 隼人斎場で行われる。自宅は同町内603。喪主は妻照子(てるこ)さん。
>>369 ツェートマイヤーとエッシェンバッハのVn協奏曲はTELDECのですか?
それなら、私のお気に入りのCDの1つですが。
374 :
331 :02/04/11 19:47 ID:???
>>369 ツェートマイアーのVn協奏曲は、最近、諏訪内のチャイコフスキーコンクールでのチャイコンとのカップリングで出てるのを見た。
意味不明、というか、DQNなカップリングではあるが。
チャイコンの棚を探すとあるかもしれません。
ショット社からでている楽譜は独奏パートを校訂者のシェーネマンが改竄してるので、ツェートマイアーはベルリン国会図書館にある自筆稿を調べてオリジナルの形でレコーディングした。
彼は、オリジナルの形での録音は世界初だと言っている。1楽章の重音奏法のところなどが他の演奏と違っています。
また曲尾を楽譜どおりにやっているのもめずらしい。オケがフェルマータしてる間に、ソロがアコードをバリっと弾くやつね。
シューマンがどういう意図でああいう終止にしたのか、私にはずっと謎なのですが。
演奏は素晴らしいと思います。
375 :
名無しの笛の踊り :02/04/11 19:51 ID:q1L/x0Z6
バーンスタイン萌え。
トッカータに萌え
>>373 370ですが、369がいっているのは、それだと思います。なんて、でしゃばり
なんだろう。なんとなく、369さんに親近感をもってしまつて、代レスなど
してしまいました。
379 :
323 :02/04/11 23:19 ID:???
マターリしてますね。
>>374 アタシはそのカップリングで買う気失せた。
そうか!あのカップリングはギャグだったのか!
382 :
名無しの笛の踊り :02/04/12 00:37 ID:wp91bLNg
序曲スケルツォとフィナーレ やったことあります。 かわいらしい曲ですよね。 また、交響曲2番とやたら似ている。
383 :
名無しの笛の踊り :02/04/12 01:39 ID:Q1WcyyPw
シューマンといえば、交響曲全4曲、全集で聞いたとき、「みんなそれぞれ良いけど、 2番がいちばんかなあ」と思ってクラシックの入門書類をみると、どれも2番の評価が 軒並み低いので衝撃を受けた。 あの頃は評論家なるものを盲進していた厨房だったからなあ。今から10年以上前の 今となってはなつかしい思い出だ。
384 :
名無しの笛の踊り :02/04/12 01:41 ID:7ipnuo5c
2番の評価低いの私も納得いかないです。 いいですよね〜、2番。
ていうか、交響曲史上最強だろ>第2
386 :
名無しの笛の踊り :02/04/12 02:24 ID:pPOnd.sk
ユージのクライス・レリアーナはどこかで手にはいるかな?
>>377 それです。(W
しかし、そのカップリングの盤を見つけたら一体どうすればいいんだろう?
やっぱり買えないだろうなあ・・・
>>385 力強いお言葉すね。20世紀の演奏界だとシューマンの交響曲は4番→1番→3番という
順に認められて、2番は最後まで「失敗作じゃないの?」みたいなこと言われていた
らしいすね。まあ裏を返せば、なかなか理解できないくらい高度な内容だったってこ
とすかね、いや論理的には。(W セルみたいな人が「ワシが振ればほうれこの通り」
と言わんばかりの録音をすでに50年代に残しているにもかかわらず、シノーポリが交
響曲デビューに録音した83年になってもまだ四の五の言われていたみたいすけど最近
ようやく言われなくなってきたのかな。どうも最初にこの曲の真価を認めた指揮者は
SP時代に録音していたというミトロプーロスだったんじゃないかと思うんすけど、バ
ーンスタインはきっと彼から得るところも大きかったんだろうな。ミトロプーロスの
シューマン、もっと聴けるようになればいいのに。
2番のカザルス盤は名演! 健康的で逞しくて・・・ こんなのシューマンじゃないじゃん、 と思いながらも圧倒される演奏。
ま、日本人は題名付きの曲しか興味ないないしね。 シューマン交響曲は 2>>>>>>>>>>>4>3ライン>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>1ハル だろう。1番が好きとかいうヤツの気がしれねえ。
漏れは1番萌えだが、何か?
交響曲史上最高の1番だと思いますが、何か?
好きな曲を持ち上げるために 他を必要以上にけなす 悲しいくらい幼稚だよね。
2が最高、1最低ってことで総括しますね。
2番ヲタがいるな
1番が嫌いな人って本当にシューマンが好きなのかね。不思議だ。
俺は3番だな。クレンペラーかジュリーニの演奏で。 3>>>1>4>>2
1番が好きな人って本当にシューマンが好きなのかね。不思議だ。
>>393 胴衣だが、悲しいくらいという表現はつまらん奴が使う表現だ。
400 :
名無しの笛の踊り :02/04/13 23:51 ID:C8mu47DA
いえーい!キリ番げっと!
>>389 の不等号DQNのせいでレベルが相当下がったし、感じ悪くなった。
2番とP協があればあとはいらないね シューマン
DQNの好む曲はDQN。 2番なんかいらねえな(www
2番最高!!!!!2番最高!!!!!2番最高!!!!! 2番最高!!!!!2番最高!!!!!2番最高!!!!! 2番最高!!!!!2番最高!!!!!2番最高!!!!! 2番最高!!!!!2番最高!!!!!2番最高!!!!! 2番最高!!!!!2番最高!!!!!2番最高!!!!!
2番たん(;´Д`)ハァハァ
>2番好きはDQN 実例が次々に集まっているな(ゲラゲラゲララ
17タン!!!!!!!!!!!!!!! 出ておいで!!!!!!!!!!
>>408 (゚∀゚)アーヒャヒャヒャヒャ氏ね!!!!!!!
もう2番たんしか見えないよ(;´Д`)ハァハァ
アンチ2番うぜぇーよ。いい加減2番が最高峰なことを認めろやヴォケ
ていうかさあ、普通に考えたら2番だろうが。
414 :
幻想曲 :02/04/14 00:12 ID:POeNpptM
2番が交響曲史上の最高傑作。1番はチンカス以下のうんこ曲ということでいいですね?
2番もハ長調
ふうう、やっとこさクソ1番が消えてくれたよ・・・・・・平和だ。
2番が栄冠に輝き1番が消滅する歴史的瞬間に立ち会えて光栄です!!
420 :
名無しの笛の踊り :02/04/14 00:21 ID:yUfAJeD.
マンフレッド序曲が好きです。 フルトヴェングラーのどうしょうもない絶望、シノーポリの閃き、 セルの熱さ、ジュリーニの歌が好きです。 ぜひ、全曲を聴いてみたいものです。昔ドイツのKOCHというレーベル からcdが出ていましたが、買いのがして最近はお目にかかれないのがくやしいです。 譜面はフラット3つで変ホ長調かハ短調ですが、実質は変ホ短調です。
いやいやめでたいめでたい。2番は全宇宙の財産的価値があるからな。この結果は当然と言えよう。 それに引き換え1番っていったら(恥
マンフレッド全曲か。見かけないな。 シェルヘンの放送録音なら知ってるケド。
423 :
420 :02/04/14 00:25 ID:???
アルブレヒトが指揮していました。
424 :
名無しの笛の踊り :02/04/14 00:41 ID:lE.dafTo
子供の情景 から むきになって
マンフレッド全曲はシューリヒトの放送録音がArchiphonから出てたんすけど、 今後はこれも入手困難になるのかしらん。シュツットガルトなんすけど、柔らかい イントネーションがいいすね。あと、ビーチャムの英語版というのがあって、これ も聴いたハズなんだけど思い出せない。(W ジャケットがあのピンクぽいビーチ ャム協会エディションだったのは覚えてるんだけど。誰か日本語版を上演する剛の モノはいないすかね?
426 :
名無しの笛の踊り :02/04/14 01:07 ID:lE.dafTo
(Xの)YOSHIKIセレクションに入ってたクライスレリアーナは?
427 :
331 :02/04/14 06:38 ID:???
マンフレッド全曲のCDは現在、 シューリヒト、ビーチャム、アルブレヒト、シェルヘンの4種があるということでいいでしょうか。 (ビーチャムは買い損なった。シェルヘンは見たこと無い。) アルブレヒト盤を入手してからは主にこれを聴いてます。この盤はいいと思います。序曲の緩急など堂に行ったもので、系統でいえばフルヴェン的です。 シューリヒトのは、私の好みからすればあっさりしすぎてます。 それにしても、原作のマンフレッドという話ほどどろどろ苦悩に満ちた物語もそうそうないでしょう。 日本語版上演かあ、それは思いもよらなかった。アルブレヒト/読響にちょっとだけ期待。 CD国内盤も欲しいっすね(対訳キボンヌ)。
428 :
331 :02/04/14 06:40 ID:???
堂に行った→堂に入った
>>384 私も二番がとりわけすばらしいと思います。
430 :
323 :02/04/15 01:03 ID:???
荒しは逝ったカナ? 2番が日の目を見てない、ってのは確かにくやしいけどさ、 1番の冒頭とか「何かが始まる!」ってワクワクしてきて 凄く好きなんだけどな。・・そんな、けなさなくてもいいじゃんね。
389 :名無しの笛の踊り :02/04/13 23:24 ID:??? ま、日本人は題名付きの曲しか興味ないないしね。 シューマン交響曲は 2>>>>>>>>>>>4>3ライン>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>1ハル だろう。1番が好きとかいうヤツの気がしれねえ。
>興味ないないしね ここがイカスね
>ま、日本人は題名付きの曲しか興味ないないしね。 ないないしね。ってなんだ? 半島に帰れや!!キムチ臭い犬食いDQN。
434 :
名無しの笛の踊り :02/04/15 02:41 ID:XZitjSD6
交響的練習曲って人気ねえの? つーか、ダレの買ったらイイですか?マルクなんとかのヤツあるんだけど 他の人のも聴きたいんで、オススメおしえてくださ。
ずいぶん日本人を馬鹿にしたような書き方なんで思わずむっとしてしまったよ。 変な想像でスレ汚して申し訳ない。
436 :
名無しの笛の踊り :02/04/15 02:57 ID:XZitjSD6
>431-3 ってか居るならおせーてクダサイYO!w おんなじ人っすか?おっせーてYO あれだ、ラフマニノフのピアノ協とかが好きなんすよ なんかおねがいしまふ。。
437 :
名無しの笛の踊り :02/04/15 03:12 ID:XZitjSD6
果報はねてまてだ。放置に絶対はないのだから。。 >435勧告陣ばかにしてんじゃんwヒデ〜なぁ、 つか、おやふみなさ。
>>434 ポリーニとかブレンデルとかでいいんじゃないの?
こういう質問に古い演奏とか有名じゃない奏者とかの演奏あげるひともいるけど、
マルクなんとかのヤツしか持ってないんなら、この辺のスタンダードな演奏から
聴いとけばいいんじゃない?
何秒か前に寝てしまったらしい(w
440 :
名無しの笛の踊り :02/04/15 03:18 ID:XZitjSD6
>>438 おぉ!ありがd!
ポリーニとブレンデル、両方買探してみますっ
アリガトウございます。
441 :
名無しの笛の踊り :02/04/16 23:34 ID:bO/DFvpk
こんど2番やりますが何か
2番だと他はどんなプロなのかな? 結構難しい気がする。
2番4楽章の てろれろてーろれーろ てろれろてろれー って旋律がキレイ
交響曲ト短調、何で完成してくれなかったかな。終楽章のスケッチは あるようなので、誰か補筆してくれないかな。いい曲だと思うのだけど。 今ある部分でも実演聴きたいな。 未完成のハ短調(一部の素材は2番に吸収、スケルツォ楽章のみ作品99に 収録)やどこまで出来てるか分からん未完の変ホ長調も音として聞いてみたい ものだ。
445 :
名無しの笛の踊り :02/04/17 17:30 ID:rpXnvqDo
シューマン愛してます。 数いる作曲家の中でも、1番好きです。 特にkinderszenenの、fast zuernstのような曲は、作曲を勉強する人間にとって、 本当に憧れです。一生かかっても作れなそうな曲です。 小学生のとき、ピアノで完璧に仕上げるのに3週間もかかったことを思い出します。
446 :
名無しの笛の踊り :02/04/17 19:05 ID:IuqB5G4E
ウェルザー・メストのシューマンどうよ。 2番が出ていたと思うが見かけないyo。廃盤か?
447 :
名無しの笛の踊り :02/04/17 19:20 ID:2rIxnAQY
↑(・A・)イクナイ!!
448 :
名無しの笛の踊り :02/04/17 19:26 ID:IuqB5G4E
>>434 私も交響的練習曲はポリーニを強く奨めます。
いろいろもってるけど、この曲に関してはポリーニが一番いいと
思います。ほんとうはポリーニは買って当ったためしがないのですが、
交響的練習曲については私的ナンバー1です。
今は、リヒテルとボロディンSQのピアノクインテットをきいています。(テルデック)
450 :
名無しの笛の踊り :02/04/18 00:49 ID:f.KnIY8E
唐突で申し訳ないのだがパユとよく組んでるル・サージュの謝肉祭聞いたこと ある人いる? 最近このピアニストが妙に気になってしかたないんだよ。 CD出てたらしいんだけどもう入手不可能かなぁ? ウツダシノウ
451 :
名無しの笛の踊り :02/04/18 00:54 ID:tZ0a3P1s
最近、ブラームスのソナタ集出したね。 俺は聴いたことないな。
452 :
名無しの笛の踊り :02/04/18 01:04 ID:f.KnIY8E
やっぱり無理っすかね〜。 逝ってきますわ。
453 :
名無しの笛の踊り :02/04/18 01:25 ID:XtUw0p46
ポリーニの第1ソナタCDはペライア聴いたあとだとサイアクだった
>>438 古いのダメすか? 交響的練習曲では版の問題があるけど、今日一般的な「遺作散らし
込み型」の原型を作ったコルトォの読みは謝肉祭と共に外せないと思うんすけど。例に
よってミスタッチだらけの1929年録音なもんで無理にはオススメしないっすけど。(W
遺作をまとめてぶち込んだポリーニも、これは良いすよね。逆に遺作なし37年版では
デュシャーブルがすっきりした演奏で良く聴いたな。シフの歯切れの良い演奏もこの
曲ではいいと思うんすけど、52年版を選ぶならカットも忠実にやって欲しかった気が。
何にしても説得力をもって終曲を聴かせる演奏は少ないすね。変化球ではツィモンバ
ルトのスロー演奏もあるけど、うーん。ウゴルスキあたりだとどうなるのか聴いてみ
たいすね。この曲、どこか展覧会の絵に通じるものがないすか?
455 :
名無しの笛の踊り :02/04/19 15:23 ID:AOR9mNuc
しゅーまにあサン、伊藤恵ってどうよ!?
えーと伊藤恵さん、聴いたことないんすよ。スマソ。実は昔、インタビュー読んだだけで チョト萎えちゃって。(W まあ、日本人は口下手な人が多いだけかもしれないんすけど。 反省して聴いてみようかな。でもCD高い・・・
交響的練習曲はニキタ・マガロフ(コンサートホール)にとどめをさすといえよう。
ブレンデルの交響的練習曲は遺作の挿入以外にも曲順を入れ替えた独自のヴァージョンだし、 演奏もシューマンとしては昂揚感に欠ける(落ち着いたともいう)ものなんで、スタンダード とは言い難いと思われ。
ソフロニツキーなんか凄そう。聴いたことないのに勝手に想像してみる。
460 :
331 :02/04/21 03:13 ID:???
交響的練習曲の遺作の扱いなんだけど、挿入でなく、付録にするのが筋でしょう。 それが作曲家の意図だし、遺作を挿入すると、一曲としてみてどうしても散漫な印象を与えるのを避けることができないと思う。
461 :
331 :02/04/21 03:42 ID:???
交響的練習曲37年版の曲の配列は、シューマンの他の小品集と同様絶妙な配列となっているので、遺作を挿入する余地がないと思う。 遺作が捨てがたいというのは分かるけどね。 37年版は、終曲に至る高揚感が巧みに計算されているので、遺作を挿入してしまうと本来の効果が失われてしまう。 と思っている人は他におらんかな。
シンフォニックエチュードの遺作つきなら、
リヒテルなんかどうでしょう。まとめて真ん中に入ってます。
>>454 その感想からすると、ひょっとして、
そのコルトー、戦後録音じゃないっすか?
コルトーは録音データが混乱しまくっているから。。。
>>461 確かに仰ることは良くわかる。それゆえ、
ハナシが少し脱線するが、漏れは、遺作散らしこみ派
よりもまとめて入れる派のほうがイイと思われ。
そうすると、遺作はゆったりした曲が多いから、
高揚の途中の間奏曲として聴けます。
ピアノ曲を中心に昨日からネット上でいろいろ聴き漁ってたす。クライスレリアーナ だけでも2ダース以上聴きかじったと思うけど、アマゾンのフランスにだけポリーニの 新盤がうぷされてたっす。デジタルではルプー、ぺライア、それにこのポリーニ、って あたりがやはり定番ってことすかね。何か、プペポだけど。 内田さんのやたらと指の回るクライスレリアーナも気持ちいいけど、シフのこの曲は 僕にはイマイチピンと来ないっす。やっぱりオストロハンガリカルチャーはシューマ ンには不向きなのか、などと半可通なこと考えてたら新しいECM盤は素晴らしいじゃ ないすか。余計な先入観を持たずにひたすら聴くしかないっすね。 あと、僕にとっては意外だったんすけど、グリモーの昔のDenon盤も良さそうだったす ね。この人、もしかしたら顔で損してないすか? いや、てっきりあの手かと・・・(W こうしたグリモーの感性の瑞々しさやキーシンのぐいぐいした感じなどに感じる若さも、 シューマンの20代の曲には本質的なことのような気がするんすよね。
ニコライ・デミジェンコの弾いたソナタの1番&3番聴いて、大変気に入りました。 来日公演の予定はあるのでしょうか。
>>461 その意味では、1852年版で3番と9番をカットしたシューマンは正しかったと思うんすけど、
誰もこの形では録音してないっすよね。CDなら簡単に飛ばせるけど、終曲の解釈が変わって
くるんじゃないすかね? この終曲は昂揚の頂点っつーより、それまでの「遍歴」を11番で
一旦清算したところで初めて始まる「新しい視点」があるように感じるんすよね。何かそれ
まで部屋であれこれ想いを巡らせていたのが、意を決してドアを開けて外に出かけてみると
頬に当たる風が気持ち良くて景色も新鮮に見える、みたいな。もう少し広々とした演奏がな
いものかと思ってるんすけど。
>>462 コルトォで紛らわしいのは20年代末と30年代半ばの録音じゃないすか? 戦後のものはさす
がに演奏も録音も大きく違うんで、そう間違いはないかと。ミスタッチは昔から多かったし。
リヒテルはポリーニと同じ構成っすよね。BBC Legend盤やっぱり買おうかな。37年版遺作な
しではナットよりカサドゥシュの端正で流麗な演奏がひとつのモデルかもしれないっすね。
結局、今のところ交響的練習曲の演奏はコルトォを含めてこの3つのモデルに大別されて、
解釈としてはそこから大きく踏み出したものはない、ってことなんすかね? もう少し先が
ある気もするんだけどなあ。
ぺライア/アバドのコンチェルト良いね。
アバドよ、ピアノ協奏曲ばっか何回も録音してないで交響曲も録音してくれYO
468 :
名無しの笛の踊り :02/04/23 00:22 ID:qq0Tynb6
アバドの最高傑作、実はシューマン協奏曲のバック! 交響曲はシパーイするかもしれんけど、これだけは過去現在未来 誰もかなわないと思われ。なんでだろうね
469 :
名無しの笛の踊り :02/04/23 00:49 ID:Wjt/KU2g
ショパンったら、シューマンの曲をぜんぜん評価してくれなかったようです。。 シューマンはそれを知っていたのかしら? うーむ、たしかにショパンの曲に比べたらつまらん曲かもしれんけど、シューマンって嫌いになれない。。
>>469 ショパンよりシューマンのほうが1.3倍はオモシロイよ
>>470 やさしく控えめな言い方されるんですね。私だったら・・・と考えて、とりあえず、
飲みこむことにしました。どうも自分の性格がもろ出そうで鬱。
>>464 デミジェンコ、イイ!
でも来ないじぇんこ。
あげとく
デームスの全集安芸
ショパンよりシューマンの方が柔らかいね。
476 :
名無しの笛の踊り :02/04/27 21:45 ID:xuGjnik2
ア修家なー時の全集もっと安芸
阿修家名時のシューマンはちょっとあんまりかと・・・
このところ作品134のアレグロダコンチェルトに惹かれてるんすけど、何故この傑作が 不当に無視されてきたんすかね? シューベルトのD960やショパンの幻想曲と並んで 馴染みやすい曲なのに。(W シューマンの作品は最後まで正気そのものだった証明、 という以上に、若き日のあこがれを失っていたワケじゃないのがジーンとくるんすよね。 ぺライア/アバドもいいんすけど、ARTSレーベルのBenedetto Lupo盤もイイ! 作品 54も含めてペーターマークの指揮も実に素晴らしいっす。つくづく惜しい人を亡くした もんすよね。
「序奏とアレグロ」いいですよね。 赤とんぼの元ネタかといわれている曲だけに日本人には馴染み深いのでは ないでしょうか。
アシュケ・・・・全集、雑な演奏多いから、パスしたい
482 :
名無しの笛の踊り :02/04/28 19:44 ID:8bxMMGqM
全然実演でやってくれないよナー>序奏と協奏的アレグロ ま、普通の協奏曲とかに比べると、15分足らずって規模がやりづらいのかモナー だったら序奏とアレグロ・アパッショナータといっしょにやれYOって感じヽ(`Д´)ノ
あげとこう
分かった。名前が良くないんすよ。僕も含めて3人とも違う呼び方してるし。(W 赤とんぼコンチェルティーノとかにすれば良かったんすよね。 まあ、ドヴォルザークが曲のタイトルを考える度に「いいものはみんなシューマンが 取ってしまった」と嘆くほどのシューマンだったんすから、管弦楽作品でも遠慮しな いでタイトルを付ければ良かったのに。 >482 いっそ破格にどこかでシューマンコンチェルトの夕べでもやってもらえないすかね? いいと思うんだけどなあ。
>>481 全集はあんまりだと思うけど、まだ許す。聴かなければいいだけだから。
女の愛と生涯の伴奏も酷かったが、あれはボニーもイマイチだったから我慢もしよう。
だが、それに懲りずにマティアスゲルネの詩人の恋まで台無しにした罪は、
こればかりはもう絶対に許せん。頼むから氏んでください。
486 :
名無しの笛の踊り :02/04/30 22:07 ID:9GZ0Gehc
個人的に、シューマンは爆発するような感情と狂気、そして 見え隠れする優しさ、という印象を持っています。最近DGか らでたケンプのシューマンピアノ集にはそれが感じられなか った。だれか、こんな演奏のお勧めCDご存知ありませんかね?
487 :
名無しチェケラッチョ♪ :02/04/30 22:13 ID:QMXWxe5A
ポリーニの4D 録音のやつ いいね なんて素敵な録音なんだろう
>>485 同じく。
ゲルネは、去年、エッシェンバッハとやったと思うが。録音なんてされて
ないかね。でも、ディースカウとの時みたいなピアノだったら、いいんだ
けど。スコウフスとだったら、もっと好み。
なんで、アシュケナージって、あんなに、次々どうでもいい録音が出るの?
ピアノはともかく、あんな指揮でも売れるから出るんだろうね。フ・シ・ギ。
なめんじゃないよとデッカに言いたい。
489 :
名無しの笛の踊り :02/04/30 22:24 ID:9GZ0Gehc
ベロフのシューマンが存在する(した?)そうですけど、 演奏はどうですかね?あれば手にいれたいんですけど。
>>486 定番中の定番だけど、ピアノならまずはホロヴィッツ(特にSony盤のクライスレリアーナ)と
リヒテル(特にEMI盤の幻想曲)でしょう。
>>489 「森の情景」と「クライスレリアーナ」だっけ?
発売はエンジェルだったか、一度組合で見つけたことある。
そこそこしたが・・・買っておけば良かったよ(;´Д`)…
>>490 胴衣。ホロこそ最高のシューマン弾きや(・∀・)!
他じゃアファ無しFなんかも、シューマンにピッタリの資質の持ち主だと思う。
「森の情景」なぞ解釈も良く練られててホント素晴らしいと思うが、
何故か世評が低いように思うのはわたしの気のせい?
クリア過ぎるタッチが原因かな。
492 :
名無しの笛の踊り :02/05/01 00:11 ID:tM9ebf7o
がやがややって、 すこーんと静かなメロディがながれる。 シューマンの曲のそんな部分が好き。
良スレ保全age
494 :
名無しの笛の踊り :02/05/01 15:00 ID:1/Hee6DM
交響的練習曲、フィナーレ以外は好きです。 2小節目の「レードレドレー♪」がどうしても好きになれない。 カルナヴァルのフィナーレは素晴らしいのに・・・ 交響的練習曲のフィナーレ苦手な方、いらっしゃいませんか?
495 :
名無しの笛の踊り :02/05/01 15:04 ID:OM2LlEvw
496 :
名無しの笛の踊り :02/05/01 22:45 ID:T7cmH/N.
>>491 どうもありがとうございます!
ベロフというと、メシアンとドビュッシーばかり注目されちゃうけど、
ベロフの古典やロマンあたりのCDも聴いてみたいです。
CDで再発してもらえると大変うれしいのだけど、、、
>>496 ちなみにLPです(^^;;
>CDで再発してもらえると大変うれしいのだけど、、、
ストラヴィンスキー全集なんかも、早くCD化してくれないかなぁ・・・
498 :
:02/05/02 02:46 ID:???
で、交響曲で、初心者が買うべきCDはどれですか?
>>498 初心者なら交響曲ではなくピアノ曲を一通り聴いたほうがよいのでは?
交響曲の独特なオーケストレーションも魅力ですが(作曲年代を考えると特に)、
シューマンらしさ、シューマンの才能がもっとも発揮されているのは
何といってもピアノ曲です。
とかいいつつなにもあげないのは不親切なのでドホナーニ盤をあげとこう。
内声部まできちんと聞こえてて見とおしのよい演奏です。
500GET!!!!!!!
501 :
名無しの笛の踊り :02/05/02 13:34 ID:kOOdDbsA
HMV.co.jp でデームスのピアノ曲全集が売り出しにかかっているが、 Nuova Era の盤はなぜか品質が低くて、ピンホールがあったりするので注意。 蒸着層も、なんだか薄い気がする。演奏に関しては、詳しい人にお任せします。
502 :
名無しの笛の踊り :02/05/02 22:17 ID:vQiE7HVo
いやあ あれっすよ ポリーニの交響的練習曲聴き込んjわけですよ! でもええなあ 澄んでてポロポロ〜と あれだ 家にあったんマルク・アムランてのもスキなんだけど てゆうか真ん中に6曲挿入っててΣ(゚д゚|||)っ! ナマ吐くと 6と7てふつーにつなげて 聴きたかったもよん; あとあれか 11と12がかなり違う曲だったんでびびったーよw てゆうかポリーニよかった〜 ありがd!(^凵O) CDたかくてあんま 買えねえけど 謝肉祭 家にあったから聴いてるけども あれもええな〜! でもシューマン友達に貸すの なんとなくヤなのは何でだ〜w ええと。。長文シッケイ; 荒しじゃねえです でわサヨナラ〜
( ゜д゜)ポカーン・・・ いや、まぁ荒らしじゃないんだろうな・・・ ただ、シューマンみたいな匂いがする・・・
交響的練習曲、ど〜も冗長に聞こえて漏れは余り好みじゃないが・・・ 演奏はポリーニ70年代ライヴで決定! 裏青盤だが録音もイイ。お前ら買っとけ!!
505 :
323 :02/05/03 05:40 ID:???
しばらくRom専門でしたが、新キャラ登場?(w 話の流れに沿ってなくて申し訳ないのですが シューマンには親交の深かった画家などいたんですか? ショパンがドラクロアと交流があったのは有名な話ですが シューマンにはそういう人いたっけ?と、かなり前から 気になっています・・
>>504 あまり好みじゃないという曲のオススメ盤と言われてモナー・・・ (W
版はDG盤と一緒なんですか?
>>494 交響的練習曲のフィナーレの2小節目の「レードレドレー♪」は
少し恥ずかしいです。前から気になっていました。
そのかわり途中の「ミーソファ/レーファミ/ドーミレ/シラソー♪」
」はとっても高貴な感じで救われます。
>>506 いや漏れの好みとオススメは別(w
ちゃんと弾けてる演奏を推したつもりやよ。
で、調べてみました。
主題-I-II-III-IV-V-(遺作)1-2-3-4-5-VI-VII-VIII-IX-X-XI-XII
84年スタジオ録音と同じだね。
>>501 今、ウイッシュリストに登録してるんだけど、
Nuova Eraはダメなのが多いのですか?
ちょと心配・・・しばらく待ってれば
そのうちブリリアントで出たりするかな?
∧_∧ ∧∧´∀`) (*゜∀゜)っ, ) (っ `と ノ (_)つつ | (_(__) あげ
511 :
名無しの笛の踊り :02/05/05 12:16 ID:jRAfO3eM
精神分裂病に興味あるんですけど、 シューマンの局聞けば何か得られますか?
>>511 得られません。
医学書でも読んで勉強しなさい。
今日は子供の日ですが、トロイメライで有名な「子供の情景」を作曲した作曲家は誰でしょう? これ、今日のアタック25の問題ね。
age
>>509 そんなあなたにはアシュケナージの全集をお勧めする。
おいら、ピアノ・トリオ聴いて泣いたyo……
上のほうでオススメのあったバイキルヒャーのヴァイオリンソナタ買った。 良かった。ありがとう。 ピアニストも悪くないけど、この帽子男、何考えてるんだろ? ステージでも帽子かな? 実演が聴きたくなるコンビだね。
>>512 そう断言しちゃうのもどうかと。
なんか得られるかもしれないじゃん。
漏れはそーゆーの研究してるわけじゃないし
じっくり聞いたり弾いてみたこともないんだけどね。
>>519 そういうレベルで言うなら別にシューマンの曲に限らず、どんな作品でも分析の対象
になるでしょう。>511は他の作家のものと比較して特に何か得られるか、ということ
だろうから、それは期待しない方が良いと思われ。シューマンは躁鬱気質だったみた
いだけれど、分裂病ではなかったからね。シューマンをキティだと考えるのはベート
ーヴェンを楽聖、モーツアルトを純情無垢な天才、などとするのと同レベルの民間伝
説でしょう。
シューマン音楽と病理って本絶版なの? 読んだ人内容教えて。
シューマンのことを悪く言うのは女の武器です(w
|
森の情景萌え〜
同士ハケーン 誰の演奏?
ルビンシュタインの幻想小曲集、素晴らソエ。
>>524-525 おら森の情景はハスキルが好きだす。
527 :
524 :02/05/13 07:29 ID:???
ダルベルトで聞いてるよ。
花の曲も萌え〜ですが、何か?
529 :
名無しの笛の踊り :02/05/14 08:16 ID:pmqgOs0I
524―528 よいよい。 シューマンが好きな人がこの世にいるということがわかるだけで幸せな気持ちになるw
このところ自力本願に立ち返って(W ヴァイオリンソナタ、いろいろ聴き漁ってみ ました。気が付くとマイナーレーベルから随分出てたんすね。15種類はあったかな。 ガイシュツのMarwood盤(Hyperion)は練れた演奏で表現の完成度が高いと感じた っす。3番も聴きたいっすよねえ。Beikircher盤(ArteNova)にはもう少し粗いと ころもあるけれど骨太に音楽を掴んでいく迫力が素晴らしいっすね。やはりどちら も良かったす。他には3番が入っていないけれどBiondi盤(Opus111)の鮮烈な技巧 と豊かな歌にはやはり惹かれたす。シューマンは元々パガニーニを聴いて音楽を志した ワケっすから、この曲でもヴィルトゥオジティは欠かせないのかも。Ara Malikian盤 (Hanssler)も達者で、ちょっとした歌い口のセンスの良さが曲を活かすと感じ。ちょ っと軽量級かもしれないけど、たとえば2番の終楽章などこのくらい速く弾いてもらうと ゾクゾクしますね。あと未聴なんすがIsabelle Faust盤(CPO)は他の曲の演奏や海外評 からして大いに期待できそうっすね。すでに来日したことがあるそうだけど聴いた方いな いっすか? 他にも多々ありましたが、どうもたいていピアノの方が追いつかない感じで ドタバタするもの(特に3番で)とか、きれいに歌うとかきっちり弾くというだけのレベル のものも多かった感じ・・・なんて何か偉そうっすよね。こうしてあれこれ比較してると、 何か大切なものを忘れる気もする。本当はシューマンの曲を弾いてくれるだけで感謝なんす よ。出来れば全部ホスイ。 同じ後期の作品でもブラームスのものが秋を感じさせるのに、シューマンのソナタ には春の宵の悩ましさがあるなあ。ロマン派って、つまり煩悩のかたまりっすよね。
531 :
名無しの笛の踊り :02/05/15 21:43 ID:DJTKEXUU
ポリーニのクライスレリアーナがついに出ましたね。さっそく聴いてみました。 アレグロOp.8は若い頃の演奏と強弱や間の取り方がほとんど変わらずで、一貫した 濃厚なロマンチシズムが感じられました。クライスレリアーナは、1850年の改訂版 ではなく、1838年の第1版にこだわっているところがポリーニらしいところ。完璧 すぎる演奏に拒否反応を示す人もいるかもしれないが、ここでも最高に明晰な演奏 がもっとも陶酔が深いということを示してくれました。あかつきの歌は初めて聴き ます。ブラームスの小品集の先駆けという解説もありますが、やはりシューマン、 とてもポエティック。もう少し聞き込んでみます。全部あわせて48分しか入って いない新譜というのも、強気な商品企画ですね。
それはたいした進歩と思われ。 >48分 交響的練習曲+アラベスク盤は38分だったもの。
あげとこう
揚げシューマイ
チェロコン、シュタルケルの録音を発見しました(RCA)。 脂っ気の無い演奏なのはいつものシュタルケルです。私は好きです。 バックのデニス・ラッセル・デイヴィスの伴奏がとても良い(バンベルク響)
良スレあげ
yahooシューマンさんスレの顛末。 遂にトピ主さん傷心トピ削除依頼。
イッサーリス/エッシェンバッハのチェロコン、イイ!
↑はげどう ジャケ写のアヤシサがまたイイ!
540 :
名無しの笛の踊り :02/05/21 09:13 ID:E9.m8lSQ
↑ それって、BSで放送された事あるやつ?
第二交響曲が最高傑作と思っている漏れ
↑激しくがいしゅつ
あげてみる
544 :
903 :02/05/23 05:42 ID:???
自分の恥レス隠すために必死で他スレageまくるアフォ一人。
安永さんの最近出回ってますか?
この間毎日新聞にのっていたけど、漆原朝子がヴァイオリンソナタ全部と3つのロマンスを一晩で 弾くんですって!!! とても楽しみね。
それはすごい!聴きたい!
交響曲第一番[春」の第二楽章は古今の第二楽章の中でも最高傑作である。
551 :
名無しの笛の踊り :02/05/24 03:10 ID:a2xWPHNE
>6月19日神戸松方ホール このコンサート1回だけって書いてあった
電話できいたけど、ヤッパリ東京ではやらないんだって 仕方がないから午後仕事休んで行くゾ
>>550 胴衣。テクスチュアのきめ細かさは他の曲とは比べられないほど。
>>550 、553
ブラームスの1番シンフォニーの第2楽章とどっちがいい?
>>554 どっちも良いけど、好きなのはシューマン。
48小節で、他の楽器がピアノに落ちる中で、チェロだけがクレシェンドで
残るところなんかたまりまへん。
>>555 02.6.19(水)19:15 神戸新聞 松方ホール
漆原朝子のシューマン〜ヴァイオリン・ソナタ全三曲&3つのロマンス
ピアノ/ベリー・スナイダー
曲目:シューマン/ヴァイオリン・ソナタ 第1番 イ短調 op.105,第3番 イ短調 遺作,
ヴァイオリンとピアノのための「3つのロマンス」op.94,
ヴァイオリン・ソナタ 第2番 ニ短調 op.121
入場料:¥4,000 ペア¥7,000(ホール友の会¥3,500 ペア¥6,000)
問い合わせ:コジマ・コンサートマネジメント
だそうです。っつーか、こういうのは直ぐに自分でも調べられるでそ。
きのうコンサートで漆原のチラシをもらったんだけれど、 そこに当日のプログラム解説を前田昭雄さんが執筆するって書いてあった。 解説だけでも読む価値ありかも。
559 :
名無しの笛の踊り :02/05/25 16:05 ID:KWMq3Zbk
なんで東京でやらないんだ! なんで神戸だけなんだ! やってほしい!!!!
シューマンのヴァイオリン・ソナタって演奏機会少ないよね。 やっぱりブラームスの方がイイってこと?だれか東京でやらないの?
いい曲なのにね。3番なんて有名な人のCDも全然ないから、弾くひとって ホントに少ないんだろうね。 一度ナマで聴いてみたいんだけれど やっぱり足を伸ばさなければしかたがないのかな。 でも神戸は遠いな、4時間近くかかるんじゃない? 休日ならいいのにな
.
リーダークライスOp.24(・∀・)イイ!
564 :
名無しの笛の踊り :02/05/26 08:36 ID:0HUvlrGQ
566 :
ファンタジーカクテル :02/05/26 17:15 ID:WUpV6gw.
デムスのピアノ曲全集届いたよ。今ノヴェレッテとペダルピアノのための習作 聞いてます。
>>554 ワーグナー好きの自分からみて、第二楽章の第一主題がローエングリンの第二幕でエルザが歌う信頼の動機に似てて萌える。
保全。 なんかクライスレリアーナ以外で、お勧めのピアノ曲&CDってある?
森の情景age
571 :
563 :02/05/29 05:54 ID:???
>>564-565 昨日、改めて聴いてみたけど、マジでよかった!
本当にボストリッジは凄いね!!
>>571 んだんだ。
昨秋の来日公演も凄かっただ。
573 :
563 :02/05/31 04:59 ID:???
>>572 ボストリッジのリーダークライス、実演で聴いたなんてうらやますぃー!!
ボストリッジage 今年のシューベルティアーデでシューマンのop.90(レーナウ歌曲集)を歌うそうだ。 行かれないけど。FM放送を期待しよう。
いずーこゆくーかるろーのたみー(´∀`)
クリスチァーネ・シェーファーの「詩人の恋」のDVD観た人いますか? ビデオアートの雑誌に映像として実験的でよいという評をみたので気になる。 12歳未満には販売禁止という規制もスゲー気になる。
12禁じゃ萌えないなあ・・・ (W
ピアノ曲はOp.111がイイ。
通は「子供の情景」聴かないですか? アラウけっこうヨカタよ。 笑うかも知れないが、Jクラの仲道祐子さん(妹さんの方)の 「子供の情景」端正で、繊細で、いかにも日本女性、という雰囲気で、 ジャケともどもヨカタよ。
12禁の内容教えてクリ。 ageとく
581 :
:02/06/05 03:01 ID:???
先週アルゲリッチ/コルト/ワルシャワ国のピアノ協奏曲(80年ライブ)買ってきたけど、これ 今までよく聴いてきたツィンマーマンのと全然印象違いますね。なんか違う曲聴いてるみたいです・・・・
シューマンの交響曲全集が欲しい。 シノーポリのはどんな感じですか? ちなみに、フルベンの4番は大好き。 でも、バーンスタインはあまり好きではないので、 彼以外でオススメお願いします。
>>581 アルゲリッチのシューマンのコンチェルトははっきり言わせてもらって野蛮です。
大キライ。
同意
>>582 セル/クリーヴランドが白眉でない?
SONYのヘリテージシリーズはパッケージもリマスタも上々。
あとは(あまり有名ではないが...(笑))パレー/デトロイト響。
セルにも通じる颯爽とした佇まいの演奏で、もっと多くの人に聞いてもらいたいですね。
582 前にもどって読んで下さい。いやというほど書かれてますよ。 そこからお好みをどうぞ。
シューマンについて書かれた本でオススメは? 教えて君でスマソ。
シューマン自身の評論集がオススメ(岩波文庫)
dat落ち阻止あげ
シノーポリのシューマン全集買ってしまった。 思ったより悪くない。特に2番はなかなか。 VPOとやったやつもあるけど、それはまだ聴いてない。
特段よくも無いかも・・・ 序曲、スケルツォとフィナーレヤ楽園とペリなんかミスを修正せずにディスクになっている 部分が随所にあるし、結構いい加減な感じがするんだけれど
>>587 ローベルト・シューマン 引き裂かれた精神
シューマニアーナ
↑同意 平凡社音楽大事典のローベルト・シューマンの項も力作ですね。
4番はフルヴェンもいいですが、ベームの69年ライヴがすさまじい演奏 でフェバリットです。オルフェオレーベル。 ベーム、完全に頭がイカれてます。
ありがとうございます。
シューマンの本とCDについてみなさんの
忌憚の無い意見をもっと聞きたい。
>>592 引き裂かれた精神か。
そういえば、ドゥルーズとバルトもシューマン好きですね。
>>594 こういう個人的な推薦盤もっと教えて下さい。
596 :
名無しの笛の踊り :02/06/08 15:37 ID:ytM68GL.
4番といえばスクロヴァ/N響。まだリリースされてないが。 セルの設計にフルヴェンの情熱を吹き込んだ名演。
チェリビダッケの4番はどうなんだろう?
交響曲では 1番クレンペラーとフルトヴェングラー(ウィーン・フィル)。これ以外は聞く気がしない。 4番初稿ガーディナー。 2番マリナー2種あるが意外に良い。VOXBOXのセムコフも大穴。 3番チェリビダッケのEMI正規盤。 4番クレンペラーとチェリビダッケのEMI正規盤。
マタチッチの録音なんて残っていないのだろうか
マリナーの2番(カプリッチョ)はかなりの奇演だと思うが・・・。
ちょっと話題を変えてしまうようで申しわけないですが、 シューマンの4番好きの私にオススメの「他の交響曲」って ありますか? つまり、ショーマン以外の作曲家が作ったもので、 4番と系統が似ている曲です。
>>602 シューベルトの2番交響曲などいかがでしょう。
似ていると感じるかは個人の感覚によりますが。
>>603 ありがとうございます。
シューベルトかあ。シューマンってベートーベンを尊敬してた
らしいけど、シューベルトとの影響関係ってどうなんだろう?
またその差異は?
605 :
名無しの笛の踊り :02/06/10 19:15 ID:brMaHpdU
>>599 マリナーの2番、カプリッチョでない方はレーベルはどこ?
あとセムコフの2番なんてホントあるの?
頑張って検索したけど、3&4番しか見つからないよ。
2番ないし2番を含むそのVOXBOXどこで手に入る?
BOXの中身も教えて!......君でスマソ。
606 :
599 :02/06/10 20:23 ID:???
>>605 マリナ/シュトゥットガルトをレーザーライト国内盤で、
マリナー/アカデミーをヘンスラーで持っています。
セムコフは大分前に俵孝太郎氏の「気軽にCDを楽しもう」という著作で絶賛されていたので買いました。
2枚組の交響曲全集です。4番がいまいちですが他は最高です。
VOXはタワーとつながりが深いのでタワーに問い合わせてみたらいかがでしょうか。
607 :
名無しの笛の踊り :02/06/10 21:01 ID:brMaHpdU
>>606 ありがとうございます。
音源はやっぱlaserlight=capriccioですかね?(でこれは奇演だと)
haensslerのもタワーが深いですか?(これはまともなの?)
訊ねてばっかでほんまにスマソ。
トスカニーニスレの467を見て早速入手して聴いて感動!
608 :
599 :02/06/10 22:07 ID:pex3j932
>>607 >音源はやっぱlaserlight=capriccioですかね?
恐らく。
>(でこれは奇演だと)
私はシューマンの狂気をあぶりだした超名演と思います。
ヘンスラー盤は少し落ちます。タワーよりもHMVでよく見かけるような。
何を持ってシューマン4番に「似ている」というのかは難しいけど、 個人的な感覚ではフランクの交響曲かなあ? あと素材は違うけど後期のシベリウスにも通じるものを感じる。
「はすの花」(・∀・)イイ!
>>591 って、どのレスのどの部分に対する応答なの?
>>609 同じニ短調だから?
そういえばシベ6もニ短調といえよう。
(正確にはニ音を基音とするドリア調)
age
シューベルトが死去したのは1828年11月19日 だからシューマンは18歳ですか。夜通し泣いたとか。
シューベルトが死んで、夜通し泣いたシューマン萌え〜!
616 :
名無しの笛の踊り :02/06/13 06:39 ID:UUi.WXHU
眠れずに弦楽四重奏1番をカペーで聴いたら なかなかもえました。特に2楽章以降。 録音がもちょっと後の団体でいいのあります?
617 :
名無しの笛の踊り :02/06/13 18:54 ID:oTHLedaI
シューマンのピアノ曲なら、アンドレイ・ガヴリロフのCD (謝肉祭・蝶々・ウィーンの森の謝肉祭)がお薦め!
618 :
名無しの笛の踊り :02/06/14 04:09 ID:jROVoBIE
シノーポリがウィーンフィルで振った2番はどうですか? 吉田秀和絶賛みたいだけど。 あと、みなさんのシノーポリに対する評価を聞きたい。 日本じゃ人気ないみたいだけど、外国じゃ人気あるの?
ストコフスキー指揮の 管弦楽版「謝肉祭」ってどうよ?
シューマンのピアノ曲全集への批評です。 HMVのレビューでは THE CDS CONTAINS RECORDINGS OF 15-20 YEARS AGO BUT THE SOUND QUALITY IS GOOD. となっていて、パッケージも DDDになっていますが、 どう聞いても多少ノイズのあるモノラル録音。 演奏もさほど・・・って感じ。 シューマンの珍しい曲が聞きたい人にのみお勧め。
「献呈」イイ!
622 :
名無しの笛の踊り :02/06/15 08:13 ID:Xh3n.Q1s
ホロヴィッツのシューマンってどうよ。 2回目の来日で、クライスレリアーナ聴いたけど、69録音のような緻密さ はなかったが、なかなかいい演奏だったと思う。
ホロヴィッツのシューマンは最高!!
>>616 メロス、ケルビーニ、エロイカ・カルテットなどの全集がよいのでは?
ハーゲンのは少しアグレッシヴすぎるように思いますけれど
イザベル・ファウストのヴァイオリンソナタ全集も最高!!
>>617 ガヴリーロフの蝶々は私もいい演奏だと思いました。
フィリップスの20世紀シリーズに入ってるのを持ってるだけですが。
627 :
名無しの笛の踊り :02/06/16 01:20 ID:9vRViziU
ホロヴィッツのクライスレリアーナ、二種類録音あるそうですが 違いとか教えてもらえます?
629 :
名無しの笛の踊り :02/06/16 01:38 ID:i16T/hHg
>>627 昔のは狂気でギトギト。
新しいのはちとあっさり。
演奏を取るなら昔の方がいいです。
音がいいのはもちろん新しい方。
ケルビーニSQの弦楽四重奏曲の全集は良いのですか?
631 :
名無しの笛の踊り :02/06/16 01:43 ID:i16T/hHg
うーんイマイチ>ケルビーニ
632 :
名無しの笛の踊り :02/06/16 01:44 ID:i16T/hHg
あまり好きなピアニストではありませんが、 リヒテルの「森の情景」と「トッカータ」はよかったなあ。 この人、「クライスレリアーナ」は弾いてましたっけ?
>>630 シューマンのカルテットはCDが少ないのでわ?
ジュリアードの再発きぼんぬ。
634 :
名無しの笛の踊り :02/06/16 01:55 ID:i16T/hHg
ジュリアード、廃盤なんですか? 知りませんでした。時代だなあ。。。
輸入盤でもCDは見たこと無い>ジュリアード
636 :
名無しの笛の踊り :02/06/16 01:57 ID:i16T/hHg
失礼。私が所持しているのはヴィニール盤です。 あれこそ「名演シリーズ」とかでCD化されてもよさそうなのになあ。
メロスはどうですか?
イタリアSQが良いような。
639 :
616 :02/06/16 10:43 ID:G.dYm8FQ
>>624 さんほか弦楽四重奏情報ありがとうございます。
>>618 シノーポリとWPとの二番はいいです。
愛聴しています。
640 :
627 :02/06/16 15:23 ID:9vRViziU
>>628 .629
ありがとうございます。
昔の方の録音は雑音とかかなり気になります?
ステレオですよね。
>>637 漏れはこれでシューマソの弦四にはまった。
とりあえず聴いてみれ。
好きな、CDということで。 バックハウスの「森の情景」は非常に好きでお薦めの演奏です。 (DECCA) 「淋しい花」ではクライスラーにも通じるウィーン風の粋を感じるし、 「親しげな風景」「宿」も懐かしさに溢れているし、 終局「別れ」では、単なる森からの別れではなく、「ここでは人生への別れを 表現せねばならんのだ!」というようなバックハウスの強烈な信念を感じます。 バックハウス以外では誰もやらないだろう特殊な演奏ですが感動的です。 何度聴いても心の底まで慰められる演奏です。 千円で買えるなら非常にお得だと思います。
643 :
名無しの笛の踊り :02/06/16 23:34 ID:UjTzsADs
>>640 69年録音のCBS盤ですよね。
硬い音ですけど、ノイズはそんなに気にならないです。
>「森の情景」
バックハウスとリヒテルは私も愛聴しています。
ともに名演ですよね。
他に、小声でカツァリスを加えておきます。
全体的にゆったりとして、意外と楽に聴けるよい演奏だと思います。
644 :
名無しの笛の踊り :02/06/16 23:38 ID:UxS3QCik
交響曲を一通り聞いた後に、 お勧めの曲って何ですか? ここで話題にあがってる 弦楽曲もいいなあ。
>>644 ごくごくベーシックなところで、
協奏曲(ピアノ、チェロ)
ピアノ五重奏
ピアノ四重奏
シューマンの作風の幅広さはナンバーワンだとおもう。マンフレッド序曲のようなのから子供の情景のようなものまで。 シューベルトももう少し生きていれば、シューマンのような感じになっただろう。
647 :
644 :02/06/17 01:08 ID:???
>>645 レスサンクスです。
出来れば、、曲の番号なんかも教えてもらえると嬉しいです。
>>647 645ではないが、お答えしましょう。
協奏曲(ピアノ、チェロ)
ピアノは、op54イ短調、チェロは、op129でこれもイ短調。
ピアノ五重奏は変ホ長調、op44。
ピアノ四重奏も変ホ長調、op47ぢゃ。
>>644-645 シューマンでピアノ曲と歌曲を外すワケにもいくまいて。
ピアノ曲なら「クライスレリアーナ、作品16」や「幻想曲、作品17」、
歌曲だと「詩人の恋、作品48」、あたりが「代表曲」だとは思う。
でもバッハやモーツアルトと並んで、どんな小曲にも気の抜けた駄作がないのが
シューマンとも思えるので、こうした代表曲以外もどんどん聴くべし。
「最高傑作」とか「決定的名盤」というDQNな観念から本質的に遠い作曲家と思われ。
まあ、それが祟って一般的な人気がイマイチなのかもしれないけどね。
651 :
645 :02/06/17 20:54 ID:???
>>650 そうだね。
交響曲を一通り聞いた後のお勧めということだったので、
意図的に歌曲とピアノ曲ははずした。
今日FMでやってたペダルピアノのためのカノンも素晴らしかったね。
隠れた名品が多いのはその通りだと思う。
>>649 フォローさんきゅ。
>森の情景 名演だと思うのにあまり話題にもならないバックハウス盤を聴いてる方が いらっしゃって嬉しいです。 幻想味ならリヒテル。懐かしさならバックハウスという感じでしょうか。
653 :
名無しの笛の踊り :02/06/18 23:16 ID:UAC0dneI
評論家 出谷啓氏が自分のホームページでシューマンを取り上げたコンサートの 批評を書いているが、非常におかしい。 論旨が通っていないどころか、根本的に作品と相対する自らのありようの錯誤の認識が足りない ことの自覚がない上でなにやら書いていて、誠に可笑しい。 例えは悪いが、これでは焼肉屋でとんかつを注文するような見当違いのようなものだ。 表現の自由は尊重されるべきであるとしても、これでは気の毒なほど哀れである。
655 :
名無しの笛の踊り :02/06/20 03:30 ID:JfJkuOw2
>>654 それが「評論家」の仕事なんですよ。
アホを晒し、それに耐える厚顔無恥ぶりも、
常人の感覚から計り知れないリスクを抱えてるんですね。
今日、というか、19日、神戸で、 漆原朝子+ベリー・スナイダーによる シューマン ヴァイオリン・ソナタ全3曲 +3つのロマンス という演奏会がありました。 FONTECがCDにするために録音していましたので、 シューマン・ファンの方にご報告しておきます。
>>654 なるほど、単純に晩年の作品ほど面白くないという、かねてからの先入観がまずあって
それをもとに書いてるんだね。
演奏会そのものの意図を否定というか批判したかったんじゃない?
わざわざ出かけて、鐘にもならない自分のHPでわざわざ早くもその日に書くなんて、
その程度の魂胆なんじゃない?
ばかばかしいひとだね。
批評をするとういう根本的な能力が欠如していることを暴露してしまっている愚かさ!
>>655 評論家の仕事にもなっていないかもね。
だって、一文にもならない自分のHPで書いているんでしょ。
問題があって文筆業界から追放されているそあうだし、そもそもこんなの仕事
ともいえないんじゃない?
ご苦労なことだけれど、とにかくたたきたかったんだろうけれど、結局無知を(無恥も)
さらけ出したということか。
演奏家の技量は一応評価はしておいて、結局シューマンを理解できなかった(あるいは嫌いで
あること)を形を変えて表明しているんだね。
T大助教授チョキチョキ氏、シューマンの第1交響曲の演奏の批評で、
>こんなバランスの悪いオーケストレイション作品を、
なんていい気に書いてる。シューマンを理解できない音楽学者にケテーイ。
マーラーやシュスタコがシューマンのオーケストレイション改定しても、ろくなものにならないの知ってんのかね?
まったっく、いい加減なことを書かないで欲しいね。
「バランスを取る事が難しいオーケストレイション」というならよいが。
「こんなバランスの悪いオーケストレイション」なんて言い方煽り屋の下品な物言いと変わるところがないね。
http://www.asahi-net.or.jp/~ib4s-cyuk/sub3-1-67.htm
660 :
:02/06/20 22:18 ID:???
シューマンはいいね〜 ピアノの詩人なんてさ〜 音楽がまさに語っているんだよね〜 フモレスケ、〜謝肉祭の道化、ダビッド同盟〜、〜重奏曲、 協奏曲etc・・・。 クラッシックぽく感じないんだよね クラッシク界のカートコバーン(NIRVANA)
661 :
名無しの笛の踊り :02/06/20 23:14 ID:Vbncpm/I
>>660 カート・コバーンって(w...性格や生き様は似てなくもないけど。。。
音楽的にはTOTOの初期2枚目までのコード展開がシューマンの影響アリアリでした。
662 :
LMN :02/06/21 15:15 ID:3bVSPpvk
>>60 >作曲の方法で言うなら音の組織化、という点で100年は先行していた。
>まだようやく一部で理解され始めたばかりの作曲家だと思えるなあ。
>株があるなら買っておきたいよ。
同意します。しかしそれを説明できる知識を持ちません。
>作曲の方法で言うなら音の組織化、という点で100年は先行していた。
という点について詳しく説明していただけるとすごく有難いので、お願いできませんか?
663 :
644 :02/06/22 04:08 ID:???
>>649 >ピアノは、op54イ短調、チェロは、op129でこれもイ短調。
今日、ヘレべッヘの指揮したやつ聞いた。
どちらの演奏も良かったけど、特に ピアノ協奏曲かっこ(・∀・)イイ!!
最近ソニーから発売されたルドルフ・ケンペ指揮のやつは
どうですか?
664 :
名無しの笛の踊り :02/06/22 19:35 ID:xFav751k
神戸に行った甲斐がありました。 漆原朝子さんのシューマンは衝撃の大演奏会でした。 すばらしかったの一言につきます。 CDも出たら必ず買います。 もしかしたら、ベスト盤になるかも? フォンテックさんガンバッテください
なんであんなにオーけすとレーションが稚拙なんですか???? シューマンヲタども。応えやがれ。
666 :
名無しの笛の踊り :02/06/22 20:34 ID:mEfW6xSI
>>618 俺も今丁度死ノーポリ盤聴いているところ。
なかなかいいじゃん。いまさらながら。
セッション中にオケと決裂寸前までいってしまったらしいけど、桶の音楽性と指揮者の血気・ゲテモノ嗜好がうまく合わさった好演だと思う。
>>665 好きじゃないんなら、聴かなきゃいいんじゃない?
無理して聴かなくたっていいと思うよ。
オケやってたら、やりたくないシューマンに付き合わされることもあるだろうけど、
色んな好みのひとが集まってオケというのは成り立ってるんで、付き合ってあげてください。
>>668 665はどう読んだって、好みの問題を書いてるとは思えないが?
668は国語読解力を鍛えなおす必要あり。
670 :
666 :02/06/22 21:34 ID:/i5hMeCg
初めての桐番だったのにぃ…(号泣) 今、休憩挟んで第4楽章。相変わらず豹変しまくりというか、テンション高いねえ。 セルのイタリアライブと並んで、2番のマイベストだ。 これ聴いて、ようやくなんで彼が数々のオケと決裂しつつ、ドレスデンにあんなにまで愛されたか判った。 ワーグナー指揮者としてのシノーポリは2000年のバイロイトを除いて今でも評価していないけど、今更ながらに彼の死が惜しまれる。
671 :
644 :02/06/22 22:45 ID:???
>>670 >>618 を書いたのは、最近シューマンにはまっているわたしです。
先入観がないせいか、シノーポリって(・∀・)イイ!! と思います。
でも彼ってオーケストラに嫌われていたんですね。しりませんでした。
そのへんの情報、良かったら教えてくれませんか?
それと、ドレスデンと組んでやった2番も好きなんですが・・・。
ウィーンフィルとやったやつより、より過激な気がする。
特に第二楽章。どう思いますか?
672 :
644 :02/06/22 22:47 ID:???
>>670 >これ聴いて、ようやくなんで彼が数々のオケと決裂しつつ、
>ドレスデンにあんなにまで愛されたか判った。
特に、この部分がよくわかりません。
ドレスデンの特性とは?
673 :
名無しの笛の踊り :02/06/23 02:07 ID:JcbSMhfY
>>669 そうかな?
漏れは別に>668のレスは「日本語」としておかしくないと思うけど。
相手の劣っているところを直接指摘して恥をかかせるより、
立場を気遣って好みの問題とするような思いやりは「日本語」の文化でしょうが。
謝肉祭の最高の演奏は誰のものだと思いますか?
ミケラン・・だめ? 謝肉祭、ウィーンの道化、 ともに数少ない彼のレパートリーとして・・ あと謝肉祭はラローチャも良かった。
謝肉祭はラフマニノフ。 ケテーイ
677 :
674 :02/06/23 22:30 ID:???
>>675 どのミケがいいとおもいますか?自分は
1973年5月21日ルガノでの演奏しか持ってません。
ラローチャ、ラフマニノフは未聴です。ラフマニノフの
ショパンは聴いたことあるのですが、やっぱり謝肉祭も
デフォルメの嵐ですか?
678 :
675 :02/06/23 23:25 ID:???
自分はEMIのスタジオより、DGから出ていた1957年放送ライブが好き。 ただ今すぐ近くにないので聴けない。 ホロヴィッツの初来日時、ひびの入った骨董と酷評された時のプロに 謝肉祭有ったらしいけど。どこかにこの曲の音源ないのかな? (ホロ氏、晩年はドラックに溺れてたってホント?)
ホロの謝肉祭…存在は聞いたことありませんが もしあるのなら泣きすがる母親を蹴倒してでも 手に入れたいですねw
謝肉祭はデッカのボレットで聴いたナ。
>作曲の方法で言うなら音の組織化、という点で100年は先行していた。 >まだようやく一部で理解され始めたばかりの作曲家だと思えるなあ。 >株があるなら買っておきたいよ。 メシアンの和声学のクラスでは、教材として シューマンが頻繁に使われていたそうな。
それはよくわかります。 シューマンは実は非常に前衛だったのではないでしようか。 かつては数多い歌曲における旋律の美しさとか、詩との関連での表面的な美しさで語られ、次には 病気のことが話題になり・・・でも、残された作品の解釈という点では同時期のほかの音楽家に比べると はるかに定まらない部分が現場では多かったわけで、最近のことですよ。全容を見ルことができつつあるのは。 だからシューマンは今面白い。こんなに美しいものの本当の真実が以外にわかっていないっていうのがとても 興味をそそるんじゃないかな?
>謝肉祭 謝肉祭といえばコルトーを忘れてはいけない!と思うのは私だけ? コルトーも多くのシューマン録音を遺してますが、これが最高傑作 と思います。 あと、一時期アニー・フィッシャーが好きでした。でもやはりコルトー に戻ってしまう。
>>683 コルトーの謝肉祭は何種類くらいあるのでしょうか?一種類だけでしょうか?
コルトーはまだ聴いたことがないのでスマソ。
>>683 何種類あるのかはスミマセンが分かりかねます。
私の持ってるのはフィリップスの20世紀の偉大な
ピアニストシリーズに入ってるものです。コルトー
は2巻ありますが、1巻目です。他に交響的練習曲、クライスレリ
アーナも入ってます。音もしっかりしてると思います。
録音は1928年と表記されております。
(でもこのシリーズ、録音年の間違いが結構あったりしますが…)
まだ20年代なのでコルトー、テクニック的にもばっちりですよ。
686 :
名無しの笛の踊り :02/06/24 23:41 ID:EQW5bfdU
野夫にもシューマントピたったよ。 前のトピ主追い出したヤロウ。 40過ぎて自称チャンはクラヲタ典型だね。
>>674 極めて正攻法。
彼の芸風考えるとショパンはむしろ特別。
ラフの謝肉祭には、確かミケが賛辞を寄せていたような?ウラオボエ
>>675 >DGから出ていた1957年放送ライブ
これはCDで?
そんなんあったんか・・・
>>686 >前のトピ主追い出したヤロウ。
あのやり方で人望なくしてるから書き込むひとも少ないだろう。
>シューマンの師、ヴィークはシューマンをして、
>「ベートーベンの再来」と言わしめました。
新トピ主氏、使役の用法を思い切り間違えてます。これじゃ逆だろ。
萎えますた。野夫トピには書き込む気せんな。
689 :
名無しの笛の踊り :02/06/25 02:56 ID:HUF.y/dQ
>>685 >でもこのシリーズ、録音年の間違いが結構あったりしますが…
本当ですか? あまり気が付きませんでしたが、具体的な例があれば教えてください。
コルトーの謝肉祭は他にもっと古いアコースティック録音があったと思います。
個人的にはやはりラフマニノフ、ミケランジェリと並んで外せない歴史的名演かと。
ミケランジェリでは57年の完全主義的昂揚感も凄いと思いますが、70年代のスタジオ
録音のEMI盤の深い味わいがまた堪りません。
ホロヴィッツ一回目の来日時の≪謝肉祭≫はFMやTVで放送されたのでしょうか? ご存じの方いましたら教えてください。 会場で聴かれたひとはいますか? ホロ2回目の来日では、≪アラベスク≫が忘れられません。 極上の糸で紡がれるそこはかとない夢想。ホロヴィッツの魔法に呪縛されました。
>>689 >個人的にはやはりラフマニノフ、ミケランジェリと並んで外せない歴史的名演かと。
一押しはアコースティック録音ですか?
age
693 :
LMN :02/06/27 12:48 ID:ud8gjnFw
ミケランジェリの謝肉祭はもちろん素晴らしいですけど、 (LPで聞いた57年の演奏の詳細は忘れてしまったのでEMIの方を念頭に置いて) ミケのを聞いていて、クララとかエレスティーネとか、彼女らの肖像が浮かびます? そういうことを思って聞き始めたら、ミケランジェリのはちょっと違うのではないかな、 と思い始めた。あくまでもミケの音楽。
694 :
LMN :02/06/27 12:51 ID:ud8gjnFw
>メシアンの和声学のクラスでは、教材として >シューマンが頻繁に使われていたそうな。 >それはよくわかります。 >シューマンは実は非常に前衛だったのではないでしようか。 何となくわかるのですが、如何せん和声の基礎知識不足で・・・ メシアンはどのような点に着眼したのか、 シューマンはどのような見地から前衛だったのか、 よく理解するためのヒントをいただければとっても有難く・・・ (題材にする曲としては何が適切かしら?)
695 :
LMN :02/06/27 12:53 ID:ud8gjnFw
カシオーリのCDの英語版の解説に、 シェーンベルクのOp.23はシューマンに捧げられたとか何とか、 そのようなことが書いてあったように記憶しています。 そのことについてご存知の方いらっしゃいます? あるいは、それは多分こういうことだろう、と見当がつく方・・・
結局ヴァイオリン協奏曲の初演者は誰なんですか?
>>689 たとえばこのシリーズでバックハウスは54年のカーネギー
ホールでのライヴが収められているのですが、アンコールで
弾かれた小品4曲(シューベルト、シューマン、リスト、ブラームス)
についてはなぜか1956年と誤記されています。同日の録音
なのに。しかもショパンのエチュードの録音をどっかから持ってきては
同じコンサート内の演奏のごとく編集してます。
699 :
名無しの笛の踊り :02/06/27 23:33 ID:EDLj.sok
ところでシューマンのコンチェルトって難しいんですか。聞いている限りでは すごく難しそう。
>>699 ピアノは難しいです。
オーケストラは第三楽章の一部を除いて、易しいです。
>>699 技術的には簡単。というか、ラフマニノフあたりと比較すると簡単。
初見で弾ききった人(音大生)を知っている。
・・・しかし、本当に「聴かせる演奏」となると、俄然難度がアップ。
これはシューマンのどの曲についても言えることだけれども。
この作曲家、なぜかいまいち好きになれん。 だめ演奏ばっかきいとるわけではないと信じたいが……
>>703 そうですか。駄目演奏と言いきりますか。うーん。
上に出ていたミケの謝肉祭,testamentのライブ盤もあります。 明朗だが,洒落気はほとんど感じられない。キアリーナなんかは, センスがないというより,わざとあんな風にやってる気がする。
706 :
名無しの笛の踊り :02/06/29 23:50 ID:tB7/lTSw
シューマンのピアノ曲で一番難しい曲ってなんだろう。やっぱり クライスレリアーナあたりかなぁ。
明日のバーンスタインの2番はおすすめ? 決勝戦の裏番組だけど、迷うな〜...。
>708 桶は?
710 :
sage :02/06/30 00:45 ID:u8T7lvgs
>>665 管弦楽法の稚拙さって、
たとえばどの曲のどの部分が分かりやすい?
誰の演奏だと分かりやすい?教ーてくんない?
>>709 1990 札幌、PMFオーケストラで、
21:00〜NHK教育でWC決勝戦の裏番組だよ。
ゲストは佐渡らしい。
2番の一楽章の終わりの方で金管が咆哮するところがはっきり聞こえるのは、
(絶対音感ない俺にはどーふぁーーどーふぁーー、どーそーーそって感じで聞こえる)
チェリとトスカニーニ(いじりまくって変だけど)以外にはないのかな?
クレンペラーあたり期待してるんだけど...。
>>710 音を重ねすぎであるとか、楽器を重ねすぎであるとか。
打楽器の扱いが唐突すぎるとか、主題の出し方とか・・・。
たとえば、Symphony 3[Rhine]の1楽章の冒頭(だと思う)
すべてのパートの強弱指定が一緒だし・・・。
というのも、管弦楽法が教えるところによると、ユニゾンは
単一パートがもっとも効果的で、せいぜい楽器を重ねても2種類
くらいらしい。
すべてのパートの強弱が一緒ってのは、楽器の音色を無視
していたりと、いろいろよろしくないらしい。
659氏もいっておられるが、とにかくバランスをとるのが難しい事は確か。
演奏に関してはセルをはじめとする、スコアをいじる派と
サバリッシュの原典派がいます。
今夜はバーンスタイン最後の来日時のシューマン2番があります。
個人的には謝肉祭はミケに一番合わない曲という気さえする。 暁の歌とか弾いてたらよかったのに、と思う。
>>710 3番をマーラー版と原典版で聴き比べれば、何となく分かった気になる。
ついでに4番を初稿と改訂稿で聴き比べれば、「稚拙」というのとは違う
何かを感じ取れるかも。
716 :
644 :02/06/30 22:27 ID:S8ksF0mc
バーンスタインのテレビみたよ。 第二楽章が良かった。 ただ、レニーの指揮ぶりが面白くて、 思わず、噴出しそうになった。
>>710 ,712,715
シューマンは指揮者やってたし、4番のように改訂だってしてるよね。
楽器の重ね合わせも彼自身の好みだったわけでしょ。
ベルリオーズとかリムスキー=コルサコフ的なオーケストレーションが
巧緻で、逆にシューマンやブラームスのような鳴りのよくない管弦楽が
稚拙とか言うのはどうなんだろうね。ラインの冒頭なんて独特のリズム
と渋い音色が素敵だと思うんだが。
718 :
LMN :02/07/01 17:28 ID:l431knLY
シューマンのシンフォニーは、 密集した、くすんだ音がたまらない、と思っています。 そうでないと、「森」にはならないでしょ。 そのくすんだ音の綺麗さたるや! チェリビダッケの海賊版meteorの4番で何度も聞いて喜んでいました。 生で聞いたことはないですが、生で聞くと、 軋む倍音とかが聞こえて、ますます良いのではないでしょうか。 2番を、密集した響きがよじれるように、演奏してみたい。 この良さについて何か理論はないのかな?
719 :
LMN :02/07/01 17:40 ID:l431knLY
たしか柴田南雄だったかが、たしかドホナーニ指揮の全集を評して、 「シューマンがほとんど12音技法ぎりぎりまで行っていることが、 こういう演奏を聞くとわかる」とか何とか書いていたのを読んだ記憶があります。 何となくわかるのですが、どの曲のどのあたりがどう、というような、 見当がつく方いらっしゃいませんか?
>>656 すばらしかった! 漆原さんの気迫に本当に圧倒されました。
何度も涙が出そうになっちゃって・・・・絶唱というのでしょうか。
白鳥の歌・・・・・シューマンの遺言でしたね。
ヴァイオリンソナタを全部聴いて、あんなに打ちのめされるとは思いませんでした。
また、ぜひもう一度聴きたいです。東京周辺で聴ける機会はないのかしら?
>>712 >たとえば、Symphony 3[Rhine]の1楽章の冒頭(だと思う)
>すべてのパートの強弱指定が一緒だし・・・。
でもね、まだこの時代はそれが当たり前の書き方だったんじゃないですか?
ベトベン死んでからまだ20年も経ってなかったんだから。彼もパート間の強弱はほとんど書き分けていません。
で、それが時代の制約を受けた書き方だったとすると、
演奏家にはそれを適切に解釈する責任が生じてきますよね。
全部同じと書いてあるからといって、全部同じに鳴らせばいいわけではない。
別にシューマンがそこで手を抜いていたということにはならないと思います。
>>719 その評を読んだことはないので、どういう意図で書かれたのかはっきりとは分かりませんが、
多分ラインの4楽章冒頭のクロマティックを多用した和声進行あたりじゃないかと・・・
こういうノリは平均律1集のロ短調フーガにも既にあり、いかにもドイツ的ですよね。
個人的にはマンフレッド序曲の第2主題に、もっと色濃くこの雰囲気を感じます。
>>719 >たしか柴田南雄だったかが、たしかドホナーニ指揮の全集を評して、
>「シューマンがほとんど12音技法ぎりぎりまで行っていることが、
>こういう演奏を聞くとわかる」とか何とか書いていたのを読んだ記憶があります。
これはどのような印刷物に載った文章ですか?
何かしら記憶があればお願いします。
「たしか柴田南雄だったかが」って言われますが、この一言が柴田南雄のものであるかないかで
一言の重みがカナーリ違ってくると思うのですが。
724 :
LMN :02/07/02 08:01 ID:Gh7RZzXE
>723 ごめんなさい、私もその後あわてて探しても発見できず・・・ 作曲家が普通のレコード評を書くことがありますが、そういうものです。 「ほとんど躁病的な(あれが飛び出し、これが飛び出し・・・)スコア」ともそこに書いて あって笑ったことも記憶しているのですが・・・ 柴田南雄だったよな、もしや、諸井だったかな、とかだんだんあやふやになってくる・・・
バーンスタインすごく良かったよ。
専門的なことは良く分らないけど、ピアノ曲だって下手なピアニストの手に掛かると、 ただの混沌とした濁った響きになって美しくない。そういうのに限ってリズムももたれるし。 オーケストラではガーディナーなどが主張するように楽器の問題も大きいだろうけど、 パート間のバランスはかなりクリティカルなんだろうな。 うまくいったときの精妙さは19世紀の基準を大きく抜けていると思う。
交響曲第1番はフルトヴェングラーがいい。 特に4楽章の1カッコの扱いが最高。 あれを聞くと他のが軽薄に聞こえる。 第2番はシノーポリVPOしかないでしょう。VPOの集中力には脱帽。 第3番はジュリーニ・ロスフィル!!ホルンが良い。マーラー編曲を取り入れて いるところなんか効果的。5楽章のテヌートっぽい開始も病みつきにさせる。 第4番は顰蹙覚悟でカラヤンBPO。邪道?
ジュリーニ/ロスフィルは世評は高いんだけどね。 マーラー編曲を取り入れてオケが薄くなってる箇所(ユニゾンや重ねを減らしている)あるでしょう。 鬱蒼とした厚い響きがなくて物足りなくなります。 やっぱりシューマン自身のオーケストレーションが、誰になんと言われようと一番じゃ!
ジュリーニのスケルッツオのリズムは受け容れ難い。 あんなタラタラなのはシューマンじゃない!
俺の3番のベストはジュリーニ盤とクレンペラー盤だな。 4番はやはりクレンペラー。1・2番はまだベスト盤が見つかってない。
柴田南雄はシューマンの管弦楽法について その評価が現在にいたるまで複雑に変遷して いることにも触れつつ、「シューマンの音色 イメージの表出という点では成功しており、 ベルリオーズやリムスキーの基準で判断する のは間違いだ」と主張しています。 講談社文庫『クラシック名曲ベスト151』 とか、『レコードつれづれぐさ』(インバル の全集に触れたもの)にあります。 ただ、このスレの一部にあるような、時代を 超えたとかいう言い方については抵抗があり ます。シューマンの管弦楽法について、外か らの基準で評価するのが不当なのと同様、 それを彼の音楽から切り離してさも一般的に 適用できるかのように評価するのもおかしい のでは?
>>731 管弦楽法というよりは作品構造についてだと思うけど、
クルターグやハインツホリガーのような作曲家がシューマンを
ある意味自分達の仕事の開祖として見ているというのはどう?
シェーンベルクが 「"シューマンのオーケストレーションが拙い"というのはワーグナー派の美意識による シューマン・ブラームス派への批判の言葉である事を念頭におく必要がある」 「オーケストレーションが完璧な作品は滅多に無い(指摘する点があるのは シューマンに限らない)」 というような事を言ってますた。 そういう言葉を拾って使う人は活きた音楽を聴かないようだ、とも。
エッシェンバッハが、インタヴューで、シューマンのオーケストレーションの問題 は,指揮者が、シューマンの音を見つけ出す必要に迫られるから難しいだの、批判を浴びる のではとか言ってました。指揮者次第じゃないのみたいな言い方でした。
>>736 禿同。
ただし、結果がよければ、ジュリーニとかも認めてあげたい
私的名盤。 1番 未定。 2番 氏脳ポリ、ドレスデン。 3番 チェリビダッケ、ミュンヘン。 4番 フルベン、BPO。 氏脳ポリは、VPOより、後期の方がいい。
>>738 シューマンが一番好き、というワケではない場合の選択だな。
くだらん
だらん
>>734 ホリガーについては、シューマンのオーボエ作品集
(ブレンデルのピアノ、フィリップスから)のライ
ナーノートをよめばわかる。
ベートーヴェン後期やシェーンベルクやベルクに
つながる線でとらえているみたいだね。
アドルノはベルクをシューマンの線でとらえてるよ。 彼の「ベルク論」読んでみな。
744 :
LMN :02/07/03 22:56 ID:xErQAG1w
>742,743 ありがとう、ホリガーとアドルノ注文した。
745 :
名無しの笛の踊り :02/07/04 12:38 ID:Dt7ux6uQ
746 :
LMN :02/07/04 23:09 ID:KLtTaUmk
(私は全くのアマなので感覚的に話しているのだけれども、) シューマンはどこまで和声法を拡張しているか(どこまで前衛か)という、 「過去から未来へ」の視点でも論ずることができるけれども、 逆に、和声が拡張されきった前衛の側から見て、 その「部分型」としてシューマンを位置付けるという、 「未来から過去へ」という視点もありうるような気がする。 そういう感覚っておかしい? というのも、シューマンは和声法を拡張して斬新な和声法を発明しようとした、 というよりも、音型を自由奔放に操作し組み合わせる「線」の発想が最初にあって、 そこに和声的な制約条件(ふるい)を加えてアウトプットしているために、 結果として斬新な和声のパターンが生まれている、という直感的な印象がするから。 また、シューマンの後期作品は和声的に斬新とは言えないのだけれども、 幅の広い和音の中から注意深く音を選別することにより、 シンプルながら奥行きの深い、肺腑をえぐるような響きを生み出している。 つまり、部分型をどう作るか、という思考の中で効果を生み出している、と思えるから。
>>746 >幅の広い和音の中から注意深く音を選別することにより、
って具体的にはどういうこと?
748 :
LMN :02/07/05 23:02 ID:PPw5fOwg
念頭に置いていたのはOp.111の3つの幻想小曲集。 (本当に、全くのアマなので他にあまり参照できる楽譜がない。) 1曲目もさることながら、一見とてもシンプルな2曲目と3曲目。 とても和音そのものはシンプル。しかし、ユニゾンを重ねていたり、 転回していたり、和音が上から下まですごく開離していて、 一見(一聴)シンプルなくせに、弾くにくい。 それがまた、肺腑をえぐるような、というと少し大げさだけれども、深い響き。 そして、ぶっきらぼうに作ってあるように見える中で楽譜を良く見ると、 例えば繰り返しがあると1回目と2回目は同じではなくて、 「どの音を抜くか」ということが注意深く使い分けられていて、 それが深い味わいを生み出している。 そこにおいて、作曲家が和声の論理の中で(どの音を抜こうと)考えているのか、 それとも横の線で考えているのか、ちょっとそれはわからないけれども。 森の情景の妙に深い響きがどこから来ているのか、とか、 暁の歌ではどうか、とか、鳴らしてみながら調べてみたいところ。
age
森の情景age
ブレンデルとザンデルリンクの協奏曲を買ってみた。 素晴らしい演奏には違いないし、昔のアバドとのものよりずっと聞かせるんだけど、 この人、やっぱりシューマンとは根本的に異質な気がした。 情熱を失えばあこがれもただのジジイの繰り言と化すみたいなモノか。 この上手さに慣れてしまいたくはないな。
ブレンデル協奏曲再録したんだ。 昔のアバドとの録音、俺は大好きだけどな。 終楽章とかアバド+ロンドン響の演奏ともども、超名演だと思うけど。 繊細にエクスタシーまで登りつめていくような。 一般的なシューマンとはちょっと異なる感じもする。
ブレンデルのシューマンでは、協奏曲と幻想曲というソナタ形式の大作が全体の 構成力があって最も成功していたと思う。だからこの2曲を再録したのはもっとも。 ピアニズム的には衰えもあり旧録とは一長一短かもしれないけれど、味わい深い 演奏だとは思う。 ただし、ブレンデルはシューマン特有のリズムの処理が鈍重で、微熱に浮かされた ような迫力は無いし、指先から燃え上がるような情熱は期待できない。おかげで クライスレリアーナや交響的練習曲は退屈極まりない演奏だったと思う。安定感が 高いとか、かえって落ち着いて聴けるという人もいるのかもしれないけれど、やはり これはシューマン嫌いのためのシューマンかもしれない。これでは「ピアノのパガ ニーニになる!」と言って音楽家を志したシューマンからは遠いんじゃなかろか。
EMIから出ていたリヒテルの幻想曲、輸入盤では廉価盤新シリーズになりましたね。 あれが1000円とは泣けてくる・・・ 個人的にはホロヴィッツのクライスレリアーナやミケランジェリの謝肉祭と並ぶ 記念碑的な名演だと思っています。 あとウィーンの謝肉祭の道化は何故かあまり話題にならないけど、これもシューマンの 10年間に及ぶピアノ曲専門作曲家時代?の最後を飾る充実した傑作だと思うのですが。 これはリヒテル、ミケランジェリの他にペライアのオールドバラライブも良かったですね。
756 :
名無しの笛の踊り :02/07/12 00:27 ID:y9sr/.8c
>>754 わたしも謝肉祭の道化は大好きです。
ところで誰かシューマンの幻想小曲集の難易度を難しい順に並べられる人いる?
757 :
名無しの笛の踊り :02/07/12 00:33 ID:cvaMfwtI
今パピヨン弾いてるよ
内田光子の謝肉祭はどうですか?
あげ
あのー、BMGから発売された「独逸巨匠指揮者の芸術」に、サヴァリッシュ 指揮のシューマンのレクイエムがあるはずなんですけど、どこの店に行 ってもそのCDだけ見つからないんですよ。どういうわけかどなたか知って ませんか。 それから当方の所有しているパレーのシューマン交響曲全集、4番だけ ひどいノイズが入ってて聴けたもんじゃないんですが、他のCDもそうな んでしょうか。 教えて君でスマソ。