▼ アクエリアンエイジ萌え隔離スレSage2

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398高砂大反転 ◆RA6aU/Dk
>ないしょさん@不安定触手殿
禰宜板では名無しさんです。あと、葉鍵板でうたわれSS書いたりもしてました。

>Ios殿
あ、そっちでしたか。いずれにせよオッケーですよ。


さて、夜も更けたことだし覚悟完了して始めますか。
タイトルは「初秋の雫」例によって18禁。
若干の放尿描写を含むため、その手の趣味のない人は要注意のこと。
399高砂大反転 ◆RA6aU/Dk :02/09/14 22:31 ID:???
 阿羅耶識の支部を兼ねる神社の境内で、二人の巫女が掃除に勤しんでいる。
「美鈴、もうこれくらいでいいんじゃないかな?」
「駄目です。ほら、まだ落ち葉だって残ってるじゃないですか」
 箒を動かす手を休めてふり返った長身の方……遙に、美鈴が嘆息とともに答えた。
「細かいねえ。本格的な落ち葉の季節はまだ先なんだし、いいと思うけど」
「もう九月も半ばですよ。そんなこと言ってると、今に後悔するんですから。これから本格的に大変になるからこそ、今のうちにきちんとやっておくんです」
「はいはい……」
 遙は応じ、やる気もなさそうに箒を動かし始めた。
 そろそろ日も傾き始める夕方である。冷たさを含み始めた初秋の風になびく髪をおさえて空を見上げれば、頭上に分厚い重たげな雲ががもくもくと……
「って、え?」

  ぴちょん。

「?」
 遙の後ろで、美鈴がぴくりと体を震わせる気配がする。振り向けば、美鈴が巫女服の袖で顔を拭っているところだった。
「夕立かな?」
「みたいですね」
 言い合う間にも、瞬く間に雲が空を覆い始める。美鈴の顔に落ちた一滴を皮切りに、バケツをひっくり返したような雨が降り始めた。
「きゃ……!」
いきなりの大雨に、美鈴が小さく悲鳴を上げる。遙は箒を放り出すと、やおら美鈴を抱き上げて走り始めた。
「え、あの?」
「掃除中断、雨宿り。いいよね?」
「それは、もちろんですけど……」
 そういう問題じゃなくてですね、などと呟きながら頬を赤らめる美鈴を抱えたまま、遙はとりあえず一番近い屋根の下、拝殿の中に駆け込んだ。
400高砂大反転 ◆RA6aU/Dk :02/09/14 22:32 ID:???
「はー、濡れた濡れた。美鈴、大丈夫?」
「ええ……だいぶ濡れちゃいましたけど」
「そう? 何か拭くものないかな……」
 遙は美鈴を抱えたまま、拝殿の中を見回す。
「あ、あの」
「ん?」
「……おろして欲しいんですけど」
「……残念」
 という割にはあっさりと、遙が美鈴を床におろした。あっさり解放されたことに拍子抜けしつつ美鈴が床に腰を下ろすと、遙が扉の方へ歩いていった。
 外を覗けば、突然の夕立は雷まで鳴り始め、いよいよ本降りになりそうな様相を見せている。遙は溜息をつき、拝殿の戸を閉めた。
「駄目だね、これは。止むまでここでおとなしくしてるしかないかな」
「困りましたね……っくしゅ」
 遙がふり返ると、くしゃみをした美鈴が肩を抱いている。
「寒い? 濡れたものね」
「ええ、せめて体を拭ければいいんでしょうけど……きゃ!?」
 驚く暇もあらばこそ。神懸かり的な早業で、美鈴の体は遙の腕の中にあった。
「ちょっと、遙さん……!」
「寒いんでしょう? 私もだもの。くっついてた方が暖かいからね」
 きゅ、と優しく腕に力を込めてくる。せめて強引に捕まえられたのなら抵抗する気も起きようが、これでは無碍に拒むこともできない。これが遙の常套手段だった。
 もっとも――それは美鈴が相手のときだけなのだが、本人には知るよしもない。
「ほら、震えてる。雨が止むまでこうしてよう?」
「もう……いつもそうなんですから……」
 深く長く嘆息して、美鈴は遙の胸に体を預けた。美鈴がささやかな嫉妬を抱いている豊かな二つの膨らみが、暖かな体温と鼓動を伝えてくる。
「ん……あったかいね、美鈴は」
 優しく呟いて、遙は腕の中の美鈴に頬を寄せた。濡れた髪を一房手にとって、指先で弄ぶ。
「何してるんですか?」
「ん? 美鈴の髪ってきれいだなあ、って。いつものさらさらしてるときも気持ちよくて好きだけど……こうして濡れてると、すごくきれいに見えるんだよね」
 手にした髪を放し、元通りに撫でつけながら言う。その囁きが、美鈴の耳朶をくすぐった。
401高砂大反転 ◆RA6aU/Dk :02/09/14 22:34 ID:???
「んっ……ちょっと、遙さん……?」
「なあに?」
 悪びれもせずに、首を傾げてみせる遙。
「変なこと……考えてませんよね?」
「変なことって?」
 おうむがえし。確信犯だ、と美鈴は悟った。――悟ったが、打つ手はなかった。
「知ってるくせに……っ、えっちなこと、するつもりなんでしょう……!」
「……ふふ」
 答えになっていない微笑みとともに、遙が軽く体を揺する。
「本当はする気はなかったのに。美鈴がそんなこと言うから、どうしようかなぁ?」
「うそですっ……絶対、最初からこうする気だったに決まってるんですから……」
 拗ねたような美鈴の言葉に、遙は苦笑する。
「……正解。よくできました」
 囁きとともに、美鈴にくちづけた。
「んっ……ふ……」
 遙の両掌が美鈴の頬を包み込み、柔らかく湿った感触が唇に押しつけられる。ゆっくりと、唇をついばむだけの接吻。
「……美鈴? まだ寒い?」
 腕の中で小刻みに震える美鈴を気遣って、遙が問う。
「違います……こんなところで、こんなこと……」
「ふふ、罰当たりだね……でも、いまさら逃がさないから。いいよね?」
 眼を細め、遙が笑う。吸い込まれそうな妖しい瞳から目を背け、美鈴はそっぽを向いて答えた。
「……知りません」
「……ふふっ」
 抱きしめる腕に力がこもる。もう一度頬に手を添えて、包み込むようにキスをする。
「んくっ……む、んぅ……」
 美鈴の吐息を聴きながら、遙はその唇へ舌を這わせる。しばらくの逡巡のあと、美鈴の唇が小さく開き、それを受け入れた。
「ふぅ……ん、ちゅ……」
 口腔に滑り込んだ舌が、唾液を流し込みながら歯列をなぞり、さらに奥へと侵入する。そうして美鈴の舌を探り当てると、誘うように舌同士を触れさせた。
 おずおずと差し出される美鈴の舌を絡め取り、遙の舌技が激しさを増す。こぼれた唾液が二人の口元を汚し、雨音に紛れて淫靡な水音が響き始めた。
402高砂大反転 ◆RA6aU/Dk :02/09/14 22:36 ID:???
 どれほどそうしていたろうか、耐えかねて美鈴が唇を離す。
「っぷ……けほ……」
 遙はあえて引き留めない。軽くむせかえる美鈴の背を撫でながら、気長に落ち着くのを待った。頃合いを見て、遙はやんわりと美鈴を抱き上げるようにして立たせる。
「……? 遙さん……?」
「立っててね」
 壁に寄りかからせるように美鈴を立たせると、軽く頬に口づけながら、遙は美鈴の巫女装束に手をかけた。
「あ……」
 白衣の袷をはだけて、控えめな胸を外気に晒す。震える肌を暖めるように両手を這わせると、美鈴の全身に別種の震えが走った。
「気持ちいい、美鈴……?」
 耳元に吹き込むようにして尋ねる。
「訊かないで、ください……そんな、こと……っ」
 美鈴は真っ赤になって顔を背けるが、そうなると今度は首筋をむき出しにしてしまう。
「ひぅぅ……っ!」
 濡れた髪を鼻先でかき分けるように、遙の舌と唇が首筋を這う。せめて声を殺そうと口元に運びかけた白衣の袖は遙に止められた。
「だめ。恥ずかしがる美鈴は可愛いけど、声は聞かせてくれなきゃ」
 押さえた手を下ろさせて、遙は胸への愛撫を続ける。おそらくは寒さのせいと、燻り始めた情欲のためにとがり始めた乳首を掌で転がすように弄ぶと、美鈴は面白いように身をよじった。
「きゃうぅっ……」
 胸を愛撫する手はそのままに、首筋へ這わせていた舌をおろしていく。鎖骨をついばむように何度もキスを落として、少し無茶な体勢ではあるけれど、胸に顔を埋める。
「はあ、いい匂い……」
「うぅぅ……」
 耳まで真っ赤に染める美鈴の頬をひと撫でして、遙は美鈴の前にひざまずいた。
 袴の裾をまくり上げて、美鈴の手に握らせる。
「離しちゃ駄目だからね」
 上目遣いに言い置いて、そっと両足の付け根に顔を近づけた。
「あ……!」
 震える太股に指を這わせて、軽く足を開かせる。うっすらとした草叢をかき分け、ほころびかけた花びらを探り当てた。
「っく……遙、さん……」
「……なあに」
403高砂大反転 ◆RA6aU/Dk :02/09/14 22:37 ID:???
 もとより返答は期待していない。ただ聞き返すだけ聞き返して、遙はそこへ舌を伸ばした。
「あくっ……だめ、だめです遙さ……っあ!」
 まだ恥じらいが勝るのか、美鈴はささやかな抵抗を見せる。遙はお構いなしに、指先で割り開いた秘所へ舌を差し込み、にじみ出す蜜をすすり込んだ。
「ひあっ! お願い、遙さん……駄目なんですぅ……っ!」
 ついに美鈴はつかんでいた袴の裾を離し、遙の頭を引き離そうと哀願した。怪訝そうな顔で一度美鈴から離れた遙が、見上げながら問うてくる。
「……美鈴。そんなに嫌?」
「ちがうんです、そのっ……」
 煮え切らない態度に苛立った様子もなく、美鈴の答えを待つ遙。
「雨に濡れて、さっき、お腹を冷やしたから、それでその……」
「あ……そういうこと」
 得心がいったふうの遙の表情に、美鈴はそれこそ茹で蛸どころの話ではなく真っ赤になる。
 それを見て何故か――そう、何故か、遙の顔に笑みが浮かんだ。
「それじゃ……嫌じゃないんだ」
「え? それは問題が違……ひぅ!」
 遙は美鈴の袴の中に潜り込むと、愛撫を再開した。花びらの中に息づく膣孔と、もう一つの穴――尿道口を舌先でつつく。美鈴の腰が震えだした。
「きゃふぅっ! だめ、だめって言ってるじゃ……ふぁあ!」
 秘芯を甘噛みして、抗議の声を封じ込める。震えが全身へと伝播し、いよいよあえぎ声の中にも焦燥が混じり始めた。
 気をよくした遙は自分の長い髪を一本抜き取ると、それを軽く縒り合わせて美鈴の秘所をつつき始める。
「ふふ……いけない娘。こんなふうに弄くられて、あまつさえこんな……ね?」
 興奮に艶を含んだ遙の言葉に答えることもできず、悲鳴に近い嬌声をあげながら美鈴は悶えた。快感と、それに似た下腹部の違和感が際限なく膨れあがっていくのを止められない。
「いやぁぁぁっ! だめなんです、本当に、もうでちゃ、あぁぁぁ……」
「……いいよ。大丈夫だから、ほらっ……!」
 美鈴の限界を察した遙は秘所を責める動きを一気に早めると、花芯を摘み上げながら髪のこよりを尿道口へ差し込んだ。
「ひっ!? いや、だめっ……ひぁぁぁぁぁぁぁ!」
 ひときわ高い悲鳴とともに、美鈴が昇り詰める。
404高砂大反転 ◆RA6aU/Dk :02/09/14 22:38 ID:???
「……ふあゃぁぁぁぁ……」
 そして一拍後、体をふるふると震わせて、黄金の飛沫を迸らせた。
「んく、こく……」
 すかさず遙が口を寄せ、あふれ出る液体を余さず嚥下する。
「……ゃあ……」
 止まらない奔流の感触に、美鈴は腰の力が抜けていくのを感じた。ようやく放出を終え、支えていた遙の腕が離れて初めて、美鈴は壁にもたれるようにくずおれた。
「ふゃ……だめって、言ったじゃないですかぁ……」
「……ふふ」
 蕩けきった瞳で、美鈴がぽつりと呟く。遙はなにも言わず、かわりに極上の微笑みで応えた。
 美鈴を抱き寄せ、力無く投げ出された肢体を腕の中に収める。愛おしむように髪を手櫛で梳きながら、静かに目を伏せる。
 こういう時に限ってなにも言わないのが遙の悪癖だったが、今はそれが心地よかった。
 言葉にせずとも、伝わるものはある。それにあんなことの後で何か言われては、それこそどうしていいか分からなくなってしまう。
 
 だから、甘えるように身を寄せあった。
 雨が止むまで、もうしばらく。
 こうして二人、お互いの温度だけを感じているのも……いいかも知れない。
405高砂大反転 ◆RA6aU/Dk :02/09/14 22:41 ID:???
(了)



むう……二人の微妙なラブラブ感がうまく伝わればいいのだけど。