吸血鬼キャラ総合スレ Part4

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1名無しかわいいよ名無し
・漫画に登場する吸血鬼キャラについて語り合いましょう
 妄想文、SS歓迎
・荒らし、煽りは徹底してスルー
・基本はsage進行、人がいないと思ったらたまにはageてみるのも良いでしょう
・1人もレスがついてないなと思った時には「保守」とレスして
 頂けるとありがたいです
・シリアス、バトルもありですが、鬱な展開のSSは控えてください
・文章を投下してくださる職人の方々に感謝を忘れてはいけません
・「吸血鬼が登場する作品のキャラ」以外のキャラをSSに登場させる場合は
 名前を出すくらいか、存在をぼかしたりとか、色々考慮しましょう
 全面的にOKにしてしまうと、吸血鬼スレでなくなりそうですので
・初代スレ
吸血鬼キャラ総合萌えスレ http://anime2.2ch.net/test/read.cgi/cchara/1185588889/901-1000
・二代目スレ
http://anime2.2ch.net/test/read.cgi/cchara/1192253697/
・三代目スレ
http://anime3.2ch.net/test/read.cgi/cchara/1196653287/
吸血鬼キャラ総合スレ Part3
http://anime3.2ch.net/test/read.cgi/cchara/1202824403/

† 「吸血鬼キャラ総合萌えスレ」に跋扈する住人の皆様へ †

このスレに荒らしなんていませんよ。
ファンタジーやメルヘンじゃあないんですから。

ただ時折、ネット上では著しくキャラが違う
ツンデレのハンス・ギンシュ大尉がやって来ますので、
住人の皆様は最後の大隊隊員として
失礼の無い態度を心がけましょう。

また、特にレスが思いつかない時には、

  /         \  / l l   l  ‖│ l | l_⊥-┼| l  トy-、 l |   l l /         ヽ
  |   ワ    | /, | |   |  || | l l∠-‐ニ!lTl| l   |/,=、ヽ l |l  l |′     ひ あ
  |   ン    | /│ l |  |   |レ|,ィ彡tテl⌒リ!l ! l  | {ニ、} } l |l l l |     ょ
  |    ワ     | | l | |`>ト<、 {/{爪__ノ_ノ 川  | i |  / /l l | l│‖     っ
  ヽ.   ン     |│ l lVヘiY代ミ、   ´ ̄   i l l  l l | ト-イl l l│l |l l|l、     と
   ,ゝ      / ヽト、∧ lヽゞーソ,       ! l |  l i l l リ l l│l lリ!|ハ、    し
 /       /   ヽ、 ヽリハ´ k、‐ _ ____,l l |  l l l l /_l⊥!-亠‐'¬ト、   て
/        <         ,ハl ハ  、rく_ン‐宀ィ| l l  l i レ'´      __, ニフ´       /
   ワ     l     ///l l ヽ、 \{   ノ/ l |  l l |  ,.ニ‐  ̄ __ /          r‐′
    |     │    / ' / ! i i l\ `三'´ ,l l  l l / /   ,∠-/          ヽ
    |    /  ,/ // /  l l l  l>、__. ィ/ l  ! l,/'´   /-‐ /    か .な 犬   !
    l    >´ ////  i i l /レ了´/l l  l/   ∠ - ‐ l     な い 語   |
   ン   /  ///, '/   / l l l 厂l/ / //   /´   __ |     ? と  じ   |
\___/ //// /,  '/ // l//   / /'     / -‐  ̄   l     キ 駄 ゃ  │
      // ∠ -‐ 7, // // /'´   / /    /    -‐   \  ミ  目     l
    //, く    _// // ///    / /   ∠−  ̄         ∠ 、          /
  ,/// /\,/// // //′    //ニニン′             \_    __/
/// / __/  j/ // //      //  /                    ̄厂

と、返しておきましょう。
2名無しかわいいよ名無し:2008/04/07(月) 23:12:55 ID:h7zT0KCd0
落ちていたので次スレ作りました
のんびりしていってください
3名無しかわいいよ名無し:2008/04/07(月) 23:15:14 ID:h7zT0KCd0
† 「吸血鬼キャラ総合スレ」を徘徊する住人の皆様へ †

このスレに荒らしなんていませんよ。
ファンタジーやメルヘンじゃあないんですから。

ただ時折、慣れないネットでいまいちキャラを作り切れない
ツンデレの雅様がやって来ますので、
住人の皆様は彼岸島島民として
失礼の無い態度を心がけましょう。

また、特にレスが思いつかない時には、

            _ -── - _
 ヽ | | | |/    , ',´ / (  ヽ、ヽ`ヽ
三 す 三   //   ヽ     /   ヾヽ
三 ま 三 .////   ,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,    、ヾヽ
三 ぬ 三l!//   ::::::::::;;;;,;::::;;;;;;:::::::::::  、ヾ||
 / | | | |ヽ|||/      ''::::::::::::''      ヽ|||
      |||||  ,,,llllllllllll,,,,     ,,,,llllllllllll,,,  ||
     ノ||,ll|  ,...:::::::::...、 "  " ,...:::::::::...、   |-l  ヽ | | | |/
    . ハ|   :‐=エoユ-:  | l :‐エoユ=-:  |ハ| 三 す 三
     l| |(|  `'':|:| |::''´ .|   `''::| |:::''´  |)! || 三 ま 三
     lヽヾ|ll   | |:   | ! l   | |    ll!ソ,| 三 ぬ 三
     |||\!lll、.  | |,,,,,,,(_, |_l 、_),,,,,, | |:.   ,lllレ'リ / | | | |ヽ
     .|||||||l`!llllllll lll ,,,,;;;;;;;;i i;;;;;;;;,,,, lll lllllllll/||||||
     |||||||||||ヽllllllll /工工工工ヽ llllllll/|||||||||
    ソ|||||||||||||ヽ.lll l::::::::::::::::::::::::::l llll,/ !||||||||||ヽ
    ノ||||||||||||/| \l. `-‐‐==‐‐-´ l/ |_||||||||||||___
    .||ll_l,k-‐‐|\゙、\ ::::::)⌒(::::::::/ !/::::/::::l  "|`ーr‐、
 _ -‐ '":::::::::::/|、::::\ ヽ ____  '´ /::::/:::::::::::|  |::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::\:::::\      /::::/::::::::::::::::::|  |::::::::::::::

と、返しておきましょう。
4名無しかわいいよ名無し:2008/04/07(月) 23:15:38 ID:h7zT0KCd0
† 「吸血鬼キャラ総合萌えスレ」で跋扈する住人の皆様へ †

このスレに荒らしなんていませんよ。
ファンタジーやメルヘンじゃあないんですから。

ただ時折、ジョースター一族をおちょくる事に命をかける
ツンデレのDIO様ががやって来ますので、
住人の皆様は第一部に出たアホヅラな取り巻きとして
そこにシビれたりあこがれたりする態度を心がけましょう。

また、特にレスが思いつかない時には、


           /| .,イ ,.ィ   _,,,,,,....... --――――- 、      ―┼‐   / ―┬
             | | .,' レ' ミ"    、 ヾ ゛          `、       (_|  /| 口|
         /!|. `、       、ヾ゛               ヽ、      ノ    |   .」
        \{ ヽ、 、  ミ ミl             ミ  ヽ
       ,.-'''二.  =‐,.ヶ=''''゙゙゙| i i、`、ヽ 、   ミ       |   ―‐    ナ
     ///,..-  //     {|l ト、l、ミ-`,> 、、_フ     |   /-、    メ
      |' .〃 /   :|,/^'''-、 ヽト` ,_,>''~_,. へヽト--`    |   o_ノ   (___
       `(.       |l/`>。、V //_,.ィ(・:)`,  ヽ ┐  ,.- 、  !
         `ー、    |  ┴‐',)    ` ̄´ u    !__/ ハ. |  |  ┼‐ ヽヽ
            `'⌒ヽ|    ヽ_フ             仆. ,' |  |  ̄
               |.   rr‐-、            _ン /  |  ノ ー‐
                |   {. ` ̄ >、   u      :|ー1 ヽ |   ―┐
     _____________   |.   〉 /__)       l.   ', Y′    ノ´
   /.          ヽ  ヽ  `二二´     _..-''   ,, -''''ヽ.  |
   | ::      v ノ ノ├‐- 、\       _,.-'"  ,,. -''" ,,, -'''"\ |
 r''´ ::      |‐"ー!/ ⌒` 〉 `r―――'" ,. -''" ,,. -''"  _,,. -'''"|
 |::. :::.    -┴‐'''"    / /|.   ,,. -''" ,, -''"  _,, -'''"      |
/´:::..:::::::.              ,'‐'" >-<"  ,, -''"  _,,.-'"         |
ヽ....:::::::::::::..         /  y'′  >'"  -=ニ ̄           、、
 〉 ::::::::::::::::::.....       ノ /`ヽ,/     /             /


と、返しておきましょう。
5名無しかわいいよ名無し:2008/04/07(月) 23:16:38 ID:h7zT0KCd0
どうやらここまでがテンプレっぽいのでコピペ完了
6名無しかわいいよ名無し:2008/04/07(月) 23:35:50 ID:I9UD9HjBO
ルークとヤンの銃返したとこあたりから見てねぇ
落ちたのか




こんなスレ立てやがって
>>1
7名無しかわいいよ名無し:2008/04/07(月) 23:39:52 ID:h7zT0KCd0
>>6
前スレは>>860くらいで突然落ちました
初めてスレたてできて驚いたぜ
8名無しかわいいよ名無し:2008/04/07(月) 23:54:49 ID:zEgMCUfc0
どっちが本スレだよ
9名無しかわいいよ名無し:2008/04/07(月) 23:56:52 ID:wsQeFBz/0
自然と伸びる方が本スレ
10名無しかわいいよ名無し:2008/04/07(月) 23:57:56 ID:gp3jadUv0
ここパート5だぞ〜
前スレ間違えて、俺がもう一回part3立てたから
しかもサロンにまで立ってるし…誰だよあっち立てたの…
ちなみに真のpart3スレ
http://anime3.2ch.net/test/read.cgi/cchara/1196653287/l50
11名無しかわいいよ名無し:2008/04/08(火) 00:00:15 ID:cbSVKBze0
ってよく見たらちゃんとあったよ…
早とちりすまん
12名無しかわいいよ名無し:2008/04/08(火) 00:07:28 ID:hTuGod3S0
えーーーーと、俺は「対決」を書いていた者ですが
まあ、マロンにあっても変じゃないスレだからあっちで
続きを書くのも良いかとは思っていたのですが
何かこっちの方がお好きな方が多い様ですのでこちらで続きを書こうかなと
思います。もう夜遅いので今日の所は寝ますが。

自然と伸びる方が本スレという事で・・・w
13名無しかわいいよ名無し:2008/04/08(火) 00:16:50 ID:Wy7DAFFT0
まぁとりあえずは従来通りの板でいいと思うよ(前スレに倣う)

スレタイ番号なんてのは些細なことだ。
14名無しかわいいよ名無し:2008/04/08(火) 01:51:00 ID:arygEn1I0
† 「吸血鬼キャラ総合萌えスレ」を跳梁する住人の皆様へ †

このスレに荒らしなんていませんよ。
ファンタジーやメルヘンじゃあないんですから。

ただ時折、単なるパンチラ要因の
ツンデレおサセがやってきますので
住人の皆様は姫を守る血の戦士として
失礼の無い態度を心がけましょう。

また、特にレスが思いつかない時には、

      ,... _,. .,,_ _     / ̄ ̄`ヽ /   フ    l
 .     /x i::::::::::::ヽヽ   l  フ  l l  レ 、)ヽ   l
     乂ノ::::;.イ:ノl::::}ノ   l レ 、)ヽ .l l  _L..、ヾ   l
     l:n/ヒテ-rテト、   < _L..、ヾ l l  / 、/    l
 .    i::゙ヽ.   _' 人ヽ!   l / 、/  l . ヽ       /¨゙>x
      vァフ!>-<`ヽ. ハ  \__ノ   \__/ i /
    ,ィ´:/ ! \,.小:::::} l         /  ヽ  ハ l ',
   i::::::::〉 V´l.l.lヽヘ::i  l   / ̄ ̄`ヽ/ /  l  ',  リ-、ヽ
 .  }::::::ハ  ヽi  ゙l ∧  i  フ  l l ll ,t入._il  l、 ン)
   〈;.x-イ   ハ  i_//j  l  レ 、)ヽ .lヾ゙i.,ィヒj  l  l/ /
   _よ'¨´' ̄ ¨¨ ̄__..ノ   l  _L..、ヾ l  i "´   l  l` ∨
    i ヽァ… ''ニ¨/l、   .l  / 、/  l 〈       l   !  ヽ
   V / \      i    \_ _.ノ.  ヽ-=  ! .i
 .  `Y:|         l     ∨       \ _l リ _,,.. <
    ,':::i        l!  ,.. -‐ 'ヽ、     .    ! /'´   _
 .  ,':::::l           ll / ,.ィノ! トハ.        .jノ,,.. -‐::::::
  /::::::l         l:! 代!ィモ '´fウレ     /イ:::::::::::::::::::
  /::::::::l           l:! `‐、.  _  ノ     ,.ィ./:::::::::::::::::::::::::
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 `''ー-==--‐-==-‐f''" ノ ./    /`×\:::::::::::::;' \::::::::::::
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 .  l   i.  l   i  /::::l__\     /  i     {¨
 .   l.  i  l  l  i:::::::::::::::::::::::::\  /l.   l     ∧
 .   l  l   l  l  `゙<_:_:::::_:_:;.イ__´  i   V    /::::
 .   l  .i.   l.  i    l__,,ノ‐ ´ ̄   ̄l    xヽイ /::::::
 .  l  l   l  l  /:::::<       /レ  /::<  /::::::::
   i  i   ,!  l /::::::::::::::::`¨ー-....,,__, ィ::::::::::::::`´::::::::::
 .  { ,...、i   ト.くヽi::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

ふが。
15名無しかわいいよ名無し:2008/04/08(火) 07:57:15 ID:oMyj2LuJ0
のほほん、ともいうべき風は窓を揺らすこともなく。
ただ春という季節を告げようと通り過ぎていく
しかしここは月面町。狂い咲きこそすれ間違えはしない隔離された町

その日、店長は不可思議な感覚を覚えていた
静か過ぎる、連日連夜それを望んでいたと誰もが知っているこの店で感じる違和感
園長とも教授とも言われる長身の男は感じ取っていた
なんという静寂、なんという沈黙。獣ですら神が降りる時を感じるのか
それは、獣だからこそ

その理由は3時間と25分後
なんということか、私の店にこの人が?
ドアを開けずともわかる、それは狂気か?それとも至福?
見ずともわかる悦楽を感じながらそのときを待つ我が身がどれだけ幸福か

「いらっしゃいませ。・・・Dr.メフィスト」
搾り出した声に答えたのは神の異物
「珍しい獣がいると聞いた」
美しい。その口から漏れる空気が、音が、全てが。
もしも「譲ってくれないか?」と望まれたら断れなかっただろう
彼の口から紡がれる音にはそれだけの価値があった

事実、この店にしか存在しない獣は多い
我が身とも言うべき獣達や口から氷柱を吐く鳥、死ぬ思いで譲り受けた黒犬
中でも目玉はこの店そのものともいうべきサルだ

「それは」
「無理か?」
断れるはずもない。誰がこの白い医師に逆らえるというのか
判っていながら戸惑うのは店主の自覚か、それとも
16名無しかわいいよ名無し:2008/04/08(火) 07:59:03 ID:oMyj2LuJ0
折の中の野生は全てを奪われていた
「!!!!!!」
思考は人に勝るとも劣らず、力は人のそれを超え
反応、応用、利用に至る全てを備え
そして、その全てが美に囚われていた。

彼に残された唯一の野生たるべきは股座でそそり立ち
それがもたらす全てを禁じられた両眼は敵意と欲情を、なによりも恐れを含み
魔界医師から逸らすことを許されなかった


交渉は進んでいく、彼を置いて
「(なにをしてやがる!俺がいなくなったら!)」
交渉は進む、彼を置いて
「(俺は動きたくないんだ!)」
交渉は進む?彼を置いて?
「(俺は嫌だ!)」
交渉は進まない、彼には意思がある
「(俺はいかない!恐ろしい!)」


刹那、解き放たれた野生がもたらしたのは破壊
ペットショップと思われていた屋敷は形を変え
窓ガラスは砕け、鋭い刃となり
床は融け、全てを飲み込む沼となり
壁は大きく口を開け


あぁ、愚かしい。それが白衣の医師にどれだけの力となるか?
刃は避け、沼は水面へ、開かれた大口は壁に戻る
「行こうか」
宝玉に見据えられた野生に逆らう術は無かった
17名無しかわいいよ名無し:2008/04/08(火) 08:18:18 ID:E9t1giz3O
キャラ板はちょっと目を離すとスレが落ちていけねえ。

なんでなんだろ?
18名無しかわいいよ名無し:2008/04/08(火) 08:36:36 ID:RyKCCV/g0
>>14>>15
職人さん乙

>>17
さあ?たかだか数時間レスしなかったら落ちるってマジ気が抜けねえ
絶えずご飯をあげないとぐったりするヒナ鳥みたいなスレ、そんな吸血鬼スレ
19名無しかわいいよ名無し:2008/04/08(火) 08:57:00 ID:V4+JEIZO0
>>15-16
美しくてワロタwww
顔だけで解決しすぎwwww
20名無しかわいいよ名無し:2008/04/08(火) 09:21:56 ID:E9t1giz3O
>>18
やべえ…か弱い吸血鬼スレ愛し過ぎ

なんか守ってやりたくなってきた
21名無しかわいいよ名無し:2008/04/08(火) 10:43:20 ID:r8JEkQSB0
このスレも5スレ目にしてついにスレそのものに萌えるツワモノが出現

22名無しかわいいよ名無し:2008/04/08(火) 14:27:38 ID:CVOzrupJ0
前スレで狂ったように黒執事ものを投下しまくってた者だけども、
黒執事×ロリ旦那(奴隷モード)なんで、「若執事とじゃないとイヤ!!」って方はスルーしてくだしあ
前スレの>>730と微妙に繋がってるような繋がってないような感じなので、興味があったらそっちも目を通していただけたら
23名無しかわいいよ名無し:2008/04/08(火) 14:30:45 ID:CVOzrupJ0
目覚まし時計のベルが鳴り響くと、私はバネ仕掛けのように飛び起きた。
今日はアーカードに定期的に訪れる、人格の著しい変化――――俗に言う、奴隷モード――――の日だ。
定期的と言っても、私以外の者はその法則を知らないのだが。
打倒アーカードを実現させるべく、彼女を調べ尽くした結果得た情報だ。アーカード博士と呼んでくれていい。

「永かった……」

大胆不敵な暴君も、この日ばかりは気弱な少女に成り果てる。
これは彼女の命を狙う私にとって、絶好のチャンスだ。
それでも彼女の持つ能力はなんら変わりないのだが、虫も殺せぬような性格では、戦うことすらままならない。
殺しきることこそ不可能でも、彼女の持つ命の数を、大きく減らすことなら出来る。

「ローマは一日にしてならず。地道に行こう」

しかも、窓から見える空は、淀んだ曇り。分厚い雲が、太陽をすっぽりと多い隠している。
吸血鬼である私にとっては、うってつけの戦闘日和だ。
私は未だかつてないスピードで身支度を整えると、勢い良くミレニアム本部を飛び出した。

アーカードを探して回ると、程なくして発見する。
早速、昨夜考えておいた台詞とポーズを決めて襲いかかろうとするが、尋常ならざる雰囲気に足を止める。

「もう襲われてる……?」

それはアーカードを知る者からすれば、信じ難い光景だった。
怯えきった表情で逃げるアーカードを、吸血鬼らしき男が追いかけている。
見ない顔だ、おそらく新参者だろう。早朝から堂々と女性を襲うことから、この町のルールには疎いと見える。
その男は、足をもつれさせ何度も転びながら逃げるアーカードを、ニヤニヤと笑いながら追いかけている。
狩りを楽しんでいるのだろう。
その表情からは、気品の欠片も伺えない。
呆気に取られたため出るタイミングを逃し、姿を隠しながら二人を追っていくと、とうとうアーカードは行き止まりにぶち当たってしまった。

「クク、もう鬼ごっこはおしまいだよ、お嬢ちゃん。そろそろ、その綺麗な首筋を吸わせてもらおうか……」
「い、いや!!お願いです、許してください……助けっ……!?」

アーカードが言い終わるのを待たずに、男はアーカード襟を掴んで壁に打ちつける。
かはっ、とアーカードの肺から息が漏れる。何故か、怒りがこみあげた。
24名無しかわいいよ名無し:2008/04/08(火) 14:33:38 ID:CVOzrupJ0
「……何を、している」

気が付けば、私は男の肩を掴んでいた。

「なっ……お前、いつの間に……!!」

男がその爪を降りかぶるが、私はそれを軽々とかわし、男の腹にボディブローを見舞う。
その一撃で地に膝をついた男は、激しく咳き込み信じられないと言った表情で私を見上げる。

「ウォ、ウォルターさん……?」
「こんな雑魚相手に、なんてざまだ」

呆然としていた男は、私の言葉が勘に触ったのだろう、ぶるぶると肩を震わせる。

「……誰が雑魚だ、コラァ!!」

男が怒りに任せて飛びかかる。
私は冷静に男の顔面を蹴り付け出鼻を挫くと、鋼糸を蜘蛛の巣の如く張り巡らせ、男の自由を奪う。
男は、自分の身に何が起こったかすら理解していない様子だ。

「お前のことを言ったのだよ、小僧」

キリ……。

男の肌に、鋼糸が食い込む。男は驚愕に目を見開いた。
ようやく自分が何に捕らわれているか、そして何に勝負を挑んでしまったかを察したらしい。

「わ、悪かった、許してくれ!!見逃してくれ!!」
「もう喋るな……」

心底醜いな……。
私は命乞いする男を見下ろすと、くい、と指を動かす。

ズパァッ!!

男の体はバラバラに切り刻まれ、一瞬にして塵と化した。

「息が臭い。鼻がもげそうだ」

私は目の前に散らばった塵から目を離すと、鋼糸をしまう。

「あ、あの、助けて頂いてありがとうございます……」
「成り行きだ。本当は貴様と戦うつもりで来たが……興が削がれた、失礼する」
「待ってください!!」

背後からアーカードに抱きつかれ、思わず硬直する。
25名無しかわいいよ名無し:2008/04/08(火) 14:38:16 ID:CVOzrupJ0
「これからもずっと、私たちは敵同士なのですか……?」
「無論だ。私は貴様を倒すためだけに生きているも同然だ」

私はアーカードを振り払おうとするが、アーカードは必死に私を掴んで離さない。

「私は、何故あなたが裏切ったのか知っています……!!」
「何を……」
「私のためだったのでしょう?自らの手で、私を無限に生き続ける地獄から解き放とうとしてくれたのでしょう!?」
「…………自惚れが過ぎるな」

図星を突かれ、言葉を濁す。
もう一人の自分がバラしたのか、それとも最初から気付いていたのか。
もう一人の自分の性格を鑑みるに、おそらくは後者だろう。

「私は、あなたにだけは側に居て欲しかった。お爺さんになっても、人間のまま」
「…………」

我ながら、馬鹿なことをしたものだ。
しかし、悔やんでも過去には戻れない。
そも、自分にはその資格すらない。裏切るとは、そういうことだ。
裏切った以上は、突き通すしかない。
たとえそれが、独り善がりな願いであっても。

「ウォルターさん」
「なんだ」
「最後に……キス、してくださいませんか?」

はっと振り返ると、アーカードは涙を流していた。

「一度だけでいいんです。お願いします……こんなお願いは、これで最後にしますから」

裏切ったあの日に、全て捨てたはずだ。
忠義も、誇りも、自分自身も。
なのに……。

「一度だけだぞ……」

結局、捨て切れてはいなかった。
もう、気弱な彼女に会うことはないだろう。
嫌でも自分の醜い部分を直視してしまうから。

私は気弱な彼女にさよならを告げるべく、一度限りの口づけをするのだった。


おわりんこ
26対決 その9:2008/04/08(火) 17:04:03 ID:lzVbxFqN0
ルークは完全装備をした。両手には愛銃のスプリングフィールドM1、袖口の内部
には仕込み銃の小型のハンドガン、そしてアーカードがお気に入りの少年が戦いの牙を
取り戻す為の練習用の道具にする為に刃先を削ってしまったナイフ。
そして、アサルトライフルを両手に持ち、ニタついている弟の方を見て、溜息をついてこんな事を思った。
『こいつは戦いの勘をほぼ取り戻しているあの化け物の様なウォルター少年相手にどれだけもつかなあ?』
そんな兄に顔を向け、弟は能天気な事を言い放つ。
「連携プレイで仕留めちまおうぜアンちゃん。俺らに銃を持たせたんだ、
 うっかりあのガキ殺しちまってもOKだろ。普段付き合いがねえあいつ
 とちっとの間キャンプして何か嫌いじゃねえかなとは思える奴だとは
 思ったがよ、実弾で殺り合いするのにあのガキもウキウキした表情しているし
 アーカードはそれを見物してニタついてんだ。ウォル公を蜂の巣にしちまっても
 文句はねえだろう。」
ルークはヤンの言葉に溜息を洩らし、こう諭す。
「馬鹿弟にレクチャーだ。ケンカでの連携プレイと言うのは実力が大体同じ奴同士
 が手を組んで意味がある。もしくは相棒の短所をカバー出来る長所を持った奴
 が手を組んで初めてコンビと言えるのだ。お前と私では実力が違いすぎる上、私
 の短所をカバー出来る技量持ちでもない。まずお前が先に行け。お前の攻撃で
 万が一あいつに隙が出来るのなら私にとってはめっけもんだ。」
二人が会話をしているとウォルターが呼びかける。
「相談は終わったかー?とっととおっぱじめようぜ?あ、そうだ。
 アーカード教官曰く俺も糸を使って良いんだとよ。もっとも、
 お前らをバラすのは無し。弾をはじくか武器を破壊するのには使っていいんだとさ。」
ルークはその呼びかけにこう答えた。
「私達はお前を殺すつもりでいる。いささかフェアじゃないな。
 それに、アーカード教官、殺意を抱いてかかって来る者には同じく殺意
 で返すのが貴方のモットーでしょう?」
アーカードはその問いにこう返事する。
「これはあくまでウォルターにとっての命懸けの訓練だ。それと、お前たちの
 目の前にいるガキはな、もうそれくらいのハンデをつけても負けない程度の
 腕にはなっている。恐るべき成長だ。もっとも、元の『死神ウォルター』に
 戻りつつあるだけだが。」

戦いを始めるべく、ヴァレンタイン兄弟とウォルターは対峙する。
ヤンが「最初は俺からだ。お前を殺してアンちゃんに俺の腕を認めさせるぜ。」
と言うと、ウォルターの目つきが、様相が、雰囲気の全てが一変する。
瞳に獣じみた光がともり、口元に肉食動物が牙を向く様な笑みを浮かべる。
糸の放つ銀の光がウォルターの手からキラキラと流れ、森の中の演習地に一瞬で
張り巡らされた。そしてこう言い放った。
「まずあんたがそのオモチャをぶっ放す事を許してやるよ。
 それから動いたとしてもお前をブチのめすのは軽いんだぜ?
 この雑ーーーーーーーーーー魚♪」

27名無しかわいいよ名無し:2008/04/08(火) 17:07:03 ID:lzVbxFqN0
ブチィ!!!!

ヤンは自分の血管が切れる音を聞いた。
「死ねやあああああああああああああああ!!!!」
ドガガガガガガガガガッ!!!!!!
強烈な轟音とマズルフラッシュと硝煙。しかし、その次の瞬間には
ヤンのアサルトライフルはサイコロステーキの様に解体され、ヤンは
ドウッと地べたに突っ伏していた。
そして、音の速さをはるか彼方に置き去りにした者同士の勝負が始まる。
ヒュバッ!ヒュババババババババ!! 空気全体が切裂かれる様な音。
ルークは超スピードの世界でこう瞬時に思考する。
『速い! このガキは確かにアサルトライフルの弾が発射された後に動き、
 瞬時にヤンの銃器を破壊、そして蹴りを一発後頭部に入れている。
 しかも死なないように手加減して。このガキの瞬発力、脚力なら下手な
 吸血鬼なら蹴られただけで頭蓋が砕け、脳味噌が飛び散る!
 ・・・もうガキと思う事すら止めよう。大した男だコイツは!・・・だが!」
ギャギャギャギャギャギャギャ!!
更に加速し、ウォルターの距離を一気に詰める。
『零距離射撃を避けられるか!!?』
もう少しで死神のまん前に辿り着く。だが・・・・
ギラリと光る糸がふと、ルークの視界に入る。本能で危機を察し、一足飛び
で再び遥か後方へ下がる。その瞬間、ドカッ!!と音が響き、地面に糸が一本
深くめり込んだかの様な亀裂が入った。トラップだ。あとほんの刹那、後ろに
下がらなかったらライフルは破壊されていた。
『これが死神の鎌ならぬ死神の糸!! 迂闊に飛び込むのは危険極まりないな!
 だが、回りを飛び廻りながら弾幕をつくり、翻弄しながら距離を縮める!!』
ドガドガドガドガドガッ!!!!
森の木々の間を円を描いて飛びかいながら連射する。弾が切れたら常識外の速さで
弾を込めればいいだけだ。ウォルターに向かって放たれた弾丸は、当たる事無く
避けられ、または糸で空中で弾かれる。しかし、流石に防戦一方の様相である。
撃つ。撃つ。撃つ。撃ちまくる。これでもかと言う程に。
ルークは距離を安全に、確実に縮めていく。その時、弾切れを知らせるガチッと言う音が響いた。
『しかしこの距離なら一足飛びで届く!』
ライフルを放り、人外の跳躍で死神のまん前に辿り着き、ククリナイフで斬りかかる。
が、パキンと音を立ててククリナイフはゼリーの如く何個かの欠片に切断される。
『あの弾幕でもトラップを張り巡らせるか・・・見事!しかしこの勝負、私の勝ちだ!』
ルークは袖口から仕込み銃をだし、死神の眉間に弾丸をブチ込もうとする。
・・・・・・・しかし、袖口にある筈の銃が無い。
『!?』一瞬、面食らったルークに出来た戸惑いによる隙。その瞬間を
若き死神が見逃す筈が無い。

ドゴッ!! 勢いのある蹴りがルークの身体にヒットした。
数メートル吹っ飛ばされたルークはもんどりうって倒れる。
そして、そのまま気絶した。
少年は声高々に勝どきを上げる
「ピーーーーーーーーーース!! ♪」

勝負は決した。
28名無しかわいいよ名無し:2008/04/08(火) 17:15:25 ID:lzVbxFqN0
暫くして、兄弟は目が覚めた。
寝覚めに見るのは余りに癪な顔がカロリーメイトをパクついている
「よ?お目覚め?」
そうあっけらかんと言うウォルターにルークは尋ねる。
「あの仕込み銃はどこへ・・・?」
ウォルターは「ほい」とハンドガンを手渡した。
「そこのヤン公をぶちのめした時についでに瞬時に
 袖口に糸を忍ばせて奪ったんだよ。弟の事を気にかけてた
 から切り札っぽい武器は奪わせてもらった。」
ウォルターの発現にルークは驚く。そして苦笑まじりにこう言う。
「あの一瞬で私がおっつかない速さでハンドガンを奪ったのか・・・
 私の完敗だ・・・・。」

とりあえずここまで
29名無しかわいいよ名無し:2008/04/08(火) 17:46:41 ID:lzVbxFqN0
前スレから続いている対決のあらすじを一応。

ロリカードの甘やかしと月面町での平和な生活で腕が錆び付き、
大尉に訓練をつけてもらおうと挑んだが凹られ、
もう1人の自分である黒執事にこのままでは敵わないと思った
15歳ウォルター君は男性の本家本元アーカードに鍛えてくれ
と弟子入りを志願、(というよりアーサーに『ウォルターを鍛えろ』
と命令を下すように頼んだ。ついでにロリカードに『ウォルターの修行
の邪魔をするな』と命令を下すようにも頼んだ。)
彼岸山という山の近くにあるワイルドギース演習地で地獄の訓練を開始、
相手はアーカードにほぼ無理やりつれてこられたヴァレンタイン兄弟。
今、兄弟相手に勝利を収めた。

ロリカードがウォルター君を甘やかしていたのは
余りに強くなるとウォルター君までも黒執事みたくなりそうで恐かったから
との事。しかし、ウォルター君が錆びた死神の鎌を再び磨ぎ出す事を決意した今、
ロリカードは『もう1人の私ならウォルターを人の心を失わない殺し屋ヒーローに仕立て上げる
かもしれん、私はヒーローの相棒になるのだ!!こうなったら前向きに考えるぞー。ワハハハハ!』
と、いい感じに吹っ切れている。
ロリカードもウォルターの相棒としてこれからどうして行くかを考え直す
時が来たと思う様になったのだろう。
本家本元アーカードは、『ウォルターが普通の人間になるのを止めたのなら
私好みのヒューマンにしてくれる!私が心底、大したものだと思える人間に!
ククク・・・ハハハハハハハハハ!!!』
と思っている。というか、そう思いたったからこそ教育係りを買って出たのである。

ま、こんな所かな?

相変わらず誤字が多いかもしれませんが、このスレでも宜しく。
いずれ若執事VS黒執事を書きます。
30名無しかわいいよ名無し:2008/04/08(火) 18:04:02 ID:Mn17DyeQO
対決のSS職人さんよぉ〜GJ&乙です!
31名無しかわいいよ名無し:2008/04/08(火) 18:22:47 ID:5Ry5qOn40
何かこの若ウォルターきゅんは齢15にして既に
「殺 っ た の で は な い。 殺 ら れ た の だ。」
と言いそう……w おっかねえええww

32名無しかわいいよ名無し:2008/04/08(火) 18:49:29 ID:E9t1giz3O
そして奴隷モードロリカードも可憐でGJだ。
33対決 次回予告 巻末後書き風味:2008/04/08(火) 20:26:23 ID:FIkoOGg70
台本形式でどうぞ

ルーク「負けちゃいましたね。」
ヤン 「アンちゃんは良いじゃん。俺なんざ一発KOっスよ?」
ルーク「私達にしては健闘したとスレ住民の皆様も思って下さるのではないでしょうか?」
ヤン 「・・・俺・・・一発KO・・・orz。」
ルーク「まあ、悔しかったら精進する事ですな。」
ヤン 「精進?俺の一番苦手な言葉っスよ?」
ルーク「だからお前はダメダメ何だ!」
アーカード「・・・正直、もう少しウォルターの修行の足しにはなるかと思っていたんだが。
      これではお前をここに連れてきた甲斐はあまり無いな・・・。
      まあ、ウォルターが勘を戻すのが思ったより速かっただけなのだろうが。」
ヤン 「(殆ど無理やりこんな山奥に連れてきといてその言い草は何だ糞ったれ・・・!)」
ルーク「そう言えば私達がこの彼岸山に来てまだ一日目の夜なんですね。
    随分と濃ゆい一日でしたねえ。」
ヤン 「ま、原作でも四巻以降は一夜の出来事ですし。」
ルーク「ウォルター君はほぼ一日で死神に戻った訳ですね。」
ヤン 「心底おっかねえガキですこと。」
若執事「俺の夜はこれからが本番だぜ?」
ヤン 「え・・・・・?」
若執事「これから戦わなきゃいけない奴がいてさ、約束してんだよね。」
ルーク「まだ戦うの?いい加減寝ないの?つか、誰とバトるの?」

ウオオオオオオ・・・・・!
突然山々に響く獣の遠吠え。

ヤン「狼の鳴き声ですな。」
ルーク「この彼岸山には狼も棲んでいるみたいですなあ。」
若執事「これから俺はあんたらの知っている狼さんと練習試合すんの。
    下手すると『死合い』になりかねないな・・・・・。
    生きて帰って来れるように頑張るね。ははははは。
    あいつ、強い奴、強くなりたい奴と手合わせすんのは嫌いじゃないみたいだし。」
ヤン「・・・おい、まさかハンスと組み手かあ!? おま、お前、馬鹿じゃねえの!?」
若執事「今はとことん強さに貪欲になりてえの。その為なら馬鹿にもなるぜ?」

アーカード「次回も楽しんでいただけるなら幸いだ!」
34名無しかわいいよ名無し:2008/04/08(火) 22:21:56 ID:B3PtQHGe0
in教会

(ドタドタドタ)
アンデルセン「プゥーーッチ!!」
プッチ「どうした?そんなに慌てて」
アンデルセン「どうしたもこうしたもあるか!
       また吸血鬼をつれて来おって!!」
プッチ「やれやれ、こっちの方が『また』だよ・・・・。
    化物でも異教徒でも色々な奴が居る、と言う事を
    そろそろ理解するべきじゃあないのか?」
アンデルセン「そう言う問題ではない、子供達にも悪影響なんだ!」
プッチ「わかったわかった。今度から私が会いに行くよ・・・それでいいか?」
アンデルセン「良い訳あるか!!そもそも聖職者と言うのは・・・」

プッチ(まーた始まった・・・・。あ、そうだ棚の中に・・・)
アンデルセン「聞いているのかプッチ!!」
プッチ「アンデルセン、後ろに吸血鬼が」
アンデルセン「何だと!?」
プッチ「『ホワイトスネイク』ッ!!」

アンデルセン「・・・・・ジーー・・・」
プッチ「・・・・」
アンデルセン「ハァァァレェルッヤッ!ハァァァレェルッヤッ!」
プッチ「さて、散歩にでも行くか」
35名無しかわいいよ名無し:2008/04/08(火) 22:24:15 ID:ToYG4uQX0
アンデルセンがグチデルセンに……
茨じゃなくて肋骨が飛び出てしまう
36名無しかわいいよ名無し:2008/04/08(火) 23:24:19 ID:/junTAGY0
頭が固いアンデルセンと柔らか〜いプッチ
これも面白い組み合わせだね
37名無しかわいいよ名無し:2008/04/09(水) 00:18:41 ID:KC0CBs67O
並び立って敵を打ち倒す二人の神父を想像した
あまりの人間濃度に気絶しそうになった
38名無しかわいいよ名無し:2008/04/09(水) 12:20:24 ID:PIRCYH+OO
CDを差し込まれるアンデルセンってのはシュールだ…
39名無しかわいいよ名無し:2008/04/09(水) 15:11:40 ID:s1phMq9w0
黒執事「大尉……カメラの準備はいいな?」
大尉(コクッ……!!)
ロリ旦那「な、なんじゃ一体……」

ヘタレジャパネットの汚名を着せられた執事の鋼糸は、アーカードの服のみを切り裂くことが出来るのか……?
ロリコン執事の精妙なる指使いは、アーカードの柔肌を晒すことが出来るのか……?

出来る………

出来るのだ……!!

見よ!!己の服よりなお黒い腹の底!!
見よ!!ヘタレのくせになんだかエロい尻!!

黒執事「これより……涎小豆(二つの桃色小豆がコンニチハして涎が出る、の意)の儀を執り行う……!!」
ロリ旦那「よ、よだ……!?ちょまっ、お前なんかいつにも増して変……」

ギュギュラギュラ…………ギュパッ!!

……ハラリ

ロリ旦那「え……にゃ、にゃに〜〜〜〜!?」

ズパッ

大尉(ジーク・ハイル……!!)
ロリ旦那「服などすぐに再生……!!」

パシャパシャパシャ……

ロリ旦那「なっ……!?わっ、わたせー!!フィルムわたせー!!」
大尉(フルフル)
黒執事「わたへまへんっ……!!」

おわりんこ
40名無しかわいいよ名無し:2008/04/09(水) 15:15:01 ID:s1phMq9w0
「大尉と一緒1」

黒執事「かっわいいーなんてーそんなーことー♪ハンハンハフンフンフフン♪」
大尉「…………」黒執事
「ああ、これはな。苺ましまろという神アニメのOPだ」
大尉「…………」
黒執事「もちろんだ、私を誰だと思ってやがる。DVDにOVA、原作も全て3セットずつ所要している。貸出用を持ってこよう」
大尉「…………」
黒執事「なぁに、いいってことよ」

「大尉と一緒2」

黒執事「なんだそのカメラ」
大尉「…………」
黒執事「ああ、なんかビームライフルみたいでカッチョイイ」
大尉「…………」
黒執事「なんだよ、いいじゃん触らせろよ」
大尉「…………」
黒執事「ケチな犬だな」
大尉「…………」
黒執事「いてっ、ちょ肩パンやめろよ、や〜め〜ろ〜よ〜」

「大尉と一緒3」

大尉「…………」黒
執事「まぁな」
大尉「…………」
黒執事「なぁに」
大尉「…………」黒
執事「お、ナウいじゃん」
大尉「…………」黒
執事「ハハッ、こいつぅ〜!!」
41名無しかわいいよ名無し:2008/04/09(水) 15:21:41 ID:s1phMq9w0
「准尉と一緒1」

准尉「っ……」
黒執事「声出してもいいぞ」
准尉「そんな……んっ……」
黒執事「良い声で鳴くじゃないか」
准尉「やっ……ふ、ん……あっ……」
黒執事「ここか?ここがええんか?」
准尉「!?にゃっ、は……!!ら、らめぇっ……!!」

准尉「あー気持ち良かった、執事さんマッサージ上手ー」
黒執事「次准尉の番だぞ」
准尉「やだよー」
黒執事「あっ、こいつ」

「准尉と一緒2」

黒執事「なぁ……」
准尉「うん?」
黒執事「その……触って、いいか……?」
准尉「執事さんならいーよぅ」
黒執事「では、失礼……」

さわさわ

黒執事「あー、ネコミミ癒されるなぁ」
准尉「執事さん手冷たいー」

「准尉一緒2」

黒執事「なぁ准尉、お願いがあるんだが」
准尉「なぁに?」
黒執事「このカメラでさ……」
准尉「やだ」
黒執事「最後まで聞けよー」

「准尉と一緒3」

黒執事「タラララタラララ♪ハ〜〜〜〜ン♪ハンハンハ〜ギャ〜〜〜〜ッツビ〜〜〜〜♪
ギャッツビ〜〜〜〜♪ギャッツビ〜〜〜〜♪好きにやっちゃってぇ〜♪」
准尉「髪降ろすとそんな顔なんだ」
黒執事「どっから見てた?」
准尉「タラララ、のとこから」
黒執事「そっか」
42名無しかわいいよ名無し:2008/04/09(水) 15:22:53 ID:s1phMq9w0
「准尉と一緒4」

准尉「なんで執事さんは片眼鏡なの?」
黒執事「ヘルシングにいたとき、アーカードの部屋の壁に穴が開いててな」
准尉「なるほど」

「准尉と一緒5」

准尉「ババンババンバンバン♪」
黒執事「アービバビバ♪」
准尉「ハァービバノンノンだよ」
黒執事「失礼」
准尉「ババンババンバンバン♪」
黒執事「アービバビバ♪」
准尉「…………。良い湯だねぇ」
黒執事「うむ」

黒執事「ピコピコ」
大尉「ピコピコ」
准尉「あ、東方プロジェクトだ」
大尉「…………」
黒執事「はぁ?レミリア?リグルたんだろ」
准尉「え……そんな、まだ心の準備が……」
黒執事「いやいやいや」

おわりんこ
シュレが女の子だったらいいのに
43名無しかわいいよ名無し:2008/04/09(水) 15:25:03 ID:s1phMq9w0
大尉と一緒3ミスりすぎだろ・・・・・・
准尉と一緒2ふたつあるじゃん・・・・2だけに、ってか・・・・

「少佐も一緒」

少佐「執事、ココア」
黒執事「…………」
少佐「執事、ココア」
黒執事「…………」
少佐「執事、減給な」
黒執事「今すぐに」
少佐「うむ」
准尉(弱い……)
44名無しかわいいよ名無し:2008/04/09(水) 15:28:15 ID:s1phMq9w0
若執事「あのさ」
ロリ旦那「うん?」
若執事「お前って見た目俺の2コか3コ下だよな」
ロリ旦那「うむ」
若執事「セーフ?」
ロリ旦那「んー、セーフ」
若執事「ふぅ」

黒執事「あのさ」
ロリ旦那「うん?」
黒執事「お前って見た目私の12コか13コ下だよな」
ロリ旦那「うむ」
黒執事「セーフ?」
ロリ旦那「アウト」
黒執事「はぁ」



ジョセフ「おいウォルター、窓の外見ろよ」
黒執事「げ、駄目執事」
ロリ旦那「まさか学校で……?」
志貴「学校で……だと……?」

ガラガラ

若執事「げっ、教室入ってきた」
ロリ旦那「おいウォルター、学校ではだな……」
志貴「学校では……だと……?」
黒執事「准尉、弁当を忘れてるぞ」
准尉「あっ」
黒執事「次忘れたら、もう作ってやらないからな」
准尉「ごめんなさいー執事さん」
ロリ旦那「こら、そういうのは職員室に預けろ」
黒執事「いっけね」
生徒達「ドッ」
挙太郎「フフ……」
准尉「執事さん、おっちょこちょいー」
ロリ旦那「ほんっと駄目執事じゃな」
黒執事「へへ……」
若執事「何これ……?」
45対決 その10:2008/04/09(水) 17:35:43 ID:xObEPoKX0
・狼
牧畜が盛んな地域では家畜を荒らす害獣。農業が盛んな地域では農作物へ
被害を与える鹿等の害獣を駆除する益獣。狩猟採集生活が盛んな民族からは神格化されている獣。
アリストテレスはアポロンとアルテミスの双子を生んだのは牝狼であるとし、
古代ローマの建国神話では双子の建国者であるロムルスとレムスは牝狼に育てられたと言われている。
ヨーロッパにおいては、しばしば恐怖の対象とされ、北欧神話では巨狼のフェンリルが闘神テュールの
腕を喰いちぎり、主神オーディンを飲み込んでいる。15世紀には狼の群れがパリに迫ったとされ、
18世紀中旬には、『ジェヴォーダンの獣』と呼ばれる狼らしき怪物が出現し、60〜100人の
被害者を出し、フランス中部を震撼させた。

・ヴェアヴォルフ
ドイツ語における人狼の意。第二次世界大戦末期におけるナチスの計画。ドイツの連合軍に占拠された
地域で、連合軍に対するゲリラ攻撃によってドイツ国防軍を支援する部隊の名称。

ハンス大尉は月面町を流れる大きな河、月面河の河原で1人、黙々とイメージトレーニングを行っていた。
空に向かって独り、拳を繰り出し、蹴りを放つ。ミレニアム1真面目なこの男は、この日課を一日も
欠かす事が無い。この一匹狼は誰にも心を覗かせぬかの様に寡黙である。実際に何を考えて生きているかを
詳しく知っている月面町の住人は人外だろうが人間だろうが少ないだろう。だが、この男が生粋の戦士である事を
知っている住人は大勢いた。ふと大尉は、ピタリと動きを止め、空を見上げる。気配を感じたのだ。
それも、かなりの手垂れの気配である。 ドクン と心臓が久しぶりに高鳴るのを感じた。
空の彼方から、凄まじい跳躍力で飛んでくる小さな影が満月に綺麗なシルエットを作っている。
大尉は獣の目を凝らして見るとその影の正体は、昨夜自分と立会い、一方的に殴打され続けた少年だった。
寡黙な狼は分かる人が見なければ分からない幽かな表情の変化を見せる。何があったのか知らないが
あの少年は段違いで強くなっている! そいつと手合わせ出来るのだから心が高ぶらない筈が無い。

「とうっ!」と声を上げながら大尉の目前にスタッと着地する少年。その姿は全身包帯姿の一兵卒みたいな
軍服姿。大尉は思った。『誰かに本格的に弟子入りして、鍛えられたな』と。その雰囲気は、紛れもなく
叩き上げの戦士といった様相だ。
「よう、待たせたな。約束通り、手合わせしようぜ。もっとも、お前は弱点が無いと倒せない反則気味な
 人狼だから、俺がこの糸ブン回しても殺れねえ。だからまあ、お前の攻撃を喰らわなくなる様になるまで
 付き合ってくれるか?俺、ラフファイトも出来るから殴り合いでもどんと来いだよ?」
大尉は『承知した』という意思を伝える為コクリと頷く。ウォルターが更に訪ねる。
「俺、糸を使っていいか?食らわせても無意味なんだろうけど何かのタシにはなるだろうし。」
この問いにもやはり大尉は『承知した』と頷いて返す。
「・・・・・強くて優しくて敵には容赦せずフェアプレー精神の持ち主か・・・。フン族で敵じゃなかった
 らダチになれたかもな。あんた、スゲエ奴だよ。身勝手なガキに付き合ってくれてよ・・・。」
ヒュガ!! という空気を裂く音。これが試合開始のゴングの代わりとなった。

その頃、彼岸山ではアーカード、ヴァレンタイン兄弟の3人がウォルターの帰りを待っていた。ヤンはしきりに
「あの大尉と訓練とか超ド級の馬鹿だぜあいつは。あいつがミレニアム本部でゾーリンと組み手してたのを見た
 がよ、ゾーリン、一方的にやられてたぜ?戦争馬鹿の大隊員でもあいつとマーシャルアーツの訓練するのは躊躇
 するってのに。」
と、ルークに話かかけている。そんな兄弟を尻目に、アーカードは念話をしていた。
相手は、ヘルシング機関でウォルターの帰りを待つもう1人の自分である。
アーカードは、ドーヴァー海峡からイギリス本土のヘルシング本部まで念話を届ける事が出来るのだ。
それと同じ事をしただけである。


46名無しかわいいよ名無し:2008/04/09(水) 17:37:00 ID:xObEPoKX0
『おい、大体一日ぶりの会話だな。どうだ?泣くのは止めてウォルターの帰りを待っているか?』
『おお、突然頭の中から声がするから驚いたぞ。見送りする時にも泣くのは堪えたわ。
 で?どうだ?ウォルターの調子は?』
『ククク・・・あいつは私が、いや、私達が思っていたより凄いぞ。もう死神に戻っている。』
『何・・・?もうか・・・!お前、そうとうキツイ訓練を施したな?』
『お前からは うっかり殺すなよ とは言われたが、一歩間違えれば死ぬ訓練はしたな。
 だが、お前には分かっていた筈だ。私がそう甘い奴ではないと。』
『分かっていたとも、だが、私はそう言わずにはいられなかった。
 そうか・・・戻ったか・・・。あいつは死神に戻ったか。』
『もっと戸惑うかと思ったが落ち着いているじゃないか、過保護なお前の事だ、さぞや
 驚くだろうと思っていたが。・・・フン、何か覚悟を決めた様な声色だな。』
『あまり私を見くびるなよもう1人の私よ。覚悟ならば決めたとも!あいつが強くなる
 というのなら私も強くならねば、あのもう1人のウォルターの様になりはしないかと
 恐れるあまりあいつを普通にしようとしたが、それは只の『逃げ』だったのだろうな
 と思えてきたからな。』
『その通り、それは只の逃げだ。刃はどこまで行っても刃、それは変わらん。ならば、二度と
 同じ過ちを繰り返させない様にするには私達が真っ直ぐな刃になる様に導いてやらんと。あの
 裏切り者の様に歪な刃にしてはならない。とりわけお前が強くならないとな。お前はあの死神
 坊主の相棒なのだろう?そろそろ、あの裏切り者に対する中途半端な想いは断ち切れ。
 そんな想いは糞の役にも立ちはしない。邪魔だ。』
『・・・お前は歯に衣を着せないなあ・・・。糞の役にも立たない・・・か。』
『お前、あの黒いのが喧嘩を売って来る度に手加減してやっていただろう?まだ人間だった頃の
 面影をあいつに見出していて殺せなかったのか?人間のウォルターが側にいるというのにだ。
 お前にしか解らない想いだからこそ、ウォルターもそんなお前に気を使っていたからこそ
 私は何も言わなかったが、そろそろ言うべき時だろうから言わせて貰おう。
 ・・・よく、お前を尊敬し、慕ってくる奴の前で道化を演じてあの黒いのとじゃれ合えた
 ものだ。殺そうと思えば殺せたのに情けで奴を生かす。そして自分にも優しくされる。そんな事
 されてあいつが辛い想いでいるかもしれないとは考えもしなかったのか。よもや、これからも
 そんな態度でウォルターの相棒と名乗るのなら、私が許さん。お前と正面から向き合える様にと
 血の滲む様な努力をあの「15の子供」がしたのをこの目で見た私が許さん。』
『・・・・・・・・・確かに・・・・確かにお前の言う通りだな・・・。あんなまだ若い子にそんな
 想いを抱かせていたというのなら・・・私は愚か者の極みだ・・・。確かに私が今抱えている想いは
 邪魔以外の何物でもないな。私とウォルターのこれからには糞程の役にも立ちはしないな。
 ・・・今ここで誓おう。私もあの子の為に、あの「只の裏切り者」は道端の石ころと思う様にしよう。』
『フン、口ではどうとでも言えるぞ。』
『ならば、これから口先ではないと証明しよう。私とて、吸血鬼アーカードだ!
 フフ、あいつは今どうしてる?』
『月面河の河原で大尉と訓練しているだろう。』
『はははは、またか、あいつは豪気な性格だったんだな。良し!どれ程強くなったか
 この目で確かめてくれる!』
『声色が弾んでいるな。フン、ゲンキンな事だ。』



 
47名無しかわいいよ名無し:2008/04/09(水) 17:37:24 ID:xObEPoKX0
少女アーカードは、急いでヘルシング邸を出る、そして、蝙蝠の群れに化け、月面河のほとりをひたすら
飛び廻り、「闘いの匂い」を嗅ぎとる。
『こっちだ、こっちから狼の匂いと、ウォルターの気配がする!』
急いで飛んでいく。すると、遥か彼方で大尉とウォルターが戦っていた。
「ウオオオオオオオオ!!!」
ギュラギュラギュラギュラギュラギュラ!!!
ウォルターが雄叫びと共に糸を放つ。その全てが避けられているかの様に見えた。糸は虚しく河原の岩、
石質の地面を切断し、河の水面に辺り幅の広い水柱が立つ。そして少女アーカードはウォルターを見て
驚いた。ウォルターの身体は血まみれだ。包帯を巻いていたらしいが大尉の攻撃を喰らって
既にボロボロになっている。縫合した傷口は再び裂け、血がドクドクと滴り落ちている。
その光景を見た少女アーカードは自責の念にかられる。
『・・・無茶にも程があるぞ若いの・・・。お前にそんな無茶をさせる
 要因を作ったのは、私だな・・・。』
少女アーカードは、自分が酷く不甲斐ない存在だと心の底から思った。

取り合えずここまで
48名無しかわいいよ名無し:2008/04/09(水) 17:42:29 ID:xObEPoKX0
ちょっと見辛い文章でごめんなさい。めいっぱいのボリュームで
尚且つ読みやすいのSSをと思っているのですが
さじ加減が難しい・・・。精進いたします・・・。
49名無しかわいいよ名無し:2008/04/09(水) 17:50:28 ID:xObEPoKX0
×>河の水面に辺り
○>河の水面に当たり

>>47の誤字、訂正です。orz
50名無しかわいいよ名無し:2008/04/09(水) 18:46:04 ID:bW5MJKUi0
本家旦那、ロリ旦那に辛辣な言葉を吐きまくりw
しかしこの旦那はある意味優しいな。実力者と言えど叱ってくれる奴は
側にいた方が良い。俺はそう思う
もう1人の自分に「ばかもん」と怒られたんじゃそりゃキツイわw
糞の役にも立たないって…キツーーイww…。
普通旦那からしたら黒執事の存在は糞以下なんか…。
まあ、本編でも執事の裏切りに一瞬は落ち込んだが割りとあっさり立ち直って
殺す気マンマンだったからなぁ…。
後ろ向きなネガティブ人生を歩いている様に見えてワリと立ち直りが早いのが旦那です
普通旦那に「あいつって糞以下じゃん。」と言われて
「そう言われりゃそうだね。」と思えるロリもやっぱり旦那なんだなぁ…。
51名無しかわいいよ名無し:2008/04/09(水) 19:29:27 ID:ps6cEu3e0
旦那って釘刺そうとした神父に向かって「お前、糞垂れになるぞ。」
と非難していたからね。旦那からしてみれば人間止めた執事は
自分と同じ糞垂れだし、そんなんとの思い出をいつまでも引きずってる
ロリ旦那は非難の対象にもなるんじゃないかなと思う
このSSでは思いっきりふっ切れまくったロリ旦那が見たいぜ!
52名無しかわいいよ名無し:2008/04/09(水) 19:41:38 ID:s1phMq9w0
神父はトドメ刺されたあと「お前は俺だ!!」とかイチャついてたけど、黒執事は裏切りもプラスされてるからね
消えるときも黒執事のこと完全スルーしてたし
53お悩み相談室:2008/04/09(水) 20:33:04 ID:VI2MiTZp0
かつて気高く美しかったお姉ちゃんが、デレることしか出来ないギャルゲのバカヒロイン
にまで堕落してしまいました…。妹の私はどうすればいいでしょうか? 
K・S 女学生

おまいの姉は表がデレで裏がツン、我ら兄弟ふたりでひとつ!というツンデレ属性の
完成形の持ち主だにゃー、いずれ大業をなす事間違いなし!一万と二千年ばかし生暖かい
目で見守るよろし。ところでおまい、みればなかなかの猫属性、なーかーまーにーなーれー!
N・A 珍獣 


かつての恋人の魂と同じ輝きを放つ若い魂魄を見出し、喜びのあまりに前後を忘れてしまい
血族に加えてしまいました…ところが彼はそれがきっかけで…その…幼児性愛者に目覚めて
しまいました。どうすればよろしいでしょうか…
R 研究所モニター

彼は自分の真実の姿を見出してしまったんだ、たとえそれが茨の道であろうと鳥が飛ぶ事を
やめないように、彼は幼女を愛する事を止められないだろう。方法はひとつ、君が彼好み
の姿になるんだ!
S・T 学生


職場の先輩がやたらめったら私の胸を揉みます。最近では同僚からレズだと思われています。
先輩に悪気が無いのは分かっているのですが…何とかならないでしょうか?
S・V 教師

あーぱーは口で言っても分かりません、体で分からせた方が早いです。
A・T 女学生

いっそのこと目覚めちまえばいいんでない?
M・A 自営業

俺も混ぜろ!
S・T 学生
54お悩み相談室2:2008/04/09(水) 20:33:48 ID:VI2MiTZp0
学校の先輩や同級生がお昼になると決まって僕の血を吸います。一度ミイラになるまで吸われ
ました。僕は不死身なのでしばらくすれば蘇生できますがはっきりいってツラいです…
何とか現状を改善する方法は無いでしょうか?
H・H 学生

喜んでもらえるんならいいや、って思えば気が楽になるよ
T・A 学生

もっと美味しくなることが血の美味しい人間の義務よ!
K・S 女学生


ちっともモテません。俺の予定では女の子十余名とひ○た荘で一つ屋根の下で楽しく同棲生活の
筈なのですが、肝心の女の子がひとりも集まってこないんです。なんでだ畜生!
T・M 学生

現実見んかい、おんどれ!
T・Y 学生


ふが、ふがががふが!ふが!!
F 家政婦 

ふ、ふが…
F 家政婦 

また御仕置きが必要みたいね、フランセット…
S 王女
55名無しかわいいよ名無し:2008/04/09(水) 20:57:44 ID:r0NgY88p0
何か相談するだけ無駄な感じのお悩み相談ジャマイカ?
56名無しかわいいよ名無し:2008/04/09(水) 21:42:19 ID:ZLDhtzKc0
だがそれがいい
57名無しかわいいよ名無し:2008/04/09(水) 21:46:23 ID:s1phMq9w0
黒執事「准尉!!これはどういうことだ!?」
准尉「どったのー?」
黒執事「弁当!!ピーマンを残しているじゃあないか!!」
准尉「ぶー、ピーマン嫌いー」
黒執事「いいだろう・・・・お前のピーマン嫌い、私が解消する!!」

ヒュババババババババババ!!

准尉「ゲ、ゲェー!!なんて滑らかかつ俊敏な動きでピーマンを捌いていくんだ!!」
黒執事「出来たぞ、食べてみろ」

〜本日のメニュー・ピーマンの肉詰め〜

准尉「なぁんだ、ピーマンにお肉を詰めただけじゃない。こんなの・・・・パク」
准尉「う、うンまぁ〜い!!ピーマンが肉を!!肉がピーマンを引き立てる!!全っ然苦くないよ、執事さん!!一体どんな魔法を使ったの!?」
黒執事「とある調味料を加えたのさ」
准尉「ちょうみりょう・・・・?」
黒執事「そう、どんな調味料にも負けない最高のスパイスだ。それは真心、私は栄養バランスを考えて弁当を作っているんだ。もう残してはいけないぞ?」
准尉「僕が間違ってたよ執事さん!!はい、執事さんもあ〜ん」
黒執事「ハハッ、こいつぅ〜!!
58名無しかわいいよ名無し:2008/04/09(水) 22:43:09 ID:39DMA7Jr0
ついに頭が沸いたんか黒いジャパネットww
つか、この二人のノリは何なんだwww
59名無しかわいいよ名無し:2008/04/09(水) 22:51:58 ID:KC0CBs67O
境遇的に友達少ないから見た目的に弟とかできた気分でハイになってるんだろう勝手に考えてる
>准尉と黒執事
60名無しかわいいよ名無し:2008/04/09(水) 22:55:46 ID:s1phMq9w0
>>58
59さんが非常に的を射ています
別にやましい理由は無しに、普通に仲良い感じで
最初は黒執事は准尉嫌いだったけど、准尉が勝手に懐いてくるうちに仲良くなったとかだといいなぁ
61名無しかわいいよ名無し:2008/04/09(水) 22:56:23 ID:39DMA7Jr0
何か>>45の狼の薀蓄に思わず「へ〜」とボタンを押したくなった。
62名無しかわいいよ名無し:2008/04/09(水) 23:24:52 ID:fZm7q7Iu0
吸血鬼はいいなぁ
俺も長生きして人の世をニヤニヤしながら見続けていたい
俺歴史とか好きだし奴らは生き字引だな。貴重な資料だ(エヴァとか特に)
63名無しかわいいよ名無し:2008/04/09(水) 23:31:31 ID:39DMA7Jr0
>>62
でもその境地まで行き着ける吸血鬼は僅かなイメージがあるな。
数多くの吸血鬼は日常生活を送るのにはあまりに不便になってしまった
身体を引きずって(日光とか招かれないと他人の家に入れないとか)
長生きしなけりゃいけない苦しみに耐えかねて日光を浴びて自殺とか
していそうなイメージがある。
生き物の血を調達するとか人としての良心が残っていたらしんどそうだし。
64名無しかわいいよ名無し:2008/04/09(水) 23:35:54 ID:KC0CBs67O
>>62
そういう方向ならむしろ仙人じゃねーか
中国の風土が育んだ最強のニートだ
65名無しかわいいよ名無し:2008/04/09(水) 23:44:05 ID:39DMA7Jr0
馬呑吐「道士にして西洋の生っ白いキャリアーでないワタシではあるが
    山奥で霞を食べて生きようとは思わないネ。この世の濁流に
    身を投じて生きるのがワタシの趣味ヨ。」
66名無しかわいいよ名無し:2008/04/09(水) 23:53:08 ID:VI2MiTZp0
めがね「オヤシロ様がこの金髪をバラせと言ったんだ!真犯人はオヤシロ様なんだ!!」
少年K「いやどう見てもお前が犯人だろ…」
金髪 「私を殺した責任とれー」
シャーウッド「…ぬ!」

女生徒A「M君なら…M君ならそこにいますよ」 
女生徒B「い、嫌ぁ!ま、Mがバッグの中にやけにコンパクトになって…!?」
女生徒A「時代はポータブルなんです。ところでSさんの逝ってた事、本当かどうか確かめ
     させてください」ズビシャ…!
シャーウッド「…むう」

女剣士「殺す! 殺す! 殺す! 殺す! 殺す!」
黒剣士「こんなところで終わっちまうぐらいなら わざわざ生き残るかよおおお!!」
戦乙女「君たちいい体しているね。エインフェリアにならないかい?」
シャーウッド「…最近のアニメは荒んでおるのう」ポチッ

フランセット「ふが」
シャーウッド「なぬ、刺激強いから深夜アニメは見るな?何を言うわたくしはもう立派な大人だぞ!
     だから夜更かしして深夜テレビを見まくるのだ」

ノヴァ「キャハハハ!先週松果体にナノマシンを注入し、極限まで拡張した結果、被験者N君は超能力
     に目覚めました!!使用人のバザルドは体を…念流と呼ぶべきでしょうか!特異な局地的
     物理現象で体を捻じ切られ、テレビスタッフも次々と内部から破裂するという有り様!!
     彼は私への復讐を誓う呪いの言葉を吐きながら彷徨っています!この状況はいわば私
     が生み出したカルマによるもの!この私が決着を付けねばなりません!!次回は超能力
     と呼ばれる現象のメカニズムについて解説していこうと思います!!!」
    
シャーウッド「…もう寝るかのう、フランセット」
フランセット「ふが」
6766:2008/04/10(木) 00:18:47 ID:2/eyhaBL0
しまったフランセットじゃなくてフランシスカだった…!
シルヴィア王女に御仕置きされに逝って来る…
68名無しかわいいよ名無し:2008/04/10(木) 10:09:57 ID:6FBs/wgC0
カリスマ溢れる雅のSS、書き上げるのを楽しみにしていますよ職人さん!
69名無しかわいいよ名無し:2008/04/10(木) 15:18:55 ID:B6y3Jr/50
人は死ねばゴミになる。
なら私は?
裏切ってなお生き長らえる、出来損ないの吸血鬼。
もうこの世の誰も、私を必要としていない。
もうこの世の誰も、私を愛してはくれない。
ただ朽ちて忘れ去られていくだけの、この身は一体なんなのだろう?

――――執事さんは■■■■■■■■。僕は執事さんのこと、■■■■■■――――

好きで好きで、だからこの手で救いたい。
全てはそんなささやかな、だけど私にとっては何を犠牲にしても、それを叶えてやりたいと願った人のためなのに。
全ては大好きなあの人のためなのに。

「何故殺さない……何故情をかける……アーカード……!!」
「言っただろう。こんなもの、所詮餓鬼の喧嘩だと。相変わらず物覚えの悪い小僧だ」
「違う!!」

私が望んだのは

「餓鬼の喧嘩なんかじゃない……!!」

こんなにも惨めで

「私は……僕が望んだのは……!!」

こんなにも無様な

「こんなことじゃ、ない……!!」
「…………わかってるよ。でも、お前の負けだ」
「待て、逃げるのか!?まだ勝負はついてない、そうだろう!?」
「ついたさ」
「まだだ!!まだ僕の勝負は終わってない…………!!終わってないぞ、アーカード!!」
「その台詞が物語ってるよ、ウォルター。お前が救いたいのは私じゃない。
お前が作った私、お前がこうあって欲しいと願う私。ただの独り善がりな餓鬼じゃないか…………お前も、私も」



「また、負けちゃったね」
「准、尉……」
「ボロボロじゃない。早く帰ろう?」
「教えてくれ、准尉……」
「なぁに?」
「私は……僕はなんだ……?准尉の目に僕はどう映る……!?」
「そんなの決まってるよぅ。執事さんは執事さんじゃない。僕は執事さんのこと、結構好きだよ」
「…………シュレディンガー」
「なぁに?」
「ありがとう」
「あはっ、どういたしましてっ♪」

おわりんこ
70対決 その11:2008/04/10(木) 17:14:02 ID:3OREkQsd0
獣と死神の戦いは続く。縫合した傷が再び開いて流れ出た血も気にせず
次から次へと間髪入れずに銀の糸を繰り出すウォルター。
ギュラギュラと轟音を立てながら大尉へと迫る。大尉はその糸の動きの全てを
見切り、表情一つ変えずかわしていく。
その光景を空で眺めていた蝙蝠の群れが一つの人型に固まり、少女の形を成す。
そして、目の前で起こっている戦いを見届けるべく、飛びかう2つの影を凝視する。
大尉もウォルターも戦いに夢中で少女アーカードには気づいていない。
2人の動きを見て少女アーカードはこう思った。
『成る程、確かにお前は僅かな時間でかなり強くなった。死神ウォルターだった頃の
 動きを取り戻しているな。その傷、かなりの無茶をしたもんだなあ・・・。
 だが、その動きを取り戻しても尚、大尉の方が一枚上手か?』
ゴウッ!! と轟音を立てながらウォルターに一直線に迫り、右拳を繰り出す大尉。
どうやら、空中を超スピードで空間に張り巡らされる様な動きをする糸にも刹那の
間、糸使い本人の懐へ飛び込めるだけの隙は生じるらしい。もっとも、その隙をつける
のは大尉だからこそだ。少しばかり動きが速いだけの人外では到底その隙はつけない。
『いかん!あの鋼の一撃を喰らう!』
少女アーカードが思った瞬間、 ザグッ!! と音が響き、大尉の拳が空中で止まる。
ウォルターの顔面にもう少しで届くという所で、大尉の拳を形成していた五指は綺麗に
切取られ、地面に血の雫と共に落ちる。大尉の目が僅かに驚いたかの様に見開く。
『へ、散々殴られた甲斐もあってなんとかこいつの動きにも対処出来るようになったぜ。
 このトラップにも始めて引っ掛かってくれたな、大尉さんよお!』
ウォルターは瞬時にそんな事を思いながら糸を再度繰り直し、大尉への攻撃に転ずる。
ギュラギュラギュラギュラギュラ!!!だが、糸より先に一瞬速く、大尉は糸の間合い
から跳躍で脱出。糸の間合いの外へ出る。糸を完璧に避けたかに見えた。しかし、
大尉の頬には赤い糸の様な細い切傷が出来ていた。大尉の身体を血が数滴、ツゥ・・・ と垂れる。
服に綺麗な切り口が数箇所作られ、血が滲んでいる。
『よーしよし、僅かだが通じる様になってきたな、俺の腕。』
ウォルターの顔にうっすらと笑みがこぼれる。少女アーカードはその様子を見てこう思った。
『成る程、修羅の庭に身を置けば、秒単位で進化を遂げていく・・・か、
 だが、大尉も本気を出してくるぞ!』

大尉が、コートをばさりと脱ぎ、髪をざわつかせる。新たな指がメキメキと生え、切傷がスウ・・・と塞がる。
逞しい体躯が狼の皮で包まれ、口はひとりでに裂き牙が覗く。ウォルターの目の前に
一匹の人狼が現れた。射殺す様な眼光にウォルターは鳥肌を立たせる。冷や汗が一気に
吹き出るのを感じた。そしてこう呟く。
「うわー・・・やっぱりお前はおっかねえ・・・。」

「ウオオオオオオオオオオオオ!!!!」
夜明け近くのもうすぐ沈む満月を背に狼は地を揺るがす様な咆哮を上げる。
『余裕の笑みを浮かべるにはまだ早いぞ。』ウォルターにはそう言っているかの様にも思えた。
71名無しかわいいよ名無し:2008/04/10(木) 17:15:11 ID:3OREkQsd0
ドッ!!巨狼が地を蹴ると強固な石質の地面が砕ける。容赦の無い獣神の如き一撃が少年に
迫り来る。ギュオ!!!と音をたてて放たれた一撃は地面を深く深く抉り、
幅の広いヒビを走らせ、ドゴオオオオオ!!!という音を立ててクレーターを
形成した。ウォルターは自分が『おっし!間一髪で避けた!』と思った。その次の瞬間、
腹の辺りに焼ける様な感触を覚える。スパッと腹筋の辺りに新たな切傷が作られ、血が出てくる。
『ちっ!避けそこなったか!かすっただけでこれ・・・。』

ドゴオッ!!刹那の思考すら許さない容赦の無い拳。ウォルターは、10m余り吹っ飛ばされ
土手に激突する。土手にはウォルターが激突した際の衝撃でクレーターが形成された。
半分硬い土に埋もれながらも意識は辛うじて保つウォルター。脳裏に浮かぶのは黒い服を
来たもう1人の自分。カッと目を見開いたウォルターの目に飛び込んで来たものは
自分にトドメを刺すべく放たれた大きな拳。ドゴドゴドゴドゴッ!!
容赦などある筈も無い連撃が数秒続く。地獄の数秒のうちに何回拳が放たれた事だろう。
ウォルターの意識は、ブラックアウトした。

手合わせが終わり、大尉は獣から寡黙な軍人に戻る。コートを着て、懐から救急セットを出す。
手合わせの礼にと、大尉はウォルターの治療をしようと歩み寄る。そこへ、
「その子の手当ては私にさせてくれないか・・・?」
という声がした。後ろを振り向くとそこにはヘルシング機関お抱えの吸血鬼。
男性の方ではなく、少女の方である。吸血鬼は、『見るのも辛かったが見届けた』
という様相の、辛辣な表情をしている。その表情に何かを察した大尉は救急セットを
少女アーカードにポイっと投げてよこし、自分は ビュウ!!と常識外れの跳躍力を
見せ、帰っていった。もう朝の光が射し込んでくる時刻。明るくなってきた東の空を
見て、少女アーカードは呟く。
「狼もねぐらにお帰り の時間か・・・。」
そして倒れているウォルターの方に駆け寄る。

どれくらい時間が経ったろうか。ウォルターは、徐々に意識が戻ってくる
のを自覚していた。その意識の中で、こんな事を思っていた。
『・・・あ〜〜〜畜生、負けだ・・・!やっぱ奴は強いね。一日やそこら
 死線をくぐって昔の勘が戻ってきたくらいじゃ勝てんわ。どんだけ気絶
 したんかな俺。くそ、早く目覚めて山戻って訓練しないとな・・・。
 しかし、何か気持ちいいな。ちょうどいい柔らかさの枕で寝てる感じだ。
 ・・・頬擦りしたくなるね・・・。』
ウォルターはまどろみの中、頬擦りする。
『気持ちいいなーーー。河原で戦ってた筈だよね俺。・・・そろそろ目を覚まそう。』
目を開けて、驚いてぱちくりとするウォルター。少女アーカードが膝枕していたのだ
から驚くのも当然である。
「へっ?・・・・・・何で?」
間の抜けた声を出すウォルターに、少女アーカードは目覚めた子を見る様な
吸血鬼と呼ぶには余りに優しい、陽だまりの様な笑みで、こう語りかけた。
「・・・余りに無茶をしすぎだ・・・。」
柔らかな手が、そっとウォルターの額を撫でた。

とりあえずここまで

72対決 予告風味:2008/04/10(木) 17:27:13 ID:3OREkQsd0
台本形式でどうぞ

ロリカード「なあウォルター・・・。色々と話したい事があるんだ・・・。
      お前に何て言ったら良いのか・・・言葉もみつからず、
      どこから話したらいいのかも解らないが、舌足らずな餓鬼の、
      そう、お前よりも余程餓鬼かも知れぬ私の話を聞いてくれ・・・。」
若執事 「・・・何だよ急に・・・。いいよ、こんな俺でよければ聞くよ。」
ロリカード「お前は自分の事を『こんな』と呼ぶが、そんな風に言う事はない・・・!
      私の方が余程・・・!お前は、こんな私なんぞの為に・・・!」
若執事 「色々と腹につまっているもん、全部ぶちまてみなよ・・・。」


アーカード「次回も楽しんでくれたら幸いだ。」
  



     
73名無しかわいいよ名無し:2008/04/10(木) 18:24:38 ID:P3gW6Ptq0
黒執事SSと、若執事SSの、神の如きコンボ!!
74名無しかわいいよ名無し:2008/04/10(木) 22:35:24 ID:2/eyhaBL0
ヒロ「…ふぅ」
月音「顔色悪いね…大丈夫?」
ヒロ「令裡さんと美夕さんにちょっと多めに吸われちゃって…」
月音「ははは…俺も萌香さんに吸われすぎて保険室から帰ってきたところ」
ヒロ「ははは…」
月音「レバーの美味しい焼き鳥屋があるんだ、そこで休憩していかない?」
ヒロ「うん、少し血が足りないから補給…」ヨロッ…ドン!
ヤン「てめーどこ見て歩いてんじゃボケェ!高見ちゃんと胡夢のアイコラ失敗
    しちまったじゃねえか、ゴラぁ!」
抜作「ゴラぁ!」
ベック「ズラぁ!」

ヒロ「ご、ごめん…」
月音「ごめん、日和見君も悪気があってやったんじゃないんだ…許してあげなよ」
    (…アイコラって写真切り抜いてやるんだったっけ?)
ヤン「ゴメンで済んだら警察なんぞいらねーんだよウンコ野郎!…っておめーらヒロと
    モテ王じゃねーかコラ!いつもいつもメスとイチャつきやがって!万年発情期ですか
    そーですか」
抜作「羨ましいぞ畜生!」
月音「…も、モテ王って、俺?」
ヤン「そーだよ!テメーだよ!!俺らが教室の片隅で寂しくアイコラ作ってる間、萌香と他メス
    四匹でギシギシアンアン!そりゃ毒男も死にたくなるよ!てめー全国の毒男に謝れ!」
ベック「そうズラ!そうズラ!」
月音「ご、ごめん…話しが見えないんだけど」
抜作「いっつもカプチューってやってんだろイヤラシイ!お前もだヒロ!!」
月音「ああ、あれか…あれはね萌香さんのオヤツタイムなんだよ、俺の血美味しいんだって…」
ヒロ「僕も青野君もいつもお昼にされてんだよ…すごく大変なんだ」
75名無しかわいいよ名無し:2008/04/10(木) 22:36:42 ID:2/eyhaBL0
抜作「…お前らの血ってそんなに旨いのか?」
月音「うん、たぶん美味しいんじゃないかな?分かんないけど」
ヒロ「ひどいんだよ令裡さん…僕の血が処女の血みたいに甘いって言うんだ!」

抜作「…マジ」ゴクッ
ヤン「…一口だけオクレ」
ヒロ「ごめん今日はもう…」
月音「…看板ってことで」

ヤン「おいベック!足押さえろ!」
ヒロ「や、やめて〜!」
月音「だ、駄目だ!今吸われたら確実に死ぬ!今度にして〜!」
ベック「マジで吸うのかズラ?俺は男の血なんて吸いたくないズラ!」
ヤン「男は度胸、やって見るもんさ!って修理工の兄貴も言ってただろ?何事も経験だよ経験」
ベック「そいつウホズラよ?」
抜作「へへへ…どっちからいきやす、ヤンの兄貴?」   
ヤン「とりあえず日和見から吸っちゃおうかしら…?」
ヒロ「や、やめて〜!」
ヤン「じゃ、カプチュ〜…ってギニャアアアアアア〜〜〜〜〜!」ボォォォォォ
抜作「あ、兄貴!?…ギニャアアア〜〜〜」ザクッ

美夕「クスクス…ヒトの可愛い子に手を出さないでくれる?」
令裡「どこの誰であろうと、私のかわいい子羊に手を出す事は許されなくてよ?」バサバサバサ
ディーヴァ「あなたたち…不味そう♪」
裏萌香「私の食料に手を出すとは…それなりの覚悟があっての事だな?」ボキボキ
ベック「お、俺はカンケーねぇズラ〜〜〜〜〜!やめ(ry」

猫目「あら…?教室が真っ赤だわ。誰か輸血パックの投げっこでもしたのかしら〜?
    お行儀の悪い子たちですね〜」
76名無しかわいいよ名無し:2008/04/10(木) 22:50:29 ID:AnbiPy6z0
ヤン・・・お前は真面目なバトルSSだろうがコメディだろうが
やられ役のさだめなのか・・・確かねずみ男にも負けていたよな・・・。
77名無しかわいいよ名無し:2008/04/10(木) 22:59:22 ID:B6y3Jr/50
黒執事「しまった・・・・DVDボックス買ったら、金が・・・・」
准尉「かなりたくさん買ってたもんねー」
黒執事「あのデブが全然給料をよこさないせいだ!!」
准尉「だって執事さん働かないじゃない」
黒執事「かくなる上は・・・・」

少佐「ドク、テレビつけて」
ドク「ハイ。ん?なんだこの番組・・・・」

ジャーパネットパーパネットー 夢のジャパネットウォルター

黒社長「はい、みなさんこんにちは。本日ご紹介する商品はこちら!!
対化物戦闘用13mm拳銃『ジャッカル』!!
全長39cm、重量16kg、装弾数6発と、存在感バツグン!!
この専用弾の13mm炸裂徹鋼弾、弾殻は純銀製マケドニウム加工弾殻、
弾薬はマーベルス化学薬筒NNA9、弾頭は法儀式済み水銀弾頭と嬉しい試用!!」

准尉「すっごーい!!でも、僕みたいに力に自信のない人には撃てないよぅ・・・・」

黒社長「フフフ、大丈夫!!なんとバレルを交換するだけで、9mm、38口径、40口径にも換装可能!!
シュレディンガー君には、ホラ!!この9mmに換装したのがいいんじゃないかな?」

准尉「よぉ〜し・・・・」

ガウン!!

准尉「すっごーい、グールが爆散しちゃった〜!!でも9mmなのにどうして〜?」

黒社長「よくぞ聞いてくれました!!9mm、38口径、40口径も専用弾が用意されてるんだ!!」

准尉「すごいや!!でもこんなにカッコよくて良い銃、やっぱりお値段が張るんじゃ・・・・?」

黒社長「ノン!!ノンノンノン、ノン!!13mm、9mm、38口径、40口径それぞれの専用マガジン各3つ、シルバータイプのスライド、さらにメンテナンスキットまでついてズバリ!!
100000円!!10000円ジャスト!!価値あるお値段です!!」

准尉「そんなについて10万円!?スッゴイや、これは買いだね!!」

黒社長「ご注文のお電話は0120-×××-××××まで!!」

准尉「みんなも、このジャッカルで友達に差をつけちゃえ!!」

少佐「・・・・・・」
ドク「・・・・・・」
少佐「すげええええええええかっけええええええええええ!!」
ドク「いいなあこれ!!欲しい!!すばらしい!!」
78名無しかわいいよ名無し:2008/04/10(木) 23:01:24 ID:iEGZme6xO
夢のジャパネットウォルターwww
79名無しかわいいよ名無し:2008/04/10(木) 23:04:38 ID:AnbiPy6z0
面白く読ませていただいてる者だが>>69->>72
を読むと黒執事も若執事も糸使ったりなんだったり器用なんだけど
根っ子の部分が2人とも不器用で一途な感じだよな。
選んだ人生の選択肢が真逆なんだけど
(黒執事は吸血鬼になり、若執事は真人間を目指す。黒執事という
 反面教師がいるからこそ若執事は俺はこんな風にならないと思ったんだろうけど)
真逆であるという事は実はやっぱり似た者同士なんじゃないかなと思える。
どっちも同じウォルターなんだから似た者同士なのは当たり前なんだろうけど。
黒執事の職人さんも若執事の職人さんもGJよ。

80名無しかわいいよ名無し:2008/04/10(木) 23:19:01 ID:B6y3Jr/50
>>79
感謝の極みズパー
81名無しかわいいよ名無し:2008/04/10(木) 23:22:09 ID:AnbiPy6z0
まあ、真人間を目指すといっても「べらぼうに強い真人間」を目指す
と言った感じなんだろうけど
対決 をざっと読ませていただいた限りウォルター君は
徹夜で大尉と戦って凹られる→普通旦那に弟子入り→ギャグモードじゃないルークと特訓
→メシを食う→ルーク、ヤンとガチ勝負で勝利→大尉と再び戦って大尉のワンコフォームを
引き出し凹られる→ロリ旦那の膝枕 
というスケジュールをこなしておる。メシ食う事とロリの膝枕以外は地獄の一言に尽きるww
82名無しかわいいよ名無し:2008/04/11(金) 00:03:56 ID:2VvrPYMa0
GJを頂いたので・・・

対決 番外編の小ネタ 台本形式でどうぞ

志貴「・・・羨ましい。」
若執事「・・・唐突に何だよ。」
志貴「膝枕だよ!ひ・ざ・ま・く・ら! H!I!Z!A!M!A!K!U!R!A! 膝枕だ!」
若執事「・・・そんな目を血走らせて叫ばれてもなあ。俺、あそこに行き着く
    まで結構血を垂れ流してるぜー?この話結構長くなりそうだし、俺、これから
    まだ血を流す羽目になりそうだしよ。あの膝枕は只じゃねえよ?」
ロリ旦那「うむ、頑張った者には頑張った分だけ、何かをしてあげたいと思うものだよ。」
志貴 「・・・ケ、適当に無茶やれば母性本能くすぐれるから楽だよな。」ボソリ
若執事「おい、今テメー、凄え失礼な事言わなかったか?」
志貴 「別にー。」
ロリ旦那「・・・この男相手に1分立っていられたらウォルターに対する暴言
     を許し、膝枕をしてやろう。」
大尉 「・・・・・・・。」
志貴 「世界最強級の狼じゃないっスか。無理っスよ。」
ロリ旦那「だったらこの男はどうだ?」
ルーク「へ? 私?」
志貴 「その賭け乗ったあ!こんな漫才兄弟の兄貴には負けん!」
ルーク「・・・・・・。」
若執事「巻末ギャグモードじゃなくて本気でいけよ、ルーク。」
ルーク「は、はあ、 それでは。」

勝負開始 

ギャギャギャギャギャギャギャ!!!ドゴッ!!

志貴「・・・・・・・・・。」←頭から血をドクドク流して倒れている。

若執事「な?膝枕に至る道のりは険しいだろ?」
ロリ旦那「一秒も持たないとは・・・。人の苦労を馬鹿にするとこうなる。」
ルーク「一応死なない程度でやっときましたけど・・・大丈夫ですかねえ?」
大尉「・・・・・・・・・。」

志貴を卑屈に書きすぎたかな?
83名無しかわいいよ名無し:2008/04/11(金) 00:08:02 ID:usU5rnUi0
志貴よええwwwwwwwwwwまぁ銃持った人間には勝てないらしいしね

ていうかヤンって実は強いんじゃないだろうか・・・・・・セラスいなかったら爺ウォルター死んでたし
あと死に方カッコイイ
84名無しかわいいよ名無し:2008/04/11(金) 00:14:57 ID:2VvrPYMa0
ヤン君は実は強いと思いますよ。
老ウォルターは6巻で吸血鬼に銃を撃たれながら攻撃されてますが、
吸血鬼達が銃を撃ってから老ウォルターは糸を出し、一瞬で八つ裂きにしております
その老ウォルターが一瞬おっつかない程のスピードを出したヤン君は実は
速いんだと思います。俺の書いたSSではやられ役でしたけど。ゴメンよヤン君。
85名無しかわいいよ名無し:2008/04/11(金) 00:19:14 ID:2VvrPYMa0
あ、間違えた。6巻じゃなくて5巻の152ページです。
吸血鬼達に撃たれてから老ウォルは攻撃をしています。失礼しました。
糸そのものは前ページで既に出しているみたいですが。
(軍の裏切り者の腕を切り飛ばしている。)
86名無しかわいいよ名無し:2008/04/11(金) 01:46:42 ID:X6hzZ04sO
得意不得意があるからな
和尚は遅いが大木を引っこ抜けるし
眼鏡も攻撃力だけ無駄に高い
万能型に見えるDIOだってHPは低い部類に入る
87名無しかわいいよ名無し:2008/04/11(金) 03:07:20 ID:ugxaGDcT0
>>79
とある漫画であったセリフだが、
「手先が器用になるほど生き方は不器用になる」
と言うのをみたが、まさにその通りだなぁ
88名無しかわいいよ名無し:2008/04/11(金) 06:23:54 ID:usU5rnUi0
どうして勝てない?
どうして救えない?

それは何時だって少年を苛み続けてきた疑問。
どれだけ努力しようとも、どれだけ強くなろうとも。
勝てないものは勝てない。救えない。

いつしか少年の肉体は老人となり。
彼が磨いてきた技術は、永遠に失われた。

だから欲しがった。
何を犠牲にしても。
彼女の微笑みが、少年に向けられなくなるとしても。

吸血鬼。
全盛の力を行使できる肉体。

純粋な夢だけを追い求めた少年は、いつしか身も心も化物……死神となった。


────お前が救いたいのは私じゃない
お前が作った私、お前がこうあって欲しいと願う私────


「そんなはず、あるか」

アーカード、お前は間違ってる。
そんなはずは、断じてない。あってはならない。

「信じてきた夢にすら裏切られるなど、断じて」

ああ、今夜は月が奇麗だ。
ヘルシング邸。
戦いの気配を感じあのか、その大きな門の前に彼女はいた。

「ウォルター、何故来た」
「宿敵をを斃すため」
「ウォルター、何故戦う」
「夢の先へ征くため」
「ウォルター……何故、わかってくれぬ」
「笑止」

ヒュラ……
死神の鎌が、月光を浴びて煌いた。

「もとより引き返す道など、ない」

――ザンッ!!

銃に手を伸ばしたアーカードの右腕が斬り飛ばされる。
全く反応出来なかった。
温存する気はなさそうだ。
彼はわかっているのだろうか?
彼女を殺すには、何万回とその心臓を貫かねばならないことを。
89名無しかわいいよ名無し:2008/04/11(金) 06:24:41 ID:usU5rnUi0
──ギュラギュラギュラ……ギュパッ!!

続いて左手を破壊。
やはりアーカードは反応出来ない。

――ヒュドッ!!

手刀一閃。
ウォルターの腕はアーカードの胸に深々と突き刺さった。

「ごぷっ」
「まず一つ」


ようやくアーカードが反撃に出た。
失われた右腕を瞬時に再生させ、フックを放つ。
ウォルターはそれを一歩後退することでかわすと、
同時にアーカードの胸から右腕を引き抜きそのまま間合いを取る。

「拘束術式3号2号1号、解放」

アーカードの体が爆ぜた。
蝙蝠、百足、そしてデタラメなサイズの黒犬が、ウォルターを襲う。

――クンッ、ドパッ!!

ウォルターはそれを糸の一振りで両断すると、背後に向かって蹴りを放つ。
ウォルターの蹴りは背後から襲いかからんとしていたアーカードの顔面を捉えた。
ごぐん、と鈍い音がする。首が折れたようだ。

「二つ」

――ズドンッ!!

ウォルターはアーカードのコートから糸を使って拳銃を奪うと、それを全弾心臓に撃ち込む。

「どうした、アーカード。私はお前を殺そうとしているんだぞ。全力で戦え」
「ウォルター、もうやめろ。確かにお前は強い。鋼糸でもって敵を切り刻むその手腕は、まさに死神だ。それでも、お前では私には勝てない」
「黙れ!!」

鋼糸が舞う。
それは確かな殺意をもって、アーカードに迫る。

「こ、の・・・・・・大馬鹿者!!」

――ヒュッ、ゴキャ!!

アーカードがウォルターに向って一直線に走る。
全身を切り刻まれながらも放ったストレートは、ウォルターの顔を正面から打ちすえた。

「がっ……」

ウォルターは倒れようとする体に力を込め、なんとかそれを凌ぎ切る。
90名無しかわいいよ名無し:2008/04/11(金) 06:25:30 ID:usU5rnUi0
――ギチ…ギチ…

どこかで、破滅の音がする。
アーカードの放った常識外の一撃は、軽々とウォルターの再生力を上回った。
ウォルターの肉体は主人の意に反して、無理矢理に傷を修復しようと己を磨り潰す。
乱雑に施された肉体改造、その反動。
ウォルターの姿は既に全盛のそれではなく、5つも6つも若く再構築された。

「見ろ、その様でやっと二回だ!!もう諦めろ!!」
「諦める?」

口から血を吐き体を裂くような痛みに襲われながらも、ウォルターの目は戦意を失ってはいなかった。

「呆けるな、アーカード。あとたった何万回だ」
「ッ……!!」

指も足も動く。何も問題は無い。
ウォルターは再び、アーカードに躍りかかる。
しかしアーカードは鋼糸を身を屈めることでかわすと、同時に前へ出る。

――ヒュンッ、ゴスン!!

予測より一瞬速く伸びたボディーブローが、ウォルターに突き刺る。
肋骨が砕け危うく内臓破裂しかけるが、ウォルターもただではやらせない。
腹を抉ったアーカードの腕を掴むと、お返しとばかりに心臓を手刀でもって貫く。

「……っ、がああああああっ!!」
「三つ」

破壊された右腕をウォルターの腹から引き抜き、アーカードは左のフックをウォルターの顔面に繰り出す。
その一撃を前に出ることでかわしたウォルターは、そのまま強烈な頭突きを叩き込む。

――ゴスンッ!!

「ぐううっ…………!!」

窮鼠猫を噛むとはこの事か。
形振り構わず噛み付いてくるウォルターの捨て身に、アーカードは攻撃を回避しきれない。
目の前で飛ぶ火花に一瞬視界を奪われると、その瞬間に胸を抉る強烈な衝撃。
ウォルターの手刀が、心臓を貫いたのだ。

「あ……が……よ、っつ……」

しかしアーカードの攻撃を受けたウォルターも、またさらに体を磨り潰していく。
もはやその姿は、かつてアーカードと共にあった頃程にまで若返ってしまっている。
強烈な衝撃にふらつくウォルターを見逃さず、アーカードは左拳を全力でスウィングする。

――ゴンッ!!

「ぐうううっ……!!」

放たれた左の大砲を肩でブロックするが、肉は弾け骨は折れ、ウォルターの右肩は粉砕される。

――ズガンッ!!

岩をも吹き飛ばすアーカードの拳が腹に炸裂する。
だが、ウォルターは倒れない。
歯を食いしばり不敵な笑みを浮かべると、足を踏ん張って右手に力を込める。
91名無しかわいいよ名無し:2008/04/11(金) 06:26:15 ID:usU5rnUi0
――ズゴンッ!!

血を吐きながら放たれるウォルターの右。
明らかに先程よりも勢いが無い。
間合いを離せばかわせる一撃を、アーカードは何故かかわせない。
顎に突き刺さった強烈なアッパーは、アーカードの脳を揺らし意識を朦朧とさせる。

「何故だ……何故倒れない……!!」

ウォルターを支えているものは何だ?
私を救うという理想か、それとも意地か。
アーカードはウォルターの目を見る。
そこには、ただ目の前の者を救いたいという炎が燃えていた。

「ッ……!!」

ああ、きっとこの男は倒れない。
自分を殺すまで、絶対に倒れないだろう。

「何故だ!!もう本当に死ぬぞ!?何故っ……何故私のためにそこまでやれるっ……!!」
「許せないからだ……」
「な、に?」
「何もかも捨てて……それでも愛しい人一人救えない……そん、な……自分が………………」
「……ウォルター?ウォルター!!」

ウォルターはすでに、立ったまま意識を失っていた。
不意に、アーカードは背後から声を聞いた。
92名無しかわいいよ名無し:2008/04/11(金) 06:27:31 ID:usU5rnUi0
「執事さん……」

シュレディンガーだ。
シュレディンガーはアーカードには目もくれず、まっすぐにウォルターのもとへ歩いて行く。

「最後まで倒れなかったんだ、えらいね」
「……ウォルターを迎えに来たのか?」

シュレディンガーはアーカードの言葉に一瞬目を丸くすると、クスクスと笑いだす。

「ホッとしたの?もう執事さんを傷つけずに済むって」
「っ……私は…………」
「クス、女の子って可愛いね。ねぇ先生、執事さんを殺さないでくれてありがとね」

そう言うと、シュレディンガーはその小さな体でウォルターを担ぐ。
若返っているとは言え、細身に見えてその実強靭なウォルターの体を担いだシュレディンガーは、フラフラとした足取りで去ろうとする。

「あ……」
「手助けはいらないよ。執事さんは、僕一人で運ぶ」

アーカードは二人が見えなくなるまで、立ち尽くすしかなかった。
つっ、と頬に熱いものが伝う。

「馬鹿者……大馬鹿者めっ……!!」

アーカードの呟きを、月だけが聞いていた。

おわりんこ
93名無しかわいいよ名無し:2008/04/11(金) 12:09:03 ID:Zfbg2gJxO
シュレが素直だ…
94対決 その12:2008/04/11(金) 12:35:44 ID:sz0zpgb70
ウォルターは顔を紅潮させながら怪訝な表情を浮かべていた。
前日にシリアス風味な雰囲気で『修行の間、暫しのお別れ』をした少女吸血鬼が
泣きそうになるのを堪えている様な笑顔で寝転がった自分の額を擦っているからだ。
しかも自分を膝枕をしながらである。
『う〜〜んと、この状況をいかにして突破すべきか・・・。』

まずこの場面の少し前の事・・・・・・
ウォルターはやはり戸惑っていた。勿論、目を覚ましてすぐに
起き上がろうとしたが、その瞬間に肩を掴まれ抑えられ
凛とした声でこう言われた。
「寝ておれ。傷を負ってすぐに動くと傷が熱を持つ。」
ウォルターは傷と言われて昨夜、人狼に傷を負わされた腹部を見る。綺麗に
包帯を巻かれている。きっとこの包帯の下の傷は綺麗に縫合されているのだろう。
ウォルターは自分の置かれている状況を把握する為に少女アーカードに訪ねる。
僅か丸一日しか離れていない二人の、久しぶりの会話が始まった。
「あ、あの〜、アーカードさん? どうして僕は貴方様に膝枕をされているのでしょうか?
 何かすっかり日が高く昇っているのですが、僕は何時間バタンキューしていたのでしょうか?
 あ、あと、彼岸山に戻って、僕は訓練をしなければいけないのですけど・・・。」
「・・・・・プッ クク、くくくく・・・。ははははは!何をテンパっておるのか。
 先程大尉と戦っていたお前とは別人じゃのう?うむ、頑張るウォルター君の
 質問に答えよう。何故膝枕をされているか?それはあのワンころにブチのめ
 されたからだ。私が傷の手当てもしたのだよ。大体どれくらい寝てたか?
 4時間といったところだ。今日の修行は休みにしておけ。お前が寝ている間に
 私がもう1人の私に念話で『ぶっ倒れて寝っこけておるから今日ウォルター君は
 お休みです。』と伝えておいた。あやつは『一日の休暇か、まだ訓練の日数はある
 からな、よかろう。』と返事をしてくれたぞ?ああ、お前があのワンころとここで
 戦っているのも、あやつとの念話で知ったのだ。疑問は晴れたか?なら休め。」
「はあ・・・そうですか・・・。」

そして、冒頭の場面に戻る。
ウォルターは正直困っていた。さっきの会話を最後に少女アーカードはずっと
黙りこくって、自分に膝枕をしながら、泣きそうになるのを堪えている様な笑顔を
しながらずっと自分の顔を眺めているのだから。
『どうしたもんかなー・・・。ずっとこのままなのも恥ずいし、かといって
 起き上がろうとすると 寝ておれ とか言われるし・・・。 しかも何か
 泣きそうな顔しているし・・・。まいったなー。こいつにこんな顔させるんじゃ
 ・・・まるでもう1人の俺じゃねえか。あー不甲斐ない。あんな糞野郎と
 同じ事してるとはよ・・・。どうにかしてこいつを笑わせてやりてえな・・・。』
ウォルターは会話を始めた。『こいつのいつものケラケラ笑いを見たい。』そう思って・・・。

 

 
95名無しかわいいよ名無し:2008/04/11(金) 12:37:50 ID:sz0zpgb70
「なあ、アーカード・・・。その、なんだ、俺がこんな有様なのは俺が弱いからだし、
 俺自身が進んで血の吐く様な訓練したからなんだから、そんな泣きそうな顔するこたぁ
 ねえだろ。」
「・・・はは、私は泣きそうな顔をしておるのか・・・。ウォルター、お前をそんな有様にする
 要因を作ったのは、私だ・・・!私がお前を弱くしたんだ。強く有りたいお前を弱くしたんだ。
 それも・・・。私の下らぬエゴで!!」
「おいおいおい、前にも話したじゃねえか、俺がお前に『そう、甘やかさなくてもいいよ。』と
 言えば良かっただけの事なんだよ。ここはいい所だ。だが、強い奴がひしめくこの町で
 甘い気分に浸っているのは阿呆のする事だ。お前は俺に普通になって欲しかったんだろ?
 俺の分まで敵の返り血を浴びようとか思ってたんだろ?その想いは誰にも咎められるもんじゃないよ。」
「ウォルター、お前に普通になって欲しいと願ったのはな、お前が強くなると、もう1人の
 お前みたいになるのではないかと不安だったからだ・・・。お前をあんな修羅にしたくは
 無い。そう思いながらお前と接してきた・・・。お前を見ながら、あやつの面影を重ならせ
 ていたんだ・・・!そして、お前を甘やかしたのだとしたら、これがエゴでなくて何だ!!」
「・・・なーんだ、そんな事で悩んでいたんか?」
ウォルターの言葉に、少女アーカードは驚いた様な表情をする。
「そんな事・・・!?お前の向こう側にあの裏切り者を見ていたんだぞ!!?
 そしてお前に優しくしていた!!こんな私に対して怒りは湧かないのか!?」
「うーん、膝枕されながら驚かれるのもアレだなあ、ははは。
 ま、何となく気づいていたよ。お前があいつと戦っているとき、何か今の様な
 表情してたし。・・・しょうがねえだろ、俺とあいつは違うけど結局は同じ
 ウォルター・C・ドルネーズだし。お前にはあいつが人間だった頃、一緒に
 過ごした思い出もあるんだからなあ。長生きした分だけ、色んなもんを背負って
 いるお前なんだから。前に俺が『すげえ格好良いジジイになる』と言ったとき、
 お前は心底喜んでいる表情をしてくれた。で、ほっとした様な表情もした・・・。
 そん時に何となく解ったんだ。お前は俺にあいつの影を見ているなって・・・。」
96名無しかわいいよ名無し:2008/04/11(金) 12:39:02 ID:sz0zpgb70
少女アーカードは愕然とした表情をする。そして、やりきれない思いが頭の中を駆け巡った
『ちゃんとこの子は私を見ているな・・・。そして、不甲斐ない私を受け止め、
 受け入れながら日々を過ごしていたのか・・・。本来、私一人で背負うべきものを、
 この子のまだ小さな背中に、知らず知らずの内に背負わせていたのだな・・・。』
少女アーカードの瞳から、熱い感情が迸る。無垢なる涙だ。泣き崩れてしまいたいのを
堪えて、必死で言葉を発する。
「すまない・・・!!ウォルターすまない!!私はなんと言う愚か者だ!!
 お前は私が背負うべきものまで肩代わりするかの様な日々を送っていたのか!
 何の文句も言わず・・・・!!そんなお前を見て、私は、『健やかに子供
 らしく過ごしておるな』と、能天気に考えていたのだ・・・!」
「・・・俺さ、ここでの暮らしが楽しい事は確かだよ?俺は確かに
 死神ウォルター だよ。でも、俺はここに来るまでは 只、それだけ
 だったんだよね。でも、ここでの暮らしで、それだけじゃ無くなった。
 ここにいるとな、『吸血鬼にも色んな奴がいるもんだ。俺の他にも
 変わった奴がいるもんだ。』と思える様になるんだよ。視野が広がるっつーのかな。
 おかげで色んな考え方が出来る様になったよ?おかげで、俺にも友達が
 出来たんだぜ!?只の死神だった俺に友達がだ!・・・こんな生活を
 遅れたのは間違いなくお前のおかげだし、感謝の嵐だよ。
 お前の目論見通り、俺は健やかに育ってるぜ?背負わせたとか、そんな事
 言ってお前は自分を責めてるがよ・・・俺は別にOKよ?お前の業を少し
 ばかり肩代わり出来るくらいの事は、俺もお前にしてやれるのか・・・。
 うんうん、それも別に悪くないよ。」
ウォルターがそんな事を言うと、少女アーカードはより一層沢山の涙を流す
「お前は、私をそこまで想って・・・私に何も見返りを求めず・・・!」
「・・・お前はそれだけの想いを注ぎ込むに値する女の子だよ。」
「!!!・・・私に、何かして欲しい事を言ってくれ!ウォルター!!
 頼む!頼むから、私に何かして欲しい事を、言ってくれ!!!」
「・・・・・・だったら少しだけ、言っても良いかな・・・?」
97名無しかわいいよ名無し:2008/04/11(金) 12:40:04 ID:sz0zpgb70
「言ってくれ!こんな私に出来る事なら、何でも・・・!!」
「お前がこれから先も、俺にあいつの面影を重ねるのなら、それならそれで
 かまわないとすら俺は思っているんだ。俺はあいつに負けたくはない。でも、
 それは俺とあいつとの勝負においての話だな。あいつは元、お前の相棒で
 俺の先輩だから、お前があいつの面影を俺に重ねるのもしょうがないし、こういう
 事は・・・多分、俺が一生かかっても敵うかどうか分からねえ。それでも、
 俺は前に進むよ。あいつに挑みたいんだ。・・・正直、風車に挑むドンキホーテの
 気分だぜ。・・・・お前はよ、そんな大馬鹿な『俺』をよ、時々でいいから、そう、
 ほんの時々でいいから、こんな『俺』をよ、あいつの影を重ねる事無く見てくれたら
 ・・・・・・そんだけで俺は万々歳かなあ。」
少女アーカードは、その言葉の次にはウォルターを抱きすくめていた。
膝枕をしながらなものだから、思い切り背を丸めて、ウォルターの頭を抱えている
かの様な形である。
「うわああああああああああああああああああああああ!!!
 ああああああああああああああああああああああああ!!!
 ああああああああああああああああああああああああ!!!」
少女アーカードは泣いた。おそらく、長い長い間生きてきた内で、初めて
と言って良いほどの号泣である。
『私は何と言う覚悟この子にさせていたのだ!!こんな素晴らしい子が
 側にいながら私は何と不甲斐ないのだ!!今まで私はこの子を見て
 やらなかったと言うのか!!・・・・・・何が相棒だ!!年長風を
 ふかせて、私はこの子に寄りかかっていた様なものじゃないか!!
 私自身の業を私自身で拭おうともせず!!』
泣きじゃくる少女の声を聞きながら、ウォルターは想った。
『ケラケラと鈴の鳴る様なこいつの笑い声をききたかったのに・・・。
 泣かせてどうすんだよ俺・・・。未熟!まだまだ俺は未熟!!』

暫く後、泣き腫らした少女アーカードはスッと背中を上げた。
『泣き止んだかな・・・?』ウォルターは少女アーカードの顔を見て、思わず
はっとして跳ね起きた。少女アーカードの表情が一変しているのである。
地獄の王の如く力強い揺るがぬ瞳、長い生の内に味わってきた苦汁
なぞものともせずと言った不敵な笑み。
ウォルターは、深紅のコートをはためかすもう1人のアーカードを思い出した。
『あいつと・・・同じだ・・・!』
少女アーカードは、驚いた表情を浮かべるウォルターに向かって、クスリと笑い、こう言った。
「・・・今まで済まなかったなウォルター・・・。もう、お前に
 私の業を背負わせる様な不甲斐ないマネはせん。そして、しっかりと
 お前を、お前だけを見続けよう・・・。」
ウォルターは、覇気すら感じる言葉にゴクリと唾を飲みながら、
「・・・・お前、そういやあ、そんな表情も出来たんだなあ。」
と言った。少女アーカードはそんな事を言うウォルターに
「強いお前の相棒となるのだ・・・。クククク、お前の言葉の
 一つ一つが、糞の役にも立たない私の心のわだかまりを剥がしてくれた・・・。」
少女アーカードは手をつき、膝を折り、臣下の礼の姿をとる。
「なっ!!? ちょ、ちょっと、俺はお前の主じゃないんだから・・・!!」
驚愕の声をあげるウォルターに少女アーカードは言う。
「これは、今までのお前に対する仕打ちの詫び!そして誓いだ!!
 私は吸血鬼アーカード!!!これより揺るがぬ鋼の心をもって、お前と
 歩む!お前こそ私の膨大な過去を打ち崩す、私と共に歩む未来だ!!!」

とりあえずここまで

 

98予告:2008/04/11(金) 13:31:21 ID:xTinVaUZ0
黒執事「アーカード!! 勝負だ!!」
ロリカード「ふん、誰かと思えば私の過去の残骸か・・・。」
黒執事「(・・・・!?何だ、いつものアーカードではない・・・!
     何かが違う・・・・!!)。」
ロリカード「私はもはやお前と遊んでやる気も更々無くなっている・・・。
     そんな下らんお前でも私の『愛しい子』の獲物になるのだ。
     この場で塵芥にしたやっても良いのだが、あの子の為に命は助けてやろうかね。
     あの子の目標が無くなるからな。もっとも、お前は既に戦わずしてあの子に負けている。
     お前は勝てんよ。私はおろか、あの子にも・・・!」
黒執事「・・・・・・・・・!!?」


アーカード「次回も楽しんでいただけたら幸いだ。」
99名無しかわいいよ名無し:2008/04/11(金) 14:38:21 ID:sPtibMub0
御見事に御座りまする
100名無しかわいいよ名無し:2008/04/11(金) 19:04:26 ID:esgUnCEM0
男前すぐるぞショタウォルターww
101名無しかわいいよ名無し:2008/04/11(金) 20:08:08 ID:ptoBBnt+0
生粋の戦士と言うことでワムウと大尉の絡みを思いついた
でも、おもろくないし、オチもないからやめた

多分、互角じゃないかと思うんだ
超身体能力の大尉と、生れながらの天才ワムウで
102名無しかわいいよ名無し:2008/04/11(金) 20:35:39 ID:GuYw8Juk0
月面町の男前達

承太郎(ザ・硬波) ジョセフ(軟派っぽいけどキメるときはキメるぜ)
ジョナサン(元祖『紳士』)若ウォル(美少年。最近バトルSSで頑張っていますね)
黒ウォル(屁タレだろうがなんだろうがカッコイイんだってば)
インテグラ(ロリの方じゃなく。・・・男前っしょ?)
長谷川虎蔵(不良天狗。確かこの人も月面町の一員。個人的に好き。男前だと思う。)
ベル隊長(真人間で男前一号。)ペンウッド(真人間で男前2号。漢とは顔の出来に関係ない!)
アーサー(江戸っ子ジョンブル)ネギ(かわいい系だけど。頑張り屋だし。)
ヒロ(かわいい系。姫に対する忠誠ぶりは◎)
月音(こいつがハーレム築いていても見ててムカつかない。いい奴。)
横島(こいつはすげえ格好良いと思います。俺は男前だと思うよ。)
赤バラ(ザ・愛に生き、尽くす男)アーカード(不死族の王道を歩く男。)
DIO(無駄無駄ァ!!!)
ヴァニラアイス(ファッションセンスとかは知らん。こいつの忠誠心は本物)
ポルナレフ(格好よい三枚目。)花京院(さくらんぼ大好きなお茶目さん)
アブドゥル(うん、やっぱり漢は顔じゃないよね)

漫画だと普通に飄々とした良い奴なんだが・・・
志貴(変態)

お前、漫画でもアレじゃん
太臓(モテたいんなら自分を磨こうぜ?)

漫画?そんなもんありませんよ?
惣太(いや、ゲームはハマッたクチですよ俺は。)

え・・・?約一名女性が混じってる?
気のせいでしょww
103名無しかわいいよ名無し:2008/04/11(金) 20:40:52 ID:GuYw8Juk0
あ、大尉も男前なのに一覧表に入れるの忘れた
シュレもかわいい系のキャラなのに…。
104名無しかわいいよ名無し:2008/04/11(金) 20:48:59 ID:TrXe3pi80
アンデルセンを入れ忘れるとは何事かあああああ!
言ってる事はマジおっかねえカルトだけど、何であんなに格好良いんだ・・・。
105名無しかわいいよ名無し:2008/04/11(金) 20:52:56 ID:Zfbg2gJxO
町内一の策士は間違いなくジョセフ。赤バラとかでも引っかけそう
106名無しかわいいよ名無し:2008/04/11(金) 21:13:47 ID:DypZjAKAO
>>105
騙されても普通に笑ってすます赤バラと青くなる周囲の人たちですね
107名無しかわいいよ名無し:2008/04/11(金) 21:36:17 ID:usU5rnUi0
大尉(寡黙な生粋の戦士だが、同時に生粋のペド野郎)
シュレ(可愛すぎてイックゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!!!!)
108名無しかわいいよ名無し:2008/04/11(金) 22:17:54 ID:X6hzZ04sO
ワムウは強いが速さが足りない
吸収が決まれば勝ち目ありってとこだと思う

そういやヴァニラって吸血鬼でいいのかね
あっちでもこっちでもそう言う扱いだけど

ゾンビに近いんじゃない?
109名無しかわいいよ名無し:2008/04/11(金) 23:08:06 ID:UPH2MYJd0
ポルナレフさんが「吸血鬼になりかかってるな」
みたいな台詞言ってなかったっけ?
記憶違いならスマンけど
110名無しかわいいよ名無し:2008/04/12(土) 03:26:31 ID:ssyyDhOh0
111名無しかわいいよ名無し:2008/04/12(土) 07:18:55 ID:MEhCpPS40
真面目にやらねば、死より恐ろしい目に合う。
そうまことしやかに囁かれる世界史の授業でさえ、シュレディンガーは上の空だった。
青年の姿をとったアーカードから殺意さえこもった視線を一身に受けているが、
シュレディンガーは暇潰しに製造した消しゴムのカスを丸めて投げるなどして、全く気にする様子はない。

「シュレディンガー」

ついに言うのか!?と、教室全体が息を飲んで見守る中、シュレディンガーはなおも心ここに有らずといった様子で

「なぁに?」

と返す。
瞬間、空気が凍りついた。
アーカードが、笑ったのだ。
微笑むといった穏やかなそれとは、まるで対極の地獄のような笑み。
とどのつまり、目が笑っていない。
不良、という言葉をこの上なくわかりやすく体現している挙太郎でさえ、その様子にびっしょりと冷や汗をかいている。

「そんなに私の授業はつまらんか。教科書すら出さないとは随分挑発的だな」
「……ごめんなさい。ボーっとしてました」
「昼休み、職員室に来い」

そう言うと、アーカードは授業終了のチャイムまで十分以上残っているにも関わらず、気分を害したといった面持ちで教室から去っていく。
その後もシュレディンガーは哀れみのこもった視線を受けつつ、頬杖をついてボンヤリと虚空を眺めていた。



「おい、大丈夫だったのかよ?」
「うん、ワケを話たらアッサリ許してくれたよ」

昼休み、職員室から五分もたたずに帰ってきたシュレディンガーに、ウォルターは驚いた様子で声をかけた。

「ふぅん、なんか悩みでも……って、お前今日弁当おかしくね?」
「うん。今日はドクが作ったんだ」

少し寂しそうに語るシュレディンガーを見て、ウォルターは原因を察した。

「もう一人の俺のことか?」
「うん」

本来ウォルターは、シュレディンガーとはそれほど親しくない。
故に話しかけた理由も単なる興味本位だったのだが、もう一人の自分が関わっていると知るや否や目の色が変わった。

「話せよ」
「起きないんだ」

ウォルターは言わんとしていることが理解出来ず、首を傾げる。

「起きないって……何がよ?」
「執事さんがね、起きないんだ。僕は執事さんと遊びたいのに」
112名無しかわいいよ名無し:2008/04/12(土) 07:25:49 ID:MEhCpPS40
あ、ちなみに>>88の続きでしゅ

起きない?あの死神が?
まさか夜更かししたからなどという落ちはないだろう、シュレディンガーの様子に並々ならぬものを感じたウォルターは、さらに問い詰める。

「どういうことだよ?」
「アーカード先生から聞いてないの?」

シュレディンガーが少々苛立たしげに返す。
このタイミングでアーカードの名が出るということは、おそらく少女の姿をとったそれを指しているのだろう。
確かに今朝は様子がおかしかった。
しかし、アーカードの話しかけないでくれといった雰囲気に、追及することははばかられたのだ。

「いや……聞いてねぇな」
「昨日ね、執事さんと先生、戦ったんだ」
「な……一昨日もやり合ったんだろ?ちっとばかしペースが早くねぇか?」
「そんなことはどうでもいいよ。とにかく、執事さんは昨日先生に負けてから目を覚まさないんだ。
……ドクは受けたダメージが執事さんのキャパを超えたから、って言ってた。よくわからないけど、つまりは致命傷なんだって」

ようやく意を得たウォルターは、なるほどと相槌を打つ。
アーカードの今朝の様子にも、それならば納得が行く。

「んだよ、心配して損したぜ。要するに駄目執事の自業自得だろ?アーカードも気にするこたぁ……」

瞬間、ウォルターは口を閉じた。
ウォルターの目の前に座する少年の瞳が、自分の発言に対する怒りに満ちていたからだ。
怖くはない。
仮に戦闘になったとしても負けるとは思えないし、自分の言ったことも間違っているとは思えない。
それでもウォルターがたじろいだのは、その表情がシュレディンガーのイメージとは、まるでかけ離れたものだったからに他ならない。

「執事さんを悪く言わないでよ。特に君が言うと腹が立つ」
「な……もういっぺん言ってみろ!!あんな奴、裏切り者の糞野郎じゃねぇか!!
その上相手の力量計りかねて返り討ちなんざ、自業自得以外の何物でもねぇだろ!!」
「二人のこと何も知らないくせに、わかったようなこと言うのやめてよ」
「あいつが裏切った理由くらい知ってらぁ!!だから余計に馬鹿だっつうんだよ!!」
「何ムキになってるの?君なんか、執事さんより全然弱いくせにさ」
「てンめ……」
「やめんか!!」

まさに一触即発といったところで、待ったがかかった。
この話の当人である少女、アーカードだ。

「二人とも、その辺にしておけ。良い晒し者じゃ」

周囲を見やると、二人には生徒達の好奇の視線が突き刺さっていた。

「ちっ……で、昼休みにわざわざ何の用さ、アーカード」
「なに、少しな。シュレディンガー」

シュレディンガーは声を掛けられると、こくりと頷き荷支度を始める。

「おいアーカード、こりゃなんの……」
「済まんウォルター。自分の愚かさは重々承知しているつもりじゃが……私はあの男のことを、放ってはおけん」

そのままアーカードは、シュレディンガーを伴って教室から去っていく。

「んだよ……」

取り残されたウォルターは、苛立たしげに呟いた。
113名無しかわいいよ名無し:2008/04/12(土) 07:28:05 ID:MEhCpPS40


「非常に危険な状態です。彼に施された人体改造は、少々急を要する状況だったため……その、不完全なものです。
故に、吸血鬼のあらゆる特殊能力を持たず、吸血を行っても、グールしか生み出せません。腕力などに至っては……」
「能書きはいい。どう危険なのだ」
「はっ、はい……あなたも知っての通り、彼は自分の再生力を超えたダメージを受けると若返ります。
これは受けた傷に対し、彼の体が無理矢理にそれを修復しようとすることで起きる症状です。
傷を修復するに足りない栄養素を、自らを分解することで補うんですね。故にその結果、もとの姿を維持出来ず……」
「若返ると」
「はい。しかしそれには限度がございまして、再生力を超えた傷を受け続けると、彼の体はそれに対応しきることが出来ません。
今回はその限度を超えて傷を受けすぎたのが原因でしょう」

ミレニアム本部。
その医療室に通されたアーカードは、ドクと呼ばれる男にウォルターの容態の説明を受けていた。
全身に様々な器具を取り付けられベッドに寝かせられたウォルターを見て、アーカードが疑問を投げかける。

「姿は全盛のそれに戻っているようじゃが……見たところ傷も回復している」
「はい、こちらの器具で栄養を補充し続け、その他様々な施術を施すことで外傷は完治しています。
しかし問題は脳髄ですね。先ほども申し上げましたように、再生力を超えた傷を受け続けると、彼の体はそれに対応しきることが出来ません。
しかしそれは傷の修復をやめてしまう、と言うことではありません。これ以上体をすり潰すのは危険と言いましても、修復を怠っては当然死んでしまうわけですので。
ならば他から栄養を持ってくるしかありませんね。しかしすでに全身をすり潰してしまった以上、残る最後の栄養配給源は、それまで死守してきた脳髄、ということになります」
「だから意識が戻らんのか……」
「はい、脳の構造は非常に複雑かつデリケートなものでして、こればかりはなんとも……月並みですが、彼の精神力次第ですな」
「もう手は尽くしたというわけか……済まんな」
「いえいえ、彼は私にとっても貴重な研究対象ですので。
どうして人の身でここまで鍛えられたんだろう。もともと筋繊維が人のそれとは違うのか、それとも訓練法が……」

あくまで利己的な理由でウォルターを生かそうとする男に、アーカードは眉をひそめる。
それでも彼のお陰でウォルターが助かったのは事実だろう。
彼がウォルターの体を知り尽くしている以上、ことウォルターに関して彼以上のドクターは存在しない。

「もう分かった。……二人にさせてくれ」
「はい、何か彼に変化がございましたら、そちらの内線を取ってください。私に繋がりますので」
「ああ」

ドクが病室から出ると、アーカードはベッドの脇に置かれた椅子に腰をかける。
114名無しかわいいよ名無し:2008/04/12(土) 07:32:01 ID:MEhCpPS40
「お前をここまで壊した張本人が見舞いに来るというのも、おかしな話だな……」

意識の無い男に、アーカードはぽつりぽつりと呟きかける。

「許してくれとは言わん……お前をこんなにしたのは、私だ」

それは果たして、昏睡の理由を言っているのか。
それとも――――。

「お前は馬鹿だ、ウォルター。何故……何故私なんかのためにそこまでする必要がある……?お前は……お前は純粋過ぎる……!!」

呟きは次第に、悲痛な叫びへと姿を変えていく。
ウォルターの顔を、アーカードの涙が濡らした。

「止めてやることが、出来なかった……お前に甘えるばかりで……本当のお前を知ろうともしなかった……!!
そのくせもう一人のお前にお前を投影して……今度こそはと躍起になって……お前との関係を延ばし延ばしにしてきた……餓鬼は私の方だ……!!」

不意に背後に気配を感じ、アーカードは気配の主に問いかける。

「……こんな時しか素直になれない私を笑うか?」
「ううん。それでも先生は、きっと誰より執事さんのことが好きだから」
「違う……!!違うんだよ……余裕なフリであしらって……それがウォルターにとってどんなことなのか知っていたのに!!
なのに……演技を続けた……。何百年も生きてきたくせに、こんなことばかり上手だ…………!!」

ストン、とシュレディンガーはベッドの脇に腰をかけた。
その細い指をウォルターの顔に伸ばして、ゆっくりとアーカードに話しかける。

「泣かないでよ先生。見て、執事さんの眉間。若くなっても、ここの皺だけは深いままだねぇ」

指はウォルターの、苦悩に満ちた眉間をなぞる。

「きっとこの皺はさ、どうしたら先生を笑顔に出来るかって悩んで悩んで……悩み尽くして、それで刻まれた皺なんだよ。だから、泣かないで」
「……確かに泣く資格なんて、ない。……私は、ひどい女だ」
「そんなこと……」
「ウォルターを見てほっとしたんだ……このまま眠っていてくれればもう戦わなくて済む、傷つけずに済むって…………
演技しないで、ウォルターと一緒にいられる……そんな資格ないのに、そう思ったんだ……!!今だって…………!!」

シュレディンガーは優しげに微笑む。
そんなに自分を責める必要はないんだよ、と。

「あのね、先生。その気持ちは、とっても大切なことなんだよ?先生はちゃんと自分のことを理解出来てるし、執事さんのことだってこんなに好きじゃない」

「…………!!」

「演技だって、きっと二人のために必要なことだったんだと思う。先生が合わせてあげなきゃ、この人は本当に壊れちゃうよ」

この少年は、どうしてこんなにも人に優しいのだろう。
――――どこにでもいて、どこにもいない。
きっと彼は、誰よりも見てきたのだろう、知っているのだろう。
人の醜さ、心の闇。
そして人の素敵なところも。
それら全部をひっくるめて、彼は人が好きなのだ。
だから彼は、誰よりも優しい。

「……教え子に諭されるとは、いよいよ目も当てられんな。フフッ……ありがとう、シュレディンガー」
「ん、どういたしまして♪やっぱり女の子は笑った方が可愛いねぇ」
115名無しかわいいよ名無し:2008/04/12(土) 07:38:12 ID:MEhCpPS40


「准尉……済まなかったな」

心地良い、暖かな風。
夕日が差し込みオレンジ色に染まった病室で、シュレディンガーは待ち望んだ声を聞いた。

「――――!!執事さん、目が覚めたんだね!!さっきね、アーカード先生が来てたんだよ!!」
「……そうか、あれは夢ではなかったのか」

その言葉に、シュレディンガーの顔はぱあっと輝く。

「声、届いてたんだ……!!」
「相変わらず泣き虫な奴だな、あいつは。昔からそうだった。顔では笑っていても……心ではいつも泣いている。
私は……私はその涙を、とめてやるはずだったのにな」

やり方を、間違えてしまった。
純粋で省みらない男が、決して口にはしない言葉。
シュレディンガーはその言葉を、確かに聞いた。

「やり直せるよ、今からでも」
「いや……アーカードに必要なのは、もう私ではないさ」

ウォルターはすっ、と目を閉じる。
それはまるで、子供が夢を見ているようで。

「腕はまだまだ未熟だが、なに。なんせ育ち盛りだ。少々やんちゃな時期だが、直に落ち着く」
「あ……僕、彼にひどいこと言っちゃった……」
「ククク……なぁに、はねっ気だけは強い奴だ。気にすることはない。……なにせ、あいつは私だからな」

その微笑みは、いつ以来だろう。
あの日、たくさんの大事なものと一緒に捨ててしまったもの。

「二度も誤る私ではない、そんな私など認めるか。あいつが私と同じ末路を歩むようなら、私が腕ずくでわからせてやるさ」

戦いの方なら永久にあいつに負ける気はないと胸を張るウォルターに、シュレディンガーは本当に子供だね、と小さく笑う。

「なに、私達には今の関係がお似合いなのさ。ちょっかいをかけて、叩きのめされて。クク、ああこれは確かに餓鬼の喧嘩だ」
「仲直り、しないの?」
「あいつが人として生涯を全うしたら……仲直りはまぁその時だな」

どうせその時も突っぱねるくせに、とシュレディンガーは手を叩いて笑う。

「先の長い話だねぇ」
「私が欲しかった役を譲ってやるのだ、これくらいの夢を見ても罰は当たるまい。なぁ、いいだろう?」

扉の先で、問われた少女は涙を流した。
先ほど流したそれとは違う、温かな涙。

「ああ――――待ってる」
116名無しかわいいよ名無し:2008/04/12(土) 07:38:33 ID:MEhCpPS40


少年は、いつものようにそれを呆れ顔で見物していた。

「こんな良い天気に遊ぶ吸血鬼なんざ、聞いたトキねぇ」

それはもはや、日常と化した風景。

「しっかしあいつも懲りないねぇ」

勝敗のわかりきった戦いを毎度律儀に観戦する自分もよほど変わり者だが、と少年は小さく溜め息をついた。

「今日こそ引導を渡すぞ、アーカード!!」
「フハハハハ、また泣かされに来たか坊主!!」

ま、退屈はしないか……。
少年は今日も、この茶番を見届けることに決めた。

おわりんこ
117名無しかわいいよ名無し:2008/04/12(土) 07:40:05 ID:MEhCpPS40
ま☆と☆め
黒執事の歴史

アーたん好き好きー><→でもアーたん、なんか生きるの辛そう……→じゃあ俺が殺してさしあげるか!!→でも今の僕じゃ勝てないぽ……もっと強くなゆ!!
→アーサーてめぇ、アーたん封印とか何やってんの!?アーたんと戦えねぇじゃん!!→しゃあねぇ、インテグラに解放させっか
→アーたんおひさー><ノ相変わらずかぁいいね☆ミ→吸血鬼に変身!!全盛期に戻ったし勝てんべ!!→なん……だと……?
→若造執事に絡まれる。あのね、こうこうこういう理由で裏切ったんですよ→なかなかどうして、見所のある小僧よの……
→奴隷モードアーたんなら勝てるんじゃね?→アーたんがチンピラに絡まれてる!!→てめぇチンカスこら、俺のアーたんに何しちゃっちゃってるわけ!?
→雑魚瞬殺(ここがピーク)→スピードワゴンはクールに去るぜ→なんだよアーたんは構ってチャンだなぁって、俺が裏切った理由知ってんのかよ!!うっそまじー?
→気まずいから奴隷モードとはもう合わないチョリソー……→アーたんにボコられたあげく、ショックなこと言われちゃったTT
→マジ自分ホンキ出しますんで→負けた^^;→昏睡→んーむにゃむにゃ、アーたんがなんか言ってるー→馬鹿だ俺は……→現在(今ココ!!)

僕はこれからも黒執事を応援します
118名無しかわいいよ名無し:2008/04/12(土) 09:10:14 ID:HBNqgyJeO
>>117
間違って黒歴史って読んだ
そんなに間違いでもなかった
119対決 その13:2008/04/12(土) 10:56:14 ID:X6d6rVNW0
ウォルターは何が何やらと言った表情で突然様相が変わった少女アーカードに訪ねる
「え・・・と・・・ 急に膨大な過去を粉砕する未来だの何だのと言われても
 はっきりしねえんだが・・・・・・。」
ポカン顔で呟く少年に向かって、少女吸血鬼はもう1人のアーカード、あの男性体の方を
彷彿とさせる笑みで、(もっとも、跪いて顔を下げているのだからその表情はウォルター
には見えないのだが。)だが確かに力に溢れた声でこう答えた。
「・・・私の背後には、ぬかるんだ沼の様な過去がある。その沼が私を放してくれず、私も
 その沼から這い出そうともしなかった。様々な『過去』を取り込んで成った集合体、歩く
 淀んだ領地・・・それが私だ。私はずっと後ろを向いていて、前を向こうとしていなかった。
 狂った吸血鬼の私には、そんな資格すらなく、自分の業に溺れるのが相応しい、そう思っていた。
 そしてお前を巻き添えにした。・・・だが、泥の中にも花は咲く。その花とは、お前なのだよ
 ウォルター・・・!こんな花を、全身全霊で愛でずしてどうする!枯れた花に捕らわれて、お前
 を放っておいた、心のどこかでお前を捨てておいたお前を許してくれるかウォルター・・・。」
ウォルターは、臣下の礼をとり続けているこの少女をどうにかしようと思い、言葉をかける。
「お前にはそんな辛い過去ばかりでもないだろう・・・。むしろ、幸せな時もあったからこそ過去を
 見続けてるんだろ?そんなお前を責める気なんざ更々ねえよ。それとお前は、お前自身が思っている
 よりずっとまともだよ。・・・取り合えず顔を上げて立ってくれ。」
少女アーカードはうやうやしくといった感じで顔を上げ、立ち上がり、覇気に溢れた声でこう答えた。
「見続けている?違うな、見続けていたんだよ、先ほどまでの私は!今の私は過去を
 踏みしめる覚悟を決め、今、確かに私の目の前にいるお前を見つめている!
 はははははははははははは!! 酷 く 気 分 が い い ぞ!!
 頭の中の霞が晴れている!過去を粉砕すると心底誓えるとこんな気分になれるのか!
 ウォルター!!!私をこんなにしたのはお前だ!!!今の私の相棒となる覚悟を
 決めろ!!以前の私ではなく、今の私と! 大 変 だ ぞ?
 はははははははははははは!!!はははははははははははは!!!」
ウォルターは、『・・・眠れる姫どころか眠れる巨人を起こしたのか?俺?』と思ってしまった。

少女アーカードとウォルターは、取り合えず今後の二人についてお話でもしようじゃないかと、
喫茶店、アーネンエルベにと向かう。折角の修行を休んでも良い日なのだ、有意義なお話タイムにしよう。
少女アーカードはストロベリーパイ、ウォルターはラズべリーパイを頼む。
少女アーカードの方から話をきりだし、会話が始まった。
「さて、以前の私なら聞きたくても聞けなかった事だが、今なら聞けるから聞こう。
 お前、もう1人の自分についてどう思っている?洗いざらい話せ。」
「んー・・・俺が超えるべき目標、でもって、考えなしの大馬鹿かな。
 強いけど、何か見てて『おいおい、実はお前何も考えてねえだろ』とも思うし
 正直、中途半端な感じがするね。・・・半端もんの俺が言うのもアレだが。」
「ほう・・・面白い意見だな。詳しく聞かせてくれないか?」
注文の品を店員が運んでくる。2人は、ぱくつきながら会話を続ける。
「・・・あいつ、お前とやり合うのに勝算が合って突っかかってる訳じゃねえじゃん。
 俺と違ってあいつは実は打たれ弱い、スタミナもねえ。根性だけでは何とも出来ねえ
 もんを根性出せば何とか出来るとか考えてやがるのかねえ。あいつも戦闘のプロなら
 お前とやり合うのならチートを身につけてから戦うくらいの心構えでないと。」

 
 
120名無しかわいいよ名無し:2008/04/12(土) 10:58:16 ID:X6d6rVNW0
「・・・成る程、チートとは?」
「斬ったり殴ったりじゃお前とやり合うのにキリがねえって事だよ。
 ・・・そうだな、お前、志貴とやり合うとして、戦いの高揚感は湧くか?」
「いいや?あいつは攻撃力は無駄に高いが速さが足りない。」
「・・・あの黒いのが直死の魔眼を身につけたとしたら?」
「・・・・・・・恐るべき強敵だな!」
「DIOが時を止めてクリームを使えるとしたら?」
「何だその反則技は!」
「と、まあ、お前とやり合うのならそれ位の実力で初めてお前を仕留め切るのに調度いい
 んじゃねえかなと。お前を倒したい、そう思って吸血鬼になりました。はい、それでも
 駄目でした。なら、より強くなる努力をしろよと。あいつはお前を終わらせる事こそが
 自分の思いを証明する証と考えてるんだろ?愛に狂ったんなら、どんな外法でも身につける
 べきだろう。自分の機能も性能も把握出来ないアホウでも無いだろうに勝ち目の無い勝負を
 挑み続けてお前をぬかるみに捕らえ続けて愛してるたあ笑わせる。俺から言わせりゃ自己満足だ。
 『僕ちゃんアーカードたんの為に死ぬ思いで頑張ってるんでちゅー。
  だから僕ちゃんの事を見てくれるとうれちいなー。』って、そりゃねえだろ。
 俺も大概無茶するがよ、それは勝算あっての事だし、大尉とのアレもあくまで手合わせだ。
 勝たなきゃいけない戦いは、是が非でも勝つ。その為なら手段は惜しむな。これが基本でしょ。
 手段を惜しんで『お前を終わらせる!』とか格好つけちゃってまあ・・・。
 ・・・ちと言葉が悪いな俺。・・・正直、今は気分が良くてね、今のお前は見てて
 気持ちがいい。饒舌にもなるんよ。んー・・・このパイも美味え。」
「・・・・・ズバッと斬ったなあ・・・。」
「うん、だって俺、お前に焦がれて、お前を倒したいと願って、あの黒いのより
 凄い奴知ってるもん。」
「誰だそれは?・・・あの鬼デブか・・・!」
「そ、あの鬼デブ。あいつは人間で、しかもお前を倒す為なら50年もかける
 執念だぜ?国家を丸ごと潰して、命を全部引きずり出してお前を倒そうとしやがる。
 確実に倒せる方法を錬る。アイツのお前に対する焦がれっぷりは、実はもう1人の
 俺の比じゃねえよ。・・・アイツがお前に抱いてる想いが愛情なのかどうかはさておいて。」
「つまりお前は、あの黒いのに『アーカードを倒す事が自分の想いの証明になるというのなら
 とことん狂ってより強くなればいいじゃないか。狂人になったのなら狂人なりの愛を貫け。
 どんな外法を使ってでもより強くなれ。』という思いを抱いておるのだな?」
「そ。あいつはこのままじゃ俺にも抜かれる。まだ俺は修行をしてどんどん強くなるぜ。んで、
 勝算が出来たらあいつに挑む。・・・なんつーか、お前を倒そうとしている奴が
 俺に眼をつけられるって時点でね・・・。もうお前に挑む資格無しだよ。俺なんぞ
 到底敵わないと心底思い知らせて、俺もDIOもエヴァもぶっちぎるくらいじゃなきゃ
 お前に挑んじゃいけない。俺はそう思う。」
「はははははは!お前はやはり素晴らしい。もう1人の自分に『とことん狂って見せろ』
 と思いながら、お前は正気の道を歩むか!」
「うん、俺は自分に出来る事、出来ない事を把握してお前と一緒に歩いていく。
 正直、俺はあいつだし、あいつと同じくまともじゃないモノも心の中に飼って
 いる事は自覚している。それでも、俺は自分の狂気に手綱をつけるぜ。」
「その息だ!おーい、ウェイター!この子にもう一個ラズベリーパイを!」

121名無しかわいいよ名無し:2008/04/12(土) 10:59:00 ID:X6d6rVNW0
この会話を2人の後ろでたまたま聞いてた猫耳少年がいる。
シュレディンガーである。のどかな陽射しに誘われてここに来て紅茶を飲んでいた
シュレディンガーは、身を震わせて怒っていた。大好きな友達を散々侮蔑された
様に感じたからだ。
『何だよぅ!執事さんの事を知りもせず!アーカードも何だ!普段、執事さん
 と戦っている時はあんなに寂しそうな笑顔をしておいて、今じゃ執事さんの事を
 まるでまるっきりの何の思い入れも無いように喋って!あったまきた!
 アーカードなら執事さんの事色々解ってるくせに!!
 淹れてくれた店員さんには悪いけど、この紅茶、ひっかけてやる!!
 何かウォルター君が包帯まみれなのが気になるけど!容赦しない!』
キッと敵意を向けたシュレディンガーは、はっとした。
少女アーカードがこちらを睨んでいる。明らかな殺意を向けて。
まるで、自分の主を僅かでも愚弄するものは許さない、もう1人のアーカードが
『その手に持った紅茶はなんだ?この子にひっかけるなら八つ裂きにするぞ』
と無言で訴えるかの様だ。
ウォルターはそんな少女アーカードを見つめ、『敵か!?』
とシュレディンガーの方を向く。しかし、そこにはチェシャ猫はもういない。
紅茶の代金を机の上に置き、消えていた。

ミレニアム本部に瞬間移動したシュレディンガーは思った。
『・・・違う!あいつは僕の知っている家庭科教師のアーカードじゃないよ!
 あいつは!あいつは・・・『ノスフェラトゥ アーカード』だ!!』
シュレディンガーの脳裏に不安がよぎる。
『執事さん!もう、あいつに戦いを挑んじゃ駄目だ!もう、
 笑い合ってケンカ出来る様な、アーカードじゃない・・・!!
 きっとあいつは、執事さんを無造作に殺しても気にも留めない
 精神状態だ!!』

取り合えずここまで

122名無しかわいいよ名無し:2008/04/12(土) 11:03:34 ID:X6d6rVNW0
あ、>>120の最後の行のロリカードの台詞、
「その息だ!」ではなく、「その意気だ!」が正しいですね・・・。
『容赦無しのノスフェラトゥロリカード』VS『黒執事』を書く予定でしたが
アーネンエルベでの会話シーンが長引いて・・・。すんません、次回に持ち越しです。
123名無しかわいいよ名無し:2008/04/12(土) 11:08:52 ID:X6d6rVNW0
>>119の13行目の台詞も違う・・・
お前を許してくれるかウォルター! ではなく、私を許してくれるかウォルター!
だ正しいですね・・・意気込んでSS投下するのはいいけど、誤字が目立つなあ
自分でもノッて書いていて、「早く次の場面へ!」と思って書いているものですから・・・
もう少し落ち着いて書こう・・・。
124名無しかわいいよ名無し:2008/04/12(土) 12:42:44 ID:pN0JBKdJ0
うーん、若執事言いたい放題ww

若SSと黒SSは黒SSの方が時系列としては先。若SSは後 と俺は勝手に
脳内保管して読んでいる。若SSの方のロリ旦那は既にふっきれまくりのようだしw
もう中身は普通の旦那にかなり近い。そしてロリ旦那をそんな風に覚醒させちまったのが
若執事というのが何か皮肉っぽいなあww
確かにこの若執事は自分でも自覚しているように「まともじゃない」奴の匂い
がプンプンする。本人は「まとも」になる事を目指しているようだけど。
黒がロリと戦っているのを見ながら
「なーんかあいつ中途半端なんだよなあ。狂うなら狂うではっきりした
 方がいいんじゃねーの?」
とか考えているのだとしたら、まちがいなく「理性的な狂人」だ。
もう1人の自分に対してそんな事を思えるとは・・・。
もっとも、普通旦那に限りなく近いロリ旦那と共に道を歩くとしたら、
そういうところもなければやっていけないんだろうけど。
狂気と正気の境目は、分厚くも薄い、隣り合わせみたいなものなんですなあ。
若が自分のキ○ガイじみた所といかに折り合いをつけるか、見届けさせてもらいます。
正気と狂気の間で銀の糸を垂らしながらダンスを踊って下さい。

このスレのSSを見たところ、黒執事はロマンティスト、若執事はリアリスト
………という印象を受けた。
125名無しかわいいよ名無し:2008/04/12(土) 12:55:03 ID:Pzr9eAF60
つか、時を止めてクリーム使うDIOとかw魔眼持ちの黒執事とかw
確かにそいつは恐いwwww
126名無しかわいいよ名無し:2008/04/12(土) 13:11:45 ID:GMiO1vn40
>>124
別人が書いているからそれはそれ、これはこれと思った方がいいんだろうけど、
なんかお話として繋がってる感じがするんだよなあw
127名無しかわいいよ名無し:2008/04/12(土) 14:33:15 ID:oHATuszQO
ジャパネットの人気に嫉妬
128名無しかわいいよ名無し:2008/04/12(土) 17:01:37 ID:MEhCpPS40
シュレの登場にニヤリとした。続きが気になるよう><

>>124
対決さんに多大な影響を受けてはいますが、基本的には別のお話、ということで。
そこらへんは読み手さんの自由だけども。
ロリ旦那はひたすら乙女だといい。
129名無しかわいいよ名無し:2008/04/12(土) 17:14:35 ID:MEhCpPS40
〜授業参観〜
ロリ旦那「では116ページを誰かに読んでもらおうか」
准尉「ハイハーイ」
黒執事「アーカード、うちの准尉が手を挙げてるぞ!!准尉に当てろ、准尉に!!」
ロリ旦那「…………えー、シュレディンガー君」
挙太郎(俺が一番最初に挙げたのに……)
准尉「ペラペーラ、ペラペラ」
ロリ旦那「うむ。これはシュレディンガーが読んでくれたように……」
黒執事「やったな准尉!!今夜はお赤飯炊くからな!!ムービー撮ったぞムービー!!」
ロリ旦那「やかましゃー!!授業にならんだろうが、だぁってろ馬鹿執事!!」
黒執事「ぬ、怒ると肌に良くないぞ?乳酸菌を採れアーカード」
ロリ旦那「誰かこの阿呆をつまみ出せ!!」
若執事(恥ずかしい……)


黒執事「今日はバトミントンで勝負だ!!」
ロリ旦那「ククク、吠え面かかせてやるわ」

パーン
パーン
ヒュンッ、ゴウンッ!!
ギュラギュラギュラ……ギュパンッ!!

ロリ旦那「コラ、糸を使うな!!卑怯じゃぞ!!」

ヒュゴウッ!!

黒執事「使用禁止とは誰も言っていないが?悔しければお前も使えばよかろう」

ヒュパアン!!

ロリ旦那「ムキー!!」

ドゴンッ!!

黒執事「そらスマッシュだ」

カッ、ドゴォン!!

准尉「はい1-0だよー」
ロリ旦那「糸禁止!!今から禁止!!」
黒執事「あぁ?聞こえんなぁ」
若執事(何これ……?)
130名無しかわいいよ名無し:2008/04/12(土) 17:18:04 ID:MEhCpPS40
黒執事「ババ抜きで勝負だ!!」
ロリ旦那「カードクィーンと呼ばれた我が実力、思い知らせてくれる!!」

黒執事「げ」
ロリ旦那「フフフ」
黒執事「よ」
ロリ旦那「あ」
黒執事「うし」
ロリ旦那「ぬぬぬ」
黒執事「あっ」
ロリ旦那「フハハハハ、あがりだぁー!!バーカバーカ!!」
黒執事「くそっ!!もう一戦、もう一戦だ!!」
ロリ旦那「何度やっても同じことよ!!」
准尉「くぁ〜あ……」
若執事(盛り上がってんなぁ……)


黒執事「スマブラで勝負だ!!」
ロリ旦那「私のフォックスに勝てるとでも?」
准尉「僕もやるー」
若執事「待った!!」
黒執事「ん?混ぜて欲しいのか?」
ロリ旦那「構わんが、1コンは私じゃぞ?」
黒執事「あ、ずるい!!」
ロリ旦那「早い者勝ちじゃ」
黒執事「こっちによこせぇぇぇぇ!!」
ロリ旦那「2コン使っとけパープリン!!」
若執事(ああ……始まる前からリアル大乱闘かよ……)
131名無しかわいいよ名無し:2008/04/12(土) 17:20:20 ID:MEhCpPS40
黒執事「来たぜ……ぬるりと……。ツモッ、白メンホン、ツモ4000・2000!!」
ロリ旦那「え?メンホンって?」
黒執事「メンゼン混一色のこと」
ロリ旦那「めん……?」
黒執事「ああ、まだ教えてなかったか。鳴かないで作った手のこと」
ロリ旦那「ああ、なる」
黒執事「手見せて見ろ……お、綺麗な形でイーシャンテンじゃん。筋良いな」
ロリ旦那「ネット麻雀で鍛えるか」
准尉「とりあえず、まずはリーチだね」
若執事「んだよ、俺もテンパってたのになぁ」

若執事(あれ……?)



ロリ旦那「マリオカートで私に挑もうとは、片腹痛いわ。そら一位」
黒執事「ゴールの前で待つなよ、性格の悪い奴だな」
ロリ旦那「勝者の特権じゃあ」准
尉「三位かぁー、ビリは若執事さんだね」
若執事(あ、ちょっと悔しい……)
132対決 その14:2008/04/12(土) 18:28:47 ID:li5tavj+0
食事を終わらせた2人はアーネンエルベを出る。
「じゃ、俺はもう彼岸山に行くわ。包帯だらけの訓練兵みたいな格好で街中
 うろつくのもなんだし。じゃあな。」
そう言うウォルターに、少女アーカードはこう言った。
「送っていこう。餞別を送りたいからな。そうだな、あの月面河の河原まででどうだ?」
『餞別・・・?』と思いつつ、ウォルターは「良いよ。」と返事をした。
月面河の土手に到着する2人。「で、餞別ってなんだよ。」と言うウォルターに、
少女アーカードは ぐっ と拳を作って見せ、講義を始める。
「吸血鬼との近接戦闘は死を意味する・・・。何故か?答えは簡単、力が
 強いからだ。私は武装した人間を腕の一振りで真っ二つにする事が出来る。
 2つに分かれた半身同士は宙を舞うかの様に吹っ飛ぶ。並みの人体なら
 掠っただけで頭ならミンチになる。」
「おお、基礎の基礎だね、対吸血鬼戦で気をつけなきゃいけない事その1だ。」
「・・・しかしそれは序の口、私は衝撃波を撒き散らしながら建造物を切断し、
 武装ヘリだろうがハルコンネンの弾だろうが切断出来る常識はずれのトランプ
 も、一直線に手刀を放てば薄紙の如く破壊出来る。」
「き、基礎の基礎ってか・・・・。」
「しかしそれくらいの力で殴っても、アンデルセンの身体は貫通出来ん。しかし、
 本気の本気を出せば、アンデルセンの身体でも貫通する!」
「奇跡の残骸も粉々ってか・・・。」
「まあ、それでも私の攻撃の火力はこの町のメンバーの中では大した事ないが・・・。」
「十分冷や汗もんです・・・。」
「さて、お前は私が甘い戦闘訓練しかしてくれないと前にぼやいたが、
 手刀の威力は小、中、大。どれがいい?景気付けに一発、くらってみるか?」
「へ・・・そういう事かい。じゃ、今の俺なら、中の威力ならなんとかなるかな?」
「ふむ、大体そんなものか。自分を過小評価もせず、過大評価もせず、ベストの選択だ。
 スピードはお前の身体に手が当たる直前で緩める。さもなきゃ流石にきついからな。
 はたく場所は、胸板あたりでいいな。」
「おっし来い、俺が吸血鬼アーカードの攻撃にどんだけの耐性があるか、試してみよう。」
「では・・・・・・。」
少女アーカードの手に力が込められる。張り詰めたという訳でも、緩い訳でもない
弓の弦といった雰囲気をウォルターは感じ取った。
「そりゃ!」とやや軽い掛け声とともにゴオッ!と言う音をたてて放たれた掌。
ドゴゥ!!!という音が青空の下に響く。
「ほう・・・・。踏ん張ったか。」
少女アーカードは少し驚いた。ウォルターは、思いっきり気張った表情をして
足元の地面が凹む程の力で吹っ飛ぶのを堪えたのだ。
「ぐ・・・・が・・・きつい・・・が、こらえたぜ・・・。」



 
133名無しかわいいよ名無し:2008/04/12(土) 18:30:12 ID:li5tavj+0
胸板から掌を外すと、シュウウ・・・ と煙が軽く立ち昇る。
とんでもない衝撃。常識外の摩擦。掌の面積だけ包帯が破け、肌に掌の形の
赤黒い痣が出来ている。超衝撃に耐えたおかげであちこち傷口がまた開き、
包帯にジワリと血が滲む。
「ま、今までのお前の訓練の温い一撃に比べりゃ大分マシかな。」
ウォルターがそんな減らず口を叩いた瞬間、少女アーカードの顔が自分の顔に
覆いかぶさる。痛覚の地獄の様な餞別と、水菓子の様な柔らかさの唇での餞別。
目を点にしているウォルターを見て、少女アーカードは息を噴出すかの様に笑う。
「プッ・・・ククク・・・こういう攻撃には面食らうなあ、お前は。
 じゃあな、修行を終えたら戻って来い。その胸の痣は私の相棒である証、焼印だと思え。」

少年は再び地獄の訓練地へ戻る。そこにはやはり、アーカード(男性体)とルークとヤンが
待っていた。ヤンが真っ先に大声を上げる。
「げ、帰ってきやがった。・・・何かまた傷をこさえてねえか?しかもその胸にある
 手形の痣はなんだ?つか、おめえ、良く大尉に殺されなかったよなあ。」
アーカードは、その痣を見て、もう1人の自分のものだと分かり、二ィッと笑い呟いた。
「もう1人の私は、どうやらふっ切れたみたいだな・・・。結構結構。」

その頃ミレニアム本部では・・・。
「執事さん!信じられないかもしれないけど僕は嘘なんて言ってないよ!
 もう、あいつは僕たちの知っているアーカードじゃあないんだ!
 戦いをけしかけたらどんな事になるか分からないよ!」
シュレディンガーが、必死で1人の黒服の男に訴えかけている。
黒服の男、月面町のもう1人のウォルター・C・ドルネーズは、そんな
少年准尉に優しく諭すかの様に、語りかける。
「ああ、お前は私に嘘はつかない。絶対にな。確かにいつもどこかに悲しみを
 宿しているかの様な表情をして無理して笑っているあのアーカードが、もう
 1人のアーカードそのものの雰囲気をしていたと聞いてもにわかには信じがたい
 事だ。だが、信じよう。お前の言う事だからな。」
「だったら何で僕が『もうあいつとは戦わない方がいい』って言ったのに
 この話を聞いた途端に『ならば、私は戦おう』って結論になるのさー!!!」
「シュレディンガー、お前はアーカードの事を名前で呼ぶか、弾む様な声で
 『先生』と呼んでいたな・・・。そんなお前がアーカードの事を『あいつ』
 と呼ぶとはな・・・フフ、これは全くもってただ事ではない。ならば尚更
 私は行かなくては。アーカードがどう変わったのか、この目で見届ける為に!
 これは、いつも哀しい顔をあいつにさせてきた私の、責務みたいなものだ。
 お前の言う、力の塊りの様なアーカードを、私は見てみたい。私とて、あいつに
 哀しい顔をして欲しかった訳じゃないからな。満面の笑みで私を迎え撃つ
 アーカード・・・!素晴らしいじゃないか。見届けなくては!是が非でも!」

134名無しかわいいよ名無し:2008/04/12(土) 18:32:32 ID:li5tavj+0
「・・・アーカードは、僕の知ってるアーカード先生はあんなんじゃない!
 そりゃ、吸血鬼としてのアーカードはあれが正しいんだろうけど、僕の
 知っている家庭科教師のアーカード先生は、ケラケラ小鳥みたいに笑って、
 執事さんが懲りずに向かってくるのをおどけて迎え撃つのがアーカード先生
 なんだよ!僕は、そんな執事さんとアーカード先生を見るのが好きで・・・!
 側にもう1人の執事さんの若い頃がいて・・・ウォルター君はアーカード先生
 と執事さんのケンカを溜息交じりで見守ってて・・・!ウォルター君も変なんだよ!
 沢山の生傷作ってさあーーー!!・・・あんな目をするあいつにケンカ
 をしかけちゃ駄目だよ!僕がこんなに頼んでいるんだよ!?」
アーネンエルベで見た、自分が知っている筈の「アーカード先生」が見せた
一瞬の形相を思い出すシュレディンガー。あの形相は、あの目は、まさしく
感情を殺意で塗りつぶしたかの様な捕食者の形相。大切な友達を、初めての
親友を、あんな奴の所に向かわせてはならない。そう思うからこそ、必死で、
目に涙を溜めて、叫んで頼むのだ。しかし、そんな泣く子の頭をクシャリと撫で、
男は精一杯なだめる。
「・・・約束しよう、いざとなったら逃げるさ。だからいい子で待っているんだ。
 まるで私が死ぬようじゃないか。大丈夫だ。今夜もお前と夕飯を食べるよ。
 今日はお前の好きなハンブルグステーキだ!ははは、だから泣くな。」
「どうしても行くって言うのなら僕も行く!僕もあいつと戦う!!」
必死でついて来ようとするシュレディンガーを思い止まらせる為に、
男は、普段は絶対に言わない強い口調で一言、言い放つ。
「駄 目 だ !!!」
シュレディンガーは、思わず耳を伏せ、ビクリとなる。そして、思わず泣き出す
「ヒック・・・ヒック・・・執事さぁん・・・執事さぁん・・・。」
ウォルター青年は、『困ったなあ』という表情で、シュレディンガーを抱きしめ、なだめ続けた。
「大丈夫だ。駄目だったその時はちゃんと生きて帰ってくるよ。また、お前の
 世話をしなきゃいけないからな。」

青年は出撃する。例え愚かな戦いを繰り返していると人から笑われようが、それが自分がこの世に
有る訳なのだから。正々堂々、自分の実力であいつを終わらせる。それが自分なのだから。
この想いを抱き続ける事こそが、ウォルター・C・ドルネーズたる所以と自分に言い聞かせ、
ここまで不器用な生を歩んできたのだから。
青年は出撃する。必ず生きて帰ってくると、自分を慕ってくる少年に気休めにもならない言葉を吐いて。
死が常に身近にある戦場の匂いを嗅いできたあの少年は、自分が死地に出向くという事はもう会えないかも
しれないという事をひしひしと感じていたであろう。それでも自分の意志が固い事を知り、止められない
と思ったからこそあの子は涙を流しながら見送った。そんな少年に、心の中で侘びながら、
黒衣に身を包んだ、ウォルター・C・ドルネーズは出撃する!!!
黒いバネの如き跳躍力で、空を駆る様に、
修羅と化した愛しい相手のいる屋敷へ向かって!!

135名無しかわいいよ名無し:2008/04/12(土) 18:33:48 ID:li5tavj+0
その頃ヘルシング邸では・・・・・・
セラス・ヴィクトリアは疑問の表情を浮かべていた。昨夜、「小さなマスター」は
ウォルター少年の様子を見に外に出て行った。それは、少女アーカード自身が外出の
許可を求めた相手、アーサー・ヘルシングから聞いている。そして、ついさっき少女
アーカードは帰宅してきた。アーサーの娘のインテグラと、ベルナドット隊長と、
帰宅してきた「小さなマスター」を迎えた。しかし、いつもと様子が違う。姿形は変わらないが、
確かに変容を遂げていた。何故か、少女吸血鬼に、あの魔王の様な「マスター」そのものの雰囲気を
見出せたからである。少女アーカードを出迎えた一同に、緊張感が張り詰めていた。
もっとも、インテグラだけは「ふーーん・・・。」と半ば感心した様な頷きの言葉を
微笑を浮かべて洩らしていたが・・・。
そして今、少女アーカードは居間で本を読んでいる。
日本の本を英語に翻訳したものらしい。 
この本を少女アーカードはニヤニヤしながら読んでいる。
どうも様子がおかしい。セラスは思わず訪ねる。
「あ、あの、マスター・・・。何かあったんですか?」
その言葉に少女アーカードは本を読むのを止め、セラスに言う。
「ククク・・・お前はもう1人の私にはその呼び名だったが、私は
 リトル・マスターと呼んでいたじゃないか・・・。
 2人ともマスターじゃややこしいからと言って・・・。」
セラスは思わずはっとする
『そうだ、確かに私はちゃんと区別していた筈・・・なのに・・・
 どうして・・・目の前にいるのは、あの 小さなマスター じゃない
 感じがする・・・。』
少女アーカードは「フン」と言いつつ、再び本に目を通そうとした。
が、何故か本をパタンと閉じ、
「中庭に出る。客の気配だ。お前らは外に出るなよ。
 ベルナドットとワイルドギース、我が主と娘、屋敷の使用人にもそう
 報告しておけ。取るに足らん奴が来た。」
と言い放つと、スウッと壁を抜けて消える。セラスは緊張した。
屋敷中に非常警報とも言うべき知らせが伝わる。

ヘルシング邸の広大すぎる庭で、少女アーカードは空を見上げて待っていた。
顔には酷く歪んだ、あの死の笑みを浮かべている。やがて、空から人影が跳んでくる。
一直線にこちらへ向かって。あの黒い「只の裏切り者」がやってきた。

136名無しかわいいよ名無し:2008/04/12(土) 18:35:07 ID:li5tavj+0
「来た・・・・!!くくくくく、以前、お前の相手をするときには何とも言えず
 頭にモヤがかかった様な気分だったが、今は、そんな気分には欠片もならん!
 さて・・・あの子の目標を殺すというのも忍びないな・・・今私の心は高ぶっている!!
 愉快でたまらない!!勢い余って酷く痛めつけるだけではすまん事になるかもしれん。
 なあに、あの男の他にもこの町には猛者はいる。うっかり殺してもまあいいか?
 という気分になってしまっている・・・まあ、今の私を相手して、あいつがうっかり
 死んだら、その時はその時だ。」
 今、少女の心の中には吹き荒れたいばかりの暴風が渦巻いていた。

地面に舞い降りる青年執事。そしていつもの言葉を言おうとした
「今日こそお前を倒し・・・」
しかし、その言葉も途中で止まる。今、目の前にいる少女は、確かに
いつものあの少女ではなかった。ルビーの様な赤い瞳は爛々と紅く燃え、
目は見開き、口元は三日月の様な笑みを浮かべている。
取るに足らない敵には何の感慨も湧かず、ひたすらひねり潰す地獄に住む犬。
ノスフェラトゥが、青年の前には確かにいた。

ヘルシング邸では、屋敷の中で皆が待機していた。
「何があったんかねえ?」「あの黒い馬鹿がチビ嬢ちゃん吸血鬼にケンカ売りにきたんだろ。」
ワイルドギース達が話す中、セラスは先程少女アーカードが読んでいた本を何となくペラペラと
ページを捲っていた。そして、こんな一文に思わず目が止まる

 今日の様に道で君と出会ったとしても、友と認めることもなく
 君を引き裂き食らったとしても、何の悔も感じないであろう

ミレニアム本部では、シュレディンガーが走っていた!
『泣いている場合じゃない!僕が執事さんを助けるんだ!!』
覚悟に満ちた「准尉」がそこにいた。

取り合えずここまで
 

137名無しかわいいよ名無し:2008/04/12(土) 18:40:46 ID:2JFLDPBS0
おつー
旦那の読んだ本には何か元ネタが?

そういえば、DIO様をチートにするにはアヌビス神もつけなきゃいけないと思うんだ
138名無しかわいいよ名無し:2008/04/12(土) 18:46:33 ID:oHATuszQO
チートなスタンド使い達をお探しになっているなら

ピザ屋「パッショーネ」

をお訪ねになっては?彼らならどんな迷惑な客でも静かになさいますよ
139名無しかわいいよ名無し:2008/04/12(土) 18:59:24 ID:MEhCpPS40
レクイエムwwwwwwwwありゃ反則だわwwwwwwwwww
140名無しかわいいよ名無し:2008/04/12(土) 19:07:42 ID:T0z7k7K50
>>137
元ネタならありますよ。
少し文章を変えましたが、『山月記』という本の文章です。
原文をそのまんま載せたらまずいかなと思い、文章を変えました。
141名無しかわいいよ名無し:2008/04/12(土) 23:03:12 ID:lEpP8WGKO
コロネとボス、他多数か
中々のチートだ
142名無しかわいいよ名無し:2008/04/12(土) 23:18:14 ID:Aiqug7Qy0
何かほのぼのとしたVS黒執事の台本形式コントを読んだ後で
真面目なSSを読むといい感じにコンボになって効くなぁ…。
いや、勿論別もんと割り切って読んでるけどさ…。
楽しそうな麻雀とかの後にさぁ…
「君を引き裂き食らったとしても、何の悔も感じないであろう」
とか言う本読んで恐ぇ笑いを浮かべるロリ旦那とか…
おっかねえなーオイww
143名無しかわいいよ名無し:2008/04/13(日) 00:02:54 ID:wU5nRIn+0
瑠妃 「月音さんが、久々の再会で激しく抱きついてきたんです。しかも肘を
     良い角度でアバラの一番脆いところに…わたしその瞬間ジュンッ、てなっちゃって…キャッ!
     でもそれ妖の盗賊が化けたニセモノでした…。私のその浅ましい姿を月音さんが見ていたと
     思うと嗚呼…私ってやはりチョットおかしいんでしょうか?」
シルヴィア「大丈夫、貴女はごく正常なMよ」
瑠妃 「そ、そんな…わたしMなんかじゃありません!」
シルヴィア「貴女、その浅ましい姿を月音って子にもっと見てもらいたいんでしょう?
     好色と嗜虐の目で…そうでしょうこの雌ブタ?」
瑠妃 「つ、月音さん…わ、私をそんな目で見ないで…!あ、ああ…い、嫌!」
シルヴィア「はっきり言って貴女はドM、それも最低の雌ブタよ。あらあら愛しの彼がその事を
     知ったらどう思うかしらね?」
瑠妃 「つ、月音さん…わ、私を……私を…、踏んでください!」
シルヴィア「ふふ、いつから豚が人間の言葉を話せるようになったのかしら?」

ミカサ「…」


シルヴィア王女のカウンセリング(時間:王女の気分次第) 
・言葉攻めによる癒し、一部のマニアには大人気(注:刺激が強すぎるので、気の弱いMはダメ)
144名無しかわいいよ名無し:2008/04/13(日) 11:13:53 ID:pSpLIiCwO
>>138
なんでコロネが……と思ったがDIOの息子だからいわゆるダンピールとかそういうことになるのか

スタンド使い達が「マンインザミラー! 雑菌は許可しなィィィイ!」
とかやってピザ作るのか
145対決 その15:2008/04/13(日) 11:32:04 ID:J6Y61ltp0
青年は、「豹の巣」(ミレニアム本部)で心細げに待っているであろう
少年准尉との約束を頭の中に過ぎらせていた。
『駄目だったら、必ず帰ってくるよ。』
しかし、同時に『目の前にいるこの怪物から、逃げるというのは可能なのだろうか?』
という考えも浮かんできてしまう。この業火を宿したかの様な光を両眼にギラつかせた怪物は、
自分を『もはやお前など取るに足らない獲物に過ぎん』と言った眼差しを向けている。
遠い昔、まだ自分がこの少女吸血鬼の相棒だった頃、戦場の有象無象共に向けてきた
視線を、今、確かに自分に向けている。
『今のアーカードと戦ったら、屠られる可能性は大きい。しかし、逃げるにしても
 不用意に動けば・・・その瞬間に殺られかねん。・・・どうしたと言うのだアーカード
 何故、そこまで様相を一変する事が出来た!!?』
青年執事は、冷や汗を流しながら糸を伸ばす。生き物の如きうねりを見せて、ヘルシング邸
の広大な庭に張り巡らされる。
少女アーカードが、顔中に浮かべた歪んだ笑顔をより一層歪ませて、口を開く。
「どうした裏切り者!!いつものキメ台詞は吐かんのか!!『今日こそお前を終わらせる』と
 いつもの様に吐いてみろ!!!それともどうせ出来ない事を言っても仕方がないと悟ったか!!!
 はははははははは!!!はははははははははははははははははははは!!!!」
地の底から轟く、天まで届く様な哄笑。そして、少女の影が地を這う様に伸びていく。巨大に!
己が回りを多い尽くすかの様に巨大に!まるで実態の無い影の様な存在となった少女アーカードは
その暗闇の中で牙を向き出しにする。剣の様に並んだ牙は攻撃性の証。不定形の黒坩堝となった彼女の
「身体」に、無数の目が開いた。

少女アーカードの哄笑と咆哮は、ヘルシング低の隅々まで響き、屋敷の中にいた
者達の耳にまで届いていた。その声を聞いた傭兵達は、全員一斉に鳥肌を立たせる。
「この声、あの小さいアーカードの声か・・・!?」
「まさか、もう1人の方だろ?あんな雄叫びの様な声を出すのは・・・!」
セラス・ヴィクトリアが思わず呟く
「マスター・・・・・!!」
ざわつく皆の中、落ち着きはらった声を出す者が1人いた。
「・・・今日のアーカードを相手にした者は、まず死ぬわね。」
そんな事を言うのはインテグラ・ヘルシングである。
セラスが、ご令嬢に意見を言う。
「しかし、どうせ今日も、もう1人のウォルターさんがマスターと
 いつものケンカをしに来ただけだと思うんですが・・・?」
「そうね・・・でも、あの2人のケンカも今日でお終いかもしれないわね。
 あの子に何が起きて、どうしてあの子が『ノスフェラトゥ』に変わったのか、
 それは解らないけれど、あの子はもう、以前のあの子じゃないわ。
 ・・・・・もうあの『優しいアーカード先生』に会えないかもしれない。
 それはとても寂しい事だけど、私達も覚悟を決めなきゃ。」

146名無しかわいいよ名無し:2008/04/13(日) 11:33:17 ID:J6Y61ltp0
ミレニアム本部では、シュレディンガー准尉が、最後の大隊の長に、出撃命令
の許可を求めていた。
「お願いします!少佐殿!僕に、執事さんに助けさせて下さい!!」
少佐は、ミレニアムのチェシャ猫道化が顔を赤く泣き腫らしているのを見て、
この少年の世話役が死地に向かったのを悟った。
「執事が相手にするのはあの少女の形をしたモノだが・・・今日はいつもと
 様子が違うようだね。何が起こったのかを詳しく報告をしたまえ。」
「今日、執事さんが戦うのは、あの『家庭科教師アーカード』ではありません!
 化け物 です!! このままでは死にます!!なので僕が文字通りこの身を
 捧げても助けたいんです!どうにかして毒を喰らわせます!」
「ふむ・・・。しかし准尉は只1人でアーカードは少女と男性、2人いる。君
 を無くしてももう1人の奴は残る・・・。しかし、様々な兵(つわもの)がいる
 この町で戦力をいたずらに減らしたくは無い。准尉を生贄にする事なく、執事を
 奪還しよう。・・・大尉!ドク!」
少佐の呼びかけに側にいた2人のうち、1人が返事をする。
「は!」「・・・・・・・・・・・。」
「大尉はヘルシング邸に向かえ、執事を救出せよ!
 准尉は装備を持って出撃!ドク、あの新型爆弾をここに。」
ドクは、V2ロケットに時限装置をひっつけたかの様な代物を、
ミレニアム技術陣に運ばせてくる。ドクは、この爆弾について説明した。
「これはV2ロケットを改良したもので、まあ、試作の段階ですが、
 威力はV2の数倍ですかね。形がまんまロケットなのでもっと形状
 をコンパクトにしたいのですが、小さく、強力無比な爆弾というのは
 なかなか作るのはムズいんですよ・・・。無様極まりないシロモノですが
 威力は確かですよ。」
 

少佐は『執事救出作戦』を説明する。
「まず大尉がアーカードにかかれ、そして執事を守れ。
 シュレディンガーはその時にこの爆弾をヘルシング邸の目立つ
 所に設置するのだ。そして屋敷を今すぐにでも粉砕するぞと脅しをかけるのだ。
 時限装置は30秒程で良いか。黒犬と同化するとルークを圧倒する動きを見せる
 あいつは急いで屋敷から爆弾をひっぺがして、
 屋敷が爆風の煽りを受けないところまで爆弾を抱えて跳ぶだろう。
 いいか、時限装置のスイッチを押してから脅しをかけろ。喋り終えてから
 奴が爆弾を抱えて飛び上がってドカーンと爆発した瞬間に准尉は瞬間移動をし、
 大尉はもう既に息も絶え絶えになっているであろう執事を抱えて全速力で
 撤退するのだ。なんせ急ごしらえだから行き当たりばったりの作戦だが
 早く救出せんと執事が死ぬ。単純極まりない囮作戦だが、この作戦に乗るか?准尉。」
シュレディンガーの返事は只一言
「はい!!!」

147名無しかわいいよ名無し:2008/04/13(日) 11:34:10 ID:J6Y61ltp0
ヘルシング邸中庭では、青年ウォルターが身体を少年形態にまで遡らせながら
身体のいたる所から大量に出血をさせていた。
肉をごっそりと剥ぎ落とされた背中からは骨が覗き、人体解剖図の如き姿となっている。
腕にも、足にも、容赦なく抉りこまれた大きな刃物の痕の様な傷をつけている。
ギチギチと身体を軋ませながら、青年ウォルターは「ゲホッ!!」と大量の吐血をした。
満身創痍極まった男の前に、黒い黒い闇で形成された不定形の幾本もの腕が
まるで重力を無視したかのように揺らめく。その姿は、肉を千切り血を啜る、
枝を幾重にも張り巡らした大木の様、奇形の巨大な毒蜘蛛の様、蠢く海綿の様、底なし沼の様。
青年ウォルターは怪物を前に血を吐きながら、それでも闘志は揺るがない。
「グ・・・は・・・はははは・・・いつもいつも、情けをかけられるより、
 こちらの方が・・・マシと言うヤツかもしれんな。・・・恐ろしい女だよ
 お前は、泣く幼子の様な表情を見せたかと思えば、まさしく悪鬼ともなるのだから
 ・・・・・・このザマでも・・・改めて思う・・・お前は最高の女だ!!!」

とりあえずここまで


148名無しかわいいよ名無し:2008/04/13(日) 13:34:42 ID:C2alO6Qd0
ロ リ 旦 那 S っ 気 開 放 。
149名無しかわいいよ名無し:2008/04/13(日) 15:40:20 ID:0OXeBuluO
こうでなくてはな
150名無しかわいいよ名無し:2008/04/13(日) 17:35:24 ID:6XX2KRXS0
うはwwww黒執事哀れwwww
151名無しかわいいよ名無し:2008/04/13(日) 19:43:20 ID:49Ud81vQ0
哀れかな?改めて自分の惚れた女は最高だと実感している訳だから
これはある意味至福の状態だよ。
身体がボロボロになっても本人は納得しているのだからOKっしょ。
愛するものから与えられたものは、たとえそれが痛みだとしても心地良いのだろうw
これぞまさに、SとMの極地ww
152名無しかわいいよ名無し:2008/04/13(日) 19:50:47 ID:6XX2KRXS0
あっさり「別に死んでも構わないゴミ」に格下げされて、それでも初めて全力で自分を叩き潰そうとするロリ旦那に歓喜する皮肉。
哀れ極まりない。
153月面プロレス:2008/04/13(日) 20:37:49 ID:aHoRt+xN0
四月卯月春の夢、月面武道館。秋葉・エヴァ対アルク・セラス。夢のカードを迎えました。
超貧乳軍団、秋葉・エヴァ。天地6m四方の大舞台。しかしファンにとっては、レスラーにとっては、
かけがいのない夢の詰まった晴れ舞台であります。
さあ、リングがある。ファンがいる。歓声が聞こえる。テーマがなる。あとはお前だけ!
さあ、超貧乳軍、秋葉・エヴァ入場。ここ、武道館は秋葉・エヴァにとっては思い出の地。
昨年世界最強ロリタッグ決定リーグ戦、プロ入り初めて世界のベルトを巻いた、エヴァ先頭でやってまいり
ます。おなじく初めて琥珀に破られた秋葉。ともに女泣き。
こぼれ落ちる涙の粒だけ、汗の数だけ、プロレスへの思いのたけは深い。ルナティック秋葉キャリア8年目、
ブルマアイス・エヴァ キャリア5年目。
ロリ属性・貧乳属性ともに巨乳を憎み、巨乳と戦い続けてきた両者、悲願の巨乳越えなりますかどうか。

型月の永遠の一番手 メルティ・アルク、右。アワーズの巨乳陸戦艦 セラス・クロムウェル、左。
巨乳艦隊やってまいります。
宇宙人対赤薔薇、腐食。貴族暦○○年 月面テレビが実況生中継。街頭テレビの前は黒山のひとだかりに
なり、旧支配者の敗戦に打ちひしがれた吸血鬼を励ましてまいりました。以後、月面テレビのプロレス中継
は数々の名勝負を送り出してまいりました。
夢のコンビ、ファンはこの日をまっておりました。
すでにセラスは入場。アワーズおっぱいトップを驀進中。そして吸血鬼キャリア半年足らず、
いまアルクェイドが入場。MWE世界ヘビー級王座を極めること2回。
ドン・シエル、ドクトリンアンバー、ダイナマイト凛、数々の強豪を打ち破ってまいりました。
そしてそのプロレス血脈は紫苑・さっちんとに受け継がれてまいりました。そしてドラキュリーナとして
超音速で成長中の若きおっぱい吸血鬼セラス。互いの熱い魂を秘め、二つの魂がひとつになってまいります!

ワー!ワー!ワー!ワー!ワー!ワー!ワー!ワー!ワー!ワー!ワー!ワー!
154月面プロレス2:2008/04/13(日) 20:38:27 ID:aHoRt+xN0
横島 「本日のメインイベント 夢のカード60分一本勝負を行います。」
横島 「赤コーナー、バスト73 ルナティック秋葉ー!!」
琥珀 「月面町のロサ・キネンシス、燃える貧乳!ルナティック秋葉!!」
秋葉 「キィィ〜〜〜〜〜〜!!」
ワー!ワー!ワー!ワー!

横島 「赤コーナーペッタンコ ブルマアイス・エヴァー!!」
琥珀 「クールな魔法のヘタレロリ!ブルマアイス・エヴァ!!」
エヴァ「やかましいわ!!」
ワー!ワー!ワー!ワー!

横島 「青コーナー、バスト88 MWE王者メルティ・アルク〜〜!」
アルク「やっほ〜〜」
琥珀 「型月の恐怖の対象から信頼、そして乳揉みへ。相変わらず何も考えておりません。メルティ・アルク!!」
ワー!ワー!ワー!ワー!

横島 「青コーナー、バスト90超過!セラス・クロムウェル〜〜!」
琥珀 「アワーズの巨乳陸戦艦、おっぱい移動砲台!セラス・クロムウェルです!!」
セラス「なな、何でバストサイズ言うんですかぁぁ〜〜〜!?」
ワー!ワー!ワー!ワー!
横島 「レフリー遠野志貴」
琥珀 「ある意味下手なヒールより危険ですね〜」
横島 「あんにゃろう…大歓声に包まれました月面武道館!夢のカード100万と1人!夢舞台、まもなくゴングです!」

この番組は燦月製薬、サンク・フレシュ・ファルマシー、遠野グループの提供でお送りいたします。

他試合
リバース萌香VSマイティさっちん
ドン・シエルVSブラッドクイーンR

続かない
155名無しかわいいよ名無し:2008/04/13(日) 20:54:42 ID:49Ud81vQ0
続けてちょw
156名無しかわいいよ名無し:2008/04/13(日) 20:57:02 ID:01vdlZCNO
>>153-154
GJ、なんと夢のある(*´д`*)華やかなリングなんだ!
157名無しかわいいよ名無し:2008/04/13(日) 20:57:17 ID:0OXeBuluO
ブラッドクイーンRがわからない
158名無しかわいいよ名無し:2008/04/13(日) 21:40:53 ID:e9BTdCiw0
GJ!レフェリーが一番危険人物の気がするw
159名無しかわいいよ名無し:2008/04/13(日) 22:19:16 ID:UQmNOIbm0
>>157
ロリ旦那のことでない?ロリの「R」って意味で
違うかな?
160名無しかわいいよ名無し:2008/04/13(日) 22:20:53 ID:eCCmaEsb0
このレフェリーは、往年の阿部四郎よりヤバイ。
主に性的な意味でwwwww
161名無しかわいいよ名無し:2008/04/14(月) 02:53:02 ID:BftyY0CP0
今までロリ旦那と黒執事しか書いてなかったから気にしなかったけど、ヘルシング勢のパワーバランスって

旦那>茨神父>婦警=黒執事≧大尉=神父>(多分ここら辺にのっぴきならない壁)>若執事>ゾーリン、魔弾、伊達男>ルーク>ヤン>老執事>大隊員

って感じで良いんだろうか
バトル物だとやっぱ原作の基準に基いて勝敗決定させた方がいいよね・・・・?
162名無しかわいいよ名無し:2008/04/14(月) 02:57:25 ID:LQQ+HS/I0
唯一神 山守義雄
--------------------メタの壁----------------------
S 321号開放アーカード 通常アーカード
--------------------チートの壁--------------------
A 零号開放アーカード 茨アンデルセン
B 覚醒セラス 黒ウォルター 大尉 アンデルセン
------------------絶対的強者の壁------------------
C ショルター トバルカイン リップバーン ゾーリン ルーク
D ヤン セラス 老年ウォルター 由美江 ハインケル インテグラ
E 大隊員 13課構成員 死の河の亡者 シュレディンガー ドク
--------------戦闘者と一般人レベルの壁-------------
F ベルナドット マクスウェル
G 少佐
163名無しかわいいよ名無し:2008/04/14(月) 03:01:29 ID:BftyY0CP0
なるほど
ルナ隊長の位置がいささか気に食わんけど、大変参考になった
ありがとネ
164名無しかわいいよ名無し:2008/04/14(月) 09:52:50 ID:xGX1/dfPO
へぇ…なかなかスピードが早いじゃないの…
165名無しかわいいよ名無し:2008/04/14(月) 12:26:26 ID:H+aJRX0K0
なんか久々にスレに来てみれば、萌うるロリカードがいっぱいいるじゃあないか!
ってことで、>>94のシーンに感化されてちと描いてみた
http://pai.no.land.to/up/src/dgz2452.jpg

しかし、この二人にはもう「ご馳走さま、」という言葉しかかけられないな…
166名無しかわいいよ名無し:2008/04/14(月) 12:39:34 ID:Q9PgFDly0
>>165
うおおおおおおおおおおおおおお!!!!すげええええええ!!!
167名無しかわいいよ名無し:2008/04/14(月) 13:28:59 ID:xGX1/dfPO
天孫降臨か!
168対決 その16:2008/04/14(月) 18:03:14 ID:aQookJon0
ヘルシング邸の広大な敷地で青年のウォルターが少女アーカードと死闘を繰り広げ
ていた頃、彼岸山の演習地では、少年のウォルターが男性体アーカード、ルーク、ヤンと
一緒に相変わらずの訓練をしていた。ルークが今度こそこの死神少年を仕留めてやろうと
銃さばきをしながら、あの疾風の様な動きをしてくる。そしてウォルターは
その動きについて行けている。もはや実弾を使っての、端から見たら狂気の沙汰の訓練を
当たり前としてしまっている15歳がそこにいた。
そんなウォルターを見ながら、アーカードはにやついていた。
『ふん、これから先もどんどんウォルターは強くなる。しかし、ルークも一度敗れた事が
 余程悔しかったのか、あいつの動きにも工夫が見られるな。そのお陰でウォルターも
 ルークとの訓練にはりあいを見せている。』
そんな彼らを尻目にヤンは腕立て伏せを端から見たら笑えて来るくらいの必死の顔で繰り返している。
彼もウォルターに一撃KOされたのが余程悔しかったのか、彼なりの努力はし始めている。
頑張る若人達を、彼なりのイイ笑顔(あのどう見ても悪役の笑顔)を浮かべながら見守っている
アーカードは、さながら道場の師範代といった感じだ。

場面は再びヘルシング邸の敷地に戻る。最早完全に黒く巨大な異形と化した
少女アーカード。その捻じ曲がった大木の様なシルエットが、背後の日が沈みかけた
空の赤い色に浮かび上がる様はまさしく魑魅であり魍魎。
化け物に徹底的に打ちのめされ少年の姿になり、皮膚も肉も裂け、しまい込まれていた
身体の中身が見えてしまっている青年ウォルター。しかし、そんな姿になっても彼は笑っていた。
「は・・・・ははは・・・はははははははははははは!!!何がお前に起こったのか
 知らないが、まさにこれこそが吸血鬼アーカード!!長い事私に情けをかけていた
 のが嘘の様だ!!!素晴らしい!」
その言葉に反応したのか、漆黒の不定形の固まりの中から、ぞる、ぞる、ぞると
這う様な音をたて、蝙蝠の羽が何枚も連なって出来たかのような触手が生えてきた。
その触手は、少女の形を成し、青年執事が見慣れたあの姿になる。そして、少女は
青年に『もはやお前に是と言った感情も無いが、一度聞きたかった事を聞こう。』
という口ぶりで訪ねてきた。元相棒同士の会話が始まる。
「あー・・・お前は『それでこそ吸血鬼アーカード』と言ったが、お前は本当に
 私というものを理解していたつもりなのか?お前にとっての私とは、何なのだ?
 以前のふっ切れてない私にとっても、今の怪物である私にとっても、お前が私の
 事をどう思っていたのか、どうもイマイチ解らんのだ。どうやら憎からず想って
 いたみたいだが、どんなふうに私を想っていたのだ?以前の手心を加えていた私を
 『何故手加減する』と怒っていたのだから、かつてあった私のそういう一面は嫌い
 だったのだろう?しかしお前はそんな私に突っかかってきたな。・・・お前、私が
 自分を生かしておく限りは私を殺すチャンスがあると思ったのだろうが、何故
 生かしておく間に私を殺しうる確実な方法を見つけようとしなかったのだ?
 今のお前では私には到底勝てん!ならば是が非でも勝つ方法を血眼になってでも
 探すべきだったろう。アレか?お前を心ならずも痛めつけて苦悩する私を見て
 楽しんでいたのか?こうしている限りは私はお前を見続けてくれるとでも思って
 愉悦に浸っていたのか?それで今こうして『容赦をしない私』を見て『ああ、
 そろそろ潮時か。これならこれでいいか。』とでも思ったか?」
 
169名無しかわいいよ名無し:2008/04/14(月) 18:04:31 ID:aQookJon0
「・・・折角の戦いの最中で何を訪ねてくるかと思えば・・・。」
「戦い?これは私にとっては暇つぶしの一暴れだよ。」
「フ・・・暇つぶしの一暴れで私を殺そうとでもいうのか、・・・本当に変わったな。」
「お前が仕掛けてこなければ私も相手にしなかった。これは、以前の私と変わらないがね。
 さ、質問に答えろ。裏切り者君。」
「・・・私はお前を弄んだつもりはなかった。あの頃のウォルター・C・ドルネーズ
 としてお前を生きなければならない苦痛から開放してやりたかった。それだけだ。
 私はこの出来損ないの吸血鬼になっても、『私』のままだよ。成る程、確かに火力
 よりも、何か反則技を使った方がお前を倒す近道だろうな。しかし、私は、お前が
 かつて『愛しい』と思ってくれていた私のままでお前を倒したかった・・・。
 外法を使うのは、この身を吸血鬼に変える事だけで十分だ・・・。この技以外の力を
 手にしたら、私は糸使いのウォルター・C・ドルネーズで無くなる。」
「ふん・・・もう1人のウォルターは『愛に狂ったんなら狂いきれよ。勝ち目の無い勝負を
 挑み続けて好きな奴を苦しめ続けるくらいなら、そっちの方がいい。アーカードを殺して
 やる事こそが自分の愛の証明になるってんなら中途半端はやめろよ。』と言っておったがのう。
 ・・・いいか裏切り者、私はかつてお前と共に生を歩みたいと願った。お前がベッドの上で安らか
 な臨終を迎えるのを見届けたかった。お前はやがて死ぬが、思い出だけは、この心の臓腑に宿り、鼓動
 と共に『夜の生』を化け物の私と歩んでくれる、そう思うだけで、私の身には力が漲った。
 しかし、お前は裏切った・・・化け物になっても『ウォルター』のままだと?
 ふん、確かに少年のお前も、老人のお前も、その様のお前も『ウォルター』なのだろうな。
 ハレもケも全てひっくるめてお前だ。しかし、私の好きなウォルター・C・ドルネーズは
 老いも楽しむ人間だ!!私が人間が好きだという事を、お前ならば解っている筈だと
 思っていた・・・!力を求めて外道に落ちるとは・・・!吸血鬼になっても中身はもとのまま
 なのだろうと思っていたからこそ想いも断ち難かったが、今の私には、道を踏み外さない
 ウォルター・C・ドルネーズがいる!!お前という反面教師がいたお陰であの子は『あんな風
 にはならない』と思えたのだろうからそこには感謝してやる事にしようか・・・。
 ・・・考えてみれば、お前が吸血鬼になぞなるはずが無い。などというのは、私の勝手な
 思い込みだったのだろうからな。・・・・もう、私にはお前はいらん!!!」
「・・・ふん、淡々と喋っていたのに徐々に感情的になって来たな。・・・狂うならばとことん
 狂え、目的を達成しろ。中途半端はやめろ・・・か。一途で若くて、何ともあの頃の
 私らしい。ヘルシングに仕えていた頃は、出来る事、出来ない事の分別もつけ、
 それでも是が非でもやらねばならない事は手段を選ばず、そして躊躇わなかった。
 吸血鬼になってもお前を殺せずグダグダしている私は確かに半端ものだな。
 だが、『ここだけはゆずれない』という信条も、この歳になるといかんせん頑固になって
 しまって譲れなくなってな。今はお前にボコられたおかげで見た目は15だが、
 中身は老人だ。・・・だが、どうやら間違った形で信念が固まってしまったようだ。
 生きるのが辛いそぶりを見せるお前を開放してやりたかったが・・・ははは、
 お前と共に歩む人はいずれ死ぬが、思い出は心の臓腑に宿る・・・そして、
 鼓動と共に歩む・・・か。その言葉、私が人の時に聞いておればなあ。
 昔話はこれでお開きとしようか・・・。さあ、戦おう。」
170名無しかわいいよ名無し:2008/04/14(月) 18:05:07 ID:aQookJon0
「戦い・・・?言った筈だ!これは私にとっては暇つぶしの一暴れ!
 ・・・お前はあの子の目標だ。殺すとあの子が可哀想だとも思うから
 私にとっては最早只のゴミでも『うっかり殺してしまったとしても、
 まあ良いか』程度の殺意しか向けずにおいたのだ!」
「ククク・・・私とて・・・帰りを待つ子のために逃げ帰りたい気持ちもあるが
 背を向けた瞬間に反射的にお前は殺すだろうな。それくらいの殺気を感じる。
 それくらい、私に対する鬱憤が溜まっていたという事だ。
 それでも尚『あの子』・・・もう1人の私に気兼ねしているとは・・・。
 えらい溺愛のしようだ。ノスフェラトゥになっても、過保護なまでの人の愛し方は
 変わらんなあ・・・愛し方の方向性が違うだけで。」
「・・・・・・・・・。実戦で生き残るかどうかは、結局は最後は運。という話もある。
 お前が全力の私から逃げる事すら出来ぬというのなら、お前は死んでも仕方が無いな。
 あの子も、戦場の『互いのカードの全てをかける信条』は知っていよう・・・。
 
 私がお前を引き裂いてしまった事を知っても、あの子は納得するだろう。
 ノスフェラトゥの相棒となったのだから!鬼の伴侶となったのだから!
 だからこそ私は殺意をむき出して戦うのだ!
 ・・・・・・行くぞ、この一撃、避けれるものなら避けてみろ。
 帰りを待つ者がいる家に、帰れるかな・・・?」

少女アーカードは、掌に力を込める。一撃で目の前の青年を屠れる様に、
万力の如き力を。

とりあえずここまで
 
 
 

171予告:2008/04/14(月) 18:08:34 ID:aQookJon0
シュレ「執事さんは殺させないよ!!」
大尉 「ウオオオオオオオオオオオオオオ!!!」
ロリカード「ふん、これも一興!!」

アーカード「次回も楽しんでいただけたら幸いだ!」
172名無しかわいいよ名無し:2008/04/14(月) 18:32:03 ID:dSB0h3NX0
>>165
おお!SSを書いて投下するのに集中してて絵が投下されている事にすら
気づかなかった・・・。
対決を書かせていただいているものです。
俺の拙い文章を読んで下さり、絵まで書いていただいて有難うございます。
書きたい事をなかなか上手に纏められず、四苦八苦しています。
それでも頑張って書いていきます。
173名無しかわいいよ名無し:2008/04/14(月) 20:39:08 ID:/kSNEldA0
色々と悩んで、考えて、書いていくその姿勢は素晴らしいかと思われ
一生懸命さは皆にも伝わってると思うよ
174名無しかわいいよ名無し:2008/04/14(月) 21:04:31 ID:+uJj/32m0
そろそろ保管庫とか欲しいなあ。
完結後に一気読みしたい。
175名無しかわいいよ名無し:2008/04/14(月) 21:16:48 ID:eLvwaIbu0
誰か作って欲しいな…。
黒執事のSSとかも保管してくんないかな…。
176名無しかわいいよ名無し:2008/04/14(月) 21:18:04 ID:8pN+QFaU0
wikiなら誰にでも作れるじゃないか
177名無しかわいいよ名無し:2008/04/14(月) 21:58:39 ID:eLvwaIbu0
ところでこのスレに村田さん(別名 斧神様)に萌えている奴、いる?
178名無しかわいいよ名無し:2008/04/15(火) 06:52:03 ID:cqDvMn910
黒執事の人そろそろ自重してほしいよな
このスレでは昔からロリ旦那にはショルターって決まってるわけだし
需要無いんだから書くなよ
ぶっちゃけ他の職人の邪魔
179名無しかわいいよ名無し:2008/04/15(火) 07:45:32 ID:ByhxojZb0
            _ -── - _
 ヽ | | | |/    , ',´ / (  ヽ、ヽ`ヽ
三 す 三   //   ヽ     /   ヾヽ
三 ま 三 .////   ,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,    、ヾヽ
三 ぬ 三l!//   ::::::::::;;;;,;::::;;;;;;:::::::::::  、ヾ||
 / | | | |ヽ|||/      ''::::::::::::''      ヽ|||
      |||||  ,,,llllllllllll,,,,     ,,,,llllllllllll,,,  ||
     ノ||,ll|  ,...:::::::::...、 "  " ,...:::::::::...、   |-l  ヽ | | | |/
    . ハ|   :‐=エoユ-:  | l :‐エoユ=-:  |ハ| 三 す 三
     l| |(|  `'':|:| |::''´ .|   `''::| |:::''´  |)! || 三 ま 三
     lヽヾ|ll   | |:   | ! l   | |    ll!ソ,| 三 ぬ 三
     |||\!lll、.  | |,,,,,,,(_, |_l 、_),,,,,, | |:.   ,lllレ'リ / | | | |ヽ
     .|||||||l`!llllllll lll ,,,,;;;;;;;;i i;;;;;;;;,,,, lll lllllllll/||||||
     |||||||||||ヽllllllll /工工工工ヽ llllllll/|||||||||
    ソ|||||||||||||ヽ.lll l::::::::::::::::::::::::::l llll,/ !||||||||||ヽ
    ノ||||||||||||/| \l. `-‐‐==‐‐-´ l/ |_||||||||||||___
    .||ll_l,k-‐‐|\゙、\ ::::::)⌒(::::::::/ !/::::/::::l  "|`ーr‐、
 _ -‐ '":::::::::::/|、::::\ ヽ ____  '´ /::::/:::::::::::|  |::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::\:::::\      /::::/::::::::::::::::::|  |::::::::::::::
180名無しかわいいよ名無し:2008/04/15(火) 07:55:42 ID:aZxidOs50
      ,... _,. .,,_ _     / ̄ ̄`ヽ /   フ    l
 .     /x i::::::::::::ヽヽ   l  フ  l l  レ 、)ヽ   l
     乂ノ::::;.イ:ノl::::}ノ   l レ 、)ヽ .l l  _L..、ヾ   l
     l:n/ヒテ-rテト、   < _L..、ヾ l l  / 、/    l
 .    i::゙ヽ.   _' 人ヽ!   l / 、/  l . ヽ       /¨゙>x
      vァフ!>-<`ヽ. ハ  \__ノ   \__/ i /
    ,ィ´:/ ! \,.小:::::} l         /  ヽ  ハ l ',
   i::::::::〉 V´l.l.lヽヘ::i  l   / ̄ ̄`ヽ/ /  l  ',  リ-、ヽ
 .  }::::::ハ  ヽi  ゙l ∧  i  フ  l l ll ,t入._il  l、 ン)
   〈;.x-イ   ハ  i_//j  l  レ 、)ヽ .lヾ゙i.,ィヒj  l  l/ /
   _よ'¨´' ̄ ¨¨ ̄__..ノ   l  _L..、ヾ l  i "´   l  l` ∨
    i ヽァ… ''ニ¨/l、   .l  / 、/  l 〈       l   !  ヽ
   V / \      i    \_ _.ノ.  ヽ-=  ! .i
 .  `Y:|         l     ∨       \ _l リ _,,.. <
    ,':::i        l!  ,.. -‐ 'ヽ、     .    ! /'´   _
 .  ,':::::l           ll / ,.ィノ! トハ.        .jノ,,.. -‐::::::
  /::::::l         l:! 代!ィモ '´fウレ     /イ:::::::::::::::::::
  /::::::::l           l:! `‐、.  _  ノ     ,.ィ./:::::::::::::::::::::::::
 ,:::::::::└----‐‐‐:::ニ¨:l  /l`'ー’<   /  /::::::::::::::::::::::::::::
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 `''ー-==--‐-==-‐f''" ノ ./    /`×\:::::::::::::;' \::::::::::::
    |   |  |   i  f彡'!    /。 ゚´  \\__ノ,.ィ'⌒\:::::
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181名無しかわいいよ名無し:2008/04/15(火) 08:11:10 ID:rBlExTclO
>>178
なにを言っているのかわからない…イカれてるのか?この状況で
182名無しかわいいよ名無し:2008/04/15(火) 08:50:12 ID:aPUGYkWnO
>>178
見るのが嫌なら死ねば良いよ。これ超おすすめw
183名無しかわいいよ名無し:2008/04/15(火) 08:50:41 ID:coL462hBO
>>178
何を言っているんだお前は
184名無しかわいいよ名無し:2008/04/15(火) 09:21:35 ID:Yz347kn20
シュレ「こういうお方はあんまり突っついても駄目だよぅ。
    月面町のみんなー。お叱りはそこまでにして
    それよりもっと楽しいお話をしよう?ね?」
185名無しかわいいよ名無し:2008/04/15(火) 09:49:46 ID:JnCGRMJb0
志貴「楽しいお話・・・か。俺が常日頃頭の中で想い描いている
   ハーレムがどんなもんか詳しく語ろうか・・・。」
シュレ「・・・聞く人によっては思い切りドン引きしそうな
    君の脳髄花畑の内容を垂れ流すのもきっついと思うよー。」
186名無しかわいいよ名無し:2008/04/15(火) 11:35:36 ID:cqDvMn910
いやいや確かに邪魔は言いすぎたかもしれんが実際需要なくね?
黒執事SS読んで誰が喜ぶの?
187名無しかわいいよ名無し:2008/04/15(火) 11:58:27 ID:HiZcR0lg0
>>186
貴方に文句を言った人達は黒執事SSを喜んでるという事だよ。
誰がどんなキャラを好きかなんざ、書き手にとっても読み手にとっても
自由だよ。自分が気に入らなかったら読まなければいいだけ。
楽しんで読んでる人達、楽しんで書いている人の邪魔をしてはいけない。
188名無しかわいいよ名無し:2008/04/15(火) 12:22:09 ID:ByhxojZb0
>>186
酒の肴にくさやが嫌な人は多いかもしれないが俺は好き

そういうことだ
189名無しかわいいよ名無し:2008/04/15(火) 12:30:25 ID:YyWy+A6L0
俺は対決を読んでるものだが、このSSだって黒執事が登場しなければ
出来上がらなかったろう。若が黒というライバルに出会ったお陰で
血まみれの無茶してくれるようになって、ロリカードもそんなウォルター君の為に
「鬼」の側面をこれでもかと曝け出してくれた。正直、このSSは書き手さん自身
が言う様に文章間違いも多いけど、燃えるし萌えるぜ
「強さ」にコンプレックスを抱きながら頑張る若執事サイコー。
そんな若執事の為に「鬼」と化したロリカードサイコー。
そうなるきっかけとなった人物である黒執事サイコー。

もう1人の自分・・・若執事にとってこんな良いライヴァルが他にいるか!!!
190名無しかわいいよ名無し:2008/04/15(火) 13:04:42 ID:rBlExTclO
>>186
少なくとも俺は楽しい
191名無しかわいいよ名無し:2008/04/15(火) 13:11:39 ID:87LpqIlBO
>>186
お前が需要無い上に邪魔
192名無しかわいいよ名無し:2008/04/15(火) 16:28:04 ID:jBVu6ixJO
過度に反応してると天国に行けなくなるって神父様が言ってた
193名無しかわいいよ名無し:2008/04/15(火) 17:45:28 ID:rBlExTclO
神父様ならしょうがないな
194対決 その17:2008/04/15(火) 17:52:07 ID:7j3O56Io0
ミレニアム本部では、シュレディンガーが焦りの色を浮かべ、少佐に催促の声を出していた。
「少佐あー、まだ行っちゃ駄目ですかー!?」
大隊指揮官は、落ち着きはらってこう答える。
「まだ駄目だ准尉。大尉がヘルシング邸に到着して、アーカードに攻撃、
 奴の気をそらしておく必要がある。お前が1人で『移動』してその爆弾をセット
 しているのをもしも気づかれてみたまえ。1キロ先でも標的に命中させる事が出来る
 銃の腕で、准尉は起爆装置のスイッチをセットする暇もなく頭を吹き飛ばされるだろう。
 准尉は死なないが起爆装置は除去される。
 そうなれば大尉が到着して、既に逃げる力も無く半死半生になっているであろう
 執事を抱きかかえて撤退しようにもそんな隙すら生じない。急がねば本陣が
 破壊されるという緊急事態を作らないと執事救出作戦は成功せんよ。成功させる
 為にはアーカードが意識を向けられる手垂れを相手している隙にその不細工な爆弾を
 セットするしかないんだよ。そして、ヘルシング邸と此処とは結構距離が離れている
 からねえ、大尉の高速移動をもってしてもそう速く辿り着けん。」
話を聞いていたドクが、少佐に語りかける。
「まだ有り合わせの軍備で、不細工な出来損ないで奴と戦う・・・。60年前を思い出しますねえ。
 少佐の前にあるこのモニターにヘルシング邸の敷地内が写った時こそが准尉が『移動』を
 する時だよ。状況を映し出す為のカメラは大尉に持たせてある。」
少佐の前には、戦いを閲覧する為の巨大なモニターがあった。准尉は、そのモニターが写るのを
そわそわと待っている。

ヘルシング邸の敷地では、少女アーカードが手刀をくり出そうとしていた。
青年ウォルターも、最後の力を振り絞り、既にギチギチと軋む少年に戻った身体で
糸をヒュン、ヒュン、と動かしている。糸でありったけの斬撃を喰らわせる為に・・・。
『今の身体でどれだけ力を絞ろうが奴に攻撃が届くかどうかすら解らん!!
 しかし、最後まで戦いぬかねばならない!!それこそが、今のこの私に出来る
 奴に対する戦いの礼儀!!』
少女アーカードが、静かに口を開き、落ち着き払った声を出す。
「おいで、糞餓鬼。」
次の瞬間、 ギュラ!!ギュラギュラギュラギュラギュラギュラ!!!
と音を立て、青年の糸が全て、少女アーカードに生き物の如く襲い掛かる。
だが、糸は少女に当たる事はなかった。
ドゴオオオオオオォォッ・・・!!! という凄まじい轟音を立てて地面を
数十mに渡る広範囲で、数mの深さで抉りとっただけ。そして、青年ウォルターは
膨大な砂煙が巻き起こる中で手刀で迫る少女アーカードが自分の立っている位置まで
あと数センチまで迫って来ているのをほんの刹那の間、視認した。
『速い・・・!!』
まるで、獲物の喉笛を噛み裂かんとする猟犬に見えた。

ド ヴ ォ ッ !!!!

大きな鈍い音は黄昏時の空に響き、手刀は青年ウォルターの腹部に命中した。
慈悲の欠片もないこの破壊力に、既に限界が訪れていた男の身体は耐えられる
筈もなく、上半身と下半身が分かれる形で砕け、上半身は宙を舞い、
ドサッ と音を立てて地面に追突した。

195名無しかわいいよ名無し:2008/04/15(火) 17:53:21 ID:7j3O56Io0
「・・・チッ。」

少女アーカードは舌打ちした。糸を一瞬の間にかいくぐりながらの攻撃だった
ので、心臓をもぎ取るには至らなかったのが腹立たしいのだろう。
青年ウォルターは、地面で天を仰ぎながら、こんな事を考えていた。
『・・・フン、グールですら下半身を吹き飛ばされたくらいでは死なんのだ。
 だが・・・もうこれで僕もお終いかな。』
ギチ・・・ギチ・・・・ギチ・・・・・ギチ・・・・ジュウウウウウ。
自分の身体が限界を迎えた音、再生も回復も追いつかず、身体が
焼けたような音を立てて煙を立たせる音が聞こえる。
『さて・・・頭でも砕きに奴が飛びかかってくるか・・・。最後に
 見たものはこの夕焼けの空か・・・。地平線に沈むでかい火の玉・・・。
 それも悪くない・・・。』
少女アーカードは、うっすらと笑顔を洩らしている青年ウォルターに、
「今、楽にしてやろう。」
と言い放ち、飛びかかった。その次には、ドガアッ!!!と音が響き、
少女アーカードの身体は砕け散った。
『!!!』 死に掛けの青年ウォルターの目が見開く。
『誰だ!!?俺を助けるべく、奴の身体が砕け散る程の一撃を
 瞬時に放った奴は・・・誰だ!!!』

「ウオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!」

砕けた少女がぞるるっ!と音を立て、瞬時に黒い塊となり元の形に再生した傍らで、狼
が雄叫ぶ。その様子を、ヘルシング邸敷地に生えている背の高い木の枝に仕掛けられた
撮影用カメラが、ミレニアム本部の閲覧用巨大モニターに映し出される。

「おお、写った写った!ふむ、まさに間一髪!准尉!ヘルシング邸屋上へ移動せよ!」
「はいっ!!!」
女王と円卓会議の前に携帯モニターとリモコン込みで移動した時の要領で、
准尉はV2改良爆弾と共に、消える様に移動する。

ヘルシング邸では、銃声が何発も轟いていた。
ドガッ!!ドガッ!!ドガッ!!ドガッ!!ドガッ!!
少女アーカードがジャッカルとカスールを大尉にぶっ放している。
大尉は弾丸の間を縫うかの様に高速移動をする。
「ははははははは!!仲間を助けにきたか!!流石は狼!!仲間思いで結構!!
 銀弾をたらふく馳走してやる!!喰らうがよい!!」
ヘルシング邸屋上では、シュレディンガーがその様子をタイマーをセット
しながら見守っていた。
『!!!!・・・執事さん・・・!!! ちゃんと助けるからね・・・!!
 そんな酷い怪我をして・・・・!!!大尉!お願い!早く執事さんの身体を
 拾ってあげて・・・・。』

196名無しかわいいよ名無し:2008/04/15(火) 17:53:55 ID:7j3O56Io0
大尉の身体が白い煙の様な粒子となり、再び実体へと構築される。小さな鯨程もある
狼へと変貌を遂げる。少女アーカードは、その姿を見て二ィッと笑う。
「ジプシーの伝説では白い狼は吸血鬼の天敵と言われておる!!
 それが本当かどうか試してくれる!!!」
少女アーカードの身体が、闇の獣に姿を変える。流動し、松明の様な紅い光を放つ
眼を持った狗のようで狗でない怪物に。
「グルルルルルルル・・・・・!!!グルオオオオオオオオォォォ!!!」
黒狗が、白狼に踊りかかる。その瞬間、ブワッと音を立てて白狼は再び煙に
姿を変え、真っ二つに引きちぎられ、地面に転がる青年執事の元へと流れる。
そして、瞬時に再び実体化し、子を口に銜えて運ぶ親狼の様に青年ウォルターの
2つの身体の部品を銜える。
その様子を見た黒狗の、背中の部分に少女の上半身がぞるりと音を立てて生える。
「・・・で、どうする?そいつを庇って口に銜えたままでは戦えまい。私はお前
 を逃がさないぞ?戦いを挑んだからには最後まで戦っていけ。」
そう少女アーカードが行った時、ヘルシング邸の屋上から声が響いた。
「おーーーーい、アーカード!!屋根の上に仕掛けてもらった爆弾の起爆装置の
 スイッチを押した!あと十数秒で爆発する!はやくしないと大量の瓦礫が
 この屋敷の中の人を襲うよ!!」
少女アーカードは屋上に向かってジャッカルの引き金を弾く。
ドンッという音を立て、発射された弾丸は、シュレディンガーの頭を吹き飛ばす。
黒狗は疾走し、屋根に上り、大型の爆弾を口に銜え、空高く跳躍する。

ドガアアアアアアアアアアアアン!!!!!

大音とともに空中で咲く大輪の爆炎の花。黒煙が黒雲の様に漂う。
その黒煙の中から、幾つもの黒い霧の筋が地上に向かって伸び、
一箇所に集まり、少女の姿に戻る。

そして、辺りを見回すと、既に青年ウォルターを銜えた巨狼も
頭を吹き飛ばされた猫耳少年の残骸もなかった。
この僅かの隙に遥か彼方まで逃げられたらしい。

「・・・・・・ふん、面白い興であった。」

少女アーカードは、そう呟いた。

とりあえずここまで。



197名無しかわいいよ名無し:2008/04/15(火) 17:58:18 ID:ByhxojZb0
>>192
神父様ごめんなさーい
>>194-196
お美事にござる
198名無しかわいいよ名無し:2008/04/15(火) 18:45:21 ID:jYfz938v0
変なお方が湧こうが堂々とSSを投下する、そんな職人さんが好きです
しっかしこのロリカードは血も涙もねえなあ…w
「このロリカード容赦せん!」という台詞を吐いても違和感無し。そんなロリカード
199名無しかわいいよ名無し:2008/04/15(火) 19:01:37 ID:rBlExTclO
本来アーカードとはこう言う物だろう。

萌え属性が多すぎてちと見る目が曇るが
200名無しかわいいよ名無し:2008/04/15(火) 19:47:38 ID:cqDvMn910
黒執事がボロボロでとても楽しかった
201名無しかわいいよ名無し:2008/04/15(火) 20:29:53 ID:rpiYQFz+0
シリアスしかずっと書いてないのでギャグを一つ
>>184>>185の流れっぽく。

シュレ「太臓君なら何か楽しいお話出来るでしょ?存在自体が面白いし。」
太臓 「さりげなく酷い事言わなかったかお前?」
シュレ「えー?むしろ誉め言葉でしょ?ギャグキャラなんだから。
    存在自体がつまらないとか言われるよりいいじゃん。」
太臓 「・・・確かに一番言われたくねえ言葉だな。よし、楽しいお話だな?
    いかに俺がいちごの真中並みにモテモテかというのを・・・。」
シュレ「うん。そういう荒唐無稽のホラ話もいいかもね♪」
太臓 「荒唐無稽って言うな!!」
シュレ「・・・だって太臓君がモテるなんて物理的に有り得ないじゃん。」
太臓 「やかましいわ!!・・・俺だってなあ!!俺だってなあ!!
    月音並みにモテたいんだよおおおおおおおおおおおお!!!
    でも現実としてモテねえんだよ!!せめて夢を見るくらい良いだろ!!?
    お前もそんな夢を見てる俺をあっさりズッパリ『有り得ないじゃん』
    とか言って俺を否定するなよおおおおお!!!せめて、せめて
    ニコニコ笑って『わー羨ましい♪モテモテ話聞かせて?』くらい
    気の利いた台詞言えよ!俺のガラスの様なハートを砕く様な事言うなああ!!
    辛い現実を言葉の刃に変えて、てめえは俺の心臓を抉ったんだこの野郎!!」
シュレ「・・・え、えーと・・・わー羨ましい♪モテモテ話聞かせて?」
太臓 「今更遅いわクソガキイイイイ!!」
シュレ「え、えーー?・・・じゃ、どう言って欲しいのさー??」
太臓 「・・・・教えてくれよ・・・・俺はどうしたらモテるのか
    教えてくれよおおおおおおおお!!!」
シュレ「そ、そんな、泣き出さないでよ・・・。」

若執事「おーい、どうしたんだよシュレ。・・・何で太臓が血涙
    垂れ流してんだ?」
シュレ「なんか、辛い現実にちょっと耐えられなくなったみたい。
    ウォルター君も慰めてあげて?」
若執事「(辛い現実ねえ・・・コイツの場合、全部自業自得の様な
     気がするが・・・・。)
     あー、まあ、お前も大変なんだろうけど頑張れよ?な?」
太臓 「やかましい!!お前の様な・・・お前の様な
    何の苦労も味合わずロリカード先生とイチャつける彼女持ち
    に何が解る!!!」

若執事「・・・・・・・何の苦労も味合わず・・・・?」ブチッ
シュレ「あ、何かが切れた音。」
若執事「てめえ今何て言いやがったああああああああああ!!!」
ドガッ!!バギッ!!ドゴッ!!ズガッ!!べギッ!!
太臓 「ぶべらばあああああああああ!!!?」
若執事「あいつはなあ!!!血の滲む様な惚れっぷりを見せねえと
    振り向いてくれねえんだよ!!勝利の女神様と一緒で
    苦しんでも自分を想ってくれるヤツにしか本物の微笑みを
    見せねえんだよ!!それでも笑ってるあいつを見たいと思える
    から俺はあいつの側にいられるんだよこの大馬鹿野郎!!
    それを・・・!それを『何の苦労も味合わず』
    だとこのファッキンライスボール!!!」
ドガッ!!バギッ!!ドゴッ!!ズガッ!!べギッ!!
シュレ「そ、その辺で・・・!太臓君が死んじゃうううううううう!!
    (た、楽しくない!こんなの楽しくないよ!!)」
    
202名無しかわいいよ名無し:2008/04/15(火) 20:32:55 ID:t8XDCq/f0
安心しろシュレ、そいつはまず死なないから
203名無しかわいいよ名無し:2008/04/15(火) 21:47:33 ID:1reSxnOFO
>>194-196
御美事!御美事で御座います。
204名無しかわいいよ名無し:2008/04/15(火) 21:48:29 ID:rBlExTclO
美味いSSじゃのう
205名無しかわいいよ名無し:2008/04/15(火) 22:54:56 ID:HGp6GJMd0
in街中

プッチ(ん、あの娘達もう暗いのにこんな人通りの少ない道を・・・。)

プッチ「ちょっと、君達・・・」
シオン「!! さつき、追手です! 逃げますよ!!」
さつき「え、うっ、うん、わかった!」
プッチ「お、おい!ちょっと!・・・『白蛇』、DISCを一枚ッ!」
プッチはその実体化したDISCに「命令」を吹き込み、
フリスビーの要領で遅れた方の後頭部めがけて投げる。
プッチ「『待ってくれ』」

シオンが後方を確認した直後、さつきの頭に円盤のような物が深々と食い込んだ。
シオン「さつきッ!!」
呼ばれたさつきはその足を止める。その眼から生気は消え、
立ったまま死んでいるようにも見えた。

プッチ「中々足が速いね君達・・・ここで息切れでもしてたら、
    私は本物の変質者に見えるだろうな」
プッチは話しかけながら2人に近づいていく。
シオン「さつきに何を!?」
プッチ「ああ、もういいよ」
そう言うと円盤は滑らかにさつきの頭から抜け、意思でも持つかのように
プッチの手元へ戻って行き、急に消えた。
さつき「あ・・れ?」
眼に光が戻る。一応意識もはっきりしているようだ。シオンは安心すると同時にその行動に疑問を抱いた。
206名無しかわいいよ名無し:2008/04/15(火) 22:56:29 ID:HGp6GJMd0
プッチ「人の顔を見て逃げるのはちょっとひどいな」
プッチは苦笑しながらそう言う。
シオン「何が・・目的ですか?」
プッチ「いや、急に逃げたから通報でもされたらどうしようと
    思ってね。怪しい者じゃないよ、ただの神父だ」
シオン(ただの神父は円盤を人に投げて命令しないと思われますが)
プッチ「まあ、この格好で吸血鬼には見えないと思うけど」
2人「!!!」
急に緊張が走る。プッチもその空気を肌で感じた。
プッチ「あれ、まさか・・君達が吸血鬼、とか?」
2人は隠し通すか一瞬考えるが、プッチは構わず話を続ける。
プッチ「まあ、ここでは珍しくもないか・・悪かったね、驚かしちゃって」
その予想外の反応に2人は驚かされた。どう言う反応で返せばいいかもわからない。
プッチ「夕飯でも奢ろうか?せっかくだし」
またしても2人には予想外だった。特にさつきは、神父と言ったら、突然襲い掛かって銃剣を投げてきたり
大型武器を装備してたりドーピングして強くなったり手が三本生えていたりするものだと思っていた。ただの神父が。
ついでに神父と牧師の違いがわからない事も付け加えておく。

シオン「どうします?罠かもしれませんが」
さつき「う〜ん、でもいい人そうだよ?ちょっと変だけど」
シオン「確かに・・・それに命が目的ならさつきを元に戻す理由がありません」
さつき「じゃあ・・・」
シオン「はい、お言葉に甘えるとしましょう」

続く

本当はついて行かなそうだけど、まあ空腹だからって事で
207名無しかわいいよ名無し:2008/04/15(火) 23:06:04 ID:t8XDCq/f0

変態…じゃないな、電波だもん
208名無しかわいいよ名無し:2008/04/15(火) 23:17:18 ID:rBlExTclO
吸血鬼スレ的13の言葉ッ!!

まず一つ、血液!
209名無しかわいいよ名無し:2008/04/15(火) 23:35:41 ID:M9wovKqn0
月面町神父勢で(多分)一番の穏健派(なのかな?)のプッチ。
穏やかな「最強」というイメージがありますなあ。
210名無しかわいいよ名無し:2008/04/16(水) 00:11:15 ID:6txOKBjN0
乙です。この町で穏健派の聖職者は処女の血よりレアものですなw
そして
>大型武器を装備してたりドーピングして強くなったり手が三本生えていたりするもの
もしかしてテロ牧師とチンカス君?w
211名無しかわいいよ名無し:2008/04/16(水) 00:21:09 ID:Rel+aXF20
そいつら以外に誰がいるんだよそんな牧師www
212名無しかわいいよ名無し:2008/04/16(水) 00:38:14 ID:d9Oc8lacO
>>210
チンカス君「達」でぷぺ
213名無しかわいいよ名無し:2008/04/16(水) 10:45:14 ID:zm4iSIepO
>>212
噛んだ?
214名無しかわいいよ名無し:2008/04/16(水) 11:21:53 ID:QCW1Eue70
例の黒い人です。叩かれてもあちき負けない!!
黒執事とロリ旦那がイチャこいてるので、嫌な人はスルーするといいよ。

「それは無理だな、アーカード」

ウォルターはしれっと言い捨てた。
アーカードと呼ばれた少女は、真面目に考えろといった表情で、ウォルターを睨みつける。

「そんな顔をするな。あんな仕事をしている時点で、人として何処か壊れている。もはや普通には生きられんよ、もう一人の私はな」

お前に奴のことで相談を受けるとは意外だったが、とウォルターが笑うと、アーカードはムッとした表情を強める。

「前に言ってたことと違うではないか。人間として生涯を全うさせると」
「言ったが、それとまともな人間にする、だったか?では意味が全く違うだろう」

アーカードは深くため息をつくと、上体を起こした姿勢でベッドに横たわるウォルターに力なくしなだれかかる。

「……一応私はまだ病人なのだがね、ご存じだったかな?退いてもらえると助かる」
「照れるな、ガラでもない。あっちもこっちも、本当に面倒な奴じゃなあ、お前は」
「失敬な」

ウォルターは腿のあたりで何やらじたばたしているアーカードの髪に、無意識に手を伸ばす。

「……なんじゃ?」
「む。あー……」

しまった、と後悔しても後の祭り。
今更手を引っ込めるのも癪に思い、ウォルターは言い訳を口にしながら髪を触り続けることにする。

「なに、枝毛がな。見失ってしまったな……」
「クク、可愛いことをする」

見透かしたようにニヤつくアーカードに思わず赤面し、ウォルターは今度こそ手を引っ込めようとする。
が、アーカードが手をがっちりと掴んで離さない。

「結構本気で引っ張っているのだがね。馬鹿力が」
「照れたり拗ねたりと忙しい奴じゃ。男は女より腕っ節がないと格好が付かんか?」
「そんなことは……」
215名無しかわいいよ名無し:2008/04/16(水) 11:22:22 ID:QCW1Eue70
図星を突かれ、うろたえるウォルター。
アーカードは相変わらずニヤニヤと微笑みながら、ウォルターの手を見つめる。

「ほっそい指じゃ。とても数多の化物を切り裂いて来た手には見えんの」
「毎日銀食器を磨いて鍛えているからな、見かけによらずパワフルだ」

悪い冗談じゃ、とアーカードは鼻で笑うと、その表情を不安で曇らせる。

「ちっこい方のお前がな、お前に喧嘩で勝ちたいのだと。最近訓練ばかりしとる」
「なるほど、それで暇なお前はこうして私に会いに来てくれるわけだ。あいつめ、気を利かせたな」
「ウォルター」
「分かっている。なに、心配には及ばん。兄弟喧嘩みたいなものだ、お前の危惧しているようなことにはならん」
「ん、そうか」

ウォルターがそう言うと、アーカードは不思議とそれだけで不安が晴れていくのを感じた。
つい先日まで悩みの種だった男が、今では自分の精神の均衡を支えているという事実に、アーカードは悔しくもあり照れ臭くもある。
苦し紛れに、からかいを口にする。

「うかうかしてると、あの子に足元をすくわれるやもしれんぞ?」
「戦闘において私が奴に後れを取ることはあり得んな。もともとが同じ存在だと言うなら、持って生まれた才能もポテンシャルも等しいということだろう。
ならばより鍛錬に時間をかけた方が強いのは自明の理。私は半世紀以上も自己を研磨し続けているのだ。
腕力、耐久、俊敏性、経験、技術。全てにおいて私が奴の遥か先にいるのは道理だ」
「ほんっと負けず嫌いじゃのー……」

もともとの性分なのか、それとも相手がもう一人の自分だからなのか。
ウォルターはいかに自分が優れているか熱弁を振るう。
アーカードは予想以上の成果に、笑いを堪え切れない。

「笑わないでくれよ、一番負けたくないことで負けてしまっているんだ。他を譲る気は毛頭無い。越えられない壁として立ちはだかってやるさ」
「すまんすまん。色々と複雑なんじゃのう」
「複雑さ、男という生き物はな。その上好いている女が同じとなれば……」

言い終わる前に、アーカードはウォルターの胸に飛びつく。
突然のことに、ここ最近ろくな運動もしていないウォルターの背筋は耐えきれず、仰向けで寝転がる形でベッドに背中を打ちつけた。

「なんだ、照れているのか?それと私は病人なのだがね、お嬢さん」
「それはいかん。病人は寝ていなければな。どれ、添い寝をしてやろう」
「それはそれは。お言葉に甘えさせてもらうとしよう」

おわりんこ

あと>>111の続きだった
退院する前ってことで
216名無しかわいいよ名無し:2008/04/16(水) 11:27:17 ID:QCW1Eue70
黒執事「うおおおおお!!」
ロリ旦那「はあああああ!!」

ズパッ!!

二人「あいこでしょ!!あいこでしょ!!あいこでしょ!!あいこでしょ!!あいこで……」
若執事(かれこれ一時間か……アホすぎる……)


黒執事「……」
婦警「えへへー」
黒執事「……」
婦警「うふふー」
黒執事「な……で……るな……」
婦警「え?」
黒執事「そんな目で私を見るなー!!」

ダッ

婦警「あっ、ウォルターさん!?」
若執事(きっちー……)


ロリ旦那「しりとり」
ロリテグラ「リチャード叔父様死ね」
准尉「猫」
黒執事「ココア係り兼執事」
若執事「別の事やらねぇ……?」
217名無しかわいいよ名無し:2008/04/16(水) 11:36:42 ID:QCW1Eue70
ロリ旦那「ウォルター」
黒執事「なんだ?」
ロリ旦那「婦警の胸をどう見る」
黒執事「たまらんな。セラス嬢は苦手だが」

ボンッ!!

ロリ旦那「ど、どうじゃ……?こういうのも……」
黒執事「戻せ」
ロリ旦那「は……?あ、あの……」
黒執事「戻せ」
ロリ旦那「え…あ…」
黒執事「 も ど せ 」
ロリ旦那「は、はい……(何じゃ……!?この威圧感……!!)」


少佐「いやぁ、やはりC.C.はいいなぁ!!」
ドク「いや、カレンでしょう!!これは新しい形のツンデレですよ!!」
黒執事「年増はいいから、ナナリーを出せぇ!!」
魔弾「ルルーシュが出てれば満足ですわ」
大尉(ヴィレッタ先生……)

TV「友達を売って出世するのか!?」
TV「そうだ」

全員「うっわ、スザクうざっ!!」
准尉「みんな仲いーねー」
218名無しかわいいよ名無し:2008/04/16(水) 11:40:07 ID:QCW1Eue70
ロリ旦那「おーい、若ー」
若執事「それインテグラに使うのが正しいんじゃ?」

ロリ旦那「おーい、黒ー」
黒執事「猫みたく呼ぶな!!」
准尉「んにゃ?」


若執事「なぁ」
黒執事「なんだ?」
若執事「煙草ってうめぇの?」
黒執事「蝶・美味いぞ。ぷっかー」
若執事「なぁ、一本……」
黒執事「駄目」

ロリテグラ「煙草って美味しいのかしら……」
アーサー「駄目ー!!」
219名無しかわいいよ名無し:2008/04/16(水) 13:47:51 ID:zm4iSIepO
臭うな
220対決 その18:2008/04/16(水) 16:31:28 ID:AMNBZICH0
青年ウォルターと少女アーカードの戦いも終わり、夜が来て、朝となった。

ヘルシング邸では厳戒態勢が敷かれ、ワイルドギース達が裏門も表門も厳重に
警護していた。緊張した空気が流れる中、埋め立て用の土を積んだトラックが
裏門から出入りしている。ヘルシング邸敷地内では、芝生に刻まれた殺し合い
の爪痕である、桁外れの威力の弾幕で作られた数多のクレーター、銀糸で削られて
出来た広範囲の地面の凹みなどを埋め立てる作業が進行している。
大尉が仕掛けたカメラも、『ナイスタイミングで狼とチェシャ猫が来たという事は、
奴らの巣にタイミングを知らせる為の目が仕掛けられたという事だ。』
と察した少女アーカードによって見つけ出され撤去された。
門の外では『月面テレビ』の人達が昨日起きた『ヘルシング邸で謎の爆発事件』
の事をリポートしていた。ワイルドギース達にもインタビューをされるが、
傭兵達は「詳しい事は知らんね。」としか言わなかった。

その騒ぎの元である少女アーカードは、屋敷の中の居間で、渋い顔をした
アーサーの前で、『何、渋い顔をしとるんじゃお前は』という表情で
ソファーに寛ぎながら煙草をぷかぷかとふかしていた。アーサーが溜息交じり
に話し出す。
「お前・・・そういや煙草吸ったっけ。」
「この町に来てからは暫く吸っておらんかったよ。この町に来る前は
 任務中にも吸っとった。」
「ハア・・・その様子だとマジで変わっちまったんだな・・・。
 元のはっちゃけ殺し屋に戻っちまったんだな・・・。」
「ウォルターやもう1人の私と同じく、強い手駒が一人増えただけの事だろうが。
 喜ばしいと思わねばならんぞ?何を溜息ついておるのだ、我が主よ。」
「いやまあ、あの死神坊主が『強くなる』って訓練を始めたからには
 あの坊主が強くなるのは想定内だがよ、お前まで連鎖反応であの黒い
 ウォルターをガチで殺しかけるまでに心情変化を遂げるのは想定外だったからよ。
 まあ、強くなったのはいい事だが、それなりの大事が起きちまったからな。
 周囲がざわつき始めてる。多分、近い内にストラウスとブリジット女史が
 『ここではいささか穏やかではない風が吹いているようだが、何が起こったのかな?』
 とか何とか言って訪ねてくるぞ。あいつらは平穏が好きだからな。火種をチェックしない
 筈がない。俺が『ミレニアムんちの黒いのをうちのロリカードが殺しかけました。
 攻めてきたのは黒い方です。』と答えりゃいいだけなんだが、正直あの二人には
 目をつけられるのも恐い。ストラウスには何でも見透かされそうでよう。」
「あの『静かなる最強の王』か・・・私の学校の学年主任だが、人とヴァンパイアの完璧なる
 調和を目指すあの『紅いバラの君』にとっては、些細な火種でも大火の元に見えるのかもな。
 正直、あいつは底がしれんよ。のほほんとした顔して、何を考えておるのか分からん。」
そんな会話をしている最中に、少女アーカードの元へ『もう1人のアーカード』
からの念話が届けられる。少女アーカードは、ぼやく主に「チョッと待った。
私宛ての『念話』が届いた。」と言い、もう1人の自分の相手をする。

 
 
221名無しかわいいよ名無し:2008/04/16(水) 16:32:58 ID:AMNBZICH0
『よお、もう1人の私。昨夜、面白い事があったのではないか?
 ヘルシング邸がある方角で、空中で爆発が起こっていたが。
 山の演習地からでも見えたぞ。』
『・・・!急に念話で話しかけられるとやはりびっくりするのう・・・。
 うむ、あの裏切り者が攻めてきたので殺しかけた。あと少しで殺れる
 ところを邪魔された。あの爆発は盛大な眼くらましの煙幕だよ。』
『ほう!お前が奴を殺しかけるとは!それでなくては!そうであろうとも!
 これでお前は本当の意味でもう1人の私となった!
 ウォルターの奴め、ルークと実弾で訓練をしていたから銃声で爆発の轟音
 が聞こえなかったとみえる。もっともあの練習で意識を他に向けたら死ぬがな。
 あいつはこの騒ぎを気づいていない。お前がいるから大丈夫だろうと放っておいたが、
 正解だったな、やはり。』
『この騒ぎの事は置いておいてじゃな、あー・・・コホン。ウォルターは
 元気で訓練をしているようじゃが、私に何か手伝える事はないか?
 何か身体を動かしたくて仕方がないのよ。』
『ふん、私も昨日の騒ぎの事だけでお前に話かけた訳ではない。お前も訓練に
 参加するか?ヘルシング邸にある重火器を見繕って持って来い。アーサーにヘリ
 を出してもらえ。』
『・・・!ああ、そうする。』
もう1人の自分との念話を終わらせた少女アーカードは、
アーサーに満面の笑みを向けて、こう言った。
「ヘリを出してもらいたい。私もウォルターの訓練に参加したいのだ。」

その頃、ミレニアム本部の『外科系集中治療室』では、泥の様に眠っていた
男がうっすらと目を開けた。そして、その目覚めた男に少年准尉が抱きついて
大声で話かけながら叫び出す。
「・・・!!!・・・執事さん・・・・!!・・・執事さあああああん!!
 良かった!・・・目が覚めた!!・・・本当に良かった!!!
 グス・・・グス・・・うわあああああああああああああああん!!!」
シュレディンガーが、大粒の涙をこぼす。横にいた白衣の男が、嗜める様に話し出す。
「シュレディンガー准尉。まだウォルターは集中治療が必要な怪我人だぞ。
 抱きつくのは全快してからにしなさい。」
青年ウォルターは、自分の包帯だらけではあるが、25歳くらいの年齢には
戻っている手術後の身体を見て、昨日自分の身に起こった事を整理して考えてみた。
『確か・・・アーカードに殺されかけて・・・大尉とシュレに
 助けられたのだったな・・・。大尉があの大きな狼になって口で真っ二つ
 に千切れた肉片になった私を運んでくれた事を覚えている・・・。
 その途中で意識を失ったのだったな・・・そして、ドクとミレニアム
 技術陣に手術をされ、おめおめと生きながらえた訳だ・・・。』
222名無しかわいいよ名無し:2008/04/16(水) 16:34:30 ID:AMNBZICH0
黄昏た表情を見せる青年に気を利かせたのか、ドクはこう言って、
部屋を出て行く。
「大変な手術でしたよ。筋系、靭帯系、骨系、血管系、神経系、
 消化器系、外皮系が酷く破壊され、呼吸器系もヤヴァイ有様、
 上半身と下半身が離れ離れでオーマイゴッドな状態、一言で言えば
 かなりゴイスーなデンジャーだったんですから・・・・。暫く、
 ここで過ごして貰います。食事である血液は暫く献血で済ませて貰います。
 味気ないですが病院食とはそんなもの。再生させた身体の器官が完全に回復
 して落ち着くまで絶対安静!いいですね・・・?私は暫く出て行きます。
 准尉はまだ離れたがらないでしょうから、ここに居てもいいですよ?
 大声を出さなければお喋りをするのも許しましょう。
 ただし、身体に負担をかける様なマネはしちゃダメですよ、准尉。」
シュレディンガーは、ドクに「はーい。」と泣き笑いで返事をする。

集中治療室で、ミレニアムの大親友の2人の、穏やかな時間が流れた。
「・・・・・もう、本当に死ぬところだったんだから・・・・・。」
「・・・ああ、そうだな。・・・すまん。」
「僕、頑張ったんだよ?アーカードの奴、僕の頭にデカい銀弾
 打ち込んだんだ・・・。勿論、僕は平気だったけど、あの、『家庭科教師
 のアーカード先生』がおっかない顔をして生徒の僕を撃ったんだ・・・。
 でも僕は死なないから平気・・・でも、執事さんは違うんだよ?
 ・・・・・・もう、無茶は止めてね?」
「・・・・・・・・・確かに、もう、あいつに軽々しく勝負を挑むべきでは
 ないのかもしれんな。私は、『どうしてもダメだったら逃げるさ』
 と言ったが、甘かったみたいだな・・・。『吸血鬼アーカード』は、
 死地に飛び込んできた者は逃げる事すら許さない・・・。」
青年の頬を、熱いものが伝う。シュレディンガーが初めて見る、そして
青年ウォルターが、吸血鬼になってから始めて流す涙。だが、涙を流した
本人の心は、不思議と落ち着いていた。
「・・・!・・・執事さん・・・・・・・・泣いてるの?」
「・・・聞いてくれるか?我が小さな親友よ。私は、ずっと夢を見ていた。
 あいつの生を終わらせる。それがあいつにとって一番幸せな事なんだと思ってきた。
 その為に人外にもなった・・・!しかし、そうしても私はあいつに敵わなかった。
 それどころか、長い間、情けをかけられ、あいつの情けのおかげで私はこれまで
 死なずにすんできた・・・。そして、強がって泣きそうな笑顔で私と戦う、私にとっては
 見たくも無いあいつの顔を長い間見るはめになってしまった。あいつにとっても、
 私にとっても長く苦しい時間が過ぎていった・・・・・・。
 思えば、もう1人の私、あの小僧っこにもえらいとばっちりだったな・・・。
 過去を引きずる相棒の面倒をずっと見てきた事になる・・・。
 フ、あの小僧は私とあいつが戦う、いや、戦うフリをしているのを
『まあしょうがないか』というような苦笑いで見ていたがね。
 だがな、シュレディンガー、私は今、肩の荷が降りた様な気がするのだよ。あいつは今、
 『奴』は今はこの私をも無造作に殺せる化け物だ。・・・『強い』化け物だ・・・。
 過去をふっ切れたのだろう・・・。今のあいつは、幸せだ・・・。」



223名無しかわいいよ名無し:2008/04/16(水) 16:35:52 ID:AMNBZICH0
「・・・ねえ、執事さん・・・。僕はあの優しいアーカード先生と執事さんが
 ケンカするのを見るのが好きだったよ・・・?ウォルター君もそんな執事さんを
 『懲りないな、アイツ』って見てて、ずっとしばらくこの関係が続くのかなって
 思ってた・・・。でも、執事さんの言う通り、ウォルター君からしたら、辛かった
 のかもね・・・。だって、ウォルター君、執事さんの事を『中途半端な覚悟でアーカード
 先生を傷つけているのが愛情とか言うな、好きな子の願いを叶える為に道を踏み外した
 のならとことん外道になりきれ』って内心怒ってたみたいだし・・・。
 でもね、アーカード先生にとっても、執事さんとのケンカの日々は、けっして辛いもの
 ばかりじゃなかった筈だよ?だからあんなに執事さんに付き合ってたんだよ。
 ・・・・・・・うん、絶対そうだよ。」
「人は苦笑いの裏側で、何を考えているかは解らんもんさ。
 そのもう1人の私が吐いた言葉はアーカードからも聞いたよ・・・。
 私はアーカードを倒すまでには至らない。しかし、私は
 ウォルター・C・ドルネーズとしてあいつを倒したい。だからこれ以上
 外法を用いて自分を強くなど出来ない。そしてアーカードも優しさゆえ
 に私を殺せない。・・・そして、もう1人の私も、そんな私達を彼なりに
 見守ってきたのだろうな。自分が惚れた女の心を汲んできたのだろう。
 だが、このバランスは何故かは知らんが・・・いや、何となく想像はつく、
 恐らくもう1人の私が何かしたのだろう。昨日、アーカードは『私には
 道を踏み外さないウォルターがいる』と語っていた。
 あいつにふんぎりをつけさせたのは、もう1人の私だろうな・・・。」
「・・・ねえ・・・『人でなし』って、幸せの形ですら、
 血まみれでなきゃいけないのかな・・・?」
「・・・・何?」
「僕は『人でなし』だけど、ここに来て変わったよ?友達も出来て、穏やかな生活
 でさ・・・。血塗れた過去を持つものでもやり直せたり出来るのが月面町でしょ?
 ・・・だけど、アーカード先生は、あんなに楽しそうに執事さんを殺そうとして
 たし、大尉と戦ってるときも、心底愉快でたまらないような・・・ぞっとする様な
 笑顔だった・・・。なにもここでまで化け物の王道を歩かなくてもいいと
 思うのにね・・・・・・。」
「あいつが『化け物』になる選択をしたのなら仕方が無い・・・・・・。
 私も、ぼつぼつ生き方の転換期を迎えたのかもしれん・・・・・。
 どうやら私にも、まだまだ面倒を見なくてはならない可愛い子が出来て
 しまったようだからな。私1人の命ではなくなっていたらしい。」
「・・・・・・・誰?その子?」
「・・・・お前だよ。私を助けるべく奮闘もする、帰りを待つ者がいるのなら、
 おいそれと『生きるか死ぬか』の勝負に出向いたりしては行けなかったのだな・・・。
 頭を撃たれて、痛かっただろう・・・・?
 シュレ、私も生き方を少し変えてみようと思うぞ。あいつが『吸血鬼の王道』に
 戻ったのだ。私も色々と視界を広げてみよう・・・。前へ、進んでみようか。」
224名無しかわいいよ名無し:2008/04/16(水) 16:36:45 ID:AMNBZICH0
「!!・・・うん!・・うん!!」
「よーしシュレディンガー、ちゃんとこれからも家庭科の授業は受けるんだぞ?
 『吸血鬼アーカード』は基本的にケンカを売られない限りは何もしてこない。
 授業も普通にうけなさい。」
「え〜〜〜〜〜〜〜?今のアーカード相手に?嫌だ!執事さんを
 こんな目に合わせたんだよ?」
「だったら奴に直接文句言ってきなさい。『どんな気持ちで執事さんを殺しかけたの?』
 でも、『執事さんを殺しかけるなんて馬鹿!』でも何でもいい。戦いの興を削ぐ雰囲気
 を出すのがコツだ!そしたら、何故あいつが変わったのか、きっかけが詳しく分かる
 お話をしてくれるかもしれんよ。新たな気持ちで日常を再構築するのに、そこん所を
 スッキリさせたいのなら本人に効くしかないな。ただし、遠巻きに見て殺気に満ちている
 様ならすぐ引き返しなさい。問答無用で頭を撃たれるのはつまらんだろ?」
「・・・・・・うん!僕、特使っぽく、行ってくるよ!
 『やり合うつもりもない』オーラ全開で行ってくる!!
 で、どうしてアーカード先生が変わっちゃったのか聞いてくる!」

多少死に掛けてもめげない執事と親友のシュレ君でした。
徹底的に痛めつけられる事で彼もある意味、ふんぎりがついたのだろう。

取り合えずここまで
 
225名無しかわいいよ名無し:2008/04/16(水) 16:40:07 ID:AMNBZICH0
えー、因みに、外伝ではロリカードは煙草をギャグチックに吸っております。
あれは「イメージ映像」かもしれませんがw
226名無しかわいいよ名無し:2008/04/16(水) 16:59:20 ID:d9Oc8lacO
GJです
学校ではどうするんだ旦那ww
というより学校に来るのかww
227名無しかわいいよ名無し:2008/04/16(水) 17:40:00 ID:bbtli8zb0
>>226
ロリカード「勿論家庭科教師は続けるぞ?『対決』の作品内の時間は
      まだ月面学園は春休みだから今は行っておらんが
      教師は続ける。もう1人の私はきちっと世界史教師を
      こなしておるからな。生徒からしたら『強い教師がまた
      1人増えた』くらいにしか思わんだろうて。
      まあ、今後私の授業は今までと比べて ほ ん の 少 し
      ピリっとした雰囲気になるであろうなあ。ははは。
      そこら辺もおいおい書かれていくだろうて。覚悟しろよ?生徒諸君!
      
      あ、あと>>214殿、お帰りなさい。叩きにはめげず、黙々と投下する
      その姿勢、天晴れである!『対決』シリーズの私は純情可憐な乙女
      ではなくなってしまったが、そなたはそなたの道を、歩まれよ。
      邁進するのだ!!そなたの『黒執事道』を!!」
      
      
228名無しかわいいよ名無し:2008/04/16(水) 18:04:16 ID:EfLzq0W00
タフな吸血鬼を好きになったんだ。SSの書き手だってタフだろうw

しかしまあ、シュレはほんま黒執事思いのええ子や…。
229名無しかわいいよ名無し:2008/04/16(水) 19:43:44 ID:QCW1Eue70
若執事「ア、アーカード……そのカッコ……」
ロリ旦那「似合っとるか?黒いのから貰ったんじゃ、スカート姿の私も悪くあるまい?」
若執事「嫌……その靴下……」
ロリ旦那「?この長靴下が何か?」
若執事「くそっ!!」

バンッ!!

ロリ旦那(ビックゥ!!)
若執事「ああそうさ、二ーソは黒が最高だよ……!!畜生ッ、駄目執事のくせに心得てやがる……!!
悔しいが、パーフェクトだウォルター……!!」
ロリ旦那「ウ、ウォルター……?」
若執事「今日は俺の完敗だ……認めざるを得ねぇ……!!だがよぉ、俺はいつかアンタを超えてみせるぜ……!!」
ロリ旦那「ウォルター!?おーい、おーい!!」

黒執事「ミニスカと二ーソが生む究極のコラヴォレーション、絶対領域の威力理解していただけたかな?
今回は黒を基調としたコーディネーションにすることで、アーカードの白い肌、ひいては絶対領域を一層協調するチョイスにしてみたんだ。
さぁ、残念だけど今週の『今日のアーたん〜ウォルターのドキドキファッションチェック〜』」のコーナーはここまで。
スィーユー、ネクストウィークアゲイン、バイバーイ!!」
230名無しかわいいよ名無し:2008/04/16(水) 19:45:55 ID:QCW1Eue70
>>227
黒執事「ありがとう、これからも私はSS内でお前とイチャつかせてもらうとしよう。どぅふふふふふふふふ」
231名無しかわいいよ名無し:2008/04/16(水) 20:00:16 ID:fVV30W1x0
>>229
お前ら2人ってやっぱり同じ穴の狢だなwww
え?若いのと黒いのww
232名無しかわいいよ名無し:2008/04/16(水) 20:06:05 ID:QCW1Eue70
>>231
黒執事「見ろ小僧。スカートを穿くことによって、パンチラという聖なる超常現象が発生する」
若執事「い、いや俺は別にその……チラッチラッ」
黒執事「あっ、あっ、見えそうで見えない!!見えなさそうで見える!!うひょー、盛り上がってきたー!!あっはっは、最高だなオイえぇ!?」
233名無しかわいいよ名無し:2008/04/16(水) 20:30:00 ID:hRzwZ93W0
ヤリチン勝負で志貴とDIOどっちが勝つ?
234名無しかわいいよ名無し:2008/04/16(水) 20:32:26 ID:OWYe3lN50
ロリカード「・・・・・・はぁ。」
セラス  「何を溜息ついているんですかマスター?」
ロリカード「いや、黒執事の登場でウォルターも失いかけた牙を
      取り戻しつつあり、これはこれで嬉しい事なんじゃが、
      黒いのにつられてウォルターも変な方向に染まらないか
      と心配でな・・・・。」
志貴   「多少染まった方が良いんじゃないか?俺らからしても
      とっつき易くなるし。」
太臓   「そうそう。俺ら、黒いの嫌いじゃないぜ。あの黒いのが
      アレなんだからいけ好かないあの真面目野郎も俺らに
      近しい性質を持っているって事になる。」
ロリカード「・・・・・・・・・・・。」ブチッ
セラス  「あ、何かがキレた音。」

太臓   「その地獄の二挺拳銃をしまってくれよ先生ええええ!!!」
志貴   「早まっちゃダメだああああああああ!!!」
ロリカード「癌細胞は早めに摘出せねば転移するのだ!!
      ウォルターにあやつのヤバイものが移る前に元凶は狩りとらんと
      いかんのだああああああああ!!!!」
セラス  「マスター!落ち着いて下さいいいいいいいい!!!」
235名無しかわいいよ名無し:2008/04/16(水) 20:33:44 ID:OWYe3lN50
>>233
的に当てるのはDIOの方が圧倒的に上手いんじゃないか?
236名無しかわいいよ名無し:2008/04/16(水) 20:37:05 ID:QCW1Eue70
>>233
さしものDIO様も、その分野においては志貴の背を拝まざるを得まい
237名無しかわいいよ名無し:2008/04/16(水) 20:39:25 ID:QCW1Eue70
>>234
黒執事「ふむ、あれが今流行りのヤンデレというやつか」
238名無しかわいいよ名無し:2008/04/16(水) 21:18:12 ID:LVBdgIlN0
ハーレム作る気がないだけで、女を捕まえる力はかなり強いからな、DIO様

だが、ジョナサンの肉体をもってしても、それだけは志貴には勝てまい
239名無しかわいいよ名無し:2008/04/16(水) 22:48:55 ID:QCW1Eue70
ジャーパネットジャーパネットー 夢のジャパネットウォルター

黒社長「はい、みなさんこんにちは。本日ご紹介する商品は、こちら!!ウォルター印の万能包丁!!」
准尉「なーんだ、普通の包丁じゃない。ちょっとガッカリだよ……」
黒社長「あンまーい!!シュレディンガー君、この市販の包丁で大根を切ってみてくれるかな?」

グッ、グッ、ザクン

准尉「わっ、結構硬いんだねぇ」
黒社長「今度はこの万能包丁で切ってみてくれたまえ」
「そんな変わるわけ……」

ストン……

准尉「すっごいや、まったく力がいらないよぉ!?どんなカラクリを使ったんだい、社長さん!!」
黒社長「よくぞ聞いてくれました!!なんとこの万能包丁、刃先が分子一つ分の厚さしかないんだ!!
大根でも腕でも、なんでもござれ!!スパスパ切ってみせるよ!!」
准尉「すっごーい!!場合によっては護身にも使えるって寸法だね!?」
黒社長「そのとーり!!さ〜ら〜に、タマネギを切って……シュレディンガー君、この切ったタマネギを目の下に当ててみてくれ」
准尉「そっ、そんなことしたら涙が止まらないよぉ!?」
黒社長「フフフ、いいから騙されたと思って」
准尉「しみるだろうなぁ〜……って、アレ?全然しみないよ!?涙が出ない!!どうしてなの!?社長さん!!」
黒社長「フフフ、タマネギに含まれる刺激物質を、全く潰さずに切り裂いてしまうからなんだ!!素晴らしい切れ味を持つ、この万能包丁だからこそ出来ることだよ!!
さらに、お肉やお魚のうま味成分は、細胞に含まれているんだ。この万能包丁ならその細胞を潰さないから、うま味エキスがちっともこぼれない!!
お手軽に素敵な料理がテーブルに並ぶのさ!!」
准尉「でもぉ〜、こんな良い包丁やっぱり値が張るんじゃ?」
黒社長「心配ゴム用!!この出刃タイプに果物を切るのにピッタリのフルーツナイフタイプ、さらに柳刃タイプも付けて、なんと!!
29800円!!29800円!!価値あるお値段です!!」
准尉「やっす〜い!!たった3万でこんな素敵な包丁を3本もGET出来るなんて、こりゃあ買いだね!!」
黒社長「ご購入のお電話は、いつものこの番号!!0120-×××-××××まで!!」
准尉「奥さんもこのウォルター印の万能包丁セットで、お隣さんに差をつけちゃえ!!」

ロリ旦那「…………」
ロリ旦那「あっ、ウォルターか?……うん、包丁。3セット……え、お一人様一点限り?
むぅ……え、特別に2セットまでなら?ハハッ、スマンなウォルター!!楽しみに待ってるぞ!!」
240名無しかわいいよ名無し:2008/04/16(水) 23:20:00 ID:bRMvnj4u0
商売上手だね、黒ウォルは。
241名無しかわいいよ名無し:2008/04/16(水) 23:33:01 ID:3cw/mH8/O
でも包丁使う時は髭旦那になってそう。
242名無しかわいいよ名無し:2008/04/16(水) 23:53:50 ID:bRMvnj4u0
髭旦那はイメージとしてはバーベキューとか、肉を串に刺して火で炙る料理が
得意そうなイメージがあるなあ。常軌を逸した目で黙々と作りそうな感じ。
歪んだ笑みを満面に浮かべて作るんだけど味は確かなの。
243名無しかわいいよ名無し:2008/04/17(木) 00:15:44 ID:K79MbxdL0
inイタリア料理店「パッショーネ」

2人が連れて来られた場所はあまり目立たない場所にあるレストランだった。
とりあえず虐殺されたり実験材料にされる、という事はないだろうし、
吸血鬼を料理するような怪しい店にも見えないので、2人の警戒心は
自分たちも気づかない内にほとんど安心感に変わっていた。
ただ、店内に入ると妙な髪形やアクセサリーの店員が目立つことだけは
どうしても気にせずにはいられなかったが。

プッチ「遠慮せずに何でも食べていいよ」
と言ったら、2人はピザとグラタンとパスタとカルパッチョ、スープ類を
それぞれ頼んだ。よほど空腹だったようだ。
それでもデザートを頼まなかったあたり、一応遠慮はしていたらしい。
料理が来るまでの間、2人にこれまでの経緯を話してもらうことにする。
普通の女の子だった(シオンはあまり普通じゃなさそうだが)が後天的に吸血鬼になり、
ほとんど浮浪者に近い生活をしなければいけなくなった・・・
そこまで聞いたところで、パスタとスープ、それとプッチが頼んだ前菜が運ばれてきたので
話題は中断、吸血鬼と聖職者の晩餐が始まる。

プッチの予想以上に行儀良く、その上で急ぐように2人は運ばれてくる料理を食べていった。
全ての料理が片付くと、身の上話は教会からは追われる身になっている、
将来的に希望が見えない・・・と半ば悩み相談のような形になっていた。
ほとんど黙って聞いている神父のこともあって、まるで懺悔でもしているかのように
周囲の客には見られていた。
シオン「それで今に至る、と言うわけです」
プッチ「それは・・・辛かったね」
他人事ではない。しかしプッチ一人が頑張ったところで教会側の追手を止めさせたり、
彼女らを元の人間に戻すことはまず不可能だ。
目の前でこんなにも悲惨な目にあっている「人」を助ける事もできない。
こんなにも自分の力不足を痛感したのは久しぶりだ。
プッチ「すまない・・・・。君達にはとても酷い事をした」
さつき「そんな、神父さんが謝る事じゃないですよ」
プッチ「しかし・・・」
244名無しかわいいよ名無し:2008/04/17(木) 00:16:32 ID:K79MbxdL0
「両手に花ですか神父様、羨ましいですねぇ」
会話を切ったのは前衛的な眼帯を付けたウェイターだった。
プッチ「からかわないでくれよ、メローネ君」
眼帯の男、メローネは返事をせずにテーブルの向かい側を向く。
メローネ「こちらサービスです、可憐なお嬢さん方」
そう言ってパフェを2つ置いた。プリンの上に生クリーム、横に苺が添えられた大きなパフェで、
この店で一番高いデザートであった。(さつきは先ほどメニューを隅から隅まで見ていたので知っていた)
さつき「い、いいんですか?ありがとうございます!」
メローネ「どうぞどうぞ。可愛い女の子がパフェを食べないで、誰が食べるんですか」
どうでもいい話だが、月面町に住んでる女性はほぼ全員美女か美少女なので、
毎日毎日メローネは客にデザートをサービスしていたのである。当然自腹で。
さつき「いただきます!」
シオン「ありがとうございます。私もいただきます」
一口食べた瞬間さつきの目からは涙が滲んで、二口目ではもう涙は目からあふれ出ていた。
さつき「ううぅ・・・おいしい、ですっ・・・・・・」
シオンは無言でパフェを口に運んだが、正面に座っているプッチには涙目になっているのが見えていた。
プッチ「あーあ、女の子泣かせちゃった」
メローネ「からかわないで下さいよ・・・。ああ、泣いてる姿も絵になるなぁ」

シオン「ごちそうさまでした、神父さん、メローネさん」
さつき「本当に・・・ありがとうございました!」
メローネ「礼には及びませんよ。またのご来店をお待ちしています」
プッチ「これでもお詫びには足りないくらいだよ・・・・。あ、そうだ」
プッチは鞄の奥からDISCを取り出す。
シオン「それは・・・?」
プッチ「『水を熱湯に変える』DISCだ。役に立つとおもうよ」
さつき「はい!今日はありがとうございました!」

店の外に出て2人と別れ、プッチは教会へと帰る途中ずっと、
2人を救う方法とアンデルセンの頭に何のDISCを入れてやろうか考えていた。

終わり



シオン「で、このDISCはどうやって使用するのでしょう?」
さつき「ヤカンの下に敷くとかかな?」
シオン(・・・・やはり頭に入れるのでしょうか)
245名無しかわいいよ名無し:2008/04/17(木) 02:28:34 ID:eV3zfJ3SO
ホワイトスネイクのディスクを用いた入れ替わりネタとか作れそうだな。
チャリオッツ・レクイエムでも可
246名無しかわいいよ名無し:2008/04/17(木) 06:09:21 ID:au+85Xbu0
このスレ、シリアスからギャグまで楽しめてサイコーです
職人に感謝します
247名無しかわいいよ名無し:2008/04/17(木) 06:25:20 ID:vGfOah0B0
>>245
黒執事「私とアーカードが入れ替わる……だと……?
ハッ、俺がアイツで、アイツが俺で……!?」
248名無しかわいいよ名無し:2008/04/17(木) 07:21:22 ID:1xin1tPM0
>>247
若執事「お前、行き着く所はそこだけしか無いんかい!!
   (・・・・・・まあ、悲しいかな気持ちが分かってしまう俺もいるんだが。
    ・・・・・・・あいつと入れ替わるってどんなんだろう?)」
249名無しかわいいよ名無し:2008/04/17(木) 12:55:58 ID:eV3zfJ3SO
黒いの人気だなw
250対決 その19:2008/04/17(木) 17:27:05 ID:iYzkhaww0
少年准尉はミレニアム本部の自室で上下黒のタキシードを着て、胸にピースマークのバッジを付けた。
そして、白旗を手に持ち、鏡の前に立ち、己が姿を見て呟いた。
「これで平和の使者っぽくなったのかなあー?」

シュレディンガーは、少女アーカードへの平和の特使として相応しい格好が出来ているかどうかを
チェックしてもらう為、ミレニアム外科集中治療室で安静をしている青年執事に格好を見てもらう。
「どう?執事さん?ガラにもない物着て鉄十時勲章じゃない物胸につけて降伏のシンボルを
 持ってみたんだけど・・・・・・・・。」
「ふむ、その格好ならあいつの戦意も削がれるだろう。ただし!何度も言うが遠巻きに見ても
 殺気が漂っているのなら話し合いなんぞ無理だ。急いで逃げ帰るように。」
「はーーーい、執事さん。それではシュレディンガー准尉、執事さんがより良い未来を歩む為、
 そして僕の中にあるモヤモヤを解消する為、『アーカード先生が何故変わってしまった』理由を
 直接本人に聞きに行ってきまーす!」
そう言うと、シュレディンガーはスゥッと消えた。

そして、現れたのはヘルシング邸の屋上。屋上から見ると屋敷の全容がよく分かる。敷地では、
昨日の死闘で芝生に刻まれた多くの地面のへこみを土木作業員が埋め立てていた。
シュレディンガーは屋根の上で考える。
『う〜〜んと、遠巻きにアーカードを見て、話が通じる状態かどうか確かめないと。昨日のあの
 執事さんをガチで殺しかけた状態のアーカードの前に立つのは嫌だし・・・。まずアーカード
 はどこにいるんだろ?』
その時、思案をしているシュレディンガーの目の前に、ワイルドギース達に重そうな木箱を何個も担がせて
意気揚々と歩いていく少女アーカードが敷地内の舗装された道を歩いていくのが見えたその道を辿って
行くと、ヘルシング邸ヘリポートがある。どうやら遠出をするらしい。シュレディンガーは悩む。
『お出かけかー。なんかアーカード楽しそうだけど、話しかけても大丈夫かなー?
 昨日の興奮冷めやらぬの状態ならマズいし・・・・・・。取り合えずついて行くか、うん。』
そう結論付けると、またスゥッと消えた。

少女アーカードはご機嫌でヘリに乗り込む。主から、『ウォルターの訓練に参加しても良い』と許可が出たのだ。
ただし、もう1人のアーカードと違って日帰りでの訓練参加だ。昨日の爆破事件の事もあり、切り札をあまり長い間
外に置いておくのは流石にやめておこうという話になったのである。ウォルターの訓練日数は、まだ結構残っているのだ。
「それでは運ちゃん、彼岸山の演習地へGO!」
ヘリの操縦士に少女アーカードが話しかけると、「ラージャ(了解)」の返事とともにプロペラは回り、飛び立つ。
空を飛ぶヘリの上に、必死にシュレディンガーはしがみついていた。
『にゃ〜〜〜!! 和平の使者って大変なんだにゃ〜〜〜!!!』
風圧に巻き込まれながら、こんな感想を抱く平和の特使。頑張れシュレディンガー、明るい明日の為に!










251名無しかわいいよ名無し:2008/04/17(木) 17:27:56 ID:iYzkhaww0
そんなこんなで演習地に到着したヘリコプターは、少女アーカードと数個の木箱を降ろし、操縦士は
「それじゃ日が沈む頃、6時くらいに迎えに来ます!」
と言葉を残し去っていく。シュレディンガーは、『こんな所で何してんだろ?』と思いつつ、しばらくは様子見をしようとまた消えた。

「ウォルター!私も参加するぞ!日帰りだがな!ほれ、大量の武器も用意したぞ!馬鹿兄弟、好きな得物を取れ!!」
そう言うと、少女アーカードは厳重な作りの「火気厳禁」の木箱をバキバキと素手で蓋を剥がして開けた。
ヤン・ヴァレンタインは箱の中身を見ると、「ヒュウ〜♪」と口笛を吹き、歓喜の台詞を放つ。
「ひゃはははははあ!大盤振る舞いじゃねえかよ先生!!どんだけハンドガンとライフル持ってくるんだよ!
 アサルトライフルにアンチマテリアルライフルにグレネードもあるじゃねえか!散弾銃とかごきげんじゃね!?」
子供の様に目を輝かせて物色をするヤンを尻目にウォルターと少女アーカード、そしてアーカードとルークは話をしている。
「完全にテンションがはっちゃけノスフェラトゥに戻ったな、アーカードよー。」
「はっはっは。こんな私にしたのはお前だウォルターよ。さあ、馬鹿に刃物をプレゼントした訳だし、心置きなく
 死線を掻い潜りまくれ。大尉とある程度ガチれるお前だ。楽しく命懸けな訓練が出来るだろう。」
「揃いも揃ったり銃百種という有様だな、もう1人の私よ。ルーク、お前は選ばんのか?」
「結構です。私の妻はスプリングフィールドM1だけです。浮気はしません。」

森の演習地の茂みの中で彼らの様子を汗ジトで見守るシュレディンガーはこんな感想を抱く。
『僕のこの格好、間違いなくこの場の空気を読んでないよね・・・。
 ・・・ヴァレンタイン兄弟、ミレニアム基地で姿を見ていないなーとか思っていたら、こんな所に連れてこられてたんだ。
 まさか実弾で訓練・・・・・・?』

ヤンが、高級なオモチャを手にした五歳児のテンションで少女アーカードに大声で訪ねる。
「うおおおおおおおおお!!なんだよこの戦闘機に取り付けそうなゴツイ代物はよお!!」
ヤンは、大きなガトリングを「よいしょお!」と持ち上げる。
少女アーカードはその問いに答えるべく胸をはって説明する。
「ふっふっふ。お前の言う通り、本来それは戦闘機に搭載するべくこさえられた代物よ!M61バルカン!!
 20mmガトリング!ローマの火神にしてギリシアの鍛冶神の名を冠する銃器!発射速度は毎分
 4000発から6000発!!威力は私の軽めの手刀程度だ!人間の頭なら掠っただけでミートソースになる!!」
ウォルターは一言呟く。
「ヤンキー製の銃だよな、それ。やっぱ銃はヤンキー製に限るってか。しっかしまあ、こんなもんを訓練に使おうたぁ、
 いい感じにイカれてるなあ。・・・上等じゃねえか。6000発、逃げ切ってやるぜ、軽い軽い。」
不敵な笑みを洩らした死神少年は、少女アーカードが被っていたピルボックスハットをヒョイと取ると、自分の頭に被り、
クシャ、クシャと少女アーカードの頭を優しく撫でた。頭をいい子いい子された吸血鬼は、何とも嬉しそうに
歳相応の女の子のはにかみの笑顔を浮かべる。常軌は逸してはいるが、おどけた恋人同士の姿がそこにあった。
少女アーカードは、弾んだ声でウォルターに話しかける。
「うむ♪今のそなたならこれくらいの火力でいい感じの訓練ができよう♪
 気を抜いてると流石に死ぬから注意しろよ♪」



252名無しかわいいよ名無し:2008/04/17(木) 17:28:27 ID:iYzkhaww0
訓練が開始される。バルカン砲、スタンバイOK。ローマの火神を繰る役は、ヤン・ヴァレンタイン。
「かかかかかか!!俺は最初、ここに連れてこられた時はいい迷惑だと思ったが、今は感謝しているぜえ!!?
 生身の人間相手に銃が撃てる!!こんないい訓練があるか!!ミンチになっても恨みっこなしってのがたまんねえ!
 あんたらのいい感じにイカれた思考が出来る脳髄に感謝して、ぶっ放させてもらうぜ!!
 アーカード先生よお!!掛け声をかけてくんなあ!!」
いきり立つヤンの催促に答えるかの様に、男性アーカードが「始めろ!」と言おうとするのを、少女アーカードが止める。
「もう1人の私よ、私に掛け声を言わせろ。何と言えば良い?」
「・・・始めろ で良い。」
「ふむ・・・。 では、訓練開始の掛け声は私が言わせて貰おう!!・・・・始めろおおおおお!!」

ドガガガガガガガガガガガガガガガガガガ!!!!!

広大な森に響く雷音の如きガトリングの唸り声

シュレディンガーは、頭を抱えながら思案した。
『僕、どのタイミングで飛び出せばいいんだろう・・・・?』

とりあえずここまで
なかなか進みませんが、もう少しでこのお話も終わります。
そのもう少しを書き上げるのが大変そうなんですけど。・・・書きたい事が多すぎるww

253名無しかわいいよ名無し:2008/04/17(木) 17:52:15 ID:eV3zfJ3SO
そんな武器を沢山買える程の潤沢な資金はどこから出てるんだろう…

まさかブラ(re
254名無しかわいいよ名無し:2008/04/17(木) 17:57:48 ID:iYzkhaww0
覚えたての「Jane Style」で文章を打ち込んでますので見えにくいかもしれませんが
慣れていきますのでご容赦を。
255名無しかわいいよ名無し:2008/04/17(木) 18:34:47 ID:vGfOah0B0
銃は良いよね。SIG229やFiveseveNみたいなスマートな銃が好き
FiveseveNは素敵デザインのP90と弾丸共有出来るしってスレ違いでしたね
256名無しかわいいよ名無し:2008/04/17(木) 18:37:28 ID:W+qxiYIj0
>>253
SR−71をポンと購入して神風させる機関だからなあ。
旦那の銃も「モルゲンクルノデウム」というメチャ重いけど頑丈な金属
で出来ているらしいし。
(多分ヘルシング機関だけが加工出来る金属じゃないかなと勝手に思っている俺。
 ジャッカルの質量が異常に重いのもその為なのかな?)
いざとなったら武器をポンと購入し、自分で作ったりもするのが
ヘルシング機関じゃないかなと。
257名無しかわいいよ名無し:2008/04/17(木) 18:42:41 ID:W+qxiYIj0
確かOVAのセラスがチェーダーズ村で撃っていた銃がSIGだった気が…
記憶違いかな?
258名無しかわいいよ名無し:2008/04/17(木) 18:59:32 ID:gjX/TGX/0
>>235 >>238
つまり
DIO「お前は今まで食ったパンの枚数をおぼえているのか?」

だったら志貴は
志貴「お前は今まで食った米粒の数をおぼえているのか?」

となるんですね><
259名無しかわいいよ名無し:2008/04/17(木) 20:04:46 ID:vGfOah0B0
>>248
黒執事「無いね!!」


────稽古を付けてやる。私は素手でやるが、殺す気で来い────

ウォルターはもう一人の自分との、絶望的戦力差を理解しているつもりだった。
自分の未来に存在する、いくつかの選択肢。
その化の威勢の中から、最も愚かしくも悲しい道を選んだ男。
夢の為にひたすら強さだけを求め続け、ついには星屑にすら手を伸ばした男。
だからこそ彼は強い。
捨ててきたものに報いなければならなかったから。
彼が愛する人を、そして彼自身を救う方法をそれしか知らなかったから。
そうやって半世紀もの間、多大な犠牲を盲目なまま払い続けてきたもう一人の自分、そのなれの果て。
故に鎌を振るい続ける限り、彼は不敗である。

──ギュラギュラギュラ!!

それでも負ける気はしなかった。
未熟とて己もまた死神、ウォルター・C・ドルネーズだ。
鎌を携えた死神が、無手のそれに敗れる道理はない。
だというのに。

「何で……何で当たらねぇんだよ!!」

叫ばずにはいられなかった。
15年間培ってきた技術が、かすりもしない。

──ギュパッ!!

回避を許さない、全方位からの斬撃。
……ああ、まただ。
死神が襲いくる鋼糸にそっと手を添える。

──ヒュパッ!!

たったそれだけの動作で鋼糸は自らの意に反し、死神を傷つけることを拒む。
この理不尽なやり取りを、もう幾度繰り返しただろう?
刹那、ウォルターの視界から死神が消えた。
ウォルターは脳をフル回転させ、敵の予測地点を絞り込む。

──左後ろっきゃねぇ!!

──ゴパッ!!

しかし振り向きざまにウォルターが放った斬撃は、死神ではなく空しくも岩をバラバラに切り刻む。

「ふむ、悪くない予測だな」

ぞくり。
鋼糸を繰る指先に感じる、あり得ない感触。
そして、あり得ない方向から聞こえてくる──声。
260名無しかわいいよ名無し:2008/04/17(木) 20:05:28 ID:vGfOah0B0
「上ぇ!?」

まさか……俺の糸を足場に──!!

──ヒュンッ、ゴシュッ!!

「がっ……!?」

死神の踵が、ウォルターの右鎖骨を捉えた。
パキン、と鎖骨の折れる軽い音が響き、ウォルターにもう右腕がろくに使えないことを伝える。

「くっ……そがぁ!!」

──キリ、ヒュンッ!!

左手を口で鋼糸を繰り、未だ空中にいる死神を攻撃する。
人は空中を歩けない。
今度こそ捉えた──!!

──キュパッ!!

「嘘だろ……」

必殺の威力をもって繰り出されたはずの斬撃。
死神はそれを、またも容易く逸らしてみせた。
──それも、足で。

「実際に殺るまでは慢心するな」

──コツンッ

死神が着地すると同時に放ったショートフックが、完璧な形でウォルターの顎を捉えた。

「油断大敵だ。いかな英雄とて、それで簡単に死ぬ」

──ドサッ

「あ……・?」

ウォルターは気が付けば尻もちをついていた。
とっさに立ち上がろうとするが、体が言うことを聞かず死神の胸に倒れ込む。
能が揺らされたのだろう。

「ここまでだな」

死神がそれまで放っていた刺すような威圧感が嘘のように霧散し、そこには死神ではなくウォルターの良く知る黒い執事が立っていた。
261名無しかわいいよ名無し:2008/04/17(木) 20:05:57 ID:vGfOah0B0


「ッ……てて……」

もう一人の自分が折れた鎖骨を正しい位置に修正し、全身に負った打撲傷に的確な手当てを施していく。

「あくまで応急処置だ。後でしっかりメフィストにでも診てもらえ」
「……どうなってんだよ、俺の糸が通じねぇ」

止められたことはあるが、逸らされるなどという経験は皆無だ。
アーカードですらそんなことは出来まい。

「私は糸を操るスペシャリストだぞ?格下の糸を逸らすことなど造作もない。その気になれば、そのままお前に反したり奪い取ることも可能だ」

私だからこそ出来ることだがね、ともう一人の自分は得意気に胸を反らす。
一発入れてやりたいほどに神経を逆撫でする仕草だが、残念ながらそれが叶う身体状況でも精神状況でもなかった。

「それにしても細すぎだ。ちゃんと食べているのか?私も折るつもりはなかったのだが……」

こいつなりに心配してくれてるのかな、と感じ、少々気を許したのも束の間。

「私がアーカードに怒られるだろうが。まったく、仕方のない奴だ」
「てめぇの心配かよ!?っ痛……」
「馬鹿者、応急処置と言ったろう。……ふむ、骨はずれてないようだな。ツッコミを入れてくれるのは有難いが、そこまで気合いの入ったものは望んでいない」
「誰のせいだよ……」

どうやらツッコミは欲しかったようだ。
それにしてもまさかここまで差があるとはなぁ、と溜め息を吐く。

「なに、落ち込むことはない。私が予想していた以上だ。学業と仕事の両立だけでも、大変なハードワークだろうに。よもやここまでとは」
「ふん……」

褒められてはいるのだが、素直に喜ぶ気になれない。
この男は、自分と同じ年の頃には既にアーカードとの決着を望んでいただろう。
それを考えると、自分とは比にならないほどの短誠意をしていたであろうことが、容易に想像出来る。

「先程も言ったが、油断大敵だ。過小も過大もせず、ありのままの自分を知れ。何が出来て何が出来ないか、自ずとわかってくるはずだ」
「へぇ、お前的自己評価では、アーカードに勝つことは“出来ること”なんだ?」
「……」

言うまでもなく、アーカードには人を狂わせる何かがある。
認めたくはないが、同じ存在なだけに彼の気持ちは酌める。
にも関わらず意地悪な質問をしたのは、狼狽えた彼の顔が見たいからに他ならない。
とどのつまり、腹いせというやつだ。

「ところでコロッケ何味が好き?」
「急じゃね!?誤魔化すならちゃんと誤魔化せよ!!」

今度は鎖骨に響かない程度に、加減してツッコミを入れる。
骨折さえしていなければ、全身のバネを使った素晴らしいツッコミになっただろうに。
非常に口惜しい。

「とにかく、だ。戦闘において妥協は厳禁だ」
「二度と同じ間違いはしねー。アンタの実力はまだ計りかねるがよ、次はもちっと良い勝負になるはずだぜ?」
「意気込みは結構だが、焦る必要はないぞ。お前はまだまだ成長途上だ、先の手合わせの中ですら成長していく様には、自分のことながら舌を巻いた」

予想外の言葉に、ウォルターは目をぱちくりさせる。
成長?手も足も出なかったのに?
262名無しかわいいよ名無し:2008/04/17(木) 20:06:33 ID:vGfOah0B0
「ハッ、あんな僅かな時間で強くなれりゃあ世話ねぇや」
「謙遜するな。言っただろう、成長途上だと。天井が見えてしまっている私にとっては、羨ましい限りだ」

痛いのを堪えるような、どこか寂しそうで空を仰ぐもう一人の自分。
天井、と彼は表現した。
ピンと来ないが、半世紀以上もの間技を磨き続けてきた彼にとって、己が今まさに強くなるのを止めようとしているのは耐えがたい苦痛なのだろう。
これ以上強くなられても、それはそれで困るのだが。

「まぁ、なんにせよだ。いま必要なのは場数だな。今回の形式であと何度がやれば、ほんの一本だが私も糸を使わざるを得まい」
「マジか!?」
「ああ、服が汚れるからな」
「てめっ……」

非常に腹立たしい物言いだが、それでも悪くない評価を下されているとあって、嬉しい気持ちが勝るのは致し方のないことだろう。

「なに、私とまでは行かなくとも、それなりの大物には育ててやる。安心しろ、愚弟よ」

クックッ、と喉を鳴らし、楽しそうに笑うもう一人の自分。
彼に倣い、ウォルターも空を見上げた。

──ああ、気持ちのいい風が吹いてやがんな。

「調子こいてんなよ?いつかその背中に跳び蹴りかましてやっからよ、馬鹿兄貴」
「ああ、それは楽しみだ」

おわりんこ
この二人は、良い意味で対抗心バリバリの兄弟みたいな感じなら良いと思う
263名無しかわいいよ名無し:2008/04/17(木) 20:22:44 ID:vGfOah0B0
>>259
9行目の「化の威勢」は「可能性」のミスでしゅ
カッコわりー
264名無しかわいいよ名無し:2008/04/17(木) 20:44:16 ID:+btS3T+M0
>「あくまで応急処置だ。後でしっかりメフィストにでも診てもらえ」

若執事「こんくらいなら木下京太郎の診療所でも大丈夫だよ。
    俺はあんたが思っているよりは丈夫なんだぜ?
    何かあそこは貞操の危機を感じるんだよなあ…俺、男なのに。」
265名無しかわいいよ名無し:2008/04/17(木) 20:45:41 ID:+btS3T+M0
あ、あそこってのは京太郎のとこじゃなくてメフィストさんの所って意味ね。
念のため。
266名無しかわいいよ名無し:2008/04/17(木) 21:10:44 ID:blVPjKB4O
>>259-265
GJなんだぜ
267名無しかわいいよ名無し:2008/04/17(木) 21:15:46 ID:eV3zfJ3SO
まァ一番良いウォルターは老いたウォルターなんだけどね、俺の中では。
268名無しかわいいよ名無し:2008/04/17(木) 21:16:52 ID:eV3zfJ3SO
すんませんでした、ちんこをアトラーで30分に渡ってケズりに行ってくる
269名無しかわいいよ名無し:2008/04/17(木) 21:19:31 ID:vGfOah0B0
俺的素敵執事ランキングは黒>爺>若なんだけど、
爺はどうしても使いにくいんだぜ
270名無しかわいいよ名無し:2008/04/17(木) 22:11:53 ID:+btS3T+M0
若執事「アーカードを悲しませない為にも素適なジジイになるのが俺の
    目標な訳だが、今の俺は自分で言うのもなんだが『やんちゃな餓鬼』
    な訳よ。・・・ぶっちゃけ、俺はちゃんと年取ったら落ちつくんかね?
    三つ子の魂百までって日本の諺がある。・・・根っ子の部分は変わらないんかねえ?」
黒執事「お前、月面学園じゃ『至極真面目なウォルター君』で通ってるじゃないか。
    やんちゃなお前、ナイスジョンブルなお前、どちらも本物だ。
    ・・・今からそう先の事をあれこれ悩みすぎるのも良くないぞ。
    私を見て色々と不安になる事もあるだろうが、人間的にはダメな見本として
    割り切って見つめてみろ。イマイチ割り切れて私を見れていないんじゃないか?
    ・・・アーカードを幸せにするんだろ?しっかりしろ!」
若執事「あんたを見てると、やんちゃな部分が前面に出ちまった感じがするね。
    アーカードからも餓鬼呼ばわりされてたし。(・・・でも、あんたは
    あんたなりに『本物』の想いを抱いてきたんだもんなあ。
    そんなんを『ダメ人間』と割り切って見ちまっていいのか?と考えちまう。
    いや、『人間失格』だとも思うし、あんたみたいにはならないとも思うがよ。
    あんたに対する感情もそう簡単じゃないんだって・・・。)」
黒執事「私は爺さんになっても色々と割り切れなかったが、お前なら
    違う私になれるさ。・・・まだ、色々と危ないがね。」

老執事「あるがままなりと思って生きれば、老いというものすら楽しいものですぞ?」
若執事「誰だ?あんた?・・・て、初対面の爺さんに失礼だったな?えーと、どちらさま?」
老執事「ふふ、通りすがりのお節介な老人です。」
若執事「ふーーん・・・。(何か全てを見透かした様な雰囲気の爺さんだな。
    でも、嫌いじゃねえ感じ・・・。)」
老執事「(ふむ、昔の私はこの様なキッドだったのですなあ・・・。
     少年よ、私は君の未来の姿だ・・・。君から見て私はどうだ?
     『嫌いじゃない』とでも思ってくれたのなら、光栄ですがね。)」

黒執事「・・・・・・・・・・。」
若執事「・・・!・・・おい、何で泣いてんだ?」
黒執事「(・・・!・・・この老人を見ると、何か『自分が置いてきた
     大切なモノ』を見ている気がする!・・・何故だ!!)」
271名無しかわいいよ名無し:2008/04/17(木) 22:31:49 ID:vGfOah0B0
>>270
全俺がアッパレ
272名無しかわいいよ名無し:2008/04/17(木) 22:39:40 ID:Jz9WELWq0
何か切ねぇな…。
273名無しかわいいよ名無し:2008/04/17(木) 22:45:47 ID:eV3zfJ3SO
アトラーのドリルいてぇw

糸 糸 糸と、お前らはエヴァ様の事を忘れているようだな、けしからん!
ご本人かなりの戦闘と萌えのハイスペックさんなのに影が薄いな 何故だ?
274名無しかわいいよ名無し:2008/04/17(木) 22:48:23 ID:vGfOah0B0
黒執事は全て捨てて一夜の夢に賭けたわけだけど、老執事はその捨てたものを全部持ってるんだよなぁ
黒執事は老執事にだけは頭が上がらなそうだ
275名無しかわいいよ名無し:2008/04/17(木) 22:58:36 ID:ANVeWYTl0
一撃必殺な人=?

カーズ「フフフ・・・ようやく宇宙空間から戻って来れた!
    しかもどうやらここは吸血鬼達の住処らしい・・・。
    まず吸血鬼共を喰らい!体力を回復させてから―――
    忌々しい波紋戦士どもを皆殺しにしてやるのだァー!!」


吉良「なんだあの変態は・・・?
   しかし・・・彫刻のような美しい手を持っている・・・。」

ヴァニラ「褌一丁の変態がいる・・・。
     DIO様、あんな狂ったのは無視して帰りましょう」

志貴「吸血鬼を(性的な意味で)喰らう、だと!?
   しかもわざわざ宇宙から・・・。
   こいつは・・・・中々の変態だぜ!」
276名無しかわいいよ名無し:2008/04/17(木) 23:00:28 ID:vGfOah0B0
>>275
老執事「誰を」
黒執事「喰らうだと?」
若執事「ゴルァ」
ロリ旦那「////」
277名無しかわいいよ名無し:2008/04/17(木) 23:13:47 ID:3lRW049h0
>>273
そう思ったら自分でエヴァ様物を書いてみるのも良いですぞ。
俺は、若執事×ロリカード狂いの『対決』の書き手ですが、
最初は台本形式でちらちら書いていたんだけどその内に
文章書くのなんざ下手なんだけど本格的なものを書いてみようかな
とか思い立った訳です。おかげで素晴らしい黒執事君にも出会えましたし。

台本形式でエヴァ様物を書き始めてみたら、他のエヴァ様好きが
連鎖反応でネタに乗っかってくれる可能性も大でしょう。
台本形式が慣れ始めたら本格的なものを書いて見るというのも良しですよ。

俺は、エヴァというキャラクターで本格的な作品を書ける程、
ネギまという作品を読み込んでないんですよ。
暇が出来たら満喫行って読んでみようかなとかも思ってますが、
想いいれのあるお方が自らエヴァを活躍させるという
のが一番な気もします。
278名無しかわいいよ名無し:2008/04/17(木) 23:31:12 ID:RX4P2WG+0
>>277
わかります

エヴァは役所が難しいです
戦闘能力や個性が強いキャラとかませると主張ができなくなるというか
強くて容姿や個性もあって書くには申し分なのですが
他のキャラが立ちすぎているというか
それを気にしすぎる自分の力不足なだけなんですけど
扱いが難しい立ち位置だと思っています
279名無しかわいいよ名無し:2008/04/17(木) 23:42:58 ID:vGfOah0B0
エヴァちんは何度か書いたけど、やっぱ使いにくい感があって
というか俺が執事しか書けないだけなんだけど
280名無しかわいいよ名無し:2008/04/17(木) 23:47:58 ID:3lRW049h0
>>278
月面町のメンバーは濃ゆいのが勢ぞろいですからなあ。
噛めば噛む程味が出るスルメみたいなキャラが多い。
カーズ様も御生還なされたようですしww

自分にとって超絶に好きな一握りのキャラのネタを、
表現していくのに手一杯です。
執事だけにネタが偏らないようにしようとか思うんだけど、
今書いてるSSもこんなに長くなるとは思わなかったのに
思わぬ長丁場www
宵闇のキャラとか彼岸島のキャラとか怪物王女のキャラにも
手をつけたいのにww

『対決』を丸く治めようと精一杯な現状の自分・・・orz
281名無しかわいいよ名無し:2008/04/18(金) 00:21:10 ID:51QI1HKVO
他に一撃必殺持ちって誰かいたっけ?

いなければこいつら100%変態状態になるがw
282名無しかわいいよ名無し:2008/04/18(金) 00:44:42 ID:9OYi7ceqO
>>281
即アーヴィング・ナイトウォーカー
と思ったがあいつはスイッチ入ると的(敵)をみないでのび太並みに撃てるってだけで攻撃力は大したことなかったな
283名無しかわいいよ名無し:2008/04/18(金) 00:53:58 ID:8DWoboTh0
>>281
シュレ:吸わす
284名無しかわいいよ名無し:2008/04/18(金) 01:00:40 ID:51QI1HKVO
>>283
それだけ書くと変態っぽいな
自爆キャラ?
285名無しかわいいよ名無し:2008/04/18(金) 01:04:13 ID:FG56whVE0
変態志貴に刺させりゃ良い
286名無しかわいいよ名無し:2008/04/18(金) 01:06:03 ID:8DWoboTh0
シュレとか言っておいてなんだけど、
あれは旦那の魂同化体質を利用してるだけで
普通の吸血鬼には効かんのかな
287名無しかわいいよ名無し:2008/04/18(金) 06:32:59 ID:TiPa21CTO
たぶん旦那と教授くらいだと思うよ、シュレの血を吸ったらヤバいのは。
吸収→同化、具現化体質の群体型吸血鬼にとっての天敵かと。
288名無しかわいいよ名無し:2008/04/18(金) 07:10:35 ID:Cf69THhA0
セラスもヤバイんじゃね?
289名無しかわいいよ名無し:2008/04/18(金) 09:05:11 ID:51QI1HKVO
カーズもヤバいか?
290名無しかわいいよ名無し:2008/04/18(金) 09:06:34 ID:9OYi7ceqO
とりあえずヘルシング世界の純正吸血鬼にとってはシュレがヤバい、と
291名無しかわいいよ名無し:2008/04/18(金) 09:16:59 ID:8DWoboTh0
シュレって何者なんだろうね
人間じゃないことは耳とか耳とか耳とかで分かるけど
見た目通りの年齢なのかな?寿命あるのかしら
292名無しかわいいよ名無し:2008/04/18(金) 10:26:14 ID:Tn9A9ALi0
>シュレって何者なんだろうね

俺の嫁に決まってるジャマイカ
293名無しかわいいよ名無し:2008/04/18(金) 11:27:40 ID:2bAyH8lCO
吸血鬼スレに女性が潜みよるとは…
294292:2008/04/18(金) 12:17:48 ID:QJqrq1w70
俺は男だ!

シュレには性別を超越した可愛さがあると思わんかね?

……別に引き気味の視線を向けられても構わないんだ、俺…。
295名無しかわいいよ名無し:2008/04/18(金) 12:46:10 ID:B9ElUeLz0
シュレはみんなのものでもあるし、同時に誰のものでもないのだ
つまりシュレは俺のものでもあるという事だ

俺としてはシュレの生みの親が気になる
やっぱり博士なのかしらん
296対決 その19:2008/04/18(金) 17:35:23 ID:BilUdrph0
ドガガガガガガガガガガガガッ!!
強烈なマズルフラッシュと共に発射されるガトリングの弾丸。立ち上る硝煙。
間髪入れずに飛び出る薬莢。赤い灼熱の直線を引いて飛んで行く20mmの火の玉。
「ぐおおおおおおおおおおお!!当たれ当たれこんちくしょうがああああ!!」
グリップを握り必死の形相で叫ぶ馬鹿。
しかし、弾丸はウォルター少年には当たらず、演習地の森の大木にばかり命中する。
幾千の木切れが飛び、メキメキと音を立て、大木が何本も倒れる。
藪の葉も細切れになり、山肌の土が削られ大量に飛び散り、煙状の粒子となる。
やがて、全弾を吐き出しつくした火神は沈黙する。射手のヤン・ヴァレンタインは
「クソッ!! クソッ!!もう弾切れかよ!!」
と喚きながら虚しくトリガーをガチッガチッと腹立ち紛れに引いている。
その様子を確認したウォルターは、韋駄天の如き動きを止め、ニヤリと笑い、勝利宣言をする。
「・・・口ほどにも無えな。」
その様子を、シュレディンガーは茂みの中に隠れつつ顔だけは出して
思わず凝視しながら、口を開けて呆れて見ていた。
『・・・荒っぽい訓練だなあ・・・・・・・。』
という感想を抱きながら。
『良いものを見た』とばかりにパチパチと拍手をする少女アーカード。
歯噛みするヤンをおいて、アーカード、少女アーカード、ウォルター、ルークの4人は
今の演習の反省点を語り合い始めた。
「正直、今の練習は歯ごたえがなかったぜ?火砲の威力は凄えけど、打ち手
 がアレなんだよ。ヤンの奴、考え無しに目くらめっぽうに撃ちやがるから
 直ぐに弾切れを起こしやがる。おまけに銃の反動にヤンは引っ張られてる
 もんだから別に俺がそう動かなくても弾が勝手に避けていくし。」
ウォルターの不満に、少女アーカードが合槌を打つ。
「うーーむ。人の肉を引きちぎれる膂力がデフォのアンデットならば、
 バルカンを射撃した時に生ずる2トンの反動にも引っ張られないのでは
 とか思ったんじゃが・・・。ヤンの奴、案外体力が無いのう。
 もう1人の私よ、お前はどう思う?」
意見を求められたアーカードはこう答える。
「私がジャッカルを撃った方がマシだったな。」
ルークが懇願する様に三人に意見をする。
「・・・あの、おっしゃる事は尤もなんですが、あんまり辛辣な事を言うと
 弟が落ち込みますので・・・。もう少し小声で・・・。」
そう言ってルークはしゃがみこんで両手の人差し指で地面をなぞっていじけてる
ヤンの方を指差す。三人が思わずヤンの方を向く。
そして、ヤンの居る側の茂みからひょっこり顔を出していたシュレディンガーと
目が合った。シュレディンガーは、思わず顔を引っ込める。
『!!!ヤバ・・・!目が合った・・・!』
少女アーカードが問答無用で撃ってくるのでは?と頭を抱えたシュレディンガーだが、
自分が隠れている茂みの向こうから、張りはあるが殺気のない少女アーカードの声が聞こえてくる。
「おーーい。まず出て来い。そちらが仕掛けてこない限り何もせん。
 お前1人で来たのかーー?」
シュレディンガーは、話し合いをする気が相手側にもあるらしいと判断して、
お手製の白旗を掲げて茂みから出る。そして、こう話しかけた。
「話し合いにきたよー!女の子の方のアーカードと、ウォルター君に話があるんだー!」



 







297名無しかわいいよ名無し:2008/04/18(金) 17:37:12 ID:BilUdrph0
「話し合い?何だ急に改まって。しかもその格好はなんだよ?」
ウォルターは、タキシードを着てピースマークのバッジをつけて、しかも白旗を掲げた
シュレディンガーに目を丸くしている。
男性アーカードは、三人で話すべき事なのだろうと気を使って、ルークを連れ、
いまだにしゃがんでいじけてるヤンの首根っ子を掴み、少し離れた場所へ移動する。
少女アーカード、シュレディンガー、ウォルターで話し合いが始まった。

「えっと・・・その・・・昨日の事なんだけど・・・。」
「昨日?俺は何も知らないぞシュレ?アーカード、・・・何かあったのか?」
「おお、昨日、屋敷に黒いのが攻め込んで来てのう。もう少しで殺せる
 所だったのじゃが、このチェシャ猫と狼大尉に邪魔されて取り逃がしたわい。」
「!!!・・・おま・・・!昨日、ヘルシング邸でそんな事があったのか!?
 いや、あいつがお前にケンカ売るのはいつもの事だけど・・・お前が
 もう1人の俺を殺しかけた!?マジでか!?お前・・・!!」
「うむ。きっちり殺ろうとしたんだがのう、惜しかったわい。はははは。」
「はははは・・・じゃねえよ!あいつは俺の目標だぞ!?マジもんで殺し
 かけたってお前・・・!!」
「・・・そう驚く程の事か?私は吸血鬼アーカードだぞ?私を殺す覚悟で
 来た者を、私が『殺さずに済ませてやろう』などと考える方が珍しいのだ、本来は。」
「!・・・確かに・・・確かに、吸血鬼アーカードならそうだろうな。」
「うむ、お前の目標を殺すのは忍びないとも思ったが、あやつは殺し合いを
 望んできたのだ。まあ、『いつもの様に凹って終わりにしてくれるだろう』
 とかあやつは考えていたのかもしれんがね。だがな、それは甘えだとも思う。
 ・・・・いや、あやつはいつも情けをかけていた私に対して怒っていたからな。
 『何故情けをかける!』とな。そして、私に死を与える事こそが私にとっての
 幸福であり救いと考えていたあやつは、昨日もあやつなりに本気で殺しにきたのだろう。
 だから私は戦いの信条に乗っ取ってあやつを殺そうとした。いつもと違う私を目の前
 にして、死ぬ覚悟も出来ていたのだろう・・・だからこそ、あやつは身体を引き裂かれても
 笑えていたのだ。」
「・・・・・・・・・・・・。」
ウォルターは何も言えなかった。吸血鬼アーカードは紛れも無く修羅である。
修羅と化したアーカードに戦いを挑んだら、ほぼ、『死』によって決着がつく。
ウォルターは、月面河のほとりで少女吸血鬼が立てた誓いを思い出した。
『もう、お前に私の業は背負わせたりしない。私は吸血鬼アーカード
 これより、お前と共に歩む。お前こそが私の膨大な過去を打ち砕く、私の未来だ。』
そして、釘を刺された事も思い出した。
『吸血鬼アーカードの相棒となるのだ。 覚 悟 し ろ よ?』
ウォルターは冷や汗を垂らした。戦場の鬼と歩む覚悟。例えこの吸血鬼が
戦いで自分の親しい人を殺す事になったとしても、さもありなんと受け止めなくては
いけないのだ。自分は地獄の黒狗のパートナーになったのだから。
そして、心優しい『家庭科教師アーカード』が変わるきっかけを計らずとも作ったのは、
紛れも無い自分なのだから。


298名無しかわいいよ名無し:2008/04/18(金) 17:39:32 ID:BilUdrph0
シュレディンガーは、哀しげな、すっかり変わってしまった仲良しを見る表情で質問をする。
「・・・・どうして、急に、そんなんなっちゃったのさ・・・。」
少女アーカードは、真摯な面持ちで、こう答えた。
「・・・この子に、このウォルターに甘えるのはもうそろそろ止めようと思ったのさ。
 この子は、私がもう1人のウォルターを重ねて自分を見ているという事に気づいていたのさ。
 それでも、『仕方が無い、仕方が無い』と私の不甲斐なさを受け止めてきたのだ。
 ・・・この子が今、包帯だらけでこんな訓練をしているのもな、私が己のエゴで
 この子を甘やかして、弱くしてしまったからなんだ。私はな、この子がもう1人
 のウォルターみたいになるのが恐かったのだ。人間好きの私からしたら、同じ事
 が繰り返されるのが嫌だった。だから、この子を戦いから遠ざけようとした。
 そうすれば、『普通』になれると思っていた。血溜まりとは縁が無い人間に・・・。
 ・・・・・・しかし、強くありたいものを、武器でありたいものを戦いから遠ざける
 など、無理だったのだ。
 この子はな、いつまでももう1人の自分を見上げているのは嫌なのだそうだ。
 私が自分にもう1人の自分を重ねてみるのも構わんそうだ。私の不甲斐なさ、
 私の業を背負わされても構わんそうだ・・・・・・。
 
 ・・・・・・・こんな子の為に強くならずしてなんとする!!!
 この子の想いを知ったからには!自分の不甲斐なさを思い知ったからには、
 この子に報いる為にも強くならねば!!強くあらねば!!」

固い決意の言葉。シュレディンガーは、ウォルターにも質問をした。
「ウォルター君・・・。ウォルター君も、強くなりたい?
 僕は『普通』っていうのを味わって思った事だけど・・・いいもんだよ?」
ウォルターはその質問にこう返す。
「確かに普通は良いもんだな。でもな、俺は吸血鬼アーカードの相棒なんだよ。
 相棒ってのは、優しさに甘えているだけじゃ、ダメなんだな。
 こいつは、エゴで俺を弱くしたとか言ってるが、俺が気を抜かなかったら
 弱くならずに済んだんだし。俺だって、こいつの力になりたい。
 なーに・・・俺は『普通』ってのはどんなもんかをこれから先も見定めながら、
 『狂気』と付き合って生きていくさ。こいつが『吸血鬼アーカード』になっち
 まって、それでもう1人の俺を殺しかけたってのなら・・・責任は俺にあるのかな。
 お前には恨まれてもしょうがないな・・・ぶっ飛ばしたい気分だろ?」
シュレディンガーは困った様な笑顔で答える。
「うん・・・正直ね・・・。でも、執事さん、何か、踏ん切りがついた顔をしていたし、
 これはこれで執事さんにとっても良かった事なのかもって思うよ・・・。
 ウォルター君達ものっぴきならない理由でそうなったみたいだし、うん、納得はしたよ。
 ・・・それでもムカつくけどね。あそこまで執事さんボロボロなんだし。
 よし!これから執事さんにも君達が変わった訳を伝えてくるよ!!」
299名無しかわいいよ名無し:2008/04/18(金) 17:41:30 ID:BilUdrph0
ウォルターは、気丈な和平の使者にこう言う。
「・・・良かったら俺を殴っていってもいいぜ?割り切ったように見えても
 友達があんな目に合った理由を作ったのは俺だし、殴るくらいはしなくちゃ
 正直収まらねえだろ?あ、後、もう1人の俺に伝えてくれ。
『何かとんでもない事になっちまったけど、良かったらまた俺とはケンカしてくれや。』
 って・・・。」
少女アーカードもこう話す。
「良かったらまあ、特別に私をぶっ飛ばすのも許そう。友達の仇だろうからな。
 ウサを晴らしてスカッとしていけ。和平の特使を戦いでどうこうしよう
 という気もない。」

シュレディンガーは暫く考え、「じゃあ、一発だけ。」と答えた。
ウォルターの頬に、少女アーカードの腹に、パンチをする。
ウォルターは男だから思い切り、少女アーカードは化け物だけど女の子だから緩めに。
ドカッ! ぼすっ と、わだかまりを少しだけ置いていく。
正直、これでもまだ暫くはこの2人を見ると正直腹は立つだろう。
大切な友達の仇でありライバルなのだから、理屈じゃなく割り切れない
感情があるのだ。

それでも、パンチ一発分だけのわだかまりを晴らして
シュレディンガーは『しょうがないから許してあげるよ』とでも言うように
目だけは泣いて、口元に笑顔を浮かべて消えていった。

とりあえずここまで



300予告:2008/04/18(金) 19:23:01 ID:tVQ9JqQ60
シュレ「うにゃー・・・悪い事しちゃったー・・・。」
黒執事「どうした?シュレ。」
シュレ「・・・『自分の事を一生懸命しただけ』のウォルター君を
    殴っちゃった・・・。悪い子だな・・・僕・・・。」
黒執事「やれやれ・・・また楽しく学校で挨拶したり遊んだりしたら
    いいじゃないか・・・『やったら後悔しないか』どうかを
    考えてから行動しなさい。・・・私が言ってもアレだが。」
シュレ「執事さん・・・。」
黒執事「しまったなあと思っても、遅い事はあるもんだ。
    さて、今からでも私に出来る事をしよう。」
シュレ「・・・何をするの?」
黒執事「・・・そうだな、青い空の下でも歩こうか。」

アーカード「この話もそろそろ終わるな。」

明日は続きを投下出来るかわかりませんが・・・。予定があるので・・・。
301嘘予告:2008/04/18(金) 19:48:41 ID:UayjAdCN0
演劇の練習中に起こった悲劇

「不死身の私だけど実は1回切られただけで死ぬぞー」
「出会ってしまったな、この私に」
しゅぴーん

「ご苦労様ですマスター。もう起きて大丈って首くっつかないいいいいいいいいい」
「1回で殺せと言われた」
「げ、劇ですよこれええええええええ」
「メフィストのところへ連れて行こう。だが・・・手土産が必要か」
「あのー、貴方が行けばタダなんじゃ」
「彼にしよう、実力はさておき顔はまずますだ」
「久しぶりの出番がこれかよおおおおおおお」
「れ、煉瓦さん」

当然続かない
302名無しかわいいよ名無し:2008/04/18(金) 20:09:14 ID:JVxLFZYn0
つまり・・・・シュレは俺の嫁って事か
303名無しかわいいよ名無し:2008/04/18(金) 20:22:51 ID:K006OJYB0
「対決」の中でのシュレは黒執事の嫁でしょう。この尽くしぶりww
304名無しかわいいよ名無し:2008/04/18(金) 20:39:38 ID:51QI1HKVO
もう男でもいい
俺が嫁に貰う
305月面プロレス本番1:2008/04/18(金) 21:57:00 ID:FG56whVE0
横島 「まず、セラス・クロムウェルとルナティック秋葉。いまゴングが鳴りました。夢のカード月面武道館!!」
ワー!ワー!ワー!ワー!ワー!ワー!ワー!ワー!ワー!ワー!ワー!ワー!

セラス「あの…お手柔らかに」
秋葉 「もし貴女のバストがB以下なら、優しく堕としてさしあげたんですけどね…」
セラス「そ、そんな…!わ、私だって好きでおっきくなった訳じゃないデス!!」
秋葉 「…糸に囚われたモノの末路は知っていて?赤い檻髪は、誰であろうと逃がしはしないわ。」
セラス「ヒッ、せ…せんぱ…〜〜〜〜〜!?」

横島 「あ〜っと、メルティアルク!背後からセラスの乳を揉んでいます!!そこですかさずルナティック秋葉、
     伝家の宝刀 お嬢ヤクザキック!クリーンヒットォッ!!じ、自爆です!つーか馬鹿だぁ!!」
琥珀「メルティアルクはあーぱーですからね〜、何にも考えていません」
横島「…そうでした、でもセラスは案外平気そうですね。そればかりか攻撃した秋葉の方が尻餅を…」
琥珀「怒り狂って本能で巨乳に蹴り込んだせいですね、F以上のバストは八極拳士の渾身の一撃をも止めますから。
    柔らかいということはダイヤモンドより壊れない、ということなのですよ〜、これは屈辱ですね〜」
横島「お、俺も飛び込みてー…ここでレフェリー、セラスの戦意を確認…やけに入念にチェックしていますが主に胸を
    つーか揉ん…おおっと、秋葉蹴ったぁっ、レフェリー遠野志貴ごと! そのままスチール椅子で殴る殴る殴る、
    主につーか完全にレフェリーを!!」

秋葉 「兄さんの浮気者!ロリコン!朴念仁!すっとこどっこい!巨乳マニア!」
志貴 「チョっ待て、お前、痛、グハッ、俺レフェリー…ホゲェ!」
セラス「あ、あわわ…」

横島 「さて、やって参りました。夢のカード月面武道館!!巨乳艦隊VSナイチチ連合軍タッグマッチ、夢のカード
     60分一本勝負!司会は実況ともに、ワタクシ、横島忠夫。解説は…」
琥珀 「はい、国際指名手配犯スレスレプロモーター琥珀SANです」
横島 「そして今日のゲスト解説者にお招き致しました、かの48門126派を極めた中国武術の集大成…」
カエルラ 「うむ、カエルラ・サングウィスだ」
琥珀 「そう言うと何か烈○王みたいですね〜」
カエルラ 「実は郭に化勁を教えたのはこの私でな、まさか人間の身であのレベルまで到達するとはな…う〜む」
琥珀 「あ、あは〜…」
横島 「…何か隣がとんでもないこと言っておりますが、あ〜っと秋葉が兄貴を公開処刑してる間にセラス、
     メルティアルクとタッチを行いました。貴族暦○○年、夢のオールスター戦以来の数百年ぶりの
     武道館メインイベント、メルティアルクの先制攻撃!」

セラス「せ、先輩…私いろんな意味でもう駄目デス…」
アルク「オッケ〜♪」
秋葉 「出てきたわね…泥棒猫」
306月面プロレス本番2:2008/04/18(金) 21:58:44 ID:FG56whVE0
横島 「アルクと秋葉です。秋葉が猫又マスクとして文化祭デビューをしたとき、その特訓のパートナーをも務め
     ましたメルティアルク!二人の胸を去来するものは何か!!」
琥珀 「片方は去来するほどのキャパはありませんけどねー、あはー」

横島 「アルク、右の真祖すーぱーパンチ!秋葉も返す。ジャンプしてのお嬢カカト落としぃ!!アルク倒れる、
     秋葉そこで…サッカーボールキック!アルク悶絶!しかし余裕が伺えます。メルティアルク!」
カエルラ 「テレホンパンチだな、つけ込まれて当然だ」

アルク「い、妹…は、鼻は止めてって言ったじゃない…」
秋葉 「ふん、この私の辞書に筋書き、ヤラセの類は一切ありませんわ!」
セラス「せ、先輩…!?」
秋葉 「ふ…あとは巨乳弐号だけね…エヴァさん、そこのバカ猫のお相手お願いしますわ」
エヴァ「ふん、気安く私に指図するなよ」

横島 「ここに来てブルマアイスようやく出陣ですね〜」
琥珀 「ブルマアイス・エヴァ、弱者に容赦がないところはうちのドン・シエルといい勝負ですよ〜。
     イロモノぶりも甲乙付け難いですね〜、是非ウチのリングに呼びたいです。」   
横島 「ブルマアイス・エヴァ、よろめくアルクに関節蹴りぃ、あ、足があさっての方向にぃぃ!容赦ねぇー!!」
カエルラ 「よろめくアルクェイドに躊躇無く関節蹴り…さらに真下に頭から落とす切落とし投げ…さらに踵蹴り
     を顔面に五発…見かけによらずえげつないなあのチビッ子…」
琥珀 「さらにグッタリした所で裸締め…エヴァさん本気で潰すつもりですね〜」
横島 「あ〜っと、セラス!今さらカットに入る〜〜!しかし秋葉、お嬢トルネード!後ろ回し蹴りです!!
     セラス悶絶〜〜〜これは痛そうだぁ〜〜〜〜!!」
横島 「一方アルクはエヴァの裸締めを…な、何とエヴァをぶら下げたまま立ち上がりました〜!つーか締められて
     いる事自体に気づいておりません!」
琥珀 「あは〜、あーぱーは脳幹しかありませんから、虫さんと同じですよ〜
     それにしても大好きなお姉ちゃんに負んぶされてる小さな妹さんみたいですね〜、萌え」
カエルラ 「さっさと頚椎を折らんからこうなるんだ」
307月面プロレス本番3:2008/04/18(金) 21:59:35 ID:FG56whVE0
エヴァ「このまま…締め落とし…って、完全に極まってんのに何で落ちないんだ貴様!!」
アルク「…にゃ」
アルク「にゃっにゃっにゃっ、あちしを締め落とそうなんて、きのこに〆切り守らすより不可能だにゃ〜」
エヴァ「な、何…う、うわ゙あああ〜〜〜〜〜〜〜〜!?…ぐぇ!」
アルク「にゃかんづくみなごろしにゃ〜〜〜〜!」

カエルラ 「…締められて脳が酸欠になったせいで一時的にハイになっているのか?」
琥珀 「なんかオツムに強烈な電波来ちゃいましたね〜…まあ元々電波の混線率高いですから」
横島 「め…メルティアルク、裸締めを強引に振りほどきエヴァをコーナーに投げつける!なんつー馬鹿力!
     そこへ…にゃんぷし〜ロールぅ!!はじめの一歩を読んで見よう見真似で創めたインチキデンプシ〜!
     さらに!アルクオリジナル痛み分けクロスカウンター!エヴァ既に小動物目です!
     打つ!打つ!打つ!打つ!すごいぞ!」
琥珀 「昭和のプロレスを支えて参りましたメルティアルク!真祖として生を受けて800年、そのあと暴走して
     一族郎党皆殺し、さらにはバラバラの肉片にもなりました、メインなのに影薄いシナリオもあるねって
     陰口も叩かれました。しかしヨゴレと着ぐるみ師やりながら、それでも陰で型月を支えてきたぁ!!」
横島 「あ〜っと、エヴァキレた〜〜〜!出るか必殺の合気投げ!秋葉がセラスをカット!投げ失敗…
     アルクが出る、出る、出ちゃった!88cmのFカップバストォ!!レフェリーの野郎辛抱たまらんとばかり
     にボインちゃんに飛び掛る〜正直な奴だ〜〜〜!ち、ちちち…乳!尻!ふともも〜〜〜!!わしももう
     我慢できんわぁ!!」
琥珀 「お、落ち着いてください横島さん…!」

志貴 「あ…アルクェイド!今この場でお前が欲しいんだッ!!ハァハァハァ…」
   「ちょ、ちょっと駄目志貴!みんなが見てるよ、…やんっ、そんな激しく……優しくしてぇ……」

横島 「…ってこら遠野ぉ!おんどれ全年齢版で何さらしとんじゃ!ぼけぇぇぇ〜〜〜〜〜!!」
セラス「あ、あ、あああ…イヤアアアアアアアアア〜〜〜〜!!」
秋葉 「…に…にに、ににに…に、兄さん〜〜〜ッ!!!」


――――しばらくお待ちください。
308月面プロレス本番4:2008/04/18(金) 22:00:42 ID:FG56whVE0
横島 「大変お見苦しいものをお見せいたしました…レフェリーはリング上で制裁を受け座敷牢で猛省してます。
     代わりとして客席でクダ巻いてたワカメが現地徴用されました」 
カエルラ 「前立腺が完全に機能停止する経穴を突いた、おそらくは男子廃業だろう」
    (注:良い子は絶対に真似しないでね!)
琥珀 「まあ、志貴さんならたぶん大丈夫だと思いますけどね〜…ちなみにアルクェイドさんは嫉妬に狂った
     秋葉様とキレたパートナーのセラスさんにボコられてダウンで〜すッ、血みどろの修羅場にビビッて
     ワカメがカウント取らないのでアルクェイドさんリング上に放置です。あ、踏まれた…」

横島 「さあ試合再開です、ルナティック秋葉、一人孤立したセラス・クロムウェルをジリジリとコーナーに
     追い込んでいきます!まるで猫が鼠を追い込むかのごとくぅ!!」
琥珀 「あのセラスさんの小動物チックな仕草、秋葉様大好物ですからね〜徹底的にいぢめ抜きますよ〜」
横島 「秋葉、タイガーシュタイナー(虎王)!!場内、大歓声ー!さあ、セラスに覆いかぶさる!危ない危ない!
     そこへエヴァ乱入、そしてダブル合気投げだぁ!セラス受身とれず悶絶ぅ!!」
カエルラ 「…あれ受身取れんぞ」

琥珀 「そこへ…来たぁ!秋葉様のアイアンクロー!!超貧乳連合軍結成とともに、開発したこのアイアンクロー、
     思い出の技、ナイチチの技!秋葉様の技!私が遠野家の肉奴れ…家政婦になって十余年、私はいつも秋葉様
     と一緒でした。最高です秋葉様!そしてエヴァさん!巨乳への憎悪は世代を超え受け継がれる!
     エンジョイ(楽しく)&エキサイティング(刺激的に)!猟奇的で伝奇的にぃ、MWE!!
     ギブアップでしょうかセラスさん!Bカップ以上は即時破壊!秋葉様のアイアンクロー!!」

セラス「痛!痛!痛!痛!痛!痛!痛たたたたぁぁ〜〜〜!!」
     (痛!…こ、このままじゃ、痛!ほ、本当に痛!…ち、千切れる痛!…ギブアッ…痛!
      …しないと死…ぐぇ!?)
秋葉 「ふふ…ギブアップなんてさせませんわ、このままリングを真っ赤に染めなさい」
セラス「ヒューヒュー…」

カエルラ 「乳を肋骨ごと捻りあげて肺を圧迫したな…あれではギブアップ宣言できんな」
横島 「殺す気かい!」
琥珀 「秋葉様いつの間にか髪が真っ赤ですねー、直に触って圧倒的な物量差を実感しキレたんでしょう…
     マジで殺る気です、あはー」

横島 「…な!あ、あ〜っと、この何と後輩の窮地にアルク立ち上がる!血まみれだ、私がやらねば誰がやる!
     満身創痍のメルティアルクぅ!」
琥珀 「まぁ、満身創痍の半分はその後輩にやられたんですけどね〜」
横島 「アルク、ゆっくりとセラスの元に歩み寄り…倒れたぁ!セラスのレオタード引っ掴んでぇ!!
     今日で二回目のポロリだぁ!!場内、大歓声ー!!」
琥珀 「アルクェイドさん、最後の最後でやってくれましたね〜」

カエルラ 「…な、なんだあの底冷えするような殺気は?」
309インターミッション:2008/04/18(金) 22:03:26 ID:FG56whVE0
シエル「…私に話があるそうですね?」
リザ 「二年前の話が聞きたい」
シエル「過去の恥を話せとそう言うんですか、貴女?」 
リザ 「あんたはプロレスの裏も表も知り尽くしている」
シエル「ぶち殺されたいんですか?」メリメリメリ…
ヒロ 「か、カレースプーンを三本縒り合わせてる…」
リザ 「ドン・シエルと言やあ、MWEでガチでやれば一番強いって話だ…
     控え室じゃどんなチャンピオンもあんたに頭が上がらないって言うじゃないか…」

リザ 「真剣(シュート)でやりゃあ、メルティアルクより強いってあんたと見込んでだッッ!!
     腐れファンが興味本位で聞いてんじゃねえんだよッッ!!!」
シエル「…我儘なお嬢ちゃんですね」

シエル「あれは暑い夏の日でした、私の前(ヴァチカン)の道場に一人の少女が入ってきたんです
     高校卒業して田舎から出てきたばかりって感じの田舎娘で、名前…セラスと言いました。
     最初は入門者かと思いましたが、BRW(英国王立レスリング)の練習生で胸を借りに来た
     という話でした。で、その手続き書類と言うのを出してきたんですが笑っちゃいましたよ…
     だって果たし合い状と誓約書なんですもの…」
シエル「で、私がやる事になったんですが…私、当時から弱いものをいたぶるのに目が無くて…
     トレーナーのマクスウェルには関節技で声出せなくした後、適当に二・三発かまして路上
     に転がしておけって言われたんですが、実際それ以上の事をするつもりでした、えっと…」
リザ 「いや、それはいい…」
シエル「そうですか…彼女案の定でたらめに弱くて、調子に乗ってたんですね私…服剥いでやろうとして
     Tシャツに手をかけたんですよ、…そしたら彼女変わったんですよ」
リザ 「…変わった?」
シエル「ええ、カトンボが獅子に変わったというのか…最初に喰らったのが、そう回し蹴りだったと思います
     吹っ飛ばされたんですよ…吸血鬼とステゴロやっても互角の私が。焦った私はタックルをかけました
     組み伏せれば何とかなると思ったんですね…でも奴は吸血鬼をも転がす第七司祭のクラッチを単純な
     腕力のみで切ったんですよ…で、次にきたのがたぶん膝だったんですね」
リザ 「…」
シエル「そしてガードした腕をすり抜けて貫手、どっちの腕だったか分からないんですがそれが突っ込んできま
     した。そして…ひっくり返った私に踵がゆっくりと降りてきました、死を予感したんでしょうね
     …あれはよく覚えています」

シエル「起き上がるとリングもアイツもグニャグニャで関節技も糞もありませんでしたよ…あの時は必死に落ちた眼鏡
     を探すのが精一杯な状態でしたよ、で、後から聞いたんですがアイツ気を失った私の顔をね…マットに
     擦り付けてモミジオロシにしようとしていたらしいんです…ハハッ」
リザ 「そこまで遊んでいったんだ、…ただじゃ済まさなかったんだろ?」
シエル「それがね、そいつ試合が終わった後グチャグチャになった私を見て…悲鳴をあげて逃げちまったそうです。
     これだけは言えます…BRWに萌えとかアイドル路線はありません、そういう連中なんですよ」
310月面プロレス本番5:2008/04/18(金) 22:04:15 ID:FG56whVE0
インテグラ「い、いかん!もうウチの負けでいい、セラスをリングから降ろせ!」
ウォルター 「まだカウント取ってない?ふざけるな!事態は一刻を争う!!」
琥珀 「何か巨乳艦隊サイドのセコンドが揉めてますね〜」
横島 「BRW唯一のアイドルレスラーですからねー、神経質になっているんでしょう」
カエルラ 「…違うな」

秋葉 「こうなってしまっては、これ以上の試合続行はムリね…セラスさんでしたわね、今回だけは特別に
     この辺で許して差し上げますわ」
セラス「…HA」
隊長 「やめろ!嬢ちゃんに近付くなぁ!!おまえS…」
秋葉 「?」
セラス「HAAAAAAAAAA〜〜〜〜!!」
秋葉 「…!?」ゴッ!
隊長 「…ぬぞ!!」

横島 「ど、どうした秋葉!いきなり吹っ飛んだぞぉ!セラスに近付いて何やら声をかけていたと思ったら
     無造作に飛びました…さきほどの映像をスローで…セラス、すごいスピードで動いて何か鈍器のような
     ものをつかみ秋葉を一閃…秋葉ものすごい勢いで吹っ飛んでいきます」
琥珀 「あ、あれ…」
横島 (あ…アルクェイドやんけ!…先輩を鈍器代わりにしたんかい)
横島 「セラス、何とメルティアルクを凶器に秋葉に殴りかかったぁ!まるでドラゴンハンターだぁ!
     秋葉はダウ〜〜〜ン!セラスこの窮地からまさかの逆襲だぁ!」
カエルラ 「流石は悪魔公の弟子というべきか…」

横島 「セラス鬼です!なんか雰囲気変わりました!すごく黒いです、あえて言うなら黒セラス!!
     左手で手ブラしながら、右手で気を失った先輩を小枝のように振りまわすぅ!アルク首があさっての
     方向です!リングやコーナーに叩きつけられる度、水の入った袋を叩くような何か嫌な感じの音が…!!
     さあエヴァがんばれるか!臥薪嘗胆、負けてたまるか!エヴァンジェリンそして遠野秋葉!
     ここで巨乳を負けたら何が残る!パーフェクトボディは私の夢!でも絶対に届かない!負けない!
     まだ無駄な努力を続けている!絶対勝つ!絶対勝つ!ぶっ殺す!巨乳なんぞに負けてたまるか!!」
カエルラ 「アルクェイドの首から上、すでに音速に達しているな…」 
琥珀 「敵に決して後ろを見せない、胸が無くても胸を張れ!これが秋葉様を十余年支えてきた力!!
     脳天お嬢カカト落としぃ!黒セラス、先輩を楯にこれをしのぐぅ!理想の女子プロレス団体を作って
     きました秋葉様。純粋培養で恐怖政治的に絶対王政的に、お嬢ブラジリアンキック!これもしのぐぅ!
     そして選手全員がエンジョイ(楽しく)&エキサイティング(刺激的に)!エヴァ乱入…ふっ飛んだぁ!」

秋葉 「あ、あの司会と琥珀…試合が終わったら殺す…わ」
エヴァ「私の分も残しとけ…」
311月面プロレス本番6:2008/04/18(金) 22:05:06 ID:FG56whVE0
横島 「三十分を超えている!場内大歓声!すべての会場で年間666試合全身全霊の殺し愛!黒セラス場外!
     理想の日本一猟奇プロレス団体を作りましたルナティック秋葉!月面武道館も含め、お嬢ヤクザキック!
     首都圏ゲーセンをスッパイ連中による連続満員も100日を越えましたMWE。淑女の恐怖の悲鳴が聞こえ
     ます。チビッコが泣き出しました。もはやこれはプロレスではありません、喜ぶのはリョナラーだけです!!」
琥珀 「商業に行くことで我々の出番は少なくなりました、自らが一歩引くことによって若い世代が急成長!
     そのうち忘れ去られるやもしれません、ならばせめて巨乳だけには負けたくない!これは貧乳の意地です!
     ナイムネ、ナイチチ、洗濯板と呼ばれる秋葉様の意地!巨乳越えなるか!悲願巨乳越えなるか!
     あと一息歴史的瞬間はここ卯月四月月面武道館で生まれるか!」

秋葉 「こ、琥珀…あとで覚えてなさい。クッ!それにしても何てメチャクチャな女なの!
     バカ猫吸血鬼が血袋になるのはいい気味ですけど…」
エヴァ「お、お前…それ曲がりなりにも先輩だろうが、もう少し敬意を…って何してる貴様!」
セラス「…」ググググググググ…ギリギリギリギリ!ヒュボッッ!!
エヴァ「!!?」

横島 「あ〜っと、黒セラス アルクを投げたぁ!!アルク!アルク!人間ブーメラン!メルティブーメラン!
     すごい勢いだ、つーか音速超えてんじゃねーのアレ!!」
カエルラ 「森羅天頂武闘大会二回戦で月船教団(スターシップ・カルト)のバネ足ジャックが見せた人間ブーメラン
     を彷彿とさせるな…威力はケタ違いだが」
横島 「エヴァ巻き込まれたぁ!小動物目でブッ飛ぶぅ〜〜〜!ダウ〜ン!ピクリとも動きません!!
     アルクなおも勢いとまらず、さらに会場の一角を吹き飛ばし、そのままフェイドアウト〜〜〜〜!!
     メルティアルク、お空の星になった〜〜〜!?」
カエルラ 「おい…何か新しいレフェリーも吹っ飛んでいったぞ、全裸で」
312月面プロレス本番7:2008/04/18(金) 22:06:19 ID:FG56whVE0
琥珀 「ある少女は言っています。『貧乳は希少価値だ、ステータスだ!』、もしかしたらそうかもしれません…
     だから夢なんです。夢、夢の勝負、夢の月面武道館!もうすぐ春が来ます。月面町にも春が来ます。
     セラスの右が入りました。秋葉様今日二回目の虎王!まさかー!黒セラスさん腕力で返しました。
     なんという精神力!憎悪という心!この表情!首筋に烙印とかありそうです、セラスさんは片手で秋葉様の
     猛ラッシュを受けています。そして耐えています。秋葉様にもセラスさんにも同じ胸囲のときがありました、
     その心中はいかに!」

秋葉 「こはぁくぅぅ、覚えていなさいよぉぉ!!!」
セラス「HA!HAAAAAAAA〜〜〜〜!!」
秋葉 「が、外国産なんかにヤマトナデシコが〜〜〜〜ッ!な〜〜め〜〜〜る〜〜〜な〜〜〜〜〜〜〜っ!」

横島 「トップロープ、トップロープ、ルナティック秋葉!ルナティック秋葉!何を狙っている!おーーと!
     高所からの振り下ろす赫訳・紅葉ぃ!!トップロープから打ちました!同時にセラスも振り抜いた〜〜!
     両者、ダブルノックダウンッッ!!ドローだぁ!」
カエルラ 「黒セラスの方がリーチがあったが秋葉の方がわずかに迅かったようだな…」
琥珀 「今の跳躍からの一撃、往年のフラット千鶴を思い起こさせますね〜。でも、レフェリーがピクミンのよう
     に次々潰れていくので勝敗が決められませんね〜。…おや、志貴さん?あ、戻ってきましたね〜」
カエルラ 「あの秘孔を突かれると数ヶ月は悶絶してるはずなのだが…むう」
横島 「ま、マジ…!?血まみれのリングに入り…なにやら物色してますね?おや、何かグチャグチャの秋葉と
     セラスを避け…気を失ってるエヴァの胸を凝視し…エヴァの腕を掴んで引き上げた〜〜〜!
     巨乳越え果たしましたー!歴史的瞬間がおとずれました。巨乳艦隊敗れる〜!貧乳連合軍大勝利〜!?」
琥珀 「やはりアンダーウェアのスクール水着が高評価だったんでしょうかね〜、どうやら納得いかない観客の
     みなさんが志貴さんをフクロにするべくリングに殺到している模様です、35分11秒の勝負でした!」

ワー!ワー!ワー!ワー!ワー!ワー!ワー!ワー!ワー!ワー!ワー!ワー!
この番組は燦月製薬、サンク・フレシュ・ファルマシー、遠野グループの提供でお送りしました。
313名無しかわいいよ名無し:2008/04/18(金) 22:09:39 ID:l4qPIBWgO
月面プロレス面白杉だよGJ、作者さんありがとう本当にありがとう
314名無しかわいいよ名無し:2008/04/18(金) 22:19:47 ID:T23xI73M0
素晴らしい!!素晴らしいぞ月面プロレス!!
ナマで見れるもんなら金に糸目をつけず見たい!!俺、金持ってねえけど!
何か観客ですらガチで命懸けっぽいけど!
315名無しかわいいよ名無し:2008/04/18(金) 22:21:17 ID:T23xI73M0
>>301
あ、嘘予告を有難うね!!書き手の俺からしたら光栄の至り!!
316名無しかわいいよ名無し:2008/04/18(金) 23:06:22 ID:TiPa21CTO
な…………なんていい意味でアホなんだww
ワカメとかフラット女史とかはどっから沸いたネタだww
GJだw もうGJしかないww
317名無しかわいいよ名無し:2008/04/18(金) 23:31:11 ID:8DWoboTh0
黒い子です
絵、ていうか漫画を描いたんだ。黒執事とロリテグラの
また黒執事か、とか言わないで
よっしゃうpしたるで、と思ったら大変なことに気付いた
俺スキャナ持ってねーじゃん
318名無しかわいいよ名無し:2008/04/18(金) 23:46:08 ID:2bAyH8lCO
>>317
奥義 デジカメ!!(ニマァ
319名無しかわいいよ名無し:2008/04/18(金) 23:48:19 ID:8DWoboTh0
>>318
僕がそんなハイテクマシーン持ってるはずないだろう?
そのうち漫喫でうpするさ
320名無しかわいいよ名無し:2008/04/19(土) 00:04:32 ID:a9YBxHI3O
>>319
デジカメがないなら携帯でとればいいじゃない
見えるかどうか知らんが
321名無しかわいいよ名無し:2008/04/19(土) 00:06:12 ID:ERg2Fd9M0
>>320
古い携帯だからねー、画質ゴミなのさ
ヘタクソな分際で生意気だけどちゃんとうpしたいのよ
まぁ下手だからあんま期待しないでね
322名無しかわいいよ名無し:2008/04/19(土) 06:23:58 ID:Pe1ZKFww0
月面プロレスステキすぎる、特にインターミッションに吹いた
323名無しかわいいよ名無し:2008/04/19(土) 07:42:44 ID:az58D/ZQO
何気にインターミッションが餓狼伝な月面プロレスに感動と爆笑しました、GJですよGJ
324名無しかわいいよ名無し:2008/04/19(土) 07:51:43 ID:s0orcauX0
ロリカード「ふーむ、絶景かな絶景かな。」
若執事 「確かに桜は綺麗だが・・・今更花見ってなくね?」
ロリカード「 『対決』の作品内の時間はまだ春休みじゃ。
      だから世間一般様では桜は散っても、まだここでは満開だ。」
若執事 「・・・訓練は?」
ロリカード「ラストスパートに向けての息抜きよ。考えてみれば、
      私らはまだ花見をやっとらんかったし。」
若執事 「確かに、まったりとした時間は久しぶりの気がする。」
ロリカード「今のお話が終わったら、少し中継ぎ的なのんびりした話
      が待っておる。・・・血生臭い話も待っておるがな。」
若執事 「上等。今日はのんびりするか。」
ロリカード「ほれ、膝枕じゃ。ついでに耳かきもしてくれる。」
若執事 「よっしゃ、休むぞーー!」

今日は対決を投下出来るか分かりませんので。
出来るとしても夜になります。
325名無しかわいいよ名無し:2008/04/19(土) 16:19:57 ID:a9YBxHI3O
しかしアレだな、先生っぷりが想像できないな
326名無しかわいいよ名無し:2008/04/19(土) 21:00:26 ID:8gQDjP150
対決のロリ旦那は原作に結構近い殺し上等の性格ではあるが、
そもそも旦那は見境なく殺す基地外じゃないからな(あくまでも節度を守ってる殺し屋)
教師だってやってけるでしょ。

身の程知らずの不良生徒とかは、誰も知らない内に
ロリ旦那の命のストックに加わる破目になりそうだけど。

…そしてしらっとした顔で家庭科教師をしているロリ旦那…。
327名無しかわいいよ名無し:2008/04/19(土) 21:10:30 ID:XI6zu5g2O
無関係な一般人とか殺しまくってるけどな
328名無しかわいいよ名無し:2008/04/19(土) 22:29:11 ID:mvT8wUsN0
旦那からしたら鉄火場の近くにいたら流れ弾に当たって死んでも仕方が無いんじゃね?
「戦場の側に居たらそんだけで無関係じゃなくなる。
 いつ死んでもいい覚悟はしとけ。
 死ぬのが嫌ならハナから戦場に近づくマネはすんなww
 鉄火の嵐が吹き荒れる場所に立つって事はそういう事だ。
 そんな覚悟出来てない? 馬鹿言ってんじゃねえよww
 俺はお前らが戦いの巻き添えでうっかり死んでも 
 まぁ仕方ねえな で済ますんで宜しくww」
とか考えていたりしてな。
329名無しかわいいよ名無し:2008/04/19(土) 22:37:16 ID:mvT8wUsN0
で、自分達の方から近寄ってないのに巻き添えくった可哀想な人達に対しては
「運が悪かったな。俺、敵を殲滅すんのにどんだけ巻き添えにしようが
 知らないから。サーチ&デストロイが至上なんでww」
とか考えていたりしてな。

…うーーん、やっぱ旦那は酷い奴なのかな…orz
330名無しかわいいよ名無し:2008/04/19(土) 23:09:32 ID:57sfbnOO0
まず「良い子」の筈が無いからな、基本的に
331名無しかわいいよ名無し:2008/04/19(土) 23:45:21 ID:yxF6TqCO0
アルク「エスキモーの○○○は〜♪冷凍○○○〜♪」
隊長 「俺によし!」ビッ
アルク「お前によし!」ビッ
ア・隊「「みんなによし!」」ビシッ!
セラス「…せ、先輩、意味わかって歌ってるんデスカ?」

アルク「んー?全然ー」ケタケタ
セラス「…」

志貴 「冷凍○○○か…それはやった事ないな」
横島 「お前いつか地獄落ちるで…」
332名無しかわいいよ名無し:2008/04/20(日) 00:04:04 ID:57sfbnOO0
もうそいつは生きながら
地獄の様な天国、もしくは天国の様な地獄に堕ちているぞ横島よ
堕ちても悔いなし、もしくは男だったら一度は堕ちてみたい性の園にな。
333対決 その20:2008/04/20(日) 10:29:34 ID:Fz/loL920
青年執事は、治療室のベッドの上で、シュレディンガーからの報告を全て聞いた。
そして感想を洩らす。
「そうか・・・あいつは、アーカードは、もうこれ以上もう1人の私に甘える事は
 出来ない・・・。そう言ったのか。強く有りたいあの小僧っ子の為に鬼と化したか。
 ・・・どうやらもう1人の私も『普通』になるのは止め、修羅道に戻ったみたいだな。
 『狂気』と共に歩み、『正気』で有り続けるのは至極困難だが・・・フフ、もう1人
 の自分が色々と失敗したのをツブサに見ているあいつなら、もう間違わんだろう。
 それにしても、ははは、『良かったらまた俺とはケンカしてくれ。』か、何ともあいつらしい。」
シュレディンガーは、悟った様な顔をした青年ウォルターを見て、沈みがちな表情をしている。
その表情を見た青年ウォルターは親友を心配して訪ねる。
「どうした。私の小さな友よ。お前も『何故アーカードがあんな風に変わったのか』
 理由を聞いてスッキリしたのではないのか?」
「うん・・・でも理屈じゃ割り切れない所もあってさ・・・このモヤモヤは時間が
 解決してくれるんだろうけど・・・。
 それと、ウォルター君には悪い事しちゃったかなって思ってさ。」
「?あの小僧っ子に何かしたのか?」
「 『アーカードがこうなったのは俺が原因と言えなくもないから
   良かったら殴っていけ』って言ったから、思わず殴っちゃった。
 ウォルター君は自分の事を一生懸命やっただけなのにね・・・。
 アーカードからも『良かったらまあ、特別に私をぶっ飛ばすのも許そう。
 友達の仇だろうからな。 』とか言われたから思わずお腹をポコッて殴って
 おいたよ。勿論軽く。何か女の子の顔を殴るのは気が引けたし。
 ・・・・・・中身はれっきとした化け物なのにね。
 ・・・執事さんをこんなにしたのはアーカードだけど、執事さんも納得
 の結果みたいだから、これ以上引きずるのは止めにするよ。ちゃんと
 アーカードの授業も受ける・・・。」
「『良かったら殴っていけ』か。これまたなんとも根が真面目なあいつらしい。
 ・・・アーカードも妙に生真面目な所は鬼になっても変わってないと見えるなあ。
 悪い事したと思ったら誤ればいいさ。あいつも『謝る必要もねーよ。』と言って
 くれるだろう。・・・さて、暫く私は治療に専念するか。
 ・・・私が全快したら一緒に遊びに行くか?パーっとウサ晴らしだ。
 シュレよ、遊びに行くならどこがいい?」
「お花見!!」
「承知した!そして、これから先を色々と考えよう。
 まあ、ミレニアムの執事になったからにはこれから先もあのデブに
 『減給だぞ』と脅されながらダダ甘のココアを淹れる日々が続くんだろうが。」
「脅されなくてもココアをちゃんと淹れなよー。インスタントじゃなくて
 ヴァンホーテンをさー。執事さんを助けられたのも少佐の作戦が上手く行った
 からなんだし。」
「・・・・・・考えておこう。」

青年執事は治療に専念した。吸血鬼の回復能力は早い。日が経つ毎に元通りの身体能力
に戻って行った。

334名無しかわいいよ名無し:2008/04/20(日) 10:30:07 ID:Fz/loL920
そして、ウォルター少年は春休みの日々を訓練に専念し続けた。
日が経つ毎に成長していった。大尉は相変わらず夜毎に月面河の河原で
訓練をしているので、毎夜毎夜常識外の組み手を繰り返し、ウォルターはやっぱり
痛い目にはあったが、それでも日毎に大尉に対して少しずつでも自分の技が
通用するようになっていくのは分かった。いい感じに一撃をいれ、大尉をぐらつかせた
ときには思わずガッツポーズが出た。ラフファイトはやっぱりウォルターに向いているらしい。
変身されたら防戦一方になってしまうが。
そんな日々が続き、春休みは終わった。
帰路に着けると聞いた時の訓練に付き合わされたヴァレンタイン兄弟は
飛び上がって喜んだ。

そして、学校が始まった。少女アーカードも家庭科教師に戻る。
もっとも、中身は恐ろしい鬼が確かに息づいてはいるが・・・。
久しぶりのお喋りをする学友達。
「ドル君!元気だったー? って・・・何かまた生傷だらけじゃない?」
「おーす、ヒロ。春休みの間ちっと無茶な日々が続いてな。
 折角の長期休暇なのに遊べなくて悪かったな。また今度の休みに遊ぼうぜ。」
「うん。」
「よお、ウォルター、何か見違えたな。強くなったのが何か分かるぜ。」
「お、ジョセフ。 まあ、春休みの間色々あったからな。
 ・・・・・・それなりに充実した日々だったけどよ。」

そんなウォルターを、生徒達はなんとなく注目している。
春休み前に軍用ヘリでどこかへ行って、休みが明けてもまだ生傷が癒えてない
身体で現れたのだから注目されるのも当然と言えた。

そんなウォルターの所へ、シュレディンガーがやってくる。
「・・・ウォルター君。」
「お、何だよシュレ。」
「その、あの、 この前は・・・殴ってごめんね・・・?」
「いや、謝る必要もねーよ。」
シュレディンガーは、青年執事の「あいつなら『謝る必要もねーよ』と言ってくれるさ」
という言葉を思い出してクスリとする。

その様子を見たヒロは思う。
『その怪我、まさかシュレ君にやられたの!!? 何があったの!?ねえ、何があったの!?』

ウォルターに、『いつもの生活』が戻ってきた。
もっとも、以前のウォルターとは違うちいさな『死神ウォルター』
が日常に戻っても、その日常すら違うものになって行くのだろうが。

取り合えずここまで
335予告:2008/04/20(日) 10:34:04 ID:Fz/loL920
若執事「・・・よお。」
黒執事「よお。」
若執事「あー、何かきつい目にあったらしいが・・・。」
黒執事「・・・気にするな。ところで、私とケンカがしたいらしいが・・・
    やってみようか?」
若執事「・・・いいね、ソレ。」

アーカード「もう少しだけ続くぞ。」
336名無しかわいいよ名無し:2008/04/20(日) 12:27:07 ID:TddCPeEm0
自分のSSの設定使ってもらえると嬉しいなぁ
337名無しかわいいよ名無し:2008/04/20(日) 12:39:43 ID:Q2kgJlmn0
>>336
あ、「黒い人」さんですか?どうも、勝手に使わせて貰いました。
貴方の描く黒執事のキャラと、シュレの可愛さが大好きなので、つい・・・w
シュレも大活躍させたつもりです。
俺の描く黒執事はアクの強さがちと控えめですがw
この2人はお互いを思いやる大親友であって欲しいかなと思っています。
シュレは、黒の為ならマジで身体をはる熱さを持たせてしまいましたw
338名無しかわいいよ名無し:2008/04/20(日) 12:45:58 ID:TddCPeEm0
>>337
いやぁ光栄っす、マジGJ

>シュレは、黒の為ならマジで身体をはる熱さ
シュレは、黒の為にマラと身体を熱くする 
に見えてあらやだーってなった
339名無しかわいいよ名無し:2008/04/20(日) 13:37:22 ID:y3k8i5zY0
何ていうか、ヒロと仲のいいウォルターって良いな。
まともな感性の持ち主同士うまが合ったのかしら

>>338
>シュレは、黒の為にマラと身体を熱くするに見えて

シュレ「何でそんなふうに見えるのさー…orz」
340名無しかわいいよ名無し:2008/04/20(日) 18:18:06 ID:peGXDfzR0
カリスマ溢れる雅のSSも見てみたいぞ っと。

自分にそういうの書ける力があればなあ……。
341名無しかわいいよ名無し:2008/04/20(日) 20:58:49 ID:YRbCsukYO
カリスマ溢れてたかは知らんが雅が悪役で登場するSSならあったな
342名無しかわいいよ名無し:2008/04/20(日) 21:26:35 ID:UC68fkyT0
リアル雅はヤバすぎる
343名無しかわいいよ名無し:2008/04/20(日) 21:36:36 ID:F7JGpUHm0
ザ・ケダモノだよね、リアル雅。
344名無しかわいいよ名無し:2008/04/20(日) 21:37:14 ID:iTA52ym4O
リアル言うなwww
345名無しかわいいよ名無し:2008/04/21(月) 07:55:20 ID:LBdKnYXZ0
村田さんは割りと紳士
346名無しかわいいよ名無し:2008/04/21(月) 10:51:54 ID:PujX50Ti0
村田戦はもう少しでケリがつく
347名無しかわいいよ名無し:2008/04/21(月) 11:59:11 ID:ZI9dFJq+0
ポッと出ではあるが美味しいキャラではありました
348名無しかわいいよ名無し:2008/04/21(月) 12:19:12 ID:xWqh5/wiO
雌伏…いやなんでもない
349名無しかわいいよ名無し:2008/04/21(月) 13:47:21 ID:ImqdfktO0
スキャナを買ったので、前に言ってた漫画をうpしまふ
そこ石を投げないように、あ、殴らないでっ

http://up2.viploader.net/pic2d/src/viploader2d359394.jpg
http://up2.viploader.net/pic2d/src/viploader2d359398.jpg

おまけ
http://up2.viploader.net/pic2d/src/viploader2d359400.jpg
資料:「金色のガッシュベル」
350名無しかわいいよ名無し:2008/04/21(月) 13:55:00 ID:xWqh5/wiO
>>349
つ つえーぞこいつ

すげえネタ力をもってやがる
351名無しかわいいよ名無し:2008/04/21(月) 14:02:52 ID:ImqdfktO0
SSばっか書いてたから、絵描くのなんか新鮮で楽しかった
352名無しかわいいよ名無し:2008/04/21(月) 17:33:11 ID:elT3cA0b0
おかしいな、対決の続きを投下したのに、
「書き込みに失敗しました。」 とか出る・・・・・・orz
353名無しかわいいよ名無し:2008/04/21(月) 17:37:00 ID:elT3cA0b0
Jane Styleなんか嫌いだ・・・。
また試してみる。

何で長文打ち込んだ時に限って「書き込みに失敗しました」
なんだよおおおおおおおおお! ちくしょう!
354名無しかわいいよ名無し:2008/04/21(月) 19:35:58 ID:Mai/CdFw0
そういう時もあるさ、うん。
355名無しかわいいよ名無し:2008/04/21(月) 19:43:10 ID:xWqh5/wiO
村田の仕業だな
356名無しかわいいよ名無し:2008/04/21(月) 20:53:21 ID:HgUYNIfY0
よっしゃ懲りずに再投下してやる。村田には負けん!
357対決 その21:2008/04/21(月) 22:33:06 ID:HgUYNIfY0
まだ若くとも「死神」に戻ったウォルター少年の日常は、春休みが終わった後も
今までのそれとは違っていた。学校が終わった後も夜には訓練の時間を取った。
少女アーカードもこの訓練には参加した。

その度に汗だくになり、身体には2、3箇所の痣が出来た。少女アーカードとの組み手
で作られた痣である。並みの人間ならミンチになる程の威力のパンチ。まずはこれを
一発も食らわなくなるのが少年の目標。少女アーカード曰く「あまり手加減すると
『甘い訓練』と辛口の評価をいただくからのう。ちょうどいい塩梅の力で訓練せんと。
あまり温めの訓練だとまた弱体化してしまうからの。」との事。
放たれたジャッカルの弾丸を糸ではじき落す訓練も毎日した。夜毎に屋敷中に響くドガドガ
という轟音と、弾丸を斬り砕くバヂバヂガギガギという音にワイルドギース達も始めは
「何だあの音は」と戸惑ったが、やがてその音にも慣れたみたいだ。
そんな生活を送りながらも、執事の仕事はこなしている。

そしてとある休日、ウォルターは月面町自然公園を1人で散歩していた。
たまに1人で広い月面町を散歩すると、旅に出ているような気分になって心地良い。
気分が何となくリフレッシュされる。そして公園のベンチに座ると何となく景色を眺めて
ボーッとする。これが彼なりの気分転換なのである。
ゆったりとした時間に身をまかせていると、聞きなれた声が耳に飛び込んできた。
「どこかにホットドッグの屋台とかないのかなー。」
「何だ、お腹が空いたのか、シュレ。」
思わずその声の方を見ると、もう1人の自分と、シュレディンガーと目が合う。

何となくその場の空気がピタリと止まる。
しばらく目を合わせていた青年と少年のウォルター同士だったが、
やがて2人はまったく同じタイミングで
「「・・・・・・よお。」」と挨拶した。
シュレディンガーは、何となくおかしくなったのかクスクスと笑い出した。
どちらのウォルターも、『・・・どうしよう?何か話したほうがいいのだろうか。』
という事を考えながら固まっている。
少年の為に鬼になった少女に手痛い敗北を喫した青年と、
少女に鬼になるきっかけを図らずも与えた少年が出会ったのだから何となく気まずいのだろう。

358名無しかわいいよ名無し:2008/04/21(月) 22:33:32 ID:HgUYNIfY0
シュレディンガーは、「コホン」と咳払いをすると、
「えーと・・・僕はホットドッグの屋台を探しに行ってくるね。何か話したい事があるのなら話した方がいいよ?」
と言い、『2人でお話をさせてあげよう』と思い、スウッと消えた。


残された二人は、『うーん・・・何から話そうか・・・。』と考えていたが、やがて少年ウォルターの方から、
「立ちっぱなしもなんだから、良かったら隣にどうぞ。・・・しかし、偶然こんな所で会うたぁね。」
と話かけた。青年ウォルターは、同じベンチに腰をかけると
「気分転換さ。デブに仕える日々には息抜きは欠かせぬよ。」
と話し返した。少年ウォルターは
『こいつも気分転換でここに来てるのかよ。・・・やっぱ「俺」同士、思考が似てるのかね』と思った。
自分同士の対話が始まる

「あー・・・アーカードの事は・・・。」
「何も言わんでもいい。こちらも全て納得している。」
「・・・あいつとはもう、『仲良く喧嘩しな』とはいかなくなったな・・・。」
「・・・私も、そろそろ生き方の転換期を迎えたという事だろう。これからは、確実にアーカードを
 倒せる力を手にしてから奴に立ち向かわなければならなくなった。」
「!!?おま、お前!まだあいつとやる気か!!」
「私が吸血鬼になったのはその為だ。」
「・・・・・・まさか、今以上の外法を使う気か?」
「まさか、そうすると糸使いのウォルター・C・ドルネーズでなくなる。私は化け物になっても尚
 『ウォルター・C・ドルネーズとしてここに立っている』のだから。今以上に腕を磨くよ。」
「・・・・・・今の技術であいつを倒すってか。見果てぬ夢だな。」
「どこかの誰かも言っていた事だが、吸血鬼とは『夢の狭間』に生きるものなのだよ。」
「俺はそういうの分からねえ。俺は滅私奉公で家に仕える身だからな。
 『自分の出来る事に心血を注ぐ。』これが俺の信条だよ。それでも、常に向上心は持っていこうとは思うがな。
 ・・・・・・ぶっちゃけあんたの事を馬鹿野郎だと思っている。だがよ・・・それでもあんたの事を心底憎めねえ。
 馬鹿なりに真面目に生きてるんだろうなとか思うからだ。・・・あんたがこれからもアーカードとマジでやり合う
 とか言うのなら、その前に、俺が相手するぜ。アーカードに殺されかけ、それでもまだ闘志冷めやらぬ男
 と、俺は戦いたいと思う。・・・・・・?・・・何だ、結局俺ら似た者同士なんじゃねえか・・・・・・?」
「・・・・・そう言えばお前、『良かったらまた喧嘩してくれや。』とかシュレに言付けしていたな。
 私は別に良いぞ。今からでも。喧嘩しようじゃないか。楽しくな。」
「・・・マジで?」

少年ウォルターは、ニコリと笑った。

とりあえずここまで


359名無しかわいいよ名無し:2008/04/22(火) 07:42:26 ID:rnje2iS3O
村田の仕業じゃ恐ろしいのう
360名無しかわいいよ名無し:2008/04/22(火) 08:27:35 ID:YCfnb+INO
村田「そうやって悪い事はみんな俺のせいにしてればいいのさ。
メ゛エエエエエエエエエエエエ。」
361名無しかわいいよ名無し:2008/04/22(火) 10:39:50 ID:XFp1r7OH0
だーれのせいでもありゃしねえー
みんな村田が悪いのさー♪
362名無しかわいいよ名無し:2008/04/22(火) 17:20:44 ID:rnje2iS3O
じゃあヒラコーのページ数が少ないのもまさか!?
363名無しかわいいよ名無し:2008/04/22(火) 17:37:17 ID:18plWmoL0
            .,, /,,/|
.  才       ノ\.  ソ・ ・ つ
         \/ \(エ_,ノ 、
    ○ ノ      ⊂⊂ _ノ|
    | ̄        i"____|
   / >        / ゝ ヽ_l
  | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  ヽソ::::.〉 l .|:::l l:::|::: 才 :: l <:::::::
   || ( ` .L:::: :::::| l iii ::/:::: ::
   ヽ :|||  |ll:::|::: ::l  lll  〉::: ::::::
    〉:|||:::: l: ::::`i:::ヽl/:::: .〈 ::.:J
    \||:: ::::.|::::.i |:: :::|::: ::: |:::: i::::
    才  ̄ ̄ヽ:〉 |||  |ll:::|:::: /::::
         | |  .L::::丿ii:::|:: :|:::::
         ヽ:〉 才 |ll:::|:::: i:::
          〉::: :|||:::: l: ::/
364名無しかわいいよ名無し:2008/04/22(火) 17:39:53 ID:18plWmoL0
ぬう、コピペすら満足に出来んとは…
こんな不甲斐ない俺は死のう…

ちんこを何とも可愛らしいポメラニアンに噛ませて死のう…
365名無しかわいいよ名無し:2008/04/22(火) 19:43:03 ID:7M/ibNhJ0
>>364
シュレ「…何で僕の方見てるの?」
366名無しかわいいよ名無し:2008/04/22(火) 20:09:12 ID:MsG0wdBr0
さて、長文打つ前にレスできるかどうかテスト
何か人大杉なのか知らんけどJaneじゃないと見れない・・・
早く解除されますように・・・

ぶっちゃけいつもの感じの方が投下しやすいからね
367名無しかわいいよ名無し:2008/04/22(火) 20:10:09 ID:S4M5kWOE0
>>366
慣れれば専ブラ無しに2chなんか出来ないぜ
368名無しかわいいよ名無し:2008/04/22(火) 21:03:11 ID:rnje2iS3O
なんかこういう時があるから住人の数が解りづらいな。
369名無しかわいいよ名無し:2008/04/22(火) 21:11:32 ID:+suZMNuK0
>>366
結構前にメフィストとダン国王とか書いた人です
Janeは使いやすい部類かと
Aboneは一時期メモリ周りが腐ったりして・・・
ブラウザ直だと人多すぎになりますし
これを機に自分が使いやすい専ブラ探しするのもいいかもしれませんよ

現在楽しくて笑えるSSをどうやって書くかを詮索中
ギャグパートは難しい

>>368
意外とIEからという人は多いのかもしれません
370対決 その22:2008/04/22(火) 21:56:29 ID:MsG0wdBr0
月面町自然公園の広い草原の上で、2人のウォルターが指をパキパキと鳴らしている。

青年の方が「私は糸無しで構わん。・・・が、お前糸を使った方がいいんじゃあないか?」
と言うと少年の方は「これでも俺、結構訓練したんだぜ?あんたが糸無しってんなら
俺の方も徒手空拳でいくよ。どんだけ通じるか、試してみたい。これはあくまで『喧嘩』だ。
たまにはこういうのもいいじゃん。」と言い返す。

「血気盛んで結構な事だ。あまり人通りも居ない事だし、スカッと暴れるには
 中々いいロケーションだ。考えてみれば糸で自然公園を無茶苦茶にする訳にもいかんからな。
 ・・・・・・では、始めようか。」
青年ウォルターのこの言葉に、少年ウォルターが「応!」と返す。
次の瞬間には、 ヒュガ!! という音と共に2人が消えたかの様な動きでのファイトが始まる。

ドガッ!!バギッ!!ドゴッ!!

『何かが何かを殴っているかの様な音』が響き渡る。
ヒュバババババババという『何かが凄い速さで動いているかの様な音』とともに。
常人やそこらの人外には到底見える筈も無い殴り合い。
やがて、ドガッ!! という音と共に少年ウォルターが倒れる。普通の人から見たら、
突然フッと少年が現れ倒れたかの様に見えるだろう。
『くっそ、やっぱあいつの方がまだ速いか。』
そう思いながらもまた俊足の動きを始める。

高速でのラフファイトの最中、青年は思考する。
『確かに、確かに速くなったな小僧っ子よ。この戦いの最中でも、体さばきが
上手くなって行くのが分かる。』
思考しつつ、少年の打撃を捌き、一撃を入れる。
大きな音を立てて吹っ飛びながらも、それでも動きを止める事なくしゃにむにかかってくる少年。
一撃をヒットさせた回数は、圧倒的に青年の方が勝っていたが、このタフネスさには青年は舌を巻く。
『柔軟にして鋼の如しか・・・。』
この丈夫さは、青年には無いものである。

空を斬る音を響かせて二人が試合をしている所に、シュレディンガーがホットドッグを
三本抱えてスウッと現れる。
「おまたせー。屋台を見つけたんだー♪ ちゃんと2人の分も買ってきたよー♪
 あれ・・・?ベンチに座ってない。おーい、どこにいるのー?」
シュレディンガーが周りを見回すと、ヒュガガガガ という音をたてて、
公園の草原の上を何かが駆け抜けたかの様に、草が軌道を描いて倒れていっているのが見えた。


371名無しかわいいよ名無し:2008/04/22(火) 21:57:05 ID:MsG0wdBr0
シュレディンガーはその様子を見て即座に判断した。
『・・・やり合ってるんだ・・・。まったくしょうがないんだからもう。』

ドゴッという音を立てて、不意にシュレディンガーの目の前にスッと瞬間移動したかの様に現れる二人。
どうやら若い方がまた一撃を食らったらしい。・・・が、青年の方も表情にやや余裕が無くなっている。
軽く汗を流し、息も多少切らしている。少年の方は、痣を顔に沢山作っていたが、まだスタミナに
余裕がある様相だ。

シュレディンガーは思った。
『糸を使わず、対術のみでの勝負なんだ・・・・・・。スタミナとタフネス勝負なら執事さんじゃなくてウォルター君の
 方に分があるね。・・・あの大尉に殴られても生きていられる人間だしね、ウォルター君。』

ヒュバババババ!! ドガッ!!

瞬時のラフファイトの音はまだ響く。そして、遂に、今度は青年の方が殴り飛ばされた。
ドサッと音を立てて青年が草原の上に倒れる。

「・・・へ、へへ、ザマミロ。ようやく一発食らわせてやったぜ。」
ぺッと血混じりの唾を吐きながらニヤリと笑う少年。青年は、ムクリと起き上がるが、足元はふらついている。。
「・・・きつい、一撃を入れられるようになったな。」
少年が、『さ、続きやろうぜ。』と身構えると、青年は、横目をチラッと向く。少年が「誰かいんの?」と釣られて
見ると、そこにはホットドッグをパクつきながら2人の様子を見ているシュレディンガーがいた。

「あ・・・そういやいたんだっけか。」
「むー!酷いよウォルター君。喧嘩が楽しいからって、僕を忘れないでよぅ。」
「どうする?続けるか?」
「・・・・・・いいや、何かのほほんとホットドッグぱくついてるコイツ見たら興が削がれた。」
「闘争の空気じゃなくなったという訳か。」

ホットドッグを食べる三人。食べながら、こんな話をする。
「やっぱりあんたの領域にはまだまだ遠いか・・・。」
「そんなに簡単に追いつかれてたまるか。だが、確かにお前は強くなっている。
 ラフファイトでは私にいい一撃を入れられるようになった。」
「それまでに俺はしこたま殴られたからなあ。これが糸使った実戦なら、俺は何回か命を落としているよ。」
「その通りだ。まあ、より精進しなさいという事だ。・・・さて、私はそろそろ帰る。
 あのデブのティータイムの時間だからな。」
「へへー。あのね、ウォルター君、執事さん、少佐にちゃんとよく練ったココアを淹れるようになったんだよー?」
「そりゃ結構。・・・あんたも少しだけど、色々と変わりつつあるようだな。」
「フン・・・。またな・・・。」
「おう、またな。」


372名無しかわいいよ名無し:2008/04/22(火) 21:57:32 ID:MsG0wdBr0
少年ウォルターは、もう1人の自分とシュレディンガーと別れる。
ヘルシング邸に帰路に着く。自分もこれから生きて行くと人生経験重ねて
色々と変化を遂げていくのだろうなと考えながら。
『もう1人の俺よう、俺はあんたの様にはならないとは思うが、なんか、一つの事にとことん
 こだわりを持っている所は、ああ、やっぱり似ているのかな とも思えるよ。
 ・・・あんたの歩いた生き方をリプレイしないように頑張るさ・・・。
 しっかしまあ、吸血鬼に身を落としてもウォルター・C・ドルネーズである事に変わりなし
 か・・・。見習いたいとは欠片も思わないが、・・・あんたは実際大したもんなのかもな。』
空を見上げながら、そんな事を思うウォルター少年だった。

取り合えずここまで。次回で「対決編」はおしまい。・・・だと思う。
373名無しかわいいよ名無し:2008/04/23(水) 00:14:58 ID:QZ6/7BRQO
対決の作者さんGJです
374名無しかわいいよ名無し:2008/04/23(水) 08:13:04 ID:7wiWWBepO
規制があるのも村田のせい。
375名無しかわいいよ名無し:2008/04/23(水) 08:47:10 ID:w/1xIp8j0
村田「何でも俺のせいにすればいいってもんじゃねーぞ!!」
376名無しかわいいよ名無し:2008/04/23(水) 16:54:48 ID:7wiWWBepO
でも他に考えられないじゃないですか
377名無しかわいいよ名無し:2008/04/23(水) 20:44:26 ID:5ud5L6Uz0
さっき対決の続き(一応の最終幕)を打ち込んだら書き込めなかった。
何かドッと疲れたので今日は止めて明日投下します。
378名無しかわいいよ名無し:2008/04/23(水) 20:52:44 ID:5ud5L6Uz0
神様ロリカード様、早く規制が解かれますよーに・・・。
何か一日のレス数が寂しいですので・・・。
379名無しかわいいよ名無し:2008/04/23(水) 21:16:03 ID:7wiWWBepO
あれもこれもどれもみーんな村田のせいだ、今回の規制も村田のせいさ!!
380名無しかわいいよ名無し:2008/04/23(水) 21:40:26 ID:A07BzsBX0
村田「もう、マジでイジけようかな俺…。」
381名無しかわいいよ名無し:2008/04/23(水) 22:10:04 ID:u3qf7gaN0
斧神様に明がまたがって、霧型巨大邪鬼倒す展開マダー?
382名無しかわいいよ名無し:2008/04/24(木) 07:59:32 ID:U5ofprSUO
>>381
なんだそのベルセルクは
383名無しかわいいよ名無し:2008/04/24(木) 08:49:49 ID:UWfHsJkj0
お、もしかしたら規制だか人大杉だか解かれている?
384名無しかわいいよ名無し:2008/04/24(木) 08:50:59 ID:UWfHsJkj0
よっしゃレス出来る!有難う吸血鬼スキーの神様
385名無しかわいいよ名無し:2008/04/24(木) 09:42:13 ID:/iRwynLG0
おまいさんら、専ブラいれるとかしなされ
386名無しかわいいよ名無し:2008/04/24(木) 09:52:54 ID:UWfHsJkj0
専用ブラジャー?
387名無しかわいいよ名無し:2008/04/24(木) 12:06:08 ID:sZRYfEmu0
専ブラすげー使いやすいし鯖への負担も軽くなるしで一石二鳥だと思うんだけど
388名無しかわいいよ名無し:2008/04/24(木) 12:13:42 ID:68WlGmA70
俺は専ブラ入れたよー。
389対決 とりあえずお終い:2008/04/24(木) 16:53:05 ID:Ceva6tF70
「ほらよ。約束のブツだ。」
「・・・んだよ、このかなり年季が入った感じのえっちぃ本。」
「おめ、忘れたんか?修行が済んだら俺様がご褒美に秘蔵のピンナップやら
 エロ本やら貸してやるって言ったじゃねえか。お前が演習地に行った日によ。」
「あーあー、思い出した。・・・約束を守ってくれた訳だ。」
「そりゃおめえ、頑張る坊主にはご褒美をやらねえとな。」
「その坊主ってのは止めてくれよ。俺にはウォルターって名前があるんだよ。」
「はっはっは。そりゃ悪かった坊主。このピンナップに写ってるかわい子ちゃん達はな、
 ワイルドギース連中がお世話になった『みんなのアイドル』だ。女っ気のねえ
 稼ぎ先の駐屯地では、銭が入るまでこの娘達で我慢していた。銭が入ったら売春宿へ
 一目散よ。・・・本当ならお前も可愛いおねえちゃんのいるお店へ案内してやりてえ
 所だがよ、その歳じゃそうもいかねえ。つー訳でこの写真で我慢してくれい。」
「・・・んじゃ、折角だし、見させて貰うわ。・・・ありがとよ、隊長さん。」

これが、シャワーを浴びてシャツとトランクスとパジャマのズボンに着替え、自室で
休んでいたウォルター少年と、部屋に訪ねてきたベルナドットの会話である。

取り合えず雑誌をペラペラめくると、際どいにも程がある水着や下着を着た美女達が
これでもかと挑発的なポーズをとっている。

『うーわー・・・。何と言うかまあ、きっついなあオイ。・・・・・・つーかこの本、硝煙の匂いが
 染み付いてんな。色んな戦場を渡り歩いた18禁本・・・。もしかしてこの本って立派な
 戦時資料かなんかになるんじゃねえの?』

ウォルターが妙な所で感心していると、コンコンとドアをノックする音がする。
一瞬ビクッと反応し、ウォルターが「はい?どちら様?」と問うと、「私だよ、アーカードだ。入って良いか?」
と聞きなれた少女吸血鬼の声。

ウォルターは急いで傭兵隊長からのご褒美をベッドの下に避難させると、「おう。入っておいで。」
と了承の返事をした。

ズルゥッ とドアをすり抜けて入室してくる少女アーカード。どこぞのご令嬢が着る様な寝着を着ている。
吸血鬼からしたら、まだお楽しみの時間である夜は始まったばかりだが、取り合えず少女アーカードも
風呂に入ってリラックスできる格好になったらしい。

「何か用かい?」
「いや、久しぶりにお前の部屋でお喋りがしとうなった。ここの所泊り込みの訓練が続いてこういう時間は
 久しく無かったからのう。」
2人は、久々にゆったりとお喋りをする事になった。


390名無しかわいいよ名無し:2008/04/24(木) 16:53:45 ID:Ceva6tF70
「で、何を話そうか、アーカード。」
「そうじゃなあ。また新しく生傷をこさえて来たが、誰とやり合った?」
「ん?もう1人の俺と月面町自然公園で組み手みたいなもんをやったのさ。」
「ほう・・・で、どうだった?手ごたえは?」
「やっぱあいつは強いよ。でも、俺も強くなった事は認識出来たね。」
「そうか。それは結構。」
「・・・もう1人の俺はお前に殺されかけて何か変わったっぽかったけどね。
 何か、お前を確実に倒せるくらいに強くなってからまたお前の前に立つみたいな
 事を言っていたな。何か、内的変化を起こしたみたいだ。」
「ほう、私の前に立つに相応しい実力を身につけてから挑むと言ったのか。
 そうか・・・クックック、あいつめ、確かに、少し変わったな。しかし、
 殺されかけても本質的な所は変わらんと見える。あやつは私を殺す事が
 己の存在理由と考えておるからな。そこだけは絶対変わらんな。
 殺してやらん限りはあやつはあのままだろうて。
 が、もう『負けても見逃してもらえる』とは欠片も思っとらんみたいだな。
 情けをかけられる事を嫌うあいつからしたら、願ったり叶ったりだろうよ。」
「あの野郎、『私は吸血鬼になってもウォルター・C・ドルネーズである事には変わりない。』
 とかぬかしやがった。だから、あくまでも糸使いの手垂れとしてお前を倒すつもりらしい。
 外法を使って反則技を手にする考えは無いみたいだ。『・・・見果てぬ夢だな』って俺が言うとよ、
 あいつ、『夢の狭間を生きるのが吸血鬼だ』って言いやがるんだよ。
 ・・・・・・俺はあいつを見習う気なんざ無いがよ、これだけは分かった事がある。
 あいつは、半端モンじゃねえ。筋金入りだよ、筋金入り。」
「・・・ハレもケもひっくるめてのあいつという事だ。」
「・・・・・・・・・・・・そうなんだろうな。」
「難しい顔して天井を見上げてどうした?何を考えておる?」
「・・・春休みで大分俺の周りが変わったなあって思ってよ。お前は『鬼』になるし
 あいつは死にかけるし。んで、図らずもそのきっかけを作ったのが・・・。」
「うむ、間違いなくそなたぞ。」
「・・・だな。」
「これから先も、お前は色んな事を経験して行き、自分の周囲の世界に変化をもたらしていくだろうよ。
 だが、それで良いのだ。私はそんなお前の側にいるのだから、私とて『お前の世界』の一部だ。
 お前が変われば、私も変わるのだよウォルター。繋がりとは、そういうものなのだ、きっと。
 私はなウォルター、自分の世界が変わっていくのが愉快でたまらない。いつ終わるとも知れぬ
 生を過ごす吸血鬼は、停滞した時間の中で生きる者が多いが、絆というものが出来ると話が
 違ってくる。私はこれから先、様々な変化に酔いしれながら生きようと思う。
 はははははははは! 素晴らしきかな人生だ!」


391名無しかわいいよ名無し:2008/04/24(木) 16:54:13 ID:Ceva6tF70
2人がそんな会話をしていた頃、ヘルシング邸敷地内では、ベルナドット、ワイルドギース、セラスが
射撃訓練をしていた。ドガガガガという音が鳴り響く中、ベルナドットがセラスに講義する。
「なあ、嬢ちゃんよー。この距離は無理だって、やっぱり。」
「根性出してください!ガッツです! 私がお手本を見せますよー。」
「おーい野郎ども、嬢ちゃんの人質虐殺ショーが始まるぞー。」
「ば、馬鹿にしないでくだサイ!」

局長室では、アーサーと次期当主のインテグラがお話をしていた。
「小さい方のアーカードが『鬼』になった訳だが、学校の方ではどうよ?何か変わりないか?」
「今の所は何も、変わりありません。ものの見事にアーカードは家庭科教師の仮面を
 被り続けています。授業を真面目に受けない生徒が今のところ出ていないのが救いですね。
 今のアーカードなら、きっと世界史の方のアーカードと同じく、そんな生徒には地獄の責め苦を
 与えるでしょうから。」
「・・・もう1人のアーカードか・・・。あの男からしてみれば笑いが止まらんだろうな。正真正銘の
 もう1人の自分が増えたのだから。」

暗い地下室では、男性アーカードがワインに舌鼓を打ちつつ、ニヤケ笑いを浮かべている。

これから先、ウォルター少年と少女アーカードには様々な奇妙な出来事が起こる。
ここ月面町は、魑魅魍魎の巣なのだから。その出来事で2人は何を思い、何を感じていくのかは、
また別のお話

取り合えず対決編はおしまい
(若ウォルと黒ウォルは洒落にならん命懸けの勝負をするつもりだったが、
 お話の流れでそうならんかった。)
392名無しかわいいよ名無し:2008/04/24(木) 18:37:58 ID:U5ofprSUO
流石は対決先生…良い読み物にござる
393名無しかわいいよ名無し:2008/04/24(木) 19:24:28 ID:4twSPLs+O
対決の人、お疲れ様でした。

さて、このスレがまた過疎るな
394名無しかわいいよ名無し:2008/04/24(木) 19:54:46 ID:U5ofprSUO
欲を言えばもうちょっと賑わいが欲しい所だな。
395対決の人:2008/04/24(木) 20:15:22 ID:7/4oByg00
またお話を書こうとは思うのですが
そうそう次から次へと思いつく訳もなく・・・。
断片的なアイデアは浮かぶんだけど
一つのお話として纏めるのは大変なのであります
396名無しかわいいよ名無し:2008/04/24(木) 21:07:38 ID:MMtCI0BWO
対決の人お疲れ様です。実に楽しませて頂きました。
397名無しかわいいよ名無し:2008/04/24(木) 23:09:25 ID:9iaiLcVI0
馬呑吐「ふむ…恋愛運はまあまあネ、あとは行動あるのみヨ。古来より恋は押しの一手
     そのまま同衾してしまえば所詮は凡骨の小僧、夢魔の手管でメロメロアルヨ」
胡夢 「そ…そんな!月音とはもっと恋人としていろんなステップ踏んで、そ…それから、キャッ!」
馬呑吐「…そうアルカ、でも後手に回ってからは遅いネ(…恋敵に毒を盛る娘の言う台詞カネ?)」
胡夢 「そこで相談なんだけど…裏のほうの萌香を何かギャフンと言わす方法ない?」
馬呑吐「拳法はカエルラに習ってるなら私から学ぶ事ないヨ?」
胡夢 「もっとえげつないヤツ…」
馬呑吐「君も黒いネ…(昨日の客の雪女も同じ事言ってたナ)」
美津里「いやー青春だね〜」

太臓 「俺モテないんだけどさ…何でだ畜生!」
馬呑吐「ふむ、アナタ世にも珍しい痺棒の相ネ!これは珍しい…」
太臓 「マジ!それってスゴイの?」
馬呑吐「全く異性にモテないという稀有な運勢ネ、私も長生きしてるケド
     そうめったにお目にかかれんヨ」
太臓 「があぁぁぁ〜〜〜!」
ヒロ 「と…トドメだ」
馬呑吐「でもこの御守り身に着ければ何とかナルヨ」
太臓 「ま、マジ!売ってくれ頼む!!」
馬呑吐「五万円ネ、まいどアリ〜」
ヒロ 「し、しかも騙されてる…!?」

煉瓦 「おい馬!貴様から買ったエクスカリバー、ビーム出るどころか抜いた
     途端折れちまったぞ!!」
ヒロ 「…」


ミスター馬(PM9:00〜AM3:00)
迷える子羊を縊り殺して北京風シャブシャブにする丸い悪魔が趣味でやってる辻占い。
底知れぬ月面町のアンダーグラウンドへの入り口のひとつ。
398名無しかわいいよ名無し:2008/04/24(木) 23:18:23 ID:jVl3f79C0
>迷える子羊を縊り殺して北京風シャブシャブにする丸い悪魔

馬呑吐を的確に表現した言葉だなw
399名無しかわいいよ名無し:2008/04/24(木) 23:59:23 ID:U5ofprSUO
ハロ?
400名無しかわいいよ名無し:2008/04/25(金) 01:24:30 ID:c7RD14AA0
>>398
黒い人も最近来ないしな
また絵描いてくれてるんだろうか
401名無しかわいいよ名無し:2008/04/25(金) 12:37:59 ID:eFuy13ei0
うーむ。また長編のSSを書きたいのだが、
ネタがうまく纏まってくれぬ。
対決の場合は最初から最後まで大体こんな感じのお話っていうのが
ぱっと纏めれたから毎日の様に書けたのだが・・・。
ラスボスとかライバル(黒執事)とか、そういうのが登場すると
お話って書きやすいんだなってよく分かった。
暇が出来たら一生懸命頭を捻ろう。
何故かゴールデンウィークには予定が立て込んで入っちゃってるけどw
402名無しかわいいよ名無し:2008/04/25(金) 17:41:23 ID:KSW1BVKfO
で 村田ってなんだ?食えるのか?
403名無しかわいいよ名無し:2008/04/25(金) 18:13:36 ID:bjfjjI5n0
食えねーよ!!

ってか、食ったら腹壊すっつーかまず肉が硬くてよう食えんぞ

彼岸島に出てくる吸血鬼の事。
姿形はベルセルクに出てくる牡山羊様の如し。
(つーかバフォメットそっくり)
身体を鋼の如く硬く出来る超防御。
雑魚吸血鬼が数十人全滅するくらいの爆発に巻き込まれてもノーダメ。
2メートル以上はあろうかという体躯で巨大な斧を振り回し、
軽トラを斬鉄剣かっつーくらいに鮮やかに斬り、一撃で家屋を破壊し、
地面にでかいヒビを入れる。
パンチは雑魚吸血鬼を纏めて何十人もぶっ飛ばす。
正々堂々とした勝負がお好きのナイスガイ。
404名無しかわいいよ名無し:2008/04/25(金) 18:15:14 ID:bjfjjI5n0
まあ、ゾッドやワイアルドとガチれんじゃねえかなと思っているよ、俺は。
405名無しかわいいよ名無し:2008/04/25(金) 19:33:37 ID:KSW1BVKfO
吸血鬼スレ住民心得!!

エンジョイ&エキサイティング!!


こうですか?わかりません!!
406名無しかわいいよ名無し:2008/04/25(金) 22:13:06 ID:F7zvx3cg0
短いけど月面町をイメージした替え歌
元ネタはみんなのうたでおなじみの「まっくら森」

光の中で 生きれぬモノが
闇の中で 蠢きはじめる
月面町の闇の中では
昨日は明日
真っ暗 暗い暗い

何処にあるか誰も知ってる
何処にあるか誰も知らない
月面町は動き続ける
昨日も今日も
真っ暗 暗い暗い


いや、何となく思いついてみた
お粗末様でした
407名無しかわいいよ名無し:2008/04/25(金) 22:43:11 ID:KSW1BVKfO
このスレのテーマソングは「悪魔巣取禁愚」だろやっぱ
408名無しかわいいよ名無し:2008/04/25(金) 23:12:30 ID:1EQmCvLh0
あー、あの歌を初めて聞いた時は面白え歌だと思った
のほほんとした曲調で歌詞はクレイジー
409名無しかわいいよ名無し:2008/04/26(土) 08:21:07 ID:7TlYFn9RO
最近俺と2 3人で回してるような気がして不安だわねぇ
410名無しかわいいよ名無し:2008/04/26(土) 08:29:27 ID:DnbbkN750
また風が吹くまでの辛抱にござる
いつでも勢いがあれば良いんだけどね…。
エンジンがかかるまではコマゴマと吸血鬼を語るのみ。
それが我らに出来る事
411名無しかわいいよ名無し:2008/04/26(土) 12:13:38 ID:7TlYFn9RO
DIO様は大きな家を敵視しているに違いない。
ヘルシング家とかいっぱいあるじゃないそーゆー家
412名無しかわいいよ名無し:2008/04/26(土) 13:20:36 ID:kzKfeFVCO
DIOは成り上がり者だからね。案外名家にはコンプレックス
があるのかもしれんね。
413名無しかわいいよ名無し:2008/04/26(土) 18:02:29 ID:Uph8LSgp0
つーか、成り上がり根性こそが、DIOの魅力でしょ
あの性根こそがDIOの強さの源だ
414名無しかわいいよ名無し:2008/04/26(土) 19:53:35 ID:AIVLevCH0
「俺は人間をやめるぞおおおお!」

ディオの性格を良く現した台詞でねえかい?
より「格上の存在」になる為ならば何でもするぜ奴ぁよ
415名無しかわいいよ名無し:2008/04/26(土) 20:26:44 ID:7TlYFn9RO
いろいろ策を弄した結果、やっぱ力こそパワーだわと開き直ったDIO様はステキだわ
416名無しかわいいよ名無し:2008/04/26(土) 21:35:51 ID:VOLbeZPAO
人間→吸血鬼→最強のスタンド使い→人間→恐竜

進化しすぎワロタ
417名無しかわいいよ名無し:2008/04/26(土) 23:15:25 ID:SgwW1g6+0
>人間→恐竜

これは進化と呼んでいいんだろうかw
418名無しかわいいよ名無し:2008/04/27(日) 07:53:27 ID:ca3VY8eXO
>>416
むしろ退化してないかそれ
419名無しかわいいよ名無し:2008/04/27(日) 08:53:29 ID:y/JCUzzT0
進化とは生物種のあらゆる方向への系統的、不可逆的な形質変化の事
(「進化」とは「進歩」ではない。「進歩」の基準は価値観であり、科学は
 価値を扱わない。複雑から単純への変化も「進化」である。そして、
 「退化」とは「進化」の中のひとつのパターンである。)

退化とは一部の器官がその機能、形態を縮小する事

…らしいよ。ある漫画からの受け売りだけど。
420名無しかわいいよ名無し:2008/04/27(日) 09:28:01 ID:ca3VY8eXO
ええいわからんお寿司で説明しろ
421名無しかわいいよ名無し:2008/04/27(日) 10:24:51 ID:/rqAr62Q0
>お寿司で説明

進化=ぞうの耳→おいなりさん
422名無しかわいいよ名無し:2008/04/27(日) 14:42:48 ID:ca3VY8eXO
>>421
わからん…ますます解らなくなってしまったぞアルベルト…
423名無しかわいいよ名無し:2008/04/27(日) 17:53:33 ID:BPyn16w90
無理に解ろうと無理するよりも解らんもんは解らんままでいいんでない?
424名無しかわいいよ名無し:2008/04/27(日) 18:09:34 ID:n+9Y5BHF0
寿司で説明しようとするからいかんのだ、おにぎりで説明しなさい
425名無しかわいいよ名無し:2008/04/27(日) 18:18:39 ID:BPyn16w90
…解ろうとする気持ちを無碍にしてはいかんかったな。反省して
>>419を精一杯自分の足りない頭で解り易く噛み砕いた言い方してみると

退化すら進化のパターンであるというのは、例えば洞窟に棲む魚は
暗闇に棲んでいる為に目が退化し、他の器官が発達しているという事。
これは光が余り届かない環境で生きていく為に遂げた進化という事なんじゃないかな。

フィクションの存在である吸血鬼も生物の一種である場合もあれば
妖怪変化の類である場合もある。DIOの場合は何か生物の一種っぽい
感じだから吸血鬼に進化を遂げた(仮面を被って成ったものを進化なんて
呼ばないとか言われたらそれまでだけど)と言って良いのかもしれない。
何か恐竜になったってのは初耳だけどDIOはジョジョの何巻で
恐竜になったんスか?いや、マジで思い当たらないw
読んだ事あるのに忘れただけかもしれんけど。

読んでみたいw
426名無しかわいいよ名無し:2008/04/27(日) 18:33:16 ID:0t1rqp/g0
ディエゴの方ですな、一巡後のSBRDIO
427名無しかわいいよ名無し:2008/04/27(日) 18:35:27 ID:ca3VY8eXO
>>425様はジョジョの奇妙な冒険第七部 スティール・ボール・ラン

なるものをご存知で?まあDioはDIOの様に吸血鬼じゃないけれども
428名無しかわいいよ名無し:2008/04/27(日) 18:56:38 ID:BPyn16w90
>>426>>427
スティール・ボール・ランね。良し、読んでみよう。
しかし7部か…ジョジョも長いな。
429名無しかわいいよ名無し:2008/04/27(日) 20:09:03 ID:ca3VY8eXO
ジョースター家は吸血鬼狩りの一族に入りますか
430名無しかわいいよ名無し:2008/04/27(日) 22:36:49 ID:yTF0LdcU0
月の夜、郊外へ飛ぶ影を。美しくも黒い影をを見た
どこにでもありそうな都市伝説を誰かが語り
昼に化物が動き、化物が語り、化物が遊び、化物が戯れる
悪夢のような現実に誰もが耳塞ぎ目を背け語らず思わず
誰もがこの町は楽園だと、悪い夢だと思いながら

月面町

日の光に愛されないのにはことさら定評のある吸血鬼が住まう町
敵対という言葉が生ぬるいほどに天敵であるはずを他所に
学舎に集い、挨拶を交わし、それは時に恋慕を
相談し、祭りを催し、時に殺意を
ただの学舎ですらその全てを日が昇り日が昇るまでの間に繰り返す町

住民が踏み出さない約定を支える若者は何を思う
照らす月光が揺らぐ美貌の主
「退屈してはおらぬか?満足しておるのか?ほほ、もしや救いを求めぐぇっ」
左手は手綱を握り、つぶされた声は誰のものか?
月夜に蹄の音だけが響いていた
431名無しかわいいよ名無し:2008/04/27(日) 23:21:16 ID:ca3VY8eXO
オゥ クールガイ!!
432名無しかわいいよ名無し:2008/04/27(日) 23:36:55 ID:v/+nTo8J0
>>430
何と言う文才
433名無しかわいいよ名無し:2008/04/28(月) 00:17:41 ID:fo7ed4K10
>>430
最初の一行でもう吹いた
そうとう読み込んでるだろお前w
434少し変えたらありそうなのになったw:2008/04/28(月) 00:33:45 ID:43UC9TKO0
初夏の夜、村へ走る影を。美しくも黒い影をを見た
ここなら、辺境ならどこにでもありそうな話を誰かが語る
昼に貴族が動き、貴族が語り、貴族が遊び、貴族が戯れる
悪夢のような話に誰もが耳塞ぎ目を背け語らず思わず笑う
ここは辺境だと、悪い夢だと思いながら

辺境

神に愛されないのにはことさら定評のある人が住まう地
味方という言葉が生ぬるいほどの信頼を他所に
城に集い、子供のように、それは時に恋慕を
欲情、快楽、殺意を、戯れをこめて
絶対者の気まぐれでその全てを日が暮れた間に繰り返す貴族

逃げ出せない住民を見た若者は何を思う
照らす月光が揺らぐ美貌の主
「何を考えておる?同情か?きやつだと思ったか?ほほっ、ぐぇっ」
左手はきつく手綱を握り締め、月夜に蹄の音だけが響いていた
435名無しかわいいよ名無し:2008/04/28(月) 00:33:46 ID:sqx6hHoX0
最初の文章だけで「かなり読み込んでいるなこやつ」と思ってしまった
いい味出してる
436名無しかわいいよ名無し:2008/04/28(月) 00:34:13 ID:43UC9TKO0
うはwwww改変なのに改悪になっててワロスwwww
437名無しかわいいよ名無し:2008/04/28(月) 00:37:04 ID:43UC9TKO0
改悪しておいてなんだけど
>>430は月面町の説明は的確w
ってかどんだけ菊地好きなのか聞きたいwww
438名無しかわいいよ名無し:2008/04/28(月) 09:25:02 ID:lGuywh53O
>>430
お美事にござる
439名無しかわいいよ名無し:2008/04/28(月) 16:57:43 ID:EUJ+Ibq/O
修学旅行は<新宿>で
440名無しかわいいよ名無し:2008/04/28(月) 20:31:50 ID:VZBxePCa0
星屑十字軍御一行ルートツアーか、
ウインドナイツロットやロンドンを巡るブリテン主戦場ツアーを希望
441名無しかわいいよ名無し:2008/04/28(月) 20:51:16 ID:EUJ+Ibq/O
先生!血液パックはオヤツに入りますか!?
442イギー・ポップ その1:2008/04/28(月) 21:42:11 ID:puLNEGJW0
お久しぶりです。対決の書き手です。また、書かせていただきます。

月面町に夜の帳が下りる

「こういう町でもこういう事件は起こるのか・・・。病んでおるのう。
 脆い牙を持つ者のみを狙った犯行か。聞いてて反吐が出る思いよ。
 犯人は、いや、この町ではこういうゲスな行いですら『人』がやった事かどうか
 怪しいものだが、こういう事をする輩は人であれ化け物であれ『最底辺』である事
 には間違いない。」

少女アーカードは、ヘルシング邸の居間でテレビニュースを見て憤慨している。ウォルター少年と
次期当主であるご令嬢、インテグラも『こういう事に怒るのは何ともアーカード
らしい』と思いながらも少女アーカードと同じく苦虫を噛み潰したかの様な表情で
何とも胸糞の悪くなる様なニュースを聞いた。

最近、町とその付近に棲む動物達が何物かによってと殺され続けているのである。
犬、猫、野鳥、その他の動物達が無残に殺された死骸が道端などにこれ見よがしに晒される事件が
起きている。ボウガンの痕や銃の弾痕が動物の遺骸には見られ、首が落とされた死体もあった。
身体がバラバラになっている死体もあった。
『余程飢えた訳でも無ければ女子供は殺さず、殺戮に手は染めるがそれは鉄火場のみ』
が信条のノスフェラトゥがこの手の『陰湿な弱いものイジメ』に不愉快な思いを覚えるのは当然と言えた。
吐き捨てるかのように少女吸血鬼は言葉を吐く。
「この事件の犯人は恥というものを欠片も知らんと見えるな。鼻がひん曲がる様な
 臭い血の持ち主である事は間違いない。」
インテグラは、この事件について思った事を、静かに発言する。
「この月面町は、そもそもこういう人目につく事件は少ないわ。あまり人に目立つ血生臭い事件を起こせば
 私達や埋葬機関や13課やどこの組織にも属さないフリーのハンターに狩って下さいと言っている
 ようなものだもの。それでも、この町は実は行方不明者が多いの。アーカードもウォルターも知っているでしょ?
 ここでの犯罪も、手を変え品を変え、傾向趣向も変わって来ているという事ね。まず吸血鬼の仕業かどうかをぼかす術を
 夜族達は身につけてきているわね。例えば、吸血痕が見られる死体を現場に残すなんていう愚行をする輩は今は殆どいないもの。
 でも余所なら、吸血痕付きの死体を現場に残していても、人間にのみ対処出来る『警察』には退治されないという自信があるから
 死体もおざなりにする事が殆ど。だけど、ここでは奴らはきっちり死体は処理するわ。足が絶対つかないやり方を日々研究してね。
 土に埋めたり火で燃やしたり細切れに解体したり。私達『狩る側』も吸血鬼に対する対策を色々と考え直さなくちゃ。
 吸血鬼は人の血を求めたり人を殺したかったりで人を殺したりするけど奴らのターゲットはあくまで人だったわ。
 面白半分で動物を殺す何ていう犯行をするのは人間のやる事よ。・・・でも、そう私達に思わせる事で吸血鬼狩り
 に目をつけられず人の血を吸えない鬱憤を晴らしている吸血鬼がいるのかもしれない・・・。」
ウォルターはインテグラに意見をする。
「・・・お嬢はこの動物虐殺事件も吸血鬼の仕業だと思ってるんですか?・・・鬱憤晴らしといいますと?」
「この町では犯罪がおこった場合、犯人が吸血鬼である場合と、人間である場合の2つの可能性を考慮して
 捜査するでしょ?そして、あまり大きな事件で無い限りはあまり大々的な捜査は行われない。・・・人殺しではなく
 動物殺しなら尚更ね。・・・哀しい事だと思うけど。巷を騒がす話題の事件ではあるけれど、みんな深刻な大騒ぎはしてない。
 対吸血鬼機関でも末端の構成員が動くレベルの事件ね。そして、それくらいなら吸血鬼も捜査の網を掻い潜り易い。
 もしかしたら、人の血を吸えない、人を殺せないから、その代用として動物を殺し始めているのかもね。
 『動物が殺された?人間の異常者の仕業だろう。自分達ハンターの出る幕じゃない。』・・・と、ハンターの目を欺いてね。」


443名無しかわいいよ名無し:2008/04/28(月) 21:43:09 ID:puLNEGJW0
「人の血を吸えない吸血鬼の八つ当たりかあ。人を殺すとハンターに目をつけられるからな。変わりにウサ晴らしで犬猫を殺す・・・と。
 ・・・確かに、学校の奴らも人が失踪した事件の話題をする時は深刻な雰囲気なんだよな。
 なんつうか、『人がいなくなった』とかいう話題だとそういう話は聞きなれたけど聞きたくもない話って感じであまり喋りもしねえんよ。
 『俺らも気をつけようぜ』みたいな話になってさ・・・。恐がってるのが伝わってくる。
 この事件だと、人間の失踪よりかは結構話題にしてる気がするな。それも幾分気軽に話題にしてる奴もいるっつーか。
 『どんな病気野郎がこんな事してんだろ』とか『次はどこら辺で犬が死ぬんかね』とかいう話をしてるんだよな。
 マジでよそ事な口調なんだよ。同じ町で起きた異常な事件だってーのに。
 これが人間絡みと動物絡みの事件の差っつーやつかねえ?・・・仮にお嬢の推測が当たっているとしたら、腐れフリークス
 の『思うように人間の血を吸えない腹いせ』の犠牲になった犬や猫が哀れすぎる。しかし、この町に住んでいる吸血鬼も、
 『なんでそんなに人間の生き血を吸いたいのだろうかなあ』 とは思うね。全く足がつかずに人の死体を処理するのは
 それなりに手間だぜ?ここじゃコンビニでだって血液パックは売ってるから、生きていくのに不便なんざねーのに。」
少女アーカードは、険しい表情を崩さぬまま、ウォルターの呟きに答える。
「ここのヴァンパイアにも、色々いる。人を共に歩む存在とする者、人と恋におちる者、人との間に子供までさずかる者。
 生き血を分けてくれる、血を吸わせてくれる奇特な人間を見つけてその者と絆を結ぶ者。
 そして、あくまで自分にとっては人間は全て食料と割り切っている者。人間を遊びで殺しても良いオモチャとしか思っていない者。
 そういう輩からしたら、コンビニの血液パックなぞ口にするに値しないものなのだろう。ヒトに似た理知を持ち、ヒトとは異なる
 捕食者としての性を持ち、自分を食物連鎖の頂点と考える奴からしたら、吸血鬼とは人の喉笛を噛み裂いてナンボなのだろうさ。
 今でも手間をかけてリスクを冒して痕跡を残さず人間を得物にする輩は、自分の吸血鬼としてのプライドを守っているつもり
 なのやも知れんぞ。そうした奴等からしたら、コソコソと他者の目を気にして大っぴらに血を吸えない現状には大いに不満がある
 だろうな。その鬱屈がこの犬や猫を面白半分に殺して回る事件の原因だとしたら、情けないやら怒れるやらだ。」
「こういう言い方はなんだが、そんなにこの町が不便だと思うのなら出て行けば良いのに。この町のコンセプトは
 『人と吸血鬼が仲良く暮らす町』だぜ?人を襲いにくいのは当然だろうに。」
「ここには吸血鬼には便利な公共施設が沢山あるからな。招かれないと家に入れなかったり、河川が苦手だったり、
 直射日光が苦手だったりする奴等の為に色々と考慮された都市計画だ。弱点の多い魔物である吸血鬼からしたら
 離れがたい町であるという事も確かなのだよ。ここに居座って町の規律を乱す奴等の本音は、『ここは住み易いから
 出て行きません。でも人も襲いますから宜しく。』 こんな所だ。」
「で、『イライラしたら軽く愉快犯か人の異常者のマネでもしてストレス発散します』とかも考えていたりしやがったら
 てめえ何処までアレなんだって話だよな。」
「全くだ。単独犯なのか複数犯なのか知らんがこの事件の犯人の目星がついてもし吸血鬼だったら縊って弄って命のストックにしてくれる。」

444名無しかわいいよ名無し:2008/04/28(月) 21:43:37 ID:puLNEGJW0
場面変わってここは月面町自然公園。いくつもの獣の目が光っている。沢山の野犬達だ。その野犬の群れの中央に、
赤髪の10代後半といった様相の女性が陣取っている。犬達の一匹が、犬の言葉で女性に話しかけた
『あ、あのー、リザの姐さん。今日の集会は一体・・・。』
リザと話しかけられた女性は、強い口調で犬達に呼びかける。
「今日皆に集まって貰った訳は、ここんところこの町をうろついているクソッタレのサイコ野郎への対策会議だ!
 保健所の奴等なんざメじゃねえあの大敵から身を守る為の対策を立てる!」
その宣言に、犬達はワオーンと遠吠えをした。
「よし、みんなやる気だな。ここいらの犬は皆揃ったか?」
その声に群れのうちの一匹が答える。
『あ、まだ一匹足りません。』
そう言った一匹の隣にいた犬が
『いや・・・あいつはいいだろ。』と言った。
リザは、「おい、ここいらの犬が一致団結してこそだろう。」
とその二匹を注意する様に言う。すると、その二匹は、こう答えた。
『『あいつは、まず誰とも群れないですからねえ・・・。』』

月面町の繁華街を、一匹のボストン・テリアが威風堂々といった足取りで歩いていた。

取り合えずここまで
445名無しかわいいよ名無し:2008/04/28(月) 21:49:02 ID:puLNEGJW0
文が専ブラじゃないと見難いかもしれませんね。
次からは気をつけます
446名無しかわいいよ名無し:2008/04/28(月) 22:00:31 ID:VZBxePCa0

耐物理攻撃にかけては高ランクのわんこktkr
447名無しかわいいよ名無し:2008/04/28(月) 22:54:30 ID:EUJ+Ibq/O
犬界の大物が…これは期待
448名無しかわいいよ名無し:2008/04/28(月) 23:05:53 ID:Vwoe5Lmo0
>>439
見える、ヤクザに喧嘩を売って返り討ちにされるヤンとルークが
ついでに歌舞伎町から帰ってこれなくなる変態紳士が
449名無しかわいいよ名無し:2008/04/29(火) 07:53:41 ID:LRNf/pkbO
イギーは並の人間より頭が良いと思います
450名無しかわいいよ名無し:2008/04/29(火) 10:05:12 ID:aDT07PGG0
イギーのザ・フールは確か別にスタンド使いじゃなくても見えるよね?
451名無しかわいいよ名無し:2008/04/29(火) 14:23:39 ID:zr835smk0
砂との同化タイプだから、多分見える

そういや、アレッシーのセト神って同化型だけど、物質じゃなくて影と同化しているんだよな
そこらへん珍しいスタンドだなーって思うんだけど
452名無しかわいいよ名無し:2008/04/29(火) 16:00:10 ID:cblfPYbfO
5部のブラックサバスも影のスタンドじゃなかったっけ。
453名無しかわいいよ名無し:2008/04/29(火) 17:02:23 ID:J+AMgifp0
近道にこの路地裏を選んだことを、心底後悔した。
いつもの帰り道を選んでいれば、こんなおぞましい目に会うことも無かったろうに。

――ごきゅ、ごきゅ。

何か、液体を嚥下する音。
異臭を放つ、奇妙なオブジェ。
それに顔をうずめる、小柄な人影。

――カチカチ、カチカチ。

あれは何だろう?何をしているのだろう?
そんなことより、このやかましい音をなんとかしないと。
音はどんどん大きくなっていく。

――ガチガチ、ガチガチ。

こんな大きな音、あれに気付かれてしまう。
止まれ、止まれ!!

――ガチガチガチガチ!!

人影がぴくりと肩を揺らした。
オブジェにうずめていた顔を上げ、ゆっくりと振り返る。
白い顔、真っ赤な口、そこから覗く牙。
そして赤い紅い朱い、目。
頬を濡らす涙。黒くて長い髪。
少女だった。
オブジェの正体、歪んだ肉細工。
奥歯はさらに激しく打ち鳴らされる。

――――そして少女は、ごめんなさいと言った――――
454名無しかわいいよ名無し:2008/04/29(火) 17:02:59 ID:J+AMgifp0


吸血鬼の少女による殺人……いや、捕食事件。
月面町で二人も手に掛けた吸血鬼が逃げ切れるはずもなく、少女は呆気なく路地裏の行き止まりに追い詰められた。

「ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい……」
「お前が喰った奴らも、命乞いをしただろうぜ」

ウォルターは感情の無い目で、座り込んだ少女を見下ろす。
母親に叱られた子供のように両手で頭を庇い、泣きながら何度も何度も懺悔の言葉を口にする、薄汚れた少女。
最強の化物が、なんて醜態だ。

「こっちも仕事でね。じゃあな」
「助けて……助けてお母さん……お母さぁん……!!」
「っ――――」

考えるな、どうせ今から殺す相手だ。
油断させるための罠かもしれない。

「悪いことをしたのは分かってます……でも喉が渇いて仕方なくて、美味しくて、美味しすぎて、飲めば飲むほどまた喉が渇いて……」
「……顔を見せろ」

少女はビクリと肩を揺らし、恐る恐る顔を上げた。
間違いない。先月隣の県で起きた一家惨殺事件の被害者、その一家の失踪した一人娘。
そして。

「ああ……似てやがんな、畜生」
そんな目で見るな。
あいつに怯えられてるみたいで、泣かれてるみたいで――胸が、痛い。

「……行け」
「え……?」
「俺だって腹は減るし……飯食わなきゃ、死んじまう」

何を、言っているのだろう。
でも。俺にこいつは、殺せない。

「次からは病院で輸血パックを盗め。生き血に比べりゃ不味いかもしれねぇけどよ、お前だって殺しはしたくないはずだぜ」
「ありがとうございます……ありがとうございます……!!」

少女が時折振り返りながら、夜の闇に消えていく。
その背中が見えなくなってからも、足は動いてくれなかった。

「ウォルター、ターゲットは?」
「お嬢様……申し訳ありません、逃げられました」
「そう。ウォルター」
「は……」
「次は逃がしちゃ駄目よ」
「……はい」
455名無しかわいいよ名無し:2008/04/29(火) 17:03:32 ID:J+AMgifp0


『次のニュースです。今度は××県また一家惨殺事件が起きてしまいました』
『この日何人かが血塗れの少女を目撃しており、』
『先月××県で起きた一家惨殺事件の被害者である、失踪した××さんと良く似ていたという証言もあるとのことです』
『遺体は今回も血を抜かれており、』『警察では先月の事件との関連性を、』

「――――」

『では、次のニュースです』

「――――ハハッ」

おわりんこ
456名無しかわいいよ名無し:2008/04/29(火) 18:07:11 ID:zr835smk0

ウォルやん…

>>452
影のスタンドと言うより、影でしか動けないスタンドなんじゃ?
それにサバスがご老人捕まえても、おじいちゃん気づいてなかったみたいだし
セト神は影そのものなのに、斧持った腕をもとの薄っぺらいまま3次元化したりする
457名無しかわいいよ名無し:2008/04/29(火) 19:14:16 ID:hU295wj30
太陽が眠り夜が闊歩する
少年は郊外を走っていた。戻ること無いと思いながらも
草生い茂る初夏の草原を走る姿は、思い人を求めるようにも思え
少女の眼前に立つ黒衣の男は美しい死神に他ならず
そのまま足元へ崩れ落ちた

「てめぇ!」
必殺の糸が疾る。
風に揺れる若草を切り裂き、闇を切り裂き
ただ、この場においてのみ、敵である黒衣へ向かって線が飛ぶ

少年にとって、また黒衣の若者にとっても死を約束された一撃だったそれは
一筋の銀光によって霧散した

「なぜだ!」
なぜだ?馬鹿なことを言ってるな俺って
俺は彼女を殺しに来たんじゃないか、もう戻るなと、次は無いと
主に命を受けて、心に誓って
もうだめだと、もう逃がさないと、もう逃げられないと
その首をとりにここへきたはずなのに

声を投げつけた瞬間凍りついた
見てしまったのだ、なんて冷たい目、なんという顔、なんという美しさ
死神とは死に行くものへこのような顔をするのか?
月光を携えた刀を背に収め、死を悟った少年をよそに黒衣の男は背を向け馬に跨った
458名無しかわいいよ名無し:2008/04/29(火) 19:14:41 ID:hU295wj30
若草の草原は少女の地で黒に染まり、月が照らすのはその死体
「彼女は戻ってきただけだ」
畜生、俺はなにを・・・
「そうか」
「目的を果たして戻ってきた。町の外で誰も殺していない!殺したのは・・・彼女を殺したやつだけだ」
何を言ってるんだ・・・
「だが、殺した。この町でも外でも」
わかってる、わかってるんだ
だから、せめて、それならば俺が殺そうと思った。今度こそ俺の手でと思った
逃がした俺がケジメをつけないといけなかった
「俺が殺さないといけなかったんだ!」

「くっく、若いのう」
男から放たれた声は男の声ではなかった
いや、男から聞こえたはずが男の声ではなかった
「子供よ、お前さんは殺すと言っていたが・・・くっくっく、殺せたかな?」

絶句というわけではない
その男から聞こえる、その男以外の声に思い知らされた
なぜなら
「その女はなぐぇっ」
握りつぶされたような声と同時に
「彼女は納得していった」
「なっ」
納得しただと?この町なら彼女も生きられたのに?
・・・だが納得した、彼女は普通の人間だったのだ
かつての彼女は生きるために殺した、今の彼女は目的を遂げるために殺した
生きるための殺しを拒否し、人として生きようと戻ってきた
人として生きるなら、人を、本能のままに食ったことにどうして耐えられるのか
耐えられずに、せめて、私をこうしたあいつを
人として復讐を果たし、人として殺されるためにここへ戻って

ウォルターは、少女の顔を見た
「はは、なんだよ」
路地裏でみたあの時のまま。彼女は微笑みすら浮かべ眠っていた
胸元に必殺の一刀を受けながらも眠るように
「なんでだよ・・・」
「ひとつ、「ごめんなさい」彼女からの伝言だ」
膝を付き彼女を抱きしめる少年を月は照らし
またひとつ、ウォルターは強くなった
459名無しかわいいよ名無し:2008/04/29(火) 19:15:33 ID:hU295wj30
>>453-456
勝手に設定使って申し訳ありません
読んだ瞬間に思いついたまま書いてしまいました
460名無しかわいいよ名無し:2008/04/29(火) 19:26:54 ID:LRNf/pkbO
Dは町の外で悪い事すると現れるんだっけ?
461名無しかわいいよ名無し:2008/04/29(火) 19:39:46 ID:hU295wj30
そのあたりはどうなってるのかわからないですが
そんな感じかなーとてきとーに書いてみました
462名無しかわいいよ名無し:2008/04/29(火) 19:41:49 ID:+MVbB+JR0
師匠 「商店街の洋菓子屋が何か目玉になる商品考えてくれと相談してきたんじゃが
     皆の衆、何かいい案は無いかのう?」
西山 「じゃあうちの豚汁を…」
師匠 「たわけ、洋菓子屋に豚汁なんぞ置いてどうする?」
加藤 「確かに上手いんだけどな、お前の豚汁…」
明  「丸太ケーキなんてどうです?チョコロールの」
篤  「それじゃただのチョコロールケーキだろ、明」
明  「甘いな兄貴、丸太というからには丸太原寸大サイズだぜ!」
加藤 「凄ぇ!」
冷  「そんな特大サイズ売れるわけ無いでしょ!」
明  「う…」
小松 「じゃあね〜愛子ちゃん…」
冷  「却下」
小松 「ちょ、ちょっと待ってよ!まだ最後まで…」
加藤 「おいヒロ、お前の姉ちゃんスイーツにはうるさいんだろ。何かいい案出せよ」
ヒロ 「いや僕甘いものそんな好きじゃないし…」
太臓 「俺の顔の形のクッキーなんてどうよ?ギャルに馬鹿受けだぜ」
西山 「おい!お前田中さんの店潰す気か!!」
加藤 「そんなもん出したら保健所の査察入るだろ!」
冷  「そんな気色の悪いもの食べられる訳無いでしょ!」
太臓 「な、何だよ畜生!」
師匠 「太臓クッキーは論外として何か他の案はあるかのう?」
太臓 「論外かよ、おい!」
志貴 「あ〜俺いい案あるけど」
加藤 「遠野、お前がエロ以外で発言するなんて珍しいな…」

田中 「いらっしゃいませ〜」
ルーク「フッ、令裡サイズをひとつ」
ヤン 「あ〜俺はアルクサイズね」 

アルク「さっちんサイズワンセットちょ〜だい。それにしても、ぶっ…い、妹サイズいつ見ても笑える〜」
セラス「あの…先輩このプリンもしかして」
小夜 「セラスサイズワンセットでくださ〜い」
惣太 「エ、エヴァサイズクダサイ…ハァハァハァ」

田中 「はい、畏まりました。お袋、そっちのお客さん頼むわ」
足長 「ゲゲゲゲ…」

田中洋菓子店 新名物おっぱいプリン(二個入り、ハーフ【一個入り】あり)
セラス(特大)・アルク(大)・令裡(レギュラー)・さっちん(準レギュラー)・秋葉(小)・エヴァ(特小)


こんなネタ思いついたのは、あの浅草のお土産屋のせいだ畜生!
463名無しかわいいよ名無し:2008/04/29(火) 19:50:13 ID:ju0WAg7G0
プリンの「型」を作る工程が気になるなあw
464名無しかわいいよ名無し:2008/04/29(火) 19:55:49 ID:hU295wj30
姫(彼岸島)サイズはパーティー用ですか?
465名無しかわいいよ名無し:2008/04/29(火) 21:07:36 ID:ju0WAg7G0
イギー・ポップの続きを書こうと思いましたが、
ちとばかし文章を纏めるのに手間取っております。
続きを楽しみにして下さってるお方はしばしお待ち下さい。
ちゃんと続きは書きますので・・・。

単純なお話な筈なんだけどいざ書くとなると手間取ります・・・。

466名無しかわいいよ名無し:2008/04/29(火) 21:43:53 ID:l0pKErJh0
inDIOの館

プッチ「で、その話なんだけど……。ここに匿ってもらう、とかはできないかな?」
DIO「君の頼み事なら聞きたい。だが、私と一緒に住むと精神を患う可能性がある。
  『肉の芽』を付けてもいないのに狂ったような忠誠心が生まれるような者もいるしな。
   不可能ではないが、オススメはできない……って所かな」
プッチ「そうか……やはり、私の方でどうにか方法を考えるよ」
ヴァニラ「失礼しますDIO様、学校へ行くお時間です」
プッチ「学校?DIOが?100歳超えてるんじゃなかったっけ?キミ」
DIO「この街では私はまだまだ若造だよ、なかなか興味深い事も学べるしな。
  だが……今日は面倒だ、ズル休みしよう。ヴァニラ、お前も今日は休んでおけ」
ヴァニラ「DIO様がそう仰るのであれば」
DIO「プッチ、あれ持って来てくれたか?」
プッチ「ああ、ここにあるが何に使うんだ?『もっとも弱い』って言ってなかったか?」
DIO「ありがとう。いや、もしかしたら面白い事になるんじゃないかな、ってね。
『世界』ッ!」

ヌケサク「では、私は行って参ります」
DIO「ああ、気を付けてな……色々と」
プッチ「なるほど、そう言う事か」
ヴァニラ「あれは……プッチ様の『DISC』?DIO様、何のDISCを?」
DIO「ああ、あれ?『サバイバー』」

続くかも
467名無しかわいいよ名無し:2008/04/29(火) 21:44:33 ID:LRNf/pkbO
>>465
私はあなたを応援する者です。どうか気楽にやってください。

そして今日投下された全てのSSにGJを!
468名無しかわいいよ名無し:2008/04/29(火) 22:00:08 ID:FBJGyM8/0
>>466
DIOは洒落にならん悪戯を思いつきやがったなあ

化け物の巣窟にサバイバーってオイオイ・・・w
469名無しかわいいよ名無し:2008/04/29(火) 22:29:39 ID:LRNf/pkbO
このままでは学校中が懲罰房並の凄惨な事に!!
たすけて僕らのあのお方
470名無しかわいいよ名無し:2008/04/29(火) 22:43:56 ID:LRNf/pkbO
僕に文才があったなら、サバイバーな学園をネタにしてガチバトルSSを書いて見せるのに
471名無しかわいいよ名無し:2008/04/29(火) 22:53:19 ID:hU295wj30
>>470
書いていればなんとなーく書き方覚えますよ
とりあえず書いて投下して意見を求めてみればいいかと
472名無しかわいいよ名無し:2008/04/29(火) 23:19:45 ID:J+AMgifp0
>>459
ウルトラ面白かったです><
ちーウォルもきっと多感なお年頃のはず、
その辺とても上手く表現出来てました
473名無しかわいいよ名無し:2008/04/29(火) 23:32:37 ID:/OC0hV9H0
>>472
「黒い人」さんですか?俺は対決の人です。
お久しぶりです。貴方の若ウォルメインのSSが読めるとは正直嬉しい。
俺もまた頑張ろうと思います。
474名無しかわいいよ名無し:2008/04/29(火) 23:39:16 ID:hU295wj30
>>472
ありがとうございます
前々から出そうで出てこないDをどう出そうかと思っていたところだったのです
続きを考えていたのかもというのが気になっていました
つたない文章ですが気に入ってもらえたようでなによりです

おまけ

「おはぎは美味しいね煉瓦」
「蓮火だ。貴様が俺を呼び出すとは何事だ、赤薔薇」
「ん、空気ってつらいね」
「それで俺を呼び出したのか?」
「そうだけど」
「・・・やはりお前と俺は殺しあう運命のようだ」
「それじゃあ、ここの代金はよろしく」
「待て!っていねぇし!・・・しゃあない、ブリジットにつけとこう」
475名無しかわいいよ名無し:2008/04/29(火) 23:40:47 ID:LRNf/pkbO
>>471
マジで?マジで書いたとして、そんなすらすらーと書いた文法もなっちゃいない物を投下しちゃったりしてもいいの?
476名無しかわいいよ名無し:2008/04/29(火) 23:45:59 ID:/OC0hV9H0
>>475
誰だって最初から上手くなんて書けませんよ。
それでも、経験を積んでいけば上手になっていきます。
「まずは書いてみようかな」という気持ちが大切なんだと思いますよ。
477名無しかわいいよ名無し:2008/04/29(火) 23:46:18 ID:hU295wj30
>>475
私は登場人物を決めて
始まりと終わりをどうするか決めて
あとはだだーっと書いて見直して校正して

って感じです
もしも好きな作家さんがいるなら書く前に読むといいかも
私の場合詰まったときにそうしてます
文章の作り方なんて書いていれば覚えますよ
478名無しかわいいよ名無し:2008/04/29(火) 23:49:13 ID:wPw7D2sl0
まぁ慣れだよね。

それでも語彙を増やすとか文章構成をきちんと考えるとか、
向上心がないとへったくそなまんまだけどね。
479名無しかわいいよ名無し:2008/04/29(火) 23:49:24 ID:J+AMgifp0
>>473
執事はちー坊からジジイまで皆大好きさ!!
きっとちー坊は色々割りきれなかったというか、ぶきっちょ故にあんなんなっちゃったんだと妄想
月面町では黒やんやジジイの存在も相まって、余計にごちゃごちゃ考えすぎるといいと思う
JOJOは火の鳥に次いで大好きな漫画なので、続きめっさ期待してます

>>474
全然気にすることねーっすよ、「おわりんこ」って書いてるんだし
アレ系のお話は、自分で続き書いちゃうと蛇足って感じがしちゃうのです
完全に僕の好みっていうか、偏見なのだけど
そういう意味で、他の人に続き書いてもらうのが僕的には理想なのです
他の職人さんの妄想ブースターになれたのなら、これ以上のことはありましぇん
480名無しかわいいよ名無し:2008/04/29(火) 23:57:48 ID:J+AMgifp0
>>475
1:お話の大筋(というか書きたいシーン)だけ決める
2:書きたいこと全部書く ごちゃごちゃになっても良し
3:見直して要らないと思ったとこを大まかに消す
4:それに合わせて他のとこ修正
5:もう一回見直し

僕はこんな感じで書いてまふ
>>453はぶっちゃけ最後の「ハハッ」を書きたかっただけで、
他は全部それ言わせるためのお膳立てだったり
文に関しては人のこと言えないけど、本読んだり職人さんの作品読んだりしてれば勝手に上達していくと思う
ようは良い意味でパクるというか
481名無しかわいいよ名無し:2008/04/30(水) 01:36:47 ID:lrc3CDUcO
俺はパロロワのSSとか読んで参考にしてたな
482名無しかわいいよ名無し:2008/04/30(水) 01:43:02 ID:2LaYqxWbO
>>475
私は一向にかまわぬッ

今書いてくれる人少ないから多少文法がおかしくても大歓迎です
多くても大歓迎だけど


あとサバイバーの話は誰か代わりに続き書いてくれたら嬉しいです
483名無しかわいいよ名無し:2008/04/30(水) 09:55:26 ID:XAzq2pzwO
アーカードはドMでエヴァはうかつ、令裡は狡猾で、DIOは最高にハイッ!!でヴァニラはドス黒いクレバス

いやあおもしろい物ですね
484名無しかわいいよ名無し:2008/04/30(水) 09:58:36 ID:2W8HdKAa0
カエルラはマッシヴでダイアモンはマッチョ、l和尚はスマヌでウォルターはコンプレックスの塊だ
485名無しかわいいよ名無し:2008/04/30(水) 10:59:31 ID:6MjtMMM50
少しを離しただけで良SSがこんなにも
>>453-455
ショタ執事ならではのSSいいよー
少女がさっちんかと思ったのは秘密だ
>>457-458
お美事にござる
次は最後にDが微笑むSSをお願いしたい
>>462
さっちんと妹の間に越えられない壁があるのは気のせいか?w
>>466
メフィストが出張ってきそうw
全員入院して解剖されたらどうすんだろw

しかしここの職人は仲がいいし優しいね><
486イギー ポップ その2:2008/04/30(水) 15:56:03 ID:pMprDZ490
人狼の娘、リザが月面町自然公園で犬達と集会を開いた夜も明け方に近づき、
リザは居候先に戻る為、会議を終わらせ帰路につく。
帰路の途中、リザは犬達から聞いた話を思い出していた。

月面町の動物達にとっての非常事態である動物虐殺事件。
路地裏の野良犬もお屋敷住まいの高級な犬も神経を尖らせており、
自分達の安全は自分達で確保するしかない野犬のグループは一丸とならなければ
いけない時にも関わらず、群れる事を嫌ってかリザの呼びかけにも姿を見せなかった謎の犬。

『いったいどんな奴なんだ?あたしはここいらに住む犬は野良だろうが飼い犬だろうが
 大概知ってるつもりだったがよ・・・。』

月面町野良犬会議で決まった事は、身体の小さい奴、喧嘩の弱い奴は一匹にさせず、
身体の大きな奴、屈強な奴、喧嘩の強い奴と行動をとるようにする事。
つまり、グループ行動をする事と、ねぐらはあまり人目の無い山林などにした方がいい
という事と、見知らぬ人間が突然優しくしてきても近寄らない事など。
リザは、今夜集まらなかった奴にもその決定事項を伝える様に犬達に言ったが、返事は
「はいよ、リザの姐さん。でも、イギーの奴にゃそういう心配はいらねえと思うんだがね。」
というものだった。リザはその 『イギー』 という犬が何となく気になって訪ねてみた。
「なあ、そのイギーって奴はどんな奴なんだ?強い奴なのか?」

犬達は『イギー』について話しだした。
「どんな奴かって?チビだが、得体の知れない奴さ。」
「見た目通りじゃない実力の持ち主ってのは何となく分かるな。」
リザは、イマイチ要領を得ない意見だと思ったので、
「この中でイギーと実際に喧嘩した奴はいないのか?」
と聞いた。その問いに反応した沢山の犬達が、一匹のいかつい大型犬の方を向く。
雑種で、道行く人間ならこの犬を見たら『飛びかかられたらどうしよう』と
考えてしまうような見た目の野良犬である。




487名無しかわいいよ名無し:2008/04/30(水) 15:56:39 ID:pMprDZ490
リザはその犬と話をした。
「お前がイギーと戦った事があるのか?」
「いや・・・厳密に言うと戦わずして俺は負けちまった。
 ・・・あれは半月程前だったかな?彼岸商店街の道端で美味そうな鳥のモモ肉を
 銜えているイギーの奴と出会ったのさ。・・・あいつは、野良の癖に
 いつも美味そうな飯を何処かから手に入れてきやがるんだ。俺はあいつから・・・
 その、飯を盗ろうとしてね、おっと姐さん、恐い顔して睨まねえでくれ、俺ら野良は
 時々どうしても酷く腹が減る時もあるんだ・・・。お仲間から飯を取り上げてでも
 食いたい時もある。俺もちょうどそんな時だったのさ。
 で、俺は奴に向かって唸り声を上げた。そしたら奴は俺を睨んだのよ。
 ・・・・・・その一睨みで俺は戦意喪失したぜ。情けない事に。
 俺は今この場にいる奴なら、リザの姐さん以外ならタイマンでなら負ける気はしねえ。
 保健所の奴等から逃げ延びる勘だって持ち合わせている。
 だがよ、あいつとケンカするのだけは勘弁だ。あいつには、なんつーか
 『本来なら絶対犬には持ち合わせていない何か』を持っているような凄みを感じるんだよ。

 で、俺は心底イギーの奴はすげえんだなって思い知らされたのは睨みでビビらされたその後だ。
 俺がスゴスゴと逃げようとしたら、俺の腹の虫の野郎が鳴き出しやがったんだよ。でかい音立てて。
 その グウウウゥ〜って腹の虫を聞いたのか、イギーは俺にこう言ったのさ。
 『おいデカいの、もしかして暫く食ってねえのかい?』ってな。俺はこう答えた。
 『ああそうだよ。同じ野良犬家業の奴から飯を取り上げようとするなんざ、腹が空いてなきゃ
 しねえよ。俺はあんたみたいにいつもご馳走を手に入れられる程器用じゃねえんだ。』ってよ。
 そしたら、あいつはこう言いやがった。
 『・・・1人で食うにはこのモモ肉はデカ過ぎるなあ。もし良かったら一緒に食っていってもいいぜ。』

 俺は一緒に食わせてもらったよ。涙が出る思いだったぜ。」

これが、リザが公園で聞いたイギーという犬の情報である。
リザは何となく思った『実際に会ってみてえ』と。そして、普段イギーはどこにいるか犬達に聞くと、
イギーの縄張りはメチャメチャ広いからどの時間にどこにいるかは分からないが、昼くらいには
月面町自然公園に立ち寄る事もある との事。

リザは、昼くらいにはまた公園に来ると決め、家路を急いだ。

とりあえずここまで
488名無しかわいいよ名無し:2008/04/30(水) 16:08:15 ID:QrfYKjhlO
イギーかっこよす(*´∀`)
489名無しかわいいよ名無し:2008/04/30(水) 17:19:14 ID:2LaYqxWbO
後半の顔か!
後半の顔なんだな!
490名無しかわいいよ名無し:2008/04/30(水) 17:56:45 ID:eXWcf3fB0
このイギーは前半の顔じゃないだろうw
491名無しかわいいよ名無し:2008/04/30(水) 18:05:20 ID:dr8xLSLk0
犬の勘が働いて人狼とわかってくれればいいが…w
492名無しかわいいよ名無し:2008/04/30(水) 20:21:05 ID:XAzq2pzwO
でもイギーなので面倒事はゴメンだからバカ犬のフリをして乗りきろうとしたりして
493名無しかわいいよ名無し:2008/04/30(水) 23:22:48 ID:EKQ7//KUO
おかしい。さっきから俺の頭の中でペットショップが鳴き声を上げながら氷柱ぶっぱなす場面がループしっぱなしだ。
494名無しかわいいよ名無し:2008/04/30(水) 23:28:25 ID:9e72Yk3y0
イギーは犬ではない。もっと頭のいい何かだ
ペット・ショップは鳥ではない。もっとおっかない何かだ
フォーエバーは猿ではない。もっとエロイ何かだ
495名無しかわいいよ名無し:2008/04/30(水) 23:31:08 ID:9e72Yk3y0
…犬と猿と鳥がいるんだから桃太郎がいないとな。
誰が桃太郎の配役になるんだろうか?
496名無しかわいいよ名無し:2008/04/30(水) 23:40:50 ID:XAzq2pzwO
>>495
当然承太郎だろう
497名無しかわいいよ名無し:2008/04/30(水) 23:43:55 ID:9e72Yk3y0
鬼が裸足で逃げ出しそうな桃太郎ですな
498名無しかわいいよ名無し:2008/05/01(木) 03:00:01 ID:m2aYg3RM0
露伴先生が桃太郎に決まってるだろ
犬「お越しにつけたきび団子、一つ私にくださいな」

桃「だが断る」
499名無しかわいいよ名無し:2008/05/01(木) 09:05:22 ID:j5F1iJDrO
ン!吸血されてるその表情、実にいいね…スケッチしておこう。

露伴先生ならこれくらいは…
500名無しかわいいよ名無し:2008/05/01(木) 10:26:20 ID:GAl5jPMIO
その後、自分も血を吸われて見る訳ですね?
501名無しかわいいよ名無し:2008/05/01(木) 11:45:11 ID:duSgapKI0
何か、リップの血を吸っているアーカードを猛烈にスケッチして、
その後に

「君、もしよかったら僕の血も吸ってみないか・・・?」
 ・・・・・・ゴゴゴゴゴゴ・・・・・・。

な感じで旦那に問う露伴が思い浮かんだ
502名無しかわいいよ名無し:2008/05/01(木) 13:24:42 ID:E7/nFIU90
漫画の為の取材とはいえ命懸けにも程があるだろw
503名無しかわいいよ名無し:2008/05/01(木) 13:28:37 ID:j5F1iJDrO
そこはそれヘブンズ・ドアーでなんとかするんだよ
504名無しかわいいよ名無し:2008/05/01(木) 15:22:27 ID:6jGkQ7vA0
ヘブンズドアーってもしもボックス並みに万能だよな。
505名無しかわいいよ名無し:2008/05/01(木) 17:34:29 ID:j5F1iJDrO
しかも露伴先生の指差しはクレイジー・ダイアモンドのパンチより素早い
506名無しかわいいよ名無し:2008/05/01(木) 18:47:17 ID:5/+10A8N0
イギー物の続きは今日は投下は無理っぽい。また明日という事でお願いします
どうもすいませんorz
507名無しかわいいよ名無し:2008/05/01(木) 19:36:30 ID:V2E+6GmR0
>>506
あまり期日とかは気にせずに自分のペースを保って投下すれば良いよ。
508名無しかわいいよ名無し:2008/05/01(木) 20:56:29 ID:tPFqVLqG0
何と言うか対決氏は生真面目とみえますな
そう気負わなくてもいいよ
509名無しかわいいよ名無し:2008/05/01(木) 21:13:58 ID:j5F1iJDrO
そういえばもう一年か…マロンにあのスレが立った時から
510名無しかわいいよ名無し:2008/05/01(木) 21:45:16 ID:tPFqVLqG0
ロリ旦那「思えば色々あったのう…。」
アルク 「最初は私達と貴方たちだけだったわよね。」
若執事 「そーだな。奉公人大会とか懐かしいぜ。」
志貴  「あの頃はまだ俺のキャラも割りとまだマトモだったような…。
      汚れ役だったけど…。」
琥珀 「私はあの頃から原黒でちょっと壊れ気味のキャラでしたよー。」
アルク「今、奉公人大会やったらどうなるんだろうね?」
ロリ旦那「町の住人にもやばいお方達が増えたからのう…。
      収集がつかずとんでもない事になるぞ。」
若執事「あの伝説の大会がまた開かれたとしたら、もう1人の俺も参加するんだろうな。」
ロリ旦那「悪戯大好きのDIOもヴァニラを参戦させるのだろうな。」
アルク「ストラウスとかに大会仕切って貰わなきゃダメそうね…。」
511名無しかわいいよ名無し:2008/05/01(木) 22:16:52 ID:KQikgQ120
>>510
んー、執事は全部登場させてませんでしたっけ?
書きはじめた本人が言うのもなんですが記憶が曖昧で
ちょっとログの確認してきまっす
ちなみに範囲広すぎて月面町奉公人大会をやるには性格とキャラをカバーしきれなかったり(w;

今は前回に引き続き勝手にサバイバーの続きを考えていますが
なかなか難しいですね
趣味で菊地先生的にしたくなるのと
どうしてもDIO様のキャラをギャグ方面へ崩したくなるのが問題なんですけどね(w;
512名無しかわいいよ名無し:2008/05/01(木) 22:51:25 ID:HD97BF9N0
確か前回の奉公人大会は旦那は
ロリ、青年、髭、ショタは全員参加していたが
ミレニアム勢はドク、シュレ、大尉くらいしか参加しなかったような。
少佐は観客で志貴とアーサーとネロが審査員
月キャラはアルク、シエル、秋葉、琥珀、ななこが参加だったような・・・?
執事はどうだったっけ?
513名無しかわいいよ名無し:2008/05/01(木) 23:08:06 ID:KQikgQ120
「ひぃ、ひぃ」
置かれた状況を理解できるわけもなくヌケサクは走ることをやめなかった
いや、止まるなどできるわけがなかった
日頃空気に等しい自分に追われる理由があるはずがなく
空気に等しいことを恨んだ事もない
空気とはいえ主君に仕え、主君に使われる現状にヌケサクは満ち足りていた

この現実はなんだ?悪夢にも程があるだろう。助けてくれ、助けてくれ!
罰を与えるにも程度があるだろう?俺がこの町でなにをしたっていうんだ?
DIO様に仕えて学園に通い昼飯を用意し、時にやきそばパンを買いに行き
たまにから揚げマヨパンだったりもしたし
あぁ、糞マヌケなヴァニラ・アイスが昼休みに学校の壁を貫き
教室の壁を貫いて弁当を届けにきたりしたっけ
暴れるあいつをいけすかないツラしたセンコーのストラウスがぼこぼこにしたときは胸がすいたぜ

畜生!畜生!俺はそれで幸せだったんだ!
気が付いたら棺桶の中にいることもない“ここ”が気に入ってたんだ!
なのになんだよ畜生!なんで俺を追いかけるんだ
いつも思ってたんだ、お前らはいつも笑ってるくせに、その本性は鬼だって
誰も彼も殺してしまいたいんだって
俺はそんなんじゃない、俺は違うんだ

あうあ!
足が痛い、燃えるようだ、治らない治らない
畜生、畜生、あの変態眼鏡だ。あいつが足を切りやがった
女の尻しか追いかけないくせして俺を追いかけやがる
痛い、痛い、俺なんて簡単に殺せるくせにスレスレを狙いやがって!
知ってるんだぜ俺は?おめーはあの眼鏡にケツを掘られた
ひゃひゃひゃ、その癖に眼鏡の女じゃないんだってな
滑稽だぜ、この悪夢が終わったら腹抱えて笑ってやらぁ
「その杭打ち機をぶち込まれた感想は?」ってな
3階の教室から1階の廊下まで降りた
安堵ですらない息は絶え、倒れ、その頭に誰かが触れた

崩れ落ちるヌケサクを抱える少年と白い医師
いつDISCを?いや、DISCを知っていたのか?抜き取ることがなぜできた?
全て愚問、メフィストなら、<魔界医師>なら
考えられる全ての理由がそこにあった
514名無しかわいいよ名無し:2008/05/01(木) 23:11:30 ID:KQikgQ120
とりあえずここまでってことで
折衷案としてジョーカーな二人を出してみることに
即興なんで後が難しそう(w;;
あと18禁的表現についてはもうしわけいとしか・・・

>>512
ログ探索がおぼつかないorz
専ブラ変わってると探すのがかったるいですね・・・
こういうときにまとめサイトのありがたみがわかります
515名無しかわいいよ名無し:2008/05/01(木) 23:13:20 ID:KQikgQ120
あと、続きなのに>>466の文体とさっぱり違っていてすいません
516名無しかわいいよ名無し:2008/05/01(木) 23:30:30 ID:j5F1iJDrO
サバイバー…あんなのが広まったらみんな「ファイトクラブだッ」ってなっちまうよ…恐ろしいなあ

まあ発動してしまったら最も怖いスタンドは、やはりメイド・イン・ヘブンだと思うが…どうだろう?
517名無しかわいいよ名無し:2008/05/01(木) 23:39:03 ID:HD97BF9N0
>>515
GJですよ

しかし、志貴がおっかねえなあ
あの能力で性格がサイコになったらイヤすぎる
518名無しかわいいよ名無し:2008/05/01(木) 23:49:21 ID:nPVYQKsc0
「AAAAAA……」
「RAAAAA……」

月面町、それは人間と人間の血液を喰らう吸血鬼とが共存する町。
昼は人間が、夜は吸血鬼が、町を闊歩し、町を埋め尽くす、まさに、文字通り
の不夜城である。
吸血鬼と仲良くやろうと言う人間、吸血鬼を殺そうとする人間、人間を生きる
ための食料としか見ていない吸血鬼、人間と共存を図ろうとする吸血鬼……
月面町の支配者たちがいかに腐心しようとも、お互いを相容れぬ存在と思って
いる者がいるかぎり、この町から“闘争”は消えない。そして闘争は関係ない
と思っているものも容赦なく巻き込んでいく。それこそ、“闘争の契約”である。

そんな町のどこかで、今日もまた闘争が行なわれる。

「ぶあッ!…ばッ!…がは!…アーカード!!」
「がッ!…はァ!…はッ!…もうガマンできないってか!!アンデルセン!!」

その当事者は月面町“最凶”の吸血鬼アーカード、月面町“最凶”の神父
アレクサンド・アンデルセン。
共に“最凶”の名を冠す二人の狂人が月明かりの照らす中、お互いの拳がお互い
の肉体にめり込み、肉を引き裂き、骨を砕く。
一方は吸血鬼の再生能力で、一方はリジェネーターと言う特異な能力をフル稼働
させ、ダメージを瞬時に回復、次々と拳をぶつけ合う。
まさにその様は、古代の神々と巨人族との戦いであるラグナロクを髣髴とさせる
優雅で、それでいて凄惨を極めた死闘である。

「がッ、がばッ、はッ、がはぁはは!人間め!ははは」
「ぶはッ、はぁあ、ははぁ、この前のようにはいかないぞ!化け物!」


「はぁ〜い!月面町恒例、吸血鬼アーカード対神父アンデルセン第666回戦が
 開催されました〜!現在までのオッズはアーカード1.7、アンデルセン2.3
 で〜す!」
「ふむ、私は兄上に賭けさせてもらおうか?」
「うわ、マスター!?そんなに賭けるんですか!」
「ふん!吸血鬼が人間に負けるなど恥さらしだ!よって俺はアーカードに
 賭けるぞー!」
「あたしはたまには神父に賭けようかな〜?」
「少佐!すごいですよ!賭け金がこんなに集まりました!」
「よろしい、ドク!大尉、いつでも逃げ出せる準備をしておけ」
「……(コクリ)」
「む!待て!賭けの胴元に逃げられてたまるか!」
「あの醜いデブを追えー!」
    ・
    ・
    ・
    ・
    ・
    ・
「……興が削がれた」
「……ああ」


以上。お目汚しをば…
519名無しかわいいよ名無し:2008/05/02(金) 00:03:49 ID:YmERt1M4O
>>515
GJっす!
続き書いてもらえるだけでも感涙ものです
どうぞ好きに書いて下さい

>>518
666回www
誰がカウントしたんだww
520名無しかわいいよ名無し:2008/05/02(金) 00:08:54 ID:b06A0gBfO
一年前のあのスレから見てきた者だが、なんやかんやとあったが、こんないいスレになって良かった…
微力ながら、自分も絵を貼ったりして貢献できたしね
521名無しかわいいよ名無し:2008/05/02(金) 00:12:50 ID:Vq+mtK+IO
>>516
天国製は死者を置いて行くからこの街で使ったらそれはもう大参事だな(種類によるが)
スピードも異常なレベルだし止めようがないかも

あと危険なのは
ヘビーウェザーとチャリオッツレクイエム、C-MOONあたり?
逆にボヘミアンラプソディーは意味ないなw
522名無しかわいいよ名無し:2008/05/02(金) 00:19:09 ID:MMEEKBvF0
おっぱいプリンにカラメルで黒のランジェリーを描く足長ババア

令裡「あん…ヒロ、そんなに激しく掻き回さないで、ブラが取れちゃう」
ヒロ「…れ、令裡さんサイズ頼むんじゃなかった」
523名無しかわいいよ名無し:2008/05/02(金) 08:18:06 ID:1vxoTiR20
ヒロもおっぱいプリンとか注文するんだw
Hな妄想は控えめな奴なのにw
524名無しかわいいよ名無し:2008/05/02(金) 10:08:56 ID:WR98G37Q0
実はバトルもの書くのが大好きでね、となると当然僕なんかの場合、黒執事とか黒執事とか黒執事を活躍させたくなるわけじゃん?
でも月面町ってチート揃いだしさ、黒執事が活躍とか、なんか無理じゃん
旦那とか赤薔薇とか、知略や気合いで埋められる力の差じゃないしさ、かといって黒執事とどっこいの相手とかもそうそういないじゃん
パッと思いつくので婦警か大尉だけど、戦う理由ねーしそもそも黒執事と絡ませにくいじゃんよ、大尉しゃべんねーしさ
黒執事自分よりちょっとでも格下の相手に対しては圧倒的だからさ、格下相手との戦いもワンマンゲームになってつまんないし
黒執事的に考えるとやっぱ相手はロリ旦那がベストなんだけど、いかんせん旦那じゃん?勝機無いっていうか、ぜってー無理というか
そもそも黒執事が中途半端なスペックしてるのがいけないんだよね、いや十分過ぎるほど強いんだけどさ
いっぺんに5〜60人分ドバッと命減らす大技とか、「当てれば勝ち」みたいな技持ってないのがいけねーんだよ
そうすりゃ「いかにして必殺技を決めるか」っていう戦法組ませてさ、バッチシ緊張感あふれるバトルできんじゃんよ
ほんと黒執事って使えねー奴だな、ヘタレすぎて話にならんわ
525名無しかわいいよ名無し:2008/05/02(金) 10:30:58 ID:hh7poaqD0
むう、この素晴らしき黒執事狂いっぷりは黒い人か!
黒やんと面白い勝負をしそうなのは馬呑吐かな
どの時期の馬を相手にするかで勝敗が分かれそうだけど。
オリハルコンの骨格を手に入れて新生した
馬相手だと黒やんでも厳しいだろうとは思うが。
あいつは町が一つ壊滅するくらいの爆発に巻き込まれても
頭は平気だし(寄郡編参照)頭でも潰さん限りは死にそうになさそうだけど
解体され灰になるまで焼かれ海にまかれても暫く時間をかければ
間に合わせのツギハギでなら復活出来るしマジで硬くてしぶとい
道術とカンフーの使い手で火力もあるぜ。
何十mもある怪獣をドリルで蹴散らしアッパーカットで吹っ飛ばす。
でもスピードでは黒やんの方が勝っていると思う。
526名無しかわいいよ名無し:2008/05/02(金) 10:45:07 ID:hh7poaqD0
ちなみに馬がマロンの最強スレで長い事ランクBからB+に昇格出来なかったのは
VS黒やん考察で黒やん有利と言われていたからだが、再考察で馬にも
十分勝機アリとされ、馬はB+に昇格された。
黒やんはスタミナが無いのがネック
527名無しかわいいよ名無し:2008/05/02(金) 10:50:16 ID:WR98G37Q0
馬かぁ、ちょくちょく話に聞いてはいるけど、どんな奴かは知らんので漫画読んでみようかしら
確かに黒やんスタミナないよね、再生はするけど条件付きだし、原作だとほっといても吐血するし
ここまで書いて病弱黒やんというネタを思いついたけど、2秒後には無いなという結論が下された
それにしても黒やんって呼び名良いな、どっちかっつーと黒フサって感じだが
ロリコンだし
528名無しかわいいよ名無し:2008/05/02(金) 10:53:29 ID:WR98G37Q0
アッー!!黒やんをシオンに弟子入りさせて、エーテルライトで脳みそハック覚えさせりゃあいいじゃん!!
529名無しかわいいよ名無し:2008/05/02(金) 10:58:36 ID:hh7poaqD0
どうなんだろうね?ゾーリンがセラスの脳内覗いて
たった一人しか命吸ってないのに記憶やら魂やらが混ざり合っているせいか
ゾーリンは対処しきれずファビョっていたからなあ。たった一人しか吸ってないのに
アレだからシオンが旦那を脳味噌ハックしたらそれこそえらい事になる可能性がある。
530名無しかわいいよ名無し:2008/05/02(金) 11:00:25 ID:hh7poaqD0
まあ、黒やんがシオンの技を覚えたら戦力アップは間違いないとは思うけど
531名無しかわいいよ名無し:2008/05/02(金) 11:12:08 ID:WR98G37Q0
ゾーリンの様子から思考読みは自滅確定っぽいから、操作の方で
シオンとの絡みは前から書いてみたかったし、あとで書いてみようかな
532名無しかわいいよ名無し:2008/05/02(金) 11:24:34 ID:UPsApzMo0
ところでまとめサイトを作るとしたらどういう形がいいのかね?
Wiki形式が一番楽?
533名無しかわいいよ名無し:2008/05/02(金) 11:32:29 ID:hh7poaqD0
操作とかいいかも とか思ったけれど、
シオンの技って脳髄やら脳幹やらを通して操作やら記憶読みやらする技じゃなかった?
旦那は思考するのに脳関係の器官は関係ないみたいだぞ(頭吹き飛ばされたまま喋り、
再生し、不定形となるから)
以前最強スレでも旦那に肉の芽は通用するか?という話題になったとき、
「旦那が律儀に脳関係の記憶やら思考やら司る器官で物事を考えたりすると思う?」
という話になって旦那の脳味噌(つーか頭部)は只の飾りという結論になった。

身体を通しての精神操作やら人形繰り的な技は身体の器官が器官としての役割を果たしていない
(ぶっちゃけ関係ない)旦那に通じるか怪しいと思う

旦那を操りたいのなら吸血鬼エリートの催眠ギターの方がまだ効果アリかと
534名無しかわいいよ名無し:2008/05/02(金) 11:45:45 ID:b06A0gBfO
ヘブンズ・ドアーでロリカードに「従順な少女になる」って書けばおk
535名無しかわいいよ名無し:2008/05/02(金) 11:47:15 ID:hh7poaqD0
エルトナム家に伝わる第五架空元素(エーテル)を編んで作られたミクロン単位のモノフィラメント。
本来は医療用に開発された擬似神経。生物に接触すると神経とリンクして擬似神経となる。
脳髄からは情報を、魂の設計図である霊子からは思考法則を偽造する。
また、肉体を操ることも可能。だがそのためには対象の理性・本能といった数々のプロテクトを突破しなくてはならず、
使いこなせるのは才能ある者かエルトナムの者だけ。
 相手の思考を読むという機能よりも『知識・経験を共有・複写する』という事柄こそが脅威といえ、
エーテライトは非人道的かつ悪魔的な『相手の人生の獲得』として
アトラス院でも忌避されているエルトナム独特の技法。
 他者の情報中枢への侵入は他者の常識への浸透と同意であり、自己の世界が発達するとハッキングできなくなる。
そのためにその使い手であるシオン・エルトナム・アトラシアは自我が希薄。

あるサイトからの引用

ウン万の命の複合体である旦那の理性やプロテクトを突破する前に黒やんのスタミナが切れそう。
魂の設計図である霊子も様々な魂が混ざりまくってカオスと化している可能性大だし。
黒やんもまず自我を希薄(悟りを開いた修行僧の心境)にしなければ。
でも黒やんは案外強烈な自我を持っていそうだからまずは彼岸島の和尚辺りに
『禅』の修業を学ぶ事をオススメする。
536名無しかわいいよ名無し:2008/05/02(金) 11:50:27 ID:hh7poaqD0
>>534
ぶっちゃけ俺もそれが一番と思う。マジで。
黒やんには弓と矢でスタンド能力に目覚めて貰おうか

ではそろそろ俺はここを去る。
俺との会話が黒い人にとっていいSSを書く取材となりますように。
537名無しかわいいよ名無し:2008/05/02(金) 11:52:46 ID:hh7poaqD0
>>532
Wiki形式でいいと思いますよ。
作ってくださるのならありがたい。
538名無しかわいいよ名無し:2008/05/02(金) 12:00:40 ID:WR98G37Q0
脳みそハックって、そういう特殊な技術によるものなんだ
糸自体にそういう機能が付いてるのかと思った
説明見る限りでは、どう考えても黒やんじゃ使えないっぽいね
黒やん修行編はボツだな
ネタもないし、倫理かなんかの教師でもやってもらおうかな
帝王学とか詳しそうだし
539名無しかわいいよ名無し:2008/05/02(金) 12:06:51 ID:b06A0gBfO
じゃあ本家本元のシオンにも旦那の心を読むのは当然無理だな。
どうせ糸の技術を学ぶなら手品の本でも見てロープマジックをだな…
540名無しかわいいよ名無し:2008/05/02(金) 12:17:04 ID:hbsbhQHM0
シオン「ふう・・・。」
さつき「何をほっと一息ついてるんですか?」
シオン「ミレニアムさん家のウォルターさんが私の技術は使えないと
     知ってほっとしているんですよ・・・。
     只でさえビルやらヘリやらスパスパ斬って弾丸すら通じないのに
     私の技まで盗まれたら私の立つ瀬がないじゃないですか。」

黒執事「 ちっ。」

シオン「そこ!舌打ちしないでください!!」
541名無しかわいいよ名無し:2008/05/02(金) 12:19:14 ID:hbsbhQHM0
>>538

いいじゃないの。生徒であるちびウォルをさんざんオモチャにしてやってくれw
仲良しのシュレは喜びそうだ
542名無しかわいいよ名無し:2008/05/02(金) 12:26:20 ID:op0b3b0/O
まとめサイト作るのは良いけど自分が書いたのは載せないでほしいんだが
あれは載せないでと言えば消してくれるかな?
543名無しかわいいよ名無し:2008/05/02(金) 13:32:35 ID:UPsApzMo0
>>542
Wiki形式にして編集制限かけない予定なんで
消す消さないは職人さんの自由だと思う
ここにでも「消しました」とか報告あればもめないだろうし
544名無しかわいいよ名無し:2008/05/02(金) 14:48:58 ID:nGGLRj4C0
黒執事の師匠になれそうな糸使いってーと、
風鳥院流の跡継ぎか西新宿の煎餅屋ぐらいしか思いつかんな。

問題は、かたや吸血鬼の出ない漫画、かたや漫画化されてない小説だから
このスレに出れないことだ。(Dとメフィストは漫画に出てるんだけど)
545名無しかわいいよ名無し:2008/05/02(金) 15:24:59 ID:WR98G37Q0
風鳥院さん家のカマ野郎ってそんな強かったっけ
546名無しかわいいよ名無し:2008/05/02(金) 15:32:18 ID:nGGLRj4C0
>>545
強さ的にはいいとこ互角だと思うけど、技が豊富だから。
黒執事のスペック+風鳥院の技ってかなり強力だと思うんだ。
547イギー・ポップ その3:2008/05/02(金) 16:12:31 ID:NthhC2cc0
リザは夜が明けきる前に居候先の月面町の屋敷に戻り、自室で短い時間、深い睡眠をとった。
朝食の時間には起床して他の屋敷の住人達と一緒に朝食を食べる。
幼女姿の人造人間であるフランドルと同居人のヒロの姐であり、使用人の紗和々が
テーブルに着いた住人達にこんがりとしたトーストとハムエッグとサラダとミルクティーを持ってくる。
リザがサクサクとトーストを食べていると、向かい側の席に着いたヒロが話しかける
「ねえ、リザ。何か意気込んでいる顔をしているけど、何かあったの?」
リザはその問いに少し驚く。いつもと同じ様に御飯を食べていたつもりだった筈だが、
同居人というものは普段一緒に過ごしている分だけ、些細な様相の違いは解ってしまうもの
なのだろうかと思った。
「別にそう大した事じゃねえよヒロ。何ていうか、会ってみたい奴がいてさ。」
そう答えたリザに、ヒロの隣に座っているセーラー服姿の吸血鬼、令裡がからかいの台詞を吐く。
「あらあら、またどこぞの強いけだものに興味を持たれたんですの?」
リザは令裡に強い口調で言い返す
「へっ! 人狼の戦士が強い奴に興味を持つのは当然なんだよ!臆病者の吸血鬼と違ってなあ!」
ヒロと屋敷の主人である姫は、そんな2人の言い合いを「いつもの事」と気にせず
ミルクティーを飲んでいる。

やがて、ヒロと令裡は登校の仕度を済ませ、「行ってきます。」と出かけていく。
リザは昼までトレーニングをするスケジュールである。

姫は、朝のニュースを見る。ニュースの話題は、あの例の「動物虐殺事件」だった。
そのニュースを見て姫は呟く。

「病んだ者もいるものだ。外界でも、ここでも、それは変わらぬか。」

やがて朝も過ぎ、昼となる。月面学園の学生食堂では、
令裡とヒロ、月音と萌香、アルクと志貴、少女アーカードと少年ウォルターとインテグラが
お喋りをしながら食事をとっている。お弁当を持ち込む生徒もいれば、ここで注文をとる生徒もいる。
ヒロは紗和々特製レバカツランチを食べている。この町に来てから貧血気味の日々が続くので、
弟を心配した姉なりの行為である。尤も、その貧血の原因は令裡とその悪友吸血鬼達の仕業なのだが。
ヒロはレバカツを食べた後、また増やした血を軽く搾取されるのだろう。
それでも、ヒロから了承を得た吸血行為なので、月面町的ルールには反してはいない。
対象者から許しを得ての吸血や同族化はこの町ではOKとされているのである。
新聞にも元人間の某が吸血鬼となり母体の吸血鬼と結婚したという『明るい知らせ』は時々掲載されるのだ。

搾取されてもすっかり慣れっこの明るいノリで苦笑いの日々を過ごしている月音やヒロを見て、
ウォルターは何となくほっとしているかのような顔を浮かべて少女アーカードお手製ランチのミートパイを
食べている。その様子を見たアルクが訪ねる。
「どうしたのウォルター君、安堵の表情なんか浮かべちゃって。」




548名無しかわいいよ名無し:2008/05/02(金) 16:13:20 ID:NthhC2cc0
「んー・・・。何でもないですよアルク先生。」
隣にいた少女アーカードとインテグラは、ウォルターがヒロや月音を見てこういう表情を浮かべる訳は
何となく解っていた。人から血を吸うのを好む性を持つ吸血鬼と、そんな吸血鬼に対して心を操られている訳でもなく
『別にいいよ。でも程々にしてね。』と自分の自由意志で吸血を拒まない人間は、所謂『常識』とか『普通の考え』
を持っている人間からしたら奇妙なものに写るだろう。コンビニでも十秒飯の感覚で血液パックが売られている
ここでは『血が欲しいのなら買えよ。』と思う人間も多い。『血液パックと直搾りでは美味さが違う』とか言おうものなら
『やはり化け物か』と恐れられる。そんな月面町のご時世の中で、『吸血鬼と人の持ちつ持たれつの関係』の究極形
であり完成形とも言える萌香と月音、令裡とヒロを見ていて、ウォルターが安堵するのは当然と言えた。
萌香も令裡も人の血を吸うのに人を殺したりしないからだ。相手から了承を受けて殺さず吸血するその姿勢は
ヘルシングが『仕事』をしなくても良いものだからだ。

令裡はよく言う「私は噛んだりしない。血を分けて貰えればそれで十分。」
ウォルターとインテグラと少女アーカードは、この令裡の言葉こそが『人と吸血鬼が仲良く過ごす楽土』を築く鍵
なのだろうと思っていた。もっとも、ヒロも月音も所謂普通の人間ではないのだから、、吸血鬼に対して偏りがち
な知識を持った普通の人間もまだ多い月面町は、ヒロと月音も普通の人からしたら変り種のうちに見られているだろう。
心根においても全ての人間がヒロや月音みたいになれる訳もないのだ。
吸血鬼に対して過度の恐れを持たないで下さいキャンペーンもこの町にはあるが効果は芳しくない。
この町は楽土にはまだ遠い。普通の人間に「噛まないから血を分けて」と言っても大抵の人間は躊躇するだろうしそれで当然だ。
月音に関しては噛まれて血を与えるという一般人からしたら思わず「ぎゃあ!感染する!化け物なる!」
という悲鳴が出そうな行為を行っているのだから。そして月音は実際図らずもグールになりかけたりもした経験がある。
身体に流れる吸血鬼の血と共に歩む生を送っている身なのだから。
様々なリスクを乗り越えなければ人と吸血鬼の間に深い絆は結ばれはしないのだ。

勿論この町には吸血鬼に対して理解のある人間達が集まっている。そうでなければこの町に住めない。
実際に吸血鬼をはじめとする人外と人間が深い絆で結ばれる事もある。
しかし、それでも多種多用な吸血鬼が住まうこの町の住人からしてみれば、どうしても
『怪物に対する一欠けらの恐れ、偏見』が残っている。こればかりは全ての人間が拭えはしないだろう。
例えこれから先、人と人外の垣根を越えて結ばれた者達が沢山現れようと。

魔は恐れられるが故の魔なのだ。

しかし、それでも『この町にも、現状より良い状態は必ずある筈』と思いながらもヘルシング機関は働いてきた。
それが、魔と共に歩みながら魔を狩る者達の勤めだと信じているからだ。
吸血鬼に対する過剰な恐れを取り除き、この町でも人に災厄をもたらす化け物は狩る。それがヘルシング機関のこの町での
役目だと信じてきたのだから。

学生食堂のテレビには、お昼のニュースであの「動物虐殺事件」が流れていた。

ウォルターは小さな声でボソリと呟く
「被害者が人間だろうと動物だろうと、イヤなニュースだぜ全く。犯人が人だろうがバケモンだろうが
 この町でこんなマネをして只で済む訳がねえ。こんなに注目されちまったんだ。
 いずれ、思いもよらない奴に逆に返り討ちにあうかもな。」

その頃月面町の彼岸商店街では、リザが歩いていた。月面町自然公園に『イギー』がいないかと足を向けたが見つからず
しょうがないから商店街をぶらついていたのだ。そこで、ふと面白い光景を目にした。
小さなボストン・テリアと民族衣装に身を包んだ不思議なヘアスタイルの大柄な褐色の男が歩いているのだ。
そしてリザは確かに男がこう喋っているのを聞いた。
「イギー、わたしどこに連れて行こうというんだ。」

取り合えずここまで
イギーとは関係ない件も交えてのお話でしたが、何故かどうしても書きたくなったので書きました。


549名無しかわいいよ名無し:2008/05/02(金) 16:17:45 ID:NthhC2cc0
イギー・ポップは>>441->>444
>>486->>487 そして今回に続いております

何かスレ消費のペースが速いので忘れられてないかと心配なので一応。

550名無しかわいいよ名無し:2008/05/02(金) 16:19:09 ID:NthhC2cc0
あ、間違えた>>442->>444ですorz
551名無しかわいいよ名無し:2008/05/02(金) 16:20:44 ID:UPsApzMo0
ぼちぼちWikiつくっとりま
結構めんどくさいのねWikiって
552名無しかわいいよ名無し:2008/05/02(金) 16:36:49 ID:Vq+mtK+IO
忘れる訳無いじゃないか
そしてまさかのブ男登場w
553名無しかわいいよ名無し:2008/05/02(金) 16:52:34 ID:b06A0gBfO
アヴドゥルさん舐めんなよ、そりゃ一巡後の彼は情けなさの固まりだが。
554名無しかわいいよ名無し:2008/05/02(金) 17:31:35 ID:9au6Xdl00
>>551
お疲れさんです

つ■(血液パックの差し入れ)
555名無しかわいいよ名無し:2008/05/02(金) 19:39:19 ID:zIgLs48y0
ジョセフとかの絡みで出てもよさそうだったのに出なかった男、それがアヴ
556名無しかわいいよ名無し:2008/05/02(金) 20:12:36 ID:Y6Xf22uC0
ここのジョセフは主に若ジョセフだからな。
ウォルターと一緒で若も老もどちらも取り扱っていいじゃないかい?
若ジョセフとアヴドゥルという組み合わせも面白いかもしれんが
557名無しかわいいよ名無し:2008/05/02(金) 20:49:47 ID:fZ8NxMQs0
ttp://www10.atwiki.jp/vamp2chss/
とりあえず総合萌えスレまでの作品抜き出し終わったのでアドレス出します
ページの容量の関係上
ほぼ前後関係なく作品だけ抜いてありま
サロンのスレが無いのはそのうち足します
過去ログは手持ちのdatでもあげておけばOK?

スレが流れてもアレなんで要望はトップのコメントにでも投げといてくれるか
自分でさくっといじっちゃってくだせい
>>542氏の作品がどれかを言ってくれれば
こっちで消したりもできます
連作のまとめは・・・ぼちぼちやりますわ
558名無しかわいいよ名無し:2008/05/02(金) 20:55:16 ID:fZ8NxMQs0
あー、判りにくかったかもしれないので補足します
作品抜き出し完了しているのは
・吸血鬼萌えスレ
・吸血鬼キャラ総合萌えスレ
この2つで後はまだ手つけてません
テンプレにこのスレの>>1とか張ってあるだけでござる

それではちょいと飲みに行ってくるのでご意見よろしく
559名無しかわいいよ名無し:2008/05/02(金) 22:21:12 ID:op0b3b0/O
>>557-558乙です
早速ですが萌えスレの26、37、87、198、499
総合萌えスレの20、38、127、145、170、200、212、221、270、315、501、504、562、564、567、569、571、574、575、576、590
609、616、632、646、655、657、663、790、791、792、793、794、795、796、797、799、800、801、805、824、825、826
879、880、881、912、913、915、916、917、919、920、937は黒歴史と消去お願いします
560名無しかわいいよ名無し:2008/05/02(金) 22:57:01 ID:84NtK+Gb0
>>557
すげー。乙です
561名無しかわいいよ名無し:2008/05/02(金) 23:10:27 ID:b06A0gBfO
今日はめでたき日にござる…めでたき日に…
562名無しかわいいよ名無し:2008/05/03(土) 03:06:02 ID:tGzAqk790
うーっす、戻りました
>>559
さくっと消しておきました

なかなか手数かかるのと飲んでた中の話で「お前がやるんじゃWikiの意味がねぇw」とか言われたんですが
事後とか事前報告だけで消してもらう方向でもいいんですかねー
Wikiの扱いがよくわかんね
563名無しかわいいよ名無し:2008/05/03(土) 11:12:34 ID:54AXb0PV0
少年は教室の窓から空を見上げ、ほう、と幸せそうに息を洩らす。
少年の名はウォルター・C・ドルネーズ。
ウォルターは教職を務める相方のアーカードに合わせて家を出るため、大抵は一番に登校する。
現に、今も教室にはウォルターしか居なかった。
からっぽの教室を見渡し、ウォルターは穏やかに目を細める。
ウォルターは、朝の教室が好きだった。
射し込む陽射し、清涼な空気、そして何より。

「静かだ……」

本人こそ認めようとしないが、ウォルターは誰もが認める突っ込みの天才だ。
反射神経より速く体がボケに反応し、絶妙のタイミングで突っ込みを入れるその手腕は、まさに悪魔的と言って良い。
そんな神が与えたもうたギフトを行使しなくていい、ウォルターにとって唯一とも言える一時。
ウォルターにとっての朝の静かな教室とは、そんな何にも代え難い至福の時間なのだ。

「ああ、こんなにも穏やかな気持ちでいられる……」

出来ることなら、今日こそ一度も突っ込みを入れなくても良い一日でありますように。
そんな少年のささやかな願いを、果たして神は聞き届けてくれるのだろうか──



先程まで静かだった教室も、ホームルーム間近となると今や騒がしい空間と変貌する。
生徒達はあらかた揃い、皆かしましく談笑に華を咲かせている。

──キーンコーン、カーンコーン。

ホームルームを告げるチャイムが鳴ると同時に、教室のドアが開かれる。
騒がしかった教室を、一瞬にして沈黙が支配した。
全身黒尽くめの、鋭い眼光を放つ男。
生徒達は彼を知っていた。いや、この町で彼を知らぬ者がいるだろうか?
有象無象の一切合切を斬り裂き、無に帰す夜の魔人。
人々は畏怖の念を込め、彼をこう呼ぶ。

──死神、と。

「今日から倫理の授業を受け持つことになった、ウォルター・C・ドルネーズだ。よろしく頼む」

──ダンッ!!

死神と同じ名を持つ少年……ウォルターの体が爆ぜた。
強靭な脚で床を蹴り、宙を舞う。

──トッ、キュッ。

そして鮮やかに着地、運動エネルギーを逃がさず体に捻りを入れ、教卓に立つ死神に体ごと腕を振りぬいた。

──ビッシィ!!

「うおぉぉぉぉいッッッッ!?」

またやってしまった……。
皮肉にもそれは、常人の測りを遥かに超えた、美しくすらある完璧な突っ込み。
生徒達から割れるような拍手を浴びながら、ウォルターは神を呪った。
564名無しかわいいよ名無し:2008/05/03(土) 11:32:00 ID:ADRbVTLD0
黒がボケなら若は突っ込みなんかw
565名無しかわいいよ名無し:2008/05/03(土) 11:45:31 ID:54AXb0PV0
THE DAWN的に見て、ちぃ坊が突っ込み体質なのは間違いない
黒やんはちぃ坊からかってる感じ
566名無しかわいいよ名無し:2008/05/03(土) 12:56:30 ID:Rjyg7Iy4O
つまりマサルさんとフーミンの関係だと。
567名無しかわいいよ名無し:2008/05/03(土) 13:03:44 ID:Xzuucvyz0
ロリカードはボケ体質だね。
しかもボケに付き合わされる奴からしたらたまったもんじゃない
ボケをかます感じ。

最強の人狼を前に「がんばんなさいネー。」
とトンズラこかれたときの若と大尉はさぞや心の中で
アングリと口を開けていた事だろう。

棺桶から足が生えたあのシーンは俺も若と同じ事を思ったよ
ありゃほんまに「何それーーーー!!」だw
568名無しかわいいよ名無し:2008/05/03(土) 19:27:30 ID:+ZrZ6D/L0
>>563に触発されて突発的に軽めの文を書いてみました
「対決」のロリカード使用ですが・・・。「対決」後のエピソードと思って下さい
イギーものは今脳内で纏めておりますがぼつぼつ投下していこうかなと思っております

青年であるもう1人の自分が倫理の教職に付き、少年ウォルターは正直戸惑った。
しかし、「私もここで新しい生き方をしてみるさ」という青年の言葉を思い出し、
少年は「これがもう1人の俺の新しい生き方なのだろう。」と納得してみる事にした。

そして、いつもの様に学校生活最大のお楽しみ、ランチタイムがやってきた。
いつものメンバーで学食で御飯を食べようとインテグラ、少女アーカード、ウォルターは
学食にむかったが、そこにはヒロや月音やジョセフや志貴といったいつものメンバーに加え
シュレディンガーと青年執事もいる。

「えへへー。執事さんと一緒♪ 学校でも一緒♪」

シュレディンガーは幸せで仕方が無いといった顔だ。
青年ウォルターが、少年ウォルターの方に顔をむけ、話しかける
「おお、お三方、ここは賑やかでなかなか良い所だな。」
少年ウォルターは笑顔を作って取り合えず話しかける。
「よお、俺。教員生活はどうだい?」
「苦笑いなのがばればれだぞまだ若い私よ。
 やんちゃな生徒も多いが、なかなかいい教員生活の滑り出しだと思っているぞ。」

「取り合えず席に座って食べようではないか。」
少女アーカードの声に促されるようにインテグラと少年ウォルターは座る。
持参してきたランチボックスを開ける。

「相変わらず美味しそうだねー。それ、アーカード先生が作ったもんなんでしょ?」
シュレディンガーはウォルターの弁当を見てそう言う。
「でも僕のも負けてないよー♪ このチキン大好きなんだー。」
「それ、黒いの・・・じゃなかった先生が作ったものなんだろ?
 手間隙かけてこさえたっぽいなー。」

少年ウォルターは、ふと青年ウォルターが自分の弁当箱を凝視する視線に気づく。

「・・・食いたいのか?」

思わず青年に聞いてみる。

「ああ、食いたい。女の手料理なんぞここしばらく食っていない・・・!」

自分の欲望を吐露する青年ウォルターに少年は思わずプッと噴出す。




 
569名無しかわいいよ名無し:2008/05/03(土) 19:27:52 ID:+ZrZ6D/L0
「プッ! はは、はははは。一つくらい摘んでいいよ。」
何となく可笑しくなってサンドイッチを進めてみる。
「ありがとう少年!もうそんだけでお前の倫理の成績は5だ!」

そこに、少女アーカードがこう言ってきた。
「そんなに私のメシが食いたいのなら・・・そうだなあ、週一でなら食わせてやる事も出来るぞ。
 それなりに家事も忙しいから、いつもという訳にもいかんがな。金曜にランチを届けるくらいなら出来る。」
その言葉に青年ウォルターは目を輝かせた
「・・・・・・マ ジ で・・・・・・・・?」
「うむ、マジだ。教職を立派に勤め上げる事を祈っておるぞ。」

その言葉を聞いていたシュレディンガーは目を丸くした。
『この2人、前にガチで殺し合いしたのに・・・?アーカード、本気で執事さんを殺しかけたのに・・・?』
不思議がっているシュレディンガーに少年ウォルターが小声で話し欠ける
「何となくお前が抱いている疑問は解るがよ。あいつは殺し合いは殺し合いの時、
 普段は普段の時とで性格は違ったりするぞ。オンとオフの差が激しいんだ。
 殺し合いには興を求めるタイプだしな。あいつは『ノスフェラトゥ』のスイッチが
 入らない限りは世話焼きの女の子だ。」
「!・・・ああ、成る程。 ・・・出来ればこのまま『いつも優しい女の子』になって欲しいな
 僕としては・・・。」

その小声の会話に反応して、少女アーカードがこう言い放った

「いや、それは無い。この黒いのが私に殺し合いを挑むのなら
 私は容赦なく屠るぞ。それが戦いの契約という奴だ。
 この男が真面目に教職を勤めるというのなら、たまにメシを作るくらいの
 世話くらいは焼いてやるさ。料理が出来る世話好きの同僚としてな。」

淡々としたその言葉に、学生食堂全体が凍りつく。
何の抑揚もなく吐かれたその台詞に、『本気』の感情が込められている事
が誰しもに伝わる、そんな口調だったからだ。
あっさりと、『殺して当然だろう』というような台詞に、学生食堂にいる大抵の生徒はドン引きしている。
インテグラと少年ウォルターは、さもあらんといった表情。
シュレディンガーは、耳を伏せて軽く震えてしまっている。

青年ウォルターは、「く、くく、はははは!ははははははは!!」と笑い声を上げた。

「素晴らしい! お前はやはりムキになって挑むに値する、いい女だよ!
 ははははははは!ははははははははははは!!」

少年ウォルターは、もう1人の自分のこういう懲りなさには本気で敬意を表したくなる。
学食の生徒達はやはりドン引きしまくりんぐである。

ひとしきり狂人の高笑いをした青年ウォルターは、笑いを止めた後に、ケロリとした表情でこう言った
「あ、私の好きな食べ物はローストビーフだ。よろしく頼む。」
少女アーカードもケロリとした表情で、
「ふむ、承知した。」
と答えた。

学生食堂の生徒達がいっせいにズッコケる。
少年ウォルターの、「なんだそりゃああああああ!!」というツッコミの声がこだました。

終わりです。
570名無しかわいいよ名無し:2008/05/03(土) 20:51:35 ID:Rjyg7Iy4O
今スティール・ボール・ラン最新巻を読み終えたが…

シビル・ウォーをアーカードに使ったら非常に面白い事になりそうだな
571名無しかわいいよ名無し:2008/05/03(土) 21:19:40 ID:HPMU5dKr0
なにぃ!? 最新刊だと!?
572名無しかわいいよ名無し:2008/05/03(土) 21:47:51 ID:Rjyg7Iy4O
そう…15巻
573名無しかわいいよ名無し:2008/05/04(日) 08:00:42 ID:NfEDloSDO
>>570
死の河が逆に自分を襲うんだな?
574名無しかわいいよ名無し:2008/05/04(日) 08:51:51 ID:5Qs4idSO0
SBRは読んでいないが、アーカードは魂の集合体みたいなものっぽいから
魂を操る術に長けたネクロマンサー系のキャラには弱いんじゃないかなと思う
GSの霊を操る笛装備のおキヌちゃんとか
575名無しかわいいよ名無し:2008/05/04(日) 09:21:12 ID:5Qs4idSO0
アーカードにとってやりやすい相手
火力でバカスカ攻めてくる相手(しぶといアーカードにとっちゃやりやすい)
精神攻撃系(セラスを見るにゾーリンやシオンはアーカードにとっちゃやりやすいんじゃね?)
肉体操作系(生物学的な神経とかそういうのを操るタイプの肉体操作系ならば
        明らかに生物学の枠を超えているファンタジーの化け物のアーカードには
        通用しないんじゃないかな。百足とか霧とかになる奴だし)
再生無効化系(トバのトランプの傷も結局治ったし)

逆にやりにくい相手
封印系の技を使う奴、異次元追放系の技を使う奴、霊魂を操る奴

と、俺は考える
576名無しかわいいよ名無し:2008/05/04(日) 10:53:11 ID:K8lXaqLUO
>>570

立ち読みでしかSBR読んでないんで具体的な能力教えてもらえると助かる。
577名無しかわいいよ名無し:2008/05/04(日) 18:44:22 ID:W2ClVXZ40
しかし荒木も長い事ジョジョ描いてるのにいまだに
スタンドのネタが尽きないってのが凄いよなあ
578イギー・ポップ その4:2008/05/04(日) 21:25:49 ID:QCr9mEr70
リザは、褐色の大男の言葉を聞き逃がさなかった。
「な、なあ、そこのあんた!今、イギーって言ったか?」
思わず呼び止めると、男と小さな犬は立ち止まる。
そして、リザの方を向き、返事をした。
「・・・確かにわたしはこの犬の名前を呼びましたよ。こいつの名前はイギー。
 見たとおり、ボストン・テリアです。こいつに何か用ですかな?」
リザは、困惑の表情をうかべた。イギーと言う名の犬を見て、こう思った。
『こいつがイギー?チビと聞いたがマジで戦闘向きの体型じゃないな。
 ・・・強いらしいが、どんな奴なんだ一体?』
考え込むリザに、男が話しかける。
「すまないがお嬢さん、わたしはこいつによばれてこれから『何処か』に行かなければ
 ならんのです。私は彼岸商店街で占いで生計を立てているものだが、突然こいつが
 店内に飛び込んで来ましてな。何かついて来いと言っている様に思えて、これから
 何がどうなっているのか確かめに行く所なのですよ。
 このイギーが何かお嬢さんに迷惑でもかけましたかな?」
リザはハッとして、男に挨拶をする。
「し、失礼した。あたしはリザ・ワイルドマン!月面町の犬達の間で強豪と噂される
 イギーに会ってみたいと思い、探し回っていた。」
男は、怪訝な表情を浮かべつつもリザに返事をした。
「ふむ・・・私はモハメド・アヴドゥル。このイギーとは、顔見知りの関係だな。
 ・・・正直わたしは戸惑っている。イギーも戸惑っているだろう。
 突然見も知らぬお嬢さんに話しかけられるとはね・・・。このイギーが
 貴方の捜していた強豪のイギーだとして、一体何の用かな?」
リザはアヴドゥルという男が自分を多少警戒しているらしいと感じ、
自分は怪しいものではないと証明する為、自分の事を色々と語る事にした。
「あたしはあんたらに何の害意もない。
 何故あたしがイギーを捜していたのか訳を話すよ。
 ・・・最近の気分悪い事件知っているだろう?何の罪も無い犬を殺して回ってる
 嫌な事件だよ。あたしは人狼でね。親類の犬が災厄にあっているのが
 放って置けなくてさ、昨夜、月面町自然公園に犬を集めて集会を開いたのさ。
 そんで、一匹で行動すんな、グループを作って行動しろって話をしたら、
 犬達は口を揃えて『イギーの奴なら大丈夫だろうな』って話をしやがるもんだから
 ・・・その、興味が湧いて、どんな奴か捜していたんだ。」
アヴドゥルはその言葉に目を少し見開いてこう言った。
「ほう、貴方は人狼ですか。この町には吸血鬼に比べたら数は少ないが人狼
 も住んでいるとは聞いたが、初めてお目にかかる。」

579名無しかわいいよ名無し:2008/05/04(日) 21:26:13 ID:QCr9mEr70
このやりとりを側で聞いていたイギーは、リザに話しかけはじめた。
人間にはワンワンとしか聞こえない言葉で。
『おい、リザとか言うねーちゃん。おれに会いたかったみたいだが、おれは今、ちと急いでいる。
 他の奴等がおれをどう言ってんのか知らねえが、おれは他人が
 自分をどう評価しようが知った事じゃねえ。おれが強かったらどうだってんだ。
 まさかねーちゃん、おれと戦いてえとか言うんじゃねえだろうな?
 何か話が分かりそうな感じがするから言うがよ、おれは無用な戦いなんざゴメンだぜ。
 只何となく会いたかっただけだとか言うのなら、もう目的は果たしただろ?
 おれはこのデカブツのアヴドゥルに用があるんだよ。
 そろそろ急ぎたいんだ。 ・・・もう行かせてもらうぜ。』

取り合えずここまで
ちと忙しい日がGW中ずっと続きますので小出しでしか書けませんが、
投下はさせていただきます
580名無しかわいいよ名無し:2008/05/04(日) 21:31:05 ID:NfEDloSDO
>>576
なんというか、そいつ自身が過去に壊した物や、殺したり、傷つけた人が襲って来ると言うか…

うまく説明できんなぁ
581名無しかわいいよ名無し:2008/05/04(日) 21:39:42 ID:K8lXaqLUO
>>580

第6部のアンダーワールドみたいな物って解釈でおk?
582名無しかわいいよ名無し:2008/05/04(日) 21:40:48 ID:NfEDloSDO
本スレより

366 名無しんぼ@お腹いっぱい sage 2008/05/04(日) 11:17:58 ID:uqwMiIIdO
>>355
過去の罪や捨てたものに襲われる空間を作り出し、
その空間の中で誰かを殺すと殺された奴の罪が殺した奴におっかぶされて
殺された奴は清められて生き返る、と
射程距離外から空間内の奴倒せば罪をおっかぶる心配はない、と
シビル・ウォーは大体こんな感じか?


ああ余計解らん誰かもっと易しくして
583名無しかわいいよ名無し:2008/05/04(日) 22:04:21 ID:7+VjczVz0
何故ばらしたし…っつっても単行本出たし仕方ないかぁorz
584名無しかわいいよ名無し:2008/05/05(月) 09:05:35 ID:w/aUIS1J0
今日は端午の節句だよ。
月面町の男子陣、オメ!
585名無しかわいいよ名無し:2008/05/05(月) 10:05:48 ID:kE4GgkKqO
やっぱりリアル吸血鬼は凄ぇ、年を取らないどころかどう見ても若返ってるぞ…
http://blog-imgs-21.fc2.com/n/e/w/news23vip/1209903591974.jpg
586名無しかわいいよ名無し:2008/05/05(月) 10:29:48 ID:es4lZjWK0
月面町人間側代表だものw>荒木先生
587名無しかわいいよ名無し:2008/05/05(月) 11:17:24 ID:72hiD9N/0
あれ?究極生物じゃなかったっけ?
588名無しかわいいよ名無し:2008/05/05(月) 15:55:10 ID:eB1ueHxp0
職員室で幼旦那は黒執事と隣の席なおかげで
毎日毎日隣が気になって仕事に手が着かなかったりしたら良いと思う、という妄想
オチ無し、絵心無し
絵描くのはムズイぜ

http://up2.viploader.net/pic2d/src/viploader2d365573.jpg
589名無しかわいいよ名無し:2008/05/05(月) 16:03:34 ID:kE4GgkKqO
うはは良いぞ>>588
GJであったそうな…


つ…か このスレでのロリカードの人気は異常!!
590名無しかわいいよ名無し:2008/05/05(月) 18:10:46 ID:bISLuQXu0
このスレで登場したキャラで人気投票やったら多分ロリ旦那が一位なんだろうか
591名無しかわいいよ名無し:2008/05/05(月) 19:15:46 ID:bISLuQXu0
何となく描いてみたくなったネタ。

黒執事「やあ、おはよう生徒諸君。」

令裡 「おはようございます。」
萌香 「おはようございまーす。」
ジョセフ「おはようさんでーす。」
志貴 「お、黒先生だ。おはようございます(俺、この先生話が分かるから好きだな。)」
太臓 「よう、黒先生。またコードギアス談議しようぜー。」

黒執事「(ふむ・・・私の学園生活も順調といったところか・・・。)」

老執事「これはこれは、おはようございます。」ニコリ
黒執事「!!・・・う、うむ・・・おはよう・・・ゴザイマス。」
老執事「どうかなさいましたかな?顔色が悪いですぞ?」
黒執事「い、いや、なんでもない・・・・です。」
老執事「そうですか・・・ならばシャキっとなさい。
    教師たるものが人と話しをする時に目を背けながら
    話をするのはいけませんなあ。」ニコニコ
黒執事「(貴方の顔を正面から見据えるなんぞ無理だ!!
     貴方は私が捨てた大切な物そのものを見ている気がする!
     顔を見るのも何故か辛い。胸を刃で抉られるようだ・・・!)」

黒執事「・・・・・・はあ。」

若執事「よお、おはようさん、黒い俺。・・・どうしたんだよ元気ねえなー。」
ロリ旦那「・・・大方、用務員のご老人にでも会ったのだろう。
     しかしお前は、あのご老人が本当に苦手と見えるなあ。」
若執事「? あの爺さんいい人じゃん。よお、何であの爺さんが苦手なんだよ。」
黒執事「お前も歳を経たらいずれあの爺さんみたいになるのか?
    何故かそんな気がする・・・ハア・・・。」
若執事「何だよ、訳解らんぞ。確かに俺は歳取ったらあんな爺さんになりたいな
    とは思っているがよ。」

老執事「おはようございます。キッドと可愛らしい吸血鬼殿。」

若執事「あ、おはようっす。」
ロリ旦那「うむ、おはよう。」
老執事「(私の様になりたいと?なれますとも。
     なぜならば貴方は、昔の私だ。)」

用務員である老執事は、若執事の遥か未来の姿。
時空すら歪な月面町でタイムパラドックスなぞ関係ねぇとばかりに
用務員を務めている。
黒執事にとっては、実力なぞ関係ない、絶対的な天敵。
黒執事にとっては「吸血鬼が目を背ける十字架」の様な存在。
若執事は、55年を経て、黒執事の天敵となった。
もっとも、この老執事は、黒執事をどうこうしようという気は全く無く、
一用務員として日々を頑張っている。
592名無しかわいいよ名無し:2008/05/05(月) 19:44:16 ID:kE4GgkKqO
例えば、生徒が喫煙とかしてるのを目撃した時とか優しく注意するんだけども、生徒が注意をガン無視して煙草を吸い続けたら煙草を取り上げて火が付いてる方を額にグリグリと…

俺が思い描く用務員老ウォルターはこんな感じ
593名無しかわいいよ名無し:2008/05/05(月) 19:46:57 ID:eB1ueHxp0
ポイ捨てされた煙草を、火が点いたままソイツの手に握らせ

「落し物ですよ」
594名無しかわいいよ名無し:2008/05/05(月) 20:09:06 ID:bISLuQXu0
何か老ウォルは、実写だと「相棒」の水谷豊のイメージなんだなあ。日本人なんだけど。
595名無しかわいいよ名無し:2008/05/06(火) 00:06:00 ID:m3aPC1llO
あんまり度が過ぎると「小便は済ませたか?…」と、例の台詞を言いながら近付いてくる訳ですね?
596名無しかわいいよ名無し:2008/05/06(火) 00:12:33 ID:T/hzVQzR0
>>594
凄いわかるwww
なかなかドラマとかであんなキャラっていないよな
597名無しかわいいよ名無し:2008/05/06(火) 08:46:34 ID:5mN1IIay0
少佐の実写版 フィリップ・シーモア・ホフマン


598名無しかわいいよ名無し:2008/05/06(火) 16:14:40 ID:9YIPWxRWO
アメリカの煙草って不味いの?
599名無しかわいいよ名無し:2008/05/06(火) 18:07:02 ID:VPCfiEVlO
俺好きよ、アメスピ。
600名無しかわいいよ名無し:2008/05/06(火) 20:45:56 ID:9YIPWxRWO
煙草と言えば承太郎の変な隠し芸だわねぇ
ポルナレフと同じくアレを練習するウォルターとロリカードが脳内に浮かんだ
601名無しかわいいよ名無し:2008/05/06(火) 21:59:42 ID:92fncR0p0
愛煙家である倫理教師ウォルター・C・ドルネーズは心底月面町在住で良かった
と思う事が一つある。それは、この町が喫煙者に対してそう厳しくない町であるという事だ。

2007年、7月1日からイングランドでは禁煙が施行され、スコットランドをはじめ
連合王国全体で公共の場及び職場における屋内での喫煙が全面的に禁止となっている。
これで、パブ、レストランなどの商用施設をはじめ、2人以上が利用する事業用の車
などの内部(50%以上が覆われている場所)で煙草を吸う事は違法となり、これに反した
パブやレストランの経営者は2500ポンド(役62万5千円也)を最高とする罰金、
それぞれの喫煙者は一律50ポンド(1万2千5百円)の罰金が科される事になった。

そして何より、1ポンド程(250円くらい)で煙草が1箱変えるというのが良い
英国では、4ポンド(1000円くらい)もするのだから。

もともとお金に不自由している身上ではないが、喫煙者に対して厳しくない
環境というのがまず彼を嬉しくさせた。

そして、煙草を一服している彼を、ふと少女アーカードが目に留める
「ふ〜〜む・・・。」
複雑そうな目で見てくる同僚に、青年ウォルターは訪ねる。
「・・・どうした?何だその頷きは。」
「いや、あの子は禁煙に成功したんだが、大人になったら
 やはり吸うのかな・・・と。15で煙草を吸うのは学生
 になったからには止めておけと私が注意して、それ以来
 吸っておらんのよ。20歳を越えたら吸うのは自由だが、
 吸わずに済むのならそれでいい代物だからな。
 私とアーサーが喫煙しておるから、大人になったあいつには
 煙草はやめとけとは言えんからなあ・・・。」
『あの子』とは少年の方のウォルターの事である。
「そういえばお前、吸っていたな。まあ、私達吸血鬼は肺ガンなんぞ
 にはならんが、あいつは生身の人間だからな。タフな奴だが。」
「これでもあの子には気をつかっておるのよ。伏流煙は身体に悪いから
 あの子の前では吸っておらんし。1日1本で吸った後は念入りにうがいをし、
 煙草の微かな匂いを消す為にミントガムまで噛んでおる。あの子がまた吸いたく
 ならんようにな。」
「・・・そこまでするんならお前もいっそ禁煙すればいいじゃないか。」
「・・・自分でもそう思う。が、何故か止めようという気が起きん。何故だ?」

煙草とは、吸血鬼にとっても断ちがたき趣向品なのかもしれない
602名無しかわいいよ名無し:2008/05/06(火) 22:55:40 ID:h0dZKYv60
普通旦那も扉絵で煙草吸っていたし、マクスウェルも扉絵で煙草吸ってた
ヘルキャラは喫煙率が高い
603名無しかわいいよ名無し:2008/05/07(水) 01:19:44 ID:FIs5OeP3O
ヒラコー自身ヘビースモーカーと聞いたが
604名無しかわいいよ名無し:2008/05/07(水) 02:44:29 ID:IVBOnsDEO
勢いがなくなって来たな
どこに流れたんだ
605名無しかわいいよ名無し:2008/05/07(水) 08:16:35 ID:waUbna/80
このスレは瞬間最大風速はあるけど静かなときは静かなスレだよ
606名無しかわいいよ名無し:2008/05/07(水) 08:45:23 ID:ahEPP2ibO
最近賑やかだったから職人も休憩モードなんだろう
保守するのがROMの務めってことでageてみる
607名無しかわいいよ名無し:2008/05/07(水) 09:30:50 ID:FIs5OeP3O
波があるんですよ波が
608名無しかわいいよ名無し:2008/05/07(水) 11:46:44 ID:lv91b3+h0
>>603
へえ、何か意外。吸うイメージなかったのに。

609名無しかわいいよ名無し:2008/05/07(水) 12:03:35 ID:kqMWFxSb0
そうポンポンとネタが浮かべば、僕も苦労しないんだけどね
610名無しかわいいよ名無し:2008/05/07(水) 15:05:08 ID:+hBhe4FN0
過去ログでも読みながらじっと待てばいいさ
それはそうとpart3が2つあるから次のスレを立てるときは注意しないとな
611名無しかわいいよ名無し:2008/05/07(水) 15:47:23 ID:FIs5OeP3O
ネタなど思い浮かばなくてもいい、吸血鬼キャラを語れれば…

DIO様がオカマっぽいって言われるのはなんでだぜ?
612名無しかわいいよ名無し:2008/05/07(水) 17:27:53 ID:fqwn7qvN0
唇が真っ赤でハートマークのアクセサリー付けてるからでしょ
613名無しかわいいよ名無し:2008/05/07(水) 21:07:10 ID:FIs5OeP3O
じゃあヴァニラは(ガオン!!
614名無しかわいいよ名無し:2008/05/07(水) 21:51:14 ID:9lUrp6Ik0
うぃーっすまとめ作った人でっす
夕方中途半端に更新してこれからぼちぼちやりまーす

あー、ひとつ聞きたいんだけどサロン時代のスレは必要?
615名無しかわいいよ名無し:2008/05/07(水) 21:54:28 ID:gTAYZYIv0
>>610
過去ログ見るのも面白いっスよね
作ってくれたお方に感謝

616名無しかわいいよ名無し:2008/05/07(水) 21:56:04 ID:gTAYZYIv0
>>614
俺としては奉公人大会は過去ログに欲しいとは思いますね。
617名無しかわいいよ名無し:2008/05/07(水) 22:13:33 ID:FIs5OeP3O
所で、吸血鬼で幽霊見える奴っている?
618名無しかわいいよ名無し:2008/05/07(水) 22:53:04 ID:9lUrp6Ik0
>>616
うぃっす、ぼちぼちやっていきます
今日中に最初のはできるかなっと

ちなみに職人ごとにまとめるのはかなり難しい
619名無しかわいいよ名無し:2008/05/07(水) 23:30:45 ID:9lUrp6Ik0
「アルクェイド最強!アーカード?ゴミだろwww」(注:初代スレタイ
の作品のっけましたよっと
ログのdat待ってる人はもうちっとまってね
620名無しかわいいよ名無し:2008/05/07(水) 23:38:10 ID:EevwOlpc0
>>619
何から何までGJ

しかし凄ェスレタイww
621名無しかわいいよ名無し:2008/05/07(水) 23:39:03 ID:9lUrp6Ik0
あー、投下された絵の希望があったんだけど
おいちゃん保存してないんだよね
全部持ってる人いたらあげてもらえると助かります
622名無しかわいいよ名無し:2008/05/08(木) 04:47:23 ID:eBZJXXwW0
>>619
おつかれちゃん!!

アルク最強スレ、一番若いSSのレス番が84か。
100レスももたずによってたかっておもちゃにされてたんだなw
623名無しかわいいよ名無し:2008/05/08(木) 08:00:37 ID:SaO9F9TO0
アルクはポジション的に弄られてナンボの芸人さんみたいなもんなんだなあ
624名無しかわいいよ名無し:2008/05/08(木) 11:18:54 ID:uvOo6CmaO
奉公人大会って一人が書いてたわけじゃないんだな
テンポのいい4コマ漫画って感じがグッド
625名無しかわいいよ名無し:2008/05/08(木) 11:20:50 ID:hwi/9YilO
>>621乙です
お手数ですがその他の124、242、257、262、341と
その他2の499、569、627、636、640、706は黒歴史として削除お願いします
626名無しかわいいよ名無し:2008/05/08(木) 13:48:46 ID:AVsaUityO
このスレ的に『羊のうた』ってどうなの?
627名無しかわいいよ名無し:2008/05/08(木) 14:49:54 ID:CyIUfYK00
・・・あの作品のキャラは吸血鬼ではないのだが、
マロン最強スレとここでは「とある偉大なる馬鹿」の為に
暗黙の了解みたいなもんで参加OKな扱いとなっている

千砂をぞんざいな扱いにすると血涙を流しそうなあるお方
のおかげで千砂は吸血鬼スレでは市民権を得た
628名無しかわいいよ名無し:2008/05/08(木) 15:36:11 ID:jeVq/6vaO
三角地帯に胸呼吸か…今頃どうしているのやら
629イギー・ポップ その5:2008/05/08(木) 17:28:15 ID:z1qS0JiW0
イギーの言葉使いにリザは目を丸くする。
『へえ・・・結構ツンツンした口調なんだな。まあ、仲間から誰とも群れたりしない奴
 と聞いてたから、こういう言葉使いしても可笑しくねえけど。見た目とのギャップ
 があるなあ。・・・まあ、確かに興味本位で会いてえと思っていた訳だし、
 こうして実際会えた訳だからもう目的は果たした訳だから、もう用事は済んだんだよな。
 ・・・こいつと実際に闘いたかった訳でもねーし。言伝して帰るとするか・・・。
 しかしコイツが月面町の野良犬達の頂点か。一体どんな強さの持ち主なのかは
 興味はあるな・・・。』
そんな事を考えながら、リザはイギーに話しかける。
「急ぎのところを呼び止めて悪かったな。まあ、確かにあたしは興味本位であんたが
 どんな奴か見たかっただけだから、顔見せは済んだからこれで帰るよ。
 でも一つ言っておきたい事がある。最近月面町をうろついている犬猫を殺して回っている
 チンケなイカレ野郎には気をつけろよ。あんた、実力者みたいだから弱い奴は守ってやりな。
 どうやら群れる事は嫌いな一匹狼の性格をしているみたいだがよ、同じ犬が殺されたんだから
 ムカついてるだろ?まあ、言いたい事はこんくらいかな。じゃあな。」

そう言ってリザは去っていく。会いたい奴に実際会ってみて言いたい事は言ったのだから、
もう顔見せは済んだのだから、余計なお喋りは無用である。

アヴドゥルは、リザの後ろ姿を見てこう思う。
『ふむ、突然話しかけられたから思わず怪しいものかと疑ってしまったが、杞憂だったようだな。』
そして、謝罪の言葉を口にする。
「お嬢さん、済まなかったな!何物かと思って身構えてしまったよ!」
リザはニコリと笑って
「気にすんなよ!知らない奴に声かけられたら、まず誰でも身構える。
 ましてやここは見た目は女子供でも正真正銘の怪物なんざいくらでもいる町だからな。
 油断は禁物だよ。それとお嬢さんってのは気恥ずかしいから、リザでいいよ!
 じゃあお二人さん、また縁があったらなあ!」
と返答した。その次の瞬間、イギーがリザに犬の言葉で話しかけた。
「おい!リザとかいうねーちゃん!今この町をうろついてる犬殺しの変態野郎は
 聞いた話じゃ2人組らしいぜ!野良犬仲間達にもそう忠告しときな!」
リザは、その言葉を聞き、神妙な面持ちになると、イギーに
「情報をありがとよ!」
とだけ言い、歩いていった。

イギーは突然話しかけてきた女性が去っていったのを見届けると、
「ワン!ワン!」とアヴドゥルに『急ごうぜ』と催促をした。

アヴドゥルはイギーに連れられて、元は屋敷であったらしい廃墟に来た。
外観は古めかしいが、外観は立派なものだ。この月面町はルーマニアの言い伝えの如く
『吸血鬼が草の数程いる場所』であり、そしてデラックス嗜好の吸血鬼も数多く済んでいる。
そんな吸血鬼が住みたがるような邸宅もこの町には沢山あった。おそらくこの廃墟も、元は
そんな屋敷のうちの一つだったのだろう。



630名無しかわいいよ名無し:2008/05/08(木) 17:29:16 ID:z1qS0JiW0
「こんな所に何の用だ?イギー。」
アヴドゥルは呟く。イギーは屋敷の正門から堂々と入っていく。鉄柵の形をした立派な門構えだが
鍵は壊れている。アヴドゥルはイギーの後について行く。そして、玄関の前で「ワン!ワン!ワン!」
と吼える。すると、半開きになっていたた玄関のドアがキィ・・・と開き、中から犬が出てくる。
その犬は後ろの右足を怪我しており、ヨタヨタと歩いている。そして、ボーガンの矢を口に銜えていた。
「この犬は・・・?・・・!・・・イギー、会話をしよう。私が質問をするから返答がハイの場合は
 一回吼えろ。返答がいいえの場合は2回吼えろ。」
矢を銜え、怪我をした犬を見たアヴドゥルは、最近のニュースで取り上げられている異常者を連想し、
事の真意を掴むべく、イギーに質問する
「この犬が負っている怪我は、今話題になっている異常者の仕業か?」
「ワン!(そうだよ。)」
「・・・この家にはまさか、その異常者が住んでいるのか?」
「ワン!ワン!(違う!)」
「只の空き家か?」
「ワン!(そうだ!)」
アヴドゥルはこの会話で簡単にこの現状の真相を推測し、イギーに語りかける
「お前は異常者に怪我を負わされた犬をここに匿っていたのか・・・?」
「ワン!(そうだ!)」
「しかし怪我をしているから私にこの犬を病院に連れて行って欲しい・・・面倒を見て欲しい・・・
 そういう事か・・・?」
「ワン!(そうだぜ!)」

少し時間は遡って・・・・・・

事の真相はこうだ。イギーがある日、吸血鬼の活動が静かになる明け方に月面町の朝の空気
を吸おうと散歩中、足にボーガンが刺さった犬に出会ったのだ。『面倒事が嫌いなイギー』
は、トラブルの匂いがするこの犬を一瞬見て見ぬフリでもしようとは思ったが、
この犬はそんなイギーに向かってこう言った。

「に、逃げて・・・君も殺されちゃう・・・!」

その言葉を聞いたイギーは、そしらぬ顔で見捨てて逃げる なんて事が出来なくなった。
弱肉強食は自然界の掟であり、弱い奴は死ぬのは当然だが、町中でボウガンを撃つ
なんて事はまず『腹を空かした動物』のする事ではなく、自然の摂理からは外れている
とイギーは思えたし、自分を庇ってくれる発言をした奴を見捨てる程
イギーは冷たい奴ではなかったからだ。イギーは、怪我をした同胞に話かける

「・・・どんな奴にやられた?敵は何人だ?」
「・・・2人組だよ。歩いていたら突然背後から撃たれた。何かわざと急所を外したんじゃないかな。
 ・・・・ちくしょう!・・・あいつら、わざと僕をゆっくりいたぶって殺すつもりだ!殺しを楽しんでる・・・。
 だからわざとゆっくり追いかけてきてる!早く逃げて! 君も巻き添えになる!
 今は奴等との距離は離れているけどいずれは追いつかれる!!
 どれだけ路地裏や犬だけが知っている通り道を選んでやつらを撒こうとしても追いかけてくる
 から奴らはまず人間じゃない・・。多分吸血鬼だ! 理性ある吸血鬼は人間しか襲わないプライドがある
 みたいな話を聞いたのに・・・。」
「相手は化け物の吸血鬼か・・・何か異能力を持っていたら面倒だからまず直接対決は避けた方がいいな。」
「!?闘うって・・・相手は化け物なんだよ?」
「俺もちょいと普通の犬とは違うんだよ。 ザ・フール!!」

砂のスタンドが、姿を現す。

とりあえずここまで
631名無しかわいいよ名無し:2008/05/08(木) 17:31:32 ID:z1qS0JiW0
>>578からの続きです
632名無しかわいいよ名無し:2008/05/08(木) 19:40:26 ID:LpyumsYs0
ブ男って呼ばれなくてよかったね、アヴ
GJ
633名無しかわいいよ名無し:2008/05/08(木) 23:11:39 ID:q4e6z/k30
リザは犬に優しい奴には好感を持つからな
634名無しかわいいよ名無し:2008/05/09(金) 00:19:50 ID:4lkGTHgMO
GJですです
さてアヴはどんな方法で死ぬんだろうな
635名無しかわいいよ名無し:2008/05/09(金) 00:21:24 ID:2Tde+uiv0
>>634
ブ男はやっぱり死ぬんかい
偶にはいい思いさせてやってもいいじゃない
636名無しかわいいよ名無し:2008/05/09(金) 00:22:37 ID:bzbviKqE0
待てw月面町でもアヴは死ななきゃならんのかww
637名無しかわいいよ名無し:2008/05/09(金) 01:44:51 ID:+EefRlYt0
>>627-628
そんな君たちにびっくりなお知らせ
まとめ作った俺が924です

千砂への愛をぶちまけていいのはあそこだけ
どれだけ愛しているかを判ってくれる、いいスレだ、愛してる
どのくらい愛しているかというと巨乳蘭世を書いた友が
5月2日に普通の乳蘭世を3枚描いてくれたくらい愛してる
あ、前にここで職人が題材にしてくれたときは危うく爆発しそうだったけど自重したよ、俺偉い

ついでに言っておくとね?
千砂は俺の嫁で妻で今も隣に寝ているけどおっぱいはおっぱいで好き
大好きだ!愛してる!エクセルは俺の妾でセラスとアルクはおっぱい枕!

だけど無理なんだ、千砂が泣く
エクセルは可愛いしセラスもアルクもいい子だ、とてもいい子だ
悲しいかな、千砂を裏切るわけにはいかない
悲しませるたびに俺の心が痛くなる
だから「ごめんよ、千砂といるのが俺の幸せなんだ。君達を幸せにすることはできない」って言ったんだ
一人しか愛せない俺の度量が狭いのはわかってる
大好きな人といつまでも一緒にいられるのが一番だと俺は思うんだ

>>625
了解、明日やっときますんでー
638名無しかわいいよ名無し:2008/05/09(金) 04:53:38 ID:QM0lEwl60
俺の蘭世までもがお前のものだったなんて・・・
639名無しかわいいよ名無し:2008/05/09(金) 04:54:24 ID:xcOdVuFO0
 お 前 か ! w
640名無しかわいいよ名無し:2008/05/09(金) 05:14:05 ID:RBI9S51eO
┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣……
641名無しかわいいよ名無し:2008/05/09(金) 07:59:35 ID:4lkGTHgMO
と、ここでネタばらし
なんとまとめの人はHENTAIだったのだ

これには俺も苦笑い
642名無しかわいいよ名無し:2008/05/09(金) 08:41:56 ID:0lrPqf6LO
>>637
うっせぇやこの大馬鹿野郎wwww
643名無しかわいいよ名無し:2008/05/09(金) 08:57:27 ID:5CmbmLxh0
久しぶりのHENTAIさんだ!!
644名無しかわいいよ名無し:2008/05/09(金) 09:43:53 ID:AEJJTmNbO
愛の力って偉大だ
645名無しかわいいよ名無し:2008/05/09(金) 13:02:25 ID:RBI9S51eO
腹が減ったらこう、クイッとだな…
http://mup.vip2ch.com/up/vipper36868.jpg
646名無しかわいいよ名無し:2008/05/09(金) 13:08:24 ID:2NZYOu330
俺の血を吸ってくれええええええええええ
647名無しかわいいよ名無し:2008/05/09(金) 14:42:23 ID:0lrPqf6LO
>>646
いや俺が
648名無しかわいいよ名無し:2008/05/09(金) 20:41:36 ID:v2buZidkO
いやいや俺が。
649名無しかわいいよ名無し:2008/05/09(金) 20:47:36 ID:RBI9S51eO
いやいやいや俺こそが
650名無しかわいいよ名無し:2008/05/09(金) 21:20:30 ID:hU8HRmXM0
どうぞどうぞ。
651名無しかわいいよ名無し:2008/05/09(金) 21:47:52 ID:+EefRlYt0
>>625
ほどよく消しときました
636は無かったんで638かなーとか流れ見て思ったんでそっち消しておきましたですわいな
652名無しかわいいよ名無し:2008/05/09(金) 23:51:39 ID:RBI9S51eO
さすがHENTAIだ こっちでも何ともないぜ
653名無しかわいいよ名無し:2008/05/10(土) 00:56:34 ID:Y5/s8zIXO
>>652
「さん」を付けろよデコ助野郎!
654名無しかわいいよ名無し:2008/05/10(土) 01:02:34 ID:NN7T8BKH0
HENTAIさん・・・何て親しみの湧く響きなんでしょう・・・。
655名無しかわいいよ名無し:2008/05/10(土) 10:36:11 ID:Y5/s8zIXO
まとめの人なんて俗な名前だ、でもHENTAIってあだ名はいいな、歪んだ愛が伝わって来るようなあだ名だ。

スレの歴史が また、一ページ
656名無しかわいいよ名無し:2008/05/10(土) 11:02:27 ID:sloGfEW10
>>655
「さんを」付けろよデコ助野郎!!
657名無しかわいいよ名無し:2008/05/10(土) 11:18:31 ID:Y5/s8zIXO
>>656
何だとこの優良健康不良少年め

HENTAIさん……
658名無しかわいいよ名無し:2008/05/10(土) 17:55:25 ID:wAyJwOsY0
ハルヒのキョンのキャラソン「倦怠ライフリターンズ」の替え歌です
黒執事とロリ旦那などの面子に囲まれて頭を抱える生活を送っている
若執事の心情を吐き出したかの様な歌。所々若執事自身やロリカードや
黒執事の合いの手も入っております



若執事「ぬう・・・この気配は・・・!
     デタラメな奴を相棒にして、デタラメな奴が目標の俺には
     穏やかなる日常なんざハナから存在しないのかもしれない・・・!」

若執事: 止めとけよ、黒い俺、どうせ徒労だろ。
      勝ち目なぞありゃしねえ、無駄に挑むなよ。
      (若執事 「殴られて若返るぞ。」)
      
      それよりも眠たくて、ほっといてくれ
(黒執事 「私の授業中で寝るな!!」)

若執事: 節エナジー大切に。すぐに呼び出しさ。(若執事 「はい、急げ。」)
      あー何でいつも危険値大好調(若執事 「術式開放寸前!?」)
      あーロリの姿のカオスが待っている
(ロリカード 「早く行こうぞ♪」)

若執事: 日常を壊すなよ。たまには俺も怠けてぇ。
      「今日こそお前を倒すぞ」? イヤイヤ、無茶だから。
      (黒執事「無茶でもない!!・・・と、思う。」)
      マリオ制はチートだぜ? 少しはあんたも学べよ。
      (黒執事「分かってんだよ!んなこたぁ!!」)
      巻き込まれた時は、すぐにあきらめろ
      (若執事 「今日もアーカードに凹られて赤ん坊に変えられる黒いのを
             シュレと一緒に見届ける日課が始まるぜ・・・。」)

若執事: 常識外と付き合えば、生き方変わる。
      (ロリカード「そなたも常識外だがな。」)
      台風の中心は、不気味に静かだ
      (ロリカード「暴れる時は暴れるぞ?」)
      はー、キタコレまた。予想斜め上で。
      (ロリカード「悪いインターネットに毒されるでない。」)
      はー、溜息くらい、つく権利はあるさ。
      (ロリカード「レディゴー♪」)

若執事: 何にも起こすなよ?言っても無駄だろうけど。(ロリカード「うむ♪」)
      変態眼鏡は無視だな。おにぎりも無視だな。

(ロリカード「 アイ ビリーブ ユー♪」)
若執事: 尋常なる毎日 貴重すぎるなこの日々
      (黒執事 「大切にな!」   若執事 「お前が言うな!」)
      「まともな日々」は来るのか? やっぱあきらめるー。
     
      


659名無しかわいいよ名無し:2008/05/10(土) 19:23:55 ID:sloGfEW10
歌ってみてワロタwwww
660名無しかわいいよ名無し:2008/05/10(土) 20:44:32 ID:W599SJZ+0
不思議とウォルやんに合っている歌だw
キョンのキャラソン知っている奴なら分かるネタw
661名無しかわいいよ名無し:2008/05/10(土) 22:01:24 ID:Y5/s8zIXO
ハルヒは解らんから俺の好きなエースコンバットネタで行くか


吸血鬼キャラ総合スレ#5 -THE UNSUNG HENTAI-

妄想が大きく膨らむ時 『HENTAI』はその姿を現す

はじめには妄想具現化の使い手として

HENTAIはその力をもってスレに千砂への愛を降り注ぎ やがてROMる

しばしのROMのあと 『HENTAI』は再び現れる…



まとめの人として 現れる
662名無しかわいいよ名無し:2008/05/10(土) 22:25:05 ID:W599SJZ+0
>>661
面白いw
663名無しかわいいよ名無し:2008/05/10(土) 23:57:08 ID:JoNA+t9lO
俺もZEROでやってみよう。


あいつか?ああ 知ってる。話せば長い。古い話だ。

知ってるか?アーカードには3つの姿がある。

幼女の姿 青年の姿 伯爵の姿

この3つだ。あの時か?あの時は…

彼は「死神」と呼ばれた執事。アーカードの相棒だった男。彼のこの言葉で“物語”は始まる。

「あれはロンドンが燃え盛るひどい日だった…」
664名無しかわいいよ名無し:2008/05/10(土) 23:59:47 ID:EJ8k5dm60
替え歌や何かの文章を変えてみるというのも面白いもんだ
665名無しかわいいよ名無し:2008/05/11(日) 11:31:07 ID:+60h9qY4O
>>663
<<撃てよ、臆病者!>>
666名無しかわいいよ名無し:2008/05/11(日) 12:05:17 ID:mkhArgIL0
ジョジョという漫画がどんなもんか気になって読んでみたが、
この漫画、初期は立派な吸血鬼漫画だったんだね。
スタンドという概念は欠片も見当たらない。
この作品の作者だけしか持ち合わせていないだろうアクの強すぎる個性が
キラリと光るいい漫画だ。うん。
667名無しかわいいよ名無し:2008/05/11(日) 12:09:32 ID:mkhArgIL0
勿論スタンドが登場した以降の話も好きだけどね
よくもまあこんな妙チクリンな能力を次から次へと考えられるもんだと思う
668名無しかわいいよ名無し:2008/05/11(日) 15:27:16 ID:ieAV/m510
恐るべきは荒木の「漫画力」
669名無しかわいいよ名無し:2008/05/11(日) 20:27:45 ID:zI0vN73cO
>>668
市井の風評はそのような形に落ち着いた

しかし鉄球走でも現れたスタンドに納得しかねる>>669にとってこの言葉は……
670名無しかわいいよ名無し:2008/05/11(日) 20:52:53 ID:+60h9qY4O
もうよい ジョジョ=スタンドバトルが市井の風評。
儂が残念に思うのはそれぞ

波紋…まこと忘れられがちになり申した
671名無しかわいいよ名無し:2008/05/11(日) 21:01:59 ID:Q9MuwaZ90
もしジョジョがスタンドバトルが主流じゃなく吸血鬼バトルが主流のままで
連載が続けられていたらジョジョの吸血鬼はどんな進化を遂げていたんだろうか
672名無しかわいいよ名無し:2008/05/11(日) 22:35:18 ID:+60h9qY4O
>>671
俺の予想は強さのインフレが続き、今頃は石川賢の漫画みたいになってる
673名無しかわいいよ名無し:2008/05/11(日) 23:00:46 ID:Lpjs8dfX0
第二部で吸血鬼を捕食する柱の男達が出てきた以上
吸血鬼漫画のままだと連載続行は無理だろ
実際荒木がスタンドを導入したのはインフレを防ぐのが理由の一つだった筈
674名無しかわいいよ名無し:2008/05/12(月) 10:32:53 ID:VZgv5roPO
まあスタンドにしても六部あたりになるとトンデモな奴ばっかだけどな。
675名無しかわいいよ名無し:2008/05/12(月) 10:48:32 ID:/2j6JtnL0
能力バトルなんてのは連載が長引けば長引く程トンでも度が増すからな
676名無しかわいいよ名無し:2008/05/12(月) 12:39:56 ID:ogpnzbEq0
第三部の能力のあっさりしてる事といったら。
チャリオッツなんて 特殊能力-なし だからな
677名無しかわいいよ名無し:2008/05/12(月) 17:10:02 ID:k0tHBzTc0
俺はあの頃のあっさり感が好きだ
678名無しかわいいよ名無し:2008/05/12(月) 17:33:10 ID:VZgv5roPO
スティール・ボール・ランはあっさりしてていい感じ

ところで、エヴァ様は鉄扇を使う事もあるが、あれって何なの?普通に武器として使う物?
679名無しかわいいよ名無し:2008/05/12(月) 20:38:53 ID:afFNHIHJ0
鉄扇ねえ。彼岸島でも雅が武器にして使い、宵闇でも馬が
鉄扇らしきものを武器にしていたが、本来鉄扇は普通の扇みたいに
開いたりせず、閉じっぱなしの代物らしい。でも鉄扇という武器の一種は
ちゃんとある。俺はネギマ読んでないから解らんけど、ネギマに出てきた
鉄扇が開いたか開かないかまでは知らないが鉄扇は武器の一つじゃないかと。
漫画でよく見る鉄扇は開いて相手を斬ったりするがどうやら本当の使い方は
相手を殴ったりする棍棒のようなものらしい。
680名無しかわいいよ名無し:2008/05/12(月) 20:47:25 ID:e6ZjimG80
扇子はファッションの一つとして定着してたから、
張り紙の裏に隠し文書を仕込んだり短刀を仕込んだりと色々使い道があったらしい
んで、その扇子自体を武器にしたのが鉄扇
骨が鉄で出来てて、>>679の言うようにぶん殴ったり突いたりするための武器
柔術では扇子を開いたり閉じたりして相手の視界を邪魔することで
距離感を狂わせるのにも使われるとか
681名無しかわいいよ名無し:2008/05/12(月) 20:50:39 ID:afFNHIHJ0
ちなみに俺は武器を使うヴァンパイアも好きだが
力任せにぶん殴ってくるタイプのヴァンパイアが好きだな。
ジョジョ一部で登場した自分の手が砕けるのもかまわず
拳で壁を破壊したああいうパワフルな描写は好きだ
アーカードも銃使っている時より徒手空拳で人も化け物も
引き千切っている時のが好きだぜ。
人には出せない怪力を戦闘に活かしてこそのヴァンパイアだ。
682名無しかわいいよ名無し:2008/05/12(月) 21:35:27 ID:afFNHIHJ0
まあ、吸血鬼の怪力をうんと優しいネタにするとだな

ハグ

少女吸血鬼はほんの少しだけ力を込めて抱きしめる事が出来る相手がいる
事を嬉しく思っていた。紳士淑女の国出身の人間に囲まれて生き、
親しい知人とも挨拶の時に抱擁したりする文化圏の人間と
生活環境を共にするアーカードにとっては
たまに人間を抱擁したりする時もある。親しい友人である女王陛下を親しみを込めて
ハグしたりする時は気遣ったりもするのだ。吸血鬼がうっかり力を込めると
人身事故に成りかねないからだ。アーサーやインテグラに親しみを込めて挨拶
する時も優しく優しく脱力して抱きしめる。

同じ吸血鬼ならともかく、力を込めた抱擁に「耐えられる」人間は、そういない。

「・・・・・・なあ、朝の挨拶の抱擁の時間が長くないか?
 しかも結構きつめに力込めてないか?」
ウォルターは1分以上抱きしめられ続けてこんな意見を言う。
「・・・良いではないか。『人間』の温もりを強く感じたいと思う、
 しかし力を込めて抱きしめると、その人間は壊れる。
 きつく抱きしめても壊れず、そして抱きしめたいと思える程親しい人間なぞ
 限られておるのよ。お前はうってつけじゃなあ。」
アーカードはそんな事を言う。
そういう事を言われたらウォルターは文句を言う気も無くす。
人間が好きな、馬鹿力の女の子のほんのささやかな願いを聞こうと思う。

こんな感じか。
683名無しかわいいよ名無し:2008/05/12(月) 21:58:45 ID:VZgv5roPO
力加減をミスったらサバ折りになるからな…
死国のラスト付近みたいな感じで
684名無しかわいいよ名無し:2008/05/12(月) 22:47:10 ID:KVmkV1XXO
>>681
怪力うんぬんで思い出したんだが
カエルラ姐さんやエヴァ様に弟子入り……とまではいかんが、格闘技術について多少訊いてみるくらいの事はしてくれんかな、裏萌香
せっかく馬鹿力も見目のよさもあるんだし、
毎度ハイキックばっかじゃお客も飽きるっちゅーねん
それがダメならやや古典的だが、蝙蝠や狼に化けたり分裂したり喚び出したり…………
ってこれらの芸当ができる奴はあまりいないのか
685名無しかわいいよ名無し:2008/05/12(月) 22:47:29 ID:TyxeyXKeO
>>682
すごくいい。
686名無しかわいいよ名無し:2008/05/12(月) 22:48:29 ID:Zp/TGJNz0
>>684
全ての格闘技を極めているダン国王のことも思い出してあげてください
687名無しかわいいよ名無し:2008/05/12(月) 23:00:25 ID:GcL2Q7NU0
ロリカードがうっかり力加減ミスったらこうなる訳だ

ジョセフ「よお、何か歩くのも辛そうだがどうしたんだよ。
     訓練とかか?程々にしとけよ?」
若執事 「いや、あいつが力加減ミスったもんだから。」
ジョセフ「力加減?やっぱ訓練か。」
若執事 「違う、親しみを込めた挨拶。」


ロリカード「(すまん、もう少し力込めても大丈夫かなと思って
       少しずつ力込め続けたら、つい・・・。
       温もりが暖かくて気持ちよかったものだから・・・・。)」
688名無しかわいいよ名無し:2008/05/12(月) 23:09:50 ID:GcL2Q7NU0
>>684
多彩な蹴り技を見せる裏萌香とかもいいね。
蝙蝠に化けたり操ったりするのは王道だが王道過ぎて逆に今の漫画に登場する吸血鬼
にはあんまりいないのかなあ?

令裡とかエリートとかデミトリとかアーカードとかうしとらの詩人とか
ドラキュラマンとか蝙蝠属性の吸血鬼はいるけど
689名無しかわいいよ名無し:2008/05/12(月) 23:12:31 ID:lBrXKAeT0
裏萌香がちまちま小技使うようになったら…

パ ン ツ が 見 れ な い じ ゃ な い か ! !
690名無しかわいいよ名無し:2008/05/12(月) 23:21:49 ID:GcL2Q7NU0
あの清々しい程のパンツ見せはパンチラなんてもんじゃないからね
横島の言葉を借りたら「パンモロ」だ。
691名無しかわいいよ名無し:2008/05/12(月) 23:33:30 ID:VZgv5roPO
ワカメちゃんと同類か
692名無しかわいいよ名無し:2008/05/13(火) 00:04:31 ID:GcL2Q7NU0
ワカメちゃんは別にキックなんぞせんでも見えるからなあ
693名無しかわいいよ名無し:2008/05/13(火) 00:32:49 ID:4O79CmJgO
そういえばセラスってあんまり蹴り使わないね。
バーサーカー状態で暴れてる時も大体殴る、手刀で突く、叩きつけるがほとんどだった気がする。
元警察官だから逮捕術とかちょっとした格闘技くらいは習ってんだろうけど、基本的に後方からの火力支援だから使わないしね。

旦那の気が向いた時にセラスの訓練がてら組み手とかしてたら素敵wロリじゃなくて青年姿で。
694名無しかわいいよ名無し:2008/05/13(火) 00:34:26 ID://bvrfQi0
結構蹴り使ってるよ?
695名無しかわいいよ名無し:2008/05/13(火) 00:55:14 ID:fW4uW/vj0
アルク「セラスも萌香みたくパンツ見せちゃえばいいのに」
696名無しかわいいよ名無し:2008/05/13(火) 01:01:20 ID:DH0VEWviO
HELLSINGで蹴りと言えば大尉
697名無しかわいいよ名無し:2008/05/13(火) 01:14:29 ID:lyU6iUlB0
>>695
セラス「私のスカートの鉄壁っぷりにミソをつけろと言うんデスか?」
698名無しかわいいよ名無し:2008/05/13(火) 13:12:19 ID:DH0VEWviO
セラスのスカートの鉄壁ぶりは異常。なぜだ なぜ見えない
699名無しかわいいよ名無し:2008/05/13(火) 18:50:14 ID:DH0VEWviO
http://mup.vip2ch.com/up/vipper37201.jpg

どうでしょう 果たして同類達が割といるこの町でエヴァ様が偉いかどうか…
700名無しかわいいよ名無し:2008/05/13(火) 21:35:59 ID:vKhac8Jk0
エヴァは屁垂れだからこそ可愛いのです
701名無しかわいいよ名無し:2008/05/13(火) 23:01:30 ID:sa/ZOMZmO
月面町でも名士だろうな。実力的に
702名無しかわいいよ名無し:2008/05/14(水) 00:23:19 ID:Z0Z8kZ8b0
エヴァ「こ、この薬を飲めば大人になれると言うのだな…」
モーラ「ゴクリ…」
紫  「間違い無いですぅ、心愛さんで人体実験も済ませました。」
心愛 「な、何よ人体実験って!」
紫  「ただちょっとタイムリミットが短くて…だから色んな人外(ヒト)で
     実験してるんですぅ」
エヴァ「何か引っ掛かる物言いだな…」
モーラ「でも試してみる価値はありそうね…」
エヴァ「そうだな…では私から行くぞ」

志貴 「直死・十七分割っっ!!」
エヴァ「…なっ!?」
モーラ「!!」
紫  「!?」
心愛 「!!!」

惣太 「お前達…」
志貴 「…俺達の許しも無く」
惣・志「「大きくなってしまおうなどとは何たることだあぁぁーーー!!!」」
703名無しかわいいよ名無し:2008/05/14(水) 00:34:38 ID:gnX0bKkIO
その点アーカードは自由自在。皆が羨むよーな体にもできる訳だ。
704名無しかわいいよ名無し:2008/05/14(水) 08:47:36 ID:ziNERM+N0
>>702
志貴と惣太、その後に消されたな。間違いなく。
705名無しかわいいよ名無し:2008/05/14(水) 10:42:50 ID:gnX0bKkIO
氷漬け→ハンマーのコンボだな
706名無しかわいいよ名無し:2008/05/14(水) 11:44:08 ID:EbwWjnx10
で、いつものようにメフィストの所へ直行か
707名無しかわいいよ名無し:2008/05/14(水) 14:35:40 ID:gnX0bKkIO
http://mup.vip2ch.com/up/vipper37232.jpg
でも大きかったらこんな格好なんて…いやでもそれはそれで…
708名無しかわいいよ名無し:2008/05/14(水) 16:08:27 ID:VFiRxJ810
確かに小さいからこそ許される格好ではある…のかもしれない
おっきい身体でやってもらっても何か違和感あるだろうしw
709名無しかわいいよ名無し:2008/05/14(水) 17:20:04 ID:G05wP5hV0
よくこういうステキ画像を見つけてくるもんだw
710名無しかわいいよ名無し:2008/05/14(水) 23:07:20 ID:gnX0bKkIO
小さいのは良いことだ
711名無しかわいいよ名無し:2008/05/14(水) 23:45:38 ID:X62wvI1b0
そういえば、マクスウェルの「雌豚」発言で旦那が主を侮辱されるとキレる
ことはわかってるが、それ以外の場合でキレることってあるかな?
このスレ的には

1.ウォルターが侮辱されるor襲われたとき
2.ショタ旦那が侮辱されるor襲われたとき

以外に想像できないな
712名無しかわいいよ名無し:2008/05/15(木) 00:04:15 ID:LDJBnlde0
このスレにはインテグラもいればアーサーもいるぞい
713名無しかわいいよ名無し:2008/05/15(木) 00:17:09 ID:qXvvcGc20
夕暮れの校舎
テニヌプレイヤーに勝つべく打越とメス豚(京花)と特訓中なシノヴ
何かの全国大会を目指し日々精進中の丸太部
新聞部の部室で孤独な笑みを夕日に晒して背中で泣いてるギン先輩

代わって夜の部の生徒達が登校
714名無しかわいいよ名無し:2008/05/15(木) 00:25:28 ID:LDJBnlde0
実はDIOとヴァニラも夜の部の生徒になるんじゃないか?
日光大敵だしw
715名無しかわいいよ名無し:2008/05/15(木) 14:45:54 ID:wNUs11HpO
日光大敵とか書くとただのもやしっ子みたいに思えてくるじゃないか
716名無しかわいいよ名無し:2008/05/15(木) 16:32:43 ID:g94D/Umy0
住人の大半は雨の日には外に出れないよな
717名無しかわいいよ名無し:2008/05/15(木) 17:13:05 ID:N97V8c640
梅雨の時はいかに室内で楽しく過ごすかが月面町住人の問題
718名無しかわいいよ名無し:2008/05/15(木) 17:29:24 ID:BD5sn/ov0
DIOと旦那はノリノリで外出しそうだが
719名無しかわいいよ名無し:2008/05/15(木) 17:29:42 ID:soI8f3DOO
月面街の日光はとても弱いって誰か書いてたね
720名無しかわいいよ名無し:2008/05/15(木) 17:57:04 ID:/nETQ1fn0
菊池の人かな?
日光の下でも大丈夫って書いてあった気がした
721名無しかわいいよ名無し:2008/05/15(木) 18:59:19 ID:iakNycx30
月面町には時だましの香(菊池作品より)とか普通に売ってそうだと思うんだ
722名無しかわいいよ名無し:2008/05/15(木) 20:29:00 ID:wNUs11HpO
えーと 白木の杭
723名無しかわいいよ名無し:2008/05/15(木) 22:33:11 ID:FPj8QlIC0
>>712

いや、それはわかってるんだけど…う〜ん、なんて言うかどうやったら、キレた
旦那ってのを見れるのかなぁ、と思って。
インテグラのことを「雌豚」言われてキレたみたいに、アーサーが侮辱されれば
キレるだろうし、恐らくウォルターのことを侮辱されたらまたキレると思うんだ。
特にロリの方が。そんでもって、旦那のパーソナリティの中で母性本能をくすぐる
と言うか、保護対象になってるショタ旦那のことも侮辱されたら、これまたキレる
って考えたんだ。
でもこの可能性以外になんかないかなぁと思って。セラスが侮辱されても「婦警
ならしょうがない」とか言ってキレないだろうし、隊長もしかり。
あ、アンデルセンが侮辱されたらキレるのかな?あんなに旦那が入れ込んだ“人間”
ってヘルシング教授とその仲間たち以外唯一の人だし。
724名無しかわいいよ名無し:2008/05/15(木) 23:46:18 ID:qXvvcGc20
ヴァンパイアバンドのロリ王女をネチネチ嬲る三支族の三馬鹿にキレ、
バンドに殴りこむロリコン貴とペドゴニア
725名無しかわいいよ名無し:2008/05/15(木) 23:46:40 ID:Ljb0kWqd0
キレるだろうね。多分。
「自分が惚れこんだ人間」なんだろうから
726名無しかわいいよ名無し:2008/05/15(木) 23:56:58 ID:wNUs11HpO
ロリカード一途過ぎワロタ
727名無しかわいいよ名無し:2008/05/15(木) 23:58:19 ID:wNUs11HpO
やべsage忘れた…

死のう 尿道に鉄条網を入れて死のう
728名無しかわいいよ名無し:2008/05/16(金) 00:33:58 ID:Fdho5RsTO
ブラッドアローンのミサキとクロエが月面町に越して来たそうです
ミサキにパワフル過ぎるお友達が出来て、クロエは少し驚いています
エヴァとロリカードにはいいおもちゃができたみたい

今日も月面町は平和です
729名無しかわいいよ名無し:2008/05/16(金) 00:35:41 ID:58JxMTts0
キレるロリ旦那ってこんな感じ?

ロリ旦那「のうウォルター、今日の夕餉の献立は何がいい?」
若ウォル「う〜ん、正直迷うっつーか・・・何食っても美味いからな。
     贅沢が身に染みそうで恐ぇよ。執事は慎ましやかであるべしなのに。
     舌が肥えていく。」

吸血鬼1「ふん、見ろ、あそこを。同族狩りの吸血鬼殿が人間なんぞと肩を並べて
    歩いている。恥というものを知らんのか。」
吸血鬼2「全くだ。どれ程の実力者か知らんが吸血鬼の面汚しだと思うね。」

ロリ旦那「それではマトンのシチューはどうか?」
若ウォル「ああ、それでいいぜ(チンケな奴等の悪口なんぞ気にもとめねえか・・・
     何だかんだで大物だよなあ。)」

吸血鬼1「そして連れて歩く男もまあ、あれだな。見たぶりも良く若い。
    血を吸ったら美味いだろうに。」
吸血鬼2「案外血液パック代わりに飢えたら血を啜っているのかもしれんぞ
     同族殺しの吸血鬼殿は。人間との共存共栄という奴か?はははは。」
吸血鬼1「あの男は活かさず殺さずの奴隷か?はははは。」

        ヒュガ!!!

若執事「!!?」

ドガ!!バギ!! グシャ!!!

吸血鬼1「!! グハアァ!!!?」
吸血鬼2「!! ひでブゥウゥ!!!?」

ロリ旦那「・・・・・犬の糞が・・・。」
・・・・・ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・・・

若執事「(今、全く動きが見えなかったぞ・・・。
     猛スピードであいつらをぶっ飛ばしたみたいだが・・・。)」
730名無しかわいいよ名無し:2008/05/16(金) 01:09:24 ID:kXDhq2nlO
外伝見逃したせいかも知らんけど、ロリ旦那の若ウォルターとかに対する乙女っぷりやデレッぷりに凄い違和感を感じちゃう。
俺の頭が固いんかなぁ…
731名無しかわいいよ名無し:2008/05/16(金) 01:15:28 ID:1MzbrXjFO
>>730
ネタスレとは得てしてこんな物です。まぁ妄想や想像の可能性は無限大って事でさぁ…
732名無しかわいいよ名無し:2008/05/16(金) 01:21:44 ID:dLleeXR40
>>730
外伝見てるけど原作破壊なのは確か。

エヴァとかは狼狽したりするけど、アーカードは青年だろうがロリだろうが超然としてる。
ふざけたりお茶目な部分はあるけど、乙女になったりわかりやすいデレになったりはしない。

俺も意外とそういうのは気になるタイプだけど、自由の世界だからそれは野暮ではある。
733名無しかわいいよ名無し:2008/05/16(金) 01:35:38 ID:1MzbrXjFO
でもあれやこれやと妄想したりするのは楽しいよねスティンガー君?
734名無しかわいいよ名無し:2008/05/16(金) 01:52:43 ID:DAsaOufnO
うんそうだねコーウェン君。

このスレでは原作から考えればまずない事でも自由に考えていいからね
それがこのスレの楽しいところよ
735名無しかわいいよ名無し:2008/05/16(金) 01:54:16 ID:p7wnyqkQO
だが悪役以上に凶悪な旦那を書けば腐に受けが悪いし叩かれる事もあるからな
乙女キャラとして書く方が無難な道なのだよ
736名無しかわいいよ名無し:2008/05/16(金) 01:55:25 ID:ZnVXc/rR0
しかしたまには凶悪な旦那も見たい・・・
737名無しかわいいよ名無し:2008/05/16(金) 02:00:12 ID:DAsaOufnO
別に凶悪に書いても構わんでしょう。
かつての「対決」氏の様に血みどろ戦闘も有りだ。
腐の文句は放っといて。
738名無しかわいいよ名無し:2008/05/16(金) 02:03:32 ID:1MzbrXjFO
>>735
つーか悪役以上に凶悪ってのはアーカードの言うなればスタンダードだよな。

このスレを見てると忘れがちになるが
739名無しかわいいよ名無し:2008/05/16(金) 02:05:08 ID:DAsaOufnO
まあ、凶悪な旦那も女の子の旦那もこのスレ的にはどちらもアリというか。
740名無しかわいいよ名無し:2008/05/16(金) 02:06:16 ID:p7wnyqkQO
今更だが>>1の鬱を禁止をした理由がわからない
シリアルを書くのに鬱展開は重要なスパイスになるだろうに
>>1を考えた人はまともなシリアル展開のSSを考えた事が無いのかと
741名無しかわいいよ名無し:2008/05/16(金) 02:10:46 ID:DAsaOufnO
実はキャラ板のスレは結構妄想にまみれたスレも多いから
このスレを読んでいても別に違和感感じてない俺w
742名無しかわいいよ名無し:2008/05/16(金) 02:13:05 ID:1MzbrXjFO
>>740
誰かが死んだりするのが受け付けないって人が居たのよ、ちなみにその時の内容は吉良吉影に誰だったかが爆殺されるっていう内容だったんだが…

それはそれ、これはこれ。って思えれば良いのに。とはその時は思った物だが…
743名無しかわいいよ名無し:2008/05/16(金) 02:16:08 ID:DAsaOufnO
あんまり度の超えた鬱じゃなければOKだったような・・・。
744名無しかわいいよ名無し:2008/05/16(金) 02:22:04 ID:DAsaOufnO
吉良のssの後に文句言ってくる人がいて、バトルは有りだけどあんまり鬱
は止めておくかという話になったっけ
745名無しかわいいよ名無し:2008/05/16(金) 02:50:22 ID:1MzbrXjFO
手塚漫画のスターシステムみたいに考えればいいじゃない。と言うのが俺の考え。
746名無しかわいいよ名無し:2008/05/16(金) 03:17:06 ID:rz7DxriK0
毎回楽屋裏ネタを挟めば良いということですね?
解ります
747名無しかわいいよ名無し:2008/05/16(金) 05:50:01 ID:p7wnyqkQO
>>742吸血鬼は夜な夜な人を襲い血肉を喰うホラー作品の代表的な怪物で鬱やらグロ展開も当たり前な物だと思うのだが時代が代わったんだな
今の吸血鬼は年齢の割に幼いと人外ロリを生み出す為の産物として見た方が良いと言う事か
748名無しかわいいよ名無し:2008/05/16(金) 09:20:57 ID:TOZSompq0
>>747
妄想スレだし、奉公人大会とかが元になってるからしゃーないってのもある
特にアーカードはキャラを崩しやすいってか原作でも崩れてるしロリの人気は異常
後は書き方次第なんじゃないか?
>>457-458でも少女が死んでるけど叩かれてないし
特定キャラじゃないってのがあるかもしれないけどな
749名無しかわいいよ名無し:2008/05/16(金) 09:25:17 ID:DAsaOufnO
吉良さんに殺された女の子が吸血鬼だったからねえ。
吸血鬼だって凶悪な怪物ばかりという訳でもないさ。
綺麗な手を持ってたばかりに超常の力を持った殺人鬼に殺される事もあるだろう。
ましてや相手は吉良。多少強くても人並の心を持った女の子じゃ敵いません。
今の吸血鬼は皆が皆べらぼうに強くて怖いという訳でもないから。
750名無しかわいいよ名無し:2008/05/16(金) 09:45:04 ID:mU3Eb/5K0
フィクション世界でも「ほんと人間と変わらない精神の持ち主なんだな」
と思えてしまう様な吸血鬼さんも見かける事ですし

ここ吸血鬼スレだから作品の名前はあえて伏せるがメジャーな漫画の主人公も
爬虫類と人間のあいの子の様な蟻にむかって
「メレ○ロンはもう人間だよ。」
という台詞を吐いていた訳だし、もののとらえ方によっちゃ
人と人外の差ってマジで大差ないのかもしれん
751名無しかわいいよ名無し:2008/05/16(金) 10:37:50 ID:6c86IWkw0
人が忌み嫌う化け物の様な心を持った人間 と 普通の人間と何ら変わらない心を持った化け物

どっちが恐いかっつったらやっぱ前者だーね
752名無しかわいいよ名無し:2008/05/16(金) 10:39:58 ID:6c86IWkw0
まあ、吉良に関しちゃ作者曰く「吉良は殺人鬼じゃなければ立派な人」らしいけど
(確か荒木さんがそんな事コメントしていたみたいだが)
753名無しかわいいよ名無し:2008/05/16(金) 12:24:07 ID:1MzbrXjFO
インタビューで荒木は吉良の気持ちを解らんでもないとコメントしたり、「殺人鬼として頑張ってくれ」なんて言ったりしてる

リアル吸血鬼の基準が普通の人間の基準と同じかどうか…
754名無しかわいいよ名無し:2008/05/16(金) 12:51:18 ID:2ryFQAVi0
>殺人鬼として頑張ってくれ

ちょw 荒木www
755名無しかわいいよ名無し:2008/05/16(金) 12:57:09 ID:Fg0+XGdE0
でもあの問題になったSSは「吉良が女の子吸血鬼とその家族を殺して終わり」だったからなあ。
連作予定だったとしてもいきなりそこだけってのは確かにキツかった。
756名無しかわいいよ名無し:2008/05/16(金) 14:30:25 ID:2ryFQAVi0
辛口のSSでも書き方しだいって事かなあ・・・?
いままでほんわかとしたネタでやってきたのに
いきなりだったから住人さんたちはびっくりしたんじゃね?
757名無しかわいいよ名無し:2008/05/16(金) 20:32:04 ID:qgDXORg/0
俺は妄想バリバリでも原作に忠実でも
どっちも大好きだぜ!!特にこのスレのロリ旦那は
夢に溢れている

じゃんじゃん楽しい事シリアスな事考えましょうや
その度は俺は只一言こう言うのさ

GJと
758名無しかわいいよ名無し:2008/05/16(金) 20:48:39 ID:qgDXORg/0
×>その度は
○>その度に
759名無しかわいいよ名無し:2008/05/16(金) 22:21:42 ID:1MzbrXjFO
GJがPJにみえた、エースコンバットの
760名無しかわいいよ名無し:2008/05/16(金) 23:06:20 ID:9xZbexHA0
まあそれからなんだかんだと話し合いがあって
スレタイから「萌え」も取って萌え語り以外も
晴れて解禁になったしな。

一から十まで欝話ってのはさすがに勘弁願いたいが
必然性があればどんとこいの心境だ。
761名無しかわいいよ名無し:2008/05/16(金) 23:28:03 ID:opHcNPA90
若ウォル 「ここでのお前は普通じゃ考えられん程女の子なんだとさ。」
ロリカード「この月面町では『普通じゃ考えられん』事がおこっても
      不思議じゃないぞ?」
シュレ  「僕も毒気が抜けたしね。」


職人さんしだいという事なのでしょうな
762名無しかわいいよ名無し:2008/05/16(金) 23:32:54 ID:opHcNPA90
職人さんもひっくるめてのスレ住民さん次第と言いなおすか
俺も必然性のある鬱話や血まみれ話なら歓迎しますですよ
763名無しかわいいよ名無し:2008/05/17(土) 09:15:27 ID:Am/iDGI30
アーカードを始めこのスレの吸血鬼はこのスレの住人の
よくそういう事を考えつくもんだ という妄想力
で色んな属性持ちになったからねw
このキャラが実はこんなんだったら楽しいなーという妄想は
漫画、アニメ好きの奴なら結構するもんです
(同人とかがいい例)

原作に近かったりシリアスだったり夢に溢れた妄想だったり
どんなもんでも楽しんだ人勝ちでしょうw
764名無しかわいいよ名無し:2008/05/17(土) 14:10:27 ID:SIoc7bAt0
やっぱ勧善懲悪とはいかんまでも
読後感が良いものの方が良いね、グロだの入れるんなら

吉良とか出すんなら出来れば敵方で。
でもあえて主人公にするんならグロ描写よりも
戦いっぷりや逃げっぷりの知的でスマートな所を
読んで見たいね。

仕事に訪れた月面町でつい衝動に駆られて
吉良が手に入れてしまった「恋人」
だがそれはこの町の有力者の血液提供者だった
しかもその「恋人」が懐の中でもぞもぞと動き出した!
人ならざる住人達、hジョジョに狭まる包囲網
果たして吉良はこの町から脱出できるのか?

とか。
765名無しかわいいよ名無し:2008/05/17(土) 15:25:37 ID:I53zMsOmO
デッドマンズQの吉良ならこの町にふさわしいんだがな…
流れ着いた先の安住の地って感じで、そんで時々「依頼」を受けるとかね…
766名無しかわいいよ名無し:2008/05/17(土) 15:36:59 ID:EM8wnBdh0
あ、いいねw
ただ吸血鬼スレとしちゃ取り扱いはどうかキャラではあるw
767名無しかわいいよ名無し:2008/05/17(土) 15:38:44 ID:EM8wnBdh0
>>764
つか、読んでみたいその話w
768名無しかわいいよ名無し:2008/05/17(土) 16:55:03 ID:RqjWazwF0
最近黒い人こねーな
楽しみに待ってるんだが
769名無しかわいいよ名無し:2008/05/17(土) 17:19:23 ID:jleEUCGG0
菊池の人もこないね、GW前後に集中してたから職人も休憩かな?
サバイバーの続きが気になってしょうがないw
770名無しかわいいよ名無し:2008/05/17(土) 21:28:21 ID:0AIS34bPO
>>764あの作者は吉良を悪役にする予定だったんじゃね?
最終的に倒されるポジションだったらしいし
771名無しかわいいよ名無し:2008/05/17(土) 21:53:17 ID:I53zMsOmO
もしも
吉良倒す→デッドマンになって蘇る

とかになったら打つ手無いな
772名無しかわいいよ名無し:2008/05/18(日) 07:11:48 ID:4Ii0iWT1O
>>771
記憶が無くなるから問題無し
773名無しかわいいよ名無し:2008/05/18(日) 19:33:16 ID:4Ii0iWT1O
保守
774名無しかわいいよ名無し:2008/05/18(日) 19:46:33 ID:74+FgYxK0
俺も保守しよう
最近忙しくてね、妄想分考えて打ち込む気力が沸いてこない
775名無しかわいいよ名無し:2008/05/18(日) 22:38:28 ID:iiull4jB0
鋭気も養わないとね。湯水のようにギャグもシリアスもラブもコメもバトルも
湧いてくればいいんだけど
776名無しかわいいよ名無し:2008/05/19(月) 01:08:39 ID:kjStBTKjO
いくら過疎っているからって無関係なスレにこのスレの話題を持ち込むなよ
腐が嫌いな人だっているんだからさ
777名無しかわいいよ名無し:2008/05/19(月) 02:35:27 ID:+jvU/+vTO
このスレにいるのは腐ばっかじゃねーぞw
778名無しかわいいよ名無し:2008/05/19(月) 02:52:20 ID:+jvU/+vTO
どんな馬鹿が来たのか最強スレ見に行ったら何の事はない。
ただ住人同士が雑団しているだけじゃん。あんなんこのスレが
出来る前から時々最強スレでは行われていたじゃん
まあ、住人がかぶってるからなぁ。
779名無しかわいいよ名無し:2008/05/19(月) 07:36:36 ID:N77r4Zqt0
真性腐を自負する身として他山の石で見に行ったが、どこが腐的会話に相当するのかさっぱりだった喃
780名無しかわいいよ名無し:2008/05/19(月) 08:46:44 ID:LQHUuzhWO
>>779
吸血鬼スレに女性が潜みよるとは…

腐を自称したと言う理由で一人が手打ちとなった
781名無しかわいいよ名無し:2008/05/19(月) 10:17:47 ID:G4Q0gi4O0
たかだかそんだけで手打ちかよww
782名無しかわいいよ名無し:2008/05/19(月) 11:08:02 ID:mZcy6k4NO
どうでしょう
ただ“腐”であるとだけ申された>>779
はたして腐女子であったかどうか……

腐男子も少なからずいる
>>782の信念である
783名無しかわいいよ名無し:2008/05/19(月) 12:32:44 ID:LQHUuzhWO
「で?どんな生き物よ?その“ふだんし”ってのは?」

そう質問したるはシュレにハァハァする吸血鬼スレの麒麟児>>783
784名無しかわいいよ名無し:2008/05/19(月) 13:13:23 ID:KO0nFynw0
>>784
よおご同類。俺もショタウォルとシュレとヒロにハァハァしているクチだ。
785名無しかわいいよ名無し:2008/05/19(月) 13:34:41 ID:Yjyn7vpX0
腐男子っていってもハァハァする対象はショタばっかだよね
神父X旦那にハァハァしてこそ真の腐男子
あるいはDIOXヴァニラ
もしくはメガネX和尚
786名無しかわいいよ名無し:2008/05/19(月) 13:49:31 ID:uUOzYHH30
流石にそれは勘弁してくれ
女以上の色香か少女並みに可愛い中性的な魅力を持ち合わせていないと食は進まん
787名無しかわいいよ名無し:2008/05/19(月) 13:54:28 ID:uUOzYHH30
まあ、青年旦那には時々妙な艶やかさを感じたりはするがな
ヘルシング8巻の『ヘルシング機関残存戦力 3名』(だっけ?)
のシーンの旦那は上目遣いの目と口の艶に妙にゾクリときた
ヒラコーの絵力はすげえ。でもあくまでタマにだな。
788名無しかわいいよ名無し:2008/05/19(月) 13:55:00 ID:Yjyn7vpX0
じゃあスルタンxショタカード
789名無しかわいいよ名無し:2008/05/19(月) 14:38:52 ID:LQHUuzhWO
アブノーマルな性癖を撒くのをやめさせい!!
790名無しかわいいよ名無し:2008/05/19(月) 14:45:58 ID:uUOzYHH30
あれは見てて痛々しい場面っつーか
見てて衝撃が走ったシーンだ。読んだ後暫くへこみまくった
アーカードが内包している狂った世界を垣間見て自分の腹の中が
爛れるかのような気分を味わった
小さな子供が虐待されるシーンでハァハァする程堕ちてはいない
小さな子にはやっぱり幸せであって欲しい
そしてこのスレ的にもガチホモ的なネタはNGだ
ロリカードや黒執事と仲良くしているシュレと若ウォルを見て
俺は気分を和ませております
ショタ旦那もみんなに可愛がられてほしいよ。
虐待はきつい・・・。
791名無しかわいいよ名無し:2008/05/19(月) 15:04:39 ID:uUOzYHH30
まあ、もちろんのんびりしたネタばかりでなくバトルも好きだよ
必然性のないグロとかは受け付けないが、シリアスだろうが
バトルだろうが大好きだ。物語にとって必然性があるのなら鬱もグロも受け入れましょう
でもガチホモ文章は絶対無しだ。こんな気持ちでこのスレを読ませていただいております
これがやや「腐」男子に片足つっこんでいる俺の気持ち
ただそこにシュレがいて笑っていると思うだけで、そんだけで俺の心は甘露で満たされる
792名無しかわいいよ名無し:2008/05/19(月) 15:34:56 ID:Yjyn7vpX0
「私にとって姿かたちなど意味のないものだ」
と言いつつ銭湯で若ウォルターに「チンコ挟んでニセ女」を披露するショタカード
その後姿を見て腹筋崩壊するシュレディンガー

こういうのがお望みか
793名無しかわいいよ名無し:2008/05/19(月) 15:59:49 ID:HbPauNtKO
俺的にセーフ




だがアウトだ
794名無しかわいいよ名無し:2008/05/19(月) 16:14:43 ID:+jvU/+vTO
うっかり笑っちまったw

だがアウトだ
795名無しかわいいよ名無し:2008/05/19(月) 19:11:32 ID:Yjyn7vpX0
シュレ、若ウォル、ショタカードのショタ三匹が
普段は強気だけど実は奥手なゾーリン姐さんに
よってたかってよってたかるという
彩画堂的展開のSSをぜひ誰かアレしてくれ。

ゾーリン姐さんにちんこ生やす展開までは許す。
796名無しかわいいよ名無し:2008/05/19(月) 19:46:23 ID:LQHUuzhWO
ハースニールと言う単語が思い浮かびました
797名無しかわいいよ名無し:2008/05/19(月) 20:04:34 ID:lD31ztmC0
ショタ旦那「あの…ここ全年齢板なんだけど…。」
798名無しかわいいよ名無し:2008/05/19(月) 20:55:59 ID:oIMtsiGI0
志貴 「良い子の諸君!迂闊なエロは死を招くぞ」
惣太 「俺達のように紳士的にな!」

      r ‐、
      | ○ |         r‐‐、
     _,;ト - イ、      ∧l☆│∧  
    (⌒`    ⌒・    ¨,、,,ト.-イ/,、 l  
    |ヽ  ~~⌒γ⌒) r'⌒ `!´ `⌒)  
   │ ヽー―'^ー-' ( ⌒γ⌒~~ /|  
   │  〉    |│  |`ー^ー― r' |
   │ /───| |  |/ |  l  ト、 |
   |  irー-、 ー ,} |    /     i
   | /   `X´ ヽ    /   入
799名無しかわいいよ名無し:2008/05/19(月) 21:24:30 ID:jkM6mAQB0
>>798
若ウォル「お前らは紳士の上に変態の二文字がつくじゃねーか。
     つかその前にどの口で紳士とかぬかすかな。
     そのコスチュームはどこから手に入れたんだ。
     (こういうボケには突っ込みをせずにいられないのが
      俺の性格なんだよなあ…アホは放っとけねえ。)」
800名無しかわいいよ名無し:2008/05/19(月) 22:53:01 ID:7EUnyW0U0
ロリカード「もうすっかりツッコミ役が板についておるのう・・・。」
801名無しかわいいよ名無し:2008/05/20(火) 00:16:50 ID:Yv3PmHueO
諸君らにあえて問おう。なぜロリカード様はこんなにも愛でられているのか!?
802名無しかわいいよ名無し:2008/05/20(火) 00:22:27 ID:bMqRMQoN0
803名無しかわいいよ名無し:2008/05/20(火) 00:49:51 ID:Paaeli5L0
>>801
人外でロリで強いというだけでも結構なセールスポイントがあり
尚且つあの「アーカード」がファンキーな性格のロリになった
という意外性も+に働いたのではないかと俺は考える。
そしてあのキャラは人間の「下僕」だからね。ここら辺もポイント高いのかもしれないね。
原作であまり出番がない分かえって有り難味も増し、スレ住民の
妄想力も手伝って愛される地位を獲得したのでは・・・?
804名無しかわいいよ名無し:2008/05/20(火) 11:38:17 ID:Yv3PmHueO
俺もゲッター線を浴びて進化しようかな…
805名無しかわいいよ名無し:2008/05/20(火) 11:39:24 ID:Yv3PmHueO
誤爆

…好きなんだ、ケン・イシカワ
806名無しかわいいよ名無し:2008/05/20(火) 14:01:29 ID:a1qehrm9O
螺旋力覚醒させるんだ!
そうすれば多次元宇宙の彼方でケンイシカワが励ましに来てくれるぜ
807名無しかわいいよ名無し:2008/05/20(火) 19:49:41 ID:W3P8AbIeO
そういや覚醒セラスはゲッターっぽいな
808名無しかわいいよ名無し:2008/05/20(火) 20:06:52 ID:Yv3PmHueO
>>807
新でも號でも無印でもなく真ゲッターだな。
みんなグルグル目で石川賢チックなヘルシングが思い浮かんだ


ドワオ!!
809名無しかわいいよ名無し:2008/05/20(火) 21:26:44 ID:yRBK62eC0
石川の画風でヘルシング描いてもあんまり違和感ないんじゃないか
と思ってしまった俺。石川の描いたアーカードとかが容易に想像できるもん
しかもこれはこれでアリかと思える
810名無しかわいいよ名無し:2008/05/20(火) 21:31:15 ID:Yv3PmHueO
書きたい物はあるけど文才が…そんな貴方に。
http://www.raitonoveru.jp/index.htm
811名無しかわいいよ名無し:2008/05/20(火) 22:42:35 ID:Yqm1o6Un0
ついぞ前まで喧騒の中にあった廊下は静寂に包まれ
「なにそれ?」
「わからん。が、彼のモノではなさそうだったのでな」
なんとも静かで、限りなく美しい声が響いた

どこから見てもマヌケな顔で棒立ちになるヌケサクを誰も笑うことはできなかった
見よ。ナイフを持ち、黒鍵を携え、両手に剣を構え
死ねよ死ねよとヌケサクを追い立てた者すら呆けているではないか
なぜここに?なぜ貴方が?などと思いはしない
朝礼で聞いたはずだ、午前中は外来検査があるので保健室に近づかないようにと
生徒は「あぁ、またか」と少しでも近くで見たいという魂からの欲望を押さえていたのだから

今ここでの疑問はひとつ、貴方はなにをしたのか?
問うても返ってこない答えはすでにある
「彼のモノではなさそうだったのでな」
能力者以外には不可侵のDISCを見破ったのはその一言
ヌケサクの中にヌケサクのモノではないモノを見、指先で抜き取った

「じゃ、俺は残りの授業があるからこれで」
「私は彼とこのDISCの検査をしなければいけないがいつでも呼びたまえ、今の君は環境になれていない状態だ」
「面白い物を見つけたって顔だね」
「病の元は絶たねばなるまい。教室へ戻る前にストラウス先生を呼びたまえ、彼なら大丈夫だ」
「それにしても“らしく”ない。まだ彼は患者じゃないんじゃないの?」
くっくっくと笑いながら京也が話しかける
あきれた顔で「君は私を勘違いしているようだな」と答え


世界は時を忘れた


「あれ?いない?DISCも?」
「・・ふむ」
メフィストの手からはDISCが、傍らのヌケサクも消えている
この二人に感づかれずに?神業ともいえるタイミングと速さであった

「俺はストラウス先生を連れてくる。
あ、変なことするなよ?まだ患者じゃなかったんだから」
釘を刺し、メフィストは「調査ならかまうまい?」と微かな笑みを浮かべ
その笑みを見てしまった野次馬生徒が50人程倒れたところで
「まずは目の前の急病人をなんとかしてからね」
と言い残し京也は職員室へ走っていった
812名無しかわいいよ名無し:2008/05/20(火) 22:43:10 ID:Yqm1o6Un0
ロリ旦那「暇じゃのう」
ショタ執事「俺はそうでもない」
ロリ旦那「お前ばかり贔屓されてないかい?」
ショタ執事「お前が言うな」
セラス「マスターやウォルターさんはいいですよう。私なんて空気かセクハラですよ」
ロリ旦那「それはね、おっぱいお化けだからだよ」
セラス「うぅ、鉄のスカートとかおっぱいお化けとかひどい」
ショタ執事「本題いくぞー、敗者の弁」

アーカードや執事をサバイバーに出すとガチで殺し合いになりそうで困る

ロリ旦那「失敬な」
ショタ執事「あってるだろ」
ロリ旦那「変態眼鏡なんて殺人鬼じゃないかー!」
ショタ執事「お前は史実で殺しまくりだろう」
ロリ旦那「・・・それならセラスでいいじゃん、おっぱいだし」

おっぱいセラスを出したら陵辱系にしないといけない気がした、前後自在な変態眼鏡出しちゃったし

ロリ旦那「菊地厨氏ね」
ショタ執事「板違いだ、氏ね」
セラス「板違わないでよかった・・・」

書いてやめた展開
・アーカードが殺戮状態の教室に〜関係いっぱい
・大尉vsセラスvsアルクが勃発
・外に出たらお弁当を届けにきた和尚vsメ゛ェェェェ
・愛は偉大


なにはともあれ色々すいません
京也とメフィストの性格は漫画と小説混ぜてます
白いままなのは最初に白い医師でだしたからです
ゆっくり20回くらい書き直した結果がこれだよorz
813名無しかわいいよ名無し:2008/05/20(火) 23:01:42 ID:Vr3DxEWG0
>>811>>812
GJ。楽しかったよー。
814名無しかわいいよ名無し:2008/05/20(火) 23:04:03 ID:Vr3DxEWG0
しかし20回も書き直すというのが凄ェな
815名無しかわいいよ名無し:2008/05/20(火) 23:55:40 ID:Yqm1o6Un0
>>813-814
どもです
書き直し自体は苦じゃないんですけどね
別の展開を考えるのはなかなかどうして難しいというか
それでいてべったべたな流れになったのがorz
816名無しかわいいよ名無し:2008/05/21(水) 00:12:35 ID:VtdfPRfr0
セブラン「糞、最近碌な物を食べていない…フランツのヤツいつ戻ってくるんだ」
ミカサ 「…ご主人様が扇風機用のバッテリーにするから壊れちゃったんじゃないですか、フランツ」
セブラン「う、五月蝿い!」
ねずみ男「お、セブランじゃない。どうちたの?」
セブラン「俺に構うな!」
ねずみ男「ごあいさつだね〜…まま、ここにお座りよテンプラでも食べてかない?」
セブラン「な、何!テンプラだと!?何故それを先に言わん!」
ねずみ男「現金なやつだな…今あげたばかりだから、ほらお上がり」
ミカサ 「…すいません、ご馳走になります」
セブラン「お前なかなか見所があるな、ミカサの阿呆よりずっと当てになる!勲章ものだ」
ミカサ 「…」
ねずみ男「それより現金の方がいいよ」
セブラン「金ならないぞ。で、何のテンプラだこれ?」
ねずみ男「春先になるとコロコロ太ったのが桜の木に付くのよ、そいつを集めて廃油でカラッ
      と揚げるのがコツかしらね、毛も落ちるし…ひひひひひひひひ」
ミカサ 「ま、まさか…それ」オエッ
セブラン「?」


そろそろ毛虫の毛が飛ぶ頃かしら、危ないのよアレ
817名無しかわいいよ名無し:2008/05/21(水) 00:36:10 ID:APL2YqMd0
いかにもねず公なネタでよろしいw
818名無しかわいいよ名無し:2008/05/21(水) 01:06:56 ID:2AMrmfC5O
>>815
GJです
板違いなんて問題じゃないぜ!
あと無茶振り聞いてくれて感謝極まるっす

>>816
人間でも吸血鬼でも毛虫は苦手だよな・・・
北国へ行きたくなる
819名無しかわいいよ名無し:2008/05/21(水) 11:37:58 ID:91j4ya+6O
>>809
「わしは人間に倒されたかったんじゃ!だのに、あないな釘で化け物になりおって!!」

うん これはこれでアリだ。
820名無しかわいいよ名無し:2008/05/21(水) 11:49:57 ID:AH2ntwB40
>>815
乙っす
メフィストがジョーカーすぎるw
>外に出たらお弁当を届けにきた和尚vsメ゛ェェェェ
ちょーみてぇw

>>816
悪食すぎるけどねずみ男ならしょうがないw
821名無しかわいいよ名無し:2008/05/21(水) 14:03:32 ID:hgHIgq3Y0
ねずみ男「悪食?たかだかイモ虫くらいで大袈裟だねー。
     おらあ自分のウ○コ以外なら何でも食える自信はあるけどネ。」
エリート「あまり下品な事を言うと引かれるよねずみ男くん。」
822名無しかわいいよ名無し:2008/05/21(水) 19:48:57 ID:91j4ya+6O
…高木渉(ボソッ
823名無しかわいいよ名無し:2008/05/21(水) 21:15:27 ID:reCpdgM80
俺は大塚声のねずみが好きだ。墓場鬼太郎最高
824名無しかわいいよ名無し:2008/05/21(水) 21:21:35 ID:reCpdgM80
墓場は吸血鬼率が高いぞ
夜叉、ドラキュラ四世、ジョニー、吸血木
といった奴らが出てくる
825名無しかわいいよ名無し:2008/05/21(水) 21:31:21 ID:VtdfPRfr0
路地裏、もしくは河原の下の懲りない面々

セブラン 財産:テント、フランツ   収入源:ミカサ
ミカサ  財産:暗夜御行の単行本   収入源:命懸けのバイト
四季   財産:秋葉の小さい頃の写真 収入源:人の情け
さっちん 財産:へそくり、ダンボールハウス 収入源:バイト、孤児院の寄付
シオン  財産:変なコスプレ衣装、矜持  収入源:バイト、孤児院の寄付
ねずみ男 財産:ボロ一枚       収入源:悪知恵
826名無しかわいいよ名無し:2008/05/21(水) 22:26:14 ID:reCpdgM80
>>325
エリート「ねずみ男くんにはちゃんとわたしの秘書を勤めてくれた分だけの
     給金は払っている訳なんだがなあ。」
ねずみ男「オレは言わばエリート先生の使用人なわけですからねえ、
     ここだと。つまり、このちんまい2人組みと同列な訳です。」

ロリカード・若ウォル「「流石に うん、そうだね とは頷けんぞ、その言い分!!」」
827名無しかわいいよ名無し:2008/05/21(水) 22:37:16 ID:mamlvMrvO
「局長や旦那達とこの町に来た時は、正直『なんだ?世界にゃまだこんなに化け物がいたのか!?』って驚いちまった。
でもまぁ、つき合ってみりゃ皆気の良い連中ばっかりで、化け物っつっても中身は人間と変わらねぇ。へたすりゃ人間よりも人間らしい奴ばっかりだった。(まぁ中には糞みてぇな奴や、洒落にならねぇ奴もいたが…)
ああいう連中を見てると、もしかしたら俺達人間達の方がよっぽどたちの悪ぃ化け物なんじゃねぇか?とも思っちまう。
俺達みたいな戦争で食ってる傭兵なんてなぁその最たるものなのかも知れねぇな…。」


隊長の回想ってことで一つ。
828名無しかわいいよ名無し:2008/05/21(水) 22:46:05 ID:91j4ya+6O
>>826
ちんまい二人組とな!?
http://mup.vip2ch.com/up/vipper37638.jpg
なんかこう…お姉ちゃんがイジメたーって感じっスよね。
829名無しかわいいよ名無し:2008/05/21(水) 23:35:59 ID:OD5GwX0L0
つーかいつものように喧嘩売って負けた黒執事…。
830名無しかわいいよ名無し:2008/05/22(木) 10:06:13 ID:QyS6vlbtO
本当に見た感じガキの喧嘩だな
831名無しかわいいよ名無し:2008/05/22(木) 11:04:46 ID:P3kGnfMu0
ガキの喧嘩っつってもタマの取り合いなんだけどね。
ここでの黒執事とアーカードはのんびりしたもんだが
ロリカードがガチで黒執事を殺しかけるSSもあったしな。
(大尉とシュレが間一髪で助けに来なかったら殺されてた。
 身体が真っ二つにされたし。)
832名無しかわいいよ名無し:2008/05/22(木) 12:11:30 ID:oos2kMQzO
餓鬼ってのは喧嘩に命懸けになったりするもんよ
833名無しかわいいよ名無し:2008/05/22(木) 18:47:28 ID:QyS6vlbtO
それにしても、まさかリアル吸血鬼に喧嘩を売るとは…
834名無しかわいいよ名無し:2008/05/22(木) 21:33:58 ID:kJhH26S50
リアル吸血鬼? 誰かが荒木にケンカでも売ったん?
835名無しかわいいよ名無し:2008/05/22(木) 23:06:16 ID:QyS6vlbtO
>>834
なんかイスラームな方々が…ね?
836名無しかわいいよ名無し:2008/05/23(金) 00:14:07 ID:PNYMZiS20
イスラームな方々??

何かマジでヤバ気な目にでもあったんか荒木
調べてみるか・・・。
837名無しかわいいよ名無し:2008/05/23(金) 08:28:39 ID:3VDSweniO
や‥やめろムスリム…奴には…荒木飛呂彦には手をだすな―――っ!!

荒木がその気になればイスラムの一つや二つ…
838名無しかわいいよ名無し:2008/05/23(金) 10:09:20 ID:PeCQHqe60
コーランとか、荒木はとばっちりだけどな
ぶっちゃけ今やってるSBRとかヘルシングの方がヤバイと思うんだが

兎も角、他に持っていってこんな感じに騒ぎになりそうな作品ってあるかな?
839名無しかわいいよ名無し:2008/05/23(金) 10:34:44 ID:3VDSweniO
えーと バスタード
840名無しかわいいよ名無し:2008/05/23(金) 12:14:35 ID:V+Y2YV3j0
正直第三部が何年に作られたものか調べてからものを言えと。
昔はその辺ゆるゆるだからなあ。手塚御大ですらヒットラーに告ぐという危険物描いてるしw
841名無しかわいいよ名無し:2008/05/23(金) 12:31:10 ID:EtPJjyT50
×ヒットラーに告ぐ
○アドルフに告ぐ
842名無しかわいいよ名無し:2008/05/23(金) 12:31:35 ID:3VDSweniO
>>840
「アドルフに告ぐ」じゃなかったか?

手塚漫画の吸血鬼ってドン・ドラキュラだけか?バンパイヤは違うし
843名無しかわいいよ名無し:2008/05/23(金) 12:40:27 ID:yjAlfsDG0
ドン・ドラキュラ・・・

伝説のアニメですなあ。
844名無しかわいいよ名無し:2008/05/23(金) 18:28:36 ID:XNbqtvCTO
チョコラ萌え
あと椎名御大の短編集出てたんで言いたい、エリス萌え
9割以上スレ違いだがゼロ魔の新刊出たから言いたい、エルザハァハァ…………






ロリ旦那やエヴァ様だけじゃねえよな、幼女吸血鬼って奴ァよォ…………
845名無しかわいいよ名無し:2008/05/23(金) 18:33:41 ID:S0zMW6wi0
小説からだと夜明けのヴァンパイア(インタビュー・ウィズ・ヴァンパイアの原作)
のクローディアとかな。映画版は幼いキルスティン・ダンストが好演していたが
大人になったらなんだかなあだ。
846>>845で思い出したけど:2008/05/23(金) 20:55:38 ID:fHfwBox1O
あのシリーズでは古くからのは定期的に十年単位で地中で眠るんだよね。元が人間だから自分を取り残して時間が進むのに精神が耐えられない。眠らないのはもって三百年で自ら火や陽光に飛込まずにはいられなくなる。不老故の孤独も、吸血鬼の魅力だと思う。
847名無しかわいいよ名無し:2008/05/24(土) 07:29:00 ID:DXrXgqfMO
ヤワな精神ではつとまらんな
848名無しかわいいよ名無し:2008/05/24(土) 10:08:34 ID:KtaXQYA50
いつまでも死ねないなんざマトモな精神なら地獄だろうよ
849名無しかわいいよ名無し:2008/05/24(土) 13:51:28 ID:DXrXgqfMO
ディアボロ…いやなんでもない
850846:2008/05/24(土) 14:36:52 ID:0sUYseVfO
ま、例外もいる。古代部族の神として生贄を捧げられた、ジョジョ一話の族長(オサ)みたいな奴ら。後世文明が広まると大半滅ぼされたけど、秘境に生き残ってる。自分は超越者で信者は家畜よそ者は獲物とガチで迷いがない。欧州の吸血鬼から『猛々しき東の神々』と恐れられてる。
851名無しかわいいよ名無し:2008/05/24(土) 15:19:08 ID:Hx73uqnT0
>>850
アステカなのに欧州の吸血鬼が「東の」っておかしくないか?
インドや日本とかなら確かにそう呼ぶだろうけど
アメリカ大陸は欧州からなら西に位置するだろ
アメリカ大陸発見前なら存在も知られてないし
何処の作品で出てたのか是非とも知りたい
852名無しかわいいよ名無し:2008/05/24(土) 16:18:58 ID:DXrXgqfMO
アステカでふと思ったが、ジョジョで出てきたあいつらはなんで滅んだんだろ?
一族みんな石仮面かぶった後、日光に当たるとヤバイって事を知らずに日の光浴びたとか?

まさかねぇ…
853名無しかわいいよ名無し:2008/05/24(土) 17:10:27 ID:0sUYseVfO
いや、族長(オサ)はあくまでよく似てる例え(作中まさにあんな感じ)として出しただけで、作中での東の神々はアジアにしか出てきてない。元ネタはアン・ライス作『ヴァンパイア・クロニクル』シリーズ (扶桑社文庫) 。>>845の原作の続編
854名無しかわいいよ名無し:2008/05/24(土) 17:16:53 ID:0sUYseVfO
ただ、正直ノリが少女漫画っぽいのと薔薇っぽい描写に耐性がなければ、お勧めできない。 映画見たことあるなら察しがつくと思うけどw
855名無しかわいいよ名無し:2008/05/24(土) 17:25:48 ID:K1ayly6V0
トムクルーズの怪演が光る名作だと思う。
確かに受け付けない人には受け付けない作品だろうなとは思うが。
856名無しかわいいよ名無し:2008/05/24(土) 17:46:54 ID:K1ayly6V0
ガチで迷いが無い漫画の吸血鬼はDIOもそうだし
馬呑吐もそうかな?令裡さんも迷いは無く思える
857名無しかわいいよ名無し:2008/05/24(土) 21:17:56 ID:DXrXgqfMO
>>854
薔薇…ヅカみたいな?それとも薔薇族?
858名無しかわいいよ名無し:2008/05/24(土) 21:46:23 ID:ztjeUNd9O
腐が喜びそうな描写があんのよあの映画には
859名無しかわいいよ名無し:2008/05/24(土) 22:36:03 ID:n8fm76AC0
アン・ライス自体が腐…
860名無しかわいいよ名無し:2008/05/24(土) 23:10:04 ID:DXrXgqfMO
腐った餡ライス…

ごめんなさい
861名無しかわいいよ名無し:2008/05/24(土) 23:24:55 ID:Ywl/j/cE0
>>860
旦那「貴様は狗の肉だ。」
862名無しかわいいよ名無し:2008/05/24(土) 23:38:16 ID:DXrXgqfMO
まあ割とどうでもいい話だけど、アーカードには甚平が似合うと思うんだ
863名無しかわいいよ名無し:2008/05/24(土) 23:40:34 ID:Ywl/j/cE0
・・・想像したけど確かに違和感が無いw
髭面になるとキセルを持たせても似合う
864名無しかわいいよ名無し:2008/05/25(日) 00:06:28 ID:+CHZDuZLO
皆で温泉に入る吸血鬼達を想像した…

あ、この町の水は特殊だから吸血鬼だって全然オッケーな温泉っスよ?
865名無しかわいいよ名無し:2008/05/25(日) 00:50:48 ID:39aCcd/PO
吸血鬼の苦手な水は自然の河や海かなあ。怪物王女の吸血鬼
はシャワーや風呂は平気だったし
866名無しかわいいよ名無し:2008/05/25(日) 08:02:29 ID:e5PtEt0kO
川や海なんかの流水がトコトン苦手らしい、火傷したり力抜けたりするから。
ロザバンで、萌香はハーブやら何やらで水の毒性を無くした上でないと風呂入れないんだって話があったね。
867名無しかわいいよ名無し:2008/05/25(日) 08:03:49 ID:e5PtEt0kO
あ、>>866の上半分は忘れてください。
あちこちのラノベと混ざった。
868名無しかわいいよ名無し:2008/05/25(日) 09:38:42 ID:+CHZDuZLO
>>862
甚平を着たアーカードを想像したらブラック・ジャックが頭に浮かんだ

ウフフフフフ
869名無しかわいいよ名無し:2008/05/25(日) 09:50:26 ID:cwigGnGJ0
旦那「殺しの代金として、3000万円頂きましょうか。」
インテグラ「主から金をせびるな。」

870名無しかわいいよ名無し:2008/05/25(日) 09:54:51 ID:+CHZDuZLO
それじゃドクター・キリコだろw

「私かね?私は誰よりも人間に殺されたがってる男さ ウフフフフ」
871名無しかわいいよ名無し:2008/05/25(日) 09:57:51 ID:cwigGnGJ0
セラスは配役的にはピノコなんだろうか
発育良すぎまくりんぐなんだけど。
872名無しかわいいよ名無し:2008/05/25(日) 09:59:52 ID:wSJ/Xm//0
「セラスはもう18なのよしゃ!!」
873名無しかわいいよ名無し:2008/05/25(日) 10:16:42 ID:+ltpTIu4O
たまに出てくる男の子はショタ旦那がやるってことで。
874名無しかわいいよ名無し:2008/05/25(日) 10:19:34 ID:+CHZDuZLO
たまに出てくる男の子…?いたっけそんなの?アニメの話か?
875名無しかわいいよ名無し:2008/05/25(日) 16:06:29 ID:+CHZDuZLO
〇〇はこれを着せたら似合いそうっての他にあるかね?

DIOは一周回ってメンナク系が良いかもしれん、ジョジョ的に考えて。
「石仮面が人間をやめろと俺に囁いている」
876名無しかわいいよ名無し:2008/05/25(日) 17:31:11 ID:3ENg4sKQ0
令裡様に浴衣をお願いします!
877名無しかわいいよ名無し:2008/05/25(日) 18:27:45 ID:LHnMsWWK0
アルクとセラスで白黒色違いランジェリー、ストッキングとガーターもヨロ
878名無しかわいいよ名無し:2008/05/25(日) 22:09:32 ID:+CHZDuZLO
879名無しかわいいよ名無し:2008/05/25(日) 22:14:36 ID:wSJ/Xm//0
一瞬騙されたよ
880名無しかわいいよ名無し:2008/05/25(日) 23:47:13 ID:VLccDQ4L0
>>878
おいwww
881名無しかわいいよ名無し:2008/05/26(月) 03:50:46 ID:MOvUol7YO
ダレン・シャンのクレプスリーカッコヨス
882名無しかわいいよ名無し:2008/05/26(月) 09:37:04 ID:wR7MblrGO
>>877
じゃあ俺それをロリカードとエヴァで希望するわ
883名無しかわいいよ名無し:2008/05/26(月) 13:08:47 ID:aSMv5p5g0
この世に吸血鬼が顕れるとき、
お前の屍は墓所から暴かれるであろう。
恐ろしくもその安住の地から這い出し、
あまねく子孫の生き血を吸い尽くすであろう。
真夜中、娘、妹、妻たちの生命の泉が枯らされる。
おぞましい悪の儀式をもって、おのれの宿命とばかりに
おまえの土気色に変わり果てた生ける屍の腹を満たすであろう。
おまえにとり憑いた飢餓は、生命の終焉を告げる前に、
祖先の残した悪の権化を知るであろう。
おまえを呪うように、おまえも彼らを呪う、
もはや類縁の衰亡を止める術なし。


バイロン「吸血鬼」より

何か恐くてカッコイイなと思ったのでレスした。
884名無しかわいいよ名無し:2008/05/26(月) 17:28:17 ID:3SynwhzoO
そういえば古典的な……二三世紀前の文学作品に出てくる吸血鬼ってどんなのがいただろうか?
とりあえずクラリモンド@死霊の恋の健気っぷり萌えっぷりはガチ。
885名無しかわいいよ名無し:2008/05/26(月) 17:33:00 ID:kp/6QA7q0
おれはカーミラを押すぜ
あいつには百合趣味があるけどな
886名無しかわいいよ名無し:2008/05/26(月) 19:30:18 ID:wR7MblrGO
百合はいいものですよ
887名無しかわいいよ名無し:2008/05/26(月) 20:12:00 ID:mdX4v6Nm0
カーミラと百合の関係になるとその娘はいずれ死ぬがな
令裡みたいな性格じゃないからな

だが、そういう毒の棘を持つ薔薇みたいな所がカーミラの魅力かね
888名無しかわいいよ名無し:2008/05/26(月) 23:02:14 ID:GLyaaW+10
「グール」の語源はアラビア語で女の魔物(喰死鬼)と聞いた事がある。
男の喰死鬼は「グーラ」と言うらしい。

アラビアの伝承ではグールは人と意志の疎通が出来て
グールが男性と結婚したという伝承も伝わっている。
甲斐甲斐しく働く良い奥さんで、見た目は人間と変わらなかったらしい

ちなみに、グールは目が悪いので眼鏡をかけているのが特徴

眼鏡っ子で働きものっスよ!!?
889名無しかわいいよ名無し:2008/05/26(月) 23:06:58 ID:GLyaaW+10
まあ、そのグールっ娘は結局夜な夜な墓場から死体を掘り起こして
その肉を食べてたのがばれてご主人から離縁されたとか何とか
人外と人間が垣根を越えて結ばれるのはやっぱりどこの国の昔話でも難しいみたいだ
890名無しかわいいよ名無し:2008/05/26(月) 23:15:14 ID:wR7MblrGO
>>888
ヒラコーが泣いて喜びそうな設定だな
891名無しかわいいよ名無し:2008/05/26(月) 23:16:32 ID:yM/R9ZKc0
>>889
くっ、働き者で眼鏡っ子、かなり好みだったんのに、
やはり人外だと食べ物が問題になってしまうか、
残念だ。
892名無しかわいいよ名無し:2008/05/26(月) 23:24:17 ID:GLyaaW+10
この話を聞いた時は「人を襲わんだけでもええやん」とは思ったんですがねえ…
やっぱり墓場掘り起こして死肉ムシャムシャ喰う嫁はご主人からしてもきつかったんでしょうな
(つか、流石に離縁されて当然かなあ。)
893名無しかわいいよ名無し:2008/05/27(火) 00:09:17 ID:BLCl9EY/0
グール確定してんのに離縁で済ます旦那も良い人。
っつうか惚れてたんだろうねえ、旦那も。
894名無しかわいいよ名無し:2008/05/27(火) 00:32:00 ID:qf2ADW8L0
そりゃ何だかんだで働き者の女房だった訳だからねえ。
895名無しかわいいよ名無し:2008/05/27(火) 01:06:56 ID:km7g48gSO
墓掘り起こして死体を食うってかなりの衝撃的な場面の筈なのに、見つかった時のグールのリアクションが「あっ!いっけな〜い、見つかっちゃった♪てへっ♪」ってなる俺の脳内を誰か何とかしてくれ。
896名無しかわいいよ名無し:2008/05/27(火) 01:15:05 ID:xUJNx42dO
>>885ブラム・ストーカー以前の創作吸血鬼は、同性を襲うのが定番とか。まぁアッーじゃなくて純粋な食事って感じで、そもそも吸血=噛みつき=エロスってのを確立したのがブラムみたい。(ブラム以前の吸血はサイコキネシスとか鼻の穴に舌とか)
897名無しかわいいよ名無し:2008/05/27(火) 07:40:13 ID:JVo3a22RO
ヤンとルークが萌えグールをバスに詰め込んでだな…

一箱いくら的な
898名無しかわいいよ名無し:2008/05/27(火) 08:33:05 ID:IpzI+GC4O
>>897
ダメだ、いくら想像しても本編のグールどもがコスプレしてる画しか浮かばないwww
899名無しかわいいよ名無し:2008/05/27(火) 08:51:27 ID:D8MvF8iO0
>>895
その愉快な脳のままの方が何かと楽しい人生を送れる筈だから
そのまんまの方がよくね?貴方の想像を俺も想い描いたら
「うん、これはこれでアリかなあ。」とか思ってしまった…。
900名無しかわいいよ名無し:2008/05/27(火) 11:28:23 ID:JVo3a22RO
はたしてこのスレは二ヶ月で>>1000を目指す事が出来るのか?

出来る 出来るのだ
901名無しかわいいよ名無し:2008/05/27(火) 15:14:59 ID:7XkudJ+A0
>>897
ひよことかじゃないんだからw
902名無しかわいいよ名無し:2008/05/27(火) 18:41:25 ID:4+5T8/Ls0
>>896で思い出したんだが日本アニメの吸血鬼キャラにも牙を首筋に
突き立てるでなく血を吸う変り種の吸血鬼がいた!

鬼太郎に出てきたラ・セーヌって言うフランス産の吸血鬼は
爪を突き立てて爪から血を吸う。
903名無しかわいいよ名無し:2008/05/27(火) 18:44:42 ID:4+5T8/Ls0
あ、そういやDIOも爪から血を吸うシーンがあったっけ・・・?
904名無しかわいいよ名無し:2008/05/27(火) 19:06:44 ID:JVo3a22RO
>>903
exactly(その通りでございます)
905名無しかわいいよ名無し:2008/05/27(火) 19:19:16 ID:5EyuRlr7O
まァわざわざストロー使って血を吸う奴もいるしなあ、吸血時に自分の身体の一部を用いるなら牙だろうが指(爪?)だろうがどこ使っても別段変わらんでしょ
906名無しかわいいよ名無し:2008/05/27(火) 19:57:01 ID:4+5T8/Ls0
様は体に血が行き渡ればそれでOKなんでしょうなあ
907名無しかわいいよ名無し:2008/05/28(水) 07:47:47 ID:y990u62LO
そういやロリカードって綺麗な髪をしてるなあ…
念入りにトリートメントでもしてるのか、或いはしてもらっているのか
908名無しかわいいよ名無し:2008/05/28(水) 09:16:37 ID:npSWQIsS0
トリートメントしなくてもあの髪なんじゃねえの?
もう余すところなく艶々
909名無しかわいいよ名無し:2008/05/28(水) 12:28:46 ID:boQbnACN0
まあ青年旦那も時々妙に髪が艶々になりますし
910名無しかわいいよ名無し:2008/05/28(水) 14:53:48 ID:y990u62LO
あの髪が、さながらラブ・デラックスの様にのたうち敵を攻撃する

そんな風に考えた事がありました
911名無しかわいいよ名無し:2008/05/28(水) 19:07:43 ID:77O9Hbhp0
思い出した。日本妖怪の「磯女」は髪の毛を人間の体に絡ませて血を吸うんだ。
912名無しかわいいよ名無し:2008/05/28(水) 23:00:51 ID:F15sJrrJO
おどろおどろなんてのもいたな>髪使って血を吸う奴
外国では、尺八する時に棹から血を吸う娼婦な吸血鬼なんてのもいるらしいがw
913名無しかわいいよ名無し:2008/05/28(水) 23:31:30 ID:UvP3fHEa0
痛そうww
914名無しかわいいよ名無し:2008/05/28(水) 23:54:19 ID:J/WY26wC0
アルクの手帳

セラス 私よりあるなんて、セラスの癖にナマイキだぞ〜
萌香  形といい大きさといい将来有望株、裏になると限界突破!
令裡  意外と豊満、隠れ巨乳?
鰤   隠れ巨乳その2
キリエ ちょっとペタンコ、ちゃんとご飯食べてる?
小夜  これだけ鍛えときゃ将来落ちないな
ディーヴァ 意外とあるんだなこれが
美夕  まあ大正基準では並なんじゃない?
夕維  もしかしたら美夕より… 
カエルラ  揉もうとしたら両腕チョンギラレタ…  

妹   イ`
915名無しかわいいよ名無し:2008/05/29(木) 00:05:32 ID:9NvMVNd40
アルクwww他人の乳見て何メモってんだw
916名無しかわいいよ名無し:2008/05/29(木) 01:05:46 ID:q4qxmDzKO
どこぞのちびたぬきかよこのあーぱーww
>>913
めがっさ気持ちいい、らしい。 つーか吸血鬼っ娘スキーにとっての永遠の夢じゃね?至高の快楽の中で血も精も搾り尽くされるなんてハァハァ(;´Д`)
917名無しかわいいよ名無し:2008/05/29(木) 01:44:33 ID:gF+vubxj0
乳ならDIOの胸筋も凄いよな
巨乳だぜ?
918名無しかわいいよ名無し:2008/05/29(木) 08:55:50 ID:TGWzbtbHO
セラスはいい子
919名無しかわいいよ名無し:2008/05/29(木) 09:18:19 ID:rJB1QCO50
DIOの胸は硬い筋肉じゃん。巨乳ってのはやーわらかくないと。やーわらかく。
920名無しかわいいよ名無し:2008/05/29(木) 13:17:33 ID:133HjVCv0
女体化DIOを想像したら何かこれはこれで萌えるなあとか
思ってしまった俺の腐れ脳髄はどうにかならんか?
921名無しかわいいよ名無し:2008/05/29(木) 14:31:03 ID:TGWzbtbHO
>>920
どうやら何人もの人が通った道の様だ
http://asame.web.infoseek.co.jp/josei2.html
922名無しかわいいよ名無し:2008/05/29(木) 20:12:51 ID:12xpPnU70
>>921
デミトリにかかればこれくらい軽い軽いw
923名無しかわいいよ名無し:2008/05/29(木) 23:01:53 ID:5y+biO3D0
巷でロリ吸血鬼が多いのは如何なる宇宙の意志によるものなんだろうな
逆にショタ吸血鬼で思い浮かぶのはヘルシングのシュレディンガー准尉と型月のメレム・ソロモンくらいなのに
924名無しかわいいよ名無し:2008/05/29(木) 23:07:57 ID:hPPA0Z+m0
天獄にもショタ出てくるぜ
925名無しかわいいよ名無し:2008/05/29(木) 23:26:54 ID:TGWzbtbHO
アーカードがロリ化するなら大尉だってショタ化すればいいんだ
926名無しかわいいよ名無し:2008/05/29(木) 23:31:58 ID:nBPGLM/Y0
>>923
シュレ「僕は吸血鬼ってわけじゃあないよ。僕はチェシャ猫みたいなもん
     だと思ってくれたら良いかな?原作でも僕が吸血鬼と確証できる様な
     台詞や説明文は全くないしね。ミレニアムには吸血鬼だけじゃなく
     大尉みたいな人狼もいるし。僕の正体はヘルシング10巻で少佐が
     詳しく説明してくれるよ。」
     
927名無しかわいいよ名無し:2008/05/29(木) 23:35:25 ID:nBPGLM/Y0
とまあ、レスしてしまった後になんだが、シュレは吸血鬼じゃあないよな?
少佐の説明を聞く限りは吸血鬼とは別種の摩訶不思議な存在って事で良いんだよな?
928名無しかわいいよ名無し:2008/05/30(金) 07:16:07 ID:EQbt/UNZO
>>920
安心しろ。ロリカードとワルクェイドでハードSMとか考えた奴もいるから

鎖で縛って(以下自主規制
929名無しかわいいよ名無し:2008/05/30(金) 08:15:46 ID:JXQLHwon0
しかしここは全年齢板であった・・・!
930名無しかわいいよ名無し:2008/05/30(金) 09:19:24 ID:EQbt/UNZO
裂こうが何しようが治るので最高のオモチャです。
しかしドMからドSにロリカードが変わったら…うん。
931名無しかわいいよ名無し:2008/05/30(金) 09:55:55 ID:JXQLHwon0
・・・あっという間にワルクは狗の餌以下の存在になるぞ

猫は得物をワザと延々と甚振る癖があるが
ロリカードがS気のある雌虎だとしたらアルクはまだ歩く事もままならない
目も開いてない子猫だ。そんくらいの力の差があるかなと。
アーカードはリップ戦や1巻の馬鹿っプル戦では
わざと瞬殺しない癖を見せているからあのロリがそういう側面を見せたら
エロを通り越してのグロがアルクを襲う…!!
932名無しかわいいよ名無し:2008/05/30(金) 11:27:35 ID:7TkBhX4/0
萌えない!それはもはや萌えない!
933名無しかわいいよ名無し:2008/05/30(金) 12:39:44 ID:nMLQ8pdk0
旦那みたいな吸血鬼の常識を外れた吸血鬼を殺して回るのがアルクの本来の役割なんだけどね
最近は一人だけに御執心だったようだけど
934名無しかわいいよ名無し:2008/05/30(金) 13:06:40 ID:7TkBhX4/0
旦那 「お前は私と同じ夜族を狩る者の筈だが、戦いというものに
    向いている性格ではないな・・・。」
アルク「うん、だって私は貴方の様に戦闘狂というわけでもないもの。」
旦那 「精神構造は割とまとも。何の因果か処刑人・・・か。
    ここの暮らしはそんなお前にとっては暮らしやすかろう。」
アルク「うん、私以外にもハンターはいるしここであんまり馬鹿な真似する
    吸血鬼はいないもの。貴方はここでの暮らしはどう?やっぱり退屈?」
旦那 「・・・まあまあだな。退屈で欠伸が出る時もあれば、血が滾る様な
    思いもする。見ていて飽きない奴もいるからな。世界史教師の仕事も慣れた。
    ・・・チェックメイトだ、真祖の姫よ。」
アルク「・・・あちゃー、また負けちゃった。」
旦那 「チェスは遊戯とは言え机上の戦。まあ、お前に向いていないゲームではある。」
アルク「むうー。これで3連敗・・・。」
旦那 「インテグラにでも鍛えてもらえ。我が主もこういうゲームはあまり
    向いてない性格はしているが、それでもお前よりは強い。」
935名無しかわいいよ名無し:2008/05/30(金) 21:33:58 ID:EQbt/UNZO
シュトロハイム少佐
936名無しかわいいよ名無し:2008/05/30(金) 21:44:03 ID:beeQ6BdF0
アルクェイド×セラス  馴れ合いキャットファイト
黒セラス×ワルクェイド 蝶ハードスナッフ

どっちがお好み?
937名無しかわいいよ名無し:2008/05/30(金) 22:03:36 ID:/r1cimRb0
赤薔薇 × D 宇宙大戦争
で。
938名無しかわいいよ名無し:2008/05/30(金) 23:33:44 ID:ArPupIRnO
一気にスケールがでかくなったなあw
939名無しかわいいよ名無し:2008/05/30(金) 23:34:44 ID:9VdlsoC2O
萌香×さっちん 穏和な乙女の惚気対決で
エヴァ様×シオン 囲碁やチェス等のボードゲーム対決なんてのも面白いかも
940名無しかわいいよ名無し:2008/05/30(金) 23:40:08 ID:beeQ6BdF0
萌香の惚気聞き続けて潰れるさっちんしか思い浮かばん…
941名無しかわいいよ名無し:2008/05/30(金) 23:47:41 ID:jYuWtwcX0
さっちんは報われないからね色々と。

にしても憎いのは厨ニ眼鏡よ。何ゆえあいつはあんなにもてる。
942名無しかわいいよ名無し:2008/05/30(金) 23:49:23 ID:jYuWtwcX0
自分も惚気話をしたいのにあんまり志貴とのラブラブなイベントがないさっちん…。
943名無しかわいいよ名無し:2008/05/30(金) 23:53:54 ID:9VdlsoC2O
数年後に出る月姫リメイクとやらでルート解禁されるらしい…………ホントかなァ?
さておき月面町を舞台にゲームを作るとしたらジャンルは何が向いてるだろう?
アクション、格闘、戦略シミュレーション、恋愛AVGなど何でもござれだろうけど。
944名無しかわいいよ名無し:2008/05/31(土) 00:05:21 ID:w2hQ0pvl0
志貴「モテたくば喰らえ!!! 人間も人外も血縁もなく喰らえッッッッ 成人幼女関係なく女を喰らえッッ
    飽くまで喰らえッッ ソフ倫になっても喰らえッッ 喰らって喰らって喰らい尽くせッッ」
大臓「それ以前に彼女がいないんだよッ!!」
945名無しかわいいよ名無し:2008/05/31(土) 00:18:25 ID:ff1sM+O2O
もういっそ、目の前の眼鏡の釜ァ掘っちまえ太臓ww
946名無しかわいいよ名無し:2008/05/31(土) 00:22:02 ID:ZyHd9GHg0
前髪ぱっつん黒髪ロリ旦那と蘭世ちゃんがセーラー服で…
HENTAI様に怒られそうだからこれ以上想像するのはやめよう
947名無しかわいいよ名無し:2008/05/31(土) 00:22:30 ID:oqb19dOI0
>数年後に出る月姫リメイクとやらでルート解禁されるらしい

数年後に月姫がリメイクされるって事自体が眉唾物の情報じゃねえ?
948名無しかわいいよ名無し:2008/05/31(土) 00:25:49 ID:JEFnbMT1O
>>943
キャラ差控え目なSRPG、かな
949名無しかわいいよ名無し:2008/05/31(土) 00:29:32 ID:z4UymZk40
今までなんで出なかったかなーと思いつつ、たしかに想像できそうに無い
組み合わせ。

ロリ旦那×普通旦那orヒゲ旦那
950名無しかわいいよ名無し:2008/05/31(土) 00:29:48 ID:oqb19dOI0
>>943
若ウォルを主人公にしてギャルゲ作ったら
「君が主で執事が俺で」みたくなりそうである。
ヒロインはロリカードとロリテグラ。巨乳キャラは出てくるけど(セラス)
攻略対象にはならなさそう。
951名無しかわいいよ名無し:2008/05/31(土) 00:35:34 ID:oqb19dOI0
>>949
・・・頑張って想像してみたけどやっぱり想像出来ない。
952名無しかわいいよ名無し:2008/05/31(土) 04:57:55 ID:vKRX+u4/0
>>949
それ単なる死の河じゃん。
953名無しかわいいよ名無し:2008/05/31(土) 10:02:13 ID:iQv3GzQlO
>>949
誘拐とか拉致とかって単語しか思い浮かばん
954名無しかわいいよ名無し:2008/05/31(土) 16:28:56 ID:VdGv6hYR0
>>947
それがそうでもないようなんだ
ttp://www.akibablog.net/archives/2008/04/type-moon-080419.html
955名無しかわいいよ名無し:2008/05/31(土) 16:49:40 ID:lcdawHZI0
おお、マジでリメイクすんのか。さっちんルート解禁なるかだな。
956名無しかわいいよ名無し:2008/05/31(土) 18:45:42 ID:u6WFsa3e0
さっちん「今度こそ、今度こそ幸せになれますように・・・!」
957名無しかわいいよ名無し:2008/05/31(土) 20:37:56 ID:HkMMiARe0
>>956
プッチ「ホワイトスネイクッ!DISCを一枚この私に!」
958名無しかわいいよ名無し:2008/05/31(土) 21:20:47 ID:iQv3GzQlO
>>957
ホワイトスネイク「だが断る」
959名無しかわいいよ名無し:2008/06/01(日) 07:47:43 ID:huz2pZstO
どうやらホワイトスネイクもプレイしたいようだ
960名無しかわいいよ名無し:2008/06/01(日) 10:10:37 ID:g1zMaGQR0
まあ、何だかんだで月姫は一握りのオタ(この一握りの存在が結構でかい)
には伝説のゲームだしね。何だかんだで同人ドリームを体現したかのような
作品ではある。2ちゃんでは沢山の鬼子的な「厨」と呼ばれる強烈な信者も
現れたりもしたが、俺はあの作品は嫌いじゃないんだなあ。漫画版も好きよ。
元々型月作品は受け付けない人にとっちゃ心底嫌われそうな作風ではあるけどね。
割りと好きかなと思う俺からしてもキノコさんの文には時々「?」と思う所があるし。

そんな事をほざく俺もオタであります。

アルクは吸血鬼らしくない吸血鬼で、むしろ吸血鬼としては欠陥品なんだろうなあ
とは思うけど、あのキャラはなかなか味があっていいと思う。
吸血鬼の王道を歩いているかの様なアーカードも好きだけどね。
カレーも好きなんだけどハンバーグも好きなんだよという心境だ。
961名無しかわいいよ名無し:2008/06/01(日) 12:43:40 ID:nY1f8DE9O
シエル「カレーも好きだけどカツカレーうどん定食も好きです」
962名無しかわいいよ名無し:2008/06/01(日) 13:04:37 ID:TFx95h6L0
カレーがついて回るのはまず絶対なのねw
963名無しかわいいよ名無し:2008/06/01(日) 14:30:25 ID:kDYHWeIjO
きっと月面町のカトリック関係者からは加齢臭が染み付いてるに違いない
964名無しかわいいよ名無し:2008/06/01(日) 14:31:11 ID:kDYHWeIjO
“からは”じゃなくて“には”だなorz
965名無しかわいいよ名無し:2008/06/01(日) 14:42:00 ID:25P238Gn0
別に聖職者が皆同じ教会で寝泊まりしてる訳でもなかろう
それに言峰からはマーボーの臭いがするな

あぁアンデルセンとシエルは互いにどう思ってるんだろう
戦い方は完全にダブってるし再生能力まで被ってるとなると
お互い穏やかではいられまい

そして比較的常識のあるプッチが胃を痛めてるに違いない
966名無しかわいいよ名無し:2008/06/01(日) 15:19:08 ID:TWrF7moM0
まて、プッチは別ベクトルで吹っ飛んでるぞww
ある種、アンデルセンを超える逸材かも知れない
覚悟は幸福などとほざいて、全世界を巻き込むんだから

と、ここまで居て思ったが、そういや月面町にプロテスタントは居たか?
プッチもアンデルセンは確実だし、シエルも言峰もカトリックだよな?
誰かいたか?
967名無しかわいいよ名無し:2008/06/01(日) 15:27:16 ID:huz2pZstO
プッチはアンデルセン越えてるだろ…あの電波っぷりは異常。
さすが引力とか言う人は違うわ
968名無しかわいいよ名無し:2008/06/01(日) 15:27:35 ID:25P238Gn0
そおいえば牧師様はいないな
あとプッチがぶっ飛んでるのはわかってるけど
月面街のは良識的に描かれてるからそう言ったんだよ

そして大分遅くなったが>>914
キリエってチャンピオンに連載してた奴の主人公でFA?
もしそうならあれで控え目ってどんだけー
969らーめそ:2008/06/01(日) 18:13:44 ID:mDwLssVW0
シオン「もう三週間以上何も食べてない…ああ、人間らしい食事をしたのは何ヶ月前だろう」
さっちん「ZZZ…えへへ、もう食べられないよ遠野くん、ムニャムニャ」
シオン「さつき…この状況でよく眠れますね、もう腹の虫も活動を止めたと言うのですか…
     仕方が無い…河原の土で土粥でも作って、腹の足しにした気になりましょう…ん?」
さっちん「ZZZ…」ペロッ
シオン「こ、この匂いは…満腹軒のチャーシュー麺の香り!?さつきの口についているのは…チュパ
     …豚骨スープとカツオ出汁のハイブリットのダブルスープ!?ま、まさかわたしにナイショで
     ら、ラーメンを…うふふふふふふふふ、ふ―――はは、ははははははははははははは!!」
シオン「ああ…何もかもが…紅い…そうだ迷うことはなかった!ここに美味しそうな子羊がいるじゃないか!!」
さっちん「ムニャ…ん、シオン?」

さっちん「いやああああああああぁぁぁぁ!やめて〜〜〜〜〜!!」
シオン「フッ…フフフ…ハハハ!!わたしに内緒でラーメンを食べましたね、さつき」
さっちん「ごめんなさいシオン!もうしないから許して!!」
シオン「何故謝罪などするのです。これから貴方の知識は私の記憶に、貴方の体は私の血液となる。貴方は死を以って、
     エルトナムの末席に連ねるのです、だからラーメンを味わうのも常に一緒です、さぁ!!」
さっちん「…し、シオンが飢餓のあまりに吸血衝動に…め、目覚めちゃった!?ちょ、やめ…きゃああああ〜〜〜!!?」

セラス「…」トボトボ
さっちん「せ、セラス先生!?た、助けて〜〜〜!」
セラス「…?」
シオン「ふ、―――貴方も不運ですねセラス、ここにいなければ死なずに済んだものを…」
セラス「…デスね」
さっちん「…せ、セラス先生?」
シオン「これから貴方もさつきと同じくその知識は私の記憶に、その体は私の血液となる。貴方は死を…ヒッ!?」
セラス「…五月蝿いデス」メキメキメキメキメキメキメキメキ

黒セラス「つまり、一滴一片一マイクロリットル残さず吸い尽くすと……この私を?」ニタリ
シオン「あ、あ、あわわ…」
さっちん「ひ、ひいいいいい…」
セラス「あ、あ…ごめんなさい、何か最近ストレス溜まってて…ちょっとイラッてきたというのか…ひ、ひかないでクダサイね?」

シオン「す、すすす…すいませんでした殺さないでください」
さっちん「い…今、奈落の底の様な眼をしてた」
970名無しかわいいよ名無し:2008/06/01(日) 18:14:41 ID:zOqnkEAt0
月面町のプロテスタントはヘルシング機関くらいかな
971名無しかわいいよ名無し:2008/06/01(日) 18:57:32 ID:huz2pZstO
黒っつーか、赤だな、血の赤。でも血って放っとくと赤黒くなるし…
972名無しかわいいよ名無し:2008/06/01(日) 19:53:41 ID:tuFP882S0
>>960
アルクェイドは月姫本編が始まった時点ではあんな性格じゃなかったんだよなぁ
標的を斃すのに必要ない機能は一切持たず、感情すらも使用せず、堕ちた真祖や吸血鬼を処刑するだけのキラーマシーン
感情を封じてるとか以前に、そもそもそんな機能がない感じ
旦那みたいに戦うことを喜ぶことすらしなかった

でも志貴のせいで肉片になって、修復したらあんなあーぱーに
壊れた機械を直したら違う機能が付いてたようなもんらしいから、欠陥ってのはそのままズバリだな
973名無しかわいいよ名無し:2008/06/01(日) 20:32:52 ID:zOqnkEAt0
旦那=ベルセルクのゾッドや幽白の戸愚呂に性格が近い
志貴に分割される前のアルク=ターミネーター

こんな感じか。
974名無しかわいいよ名無し:2008/06/01(日) 20:57:33 ID:XT53gfiL0
>>973
アレが走って追っかけてきて、手をズパーンと車の上に突き刺すんですね こわいです
975名無しかわいいよ名無し:2008/06/01(日) 21:04:57 ID:huz2pZstO
「う‥後ろから女が走って追ってきてますよォ〜〜ッ!!」
「関係ない 行け」

その後、もっと飛ばせ→歩道が広いではないか…のコンボ
976名無しかわいいよ名無し:2008/06/01(日) 21:27:29 ID:mDwLssVW0
>>972
志貴「ムラムラしてやった、今は反省している」
977名無しかわいいよ名無し:2008/06/01(日) 21:39:25 ID:tCA/oX2V0
いつのまにやら次スレの立つ季節か。

次がパート6になるんだっけ?
978名無しかわいいよ名無し:2008/06/01(日) 21:48:31 ID:XT53gfiL0
吸血鬼キャラ総合スレ Part5
http://anime3.2ch.net/test/read.cgi/cchara/1212324362/

>次がパート6になるんだっけ?
ナ、ナンダッテー!!11!
979名無しかわいいよ名無し:2008/06/01(日) 21:50:55 ID:huz2pZstO
>>978
おばかさぁん
980おばかさぁん@>>1:2008/06/01(日) 21:52:58 ID:XT53gfiL0
>>979
CV付だとご褒美ですね
981名無しかわいいよ名無し:2008/06/01(日) 22:08:13 ID:zOqnkEAt0
>>976
若ウォル「ムラムラってお前・・・戦場で敵を笑いながらスライスする俺よりタチわりぃよ。」
982名無しかわいいよ名無し:2008/06/01(日) 22:21:13 ID:HaYZi7qb0
正直五十歩百歩だと思います!
983名無しかわいいよ名無し:2008/06/01(日) 22:25:36 ID:zOqnkEAt0
志貴・若ウォル「「そうかなあ?」」

ロリ旦那「ウォルター、ワイヤーから血が滴り落ちておるぞ。
      志貴もナイフから血が滴り落ちておる。」
984名無しかわいいよ名無し:2008/06/02(月) 00:13:38 ID:Tt0M33c/0
大臓「テメーらいい加減にしろ!俺じゃなきゃ死んでたぞ!!」
985名無しかわいいよ名無し:2008/06/02(月) 05:15:11 ID:nOBIfEfw0
黒執事「フッ、まだまだ若いな」
若執事「お前が一番タチわりーだろ!!」
986名無しかわいいよ名無し:2008/06/02(月) 08:15:52 ID:eOK+5nXZ0
老執事「はっはっは。 若いですなあ。」
黒・若「「おっしゃる通りでございます。」」
987名無しかわいいよ名無し
老執事=黄門様
黒・若=助さん・格さん