まずは、自分の所属する勢力を決めてもらう。
カテゴリA(狩人:人間)
カテゴリB(狩人:吸血殲鬼……吸血鬼でありながら、吸血鬼を狩る者の総称)
カテゴリC(吸血鬼、妖魔)
カテゴリD(その他、傍観者)
原則、自勢力と他勢力とで争うことになる。
ただし、相手方の了解があれば、他勢力とでも共闘は可能であるし、
同勢力の相手とも対戦可能だ。
初めて参加する者はこのスレでテンプレ(
>>3)による自己紹介と戦闘スタイルの紹介をしてほしい。
元ネタを知らぬ者もおるのでな。
なお、これらの紹介文は左手が参加者データサイトに転載してくれる。
紹介が終わったあとは、雑談スレにも顔を出しておくがよかろう。
闘争相手の募集は太陽板の闘争打ち合わせ専用スレにて行うがよい。
雑談は太陽板の雑談・舞台裏スレで行うのが基本であるが、羽目を外さぬ限り、このスレでも多少のことは認める。
観戦しながらの応援・野次・結果予想・解説はキャラハン・名無し問わず歓迎しよう。
ただし、キャラハンは常に己のカテゴリー・立場を念頭において行動すること。
本スレは基本は吸血鬼と狩人の戦いであるが、
要は月夜の退廃、血塗れの狂気、そういうものに理解があるなら吸血鬼に縁が無くても歓迎する。
ただし、闘争のバランスを保つ為、あまりに雰囲気・桁の違うキャラクターの参加は遠慮してもらう。
(例、ドラゴンボールのゴクウ、孔雀王の後期の孔雀、ゴッドサイダーなど)
一応、強さの上限としては我やアルクェイド、アーカード、姫あたりを基準に、
常識的に考えて他キャラと闘争を保てるレベルを、参戦出来るキャラの強さの上限としよう。
又、本スレはあくまでも闘争という形を取ったクロスオーバーのやり取りを楽しむスレである。
勝ちに執着した戦い方は、好ましくない。
どう魅せる戦いをするかが、本義である。
・戦う前に自分の自己紹介のレスをハイパーリンクなどで明示しておくと相手も作戦もたてやすかろう。
・又、戦う前に参加者データサイトも参照すること
・リアルタイムでやるか、じっくり数日に分けてやるかは自由である。
最初にそのことを明示しておくと、相手に親切であるな。
自分が何時まで闘争できるか、最初に明示すること、
・質問の回答はなるべくすること。ただし、答える時期は各人の裁量に任せる。
・メール欄に出展作品と所属する勢力を記入すること。闘争中の裏合わせ等もメール欄で行う。
闘争中のものは、対戦相手のメール欄を常にチェックして置くようにせよ。
・戦いの舞台を最初に設定すると、地形を生かしたトリッキーな戦いができよう。
・最初に通常の闘争か、選択肢を使うか、トリップを使って闘争(
>>5参照)するかを決めよ。
・名無し諸君の飛び入り参加の為に『マリオネット』『ドッペルゲンガー』(
>>4参照)がある。
好きなキャラに化けさせ、ステハンとして参加するが良い。ただし、ルールは厳守のこと。
・自キャラだけでは勝てそうにない相手と対戦する場合、
共闘者を募集・指名してバランス をとるのもありであろう。
・1対複数、複数対複数の戦闘では、タイミングを合わせるため、
同じ相手と闘争している他キャラが全員レスを返してから自分のレスを書き込むようにせよ。
・自キャラが死んでも、蘇生能力を持ったキャラが復活させてくれる。遠慮は不要である。
・昼間にしか来られないキャラであっても、幾日かに分けてレスを返しながら闘争を進めていくことは可能。
ただし、あらかじめ対戦者にそれを伝えておけ。
・闘争中はテンションを保つため、質問への回答が後回しになることもある。
機を見て答えていくようにするので、容赦せよ。
・名無しの介入(野次・応援・解説・アドバイス・感想等)も推奨する。
富樫・虎丸のような名無し歓迎しよう。
・参加者は常時募集しておる。気軽に参加するがよい。
・ルール討議・闘争の簡単な裏合わせは雑談スレの方で行うようにせよ。
・参加者・ROM共、効率よくログを追うため、かちゅ〜しゃの導入を推奨する。
・かちゅ〜しゃによる閲覧を容易にするため、闘争者は戦いが終わった後、レス番をまとめておくがよい。
(例.>1>3>5>7>9>11>13>15>17>19>21
>23>25>27>29>31>33>35>37>39>41>43)
以下が自己紹介用のテンプレである。
これ以外に、能力・戦闘スタイルなどの紹介も別に行うがよい。
名前 :
年齢 :
性別 :
職業 :
趣味 :
恋人の有無 :
好きな異性のタイプ :
好きな食べ物 :
最近気になること :
一番苦手なもの :
得意な技 :
一番の決めゼリフ :
将来の夢 :
ここの住人として一言 :
ここの仲間たちに一言 :
ここの名無しに一言 :
マリオネット及びドッペルゲンガーについて説明しよう。
・マリオネット
任意のキャラ(大殲に参加・不参加を問わず)に変化する能力を持った人形である。
変化したマリオネットの戦闘能力は元となったキャラをほぼ完璧に再現したもので、
元のキャラが持っている能力は基本的に全て使用可能である。
大殲未登録のキャラを一回限りで操作してみたい者のための人形であるが、知性・言動も
コピーできるため、既に大殲登録済みのキャラを自分でも操作してみたい場合などにも使用
は可能である。なお、大殲登録済みのキャラに変身させ、元キャラと戦わせるつもりなら、
後述のドッペルゲンガーを使用せよ。
・ドッペルゲンガー
大殲に参加している任意のキャラの一人に化ける能力を持った魔物である。
闘争舞台のどこかにある鏡から出現し、元となったキャラを襲う。
戦闘で倒すか、鏡を破壊すれば消滅する。
なお、ドッペルゲンガーの能力はレベルに応じて異なる。
<LV1>力や能力は本人の一回り下の能力を有する。
知能は極めて単純で、無口・無表情である。
<LV40>本人の能力を完全に出し切っている。
知能はある程度有していて戦略性もあるが、完全ではない。
無口・無表情。
<LV60>LV40の能力に加え、本人の知性・言動も完全に再現できる。
能力的には、元となったキャラと完全に互角である。
ドッペルゲンガー、マリオネット共に名無しがステハンとして飛び入り参加するために用意
されているキャラである。これらのキャラを使いたいものは、まず雑スレにてどちらを使うか、
何に変身させるかを告知せよ(マリオネットの場合は出典も)。問題ないようであれば、打ち
合わせスレにて対戦相手を見つけて都合を合わせるがよい。マリオネットを大殲未参加のキャラ
に変化させる場合は、変身後のキャラの能力等の紹介を本スレに書き込むことを義務とする。
マリオネット・ドッペルゲンガーの使用は、名無しに限定されるものではない。
大殲スレのキャラハン、他スレのキャラハンでこれらを操作したいものがあれば、名無し同様に
名乗り出るがよかろう。
なお、いかなる場合であれ
>>2のルールは厳守せよ。
マリオネットを使う場合、ルールに反するキャラへの変身は不可である。
〜トリップ戦闘ルール〜
※『トリップ戦闘』とは自分の名前欄の名前の後に半角で『#12345678(適当な8文字以内)』
等と入力し、それによって出来たトリップの値で勝敗を
決定しようというものである。
・戦闘の例
GM(ゲームマスター):状況描写
↓
ハンターA:トリップをランダム入力&行動描写
↓
ハンターB:トリップをランダム入力&行動描写
↓
GM:トリップの値を元に勝敗判定。
勝利者にポイント追加。
引き分けなら相打ちか相殺。
↓
GM:状況描写
↓
・
・
・
これを繰り返す者と思ってくれればよい。
規定のポイントに達するか、ターン数を超えることで戦闘終了である。
トリップは始めの桁で値が大きい方を勝ちとする。
(アルファベット大文字>アルファベット小文字>数字>記号)
・アルファベットはA、数字は1が最強
・記号は全部互角
・GMを入れるか入れないか、ターン制・ポイント制を採用するか特定の場面
(トラップ・術の成功判定等)だけの採用にするか、は自由
闘争とは、血の香りが漂うべきだ。恍惚と屈辱に塗れるべきだ。互いの全存在をかけ、相手を粉砕する。
腕を引き千切り、足を圧し折り、はらわたを潰し、首をもぎ取る!!
そうあるべきだろう? 深く暗く美しい、闇の奥底にて、血を浴びて輝く夜族(ミディアン)というものは。
さて、ここで僭越ながら、具体的に「闘争を演出する方法」について語りたい。
別に「こうしなさい」という命令ではない。あくまで「こうすると、いいかも」という程度の助言だ。
1)「闘争する理由」「闘争する場所の表現」に凝る。血と硝煙の匂いが薫る、そんなイメージを喚起する文章表現を加えてみる。
これだけでも、相当雰囲気が出ると思うのだが、いかがかね?
2)「化物は化物らしく」する。まあ、要はただ「攻撃の応酬」をするのではなく、負った傷の描写や、内面的な昂ぶりを表現しつつ、
闘争してはどうかという提案だ。例えば、我が憎き戦友アーカード君なら、「引き千切った相手の腕、その傷口に口づけをし、
真紅の鮮血を飲み干した」など、攻撃表現以外にもキャラ的な演出描写をいれてはどうだろう?
3)冗長にならないよう、気をつける。ただ闘争するのではなく、「このキャラならば、こうした方がらしい」という考えを意識して、
クロスオーバーならではの「ドラマ」を展開しようではないか。読んでいるだけの者も楽しめる、世界にはまれるスレッド育成を心がけよう。
くくく、私らしくないね。しかし、あえて提言しておきたいのだよ。
ここは、吸血鬼の闘争の場としてスタートした。
畑外の闘争者も多くいるようだが、だからこそ、「吸血鬼ならではの空気」を表現するよう努力しようじゃないか、ええ?
血!
肉!
骨!
殺戮!
蹂躙!
そして闘争!
狂え狂え、狂って戦え! 血みどろでない闘争に、存在意義はない!
狂気を! より狂おしい狂気を!
諸君、私は期待しているよ。
今夜が麗しき闘争の夜となることを・・・。
7 :
以上、自作自演でした。:01/12/28 15:35
向こうには闘争中の方々がいらっしゃるようなので、こちらに書きますね。
ちょっとした案なんですけど。
まずはカテゴリC(吸血鬼、妖魔)のみなさんに、「贄」にしたい美味しそうなキャラハンを
各々選んでもらいます。原作に出ていないキャラでもOK、という事にしておきましょう。
その「贄」を間に挟んで、同カテゴリのキャラと争奪戦、またはカテゴリA、Bのキャラと防衛戦を
繰り広げていただくという案なんですけど。
ただ、参加「贄」を募るのは大変かも……下手すりゃキャラあぼ〜んになっちゃいますしね。
クロスオーバーを嫌がる方もいますから。
とりあえず質問にしておこうかな。
カテゴリCのみなさん、キャラネタ(太陽)板にいるキャラで「贄」にしてみたい
美味しそうなキャラはいますか? 別作品でも構いませんよ。言うだけタダですし。
>7
「夕維」「美夕」「紅丸」「ハインケル」
「キキ」は色々と事情がありましてね・・・上記の4人で逝きたいです。
吸血鬼どもが楽しく殺り合うスレッドがあるっつーんで参戦を申し込むぜ。
今までにオレ(ウピエル)様は出て来てないみたいだしなぁ。
かったるい事は嫌いなんだが、戦いにもお膳立ては必要だしな。
つー訳でテンプレートでの自己紹介ってヤツだ
名前 :ジグムント・ウピエル
年齢 :70+αってトコか?
性別 :野郎
職業 :元ギタリスト
趣味 :狩り
恋人の有無 :無
好きな異性のタイプ :虐め甲斐のある女
好きな食べ物 :血・・・それ以外に何かあるのか?
最近気になること :お気に入りのバイクがパクられた
一番苦手なもの :指図される事
得意な技 :ギターと射撃だな。バイクもイケる。
一番の決めゼリフ :「Go to Hell!!」オーストリア出身のはずだが何で英語なんだ?
将来の夢 :無いっつーか今が楽しけりゃそれで良し。
ここの住人として一言 :血とスピード酔いしれるのが俺のやり方だ。ここは居心地が良さそうだぜ。
ここの仲間たちに一言 :ステキに楽しく殺り合おうぜ
ここの名無しに一言 :観客がノらなけりゃ楽しいステージとは言えねぇからな。盛り上げてくれよ!
こんなトコか?
自己紹介の追加だ。
登場作品は吸血殲鬼ヴェドゴニア、
敵役の筆頭だなぁ。
アナクロ騎士のギーラッハとヘタレ策士のナハツェーラーと合わせて
ヴァンパイア三銃士つー小っ恥ずかしい名前で呼ばれる事もあるな。
ヴァンパイア化する前はジャーマンメタルバンドのギタリストだった。
ヴラドってバンドなんだが、知ってるヤツは知ってる、
その道の人間にとっては神様みたいなもんだ。
上には恋人はいないって書いたが、「ストリクス」って言うイイ感じの下僕ならいるぜ。
能力は特に無い。
シンプルに身体能力で勝負するタイプだが、スピード、特に反射速度は誰にも負けねーな。
あと、射撃の腕は神業クラスだ。トップスナイパーの狙撃をフルオートで再現できるぜ。
愛用の武器はギター・ステァーAUGアサルトカービン・バヨネットが一体化した
「SCREAMING-BANSHEE(スクリーミングバンシー)」だ。
>7
そうですわね……あまり選り好みはしないのですが。
駄スレさんなどは美味しそうですわね。
吸う血があるのかどうか分かりませんけど……。
深夜〜東京都郊外の某所の大きな公園の中心に、一つの集団が集まっていた・・・
「暴走族」・・・一般にそう呼ばれるような集団である。
無駄の多い、悪趣味な改造の成されたバイクが十数代、エンジンを空吹かしして騒音を立てていた。
これから、近所を一周した後、都心の方まで遠征する予定であった・・・
「いくぞォ!気合入れろォ!」
「応!」
手に、木刀や鉄パイプを持った男たち・・・大部分はまだ未成年と思われる者達がめいめいに叫ぶ。
そして、走り出した瞬間だった。
パァンッ・・・
渇いた音が響いた・・・
先頭に居た、リーダーらしい男の頭部の上半分が奇妙な形に弾け、血と脳漿をぶちまけた。
周りの少年達が凍りつく・・・と、その時、
「ハァッハハァァァァ!」
底の抜けたような、明るい、だが確実に狂気を感じさせる笑い声が響き渡る。
と、同時にアルペジオで奏でられるエレキギターが場違いな旋律を奏で出した。
その場に居た全員が一斉に声のほうを向く。そこに居たのは・・・
真っ赤なバイクに乗った、金髪の外国人だった。
>7
…俺はあげるのやめとく。あんまり色っぽい展開にならんのでね…
異常なバイクに乗った男だった。
「暴走族」のバイクとは違った意味で、『異常』・・・
シルエットはかすかにSGX−HAYABUSAの面影を残している。バイクに詳しい者なら気付くだろう。
だが、マシンの前後についた爪・・・大型の金属ブレードを見た瞬間、余りの異常さに呆然とするだろう。
実際、それは暴走族のメンバー達を呆然とさせた。
そして、バイクに驚きながら、呆然としたままそのバイクに乗る男を見る。
長身痩躯で長髪の美形。その表情は嬉しそうに歪んだ笑みに満ちていた。
だが、その外見だけでは語り尽くせない、猛獣の発するような凄惨な雰囲気が全身から漂っている。
そして、その手に持たれているのはエレキギターであった。だが、数瞬の茫然自失の後、少年達は気付いた。
そのギターがギターであると同時に、自分たちのリーダーを射殺した、ライフル銃であると・・・
『ウワァァああァァああああああ!!』
我に帰った瞬間、狂ったような悲鳴を上げるメンバー達。
彼らに向かって金髪の男が声をかける。
「今日はこいつ・・・このバイク!デスモドゥス2の初乗り運転って訳でなぁ」
「慣らし運転も兼ねて・・・ハンティングをしに来たって訳だ・・・さぁ、人間ども!逃げ回れ!狩りの始まりだぜ!」
その叫びを聞いていたのかいなかったのか、暴走族のメンバー達は蜘蛛の子を散らすように逃げ出した。
その様子を、金髪の男、ジグムンド・ウピエルは心底嬉しそうに眺める。デスモドゥスのエンジンを吹かしながら・・・
視界から最後の一人が消えるのを待ってから、デスモドゥスのアクセルを開ける。
おもむろにクラッチを繋ぎバイクを発進させる。
並のバイクならエンストする。
並のライダーなら急発進するバイクに跳ね飛ばされる。
だが、オレもコイツも並じゃねぇ。本物のモンスターマシンに名の知れた吸血鬼だ。
まだ、全力が出せないとは言え、凄まじい加速で逃げ出した暴走族の最後尾に追いすがる。
そのまま一気に追いぬいてUターン、正面から突っ込む!
次の瞬間、デスモドゥス2のバンパークローがライダーごとバイクを引き裂いた・・・
「イイイイイイイイヤァァァァァアアアアアッハハァァハアアアアア!!」
ああ、書き忘れたけど、導入の最初に闘争の流れは行動描写のみ。
乱入大歓迎、要所でトリップ判定だからそのつもりで。
ただし、今回は初参加同士なんで、そこんとこヨロシク。
血飛沫の匂いに陶然としながら、次のエモノを追い求める・・・
ギルス対ウピエル
>17
葦原涼は、夜の街にバイクを走らせていた。と、銃声とエンジン音、悲鳴が聞こえる。
(アンノウンか?しかし、あの脳裏に来る『感覚』はない…)
そのまま無視して走り去ろうとする、が…
「ちっ!」
涼は、銃声のした方向へバイクを向けると、アクセルを入れた。
・
・
・
・
そこは地獄絵図だった。散乱するバイクの破片と肉塊、流れるおびただしい血。
それをやったのは…爪の付いた大型バイクを駆る金髪の外人。
(こいつ…何者だ?まさか2年前に「第4号」が全滅させたはずの「未確認」?!)
涼はその男のバイクを追う。もし相手が「未確認」なら、生身じゃ勝てない。
「うおおおおおおっ!」
涼の「像」が揺らぐ。と、次の瞬間、涼の姿は昆虫を思わせる緑色の異形と化していた。
マシーンも同時に、緑の生体装甲に覆われる。
涼、いや、「ギルス」と呼ばれる異形は、マシーンの速度を上げながら咆哮する。
「ウァオオオオオオオオォォォォ!!」
血の匂いに酔っていたオレの脳髄を、獣じみた絶叫が揺さぶった。
コイツは狩られる獣の叫びじゃない。戦う、猛獣の、叫びだ。
逃げ惑う暴走族はオレの中でその存在意義を失う。
「ウサギ狩りのつもりが、猛獣狩りになるかも知れねぇな・・・コイツァ・・・最高だ!」
まっすぐに雄たけびの方を向く・・・そこに現れたのは・・・
「この姿・・・キメラヴァンプか!?」
緑色の甲殻に身を包んだ、スマートな人型の生物だ。昆虫類を使ったキメラヴァンプか・・・?だが・・・
「いや、手前ェからは吸血鬼の臭いがしねぇ。キメラヴァンプじゃねぇな。」
コイツの正体は何だ?
だが、そんな事はすぐにどうでも良くなる。
こいつは明かにこのオレに敵意を向けてる。オレの美学を満足させるだけの怒りと敵意だ。
そして、こいつは強い!
ソレだけで・・・充分だ!
「さぁ!始めようぜ!ステキなブチ殺し合いを!」
ラルフ・グルトvsヴェドゴニア
月明かりの下、校門の前に、その男は立っていた。
宗教関係者だろうか? カソックにサングラスの白人の男だ。
男はちらりと視線を向けると、静かに言葉を吐き出した。
「どういうつもりですかな? 化物の癖に学校に通うなどとは。
まさか許されるとは思ってないでしょうな?」
静かな、だがしかし苛烈な一言。
「まあいいでしょう、これから貴方はその罪を償うのですから。
貴方自身の、死をもってですがね!」
言葉と共に、男の手の中に長銃が出現する!?
パーーーン!!
一発の銃声が、学校中に響き渡った。
Fight!
ギルス対ウピエル
>23
「そいつ」は、ギルスの方にバイクを向ける。その眼は、闘争心と歓喜に満ちた光で
こっちを見ている。
(…やる気、いや、殺る気か!)
ギルスは、自らの駆るマシーン「ギルスレイダー」を最高速まで加速すると、「そいつ」
の前でスピンターンをかける。その瞬間発生した空気の渦が、その男のバイクを襲った。
>24 VSラルフ・グルト
(撃たれた腹部を見下ろして)
……あ? 何だよコレは?
(体組織が変質、ヴェドゴニア化)
ハンターの類か?
覚悟はしてたけどなぁ、俺だって素直に負けてやる気はねぇぞ!!
(レイジングブルを取り出して応戦しながら、校内へと退避)
闘争中割り込んで申し分けないが、ウピエル。レス先の番号を明記してくれ。
今は良いけど、闘争数が増えはじめると、ログを追い難くなってしまう。
傍観者からのお願いだ。
>26 ラルフ・グルトvsヴェドゴニア
「ふむ、奥に逃げましたか」
男は銃を消し去ると、事前に仕掛けておいた結界を発動させる。
「聖職者が魔物を狩る時に使う戦闘用に結界です。そう簡単に逃がしはしませんぞ?」
そうひとりごちながら、男は後を追い、校舎の中へ入っていった。
ギルス対ウピエル
>25
オレの目に、渦を巻いて迫る空気の流れがはっきりと見える。
・・・なんだ?特殊な能力を持つタイプか・・・?
だが・・こんな微風でオレに攻撃したつもりとは・・・
「ハァァっ!!」
片腕を振ってオレへの気流を掻き消す。
デスモドゥス2といえば、金属性の装甲カウルと400kg近い重量でこんな気流攻撃にはびくともしない。
「コイツは・・・気合を入れてやる必要がありそうだなぁ!」
デスモドゥス2を発車させ、目の前の相手を無視して暴走族の逃げた方へと向かう。
もう2〜3人殺せばコイツももっとマジに戦うだろう。
オレはといえば、こいつの腑抜けた攻撃の所為でやる気が削がれた。
もっとオレを本気で怒らせるような・・・そういう攻撃をして来い!
「ついてきな!」
>28 VSラルフ・グルト
(教室の一角に陣取って、装備をチェック中)
手持ちの武器は、レイジングブルと、サド侯爵の愉悦か。
平日でも持ち歩けるのは、この辺が限度だよなぁ。
まぁ、愚痴ってもしょうがねぇか。
(外の気配に気を配りながら、レイジングブルを教室出入り口に向けている)
>27
OK
ギルス対ウピエル
>29
ギルスレイダーの放つ衝撃波を、その男はいとも簡単に打ち消した。
大型バイクも微動だにしない。
(?!)
そして、男は失望したかのようにターンすると、逃げた獲物を追う。
(させるか!)
間髪入れずにギルスも追う。
スピードとコーナリング性能に勝る男の大型バイクと、小回りに長けたギルスレイダー。
距離を詰めたり離したり、2台の異形のマシーンはチェイスを続ける。
「ゥゥゥゥゥ、ワァァァァァア!!」
ようやく並走に持ち込んだギルスは、右手をハンドルから離す。手首から、触手のような
鞭のようなものが伸びる。
「ガァァァアアア!!」
ギルスは、思い切り右腕を振るい、その鞭を男に叩きつけた。
ギルス対ウピエル
>32
鞭・・・いや、触手か・・・!面白ェ・・・
叩きつけられた触手の痛みも快感に感じてくる。その触手を片腕で掴む。
この公園は広い。その上、オレの「信者」どもに全ての出入り口を封鎖させてる。
今夜、ここはオレの狩場だ。ソレも、最高の・・・!
「相棒!慣らしも済ませねぇでワリィが、ちぃっと気張ってもらうぜ!」
エンジンの出力を上げる。鋼鉄の心臓が張り裂けんばかりに吼え立て、
ターボが、ニトロが凄まじい爆音を立ててデスモドゥス2を疾走させる。
見た所、ヤツのバイクはさほど重くは無い。
重量、パワー、共にこっちが上回ってるなら、ヤる事は一つ!
「バイクごと引きずりまわしてやるよ!西部劇みたいにな!」
ギルス対ウピエル
>33
「グァァァァァアア!!」
その男は、「ギルスフィーラー」の一撃を食らっても、ひるむどころかそれを掴み
返して引きずり回すという荒業に出た。
寄生体であるフィーラーに痛みはないが、引っぱられる腕に激痛が走り、ギルスレイダーも
悲鳴を上げる。
(……)
念話でギルスレイダーに指令を送ると、ギルスは引っ張られる反動を利用し跳躍した。
「ゥゥゥゥゥゥゥゥゥアアアアアアア!!」
空中で、左手の甲の突起が鎌のような鋭い爪に変わる。
「ガァァァァァ!!」
勢い任せで男に爪を突き立て、バイクの後部に飛び乗る。
闇の中。その中でうごめく一つの気配。
「伯爵様」
闇の最も濃いところにむかって呼びかける、フードの中の顔は…髑髏。
「死神」。亡者、そして死に急ぐ生者を狩る存在だ。
返事は無い。しかし、闇は呼びかけに応じた。それを確認し、死神は言葉を続ける。
「…あのお方の身元がわかりました。いかがなさいますか?」
何事かをつぶやく、闇の中の闇。
「…御意」
そして再び、闇に静寂が戻る。
別の、闇に支配された空間。
男は眠りについていた…傷を癒すため、そして次の目覚めに備えるため。
その眠りの中で、夢を見ていた。
思い出したくもない過去。記憶の中から蘇る裏切り、憎悪、そして…
「…でも、最後の言葉…これだけは忘れないで…」
「…そんな、駄目だ…。母上…」
その風景の中にいつのまにか溶け込んでいた、漆黒に染まった薔薇の花びら。
気がついた時にはもう遅かった。
「!!」
意識を鮮明にさせる暇もなく、男はそのまま闇の中に沈んだ。
湖岸にたたずむ、一見打ち捨てられたように見える城。
だがこの城こそは、この世界の邪悪の象徴…ドラキュラ伯爵が
この世に現れる「門」であった。
その城の最上階、謁見の間。そこでこの城の主…ドラキュラ伯爵は
先刻やってきた数人のハンターたちと対峙している。
彼は奥の玉座から腰を上げ、おもむろに口を開いた。
「ようこそ、我が城へ。この城には我の招きし者、あるいは招かれざる者、
様々な客が来てくれるものだが…これほどの客はここ1世紀ほど来たことがない…。
謹んで歓迎せねばなるまいな。
そこで。本日は特別なゲストを用意した。我が共闘者として、
諸君を存分に楽しませてくれるだろう…
出でよ」
どこからともなく流れてくる霧。それがだんだん凝縮し、人の形を取る。
そして光を放ち…長い銀髪をたなびかせ、一人の青年が現れた。
<<START>>
(この闘争は行動描写のみで行われます。
また、要所ごとにトリップ判定を使用します。
乱入上等!! かかってこいやゴルァ)
ギルス対ウピエル
>34
こいつ・・・300km/hで走り回るデスモドゥス2に躊躇無く飛び乗ってきやがった!
・・・イイぜ・・・イイぜ・・・イイぜ!!そうだ、こう言うのが、こう言うヤツと殺りたかったんだ!
スピード、平衡感覚、ジャンプ力、反射神経、そしてなにより、全身から発する目に見えてきそうなほどの・・・
怒り!闘志!殺意!
「さっきの腑抜けぶりが嘘見てぇじゃねぇか!嬉しいぜ、同士(フリーク)!」
暴走族どもを追い、公園のサイクリングコースに沿って走っていたが、サイクリングコースってのは300km/hで
バイクが走れるようなコースどりは設定されてない。案の定、目の前にはカーブがある。
本来、この化け物を乗せたまま、曲がりきれるはずはない。だが・・・
おあつらえ向きに逃げ損ねた暴走族がいやがる!
かるくブレーキ、車体を倒す。慣性の法則に従って車体が流れ始める。
ソレでも、逃げ遅れた暴走族のバイクに後ろからぶつかり、引き裂き、また減速・・・
さらに車体を倒し、足を地面につけ・・・足を支点に力任せにマシンを振りまわす!
「吸血鬼のパワーをなめるなぁぁー!」
時速200km以上でのターンで緑の怪物を無理矢理振り落とす!
だが・・・再びアクセルを開こうとした瞬間、気の抜けるような音がしてマシンが停止する・・・
「クソっ!エンストか!!」
>35
「念使い」と「ヘルシングの走狗」か……
我等の相手にどれくらいもつのか、興味深い……
(アーカードと京也に黒い火球が発射される)
ギルス対ウピエル
>36
この男、いや、この化け物は想像以上の真似をやってのけた。
時速200キロはゆうに出ている大型バイクを、自分の足を軸にターンしてのけたのだ。
あまりのGに、ギルスは振り落とされ跳ね飛ばされる。
なんとか丸くなって受け身を取るが、かなりの衝撃を受けた。
しかし、男のバイクもあまりの無茶な運転に、ついに動きを止めたようだ。
「…ゥゥゥゥ…グゥゥゥゥゥ…」
ギルスは、立ち上がり両手を交差する。右手からも鋭い爪が生える。
「ウァァアアアアアアアアアアアーッ!!」
両手を広げ、胸を反らして一声高く吼えると、ギルスは男に突進した。
(俺は、お前の同類じゃない!)
>37
「っと!長く生きてるわりにゃワンパターンだな」
阿修羅で受けとめ、勢いを殺さず1回転。
そのまま伯爵の元へ火球を叩き返す。
ギルス対ウピエル
>38
クソっ、乗馬で狩りって優雅な時間はもう終わりって訳だ。
『初乗りだってのに相棒には無理させちまったな・・・』
そんなことを考えながら、俺の体は自然に愛用のギターを構える。
フルチューンしたステァーAUG突撃銃、そして銃剣(バヨネット)が一体化した殺人ギター・・・
「泣き叫ぶ死霊」スクリーミング・バンシー!
「これでも、食らいなぁァ!」
バースト射撃で発射された3発の弾丸が、
緑の昆虫人間の〜おそらく心臓が有るであろう〜左胸に吸い込まれる。
が、しかし・・・
>39 十六夜京也&アーカードVSドラキュラ・ヴラド・ツェペシュ
クックックッ、待っていたぞ、この時を、伯爵との闘争の時をな!
どのような趣向でも真っ正面から押し潰してやろう!
(両手を交差して火球を受け、全身に延焼する)
(構えを解き、燃え上がったまま前進)
その程度の炎で私が滅びるとでも思ったのか、伯爵?
(しばらくすると、炎の中から無傷のアーカードが出現)
さぁ、もっと本気を出せ! そうでなければ面白くないだろう?
>39,>41
…
(亜空間移動で>39の背後に出現。火の玉を3発同時に放つ)
>42 十六夜京也&アーカードVSドラキュラ・ヴラド・ツェペシュVSベナレス
ふん。我が主を差し置いて何をしているかと思えば……
貴様らごときの力で闇の王を名乗るとは片腹痛いわ!!
(空間転移で>42のさらに背後に出現。炎の爪で斬りつける)
十六夜京也&アーカードVSドラキュラ・ヴラド・ツェペシュ&???VSベナレス
>37
ほう、なかなか器用な男だ。
(火球をマントで防ぐ)
>41
フッハッハッハッ、もちろん思っておらぬわ!
じっくり、もてなすとしよう……行け!!
(アーカード、ベナレス、京也の3人に火、氷、雷をまとった無数のコウモリが襲い掛かる)
ギルス対ウピエル
>40
男は、手にした奇妙な物をギルスに向けた。ギターとも銃とも剣ともつかぬ武器。
そこから三連射された銃弾がギルスの左胸を捉える。
「ガァゥ!」
通常人なら即死の一撃。しかし、緑の生体装甲は銃弾を通さない。少しのけぞっただけで
なおも突進を止めないギルスは、咆哮と共に男の左肩に爪で斬撃を叩き込んだ。
「アアアアアアアアッ!!」
十六夜京也&アーカードVSドラキュラ・ヴラド・ツェペシュ&???VSベナレス
>42>44
「うぉっ、あぶねえな!」
先ほどとは違い、渾身の力を込め阿修羅を振るう。
あたかもビリヤードの球のように火球同士が衝突!
コースが京也からそれ、回りのコウモリを巻き込む形になる。
>46 十六夜京也&アーカードVSドラキュラ・ヴラド・ツェペシュ&???VSベナレス
役者が増えてきたな……。
まぁいい、私が倒すべきは伯爵唯一人。
(感電し、火傷し、凍傷を負いながら素手でコウモリを引き裂いていく)
(口にコウモリをくわえながら更に伯爵に詰め寄る)
(ジャッカルと454カスール改造銃を抜いて、伯爵へと向け二発発射)
さぁ、此処からだ。(ニタリ)
十六夜京也&アーカードVSドラキュラ・ヴラド・ツェペシュ&???VSベナレス
>46,>43
「!!」
(命中! 手ごたえあった…と思った時、目の前にいた男の姿は掻き消えた。
そしていつの間にか、ベナレスの周囲には異様な空気…霧だ。
と次の瞬間、ベナレスの視界が黄色く変化、
彼にまとわりついていた霧が猛毒のガスに変貌する!)
(朽ち果てた城に渦巻く魔の気配を感じ取って、鏡が怪しく輝き始める)
(そこに、ちょうど>47アーカードが写りこむ)
(鏡に映ったアーカードが、のそりと鏡から抜け出してくる)
・・・・・・・・・・・・
(>47アーカードに向かって銃を乱射)
>48 十六夜京也&アーカードVSドラキュラ・ヴラド・ツェペシュ&???VSベナレス
チョロチョロと鬱陶しいザコめがっ!!
出でよ!!炎斗=iイエントウ)!!
(巨大な髑髏の形をとった炎で毒霧を蒸発させる)
さあ早く本気をだしてみろ!!
(ドラキュラめがけ高速接近)
十六夜京也&アーカードVSドラキュラ・ヴラド・ツェペシュ&???VSベナレス VSアザゼル
>44>46>47>48>49>50
「貴重な睡眠時間を妨げやがって…少々騒がしいぞ、静かにして貰おうか!」
12枚の翼を広げ、疾風の如く舞い降り
手の平から鉄の融点と同じ1530℃の炎を出す。
寝起きの俺は、すこぶる機嫌が悪いのだ…
ハインケルに呼ばれてきた。よろしく頼む。
名前 : 高木由美江
年齢 : 20代のどこか
性別 : 女
職業 : 修道女(異教徒撲滅担当)
趣味 : 剣技
恋人の有無 :神こそ唯一の花婿
好きな異性のタイプ :天にましますあの方
好きな食べ物 : 赤ぶどう酒とパン
最近気になること : 局長が出張費を払ってくれないこと
一番苦手なもの : 局長
得意な技 : 島原抜刀流剣術
一番の決めゼリフ :地獄に落ちろ
将来の夢 :異教徒のいない世界を築くこと
ここの住人として一言 :異教徒と化物は全て殲滅する
ここの仲間たちに一言 :ともに異教徒のいない美しい世界を築こう
ここの名無しに一言 :あなたは神を信じますか?
わたしの獲物は刀だ。対魔用に特別なものが鋼に混ぜられている。世界を救わんと
神の名をユダヤの民に広め、ローマの総督にはりつけにされたあの方の膝にうち込まれた
釘のかけらだ。この刀で、化物共を血祭りに上げてやる。
>47 アーカード
(顔に弾丸をモロに喰らい吹き飛ぶ)
クククク、そうでなくてはな。
(伯爵の姿が巨大な2足歩行の獣に変わる、ドッペルゲンガーの弾丸により一瞬反応が遅れたアーカードに対し、霊的因子もろとも焼き尽くすブレス)
>51 アザゼル
新たな挑戦者か、面白いぞ!
(炎の直撃を受けつつ、アザゼルを悠然と見据える)
>50 ベナレス
龍皇か……、噂に聞く力はいかほどのものか?
(右腕の鍵爪でベナレスを切り裂こうとする)
(レス順 伯爵>京也>アーカード>???>ドッペル>ベナレス>アザゼル……)
十六夜京也&アーカードVSドラキュラ・ヴラド・ツェペシュ&???
VSアーカード(LV40:D)VSベナレス VSアザゼル
>53 伯爵
「へっ、そいつはお見通しだぜ!」
阿修羅を地面すれすれに振るう。
その音でコウモリの聴覚を乱し、ひるんだ隙に一気に間合いを詰めた。
>54 十六夜京也&アーカードVSドラキュラ・ヴラド・ツェペシュ&???
VSアーカード(LV40:D)VSベナレス VSアザゼル
(頭をドッペルゲンガーの銃弾で撃ち抜かれ、呆然とそちらの方を見やる)
……何だコレは? 冗談にしては質が悪い……。
(そこにアザゼルの炎、伯爵のブレスを両方マトモに喰らう)
……チィィ!!
(ダメージが深刻になる前に、手近な物の陰へと沈む)
(陰を移動、ドッペルの後ろから出現、後頭部を鷲掴みにして顔面を地面に叩きつける)
まずはおまえだ……私が二人など必要ない!
(更に頭部にジャッカルを突き付け、三発引き金を引く)
十六夜京也&アーカードVSドラキュラ・ヴラド・ツェペシュ&???
VSアーカード(LV40:D)VSベナレス VSアザゼル
>55,>50
「…!!」
(炎を受けて毒霧が薄くなる)
(蒸発したかに見えた毒霧の残骸が、ふたたび集束していく。
そして一瞬光を放ったかと思うと、コウモリの姿に変化。
>51アザゼルに突進し、体当たりでその体を貫通する)
十六夜京也&アーカードVSドラキュラ・ヴラド・ツェペシュ&???
VSアーカード(LV40:D)VSベナレス VSアザゼル
>55
(引きずり倒され、脳天に三発の銃弾をぶち込まれる)
・・・・・・・・・(ニィィ)
(地面に飛び散った血が、脳漿が、そのまま黒い染みとなり、
蝙蝠となって浮かび上がる)
(浮かび上がった蝙蝠が>55アーカードに殺到する)
十六夜京也&アーカードVSドラキュラ・ヴラド・ツェペシュ&???
VSアーカード(LV40:D)VSベナレスVSアザゼル
>51>53
(降り注ぐ炎の雨を突っ切って伯爵へ接近。)
(伯爵の右腕の爪を喰らうが、吹き飛ばされずにそのままそれを抱え込む)
出でよ!土爪=iトウチャオ)!!
(接触して獣魔を召喚。三本の巨大な爪が右腕を切り裂く。)
十六夜京也&アーカードVSドラキュラ・ヴラド・ツェペシュ&???
VSアーカード(LV40:D)VSベナレス VSアザゼル
>53>56
「さすが神祖…だが、これなら……!!!!」
更に攻撃を加えようとしていると>56が身体を貫いた。
「これは、洒落にならん……貴様から滅してくれる…」
傷を再生しつつ>56に飛び掛る。
「貴様は硫黄にでもなれ!!」
(元素転換トリップ判定、アルファベット大文字なら成功)
>58 ベナレス
(自分の右腕の傷を見て)
ふん……、獣魔術か。
ヘルシングの走狗に龍皇、堕天使、念使い、よくここまでそろったものだ。
それでは、我も本気を出して戦うことにしよう!
(人の形に戻る。同時に伯爵の背後に巨大な悪魔の幻影が出現)
この広間では少々、狭すぎるな。
(大広間が異界空間に変わる)
まずは、龍皇、貴様だ!
(悪魔の巨大な豪腕がベナレスを襲う。
同時に伯爵本人からも、毒々しい色をした無数の光の矢をベナレスへと放つ)
>59 アザゼル
貴様は焔の堕天使であったな。
ならば、これはどうだ?
(無数の雷がアザゼルに降り注ぐ)
十六夜京也&アーカードVSドラキュラ・ヴラド・ツェペシュ&???
VSアーカード(LV40:D)VSベナレス VSアザゼル
>60
「おい、こっちを向きやがれ!」
走ってきた勢いそのままに上段から阿修羅を振り下ろす。
その軌跡……いや京也の身体すらもはかすかに白く光り、刃そのものが迫り来るようだ。
雑スレの295を見てくれ。
賛成なら、それで闘争を進行したいのだが。
>61 十六夜京也&アーカードVSドラキュラ・ヴラド・ツェペシュ&???
VSアーカード(LV40:D)VSベナレス VSアザゼル
なるほど、コレが『私』か……。
クックックッ、大した化物ではないか?
(うつむき加減に、両手でコウモリを潰しながら)
クックックックックッ……。
(コウモリを潰す)
ハッハッハッハッハッ……。
(コウモリを潰す)
ハ――ハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッ!!
(コウモリを潰す潰す潰す潰す潰す潰す潰す潰す……)
現状でのレス順番だ。
1.伯爵>京也>ベナレス……
2.???>アザゼル……
3.アーカード>ドッペル
>60ドラキュラ
くっくっくっ。そうこなくてはな。
(悪魔の腕を飛び上がって回避するが、無数の光の矢は避けられずに両腕で受ける。)
(反動で後ろに飛ばされつつ一発ごとに腕が少しずつえぐられる)
うおおおおおっっっ!!
(連続で光弾をうけ片腕を砕かれつつ遠距離まで飛ばされる)
(遠距離から戻ってくるまで一時戦線離脱)
>59・アザゼル
キキィィィィィッ!!!
(アザゼルの体を貫いた後、方向転換。アザゼルに追撃を加えようとする)
(だがその瞬間、こちらに標的を変えて飛びかかってきた
元素転換をかけられる>59…結果は?)
十六夜京也&アーカードVSドラキュラ・ヴラド・ツェペシュ&???
VSアーカード(LV40:D)VSベナレス VSアザゼル
>63
(血、脳漿に続いて、体が磨り減り、地面に大きな黒い影を作っていく)
(あるものは「犬」、あるものは「地を這うおぞましい虫」、あるものは「蝙蝠」)
(それらが、一斉に動き出し、アーカードの背後にアーカード(LV40)を形成する)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(ジャッカルの銃口を向けて、二回引き金を絞る
>61 京也
「それが、『念』か……」
(悪魔の左腕でガード、同時に悪魔の左腕が切断)
ほう……、なかなかの芸だな。
(が、悪魔の左腕は瞬時に再生)
では、これは返礼だっ!
(無数の邪霊が京也を喰らい尽くそうと襲い掛かる)
(ベナレスの復帰はいつでもよいぞ)
>66・???
「チッ・・・速すぎて元素転換がさだまらないか…ならば、叩き潰すまで!」
全身に炎をまとって体当たり。、そのまましがみ付き燃やし尽す!
>67 十六夜京也&アーカードVSドラキュラ・ヴラド・ツェペシュ&???
VSアーカード(LV40:D)VSベナレス VSアザゼル
(心臓部を撃ち抜かれながら)
拘束制御術式(クロムウェル)、三号二号一号、解放。
(撃ち抜かれた傷口から二本の腕が生え、その腕がジャッカルと改造銃を持っている)
……さて、このままでは埒が開かんな。
そろそろ埒を開けて伯爵へと向かいたいモノだが。
(言いながら、腕が二挺拳銃を乱射)
(伯爵VS京也VSベナレス)
>68
「野郎……魂を弄ぶなっ!」
間合いを取りなおし、邪霊の群れに対し真っ向から突きを入れる。
京也と阿修羅の念によって邪霊は雲散霧消する……
京也の耳には消えゆく感謝の呟きが聞こえていた。
「てめえ、死んだものの魂まで使うのか……
もう絶対に許さねえぞ!」
(しかし、再び間合いが離れてしまった。
ここからでは阿修羅は届かない)
>69・アザゼル
キキイィッィィィッィィィィィ!!!
(つかみかかられたまま炎で焼かれ、悶える)
(もがいても、アザゼルの腕力が凄まじく、逃げることができない)
(苦し紛れに、口から物理的破壊力のある超音波をめったやたらに吐き出す)
(伯爵VS京也VSベナレス)
>71 京也
何を寝言を言っている?
そのようなことを今更、理解したのか?
(悪魔の両腕が京也を握りつぶさんと迫る)
十六夜京也&アーカードVSドラキュラ・ヴラド・ツェペシュ&???
VSアーカード(LV40:D)VSベナレス VSアザゼル
>70
(体の各所にどデカイ穴を空けられる)
(体から飛び散った血が、ビシャビシャと各所にぶちまけられる)
(飛び散った血の一部が、ビシャリ、と何も無いはずの空間に付着する)
・・・・・・・・・・・・・・・
(それでも意に介した風も無く傷口から生えた腕を引きちぎろうとする)
>72・???
さらに温度を上げ焼き続ける。
が、>72の超音波が頭部に命中し力が抜ける…
(そちらのトリップ判定アルファベット大文字以外だったら脱出成功、失敗は即死と見なす)
(伯爵VS京也VSベナレス)
>73 伯爵
「ああ、お前も基本的には自分の力で戦ってると思ってたよ」
バックステップでからくも回避(間合いはさらに離れてしまう)
「おれの名は十六夜京也。
たった今、そしてその腐った性根を叩きなおすまでお前の敵だ。
あらためて覚悟しやがれ!」
>74 十六夜京也&アーカードVSドラキュラ・ヴラド・ツェペシュ&???
VSアーカード(LV40:D)VSベナレス VSアザゼル
(空間にかかった血を見て)
何だ、今のは? 何かがあるのか、あそこには?
(引きちぎろうとされるがままに、血が付着した空間へと走る)
(生えていた腕が両方引きちぎれるが、意に介さず)
……此処に何がある?
(片腕を引きちぎり、その空間に腕から流れる血を垂らす)
コレは、鏡か……?
>75・アザゼル
キキ…キキキィィィィ!!
(ばたばたともがくが、どんどんその勢いは弱くなっていく)
(やがてコウモリの姿が光に包まれ…そして?)
(成功・失敗ともに結果を続けて書くので少し待って欲しい)
>76 京也
ほう、口先だけは一人前だな。
広げた大風呂敷は見事、たたんでみせよ!!
(京也に無数の雷が降り注ぐ)
>78・アザゼル
光が収まった後には、若い西洋貴族が焼け焦げた姿で横たわっていた…
アルカード・戦闘不能
十六夜京也&アーカードVSドラキュラ・ヴラド・ツェペシュ&???
VSアーカード(LV40:D)VSベナレス VSアザゼル
>77
(引き抜いた腕を放り投げ、鏡に感心を向ける
アーカードの首筋に牙を突きたてようとする)
(トリップ判定:アーカード(LV40)の最初の文字が小文字以外なら成功)
(伯爵VS京也VSベナレス)
>79 伯爵
「おう、言われるまでもねえ!」
先ほどの氷のコウモリの死体のところまで戻り、
氷が解けた水たまりに阿修羅を突き刺し、大きく繰り上げる。
次の瞬間、水たまりからは大きな水柱が立ち上り、
空中で花火のように開く!
雷は避雷針に落ちたかのごとく、水に流れ地面へと導かれた。
「名付けて『念法昇り龍・散』!」
>82 京也
なかなか多彩な芸だな。
人間相手にこれは使うことはあるまいと思っていたが……
(マイクロブラックホールを生成)
重力の渦に飲まれて果てよ!
(トリップ判定、伯爵のトリップで判定 大文字A〜Cなら完全に飲み込まれ即死、D〜Zまでは巻き込まれ大ダメージ、
小文字なら回避成功、数字・記号なら回避>反撃成功)
>81 十六夜京也&アーカードVSドラキュラ・ヴラド・ツェペシュ&???
VSアーカード(LV40:D)VSベナレス VSアザゼル
(トリップ判定成功)
……ガッ!?
(牙を突き立てられた箇所を無理矢理引きちぎりながら距離を取る)
(ちぎられた場所からの出血が止まらない)
私から、血を吸おうとしただと……!
クハッ、クハハッ、クハハハッ、今まで生きていて初めての屈辱だ!
(ちぎられた腕が動き出し、ドッペルに向かって二挺拳銃の引き金を引く)
(アーカードがドッペルに向かって疾走)
どうやら、鏡が鍵のようだな?
>80
「………まず一人か。」
首をめぐらし辺りを確認する。
一番五月蝿いのは……>83に飛び掛る
腕だけを竜に戻し、鉤爪で胸を切り裂く
(伯爵VS京也VSベナレス)
>83 伯爵
「くぅ……っ!」
阿修羅を地面に突き立て、マイクロブラックホールの重力場に耐えきった。
そして、ブラックホールが消滅する刹那。
阿修羅を抜き放ち、自らの体を風にまかせ、伯爵に迫る。
「いぇぇりゃあぁぁーーー!!」
先ほどの姿を風に例えるならば、今の京也の姿は『光の矢』にも見えた。
(伯爵とのトリップ対決)
十六夜京也&アーカードVSドラキュラ・ヴラド・ツェペシュ&???
VSアーカード(LV40:D)VSベナレス VSアザゼル
>84
(疾走するアーカードに気を取られて、腕のほうには注意が向かない)
(銃に撃たれて左腕が吹っ飛ぶ)
(それも構わず、残った右腕で迫り来るアーカードを殴ろうとする)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・!!!
>85 アザゼル
何っ!?
(悪魔の両腕で迎撃するも間に合わない)
ぐうっ!?
(胸が切り裂かれる)
>86 京也
(p<J 体勢が崩れている所に、京也が一閃!)
ぐはっ……、や、やるな……
・
・
・
(背後の悪魔が消失)
……なまじ中途半端に強いと不幸だな。
もう、楽には死ねんぞ!
(巨大な悪魔に変身、足元から毒の泡が床を侵食していく)
>87 十六夜京也&アーカードVSドラキュラ・ヴラド・ツェペシュ&???
VSアーカード(LV40:D)VSベナレス VSアザゼル
(その右腕を掴み、振り回して鏡に激突させようとする)
私がどれほどの化物であるかを、この私に教えた事を誇りに消えろ!!
(トリップ判定)
十六夜京也&アーカードVSドラキュラ・ヴラド・ツェペシュ&???
VSアーカード(LV40:D)VSベナレス VSアザゼル
>89
(人外の怪力に振り回され、吹き飛ぶ)
>90 十六夜京也&アーカードVSドラキュラ・ヴラド・ツェペシュ&???
VSアーカード(LV40:D)VSベナレス VSアザゼル
(トリップ判定Y>d)
(ドッペルの体が鏡に激突し、派手な破砕音が響く)
十六夜京也&アーカードVSドラキュラ・ヴラド・ツェペシュ&???
VSアーカード(LV40:D)VSベナレス VSアザゼル
>91
(盛大な破砕音と共に、鏡が砕け散る)
(と、同時に、ドッペルゲンガーの体に、
鏡が割れたと同じように亀裂が入り、バラバラに砕ける)
(ドッペルゲンガーの破片は、怪しげな光を放つと、すぅ・・・っと虚空に消えていった)
ドッペルゲンガー(アーカード(LV40)) 消失
>92 十六夜京也&アーカードVSドラキュラ・ヴラド・ツェペシュ&???
VSアーカード(LV40:D)VSベナレス VSアザゼル
……フン、下らんトリックだが、それなりに楽しめたぞ。
さぁ、股ぐらいきり立たせて待っていろ伯爵!!
(伯爵のいる方へと走る)
(伯爵VS京也VSアザゼル)
>88 伯爵
(一難去ってってやつかよ……いや去ってねえか)
京也は阿修羅を垂直に構え、ゆっくりと丹田の『念』を身体に行き渡らせる。
輝く念が身体中に広がって行く。
(念法『白光歩(びゃっこうほ)』
だが、この魔界の毒の中じゃ一太刀分しか呼吸は持たねえかもな……)
追い詰められた京也。しかしその唇はわずかに微笑を浮かべているようにも見えた。
(いくぜ、相棒。あいつに目にものみせてやるぜ!)
>88
(レス順・伯爵・京也・アーカード・アザゼル)でOK?
>95
それでよい。
レスを返してくれ。
>88 VS伯爵VS京也VSアザゼル
待たせたな伯爵! さぁ殲争の時間だ!
(走りながら二挺拳銃乱射、弾切れの弾倉を排出、装弾開始)
>88伯爵VS京也VSアーカードVSアザゼル
身体中から炎を上げ飛び上がる。
炎は大きく膨れあがり、辺りを包み込む。
「俺の真の姿…見せてやるよ!!」
>94 京也
小賢しい!
(腹部の目からのレーザー光線)
>97 アーカード >98 アザゼル
見せてやろう、我が力を!
(不可視の強烈な衝撃波を放つ)
>99
(やばいっ!)
本調子であるならレーザーすらも切断する事ができる阿修羅だが、
毒への対抗の為に念をわずかに分散させている京也には、わずかな隙があった。
(トリップ判定:アルファベット大文字なら回避成功)
>99 VS伯爵VS京也VSアザゼル
(衝撃波をマトモに喰らい、血をまき散らしながら吹っ飛ぶ)
……ククッ、クククッ、ククククククク……。
(倒れたまま、腕を伯爵へと向けて引き金を引く)
(辺りにまき散らされた血が、蠢きながら伯爵へと向かう)
102 :
以上、自作自演でした。:01/12/29 05:28
>404
トリップ判定は左から三文字目じゃなかったっけ?
>99伯爵VS京也VSアーカードVSアザゼル
不可視の衝撃波がアザゼルの巨体を弾飛ばすが、距離が開いただけであまり関係無い。
「恒星の中心に匹敵する炎を喰らいやがれ!!」
14の顎が開き、その中に炎を為始める。
(次ターン発射予定)
>100 京也
(6、失敗、レーザー直撃)
ふん、死んだか……
(死んだかどうかは任意に)
>101 アーカード
(弾丸が右肩に直撃)
まだ、終わらぬか……
だが……
>103 アザゼル
ちっ、ならば、我も……
(メテオ発動、トリップで回避の有無を判定、各人、トリップ入力)
(隕石が異界空間内に降り注ぐ)
>104 伯爵
「が……ふっ」
レーザーの直撃を受け。大きく吹き飛ぶ京也。
身体に張り巡らしていた念のガードがあるとはいえ、
最終形態となった伯爵の力、そしてなによりその瘴気と毒とを体内に入れてしまった。
念の浄化も追い付かないほど大量に。
京也は吐血し、崩れ落ちた。
(すまねえな……さやかちゃん。どうやら病院にも行けそうにねえ……)
(十六夜京也 : 死亡)
>105 VS伯爵VSアザゼル
いよいよ勝負を賭けてきたか、伯爵!
(ギリギリまで二挺拳銃の引き金を引き続け、コウモリと化し回避を図る)
>104伯爵VS京也VSアーカードVSアザゼル
「隕石!?どうする……ええい、ままよ!!」
予定を変更し、天に向かい恒星の中心に匹敵する炎を吐く。
(どれだけ破壊したかは伯爵任せ)
>106 アーカード
(判定 回避成功)
ぬうっ!?
(拳銃での反撃を食らう。右腕が吹き飛ぶ。再生中)
>107 アザゼル
(判定 回避成功)
(炎により、隕石、全て消失)
少々、力を使いすぎたか。
だが、まだ終わりではない!
(アーカード、アザゼルの背後に空間転移して、空間を歪曲させながらのタックル!)
(トリップ判定、伯爵のトリップがA〜Fまでなら直撃(即死?)G〜Zなら大ダメージ、
小文字なら回避、数字なら回避>反撃)
>108 VS伯爵VSアザゼル
(トリップ判定結果、回避>反撃)
(タックルしてきた伯爵をコウモリと化し、回避)
(伯爵の後ろで元の姿に戻り、二挺拳銃を全弾倉撃ち切り、更に手刀を叩き込む)
王手詰み(チェックメイト)だ伯爵!
(蠢いていた血から、手が伸び、伯爵を取り込もうとする)
>108>109伯爵VSアーカードVSアザゼル
(トリップ判定結果、回避>反撃)
「只の末裔が調子に乗るな!!!!」
アーカードによって止められた伯爵に7本の首が襲いかかる。
両腕に両足に首に腹に腹の目玉に喰らいつき、引き裂き、噛み砕く。
そして…
14の口が一斉に………食い尽くす。
>109 >110
……ふっ、我が滅びるのか。
まあ、よい、わずかな間の滅びよ……
クク、お前達は素晴らしかったぞ……
又、会おう!
フハハハハハハ!!
(伯爵消滅、異界空間も消滅、後は廃墟となった悪魔城が残るのみ)
>111
(廃墟となった悪魔城の上でニヤリと笑う)
また復活しろ伯爵。
何度でも滅ぼしてやろう、ヘルシング機関の走狗としてな。
(空のアザゼルを見上げながら)
フン、血を流しすぎた……。
おまえを滅ぼすのはまた今度だ。
国教(プロテスタント)に弓引く悪魔(デーモン)よ。
(陰に沈み込んで悪魔城から消え去る)
エピローグ
静かだ…
とても静かだ…
最後に残った吸血鬼も消え、ここで動いている者は自分だけだった。
虫の鳴く声も
風の鳴る音もしない。
とても静かな朝だった
そう、無情にも朝日が廃墟となった悪魔城を照らし昇ってくる
「今日も……寝れなかったか…」
静かだった悪魔城に俺の虚しい呟きだけがが木霊する。
END
>113
廃墟と化した悪魔城。
その一角が不自然にうごめくと、猛烈な勢いで瓦礫が吹き飛ばされる。
「くっくっくっ。先ほどは随分楽しませてくれたが……
まさかこの程度でこの俺を倒したとは思ってはいまいな?
今度はこちらの番だ。さあ出て来い神祖とやら。」
ヒュゥゥゥゥ……
しかし周りにあるのは一面の瓦礫の山。
闇の者の気配どころか、生き物の気配すらない。
ヒュゥゥゥゥゥゥゥゥ……
風だけが 戦いの終わりを 告げていた
>30 ラルフ・グルトvsヴェドゴニア
「ここですな…」
気配を頼りに居場所の見当をつけ、しまっておいた銃を『出現』させる。
義腕の右手には短機関銃、そして生身の左手には散弾銃。
「鬼ごっこは終わりですかな!?」
二つの銃口から銃弾が吐き出される。
ドアを打ち砕き、狩人が現れた。
夜はまだ終らない。
>115 VSラルフ・グルト
鬼ごっこの代わりにサバイバルゲームになっただけだよっ!!
(念動力で辺りの机や椅子をラルフに飛ばしつつ、レイジングブル乱射)
(後ろ手に窓を叩き割って外へと退避)
闘争中割り込んで失礼じゃが、参戦の挨拶をさせてもらおう。
余の名はアスタローシェ・アスラン。オデッサ子爵にして、“真人類帝国”の直轄監察官を
務めておる。
今回は、皇帝陛下の勅命により参った。カテゴリは、Bということになろうか。
戦闘方法は、短生種(テラン、人間のことじゃ)のそれを遙かに上回る、身体能力を生かし
たものじゃな。
素手で熊をも引き裂く力、至近距離からの発砲を躱しうる速度、脳あるいは心臓を破壊され
ぬ限り死なぬし、火傷程度なら、数分もあれば治癒する。
また、特筆すべき能力として、「加速(ヘイスト)」がある。
全身の神経系を異常興奮させ、通常時の数十倍の反応速度を得ることができる。
ただし、神経に膨大な負担をかけるため、連続して使用できるのは1〜2分といったところか。
弱点も述べておかねばなるまいな。
我ら長生種(メトセラ)にとって、太陽光(というより、それに含まれる紫外線)は致命的
じゃ。3分も直射され続ければ、ロースト長生種のできあがりじゃ。
また、銀は我らの肉体を激しく損なう。銀によって傷つけられたときの耐久力は、人間並み
かそれ以下じゃろうな。
所持する武器は、“ゲイ・ボルグの槍(スリータ・ア・ゲイボーガ)”。先端から噴出する
高温高密度のプラズマジェットであらゆる物質を切断する、究極の白兵戦用攻性兵器じゃ。
プラズマジェットは、最大30メートル程度まで伸ばすことが可能じゃ。
名前こそ槍だが、実際の使い方は剣か鞭に近いな。
最後に言うておく。余のことを“吸血鬼”と呼ぶでない。短生種(テラン)共が身勝手に付
けた呼び名など、不愉快極まる。
以下はテンプレートじゃ。
名前 :アスタローシェ・アスラン
年齢 :女性に年齢を聞くなど、失礼とは思わぬか?
性別 :女
職業 :真人類帝国・直轄監察官
趣味 :たまには、茶でも飲みながらゆっくりしたいものじゃ。
恋人の有無 :無
好きな異性のタイプ :ノーコメントじゃ。
好きな食べ物 :“生命の水”(水に血液製剤を溶かした飲み物)
甘めのものが好みじゃ。
最近気になること :本編での余の出番は再びあるのかや?
一番苦手なもの :日光、銀
得意な技 :“加速(ヘイスト)”
一番の決めゼリフ :「相棒とは、命を預けられる者のことを呼ぶ言葉じゃ!」
「馬鹿者(ドビドーク)!」
将来の夢 :今は、直轄監察官として陛下に尽くすのみじゃ。
ここの住人として一言 :種種雑多な者達が集うこの場、陛下が興味を抱かれるのも当然であろうな。
ここの仲間たちに一言 :余のことを“吸血鬼”と呼ぶな。
ここの名無しに一言 :新参者ゆえ、至らぬ点もあるかと思うが、よろしく頼む。
レス纏め
第一章『乱戦』
十六夜京也&アーカードVSドラキュラ・ヴラド・ツェペシュ&???
VSアーカード(LV40:D)VSベナレス VSアザゼル
>35>37>39>41>42>43>44>46>47>48>49>50>51
>53>54>55>56>57>58>59>60>61>63>65 (注訳:>62>64)
第二章『分裂』
伯爵vs京也
>68>71>73>76>79>82>83>86>88……
???vsアザゼル
>66>69>72>75>78>80>85>88……
アーカードvsアーカード(ドッペルゲンガーLv40)
>67>70>74>77>81>84>87>89>90>91>92>93>97……
終章『決着』
>88>94>97>98>99>100>101>103>104>105>106
>107>108>109>110>111>112>113>114 (注訳:>95>96>102)
すまない、遅くなったな。
一応、こんな形にまとめて見たが見難かったら言ってくれ。
それと、十六夜京也、アーカード、伯爵、アルカード、ドッペル、ベナレス
なかなか楽しいダンスだったぜ、有り難う。
また踊ってくれると嬉しい…
……闘争の感想がずいぶんとたまっちまってるな。
これは後で纏めて返すとして。
とりあえず前スレ>946の質問の答え。
>孤独ですか。
特に孤独だと思ったことはない。
そう感じてないだけかもしれんがね。
まあ、最近シモンズ監督官やらがよく家に来るしな。
>孤独と感じたらどうしますか。
別に、いつも通りだと思うよ。食って寝て……それだけだな。
まあ、実際にはそうなってみないとわからんが。
>120
誤爆すまん。
上は俺だ。
前スレ942-944から:VS美夕&初音
「あなたの唇、本当に柔らかいですわね」
柔らかな笑みを浮かべ、カミーラは言う。
「・・・私を誘惑でもしようというのか?間に合っている。他を当たれ。
・・・いや、確かに再生力は上がったようだな。礼は言っておく」
未だ痛みこそ残っているが、先ほどよりは軽い。
これなら接近戦も何とかなるだろう。
「さて・・・問題はこれから、だな」
アセルスは校庭からやってくる初音と美夕を見据えた。
「彼女達の事ですから、まだ何か陰険な策の一つや二つ、
弄してるかもしれませんわね」
「だろうな。
だが、受けた借りは返さねばな。
カミーラ、あなたのと・・・そして」
アセルスは、飛んできた美夕の炎を幻魔で薙ぎ払い、かわす。
「そこの蜘蛛女に監視者!貴様らから受けた分を!
・・・この私に手傷を負わせた罪、思い知らせてくれる」
アセルスは幻魔を構え、同じく身構えるラヴァと対峙した。
この頃、イギリスで時代遅れの犯罪が流行していた。
背中から、あるいは正面から、真っ二つに人を「斬る」
つまりは、辻斬りである。
犯人は人間離れした力の持ち主の仕業らしく、いずれの
死体も倣岸と切断され、押し潰され、人間であるという原型すら
留めていないものも多かった。
――ならば、人以外の何かの仕業だろう。
王立国教騎士団は、動き出した。
「びっぐべん」などと呼ばれる建物の頂上で、
時が経つのも忘れて、月を見上げる。
おお、おお、いい月だ、いい月だ。
こんな月が明るい晩は、思う存分狂うが利口。
俺は躯の疼きを抑えるために、地上に降り立とうとして――
「びっぐべん」の下に人がいることに気付いた。
なんと、不幸な奴。
俺は舌なめずりして、下の――紅のコートの男を見た。
さあて、今日はどんな風に叩き斬ってくれようか――!
その館がいつからその森の中にあるかは不明である。
ただ、ひとつ確実なのはその館に踏み入った者は誰1人として、帰ってきた者はいないという事実のみ。
いつしか、その館は『刻命館』と呼ばれるようになった……
この館の主は某国の王子だった。
が、陰謀により失脚し、更には婚約者の姫まで殺され、今ではこの館の主として、
人に血肉を喰らう化け物に成り下がった……
そして、今夜もこの館に足を踏み入れる者がいた……
(戦闘開始!)
>124 「刻命館」
……ここ、か。
まったく、化け物退治は専門じゃないってのに。
それにしても、妙な気配だ。まあ、ここでぐだぐだ言っててもしょうがないんだがな。
……さて、と。行くとするかね。
そういってレイオットは、ゆっくりと扉を開け、建物の中に足を踏み入れた。
(館主室)
「くく、今夜も又、獲物が一人……」
館主はそうつぶやくと、エントランスの罠を発動させた。
館主は剣技も魔術も使えない。
だが、この館内部では自在に凶悪のトラップを行使できるのだ。
・
・
・
エントランスの階段の側の大理石の柱が突然レイオットに向かって、倒れ掛かる!
(レイオット HP20 倒れる柱の威力 4)
>123 VS荒木又右衛門
化物には、化物にしか分からない匂いを発する事がある。
それが強い匂いであるほど、血が沸き立つというモノだ。
今回のソレは、どちらかというと死臭という方が正しいような気もするが。
その匂いにつられてビッグベンへとやってきた。
標的は、既に何処にいるか気付いている。
綺麗な月を見上げるついでに、声を掛けてやった。
「いい夜だな、化物」
懐からジャッカルと454カスール改造銃を抜き、血に飢えた笑みを浮かべる。
上にいる奴も似たような顔をしているはずだ。
「来い」
ギルス対ウピエル
>45
スクリーミングバンシーに組み込まれた突撃銃AUGの口径は5.56mm、口径こそ小さいが
高速で射出される弾丸の貫通力には定評がある。だが、今夜選んだ弾丸は対人用の軟頭(ソフトノーズ)弾。
命中すれば体内でひしゃげて傷口を広げる為、殺傷力は高い。その上、弾頭の先端が陥没しているホロウ・ポイント弾仕様だ。
まさに肉を引き裂くためだけの弾丸といって良い、「人間狩り」の為の残虐極まるシロモノだ。
が、その反面、貫通力には劣る。そう、今夜のような相手の場合、致命的なまでに。
「ガアァアァァァァッ!!」
即座に左腕で鉤爪をさばく。が・・・
予想以上の怪力!更に、体重(ウェイト)も向こうが上!
左腕に深深と鉤爪が突き刺さる。
「手前ェェェェェ!!!」
痛みと怒りで頭が真っ白になる。
突き刺さった鉤爪が腕を裂くのも気にせず、力任せに昆虫人間の胸を蹴り跳びあがった。
左腕は半ば千切れかけている。
だが、吸血鬼にとってこの位の傷はなんでも無い。少しの間、戦闘力が削がれるだけだ。
不本意だが、少し時間稼ぎをするか・・・
「何にせよ・・・戦い(ステージ)はこれからだ!」
>126 「刻命館」
「な――!」
いきなり、柱が崩れ落ちてくる。
「くそったれ! いきなりかよ!」
反射的に、床を転がるように回避行動!
(レイオット HP20 倒れる柱の威力 4)
(拘束度 13/13)
>127 VSアーカード
「キキキッ、そうか、彼奴がこの国の“お庭番”という訳か」
こちらに鉄砲を構えた男がいる。
こんな場所に立つ俺を恐れもしない。
俺は背中の刀、来伊賀守金道を引き抜いて、びっぐべん
の屋根から一気に飛びかかった――!
「ヒャーーーーーーハハハハハ!」
>129
(館主室)
「ふふ、かわしたか……」
館主は楽しげに笑った。
男が階段を登り、ドアを開け、卑鉱石の廊下へと入ったようだ。
「これなら、どうだ?」
館主は廊下の罠を発動させる。
・
・
・
(卑鉱石の廊下)
廊下を歩くレイオットに突如、壁から無数の鋼鉄の槍が次々と不規則に飛び出してきた!
>130 VS荒木又右衛門
「ははっ、なかなか命知らずな男だな!」
哄笑を上げながら、降ってくる男に向かって二挺拳銃の引き金を引いた。
どうせ、見掛け通りの人間ではないのだろう。
まずは小手調べというところだ。
化物の持つ剣――日本刀という代物か――が、アーカードの放つ弾丸が、
月明かりを反射しながらお互いの敵を排除しようと交錯する。
>131 「刻命館」
「…………」
卑鉱石の廊下。とりあえず、なにもない。
が。
「……匂う、な」
つぶやいて、スタッフ操作。無音詠唱。
スタッフを構えながら、慎重に廊下を進んでいく。
と、今度は壁から無数の鋼鉄製の槍が飛び出してくる!
「イグジスト――!」
ブラスト、発動……
(回避成功なら、槍を爆炎が吹き飛ばす!)
(レイオット HP20 倒れる柱の威力 4)
(拘束度 13/13)
すまん、>133は罠がそのままだ。修正する。
>131 「刻命館」
「…………」
卑鉱石の廊下。とりあえず、なにもない。
が。
「……匂う、な」
つぶやいて、スタッフ操作。無音詠唱。
スタッフを構えながら、慎重に廊下を進んでいく。
と、今度は壁から無数の鋼鉄製の槍が飛び出してくる!
「イグジスト――!」
ブラスト、発動……
(回避成功なら、槍を爆炎が吹き飛ばす!)
(レイオット HP20 鋼鉄の飛び出す槍多数(3) )
(拘束度 13/13)
>132
おお、撃ちおった。
身を翻して避けようと思ったが――面倒臭くなった。
一発はこのまま突っ込めばかするだけだろう。
だが、もう一発は……。
バスン、と派手な音がして、俺の腹に大きな孔が空いた。
だが、俺には孔が空いていようがいまいが、大した違いはない。
地面に降り立って、微笑を浮かべた紅のコートの男を見る。
「俺は、荒木又右衛門という。――貴様の名は?」
「特務機関王立国教騎士団アーカード。
お前達みたいなゴミの処理専門係だ」
「ヒヒヒッ、それで、お前の攻撃はそれでおしまいか?」
ずるり、と空いた腹から俺の腸が零れ落ちる。
「ケィッ!」
腸が、蠢く。それはやがて触手のように伸び、
アーカードを襲いだした――!
>122
アセルス&カミーラvs初音&美夕
「そこの蜘蛛女に監視者!貴様らから受けた分を!
・・・この私に手傷を負わせた罪、思い知らせてくれる」
見たところアセルスはかなり回復している。
どうやら、あのキスは生命力を分け与えるためのものだったらしい。
ならば尚更、罠の完成を急がなければ・・・・・・
初音は戦闘には加わらず、仕掛けを優先させる。
だが、電流の流れは思ったよりも複雑だ。あとしばらくは時間がかかる。
(もう少し・・・・だからあとしばらく持ちこたえて、美夕)
初音はいつの間にか美夕に頼っている自分に気がつき
頭を振って、心の中でそれを否定する。
(何、考えてるの・・・彼女もかなこを狙ってるのよ・・・でも・・・・・)
>134
(館主室)
「あれもかわすか……、ふん」
槍は爆炎ですべてふきとばされた。
廊下から、倉庫まで進んできた男に対して、倉庫の罠を発動させる。
・
・
・
(倉庫)
(倉庫に入ったレイオットの足元にベアトラップが出現!
また、レイオットの横の壁が飛び出し、レイオットを弾き飛ばそうとする。
又、倉庫の中央の樽の山から火薬の匂いが……)
(罠 ベアトラップ(1) プレスウォール(2) 火薬ダル爆発(4) )
(命中判定、ダメージ描写はそちらでやってくれ。
レイオットのトリップMはベアトラップに対応、プレスウォールはKに対応、樽はAに対応している。
この書き込みのトリップと照らし合わせて判定してくれ)
>137 「刻命館」
「なっ――!」
いきなり発動したベアトラップに、見事に足を挟まれる。モールドに阻まれて肉体への影響はない。
だが、動けない……!
次の瞬間、動けないこちらに追い打ちをかけるように、壁がこちらへと迫ってくる!
「ぐっ!!」
やはりモールドに阻まれて潰れることはなかったが、少なからず、ダメージを受ける。
そして――
「火薬……!」
かろうじて握りしめていたスタッフを操作。呪文書式変更。無音詠唱。
「……イグジストッ!」
<デフィレイド>発動。瞬間、火薬樽が爆発! だが、空間に走った波紋が爆発を受けとめる。
「はあ……」
安堵のため息をついた。
(レイオット HP17 )
(拘束度 11/13)
ギルス対ウピエル
>128
「アアアアアア!」
ギルスクロウが男の左腕を引き裂く。しかし、男の左腕はみるみる再生していく。
(…なんだよコイツ!)
男の力任せの前蹴りで距離を空けられてしまい、ギルスは低く身構える。
(何をするつもりだ?!)
>139
(館主室)
「ふむ、致命傷は避けたか……」
男は倉庫を抜け、居間へと踏み込んだようだ。
明らかにミスマッチな彫刻がおいてある以外は何の変哲のない居間だが……
「……その彫像が罠なのだがな」
・
・
・
・
(居間)
彫像が音も無く動き始める。
レイオットの背後から、力任せに殴りかかる!
(ゴーレム(3))
>122>136
「……あれくらい元気になっていただかなければ、生気を分け与えた意味がありませんわ。
それにしても、凛々しいですわね」
かなり力を回復したらしいアセルスをカミーラは微笑を浮かべて見守る。
「さて」
カミーラは飛んだ。初音の術の影響で校庭に倒れ伏している女生徒のうち、ある程度の
水準以上の顔の者の首筋に噛み付いては血を吸いとっていく。
「さすがに、昼間行動して、しかも生気を分けると喉が渇きますわ」
口元についた血をぬぐい取るとカミーラは呟いた。
「さて、これからどうしたものか。わたくしはアシストに回ったほうがよさそうですわね」
カミーラはAK74を取り出した。美夕に向かって突撃する。
>140 「刻命館」
「……ここは――居間、か?」
つぶやく。なにやらこの場に似合わない妙な彫像がおいてあるが、それ以外は特に見るべきものもない。
「――――」
周囲を気にしつつ、慎重に進んでいく。
と、背後から。
「!!」
彫像が、こちらに殴りかかっている!
「なんだと――!?」
身を床に投げ出すように回避行動!
(レイオット HP17 )
(拘束度 11/13)
ストライダー飛竜(M)VS量産型セリオ
〜導入〜
雪に覆われた森林地帯。
その中にある一番高い木の上に、赤いマフラーで口元を覆った、黒装束の彼は立っていた。
黒装束の左胸には『飛』の一文字。
ーー指令ーー
来栖川の量産型セリオ、個体識別名「リオ」との模擬戦。
彼女のポテンシャルを最大限引き出す事。
左腕に巻かれた携帯端末で指令内容を確認。
「任務了解」
待機すること数秒。肉眼にて目標を確認。
「目標確認。作戦行動に移る」
手にしたサイファーが光を帯びる。
(戦闘開始)
由美江は怒っていた。
ハインケルは怒っていた。
そして、課長も怒っていた。
「あの腐れ異教徒共をぶち殺してやっと休暇が取れたのに、なんでナポリから呼び戻され
なくちゃいけないのよ。これもあんたが不甲斐ないからよ」
「やかましいわね。由美江、あんた、わたしの知らない間にちゃっかり休暇とってるんじゃないわよ。
休暇取り消されんのも、あんたの日ごろの行いの報いよ、報い」
「……ええい、やかましい。静かにせんかお前ら。仕事だ仕事だし・ご・と・だ。神の代理人に
休暇なんて優雅なもの存在するか」
課長は、二人の女性の視線にたじろいだ。背教者たちの前に、自分を狩り始めかねないような
目をしていたからだ。殺意を込めた視線を感じながら、せき払いする。それで、ようやく
気持ちが落ち着いた。
「ミラノ大司教から依頼だ。修道院の尼さんをかどわかす阿呆が出て対処に困っている
らしい。ひそかに処分してくれ、とのことだ」
「……はぁ〜?」
一瞬の間の後、マシンガンが火を噴いた。
「なんでそんな軟派な糞野郎に13課がわざわざかかわるんですか。そんなの警察にでも任せて
おけばいいでしょう」
「そうよ、わたしの休暇返してよ。ナポリの青い空がわたしを呼んでるってのに、なんでミラノくん
だりまで出向いてそんなやつの相手をしなくちゃいけないんです?」
「だから、要請が来たといってるだろうが。ぐだぐだ言ってないで命令には従わんか。それに、
警察はもう動いてるんだ。で、警察は役に立たんことがわかった」
「たかだか、変態野郎一人も捕まえられないくらい警察は無能なんですか。まずそいつら
血祭りに上げてやりましょうか。休暇の恨み……」
「それがだな、どうもそいつは人間ではないらしいんだな、これが」
「はぁ?」
「おれは堕天使だ、と誘惑した修道女に吹いているらしい。警察も、捕まえようとしたところ怪異現象に
襲われてどうしても捕まえられなかったそうだ」
「……で、わたしらに鉢が回ってきたと」
「そうだ。まあ、低級な悪魔だと思うが念のためだ。3課から聖遺物の釘を溶かし込んだ拳銃弾と刀を
借りてきた。持っていけ」
課長は拳銃弾を三発と、日本刀を机に投げ出した。 拳銃弾を受け取ったハインケルが、
不満そうに呟く。
「たったの三発ですか」
「あのな、聖遺物がどれくらい貴重なものかわかってるか。これでも大盤振る舞いだ。しばらく3課
には頭があがらん」
「その阿呆を殲滅すればいいんですね」
由美江が日本刀を受け取りながら言う。
「ああ、命令はいつも通り。血の一滴もあまさず殲滅せよ。とりあえず傷つけただけでも、たいていの
化物には致命的だからな、そいつは」
課長室から出て行こうとするハインケルと由美江に課長が声をかけた。
「あ、そうそう。囮作戦取るとミラノ大司教には言ってあるから、帰りに修道女の服受け取っていけ。
それから、間違っても誘惑されて唇奪われるなよ。お前らは神の花嫁なんだからな」
「そんな間抜けなこと、するわけないでしょ」
振り返りもせず、ハインケルが言った。
vsカミーラ&アセルス
>122>136>141
(SIDE:ラヴァ)
ラヴァは、爪を長く伸ばすと、剣を構えるアセルスとの間をじりじりと詰める。
アセルスが妖魔の君なら、ラヴァもまたかつては西洋神魔の名だたる戦士。
互いの力量はよく分かっているだけに、不用意には斬り込めない。
緊張した空気が張り詰める。
(SIDE:美夕)
身動きの取れない女生徒の生き血を啜るカミーラの姿を、美夕は激しい嫌悪の目で見つめる。
「なんて・・・あさましいのかしらっ!」
カミーラの自動小銃と美夕の炎が同時に放たれる。
ヴァンパイアとはいえ肉体的にはさしたる強度を持たない美夕にとって、直撃は致命傷だ。
空を走るようなアクロバチックな身のこなしでかろうじて凌ぎながら、炎を矢継ぎ早に放つ。
美夕の炎もまた、カミーラにとっては触れるだけで尋常ではないダメージとなる。
転がるようにかわしながら自動小銃を三点バーストで撃ち続ける。
戦いは完全に膠着していた。
ギルス対ウピエル
>128 の続き
「やってくれたじゃねぇか!虫ケラの分際でェェ!」
千切れかけた腕から血を流しながら、一気に30m近い距離を跳躍する。
こちらを追いかけてくる昆虫人間の姿を視界に捉えた瞬間。
おもむろに、無造作なバースト射撃を三斉射。傍目からは乱射したようにしか見えない銃撃は、
吸い込まれるように、ヤツの全身の甲殻の継ぎ目に飛び込んでゆく・・・
>142
(館主室)
「少し、遅かったようだな」
(ゴーレムの攻撃がレイオットにヒット。吹き飛ばされ、壁にたたきつけられる)
「ほう……。やはり、魔術師の類か……」
ゴーレムが爆炎で吹き飛ばされたのを見て、そう呟く。
「次でまず終わりだろうな……」
(レイオットが拷問室に入ったのをみて)
「さあ、素晴らしい断末魔の悲鳴を聞かせてくれ!」
・
・
・
・
(拷問室)
(鉄の処女やギロチン、抱かせ石など様々な拷問器具が所狭しと並んでいる)
(突如、壁から魔人の手が出現、レイオットを殴り飛ばそうとする!レイオットの背後には電気椅子が!)
(罠 イビルハンド(3)、電気椅子(5))
(イビルハンドが不発なら、電気椅子が命中判定で命中しても、不発となる)
(イビルハンドが命中、電気椅子回避はありうる)
(説明不足ですまない。命中判定、ダメージ描写、常にそちらがおこなってくれ)
(レイオットのイビルハンドに対するトリップはK、電気椅子は9だ)
(この書き込みに対応させて判定してくれ)
(レイオット HP14 )
(拘束度 10/13)
俺の武装等についての解説をしよう。
『サイファー』
トンファーのような形状の光剣だ。
刃の部分がプラズマ粒子で形成されている。
大抵のものは一刀の元に斬り伏せる。
『鎌』
小型の鎌だ。これを使ってあらゆる所に捕まることができる。
『体術』
特殊訓練によって、人間の持つ能力を遥かに上回っている。
何もない空中で更に跳躍する(=二段ジャンプ)ことも可能だ。
基本的に『マーヴルVSカプコン2』登場時のものを参考にしている。
『ストライダー飛竜2』の時のブーストはない。
ギルス対ウピエル
>146
距離を取った男は、さらに射撃を繰り返す。効くか、とばかりに突進するギルスだが、銃弾は
ギルスの生体装甲の継ぎ目だけを正確に捉えていた。
腹部、脇、肘、膝。急所ばかりを撃ち抜かれ、ギルスの体から体液が噴き出す。
「グアアアッ!アッ、アアアアアアアァァァア!!」
がくりと膝をつくギルスだが、その肉体は瞬時に修復を始める。
「オォォォォォォォォン!!」
ギルスは一声高く吼えると、額の第三の目が光を放つ。と、エンジン音が響く。
遠くから走ってきたのは愛用のマシーン・ギルスレイダーだ。
「ウアアアアアアア!!」
絶叫と共に跳躍すると、ギルスレイダーに飛び乗る。右腕から生体鞭・ギルスフィーラーが伸び
る。ギルスは、それを風車のように振り回しながらウピエルに突進した。
>147 「刻命館」
「……拷問室か。悪趣味だな、まったく」
呻く。瞬間、壁から現れた碗が、こちらを思い切り殴りつける!
「がっ!?」
いきなりの衝撃にバランスを崩し、そのまま、背後の椅子に座り込んだ。
瞬間。
椅子に、高圧の電流が流される!
「――っっっっっっっ!?」
言葉を発することが出来ない。
だが、渾身の力で、レイオットは自らを電気椅子から引きはがした。
「――は――はーっ……!」
意識をもうろうとさせて、しばしそこに座り込む――
(レイオット HP7 )
(拘束度 10/13)
>136>141>145VS美夕&初音
(くっ・・・さすが、噂に聞くだけのことはあるな。
なかなか隙を見せない・・・)
幻魔を構えたまま、適度に間合いを取る。
自動小銃の撃発音が聞こえる。
カミーラはどうやら美夕を相手にしているようだ。
初音は・・・
(・・・初音!?そういえば、奴はどうした!?)
視界の隅に、初音がなにやら作業をしているのが見えた。
(もしや、罠?・・・はっ!)
気づいたときには、隙を見て取ったラヴァの爪が襲い掛かってきた。
「ちぃっ!!」かろうじて剣で受け止めるが、態勢を崩してしまう。
だがそんなことはお構い無しに、アセルスは叫んだ。
「カミーラ、罠だ!初音に気をつけろ!!」
>150
(館主室)
(消耗したレイオットが館主室のドアを開ける)
「まさか、ここまで来るとはな……。ここに来たのはお前で5人目だ。ほめてやるぞ。
だが、まだ最後のトラップがある。私を仕留めたいなら、それをかわすことだな!」
(床に描かれた魔方陣から、黒いドレスに身を包んだ女性が現れる)
「フィアナ……、いやサタンプリンセスよ、こいつを始末しろ!」
(サタンプリンセスは両手から3連続で紫色の光球を放つ!)
(光球1発あたりの威力3、光球1発目はレイオットのトリップ2に対応、
2発目はXに対応、3発目はaに対応。この書き込みのトリップに対応して、
命中判定、ダメージ判定をすること)
>143量産型セリオvsストライダー飛竜
サテライトを経由し来栖川重工・戦技研からデータが送られて来ました。
データ内容は模擬戦。
相手は飛竜と呼ばれる人間。
今回は特別に人間に対してリミッターカットの使用許可が出ています。
早速現れた黒装束の男に対し一礼する。
「では、よろしくお願いします」
―――戦闘データDL・・・技能名:拳法・・・モデル:黄飛鴻―――
既にピックアップしていた情報の中から戦闘技能をDLし
新雪に埋まった足を引き抜き、身体を斜めにし腰を落とす。
「いつでも、宜しいですよ・・・」
ギルス対ウピエル
>149
大概の生物相手なら、腕や脚は軽くねじ切るホロウ・ポイント弾も、
ヤツの強靭な皮膚に阻まれその威力を発揮できない。更には、ヤツも吸血鬼並の再生力がある。
こんな銃撃は効いていないも同然だ。
「ヒャァッハハハハハァァァァハァァァァ!スゲェな!手前ェ吸血鬼以上の化け物じゃねぇか?」
こちらの左腕ももう殆どくっついてる。再生なら吸血鬼の十八番だ。虫ケラには負けねぇ。
そして、再生する相手との戦いも、吸血鬼はよく知っているのだ。
あの程度の銃撃ではダメージは与えられない。だが、皮膚を貫けないわけではない。
ならば・・・
スクリーミングバンシーをフルオートに。残り17発の弾丸の8発を右腕、9発を左腕、
全て同じポイントに着弾させる!
「オレのフルオート射撃は斉射でも乱射でもねぇ。毎秒10発の・・・狙撃だ!」
>141>145>151
アセルス&カミーラvs初音&美夕
(感づかれわね・・・・・・けれど・・・・もう手遅れよ!!)
初音は間一髪で完成させた罠を発動させる。
糸を伝い、高圧電流がプールのアセルスへと走る。
さらに、初音は反撃に備え、自分の周囲に無数の糸屑と繭をばら撒き
弾幕を作る。
(例の糸は本来まだ未完成・・・・多用はできない、これで今はごまかす以外手は無いわ)
>153 ストライダー飛竜(M)VS量産型セリオ
目の前に現れた相手に対し、氷のような視線を向ける。
「・・・」
挨拶替わりに、サイファーを一閃。
「ハァッ!」
当たるか当たらないか程度の、牽制。
>152 「刻命館」
光球が迫る。回避行動――!
「く――――!」
体力が消耗しているため、身体が十全に動かない。魔法を発津させる時間もない。
よって、一発目は直撃。
「がっ――!」
着弾の衝撃で、ぐらり、と体勢を崩す。と、そこを二発目が静かに通り過ぎていった。
三発目。
床に膝をついているため、回避は不可能。スタッフ操作。無音詠唱。
「イグジ――」
だが、間に合わない。
これも、直撃!
「ぐ、う……」
だが。ぎりぎりで意識は保っている。
レイオットは消えかけている意識の中で、スタッフ操作。呪文書式変更。
「……消えろ、くそったれ……!」
無音詠唱。
「<ディスポーズ>――イグジスト……!」
不可視の網目状の刃が、サタンプリンセスに襲いかかる――!
(レイオット HP1 )
(拘束度 8/13)
ギルス対ウピエル
>154
右手でギルスフィーラーを回転させながら突進するギルス。
そのギルスを襲う、正確無比な両腕への連射。数発はフィーラーに命中し引きちぎるが、残りは
両肘を貫く。そして、左の下腕がちぎれ飛ぶ。
「ウアアアアアアアアアアァァァァァ!!」
痛みに絶叫しながらも、ギルスは男にマシーンを叩きつけ、空中高く跳躍した。
「ウァオオオオオン!!」
鋭い足刀が男を捉える。ひるんだところに蹴り、蹴り、蹴り。
最後の蹴りが男の首筋を打ち抜き、男は吹き飛ばされる。
「ガアアアアッ、アアアァァァァァァーッ!!」
>141>145>151
アセルス&カミーラvs初音&美夕
「あさましい、ね。吸血鬼の本質を知らない下賎なものはこれだから……」
マガジンを交換しながらカミーラはつぶやく。
そのとき、アセルスの声が聞こえ、初音が罠を完成させるのをカミーラは目撃した。
「まったく、もう」
カミーラは素早く周囲を見まわすと学校に電力を供給している送電線を発見し、グレ
ネードの一連射を叩き込んで電柱をへし折り、送電を止める。しかし、その間にアセルス
はいくらかのダメージを受けたように思われたし、カミーラにも敵につけ込まれる隙を
作ることになった。
>159
>155もリファに追加して下さいまし。申し訳ありません。
>157でトリップの変更忘れた。
判定がまだあるならこっちで。
>144由美江&ハインケルVSアザゼル
「さて、今日の獲物は誰にしようか…」
俺はここ最近ミラノを根城にしていた。
と言うのも、ここには糞真面目な神の下僕が多く居るからだ。
そう言う、神を信じて真実から目を背ける馬鹿を堕落させて、本物の愛ってやつに
目覚めさせてやるのが、俺の使命って訳だ。
そんな理由で獲物を探し、街をぶらつく俺の目に若い二人連れの修道女が映った。
一人は黒縁眼鏡の東洋系。
もう一人は金髪のコーカソイドか…
俺は標的を彼女等に定め、声をかけた。
「お嬢さん、少し良いですか?
神の教えについて色々と聞かせてほしいのですが…
よかったら、そこらでお茶でも飲みながら聞かせてくれませんか?」
>157
(館主室)
「な、なんだとっ!」
(サタンプリンセスが不可視の網目状の刃にズタズタに引き裂かれ、消滅する)
「フィアナ、フィアナ!……折角、魔の力を使ってまで復活させたというのに……。貴様、殺してやる!」
(逆上して、腰の剣を抜いて、斬りかかってくる。館主に剣技の心得はないので、フォームは出鱈目)
>163 「刻命館」
……意識が途切れかけている。こんな状態で、これ以上魔法は使えない。
男が剣でこちらに斬りかかってくるが、モールドに阻まれてこちらにダメージを与えることは出来ない。
レイオットは腰のマウントからハードフレアを抜くと。
「……じゃあな」
男の頭部へ向けて、全弾――五発発射した。
>156 ストライダー飛竜(M)VS量産型セリオ
「攻撃軌道確認。予測。回避。」
サイファーでの攻撃を軽い上体運動だけでかわし
雪を掻き分けながらのすり足。
腰が雪に触れるほど落ち、体重を前に移動させ腹部に掌底
ただし、安全上の理由と次の回避運動の為に出力は弱く・・・
>165
食べ残してしまいました。
>164
(そのまま、頭を吹き飛ばされ、館主は倒れた)
(館主の死亡と同時に館に異変が……。地鳴りを立てて、崩れ始める)
vsカミーラ&アセルス
>151>155>159
(SIDE:ラヴァ)
「カミーラ、罠だ!」
アセルスの絶叫が響く。しかし、ラヴァはその隙を見逃すはずがなかった。
鋭い爪の斬撃がアセルスを切り裂く。一撃、ニ撃と連撃は続く。
吹き飛ばされたアセルスは、プールに転落する。水に妖魔の血の華が咲く。
(SIDE:美夕)
(ちぇっ、気づかれた!)
罠の存在に気付いたカミーラは、その根幹となる電力を遮断にグレネードを放つ。
「あら、よそ見・・・?!」
美夕はまがりなりにも百戦錬磨の狩人だ。間髪入れず、背後から火炎の渦をカミーラに
叩きつける。逃げる軌道を予測しての追撃の炎がカミーラを襲った。
>162 ハインケル&由美江VSアザゼル
掛かった、あまりに早い手応えに少々拍子抜けしそうになる心を叱咤しながら振り向いた。
「あら、あなたも神に仕える事をお望みなのかしら?」
ともすればひきつりそうな笑顔を、何とか無難に作り上げる。
「そうですねぇ、どうしますか、シスター由美江?」
……やばい、油断すると吹き出してしまう。平常心だ、平常心。
後は由美江に任せちまえ。
ギルス対ウピエル
>158
やつは腕を千切られながらも反撃してきた。バイクで加速をつけた飛び蹴り。
それに続く怒涛のような蹴りの連続。
耐えきれず、首筋に蹴りを食らい、吹っ飛ばされる。頚骨が逝ったようだ。
少しの間はまともに動けないだろう。
だが、吹っ飛ばされる瞬間、弾倉の交換は済ませてある。
頚骨を無理矢理嵌め込みながら、無理に起きあがる・・・
>167 「刻命館」
「……なんだ?」
多少ははっきりした意識で独りごちる。
揺れが酷くなるにつれて、館がだんだんと崩れ始めている!
「くそったれ――最悪だ!」
叫んで、ふらつく足を押さえながら、館の園に向けて駆け出す!
外に出た瞬間、轟音と共に、館は完全に崩れ落ちた。もうもうと粉塵が立ちこめる中で、しばし呆然として。
「……なんとか――生きてるな」
それだけを口にして、レイオットは静かに、意識を失った――――
the end
>165 ストライダー飛竜(M)VS量産型セリオ
掌底を受け、派手に吹き飛ぶ。
出力以上の吹き飛び方に、量産型セリオの表情が微妙なものとなっている。
派手に吹き飛んだ彼は、空中で態勢を整え、何事もなかったかのように着地する。
「・・・『浮身』、ですか・・・」
彼は答えない。ただ、氷のような視線を向けるのみ。
「・・・ふっ!」
彼の姿がゆらぎ、消えた。
(トリップ判定:このレスのトリップの1〜2文字目に大文字のA〜Fがあれば、気付かれずにリオの背後に出現。それ以外はリオの正面、隙だらけ)
>135 VS荒木又右衛門
「これはこれは! なかなかの化物ぶりではないか!」
内臓を武器にするとは、滅多にお目に掛かれないタイプだ。
銃で腸を吹き飛ばそうとするが、その変幻自在な動きを追い切れない。
四肢を狙って、触手が不気味に蠢きながら迫ってくる……!
>162>169
ハインケル&由美江VSアザゼル
ギリッ。嫌悪をあらわさぬよう歯を強く噛むと、できる限りの笑顔を作る。
「そうですわね、シスターハインケル。お茶は禁じられておりますから、
わたくしどもが神に仕えております修道院の教会で、お話いたしましょうか」
あそこなら多少暴れてももみ消せるからねえ。鈍いハインケルにもそれ
くらいのこと理解することは期待してもいいだろう。
ギルス対ウピエル
>170
男の首の骨が折れる感触が足に伝わる。しかし、男は首の骨を無理に繋ぐと、銃の弾倉を
交換しようとする。
(…ヤバいな!)
「ガァァァァァウ!!」
ギルスは、咄嗟に男の武器にむしゃぶりつき、食らいつく。外顎・クラッシャーが左右に
開き、銃身を噛み砕く。
「ガァァァァァァァァァァ、ウアアアアアアアアアアアッ!!!」
ギルスは、驚愕する男を蹴り飛ばし、空高く跳躍した。踵の棘が刃と化す。
見上げる男の額めがけ、必殺のヒールクロウが振り下ろされた。
(トリップ判定)
闘争の軌跡だ。
トリップ戦闘の新しい形を模索したつもりだが……
>124 >125 >126 >129 >131 >134 >137 >138 >140 >142
>147 >150 >152 >157 >163 >164 >167 >171
>172 ストライダー飛竜(M)VS量産型セリオ
「・・・・・・!」
消えた?
高速移動などと生易しい物ではありません。
彼は各周辺走査から完全に消えました。
しかし、次の瞬間。
わざわざ私の目の前に、彼は出現しました。
一体何がしたかったのでしょう?
しかしチャンスです。
私は渾身の力を込め空中に舞い上がりました。
「無影脚!!」
重力に逆らうように空中で蹴りの連撃
(ヒット回数はトリップ頭、×2 アルファベットは数字置き換え 例:A=1 J=10)
>175
俺は驚きながらもあきれていた。
まいったなぁ・・・こりゃ・・・
吸血鬼が噛みつかれるなんざ、洒落にもならねぇ。
しかも、こんな虫ケラに、だ。
だが、案の定ヤツはトドメをくれるために大技に出た。
スクリーミング・バンシーは銃身まで壊されちまったが、機関部は無事だ。
命中精度は期待できないが発砲は出来る。
チャンスは一瞬ヤツとの接触の瞬間!
お見舞いしてやるぜ!特性の5.56mm強装徹甲弾をなぁ!
「TO TO HELL!!」
(トリップ判定)
>155>159>168VS美夕&初音
プールの水が青く染まる。
(血・・・私の血・・・
この・・・私の・・・)
(滅して・・・やる!)
プールのそこから勢いをつけ、水面上空へ跳躍。
「貴様ぁぁぁぁっ!!」
剣を振り、ラヴァに向かって風刃を2発打ち出す。
>飛燕剣
そしてそのままプール脇へ着地すると、
ラヴァに向かって突進、斬撃を浴びせる!
>174 ハインケル&由美江VSアザゼル
修道院の教会で…か。
神の御前で堕とすのも効果的だな。
「よかった!
では、早速移動しましょう。
いや、貴女達が神の如く慈悲深い方達で良かった…」
俺は反吐が出そうな思いを完璧に隠し満面の笑みを浮かべて見せる。
これぐらい出来なければ堕天使は勤まらない。
>159>168>179
アセルス&カミーラvs初音&美夕
糸を伝って高圧電流がプールのアセルスへと走る
万が一避けられても、その時はこの糸自体で追撃をかけてやる。
だが、背後の爆発音と同時に電流がストップする。
「もう少しでしたのに・・・・・」
初音は糸を射出し、上空へと舞いあがる。
と、ラヴァに斬撃を仕掛けるアセルスと
美夕の炎に追い詰められるカミーラの姿が目に入る。
初音は空中で斬糸を編み上げて数本の槍を作り
アセルスの背中と、そしてカミーラの行く手を阻むように狙い投擲する。
ギルス対ウピエル
>178
(a>z、ギルスの勝ち)
男が弾倉を交換し終えた瞬間。男の額に踵の刃が深々と突き刺さった。
「ウァァァアアアアアア、ワァァァァァアアゥ!!」
残った右腕を広げ、胸を突き出してギルスは咆哮する。踵の刃から、生命エネルギーが
男の全身に流れ込み、負の生命力を破壊していく。
男は、内側から崩壊を始めていった。
「ゥゥゥゥゥゥゥゥ、ガァァァァァァァ!!」
ギルスはとどめ、とばかりに吼えると、男を蹴るように後ろ宙返りをして踵の刃を引き
抜いた。
>180 ハインケル&由美江VSアザゼル
教会に到着した。
「それではどうぞお入り下さい」
何とか、笑顔が引きつっていない自信はある。
「それで、あなたは神に仕える事について……」
しばらく、他愛のない話を続ける。
さぁ、尻尾を出しやがれ……!
168>179>181
アセルス&カミーラvs初音&美夕
「あら、わたくし絶体絶命?」
背後からの炎と正面から逃げ道を遮断するように迫る初音の糸。確かにカミーラは
追い詰められていた。
「後は任せますわ、アセルスさん」
カミーラは声をあげると、美夕の放った炎に飛び込んだ。炎が彼女のまとった衣装と
彼女の肉を焼く。それでも、彼女は美夕への跳躍をやめなかった。炎から飛び出した
カミーラが美夕に迫る。
ギルス対ウピエル
>178 の続き
真っ白になりそうなスリルと怒りと痛みでハイになりながら・・・その瞬間を待つ。
ヤツのカカトが眼前に迫った瞬間、俺の銃が殆ど暴発に近い状態で火を吹く。
この弾丸は、命中すればヤツの甲殻さえも確実に貫通する特別製だ。
ヤツの体に弾丸が命中したのを確認した瞬間。
俺の頭が、ヤツのカカトの刺に、貫かれ――――
>183
ハインケル&由美江VSアザゼル
まったくいちいち態度がキザなやつだ。こいつが課長の言っていたやつじゃなくても
狩りたくなってきたぞ。
「ところで、神の愛をあなたはお感じになりませんか。この世の全ての生きとし生け
るものを包み込む大きな愛を」
昔、神学校で習った台詞だった。異教徒が「全て」の例外だということを知ったのは、
13課に配属されてからだったが。
>177 ストライダー飛竜(M)VS量産型セリオ
量産型セリオの無数の連蹴が彼を襲う。
「・・・!」
不覚にも、その全てを受ける。が、重さはない。速いだけだ。
連蹴を放った量産型セリオが、見事な弧を描いて着地する。
「・・・良い攻撃だ。しかし、軽すぎる」
そう言うなり彼は身を屈め、量産型セリオに向けて、鋭くスライディング。
vsカミーラ&アセルス
>179>181>184
(SIDE:ラヴァ)
真空の刃がラヴァを切り裂く。致命傷こそ避けたものの、両腕をやられた。
途端に防戦一方になるが、怒りに燃えるアセルスの連撃を凌ぎ切れない。
『くっ、ここまでか!』
(SIDE:美夕)
ついに「炎」がカミーラを包む。魔であれば例外なく灼き尽くす業火。それでもカミーラは
突進を止めない。焼け爛れながらも美夕の頭を殴り砕こうとした瞬間、美夕の唇が言葉をつむぐ。
捨てたはずの名前。カミーラの体が硬直する。
「本名を以って、闇へ帰れ・・・・!!」
美夕の炎が、いちだんと激しさを増した。
ギルス対ウピエル
>182 >185 の続き
ウピエルに止めを刺して、ギルス、葦原涼は立ち去った。
内部から崩壊し、ゆっくり、確実に灰になって行く肉体・・・
だが・・・
一人の女が、現れる。
いや、少女と言った方が良いだろう。
だが、女と形容したくなるような、妖艶な肉体と、そして凄惨な雰囲気を持つ少女であった。
ウピエルの忠実な下僕たる女吸血鬼。名を、ストリクスという。
彼女は気絶している男を引きずってきた。
そして、ウピエルの前に跪き。男を引き裂いた。
吹き出す血に自らの血も混ぜ、ウピエルにささげる。
夜明け前、ストリクスは自らの主人を回収し、闇の中へと消える。
そして、夜があけ、隠しようも無い惨劇の痕だけが公園に残された・・・
END
ギルス対ウピエル
>13>14>16>17>18>19>21>22>23>25>29>32>33>34>36>38>40>45>128>139>146>149>154
>158>170>175>178>182>185>189
>186 ハインケル&由美江VSアザゼル
「ええ、そうです。
神の愛はこれほど深く、無限に広がっているのに…
何故か争いは絶えない…何故なのでしょうな。」
俺は教会に入りつつ、いつもの常等手段を使った
神に対し疑問と不安を呼び起こさせる。
そして、後は一気に畳み掛けるがけだ…
俺は思考操作を使い、二人の意識に神への不信を刷り込んだ。
(トリップ勝負。俺より上なら思考操作に気付いて良い。下なら神への不信感が広がる
俺より10以上下回ると、神への不信感から戦闘不能。)
>191 ハインケル&由美江VSアザゼル
「それも試練なのです……」
そう、それも神の試練……。
本当に?
何かが、おかしいような気がする。
何が?
袈裟斬り、斬り返し、横薙ぎ、逆風・・・
アセルスは猛烈な勢いで斬り続ける。
さしものラヴァも凌ぎきれない。
(ふふ・・・このまま、細切れにしてやる・・・!)
その時。
背中から、衝撃が貫いた。
「ぐ・・・あ、ああっ・・・」
(初音の・・・斬糸・・・)
手から、いや体から、力が抜けていくのがわかる。
自分が消えていくのが。
(ここで・・・こんなところで消えるのか・・・
・・・いや・・・)
「貴様らも・・・道連れにしてくれるわ!!」
アセルスは魔力のこもった巨大な幻影剣と化した幻魔を
めくらめっぽうに振り回した。
>幻魔相破
>187 ストライダー飛竜(M)VS量産型セリオ
無影脚の打撃が軽い事には理由が有ります。
実は私のマシンパワーは新たなデータのDLに使用されて居たからです。
今回、初めて行なう新しい形のDL。
そう、これは複数のデータを同時に使うためのテストだったのです。
―――戦闘データDL・・・技能名:プロレス・・・モデル:マサ・サイトー―――
スライディングを受け、倒れる頃にはDLは終了しています。
私はそのまま雪の上に転がり、彼の腕をとりました。
そして、そのままキーロックの体勢に持っていきます。
(トリップ勝負 私より大きければ逃げて下さい。10以上大きい場合は反撃可能)
>194 ストライダー飛竜(M)VS量産型セリオ
「!?」
量産型セリオは彼のスライディングを受け、転がった瞬間に腕を取った。
彼の腕に、キーロックが見事に極まる。
「くっ・・・!」
口元を覆った布の下から苦しげな呻きが洩れる。
この呪縛から、抜け出せるだろうか?
>184>188>193
アセルス&カミーラvs初音&美夕
カミーラは既に美夕の炎に呑まれた、ケアルや黒の姫君ですら葬った炎だ
女狐ごときには耐えられまい。
ならば、残りの1人に止めを刺そう、初音は人差し指の爪を伸ばし
アセルスの頭上めがけ急降下で斬りつける。
「妖魔の君!その首貰いうけるわ」
だが、アセルスの肉体から信じられないほどの妖気が溢れ出す
まだ・・これだけの力が・・・・
慌てて、初音は降下の軌道を変えようとするが、遅い。
断末魔の妖気を注ぎ込まれ巨大化したアセルスの剣が初音の左腕を切断する。
「ああああああっ」
空中でバランスを崩し、初音は地面へと激突した。
>195 ストライダー飛竜(M)VS量産型セリオ
見事にキーロックが極まりました。
「負けを認めて下さい。・・・そうしないと折りますよ・・・」
恐ろしい事を無表情で言い放つ。
(トリップ判定>195より私のトリップが小さければ脱出可能。)
>197 ストライダー飛竜(M)VS量産型セリオ
(トリップ判定:j>m:飛竜側敗北)
腕の骨がきしむ。このままだと間違いなく折れるだろう。
「・・・」
常人ならば、負けを認めるところだろう。
しかし、彼はプロだ。任務を果たさない訳には行かない。
彼は、迷わずに腕を一本差し出すことを選んだ。
ごきり
嫌な音が、辺りに響いた。
>198 ストライダー飛竜(M)VS量産型セリオ
ごきり
鈍く重たい音が辺りに響き、乾いた振動が私に伝わって来ました。
「!!??」
身体が勝手に反応し、彼から離れてしまいました・・・
変です。
あのまま、STFに持ち込めば97.565パーセントの確立で勝てた筈なのに・・・
これは・・・感情回路が負荷になっているのでしょうか・・・
(呆然と立っている)
>199 ストライダー飛竜(M)VS量産型セリオ
呆然と立ち尽くしている量産型セリオの背後に回り込み、残った片腕で構えたサイファーを彼女の首に突き付ける。
「・・・貴様はアマチュアか。戦いに感情を持ち込むな」
彼女がこの状態を甘んじて受け入れるようならば、首をかっ切るまでだ。
>200 ストライダー飛竜(M)VS量産型セリオ
「・・・貴様はアマチュアか。戦いに感情を持ち込むな」
彼が冷たく言い放ちます。
そうなのでしょうか・・・・
感情は不要・・・・?
感情は・・・・・
感情・・・
「感情回路停止・・・戦闘モード続行。」
私はダメージを無視し彼の持つサイファー掴む。
そのまま、掴んだ手を支点にてこの要領で奪いつつ彼の鼻面に肘を叩き込む。
今、私の目には迷いも、恐怖も、光すら無い。
>201 ストライダー飛竜VS量産型セリオ
彼の顔面に、量産型の肘が突き刺さった。
凄まじい衝撃に、身体が吹っ飛ばされる。
かろうじて着地し、彼女を見る。感情を遮断した、闘争者の目をしていた。
サイファーを携えた手が、顔面に触れる。先ほどの一撃で、鼻が折れたかも知れない。
氷のような彼の視線が、熱を帯びる。怒りではなく、歓びの熱気。
布に覆われた口元が、微かに歪んだ。
「疾っ!!」
気合いの言葉とともに、彼は弾丸のように飛び出し、森の中へと走る。
セリオの進路を阻む形になる様に、木々を切り倒しながら。
>202 ストライダー飛竜VS量産型セリオ
感情の無い、ただの戦闘機械となった私に迷いは無い。
彼が誘い込むまま、森の中での追跡劇。
彼が剥ぎ払い、倒れて来る木々をリミッターカットされた腕が
吊り下げ荷重1200sの力で受け止め、弾き進む。
「・・・・・最適行動考察・・・・行動開始」
私は彼を追いながら、足元の雪を両手で掴み握り固める。
握力550sで固められ氷の塊となった雪を彼めがけて投げつける。
>203 ストライダー飛竜(M)VS量産型セリオ
「ふっ!」
飛んで来た氷の塊をジャンプでかわす。
そこから更に近くの木に向かって更に跳躍。
木々を跳躍で渡り歩き、量産型を撹乱しつつ、彼女に近付く。
>204 ストライダー飛竜(M)VS量産型セリオ
彼が次々に木々を跳躍し私を撹乱させようとしている。
しかし、それは無駄だった。
サテライトからの監視がある限り、必ずしも目で追う必要は無いのだ。
「・・・震脚」
揚抑の無い声で言い、相撲のシコのような動作をとる。
凄まじい勢いで、私の周囲にあった雪が舞い上がり、
一人と一機の視界を閉ざす。
206 :
以上、自作自演でした。:01/12/30 12:08
やはり、昼間は書き込みがないな。(w
age
>206
…フッ、まあな…。
『吸血鬼』にとっては夜こそが活動期だ、しょうがあるまい。
キミのその行為には感謝しよう。
>205 ストライダー飛竜(M)VS量産型セリオ
彼女の震脚により舞い上がった雪が、彼の眼前を覆う。
しかし、現代まで残った忍者集団ともいえるストライダーズの一員である彼には、そんな目くらましなど大した意味は持たない。
「・・・甘い!」
行動直前の彼女の位置から、現在の彼女の位置を予測。
舞い上がった雪の壁を突き破り、彼女に体当り。
>(前スレ)934
ハインケル&ラグナロク、リロイVSダイ・アモン
(どこだ・・・どこだ・・どこだ・・・どこなんだ!?)
「彼女」の動きがまったく見えない。一歩も動いていないことになる。
すでに「罠」は放った。・・・だが「かからない」・
「そんな・・・。」
そのとき、空に発砲音が響いた。そして・・・地面に3つの「亀裂」
恐らく「不意打ち」のつもりだったのだろう。
だが、「外した」・・・この勝負、ダイ・アモンの「勝ち」だ。
「馬鹿が!!てめぇは「動いた」!!どこにいるかは知らねぇが、動いたんだ!!」
火炎招来、不滅なる燃焼よ、我が導きに・・・従え!!!「ダ・フォ−ラ(雷破火炎陣)」!!!
(ダイ・アモンの周りに小鳥サイズの「精霊」が多数出現)
ふははははははは!!!高熱をまとったこの精霊達はあなたを焼き尽くすまで追い続けるぞ!!
(灼熱の精霊がラグナロク目掛けて飛ぶ)
勝った!!勝ちましたよ!!・・・なに?
(ダイ・アモンの胸に大きな穴が開いていた。)
馬鹿な・・・どういうこと・・・だ?
(その場に崩れ落ちる。)
マリオネットするキャラを間違えました。
また間違えた・・・。
>116 ラルフ・グルトvsヴェドゴニア
「サバイバルゲームですか。なかなかふざけた事を言ってくれますな!」
椅子を蹴り飛ばし、机を短機関銃で粉々に砕きながら、男は教室の中を駆け抜ける。
破片が頬をかすめ血をにじみ出させるが、男は気にも止めていないようだ。
「貴方みたいな化物には、生きる権利など無いんですぞ?
それなのに『生き延びるためのゲーム』などとは、可笑過ぎて涙が出てきてしまいますな!」
飛来する銃弾をサイドステップでかわし、そう吐き捨てる。
「ここは人間の住む世界ですぞ?
寝言は地獄で言うんですな!」
散弾銃を消し去りつつ、短機関銃を一連射。
銃弾の雨が殲鬼を襲う。
>208 ストライダー飛竜(M)VS量産型セリオ
舞い上がった雪の向こうに、彼の姿、熱、赤外線がはっきりと見える。
視界を奪われた事を全く意に介さないような動き・・・
そして、彼の突進。
「・・・甘い!」
彼の台詞を無視する。
私に感情があれば「貴方が・・・!」と返した所だろうが、
今の私は無駄口を叩く代わりに行動で返す。
予想通り突進して来た彼と共に、半ば雪に埋もれるように倒れこむ。
私は彼の背に取り付き、肩から首、そして足を同時に極めようと動いた・・・
(トリップ勝負・10以上差がある場合はクリティカル或はファンブル)
>212 VSラルフ・グルト
てめぇがどう思おうと勝手だがなぁ、俺は好きでバケモノになったんじゃねぇ!
(銃弾を、後転で窓の外へと脱出してかわす)
(窓枠から顔を出して射撃)
俺は必ず人間に戻ってみせる!
だから、その為にも殺されてやるワケにはいかねぇんだよ!!
(窓枠に隠れながら疾走し、距離を取ろうと試みる)
>209
ハインケルVSダイ・アモン 乱入
私の放った銃弾は、惜しくも狙いを外れ、「人形」の足元に突き刺さった。
「………外したか」
内心で舌打ちしながら、再び銃を構えようとした、その時。
何かを詠唱するような声が聞こえた。……これは?
「火炎招来、不滅なる燃焼よ、我が導きに・・・従え!!!『ダ・フォ−ラ(雷破火炎陣)』!!! 」
その言葉と同時、「人形」の周囲に小鳥を形どった、炎の塊が多数出現した。
「ふははははははは!!!高熱をまとったこの精霊達はあなたを焼き尽くすまで追い続けるぞ!! 」
「人形」の勝ち誇った笑い声と共に、小鳥の形をした炎は、こちらへと向かい
飛んでくる。どうやら、回避は不可能のようだ。
「…………くっ!?」
私は咄嗟に後方へと跳躍しつつ、急いで<存在意思>を収束させる。
「間に合うか!?」
シールドとして、展開する。
(トリップ判定。トリップ中に「F」「L」「A」「M」「E」のうち何文字が
入っているかの勝負。2文字以上入っていた場合、私は大ダメージ
と共に消滅。一文字以下なら、無事に防御。)
>215
ハインケルVSダイ・アモン
(トリップ判定「L」のみ。防御成功)
…際どいタイミングだったが、どうにか間に合った。
<存在意思>のシールドに、炎の塊が次々と着弾し、弾けて消えていく。
「………ふう」
危なかった。もしまともに食らっていたら、いかに私でも唯では
すまなかった事だろう。
安堵感を感じつつ、即座に「人形」の方へと、意識を移す。
直後、巨大な銃声。
見ると、「人形」の胸に、風穴がぽっかりと空いている。
恐らく、どこからかハインケルが狙撃したのだろう。
…私は、どうやらその役目を果たせたようだ。
「馬鹿な・・・どういう事・・・だ?」
訳が判らない、といった表情のまま、血溜まりの中へ倒れ込む「人形」。
闘いは……終わったらしい。
「……役に立てたかな? 神父殿」
私は、何処からかこちらを見ているであろうハインケルに向けて、
出来る限りの微笑みを送った。
>216 ハインケル&ラグナロク、リロイ&ダイ・アモン エピローグその1
自分の姿をした吸血鬼の胸に大穴を開けてやった。
肉体的には人間になったというのなら、アレでチェックメイトだろう。
死に際に放った術も、どうやらあの男は凌いだらしい。どうやったのかは知らないが。
「……役に立てたかな? 神父殿」
……あぁ、役に立ったよ。ついでにもう一つ役に立ちやがれ。
屋根から降りて、ふらつく足で男の方に向かう。
「借りばっかり作るのは性に合わないけど、私を、病院に、連れてけ……」
何とか、ギリギリで意識を繋いできたが、もう限界だ。血が足りなさすぎる。
ソレだけ言うと、体を男に預ける形で気を失った。
>217
ハインケルVSダイ・アモン 乱入 エピローグ2
「……あぁ。役に立ったよ。」
声は、屋根の上から聞こえた。どうやら、そこから
「人形」を狙撃したらしい。あの一瞬で、まさかそんな所に
隠れていようとは、敵の方も夢にも思うまい。
彼はやはり、なかなかの策士のようだ。だが同時に、無茶もしすぎる。
ふらついた足取りで、彼は私の元へと向かってくる。
「ついでに、もう一つ役に立ちやがれ。
…借りばっかり作るのは性に合わないけど、私を、病院に、連れてけ……」
それだけをかろうじて言い残すと、彼は気を失った。
慌てて抱きかかえる。……当然だ。あれだけの重傷で、
激しく動きすぎている。あまつさえ、屋根の上に登ろうなどとは…
貧血を起こすのも、当然の事だろう。
「……仕方が無いな。……ん?」
我ながら、間の抜けた声を上げてしまった、と思った。
胸の辺りを支えている右手に、妙な感触がある。
これは………!?
「………やれやれ、神父ではなくシスターだったか。
とんだ失礼をしたものだ。」
今の今まで、気付かなかったとは……私も、どうかしている。
苦笑しながら、私はとりあえず病院へ向かおうと、歩を進めた。
……何か忘れている、などと思いつつ。
(…………その頃、礼拝堂で)
「・・・・・・・ん?」
リロイは、裸のまま目覚めていた。自分が相棒にすっかり忘れられている、
などとは知らずに。
今回の闘争の記録。
かなり長いね、2スレにまたがってるし。
以下、前スレ。
>794>795>796>797>798>799>800>801>802>804>805>806>807>808>809>811
>812>814>815>817>819>821>822>824>825>826>827>831>835>836>839>842
>845>846>847>850>854>859>862>869>871>876>929>933>934
以下、本スレ。
>209>215>216>217>218
>213 ストライダー飛竜(M)VS量産型セリオ
彼の突進を正面から受け止め、彼とともに雪中に倒れこむ量産型セリオ。
その際に、彼の背後に回り込み、肩から首、さらには足を極めようとする。
ここまでは彼の予想通り。
しかし、予想通りだからといって、片腕が使えない彼に、それを回避出来るかどうかは分からない。
彼の背後に、量産型セリオが絡み付いてきた・・・。
>173(VSアーカード)
「ケイッ!」
腸がアーカードの左腕を切り裂いた。
ボトリと拳銃を持ったままの腕が、地面に転がる。
俺は、嗤った。
懐に飛び込んで、刀を振り下ろす。
アーカードは鉄砲で、それを受け止めた。
さあ、いつまでもつかな? 刀だけに構っていては、
我のはらわたに切り刻まれるぞ――!
>221 VS荒木又右衛門
刀とジャッカルが、耳障りな金切り音を発している。
相手もかなりの膂力だ、このままでは押し切られてしまう。
何より、相手の武器が刀だけでない事は先刻承知済みだ。
案の定、また腸の触手が蠢き出す。
今度は顔面めがけて、頭部を叩き潰すつもりらしい。
こちらの動きはつばぜり合いのせいで制限されている。
このままでは頭が弾け飛ぶか、そう思われた瞬間……!
触手の端が、宙を舞っていた。
口で、腸を噛みちぎったのだ。
更に、又右衛門の背後から銃声が響いた。
切り落とされたはずの腕が蠢き、454カスール改造銃の引き金を引いていた。
>220 ストライダー飛竜(M)VS量産型セリオ
(トリップ判定 リオのクリティカルヒット)
雪煙をあげ彼と私が激しく位置を入れ替わりせめぎ合う。
彼の足に足を絡みつかせ、首と顔に腕が絡む。
S・T・F
ダメージは少ないがブレイクが難しい関節技・・・
それを私の力でかけるのだから、脱出はほぼ不可能。
程なくして彼の身体から力が抜けた・・・
彼は落ちたのだ。
私はテスト終了の旨をサテライトで伝え、彼を担ぎ上げ研究所に帰還する。
研究所に着いたら、感情回路を復旧して貰おう。
やはり私は感情が欲しい。
例え戦闘力を削ぐ物だとしても・・・
>222(VSアーカード)
「何と!?」
驚いた、この男、口で腸と噛み千切りおった。
そればかりか、切り落としたはずの腕が、こちらに
鉄砲を撃っていた――!
俺の左腕が吹き飛んだ、慌てて間合いを取る。
その拍子にはらりと口の布が取れ、腐った歯茎が露になった。
「キッ、キキキキキキッ」
我知らず、俺は思わず嗤っていた。
腸で、己の腕を取り返し、嵌め込む。
便利な躰だ。
だが、このままでは不味いな……。
俺はアーカードという男にニヤリと笑いかけると、
背中を向けて、逃亡した。
>224 VS荒木又右衛門
「誘われているな……まぁいい、乗ってやろう。虎穴に入って全て狩り尽くしてやる」
言うが早いか左腕を拾い上げ、切断面にねじ込んで接合する。
そのまま男の追撃へと移った。
しかし、さきほどちらと見た素顔……。
死臭が漂っているとは思っていたが、吸血鬼やグールともまた違うタイプの不死者か?
追いかけている内に路地裏へと迷い込んできたようだ。
だが、その先は行き止まりである事をアーカードは知っている。
さて、それすらも奴の思惑の内か……?
行き止まりに追いつめた。
「何を考えているのか知らんが、このままでは王手詰み(チェックメイト)だぞ?」
ニヤリと笑い、一発、二発とその身に銃弾を撃ち込んでいく。
>223 ストライダー飛竜(M)VS量産型セリオ
・・・気が付くと、彼はベッドの中にいた。
「・・・気が付きましたか?」
ベッドの傍らにいた量産型セリオが柔らかな笑顔を向ける。
彼は理解した。自分は敗北したのだと。
任務が果たせたかどうか分からない。
(ストライダー失格だな)
彼は思う。
だが、特A級の称号を返上するのは任務が完了してからにしよう。
彼はベッドから起き上がった。
腕に巻かれた包帯を取り、黒装束に身を包む。
折れた腕は当然完治していないが、関係ない。
量産型セリオが制止の声を掛けるが、届かない。
彼には果たさなければならない任務が残っている。
『冥王』グランドマスターの暗殺。
彼を追いかけてきた研究所の職員と、量産型セリオを残し、彼はいずこかへと消えた。
以下、闘争の記録だ。
>143>153>156>165>172>177>187>194>195>197
>198>199>200>201>202>204>205>208>213>220>223
>225
背中に孔と呼ぶにはあまりに大きな傷口が形成される。
そこから、また血と、何かしらの器官が覗く。
「ヒヒッ、ヒヒヒッ……かかりおったな!」
自在に動く腸が、狭い路地裏の壁を突き抜けながら、
アーカードに迫っていく。
「……!」
どこにこんな超長の腸が仕込まれていたのか、
路地裏は、俺の腸で結界を形成された。
「これぞ忍法・呪縛腸結界。
斬られた腕で攻撃するなどという器用なこともできんほど
バラバラにしてくれるわ!」
ヒャッ、という呼吸だか、叫びだか何だか解らぬものが
俺の口から零れた瞬間、アーカードという男は、四肢を
刻まれていた。
>227 VS荒木又右衛門
「……ハッハッハッ! 面白い、実に面白い!」
辺りに結界を形成した腸を見回し、さも楽しそうに笑う。
その瞬間、四肢が刻まれて吹き飛んだ。
だが、それでもアーカードは笑い続けていた。
「おまえを、分類(カテゴリ)Aの化物と認めよう」
笑みを刻んでいた口元の歪みが、更に大きくなる。
「拘束制御術式(クロムウェル)、三号二号一号、解放」
吹き飛んだ四肢が、空中で犬と化し、辺りの結界を構成する腸を
食い尽くそうと跳びかかっていく。
更には、残っていた胴体が目と闇の塊に変貌した。
地面を、うぞうぞとはい回りながら本体を目指す。
>228(VSアーカード)
今度こそ、冷汗が出た。
人間の躰をやすやすと切り裂く、自分の腸が、
化物のような黒犬に食われ、結界を解放していく。
おのれ、おのれ、物の怪めが。
犬を刀で切った、手ごたえがない。
「こいつめ!」
斬った、斬った、斬りつづけた。
おのれ――おのれおのれおのれおのれおのれおのれ!
自分が、肝心の胴体を失念していたことに気付いた瞬間、
闇の顎(あぎと)は、俺の目の前で大きく口を広げていた――。
>188>193>196
美夕の炎に焼かれたカミーラの体。そこから立ち上る煙が、漂い集まって形を取る。
「もう、熱いじゃありませんこと。ともあれ、今日はここまでですわ。残念ですけれど」
カミーラが言う。明らかに弱っている。
「で、これはもう負け惜しみですけれど、あなたたちがどれほど人からかけ離れた
存在かはよくわかりましたわ。いつまで人の中に混じって暮らせるのでしょうね。頑
張って後始末して下さいまし。それでは再見」
そういうと、カミーラはあたりを支配し始めた闇の中に消えた。
>229 VS荒木又右衛門
犬が腸をひたすらにむさぼり食う。
既に、結界は結界としての用を果たしていない。
男はひたすらに犬を切り続けるが、そんな単純な攻撃が通じるモノでもない。
犬に構っている間に、既に本体は男の目の前に迫っていた。
闇に浮かぶ目が、笑ったかのように細まる。
「麗しの地獄へ還れ」
その言葉に男が気付いた時には、闇がその顎(あぎと)を広げている。
その中には、狂笑(わら)っているアーカードの顔があった――。
静かになった路地裏に、アーカードがただ一人で佇んでいる。
辺りに隠しても隠しきれない死臭を漂わせながら。
「化物化物化物化物……。もっとだ、もっと私を愉しませてみろ……!」
月はとても綺麗だった。
化物達の舞踏を祝福するかのように。
vsカミーラ&アセルス
>193>196>230
(SIDE:美夕)
カミーラは業火に覆われ、灰と化した。しかし、その煙がカーミラの姿となり、そして夕闇に
消えた。しかし・・・
(SIDE:ラヴァ)
アセルスが、最後の力を振り絞って放った幻の刃が初音を切り裂く。
どうせアセルスももう持たない。初音と相討ちになってくれれば・・・しかし。
「ラヴァっ!!」
美夕が悲鳴に近い叫びを上げる。
ラヴァは知っていた。美夕が初音をどう見ているか。本人ですら気づかない感情を。
だから、傷つき疲れ果てた体に鞭打って疾駆した。
左腕を切り落とされ、今にも両断されそうな初音と刃の間に割って入る。
伸ばした爪を十字に合わせ、受け止める。しかし、その爪も折れ、仮面も両断される。
ラヴァの額から、鮮血がしぶいた。
アーカードVS荒木又右衛門
闘争レスまとめだ。
>123>127>130>132>135>173>221>222>224>225>227>228>229>231
更なる闘争に期待する。>荒木又右衛門
>191>192
ハインケルが反論するのを聞いていると、なぜか心のどこかに
ひっかかるものがある。これは一体?
腕も足も、拘束されているわけではなかった。口も利くことができたし、目を塞がれるということもなかった。
ただし、振動も外観も完全にシャットアウトされ、彼には今、自分が何で、どのように、どこに運ばれているのか、それともどこにも運ばれていないのか、何もわからない状態にあった。
逃げ出すことは、簡単にできそうにも思えた。
ただ――彼は、あの運命の奔流のような事件で仲間とはぐれ、そして今もって、彼は統和機構に彼らの安否を知らされてはいない。
つまりは、彼は生かされているのだ。まだ利用価値のある部品として。そのために、彼は、彼の仲間たちの安否を知らされることなく、故に、彼らが生きているという希望を捨てられず、仲間を守るために、統和機構に従わざるをえないのだった。
「スワロゥバード」
彼は隣に座っている女に声をかけた。潜入型の合成人間であるスワロゥバードは、普段はカムフラージュとして女優の仕事をしているために整った顔立ちの美人だったが、もちろん彼は何の関心も抱かなかった。
「ぼくは、これからどこで、なにをすればいいんだ?」
隣にいる彼には、スワロゥバードの内面が手にとるようにわかった。組織を裏切る寸前だった単式戦闘型合成人間――いくら死んでもおかしくない大怪我から回復したばかりとはいえ、彼女など彼がその気なら瞬きする間に殺されてしまうのだ。
かすかに震える声で告げられる内容は、でたらめなものだった。以前統和機構の施設から脱走した怪物、マンティコア――それと同等か、それ以上の化け物が集う地があるという。
「……そこで、基本任務――“MPLSの発見、及び対応”を行え……とのことです」
MPLS――特殊な能力を持つ人間。
それは彼の予想したとおりの任務だった。意味はすなわち「死んでもかまわない、うまくいけばもうけもの」――という、事実上の廃棄処分だった。
彼は少しだけ瞑目して――あの楽しかったころの、自分の命より大事な仲間たちのことを思い浮かべた。
何人助かったのか。もしかしたらそれは、ゼロなのかもしれない。だが――
だが、彼が死ねば、もう絶対に逢うことはなくなるのだ。
「わかった」
彼が短く答えると、目的地についたらしく、スワロゥバードがドアを開けた。
そして、彼は――天色優こと、合成人間ユージンは、新たな戦いの地に足を踏み入れたのだった。
>196>230>232VS美夕&初音
幻魔が、ラヴァを一文字に切り裂く・・・そう見えたその時。
ふっ、と幻影剣が消えうせ、アセルスは倒れた。
(監視者・・・何故初音を?
仲が悪いと聞いていたが・・・)
薄れゆく意識の中、なぜかそんな場違いな疑問が生まれる。
目の前に、ジーナと白薔薇の幻覚が見えた。
(ああ、そうか・・・あの二人も・・・)
(ジーナ・・・ごめん、帰れそうに無いよ・・・
白薔薇・・・やっと、君に会えるのかな・・・)
アセルスの体が、溶けるように消えた。
<THE END>
ぼくの能力は“リキッド”。
これは体の表面から出る液体で、体内に侵入すると強力な浸透圧であっというまに全身に広がり、化学反応を引き起こして一瞬で高熱とともに爆発させてしまう。
あと、ぼくは人間じゃない。統和機構に作られた合成人間だ。だから、身体能力においては人間よりもむしろ吸血鬼に近い。さすがに再生能力はないけどね。
基本的に、ぼくは特殊な能力を持つ人間を監視対象にしている。けど、向かってくるなら吸血鬼でも相手になるよ。
自己紹介はこんなところだ。あとは、テンプレートを貼っておく。
名前 : ユージン(偽名:天色優)
年齢 : 正確なことはわからないけど、作られてから十年以上は経っている。
性別 : 男、といえるのかな。なにしろぼくたちは生殖できるようにつくられていないからな。
職業 : 統和機構の合成人間。
趣味 : ないな。みんなといるのは、とても楽しかったけどね。
恋人の有無 : いないよ。
好きな異性のタイプ : ないね。というか、そういうことはよくわからないんだ。
好きな食べ物 : 味を気にしたことはないな。
最近気になること : みんながどうなったのか……かな。
一番苦手なもの : 統和機構最強のMPLS、フォルテッシモだね。ぼくの負けだっていってるのに、しつこく勝負を挑んでくるんだ。
得意な技 : “リキッド”かな。待ち伏せや暗殺も得意とするところだな。専門分野だから……ね。
一番の決めゼリフ : 「ぼくにはおまえを“処理する”権利があることを忘れるな」
将来の夢 : また、みんなと一緒に過ごしたい……叶わない夢だけどね。
ここの住人として一言 : 手加減は、しないよ。
ここの仲間たちに一言 : できれば、穏和にいきたいものだね。
ここの名無しに一言 : 君もMPLSであるのなら、統和機構に見つからないうちに早く逃げたほうがいい。
>230>232>236
アセルス&カミーラvs初音&美夕
初音は自分へと向かうアセルスの刃をただ見ていることしか出来なかった
墜落や斬撃のダメージもさる事ながら、瞬間的に妖気が身体を侵し頭が働かない。
「こんなところで・・・こんな形で・・・終わるの」
初音は動かない心で実感の無いまま、死を受け入れようとしていた。
が・・・・・・・・・
そのとき、黒衣の死神が初音を救った。
初音にとってそれは信じられない光景だった。
だが、何故か不思議と納得も行く、そういう光景でもあった、何故なのかは分からないが・・・・・・
アセルスの身体が空気へと溶ける、どうやら命拾いしたようだ。
「美夕に・・・貸しをつくってしまったわね」
初音は左腕を自らの糸で縫合しながら、不機嫌に呟いた。
>234 ハインケル&由美江VSアザゼル
「つまり、神の愛が無限なら、何故、異教徒というだけで……」
俺は更に話を進めて行く。
東洋人の方の修道女は効いていないようだが、この金髪のショートヘアーは
すでに堕ちかけている…
二人同時に堕としたかったが、まあ1人で良いか。
俺は標的を1人に絞り込むと、更に話し続けた。
「神は初めの女性、リリスをお創ちになられた時、何故に失敗したのか?
神は完璧では無いのか?
全知全能では無かったのか………」
>239 ハインケル&由美江VSアザゼル
「神は……神は」
何だろう? 神は?
全知全能、我らを導いてくれる……本当に?
神を信じていれば、救われるんじゃなかったのか?
だからこそ、私はイスカリオテのユダの名を冠したんじゃなかったのか?
いや、やはりユダは神に許されていない?
そんな、そんな……?
>238
エピローグ・A
美夕は、夕焼けに照らされて立っていた。傍らには、額と銀髪を血に染めた
従者の姿。不機嫌そうな、反面ばつの悪そうな顔で初音を見ると、そのまま
何も言わずに影の中へ溶けて消えていった。
パトカーのライトとマスコミの向ける照明が、学び舎を照らす。
『ああ、きっとここにはもういられない』
初音の心に、夜の闇より深く暗いものがのしかかっていった。
―――――――――――――――――――――――――――
次の日、新聞の紙面にはこの事件はこう報道されていた。
「高校に国籍不明機墜落、生徒60人死傷」
生徒を集めての緊急朝礼。誰も、あのことを覚えていなかった。
―そして、「平野美夕」という生徒のことも。
と、屋上に魔の気配がする。昨日まではすぐそばにあったものだ。
初音は屋上へ上がる。屋上の給水塔の上に、美夕が腰掛けていた。
気まずい沈黙を破るように、美夕が口を開く。
「・・・わたしが『いなくなる』とね・・・こうなっちゃうの。
何もなかったことになっちゃう・・・つじつまを合わせるために、こうなるの」
「・・・・」
「深山さんは、やっぱりいらない。・・・それじゃ、ね」
美夕の姿は、かき消すように見えなくなった。
>240 ハインケル&由美江VSアザゼル
由美江は向かいの男の良く回る口をあきれ顔で見つめていた。巧言令色仁少なしとは
よく言ったものだわ。それにしてもハインケル、騙されかけているみたいじゃない、
まったく、聖書購読の時間にサボってばかりいるから、この程度のやつにいいようにあしら
われちゃうのよ。
ハインケルに向き直って由美江は言う。
「ちょっと、ハインケル。あなたね、リリスは聖書の偽典にしか出てこない人物だってこと忘れた
んじゃないでしょうね。それから」
アザゼルに向き直る。
「神の御手が何をなさるか、わたくしどもには推し量ることはできません。なぜにヨブは過酷な
試しを受けることになったのか、また洪水が一夜にして地を覆ったのか。主の御心は時として
父のように厳しく強いものですが、それもすべて、大きな愛から出たことなのです。
その愛を知らぬ不幸なものを導くのも我らの務めなのです。異教の神は、我らの神ほど寛大では
ないですから」
これくらいのことはそらで言えるのよね、慣れちゃったから。それにしても、なんだ、この男。
>242 ハインケル&由美江VSアザゼル
「ほう…」
俺は思わず素にもどってしまいそうになった。
この東洋人の教科書通りの答え。
狂信者にありがちな、固く脆い信念。
堕落させれる。
そう確信した俺はいつもの疑問を投げかける。
「神はなぜ人を創ったのでしょう?
こんなに不完全な人間を…
しかも、その土くれから創られた人間を自分と同格に扱えと天使たちに言った…
唯一神だけを崇めよと言った、その口で全言撤回されるとは…
なぜ?
神は完璧な者では無かったのでしょうか?」
さあ、反論して来るがいい。
そうすれば…その時こそが、堕落の始まりさ…
胸中でほそく笑む。
>243 ハインケル&由美江VSアザゼル
思考がグルグルと回り続ける。
由美江の言葉も頭の中に意味のある言葉として入ってこない。
全身から汗が噴き出る……。
足元がガラガラと崩れていくような感覚。
分からない分からない分からない分からない!
「神はなぜ人を創ったのでしょう?
こんなに不完全な人間を…
しかも、その土くれから創られた人間を自分と同格に扱えと天使たちに言った…
唯一神だけを崇めよと言った、その口で全言撤回されるとは…
なぜ?
神は完璧な者では無かったのでしょうか?」
……分からない。
(前スレより。六章最後に前スレ分のまとめがある)
ロングファング VS 猪八戒
防がれた。いい反応をするもんだ。
(あまりスマートな手じゃないがな…)
防壁を突破するのは諦めた。突破せずともやる方法はある。
自分の身長を遥かに超える、巨大な鉄の塊を持ち上げる。
パワーは問題ない。持ち上げられるかどうかはバランスの問題だ。
担ぎ上げ、投擲する。
恐ろしい勢いで飛んだそれが、尻餅をついていた相手にかわせるはずも無く、
ヤツは防壁ごと数メートル後退した。
そこに、体当たりをかける。
鉄の塊と、ヤツの"場"を間に挟んでの力比べ。結果は見えている。
その背後の鉄屑の山まで押し込めば、ミンチが出来上がるだろう。
>243>244ハインケル&由美江VSアザゼル
……いらいらする。この男、結構な手練れだ。信仰を持つものの弱みを突き、自信を
失わせる。あのハインケルさえ、手玉に取っているのだから。
だが、まだ証拠がない。この不愉快な男をたたきつぶすことを許すだけの証拠が。
……いや、あるじゃない。
「なるほど、ところで、なぜあなたは神が人について天使に言った言葉を、まるで自分で聞いた
かのようにおっしゃられるのでしょう。よろしければ教えていただけませんか」
>214 ラルフ・グルトvsヴェドゴニア
「化物のくせに人間に戻りたいですと?
身の程知らずとはこの事ですな!」
かわせない、そうさとった男は半身を傾け、義腕に当てる事で防御する。
そのまま窓を飛び越し、殲鬼を追いかけはじめた。
その際、再び取り出した散弾銃で相手の足元に牽制の一撃を入れておく事を忘れない。
「鬼ごっこの再開ですかな?
残念ですが学校の外には逃げられませんぞ?
結界を張ってきましたからな!」
両手の銃を消滅させ、長銃を取り出す。
「まずは腕一本、貰っておきましょうかな!」
放たれた銃弾が二人の間の距離をゼロにする。
248 :
以上、自作自演でした。:02/01/01 02:30
保全も兼ねて、一応こっちにも告知。
吸血大殲雑談スレは太陽板の鯖負担軽減のため、JBBSに移行しました。
太陽板に残っている雑スレは以後、質問受付専門となるそうです。
以下、コピペ。
>
ttp://jbbs.shitaraba.com/game/163/vampirkrieg.html >まず、ここがアドレスだ。
--------------------------------------------------------------
かちゅ〜しゃへの組み込み方だ。
皆にも確認してもらいたい事があるのでな。
other.brdを開き、
jbbs.shitaraba.com/game[tabキー]163[tabキー]大殲雑談
と入力しろ。
(Byアーカード卿)
--------------------------------------------------------------
ネロ・カオスだ超越種達の気配に引かれ参戦する
テンプレートだ。
名前 :ネロ・カオス
年齢 :1000歳以上
性別 :男(すでに意味が無いが)
職業 :混沌の吸血博士・死徒27祖第10位
趣味 :永遠の生の探求
恋人の有無 :意味が無い
好きな異性のタイプ :真祖の姫(好きの意味が違うが)
好きな食べ物 :より強力な超越種
最近気になること :俗世間に興味は無い
一番苦手なもの :魔眼の少年
得意な技 :混沌/魔眼(金)/固有結界・獣王の巣/固有結界・創世の土
一番の決めゼリフ :「――――それが、私の命題だ」
将来の夢 :永遠・・・それが、私の命題だ
ここの住人として一言 :混沌たるゆえん見せてやろう
ここの仲間たちに一言 :力ある者たちよ、我が混沌の一部となってもらおう。
ここの名無しに一言 :参入し我が混沌の一部となれ
自己紹介だ。
出典は『月姫』
私は混沌の群、名前に意味は無い・・・が人間達からはネロ・カオスと呼ばれている。
魔術を極め自らの意思で人から吸血鬼となった存在だ、もっとも今となっては
吸血鬼と呼べるがどうか不明だが。
「混沌」とは我が体内に渦巻く六百六十六の獣の因子のことだ・・・・六百六十六の使い魔で武装している
と言う方が解りやすい表現か、見た目は黒い水のようなものだ。
私の目的は「永遠」この一言に尽きる、永遠に生き続けるため全てを捨て私は混沌をなった。
あと数百年も存在を続ければ意思も感情も無いただの「混沌」と化すだろうが、
まだ一部だが人としての意識を残している、おかげで原典では真祖の姫と殺人貴に不覚を取った。
人に限らずあらゆる生命体は私にとって餌にすぎん、だが永遠の探求者として敬意を払うに値する
には、それなりの対応を見せよう「アカシャの蛇」ほどの者がここに居ればだが。
カテゴリC、吸血鬼に属することになるだろうな、もっとも隙があれば同カテゴリであっても我が一部になってもらうがな。
さて私の能力について説明しよう
『混沌』・・・私の存在そのものだ、通常の武器は無意味だ強力な概念武装や魔術なしで
私を滅ぼすことは出来無い・・・たった一つの例外を除いてな。
『魔眼』・・・意思の弱いものにしか効果が無いが、相手を威圧し動けなくする事が可能だ、
人間相手にしか効果は望めないだろう。
『固有結界・獣王の巣』・・・体内の使い魔を解き放ち数で相手を押しつぶす能力だ、逆に体内の全ての獣を集め
強力な獣とすることも出来る
『固有結界・創世の土』・・・獣王の巣とは逆に体内に結界を創り出し、相手を閉じ込め混沌の一部と取り込む能力だ。
真祖の姫すら捉えた力だ、一度完全に取り込まれたら終わりだと思え。
以上が私の能力だ。
>241
エピローグ・B
「それじゃ、ね、か・・・・・・そうね、またいずれ会えるわ・・きっと」
「でも、まだ私、借りも返していないのに・・・あなたって本当に卑怯よね・・・・くすくす・・・・」
屋上から降りるとかなこが初音を出迎える。
「美夕さん・・・・いってしまったんですね」
「ええ・・・・」
「あの・・・姉様、やっぱりいつかは美夕さんとまた戦うのですか?」
「さぁ・・・どうかしら、でもこれだけははっきりと言えるわ、彼女は私にとって超えねばならない壁なのよ」
工事の音が聞こえる。校舎は半壊状態だ、どのみちしばらくはここには住めないだろう。
決心したようにかなこは初音に問い掛ける。
「ね・・・・姉様、私達も旅に出ませんか?」
「旅・・・・・どうして?」
「そっ・・・・それは、もうすぐ冬休みですし・・それに・・・工事が始まるならしばらく巣は引き払わないといけないし
だから、いい機会だと思ったんです・・・・姉様が行きたいところへいきましょうよ。」
初音は意外そうな顔をして、かなこを見つめる
かなこの顔が不安で曇る・・・・・(やっぱり・・だめかなぁ)
そんなかなこの様子を見て、初音は微笑むと、かなこの耳元で甘くささやく
「そうね・・・・・いい機会かもしれない、だったらあの画集に載ってた南の島へ行きたいわね」
かなこは満面の笑みを浮かべて、力強く答えた
「はい、姉様の行きたいところなら、どこでも!」
初音はもう1度、屋上を見上げて心の中で呟く
(美夕・・・また会いましょう、そのときはどんな出会いになるのかしら・・・楽しみだわ、そうでしょ?あなたも)
まさか、それから数日後、偶然(本当に偶然です)出会ってしまい
『どうして、あなたがここにいるのよぉ!!』
と、またしても2人してつかみ合いに及ぼうとは夢にも思っていない初音さんなのでした。
闘争記録
以下六章
>732>733>737>740>750>754>758>764>774>776
>851>857>866>872>935>936>937>938>939>940
>941>942>943>944
以下七章
>122>136>141>145>151>155>159>168>179
>181>184>188>193>196>230>232>236>238
>241>252
約1週間の長丁場、皆様お疲れ様でした。
>252
漫画のネームじゃないんだから台本みたいなのはちょっと考えてくれ。
台詞の羅列でいいのは絵というものがあるからであって、ここでは当てはまらない。
何の予備知識もない人間が、果たしてその台詞の羅列を読む気がするのかどうか。
それとたまには改行も入れてね。
でもここのキャラハンは誰もそういうことを言わないのか。
随分間が開いてしまいました。
久しぶりの感想、といきますか。
>前スレ
>クリスマス決戦。
……何時の間にか決戦になっていました。いや、何が何だか(w
乱入に次ぐ乱入、それでも何とか纏まってしまう。
いや、楽しませて貰いました。
>玲二vsラバーソール戦
レロレロやる江連が見れただけでも満足です。
2択による展開でしたが、これが見えてしまうのはどうなんでしょうか?
いえ、私の個人的な好みでしかないのかもしれませんが。
>ベナレスvsレイオット&ヒトラー戦
テンポの良い戦闘でした。
ベナレス氏・ヒトラー氏の格闘表現が良かったように思います。
>玲二&ヴェドゴニアvsヴァンパイアロード
VL氏は初戦とのことでしたが、これがなかなか。
自己再生ではなく、魔術による傷の治癒という制限は面白いと思います。
後始末人としてではなく、また戦場に現れて欲しいですね。
>ハインケルvs鋼線のベック
ああいう「カッコ悪い悪役」というベック氏の役所は良いですね。
負けてばかりですが、私は応援させて頂きます。
>Zバットvsドノヴァン戦
別格。もしくは別枠。
これ以上の言葉は必要の無い闘いでした。
>シエル&アンデルセンvsモーラvsリップバーン戦
粉塵爆発を使わなくても、台所ならガス爆発……古城でしたね。
とにかく、血塗れの闘いを見た後は、良い気分です。
モーラ氏の台詞、一々カッコ良過ぎ。
>ルークvsセリオズ戦
……いや、まあ、良いんですけどね。
シリアス戦闘に他の作品の戦闘データをDLするのは勘弁して欲しいです。
技術は技術として、記号的に表現した方があってるように思います。
一応、ここまでが前スレ分。
続きです。
>十六夜京也&アーカードVSドラキュラ・ヴラド・ツェペシュ&???
乱戦の見本のような闘いでした。
トリップ判定も上手くなっているように思います。
一番好きなのは、ベナレス氏の落ちだったりしますが。
>ウピエルvsギルス
原作を両方全く知らない上に、双方初戦でしたが、それを全く感じませんでした。
素直に上手い、と言わせてもらいます。
一つ無理矢理難を上げるとすれば、もう少し改行による空白を入れた方が
読み易い、ということです。難癖のような気もしますが一応。
>刻命館
アレは面白かったけど、システム面がイマイチ……失礼、原作の話は
止めておきます。
トリップ戦とのことでしたが、侵入より脱出にした方が面白いと思います。
あまり判定を難しくするようなトリップの使い方もどうかと。
>ハインケル&ラグナロクvsダイ・アモン戦
この戦闘、確かに少し冗長だった気がします。
教会内での戦闘で、一度ハッキリ区切っておいた方が良かったのではないでしょうか?
いや、面白くはありましたが。
>ストライダー飛竜VS量産型セリオ戦
純粋な格闘戦でしたが、ストライダー飛竜の覚悟がカッコ良い闘いでした。
あと、「震脚」は打撃の威力を増す為の技術であって、
それ一つが独立したアクションではありません。念の為。
>アーカードvs荒木又右衛門戦
化け物同士の戦闘。テンポ、台詞、この辺りは流石です。
荒木氏は力押しで倒された結果になりますが、
次戦に期待出来る闘いだったように思います。
……通常の人間キャラ相手が面白いのでは?
>カミーラ&アセルスvs美夕&初音
カミーラ氏の退廃の雰囲気漂う台詞が好きです。
いや、美しい。
後、254でも言われていますが、初音氏はもう少し改行を使った方が宜しい
ように思います。
全般的に長文化していますが、いつか言われたように「動」の時は短く、
「静」の時に長く文を使い分ける事を推奨します。
さて、次回の闘争の案を練りますか。
今更な感もあるが、闘争の感想だ。
(前スレ分)
>クリスマス大決戦
乱入ばかりだったが、ラストが綺麗に纏まっていたな。
天堂氏が格好良かったぞ。
ああ、アモン卿は言うに及ばず、だ(笑)。
>アーカードVSゼン・ランドー
最強の魔人同士の激突。
あの、アーカード卿が押されるというのは予想外だったな。
ゼン・ランドーのクロムウェル支配は原点を意識した、見事な業であった。
しかし、闘争としてはアーカード卿の敗北といえるな。
初、だろうか……
>玲二VSラバーソール
さんざん言い尽くされているが、江連の「レロレロ」だな。
しかし、玲二の冷静な反応、そしてラストの冷徹さも印象に残った。
さすがは最強のファントム、だな。
>玲二&ヴェドゴニアVSヴァンパイアロード
ニトロコンビVSウィザードリィの悪夢、だな。
正直、ヴァチカン連中でも無いのにV.L.とやるのは恐ろしいと思うぞ。
しかし、即席のコンビとはいえ、いいコンビだな。
V.L.には今後も後始末人としてだけではなく、闘争にも参加して欲しいものだ。
>ハインケルVS鋼線のベック
見事なり、鋼線のベック。
ある意味、吸血鬼らしい吸血鬼であるな。
それに単身向かった(向かわざるを得なかった)ハインケル嬢。
最も吸血鬼ものに相応しいシチュエーションだったと思う。
しかし……ベック四天王とは(苦笑)。
>ZバットVSドノヴァン
笑った。
以上。
>シエル&アンデルセンVSモーラVSリップバーン
血がしぶき、肉は弾け、四肢が飛ぶ。
まさに血塗れの闘争。
闘争かくあるべし、とも言える見事さよ。
正直、モーラ嬢が生き残るとは予想外だった。
げに恐ろしきはトリップか。
>アルカード&レイオットVS化蛇&アザゼル
少々地味だった闘争が、アザゼルの登場でいきなり空気が変わったな。
ラストも爆破オチだし。
しかし、なんというか……レイオット、最近は規格外が多くて困っているようだな(笑)。
>ルークVSセリオシリーズ
機械対機械、興味深い一戦だったな。
個人的にはルークのレイジをもっと使って欲しかった。
……セリオ対リオが見たかった、と言うのが正解だが(笑)。
今スレ分はまた後ほど。
はっぴーにゅーいやーです(ぺこり)
今年は午年。ですからマスター(シエル)から解説役をおおせつかまりました
ななこです。皆様よろしくお願いします(ふかぶか)
軽く自己紹介をさせていただきますと、私はマスターが使う武器
第七聖典に宿る精霊です。
本体は一角獣(ユニコーン)の角で、その辺りがウマ繋がりということだそーです
ななこって名前は他の人からいただいたんですけどね
ではとりあえずこのスレの闘争の感想を言いたいと思います
でもみなさん、あんまり痛いのは止めたほうがいいですよ?
>ウピエルvsギルス
わー、バイク戦闘がかっこいいですね
でも私は乗れないんですよねえ。両手がコレ(ヒヅメ)ですから
>十六夜京也&アーカードvsドラキュラ&???vsベナレスvsアゼザル
ドラキュラ伯爵様って不幸ですね(ぽむぽむ)
毎回タコにされて、おまけにトリップにまで恵まれていないなんて…同情しちゃいます
乱戦が本格的に混乱する前に分断させたのはいい判断だと思います
>アセルス&カミーラvs比良坂初音&美夕
似たもの同士大決戦。あう、冗談ですから怒らないでください〜
初音&美夕組のほうがラヴァさんの分優位だったと言うのが勝因ですかね?
チームワークでも初音&美夕組に軍配があがってたみたいですし
いったん切ります
続きです
>アーカードvs荒木又右衛門
化物(フリークス)同士の戦いという言葉がぴったりくる。そんな闘争ですね
でもハラワタがうねうねぐねぐねしてるのは…ちょっとぎぼぢわ゜る゜い゜です〜
>レイオットin「刻命館」
広報員さんもおっしゃってますけど脱出型にしたほうが緊張感が持てていいと思います
私が今回のパターンでしたら最初の柱の時点で逃げちゃいますし。てへへ
何かを奪取しに行くとかいうのもそれはそれでよさげなんですけどね
>ストライダー飛竜(M)vs量産型セリオ
関節技は嫌いです。私にかけてくる人はギブなんて聞いてくれませんし
…話がそれちゃいましたね。
アーカードvs荒木又右衛門が化物同士の闘争とするなら、これは超人同士の戦闘ですね
その分ちょっぴり派手さに欠けてる玄人好みの闘争かもしれません。決まり手も関節技ですし
あー。
ずいぶん溜まったな。
闘争の感想だ。
>玲二 VS ラバーソウル
……エレンが「レロレロ」って……
申し訳ないが、思い切り笑わせてもらった。
そういえば、玲二にとっては実質的は初戦闘か。
罠や銃器を多用した戦闘は、なかなからしかった。
淡々とした最後も、良かったと思う。
>ハインケル VS VS 鋼線のベック
ベック四天王、ね(w
1対4という状況なのに、良く生き残ったなハインケル。
それにしても、ベックの立ち回りというか、役所は見事だな。
立場的に応援はまずいんだろうが、これからも頑張ってくれ。
>玲二&ヴェドゴニアVSヴァンパイアロード
人間の暗殺者とヴェドゴニアの即席コンビが、なかなか連携とれてたな。
V.L.もなかなかに強い。これからもその戦いぶりを見せてほしい。
>ドノヴァン VS Zバット
……なにをコメントしろと?
ただ笑わせてもらった。それ以外にないだろ?
>シエル&アンデルセンVSモーラVSリップバーン
なんとも、血塗れ闘争だな。
四者が非常にいい動きをしてた。
……しかし、やはりトリップは怖いね。
最後、ああなるとは思わなかった。
>ルーク VS セリオズ
……そういや、機械対機械って初めてだったか?
もう少し弾けてくれると、もうひとつぐらい面白かったんじゃないか、なんて思ったりした。お疲れさん。
今スレッド分はまた後で、だ。
>247 VSラルフ・グルト
俺はまだ戻れるんだよっ!!
(左手で手当たり次第に窓を叩き割りながら走り続ける)
……ガッ!?
(左腕を狙撃されて使用不能に)
チッ……やってくれんじゃねぇか!!
(体当たりで、窓から教室内へと)
(更に、念動力で割った窓ガラスの破片をラルフへと飛ばす)
ずたずたになりやがれっ!
>262 ラルフ・グルトvsヴェドゴニア
「クッ! …なかなか威勢がよろしいようですなあ!」
襲いくるガラスの破片を、加速して逆につっきる事でダメージを最小限に抑える。
破片が男のカソックをボロボロにし、顔に数条の傷を刻みこんだ。
「まだピンピンしてますか。では、これならどうです?」
男は長銃を消し、かわりに散弾銃を出現させた。
そして生身の左腕だけで素早く弾装を入れ替える。
轟音!
「…聖別された銃弾です。これでも一応、元聖職者ですからな。
天使を狩るには不向きですが、貴方を仕留めるには充分でしょう?」
>263 VSラルフ・グルト
……クッ、そんなやばそうなモン喰らってやるかよっ!
(足で机を弾丸の方へと蹴飛ばしながら地に伏せる)
(机が粉々になり、その破片が降り注ぐ)
(机に身を隠しながら、レイジングブルで応戦)
(更に動き回りながら教室から脱出)
弾切れかよ、装弾しねぇとな。
(弾倉交換終了、ちなみにコレが最後の弾倉)
さて、そろそろ目に物見せてやりたいところなんだけどなっ。
(階段を登って上の階へ)
264 ラルフ・グルトvsヴェドゴニア
「下手くそですなあ! 銃を持つ手が震えてますぞ?」
殲鬼の銃弾を鼻歌交じりでかわしながら散弾銃をコッキングする。
排莢された銃弾が、教室の床を僅かに焦がした。
「そろそろ終わりですかな…っと!」
刹那、弾が男の脇腹をかすめ、男の動きを一瞬止めた。
殲鬼に向けた銃口が僅かに下がり、狙撃のタイミングを逃す。
相手は既に廊下を走っていた。
「…下手な鉄砲も数を撃たれると、なかなか侮れませんな」
苦痛のためか、男はかすかに顔を歪めると、標的を追って教室を飛び出す。
「まだ逃げますか。よっぽど鬼ごっこが気に入ったようですな! ですが…」
階段を駆け上がりながら、左手の銃を短機関銃に変え、マガジンを新しいものと交換する。
「私は少々飽きましてな。ですから、次で終わりにして差し上げます。
…覚悟するんですな!」
闘争の感想、当スレの分だ。
>ウピエルVSギルス
素晴らしい。本当に初参加同士か?
バイク戦闘の描写、肉弾戦の激しさ、共に高レベルだ。
個人的にはウピエルが毎秒10発の狙撃をやってくれて嬉しかった。あの描写は好きなのでな。
>十六夜京也&アーカードVSドラキュラ&???VSベナレスVSアゼザル
伯爵……もう少し、乱入制限を設けるべきかと(笑)。
上手い具合に多人数戦闘も消化されていましたので、それはそれでよいのですが。
しかし、龍皇殿……(溜息)。
>アセルス&カミーラVS比良坂初音&吸血姫美夕
即席チームと、心の繋がったチームの差が出たと言うところか。
アセルス嬢の過激さは見事。ラストも派手だったし。
しかし、オチはそれですか。……ほほえましい。
>アーカードVS荒木又右衛門
化物の化物による化物のための闘争。
勝者の方が更なる化物だった、と言うところか。
しかし、敗北したとはいえ、荒木又右衛門、見事な化物ぶりだ。
>レイオット「刻命館」
少々シチュエーションに無理があった気もするな。既に指摘済みだが。
しかし、レイオット。不運続きだな。
>ストライダー飛竜VSリオ
渋い闘争だな。
しかし、ラストは関節技か。
対人用の技だな。化物相手では効かぬ訳だし。
結局、恐るべしはTPOに即応出来るリオ嬢のDLシステムだな。
いや、任せますよ。お願いします。
268 :
フェイルセイフ ◆ksTIGMA. :02/01/01 22:59
>267
誤爆……くぅ、このぼくとしたことが。
ヴィンセントvsフェイルセイフ
死んだように静かな夜気のはるか上で、満月が世界を見下ろしていた。
「死んでいるな。」
赤装束に身を包む男は、冷静に道端に転がる死体を眺め呟く。
「・・・・・・・・ろくでもない仕事だ。」
その死体と同じく、空気は動かない。
空気にも、心拍や呼吸がある。命がある。しかし、今夜ばかりは違う。
凍りついたように動かない闇は、まるで叩けば音がしそうだ。
(くだらない、妄想だ。)
軽く髪を払い、拳銃を構える。降ろす。構える。彼なりの精神統一か。
月はあくまで夜の女王。彼などには目もくれず、ただそこで美しい尊顔を
晒すのみ。しかし、彼にはそれで十分だった。
(行くか)
そもそも感傷的になっている場合ではない。
彼を待つのは「死」そのものなのだから。
――――――「情報がリークされたのは今日の早朝だ。」
「市民と一般神羅兵数名を殺傷、後にソルジャー部隊に復帰作業の進む
七番プレート街に追い込んだ。そこならば殆ど人間はいない。
自由に闘いたまえ。」
白衣の男―――研究者風情の男が、無機質な笑みを浮かべながらガラス壁の向こうに言った。
ガラス壁の向こうには、拘束具で雁字搦めにされ、目に光の無い男がいる。
彼の反応(といっても何も無いが)には目もくれずに、白衣は話を続ける。
「君を派遣する理由は2つだ。一つは私の実験。もう一つはこれが公に出来ないからだ。
統和機構のと神羅があからさまに敵対する素振りを、一般に見せるわけにはいかん。
正規軍が使えず、しかも私が関われば君を派遣するのは当然だよ。
何しろ、君は殺しても死なないしな。ヴィンセント。」
ククククク・・・・・・・気味の悪い笑みを浮かべながら、白衣の男は彼を見やる。
かすかに、その目に炎が灯ったような気がした。
上手く相手の「気配」を探れない。だがここにいるのは間違いない。
自分の生来の勘、経験、新しく得た人外の神経全てを駆使すれば簡単なはずなのだが。
死んだ空気が、自分の邪魔をしているような気がした。
「奴」が、動く―――
>269ヴィンセントvsフェイルセイフ(M)
(……見つけた)
女が歩いていた。メインストリートから、脇道へ。
両手にいっぱいの雑貨を抱え、落とさないように注意して、歩く。
目の前にあるゴミバケツ。不法投棄であるそれを、なれた感じで避けていく。
その影から、人型の影が立ち上がる。
「――――――!」
悲鳴をあげる間もなく、男の指が女の背にかかる。
無手のその手は、凶器には見えない。
だが、その手が背に掛かっただけで、女は糸が切れた操り人形のように倒れ、
――そのまま動かなくなった。
生きてはいる。だが、もう動くことはない。
「はあっ、はあっ、あっ、くっ……はあっ!」
男は少女から抜き取った黒い靄のようなものを、急いでべたべたと顔に塗りこむ。
黒い靄はすうっとその顔に吸い込まれていった。
(――まったく、どこからこの僕のことを聞きつけたのか)
男――フェイルセイフは悪態を吐いた。
この都市に侵入して、さほど経過したわけではない。
ごく自然にこの社会にまぎれこみ、あとは深く静かにやっていくつもりだったのだ。
なのに、この都市の兵に襲われた。統和機構でもないのに。
銃で撃たれ、かなりの「死」を失っている。
いま補充した分を含めても、残る「死」のストックは十。
足りるだろうか――否。十三だ。限界まで貯めておかなければ、やはり安心できない。
とにかく――今成すべきは、「死」の補充だ。
フェイルセイフ――「死」を操る、という、この恐るべき能力の保持者の思考は
ただただ自身の安全のみに向けられているのだ。
それこそがフェイルセイフ――多重保険という名の由来だった。
(ここには長居すべきではない……とにかく「死」を補充して、さっさと逃げよう)
フェイルセイフが次の獲物を探すため、人がいそうな場所に向けて
一歩踏み出したとき――
彼は振り向いた。
赤と黒で構成された男が、殺意をこめた銃を持って、フェイルセイフを狙っていた。
>270 フェイルセルフ(M)vsヴィンセント
『あの時』から彼の時は止まっている。
表立って彼が感情を表すことはない。
だが、その静かなる闘志を燃やすのに、
その光景は十分なものだった。
激しく内から湧き上がる激情を保ち、抑える、
しかしあくまでで引き金を引く指の動きは冷たい。
冴え渡る薄刃にも似た殺気が、凍りついた夜気を震わせる。
続けて3回。クイックシルバーのバースト射撃を
逃れられる人間はいないはずだ。
『人間』ならば。
相手の出を窺いつつ、彼は左手にもう一つ拳銃を構える。
簡単に終わるとは思っていない。いや、終わらせるわけにもいかない。
罪は償うべきだ。あの男も、私自身も。
冷たく整った顔を歪ませ、彼は呟いた。
「・・・・・塵に帰れ。わたしと同じ人外の者。」
>271ヴィンセントvsフェイルセイフ(M)
警告なし、瞬間的に弾丸は三発吐き出される。
フェイルセイフはただの人間だ。避けられるはずがない。
――だが、彼は「死」を恐れる必要が無い。少なくとも、今は。
それが、判断を加速した。
身を捻る。弾丸は一発だけ外れ、残る二つは腹と腕へ。
(食らった! ……だが、まだ「死」んではいない)
フェイルセイフは冷徹だ。どこまでも冷徹だ。
自分の安全を確保するために、彼はどんな布石でも仕掛けておくのだ。
(いくぶん、速かった……だけだ)
――突如。
無造作に、さきほど「死」を吸われた女が跳ねるように立ち上がり、
驚異的な速度でヴィンセントに突撃した。
(く、くく、踊れ踊れ。時間を稼げ)
フェイルセイフは、それを尻目に一目散に逃げ出した。
<残り「死」、10>
>272 フェイルセルフ(M)vsヴィンセント
まさか。彼が既に息絶えた思っていた女が立ち上がり、
しかも彼に向かって襲い掛かってくる。
異常な力の体当たりを受け吹き飛ぶ。
彼女の持つ全ての筋力を使ってのものだろう。
(・・・・・・屍生人(ゾンビ)か?)
引き金を引こうにも、彼には出来なかった。
彼女の頭を、腹を、体のどの部分でも引き金一つで吹き飛ばせる。
ただ、だからこそ今の彼女は悲しすぎる。圧倒的不利の中で
死ぬため、フェイルセルフを守るためだけに操られているのだ。
引き金は引けない。これまで『汚い』仕事を重ねてきたはずの彼が。
彼の罪の原初『彼女』を思い出してしまう。
・・・・・・しかし、彼の思惑は間違っていた。
『圧倒的不利』なのは彼だった。動きを止めるために左腕を振るい、
脚を払う。全ての攻撃が人間のそれを超えていたはずだ。が、
彼の攻撃は紙一重で『見切られた』。
激しい動揺。それは恐怖の産物だ。異常な反応速度というレベルではない。
明らかにこちらの動きの先をいっている。本当の意味で『見切られ』ていた。
(・・・・・・ッく)
2発、3発と彼女の猛打をを受ける。かわした点に正確に攻撃が放たれる。
凍り付いているのは最早夜気などではなく、彼の背中だ。
>273 ヴィンセントvsフェイルセイフ(M)
フェイルセイフは無人の大通りを駆け抜ける。
銃創に痛みはない。指を突っ込み、弾丸を抜き取る。
血が吹き出るが、問題ない。すぐに止まる。
とにかく――だ。もうここには居られない。
作りかけの大都市に、これほど人が居ないはずがない。
最初から、ここは彼を追い込む策に過ぎなかったのだ。
かすかににおう血臭を吹き散らす。冗談ではない。生き延びるのだ。
<トラップ女>
『……見切られ……て』
ヴィンセントの耳元で奇妙な声が聞こえた。
慌ててせわしく眼だけを動かす。だが、そこには誰も居ない――女を除いて。
『誰……いない……』
いや――違う。ヴィンセントは頭を振った。女はなにも喋っていない。
見れば、彼女の様子もおかしい。優勢で圧していたはずなのに、
その姿はまるで恐るべき狩人に対して、無駄を知りつつ
腕をぶんぶん振り回しているだけのようにも見える。
ヴィンセントには理解できなかった。緊張と焦燥が呼吸を加速する。
自分でもわずらわしいほど呼吸音が響いて――
(――まさか――?)
>274 フェイルセイフ(M)vsヴィンセント
動悸が早まるのを感じる。
独り言など、いった覚えは無い。
だが、自分で聞いたのならそれは確かな事だ。
その内容。先ほどからの異様な相手の反応。
「・・・・・悟られて当然だな。」
ならば。
簡単な事だ。自分自身が「死ねばいい」。
皮肉なものだ。自分が最も忌むこの力に頼る事になるとは。
銃口を加え、引き金を引いた。
バスン、と腹の底を打たれるような衝撃。
脳漿と鮮やかな血が、建築物の壁を彩った。
体が変異を始める。倒れたはずの体は立ち上がり、盛り上がる。
服は破け、異常なほど隆起した筋肉が覗く。
彼はまたもや、人間である事を捨てた。
(デスギガスに変身)
今の彼には思考が無い。特に求めるものも無い。
ただ、決められたとおりに動くだけだ。
無言。無感動。無慈悲。無理解。
ただの生きたロボットと化した彼は、超高圧の電流を体外へ放電した。
防ぐ手立ては無いだろう。もっとも彼は、そんな事を考える事も無い。
勝手に体が動くだけだ。決められたように。
>275 ヴィンセントvsフェイルセイフ
死を奪われた彼女は死んでいないだけで死体そのもの。
その彼女がフェイルセイフに与えられた命令はたった一つ。
すなわち、「近づくものの心をこだまのごとく返せ」――
男が変身した瞬間、彼の思考は雲散霧消し――
故に、彼女は再び、力を失ってくずおれる。
だが、その身体が、冷たい路面にぶつかることはなかった。
大気すら切り裂く、それこそ雷撃に匹敵する超高圧電流が狭い路地を駆け抜ける。
爆発のような轟音が建設中の建物を揺らし、壁面を焦がした後――
残るのは、原型のわからない消し炭のみだった。
>276 フェイルセイフ(M)vsヴィンセント
目標Bの殲滅を確認。即時目標Aの回収、もしくは殲滅に移行。
現状で実行されるのは『目標の殲滅』。
動きは鈍いが、今の彼にとって相手を探し出すのは簡単だ。
急激に組み変わった体組織。彼の感覚器は赤外線、
人間の耳には聞こえるはずの無い大気の振動、電磁波や
電波を検知し、微細な周囲のMAPの変化を察知する。
能細胞は全てのデータをデジタル処理し、
たとえ感覚器に異常が発生したとしても精度が落ちる程度だ。
フェイルセイフの逃げてゆく足音を検知。
残響による精度の低下もない。完璧なまでの演算力。
既に入力済みのMAPにデータをあてがい、先回りする。
動きの鈍さもカバーできる。
アーチ・アンド・デストロイ。彼の頭にあるのはその命令だけだ。
>277 ヴィンセントvsフェイルセイフ(M)
ひたすらにストリートを駆け抜けるフェイルセイフ。
だが、人はおろか、猫一匹見当たらない。
(くそっ、くそっ! 完全なゴーストタウンなのか?)
焦りがフェイルセイフを侵食する。
追っ手の男はいかにも殺しに手馴れている感じがした。
しかも銃を持っている。遠くから撃たれれば、瞬く間に「死」を削られるだろう。
接近して「死」を奪うか、それともこちらが死ぬほうが早いか――
危険な賭けだった。行う気にはなれない。
そして、フェイルセイフも闇雲に逃げているわけではない。
遠目に『それ』を見つけた瞬間、フェイルセイフは荒れる息を抑え、
低く静かに、声を上げて笑った。
物陰に隠れ、様子をうかがう。
立っているのは青い服を着た、神羅という企業の兵隊だ。
二人、銃を構えて立っている。
(ちいっ、やはり見張りはいるか……)
鉄道を使えば脱出できる。それは当然の考えだ。そしてそれを防ぐのも。
幸いなことに、列車は発車寸前だった。
おそらく、ここを封鎖区域にするための、最後の移送。
フェイルセイフは覚悟を決めた。
最後に乗り込むため、二人の警備が注意をそらす。
その一瞬の隙を突き、フェイルセイフは駆け出した。
二人はすぐにこちらに気づき、慌てて銃撃を開始する。
サブマシンガンの弾丸が容赦なく身体をえぐる。
「無駄無駄」
だが、フルメタルジャケット弾は容易に人体を貫通してしまい、衝撃にならない。
すなわち、フェイルセイフの突撃を殺しきれない。
「無駄だっつってんだろうが!」
だが、苦痛はある。それがフェイルセイフの怒りを呼び覚ます。
手を伸ばせば触れる距離まで近づいてきた男に、神羅兵が思わず慄く。
その、一瞬の怯みの間に――
フェイルセイフは、二人の「死」を抜き取った。
「さて、こんな物騒なところからはとっととおさらばだ」
フェイルセイフはそう呟きながら、また低く笑った。
<残り「死」数 8>
>278 フェイルセイフ(M)vsヴィンセント
列車は発車した。もちろん、彼を乗せて。
I安堵の表情を浮かべる。彼はすぐにでも
眠りについてしまいそうなほど憔悴しているようだ。
無理も無い。殺されかけたのだ。
列車はどんどん市街地から遠ざかる。
ただ、満月だけが事の成り行きをじっと見据えていた。
美しい裸身を晒して。
「彼」〜今はデスギガスか〜には他の情報機器と
接続するようなような機能はない。
が、彼〜フェイルセイフ〜が乗る列車のID検知システムの
検知した異常を察知する事は出来た。IDの不正が発覚した場合、
ホストコンピュータへデータが送られるほか、列車の半径5km以内に
異常を知らせる電波が発信される。それを聞き取ったのだ。
彼は今、鉄橋の上にいる。その下にあるのは線路。
ガガガガガガガガ・・・・・・・・
列車が近づいてきた。
彼は、ためらいも無くその上に飛び降りた。
ひゅるひゅると彼のセンサを空気が撫でる。
それは、まるで歓喜の悲鳴に聞こえた。
これから彼らが行う『殺し合い』に期待している。
観客達は無慈悲なものだ。
彼は列車の屋根に叩きつけられた。鈍重に体を持ち上げる。
べりべり、と屋根をまるでダンボールのようにいとも簡単にはがし始めた。
>278 ヴィンセントvsフェイルセイフ
列車内にいた三人からさらに不意打ちで「死」を抜き取り、
フェイルセイフは少しだけ安堵した。
人間が列車に追いつけるわけがない。
あとは、スラムの人ごみにまぎれて逃げおおせるだけだ。
そう、それが『人間』であらば。
ばぎゃんと凄まじい音が響いて、かすかにまどろみを味わっていた
フェイルセイフは飛び起きた。
後方の車両上部。屋根の上だ。
そこから先ほどの音は聞こえてきた。
「おい、行け」
気のせいと思い切れなかったフェイルセイフは、「死」を奪った神羅兵を
後方車両へ向かわせる。
命令は至って単純。『列車内で動くものを片端から撃ち壊せ』
三人は意思を覗かせない瞳で、黙々と哨戒任務につく。
嫌な予感がする。
フェイルセイフは胸中を這いずり回る毒虫を払いきれずにいた。
>280 フェイルセイフ(M)ヴィンセント
ドズン、無節操に列車内に飛び降り、床に凹みを作った。
不正ID検知のため、照明は血のように赤く、けばけばしく光っている。
だが、彼の視界をさえぎるものではない。
空気を切り裂く音、ヴーという押し殺した銃声と共に
ずぶずぶと背中に銃弾がめり込む。
だが彼の強靭な生命力の前に、銃弾は意味をなさなかった。
ずかずかと神羅兵に歩み寄り、大きく振りかぶる。
ただ、遅い。神羅兵達はたやすく彼の攻撃をかわし、
ただ単純に銃撃だけを繰り返す。
ぶちぶちと肉を裂く音。彼はその太い肉が吹き飛ばされてもなんら感じない。
ぐぐぐぐ、と仰け反ったかと思うと、身を急に絞った。
筋肉の収縮力で、体中にめり込んだ銃弾をあたり一面にばら撒いた。
>281 ヴィンセントvsフェイルセイフ
銃撃銃撃銃撃銃撃銃撃銃撃銃撃銃撃銃撃銃撃。
能面のようにのっぺりとした顔で神羅兵は撃ちつづける。
――すでに、弾倉から弾丸が消えていても。
フェイルセイフから受けた命令に、『弾丸を補給する』ということは含まれていない。
撃ちこんだ弾丸が、怪物の身じろぎひとつで吹き飛ばされる。
ばらばらと体中いたるところに当たり跳ね返る銃弾にも、神羅兵は見向きもしない。
ただただ、得体の知れない虚ろさで引き金を引き続ける。
――そのまま、怪物の拳に潰され、引きちぎられ、跳ね飛ばされ
――内臓を撒き散らし、腸が蛇のようにのたくり、脳が白い花になり
――血が、血が、血が、薄く煙って霧めいてすら見える。
フェイルセイフは、車両の陰からその光景を一部始終見ていた。
内側から食い破らんとしてくる、恐怖という名の蛇とともに。
>282 フェイルセイフvsヴィンセント
本来の彼〜デスギガス〜ならば、別に気にすることも無かっただろう。
叩き潰した神羅兵の血の匂い。ぼりぼりと潰した骨の感触。
頭を叩き潰したときに、飛び散り、軽い音を立て天井に張り付いた目玉。
ただ、今の彼は血を失いすぎていた。
無理も無い。変身時にヴィンセントは頭を撃ったのだ。
回復に大量の血を消費していた。
喰いたい。
彼の頭に、初めて欲望が生まれた。
血への渇望。的を引き裂くときの快感。
ミシミシ音を立てながら彼の姿が変わる。
バルバルバルバルバルバル!!
腕からチェンソーを生やし、床を削る。
顔は硬質化し仮面のようになる。
「UHYAAHHAAAA!!!!!}
いまだに残っている神羅兵をチェンソーで引き裂く、引き裂く。
ぐしゃぐしゃの肉汁になる神羅兵を啜り、
歓喜に咽び泣くように肩を震わせた。
そして奥を目指す。
・・・やっぱり、殺るなら「生」の人間がいいよなぁ!
>283 ヴィンセントvsフェイルセイフ
(な、なんだ、あのでたらめな化け物は)
フェイルセイフは常に他人に与え続けてきた感情を、今、まさに
自分自身で食む羽目になっていた。
意識が暗い紅い闇に貪られていくような――恐怖。
その容赦ない蹂躙のあとに残る漆黒の――絶望。
フェイルセイフの能力は無敵だ。
相手がこちらを三回殺してもこちらは生きている。逆に相手は一度死ねば終わりだ。
――だが。
相手が、こちらが一回殺す前に、十回殺してくる相手だったら?
怪物は姿を変える。
顔にはマスク、握るはチェーンソー。
素早さがあがっている。逃げ切れない。
否、それ以前に、この列車に逃げ場など存在していない。
脳が加熱してホワイトアウトしていく。身を焦がすのはひたすらに恐怖だ。
フェイルセイフは手持ちのナイフで掌を切った。
走るうっすらとした痛み。流れる血の赤さ。冷徹さが立ち戻る。
この状況で最良の決断。
フェイルセイフは、化け物に向けて飛び掛った。
>284 フェイルセイフvsヴィンセント
――――「HYAHAHAHAHAHAHA!!!KILLKILLKILLKYYYIILL!!!!」
高らかに笑い俺はいとも容易くフェイルセイフの攻撃をかわす。
鈍重そうな巨体からは信じられないほどの敏捷さ。
ざまあみやがれ!クハハ、笑いがとマラねぇナ!
ああ、早く切り刻みたい切り刻みたい八つ裂きにしてやるぁ!
「HYYYYYYYAAAAAHHHAAAAAAAAAA!!!!」
バルバルいい音がする。いい調子だぜ相棒よぉ!
さぁ、たっぷり血を!肉を!プレッツェル見てェナ骨を食わせてやる!!
どうだ!怖いか!まだ死にたくない、そんな感じだなぁ!!
だがもうすぐ終わりだぜ!俺の獲物なんだよお前はァッははァッ!――――
馬鹿にしたように高笑いをしながら、彼はくるくると『首を回した』。
縦に、横に、ぐるぐるとよく回っている。たちの悪い冗談だ。
意識が遠くなりそうになるフェイルセイフ。
だが、へこたれるわけにはいかない。
生き抜かなければ。
>285 ヴィンセントvsフェイルセイフ
チェーンソーが体中を蹂躙するのは、もはや痛みにはならなかった。
ただ、熱だ。焼けた鉄を押し当てられるような鮮烈な熱が、神経を溶かす炎が
それだけで発狂しかねないほどフェイルセイフを犯し尽くす。
――一、二三、
その状況で、なお。
――四五、六、
フェイルセイフの狂った姦計は、未だもって続行中だった。
死ねる回数は「11回」。
下方からのチェーンソー振り上げが迫る。
そう、この化け物の、この動作を見切るためだけに、六回の「死」を使った。
腕を十字に交錯させ、その交差部でチェーンソーを受け止める。
勢いを殺しきれず、腹部にチェーンソーが突き刺さって七回目の「死」が散る。
――それが、いい。
激痛にもだえながら、そのチェーンソーの勢いに乗って天井に激突。
打ち所が悪かったのか、八回目の「死」が無情に消えていく。
だが、これで勝ったも同然だ。フェイルセイフが苦悶の中で笑った。
何故なら。
奴のくるくる回る頭は、今、こちらを捉えていない――
重力では足りない。天井を蹴る。
あたかもましらの形をした弾丸であるかのように、一直線に化け物めがけて。
思い切り伸ばした指先が、そのおぞましい異形に触れる寸前。
横殴りのチェーンソーが、その胸に突き刺さる。
(ぐっ……はっ……!)
ぶれた視界の中で、フェイルセイフは――
確かに、怪物の「死」を、掠め取っていた。
<残り「死」数 2>
>286 フェイルセイフvsヴィンセント
『死』を奪われた彼は、ゆっくりと、動きを止めた。
全身がなえる。風船がしぼむかのように
隆起していた体は縮んでいった。
ぴちゃ、半ば呆けた彼の顔に、天井から血が滴り落ちる。
・・・・・・・・・・・・・・!!!
全てを理解しないままそこを飛び退き振り返る。
彼の目標、フェイルセイフがそこにいた。
「・・・・・・・・再びあいまみえたようだな。」
先のあれは、わたしではない。
だが、貴様にとどめを刺すのはわたしだ。
「たとえ生きるためであろうと、命を奪った事に対する罰は消えない。
貴様に選択肢をやろう。一つはわたしと共に来るか。二つ目は
・・・・・・・・ここで死ぬかだ。」
彼の腕が消え、一瞬の後には銃が握られていた。
手品か、そうでなければ魔法か。
僅かなぶれも無い。もちろん迷いは無い。
抜き打ちは、柄に手をかけた時点で既に勝敗が決まっているものだ。
引き金にかけられた指は、あと僅かに動かすだけで発砲する。
意識を全身の筋肉の末端までめぐらせ、完全に制御している。
――――沈黙。
>287 ヴィンセントvsフェイルセイフ
空気が振るえることを止めたかのような沈黙。
あと、二回。二回だ。
二回だけ、死ねる。
二回の死で、確実に生き延びる方法(ルール)、それを見つけなければならない。
喉のひりつきが冷静さを脅かす。
流れ落ちる汗が痛いほど
総毛立つ身は忌まわしいほど
髪の毛の揺れが狂おしいほど
死ぬぞ、死ぬぞ。貴様は死ぬぞと囁きかける。
呼気ひとつ。
フェイルセイフは生への執着で恐怖を噛み砕いた。
最後の冷徹な計算が唯一絶対の答えをはじき出す。
フェイルセイフがぴくりと動いた。
打ち合わせ参照。
>288 フェイルセイフvsヴィンセント
ぴちゃ、再び彼の顔を血の雫が叩く。
素人なら反射的に引き金を引いていただろう。
だが、ヴィンセントは動かない。
忌まわしい「死」という名の凶器を携えていながら、
忌まわしい「死」そのものを司る能力を持ちながら、
彫像のように動かない彼ら二人は、何故かひどく美しかった。
男がびくりと動いた。
そして沈黙を、止まった空気を破ったのはヴィンセントのほうだった。
正確に心臓を3回叩かれる。
また。まただ。また撃たれた。
一瞬の間に12の銃弾を受けた彼は吹き飛び、ガラスを破り外に飛び出た。
無慈悲な女王、月が彼の落ち行く様を見つめている。
彼の耳に聞こえる風きり音は、嘲笑のように聞こえたかもしれない。
聞こえていれば、だが。
鉄橋から落下していく彼を見やる事もせず、ヴィンセントが呟いた。
「・・・これが、君への罰だ・・・・・・・・・」
ガガガガガガガガガガ――――
列車はもう、目的地に着くだろう。
>290 フェイルセイフvsヴィンセント エピローグ
不愉快な音を立てながら、列車は止まる。
本社近くへ向かう列車だ。帰る手間が省ける。
「・・・・・・・・任務は終了した。」
重い体を引きずりながら移動し始める。
気分が悪い。吐き気がするのはいつもの事だ。
また、人を殺した。
わたしに人を『裁く』権利など無いのに。
同じ罪人だ。
適当な壁に倒れこむと、力が抜けていく。
脱力しきった頭に、一つ疑問が浮かんだ。
宝条がなぜ自分を派遣したのか。
「表立った行動をするわけにはいかない。」
ならば、タークスなりソルジャーなりを派遣すればいい。
実験、とも言っていたが、宝条にそこまでの権限があるとは、
正直思えない。
「・・・・・・・・最初から、おかしな話だった。」
もっとも、裏に何があろうと、彼は気にしない。
ただ、今出来る事をするだけだ。
緩やかな風がほおを撫でた。
今思えば、あの男との死闘も夢だったように感じる。
「・・・・・・・・・ひどい悪夢だな。」
足元には、珍しく花が咲いていた。
摘み上げるとそれははかなく散り、風にのり飛んでいった。
風が歌う。
彼には、『あの男』への鎮魂歌にも思えた。
>291 ヴィンセントvsフェイルセイフ エピローグ
廃棄物に汚濁された、さほど大きくない河川。
薄いながらも毒性を持つその水の流れは、穢れを宵闇に覆い隠し
その本質とは裏腹な美しい輝きをきらめかせていた。
さながら、星空を映す鏡面のように。
その静かな滑らかさをささやかに、だが確実に破壊する波紋が
水面から突き出された腕から発生する。
腕は彷徨うように二、三度空を掻き、確かな川岸の感触をつかむと
ぐっと力をこめ、水面下に眠る全貌を明らかにした。
「ぐっ、げはっ、がはっ……ごほっ、はっ、ぐぼっ……ええ、おええ」
――フェイルセイフ。
さんざん飲んだ河川水を吐き出す。混じった胃液の臭いが鼻腔を焼いた。
「かっ、かはっ……はっ、はははっ、くはははははははははっ!」
むせていた声が――歓喜の色に染まる。
逃げおおせた。ざまあみろ馬鹿め。このフェイルセイフは、死んではいない!
「はあっはっはっはっはっは! く、くくく、くかかかかっ!」
フェイルセイフはひたすらに哄笑する。すべてが彼の思惑通りだ。
あの男の銃弾は確かにフェイルセイフを射抜いた。
間違いなく、ストックの二つの「死」を貫通し、フェイルセイフ自身の「死」に届いた。
――ヴィンセントから抜き取った「死」がなければ。
「くっ、くくくっ、くくくくくくく」
いい気分だった。とてもいい気分だ。
せっかく蓄積した「死」はことごとく失ってしまった。
だが、そんなものは生きていればいくらでも補充できる。
ここはスラム街だ……追っ手の目もごまかせる。
フェイルセイフを止められるものはいない。
「くはははははははははははははははは!」
「ご機嫌だな、フェイルセイフ」
>292
フェイルセイフが振り向く間もなく、首筋には手刀が突きつけられている。
冷ややかな――フェイルセイフが初めて感じる、「本物の死」。
「神羅はよくやってくれたようだ。君の能力は厄介なものだが
弱点もある――捨て駒を使えば脆い。
動くなよ……その瞬間『処分』する」
あまりに冷酷な宣告。
フェイルセイフはすべてを理解した。――統和機構。
背後に立つ暗殺者には、微塵の隙もない。
合成人間ユージンは、起伏のまるでない淡々とした口調で言った。
「MPLSフェイルセイフ……貴様は統和機構によって『保護』される」
フェイルセイフの背筋が凍る。
『保護』――? 馬鹿げた言葉だ。統和機構のMPLSの扱いは二つしかない。
すなわち「手駒」か――実験動物。
「た、頼む! 見逃してくれ! お前も統和機構に拉致された
MPLSがどんな目に遭わされるか知ってるんだろ? 頼むよ、
あんな恐ろしい目に遭わされるんだぞ!? 合成人間ったって、
温かい血が流れてるんじゃないのか? なあ、後生の頼みだ。
見逃してくれ……」
フェイルセイフは泣き叫んだ。これほど嘆願したのは、正真正銘
これが最初だった。
統和機構の刺客は、密やかに沈黙を守る。
気が狂うほど遅滞した一瞬が過ぎて――
「スプーキーE、こいつを『洗脳』しろ」
そしてフェイルセイフの意識は途絶えた。
<ヴィンセントvsフェイルセイフ(M) end>
今回の闘争記録ですね。
結果。統和機構の一人勝ちです。
>269>270>271>272>273>274>275>276>278>279>280>281>282
>283>284>285>286>287>288>290>291>292>293
普通に読めばよいという話もあります。
―――――ふと、気付いたら。
その場所に立っていた。
目前に、自分と同じ顔をした男と共に―――――
「いい夜だとは思わないか?」
「ああ、そうだな」
冴え冴えと空気が凍る真夜中過ぎ。
月は大きく、蒼く、草原に映える二人の影は、長い。
「こんな赤い月が在る夜は、頭の奥が疼くんだ……お前も、同じじゃないのか?」
「……お前の眼には紅く映るんだな、こんなに蒼い月が…」
先に声を出した男は、穏やかと言っていい容貌をしていた。
声の調子も、やわらかで、優しい。
もう一人の男も、同様。
まるで呼吸をするように、ごく自然に声を出した。
「……あの日を思い出す。自分にとって、一番大事だった筈の人間を殺した日。
ああ、一日だって忘れた事は無いさ」
「そうだな……あの時も、こんなに蒼い月だった。共に生きると、この生命尽きるまで
守り抜くと誓った、あの日。忘れられる筈が無い…」
最初の男の声には、哀しみも、後悔もない。
思い出せるものは、震えるような快感しかない。
―――――だって、もう、心は既に死んでいるのだから。
もう一人の男の声にも、後悔は微塵もない。
定められた寿命、それが残り少ないとしても。
―――――いや、だからこそ。自分の心に正直に生きてきたから。
ただ殺す事に快楽だけを追い求める『殺人鬼』に成り果てた遠野志貴は、自らと同じ顔の相手に笑いかけた。
自ら守るべき対象を求め、それに殉ずる事を選んだ『殺人貴』遠野志貴もまた、穏やかに笑い返した。
「……なあ、自分と同じ顔をしたヤツが、自分の一番見たくない顔をしたヤツが、目の前にいたらどうする?
俺は、一つしかやることは無いと思う」
「……ああ、そうだな。こんな、成り得たかも知れない自分自身の顔なんて、一分も、一秒だって見ていたくない。
ならば、やる事は一つ、だな」
相対した二人は同時に、ごく自然な動きでナイフを取り出し、無邪気に笑いあった。
そして躊躇う事無く、パチン、と刃という己の牙を剥き出す。
「「さあ、殺し合おうか」 」
>245 ロングファング
「なっ………?!!!」
八戒は驚愕した。目の前の男が巨大な鉄塊を投げつけてきた----。
防護壁はそのままとはいえ絶対的な質量差は如何ともしがたい…。
「くっ…」そのまま数メートル押される…態勢を立て直そうにも
さらに鉄塊が押し出されてくる…どうやら、男が後ろから押しているようだ…。
「…こんなサンドイッチはごめんですよ…」
後ろには鉄屑の山…前には気孔波では如何こうできないような鉄塊…。
八戒は覚悟を決めた。
「…このままではジリ貧ですからね…、博打を打たせてもらいます!」
防護壁を解除し、両手に出来るだけ気を集め気孔波を放つ…但し、鉄塊の接している地面に。
うまくいけば、鉄塊が地面に沈み、男の思惑を崩すことが出来る。
「…こういうのは僕じゃなくて、むしろ悟浄の方がにあうんですけどね…」
(トリップ判定。八戒が勝てば鉄塊は動かなくなる。ロングファングが勝てば鉄塊の動きは止まらない)
あ、トリップ直し忘れてました…。
こっちの方で判定願います。
流れを切る様で悪いが、溜まった闘争の感想をここに連ねたいと思う。
先ずは前スレッドの分からだな。
>クリスマス・バトルロイヤル
これはまた……正に「混沌」だな。
正直、コメントを付け辛い。が、トリップ判定の新しい可能性を
見る事が出来たという点では、天堂天山に感謝したい。
(私も、使わせてもらったからな)
>アーカードVSゼン・ランドー
まさか、あの不死の王が、ここまで苦戦を強いられるとは。
ゼン・ランドー……一体何者だ?
緊迫感に満ち溢れた、素晴らしい闘いだった。
>玲二VSラバーソウル
なかなか機転を利かせた、味のある戦闘だったな。
玲二、完全復活という事か。
しかし「レロレロ」は………どうもな。
>ハインケルVS鋼線のベック
やはり無残だ…ベック。彼ももう少し考えて闘えば、
善戦出来たような気はするな。元々ハインケル不利の闘いのはず
なのだから……。
>レイオット&ヒトラーVSベナレス(M)
苛烈な闘いだったな。マリオネットとは言え、恐ろしい強さだ、
ベナレスは。一方、即興とは言え、レイオットとヒトラーのコンビネーションも
素晴らしい物だった。
>玲二&ヴェトゴニアVSヴァンパイアロード
かなり見栄えのする闘いだな。
玲二と惣太の見事な連携に、さしものヴァンパイアも形無し、
と言った所か。楽しませてもらったぞ。
>ドノヴァンVSZバット
……何処までも報われない男だな…ドノヴァン。
以上だ。
長いので一旦切ろう。
>シエル&アンデルセンVSモーラVSリップバーン中尉
混乱を極めた一戦だったが、逆にトリップ判定が、
ドラマチックな展開を呼び起こしたとも言えるな。
見ていて面白い闘争ではあった。
>アルカード&レイオットVs化蛇&アザゼル
これもまた、何が起こるか分からない一戦だった。
しかし、アザゼルの能力をあのような形で使おうとは……
少々驚いたぞ。
>ルークVSメイドロボ
吸血鬼に関係のない、機械同士の一戦だったが、なかなか興味深い
闘いだった。単分子フィラメントがあれば、ルークがもっと圧倒的に
なっていたのだろうか?
………前スレッドの分はここまでだ。残りはまた別の機会に。
はいっ、それでは今日の闘争予定行ってみましょー
ロングファング vs 猪八戒
ハインケル&由美江vsアザゼル
ラルフ・グルトvsヴェドゴニア
殺人貴vs七夜志貴
以上となっています
次にちょっぴりレビューです
やっぱり注目のカードは同じ能力を持つ者同士の戦いである
殺人貴vs七夜志貴
ですね。
双方とも腕、能力ともに互角ですが
(自分が)生きるために殺す。殺人貴と
殺すために殺す。七夜志貴
この意識の差が闘いを決着付けると予想してみます
他の闘争は解説役就任前に始まっちゃったのでパスしちゃいます
悪しからずです(ぺこり)
>295(vs殺人貴)
もはや言葉は必要無い。
計った様に、互いが同時に疾走を開始した。
10m足らず在った間合いが、一瞬で零になる。
斬り合いに入る直前に、右手で溜めを作っていたナイフを、ひょいと左手に持ちかえた。
そして、斬撃ではなく、刺突に切り替えて、一気に死点を狙う。
溜めが消えたせいで威力は無くなったが、相手が想像していたよりも刹那の瞬間だけ、
早い時点でナイフの切っ先は到達する。
まずは、こちらが先手だ。
殺すのに威力は、必要無い。
そしてこの程度の下らないフェイクに引っ掛かる自分ならば、解体して楽しむだけのことだ。
303 :
以上、自作自演でした。:02/01/02 21:29
試合中にすんません。顔射しま〜す!
闘争予定続報です〜
ネロvsアドルフ
出ました耐久力馬鹿ことネロ博士
果たしてアドルフさんに殺しきる事ができるんでしょうか?
一応同じ出典ですし、私はネロ博士を応援しておきます(おざなり)
>302『vs 殺人鬼(七夜志貴)』
同時に駆け出す、ヤツと俺。
ヤツは俺、俺はヤツ。
多分肉体的には何ら変りは無いだろう。
ならば、違いは技術面、精神面。
…伊達に何年も死徒狩りをして来たワケではない事を思い知らせてやる!
ヤツがフェイクを掛けるのが解った。
―――ハッ、それで先手を取ったつもりか!
俺は心の中で叫ぶ。
幾つかの脳内シミュレーション、その内の一つ、『死点』直接攻撃。
前屈みで走りより斬撃を加えようとしていた姿勢から、無理矢理上体を反らせる。
更にそのまま、とんぼ返りの要領で後方に手を付き右足を蹴り上げる。
ガツッ!
確かに二の腕にヒットする爪先。
…だが、ナイフを取り落とすまでは行ってない。
―――チィッ!
次は俺の番だ!
後方一回転して、地に足を付く間ももどかしく、そのまま蹴る。
―――ならばキサマも同じ攻撃を受けてみろ!
>305(vs殺人貴)
半ば予想済みの事とはいえ、刺突はあっさりと回避された。
――――やはり、そうだろうな。……そうでなくては。
僅かに唇が歪む。
ナイフを握り締めた左腕を、握力はそのままに脱力。蹴りの衝撃を受け流した。
そのせいでとんぼ返りという派手なアクションの隙を突き損ねたが、左腕にダメージは無い。
更に蹴りが来た。
……馬鹿な奴だ。直死の魔眼とナイフという絶対の武器があるのだ。
モーションの大きい蹴りを使う必要が何処にある?
いや、違うな。ヤツは俺だ。意図の無い攻撃は無い。
フェイントか?恐らくはそうだ。ならば……
ナイフの位置を視界の端に収めつつ、蹴り足の『線』を狙う。
予め定められた軌跡をなぞるように、ナイフが疾る。
下らない狙いなら、足一本、まずは貰うぞ。
>306『vs 殺人鬼(七夜志貴)』
―――掛かった!
ヤツのナイフが俺の足の『死線』に掛かった瞬間を狙い、
地に付いている軸足を蹴り上げる!
最初の蹴りの勢いと渾身の軸足の蹴りに挟み込まれた
ヤツの左腕は、無惨にもグシャリと音を立てて潰される。
…そしてヤツのナイフは、俺の右足に突き刺さったまま。
『死線』をなぞり切らない中途半端な位置で止まっている。
左腕を叩き潰した勢いでヤツの胸を蹴り、再び後方宙返り。
…少し距離が開いた。
…俺の右足と、ヤツの左手…。
―――少しこちらの分が悪かったか?
まあいい、ヤツの武器は奪った。
俺は右足からナイフを抜き取り、両手に構える。
―――さあ、どう出る?
>307『vs殺人貴』
参ったな。お気に入りのナイフを奪われてしまった。
左腕も骨まで多分いってしまっている。全く……たいした馬力だ。
仕方ないので、解体の時につかうつもりでいた安物の肉切り包丁を取り出した。
少々重過ぎ、斬り合いには不向きなのだが、他にないのだから仕方が無い。
取り出し、構えた時には、ヤツは足から抜き出したナイフを左手に構え終えていた。
二刀流のつもりか?
苦笑する。
それで手数が倍になるようなら、誰も苦労はしないんだよ。
俺達なら、俺達ならば、ただの一刀で済む筈だ。
ゆっくりと慎重に側面に回り込もうとしながら、思う。
―――今度はそっちから来い。
>308『vs 殺人鬼(七夜志貴)』
…解ってるさ、お前の考えは…。
そう、俺たちの『能力』は一撃必殺、得物などは一つ有ればいい。
だがな、有効な使い方も有るんだよ…。
右足は、全く感覚が無い。
だが、動く。
ならば問題なし。
ヤツは無様な庖丁を構えて様子見をしている。
―――誘ってるな?
良かろう、乗ってやろう!
ヤツに向かってダッシュを掛ける。
と、同時に右手のナイフをヤツの眉間目掛けて投擲!
当然ヤツは回避しようとする、だがそのナイフを弾く瞬間が勝負。
俺は更に草原を駆け、ヤツの背後に入り込む。
そして、その『死点』、胸の中央を裏から狙いナイフを差し出す。
導入1
ドイツ第三帝国・首都ベルリン。
前大戦の敗北から奇跡的な復興と発展を遂げ強大な帝国を築きあげた
ドイツ第三帝国首都、その大都市の闇である事件が起こった。
本来なら、その事件は通常の警察機構により処理されるべきであった。
それが、秘密警察の隊長を務める彼の耳に入ったのは、その事件が
ありふれた事件と違いある異常性と不可解さをともなっていたからだろう。
大都市のメインストリートから多少外れた裏通り、決して人どうりが多くは無く
夜の闇は濃いと言えど本来なら安全であるはずのそこで、わずか数分で10人程の
人間が殺されたらしいのである。
人数が確定されていないのも、殺されたらしいと言うあやふやな表現も決して
担当した警官が無能だったからでは無い、むしろ優秀であったと
評価するべきだ。
何しろ目撃者は皆無、現場に残されていた遺留物は複数からなる大量の血痕、
引き千切られた衣服、そして多種多様な獣の体毛、爪跡のみだったからだ。
これらから彼が導き出した結論は、わずか数分の間に複数の大型肉食獣が
10人以上もの人間を殺害し目撃者も残さず、死体と共に消え去ったと言う、
実に現実離れしたふざけた結論であった。
まともに提出すれば、評価されるどころか正気を疑われるその報告書はなぜか
受理され、そのまま秘密警察にまわされた。
秘密警察の隊長を務める彼には、この理不尽で不可解な報告書を理解する
ことが出来た、いや正確には不可能と思えるこの事件が彼や彼の仲間・・・
秘密警察では無くただ一人の王に絶対の忠誠を捧げた本当の意味での仲間達
には可能であると知っていたからだ。
「まさか反乱か?」
ありえない、一度でも彼らの王に会った者なら、獣性細胞を授けられた
者なら・・・。
「まさか・・・」
彼はもう一つの結論にたどり着いた、それは彼らとは別の血統を持つ、
もう一つの『獣性細胞の宿主』の可能性である。
本来なら彼は、ここで彼らの王に是が非でも報告すべきであった、
それを怠ったのはこの結論が推論の域を出ない事と独力で『獣性細胞の宿主』
を捕獲し、王に自らの能力を示したいとする虚栄心故である。
彼は知らなかった、この世界に彼ら獣性細胞の宿主以外にも
人外の闇があることを。
導入2
彼はその夜、部下を引き連れていなかった。
相手が自分の想像どうりの者なら、ただの人間の部下など無意味だからだ、
また大人数を投入してほかの仲間に自分の行動を知られたくなかったからだ。
それにもかかわらず、あっさりと『ソレ』を発見できたのは、彼自身の超感覚と、
それ以上に『ソレ』が放つ気配が異質であったからだろう。
「昨夜の事件の犯人は貴様だな、同行願おうか!!」
彼は、いきなり『ソレ』に命令した『ソレ』が放つ異常な気配に飲み込まれない
為に、そして自らの優位性を確認する為に、だが『ソレ』は彼に気がついた
様子の無く歩き去ろうとしていた。
「ふざけおって!!」
彼はいきなり、自らの左手に宿る獣性腫瘍を発現させ、左手を巨大な蛇に変えると
そのまま『ソレ』の背に叩きつけようとした。
だが『ソレ』の背が急激に膨れ上がり、一瞬で闇色の巨大な獣の姿をとり
彼の左手を食いちぎった。
「ふむ、背後で何かかあったようだな」
『ソレ』は無感動な感想と共に、初めて彼の存在に認識した。
そして体内で咀嚼されている彼の『獣性腫瘍』が『ソレ』にとって未知に存在で
ある事を認識するに到り無感動は歓喜にかわった。
『ソレ』は『獣性細胞の宿主』ではない、それどころか彼らにとって障害にしか
ならない存在であり、自分では対抗どころか対応すら出来ない存在であると理性
ではなく本能で認識し・・・彼は全力で逃走した。
死を恐れた為ではない、自らに課せられた役目を果たす為、すなわち『ソレ』の
存在を彼らの王、ドイツ第三帝国の真の支配者に知らせる為に。
導入3
ベルリン郊外・総統官邸
本来ならそこは、出入りを許される人間は極めて限られいる。
彼ごときが面会を許されるはずはなかった、だが左腕を食いちぎられ、
背を裂かれ、わき腹を削られながら辿りついた彼は、予め招待されていたかの様な
丁重さで総統との面会を許された。
彼等の王は、彼が入室しても気がついた様子も無く巨大な白いキャンバスに
向かっていた。
そして、彼が待ちきれず報告しようとした時、不意に彼等の王は口を開いた。
「ほう、確かに唯の獣性細胞とも私とも違うようだな。」
その言葉の真意は彼には理解出来なかった、だだ自分に向けられた言葉では無い
ことは理解した。
呆然とした次の瞬間、彼の体中の傷口から黒い水のが蠢きだし、彼の体を
食らいながら蒼い鴉の姿をとった、彼は薄れゆく意識の中確かにその蒼い鴉が
言葉を発するのを聞いた・・・。
「貴様ガ、コノ領地ノ王カ?」
金髪碧眼の青年は、部下の死にもその異常な現象にも動揺すら見せずに返す。
「いかにも、我が名はアドルフ・ヒトラー。時間と空間の支配者にして、
ドイツ第三帝国の王。貴様は何物だ?」
蒼い鴉は、生物とは思えぬ気配を発しながら答える。
「私ハ混沌ノ群レ名ナド無イ、ガ教会ノ者ドモハ私ヲコウ名ズケタ
『ネロ・カオス』トナ」
アドルフ・ヒトラーの顔に興味と理解の色が広がる。
「なるほど貴様が、かの混沌か良かろう相手をしてやろう」
「コレマデダ、今行クゾ我ガ一部トナルガ良イ」
そして、巨大な総統官邸が地震のように揺れ、人外の闘争がまじまった。
>309『vs殺人貴』
!!
判断に理性が介入する余地は無かった。
ただ今までの殺しの経験が、最善の一手を導き出す。
投擲されたナイフに、折れた左腕を差し出す。
鈍い音。肉に感じる冷たい感触。
腕にナイフを突き刺したまま、背後に回り込もうとした『自分』に向き直る。
死点を直接、最短距離で狙っている。
容赦も何もない、必殺の一撃。
ナイフを避けようとしていたら、これで殺られていたな。
奇妙に冷静な感想を思い浮かべると、
その必殺だったはずの一撃を、自らの得物で弾き飛ばした。
>313『vs 殺人鬼(七夜志貴)』
ギイィィン!
鈍い音を立てて弾かれる俺のナイフ。
だが、それも予想済み!
左腕をブン、と振り、袖に仕込まれていた『七つ夜』よりも
一回り小さなナイフを左手に移す。
…予備を用意しているのはお前だけじゃないんだよ。
そのサイズだって、解るだろう? 何も問題ないって。
俺のナイフを回避したモーションのまま、まだ帰って来ない
ヤツの庖丁。
―――コレで決める!
正面に向き直っているヤツの胸に左腕を突き出す。
目の前の青い鴉に指弾を放つ。
対化物用に銀でコーティングされたベアリングだ。
音もなく、鴉がはじけ飛ぶ。
「混沌の獣博士か。ちょうどいい、その身に宿る混沌、我が進化のための材料とさせてもらおう」
銀のベアリングと柄だけの剣を持ち出す。
……化物を滅するための概念武装だ。
(かの獣博士なら、堂々と正面から来るだろうからな)
血の高ぶりを感じながら、悠々と正面玄関に向かう。
>314『vs殺人貴』
糞、ナイフならばともかく、この包丁では『重過ぎる』!
切り返しが間に合わない!
ならば、やるべきことは一つ。
包丁からあっさり手を放すと、無手になった右手で相手の左腕をナイフごとを払う。
死点という狙いがはっきりしている分、それは容易かった。
僅かに胸に傷を作っただけで、ナイフは死点から逸れた。
即座に後ろに跳躍すると、追撃に備えて左腕に刺さったままだったナイフを抜く。
自分のナイフと全く同じ感触。
はは、実に良いね。
自分のナイフで死ねるなら、満足だろう?
「依頼」
事件発生の報告が、トリスタン市警察第一分署に飛び込んできたのは、17時25分のことだった。
「市街地での無差別大量殺戮事件の発生」
市警は即座にSES――特殊執行部隊の出動を決定。通報があった区域へと、一個小隊を急行
させた。
10分後、展開したSESは被疑者と思われる男を包囲。即座に制圧にかかる。
しかし、結果は――
「……全滅?」
モールドキャリアを運転しながら。
どこか寝ぼけた表情を、驚きのそれに変えて、レイオットは声を上げた。
SESは市警きっての精鋭部隊だ。魔族や魔法士以外の相手に、そうそう後れを取ることはない。
それが、あっさりと。
「全滅です。報告によれば、攻撃班は一瞬で切り刻まれて絶命した、ということです。なお、モールド
は着用していなかったという証言もありますから、被疑者が魔法士である可能性はありません」
やや強ばった表情で、ネリン・シモンズ二級監督官は告げた。今までに、魔族事件は魔法士犯罪
以外に、こんな奇妙な事件は発生したことがない。
「市警は独力による事件解決は困難と判断し、魔法管理局に応援を要請しました。事件発生から、
30分後のことです」
「……それで、俺にお鉢が回ってきたか。で。俺はどうすればいい? そいつを捕まえるのか?」
気負うことなく問うてくるレイオットに、ネリンはやや言葉を詰まらせた後。
「いえ――今回は、目標の撃破が最優先です。そもそも、人間であるかどうかもわからないような存
在ですから」
「了解だ。……そろそろ到着だな」
つぶやく。正面には、重装備に身を固めた警官隊が、区域全体を包囲するように展開している。
だがそれは、どちらかといえば、内部の存在を外に逃がさないように、と言うよりは、外の人間を内
部に侵入させないように、といった側面が強い。事実、警官隊の注意は、内部よりも周囲の野次馬に
向けられている。
それを、ゆっくりを見回してから。レイオットは、静かに独りごちた。
「さて。行こうか」
>316『vs 殺人鬼(七夜志貴)』
「チィッ!」
…外したか。
距離が開いた、もう奇襲は効かない。
わざとゆっくりと、左手のナイフを折り畳み、袖に戻す。
視線はヤツに向けたまま…。
―――やはり一筋縄では行かないか。
右足が重い。
多分もう、さっきのような動きは出来ない。
右手にナイフを構えたまま、今度は俺が様子見の体勢となる。
>317
その男は、一人佇んでいた。
白いロングコートに、真っ白の髪、黄金の瞳を宿した男。
だが、彼の身体の純白は、赤い液体で醜く汚れ、
美しい黄金色の瞳に移る物は、既に狂気だけだった。
辺りに散らばるのは、人間の「破片」。最早性別はおろか、
誰が誰の「部分」なのかすら判別出来ないほど、それらは酷く散乱している。
・・・・・・どこで間違ったのだろう。
それは、彼自身にも分からない。
ただ一つ、彼の心に浮かぶもの。女性の姿。
あの日の、凄惨な記憶。
「……………姉さん」
彼は一人、誰も聞き取る事のない呟きを発した。
目には、相変わらず満面の狂気を湛えたままで。
………足音が聞こえる。
何者かの、やけに重々しい足音が。彼は、音のする方へ向き直った。
そこに立っていたのは、全身を妙な形の鎧で包んだ者だった。
顔すらも鎧に隠され、外見から何も判別できない。
だが、彼にとっては既に、そんな事はどうでも良かった。
「…………お前が」
ぼそり、と呟く。
「……お前が、姉さんを殺したんだな!?」
絶叫と同時、彼の右腕から幾筋かの銀光が延び、
鎧の男、レイオット・スタインバーグへと突き進んだ。
レイオットVSテュール START
>315『vsアドルフ』
相手の存在を確認するや否や私は、アドルフ・ヒトラーと名のった存在の城に
真正面から突っ込んだ。
「死徒でもなく、ましてや真祖でもない今だ知らせざる超越種・・・」
それは、「究極の一」を目指す私にとって最高の獲物である。
不意に先行して送り込んだ『私』の一つが元の『混沌』に帰る。
だが私にとって貧弱な概念武装など、本当の意味で私を滅するには値しない。
突入した時に肉片に変わった、警備兵を貪りながら私は『混沌』から巨大な獣達
を開放した。
(黒犬、虎、豹、蛇、熊などが先行して獲物に襲いかかる)
>318『vs殺人貴』
ヤツの右足は血に塗れている。
俺の左腕も、多分似たような状態だろう。
ほぼ、互角の展開。五分のダメージ。
……いや、わずかに俺が押されているか?
どうやら、技量では羽毛一枚分ほど、ヤツの方が上のような気がする。
別段動揺は無い。
強者と勝利者とは全く別個のものだ、ということは既に知っている。
……ああ、全くその通りだ。
それを心の底から理解したのも、こんな夜だった。
気を取りなおし、戦闘に集中する。
初手で足を傷つける事が出来たのは僥倖だったな。
ここから先は、俺が常に先手だ。
――――奇襲は飽きた。次は斬り合いに、付き合ってもらうぞ。
>319 VSテュール・ヴァイス
「……なに?」
いきなりの絶叫。怪訝に思った瞬間、男の右腕から、奇妙な煌めきが延びた。
目の錯覚かとも思ったが。その銀光は速度を上げつつ、奇妙なうねりを伴って
こちらへと迫る!
「――――!?」
自分でも訳のわからないままに、レイオットは銀光を回避。だが光は、まるで意
志を持っているかのような機動で、正確にこちらを追尾する。
「なんだ、これは――?」
猛烈な危機感だけが、レイオットを突き動かす。スタッフ操作。無音詠唱。
「イグジスト!」
<ブラスト>発動。その奇妙な銀光を掻き消さんと、爆炎が炸裂する!
>322
レイオットVSテュール=ヴァイス
「イグジスト!」
レイオットの魔法が発動した。爆炎が炸裂し、
正確にレイオットを追跡していた数本の<グレイプニル>が、
高熱に耐え切れず、炭化する。
だが、それだけだった。焼け落ちた部分から新たな銀の触手が再生する。
一瞬の停滞はあったものの、それ以上は期待できなかった。
続けて突き進む右手の<グレイプニル>。さらにーー
「姉さんと同じ苦しみ、味あわせてやる」
左手からも、同様に銀光が迸り、レイオットを挟み撃ちにする格好で
襲いかかる。
>321『vs 殺人鬼(七夜志貴)』
ヤツが向かって来る!
俺は動かない。
否、動けない。
…だが、せいぜい回避に多少の問題が出る程度だろう。
オッケー、来るが良い。
ギィン!
ヤツが正確に、俺の『死線』をなぞる斬撃を繰り出す。
勿論、同じモノが見えている俺にとっては防げる攻撃。
ギン、ガン、ギャリィッ!
幾度となく弾かれ合う、ぶつかり合う、交差する刃。
―――ちょっと押され気味か?
ヤツは俺を中心に、左右へフェイクを掛けつつ斬り付けて来る。
左手が地に塗れているのも、全く気にかけていない。
俺は右足を軸に応対する。
―――埒が飽かないな。
>320 VSネロ・カオス
玄関に向かう途中、獣が襲ってきた。
黒犬、虎、豹、蛇、熊……それ以外にも多数。
しかし、それらをヒトラーは
撃ち殺し、叩き殺し、括り殺し、捻り殺し、殴り殺し、蹴り殺し……
ひたすらに殺した。
いつしか、その端正な顔は返り血に濡れ、
蒼氷色の瞳は殺戮の狂気に染まっていた。
「ククククク……」
知らぬ間に、笑いが漏れる。
「こんなものか?こんなものなのか?混沌(カオス)!」
「違うだろう?こんなものではないはずだ!もっと、もっと、もっと!」
「もっと私を愉しませてみろ!」
そして、目の前に混沌が現れた。
>323 VSテュール・ヴァイス
「ちっ――!」
消滅するも、即座に再生した銀光に、レイオットは軽く舌打ち。
即座に追尾してくる銀光を回避。と、通り抜けていく銀光がモールドをかすめた。
「これは――」
かすめた金属部分が、綺麗に削り取られている。となると。
警官隊を斬り殺したというのは、間違いなくこの銀光なのだろう。そしてこれには、
モールドの防御能力は当てには出来ない。
「とっ!」
転がるように回避行動。見れば、左手からも発生した銀光が、右手のそれと共に、
こちらを挟撃するように動いている。
「くそ――!」
スタッフ操作。無音詠唱。
「イグジスト!」
<ブラスト>発動。残り拘束度数11。再び、銀光に向かい爆炎が炸裂!
>324『vs殺人貴』
一瞬で命を刈り取る銀光の乱舞。耳に障る金属音。
その下にありながら、俺は眠気を感じていた。
体は自動的に反応し続けている。
死線をなぞり、ナイフを弾く。
ヤツも同じ。
オレも同じ。
そこに、思考の介在する余地は無い
このままでは埒が開かない、と頭の隅でそう思った。
ならば。
死線を外した斬撃を唐突に繰り出す。
この攻撃は致命傷にはなり得ないが、血圧の低下は行動速度の低下に繋がる。
必殺の刃を持ちながら、繰り出す攻撃がこれとはね。
なんて無様。
>326
レイオットVSテュール=ヴァイス
<グレイプニル>が、レイオットのモールドを掠めたが、
ダメージは当てていない。
さらに、挟み撃ちで撃ち出した<グレイプニル>に対し、
魔法を発動させる。
「イグジスト!」
爆音が響き、再び触手が焼け落ちる。だが、この攻撃も、
先程と同じ結果しか生まなかった。直ぐまた再生する。
「………無駄なあがきを」
今度は、上方から、一本に束ねられた<グレイプニル>が、
鞭の様にしなり、レイオットの頭部目がけて振り下ろされる。
さらにテュールの腹部から、銀色に輝く槍が生え、
目標を刺し貫くべく一直線に突き進んだ。
>325『vsアドルフ』
先行して放った、獣達がことごとく潰されていく。
それも、概念武装すら使用せず素手でそれを実行した見せた。
「並みの死徒ならそれで終わっている所だが・・・やるではないか」
だがまだ甘い、奴は私の本質を理解しきっていない。
「では、愉しませてやろう、そして知るが良い私の本質を」
私は、奴が殺した『私』を『混沌』に戻す、奴が浴びた返り血が
一瞬にして黒い粘液状に変化し、奴を自由を奪い全身の骨を砕く
ほどに締め上げる。
「理解したか、理解したのなら貴様の本当の力を私に見せろ」
(さらに、今度は一角獣、飛竜、キマイラ等、強力な幻想種を開放し
攻撃を開始する)
>329 VSネロ・カオス
目の前にネロ・カオスの姿を認めた瞬間、
身体に付着した返り血が黒い粘液状に変化した。
粘液……『混沌』はヒトラーの自由を奪い、全身の骨を砕かんとするほどの力で締め付ける。
「理解したか、理解したのなら貴様の本当の力を私に見せろ」
その言葉と共に、ネロ・カオスは一角獣、飛竜、キマイラ等、強力な幻想種を開放し、
攻撃を開始した。
自由を奪われたヒトラーに向かって。
否。
ヒトラーは、自由を奪われてなどいなかった。
その身にまとわりついていたはずの『混沌』は消滅していた。
そう、ヒトラーはその能力『空間加工』を以て、『混沌』を空間ごと薙ぎ払ったのだ。
「私は、空間を支配している、といったはずだ。そして……」
先ほどとはうってかわって冷静な声。しかし、その奥に秘められた狂気は先ほど以上。
躍りかかった一角獣が、斬り裂かれた。
ヒトラーの手にはいつの間にか、光り輝く刃を備えた剣があった。
「これが、貴様ら化け物を滅ぼしうるモノだ」
手にした剣……ドラゴンライトニングがその光を増した。
>327『vs 殺人鬼(七夜志貴)』
唐突に死神の刃の軌跡が変わる。
それは『死線』の無い場所。
「…ふっ」
半ば無意識的に笑いを零しつつ、一歩踏み込んでナイフの振るわれる腕を
左腕で弾く。
いや、殴ると言った方が良いか。
同時に血塗れの右足を振り上げ、腹に一発入れる。
ヤツはそれを受け流し、半歩お互いの間合いから外れる。
「…つまんないよな、お互い。『切り札』が効かないんじゃあな…」
俺は戦闘が始まってから、初めて声を出した。
「……俺は『遠野志貴』を捨てる。お前がそのままなら、次は無い…」
…言った後、静かに目を閉じる。
ヤツは気を呑まれたのか、或いは俺の言葉に興味があるのか、動く気配は無い。
ドクン、ドクン、ドクン…
自らの鼓動に同調する。
普段眠らせてある『衝動』、それを意志の表面に導き出す。
―――来る。
…再び目を開けたのは、『殺人貴』だった。
既にその瞳には理性は無い。
ただ、生命あるモノを全て狩り尽くす狩人そのもの。
殺人貴は間合いを飛び越え、一気に七夜志貴の懐に飛び込む!
そこには感情も躊躇いも何も無い、人体を最高に、最適に使用した最速の一撃。
それを叩き込む。
>328 VSテュール・ヴァイス
<ブラスト>は命中したものの、銀光は再び、何事もなかったかのように再生する。
「くそ――トカゲのしっぽかよ!」
と。今度は上方から、先ほどよりも太さを増した銀光が、こちらの頭部めがけて振り
下ろされていた。
同時に、男の腹部から、銀色に輝く槍が生えている。
回避は――
(間に合わない!)
スタッフ操作。無音詠唱。
「イグジスト!」
三度、<ブラスト>発動。間近で発動した<ブラスト>の爆圧を利用して、一気にそこから待避する。
「くっ――!」
衝撃が、モールド越しに身体を打つ。全身に鈍い痛み。だが、レイオットはそれを無視。
転がる勢いを利用して身を起こす。
>332
レイオットVSテュール=ヴァイス
上方からと、前方からの同時攻撃。
回避は、タイミング的に不可能。勝負ありかと思われたー
次の瞬間。
「イグジスト!」
三度、咆哮と爆炎が響く。レイオットを狙っていた<グレイプニル>が
焼失する。さらにその爆圧を利用し、レイオットは一気に間合いを離した。
「……………」
無表情のまま、テュールは一旦銀光を引き戻す。
「……姉さんの仇。一人も逃がさない」
そのまま、ゆっくりと歩き出す。レイオットの方へと。
>331『vs殺人貴』
なるほどな。
雰囲気の一変した『自分』を見て、納得した気分になった。
つまりは、化け物を狩り続けてきたヤツと、人間を狩り続けてきたヤツの
違いか。
自分をさえ捨てる必要がこの『自分』にはあったのだろう。
オレは、自分を捨てられない。
捨てられる自分すらない。
……捨てる事が出来たら、どんなに楽だろう。
それを想像出来ないわけではないが。
だが、勝つのは俺だ。
自分の胸の死点を狙った攻撃を、体を捻ることでずらす。
骨に、ナイフがひっかかっただろう?
胸に埋まったナイフを見ながら嘲笑う。
ずいぶんと遊んだからな。
こと、この玩具に関してはお前よりも詳しいと、自信をもって断言できる。
それでも、致命傷には違いなかったが。
だが、死に到るには、まだ二呼吸はある。
文字通り最後の一撃を、目の前の死点に向けて放った。
貴様の死体を見て死ねるのなら、悪くはない。
>333 VSテュール・ヴァイス
起きあがったと同時、レイオットは即座に動いた。
腰のマウントからハードフレア・カスタムを引き抜く。
こちらに向かい、ゆっくりと歩いてくる無表情の男に向かい、流れるような動作で、照準、発砲!
銃声が、無人の街に轟いた。
着弾も確認せずに、レイオットはさらに動く。
男を中心に円を描くように走りながら、発砲、発砲、発砲!
>335
はトリップ判定。
こちらのトリップより地位sかったらだんがんは命中
>336
こちらのトリップより低かったら、の間違い、失礼。
>330『vsアドルフ』
奴の自由を奪っていたはずの『私』が消滅する。
千年の時を経た私が今だ味わったことの無い力。
「この感触・・・死ではない、なるほど・・・空間そのものに干渉する力か」
私に無い能力、いや地球上のいかなる生物も今だになし遂げた事が無い能力だ。
不意に、久しく感じた事の無い感情が湧き上がる・・・すなわち『歓喜』。
「これが、貴様ら化け物を滅ぼしうるモノだ」
通常の手段では、殺害不可能な幻想種をことも無く切り捨てた剣
いかなる原理によるものか光り輝く刃を備えたそれを私に向ける。
「良かろう、貴様を我が障害と認識する!!」
その言葉と共に私は胸をかきむしる、原生種でも幻想種でも無い『混沌』の内で
誕生した、ただ殺す為だけの生物・・・その姿は蟹のような蜘蛛、像の並みの巨体が
五匹・・・を生みだし、信じられない速度と重量を持って全方向から奴に襲い
かからせた。
(天井を走り床を破壊しながら、戦後左右上下から襲いかかる)
>335
素早い動作で行われる銃撃。それをテュールは、避けようとも
しなかった。
足に、手に、腹に次々と突き刺さる銃弾。
彼の白いコートが、さらに赤く染まっていく。
「………五月蝿いな」
右手が僅かに動く。次の瞬間、レイオットの右手は、
拳銃の引き金に指を掛けたまま、一本の<グレイプニル>に
絡め取られていた。
「捕まえた」
その言葉と同時に、体内に食い込んでいた銃弾が、
コトリと地面に落ちる。穿たれた多くの弾痕は、
既に修復されつつあった。その部分の服だけが破れ、白い肌を
覗かせている。
「……殺してやる」
そこにあるのは、純粋にして狂気に満ちた「殺人衝動」。
テュールは、目の前の人間の命を絶つべく、<グレイプニル>
を動かした。
>336>337
(済まない。やってしまった)
>340
(いや。こっちもミスッた。判定は無しだ)
>338 VSネロ・カオス
「良かろう、貴様を我が障害と認識する!!」
その言葉と同時に、奇怪な生き物が生み出される。
蟹のような蜘蛛、象並みの巨体。それが五匹。
信じられない速度と重量を以て、ヒトラーに襲いかかる。
前後左右上下から襲いかかるソレを、冷静に見やる。
(確かに、完璧な包囲。しかし、やはり彼は忘れているようだ)
ヒトラーの能力は『空間』を加工すること。
すなわち。
(この程度の包囲、無駄だということ!)
目の前の空間を開き、ネロ・カオスの背後に繋ぐ。
そして、空間を渡った。
そこは、ネロ・カオスの背後。
そのまま、ドラゴンライトニングを振り下ろす。
>334『vs 殺人鬼(七夜志貴)』
トスッ…
殺人貴は、自分の胸の『死点』に埋まるナイフを感じた。
目標である七夜志貴の胸にも、自分のナイフが埋まっている。
同じ人間の、
同じナイフが、
同じ『死点』に、
墓標のように突き立っている―――
ただ違うのは。
七夜志貴の一撃は確実に殺人貴の『死点』を貫いていた。
殺人貴の一撃は、致命傷では有るが完全ではなかった。
―――それは。
守るべきものを持った人間と。
全てを失った人間の違いなのだろうか?
…そうなのかもしれない。
『七夜の血』そのままに、本能のままに生きてきた志貴。
『七夜の血』の方向性を変え、別の『意味』を見つけようとした志貴。
まあ、そんな所だろう。
意識が急激に消えてゆく。
だが、今まで散々他者の生命を刈り取ってきた殺人貴=遠野志貴。
ただ、その順番が自分に回ってきただけの事だ。本当にそれだけの事。
「…これが、死というモノか…」
ふと七夜志貴を見る。
自分も死にゆく身というのに、口許に笑みを浮かべている。酷く純粋な。
…もしかしたら、俺も同じ表情を浮かべているのかも知れない。
最後に、頭上を見上げる。
―――――空には、晧々と、蒼い月
俺の眼と同じ色した、青い月…
…お前が最後に見る月も、やっぱり紅いのかい…?
ああ、やっぱり今夜も、月が…、キレイ……だ―――――
>343『vs殺人貴』
目の前に転がった自分を見て力無く笑った後、ガクリと膝の力が抜けた。
せり上がって来た血を吐いて、無様に倒れる。
草が夜露に濡れていて、冷たかった。
ゴロリと転がり、最後に月を見上げようとする。
夜空には、ただ、蒼い月が在った。
呆けた気分で、吸い込まれるように広い夜空を見上げる。
戦闘の興奮と殺意は流れる血と共に抜け、虚脱感と共に、虚ろな笑いが込み上げて来た。
ああ、これが、この俺の死が、夢で無ければ良い。
そうすれば、俺は悪夢の中でこれ以上生きなくて済む。
……………?
なんだ、俺は死にたかったのか。
……悪かったな、俺の自殺に巻きこんで。
目の前の自分にはもう聞こえないだろう感謝の言葉を捧げて、目を閉じる事にした。
多分、皮肉にしか聞こえないだろうなと、心の中で苦笑いしながら。
あ り が と う
>339 VSテュール・ヴァイス
「な――!?」
いきなり、銃を握りしめていた手に、例の銀光がからみついてくる。
しかも、確かに叩き込んだはずの銃弾が、肉体からことりと吐き出されている。
「……魔族か、コイツは!?」
男は答えない。いや、そもそも、聞こえているかどうかすら怪しい。狂気に満ち
た目でこちらを睨んでいるこの男から発せられるのは、闘志でも敵意でもなく、
純化された殺意だけだ。
と。右手にからみついた銀光が、もぞりと動いた。モールドが削られている!
「くそったれ!!」
スタッフ操作。呪文書式変更。無音詠唱!
「イグジスト!!」
<ディスポーズ>発動。残り拘束度数8。
不可視の網目状の刃が、銀光を伝わり男に襲いかかる!
『殺人鬼(七夜志貴)』 vs 『殺人貴(遠野志貴)』
>295 >302 >305 >306 >307 >308 >309 >313 >314
>316 >318 >321 >324 >327 >331 >334 >343 >344
終了だ。
付き合ってくれた降魔局 広報部員、サンクス。
妙に静かな闘いだった気がするな…。
>342『vsアドルフ』
不意に奴に姿が消滅し、私の視界から消えうせる。
背後に突然発生する力在る気配、完璧な奇襲攻撃、必殺の一撃。
だが奴もまた忘れていた様だ、私は『混沌の群れ』死角など存在しない。
「残念だったな、私の領域に入ったものは、私が気ずかずとも私達の
のいずれがが発見しこれを迎撃する、私に奇襲は無意味だ」
完璧な奇襲に対し、複数のケモノ達が膨れあがった私の背から弾ける様に
飛び出した。
一つは奴の剣を持つ手に食らいつき、一つはわき腹を、一つは足をを
噛み千切らんはかりの激しさで襲いかかる。
>345
レイオットVSテュール=ヴァイス
テュールは<グレイプニル>を動かし、
レイオットの右手を握りつぶそうとする。
だが、またしてもあの声が聞こえた。
「イグジスト!!」
声と共に放たれた不可視の刃は、レイオットの右手を封じていた
<グレイプニル>を忽ち細切れにし、さらにテュール本体に
襲いかかる。防御も、回避も出来ない。
右腕、左足が根元から両断され、身体の半分ほどががぱっくりと裂けた。
周囲が溢れ出す血に染まる。
だが、彼の表情に「痛みの表情」は見受けられない。
むしろ、その顔は更なる狂気の表情に歪んだ。
それは、声無き笑い。全くの無表情だったテュールが戦闘中
初めて見せた感情。それはあまりにも異様で異質な物だった。
切断面から銀の奔流が迸り、散らばった右腕と左足に向かって
伸びていく。それらは接合し、元の場所へ戻らんとしているようだった。
(再生中。動きが止まっている)
>347 VSネロ・カオス
背後を取った。
しかし、それもつかの間。
ネロ・カオスの背から複数のケモノたちが膨れあがった。
とっさの反応。
腕を狙ってきたケモノを逆手で殴り飛ばし、
足を噛み千切らんとするケモノには逆に蹴りを見舞う。
しかし、わき腹を狙ってくるケモノに対応出来ない。
わき腹を噛み千切られながら、身体を逆時計回りに回転させる。
その行動により、わき腹に噛みついたケモノを引きずり倒し、
ドラゴンライトニングで斬り殺す。
「なるほど、不意打ちは無駄だな」
呟き、剣を構え直す。
斬るのではなく、突く構え。
わき腹の傷なぞ、獣性細胞が一瞬で治癒させる。
「確か、キミの因子の中には、キミ自身を形作る因子が存在するはずだな」
問いかけではなく、確認に近い作業。
世の異形どものことにはそれなりに通じている。
「だが、それを見つけだすのは困難……見つけだすのは、な」
言葉を続ける。
「では、全てを破壊すればいい」
言い放ち、ドラゴンライトニングで突きを連続で放つ。
速いなどと言う形容詞ではもはや追いつかぬほどの超スピード。
あたかもそれは、無数の稲妻のように見えた。
>348 VSテュール・ヴァイス
<ディスポーズ>によって、男の半身はずたずたに引き裂かれていた。
あふれ出した血液に周囲が染まっていくが、にもかかわらず、切断面から
銀光がほとばしり、猛烈な勢いで傷の再生を始めている。
「……なんてこった。お前、ほんとに人間じゃないのか?」
男は答えない。
だが、その代わりに。男は、異様な笑みをこちらに浮かべた。声なき笑い。
狂気に歪んだ、声なき笑い――
その表情を一瞬見つめて。レイオットはスタッフを構える。
呪文書式変更。無音詠唱。
「我・法を破り・理を越え・破壊の意志をここに示す者なり――」
補助呪文詠唱開始。スタッフの先端に真紅の魔法陣が出現。
「……ベルータ・エイム・クイファ・クイファ!」
呪文詠唱終了とほぼ同時。男の再生も、間もなく終わろうとしている。
間に合うか――?
「<マグナ・ブラスト>――イグジスト!」
魔法、発動。男を滅却せんと、破滅的な爆炎が炸裂する――!
(トリップ判定・B R A S Tの文字が入っていたらこのまま消滅。無ければ回避成功)
>350
レイオットVSテュール・ヴァイス
(トリップ判定:S有り。直撃)
右腕と左足が元の場所へと還り、身体の傷が塞がろうとした、
正にその瞬間だった。
「<マグナ・ブラスト>−−イグジスト!」
レイオットの最強魔法の詠唱が完了していた。
前の二発とは比べ物にならない規模の爆炎が、
テュールを包み込むべく、迫ってくる。
それでも、テュールは前方に<グレイプニル>を束ねて作った
盾を展開し、少しでも防御を試みた。
だが、それすらも圧倒的な爆炎が、瞬時に塵へと変えていく。
テュールの身体が、完全に炎に包まれた。
燃え盛る業火の中、レイオットが見た物は、
その身を焼かれながらも、尚且つ声無き笑いを続けながら、
佇んでいる男の姿だった。
身体は炭化した部分から再生しては、また焦げていく。
その繰り返しを延々と続けている。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」
何も言えぬまま、レイオットはハードフレア・カスタムを
男の頭部にポイントする。
無人の街に、今宵最後の銃声が響いた。
>349『vsアドルフ』
奴は、脇腹を食いちぎられながらも必殺のはずの迎撃をかわして見せた。
そして、一瞬で傷を治癒させる。
「では、全てを破壊すればいい」
その台詞と共に無数の光の刃が襲いかかる。
奴の持つ概念武装はこの私すら無に帰す、これほどの概念武装を時の権力者
とはいえ、魔術師でも埋葬者でもないはずの奴が持っているのは誤算だった。
「ほう、私を全て殺し切ろうと言うのか」
だだし、私は『混沌の群れ』いかに強力な概念武装を持しても
六百六十六のケモノを一度に殺すには到らない、一度に殺し尽くさねば
真の意味で私に『死』は無い、奴もそこまでは気がついていまい。
私は、奴の攻撃に晒されながら人の形を失っていった。
だが、奴に殺され無に帰した『命』はせいぜい数十、その十倍近い
五百者『私』を奴の周囲に『混沌』として張り巡らし罠を張る。
私が形を失い、奴が勝利を確信した瞬間こそ絶対の罠が完成する。
五百ものもの結束で練り上げた『創世の土』これこそが、奴を捕らえ食らう
最良の手段だ。
私の内部に存在する固有結界、いかに奴が空間の支配者であるといっても
これはを破ることは不可能だ。
>351 VSテュール・ヴァイス
エピローグ
「…………」
男が完全に動かなくなったのを見て、レイオットは静かにため息をついた。
一体、こいつはなんだったんだ?
そんな疑問が、脳裏をよぎる。魔族に匹敵する再生能力と、銀色の奇妙な物体。
確かに、この男は魔族でも魔法士でもなかったが、それにしたところで、普通の人間とも思えない。
それに。
「……姉さん、か」
彼がなにを思っていたのかはわからない。どんな目に遭っていたのかもわからない。
もっとも、知ったところで、彼になにが出来るわけでもない。
かれにできるのは、たったひとつ。
「……すまんね」
それだけをつぶやいて。
レイオットは静かに、無人となった街を立ち去っていく。
これ以上、彼に出来ることはないもない。あとは。
警察の仕事だ。
354 :
テュール=ヴァイス(M) ◆0109yQVs :02/01/03 03:17
>353
レイオットVSテュール=ヴァイス
エピローグ 2
…動かなくなった男、テュールの身体は、瞬時に
いびつな形の、焼け焦げた人形へと姿を変える。
「……こいつは驚いたな」
物陰からやって来たのは、一人の男。いかにも優男風の格好をした、
金髪の美男子だ。
「まさか、ここまで能力を完全再現するとは。
ドクター・イクスは、この結果を聞いてどんな顔をするか……」
言いながら、人形の頭部を拾い上げる。
「そして、人形とは言え、テュールを倒したあの男…か。
欲しいな。『ヴァルハラ』に」
そう呟くと、くるりと背を返し、再び路地裏へと消えていく。
「ま……色々と手はあるさ」
その言葉だけが、無人の街に残された。
レイオット・スタインバーグVSテュール=ヴァイス
GAME OVER
>352 VSネロ・カオス
ヒトラーの一突きごとに、ネロ・カオスは飛散し、形を失っていく。
ますます速まっていく、突き。
形を失っていく、混沌。
混沌が形を失う、その意味に気づいた時には既に遅かった。
ネロ・カオスだったモノが、四方八方から、ヒトラーを押し包む。
先ほどの攻撃など比べものにならない、絶対の包囲。
ネロ・カオスの持つ固有結界『創世の土』
これに捕らわれたモノは喰われ、混沌の一部と化す。
結界である以上、空間を歪めることすら不可能。
ヒトラーには脱出の術はない、ハズだった。
ヒトラーを『創世の土』が覆い尽くした瞬間。
「惜しい、実に惜しい」
声と共に、全てが巻き戻った。
今し方ヒトラーを覆い尽くしたはずの『創世の土』が、再び混沌に戻った。
そして、ヒトラーは変わらず、傲然として在った。
「私は、時を巻き戻すことで、常に正しい選択肢を選び続けることが出来る」
「これこそが『外側に立つモノ』の力であり、私が時間の支配者であることの証でもあるのだ」
戦闘の記録だな。
レイオットVSテュール・ヴァイス
>317 >319 >322 >323 >326 >328 >332 >333 >335 >339 >345
>348 >350 >351 >353 >354
お疲れさん。付き合ってくれて感謝だ。
また機会があったらよろしく頼む。
>355『vsアドルフ』
時が巻き戻る、それを認識した瞬間さすがに私も愕然とする。
「これこそが『外側に立つモノ』の力であり、私が時間の支配者であることの証でもあるのだ」
奴の、勝ち誇った声が聞こえる。
だがしかし、その声を聞き私の中に沸き起こった感情は、奴には理解できまい。
『時に支配』それが、いかに通常の物理法則から外れた力か。
奴が『外側に立つモノ』と称したその力、それこそが『ルール外のルール』
まごう事無き究極の神秘、我等魔術師が全てをかけて追い求める『魔法』
であると。
それを私が得ることが出来れば、究極の真祖たる『朱い月』・ガイヤの怪物
『プライミッツ・マーダー』すら超える存在なり『永遠』にすら手が届こう。
「貴様をあらゆる犠牲を払ってでも、手に入れる価値がある存在であると認識した!!」
『創世の土』を創るために展開した、全ての『混沌』を本体に引き戻し、
その全てを極限まで凝縮し私自らを最高のケモノと成した。
「我は混沌、不朽の吸血種の中にあってなお不死身と称されし存在だ、
滅ぼせると思うならやって見るがいい!!」
私は全ての存在を賭け、最高の殺害手段を用い奴に対峙した。
>296 ロングファング VS 猪八戒
あと数メートルというところでガク、という衝撃があった。
鉄塊が何かにひっかかる感触。
(トリップ判定。八戒が勝てば鉄塊は動かなくなる。ロングファングが勝てば鉄塊の動きは止まらない)
血と硝煙の場、か…
いいねぇ、最高だぁ。
いわば、最高だぁ。
ああ、最高だぁ。
HEE、HEE、HEEEEEッ!!
きィィィィィざむぜェェェェッ!!!
名前 : ラインドウェル・レインリクス
年齢 : 20歳
性別 : 男
職業 : 無職
趣味 : 人を殺す事、ギター演奏、ドラッグ
恋人の有無 : ねぇなぁ。
好きな異性のタイプ : イいオンナ、刻み甲斐のあるオンナだ。
好きな食べ物 : エスカルゴ料理
最近気になること : 頭が、頭がいてぇんだよぉぉぉ!
一番苦手なもの : 束縛されること、だよなぁ。
得意な技 : この「魔刃シャハル」で切り刻むことだぜぇぇっ。
一番の決めゼリフ : 「BYEBYE、BABYYYY!」
将来の夢 : COOLなメタラー、サイコーだろぉ?
ここの住人として一言 : 殺すコロすコろスこロスゥーーーッ!
ここの仲間たちに一言 : 仲間ァ?なんだそりゃァ??
ここの名無しに一言 : へっへぇぇ、いいぜぇ、抉ってやるよォ。
てめぇの身体ァ、粘土細工みたいにィ、
抉ってやるよォォォォォォッ!!!
バイロン(ブルーソルジャー)VSアベル・ナイトロード
引き金を絞った。
デザートイーグル50AE(大口径大型拳銃)から吐き出された弾丸が、逃げようとした警備兵の頭を吹き飛ばす。脳漿をぶちまけて崩れ落ちる警備兵。
背後に殺気。
ふり向きもせずに、ライフルを背後に向け引き金を引く。
轟音。ナパームに焼かれ、一瞬で灰になるクモ型キメラヴァンプ。
それを振り帰りもせずに、目的地へと向けて足を進める。
その過程に存在するモノを、一つ残らず殲滅し、バイロンは前へ前へと足を進める。
バイロン(ブルーソルジャー)VSアベル・ナイトロード
その場に居る人間を一人残らず殲滅し、研究所の最下層にある『実験体』を回収する。
それが今回、ブルーソルジャーが受けた依頼だった。
依頼主は『薔薇十字騎士団』(ローゼンクロイツ・オルデン)。
超越した科学技術を持つ存在。遺失技術をもつ組織。
テロリスト、大企業、権力者などに材料と知識を貸し与え、裏の世界で暗躍する結社。
だが・・・だが! 『彼ら』がいったいいかなる人種いかなる思想いかなる集団であるか、
それは問題ではない。『薔薇十字騎士団』・・・そは世界の破壊者。
……すなわち『世界の敵』たる存在!
その村は、村そのものがイノヴェルチの研究施設だった。
無論、研究に直接関与しない人間も居たが、それらも全て研究者の家族や、
村としての機能を保つためにイノヴェルチが用意したエキストラだった。
地上に居る人間は――女子供も含めて――作戦に必要以外の者は一人残らず処分した。
地下の研究所も、既にほぼ掌握していた。……いや、
引き金を引き、生き残りの研究者を皆殺しにする。
これで完璧に掌握した。
バイロン(ブルーソルジャー)VSアベル・ナイトロード
そのとき通信機が着信を告げた。スイッチを入れる。
「一区切りついたようですね、ブルーソルジャー。しかしどうやら本日の舞台には招かれ
ざる客が来るようですよ。」
まるで見ていたかのようなタイミングで通信機から声が流れ出た。
「どう言うことだ?」
少しも動揺することなく、魔術師の名を持つ男に問い掛ける。
「実はアベル・ナイトロード神父が来られたようです。まあ、それは予定の内なのですが、どうやらイノヴェルチの方も1時間もしないうちに到着しそうなのですよ。
それも、三銃士のウピエルと言ったご高名の方が。
ですから、申し訳ないのですがアベル・ナイトロード神父の相手をお願いできませんか?
その間に『実験体』の回収は、こちらで済ませます。」
どこか楽しげな口調で『魔術師』は言った。
「わかった。イノヴェルチはどうする?」
「そちらの方は相手をしなくても結構です。それほど時間は掛かりませんので。
……それと、例の『サマエルの槍』ですが、準備が出来ました。ただ急ごしらえですので、
1度しか使えません。気をつけてください。」
「わかった。……しかし、早すぎる。どういうことだ?」
後半の部分だけを、声に出さずにつぶやくと、地上へ向けて歩き出した。
バイロン(ブルーソルジャー)VSアベル・ナイトロード
地獄だった。
あたり一面に人間……だったものが散らばっている。
原型をとどめぬほどに破壊し尽くされた肉塊があたり一面に散らばっていた。
内臓が飛び出し、糞と脚とつぶれた頭蓋骨がそこいらじゅうに転がっていた。
薄曇の空。冷たい風。
見渡す限りの瓦礫の山。
そして、吐き気をもよおすほどの血と内臓と排泄物の臭い。
気が狂いそうなほどの硝煙と焼けた空気の香り。
空を埋め尽くすような大量の鳩。
屍肉をついばむ、無数の鳩。
鳩。鳩。鳩。鳩。鳩。鳩。鳩。鳩。鳩。鳩。鳩。鳩。
屍体。屍体。屍体。屍体。
鳩。屍体。鳩。屍体。鳩。屍体。鳩。屍体。鳩。屍体。鳩。屍体。
アベル・ナイトロード神父が今回受けた任務は、イタリアの南部にある小さな村で起きた
血液強奪(吸血)事件の調査だった。
むろんヴァチカンの秘密機関たる『Ax』(教皇庁国務聖省特務分室)が動く以上、普通の吸
血鬼事件ではない。それには一つ奇妙な点があった。
どこが奇妙かと言うと、犠牲者が人間ではなく、長生種---すなわち、生まれついての吸血
鬼だという点だった。しかも、その遺体の胎は裂かれ、子宮が摘出されていた。
アベル・ナイトロードは、その村から、か細い足取りをたどり、やっと重要と思われる場
所までたどり着いた。しかし、そこには地獄のような風景が広がっていた。
バイロン(ブルーソルジャー)VSアベル・ナイトロード
音楽が聞こえてきた。バッハの『トッカータとフーガ ニ短調』。
その音源へと向けて足を進める。
そこにあったのは、教会。
そこだけは、奇跡的なほどに破壊を免れた教会。
それと、相変わらずの大量の鳩。屍肉をついばむ鳩。屍肉を喰らう大量の鳩。
大きな扉を開けて教会の中にはいる。
そこに有ったのは、誰も弾いていないのに演奏し続けるパイプオルガン。
そこにいたのは、カーキー色の迷彩服に身を包んだ金髪碧眼の男。
がっしりとした体つきの、40歳ほどの男。
男はWinchester M94AE(レバーアクション式のライフル)を構えるとアベルの頭部へと照準する。
「アベル・ナイトロードという名のだな。お前の噂と名前はもう一つ耳ができるくらい聞いている。
お前は、ヴァチカンが秘蔵する鬼札の一つ。
ならば、おまえを倒せば、おれはヴァチカンに勝ったことになる。さあ、始めよう。」
言い終るや否や、アベルに向けて引き金を引く。
>>358 ロングファング
鉄塊の動きが止まる。
「…賭けに、勝ったみたいですね」
八戒は鉄塊の上によじ登り、両手から気孔波を放ち、反撃する!
(…これでは仕留められない…、つまり、次の攻撃で決めないと!)
>361-365
男が引き金を引いた。大口径のライフルだ。人体など容易く貫通するだろう。
射撃音。
「……っ!」
だが、それと同時に、アベルは側転して身をかわす。彼の後ろにあった扉に大穴が空いた。
長机の陰に身を隠す。その手には、古めかしい回転拳銃が握られていた。
「いったい何者です、貴方!?」
半ば恐慌状態におちいりながらも、アベルは男に尋ねた。
バイロン(ブルーソルジャー)VSアベル・ナイトロード
>367
(レバーを動かし次弾を装填する)
(込められているのは限界まで火薬量を上げた徹甲弾)
(アベルの質問には答えずに)
「『クルースニク』。そのままでおれを倒せると思っているのか?
早く正体を表したほうがいい。そのまま死にたいのなら話は別だが。
……話は変わるが、エステル・ブランシェと言ったかな、あのシスターは。」
(そこで一端言葉を留める)
(蔑むような口調で)
「『今度は間に合うといいな』ノエル・ボウの時とは違って。」
(アベルの隠れている長机に向けてライフルを連射する)
>366 ロングファング VS 猪八戒
何が起こったか分からない、一瞬の空隙。
反応が遅れる。
それでも左手で鉄塊のバランスを崩し、右手でEマグを抜き出しながら上体を振って…
右手を懐に突っ込んだ所で攻撃を受ける。
頭部は半壊、胴体への一撃は心臓を危うく逸れて右胸に大穴を穿ち、
俺の身体は跳ね飛ばされて派手に横転した。
申し訳無いが、感想は第七章からの闘争に限らせていだだく。
>ウピエルVSギルス
両者の原典について詳しくないのだが、その様な事など気にもならい素晴らしい闘争だ。
スピード・狂気・暴力・両者の闘争への価値観の違いなどを描写しながらの流れるような
闘争、見事だ。
>十六夜京也&アーカードVSドラキュラ&アルカードVSベナレスVSアゼザル
ウラド公よ、良くもこれほどまでの規格外ばかりを相手に戦い抜いたものだ。
その手腕には感心するぞ。
>アーカードVS荒木又右衛門
純粋に化物同士の殺し合い。
お互いの性格、戦闘手段、狂気、見事な闘争だ。
私にとっても、お手本になる戦いだ。
>レイオット「刻命館」
試験的な闘争だが、応用範囲は広そうだ。
魔法の使用回数に制限がある、レイオットは「刻命館」の設定に上手く
マッチしていたと思う。
>ストライダー飛竜VSリオ
異色対決だな、狂気より理性、暴力より技を重視した闘争だ。
サテライトシステムからのデータDLなど設定からして特殊なセリオ
の戦い方、面白いぞ。
>フェイルセルフ(M)vsヴィンセント
良くぞこれだけ世界観の離れた、原典を持つもの同士が違和感の無い
闘争を行えたものだ。
お互いの設定を生かしっきった闘争、見事だ。
>殺人貴VS殺人鬼
遂に実現した、同じ力を持つ別の可能性同士の闘争だな。
・・・それにしても相変わらず見事な心理描写、文章力だ。
武器がナイフのみでありながら、お互いに一撃必殺、お互いに異なる狂気を秘めた殺し合い。
むしろ美しいと表現したくなる闘争だ。
>レイオットVSテュール
改めて考えるとレイオットは実に制限が多い。
遠距離からの強力な攻撃が多くなるのは当然だが・・・一度で良いから、限界を超え、
人間をやめて戦ってみないか?
理性的な戦闘がレイオットの売りだけに、魔族化した時の狂気を見てみたいぞ。
>265 VSラルフ・グルト
奇遇だなぁ、俺も鬼ごっこには飽きてきたところだよ。
(階段の上で、消火器を持って立っている、安全弁は解除済み)
(右腕でノズルをラルフに向け、歯でハンドルを引き絞る)
喰らえぇ!!
ツヴァイvsユージン
俺は吾妻玲二、しかしその名前はまだ公言できない。
未だインフェルノに飼われている俺はファントムツヴァイもしくは
偽名のウォレス・楊と名乗るべきだろうか?
そんな俺がインフェルノからの指令を受けた、MCEと言う会社の
社長と言う男「寺月恭一郎」の暗殺……。
実行方法は狙撃と決めた、しかし……なにやら胸騒ぎがする。
クロウディアはその男がなぜ殺されなければならないか全く話さない
何やら深い訳でも有るのか……。
俺が独自に調べたところでも、寺月と言う男、謎が多すぎる。
しかも今回に限り依頼を受けた先の組織から二人、護衛が付くと言う
護衛と言いながら体よく監視するつもりだろう……。
気が重い任務だ、やっかい事の予感を感じていつもとは違う拳銃を
手にいれて携帯する。ルガー、スーパーレッドホーク454カスール
(以後SRH)危険なこの世界でも頼れる相棒だ。
MCEビルの社長室を望める600m程離れた別ビルの屋上で、
俺はSIGブレイザー狙撃ライフルを用意した。監視の二人は少し
下がった位置でMP5サブマシンガンを手にしている。
弾丸は以前にも使ったレイクシティだ、この距離なら外す事は無い。
屋上の柵がコンクリートのムクなので伏せ撃ちは出来ないが……。
ブレイザーを構え、狙撃体制を取った後太陽の向きを確認して……。
スコープのフタを開ける、ここまではいつもと同じ筈だった。
早速ですが解説なんかを
バイロン(ブルーソルジャー)vsアベル・ナイトロード
手段を選ばない傭兵とヴァチカンの鬼札の対決です
アベル神父の『クルニースク』とバイロンさんの『サマエルの槍』
この二つの秘密兵器が勝負の命運を分けるでしょうね
バイロンさんって本気で手段を選びませんから(殺人貴&アルク戦)
バイロンさんを私は推しますね
>373 ツヴァイvsユージン
端末にはケーブルが接続され、ケーブルの先にはごく小さなカメラがついている。
カメラは、屋上にいる三人の男の姿を克明に映し出していた。
暗殺者らしき男――自分と同年代くらいだ――がライフルを構え、
目標を狙っている。
二人の男は、周囲を監視しているようだ。
だが、その監視は周囲だけでなく、暗殺者にも向けられているようだ。
二人がちらりと暗殺者を同時に見る。
その隙に、合成人間ユージンはドアを蹴り飛ばして疾(はし)りだした。
動揺に振れる瞳孔。決断に細められる眼。二人の持つサブマシンガンが揺れ動く。
それが敵に照準を合わせるよりは、ユージンは圧倒的に速かった。
胸元まで迫り、超高速で指先を片方の男の喉に突き刺す。深々と、指の付け根まで。
素早く指を引き抜く。その指に返り血はついておらず、代わりに奇妙な薄紫の液体で
うっすらと濡れている。
――次の瞬間。
男は、ぼん、という間抜けにすら思える音を残して、空中に爆散して消えた。
ミリ単位で散らばった服の残骸が空を舞うが、それも高熱に焼かれて消えていく。
あとには、全く何も残らなかった。
世界中のあらゆる業界に名を馳せる大企業、MCE……
ムーンコミュニケーションズ・エンタープライゼスの社長、寺月恭一郎は統和機構の
合成人間だ。彼は統和機構の意のままに経済を動かす、という任務を与えられている。
それがよからぬ反撥を生み、暗殺者を差し向けられる、ということも少なくない。
今回の相手はインフェルノ……名だたる犯罪王が名を連ねる組織だ。
これまでにも何度かMCE支部の人間がインフェルノに暗殺されたことがある。
実は、寺月恭一郎は統和機構からも疎まれだしている。
彼がもつ経済力が大きくなりすぎたのだ。
現状はAレベル……“不審があればすぐ処分”、いずれは抹殺命令がでるだろう。
だが、統和機構からの命令は“暗殺の阻止”だった。
(……他の組織に暗殺される、というのが悪いのか、
それとも今はまだ“そのとき”ではないということなのか――)
それはユージンにもわからないことだった。
だが、明確なことは、もしこの暗殺者達を取り逃がし、彼らが再度寺月恭一郎を
狙うということになると、必ず統和機構の他のメンバーがやってくるということである。
彼自身の後ろ暗い秘密を守るためにも、それだけは防がなくてはならない。
(ならば、こいつらには一人残らず消えてもらわなくてはならない……)
ツヴァイvsユージン
>375
狙撃現場に突然現れた場違いな少年、
しかし奴は信じられないスピードで迫ると監視の男に手刀を突き入れた、
しかし驚くのはその後だ、男の体がはじけたと思うと、何も残さず霧散
したので有る。男が手にしていたMP5が床に転がり、それだけが男が
確かに存在していた事を物語っている様だ。
もう一人の監視の男はパニックに陥り、後退しながら俺もろとも少年に
向かってMP5を乱射してきた、俺は床に伏せて射線をやり過ごすと
転がっていたMP5を拾い、男とは逆の方向に退避する。
MP5を3点バーストに切り替え少年向かって発砲する
>376 ツヴァイvsユージン
もう一人の男がサブマシンガンを乱射するが、まるでめくら撃ちだ。
自分の味方すら射線に巻き込んでいる。
ユージンは慌てず、銃口の動きを先読みするように移動し、接敵。
そのまま無防備な腹を抉る。
リキッドは先ほどと同じく、たちまちのうちに男を爆発させた。
(――――――な)
背後から睨み付ける死の視線を感じ取ったのは、単式戦闘型の
合成人間として作られたユージンの“戦闘本能”だった。
横に跳躍する。だが、かすかに遅かった。
一発が右足を抉り、黒い穴が赤黒い血を噴き出す。
見やった視線の先には、サブマシンガンを持った暗殺者の姿があった。
続けて
ツヴァイvsユージン
にいってみましょう
遠距離戦を得意とするツヴァイさんと近距離戦を得意とするユージンさん
屋上という広い場所では常人を超えた運動能力を持つユージンさんでも
ツヴァイさんに接敵するのは難しいでしょうね
ユージンさんはスタイル上、『跡』が残る殺し方をしないそうですけど
それにこだわっちゃうと、合成人間とはいえ足元すくわれちゃいそうですね
ツヴァイvsユージン
>377
瞬く間に二人の男を始末した少年が普通の人間では無い事は明らかだった。
先程の射撃で足を傷つけたとは言え、どの程度の影響が有るか判らない。
そして奴の武器があの手刀だけかどうかも……。
銃器を携帯していたらと考えるとぞっとするが俺はあえて屋上の開けた方に
走りながらMP5で更に追い討ちをかける。
3点バーストの射撃を2回!!
見失って奇襲を受ける事だけは避けなければならない。
>379 ツヴァイvsユージン
はっきり言って、目の前の相手は先ほど吹き飛ばした二人とは
技量が比べ物にならなかった。
判断力、反射神経、速度、錬度――いずれもが超一流の暗殺者。
(なるほど……聞いたことがある。ファントムか)
インフェルノが飼っている最高と名高い暗殺者。
だが、それなら――
ユージンは脳裏で事実を確認する。
(……こちらは統和機構が誇る“暗殺用”合成人間だ)
3点バーストを完全に見切って横に滑るように移動。
しかし、そこに早くも次撃が迫る。
――確かに速い。けど、見切れないほどじゃ……ない!
ユージンは弾丸をなかば倒れるようにして回避する。
>357 VSネロ・カオス
目の前の混沌が一つに凝縮する。
現れたのは「死」というその一事のみに特化したケモノ。
ありとあらゆる存在をただ殺害する、そのことを至上とする異形の存在。
四肢が震え、動悸が高まる。
恐怖と……そして歓喜。
そう、歓喜だ。
目の前の『混沌』が私を殺す、その為だけにここまでの姿を取った。
そのことに限りない喜びを、愛すら感じる。
時間支配を使ったがために枯渇した精神力を、一心に高める。
手にしたドラゴンライトニングの光の刃が、輝きをひときわ増す。
それと共に、柄、そして刃の姿すら変貌……いや、進化する。
バチバチと、空気が弾ける。
「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!!!!!!!」
気合いと共に、極大化した刃を振り下ろす!
光が、視界全体に広がり、そして爆発した。
>381
(次のネロ・カオスのトリップとでトリップ判定)
が抜けていたので追加だ。
ツヴァイvsユージン
>380
「とんでもない奴だ……。」
俺は珍しく戦いの最中に言葉を漏らしていた。
安全な距離からの射撃でことごとくかわされてしまう、こちらの銃の向きで予測
しているか、弾丸がかわせるとしか思えない。
少なくとも今回の暗殺を継続できる状況では無かった。
俺は屋上に出入り口に飛び込み、階段を駆け下りる、狭い空間での銃撃なら
奴とてかわし切れまい。
追ってくるのか?出入り口はここしか無かった筈だがどこかに通風孔くらいは
有るかも知れない。
最上階の廊下につくとエレベーターの呼び出しボタンを押し、廊下の角に身を
潜める。
>381『vsアドルフ』
奴が手にする光の刃がこれまでとは比較にならない程の輝きを見せる。
奴の力を持ってすれば、ここから逃亡することも可能だったはずだ。
消耗した力を回復する事も、王として自らの眷属を使い私を追い詰める事も
出来たはずだ。
だが奴の選択は、己の力のみで我を打ち倒す事。
そこに一瞬の迷いすら存在しなかった。
その意思力、それこそが『究極の一』を目指す為の絶対の資格だ。
もはや唯の獲物ではない、奴こそ『永遠』を目指す私と同等の存在。
故に、絶対に並存することの無い存在。
私は全てか無を賭け、雄叫びと共に最後にして最大の攻撃を敢行した。
「ガガガガアアアアァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!!!!」
避ける必要は無い、もとより避ける気も無い。
奴が全てを賭けたそれを敗れねば在る資格が無い。
>383 ツヴァイvsユージン
「しまった!」
ユージンは思わず叫んだ。銃撃に気をとられるあまり、暗殺者の
逃走を許してしまったのだ。
ぎりぎりと奥歯を噛み締める。
(うう……)
本当なら今すぐにでも追撃に移らなければならないのだが、ユージンは
それをぐっと耐えた。
敵はファントム。こちらが迂闊な動きを見せれば、すぐさま奴の銃口が
狙い違わず心臓か脳をポイントするだろう。
慌てず、冷静に。じわじわ蝕んでくる焦燥は無視しなければならない。
まず、先ほど受けた足の傷に、ごくわずかにリキッドを垂らす。
肉が焼けて傷が塞がれた。これで出血は食い止められる。
ユージンは慎重に気配を探りながら階段を下りた。ここまでは安全であると
確かめる。
急いではいけない。
急がなくてはならない。
その歩みは、じりじり、というのがもっともふさわしい歩みだった。
エレベーターに面した廊下。これが一番、危ない。
ユージンは角に身を隠し、廊下を確かめる。人影は――ない。
待ち伏せは、間違いなかった。
だが、そのとき、階下から響く振動音が聞こえた。
(――エレベーターかっ!)
ユージンの焦燥はピークに達した。エレベーターに乗られては
さすがのユージンも追いつけない。確実に逃走される。
(いちかばちか……だな)
エレベーターが到着する音。この瞬間なら、ファントムも隙が出来るはず。
ユージンは廊下に飛び出し、ジグザグに走り出した。
ツヴァイvsユージン
>385
来た!!
エレベーターの到着する音と、奴が階段から飛び出して来たのとはほぼ同時だった。
曲がり角から飛び出し、奴に向かってMP5をフルオートで全弾叩き込む!!
(トリップ判定、こちらが勝った場合はユージン行動不能に)
>386
(トリップ判定中)
>386 ツヴァイvsユージン
(トリップ敗北)
しかし、ファントムの実力はユージンの想像をはるかに越えていた。
右足で跳ねる瞬間、傷が障ってかすかに停滞した隙を見事なまでに突き、
ファントムは角から飛び出してサブマシンガンで狙撃してくる。
全弾避けきることは不可能だった。
弾丸は一切の容赦なく腹と左腕、さらに左肩を撃ち抜き、
ユージンは為すすべなく冷たい廊下に打ち付けられる。
くちづけた床は、口内を切ったせいで出てきた血とあいまって
苦い味がした。
ツヴァイvsユージン
>388
この狭い通路を正面から突っ込んでくるとは……。
この少年、身体能力はともかく闘争の駆け引きにたけている訳では無さそうだ。
少年にはまだ息が有ったがとてもとどめを刺す気になれない。
「何の為に何人殺したか知らないが……、もう辞めておけ……。
俺の様になる前に……。」
俺はそのままエレベーターに乗り込むと階下に向かった。
>389 ツヴァイvsユージン
(…………ふ、ふふ)
ユージンは声に出さずに、唇の震えだけで笑った。
何のために殺すのか――か。
生まれてきたときから、殺すこと以外を望まれていない合成人間に問うには、
それはあまりにも愚問であった。それ以外の自由は、運命が許しはしない。
だが。
だが、それでもユージンには、何者に抗っても守りたい「もの」があった。
右手で身体を支え、立ち上がる。傷はすぐに焼いて処置。
左腕は使い物にならないだろうが、構ってはいられない。
――確実に仕留めなければ。
ユージンは走り出した。
さしもの合成人間の脚力でも、このビルの階段を走って降りて
エレベーターに追いつくことは難しい。
今の傷ついたユージンには、そんな芸当は出来ない。
かまわずユージンは廊下を駆け抜ける。そして目的の扉を見つけると、
鍵の掛かったノブを捻じ切って押し開けた。
――非常階段。
屋外に設置されたその頼りないステップを完全に無視し、ユージンは
少し赤錆びた手すりに足をかけ、
――――空中にダイブした。
風が加速し、舞い散る埃が目を突き刺し、全身を絶え間ない冷気が切り裂く。
その代償として、ユージンは圧倒的な速度を得た。
十階、二十階、瞬く間に過ぎ去っていく。
地面に今にもぶつかるというとき、ユージンの右手が手すりを掴む。
過負荷にへし折れてしまうそれを離し、また次の手すりにすがる。
充分に速度が落ちたところで、振り子のようにユージンの体が揺れ、
扉を蹴り破ってユージンの姿は一階にあった。
廊下を水が流れるような奇矯な速度で駆け抜け、エレベーター前にたどり着く。
銃撃を警戒し、天井の隅に蜘蛛のように張り付くと、ただ、待つ。
扉が開き、人の姿が覗いた瞬間、ユージンはファントムに襲い掛かった。
ツヴァイvsユージン
>390
エレベーターの扉が開く、とそこにあの少年が、
少年が襲い掛かってくる!!
とっさに左手で身をかばい、意識より反応した右手がSRHを引き抜き発砲する!
今まで感じた事の無い衝撃が右腕から右肩に駆け抜ける、並みの男が片手で
こんな事をすれば骨折か、脱臼は免れない!!
(トリップ判定、こちらが勝てば弾丸命中、)
>391
(判定中)
>391 ツヴァイvsユージン
(トリップ勝利)
完全に意表をついた攻撃だったはずだ。置き去りにした相手の、しかも
死角からの攻撃。
だが、ファントムにはその名のとおり、得体の知れない――それこそ
MPLSのような――力があるのか、左腕で身体をかばい、銃を発砲してくる。
しかし、さすがのファントムも、こればかりはまるで照準もつけていない射撃だ。
弾丸はかすりもせずに天井に突き刺さる。
(――とった)
たとえ左腕であろうと、リキッドがひとたび体内に入り込めば生はない。
ユージンは手刀を振り下ろした。
ツヴァイvsユージン
>393
渾身の一撃が外れる!
奴の手刀が左手に命中する、そして、死が流れ込んでくる!!
俺は躊躇せずにSRHを左腕に押し当てると奴に向かってトリガーを引いた!!
!!!!!!!!!!!!
右手以上の衝撃が左腕に走る、もはや痛みを通り越して衝撃しか感じない!!
左手は無残に空中を飛んだかと思うとそのまま消滅した。
(トリップ判定、この突き抜けた弾丸はユージンに当たるのか?)
とりあえずの簡易報告書だな。
(ログが流れちまった、てな連中に依頼された…)
>119
十六夜京也&アーカードVSドラキュラ・ヴラド・ツェペシュ&???
VSアーカード(LV40:D)VSベナレス VSアザゼル
>176 刻命館(レイオット)
>190 ギルス対ウピエル
>219 ハインケル&ラグナロク、リロイ&ダイ・アモン
>226 ストライダー飛竜(M)VS量産型セリオ
>233 アーカードVS荒木又右衛門
>253 アセルス&カミーラvs初音&美夕
>294 ヴィンセントvsフェイルセイフ
>346 殺人鬼(七夜志貴)vs 殺人貴(遠野志貴)
>356 レイオットVSテュール・ヴァイス
>394
(ああくそ、もう、こうなったらとことんやってやるよトリップ判定です)
>396
奴のどこに命中したかは判らない、死んだかどうかも……。
しかし奴はエレベーターの中に倒れ込んだ。
俺はエレベーターの最上階行きのボタンを押すとふらつく足でエレベーターを出た。
スルスルと、何事も無かったかの様にドアが閉まっていくのを確認してする。
痛みは切り離せるが、俺は止血の為に衣類を破って今はもう無い左腕に捲きつける。
そして俺はその場を後にした。
>394 ツヴァイvsユージン
(トリップ判定:敗北)
正気の沙汰ではない。そうとしか、ユージンには思えなかった。
リキッドを侵入させた左腕ごと――銃を撃つなど。
凶悪な威力の銃弾は、ひとひとりの腕を食いちぎったくらいでは飽き足らず、
貪欲にユージンの胸に突き刺さった。
右肺を貫通し、弾丸がエレベーター内部に突き刺さり、
ユージンは無様に吹き飛んで壁に激突した。
そのままずるずると床にくずおれる。
(……く……そう、まだ、だ。まだ、終わっては……)
血が溢れ出し、もはや言うことを聞かない身体を無理やり奮い立たせ、
ユージンはなおも眼前の暗殺者を屠ろうとする。
その思いを、打ち砕くかのように。
ファントムは、エレベーターの「閉」のボタンを押した。
ユージンの指先は、あとわずかなところで、閉じる扉にかからない。
酷い身体の損傷が冬眠モードを促し、身体の端々から感覚が失われていくなかで、
(ちくしょう、ちくしょう、ちくしょう、ちくしょう、ちくしょう、ちくしょう、ちくしょう……)
合成人間ユージン……いや、天色優は、ずっとその言葉を呟き続けていた。
>384アドルフvsネロ・カオス
その巨大な閃光は、巨大な総統官邸を半ばまで吹き飛ばし瓦礫の山に変えた。
異形のケモノは、その閃光の起点から建物を薙倒しながら一直線に走り抜ける。
ヒトラーが放った一撃は、光の奔流となって私から半数以上の『命』を一瞬の内に
消し去った。
今まで、いかなる超越種も埋葬者も私をここまで殺す事は出来なかった。
だが同時その力を持ってしても、私の全てを殺しきる事も出来なかった。
「……及ばなかった、か」
ヒトラーは、胴体を半ば引き千切られながら、私に笑いかける。
「ならばボクを取り込むがいい!混沌よ。キミこそが勝者なのだから!」
瓦礫の中にあり、自らの血に塗れながらも少しの揺らがぬ誇りと共に
アドルフ・ヒトラーはそう宣言する。
「これは滅びでは無い、我が内なる生命系統樹に加わり永遠に存在し続けるがいい、
時と空間の支配者よ」
私は生き残った全てを使い、再び『創世の土』を練り上げアドルフ・ヒトラーを
『混沌』に取り込んだ。
>399アドルフvsネロ・カオス
「これ程の存在規模を持つ意識、完全に飲みこむのは骨が折れそうだ」
私の中の『混沌』が軋む、それは痛みとなって私に知覚される。
「だがその暁には、私は最高位の超越種となる」
多少の苦痛など、むしろ誕生の祝いだ。
『混沌』は満足していた、自らを新たなる次元に押し上げる力との融合に。
その数年後、死徒27祖・17位『白翼公』トラフィム・オーテンロッセにより、
「真祖狩り」などと言う悪夢の如き祭りの執行者に祭り挙げれながらも、
それを引き受ける事になる。
その理由はだだ一つ、『混沌』の唯一つの命題、すなわち。
「永遠・・・それが、私の命題だ」
END
吾妻玲二は近くにの駐車場の、現場に来るのに使った車の脇に崩れ落ちていた。
鉄の意志も、失血と言う現実には抗い様が無い……。
(ここで……死ぬのかな……?)
朦朧とした意識の中で黒い女性のシルエットが近づいてくる。
「大変だったのね……。」
どこかで聞いた事の有るような……。
「でもあなたにここで死んでもらっては困るの……。マスターがインフェルノを分断
するには、まだあなたという駒が必要よ……。」
冷たい響きがひどく懐かしいような……。
「…………玲二…………。」
そして確かに自分の本名を呼ぶ声を聞いて、意識は途絶えた。
次に目覚めた時、そこは病院で隣にはキャルの姿が有った。
玲二がが意識を取り戻した事を知り、泣き叫ぶキャル、
俺の本名を読んだのはキャルだったのだろうか?
今は判らない、しかし生きてさえいれば……。
玲二はこの戦いが決して終わりでは無い事を胸に刻んでいた。
>400闘争ログのまとめだ。
>310>311>312>315>320>325>329>330>338>342>347
>349>352>355>357>381>384>399>400>
初闘争で不手際も多い、付き合ってくれたアドルフ総統には本当に
感謝したい。
それでは、次も良き闘争を。
詳細報告書、もとい感想だ。
>119 規格外化物たちの混戦
激しい割にお気楽なアザゼルと(参戦理由からして…)
十六夜京也の鮮烈な一刀が印象的だったな。
ああ、あとベナレスの落ちっぷり。
しかし、あれだけの乱戦を綺麗にまとめたのは凄い。
俺には絶対真似できないね(苦笑)
>176 刻命館(レイオット)
トリップ判定の新しい形、か。
二つ以上の判定を同時にする、というのはそれなりに応用が利きそうだ。
>190 ギルス対ウピエル
スピード感あるバイク戦闘といい、止めの交錯といい、楽しませてもらった。
>226 ストライダー飛竜(M)VS量産型セリオ
個人的な好みとしちゃ、本物の技が借り物でしかない技をやぶる様が見たかった。
マリオネットの限界?(んなわきゃ無いか)
>233 アーカードVS荒木又右衛門
触手だ…
いや、俺は剣技がもっと見たかったのだが、アーカード相手では難しいか。
面倒くさくなった、の台詞はゾンビらしくてよかったな。
ツヴァイvsユージンのレス番まとめだ。
>373>375>376>377>379>380>383>385>386>387>388
>389>390>391>392>393>394>396>397>398>401
二人とも死にそうだ、こんな戦いは吸血鬼以外しちゃダメだ……。
ちょっと失礼。
ここの形式に向いていない装備等を一部見直して、
ついでに装備の説明を改訂したわ。
武装は、
七星魔映村正…女性のみが装備出来る魔剣。【魅了】の追加効果有り
アールズ・ロック&S・フォース…装弾数50の魔銃(セミオートマ)と、強大な破壊力を持つ弾
チャイカムTNT×5…メギドと同じ効果(万能属性)を持つ手投げ爆弾
ディスクローズの石×1…魔法が閉ざされた場を解放する
防具は、
百七拾八式鉄耳…運のパラメーターを上げる最強の頭防具(兎耳型)
マクシミリアン…高い防御力を誇る体防具
ラウリンの指輪…呪殺・石化等の致死効果(非物理攻撃限定)を一切無効化する腕(指)防具
ミラージュブーツ…敏捷性を上げる足防具
以上よ。
>Mr.左手
申し訳ないけれど、この様に訂正をお願い出来るかしら。
遅れに遅れた感想だ。
>玲二VSラバーソウル
「レロレロ」………は置いておいて。
玲二、見事だった。さすがはファントムと言った所か。
ラバーソウル、しかしエレンで「レロレロ」は(苦笑)
>シエル&アンデルセンvsモーラvsリップバーン戦
おれ好みの血みどろの闘争だったな。死力を尽くした戦い、良かったぞ。
なかでもモーラは素晴らしかった。ぜひ戦いたいと思う。
>ギルス対ウピエル
両者とも実に上手い。ギルスの方は原作を知らなかったが、全くそれを感じさせなかった。
歴代の闘争の中でも、1,2を争う戦いだったと思う。
それと、『毎秒10発の狙撃』にはニヤリとさせられた。
>アーカードVS荒木又右衛門
化物対決だな。両者の掛け合いは実に
荒木又右衛門は相手が悪かった。人間相手の方が相性がいいだろう。
>アセルス&カミーラvs初音&美夕
巻き込まれたくない戦いNo.1だ(苦笑)闘争の流れも見事だったが、
今回はこの印象のほうが強かった。
……『女は恐い』。
>フェイルセイフvsヴィンセント
うまいな。特にヘルマスカーの絶妙なまでの狂いっぷりが最高だ。
やはりヴィンセントとは早いうちに戦ってみたい。
しかし、その時は、少し陰のある渋い男の銃撃戦がしたい。
血みどろの狂気を含んだ闘争でもいいが、せっかくの拳銃使い同士の戦いだからな。
フェイルセイフは悪くない策だったが、思わぬ伏兵にやられたな(苦笑)
しかし天色優 、おいしい所を持っていく。
>殺人貴vs殺人鬼(七夜志貴)
心理面での『静』と、行動面での『動』が絶妙に合わさった素晴らしい闘いだった。
もう少し狂っても良かったと思うが。
>407
ハァ?あそこは名無し専用のスレなんですが?
誘導する前にもうちょっとよく読みましょうね。
と言うわけで、キャラハンの感想はこっちです
>372 ラルフ・グルトvsヴェドゴニア
同意を得られて嬉しいですぞ …っ!?」
突然男に吹き付けられる真っ白な霧。
サングラスのおかげで目に影響は無いものの、視界がきかない事に変わりは無い。
吹き付けられたそれは傷を刺激し、男に再び痛みを呼び起こした。
(…やってくれましたな。これでは私のほうが不利のようです。
これは少々細工をする必要がありそうですな…)
男はその場に少々細工を施し、音を殺して階段を静かに上ってゆく。
そして殲鬼の横へ飛び出し、左腕で抱えた短機関銃をぶっ放す!
「粉々になりなさい!」
バイロン(ブルーソルジャー)VSアベル・ナイトロード
>368
「な……!?」
アベルの顔色が変わる。
まさか――彼女は今教皇庁にいる筈だ。
これは、ただのつまらない挑発。
だが、『奴ら』の手が予想以上に長いことは、『あの』事件で解っている。
本当に安全だと言えるのか?
本当に?
本当に――?
一瞬の躊躇は、即座に死につながる。
気付いた時にはもう、徹甲弾が、長机を軽々と貫通していた。
「……っ!」
衝撃で吹き飛ばされ、後ろの長机へと衝突する。
その体から流れ出した血が、カソックを赤く染める。
――血の色よりも紅く、闇よりも暗い声が聞こえた。
[ナノマシン“クルーニスク02”四十パーセント限定起動――承認]
アベルの瞳の色が、冬の湖の色から真紅のそれへと変わった。
「なるほど……ローゼンクロイツ……ですか」
その腕が肩まで裂ける。そこから輝く黒い液体が流れ出した――かと思うと、それは柄の両端に刃のついた、巨大な鎌を形作る。
「申し訳ありませんが、手加減はできません……!」
長机――の残骸――を乗り越え、大鎌を手に、パイロンへと飛翔した。
「父と子と精霊の御名において、貴方を逮捕します!」
バイロン(ブルーソルジャー)VSアベル・ナイトロード
>410
「ほう。速い。」
驚異的なスピードで迫り来るクルースニクを見て、
バイロンは掛け値無い感嘆の声をもらす。
感嘆の声をもらしつつも体は動きを止めない。
ライフルを投げ捨て、素早く傍らに手を伸ばし、
壁際に立て掛けてあった3M程の長さの包みを手にとる。
そして、包んであった布を一気に剥ぎ取った。
それは、槍と言うには、あまりにも大きすぎた。
大きく、分厚く、そして凶悪すぎた。
それは正に鉄塊だった。
波(セレーション)つきの胴刃だけで1m以上ある。
幅は25cm以上、厚さだって3cmではきかない。
刀身全体は、暗い虹色が踊るまで焼かれており、切っ先は盾形に大きく広がっており、
獲物を捕らえるための鍵穴が切り込まれ、
敵の血を流すための溝が先端部から刃にそって走っていた。
その長大な穂先は、何の飾り気も無い剛竿に乗っており、
石突(穂先の反対側)には、バランスを取るための4kgほどの重りが仕込んである。
全長ゆうに3Mを超える巨大な斬魔刀
それが、包みの中身だった。
『斬魔刀』を両手で上段に構え、クルースニクの大鎌を受け止める。
耳障りな金属音と、凄まじい衝撃。全身が軋む。
重い。信じられないほどに重く、そして、素早い一撃だった。
「噂以上だな。相手にとって申し分ない。」
体を半回転させ、大鎌を受け流す。
同時にそのままの勢いで、『斬魔刀』の石突に仕込んだ重りで殴りかかる。
>401 ツヴァイvsユージン エピローグ
ユージンが怪我から回復したときには、ファントムはすでに帰国した後だった。
統和機構からの指令は「前任復帰」……つまり、また『みんな』の監視。
新たなメンバーが送られてくるという話も様子もなかった。
ユージンは……天色優は、そのことを聞いて、
――また、三日間気絶するほど、安堵した。
ユージンは、あの死闘が行われた屋上にきていた。
合成人間の視力なら、600m離れたMCE本社の社長室も難なくはっきりと見える。
寺月恭一郎は、今もそこで忙しくデスクワークに従事していた。
(結果的に、彼は助かった……少なくとも、今は)
だが、彼にそれだけの意味があるのだろうか。
あのファントム――自分と似た眼をした少年と、ぼくとが、
命をかけて戦っただけの意味が――もう死しかない彼にあるのだろうか。
こんなことを『彼ら』に話したら、きっとさも当然のように言うのだろう。
「あったりまえじゃん。お前は確実にいいことをしたよ、天色……」
ユージンは安らかな笑みを浮かべて、その場を後にした。
皮肉にも、寺月恭一郎の抹殺命令が、他ならぬユージンに下されたのは、
それから、一月もしないうちだった。
<ツヴァイvsユージン End>
ツヴァイvsユージンのまとめ、改訂版ですね。
>373>375>376>377>379>380>383>385>386>388
>389>390>391>393>394>397>398>401>412
予想を裏切りまくった「動」連打の闘争になったと思います。
タバサVSアドルフ・ヒトラー
〜序章・1〜
「・・・」
ある日を境にして、私の胸の内を、晴れることのない霧のようなものが支配していた。
故郷での、謎の隕石を巡る闘争。
そして、自らの生命を賭けた『祭』。
二度も私の前に姿を現した、第三帝国総統、アドルフ・ヒトラー。
彼の事を考えるたびに、私の中の霧は、ますます濃くなっていく。
(これは一体、何なのだ? 蜘蛛と戦う前に感じたような、この感情は・・・?)
「これは、もしや・・・」
思い至った一つの結論。
ーー否、そんなはずはない。そんな事は、ありえない。しかし。
「・・・確かめてみる、か」
私はペンをとり、彼宛の手紙を書き始めた。
『満月の夜、貴殿と一夜の舞踏を。野外音楽堂にて、お待ちする』
俺が感想を書き込むのは初めてだ、おかしな事を言っていないか気になるが
やってみたいと思う。
十六夜京也&アーカードVSドラキュラ・ヴラド・ツェペシュ&???
VSアーカード(LV40:D)VSベナレス VSアザゼル
とんでもない戦いでしかも乱戦、よくまとまったもんだ。
凶悪なメンツの中で京也が頑張ってくれて嬉しい。俺もせめて何か防御手段が
有ればと羨ましく思う。
「刻命館」
なかなか実験的な戦い、というか冒険だな……。トリップ判定の連続という、
有る意味本当にゲームになっている様だ。
ギルス対ウピエル
バイク戦闘だ、やりたかったんだ俺も……。
エンストしたのは別の意味で興味深かった、アクロバット走行するならECUの
傾きセンサーは殺しておいたほうがいいぞ。そのうち惣太のデスモドゥス借用
してでもやってみたい。俺だってじゃじゃ馬乗りこなすのは得意だからな。
ストライダー飛竜(M)VS量産型セリオ
模擬戦と言う事で格闘技の試合を見ている様だ。ただ量産型セリオはどうしても
ロボットと言う先入観が有るのか、痛みが伝わりにくい気がする、ちょっと損を
しているかもな。
アーカードVS荒木又右衛門
やはりアーカードとは戦いにくそうだ。やってる本人も悩んでいるかも知れない
な……。一度銃撃戦限定の試合みたいなのをトリップ戦でやってみると面白い
かも知れない、拘束解除できない空間とかを設定するとかな。
ヴィンセントvsフェイルセイフ(M)
ブギーポップも月姫に劣らず異能者が多いな、実際俺から見ると反則じみて
見えるぞ……。ここでの闘争は確かに死んでも生き返るが、だからこそ簡単に
死ぬような戦いはしたくないと言うのが俺の考えだ。
暗殺者が何を言ってるのかと思うだろうが……。
殺人鬼(七夜志貴)vs 殺人貴(遠野志貴)
必殺シリーズかな、自分がナイフを奪われたらという懸念を殺人貴はいつも
持っていたんじゃないかと感じた。丁度俺が、銃が利かない相手とどう戦うと
悩んでいたのに通じる物が有るような……。
レイオットVSテュール・ヴァイス
魔法の戦闘で、トリップに単なる勝ち負け以外の判定を使ってるのは興味深い
確かに相手と比較するだけがトリップの使い方じゃないな、成功確立に合わせて
うまく難易度を調整できるのはうまく使えば面白いと思う。
アドルフvsネロ・カオス
ここまで超越した物同士だと最後のトリップで決着を着けるしか無かった
感じか、強すぎるのも苦労するもんだな……。
戦いのスケールは良く出ていたと思うが導入が流いのは良し悪しかも知れん
読み始めるのに少々気合が要った。
タバサVSアドルフ・ヒトラー
〜序章・2〜
ヒトラー邸、早朝。
「……ん?」
カンバスに筆を走らせていた手が止まる。
窓枠に、一羽の鳩がいた。
嘴には、どうやら手紙をくわえているようだ。
訝しがりながらも、手紙を手に取る。
『満月の夜、貴殿と一夜の舞踏を。野外音楽堂にて、お待ちする』
署名は……ない。
しかし、誰からのものであるか、すぐに分かった。
いつか嗅いだことのある、仄かな香水の香り。
「フフフ。そうか。ようやく、だな」
呟き、楽しそうに笑う。
……満月の夜。野外音楽堂。
雲が、月を一瞬だけ翳らせる。
月が、再び姿を見せた時、その光の下に、一人の男。
中世フランスの銃士隊の装束、そして目元を覆う仮面。
それらは全て黒一色で塗りつぶされている。
マントに羽根飾り、古臭い装束の筈が、この上もなく似合う。
「Guten Abend、Fraeulein(こんばんわ、お嬢さん)
さぁ、二人きりの仮面舞踏会と行きましょうか」
クローディアだけど・・・・ルイは居ないのね。
サンザンだわ。
はいー、それじゃ毎度おなじみ解説ですー
タバサvsアドルフ
以前T鉱というレアメタル入手のために共闘関係にあった二人の対戦です
地力ではアドルフさんのほうに軍配があがるでしょうが
タバサさんは錬金術師。アドルフさん対策アイテムを作っている可能性はあります
でも私にはアドルフさん対策アイテムって思い浮かばないので
アドルフさんに一票ですー
タバサVSアドルフ・ヒトラー
>416
夜空には、満月。
柔らかな月の光が、舞台に立つ私を照らしている。
「・・・私がこのようなドレスに身を包むなど・・・彼に出会うまでは、考えもしませんでしたね」
肩口と、胸元を露出させた純白のドレスに身を包んだ私の口元に、自虐的な微笑が浮かぶ。
不意に、雲が月の光を一瞬、覆う。
再び姿を現した月下に、一人の男が現れる。
「Guten Abend、Fraeulein(こんばんは、お嬢さん)
さあ、二人きりの仮面舞踏会と行きましょうか」
古風でありながらも、それを感じさせない着こなしをみせる男ーー私の待ち人、アドルフ・ヒトラーは、何処か芝居がかった仕草で、舞台に立つ私に挨拶をして見せた。
対する私も、長いスカートをつまみ、軽く持ち上げつつ、深く一礼。
「ようこそおいでくださいました、アドルフ殿」
私の言葉と共に、後ろに控えたオーケストラの一団が、甘い香りの漂う楽曲を奏ではじめる。
「さあ、はじめましょう。一夜の夢を」
客席に立つアドルフ殿へ向け、私は静かに左手を差し出した。
>419 タバサVSアドルフ・ヒトラー
舞台に上がり、差し出された手を受けて、軽く口づける。
満天の月が、静かに世界を、二人を照らす。
彼女の香りのように甘い音楽に合わせ、ゆっくりと踊る。
世界が舞台、舞台が世界。
くるくると。
くるくると舞う二人。
絡み合う瞳と瞳。
触れ合う手と手。
しかし、それ以上はあり得ない。
これは一夜の夢幻。
だからこそ。今だけは、このひとときだけは。
夢は現に置き換わり、一瞬が永遠になる。
今回の任務・・・(任務と呼べるものかは知らないが)・・・は非常に危険でありながら、非常に簡単なものだ。
10年間、塔の監視下に置かれたまま放置されていた「遺跡」の「再調査」だけなのだから。
だが、「危険」もある・・・。
ここ最近、「遺跡」の老朽化が激しいらしい。あり得ないことだ。
あれ関係の「遺跡」が朽ちるなど・・・。
まぁ、そこら辺を確認するために「再調査」という名目で来たのだがな。
私は「専門家」では無い。この遺跡の「安全」を確認するのが本当の「任務」だ。
「調査」とは「安全かどうか」の調査だ・・・。
「先生、気になっていたのですか・・・今回の任務はA装備(最重装備)での活動では無いの?」
私の前を歩く女・・・(十代後半だ)・・・が、思い付いた質問をそのまま口に出した。
ここで説明をしておこう。
私達は現在、「遺跡(洞穴を改造したもの)」の内部にいる。
メンバーは4人・・・「私」と「彼女」と「彼」と「地元の案内人」だ。
「彼女」と「彼」は皮のピッチリとした衣装を着ている。
肩からは槍が下がっており、剣も腰にかけている。ナイフ、短刀の類もかなり装備しているようだ。
「ふむ・・・今日は少し寝坊をした、テントで着替える時間が無かったのだ。」
私は私の歯より真っ白なTシャツとジーンズの上に漆黒のローブ(私達の象徴だ)を羽織っている。
・・・それだけだ。
「呆れた・・・こんな重くて熱い格好を強制させたのは誰でしたっけ?」
「私では無い・・・彼だろう・・・。」
私は先ほどから、黙々と歩いている青年・・・(「彼女」とおない年だったはずだ。)・・・を指さした。
・・・が、「彼女」が反論する前に、「案内人」によって全ては中断された。
「あれ? これは何でしょう・・・死体!?」
「「!?」」
「それ」は死体と言うより、「ミイラ」でだった。
何年も洗っていないような髪が廊下に広がっており、「肌」は・・・完全に干からびていた。
ボンテージ風の服を来ている・・・いや。
「むしろ、これは拘束のための衣服だな・・・。」
「拘束? なんためにですか?」
「そんな・・・昨晩はこんなもの・・・ありませんでしたよ!!」
「・・・イレギュラーな事態ですね。」
「だが、これが私の望んだものだ。」
「・・・待て。」
私は全身の神経に「警告」の合図をだした。
ミイラの観察のためにしゃがんでいたが、いつでも立ち上がれる姿勢だ。
これは・・・「危険」な事態になった・・・かもしれない。
「今・・・私達は4人で行動していたな。」
私はゆっくりと立ち上がった。そして・・・・。
「ならばなぜ・・・なぜ5人の声が聞こえたのだ!?」
私は瞬時に振り返った。
「がぁぁぁぁぁぁ!!!」
「案内人」が殺された・・・「人形」によって・・・そう・・・「人形」だ。
その細い腕で「案内人」の胸を貫通させ、軽々と持ち上げている。・・・即死だな。
「キリングドール・・・なぜ、こんなところに!?」
「ちぃ!!」
「彼」は、「人形」の頭に綺麗な「ハイキック」をぶちかました。
鉄が仕込まれた特殊な靴での一撃だ・・・人間なら馬鹿みたいに首の骨を折って、死ぬはずだ。
・・・が。
人形はニヤリと笑ったかと思うと、「案内人」を投げ飛ばして「逃走」した。
「追え!!外に出すな!!ここで仕留めろ!!」
「彼」と「彼女」は無言で返事をすると踵を返して「人形」を追った。
(馬鹿な・・・殺人人形が今になって警護を始めた? あり得ない。)
ズルリ ズルリ
(いや、むしろ・・・「刺客」と考えた方が良いな・・・別の「どこか」からの・・・。)
ピチャ ピチャ
(・・・なんの音だ・・・。)
私が音の鳴る方に振り返ると、そこには・・・「ミイラ」が「案内人」の血を啜っていた。
・・・「吸血鬼」、私はその単語真っ先に思い付いた。
「馬鹿な・・・おとぎ話の類だとばかり思っていた・・・。」
「吸血鬼(仮)」はみるみる「生気」を回復させ、もはや「ミイラ」とは呼べなくなっていた。
「実在・・・したのか?」
私は・・・久しぶりにこの「鉄面皮」に亀裂を走らせた。
吸血鬼(仮)は血を啜りながら、そのするどくも怪しい眼光で私を見つめていた・・・。
start
場所:人口の洞穴の廊下(周囲の壁はちゃんとした人工物)
タバサVSアドルフ・ヒトラー
>420
彼の胸に抱かれ、彼の温もりを感じ、確信した。
やはり、そうなのだ。私は、彼をーー。
もう、迷いはない。
楽曲が、静かに終わりを告げる。
私は彼の首に両腕を回した。
そっと顔を近付け、彼の唇に自分のそれを重ね合わせる。
僅かではあるが、長く感じられる時間を経て、始まりと同じように、静かに顔を離す。
「逢瀬の時間は、終わりを告げました・・・」
ドレスの一部を掴み、握り締める。
後方への軽い跳躍と同時に、掴んだ衣装を引っ張る。
彼の前に立つのは、普段の私。
「これからは、闘争者の時間です。・・・よろしいかしら?」
帽子のつばを軽く下げ、身構える。
楽団が、新たな楽曲を奏でる。
モーツァルトの鎮魂歌(レクイエム)。
私の脳裏に、ある吟遊詩人の歌が浮かぶ。
『傷付けあうことしか 想いを伝えられず 安らぎを持つ術なく 散り急ぐ者もある』
(私に相応しい歌だな・・・全く)
だが。もう、悔いはない。
彼を滅することも。
彼に滅せられることも。
>424 タバサVSアドルフ・ヒトラー
悲しみを込めた瞳で、彼女を見る。
いま目の前にいるのは、
一瞬の夢幻の中で出逢った彼女ではなく、夢よりも残酷な現世にある彼女。
ゆっくりと、仮面を取る。
(結局、私も仮面無しでは彼女に会えなかったのだし、な)
自嘲の笑みを一瞬浮かべる。
しかし、彼女に向き直る時にあるのは帝王の顔。
「いいだろう、夢は醒めたのだから」
悠然と彼女に向かって歩き出す。
「そう、夢は醒めるものなのだから」
タバサVSアドルフ・ヒトラー
>425
「『夢は醒めた』? ふふ・・・、それは違います」
手にしたフラスコを構える。
「これもまた、夢なのです」
フラスコを投げつける。
「・・・闘争と言う名の!!」
彼の眼前で、フラスコが音を立てて割れ、封じ込めた凍気が氷柱となって襲いかかった。
(戦闘・・・開始)
>423 VS男?
血を受けた。
だが、その血は主(マスター)の、ヘルシングの物ではない。
とても、不快だ。
そして、血は足りない。
こんな程度で、長い、永い眠りの渇きは癒えなどしない。
だが、悲観する事はない。
目の前に、エサはこうしているではないか。
いますぐにも血を吸ってやろう。
首筋に犬歯を突き立てて四肢を首を引きちぎって心臓を抉りだして
とにかく血が血が飲みたい!!
その為に、自分を拘束するこの服をまずは引きちぎる。
両腕を後ろ手に拘束していたそれは、あっさりとその役目を終えた。
そして、その両手には魔法のように――目の前の男が、それを何と認識
するのかは知らないが――二挺拳銃が握られていた。
「始めまして人間、そしてさようならだ」
これ以上ない程に顔を歪めて、一言言い放つ。
「闘争の時間だ」
>426 タバサVSアドルフ・ヒトラー
氷柱が殺到する。
それよりも速く、無構えから蹴りの構えに移る。
そして、左足を軸に、右足をくるりと時計回りに回転させる。
さして力も籠もっていないような、軽やかな蹴り。
しかし、その蹴りは氷柱を軽々と打ち砕いた。
「確かに、これは夢の続きかも知れないな」
何事もなかったかのように、声をかける。
「しかし、これはおそらくキミにとって『悪夢』になるに違いないと思うがね」
言葉と共に、砕けた氷柱の破片を蹴り飛ばす。
尋常ならざる力で放たれたそれが、彼女に向かって飛ぶ。
それと同時に、低い姿勢で彼女に向かい、走り出す。
>427
vsアーカード
男は・・・チャイルドマン・パウダーフィールドは、事態を飲み込むのに数秒の時間を要した。
「ヴァンパイア」と呼ばれる者は知っている。実在の人物だ。
だが、「吸血鬼」などは知らない。いや知ってはいるが、「架空の産物」だ。実在はしない。
そんなことを考えてる間に、吸血鬼は「案内人」をぼろ雑巾にしてしまった。
そして・・・チャイルドマンの眼前には・・・。
「銃・・・馬鹿な・・・最秘奧のものだぞ!?」
しかも、彼が知っている「銃」よりも遙かに高性能に見える。
形もリボルバー方式では無いらしい。
・・・そんなことを考えてる間に、吸血鬼が口を開いた。
「? 闘争だと?」
銃口から火が噴く・・・壁の一部が綺麗に吹き飛んだ。信じられない威力だ。
・・・が、そこに男はいない。
身を屈め、吸血鬼の腹に潜り込んだのだ。
「闘争と言ったな・・・私の仕事は主に「暗殺」・・・そんなものを楽しむ暇は無い。」
チャイルドマンは渾身の力を込めて吸血鬼の腹に自分の拳を抉りこませた。
はいはいー、ではアナウンスを
チャイルドマンvsアーカード
最強の黒魔術師チャイルドマン・パウダーフィールドさんとアーカードさんの対決です
チャイルドマンさんは体術も黒魔術もトップクラスです
黒魔術…音声魔術がアーカードさんにどこまで通用するのでしょうか!?
また復活したばかりで「寝起き」ともいえるアーカードさんが
実力を出し切れるのでしょうか!?
……塔の体術って対人向けでしたっけ?
…まぁともかく興味深い闘争ではあります
>429 VSチャイルドマン
男の動きが捉えきれなかった。
気付いた時には、腹に強烈な一撃を喰らっている。
そう、人間とは思えぬ程に強烈な一撃を。
鳩尾に喰らったその一撃は、全身に衝撃を行き渡らせる。
思わず前屈みになり、吐瀉物をぶちまけた。
「クッ、クハッ、クハッ……なるほど大した人間だ」
面白い人間に出会った。
だが、今の嘔吐で先程摂った血が全て吐き出されてしまった。
好奇心を、狂おしいまでの血の渇きが凌駕する。
まだ自分の懐にいるはずの、相手の背中めがけて両の拳を振り下ろす。
少々面倒くさいが仕方ない、ミンチにした後に血を啜るとしよう!
そんな事を考えながら、口元を歪めていた。
タバサVSアドルフ・ヒトラー
>428
氷柱の破片が、こちらに向かって飛来する。
私はとっさに魔力の障壁を作成する。
一応間に合いはしたが、それでも多少の破片が私の顔や腕を掠めた。
障壁の向こうから、突進してくる彼の姿が見える。
「ふっ・・・。そちらから来て頂けるとは、ありがたいっ!!」
障壁を解除。同時に彼の突進に合わせ、身を屈める。
「レヴェリー・ソード!」
高速回転する剣を従え、私は天に舞い上がった。
>>431 vsアーカード
自分の背中に吸血鬼の嘔吐物がかけられた。
まぁ、「塔」支給のローブだ。気にはしない。
問題は・・・少し、近づきすぎた。隙だらけだ。
今の一撃で、人間なら悶絶ものだ。だから、このような事態は考えていなっかた。
そう、「人間」なら・・・!?
背中に激痛が走った。吸血鬼が振り下ろした拳は、「重い」なんてレベルでは無かった。
「つぅ・・・背中に「あれ」が無ければ・・・背骨が砕けていたな。」
いや、既にヒビは入っているだろう。
これは「予想」できたはずだ。だが、相手の「打たれ強さ」がここまでとは・・・。
私は自分のローブを残して、素早く吸血鬼の懐を移動した。
丁度、吸血鬼の側面にたどり着いたところで背中の「あれ」を吸血鬼に向けた。
「!?」
背中に仕込んでいたものは、銃身を短く切った「散弾銃」だった。
接近戦では最強の破壊力を有する・・・だが。
吸血鬼の「一撃」で銃身が曲がっている・・・信じられない怪力だ。
「化け物か・・・。」
私は、散弾銃を彼の頭に投げつけると、また腰を下ろして彼の腹に「優しく」ふれた。
そう・・・猫のどを撫でるかのように「優しく」・・・。
>432 タバサVSアドルフ・ヒトラー
彼女に向かった私の目の前に、高速回転する剣。
常人であれば、知覚出来ないほどの凄まじいスピード。
しかし、私はヒトではない。
空間を加工し、剣をやり過ごす。
「遅い、遅すぎる……それでは勝てないのだよ!」
「……そして、隙だらけだ!」
(天に舞い上がったタバサの足を掴み、そのまま地面に叩きつけようとする)
>433 VSチャイルドマン
……? 先程の一撃とは全く違う。
というよりも、ダメージを与えようとしているとは思えない一撃だ。
一体、何を考えているのだ?
まぁいい、愚行の償いは命で購うのが闘争のルール。
無造作に、腕をその頭に向けて振るった。
>435
「押し返した」
吸血鬼は確かに、「一撃」に対して抵抗した。
「拳」を振るうとき、少なからず「重心」の移動が必要だ。そこで「押し返した」・・・。
全身に筋肉を一気に躍動させ、チャイルドマンは一歩踏み込んだ。
バァン!!!
廊下に響く轟音・・・足が床を踏んだ瞬間、全身の力を込めて拳を押し出した。
床が抜けるかのような轟音を聞けば、その威力は分かるであろう。
そう、今の轟音は「踏み込んだ音」だった。
吸血鬼は身体をくの時に曲げて壁にすっ飛んでいった。
チャイルドマン教室、最秘奧が一つ・・・・「寸打」
それが今の「一撃」だ。
「・・・人間なら今ので死ぬはずだ・・・。」
吸血鬼の拳は届かなかった。チャイルドマンの一撃の方が速かったのだ。
「確かに威力は絶望的だ。だが、動きは素人だな。身体能力に頼った「速さ」では私には追いつけん。」
タバサVSアドルフ・ヒトラー
>434
私の剣を、彼は空間を加工し、避けた。
「くっ・・・」
私は歯を噛み鳴らした。彼の時を操る能力と空間を加工する能力を封じなければ、私に勝ちはない。
そしてそれを封じる術は・・・。
「な、何っ!?」
彼が、私の足を掴む。見下ろす私の眼に、彼の嘲笑が一瞬映る。
「遅い、遅すぎる……それでは勝てないのだよ!」
「……そして、隙だらけだ!」
私の身体が、地面に傾く。叩き付けるつもりか。
「ふふ、それで良い・・・。それでこそ、私が見込んだ存在!!」
耳元で金切り声をあげる風。
地面に接触するぎりぎりのところで、私は伸ばした左手に竜の頭部を乗り移らせた。
「チャクラ・ウェーブ!」
私の言葉に応じて、波動弾が竜の口から射出された。
>436 VSチャイルドマン
何だ? 一体何をされた?
それを理解する間も与えられずに、壁へと叩きつけられた。
派手に壁を砕き、もうもうと砂埃が巻き起こる。
立とうとしても、相当なダメージがあるらしく、まともに立ち上がる事ができない。
無様に瓦礫の中に倒れ伏しながら、アーカードは考えた。
つまるところ、あの男に体術で立ち向かう事が愚の骨頂。
いまだ視界の利かない埃の向こう側に、男の影が見えている。
地面に倒れ伏したまま、腕だけを動かして男の方へとポイント。
両手の引き金を同時に絞った。
>>438 vsアーカード
放たれる爆音・・・銃声だ。
吸血鬼が持つ銃は彼の身体能力以上に驚異だ。
あの連射性であの威力・・・信じられない。
チャイルドマンは身を屈めながら走り抜けた。・・・銃弾を避わすために。
だが、予想以上に正確な射撃はチャイルドマンの足を、肩を、そして背中を掠った。
激痛が走る・・・どうにか間合いを取り、射撃がやむのを待った。
・・・止まらない。弾丸は今だに跳び続けてくる。
「馬鹿な・・・この距離から、ここまで正確な射撃・・・。」
銃の威力から考えて、反動はかなりあるはずだ・・・それでもあの正確な射撃・・・。
「ちぃ!!」
チャイルドマンは腰にさしたあったナイフを取り出した。
こうなったら・・・吸血鬼を暗殺(スタップ)する。
そそれしか道は・・・無い。
チャイルドマンは洞穴に広がる「闇」に姿を消した。
>437 タバサVSアドルフ・ヒトラー
彼女を地面に叩きつける寸前、彼女の左腕から波動弾が放たれた。
とっさのことに、空間加工も間に合わない。
波動弾を胸に喰らい、そのまま吹き飛ばされる。
その際に手も離れてしまっている。
(距離が開いてしまった……この距離ではまずい、近寄らなければ)
彼女は地面に叩きつけられているが、さほど力を込めていなかったのだから、
大したダメージもあるまい。
胸の傷は獣性細胞の再生に任せ、彼女に向かって駆ける。
>439 VSチャイルドマン
銃で狙うには、少々やり辛い場所へと離脱されたようだ。
だが、あの人間は少しばかり分かっていないらしい。
つまりは、闇こそが我ら化物の慣れ親しんだ領域だと言う事を。
しかし、この男は存外にやる。
闇の中に、的確に自分の気配を、殺意を紛れ込ませていた。
夜の中に生きる事を知る人間……。
いいだろう、夜歩く者の恐怖を教育してやる。。
どちらがより闇に相応しいか、すぐに分かるだろう。
「かりそめの闇に溶ける者と、闇の中に生きる者。その差を知るがいい」
殺意と溶け合った闇の中へと、その足を踏み入れていった。
>>441 vsアーカード
パン パン
チャイルドマンは携帯していた拳銃で廊下の松明を消し続けた。
(これでここのブロックは完全に闇に包まれた・・・。)
吸血鬼が何か独り言を言っている・・・。
(闇に生きる者だと? 私が仮初めだと? )
・・・吸血鬼は暗殺者(スタッパー)を理解していない。
が、彼の言い方も気になる。
「闇に生きる」・・・そういう職種では無く、そのような生き物・・・。
(だが・・・「未来」との融合を果たした私に・・・勝てるか?)
「ネットワーク」の情報を最大限に利用し、
まるで「未来」を知っているかのようにチャイルドマンは迫り来る銃弾を避わした。
「未来を読めるわけでは無い・・・
だが、一秒先・・・いや、その半分先の事象くらいなら読むことも可能だ。」
それも長い間では無い・・・恐らくは二、三分・・・。
「運命の三姉妹」がチャイルドマンに微笑んでいる間だけだ。
チャイルドマンはギリギリで銃弾を避わし続けると、吸血鬼の太股にナイフを突き立てた。
そして・・・抉る。
「これが私だ。」
チャイルドマンは、自分が「闘争」に楽しんでいることに気付いて無かった。
>442 VSチャイルドマン
闇の中を、この男は滑るように動いている。
なるほど、闇を友とすることに長けているようだ。
だが、長けているだけだ。
しかし、この男の動き……。
銃弾を見切って動くなど並みの、いや、超一流の人間ですら至難の業だ。
その弾丸が、ジャッカルと454カスール改造銃のそれとなるとなおさらなのだが。
その動きに翻弄されて、男の接近を止める事が出来ない。
気付いた時には、太股がナイフで抉られていた。
「これが私だ」
そう言う男の声に含まれた響きは、まさしく戦争狂(ウォーモンガー)のそれ。
楽しく、なってきた。
「犬のエサで終わってくれるな」
抉られた太股から、巨大な顎(あぎと)がその元凶へと牙を剥いた。
「拘束制御術式(クロムウェル)、三号二号一号、解放」
>>443 vsアーカード
(なんだ?)
吸血鬼が何かをうめている・・・拘束? 先ほどの服のことか?
空気が変わった・・・プレッシャーを激しく感じる・・・。
瞬時、太股に刺したナイフが「食われた」
手はギリギリで引っ込めたから助かった・・・が。
「犬だと?・・・どういうことだ?」
この力は・・・遺産か? 相手の能力は果てしなく未知。ここは退くしかない。
勝てる見込みは皆無だ。・・・だが、私は「闘いたい」のか?
「・・・ちぃ!!」
チャイルドマンは踵でその「顎」を踏み抜いた。
「スポーク」が組み込まれた特別製の靴だ。骨を粉々にできるぐらいの威力はある。
・・・だが、「吸血鬼」は笑っていた。
「・・・何者だ?」
チャイルドマンは、初めて吸血鬼の正体を問うた。
>444 VSチャイルドマン
「何者か、だと? さてな」
男の問いに対して、真剣に答えに詰まる。
今は、ヘルシングに仕えてはいない。
ましてや、命令(オーダー)など受けてはいない。
ならば、言うべき、名乗るべき事は。
「私はアーカード。敵を殺し、味方を殺し、目に付く者全て、挙げ句に自分まで
殺してもまだまだ殺したりん戦争狂(ウォーモンガー)だ」
先刻から、表情は楽しそうな笑みを刻んだまま、まるで固まったかのように
笑みを浮かべ続けている。
「さぁ、闘争はまだまだこれからだ!」
顎を踏み抜かれたはずの犬が、更なる犬が男へと牙を剥いて殺到する。
「少しは夜歩く者の恐怖を理解したか?」
そう呟くアーカードの全身に、目が開いていた。
>>445 「そうか・・・戦争狂か・・・。」
迫り来る一匹の犬の口を手で掴み、地面に叩き付ける。
そして・・・「踏みつぶす」。
二匹目は踏みつぶした足の方を使い、返す刀で蹴り上げる。
宙に浮いた犬を渾身の力を込めて殴りつけた。
三匹目は・・・。
「一つ、教えてやろう。この大陸では一切の戦争行為は禁じられている。」
常人には見えない・・・「選ばれた人間」にしか見えないなにかが広がる。
「君が狂うのは勝手だ・・・が、君は「大陸」を敵に回した。」
三匹目と・・・その先にいる「吸血鬼」・・・いや、「反逆者」に手を向ける。
「牙の塔、チャイルドマン・パウダーフィールドが大陸に安住する全ての者の意思を代表させてもらう。」
「構成」が頭の中を駆けめぐる・・・。
「戦争狂(ウォーモンガー)とやら、君に私刑を執行する。執行人は私だ。苦情は塔に回すんだな。」
「我は放つ光の白刃」
白熱の衝撃波が、三匹目の犬と吸血鬼を襲った。
>446 VSチャイルドマン
瞬間、犬達が弾け飛んだ。
アーカードも、全く予測不可能の攻撃を受けて吹っ飛ぶ。
これは……魔術か?
私を強化するのに使ったと、ヘルシング卿から聞かされただけのそれ。
それと同じ原理を持つと推測される魔術は、アーカードを強化し、なおかつ
拘束している魔術を越えて、その存在の極点とでも言うべき場所にダメージを
与えていた。
だが、致命傷ではない。致命傷には程遠い。
ならば、致命傷になる前にあの男を滅ぼすまで。
瞬間、遺跡内はけたたましい羽音と鳴き声に満たされた。
>>447 「・・・なんの音だ?」
チャイルドマンは今の「声」を媒体に、小さな光球を作り上げた。
光が廊下を照らす・・・自分の位置を教えてるようなものだが、
吸血鬼は暗闇だろうが、明るかろうが関係無いらしい。
その「光球」を松明代わりに辺りを見回す・・・。
「天井」には光が届いて無いみたいだ・・・「光球」の光を強くし、更に照らした・・・。
「!?」
天井は「暗闇」に包まれていたのではない、漆黒の「蝙蝠」が天井を埋め尽くしていたのだ。
その「赤い瞳」はチャイルドマンを凝視していた。
「・・・吸血鬼はどこだ? まさか・・・。」
新しい発想・・・我が母ですら考え付かなかったもの・・・。
「我導くは・・・死呼ぶ椋鳥!!」
音波を収束させた破壊衝撃波が天井の蝙蝠を襲う。
焼け石に水とは分かっていても、チャイルドマンは抵抗するしかなかった。
>448 VSチャイルドマン
数匹の蝙蝠が、その魔術で消し飛んだ。
もっとも、その程度では致命傷にはなり得ないが。
相も変わらず、蝙蝠は辺りをやかましく飛び回っている。
その音に紛れるかのように、男の背後に一匹の犬が。
あくまでも殺意をその気配に紛れ込ませながら。
牙を剥いて跳びかかった。
>>449 気配は確かに感じた・・・が、「蝙蝠」に気を取られすぎた。
「犬」が自分の腹に噛み付いた・・・これは重傷だ。
「犬」は私の肉を引きちぎろうと必死だ。
私は、靴に仕込んだあったスポークを取り外し、「犬」の脳天に突き刺した。
動きは止まらない・・・が、一瞬だけゆるんだ。
その隙を逃さず、私は「犬」に肘打ちをかまいてはずした。
血が馬鹿みたいに流れ落ちる。内蔵まで出てきそうだ。
まずい・・・回復をするのは良い。だが、天井の蝙蝠は今にも襲いかかって来そうだ。
「犬」もまた同じ・・・。
血が抜けていく・・・意識が薄れていく・・・。
チャイルドマンはその場に膝をつき、もうろうとする意識を保たせるのに必死だった。
>450 VSチャイルドマン
「……ここまで、か?」
蝙蝠達の中から、そんな声が聞こえてきた。
だんだんと羽音が小さくなり、それと共に人型の影が輪郭を増していく。
終いには元のアーカードの形を取っていた。
「人間としては、かなりやる方だったぞ」
言葉はまだ理性を保っているかのように聞こえるが、その実、既に血の渇きは
抑えがたい程に高まっている。
闘争の間は、闘争本能で渇きを抑え込んでいただけなのだ。
その闘争本能も、相手の左腕をジャッカルで吹き飛ばして消え去った。
もう限界だ。早く、早く血を寄越せ……!
言葉にするのももどかしく、アーカードは男の方へと歩み寄っていった。
>>451 チャイルドマンは吹き飛ばされた腕を見て、笑った。
このままでは死ぬ・・・傷は癒すことができるから問題は無い。
だが、「血」は補充することなどは無理だ。
ではどうする? ・・・取りあえず、眼前の敵を蹴散らすしか無いだろう。
「我が左手には冥府の像」
チャイルドマン教室最秘奧其の二 「物質崩壊」
チャイルドマンの「右手」から繰り出された黒い球は、
完全にdでる吸血鬼の肩を「消した」・・・そう「存在自体」を消したのだ。
そこから繰り出される火炎と衝撃波はチャイルドマンをも包み、洞穴を揺るがした。
>452 VSチャイルドマン
渇きも、闘争本能も、怒りも、恐怖も、ありとあらゆる感情が一瞬、飛んだ。
吹き飛ばされた肩が、全く再生の気配がない。
物理的にも、魔術的にも肩が存在しなくなった。
まさに、目には目を、歯には歯をという事か。
繋がりそうにもない左腕の事は、頭の中から消し去る。
こうなったら、一刻も早くこの男の心臓をえぐり出す事だ。
この、人間の心臓を。
そう、人間なのだな。
そうか、人間なのか……!
「人間、人間、人間、人間!! これほどの人間がいるのだな!」
これほどの人間がいることが嬉しかった。
だが、同時にこの闘争がどのような形にしろ、もうすぐ終わる事が哀しかった。
少しでも心臓を抉る可能性を上げる為に、体中から無数の手を伸ばして男へと詰め寄っていった。
(トリップ判定)
>>453 「我は癒す斜陽の傷痕」
止血はした。だが、失われた血は戻らない・・・。
吸血鬼が近づいてきた・・・もはや・・・格闘戦を望む力などは無い。
最後の・・・最後の力に・・・全てを賭ける。
こんな陳腐なセリフは言いたくは無いのだが、ここまで追いつめられれば話は別だ。
チャイルドマンは、自分の首にぶら下がっているペンダントをむしり取ると、
吸血鬼の方へ「かざした」
チャイルドマン教室最秘奧其の三 「疑似空間転移」
対象をいったん粒子などへと変換、質量をゼロとし瞬間的に光速近くまで加速して瞬間移動する擬似空間転移。
極めて特殊な構成を組む必要があり、かなり高難度に類する。
距離も最大数十メートル程度で、あくまでも「擬似」なので障害物を通過する事も出来ない。
だが・・・「疑似」だからこそ使えることもある。
もし障害物があれば、それに「光速」でぶつかるのだ。その破壊力は・・・。
「戦争狂よ・・・君の存在理由は分からない。天人との関係が無いのだけは確かなようだ。」
ゆっくりとその場から立ち上がる。
もちろん、かざした腕は「吸血鬼」を向いている。
「闇は闇へ・・・ここは君が暮らしていける世界では無い。」
そう・・・ケシオン・ヴァンパイアも同じだ。
「力」は「無力」だ・・・「力」では何も解決できない。
だが、「力」の権化が目の前にいる。エゴの塊だ。
ならば、母に変わって私が彼を討とう・・・。
チャイルドマンは静かに声を出した。
「我は踊る天の楼閣」
瞬間、握られていたペンダントが光速で吸血鬼に衝突した。
吸血鬼の胸に大きな穴が開く。
・・・直後、空気を裂いた摩擦熱と衝撃波で大爆発が起こる。
チャイルドマンは爆風に飲み込まれながら、静かに意識を消していった・・・。
「殺ったのか?」
>454 VSチャイルドマン(トリップ判定結果:アーカード2<Fチャイルドマン)
魔術などという、ルール外のルール。
それは、これほどまでの力を人間に与えるのか……。
自分の胸に大穴が穿たれる。
瞬間、耳を弄する大爆発が起こる。
アーカードという、存在が消え去ろうとするのが分かった。
間に合うのか……?
最後の力を振り絞り、蝙蝠と化して逃げようと試みる。
わずかでも欠片が生き残れば、時間が再生させて……。
それで、どうする?
人間に、負けた。
それは認めなくてはならない。
ならば、それでなお生きながらえる意味は?
その意味は、生きながらえてから考える事にした。
諦めないのが人間だったな……。
もっとも、それが可能かどうかは賭けでしかない。
そもそも、蝙蝠と化したからといってこの爆発から逃れられるモノか?
爆発のただ中へと、飲まれていった。
>>455 何秒、気を失っていたであろうか。
気が付いたら、暖かい光が自分を包んでいた。
「アザリーか・・・。」
光の鎖を編んだかのような結界を張り、彼女はチャイルドマンを守っていた。
もうひとりの「彼」も、自分に回復の魔術をかけてくれていた。
「殺人人形は・・・どうした。」
「逃げられました、というか私達が引き返してきました。これは・・・何事ですか?」
「フォルテ・・・君はヴァンパイアを知っているか?」
「?? ケシオン・ヴァンパイアのことですか?あれは・・・。」
「もう良い。帰るぞ。」
チャイルドマンは、フォルテとの会話を切り上げると、立ち上がった。
「無茶な!!常人なら死んでいるダメージですよ!!」
「左手はくっついた。問題は無い。帰投する。」
「・・・相変わらず、不死身ね。」
アザリーと呼ばれた少女は、諦め半分に口を出すと、踵を返して出口へ向かった。
フォルテもそれに続いて帰路についた。 一度冷静になれば、彼も頼れる男だ。
「さて・・・この報告はどうするかな。」
牙の塔からくすねてきた「散弾銃」は大破。
私の仕込みナイフは食われてしまった。
「ケシオン・ヴァンパイアは無敵の存在だった・・・だが、それでも彼は世界の頂点には立てなかった。」
チャイルドマンはそう呟くと、
離れた所に落ちている「塔の紋章」を拾い上げ、自分も帰路についた。
「さて・・・報告書はアザリーに任せるとするかな。」
チャイルドマンは知らない。
その報告書は、宿営地で待つ「鋼の後継」が書くことになるとは・・・。
To Be Continued
洞穴から這い出して来た一匹の蝙蝠・・・。
こいつが一匹いれば、何度でも絶望はよみがえる。
蝙蝠は、そんな真実を知ってか知らずか、「血」を求めて飛ぶ・・・が。
「おや、蝙蝠です。」
「蝙蝠ですわね。」
「蝙蝠ね。」
「蝙蝠と言えば、あなたも結構蝙蝠テイストな匂いがぷんぷんですことよ。」
「私がですか? 私が蝙蝠・・・はて?」
「蝙蝠と言えばボニー様、只今捕獲したこの蝙蝠・・・如何なさいましょうか?
私的には、未来に会うかも知れない対黒魔術師様の最終兵器として活用したく存じますが。」
「どうして只の蝙蝠が黒魔術に対抗できるのよぉ、ねえ。」
「お姉さま黙ってくださる? そうでわね・・・。」
闘争者の物語はまだ終わらない・・・。
彼が血と、硝煙を望む限り・・・彼は生き続けるのだ。
〜終劇〜
これが、先生の闘争記録ね。
なんか、昨晩は先生以外の闘争が無かったみたいだからかなり綺麗にまとめられたわ。
緑川さんも大助かりね。
アーカードは・・・どうなったのかしら?
>421-423>427>429-431>433>435-436>438-439>441-457
ものすごい揚げ足鳥で恐縮なんだけど、
チャイルドマンの呪文はもっと簡潔だYO
「我は放つ光の白刃」とか「我は踊る天の楼閣」 とかの長いやつは、
教室でも「鋼の後継」と「ナイトノッカー」のふたりだけでは?
>>369 ロングファング
気孔波は男の頭部と右胸を激しく穿った。
「…どうにか…なりましたね…」
男はぴくりとも動かない。…これで終わり?
いや、そんなわけが無い…八戒の本能はいまだ警戒を解こうとしなかった。
かつて清一色のときと同じ「死の匂いのする」この男…。
もしかすれば「次」がある…。
八戒は距離を取り、ゆっくりと男から離れていった。
バイロン(ブルーソルジャー)VSアベル・ナイトロード
>411
パイロンの石突きによる――というか、既に戦鎚(メイス)並みの重量と威力を誇る一撃が来た。
しかし、アベルもまた同じく大鎌を回転させ、もう一方の刃でそれを受け流す。続いて、さらに鎌を半回転させ、今度は逆襲に転じた。長生種をも凌駕する膂力で打ち下ろした鎌は、地面と垂直に立てるように構えられた『斬魔刀』によってやはり弾かれる。
『斬魔刀』と大鎌による壮絶な闘舞は、だが、5・6合で終わりを告げた。
きっかけは、パイロンの放った強烈な斬撃だった。その必殺の一撃に対し、神父自身は何もしなかった。
それを防いだのは、神父の体を覆うように出現した漆黒の壁。
翼だ。アベルの背中から突如生えた、とてつもない硬度の翼が『斬魔刀』を受け止め、弾いたのだ。
鋭い金属音と共に、パイロンの体が僅かに前に泳ぐ。
「……行きます!」
翼をはばたかせ、アベルが斬撃を放つ。
>459
それはもちろん知っている。
だが、このスレッドには「オーフェン」を知らない人も多数いる。
それに、ここは「作品vs作品」の場でもある。
ならば、やはり「我は〜」を使わねば話にならないだろう。
あの呪文は私の原典作品の代表だろう? ・・・そういうことだ。
「魅せる場」で「波紋よ・・・。」なんて味気ない呪文は唱えられんよ。
・・・私の意に反することではあるがな。
>409 VSラルフ・グルト
ちっ!? やってくれるなぁ?
(半身になって、ラルフに体当たり)
(数発被弾しながら、もつれて地面に倒れ込む)
銃なしで、アンタは何処までやれるんだ?
(マウントを取りに行く)
タバサVSアドルフ・ヒトラー
>440
私の放ったチャクラ・ウェーブが、彼を直撃、同時に私の足を掴んでいた手が離れる。
(思っていたより威力はない。これならば!)
身体を丸め、そのまま地面を転がる。
1メートルほどの距離を転がった後、余力を使って立ち上がる。
距離を詰めるべく、彼がこちらに向かって走ってきていた。
(やはり、そうか)
空間加工に対する、一つの確信。ならば。
「はっ!」
一瞬身を屈め、脚に力を集中させる。そして、一気に解放。
私の身体が、上空に高く舞い上がる。
駆け寄る彼の背後に回るように、空中で位置を微調整しつつ、落下。
そして。
「イブン!」
彼を飛び越え、背後に着地する寸前に、右足のイブンを覚醒させ急降下。
(ぎりぎりまで引き付ければ、空間加工は使えまいーー!)
ネロ・カオスVSラグナロク&リロイ
序章
「行方不明事件・・・?」
男の話を聞いたリロイは、怪訝な表情でそう聞き返した。
私とリロイがたまたま訪れた、中規模の商業都市ーー
その場所では、奇怪な事件が民衆を賑わせていた。
深夜に外を出歩いた人間が、次々と消息を絶っている、という事件。
その人間達がいた、という痕跡すら全く残さず、文字通り「消えて」しまっている、
というのだ。それも、数人などと言う規模ではない。
既にここ数日で、50人近くの被害者が出ていると言うのだ。
そんな中、丁度立ち寄ったのが、フリーランスの元S級傭兵だというのだから、
たまらない。即座に依頼がやって来た、と言う訳だ。
無論街側とて、手をこまねいて見ていたわけではない。
自警団を結成したり、傭兵ギルドからB級程度の傭兵を雇い、
徘徊させてみたりもしたらしいが、そのいずれも、被害者と
同じ運命を辿ったらしい。
「−−−で、俺の出番というわけか」
宿屋の一階で、男の話を黙って聞いていたリロイは、
ゆっくりとその身を起こした。
「その仕事、引き受けてやる」
そう言い放つ。この男の事だ。絶対にそう言うだろうという
確信はあった。困っている者を見ていると放ってはおけない。
人によっては滑稽に見えるかも知れないが、それがリロイという男なのだ。
ネロ・カオスVSラグナロク&リロイ
序章 2
時は既に深夜。連日の事件の影響で、
道路に人影は皆無だ。
その中を、リロイは一人堂々と進んでいた。
自らが囮となるこの作戦……馬鹿正直すぎる。
そうは思ったが、敢えて口出しはしなかった。
これだけの規模の事件となると…恐らく犯人は<闇の種族>。
尚且つ、自警団や傭兵まで見境無く襲っている所を見ると、
別の囮を用意するまでも無く、敵は向こうからやってくる。
…手っ取り早いと言えばそうだが、…それでいいのだろうか、
と疑問は晴れない。
「おい、文句があるならはっきり言えよ」
また口に出してしまっていたようだ。いい加減この癖は直さねばな。
そう思案している内に……「それ」は来た。
一つの「黒い影」が、リロイ目がけて飛び掛ってきたのである。
よく確認すると、それは漆黒の「犬」だった。
獰猛な唸り声を挙げ、真っ赤に裂けた口から涎を飛ばしながら、
正確にリロイの喉元へと喰らいついてくる。
だが、それ以上にリロイの反応は素早かった。
全く落ち着いた様子で銃を抜き、引き金を引く。
大きく開かれた「犬」の顎が届く前に、その部分は顔面ごと
吹き飛んでいた。
「・・・・・・いるんだろ? 出てこいよ」
リロイは挑発的な声色で言う。やはり察知していたか。
先程から物陰から発せられる、異形の感覚。
<闇の種族>ともまた異質な、どこか奇妙な気配。
…気配の根源が、姿を現した。
>464 タバサVSアドルフ・ヒトラー
彼女に向かって突進する。
しかし、途中で彼女が消えた。
「何っ!?」
瞬間移動?
いや、彼女にそのような能力はないハズ。
一瞬混乱するが、すぐに持ち直す。
逃げたわけではない。そうである以上、彼女からの「アプローチ」がある。
私はその「アプローチ」に適切な「返事」をすればいいだけ。
冴え冴えとした月の光さえも肌に感じるほどに、全神経を集中させ、その瞬間を待つ。
(次のタバサのレスとトリップ判定)
>466ネロ・カオスVSラグナロク&リロイ
銃声と共に、外に放った「私」の一人の意識が消える。
だだの食事、だだの人間相手に遅れを取るとは。
「・・・屑どもめ、餌すらろくに獲れぬとは我が肉体である資格が無い」
私は、銃声が聞こえた場所へおもむくと、黒犬を我が『混沌』に引き戻す。
「・・・・・・いるんだろ? 出てこいよ」
餌でしかない人間が銃を構え、剣を携えながら不敵な台詞を吐く。
所詮餌でしかない相手に、隠れる気も無ければ隠れる必要もない。
「食らえ」
私は『私』にそう命じる。
同時に、コートの中から複数のケモノが飛び出していく。
(虎、豹、鰐、獅子などが一度に襲いかかる)
タバサVSアドルフヒトラー
>467
(もし・・・この一撃を避けられたとしたら)
ふと、そんなことを考える。
(あるいは、終わりかも知れませんね)
ーー否、弱気は自らの身を滅ぼす。
それに、ただの一撃で勝負が決まるほど、闘争は軽いものではない。
今はただ、自分の全てを信じるのみ。
(>467とのトリップ勝負)
>463 ラルフ・グルトvsヴェドゴニア
「蜂の巣にし損ねましたな!」
殲鬼の体当たりで銃が弾き飛ばされ、その場に倒れ込む。
僅かに主導権争いが行われたものの、すぐに男は殲鬼の下に押さえ込まれた。
「さすがに純粋な力では貴方には勝てませんな。
―-ですが貴方、何か忘れていませんかな?」
押さえ込まれ、苦痛に顔をゆがめながら、男はそう、問い掛ける。
「分かりませんかな? 私の左腕はここにあります。
…では、右腕は?」
そう言って左腕を軽く上に挙げる。
しかし、男のカソックの下についているはずの、男の右腕は無い。
気が付くと白煙が晴れた階段の中央で、長銃を構えた右腕が殲鬼を狙っている!?
「チェックメイトですな――撃て!!」
Donnnnnnnnnnnnnnnn!!
471 :
ラグナロク&リロイ ◆0109yQVs :02/01/05 23:46
>468
ネロ・カオスVSラグナロク&リロイ
物陰から現れたのは、コートを羽織った壮年の男。
だがその瞳には、およそ感情という物が存在しない。
冷たく凍った、紅い瞳。
「・・・屑どもめ、餌すらろくに獲れぬとは我が肉体である資格が無い」
静かな口調で、その男はそう言った。
と、リロイの足元で黒い液体へと変質していた「犬」の残骸が、
何かの意志を持ったかのように、男のコートの中へと吸い込まれていく。
どうやら、あの「犬」は、奴の身体の一部だったらしい。
しかし、先程から気になるのはその気配。
<闇の種族>とは異質なだけではない。何か、掴めない。
雑然としている、というか、まさしく混沌、というべきか…ともかく、
得体が知れない。
「……油断するなよ、リロイ」
私が警告の言葉を発したその瞬間。
「食らえ」
男のコートが開いた。その中を視認し、私は愕然とする。
その中は、何も無い。
いや、正確には、本来あるべき「身体」が無いのだ。
何か黒々とした塊。それが全てだった。
瞬間、その塊から、何かが飛び出していく。
それは、「獣」。
虎、豹、鰐、獅子、ありとあらゆる猛獣共が、一斉にリロイへと
向けて襲い掛かった。
そんな異常な状況にも、リロイは余裕の笑みを浮かべる。
「妙な術を使いやがるな」
言って、自ずから獣の群れへと飛び込んだ。
先頭の虎の顎が開かれるか開かれないかの内に、その身体は半分に
断ち割られている。両側から襲いかかる豹と獅子は、さらに
振り回された剣によって今度は横一文字に両断される。
足元に食らいつこうとした鰐の背には、銃弾の雨が降り注ぐ。
その後衛も、大まかに同じ運命を辿った。
「・・・やりがいのある相手みたいだな」
>469 タバサVSアドルフ・ヒトラー
(トリップ判定 ヒトラー/R>タバサ/X ヒトラーの勝ち)
背後に、彼女の気配を感じた。
月の光を背に、超低空の蹴り。
知覚出来なければ、無様に喰らっていたかも知れない。
しかし、知覚出来るのであれば。
そして、反応出来るのであれば。
彼女の蹴りが命中する瞬間、空間をねじ曲げる。
彼女は蹴りの姿勢のまま、私の身体をすり抜けた。
着地した彼女を背後から抱きすくめ、耳元で囁く。
「わからないかね。空間の王たる私を、傷つけることなど出来はしない」
そして、首筋に唇を、牙を軽く押し当てる。
吸い尽くしはしない、軽く口付けるかのような、吸血行為。
>471ネロ・カオスVSラグナロク&リロイ
ただの獣ではない人間如きが、いかに武装しても相手になら筈のケモノ達。
それを、この人間は易々と屠って見せた。
「・・・やりがいのある相手みたいだな」
その顔に浮かぶのは、余裕。
その体に漲るのは、自信。
たかが餌如きが、この『混沌』と対等であるつもりなのか?
「よかろう、相手をしてやろう。」
私は、その言葉と共に無造作に歩み始めた。
(一切の警戒なしに、まっすぐリロイに歩み寄る)
>473
自分の手駒であるはずの獣を全て葬られても、
その男は表情一つ変えてはいない。
まだ、男には隠し玉があるのだろうか。
「よかろう、相手してやろう」
余裕たっぷりに言い放ち、男は無防備にリロイへ向けて
歩き出した。
「・・・減らず口も叩けないようにしてやるよ、サーカス野郎」
言って、男に向かい突撃する。「黒い雷光」の名に相応しい、
雷の如きスピードで。
斬撃の嵐が、男の周囲に吹き荒れた。
タバサVSアドルフ・ヒトラー
>472
(まさか、そんな!?)
ぎりぎりまで、引き付けた筈だった。
反応出来ない筈だった。
しかし、『筈』は『絶対』ではない。
背後から、彼に抱きすくめられる。
「わからないかね。空間の王たる私を、傷つけることなど出来はしない」
耳元に、まるで恋人が愛を囁くかのような口調の彼の声。
「くっ・・・!」
首筋に、鋭い痛み。
血を・・・吸っている? 吸われているのは、私・・・?
頭に血が昇るような感覚。次第に身体全体が、微熱を帯びてくる。
「あ・・・は・・・う・・・」
自然と口から洩れる、切なさを伴った吐息。
手が、懐へと入っていく。その手が、フラスコに触れた。掴む。
手にしたフラスコを、私の首筋に噛りついている彼の脳天目掛けて、一気に振り下ろした。
全ては、無意識の内に。
は〜いはいはい解説の時間ですー
ラグナロク(&リロイ)vsネロ・カオス
ギルド最高位のSSランク確実と言われていました実力派のフリーランサーと
混沌さんの対戦です
単独でも化物とタメ張れそうなリロイさんにラグナロクさんが加われば鬼に金棒。
対するネロさん。無類のタフネスを誇り手数はマジで尽きません
勝負の見所はラグナロク側が、ネロさんの混沌の秘密。
そして攻略法に気づくかどうか。
そしてネロさん側は創生の土で捕らえられるかどうかにかかっていますね
いかなバカ力でもあそこからは滅多な事じゃ逃れられませんし
>474ネロ・カオスVSラグナロク&リロイ
「・・・減らず口も叩けないようにしてやるよ、サーカス野郎」
その人間は、人間は離れした動きで私に斬撃を見舞う。
全てが寸分違わず急所を貫き、咽を切り裂き、頭蓋を潰す。
一遍の情けもない完全な致死攻撃だが・・・。
「それは、無駄なのだよ人間」
背後から袈裟懸けに切り下ろされたに斬撃を、切り裂かれた体自体で
絡め獲る。
そして無造作に、だが完全に人間を超えた速度と力で殴りつけた。
>475 タバサVSアドルフ・ヒトラー
「がっ!」
彼女が懐から出したフラスコが、頭に叩きつけられる。
吸血行為の最中だ、さすがに反応出来ない。
そして、割れたフラスコから冷気が吹き出す。
冷気が与えるダメージなど、一瞬のうちに再生するとはいえ、
痛みがないわけではない。
たまらず、彼女から離れてしまう。
「まだ、そのようなことが出来たか」
思わず漏れる、感嘆混じりの言葉。
「ここまでやるとは……是非とも、キミが欲しくなったよ」
>477
リロイの斬撃は、所謂人間の急所というものを全て
的確に薙ぎ払っていた。
だが、予想通りというか、手応えが全く感じられない。
人間では無いことは分かっていたが、これほどまでに効いていないとは…。
この身体は、本体ではないのか?
「それは、無駄なのだよ人間」
その時、リロイが袈裟懸けに振り下ろした斬撃が、
「何か」に絡め取られた。何か、男の身体自体が変質したような…
不思議な感覚だった。
そして、男の拳が振り上げられる。
顔面に一撃を食らい、リロイは壁に叩き付けられた。
背後の壁の砕け方から、今の一撃に込められた力という物が
容易に想像できる。
血を吐きながらも、リロイは何とか立ち上がった。
「どうやら、通常の攻撃は通用し無さそうだな…。私の力が必要か?」
「お前は少し黙ってろ」ぶっきらぼうに返してくる。
……この男は。どこまで意地を張れば気が済むのか。
リロイは剣を構え、それでも猶男に対し、剣呑な視線を放つ。
…果たして、次はどう動く。
>479
壁に叩きつけられ、即死したはずの人間が悪態をつきながら剣を構える。
「興がそがれた」
殺すつもりで放った一撃、たかが人間如きに自ら力を振るいながら、
仕留め損なう。
それどころか怯えもぜず、反撃の意志を持っている。
不遜だ。
「契約しよう、貴様は生きたまま咀嚼する、そして絶望の中で死ぬがいい」
私の中から生まれくる、軽く百を超える様々な姿のケモノ達。
蛇、鴉など小動物から、人の能力では殺せぬ幻想種まで。
奴にその全てが一斉に襲いかかった。
タバサVSアドルフ・ヒトラー
>478
ガシャーンッ!
何かが割れるような音が、夢心地の私を現実に引き戻す。
同時に溢れ出した凍気が、私の脳を覚醒させる。
彼が、私から離れていた。
(どうやら、私は彼を受け入れるつもりがないらしい・・・ふふ)
凍気が、私の心までをも冷静にさせている。
まだまだ、夢は終わらない。
「ここまでやるとは……是非とも、キミが欲しくなったよ」
彼の言葉に微笑で答える。
「残念ですが、私の所有者は、もう存在するのです・・・」
左手に龍の頭部を乗り移らせ、右手を懐に差し入れる。
「私の全ての所有者は・・・私自身です!!」
右手に持ったフラスコを投げつける。
「チャクラ・ウェーブ!」
弧を描いて飛んで行くフラスコ目掛け、波動弾を射出する。
フラスコから溢れた凍気が氷のつぶてとなる。
そして、凍気を纏った波動弾。
その二つが、同時に彼に襲いかかった。
482 :
ラグナロク&リロイ ◆0109yQVs :02/01/06 01:25
>480
「興がそがれた」
男は、心底つまらないという風に、そう呟いた。
それを聞き、リロイの瞳が怒りに燃え上がる。
「契約しよう、貴様は生きたまま咀嚼する、そして絶望の中で死ぬがいい」
男の声と同時、再びコートが開かれた。
中から飛び出したのは、百を越すと思われる様々な獣達。
蛇や烏や熊や鮫、果てはこの自然界には存在しない、見た事も無い
動物までも。かつて、神話に登場する動物だったか? あれは。
「上等だ。ほえ面かくなよ」
言ってリロイは走り出す。先程のダメージが効いていないはずは無かろうが、
それでもその速度は衰えなかった。
煌めく剣の軌跡が、暗い路地に光をもたらす。
前後左右から襲い来る獣を斬り、突き、殴り飛ばす。
獣達は、次々と屠られていく。
だが、同時にリロイの手傷も、少しづつ増えていった。
鴉についばまれ、犬に噛まれ、角の生えた馬に突撃を食らう。
だがそれでも、リロイは虐殺を止めようとはしない。
……やがて、リロイの周囲にいる獣達は、
全て黒ずんだ液体と化し、地に落ちていた。
銀(シロガネ)vs比良坂初音・・・『最後の決着』
場所:八重坂高校
夜が更けていく満月の夜・・・・
八重坂高校の校門の前に二つの影が立っている、白い気を纏いながら・・・
二つの影・・・僧形の男がつぶやく
「やはり・・・結界が張られているな・・・少々厄介だ・・・燐、結界の核を滅ぼしてこい」
その言葉に巫女装束の少女が覇気も無く応える
『ハイ・・・』
その言葉の後無言で校舎の中へと巫女装束の少女が消えていく・・・
一気に八重坂高校校舎を取り巻く気が張りつめる・・・・・
>482ネロ・カオスVSラグナロク&リロイ
一方的な展開になるはずだった。
いかに人として技を極め様と、どれほど肉体を鍛え上げ様と
人の器に留まる限り決して敗れぬ包囲網。
それを私は繰り出した。
だが結果は逆、殺されたのは『私達』・・・つまりそれが意味する事は?
「人間ではないな・・・・」
私に新たなる認識が広がる。
冷徹な戦略が怒りに代わり、私の意識を占拠した。
「よかろう、人の真似をした人外の黒き獣よ、我は『混沌』ネロ・カオス!!」
私は傷だらけの黒き獣を、我が障害と認識した。
「これを、かわすことができるかな?」
黒き獣は自ら殺した『私達』を返り血の様に浴びている。
それを一斉に動かし、黒き獣を絡め獲る。
私は自らの手で、黒き獣を殺す為奴に襲いかかった。
>481 タバサVSアドルフ・ヒトラー
氷のつぶてと波動弾が同時に迫り来る。
回避するには速度が速すぎる。
空間を加工しようにも、これほどの数の攻撃を捌くことは難しい。
ならば。
そのまま、その攻撃を喰らった。
氷のつぶてが身体中に無数の穴を穿ち、波動弾が身体を貫く。
私は声もなく、ボロ切れのようになって吹き飛ばされる。
常であれば、大きすぎるダメージ。
しかし、今宵は満月。
私の身に宿る獣性細胞が最大限に活動する時。
肋骨の隙間から垣間見える心臓が、ドクリ、と強く鼓動を打つ。
心臓の鼓動と共に、全身に血液が流れる。
血液の流れに従うかのように、血管が、そして骨が、筋肉が、皮膚が再生する。
吹き飛んだ身体が跳ね起きる。
再生を終えた私は、身体に付着した自らの血を舐め取りながら、再び彼女に対峙する。
蒼氷色の瞳で、彼女を見やる。
「少々、痛かったな・・・では、今度はこちらの番でいいかな?」
にこやかに問いかけると同時に、一瞬で間合いを詰める。
そして彼女の左腕を取り、軽く力を込める。
みちり、と音がした。
「大丈夫、すぐに私のものにしてあげよう。手足を全て折って、私だけのものに」
「・・・・・・・来たわね。」
初音は銀の接近を感知すると、自ら結界を解いた。
結界を解いたとはいえ、夜の校舎は初音の領域
罠の数々が仕掛けられている・・・・・・
「さぁ、いらっしゃい・・・・・でも多少は遊んでもらわないとね」
さぁさぁついに起こりました因縁の決戦!
銀(シロガネ)vs比良坂初音!
初音さんも銀さんも同じ蜘蛛の妖怪ですが
年季の分銀さんの方が若干能力が上回っています
ですが初音さんのこの闘争にかける意気込みには目を見張るものがあります
何せ400年の思いがこの闘争にかかっているのですから
また銀さんは「贄」の少女を闘争に参加させるようですが
果たして初音さんの「贄」がこの闘争にどのような影響を及ぼすのかも気になりますね
私は銀さんを推します。能力差がある上に「贄」の燐さんも闘争に参加するようですしね
ただ・・・いいえ、なんでもありません
(校舎入り口の前に立ち『燐』に行動を委ねている)
自ら結界を解くとは愚かか?いや自信か?
我にそれほどの自信を見せるとは大した者だ・・・・
(燐の行動)
校舎入り口よりトラップを次々と『破邪の矢』で断ち切っていく
『結界ガ無クナリマシタ・・・コレヨリ女郎蜘蛛ヲ見ツケ討チマス・・・』
校舎の中を突き進んでいく。
タバサVSアドルフ・ヒトラー
>485
私の放った攻撃の全てが命中した。
彼の身体は、文字通り蜂の巣。
(やったか・・・? いや、まさかな・・・彼があの程度で死ぬ筈はない)
私の予感は的中した。
彼はあっと言う間に体組織を再生させた。
そして、一気に間合いを詰めてくる。
反応する暇もなく、私の左腕は取られ、極められた。
「ぐ・・・くぅぅ・・・」
みしみしと、嫌な音が聞こえる。
彼が何か言っているが、聞こえない。
私は、空いている右腕に龍の頭部を乗り移らせた。
「くぅっ・・・チャ、クラ、ウェーブ・・・ッ!」
彼の顔面に龍の頭部を突き出し、波動弾を射出。
この体勢からでは、大したダメージは与えられないだろうが、怯ませることくらいは出来る・・・筈。
>484
ネロ・カオスVSラグナロク&リロイ
リロイは満身創痍ながらも、未だそこに立っていた。
肩で息をしながらも、その闘志だけは些かも衰えてはいない。
いや、むしろ火に油を注いでいるといっても過言ではないだろう。
「人間ではないな・・・」
男は、今まで少しも変える事の無かった表情を、怒りの色へと
染めていった。ようやく、この男にも理解できたのだろう。
リロイ=シュヴァルツァーという、存在が。
「よかろう、人の真似をした人外の黒き獣よ、我は『混沌』ネロ・カオス!!」
彼は、高らかと自らの名を宣言する。それは、彼がリロイを
完璧に殺す、という予告でもあるのだろう。
「これを、かわすことができるかな?」
と、同時に、リロイの身に降りかかっていた黒い液体ーあの、獣共の
残骸ーが、まるで意志を持ったかのように動き、リロイの身体を
拘束した。
「・・・・!?」驚愕の表情を浮かべるリロイ。
迂闊だった。あの獣は奴の身体の一部。それならば、奴自身の思い通り
に動く事は明確だったはず。それを失念していたのは、
私のミスだ。
「……リロイ!!」
最早一刻の猶予も無い。リロイが今の拘束で剣を落とさないでいてくれたのは
幸いだった。私は即座に<存在意思>を収束、剣の周囲に
コーティングする。剣が、鈍い銀色の輝きを放った。
こちらに止めを刺すべく、向かってきている男ーネロ・カオス。
その方向へ向かい、リロイは辛うじて動く右手を酷使し、
<存在意思>を纏った剣を突き出した。
(トリップ判定)
「八神先輩・・・銀に取りこまれてる以上、容赦は出来ないわ・・・でも・・・・」
(燐が階段を上ってる最中、その階段を糸で斬り崩す
階段の下には巨大な繭が口をあけて待っている・・・・・・)
「しばらくそこで大人しくしてなさい」
トリップ判定
>489 タバサVSアドルフ・ヒトラー
顔面に撃ち込まれた波動弾。
それを回避するために、彼女の左腕を離す。
同時に身体を仰け反らせて、波動弾をやり過ごす。
そして、仰け反らせた勢いのまま、後方に跳び、距離を取る。
満月の光に、そして目の前の相手の強さに、
全身の獣性細胞が歓喜の声を上げているのが分かる。
「まずは、腕一本・・・さて次はどこがいい?足かい、もう一方の腕かい?」
冷たい笑みを口元に浮かべながら、問いかける。
返事も待たずに続ける。
「そうだな・・・とりあえず・・・全部取ってしまおうか?」
指弾を連射。狙いは四肢全て。
尋常ならざる膂力で放たれたソレは、
直撃すれば彼女のか細い四肢などちぎり飛ばすだろう。
燐『クッ!』
(階段が崩れる一瞬に気付くが一足遅く繭の中へと落下していく)
燐『ハッ』
(落下中、矢を四方に放つが足場が悪いため威力無く繭に取り囲まれていく)
やはり・・・完全に覚醒していない状態ではその程度か・・・
まぁ良い・・・少し眠っておれ。
(被っている笠を捨て、校舎の中へと足を踏み入れていく)
・・・・・・・・・・地下の奥か・・・
495 :
ラグナロク&リロイ ◆rdjJcS46 :02/01/06 02:32
>492
ネロ・カオスVSラグナロク&リロイ
(トリップ判定T>r ネロ・カオス勝利)
突き出した必殺の剣は、しかし虚しく空を切る。
代わりに、ネロの強力な一撃が、リロイの心臓に叩き込まれた。
ずぶり、という音。
……その瞬間、場の空気が一変した。
乾いた音を立てて、私の本体が地に落ちる。
リロイの肉体が変化していく。筋肉が膨張し、自身を拘束していた
服と同時に黒い液体までも、吹き飛ばしていく。
めきめきと頭部に角が生え、背中からは翼がはためく。
……やがて、「獣化」は完了した。
最悪の、事態だった。
チッ……
意識せず舌打ちが出た。
糞溜めじみたこの街も気に食わないが、舌打ちの原因は違う。
追ってくる奴を振り切れない、その現実へのイラつきが原因だった。
最初から気に食わない任務だった。
ただのキメラヴァンプの吸殻の探索、回収。
まあ、それは良い。
気に食わないのはその後言われたことだ。
(「事を荒立たせるな」だァ? 誰に向って言ってるつもりだ、クソがッ!)
イノヴェルチはこの街に対して大した影響力を持っていない、だから大きな事件を起こした場合、
事態の隠蔽が困難である。正論だ。だからこそ余計に腹が立つ。
そしてそのクソ下らない命令に今まで律儀に従っていた自分にも腹が立ってきた。
(もういい……これでもついて来るようなら、殺す)
そう思うと、今度は一気に廃ビルの外壁に向って駆け上る。
人間には絶対に不可能な逃走。これでもついて来られるようなら……殺す価値はある。
屋上に一気に駆け登ると、一段高い場所へ跳躍、向き直る。
……ついて来ているな。
つまりは追っ手は人間じゃない。クク、イイね、実にイイ。
キメラヴァンプにやらせるのは勿体ねェ。
へばりかけていたキメラヴァンプを、影で突っ立っているように命令し、歓迎の準備を整える。
ほとんど時間を置かずに登って来た追っ手を、ギターの音色が出迎えた。
追っ手は少年のようだった。木刀を片手にぶらさげている以外は、ただの学生にしか見えない。
だが、かなり長い間の追跡にも関わらず、息も切らしておらず、余裕が見える。
ギターの音色には一瞬ギョッとしたようだが(失礼な話だ!)
こっちの殺気には感づいているらしく、隙は見えない。
「なんのつもりで追って来たのか知らねェが、一応、殺る前に名前だけは聞いておいてやる」
「お、意外と礼儀正しいじゃねえか。おれは十六夜京也ってんだ。あんたは?」
「俺の名前が知りてぇのか?ハァッハハハハァ!イイぜ、特別に教えてやる。ウピエルだ」
短い会話の後、ギターの音が止まった。
そして殺気が膨れ上がり、暴発する寸前……すぐ近くで悲鳴があがった。
同時に、あたりの空気が一瞬前とは全く違う、異様な雰囲気を帯びる。
悲鳴を上げていたキメラヴァンプは、『影』に生きたまま食われていた。
キメラヴァンプの哀れっぽい悲鳴はすぐに止んだ。
かわりに聞こえてきたのは地の底から聞こえてくるような低く不快な笑い声だった。
「すまんが、道を尋ねたい。沢山、人間が居るのはどちらかの?」
黒尽くめ、隻眼の男と化した『元キメラヴァンプ』が楽しげに声を発した。
「素直に答えれば、ヌシらは楽に死なせてやるぞ? んん?」
「先輩、寝心地は多少悪いかもしれませんけど・・・・
ゆっくり休んでくださいな・・・やっぱり、今の私には貴方は殺せないわ」
銀・・・・・・そうよ、こっちよ・・・・・
(銀が、床板を踏むと、四方から無数の斬糸で編んだ槍が射出される)
銀vs比良坂初音
(校舎の近くにあるビルの屋上から望遠鏡で覗いている)
ふむ・・・戦闘の場を「校舎」と限定しましたか・・・面白い。
学校には色々、利用できる道具や部屋があるでしょう・・・それを活かすおつもりかな?
・・・って、おい!!!窓辺から離れないでくださいよ!!
闘争が・・・美しい闘争が見れません!!!・・・あ〜あ、つまんねぇの。
外に出てくるまでは昼寝でもしますか。
タバサVSアドルフ・ヒトラー
>493
私の放った波動弾を避け、彼は距離を取った。
接近戦を好む彼が、距離を取ったのなら、次の行動は一つ。
次々に射出される指弾。
彼の放った指弾が、私に襲いかかる。
だが、それは分かっていたこと。
「はっ!」
<究極防御>を発動。私と指弾の間に壁が出現し、指弾を全て完全防御した。
「では・・・こんなお返しは如何でしょうか?」
私は彼の頭上に刃の付いた巨大な分銅を召喚した。
「行きます!!」
彼を押し潰すべく、巨大な分銅が落下した。
>497対初音
「ふん、まだそのような姑息な手を使うかっ!」
(降り注ぐ糸の槍が身体に触れる瞬間、斬糸の槍が粉々に断ち切られていく)
「そのような攻めで私を足止めとは笑えぬ冗談だ」
(銀の周囲に銀糸の結界が広がっていく)
(その頃『燐』は初音の繭の中で今だ眠りに就いている)
葛葉キョウジ(M) VS 荒木又右衛門
平崎市・矢来区・アーケード街に佇む『葛葉探偵事務所』。
客の入りが少なそうな外観を持つこの事務所の所長、葛葉キョウジ・・・
――彼には知られざる裏の顔がある――
・・・それが、『悪魔召喚師 デビルサマナー』
――今回、彼の元に舞い込んだ依頼内容を要約すると・・・
「夜な夜な一般人を斬殺する人斬りの討伐」こんな所だった。
・標的が月夜に現れては通行人を斬殺している
必死の捜査にも関わらず得られた手掛かりはそれだけ、
困り果てた警察は、デビルサマナーへの依頼を決意。
受付窓口である占い師・マリーの元へ依頼が回ってきたのである――
「・・・あのマリーが報酬に\150000も割くとはな・・・ま、あまり関係ねぇが。
・・・・・警察のお偉方も相当切羽詰まってるってワケか。
・・・フン・・最近ザコ悪魔ばかり相手していて物足りなかった所だ・・・」
相手の次の出没場所は目星がついていた。奴は霊的スポットを点々と移動している。
既に平崎市内のあらかたの場所は周ってる筈だ。
・・・そして、残った最後の場所が・・・
・・・朝日区・氷川神社周辺。
辺りが闇に包まれた頃、オレは事務所を発った。空が異様な雰囲気を放っている・・・
「どんなヤツかは分からねぇが・・・精々、仕事の後の酒のツマミ程度にはなってくれ」
>498ランドー・十六夜・ウピエル
俺の不快感は頂点に近かった。ハッキリ言って今すぐブチ切れそうだった。
そこに、ワケの判らねぇ野郎のこの言いぐさだ。
俺はあっさり切れた。
このキメラヴァンプには擬態能力は無いハズだとか、そう言ったことはどうでもいい。
味方のキメラヴァンプだろうがなんだろうが、俺の機嫌をここまで見事に損ねたんだ。
「ウゼぇェエェエんだよォォォ!」
目の前のガキのことを忘れたわけじゃないが、俺の頭の中は完全に怒りに支配されている。
即座に愛用のギター銃剣「スクリーミングバンシー」を隻眼の男に向かって発射する。
どれだけ無造作に見えようと、バーストモードで発射された3発の弾丸は隻眼の男の心臓を正確に狙っていた。
葛葉キョウジ・・・デビルサマナー
主な装備:
ブランド物のスーツ等の軽装・七星剣・魔石(回復道具)×3
使用魔法:
【マハ・ラギオン:広範囲を魔力の炎で焼き尽くす、葛葉の得意魔法】
【シャッフラー:対象を紙製のカードに変化、封じ込めて束縛する。時間経過で回復。
カードは紙なので、当然、燃え易くなる。魔力への強い耐性があれば無効】
【サバト:GUMPから直接仲魔を呼び出す。通常手順を踏む(GUMPを操作する)より早く召喚できる】
GUMP内の仲魔:
【魔獣・ケルベロス:素早い動きと炎のブレスを持つ。地獄の番犬】
【鬼女・アマゾーン:物理攻撃を反射する魔法『テトラカーン』を持つ。獲物は弓】
【地母神・ハリティー:味方1体への大回復魔法『ディアラハン』を持つ。鬼子母神】
【聖獣・ヤツフサ:味方全体の攻撃力を上げる『タル・カジャ』を持つ。忠義高い犬】
>500,vs銀
「こんな手では、流石に止める事はできないわね、ならこれはどう!」
(銀の糸に自らの糸をからみつかせ、配電盤を操作し高圧電流を流す)
(閃光がきらめく中、密かに銀の背後へと回りこむ初音)
>490
私は、奴の心臓を抉るべく右手を無造作に叩きつけた。
もはや逃す心配はない、反撃も私には効かない完全な勝利だ。
だが不意に奴の剣が銀色の染まる、動く筈の無い腕を動かし
正しく獣の雄叫びをあげ、私にそれを突き出す。
「この後に及んでまだ、余力をそして力を隠し持っているとはな」
その一撃は私の左肩を貫くに留まった、だが私の一撃は奴の心臓を
抉りだし・・・そのまま握りつぶした。
「愚かな、力があるならなぜ隠す。」
奴に抉られた左肩は、『混沌』に帰る事も無く滅びていた。
「この力最初から使っていれば、あるいは・・・」
いや、ありえない『死』すら克服できない者に私が滅ぼせるはずは無い。
私は意味の無い想像を振り払い最後の仕事を始めた。
奴を自らに取り込むと言う仕事を。
その時、既に死になお拘束されたままの奴の体が・・・・
>502 ランドー・十六夜・ウピエル
ランドーの首筋に仕掛けられた電朴易断器が低音の唸りと明滅を開始した。
機能は「一秒先の未来の予見」。
その機能の前では、どんなに正確な射撃であろうが無意味なものと化す。
ひょいひょいと全ての銃弾を回避してみせると、ワザとらしい溜息をついてみせた。
「やれやれ、近頃の若造は辛抱を知らん」
そういうと、少し離れた場所に立つ少年の影に向って声をかけた。
「小僧。ヌシはそこで待っておれ。何、すぐに片付く」
リロイが、吠えた。
同時に、ネロ・カオスに向けて突進する。
その巨躯からは想像も付かない猛スピードだ。
右手を繰り出す。
それだけで、ネロの身体は無残に吹き散らされた。
さらに、追い討ちを掛けるように翼をはためかせ、
真空の刃を発生させる。
周囲の景色が、ネロを含んでずたずたに切り刻まれていく。
まさに、悪魔のような圧倒的な「強さ」。
それを今、ネロは感じている事だろう。
>506 ランドー・十六夜・ウピエル
「あんた……ついてるぜ。いや『憑いてる』みてえだな」
いつのまにかその若者の手には一本の木刀が握られていた。
その銘は阿修羅。父の念が込められた形見であり、
いくつもの修羅場をともにくぐり抜けてきた相棒でもある。
「成仏したいなら、おれが背中を押してやるぜ。
待つのは苦手なんだ。そっちから来てくれよ」
青眼に構えられた阿修羅からは凄烈な念が吹き上がっているかの様だ。
「プロローグ」1
街道を、ガーシュイン市に向けて直走る、一台の蒸気トラックがある。
一切の装飾のない無骨な四輪駆動は、レイオット・スタインバーグ所有のモールドキャリアだ。
ガーシュイン支局から応援要請を受けたトリスタン支局は、魔族事件の性質を考慮した結果、
非常に不本意ではあったが、無資格魔法士であるレイオットの派遣を決定した。
正規の魔法士を派遣できなかった理由はたったひとつ。彼らが入院や強制待機期間だったため、
動けるものが誰もいなかったと言う、単純な理由だ。
「・・・以上です。等級も情報が錯綜していて特定できていません。気をつけてください」
結局、あまり資料になっていない資料を読み上げたネリンが、レイオットに向かい言った。彼は相
変わらず眠そうな表情で、
「了解だ。しかし、いいのかね? 余所の支局からの要請に、無資格の魔法士なんて送り込んで」
「よくありませんよ。ですが、事態が事態ですから」
ぴしゃりと言って来るネリンに、レイオットは肩を軽く肩をすくめた。苦笑する。
「了解。・・・さて。そろそろ見えてきたな」
そういうレイオットの視界には、ガーシュイン市の全景が入ってくる。事件発生の一報から一時間
半が経過していた。
さてさて始まりました
ランドーvs十六夜vsウピエル
まずはランドー、正直言って訳のわからない存在です
ただ言える事はその存在がオカルティックなもの
霊や怨念の凝り固まったものだという事です
そう言った面でオカルト面にあまり接触したことのない
ウピエルさんが対応しきれるか疑問ではあります
それとは逆に念法による武術に長ける十六夜さんは
このようなオカルト敵相手の経験はあるでしょう
ですが銃を使うウピエルさんに対しては若干不利ってところでしょうか
ランドー>ウピエル>十六夜>ランドー
のような三すくみ状態になっちゃいそうですが
それで黙っているランドーとウピエルさんじゃありません
予想はできませんが楽しみではあります
>499 タバサVSアドルフ・ヒトラー
頭上から落下する分銅。
「ハッ!」
しかし、嘲笑と共に片手で受け止める。
そしてソレを、彼女目がけて投げ返す。
投げると同時に、前へ。
投げた分銅の刃の部分に乗り、
重心を移動させて、まるでサーフボードのように軌道を修正する。
軌道を修正したあと、大きくジャンプ。
彼女の背後に着地し、そのまま身体をかがめ、足を狙って回し蹴りを放つ。
>501 VS葛葉キョウジ
――氷川神社境内
胴体からゆっくりと捻じ切った死体を放り出し、隅で震える男に
ゆっくりと近づく。
「た、たす、た、た、た、た、た、た、け、た、え、えけたせて」
訳の分からない言葉を呟くが、まあ言いたいことだけは理解できる。
だから、俺はこう言った。
「残念だが、お前は今死ぬ」
そう言って笑いながら、刀を胴体に突き刺し、数える。
「いーち、にーい、さーん、しーい……」
男は激痛に苦しみもがきながら、六十秒で絶命した。
……もう少しいたぶっても良かったか?
少々もったいなかったかもしれない。
まだ血が足りないな、もう一人二人殺してこよう。
そう決心したとき、こちらに誰かが近づいてくることに気付いた。
その誰かは少なくとも恐ろしい力を有していることは間違いない。
そうでなくては俺が気付くはずがない。
恐らく、今百間(180メートル)あたりというところか。
俺は先手を打つべく、境内の樹木の一本にするすると登った。
「さあ来い。今宵の荒木又右衛門は血に餓えておる――!」
>504 対初音
(高電圧による閃光のの中、足を動かすのを止める)
「私の糸を使うとはなかなかの策だが・・・初音、
おまえの動きは読めている!」
(電気を帯びた無数の銀糸が初音へとか絡みつくように放たれる)
「・・・・・・・やはりな・・・ココを覆う結界を解いたとしても、一つ
主柱となるモノを残しているな・・・」
(初音の現れた所に振り向くと薄笑いを浮かべている)
『・・・燐・・・いい加減目を覚ませ・・・いつまで寝ているつもりだ・・・・』
『覚醒しろ・・・燐・・・・』
>509
プロローグ2
(ガーシュイン市の某ホテル)
「全く、何でこんなことになってるの?」
私はそう愚痴をこぼす。
せっかく、白騎士と黒騎士の監視の目を潜り抜けて、1人で旅行に出たというのに、
まさかこんなところでこのようなトラブルに出くわすとは思わなかった。
ホテルの部屋の窓から、通りを見下ろすとそこはすでに惨劇の場と化していた。
無数のグールやスケルトンが街の人々を襲い、次々に街の人々が死んでいく。
ここに来るのも時間の問題だろう。
「仕方ないね、降りかかる火の粉は払わないとね。行くわよ、プライミッツマーダー!」
・
・
・
混乱の渦にあるホテルを出て、
通りのグールの群れをプライミッツマーダーとともに蹴散らし、魔の気配のする方へ進んでいく。
・
・
・
『それ』は街の中心の公園の広場にいた。
醜悪な受肉した怨霊の塊……
「多数にして一つなるもの、レギオンね……」
なるほど、怨念だけで動くこいつなら、無節操に街を死都に変えてもおかしくない。
でも……
「あなたみたいな存在は迷惑なの。此処最近、ハンターがうるさくて、波風立てないように対応に腐心してるのに……。
このような行為は困るのよ。『黒の吸血姫』たる私が引導を渡してあげるわ!」
・
・
・
数分後、レギオンはその場から消滅していた。
敢え無く、プライミッツマーダーに喰われて、それでおしまい。
あっけない幕切れだった。
「ふう、でももうこの街に長居できないわね。ハンターが来る前に退散しないと……!?」
私は背後に殺気を感じて、振り向く。
そこには、鎧を来た男がいた。
「遅かったみたいね……。もう、ハンターがここに来てるなんてね。仕方ないわね……、
出会ってしまった以上、殺しあうしかないわね……」
私は男に対して、プライミッツマーダーとともに戦闘態勢をとる。
>513.vs銀
「まだ安心するのは早いわ!!」
(糸を幾重にも編んだ壁を眼前に展開、電流を防ぐと同時に
壁は電流を帯びた槍へと変形し、銀へ)
「この間合いなら、いかに貴方でもかわせはしまい!」
(槍を追い越すように頭上から爪で斬撃)
>512 VS 荒木又右衛門
妖しく輝く月の下、オレは氷川神社の参道まで来ていた。
辺りに漂う瘴気。先程聞こえたかすかな叫び声。
・・・・・・・間違いねぇ。ビンゴだ。ヤツが居る。
境内の中に居るのまでは感じ取れる、が・・・・
・・・・神社の霊気に紛れて、正確な場所までは掴めそうにない。
(・・・チッ。偶然か、それとも元よりそのつもりだったのか・・・)
「油断は出来ねぇ・・・早速だが、働いてもらうぜ・・・」
GUMPを操作。
・・・・・・・・・・CALL・Cerberus Amazones
光と共に2体の悪魔が飛び出す。
ケルベロス『グルルル・・・クズノハ殿、オ呼ビカ・・・・』
アマゾーン『・・・・ウフフ♪・・・お呼びかしら・・・?』
「・・・・用心しろ。どこに潜んでいるか分からねぇ。何時でも対応できるようにしとけ・・・」
*ACTION:境内に進入
DEVIL:ケルベロス アマゾーン
>515 対初音
(頭上からの初音の攻撃を見上げる)
「かわす?そのような事はせん・・・フンッ!」
(手に持っている錫杖を向かってくる初音に突きつける・・・
瞬間!初音の爪が銀の装束を、錫杖が初音の肩を交差し
両者の攻撃が紙一重でぶつかる)
「フフッ・・・面白い・・・面白いぞおまえとの殺し合い・・・
ならば面白い物を見せてやる!」
『目覚めろ!』
(その時、燐を覆っていた繭が殻を割れる)
燐『・・・・・・・・・・・・・・・。』
(燐の背中から8本の白い蜘蛛の脚が生えている・・・周囲に気が満ちあふれる)
これで今晩ラストですかね?
葛葉キョウジ(M)vs荒木又右衛門
悪魔召還士の葛葉さんと、死んでもなお人斬りの快楽を追い続ける鬼
荒木又右衛門さんの対戦です
数々の眷属を操る葛葉さんではありますが
あくまで彼は人間ですからまともにやり合えば不利でしょう
対する荒木又右衛門さん。人斬りとして名をはせた事は言うまでも無く
化物と化した事によってその力量は人間を超えた者のはずです
とはいえ何体もの悪魔に波状攻撃を食らってはいささか危ないでしょう
使役悪魔を含めての戦闘力では葛葉さんに軍配があがるでしょうが
わざわざ神社で待ち伏せしたという不気味さを買って
荒木又右衛門さんを推しておきます
>508 ランドー・十六夜・ウピエル
横にいる十六夜京也というガキが凄まじい殺気、いや、もっと純粋な闘気を発している。
そちらにも心を惹かれるが、俺の怒りは今、俺を嘲笑する隻眼の男に向けられている。
コイツは、至近距離で撃たれた俺の弾丸を避けた。まるで判っていたかのように。
それが俺の怒りに更に油を注ぐ。
もうなにも関係ない。怒りのままにコイツをぶっ殺す!ミンチにして犬型キメラヴァンプの餌してやる!
「ムカツクんだよ、テメェはァァァァ!!」
今度はフルオートで撃つ。
どんな手段を使ったのか知らないが、俺の弾丸を避けた動きは、遅かった。
おそらくは、こっちの弾道を事前に読んでいるのだろう。
だが、今度の銃撃は違う。フルオート連射、毎秒10発の勢いで撃ち出される弾丸。
その一発ごとに相手の動きを確認、狙い、撃つ。
例え弾道が読めても、弾丸そのものより速く動けるか、
1秒間に10回行動を決定できる思考速度がなければ、この射撃は避けきれない。
例え吸血鬼でも、そこまでの反射速度に達しているヤツは、そうはいない。
案の定、スクリーミングバンシーから吐き出される弾丸は、隻眼の男の体を捕らえ、引き裂き跳ね飛ばす。
ズタズタになって原型を留めないだろう肉体は、ビルの下へと落下して行った・・・
「まだ、そんな口を!!黙らせてあげるわ!!」
(執拗に頭上からの攻撃を繰り返す初音、それを錫杖で弾く銀
しかし・・・・・・糸が銀の足元を拘束しようと迫る)
タバサVSアドルフ・ヒトラー
>511
「くっ・・・!」
障壁ではあの分銅の威力を防ぎ切れない。
私は即座に<究極防御>を発動させた。
消えた彼がどんな手を使ってくるかは分からないが、ほんの僅かでも生命が長引けば、取り返すチャンスはある。
ガツッ!!
派手な音を立てて、分銅が壁に当たり、消えた。
同時に、背後に彼の気配。
「しまっ・・・」
言い終える間もなく、私は彼の足払いを受け、転倒した。
>519 ランドー・十六夜・ウピエル
廃ビルの向いのホームレス達は、人がビルの壁を駆け登るという
信じられない光景に首を捻っていた。
直後に、銃声。
そして……墜落する人影。
「おいおい、ヤバいんじゃねぇか?いくらなんでももう死んでるだろうし、
近付かない方がイイって!」
「いや、見るだけだよ。金目の物も持ってるかも知れないし」
という具合に下手に欲を出したのが、彼等の死因となった。
「ヒ、ヒィィイイィイィイィ!」
「あまり具合が良くないの。……うらない機は壊れてしもうたか」
コキコキと首を鳴らしながら、ゼン・ランドーは呟いた。
つい先程まで一緒に酒を飲んでいた友人の変化に腰を抜かした男達は、
小便を漏らしながら這って逃げようとする。
「この礼はきっちりせねばならんな。……それ」
そういうと、ゼン・ランドーは何かを放り投げる仕草をした。
直後、逃げようと這いつくばっていた男達の上半身が、
なにか巨大な顎に噛み裂かれたように次々に消失する。
満足したように頷くと、ビルの上を見上げる。
「あの鉄砲にはちと驚いたな」
素直に感想を述べると、
数瞬後に不可視の式によって肉の一片まで食らわれるであろう
吸血鬼の姿を思い、ゼン・ランドーは昏い笑顔を浮かべた。
>520 対初音
(足に糸が絡みその場を拘束していく)
「まだ判らぬか?燐・・・いや我が眷属が覚醒した気を・・・・ククク・・・」
(足が絡め取られているのを構わず、初音の攻めを錫杖で受けている)
?『ッ!』
(闇の中から一筋の閃光・・・破邪の矢が初音の腕へと突き刺さる)
「やっと目覚めたか・・・我が眷属・・・」
>506>507 広報部員、ウピエル
途中まで書いて気づいたが、式をつぶすとランドーにも
ちょっとはダメージが行くよな。
あっさりつぶしちまっていいのか?
>524
すまねえ、見なかったことにしてくれ!
>523vs銀
「う・・・・・・うわああああっ」
(破魔矢を射ちこまれ、悶絶しながら床へと墜落)
「銀、先輩まで・・蜘蛛に・・・・卑劣な真似を・・・・・」
(転がりながら教室へ逃げ込みつつ、糸を操作、上空から糸が銀へと迫り
身体を拘束する)
「あなた・・・の身体・・・・焼い・・・て・・・・・あげるわ」
(炎が糸を伝い、銀へと)
「ふふ・・・・・さぁ、どこへ・・・・逃げるの・・・・・かしら?」
(吐血、ダメージはかなり深刻、破魔矢は自力では抜けない)
>521 タバサVSアドルフ・ヒトラー
倒れた彼女にのしかかる。
「あまり無理をしない方がいい。私としてもキミを傷つけるのは本意ではないからね」
言いながら、右腕を取る。
ぱき。
乾いた音と共に、右腕がだらりと垂れる。
「キミのような女性は私は大好きなのだよ」
今度は右足。
ぺき。
苦痛に顔を歪める彼女。
少し、罪悪感がしないでもない。
「ああ、すまない。少し力を入れすぎたようだ」
左足を取り、慎重に力を加える。
ぴき。
先ほどよりも幾分か小さな音。まだ、痛みは少ないだろう。
「いつまでも女性の上にのしかかっているものではないな」
ゆっくりと、彼女の上からどく。
立ち上がって、彼女を見下ろす。
「ところで、まだ私のものになりたくはないのかい?」
>519 ランドー・十六夜・ウピエル
「おい、待て!」
その制止は間に合わない。
落ちていく人影を見つめる目には、わずかな焦りがあった。
「やべえな・・・憑依先を変えられて気配を消されたら見つけられねえかもしれねえ」
そう呟いたと同時に、登ってくる『気配』に気づく。
常人には不可視の『式』
しかし、念法を使う京也にははっきりと、
そのでたらめに牙の生えた口だけの姿が見えていた。
「過激だねえ。だが・・・」
そして阿修羅が振り下ろされる!
式は・・・音も悲鳴もなく霧散した。
「ただの霊体モドキなら、まあこんなもんだな。
さて、ウピエルだっけ?まだあいつはピンピンしてるぜ。どうすんだ?」
>526 対初音
(炎が拘束された身体を包み込む)
「グッ!・・・舐めた真似を・・・・チッ厄介な炎だ・・・」
(腕を蜘蛛の爪に変え拘束している糸と炎を薙払っていく)
燐『・・・・・・・・・・。』
(執拗に初音へと矢を放ち初音の肩、足へと突き刺さる)
「貴様は我が眷属と遊んでおれ・・・私は最後の結界を消しに行く」
(上半身の衣服が焼けているが身体は無傷・・・そのまま結界へと進んでいく)
タバサVSアドルフ・ヒトラー
>527
全身を、痛みが支配している。
四肢を破壊された。自力で起き上がることは、不可能に近い。
「くっ・・・うあぁ・・・」
完全に壊されてはいない左腕を使い、半身を起こそうとしてみる。
・・・駄目だった。
「・・・れ・・・私・・・ばるこ・・・ん」
か細い声で、言葉を紡ぐ。
もう一度、左腕を使い、起き上がろうとしてみる。
・・・失敗。私の身体がうつぶせになった。
うつぶせならば・・・あの手が、使えるかも知れない。
「・・・たし・・・配でき・・・のです・・・」
彼に気付かれないよう、密かに剣を召喚する。
これは、一つの賭けだった。
彼が乗ってこなければ、私の負け。
気付かれても、私の負け。
リスクの高い、賭け。だが、やるしかない。
私は、か細い声で呟き続け、彼が賭けに乗ってくるのを待った。
>529vs銀
「ふふっ・・・敵に背中を・・・向ける・・・・その・・・余裕が・・・・命取りよ!」
(狙いすました糸が、銀の背中を深々と斬り裂く)
「先輩・・・今、もとに戻してあげますから・・・」
(背中に取りついた蜘蛛を糸で引き剥がす)
「あとは・・この矢を・・・ぬけ・・ば」
(破魔矢を抜こうとするが、触ると激痛が走り、力が入らない
あきらめて、よろめきながら銀の後を追う)
>530 タバサVSアドルフ・ヒトラー
左腕を支えに彼女が起きあがろうとする。
しかし、既に左腕は壊してある。
起きあがれず、うつぶせになってしまう。
そして、そのまま何事かを呟いている。
聞き取ろうとするが、言葉が途切れ途切れでよく聞き取れない。
少々、痛めつけすぎたか?
仕方がないので、彼女に近寄ってかがむ。
こうすれば先ほどよりも声は聞き取りやすいだろう。
「ん、どうしたのかな、タバサ?」
>531 対初音
(背中から緑色の血が飛び散る)
「グッ・・・貴様・・・邪魔をするな!」
「本来の力を出さぬおまえには私を殺すことは出来ぬわ!」
(銀糸が傷を覆い出血を止めていく・・・尚も足は進んでいる)
(同時に)
燐『ガハッ!ウ・・・・グ・・・・・・・・ハッ!』
(もがき苦しんでいるが意識朦朧の中、矢を手に持ち初音の腕に突き刺す)
(そのまま意識が途切れる)
タバサVSアドルフ・ヒトラー
>532
・・・彼が、こちらの誘いに乗ってきた。
召喚した剣は、胸の下にある。
途切れ途切れの言葉の中に、物質移動の呪文を織り込む。
剣が、じりじりと私の顔の方へと移動してくる。
「わ・・・を・・・し・・・き・・・は・・・だ・・・す」
剣が、口元近くまで移動してきた。
剣の柄をくわえる。
全身に残った全ての力を振り絞り、上体を起こす。
口にくわえた剣を、彼に突き立てる。どこに刺さったかは分からない。
「・・・誰も、私を・・・縛ることは・・・出来ません」
顔を横に振る。鮮血が、私の身体を染めあげる。
「私を・・・支配、出来るのは・・・私だけ・・・なのです・・・」
それだけ呟き、私は地面に倒れ伏した。
>533vs銀
(燐を引き剥がす、そして自らの傷を見て、覚悟を決める)
「ぐっ・・・・・・ぐおおおおおっ、ぎぁああああ」
(激痛に耐えながらも、矢をすべて引きぬく)
「か・・身体が・・・あつい・・・・・」
(背中と脇腹から蜘蛛脚が露出・・・・・全身の肌が火傷のように溶けてゆく)
「あの・・・・・方向は・・・行かせないわよ」
(近道を使い、結界元まで先回りしようとする)
>初音vs銀
ファイル→データセーブ→SAVE1→OK
→『ゲームを終了する』→OK
次回へ続く・・・・
タバサVSアドルフ・ヒトラー
〜終章・1〜
>534
首に突きたった剣をぼう、と見る。
剣が横に流れ、首が斬り裂かれる。
視界が傾く。
頸骨は無事なものの、残っているのは頸骨以外には薄皮一枚。
「コレでは頭が座らないな。」
思わず、苦笑が漏れる。
気を失った彼女を見て、呟く。
「今宵は、ここで退こうか・・・返事は彼女の口から聞かねば、意味がない」
とりあえず、左手で首を固定し、右腕で彼女を担ぎ上げる。
月明かりの下をそのまま歩き去る。
残されたのは舞台だけ。
まさしく一夜の夢のように、あとには何も残ってはいなかった。
タバサVSアドルフ・ヒトラー
〜終章・2〜
>537
気が付くと、そこは白い世界だった。
ぼんやりとした頭で、周囲を見渡す。
「ここは・・・病院、か・・・」
誰が運び込んだのかは、容易に想像がつく。
「・・・やはり、あの程度では死にませんか・・・」
小さく呟く。
「尤も、あの程度で死なれては、私が挑んだ意味がない・・・む?」
傍らに据えられた肘机の上に置かれている物に目が行く。
・・・彼のつけていた、仮面。
「こんな物を残していくなど・・・ふふ、あの男らしい・・・」
自然と、苦笑が洩れる。
痛む身体を庇いつつ、半身を起こす。
「・・・仮面がなければ、私との逢瀬を楽しめぬ男などに・・・」
壁に掛かっていたマントを身に付け、龍の頭部を延ばした左腕に乗り移らせる。
そのまま、力を抑えた波動弾を射出。仮面は跡形もなく消え去った。
「私の心は・・・奪えはしない」
私はベッドに横たわり、目を閉じた。
夢はまだ、覚めそうもない。
ー終幕ー
以下は闘争の記録です。
アドルフ殿、舞踏にお付き合い頂いた事、感謝する。
>414>416>419>420>424>425>426>428>432>434>437>440>464>467
>469>472>475>478>481>485>489>493>499>511>521>527>530>532
>534>537>当レス
バイロン(ブルーソルジャー)VSアベル・ナイトロード
>461
その斬撃は、あまりにも速く、そして鋭すぎた。
受けるのが間に合わないと見るや、とっさに『斬魔刀』から手を放す。
足手まといとなった武器に執着するのは愚ことだ。
本来ならば、ここで大きく踏み込み組み打ちに持ち込む。
だが、『クルースニク』相手にその行為は致命的。
けれど、後方に跳躍してもかわしきれない。
だから、その場に踏みとどまった。
踏みとどまって斬撃を迎えうった。
手で触れられそうなほどの風圧とともに、バイロンの頭上に夜の様に暗い刃が堕ちてくる。
それが体を切裂くよりも早く、バイロンは右足を天を指すほどに高く上げると、
大鎌の柄をかかと落としの要領で踏み落とす。
そして、その余勢を駆って空中に飛び上がった。
アベル・ナイトロードの頭上を越え、背後を取る。
空中でヒップ・ホルスターに入ったデザートイーグル50AEに手をかける。
銃を抜くと、翼に覆われていない部分を狙い照準。
鉛弾のシャワーをアベル・ナイトローに浴びせた。
>516 VS葛葉キョウジ
――ほぅ、魔界から化物を召喚したか。
陰陽道の類か……。
俺は腹を軽く引き裂いて、はらわたを露出させる。
やがて腸がふわりと浮き上がり、境内の向こう側の木に縛られる。
……ふん、犬の形をした化物が血の臭いに気付いたか。
ならば、最初に斬るべきはあれ也!
俺は腸の力によってふわりと飛び上がると、
こちらを睨みつけ、主人に警告の吼え声を発しようとする化物に
斬りかかった。
初めましてっ。
わたしも参戦することにしたよ。
名前は、弓塚さつき。
出展は【月姫】。・・・サブヒロインですらない脇役だけどね。
ごく普通の高校生だったのに、ある日偶然吸血鬼に血を吸われて、
運が良いのか悪いのか肉体の吸血鬼適正が高いとかで、
その日のうちに吸血鬼になっちゃいました。
わたしの能力、と言われても・・・えっと(指折り)
鋭い爪、強靭な身体能力、血を送り込んだ相手を意のままにする・・・くらいかな。
要するに、普通の吸血鬼だね・・・。
固有結界、っていうのも使えるらしいんだけど・・・わたし自身よくわからないんだ。
うん・・・でも、それも立派な吸血鬼に近づけば、おいおいわかることだよね!
ん、こんなところかな・・・。
えっと、しばらくは観戦中心になると思うけど・・・
皆、よろしくね!
プロフィールだよ。
名前 : 弓塚さつき
年齢 : 17歳
性別 : 女
職業 : 高校生。・・・吸血鬼になる前はね。
趣味 : うーん、今は特に。 日中に遊べなくなっちゃったからね・・・。
恋人の有無 : ・・・いないよ。
好きな異性のタイプ : やさしいひと(・・・志貴君みたいな)。
好きな食べ物 : 甘い物、かな。若い人間の血とか。
最近気になること : ほっぺが、ちょっと・・・。
一番苦手なもの : おひさまの光。
得意な技 : 固有結界【枯渇庭園】・・・って、どんな能力なんだろうね。
一番の決めゼリフ : 「―――待っててね、すぐに一人前の吸血鬼になって、
志貴君に会いに行くから!」
将来の夢 : 立派は吸血鬼になること!
ここの住人として一言 : ・・・場違い、じゃないよね?
ここの仲間たちに一言 : 一応、わたしも吸血鬼なんだから!
ここの名無しに一言 : ・・・見捨てないでね?
バイロン(ブルーソルジャー)VSアベル・ナイトロード
>539
大鎌を振り下ろした、次の瞬間。一瞬、パイロンの姿が消えた。
予想外の行動だった。
そして、銃弾が翼のガードをすり抜け、アベルの肩を抉る。
「……がっ!?」
一拍遅れて、次々と銃弾が飛来する。
足、肩、腕、首、背中、頭。
急所への命中は、かろうじて防いだ。吸血鬼並み――もしくはそれ以上の反射速度の成せる技である。
だが、幸運はそこまでだった。
最初の一撃を受けた肩に銃弾が連続して叩き込まれる。空中からの連射という、曲芸めいた行動にもかかわらず、その狙いは極めて正確であった。
負荷に耐えかね、右腕が肩の付け根から吹き飛ぶ。
鉛の牙が全身を抉り、血煙を噴き出させる。
しかし、
「……! まだ、です――!」
残された左腕だけで鎌を持ち直し、同時に、勢いよく後ろを振り向いた。
視界の片隅に、着地しかけたパイロンをとらえると、遠心力の乗った鎌を投擲する。
ユージンにかわって感想を言わせてもらうぜ。
このスレで完結している闘争だけだ。ま、おいらにも都合があってナ。
>119伯爵大乱戦
見るだけでも一苦労な嵐のような戦いだったなぁ。
これぞ殲争、殲争。ひひひ。
オチのベナレスは、お約束ってーやつだ。
>176刻命館
レイオットのHP、拘束度の二重に制限された闘い。
トリップが生きる闘いだな。
欲を言えば、トリップの敗北を魔法でくつがえす、なんてのがあれば
もっと制限が生きたかも。しらね。
>190ライダー対決
のっけからとばしまくりで見てるこっちは震えたもんだぜ。
特にウピエル。台詞が映えるねェ。「毎秒十発の狙撃だ!」とか「TO TO HELL!」とか。
ウチのユージンに見習わせてーもんだ。
>226量産型と飛竜の模擬戦
量産型のDLでの戦闘はマジで応用が利くいい能力だなァ。
スペックが許せばどこまででもいけるんだろーし。
飛竜にもなにかいいてーが、あいにくデータがないな(w
>233辻斬りvs化物
荒木のおっさんの戦い方はすげーな。腸が武器? そんなヤツァ合成人間にも
いやしねえ。
もっと多彩な攻撃が出来る、応用力のあるヤツだと思うぜぇ? 次に期待だな。
>346直死vs直死
同キャラ対決ってのは難しーもんだ、とつくづく実感するなァ。
相手とこちらの手がことごとく同じ。よくぞこれだけの殺し合いをやったもんだ。
・・・まぁ、結局広報部員の思惑通りなんだが(w
>356シスコンvsRO
テュールは原作でも強いやつだったからなァ。レイオットは大火力がある分有利だったな。
つか、レイオットは結構無傷で凌いできてるな。モールドやられたら終わりだっつーのも
あるが。
>402超獣大決戦
とんでもない化物同士の決戦。この一言に尽きるな。どっちが勝ってもおかしくなかった。
ネロは獣出しまくる>スーパー化のパターンを崩せば、もっと闘争が生きてくんじゃねーか?
凄い幻想種を出して、そいつだけに戦わせるなんてシーンがあると
いいんじゃねーかと思う。しらね。まあいいじゃん。
>458超人vs化物
究極超人チャイルドマンと不死の王アーカードの一大エキシビジョンマッチだな。
すげー格闘、すげー魔術。これもまたここの醍醐味のひとつだと思うぜぇ。
ひとつ言わせてもらえば、まとめは「-」いれてひとくくりにしないほうがいいと思うぜ。
>538愛・闘っていますか
艶美でいい闘争だ。こういうどことなく優雅なのも悪くねーなァ。
・・・一歩間違うと、ニトロ系と同じところにいくんだが(w
闘争中邪魔したな。ま、無粋は許してくれや。
諸君、私は殲争が好きだ・・・なんてな。ひひひ。
545 :
ナレータ ◆7th.ofFA :02/01/06 21:15
ちょぴっし用事があって来れないので今日の解説はこれっきりです
レイオットvsアルトルージュvsエレジー一行
さてレイオットさんはモールドによる装甲、ホイールマニアによる機動性
魔術で攻撃力も申し分なく、能力がハイレベルかつバランスよく成り立っています
ですが他のチームに比べ、一人しかいないのが不安要素ですね
次にアルトルージュさん&プライミッツマーダーさんです。
アルトルージュさんが若干耐久力、(全力行動時の)持続力に劣りますが
そこはプライミッツマーダーがカバーしています
総合戦闘力では三チームでもトップクラスでしょうがタコ殴りには注意しましょうねー
っていうかアルトさんとプライミッツマーダーさんとでそれぞれのチームに同時にケンカうりそうですね(汗
ラストにエレジー一行さんです
三チームの中でも最大勢力です
その数を生かして敵の分断、かく乱などのチームプレイが期待できますね
・・・アルトさんに細かい戦術は練れそうにないですしね
個人的にエレジーさんのイヤボーンを期待・・・とか言ってみるテストです
この闘争はアルトルージュさんとレイオットさんの賭け闘争でもあります
レイオットさんが負けちゃったら首輪を付けられちゃうそうです
でももしアルトさんが負けちゃったらどんな鬼畜な事をされちゃうんでしょうか?
えっちなのはダメですよレイオットさん
バイロン(ブルーソルジャー)VSアベル・ナイトロード
>543
人の身である以上、どうしようもない事は存在するのだ。
例えば今回の場合のように。
まあ、ありていに言おう。
人は空を飛ぶことが出来ない。
大鎌が自分に向かい飛んで来ていることは解っていた。
そして、足場を確保するよりも早く、大鎌が命中することも解っていた。
だから左手はあきらめた。
回転しながら飛来した大鎌が、バイロンの左手首を切り飛ばし、脇腹を大きくえぐった。
まず痺れ。そして激痛。
取り落としそうになる銃をなんとか保持する。
一見して腕一本ずつの5分と5分。しかし実際は明らかにバイロンが不利だった。
何故ならば、『クルースニク』まだは半分の力も出していないのだから。
(続く)
バイロン(ブルーソルジャー)VSアベル・ナイトロード
>546
デザートイーグルをホルスターに収める。
腰のベルトから閃光手榴弾を外し、アベル・ナイトロードに向けて投げつけた。
デザートイーグル50AEをヒップ・ホルスターから抜き、いまだ空中にある閃光手榴弾を撃った。
世界が白く染まる。そして轟音。
それにまぎれて一気に間合いを詰めた。
腕を一振りすると、袖口からナイフが飛び出す。
息のかかるほどの至近距離。
アベル・ナイトロードの腹にナイフを突き立て、そのまま下に引く。
そして、できた傷口に今度は本物の手榴弾を埋め込んだ。
全力で後方に飛び退る。
戦う力は無いと言って良いけど、一応私も出てきたりするのよね……。
自己紹介しておくわ。
名前 : クロウディア・マッキェネン
年齢 : 女にはね、歳なんて訊いちゃいけないのよ。
性別 : 女よ。
職業 : 過激なキャリアウーマンってとこかしら?
趣味 : F40でのドライブよ、フェラーリのコクピットに案内してあげる。
恋人の有無 : ご想像におまかせするわ。
好きな異性のタイプ : 結構かわいい子が好きかもね。
好きな食べ物 :おいしい物なら何でも。
最近気になること :プロポーション維持するのがちょっとだけ……。
一番苦手なもの :汚れていたいの、いつも……。
得意な技 :ふふっ、どうして欲しいのかしら……?
一番の決めゼリフ :ケダモノになりなさい……誰もが恐れるケダモノに。
将来の夢 :どこまでも高く昇っていく事かしら?
ここの住人として一言 :私が戦う事は余り無いかもね。
ここの仲間たちに一言 :よろしくお願いするわ。
ここの名無しに一言 :私が居るのは変?
私に何ができるかしらね。
>507 vsロキ
完全に死亡した筈の奴の体が爆発的に膨張し、奴を拘束していた『私』を
弾き飛ばす。
有り得ざるべき事態、起こる筈の無い現象。
目の前に『悪魔』が在った。
「馬鹿な・・・」
僅かな動揺、一瞬の隙。
だがその一瞬の間に、それは私をぼろ屑の変えた。
「有り得ん、何だこれは!!!」
反撃の間も無く砕かれた体を見ながら、不意に自分の中から既に消えさった感情が
よみがえる。
すなわち「恐怖」そして「歓喜」だ。
「恐怖」それは「死」を超越した時、捨てた物。
「歓喜」それは「永遠」を得た時、失った物。
私は既に停滞している、あと数百年もすれば知性すらない唯の『混沌』と成り果て
標本に成り果てるだろう。
だが、ここに私の未来が在る、私を新たなる次元に押し上げる力が。
恐らく肉弾戦では、勝ち目が無い。
だが、いかに強力で在ろうと物理的な力のみでは私は滅びない。
私は奴に引き裂かれながら勝機を待つ、奴を『混沌』に取り込む勝機を。
(反撃しつつ、ロキの周りを回りながら逃げる)
>ラグ
JBBSに書きこみも、みる事も出来ない。
以後、うちあわせは第参会議場を使用したい。
>549
ネロ・カオスVSラグナロク&リロイ
全ての攻撃をまともに受けながらも、ネロはさしたる
ダメージは受けていないようだった。
身を翻しつつ、更にコートの内から数十体の獣を吐き出す。
だが、今さらリロイにとって、その程度の獣などは蟻同然だ。
腕が叩き付けられ、粉々になりながら黒い液体へと帰していく。
リロイはさらに、側面へ回り込もうとするネロに向かって、
左腕を突き出す。同時に、その拳に込められた破壊衝撃波が、
ネロの身体を急激にシェイクする。
…いや、あれでは駄目だ。恐らく、奴への物理攻撃は無意味だろう。
今までの様子を見れば、それは一目瞭然。
…ならば。
私は外へと質量のある立体映像を作り出し、そちらへと意識を移す。
出現した場所は、丁度リロイとの立ち位置の関係から、
ネロにとっての死角となっている。
…私の技量では、奴の獣を裁き切ることは難しいだろう。
ならば、奴がリロイのみに気を取られている隙にーー
叩くより他に無い。
私は、奴に悟られないよう、慎重に行動を開始した。
>551
ネロ・カオスVSラグナロク&リロイ
奴は、破壊力、速度、耐久力、全てにおいて私を超えている。
だが、その攻撃に知性は無い、いや獣の知性は在るが私を追い詰めた
人の技と人の知性が無いのだ。
私は、わざと攻撃を受けながら意味の無い反撃を繰り返す、力だけでは
返し様の無い必殺の罠を仕掛けるために。
奴に砕かれた身体、それを全て奴の背後に集め『創世の土』を練り上げる。
人であった時なら、この様な子供騙しは通用しまい。
「さらばだ悪魔よ、我が内なる生命系統樹の一部となれ!!」
この言葉と共に、奴の背後で五百から為る結束で練り上げた『創世の土』
が完成した。
(黒い波が、ロキの背後から襲いかかる。)
バイロン(ブルーソルジャー)VSアベル・ナイトロード
>546‐547
パイロンが飛び退った一瞬後、アベルの傷口に埋め込まれた手榴弾が爆発した。激痛にうめく間もない。
大小の肉片や、血液や、体液などが四散し、辺りをまだらに染める。
教会の外の光景に比べれば、それも微々たるものであったが。
……うずくまった血まみれの肉塊は、もはや身動き一つもせず横たわっている。その口からは、時折呻き声が発せられるものの、それも次第に小さく弱くなっていく。
終わり。普通ならそう考えるだろう。
だが、パイロンは違う。獲物を狙うハンターの如く、油断なくアベルを見ている。
神父の声が完全に聞こえなくなって。
地獄の底のように低く、暗い声が聞こえた。
[ナノマシン“クルースニク02”稼働率上昇80パーセント――承認]
アベルが――いや、カソックを着た『何か』が立ち上がった。
その腹部には、未だに大きな傷跡が残っている。
もっとも――下腹部から胸に至るまで大きく裂け、内蔵や筋肉、背骨までも見えているそれを『傷跡』などという言葉で片付けていいのかは疑問だったが。しかし、『それ』は立ち上がると、自分の体と、飛び散った、元は自らの肉体だったものを見下ろした。
すると、床に作られたアベルの血溜まりの中から、無数の小さな『口』が浮かび上がってきた。大きさは爪ほどで、ごく小さな牙を生やしたそれが。そして、それらは肉片に喰らいつき、がつがつとそれらを喰らってゆく。
そして完全に喰い終えると、元の血溜まりに戻る。
そこに、カソックを着た化物が己の翼を垂らし、まるでインクに垂らした紙のように、血を吸い上げていく。
床から一滴たりとも血が存在しなくなったときには、『それ』の体は完全に修復していた。
おぞましい光景だった。
そして、それの背の、己の身長以上の翼には蒼白い光が宿っていた。その光――メガボルト級の生体電流――が、次第に手にした大鎌へと収束してゆく。
「――死ネ」
完全に無感情な声とともに、大鎌を振り下ろす。
青白い奔流がパイロンを襲った。
去年からの闘争を再開する。
その前に…
一応、中間報告だ。
しばらく、間が空いたしな。
>144>162>169>174>180>183>186>191
>192>234>239>240>242>243>244>246
>552
ネロ・カオスVSラグナロク&リロイ
ネロは、さらにリロイの周囲を回りながらも、
獣を少しずつ吐き出していく。
それらは全てリロイの拳に、翼によって潰され、両断されていく。
奴とて、そんな小手先の技が通用するとは思っていまい。
とすると、奴の狙いはーー
先程と同じか?
「さらばだ悪魔よ、我が内なる生命系統樹の一部となれ!!」
ネロの声と同時、周囲にだらしなく散らばっていた獣の残骸ー黒い液体が、
一挙にリロイの背後へと収束し、覆い被さってきた。
だが、そちらには本能の方が反応していたのか、リロイは
全く後ろを振り返らないまま、背中の翼を広げる。
鋭利な刃となった翼が、液体の波を次々と薙いでいく。
だが、それでも、波の勢いを完全に殺しきる事は出来ない。
何とか、多い被せられるのを防いでいるといった感じだ。
ネロの言葉から察するに、奴の狙いは恐らくーリロイを取り込む事。
そんな事は、絶対に私が許さない。
彼は、私の大事な相棒だ。
完全に意識をリロイに向けているネロは、私の接近には気が付いていない。
死角へと回り込んで、突進する。
充分に引き付けて、<存在意思>を右手へと収束。
不可視の刃が、ネロに向けて振り下ろされた。
>244>246ハインケル&由美江VSアザゼル
「……………」
この東洋人の女……よく頭が回ることだ…
こちらの、西洋人だけならば簡単に堕とせたものを…
…フッ。まあいい。
ならば……少々予定を変更するまでだ。
「……まるで…自分が聞いたようにですか…
そう…私は、この耳で聖父の言葉を聞き、この目でその御姿を見
この唇で、聖父の手に口づけたのです………」
思考操作。
彼女等の記憶から名前を探りあて、口にする。
「ハインケル……由美江……よく私を論破しました…
すべては聖父の意思。
私は貴女達を試す為に来ました…
そして、貴女達は見事試練を乗り越えたのです。
「さあ……祝福を授けましょう。
ハインケル…来なさい。」
俺は大きく腕を広げ、西洋人の女を招き寄せる。
>509 >514
プロローグ:3
彼女は不機嫌だった。
そもそも、彼女はたいてい不機嫌なのだが、今はいつもにもまして不機嫌だった。
出奔したデビルの捜索・・・そもそも彼女の住む魔界とここの行き来には大した制限はないのだが、
それが見境なく他人を襲う凶悪なものとなれば話は別だ。
探し出し、追い詰め、必要とあらば倒さなければならない。
(だからって・・・なんで私なのよ・・・)
緑色の不可思議な生き物を胸に抱いた腕に、思わず力が入る。
・・・たまたま事件の近くにいてしまったことが、
・・・こんなくだらない捜索を承諾してしまったことが、
・・・それが一向に進展しないことが、
・・・そしてなにより、間違いなく起こるであろう揉め事に、心のどこかで期待していることが、
すべてが、彼女を不機嫌にさせていた。
そして、どこからともなく、彼女はそこにあらわれた。
そこには、彼女を不機嫌にさせている事柄の元凶がいる。
それを叩きのめしておしまい。そうしたら、帰りにあの店によっていこう。
金のリンゴパイにはかなわないけれど、あそこのストロベリータルトはなかなかのものだ。
紅茶といっしょにそれを楽しめば、このゆううつな気分も晴れるだろう。
あとは熱いお風呂に入って、このくだらない出来事を忘れてしまえばそれでいい。
そうなるはずだった。
目の前にいるのは、黒い鎧と女の子と犬。
探していたデビルなど、影も形も見当たらない。
「・・・なによ・・・なんなのよ、あんたたち!!」
彼女の不機嫌は、頂点を通り越していた。
>540 VS 荒木又右衛門
辺りは相変わらず静かだ・・・境内を見渡すと、
既にヤツの餌食となった一般人が、苦悶の表情でこちらを見つめている。
もう一人は・・・・冗談としか思えない格好で肉を撒き散らされていた。
(・・・・・結構な趣味じゃねぇか・・・・)
後ろの仲魔に話し掛ける。
「・・・どうだ・・・何か感じ取れ・・・・・・・――ッ!?」
――どこから現れやがった!?突如現れたソレ――コイツが犯人かっ!!――
時代錯誤な侍野郎は何時の間にかケルベロスに一撃を入れようとしていたっ!!
ケルベロス『グガアアアアーーッッ!!』
(早イ・・・コノ人間、早イ・・・!)
すかさず動くケルベロス、しかし完全に回避とはいかず、胴を軽く斬られてしまった。
悪魔特有の血の色が毛皮を染める――追撃されるのはまずい!
「ケルベロス!こっちへ来い!――アマゾーン!!」
アマゾーン『了解よッ!!』
アマゾーンを後ろに退がらせ、今さっき地面に降り立った標的へ、手をかざす!
「―――マハ・ラギオンッ!!!」
辺りを魔力の炎が包むッ!
*MAGIC:マハ・ラギオン
DEVIL:ケルベロス(退避) アマゾーン(魔法詠唱)
>557
ハンターの男と一触即発の状況に陥っている時、又、新たな乱入者が現れたようだ。
外見は少女だが、何をどう見ても、人間の発する気配ではない。
「魔族ね、ここに何の用があるかは知らないけど、死にたくなかったら、さっさと尻尾を巻いて退散しなさい」
・
・
・
少女は一行に動く気配はない。
どうやら、やる気のようだ。
「はあ、仕方ないわね。さっさと片付けて、ここからおさらばさせてもらうわね」
まずは、最初に始末するのは……
「あなたよ!」
おそらくは、一番厄介な敵となるであろう男の方へと攻撃を仕掛ける。
(アルトは跳躍してレイオットへ攻撃、プライミッツマーダーはレイオットに突進)
(以降 レイオット>エレジー>アルト……で)
>558 VS葛葉キョウジ
――ム! 浅いか!
そればかりか、片割れの女がこちらへ炎を射掛けてきた!
「ケエイッ!」
愛刀来伊賀守金道を一振りして、その炎を斬った。
肘に炎が灯ってじゅうじゅうと肉の焦げる音がする。
だが人の油で刀に炎が灯った、こいつはいい!
腸を伸縮させ、飛び上がりざま女の腕と喉を斬りつける。
妖しげな術使いには、印を結ばせず、呪文を詠唱させんことが
肝心だ。
化物犬への追撃は諦めて、腸を操り、再び木の上へ着地した。
肘の火傷は思ったより酷い――ただ、痛みはない。
「妖しげな術を使いおって……ククッ」
俺は再び木々の影に引きこもった。
>559 レイオット&エレジーVSアルトルージュ
事態が、よく理解できない。
破壊されていた人間の残骸をたどりながら来てみれば、魔族とも思えない奇妙な化
け物が、あの巨大な犬のような生き物と黒い少女に、ほぼ一撃で殲滅されていた。
そのあとに訪れた、これまた奇妙な少女。警官隊によって完全に封鎖されている区画
にいること自体、ありえないことだったが、こちらに対し、明確な敵意を向けている。
「おいおい、一体、どうなって――?」
つぶやきかけた、その刹那。
巨大な犬が、こちらに向けて突進してくる!
「! おい、ちょっと待て!」
叫んだ瞬間、黒衣の少女も動いた。人間離れした跳躍でもって、こちらへと――!
「ちっ!」
腰のマウントから、ハードフレアを引き抜く。横っ飛びに回避しながら、犬に向かって三連射。
死体の散乱する公園に、銃声が轟いた。
>555
ネロ・カオスVSラグナロク&リロイ
背後からの、突然の奇襲。
普段なら、奇襲など無意味だ『混沌の群れ』たる私に死角は存在しない。
だが、今の私を構成する命は百足らず、固有結界の制御に意識の全てを
振り絞っている、加えて襲撃者には生物が持つ気配それを有していなかった。
「何物だ貴様ァァァ!!」
白い襲撃者の右手は、奴の剣と同じ銀色の輝き。
迎撃した僅かなケモノは銀光に貫かれ『混沌』では無く『無』に帰る。
銀光はそのまま、私を切り裂いた。
だが同時に『創世の土』は、奴を完全に捕らえつつある。
完成した固有結果を破壊するのは不可能、即ち私の勝利だ。
ならば成すべき事は、唯一つ。
「そのまま、大人しくしてもらおうか」
身体を切り裂かれながら、白い襲撃者につかみ掛かり動きを封じ、
束縛を試みる。
「何かは知らぬが、貴様如きの出る幕など無い!!」
いかなる邪魔も許されない、超越種どうしの戦いに部外者の入り込む余地は無い。
(次回トリップ判定)
(トリップ判定。次はこちらのターンで)
レイオット&エレジーVSアルトルージュ
>561
ここに何の用があるかは知らない、だと?
死にたくなかったら、だと?
さっさと尻尾を巻いて退散しろ、だと?
一体何のために私がこんな気分になっているのか!
一体誰のために私がこんな気分になっているのか!
殺ス
彼女が最も忌み嫌う衝動が彼女に火を付けた。
「コール!」
右手を上げ。
「アスモデウス!」
紫の法衣の堕天使と。
「デモゴルゴン!」
炎をまとった青い巨躯の悪魔を。
彼女の忠実な戦士達を召喚する。
「あなたたち! あの小娘を潰しなさい!」
「御意」
「おう!」
悪魔達の跳躍と銃声が響いたのは、ほとんど同時だった。
>560 荒木又右衛門
(・・・ちっ!・・・内臓まで武器なんてなんかの冗談か?!)
・・しかもまた隠れやがった。このままではじわじわとこちらが消耗させられる・・・
・・・どうしたものか。取り敢えず――
・・・・・・・・・・CALL・Hariti
ハリティー『・・・あら、ご主人様・・・・首尾はどうですの?』
「・・・見ての通りだ。早速治療してやれ・・・」
ハリティーが傷を負った二体を見て少し驚愕する。そして魔法を唱え―
――ディアラハン――白く輝く光がアマゾーンを包み、瞬時に彼女の傷は治癒された。
同様にケルベロスにも治療の魔法を掛ける。
「さて・・・一筋縄ではいかねぇな。少し考えた方が良い様だぜ・・・」
接近戦ではあの得体の知れない内臓の分、こちらの方が不利か・・・?――ならば――
アマゾーンを中心に。オレ、ハリティ-、ケルベロスで円陣を組む。
(・・・・・さて――どう出る?)
*ACTION:円陣を組み待機
DEVIL:ケルベロス アマゾーン ハリティー
>562>563
ネロ・カオスVSラグナロク&リロイ
(トリップ判定k<W ラグナロク&リロイ勝利)
「何者だ貴様ァァァ!!」
吠えるネロ・カオス。だがもう遅い。
私の作り出した<存在意思>の刃は、見事にその身体を
引き裂いていた。今回は、明確な手応えを感じる。
だが。
「そのまま、大人しくしてもらおうか」
猶も、奴は活動を停止してはいなかった。
両手を伸ばし、私の動きを封じようとする。
だが、それも既に手遅れだ。私の<存在意思>を
その身体に入れてしまった以上は。
「何かは知らぬが、貴様如きの出る幕など無い!!」
何と言われようとも、私の今の気持ちは一つ。
リロイを護る。それだけだ。
私は、右手にわだかまった<存在意思>を一挙に解放した。
同時、巨大な閃光が闇夜を昼間の如く照らし出す。
ネロ・カオスの身体が、塵となって消滅していくーー
レイオット&エレジーVSアルトルージュ
(公園を見渡せるカフェの中。優雅に紅茶を飲んでいる)
死徒の姫君と、いつぞやの戦術魔法士、それに召喚術を使う少女、か。
・・・姫君のご気性ではどちらも敵に回すな。というか、敵に回しているようだが。
これでは、ガイアの怪物あれども少々分が悪い、かな?
さて、どうしたものか。
・・・しばらくは様子を見ようか。
>561 >564
男の銃撃でプライミッツマーダーが負った傷が瞬く間に回復する。
「ふふん、無駄よ。そんな玩具でプライミッツマーダーは倒せないわ……!?」
その時、私の側面から2匹の悪魔が私に攻撃を仕掛けてきた。
「サマナー!?くっ……」
とっさに2匹の悪魔の攻撃をガードするも、大きく吹き飛ばされてしまう。
「……舐めた真似を。ズタズタに引き裂いてやるわ!」
(LV2に変身)
「プライミッツマーダー、その男を片付けなさい!」
プライミッツマーダーは男に向かって飛び掛る。
「そこのサマナーと悪魔は私が直々に引き裂いてやるわ!」
(アスモデウスに対し、空想具現化による無数の氷の槍でを飛ばす。
アルト自身はデモゴルゴンに接近戦を挑む)
(アンデルセン神父vsザ・ハイマスター)
人里離れた屋敷――そこは地獄の坩堝と化していた。
真紅のカーペットをより暗く染め上げる無数の屍。
だが、その姿は不死者以上に異端でいびつだった。
『ニンジャ』
孤児院の子供達に読んで聞かせた本に出てきた、東方の武人。
絵空事かと思ったニンジャの亡骸が、山と積み上げられていたのだ。
死因は全て同じ『刺殺』――体に無数の剣を生やし、絶命するニンジャ共。
それは、アンデルセンの銃剣だった。
――吸血鬼に通じる異端者がいる。
それだけでイスカリオテが動くのはいささか不自然だとは思ったが、
この地を訪れた時、その疑問は瓦解した。
ニンジャの屋敷は人間の住む世界とは違う、不気味な瘴煙に包まれていたのだ。
不死者の巣とも見紛うばかりの濃い瘴気が辺りに漂う。
嬉々としてその中に踏み行ったアンデルセンを待ちかまえたのは、
正気を逸したニンジャ共だった。
・・・が、それも今は物言わぬ亡骸と化している。
「面白い、異端者共・・・」
既に持ち込んだ銃剣は尽き、残るのは体のみ。
だがそれが何だ?
敵はこうして、目の前にいる。
――そう、目の前に紫の装束の男が立ちふさがる。
今までのニンジャ共とは異質な、それでいて圧倒的な殺気を感じる。
おそらくは、こいつが親玉。
「我らの神罰の味 かみしめるが良い」
(アンデルセンvsザ・ハイマスター……闘争開始)
>568 レイオット&エレジーVSアルトルージュ
弾丸はきっかり3発。確かに直撃していた。だが。
「―――!?」
刻まれた弾痕が、一瞬にして治癒。犬のようなそれは、一瞬たりともひるむことなく、執拗
にこちらを追撃する。
「こいつ、魔族か!?」
だが、それは刹那で否定される。簡易魔力計には、一片たりとも魔力の反応が検知されない。
つまり、これは魔法を使っていない。
またもや、訳のわからない化け物。
「くそったれ――最近こんなのばっかりかよ!」
吐き捨てながら、転がるように犬の突進を回避。犬が突っ込んだ建物の壁は、微塵の抵抗も
見せずに粉砕されている。
破滅的な力で周囲の建造物を蹴散らしながら、犬は雄叫びを上げつつ、こちらへと突っ込ん
でくる!
「くそったれ! 犬コロの分際で――!」
即座にスタッフ操作。無音詠唱。
「――イグジストッ!」
第一の業火――<ブラスト>発動。
迫り来る「犬」に対し、小型爆弾並みの破壊力を持つ爆炎が襲いかかる!
>569 アンデルセンvsザ・ハイマスター
いままでくびり殺してきたニンジャ達から、その闘い方はだいたいわか
っていた。
彼らはほとんど武器を使用しない。
己の体のみを武器とし、体術で襲い掛かってきた。
そして非常に素早く、無駄な動きが無い。
現にアンデルセンは何度も人体の急所に強烈な攻撃を喰らっていた。
再生者でなければ一体何十回死んでいただろうか。
ただ、体の強度はあくまでも人間レベルだ。
殴り合いで十分殺しきることができる。
アンデルセンは両手を腰に構えると、体制を低くしてハイマスター目掛
けて突進していった。
>571 アンデルセンvsザ・ハイマスター
何故自分がここにいるのか。
何故自分の忍軍がただ一人の人間に殺されるのか。
考えるべきことは無数にあったはずだ。
だが、ハイマスターにそれを考える力は、もはや無い。
長い間、瘴煙を吸い続けた体に理性は残っていなかった。
あるのは、何処までも何処までも強い『闘争』と『殺戮』への渇望。
幸いにも、その渇望は満たされようとしていた。
迫る男は早い。抜刀したら、その隙に首を断たれる。
男と同じ徒手のまま、ハイマスターは男を迎え撃つ。
腰を落とし、正面から受け止めるように。
>460 ロングファング VS 猪八戒
跳ね飛ばされた瞬間に、明らかに薄れる殺気。
(ハ! とんだ甘ちゃんだな)
まあいい、付き合ってやろう。
(マクスウェル、再生をせき止めろ)
小声で指令する。
止めを刺しに来るかと思った相手が逆に遠ざかり、もう一度嘆息する。
奴を殺す手はまだ無いでもない、リスクを負えば。
だが、正直、そこまでして相手する気にもなれない。
奴が十分遠ざかるのを待って行動を再開する。
気づかれようとかまわない、奴とほぼ逆方向に走り、
山の上のほうに張られたロープを打ち抜く。
あらかじめ仕掛けておいた罠が作動した。
うずたかく積まれた鉄屑の山の頂上が崩落、たちまち大規模に崩れ始めるのを確認し、
確保しておいた逃走経路から外に走り出る。
一度だけ、スクラップ工場を振り返った。
元々、逃走の際にこちらの動きをごまかす為の仕掛けだ。
派手ではあるが、殺傷性ははなはだ不確実、
奴が生きているかどうかは運と判断次第、というところか。
まあいい、と吸血鬼は思った。
因縁を楽しむのも退屈しのぎのコツだ。
追ってくるのならばまた相手をしてやろう。
月に照らされながら、吸血鬼はいずこかへ走り去っていく…
>566 ハインケル&由美江VSアザゼル
神の御使い……?
試練を乗り越えた……?
なら、祝福を与えられるのは……。
何故、私なんだ?
私は神の存在を信じられないでいるのに。
祝福されるべきは由美江じゃないのか?
そう考えた瞬間、急に胡乱だった思考がまとまり出だした。
神に疑念を抱いていた事が馬鹿馬鹿しくなる。
そうか、これがこいつの手って事か?
なら……もうちょっと騙されたフリしてる方が都合がいいか。
未だに熱にうなされているかのような表情を崩さないまま、ふらふらと男に歩み寄る。
さて、由美江は乗ってくれるかね? 一応、予防線は張っておこう。
「聖霊と子の御名において、Amen」
正しくは、父と子と聖霊の御名において、Amenだ。
口にした言葉は、イスカリオテ独特の符丁。
頼むから気付いてくれよ……。
レイオット&エレジーVSアルトルージュ
>568 >570
「なにっ?!」
呪文を詠唱したふうもなく、無数の氷の槍がアスモデウスに襲い掛かる。
とても躱し切れる量ではない。
「ならば・・・<アギラオ>!」
すさまじい炎の波が氷の槍を水に変える。それでも、その衝撃にわずかながらダメージを負った。
「くっ」
あわてて方向を転換したアスモデウスの目に映ったのは・・・
デモゴルゴンを格闘で圧倒している少女の姿だった。
「おおおおおおおおおおおおっっっっっ!!!!」
その小さな体のどこにこれだけの膂力を秘めているのか?
突き、蹴り、躱し、薙ぎ・・・
最初の一撃が効いたことをなめてかかっていたのは間違いだった!
そんなことを考えたスキに、脇腹に鋭い蹴りを入れられる。
「がああああぁぁっぁぁっっっ!!」
激しく吹き飛びながらも何とか体勢を立て直し、
「小娘があああっっ、調子に乗るんじゃねぇぞぉっっ!!」
「<ガイアバスター>ッッ!!」
大地を叩き付け、無数の岩隗を少女に殺到させる!
>572 アンデルセンvsザ・ハイマスター
うかつに手を出せばカウンターで返される。
ならば最短距離で拳を叩き込む!
ハイマスターとの距離が迫る。
お互い手を伸ばせば触れる距離に入り・・・・・・アンデルセンはノーモー
ションで腹部目掛けて拳を突き出した。
>566
ネロ・カオスVSラグナロク&リロイ
本体として、結界を制御していた私が消えていく・・・・
だだの、邪魔者として侮った存在こそが、真に私を滅ぼす力を持っていた、
理不尽な話だ、だが既に私のは怒りを感じる意識が足りなくなりつつあった。
「・・・まさかな、お前が私の死か」
消え去りながら、私は最後まで白い襲撃者を見つめた。
>556>574
ハインケル&由美江VSアザゼル
なるほど、こいつ神に出会ったとかいう偽預言者か。それだけで十分刀の錆にする理由には
なるじゃない。
とか思ったら、ハインケルのバカ何やってるのよ。あんなヤニ下がった男にふらふらと……。
「聖霊と子の御名において」?……なるほど、そういうこと。
もう少し迷っているようだったら、きつい一発喰らわせて正気に戻そうと思っていたのに残念だわ。
でも、とりあえず戦闘準備ね。
由美江は、密かに日本刀の鯉口を切った。
>576 アンデルセンvsザ・ハイマスター
一瞬、その動きに虚を突かれる。
人よりはるかに重い拳が腹にめり込む。
胃と腸の内容物が逆流する感覚がハイマスターの脊髄を駆けた。
だが、それも心地良い。
衝撃を全身のバネだけで殺すと、
拳が戻りきらない男の横っ面へ、渾身の抜き手を繰り出した。
>570
(プライミッツマーダー側)
そのまま爆炎にプライミッツマーダーは飲み込まれた。
数秒後、爆炎が消失し、その中から再び、プライミッツマーダーが姿を現す。
ブラストで負った傷ももう癒えている。
「グルルルル……」
プライミッツマーダーは低く唸りながら、地脈を吸収する。
「ガアアアアアアアア!」
先ほどの突進より更に速度を増して、レイオットに飛び掛る!
>575
(アルト側)
「……くっ!?」
私は向かってくる岩塊に対し、空想具現化による岩の壁を作り出す。
結果、こちらの岩の壁と相手の飛ばしてきた岩塊は相殺された。
が、それに乗じて、2匹の悪魔が息のあったコンビネーションで私に襲い掛かってきた!
>579 アンデルセンvsザ・ハイマスター
頬にめり込む拳。
首の骨が悲鳴をあげ、体が横に一回転する。
だが、この程度で倒れるようなヤワな鍛え方はしていない。
両足で踏ん張り転倒を防ぐと、再び拳を突き出した。
狙いは顔面!
>577
ネロ・カオスVSラグナロク&リロイ
「・・・まさかな、お前が私の死か」
そう言い残して消えていくネロ・カオスという男の
顔は、どこか安らかでもあった。あたかも、長きにわたる
呪縛から解放されたかのような……
奴の身体が完全に消滅したのを確認すると、私はリロイの方へと
向き直った。その目に飛び込んできたのは、予想もつかない事態。
リロイの周囲は、未だネロの生み出した黒い液体によって、
取り囲まれていた。
…恐らく、あれ自体も奴の身体の一部なのだろう。
統制を失った今、残った本能のみで、リロイを取り込もうとしているに
違いあるまい。
リロイも必死に抵抗しているが、その勢いは、奴が統制していた時よりも
ずっと激しいようだ。
最早一刻の猶予も無い。私は、再び<存在意思>を収束させる。
今度は、リロイを元に戻すための、時間制御をするよう
調整されたエネルギーだ。時間制御の際発生する破壊エネルギーを
逆に利用し、リロイにまとわり付く残りの「奴」を吹き飛ばす。
手は、それしかなかった。
防ぎきれずに、漏れ出すエネルギーがどこまで外に影響を
及ぼすか。いや、それ以前にどこまでリロイの肉体が耐えられるか。
リスクは大きい。だが、今はやるしかない。
祈るような気持ちで、私はリロイへと突進する。
「…………行け!!」
跳躍し、<存在意思>を振り下ろす。
今夜二度目の閃光が、街の一角を灼いた。
(NEXT)
>581 アンデルセンvsザ・ハイマスター
致命の力を持った一撃が迫る!
渾身の打撃で伸びきった体では、かわしきれない。
微かに首を動かし、直撃を避ける・・・が、耳が丸ごとえぐり取られた。
ばっと血が吹き出し、ハイマスターの視野も血に染まる。
――それでもニンジャは、血まみれの顔のまま、ニタリと笑った。
不安定な姿勢で放った拳は戻りが遅い。
それを瞬時に見極め、ハイマスターは男の腕を取った。
腕へ絡みつくように動き、関節技を狙う――!
>580 レイオット&エレジーVSアルトルージュ
「ち――!」
<ブラスト>が直撃したにもかかわらず、無傷の――否、そのダメージを一瞬で修復した「犬」
は、一瞬なにかをため込むように呻くと、先ほどのそれを越える勢いで、こちらに向けて突進してくる。
人間の反応速度では絶対に避けされない。また、鉄筋コンクリート製の建造物を次々と粉砕した
破壊力には、モールドの防御など薄紙にも等しい。
ならば。
「はっ――上等だ、犬ッコロ! 来いよ!!」
スタッフを構え、呪文書式を変更。瞬間、犬の生臭い吐息が、モールド越しに確かに感じされた。
今だ。
「イグジストッ!!」
<ハック>発動。胸元から、拘束端子がひとつはじけ飛ぶ。同時に、紅い力は平面が出現。
犬を両断し、左右に分かれて、レイオットの左右を、飛び去っていく。
背後で、なにかが倒れる音。
だが、これではおそらく倒せない。
即座に呪文書式変更。無音詠唱。
「――イグジスト!」
<スティール>発動。
残り拘束度数9。
発生した歪みがレイオットを包み込み、一瞬のあと、僅かな歪みを残して。
レイオットの姿は、完全にその場から消失していた。
(スティール:熱工学迷彩。見えないだけで、術取捨が消滅しているわけではない。)
>583 アンデルセンvsザ・ハイマスター
ハイマスターは腕を取ると、逆関節で一本背負いを放った。
ヘタに逆らえば腕を折られてしまう。
殴られたダメージはすぐ回復するが、骨折は少々時間がかかる。
アンデルセンは自分から跳び腕への負担を和らげる、さらに自由な左
手で頭部をカバーし、落下の衝撃を軽減を試みた。
>582 続き
……閃光が消えると、そこには元の肉体を取り戻したリロイが、
倒れ伏していた。周囲を取り囲んでいた「奴」は、
綺麗に消え去っている。
私達は、勝ったのだ。
「……今回は、危なかった」
私は独り呟く。通常の<闇の種族>ともまた違う、奇妙な気配。
そしてあの強さ。<闇の種族>の上級種でも、あれほどの強力な
物は稀だ。一体、何がどうなっているのか……
思案に耽りながら、辺りを見回す。道路は陥没し、
街灯の一本は無残に切り倒されている。真空の刃によるものだろう。
…かなりの被害を出してしまった。これでは、報酬と釣り合うかどうか、
と言う所だろう。
「……今回も、ただ働きか」
苦笑しながら、未だ気を失ったままの、相棒へと問い掛ける。
リロイは、そんな事情や私の苦労など露知らず、
呑気に寝息を立てていた。こうしている時は、実に安らかな寝顔だ。
「……だが、今回も私は、お前を失わずに済んだ」
その事実だけに、私は言いようのない安堵感を覚えていたーー
ネロ・カオスVSラグナロク&リロイ
GAME OVER
>574>578ハインケル&由美江VSアザゼル
ハインケルとか言う西洋人の女が一歩一歩近づいてくる。
後、5歩で手が届く距離だ…
俺は、ただ待っている。
後、4歩でこの手の中に堕ちる…
俺は両腕を広げ、笑みを崩さない。
後、3歩でその唇も髪も、微かなシャンプーの香りも俺の物だ…
俺は更に言葉を紡ぐ。
「安心なさい…聖父ですら完璧では無いのです…
貴女方が私の正体を見破れなかったとしても何も罪は有りません」
俺の嘘と真実を交えた台詞。
子羊のように獣の言葉を話す…
後、2歩でその腰に手を回し、甘美な腐敗を味合わせる事が出来る。
後、1歩。
俺は東洋系の女、由美江の事をあきらめ、ハインケル1人に集中した。
後、0歩………
俺はその本性を現す。
「暁の明星」と謳われた6対12枚の漆黒の翼を広げ、ハインケルを包み込み抱き寄せた。
圧倒的な力の差を露にし、あきらめを誘発させる。
「恐れるな。
我が居る事こそ神が天に在った証拠!
我が存る事こそ神が堕落を承認した証拠!
さあ……我に唇を捧げよ…」
(トリップによる恐怖判定。信仰心が優るか、恐怖で硬直するか勝負)
>585 アンデルセンvsザ・ハイマスター
地面にぶつかる直前、男は器用に身をよじって衝撃を殺した。
が、それを確認する間もなく、ハイマスターも跳ぶ。
右手は掴んだまま――今度は、その右肘の関節を狙って。
>587 ハインケル&由美江VSアザゼル
距離がなくなり、懐から銃を抜いて眉間に突き付けようとした瞬間。
男がその本性を現した。
な、何だこいつはッ!?
まさか、本当に堕天使だとでも言うのかッ?
その圧倒的な姿を眼にしながら、心の中で神の姿を描き続ける。
ともすれば震えそうになる膝を叱咤激励しながら。
AmenAmenAmenAmen……!
(トリップ判定)
>588 アンデルセンvsザ・ハイマスター
アンデルセンは地面にうつぶせに倒され、ハイマスターは上に圧し掛か
った。
後ろに回された右手は両手でがっちり固定され、捻り上げられる。
メキメキと悲鳴をあげる肘関節。
「・・・舐めるな異教徒」
アンデルセンは左手で上半身を持ち上げ、膝をつき、ゆっくりと立ち上が
った。
ハイマスターを背負ったまま。
>590 アンデルセンvsザ・ハイマスター
唐突な浮遊感――男は、ハイマスターに極められながら立ち上がった。
慌てて離れようとするが、気付くのがいささか遅い。
今度は逆に、ハイマスターが地面へ叩き付けられた。
>587>589
ハインケル&由美江VSアザゼル
気取られぬよう間合いを詰める。ハインケルが、目の前の男の広げた腕に包み込まれようとした
そのとき、彼の背中から漆黒の羽が伸びた。禍々しさが空間に充満する。
由美江は恐怖に捕らえられそうな自分を必死に叱咤し、神の名を唱えた。
(トリップ判定)
レイオット&エレジーVSアルトルージュ
>580 >584
「(岩の・・・壁だと? どこからどうやって出した?)」
間合いを詰める一瞬にそれを考える。
呪文ではない・・・なんだ?
「っんのやらぁああっっ! 上等だああぁぁっっっ!!」
アスモデウスの思考は相棒の絶叫で中断された。
見れば、一足先に間合いを詰めたデモゴルゴンが猛烈なラッシュを少女に叩き込んでいる。
「(まったく・・・攻撃するにも少しは考えろ!)」
デモゴルゴンの拳を少女が躱す先へアスモデウスが抜き手を放つ。
デモゴルゴンの突きに合わせて、アスモデウスが蹴りを繰り出す。
いつのまにか、悪魔達はすさまじいコンビネーションで少女を追いつめていた。
だが、相手は得体の知れない力を持っている。
なめてかかっては先ほどの二の舞だと言うことに、さすがのデモゴルゴンも気づいたようだ。
「早めにカタぁつけとくか?!」
「待て。物理的な効果は相殺される。ならば・・・」
「っしゃ! アレいってみるか!」
デモゴルゴンが手刀を振り下ろす。
それを避けた先には、アスモデウスが蹴りを繰り出している。
咄嗟にガードする少女。
その上に、さらにデモゴルゴンが蹴りを重ねる。
いかんともし難いウェイトの差に、少女が吹き飛ばされた。
「ゆくぞ!」
「おお!」
少女が空中で体勢を立て直そうとしている間に、悪魔達がコンビネーションを完成させる。
「「<シャドーブレイク>!!!」」
質量を持った闇の奔流が、怒涛のごとく少女に襲い掛かる!
>591 アンデルセンvsザ・ハイマスター
お返しとばかりにハイマスターの上に馬乗りになる。
そして、殴る、殴る、殴る!
「どうした邪教徒? 雑魚共の方がよっぽど手ごたえがあったぞ」
>587>592 ハインケル&由美江VSアザゼル(トリップ判定敗北)
AmenAmenAmen……何なんだこいつはぁ!!
目の前の異常な光景を前に神への祈りが形にならない。
腰が抜けたのか、ぺたんと地面に座りこむ。
呆然と、目の前の化物を見やる。
懐に入れた手に掛かっている銃の事など意識の隅にも登ってこない。
ハインケルは、恐怖の虜だった。
>593 レイオット&エレジーVSアルトルージュ
「いかな姫君でも、まずいな」
悪魔たちのコンビネーションに押される黒の姫君。
ついに、姫君が吹き飛ばされる。
そして、悪魔たちが必殺のコンビネーションを放つ。
「くっ!仕方あるまい」
空間を繋ぎ、吹き飛ばされている姫君の前に出る。
それと同時に、目の前の「空間の扉」を開き、闇の奔流を飲み込む。
さすがに完全に飲み込むことは出来ず、少々の傷を負う。
しかし、大したダメージではない。
姫君を抱きとめ、ふわりと着地。
「年端もいかぬ少女に、少々やりすぎではないかな?」
からかうように、悪魔たちに問いかける。
「まだやるのであれば、この私・・・アドルフ・ヒトラーが加勢させていただく」
>586ネロ・カオスEND
「チクショウ、冗談じゃないぜ、何なんだよこれは・・・」
道路整備に名目で雇われた男はそう悪態をつく。
当然だろう、そこは工事現場などでは無くまるで地震の後、いや
まるで戦争の後の様なありさまだ。
とても、契約した金では足りはしない。
「クソッタレのお役所め、後で毟り取ってやる」
「オラ、トットと始めるぞ!!」
男は日雇いの部下に怒鳴りつける。
男は知らされていない、そこで何があったのか。
砕けた道路の下に何が潜んでいるのかを。
その夜、工夫の一人が消えた珍しい事ではない、
むしろ経費が浮いて有難いぐらいだった。
男は知らせ無かった、人が消えたことを。
それは、一欠けら闇だった。
それにはいま、知性といえる程のものが無かった。
だから、夜の闇と共に人を襲い、日の光の前に
ただ逃げ去った。
しかし、それは覚えていた「黒い獣」・「黒い悪魔」そして「銀光の襲撃者」を。
それが何を意味するのかは解らない、だだ決して忘れる事は無い
なぜなら、その先に『永遠』が在るからだ。
ネロ・カオスVSラグナロク&リロイ
『混沌』END
>594 アンデルセンvsザ・ハイマスター
重い打撃が幾度となく繰り返される。防ぐはずの腕が軋むほどに。
このままでは押し切られるのも時間の問題。
ならば――力で来るなら、力で返す。
男を上に載せたまま、ハイマスターは歪んだブリッジを造る。
そして、跳ねた。
男の体が宙に浮く、その瞬間・・・ハイマスターはマウントポジションから抜け出した。
あのー、質問……スレタイのドイツ語はどなたの趣味なんでしょう?
>599
提案したのはアーカード卿だと思ったが、
はじめて出てきたのは本家の掲示板だったと思うよ。
間違ってたら訂正頼む。
>599
アーカードが考えた。
>599
私が本家サイトの掲示板等で話題になっていたのを気に入ってな。
無断で失礼かとは思いつつも、拝借させていただいたのだ。
その言葉の響きがいたく気に入ったモノでね……親愛なる大隊指揮官殿の
慣れ親しんだ言葉だとは承知の上でだ。
今回の闘争の纏めだ。
>465>466>468>471>473>474 >476(解説) >477>479
>480>482>484>490>505>495>507>549>551>552
>555>562>566>577>582>586>597
二日間に渡る長丁場、御苦労だった。
>592>595
ハインケル&由美江VSアザゼル
神の名を唱えることでわたしは恐怖にうち勝つことができた。……ハインケルは
恐怖に飲まれてしまったらしい。
由美江は刀を抜くと、気合と共に目の前の男に切りかかる。
「島原抜刀流、秋水」
(トリップ判定。5以上こちらが優勢ならばどこかを傷つけたということで)
>584
「……………」
両断されたはずの魔犬が瞬く間に再生する。
「グアアアアアアアア!」
更に地脈を吸収し、禍々しさを増していく。
消えたレイオットを尻目に、辺りの建物を次々に破壊していく。
いくつかの建物が倒壊し始めた。
(建物の倒壊にレイオットを巻き込むつもり)
>593
「………!?」
不味い、あれを喰らうのだけは洒落にならない。
でも、もう回避は無理……
せめて、ダメージだけは最小限に……
私が防御体勢を取った瞬間!
>596
……正直、何が起こったのか、分からなかった。
気づけば、見知らぬ男に抱きかかえられていた。
男は自らをアドルフ・ヒトラーと名乗っている。
確か、彼は……
何故、私を助けてくれたのは分からないけど、ここは彼の助力を受けるべきだろう。
「ありがとう、助かったわ」
そう言って、彼の腕から下りる。
「今はあまり雑談する暇はないわね。あなたは、あの堕天使の方を相手してくれる?
私はもう片方を始末するから……」
そして、私は更に身体を成長させる。
正直、この状態はパワーは圧倒的でも長期戦には向かない。
まあ、1対1なら問題ないだろう。
「すぐ、楽にしてあげるわ!」
(デモゴルゴンに対して、無数の真空の刃を空想具現化)
>595>604ハインケル&由美江VSアザゼル
神の花嫁達を堕落させるのは簡単だ。
ほんの僅かで良い…
ほんの僅か汚すだけで、彼女等は自ら堕ちて逝く。
ペタンと座り込んだハインケルの脇から手を滑り込ませ、腕を背に回す。
人ではない力で軽々と彼女を起き上がらせると、その顎に指をかけた…
「甘美に…共に……永遠に堕落しよう。」
黒き羽が二人を包み込み、その唇が触れ合う、半呼吸前…
「島原抜刀流、秋水」
後ろから気合の入った声が轟く
(トリップ判定中。俺が勝ったらハインケル脱落。5以内なら邪魔のみ。5以上は俺の負け)
>598 V.L.
マウントポジションから逃れられた。
ハイマスターは地面を転がり距離を取ろうとする。
だが、それを黙って見ているアンデルセンではない。
固いかかとで踏み潰しにかかる。
アルトルージュ&アドルフ・ヒトラーVSレイオットVSエレジー一行
>605(乱入)
〜私的導入〜
その日の私は、不機嫌だった。
先日のアドルフ殿との一戦が、いつのまにか学会内で噂になっていたからだ。
戦いの事だけならば、まだ良い。
問題は、それが私とあの男との痴話喧嘩、ということになっていることだった。
(全く・・・これだから学会の連中とは付き合いたくないのだ・・・)
あまりにも腹が立ったので、今日の学会は欠席し、公園でのんびりと過ごす事とした。
「・・・何だ、これは・・・」
公園に辿り着いた私の目に映ったのは、瓦礫の山。
私がくつろごうと思っていた公園は、戦場となっていた。
戦っているのは、少女が二名。姿は見えないが、同業らしき者の気配。それに・・・。
「・・・」
私の中で、何かが音を立てて、切れた。
「子供達の戯れに付き合うとは・・・堕ちたものだ」
私は、戦場の中へと、足を踏み入れていった。
>607 アンデルセンvsザ・ハイマスター
距離を開けば、あの男に勝ち目はない。ならば追撃を図る。
男は逃げるに応じて足を繰り出してきた。
――予想はしていたが、速い――
ハイマスターは、転がりながらも抜き手を構える。
男が地を何度目か踏み付けた刹那、
伏せた姿勢から飛び掛かり、抜き手を繰り出した!
>604>606
ハインケル&由美江VSアザゼル
刀の切っ先が男の右腕に吸い込まれる。鋭い刃は難なく彼の着ている衣服を切り裂き、その
下にある皮膚を傷つけた。
男が由美江を見た。その顔に浮かんだ表情が何を表しているのか由美江にはわからなかった。
ただ一つなすべきことを、彼女は行った。
「ハインケル、何やってる。そんなことで神の地上代行者が勤まると思うのか」
そう言って、由美江はハインケルの背中に刀を振り下ろした。ただし、刃を上にして。
>605 >608 アルトルージュ&アドルフ・ヒトラーVSレイオット&エレジー一行&タバサ
案の定というか。
「犬」は即座に再生した。だが、犬は姿を消したこちらを探そうともせずに、次々に建物を破壊しはじめている。
崩れ落ちるコンクリートを回避しながら、<スティール>の維持は不可能だ。即座に魔法を解除。被害が
比較的少ない建物の残骸に身を隠す。落下してくるコンクリートの破片が、モールドと衝突し硬い音を立てた。
「……やってみるか」
つぶやいて、スタッフ操作。呪文書式変更。無音詠唱。
「我・法を破り・理を越え・更なる力を欲す者なり――」
補助呪文詠唱開始。こちらのその声に気付いたのか、機敏な動きで、「犬」が振り返る。
「乾きの風よ・滅びの風よ・天の恵み見放されし大地・潤い忘れた荒野にて・枯死したる者の怨念を・ここに
招きて・呪いと成す―――」
完全にこちらに気付いた。再び猛烈な勢いで、レイオットのの潜む残骸に突進してくる。
だが。こちらの呪文詠唱も完了していた。
「いくらなんでも――これならどうだ!?」
残骸から飛び出し、「犬」にスタッフを突きつける。撃発音声。
「<ドライ・キル>――イグジストッ!!」
瞬間、不可視の力場が犬を覆い――一瞬で、塵へと返していた。
それを確認して、レイオットは公園の中央――黒衣の少女の元へ走り出した。
>610 ハインケル&由美江VSアザゼル
呆然とした意識の中で、由美江が目の前の化物に斬りつけたのを視認する。
だが、視認しただけだ。
恐怖でひきつった精神は、まったく正常な働きをしてくれない。
「ハインケル、何やってる。そんなことで神の地上代行者が勤まると思うのか」
……何だと?
意識が少し揺らいだところに、背中に逆刃の一撃が入った。
その言葉と、痛みに急激に意識が覚醒していくのを感じる。
……私は、何をしていたんだ?
化物を前にしてただ恐怖に震えていただけなんて!
急激な自分と、目の前の化物への怒りで精神が沸騰しそうだ。
手は、懐の銃に掛かったまま。
ならば、やるべきことは……。
「AMEN!」
両手で拳銃を構え、目の前の化物に向けて引き金を引いた。
レイオット&タバサ&エレジー一行VSアルトルージュ&アドルフ・ヒトラー
>596 >605 >608 >611
「っしゃあっ!」
悪魔達が放った闇の奔流が、空中で回避もままならない少女を捉えた!
・・・はずだった。
「何?!」
効果を発揮したにしては、闇は不自然なほどにあっさりと消え失せた。
そしてそこには、少女を抱きかかえて地上に降り立つ金髪碧眼の男がいた。
「・・・なんだ?」
「アドルフ・ヒトラー・・・加勢だと?」
さらに、男の腕から降りた少女が少女ではなくなった。
一瞬、何が何だかよく理解できなかった。
もちろん、その一瞬が致命的な一瞬であるのは言うまでもない。
「ぐわあああぁぁぁぁっっっっ!!!」
「なっ!」
気が付いた瞬間、デモゴルゴンの体が切り裂かれていた。
同時に、女が間合いを詰めてくる。
「(これは・・・どうなっているんだ?!)」
アスモデウスには、理解できないことが多すぎた。
その中には、自分に再び致命的な一瞬が訪れたことも含まれていた。
>605>608>611>613 レイオット&エレジー&タバサVSアルトルージュ&ヒトラー
「承知」
黒の姫君の命に短く答える。
堕天使に向かい、走り出す。
そして、その勢いのままスライディングアタック。
姿勢を崩した堕天使を空中に蹴り上げる。
「反応が遅いっ!」
そして、再び空間を加工。
今度は目の前の空間を切り裂き、その「無」の空間を堕天使に向かって打ち出す。
「虚無に喰われるがいい!」
>611
プライミッツマーダーは跡形もなく吹き飛んだ。
しかし、それでもガイアの怪物は死なない。
「……………」
(再生中)
>613
「……これでトドメよ!」
私は悪魔に対して、無造作に右腕を振るった。
悪魔の右のわき腹が大きくえぐられ、悪魔はその場に崩れ落ちる。
「さて、そこのあなた、覚悟はいい?」
私は目の前の少女を金色の凶眼で睨みつける。
「死になさい!」
(大火球を空想具現化。エレジーに向かって、放つ)
>610>612ハインケル&由美江VSアザゼル
お気に入りの皮ジャンが切り裂かれ俺の腕から鮮血が滴り落ちる。
刀だと?
予想外の攻撃に反応がまばたき一回分遅れた。
その、たったのまばたき一回分の遅れが致命的な遅れとなってしまった。
由美江と言ったか、あの東洋人の女が放った気付の一撃で目を覚ましたハインケルが
俺に向かって叫び声を上げ、黒い塊を向けた。
「AMEN!」
今度は銃だと!?
こいつ等……ただの修道女じゃない…
そうか…
こいつ等はヴァチカン13課。
イ ス カ リ オ テ 機 関 !
「フッ フフフ…フハハハ…フハハハハハハハハハハハハハハハ!!!!」
生意気にも聖遺物を仕込んだ刀と銃。
化物退治の専門家!
まったく……これが笑わずにいられるか?
「そんな、玩具で我を…堕天使アザゼルを退治しようとはな……
まあ………良い…
今日の所は退こう……」
このまま殺し合っても言いのだが、女に手をかけるのは趣味じゃない。
それに、僅かとは言え俺に傷をつけた事に敬意を表し、ここは俺が退こう…
俺は姿を掻き消し、同時に刀傷と銃創を再生しながら嘲笑を続ける。
礼拝堂全体に笑い声を木霊させながら、俺は言い放った。
「覚えておくぞ……
君たちの名と艶やかな唇と仄かなシャンプーの香りを…
また…逢おう……」
透明化したまま、巨竜体形となった俺が飛び上がりざま巻き起こす暴風に煽られ
由美江達がふら付くのが見えたが…
まあ、この程度で怪我はするまい。
教会の屋根を破壊し、見えざる巨大な竜が飛び立つ。
残されたのは、痛み分けとなったハインケル達と破壊された教会の残骸
それに未だ木霊する、俺の嘲笑だけだった。
アルトルージュ&アドルフ・ヒトラーVSレイオット&エレジー一行&タバサ
>614>615
一方の少女ーー黒い服を身に付けた少女が、いつの間にか女性へと姿を変えていた。
「なるほど・・・黒の姫君でしたか。これは丁度良い・・・」
主戦場となっている位置から離れているせいか。幸いな事に、黒の姫君とその騎士気取りのあの男はこちらに気付いていない。
「いつぞやのお礼を、させてもらおう・・・!」
懐からオーブを取り出し、天に掲げる。
「風守ラファールよ・・・我が求めに応じ、瓦礫を運ぶ、強き力となれ!!」
オーブの力を解放する。解き放たれた荒ぶる風が、辺りを埋め尽くす瓦礫を、黒の姫君とその従者に向かって吹き飛ばす。
残りオーブ:2
>610>612>616
ようやく正気に戻ったハインケルが銃を構え銃弾を放つ。確かに命中したはずなのに
男には、それほどこたえていないように見える。馬鹿な、聖遺物を仕込んだ武装だぞ。
男が消え、直後に教会の天井が崩れ落ちた。何が起こったのかろくにわからないまま、
わたしはハインケルと顔を見合わせた。そして、どちらからともなく笑い始めた。
……数日後。13課課長室。
「あの、休暇の件なんですけど。それから、必要経費も……」と由美子。
「そうそう、コスプレまでして任務を遂行したんだから」とこれは腕組みしたハインケル。
「……言いたいことはそれだけか?」課長の声は地平線のかなたから湧き起こる黒雲を思い起こさせた。
「アホか貴様ら〜。犯人は逃がす、聖遺物は無駄に使う、挙句の果てに教会は半壊だと〜。ミラノの
大司教がうちに何言ってきたかいちいち聞かせてやろうか?え、耄碌じじいの繰言聞かされるのが
どんなにつらいかお前らにはわかるまい。教会の補修費だけで、貴様らに払う必要経費なんぞ吹き
飛んじまったんだからな。このままだとウチはヤバイ商売にも手を出す必要があるんだぞ。お前ら今
日から免罪符の販売の巡業だ。全部売るまで帰って来んな」
「で、でも……あれはなりゆき上……」
「そうそう、やつがまさかホンモノの堕天使だなんて知らなかったしな。俺たちの責任じゃない」
「うるさいうるさいうるさいう・る・さ・い。とにかく、さっさと旅の支度をしろ。免罪符の売上から歩合で
経費に充当してやる。ありがたく思え」
「……そ、そんなあ……」
「課長。官憲横暴だぞ」
「バカ。教会はむかしから横暴だ。いいからさっさと行け」
……数時間後、法皇庁の裏口からこっそり抜け出す二人組の姿がありましたとさ。どっとはらい。
今回の戦闘記録だ。
ちょっと二年越しになってしまったけど、無事終って良かったぜ(笑)
付き合ってくれたハインケル君と由美江君には百億の感謝を。
それと、ちと反省。
会話メインでの戦闘は読む側に宗教知識が必要と言う負担をかけたんじゃないかと心配している。
その辺りはどうだっただろう?
>144>162>169>174>180>183>186>191
>192>234>239>240>242>243>244>246
>554(中間報告)>556>574>578>587
>589>592>595>604>606>610>612>616
>618エピローグ
アルトルージュ&アドルフ・ヒトラーVSレイオット&エレジー一行&タバサ
>615
公園にたどり着く。
そこにいたのは、黒衣の女性と、いきなり現れた妙な少女。そして、見覚えのない男と、学者風の女性が一人。
……否。
あの金髪の男には、どことなく見覚えが――
「死になさい!」
黒衣の女が叫んだ。瞬間、空間に唐突に大火球が現れる。
「な――!」
少女に向かって放たれかける大火球。
反射的に、レイオットは駆けだしていた。少なくとも、すでに発生している現象であれば、魔法による
結果の「上書き」が可能だ。呪文書式を<ジャミング>へ変更。無音詠唱。
瞬間。
>617
風が吹いた。
バランスを崩しかけるほどの、猛烈な風!
「くっ!?」
そして見る。
風が、辺りに散乱している瓦礫を、黒衣の女と、それに付き従うようにしている男めがけて吹き飛ばす。
(なんだ?)
だが、今は疑問を無視。走り続ける。
小さくない破片がモールドにぶつかり、表面に傷を付けた。だが、それには構わずに、スタッフを構え。
「イグジスト!」
<ジャミング>発動。1デュラピッド消費。
通常の物理法則によらずに生み出されたその火球を掻き消さんと、レイオットから放たれた魔力圏が、火球に襲いかかる。
結果、少女に炸裂する寸前で、火球ははじめから存在しなかったかのように、その存在を喪失していた。
――残り拘束度数5。
バイロン(ブルーソルジャー)VSアベル・ナイトロード
>553 アベル・ナイトロード
堕天使だった。
それは、漆黒の天使だった。
火傷するほどに凍たい殺気が吹き付けて来る。
本能の訴えに従い、最速で右方に跳躍する。
次の瞬間、左手が根元から一瞬で消えさった。
続いて胸がざっくりと弾ける。
さらにその衝撃は、バイロンの体を数メートル弾き飛ばし、壁に叩きつけた。
息を詰まらせながらも、瞬時にその場を飛びのく。
コンマ0秒の後、壁が一瞬で細切れになった。
「!?……まさか放電切断か!!」
放電切断=スパークギャップ衝撃---二つの電極間に強烈な放電を起こした時、イオン化された空気の
圧力は、周囲の空間の一点に収束する。その衝撃は、ビル1つぐらいならば、容易く両断できる。
どうやらこの化物は、その焦点を自在に操れるらしい。
咎人を罰する断罪の刃。
それが罪深い体を切り刻み、新たな劫罰を与えようとする。
神に抗うように、具現化した『死』に抗うように、
バイロンは、デザートイーグル50AEを握りなおすと、
クルースニクと言う名の破壊神に向けて引き金を引いた。
>609 アンデルセンvsザ・ハイマスター
鋭い抜き手。
とっさに避けたが脇腹をざっくりと削られた。
「ほう・・・」
アンデルセンは驚嘆の声をあげた。
「素晴らしい体術だ。だが、対化物用に作られた俺には人間の技など通
用しない」
伸びていた右手を掴んで引き寄せ、左手でハイマスターの顔面を鷲づ
かみにする。
ミシミシと嫌な音を立てる頭蓋。
「大人しく捻り潰されろ」
>622 アンデルセンvsザ・ハイマスター
ミシ・・・ギシ・・・ギリ・・・
音は徐々に悲鳴のように変わっていった。
破滅が近い、そんな響き。
ただ、絶命するには、しばし早い。
開いている手で刃を作り、弓のように引き絞る。
体が殺されていても、如何なる姿勢でも、必殺の一撃を放てる。
故に、――忍。
今まで以上のスピードで迫る手刀は、
アンデルセンの喉笛を抉ろうとしていた・・・
>623 アンデルセンvsザ・ハイマスター
ハイマスターの手刀が喉笛を切り裂くのと、アンデルセンが頭蓋を砕く
のは同時だった。
両者は血を撒き散らしながら後方へと倒れる。
だが、再生者であるアンデルセンは一瞬で復活した。
冷たい目で、地面に転がるハイマスターを見つめる。
「そこそこやる方ではあったが、俺を殺しきるには程遠い」
今だビクビクと体を振るわせる、その顔面を──カカトで砕く。
血と脳髄の混じった液体が周囲に飛び散り、ようやくハイマスターは動
きを止めた。
>エピローグへ
>624
異教徒を根こそぎ狩り尽くしたアンデルセンは、ニンジャの隠れ里に火
を放った。
ごうごうと音を立て、全ての穢れが焼き尽くされてゆく。
「異教徒共の殲滅は完了しました。直ちに帰還します」
携帯を仕舞うと、燃え盛る炎に背を向け岐路に着く。
「ああ、そういえばまだ孤児院の子供達と新年の挨拶を交していません
でしたね」
年末から立て続けに異端狩りをしていたため、一週間近く帰っていな
かった。
「ふふふ、折角国外まで来たのですから何かおみやげでも買ってあげま
しょうか」
地面に転がる無数のニンジャの屍──中には女子供も混じっている─
─を踏みにじりながら、彼は我が家に戻ってからのことを考え、穏やかな
笑みを浮かべていた。
〜 End 〜
日本が誇るニンジャが西洋の坊主風情に負けちまった・・・
伊賀の影丸かカムイに仇を取ってもらおう。
では、まとめです。
アンデルセンvsザ・ハイマスター
>569 >571 >572 >576 >579 >581 >583 >585 >588 >590 >591 >594 >598
>607 >609 >622 >623 >624 >625
純粋に格闘戦のみというのは難しいですね。
多彩な攻めという点では関節技などが有効ですが、見た目が地味です
し・・・。
>626
いくらでもかかってくるがいい。
>626
マスク・ザ・レッド級でないと仇はとれないと思われ(w
>626 >628
忍風戦隊はどうよ(w
>628
某「通りすがりのサラリーマン」なら可能と思う。
631 :
導入部1 ◆eyXzKtSc :02/01/07 21:04
マクスウェルは固まっていた。
ハインケルも固まっていた。
由美子は己に降りかかった不幸に涙していた。
三人の前には・・・。
「シャ─────!」
「クカカカカカカカ!」
二人のアンデルセンがいた。
話は少し遡る。
先日悪魔崇拝の邪教と共がいるとの情報を入手したイスカリオテは早
速そいつらをくびり殺しにアンデルセン達を派遣した。
そして、邪教との根城から悪魔崇拝の証拠となる物品を根こそぎ奪い
とってきたのだ。
それはいい、いつもやっていることだから。
だが、今回はただでは済まなかったのだ・・・。
一枚の鏡。
おどろおどろしい装飾がされたそれを、アンデルセンは覗き込んだとき
だった。
あたり一面が眩い光に包まれ、その光が晴れた後にはふたりのアンデ
ルセンがぽかーんと突っ立っていたのだ。
事態はこんな感じである。
アンデルセンが増えただけなら戦力二倍で嬉しい悲鳴(そうか?)なのだ
が、最悪なことに二人は互いに殺る気まんまんだった。
だが、そこは遥か昔から闘争を続けてきたヴァチカン。
既に部屋は結界で封鎖され、出ることも入る事も適わない。
・・・一緒にいたマクスウェルとハインケルと由美子も。
「ゆッ、由美子ッ! 由美子ッ!!
バッ、バッ、バズーカッ!!
早くッ!! コッ、コルトパイソンでも可ッ!!
だ、だだ第七聖典ならなお良しッ!
ゆッ、由美子ッ!! は、早くーッ!!」
「ダメダメダメダメダメダメダメダメダメ
死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ今度こそ死ぬ
私が死ぬ私が死ぬ私やだ私がやだ」
「ふみゅ〜ん」
さて、二人+三人の運命やいかに!?
>565 VS葛葉キョウジ
――ほぅ、妖術で治療したか。
治療者は……ふむ、どうやら新しく召喚されたあの女形の
魔物か……いやいや待てよ、あの統率者を狙うのが最良か?
だが、それでは一撃で片がつく、面白くない。
あの化物犬は手強そうだ、あれを確実に仕留める……
いやいや! あの弓と焔の使い手を狙うのもいいぞ……。
「ケケケッ」
マスクが歓喜の涎で濡れてべとべとする。
例えるならば、無数の美女を目の前にして、好きに選べと言われて
いるようなものか。
ずるり。
腸がゆっくりと樹に絡まり、地面を這いずる。
(――決めた、彼奴だ!)
円陣を組んだ連中の一人に、腸を絡ませ、
連中が驚愕する間もあればこそ一気にその躰を奪い去った――。
633 :
導入部2 ◆eyXzKtSc :02/01/07 21:11
とゆーわけで、大殲アンデルセンvs本家アンデルセンです。
部屋は完全密室状態。いくら暴れてもオッケーです。
一緒にいるマクスウェルその他二人は戦闘時のコマとして自由に使用
可能(笑)
適当なところでマルタ騎士団、聖ヨハネ騎士団、ホスピタル騎士団、聖
ゲオルギオ槍騎士団、スイス傭兵団が乱入して思うように埒を開けてくれ
るので後先考えずに暴れましょう(笑)
では、本家アンデルセンさん、どうぞ。
>631>633 セクハラ大殲
「殺(シャ─────)!!」
一合二合三合…
敬虔な神の使徒と言うよりも、血に餓えた野獣の様な風体の男が銃剣を打ち合わせている。
――― アレクサンド ・アンデルセン
言わずと知れたヴァチカン13課の鬼札である。
今、彼は狂喜に震えていた。
何故ならば、彼に相対するモノも13課の鬼札アレクサンド・アンデルセンだったからだ。
自らと同じ姿をしたモノに対し、彼は両手の銃剣を振るう。
それは神に背く存在に対しての怒りからでは無く…
また、自らが本物だと証明する為でもない。
ただ―――
ただ、嬉しいのだ。
彼と互角に闘えるモノと、命を賭けた舞踏を行える事が。
「主よ…聖なる我が父よ。
今日、この日に彼(わたし)と戦える事を感謝致します…
貴方の子等の戦いに祝福を…Amen。」
祈りの言葉と共に、手に持った銃剣を投擲する。
ガーブの袖から次々に銃剣を取り出し、
吹き付ける雨のように、流れ落ちる流星のように、激しく無数に…
これでエンジェルダストのオリジナルが出てきたら大笑い。
>635 本家アンデルセンvs大殲アンデルセン
目の前の同じ顔が狂喜の叫びをあげる。
そして、無数に飛来する銃剣。
体に次々に突き刺さる。
「なんだ、この程度か」
串刺しになった体を見下ろし、不満げな顔をする。
「アーカードに喫した敗北。あの時を期に鍛錬を積んだつもりであったが、
まだまだぬるい。ぬる過ぎる」
ずぶり、銃剣を引き抜く。
「我らの悲願は異端共の殲滅。そのためにはまだまだ力が足りない!」
コートの下から首切り鋏と鎖斧を取り出し、構える。
>632 荒木又右衛門
――何かが飛んでくるような音。そして
ハリティー『――――キャアッ!!?』
またかっ!!物陰から一気に伸ばされた内臓・・・
―――いや、触手と言った方がしっくり来る――――が、
ハリティーの体を易々と持ち上げ、連れ去って行く!!
まずは手堅く一体減らそうって魂胆か?!
「・・・だがな・・・そう簡単には行かねぇんだよ」
GUMPを操作する。仲魔の召喚・帰還・会話。
さらにはマッピング機能や悪魔のアナライズ機能までついている。
そして今、行う事は。
・・・・・・・・・・RETURN・Hariti
瞬間、触手に運ばれるハリティーが光の球に姿を変え、
GUMPへと吸いこまれた。――これでハリティーの無事は確保。
触手が伸びて来た方を見やる。・・・今度はこちらの番だ。
「ケルベロス、ブレス!!アマゾーン、ヤツが動く様なら射ちまくれ!!」
*ATTACK:ケルベロス(ファイヤーブレス) アマゾーン(弓で通常攻撃)
DEVIL:ケルベロス アマゾーン
(アンデルセン同士が戦っている部屋の前で)
「一体の何の騒ぎ?」
(その場にいる神父に事情を聞く)
「アンデルセン神父が2人?何をやらかしたの?……鏡ねえ。
で、室内には絶対出入りできないようにように、最強結界4重に張ってる訳ね」
(つまらなそうに肩をすくめて)
「もう少し早く来れれば、素敵な殺し合いに参加できたのに残念だわ」
バイロン(ブルーソルジャー)VSアベル・ナイトロード
>621
『それ』は、ただ飢えていた。
そして、こう思考していた。
この建物の外には、どうやら、たくさんの餌――キメラヴァンプの残骸がある。
だが、それを邪魔しようとする奴が目の前にいる。
どうするか。
――簡単なことだ。
そいつを殺してから、思う存分喰らえばいい。
パイロンが銃弾を放つ。単発ではなく、連射。
だが、それは怪物には当たらなかった。
避けられたのではない。黒い翼の天使は、ただ、無造作に翼を天に向かって突き立てただけ。
そこから放たれた青白い電撃の嵐が、鉛弾を撃ち落としてのけたのだ。
「!」
驚愕する間も無く、それの影が消えた。
異形の天使は、パイロンの視界から、完全に消え去っていた。
と……
オ前/邪魔ダ――/死ネ
パイロンの頭の中に、突如として声が響いた。
我々/オ前/殺ス――
否。これは、それの思考そのものだ――
気付いた時にはもう、反射的に、全力で前に跳んでいる。
同時に、背後、つい先刻までパイロンのいた位置に闇が落ちた。
いつのまに移動したのか、そこには、『それ』が居た。
すべてを呪う紅い瞳に漆黒の翼を持った堕天使が、大鎌を携えて立っていた。
――そして、その黒い刃には、再び青白い光が集まりつつあった――。
>637 窓口アンデルセンvs大殲アンデルセン
飛来する銃剣を避けようともしない、もう一人のアンデルセン。
それを当然と言いたげに眺めるアンデルセン。
銃剣が刺さり。
引き抜かれ、
傷が再生される。
「やはり、再生能力まで同じか…」
やはり、やはり、同じ能力。
このままでは千日手に陥ってしまう…
ならば、どうする?
奴と私の差を見つけなければ。
思案を続けるアンデルセンの前で変化は起こった。
変化とは、いつも唐突にやって来る。
そして、それは殆どの場合、望まぬ結果を土産にする物だ。
もう一人のアンデルセンが首切り鋏と鎖斧を取り出し、構える
「私の知らない武器だと?
しかも………
趣味が悪い。」
しかし、いくら趣味の悪い武器であっても強力な武器には違いない。
戦力の差を埋めなければ、アンデルセンの不利は決定的だ。
「私には――――
これで充分なのだ!!」
両袖から取り出した6本の銃剣を指の間から突き出すように構え、叫ぶ。
叫び、跳躍し踊りかかる。
踊りかかり、滅多やたらに斬り付ける。
斬り付け、なぎ払い、突き刺し、再生する時間を与えない。
「殺(シャ─────)!!」
>638 VS葛葉キョウジ
「何ィ!?」
絡め取ったはずの獲物の手応えがなかった。
一瞬の驚愕、刹那、弓と炎が飛んでくる!
「チィッ! なああめえええええるうううなああああああ!」
焔は真っ二つに叩き斬った、弓は腸が叩き落とした。
だが、矢はあまりに多く、炎はあまりに強く、
何本かの矢が胴体や腕に突き刺さり、
炎が顔面を焦がした。
「グアッ!?」
その拍子に愛刀を樹の下へ落としてしまう。
「そこか!?」
誰かの声が聞こえた。
俺は刀を見捨て、木々から木々へと移り逃げたが、
追い討ちの矢が背中に一本突き刺さり、地面に叩き落とされた。
荒木又右衛門……ダメージ中程度。
(部屋の前)
「でも、ここで指をくわえて見ているというのも癪ね。
最近、血を見ていないから、少々、ストレスたまり気味なのよねえ。
……そうね、あなた、聖遺物保管庫に行って、アレをとってきてくれない?
私の命令といえば、大丈夫なはずよ」
(その場に居た若い神父にある頼み事をする)
「さて、もうしばらく、待とうかしら」
644 :
アンデルセン(大殲) ◆eyXzKtSc :02/01/07 22:35
>641 本家アンデルセンvs大殲アンデルセン
もう一人の自分が突進してくる。
手には6本の銃剣。
アンデルセンは左手の斧を掲げ、頭部の前にかざした。
体はいくらでも切り刻ませてやる。
だが、頭部に攻撃を喰らい意識を飛ばされるのは得策でない。
嵐のような斬撃に、みるみるうちに体が切り刻まれてゆく。
べらぼうな再生力で切れた部分が瞬時に元に戻り、切断だけは免れて
いる。
自分を殺すにはどうする?
答えはひとつ。
再生しきれないほどの致命的な一撃を喰らわせる。
右手の首切り鋏が突き出され、首を挟みこむ。
これで力いっぱい肘を曲げ、切り落とせばジ・エンド。
(神父と職員たちが巨大な箱を持ってくる)
「ありがとう、これを使うのは何年ぶりかしら」
(箱の中に入っていた第7聖典を取り出す)
「さてと、始めるわよ!」
(ドアに第7聖典をつきつけ、トリガーをひく。結界ごとドアが吹き飛ぶ。そのまま、部屋に押し入る)
「アンデルセン神父、私も混ぜてくれないかしら?」
(第7聖典を投げ捨て、両手に無数の黒鍵を装備し、笑顔で2人に話し掛ける)
>>573 ロングファング
十分に間合いを取ったとき、それは起こった。
「なっ!?」
骸と化していた男が走り出した。そして、スクラップの崩落。
八戒はほうほうの体でどうにか工場を後にした…。
「…どうにかなりましたね…。」
八戒は思っていた。あのまま続けていたら自分は間違いなく負けていた。
男が戦闘中に見せた機転。あれは訓練などでは身につくものではない。
数々の死線を潜り抜けた者がもつ、勝利への欲求が成せる業。
あれに勝つには並大抵の力量では無理だ。
少なくとも、自分の判断は間違ってはいないと八戒は思っていた。
聞きなれたエンジン音。
どうやら迎えが着たようだ………。八戒は安堵のため息を、ひとつついた。
どうやら、女性の行方不明者は村人の勘違いだったらしい。
(---------どうやら、一人相撲を取ってしまったみたいですね)
八戒は自分の早とちりに苦笑せざるを得なかった。
そして思った。
「………願わくば、もう一度、彼との決着をつける機会があるように」
>644 セクハラ大殲
斬り刻み―――
斬り刻み―――
斬り刻み―――
斬り刻み―――
斬り刻み、厚い胸板の筋肉を、肺を守る丈夫な肋骨をズタズタにして行く。
「カハァァァァァァァァアーッ!!」
銃剣を放棄し、気合の声と共に右手を突き出す。
手刀がズタズタになった筋肉を突き破り、傷つき脆くなった肋骨を砕く
狙うは、もちろん心臓だ。
―――と、同時だった。
もう1人のアンデルセンの首切り鋏が彼の首を捉えたのは。
「殺れ……殺って見せろ、私(アンデルセン)!!!!」
首に喰らいついた鋏から逃れようともせず、叫び
心臓を鷲掴みみする。
首が落ち、意識を失う前に抉り出せる。
ならば。
ならば、躊躇する理由は無い。
>642 荒木又右衛門
ヤツは地面に倒れ伏している。
「上出来だ」
仲魔達に言う。
「・・・が。相変わらず油断は出来ねぇ・・・」
刀を取り落としたようだが、そんな事はさほど気にならない。
ヤツを見る限り、恐ろしいのはむしろあの内臓触手だ・・・・が。
―――考えてる時間も惜しい。下手な事をされる前に一気に畳み掛けるか。
「引き裂いてやれ。ケルベロス」
ケルベロス『了解シタ・・・』
地獄の番犬は、それだけ言うと駆け出した。
*ATTACK:ケルベロス
DEVIL:ケルベロス・アマゾーン
まとめです。
>245>296>297>358>366>369>460>573>646
あと、前スレの>948に前半のまとめがあります。
お疲れ様でしたー…>ロングファングさん
>645 >647 アンデルセン×2&ナルバレックの大乱戦
鋏が首を捉えた瞬間、心臓を鷲づかみされたのが分かった。
「相打ちだと? そうはいかん。俺は化物共をくびり殺す側だ!」
右手に力を込め、心臓を潰されるより先に首を落とそうと──
脇腹に何かが突き刺さる感触。
そして、発火。
一人は首が千切れかけながら、もう一人は胸から噴水のような血を噴
きながら、全身を炎に巻かれのた打ち回った。
「ちょっと、私を無視しないでくれる?」
ナルバレックは黒鍵を弄びながら、二人に近づいていった。
・
・
・
「結界が破壊された今がチャンス!」
マクスウェル達は出口へと突進し・・・
一瞬早く結界が張りなおされ、弾き返された。
「由美子、ハインケル、神様にお祈りは? 部屋の隅でガタガタ震えなが
ら命乞いをする心の準備はOK?」
「「ヤー!(号泣き)」」
アンデルセン(大殲)vsアンデルセン(SSS)vsナルバレック
まず(大殲)さんからです
互いに再生能力を持ち、標準装備の銃剣ではなかなか決定打が打てない同士の対戦ですが
こっちには大バサミと鎖斧という特殊装備があります
ですが威力が大きい分隙が大きいのが欠点でしょう
次に(SSS)<すっごいセクハラ神父>さんですが
こっちはほぼ原作版の装備です
とはいえあくまで装備は装備、落としたり奪ったりすることもあるでしょうし
装備の差だけで有利不利はいささか決着しづらいかもしれません
最後にナルバレック・・・様ですね
Wアンデルセンのような肉体能力、再生能力は無いでしょうが
仮にも埋葬機関(カトリックの異端狩り機関、イスカリオテとは別口)
のトップの座を実力で得ている人物です。その実力は計り知れない物があるでしょう
(大殲)さんと(SSS)さんの実力がほぼ拮抗しているでしょうし
ナルバレック様がどう動くかがこの闘いの焦点になるでしょう
・・・さらなる乱入者にもよるかもしれないですけどね
>647
「本当にこういう機会を与えてくれた神に感謝しなきゃね。
アンデルセン神父を殺れる機会なんて、まずないからね。
ああ、安心して、1人はきちんと生かしてあげるから」
(黒鍵を2人に無造作に投擲。命中寸前で黒鍵は爆発。
アンデルセン×2の周囲は煙に包まれる。
武器を黒鍵から聖典『トマスによる福音書』に持ち替える)
「さて、極上の悲鳴を聞かせてもらおうかしら!」
(無数の圧縮空気弾が煙の中の2人に向かって、撃ちこむ)
>648 VS葛葉キョウジ
足音がする。
これは――獣の足音だ、四足でときどき鋭い爪が石床で
音を立てている。
……来たのはこいつ一匹か。
腸(はらわた)はあたりの木々を時折絡まりながら、
ぐるりぐるりと境内を巻いている。
やがて、一本の腸が愛刀を探り当てた。
柄に腸が絡み、ゆっくりと刀を持ち上げる。
「グフッ」
嗤った。
犬は真っ直ぐこっちに向かってくる、俺が動いた瞬間、
吼えて飛び掛った。
だが――!
背後から襲い掛かった俺の腸と、腸に絡んだ刀が、
犬の胴を真っ二つに引き裂いた。
「キキキッ! 背腸刀までは予測できなんだか」
――荒木又右衛門 ダメージ中だが、ケルベロスを仕留める。
654 :
◆eyXzKtSc :02/01/07 23:30
>650>652 ヴァチカン大殲
首は千切れかけ、全身火達磨にされ、さらに黒鍵が飛来する。
マズイ…
心中、そう叫びながらも喉が切り裂かれている為
ヒューヒューと滑稽な音だけしか出ない。
だが、アンデルセンに諦めの意思は存在しない。
左手を一本くれてやる。
煙を引き裂き迫る、見えざる空気の弾丸に自らの左手を叩き込み
これ以上、首へダメージを受けない様に庇った。
「…ただで………済むと…思うな…」
やっと繋がりかけた首に負担をかけつつも宣言する。
事実上の宣戦布告。
>655 ヴァチカン大殲争
胸から噴出す血はすぐに収まった。
火もすぐ消えた。
だが、失った大量の血はどうにもならない。
貧血だろうか、不覚にも呆けてしまった。
黒鍵の爆発による煙幕に包まれたところでようやく正気に戻った。
が、遅い。
圧縮空気弾を立て続けに腹部に喰らう。
「ナルバレックゥゥゥゥゥ!!!」
怒号と共に、二本の鎖斧がナルバレックに向かって飛ばされた。
アンデルセン(大殲)vsアンデルセン(SSS)vsナルバレック
「素晴らしい……。素晴らしく醜い戦いだ。」
アンデルセン達が戦っている部屋の前に、いつのまにか一人の男がいた。
扉の前に立っていたのは、黒いスーツを着こんだ男だった。
腰までもある黒髪の下、怜悧な顔には、知的だが、
どこか見るものを不安にさせる微笑が張り付いている。
指の間に挟んだ、針の様に細い細葉巻を軽く吸うと、皮肉げな冷笑を浮かべた。
しかし、これだけ特徴的な男だと言うのに誰一人としてその男の存在には気づいていない。
「さて、今宵の舞踏はどのような結末になるのか……」
>655 >656
「同じ顔をした人間から同時に殺意を向けられるというのも、風情があっていいわね」
(鎖斧を聖典『トマスによる福音書』を盾にして防ぐ。そのまま聖典を鎖斧ごと投げ捨てる)
「いいわ、その殺意に満ちた顔、そそられるわ。うふふふふふ」
(七支刀をを取り出し、アンデルセン(大殲)に斬りかかる)
>653 VS荒木又右衛門
倒れ伏す侍野郎。ケルベロスはそれに向かい駆け出し――
突如背後から――文字通り真二つに。
ケルベロス『・・・・・・グ、グル・・・ガ・・・ァ?』
苦悶の声を上げつつ、血を辺りに撒かれ、ケルベロスが沈黙する――
そしてケルベロスの体が光に包まれ、GUMPに戻り――
GUMPに表示された文字は [Cerberus DEAD]
「畜・・・・生・・・!」
触手・・・腸が辺りを取り囲んでいる・・・伊達に腸じゃねぇって訳か・・・・!
しかも腸自体の動きがハンパじゃねぇ・・・本体を・・・早く片付けねぇと・・・ヤバい!
急いで印を組む!
「『テトラカーン』を張れ!!アマゾーンっ!」
アマゾーン『分かったわ!!』
防御面はそれで補う!呪文詠唱が終わり・・・オレは魔法を放つ!
「シャッフラーッ!!」
アマゾーン『テトラカーンッ!!』
奇妙な道化(ジョーカー)の幻影が放たれるのと、
銀色の障壁がオレ達の周りを囲むのは同時だった。
*MAGIC:シャッフラー アマゾーン(テトラカーン)
DEVIL:アマゾーン
JUDGE:このレスのトリップ中に C A R D のうちいずれか1文字があれば成功(大文字)
対象を紙のカードに封じ込める。(魔力への強い耐性があれば無効)
>656>658 ヴァチカン大殲
もう一人のアンデルセンとナルバレックが闘っている。
自分はどうするべきか、彼は迷っていた。
もう一人のアンデルセンと共闘しナルバレックを殺すべきか
それとも、先にアンデルセンを殺すべきか……
答えは意外と簡単に出た。
彼は狭い室内を一気に跳躍し、その勢いのまま力一杯殴りつける。
「起きろ由美江ェェェェェッ!!」
彼は、彼等はヴァチカン13課イスカリオテ機関なのだ。
敵対する全てのものは、例外なく鏖なのだ。
「さあ、ハインケル!由美江!あの女ともう一人の私をブチ殺しますよ!!」
レイオット&タバサ&エレジー一行VSアルトルージュ&アドルフ・ヒトラー
>614
「何ぃっ!」
迂闊だった。まったくもって迂闊だった。
闘争の最中に他の事に気を取られた事も迂闊ならば、
今私の下に見えているこの男を見くびっていた事も迂闊だった。
少々体格がよいだけの優男が、よもやあの距離から間合いを詰め、
さらに私を空中に蹴り上げるなど・・・
あまつさえ、男は自分の目の前の空間から“なにか”を打ち出してきた!
「(・・・避けられん!)」
咄嗟に防御の体勢を取る。
だが、空間から打ち出された“なにか”は、私の防御を物ともせずに私の体を突き抜ける。
「ぐぅっ?!・・・ぅおおぉぉおぉっっっ!!」
得体の知れない衝撃に、私は体を内側から削り取られて行くような感覚を憶える。
一体・・・何だこれは?!
真空波や衝撃波に傷付けられた訳ではない。いや、体は殆ど傷付いていない。
・・・体の状況を把握しきる前に、硬い石畳が私を抱き締めていた。
>615
いつのまにっ?!
何をくらった? 畜生! 風の刃だ!
俺のっ、俺の体がっ! うごかねぇ! 畜生ぉぉぉぉっっっ!!!
んのくそアマがぁっよくもっ・・・
なんだよ・・・なんでてめぇ俺の目の前にいるんだよ・・・
あ? なんだよその手は。そんなカワイイお手手でなにしようってんだよ。
な ん で て め ぇ の 手 が 俺 の 腹 に 刺 さ っ て ん だ よ ! !
ちくしょう・・・どうなってやがる・・・なんだ? 石? ・・・地面か・・・?
なんで・・・おれ・・・うごけねぇんだ・・・?
>617 >620
正直、なにが起こっているのか理解できなかった。
喫茶店から飛び出した男が吹き飛ばされた少女を受け止めて、
その男がアスモデウスを空中に蹴り上げて、
何かに切り裂かれたデモゴルゴンがどこからともなく現れた女の一撃を受けて崩折れて、
目の前の女が巨大な火の球をこちらに向かって放り投げて、
唐突に風が吹いて来て、
思わず閉じた目を開けたら火の球が消えていて、
「・・・・・・・・・!(<メディアラハン>!)」
抱きかかえたゾウリムシが、全体回復の呪文を放つ。
やわらかな光がアスモデウスとデモゴルゴンを包み込んでいくのを見て、
ようやく私は自分がとんでもないピンチに陥っていたことを理解した。
そして、なにか大仰な仕掛けをかまえて、妙に安堵した雰囲気を発している黒い鎧に気がついた。
>658 >660 ヴァチカン大乱闘
ナルバレックが迫ってくる。
手には神の祝福を受けた大剣。
「貴様の化物を滅ぼす技術。それは認めよう」
首切り鋏で剣を受け止める。
「だが、貴様は戯れに人を殺す。それが我らがカトリックの信徒であって
もだ!」
左手でナルバレックの右手首を掴む。
「我らが神は貴様のような背徳者を許しはしない!」
剣を鋏で固定し、右手を力任せに捻り上げる。
このままでは簡単に右手を引きちぎられてしまう。
ナルバレックは・・・
>660 >662
「大した馬鹿力ね。私にはできない芸当ね」
(苦悶の表情を浮かべつつ、そう呟く)
「でも、いいの?私にそれ以上、触れていて?」
(いつの間か、アンデルセン(大殲)の右手が石化し始めている)
「土葬式典。対象を石化させる特殊な概念武装よ!」
(自分の右手に注意がそれたアンデルセンを蹴り飛ばす)
「戦いは力任せじゃ通じないことを教えてあげるわ!」
(カノックの中から、日本刀を取り出す)
「大般若長光、ちょっとした逸品よ。これでなます斬りにしてあげるわ!」
(アンデルセン(大殲)に向かって突進。ある程度、間合いが近づいてところで、跳躍。
天井を蹴って、アンデルセンの背後にまわる)
「かの姫君の護衛者は、かつて姫君を17分割したそうだけど、
あなたはどれくらいの肉片になるのかしら?」
(背後から、メッタ斬り)
>660>662-663 ヴァチカン大殲
目の前の超常対決に、何をどうしたモノやらさっぱり分からない。
まずアンデルセン神父が二人。
これだけでも胃に十個くらい穴が空きそうだ。
更にはその二人の神父と戦うナルバレック。
……穴が空きすぎて胃が残らなさそうだ。
しかも折り悪く、結界が閉じられて脱出は不可能ときた。
冗談じゃなく部屋の隅でガタガタ震えてたい気分だ。
そんな事を考えてたら。
「起きろ由美江ェェェェェッ!!」
由美子が吹っ飛んでた。
鏡から出てきた方の神父の一撃を喰らって。
「さあ、ハインケル!由美江!あの女ともう一人の私をブチ殺しますよ!!」
……。
………。
…………。
「は?」
思わず、間抜けな声が漏れた。
いや、というか私の知ってるはずのアンデルセン神父はあっちで。
ナルバレックは、常々殺してやりたいと思ってるけど一応は上司で。
……あぁもう知らん!!
狭い部屋の中である事にも委細構わず、懐からシュツルム・ピストルを取り出す。
どうせこの部屋全部結界で閉じられてんだから多少無茶したって平気だ!
「主よ、これはちょっとばかり試練としては過酷と言うか理不尽です、Amen!」
泣き笑いで、対戦車榴弾を乱闘している二人の中へ放った。
>528 ランドー・十六夜・ウピエル
すぐ目の前に迫った形の無い殺気の塊を、十六夜と名乗ったガキが木刀の一振りでかき消す。
このガキは言う、ヤツはまだ生きている。しかも、憑依、だと?
ならば、目の前に迫った殺気は、何らかの攻撃。
これは・・・魔術の類か。
そう言うモノがある事は知っている。いくらか目にした事もある。
俺自身も吸血鬼として最低限の精神感応能力〜血盟〜くらいは持っている。
だが、俺自身はその手のものは全て無視してきた。暴力こそが、力の全てだと信じて来た為に。
どうやら、このガキは超常の類に、少なくとも俺よりは強いらしい。
ガキに一瞥して、ビルから下を見下ろす。ヤツが殺ったのか、上半身の無い無残な死体が散らばっている。
その中に、俺が射殺したはず男が無傷で立ち、代わりに射殺されたキメラヴァンプの死骸があった。
俺の目は見逃さない。ヤツのツラに、間違い無く浮かんでいた表情は、その昏い笑顔は、嘲笑・・・!
「シャァァァァアアアアッ!!」
そのまま、ビルの上から飛び降りる。向かいのビルの壁面を蹴って加速し、隻眼の男めがけて。
呪い士(まじないし)の分際でこの俺を、ウピエル様をここまでコケにするとは・・・
地獄で泣き喚きながら後悔させてやる!!
>615>617>620>661
レイオット&エレジー一行&タバサVSアルトルージュ&ヒトラー
堕天使に『虚空』を叩き込み、立ち上がる。
姫君の方を見ると、こちらも見事に悪魔を叩きのめしている。
さすがは死徒の姫。
その向こうに、彼女の姿を認めた。
「なに!?」
次の瞬間、彼女の手にしたオーブから烈風が吹き出した。
周囲にあった瓦礫が、吹き飛んでくるほどの烈風。
一瞬バランスを崩しかけるが、すぐに持ち直す。
低い姿勢で姫君の前に飛び出し、姫君を守るように飛来する瓦礫を弾き返す。
無論、ただ弾き返しはしない。
角度を変え、戦術魔法士と召喚師の少女に向かうように弾き返す。
そのまま、瓦礫を囮に、戦術魔法士に向かってジャンプする。
その勢いのまま、瓦礫の影から叩き下ろすような蹴りを放つ。
瓦礫を躱しても蹴りが、蹴りに気を取られれば瓦礫が、単純だが危険な二択。
(さぁ、躱せるか『ストレイト・ジャケット』!?)
>660>662-664 ヴァチカン大殲
殴られて壁面に叩きつけられ、そのまま床に崩れ落ちる。口からこぼれた血を拭い、
「痛いんだよ、このクサレ神父。あんたの指図は受けない。しかし、」
背負っていた日本刀を構える。
「あのアマ叩き殺すことができるんなら、ま、それもいいか」
脇ではハインケルがヤケクソみたいな顔をしてグレネードを撃っている。死ぬぞ?まず自分が。
混乱して状況がわからない。でも、やるべきことは一つだ。ナルバレック殺して、神父殺して
そのあとで、わたしをぶん殴ったこの野郎を一ミリ刻みに膾にしてやる。わたしは油断なく刀を構え
切り込むタイミングをはかった。
>617 >620 >661
「くっ……!」
突風を受けて、そのままはじき飛ばされる。
前を見るとヒトラーが瓦礫を弾き返してくれている。
「……頼りになるわね」
さて、どちらを始末するべきか?
空想具現化を打ち消す魔法士か、回復魔法を使うサマナーか……
答えは……
「行くわよ!」
(弾き返された瓦礫に空想具現化で炎を纏わせる)
(さらに瓦礫に紛れて、地をはうようにレイオットに突進。格闘戦を挑む)
(プライミッツマーダー再生まであと、2レス後)
>665 ランドー・十六夜・ウピエル
「ほう……あの小僧の力か。やりおるわ」
自らの放った式をあっさり消されても、ランドーには苛立ちは無かった。
顎を撫でて、フム、と唸る。
「あの若造の銃はちと厄介じゃし……面倒かもしれんな」
ビルの上から吸血鬼が猛烈な加速で飛び降りてきた。
「……思ったより馬鹿じゃったか」
そう呟くと、片手を振り、今度は無数の小指大の式を送り出す。
空中で姿勢制御出来ないウピエルの体に、無数の風穴が一気に開く。
着地に失敗して潰れた吸血鬼に見向きもせず、魔人は呟いた。
「下らん。……あの若造はどうかな?」
そういうとランドーはビルに背を向けて、酷く不恰好な逃走を開始した。
>662-664>667 ヴァチカン大殲
由美江の覚醒を確認しつつ彼は、再び戦線に復帰する。
見れば、もう一人のアンデルセンが切り刻まれているではないか。
このチャンスを棒に振るほど、彼は甘くは無かった。
「死ねぃ!!
神に召されるべき命を弄ぶ者!
神の御許に逝かず地獄へ落ちるがいい!!!!」
銃剣を構え、身体ごとナルバレックに体当たりを敢行する。
そして…
彼女の腹から銃剣の切先が生えた。
と、その時。
どおおおおおん!
ハインケルの放った対戦車榴弾が炸裂し部屋は爆炎に包まれた。
>669 ランドー・十六夜・ウピエル
「おい待て、あんた!」
しかし制止は間に合わない。
空中に飛び出した男は―――普通の人間でないことは一目見て分かっていたが、
式は見えていないはずだ。
「それじゃ、いい的だぞ。おい!」
その警告もまた間に合わない。
男は無数の不可視の牙に囓られ、花火の様に夜空を紅く染めた。
「ちっ・・・」
京也は阿修羅で自分の周りに円を描いた。
一瞬にして念の壁が結界となり周りを取り囲む。
細かい命令を与えられていない無数の式が念の壁に突っ込み、
炎をあげて消えていく・・・
「野郎、逃がすかよ!」
凄まじい勢いでビルを駆け降りた京也は、ランドーの気配を追い始めた。
>670 ヴァチカン大混乱
ナルバレックが背後から無数の斬撃を繰り出す。
「チィィ!」
体を捻ってかわそうとするが、避けきれない。
背中をバッサリ切り裂かれ、右腕を肘から切断された。
支えを失った首切り鋏が重い音を立て床に落ちる。
──腕などくっつければ治る!
アンデルセンは怯むことなく左手の斧を振りかぶった。
その瞬間、ナルバレックの腹部から銃剣が生え、さらに大音響が部屋
を揺るがした。
あえなく吹っ飛ばされ、壁に叩きつけられる。
「ハインケルめ、血迷ったか?」
ガバッと起き上がり──すぐ目の前にナルバレックともう一人のアンデ
ルセンが同じように床に膝をついた状態でいるのに気が付いた。
三者、手に持っていた武器は吹き飛ばされている。
素手で殴りかかるか、反応は遅れるが新たな武装を取り出すか・・・
初音vs銀
データロード・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ロード完了・・・「前回までのあらすじ」
>483>486>488>491>494>497>500>504>513>515
>517>520>523>526>529>531>533>535
そして今宵も更けてゆく・・・・
「この人を斬る感触、たまらないわね!……ぐうっ!?」
(アンデルセン(SSS)の銃剣が腹に突き刺さる)
「ちいっ、こしゃくなっ!?」
(部屋が爆炎に包まれる)
・
・
・
「くっ、ハインケルね……。余計な真似を……」
((ダメージが大きいわね、不利ね))
「切り札を使わせてもらうわ」
(腹に刺さった銃剣を抜き、自らの首筋にカノックの中から取り出した注射器で注射する)
「……PCP(エンジェルダスト)。これは、魔術でさらにその効能を高めたものよ。
爆発的な身体能力を得ることができるわ」
((効果はもって、10分。あまり、楽しむ暇はないかもね))
「……あなたたちの断末魔、聞かせてもらうわ!」
(カノックから、ティルフィング(呪われている暗黒剣)を取り出し、
神速でアンデルセン(大殲)に接近後、一閃。
後ろから接近してきたアンデルセン(SSS)にまわし蹴りから、袈裟斬り。
吹き飛んだアンデルセン(SSS)を尻目に由美江に斬りかかる)
アルトルージュ&アドルフ・ヒトラーVSレイオット&エレジー一行&タバサ
>666
(なるほど、火球を打ち消した方を狙いますか・・・)
火球を打ち消した男と、アドルフ殿の間に割り込むべく、私は走った。
(間に合うか? ・・・いえ、間に合わせて見せる!)
滑り込みに近い状況で、私は二人の男の間に立った。
「いでよ! <インカンテイションウォール>!」
<究極防御>を発動させる。私の前に出現した壁が、燃え盛る瓦礫、続けて彼の鋭い蹴りを遮った。
「奇遇ですね、アドルフ殿。このような場所で再会するとは」
どことなく皮肉めいた微笑を浮かべつつ、私は壁越しに彼に語りかけた。と、次の瞬間。
>668
再び、壁に衝撃。
黒の姫君が壁に激突した。
「相も変わらずのじゃじゃ馬ぶり・・・貴殿、本当にかの『黒の姫君』なのですか?」
振り返る。火球を打ち消した男が、いぶかしげに私を見ている。
「自己紹介は後回しにしましょう。それよりも、今は反撃を! 仮学の粋を結集したこの『壁』とて、そう長くは持ちません!!」
>671 ランドー・十六夜・ウピエル
さっきよりも小さい、だが無数の殺気が全身にまとわりつく。
その瞬間、全身に穴があいた。まるで齧られたように肉が削ぎ取られている。
腿、脇腹、肩、腕、全部で10箇所以上だ。
やはり、魔術の類・・・それも、舐めてはかかれない本物だ。
痛みと怒りと屈辱で頭の中は真っ白になりそうで、その上失血で芯まで冷えそうな寒気に襲われる。
イッちまいそうな不快感と高揚感に昂ぶりながら、周囲の死体を見れば。
まだ、暖かい・・・
ズタズタの身体を酷使して、死体の一つ、比較的損傷の少ないものを手にして高高と掲げ。
力任せに絞り上げた。
肉が潰れ骨がひしゃげ、傷口からまだ固まっていない血液が搾り出される。喉を鳴らして死体から血液を貪る。
正直、あまり美味くは無いが、贅沢は言ってられねェ。こぼれそうになったものまで啜り上げ、固まりかけた血も嚥下した。
血液が喉を通過する。全身の傷が、瞬く間にふさがり始めた。
充分動けるようになるには一分もかかっただろうか?おそらく、かかっていないだろう。
だが、血を飲み干した死体を放り投げて、どうやってヤツを追うか、と考えた時。
ビルの中から闘気をまとった、十六夜とか言うガキが勢いよく飛び出してきた。
>676 ランドー・十六夜・ウピエル
くくくくく。思わず笑いが漏れていた。
道路を車と変わらぬ……いや、むしろ上回る速度で走って
逃走を続けていたが、(無論、穏行法を使いながら、だ)
それでも追跡者の気配を振りきれない。
もっとも、完全に振りきるつもりも、実は無いのだが。
周りでは、だんだん車の数が増えて来た。
街が近い、ということなのだろう。
(贄は幾らあっても困りはせんからの)
そう思う一方、この追いかけっこを楽しんでもいる。
「……全く、久しぶりじゃな」
あの小僧を血祭りに上げて前夜祭としよう。
この、何とも素晴らしい街の、最後の日の。
>535 対初音
(足を踏み入れると巨大な糸の柱が現れる
中には核となる蜘蛛が見受けられる)
「ククク・・・見つけたぞ!これでここを取り囲む結界を無に帰してくれる・・・」
(腕を巨大な蜘蛛の爪へと変化させ『核』へと手を伸ばす)
>666 >668 >675
反撃を――!
その言葉を聞いて、反射的に胸の拘束端子を見下ろした。デュラピッドは残り5。
余裕は――全く、ない。
そして、壁を作っている女の表情にも、同じように余裕など微塵もない。
迷っている時間も、無い。
「――――やるか」
決断する。レイオットはスタッフ操作。無音詠唱と共に、補助呪文(ブースタースペル)詠唱。
「我・法を破り・理を越え・破軍の力・ここに得んとする者なり――
爆炎よ・猛煙よ・荒ぶる火炎よ・焼却し・滅却し・駆逐せよ・我の戦意を持って・敵に等しく滅びを与えよ――
我求めるは完璧なる殲滅!!」
スタッフの先端に魔法陣出現。四重の同心円が相互反転しながら回転し、破裂寸前の心臓のように、目まぐるしく明滅している。
照準は。目の前の空間全て!!
「<マキシ・ブラスト>――イグジストッ!!」
世界の色彩が、反転する。
>670>672>674ヴァチカン大混乱
一瞬視界が白く染まった。わたしは、咄嗟の判断で机の陰に隠れ、爆風と破片から自らの体を守る。
急激な気圧の変化に耳鳴りがしたが、それほどひどいことにはならなかったようだ。
ハインケルは変わらぬ姿でそこにいた。ただ、榴弾の破片に切断された首から上だけが本来ある
べきところを離れ、床に転がっている。うつろな目はいまごろ天上の神を見ているのだろうか。一瞥を
くれるとわたしは立ち上がった。彼女に神のお恵みを。
ナルバレックがこちらに向かって突っ込んでくる。彼女の斬撃を刀で受ける。なんてバカ力だ。こいつ、
クスリでもやってるのか。
罵ってやりたいが余計なことを話している暇はない。刀を傾け力を横に逃がし、切りつける。刀は確かに
彼女の右わき腹のあたりに吸い込まれていった。……あれ、なぜわたしの体は傾いている?
ナルバレックの刀がわたしの身体を右から袈裟懸けに切り裂いたことに気がついたのは、体が床と接吻
した後のことだった。そのまま意識が暗転する。わたしも神の御元に召されるのだろうか。
「あの糞野郎ども、みんな地獄に堕ちるがいい」
>678vs銀
(銀が要蜘蛛に手を伸ばした瞬間、教室の天井が崩れ。巨大な蜘蛛が
飛びかかる)
「しろがねぇぇぇぇぇ」
(鉤爪を銀の腹部へと突き刺し、さらに肩口に牙を突き立てる)
>672>674>680 ヴァチカン大混乱
ハインケルの放った対戦車榴弾か、彼の意識は虚空を彷徨っていた。
しかし、鍛え抜かれ強化された肉体は闘争を、戦いを、敵を殲滅する事を
忘れはしなかった。
ナルバレックの回し蹴りを腹筋で受け止め
剣の一撃で斬り割かれ、斜めにずれる身体を片手で支える
「A m e n (エ イ メ ン)!!!!!!!!!!!」
由美江に斬りかかったナルバレックの背後からその後頭部を鷲づかみにすると
祈りの言葉と共に床に叩きつける。
しかし、そこに有る物は床だけでは無かった。
切り裂かれ、下半身から泣き別れた由美江の遺体…
そして、その由美江が持っている刀が獲物を待っていたのだ。
その刀に向かい、ナルバレックが叩きつけられる!?
>677 ランドー・十六夜・ウピエル
気配を見失う心配は無かった。どうやら奴はこちらを誘っているらしい。
しかし、気配がどんどん遠ざかっていくのも確かだ。
(タクシー拾うってわけにはいかねえな、どうしたもんか)
そこまで考えて、京也はビルからたたき落とされたはずの男が
平気な顔で立っているのを見つけた。
思わず目が合う。
辺りには血臭が漂っている。
この男も人間では無いことはわかりきっている。
しかし、気にした風もなく京也は声を掛けた。
「よう、ウピエルとかいったな。あんた免許持ってるよな?」
・・・その言葉を後悔することになるのに3分もかからなかった。
風切り音の中で必死に声を上げる。
「おい!奴の気配はつかんでるからスピードを押さえろ!!」
>681 対初音
(初音の爪が腹部を突き抜け、牙が肩へと切り裂いていく)
「グッ!・・・・グハァ・・・き・・・貴様ァ・・・ガアァァァ!!」
(かなりの重傷を負いながらも蜘蛛『初音』を壁へと力いっぱい突き飛ばす)
「ハァ・・・ハァ・・・グフッ・・・き・・・貴様・・・許さぬ・・・ただでは殺さぬ・・・
嬲り、引き裂き・・・食ろうてくれるわ!」
(金色の眼の輝きが光を増す・・・徐々にからだが異形の者へと姿を変えていく)
(執拗に傷口からは傷が吹き出していく)
685 :
アンデルセン(大殲) ◆eyXzKtSc :02/01/08 02:21
>674 >682 ヴァチカン大暴走
ナルバレックが妙な動きを見せた。
懐から取り出したのは──注射器?
ドーピングか!
アンデルセンですら追いきれない素早い斬激が放たれた。
流石にこれを喰らうのはまずい。
全身の力で後ろに飛び、剣の軌跡から逃れる。
その結果再び壁に衝突することになったが、そんなのはたいした事では
ない。
顔を上げると、もう一人の自分がナルバレックを掴んだところだった。
「まとめて地獄に落ちるがいい。Amen!」
残っていた左手だけで二本の鎖斧を投げつける。
狙いは鎖による二人の拘束。
>684 銀 vs 初音
「…ぁ…ね、ねえさまっ!」
(結界の要蜘蛛の柱陰に隠れていた奏子だったが、
思わぬ衝撃に初音の蜘蛛の姿も構わずに駆け寄る)
「だ、大丈夫ですか?」
(ふと振り向き、変貌してゆく銀に、はっ、と息を飲む)
レイオット&タバサ&エレジー一行VSアルトルージュ&アドルフ・ヒトラー
>666 >668 >675
気に食わなかった。
ふがいないデビルたちが気に食わなかった。
相手の力量が想像を超えていたのが気に食わなかった。
突然乱入してきた優男が気に食わなかった。
黒い鎧に助けられたのが気に食わなかった。
闘争がいつのまにか自分を置いてけぼりにしているのが気に食わなかった。
そして、なにより
闘いの最中に目を閉じてしまった自分が気に食わなかった。
「くっ・・・油断が過ぎたな・・・」
「ちっくしょう・・・ひでぇ目にあったぜ・・・」
ゾウリムシの呪文によって回復したアスモデウスとデモゴルゴンが立ち上がる。
「・・・あなたたち、愚痴ってるヒマはないわよ」
「御意!」
「おうさ! んのままじゃあ終わらせねぇぞ!」
そういった瞬間
>679
優男と黒い女の周囲に、すさまじい閃光と衝撃音をともなった爆炎が巻き起こる!
まただ。今日は本当に訳のわからない事だらけだ。
だが、そんな彼女とは対照的に、デビルたちは素早く的確に行動していた。
「勝機!」
「行っくぞぉおらぁッッ!」
2体のデビルの動きが同調し、再び闇の奔流が形を取り始める。
「・・・!」
緑色のデビルが、呪文を唱える際に特有の震えを見せる。
「「<シャドーブレイク>ッッ!!」」
「・・・!(<ポイズマ>!)」
怒涛のごとき闇と、対象に猛毒をもたらす魔法の波動が、爆発の中心にいた2人に襲い掛かる!
休日。買物客で賑わう郊外のショッピングモール。
その裏手。
顔の至る所にピアスを着けた黒いスウェット姿のチンピラ風の男と、
白いスーツに眼鏡をかけた、インテリ風の男が肩を並べて歩いていた。
「なー、兄ちゃん。本気でこんな仕事やらなきゃならねーのか?」
「フッ。これも実験だ。ただのくだらん、普通のな」
「フン……実験ねぇ」
ピアスの男が指を鳴らす。
男達の背後に止められていたバスから、数十人の人影がゾロゾロと降りてきた。
全員がジュラルミンの盾と警棒を手にしている。
姿からして機動隊員の様ではあるが、その挙動はどこかぎこちない。
「まぁ、なんでもいいや。くだらねぇ、くだらねぇ。俺達にとっちゃあ、
人殺しができて生き血がすすれれば、なんでもかまわねーや」
ピアスの男は両手にサブマシンガンを構えると唇を歪ませた。
「ネイティブアルターだかなんだか知らねーが。
カズマだかカズヤだか知らねーが、ブッ殺してやらぁ!」
ショッピングモール店内
「えーっと、後はトイレットペーパーと…」
「お〜い、まだ買うのかよ」
前が見えなくなるほどの荷物を抱えながら、カズマは心底情けない声をあげた。
「もぉ〜。しょうがないなぁ」
かなみが振り返った瞬間。階下で銃声と、悲鳴が巻き起こった。
銃声と悲鳴は暫く鳴りつづいた後、不意にピタリと止んだ。
「……カズくん…」
カズヤは既に荷物を放り捨て、かなみを庇うように立ち、周囲を警戒する。
買物客は何が起きたのかもわからず、ただ呆然とするだけであった。
奇妙な静寂が店内を包み込んだ。
そしてそれを、間の抜けた店内放送のコール音が破った。
ピンポンパンポーン
しかしその後にスピーカから流れてきたのは、喋り慣れた案内の女性の声ではなく、
どこか、粗野な感じのする若い男の声であった。
「アーアー、ただいまマイクのテスト中ー。買い物中のミナサマ、聞こえますかー。
どうしょうもないロクデナシで甲斐性無しのカズマくんもきいてますかぁ?
僕様チャンたちの名前はバレンタイン兄弟――――ッ。弟のヤンで――す。
初めまして―。よ―ろ―し―く―ね。
こちらはただ今遅めの昼食の真っ最中ゥ。一階のお客様達を美味しく頂いてま―す」
男の声に混じり、僅かながら何かを咀嚼する音がスピーカーから溢れてきた。
「今からブッ殺しに行くぜ。
小便すませたか? 神様にお祈りは?
部屋の隅でガタガタ震えて命乞いをする心の準備はOK?」
その放送に合せるように、階段からどこかぎこちない動きをする機動隊員の一団が
ゾロゾロと姿を現した。
バレンタイン兄弟+グール軍団vsカズマ 闘争開始
>680
「さようなら。あなた、なかなか、良かったわ」
((腹の傷は……。痛みを感じないけど、確実に重傷ね))
>682
(頭を捕まれ、床に投げ飛ばされる)
「くっ……、何!?」
(剣を持った右腕ですっぱり切断される。血が勢いよく吹き出る)
>685
(拘束されるが、力任せに引きちぎる)
「……アッハッハッ、やっぱり命を賭けたゲームはこうでないとね!」
(残った左腕で最後の概念武装・メギドファイアを取り出す)
「さあ、幕を引きましょうか!」
(発砲)
(トリップ判定
SATUZINの大文字・小文字含めていずれかの文字が3文字以上、
はいっていれば必殺。そうでなければ、回避成功。
反撃でナルバレックを必殺)
>684>686 vs銀
(殺意と痛みで正気を失った状態、さらに攻撃を加えようとするが
そこにかなこの声が)
「かっ・・・かなこ・・いや・・みないでぇぇぇ」
(人間状態へと戻ると、かなこに背を向け逃げ出す)
>683 ランドー・十六夜・ウピエル
スピードを抑えろ、と言う声を俺はあっさり無視した。そんなつまらねェ事が出来るか!
俺と十六夜京也と言うガキは一時的に手を組む事にした。
ハッキリ言えばこいつも気に入らない。最初俺のことをつけまわしてたのはコイツだ。
だが、それ以上にあの片目ヤロウは気に食わねェ。
このガキが魔術の類に強いというカンはアタリみたいで、片目野郎の気配を追えるらしい。
なら、優先順位は決まっている。ヤツを殺したあとで、このガキを殺す。
それだけだ。
コイツは「免許を持っているか?」なんて言うくだらねェ質問をしてきた。
――非合法な手段で手に入れたものだが、本物の国際免許を持っている――
だが、今はその質問がいかに下らなかったかを身をもって知っているだろう。
その辺に止めてあったバイク、その中でも特に大きなバイク(ヴァルキリーだ)をかっぱらい、タンデム。
スピードは200km/hを軽く越えている。俺には普通の速度か少し遅いくらいだが、コイツはカーブや追い越しのたびに情けない顔をする。
「ハァァァッハハハハハァハハァァァハァァァ!!」
俺本来のスピードには程遠いが、それでもハイになってくる。
犬歯、いや、牙を剥き出しにして、奇声のような笑い声を上げた。
方向の支持はコイツに従っているんだ。スピードまでこいつの指図を受けるいわれはねェ!!
車の通りが増え、人通りが増えてくる。前方の視界の隅に、片目野郎の姿が映ったような気がした。
>691 対初音
(血を吹き出しながらの変貌・・・周りの状況が判らないまま)
「グッ!・・・・ガァァ!・・・殺す!殺す!殺す!」
(人の姿が徐々に白く巨大な蜘蛛へと変わっていく)
>692 ランドー・十六夜・ウピエル
訳が、わからなかった。
今日の彼女とのドライブ、実にイイ感じになって、ひょっとしたらホテルに行けるかな……
と思っていたはずなのに。
何故彼女は、助手席でヒタスラ耳障りな金切り声を上げているのだろう?
何故僕は、アクセルを踏み続けて、馬鹿みたいな速度で車を飛ばしているのだろう?
思い出す。
車と併走する、黒い影。
思い出す。
こつこつと窓を叩いた後、窓を割らずに『貫通』し、延びてきた黒い腕。
思い出す。
頭を捕まれた後で聞いた、やけにはっきりとした台詞。
「呪的逃走……というわけじゃ」
……何故、僕の体はさっきから思うように動かないのだろう?
「あははははっははははあははははっはははっははぁ!」
「ひぃぃぃぃいいいいいぃいいいいいいい!」
一個の弾丸となったスポーツカーが逆走を開始した。
周りで避けようとした車が一台、車線を割って壁に激突、炎上する。
その炎を背景に、「正面からぶつかれ」というランドーからの命令を果たすべく、
不幸な男はハンドルをきった。
>668>675>679>687
レイオット&エレジー一行&タバサVSアルトルージュ&ヒトラー
戦術魔法士の魔法が、世界を白色に染める。
その白色の世界をまっすぐに突き進んでくる、闇の奔流。
一人であれば、空間を渡って逃げることが出来た。
しかし、黒の姫君がいた。
彼女を連れて空間を渡るには遅過ぎた。
「見事だ、諸君」
賞賛の言葉を紡ぐ。この絶体絶命の窮地にあって、なお自信とカリスマに満ちた声。
白と黒が身体を覆い尽くし、避け得ない破壊がもたらされる瞬間。
まるで、映画のフィルムが巻き戻されるように、時間が逆行した。
白い爆炎は戦術魔術士のスタッフへと戻り、闇の奔流は二体の悪魔のもとへ、魔法の波動は少女に抱かれた緑の悪魔のもとへと、戻った。
一瞬の空白。
その一瞬に、黒の姫君を右腕一本で抱きかかえ、戦術魔法士の背後へと跳ぶ。
着地と同時に、後頭部目がけて蹴り上げる。
そのまま、空中に残った足の軌道を変え、横にいるタバサに向けてかかとを落とす。
空いた左手で空間を操作。『虚空』を生み出し、召喚師の少女目がけて発射。
「くはぁっ、はぁっはぁっはぁっ・・・」
時間支配に空間支配、それに加えて限界を超えるような肉体の酷使に思わず膝をつく。
(これで・・・どうだ?)
>691 >693 銀 vs 初音
「お待ち下さいっ! どんなお姿であろうと姉様は姉様です、私には関係ありません!!」
(言葉と同時に初音を追う奏子)
「だから…、だから、もう一人にはしないで下さいっ!」
(>693には気付かず)
>685>690 ヴァチカン大混乱
まだ気を失ったままのアンデルセンがナルバレックと共に鎖に捕われた
が、しかし
ナルバレックが鎖を強引に引き千切ったせいで、再び解き放たれた。
アンデルセンはまだ朦朧としている。
だが、危険に対し身体は即座に反応していた…
(トリップ判定中)
>688-689
「カズくん…」
おびえるかなみに向かってカズマは叫ぶ。
「かなみっ!俺が良いというまで隠れてろ!いいな、俺が良いというまでだぞ!!」
「うん………」
かなみをできるだけ安全な場所に逃し、二人で脱出する。
それがカズマにとっての最善策。
すでに、パニックに陥った買い物客が溢れ返っているが構わない。
「…っざけやがってぇぇぇぇぇぇっっっっ!!!」
カズマの周囲のフロアや投げ出された荷物が緑がかった光とともに
砕けていく。
アルター能力発現に際して行われる物質の分解現象。
その光はカズマの差し出した右腕と背中に集い、ひとつの形を成していく。
融合装着型のアルター・シェルブリッド。
「上等だぜ、てめえら…全員ぶん殴ってやるっっっ!!」
買い物客を思うさま鉛の雨でなぎ払った機動隊員が一斉に銃口を向ける。
カズマは右拳でフロアを叩き、その反動で高く舞い上がる!
「衝撃のぉ……ファーストブリッドォォォッ!!」
三枚ある背中の羽根の一つが砕け、推進力を生み出す。
カズマの拳ははまさしく「弾丸」と化し、機動隊員の縦列編隊に向かっていく!
>675 >679 >687
「………!?」
駄目だ、もうかわせない!?
私はその瞬間、己の死を覚悟した……
>695
「えっ……!?」
何が起こったか理解できなかった。
いつの間か、戦術魔法士の後ろに私とヒトラーがいる。
ヒトラーが彼らに反撃を行うと同時に、その場に膝をついた。
何かよく理解できないけど、助かったのは彼のおかげらしい。
「本当に頼りになるね……。もうすぐ、プライミッツマーダーが再生するわ。
あなたはあっちで休んでて」
(ヒトラーを片手でつかみ、遠くの茂みに投げ飛ばす)
「……もう、余力をきにする必要もないね」
(全ての力を使っての空想具現化。アルトの前方の空間全てが不自然に歪む。
無数の『空間の断裂』が、レイオットたちに襲い掛かる!)
>690 >697 ヴァチカン血風録
ナルバレックの銃を撃つ。
だが、鎖を引きちぎるその僅かな時間の間に、アンデルセンは十分接
近することができた。
射線の下にもぐりこみ、下から斧を振り上げる。
ナルバレックは股から顔面までを抉り取られ、血と内蔵を撒き散らしな
がら後方へ倒れこんだ。
さて、残るはもう一人の自分のみ。
振り上げた斧を、そのまま叩きつける!
(ナルバレック退場。アンデルセン(SSS)vsアンデルセン(大殲)に)
>693>696
「かなこ・・・・・」
(立ち止まり振り帰る、かろうじて人型を保ってはいるが
その身体は体液に塗れ、蜘蛛脚が露出している)
「こんな・・醜い化物の私でも・・・・・いいのかしら?」
(初音の瞳から涙があふれる)
>702 対初音
(完全に蜘蛛の姿へと変貌、血の吹き出しは止まっている)
「グッ・・・ク・・・ククク・・・何処へ逃げた初音ぇぇぇ!!・・・」
(辺りを見回し八つの金色の眼が怪しく輝く)
「この・・・血の臭い・・・そこかぁぁぁ!!」
(ドスドスと音を出しながら部屋の窓から身体を乗り出す)
>702 >703 銀 vs 初音
「…勿論、です…。私を救ってくれたのは『比良坂初音』という存在で、
最初から『人』ではない事は分っていました。
…だから…、だから姿形なんて、私にとっては本当に些細な事なんですっ…」
(初音に駆け寄り、その胸に顔を埋める)
(そして蜘蛛脚ごと、その身体を抱きしめる)
>703
(背後から銀の声を聞きビクッ、と身体が震える)
>701 アンデルセン(SSS)vsアンデルセン(大殲)
アンデルセンは危険を察知していた。
正確にはアンデルセンの身体がだが、それはどうでも良い。
重要なのは唯一つ。
アンデルセンは危険を回避する為に行動したという事だけだ。
自分に振り下ろされる斧を回避し受け止める為に手近にあったモノを掴みあげる。
手近に有ったモノは、その中に残っていた内容物である腸などの内蔵をぶちまけ
そのモノの中で一番固い頭蓋で斧を受け止めた。
「ゲヒャハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハーッ!!」
そして獣じみた笑を上げ、そのモノ…由美江の上半身で殴りかかった。
>703>704vs銀
「ああっ・・・・かなこっ・・・かなこ」
(かなこをきつく抱きしめる、が、その時、銀の咆哮が)
「かなこ・・・・・あの教室まで逃げるわよ」
(かなこの手をしっかりと握り、ひとまず逃走)
>706 対初音
(初音の姿を見つけると巨大な蜘蛛が追いかける)
「何処へ逃げる!!初音ぇぇぇぇ!!!」
(廊下、壁、天井を構わず初音を追う、そのスピードは尋常ではない)
「無駄だぁ!その早さで私から逃げられると思うなぁ!!」
(暗闇をものともせず初音に近づいている・・・しかしまだ距離がある)
>705 ヴァチカン黙示録
もう一人の自分が変わり果てた由美江の体で殴りかかってきた。
「何をしている・・・」
アンデルセンは押し殺した声で呟いた。
「何をしているか! 貴様、死者を冒涜するつもりか」
由美江の体を抱きとめる。
全身に血が飛び散るが、そんなことは関係ない。
「異端共がいくら死のうが知ったことではない。だが、我らが同胞が死すと
きは、皆の涙と共に手厚く埋葬されるべきだ」
右足を蹴り上げる。
「貴様は何だ? 本当に私なのか? 私に残っていた邪悪なる魂なのか?
それとも私の姿を借りた化物なのか!?」
ズボンの裾から、銃剣が飛び出した。
>706 銀 vs 初音
「はいっ」
(返事と共に、初音に手を取られ駆け出す奏子)
(奏子に迷いは無い。ただ信じる者に付いて行く)
>707
(その背後から迫り来る銀)
(爆風に吹き飛ばされ死んだふり)
((まずい、このままでは……。ハインケルと由美江も死んだし、
ナルバレックも……。神よ、私は何か悪いこと、しました?
まだ、車のローンも残っているんですよ?))
>706>709vs銀
教室へと逃げこんだ初音は、かなこをかばうようにして糸に覆われた教室の
最後列へと立つ
(この策が・・・・あいつに通用するかどうか・・・・)
銀の叫びが聞こえる。
「初音ぇ!どこだぁ!」
(やるしかないわね・・・・・・・・)
>708 ヴァチカン黙示録
もう一人のアンデルセンが由美江だったモノを抱きしめ何かを叫んでいる。
だが、彼は…鏡から現れたアンデルセンは、その言葉を理解出来なかった。
だから―――
彼は奇声を上げ、由美江の身体を奪い返す
しかし半分だけ。
拮抗する力に引き裂かれた由美江の上半身の更に半分…
もはや武器として使えない上半身の更に半身を塵のように捨て去り
変わりに袖から銃剣を取り出した。
彼は走った、狭い室内をもう一人のアンデルセンに向かって…
奇声を上げ…
目を血走らせ…
涎を垂らしながら…
もう一人のアンデルセンの首に銃剣の刃先を打ち付け、くびり殺す為に…
(トリップ判定 勝てば(大殲)の首が飛ぶ。 負ければトドメは任せる、続けて書いて頂こう)
>711 対初音
(教室に入る初音を確認する)
(教室入り口の閉じかかった扉をぶち破り侵入)
「追いつめたぞ!初音ぇ!貪り喰ってくれるわ!」
(初音にもの凄い脚力で飛びかかる)
(´-`).。oO(おお、これで無事生還できるかもしれない。
よく考えたら、ハインケルたちの生命保険の受取人は私だ。
生還できれば、ウハウハかっ!?)
>711 銀 vs 初音
「…姉…様……」
(初音の背に守られながら、ポツリと呟く)
(奏子は感じていた、自分の無力さを。
ただ守られるしか出来ない、自分の不甲斐無さを)
>714
(そこに、凶暴さを剥き出しにした蜘蛛の姿の銀の侵入!)
(…奏子は何も出来ずに、唇を噛み締め見守るしかできなかった)
717 :
アンデルセン(大殲) ◆YI4sdNuc :02/01/08 03:58
>712 ヴァチカン狂想曲
奇声をあげながら、獣のように飛び掛るアンデルセン。
奥歯を噛み締め、銃剣を抜くアンデルセン。
血走った目で、銃剣を振りかざすアンデルセン。
神への祈りを捧げながら、腰に銃剣を構えるアンデルセン。
そして、ふたりがぶつかった。
(トリップ判定)
(´-`).。oO(待て、よく考えたら、生還できても、私の管理責任が問われるぞ。
……火あぶりにされても、文句いえんぞ。やばい、やばいすぎるっ!)
>711>716vs銀
銀が教室へと踏みこみ、初音へと飛びかかった刹那
初音は渾身の力で足下の糸を操る。
その瞬間、巣そのものが1本の長大かつ頑丈な斬糸、いや、剣へと変化し
1本の白い光、遠心力が加わった超音速の刃が銀の胴体を真っ二つにする
さらに、衝撃波が銀の残った身体をもバラバラに引き裂き、砕いて行く
(´-`).。oO(……どうなるんだ、私は?
1.ハンサムなマクスウェルは突如、ナイスアイデアを閃く
2.生き残ったアンデルセンが全て罪をかぶってくれる
3.弾劾裁判で死刑。現実は非常である。)
(3.だ。マクスウェルよ・・・・)
>717 ヴァチカン沈没
(トリップ判定 O>Y)
一瞬、振り下ろされる銃剣の方が早かった。
突きを繰り出そうとしていたアンデルセンの首が飛ぶ。
「クカカカカカカカ・・・ゲヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ!!!」
血に塗れた神父は狂った笑い声をあげ続ける。
そして・・・
部屋に突入してきた騎士団は悪夢を見ることとなる。
悪魔の鏡から這い出た神父、彼は文字通りヴァチカンを脅かす悪魔と
しての活動を開始した・・・。
>エピローグへ
>719 対初音
「な・・・・に!?グッ・・・グアァァァ!!!」
(狂気と正気が混同している状態で一瞬の事に気が付かなかった
刹那、身体が切り裂かれ断ち切られていく)
(残った上半身の一部が人の形へと戻っていく)
「グッ・・・は・・・初・・・音・・・グフッ!」
「私が・・・負ける!?私が死ぬ!?・・・・ククク・・・」
(死に際に不適な笑いを浮かべている)
「そうか・・・私が死ぬのか・・・そう・・・だな・・・これを・・・待っていたのかもしれん・・・
私を殺せるのは・・・初音おまえだけだ・・・私は死を望んでいたのかもしれん・・・
これを望んでいたのかも・・・しれんな・・・フフフ・・・」
(狂気も殺気も消え初音を見つめている、
その眼差しは初音と共に過ごしたわずかな時間
その銀の眼になっていた)
「さらばだ・・・・・・・」
(銀の身体が消滅していく・・・・その場所には白蜘蛛の亡骸を残して・・・)
ヴァチカン狂想曲 エピローグ
数日後―――
「お願いです!止めて…許してください!!」
「ママ!!ママァ!!」
ローマの広場に若い母と幼い娘の悲痛な声が木霊する。
アンデルセンが――
鏡から現れた方のアンデルセンが娘の頭を鷲掴みにし持ち上げ、邪笑を浮かべていた。
「許せませんなぁ…
この娘は幼女愛好者の煽情を呼びます。
今、ここで穢れの元凶を滅ぼしてしまわないと行けません」
何が嬉しいのか、何が楽しいのか…
アンデルセンは、さも愉快そうに表情を歪め言い放つ。
そして、娘を固い石畳に放映出すと
後ろに控える顔色の悪い神父とシスターに声をかけた。
「ハインケル、神の御許に送って差し上げなさい。」
「了解……」
ハインケルはゆっくりと娘に近づき、その腹をブーツの踵で踏みつけた。
機械的に―――
ただ、機械的に娘の頭に銃を押し付け、Amenと祈りの言葉を吐く…
そして……
広場にパンッと乾いた音が響いた……
これがアンデルセンの、悪魔の如き神の粛清が始まった瞬間だった。
―――BAD&DARK・END―――
バイロン(ブルーソルジャー)VSアベル・ナイトロード
途中経過
>361 >362 >363 >364 >365 >367 >368 >410
>411 >461 >539 >543 >546 >547 >553 >621
>640
(伯爵配下の魔法使いの女の子、あだ名はまーちゃん)
えーと、ヴァチカン大殲のレス番まとめが抜けています。
まとめておきますね。
>651 (ナレーター)
>657 (傍観者)
>710 >715 >718 >721 (局長)
>631 >633 >635 >637 >639 >641 >643 >644 >645 >647
>650 >652 >655 >656 >658 >660 >662 >663 >664 >667
>670 >672 >674 >680 >682 >685 >680 >697 >701 >705
>708 >712 >717 >722 >724
レイオット & エレジー一行 & タバサ(乱入) VS アルトルージュ & ヒトラー(乱入)
途中経過
>509 >514 >557 >559 >561 >564 >567 >568 >570 >575 >580
>584 >593 >596 >605 >608 >611 >613 >614 >615 >617 >620
>661 >666 >668 >675 >679 >687 >695 >700
今スレ分の闘争記録だ。
俺のペースが悪くて二スレまたぐ形になっちまった。
だけど、これからはましなペースでやれるはずだからよろしくな!
>24>26>28>30>115>116>212>214>247>262>263>264>265>372>409>463>470
葛葉キョウジ(M) VS 荒木又右衛門
・・・・ここでの纏めだぜ。さて・・・次の場所へ向かうか・・・
>501>503>512>516>540>558>560>565>632>638>642>648>653>659
――転送ターミナル―――→NEXT 吸血大殲 第8章
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