1 :
IoS:
アクエリアンエイジのビジュアル面についてマターリ語ったり議論したりするスレです。
萌え談義、最萌支援、(;´Д`)ハァハァ等はこちらへ。
雑談、イラスト、SS、AA何でもOK。萌えゴコロを爆発させるべし。
【注意】
18禁やそれに相当するものを貼りつける場合、予めその旨を書き込んで下さい。
個人、団体への誹謗中傷等は固く禁止します。
また、当スレはageるとアタックしてくるので、基本はsage進行でお願いします。
前スレ アクエリアンエイジ萌え隔離スレ
http://game.2ch.net/test/read.cgi/cgame/1024328659/ 関連スレ、サイトは
>>2-3
2 :
IoS:02/08/12 06:48 ID:???
3 :
IoS:02/08/12 06:49 ID:???
4 :
NPCさん:02/08/12 06:53 ID:???
な、なんかいろいろ凝ってますね。
新スレおめでとさんです。
5 :
NPCさん:02/08/12 09:09 ID:???
神スレお疲れで〜す。
次はお気に入りキャラのSSでも書きてーなー
6 :
依風はるか:02/08/12 11:59 ID:???
お疲れ様です。
お疲れ様。
8 :
依風はるか:02/08/12 17:42 ID:???
まずはどこの勢力の話にしましょうか。
9 :
IoS:02/08/13 00:54 ID:???
ど忘れ。最萌えの方に誘導貼ってなかった。
そういえば、最萌の支援にでも、カリスマD氏のサイトから
なんか探そうかと思ったが、見事に404になっちまったな。
Googleのキャッシュも併用して掘り起こしてみたんだが、
外部鯖であるはずのBBSとかも404になってたから
当人が本当に引き払ってしまったのだな。
当然画像なんかは引っ張れないし。
・・・最萌支援の為か、お絵かきBBSだけは残っているのが幸いだが。
>外部鯖であるはずのBBSとかも404になってたから
やっぱりか。
3年間続いたサイトが、ここまであっさり消えるとは…
イレイザーに余程の思い入れがあったんだろうな。
去り際の潔さもカリスマか…
でも去ってしまったからには、残って頑張ってる者にとっては
もはやカリスマでもなんでもないわけで。
>12
そう思うのは勝手だけどさ。
いつまでも粘着しているより、潔く引いたほうが美しいこともあるんだ。
本当にイレイザーが好きならな。
>>14 でもプレイヤーが減るとちょっと寂しい。
イレイザー好きは多いもの。
>>11 普通、ここまで綺麗に消さないだろ。
もはやB社に見せつけているとしか思えん。
>>14 残ってる人間が、本当にイレイザーが好きじゃない
みたいな言い方しないでいただきたい・・・
本当に好きだからこそ、戻ってくるのを信じて頑張ろうとしてる人間もいるのですよ。
愛は人それぞれだと思いますが?
去ってしまった者はもうアクエリプレイヤーではないわけで・・・
>>12はそういう意味で言ったんじゃないかなと。
>残ってる人間が、本当にイレイザーが好きじゃない
本当のことを言っただけだが?
>12は失言でした。
撤回します。
20 :
KS:02/08/13 22:42 ID:???
イオの支援を……と思っていたらこんな時間になっちまった。
もったいないので、上げときます。
18禁なので、良い子は見ちゃダメよ。
意識を回復してからの数瞬で、レダ・ブロンウィンは己の置かれている状況を理解した。
場所は、石造りの部屋の中央だ。
立ったまま、両手をそれぞれ左右に引っ張るようにロープで拘束され、磔のような姿を取らされている。
ただでさえ布地面積の少ない服は引き裂かれ、残骸がまとわりついているだけだ。
周囲で揺れる蝋燭の明かりが、細布の隙間から覗く双丘や翳りを照らし、また黒々と闇に塗りこめる。
それは全裸でいるよりもエロチックな光景だった。
目の前には、魔法のワンドを床に立て、瞑想したまま呪文らしきものを唱える少女がいる。
レダをこんな目に合わせた張本人だ。
少女――イオ・プロミネンスはゆっくりと目を開けた。
自分を睨みつける相手に微笑みかける。
「や。気分はどう?」
「……」
状況に相応しくないフレンドリーな態度に、レダは冷たい視線で応じた。
口さがない仲間達が、あれじゃ『氷の魔道師』よね、と陰口を叩くほどの冷気を含んだ視線だ。
「やっだなあ、そんな顔してえ」
「な・ん・の・つ・も・り?」
言葉は氷塊だった。
「あはは……それがさあ」
イオはゆっくりとレダの周りを歩き出した。一転して声が真面目さを帯びる。
「レダも聞いてるでしょ、“トーナメント”のこと」
頷きこそしなかったがレダも知っていた。
この数ヶ月、アクエリアンエイジにかかわる五勢力の少女たちの間に広まった噂。
彼女達を率いるマインドブレイカー――それすらも超える何らかの存在が、勢力の枠を超えてたった一人の少女を選び出そうとしているということ。
そして選ばれた少女は、この世にあらざるほどの“力”を手に入れることができるということ。
「わたしたちはいつの間にかその流れに飲み込まれてしまった」
「……ひっ」
レダは悲鳴を飲み込んだ。
後ろにまわったイオの指が、むき出しのわき腹を、つつ、となで上げたのだった。
「トーナメントに選ばれた“対戦者”には、自分の対戦相手がわかる。レダも気付いてたよね」
その通りだった。
だが、相手がイオだと理解してはいても、共に四大魔道師と呼ばれた盟友相手には逡巡があった。
イオはためらわなかったと見える。
細い指がすくい上げるように、重たい乳房を持ち上げた。
「……っ」
「勝利する方法はふたつ。ひとつは能力で相手を倒すこと。でも、これは遠慮したいのよね」
イオは両の手のひらを乳房に押し当て、後ろから抱きしめるようにして豊かな丘をこねあげた。
手のひらの中央に固い感触が生まれるのに、さほど時間はかからなかった。
「……んっ、あ、いいかげんに……」
「あは。勃ってきたね」
「……」
レダは口を閉ざした。その顔を覗き込めば、珍しく朱に染まっているのが確認できたろう。
その顔に向けて左の胸を持ち上げると、イオはわざと視界に入るように屹立した乳首をいじりだす。
「んっ……そ……いや、いやらしい……」
もはやレダは、吐息の中に官能の響きをこらえることができない。
「どこまで話したっけ。そうそう、でね、大事な友達なわけだし、流血の惨事なんてのは避けたいの。残ったもうひとつの方法は、相手を墜として『負けを認めさせる』こと」
イオの右手は下に伸びた。
レダは何とか身を捩じらせて逃れようとするが、乳首に爪を立てられ、体が硬直してしまう。
その隙に細い指は叢を掻き分け、ほころび始めた淫裂にたどり着いた。
くちゅ
明らかに汗とは違う粘液の立てる音がして、レダは耳まで真っ赤になった。
「墜ちてね」
「う、嘘っ、なんでこんなことで……」
さっきから漠然と感じていた感覚は、もう押さえようもない快楽として知覚されていた。
息は自然と荒くなり、抜けるように白かった肌は上気してピンク色に染まっている。
知らずに溢れ出した愛蜜が、太ももに幾筋もの線を引いている。
触れられてもいない淫核がきつく自己主張を始めるに到って、レダもその原因に気付いた。
「……この臭気……媚薬っ……蝋燭に仕込んだわね……」
「そ。随分と気に入ってもらえたみたいじゃない♪」
すでに解毒剤を服用済みのイオは、正解に達したレダを陽気に誉める余裕があった。
「あ、や……い、挿れないでっ」
つぷ、とイオは人差し指の第一関節までを、レダの胎内に挿入した。
きついくらいの締め付けの中で、内側の襞を指の腹で引っかくように刺激する。
その動きの分、押し出された蜜が、ぷちゅ、と溢れ出した。
「やめなさいっ……んんんんっ……や、やめて。お願い……イオ」
「キツキツだね。“学舎”じゃ下級生に大人気の“レダおねーさま”だったから、とっくに経験済みかと思ってたけど。お気に入りのネコちゃんが見つからなかったの? うん?」
「あ、あたしはそんな趣味……ふうううぅっ!」
人差し指とは別に、親指が淫核を弄びだした。
直接タッチするのではなく、愛液でべっとりとなった陰毛越しに愛らしい突起をこすりたてていく。
左手は、指が食い込むほどに胸をいらうのを止めない。
それに加えてイオは、破れた布の間から覗くレダの背中の皮膚に、強めのキスを繰り返した。
「そん、そんなにっ、され、たらっ」
揺れる胸の先から、汗の玉が飛び散る。
レダはやがて訪れる運命から逃れようとでもするように、激しく身をよじった。
「我慢してないで墜ちちゃいなってば。ほら」
「ひっ!」
とどめとばかりに、レダの背骨に添ってイオは下から上へと舐め上げた。
同時に、ボタンを押すみたいに親指が淫核を押しつぶす。
「っっっっっっっ!」
びくっ、びくっ、と半裸の肢体を痙攣させて、レダは絶頂に達した。
もはやむき出しになった股間から熱い液が溢れ出し、イオの手をびっしょりと濡らした。
「じゃ、次に進むのはあたしってことで」
ぐったりと顔を伏せたレダの表情を、イオが覗き込む。
と、汗まみれで伏せられた顔に何を感じたのか、イオは半歩跳び下がった。
表情を険しくして慌ててふりむく。本当なら2メートルは離れるつもりだったのだ。
視線の先には何もなかった。正確には何も見えなかった。
彼女の行動は、濃密な空気流によってさえぎられていたのである。
すなわち、風に。
渦巻く気流はイオを捉え、移動を困難にした。
「よくも好き勝手やってくれたわねぇ」
氷の言葉。
顔を上げたレダの瞳には、嫌な光が宿っていた。
両手は左右に拘束されたままだ。魔法を行使できるはずがない。
いや。
十字になるように両手を引っ張っていたロープは、わずかにたわんでいた。
そのたわみが、手首を曲げられる程度――片手で呪印が組める程度の余裕をレダに与えていたのだ。
快楽に抗おうと、レダは激しく身をよじっていた。
それがこの余裕を生み出す為のフェイクであったと気付いたイオの前で、繊手が別の印を組んだ。
ごお、と室内を風が渡る。
周囲の壁に配された蝋燭の炎が、ちぎれんばかりに揺れ動いた。
「お仕置きしなくちゃねえ、イオ?」
「や、やだなあ。そんな怖い顔しなくてもいいでしょ。気持ちよくさせたげたじゃ」
ひょお、と走った烈風が、イオの左耳からイヤリングを弾き飛ばした。
「うわ、マジ?」
「よくもあんな……あんな……っ」
レダの頭にはすっかり血が上っていた。あんな、と繰り返すたびに顔が真っ赤になっていく。
「今なら仲直りできると思うなあ、あたしたち」
「うるさい、この馬鹿女!」
レダの指が決定的な攻撃印を組んだ。
その直前。
「しょうがないか」
イオは右手の指を鳴らした。
薄暗い室内に光が爆発した。
今まで闇に塗りこめられていた天井は5メートルも上にあった。
その間の空間に何十本もの鉄竿が渡され、そこに無数の蝋燭が設置されていたのである。
光の正体は、イオの魔力で一斉にともされた蝋燭の炎であった。
あることに気付き、レダは風の印を解こうとした。
わずかに遅かった。
煌々と輝く蝋燭――その間を渡った風は、溶け出した蝋の飛沫を飛び散らせていたのである。
数え切れないほどの熱蝋の雨が、二人の少女の上に降り注いだ。
風の束縛が弱まったイオは、ワンドから放出した炎で蝋の雨を蒸散させ、安全圏に退避した。
レダはそうはいかなかった。
避けることもできないその肩に、頭に、首筋に、肩甲骨に、背中に、二の腕に、手の甲に、指の先に、腰に、お尻に、太腿に、ふくらはぎに、次々と白い蝋が降り注ぎ、スレンダーな少女を責め立て、奇妙なダンスを踊らせた。
「あ、つ、熱っ、ああああっ!」
落下してからの距離が長いため、火傷させるほどの熱さではない。
だが、絶え間なく続く熱蝋の攻めは、少女の身体よりも心にダメージを与えていた。
「ひっ……ひっく……もう、いやぁ……」
いつしか子供みたいに泣くじゃくるレダ。
全身に付着した蝋は白く輝き、陵辱を受けた少女の身体を、怪しく飾り立てている。
その身体に、変化が生じた。
「なに……これぇ」
風はすでに止んでいる。
垂れ落ちる蝋は飛沫ではなく、自然に溶けて溢れる大粒の雫になっていた。
そのうちのひとつが、レダの右肩を打った。
「あんっ!」
声は明らかに悦楽の響きを含んでいた。
空気中に大量に気化した媚薬はレダの肺から吸収され、これまでに数十倍する感覚を与えていたのだ。
打ちつける熱の感触をすら、快楽と感じるように。
「嘘……嘘……痛いのに……熱いのにい……」
ぴしゃっ
「ひ!」
雫が落ちるたびに、レダは軽い絶頂を迎えた。
数にすれば数十回を越えていただろう。
そしてひときわ大きな雫が耳朶を打ったとき、
「いやぁぁぁぁぁぁぁぁッ!」
絶叫したレダは、今度こそ意識を失った。
ロープを焼ききり、崩れ落ちる友人を見届けると、イオは静かに鉄扉を閉じてその場を去るのだった。
(つづく)
(;´Д`)/ 先生!イオ支援なのかレダ支援なのかわかりません!(w
ハァハァ・・・ハァハァ・・・ウッ、〜o
今更新スレ乙
リフレッシュに望無しでデッキ組んでみた…白青は変わらないけど
>20-26
(;´Д`)ハァハァ…
とりあえず、レダ支援な気がするのは気のせい?
自分も書かなきゃ〜…
>イレイザー絡み
イレイザースレに移動しる!
…いやさ、ネタが無いのは確かだけど
29 :
IoS:02/08/14 01:50 ID:???
土曜ってことは、今日含めてあと3日か……。
以前よりも長くなりそうなんで、ここにageるのは止めた方がいい気もしてきました。
>20-26
コレ見てたら白票->イオに一票になってたな。あくまでイオ支援らしいし(w
支援かどうか微妙なトコだが、スパロボ(SRC)風メッセージを。9割9分捏造。
精神は威圧,1, 信頼,1, 集中,7, 努力,15, 愛,23, 捨て身,30
スリエル
回避, 神よ、感謝いたします……
回避, 力を制御できていない……
回避, 避けられた……
回避, ……当たらない
回避, よく狙わないと……
回避, 巨大なエネルギー……;けれど無駄なエネルギー……
回避(対EGO), 空間波動を感知……相殺します
回避(対ダークロア), 神よ、迷える幼子を救いたまえ……
ダメージ小, かすり傷……
ダメージ小, ……気はすみましたか?
ダメージ小, 無駄な戦いは止めてください……
ダメージ小, こんな事をして、何になるのですか……?
ダメージ中, あなたは何故……戦っているのですか?
ダメージ中, まだ、わたしは立っています……
ダメージ中, あなたも必死なのですね……
ダメージ中, ただでは済ませて貰えませんか……
ダメージ中, くっ…流石に……
ダメージ大, ……こちらも……倒れる訳には……
ダメージ大, 目で追えても……身体が追いつかない……
ダメージ大, わたしは、退くわけにはいきませんから……
ダメージ大, くぅ…っ! 押されていますね……
破壊, すみません……力になれませんでした
脱出, ごめんなさい……
射程外, 神のご意志なのでしょうか……?
射程外, …………
攻撃, 絶望の先の希望が見えますか……?
攻撃, これが、神のご意志ですから……
攻撃, せめて、良い死を……
攻撃, 本意ではないのですが……
攻撃, 邪視の大天使の力、お見せしましょう……
攻撃, あの人や……他の皆のために……
攻撃, 救いたい……
攻撃, 今は、戦わなくてはいけない……
攻撃, もっと、希望をもって……
攻撃, ……ちょっとだけ、怒りますよ?
威圧, 邪視の力……あなたに耐えられますか?
威圧, わたしのこの邪視が役に立つのなら……
愛, いつのまにか……あなたへの想いで満たされている……
33 :
IoS:02/08/16 01:02 ID:???
>31-32
そーいや、SRCって物もあったなと思い出しました。
票入れ忘れた、ゴメン(勝ったから許して?)
>>31-32 別にスリエルじゃなくても良いという罠
着眼点は悪くないので50点ってところだな。
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃ [攻] ━━━━━━━━━━━ [ HP ] ━━━━━━━━━━━.[援][反].┃
┃ .. ?????/????? 4000/4000 ┃
┃ 0 ● 200/200 ━━━━━ .[ EN ]. ━━━━━ 120/120 ● 0 ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
ヘヘ
_ -|‐|-、 ───
, ' /二二 ヽ─────
i イノノノ))))──
! (|| ( | | || ── /□───
ノ ≪ "_ー_ノ≫ /□ □─
//ヽ\ ヽy/|」 ̄ ̄ )ミ ◇ □───
|/ | 〉 /ノ )ヽ 」 ◇
/ ノ /___ノ/_| ヽ_丿──
死━━━━ / \ i /!く」i〉ノ━━━━━━━━━━━━━━━━━━
↑ | ノミ | !ノ/|| | ────
死印 \/ノ | |く/ l」 ! ) ──
ヽ/ /,ノ l !_ヽ──
彳 / | | ヾ
/. | |
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃ _ -|‐|-、 ┃
┃ , ' /二二 ヽ 美鈴 ┃
┃ i イノノノ)))) 「当たらなければどうということは無い!」 ┃
┃ ! (|| ( | | || ┃
┃ ノ ≪ " (フ_ノ≫ ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
忙しくて新作作れない・・。
諸君 わたしは巫女さんが好きだ
諸君 わたしは巫女さんが好きだ
諸君 わたしは巫女さんが大好きだ
淨が好きだ 祓が好きだ 見習いが好きだ
凶が好きだ 結が好きだ 凪が好きだ
鎮が好きだ 四神が好きだ 千早が好きだ
八咫鏡で 護摩壇で 神楽舞で 神籬で 草薙剣で
小烏丸で 大祓祝詞で 修祓で 布瑠の言で 八千矛で
アクエリのありとあらゆるカードで活躍する巫女さんが大好きだ
竹箒を手にした 境内の巫女さんが 風に舞う落ち葉を 掃除するのが好きだ
幅広く散り落ちた枯れ葉が 境内からなくなった時など 心がおどる
桜子の操る 朱雀の力が 敵WIZ-DOMを撃破するのが好きだ
呪文を唱えて 燃えさかる指先から 撃ち出された魔法を 静流が鎮めた時など 胸がすくような気持ちだった
七支刀を構えた 凶巫女“弓削 遙”が 敵の勢力を 蹂躪するのが好きだ
憑依状態の禍巫女が 壊滅状態の敵陣に 何度も何度も攻撃している様など 感動すら覚える
直焼き主義の プロジェクト達を手札中に 溜め込んでいく様などはもうたまらない
渾身のプロジェクトが “厳島 美鈴”の支払った1コストとともに 清浄なるエフェクトに さくさくとカウンターされるのも最高だ
哀れな抵抗者達が 雑多な強化カードで 健気にも立ち向かってきたのを “鹿島 栞”の特殊能力が
勝ちパターンごと木端微塵に粉砕した時など 絶頂すら覚える
数枚のイラストに 滅茶苦茶にされるのが好きだ
祝巫女や軍巫女がその絵で 胸や脚の肌を露にしている様は とてもとても悲しいものだ
漫画版のデザインを見せ付けられ 悶絶されるのが好きだ
出雲鈴穂のような格好に 巫女呼ばわりされるのは 屈辱の極みだ
諸君 私は巫女さんを 無敵の様な巫女さんを望んでいる
諸君 私に付き従う巫女萌友諸君 君達は一体 何を望んでいる?
更なる巫女さんを望むか? 情け容赦のない 実用本位な巫女さんを望むか?
献神精励の限りを尽くし 三千世界の鴉すら従う 女神のような巫女さんを望むか?
巫女さん!! 巫女さん!! 巫女さん!!
よろしい ならば巫女さんだ
我々は妄執の魂を秘めて 今まさに萌え上がらんとする萌御霊だ
だが、この重い要石の下で 幾年もの間 堪え続けて来た我々に ただの巫女さんではもはや足りない!!
超巫女さんを!! 一心不乱の超巫女さんを!!
我らはわずかに一個大体 千人に満たぬ萌魂に過ぎない
だが諸君は 一騎当千の古強者だと 私は信仰している
ならば我らは諸君と私で 総投票100万と1票の萌集団となる
我々を忘却の彼方へと追いやり 眠りこけている連中を叩き起こそう
髪の毛をつかんで 引きずり下ろし 眼を開けさせ 思い出させよう
連中に巫女さんの萌えを 思い知らせてやる
連中に我々の 弓鳴りの音を思い出させてやる
高天原と根の国とのはざまには 奴らの神学では思いもよらぬ聖職者がある事を思い出させてやる
一千人の巫女萌の集団で 世界を萌やし尽くしてやる
全巫女禊開始 祭事大祓始動
投稿!! 全投票 全支援 解除
「最後の巫女さん萌え指揮官より 全巫女さん萌えへ」
目標 にちゃんねる投票所板 最萌トーナメント投票所!!
第二次美鈴さん勝利作戦 状況を開始せよ
ハァハァしすぎるなよ 諸君
鈴鹿御前も巫女なんだろうか?
>>38 鈴ちゃんはお姫様。サポーターズアクセサリーのボックスにあった八重咲版の
イラストが意外と可愛いのですよ。鈴鹿は。
次は弓削遙vs神山琴音か〜。
攻vs受、いじめっこvsいじめられっこ、えすvsえむ・・・
眼鏡っこマンセー
ところでメガネっこといえばやっぱり
メガネ取ったら美人よりもメガネかけたままを愛するのが基本だよねえ。
>>41 基本です。
そしてメガネっ娘は寝る時もお風呂に入る時もメガネをかけたままなのです!
甘い。眼鏡のもう一つのデファクトスタンダードは、
眼鏡装備時はキツ目の性格->眼鏡が外れると素直な性格
コレだね。
>メガネかけたままを愛する
いらぬ妄想をしてしまった漏れは逝ってよしでつか?
>>44 >メガネかけたままを愛する
漏れも一緒に逝こう、友よ。
>>46 望キターーーー(。A。)ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!
>46
ついに目覚めたか…伝説の獣が
投票残り3時間、手遅れかもしれないが投下します。
タイトルは『すすき野原の奈落』
遙×琴音でリョジョークキティーク。閲覧にはご注意を。
生い茂るススキの海をかき分けて、神山琴音が走る。
西の空が紫に染まる黄昏時。小さな肩を震わせて息を乱し、どこかで落とした麦わら帽子のことも忘れて、何かから逃げるかのように。
「いや……来ないでっ……!」
何かが追ってきている。いや、追ってきているという表現が正しいかどうかも分からない。気配を感じ取ることには長けているはずのサトリの自分でさえ、追っ手の気配を特定できなかった。
後ろから追ってきているようにも思えるし、突然目の前に立ちふさがるかのようにも感じられた。
その気配が位置を変えるたび、何度走る向きを変えただろうか。もう野原のどこを走っているのか、見当さえ付かなくなったとき、不意に琴音は地面の不自然な隆起に躓いた。
「あっ……!」
突然のことで受け身もとれずに、体が前方に投げ出される。琴音は転倒を予感して無意識に体を丸めようとするが、果たしてその小さな体が地面と衝突することはなかった。
ぽふっ……
そんな感触とともに、琴音は優しく抱き留められる。柔らかくいい香りのするその感触に図らずも顔を埋めてしまい、琴音は自分が転倒するほど慌てて走っていた理由を、一瞬忘れた。
「……大丈夫かな?」
けれど、すぐに頭上からかけられた声が琴音を現実に引き戻す。
「あ、ご、ごめんなさい……!」
狼狽して、その感触から顔を引きはがす。頬が紅潮するのを感じながら、ずれた眼鏡をかけ直して頭を下げた。
「怪我はない?」
やわらかな感触の正体……転びかけた琴音を抱き留めた女が微笑む。
巫女――だろうか、どこか気怠げな印象の女だった。白衣に緋袴の巫女装束を着崩していて、長い髪を結わえもせずに垂らしている。
しどけなくくつろげた白衣の襟元から覗く豊かな膨らみは――まあ、先ほどの感触といい、そういうことなのだろう。
「い、いえ、大丈夫なんですけどその、ええと」
「まあ――怪我がなくて良かった。それとね、これ」
軽いパニック状態の琴音を制して、女――弓削遙は白いリボンを結んだ麦わら帽子を差し出す。
「忘れ物……落とし物かな? あなたのじゃないかと……ああ、名前を聞いても?」
「あ、はい。神山琴音……です」
「そう、琴音ちゃんのじゃないかと思って。さっき拾ったのだけどね」
「あ……!」
遙の差し出したのは、どこかで落とした琴音の麦わら帽子に相違ない。それを見て初めて、琴音は自分が額の角を出したままで会話していたのを思い出した。
「ああ、気にしない気にしない。私なら大丈夫だから」
慌てる琴音の手に麦わら帽子を渡し、遙は微笑んだ。その笑顔を見て、琴音は安堵する。
(この人……怖くない……)
人外の異種族はしばしば迫害を受ける。サトリの琴音も例外ではなく、それゆえ彼女は人間を恐れていたのだが――目の前の女から、害意は感じられなかった。
「でもこんな時間に女の子が一人で出歩くのは感心しないね。それでなくても最近は物騒なのだし、ましてやこんな人気のないところで……ね?」
不意に――遙の瞳が、正面から琴音を捉える。
「こんなに可愛い娘なのだもの。どんなケモノが誘われて寄ってくるやら、知れたものじゃない」
その瞳が妖しく煌めいた次の瞬間。
もう琴音は、その女の腕に囚われていた。
「え……?」
その腕の中で、琴音は小さく声をあげる。
琴音は気づくべきだったのだ。果たして、自分が何から逃げていたのかに。
「ほら……ここにも一匹。お腹を空かせたケモノが、誘い寄せられてしまったよ」
吐息のように紡がれる言葉は、その意に反してなぜか優しい。
琴音は知らなかった。ひとを壊そうとするのは、何も害意だけではないのだということを。
琴音を喰らおうとする遙の感情は、どこまでも穏やかで。
その穏やかさのままに――遙は、飢えていた。
「可哀想だけどね。私が、美鈴のもとに辿り着くために」
――壊れて、もらうよ――
囁きは、どこまでも穏やかだった。
「いやああああっ!」
黄昏時の野原に、絹を裂くような悲鳴が響く。
けれど既に、琴音の動きは完全に封じられていた。
身をよじって逃れようとするも、抱きすくめる遙の膂力は尋常のものではなかった。曲がりなりにも鬼の眷属である琴音の本気の抵抗を、いとも容易くねじ伏せている。
「ふふ、そう邪険にしなくても。何も捕って喰おうというわけじゃ……ない、とは言えないか」
苦笑しながら、左手一本で琴音を拘束した遙は空いた右手を琴音の首に添え、その顔を上向かせた。
「いやっ……嫌です! 離しっ……んう!」
顔を背けようとする琴音の抵抗は意にも介さず、遙は唇を琴音のそれに重ねた。
「んううっ……!」
しっとりとした感触が琴音の唇を包んだ刹那、今度はぬらりと生暖かいものが唇をなぞり、舐め回す。まだ誰も触れたことのない唇を、遙の舌が存分に味わう。
「力、抜いて……ね?」
一度唇を離した遙が、拘束する腕の力からは信じられないような優しい声色で告げる。
「嫌です……いやぁ……」
それが聞こえているのかいないのか、琴音はなおも涙ながらに抗う。
「そう……じゃあ、仕方ないね。私もいつまでも優しくできるわけじゃないから」
「ひっ!?」
遙は引きつった悲鳴を上げる琴音を押し倒し、手早く後ろ手に縛り上げてしまった。そのまま仰向けに地面に寝かせると、その上に覆い被さる。
「悪いけどここからは好き勝手するよ。……まあ、最初からそのつもりだったけどね」
それでもその微笑みは変わらずに、琴音のワンピースに手をかける。後ろ手に縛っているために脱がすことのできないワンピースを強引に引き下ろして、琴音の胸元があらわにされる。
「ふうん……琴音ちゃん、ブラまだなんだ?」
「……っ!」
幼い胸を外気に晒され、琴音は羞恥と恐怖とで声も出ない。遙はあるかないかの膨らみに手を添えると、慈しむように触れ始めた。
「ちっちゃくて可愛いね、琴音ちゃんのおっぱい」
「ひぅ……っ!」
『揉む』というよりは『さする』と言った方が近いような愛撫。他人の手にはもちろん、まだ自分ですら触れたことのないようなそこへ、遙のひんやりした手が触れていく。
「ふふ……琴音ちゃんの肌、すべすべで気持ちいい……」
「あ……うぅっ……」
『好き勝手』という遙の言葉から、乱暴な行為を予感した琴音の予想はある意味、裏切られた。遙の愛撫は繊細で、幼い体から巧妙に快楽を引き出していく。
「……美味しそう。もうちょっと我慢しても良かったけど……食べちゃおうかな」
言うなり、遙は琴音の胸に唇を寄せた。先ほど唇を堪能した舌が、今度は琴音の肌を這い回る。
「ひ!? いや、お願い、やめてくださ……」
「んんー。はむ、んちゅ……」
「あうううっ!」
琴音の哀願を遮って、遙の唇が琴音の胸の頂を吸い上げる。その未知の感触に、琴音は震えた。
「……えっちな娘。ここ、もう立ってるよ……?」
「いやぁ……うそ、うそです……」
「ほんとだもの。ほら……」
「ひああっ!」
不意に、遙の指先が琴音の乳首を摘み上げた。
「痛い、痛いです……っ!」
「そう? でも、それだけじゃないでしょう……」
「そんなことっ……ぅあ! やめて、放してぇ……」
琴音の双眸に涙が浮かぶ。遙は指先の力を緩めながら、眼鏡をずらすしてその涙を舐めとった。
「さて……と。そろそろこっちも……いいかな?」
飽きるまで琴音の顔に舌を這わせた遙は、その手を琴音のスカートの中に忍ばせる。ほっそりしたふくらはぎから、やわらかな太股を何度も撫で回していく。撫でながら、徐々にその手を足の付け根へと近づけていった。
ワンピースのスカートをまくり上げると、かわいらしい白のショーツに守られた琴音の股間があらわになった。
「いやぁ……見ないで……」
「ふふ、だーめ」
両腕を拘束されているため、体のどこも隠すことのできない琴音はせめて身をよじり、両足をぴったりととじ合わせて遙の目からそこを隠そうとする。けれどその程度の抵抗で遙から逃れられるはずもなく、いとも容易く両足の間に割って入った遙は琴音のそこへ顔を近づけた。
「いやあっ!」
「ふふ、可愛い……それに、もうちょっとだけ濡らしてるんだ? えっちな娘……」
「う、嘘……っ」
「うそつきはそっち。ふーん、やっぱり忍に頼み込んで都合してもらった甲斐はあったかな……」
「え……?」
「琴音ちゃんは知らなくてもいいことだよ」
「ひゃううっ!」
琴音の疑問を遮って、遙がショーツの上からそっと息を吹きかける。
実を言えば、遙の巫女装束や長い髪、そして肌からもたちのぼる芳香……これは、しばしばくのいちなどが用いる催淫香であった。ご丁寧にも、対ダークロア用に遙がさらに手を加えた特別製――ゆえに、遙自身を犯すことはなく、琴音の感覚のみを狂わせていたのである。
もちろんそれを知るよしもない琴音は、遙の手によって引き出されていく感覚に戸惑うしかなかった。自分ですら触れたことのないような場所を思うさま弄ばれて、嫌悪しか生まないはずのその行為から快楽を汲み上げていく自分の肉体に怯えることしかできない。
「ん、美味し……」
「いや、なに、どうして……っ」
肌はひんやりとしているくせに、なぜか熱を帯びた遙の舌が、ショーツの上から秘裂くをなぞりあげる。そのたび、ショーツに浮かんだ染みはその面積を増していく。
「これ……脱いじゃおうね」
言うと、遙は琴音の腰を抱き上げて浮かせ、その足から最後の一枚を抜き取ってしまった。抵抗が無意味なことは既にいやと言うほど思い知ったのか、琴音は小さくうめくだけ。
ワンピースは着たままで後ろ手に縛り上げられ、胸と下半身を晒したその姿はいやがおうにも遙の欲望をそそった。
ともすればその柔肌にむさぼり尽きたくなる衝動を抑え、遙は悠然とした態度を維持する。当然のような顔をして琴音を弄び、その言葉で琴音の理性を蕩かしていく。
「すごいね……ほら、もうこんなにほころびてる。本当はこういうの、好きなんだ?」
「うそっ……違います、私こんなの……っあ!」
「違わないよ。だって、ここはこんなに嬉しそうだもの」
「ひゃんんっ! お願い、もうやめ……ひぅ!!」
指で、舌で、言葉でいいように弄ばれて、琴音は遙の腕の中で悶える。やがてその肉体は、与えられる快楽に恭順を示し始めた。
「ひゃう、あううっ……んああっ!」
「いい声で鳴くね……気持ちいい?」
遙の問いに答える余裕もなく、琴音は初めての快感にむせび泣くばかり。
「なに……? きちゃう、なにか、ひんっ……!!!」
「いきそうなの、琴音……? そういう時はね、イくって言うんだよ?」
絶頂の気配に、遙が諭すようにささやく。
「いくぅぅっ……いや、いやあっ……やあああああああ!」
そして、幼い体は初めて快楽の極みを知った。
「はあっ……ひっ、ううっ……」
抱きしめた震える体をそっと放して、遙はささやく。
「気持ちよかった……?」
もとより返答は期待していない。だから遙は、琴音の反応を待たずに袴の帯をほどいた。
「……?」
未だ絶頂の余韻をたゆたうままの琴音が、とろんとした目を向けてくる。
「じゃ、次は私の番だよ」
するり、と袴を脱ぎ捨て、白衣の袖から腕を抜き、遙は薄物一枚の姿になると琴音に向き直る。
そして、琴音の意識はそれこそ一瞬で高みから引きずりおろされた。
「ひ……っ!?」
そこには、あってはならないものがあった。襦袢の前をはだけた遙の下腹部、そこにはびくびくと脈打つ陰茎がそそり立っていたのである。
「初めての相手がプラスチックのオモチャじゃあまりに無粋だからね。まあ、術で作った紛い物ではあるけど」
遙は言うと、今度こそ掛け値なしの恐怖に震え上がる琴音の細腰に手をかけた。
「嫌、嫌ですっ……! やめて、お願いですから……!」
「言わなかったかな? 私が、好き勝手にするんだよ」
身をよじり、四つんばいで逃げようとする琴音をそのまま押さえつけ、遙は剛直に手を添えて琴音の秘所に狙いを定めた。
「私はここからが本番。まあ一度イってるし、大丈夫だよ」
「いやあああっ!!」
秘所からにじむ愛液を肉棒になじませると、遙は挿入を開始した。
ずぶっ……
「あぐうううっ! いや、抜いてえええっ!」
「まだ先っぽだけだよ。気が早い」
素っ気なく言い放ち、さらに腰を進める。
まやかしの肉棒が幼い秘裂を引き裂き、蹂躙していく感触。壊れた楽器のように悲鳴を上げ続ける琴音を後ろから貫きながら、遙はその感触に背筋を震わせた。
「あは……さすがにきついね、これは……」
「痛いいいいいっっ! いや、やめてええええええっ!」
「しゃべってると舌噛むよ」
めりめりと処女肉を引き裂きながら、遙は琴音の唇に指を差し入れた。指で舌の根本を押さえてやると、悲鳴がくぐもったうめきに変わる。それを聞きながら、遙は肉棒の先に琴音の純血の証を感じた。
「さ、いくよ。力は抜いた方がいいと思うけど……まあお好きに」
それだけ言って、一気に最奥まで突き入れる。
「んぐっ……ひぐううううううううっ!」
「っつ……」
琴音の唇に突っ込んだままの指に、痛みに歯を食いしばる琴音の牙が食い込む。上の口からは遙の、秘所からは破瓜の鮮血を滴らせて身悶える琴音の姿に、またまやかしの男根がいっそう肥大するのを感じながら、遙は腰を使い始めた。
「そうだ……こういうの、どう……?」
遙は手を伸ばして近くのススキを手折ると、その穂先を結合部に触れさせてみる。
「きゃひっ!?」
限界まで広げられた花弁をススキの穂にくすぐられ、琴音が裏返った悲鳴を上げる。その表紙に、くわえさせていた指が吐き出された。
「あーあ。噛みちぎられるかと思ったよ」
その割には怒ってもいない口調で、遙はススキの穂を操る。首筋、胸元、背中……およそ考えつく限りの敏感な箇所をくすぐるたびに上がる、悲鳴とも嬌声ともつかぬさけびが、遙をいたく刺激した。
「きゃひぃいいっ! やはっ、ひきゃあああああ!」
「いい声……もっと聞かせて?」
そうして、遙は穂先を肥大した花芯へと当てる。
「いやああっ……ひ、きひぃっ――――――!」
痛みと、快楽と、羞恥と、絶望と。
押し寄せる刺激の奔流が、少女の許容範囲を超えてしまったのか。
「ぁ……ぅ……」
それっきり、悲鳴は止んでしまった。
「ああ……壊れちゃった? でも、その方が幸せかな」
「……ぅ……」
遙はくたりと弛緩した琴音の体を、繋がったまま仰向けに返した。虚ろな瞳に微笑みかけて、半開きになった唇に口づける。
「ん、ちゅ……」
「んぅ……」
歯列を割って舌を差し入れ、小さな琴音の舌に絡めてついばんでも、もう抵抗はない。己の血の味がまだ残る口中を存分に味わいながら、弄ばれるままに腕の中で堕ちていく少女を遙はかすかに哀れんだ。
「っく……ああ、そろそろ……限界かな。出すよ……?」
「……やぅ……」
おそらくはそれが最後の意識だろう。虚ろな瞳に涙を浮かべ、琴音はふるふるとかぶりを振った。けれどいまさらそんな仕草は、遙の獣欲に油を注ぐだけ。
「……ふふ……あはっ……!」
哄笑とともに、遙はまやかしの精を放った。
どぷっ! びゅるるっ!
「…………ぁ…………」
眼鏡の奥の瞳から、最後の涙が一滴、したたり落ちる。
それを最後に、少女は奈落の縁へと堕ちた。
ごぽ……
「……はあ。終わり、か……」
小さな胎に収まりきらず、少女の膣から白濁があふれ出す。遙が術をとき、まやかしの肉棒が消え失せると、栓を抜いたようにそれらが流れ出した。
破瓜の血を含んでピンク色に染まるそれを一瞥し、琴音に噛ませていた指の傷を舐める。まだ止まらない血の味が、遙の欲望を冷ましていった。
「可哀想な娘。もう、戻れない……」
失神している琴音を胸に抱くその姿はまるで、お気に入りの人形を壊してしまった少女のような喪失感を浮かべている。
そのくせ、壊してしまうために新しい人形を欲しがっているのだから救いがない。
――まだ、宴は始まったばかり。
遙は服装を整え、琴音を抱いて立ち上がる。
「美鈴……もうすぐ、そこへ行くから」
つぶやいて、遙は野原に背を向けた。
ちやほやされているキャラを描けば
簡単に神様になれるってことか。
そのへんどうよ
>>46
>61
ならばお前も神になってみろ、と返してみるテスト
実際絵描ける奴ぁ羨ましいわ、自分は
>>61 しかし、ちやほやされているが故
叩かれ覚悟も必要だろ
俺だったらかかんぞ、ちやほやされてるキャラ
叩かれるからな
・・・まぁ良ければなんでもイイガナー
望を描けば神になる。
明らかに他のキャラとは扱いが違う。
こんな奴らが最萌やこのスレを駄目にするんだ。
>>49 ナイスです。
萌えさせていただきました。
>>62 夏厨を相手にしてはいけませんよ。
>64
てゆーか、望が好きだから描いたんだろ。個人の勝手じゃないか。
端から見てれば、そうやって望のファンを片っ端から閉め出そうとして
お前みたいなやつの方がスレを駄目にしてると思うのだが。
どのキャラのファンも最萌を楽しみたいと思ってるんだよ。
67 :
IoS:02/08/19 00:28 ID:???
文字ネタはメモ帳でも書けるが、
絵を描くには技術がいる。しかも比較的効果が高い。
絵心はつけとくべきだったね。
ちやほやされてるキャラ程、要求されるネタ・ハァハァレベルが高くなるという事を無視するのかね?と(・∀・)ネマタ!!
68 :
49:02/08/19 01:20 ID:???
>>文字ネタはメモ帳でも書けるが
絵心0のSS専な自分には事実なだけに痛いご意見。
実際のところ、文字より絵のほうが手間も金もかかるしね。
まあ、結局文章に勝負をかけるしかない自分としては、
『何を書くか』を出発点に『どう書くか』へと昇華させたいわけで。
望描いたら神でちやほや、なんて話はどうでもいいです。
そもそも二次とはいえ創作物を不特定多数の目にさらす段階で、描き手(書き手)それぞれが自分の中で結論を出すべき問題でしょ?
そのうえで、人の意見を肥やしにしてきゃいいんだから。
俺だって絵は描けないから、ひとさまの絵を見ていろいろ思うことはあっても、安易に批判する気は起きないよ。
別に否定意見を口にするなってわけじゃない。むしろ的を得た批判が良薬になることは多いし。
ただ、人の創作物に意見するならもちっと建設的な方向でいって欲しいなあ、と思うんだがね。
長々と語ってスマソ。
>>65氏感想サンクス!
69 :
IoS:02/08/19 02:19 ID:???
>49氏
自宅で秀丸+会社でメモ帳ですわ。逆にコソーリ書いとけるのがオイシイですな。(仕事しる!)
>50-59読みました。……美鈴VS遙の時に支援合戦したら漏れじゃ勝てる気しないな。
そういや、あれっていくらくらい時間かかってます?
自分、休日丸々使って書けなかった事もあったり……。
しかし、イラストものの場合
望とそれ以外のキャラとで扱いが違うのは事実。
これについては反省するべき。
みんな自分がイイ!と思ったものに反応してるだけで
扱いが違うって事はないと思うよ。
イイ感じのSSやイラスト、自分の好きなキャラに対する反応は
必然的に大きくなっても不思議じゃないかなと。
前スレだったか、たしかに望ファンの中には偏った発言する人もいたが
大半はそんな人ばかりではないわけで。
俺も望のイラストは嫌いじゃないし、困った人は放っておくのが良いかと。
それよりも、このスレでもある程度イニシアチブとってるような人達が、
後藤なおさんのファンに対して露骨に嫌がらせしてるっぽいのが気になりますよ。
71さんの言う通り、皆が素直に反応しちゃってるわけで、それは元ネタが
人気キャラだからといって批判的に見るのは違うんじゃないかな。折角
最萌を盛り上げようとしてくれてるんだから。
そうか?
>>60なんかを見ると望以外は眼中にないようだが?
それは60が望萌えだからでは。
このスレ住人みんなが望ファンじゃないし。
ちゃんと「俺的に神」って書いてあるよ。
「このスレ的に神」とは書いてないし。
自分の好きキャラの萌え絵やSSかいてくれる人は
やっぱその人にとっては嬉しいもんじゃないでしょうか。
こうして毎度のように議論になるのは、
このスレの住人が望に対して騒ぎすぎるからだと思います。
個人レベルで改めなければ、
この先も、望の絵が貼られるたびに論争が起こるのではないでしょうか。
>>75 それは言えてる。
もうやだよ、望の絵で荒れるのは。
>75-76
だからと言って描いたりageたりするのを止める訳にもいかんし…
次までの宿題やね
78 :
49:02/08/19 13:33 ID:???
>>Ios氏
美鈴vs遙で支援合戦…ですか。
しかし漏れの脳内遙さんは本性がキティークのくせに本命の美鈴さんにはダダ甘なので、
「美鈴にだったら負けてもいいやー」とか言い出しかねません。駄目じゃん!
支援はします。遙×美鈴でラブいちゃ18禁。
所要時間は…確か昼過ぎに書き始めてあの時間に投稿だから、9時間程度ですな。
キティーク初挑戦のため悩みまくって、途中で水月やら大悪司やらに逃避していた時間も含みますから、正味7〜8時間といったところでしょうか。
>>77 描いたりageたりするのは構わないでしょ。
必要以上に騒ぐなってことじゃないのか?
キジも鳴かずば・・・ってね。
80 :
f91:02/08/19 14:03 ID:???
>>76 人気が高すぎるのも考えもの…ってことだの。
俺も萌えの一人だがな(w
81 :
46:02/08/19 14:30 ID:???
このスレが荒れてすいませんでした
この話題はここで終わらせてください
ROMとしてすごすか………
>81
気にすんな。
童貞捨てたらまた来い。
83 :
IoS:02/08/19 19:40 ID:???
>46
まあまて、あんたはイ粁。
マイナーキャラだと書いても流される(アップルて誰?は効いた。)事もあるんで、その辺のやっかみだろう。
でも、折角だから望の日までとっといた方がよくないかなぁ。
いやまて、当日には更にキター---(゚∀゚)----な物の準備が!?
84 :
49:02/08/19 20:24 ID:???
>46
問題になってるのは望の絵に過剰反応する一部ファンとアンチの起こす騒ぎなんだから、あなたが責任を感じる必要はないでしょ。
これからもがんばって欲しいなあ。
望キチガイは騒ぐな。
死ね。
煽りは無視。
今までどおりのんびりマターリいきましょう。
好きなものをアップし、好きなものに反応すればいいのです。
萌えスレとはそういうもの。
まぁ夏ですから…。人気があるキャラなら反響が大きくなるのは仕方の無いこと。
アンチと信者がいがみ合ってるだけだろ?俺もどっちかって言うとアンチだけど(w
でも望の時と他のキャラの時の反応に差があり過ぎて、支援絵を描く気にならなくなったのもまた事実。
ってまぁ積極的にレスつけてる人に望ファソが多いだけかもしれんが。
下手な俺が言うのも何だけど、手間かけて色つけた絵よりもラフ絵の方が反響大きいんじゃなぁ…。
ま、俺みたいなヘタレ絵描きがいなくなった所で何とかなるでしょ。っつーワケでみんなガンガレ。
>76
前回の望騒動にはいろんな背景があったワケですよ。あんまり詳しく書くとヤヴァイんだけど(w
だから今回の騒ぎとはちょっと違うと思われ。
88 :
46:02/08/19 21:58 ID:???
>>82-84,
>>86 サンク
まぁ自分も望ならレス付くか…って分もありましたし
次から(もし良ければ)自分の萌えで逝きますわ
………ルシフェル様(;´Д`)ハァハァ
>>87 つーかあんたの文章も騒いでるアンチと書いてる内容同じだよ?
頼むからこれ以上煽るなや。
そういう文章書くのならコテハンは捨てることをオススメする。
マターリいきたいので。
じゃあ多少マイナーに走るか。
……先輩、なんでモンスターなんですか?許しますけど。
えっと…いろんな意味でごめんなさい
>88
ルシフェルは9/4、またいらっしゃい〜
>90
お姉さんなエアリアルを出すためです
もしくはヘテロクロミア、いや先輩な感じするし
昼間は体育祭で、夜はカーニバル
きっととってもアクティブな先輩なんだヨ
…ボクモ カーニバル イキタイデス
>87
描く気が失せるっていうのには納得。
それはそうと、意義の声を夏厨扱いして逃げるのやめれ。
前スレでD氏が残してくれた事を忘れたのか?
>>92 どちらもブレイクカードにしか効かないのではないかと
小一時間、問いつめたい。
>>87 モノクロの方が好きなのはおれだけでつか?
>>93 意義にも言い方ってものがあるかなと。
あと、自分が気に入らないからといってすぐ意義を申し立ててたんじゃ、キリがない。
マターリする為には有る程度自分の意見は飲み込む必要が有る。
それができない人間はムシされても当然かもしれないわけです。
描く気が失せるって意見もわかる、でもだからといってレスを強要するわけにもいかんでしょ?
己の萌えにかけて心にも無い事は言えないし。
だからね、そう思っても有る程度は飲み込んでほしいわけです。
レスがなーい、とゴネたあとにレスもらっても嬉しくないでしょ?
そんなわけで、板汚し失礼しました。
マターリ萌えて下さいませ。
>96
それができたら、2ちゃんは荒れない。
まあ、そりゃそうだ。
ところで最萌
やっぱり多段やPRなんかでいっぱい出てるキャラが強いね〜
あと、Bブロックってなにげに強キャラ揃ってるような・・・
小説書くの好きだし、SSも書いてみたいんだけどキーボードで長文打つのが激しく苦手でし。
100 :
NPCさん:02/08/20 00:34 ID:zFdWbb6y
下げ忘れ失礼
下げるの忘れてました。失礼。
また望で荒れてるのか…。
『後なおハァハァVSアンチ』≒『巨人ファンVSアンチ』みたいだな。
さしずめ真由美たんハァハァ氏が星野監督ってところかw
どうせ粘着には何言っても無駄なんだからお互い放置でいいだろ、マターリしたいんならな。
但しこのままだと確実に絵描きは減るだろうな。
現に約二名が「やる気失せた」って言ってるし。
104 :
IoS:02/08/20 02:37 ID:???
>真(略)ハァハァ氏
夏だから云々もう止めようよ。てかその文面だと貴方も夏になっちゃうよ。
いやわかってて自嘲してるのなら、こっちの読み取り不足だ。スマソ。
でもな、色塗った後よりそれ以前の方がよく見える事はあるし、
いわんや、作業時間と出来の正比例が成るで無し。
>先輩
そう。彼女の向ける笑顔は、時に凛々しい先輩のそれであり、
時に妖しく濡れる雌のそれである……。
所で、これ書いてる間に終電逃した漏れはアフォですか。そうですか。
JRがまだあったからよかったけど。
>依風さん
1レス分の短いのでも十分でしよ。て、1レス分だけで人を唸らせるのはむしろ難しいていう罠。
>やる気
まぁ、人それぞれやね。
周りを見ずにデコ広だろうが価値暴落だろうがはたまた「このキャラしらんねん」と言われようが何故かイラスト支援が無かろうが、
むしろこれを好機として奮発する'危篤'な香具師もいますし。
ある意味、文字で勝負してるから救われてるのかな。素材の差を感じないし。長文スマソ。
つくづく思った。後藤なおさんってもしかしてカワイソウなの?(笑
同情票入れる気にはならんが、とゆーか入れるわけにはいかんが。
別にいいじゃん、勝手に消えさせれば。
どうせなお先生の絵に勝つ自信が無いからひがんでるだけだろ?
漏れは素人の絵100枚より、なお先生の望1枚の方がずっといい。
結局アンチってのはなお先生の絵の上手さを妬んでるだけ。
なお先生より可愛い女の子を描ける人なんてまずいないしね。
全うなファンを叩く暇があるんなら、デッサンの練習でもしたら?
つまらない理由でなおファンを疎外するのはやめて欲しいよ…。
>106
あー、いやそれは君の感性の話だから……
堂々と後藤なおマンセー語って自分を正当化しないほうが良いかと思うですよ。
私も後藤ファンだったけど、最近の行き過ぎた意見にはもうへきへきしてます。
当然お分かりでしょうけど妬んでるとか後藤なおより上手い絵が書ける人がいないなんて思ってるのはごく一部。
というかそういうこと言う人はファンの側からもはっきり言って迷惑、全体の立場悪くなるだけだし。
正直シンパ痛すぎてもうやんなりました。
>106
もー!そんな事はココに書き込まなくても良い事だろ。もっと他のファンの心中
考えてくれ。
後藤さんが可哀想なのは、作家はファンを選べないという事かな。この件に関して言えばね。
だいたい前スレの時も、本当に本人が投稿したかなんて分らない絵を上げて
スレが荒れたのって、皆で本人の絵と決めつけて勝手な妄想を増長させた結果だろ?
これってもし本人が何の関係も無かったとしたら凄く迷惑なんじゃないか?
本人に対してさ。
個人的に思うのは、良いイラストで、少なくともこの人はアクエリに貢献してるし、
俺は別にファンと言う程でもないけど、もし後藤さんがアクエリを描かなくなったら
寂しい。より多くの人が良いと思うイラストレーターなので、過激なファンも中には
現れる事はある意味仕方が無いとも思う。でもそれによって、普通のファンが嫌気がさして
離れて行くという事は、悲しい事なんじゃないか。
本当に後藤さんのイラストが好きなら、これ以上他のファンを不快にするような発言は
控えるべき。参加してる人全員に対する心配りが必要だと思う。
なんか俺も後藤さん擁護みたいな書き込みですが、まあ、正直に思った事を。
出社前乱文でゴメン
109 :
NPCさん:02/08/20 07:05 ID:/Xz18imk
>106
なんかなー、これはアンチの煽りの書き込みだと思うんだがな。
普通、自分の嗜好を他人に理解してもらいたいと言うので発言したりする
だろ、その辺この人オリジナルの「ここが好きだ」と言う表現が無くて
漠然と後藤絵が好きだと連呼するのみだしな…。以前の望で荒れた時の
狂った書き込みからテイストだけ引用したみたいだ。もしかすると、以前
からあった後藤ファンを装った過激な発言もアンチの姑息な仕業なのかも…
というのは考え過ぎか…。
はっきり言ってこんな攻撃的な発言は本当にファンならメリットないし
やらんだろ。
111 :
IoS:02/08/20 07:20 ID:???
お魚3名にage荒らし一名、
釣 ら れ て ま す が な 。
>106は0/0/3チャージ1でっせ?
注意書きに
煽り、荒らしには脳内九字刀印(orディスペルor隠者)かまして下さい
ってわざわざ書かなきゃならんか。
112 :
f91:02/08/20 08:57 ID:???
やっぱり望じゃ真由美には勝てない…。
影分身で粘ったが結局あぼーん。EGO最強は伊達じゃないってことか。
>>111 106は0/0/3チャージ1?…分類アイコンはミスティックとゴースト?
そりゃウォーロッカか。
俺は2/3/1レジストイレイザーってことで。
悪い意味で2ちゃんっぽくなってきましたな。
>>103 ちょっと待て、じゃあ俺は審判の肋骨にヒビ入れにゃならんのか?(w
別にそこまでアンチってわけじゃないぞ。あの人の絵は好きな方だし。
>>104 私が自虐ネタ大好きだということを知らないのかね?(w
絵を描く気力が無いのは本当だけどね。
>>110 だな。なんかわざと攻撃的に書いてる気がするし。とりあえず放置でいきまっしょい。
騙りや煽りが増えてきたので「嘘は嘘であると見ぬける人でないと(掲示板を使うのは)難しいでおじゃる」
というひろゆき氏の言葉をもう一度よく肝に命じておきましょう。
ここはあくまで便所の落書きであって、普通の掲示板とは違うんで。
後藤なおは好きな作家だけど、
>>106の云うように彼が最高の画師だとは思わないにゃ。
どう考えてもデッサンなら最近萌え画に走り気味の美樹本の方が上だし。
後藤なおは「魅力的な」絵を描くヒトですけどね。
なんにせよここは喧嘩腰のレスを返すスレではないのですけど。
喧嘩腰のスレなら声板にいっぱいありますから
>>106さん、是非一度お越しください。
>>114 ごめん、自分のコテ間違えた。勾死人は声板での名前でした。
>>113 >私が自虐ネタ大好きだということを知らないのかね?(w
つまり、わざと煽ってるってことですか・・・(呆
では、自分はこれからは貴方の事も放置させてもらいます。
>>116さーん、まったり逝こうよー。寛容にね♪
ところでミナ様がデッキアウトしました。レダのために…
2ちゃん初心者が多いねー、そうは思わないかねハァハァ氏。
まま、一杯。
>118
これはどうも、ずずっと一杯いかせてもらいます
[オヨビデナイ コレマタシツレイ]
なんか
すごーく
支援が張りづらい雰囲気なんですけど
>112
相性の問題があるね、真由美3段は精神攻撃シャットアウトだし
となるとからめ手が必要になる……奇門打ってそのターン中の特攻とか
>121
こういうスレの雰囲気に反逆しろ!
と無責任に言ってみるテスト
>>121 むしろ支援を貼ってくれたほうが、スレがそっち(萌え)の雰囲気になってくれて嬉しいかも。
124 :
IoS:02/08/21 01:09 ID:???
隔離スレで雰囲気気にしちゃいけません。
今月でヘルネタ、また一個増えたんだなぁ。
美鈴には使えそうもないのが問題だが(w
>112
奇門撃ったターンに特攻が妥当かなぁ。何なら禊祓で確実に除去ってみる?(w
>118
おお、かたじけない。一杯頂きます。さぁ>119もご一緒に。
>121
元はそういう主旨のスレなんで、是非支援オナガイシマス。
126 :
f91:02/08/21 08:21 ID:???
>>122,
>>125 真由美のことを知る人に『望で真由美倒したよ』って言うと驚かれる。
『奇門使って…』まで言うと『なーんだ』って顔をする。
しょうがないだろうが!精神攻撃効かないんじゃどうあがいても
望や真澄たちじゃかなわないんだから!当然ジリアンも。
無論真由美が嫌いなわけじゃないんだけどね…。
で、大会で俺が望を使うとみんな半分驚いて半分喜ぶ。
これも反応が似たよう……。望3段はそんなにめずらしい?
>>121 まあまあ、『支援貼ってもいいですかー?』といって雰囲気をさらっと
変えるのも(・∀・)イイ!乗ってくれる人はきっと多いはず。俺も乗る。
だから支援よろしくお願いします。
>126
自分の友人も望3段使ってるけど・・・。
そいつの場合奇門とか打つ前に3〜4ターンで勝負決めるから。
理論上運が良ければ2ターン目で望3段で4回アタックできる・・・らしい。これはその友人談。
結局真由美だろーが望だろーが、早く堕とした者勝ちってことで。
めずらしいってあたりでは、60枚で望使ってる人は見たことない。持久戦になると5/(4)/4では辛いか。
ステラデッキで、フルパワー真由美のアタックを返り討ちにした事あります。
しかもキャラクター一体も失うことなく。
>128
自慢は本スレでしてくだちぃ
130 :
f91:02/08/21 21:59 ID:???
>>127 それってやっぱりテレパス4、パシスト4、マスター4?
やっぱり速攻で決めないと勝てないか。
うーん、アクエリのいろはも知らないうちは45枚くらいだったような。
単色に切り替えてみようかな…。
ちなみに今日も友人の村正美鈴に倒されました(ノД`)
>>128 俺は初めての大会でィアーリス相手に3ターン目で望をサイコマスターまで
出して、5ターン目で勝った記憶がある。
あの時はずいぶん気分がよかった。最近はさっぱりだが(w
漏れは青使いだからデッキ枚数少ないと勝手に自滅してくれるから枚数少ないデッキは嬉しい♪
フラッシュでも作ってみようかと思うんだけど版権とか大丈夫かね
版権とかって2ちゃんらしくない発言だよなぁ(くしょ
>131
がんばれ〜!
フラッシュってカコイイよね。
自分は作れないから人のを見て楽しみたいっす。
最萌の激選区Bブロック初戦はやはり真由美たんが圧倒ですね。
次はアシュレイ対クララか〜。
結構激戦っぽい?
>132
まあ、このスレ自体がなんか2ちゃんぽくないし(w
たまにはこんなスレがあってもいいけどね。
136 :
f91:02/08/22 09:00 ID:???
>>135 おお、クララたんだ。萌え〜(=´∀`=)
クララたんはカプリコンの中でも屈指の萌え度を誇ると思うがどう?
今更、かもしれないがな(w
>>136 リザレクターよりもヒーラーの方がポイント高いです。
どっちでも実戦で出されたら除去の第一目標ですけど。
>>135 可愛いですな〜萌え〜〜。
クララたんのほんわかした雰囲気とN氏の絵柄が凄く合ってますね〜。
>>136 一目見た瞬間にクリティカルヒットですた。
自分的にはsaga1の中でもかなりの萌え度です。
ただ能力の使い所が難すぃ・・・
>130
さすがにレシピまでは教えてもらえませんですた。
でも出てたの色は白黒・・・。
しかも黒は捨て札に逝ったレリエルのみ(しか見れなかったが)。
それでもあいつには一度も勝ってないよ。
昔作ったヘルシングのコラをうpしてもいいでつか?
>>135 も、萌えー(* ´∀`)
べらぼうに萌えッ!存外に萌えッ!
>>136 神だ。。。
同じ掲示板の前の絵を見た直後だと、特にそう見えるぞ。
>>140 勝手にしろ。
背中を押してもらえないと何も出来ないのか?
文字ネタよりも、イラストをキボーン!
142 :
KS:02/08/23 01:10 ID:???
>27-29
おぬし等の目ではワシの心底が見えぬのか!(w
……えーえー、レダ支援ですとも。
ひとりだけ出せばいいんだろ、というわけで、今回はちひろ支援。
例によって18禁の上に陵辱モノ(レベル3)なので、その手のが嫌いな人はご覧になりませんように。
では、どうぞ。
「ちひろー、お昼は――」
クラスメイトの少女がかけた声に気付かなかったのだろうか。
牧村ちひろは、昼休みに入ってざわつきだした廊下に出て行ってしまった。
なぜか気ぜわしく見えた後姿に、
「トイレかな?」
と少女はつぶやいた。
一緒にお昼を食べようと思ったが、まあすぐ戻ってくるだろう。
そう納得した彼女は、ちひろの顔が青ざめていたのに気づかない。
昼休みに入った直後にちひろの携帯にメールが入っていたことにも。
ちひろがこの世の終わりのような表情で液晶画面を見つめていたことも。
★ ★ ★
校内の一角に、エアポケットのように人気のない場所がある。
使われていない体育倉庫の前で、ちひろは逡巡した。
ツインテールにまとめられた髪が不安げに揺れる。
ためらいつつ、しかし、少女の小さな手はやがて立て付けの悪い取っ手にかかった。
中は薄暗い。埃っぽい空気が鼻の奥をくすぐった。
「やあ、やっぱり来たね」
きしむ扉をなんとか閉じたちひろの背中に、陽気な声がかかった。
驚きもせず、むしろ悲しげにふりむいたちひろに、少年は手にした携帯を振って見せた。
そこには、ちひろが受け取ったメールと同じ文面が表示されているのだった。
『使いたくなったのなら、いつもの場所で。
――――――S』
「もう3日もご無沙汰だから、我慢できないんじゃないかと思ってさ」
古ぼけたマットの上で少年は話し掛けた。
ちひろは彼の名を知らない。
そんなことは大したことではなかった。
少年はマインドブレイカー。
超能力に覚醒したちひろを支配する存在。
決して逆らうことのできない相手。
おとなしくて、控えめで、まだほんの少女にすぎない彼女をオンナにした男。
キスひとつ求めず、彼女を“穴”としてしか扱わない人間。
ちひろにとって、それが少年という存在のすべてだった。
「どうしたの? もしかして、違った?」
少年の声には揶揄するような響きが含まれていた。
呼び出したのは彼だ。だが、それを彼女の望みであったかのように言わせようとしている。
それを理解しながら、ちひろは抗いの言葉ひとつ吐くことができない。
「……て、くだ……い」
「うん?」
顔を真っ赤にしてようよう呟くちひろに、少年は幼さの残る顔をかしげて見せた。
もっとはっきり言わないと聞こえないよ、と。
「使わせてくださ、い」
「なにを」
ちひろは汗ばんだ拳を握り締めた。心臓が倍も早く胸を打つ。
ゆっくりと上げた瞳には、今にも溢れそうなほど涙が浮かんでいた。
「わたしの中に、挿れて、気持ちよくなりたいので」
ちひろは大きく息を吸った。かすれた喉が、ひゅう、と音を立てた。
「あなたのオチンチンを、使わせてっ、くだ、さい……」
眩暈がするほどの羞恥を感じながら。
ちひろは少年のペニスを懇願した。
あぐらをかいていた少年は、丸めたマットに上半身をもたせかけると、両足を投げ出した。
彼の動きはそこまでだった。
なにもしない。
少年の目の前で、ちひろは立ったままおずおずとショーツを脱いだ。
はっと表情が硬くなる。
ちひろは自分の性器が濡れているのに気付いた。ショーツの底布との間に、一瞬光る糸が引かれる。
少年の顔に浮かんだ笑みは、彼もそれを目撃したことを示していた。
「……っ」
ちひろはショーツから右足だけを抜き、左足のふくらはぎに小さな布を引っ掛けたままにしておいた。
それも彼が教えたことだった。
四つん這いになって慣れたしぐさで少年のズボンを脱がせる。
続いてトランクスも引き下ろすと、張り詰めたペニスがバネ仕掛けのように屹立した。
その熱さと硬さを確かめるように、ちひろの指が剛直にまわされる。
何度かしごいたあとで、ちひろは小さな舌を亀頭に這わせた。
ちろ ちろ ちろ ちろ
ピンク色の舌が、ピンク色の屹立の上を撫でるように行き来する。
先端からにじみ出る粘液を、舌先ですくい取っては喉奥に送り込み、また舐めるのを再開する。
亀頭を唾液まみれにすると目標は下の方に移った。
血管の浮いた竿を舐め下り、睾丸に達すると袋ごと小さな口で含み、キャンディーでも舐めるようにしゃぶりたてる。
両方の陰嚢を唾液でベトベトにする間、細い指は強弱をつけてペニスをしごき続けている。
にちっ にちっ にちっ にちっ
ほんの数ヶ月前のちひろに、今の自分が想像できたろうか。
無垢な少女はいまや性奴として、自らの支配者に奉仕するのだった。
「準備しないでいいの?」
少女の絹のような髪の毛を弄びながら、少年が尋ねた。
「……んぷ、はあっ……は、はい」
ちひろはペニスから口を離すと、右手の指にぴちゃぴちゃと舌を絡めた。
唾液まみれになったそれを、背中側から自分の下半身に伸ばす。
スカートがめくれて、さらけ出された臀部の中心が目的地だった。
「うふぅ」
べとつく指が菊門を探り当て、皺深い口を揉み解すようにマッサージする。
やがて頃合と見たのか人差し指を押し当てると、小さなアヌスは抵抗もなく指を呑みこんだ。
「ああっ……ああああっ」
ちひろはまだ処女だった。
初めて襲ったとき、処女を守る代わりに、少年はちひろに後ろの穴を捧げることを承諾させた。
それ以来――
この体育倉庫で。
放課後の教室で。
ラブホテルで。
繁華街の路地裏で。
遊園地のトイレの中で。
ちひろはアヌスだけを犯されつづけた。
今や尻の穴が――直腸がちひろの性器なのだった。
指を抜き差しし、脊髄を駆け上る快楽のパルスに耐えながら、ちひろは奉仕を続けた。
少年のペニスを咥えたまま視線を上に向けると、彼と目が合った。
見ている。見られている。
フェラチオしながらアナルオナニーに没頭する浅ましい姿を見られている。
ああ。
そう認識したとたん、直腸の筋肉がぎゅっと指を締め上げた。
「ふわぁっ……あああっっっ!」
ちひろは少年に見られながら絶頂に達した。
「あーあ、いっちゃった」
荒い息をついてぐったりするちひろに、少年は声をかけた。
「もう満足したの?」
「あ……う……」
ちひろは無理やり体を起こした。
譲歩しているように聞こえるが、少年の望むことは逆だ。
うかうかと断れば“お仕置き”は苛烈を極めるだろう。
だがそれ以上に、ちひろは自分の身体を支配する疼きに抗することができなかった。
欲しい。
ひくひくと蠢くアヌスに、硬くて熱いモノが欲しい。
ちひろは少年に向かって体をまたぐと、尻たぶを両手で押し開き、アヌスを外気に晒した。
引っ張られて横に伸びた肛孔をペニスの先端に押し付ける。
熱く疼くアヌスとは別種の熱が、じんわりと伝わってきた。
「あ、あの……まだ使わせてもらって、いい、ですか?」
「どうぞ」
ちひろが足の力を抜くと、突き抜けるような勢いで少年の性器が直腸に侵入してきた。
「ひぅぁぁぁぁぁぁぁっ!」
びくんびくん、と身体を震わせて、挿れただけで少女はまた絶頂に達した。
「うっ、ふぁ、んんっ、ふぅう」
断続的な痙攣が少女を震わせる。
腕からも足からも力が抜けてしまっていた。
「ご、ごめんなさい……すぐに……」
ようようそれだけ言ったが、快楽の軟泥に浸かった体はちっとも動こうとしない。
だしぬけに少年はちひろの足首をつかみ、V字開脚させるように持ち上げた。
後ろに倒れそうになり、ちひろはとっさに両手で体を支える。
その結果、彼女の体重は後ろに回した腕と、結合部で支えられる状態になった。
「あふぁっ、深いっ」
突然攻めに転じた少年は、ちひろの直腸を容赦なく突き上げた。
細いからだが浮き上がり、また落ちてきてペニスを深く咥え込む。
剛直が内部の粘膜を擦り上げるたびにちひろはイキ、イキながらさらにイッた。
もはや呼吸もままならず、ぱあくぱあくと開閉する口から涎を垂らしている。
「……い……ひっ……あ……がっ……」
視界はすでに白い闇と化していた。
聴覚も嗅覚もすでにどこかへ失われ、下半身から湧きあがる快楽こそが、ちひろの世界の全てだった。
やがて。
少年の呻き声はちひろの耳に届かなかったが、腸壁に打ちつける精液のしぶきはハッキリと感じた。
「あ……つ……あついいよお」
びしゃびしゃと注ぎ込まれる感触を直腸で受け止めながら、ちひろはゆっくりと崩れ落ちた。
気を失っていたのはほんの数十秒に違いない。
目を開けると、彼が見下ろしていた。
「堪能した?」
「あ……」
ちひろはこくんと頷くと、のろのろと身を起こした。
「使わせてくれて、ありが、とう。ちゃんと、綺麗にして、返します」
しつけられた動物のように忠実な台詞を吐くと、ちひろは自分の便臭がするペニスに、ためらいもなく唇をかぶせていった。
少年はそんな少女の頭を、ペットを誉めるかのように撫でてやるのだった。
(了)
149 :
IoS:02/08/23 03:06 ID:???
いかん。いいのがあるから時間切れの夜羽子支援がageにくくなってしまった。…人の少ない日曜にでも上げるか。
>>142-148=KS氏
フェラ/アナル/自慰 純愛:0 陵辱:2
って所か。朝までにこれに対抗できるのが上がってなかったらちひろに挿れ…投票させていただきますです。
>A級暇人氏
コラって事は絵ですか?どんなのが来るんだろう……
150 :
f91:02/08/23 06:31 ID:???
>>139 黒…。昔キャラ・ブレイク・パーマネント併せて9枚しか
入れてなかったのに、パニッシュ入れるなんて無謀なことしてたな…(w
しかも望3段主力のはずなのにマトリエルも2段入ってたし。
りせっとちゃんもあったような。そのかわりドローが2枚とか。
今考えるとかなり無茶なデッキだな(藁
>>142-148 俺はあまりこの部類は好きじゃないけど、
文章がうまいから最後まで見た。
このスレは絵だけじゃなく文章も(・∀・)イイ!
151 :
IoS:02/08/23 07:04 ID:???
いれてきますた。
訂正:
陵辱:2 −> 陵辱:1
>142
俺の中でちひろは雌犬になりますた。あ り が d(w
しりか…本当にやるとトンデモナイ目に遭うらしいね、アレ。
>141
そんな居丈高な態度じゃ絵は描いてもらえないだろうな。
しかもその書き方ではSS書いてくれてる人に失礼だ。
SS書くのも絵を描くのも、同様に大変なんだぞ?
っつーかsageをsagwと打ち間違えてるあたりリアル厨房っぽいんだが(w
とりあえず人にものを頼む時には、それなりの誠意を表しましょうってっこった。
あー、これは煽りじゃなくて注意ね。誤解を招いたらスマソ。
>152
>っつーかsageをsagwと打ち間違えてるあたりリアル厨房っぽいんだが(w
誤解とか言う前に、↑こんな文入れて……『煽りじゃない』って言ってるあたり、夏の雰囲気をかもし出してるな。
って、俺も煽ってるな。スマソ逝ってきます。
……そういやちひろVSミナ、今日だったのか…
間に合うといいなぁ…終わるまでに
>142
乙、投票はまだ…
つーか、自分も文書いてるはずなんだが(w
>>152 他人に説教する前に自分の文も改めて見直すといいかもしれないですよ。
>っつーかsageをsagwと打ち間違えてるあたり
こんな風に揚げ足をとるのは逆効果かと。
厨じゃなくても打ち間違いはあるものですし。
注意の文章を書いていても文体が煽っていてはなんの意味も持たないです。
かえって反感をかってしまうだけ。
>>142 文体が生々しくてイイですな〜。
ごちそうさまでした。
ちひろに一票入れてきました。
>>149 次の戦いまでとっておくという手も。
ああ、でもその時にも別の秘密兵器があるのなら見たいです〜。
ちひろたん萌え萌え〜〜♪
>153〉155
オイオイちょっと待て。俺を叩くのは構わんが、
じゃあ141みたいな人を馬鹿にしまくってるクレ厨はいてもいいのか?
…駄目だ、上がらない(;´Д`)
舞の試合の時に流用するか…(何
>156
やっぱりあのリボンは緊縛プレ……ゲフゲフ
>>157 せっかく絵が貼られてスレが元の路線に戻ろうとしているときに
脊髄反射で煽るようなヤシは消えてくれ
>>157 それとこれとは別と思われ。
クレ厨も問題だが、それを放置できない貴殿も問題。という事だ、
・・・というか、トリップのキーはどこに紛失したのかな?
>160
何故か携帯からだとトリップ付けられないんだYO!
じゃあとりあえずクレ厨は放置しときます。
虹板に常駐してたもんで、クレ厨に過剰反応しておったようですな(w
まぁもうすぐ夏が終わるんで、その後にでも絵をうpしますわ。
…いや、脊髄反射で煽るような厨房のヘタレ絵なんざ見たくない
っていうんなら話は別だけど。
絵師は他にもいるし、やっぱ要らないか?
>162
なあに、今まで当方静観してたが貴殿は面白いからいていいかと(笑)
勿論こちらの考えだが貴殿ウザくないしw
もっとしっかり考え方を持っては?うるせぇ俺はやりたいようにやる、俺について来いってくらい強引でも良いかもですな。
このスレ自体2ちゃんぽくないからそういうのもありかと。
アンチの絵なんかいらない。(・∀・)カエレ!
165 :
IoS:02/08/24 01:07 ID:???
>155さん
クララとのバトルがメインだから流用不能です。腕dだりするんで、
ここには相応しくないかな。
>真(略)ハァハァ氏
だから最後の3行が余計(中略)なんで、うpの方よろしくおながいします。
ちひろ、流石に尻を捧げただけの事はあるな…。所で、誰か
投票所>617,>621-622,>625,>627-635,>639-641,>643,>646,>650-651に
「皆様の御厚意のおかげでちひろは勝てましたです……。
どうぞ御礼に、私のお尻を皆様の性欲処理にお使い下さい……。」
とご奉仕するちひろを描いてくれんか?と聞いてみるテスト。
>>164 禿同。真由美の人気が落ちるから(・∀・)カエレ!
>164>166
自作(・∀・)自演(・∀・)カコワルイ
>>162 敵は多いが味方も多いぞ!ガンガレ星野監督!
そしてちひろのアナルを見せてくれ!(w
169 :
KS:02/08/24 04:22 ID:???
>165
ああ、私も描いて欲しいです。でも描けはしないが書けはする。
突然ですが、ちひろ一回戦突破記念突発SSなど。18禁でございます。
170 :
1/4:02/08/24 04:22 ID:???
「放課後、デートしようか」
そう、少年に話し掛けられて、ちひろは確かに胸が高鳴るのを感じたのだ。
デート。
性欲処理奴隷として扱われていても、本来のちひろは年頃の少女だ。
たとえ相手が少年でも、デートに誘われるというのは心踊るイベントだった。
しかし――
「ふぅ……ふぅ……っ……」
週末だけあって、大通りに面した通りはかなりの人手だった。
その中を歩く二人は、両方とも童顔であるのと相まって、初々しいカップルに見えたかもしれない。
特に少女のほうが少年の腕にしがみついているところなど、微笑ましいくらいだ。
「あ……あぅ……ん」
だがよく観察すると、どこかおかしい。
秋の風がそよいでいるのに少女は妙に汗ばんでいるし、顔も不自然に紅潮している。
歩みはおぼつかない上に、制服のスカートの内腿に光るのは――汗だろうか?
ちひろと反対側の少年の手はポケットに突っ込まれている。
そのポケットの中で、少年は指を少し動かした。
「ひあ」
ちひろの口から小さな叫び声が上がった。
周囲を歩いていた何人かは、なにごとかと視線を向けたが、それきり俯いたままのちひろに興味を無くしたのか、歩みを止めた二人を追い抜いていった。
「ああゴメン。強すぎたかな」
「お願いです……ホントにもう……許してぇ……」
消え入るような懇願をどう聞いたか、少年の目がすっと細まった。
「……っっっ!」
ちひろは少年に抱きついて、その胸に顔をうずめた。大声を上げない為にはそれしかなかった。
こんな街中で、大勢の人の前で。
リモコンバイブで感じてるなんて知られたら!
171 :
2/4:02/08/24 04:23 ID:???
「でも、挿れたまま外を歩きたい、って言ったのはキミだよね」
少年はちひろの頭を撫でながら、優しく諭した。
恋人のように。
悪魔のように。
確かに、その台詞をちひろは自分から口にした。
だが日頃の調教と精神的な圧力で、彼の望む台詞を言わせるように仕向けたのは少年なのだ。
「さあ急ごう。目的地はもうすぐだからね」
ぶぶぶぶぶぶぶぶぶ、とモーターの振動数が上がった。
「わ、わかりました。歩きます、歩きますから……」
涙混じりの訴えに、ようやく振動が小さくなり、ちひろはようよう彼に導かれるまま歩き出せた。
だがしばらく進むと、
「……あぁ、あっ、ん……くっ……」
じわじわと振動が強まってくる。
無感情に刺激を与えるだけの性具にちひろが陥落する寸前、ふっと振動が最低レベルに落ちる。
「ぅあ……う……え?」
あとはそれの繰り返しだった。
イクことすら許されない快楽の無間地獄は、15分ほども続いた。
二人が目的地であるカラオケボックスに入るころには、あふれだした愛液がちひろの内腿をべったりと濡れ光らせ、縞模様のニーソックスにじっとりと染み込んでいた。
店内はほぼ満員のようだったが、少年は予約済みだったらしく、すぐに一室に案内された。
中に入ったちひろは、自分たちが二人きりでないことを知った。
パーティー用と思われる広い部屋の中には、すでに先客がいたのである。
ざっと見渡しただけで20人ほど。全員男だった。
中には学校で見た顔もあり、名前を知っているものも数名いた。
「あ、あのっ、部屋を間違え」
「いや、ここだよ」
少年はリモコンのスイッチを最大に上げた。
「あい、い、いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
>165
読みたいです。夜羽子vsクララ〜。
ぜひ、ウプしてくだされ。
173 :
3/4:02/08/24 04:23 ID:???
堪えようとする意志は瞬間に消えうせた。
身体の奥でくすぶりつづけた快楽にいっせいに火が付き、高みへと燃え上がっていく。
立っていることもおぼつかず、少年の腕にすがりながら、ちひろはせめて見ないでいてくれと男たちの様子をうかがった。
無駄だった。
どの顔も、ちひろがどんな目にあっているか知っているぞ、と告げていた。
「もう、もう……あ、やぁっ……イッ、イク……んんんんんっ!」
明らかに情欲に燃える四十の視線の中で、ちひろは絶頂を迎えた。
力を失った肢体がずるずるとへたり込む。
「ちひろは皆を知らないかもしれないけど、皆はちひろをよく知ってるんだよ」
ぺたんと座り込むちひろの上から、少年は声をかけた。
「今日はちひろに会いたくて集まったんだって。そんな皆に、ちひろはどうしたい?」
デート。
そんな言葉にちょっぴり浮かれていた少女がいた。あれは誰だっただろう。
少年の性奴になったあの日から、自分はこうなるしかなかったのだ。
ちひろは立ち上がると、スカートの端をつまんでゆっくりと持ち上げた。
ノーパンだった。
白濁した蜜液のせいで、股間にべったりと張り付いた翳りに視線が集中した。
「きょ、今日は、ちひろのために集まってくれて、ありがとう、ござい、ます」
女陰にきゅっと力が入り、ぴゅっと吹き出した蜜がぱたぱたとガラスのテーブルを打った。
意図せぬままに腰を突き出すようにしながら、ちひろは男達の顔を見渡した。
ちひろたん(;´Д`)ハァハァがいた。彗星爆弾がいた。IoSがいた。真由美たん(;´Д`)ハァハァがいた。ヒーホーがいた。D−君がいた。覆面の男がいた。KSがいた。
知っている顔も知らない顔も、ただちひろを欲しがっていることがハッキリと分かった。
小さなころから引っ込み思案で、超能力の存在を知ってからは人付き合いも避けてきたちひろ。
性衝動とはいえ、それだけにダイレクトに自分が求められているという状況が、彼女を熱くさせた。
「身体で、お礼をしたいですが、ちひろは、へ、変態処女ですので……」
174 :
4/4:02/08/24 04:24 ID:???
ちひろは振り向いて壁に手をつき、そのまま捧げるようにお尻を突き出した。
後ろに回した手が、スカートをめくり上げてゆく。
もともと小柄な少女である。女としては身体はまだ発達しきっておらず、お尻の肉付きも薄い。
それだけに、バイブが突き立ったアヌスの光景は、眩暈がするほど淫靡だった。
アヌス用の細身のものではない。直径5センチはありそうな黒塗りの逸品だ。
「お尻の穴で、皆さんの、お相手をしたいです……あぁ」
スカートをめくり上げ、秘処を晒している点を除けば、ちひろは制服姿だった。
ほんの数時間前には授業を受けていた姿で、こんなにも大勢の男たちに恥ずかしい場所を見せつけている。
扉の外からは、よそのブースの音楽が流れ込んできていた。
小さなお尻をプルプルと震わせるちひろに、男たちの中から声がかかった。
「そんなんで塞がってたら、入らねーぞー」
「は、はいっ、ごめんなさい。いま、出します、から」
出す? 抜くじゃなくて?
男たちの疑問はすぐに解決した。
「ふうっ……んんんっ……ふんんん……」
むりっ むりむりむりっ
ちひろが力を込めるたびに、極太のバイブが徐々に姿を現していった。
少女の排泄ショーを一同は声もなく見入った。
中には自分のモノを引っ張り出してしごきだしている者もいた。
「んんんっ……ああっ! ……はぁはぁ」
ゴトッ、とバイブが落ちた。
アヌスはすぐに閉じきらず、ぽっかりと口を開けたままだった。
「どうぞ……ちひろのお尻、使ってください」
ちひろは顔だけ振り向いて彼らに懇願した。その中心には少年がいたが、涙でぼやけてよく見えなかった。
「ちひろの穴で気持ちよくなって! 早くちひろを犯してぇっ!」
少女のものとは思えない艶っぽい叫びをきっかけに、男たちはちひろの身体に群がった。
175 :
KS:02/08/24 04:24 ID:???
眠い上に朝から仕事なんで、ココまで。
この後の展開は各員の妄想力で補完されたし。
交信終了。
>>175 マ ジ で 勃 起 し ま し た 。
あ り が と う 。
それにしても後なおキャラと当たったキャラって、ある意味ラッキーだよな。
アンチの票が集まるから。さすが阪神タイガース(w
ああ・・・
コテハンで投票しておけばよかったなーなんて思ってしまった・・・。
不謹慎だなー(w
178 :
IoS:02/08/24 07:36 ID:???
キター-------(゚∀゚)--------!!
文字だって立派な'描'写です!>141にはそれがわからんのです!
>172
Bブロック後半戦はまたでかいのがいるからなぁ。
今日あたりにageてまうのがいいんだろうけど……。
いまから仕事なんで校正してる暇がない。うりゅ〜。
今日もお勤めご苦労様です。ワシャ今終わったところですが(w
>175
甘いな!実は俺は炉じゃなくて巨乳好きナノダ!秘密ナノダー!(バックダッシュ)
輪姦ものは大好きさ!でも野郎を描く気にはならない(w
とりあえず眠気と闘いながらちひろ描くか…うにゅうも付けてナー。
>168
いや昨日の試合で星野監督退場食らったから(w
ワタシモタイジョウデスカ?ボウゲンハイテマスカ?…吐いてるよなぁ。
180 :
f91:02/08/24 09:19 ID:???
ちひろたんにクララたん…どちらも隠れファンが多いですな。
俺もいつの間にか萌えになってたが(w
このスレの影響かな…。
オレは炉だがなぜかちひろは自分的炉に入らなかった。
・・・なぜだ。
おはようございます。絵も描かずにひたすら爆睡してたよ(;´Д`)y-~~
>182
使ってもらうのは全然オッケーだけど、しまパンの方じゃダメでつか?(w
スク水バージョンもあったのに間違えて消しちゃったYO!
(・0・)ちゅう〜きょ〜!
解かる人だけ解かって下さい。いや、明日中部サバトなんで(w
>>183 普段イコライザ使わないから、しまパンあまり意味ないんだよなぁ・・・(くしょ
ま、善慮します。
ご希望のVer.があれば、真由美たん(;´Д`)ハァハァ氏進呈Ver.で作りますが?
まあ、もとより希望があれば公開するつもりですが。
俺の立てた駄スレがまさか次スレに移るほどまで成長してたなんて・・・
>>175 望でアクエリ世界に入り
舞、ミナを経由して
結局ちひろに落ち着いた俺にとって、アンタは神!
次はミナ×舞のレズ物でも頼んまっせ!(他力本願)
186 :
f91:02/08/25 09:23 ID:???
>>181 人にはいろいろな好みがあるから、それは仕方ないのでは?
これを機会に自分の最萌えを考えてみよう(´∀`)
>>185 奇遇だの…。俺も
望からアクエリに入って、舞たんとミナたんを経由してきた。
ただその後はあっちこっちふらふらしたが(w
ある時は真澄、ある時はフェンリルetc..
今は望4舞6くらいで落ち着いてる。いつでも変動するが…。
>185-186
望で入り込みのめり込み浸かりはまって抜けられなくなり今もそのまま。
フラフラ真由美とか真純とかに逝ったけど、いつも根底には望がいたとか。
たぶん一生このままだね。別にいいけど。
あえて言うなら望8他いろいろ2ぐらいかな。
これをネタに議論が起こらないことを祈る。
188 :
IoS:02/08/25 17:54 ID:???
望(≒なおキャラ)でアクエリに入った人ってやっぱ多いんかな。
「うわ、ジリアンかたなしやな。絵も結構いいしな、
っつーか逸般ウケしそうな絵やなコレ。値段上がるんやろな。
他にも色々描いたりするんやろな。しかもこの絵なら結構強いキャラ描くんやろなぁ。
なんか俺使う気せぇへんな。萌へ〜ってほざきながら使う奴多そうやしな。
どうせ俺こんな強いカードは全然ひかへんのやしな…いいよ、1パック目で美鈴さん引いたから。
所で水上って美鈴さんだけか?とが…(以下省略)
なんて考え方をしてしまうのは漏れが阪神ファンだからか?(ワラ
(ちなみに、事実全然引かなかった…。)
189 :
IoS:02/08/25 17:57 ID:???
念のため。
望にしろ栞にしろ、引いてたら使ってるよ。現に草薙はよく使ってたし。
190 :
f91:02/08/25 20:00 ID:???
>>189 俺は望の他はパワーとかヴァンパイアメイドとか、
いわゆるコモン・アンコを中心に使ってる。
ドミニオンひとりでEGOは止まるから非常に楽しい(w
見た目にも望たちに決して引けは取らないし。
ヘルシングのコラうpしようと思ったら、消えてた…
>>142>>175 KS氏
マジ(・∀・)ゴッド!! モハァハァーン
激しくハァハァさせていただきますた。ありがd
遅レスでスミマセン
>>188 Ios氏
漏れはマトリエルから入った。
ガンダムウォー買いにカードショップに行ったらマトリエルデッキが置いてあって、
「ぬ、濡れTシャツだとぉッッ!?」ってな感じで衝動買いしたのがキッカケ。
その後はドミニオン、パワー、義妹、さとり経由して真純に落ち着いた。
でもマトリエルはまだ使ってるよ
ここ見ると蠍以降(っつーか望か)からアクエリ始めた人多いのー。
ただ萌えを優先する分には良いけど、戦うとなるとロッソやらギアスやらの天敵がいるからなぁ…。
あー、さっさとちひろ描かんとイカンなぁ…。
あぁ、まったりです〜(´∀`)
このスレとても(・∀・)イイ!!
・・・・いや、気にしなくて結構ですので^^;ゞ
194 :
IoS:02/08/26 01:39 ID:???
そういや、望って精神攻撃でテレパスってんだから、
相手の嫌いな事(ヤな記憶とか)を脳に直接たたき込んで精神を抉るってなキャラだと思ってたんだが。
実際どんな攻撃仕掛けてるんだ……?
手を触れずにマインドアサシンしてるんじゃ……
>194
エンドレスでさだまさしの曲を聴かせたり、武富士のCMを流したり、
八頭身に追いかけられる幻覚を見せたり…テレパシストはいろんな攻撃ができます(w
197 :
f91:02/08/26 10:44 ID:???
>>192 俺は赤と組んでるからロッソもギアスも怖くない。
でもツクヨミや真由美たんにはやっぱり敵わないが…。
>>194 >>195 >>196 確かに望は多くの男を惑わす毒電波放射娘という話は結構聞く(w
でもそれってサイコパスじゃないの?
EGO最強はサイコソード握った光ですが何か?
>>198 バイクに乗ったいぶきを超えてからモノ言えYo!(ワラ
・・・というのはネタとしても、4/3/3にプラズマ付けて相打ちと言うのはどうか。
>199
ジョセフィーン・マグナスで終了。
光デッキなら普通入れるだろ。
>200
お互い様だと思う。
どっちが早く出すかだけで。
202 :
KS:02/08/26 23:00 ID:???
遅ればせながらご愛読感謝。
次回は……9/19で対戦相手はひびきか。時間と気力があったら、
「哀少女・野外肛姦〜お願い見ないで」を(←いいのか?)
ところで、ちひろって何歳って設定なんでしょ。○学生?
>149=Ios氏
ご存知でしたか。
私はまだ読むばかりですが、いつかあそこに投稿してみたいものです。
>175=真(略)氏
つまり総合すると「エイケン」が大好き! ってことですな。
>185
残念。アクエリ小説などは一切読まないので、性格描写とかが
すでにあるキャラは書けないのです。
……あー!投票忘れたぁぁぁ!!
………回線切って首吊ってきます……
>>203 死ね!
死んで詫びろ!
というのは冗談25%として(75%は本気なのかよ)
これ以上アンチなお厨にぶーぶー言われるくらいなら、ここで負けといた方がいいんでねーの?w
望の実力は皆が知ってるんだし。
……土御門沙綾の日だったのか……
別の日だと思って間違った……鬱打会戦切って首吊って死脳。
206 :
IoS:02/08/27 01:10 ID:???
さてと、惨敗した(なぜあそこまで…)沙綾さんには阿羅耶識秘伝のキツーい
お仕置きが待っております(w
……たぶん。
昨日の 望 VS シャ の接戦も、少し前の加熱ぶりから考えると予想外でしたな。
少々醒めたか、あるいは阪神ファンが多いのか(w
>真由美たん(;´Д`)ハァハァ氏
>>1さんが八頭身に襲われる(スクウェアのRPG風に)Flash思い出して吹いたヨ。
あれ、
>>1さんって漏れすか。ハァハァされてきまつ。
>KS氏
何となくレーティングが書いてあったのがそれっぽいかなと思って書いてみましたが。
私もあそこはリードオンリーです。
そいえばあそこアクエリネタって無いですねぇ。
>性格〜〜
ドラマCDにいたキャラをドラマCD聞きもせずに書いたオロカモノがここに。ま、マイナーだから問題なしだったんだけど。
>203
いいんですよ。結果は出ました。無事勝ち抜けて良かったじゃないですか。
そんな事より、沙綾の結果については、ほんとくだらない事のとばっちり
受けてしまった感じで気の毒でした。今後こんな事が続くのでしょうかね。
この結果を見て何も気付かないのは、事を仕組んでる当事者らのみのようで
非常におめでたいです(W
俺が言うのもアレだけど、頑張ったなぁ阪神夕イガーヌ(w
>>202 いやエイケソはちょっと…。ヘタレの俺が見ても、
デッサン崩壊してるのをトーンで誤魔化してるのが解かるんで(;´Д`)у-~~
チャソピオソ作家ならもりしげでもいいだろうに。
さてと…申し訳無いけどちひろは中止して、
真由美を描かせてもらいます。
なんとかBブロックを突破しないと…。
久しぶりに筆をとるか……
>>207 なにかあったのか?
よくわからないので、説明希望
>>210さん
アンチ厨房が望を負けさせるためだけに、
好きでも何でもないシャ・ノアールに組織票を入れたんですよ。
だから紗綾に一票しか入らなくて、シャ・ノアールが変に多かったんです。
普通に考えれば、あんなに票が集まるわけないですから。
本っ当に見苦しいですよね。
それでも勝てないから自分達を「阪神」って呼んでるんでしょうね(笑
212 :
210:02/08/27 04:25 ID:???
なるほど。
すると、紗綾ファンとシャ・ノアールファンが結託したってことなのか?
>>209のような生粋の紗綾ファンにとっては、迷惑な話だよな
>212
そんな私が票入れを間違ったのだからな……
無念だ…筆を進めよう…
まあ、ここ最近のアンチ(望アンチなのか?)の発言はやりすぎた感が
あるな。ここでも192以降の流れとか、微妙に。キャラのイメージを陥める発言
を露骨にやって、なんか必死にコントロールしようとしてるみたいで却ってイタい。
関心の無い作家やキャラなら放っておけよって感じだ。それってやっかみだろ、
とにかく、個人的には、ここに常駐する数人のせいで、純粋に最萌を楽しめなく
なってるんだよな。はっきり言って、以前の望信者よりも、やり方が小利口で
タチが悪いと見ているが……。
というか、この人を星野監督に例えられるのは個人的に心外だがな。
215 :
211:02/08/27 05:39 ID:???
>>211さん
結託なんかじゃないですよ!望を落とすためだけに票が集まったんです!(激怒
優勝の最有力候補を潰したかっただけなんですよ!!
本っ当に汚い話ですよね。そんなことしてまで勝ちたいんでしょうか?
でも逆にこれで、より一層望ファンの結束力が強くなったのは確実ですよね。
皆さん一緒に優勝目指して頑張りましょう!
真由美なんかに負けちゃダメです!
>214
行き過ぎかどうかは分からないが残念ながら>215のような露骨な発言でゆがんできているのは事実だろう。
しかしアンチがいようと煽りがいようと騙りがいようと己に正直になるだけだろう。
荒れるのは2ちゃんの華とも言える。
しかし最萌そのものに「キャラクター攻撃はルール違反」と明確に示されているのだから各人それを忘れるな。
勿論支援する側も、自己の発言を見つめなおすことを提言する。
>215
あえてマジレスさせてもらおう。
分かっているのだろうが君のような発言がアンチというものを発生させる。
君自身の発言が全体の立場を悪くしている、君はもう発言するな。
217 :
NPCさん:02/08/27 06:56 ID:mJseNlgd
次は殺す。
純粋にシャ・ノアールが萌えるから入れた人に失礼だと思いますよ。
全部が全部、アンチ望じゃないと言うことも忘れないで下さい。
219 :
IoS:02/08/27 08:16 ID:???
現に>754みたいな票の入り方してるからなぁ。
他の方々(コテハンや、>214,>215等)までがそうとは限らない、というか考えたくはないが、
なおキャラ=強いという刷り込みによって、(できるだけそうならないようにしていつつもりでも)何らかのバイアスがかかってしまっているんじゃないだろうか。
本来無視すべきものを妙に気に掛けてしまったり、何らかの陰謀を疑ってみたり、余計な一言を追加してみたり。
現にミナVSちひろの時も、10:0くらいの感覚でいたからこそ、あんなコメントになってしまったわけだし。(ちひろの勝利は純然たる支援の勝利でしたが)
結局懲りずに望戦でやっちまったわけですが。
本戦に予想屋がいないってので、んじゃ一言くらいならとほぼ毎回書いてるコメントですが、特にクレーム来てなかったんで続けてましたが、
どーせ無くても構わないわけだし、結果的に(これがタチ悪い)票操作になってしまっていると断定できるので、も止めときます。(ホントは俺以外にもコメントする人ほしかった…)
ただ、それとコレとは関係なしに、
望の攻撃方法はどんななのかそろそろネタ以外キボンヌ
人の心を攻撃する->望の性格的にこの攻撃は使いたくない
->強敵にはやむなく使う->「……ごめんなさい」と涙を見せる望
って展開なら結構(・∀・)イイ!んだが
みなさん考え過ぎでは・・・
シャノアールは純粋に可愛いし、森崎さんだってかなり人気ある作家さんだし
票が集まっても不思議じゃないと思うんだけど。
おかしい!なんていうのは作家さんやファンの人に失礼かと。
>>219 俺は続けて欲しいけどな。
俺みたいな初心者にとっては、どんなキャラか知るだけでも投票の一助になるし。
ちなみに、望の攻撃方法に関してだが、俺は「無意識」だと思っているかな。
自分が危地にさらされたときや、感情が高ぶった時とかに発動してしまう感じで。
それが「ごめんなさい」や「こんなことしたくないのに」という台詞につながるのかと。
>>215が痛いという意見には同意。
実際アンチなお厨より、なお厨の方がリアル年齢は低そうだ。
俺? 俺は望厨ですからw(余計タチが悪そう
223 :
f91:02/08/27 11:54 ID:???
望が悪いわけじゃない。望を支援する人間に問題がある。
だからどうか、望を嫌わないでくれな(TДT)
この板の何人かがルール違反だった事はたしかだと見てるけどね。
以前もなお厨のコテハンの人とかに嫌がらせして締め出してしまったしな。
私も気付いてはいたが、あえて放置した。だが放置されてるのを、支持されていること
と勘違いしてはいなかっただろうか。発言にいちいち含みをもたせるのはいいが
それを発言する必要があったのだろうか。不用意に他のファンを不愉快にさせる
内容ではなかったか。
>あれでイメージが落ちるとは俺は思ってないし
それはアンタの個人的な考えなので。なかには不快に思う者もいるだろう。
まだ分かっておられないようだったので嫌な発言を蒸し返してしまったが
なるべく多くの参加者が楽しめるように互いに配慮すべきだ。
>>222 おお! 今までの絵の中で一番いいぞ!(暴言)
まあ、俺がちひろ萌えだからというのもあるんだろうがw
>>202 俺も獣姦を希望(死
というか次の試合は9/19かよ・・・こんなに次の試合が楽しみなのは初めてだw
>219
望の攻撃方法、GGXのディズィーみたいで萌えますた。(;´Д`)ハァハァ
>223
真っ当なファンの方がいる事もちゃんと解かってますYO!俺の知人にも2〜3人程いるしね。
ただ、たま〜に「他の奴は認めない」ってのがいるんだよねぇ…。
他人を認めれば自分も認めてもらえるんだから、もうちょい心にゆとりを持って頂きたい。
人間は十人十色。炉が好きなのもいれば巨乳が好きなのもいるし、純愛が好きなのもいれば鬼畜が好きなのもいる。
ほら、視野を広げれば新しい世界が見えてくるよ…って、勿論良い意味でね(w
>224
それは確かにそうだ。謝罪。
しかしながらその逆のケース(本人が意図せずともこちらが不快に思う)がある事もまた事実。
まぁこんな事言い始めるとキリが無いんで、これ以降は妙な発言しないように気を付けまつ。
でも得ろ描くのは止めないんで、そこんとこヨロシク(w
うーん、マジレスの嵐。ま、たまには真面目にならんとね。
>(本人が意図せずともこちらが不快に思う)
これはもう、本人が天然なのはどうしようも無いんだよな。本人に自覚を
促しても理解されないのが関の山なので。だから放置するしか……。
私も天然相手では悔しい思いをする事が多いよ。望ファンの平均年齢が低い
だから多分そういった部分天然クンで自覚が無いのは、お互い気の毒な事だが
ある程度我慢して無視するのがベストの対処だと……。そのへんの理解も要ると。
しかし、これからも後藤なお氏がイラストを手掛ける機会も続くだろうし、
(これに関しては個人的願ったりなのだが)良くも悪くも信者的なファンも付く。
こんな話題がエンドレスは勘弁なので、良識を持った人間だけは、天然にしろ
悪意を持った発言にしろ上手くいなして正常な最萌にして行くように配慮したいね。
何きれい事言ってんだよ。
目障りな物は真っ先に排除するに決まってんだろ。
なおの絵は好きだが、なお厨はうざい。
消えろ。
>>228 きれい事言って何が悪い
理想論を先に挙げなきゃ後が続かない
お前の理論で言うならお前だって十分うざいぞ
∧ ∧
/ ヽ ./ .∧
/ `、 / ∧
/  ̄ ̄ ̄ ヽ
l::::::::: .l
|:::::::::: -=・=- -=・=- |
.|::::::::::::::::: \___/ |
ヽ::::::::::::::::::: \/ 丿 >229 オマエモナー
ヽ /
___> <___
萌えを守るためにブレイカーになったんだ!
誰を守ったって(・∀・)イイ!
「己の萌えに誓って」のフレーズがあるかぎり、マターリできると信じてるヨ!
そんなワタシは人間性善説を信じたい厨でさ。甘くて結構。
まあ待て。
>229君の負けだ。
煽り荒らしは放置、この鉄則を覚えておくといい。
要するに、あれだ、君は、釣られている。
精神攻撃の一種かは分からないが拷問の方法として相手の良心の呵責や埋もれた記憶を掘り返して責め立てるというのがある。
望の場合私はこれでも良いと思う。
>231
ならば貴様も死ね。
なおキャラは残りわずかだ。
ぜいぜい多重投稿でもして、かくまってやるんだな。
∧||∧
( ⌒ ヽ 気付いたら祭りが終わってる…まあ、いいけど
∪ ノ
∪∪
結局支援出来てない……吊るしかないか
235 :
f91:02/08/27 20:29 ID:???
>>233 ステルスシステムを使えば多重投稿せずとも
同色以外からは隠まえるが。
>235
おーい山田くん、座布団ひとつ持ってこ〜い(w
かくまえる?隠まえる?匿える?カクマエル?(なんか天使っぽい)
スパー( ゚Д゚)y-~~~
君達は神岸あかりを知っているかね?
そう、あのLeafブランド「To Heart」の彼女だ。
おっと、今はアクアプラス。と言ったほうが通りがいいかな?
彼女は葉鍵最萌トーナメントで決勝トーナメントまで勝ち進んだわけだが、
その当時の様子は暴動寸前の試合も多々あった。
なにしろ、当たった試合がどれも本命級の猛者のなか、時代的には
ロートルに近いキャラが勝ち上がっていたのだからな。
当然のごとく、多重票疑惑や組織票と言う「黒い噂」も多かったさ。
それでも、彼女は最後まで尽きない支援と応援を得て決勝トーナメントまで戦いつづけたわけだ。
葉鍵板 最萌トーナメントッッ!!
http://saimoe.s10.xrea.com/ ・・・おっと、昔語りが過ぎたかな?
結局、この望関連の票の移りが純粋な萌え、支援の力によるものなのか、
それとも上っ面だけの邪悪や怨恨から出たものなのかは、これからわかること。
いまさら言うまでもなく、改めて己の中の『萌え』を見つめなおしてみるといいだろうな。
238 :
エクスプローダー ◆R98Vc2XA :02/08/27 21:23 ID:rig0qMCX
・・・たまにマジな事を書こうとすると肩がこっていかん。
こっちはちょっとネタっぽく。
つーか、俺の最萌キャラが予選落ちしてるからなぁ。
もし当事者になっていたら、もっとエキサイトしてここの書き込みを見ていたのだろうか。
・・・まあそのアレだ、票数だナンだと騒げるうちが華ってこった(w
>>226 >うーん、マジレスの嵐。ま、たまには真面目にならんとね。
いつも真面目でいるってのも煙たがられるしなー。
TPOに合わせて気構えを変えられればそれに越したことはナシ。
オレモナー。
>>230 『オマエモナー』は現在、一個人によって登録商標出願をされています
いくつかの板ではすでにこの事に関して活発に議論がかわされている模様です。
ともすれば「2ちゃんねる」全体にかかわる問題にも発展しかねないので、
皆様もなにとぞご一考のほどを。
これまでの経緯は関連スレを・・・というにはログが膨大なので
詳細などをまとめた支援ページへのリンクを張っておきます。
http://members.tripod.co.jp/giko_2ch/mona.htm http://users.hoops.ne.jp/moner_syouhyou/
なんだか荒れておりますね。
隔離スレとはいえマターリ萌え萌えで行きたいものです。
でも今ちょっと自分の心は悲しみの嵐。
あくるたんが…… ・゚・(つД`)・゚・
やっぱりsaga1が終わったからだろうか……
241 :
KS:02/08/27 22:42 ID:???
遅いよ! という声が聞こえそうですが、支援でございます。
例によって18禁ですが、今回はソフト路線なのです。ふ。
その日、星が流れた。
世界中のあちこちで、肉ならぬ身に、しかし、魂を持つ少女たちがふと空を見上げた。
学校の教室で。
大陸横断列車の寝台の上で。
戦場の硝煙の中で。
ファーストフード店のカウンターで。
そして。
とある大邸宅の一室で――
深更。
そうすることが自然だというかのように、少年は目を覚ました。
まどろみの残滓など全くない目覚めに、逆に、これは夢だと思った。
だとすれば、ベッドの傍らに立つメイド服の少女の存在にも納得がいくというものだ。
レースのカーテン越しに射しめぐむ月の光。
耳を澄ませば、さやさやと音が聞こえそうな光を浴びて、彼女は静かに立っていた。
「どうしたの、アリス?」
少年は尋ねた。
女の子と見間違えそうな綺麗な顔立ちである。
昨年、たまたま出演したCMで人気が沸騰し、国民的アイドルと謳われただけのことはある。
アリス、と呼ばれた少女は、ゆっくりと目を開いて横になったままの少年を見下ろした。
「――お別れです」
「え!?」
さすが夢だと思った。想像もできない台詞を吐く。
「本来ならすぐに。でも、ひとめ、お目にかかりたかったんです」
「ちょ、ちょっと待ってよ」
少年は慌てて起き上がった。
「なにを、言ってる、の……?」
「コードECX99――地上先行隊を含む全アンドロイドに対する絶対呼集」
感情の起伏のない棒読みの台詞の中に、悲痛を感じるのは気のせいだろうか。
「“上”からの命令です。わたし、行かなくてはいけないんです」
「そ、そんなのやだよ!」
言葉の意味は半分も分からなかったが、彼女が去ってしまうということは痛烈に理解できた。
彼女の腕をつかんで問い詰めようとする少年の手を、熱い感触が打った。
涙だった。
アリスの瞳から、ぽたぽたと光る粒がこぼれていた。
はじめに目を閉じていたのは、これをこらえるためだったに違いない。
「ご、ごめん……」
少年は手を離した。
彼女が去ってしまうのは嫌だったが、引き止めることで余計に辛い思いをさせることを理解したのだ。
その代わり、アリスをベッドに腰掛けさせ、自分も隣りに座った。
部屋には沈黙の時が流れた。
お互い相手の顔を見ることもできず、ただ、月の光を浴びていた。
「――わたし、行きます」
アリスの立ち上がる気配がしても、少年は俯いていることしかできなかった。
そして衣擦れの音と、なにかが静かに床にわだかまる音。
「でもその前に……」
声に含まれた感情に引かれるように、彼は顔を上げた。
下着姿のアリスは、月光の精のように美しかった。
「わたしの“心”に、お坊ちゃまのこと刻み込みたいんです。だから……」
アリスの頬に朱が走った。
言いにくそうにもじもじする彼女に、それ以上に真っ赤になった少年は、
「あ、あの、な、なんだかよく分からないけど、アリスがしたいことをしていいよ」
精一杯胸を張る彼に、アリスは身をかがめて優しいキスをした。
「ア、アリス、そんなの汚いよ」
「そんなことないです、坊ちゃまのですから」
一糸まとわぬ姿で横たわる少年の股間に、なにひとつ身に付けていないアリスがかがみこんだ。
芸術品のような細い指が、彼の突起をゆるゆるとしごいている。
「大きくなりましたね、坊ちゃま。初めてお会いしたのは×年も前なのに、来年はもう○学生ですものね」
「お、大きくなったって……」
アリスはくすくすと今夜初めての笑みをもらしたが、少年はそれどころではなかった。
腰から全身に広がる初めての愉悦に、ああ、ああ、と声を漏らすばかりだ。
「ああっ」
その声が半オクターブ高く、少女のようなトーンになった。
彼のペニスはアリスの口に吸われていた。
「あ、ふわぁ、アリスぅ、そんなの……」
「ん、ん、ん、ぷは。お坊ちゃま、気持ち、いいですか?」
「うん、うん、いいよぉ」
半泣きで悶える彼に安心したのか、アリスはもう一度深く咥えこんだ。
「うううっ」
「んっ……んっ……んっ……」
「あっ、も、もうやめて!」
少年の声が、急に切迫したものになった。
「なんか変だ……おしっこ出ちゃうから……アリスぅ」
「はっ……ん……大丈夫です、おしっこじゃありませんから、そのまま、アリスのお口に」
アリスはぐっと、喉の奥まで少年のペニスを収めた。
「うっ……ああああああああああっ!」
爆発するような衝撃が少年の性器を襲った。
びゅるびゅると弾ける初めての精液を、アリスはむせることなく全て口の中に受け止めた。
やがて、ちゅぽ、と音を立てて唇を離したアリスは、目を閉じて天井を見上げた。
脱力してぼんやりと見上げる少年の視線の先で、絹のように滑らかな喉が、こくん、こくんと動いた。
「まだ、いいですか?」
膝立ちになったアリスの股間が、きらきらと濡れひかっているのを少年は見た。
「いいよ。言ったでしょ。アリスの好きにしてよ」
「……はい、坊ちゃま」
一度放出したのに一向に衰えない屹立をまたぐと、アリスはゆっくりと腰を下ろした。
「ふぅん……ああ、入ってくる……坊ちゃまが入ってくるぅ」
「ああ、アリス、アリス、アリス」
アリスがグラインドするのに合わせて、少年も本能のままに腰を突き上げた。
たちまち高まっていく少年は、アリスの中にしぶきを打ち上げた。
「うあっ!」
「ああ……出てる……出てますよ坊ちゃま……あ、そんな」
少年は射精し、射精しながらまた突き上げた。屹立は全然萎える気配がなかった。
目の前でプルプルと揺れる胸の突起を摘み上げる。
突然の感触に痙攣するアリスの締め付けが強まり、少年はまた出した。
「ああっ! 坊ちゃま! 坊ちゃまぁ!」
ひときわ大きく叫んだアリスは、やがてがっくりと少年の上に覆い被さった。
その重みを心地よく感じながら、彼はやがてまどろみの中に飲み込まれていった。
少年が再び目を覚ましたとき、月の光はそのままに、ただ、アリスだけがいなかった。
彼は目を閉じた。
涙を流したくはなかった。
彼は別れを経験したのではなく、アリスを得たのだった。
たとえ二度と会えないとしても、この月光の下のどこかに彼女はいるだろう。
月の光を浴びて輝く彼女を想い、彼はまた、眠りに落ちるのだった。
戦場は混乱を極めていた。
ただセンサーが識別する敵を追い求めるのが精一杯だった。
白光がひらめき、数メートル離れた僚機が吹き飛んだ。
EGOがイレイザーの科学を取り入れ、武器として投入しているというのは本当だったらしい。
メイドとしての機能を戦闘プログラムに置換した電子脳は、それを味方機数マイナス1として記録した。
アリス――Aliceは、30度旋回すると、前方の機影に荷電子砲を叩き込んだ。
エネルギーの奔流を受けた機械が、一瞬の間を置いて大爆発を起こす。
……坊ちゃま
寸前に飛び出した複数の人影に向かって、左腕のバルカン砲がオートで照準を合わせる。
分速数先発の炸裂弾が少女たちに放たれる寸前、銃身が不可視の力によって不自然に曲がり、発射装置が内部から暴発した。
からくも左腕を切り離して爆発から逃れたボディに、同じ力が襲い掛かってくる。
……坊ちゃま
念力による空間湾曲はフル稼働するアンチサイオニクス装置が迎え撃ったが、背後より打ち込まれる雷撃対する防御は紙に等しかった。
……坊……ま……
自己修復機能もとうに用を果たさなくなったボディの中で、Aliceの“想い”が最後の呟きをもらした。
……だい……好……キ……
――――
時に2002年7月。
地球侵略をもくろむ宇宙人集団「イレイザー」が撤退した日に、戦場の片隅で幕を閉じた小さな物語があったことを、誰も知らない。(了)
∧||∧
キタ( ゚∀ ゚)━━━━━━!!!!!
∪ ノ
∪∪
……でも、もうクリスに投票してもうた(;´Д`)
後悔はしてないけどね、無論
>>241 坊ちゃんに萌えちゃダメでつか?w
萌えというより切ないかんじが。こういうのもイイですなあ……。
Aliceの片腕って妄想膨らみますよね、いろいろ。
>>240 あくるちゃんに何があったのか気になる……
249 :
KS:02/08/27 23:38 ID:???
書き忘れましたが、Alice×CMモデル、としてお読みください(w
>246が泣けた・・・・
>>239 あう。
事もあろうにここがsage進行だった事まで忘れるとは。
∧||∧
・・・そういえば前の予選で回線宣言忘れたせいで
ID重複して蹴られた事があったっけ・・・ああ格好ワルぅ。
・・・CMモデルが♂だということをはたと思い出してしまった( ゚∀゚)
>>222 うお!イイですな〜。貴殿の絵は線が綺麗で羨ましい。
>>246 まさかこのスレでこんな泣ける話が読めるとは……。・゚・(ノД`)・゚・。
>>251 マジか!?よりによって投票日ですよ、今日……。・゚・(ノД`)・゚・。
255 :
IoS:02/08/28 02:24 ID:???
>241
「遅すぎた支援」
これが朝に出てたら結果が変わってたかも。
とりあえず<<Alice>>に無効票1。
レーティングは純愛5・陵辱0で(無粋
しかし……誰も気づかなかったのか
言わせてもらうとだな・・・
>>237 それがどうした?
257 :
f91:02/08/28 08:43 ID:???
朝からイイもの読ませてもらったよ。
最後はジーンときた…。
・゚・(ノД`)・゚・。ウワァァァァァァァァァァァン!!!!
>241
実に勿体無い…。やっぱ支援は最低でも前日にはうpするべきですな。
ハッピーエンドじゃなくて切ない終わり方な所が(・∀・)イイ!
ちひろも期待してまっせ!(w
っつーか俺の絵、荒らしと241に見事に食われちゃったYO!
そう、まるでそれは堀江由衣にシングルの発売日を重ねられる田村ゆかりのような…(w
>237
確かにそれがどうしただな。w
それとこれとは別のものだ。
特に望は最萌を盛り上げる要素として重要キャラだ。
望が負けると参加者が減る。
だから運営コテは萌えも語らず、ただひたすら望に1票入れる。
利用されてんだよ、望もお前らも。
おめでてー八百長だ。
只管書いては破棄書いては破棄…
満足できるものが出来ない、むぅ……
気分転換に話題を、ただの萌え話題なのだがsagaUの安部馨、萌えないだろうか?
純粋に美人、だと思うのだがいかがか?
>261
私的にはOKですな。
三島緑子さんイラストは萌えは少ないがカッコいいのが多いね。
>>260 2chの最萌えから、八百長を取ったら何が残るんだ?
そんな細かいことをガタガタいってんじゃねえ!!
∧||∧
( ⌒ ヽ >258
∪ ノ 試合開始直後が一番効果大だとオモテタ…
∪∪
>261
まったく指の進まない自分よりはマシ…
SagaUでは真理亜ファウストの方が…
…いや、でもクラスメ…ゲフンゲフン!
>>263 なるほど、みんな八百長だってことはわかってるんだね?
それなら話は早い。
>>265 たかが最萌えにムキになってて、痛々しい奴だな。
だいたい2chのドキュソからの投票でトップになったから
といって、そのキャラに人気があるわけじゃない。
むしろ、そのキャラにとっては不名誉な結果だ。(藁
まぁ名誉にはならんだろう。
なんで不名誉なのかわからんが。
アンチトナメなら他所の板逝けばいいんよ。
>266
たかが煽りにムキになってて、痛々しい奴だな。
>>268 たかが煽りにムキになってて、痛々しい奴だな。
埋めsage
>270
微妙にワロタ 気ぃ早過ぎ(w
早い繋がりで、最速の女王は光姉様だと言ってみるテスツ!
俺内部では某最速アルター使いとタメになってたり
おひさー
明日鈴鹿でレースがあります。お守りは鈴鹿御前、望、マーリンかな?
273 :
KS:02/08/30 20:08 ID:???
モーリー・クリステン支援……か?
元ネタを知っている人がいるかどうか。
<EGO騎士物語>
VOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOM!
「パンツァー・フォー!」
「魔女のばあさんの大鍋だ」
「情け無用ファイア!」
「閉鎖器が焼きついた!」
「私は敗北主義者です」
「ばかもん、俺のケツを舐めろ! 交信終了!」
……そして。
「きみがクリステンかね?」
〜das Ende〜
>>273 黒木氏物語読みたくなってきた。
フェンリル「クク…クハハハ 銃なんぞ撃ったってムダだ
妖狼は銃なんかじゃ死なん!!ムダだ」
モーリー「ただの銃ならな
ランチェスター大聖堂の銀十字溶かして作った50口径爆裂鉄鋼弾だ
こいつ喰らって平気な化物なんかいないよ」
イラストキボーン
276 :
f91:02/08/31 07:40 ID:???
>>274 これを使いたまえ。
デザートイーグル50A.E・10インチ。
Gも悲鳴を上げる威力だ(w
>>274 かっこいいのだが・・・
「徹甲弾」だよとつっこんでみる
銀の鋼ってどんなのよ(w
278 :
Zbv:02/08/31 15:03 ID:???
しかし、モーリーが持っているのがPzB39ってのはどうかと?
せめてM82A1にして欲しかったなと。
PzB39>自動排きょう式だが単発なので一々弾を手で込めないといけないヮな。
>>275 マテ
>>276 それ以外に50光景の銃ありますか?(あるんだろうけど…)
詳しくないからワカラネェヨ…
>>277 元ネタの漫画では「鉄鋼弾」と・・・間違えたのかなぁ
280 :
KS:02/08/31 23:18 ID:???
>255
漠然とプロットはあったにせよ、前日までに書き上げることはできず、
当日書き始めたのは夜の8時半になってから。
10時までにできれば……と思いながらもあんな時間になってしまいました。
>257
たまにはこんなのも書いとかないと、陵辱しか書けないと思われちゃうから(w
281 :
f91:02/09/01 08:30 ID:???
>>278 パンツァーファウストみたいなやつ?
アタックしたやつに2ダメージ、使い捨て。
>>279 ぢつは俺も詳しいわけじゃないから…。
あの時は単にバイオ2をやった後だからタイムリーと思ってな(w
銃に詳しい人詳細きぼーん
283 :
282:02/09/01 14:36 ID:???
訂正。
>>275ではなく>>274。
間違えスマソ、逝ってくる。
285 :
f91:02/09/01 21:17 ID:???
>>282 (・∀・)ナルホド!
いろいろあるものだなぁ。どうもありがd。
余談だが、今日の戦国でパンツァーファウスト使ってる人いた(w
286 :
IoS:02/09/01 22:22 ID:???
>284
K画堂信者にもPD信者とシュヴァ信者の二種類がいますが、さて?(スレ違いなのでsage)
287 :
オレ様:02/09/02 01:49 ID:???
工画堂でSequence Palladiumは少数派か!?
288 :
IoS:02/09/02 06:29 ID:???
うん。(きっぱり)だってまだシリーズ少ないし。
でもいいよね、アレも。なんでシュヴァだけあんなに出来が……(涙
そーいやシュヴァにゃ108人の光の勇者ているが、
極星にゃ梁山泊(水滸伝)とかもいるのかな。女性もいたよな、たしか。
(無理矢理アクエリネタなのでSage)
>>276 デザートは厨っぽいので、むしろ.454カスールのレイジングブルあたりの方がかっこよくないですか?
290 :
f91:02/09/02 11:29 ID:???
>>289 まあそれは人それぞれだからな…。
厨呼ばわりされても別にいいやということでやっぱイーグル。
一時期銃にはまった理由がこれだし。
知ってる名前が少ないというのもあるが、レイジングブルとか知らないし…。
>徹甲弾
コミックス「ファントム零」には
デザートイーグルの徹甲弾仕様などという『デザートイーグル50P』
という代物がありましたな。
296 :
NPCさん:02/09/03 10:08 ID:8GdlD7TY
(・∀・)イイ!!
>銃
ビームライフル。デュアルビームガン。サテライトキャノン(銃じゃねぇ
299 :
f91:02/09/03 19:48 ID:???
>>291 ヴェドゴニア…名前と紹介だけなら知ってる。
紹介ではエロゲーとしてよりいろいろな武器や道具が
すごく気になってた。結局未プレイだが(w
>>292 >>294 >>297 (・∀・)イイ!!
300 :
Zbv:02/09/03 20:40 ID:???
>>281 遅レスだけど、それってM72(LAW)の勘違いでは?
M82A1は.50口径のスナイパーライフルでございます。・・・・・・・・・・・ハーグ条約違反な罠。マガジンがクソでかいです。
でも、モーリーに持たせるのなら、グレネードガンの類の方がらしくて(・∀・)イイ!!という気がしてきた。
パンツァーファウストといえばあのカードイラストは勘弁してほしい〜(血)
>>291 実在します。ブラジルのトーラスさんって言う会社から出てるダブルアクションリヴォルヴァです。
>>297 ニューナンブはもうすぐ廃止ですよ。日本の警察は他にもM13,M49,M36なんかも使ってるみたいです。
そういや昔、アクエリ始めた頃、七瀬葵目当てでウェイトレスさんもってっちゃった奴いたな…
パンツも似たような感じで手元はなれました。青単やからええけど…
キタ━━━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━━!!!!!!
キタ━━━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━━!!!!!!
キタ━━━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━━!!!!!!
しかしみんなすごいな、描くたび描くたびに少しずつグレードが上がってる気がする・・・。
>294.>297
(゚∀゚)イイ!!
……自分もさ、書きたいけど……メインPC逝っちゃった上に
バックアップ取ってなかったんだよね、文……
>291
それヴァンパイア以外扱えないし(w
304 :
f91:02/09/03 23:23 ID:???
>>300 …いや…、俺……、知らないし。
銃の知識なんてバイオとメタルギアくらいのもの。
要するにゲームの知識って奴さ(w
どうやら色々な板出身の人間がいるようだな。
軍事板、オカ板etc……
実にアクエリらしく、良いと思われる。
今日はWorks274か……
(;´Д`)/<先生、垢がデリられました!このままでは支援絵がうpできません!
>>307 ぬお、ページが403になっていたかと思ったら、垢デリッスか( ̄□ ̄;
意外と厳しいな。インポシークめ・・・。
ん、じゃぁしばらくはうpロダを使うか、私ん所に添付メールで送ってくれれば
別垢に上げますが、いかがします?
ところでチョロQ付のパックは買いますか?
エロゲ板出身・・・
>>310 私もWIZ-DOMだけ買います。多分。
313 :
KS:02/09/04 22:36 ID:???
次のちひろまでって長いなー(w
>>307 違法なものか、公序良俗に反するものでもあったんですか?
>>311 師匠!
>>309 おそらくはヤフオクに単品で出品されるであろうチョロQを大量に買います。
>311
同志…
>313
あれだ、エロ絵…
にしても削除されたりされなかったり、判別基準あいまいだけどね、あそこ…
316 :
IoS:02/09/05 02:09 ID:???
あー、ラユュー様支援書けねー暇がねー。
>真由美たん(;´Д`)ハァハァ氏
うーん。ウチのサーバーもエロアウトだしなぁ……
いっそ会員資格無くなっても構わないセカンドプロバイダーの方にうp所作ってみるかな?(爆
>315氏
<font size="とてもでかい">
萌 え っ ! !
</font>
つーか彼って誰だよてめぇか(゚Д゚)ゴルァコンチクショウめいっ!(錯乱注)
318 :
f91:02/09/06 08:05 ID:???
>>315 ラユューに対する認識を変えたほうがよさそうですな。
かわ(・∀・)イイ!
>>315
ラユュー(・∀・)イイ!
321 :
277:02/09/06 18:18 ID:???
漏れの一言から?えらい盛り上がってましたなぁ
ちなみに蛇足だが50口径とは砲身長が口径の何倍あるかを指す言葉(のはず)
だからガバメントも45口径だし、大和の46cm砲も45口径(w
>>315 (・∀・)イイ!・・投票する気にナリマスタ
・・ちなみに漏れはピュアオーディオ/AV板出身です(w
>>319 並ぶとまた、違う風情があるものですね。
>>319 復活オメー。
そしていきなり30Hit被爆しましたが、何か?(w
324 :
Zbv:02/09/06 21:39 ID:???
>>321 ちょっと待てい!そういう使いかたをする時は、砲身長、口径長の順で記述しなけりゃならんぞ(70口径75mm砲の様に)。
それに銃器類は口径と言ったら素直に口径長を示す事が多い。
ちなみにガバは.45口径。これは口径長が0.45インチということを示している。
・・・・・無駄な知識かもしれんがナー
軍事板にはめったに行かないよ。
よく漫画板出身だと勘違いされますが、HR/HM板出身です。
A級グループ入ってからはいろんな板に書き込む様になりましたが。
>>315 激しく萌えッ!!
…彼……
326 :
IoS:02/09/07 01:12 ID:???
>315 = 俺的神
やったよ……あんたがいなかったらどうなってた事か。
327 :
f91:02/09/07 09:18 ID:???
そういや俺はどこの板出身でもないな…。
まともに長く居座って書き込みまでしたのはこのスレが
初めてだ(w
sagaUの青のポスターのジリアン、なんだかすごくヴォルヴァと組ませたくなりますた。
329 :
IoS:02/09/07 15:11 ID:???
そういや、知り合いが一人鼻息荒く暴れてたんだが、
Saga2のチラシにイラストレーター107人っつーて名前が載ってたけど、
そこに「ひかゆ」の3文字が無いって…。しかもその状態でちゃんと107人
載ってる(つまり、いない事になってる)って。
そのチラシ持ってないから良くわからんのですが、誰か本当かどうか教えてくれないでしょうか?(とがわいない、っていってたな…鬱)
G=ヒロコウも見当たらない…
しかし、ひかゆはすでに「ウェイトレス・トレイニー」が・・・。
プレビューのは含まないとか
ほら、成瀬ちさとHPの仕事覧でプレビューパックで一点、本編で一点って書いてるけど
クラスメイトの他に少なくとももう1枚書いてるし(ゲームぎゃざ参照)
…ところで、あの絵って看護婦かな?ナースかな…それとも、別の?
333 :
277:02/09/08 01:15 ID:???
こっぽーさん好きだがまさか絵梨奈に勝つとは思わなかったYO
>>324 なるほど、今ちょっと調べてみました。
半端な知識でスマソ・・・
>>329 確かにチラシにはひかゆさんもとがわさんものってませんねぇ
で数えてみたら107人いるし・・・・鬱
334 :
IoS:02/09/08 01:56 ID:???
>333さん
やっぱいないんですか。
そう。とがわいないのは単に個人的な鬱で済むんだけど、
「ウエイトレス・トレイニーがいるのに、なんで書いてないんだ!
B社に抗議の電話だ!!謝罪と賠償を要求しる!!!」(最後のは嘘)
って叫んでたんで気になって。
そういや、水上復活なのか。また買わなきゃならんじゃ無いか……
いっそいなけりゃ(アクエリ辞めれて)楽になれたのに……(w
萌えない奈々描いた人入れるくらいなら
篤見唯子入れてくれ。
G=ヒコロウ入れてくれ。
ユナイト双児入れてくれ。頼んますB社。
渡辺明夫とぽよよんろっくが、かぶってる分とか?(w >107人
篤見さんまでおらんって…
寂しすぎですよ。
sagaUで赤のドローがすごく強くなっているのですが、これって早い話
すごい除去が出るっていう事ですか?(さらに可愛いいのり、とか。)
なおレンジャー4連敗
鬱だ……
>>337 マジレスすると、精神力2のキャラがデッキに多くなる事によって
序盤のフットワークに支障をきたすな・・・と思うのですが。
これだけ精神力が重くなると、1ターン目にドローキャラ2人支配。というのも
し辛くなりますしね。正直新米ウェイトレスなんてゲンナリだし。
・・・と、何で本スレ向きな話題がこんなところで(w
340 :
IoS:02/09/09 00:28 ID:???
多くの接戦が支援次第で動いたよな……。
支援無ければラユュー様は落ちてただろうし。
これを肝に銘じて、美鈴さん支援ちゃんと書かないとな…。
最萌関連のスレが両方とも落ちてる…。こ、こりゃ緊急事態ですよ?
起きてみたらエマージェンシーですか?エマージェンシーなんですか?
ひとまずJBBSの方にアクエリ関連板を避難所的に立ててみます。
投票・運営は以後そこってことでどうですか?
>342
ふむ、キャラネタじゃあるまいし、13時間程度では落ちることも無いだろうと思っていたのだが……
今日の投票はどうなる?
あぁよかった…。今日だけで行きつけのスレが5つも落ちたから、天中殺かと思ったYO!
っつっても虹板の方は駄スレに潰されただけだけど。…そっちの方が鬱。
>345
再修正ガムバって下さい。ワシャ今からラフを描き溜める旅に出ます(w
>>339 いのりが好きなので…
今日、ゲのマのズSunの宮店に逝ってきたのですが、ジル姉(ジリアン)が笑ってる!?
そしてフューチャービー閉店ですと?なんかもう何がなんやらわかりません。
348 :
IoS:02/09/09 23:47 ID:???
FB閉店>
らしいですね。まあ、あの辺は近くに安い所がありますからねぇ。
人が集まるのはYSの方だし。
広々としたゲマ屋ってのはなかなかいいんだが、言い換えると
閑散としたゲマ屋なわけで。
>349
あーもうアンタ萌えすぎ!そろそろHP教えてくれ!
……厨房でスマソ
351 :
IoS:02/09/10 07:24 ID:???
一番イイタイミングですよ。たぶん。
アンタがヘタレなら、ロクな文も書けないオレは……
>>349 スパーン、と萌えますた。
んで、ヴォルヴァ四枚揃った!
353 :
f91:02/09/10 14:09 ID:???
>>349 全体的にももちろん萌えるけど、
瞳が綺麗で凄く(・∀・)イイ!
某乳サーチに登録されてたハァハァ氏萌え
某乳サーチに登録されてたハァハァ氏萌え
>>356 凄くやる気マンマンて感じでイイじゃないかw
俺もそれ持ってる。見た時は正直アフォかと思った(w
100年後の事より今の株価を心配した方がいいと思うんだが…。
>354-355
確かに登録はしたけど、それ二重投稿してまで言うような事か?(w
いや、ただのミスだとは思うけどさ。にしてもエロパワーって強いね。1日で2000人って…。
>>358 あー、そういうことだったのか・・・。
キリ番踏んでしばらくしてから見たらいきなり4桁になってるからビックリしたYo!
>>358 つーか、株価にしろ赤字にしろみんな騒いでてアホみたいだけどね・・
株主が騒ぐのはわかるんだが、ブロコが潰れるんじゃないかとか
言ってるヤシ見るともう、オマエら(以下略)
100年先・・・
遊戯王のデュエル・ディスクみたいな機械が開発され、殴りあう美少女の姿が立体映像
で見る事ができるだろう。
個人的にはチャームでレズる姿が見たい・・・・
>>361
それ(・∀・)イイ!
363 :
277:02/09/11 00:39 ID:???
イラストレーターが113人に増えました
増えたのはBou 山根公利 ひかゆ 工画堂スタジオの3人みたい
ひかゆさん以外は知らないや・・
あいかわらず渡辺明夫とぽよよんろっくはかぶったまんまです(w
純珪一さん、いなくなっちゃったねえ……
逆に考えれば、イレイザー復活用に温存?
>>366 単に他の仕事が忙しいんじゃない?
萌王とか。
368 :
旧八:02/09/11 11:11 ID:???
>>365 (・∀・)イイスギル!
今晩の21時から22時の間あたりにソニア支援SS貼り付けてもイイデショウカ?
なんか、そんな雰囲気じゃなさそう……
>>368 支援の気持ちがあるならきっと大丈夫です。
370 :
KS:02/09/11 19:12 ID:???
>368
貼って貼ってー。ボクも書くからー(ソニアじゃないけど)。
>361
単純明快に質問。スカートの中はどうなる。
と言うか街中でやるのか!? 萌え精神を街に広げようか。
372 :
旧八:02/09/11 21:06 ID:???
>>369 >>370 私のような愚者に温かな言葉、どうもです。
では、貼ってみます。18禁チックに仕上げつもりですが、どうも15禁のような感じしますが、そこんとこはオフレコで……
373 :
旧八:02/09/11 21:07 ID:???
鋭い頭痛が脳を苦しめ、痛覚が限界点を突破した瞬間――うっすらと視界が回復し始めた。
少年が備える思考回路が、経過と事態を少しずつ探り始める。が、ある一点を越えた辺りから記憶がキレイに消えている。
完全に目が覚め、意識が少しずつ覚醒してゆく。霧のような視界が晴れてゆき、ゆらゆらと揺れるランプの炎が端に入る。
少年は、目の前に少女が立っていることに気づいた。
――ソニア・ホノリウス。
アクエリアンエイジ……数世紀を横切るこの動乱を知る者は多い。もちろん、マインドブレイカーだけでなく能力者を含めて、だ。
動乱の中で死にゆく者は多い。だが逆に、この動乱で活躍し、名を馳せる者も少なくはない。
ソニア・ホノリウス。
WIZ−DOM三賢者の一人としてアクエリアンエイジに登場した魔道士。
出遅れたためか、能力のためか。今ひとつ活躍のない魔道士。
新たなる力を得ることもなく、時代の渦に消えた魔道士。
と、彼は認識していた。
ああそうだ。捕まっていたんだ……
そんな魔道士に不意打ちとはいえ眠らされ、こうして重量感のある金属製の椅子に魔力仕掛けの拘束器具に囚われている――少年のささやかなプライドに、ズキリと大きな傷が生まれた。
「はぁい、おはよう。じゃない、こんばんわ」
「…………」
「そんな目で見ないでよ。……もっとも、怖くはないけどね♪」
そっと、ソニアは少年の首に手を沿えた。力を込めることはなく、けれども離れていることもなく。
少年の目に、ソニアのあまり大きくない胸が映し出される。
「君、マインドブレイカーだよね。あ、質問には答えてね」
「……そうだ」
「素直で結構。つまりは、アクエリアンエイジも知っている」
「そうだっ」
「短気は損気。……ふふ、実はお願いがあるんだよね」
すぅっとソニアの手が上昇し、少年の頬に到達した。思わず少年は寒気を覚えた。
「私のマインドブレイカーになってくれないかなぁ?」
「!」
374 :
旧八:02/09/11 21:07 ID:???
「君の能力、高く買ってるんだ。ほら、私ってイマイチぱっとしないじゃん」
「誰が……誰がお前なんか!」
少年の声が部屋に響いた。威嚇のつもりだったのだろうか。だが、ソニアはそんな威圧を微塵にも感じはしない。
「はぁ、素直じゃないなぁ」
目を伏せ、軽く首を振る。
次の瞬間、ソニアの態度は一変した。
触れていた手で少年の顔を固定させ、ふっと唇を少年の唇に落とした。
「……! んっ、んっ!」
少年は首を振って抵抗を試みるが、ソニアは少年を抱き締めるように拘束して無効化させる。
最初はただ触れているだけだった唇は、二人の唾液が絡まり合って少しずつ湿り気を増してゆく。ねとねとと唇を濡らし、わずかに開く少年の口に舌を入れた。
「う、ぅ……やめ、ろ……」
言葉の抵抗は、ソニアの狙い通りさらに口を開かせることとなった。生じた隙間に舌を突き入れ、少年の口内を舌で犯し始めた。
ソニアは知っていた。この少年は、己を強姦しようとする少女であろうとも傷つけはしないこ、いや、できないことを。だから噛まれることを恐れずに、舌で十分に堪能することができる。
しばらく少年の唇を味わったあと、ソニアはゆっくりと、この現実を見せるように離れた。混ざり合った二人の唾液が長い糸となって唇と唇の間に生まれる。
「はぁ、はぁ……」
「ふぅぅ、柔らかい唇してるんだね」
少年は唯一できる抵抗、睨みつけた。だがソニアは、笑みを浮かべて湿る少年の唇を指でなぞる。まるで、少年の抵抗を楽しむように。
「支配、してくれないかぁ?」
「するものかっ……!!!」
「あー、頑固だねぇ」
ソニアの細い指がするすると下降してゆく。唇、顎、首、胸板。わざと少年の体を撫でつけて、感度を昂ぶらせる。その手つきはねっとりと、粘りがあるように見えた。
そして、ソニアの指はある一点──少年の股間に到達した。少年どうにか体を動かそうする。
椅子がギシギシと軋む音も、今ではただ、ソニアの聴覚をくすぐらせるだけであった。
「あははぁ……さっきのキスで、興奮しちゃったのかな?」
「…………」
少年の目の前に座って、じぃっと見上げる。かたかたと小刻みに震える少年の膝にもたれかかるように、ソニアは肘をついた。
375 :
旧八:02/09/11 21:08 ID:???
「こんなに大きくして……オトコノコはえっちだね」
ジリリとチャックを上から下におろす。ゆっくりと開いて音を立てるのもまた、ソニアの計算のうちである。
続いてソニアの指はさらなる深みに潜った。少年の小さなうめきを楽しみながら、やや硬さと温度をまとったペニスを外へ出した。
外気に触れたペニスは、ソニアの指先とピクピクとひくついていた。まだまだ幼さが残る少年のその男根に、ソニアは冬場に吐くような吐息を吹きかけた。
「うぅ……!」
「あは、可愛い♪」
すぅっと、ソニアの指はペニスに置かれた。最初はじっくりと、太い神経をちりちり刺激するように這わす。そして次第に、細い神経をも刺激するようないやらしい手つきへと変わり始めた。
「ぁ、あぅ……あっ……」
少年が小さく鳴いた。無理もない。少年が持つ性に関する知識は実に幼稚で稚拙なものである。むろん、体験などありはしない。
それに加え、上に下に、強く弱く、部位に合わせて緩急、強弱の使い分けは、巧妙かつ絶妙であった。
ソニアの指は、まるで熟練された舌先のような動きで少年のペニスを刺激する。
親指が先走る粘液を伸ばす。
人差し指が膨らむ亀頭を圧力を加える。
中指と薬指が硬い竿を沿える。
小指がペニスの根元をちくちくと突く。
これらを左手が担当し、空いた右手は睾丸を弄び、時折竿の裏を小刻みに動く。
「うあ、ぁ、ぁあぁ……ぅ……」
少年の声が大きくなってゆく。押し上げる快感と比例するかのように、薄れゆく理性と比例するかのように。
「出しちゃえば? 楽になりたいんじゃないの?」
「だ、れが……」
「ふふ、強情♪」
「ぅ、ぅぁ、うぁぁ……!」
指の速度がさらに増してゆく。精密な動きは損なわれることなく、さらなる刺激を与えるために。
「ぁ、ぁ、あ、あ、あっ、あぁっ!」
小刻みな喘ぎ声は音量を上げてゆき、悲鳴にも似た最後の声は抵抗と共に、不意に、消えた・・・
376 :
旧八:02/09/11 21:09 ID:???
ソニアの指が、髪が、顔が、服が、温かみのある白濁色に汚れた。粘り気のある濃縮された精液が、ペニスの先端から噴き出していた。
肌に付着した精液は温度を帯びていたものの、次第に熱が逃げていってソニアの体温をほんの少し下げた。
「あらら、いっぱい出たね♪ ……まだ出るかも」
精液を潤滑油として、ぬるりと滑るペニスに指が這う。いまだ硬さの残るペニスの先端から、わずかに精液が湧き出る。
「はっ、は……はぁ……」
「ねぇ、まだ支配する気、起きないの?」
「………」
消えかけた気力に鞭を打ち、少年は細く開いた瞳でソニアを睨んだ。
「まだそんな気力が残ってたんだ」
精液が絡まった指を、ペロリと舌で舐め上げる。
ソニアは次の行動に移った。ペニスの先端を天に向かせて、亀頭に口づけをする。
「ぅぅ……!」
「はーい、黙っててね」
竿の裏を舌でなぞり上げた。味覚が苦味を訴えるが、ソニアはこの苦味を快楽のスパイスへと変換した。
ソニアの舌先は突くように亀頭を刺激し、唇で挟んで引いて離し、唾液でベトベトとなったペニスを指でしごく。
一度絶頂を迎えたペニスは再度硬さを増してゆき、先程の、もしかすればそれ以上の硬度をソニアに見せた。
「んふ……元気だね。もうこんなになっちゃって……」
びくびくと脈打つペニスをしごきながら、上目づかいで、訊ねた。
「ねぇ、支配してくれたら……サービスしちゃうけど……どうする?」
はたして、これは質問だったのか。
少年には、最も残酷で、最も救いの言葉であった。
「……く………れ……」
「? なぁに?」
「して、くれ……支配、するから……」
「よくできました♪」
立ち上がって、少年の頭をイイコイイコと撫でる。そして、スカートのボタンを外していった。
377 :
旧八:02/09/11 21:10 ID:???
スカートがぱさりと床に落ちると共に、ソニアの秘所が直に晒された。
椅子と一体化している少年の上に座る。身長差ゆえに、少年の顔はソニアの胸に埋もれるかたちになる
まだ挿入はされていない。少年のペニスの先端が、ソニアの秘所に触れるか触れないかの状態を保っている。
「私の、トロトロと愛液が漏れるココに――」
腰を持ち上げて、ゆっくりと降ろす。亀頭が、下の口に咥えられた。
「挿れてあげる……」
すぶりと、少年のモノが性器の中に埋まった。
「あ、あああああああああああっ」
普段の声より半音高い嬌声を、少年の耳元で歌うように叫んだ。
ソニアは感度を高め快感を追及するために、腰を上下に激しく動かし始める。
肉が窮屈に擦れあう感触。体液が零れ絡まりあう音。協和音を奏でる二人の喘ぎ声。
共に限界が近づき、人としての臨界点のぎりぎりを振れる。
「う、がぁ……あ、うぁぁぁぁっ」
「あん、あっ、あふぅ、や、やっ、ああぅ!」
二人の感覚が高ぶってゆく。
激しい上下運動によって、ソニアの髪を束ねていたリボンがゆるみ、スカートの近くへ落ちた。だらりと垂れた髪の数束が少年の肌に触れて、さらなる快楽の深みへと誘う。
ナイフにも似た鋭利なその感覚が先に折れたのは、少年であった。
「う、あぁぁぁぁぁぁっ!」
獣のように少年は吠え、同時にソニアは腰を落として吐き出される精液を膣の奥底まで受け入れた。
「あつ……あついぃぃ……」
叩きつけられた精液の熱に汗を滲ませながら、事が終わって気力を失っている少年を抱き締めた。
「さぁ、これからが楽しみだよね」
耳元で囁かれたこの言葉を、今の少年は聞くことができたのであろうか。
378 :
旧八:02/09/11 21:10 ID:???
駄文で、そしてオチが弱くてスマソ。当初は挿入する予定がなかったもので……
こんなSSに、何らかの感慨を受けてもらえたらこれ幸い。
次はソニア受けのSSでも。機会さえあれば。
ソニア攻めキタ━━━( ´∀`)・ω・) ゚Д゚)゚∀゚)・∀・) ̄ー ̄)´_ゝ`)-_)゚∋゚)´Д`)゚ー゚)━━━!!!!
…しかし、相手をマインドブレーカーにして、陵辱にしないってのは難しい……
…気のせい?(汗
PC帰ってこーい、支援書く気になったのに……
>>378 後1日早くその支援を見ることができたなら…
拙いながらも私の絵をつけてみたかった……
ソニア攻め萌えです♪
にしてもデメテル負けちゃったYO……
負けたけど、支援効果で票を入れて下さった方々、ありがとうございました。
また描きたいと思います……時間があれば。
381 :
KS:02/09/12 00:16 ID:???
>378
うお。マインドブレイカー受けってのは、なんか新鮮。
よかです。よかですよ。
>379
分かります。よーく(w
自分はおそらくアニメ版の影響ではないかと踏んでおるのですが。
382 :
IoS:02/09/12 01:29 ID:???
支援が活気づいてきましたな。
にしても、AWの風花ってそんなにイイイラストなのか……
>381
まあ、ブレイクには調教って意味も含まれてますしねぇ。
風花は作家本人が作ってたプロキシカードの効果が一番大きいと思われ。
384 :
旧八:02/09/12 18:25 ID:???
あと一日さえ早ければイラストがついていたのか……無念!
アクエリ歴がソニア歴の自分にとって、この支援SSが思いのほか好評なことに感謝です。
もしも二回戦の勝ち上がれば、今度は割りと早めにうpしるります。
>>382 AW風花
なんて云うか楽しそう。
>>旧八さん
年上好みの私にはキました。
2回戦試合開始前、直前SS支援。
「……」
風の魔道師・レダの瞳は、この場においても至って冷静だった。
最萌トーナメント、2回戦第1試合。
緒戦において、偶然にも同門たるイオと衝突、大差を以って破り去ったレダ。
だが、彼女の瞳の色は、その戦いの中でも揺らぐことはなかった。
彼女の瞳に映るのは、ひとつの決意。
このトーナメントを勝ち抜くというひとつの決意。
「……」
予選では、陣内透子を相手に思わぬ苦戦を喫した。
侮っていた――否定はしない。
そして、ステラ・ディーナが敗れ……
「――くっ」
……ここからの戦いは、更に苦しいものになる。
相手は――竜の女王。最強の竜が、私の前に立ち塞がる。
だが、私は負けない。どんなことも、WIZ-DOMが最強であることを示してみせる。
「青龍の方角、レダ・ブロンウィン!」
――私を呼ぶ声がする。
レダはゆっくりと立ち上がる。その瞳は、変わらず迷いなく、冷静であった。
「くそっ――」
一方、竜王たる女、ィアーリスの表情は曇っていた。
緒戦、早瀬明日香を半ば余裕で打ち倒した彼女だったが、その表情には焦りが見えた。
――イレイザーの撤退宣言。
このトーナメントに限っては、地球への残留が許されているが、敗北は、即母星撤退へと繋がる。
……そして、既に彼女以外の竜はいない。
本戦から続く、独りだけの戦いである。
「どいつもこいつも不甲斐ない……」
我等竜族は、いつの世も、最強たる証を持つべきなのだ。
ところがどうだ、この体たらくは。
戦いで地球に敗れ去った自分達は、これに敗れた場合どこへ行けば良いのか?――
「白虎の方角、ィアーリス!」
「……負けるわけにはいかないのだよ、レダ・ブロンウィンとやら!」
全ての雑念を振り払うように、ィアーリスは叫ぶ。
そして、戦の眼差しを帯びて、彼女は『戦場』へと向かう――
389 :
IoS:02/09/14 02:45 ID:???
・北欧から氷の虎が上陸だ!! 氷狼 フェンリル!!!
んが。フェンリル萌えの方々スマソ。
>386-387氏
いいですねぇ。
漏れもこういうちょっとした幕間とか、戦いの1シーンなんかを切り取ったの書きたいんですが、
なぜか文章量が膨れあがって間に合わない病気にかかってて……。
>388
当然です!むしろ帰りたいと言っても帰しません(w
美鈴(&遙)支援書き上がるかなぁ……。
390 :
IoS:02/09/14 02:47 ID:???
×>388
○>388=アザミ氏
あ゛あ゛あ゛。漏れってばなんて失礼を。
今回からコテでいくことにしました。今や昔の
>>49です。(密かに宣伝)
16日の美鈴VS遙、支援第一弾完成しました。
まだ時期尚早かと思うので、誤字脱字等チェックしたのち
今晩か明日あたりに投下させていただきます。
某レーティングでいうと純愛×5、陵辱×1、レズ/ペッティング/スカトロといったところで。
よし。私もSS書きのはしくれとして何かしますか。弓削支援でSSを書きましょ。
・・・「永遠の左側」という慣例に挑戦状をたたきつけてやる!(何
393 :
IoS:02/09/14 18:38 ID:???
ぬぁ。2対1ですか。
>高砂大反転氏
ちょびっとだけ設定もらってますが、よろしいですか?
さすがはアクエリ黄金カップリング、支援祭り状態ですな。
>エクスプローダー殿
まさか、遙受け!? 新たな地平が拓けそうな予感が。
>Ios殿
設定というと、「本性はキティークのくせして美鈴にはダダ甘」のくだりでしょうか?
もちろんOKですよ。
では、本来の生息地であるネギ板に帰ってしばし時を待ちますか。
ん、ネギ板?
常駐スレを教えていただヶれば、探しに行くでよ。
>>394氏
む、そういえば15日は戦国の予選で隣の県まで遠征でわないか。
明日になってからSSを書いたのでは間に合わんな。
夕食も済んだし、アルコール充填も完了。
話も大体のプロットは(脳内に)出来ているので、あとは書き出しに興が乗ればすぐにでも書けるだろ。
よし、ヤるとするか。
にしても昔はもっとスムースにSSが書けた様な気がするんだがな。
397 :
IoS:02/09/14 21:54 ID:???
>高砂大反転氏
えーと、単に琴音がでてくるだけでし。
昨日に間に合わなかった奴も書いてるから時間がぁ。書くペースがぁ。
今日メシ喰ってないし(w
>ないしょさん@不安定触手殿
禰宜板では名無しさんです。あと、葉鍵板でうたわれSS書いたりもしてました。
>Ios殿
あ、そっちでしたか。いずれにせよオッケーですよ。
さて、夜も更けたことだし覚悟完了して始めますか。
タイトルは「初秋の雫」例によって18禁。
若干の放尿描写を含むため、その手の趣味のない人は要注意のこと。
阿羅耶識の支部を兼ねる神社の境内で、二人の巫女が掃除に勤しんでいる。
「美鈴、もうこれくらいでいいんじゃないかな?」
「駄目です。ほら、まだ落ち葉だって残ってるじゃないですか」
箒を動かす手を休めてふり返った長身の方……遙に、美鈴が嘆息とともに答えた。
「細かいねえ。本格的な落ち葉の季節はまだ先なんだし、いいと思うけど」
「もう九月も半ばですよ。そんなこと言ってると、今に後悔するんですから。これから本格的に大変になるからこそ、今のうちにきちんとやっておくんです」
「はいはい……」
遙は応じ、やる気もなさそうに箒を動かし始めた。
そろそろ日も傾き始める夕方である。冷たさを含み始めた初秋の風になびく髪をおさえて空を見上げれば、頭上に分厚い重たげな雲ががもくもくと……
「って、え?」
ぴちょん。
「?」
遙の後ろで、美鈴がぴくりと体を震わせる気配がする。振り向けば、美鈴が巫女服の袖で顔を拭っているところだった。
「夕立かな?」
「みたいですね」
言い合う間にも、瞬く間に雲が空を覆い始める。美鈴の顔に落ちた一滴を皮切りに、バケツをひっくり返したような雨が降り始めた。
「きゃ……!」
いきなりの大雨に、美鈴が小さく悲鳴を上げる。遙は箒を放り出すと、やおら美鈴を抱き上げて走り始めた。
「え、あの?」
「掃除中断、雨宿り。いいよね?」
「それは、もちろんですけど……」
そういう問題じゃなくてですね、などと呟きながら頬を赤らめる美鈴を抱えたまま、遙はとりあえず一番近い屋根の下、拝殿の中に駆け込んだ。
「はー、濡れた濡れた。美鈴、大丈夫?」
「ええ……だいぶ濡れちゃいましたけど」
「そう? 何か拭くものないかな……」
遙は美鈴を抱えたまま、拝殿の中を見回す。
「あ、あの」
「ん?」
「……おろして欲しいんですけど」
「……残念」
という割にはあっさりと、遙が美鈴を床におろした。あっさり解放されたことに拍子抜けしつつ美鈴が床に腰を下ろすと、遙が扉の方へ歩いていった。
外を覗けば、突然の夕立は雷まで鳴り始め、いよいよ本降りになりそうな様相を見せている。遙は溜息をつき、拝殿の戸を閉めた。
「駄目だね、これは。止むまでここでおとなしくしてるしかないかな」
「困りましたね……っくしゅ」
遙がふり返ると、くしゃみをした美鈴が肩を抱いている。
「寒い? 濡れたものね」
「ええ、せめて体を拭ければいいんでしょうけど……きゃ!?」
驚く暇もあらばこそ。神懸かり的な早業で、美鈴の体は遙の腕の中にあった。
「ちょっと、遙さん……!」
「寒いんでしょう? 私もだもの。くっついてた方が暖かいからね」
きゅ、と優しく腕に力を込めてくる。せめて強引に捕まえられたのなら抵抗する気も起きようが、これでは無碍に拒むこともできない。これが遙の常套手段だった。
もっとも――それは美鈴が相手のときだけなのだが、本人には知るよしもない。
「ほら、震えてる。雨が止むまでこうしてよう?」
「もう……いつもそうなんですから……」
深く長く嘆息して、美鈴は遙の胸に体を預けた。美鈴がささやかな嫉妬を抱いている豊かな二つの膨らみが、暖かな体温と鼓動を伝えてくる。
「ん……あったかいね、美鈴は」
優しく呟いて、遙は腕の中の美鈴に頬を寄せた。濡れた髪を一房手にとって、指先で弄ぶ。
「何してるんですか?」
「ん? 美鈴の髪ってきれいだなあ、って。いつものさらさらしてるときも気持ちよくて好きだけど……こうして濡れてると、すごくきれいに見えるんだよね」
手にした髪を放し、元通りに撫でつけながら言う。その囁きが、美鈴の耳朶をくすぐった。
「んっ……ちょっと、遙さん……?」
「なあに?」
悪びれもせずに、首を傾げてみせる遙。
「変なこと……考えてませんよね?」
「変なことって?」
おうむがえし。確信犯だ、と美鈴は悟った。――悟ったが、打つ手はなかった。
「知ってるくせに……っ、えっちなこと、するつもりなんでしょう……!」
「……ふふ」
答えになっていない微笑みとともに、遙が軽く体を揺する。
「本当はする気はなかったのに。美鈴がそんなこと言うから、どうしようかなぁ?」
「うそですっ……絶対、最初からこうする気だったに決まってるんですから……」
拗ねたような美鈴の言葉に、遙は苦笑する。
「……正解。よくできました」
囁きとともに、美鈴にくちづけた。
「んっ……ふ……」
遙の両掌が美鈴の頬を包み込み、柔らかく湿った感触が唇に押しつけられる。ゆっくりと、唇をついばむだけの接吻。
「……美鈴? まだ寒い?」
腕の中で小刻みに震える美鈴を気遣って、遙が問う。
「違います……こんなところで、こんなこと……」
「ふふ、罰当たりだね……でも、いまさら逃がさないから。いいよね?」
眼を細め、遙が笑う。吸い込まれそうな妖しい瞳から目を背け、美鈴はそっぽを向いて答えた。
「……知りません」
「……ふふっ」
抱きしめる腕に力がこもる。もう一度頬に手を添えて、包み込むようにキスをする。
「んくっ……む、んぅ……」
美鈴の吐息を聴きながら、遙はその唇へ舌を這わせる。しばらくの逡巡のあと、美鈴の唇が小さく開き、それを受け入れた。
「ふぅ……ん、ちゅ……」
口腔に滑り込んだ舌が、唾液を流し込みながら歯列をなぞり、さらに奥へと侵入する。そうして美鈴の舌を探り当てると、誘うように舌同士を触れさせた。
おずおずと差し出される美鈴の舌を絡め取り、遙の舌技が激しさを増す。こぼれた唾液が二人の口元を汚し、雨音に紛れて淫靡な水音が響き始めた。
どれほどそうしていたろうか、耐えかねて美鈴が唇を離す。
「っぷ……けほ……」
遙はあえて引き留めない。軽くむせかえる美鈴の背を撫でながら、気長に落ち着くのを待った。頃合いを見て、遙はやんわりと美鈴を抱き上げるようにして立たせる。
「……? 遙さん……?」
「立っててね」
壁に寄りかからせるように美鈴を立たせると、軽く頬に口づけながら、遙は美鈴の巫女装束に手をかけた。
「あ……」
白衣の袷をはだけて、控えめな胸を外気に晒す。震える肌を暖めるように両手を這わせると、美鈴の全身に別種の震えが走った。
「気持ちいい、美鈴……?」
耳元に吹き込むようにして尋ねる。
「訊かないで、ください……そんな、こと……っ」
美鈴は真っ赤になって顔を背けるが、そうなると今度は首筋をむき出しにしてしまう。
「ひぅぅ……っ!」
濡れた髪を鼻先でかき分けるように、遙の舌と唇が首筋を這う。せめて声を殺そうと口元に運びかけた白衣の袖は遙に止められた。
「だめ。恥ずかしがる美鈴は可愛いけど、声は聞かせてくれなきゃ」
押さえた手を下ろさせて、遙は胸への愛撫を続ける。おそらくは寒さのせいと、燻り始めた情欲のためにとがり始めた乳首を掌で転がすように弄ぶと、美鈴は面白いように身をよじった。
「きゃうぅっ……」
胸を愛撫する手はそのままに、首筋へ這わせていた舌をおろしていく。鎖骨をついばむように何度もキスを落として、少し無茶な体勢ではあるけれど、胸に顔を埋める。
「はあ、いい匂い……」
「うぅぅ……」
耳まで真っ赤に染める美鈴の頬をひと撫でして、遙は美鈴の前にひざまずいた。
袴の裾をまくり上げて、美鈴の手に握らせる。
「離しちゃ駄目だからね」
上目遣いに言い置いて、そっと両足の付け根に顔を近づけた。
「あ……!」
震える太股に指を這わせて、軽く足を開かせる。うっすらとした草叢をかき分け、ほころびかけた花びらを探り当てた。
「っく……遙、さん……」
「……なあに」
もとより返答は期待していない。ただ聞き返すだけ聞き返して、遙はそこへ舌を伸ばした。
「あくっ……だめ、だめです遙さ……っあ!」
まだ恥じらいが勝るのか、美鈴はささやかな抵抗を見せる。遙はお構いなしに、指先で割り開いた秘所へ舌を差し込み、にじみ出す蜜をすすり込んだ。
「ひあっ! お願い、遙さん……駄目なんですぅ……っ!」
ついに美鈴はつかんでいた袴の裾を離し、遙の頭を引き離そうと哀願した。怪訝そうな顔で一度美鈴から離れた遙が、見上げながら問うてくる。
「……美鈴。そんなに嫌?」
「ちがうんです、そのっ……」
煮え切らない態度に苛立った様子もなく、美鈴の答えを待つ遙。
「雨に濡れて、さっき、お腹を冷やしたから、それでその……」
「あ……そういうこと」
得心がいったふうの遙の表情に、美鈴はそれこそ茹で蛸どころの話ではなく真っ赤になる。
それを見て何故か――そう、何故か、遙の顔に笑みが浮かんだ。
「それじゃ……嫌じゃないんだ」
「え? それは問題が違……ひぅ!」
遙は美鈴の袴の中に潜り込むと、愛撫を再開した。花びらの中に息づく膣孔と、もう一つの穴――尿道口を舌先でつつく。美鈴の腰が震えだした。
「きゃふぅっ! だめ、だめって言ってるじゃ……ふぁあ!」
秘芯を甘噛みして、抗議の声を封じ込める。震えが全身へと伝播し、いよいよあえぎ声の中にも焦燥が混じり始めた。
気をよくした遙は自分の長い髪を一本抜き取ると、それを軽く縒り合わせて美鈴の秘所をつつき始める。
「ふふ……いけない娘。こんなふうに弄くられて、あまつさえこんな……ね?」
興奮に艶を含んだ遙の言葉に答えることもできず、悲鳴に近い嬌声をあげながら美鈴は悶えた。快感と、それに似た下腹部の違和感が際限なく膨れあがっていくのを止められない。
「いやぁぁぁっ! だめなんです、本当に、もうでちゃ、あぁぁぁ……」
「……いいよ。大丈夫だから、ほらっ……!」
美鈴の限界を察した遙は秘所を責める動きを一気に早めると、花芯を摘み上げながら髪のこよりを尿道口へ差し込んだ。
「ひっ!? いや、だめっ……ひぁぁぁぁぁぁぁ!」
ひときわ高い悲鳴とともに、美鈴が昇り詰める。
「……ふあゃぁぁぁぁ……」
そして一拍後、体をふるふると震わせて、黄金の飛沫を迸らせた。
「んく、こく……」
すかさず遙が口を寄せ、あふれ出る液体を余さず嚥下する。
「……ゃあ……」
止まらない奔流の感触に、美鈴は腰の力が抜けていくのを感じた。ようやく放出を終え、支えていた遙の腕が離れて初めて、美鈴は壁にもたれるようにくずおれた。
「ふゃ……だめって、言ったじゃないですかぁ……」
「……ふふ」
蕩けきった瞳で、美鈴がぽつりと呟く。遙はなにも言わず、かわりに極上の微笑みで応えた。
美鈴を抱き寄せ、力無く投げ出された肢体を腕の中に収める。愛おしむように髪を手櫛で梳きながら、静かに目を伏せる。
こういう時に限ってなにも言わないのが遙の悪癖だったが、今はそれが心地よかった。
言葉にせずとも、伝わるものはある。それにあんなことの後で何か言われては、それこそどうしていいか分からなくなってしまう。
だから、甘えるように身を寄せあった。
雨が止むまで、もうしばらく。
こうして二人、お互いの温度だけを感じているのも……いいかも知れない。
(了)
むう……二人の微妙なラブラブ感がうまく伝わればいいのだけど。
それでは、今日も試合開始前SSと参りますか。
美鈴&遙もいいですけど、まずはこの試合。
――先の『視えない』戦い。
大天使・スリエルは、このトーナメントに、初めての緊張を覚えていた。
前の試合も、結果的には反勢力に助けられた形もあった。
それでも、自分の力で勝利を手にしたという自覚はある。
天使は、すべからく神聖であり、また、美しくあるべき存在。
負けることは許されない。
「……」
既にイレイザー本国からは撤退指令が出ている。
多くの仲間が、既にこの星を去った。
私も、例外ではない。負ければ、この星を去るのみ。
「――相手は、強敵……」
優勝候補と称される、阿羅耶識の依代。
けれど、だからといって引くことは許されない。
この翼の誇りにかけて、誰が相手だろうと負けることは許されない。
「青龍の方角、スリエル!」
――ジャッジの宣言に、スリエルはその瞳を輝かせ、ゆっくりと立ち上がった。
「白虎の方角、美作壱与!」
「……」
雄叫びにも似たその声に、一瞬、身が竦んだ。
最萌トーナメント、2回戦第2試合。
阿羅耶識の仲間を二人、緒戦で倒したことへの遺憾が、彼女の心にいまだ残っていた。
「……ごめん」
小さく、謝罪の言葉を呟く。
落ち着いて、と心の中で声をあげる。だが、心臓の鼓動は収まらない。
観衆の声と供に、大きくなるプレッシャー。
「何やってんのさ、壱与!」
その時、後ろから威勢のいい声が聞こえた。
聞き覚えがある。この声、弓削遙のものだ。
「は、遙さん!」
「頑張りなさいな」
そう言って、遙は壱与の頭をぽんと叩く。それが、何よりも励ましになった。
「……」
――遙さんは、次の試合で美鈴さんと戦うのに……なんて、強い人なんだろう。
「負けるんじゃないよ」
「は、はいっ!」
遙の笑顔に見送られ、美作壱与、戦いの舞台に立つ――!
うぅーん、2/3あたりまで書いた所で時間切れー( ̄□ ̄;
これから出発の支度をしなければっ。
話自体は、あとは勢いに任せて書き上げていく段階なので
残りは帰ってから速攻であげます。
>>399-405 お疲れ様デース。
なんつーか、甘ったるいですねぇ。ダダ甘、
私の方は、だいぶシリアスに仕上がる・・・予定。
まあ、人によってアプローチは当然違うと言う事で、いいんじゃないかと。
でもなんか予定より遙の攻め度が上がってるような・・・いかーん!!(汗
というわけで、これから御殿場に逝って来ます。
・・・キャノンダンサーズをお供にナー(謎)
>406-407殿
否が応にも盛り上がってきますね、こういうのを読むと。
しかしSSの中でトーナメントのことを語るとき、いったいどういう戦いをしてるんだろう?
…やっぱ投票?(藁
>アザミ殿
むを、いつものことながら烈しく萌えですな。
今日は壱与たんに入れてきましたが、危うく寝返りかけました。
>エクスプローダー殿
今回のコンセプトはまさにダダ甘そのものでした。
いっそむかつくほどのいちゃいちゃぶりを目指したので、そういう感想を抱かれたのならある意味大成功です。
シリアスもの、期待してます。ご武運を。
ヤベ……ペース的にまにあわんぞコレ。
ってわけで、前半だけ先に上げます。
「っっ!!」
控え室の一つ。“弓削 遙”の部屋から、くぐもった声が漏れる。
声は、陰陽頭“土御門 紗綾”の発するものだった。彼女の両手、両足は鎖によって大きく開かれた状態で壁にほぼ固定され、全身には黒い霧の様な、靄の様な物――禍魂――が這い回っていた。
裸ではなかったが、大事な部分には全て禍魂が取り付き、妖しく蠢き彼女を蹂躙していた。
口にまで進入されているせいでくぐもった声しか上げる事の出来ない彼女を、椅子に腰掛け、つまらなそうに眺めている弓削 遙。その足下では、サトリ“神山 琴音”が足を丁寧に舐め上げていた。
彼女らは、遙の玩具(おもちゃ)の一部である。この大会で手に入れた琴音には奉仕をさせ、無様な敗退を見せた紗綾には仕置きを行っている所だった。
禍魂のおぞましい感触に身を捩らせる光景に、いつもならばさらなる嗜虐を加え、遙に興奮をもたらす物であるはずだったが、今日の彼女はそんな気分にはならなかった。
不遜、不敵な筈の彼女であろうとも、次の戦いに対しては虚心でいられようはずもなかった。理想だけを説くあの女、“厳島 美鈴”――一回戦、第十試合。死闘の果てに勝利した夜羽子・アシュレイの許に駆けつけた美鈴は、まだ与しやすい存在であるように見えた。だが……
(一体、どういうことだ。)
二日前、二回戦の選手紹介の時に見た美鈴は、それまでとは違っていた。威風堂々としたその姿は、嘗めてかかれないどころか、むしろ圧倒される感じを――
屈辱であった。完全に見下していた相手に気圧されたのだ。それも、ただそこにいただけの存在に。
カーン…カーン…
鐘が鳴る。戦いが迫っている事を示す鐘が。
足に舌を這わせていた琴音が、身を離す。直後、遙は立ち上がり得物を手に取ると、紗綾の躰を這い回っていた禍魂が遙の手にする七支刀に吸い寄せられる。黒い靄が全て刀に消えると、遙は扉の方を向いた。扉は、琴音が既に開けていた。
「遙さま。いかが……いたしましょう?」
琴音の問いは、禍魂に解放され、ぐったりとしている紗綾の処遇についてのことであった。
心の読めるこの少女は、声に出す必要も、身振りや目配せすら必要とせずに、遙の意志通りに動く。そこが気に入った遙は短期間に従順な奴隷として仕立て上げた。
もちろん、今のような苛つきを読まれてしまっては困るので、そこには徹底的な調教を施し、今や彼女は遙の「御主人様としての意志」のみしか感じる事が出来なくなってしまっている。――図らずも、彼女が望んでいた「人の悪意や欲望を感じずに済む体」になっていたのである。
「あの様な失態を晒した者など構わぬ。壊れるまで犯した後、ナマグサ坊主共に与えてやれ!」
その琴音に、あえて声に出して答えた理由は、後ろの紗綾にも聞かせる為である。この声を聞いた紗綾は顔を上げて、出せるだけの声で懇願を始める。
「ゆ…許して下さい!お許しを……お情けを!」
声を無視し、廊下へと出る遙。琴音が扉を閉じ始める。
「遙様っ!お願いします!……イヤぁ…いやぁぁぁっ!」
扉が閉まり、遙に届く絶叫はその音量を下げる。数秒、そこに立ち止まった後、遙は歩き出した。
控え室の中央で、“厳島 美鈴”は一人佇んでいた。椅子に腰掛け、目を閉じ、無心に、ただ時が来るのを待っていた。
弓削 遙は気づいていなかったが、美鈴は一回戦の時の結巫女の姿ではなく、祓巫女の姿だった。だが、その身が発する気は以前を凌駕していた。見る者が見れば、以前まで見られた迷いが消え去っているのが判るであろう瞳を開いて、美鈴は静かに立ち上がる。
美鈴は、内に宿る力を感じていた。彼女が背負った、想いの力。それは、一通の書簡によってもたらされた、温かな力。
トーナメント予選に於いて、彼女の「理想」に賛同してくれた人達は全て戦いの場を去った。最も頼りにしていた、阿羅耶識最強の拳士“各務 柊子”でさえも。
この事は迷いとなって美鈴の気に翳りを落としていた。自分は間違っていたのではないか――。第二戦に遙と戦うとあって、その思いはますます強くなっていた。同じ阿羅耶識同士ですら争って……一体何を為そうというのだろう。
ひとり、自問を繰り返す美鈴の心の壁を取り去ったのが、その差出人不明の書簡――。差出人の記述などはどうでも良い事だった。そこに込められた想いが、彼女を信じ、彼女を支え、彼女と共にある想いが。彼女を迷いから解き放った。
カーン…カーン…
鐘が鳴る。戦いが迫っている事を示す鐘が。
祓串を手に、控え室を発つ。視線の向こうにあるものを見据え、決意を胸に、美鈴は歩き出した。
廊下を歩み、戦いの舞台、その入り口へと向かう遙。と、そこに待ち受ける人影が2つ。
符術師“呉 瑛礼”、仙女“瑪瑙”。共に阿羅耶識の幹部のひとりである。特に、呉 瑛礼は阿羅耶識の全軍の指揮を執る大役を担っていた。
尤も、遙に言わせれば「古くさい戦略戦術を戦わせるだけの頭でっかち」に過ぎないわけだが。阿羅耶識上層部に於いて、格段に戦闘能力の低い彼女らと違い、現場を転々とすることの多い遙の愚痴ではあるが、見下している部分があるのは事実だった。
「弓削 遙……よもやとは思うが、裏切り者の美鈴如きに負けるなよ。」
そんな呉 瑛礼の言葉に、鋭く切り返す。
「言われなくとも判っておるわ。それより、己の身を心配したらどうだ?SAIMOE...私が優勝したおりには、予選すら突破出来なかった貴様等は……」
「貴様っ。」
瑛礼の視線と遙の視線が激しく交差する。と、瑪瑙が間に割って入る。
「まあまあ、二人とも。こんな所で気を散らしている場合では無いでしょう?」
それでも、少しの間だけ睨み合いが続いたが、遙が瑪瑙の方に向く事で無益な争いを終わらせた。瑪瑙はごそごそと懐からなにやら取り出すと、
「いくら貴方といえども、厳島 美鈴の前では虚心には居られない様ですね。心を落ち着けなさい。そうでなければ、勝てる者も勝てなくなってしまいます。……これを。」
そう言って、遙に差し出した。差し出された勾玉を認めると、訊ねた。
「ご忠告痛み入る。……これは?」
「饒速日命より伝わる、十種の神宝のひとつだそうです。病を防ぎ、傷を癒す呪力がこめられており、生玉と呼ばれています。」
手にした勾玉の説明をする瑪瑙。瑛礼は、渡す物を渡してさっさと行くぞ。と不機嫌な声で瑪瑙を急かした。一,二秒生玉に目をやっていた遙だが、入場口の方に向き直り、瑪瑙達に背を向けると
「そのような物は要らぬ。私にはこの太刀と――この右手があれば十分だ。」
と言って歩き始めた。
「なっ、…っ、もういい行くぞ瑪瑙。」
その背中を睨み、舌打ちすると瑪瑙を促して瑛礼もここを立ち去ろうとした。瑪瑙は、遙の右手に宿る物を見抜こうとしていたが、もう一度瑛礼に促され、この場を後にした。
その右手を強く握り、遙は一言こう呟いた。
「美鈴……容赦はせんぞ。」
廊下を歩み、戦いの舞台、その入り口へと向かう美鈴。と、そこに待ち受ける1つの人影。
「持ってきたよ。美鈴ちゃん。」
差し出されたそれを受け取り、恭しく飲みほすと、そのひとの方に向き直った。
「ありがとう、夜羽子ちゃん。」
ヴァンピレス“夜羽子・アシュレイ”。二回戦進出を果たしている彼女も、一回戦の時のヴァンパイア・ロードの姿ではない。
癒しの力で彼女を苦しめたクララ・クロオーネとの血飛沫舞う激しい死闘の果て、力を出し切った彼女が美鈴の介抱によって意識を取り戻した時、彼女は力を失っていた。
優しく微笑む美鈴に、夜羽子は訊ねた。
「美鈴ちゃん……大丈夫?」
「え?」
「今日の戦い、以前は、悩んでたみたいだったから。」
心配そうな顔で美鈴を見つめる夜羽子。美鈴は入り口の方を見て、答えた。
「もう、吹っ切れたから。夜羽子ちゃん、みんな……私を応援してくれてるのに、私が悩んでたら、しょうがないものね。」
真っ直ぐに、決意を宿した瞳。だが、「みんな」と言った時、ほんの微量だが、その瞳に翳りが映ったのを夜羽子は見逃さなかった。ほんの微量。だが、戦いにおいてはどんな些細な事でも致命となりかねない。
「もう、行かないと…」
体ごと入場口へ向き直り、歩を進めようとする。その姿はいつもの美鈴に比べ、幾分急いているように夜羽子には見えた。
一,二歩進んだ美鈴の背に、ふわっ、と体重がかかる。後ろから美鈴を抱きしめた夜羽子は、額を背に押し当て、震える声で訴えた。
「無理は、しないでね…。私にちからをくれて、無茶はできないんだから……。美鈴ちゃんが死んじゃったら、元も子もないんだからね……。」
背中に感じる体温を感じ、張り詰めた美鈴の気は、柔らかな、いつものそれへと変わった。温かい夜羽子の手に、手を重ねる。
そのまま数分を過ごし、夜羽子の手を離して向き直り、夜羽子の顔を上げ、目尻に浮かぶ涙を拭いて、顔を近づけ、唇を重ねた。
ふれあう唇を離し、互いに頷くと、
「それじゃ、今度こそ、行かないと。」
「うん。いってらっしゃい……続き、待ってるから」
最高に優しい笑顔を見せる。振り返ると、曇りのない決意を宿らせた瞳で戦いの舞台を見据え、確かな歩調で歩き始めた。
試合開始時刻……[舞台]
「青龍の方角、祓巫女“厳島 美鈴”!」
「白虎の方角、凶巫女“弓削 遙”!」
両者が舞台に姿を見せると、大きな歓声が上がる。
互いに視線を交差させ、舞台の中央へ歩を進める。
「制限時間は138分、対戦相手を降伏、または死亡させるか……」
お決まりのレフェリーの台詞を聞き流し、遙が口を開く。
「その姿…まさか全力でない貴様と戦う事になるとはな。嘗められた物だ。」
「それは…貴女とて同じ事でしょう?」
ふん、遙は鼻で嗤った。これはハンデだ。と。
「一対一の戦いでは、貴様の全力など八割で十分だからな。だが…今の貴様であれば、もう少しくれてやっても良かったかな?」
「始めなければ、わからないものですよ。」
揺らぎのない瞳が、遙を見つめる。口ではこう言っていたが、油断のない瞳で、美鈴を見据える遙。
「……及び場外の相手に対する攻撃、りせっとちゃんの使用は認められて……」
レフェリーが禁止事項を詠み上げる間、二人の視線は互いの眼に向けられ、微動だにしない。既に、戦いは始まっているのだ。
「……両者よろしいですね?では、所定の位置へ……。それでは只今より!theSuperiorAnybodyInMostOftheEstablishment,S.A.I.M.O.E.トーナメント二回戦、第三試合、厳島 美鈴”VS“弓削 遙”……」
祓串を、七支刀を構える。美鈴は、ただ祓串を前に向けた形を。遙は、開始と同時に駆け出す為の形を。静まりかえる会場に、レフェリーの声が響いた。
「試合……開始ぃぃぃぃぃっっっっっ!!!!!」
途中で規制ひっかかっちまったい。
そしていきなり脱字発見。鬱。
オレ設定がかなり混じってるんでわかりにくいかもしれませんが、
とりあえず水上キャラ、各務、ティンカーベル辺りが美鈴シンパって設定です。
夜羽子は、没った(間に合わなかった)夜羽子支援以降美鈴シンパなんです……。ってことで勘弁してください。
(間に合えば)後半は真っ当な戦闘シーンです。
美鈴さんでエロは書けない病気にかかってるもんで…(苦笑
ただいまー。
大会の方は、いろいろ凹んでました(;´Д`)
まあ、落ち着いたらレポにでも書くんでその件はそっちで。
>>410 葉鍵の時はやはり投票勝負でしたね。
まあ、もともと彼女らは戦闘向きなキャラクターではない(1部除く)ので・・・。
>>412-420 力作お疲れ様。
いやぁ、まさに三者三様、七色支援。
これだから最萌ってのぁやめられねぇヨなぁーっ!!(ばーん
さーて、遠征疲れでくたくたなので、シャワー浴びてSSの追い込みに備えます。
・・・試合開始にはちょっと間に合いそうにないかな?
423 :
IoS:02/09/15 23:09 ID:???
「う〜ん……一番嫌な相手と当たっちゃったなぁ……」
手持ちのトーナメント表を眺めながら、厳島美鈴は溜息をついた。
大方の予想通りとはいえ、やはり落ち着けない。
対戦者の名前は、弓削遙――同門・阿羅耶識の戦巫女。
真逆の性質を持つふたり――この『好カード』に、観客のテンションは否が応にでも高まってゆく。
「――はぁ」
一度、深呼吸。一時的に緊張感を解く。
――今、遙さんの様子はどんな感じだろう。
彼女のことだ、こんな時でもいつものように、腰を据えて試合開始の合図を待っているのだろうか。
それとも、今の私と同じような状態なのだろうか――
「青龍の方角、厳島美鈴っ!」
考えもまとまらぬままに、美鈴を呼ぶジャッジの声が聞こえた。
……もはや考える時間はない。時は、来たのだ。
「遙さん……正々堂々と参りましょう!!」
美鈴は両手で頬を叩く。そして、一旦閉じた瞳を正面に向けると、ゆっくりと立ち上がった。
その瞳は、今までにないほどの真剣なものだった。
「壱与は勝ったか……」
弓削遙は、会場から聞こえる歓声を聞いて、笑顔を浮かべた。
「――さて、次はアタシの番か……」
そして、すぐに表情を真剣に戻す。
次の相手は、生半可ではないことを、彼女が一番良く知っていた。
厳島美鈴――阿羅耶識、表の最高権威。
さしずめ、遙は裏の最高権威といったところか――
「……くくっ」
彼女は、小さく笑った。その表情は、明らかなる歓喜。
「嬉しいよ、美鈴……アンタと戦える日を、楽しみに待ってた――」
出会った頃から、彼女は遙にとって『大きな存在』だった。
組織内における立場の絶対差――この歳月でそれは縮まったにせよ、公には変わりない。
……そして、この日は最高のチャンスだった。
彼女と言う存在を超える日を……
「美鈴……アンタがどう思ってるか知らないけど、アタシは全力で行かせて貰うよ!」
「白虎の方角、弓削遙っ!」
「応っ!」
気合を込めた遙の一声。会場まで届いた声は、すべての観衆を激震させた。
――いよいよ2回戦第3試合、2回戦最高の好カード、今夜0:00、OUT――
……と、例によって試合開始SSを。宣言遅れてすみませんです。
しかし、試合前から凄い支援ラッシュですね。
>412-420
後半も頑張っていきましょう!
427 :
IoS:02/09/16 00:02 ID:???
別に構わない…ですよね、支援スレなんだし……。
>424-426氏
氏の分も貼らせていただきました。後半頑張ります。
ぬおおおっ、まだいきます!
開幕直後支援! 今回はエロなし!
てゆーかこのスレ的にはNGくさい香りがぷんぷんだ!
(急に弱気になって)
ええと、今回のSSではだいぶ試験的なことをしてます。
ぶっちゃけ、アクエリとは何の関係もない某有名同人小説のキャラが出てきちゃいます。
もちろん向こうの作品とは関係ありませんし、知らなくても読めるようにしてますが、
こういうのがNGという意見があるならもう書きません。
仮にOKでも、今のところこういうのを書く予定はもうないのですが。
そういうわけで、最萌え遙さん支援。ビビりつついってみます。
弾丸のような勢いで襲い来る影絵の猫を、遙は辛うじて回避した。
「ちっ……」
舌打ちとともに、無防備な背中を見せる猫に七支刀を見舞う。もう幾度目になるかも忘れた致命の一撃。それは確かに黒猫を捕らえ、真っ二つに引き裂いた。
「埒があかないね、全く……!」
悪態をつく間にも、既に猫の体は再生していた。幾度殺しても、この猫は斬られたことを忘れたかのように再生し、反撃してくるのだ。
(この猫はおそらく虚像。どこかに操っている実体がある……か)
猫を近づけぬよう牽制しつつ、油断なく周囲に気を配る。
「……そこっ!」
遙はやおら七支刀を振りかぶり、背後の竹藪へ向けて投擲した。果たして、竹藪から漏れ聞こえてきていた何かの駆動音が消える。
「やれやれ……」
猫の方へ向き直れば、既にその黒い体は急速に消滅しつつあった。恨めしげな鳴き声を残して、数秒と立たずに完全に霧散する。
七支刀を拾いがてら竹藪を検分すると、紙袋に入った映写機が見つかる。おそらくは大気中の魔力に黒猫という形を映し出す魔術装置だろう。
タネさえ割れればただの手品だが、見抜けなければ決して死なない影絵の猫は強敵だ。WIZ-DOM相手の戦いでも、お目にかかったことのない手口だった。
「ふん……面白いことを思いつくね」
呟きながら、振り返る。背後にはいつの間に現れたのか、顔格好の寸分違わぬ少女が十三人。どこぞの七つ子や十二人姉妹もびっくりの大家族……ではもちろんあるまい。恐ろしく精巧に作られた人形だと、遙は看破した。
「人形使い……にしてはあの妖怪女の匂いがしないね。WIZ-DOMに新人でも入ったのかな?」
おそらくはそれぞれが恐るべき戦闘力を持つであろう人形を一ダース以上も相手にして、遙の顔に焦りはない。
「くす……私好みの上玉を十三人も、なんて。随分サービスのいい」
凶(マガ)った微笑みに口元を歪め、遙は疾駆した。
……そう。少なくとも影絵の猫なんぞよりは、よほど壊し甲斐のある相手だ。
日曜の午後。
阿羅耶識の幹部として後進の指導に当たる美鈴を冷やかしに、遙がとある支部の道場を訪ねた時、その襲撃は起こった。
道場にいたのはまだ実戦を経験したことのない少女たちばかり、まともに戦えるはずもない。遙が居合わせたのは僥倖以外の何者でもなかった。
少女たちを結界に押し込んで、新手に備えて美鈴をその場に残し、遙は影絵の猫を裏山へ誘導した。そして、今の状況へと繋がる。
「さぁて……」
遙は適当に、一番近かったからと言う理由で人形の一体に狙いをつけた。水際だった動きで背後に回り込む数体に無防備な背を向け、左の貫き手で心臓を狙う。
「!」
その一撃を、辛うじてガードする人形。受け止めた両腕がきしむが、遙の動きも止まる。その隙を背後に回り込んだ数体が狙う……
「甘いねぇ」
遙は嘲笑い、ガードした人形の腕を掴んで思い切り引っ張る。その凄まじい力に抗いようもなく、人形の体が宙に浮く。そうして、片手で持ち上げたそれを後方へ放り投げた。
だが背後から襲いかかった人形たちも、投げつけられた仲間を受け止めてやるようなお人好しではない。即座に散開し、再び遙を包囲する。
……包囲して、既に半数に減じている戦力を認識した。
「驚き……はしないか。人形だものね」
後方の人形たちが奇襲に失敗したその一瞬で、遙は既に前方の七体を始末していた。
七支刀に切り裂かれたもの三体。素手で胸板を貫かれたもの二体。喉笛を握り潰されたものと、頭部が踵の形に陥没したものが一体ずつ。それで全てだ。
「……あと六つか。とりあえず前半は急いで減らしたからあまり遊べなかったし……折り返しは楽しめるかな?」
頬の返り血を当然とした表情で舐めとりながら、ヒトの形をした禍が笑った。
そのあとに繰り広げられた光景は、まさに凄惨を極めた。
荒れ狂う禍神そのものと化した遙の腕が振るわれる度、地面に深紅の落書きが描かれる。どんな前衛芸術家の発想も、ヒトガタというものをここまで壊すことはできまい。
「……もう終わりか。やっぱり前半を急ぎすぎたのがよくない」
最後に残ってしまった不運な一体にも飽きて、足まで沈みそうな血だまりに放り捨てる。途端に興が冷めて、遙が立ち上がろうとしたとき。
「……なるほど、噂に違わぬ腕前だ。やはり気の向かん仕事はするものではないな。全滅か」
唐突に、背後から声がする。
「……誰かな?」
破壊の衝動に酔っていたとはいえ、遙に気配を悟らせず背後に立つなど尋常の技ではない。気軽な口調とは裏腹に、油断なく遙は振り向いた。
「すくなくとも、WIZ-DOMの新人でないことは確かだな。気にするな、本来ここに立つはずではないはずの者だ」
そこにいたのは、見知らぬ女だった。琥珀色の瞳が、酸鼻きわまる光景を無感動に睥睨している。細身の体に着込んだ蜥蜴革のコートにオレンジのネクタイは傍目にも趣味が悪い。
「ふぅん。それが何でこんなところに?」
「まあ、つきあいという奴だ。パラケルスス老の依頼を受けてな。乗り気ではなかったのだが……今月は散財が過ぎた。いつまでも社員の給料を未払いにもできん」
「パラケルスス老……」
幾度か反芻してみて、やっとあの笑う錬金術師の顔が浮かんだ。なるほど、言い得て妙だ。
「ふふ、面白いことを言うね」
「そうか? 私は君の方が面白いと思うが」
すっ……と、女がその瞳を細める。
「……荒魂をその身に憑依させているな。にもかかわらず、肉体の主導権は君が握っている。この乱痴気騒ぎも、君の衝動がもたらした結果なのだな」
「……それが?」
女は煙草に火をつけた。
「失礼。……いや、大した意味はない。人々の集合無意識に迎合し、神という焦点にそのエネルギーを収束させることで異能を行使するのが日本流のやり方だが、君はそうではないらしい」
まだ十分残っている煙草を足下へ捨てる。じゅ、と音がして、煙草が血溜まりに飲み込まれた。
「このことは大変興味深い。どんな集団にも異端というモノは存在するが、それらは大抵自ら母集団を去るものだ。まして君ほどの致命的な異端が、未だ集団の一部として機能していようとは」
女は淡々と言葉を続ける。ふと、改めて足下の惨状に目を向けた。
「だが解せんな。君にこの乱痴気騒ぎを起こさせ、しかもそれを衆目から隠そうとする……その衝動とは何だ? 君の起源はなにを望んでいる」
遙は答えない。女も遙の返答を待たず、哲学めいた考察の続きに入っとき。
『……遙さん? どこですか、遙さん……!』
遠い声がする。それを聞いて初めて、遙の顔に動揺が走った。
その表情を見て、女は得心がいったふうにうなずいた。
「……ふむ、長話が過ぎたな。じき結界も破られよう。パラケルスス老の話は本当だったらしい。よりによって荒魂の巫女が恋をしようとは」
女が口にした瞬間、遙の全身に殺意が宿る。得体の知れない女を逃がさぬ為、そして美鈴を惨劇の場に近づけぬ為に張った結界、この女はそれにも気づいているのか。
「心配するな、君のお姫様には指一本触れんよ。そもそも、彼女をどうこうしたいのは君の方だろう」
「……なに、を」
「なるほど、君の起源とは『同化』だな。荒魂をその身に宿しながらも自我を失わないのはそのためか。受け入れた時点で、全ては君の思うがままというわけだ。
そう考えれば、異端の君が組織に所属できるのもうなずける。異端であることと組織の一員であることは、君の前では矛盾しないのだな。見習いたいものだが私は手遅れか。
……話が逸れたな。だからこそ、君は敵を受け入れる。受け入れて自分のものにすれば、あとはなにをしようと自由だからだ。ヒトであろうと、モノであろうと」
そう言うと、女は遙が『思うがままにした』結果を目線で指し示した。
「君が思いのままにできない対象、それが彼女だな? なるほど、色恋沙汰とはままならぬもの……君はそんな愛し方をしてしまったんだな、君の起源に背いて」
「黙れ」
今度こそ、明確な殺意を持って遙は女を睨め付ける。瞬間、女の頬に一筋の赤い線が走った。
「……まあ最後まで聞け。私を殺すのはそれからでも遅くはなかろう。パラケルスス老の手前、ただ追い返されるのも癪なのでな。呪いをひとつ残してやる」
どうということもなくハンカチで頬を拭いながら、女は言った。
「君が彼女になにを望むかなど私の知ったことではないが、起源に逆らうことは出来んぞ。
起源とは根元の渦に発生した方向性そのものをいう。〜〜をする、という流れ。全てのカタチあるモノをそうあるように仕組んでいる混沌衝動だ。それがヒトというカタチに収束したのが君なのだろう。
君という存在の源泉に、たかだか二十年に満たぬ君の人格では太刀打ちできない。君の起源が望んだモノがコレなら、彼女の末路は自ずと推測できよう。
そうなれば、この集団はもはや君を許容しない。君が組織を『同化』しようと、組織は君を『異化』するからな。そもそも集団とは内部の異端にこそ牙を剥くものだ。
ああ、そういえばそうだったな。君が迎合し得ぬもの、君の組織が力の源とする人々の集合無意識。八識の源。知っているだろう? それをね、――阿羅耶識と呼ぶんだ」
どくん。
「黙れぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」
遙は絶叫した。――いや、それは悲鳴だった。
目の前に立つ女を血溜まりに引きずり倒し、顔と言わず体と言わず滅茶苦茶に殴りつける。引き裂く、斬りつける、踏み潰す。
「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛っっっ!!!!」
鎧じみた蜥蜴革のコートも防御の足しにはならず、ものの数秒で女は比喩でなく挽肉になった。
「……っが……!」
悲鳴を上げ続け、完全に裏返った喉から血塊混じりの苦鳴を絞り出す。声ひとつあげる間もなく破壊し尽くされた女の体から砕けた拳を引き抜き、よろけながら立ち上がった。
「私は……そんなもの、望まない……!」
美鈴の長い髪。しなやかな細い手足。幼さの残る顔。それらを滅茶苦茶にしたいと思ったことはなかったか。
「美鈴は……私の、っ……」
私の……何なのだろう。今まで敢えてしてこなかった問いが、脳裏をよぎる。なるほど、たしかにこれは呪いだ。この衝動を否定できない限り、どこまでも影は落ちてくる。
おぼつかない足取りを叱咤し、殺戮の現場から離れようと全力を尽くす。ここで美鈴と出会ってしまったら……それこそ、なにをするか分からない。
「違う……絶対に、違うっ……」
その可能性を推測することすらおぞましい、この生涯でついぞ感じたことのない恐怖。それに脳裏を塗りつぶされて、いつしか遙は意識を失った。
「……さんっ……起きてください、遙さん!」
どれほど時間が経ったのか。不安そうな声に、遙の意識は、深い闇から浮上した。
藺草の香りと、干したての布団のやわらかな感触。どこか、部屋の中に寝かされているらしかった。砕けた両手には包帯が巻かれ、返り血にまみれた巫女装束も清潔な長襦袢に着替えさせられている。
「……美鈴……?」
「あ……」
美鈴が惚けたような顔で見下ろしてくる。
「遙さん……心配したじゃないですか……!」
安堵と怒りの双方を表情に滲ませて、美鈴が言った。
だというのに、遙には答える言葉がない。きっとひどい顔をしているだろうな、と自嘲しつつ、美鈴の方へ手を伸べた。
「遙さん、泣いて……?」
最後まで言わせずに、両手に走る激痛にも構わず抱き寄せる。
この娘だけには、見られたくなかった。
「美鈴。美鈴……」
ただ、その名だけを呼ばわる。こわばっていた体から力が抜け、美鈴が体重をかけないように気遣いながら体を預けてくる。
「大丈夫です。……ごめんなさい、いつも私……遙さんに守られてばかりで」
違う。違うのに、美鈴……
「うん、大丈夫。敵はみんな追い払ったから。だから大丈夫……」
そう言葉を紡ぎながら、美鈴の首に回された自分の手にありったけの自制をかける。
……この娘になにを望む?
「ありがとう。ありがとう、美鈴……」
そんなことは、決まっていた。
遙は祈る。その身に宿る古き神でもなく、あまたの神仏でもなく、知らないなにかに。
かみさま。もしも願いが叶うなら。
ただ、この優しさに一瞬でも長く触れていられますように。
この胸を灼く想いが、どうかこの少女を壊すことがないように。
(了)
ふぃーっ、慣れないことはする物ではありませんね。
夏休み最後の日は寝て過ごす事になりそうです。
それでは、美鈴支援後編 美鈴激闘編 投下開始!
「試合……開始ぃぃぃぃぃっっっっっ!!!!!」
ゴウゥゥゥゥン…………
試合開始を告げる鐘が鳴る。と同時に、弓削 遙が駆ける。試合開始時点の互いの距離は10メートル。その10メートルを一気に駆ける。厳島 美鈴は、祓串を構えたまま微動だにしない。
目前、1メートル程まで近づいた遙は、太刀を大きく振りかぶると――
後ろに跳んだ。同時に、先程踏み込もうとしていた領域、美鈴の周囲から白い光が立ち上る。
「くっ……」
ただ祈るだけでここまでの気を……。苦々しさを感じながら、遙は立ち上る清浄な気を見た。間合いから離れるだけのつもりだったのが、いつのまにか元の位置近くまで下がってしまっていた。
「だが、そのような護りの気で、私を倒す事は適わんぞ!」
再び七支刀を構えると、美鈴のそれとは対称的な、黒い、禍々しい気が遙の体を覆う。
美鈴は、祓串を眼前に構えると、眼を閉じ、意識を集中し始める。立ち上っていた白い気が、祓串に集まり、美鈴はその手を少しずつ、光を掲げるように、上へと持ち上げてゆく。
遙の体を覆った黒い気は構えた太刀に絡みつくように蠢いた。全ての気が太刀に集まると、気合いの声と共に、再び10メートルの距離を駆けだした。
少しずつ、少しずつ持ち上がってゆく美鈴の両手の中で、光が形を整え、祓串の先へ伸びてゆく。手の動きと同様に、少しずつ、少しずつ。
「何をするつもりかは知らぬが、事が為る前に臓腑を抉り取ってくれるわっ!」
手にした七支刀を突き込む形に構える。祓串を掲げる美鈴の姿が近づく。
「………っ」
手にした祓串を掲げ、そこに集まった気に意識を集中させる。駆けてくる遙の姿が近づく。
ゴァァァッ!
七支刀に絡みついた気――凶暴で、強大な禍魂が咆吼を上げる。
ィィィィ……
祓串に集まった光の気――清浄で、強大な神気が輝きを増す。
咆吼を上げた気が、七支刀の先に集い、遙の得物は、二倍の黒き刀身を持つ長物へと変化する。
一気に間合いが詰まる。光輝は美鈴の手の内で未だその形を整えていない。
(取った!)
美鈴は間に合わない。黒い刀身が美鈴の玉のような肌を貫くのを予見し、口元を――
ガキィッッ!
遙の禍刀が舞台を抉る。前につんのめる体を押しとどめ、黒く伸びた禍魂を七支刀の刀身へ引き戻す。
祓串を打ち下ろし、神気によって禍刀を弾いた美鈴は、再び祓串を上段に構えると、始めて、前へと踏み込んだ。
構えた神気の剣は小刀程度の長さでしかない。まだ間合いではない――が、遙は反射的に太刀を掲げた。
「はーっ!!」
気合一閃。踏み込むと同時に上段に構えた祓串を振り下ろす。間合いの外で振り下ろされたそれを、剣気を放出する攻撃であると予想した者は多かったであろうが、真を見抜いた者は殆どいなかったであろう。
オオオォォォォ……………
切り裂かれる苦しみに、禍魂が唸りを上げる。美鈴の振り下ろしたそれは、神気の剣の先にもう一つの刃を顕していた。
「くっ……はぁっ!」
剣を握る手に力を込める、荒魂の巫女と同等の力を示し、透明に輝く刀身を押し込む。
(…!?馬鹿なっ!)
咆吼を上げる禍魂と、打ち下ろされた気とは現在、拮抗した状態にある。この場合、得物を持つ者同士の力比べとなる筈であった。体勢が不利とはいえ、美鈴の細腕が荒魂を憑依させた遙を上回るはずもない。ならば……どうして私の方が押されているのか!
冷や汗が額を伝う。少しずつ剣を押し込んでくる美鈴の表情は、本気の貌だった。眼前の敵を切り倒す意志を感じた。躊躇も逡巡も無い、覚悟を決めた瞳を見た。アクエリアンエイジの戦乱に於いて、ついぞ覚えた事の無い死の恐怖が頭を掠める。
ぎりぎりと得物を押し込んでゆく美鈴。剣の使い手同士の戦いなら、ここで勝負はついていたかもしれない。が、普段身に寸鉄も帯びぬ身の悲しさか。少しずつ、隙が生じ始める。
必死の遙が、その隙を見逃す筈が無い。美鈴の右足に体重が偏り始めたのを認めると、禍魂をそこに向けて放った。
バシュッ
美鈴の、その清らかな足に絡みついた禍魂は一瞬で浄化され、かき消える。が、その一瞬で十分だった。禍魂を一つ放ったせいで抵抗が減り、先程までより押し込む速度が増したのも美鈴のバランスを崩すのに一役買った。
バランスを崩す事で生じた隙に遙は太刀の柄の方だけを持ち上げ、角度をつける。
ギャジャッ!
美鈴の刃と遙の禍魂が擦れ合い、大きな音を立てる。死の刃から逃れた遙は再び間合いを離し、危機を脱した。
呼吸を整えた遙は、神剣を、そして、見えない剣を携える美鈴を見た。
体勢を立て直した美鈴は、七支刀を手にし、禍魂を従える遙を見た。
互いの視線が交差する。
「貴様、その力……余程佳い御酒を口にしたようだな。」
神々しい光を纏う美鈴の先程の力の源を言い当てる遙。美鈴の顔に微笑みが浮かぶ。
(遠くから……夜羽子ちゃんに、持ってきてもらったものだもの。)
美鈴にとって、力となる佳きものであるのは当然の事だった。微笑みの表情に対し、苦々しい表情を向ける遙。生死を賭けた戦いの中で、何故そのような表情が出来る!
「まあ、それはいい……。だが何だ、貴様の手にあるそれは!」
美鈴の携える神剣、いや、その先にある見えない切っ先を指差し、遙は問うた。
「何故貴様が、サイコソードなど!」
響めき。E.G.O.や、戦闘経験の多い者は気づいていたが、会場のあちこちでざわめきが起こる。
一歩、前へ進み、美鈴が答える。
「私は、一人ではありません。」
神剣を、サイコソードの切っ先を真正面――遙へ向ける。
「私は、私を信じてくれるひとの想いと共にここに在ります。」
小刀ほどの大きさに留まっていた光が、その大きさを、強さを増す。
「だから私は、そのひとたちの信じた物の為、そのひとたちの想いを胸に、そのひとたちの力と共に戦うのです!」
光は、サイコソードを包み込み、一本の刀となった。完全な姿となった神刀を手にした美鈴を、彼女の内から生まれ出(いずる)気が覆う。その気は、阿羅耶識の赤い気ではなかった。白き光、青き輝き、そして緑の煌めきが混在する、鮮やかな気の光。
「成る程。そういう事か。」
その光を見つめ、遙が呟いた。
「……確かに、彩り鮮やかだ。だがな美鈴。貴様のそれには美しさが足りぬ。調和という名の美しさがな。」
遙の体から、禍魂ではない、赤の気が生まれ、彼女を覆う。
「見よ、この調和のとれた美しい光を。…所詮他など、従えれば良い事!我ら阿羅耶識の築く調和こそが、最もうつ……っ!?」
語気を荒げ、一歩前へ踏み出した時、遙に異変が起きた。
「っ…く、しぃ……ああっ!?」
言葉を詰まらせ、一声叫びを上げる。同時に、七支刀から夥しい量の黒い気が放出され、、それは瞬く間に遙の体を覆い尽くした。
「な…何?」
さしもの美鈴も、これには驚きを禁じ得なかった。遙を覆った黒い気は、遙がその身に宿らせる古き荒神や、彼女が抑えることの出来る禍魂ではない。より荒々しく、より禍々しき、禍神とでもいうべき強大な神の気であった。
その気は、次第に薄れ消えていったが、何処に消えたのかは、一目瞭然だった。黒い光を宿した眼が、白い神気を宿らせた美鈴を見、叫ぶ。
「即ち、貴様を犯し、殺し、我が正しき事を示してくれん!」
高らかに宣言すると、右手に持っていた太刀を左手に持ち替え、美鈴との距離5メートルあまりを駆けた。
タン、タン、ダン!!
会場全体が息を呑んだ。神刀を構え、待ち受けていた美鈴も、完全に虚を突かれた。5メートルあまりを、たったの3歩で駆け抜けるなど、誰が予想し得るであろうか。
ブン!
鋭く突き込まれた太刀を、半ば偶然ながらかわす。遙を斬り捨てる好機ではあったが、禍神に取り憑かれた今の遙を斬るのには抵抗があった。観客の中には、美鈴が迷いを見せた事に気づいた者が数人居た。――少女も、その中の一人だった。
ブォッ!
二撃目、鬼の様に鋭い爪を持った右手が美鈴を襲う。後ろに飛び退き、二撃目をかわす。美鈴の行動が完全に悪手である事に、今度は多くの観客が気づいた。――少女は、独り言ちていた。「やっぱり、優しいんだ…。でも、だから、なのに…。」
タン
彼女を追って、遙が跳ぶ。構えた七支刀に、先程とは比べものにならない量の禍魂がまとわりつき、その枝の一本一本から半ば実体化した禍々しい大蛇のような気が合計8つ。
その気が、美鈴の頭をめがけて伸びる。神刀を翳すが、8つの気を全て防ぐ事など出来ない。剣で防げなかった残りが、美鈴に殺到する。空中では回避は不能。観客の殆どは、美鈴の眼前に迫った死を予見した。――少女は、ひとり呟いた。「……ゴメンね、美鈴ちゃん。」
祓巫女の頭部が禍神によって破壊されるかに見えたその時、信じられない出来事が起こった。頭部に伸びてきた禍魂を、上顎と下顎で挟み込み――即ち、口で受け止めたのだ。
着地すると同時に、噛み砕かれた禍魂は、神刀によって受け止められた分と同じに、三度間合いを離した七支刀の元へ身を縮める。遙は驚愕の瞳で美鈴を見た。美鈴の身にも異変が起きていた。
「アーーーーッ!」
大きく吼える美鈴。その瞳には紅い光が宿っている。
「そうか……サイコソードを出した割には長く動けると思っていたら、ヴァンパイアブラッドだとはな……。面白い。その妖魅の力も、清浄なる神気も、想いの力とやらも、全て打ち砕き、絶望で犯し、恐怖で喰らい尽くしてくれるわ!」
左に八岐大蛇を従え、右手に鬼の手を持ち、禍神をまだ制御し切れていない禍巫女が叫ぶ。
「やれる物ならやってみなさい……想いと共に受け取ったこの力を。血と共に流れる絆の力を。そして、私の信念を、心を、打ち砕けるものならば!」
想いを剣に変え、誓いを血に流し、信念を身に纏う祓巫女が叫ぶ。
両者、じりじりと間合いを詰める。
どちらも、動かない。ただ距離だけが縮まってゆく。
少しずつ、少しずつ。
互いが、間合いに入るまで。
互いが、間合いに入ったその瞬間、
「はあぁっ!」「てゃぁぁっ!」
死闘の、真実の開始が告げられた――――。
>428-435 高砂大反転氏
(・∀・)イイ!っすね。なんかちゃんとテーマがあるっていうか。
こっちは「半ヴァンパイア化した美鈴が見てみたい」ってので勢いだけで書いていって結局書けなかったり……。
なんだか、これだけちゃんと遙さんの性格考えて書かれていると、
「とりあえず美鈴を目の敵にしている」だけの遙を書いてしまってるのが申し訳なくなったり…。
待てよ、高砂大反転氏の遙さんに、何の相談もせずに美鈴が独自の行動を取りだしたら?
そして、遙さんがそれを「裏切られた」と感じたら?
もし、この戦いで美鈴が「無事に」敗れたとしたら……八岐大蛇かぁ、そうかそうか(何
なお、このSSは「遙死闘編」へと続きますが、筆者(IoS)はこれを書く事はないので、悪しからず。
最近SSが凄い・・・・・
どうも、久しぶりです。まあ、何があったかは聞かないで下さい。(泣
支援SSが凄いですねぇ・・・・。俺はもう本命の二人負けたしな。
まあまた適当にSSとか絵とか持ってきますわ。それでは。
・・・・あぁ、久しぶりなんでつい長く書いちまった。
・・・ごめん。
昨日の書き込みをしてから、寝てしまっていた。
もう二徹に耐えられる歳じゃなくなっているのかな・・・。
正直、今から書いても間に合わないかもしれないが、
3回戦まで温存するのも、果たしてこの試合を生き残れるか・・・。
・・・悩む。
446 :
KS:02/09/16 22:05 ID:???
最萌トーナメントとは何ぞや?
それは、まさしく“萌え”を戦わせるものではあるまいか。あるまいかの弁当箱。
と、いうわけで、例によって突発SSです。
ボクは18禁じゃないものも書くのよ、ということでひとつ。
447 :
1/3:02/09/16 22:06 ID:???
「最萌トーナメント2回戦第3試合、開始ィィィィィィィィィィィッ!」
悲鳴にも似た開始宣言にあわせて大太鼓が打ち鳴らされると、弓削遙は伏せていた顔を上げた。
俯いていたのは恐れの為ではない。昂ぶる心をなんとか押さえつける為だ。
鋼のごとき視線の先には、この試合の敵――厳島美鈴。
太刀を握る手に力が入る。
「なんか運んできたぞ!」
「大岩だっ! でかいぞ!」
観客の叫びが示すように、闘場の中央に係員達が運び込んだのは、1トンはありそうな岩塊だった。
その前に立った遙は、一見無造作に太刀を構えた。
「つっ!」
短い吐息と共に放たれた剣閃を認めた者がいたかどうか。
遙は剣を引いた。なにも起こらない……と誰もが思った瞬間、岩がずれた。
巨大な岩塊はまさにその中央で斜めに両断され、闘場の砂の上に転がったのである。
切口は総毛立つほど滑らかであった。
ふふん、と観客席を見回して、遙は眉をひそめた。
どよめく観客達から伝わってくるのは、恐れではなく、期待はずれとでも言いたげな不満だったのだ。
「やっぱり、わかってなかったんやなあ……」
「なにがだ」
ため息をつくセコンド役の難波いのりを、遙はじろりと睨んだ。
「あんなぁ、これは最萌トーナメントなんやで。万国びっくりショーやあらへんの」
「こ、これじゃだめなのか?」
「まあマニア層には受けるかもしれへんけど。――ほれ、あーゆうんをやるんよ」
遙がキッと視線を転じる先には美鈴がいた。
闘場の中央で箒を手にしている。
美鈴が静かに砂を掃き始めると、戦いの場の雰囲気は一変した。
まるで厳粛な境内のように。
秋の風が心地よい冷気で肌を撫でる中、少女は落ち葉の掃除に精を出しているのであった。
美鈴はふと顔を上げると、はにかむように微笑んだ。
「おはようございます。いい朝ですね」
とたんに、場内をどよめきが包んだ。
遙の時とは全く違う種類のどよめきだった。
448 :
2/3:02/09/16 22:06 ID:???
『おーっと、これはポイントが高そうだ! どうですか、解説の進藤さん』
『基本を押さえていながら、彼女のイメージどおりの萌えを演出してますね。これはいいですよ』
場内アナウンスまでもが、興奮を隠せないでいる。
トテトテと自分のコーナーに戻った美鈴は、セコンドの土御門紗綾に駆け寄った。
「うわー、結構恥ずかしいよ」
「そんなことありません。美鈴さん、可愛かったですわ」
紗綾は美鈴の手を取って励ますように握り締める。
「でも“萌え”ってなんなんだろうねえ」
「わたしもよくわかりませんけど……きっと一番可愛い女の子を選ぶんですよ」
「う〜ん、自信ないなあ」
「大丈夫です、美鈴さんなら。さ、今度はこっちが先番ですよ。打ち合わせどおりに」
「ん。頑張るね」
『さあ、次はまた美鈴嬢の萌え番です。今度はどんな萌えを見せてくれるのか』
アナウンスに押されるように再び闘場に現われた美鈴に、観客達の声援が飛ぶ。
「みっすずちゃーん!」
「M・I・S・U・Z・U、MISUZU!」
「う、うわ、すごいなあ」
照れながら中央に進んだ美鈴が、その時、何につまづいたのか、ばったりと転んでしまった。
一転、場内が静まり返る。
慌てて跳ね起きた美鈴は、真っ赤になって周囲を見回しながら、
「……え、えへへ、転んじゃった」
『おーっと、これは意表をついた萌えだ! どうですか進藤さん』
『はい、嬉しい不意打ちですね。鼻の頭についた砂も、ポイントが高いですよ』
「うわー、恥ずかしい、恥ずかしいよー」
またコーナーに駆け戻った美鈴は、紗綾に抱きついて顔をうずめた。
「大丈夫です。予定とは違っちゃいましたけど、これは有利なハプニングですわ」
紗綾は安心させるように、先輩巫女の背中をぽんぽんと叩いた。
449 :
3/3:02/09/16 22:07 ID:???
一方、弓削遙陣営では、
「あれか! あんな事をこのあたしにやれって言うのか!」
怒りの遙が、いのりの首を締め上げていた。
「ぐえ、く、苦し……しゃあないやんか、そういう戦いなんやし」
「どんな戦いだ。あたしは美鈴に公の場で一泡吹かせられると思ったから」
「いまさら何いうても無駄やで。ほら、あんたの番や」
「ぐ」
遙は言葉に詰まった。どうやら観客に“女らしさ”をアピールすればいいらしいとまでは理解した。
しかし、美鈴のようなあれは、遙の性格とは対極にある振る舞いである。
「しゃあないな、介添えは一人まで認められとるし。手伝ったるわ、ほれ」
『さあ、ココまでは圧倒的に厳島選手有利の展開ですが、弓削選手にも一矢報いてほしいものです』
あからさまに美鈴よりのアナウンス同様、観客からも期待薄げな反応が伝わってくる。
遙も睨みつけるようにして場内を見渡した。
萌えには遠い緊張が走る。
と。
「きゃあっ!」
遙が突然小さな悲鳴を上げて身をすくめた。
呆気に取られる観客は、遙の背後にいのりが立っていることに気付いた。
その手に握られた、よく冷えた缶ジュースを、いのりは突然遙の頬に押し付けたのであった。
場内は水を打ったように静まり返っている。
「……か、可愛い」
「いまの、すごく、女っぽい悲鳴だったな」
「遙様もあんな声を出すんだ……」
「……」
「……」
「おおおおおおっ、遙様ー!」
「萌えーっ!!」
場内は割れんばかりの歓声に包まれた。
『…………はっ、失礼しました。これはまた、意外と言っては失礼ですが……。進藤さん』
『は、はい。とんでもない大技を隠していたものです。無理だとは思いつつも、彼女にあんな声を出させて見たいと思う男は多いでしょう。これは勝負の行方がわからなくなってきましたよ』
今度こそいのりを絞め殺そうとしていたしていた遙は、意外な反響の大きさに呆然としていた。
それは美鈴陣営も同じだった。
「まあ……びっくりしました。まだ胸がドキドキしていますわ」
紗綾が色白の顔に朱をのぼらせて告白すると、美鈴も、
「うん……。遙さんすごい……」
汗ばんだ手を、胸元で握り締める。
「でも、ううん、だからこそ負けられない。わたし、精一杯がんばる」
美鈴の目は燃えていた。
観客達は二手に分かれて、二人の少女の名をコールしている。
そのただ中で、遙は一人、
「帰りたくなってきたなあ……」
と、うんざりした顔で呟くのだった。
『さあて、後半戦はコスチュームチェンジがあります。普段の巫女服から、いったいどんな意外な姿を見せてくれるのか。これは楽しみですね、進藤さん』
『はい、非常に楽しみです』
戦いはまだ、終わらない――
むしろ進藤さんに萌える(w
ああ・・・とうとう恐れていた事態が・・・
―――不良在庫・・・(TД⊂)
それでは、恒例の試合開始前SSを、今晩も頑張って書いていこう。
いや、いつも即興で書いてるんで……
「さあて、いよいよアタシの試合かしら?」
玄武の方角――観客席の上段にて、東海林光は小さく笑った。
本来、彼女は既に選手として、青龍の門の廊下にいなければいけない。
――だが、そんな『フツウ』は、彼女の好むところではなかった。
「先制攻撃――やっぱり、最初が大事なのよ。どんなものでも、ね」
彼女は口元を緩めると、自らの能力を開放する。
周囲に、微量の電流が発生する。そしてそれは、彼女を引力から解放する。
「相手は……誰だったかしら? まあいいわ、誰が相手でも、アタシはアタシ……」
なるようになる。言葉の続きを、彼女はあえて口には出さずに。
「青龍の方角、東海林光!」
「――さぁて、いきましょうかね!」
瞬間、玄武の方角で突風が発生した。
それと同時に、そこを中心に歓声が沸いた。
「……何かしら?」
会場から聞こえてきた歓声に、クラリス・パラケルススは目を向けた。
「さあね。多分、光さんが何かやらかしたんだと思うけど?」
その横で、進藤如月が言葉を返した。
「――あの人、とにかく『先を取る』のが好きだから」
「……」
如月の言葉に、クラリスは言葉を返さなかった。
別に、彼女と馴れ合う必要はどこにもなかった。
彼女とは、緒戦で戦って引き分けた。ただ、それだけの関係なのだが。
「理解ってますの? 私達は敵同士ですのよ?」
「――別に。だからって、突っぱねるのもどうかと思うだけさ」
「……甘いですわね」
クラリスは如月の言葉を一瞥する。
「所詮この世は、強者こそが全てですわよ」
そして、彼女は立ち上がる。
「白虎の方角、クラリス・パラケルスス! ならびに、進藤如月!」
合わせたように、会場からジャッジの声が聞こえる。
「負けませんわよ」
「上等――」
両者はその一声と供に気を締める。
2回戦初の巴戦、その銅鑼が鳴るまで、暫し――
>447-450
俺そんな正統派なコメントを返せる自信はないのですが(苦笑
いや、面白いには面白いです。
>451
こらこら(w
457 :
藤咲:02/09/16 23:59 ID:yMXnRYVT
えっと美鈴さん勝利記念で♪
こういう投稿は初めてなのでお手柔らかにお願いします。
「みすず、勝利おめでとう」
「あっ、フェンリルちゃん」
美鈴は自分に抱きついてきたフェンリルを抱きしめ頭を撫でる。
フェンリルは余程うれしいのか長いしっぽが左右に大きく揺れる。
「みすずが勝ててフェンリル嬉しい・・・」
「んっ、ありがとう・・・」
美鈴はフェンリルに感謝の言葉を述べたがどこか寂しげだ。
「・・・ゆげのこと考えてる?」
「うん・・・遙は大事な人だから・・・・・・」
美鈴が目の端に涙を溜め悲しそうに呟くが、
ぺろっ
フェンリルが涙を舐め取った。
「ひゃっ!」
「みすず、泣いたら駄目・・・ゆげも悲しむ」
「・・・そう・・だね。遙さんの為にも負けられない!」
「がう!」
458 :
藤咲:02/09/17 00:00 ID:n76ZdkPj
美鈴が決意を新たにした丁度其処へ、
「こらーっ!野良犬、美鈴姉さんから離れなさい!!」
鹿島栞がフツノミタマノツルギを振りかざし突進してきた。
「五月蝿いのが来た・・・」
フェンリルは目障りとばかりに空中に氷を発生させ栞に放つ。
「ふんっ!」
紫電一閃、栞はいともたやすく氷を破壊したが、その隙にフェンリルは美鈴におんぶされるような体勢をとっていた。
「こらっ、美鈴姉さんを盾にするなんて卑怯よ!」
「がう・・・つるぺた」
「うるさーい、野良犬!」
「まあまあ2人と落ち着いてください。2人ともまだ試合が残っているでしょう?」
美鈴はやれやれといった感じで2人をなだめにかかる。
流石に美鈴の前では2人とも力に訴えることはできなかった。
「みすず、決勝で待ってる」
ちゅっ
フェンリルは美鈴の右頬に口付けするとすぐに消え去った・・・。
「あーっ・・・あの野良犬・・・・・・コロス!!!」
「栞ちゃんも頑張っていますね」
「え、ええ・・・ところで何で私には敬語であの野良犬にはタメ口なんですか?」
栞の素朴な疑問に美鈴は固まった。
「えっと・・・その・・・・ぽっ」
さらには頬を赤らめた。
「・・・・・・美鈴姉さん、決勝で待っていてください」
栞は怒りを無理矢理押し殺した声で美鈴にそう言うとその場を立ち去った・・・。
・・・どうなることやらです。
459 :
IoS:02/09/17 00:52 ID:???
遙に夜羽子と来た所に…
>457-458氏
栞にフェンリルまで……なんか大変だな、美鈴(w
美鈴を挟んで口ゲンカする二人がほほえましくて萌え( ´∀`)
>447-450氏
萌え勝負を忠実に再現するとそんな感じなのかな……?
いのりグッジョブですな
>454-455氏
即興で、間が8分……早いなぁ。
#このレス書くだけでも5分オーバー……
>449
遙様、萌えー!
……遅すぎだ俺(泣)
もふー。(謎
空前絶後の支援ラッシュ、皆様お疲れ様です。
遙さんは負けちまいましたが漏れ的にはある意味本望でした。
ところで429-435に突っ込みがないということは、このスレ的にああいうのはOKなんですね。
それともらっきょ読んでる人がいないから突っ込みようがないのか?
>Ios氏
ふむ。遙さんが美鈴に萌え萌えなのはあくまでも自分の脳内設定ですから、
こういうのも楽しめますよー。戦闘シーンに燃えました。
>424-425氏
毎度ご苦労様です。うむむ、いつも脳から何かを噴出させつつSS書いてる自分には
即興でここまで書けるのがうらやますぃ。
>KS氏
なぜか、幽白で戸愚呂が石盤のリングを運んでくるところを思い出しました。>遙の斬岩剣
背中に缶ジュース…その手があったか!
19日のちひろに今から期待してます。
>アザミ氏
大人のみりき…いやいや、なかなかどうして。
いい感じに醸し出てると思いますよ。
>藤咲氏
うわぁ、美鈴さんモテモテだぁ。
小説版で関係の示唆された栞はまだしもフェンリルまで…美鈴ってアクエリ最モテ?
とりあえず、これから遙&美鈴の試合後SSを書く予定です。
そのあとは…24日の巴戦かな? 望か小雪で何かできれば。
>461
ところで429-435に突っ込みがないということは、このスレ的にああいうのはOKなんですね。
いやいや超OKっすよ素晴らしかったです。某同人小説みたいでw
他作品からの友情出演ってのも面白いね。ぜひsageUで(無理)
SSラッシュだよう…くそ、書きたいのにぃ…!
>447-450
むしろいのりに萌え(w
>462
大丈夫なんでない?…美鈴に使ったの、ヴァンパイアブラッドじゃなくて
ウルフブラッドかとオモタ、いや咆哮がそんな感じだし…とか言ってみるテスト
さて、今日の試合も盛り上げていきましょう。試合開始前SSいきます!
「……」
会場を、不気味な沈黙が訪れている。
次の試合を目前に、沈黙は、その試合の重さを物語っている。
「……」
その『重さ』の一方を担うのは、サイキック・モンスター、藤宮真由美。
彼女も、自ずから気付いてはいた。
この一戦が、ただの個人の戦いには成り得ないことを。
「夜羽子・アシュレイ――」
真由美は、対戦相手の名前を呟く。
そう、相手はダークロアきっての戦乙女、夜羽子・アシュレイ。
だけど、判っている。
私は夜羽子・アシュレイとは戦えない。
この会場は、私に『ダークロアとの戦い』を求めている――
そう、この戦いは、個人ではなく、組織の名を賭けた戦いとなる。
それ故に、プレッシャーの域も生半可ではない。
「青龍の方角、藤宮真由美!」
「……くっ」
会場から来る歓声に、一瞬目を逸らした。
「――」
だが、すぐに腹を決める。この切り替えの早さ。それが、彼女をここまで大きくした。
「負けない――アタシは、守るために、敢えて戦う!」
「知ってる、秋緒? この試合のキャッチフレーズ」
「……いいや」
「『決戦』――シンプルだけど、的を射ていると思わない?」
一方、白虎の方角では、夜羽子・アシュレイが飯塚秋緒と話している。
試合直前にも関わらず、夜羽子の表情はリラックスしていた。
「まあ、E.G.O.とダークロアの代表同士が出張る試合だ。それは、組織の面子にも繋がる」
「ふん……まあ、アタシはどっちかと言うと、組織の面子なんてどーでもいいんだけどね」
「夜羽子、それは失言だぞ」
「判ってるわよ。でも、このトーナメントじゃそれも無意味なのよ」
そう言うと、夜羽子は立ち上がった。
「組織も何も全部無視して、勝者はたった一人……当然、アタシが勝ち残ってみせる」
「……それは、楽しみだ」
秋緒が苦笑する。秋緒は気付いているのだ。夜羽子の心中は、今とんでもないプレッシャーの中にあることを。
彼女と言えど、相手は最強のサイキッカー……正面からの激突は、こちらに不利だ。
勿論、それでも夜羽子はただでは転ばないということも、秋緒は知っている。
「まっ、せいぜい頑張りな」
「はーい」
「白虎の方角、夜羽子・アシュレイ!」
「さて、いきますかっ!」
夜羽子の元気良い声に、会場は揺れる。
『決戦』。
その火蓋、今まさに切って落とされる――
466 :
IoS:02/09/17 23:51 ID:???
>ウルフブラッドかとオモタ
あれ書いとった時の精神状態が「とっとと書き上げて寝てぇ」やったんで
ものごっつう適当になってまいますた。
自サイトにageる時は修正かけときたい所。
……しまった、今日夜羽子じゃないか。支援……即興できる能力無いので票入れたらふて寝します。おやみみなさい。
468 :
藤咲:02/09/18 00:23 ID:???
駄文2つ目です。
「・・・勝った」
2回戦最初の巴戦を制したのは光だった。
割れんばかりの歓声、沸き立つ会場、その中でぼろぼろながら『でじこ』の姿をした光は雄々しくたっていた。
「勝利の感想を一言!」
駆け寄る審判がマイクを差し出す。
「貸せ」
光はマイクを奪い取るように持つと会場を睨み付けた。
「・・・聞け」
瞬時にして静まる会場。
「E.G.Oのナンバーワンはこの私だ!真由美、首を洗って待っていろ!!」
彼女らしい宣戦布告に会場は今大会最高の盛り上がりを見せた。
一方の真由美は・・・
「口を開けて下さい」
「あ〜ん♪もぐもぐ・・・ん〜美鈴のおはぎはいつ食べても最高っ!」
「どういたしまして♪」
・・・美鈴お手製のおはぎを食べていた。
「美鈴お姉ちゃん、私もあ〜ん♪」
「はいはい♪」
「んぐんぐ・・・美味しい☆」
ここはBブロック選手控え室、当分暇な美鈴は妹分の壱与を連れて遊びにきていた。
「ほっぺに付いていますよ」
「ん、ありがと♪」
美鈴は真由美のほっぺたに付いていたあんこを取ると自分の口に運んだ。
469 :
藤咲:02/09/18 00:24 ID:???
「あーっ、真由美だけずるいよ〜、私にも!」
夜羽子はおはぎを手掴みで取ると1個丸ごと口に入れた。
「あっ、夜羽子ちゃん。そんなに急いで食べると・・・」
案の定、夜羽子はおはぎを喉に詰まらせた。
「ん、ん、ん、み、みず〜」
「はいどうぞ」
「・・・・・・ふ〜、ありがとう。試合前に死ぬとこだった」
「・・・ちっ」
「今舌打ちしたわね、真由美ちゅわん?」
「べっつに〜♪」
夜羽子の鋭い目付きにも真由美は涼しい笑顔を浮かべた。
『藤宮真由美選手、夜羽子・アシュレイ選手。準備をお願いします」
「あっ、出番だ」
「そうだね・・・負けないよ」
「私だって・・・どう勝った方が美鈴の手料理を3食食べられるっていうのは?」
「のった!」
「決まり〜♪」
「ちょっと私の意志は?」
勝手に賭けの対象にされた美鈴の言葉に答えることなく2人は準備ゲートに向かった。「あぅ・・・」
「美鈴お姉ちゃん・・・私が美鈴お姉ちゃんに勝ったらデートしてね♪」
「ええ♪」
美鈴は壱与の提案を素直に受け入れた・・・。
「みすず・・・がう・・・・・・」
Cブロック控え室でフェンリルは美鈴の夢を見て幸せそうに寝息を立てていた。
「何故か嫌な予感がする・・・」
Dブロック控え室で栞は試合とは別のことで不安を感じていた・・・。
お目汚し・・・です。
470 :
IoS:02/09/18 00:26 ID:???
>アザミ氏
毎度毎度素晴らしいイラスト。だが、今度ばかりは敵!敵!敵ぃぃ!(そこまでいわんでも)
投票時に気づいたけど、昔自サイトで行っていたWebDoRaMa(投稿者が1セリフずつ投稿して、ドラマを作っていくというCGIアプリケーション)
のログを貼り付けるという支援を思いついた。が、
前後の脈絡がわからない上、あからさまに手抜きなんで止めた方がいいかな…。
でも、何もせずにいるのも……(悩
>470 見たい
夜羽子・アシュレイ「思いはしっかり伝わったよ・・・天国でその人とお幸せにね・・・私はもう迷わない!美鈴ちゃんも真由美ちゃんもダークロアのみんなも大好きだから!!いつかダークロアも人間も分かり合えるって信じてるからそんなみんなとの未来を私は見たいから」
――――決意を決めた夜羽子にだんだん力がみなぎっていった
夜羽子・アシュレイ「だから私は戦う!大切なみんなを守るためそしてなによりも自分の未来のために!!」
心優しきヴァンピレス
夜羽子・アシュレイ「あっ、美鈴ちゃんだぁ(はぁと)ねえねえ、遊ぼうよ(誘い込むような瞳)。」
夜羽子・アシュレイ「学校♪学校♪あっ、あの子かわいい〜トモダチにしちゃおっ♪」
明るく、爛漫で
夜羽子・アシュレイ「もう、なにこれ!サイテーッ!!」
夜羽子・アシュレイ「性懲りもなくまたきて・・・もう!!怒ったからね!!!」
――――夜羽子はもっていた鞭でゴーレムとホムンクルスを攻撃しまくった
藤宮 真由美「す、す、すごい」
時に激しく
ィアーリス「ロード・夜羽子・アシュレイ!!貴様を喰らいて、ワタシは無限の力を手に入れる!!」
夜羽子・アシュレイ「なら……」
――――鋭さを増した爪を舐めながら、ィアーリスを睨み返す。
夜羽子・アシュレイ「アナタの血を啜って、火でも吹いてみようかしら……。」
時に妖しく
夜羽子・アシュレイ「私が戦いたいのって一体誰なんだろう」
――――夜羽子は今までのことを思い出していた、人間として育ってきてある日突然吸血鬼として目覚めアンデッドのため身体も成長しなくなった
夜羽子・アシュレイ「もう、かなり昔のことなんだけどねなんで思い出すんだろう」
――――最初は戸惑ったものの自分の先祖を崇めていたくせにいつしか裏切っていった人間を倒すことを誓っていた
夜羽子・アシュレイ「でも・・・・・」
時に悩み
夜羽子・アシュレイ「そして私の大切な人を今奪ったィアーリスあんたはぜったに許さない!!」
時に怒り
夜羽子・アシュレイ「あまり、大丈夫じゃないけど、ね……お互い」
――――夜羽子は人形を砕いた際の傷の他に、背中から夥しい量の出血をしていた。
時に、その身を傷付けながら
夜羽子・アシュレイ「うーん?勇気、友情、勝利ってところじゃない?(笑)」
真央・バースト「えっ!夜、夜羽子ちゃん!?」
夜羽子・アシュレイ「ははっ。アタシもみんなの所に行きたいんだけど、いいかな?」
ティンカーベル「うん。いいよ。」
夜羽子・アシュレイ「(話せるウチに……美鈴ちゃんに伝えなきゃ……)」
――――夜羽子は何を伝えようというのか。その背中に滲む血の量は半端なモノでは無い……
誰よりも、想いのために
夜羽子・アシュレイ「よくわからない。でも……優しい彼女がいる。戦う必要なんて、やっぱりない……!!」
――――言葉が詰まる。喉の奥から血が噴き出してきた。
厳島 美鈴「夜羽子ちゃん!!もう、わかった」
――――涙を流して、まだ言葉を続けようとする夜羽子を抑えようとする美鈴の手をとり、頷く夜羽子。
夜羽子・アシュレイ「やっぱり、美鈴ちゃんは、正しかったんだよ……。」
彼女は
――――そして、夜羽子の手から力が抜ける。
厳島 美鈴「よう、こちゃん……?」
「生」きた……
――――気を失って以来の反応を示した夜羽子・アシュレイ。彼女はまどろむ意識の中、足りなくなった物を求めていた…………
夜羽子・アシュレイ「(……血……)」
――――タリナイ。
夜羽子・アシュレイ「(……血……)」
――――タリナイ。
夜羽子・アシュレイ「(……流れた……血……)」
――――ホシイ。
夜羽子・アシュレイ「(……無くした……血……)」
――――ホシイ。
夜羽子・アシュレイ「(……美味しい……血……)」
――――モット。
「うっ……」
夜羽子・アシュレイ「(……かわいい……声……)」
「う……あぁ。」
夜羽子・アシュレイ「(……処女の……味……)」
「はっ……ひゃ、んっ」
夜羽子・アシュレイ「(……霊的……力……)」
「ん……ん……」
夜羽子・アシュレイ「(……阿羅耶識……巫女……)」
「はぁ、ぁ……ん」
夜羽子・アシュレイ「(……熱くなってる……)」
「そこは……」
夜羽子・アシュレイ「(……声……巫女……!!)」
厳島 美鈴「夜羽子、さん……」
夜羽子・アシュレイ「あ……美鈴ちゃん!?」
――――はっ、と我に返った夜羽子。状態を見ると、装束をはだけた美鈴を組み伏せている自分がいた。美鈴の首筋には二つの噛み傷が……
吸血鬼の血
夜羽子・アシュレイ「あ、あ、私……私…………。うわあぁぁぁぁっ!!」
――――首を振り頭を抱え、後ろに下がりながら、夜羽子は悲鳴を上げた。自らに、絶望して。
夜羽子・アシュレイ「うあああああっ!!うわああぁぁぁぁ、あ……?」
――――はだけた装束もそのまま、夜羽子を抱き寄せる美鈴。――――大丈夫、大丈夫だから――――そう言って、泣き叫ぶ夜羽子を宥める。
夜羽子・アシュレイ「う、うえぇぇ……ひっ、ひん……」
――――鼻を鳴らしながらも、少しづつ落ち着いてゆく夜羽子。少し間をおいて、美鈴に謝る。
夜羽子・アシュレイ「ごめん……ごめんね……」
厳島 美鈴「ううん、いいの。あれだけ血を流していたんだもの。」
夜羽子・アシュレイ「ちがう……ちがうの。そんなのじゃないの。ワタシ、私、何も覚えていないの……。自分の意志じゃない、衝動、欲望で、吸血鬼の本能だけで動いてたの!!」
――――再び、涙を流し始める
夜羽子・アシュレイ「やっぱり、私はダメなんだ!どんなにみんなが大事って言ったって、鈴鹿の前じゃ何も出来ない!!血が無くなったら、誰だって襲う!!やっぱり、私は……私は、薄汚い、アンデ……!?」
呪われた体
――――最後の言葉を口にする寸前、美鈴の唇が夜羽子の唇を塞ぐ。突然の事態に、夜羽子は目を白黒させ、硬直する。
夜羽子・アシュレイ「……っ!!」
厳島 美鈴「……はぁ。」
――――唇を離すと、再び夜羽子を抱きしめる美鈴。今度は美鈴の方が話し始めた。
ぬくもりに
厳島 美鈴「……そんな事言わないで、夜羽子ちゃん……貴女のおかげで、どれだけ助けられたか……私が落ち込んでいるとき、いつでも、元気づけてくれた。さっきも、弓削さんが実は敵だったって、すごく、すごく。」
――――美鈴の瞳からも、涙が零れる。
厳島 美鈴「やっぱり、ダメなのかなって、思った。みんなが傷つけあわないなんて、無理なのかなって。でも、夜羽子ちゃんは、私が正しいって、言ってくれた!!」
――――きゅう、と夜羽子を抱く手に力がこもる。
厳島 美鈴「いっぱい、いっぱい、夜羽子ちゃんは私にくれた。だから、今度は私が、夜羽子ちゃんを助ける番。だから……そんな事、言わないで……。」
夜羽子・アシュレイ「美鈴ちゃん……」
――――夜羽子も手を伸ばし、互いに抱き合う格好になる。少しだけ、そのままでいて、やがてどちらとも無く離れる。
夜羽子・アシュレイ「ごめん、美鈴ちゃん。」
厳島 美鈴「ううん、お互いゴメンは無し。ありがとう、ね。夜羽子ちゃん。」
夜羽子・アシュレイ「……うん。ありがとう、美鈴ちゃん!!」
癒されて
――――「ところで。」ありがとうの後に続けて、夜羽子が美鈴に問いただす。
夜羽子・アシュレイ「美鈴ちゃん……感じてた?」
ボッ
――――美鈴の顔が真っ赤に染まる
夜羽子・アシュレイ「……ちょっとだけ、嬉しいなー。なんて。」
――――ポリポリとあたまをかく夜羽子。少なくとも表面上はいつもの調子に戻ったようだ。
厳島 美鈴「…………実は、なんだかぼーっとしてきて、それで、血が吸われてた筈なんだけど……なぜか力が流れ込んでくる感じがして、それ感じると、余計に熱くなって来ちゃって……何でなのかわからないけど、すごい、霊力が高まってる気がする……」
夜羽子・アシュレイ「私の方が力が高かったからかなぁ?でも、別に私は変わってないけど……もしかして、美鈴ちゃん、Hな気分になったら強くなるとか!?」
厳島 美鈴「もうっ!!そんなことないですっ!!……たぶん。」
絆を
――――もう、戦いが終わるまで会えないから。そう言って、夜羽子の顔にキスをする。――――誰も、死なせたくない。絶対に――――その想いを胸に、美鈴は結界の中心へと向かった。
確かめて
夜羽子・アシュレイ「…………みんな、馬鹿だよ。美鈴ちゃん、あんなにがんばってるのに。」
彼女は
――――そして、夜羽子も向かう。己の信念のため。
戦いへと、赴く……
「私は夜羽子・アシュレイ!かわいい子は私のトモダチになるって決まってるんだから!」
元のログをブツ切りにして、間にちょこちょこっと加えてみました。
一応、投稿によって成り立ってる文ですけど、文責は全部私になるんで、
何かあったら私にむけて(゚Д゚)ゴルァ!!って下さい。
ああ、仕事いかなきゃ。
>479
セリフで名前の所を切るといい感じかな…と
いえ、これで夜羽子萌えになりましたが何か?(w
っていうか今回もいい勝負ですなあ。片や支援女王、片や構築済みで時の少女。
まあ、今晩も試合開始までSS、即興で。
「ふう……」
普通の少女であることが、私の夢でした。
でも、気付けば私はこんなところにいる。
不思議な超能力に目覚め、それで成り行きで、今は歓声を浴びている。
「よく分かんない……」
それが、今の彼女――牧村ちひろの気持ちの全てだった。
前の戦いも、ヒートアップのすえミナを撃破。
続いては、誰もが知ってるスーパーアイドル。
――やっぱり何だか現実味がなくて、夢見心地にいる。
「でも、勝てれば嬉しいかな……?」
「青龍の方角、牧村ちひろ!」
「はーい」
どこか気の抜けた返事で、ちひろはゆっくりと立ち上がった。
「藤宮真由美が負けたらしいわね……」
「そのようですね」
小鳥遊ひびきの隣で、ツインスターの葵が頷く。
「結構意外でしたね」
「そうだけど、アタシには関係ない。そうね……次の対戦相手が変わったってことだけかな?」
「――失礼ですが、ひびきさん……」
「理解ってるわよ、葵。牧村ちひろ――とんでもない伏兵だってことくらいはね」
そうは言うが、ひびきの表情には余裕が含まれている。
自分が勝つことが、当然と言わんばかりの口調で。
「いつだって、アタシは一番であるべきなのよ。それは、会場の皆さんも御存知の筈よ」
「白虎の方角、小鳥遊ひびき!」
「はーーい!」
アイドルならではの発声で、会場に響かんばかりの返事。
刹那巻き起こる激震。藤宮真由美こそは消えたが、まだ、この熱は冷めそうにない――
484 :
IoS:02/09/19 00:24 ID:???
ちひろ支援待ってみるか……(を
>吊り中氏
そこまでヒマがなかったっす。実は元の奴はこれといった出番が2回くらい
(対ィアーリス戦・×美鈴)しかなくて、使えるセリフ探すのに時間かかって……。
氏の一票のおかげで勝てたわけで、どうもありがとう御座います。
……しかし、アレは本命戦用のテストか?
最萌・・すさまじく萎えてキタヨ・・・・・
>485
マトリエルの時も…
>485-487
一応クラウディア-マトリエルの例も見てきましたが、あれは多重と言うより組織票の方が近いと思われ。
まあ、どちらにしても審議した方が確かに良さそうですね。2度目ですし。
運営スレはTGSあたりまで保留で大丈夫かな、と思ってたのですが。反応特別になかったし。
立てようと思いましたが、俺はまだスレッド建てを弾かれるので、どなたか運営スレッドの設立お願いしたいのですが。
489 :
KS:02/09/19 08:23 ID:???
zzz……! はっ、すみません、寝てました!(w
出勤前に急いで書きましたが、どうもここまで。続きは帰ってから書きます。
で、もし勝てたら、こないだみたいな勝利記念SSを書きます。
「その気」がある人は、投票時に<<牧村ちひろ>>1ちひろ、とコテハンで投票してください(謎
じゃ、行ってきます。
「どこでシたい?」
と訊かれて、ちひろは真っ赤になり、慌てて周囲を見回した。
休日の公園には結構な人手が出ているが、さすがに今の小さな声には気づかれなかったようだ。
「きょ、今日はべつに……あっ」
ちひろはお尻に伸びてきた手を払おうとするが、抵抗は形だけだった。
その代わりに、しきりにミニスカートのすそを気にして、なるべく下に引っ張ろうとする。
初々しいカップルにしか見えない二人を、すれ違う人たちがちらりと見ていく。
そのなにげない視線に、自分に対する嘲弄が含まれてはいないかと、ちひろは気が気ではなかった。
白昼の人ごみの中で、下着もつけずに歩いている。
薄手のブラウスの下では、ひかえめな胸の中央の突起が存在を主張して勃起している。
秋口の風が素足の間を通り過ぎるたびに、悪寒ではない神経パルスが背筋を走る。
排泄孔に呑みこんだ性具が、絶え間なく直腸壁を刺激しつづけている。
ちひろは周囲の視線が全て自分に向いているような気がしてきた。
あの時と同じだ。
カラオケボックス。
何人もの男たちに囲まれた記憶がよみがえる。
その目に明らかに欲情をにじませた顔と、同じ数の屹立したペニス。
熱の塊のようなそれに何度もアヌスをえぐられた。飛沫を吹き上げ、やや萎えかけた男根が引き抜かれると、すぐに別の男のモノが挿入される。
喘ぎ声はほとんど上げなかった。口も同じように剛直で満たされていたからだ。
両手にもそれぞれ別のペニスを握らされ、交互に手と口で奉仕した。
異様な状況に興奮したのか、男達はむしろ早めに放出し、次々と交代したが、それでも待ちきれない男はちひろの髪を手に取り、自分の男根に巻きつけて自慰をはじめるほどだった。
何度も何度も放出される精液を、何度も何度もちひろは飲み干した。
それぞれに味が違うことを、ちひろは初めて知った。
情欲に溺れた精神は、ノックの音で急速に覚醒した。トレイに飲み物を載せた店員が入ってくる。
抵抗する意志は粘膜を擦り上げるペニスによって崩壊した。
まだ若い店員が陵辱される少女を見て凍りついたように動きを止める。
見られた。
「おっと」
ふらつくちひろの身体は、少年に支えられた。
思わずその胸にしがみついてしまう。
「……もしかして、思い出しただけで感じちゃった?」
ちひろは顔を伏せたまま小さく、しかしはっきりと頷いた。
「ちひろちゃんて、ホントに淫乱だね。こんな知らない人がいっぱいいるところで。見られるのがすきなんだよね。あの時もそうだったし」
店員に見つかった時、ちひろはむしろ見せつけるように脚を開き、声を上げたのだった。
店員もグルだと分かったのは、促されるままに彼のペニスを咥えてからだった。
「なんなら、誰かに頼んでみようか」
「それはっ……」
ちひろは絶句した。少年ならやりかねない。
あの時はちひろを知っている男たちの集団だったが、公園にいるのは全く縁もゆかりもない人たちだ。
それでも、ペニスを挿入されてしまえば逆らえない。
むしろ自分から求めてしまうだろうことにちひろは気付いていた。戦慄はその意味であった。
「……それは、いや……今日は、あなたの――で、お願いします……」
「ぼくの?」
「……オチンチンが欲しい、です……」
言った。
秋の好天の公園で。休日を楽しむ家族連れやカップルや子供たちの中で。
淫らにも男性器をおねだりさせられてしまった。
「お願いされちゃしょうがないけど……ここで?」
少年の声には困惑が揺れていた。もちろんわざとだ。
ちひろは少年の手を取ると、早足で歩き出した。
まるで欲しくてたまらないので、一刻も早くできる場所を探すかのように。
その通りかもしれない、とちひろは胸の中で思った。
ちひろが少年を導いたのは、遊歩道をそれた林の中だった。
ここなら、しゃがんでしまえば植え込みに隠れて視線をさえぎることができる。
「あ……あの……」
一本の樹を背に座り込んだ少年を前に、ちひろは戸惑っていた。
肉欲に突き動かされながらも、最後に残った理性が能動的な行動を阻害している。
そんなちひろに微笑むと、少年は彼女に四つん這いになるように促した。
嬉々とした様子を隠しきれず、ちひろは従った。
何も言われていないのに自分からスカートをめくり上げ、肉づきの薄いヒップを露にする。
あふれ出た淫蜜が、太腿をべったりと濡らしている。
「ふふっ、ヒクヒクしてる」
「あぁ……」
少年は褐色のすぼまりを指でいらった。
その中心から黒い細紐が生えていた。10センチほど垂れた先に、金属のリングが結ばれている。
「あ……あの、抜いて、ください」
「いいよ。手伝ってあげる」
少年はリングに指をかけ、じりじりと引っ張った。
すぐに、すぼまりが内部から押し上げられるようにふくらみ、白い玉を生み出した。
直径は3センチくらいだろうか。
黒紐に繋がったそれはアヌスの皺をぐいと押し広げ、最大直径を示したところで止まった。
「あ……止めないでぇ……お尻、広がっちゃう……」
「ん。ほら」
「ひゃっ!」
少年はぐっと紐を引き、アナルビーズがひとつ吐き出された。
脊髄を駆け上がる排泄感に、ちひろは細い身体を震わせた。
徐々に口を閉じていく肛門を眺めながら少年は、
「あとは自分で出してよ。紐は持っててあげるから」
数珠繋ぎになったビーズは、あと9個がちひろの直腸内に残っている。
ちひろは無言で、四つん這いの足を進めた。
少年の指とアヌスの間の紐が、再びピンと張られた。
>>489 残念ながら、686にて投票済み。
リンカーンはあまり好きではないので、まあいいかw
むしろ、ジュウカーンな展開をきぼー。
真由美負けましたね、嬉しいです!阪神タイガースなんて馬鹿なことを言ってるからですよ。
僕達純粋なファンがあんな奴らに負けるわけありませんからね。
まあせいぜい負け犬の遠吠えでもしてて下さいよ(笑)。
>>483 あふうっ!!しおらしいひびきですと!?
>496
まぁおちけつ。負けたものは仕方が無いよ。
あんまりグダグダ言ってるとそれこそ負け犬の遠吠えになるべ?
まあごなおも全滅状態だしね。
最萌らしくてこういう展開は好きw
荒れてまいりましたキタキタキタキターー(゚∀゚)ーー!!
最初SS書いてた覆面氏とかはSS書かないんだろうか……エロだけを求める御仁の姿勢は好きだったんだが…
499 :
藤咲:02/09/19 21:06 ID:???
少しはシリアス?に・・・一応18禁です
「ここは・・・何処・・・・・・?」
激闘の末、夜羽子に敗れた真由美が意識を取り戻した場所は薄暗い部屋だった。
(確か・・・アシュレイの一撃が急所を逸れて・・・・・・医務室に運ばれた筈。だったらここは何処なの?それにこの・・・・・・)
真由美は自分の姿の異様さに気がついた。
服は夜羽子に敗れた時の血にまみれぼろぼろになったセーラー服であったが、首には鎖付きの首輪がつけられており、反対側は床に打ち付けられている。
「お目覚めのようだね、サイキックモンスター」
「誰!?」
真由美が声のした方向を見ると1人の男が立っていた。
外見的には特に目立った特徴は無かったが、男が醸し出す雰囲気は真由美を緊張させるのには充分だった。
「これは・・何のつもり?」
男は真由美を無視すると彼女の背後に回り込むと両手で胸を揉みしごき始めた。
夜羽子との戦いで受けた傷はまだ完全に塞がっておらず、男が胸を揉むたびに血が流れ出す。
「きゃっ・・・・・・いや・・・やめて!」
「い〜や」
「ああっ!ひゃん・・・・・・・ああぁぁ・・・・・・・・・」
真由美は男の手を振り解こうとするが体に力が入らずされるがままだった。
「あっ、どうし・・て、体が・・・熱いの・・・・・・」
「そうそう、君が眠っている間に薬を打たせてもらったよ」
男は笑顔を浮かべながらそう話すと、真由美の首筋を舌で舐めた。
「ああ・・・・・・だめ・・・・・・」
真由美が快楽に溺れ始めたと感じた男はすぐに離れた。
「・・・ど、どうして?」
「おやおや、E.G.Oの“元”エースは強姦されたいらしいな」
「あ・・・う・・・・・・」
真由美は羞恥で顔を赤くするが体の疼きは止めようがなかった。
「や・・・やだ・・・・・手が勝手に・・・・・・・」
真由美は左手で自分の胸を揉み始め、右手で陰核をいじり始めた。
「・・・ん・・・・・ああ・・・・・だめ・・・・・・・ひゃん!」
「そろそろかな。おいで、湯上谷クン」
sagaUのヒュプノス萌え
501 :
500:02/09/19 21:08 ID:???
うぐぅ、ぶった切りスマソ。
てかキリ踏みか。
502 :
藤咲:02/09/19 21:09 ID:???
「!」
男の声で部屋の中に現れたのは一回戦敗退の後、姿を消していた舞であった。
「舞ちゃん・・・どうして・・・・・・」
「新入りに御奉仕しなさい」
「はい・・・」
舞は真由美の困惑をよそに彼女に近付くといきなり唇を重ねた。
「ん・・・んく・・・・・はぁう」
ディープキスをすると今度は真由美の愛液で濡れたショーツを引きちぎった。
「いやっ!」
「真由美さんのここ綺麗・・・」
舞は真由美の静止も聞かず秘所を舐め始めた。
「あ・・・くっ・・・・・・・」
舌の表面の少しざらついた感触に真由美は体を強張らせる。
「さて、次は」
「次は無いさ」
「!?」
その言葉に男が振り向いた瞬間、白刃が煌き男の首を飛ばした。
男の体は首が飛んで数秒後に跡形も無く消えた。
「目を覚ましな」
突然現れた青年はきょとんとする舞の額に触れると気合を込めた。
「あ・・・あれ、ここは何処?」
「舞ちゃん、正気に戻ったの!?」
「真由美さん、って私一体何を!?」
「話は後だ。ここを出るぞ」
青年の言葉に状況を把握できないまま2人は従った・・・。
503 :
藤咲:02/09/19 21:11 ID:???
「・・・つまり、敗退者が次々と誘拐されてるってこと?」
「そうです」
真由美の言葉に美鈴は深刻な顔をして頷いた。
救出された2人は青年の言われるまま、会場内部の物置で美鈴と会った。
ちなみに真由美の傷は同席したディーナによって癒された。
「この大会、どうやら裏がありそうです・・・協力してくれませんか?」
「私はミナを助けたい!」
「やられたまま黙っているほど私は落ちぶれていないわ!」
「同盟成立だな」
2人の力強い発言に青年は満足そうに言葉を漏らした。
「ところでこの人って美鈴ちゃんの彼氏?」
「えっと・・その・・・何と言うか・・・・・・」
真由美の質問に美鈴はあたふたし頬を赤く染めた。
「ちょっと2人きりで話をしたいから貸してくれる?」
「わ、私に聞かないで下さい!」
「俺は構わない」
「さんきゅ♪」
美鈴の慌てる姿を真由美は存分に楽しんだ・・・。
さてどうしましょ?
18禁難しい〜(汗
>501
いえいえ私のタイミングが悪かっただけです♪
504 :
旧八:02/09/19 21:13 ID:???
おお、藤咲殿。……いい仕事、していますね♪
505 :
f91:02/09/19 21:34 ID:???
>>502 舞たんを助けてくれてありがとう、青年。大感謝!
てかすごい良質支援SSの量…。
旧八殿の言う通り、皆良い仕事してますな全く(w
>>503 このとき真由美タンは舞タンに引きちぎられたせいでショーツを穿いてないわけで。
薬を打たれてエッチな状態になっているわけで。
そんな時に男を誘って二人きりになろうとしているわけで……。
(;´Д`)ハァハァ
507 :
IoS:02/09/20 00:04 ID:???
幕間、ちょいと失礼して支援?SSをば投下。
X指定なんでダメな人は気をつけてください。
男が、その存在に気づいたのはある雨の夜だった。
粗末な段ボールのなかで、うずくまり、小さな身体を震わせ、微かに鳴いて、男を見上げた。
いつから――――昨日までは、全く気がつかなかった。男の他にも、多くの者がここを通っていたはずだった。
敷き詰められた新聞紙の日付が目に止まった。二月は前のもの。7月1日。
この日からここにいたとは限らない。だが、相当の間ここにいたであろう事は想像に難くなかった。誰も気づかなかったのか、あえて無視していたのか。
身体を壊すといけない。そう言って、男は少女を連れて行こうとした。放っておいたくせに――自分が捨てたわけではないが、そう責める声が聞こえた気がした。
2DK程の男の部屋はこぢんまりとしてはいたが、きれいに整理されていたからか、さほどの狭さは感じられなかった。
タオルを渡し、身体を洗うように言った男は、困惑した表情を見せた。濡れた身体をそのままに、男の袖をぎゅっと握って、上目遣いに男の目を見つめたまま、少女は動こうとはしなかった。
早くシャワーを浴びるようもう一度言い、男は一歩、中へと足を運ぶ。少女と男の距離は開かなかった。冷めた手が震えていた。仕方無く、男は自分で洗ってやる事にした。
身体の汚れを熱い湯で洗い流すと、少しは落ち着いたのか男の言うとうりに身体を拭き、服を着、食事を取る。
暖かいスープを飲むと、少しは余裕が出てきたか、興味深げに部屋を見回し始める。食器入れ、台所、収納、棚……二人分のコップ、二人分の歯ブラシ、そして、写真の無い写真立て。
視線を回す少女の前に、焼き魚と、米、味噌汁が出される。同じ食器に乗って、テーブルの向かい、男の座る前にも並ぶ。男が促し、口を付けてから遠慮がちに少女もそれらを口にした。
食事を終えると、手早く食器を片づけ、隣の部屋に布団とシーツを敷く。長めの枕を布団の方に置くと、自分はシーツと冬用の掛け布団の間に転がり、もう寝なさいと言うと、壁の方に身体を向けた。
そこは、演算の部屋。記憶の倉庫。予測の箱庭。過去の道標。
追憶と思考と無によって彩られた、時間を凌駕する瞬間。
それは現よりの刺激によって動き、幻の世界となる。
男は、絵を画いていた。画く題は『笑顔』。だが、完成が近づき表情にさしかかった所で男の身体が沈む。
はずみで描きかけだったキャンバスが倒れ、筆や、絵の具が消えてゆく。自らの身体を見ると、下半身が飴のように溶け出していた。
奇妙な感覚に、男の意識が覚醒を始める。夢と現の境界で、ある名前の欠片を呼ぶと、男は境をこちら側へと飛び越えた。
いつもの部屋、いつもの夜、いつもの――。
覚醒間もない意識は、これがいつもの今で無い事を確認し、現状を認識するまでに時間を要した。今の自分がどういう存在かを。この部屋に失われた風景を。目の前にいる少女が誰かを。そして、その行為の意図を。
マインドブレイカーに慣らされた少女達にはよくある行動。運命に目覚めたマインドブレイカーなどといえど、所詮は欲にギラついた人間であると言う事を端的に示している。
そして、自分もその一人だと言う事をそそり勃つそれが告げているようだった。だが、熱を帯びたそれとは対称的に、男の意志は冷めていた。
この少女程度では慰みになるはずもなかったし、それ以前に望んでいたわけでもなかった。むしろ少女が行為に及ぶとも思っていなかった自分の観察眼のなさに、苦笑するくらいだった。
男は少女の肩を掴み、望んでもいない奉仕を止めさせた。少女が顔を上げ、目と目が合う。そんな事はしなくていい。と意志を込め、肩を押して少女を放す。意志を受けた少女は身を起こして、分厚い布団から這い出た……かに見えた。
身を起こした少女の脚が露わになる。横を見ると、寝間着の半分が投げ出されたように転がっていた。と、意識が逸れた瞬間に少女が動いた。
寝間着の上を持ち上げ、口で銜える。露わになった秘部をいまだそそり勃つモノにあてがうと、驚いた男が止める遑も無くずぶりと捻り込んだ。
男は理解できなかった。言葉にはせずとも、触れているのなら意志は伝わる。ならば、男に気に入ってもらう為に奉仕していた少女がマインドブレイカーの意志に逆らうはずはないのだ。
まして、発情しているわけでも無いのは明らかだった。幾分湿っているとはいえ、とても十分とは言えない湿度しかもっていないそこから快感を得る事など出来よう筈が無いからだ。
意図が理解できないとはいえ――だからこそ――無理に動く少女に止しなさいと声をかけ、腰を掴んで動きを止める。少女が再び、男の顔を見る。少女の意図を読みとらんと、男も少女に顔を近づける。悲しげな少女の瞳の奥に映る物は――
顔を近づけた少女のざらっとした舌が、男の顔を浚う。男は愕然としていた。
少女の瞳に映っていた物。男がやっと気づいた事。少女の舌が浚っていった雫。少女が見ていたのは涙。
即ち、少女が情けを求めていたのではなかった。男が、慰めを必要としていたのだ。
今度は、はっきりと分かった。少女には、他に出来る事はなかった。こういう事でしか、役に立たないと知っていた。だから無理にでも。少女の想いが伝わってくる。
想いは、未だ凍り付く男の心を溶かし、その雫は涙となって溢れる。流るるままに任せ、眼から零れ、優しき少女は、それを掬い続けた。
少女の想いを受けると共に、男が昂りを募らせる。愛おしさが、安らぎを求め、悲しみを、全て吐露せんと、狂おしいまでに心を埋め尽くした時。男は、ミケの身体に甘える事に決めた。
身を起こし、ミケの腰を掴み、つり橋へと体勢を替える。少しだけ腰を動かしてみるが、やはりそこはとても準備が整っているとは言い難かった。
右手をまだ幼い乳房へと持って行く。弧を描き、順に力を込め、緩急をつけ、頂を起こし、摘み、押し、弄び、親指で弾き、肩口へ這わせ、頬にやり、
目端に溜まった涙を拭い、頬を撫で、襟足へと這わせ、耳を震わせ、項へ手をかけ、頭を持ち上げ、顔と顔を近づけ、唇と唇を触れ合わせた。
初めはふれあうだけだったそれは直ぐに男が女を求めるそれへと変化し、左手も頭部へ向け、髪を掬い、頬を撫で、
涙を拭い、優しく耳に触れると身体を戦慄かせる事を発見してからは、執拗にそこを攻めたてる。同じような反応を見せる首筋にも右手を使って愛撫を続ける。
男が望んだ事ではなく、ミケが自ら埋め込んだものとはいえ、まだ成熟しきっていない身体を蹂躙しているだけだった肉の鉄が、溢れ出した情という名の水を熱し、滑りを増したミケの膣内で更に熱く、熱く、想いの高まりを示していた。
逸物の感じる熱い感覚に頃合いと見た男は、今や互いに貪り合っていた唇を離し、再びつり橋の体位に移ると、ミケの身体を少し持ち上げ、繋がったまま横へ移動した。
動く度にミケが身を震わせる。固い、シーツの上から柔らかな布団の上へと移り、再び、深い口づけを交わすと、最も熱い部分で、愛を交わし始めた。
陰核をつまむと、ミケの身体が大きく震えた。男は注挿を中断すると、荒々しい呼吸を整えようと、大きく息を吐いた。ミケは既に2度。男はまだ達してはいなかった。
だらしなく口を開け、汗と涙とだ液でびしょびしょになった姿を眺めていると、呼吸を整えたのも束の間、頂へと登り詰めんと再び腰を振り、快感を得、快感を与える。
深く突き入れる度、双丘の桜色を弄ぶ度、唇に、頬に、耳に、項に触れる度、身体を震わせ、悦楽の嬌声を上げ、男の肉棒に刺激を与える。
と、男が動きを止めた。達したわけではない。襲い来る快感の波に耐える為閉じていた目を開いたミケが見た男の目には、今までよりも激しい獣欲が映し出されていた。
男は、腰を掴んでいた手を足へ持ち替え、両の脚を持ち上げた。深山と呼ばれるこの体位は、男女ともに挿入部位を目の当たりにする事が出来る。
ミケは自分自身が男の性器を淫らにくわえ込んでいるさまに、赤くなった顔を更に赤らめた。狭い柔肉が更に男を締め上げる。と、男はその掴んだ脚を横に倒し――
そして、結合部を軸にミケを反転させた。後背位の体勢に興奮を覚えるのか、男も、ミケも、先程より硬く、ぬめりを増していた。
なぜかは分からなかった。だが、こうしなければならないと、身体が動いた。後背位で猛然と突き込み、頂へと駆け上がりながら、男はミケの首筋を噛んだ。電撃のような感覚が二人の体を走り抜ける。
ミケが一際高い声を上げ、背中を反らせ、身体を震わせ、啼いた。
柔肉が収縮する。限界まで張りつめた男性器が、一際大きく震えると、熱い迸りがミケの体内へと放出された。深く腰を押しつけ、奥の、奥まで、放たれる物を送り込む。どくっ、どくっ、と体奥を満たす熱いものの感覚にがくがくと手足を震わせ、もう一度啼いた。
全てが放たれると、意識を失ったミケの身体が崩れる。その上にのしかかるように倒れた男も、身体全体でミケを包み込むと意識を闇に落とした。
ミケが目覚めた時、男の姿は無かった。焼き上がったばかりの食パンとジャム、牛乳、そして一つの書き置きだけが残してあった。この部屋を自由に使って構わない――
そうとだけ書かれた紙を見つめ、数秒。目を閉じ、紙をテーブルの上に置くと、トースターからパンを取り、冷えたジャムと共にそれを食した。
食パンの最後の一片にジャムを乗せ、口元に運ぶ。口内で数回咀嚼したそれを嚥下し、男の用意した食事を終える。と、ミケの視界が歪む。テーブルを雫が濡らす。意志に反して流れ落ちたそれは、拭っても、拭っても、瞳からあふれ出てきた。
ミケには解っていた。男が死地に向かった事。以前の主人のように、優しい男だったから。
わかっている、わかっているのに、涙は止まらなかった。泣いても帰ってきはしないと、心が泣いていた。
――――こうして、少女は再び『捨て猫』へと戻った。
あれから40と9日が過ぎた。今日も戦いが繰り広げられる巨大なコロッセオ。多くの者が足を運び、通る道の片隅で、小さな段ボールに身を潜める少女がいた。
いつからここにいるかは分からない。だが、相当の間ここにいるであろう事は想像に難くない。誰も気づかないのか、あえて無視しているのか。
ある男が、その存在に気づいた。
粗末な段ボールのなかで、うずくまり、小さな身体を震わせ、微かに鳴いて、男を見上げ、そして――――
幸せそうな笑顔を――――
Q1.話数の表記がおかしい( 7/6 って何だ(゚Д゚)ゴルァ!!読み違えか?)
A1.規制の読み違えではありません。もともとこの話は捨て猫“ミケ”のお話で、再び捨て猫に戻った所で終わる予定でした。が、マインドブレイカーが禊と称した四十九日の戦いを生き抜いて返ってきてしまったのです。
ちなみに、「禊」の戦いでのかれの生存確率は手元のちょー銀河こんぴーたによると5億6千万分の1というデータウエストもまっつぁおの数字だそうです。
Q2.つまりは、お涙頂戴の奇蹟か。おめでてーな。┐(´ー`)┌
A2.奇蹟なんて、この世にありゃしませんよ。人は、自ら進まんとする道を進むようにできているんです。
それに、こんな陳腐な結末書く気は無かったんですけどねぇ……手が勝手に続きを。
きっと、ミケと、まだ見ぬ仔への想いが、彼を「禊」から生還させたのでしょう。
Q3.猫だからって首筋かよ。アレは雌が暴れるからであってだな……
A3.いや、わかってるけど、「猫」じゃないんだから、いいんでない?性感帯になってても。てか許して。
Q4.てーかさ、……ミケって誰?
A4.( −_−)ノ≡
http://www.aquarian-age.org/promo/13.html GAでもでじこでもないのに最萌えに居ない不遇のキャラ。まさに捨て猫。
気づいたのも何かの縁と思ったので、支援SS書いてみました。
516 :
KS:02/09/20 01:06 ID:???
「人の夢と書いて、儚いと読むのでございます……」
ただいまー……って、ちひろ負けてんじゃん!
ああ、きっちり支援できなかったのが悔やまれます。
そんな訳で続きを書く気力も沸いてきません……。ご寛恕あれ。
517 :
藤咲:02/09/20 01:14 ID:???
みなさま感想ありがとうございます♪
筆の稚拙さを出撃回数で補うよう努力します(旧軍みたい・・・
>KSさん
コスチュームチェンジの後半戦希望w
>Iosさん
夜羽子・ミケさん、らぶりぃ〜。
>旧八さん
ソニアさん、ファイト!
>506NPCさん
・・・バレバレですか?w
でも流石に下は穿かないと[問:誰のショーツを借りたのでしょうか?]
もうどうでもいいよ、多重投票とか組織票が横行するような最萌なんてさ。
望でも誰でも勝手に優勝してくれよ。そして自己満足に浸ってくれ。
なお厨を煽ったハァハァ氏にも責任はあると思うけど、ありゃあまりに露骨すぎる。
アシュレイに「清き」一票を投じた奴は果たして何人くらいなのかね…。
519 :
f91:02/09/20 09:37 ID:???
話がずれるが、マジレスしてみる。
少女を覚醒させる力を持ったマインドブレイカー(男)。
その少女たちとの関係は実際の所どうなのか、いまいちよくわからん。
ゲームだと美鈴といい仲だったみたいだけど…。
基本的には恋愛ムードなのかね?
公式設定みたいなの、ある?
>>f91氏
コミック版のオリオンみたいな感じじゃないんですか?
>>518 >>494とか見る限り、あれはハァハァ氏にあてつける為に
ワザとわかるように多重投票したんだと思うよ。
アシュレイに入れた身としてはカナーリ複雑です。
522 :
藤咲:02/09/20 20:42 ID:???
こんなひびきさんはどうでしょう?
「勝者、小鳥遊ひびき!」
「いぇーい♪」
審判の勝利の判定を聞いたひびきは歓声どよめく客席に向かってVサインを送った。
「ひびきさん、宜しければ一曲」
「えっ、いいんですか?じゃぁ・・・1番ひびき歌いま〜す。歌う曲は・・・私の1番好きなこの曲『Get Peace & Love』思い出深いこの曲をあなたの胸に・・・」
ひびきの言葉が終わると同時に静かに曲が流れはじめた。
「・・・ねぇこたえて 君の胸に」
激しい戦いの後とは思えないほど、ひびきの声は澄んでいた。
これが彼女がスーパーアイドルの実力・・・改めて全ての観衆に思い知らしめた。
「君に出会えたこと 奇跡と呼べるなら」
聞いているもの全てを魅了するその歌。
その力はマインドブレイカーの精神支配に勝るとも劣らない。
「anytime & anyplace 流れゆく時代に」
その華奢な体からは想像出来ないほど深く力強い声。
次第に観客は魅了され立ち上がる。
「lonely nights & lonely days 全てをなくしても」
盛り上がりが最高潮に達した。
観客は総立ちになる。
「Get Peace & Love・・・・・・」
その瞬間、ひびきの歌は神の領域に達した。
立ち上がった人々の中には放心し倒れる人もいた。
「・・・みんな、次も頑張るから応援よろしくね♪」
523 :
藤咲:02/09/20 20:43 ID:???
観衆からの惜しみない拍手を背に、ひびきは駆け足で控え室に戻った。
「お疲れ様、ひびきちゃん」
優しい声が彼女にかかる。
「マネージャーさん!」
ひびきは声の持ち主に抱きついた。
「ちょ、ちょっと、ひびきちゃん。こんな所で・・・」
優男と言っていいほどのマネージャーは、ひびきの勢いに倒されそうになりながらも何とか踏みとどまった。
「う〜ん、安らぐ♪」
マネージャーの胸に頬擦りするひびきの姿には、先程までのスーパーアイドルの雰囲気の欠片さえなかった。
「ボクはぬいぐるみですか?」
「うん、私の1番のお気に入り」
苦笑するマネージャーであったがその瞳はとても優しかった。
(この子に会えてよかった・・・)
ふと昔の事がマネージャーの頭をよぎった。
実を言うとマネージャーになって初めての担当がひびきだった。
当時のひびきはそれなりに名は売れていたが伸び悩んでいた。
「誰よアンタ?」
「あっ、初めまして。このたび担当をやらせてもらうことになりました」
ひびきのぞんざいな態度に驚きながらも男はあいさつをした。
「ふんっ、アンタも運が無いね。こんなアイドルの出来損ないの担当になるなんて」
「何よ、こんな不味い飯私に食べろって言うの!?」
「つ、か、れ、た。海行きた〜い。ハワイかバリ島ね」
「なんでこんな仕事取って来るの・・馬鹿じゃない!?」
ひびきは男に対して我がまま全開であった。
男の前任者は胃に穴が空き仕事をやめたらしい。
524 :
藤咲:02/09/20 20:44 ID:???
そんな状況が一変したのは秋も深まるある日であった。
「ひびきちゃ・・・」
いつものようにひびきに仕事の準備をさせようとしに行った時、男は信じられない光景を見てしまった。
「・・・えぐっ・・・・・もう・・・・・こんな仕事・・・・・・もう限界・・・・・・」
薄暗い部屋の中で肩を震わせて泣いているひびきの姿であった。
そこにはいつもの傲慢なひびきは居らず、1人のか弱い少女がいた。
(そうか・・・そうだったんだ・・・・・・)
「ひびきちゃん、1人で無理をしちゃ駄目だよ」
「あっ、アンタ!?」
男は後ろから優しく抱きしめると言葉を続けた。
「もっと早く気付くべきだったよ・・・今までのは全部強がりだったんだろ?」
「・・・・・・」
「自分を強く保たないとプレッシャーに負けちゃうと思っていたんだろ・・・でもそんな事はしなくていいんだよ」
「・・・どういうこと?」
男はひびきの正面に回り両肩を掴むと優しく語りかけた。
「本当のひびきちゃんを外に出そうよ。隠すことは無いんだよ・・・君の眠らしたままの力解き放ってよ」
「・・・わ、わたし・・・ごめんなさい。今まで辛くあたってごめんなさい・・・」
男の真摯な言葉に心を開いたひびきは涙を流して許しをこいた。
男が二つ返事で許したことは言うまでもない・・・・・・。
525 :
藤咲:02/09/20 20:45 ID:???
(それからはあっという間だったな・・・)
自分のあるべき姿を見つけたひびきは凄い勢いでスーパーアイドルへの階段を駆け上がっていった。
その影には公私共にひびきを支えたマネージャーの姿があった。
「どうしたの、ボーっとしちゃって?」
「ん、昔の事を思い出してね。あの頃は我武者羅だったな〜って」
「『昔は物を思はざりけり』」ってやつ?」
「そうかもね・・でも今は君の事を」
「待って」
マネージャーが言葉を続けようとしたのをひびきは制止した。
「言葉にしなくても分かるよ・・・続きはこのトーナメントで優勝してから♪」
ひびきの悪戯っぽい笑顔にやれやれと思いながらも、マネージャーはそこはかとない心地よさを感じていた。
「そうだね・・・残り試合頑張って!」
「りょ〜かい♪天上天下唯我独尊<スーパーアイドル>小鳥遊ひびき、一世一代の晴れ舞台、千年後にも語り継がれるものに・・・しちゃいま〜す!!!」
ふぅ・・・疲れました。
526 :
f91:02/09/20 20:45 ID:???
>>はるか氏
うーん、遺憾ながら見たことがない。
やっぱり自分の情報収集が足りないだけか(´д`;)
とりあえずサンクスです。
>>518 >>521 人気投票である以上、やっぱりこういうことは
なくならないんでしょうな…。
見ている俺もかなり複雑な心境です。
527 :
IoS:02/09/20 23:45 ID:???
>f91氏
小説「宝瓶宮の扉」が最もオフィシャルに誓い資料では無いでしょうか?
以下は私見ですが、基本的には性格次第なのではないかと。
絶対者として指揮を執る者(昔はこればっかりだと思ってた)、
朋友(命をかけれる親友)レベルの者、恋愛ムードの者、
なぜだか護ってしまうといったもの(小説の栞くらい?)
ドツキ漫才みたいな者……
ただ、マインドブレイカー自身の能力、覚醒度、能力を除いたカリスマ性にもよるかと。
中には、逆に強すぎる能力(支配した相手は奴隷化してしまうとか)に苦しむマインドブレイカーもいるかも。
まあ、要するに「各人都合の良いように解釈したらいい」だと思いますよ。
どう考えても「銀河を制する運命」の為に戦っているとは思えないマインドブレイカーもいますし……。
528 :
f91:02/09/21 09:21 ID:???
>>527 なるほど。アクエリは小説があることは知ってたけど、読むまではしてなかった。
各人自由な目的でマインドブレイカーをしているということですな。
話をズラしたにも関わらず、たくさんの情報ありがとうございました。
余談だが、俺としては今メルキセデクたんに萌えているので、
イレイザー寄りのマインドブレイカーになりたいと思う。正にエゴだな(w
結論:真由美たんハァハァがいなければ何も問題は無かった
というわけで氏ね。氏んで詫びろ。そしたら許してやるよ。
>>529 その通りですよ!あんな奴がいなければ真由美は負けずに済んだんです。
ヘタクソな絵なんか描いてないで引き篭もってればよかったのに(笑)。
お金を盗まれたのも当然の報いですよ。ゲームショーでも盗まれるんじゃないですか?(爆)
>529、530
失せろ。
はいはい、自作自演ご苦労さま。
…人を不快にさせて楽しいですか?
>529-530
まあ確かにハァハァ氏の発言はいただけない部分も多々あったが、そこまで叩く事ですか?
いくらなんでも死ねは言いすぎだと思われ。
もう少し広い心を持ちましょうよ。ハァハァ氏にも同じ事を言いたいですけど。
>522-525
おもしろかったですよ〜
強がるひびきがマネージャーの言葉によって変わる所が良かったです。
535 :
531:02/09/21 13:28 ID:???
>532
漏れは違うのに・・・。
>>532 >>529は僕じゃありませんよ。だから自作自演じゃないです。残念でしたね(笑)。
>>534 いただけない部分が多々あったっていうんなら、叩かれて当然じゃないですか?
どう考えてもこちらに大義がありますよ。奴がしたことはみんな知ってるじゃないですか。
正直な話、みんなもウザイと思ってたんでしょ?素直になりましょうよ。ここは2chなんですよ?
>>536 >正直な話、みんなもウザイと思ってたんでしょ?
>素直になりましょうよ。ここは2chなんですよ?
では素直になるとしよう・・・。
おまえがウザい。
2chごときで大義を語るな。
>>537 でも白黒はっきりさせるのは大事じゃないですか。悪いのは奴のほうですよ。
なおファンはペドばっかだの厨房ばっかだのって馬鹿にして…ふざけるにもほどがありますよ!
しかもなお先生の掲示板に一度書き込んでるんですよ?あんなのなお先生のイメージダウンですよ。
2chで調子に乗ってるような痛い人には書き込んで欲しくないですね。
僕ですか?書き込んでませんよ。でもいつもあの掲示板は楽しく見させてもらってます。
でも奴が来た時はすごーく嫌な気分になりましたね。阪神最下位のくせに(笑)。
でも白黒はっきりさせるのは大事じゃないですか。悪いのは
>>538のほうですよ。
どう考えてもこちらに大義がありますよ。って馬鹿な事言って…ふざけるにもほどがありますよ!
しかもこのスレに何度も書き込んでるんですよ?あんなの2chのイメージダウンですよ。
2chで調子に乗ってるような痛い人には書き込んで欲しくないですね。
僕ですか?今書き込んでますよ。でもいつもこの掲示板は楽しく見させてもらってます。
でも奴が来た時はすごーく嫌な気分になりましたね。自分が一番痛いくせに(笑)。
>>538 粘着は (・∀・)カエレ!!
ちなみに阪神最下位じゃないぞ。今年。
……反応した私もLANケーブルで吊ってきます。
>>537 貴君がどう思おうが私はこの掲示板が好きだ。
2chごとき、というその発言は撤回していただこうか。
おまいら、もちつけ〜
>522-525
マネージャー、それはギャルゲでアイドルのヒロインが出てきても
随分存在感が薄い…それを、ご苦労様です
…さて、10/8はどうするか…
夜羽子も好き、ひびきも好き……どうすればいいんだ(AA省略)
543 :
537:02/09/21 20:03 ID:???
>>541 それは失礼した。撤回する。
・・・しかし、私が言わんとしているのは
>>536の発言に矛盾を禁じえない事。
「正直な話、みんなもウザイと思ってたんでしょ?
素直になりましょうよ。ここは2chなんですよ?」
と言っておきながら、その掲示板で「どう考えてもこちらに大義がある」?
・・・おかしいでしょ?
544 :
f91:02/09/21 20:19 ID:???
前スレからずっと思っていたが、普通に仲良く、
そうでなくてもせめて無駄に波風たてないで行けないものか?
反応する気はなかったが、毎回毎回一定の周期でこの問題は発生するので。
見てるだけで疲れるスレになるのだけはやめてほしい。
それとも…、支援SS見るより、こうやって罵り合いする方が楽しい?
>538
お前みたいなのがいるからなおファン全部が(以下略)とか言われるんだYO!!
実際漏れもBBS1見ましたが、はっきり言ってたまに怖いです。ネタでもね。
アレを普通の方が見たらどういう感想を持つかわかるでしょ?
漏れもなおファンですがあそこはちょっと書き込めんなって感じです。
あ、俺もしかして釣られた?
>>544 悪いのは真由美たんハァハァです。奴が変なことを言わなければ僕もここまで怒りませんでしたよ。
>>545 そうですか?和気あいあいとしてていいじゃないですか。
書き込みからも子供好きな様子が伺えて微笑ましいですよ。
愁さん4コマもいけるんじゃん。
「まんがタイムきらら」愁さんファンに一応すすめとく。
DJで見覚えのある方もいらっしゃいますし。
>>546 もうマジでやめてくれ。このままだと真由美戦で起こった事が望戦でも起こり得るぞ。
ちったぁ他の望ファンの事も考えてくれよ…頼むから。
大半が真っ当な人でも、貴殿みたいな人物が少しでもいると「全員悪い」って言われるんだぜ?
こんな状況で望が優勝しても全然嬉しくないな…。
>>548 そうですか。じゃあもうここには来ない事にします。
僕が何を言っても歪んだ捉え方しかできないみたいですしね。
最後に一言。本当に悪いのはどちらか、もう一度よく考えて下さい。
とりあえず叩いてるから自分も叩いとこう、みたいな考え方は子供のする事ですよ?
じゃあこの話題?ネタ?
何でもいいや・・・は終了って事で。
俺も支援SSや支援イラスト見てるほうが楽しいし・・・。
>>547 自分も見たよ〜、愁☆さんの4コマ。
少女漫画が得意な人だと思ってたんで
4コマも描けるとは以外でつた。
552 :
Zbv:02/09/21 22:04 ID:???
4コマのツリ目魔女萌え。
電撃のGGFのうさだも良。・・・来月から早瀬がGGFの4コマを?
今月の大王の予告カットがいい感じだった<早瀬あきら
モノクロもイイね。
アクエリに関係ない話題になって来たのでひとつ話題。
今回のゲームショウのサイン会、イラストも描いてもらえるよ〜。
明日行く人は頑張ってくだされ。
福引きと悩むところなんだけどね。
>538
同意。あそこのBBSでも調子乗ってるヤツいるじょ。Hとか。なにあれ、海洋生物?炎多留?
ちっちゃい子とかどうこう言ってるけどさぁ、ただ欲情してるだけでしょ。ああいうのがいるから児童ポルノどうこうって話になるんだよ。
>530=536=546=549
漏前、昔超大手でメアド騙って自作自演してた奴と同一人物だろ?(藁
みんな明日の為にもう寝ました。
きみも寝たまえ。
557 :
KS:02/09/22 00:45 ID:???
やっぱり支援は早めにしとかなくちゃ、ねえ。
平日になるととても書く暇がないので、早め早めの風祭小雪支援です。
一般指定でございます。
>>453=エクスプローダー氏
ドンマイ。
私も不良在庫はいっぱいありますよ(w
父の形見の古ぼけたマイクで芸能界に挑戦する「プレゼント・フロム・いのり」とか。
実は耳年増なだけで経験のない遙が、捕虜にした琴音にヤられて“目覚めて”しまう話とか。
558 :
1/3:02/09/22 00:45 ID:???
「よ。こんな所にいたのか」
声をかけられる前に、足音で誰だかわかっていた。
ちょっと嬉しくて、ちょっと悔しい、変な気分。
「遊撃班の班長が雲隠れはまずいんじゃないか? みんな探してるぞ」
「ん。そだね」
精一杯元気に返したつもりだったけど、ちょびっとだけ声に気持ちが出た。
それがわかったから、こいつも黙って隣りに並んだんだろう。
いつもそうだ。
こいつはボクたちを導くマインドブレイカーの癖に、いー加減で、時間にもルーズだ。
女の子に囲まれてだらしない顔するし、スケベだし、誰にでも優しくする。
だけど、ボクが落ち込んでいるときなんかは、黙ったままずっとそばにいてくれたりする。
なんか、ずるい。
「……あ」
そっと右手がボクの肩に回された。やだ、震えてるのがばれちゃう。
「向こうの手勢ってどれくらいなんだろうね。いっぱいいるのかなあ」
なんとか話をしようと思った。
「ほら、今までと違ってこっちから攻めていくって、ボク初めてじゃん。キンチョーしちゃうよね」
「……俺も加われればいいんだけどな」
「なーに言ってんの」
馬鹿。優しい声なんか、かけないでよ。
「あんたはボクたちの“能力”を引き出すことはできるけど、戦いはまるっきりの素人でしょ。いたって足手まといになるだけだって。だから――」
不意に、肩を抱く手に力を入れて、こいつの顔が近づいてきた。ドキ。
男っぽくごつごつした指がボクの唇をゆっくりと撫でる。
「小雪……」
いつもはチビとか呼ぶくせに、こういうときだけ呼び捨てにするんだから、ホントずるい。
なんだか馬鹿馬鹿しくなって、ボクは目を閉じた。
そっと、柔らかい感触が唇をふさいだ。
559 :
2/3:02/09/22 00:45 ID:???
触れるだけのキス。
あったかい、こいつの気持ちが伝わってくるようなキス。
戦い前の緊張が溶けてくみたいで、ボクはこいつの背中におずおずと手を回していた。
こいつも左腕を回してきて、立ったままそっと抱き合うみたいになる。
「んんんんんんー!」
左腕はそのまま背中を降りて、ボクのお尻を袴の上から揉みはじめた。
押し付けた唇からはぬめぬめした舌が入って――
「なにすんだよ、馬鹿っ!」
GON!
「ぐわ」
むこうずねを思いっきり蹴ってやったら、足を押さえて倒れこんでる。自業自得だよ。
「そんな場合じゃないだろー!」
「い、いや待て。俺は単に励ますつもりでだなあ」
「じゃあなんでお尻触ったりすんのさ」
「キスしてるうちに……こう……欲情しちゃって。はは」
「はは、じゃない! ホンットに、スケベなんだから」
「あーいたいた。こんなところにおったんかいな」
繁みを掻き分けて現われたのは、難波いのりさんだった。
「あ、すみません、いのりさん。すぐに戻りますから」
「んー?」
いのりさんはボクの言葉を聞いているのか、ボクとこいつの事をしげしげと見比べている。
「……なんやったら、作戦開始の時間を延ばすようにしたろか? 30分くらい」
「なっ」
なんなんだ、その具体的な時間は。
「だ、大丈夫です。すぐに行けますから!」
「あー、そうしてもらうのもいいかなあ」
「なに言ってんだよ!」
BOKA!
560 :
3/3:02/09/22 00:46 ID:???
「痛て痛て痛て……。お前なあ、女の子なんだからグーパンチはやめろ」
「なんだよー。いつもは女の子としてなんか見てないくせに」
「そんなことはないぞ」
「え?」
「アノ時はいつだって女の子として」
DOSU!
「ぐ」
と一声漏らして、こいつは昏倒した。鳩尾に綺麗に蹴りが入ったせいだろう。
「はは、はは、は。さ、さあ、行きましょうか、いのりさん」
「ほっといてええんか?」
「いーんです、あんなの」
「……ふふっ、あんたらオモロイなあ」
「そ、そうですか?」
「小雪もなんやら落ち着いたみたいやし」
それは自分でも気付いていた。身体の震えがいつの間にかおさまってる。
ううん、いつの間にかじゃない。
あいつにキスしてもらったから。
気持ちと、勇気をもらったから。
「ま、みんなも薄々気付づいとるようやけど、ちゃんとした方がええと思うで」
「やだな、誤解ですよ、いのりさん」
「?」
「ボク、あんな奴、嫌いなんですから」
「そうなんか?」
「ええ。だーいきらい、です」
「……ホンマ、オモロイわ」
「ふふっ」
自分でも不思議なくらいリラックスした気分で、ボクはみんなのところに戻った。
(了)
>>KS氏
たまにはこういう背中が痒くなるようなラブラブもいいですなあ。
あと、琴音×遙が想像つかないだけに凄く気になります・・
>>KSさん
心が洗われるようです。
ところで他に訛ってそうなキャラって誰でしょう?
私からは北条風花が関西人に一票。
563 :
f91:02/09/23 15:38 ID:???
>>562 風花…もしかして、こど○ゃ?
もしそうだとしたらなんとも懐かしい…。
「白い獣、今夜こそ捕らえるぞ…」
青白い顔をした男――――マインドブレイカーが白い人型の獣を補足したのは月の綺麗な夜だった。
「グルル……」
白い、虎。
人型をした、しかも女性型のその白い虎を見て、男は自分の欲望を体現した一物がそれを欲しがっているのを感じた。
ああ、痛い、ズボンから弾けてしまいそうだ……
そして戦いが始まる。
白い虎が駆け、男が次々と使役した獣たちを襲いかからせる。
虎は噛み付き、引き裂き、牙で、爪で次々に敵を倒していく。
しかし徐々にその均衡が破られていく。
最初は一方的な内容であったが時間がたつにつれ、戦いつづける彼女に疲労の色が浮かんでいく。
それに対してマインドブレイカーは疲労することなど無い。
彼はただ捨て駒達を、奴隷達をただ死地へと送り込むだけだ。
「ガ、グゥゥ……ッ!」
蛇の牙が太股を捕らえる。
振り払おうとした所をさらに人狼が爪を振るう、ミノタウルスが棍棒を打ち据える。
「グ!ガァ!!」
「どうした!!白い獣!その程度か!!ヒャ!ヒャヒャ!!」
ミノタウルスが倒れた白虎に棍棒をなおも振り下ろす、なんども、なんども…
男は獣だけを支配するマインドブレイカーだった。
他のマインドブレイカーが数々の少女達を支配するのに大して彼は違った。
彼は獣だけしか支配しない。
そして彼は獣にしか性的興奮を覚えなかった。
他のマインドブレイカーは彼を「ビーストマスター」と呼んだ。
「捕らえたぞ…!ついに捕らえたぞ!白い虎!!」
男が血走った目で眼下の虎を見る。
仰向けになり豊かな胸を上下させる弱った獣がそこにいた。
「ハァ……ハァ……ハ」
「これで……これでお前も俺のものだ!!」
近寄り、その首に大きな首輪を嵌めてやる。
「ガ……ガァァ!!」
それを待っていたように虎が最後の力を振り絞りすばやい動きで爪を振るう。
しかし…
「おっと、暴れるなよ…」
男はまるで分かっていたように体を非ねってかわした。
力尽きてバランスを崩した彼女の顔を上げさせ、自分の顔を近づけ父親のように男は優しく言った。
「お前は今日から俺の家族なんだ、そんな怖い顔するな」
「グ……」
険しかった彼女の顔が多少、緩んだ気がした…
「でもな…躾はちゃんとしなくちゃな」
男が立ち上がった。
彼の後ろには…大きな、大きな蒼い毛並みの狼がいた。
「ハッハッハッハッ……」
荒い息、そして何よりその大きな犬の局部がそれが極度の興奮状態であることを示していた。
「ガ…ハッ、ア…!」
それが自分にどのようなことを求めているのか悟った白虎は四つんばいになり逃げ出そうとする。
尻を突き出す格好になった彼女に、獣が覆い被さる。
狼の血管の浮き出たビクビクと震えるそれが収まる穴を求めて尻へ擦り付けられる。
「アッ、アッ、アッ!!」
美しい顔が恐怖と嫌悪に歪められる。
覆い被さるような絶望感、尻に押し付けられる熱い雄の器官、自分の見下ろす嬉しそうなニンゲン…そのどれもが彼女の知らぬものだった。
「ガッ!アッ!アアアーーーー!!」
獣の絶叫が迸る。
ついに狼の性器が彼女の入り口を見つけ、進入したのだった。
「ギャッハハハハァ!!やはり処女だったか!!」
人間のそれよりも大きな性器が刺さったそこは鮮血の朱に染まっていた。
「いいぞ!想像していたとおりだ!白いお前に朱が似合う!」
「ガ、ウゥ…ハッ、アアー!」
狼は自然の営みに従い、雄の注挿を開始する。
勿論彼女は興奮などしていない、本来セックスに流されるはずの挿入の手助けとなる愛液など分泌されているわけもなく、当然彼女の吐息は苦しいものとなる。
「ハハッ!入っているぞ!ケダモノ!ケダモノめ!人の形をしていようとお前は動物だ!ちんぽを突っ込まれて精液流し込まれる!所詮生態系の道具だ!」
男は狂ったように笑い声を上げる。
「ギ、ガ…!ガァ……」
ついに虎は涙を流し顔が地面に崩れ落ちる。
「ハッ…ハッ……」
狼はそんなことを気にする風も無く激しく腰を打ち付ける。
まさに獣の交わり、狼が流した汁、彼女の体が自衛の為に分泌させた液、そして赤い血、それらが激しいぶつかりにぶちゅぶちゅと派手に音を立てる、弾けとぶ。
「ハッハッハッ!」
「グ、ゥ…グゥ…」
雄と雌は対照的だ、雄は快楽に口を開き下をだらりと垂らし涎が毀れ、更なる快楽をむさぼる為にさらに攻める。
雌は苦痛に涙を流し口からは苦悶の声が響き涎をながし雄の性器から逃れようとする。
雄の動きが更に早くなる。
余りの激しすぎるそれに彼女の体はがくがくと振り回されるようだ。
彼女は口を開き悲鳴を上げようとする、しかしすでにそれもままならない。
獣の営みが繰り返され、絶頂を迎える。
「ハッ、ハッ……ォ、ウォーーー!!」
小刻みに動いたかと思うとズン、と一突きして射精を開始する。
彼女はそれが何を意味するか知らぬまま胎に精液を流し込まれる。
狼の性器がビクビクと震え、精液を吐き出す。
それは人間の射精とは違う、長い長い射精だ、その長い射精は小一時間続く事になる。
膣、子宮に精液を流し込まれ続ける彼女の顔を、それが始まったときのように優しい手付きで上げさせた男が聞いた。
「お前の名前は?」
「…………ブラ…ン、シュ……」
それが、人間と獣の一つの邂逅だった。
「ン、フゥ……ハ……」
「…ア、ゥ…ンハァ…」
「お前達は本当に良い子だ」
椅子に座った男に二人の獣が傅き奉仕していた。
両方とも爪や体に赤い、血が付着している。
自分たちの拠点を襲ったそれらを瞬時に返り討ちにした彼女等は彼らの命を奪った無慈悲さとは遠い、愛しいようにそれを舐めつづける。
「ここももう駄目だな、次のコロシアムまで戦力を整える必要がある…ん、そらっ!精液だ、くれてやる!」
びゅくびゅくと男の性器から二人の顔に白い白濁が浴びせられる。
虎はあの夜襲われたのとはまったく違った表情でそれを受け止める。
「いくぞ」
彼に二人の獣はつき従う。
男は思う、人間と獣の差とはなんだろうと。
獣 −ケダモノ− ―糸冬―
長い時間活動していなかったが環境が整ったので久方ぶりに筆をとってみる。
ブランクが長かったためあまりエロく出来なかった、期待していた者がいたのなら謝ろう。
友人のマインドブレイカーに捧ぐ…
うわ…こいつは優しくないですね。(w
覆面さんはワーウルフ使い(即ち萌え)の方ですか?
∧_∧
覆面キタ━━━.( ゚∀゚ )━━━━━━━━━!!!!!!
_,i -イ、
(⌒` ⌒ヽ ∧_∧
∧_∧ ヽ ~~⌒γ⌒) キタ━( ゚∀゚ )━!!!
キタ━( ゚∀゚ )━!!! ヽー―'^ー-' _, i -イ、
_, i -イ、 〉 | (⌒` ⌒ヽ
(⌒` ⌒ヽ / | ヽ ~~⌒γ⌒)
ヽ ~~⌒γ⌒) { } ヽー―'^ー-'
ヽー―'^ー-' | | 〉 |
〉 | { ,イ ノ / |
/ | / | | | { }
{ } / | | | | |
| | / .| { | { ,イ ノ
{ ,イ ノ / | | | / | | |
>>569 お久しぶり、キタ━━━( ´∀`)・ω・) ゚Д゚)゚∀゚)・∀・) ̄ー ̄)´_ゝ`)-_)゚∋゚)´Д`)゚ー゚)━━━!!!!
…エロく書くには気力が必要か…やっぱり
エロってのは結構気合消費するし…
……こっちはエロを書けそうにない…(´・ω・`)ショボーン
非エロで勘弁
そういや真由美たん主人公のアニメってあれ、プロモですよね?
メガマガみたらTV放送みたいなこと書いてありましたけど。
>>覆面さん
ちょっとワイルドですけどいいじゃないですか。もう少し長ければもっと満足かな?
>569
覆面氏も帰ってきたことですし、こちらも毎度おなじみ試合開始前SSを。
久し振りなので腕がなまってないか心配しながら今日も即興。
「今日もヨロシクです、ブランシュさん」
「……」
小雪の挨拶を、ブランシュは無愛想な睨みで返した。
白虎対決となった緒戦、同票で両者勝ち上がり、再び激突。
(これもまた白虎を中心に織り成す因果律か――)
そう思いながら、それを表情に出さないブランシュ。
緊張は、既にピークに達している。
2度目の激突。そして、もう一方の試合から勝ち上がってきたのは、あの結城望。
並大抵の相手ではない……
「――風祭、貴様は何故そうもマイペースでいられるんだ?」
「ほえ?」
小雪は一瞬驚いたように彼女を見た。彼女から話し掛けられたのは、これが初めてだ。
「いや、いつも通りってわけじゃないんだけど……何て言うんだろ、どうにでもなれって言うか……」
そう言いながら、小雪は頭を掻く。その手は僅かに震えている。
「友達も全員負けちゃったし……なんか、負けてもいいかな、って思ったり……」
「ならば、勝ってみせるのが友人への思いやりではないのか?」
「――いいんですか?」
ブランシュが笑って頷く。目の前のライカンスロープは、ここまで優しい笑顔をみせるのか。
「だが、私もそう易々と負けぬぞ」
「えへへ……」
小雪の顔にも笑いが戻る。この何よりも純粋な心。これが彼女を勝利へと繋げる力になるかもしれない。
「青龍の方角、ブランシュ、および風祭小雪!」
「それじゃ、いきましょうか、ブランシュさん!」
「――ああ」
二人は笑いながら、会場へと足を進める。
彼女達の心が、今再び会場を奮わせる――
「……」
その一方で、結城望の表情は曇っていた。
「また感じる……ああっ……」
全身を押さえ込むようにして身体を震わせる。
――会場内から感じる、あらゆる心の声。
歓喜、快楽、悦楽、憤怒、そして、憎悪――
「――!」
一度、大きく身体を震わせる。
その瞳は、恐怖に見開かれている。
「こわい、こわい、こわい……」
顔面を蒼白にしながら、彼女は唇を震わせて同じ言葉を繰り返す。
逃げ出せるなら、今此処で逃げ出したい――
――けれど、ここを通過しなければ、私は成長できない。
飛び込むことも必要なのだ。もう一度、天高く羽ばたくために。
「白虎の方角、結城望!」
「――」
――行かなくちゃ。
彼女は身体の震えを押さえながら、ゆっくりと立ち上がる。
そして、一回大きく深呼吸。
「……負けない、負けない……――さん、見ててくださいね……」
2回戦第7試合、今此処にゴング・バトル……
>570
別にそういうわけではない、家柄が少々特殊でな阿羅耶識以外に(;´Д`)ハァハァしたと知られればまた妹に拘束されてしまう。
獣姦は以前から書きたい題材だった。
唸り声を上げながら妊娠させられるブランシュ(;´Д`)ハァハァ
それはそうと短いか…
長くなりすぎたと思い削った部分もあるのだが。
だらだら続けるのもどうかと思ったが皆がそう思うなら長くしよう。
>570-573
暖かい出迎え痛み入る。
ところでスカルファックは許容範囲ないだろうか?
>>573 TV放送に先駆けてのプロモだと思うよ。
前のもそうだったしね。
>578
今のB社にTVやる体力はないと思われ・・・期待しないが吉なり。
580 :
f91:02/09/24 08:37 ID:???
>>574 毎回萌えさせていただいています。
>>576 頑張れ、望!(・∀・)ノガンバレ!(・∀・)ノガンバレ!
やっぱりこうやっていつも自分の力に苦しんでいるのかな…?
>>577 俺は結構ちょうどいい長さに感じた。
とても(・∀・)イイ!です。
「どうしたんだ? 急に遊園地だなんて…」
ある夜、突然かかってきた電話
「忙しくなる前に…一回、一緒に行きたくて……」
それは二人の、最後になるかも知れない休日の、始まりだった
「それじゃ…今度の日曜日、約束っ」
「まずいっ……間に合うか!?」
歩道を疾走する少年
『間に合うか』と言っても、まだ二人の待ち合わせの時間には
軽く10分は余裕がある
……まあ、先に着いて、待っていたいという心情である
「はぁ、はぁ…見えたっ!」
よく待ち合わせに使われる駅前の像…それが視界に入る
「わ、とと、すいません!」
目の前にいた人の脇をすり抜ける…と
「ご、ごめんなさい!」
「ととっ……!?」
「え…!?」
正面衝突
事故の原因は、両者の前方不注意
「たた、大丈夫ですか……て、望!?」
「は、はい…あれ、なんであなたが……え、もしかして時間…」
「いや、まだ大丈夫だけど……なんで、そんなに急いで?」
「あなただって、急いでたけど…どうしたの?」
しばしの沈黙
そして、沈黙は破られる
「ふふ……一回、言ってみたいからね」
「『今来た所だよ』ってね」
「ねえ早く、早くっ」
「ちょ、そんなに裾引っ張らないでも、アトラクションは逃げないよ」
どちらかと言えば家族連れ向けのテーマパーク、日曜日には、それなりの人手
「逃げないけど…時間は、過ぎていくから……
だから、早くっ!」
まるで別人のようにはしゃぐ望、それに当惑する少年
「わぁぁぁぁぁぁ!!」
「きゃぁぁぁぁ!!」
ジェットコースター
特にひねりがある仕組みでは無いが、スリルは十二分にある
「わわわ、落ちる〜〜!!」
「ふう……え、きゃぁぁ〜!」
反転があったり、やたら緩急があったりするのも、最新のと比べれば全然である
……が、慣れてないと厳しい乗り物なのは、確か
「あぅ……これ、気持ち悪くなるかも…」
「そう? 私は大丈夫だけど…それ〜っ!」
コーヒーカップ
基本的には二人乗り、穏やかな乗り物である
「だ、大丈夫、これくらいなら」
「なら…もう一回〜〜!」
…あまり中央のそれを回しすぎると、ジェットコースター並の
スリルを味わえるアトラクションになる、一石二鳥
「はい、アイスクリーム……あの、大丈夫?」
「…な、なんとか」
アイスクリームのコーンを二つ持った望が、ベンチに座った少年を見下ろす
「少し、休憩……本当に、大丈夫…?」
「ふう…大丈夫大丈夫、もう何ともない」
頭を振り回し、酔いを醒ます
「なら、いいけど――っ、ちょっと寒いかも…アイスクリームは、失敗だったかな?」
アイスクリームを一口食べ、望がそう漏らす
季節は夏から秋へと駆け足で移り変わり…それこそ服を替える間も無いほどに
それと同時に―彼と彼女を取り巻く環境も、めまぐるしく変わっていった
「―私が、ここを好きなのは……みんなの、幸せがあるから
だって、みんなの気持ちから、嬉しさとか、楽しさとかがにじみ出てるでしょ?
だからね…もう一回、来たかったんだ。ずっと前に、来た時から」
ベンチに座った望が、ぽつりぽつりと、話し始める
「だから、あんなに嬉しそうにはしゃいでたんだ」
「うん…ちょっと、はしゃぎすぎたかも……」
「小さい頃に来て……ずーっと、また来たいって思ってた
でも、機会が無くて……一人で来るのも、恥ずかしいし…
それから、家族で出かけるって事も、少なくなったし……
それでね、あなたなら…って、電話したの、そしたら『いいよ』って…
あの時、私、すっごく嬉しかった……」
「うん、知ってる」
「え!? 私、もしかして……」
「すごく弾んだ声だったから…きっと、そうだろうと思った」
「あ―私、そういう声、してたんだ……」
「うん…そろそろ、行こうか」
「え?」
「まだ時間はあるし、もっと回ってこよう」
「…あ、うんっ…!」
望の手をとって歩き出す
「――よかった、あなたが、他の誰でもない…あなたで」
そのつぶやきが聞こえたか…それは、定かではない
そして、日が暮れる
観覧車―二人きりになるには、絶好のスポット
「わぁ……」
夕日に照らされる街を見下ろす
「ねえ、また……来れるかな……」
ふと、望がつぶやく
近く…また、戦いが始まる
外宇宙からの侵略者「イレイザー」をなんとか退けた地球だが
息つく間も無く、今度は「極星帝国」―パラレルワールドの地球―からの攻撃
それが始まってしまえば、こんな暇も無くなってしまう、それに
―もしかしたら、どちらかが命を落としてしまうかもしれない―
「来れるさ…また、来よう」
少年は、それだけを口にする
実現出来るかどうか…それは、分からない
「うん…落ち着いたら、また…来ようね」
望はそれだけを口にして、少年へ寄りかかる
変革の時代―アクエリアンエイジ―は、まだそれを終える様子すら見せない
『力』を持ち、それを使わなければいけない定めにある少女達
「E.G.O」、「阿羅耶識」、「WIZ−DOM」、「ダークロア」
新たな力…「極星帝国」、そして、突如姿を消した「イレイザー」
彼女達に、幸があらんことを…
>581-585
という事で、望支援のつもり…駄目だ、調子が戻らない(;´Д`)
エロ無しだし……精進してきます
>577
ネクロファリアは勘弁、さすがにそれは無いだろうけど(汗
それ以外は…まあ、他の住人の意見待ち
>578-579
やるって話を聞いたんだが…どこでだったっけな、忘れた(汗
まあ前回のもあるし、あまり期待せずに待ち
>581-585
純マンセー!
次に続くエピローグ的な、上手いですよ。
最近、最萌えへの投票者が増えて、盛り上がっている様でイイですな。
この前のアシュレイVS藤宮戦と言い、今日の三つ巴戦と言い、開始当時からは
比べ物にならない投票数だよな。
>578-579
先月のガンダムAにも、そんな話が在った気がするよ。
極星帝国はランスな気がするのは…気のせいか。
>586
スカルファクは頭を入れるプレイである。
どうやるかは自分で調べてもらいたいが。
それはそれとしてネクロは駄目か…?
ゾンビ少女ものも悪くないと思うのだが…
次はフェンリルだ…
>>588 本当に人数が増えたと思うか?多重投票とか組織票が増えただけだと思うぞ。
アシュレイ対真由美にしろ今回の三つ巴にしろ、ハァハァ氏を敵視してる厨房が不正してるだけだろ。
漏れはあのアシュレイへの投票を見た時点で、最萌は何の意味も無いと判断したがね。
不正して優勝したとしても、そのキャラとそのファンのイメージがダウンするだけだろ。
それなら大人しく負けといた方が波風立たなくて良いと思われ。
っつーわけで良かったな、ハァハァ氏。真由美が負けて。
…いや、煽ってるんじゃなく純粋にそう思ってるんだぞ。
591 :
KS:02/09/24 23:24 ID:???
>561-562
ドモドモ(by鯉太郎)
極一部に好評だったようなので、お二人のために続編です。
タイトルは「平成のバカップル」(w
一応18禁です。
>562
剣術使い“十三妹”。
「ワタシ、十三妹アルヨ」(←訛りじゃありません)
592 :
1/5:02/09/24 23:24 ID:???
えっへっへっへっへっへ。
声には出さないけど、ボクはモーレツに照れていた。
だって、この部屋にはあいつとボクの二人っきりで、離れだから他の人もやってこない。
部屋の真ん中にはもう布団が敷いてあって、枕がふたつ並んでる(ふたつ! ふたつ!)。
まるで新婚さんみたいじゃん、ねえ?
それなのに、あいつはなんか納得いかない様子でブツブツ言っている。
「なんか不機嫌だね」
自分でもどうかと思うけど、ボクはこういう時ズバリと指摘してしまう。
あいつは重い口を開いた。
「今日の戦いで、ほとんど怪我人もなく済んだのは良かった」
「うん」
ダークロアの掃討戦という話だったけど、実際にはほとんどダークロアの人間はいなかった。
放棄された根城だったらしく、どっちかというと奴らの“残気”に寄り集まってきた霊魂や悪霊の類との戦いが多かったくらいだ。捕虜も捕まえたらしいけど、その辺はよく知らない。
「気を使ってもらって、こうやって二人きりの寝所を用意してもらったのも、いい」
「ふたりきり……」
あらためて口に出されると、結構……すごく恥ずかしいなあ。
え? だとすると何が不満なんだ?
あいつは、ずい、と手を伸ばすと、僕の後ろを指差した。
「なんでそいつも一緒なんだよ」
突きつけられた指の先では、ボクの白虎がぐーぐーと寝息を立てている。
「えー! だって外は寒いもん。かわいそうじゃない」
「だいたい、そいつは用のないときには引っ込めておけるんじゃないのか?」
「そうなんだけどね、今日は邪霊をいっぱい食べちゃったから、力が余ってんの」
霊獣である白虎は、四聖の巫女であるボクの招きに応じて現出する。その爪や牙で戦うのはもちろん、少々の悪霊なら食い殺してしまえるので、頼りになるボディーガードだ。
その代わりあまり多くの霊を捕食すると、現界への定着が強くなってしまって送還することが難しくなる。
ボクはふかふかの白虎と長く一緒にいられて嬉しいけど、あいつは不満らしい。
593 :
2/5:02/09/24 23:25 ID:???
「ふっふっふー」
「な、なんだ」
ボクはいじけるあいつを、後ろから抱きしめた。
「拗ねてんだ? ふたりっきりになれなくて」
「そんなことはない」
言下に否定された。む。可愛くない。
でも、ボクはあいつの胸にさわさわと手を這わせながら、耳をペロッと舐めた。
「うわっ」
「おにーさん、さーびすするわよん?」
「どこで覚えてくるんだ、そんなこと」
とか言いながら、満更でもないようだった。ふふ、鼻の下伸びてる。
こんなすけべな顔も、ボクをチビってからかう顔も、昼間見せた真面目な顔も。
みんなこいつの顔だ。
ボクの大好きな顔だ。
ボクは黙ってキスをすると、自分から舌を差し入れた。
ちろちろと歯と歯茎を撫で、開いた隙間から舌を侵入させて、こいつの舌をつんつんとノックする。
一方的に責めてから唇を離すと、光る糸がその間をつないだ。
「……おまえ……」
「ふふっ」
身を離したボクは、布団の上にあお向けになって手を差し伸べた。
「今日は、好きにして、いいよ……」
声がかすれているのが自分でもわかる。めちゃくちゃ恥ずかしい。
なんだか、身体の中に熱い塊が生まれたような気がする。
あいつは――うわ、すけべな顔――ボクの右脚を持ち上げて足袋を脱がせだした。
蛍光灯の下に、あんまり女っぽくない日焼けしたふくらはぎが露になる。
「ひゃぁっ!」
急にボクはとんでもない声を上げてしまった。
こいつの舌がふくらはぎを舐め上げたかと思うと、そのまま脚の先に吸い付いて、足の指を舐めたんだよ、あしのゆび。
594 :
3/5:02/09/24 23:25 ID:???
「ちょっと、へんなとこ舐めちゃやだあ!」
ボクの言葉を無視して、あいつは指の一本一本を丹念に舐めしゃぶっていった。
足首をつかむのとは別の手が、袴の下から潜り込んで太腿を撫でまわしている。
なんだか変な気分。なにかが背中を這い上がってくるような、むず痒い感触。
左足の指も同じように唾液でベトベトにすると、あいつは袴を脱がせた。
無意識に腰を浮かせて、その手助けをしてしまう。
むき出しになった脚にあいつはなおも執着して、丹念に舌で舐めだした。
脛から膝小僧、太腿と辿るくせに、ジンジンと痺れるアソコの直前で引き返してしまう。
「や……う……そんなに脚ばかり……ふ、へ、変態、すけべ……やぁん」
太腿の裏に舌が回り、ひかがみからふくらはぎに移って足の裏まで。
いつの間にかあふれだしたエッチな液が、下着をぐしょぐしょに濡らしてしまっていた。
「小雪……脱がすぞ?」
うわ、こいつわざと言ってる。
わざわざボクに、脱がして、って言わせたいんだ。
「小雪」
こいつは真っ赤になったボクの顔を覗き込むようにして言った。
「うん……小雪のパンツ、脱がしてぇ……」
ボクの言葉を確かめてから、こいつはゆっくりと下着を下ろし始めた。
にちゃ
粘液が下着から離れる時に立てた音が、この世のどんな音よりも大きく、ボクの耳に届く。
「いやぁ」
とうとう、下は全部脱がされてしまった。
上半身は巫女装束のままなのに、下半身だけは一糸纏わぬ姿になって、アソコも丸見えだった。
あいつはボクの腰を持ち上げて、頭と肩で逆立ちさせるように引き寄せた。
充血してぷっくりしたアソコも、お尻――も、全部蛍光灯の下に晒されてしまう。
「お前のここ、すごいことになってるぞ」
「わ、わざわざそんなこと、言わなくていいよぉ」
「お前って毛が薄いから、よく見えるだろ」
「言わなくていいってば――やぁっ!」
595 :
4/5:02/09/24 23:25 ID:???
ボクのアソコに、あいつの口が吸い付いた。
ようやく直接触れられた――それだけで腰が跳ねちゃう。
「ひぅ、はっ、んんっ、あああああっ」
頭の中がぼおっとなってくるのに、ボクは自分のアソコから目を離せなかった。
あいつの舌がエッチは汁を舐め上げたかと思うと、硬く尖らせてボクの中にこじ入れられる。
唇をぴったりつけてずずっ、ずずっ、と吸われるよりも多くの汁が溢れて、おへその方まで流れてくる。
ねえ、知ってる?
ボクって、あんたの前だと、こんなにエッチになっちゃうんだよ。
「いやぁ、音立てて吸っちゃやだ……いやらしいよお」
「今日は、好きにしていいんだろ?」
「……そうだけど……んっ、指ぃ」
つぷ、とボクの中に指が入ってきた。
激しくはないけど、内側の襞を指先で確かめるような動きに、腰の周囲が急激に熱くなってくる。
全部知ってるぞ、と言わんばかりに蠢く指が、胎内のざらざらしたところを擦る。
「やっ、そこ、そこ、だめ」
ボクの中が、指をぎゅっと締め上げる。
残った手が亀裂の上にある突起に伸ばされた。
「ひっ、だめっ、いやあああああああああああああっっっ!」
頭の中が真っ白になるくらい気持ちよくなって、ボクはイっちゃった。
横合いから、ドン、という衝撃を受けたかと思うと、ボクの下半身は布団の上にどさりと開放された。
「うわわっ、ちょ、ちょっと待てえ!」
そのまま寝込みたくなるくらいの虚脱感をこらえて横を向くと、白虎があいつの上に覆い被さっている。
被さっているどころか――
「ちょっと白虎! ストップ!」
あいつの首筋に牙を立てようとしていた白虎は、ぴたっと動きを止めた。
それでもあいつを押さえ込んだ足からは爪が飛び出してるし、唸り声も押さえようとしない。
「なんなんだ、なんなんだ」
あいつはパニックしてる。まあ、無理もないけど。
596 :
5/5:02/09/24 23:26 ID:???
「よしよし、おいで、白虎。落ち着いて」
手招きすると、白虎はしぶしぶといった風情であいつから身を離した。
ボクが首筋を撫でてやると伏せはしたけど、あいつのことを睨んだままだった。
「あーびっくりした」
「バチが当たったんだよ」
「はい?」
「ボクが止めてっていうのに無理やり恥ずかしいコトするから、怒ったんだよね、白虎?」
GARURU、と白虎が唸った。
「ほら」
「なにがほらだ。けっこうよろこんでたくせに」
GARURU!
「わっ」
「ははっ、白虎えらいえらい。ボクのコト、あのすけべ男から守ってくれるんだね。よしよし」
喉をくすぐってやると、白虎は気持ち良さそうに喉を鳴らした。
「えーと、で、これはいったいどうしたらいいんでしょ」
あいつの視線を追って……うわあ、ズボンの上からでもわかるくらい大きくなってるよ。
「じゃあ、さ。ボクが上になろうか?」
「うえ?」
「うん。そうすれば白虎も、ボクがいじめられてるとは思わないだろうし。ほら、あお向けになって」
ボクはにじり寄ると、ズボンのジッパーを下ろした。冷静に考えると恥ずかしい行為だわ、これ。
ぴょこんという勢いで、アレが飛び出した。すごい、ビクビクしてる。
あいつの上にまたがってゆっくりと腰を沈めると、きついくらいに張り詰めたアレが入ってきた。
「あっ……入って、入ってくるよぉ……」
ボクにちょっかいでも出したらまた白虎が飛んでくると思っているのか、あいつは妙におとなしい。
それでも、快感に蕩ける顔を見ていると、ボクもずっと気持ちよくなってくる。
「たまには、こういうのもいいかもね」
「んう……」
上になってあいつを攻めながら、ボクはそっと、唇を重ねた。
(了)
さて、いつも通り試合開始前SSを。
望負けちゃったなぁ……
「クリス、応援に来てあげましたよ」
クリス・クレアモントの目の前に、花束を持った青年が現れた。
「あら、トモくん」
「――その呼び方は止めて貰えませんか」
幼馴染の台詞に、苦笑気味に眼鏡を上げる。
「クリス、頑張ってますね」
「うん。WIZ-DOMの幹部達はほとんど全滅だから、私達みたいなのが頑張らないと……」
「偉いですね」
「そう――かな?」
クリスは思わせぶりに笑う。いつもの穏やかな笑みだ。
だが、その心中は、穏やかではない。それは、彼にも気付くところだった。
「青龍の方角、クリス・クレアモント!」
「――それじゃ、行くね。トモくん、来てくれてありがとう」
「クリス……」
そう言って、少女は背を向ける。花束は、まだ彼の手の中にあった。
「お姉ちゃん、来てくれたんだ」
「当たり前でしょ、ねえ、睦月姉」
「ええ。どうせ暇だしね。妹達の試合くらいは応援しないと」
そう言って、長女・睦月と次女・如月は妹の前で微笑んでみせた。
「頑張りなさいよ。進藤家の意地、見せてやりなさい」
「うん!」
葉月は純真な笑顔で、胸のぬいぐるみを抱き締める。
「その代わり、負けたら今晩の御飯抜きだからね」
「え〜、如月姉さん、それはないんじゃないの〜?」
膨れる葉月。試合前だというのに、緊張感がまるでない。
「まあ、いつも通りでいいから、頑張って来なさいな」
「はーい」
「白虎の方角、進藤葉月!」
「それじゃ、お姉ちゃん、いってきまーす!」
まるで学校に行くかのように、葉月は手を振って会場に向かう。
そして、今夜も試合は開始される……
もういいよ、こっぽー使いでも優勝してくれw
多重トーナメントとしては最高の結末だろ?
>599
疑惑票の多いキャラに対し、不満を持つ多くの参加者からの『正義の鉄槌』が下った訳で、いわば因果応報って奴だ。
今回の件は、多重投票に対する良い「見せしめ」になったと思うよ。
まあ、単純な話、早々と良質な支援が提供された陣営が順当に勝っただけなんだけどな。
601 :
IoS:02/09/25 01:28 ID:???
ありえねェ数値……とりあえず運営スレ逝ってくます。
>597-598氏
トモくんて誰?と30秒ほど考えてしまいました。
中浦が幼馴染みって設定でした(よ)ね。毎回良い支援ご苦労様です。
(一回戦の時はネタ調べってのが出来たが、二回戦以降何もしてない漏れ……)
>アザミ氏
セリフがキますた。
>覆面の男氏
エロ度も結構、ハード
キター――――――――(゚∀゚)――――――――!!
>某ストッパー氏
エロじゃなくても問題無しすよ!
>KS氏
ボクっ子すばらすぃです。
支援が3者3様……票入れれなかった。
>藤咲氏
遅レスですが、ありがとう御座います。
602 :
IoS:02/09/25 01:33 ID:???
>600
キリ番ゲトおめ。
所で、どっちかというと望の場合は対戦相手にこそ妖しげな
ぶっちゃけるとアンチ票が集まってたように感じないでもないが。
いや、漏れもキャラ紹介の時なおキャラだけぞんざいに扱った気はするけどごめんなさい。
603 :
600:02/09/25 01:56 ID:???
>602
いやさ、今回、小雪陣営やブランシェ陣営は早々と支援を投下したのに対し、
結城陣営はほぼ何もしてなかったじゃない。
これって、多重投票すれば支援しなくても勝てるという怠慢があったからだと思うよ。
つまり、結城陣営からは、キャラに対する萌えが、愛が感じられなかった訳。
これでは負けるのも道理かと。
もちろん、アンチ派と言うか、ここで暴れていた望ファンな厨房に対して反感を抱いていた人がたくさんいて、
それがブランシェの大量得票につながったのは事実だと思うけどね。
まあ、今回の件で一番の被害と被ったのは、真っ当な結城ファン・後藤なおさんファンだと思うよ。
604 :
IoS:02/09/25 02:13 ID:???
>600氏
ブランシ「ェ」じゃなくてブランシ「ュ」です(w
それはさておき、成る程。望支援は確かに他より遅めですね。
しかし、「愛が感じられない」はちと言い過ぎかと。投票所での長めの萌えコメントは他と同じくらいですし。
#(そういや、投票開始後の深夜はコメントが長くて、朝以降はコメントが短いな……全体的にこういう傾向だっけ?)
正直、そんなに前からわざわざ支援なんて準備しませんって。漏れみたいに一週間前から準備する方が奇特。一週間もかかってアレなのが更に奇特。
>まあ、今回の件で一番の被害と被ったのは、真っ当な結城ファン・後藤なおさんファンだと思うよ。
同意。そして夜羽子と真由美、クラウディアにマトリエル……
こっぽーさんは認定祭りだから(漏れは素直に萌えるよ?)どーもこーもないが、
夜羽子は票入れた自分でさえ納得できんものがある。
一番被害被ったのはきっと本気で最萌え楽しもうとした人だと思いますけど……
そんなことぐちぐち言われたら、萌えるものも萎えます。
アンチとかの話題、正直もうやめて欲しいです…
望が毎回同じくらいの票なのに対し、
worksにしてもシャノアールにしてもブランシュにしても、
望戦だけ大量の票を得ているじゃないか。
これを多重と言わずになんという。
強敵相手だとやっぱりみんなハリキリますから。
608 :
IoS:02/09/25 07:00 ID:???
ついこっちで長話(運営スレでやるべきだった)。スレ汚しして済みません。
この詫びは支援SSで盛り上げる事で許して下さい。
(私程度のSSじゃ盛り上がりようがないのが問題ですが)
負けてたか…今回は支援に負けたですな、これが最萌
あれを出され上に覆面氏が書いたんじゃ
いくら望だって支援の無い状態で勝てる訳あるかっ!
>605
そういう時の最良の策「放置」
まるでいないように扱うのです、それを
それにしても、相変わらず見事な絵で
自分も一瞬ブランシュに入れようとしますた(汗
……なんですか、あれは?どう考えても不自然な票の集まり方してますよ。
支援も望以外のキャラばっかりだし、そこまでして蹴落としたかったんですか?
厨房ばっかですね、ホント。真由美たんハァハァも多重投票してたんじゃないですか?
インターネットなんて名前隠していくらでも不正できますから。
…だとさ。どうするよ、皆さん?漏れは正直かなり頭にきてるんだが。
こんな粘着厨房共のせいで真由美が負けたと思うと(アシュレイファンの人申し訳無い)
どうしても腑に落ちないものがある。
で、渦中の人物ハァハァ氏はどう思ってるんだ?降臨キボン。
>>610 もうほっとけよ。どんどん雰囲気が悪くなるし。
真由美の裁定の件に関しては何かあれば運営スレへどうぞ。
かくいう漏れもあの一件以来気分が萎えて投票してないがな・・・。
応援してる骨法、栞のいるDブロック開始時までには
投票再開しようと思ってまつが。スレ汚してスマソ。
別にブランシュが勝つのは不思議でもないと思うのだが……
七瀬葵さんの人気って後藤なおさんに負けてないと思うのは俺だけか?
その上あんなに良質の支援が投下されたらなぁ……
>>610 >支援も望以外のキャラばっかりだし
そう思うのであれば、あなたが支援を投下すればよいのです。
その他力本願な姿勢が、この結果を招いたのでは?
>真由美たんハァハァも多重投票してたんじゃないですか
も、ね……
妹が見回りに来るまで時間が無い…
私は七瀬氏の絵は好きだがこれを書こういたったのは予選の某氏のブランシュ支援絵によるところが大きい。
絵だけで全てが決まるわけではないと私は信じている。
…なおキャラに投票していないのは別にアンチだからではない、栞タソ以外に魅力を感じないからだ
…もっとエロを…
615 :
612:02/09/25 13:21 ID:???
間違い。>612は>611へのレスです。
呼ばれたので召還されてみる。なんかここに来るのもスゲェ久しぶりだな…。
>611
疑わしきは罰せず。真由美だけ特例を認めたら「他のキャラも」って事になりかねないしね。
ただ俺のせいで真由美が負けてしまったのは、他のファンの方々に申し訳無く思う。スマソ。
望の支援はそれだけ反応が多かったので、他の支援者からの反感も
強くて、支援イラストがあがると変に荒れたりしたから
敬遠されてた感じがするがな…。
あれだ、初めの頃に、ごっつぁんファンを締め出してしまったのと似た状況。
でもまあ、望キチは正直やり過ぎな感があったし、それに反感を持った者の
気持ちも理解できるので、仕方がなかったのでは…。
でも昨日に比べて今日の投票が圧倒的に少ないのはどうしてなんですか?
ブランシュも予選ではそんなに票集まってなかったじゃないですか。
これはどう考えても不正があったとしか思えませんよ。絶対に再戦するべきです!
>>613 僕は絵が描けないし、描いたところでなお先生の望に勝てるわけないじゃないですか。
顔の違う望なんて見たくもありませんよ。
>>616 謝るくらいなら最初から来なければよかったんですよ。
あなたが調子に乗ったせいでアンチ望なんていうキチガイが増えたんですよ?
ま、僕らを怒らせたせいで真由美は負けちゃいましたけどね。ご愁傷さまです(爆)。
静観するつもりだったんだがな…。
>>618-619 なんていうかさ、これは突き詰めると遊びよ?楽しむモンよ?
そんなマジっぽくイタイこと書いてると、正直ウザイ。
自分が望のイメージを落としてる事に気付かない?
俺は正直、ブランシュと望どちらに入れようか迷った。
…アンタの発言が決め手でブランシュに入れたよ。
真由美と夜羽子は萌えなかったから静観してたけど。
ま、こーゆー人間もいる事をお忘れなく。
カキコから同一人物と推測。まちがってたらゴメンナサイ。
スレ汚し&吊られでさらにゴメンナサイ。
粘着するくらいなら最初から来なければよかったんですよ。
あなたが調子に乗ったせいで
>>618-619なんていうキチガイが増えたんですよ?
ま、僕らを怒らせたせいで望は負けちゃいましたけどね。ご愁傷さまです(爆)。
昨日と今日を比べることに意味はないだろ……
投票の対象が違えば、投票する人も違うんだし。
>僕は絵が描けないし、描いたところでなお先生の望に勝てるわけないじゃないですか。
それが他力本願という。
描ける人は、誰を描け!といわれるいわれはないし。
それに、後藤なおさんに勝てなければ望書いたら駄目なのか?
そんなこというから、誰も望支援しないんじゃないか……
だいたい、曲がりなりにもプロの後藤なおさんに勝てる人って……
それ以前に、
>支援も望以外のキャラばっかりだし
という発言と矛盾してないか?その発言は。
結局本人の望以外見たくないんだろ?
624 :
f91:02/09/25 20:26 ID:???
なあ、この萌え隔離スレでこんな言い争いばかりしてたら、
皆それぞれに萌えてるキャラたちが泣くぞ。
いい加減やめてくれよ。頼むから。
そんなに言い争いしたいなら、他に言い争い総合スレでも
立てて他でやってくれ。ここでやるのだけはもうやめてくれ。
ああそうか、なんか喉元まで出かかってた言葉がなんだったかわからなかったんだけど、
こ こ は 萌 え 隔 離 ス レ な ん だ よ な (w
萌えネタの集まるスレの性質上、最萌の支援スレとして機能しているが、
本来最萌の運営スレは別にあるわけで。
というわけで、本当に最萌の事について語り合いたいのなら、運営スレ行ってくれよ。
まあ、ここで言い争いしてる奴の何人かは、その場の流れで
尻馬に乗った煽りだと思うけどな。
626 :
NPCさん:02/09/25 21:05 ID:aUrKo1KF
>618
絵が描けないなら文字ネタで勝負だ。SSでも「ヘルシング」コピぺでも吉野屋コピぺでも
「特攻野郎Aチーム」コピぺでも、「あずまんが」ネタでも、何でもいい。
不毛な文句よりも、君の熱い萌えを語ってくれ!
>624
隔離の隔離スレってどうなのよ?(笑
まあ、確かに最萌のことについて語るなら運営スレに行けって感じだな。
運営側各位はこっちでの討論には耳を傾けないだろうし。
■ ■■<<ミーニャーたん>>現状たぶん1位■■
■ 20:40 現在の状況です。
■
■ニラ茶猫 たぶん3位 ミーニャーたぶん1位 高崎たぶん2位
■
■序盤早かったミーニャーの流れも、時間が経つにつれてニラ茶猫にジリジリと
■追われる立場に。でもまだトップを持続しています。2位は怒涛の追い上げをする高崎。
■このままだと間もなく抜かれそうです・・・
■まだ投票されていない方は以下のサイトを参照し、急いで御投票ください。
■
http://game.2ch.net/test/read.cgi/cgame/1026485960/664 卓ゲー板人口増加のためにも、よろしこー。
ゴメン。間違えてageちゃった。
631 :
旧八:02/09/25 21:27 ID:???
クラリス・パラケルスス「えー、だから次は」
???「キャーーーーーーーーーーーーーーーーー!!」
クラリス・パラケルスス「え? 何?」
ステラ・ブラヴァツキ「うわ! ゴキブリだ!」
ソニア・ホノリウス「うわぁ!」
クラリス・パラケルスス「ちょっとぉ、誰か殺してよぉ」
ギャーーー!
ソニア・ホノリウス「よぉっし、私にまかせてください!」
ステラ・ブラヴァツキ「ソニアよ、がんばれ!」
ビシャ!
クラリス・パラケルスス「はい、では会議再開ー」
ソニア・ホノリウス「そういえば、最初の悲鳴って誰?」
ステラ・ブラヴァツキ「さあ」
ジリアン・マキャフリー「……………………………」
これで雰囲気がほんわかとなったらいいな。
……気分を害したとしたら、ごめんなさい。
>631
・・・ほんわか・・・(;´Д`)ハァハァ
>>622 あなた前から僕の書き込みをコピペしてる厨房でしょ?ウザイです、消えて下さい。
>>625 運営スレに行ってもどうせ取り合ってもらえませんよ。どうせグルに決まってるんですから。
>>626 だってそんなのただのパクリじゃないですか。それじゃ支援になりませんよ。
うわ、ヤヴァイよ、>554のHってヤツ分裂してるよ!
しかも炎多留じゃなくて炎田留だよ!アソコのBBSもう逝かれてるよ。
萌え隔離スレというか、厨隔離スレだな、こりゃあ…
>631
漏れ好みのネタをありがd
緑使ってると、ジリアンって悪夢見させる対象
…次は夢の中でミナちゃんのお父さん降臨でつか?
[氏ぬようなことを]
638 :
KS:02/09/25 22:14 ID:???
ふと思ったんですが、ここに支援を上げたあと、投票スレにも告知すべきなんでしょうか?
いや、>557-560の後、33時間に渡って何のレスも付かなかったのを見て、
もしかしてここってあんまり人が見ないスレなのかと……。
(レスが付くほどの支援じゃなかったって?(w)
>>638 皆が皆ここを見てるわけじゃないと思うので投票スレにアドレス貼った方がいいと思うよ。
最萌支援用にスレを提供してはいるけど、もともとはそれが目的のスレじゃないので。
>>633 ここはもともとは最萌とは関係ない所で立てられたスレなので
最萌の運営に関する不審があれば、運営スレに行くべきだと思います。
>>633 できないできないとほざく暇があるのならできることを探すがいい。
何、探した結果がここで吼えること? ・・・・・・・・・あ、何も言えなく
なっちゃった。もうちょい周りを見ろ、自分がそういう風に動いた
結果を見てごらんとか難しいこと言うのは、ヒラメに割り算を教え
ようとするようなもんだし。
>>631 ああ、四コマSSってなんかいいですね。書いてみようかな?今まで書いてたのも
あがったことだし。
さて、それでは今日も試合開始前SS。
自分のは個人支援ではないので、こちらでひっそりと書くことにします(w
「ラフィー、またお会いしましたね」
「……ガブリエル。流石に――早いわね」
「ええ。他に居場所もないことですし……」
既に仲間達は本星へと帰還している。
残り少なくなっていた天使達は、この大会に居場所を求めていた。
「お互い、帰還が先延びしたのは有難いけど……いざ当日になると、やっぱり当たりたくはないものね」
「仕方ありませんよ、どっちにしろ、残れるのは最終的には1人なんですから」
「ガブリエル、あなた……クールね」
「ラフィーほどではありませんよ」
ガブリエルはにっこりと笑う。このような状況でも笑っていられる強さには、ラファエルも感心した。
「青龍の方角、ガブリエル、およびラファエル!」
「行きましょう、ラフィー」
「――ああ」
そして、二人は会場へと足を運ぶ。お互いに、手を取り合って。
フェンリルさん支援しまーす…
>>618-619 ここは萌え隔離スレです。
そして行われているのはアクエリアンエイジの最萌トーナメント。
誰かを叩く大会でも私怨をぶつけるスレでもないです。
それともあなたがそう言うのは真由美タン(;´Д`)ハァハァ氏にハァハァしてるからですか?
いい加減萎えました。
<<月城アザミ>>、最萌トーナメント支援より離脱致します。
私の絵に萌えて下さった方々ありがとう。
そしてさようなら。
「ふーっ、ふーっ……」
一方、反対側の控え室では、一人の少女が息を荒げていた。
「――」
フェンリルは、落ち着きなく両の拳を何度もぶつけ合う。
試合前、彼女はいつもこの状態だった。
極度の緊張。自由奔放な彼女が、初めて味わう『制限』の重圧。
「――ふーっ……」
彼女は、一際大きく息を吐き出した。
――苦しい。身体を思い切り動かせない、それが苦しい。
でも、これは戦い。戦いには、負けたくない。
「フェンリルは、負けない……」
その思いだけが、彼女を動かしてきた。どんな場面でも。
偽りも、濁りもない瞳。輝くその瞳は、氷のように冷たく、そして鋭い。
「白虎の方角、フェンリル!」
「わぉぉぉぉぉぉぉぉーーーーーん!」
彼女は叫んだ。この試合の勝利の為に。
遅れて沸きあがる歓声。その声に応え、彼女は会場へと走り出した。
>>641 我々ヒラメをあのような房如きの譬えに使われるのは
非常に不愉快だ。641は謝罪シル!!
獣たちの夜
「ハッ!ハ……ッ!」
「んっ!ア、アァ…!」
獣の交わりが行われる。
ここはマインドブレイカーの拠点、森の中の廃墟。
そこで肌を重ねるのは白い虎――ブランシュとフェンリルである。
先ほど獣の交わりと言ったのは少々御幣がある。
なぜなら両方雌である彼女等に本来それはついているはずが無い。
しかし、フェンリルには確かにそれがついている。
雄々しい雄の器官、醜く反ったペニスである。
そしてそれがその機能を果たしている事を、ブランシュの体だ示している。
四つん這いにされ、後ろから突かれているブランシュの腹は大きく膨らんでいた。
それは肥満によるものではなく、妊娠の兆候である。
「アッ、アフッ!」
「あっ!あひっ!ああっ!」
その交尾を見つける男がいた。
彼はマインドブレイカー、そして彼女等の飼い主である。
「ヒャヒャッ!虎と狼の子か!まったく楽しみだ!」
男の声を皮切りにフェンリルの動きが激しくなる。
「ハッ!ヒッ、アアーー!」
「で、出るっ!精液出ちゃうっ!」
フェンリルがぶるりと震えるとその胎内に子を宿したブランシュに精子が流し込まれる。
「出てるぅ、赤ちゃんいるのに、出しちゃってるぅ」
「ア、…アアゥ……」
フェンリルは力尽きたようにブランシュに倒れこむ、それを支えきれず二人は崩れ落ちた。
「おっと、その程度で性欲は収まるのか?」
「は、はひ…」
フェンリルは引き抜いて男に向き直った。
剛直は萎えることなく天を突いている。
「もっと、もっと精液出したいですご主人様」
びくんびくんと震え赤黒い肉棒は大きく上下する。
「ケダモノが、雌なら精液出されたいぐらい言えよ」
フェンリルが怯えたような表情になる。
「わ、私の膣に、精液入れて欲しいです…」
そう言って肉棒の下にある割れ目を自分で開いてみせる。
「お願いしますはどうした?」
男が近寄ってくる。
「お、お願いします…」
「しょうがねぇ…」
男はフェンリルを後ろから抱え込むように持ち上げた。
そして自身の剛直を彼女の剛直の下にあてがう。
「あ、ひ…はやく、早く入れてください…」
「くく…」
ゆっくりと、徐々に男がペニスを進めていく。
その快楽にフェンリルの男の器官は素直に反応を見せビクビクと脈打つ。
「ほらよ、全部入ったぜ」
男のペニスは全て彼女に納まっていた、それに合わせたかのように彼女のペニスも限界まで怒張を高め、今にもはちきれそうだ。
「ぁ、あぁ…入ったぁ……」
男の視界に先ほどの射精からずっと床に倒れたままの虎が入った。
「…………」
倒れたままだがその目は何かを欲しているようだ。
「ククク……お前も楽しめ、いつものとおりこいつのちんぽはお前の中のもんだ」
それを聞くとブランシュがのらりと立ち上がる、そして大きくなったお腹をさすると子供が出てくる出あろう穴に指を入れた。
中からどろりとした精液が毀れた。
男は体制を変え騎乗位のような形になる。
「ほらよ、入れてやれ」
「あ、ひ……」
男の指示に従ってブランシュが正面を向き合う形で腰をおろしていく。
フェンリルはペニスに貫かれた暖かさを胎内に感じながら自分のペニスが膣の温かさに包まれていくのをじっと見ていた。
「ア……グゥ、アー!」
ブランシュの膣内に自分の卵子を蹂躙しつくした精子を吐き出したペニスが納まった。
「ギャッギャッ!滅茶苦茶に動いてやれ、雌と雄両方で狂わせてやる」
そう一方的に宣言すると男は激しく突き上げを開始した。
「あっ!ああ、子宮に、ずんずん響くぅっ!!」
「ガ、ガア……グァ!」
男が言ったとおりブランシュも激しく出し入れするように体をゆする。
「いいっ、ちんぽいい!!入ってるのも!入れてるのもちんぽいいっ!!」
「アーヒャ!その虎はお前が妊娠させたんだぞ!悪いとは思わないのか!?」
そう言って腰を止める。
「いいのっ!ブランシュの赤ちゃん、私のなのっ!私がちんぽで流し込んだのぉ!!」
腰を止めた男に対しフェンリルは狂ったように自分で腰を上下させる。
結果ブランシュも突き上げる事となりフェンリルに更なる快楽が襲いかかる。
「はひぃっ!ちんぽ!出る!出ちゃう!また精液出るッ!赤ちゃんに精液浴びせちゃうっ!!」
「アッガッアゥーーー!!」
フェンリルがガクガクと振るえる、それと同時に彼女達は絶頂を迎える。
フェンリルは絶頂を迎えながら腰の動きを止めない、淫靡な動きを続けながら射精を続ける。
「また精液流してるのか、それじゃ俺のも流してやるよ、そらっ!」
「いいっ!精液!精液流れて来てるっ!流し込んでるのにあたしにぃっ!あたしも妊娠しちゃうぅっ!!」
欲望の白濁を流し込む快楽と流し込まれる快楽でフェンリルは目の前が真っ白になっていくのを感じた。
……
それから半年後
……
そこにはかつてのブランシュ―――それよりも胎を大きくして出産も間際であろうフェンリルが転がっていた。
「は、ひぃ…精液、精液ぃ…」
彼女はすでに出産を終えたブランシュと繋がっていた。
「すごい、すごいぃっ!」
腹を大きくし、男性器を生やし、出産を間際に控え母乳を垂らしたフェンリルの姿は美しかった。
「あっ、ちんぽ、ちんぽいいのぉっ!母乳も、母乳も出るぅ」
互いに母乳を撒き散らしながらくねる二匹は例えようも無く美しい。
獣たちの夜 ―糸冬―
納得できる出来にならず遅れてしまった。
今回は前回の続きである、前回の狼=フェンリルと理解してくれると良いだろう。
ふたなりマンセー、みさくらなんこつ氏、アクエリにも描いてくれないだろうか。
>>644 ここに最萌の星がまたひとつ・・・( ´ー`)y-~~~ ミ☆
トーナメントの活性化。という観点から考えれば
引き止めたいのも心情ですが、支援を押しつけるわけにも行きませんし、
>605の気持ちもわかるから、引き止めるわけにも行かないです。
そちらにもそちらの都合があるでしょうし。
・・・ひとまず、お疲れ様でした。
そして、もしまた最萌に気が向いた時があったら、いつでも戻ってきてください。
あえて、さようならは言いません。
653 :
藤咲:02/09/26 01:16 ID:???
>アザミさん
・・・お疲れ様です。
ここ数日の流れからもしやと思いましたが・・・。
寂しいですが、貴方の考え抜いた末での結論でしょうから笑顔で送り出したいと思います。
たくさんの萌える思い出をありがとうございました。
また何処かで出会えたら・・・その時が来ることを祈りつつ、私はこのトーナメントの結末を見届けたいと思います。
>>644 止めるなら好きにすれば良いが、いちいち宣言するな。
忘れた頃にやってきてみる。
予告したはずのSSも書けずに近寄るのがなんか申し訳なくてご無沙汰してたら、にわかに騒がしくなってますね。
正直、この手のノリが理解できない自分は最萌というイベント自体に向いてないのかな? ようはお祭りなんだから、節度を守って楽しむだけでいいと自分は思うのだけど。
>アザミ殿
お疲れ様です。最後のフェンリル支援、萌えさせていただきました。
アクエリを続ける限り、またどこかでお会いすることもございましょうが、そのときにはよしなに。
来る物拒まず去る者追いかけず
けど荒しだけは勘弁な
>651
乙、みさくらなんこつ氏…来るだろうか?
来てもふたなりを描くとは限らない罠…いや、描くか
スカルファックはパス(汗
ネクロは「初めから死んでる人」ならOKかと…アンデッド属性持ちとか
657 :
IoS:02/09/26 07:29 ID:???
>アザミ氏
文字なんて誰でも(語弊アリ)書けるが、絵はそうはいかない……
すまんです。
>アザミ氏
お疲れ様。非常に残念です…俺的神の領域だったのですが。
人の考えにどうこう言える立場ではないので、手を振って送り出させていただきます。
ありがとう、さようなら。
さて、フェンリルの支援SS、投下します。
はじめてなんでまだ勝手が分からない上、自己満足みたいなものですが許容してくださいまし。
ちなみに18歳未満は見ちゃダメ(w
フェンリル支援SS(のつもり)・満月の夜
満月の夜。青年は気配を感じて目を醒ました。
首を捻ると、月の光に照らされた少女の姿があった。
「フェン…リル?」
時間こそまだ短いが、ともに幾多の戦いを潜り抜けてきた大切な相棒。
その様子が少しおかしい事に、青年は気付いた。
「どうした?」
問い掛けると、フェンリルは突然覆い被さってきた。反応する間もなく、押し倒される。
「…しよ」
「え?」
聞き返すが、彼女は答えない。代わりに顔を近づけ――――青年にキスをした。
潤んだ瞳に、青年の顔が映りこむ。
彼女と出会って1ヶ月、初めての満月。ようやく青年にも状況がつかめてきた。
理解した時には、フェンリルの唇は青年から離れていた。唾液が糸を作り、きらきらと輝く。
「フェンリル…いいのか?」
「うん…」
どこか切羽詰った、せつなそうな表情で頷く。おそらく、満月で昂ぶった身体を持て余しているのだろう。
起き上がって指を差し出すと、フェンリルはそれを口に持っていった。ちゅる、と音を立ててしゃぶる。
しゃぶりながら、早く、と目で訴えてきた。
「はんっ…んちゅ……」
どくん、と分身が疼いた。一度指を抜き、背後から抱え込むような形で手を回す。
ピンクのワンピースをたくし上げ、秘裂をさする。下着は、やはりつけていない。
「…また穿いてないんかい…」
「んうっ……フェンリル、あんなのいらない…ひゃんっ!」
発情したそこは、もはや愛撫の必要もないほど蜜で潤っていた。
「もうベトベトだな。これなら平気か?」
「あうっ…んっ!はぁ…はやくしてよぉ…ん…」
言いながら、フェンリルの手がズボンの上から青年のモノをまさぐる。青年は苦笑すると、ようやくそれを外気にさらした。
フェンリルを四つん這いにさせ、スカート部分をふさふさの尻尾に引っ掛ける。すぼまったアヌスと、今もなお蜜の溢れる秘裂が月光にさらされた。
秘所にモノをあてがい、青年はフェンリルの耳もとで囁いた。
「挿れるぞ。力、抜いとけ?」
「ん…うん…。…あうっ!」
ぐっ、と奥まで一息に突き入れる。ついでに毛に覆われた耳、その付け根に舌を這わせると、フェンリルが哭いた。
焦らされた為か、挿れただけでイッたらしい。
「イッた?」
「はぁ…はぁ…うん…でもまだ…」
「はいはい♪」
物足りなさそうなフェンリルに嬉しそうに頷き、青年は腰を動かし始めた。
「ひゃんっ……う…あくっ!」
「くっ…」
すぐにフェンリルの声が高まっていく。同時に、青年もきついほどの締め付けに早くも限界を感じていた。
「うあっ…あうっ!あっ…はぁんっ!」
「くうっ…!」
腕の中で、フェンリルがビクン、とふるえた。2度目の絶頂。
青年もまた同時に、フェンリルの中に欲望を吐き出した。
「ん…汚れちゃったね…」
「何が…?」
「これ…」
指し示し、暫く後。フェンリルは2種類の液で汚れた青年のモノを咥えこんだ。
「はむっ…んっ」
ざらついた舌が液をなめとり、舐めまわし、青年に快感を与える。
「フェンッ…」
「…ぷはっ…いいよ」
一瞬だけ口を離し、言う。そしてまた口に含むと、今度は強く吸いあげた。
「ぐっ…!」
たまらず、精を放つ。フェンリルの白い喉が上下し、出したものを嚥下していった。
飲みきれないものが口からこぼれ、彼女の顔を汚す。
「ベトベト…」
ポツリと呟き、飛び散ったものを指で拭い、口へと持っていく。
「…悪りィ。シャワー浴びるか?」
「ううん。このまんま…寝よ?」
「…ん」
小さく頷くと、青年はフェンリルを抱きしめた。汗で湿ったワンピースを脱がせ、自分のシャツを着せる。
互いのぬくもりを感じながら、二人は目を閉じた。
(了)
終了。
自分ではいまいち納得できてないのですが(何
こんなもので一人でもフェンリルに萌えてくれたらそれでいいです。
…やっぱり自己満足っぽいなぁ…。
664 :
旧八:02/09/26 11:50 ID:???
>アザミ殿
お疲れ様です、そしてありがとうございました。
私はもうちょい文字ネタでがんばってみます。気でも向いたら帰ってきてくださいね。
665 :
641:02/09/27 01:04 ID:???
>>646 あとヒラメの皆さん
すいませんでした! そうですね、ヒラメの方々にもプライドがあると
いうことをうっかり忘れてうかつな喩えを使ってしまいました。ところ
で割り算はお得意ですか?(爆
祝フェンリル勝利っ(w
そしてイラスト上げたくても叩かれるのが恐くて上げられない罠。
やれやれ・・・某イラストレーターの掲示板閉鎖されちまったよ
ジリアンデッキ買ってきました〜。
ディーラーが今の所のイチオシですかね?ドロ娘だし。
ちょっと気の強そうなところが良。
>667
幼女達に欲情した某Hのせいだ!
>>669 いや、それよりもebの事書いた香具師がいたのが問題だったんだろ。
まぁあのヤヴァイ書き込みの数々も原因の一つだったとは思うが。
671 :
NPCさん:02/09/27 21:06 ID:sf0fOSZg
>669-670
あそこの住人は全員ヤヴァイと思うのはオレだけ?
特にあの分裂した炎多留、あれはどうにも解せんな。
672 :
671:02/09/27 21:07 ID:???
出てきていきなりageスマソ。首吊ってくる。
>670
いや、それで閉鎖したのであれば、ログを見られるように掲示板残さんだろ。
ebについては以前自分自身でも書き込んでたしな……。
しかしあそこは復活させてもまた同じ状態になる気もする(w
ここで個人サイトのウォッチ話はもうやめてクレ。
なんかさ、馬鹿が暴れる毎に絵師が減っていくよね…。
677 :
f91:02/09/29 09:06 ID:???
>>676 でも消えたのってD氏(と言ってもこの人は黒撤退が原因か)とハァハァ氏とアザミ氏だけでしょ?
…でも3人消えれば十分でかいよなぁ。まぁもう荒れる事は無いと思うけど。
頼むからみんな帰ってきてくれ…。貴殿達の萌え絵がまた見たい。
中には宣言せず無言で去る人もいる。3人じゃ済まないはず。
works支援SS…。
って言えるほどちゃんとしたものでも、えちくもないけど…。
しかも短かったり…(汗)
投下、します〜。
ロウソクが灯されて、けれども、それでも、黒に怯えている部屋。
その黒の部屋の中に、アタシはいた。アタシたちはいた。
ずっとずっとずっと、その時を待ちながら…。
遥か昔の記憶。
マスターと、時間の廊下を歩いていたときのこと。
コツコツコツ、と響く靴の音。
そして、優雅に立ち止まるマスターのお姿。
それにあわせて、アタシも立ち止まる。
マスターの美しい指がすっと伸びて、
「さよなら、works274。あなたはこっちよ」
と、微笑みながら、アタシにおっしゃった。
指の先には看板があった。
「SAGAT」
もう、マスターの、クラリス様のお役に立てないことをアタシは知った。
ゴトン。
暗闇の中に鈍い音が響き渡る。
それは何かが倒れた音だと、アタシにはわかった。
何かが何か、アタシは知っていた。
閉じていた瞳を開いて、闇の向こうを見つめる。
そこにある、何か。
アタシと同じモノ。たくさん造られたホムンクルスの中の一体。
その一体が、倒れて、その衝撃で腕がとれてしまっていた。
きっと、「寿命」なのだと思う。
強化されたからかどうかわからないけれど、アタシにはまだ「寿命」は来ていなかった。
けれど、いつかは「死」んでしまうのだろう。きっと、「死」んでしまうのだろう。
それは哀しいこと?それは苦しいこと?
よくわからないけれど…。
私は小さく、つぶやいた。
「誰か…、私を、連れてって…」
カラン、と小さなプレートが壁から落ちた。
「アルティメット/クラシック クリーチャーの部屋」の文字が虚ろに闇に消えていく。
誤字脱字あったらどうしよう…(ぇえ
お粗末様でした〜。
684 :
f91:02/09/30 16:30 ID:???
>684
連れていっても短い命なんだろうね……(涙
せめて幸せな記憶を……
イレイザー総員 傾注(アハトウング)!!
諸君 夜が来た
無敵のドラグーン諸君 最古参のクローン諸君
万願成就の夜が来た
戦争の夜へ ようこそ!!
(中略)
堰を切れ!!戦争の濁流の堰を切れ!! 諸君!!
第一目標は勝ち残り組!!
美作壱与!!厳島美鈴!!東海林光!!夜羽子・アシュレイ!!
小鳥遊ひびき!!ブランシュ!!クリス・クレアモント!!フェンリル!!
伊勢あかり!!マナ・フロウ!!works274!!
緒方玲於奈!!陣内透子!!鹿島栞!!
セレ 風花 ソニア 皐月 全て殺せ
崑崙!!パラケルススの塔!!ミドルアース!!
司令官殿!!イツキインダストリー本社は?
爆破しろ!! 当然だ 不愉快極まる 欠片も残すな
厳島神社はいかがしますか司令官殿!!
燃やせ 大鳥居は倒せ
出雲大社 伊勢神宮 鹿島神宮 全部破壊しろ 不愉快だ
地母神達は?
地獄へ落とせ 堕天使どももだ 神話の様に
法王庁どうしましょうか
爆破しろ
かまうものか 目についた物は 片端から壊し
目についた者は 片端から喰らえ 存分に食い 存分に飲め
この人口60億の惑星は 今宵 諸君らの 晩飯と成り果てるのだ
さあ!!諸君!! 殺したり殺されたり 死んだり死なせたりしよう
さあ 乾盃をしよう 宴は遂に 今宵・此の時より開かれたのだ
乾盃(プロージイツト)!!乾盃(プロージイツト)!!
>659-662
やはり満月の夜は発情期なのだろうか…乙、堪能しますた
>668
自分も買ってきますた、ハーバリストはいいなぁ…やっぱり
>681-682
くあぁ……
……でも、SagaUで再登場したら…ゲフンゲフン
>686-687
大佐キタ━━━( ´∀`)・ω・) ゚Д゚)・∀・) ̄ー ̄)´_ゝ`)━━━!!!!
こっちも名コピペになるのだろうか…厳しいか(汗
689 :
f91:02/10/01 08:22 ID:???
>>685 言わないでくれ、それ(涙
しかし、ホムンクルスの体を維持する方法ってどんなだろう。
ちょっとまじめに考えていたりする。
それがわかればWorksもマナ・フロウも…(つД`)
そういや10/11はその二人のホムンクルス対決ですな。
>f91殿
「マイフェアエンジェル」ではせーえきの補充ですた。
アクエリの場合だと、クラリス師が何らかの処置を施すものと思われ。
漫画版ナウシカの神聖皇帝みたいに、薬液で沐浴とかするものと自分的には脳内設定。
ごっさんスレでハァハァ氏が手の平を返したようにごっさんの肩を持ってるな。
一体奴の身に何が起こったというのか。豆腐の角に頭でもぶつけたか?
>>691 精液で補充か…なんか今漏れの中でworks274が「マイフェラエンジェル」になってるよ(ワラ
まぁそれはそれとして、クラリスが予備の体を大量に用意してるんじゃないか?
記憶媒体だけバックアップを取ればいいわけだしな。…何となく綾波っぽいが。
ホムンクルスの維持の仕方であるか?
私なりにも少々推察してみよう。
生憎パラケルススの人造生命に関しては分からぬが知っている範囲だと。
人間の血を摂取させる、エーテルを補充するなどを聞き及んでいる。
自己として不完全な生命であるところの人造生命は維持するのになんらかの処置が必要であると思われる。
が、錬金術によって作り出された賢者の石が本物であったならば一つの完全な生命であることも可能なはずである。
私が思うに、クラリス女史のホムンクルスが一つの生命として単一で自身を維持できないのは「安全弁」ではないだろうか?
それならば術者の力か血であろうな。
>692
かの御仁はもともとごっさんファンのようであったからな。
あの状況でファンだったなら私も同じ行動をするだろう。
作家の気質も重要だがファンの気質も重要という事だと思うが。
それはそれとして一緒に酒を飲み交わせる陣内、いい女だ…
>>692 そうか、後なおの掲示板を閉鎖に追い込んだのはハァハァ氏だったのか・・・。
もうちょっと考えてから行動しろよな、全く・・・。
メールなんて送りつけられても後なおが迷惑するだろうに。
要はヤシの抗議が原因で掲示板閉鎖になったんだろ?本当にファンなのかよ。
>694
もしかしてあんたはあの掲示板の住人ですか。
あの掲示板は後なおの印象を悪くすると思われ。
ハァハァ氏の行為は当然と思われ。
>694
お主は大きな勘違いをしてるぞ。閉鎖になったのはょぅι゛ょに関する書き込みがNGなのであって、
別にハァハァ氏は関係ないだろ。漏れはむしろごっさんの英断を促したハァハァ氏を評価するがね。
ただどんなメールの内容だったのか気になるところではあるが。
まあ動いたのがハァハァ氏だったから私怨と間違われるんだろうな。…でも本当に私怨だったりして(クショ
アンチ望よりアンチ陣内になりそうダーヨ・・・・・
700 :
IoS:02/10/01 22:56 ID:???
>698-699
戦っては共に先陣に立ち、
戦い済んでは共に酒を酌み交わし、
酒を呑んでは熱い夜を過ごす。
そんな姐さんに萌えるのはおかしいと申すのか!?
漏れはラユュー様に票入れたがな。
萌えるのがおかしいわけじゃなくて、実際に萌え(燃え?)てる人間が多いのも
わかるんだけど(自分も予選ではこっぽーに入れたしw)
投票のログ見てる限り、萌えだけじゃなく祭り便乗者が多いように見えるのが
ちょっとなあ…と。
そだね。
萌えてるなら萌えを語れ!ってところでしょうか。
祭り便乗なんて本気でこっぽーさんに萌えてる人に失礼だと思うのだが。
まあ、祭もここまでのようだけど・・・
703 :
藤咲:02/10/02 01:08 ID:???
(どうしちゃったんだろ・・・私)
鹿島栞は竹箒で落ち葉を集めながら溜息をついた。
阿羅耶識を抜け美鈴追ってとあるマインドブレイカーの陣営に加わって数日、栞は不思議な気持ちを持ち始めていた。
・・・マインドブレイカーの男に対するモヤモヤとした気持ち。
(心まで支配されちゃったのかな・・・)
「ただいま、栞ちゃん」
何度目かの溜息をついた時、男と美鈴が買い物から帰ってきた。
「おかえりなさい・・・」
(どうしてだろう・・・2人が一緒のところを見ると切ない・・・)
「栞ちゃん、どうしたんですか?」
「何でもないです・・・少し疲れたみたいで」
美鈴が気遣わしげに栞に尋ねるが栞は誤魔化して美鈴に背を向け掃除を続けた・・・。
(はぁ〜、美鈴姉さんに心配かけちゃったな・・・)
栞は湯船に浸かりながら先程の自分の言動を後悔していた。
考えれば考えるほど分からなくなっていく自分の気持ち。
自分の本当の気持ちは一体何なんだろうか。
・・・30分後、湯船で気を失っていた栞が美鈴によって発見された。
704 :
藤咲:02/10/02 01:09 ID:???
「・・・あっ、ここは?」
栞は布団の中で目を覚ました。枕もとでは男が団扇で扇いで熱を冷ましてくれていた。「お前の部屋だよ。逆上せるほど風呂好きなのか?」
「う〜、考え事をしてただけです!」
(看病してくれた人に対して私ったら・・・)
男のからかう様な口調に思わず強い口調で言葉を返してしまい自己嫌悪に陥る。
一方の男は特に気にした様子でもなく栞の額のタオルを替えた。
「・・・ゆっくり悩めよ。悩めるうちに悩んでおかないと後で困るからな」
「随分年寄り臭い発言ですね」
「まあ・・な、四六時中命を狙われる生活を送っていたからな・・・今はお前達がいるから安心して眠れるよ」
男の憂いを秘めた表情に栞は胸の中のモヤモヤが大きくなるのを感じた。
「・・・俺のところに来たのを後悔しているか?」
「えっ!」
「最近沈んだ表情ばかりだからな」
「・・・私のことを見ていてくれるんですか?」
「当然だろ。大事な仲間だからな」
「・・・・・・」
(『仲間』か・・・何か良い響き)
「熱は下がったみたいだからそろそろ出て行くよ」
「ま、待って!」
「?」
「もう少し側にいて下さい・・・・・・ダメ・・ですか?」
「ダメじゃないさ」
栞の言葉に男は優しい笑みを浮かべ再び腰をおろした。
(この気持ちが何なのか今はまだ分からないけれど・・・私はこの人を守りたい)
そう思った時、栞の心から迷いや不安というものが拭い去られた・・・。
705 :
藤咲:02/10/02 01:12 ID:???
久し振りにカキカキ。
自分でも何が書きたかったのか不明なものに・・・。
没作の「悪霊に弄ばれる栞(18禁)」の方が良かったのでしょうか?
・・・支援にならないような気がします(汗
706 :
旧八:02/10/02 22:38 ID:???
うぅ、栞イイ……藤咲殿グッドです。
こちらも負けじと早め早めもソニア支援。前が攻めだったので今回は攻めです。
長文なのはご愛嬌。
707 :
旧八:02/10/02 22:38 ID:???
雲の存在を忘れたかのように晴れる空。
道路をかいくぐるように吹き抜ける風。
ひっそりと家々の間に植えている樹木。
さんさんと照りつける太陽。
楽しそうに行き交う人々。
今日は楽しい日曜日。
今だけは明日のことなど忘れて、街、そして人が活気づく。
わずかな休息、日曜日――
――になるはずだった。
「………………はぁ」
重い足取りで歩くソニアは、何度目になるだろうため息を、歩調と同じく重々しく吐いた。
周囲の人が憎らしいとか、日曜日が嫌いなどの、ひねり曲がった性格をしているわけではない。ただ、憂鬱なだけである。
『次の日曜日、駅前の映画館で待ってるよ』
と言われたのが数日前。そして本日が、その約束の日曜日。これが、ソニアを憂鬱とさせる原因であった。
「はぁ……」
と、再びため息。
飽きることなく繰り返されるため息。このため息は、彼女が映画館に向かうことの拒否反応であった。
できることなら今日は寝ていたい。抱き枕にしがみついて惰眠を貪りたい。いや、起きたのだからウィンドウ・ショッピングもいいかもしれない。
だがこうして、重い足を引きずって映画館へと向かっている。自分の意思とは関係なしに。
嫌悪する相手ならもちろん、同僚、部下、友人、知り合いだって、断ることぐらいできる。丁重にものさえ言えば、目上の相手だってわかってくれる。
しかし、ソニアが約束した相手はそれが不可能だった。
なぜなら、その相手はマインドブレイカー、ソニアを支配した男だったからだ。
708 :
旧八:02/10/02 22:39 ID:???
ソニアはそのマインドブレイカーの名を知らない。突然現れて、抵抗むなしくあっという間に支配された。仲間でさえそのマインドブレイカーを恐れ、支配される瞬間を遠巻きを見ていた。
その次の日、いやその夜からが、地獄にも等しい日々の幕開けだった。
マインドブレイカーはソニアに何も求めなかった。だが、ソニアがマインドブレイカーを求めた。支配による精神干渉――夜が訪れるたびに、ソニアは激しい肉欲に掻き立てられていた。
最初の数日は必死で押さえ込んだものの、マインドブレイカーが『力』を強めるだけであっさりと理性が崩れ落ちた。
そこからの堕落は早かった。行為は自慰へと及び、快感を駆り立てる。一種の麻薬中毒者だ。欲するから麻薬を投与する。投与するから麻薬を欲する。壊れたCDプレイヤーのように回る悪循環。
そして悪循環は、始発点を通過するごとにより凶悪なものへと変化を遂げる。
やがて、自慰では止まらなくなった。賄えなくなった。
だからマインドブレイカーを求めた。ごく自然な流れである。
いまや蒼月の魔道士は、年中発情期の雌と成り下がっていた。
「……はぁ………」
ソニアはこの現状を諦めていた。しかし、頭ではわかっていてもため息は止まらず、同調するかのように体が嫌がる。
逃げてもすぐ捕まる。すると新たな調教の始まり。だったら、現状に甘んじるしか道はない。
そうこうしているうちに、ソニアは映画館の前に立った。すでに入場券を与えられているので、受付で係員の愛想笑いと入場券の半券を交換して中に入った。
709 :
旧八:02/10/02 22:40 ID:???
もう引き返せない。
本日上映される映画は、『三流』と不名誉な前評判で有名なアクション映画。その前評判が影響してか、館内に人はあまりいない。いいところ、三〜四割である。
ソニアの服装は、いつもの姿からマントと杖を差し引いたそれだ。思いのほか冷房が強く、軽く鳥肌が立つ。
ソニアはマインドブレイカーを探した。むろん探したくはないけれど、映画が始まる前に会えなければ、マインドブレイカー直々の『お仕置き』が待っている。それだけは避けねばならない。
館内をぐるりと見回し……いた。マインドブレイカーは、真ん中の最も見やすい席にいた。上演前にもかかわらず、ポップコーンを半分も減らしている。
「マインドブレイカーさん……」
すぐ横に立って、静かに呼んだ。名も知らぬマインドブレイカーを、ソニアはこうして呼んでいた。
「……ああ、思ったよりも早かったね」
どうぞ、と言って隣の席を勧める。半ば命令なので、ソニアは無言で座る。
「ポップコーン食べる? コーラもあるよ」
「今日は……」
「ん?」
「今日は、何ですか……?」
支配さえされていなければ、魔法弾の一発でも発射しそうな雰囲気であった。
710 :
旧八:02/10/02 22:41 ID:???
ソニアはマインドブレイカーを信用していない。相手も、それぐらい承知である。だから怒ることもなく、やれやれと呆れた様子を見せるだけ。
「ひどいなぁ。今日は、最近の活躍を労おうかと思ったんだけど」
ここ数日、連戦が続いていた。ダークロアに阿羅耶識、イレイザーなどの能力者たちとの多人数戦。そして、EGOの能力者との一対一の勝負。
不本意ながらもマインドブレイクされて戦ったことを、ぼんやりと思い出した。
「……本当ですか?」
「もちろんだよ。たまにはいいでしょ、こんなのも」
マインドブレイカーの言葉が、いやに潤って聞こえる。
夜の屈辱的な情事で忘れていたが、一応自分のマインドブレイカーである。彼がいなければ生存の危うい場面を多くあったし、面倒だって見てくれている。片鱗でも、優しさだって持っている……かもしれない。
そう考えると、ソニアは妙に気分がそわそわとしてきた。
「……パンフレット、買ってきましょうか?」
「いいね。スタンプも押してきて」
「わかりました」
悲観的に考えすぎていた。
もう少しお気楽思考に物事をとらえよう。
席から売店までのソニアの足取りは、スキップのように弾んでいた。
711 :
旧八:02/10/02 22:41 ID:???
今日だけは仲良くマインドブレイカーと談話しつつ、ソニアは映画を待ち焦がれた。
そして開始時刻が訪れ、照明が一つ一つと消えてゆき、闇が招かれた。
意味があってなさそうな、苦笑いさえ浮かべてしまうような予告が終わり、映画が始まった。
ずいぶんと造りの幼稚さにがっかりしながらも、ソニアはポップコーンの最後の一掴みを口に入れた。
学芸会のお遊戯レベルの演技を見ながら、ぼんやりと先の展開を予想した。つまらない、もう少しいい映画を見せてくれればいいものを。
軽く悪態ついていると、不意に、違和感に気づいた。
「(あ、あれ……?)」
最初、ソニアは勘違いかと思った。夏バテとも思った。だが、一秒一秒と立つごとに、その見当違いの答えは否定されていき、ある確信が見えた。
「(どう、して……)」
思考が正常に機能しない。必要以上にぼんやりとしている。
寒いくらい冷房がきいている。なのに血が沸騰したように体が火照っている。
うずうずと神経に痺れが走る。強くはなく、糖分のように甘い痺れ。
「(気づいたようだね)」
マインドブレイカーがソニアの精神に直接『話し』かけた。
「(これ……て……)」
「(ま、そうゆうこと。溜まっているんじゃないのかな、と心配してさ)」
「(……………!)」
思い出した。連戦続きと同時に、体調のことを考慮して、マインドブレイカーは毎夜の精神干渉を与えず、情事もしていなかった。
どうして忘れていたのか。きっと、疲労のせいだ。でなければマインドブレイカーが何らかの手を下したに違いない。
「(最低……!)」
一刻も早くこの場を逃げ出したかった。見られてもいい、不自然でもいい。逃げさえすれば、なんとでもなる。
意思通りに動かない体を、どうにか立ち上がらせようとした。
が。
712 :
旧八:02/10/02 22:42 ID:???
「(動くな!)」
マインドブレイカーの怒号と共に、テレビの砂嵐にも似た音がソニアに直撃した。不快な騒音に、ソニアは顔をしかめた。
「(立ち上がりでもしてみろ。その瞬間、最大級の精神干渉を与えるぞ。……さぞ男どもは喜ぶだろうな)」
「(そんな……)」
「(なあに、問題ない。ここでやればいいのさ。……いい加減、こんなことにも慣れただろう?)」
ニタニタと笑いながら『話す』マインドブレイカーを前に、ソニアは困惑していた。
もちろん、ソニアは今でもこんなことに慣れていないし、慣れる気もさらさらない。けれど、体を駆け巡る欲情、己のさかりを抑えることはできない。
どんなに我慢しても、いずれは糸が切れたように理性が飛び、半狂乱で自分の性器を弄る。それでも不満ならば、マインドブレイカーに懇願する。
懇願したら終わりだ。何をされても文句は言えない。相手の欲望を叶え、こちらの快楽が満たされる。平等のように見えるが、きっとそうではない。
そんなことになっては、立ち上がらなくとも男たちの玩具となってしまう。
713 :
旧八:02/10/02 22:43 ID:???
「(……わかりました)」
意を決した。
そっと、成長が乏しい胸に手を置いた。
「(声は出さないほうがいい。……さて、我慢できるかな?)」
マインドブレイカーの『声』がソニアに届いていたかどうかはわからない。キャミソールの上からでもわかる硬くなった箇所を、こりこりと指で掻く。
喘ぐかわりに首を振る。さらさらと前髪が揺れ、額に滲む汗にぺとりと貼りついた。
行為による恥辱か、はたまた押し寄せる快感からか。頬が赤く染まり、目に涙が溜まりつつある。
「っ、ふぅ……っ」
映画のシーンに合わせて息を吸い、飲む。声を出せないソニアの、わずかな喘ぎであった。
「(ふむ、まだまだ余裕があるみたいだね)」
マインドブレイカーは『意志』を高めた。すると、ソニアに注がれる精神干渉が増大した。
「……! ……ふ、はぁ……!」
高ぶった欲情を昇華しようと、わずかに呼吸を荒げてキャミソールをずり下げた。冷たい外気に晒された胸を、崩すように手荒く愛撫する。
だらりと、ソニアの口端から唾液がこぼれ、スカートに落下した。
「はぁ……ふ……」
「(そろそろじゃないかな?。手伝ってあげるよ)」
と、マインドブレイカーが『言う』と同時に、下半身がちりちりと焼けるように『何か』が押し寄せた。
「(そ、そん……やっ……、まだっ、早い……!)」
「(でもないさ。……だったら、もっと精神干渉を上げようか?)」
「(け、こう、です!)」
両手をスカートの中に入れ、下着を下ろす。
714 :
旧八:02/10/02 22:44 ID:???
脚を沿って下りてゆく下着はソニアの自慰を手助けした。にちにちと音が生まれ、性器から分泌された愛液が下着をべとべとと汚し、その愛液は脚にも薄く伸びる。
マインドブレイカーは久しく嗅いだ雌の香りに、唇をべろりと舌でなめた。
「ぁ、ぁあ……ぁっ……」
漏れ出した声をどうにか押し殺し、下着を膝にかける。ドロドロと湧く愛液が映画館の席を濡らしてゆく。
ソニアはいつもの癖で指を口に入れ、なめ回した。自慰にふける前、こうして指を唾液に浸しているからだ。
唾液に満ちた指を、ゆっくりと性器に近づけ、触れた。
たった、触れただけ。だが、マインドブレイカーはその瞬間に最大の精神干渉をたたきつけた。
わずかだと思っていた快感が、その数百倍となって身に降りかかったソニアの神経は、これまでにない振動で震えた。
「ひぃっ!」
声が飛び出した。ソニアは目を閉じて、これから起こることに身を委ねよう、そう覚悟した。それに対を成すように、マインドブレイカーはイタズラが成功した子供のように笑っている。
しかし、この時ほどアクション映画が幸いしたことはなかった。ソニアが声を発したとき、偶然にもスクリーンには登場人物が拳銃で打ち抜かれたシーンを映していた。観客はほんの少し眉をしかめる程度で、ソニアのことを気にも留めなかった。
ソニアは自分の幸運に感謝したが、マインドブレイカーの機嫌がよくなるはずもない。ぎりぎりと精神干渉の限界を突破しながら、ソニアに『囁く』。
「(早く続けろよ。今すぐ服を脱がせてもいいんだぞ……!)」
「(……わかってます……! だから……)」
ソニアは慌てて指を動かした。始めは一本、その深みに沈める。はちみつに指を落としたような感触が、人差し指全体に広がる。
ぐりぐりと混ぜ、なぞり、出しては入れて。これを繰り返すも次第に満足できなくなり、もう一本追加して二本にする。
しかし、なかなか高みに到達することができない。
715 :
旧八:02/10/02 22:44 ID:???
それどころか、半端に快楽に得たため、いつ声が出てもおかしくない状態まで追い詰められていた。
「……うぐ……くふぅ……」
胸を弄っていたもう一方の手に命令し、震えを抑えながら髪を束ねているリボンをほどき、器用に折りたたんで口に咥える
即席の猿轡だ。だが、十分に効果はある。
ソニアの自慰は続いた。が、混乱する頭でむやみに動かすも、一向に絶頂の兆しは見えない。
マインドブレイカーはほくそ笑んだ。毎夜の調教が、ここにきてようやく効果を発揮していた。
「……、……! …………! (なんで……どうして、イかないの……)」
「(……制限時間を決めよう。あと一分だ)」
「(………そんなっ!?)」
「(だって、シラケるだろう。もしも一分を越えたら……今日はこの映画館から出れないよ)」
マインドブレイカーの横暴は今に始まったわけではない。ソニアは文句一つ言わず、指を、手をさらに早く動かした。
不満は今でなくても吐くことはできる。けれど、制限時間に間に合わなかったら……そんなこと、考えたくもない。
今回ばかりは、男にモノを懇願することはできない。使わせてくれるかもしれないが、それだと本末転倒だ。
指を三本に増やし激しく責め立てる。自らの魔力を使い肉欲を生み出す。こんな行為にふける自分を言葉責めをする。
が、まだまだ責めが足りない。あと三十秒、とマインドブレイカーの声が『響く』。
「……ひゅぅ、ふっ……はぁっ……っ…………」
まとまらない考えが頭をぐるぐると廻る。
そんな思考で考えた結果が、これであった。
716 :
旧八:02/10/02 22:45 ID:???
「……、…………、…」
聞き取れないほどの小さな声で呪文を呟き、手で印を紡ぐ。すると、淡い蒼色の魔法円が浮き出した。
そこから、にゅるりと滑り落ちるように杖が現れた。先端に蒼い石のついた、手を広げた程度の長さの樫の杖。ソニアがまだ見習いだったころに愛用していた杖であった。
杖にまつわる思い出に浸ることなく、ソニアはそれを性器にあてがう。そして躊躇なく膣内に押し入れた。
「!!! ……っ! …………!!!!! (ひんっ、ひゃぁ……ああっ、ぁはぁ……ぃぃ………いっ!)」
「(へえ、ずいぶんと思い切ったことをするね)」
マインドブレイカーの『声』を聞き流し、狂ったように杖を前後に動かす。性器に合わない、男根よりも遥に太い杖が捻り込まれ、膣奥までがりがりと張りつめられる。
びしゃびしゃと愛液が噴き出し、杖をつたって床に滴る。
「あ、あはぁ……はっ、はっ……!!!」
「(……声、出てるよ)」
「ぁぁぁ、あぁぁ、ふぅぅぅぅぅぅっ!」
「(おいおいおい!?)」
前に座っている客が何事かと後ろを見始める。少しずつざわつきだす館内に、さすがのマインドブレイカーも焦りを隠せない。
「(ソニア、俺は先に帰る! 明日までには帰るように!)」
以前教わった空間転移魔法円で姿を消すマインドブレイカー。ソニアは気にもせず、虚ろな瞳で行為を続けている。
「かはぁっ、くぅ……っ! 入って、入って、はいってはいってはいって、あああああああああ、ふあああああああああっ!」
快感が突き抜け、雷撃のような痺れが全身を貫く。
その瞬間ソニアの意識はとび、暗転した。
映画館のすぐ外。そこに、マインドブレイカーが映画館を眩しそうに見上げていた。
「ソニアめ……まだまだ俺の調教不足だな」
と言うものの、助ける気など毛頭ない。今ごろ映画館の中では、肉欲の宴が開かれているに違いない。
マインドブレイカーは踵を返し、歩き出した。
「まあ、いい。……次の試合にさえ間に合えば、な」
717 :
旧八:02/10/02 22:47 ID:???
長っ! これじゃまさしくシラけるかもしれない……そうでないことを祈ろう。
>>717 長っ!でもって早っ!
明日ソニア戦かとオモタヨ。
まあ長さに関しては、ココ最近の支援状況から言って
これ位の長さでもイイのかも。
新藤四姉妹最後の砦に!!
と思ってたけど今から悩むなぁ…。
さて、後藤なおキャラが全滅したわけだが、
その裏で純珪一キャラが予選から通じて無敗という事実に驚き。
720 :
IoS:02/10/03 00:23 ID:???
>旧八氏
これで長いって言ってたら同等量でレベルの低い漏れの以前の駄文なんかどうなるよ……
個人的には10レスくらいは十分許容範囲だが、他の方は…どうだろ?
さて、明日はソニア票に決まったわけだが。皐月サイドの支援によっては……
721 :
藤咲:02/10/03 02:08 ID:???
>旧八氏
ソニアに投票決定で♪
えっちシーン含めてこの長さ・質ならいいと思います。
私はえっちシーン到達前に・・・(涙
ところで「ナオレンジャー」って小説化した人はいるのでしょうか?
こういうネタってかぶると萎え萎え〜。
ひろゆき殿からMLが届いた。
トリップテスト…
>>723 サイテー野郎ですな・・・
つーかあくるたん・・俺が欲しい・・・
いや、入札なんか絶対しませんが。
726 :
f91:02/10/03 22:22 ID:???
>>691-692の高砂大反転殿、NPC殿、覆面の男殿
遅くなってスマソ。レスありがとう。
なるほど…。やはり、確実に維持するためにはクラリスの力が
必要なんですな。Works…(ノД`)ウワァァァァァァァァァァン!!!!!!
>旧八氏
では、俺のは駄文以下の記号の羅列ってことで。
長く書ける貴方がウラマヤ、もというらやましいです。
そして白票は見事にソニアと書かれました。
>688
亀レス失礼、感想どうもです。
個人的には決定事項です(笑)>満月
728 :
藤咲:02/10/04 00:37 ID:???
※18禁です♪
ゴトー戦隊ナオレンジャー 第49話「白猫風絶体絶命宇宙丼(大盛り)♪」
あらすじ:これまで悪の組織の侵略を退けてきたナオレンジャー。しかし野望の為に手を組んだラユューとクラリス・パラケルススと鈴鹿御前により窮地に立たされた!頑張れナオレンジャー!負けるなナオレンジャー!
「ここまでの様ね、ナオレンジャーさん達」
クラリスはホムンクルスに羽交い絞めにされている2人−ナオホワイト『白狼』湯上谷舞とナオブルー『青い巨星』ミナ・アグリッパ−に向かって優しく語りかけた。2人はクラリスの呪縛により動くことは出来ない。
「は、放しな・・・きゃ!」
「舞ちゃん!」
「口の利き方は覚えていた方が身の為よ」
舞に対し鞭を振るい下着ごと純白のセーラー服を切り裂いたクラリスは余裕の笑みをもらした。
「お願いします。舞ちゃんだけは助けてください!」
「あらあら、笑○より笑わせてくれる台詞をありがとう・・・裏切り者」
次の瞬間、クラリスは鋭いナイフをミナの喉元に突きつけた。そして・・・
「や・・・い・・・やめ・・・・て・・・くだ・・・・さい・・・・・・」
クラリスはゆっくりとナイフでミナの服を切断していく。刃先はミナの体に触れるか触れないかの位置を保ち彼女に恐怖を与えてる。
729 :
藤咲:02/10/04 00:39 ID:???
「ふふっ、ミナちゃんの体は綺麗ね・・・処女なんでしょ?」
クラリスは服を切り終わるとナイフでミナの首を軽く突付きながら尋ねた。
「・・・しょ・・処女です・・・」
「合格。舞ちゃんは?」
「・・・・・・・」
クラリスは舞から返答がないので困った顔をしつつミナの乳首にナイフを当てた。
「ひゃん!」
「処女です!処女ですからミナには手をださないで・・・下さい」
「最初っからそう言えばいいのよ。でもちょっと遅かったわね」
そう言うと虚空から何かを召喚し舞の目の前に突きつけた。
「これ、何だと思う?」
「!?」
舞の眼前に突きつけられた物・・・それはどくどくと波打つ芋虫のような巨大な肉の塊であった。
「これはね、魔界の悪魔から摘出したペ○スなのよ。まあ少し手を加えてあるけど。274出番よ」
クラリスは歩み寄ったworks274の秘所にソレをねじ込んだ。心なしか普段無表情のworks274の頬に赤みがさす。
「やっちゃいなさい」
ぞっとするほど優しい言葉と共にworks274はミナを組み伏せ、装着した肉棒をミナの秘所にあてがい・・・一気に貫いた。
「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」
ミナの絶叫と共に彼女の太ももを破瓜の証が流れる。それをクラリスは白い布に染み込ませた。
「ミナっ!ミナっ!ミ・・・んっ!」
目の前の出来事に半狂乱の舞をクラリスは鳩尾に拳をめり込ませることで黙らせた。ついでに舞の服を完全に取り去り、後ろから舞の胸を揉み解しつつアソコに指を走らせた。爪の間に仕込んでおいた媚薬はたちどころに舞を追い詰めた。
730 :
藤咲:02/10/04 00:41 ID:???
「あっ・・・ミ・・ナ・・・・やっ・・・いゃ・・・・・・ひゃ・・めて」
「ふふっ、目の前で親友が犯されているのに濡れてきちゃった?」
「そ・・・そんな訳・・・・・・あんっ!」
舞は心中の動揺を悟られまいと俯いたが、クラリスに肉芽を摘まれ体を弓形にそらしてしまった。
「ま・・・まいちゃ・・・ん・・・・助け・・・・て・・・・・きゃんっ!」
「み・・・・な・・・・・いやっ、アソコが・・・・・あああああああぁぁぁぁぁぁっ!!」
助けを求め涙を流すミナの前で舞は絶頂に達し、反動で黄金の液体を流失させた・・・ミナの顔面に向かって。
「・・・いやぁ・・・・・止まって・・・・止まってよぅ・・・・・・」
襲い掛かる脱力感の中で舞は必死に止めようとするが、流れは収まるどころか勢いを増す。ミナは事態が飲み込めないままポカンと口を半開きにしたまま顔面にシャワーを浴びた。
「ふふっ、お似合いよミナちゃん。小便臭いお子様そのものだわ」
一方、ナオレッド『紅い稲妻』鹿島栞は・・・。
(・・・どうなってるの、一体!?)
学校のロッカーの中に隠れていた。
遡る事数分、栞が水泳の授業中に強烈な敵意を感じたときには、既にクラスメイトの男女数人に組み伏せられていた。
どういうわけか能力が使えず、スクール水着を脱がされあわやという所で全裸のまま逃走したが、次第に追い詰められ今ではこのロッカーの中に身を隠している。
途中で回収した緋袴と白衣を素肌の上に着て逃げていた為、激しく乳首が擦れ痛いほどに勃起している。
731 :
藤咲:02/10/04 00:42 ID:???
(・・・他のみんなと連絡を・・あっ!)
急に殴られたような痛みを頭に受け何かが流れ込んでくるのを感じた。
(これは・・・舞ちゃんの意識!?)
声を出さないように痛みに耐える栞は直感でそのことを理解した。
(!?何これは・・・やっ・・・・ダメっ!)
流れ込んできた意識は舞が受けている快楽そのものであり、直接脳を刺激する為舞が受けている以上の快楽を栞に与えた。
(・・・あっ・・・・くっ・・・・・耐え・・なきゃ・・・・)
何とかして耐えようと両手で自分を押さえつけるように抱きしめたが、かえって胸を圧迫し秘所から流れ出る愛液の量を増加させた。
「・・・・・・ああああああぁぁぁぁぁぁ!!」
必死に耐えていた栞であったが流れ込んでくる意識が理性を覆い隠した瞬間、自らオ○ニーを始めすぐさま絶頂に達した。
「・・・はぁ・・はぁ・・・・・きゃっ!?」
脱力しながらも行為を続ける栞だったがロッカーの中でバランスを崩し外に転がり出てしまった。
「あっ・・・みん・・な・・・・見てる・・・・・やめ・・なきゃ・・・・でも、でも!」
取り囲まれいやらしい目で見つめられながらも栞は行為を続けた・・・そして、
「だ、だめっ!み、みんなの・・見ている前で・・・あああああぁぁぁぁっ!!」
盛大に潮を吹きながら栞は絶頂を迎え気を失った、が、周囲の人間が一気に栞に襲い掛かり体を貪られるにいたり無理矢理意識を引き戻された。
「・・・・・んっ!ひゃ、ひゃめて、そこだけは・・・・・・いやぁぁぁぁぁっ!!」
巫女として絶対に守らなければいけない純潔も散らされ、全てのアナを欲望で汚され、全身を液まみれにされ、それでも犯され続ける栞に逃れるすべはなかった・・・。
次回 第50話「黒猫風絶体絶命地球丼(特盛り)♪」に萌え萌えON!
732 :
藤咲:02/10/04 00:51 ID:???
栞敗北+全滅の無念+対抗意識から書いてみました。
すごいありきたりなネタで挑戦です。
野菜天使はラユュー様にごにょごにょ。
人魚さんは打ち上げられて干からびています。
これが限界ッス、兄貴・・・。
>依風はるか殿
お手数かけてすみませんです。
>723
・・・許すまじ。
>上月殿
私のも似たようなものです(涙
・・・えー、ここはソニアSSの勢いを相殺すべく、皐月SSを書く事にします。
しかし、明日も仕事が速いのでこれにて就寝。
執筆は明日(今日か)の夕方になると思います。書きあがるのは夜かなー。
と、前もって宣言しておかないと止まりそうもない勢いだからなぁ。
・・・今度こそ書き上げろよ、俺。
734 :
旧八:02/10/04 13:20 ID:???
前回のカキコで、二つ目の『攻め』の部分は『受け』ってことで補完しといてくだし。
間違いスマヌ。
皐月SSが投下されるらしいので、こちらも支援第2段。道徳的にダブル支援が(・∀・)イイ!のか(・∀・)カエレ!なのかわからないけど、とにかくアプ。
735 :
旧八:02/10/04 13:23 ID:???
「クラリス様……私、わかりません……」
暗い部屋。そこには、豪華な造りをしている椅子に座る少女とその前に膝つく少女がいる。
前者は、目の前の少女を氷のような瞳で眺めている。
後者は、すべてに絶望したように床を見つめている。
「何が、足りないのですか?」
この言葉は後者が発したもの。最初の言葉もそうだ。やや震えた、泣いているとも感じられる声が、部屋にひっそりと満ちてゆく。
前者の少女は、変わらず無言のまま後者の少女を見ている。見下しているようにしか見えないのは、二人の間に往生する、絶対的な立場の差のせいだろうか。
片方は、WIZ−DOMの最高幹部の錬金術師。片方は、まだまだ見習いの魔道士。
どちらがどちらかは、言わずとも明確であった。
錬金術師からは答えが来ない。そう悟った魔道士は、一方的に話し始めた。
「私は……自分で言うのもなんですが、人並み以上に努力してきました。どんな時であろうと、この杖一本で乗り越えてきました。けれど……」
魔道士の語気に熱がこもる。しかし、最後の言葉で冷却された。
「……みんなには届きません」
決定打と共に、語気の調は地へと堕ちた。それを象徴するように、魔道士から発していた気もゆっくりと下降していった。
だが、それとは逆に魔道士は手に力を込めて杖を握った。まるで、消えかけた自分の存在を確かめるかのように。
「追い抜けるとは思っていません……本当です……ただ、背中が見えるあたりまでは追いつきたかった。だけど、みんなは速すぎです。私がどんなに走っても、差が広がるばかりで……」
さらに力が込められる。手は痛覚を訴えるが、魔道士は却下の意を下す。
736 :
旧八:02/10/04 13:23 ID:???
「これでも、ホノリウスの名には誇りがあります。ご先祖様たちが、命がけで守って、そして世に広めてくれた名ですから。……ですが、私がこれでは、ホノリウスの名をドロで汚すも同然です」
突然。手の力が抜けた。握られていた杖は床に転がり、カラリと乾いた音を立てる。
「クラリス様……教えてください。私に足りないのは、努力ですか? 才能ですか? それとも、もっと他にある要因ですか……?」
これを最後に、魔道士は言葉を消した。わずかだが、肩が震えているように見える。
表情を固めていた錬金術師が立ち上がる。そして、倒れるかのようにゆっくりと魔道士のすぐそばに座る。
錬金術師の冷たく小さな手は、魔道士の手の上に置かれた。
「あなたに足りないもの……それは。自信よ」
「じ……しん?」
「ええ。そうよ」
錬金術師がにこりと笑う。今まであった硬く凍った雰囲気が、ぱっと暖かみを得たように柔らかくなった。
「ソニアちゃんは、WIZ−DOMの中で一番努力してる。それは私が保証するわ。才能だって、なければこうやって生きていられない。……そうでしょ?」
「そうですか……?」
「ええ。あとは、自信。自信は時にすべてを凌駕する。逆に言えば、どんなに恵まれた人だって、自信がなければ見る影もない」
錬金術師が、魔道士をそっと抱きしめた。
「自信を持って。そうすれば、みんなには簡単に追いつけるから」
二人はしばらくの間、このままだったという。
新たなる幕開けにこの魔道士がいるかどうかはわからない。だが、一つだけ確かなことがある。
たとえ見捨てられても、魔道士はアナタの元にいる。
魔道士はずっと待っている。
アナタと共に、戦うことを。
737 :
旧八:02/10/04 13:25 ID:???
昼休み、メシも食わずに書いていたら投票する時間もなくなった罠。
家帰ってから投票します。
―――今、私は、今日のお昼頃、集団暴行事件のあった、現場の映画館の
前にいます。しかしこの事件、ただの暴行事件ではありませんでした。
なんと、ひとりの少女が、何人もの男に強姦を、されていたと言うのです。
・・・白昼の映画館の中で、一体何が彼らをそうさせたのでしょうか―――
もうだいぶ西に傾きかけた陽のさすダイニング・テーブルで、
コーヒーを手にテレビのワイドショー記事を目で追うひとりの男がいた。
「・・・・・」
その目は真剣そのものである。その事件の特異性ゆえ、ごく普通の人でも
自ずと目に止まり、眉をしかめる事ぐらいはあるだろう。
しかし、それが普通の人と違う意味を持っていたことは、もう1つの
コーヒーカップの置かれる音と共に明らかになる。
「・・・また、被害者が出ましたね」
「ああ、また一人能力者が“壊され”たな・・・」
占星術における大いなる変革の時代『Aquarian Age』において
新たに闘争に介入した男たち―――マインドブレイカー。
能力者たちを操り、支配し、覚醒させる―――その能力は、この混沌とした闘争に
終止符を打つ力さえあるとされている。しかし、多くのマインドブレイカーは
この力に溺れ、自らの欲望を満たさんとする為だけに、能力者を使役する。
そして、今日も多くの能力者が、マインドブレイカーによって“壊され”ていく。
「どうして、どの組織もマインドブレイカーの横暴を野放しにするのでしょうか。
阿羅耶識も、WIZ-DOMも、ダークロアも同じ・・・このままでは能力者は
最後の1人までマインドブレイカーの駒として悲しい末路をたどります」
そう呟いて、男の向かいに座った女―――進藤睦月はコーヒーカップを持つ
手に力をこめた。瞳にはどこにぶつけるでもない悔しさが、やるせなさに現れていた。
「・・・それだけ、マインドブレイカーに打つ手をどこも見出せないと言う事さ。
一言にマインドブレイカーと括れないところもあるしね」
睦月を諭すかのように、ゆっくりと言葉を選びながら、男はそう呟いた。
「ただいま。睦月姉さん」
「あ、皐月。帰ってきたのね」
二人の間に流れていた沈黙を断ち切ったのは、睦月の妹、三女皐月の帰宅であった。
皐月もまた、テレビの映像を目に、僅かながら不快な表情を作る。
「また、なんですね・・・」
「そうだな。まだ警察(そしき)の調べが済んでいないから、どうとも言えないけど
おそらくはWIZ-DOMか、阿羅耶識か・・・」
「それじゃ、私は夕食のお買い物に行ってきますね」
「いってらっしゃい。睦月姉さん」
睦月がいなくなり、二人きりになったダイニングキッチンに、コーヒーメーカーの
音だけがしゅんしゅんと響く。
コーヒーを入れてくる。それだけ言うと、制服に白衣という帰宅したままの格好で
キッチンの方へと足を向けた。
「皐月」
背を向けたままの皐月の両肩に手を置き、一言。
ぴく、と一瞬だけ肩を震わせるが、何事もなかったかのように返事を返す。
「・・・皐月は、俺のことが怖いか?
もしかしたら・・・俺も君達の事を“壊して”しまうかもしれない・・・」
「・・・まさか。義兄さんは他のマインドブレイカーとは違うでしょ?」
有り余る力を持て余すマインドブレイカー。これに対し、超能力者集団E.G.O.
(Evolutional Generation Organization)の出した解答は『子飼いにする』事だった。
マインドブレイカーをE.G.O.の組織で保護する形をとり、生活を補助、保障する。
その恩賞として、マインドブレイカーは時折E.G.O.から伝えられる任務を受ける。
時にそれは、他陣営との小競り合いの収拾であり、時にそれは新たな能力の
研究の為の調査だったりする。彼もまた、もともと身寄りのなかった所を保護され、
今では進藤家と養子縁組も済ませた「公認のマインドブレイカー」である。
「・・・わかっている。どこにも行くあてのなかった俺を、睦月さん達は優しく受け入れてくれた。
今ではE.G.O.からの補助もあって、人並み以上の生活が出来ている。
みんなには本当に感謝しているし、今俺は凄く幸せなんだ」
「そう・・・ですよね・・・義兄さんは、それで・・・」
「・・・皐月?」
気付くと、皐月の肩が小刻みに震えている。言葉も、心なしか消え入りそうな小さな呟きに聞こえていた。
慌てて振り返らせても、肩を強張らせて俯いたまま、ぼそぼそと言葉を続けた。
「最初に、義兄さんが家に来た時の事を覚えてますか?葉月ったら、ものすごくはしゃいじゃって、
義兄さんにじゃれついてましたよね。ほら、うちって女の姉妹しかいなかったから・・・
本当に嬉しかったんでしょうね。如月姉さんと、葉月の二人で引っ張られるようにして
睦月姉さんに挨拶した時、凄く、優しい目をする人だと思いました・・・」
「でも、いつからか、義兄さんの事を考えると、胸の奥が苦しくて・・・これが、人をいとおしく思う
気持ちなんだ。と言う事を思い知らされました。でもたとえ血の繋がりがなくとも、
義兄さんは私の兄で、私は義兄さんの妹。そんな枷に縛られたまま生きてゆくのなら、いっそ・・・」
「皐月・・・」
二人の鼓動が早鐘のように高鳴る。
皐月は、所々嗚咽を詰まらせながらも、言葉をつむぎ、
男は、ただどうする事も出来ないままそれを聞き入っていた・・・。
そして、両肩に置いた手を動かそうとした刹那、皐月がその手をそっと払いのけた。
皐月の行動に一瞬戸惑い、半歩ばかり男が下がる。
「私も、組織の研究所などで、何人も“壊れた”能力者たちを見てきました。
みんな、一様に虚ろな目をして、なにかを呟いてる人もいます。でも・・・
確かに言える事があるんです。彼女たちの中に・・・
暗く沈んだ顔をした娘なんて、一人もいないって事を・・・」
「皐月、まさか君は・・・」
さっきまでより、さらに悲壮な決意で言葉を搾り出すと、
最後に涙の溢れる瞳を上げて、皐月は最後の導火線に火をつけた。
「お願いです・・・私を“壊して”ください・・・」
じ〜か〜ん〜切〜れ〜。
・・・ごめん、今の私にはこれがせーいっぱいでしたぁ〜(がくっ
本当はこれを皮切りにめくるめく展開になだれ込む予定なのですが、
そこまで書き上がるのを待っていては投票時間に間に合いそうにないので
前後編にしてここでひとまずUp。
まあ、ここまで全年齢。こっから先が18禁で事でちょうどいいだろコンチクショウ(自嘲
・・・あう、本当に要望が強いようなら急いで後編の執筆に入りますが、
それでも今日の投票には間に合わないかと・・・。
お願い皆様、私に今一度チャンスをください〜(懇願
>739
元大佐、リンク先に行けません! 俺だけでありますか!?
745 :
f91:02/10/04 22:56 ID:???
>>744 俺は一回失敗したけどその後無事にDLできた。
とても(・∀・)イイ!内容でしたぞ。
>744
安心しる。俺も行けない。
>753
純愛イイ!! でもソニアの先制支援に遅れを取ったね……
>743
萌へ〜!
いいなぁ、「私を壊して」ってフレーズ…。
ソニアSSより早かったら、皐月に投票してましたよ…。
余談だけど、マインドブレイカーを「飼いならす」って設定、
皆さんも考えるてます?
SSの中のマインドブレイカー、俺の書いてるのと同じような設定なんで…如何でしょ?
748 :
744:02/10/04 23:22 ID:???
もう1回やったらイケました。迷惑かけて失礼
内容もイケました(死)
俺もこれくらい凄げェの書きてえなあ……
749 :
KS:02/10/05 00:14 ID:???
>>743 くわあ、惜しい。
ぜひとも続きを読みたかったのですが、負けちゃいましたね……。
>>747 思いつく話によって違います>マインドブレイカー
一番気になるのは、イレイザーとMBの関係なんですけど、小説とか
ではどうなってるんでしょう?
750 :
IoS:02/10/05 02:52 ID:???
>MBの設定とイレイザー
とりあえず、「宝瓶宮の扉」では、MBが(いちおうメール欄)を支配してますな。
単独で先行していた所を取られたようです。詳細は不明ですが。
マインドブレイカーの力を利用して、戦力の増強を図ろうとする集団というのもありかと。たとえば、
ラユュー・ィアーリス軸に対して叛機を伺うルシフェル。
MBと呼ばれる事象特異点を力を利用し、喪われたる“真名”即ち力を
蘇らせんと策謀を巡らせていた……。
とか。で、最終的にはMBに3分の1がコロぶと。ああ、陳腐なネタしか想いうかばん。鬱氏
751 :
藤咲:02/10/05 03:48 ID:???
「壱与ちゃんを棄権させるってどういうことですか!?」
美鈴の困惑に満ちた声が男の耳朶を打った。
「お前は黙っていろ。壱与、お前自分でも気付いているんだろ?」
「ふにゅ?何のことですか?」
男の言葉に壱与は不思議そうに首をかしげる。
「お前を支配している者としてはっきり言う・・・次に神降ろしを行えば確実にお前の精神は崩壊する」
「ほっ、本当なの壱与ちゃん?」
「・・・・・・・・・」
美鈴の問いかけに対して壱与は僅かに表情を曇らせて俯いた。
「答えないという事は分かっているんだな・・・気付かなかった俺も迂闊だが、何故今まで黙っていた?」
男はかがんで壱与の目の高さにあわせると優しく尋ねた。
「・・・みんなに心配かけたくなかったの・・平和な世界を作るまでみんなと一緒に頑張りたいの!」
壱与は怖いくらい澄んだ瞳に涙を溜め男と美鈴を交互に見つめた。
「壱与ちゃん・・・駄目だよ・・壱与ちゃんがいなくなったらみんな悲しんじゃうよ」
「美鈴お姉ちゃん・・・」
美鈴は壱与を優しく抱きしめるとゆっくりと語りかけた。
「嫌な言葉だけど「平和の為に犠牲はつきもの」は事実だけど・・・進んで犠牲になろうとするなんて私は認めない・・・・・・お願い考え直して」
「・・・でも・・でも、神降ろしの出来ない私は役立たず・・・」
「そんなことはないさ。武器を持って傷つけ合うだけが戦いじゃない」
「どういう意味ですか?」
壱与はきょとんとして問い返した。
「宿題だ。2日後に答えるように」
752 :
藤咲:02/10/05 03:49 ID:???
「はい・・・でも棄権はしません。戦った後で答えを考えます」
「壱与ちゃん!」
「・・・ごめんなさい。でも今戦わないともう2度と戦えないような気がするんです。これまで倒してきた人達の為にも・・・」
美鈴の瞳を真正面から見つめ返し壱与は力強く答えた。
「今この場でお前を汚し強制的に神降ろしを出来なくしてもか?」
「そんな事出来ないのは私がよく知っています」
「・・・やれやれ、だな」
恫喝に笑顔で返す壱与を見て男は渋い表情を作った。
「美鈴といいお前といい、阿羅耶識の女は頑固で敵わん・・・分かったよ。ただし、精神支配を強めてお前の負担を最大まで減らす、いいな?」
「はいっ!」
男の言葉に壱与は力強く答え抱きついた。そして、
「あの・・・」
「・・・これで・・これでよかったんですか?」
戦いの場へと歩んで行く壱与の後姿を眺めつつ美鈴は男に尋ねた。
「今のアイツの精神力なら五分五分・・・まさか俺が神に祈ろうとはな」
「それなら大丈夫です。壱与ちゃんは神様に愛されていますから!」
美鈴は少し強張った表情ながら明るく答えた。
「そう言えば最後に何か話しませんでした?」
「ああ、一段落したら泳ぎに連れて行って欲しいとさ」
「そう言えば彼女泳ぐのが好きですから」
「・・・という訳だ。さっさと終わらせて全員で行くぞ」
男の言葉に美鈴と物陰に隠れていた『仲間』達は深く頷いた・・・。
753 :
藤咲:02/10/05 03:56 ID:???
劣勢につき30分弱で書いて投下しました。
果たして効果はあるのでしょうか?
・・・美鈴さんって結構便利だったりw
うに。呼んでくださった方々に感謝。
アレは夜中に兄弟達が寝ちまった後にコソーリと書いてますた。
人が来たらすぐにモバイルの電源消して誤魔化しましたからね。
そういや、ディーナさんのも書きかけだった・・・・早く仕上げないとなぁ。
いや、思いのほか好評だったようで・・・負けてしまったのがなおさら惜しまれまする。
>>746 ん、もとよりソニアの先制支援に危機感を感じて執筆を始めたSSなんで・・・
返す返すも、完成の遅さが手痛いですな。勢いを止めきれなかった。
>>747 テムジンゲットおめー(w
SSによって異なりますが、他の勢力と比べてもマインドブレイカーに対しても
貪欲な姿勢があるのって、E.G.O.ぐらいだと思うんですよ。
阿羅耶識とかは忌み嫌って避ける印象が強いし。
>>749 書きかけの弓削SSと共に、不良在庫になりましたね。
・・・ま、投票が休みの日あたりに保守代わりに貼っときますか。
すでに負けた支援って事で、執筆のモチベーションがだいぶ下がるんですがね。
>>753 そういえば本スレで、壱与のスクープが出てましたね。
・・・つえー。いや、確かに適正と言えば適正ですが。
即興壱与たん支援、いってみましょう。
ある夜のこと。阿頼耶識支部の室内からは、ジャラジャラと牌のぶつかる音が響いていた。
「遙さん、今日はヒラでやってくださいね」(ヒラ=イカサマなしの意)
起家、厳島美鈴。
「さぁてね。ていうか美鈴、それ玄人用語」
南家、弓削遙。
「うう、麻雀なんてほとんどやったこと無いのに…」
西家、鹿島栞。
「ふわぁ……眠いですぅ……うつらうつら」
北家、面子が足りず強引に連れ込まれた美作壱与。
この四人で、なぜかいきなり始まった『第一回・ドキッ!女だらけの麻雀大会in阿頼耶識』が行われていた。
しかし、時刻はすでによいこはおねむの時間。もともと数合わせで参加させられた壱与は朦朧とする意識の中、ただ機械的にツモっては捨てることを繰り返すだけ。当然、南入を迎えて単独最下位独走中であった。
「あ、壱与ちゃんそれロン。だめだよー、ちゃんと河見なきゃ」
「はぅぅ……おいくら……?」
見かねた下家の美鈴が、壱与の点箱を覗き込んでため息をつく。
「遙さん、五千点借りです。……そろそろ休ませてあげませんか?」
「そうだね、この半荘終わったらお開きってことで。やっぱりぶっ飛びありにしとくんだったかな?」
「あはは……」
かろうじて万点棒を残している栞が乾いた笑いを浮かべた。なにしろ明日は我が身である。
そもそも、この面子でまともな麻雀が成立するはずもない。隙あらば裏プロも真っ青のイカサマを狙う遙と、鉄壁のカウンターでもって阻止にかかる美鈴に挟まれた年少組はたまったものではなかった。
さて、場は南三局、栞の親。配牌に恵まれた栞が三順目でリーチをかける。
「あ、ポン。これで一発は消えましたね」
「うう……美鈴姉さん厳しい……」
「ふむ、三順目で中張牌をポン? 食いタンで流すつもりか……ドラが一萬だから、高い手は無いかな」
現在トップの美鈴が速攻に出るなら、高めを狙う必要はない。僅差の遙に気をつけてあと二局流せば終わりだ。
その遙はトップ逆転の機をうかがいながら、対面の壱与を見た。
壱与はさっきからうつむいたままで、黙々とツモっては捨てを繰り返している。もはや警戒の必要はなしと見て、とりあえず栞のリーチ現物を切った。
「……ロン」
ぼそっ。
「え……壱与ちゃん起きてたんだ?」
驚く遙を見もせずに、壱与が左端からパタリパタリと手牌を倒す。点数はどうという事もないピンフだが、驚くべきことに三面待ちのすべてが栞のリーチ現物という芸術的なテンパイだった。
「あれま。じゃあ貸しから千点引いとくね」
「むー、いい手だったのに……」
リーチを流された栞が頬を膨らませ、手牌を崩す。そして洗牌が始まった。
オーラス、壱与の親である。危なっかしい手つきで山を積み終え、サイを振って配牌が始まる。
「さて、ここで逆転したいとこだけど……」
理牌を始める遙の視界の隅で、一瞬壱与の手元が霞む。
「……?」
気のせいだろうか。あれは、もしや……
「……ツモ。天和」
ぱたん。壱与が手牌を倒す。
「なっ!?」
「嘘……!」
「え? え?」
三者三様に驚愕の表情を浮かべ、壱与の手牌を覗き込む。確かにあがっていた。
言葉もない三人を尻目に、壱与は黙々と洗牌を始めた。
南四局一本場、壱与の連荘。
「まさか……さっきのは」
遙は自分の牌牌もそこそこに、壱与の手元を凝視する。その手に何ら不審な点は見られないが……
「ツモ」
そして、二度目の天和が炸裂した。
美鈴が額に冷汗を浮かべ、遙の袖を引く。
「遙さん……これは」
「ああ、間違いないね……」
「いったい何なんですか?」
事態を把握できない栞が、涙目で二人に問うた。二人も信じがたい心地で、畏怖とともにつぶやく。
「……神降ろし……」
「あれほどの完璧なツバメ返しを、この目で見る日が来るとは……」
壱与は無言のまま、またしても山を積み始める。
「神って、いったいどんな……?」
栞の問いに、美鈴と遙が異口同音に答えた。
「決まっています。麻雀の神様――」
「――阿佐田哲也。雀聖と呼ばれた男……」
三人の視線の先……壱与の背後に、影のように黒シャツの男が佇んでいた。
(完)
うわー! うわー!
やっちまっただー! 神降臨しちまっただー!
……いや、こういう神降ろしもありじゃないかと。
いやまてよ、同じネタでエルビス降臨とかいけるかもな……
麻雀…覚えたほうがいいかな。
もしくはWIZ-DOMでチェスもの書いてみるか…
762 :
AVG:02/10/06 18:11 ID:yVhRfXvw
えっと・・・東海林さんの支援SSを書きましたので、置かせていただきますね
763 :
東海林さん支援SS1:02/10/06 18:14 ID:yVhRfXvw
「……もうすぐね」
そう言って彼女は立ち上がる。
黒く、長い髪。
誰もが美人と評するであろう整った顔立ち。
その黒い瞳には強い意志が宿っているのがはっきりとわかる。
超能力集団E.G.O。
その中で、ナンバー2の戦闘能力を持つと称される人物。
冷酷にみえるほどに冷静で、それ故に敵はおろか味方にすら恐れられる女性。
ライトニング・マスター 東海林光。
その彼女の次の対戦相手は、結巫女 厳島美鈴。
阿頼耶識のナンバー1と呼ばれる女性である。
戦闘能力のみならば他のメンバーに一歩及ばないものの、その特異な能力は対峙する者に畏怖を、そして時には絶望すら与える。
現に、先の試合では弓削遙を下しコマを進めている。
「東海林さん……勝てるのか?」
思わず尋ねてしまう。
「7割程で負けるでしょうね」
まるで人ごとのように彼女はさらりと言い放つ。
「決して勝てない相手というわけではないけどね、彼女は強いわ。それに先の試合で消耗したとはいえ、弓削さんに勝ったことで調子をつけてきているはず。
そんな状態である以上、仮に真由美が戦ったとしてもそうそう勝てる相手ではないでしょうね」
「そ、そっか」
なんと言えば良いのか見つからず、曖昧に返事をした。
「何を暗い表情をしているの?」
不思議そうに言った後、彼女は本当にどうでもいい、といった風に「負けたとしても、どうかなるわけでもないのに」と付け加えた。
「……そう言われるとなんか俺、馬鹿みたいじゃないか。実際そうだけどさ」
彼女の言うとおり、日常の戦闘とは違いこのトーナメントで敗北したとしても特にペナルティはないとされている。
だが、組織内での評価などに関わってくるであろうことは自分にも容易に想像がつく。
それに、敗北した人間が同組織の人間に罰を与えられる、という可能性もないわけではない。
「もしも負けて、最悪E.G.Oの組織から外されたとしても私は平気だもの」
そう言ってまっすぐに俺の目を見据える。
764 :
東海林さん支援SS2:02/10/06 18:17 ID:yVhRfXvw
「そうなっても、貴方は傍に居てくれるから」
「なっ……」自分の顔が、少し赤くなったのを感じた。
彼女は恥ずかしがることもなく、こちらに問いかけをしたわけでもなかった。
その言葉には、一点の疑問もない。
ただ、俺のことを信じ切った言葉だった。
「わ、わからないぞ、もしかしたら……離れていくかもしれないし」
「うそつき」
まるで子供を諭す母親のような、優しい言葉。
思わず口走った俺の心にもない言葉を彼女はきっぱりと否定した。
「それに離れたいなんて言ったとしても駄目よ、私は貴方の傍に居ると決めたんだから」
「……俺となんか居ても、幸せになれないかもしれない」
「馬鹿」
「馬鹿ってなんだよ」
「私は別に幸せになりたい、ってわけじゃないから」
すっと、俺の隣に腰を下ろす。
「ずっとどうでも良いと思ってたの」
昔を思い起こすようにしながら、話し出す。
「他人のこと、世間のこと……もしかしたら自分のことも」
背もたれに体を預ける。
「能力を持っていても特別何か出来るわけじゃない、むしろ辛かったの
こんな力を持っていても、どうすればいいかわからなくて」
ふと、こちらに向き直る。
「昔、望がね、人の心がわかるのを悩んでいたの、でも私には何も出来なかった。
ある日のことなんだけど、凄く安心したようにして望が寝ていたときがあったの。
どうしたのかな?と思ったら翼が望の手を握ってて
それで安心して眠れたらしいんだけど……私、そんな簡単なこともしてあげれなかった
……それからかな、なるべく人に関わらないようにすることに決めたのは
何も出来ないなら、それで辛いと思ってしまうくらいなら、初めから関わらない方がいい・・・そう思って」
目線をそらし、彼女の視線が宙を泳いだ。
「……なんで、かな?貴方に会ってから、貴方を知ってから私の中で何かが解けていったの」
そこまで言って、彼女は何も言わなくなった。
765 :
東海林さん支援SS3:02/10/06 18:19 ID:yVhRfXvw
……暫くの沈黙。
「多分初めて遇った時には、もう決まってたんだ」
口を開いたのは、自分。
「初めて遇った時、ずっと東海林さんを探してた気がした」
今まで言えなかった。
初めて遇った時の、自分の気持ち。
「まず目に入ってきたのは瞳、それから髪、唇
目の前に居るのが同じ学校の生徒だって気づいたときにはもう、東海林さんに惚れていた」
それが始まりで きっとそれが全て。
理屈ではなかったのだろう。
俺は彼女の全てを欲しいと、強く思っていた。
「それが運命だったか、それとも偶然だったかは知らない、けど……」
彼女の方をまっすぐに見る、彼女もまたこっちを見ている。
「決めたんだ、俺はこの人と一緒に生きるって」
ずっと、言えなかった言葉。
自分に力がないから、言えなかった言葉。
「俺は東海林さんを護るから、そのために生きるから」
766 :
東海林さん支援SS4:02/10/06 18:20 ID:yVhRfXvw
迷いはない
彼女を護りたい 彼女を愛したい 彼女に愛されたい
彼女を独占したい 彼女を幸せにしたい
それが今の自分の 誰にも譲れない 願い
「光を護るのは、幸せにするのは俺だけだ、他の誰にも譲らない」
それは宣言、そして誓い。
「……ずっと、傍に居させて欲しい」
767 :
東海林さん支援SS5:02/10/06 18:21 ID:yVhRfXvw
ゆっくりと彼女の唇が開く。
「約束……だからね?」
俺の、ずっと聞きたかったそれに、とても近くて、とても遠い言葉を紡ぐ。
「幸せじゃなくても良い、綺麗な人生なんかじゃなくても良いの。
もしも運命なんてものがあったとしても、それはきっと自分で決めるものだと、そう思うの
だから……」
まっすぐな、優しい、それでいてとても強い、彼女の本当の部分を秘めた視線。
「だから……私の運命の相手は、貴方だけよ」
そう言って彼女は目を閉じた。
自然、彼女の肩に手を添える。
ゆっくりと引き寄せ、自分も目を閉じた。
柔らかな、唇の感触。
異性としての彼女。
初めての接吻。
それは一瞬だったのだろう。
けれども、それはとても長い、
ずっと、願ってた時だった。
唇を離し、彼女の目を見つめた。
少しだけ、怪訝そうな表情。
「……ミントの匂い」
「ごめん、さっきガム噛んでた」
「馬鹿」
そう言って、少しだけ恥ずかしそうに彼女は笑った。
〜Fin〜
768 :
AVG:02/10/06 18:24 ID:yVhRfXvw
はう・・・やっと全部置けた・・・
初めてこういう風にショートストーリーを書いたので、ちょっとオタオタになってしまいました。
見てくださった方々が、どう思われるかわかりませんけど・・・とりあえず、失礼いたしました(ぺこり)
769 :
:02/10/06 18:26 ID:TjmDBkmy
東海林さん東海林さん繰り返すと、東海林のり子のようだ。
771 :
藤咲:02/10/06 21:35 ID:???
あなたの事を思うだけで胸が苦しくなります
あなたのさり気無い優しさが嬉しくて・・
あなたの側にいるだけで心が安らいで・・
でも時々思います
あなたは私のことをどう思っているのでしょう
私はあなたの事を本当はどう思っているのでしょう
「ふぅ・・・どうしちゃったんだろ私」
私−厳島美鈴は鏡台の前で髪を梳かしながらふと心中の思いを口にしてしまいました。
お風呂から上がって髪を乾かして・・後は布団に入るだけですが、何となく今日はすぐに眠れないような気がします。
そういう時はいつも縁側でぼんやりします。
そうすると眠れるようになります。
今日もそうしようかな?
「あっ、横に座ってもいいですか?」
縁側に行くと『彼』、つまり私の支配主がいました・・・傍らには日本酒の瓶が置いてあります。
「ああ、湯冷めをしないようにこれを着たらな」
「はい」
彼は私に自分の着ていた愛用の羽織を脱いで渡しました。
いつもの事なので私は素直にそれを羽織りました・・何だかいい匂いがするな。
「・・・眠れないのか?」
「はい・・・貴方もですか?」
「まぁな、悩みの種は尽きないからな」
彼は苦笑いを浮かべると日本酒を杯に軽く注ぎ湿らす程度に飲みました。
772 :
藤咲:02/10/06 21:36 ID:???
「それよりも・・悩み事の相談なら酔う前にしてくれよ」
「えっ!?」
「図星か」
・・・彼は私が驚く様を見て悪戯っぽく笑いました・・・でも瞳はしっかりと私を見据えています。
もし私が誤魔化そうと嘘をついてもすぐに分かってしまうでしょう。
私は彼の手から杯を取ると一気に飲み干して彼を見つめました。そして、
「・・・では正直に言います。貴方にとって私は何ですか?」
・・・言ってしまいました・・彼の言葉を緊張しながら待ちます・・・。
「そうだな・・・人一倍傷つきやすく夢想家で世間知らずだが・・・・・・同じ刻を過ごすのに値する人間だと思っている。これが俺の正直な気持ちだ」
「・・・・・・ありがとう・・・ございます」
彼の真摯な言葉と優しい瞳に・・・私は思わず涙を流してしまいました。
彼と共に戦う事を決意したあの時から、実は私はずっと不安でした。
彼は私の事を『駒』としてしか見ていないのではないか、本当は私の『願い』なんか叶えるつもりはないとか・・・。
でも今の彼は信じられます・・・厳格で実直な祖父が持つ雰囲気にそっくりだから。
世間知らずな私が自信を持って信じられる雰囲気・・・それが感じられました。
「不安だろうな・・他人に支配され自分の思いさえ」
「もう大丈夫です!もう2度と迷いません。あなたの思いしっかり受け取りました」
彼の寂しげな表情を遮り、私は彼の手を取ると両手で包み私の胸に当てました。
「・・・お前にとって俺は何だ?」
彼の質問に私は深く息を吸いそして、
「私の願い『平和な世界の創造』が叶った後もずっと側にいたい男の人です・・・今は巫女を辞めるわけにはいかないので交わる事は出来ませんが・・・」
言った後で私は深く後悔し俯きました。
いきなり告白をしてしまって・・もし彼が怒ってしまったらと思うと・・・。
773 :
藤咲:02/10/06 21:37 ID:???
「目をつぶって顔を上げてくれないか?」
「は、はい」
私は緊張してきつく目をつぶり顔をゆっくり上げました。
ちゅっ♪
「えっ!?」
唇に当たった柔らかい感触に驚いて瞳を開くとそこには彼の顔がありました。
「気が合うな・・・俺もお前となら添い遂げてもいい」
その後の事は覚えていませんが、どうやら彼の言葉に気を失ってしまったそうです。
とりあえず彼は私のお願いどおり何もしなかったようです。
でも・・・いつか平和な時が訪れたならその時は・・・・・・。
その時まであなたは待ってくれますか?
774 :
藤咲:02/10/06 21:41 ID:???
とりあえずやれることはやりました・・・。
後に続くものを信じて海底で眠りにつくかな?
>AVG氏
突然の強敵出現・・敵ながら天晴れです。
775 :
IoS:02/10/06 21:52 ID:???
くわ〜、SS多っ!
一括りにして申し訳在りませんが、皆さん素晴らしい物をありがとう御座います。
>藤咲氏
>後に続くものを信じて海底で眠りにつくかな?
すみません、ネタ浮かびませんでした…正確には2時間ほど前にネタ浮かんだんですけど、
私常人の5倍ほど、書くのに時間がかかるんで…今回は票入れたら吊ってきます。
776 :
KS:02/10/06 22:08 ID:???
>>755 手が遅いのは私も同じなのでよくわかります。>だいぶ下がる
ちひろのなんか次の次までネタはあったのに……。
本来なら支援にかかわらずなんでも貼っていいスレなんでしょうけど。
無関心――彼女の他人からの評価は、おおよそそんな言葉でまとめられるものだった。
実際、彼女は人付き合いが悪かったし、教室の中でさえ彼女と会話したことのある者がどのくらいいるものか。
彼女の方から会話を切り出すことはまずない。また人が近寄りがたい雰囲気が彼女にはある。
そのため、理由も無く彼女に話し掛けようという者もいなかった。
いわゆる不良といったものが持つ恐さではない。彼女は授業にはしっかり出ているし、成績は学校でもトップといっていいほどだろう。
逆に、現代の若者にありがちな引きこもり型の暗さもない。必要な時には、誰よりもしっかりと自分の意見を主張できる。
ただ、いついかなる時も、彼女のそばに人はいない。
彼女が誰かと親しそうにしていたという噂さえ聞こえてこない。
無関心。人に対しても、社会に対しても――もしかすると己自信に対しても。
結局はその言葉でしか表しようのないもののために、彼女はどこにいても孤独だった。
――いや、誰もがそう思わされていた。
なぜなら、真実の彼女は「よく笑う」女性なのだから。
何に対しても無関心ならばありえない微笑みの表情を、彼女は持っている。
惜しむべくは、その彼女の微笑みを見た者たちのほとんどが、それを思い出すことの出来ない状態になっていることか――
――カッ!
爆発音にも似た轟きが、闇に包まれた街に響き渡る。膨大な光が刹那の間だけ、夜の帳を打ち払う。
雷鳴。遠くからその様子を見た者には、そう捉えられただろう。
しかし、空には雲ひとつなく、薄明かりを放つ欠けた月が浮かぶ。落雷を予想できる天気ではない。
人々はそれを不思議に思い、だが、こんな日もあるのだろうと特に気にも留めず、この出来事も記憶の底に堕ちて消える。
常人とは掛け離れたある種の力を持つ者たち――能力者を除いては。
「――くそっ、なんて速さ」
「これが噂の電光を操る能力者――E.G.O.の『ライトニング・シューター』が実力ってことね……」
暗さが戻った街をふたつの人影が疾走する。時々、街灯に照らされ映る姿は、まだ少女といった容貌だ。
しかし、ふたりは明らかに普通の少女とは異なる部位を、その大きくはない体に持っていた。
ひとりには頭頂から生えた角。もうひとりには獣の耳と尾。
それは、ふたりが能力者の勢力のひとつ『ダークロア』に属していることを物語っている。
鬼と獣人。人とは全く違う血をその身に抱く、異形の者たち。
神話にさえその名を残す、古き能力者である。
常人を遥かに凌駕する身体能力により、ふたりは街のいくつもの区画を一瞬で駆け抜ける。
だが、その力を持ってしても――彼女の速さには敵わなかった。
ビル郡の間を縫うように真っ直ぐ伸びる道。その中央に彼女は立っていた。
数刻前に、とうの後ろに置き去りにしたはずの少女。
白と紺のセーラー服に身を包み、肩まで伸びた髪が夜風に舞いなびいている。
そして彼女の口元には確かに、笑みがあった。見たものに絶望を与える、そんな笑み。
「遅かったわね」
その唇に紡がれる言葉の、なんと涼やかなることか。
まるで悪夢。
彼女自身は気付いているのだろうか。その一言がどれだけ相手を苦しめ、心を傷つけていくのかに。
「冗談じゃ……ない……。あたしたちが、こんな……子供をあしらうみたいに……」
「もう……やるしかないわ。ふたりなら、もしかすれば……」
覚悟を決めて、目の前の少女と対峙する。
その言葉とは裏腹に、心の中はすでに絶望が支配していた。
たとえふたりがかりでも彼女には敵わない。ただ一筋の傷ですら、負わせられるか――
「ヒュッ!」
獣人の少女が鋭い呼気とともにその間合いを詰める。繰り出された腕の先には、鋭く長い爪が現れていた。
すぐ後ろに鬼の少女も続いている。
その様子を見ながら、彼女はまだ笑っていた。
いや、ふたりの異形の少女の瞳に映った彼女は、けして笑みを絶やすことはなかった。
雷光が全てを包み込んだ。世界は純白の彼方に消え、後には何も残らない。
「さようなら」
少女たちの意識に届いた最後の言葉。その意味さえ、ふたりはもう覚えてはいない。
現実として、彼女は本当に無関心なのかもしれない。人に対しても、社会に対しても。
だが、彼女自身――正しくは彼女自信が持つ能力に対しては――
時は21世紀初頭。地球の覇権を求めて少女たちが戦う時代『AQUARIAN AGE』。
『E.G.O.』と呼ばれる超能力者集団にその身を置き、いつ終わるかわからない戦いへ赴き、他の勢力からは『ライトニング・シューター』と呼び戦かれ。
何事にも無関心な彼女は、その先に何を見つけようというのか。それを知っているのは同じような能力を持つ数人の友人と本人だけ。
――誰よりも迅く。ただそれだけを求めて――
東海林光はそんな少女だった。
あいも変わらずダダ甘ラブいちゃ路線で攻めてみたり。
誰がなんと言おうと不動の黄金カップリングで、美鈴さん支援投下します。
百合だけど年齢制限なしなんで、お気軽にどーぞ。
篠突く雨が屋根を叩く夜。美鈴はひとり、自室に座して精神統一を行っていた。
とうに夜半を過ぎ、戦いに備えて体を休めるべきなのは分かっているのだが、冴えた意識はどうしても眠気を運んではくれず、こうして無為に時間を費やしている。
「……落ち着きなさい、美鈴」
自戒の意味を込めて呟き、すっと背筋を伸ばして立ち上がると、部屋の片隅に置かれた琴が目にとまる。誘われるような心地のままに、美鈴は琴に手を伸ばした。
子供の頃から一通りの習い事はこなしてきたが、どうにも肌に合うのは生け花だけだったらしく、最近では琴に触れることもなかった。今でも弾けるだろうかと、付け爪をして弦に手を添える。
「ええと……」
一度轢き始めてみると、意外に身体は覚えているもので、それなりに曲らしいものが紡ぎ出されていく。引き続けるうちに、習い覚えた感覚が蘇っていくのが分かる。
「ふふ、まだ弾けたんだ……」
意味もない感慨にふけりながら、つれづれに知っている曲をいくつか弾いてみる。だが興に乗っていられるのも最初のうちだけで、数曲弾き終わる頃には感慨もすっかり冷めてしまった。
そろそろやめにしよう……そう思って弦から指を離すと、障子に映った影が目に入る。
「……?」
怪訝に思い障子を開けると、降りしきる雨を背に見慣れた顔が微笑んでいた。
「や。雅だね」
「……遙さん」
寝間着の裾を雨に濡らして、縁側に遙が腰掛けている。
「そこ、濡れませんか?」
「少しね。ほら美鈴、カオナシ」
わけの分からないことを言うなり、襟を引き上げて頭にかけてみせる。昔は“ジャミラ”として親しまれたネタだ。本来はシャツでやるものだが。
「……何ですか? それ」
「いや、知らないならいい」
肩をすくめ、遙は曖昧に笑った。
「珍しいね、琴? 弾けたんだ」
「昔、ちょっとかじったことがあるんです。拙い腕ですけど」
「ご謙遜。なかなかのお手前で」
軽い調子で言って、遙は草履を脱いで縁側に上がった。
「ねえ、もう少し聞かせてくれる?」
「構いませんけど……」
美鈴は遙を伴って部屋に上がると、仕舞いかけた琴の前に座った。遙の視線を気にしながら、先ほど思い出した曲を弾き始める。
「……」
遙は足を崩した楽な姿勢で、膝に頬杖を付いている。特に何か言ってくることもなく、美鈴の琴に聞き入っているようだった。その視線に何故か、胸がざわめくものを感じる。
「……あっ」
その所為か、指が琴の弦を捉えそこなう。聞いている遙にもそれが分かったのだろう、視線をあげて美鈴を見た。
「……失敗しちゃいました」
美鈴は首を傾げ、苦笑する。その頬に、遙が手を伸ばした。いつの間にか美鈴の正面に来て、深い色をたたえた瞳で美鈴をまっすぐに見ている。
「……遙さん?」
遙はしばし逡巡したようだった。ややあって、口を開く。
「何を……焦っているの、美鈴?」
「焦ってなんか……いません」
目を背け、美鈴はうそぶく。
「私にそれは通じないよ、美鈴。眠れなかったんでしょう? 見れば分かるもの」
「っ……」
美鈴は一瞬息を詰まらせたあと、長々と溜息をついた。
「……ええ。駄目ですね、こんなことじゃ」
「緊張するのは仕方ないよ。相手が相手だものね」
美鈴の頬を撫でながら、遙は微笑んだ。その目を直視できずに、美鈴はうつむいて言う。
「……でも、勝たないと」
「美鈴……?」
心なしか肩を震わせて、美鈴は言葉を搾り出した。
「勝たないといけないんです、私は。そうしないと……」
「私に勝ったことを気にしているの?」
美鈴の言葉を遮って、遙が問うた。美鈴は視線をさまよわせ、言葉に迷う。しばらくの沈黙をはさみ、ゆっくりと唇を開いた。
「……それも、あります。もう阿羅耶識の人も、わずかしか残っていませんし。負けた人たちのためにも、私ががんばらないといけないんです」
遙はしばしの間、美鈴の独白を聞いていた。一通り美鈴が話し終えると、静かに口を開く。
「だれかが、そんなことを頼んだ?」
「違います。私は自分の意志で……」
「人を気にして決めた意志は自分の意志とは言わないよ」
遙は嘆息し、何とも形容しがたい笑みを浮かべた。唇に指を当てて、言葉を探す。
「美鈴は考えすぎるから。もっと、楽に生きなくてはね」
「……遙さんは、それでいいんですか?」
「あのね。そういうの、美鈴のいいところだって分かってるけど……報われないよ? そうやって苦労を背負い込むばかりなんだから」
遙は美鈴に手を伸べると、その身体を抱き寄せた。柔らかな感触に包まれて、張り詰めていたものが解けていくのを感じる。
「遙さん……?」
「たまには甘えなさい、美鈴。責任を忘れる必要はないの。ただ、ひとには休むべき時があるってことだけだから」
いつになく優しい抱擁。遙の囁きが、耳元をくすぐる。
「焦ることも、怖れることも必要ないから。……美鈴の居場所は、ここだから」
「ずるい……です。こんなときに限って、そんなに優しいんですね」
「優しいのはいつものこと。ずるいのはいまさらでしょう?」
遙は微笑んで、美鈴の瞳を覗き込んだ。美鈴はその目を見返して、遙の言葉を待つ。
「今はお休み。美鈴は……勝ちたいんでしょう?」
「……はい。きっと、負けません」
「ん。じゃあ今晩はお預けだね」
茶化して残念そうに言うと、遙は美鈴の布団に潜り込んだ。
「え?」
「何してるの、美鈴。早く寝ないと、明日に響くよ?」
からかうような遙の瞳。さっきの包み込むような優しさはどこへやら、いつも通りの悪戯な表情が浮かんでいる。
「あの、だって、しないんですよね?」
「ふふ、ただ一緒に寝るだけじゃおかしい? ……それとも、期待した?」
「し、してません!」
美鈴は慌てて言うと、遙に背を向けて布団に入った。肩越しにくすくすと遙の意地悪な笑いが聞こえる。朱に染まる頬を隠すように、布団を深くかぶる。
「くす……お休み、美鈴」
その一言で全て片づけてしまうのだから、やっぱり遙はずるいと思う。けれど、それが心地よく胸に響くのはどうしようもない事実だった。
「……お休みなさい」
応えて、瞳を閉じる。今度は、すぐに眠れそうだった。
「……すず、美鈴。朝だよ」
ゆさゆさと肩を揺すられて、美鈴の意識が眠りから浮上する。目を開ければ、見慣れた美貌が微笑んでいた。
「……おはようございます」
頬杖を付いた遙の貌が目の前にある。乱れた寝間着の袷から覗く胸の谷間が、朝から目の毒だ。しかし、昨晩は確か背を向けて眠ったはずではなかったろうか。
「ふふ、可愛かったよー、美鈴の寝顔。夜中に寝返り打ったと思ったら、こっちに寄ってくるんだもの。何度襲おうと思ったか知れないよ?」
「う……仕方ないじゃないですか、無意識なんですから」
「うんうん。無意識に私にすがりついてくれるんだから、ほんとに嬉しいったらないね」
「忘れてください、そういうことは!」
赤面して、立ち上がる。おかげで眠気は綺麗さっぱり消え去っていた。
「ねえ、美鈴」
「何ですか……っん!?」
振り向きざま、抱き寄せられたと思う間もなく唇が重ねられる。
「んむ……ぅ」
滑り込んだ舌が美鈴のそれを絡め取り、お互いの唾液が混ざり合う。たっぷり十数秒はそうしたあと、遙は美鈴を解放した。
「ぷは……何するんですか、いきなり」
「ふふ、おはようのキス。帰ってきたら、続きしようね」
「もう……!」
真っ赤に染まる美鈴の頬を撫で、遙は微笑んだ。美鈴は手早く着替えをすませ、戦いの支度を整える。
出陣の支度を終えて、ふたりはもう一度だけ口づけをかわした。
「きっと、無事に帰っておいで。美鈴なら大丈夫だから」
「……はい。行って来ます」
その背を遙に見守られ、美鈴は戦いの一歩を踏み出した。
(了)
ところでSS師の皆様に質問なんですが、支援SSにタイトルって必要ですかね?
自分はいいのが思いついたときだけつけるようにしてるんですが、いずれ更新停止中のHPを復活させる際には全部につけようと思ってます。
786 :
AVG:02/10/07 20:46 ID:???
高砂大反転様>
えと、ショートストーリー書き、と言えるほど書いてませんけど・・・
私は、やっぱりつけた方がわかりやすいかなぁ?とは思います。
そちらの方が、雰囲気も出ますし、楽しめるかなぁ?と
ちなみに、私の書いた上の方のSSは、恥ずかしくて題名伏せましたけど、書いてた時は「約束」と付けてました
ここの方々へ>
えっと、友人に指摘されて初めて気付いたのですけど、ここに書き込みをする場合、基本的に「sage」と書かなければいけなかったのですね・・・
御迷惑をかけて申し訳ございません
787 :
IoS:02/10/07 23:58 ID:???
>高砂大反転氏
SS師じゃないですが。書いてる時はタイトル気にしてる余裕無いです。
自サイトに上げる時になってから考えます。
>AVG氏
佳い支援が上がってる時、たまにならageてても構わない?個人的には迷惑でも何でも。
美鈴に勝ったんですから、当然優勝してもらわないと……というわけで、準々決勝の支援にも期待してますゼ(を
788 :
藤咲:02/10/08 00:44 ID:???
>高砂大反転氏
私の場合は自HP内のは付けていますが支援は気にしている余裕が無くてw
HP(裏も表も)復活に期待しています♪
>AVG氏
ごめんなさい。実は最初の数回書いていませんでした。
光さん勝利おめでとうございます。
あの御方も一時的に帰ってきてくれたことだし悔いは多分ありません♪
>IoS氏
う〜、確かに美鈴さんに勝ったのだから・・でもあの人?達が・・・。
まずは,ひびきさん支援絵を.雑絵で申し訳ないですが.
http://isweb43.infoseek.co.jp/play/pixsel/cgi-bin/imgboard/img-box/img20021008055707.jpg 昨日,東海林光さんに支援SS(
>>777-779)と支援絵を投下させてもらったものです.
なんか,かなり場違いな感じのものを投下してしまったようですみません.
というか,支援ですとも何も書かずにいきなりSSでは,こちらの板に失礼でしたね.ホント,すみません.
光さん勝利を後援できたかは知りませんけど,光さんが勝ててよかった…….
コテハンも使わず,意見で申し訳ないのですが.美鈴さんに勝ったのだから……は関係ないですよ.
あくまでも光さんが好きだから頑張って欲しいし,投票するし,支援するのですから.
光さんは光さんとして優勝を手に入れて欲しいです♪
あと,SSにタイトルはつけてません.あった方がいいのかもしれませんけどね.
それではまた光さんの試合のある頃にお会いできれば……
と思ったけど,ブランシュさんやフェンリルちんがいるしな〜…….
790 :
旧八:02/10/08 11:16 ID:???
>高砂大反転殿
ないとは思いますが、自サイトにうpするときは題名つけようかと思います。
百合や甘甘ラヴや純愛の支援SSを読んでいると、相棒で鬼畜SS書いてる自分が鬱になってくる……
>790
鬼畜はいいぞ、鬼畜は…
空気ポンプSS執筆中…
792 :
IoS:02/10/08 21:44 ID:???
>美鈴さんに勝ったのだから……は関係ないですよ.
次の支援に期待しながらも、美鈴が敗れてなれない香具師の戯言なんで気にしないでおくんなましm(_ _)m
鬼畜はいいなぁ……自分で書けないから他力本願で待つしかない自分に鬱。
>鬼畜
キティーク物・・・拙者は苦手でござる・・・・・。(?
(陵辱されるキャラの悲鳴を聞き)
「いい音色だろ?」
「はい、よいものなのでありますか?」
「キティークだな」
あれは……いいものだ……
それはさておき、質問に答えてくださった皆様ありがとうございます。
たまには書いてみようかな、鬼畜。
795 :
IoS:02/10/09 01:13 ID:???
厳島神社が水浸し……天が泣いている(w
>795
あそこは毎回であるからな……
大雨の時は舞台が浮いてしまうため石を持った若手神職が重しとなって流されないように文字通り身をもって守るのだ。
どうして前回よりもブランシュの票がずっと少なくなったんでしょうか?
納得のいく説明をしてください。
でも支援だったら前回の分が残ってるんですから、前回と同じくらいの票が
入ってないとおかしくありませんか?どうしても納得できません。
私は早々にお気に入りが敗退したので
通常投票に行かず、支援入って気に入れば行きます。
少なからずそんな人はいるでしょう。
お気に入りのキャラ以外の投票日など覚えてませんので(w
でもそれは本当にそのキャラが好きということにはならないでしょう?
そんな人たちが今まで票を入れていたっていうんですか?
そんなの不公平ですよ。だってそれだと本来の人気に関係なく、
支援の多いキャラが勝っちゃうじゃないですか。やっぱり納得できません。
またお前か・・・・・
書く時間無い、PC帰ってきたのに……
>>802 今やってるのは「人気投票」じゃない
その場その場で萌えたキャラに投票する「最萌トーナメント」だ
そこに人気がある、無いは関係ない、そういう所だ
誰か時間…(´・ω・`)ショボーン
それじゃあこのトーナメントに勝ったキャラ=人気があるキャラ、というわけじゃないんですね?
でもそんなの支援してる人たちのただの自己満足じゃないですか。
…正直な話をすると、前回のブランシュには不正があったんじゃないかと考えてるんです。
前回は30票以上入ってたのに、今回はたったの9票なんですよ。
支援で動いた人がいたとしても、ちょっと不自然じゃないですか?
じゃあ望は不正じゃないのか?(藁)
支援っていうか私怨だろ(大藁
>>806 望に不正票なんて入れる馬鹿がいるわけないじゃないですか。
みんな望が好きで投票してくれてるんですから。
>>807 …それは私怨で望を負けさせるためだけにブランシュに投票した人がいた、ということでしょうか?
そうだとしたら許せませんね。そんなのフェアじゃないですよ。
またかよ…。
どーしてそうマジになんのかねぇ…。
なんでもっとお気楽になれんの?
本当に望が好きなら
「俺の最萌は望だ、誰がなんと言おうが関係ない」
って姿勢で通せばいいんじゃないの?
でも一番好きなキャラに優勝してもらいたいのが人情じゃないですか。
もし不正で負けたんだとしたら、やっぱり許せませんよ。
>>811 その言葉そのままそっくりお前にお返しするよ。
それは真由美にも全く同じ事が言えるんだぜ?私怨(しかもキャラ以外への)で
不正をするような輩が、よくもまぁぬけぬけとそんな事言えるもんだと思うよ。
どっちにしろ漏れの最萌は真由美だからいいんだけどナー。
>>811 運営スレ逝けよ。
ここでのこの話題は 終 了 。
あと、煽りや厨は徹底放置して下さい。
以 上 。
814 :
藤咲:02/10/10 22:28 ID:???
「2人っきり・・・」
「そうだな」
小高い丘の上で蒼狼“フェンリル”は男に寄り掛かっている。
男は夜空に浮かぶ満月をぼんやりと眺めながらフェンリルの頭を撫でている。
「たまには酒無しで眺める月もいいものだ」
「フェンリルはお酒飲めない・・・」
「そうだったな」
取り留めない会話ではあるが両者とも満ち足りた気分だった。
「で、此処に連れ出した理由は?」
「うん・・・見せたいものがあるの」
そう言うとフェンリルはゆっくりと名残惜しそうに立ち上がった。
「・・・・・・」
フェンリルは無言で服を脱ぎ始め、最後に男から着用を義務付けられた純白の下着をゆっくりと脱いだ。
男はその間身じろぎもせずただ黙ってフェンリルを見つめていた。
「いくよ・・・」
フェンリルがゆっくりと息を吸って吐いた瞬間、青白い光が彼女を包みそのまま辺り一面を覆い尽くした。
男はあまりの眩しさに目を手で覆ったが、光の中で何かが『変わる』気配を感じた。
鼓動は好奇心に満ちた少年のように早まり、期待が胸に満ちる。
そしてそれは裏切られることは無かった。
「・・・・・・なるほど」
感嘆の息を漏らした男の前に『彼女』はいた。
子供のカラダから大人のカラダへフェンリルは姿を変えていた。
「氷狼“フェンリル”か・・・」
「うん」
男が興奮を押し殺した声で呟くとフェンリルは嬉しそうに答えた。
「私が覚醒できたのはアナタのおかげ・・今日だけは私だけのマスターになって・・・」
両手を胸の前で組み拒絶されることを恐れるかのようにか細く震えた声でフェンリルは言った。
「・・・こいよ」
それだけ言うと男は座ったまま両腕を広げた。
「・・・うん」
フェンリルは男に飛び掛るように抱きつくと唇を重ねカラダを重ねた。
天高く浮かんでいる月は2人を祝福するように優しい光を放っていた・・・。
815 :
藤咲:02/10/10 22:29 ID:???
「・・・で、なんで終わったら元に戻っているんだ?」
「さあ?」
男はフェンリルの乱れた髪の毛を直しつつ苦笑いを浮かべていた。
一方のフェンリルはというと非常に残念そうな表情をしていた。
「多分、フェンリルが未熟だから・・・」
「まあ急ぐことは無いさ。ゆっくり進んでいけばいいだけだ」
「がう♪」
男の言葉と優しい瞳にフェンリルは力強く答えた。
「みすず、お守りが欲しい」
「お守り!?・・・いいですよ、好きなのを選んでね」
美鈴は神社の売店で店番をしていたらいきなりフェンリルにお守りをねだられた。
最初は驚いたがフェンリルの真剣な表情に並々ならぬ決意を感じ、自分のポケットマネーから買ってあげることにした。
「・・・読めない」
「う〜ん、どんなお守りが欲しいの?」
美鈴の言葉にフェンリルの顔は紅潮しあたふたとしたが、最後には覚悟を決めた。
「安産祈願!」
「・・・・・・・・・はいっ!?」
その後、男が美鈴達に詰め寄られたことは言うまでもない・・・。
816 :
f91:02/10/10 22:36 ID:???
>>814-815 「覚醒」はやっぱりこういうのがいいな。
絆でパワーアップってのは何か(・∀・)カコイイ!
フェンリルの場合は覚醒していくと服がどんどん無くなっていくけどね…。
817 :
藤咲:02/10/10 22:36 ID:???
この時間になって今更支援です。
神社に巫女さんを見に行った罰があたり肩が重いです。
獣ぱわーで浄化に挑戦です♪
818 :
f91:02/10/10 22:37 ID:???
ああっ!?間に入ってしまったか?
藤咲殿スマソ。
819 :
AVG:02/10/10 23:05 ID:???
えとえと…何故か友人と冗談で言ってたのに、弓削さんのSSを書いてます(何故…)
でもって、ちょっと質問です〜…萌えトーナメントに関係無いSSでも、ここって載せても大丈夫でしょうか?
やっぱり、せっかく書いてみたら誰かに見て貰いたい、と思ってしまうようでして…
あと、美鈴さんが話しに絡んできてるのですけど…その、エッチな表現ってあった方が良いでしょうか?
あり、無しと両方書ける状態なんだろうと思うのですけど、どっちの方が皆さんが喜ぶかなぁ?と思って(と、言っても実際に書いて書けませんでした、となる可能性もありますけど(汗)
いきなり妙なことを聞いてすいません〜
簡単に反応してしまった…(;´Д`)
>814-815
萌えた、そしてオチでワラタ
…時間が無くても、書かなきゃ……うん
>819
大丈夫、スレタイ見てみれ
「萌え隔離」なんだから、萌えネタなら問題無いでしょ
エロ描写…無理矢理入れる必要は無し、あった方が実用性が高いが(何
>>819 基本的には問題ないです。
ただし、一応最萌トーナメントへの配慮は考えた方が良いでしょう。
たとえば、試合の支援SSが投下されてる時に一緒に投げようとすると
ログが大幅に流れてしまって読む方の負担になるかもしれません。
これは、支援SSを書いた方も、>819さんの方も、双方にとって良くないですよね?
あと、やっぱり試合中は支援SSの方に目が行きやすくなりますし・・・。
というわけで、どうもスレが閑散としていて支援SS投下の気配がないとか、
(しかし、すでにブロック準決勝までプログラムが進んでますからあまりない事だと思いますが)
試合の中日になる日曜などを見計らって投下してみるのが無難ではないかと。
エロの有無は・・・書く人の裁量次第でしょうか。
これは本当に人それぞれ捉え方が違うと思いますので。
最初からエロ前提で書く人もいるし、書いてる内に興が乗ってきてエロになったりする事もありますし。
そして亀レス。
SSのタイトルは、最初に決めてからそれにそって内容を考えるケースと、
大体の内容を考えて、書いてる内に興が乗ってタイトルがいつの間にか決まってた。というケースがあります。
前に書いた皐月SS「硝子の導火線」は後者ですね。
弓削SSの方はまだタイトルが決まってないんですが、残りを書いてる内に思いつくかもしれません。
822 :
IoS:02/10/11 01:10 ID:???
>>AVG氏
美鈴でHだとぉ!?んなモン認めるか、却下だ却下!
……などと身内の間ではほざいてたりしますが、当然ココでんなこという訳もなく。むしろ期待してたりしなかったり。
どっちつかずなら筆の向くまま(というかキーの押すままというか。)に描いていったら良いかと思います。
投下タイミングは緒方玲於奈VSカマエル戦が終わった後のスキマにするのがいいかと。
むぅ…伊勢あかりへの支援を忘れていた……
次は10月16日投下予定。
>822
私も書きあがらなかった没原稿に美鈴の話があるが……
手直ししてみるか。
>AVG様
実際、俺のクララSSはまったくトーナメントとは関係なかったですけど・・・(;´Д`)
恐れずにうpするのも一つの手ですよ。←実際にやった馬鹿
明日はディーナSSうp予定です。
まあ、俺の初期の方のSSなんでちょいとアレなんですが・・・。
うpの方がいいんかね?
うpだと漏れは読む気になれないんだけど……
横槍スマソ…
>827
まあ、感じ方は人それぞれですから・・・・・。
何か・・・・・本家Saga2の発売前にこのスレのSaga2が終わりそうだ・・・・。
>827
私はそう思い貼り付ける事にしている。
>828
次のスレをSagaU2章にすれば問題無い。
>>828-829 それだと「第3スレ」とわかりにくいのではないかといってみる。
それにここのスレは「Saga2」ではなく「Sage2」だ(w
・・・まあ、たしかに「Sage3」はちょっと無理があるけどなぁ。
>>827 今回のは貼り付けだと長すぎるのです。
テキストで18KBほどあるので。
832 :
旧八:02/10/14 18:10 ID:???
明日のソニア戦にむけての支援〜。
ごくありふれたファミレス。そして、ありふれているだろう、仲よさげな男と女。
窓側とあって、二人が放つ柔らかな雰囲気は薄汚れたガラスを抜けて通行人をも振り向かせる。ファミレスの中はそれ以上だ。誰かは呆れ、誰かは嫉妬し、誰かは羨む。ちらちらと盗み見ている者ともなると、それこそ大多数となる。
そんな客たちを、二人は気づかぬふりでいる。相手にするのも面倒なのだろうか。
「……ほんと、うまそうに食うよな」
男は皮肉を言うように、けれど悪意のない口調で言った。その目は優しい。これが真実味を増す。
その男の前に座る、やや色づいた髪を赤いリボンでポニーテイルにしている少女が、絶え間なく動かしていた手を止めてチョコレートパフェを食べる作業を中断した。
「そう? 普通だよ」
「……そうか?」
「そうだよ」
「だろうな。ソニアは食べるのが好きだもんな」
男のからかい口調に、ソニアはむっと眉をしかめる。が、このやりとりはどこか平和だ。じゃれあいのように感じられる。
「で、今日はどうする? せっかくの『暇』なんだから、有意義に過ごそう」
「だね」
『暇』の部分が妙に語調が重い。何か、意味があるように。
「……行きたいところとかってないの?」
「ん? いや、特に」
「じゃあ、私が決めるねっ」
男が快く了承すると、ソニアは軽くうなって考える。その仕草はまるで子供で、男は悟られないように笑う。
「まず、ウィンドウショッピング。うーん、楽しみ楽しみ」
「安い物なら買ってやるぞ。そうだな、千円くらいなら」
「見て回ることに意義があるのっ」
「そうか?」
「うんっ。で、次は……ゲームセンターに行こう」
「ああ。プリクラでも撮ろうか?」
「いいね♪ あと……」
「あと?」
「映画館」
…………え?
言ったかどうかわからないほどの、小さな声。だが、男はたしかそう言っていた。
833 :
旧八:02/10/14 18:11 ID:???
「え、あ……映画、嫌い?」
「いや、別に……」
いいのか? 男は心中のみでつぶやいた。
少し前に問題となった、映画館内での事件。その被害者がソニア自身であることを、男は知っていた。
あの場から助けた人間は、まさしく男自身。
ソニアをマインドブレイカーから解放したのも、男自身。
男はマインドブレイカーではない。素質はあれど、目覚める気はない。
なぜなら、男はWIZ-DOM所属の、ソニアと同期の魔道士だからだ。
「………」
ここで断れば、ソニアはどんな反応をする?
やんわりと笑って、別の場所を上げてくれるだろうか。いや、それはない。自分を気遣っていることに気づき、寂しさを含んだ笑みを浮かべるだろう。
だめだ。かえって逆効果。事件のことでさらに追い詰めることになってしまう。
そんなことになってしまうのなら・・・
「ああ。わかった。映画、見に行こう」
男の言葉に、ソニアはやんわりとした笑みで答えた。
映画館の前。
二人は立ち止まっていた。正確には、ソニアだけが止まっている。男は、ソニアを待っているだけ。
ソニアが、自分自身で一歩を踏み出すことに。
この前の映画館とは違う。清潔感がるし、何より大きい。話題の映画から少しコアな映画。よりどりみどりとはこのことだ。
「…………」
ソニアは黙っている。男も黙って様子をうかがっている。
「ねぇ……」
「どうしたっ?」
「手」
男の手に、ソニアの手が絡まる。
「手、つなごっ」
「………ソニア……」
834 :
旧八:02/10/14 18:12 ID:???
……バカなことを考えた。
映画館を前にして、再び恐怖が舞い戻ってくるのではないか。そう心配して、ソニアの一声が「やっぱり、やめよか?」と勝手に想像してしまっていた。
彼女は、思う以上に強い。手こそ握れど、恐怖に自分から向かおうとしているではないか。
「よし、行こう」
俺は共に歩むだけ。そっと支えてやって、見守るだけでいい。
道は、彼女が切り開く。
映画も終わり、二人が映画館から出たころには、空はとっぷりと闇に染まっていた。
「どうだった?」
「微妙。オチがちょっと弱い、かな?」
「そうだな」
腕時計で時間を確認。門限はないが、遅くなるのは感心しない。ウィンドウショッピングやゲームセンターで時間を潰しすぎ、映画館にはやや遅めに入ったほで、時間は相当な時刻を指し示していた。
「じゃ、そろそろ帰るか」
「…………」
「……どうかした?」
「え、んとぉ………」
言うのをためらっているのか。ソニアは男の服をつかんで離そうとしない。
「どうしたの? 言ってごらんよ」
「じゃあ……」
「家に行ってもいい?」
嬉しい……けど。
台所でコーヒーを煎れながら、男はソニアをちらりと見た。部屋の真ん中に座り、ものめずらしそうに部屋を見回している。
独り身としては、どこか心が踊る。が、あまりそういったことを考えるわけにはいかない。
つい最近まで、マインドブレイカーに支配されていたのだから。
「あ、コーヒー」
「……ども」
男から受け取るが、すぐにテーブルの上に置く。飲む気配はない。別段、コーヒーが嫌いというわけでもないのに。
「………」
「……」
沈黙が痛い。重い。苦しい。男は身が擦り切れる思いで耐えていた。
835 :
旧八:02/10/14 18:13 ID:???
「ねえ………」
沈黙はソニアによって破られた。男は待ってました、と言わんばかりに食いつく。
「なに?」
「……私の話を聞いて……軽蔑しないでね」
「……内容による」
男の正直な言葉に、ソニアは口を閉じた。が、またすぐに言葉を紡ぐ。
「あなたも、知っている……ように……」
「うん」
「私は、マインドブレイカーに支配されてた」
「……ああ」
決して消えぬ事実。けれど、当人の口から直に聞くとやはり心が痛い。
「で、いろいろあって……」
「………」
気のせいだろうか。ソニアの目が泳いでいる。
「そのぉ……言いにくいんだけど……」
「ま、まあ、無理しないように」
「そんなことない、言うよ……」
座りなおし、ソニアはあらためて男と向き合う。
顔が赤い。息が荒い。
異常だ。
「ソ、ソニア……?」
「毎晩、この時間ごろになると……」
ソニアが動いた。男がそう判断した瞬間、ソニアは男に飛び込んだ。男は倒れないように、重心を前に傾ける。
「ソニアぁ!?」
「この時間ごろになると……体が熱くなってきて。体が、そういうふうになっちゃったみたい……」
我慢しようにもできなくて。意識を保っているのが限界で。ソニアは男の手中でつぶやいた。
「で……これは?」
「だからぁ……」
唇が触れるか触れないの寸前で、ソニアの息をふきかけるように囁く。
「私を……抱いてくれない?」
836 :
旧八:02/10/14 18:13 ID:???
「ソニア、あのな……」
「ごめん……」
ソニアは男の背中に手をまわし、抱きしめる
「もぉ、我慢……我慢できなくて……」
「おい、ん!」
男の言葉をさえぎるようにソニアはキスをした。ためらうことなく舌をつっこみ、かき回す。男はされるがままに、柔らかな舌を堪能する。
互いの唾液が混ざり合う。本来なら汚いはずが、このときばかりは何らかの意味を帯びている。
しばらくして、ソニアはゆっくりと離した。自ら行なったことにもかかわらず、ソニアはさらに顔を染めている。
「ごめん……」
「いや、謝られても……別に、イヤじゃないから」
「……そうなの!?」
「まあ、男ってそんなもんだろ」
「……じゃあ、遠慮なく」
少し後ろに下がり、ソニアは慣れた手つきで男のズボンのチャックを下ろす。
「……ソニア」
「大丈夫」
男の言葉を先読みしたのか、答えた。
「私の準備のほうはとっくに………今なら何されても果てちゃう自信があるし……」
「ふぅん」
別にイタズラをしようとしたわけではない。男はソニアの首筋に触れた。
「! やっ!」
拒絶するかのように振り払う。だが、触れた瞬間、ソニアの体は小さく震えた。
欲望の昂ぶりは、男の思う以上のものになっているようだ。
「もう……だめ、だよぉ……」
「すまない……」
男は無抵抗に徹することに決めた。先ほどの切なげな声に悲しいかな己のモノが反応して、硬さを帯び始めようとしていた。
「あ、もう……」
「言うな、恥ずかしいっ」
「ふふ、ごめんね」
837 :
旧八:02/10/14 18:14 ID:???
子犬のように、ソニアは男の口の端をなめる。この幼いような行為に、男は目を丸くする。
「そろそろ……挿れていい?」
「あ、ああ」
動作と裏腹に、言葉はずいぶんと直球だ。男は動揺を見せないようにポーカーフェイスを決め込む。
「ちょっと……待ってね」
ソニアは男の上にまたがろうとする。
中腰のまま、静止を見せる。
「じゃ……いくよ」
と共に、ソニアは腰を下ろし、そして――
「ぁ、あああぁぁぁっ!」
モノを沈ませてゆき、嬌声を響かせるソニア。男はただ、そんなソニアをそっと抱きしめるばかり。
「っ! あ、はぁっ……!」
「大、丈夫か……?」
「平気っ、ただ、快楽がすごくて……きゃぁ!」
腰を上下に動かすも、数度に一度の割合で体を震わせる。
溢れる快楽に、体の動きがついていけていない。
少し動いては震え止まり、少し動いては震え止まる。非効率的だが、ソニアはこれが限界であった。
見かねた男が、ソニアの耳元で言う。
「俺が、動こうか」
「へ、あ、そうしてもらえ……あぅぅ!」
今までよりやや大きめの震えを見せ、ソニアは力なく男にもたれかかった。男はそんなソニアを抱きしめ、上下、上下にと動かし始める。
838 :
旧八:02/10/14 18:15 ID:???
「あ、あうっ、だめ、そんなにうごい、ひゃあ! あ、んう! あああっあぁ!」
動きに合わせ、舌での愛撫も追加する。首や鎖骨を這う舌は、ソニアにさらなる快感を与えてゆく。 ソニアが絶頂に達する度に、男自身を締めつける。
「……あ、ああっ!」
声と共に、男は熱いすべてを解き放った。ソニアはそれを受けると、がくりと男の胸元に身を沈めた。
「はぁ、ぁ………ふぅ……」
「大丈夫か、ソニア?」
「え、ええ、まぁ、どうにか……」
男はソニアから手を離した。
だが、ソニアは男に手をまわしたまま離そうとしない。それどころか、力がこめられてゆく。
「あの、ソニア……離してくれない?」
「イヤです」
男の顔のすぐ前で、ソニアは微笑んだ。
「まだまだ体が欲しているんです。だから……もっと相手してください」
「いぃっ!?」
「うふふ、今夜は寝かせませんよ♪」
839 :
旧八:02/10/14 18:16 ID:???
とまぁ、今回は純愛(?)で。鬼畜のほうが書きやすい自分に鬱……
今回のSSは貼ります。5KB程度なんで。
年齢制限有です。
ディーナSS2『天然パワー大暴走!!』
朝。下半身に妙な感覚を覚え、俺は目を覚ました。すると、そこには・・・・・・
「はむっ・・・・・んっ・・・・・」
何故かディーナが俺に奉仕している。とりあえず声を掛けないと・・・・・。
「おい、ディーナ」
「ぷはっ・・・・・はい、何ですか?」
「何故お前は俺のモノをくわえている」
「喜んでほしいからですよ〜」
ちょっと待て。ディーナってそういう事をまったく知らないハズだが・・・・・
(ハズでは困るのだがな・・・・)
は!?今の声は!?
「嬉しくないんですか・・・・・?」
涙目でディーナは訴える。頼む・・・・その表情はやめてくれ・・・・・。
「いや、嬉しいとかって・・・・・・」
「え〜、でも、あなたの友達さんが、『男はこういう事すると喜ぶぞ』って言ってましたよ〜・・・・んっ・・・んっ・・・」
再びディーナは俺のモノをくわえ、舌で刺激を与える。
(あの馬鹿野郎か・・・・・)
まあ・・・・・悪くはないんだが・・・・・・
とりあえず、明日は血の雨を降らせてやるか。天気予報はあいにくだが、外れだな。
「ぷはっ・・・・・え〜っと・・・・・胸を使うのは・・・・出来ますかね〜・・・・」
胸を使う!?
あの馬鹿・・・・やっぱり殺す・・・・・。
「これでいいんでしょうか・・・・・」
完全に包みきれてはいなかったが、俺のモノはディーナの胸の間にある。
「んっ・・・・」
ディーナの胸が俺のモノを擦り始める。
さっきまで舐められていたのもあり、俺はもう限界が近かった・・・・。
「だ・・・だめだ・・・出るっ・・・・・!!」
結局、そのままディーナの顔に射精してしまう。
・・・・ディーナは何故かキョトンとしている。
手についた俺の精液を見て・・・・
「何ですか〜?この白いのは・・・・」
(し・・・知らないのか!?)
どっか常識外れだと思っていたが・・・・・ここまでとはな・・・・・。
「ディーナ・・・俺・・・・・・」
「あ、そのまま寝ててもいいですよ〜・・・私、勝手にやらせてもらいますので〜」
勝手に?一体どういう・・・・・・って!?
「んっ・・・・・」
ディーナは俺をまたぎ、今まさに秘所に俺のモノが入らんとしていたところだ。
「ちょ・・・・おい、ディーナ!」
勝手に、ってそういう事かい!!
「え、あれだけじゃ物足りないんじゃないんですか〜?まだ充分おっきいですよ・・・・」
「・・・・う・・・・」
確かに・・・・アレだけじゃ俺は満足しないが・・・・・
「・・・・・・・・・・」
「どうかしましたか・・・・?」
ああ、もういいや。どうにでもなってくれ。(泣
「いや・・・・何でもねえ・・・・・・いいぞ」
「はい・・・・・・ん・・・・・痛っ!!」
ディーナはそのまま一気に俺のモノを秘所に入れる。
いや、そりゃ痛いだろうに・・・・・。
「おい、大丈夫か・・・・・」
実際には俺も少し痛かったがな。(笑
「はっ・・・・はい・・・大丈夫です・・・・・・んっ」
そのまま、ディーナは動き始める。
ディーナが動くたび、ぐちゅ、ぐちゅ、と淫らな音が立つ。
「あ・・・何か変です・・・・・おかしくなりそうで・・・・・ああっ!」
ディーナは俺の上で動きながら言う。
実際・・・・・ディーナの動きが激しくて、俺も結構限界が近くなっている・・・・・。
「あぅ・・・・疲れました・・・・」
突然、ディーナの動きが止まる。
そりゃあ、あれだけ動けばなぁ・・・・・・。
「・・・それじゃあ、俺が・・・・・」
俺は下からディーナを突き上げ始める。
「ふあぁ・・・っ!奥まで・・・・・来ちゃいます・・・・・・!!」
ディーナが甘い声であえぐ。その声で、俺の理性も少し危ない・・・・。
「っ・・・あんっ・・・んんっ!気持ち良いです・・・・・・あっ」
俺は目の前で揺れる胸を掴み、揉みしだく。
本当に限界が近づき、俺は腰の動きを早くする。
「あぅ・・・・激しい・・・・ですっ・・・・んんっ・・・・・・」
「くっ・・・俺・・・・・もう・・・」
「・・・はうっ・・・・わたしも・・・・だめ・・・・で・・・・・す・・・っ!!」
「ディーナ・・・ディーナッ!!」
最後に思い切り突き上げ、ディーナの中で射精する。
「あ・・・熱い・・・・・です・・・」
二人共体力を消耗しきってしまい・・・・しばらく繋がったまま、動けなかった。
「服、シワになっちゃいました・・・・・」
「ああ、悪い・・・・・」
これは、全部脱がしてない俺が悪い。
「うふふ・・・・」
ディーナは俺に寄り添って微笑んでいる。
「何だ?」
「こうしていると、恋人さんみたいですね〜・・・・・」
既に『事』をした時点で普通ではなくなったのだが・・・・・。
さすがに面と向かって言われると恥ずかしい。
「・・・じゃあ、俺は寝るから」
「はい、お休みなさいです〜」
ドアが閉まる。
「・・・・・・・ぐわぁぁぁぁーっ!!!」
何故か『プラトーン』のポーズをとりながら俺は叫んだ。
後で隣の家から苦情がきたのはあえて言うまい。(笑
「よ・・・」
「オラオラッ!無駄無駄無駄!!ため息の橋!!!」
翌日。俺は奴を見つけるなり、いきなり『ため息の橋』を叩き込んでやった。
「ぐはぁっ・・・・・な、何をする・・・・」
鼻血を出しながら奴は言う。俺は胸ぐらを掴み、奴を高く掲げ、こう言った。
「ディアナがそんなに好きか・・・・・・・じゃなくてディーナに・・・・・何吹き込んでんだ・・・・・このバカタレがぁぁぁぁぁーっ!!」
「NOOOOOOーッ!!!」
本日の晴れた空に、血の雨が降り注いだ。(笑)
あとがき
うにに。拙者は大満足ですー。
などと違う口調でやってもしかたない。と言うワケで(どういうワケだ)皆さんこんにちわ。
中途の変なセリフ、全部わかった人は俺の強敵(とも)となりましょう。(もちろん嘘です
ちなみに俺にとってはクララが本命です。名前を二人ageてるので、『どっちが本命やねん!?』と疑問にお思いの方もいらっしゃると思いますので・・・・・。でも、SSは問答無用です。今度、一般向けにでも朝鮮・・・じゃなくて挑戦してみるか。
しかし、ネタがねえ。(爆
微妙に脳内でソフィエルのえちぃSSが浮かんでる罠。もしかしたらやるやもしれん。(ぉ
次回予定『クララorディーナ以外に初挑戦なのかよ!?このクソッタレめ!!』
ただいまのSS、アクエリアンエイジ萌え隔離スレ 元大佐 ◆ZO8gDhRQがお送りしました。(NHKニュース風
かなり暴走してます・・・・・。
またうpしようかと思っていたもので・・・ハハハ・・・・すいません。
でもソフィエルは本当にやるかもしれんな〜。
>832->848
ご馳走様でした、なかなか美味しかったですぅ。
甘いものを食べたから次は苦かったり辛かったりするものを……と思ってみたりする。
キティク陣営の皆様もガムバってくらさい。
明日の風花戦のための支援SS上げさせてもらいます。
18禁要素無しのギャグです。
アクエリアンエイジ最萌トーナメント会場。ここでは今まさに3回戦の最終試合が開始されようとしていた。
ステージの上には2人の少女。正面向かって右にはWIZ−DOMの魔導師ソニア・ホノリウスが、左側にはEGOの風使い北条風花がいる。
本来なら1対1で行われる大会だが、この試合だけ各選手1人のパートナーを連れてくることが認められていた。
ソニアはマジシャンのエミリー・フーディニを、風花は無名の黒髪の少女をパートナーに選んだ。
対戦相手が敢えて無名の選手をパートナーに選ぶことに疑問を抱いたソニアがエミリーに尋ねた。
「ねぇ、エミリー。あの黒髪の少女、誰だか知ってる?」
「さぁ、私も知らないなぁ。ま、要注意人物のリストに無いって事は、そんな大した能力者じゃないんじゃないの?」
この少女については後に明らかにされる、かもしれない。
「さて、そろそろ時間かしら。」
風花が腕組みを解き、右手を前に構えた。それを見てソニアも杖を構える。
そして、
「第3回戦最終試合、始め!」
試合開始を告げるアナウンスが会場に響いた。
「防戦に回ると不利な相手・・・速攻で決めるわよ!」
「うん!」
風花と黒髪の少女が精神を集中する。すると風花の体の周りに電気の渦が現れ始めた。EGOの能力者が得意とする超能力、スパークリング・プラズマである。
使用者の精神が持つ限りではあるが、驚異的な瞬発力と攻撃力を得られるこの超能力は、その破壊力の高さ故にあらゆる勢力から恐れられている。もちろんそれはWIZ−DOMとて例外ではない。
しかし、ソニアは余裕の表情を作っていた。
「ふーん、スパークリング・プラズマねぇ。確かに強力な技だけど・・・・・・エミリー!」
ソニアがエミリーに目配せをする。
「はーい、なんでもお望みの品を消してご覧にいれまーす!・・・・・・ただし、戻ってこないけどね!」
エミリーが取り出したステッキを数回振る。
「ズマ厨退散!ってね」
エミリーの持つステッキの先から煙と紙吹雪が飛び出す。するとあら不思議、風花の周りを覆っていた電気の渦が一瞬にして消えてしまったではないか。
既にソニアに向かって走り出していた風花が慌ててブレーキをかけ、逆に距離を離しにかかる。
「参ったわねぇ、プラズマを消されるなんて・・・・・・」
警戒しながら距離を保ち続ける風花。
「さぁて、どうする?ズマの無いあなたはただの4/3/3。4/(4)/4の私を倒せるかな?」
ソニアが風花を挑発する。しかし風花の方も負けない。
「プラズマを対策したくらいでいい気にならないで。あなたを倒す方法くらいまだいくらでもあるんだから!」
「見せてもらおうじゃない?その私を倒す方法をね。」
「よく見てなさいよ!」
そういうと風花は制服の襟元に手をかけ・・・・・・そしてそれを一気に脱いだ!
宙に舞う青い制服、そしてその下には・・・
「なっ・・・」
唖然とするソニア。それもそのはず、彼女の視線の先には・・・・・・
ソニアの視線の先には、体操着姿の風花がいたのだ。青いブルマから伸びる白い太股が眩しく輝いている。
初めはソニアと同様呆気にとられていた観客達であったが、思わぬところで拝めた風花の体操着姿に歓声を上げた。
「さすがにちょっと恥ずかしいわね・・・」
少し顔を赤らめながら風花がうつむく。
一方のWIZ−DOMの2人はようやく落ち着きを取り戻し始めたばかりだった。
「い、一体何のつもり?まさかその古典的なスポーツウェアで観客達を味方につけるだけの作戦じゃないでしょうね?」
「そんなことのためだけに、こんな恥ずかしい格好するわけないでしょ!見てなさい。」
今度は黒髪の少女がラジカセを取り出し、そのスイッチを押した。するとラジカセから大音量で運動会で定番の曲の数々が流れ始めた。
「・・・?・・・・・・?」
さらにわけの分からない展開に再び動揺し始めるソニアとエミリー。
「ふっ、わからないかしら?これがスチューデントの秘密兵器『体育祭』よ!」
2人が気が付くと、いつの間にか会場には万国旗が張り巡らされ、入場ゲートには紅白の花飾りが、そして足下には石灰の白線が引かれていた。
観客席では皆がビデオカメラ片手に場所取り合戦をしている。客席最上段には焼きそばやかき氷の屋台まで出ていた。
「一体何なのよ・・・!?」
ソニアは日本式体育祭の雰囲気に完全にのみこまれていた。
「お、落ち着いてソニア。これには何かトリックがあるはず。」
何とか冷静を取り戻そうと、必死に精神を集中するエミリー。
「必ずどこかにあるはず・・・・・・この奇妙な光景のトリックが・・・。」
注意深くステージ上を見回す。
しばらくして、エミリーの目が一つの違和感を見抜いた。
「はっ、そこ!」
まだ半人前とはいえ、そこはマジシャン。エミリーはついにこの体育祭がEGOのプロジェクトカードであることを見抜いたのだ。
「トリックは見破ったよ!」
エミリーがステッキを振りディスペルマジックを唱えると、会場のお祭り騒ぎは一瞬にして消え去ってしまった。
後に残ったのは体操着姿の風花だけである。
「くっ、なかなかやるわね・・・。」
仕方なく再び制服に袖を通し始める風花。
「ふぅ、危なかった・・・。エミリーが見破ってくれなかったら今頃やられていたかも・・・。」
よろよろと立ち上がるソニア。
「まさかここまで苦戦するとは思わなかったよ・・・。でも遊びはここまで、こっちもそろそろ本気で行かせてもらうよ!」
ソニアの目に再び闘志が蘇る。
つられて風花の表情も真剣になる。
「こうなったら小細工は必要なし、全力でぶつかるまでよ!」
「望むところ・・・来なさい!」
風花が風の力を使って一気に距離を詰める。力を使ってしまったエミリーではもうそのスピードに追いつくことはできないだろう。風花は一直線にソニアに向かっていた。
対するソニアは杖を構えて防御の姿勢に入った。呪文を唱えると目の前に魔法のシールドが現れる。
(彼女の攻撃力ではこのシールドを破ることは出来ないはず。・・・・・・この勝負、もらった!)
風をまとった風花の攻撃がソニアの構えるシールドと激しく衝突した。
当然攻撃力の低い風花ではそのシールドを破ることは出来ない。
「やはりあなたにはこのシールドを破るのは無理みたいね!私の勝ちよ!」
勝ち誇った顔でソニアが言い放つ。
「これで終わりよ、マジックアロー!」
ソニアが反撃の体制に入る。
このときソニアは自らの勝利を確信していた。
しかし、次の瞬間彼女の目の前に現れた黒い影がその確信を打ち崩した。
「たぁぁ!」
少し間の抜けた声とともにそれはソニアに迫っていた。
「えっ?」
「行くよ、風花ちゃん!」
黒い影の正体、それは風花のパートナーの黒髪の少女だった。
「シンクロアターック!」
黒髪の少女が風花の攻撃に合わせて突撃してきたのだ。
「ちょっと、二人がかりで攻・・・」
攻撃ってどういうこと?とソニアが言いきる前に彼女は宙を舞っていた。
風花と黒髪の少女による同時攻撃がソニアのシールドを破ったのだ。
(不運なことに、獅子の戦旗時代出身のソニアとエミリーにはシンクロというスキルは知識に無かったのである。)
力無く場外に落ちるソニア。
「ソニアが負けた・・・?そんな・・・」
2対2の形式ではあるものの、メインの選手が倒れたらその時点で敗北である。
がっくりと膝を落とすエミリー。
しかし、スピーカーから流れてきたアナウンスは彼女にとって意外な事実を伝えた。
「ソニア・ホノリウス、北条風花。両者同時ダウンにつきこの試合引き分けとする。」
「えっ?どういう、こと?」
不思議でならないといった表情で辺りを見回すエミリー。
しばらくして彼女は気付いた。
風花と黒髪の少女もステージ反対側に倒れていることに。
「シンクロだと2人とも相手からのダメージを受けちゃうんだったね・・・」
「あぅ、そうだった・・・」
そのまま動かなくなる風花と黒髪の少女。
この試合は後日再試合が行われることとなった。1対1で。
はい、如何だったでしょうか・・・?
黒髪の少女の正体は同級生ちゃんでした。
初めての支援SSなので、そこかしこに問題があるかもしれませんがご容赦下さい。
風花支援と言うより同級生支援に見えなくも無いですがご容赦下さい。
さらに言うとエミリー支援っぽくも見えるかもしれませんが違いますのでご容赦ください。
風花支援なんですってば…
お目汚し失礼しました
>>855 そーんなあなたに秘密兵器〜☆
新世代の産物「サイキックコラボレーション」!!
なんと!これで同時アタックすると、攻撃力だけでなく、耐久力も合計されるんですね!
これでダークロアのタフなアイツもK.O.ですよ、奥さん!
「・・・でも、精神ダメージはそれぞれにそのまま入っちゃうんだけどね」
ショボーン
この空気は何だ。
喜び、怒り、哀しみ、楽しさ。
喜びは勝利に酔いしれて。
怒りは不正行為を噛み締めて。
哀しみは敗北にさいなまれ。
楽しさは観客の歓声に直に浴び。
感情は、膨れ上がっては吐き出され、熱く高ぶっては急激に冷やされる。
一寸先は闇ならぬ、一瞬先は暗黙。誰が勝っても誰が負けてもおかしくない、この大会。
有力候補が去って。
ダークホースが勝ち上がる。
皮肉な話なのかもしれない。だが、どうこうと恨むことはできない。
これが、運命というものならば。
ダークホースの一人、いや、ダークホース自身が、運命の経過点である試合の直前ともあって鼓動を早めていた。
ソニア・ホノリウス。
ソニアは、なぜか今までの試合のことが、まさしく走馬灯のようによぎっていた。
正直、通過できるとは思っていなかった予選。
運よく勝ち上がった一回戦、二回戦。
そして、数分後の三回戦。
あいてはEGOの風使い。能力が似ているとあって、負けたくない、という気持ちが何よりも強い。
けれど……勝機はあるのだろうか?
不安。
恐怖。
考えれば考えるほど、時間が立てば立つほど、負の感情がふつふつと湧き上がってゆく。
「……ソニア」
突然、背後から声が投げかけられた。
聞きなれた声。安心してしまう。
不覚だが、これは真実だ。
「マインドブレイカーさん……」
「んん、ひょっとして弱気になってる?」
からりと乾いた笑みを浮かべるマインドブレイカー。どうにもそれが癪に障る。ソニアはむっとした表情で、けれど振り返らずにつき返した。
「そんなわけないでしょう! 私は常に全開ですよ!」
「そうかそうか。ならいいけどな」
また、人の悪そうな笑顔。けれど、支配下にいるソニアは知っていた。
マインドブレイカーは、こうして自分の緊張を解いてくれている。不器用とか、そんなことではない。自分のことをすべて理解した上で、こう言ってくれているのだ。
「なぁ、時間は大丈夫か?」
「あ、じゃあそろそろ行ってきます」
「そうか。……ていっ」
マインドブレイカーは小走りでソニアを追い越し、同時に結ばれていたリボンを解く。
髪がばらりと広がった。
「あっ! 何すんですか!?」
「解いてやった」
「このぉ……それ、お気に入りなのに!」
「知ってる」
「……このぉ」
殴ろうかと思い拳をつくる。するとそのとき――
見慣れぬ色のリボンを突き出された。自分の物ではない。ではこれは……
「? これ……?」
「リボンだ」
「わかるけど……」
「前祝いだよ」
マインドブレイカーが背中を向けた。照れ隠しであることが見てとれる。
「あの、結んでくださいよ」
「だめだ」
「結んでやるのは勝ってからだ、でしょう?」
「まあ、な」
「それじゃ、結んでもらえるように、がんばろっと」
次はソニアがマインドブレイカーを追い越す。マインドブレイカーに見せつけるように目の前でリボンを結ぶ。
プレゼントの品を結んでいる。マインドブレイカーの心は浮き上がる。
「なあ、ソニア」
「……はい?」
「どちらを、結んでほしい?」
ソニアが足を止める。そして、言った。
「両方! 一本はポニーテイルに、もう一本は…………ね」
>もう一本は…………ね
ちんちんに?
861 :
藤咲:02/10/15 21:00 ID:???
「ふぅ・・・」
夕暮れの公園、ベンチに座ったソニアは何度目かの溜息をついた。
「このままでいいのかなぁ・・・」
ソニアがWIZ−DOMへ入って数ヶ月、彼女は「自分が何をしたいのか・何をすべきなのか」について真剣に悩んでいた。
ある日目覚めた魔道師としての素質、大勢の仲間がいる組織への参加、そして戦いに次ぐ戦い・・・少女の身には目まぐるし過ぎる日々だった。
だが・・・ソニアはちょっとした時間につい考え込んでしまう・・己のあり方について。
「私自身どうしたいのかなぁ・・・」
意味も無く足をブラブラさせる度に制服の短いプリーツスカートがふわりと浮く。
「取り敢えず鯛焼きでも食べよ、うん、そうしよ♪」
無理に自分自身を元気付けようと明るく独り言を呟くと、膝の上に置いた紙袋を持ち上げた。
「はぐっ、美味し・・・!?」
ソニアが妙な視線を感じて鯛焼きにかぶりついたまま顔を上げると、其処にはフェンリルとブランシュがいた。
(な、何でこんなところに!?もしかして私を・・・いやぁー!)
内心叫び出したい思いだったが恐怖で体がすくんでしまい、鯛焼きにかぶりついたまま身動きが取れなくなってしまった。
(・・・あれっ?襲ってこない)
ソニアは2匹の行動を訝しがり冷静に2匹の視線を推測し、ゆっくりと鯛焼きを口から離し、紙袋から別の鯛焼きを取り出すと、
「食べます?」
「がう♪」
「がる♪」
2匹は喜んでソニアの手から鯛焼きを受け取った・・・。
862 :
藤咲:02/10/15 21:00 ID:???
「美味しい?」
「がう♪」
「ふぅ・・・ふぅ・・・」
ソニアの問いにフェンリルは肯定の意を示す一方、ブランシュは猫舌?な為必死で冷ましていた。
「はぁ・・・本当に何やってるんだろ。敵同士なのに・・・」
「ソニアは敵なのか?」
「えっ、そりゃそうだよ!勢力も違うし・・・」
「何で勢力が違うと敵なの?」
「・・・・・・・」
フェンリルの思いがけない一言にソニアは驚き押し黙った。
「フェンリルは戦うよりもこうして一緒に美味しい物を食べている方がいい」
そう言うとフェンリルは2つ目の鯛焼きにかぶりついた。
「・・・そっか、そうだよね。私もそっちの方が良いな」
(覇権争いなんて私の性に合わない。だって私が魔法を使い始めた理由は単純に楽しかったからだし・・・)
魔法が初めて使えた時の興奮が蘇ってくるにつれソニアの中で何かが変わった。
「ごちそうさま♪」
「がるる♪」
「どういたしまして」
2人が食べ終わるのを待ってソニアは立ち上がった。
「フェンリル達と一緒に行かない?」
「美鈴の飯は美味いし、マスターも優しい」
「う〜ん、遠慮しとくよ。自分の道を探す為にもしばらくは1人になりたい・・・なんてね♪困った時は頼りにさしてもらうから。じゃあね!」
ソニアは2人に手を振りながら駆け出した。
(これからは自分らしく生きてもいいよね?)
夕日に照らされたソニアの顔には清々しい笑顔が浮かんでいた。
ソニア・ホノリウスがWIZ-DOMから姿を消したのはその数日後である・・・。
863 :
藤咲:02/10/15 21:04 ID:???
一応ソニアさん支援です。
実はブレイク後の姿を見たことが無かったり・・・。
旧八さんこれで勘弁を!
車を見に行って鈴鹿御前に付き合って飲んだら風邪を引いて(ごほごほ
864 :
AVG:02/10/15 23:31 ID:???
えと、東海林さん支援SSを貼らせていただきます。
今回はちと変化球で、望さんから見た東海林さんのお話です。
望さんのファンの方がどう思って下さるかわかりませんが、私なりにこうではないか、と思って書きましたのでどうか広い心で読んでやって下さい。
では、貼ります〜
遊んでいるのでしょうか、微かに聞こえてくる子供たちの笑い声。
その声にふと外を見てみると、空はもう夕暮れに染まっていました。
少し肌寒くなってきたその気温は、きっと気持ち良く感じらるのでしょう。
なんとなく外の空気が吸いたくて、ベランダに足を向けました。
カーテンを開けてベランダに顔を出すと、そこには先客が居ました。
「何をしてるの?光ちゃん」
私はその先客、従姉である光ちゃんに話しかけました。
『あ……望、悪いんだけど静かにして欲しいの』
こちらを向いた彼女は、声でなく念派で語りかけてきました。
どうしたのかな?と思い彼女の隣に視線を移すと、一人の男性が気持ちよさそうに眠っています。
その彼の肩には光ちゃんが着ていたのだろうと思える、白い上着が掛けてあります。
『えっと、邪魔でしたか?』
『そんなことないよ……そうだ、少し話し相手でもしてくれない?』
私は頷きました。
『はい、じゃあお茶だけ煎れてきますから待っててくださいね。』
そう伝えて、私は階段を下りて一階のお台所へ向かいます。
やかんに二人分のお水を入れて、コンロの火をつけました。
カチカチカチ……と、小気味の良い音が何度かしたあと、火がやかんを暖め始めます。
その間にお茶とお菓子を取り出しておきます。
ふと、先ほどの光ちゃんの横顔が思い出されました。
慈しむような照れているような、少し前までは見せることのなかった
優しい、女の子の表情。
心の色は若草色、暖かな春の
誰もが安心出来るような、そんな幸せの色。
《恋をすると人は優しくなれる》とどこかで聞いたような気がしますけど、あのお話は本当だったのだなと思いました。
やかんの「ぴー」という音で、お湯が沸いたことに気付きます。
『お茶、煎れてきましたよ』
そう言って、ベランダへ入ります。
疲れているのでしょうか、光ちゃんの彼はまだ眠っています。
『まだ眠ってらっしゃるのですね』
『今日は買い物につき合ってもらったから、多少は疲れたのかもしれないわね』
クスリと笑いかけてくれました。
『先日の試合では厳島さんに勝たれましたけど、どうですか?今度は』
ちょっとだけ考え込んだ後
『勝てる、とは言えないわ。でも出来ることなら勝ちたいわね』
『珍しいですね?光ちゃんが勝とうと意欲を見せるなんて』
少し驚いてみせると、彼女はその理由を話してくれました。
『大したことじゃないの、勝ったら……今日みたいにデートしようって約束してくれたのよ、彼』
嬉しそうに話す彼女に少しだけ羨ましい、と思いました。
『いいですね光ちゃん、私は……デートとか、あまりしたことなくて』
『あら?あの子はデートに誘ってくれないの?』
あの子、と言われて少しだけ顔が赤くなりました。
好きな人のことは思うだけで少し気恥ずかしい、などとは最近知ったばかりです。
『その……はい、誘ってくれなくて』
『まったく……あの子不器用だから仕方ないといえば仕方ないけど……今度、注意しておくわね』
『いえ、そういうのではないですから』
慌てて手を横に振りました。
『時々不安になりませんか?好きになればなるほどに、もしも失ったら、と思うと』
『あら、大丈夫よ』
彼女は、彼の寝顔を見たまま微笑んで言いました。
『だって、信じられるもの』
そう言って、愛おしそうに彼の頭を撫でています。
『理屈じゃないの、彼は絶対に私を置いてどうにかなったりしない、他の誰かに取られたりなんかしないって
結婚して、子供を作って、やがて老いて死んでしまうまで
側に居られる、側に居てくれるって』
昔のことを思い出しました。彼女がかつて語ってくれた夢を。
普通に結婚して、普通に子供を作って、笑って死んでいけたら良いね、と話していたのを。
それは、能力者であることへのコンプレックスなのかもしれない、普通の人間では無いゆえの届かない理想だと思っていました。
でも、それは
『彼、この前私になんて言ったと思う?』
きっと、叶うものなのだと
『ずっと側に居るから、だからもっともっと好きになっても良いよ、だってさ』
そう、このお二方は私に教えてくれました。「本当にお好きなのですね」
自然、感想が口からもれます。
彼女は苦笑して
それから唇に、立てた人差し指を当てて「しー」っとジェスチャーしました。
『ホント、自分でも不思議よ。自分以上に大切なものなんてあるわけないと思ってたのに、今はこんなにも彼を想ってる。
そばに居るだけで、どんどん好きになっていく。
……幸せになれると思うの、今までにいろいろあったけど……でも彼に会えたこと、それがきっと能力者であった、それから……』
彼女は、一呼吸置いて
『私が女であったことの理由なのかな、って』
そう、おっしゃいました。
『ゴメンね、なんだかノロケを聞かせちゃったみたいで』
『いえ、とても楽しいですよ』
こんな、誰にも話したことが無いのであろう話を私の従姉は話してくれました。
それから、少し他愛も無い話をしました。
『じゃあ、そろそろおいとましますね』
そう言って立ち上がり、ベランダを出ようとすると、彼女が声をかけてきました。
『あ、望』
『どうしました?』
『さっきの話……彼には内緒ね?』
少し恥ずかしそうに頬を染めてそう言われたので、私は『はい』とだけ答えて家の中へ入ります。
振り返って外を見ると、もう日は沈み暗くなり始めています。
明日はどんな日になるのかと、ふと楽しみに思いました。
〜Fin〜
と、いうことで貼らせていただきました(ぺこり
少しでも楽しんでいただけたなら幸いです。(望さんのファンの方で「望さんはこんな喋り方しない!!」などと思われた方がいらっしゃいましたら申し訳ありません)
では、失礼させていただきます。
追記:先日こちらで書きました「書いている途中の弓削さんSS」は……途中で筆が止まってしまいました(汗
うまく書きあがりましたらいつか貼らせていただこうと思ってます。
869 :
藤咲:02/10/15 23:47 ID:???
秋の夜長・・・ここ厳島神社では普段戦場を駆ける乙女+α達がくつろいでいた。
「お茶が入りましたよ」
「どうぞです」
・・・・・・
美鈴と壱与が緑茶を運んで来たのに誰も返事をしようとはしない。なぜなら、
「・・・こっち!」
夜羽子が男から1枚のカードを引いた。そして、
「だーっ!・・・ババ引いた」
「次は俺の番っと・・こっち。これで5連勝」
男は見事にババじゃない方を引き勝ちを収めた。
「ババ抜きですか?」
「ああ、お前達も加われ・・・そうだ、負けた奴は罰ゲーム」
「ええっ!?」
男は美鈴以外の同意を素早く取り付けると罰ゲームをルールに加えた・・・。
「罰ゲームは今紙に書いたことを実行してもらう。じゃあ始めるか」
参加者は時計回りに男・厳島美鈴・美作壱与・小鳥遊ひびき・フェンリル・藤宮真由美。
罰ゲームは敗者が自分で紙を引きそれを実行するというものになった。
ちなみに夜羽子は嫌な予感がしたので夜の散歩と言って逃げ出した。
「じゃあ最初は俺から・・・」
男が美鈴のカードを引いてゲームが始まった・・・。
870 :
藤咲:02/10/15 23:47 ID:???
「・・・あがり」
「負けちゃいました・・・」
1回目は壱与が負けてしまい大人しく紙を引いた。
「罰ゲームは・・・メイド服着用。着替えは戦闘服置き場にあるはずだ」
「・・・はい」
壱与はすごすごと部屋を後にしてきっかり5分後メイド服姿で帰ってきた。
「・・・少し恥ずかしいです」
「似合っているよ」
「そうですね」
周囲から褒められると壱与は顔を真っ赤にして俯いてしまった。
「それじゃあ次ぎ行くか」
「・・・あがり」
男があがったところで残りは美鈴と壱与になった。
「・・・美鈴お姉ちゃん」
残りに2枚のうち1枚をあからさまに突き出し、メイド服姿の壱与は上目遣いの熱い視線を美鈴に送った。
「い、壱与ちゃん・・・そんな目で・・見つめないで」
動揺する美鈴、この時点で勝負は決まった。
「で、罰ゲームは・・・スクール水着着用。壱与も頑張ったんだからな」
「・・・はい」
壱与を引き合いに出され渋々ながら美鈴は着替えに向かい、逃げ出すことなく帰ってきた。
「はぇ〜、解説の真由美さん。これは意外にイケますね♪」
「そうですね〜。控えめな胸のあたりがなんとも・・・ですね、ひびきさん♪」
「もうっ、2人とも!」
真由美とひびきが茶化すと美鈴は恨めしそうな視線で男を睨んだ。
「・・・次行こうか」
871 :
藤咲:02/10/15 23:49 ID:???
「ただいま〜っと・・・・・・」
夜羽子が散歩から帰ってくると其処はなんとも形容しがたい空間になっていた。
メイド服に天使の羽をつけた壱与がバレンタインのチョコを作り、スクール水着に猫耳・猫尻尾をつけた美鈴が神楽を舞い、ひびきは巫女装束を着て幽体離脱をし、真由美はプラグスーツを着てコンサートを開いていた。
その中で男はぐっすり眠ったフェンリルと何時の間にか現れたブランシュにノミ取りブラシをかけていた。
「お帰り」
「・・・何があっ・・いや、何も聞かないでおくよ」
「そうしてくれると助かる」
夜羽子は一気に脱力感に襲われ自室へ逃げるように去っていった。
「チョコレート、チョコレート♪」
その夜、楽しげな声が聞こえたという・・・。
こうして今日も平和な一日が過ぎていくのでした。めでたし、めでたし?
872 :
藤咲:02/10/15 23:53 ID:???
壱与支援です。
・・・やばいっ!
明らかにある意味対極的なネタで攻めてしまったw
どうなることやら・・・です(汗
注)キャラが壊れているのは気にしないで下さい!
874 :
旧八:02/10/16 12:17 ID:???
ソニア支援・入場SS殿、そして藤咲殿……グッジョブです! 萌えました!
壱与支援、未完のまま破棄。
宣言しておきながら断念するとは、本当に申し訳無い。
奇問遁甲陣されてくる……
明日の為に…後の兵士の為に…w
クリス・クレアモント支援SS投下です。
「ベスト8…WIZ−DOMは私達3人だけ…」
マインドブレイカーに誘われて入った居酒屋で、クリス・クレアモントは呟いた。
彼女自身は、未成年なので飲んでいない。ずっとオレンジジュースを見つめている。
「ステラさんもディーナさんも…ミナちゃんも負けちゃって。…私が残るなんて、思いもしませんでした」
ぽつりぽつりと話す彼女を見ながら、マインドブレイカーは静かにグラスを傾けた。
「…妥当だと思うけどね…」
「え?」
クリスが顔を上げる。マインドブレイカーは答えず、グラスを空けた。と、店員の「っしゃいませ〜」という唱和が響く。
どうやら、来たようだ。
手を挙げて今来た二人を呼び寄せる。クリスが、驚いたように彼女らを見上げた。
「ソニアさん…それに、わーちゃん…!?」
「や。激励に来たわよ」
「…どうも」
ソニアが笑顔で、workus274が無表情でテーブルに着いた。
ソニアとworks274にもグラスが渡され、ジュースが注がれる。
「というわけで、WIZ−DOM3人の健闘と勝利を願って」
マインドブレイカーがグラスを掲げ、呼び出された2人もそれに習う。クリスだけが、ポカンとそれを眺めていた。
「…クリス?」
「え、あ、はい!」
呼びかけられて慌ててグラスを掲げる。
『乾杯!』
チン、とグラスが打ち合わされる。早速ちびちびやりながら、クリスはマインドブレイカーに訊ねた。
「あの…2人はあなたが?」
「ん?…さあな」
少し、意地悪く笑った。
「もうっ…真面目に答えてくださいっ」
ぷうっと頬を膨らませるが、クリスは彼のこんな所が好きだった。
「いいじゃんいいじゃん。折角コイツが私らの激励会してくれるっていうんだし。遠慮せずにクリスも飲みなよっ?」
横合いから、ソニアがマインドブレイカーの背を叩きながら口を挟む。彼が「バラすなよ…」と呟いているのが聞こえるが、すでにバレバレである。
「じゃあ…今日はお言葉に甘えさせてもらいます♪」
ようやく、クリスの表情が和らいだ。
しばらく、4人で談笑した。もっとも、works274は飲み食いしながら聞いているだけだったが。
そのworks274が、不意にクリスの袖を引いた。
「わーちゃん?どうしたの?」
「ハイ。これは、なんという飲み物ですか?」
言って、クリスの前に缶を差し出す。中身は既に飲み干したのか、空だ。ラベルも何もなく、しかたなくクリスは飲み口に鼻を近づけた。絶句する。
「わーちゃん…これ、お酒…」
「酒…」
つと、その缶に視線を落とす。テーブルの上から新しい缶を取ると、
「中身があって、良い飲み物です」
言うが早いか、くいっと飲み干してしまう。
「わっ…わーちゃん…!?」
思わず声をかけるが、works274はすでに黙々と缶を空けるのみ。仕方なくソニアを振り向くと、彼女も大ジョッキをあおっている最中だった。
マインドブレイカーはというと、相変わらず笑みを浮べ、彼女たちを眺めている。
「えと…どうしたら…」
……。
ごくり、とつばを飲む。
「怖いけど…私がやらなくちゃ…」
何をだ、とはマインドブレイカーは言わなかった。
クリスが覚悟を決め、手ごろな酒瓶を引き寄せる。両手でしっかりとホールドすると、彼女はそれを一息に喉へと流し込んだ。
そこから先は、クリスの記憶にはなかった。
「あ…」
クリスが目を覚ますと、そこはベットの上だった。マインドブレイカーの、であるが。
「ええと…痛っつ…」
思い出そうとして、頭痛に顔をしかめる。昨日、酒を飲んだことは覚えている。が、その後の記憶が全く無い。
頭がガンガンと痛む。おおかた二日酔いだろう、とぼんやりと見当をつけた。
「あたた…」
頭を抱えて、ベットから降りる。そこで、クリスは自分がYシャツにショーツという格好である事に気がついた。
さ―――っと顔色が変わる。
(まさかまさかまさか)
「あ、起きたか」
タイミングよく―――悪いのかもしれないが―――現れたマインドブレイカーに、思いっきり枕を投げつけ。
彼女は思いっきり悲鳴をあげた。
「な―――ちょっと待て、クリス!誤解だ!」
マインドブレイカーが叫ぶが、聞いている様子は全く無い。
仕方なく、彼は足元に転がる(当たらなかったのだ)枕を拾い上げた。
「静かに…せんかいっ!」
言葉と共に投げつける。枕は『ぼすっ!』とクリスの顔に命中した。
流石にぴたり、と叫びが止まる。
「落ち着け、クリス。お前はなんだか誤解しているようだが、俺は何もしてない」
そこで言葉を切る。
「したのはお前の方だ」
…絶句。
「…冗談だ。本当に何もしてない」
マインドブレイカーのその言葉に、クリスはほうっ…と息を吐いた。本当に安心したように。
「もうっ…」
言いながら、その表情が少し残念そうに見えたのは気のせいだろうか。
「…とにかく、二日酔いだ。酔いつぶれたお前を連れてきて、works274に着替えさせてもらったの。覚えてないか?」
「はい…全然…」
粛々と頭を下げる。
「ま、試合は明日だ、今日は一日寝てろ」
「はい…」
「それと、服は雨で濡れたんで乾燥中だ…悪いが、そのままでいてくれ」
さっとクリスの顔が赤くなる。
誤魔化すように、彼女はおずおずと問い掛けた。
「あの…私、お酒飲んだ後…変なことしませんでしたか…?」
「ふむん…気になる?」
「当然ですっ…ぁいたた…」
怒鳴ったせいか、また頭を抱えるクリス。
マインドブレイカーはまた、意地悪く笑ってこう言った。
「明日、勝ち抜けたら教えてあげましょう」
クリスが涙目で気合を入れなおしたのは、言うまでもない。
あとがき
「俺のクリスはこんなんじゃねぇよ!」という方、すいません。
今回は割とほのぼの路線です。本当はギャグを書きたかったのですが。
…自分では書けないことをこのSS書いてて自覚しました…(泣)
一応WIZ−DOMつながりでソニアとworks274も出してしまい…本当にクリス支援SSなのだかどうだか自分でもわからないという罠。
以上、お目汚しでした。
…Yシャツマンセー(ぼそっ)
裸Yクリス・・・職人の降臨を、降臨を・・・(−人−)ゴニョゴニョ
なお…現在481Kbである。
残り19Kbでは不測の事態に対応できないとも考えられるので900に入った後速やかに次スレに移行する事を提案する……
>>884 では、次スレのタイトルとテンプレを早急に決めなければなりませんね。
▼アクエリアンエイジ萌え隔離スレ3〜最萌後夜祭〜
・・・には少し早いでしょうか?
クリスに裸Yシャツ……くけー
…よし、書くぞ書くぞ、エロ物で!!
たぶん『遅すぎた支援』になるんだろうけど…
>885
次スレ案「▼アクエリアンエイジ萌え隔離スレ・リムーブ3」
とか
パソにパニッシュメント食らった為(謎)、急遽フェンリル支援投下します。
連続、申し訳ない…。
――― フェンリル。
北欧神話において、その口は天を飲み込み、神々の黄昏 ――― ラグナロクにおいては主神オーディーンを喰い殺したとされる、邪神ロキの子供。
それと同じ名を持つ存在が、彼の目の前にいる。
「わお〜〜〜〜〜っん!」
目の前に…
「う〜…わんっ!」
目の……
「わお〜っん…」
目……
「あ〜…すっきりした♪」
……。
「あれ?どしたの?」
「…いや、なんでも…」
溜め息と共に、彼はその言葉だけをしぼりだした。
遠吠えを終えた『それ』はずいぶんと可愛らしい姿で木の上から飛び降りてきた。
―――蒼狼”フェンリル”。
「にしても…驚きだな」
高台にあるここは、見晴らしがいい。そのままそこに座り込んだ。
フェンリルも隣に腰をおろす。遠くに、最萌トーナメントの会場が見えた。
「ふぇ?何が?」
「最萌トーナメント。とうとうベスト8じゃねーか」
「ん〜…?」
くい、と首を捻る。暫くしてようやく、フェンリルの耳がぴん、と跳ねた。
「もうそんななんだ!?」
「…いやまあ、同率勝ち抜けが2組あったんで正確には10人だけどな。気付かなかったのか?」
「気にしてなかった」
かくん、と彼の頭が落ちる。
まったく、彼女の無頓着さに頭を抱えてしまう。
「お前な…少しは気にしろよ」
「フェンリル、あんなのキョーミないもん」
「…そらそうだろうけど。一応一定レベル以上は全員参加だからな」
ネームレベルは全員強制参加だ。イレイザーなど、この為だけに地球残留を許可しているという。
「ん〜…かなん萌えにはツライネー」
「誰に何言ってんだお前は…」
「さあ?」
フェンリルも肩をすくめた。
「ま、正直意外…というか予想外ではあったな。お前がここまで勝ち進むなんぞ、俺は予想した事もなかった」
「そおなの?」
「ああ。強制参加じゃなけりゃ参加する気もなかったし。…ココまで勝ち進んだってことは、そんだけ人気があるってことだよ。敵が多くてかなわん」
「ふうん」
頷くと、フェンリルはこつん、と彼に頭を預けてきた。
「…フェンリルは、ここで ――― ここじゃなくてもいいけど ――― こうしてられれば良いよ」
その言葉を聞き…彼も、無言でフェンリルの肩を抱き寄せた。
愛しそうに、彼女の髪をなでる。
「俺も…だ。ずっと、お前とこうしてられたらいいと思う…」
「うん…。…あったか〜い…」
抱えられたフェンリルが、彼の腕に手を置いて呟く。
星空の下、二人で身を寄せ合って暫く月を眺めていた。
「…嬉しい?」
「あ?」
唐突に投げかけられた質問に、彼は間の抜けた声を出した。
「フェンリルが優勝すると、嬉しい?」
「そりゃあな。……たぶん」
「ふ〜ん?」
どこか含みのある声。
「…なんだよ?」
「んふふ〜…」
フェンリルが頬に手を伸ばし、彼の顔を自分の方に向ける。
近づいてくる、そう彼が思った瞬間。
ちゅ。
唇に、フェンリルの唇が触れた。
「…っ!?」
思わず赤くなるマインドブレイカーに向かって、フェンリルはにっこりと笑って囁いた。
「じゃあ、頑張るよ」
目指せ、優勝 ――― フェンリルは小さく、そう呟いた。
後書き
…連続のSS投下、本当に申し訳ない。
明後日のためのフェンリル支援SSです。
家のパソが不調で明日からメーカー修理なため、急遽友人宅からのうp。
…正直、まだ煮詰め足りない気はしますが。
勝ち抜けたら…リファインするかな?
893 :
藤咲:02/10/16 23:48 ID:???
初めて出会ったのは薄暗い部屋だった。
人間風情に捕獲され鎖で繋がれ、何度も体をいじりまわされた後だった。
真夜中に警報が鳴り出しそれと共に発せられた激しい銃撃音が鳴り止んだ時、突然部屋の扉が開き逆光の中誰かが目の前に立った。
目を凝らしてみると手には鈍く光る刃・・ああ、これでこの屈辱から解放される、そう素直に思った。
本能がそれでも生きようと頭の片隅で叫び続けたが、ボロボロになり鎖に捕らわれた四肢は言うことを聞こうとはしなかった。
そして・・・目を閉じて“その”時を待った。
ガキィィーン
鈍い音と共に何かが砕ける音がした。
肉体に痛みは無い・・ゆっくりと目を開けると歩み去る男の背中が見えた。
見回すと首輪と手枷に繋がれていた鎖が断ち切られていた。
「・・・行きがけの駄賃だ・・・後は勝手にしろ」
気付いた時には既に力を取り戻した体が男を追いかけていた。
こうしてワタシ−ブランシュ−の新しい生が始まった・・・。
マスターは同行を申し出ると「勝手にしろ」と言った。
それでいてさりげない気配りをしてくれた。
野宿の時など交代で見張りをする時マスターは他の誰よりも寝る時間が少なかった。
追撃してくる敵を煙に巻くのもマスターが進んでした。
普段は突き放すような態度を取ったが、時折見せる優しさに誰もが忠誠を誓った。
マスターとの生活は今まで以上にスリルに溢れていた。
敵勢力の拠点に攻め入り物資を奪い、マインドブレイクで戦力を増やし、邪魔者を実力で排除する、今まではダークロアに対する義務としてやっていたことが、今ではマスターただ1人の為に行う。
目的の為には昔の同胞もこの手で肉塊に変えた。
狂っていると言いたければ言うがいい。
マスターの役に立つことがワタシの使命、マスターの側にいることがワタシの幸せ。
行き着く先に待つもの・・・例えそれが破滅でもワタシはそれを享受する。
894 :
藤咲:02/10/16 23:51 ID:???
ブランシュ支援です。
明らかに一般的な「萌え」ではないです。
それでも物語の中の狂信的な一途さは好きです。
現実世界では遠慮しますが・・・。
支援の最中に恐縮ですが、ここまでで一旦まとめましょう。
■スレタイ案
・▼アクエリアンエイジ萌え隔離スレ3〜最萌後夜祭〜
・▼アクエリアンエイジ萌え隔離スレ・リムーブ3
・▼アクエリアンエイジ萌え隔離 3rdブレイク
他にいい案があれば発案希望という事で、
■テンプレ(関連スレ、URL)
・前スレ、過去スレ(dat落ち)
・本スレ(Saga2第1章)
・最萌投票スレ(05)
・なりきり総合スレ
・なりきり巫女スレ(dat落ち)
・アニメ版スレ(dat落ち)
・イレイザー不買運動スレ
・初心者質問スレ
・アクエリオフィシャル、極星、オリオン、ブロッコリー
・最萌公式
この中からテンプレに入れる必要の有無の判断と
追加が必要なスレ、URLがあったらお願いします。
■テンプレ(煽り文その他)
・最萌の残りも少ないが、トーナメントとの関連は?
・Sage進行は引き続き厳守か?
・その他注意書きに追加、修正などはないか?
大体次スレ立てに必要なのはこのくらいでしょうか。
皆様の意見もお待ちしております。
∧||∧
( ⌒ ヽ 間に合いませんでした
∪ ノ
U U
書き終わったらうpするです、残ってても残ってなくても
>896
極星は切っちゃっていいかも、オフィシャルからすぐだし
Sage進行は厳守、下手にageると荒れるのは確実
…そんな所?
東海林光の目と髪って何色だったっけ?教えて下さい。
899 :
AVG:02/10/18 00:59 ID:???
898番の方へ>
えっと、イラストではそうは見えないかもですけど……東海林さんは両方黒かと。
日本人ですし、こう……染めたりするタイプではなさそうですし(ぉ
フェンリルちん支援絵を用意するはずだったんですが……まだ手もついてません
ひびきさん負け,結構ショックですね^^;
こんなことじゃいけないよな〜.ひびきさんだって,1枚といわずいくつも支援絵描けば
支援効果が出たかもしれないんだから.気合,入れ直さなければ……
フェンリルちんを二の舞にしないためにも,これから頑張ります
ひびきさんには,その次の試合の支援絵に友情出演してもらおうかな……
>896
スレ途中でトーナメント終了するでしょうけど,最萌の関連はまだ必要かなと
正直,残りの試合の支援で1スレ使い切るくらいの盛り上がりが欲しいですけどね
ていうか,これで900?
>897
楽しみにしてまつ
>898
私はダークブラウンだと思っていますが.WIZ-DAM系の血も混ざってるらしいですし
SSでは黒って表現しちゃいますけど.その方が似合うので
処女宮の小説では,東海林さんの表現どうなってましたっけ?
>900
WIZ-DAM ×
WIZ-DOM ○
ごめんなさい,ファン失格…….
>900
記憶にある限りでは髪の色に関する描写はありませんでしたな。
キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!
これからもどんどんうpしてくだせえハアハア。
906 :
藤咲:02/10/18 18:23 ID:???
「・・・がう」
朝、いつも通りの空腹を感じてフェンリルちゃんは目を覚ましました。
寝起きでよく働かない頭で、今日の朝食は美鈴さんが作ることを思い出して僅かに口元を緩めています。
「・・・・・・?」
何か違和感を感じているみたいですが特に気にせず、美鈴さんに朝の挨拶をする為に台所へ向かいました。
ちなみにマインドブレイカーさんは昨日の晩からブランシュちゃんを連れて祝勝旅行(伊豆2拍3日廃旅館ツアー)へ出かけています・・・2人っきりで羨ましいですね〜♪
「みすず〜、おはよう♪」
マインドブレイカーさんと美鈴さんにしか見せない満面の笑みでフェンリルちゃんは美鈴さんに抱きつきました。
「おは・・・えっ!?」
どういうわけか美鈴さんはいつもと違って、フェンリルちゃんに押し倒されてしまいました、あれれ?
「美鈴縮んだ?」
「・・・フェンリルちゃん、ブレイクしてますよ!」
「あ、本当だ」
美鈴さんの言葉通りフェンリルちゃんはマインドブレイカーさんの前以外で、初めてブレイクして氷狼の姿になっています。
寝間着の幼児用白い単衣の胸元は大きくはだけ、少し動いただけでも・・・あぅあぅ。
「取り敢えず何か着ましょう!」
美鈴さんは顔を真っ赤にしてそう言いました・・・可愛いですね♪
「・・・ってい!」
「ふふんっ♪」
朝の食卓でいつもとは別の意味で激しい戦いが展開されていました。
普段は美鈴さんが作ったおかずの取り合いで五分と五分の勝負を見せていた栞ちゃんが、今朝は成長したフェンリルちゃんの腕のリーチの長さに押さえ込まれています。
「フェンリル食べ過ぎです!」
あらあら、たまりかねた栞ちゃんが遂に怒り出しました。
907 :
藤咲:02/10/18 18:24 ID:???
「フェンリルはお前みたいなお子様と違って栄養が必要なんだよ」
おっ、フェンリルちゃん余裕の表情で切り返しました。
さらに遙さんから借りたTシャツの下の胸を揺らしました(ノーブラです)。
「・・・・・・」
これには流石の栞ちゃんも自分の胸に手を当ててうなだれてしまいました。
「・・・・・・」
「・・・・・・あぅ」
おっと、美鈴さんと夜羽子ちゃんも自分の胸を見て少しショックを受けています・・・。
「美鈴、フェンリル大人になった?」
「えっ・・・どうしたの?」
フェンリルちゃんは美鈴さんが洗濯物を干すのを手伝いつつ真剣な表情で問い掛けました・・・どきどき。
「大人にならないとあの人の子供が作れないって聞いたから・・・」
「あっ、えっと、その・・・どうして子供を作りたいの?」
「・・・あの人が好きだからあの人の子供を産みたい・・・それにフェンリルが生きた証を残したい・・・どっちもいつ死ぬか分からないから」
「!!」
フェンリルちゃんの言葉に美鈴さんは強いショックを受けたみたいです。
今は常勝を誇っていてもいつ何時・・・。
「・・・みんなで戦いを終わらせましょう」
「・・・がう」
美鈴さんはフェンリルちゃんを強く抱きしめるとそう言いました。
フェンリルちゃんはそこに込められた言葉以上の意味に気付いたみたいです。
「ところで美鈴はいつあの人の子を産むの?」
「はいっ!?」
「正妻が初めに作らないと後が面倒ってテレビで言ってた♪」
フェンリルちゃんは人間が一夫多妻制だと思っているようですね、ちゃんちゃん♪
908 :
藤咲:02/10/18 18:30 ID:???
遅支援です。
ネタの在庫が・・・。
狼は一夫多妻じゃ〜!(謎
>895さん
ありがとうございます♪
実はいつもとは雰囲気を変えてみたので少し不安でした。
いつもは・・・あぅ(汗
909 :
藤咲:02/10/18 18:38 ID:???
ごめんなさい「908」で書き間違えました。
正しくは「狼は一夫一妻、マインドブレイカーは一夫多妻じゃ〜♪」です。
あと5Kbしか余裕が無い。
次スレについて具体的なテンプレートも出来ていないようだな…
私が立ててこよう。
>>910 了解。立ててみます。
Yahoo!BBなのでもしかしたら弾かれるかもしれませんが、その時はどなたかよろしく。
「3発目」と「ドロー+3」で2つ立ってるよ。
立てた時間が早くて早速SSが書き込まれた「3発目」の方が次のスレかな。
個人的には、萌えキャラはドローやリムーブよりチャージの方が似合うと思うから、
4スレ目にはチャージ採用を希望とか言ってみるテスト。
916 :
旧八:02/10/18 22:17 ID:???
>>914 ありゃりゃ・・・重複してしまいましたね。
「3発目」の方はすでに支援が落ちてますし、「ドロー+3」の方は削除依頼しましょうか?
スレ立ては初めてじゃないが、削除依頼はしたことがないな(^^;
チャージ3は考えたんですが・・・ちょっと少なかったんで4に回そうかなと(w
ちょうど本スレでドロー絡みの話になってましたし、+3ならまあギリギリだろうと。
・・・で、
>>915に書いた通り、容量いっぱいまではこちらを使った方がいいと思うのですが。
あと1Kb!
>917
自分で削除依頼を出すつもりでも、心配してくれている人がいるから、
918のリンク先にも一言書いて下さいね。
>>920 うぃ、お気遣いありがとうございまする。
>>903>>905 お疲れ。
しかし・・・何故に自垢を使われなかったのか?(くしょ
さて、光ですが、もうちょっと髪は長くても良かったのではないかと。
(もっとも、シューターからブリンガーになるにあたって長くなってるのですが)
あと色的にはもうちょっとだけ紫が入ってるように見えました。カード見た限りでは。
・・・マスターになると光の都合か、やけに髪の色が明るくなるんですけどね。