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1名無し物書き@推敲中?
オリジナルの文章を随時募集中!

点数の意味
10点〜39点 日本語に難がある!
40点〜59点 物語性のある読み物!
60点〜69点 書き慣れた頃に当たる壁!
70点〜79点 小説として読める!
80点〜89点 高い完成度を誇る!
90点〜99点 未知の領域!
満点は創作者が思い描く美しい夢!

ここまでの最高得点79点!(`・ω・´)
2名無し物書き@推敲中?:2012/03/02(金) 21:11:55.00
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3名無し物書き@推敲中?:2012/03/02(金) 21:12:25.16
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4名無し物書き@推敲中?:2012/03/02(金) 21:12:45.59
ワイスレ杯まとめブログ
http://waithread.blog.fc2.com/
5名無し物書き@推敲中?:2012/03/03(土) 03:47:34.85
967 名前:ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs [] 投稿日:2012/03/01(木) 07:19:07.65
第九回ワイスレ杯のルール!
名無しの書き込みを必須とする!(名乗った場合は通常の評価に移行する!)
設定を活かした内容で一レスに収める!(目安は千文字程度、三十二行前後!) 一人による複数投稿も可!
通常の評価と区別する為に名前欄、もしくは本文に『第九回ワイスレ杯参加作品』と明記する!
ワイが参加作品と書き込む前に作者が作品を修正する行為は認める!

今回の設定!
主人公は呻くような声で目を開けた! 現状を把握していないのか! とても落ち着きがなかった!
不意に何かを見つけて動き出す! 希望を見出したかのような表情を浮かべて近づいていった!
どのような状況に置かれた主人公が何を目にしたのか! 如何なる結果が待ち受けているのか! 作者の腕の見せ所!

応募期間!
先着15作品が集まった時点で終了! または今週の土曜日まで!
日曜日に寸評と結果を発表する! 幹事に余程のことがない限り、変更はしない!

再度の告知!(`・ω・´)
 アキラは目を覚ました。ベッドの脇では、アホみたいなピンクの服を着た女が、アホみたいな顔で突っ立っている。
 この女、なんだっけ……考えようとすると、喉の渇きが思考をジリジリと削る。泣きたい。
 視界も霞んで定かではない。とりあえず水だ。水をくれ。
 女が漸く水を運んできた。やれやれだ。その水を……女は、俺にぶっかけた!
 (ちょ! まて、なにすんだコラ!)
 言ってやったつもりがうまく行かない。女はそんな俺をみてケタケタ笑っている。
 なんだこれは。まだ夢の中か? 早くこの地獄よ、覚めてくれ。元の居心地いい部屋に戻してくれ。
 そんな俺の気持ちなどお構いなしに、女は笑いながら俺を掴み上げ、こんどは布でぐるぐる巻きにしやがった。

「元気な男の子ですよ」
 看護婦はその赤ん坊の、妙にかすれた様な渋い鳴き声に思わず笑ってしまいながら、母親に引き渡した。
 
 アキラは白い海原に放たれると、背後に温かい視線を感じた。
 もう一人の女が、自分を愛おしそうに引き寄せた。
 そうだ。こいつだ。まだよく見えないが、こいつに間違いない。こいつに任せておけば……間違いないだろう……。
 安堵したと同時に、アキラは子供として誕生した。
 異星の女神エルシャランダ・ミルファーレスト様、わたしをお救いくださいませ。どうか、この不屈の女戦士、気高きフィルシュテールである、わたしを。
「うぐぅ……」目を開けると、周囲は霧に覆われていた。人の姿は見えない。追っ手からはどうにか逃れられたのか?
 起き上がろうとすると、全身を激痛が疾る。力が抜け、また顔を雑草の地面につける。目頭が熱くなる。泣いてはいけない。これを零してはいけない。気高きフィルシュテール。
 ズルズルと這いずる。そのうちに痛みにも慣れてくる。わたしは立ち上がる。亀の歩みではあるが、一歩一歩、大地を踏みしめて進む。
 不意に視界の霧が薄くなった。
 空気が澄むのを肌で感じた。
 満月が見える。ミルファーレスト様が宿る星。
 歩みを早めた。全霊を込め、手を伸ばした。
「ああ、女神様。孤独で気高いフィルシュテールに、救い――」

 都内の第一女子校生徒、木村信子(十六)が本日未明、学校裏の崖下より遺体で発見された。
 遺体には落下によると見られる損傷の他に複数の暴行の跡があり、校内いじめの有無が疑われるが、学校側は否定している。

 数日後、彼女の親友と名乗る同級生女子が自首をした。
 動機を訊かれ、「救いです」と答えた。
 虫の音に、男は起こされた。十月の夜。まだ、それほど寒くはない。
 男は苦しそうに立ち上がると、辺りを見回した。月明かりに照らされて、彼と同じ格好をした死体がいくつも転がっていた。
百か、二百か。状況を整理しようとするが、うまく頭が回らない。彼自身、負傷し、疲れ果てていた。
(とにかく、帰らねば……)
 原に横たわる死体に躓きながら、千鳥足で歩き出した。本当は今すぐにでも横たわって休みたいが、この場所に留まっているのは危険すぎた。
 途中、土の盛り上がった部分に足を取られ、野原に倒れこんだ。口の中に入り込んだ枯草を吐き出し、起き上がろうとするが力が入らない。
何か支えになるものを、と手を動かすと、布の感触に触った。
 引き寄せて見ると、旗だった。折れて、血が滲んでいる。月明かりに照らされて見えるのは、三つ葉葵。
男は途端に顔を歪ませ、思い出したかのように泣きはじめた。自らの不甲斐なさに打ち震えた。
 その時、遠くから怒号が聞こえた。
「――我こそは松平元康也! 生きて帰るは恥ゆえ、我が最期の一太刀受ける者はおらぬか!」
 耳を疑うその言葉に、男は疲れも忘れて立ち上がり、駆け出した。
(まさか、殿はお逃げにならなかったのか!)
 声の元へたどり着くと、騎馬武者が敵に囲まれて暴れ回っていた。殿の兜に、殿の愛馬。月明かりの下、その姿はまさに松平元康そのものだ。しかし。
「どうした、武田の力はそんなものか!」
 男はその声に聞き覚えがあった。これは家臣の夏目吉信のものだ。吉信は身代わりになり、単騎敵中へ突撃したのだ。
男は夏目の元へ駆け寄るが、為す術もない。すでに十数人に取り囲まれている。男は武器も手にしていなかった。
多勢に無勢、やがて突き出された槍で夏目の耳と兜が飛んだ。
「おおおお!」
 最後の雄叫びとともに、馬上の夏目は数本の槍で串刺しにされた。ずるり、と馬から落ちると、雑兵は一斉にその首へ群がった。
大将首を前に、男のことなど眼中にないようだった。
 呆然と立ちすくむ男の視界に、地に落ちた殿の兜が映った。はっとして、そのもとへ近づく。
男の目に活力が戻った。不甲斐ない身でも、殿の役に立つ方法を見つけたのだ。
 男は誰も気づかぬ間にさっと馬に乗り、兜をかぶって敵陣中央へ駆け出した。
「――我こそは、松平元康也!」

 その経験を大学の友人十人に告げた。
 うち三人は、杉下タイヘンだったね。と同情してきた。
 二人は、純一、相手がどうであれ、警察に通報しろ、と指導してきた。
 四人は、現状を把握していないのかとでも言いたげに、とても落ち着きがなく、
足早にB棟に奔り去った。そこでは行動主義心理学の追試験が行われる。
 そして、残りのひとりがオレの後ろからついてくる。「へ、へ。杉やんっておもろいじゃん」
なにかの希望を見出したかのような表情を浮かべて近づく。「あにがだよ。へらへらすんなよ」
怒りをぶつけた先から、大内美恵がアゴを突き出す。かわいい顔をしているが、
中味はクセものだ。小学校から一緒のオレにはわかる。「あんな面白いこと、なかなか出あえ
ないだろう」
 たしかにそうだ。先週、DVDを小脇にタツヤを出てすぐ、カツアゲにあった。財布の中身、
三千九百三十二円を渡した。そのふたり組をぶっとばすこともできた。でもそうはしなかった。
「そこが、杉やんのいいとこだねぇ」と美恵は鼻をくすん、と鳴らす。「バカにすんなよ、乳を
もみしばくぞ」あ、う。いきなりキンテキを蹴られた。呻くような声で目を開けた。すると、
「あんたさぁ、つきあい長いんだろう。ワシが」美恵は自分のことをワシという。「ワシが、
小学校で日本一になった種目はなんだ」全日本小学生空手選手権、股に手をあてがって答えた。
「じゃ中学、高校のときは」と口早につづける。全日本中、高空手選手権。痛みはおさまらない。
「で、今年ワシが優勝したのは」とオレの腰を手刀で叩いた。「テコンドー選手権」う、もう
すこし下。「正解。なぜテコンドーなのか」と手のひらでぱんっと、叩く。
「オリンピックに出たいから」
薄暗い場所にカツアゲ二人組はいた。美恵がそこに向う。

美恵はオリンピックで金メダルに輝いた。だが、現状を把握していないのか、とても落ち着きが
なかった。意を決したように言う。
「この金メダルをヤホー、オークションに出品します。収益を潰れそうな老人ホームに寄与
するためです。おじいちゃん、おばあちゃん。もうカツアゲはやめてね」
10第九回ワイスレ杯参加作品:2012/03/03(土) 14:28:57.32
 魔の一時間。一人の死刑囚に、明日が来ない事が知らされる、くそったれの一時間だ。
 俺の房の前に刑務官は立ち止まった。絶望が手足から力を奪う。運命は告げられた。
「死刑執行は現在25016人待ちだ。よって死刑囚PA907号、本件は凍結処理される」
 それを聞いて俺はニヤリとした。つまり死刑は無くなったわけだ。先に寿命が来る。
 あとはこの居心地の良い人権派刑務所で小説でも書いて過すか。一発当てれば金の力で娑婆に戻れるかもしれないな。
 勘違いだったことはすぐに分かった。処置室で俺は、コールドスリープとやらのサインをさせられたのだ。

「ううぅ…嫌だ……」
 呻き声が聞こえる。
 状況は変わっていなかった。目を覚ました俺は、見慣れた作りの、見慣れぬ部屋に横たえられていた。
 なんてこった。この、くそったれの伝統が続いていたとは。
 格子は無くなっていたが、はるかに強固な物であろうアクリルか何かの壁の向こうに、呻き苦しんでいる他の死刑囚が見える。
 何年経ったか知らないが、俺が「解凍」されたって事は、順番が回ってきたに違いない。
 残された時間は少ない。俺は焦る心を表に出さぬよう、ベッドに仰向けになった。
 天井際に一枚、ダクトか何かの小さな穴が空いているタイルがある。タイル自体は大きい。
 もしこれを外せれば、人一人が通れる程の空間が……いやいや、有り得ない。ダクト穴は奥までその狭さだろうし、タイルは外れないだろう。見た目は脆そうだが……。
 遠くから、コツコツと靴の音が響いてきた。
「嫌だ……嫌だ! 食肉加工刑は嫌だ!」
 向かいの房の男が、狂ったように叫んだ。
 選択肢は無かった。俺はベッドを壁に立掛けよじ登り、ダクトタイルへ殆んど体ごと拳をぶつけた。
 パッカーン
 タイルが外れた。その裏にはまさに、人一人が通れる空間が伸びていた。
 食肉加工刑だって? 死刑囚の人権はどうなっちまったんだ。弁護士を雇って徹底的に争ってやる。外にさえ出れば……。
 希望へのトンネルを這い進む。空気の流れる音が次第に強くなってきた。

 刑務官はモニターに映った船外壁の映像を注視している。
 排出口から人体が一つ飛び出して一瞬で凍結し、そのまま暗黒空間に落ちていった。
 あらゆる人権に配慮された処刑は完了した。
11名無し物書き@推敲中?:2012/03/03(土) 15:43:07.38
 ひい、ひい、と呻くような悲鳴が聞こえ、私は目を覚ます。
 部屋を見渡し、声の主を探す。ひい、ひい、ひい。それは私自身が発しているものだと気付いているのに。
 喉に手を当てる。空気を求め、必死で上下している。私は探すのをやめ、発作に集中する。
 吸入器は目の前にある。だが、まだだ。耐えるのだ。少しでも長く。
 ひい、ひい、ひい。喉を掻きむしる。肺が詰まるような苦しみ。涙が流れ、体が痙攣する。
 耐えきれず、吸入器に手を伸ばす。吸込口に無精髭が当たり、ざらりとした違和感を私に与えるが、かまわず息を吸い込む。
 ひい、ひい、……ひい。薬がゆっくりと喉を通りすぎる。息を止め、私の体に薬が満ちるのを待つ。
 ひい……ひい……ひい…………。
 悲鳴が少しずつ遠ざかり、部屋に静寂が戻る。ふう、と一呼吸つく。
 そして私は余韻に――まさしく余韻と呼ぶにふさわしい時間に――浸る。妻と共に過ごした日々を思い出すのだ。

「心因性の喘息ですね」と医者は私に告げた。初めて発作が出たのは妻の葬式の直後であった。
 急激なストレスなどが原因、よくあること、と淡々と告げる医者の説明を聞きながら、私は言い知れぬ喜びを感じていた。
 この病は、妻の最後の置き土産なのだだと。
 発作が起きるたびに、悲鳴が私を襲うたびに、私は妻を思い出す。病が私を蝕んでいる間は、決して彼女を忘れることはない。
 妻の置き土産で、もし死ぬことができたらどんなにか幸福であろうか。
 しかし喘息は私を殺すことはない、と分かっている。だから私は吸入器を手放すことができない。
「ひい、ひい」
 そう、呟いてみる。しかし私の悲鳴の真似事は静寂にかき消され、私は自由に呼吸ができてしまう。
 今日も生きねばならない。私はそのことに落胆しながら、どこか安堵している。
12名無し物書き@推敲中?:2012/03/03(土) 15:45:17.50
>>11
第九回ワイスレ杯参加作品です。
13ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2012/03/03(土) 16:17:26.37
第九回ワイスレ杯参加作品

>>6
>>7
>>8
>>9
>>10
>>11

苛烈なラストスパートはあるのか!(`・ω・´)
14第九回ワイスレ杯参加作品:2012/03/03(土) 17:04:38.27
 俺は、夢にまで浸食してくるうめき声で目が覚めた。
 ミュージシャンになるという夢を叶えるために、都会の大学に通うため必死でバイトして、苦労して借りたアパート。
敷かれた畳のあちこちにカレーが散乱している。とんでもない量だ。
 寝ぼけ眼で自分の体を見る。畳と同じように、全身がカレーまみれだ。
 そして、俺の横で呻いている物体。
それは、俺とは比べられないほどのカレーをかぶっている。それは、昨日このアパートにやってきた、親父だ。
家出同然で故郷を飛び出して、連絡もとっていなかったのにどうやって住所を知ったのかは知らないが、親父がくることは素直に嬉しかった。
 しかし、母さんに家を追い出されたから一日泊めてくれ、と言われると、俺はそんなこと知るか、帰れと言った。
俺は落胆して、思わず喧嘩腰になってしまった。そうなれば親子共々、血の気が多いせいかすぐに喧嘩。
挙げ句の果てにはカレー好きな親父のために作った晩飯を叩きつけ合ったのだった。
 親父を睨む。が、起きる気配はない。
 そのとき、安物のインターホンが鳴った。
 「宅配でーす」
 後で受け取るという選択肢もあったが、俺は何の気無しにドアを開けてしまった。
「サインお願いしっ……」
目の前にカレーまみれの男がいるのだから、当然の反応だ。手早くサインをすませると、業者は飛ぶように帰っていった。
荷物は、結構な重さのある段ボールだった。
開けると、中には食料が詰まっていた。普段のバイト収入からは、手が出せないような高級なものもある。
その上に手紙があった。
『母より』
その文字を見た瞬間、驚いた。飛び出す前から、母とは不仲であったのに。
『達也へ。調子はどう?全然連絡をくれないから、心配してたのよ。
でも、たつやの友達の典昭君が住所を教えてくれて。それで、お父さんったらすぐに飛び出しちゃって。あなたとそっくりよねぇ、やっぱり親子なのかしら。
ところで、一緒にご飯を送りました。ちゃんと食べなさいね?
それで、お父さんのことだから、しょうもない嘘言って喧嘩になってるかもだけれど、一番心配してたのはお父さんなのよ?すごい喜んで行ったんだから。
お父さんとは、ちゃんと話してね』
ぽたり、と落ちて手紙に染みを作ったのは、俺の涙だった。
親父は、まだ眠りこけていた。

 ほの白い空に散りばめられた黄金の粒に魅了されてどちらからともなく指をからませた。
ちょっと前まで丘を湿らせていた雨が鎮まりを見せ、ワンボックスの外であたしたちは背を
伸ばした。いま、産声を発したふうな夜気が細胞のなかに染み入る。カズヤはじっとなにか
を瞑想するように瞼を閉じていた。それから、「ねえ、ミヤコ」と呻くような声を口にして
身体を寄せて来た。「夜空の向こうには、宇宙背景放射っていう電波があるんだ」いきなり
複雑なことを告げて来たので、あたしはわけがわからずに落ち着きを失った。「背景を放射
するって、宇宙がなにかを告げて来るの」ゆっくりと呼吸をととのえてカズヤの視線をうけ
とめた。その瞳はなにかを感じとったのか、あたしの髪をまとめていたヘアゴムをそっとゆ
るめ、それで自分の長い髪をゆわえた。「宇宙のすべての方向から一定の割合で届く電波な
んだ」アタマの頂点でつんと天に向かった髪は、なにかの生き物のように涼風に身をゆだね
はじめた。「それは良いものなの、それとも」カズヤは口びるをふるわせた。「悪い予兆だ。
巨大な星の屍が僕らに向かっている」そのことばは、まるで凍てついたままの純血に終焉を
突きつけるさまにもおもえた。そして46億年ものあいだ、膨らみ収縮した律動に襲いかかり
いまわを叫ぶ神の声として届いた。「イヤなこと言わないで。もうすぐベイビーが誕生する
のよ」橙色の光沢を放っていた粒たちが暗雲に覆われ、ひとつまたひとつ姿を隠してゆく。
「大丈夫だよ。ベイビーとミヤコは僕が護る」カズヤは一点の希望にすっかり身体を晒すよ
うにしてあたしのおなかに手をあてる。それからおだやかな表情で車に近づいて行った。
 
 ふたたびあたしの前に立ったカズヤはとてもおかしな姿容に見えた。艶やかな長い髪は後
ろに流され、あざやかな蒼色に染まった皮膚にはタトゥー/▽マークのなかにSをしまいこ
んだ/が胸の中心に彫りこまれていた。
 そして背中で大きくひろがった髪は首筋のあたりから真紅にカラーリングされている。
カズヤは右腕を宙に突き出すと、そのままの姿勢で夜空に飛び出して行った。
16第九回ワイスレ杯参加作品:2012/03/03(土) 17:13:45.70
「うう〜っ」
 呻きの中で目を覚ました俺は……うへえ! ここはどこだ? そもそも俺に何が起こった?
 いやあ本当にどうも、ありがとうございました!!!
 ところでここどこよ? 原っぱみたいだけどなぁ。どこ草原? 今何時? なんとなーく昼ぐらいか?
 つか、俺は何歳?「あーっ! あーーーっ!」声は低いが。手の毛深さを見ても、大人の男って感じか!!!
 まさに「ラーララ」
 シュッ、シュッ! シュッ! シュッ!
「シュッ!」
 ジェットパンチによる加速〜!! 音速超えた魚たちのDREAMING(ゆめ).
 ふっ! と右見る左見る。
 な〜〜〜んもありませんで〜した。
「あっ、熊が駆けてくる……」
 はっ、幻覚だったのか。
 あの水も、おんなも、枯れた乳……すべて……。
 おお、おおお、あれは何か。この現状を打破するきっと……。
 毛深い脚は駆け出しました〜。すてっとんとん、てけらってけらってけ。おけらのダンスが交差するうち、原っぱという草原のふきのとうたちの中心へ男がひとり、オ、ド、リ、デ、ル。
「うあっ! ひよこ……!」
 かわいいひよこがいた。屈んでさわろうとすると、そいつは俺の手に乗ってきたんだ。黄色くてかわいい。
「ぴよぴよ」俺。
 これを、育てろということか。
17第九回ワイスレ杯参加作品:2012/03/03(土) 17:17:42.31
 何が起こった。飛行機のシートで受けた衝撃は憶えている。頭が割れる程の悲鳴を聞いた気がする。今、身体は途轍もない乾きの中にある。
 瞼を開けると砂が落ちる。ここは真っ白な海岸だった。熱い陽射しを、うつ伏せの身体が受けている。指は動く。脚が、動かない。背中が熱すぎる。仰向けになりたいが、敵わない。
 インドネシアの津波復興支援に向かう便だった。俺の他に医者は十名、看護師十五名、赤十字の阿部さん、仲間さん、それから、基金のマスコットとして来日していた被災少女ミンピちゃん……。なんて不運だ。俺は彼女を想い、泣きたくなった。
 這おうとするが力が入らず、体が衰弱しきっているのがわかる。一体何日が経過しているのだろう。どこかに魚……蟹とかはいないか。何でもいい。食べなければ意識が遠のきそうだ。今気絶をしたら次に目覚めることはないかもしれない。
 首に力を入れて、辺りを見回した。
 岩の陰に、何かがあった。精一杯目を凝らした。
 それは小さかった。ぼろきれを纏った、少女のように見えた。
 俺は這った。脚は全く動かない。腕だけで全身を引きずった。
 やがて辿り着いた。岩場の陰で、ミンピちゃんは、首が柔らかくなっていた。
 俺は泣いた。

 少女の身体が腐る前に、俺は携帯していたメスで調理をした。その肉を食した。彼女に話しかけながら、食べられる部分を残さずに食べた。

 五日後、雲の向こうにヘリの機影を見た。俺に気づいたらしい。真っ直ぐに、ここに向かってくる。
 岩を背に、身体はぴくりともしない。脚は、手遅れだろう。
 強い意思だけが俺の中にあった。
18ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2012/03/03(土) 17:17:57.32
第九回ワイスレ杯参加作品

>>6
>>7
>>8
>>9
>>10
>>11
>>14
>>15
>>16

こ、この勢いは!(`・ω・´)
19ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2012/03/03(土) 17:19:34.11
第九回ワイスレ杯参加作品

>>6
>>7
>>8
>>9
>>10
>>11
>>14
>>15
>>16
>>17

大台に届くのか!(`・ω・´)
20第九回ワイスレ杯参加作品:2012/03/03(土) 17:21:45.81
 世界は終わっていた。
 英夫が暗闇のなかで目にした小さな赤い球体、それは地球だった。
 手に触れようとした時、ぼんと爆ぜた。黒い塵のようなものが暗闇に広がった。
 断末魔が耳に残った。英夫の妻も、娘も、父も母も、その中にいたのだ。
 彼に絶望が訪れた。

 暗闇の中で二年が経った。
 英夫は空間を掻くようにして、浮遊する黒い物質を集め、球体を作っていた。
 黒い星の中で、黒い魚が生まれ、黒い動物が生まれ、黒い人間が生まれていた。
 星の文明は急速に発達していく。彼らを見守ることが英夫の生きがいになっていた。

 五年が経ち、黒の星は文明のピークを迎えた。
 黒い人間の声が英夫に届いた。

 私達の星を作ってくれてありがとう。
 でも、星の寿命は短い。文明の発達で自然は衰え、あとは緩やかな死を待つしかない。
 やりなおさなくてはいけない。他の豊かな星に寄生して、星の命を存続させなくてはいけない。
 ここにはあなたと暗闇しか存在しないが、今より過去に適性の青い星を見つけた。私達はそこに行くよ。
 今まで見守ってくれて、ありがとう。
21ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2012/03/03(土) 17:31:03.34
>>20
末期の地球にいた者達の断末魔が呻きなのか!
新たな世界の創造主の元から離れていく人達を目覚めと取るのか!

儚くも美しい世界観ではあるが設定と掛け離れて見えるのでダメ!(`・ω・´)
22第九回ワイスレ杯参加作品:2012/03/03(土) 17:43:01.43
呻きとかは適度に無視していいと思ってた。
直したけどok?
だめなら通常評価お願いします。


 世界は終わっていた。
 英夫が呻きのなか覚醒し、一帯の暗闇に戸惑いながら目にした小さな赤い球体、それは地球だった。
 希望を胸に近づき、手に触れようとした時、ぼんと爆ぜた。黒い塵のようなものが暗闇に広がった。
 断末魔が耳に残った。英夫の妻も、娘も、父も母も、その中にいたのだ。
 彼に絶望が訪れた。

 暗闇の中で二年が経った。
 英夫は空間を掻くようにして、浮遊する黒い物質を集め、球体を作っていた。
 黒い星の中で、黒い魚が生まれ、黒い動物が生まれ、黒い人間が生まれていた。
 星の文明は急速に発達していく。彼らを見守ることが英夫の生きがいになっていた。

 五年が経ち、黒の星は文明のピークを迎えた。
 黒い人間の声が英夫に届いた。

 私達の星を作ってくれてありがとう。
 でも、星の寿命は短い。文明の発達で自然は衰え、あとは緩やかな死を待つしかない。
 やりなおさなくてはいけない。他の豊かな星に寄生して、星の命を存続させなくてはいけない。
 ここにはあなたと暗闇しか存在しないが、今より過去に適性の青い星を見つけた。私達はそこに行くよ。
 今まで見守ってくれて、ありがとう。
23名無し物書き@推敲中?:2012/03/03(土) 17:44:49.25
関係ないけどいい雰囲気の文だな
24わいすれ杯:2012/03/03(土) 17:46:10.31
 薄暗い寝室に入ると、夫が「ううん」とうめくような声を上げて目を覚ました。
 私はモスグリーンのカーテンを開ける。
「もう十時よ」
 夫はベッドの上で体を起こし、まぶしそうな表情をした。
「いくら日曜だからって」
 夫は布団を押しのけると、ふらふらした足取りで私に近づいてきて、そっと私の肩に手を触れた。
「どうしたの?」
 こんなふうに夫が私の体に触れるなんて、随分久しぶりな気がする。結婚して、もう三十年。息子二人は独立して
今は静かな二人暮らしだ。寡黙な夫は、愛情表現がすごく下手だ。
「いや、なんだか夢を見てた」夫は寝ぼけ眼でぼそぼそつぶやく。「お前が、いなくなってしまった夢だった」
「おかしなこと言わないで。お味噌汁、さめちゃいますから」
 夫のぶっきらぼうな口ぶりと真剣な表情が、なんだか恥ずかしく、うれしくなって、思わず笑みがこぼえれて
しまって、でもそんな笑みを見られたくなくて、わざと口をとがらせて、寝室を後にしてキッチンへ向かった。
2524:2012/03/03(土) 17:48:09.68
× 笑みがこぼえれて
○ 笑みがこぼれて
26第九回ワイスレ杯参加作品:2012/03/03(土) 18:28:34.13
「やあ、気分はどうかね?」
「良く分かりません。僕はどうしてここにいるんですか?」
 青年は、霞をかき分け散らばった記憶を拾い集める。――が、なにも思い出せない。
「覚えていないのかい? 君は事故にあって死にかけたんだ」
「――事故?」
 白衣の男からその言葉を聞いた刹那、青年は呻き声をあげはじめる。
「いけない! ショック症状だ! 鎮静剤を!」

 青年は、再び目覚めた。手足が拘束され、口にはタオルで猿ぐつわが施されている。
「すまないね。舌を噛むと危ないので処置をさせてもらったよ」
 白衣の男は青年を見下ろすと、静かに語りはじめた。
「君の頭についている電極は、脳波をとるためではない。微弱な電流を流すためだ。君の海馬
には小さな針が埋め込まれている。そして、そこから延びたリード線は、君の頭蓋骨へと通じ
ているんだ」
 白衣の男は一呼吸おき、窓の外を眺めている。
「君は、ロボトミーを知っているかね? 前頭葉の一部を切除して、人間性を奪う手術だ」
 青年の瞳には、執念の炎が戻りはじめた。真実に近づいた使命感が頭を支配していく。
「そう怖い顔をしないでくれ。私はそんな愚かな禁忌を犯すつもりはない。人の記憶はどうや
って刻まれるか知っているかね? 電気信号だよ、機械と一緒さ。では、記憶装置である海馬
に電流を流すとどうなるか――分かるかね?」
 白衣の男は、笑いはじめた。自らの声に鼓舞されるように、徐々に声を高ぶらせていく。
「そう、記憶が失われるんだよ。最初は一時的なものだった。でもね、実験を重ねるうちに完
全に記憶を失わせる方法が分かったんだ」
 白衣の男は、虚ろな目でふらついている。
「私の息子はね、人を殺したんだ。けどね、あいつは反省していた。最期の面会のとき、確か
に私は感じたんだ。あのとき、あいつの罪の記憶を消すことができたら――そう思うと私は
――はて、この話は何回目だったかね?」
 白衣の男は指を折り数えると、薄ら笑いを浮かべ電子機器のつまみをいじりはじめた。
「まさか君のようなフリーライターが嗅ぎつけるとはね。そう怯えないでくれ。あいつは目覚
めることはなかったが、今度は失敗しない。起きたら私が育ててあげるよ――おやすみ」

「やあ、気分はどうかね?」
27ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2012/03/03(土) 18:33:09.20
第九回ワイスレ杯参加作品
>>6
>>7
>>8
>>9
>>10
>>11
>>14
>>15
>>16
>>17
>>22
>>24
>>26
あと二作で締め切る!(`・ω・´)クワッ!!
28名無し物書き@推敲中?:2012/03/03(土) 19:23:55.35
ていうか前スレの参加作品ここに貼ってくれた人(ワイか?)おつ〜
29名無し物書き@推敲中?:2012/03/03(土) 19:25:42.58
ほんとだね。リンクが容易だから読むのがラク。
ご苦労であった。
30ワイスレ杯参加作:2012/03/03(土) 20:08:01.56
 目を覚ました、というには少し違和感があった。まどろみも目蓋を開ける動作も記憶になかったし、そもそも
これまで眠っていたという感じがしない。とはいえ自分の知る限り今の感覚を言い表すのに最も近いのは覚醒の
それであった。機械の電源を入れるように、意識だけが突然始まったみたいだった。頭は軽く不思議なほどに冴
えていたが、現状を説明する言葉は何一つ見当たらなかった。右手にはなぜかピストルが握られていた。
 目の前には老人が立っていた。品の良い服装で背筋がぴんと伸びていた。柔和な表情だがその眼には温かみと
いうものがなかった。
「お前は誰だ」
 と男は老人に聞いた。
「あなたこそどなたでしょう」
 老人は微笑みを浮かべながら聞き返した。一瞬の後に男は愕然とする。俺は誰だ? めまぐるしく思考が働い
たがその問いに対する答えは出ない。血の気が引くのが感じられ、ピストルを握る手が震え出した。
「教えてくれ。俺は誰なんだ」
「それはお願いですか?」
 微笑みを保ったまま老人は穏やかに聞いた。それが男の癇に障った。
「答えろ!」
 男は声を荒げ、ピストルを両手で前に突き出した。固く喰いしばった歯の間から速い呼吸が漏れた。
 老人は肩をすくめた。
「いいでしょう。お教えします。とはいえ私も出会ったばかりであなたのことをそれほど知っているとは言えま
せんが。最初に私があなたを見かけた時、あなたがピストルを抱えて思いつめた顔をしていらしたので声をかけ
たのです。ただならぬご様子だったので、三つばかり願いを叶えて差し上げましょうと提案しました所ふざけるな
と撃たれてしまいました」
 平然と言う老人の服は確かに心臓のあたりに銃弾が貫いた穴が開いていた。
「私が平気なのを見てあなたは私にこう願いしました。記憶を消してくれ、と」
「なぜそんなことを願ったんだ」
 はて、と老人ははぐらかした。悪魔め。しかし何も覚えていないのでは反論もできない。何をするあてもない。
「さあ、最後のお願いを仰ってください」
「俺の記憶を返せ」
 悪魔は高笑いを残して消えた。全てを思い出した男は迷わずこめかみに銃口を当て引き金を引いた。
31ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2012/03/03(土) 20:26:13.26
第九回ワイスレ杯参加作品
>>6
>>7
>>8
>>9
>>10
>>11
>>14
>>15
>>16
>>17
>>22
>>24
>>26
>>30
ラストォォォォォォォォォォ!!((#`・ω・´#))
32ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2012/03/03(土) 20:27:16.51
>>28-29
心優しい名無しさんのおかげ!(`・ω・´)
33名無し物書き@推敲中?:2012/03/03(土) 20:50:30.75
上久保が、不作を心配していくつか書いてくれたのかなw
なんにせよ安定のラストスパートでよかった
上位作は何作発表となりますかね?
34ワイスレ杯:2012/03/03(土) 21:37:31.78
あうーん? と唸りながら増田君が目覚めると、鼻先にパンツがあった。
何事だ!? と増田君が思った瞬間、首が絞められた。
「あうーんじゃないわよバカおにい!」いきなり黄色い声が耳に届く。
パンツから視線をあげると、美由紀が見下ろしていた。
「今日は何の日か忘れたの? いつまで寝てんのよっ!」
妹の太ももによって、ますます首が締め付けられる。
い、妹……!? そんなバカな。美由紀は確か二ヶ月ほど前……。
とするとこれは金縛りなのか!? 増田君はぐっと腹に力を込める。
ええい! 気合いとともに、馬乗りになって露わになった太ももで首
を締めている妹を投げ飛ばした。そしておもむろに寝床から起き上がると、
机の上のお守りを取って美由紀にかざす……受験のお守りだけど、お守り
はお守りだ。
悪霊退散! 成仏してくれ美由紀!
「ふえ……? 悪霊って。はああ……」美由紀はため息をつき、憐れむよう
な目で増田君を見つめる。「また寝ぼけてんのバカおにい。今日は私たち
の四十九日。いよいよこの世からお別れなのよ。だから、ね。お父さんと
お母さんにさよなら言わなきゃいけないでしょ」
……そうか。あの事故からもう、四十九日が経ったのか。俺ら兄妹が交通
事故にあってから。
増田君は目を細め、もう成長することのない妹の姿を改めて見た。
35ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2012/03/03(土) 21:44:14.84
第九回ワイスレ杯参加作品

>>6 >>7
>>8 >>9
>>10 >>11
>>14 >>15
>>16 >>17
>>22 >>24
>>26 >>30
>>34

ここまで!(`・ω・´)
36ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2012/03/03(土) 21:47:56.60
結果は明日!
全作品の寸評と上位五作品を発表する!
寸評は夕方! 上位は午後八時を予定!

また明日に会いましょう!(`・ω・´)ノシ
37かめ ◆1q5xukD1QY :2012/03/03(土) 22:06:17.90
>>36
前スレの最後らへん見てびっくりした。寒中水泳とかで済んで良かった良かった。
ていうか、気をつけて田舎ライフしてね。
 夢だと思ったその低い呻り声に、微睡みから解かれた。まだ、たき火の熱が体にあたり温かい。奴らは火の近くまでは来ない。なのに。暗い森の中で、眠りから覚めても消えない呻り声に思考が戸惑う。
 恐る恐る目を細く開ける。動きを悟られないよう静かに。ゆっくりと。
 やはり。そこには狼がいた。
 同時に、その姿に全てを理解した。黒い木々の隙間に満月に輝く灰白色の、人の身の丈の三倍はゆうに超える大きな姿。圧倒的な畏怖、神にも等しいその存在。大銀狼、この森の主。
かつて祖父から聞いた伝説が今、目の前に存在している。と、祖母から聞いた昔話が脳裏に瞬いた。
――大銀狼は人の子を攫い嫁にする。満月に娘を森に入れてはいけない。
 息がつまった。メイサは。一緒に花を採りに来ていたメイサはどこだ。目を見開き、あたりに視線をめぐらす。いた、倒木の影にうずくまる様にして、
小さな寝息を立てて寝ている。胸にはたくさんの白い花束を抱えている。
 少しだけ顔を上げて大銀狼を見る。狼はどこか遠くを見ているようだ。どうやら大銀狼は俺達に興味を持っていない。メイサにも気づいていない?
ひょっとすると人の娘以外には興味がないのかもしれない。このままやり過ごせば。
 安堵に一瞬、体が弛緩し大きく息が漏れた。
 刹那、地の底から響き出でたような咆哮に大気が揺れる。
 無意識に見上げた視線の先に青白色に輝く狼の冷たい瞳、視線が合った。体が止まった。
 もう駄目だ。
 止めどなく溢れるメイサとの想い出――井戸の前でメイサと目が合った。祭りの準備でメイサの手に触れた。メイサと豊穣祭でダンスを踊った。メイサと体を――。
明日には、白い花輪を頭に乗せたメイサと神様の前で永遠の誓いを立てるはずだった。
 気が付いた時には弓を引いている。大銀狼の眉間を狙っている。
 雄叫びとともに矢を放った。が、矢は銀色の毛に容易に弾き返される。何度も打つがすべて跳ね返される。そうして、とうとう矢は尽きた。
 すがる思いで、たき火の中から枝を抜いて弓につがえ、そして放った。

「それから男の人はどうなったの? やっぱり大銀狼は殺せなかったの?」
「そうじゃの、大銀狼は神様じゃからの、殺せなんだ。じゃがな、それから大銀狼の昔話に一つ話が加わったんじゃ。もし森で大銀狼に出会ったのなら眉間を狙って火矢を撃て」
3938:2012/03/03(土) 22:15:33.09
>>38です
間に合いませんでした。九時の時点で枠が空いてたので、もしや、と思い書き出したのですが
甘かったようです。
ワイ様、杯終了後にでも評価して頂けると幸いです。
40秋吉君@粘りけのあるネカマ汗 ◆2itMTGf8Qk :2012/03/03(土) 22:17:34.92
メイサーーーー!

昔のUO仲間のメイサーを思い出した。
元気にしてるかな、リカコは。
41ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2012/03/03(土) 22:33:11.90
第九回ワイスレ杯参加作品

>>6 >>7
>>8 >>9
>>10 >>11
>>14 >>15
>>16 >>17
>>22 >>24
>>26 >>30
>>34 >>38(参考作)

先着に間に合わなかった作品は参考作として参加を認める!
参考作にも寸評と順位を付ける! 間に合っていたと仮定した暫定の評価!

ワイの独断!(`・ω・´)
42秋吉君@粘りけのあるネカマ汗 ◆2itMTGf8Qk :2012/03/03(土) 22:37:27.27
なんてこったい・・・
そんなら書いとくべきだったんじゃねばねば?>(;@;Д;@;;)
43上久保省太 ◆SRLJbawRsQ :2012/03/03(土) 22:42:26.70
先着制は破綻だな、ワイの自家撞着だ。
次回からはまた通常の、数を限定しない募集に戻せよ。
44上久保省太 ◆SRLJbawRsQ :2012/03/03(土) 22:44:07.36
秋吉はワイの独断の被害者だ。
もっとワイに怒りをぶつけてやれ。
45かめ ◆1q5xukD1QY :2012/03/03(土) 22:45:26.43
>>41

よし、書こう!
46秋吉君@粘りけのあるネカマ汗 ◆2itMTGf8Qk :2012/03/03(土) 22:46:45.14
創作者にとって、忙しい、は言い訳にならないのだよなァ・・・
47かめ ◆1q5xukD1QY :2012/03/03(土) 22:54:45.47
>>46
言い訳になると思うよ。
なんかうまく言えないけど、忙しくない人が作った創作物は、眠たい。だらだらしてる。
48ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2012/03/03(土) 22:57:34.19
先着制は機能している!
これからの作品は全て参考作となる! 順位はあくまで暫定!
その為、本選の順位と被る可能性は大いにある!
ただし、参考作の場合は『参加していれば』という含みを忘れてはいけない!

即興の作品には、それなりの粗が見える!(`・ω・´)
49上久保省太 ◆SRLJbawRsQ :2012/03/03(土) 23:03:26.36
>これからの作品は全て参考作となる! 順位はあくまで暫定!
>その為、本選の順位と被る可能性は大いにある!
>ただし、参考作の場合は『参加していれば』という含みを忘れてはいけない!

それを自家撞着と言うんだろう。
そんなことをして誰が何の得をするんだよカスが。
50ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2012/03/03(土) 23:06:11.92
書いていて間に合わなかった者への救済策!
募集を初めて目にした者への今後の道標!

得だと考えた者がすればよい!(`・ω・´)
51かめ ◆1q5xukD1QY :2012/03/03(土) 23:07:02.51
>>49
わい先生を指してカスなどと呼ばわってはいけなーい!

なんかちょっと酔ってきた
52上久保省太 ◆SRLJbawRsQ :2012/03/03(土) 23:08:29.70
まあいい。
取り敢えず、次からは通常の募集に戻そう。
数の限られたワイ杯で優勝しても自慢にならんからな。
53名無し物書き@推敲中?:2012/03/03(土) 23:08:57.60
ま、秋吉とかめがこのお題でどう書くかは見てみたい。
秋吉は自分で前フリして書かないわけはないよね?(微笑)
54名無し物書き@推敲中?:2012/03/03(土) 23:11:18.23
さぁ盛大に自爆するのです。このお題は難しいよ。
16作と被らないようにするのはね
5538:2012/03/03(土) 23:15:53.84
>>41 >>48 >>50
ワイさんの温情に感謝いたします! >>48も了解しましたです!

なんだか色々と申し訳ないです! >ネカマ様、かめ様、上久保様

>>49
少なくともわたくしは得します! 寸評頂けるのは言わずもがなです!
暫定でも順位をいただけるのは(入ればですが)、励みになりますし、
第三者評価で相対順位を頂けるというのが大きいです!
56秋吉君@粘りけのあるネカマ汗 ◆2itMTGf8Qk :2012/03/03(土) 23:16:38.56
hahaha
実は参加している。
ちゅーか忙しかったのは事実だが、そんなものは言い訳にならん!
・・・が、
>>48
さすがである。見透かされている。気がする。
57上久保省太 ◆SRLJbawRsQ :2012/03/03(土) 23:22:45.69
ここはワイ信者の巣窟か……。
今流行りのマインドコントロールというやつか。
せいぜい家賃滞納しないように気を付けろよw
58名無し物書き@推敲中?:2012/03/03(土) 23:27:33.25
上久保は改心したんじゃなかったのか。なんだそのリアル中坊みたいなレスは。
先着制がやりづらかったのはわかるけどさ。
59秋吉君@粘りけのあるネカマ汗 ◆2itMTGf8Qk :2012/03/03(土) 23:29:37.83
ワイ様は今、隔絶された大地で、「美しきムロ」をお作りになられているのだ。
「美しきムロ」では、完全なる自給自足、朝5時に起きて夜7時に就寝する。
規則正しく清く健康的で貧しくも生き生きとした人間らしい原初の暮らしが実現されるのだ。
全てがみんなのもの。一人はみんなのために、みんなは一人のために。

もちろん夜ばいの制度もあるでよ。
メガ久保君も来るだろ?
60上久保省太 ◆SRLJbawRsQ :2012/03/03(土) 23:29:39.41
改心?
なぜ俺が改心などしなければいけないんだ?
リアル厨房というならそれはワイ信者どもの方だろう。
61かめ ◆1q5xukD1QY :2012/03/03(土) 23:32:17.97
>>57
少なくとも僕は信者。僕のには点数つけてくれない事が多いお人だけど、僕たちぷっぷくぷーに正しい日本語の使い方とかを熱心に指導してくださる有り難い先生。
『胸は打たない! 心を打つ!』
62上久保省太 ◆SRLJbawRsQ :2012/03/03(土) 23:32:21.72
秋吉、ついに頭イカれたのか?
完全に宗教施設じゃないか、というかワイ教に毒されているな。
こいつは重症だ、回復の見込みなし。
63秋吉君@粘りけのあるネカマ汗 ◆2itMTGf8Qk :2012/03/03(土) 23:33:15.73
ワイ様は蕗の薹を採取されに行かれて肥だめにはまってしまったという高貴なお方だ。
それは全て「美しきムロ」を実現するための修行なのだ。
64上久保省太 ◆SRLJbawRsQ :2012/03/03(土) 23:34:54.22
かめよ、俺はこれでもお前のことを買っていたんだぜ?
お前ほどの書き手がワイ信者とは嘆かわしい、見損なったぞ。
もっと、ワイよりも己の可能性を信じろ。
お前は既にワイを越えている。
65名無し物書き@推敲中?:2012/03/03(土) 23:35:10.55
難しいことは知らないけどワイ氏はキトクな人じゃないっすか?
ただで人の面倒を見てるんだから。
66かめ ◆1q5xukD1QY :2012/03/03(土) 23:35:49.65
>>59
朝5時に起きるのはいいし今でもそうやけど、夜7時に寝るのは嫌。晩ごはんいつ食べるんさ?
67上久保省太 ◆SRLJbawRsQ :2012/03/03(土) 23:36:18.45
秋吉は本当に重症だ。
あきらめよう、あいつはもう駄目だ。
68秋吉君@粘りけのあるネカマ汗 ◆2itMTGf8Qk :2012/03/03(土) 23:39:21.45
もはやワイ様は星人の域に達している。地球を超えた。
たとえ肥だめに首まで漬かっても。
ぷ〜ん。

>>
一日二食。朝と昼のみ。夜は夜ばいで忙しい。
「美しきムロ」広報部にはタカオカサキもいる。
69名無し物書き@推敲中?:2012/03/03(土) 23:41:48.53
冷蔵庫の生ドラを食うかどうするか。
迷うな。
明日の朝は肉まんあんまんを食べるのでそのとき食うか。生ドラも。
今は食いたいが太るし。
今朝チーズスフレ食ったし今日は控えたほうがいいかもしれない。
ウイスキーのお湯割りは飲むが食うのは控えるか。
太りたくない。
70かめ ◆1q5xukD1QY :2012/03/03(土) 23:44:07.48
>>64
ノンノン、上久保たんノンノン!
いい?僕はな、尊敬してる人の竹刀の切っ先を見定めた上で、その竹刀の動きの範囲外の場所で、自分勝手に日本語をこねくり回してあそんでいたいのん。
わかる? 伝わってる?

71名無し物書き@推敲中?:2012/03/03(土) 23:45:03.09
亀頭責めの達人。
72秋吉君@粘りけのあるネカマ汗 ◆2itMTGf8Qk :2012/03/03(土) 23:45:43.07
なんでおやつ系の食い物しかないんだ?女子か?
夜ばうぞ。
73上久保省太 ◆SRLJbawRsQ :2012/03/03(土) 23:48:35.23
>かめ
なるほど、それがお前の流儀だったか。
だが、お前がワイを尊敬する必要はない。

>秋吉
自然に話の流れを進めているけど、「美しきムロ」ってそもそも何なんだよwwww
74秋吉君@粘りけのあるネカマ汗 ◆2itMTGf8Qk :2012/03/03(土) 23:51:13.41
武者小路が失敗した「美しき村」の現代版だ、とワイ様は言っておられたぞ。
奇跡的に南アルプスの急斜面に発見した巨大な洞穴が住居らしい。
75名無し物書き@推敲中?:2012/03/03(土) 23:54:50.45
?……洞窟生活者?

地震と落盤と寒ささえなけりゃ深い洞窟は住みやすいらしいが……
76上久保省太 ◆SRLJbawRsQ :2012/03/03(土) 23:56:40.74
秋吉、お前はかわいそうな奴だ。
周りの環境がお前を駄目にしている。
師匠はワイだし、相方はポッポだし、お前の周りには本当にろくな奴がいないな。
77名無し物書き@推敲中?:2012/03/03(土) 23:58:48.29
アリ仲間。
78かめ ◆1q5xukD1QY :2012/03/03(土) 23:59:05.28
>>73
秋吉さんの表現する「美しきムロ」って多分、死亡フラグぴんこ勃ち切磋琢磨コミューンとかそういうような事を言いたいんだと思う。
79ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2012/03/04(日) 00:03:05.57
>>70
時に間合いを見誤って点数を付けられることもある!

ワイの杞憂であったか!
第九回ワイスレ杯の募集はここまで!(`・ω・´)ノシ
80ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2012/03/04(日) 00:06:33.06
第九回ワイスレ杯参加作品

>>6 >>7
>>8 >>9
>>10 >>11
>>14 >>15
>>16 >>17
>>22 >>24
>>26 >>30
>>34 >>38(参考作)

先着に間に合わなかった作品は参考作として参加を認める!
参考作にも寸評と順位を付ける! 間に合っていたと仮定した暫定の評価!
今日の夕方に全作品の寸評! 上位五作品は午後八時から発表する!

今後の予定!(`・ω・´)
8124:2012/03/04(日) 00:24:40.63
諸般の事情で>>24は棄権します。参考作扱いにしてください。
82秋吉君@粘りけのあるネカマ汗 ◆2itMTGf8Qk :2012/03/04(日) 00:28:47.73
>>76
最後の砦ことメガ久保くんがいるからダイジョーブ博士

>>78
いや、本当にムロで生活するんだよ。
広報部長のタカオカサキと副部長のゴウリキーに毎晩YOBAIする閉鎖社会だ。
最高だ。
83名無し物書き@推敲中?:2012/03/04(日) 02:10:07.98
>>81
お前が24だという証拠はどこにある?
名無しでの投稿と決まっている以上、そんなもの認められないだろ。
一度公開しちまったもんを無しにはできない、それが2chだ。
どうしても取り消さなきゃいけない重大なわけでもあるのか?

あと上久保うるさい
また第八回みたいに荒らすのかよ最低だな
84名無し物書き@推敲中?:2012/03/04(日) 02:33:55.18
短いがいいワンシーンだ。設定も満たしている。
別作品にでも組み込む気になったのかな? それは別に参加作でも参考作でも関係ないな。ご自由に系。
まあ違うか。じゃあ何だろう。 15の中に何作も入れてるのかな? それも勿論問題ない。
1-5位独占したってかまわない。
85ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2012/03/04(日) 07:53:34.39
>>81
諸般の事情がワイには推測もできない!
名無しの投稿がルールなので24本人の弁と素直に受け取ることは難しい!
さらに24を参考作にすると、38の参考作を取り消さないといけない!
先着に間に合っていて繰り上げ当選の形になる!
ワイの一存で決めてもいい事案ではある!
しかし、公平性の部分で後々に他方から不満が噴出するのは目に見えている!
従って>>81の意見を採用することはできない!
全ての発表が終わったあとでスレッドに訴えの真意を書き込めばよい!

ワイの考え!(`・ω・´)
86名無し物書き@推敲中?:2012/03/04(日) 08:03:42.34
吐いた唾は戻せないですよね
87かめ ◆1q5xukD1QY :2012/03/04(日) 09:04:03.12
>>86
戻せるやろ
88名無し物書き@推敲中?:2012/03/04(日) 09:05:44.48
81 名前:24[] 投稿日:2012/03/04(日) 00:24:40.63
諸般の事情で>>24は棄権します。参考作扱いにしてください。

本人証明ができないから却下。

はい論破。

(論破時間0.02秒)

(`・ω・´)
89名無し物書き@推敲中?:2012/03/04(日) 09:30:10.65
最近1秒以下で論破される奴が増えた。
脳弱者は注意。
(`・ω・´)
90名無し物書き@推敲中?:2012/03/04(日) 09:31:07.87
87 名前:かめ ◆1q5xukD1QY [sage] 投稿日:2012/03/04(日) 09:04:03.12
>>86
戻せるやろ



戻せない。

はい論破。

(`・ω・´)
91ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2012/03/04(日) 09:36:55.47
ちょ、ちょっと急用で、で、出掛けることに……なった!
す、す、すぐに戻るかもしれないので、し、し、し、心配はいらない!

いってきます!(`・ω・´)ノ
92名無し物書き@推敲中?:2012/03/04(日) 09:47:30.36
昨夜は上久保というひとが、柁渇のごとくみなから嫌がられていることが
とても哀しくて、寝つけなかった。
93名無し物書き@推敲中?:2012/03/04(日) 10:08:22.17
蛇蝎ってこうじゃないか?
俺の知識の不足かもしれないが。

あと、スルーしてやれ。
94名無し物書き@推敲中?:2012/03/04(日) 10:17:57.06
★たばこ大増税に異議あり!★コピペ拡散希望★
増税しても個人輸入が増えれば税収は増えません。
増税に対抗して個人輸入してやりましょう。
個人輸入も日本語の輸入代行業者を使えば簡単。
「タバコ 輸入代行」とかで検索するとあるある
送料込みで1箱90円とかの激安サイトもある。
9524:2012/03/04(日) 11:33:32.61
混乱招いたようで申し訳ない。

俺、複数投稿してるから、一つ棄権すれば>>38が繰り上がるかなと。
浅知恵ですまなかった。

ワイさんの裁定に異存ないっす。
96ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2012/03/04(日) 12:06:21.27
>>95
その優しさだけは受け取った!

昼食後に読み始める!(`・ω・´)
97名無し物書き@推敲中?:2012/03/04(日) 12:16:29.03
>>16は秋吉作のにほいがする
98名無し物書き@推敲中?:2012/03/04(日) 14:01:55.84
さあ、発表まで待てない!
琴線をふるわすツカミはどれだ!

>>6 アキラは目を覚ました。
>>7 異星の女神エルシャランダ・ミルファーレスト様、わたしをお救いくださいませ。
>>8 虫の音に、男は起こされた。
>>9 その経験を大学の友人十人に告げた。
>>10 魔の一時間。一人の死刑囚に、明日が来ない事が知らされる、 くそったれの一時間だ。
>>11 ひい、ひい、と呻くような悲鳴が聞こえ、私は目を覚ます。
>>14 俺は、夢にまで浸食してくるうめき声で目が覚めた。
>>15 ほの白い空に散りばめられた黄金の粒に魅了されてどちらからともなく指をからませた。
>>16 「うう〜っ」
>>17 何が起こった。飛行機のシートで受けた衝撃は憶えている。
>>22 呻きとかは適度に無視していいと思ってた。
>>24 薄暗い寝室に入ると、夫が「ううん」とうめくような声を上げて目を覚ました。
>>26 「やあ、気分はどうかね?」
>>30 目を覚ました、というには少し違和感があった。
>>34 あうーん? と唸りながら増田君が目覚めると、鼻先にパンツがあった。

●参考作品

>>38 夢だと思ったその低い呻り声に、微睡みから解かれた。まだ、たき火の熱が体にあたり温かい。
99名無し物書き@推敲中?:2012/03/04(日) 14:04:35.21
>>22 世界は終わっていた。
※編集の誤り 作者さんには陳謝です
100名無し物書き@推敲中?:2012/03/04(日) 14:18:06.99
ゴミニートは一日から失踪してるし今回は参加してないっぽいな
101名無し物書き@推敲中?:2012/03/04(日) 14:25:15.03
ワイさん何か賞の連絡でもあったかね
102名無し物書き@推敲中?:2012/03/04(日) 14:33:25.42
えっ、どこかにポシャン(肥溜め※一部報道)して、
なにかを沈めたんじゃないの。

賞ならばメデタイ。が、今日は全国的に日曜日だから
報告来ますか?
103名無し物書き@推敲中?:2012/03/04(日) 14:59:19.68
暴れイノシシが出たんだろう
104上久保省太 ◆SRLJbawRsQ :2012/03/04(日) 15:27:31.32
>>100
失踪したって誰よそいつ?
105名無し物書き@推敲中?:2012/03/04(日) 17:00:57.87
いまいち盛り上がりに欠けるな
誰か優勝予想でもしないのか
106名無し物書き@推敲中?:2012/03/04(日) 17:03:52.26
俺は冷凍死刑を押す。
107上久保省太 ◆SRLJbawRsQ :2012/03/04(日) 17:10:41.78
俺は秋吉作を推す。
108ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2012/03/04(日) 17:12:45.45
読み終わった!(`・ω・´)
109ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2012/03/04(日) 17:21:52.95
全作品の寸評

>>6
一人称と三人称の書き分けが不十分で読み難かった!
赤ちゃん視点の完全な一人称で通した方が良かった!
喉の渇きを母親の初乳で潤す展開は入れた方がよかったかもしれない!

>>7
ファンタジー要素を入れる必要性がわからなかった!
いじめから逃げ出した主人公が女神に救いを求める!
親友は彼女を助ける為に崖下に突き落としたと読めるが、いじめの首謀者にも見える!

>>8
三方ヶ原の戦を題材にした話であった!
時代物の書き方はされていないので読み手を選ぶことはない!
端役に相当する人物が主人公! その忠義には熱い落ちまで用意されていた!

>>9
十人の数に意味はなかった! カツアゲをした二人の人物に意外性はあった!
彼女の行動には驚いた! どうしてそのような考えに至ったのか!
老人ホームに寄付するとカツアゲの抑止力になるらしい! その原理は書かれていなかった!

>>10
未来の話から、さらに遠い未来に目覚める!
従来の死刑と同じで選択肢はない! 死刑囚に選ばせる形で人権に配慮した!
他の死刑囚が運命を受け入れた場合、食肉加工刑は執行されるのか! 人権の観点から少し引っ掛かった!

>>11
自分の悲鳴を自覚していながら声の主を探すのか! 意識が朦朧としている描写はなかった!
心因性の喘息は妻の置き土産! そのような発作がなくても愛する者の死は胸に深く刻まれるはず!
喘息で死ねないことを知りながら死を願う! 死ねなかったことを落胆しながらも安堵する! 主人公の揺れが物語さえも揺るがした!
110ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2012/03/04(日) 17:23:03.81
>>14
素っ気ない文章が主人公には合っていた!
父親と喧嘩をしたあとに届いた段ボール箱で真相が明かされる!
温かい物語を目指しているのであれば、カレーのような過剰な演出は入れない方がよかったかもしれない!

>>15
片仮名の名前であっても二人は日本人に思える! 関係は恋人、または夫婦なのかもしれない!
未曽有の危機が迫っているらしい! そこで彼は変身して飛び立つ!
某映画のオマージュなのかもしれない! その意図はよくわからなかった!

>>16
流し読みと深読みに大差はなかった! すべてを夢で片付けることもできる!
臨月のシングルマザーが夢を見ている! 俺は夫の役割の自分を表し、ひよこは子供の象徴!
そのような深読みはワイの妄想に違いない!

>>17
文章は悪くない! 書かれている内容はよくわかる!
しかし、生きた人間同士の遣り取りがないので少女を食べる行為が性急に思えた!
人間味のある交流を経て、尚も相手を食べなければいけない展開が読者の心に響くのではないのか!

>>22
世界の初めはわからない! その中で黒い人間が過去に戻る!
一度だけのことなのか! すでに数えきれない回数を経ているのか!
残された主人公はどうなるのか! 今の地位を捨てて、ただの人でやり直すのか! 美しくも悲しい再生の物語をワイは思った!
111ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2012/03/04(日) 17:23:38.02
>>24
五十代後半の夫婦なのか! 何気ない日常を切り取った話だった!
夫の言葉には余生の重みがあった! 年甲斐もなく喜ぶ妻!
若々しい演出を入れるのであれば、それなりに妻の特徴を表す描写が欲しいところ!

>>26
フリーライターは半ば監禁状態で人体実験に付き合わされていた!
白衣の男の目的は何なのか! 記憶を消したあとで息子の代わりをさせようとしているのか!
その場合、容姿の違いは問題にならないのか! 男の異常性を強調する物語にしても展開が急に思えた!

>>30
願いを叶える物語はショートショートの定番のネタと云える!
悪魔の話によれば、願いは三つ! 一回目は記憶を消す願いだった! 次は最後の願いになっていた!
二回目の願いは何だったのか! 悪魔が現れる前に戻って自殺した、では落ちがあるとは言い難い!

>>34
妹は亡くなっていた! 首を絞められていた兄も亡くなっていた!
肉体がない兄はお守りを手にすることができた! それとも『今日は私たちの四十九日』は私だけの話だったのか!
成長しないのは妹だけでなく兄も同じ! 真実を打ち明けられたあとも兄が生身に見えて仕方がない!

>>38 
色々な話が混ざっているような話だった! 最大の疑問はメイサにある!
大銀狼は人の子を攫って嫁にするはずがメイサに興味を示さない! 人の子ではないのか! 性別が男なのか!
主人公は男でメイサと結婚を予定していた! 話の中心に関わる人物の得体が知れないのでよくわからない話になった!
112ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2012/03/04(日) 17:35:06.51
ビールで喉を潤す!

では八時に!(`・ω・´)ノ
11338:2012/03/04(日) 17:55:43.28
ワイさんお疲れ様です! >>38(参考作)です! 寸評ありがとうございます!
メイサは人の子で、女の子です!
 「人の娘以外には興味がないのかもしれない。」がダメでしたです!
主人公は狼が自分にしか気づいてないと思っていて、それで娘でない自分には興味ないんだ、
とか思っていたことを書いてたつもりです! 以上、言い訳です!
114名無し物書き@推敲中?:2012/03/04(日) 18:05:54.27
寸評ありがとうでごんす。
が、しかし……ワイさんにこのような評価をいただくと
過去はすべて入賞を逸している。

8時を待たず、玉砕か! とほほのほ。
ほわ〜〜〜ん
11538:2012/03/04(日) 18:07:32.82
わたくしは、侍さんの話>>8が好きでしたです!
116名無し物書き@推敲中?:2012/03/04(日) 18:11:39.02
>>8は前回優勝者の文体に近い!
117名無し物書き@推敲中?:2012/03/04(日) 19:54:37.16
待ち遠しいw
最初のと22が好きだな〜
一作しか書いてないけど入賞するかな…
118名無し物書き@推敲中?:2012/03/04(日) 20:01:59.60
8時だよ、全員召集!
119名無し:2012/03/04(日) 20:03:19.91
大阪府三島郡島本町の小学校や中学校は、暴力イジメ学校や。
島本町の学校で暴力やいじめを受け続けて、心も身体も
壊されて廃人同様になってしもうた僕が言うんやから、
まちがいないで。精神病院へ行っても、ちっとも良うならへん。
教師も校長も、暴力やいじめがあっても見て見ぬフリ。
そればかりか、イジメに加担する教師もおった。
 誰かがイジメを苦にして自殺しても、「本校にイジメは
なかった」と言うて逃げるんやろうなあ。
 僕をイジメた生徒や教師の名前をここで書きたいけど、
そんなことしたら殺されて、天王山に埋められるかもしれ
へん。それで誰にも発見されへんかったら、永久に行方不明のままや。
島本町の学校の関係者は、僕を捜し出して口封じをするな。


120秋吉君@粘りけのあるネカマの寝汗 ◆2itMTGf8Qk :2012/03/04(日) 20:03:54.41
寸評ありがとう。
秋吉君ピーーンチ。
121名無し物書き@推敲中?:2012/03/04(日) 20:06:17.49
>>119 ugu!
召集をかけていないのに このタイミング
122ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2012/03/04(日) 20:07:52.44
やるか!(`・ω・´)
123名無し物書き@推敲中?:2012/03/04(日) 20:08:22.25
ういっす!
124名無し物書き@推敲中?:2012/03/04(日) 20:09:48.62
よしきた!
125ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2012/03/04(日) 20:12:17.04
最初の五位は波乱含み!

始めてもいいかな?(`・ω・´)
126名無し物書き@推敲中?:2012/03/04(日) 20:13:22.11
いいよ。さあこい。
127名無し物書き@推敲中?:2012/03/04(日) 20:14:34.19
召集!点呼
1……16 よしっ!
128ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2012/03/04(日) 20:16:17.64
妻の造形をしっかり作り込んでいれば、もう少し上を狙えた!
参考作にならないで正解! ベタな内容が読後に影響を与えた!

五位は>>24

おめでとう!(`・ω・´)
129名無し物書き@推敲中?:2012/03/04(日) 20:17:32.52
何が波乱なのか説明を求める!
130名無し物書き@推敲中?:2012/03/04(日) 20:17:50.69
薄暗い寝室に入ると、夫が「ううん」とうめくような声を上げて目を覚ました。
だ。おめでとう。
131秋吉君@粘りけのあるネカマの寝汗 ◆2itMTGf8Qk :2012/03/04(日) 20:17:59.76
いきなり秋吉君キターー!
これが最高位だな。
132名無し物書き@推敲中?:2012/03/04(日) 20:18:49.10
えっ、そうなのオドロキ
133名無し物書き@推敲中?:2012/03/04(日) 20:19:22.14
いや最高位じゃないだろw
134秋吉君@粘りけのあるネカマの寝汗 ◆2itMTGf8Qk :2012/03/04(日) 20:19:23.25
ベタ路線でいってみたが、どうだったか。
135上久保省太 ◆SRLJbawRsQ :2012/03/04(日) 20:20:04.26
>>131
複数出したってことか?
136秋吉君@粘りけのあるネカマの寝汗 ◆2itMTGf8Qk :2012/03/04(日) 20:20:16.21
や、俺の投稿作の最高位っていみよ
137ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2012/03/04(日) 20:20:20.96
ちなみに五位が参考作になっていれば、
繰り上がって>>6がその順位に選ばれていた!(`・ω・´)
138秋吉君@粘りけのあるネカマの寝汗 ◆2itMTGf8Qk :2012/03/04(日) 20:21:07.29
>>135
そうだよ。で、最後のが参考作になってすまなんだから、棄権しようと思ったんだが。
139名無し物書き@推敲中?:2012/03/04(日) 20:22:00.42
>>6アキラは目を覚ました。
冒頭作だ。なんで?
140名無し物書き@推敲中?:2012/03/04(日) 20:22:26.35
ってことは秋吉>>95なのか
心優しき男だなww
141名無し物書き@推敲中?:2012/03/04(日) 20:22:40.59
>>138
気にしすぎだ。俺は四作出した。
142名無し物書き@推敲中?:2012/03/04(日) 20:23:18.40
あっ そういうこと ベリーナイス!
14338:2012/03/04(日) 20:24:18.34
秋吉ネカマ様! おめでとうございますです!
そして>>95、心に染み入りましたです!
144ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2012/03/04(日) 20:24:37.17
>>6は人称に狂いがあるものの、デキとしてはまずまず!
『てやんでいBaby』が先行していて新味はないが!
145ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2012/03/04(日) 20:29:37.55
では、四位の発表に移る!

文章よりも内容を重視した!
作者が内容に迷ったように見えて少し共感が薄れた!
その点は惜しまれるが良い話であった!

四位は>>14

おめでとう!(`・ω・´)
146名無し物書き@推敲中?:2012/03/04(日) 20:31:34.79
カレーの話か
いいね、これも楽しく読めた
147秋吉君@粘りけのあるネカマの寝汗 ◆2itMTGf8Qk :2012/03/04(日) 20:33:45.59
丁寧に書かれていたな。
涙は不要だったかもしれないが、好感がもてた作品だ。
148名無し物書き@推敲中?:2012/03/04(日) 20:34:19.90
カレーも、親子の愛情も味わいが深い。
149ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2012/03/04(日) 20:36:09.76
山場の三位の前にちょっとトイレ!(`・ω・´)ノ
150秋吉君@粘りけのあるネカマの寝汗 ◆2itMTGf8Qk :2012/03/04(日) 20:37:58.38
嵌らないようにね☆
151名無し物書き@推敲中?:2012/03/04(日) 20:41:40.03
ショータイムのあとは、ベストスリー
152ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2012/03/04(日) 20:42:42.41
>>150
踏めば薬液が出る!(`・ω・´)
153ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2012/03/04(日) 20:45:15.52
三位はワイもはっきりと意味を理解した訳ではない!
ただ美しい! 日本語の流れが美しい!
滅びの美学と云うのは大袈裟かもしれないがしっくりとくる!

三位は>>22

おめでとう!(`・ω・´)
154名無し物書き@推敲中?:2012/03/04(日) 20:47:22.27
おお、いわゆる敗者復活が
155秋吉君@粘りけのあるネカマの寝汗 ◆2itMTGf8Qk :2012/03/04(日) 20:50:41.32
藤子FのSF短編集的な雰囲気のある小品だったな。
ポエジーで良かった。

>>152
ふ、踏む・・・?
美しきムロは複雑怪奇なり。
156ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2012/03/04(日) 20:50:49.12
作者の挫けない心が実った結果!(`・ω・´)
157名無し物書き@推敲中?:2012/03/04(日) 20:55:03.37
お、まだ発表続いていた。ワクワク
158名無し物書き@推敲中?:2012/03/04(日) 20:57:24.91
さて、優勝旗、準優勝旗の作品はいかに
159ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2012/03/04(日) 20:57:27.04
ここで一位と二位の話!
二位は文章では一位に相当する! 少し瑕はある!
一位は文章で二位に劣るが読み応えがあった! 内容に少し瑕がある!
どちらにも瑕は見られる! 一レスの限られた中で想像力が僅かな差を生んだ!

少し焦らしてもいい?(`・ω・´)
160秋吉君@粘りけのあるネカマの寝汗 ◆2itMTGf8Qk :2012/03/04(日) 20:58:12.75
戦国無双のやつじゃね?
161名無し物書き@推敲中?:2012/03/04(日) 20:58:13.08
いいよ、焦らしてみろよ。
162名無し物書き@推敲中?:2012/03/04(日) 20:58:53.72
レベル2の分際で瑕疵があるとかないとかわかるのかよw
163名無し物書き@推敲中?:2012/03/04(日) 21:00:16.25
いつも焦らすな、ワイさんはw
164名無し物書き@推敲中?:2012/03/04(日) 21:00:30.42
てか6位!やった!ありがとうございますありがとうございます
いわれたように、色々後悔しまくりました。
・人称全部「俺」でよかったのにアキラって何。。
・呻きが生みの苦しみってわかるようにはっきり書けばよかった
・喉の渇きが折角伏線になってたのに母乳に気付かなかった。
焦りは設定じゃなくて自分すぎた。

秋吉さんめ…
165ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2012/03/04(日) 21:01:09.28
これは緊急事態で大きい方を出してくる!(`・ω・´)
166秋吉君@粘りけのあるネカマの寝汗 ◆2itMTGf8Qk :2012/03/04(日) 21:01:19.14
ワイさんの正体、俺知ってるよ。
外見は小学生女子、中身はおっさん。
これすなわち、あしだまな。
167名無し物書き@推敲中?:2012/03/04(日) 21:02:02.54
>>162
死んでいいよ
168名無し物書き@推敲中?:2012/03/04(日) 21:03:24.08
芦田ちゃんの大便が想像できた。秋吉乙
169名無し物書き@推敲中?:2012/03/04(日) 21:03:26.75
14でございます

4位を頂きました、ありがとうございます^^
確かに、内容で非常に迷いました……というか、ネタがなかなか出ませんでした……。
ワイスレには友人から紹介してもらって、初投稿でした。
一スレに収めるって難しいですね……普段も3000程度の短編しか書いていませんが、奥の深さを痛感しました。

次は1位とれるよう目指して頑張ります!でも受験生です!orz
170秋吉君@粘りけのあるネカマの寝汗 ◆2itMTGf8Qk :2012/03/04(日) 21:03:42.20
結構な頻度で脱糞してるよなw
>>164
すまんの。
171名無し物書き@推敲中?:2012/03/04(日) 21:06:03.53
たしか、ワイさんちのトイレは外だったね。
172ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2012/03/04(日) 21:06:35.71
……急いだせいで少し切れた!(*`・ω・´*)
173名無し物書き@推敲中?:2012/03/04(日) 21:06:56.25
田舎暮らしってマジなのか。なんかいいな。
174名無し物書き@推敲中?:2012/03/04(日) 21:07:34.86
切れ痔www
葉っぱでケツ拭いたんだろwwww
175秋吉君@粘りけのあるネカマの寝汗 ◆2itMTGf8Qk :2012/03/04(日) 21:09:46.73
また切れたのw
ボラギノール塗るといいんじゃないかい?
176ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2012/03/04(日) 21:12:03.94
さて、仕切り直して第二位を発表する!
歴史上の設定が手助けになった分、オリジナルの要素に加点はなかった!
物語を構築する力はある! 他の作品も読んでみたいとワイは純粋に思った!

二位は>>8

おめでとう!(`・ω・´)
177名無し物書き@推敲中?:2012/03/04(日) 21:13:41.49
おお、イチオシが2位か
178秋吉君@粘りけのあるネカマの寝汗 ◆2itMTGf8Qk :2012/03/04(日) 21:14:14.68
これは綺麗にまとまっていたな。
確かに、歴史ものに興味なくてもスムーズに読めた。
179名無し物書き@推敲中?:2012/03/04(日) 21:15:54.12
よく戦国物を、しかも実在武将の設定でやれるよね
180秋吉君@粘りけのあるネカマの寝汗 ◆2itMTGf8Qk :2012/03/04(日) 21:16:31.49
優勝は11じゃないかね。手練れの作であろう。
181名無し物書き@推敲中?:2012/03/04(日) 21:18:41.99
17じゃないかな?
182ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2012/03/04(日) 21:20:35.29
第九回ワイスレ杯の栄えある一位を発表する!
その前に仕掛けておいた熱燗が出来たので持ってくる!(`・ω・´)
183秋吉君@粘りけのあるネカマの寝汗 ◆2itMTGf8Qk :2012/03/04(日) 21:21:33.98
17はきっついやろw
焦らしキターー!
熱燗率も高いなあ。。。
184名無し物書き@推敲中?:2012/03/04(日) 21:21:50.30
優勝したらワイさんの切れ痔大爆発(−人−)
185名無し物書き@推敲中?:2012/03/04(日) 21:22:07.27
レベル2の神様が今夜決定!
186名無し物書き@推敲中?:2012/03/04(日) 21:22:08.33
足揺すりながら待ってやるよ。
187秋吉君@粘りけのあるネカマの寝汗 ◆2itMTGf8Qk :2012/03/04(日) 21:22:39.80
これまでのワイ杯の傾向見ると、医療がらみって強いんだよな・・・(ボソ
188名無し物書き@推敲中?:2012/03/04(日) 21:23:43.02
レベルゼロの腰抜けがなんかほざいてるよ
189名無し物書き@推敲中?:2012/03/04(日) 21:25:39.61
ワイさんをレベルゼロというレベル厨は氏ね!
190名無し物書き@推敲中?:2012/03/04(日) 21:25:47.21
184じゃないけど優勝したらワイさんの切れ痔大爆発(−人−)
191名無し物書き@推敲中?:2012/03/04(日) 21:25:51.45
レベル厨=嫉妬厨=かまってちゃん
192秋吉君@粘りけのあるネカマの寝汗 ◆2itMTGf8Qk :2012/03/04(日) 21:27:03.45
いいな期待がもてるやつは。
俺はもうだめだ。寸評が5位のより悪いからな。
193名無し物書き@推敲中?:2012/03/04(日) 21:27:41.94
>>189
ばか?
194名無し物書き@推敲中?:2012/03/04(日) 21:28:21.62
ワイのケツがピンチ!
195名無し物書き@推敲中?:2012/03/04(日) 21:28:27.97
↑このレベル厨を誰か追い出せ!
196ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2012/03/04(日) 21:29:21.94
第九回ワイスレ杯の頂点に立った作品を発表する!

この内容を一レスに収めた手腕は見事!
限られた文字数でありながら他にはない読み応えがあった!
整合性においても最低限に手を回していた!

作者の労力が報われた一作は>>10

おめでとう!(`・ω・´)
197名無し物書き@推敲中?:2012/03/04(日) 21:30:08.16
ち。無事だったか
おめー
198名無し物書き@推敲中?:2012/03/04(日) 21:32:05.53
またコントみたいのが選ばれたか・・・
199秋吉君@粘りけのあるネカマの寝汗 ◆2itMTGf8Qk :2012/03/04(日) 21:34:41.52
ブラックすなあ・・・
おめでとう!
犯罪者+コールドスリープってのは割とありがちだが、この字数で充実した世界観だったな。
200蛙 ◆mnck3iEz52 :2012/03/04(日) 21:34:45.49
今回は無理だろうな、と思ってたのに最後に秋吉が変な事言うから期待しちまっただろうが!

>>11を書きました。最近調子こいてたので精進します。
201名無し物書き@推敲中?:2012/03/04(日) 21:35:56.75
一番深かったのは11だな
202ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2012/03/04(日) 21:38:03.84
>>200
この作品はワイも少し考えた!
呼吸が苦しくなることで脳に酸素が行き渡らなくなり、
支離滅裂な状態になるかもしれない、と!
作中に自覚していることが書かれていたのが残念であった!

ワイの目には留まった!(`・ω・´)
203秋吉君@粘りけのあるネカマの寝汗 ◆2itMTGf8Qk :2012/03/04(日) 21:42:53.86
だはは。
>>11は良かったよ。完成度は非常に高かった。
204三方ヶ原の名無し:2012/03/04(日) 21:43:30.21
なるほど、優勝は10かー。おめでとうございます。というわけで8です。
一作だけの投稿なんで入賞できるかドキドキでした。
でも、ここまで来たら優勝したかったなーという気持ちも。

>>8は前回優勝者の文体に近い!
光栄ですが、違います。前回優勝の剛腕の持ち主は不参加かな?
個人的にはカレーの人じゃないかな、と思うのですが。
ちなみもう記憶にないと思いますが、自分は前回は9位のインコの話を書きました。

>よく戦国物を、しかも実在武将の設定でやれるよね
ぶっちゃけ今回が初めてです。主人公は架空の人物です。どこまで現代風な感じで書こうか迷いました。

お題に悩んだ結果、戦場かなと。好きなので、日本の戦国時代が書きやすいかなと。
予知夢系の話も書きたいなあと思いましたが、まとまりませんでしたw
205秋吉君@粘りけのあるネカマの寝汗 ◆2itMTGf8Qk :2012/03/04(日) 21:45:27.73
ちょと心理描写が複雑すぎて掌編向きじゃなかったんだろう
206ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2012/03/04(日) 21:49:38.35
>>204
文章には味があった!

>布の感触に触った。

このような凡ミスには気を付けた方がよい!(`・ω・´)
207ハイステージ×夜空のムコウ:2012/03/04(日) 21:52:27.80
上位入賞者のみなさま、おめでとうございます。
15を書きました。ふと読んだ本に宇宙背景放射というのがあって、
すぐにSパーマンの世界がよみがえりました。

 21世紀のSパーマンっておそらくこんな具合かなあと
愉しみながら書いたものです。

ワイさん、みなさんおつかれさまでございました。
208名無し物書き@推敲中?:2012/03/04(日) 21:52:44.38
>>153
ありがとう。

解説……黒の星が寄生した先は過去の地球で、つまり主人公の行いが家族や人類を死なせたという話。タイムパラドックスが生じる。
その辺りがわかるように詳しく書こうとしたが、暗闇空間が発生した仕組みとか、説明していくと雰囲気が失われる上に文字数も怪しいし、設定に破綻が生まれそうだったからキレイっぽくまとめた。

四作書いてこれだ。悪いね。最終日に枠が空きまくってたもんだからつい。0時まで様子見て、本当に最後まで空きがあったら投下しようと思ってたんだが、夕方にラッシュがあって、せっかく書いたのが惜しくなってね。

好きだったのは戦国の話。ああ、負けたなって思ったよ。

てか複数受賞してたら自慢レスしようと思って一位発表まで粘ってたのにな〜w
まあいいや。俺ごときには無理でした。
どーも、おつかれさまでしたー。
209三方ヶ原の名無し:2012/03/04(日) 21:53:18.18
>>206
申し訳ございませんw
書きなれてないのバレバレで恥ずかしいっす(´・ω・`)
以後…いや以前から気をつけてるんですが、より一層気をつけます!
210秋吉君@粘りけのあるネカマの寝汗 ◆2itMTGf8Qk :2012/03/04(日) 21:58:53.51
ワイさん、皆の臭、オツカレー
211名無し物書き@推敲中?:2012/03/04(日) 22:01:59.74
こんにょろ♪
ワイさん、参加者の皆さんお疲れにょろ。
わっちは38の参考作でしたにょろ。参考作として評価いただきありがとうございましたにょろ。
暫定順位制度は今回必要なかったにょろねー。うぅぅぅ(T△T)ww。
今回は秋吉ねーさまの優しさに触れることができて満足でしたにょろwww
わっちも戦国物の話がよかったですなー。
それでは皆様、また次回、お会いしますにょろ。
次は間に合うように書くにょろ〜。
212名無し物書き@推敲中?:2012/03/04(日) 22:02:55.98
>>204カレーの14な俺は初なのです、すいませんw

10は俺も鳥肌が立ちました……こんな文章が書けるようにもなりたいです。

それでは、明後日明々後日と学校でテストなので勉強してきますw
皆さん、お疲れ様でした。
213名無し物書き@推敲中?:2012/03/04(日) 22:03:39.21
秋吉の複数投稿の他のやつはどれなんだ?
214ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2012/03/04(日) 22:06:39.12
これにて閉幕!(`・ω・´)ノシ
21514カレー:2012/03/04(日) 22:07:53.22
ワイさんもお疲れ様でした。
次はもうちょい長いのを見て頂きに来ますね^^
216上久保省太 ◆SRLJbawRsQ :2012/03/04(日) 22:29:40.32
ゴミどもが。
217名無し物書き@推敲中?:2012/03/04(日) 22:33:29.24
「ゴミどもが」
「レベル2」
「レベル厨」

おまえの口癖だなw
だからバレるんだよ!
218上久保省太 ◆SRLJbawRsQ :2012/03/04(日) 22:36:34.68
何言ってんだお前?
219名無し物書き@推敲中?:2012/03/04(日) 22:39:08.88
無くて七癖
220名無し物書き@推敲中?:2012/03/04(日) 22:48:53.33
俺の一位予想あたったぜ。
221秋吉君@粘りけのあるネカマの寝汗 ◆2itMTGf8Qk :2012/03/04(日) 22:49:55.97
>>213
関心を持ってくれるのは貴様だけだ。
俺のもう一作は増田君だよ〜ん
>>211
すまんの。
222名無し物書き@推敲中?:2012/03/04(日) 23:06:48.77
コテ消すための消化レス

ワイスレで戦国物なんて冒険かなと思いましたが、案外受けがよかったようで。
次もなるべく他の人が考えなさそうなもんを書いていきたいっす
ワイさんも忙しい中お疲れ様でした〜
223オバゾノ ◆RUOBDYDjaN0H :2012/03/05(月) 00:41:28.61
10書きました。一位大変光栄ですm(_ _)m
量がギリギリだったので、かなり推敲しました。
それが評価して頂けたと思って、今後も気をつけたいです。
食肉加工刑については、
@向かいの囚人の狂った妄想
A向かいの囚人は刑務所側のヤラセ
B主人公の勘違い
どれでもよいのですが、一応Bで、食肉加工刑=食肉加工する労働
なのを、基本勘違いマンの主人公が人肉にされると思い込んで先走った、
としたいです。突き詰めるとどんどん設定がおかしくなってしまいそうですが。

今回はテーマというより「設定」で、また違った難易度が楽しめました。
また挑戦させてもらおうと思います。ワイさん、皆さん、お疲れ様でした。
224名無し物書き@推敲中?:2012/03/05(月) 03:03:40.55
>>223
食肉加工の労働、そういえば一瞬だけ頭をよぎったw
お疲れ様。
225名無し物書き@推敲中?:2012/03/05(月) 03:34:57.66
>>17の反省も書いておこう。
読み手の心に響くものを書けるかはわからないが、性急にならないためにまだ書けることはあったと思います。文字数に気を遣いすぎてしまった。文字数との格闘を避けてしまった。

一位の方の作品とか評価を見ると、つまりこれがどういうことかわかるね。
次は一作にできるだけ入魂したいです。ワイさん寸評ありがとう。
226ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2012/03/05(月) 07:52:53.23
>>119
この文章は拡散が目的と思われる!
従って評価対象外とする!

オリジナルの文章を随時募集中!(`・ω・´)
2271/2:2012/03/05(月) 15:21:31.54
第9回ワイ杯参加の皆様並びにワイさんお疲れ様です。
前回山中喫茶的なものを書かせてもらった名無しです。
今回は規定内に収められない力量不足もあり、泣く泣く参加を諦めました。
通常評価をお願いします。


 私はおかしくなってしまったのかもしれない。もしくは、世界でただ一人、真実を
知っているのかもしれない。その判断を一人で思い悩むのに疲れてしまった。だから
私はこのビデオを残すことにした。私は、私が見て、感じた事をここに残す。あとは
皆がそれで判断して欲しい。
 私が宇宙開発プロジェクトの実地調査員だった。テレビだと私は地球帰還後に
同調査員の女性と結ばれた話になっているが、私達の関係は訓練生時代からになる。
そして一部のゴシップ紙が囃し立てていたように、船の中でも日常的に性交渉を重ね
ていた。私達の名誉のため断っておくが、プロ意識の欠如ではない。私達には
公にできない、スペースチャイルドを授かるプロジェクトが言い渡されていただけだ。
それが私達が選任された大きな理由でもあったことに落胆もしたが、愛するものと
目指していた宇宙に行けるのであればと、二人でプラスに考えたよ。
 他のクルーもこのプロジェクトは知らされていた。皆には羨ましがられたが、実際の
行為は困難を極めたものだ。仲間たちの選外作業時が私達の限られた時間で、
無重力の中で激しい運動をしなければならなかったからだ。そして、何より大変なのは
後片付けだ。汗やら体液は掃除機で吸わなければならない。事後に睦言を紡ぐ暇なんて
ない程に大変だったよ。しかし、私は、私達は幸せだった。私が不安を抱くまでは。
2282/2:2012/03/05(月) 15:24:54.07
 私は奇妙な体験をした。船内オペレーション中に意識を失ったのだ。その作業
は船外のクルーと連絡を取りながら行うものだったが、気づくと私は操舵室に
浮いていた。慌てて周りを見渡したが、部屋には同じく作業をしていたはずの
恋人の姿はなかった。胸騒ぎがした。私は作業の進捗を確認するより先に、
彼女を探しに部屋を飛び出していた。
 ここからは上手く説明できないのだが、彼女は訓練室にいた。船内服を纏わ
ない姿で。そして彼女を囲い、複数の、複数の何かがいた。イメージとしては
ゴシップ紙によく載るグレイをイメージして欲しい。あれがそうなのかは今でも
わからないが、姿形はイメージの通りだ。私は恐怖のあまり固まってしまった。
するとだ。あいつは、よくわからないあいつは、自ら四肢の一つを動かし、自らの
顔のような部位の前に持ってきたんだ。それは、私と彼女が好んでする「静かに」
のジェスチャーそのものだった。訓練生の時に、または船内で恋人の時間を
過ごす時によく使っていたものだ。私はそこで意識を失った。
 その日、私と彼女は操舵室で倒れていたところを作業の終えたクルーに見つけ
られた。不思議なことに、作業自体は問題がなかった。船外クルーの指示通りに
船体は動いていたらしい。しかし、後日の健康診断で問題がなかったが、裏の
プロジェクトのこともあり、私達の帰還日は早められた。私は安堵していた。
あの日見た光景を誰にも言えず、悩んでいたからだ。
 帰還後、妻となった彼女は妊娠していた。喜ぶ彼女と対象的に、私は不安を
抱いていた。どうしてもあの日の光景が忘れられなかったからだ。本当にそれは
私達の子なのだろうか、と。
2293/2:2012/03/05(月) 15:26:11.21
 安定期に入り、私達は超音波検査を受けに行った。私はこれで救われると
思っていた。全てはきっと私の悪夢だったのだと納得しかけていたからだ。
映像で見た赤ちゃんは特に異常もなく、元気に育っていると医師からも説明を受けた。
私は安堵した。この時は心の底から妻と喜びを分かち合えたと思う。私はお腹の
赤ちゃんに父親として語りかけた。するとだ。動いたのだ、赤ちゃんが。ゆっくりと、
その小さな腕を動かし、指を唇あたりの前まで持って行き、まるで見慣れた、
またはあの時のジェスチャーのように。
 彼女は今、入院中だ。予定日が近い。私は怖くて仕方がない。破水の時、私が
迎えるのは幸せなのか、それとも……。


お願いします。
2分割にも収まらなかったorz
230名無し物書き@推敲中?:2012/03/05(月) 17:00:31.96
面白い
いっこ質問いいかな
このビデオは、誰にいつ見せるため作られたの?
内容からして妻の出産前に一般公開されるとは考えにくいのだけども。
でも妻の出産後なら、生まれてくるのが何か判断はできるわけで、ビデオを見る人に判断を仰ぐ必要はないと思うの。
読者に物語る一つの手法だけど、そこだけ疑問に思った。
231名無し物書き@推敲中?:2012/03/05(月) 17:11:23.91
そこ……だけ??
232名無し物書き@推敲中?:2012/03/05(月) 17:40:00.48
>>231
誤字はスルーした
そもそも不思議系の物語だし、他は特に気にならなかったけど?
233名無し物書き@推敲中?:2012/03/05(月) 17:53:13.25
>230
感想ありがとうございます。
ビデオの設定は、話の背景としては生きてません。詰めて考えなかったってのが本音です。
ただ、読ませ方として、一人称だと情報過多になるし、三人称だと淡々としすぎるかなと思いまして、二人称小説(って言いますかね?)の形にしました。
映像としてイメージし易い作品に仕上がってたら嬉しいな、とw
234ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2012/03/06(火) 00:03:07.39
>>227-229
>仲間たちの選外作業時が私達の限られた時間で〜
(変換ミス!)

主人公は過去に起こった不可思議な出来事をビデオに記録して残そうとした!
しかし、ビデオでは衝撃的な告白はなにもなかった! ビデオの役割を果たしていない!
彼女は宇宙人のような存在を主人公に隠しているのか! それとも操られていて記憶にはないのか!
子作りは偽装で人間と宇宙人の性交渉による妊娠を目的としていたのか!

作中で何も解決していないので未完に思えた64点!(`・ω・´)
235名無し物書き@推敲中?:2012/03/06(火) 18:40:34.88
かめのエキシビジョン作はまだか〜
236かめ ◆1q5xukD1QY :2012/03/06(火) 19:58:48.25
今回のはテーマが僕にはムズ過ぎて、特に何も書いてないよ。
237名無し物書き@推敲中?:2012/03/06(火) 20:46:11.63
具体的なテーマのものは書けないのだろう
238かめ ◆1q5xukD1QY :2012/03/06(火) 20:47:41.54
>>237
まさにそれ。。。
239π= ◆3.1415MQ.. :2012/03/06(火) 22:29:37.07
自作絡みはコテることにしました。

>234
評点ありがとうございます。
話をぼかす作風がどうも好きで、それが悪い方向に働いたようです。
話にオチをつけるとしたら、表題に「花束と拳銃」をつけます。
240名無し物書き@推敲中?:2012/03/07(水) 02:56:07.43
>>239
途中までは面白かった。
オチの部分で面白くなくなった気がした。
作者本人としては上手くまとめたつもりなんだろうけど、読んだ印象では息切れしたように見える。

>ぼかす作風
途中まではぼかすなりの面白さが出ていたと思う。
けど最後のあれは、ぼかす方向に逃げただけという感じ。

なんだろうな。赤ちゃんが同じジェスチャーをするところが特につまらなかったなぁ。
曖昧な整合性を持たせようとしているのを感じた。
説明不可能なら、意味不明を徹底的に貫いた方が面白かった気がする。

素人の意見です。適当に参考にして下さい。
241名無し物書き@推敲中?:2012/03/07(水) 13:25:24.68
>>239
大まかに2通りの未来が予測できる終わり方は、個人的には好きですね。
子供がグレイの場合は物理的、精神的にも自分がどうなるか分からないので、
ビデオ撮影することにも疑問は感じませんでした。しかし、

船内である訓練室で宇宙服を纏っていなくとも、別におかしいことではない
静かにのジェスチャーで「人差し指を唇に近づけ」のように、具体的な動作を示していない

などの表現が、作品全体に曖昧な印象を残したのかもとも思いました。
ボカす部分以外は具体的に書くなど、メリハリをつけると良いかもですね。

「私たちの癖を受け継いだのか、グレイからのサインなのか」と書いても良かったかも。
それでも、はっきりとした結末を用意して欲しいって意見は出てしまう気はしますが…。
242π= ◆3.1415MQ.. :2012/03/07(水) 23:56:58.97
感想ありがとうございます。

>249
最後のジェスチャーを肝にしたかっただけに残念です。
最後はぼかす方向に逃げたってのは耳が痛い。ワイさんにも未完成と言われた通りです。

>241
メリハリは確かに必要ですね。今回は全体的に淡い感じにはなってしまったと反省しています。せめて最後をシュッと締めればよかったな、と。

ぼかし具合はいつも悩みます。
過去に競作祭りでも二、三作ぼかし作品を出したことありましたけど、評価はオナニー作品やら、ポエムやらと基本フルボッコでしたw
前作の山中喫茶店では、かなり深いとこまで読んでくれてた方がいて嬉しかったです。
243名無し物書き@推敲中?:2012/03/08(木) 02:33:16.23
ワイスレ杯って不定期なの?
244名無し物書き@推敲中?:2012/03/08(木) 03:21:48.59
適当に間があいたら適当にやってるようだ
245名無し物書き@推敲中?:2012/03/08(木) 12:08:50.63
望む声が多くなってきたらやるって言ってたな
まあやったばっかだししばらくはいいだろ
246上久保省太 ◆SRLJbawRsQ :2012/03/08(木) 12:45:10.16
大体月一ペースでやってるから、次は今月末だろう。
247名無し物書き@推敲中?:2012/03/08(木) 12:46:12.45
http://novelist.jp/50302.html

ごめんなさい
248上久保省太 ◆SRLJbawRsQ :2012/03/08(木) 12:46:50.68
ワイスレ杯の先着制には断固反対する!
悪しき慣習を定着させるな!
249上久保省太 ◆SRLJbawRsQ :2012/03/08(木) 13:01:01.69
ワイスレ杯に参加するのはワイ信者だけじゃねえぞ。
俺みたいなアンチワイも参加している文芸異種格闘技戦だ。
いいかよく聞け、ワイやワイ信者ども。
ワイスレ杯はお前ら仲良しクラブだけのものじゃねえぞ。
その点を勘違いするな、クズどもが。
250上久保省太 ◆SRLJbawRsQ :2012/03/08(木) 13:22:07.94
前回のワイスレ杯で、俺が先着制の悪弊を弾劾した際に、俺の意見に乗ってくる輩は皆無だった。
そればかりか、「ワイさんに評価して貰えるだけでもありがたい。寸評を貰えるだけでもありがたい」という意見があった。
本当に気持ち悪いと思った。
つまり、このスレに於けるマジョリティはワイ信者どもということだ。
ただ、このワイスレまたはワイスレ杯は、もっと多くの、多様な人間たちに対して広く開かれたものであるべきだ。
ワイやワイ信者どもの仲良しクラブだけで占有して本当にいいのか?
俺は、開かれたワイスレを提唱するマイノリティを代弁して言いたい。
ワイ及びワイ信者どもよ、声なき声を聞け!
お前らクズどもを弾劾する無言の叫びを!
251名無し物書き@推敲中?:2012/03/08(木) 13:35:15.27
ならば早く出せばいいだけじゃないのか
252上久保省太 ◆SRLJbawRsQ :2012/03/08(木) 13:36:37.28
まあ、それを言われてしまえばそうかもしれないが。
253名無し物書き@推敲中?:2012/03/08(木) 13:38:50.81
随分とかわいらしゅうございますなあ
254上久保省太 ◆SRLJbawRsQ :2012/03/08(木) 13:39:51.56
かわいらしさなら、ワイにも負けないつもりだが
255名無し物書き@推敲中?:2012/03/08(木) 13:42:42.06
なかなかかわいいぞ
256名無し物書き@推敲中?:2012/03/08(木) 13:57:34.95
上久保は前々回とは違って、前回のワイ杯の結果自体にはクレームをつけていない。
ということは、きっと奴は入賞したのだろう。
入賞はしたものの、先着制はやりづらかった。
それで息巻いているといったところだろう。
257名無し物書き@推敲中?:2012/03/08(木) 14:15:48.07
創作発表じゃなくて創作文芸でこういうスレとかワイスレ杯みたいなのがあるとは驚きだった
いっそ定期で品評会やるようなスレがあっても面白いかもな 創発はSSみたいな感じだし
258名無し物書き@推敲中?:2012/03/08(木) 17:59:43.84
創文板では古くから競作祭りってのがあってだな、昔はなかなかな文芸オタどもが自作でせめぎ合ってたものよ。
コテの日雇いとかえらく昔からいる気はするが。
259名無し物書き@推敲中?:2012/03/08(木) 18:18:42.71
ひやといは占い師
260記憶喪失した男 忍法帖【Lv=10,xxxPT】 :2012/03/08(木) 18:27:41.96 BE:3695511896-2BP(3)
ぷうぎゃあああああ。創元SF短編、どうだったよ?
あと、秋吉も?
261名無し物書き@推敲中?:2012/03/08(木) 18:49:15.84
先着制は確かにやりにくかったな。

次どうなるかはわからないが、俺は上久保に賛成だ。
アンチワイではないけどな。

262秋吉君@粘りけのあるネカマの寝汗 ◆2itMTGf8Qk :2012/03/08(木) 23:10:12.18
>>260
落ちた。予選通過ならず。
今にして思えば、哀しい位にネタが糞だった。
来年も頑張ろうと思う。
263名無し物書き@推敲中?:2012/03/08(木) 23:48:08.78
>>262
細やかながら応援してるよ。
僕も頑張らなければならぬ。
264名無し物書き@推敲中?:2012/03/09(金) 00:13:23.01
>>262
ネタだけじゃないだろ
一次落ちなんて文章がそもそも商品レベルに達してないってことじゃん
265秋吉君@粘りけのあるネカマの寝汗 ◆2itMTGf8Qk :2012/03/09(金) 00:16:35.73
言われちったよ。
266名無し物書き@推敲中?:2012/03/09(金) 00:17:47.73
むりくり攻撃しなくってもなぁ
267名無し物書き@推敲中?:2012/03/09(金) 00:18:02.59
レベル2を卒業しないとな。
268上久保省太 ◆SRLJbawRsQ :2012/03/09(金) 00:18:38.35
レベル厨乙。
269名無し物書き@推敲中?:2012/03/09(金) 00:23:56.76
レベル2でも運がよければ一次通過するが基本的に一次落ちレベル。
270名無し物書き@推敲中?:2012/03/09(金) 00:24:29.86
>>267
>>268
自演乙
271上久保省太 ◆SRLJbawRsQ :2012/03/09(金) 00:26:10.61
>>270
自演じゃねえし。
それじゃレベル厨の思う壺だぞ?

>>269
レベル厨乙。
272名無し物書き@推敲中?:2012/03/09(金) 00:33:58.19
レベル厨と上久保は必ず一緒にあらわれる七不思議乙
273名無し物書き@推敲中?:2012/03/09(金) 00:34:02.28
スレにいる時間がカブりすぎだな
これは本当に自演かも
274上久保省太 ◆SRLJbawRsQ :2012/03/09(金) 00:37:05.18
逆に、それだけカブるなら自演じゃないと思えよ。
もし自演だとしたら見え透いているにもほどがあるだろ。
確かに、俺が張ってる時にレベル厨はタイミングよく現れるが。
275上久保省太 ◆SRLJbawRsQ :2012/03/09(金) 00:39:36.10
レベル厨=上久保省太の発想は、レベル厨の思う壺だぞ!気を付けろ!
彼奴は暴れるだけ暴れて責任の所在を全て俺に転嫁する!
それが彼奴の常套手段だ!
276名無し物書き@推敲中?:2012/03/09(金) 00:42:16.88
了解!
レベル厨佐殿! (`・ω・´)ゞ
277名無し物書き@推敲中?:2012/03/09(金) 00:43:10.26
わろたw
278上久保省太 ◆SRLJbawRsQ :2012/03/09(金) 00:43:58.02
俺はレベル厨じゃないけどな!(`・ω・´)ゞ
279名無し物書き@推敲中?:2012/03/09(金) 00:45:15.10
レベル大佐ではなく
まだ レベル厨佐
280秋吉君@粘りけのあるネカマの寝汗 ◆2itMTGf8Qk :2012/03/09(金) 00:46:34.74
ワイさんは一次通過したかな
281名無し物書き@推敲中?:2012/03/09(金) 00:47:29.43
中央では無理だろうな
282上久保省太 ◆SRLJbawRsQ :2012/03/09(金) 00:48:39.83
俺以外の奴には無理だろうな。
283秋吉君@粘りけのあるネカマの寝汗 ◆2itMTGf8Qk :2012/03/09(金) 00:50:32.45
今思うと、ちょうど発表のころ
「急用が出来た!」ってそわそわして脱糞したんだよな。
284上久保省太 ◆SRLJbawRsQ :2012/03/09(金) 00:51:59.01
秋吉ソルフェージュが脱糞かw
ハゲワラwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
285秋吉君@粘りけのあるネカマの寝汗 ◆2itMTGf8Qk :2012/03/09(金) 00:52:29.31
俺じゃねえw
ワイさんのことだw
286上久保省太 ◆SRLJbawRsQ :2012/03/09(金) 00:56:39.45
ワイのことかよw
ハゲワラwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
287名無し物書き@推敲中?:2012/03/09(金) 00:57:23.11
自称セミプロのワイが、SF短編賞なんかに応募するのか?
288上久保省太 ◆SRLJbawRsQ :2012/03/09(金) 00:58:15.09
セミプロだったら応募するんじゃね?
289秋吉君@粘りけのあるネカマの寝汗 ◆2itMTGf8Qk :2012/03/09(金) 00:59:20.35
応募したって言ってたよ。
吉報があって脱糞したんじゃないかな。
290上久保省太 ◆SRLJbawRsQ :2012/03/09(金) 01:02:36.24
ワイが脱糞かw
秋吉もハゲワラやれよw
291名無し物書き@推敲中?:2012/03/09(金) 01:06:48.80
虚栄心の強いあいつが雲隠れしているんだから、わかるだろ?
そっとしておいてやれよ。
292上久保省太 ◆SRLJbawRsQ :2012/03/09(金) 01:07:23.59
ハゲワラwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
293ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2012/03/09(金) 07:44:27.00
>>247
行頭一字下げ等の小説の基本的な作法は問わないことにする!

>数十分かもしれないし、もしかしたら二、三時間はゆうに経ったのかもしれない。
(時間の幅が有り過ぎる! 時間を忘れるくらいに熱中してシャッターを切った等の理由が欲しいところ!)

>林道の切れた向こうには、まるで滝のように水を落とす人工的な景色が広がっていた。
(ぼかして書く意味があるのか!)
>代わりに、ツクツクボウシのなく頃、白い花束を持った男がこのダムに現れる――
(最後の方でダムだと判明した!)

>〜いつもは誰もいない小川のほとりに、足を水に浸しながらたたずむ少女の姿があった。
(小川のほとりにたたずんで、どのようにして足を水に浸すのか!)
>彼女の座る定位置に、彼女の好きな白い野の花を置く。
(少女は小川のほとりに座って足を水に浸していた様子が窺える! しかし、たたずむは立ち尽くす意味なので座ることは出来ない!)

>少女がいる日もあればいない日もある。 それでも、少年は足を運んだ。
(不要な空白がある!)

先を読まないと判断できない描写のせいで情景が浮かび難かった!
体言止めの多用が少し目に付いた! 指示代名詞は程々に!
主人公の目的が希薄に思えた! 最後の写真も取って付けたような感がある!

花束を携えた男性の回想だけで物語は成立するので主人公の存在感が薄くなった63点!(`・ω・´)
294ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2012/03/09(金) 07:49:37.65
創元SF短編賞は応募フォームを見ただけで書いていない!

ワイは別件で忙しい!(`・ω・´)
295名無し物書き@推敲中?:2012/03/09(金) 13:19:31.53
やれやれ、やっぱりなんちゃってワナビか
296上久保省太 ◆SRLJbawRsQ :2012/03/09(金) 13:30:23.37
ワイはあれだろ?
前に言ってた名前忘れたけど、アマゾンの電子雑誌。1000文字のやつ。
297ブルー ◆2kGkudiwr6 :2012/03/09(金) 19:18:52.88
>>294
ワイさん、はじめまして。ちょっとお伺いしたいのですが、epub3で
ファイル作ったんですが、ワイさんの環境ではepub3読める環境でしょうか。
windows7でエスパーってビューワが入ってると問題ないんですが、XPでは
ダメでした。ワイさんに評価してもらいたいんですが、その辺気にかかった
ので、まずはお伺いしてみました。
298上久保省太 ◆SRLJbawRsQ :2012/03/09(金) 20:16:53.57
ん?誰だお前?
見かけない輩だな。
299名無し物書き@推敲中?:2012/03/09(金) 20:24:52.91
一太郎を使いやがったな。
一太郎でepub3ができるという話は知ってるぞ。
300ブルー ◆2kGkudiwr6 :2012/03/09(金) 20:57:58.07
>>298
そうっすね、ポッポさんところでしかコテでやってませんので。
ブルーでーす。よろしくどうぞ
>>299
なけなしの金はたいてやっと一太郎承買ったっすよ。
301ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2012/03/09(金) 21:16:14.38
イーストのデ辞蔵の関連でepub3も閲覧はできる!(`・ω・´)
302ブルー ◆2kGkudiwr6 :2012/03/09(金) 21:19:43.86
>>301
わかりました。それでは
サイト http://blueiris.jp/
直接データ http://blueiris.jp/NlickelYellowVol.0.epub
の中の「コバルトの風の中で」を
評価してください。(ドキドキ)
303ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2012/03/09(金) 21:21:59.45
徹夜明けもあるので明日に読むことにする!

ワインで少し酔った!(`・ω・´)
304名無し物書き@推敲中?:2012/03/09(金) 21:22:39.75
>>303
昨年末に送った公募はどうなった?
305上久保省太 ◆SRLJbawRsQ :2012/03/09(金) 21:23:38.07
何だ、公募に送ったのか?
ワイ、白状しろ!
306名無し物書き@推敲中?:2012/03/09(金) 21:43:48.92
レベル厨には教えてやらない!(`・ω・´)
307上久保省太 ◆SRLJbawRsQ :2012/03/09(金) 21:45:32.78
レベル厨じゃねえし。
308上久保省太 ◆SRLJbawRsQ :2012/03/09(金) 21:47:12.77
ワイはスレ主なんだからよ、もうちょい情報開示しろや。
お前は大したことない割にプライドばかり高いからな。
中二病じゃねえかw
309名無し物書き@推敲中?:2012/03/09(金) 21:51:11.09
まずおまえが開示しろ!(`・ω・´)
310名無し物書き@推敲中?:2012/03/09(金) 23:10:05.55
信じたい人は信じればいいさ!

246 名前: ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs 投稿日: 2011/11/19(土) 22:17:25.06
>>245
ワイは出版社系の公募で受賞したことがある!
製本されたものがワイの指示通りになっていなかった!
全角の句読点を半角にした部分を無視されて次の頁に一字と句点で印刷されてしまった!
そのことで当時の部長に掛け合って印刷のやり直しをさせた!
本自体は大して売れなかった! 担当者とも疎遠になってワイは振り出しに戻った!

ワイは受賞したことはあるがプロではない!(`・ω・´)
311秋吉君@エンジェルライダー ◆2itMTGf8Qk :2012/03/09(金) 23:13:21.83
本日は九段下の寿司屋でしこたま酒をのみ寿司くらい
キヨリンのモデルたるかわいい娘のけつを盗み見て
よき日なり。
312秋吉君@エンジェルライダー ◆2itMTGf8Qk :2012/03/09(金) 23:15:03.14
ワイさんもしや、ハイワナビの会の元プロじゃあるまいな?
せつねえぜ?
313名無し物書き@推敲中?:2012/03/09(金) 23:15:51.77
レベル2のプロはいない。
314秋吉君@エンジェルライダー ◆2itMTGf8Qk :2012/03/09(金) 23:23:45.68
キヨちゃん腸かわいい!
いいなあ小顔で気だてが良くて、薄い和服のおしり
315名無し物書き@推敲中?:2012/03/09(金) 23:28:51.58
このエロ中年が。
316秋吉君@エンジェルライダー ◆2itMTGf8Qk :2012/03/09(金) 23:32:23.95
中年が頑張らないと国家の先行きは危うい
by チェ・ゲリバラ
317名無し物書き@推敲中?:2012/03/09(金) 23:36:11.21
最近の女は羞恥心がねえからな。
まあいいけど。
恥ずかしいとかいう女がいねえな。
恥じらいがあるからこそ快感も倍加するのにな。
わかってねえよ。
318秋吉君@エンジェルライダー ◆2itMTGf8Qk :2012/03/09(金) 23:40:03.95
ローラファンは、テヘベロした後頬を赤らめるからカワイイという評価らしいが
俺はただ苛つくだけだな、ローラ。
唇がさがさになるだろう。
319ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2012/03/10(土) 05:16:49.34
>>302
>〜霧に包まれた山奥の湖の水面ののような静かな記憶を持っていると思う。
(『の』が多い!)

>サユリさんとであったのは〜出会ったんだと思う。
(重複の上に片方は平仮名になっていた!)
>それがlovesayuriさんとの始めての出会いだったと思う。
(始めては初めて! 再度の『出会い』の表現! 工夫が必要!)
>〜ボク達の出会いは始まった。
(再三の出会い! 同一人物との邂逅なので如何にも拙い!)

>家に帰ってくれば、そのAOLの暖かい連帯が自分には救いだったのけれど。
(気温を指してはいないので温かいがよい! 連帯は連帯感のような気がする!)

>ボクにとっては秋という季節は大好きな季節でもあり、頭の中に夏の強い太陽の余韻が残っていて、
それでも空を見上げれば澄み渡る青空に高い雲が漂っていれば、体の中の芯が冷えて、
その隙間から創作のエネルギーが沸いてくることが多かった。
(夏の余熱を秋は程良く奪い去り、また新たな創作の情熱が湧き出た! 概ね、そのような解釈で理解した!
 体の中の芯が冷えると隙間ができるのか! 想像が難しい比喩であった!)

>〜充実しているときは時間はあっという間に過ぎ去っていくようにも思えるが、
後から振り返ってみると密度の高い充実した時間だったなと思うこともある。
(内容の重複!)
320ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2012/03/10(土) 05:17:19.92
>「え〜。」
(この部分にのみ、句点が打たれていた!)

>「いっぺん行ってみたかったら、パリ」
(脱字があるように見える!)

>実際の自分はとにかくデザインと東京と言う言葉を克己して〜
(『を克己して』の部分が『に打ち勝って』ならば理解はできる!)

>ボクはどうしたらいいのかわからなかったれど〜
(脱字がある!)

>空には冬の青空と風が吹き過ぎているそんな孤独の光景の中で〜
(風が吹き過ぎることはない!)

>今は生活が安定しないので、あの頃のように油絵に没入できないのけれど。
(『できないけれど』、『できないのだけれど』のどちらでもよい!)

>頃のころ、自分は何をしたいのか、と言うことまでは考えが及ばなかった〜
(このころ、の変換ミスのような気がする!)

>ボクは今でも、オトコのサディズムむき出しの、オトコやオヤジは大嫌いなのだ。
(『オトコの』は不要!)

同じ表現や内容の重複が多すぎる! 変換ミスや打ちミスも目に付いて推敲不足は否めない!
私小説と云うよりも日記の形態に近いとは思った! 読者を強く意識した文章には見えなかった!

ワイの独断で点数は控える!(`・ω・´)
321名無し物書き@推敲中?:2012/03/10(土) 07:44:44.48
ま〜ゴミウンコレベルだな
歴代の投稿者の中でも最下層
小説ナメてる小学生の悪戯投稿だろ
322名無し物書き@推敲中?:2012/03/10(土) 08:56:28.50
>>ワイの独断で点数は控える!(`・ω・´)

心を鬼にして現実を教えてあげるのが、本当の優しさというものだぞ!
323名無し物書き@推敲中?:2012/03/10(土) 09:00:43.85
>>321
出自がポッポのフォロワーという時点で御察し
324名無し物書き@推敲中?:2012/03/10(土) 09:05:59.44
スレチですが
ここの猛者達に協力願ってもよろしいでしょうか?
今会社のホームページ作ってるんだけど
(私たちが契約者様へ確実にお約束できる事)
ってフレーズを4〜8文字以内に
意味合いを崩さず表現できる文豪はおられませんか?
325名無し物書き@推敲中?:2012/03/10(土) 09:11:13.54
ポッポw
そんなゴミもいたなwww
326かめ ◆1q5xukD1QY :2012/03/10(土) 09:22:30.73
>>324
『確実にお約束します!』

327名無し物書き@推敲中?:2012/03/10(土) 09:26:14.93
>>326
ありがとうございます!
328名無し物書き@推敲中?:2012/03/10(土) 09:30:00.03
>>324
「私たちが契約者様に確実にお約束できる事」

四字
●●●●
八字
●●●●●●●●

「意味合いを崩さず表現」は無理ですね。
表現できるだけの字数が無いですから。
削ることしかできません。
つまり「表現」はできない。
ところが「契約者」「約束」「確実」は削れない。
これだけで7字。
以下省略。
329名無し物書き@推敲中?:2012/03/10(土) 09:31:56.57
契約者に確約!
330かめ ◆1q5xukD1QY :2012/03/10(土) 09:54:59.86
>>328
サイト閲覧中はサイトの中の人と閲覧者たる自分の二者しかいないから、「私たち」と「契約者様」を削っても意味はちゃんと通じると思う。
331ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2012/03/10(土) 10:35:25.48
>>324
(私たちが契約者様へ確実にお約束できる事)
4〜8文字以内

ワイの場合
 約束事を確実保証(8文字)

おはよう!(`・ω・´)
332名無し物書き@推敲中?:2012/03/10(土) 10:45:13.37
>>324
見出しとしてなら

絶対の誓約

表現の重複ぽいけど。
333上久保省太 ◆SRLJbawRsQ :2012/03/10(土) 12:24:44.20
>>320
採点不能ということか?
それだけ筆力が低いということなのか?
334名無し物書き@推敲中?:2012/03/10(土) 13:38:07.21
気取って構えて「コンプライアンス
だめだな。逆効果だ。
335評価をお願いします:2012/03/10(土) 14:49:06.36
 桜の咲き初める並木道。ツカツカと競うように進む一組の男女がある。
「だから杉君、それはウラジーミルの靴下の描写で否定されてるでしょ」
「いや田宮君、エストラゴンはあくまで死を待つことを前提としてだね…」
 男には女っ気が無く、女には男っ気がない。若い男女が会話しながら歩いているのに、カップルという言葉がこれ程連想されないのもめずらしい。
 小洒落た学生達が、異質な物を見る目を向けながらすれ違ってゆく。しかし男女はそんな視線など一切気にしない。
 男の名は杉拓郎。女の名は田宮真理。共に研究室の長老、いや、この大学の長老学生だ。
 二人が院生になってから二回目のオリンピックが来ようとしている三月の或る日の事だ。
「いしや〜き芋 やきいもっ」
 議論に決着がつかぬまま別れるのを潔しとせず、門前で口角泡を飛ばしていた二人の前に、焼き芋屋の軽トラックが止まった。
 身振り手振りを交えて白熱していた二人の様子に、店主は呼び止められたと間違えた「ふりをした」のだ。
 二人はしかたなく、焼き芋を一個づつ購入する。こういう時、断り切る図太さは二人ともに無い。
「焼き芋なんて、もう三月なのに売ってるんだ」
 やはり女性なのか、いくらか興味ありげに真理が呟いた。
「現にこうして売っているようですな」
 拓郎はなんとなく議論の勢いさめやらず、とげのある言い方になったのを自分で気づいて、恥じた。
「えっと、旧噴のベンチにでも」
 校内へと少し戻った林の中にある旧噴水広場の方を、拓郎は覚束ない手つきで指し示した。
 二人は焼き芋を食べに、なんとなく無言になって戻っていった。
 水が止められてカラカラになったコンクリートの噴水施設を眺めながら、二人はもそもそと芋を食べた。教授も最早、持て余している二人である。
 食べ終わって、議論を続けようとお互いの方を見た瞬間だった。喉が乾いて直ぐには声が出ない。
 そしてついに、周囲に誰もいなくなった事を、二人は知った。
 二人の生まれてはじめてのキスは当然、焼き芋味だった。
336名無し物書き@推敲中?:2012/03/10(土) 15:25:25.22
契約遵守とか?
337上久保省太 ◆SRLJbawRsQ :2012/03/10(土) 17:11:02.53
>>325
秋吉とポッポ。
最低人間同士のコンビだな。
338ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2012/03/10(土) 17:17:35.01
>>335
「だから杉君、それはウラジーミルの靴下の描写で否定されてるでしょ」
「いや田宮君、エストラゴンはあくまで死を待つことを前提としてだね…」
(会話文だけでは性別が判然としない!)
>男の名は杉拓郎。女の名は田宮真理。
(会話文のあとに書いた方がよい!)

>店主は呼び止められたと間違えた「ふりをした」のだ。
(『と間違えた』は不要!)

最後の急展開に驚いた!
文章は滑らかではないが二人の初々しさは伝わった!

構成の部分に難がある60点!(`・ω・´)
339名無し物書き@推敲中?:2012/03/10(土) 18:03:07.41
>>337
秋吉推しはどうなった?
340上久保省太 ◆SRLJbawRsQ :2012/03/10(土) 18:07:45.94
>>339
秋吉の作品は推すが、人間としては最低だろう。
341名無し物書き@推敲中?:2012/03/10(土) 18:10:48.58
上久保がよく言うわなwww
342名無し物書き@推敲中?:2012/03/10(土) 18:12:54.01
人間として最低なヤツに、最低と言われたら さすがに落ち込むだろう>秋吉
343名無し物書き@推敲中?:2012/03/10(土) 19:23:06.60
 狭い橋の上を、グレートソードを担いだ大男が歩いていた。向こうから怪物の群れがやってくる。子どものような背格好をした亜人だ。醜悪な面に毛深い躰をし、手には錆びついたダガーが握られている。
 奇声を発しながら襲いかかってくる。男が背中のグレートソードを掴んだ。先頭の亜人を切り払う。血が飛び散り、断末魔の声が鼓膜を叩いた。男は次々に亜人を斬り捨てていく。
 が、亜人の執拗な攻撃に男の体力も削られていき、やがて彼は狭い橋の上から落とされてしまった。
「あークソッ!」
 布団にコントローラーを投げ捨てて舌打ちする。画面に映る『ゲームオーバー』の文字を睨みつけ、俺はテーブルの上の煙草を手に取った。
 紫煙を吸い込みながらゲーム画面を見る。テレビには橋から落ちた男がプカプカと河に浮かんだ姿が映っている。二度と這い上がれない深い谷間に落ちたのだ。
 まるで俺みたいだな、と自虐的な笑みがこぼれてくる。
 そう。大学を中退し、親の仕送りに依って独り暮らしをしている俺は、まさに深い谷間に陥っていた。ニート歴は三年を越え、どっからどう見ても完全に社会の落伍者なのだった。
 とはいえこれでも、今まで全くの努力を怠ってきたわけではない。流石に将来の不安を感じたニート二年目には幾つもの会社を受けた。だが、すべて丁重にお断りされてしまった。まあ、そうなるだろうとは思っていた。
 自分が面接官でも俺みたいな人間は落とすに決まっている。まともに喋る事もできない重度のコミュ障であり、対人恐怖症なのだ。学歴だってありはしない。
 コンビニのレジすら苦痛な人間に、はたして仕事なんて出来るのだろうか。無理に決まっている。自分でもそう思った。だから俺はすべてを諦めた。諦めて親の金でニート暮らしをすることにした。
 いつまでも続く生活ではない事は分かっている。やがては自分で収入を得なければならない日がくるだろう。しかしそれでも、今はただ現実から目を背けたかった。
 脱ぎ散らかした衣服が散らばるワンルームの部屋に赤い夕陽が入ってきている。酷く寂しく、そして埃臭い部屋だ。コーヒーの空き缶があちこちに転がっている。掃除をしようしようと思っているのに、今日も一日ゲームとネットで過ごしてしまった。
344名無し物書き@推敲中?:2012/03/10(土) 19:23:46.43
 溜息を吐きながら立ち上がってキッチンに行く。戸棚を開ける。備蓄していたカップ麺は底をついていた。買い物に行かなければならない。
 別に一日ぐらい食べなくたって大丈夫かな。そう思わないでもないのだけど、俺はジーパンに穿き替えて半袖のカッターシャツに袖を通した。忘れずにサングラスを持って出る。これがないと俺は外も出歩けないのだ。視線を隠さないと目が泳いでるのがばれてしまう。
 アパートから外に出ると、空が綺麗な茜色に染まっていた。紫の雲がぽつんぽつんと浮かんでいる。
 とても綺麗な風景で心が安らぐ。しかし一方で、俺は酷く緊張もしていた。夕方はガキどもが学校から帰ってくる時間だからだ。いつも俺を見てクスクス嗤いを漏らすガキども! 俺はあいつらが大嫌いなのだ。可能なら殺してやりたい。
 と、そんなことを考えながら歩いていたら、向かいから自転車を押しながら談笑している三人の男子高校生が見えた。このまま道を進んで行けばすれ違ってしまう。
 身体から変な汗が噴き出してくるのを感じる。
 どうする? 進むべきか引くべきか。でも急に引き返したら変な風に思われないだろうか?
 俺が悩んでいる間にも高校生はどんどん近づいてきている。話し声が聞こえる。どうやら恋愛話をしているらしかった。
 くだらねえ事を話しやがって。馬鹿じゃねえのか! 高校で青春なんて欠片もなかった俺は、瞬間的に心の中でどす黒い嫉妬の炎を燃やした。
 妬みに身を任せて思わず高校生を睨みつける。すると、先頭を歩いていた高校生が俺を見た。イケメンの男だった。彼が鼻で嗤った。俺を見て――嗤ったのだ。
 高校生たちは俺を無視して横を通り過ぎていった。背後で「あのキモイおっさんなに?」と嗤っている声が聞こえた。
 途端、呼吸が止まった。顔から血の気が引いていく。手足がぶるぶると震えだす。
「クソッ……」
 馬鹿にされるのは慣れている。だから大丈夫だ。そう自分に言い聞かせる。段々と呼吸も落ち着いてくる。
 俺は急いでコンビニに行って大量のカップ麺を買って帰った。しばらくは外に行きたくなかった。
345名無し物書き@推敲中?:2012/03/10(土) 19:24:59.29
 あの日から一週間が経った。
 俺は変わることなく惰眠を貪り続け、買い溜めしたカップ麺はまたも底を尽いてしまった。前回の経験を思いだし、俺は誰とも会わないで済むように深夜にコンビニへと出かけた。
 今夜は空に月が出ていた。夜の帳に綺麗に浮かんでいた。八月にしては涼しい夜で、たまに吹いてくる風が優しく頬をくすぐっている。
「ありがとうございました」
 店員に見送られ、俺はコンビニを後にした。手には大量のカップ麺が入ったビニール袋を持っている。これでまた一週間は引きこもれる。
 街灯の薄明かりに照らされる静かな帰り道。
 まるで世界には俺しかいないみたいだ。誰も住んでいないように静まり返った家々は、月の光を浴びて何となく作り物のように感じられた。
 夜風に吹かれながらぶらぶらと歩いていく。目の前を猫が通り過ぎていった。俺は欠伸を漏らし、何とはなしに目で追った。
 猫はゆるゆると歩を進め、公園のフェンスの横を通り、やがて誰かの足元で立ち止まった。顔をすり寄せて甘えるように鳴いた。
 その誰かが猫を抱きかかえる。優しく頭を撫でると、猫は気持ちよさそうに目を細めた。
「……」
 俺は思わず息を呑んでいた。それは猫を抱えた人物が少女だったからだ。歳は十七か十八ぐらいだろう。彼女は黒い髪を肩口まで伸ばしていた。腕の中の猫を見つめる目は少し垂れている。可愛い子だった。
 少女はふと、猫から視線を外した。俺の方に目を向けた。じーっと見つめてくる。
「……何か用ですか?」
 その空気に堪えきれなくなった俺が少女に訊いた。それでもなお少女は無言だった。何がしたいんだ、この子は。意味が分からない。
 俺は黙ったままの少女を見やり、そしてハッと思い至った。この少女は俺を変質者だと考えているのではなかろうか? だとしたら大変なことだ!
 冤罪だ! 俺は痴漢なんてしていない! と警察で叫ぶ自分の姿を幻視して、俺は胃に氷を詰め込まれたような気分になった。慌てて彼女に弁明する。
「あ、あの、こ、こ、これは違うんだよ!!」
 何が違うのかは自分でも分からなかったが、俺はとにかく必死に否定した。しかし少女は、悲鳴をあげるわけでもなく、罵声を浴びせるわけでもなく、ただ黙ってじーっと俺を見つめ続けた。

346名無し物書き@推敲中?:2012/03/10(土) 19:26:55.43
「だからさ……」
 弁明の言葉が尽き、俺は馬鹿みたいに口を開けたまま固まってしまった。気まずい沈黙が場に落ちる。
 すると、おもむろに少女が口を開いた。
「あなたって素敵です。付き合ってください」
「……はあ?」
 俺はやっぱり馬鹿みたいに口を開いて固まった。今、この少女は何と言ったんだ? 俺の聞き間違えか?
「お願いします。付き合ってください」
 聞き間違えではなかった。少女は俺を見つめ、ハッキリとそう言った。
「え、あの、どお、え?」
 みっともなく混乱する俺をよそに、少女はニコニコ笑顔で俺の手を掴んだ。
「一緒に頑張らせてください!!」
「え、頑張らせて?」
 何を? 当然な疑問を頭に浮かべる。
 だが少女は猫を地面に下ろし、俺の手に一枚の紙を握らせた。そして満開の笑みを浮かべる。
「とりあえず今日は遅いので、これ私の携帯番号です。明日の朝九時以降なら何時でもいいので掛けてください」
 そう言い置くと、俺の反応も確かめずに少女はサッと踵を返して走りだした。公園の中に入って行き、すぐに暗闇に紛れてしまう。
「何だったんだよ……」
 渡された紙と少女の手の温もりを握りしめ、残された俺は呆然と呟いた。

 翌日。
 俺は一睡もしないで朝を迎えていた。時刻は朝の八時五五分だ。後五分で少女が電話をしてもいいと言っていた時間になる。
「電話をするべきかせざるべきか。それが問題だ」
 などとカッコつけて言ってみたものの、俺はまだ、どうすべきかという考えを定められなかった。無精ひげの生えた顎を撫でる。
 とりあえず気分を落ちつけよう。煙草を取りだして吸い始める。埃臭い部屋に紫煙を吐き出す。そして寝不足でぼんやりとしている頭を稼働させて、俺は考える。
 そもそも少女の目的は何なんだ? やはり金か? いやしかし、それはありえないと思う。どう観察したって俺は金があるようには見えないのだ。自分で言うのも情けないが、どちらかと言えば貧乏くさい人間である。
347名無し物書き@推敲中?:2012/03/10(土) 19:28:12.02
 だが、それでは少女の狙いはなんなんだ。まさか本当に愛の告白だったのか? 彼女居ない歴が年齢とイコールの俺に告白。青天の霹靂だ。もしそうだったとしたら明日にでも地球は隕石の衝突で滅亡してしまうかもしれない。それほどの出来事だった。
 いや、待て。落ち着くんだ。早とちりして恥を掻くのは自分自身だぞ。
 ――ピピピピ!
 暴走する思考を静めていると、ふいに目覚まし時計がアラームを鳴らした。昨夜、九時になったら鳴るようにセットしていたのだ。
 時は来た。どうする。掛けるか? 掛けてもいいのか?
 携帯のディスプレイを凝視して、俺はしばし黙考した。
「ええい、なるようになれだ」
 だがやがて、意を決して、昨日渡されたメモに目を落とした。震える指で間違えないように番号を入力していく。
 ――プルルル。
 通話ボタンをプッシュすると、携帯からコール音が聞こえた。電源が入っている。相手に電話が掛かっている。他人に電話をするのは何年振りだろう?
「うわっ!」
 そう考えたら思わず叫んで電話を切ってしまった。
 なにをやってるんだ。覚悟を決めて電話を掛けたはずじゃなかったのか。自分で自分の情けなさに呆れる。
 携帯をテーブルに置いて、俺は溜息を吐きだしながら万年床の布団に横になった。シミの浮いた天井を見つめる。
 唐突に携帯が震動を始める。驚いて身を起こすと、マナーモードにしている携帯がテーブルで動いていた。
 携帯を開いて画面を確認する。知らない番号――いや、知っている番号だった。たった今、俺が電話を掛けた番号だ!
 俺が切ってしまったから、あの少女が折り返しに掛けてきたんだ。
 どうする? 出るか? 出るべきなのか?
 そう頭を悩ませている間にも、電話は震動し続けている。
「一回は掛けたんだ」
 自分を勇気づけ、緊張で震える手で電話を掴み、通話ボタンを押した。
「……もしもし」
「あー良かった。やっぱり昨日の人だったんですね。おはようございます!」
 少女の声が電話口から聞こえる。無駄に元気な声で俺に挨拶をした。
「お、おはよう」
「朝から暗い声ですね。ダメですよ、もっと元気出さないと」
 余計なお世話だ。
348名無し物書き@推敲中?:2012/03/10(土) 19:30:22.27
「それで、あの。君は俺になんの用なの?」
「昨日の夜に言ったじゃないですか。付き合って欲しいんですよ」
「つ、付き合う? そ、それは――」
 男女の仲になるってことでいいのか? 俺は喉まで出かかった質問を呑みこんだ。それはあり得ない。期待するとバカを見るだけだ。
「それじゃ、早速ですが今日にでもまたお会いしましょうか」
「えっ、会う?」
 それはまた突然な話だった。少女は弾んだ声で言葉を続ける。
「今日の夜八時は大丈夫ですか?」
「ま、まあ、大丈夫だけど」
「じゃ、決まりですね! 昨日会った場所の公園で待ってますね」
 そう言って少女は電話を切った。俺はまだ了承していないというのに。何て身勝手な奴だろう。
 などと憤慨しつつも、夜になったら俺はしっかりと公園に向かった。砂場と滑り台とブランコ、それにちょっとした屋根付きの休憩所がある小さな公園だ。
 俺は休憩所のベンチに座って少女を待った。
 風に揺れる木々がざわめいていた。濃紺の空に星が煌めき、ゆっくりと流れる雲が月を隠している。
 薄ぼんやりとした公園の街灯の下。少女はそろそろと歩いてやってきた。
「こんばんは。本当に来てくれたんですね」
「君が呼んだんじゃないか」
 それも、殆んど一方的に。
「まあ、そうなんですけどね。来なかったらどうしようかと思ってました」
 そんな事を言って少女は微笑んで、俺の向かい側のベンチに腰を下ろした。
「それでさ、電話でも訊いたと思うんだけど、俺になんの用があるの?」
「ちょっと待ってください」
 俺に手のひらを見せて、少女は背負っていたナップサックを外し、その中をゴソゴソと漁り始めた。そして取りだす。一冊の本を。
「今のニート人口って知ってますか?」
「は、なに?」
 唐突に少女が訊いてきた。話の飛ぶ人間である。
 いや、それはさておき、何で急にニートの話なんだ? まさか俺がニートだと見透かされているのか? 俺は内心で取り乱した。
349名無し物書き@推敲中?:2012/03/10(土) 19:31:00.48
「な、何でそんな事を訊くの?」
「いいから答えてください」
 俺の質問を華麗にスルーして少女は強い口調で言った。
「……さ、三万人ぐらいかな」
 仕方ないので適当に答えると、少女はにやりと笑った。
「残念、外れです。正解は六十万人ぐらいだそうです」
「六十万……」
 今までニート人口など考えたこともなかったのだが、その膨大な人数に圧倒される。日本にはそんなにも多くの同士がいたのか。
「ところで私には夢があるんです」
 また唐突に話が飛んだ。少女の話の趣旨を呑みこめずに俺は眉を寄せる。しかし彼女はそんなのお構いなしに身を乗り出すようにした。
「私、作家になりたいんですよね。ほら、作家って何かすっごく自由な感じがするじゃないですか。家でのんびり小説を書いてるだけで大金が入ってくるんですよ! 時間にも縛られないしお金にも不自由しない。最高の仕事だと思いません!?」
「……」
 この子は何が言いたいんだ? その欲の塊みたいな夢と俺になんの関係があるんだ? 困惑する俺をよそに、少女はキラキラした瞳で見つめてきて、ナップサックから取りだした本を見せた。『小説家になろう』というタイトルの本だった。
「……へ、へえ。小説家になりたいんだ。で、俺になんの用なの?」
「この本に書いてあったんですけどね、売れる小説の条件っていうのは、どれだけ共感を得られるかに掛かってるんですよ」
 またも無視して少女は本のページをめくった。
350名無し物書き@推敲中?:2012/03/10(土) 19:42:57.65
「そこで私は考えました。どういった層を狙うべきなんだろうって。で、分かったんです」
 何か嫌な予感がした。そして、それは的中した。
 少女は輝くような笑顔で俺に言った。
「六十万人もいるニートを狙えば絶対に一定の売り上げは得られます。だから――」
 そして突然、彼女は頭を下げた。
「私に協力してください!!」
「……」
 それは……つまりどういうことだ?
「協力ってなにを? 俺は小説家でもなんでもないよ」
「ニートさんですよね? ニート生活の取材をさせてほしいんです」
 さらりと少女はとんでもない事を言った。やっぱりばれていたのだ。
「……ど、どうしてニートだって分かったの?」
「見れば分かります」
 少女が当たり前なことのように言った。俺は氷の刃で心臓を串刺しされた気分になった。見れば分かるほど負のオーラが漂っていたのか。
「できれば生活を取材させてもらって、最終的には就職して欲しいんです。それを脚色して小説にしますから。ほら、やっぱり最後はハッピーエンドが良いですもんね。駄目ニートに希望を与えたいんですよ」
「…………はは、そうなんだ。でも俺は、たぶん就職なんてできないよ。他所を当たった方がいいんじゃないかな……」
「諦めちゃダメですよ!! 未来は明るいです!!」
 グッと握りこぶしを作り、少女はそんな無責任な事を言う。彼女は俺を見上げて元気づけるように微笑んだ。少しドキッとした。




冒頭です。
お願いします。
351名無し物書き@推敲中?:2012/03/10(土) 20:38:44.99
ニートって絶対に女の子に助けてもらう妄想するよな
352名無し物書き@推敲中?:2012/03/10(土) 20:55:53.07
元ニートだけど女の子の金で遊んでたら紐になった俺みたいなのもいる
353名無し物書き@推敲中?:2012/03/10(土) 21:08:51.60
掴みとしては悪くないんじゃないか。

一人称なので、主人公の心理を情景描写に絡めたほうがいい。例えば、夜の公園の街灯の下、ぼんやりと照らされた彼女は、どこか幻想的で一瞬、これが現実なのかわからなくなった、みたいなのもいいかもしれぬ。
主人公の心理に合わせて、街を灰色っぽく書くのもよいはず。

彼女がニート取材の為に付き合う必要まであるのか、という部分に根本的な疑問が残る。彼女もどこか変人である、というような描写があれば納得しやすいかな?

細かいところなら、ニート描写、ダメ人間描写をもっと深くし、成り上がった時のインパクトを強くすればいい。あと、少女の衣服の描写もほすい。

素人意見だから、参考程度に。
あとはワイさんや他の批評家を待て。
354名無し物書き@推敲中?:2012/03/10(土) 21:12:23.42
小説家になろうというタイトルはどうなんだ?某有名サイトと同名だし、捻りもなさすぎないか?
355秋吉君@弾け飛ぶ☆ネカマ液 ◆2itMTGf8Qk :2012/03/10(土) 21:51:01.81
やるか?最低人間コンテスト!
356名無し物書き@推敲中?:2012/03/10(土) 22:50:02.48
ちょっと長いけどよろしくです。

http://ana.vis.ne.jp/ali/antho.cgi?action=article&key=20120310000012
357335:2012/03/11(日) 00:32:04.71
>>338
ありがとうございます。
読みやすいように、文単位、段落単位ともに構成見直してみます。m(__)m
ありがとうございました。
358名無し物書き@推敲中?:2012/03/11(日) 01:03:36.38
>>354
折角だしなろうに載せたら?とは思ったなw
359オチツケ:2012/03/11(日) 02:29:38.17
どんだけ最低の人間を描けるか、みたいなのは究極のテーマじゃないかと思うんですわ
360オチツケ:2012/03/11(日) 07:07:51.77
すごい!本当にすごい!
き、き、き、き、気持ちいい!
361ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2012/03/11(日) 10:29:58.88
>>343-350
一人称の作品! 冒頭はゲーム画面を目にした主人公の視点と考えられる!
>血が飛び散り、断末魔の声が鼓膜を叩いた。
(断末魔の声で鼓膜を叩かれたのはゲーム内の主人公に見える!
 ゲームと現実を区別する改行はないので人称に狂いが生じていた!)
ワイの場合
 血が飛び散り、断末魔の声を上げた。

>〜買い溜めしたカップ麺はまたも底を尽いてしまった。
(漢字で書けば、底を突くが正しい!)

>「とりあえず今日は遅いので、これ私の携帯番号です。明日の朝九時以降なら何時でもいいので掛けてください」
(渡した紙片に携帯番号が書かれていた! 事前に用意していたのか!
 待ち伏せとして考えてもおかしい! 相手を品定めするような凝視は必要がない!)

彼女の不自然な行動には一応の辻褄が合っていた! 出会いの場面は都合が良すぎる!
主人公の生活がよく書けているだけに彼女のくだりは少し作り物めいて見えた!

冒頭の展開としては悪くなかった70点!(`・ω・´)
362ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2012/03/11(日) 11:09:35.76
>>356
>コンビニに朝食を買いに行こうとして履いたズボンのポケットに〜
(ズボンは穿く!)

落とした名刺入れを探して奮闘する物語!
警察に模した大仰な表現や妄想が入り混じった作りは主人公の性格を表しているように見えた!
実際の容姿にはほとんど触れていないので若いくらいの情報しか得られない!
>就職した時に奮発して買ったもので、まだ二年と数ヶ月しか使っていない。
(就職浪人も考えられる! 二十四歳くらいを想定して読んだが確証はない!)

話の流れは丁寧で読み易かった!
大切な物が探している過程で不要な物になった! その落差を楽しむ狙いがあると思われる!
ただし同じ調子で物事が展開する為、人によっては中弛みと捉えて興を削がれるかもしれない!

名刺入れは落としていなくて主人公が持っていたと云う落ちでもいいかもしれない71点!(`・ω・´)
363名無し物書き@推敲中?:2012/03/11(日) 12:38:31.18
 大学の法医学の授業で、司法解剖を見学したことがある。
 私が見たのは刺殺された男性と子供だった。
 解剖の対象は、外傷部分だけにとどまらない。たとえ頭部に傷がなくても、頭蓋骨をノコギリで切り開き、
脳を取り出して観察する。臓器は摘出・検分された後で、適当に山積みされていく。
 そこにあるのは、大破し輪郭を喪った、筋と皮と肉の残骸である。
 死体の腐敗臭と、細かなガラスの破片のようにその上を覆っている、薬品の鼻をつく臭気によって、
横にいた大柄な男性が、涙と鼻水を垂らしながら嘔吐しているのを、私は盗み見ていたのだった。
 監察医が、取り出した子供の脳を子供の腹に押し込み、頭蓋の裡に、もともと腹にあった臓器を
詰めなおしている最中の出来事だった。 子供の脳は柔らかく、摘出すると元の位置には戻らないのである。

 お願いします。
364ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2012/03/11(日) 13:39:38.72
>>363
医学部って入ってからどれ程大変なんですか?
ttp://mimizun.com/log/2ch/kouri/1021362261/5

古い情報を元に書いたような気がする!(`・ω・´)
365名無し物書き@推敲中?:2012/03/11(日) 13:42:18.42
これは酷い自演を見た
366名無し物書き@推敲中?:2012/03/13(火) 07:59:56.26
363は赤面ものだなw
367名無し物書き@推敲中?:2012/03/13(火) 13:41:37.28
いまさら自演重ねて繕っても遅いよ
368名無し物書き@推敲中?:2012/03/13(火) 22:03:36.64
オレンジが、喘ぐように叫んだ。
だけど、俺はそんなことよりも…
「嘘だ!」
ぱぁん
硝煙の匂い。拳銃の発砲音。薬莢を吐き出すその銃身まで、俺は見た。
走る、走る。たいした距離じゃない。早くいかなければ。
彼女は泣いている。一瞬の後に怒号と銃声の嵐。弾丸が飛び交う。弾丸が肩をかすめる。
いや、当ったのかもしれない。痛い。彼女は泣いている。
駄目だ。そんな剥き出しじゃあ。死体に隠れろ!
俺は飛び込み、スライディング、自分の体で彼女を庇った。視界が歪む。全てが渦まいて白に近づく。
彼女は…ぼこぼこだった。弾丸の穴があちこちに。奇跡的に残った右目がきょろりとこちらを向いた気がした。
オレンジ達の声が近づいてくる。魔王は死んだ。それなのに・・・
俺は体が重くて、二つの死体の上に倒れこんでしまった。誰かが俺の心臓を打ち抜いたらしい。
俺は彼女の美しい瞳を脳裏に焼きつけて、笑った。

没にしたbadendの描写。安っぽい気がする。固有名詞は適当。お願いします。
369名無し物書き@推敲中?:2012/03/14(水) 00:01:59.37
没にして正解!
以上。
370名無し物書き@推敲中?:2012/03/14(水) 01:29:35.32
日本語でお願いしますとだけ言っておこう
371名無し物書き@推敲中?:2012/03/14(水) 01:34:49.48
名詞止と列挙法?でスピード感が出てるってこと以外はー 内容の情報が少なくて
372名無し物書き@推敲中?:2012/03/14(水) 02:36:58.36
オレンジが、喘ぐように叫んだ。だけど、俺はそんなことよりも…
「嘘だ!」
ぱぁん
硝煙の匂い。拳銃の発砲音。薬莢を吐き出すその銃身まで、俺は見ていた。
走る、走る。たいした距離じゃない。早くいかなければ。彼女は泣いている。
一瞬の後に怒号と銃声の嵐。弾丸が飛び交う。弾丸が肩をかすめる。
いや、当ったのかもしれない。痛い。俺は彼女と太郎の死体ごと自分の体で庇った。
視界が歪む。全てが渦まいて白に近づく。彼女は…ぼこぼこだった。
弾丸の穴があちこちに。奇跡的に残った右目がきょろりとこちらを向いた気がした。
オレンジ達の声が近づいてくる。魔王は死んだのに。彼女が手づから撃ち取ったのに。
体が重くて二つの死体の上に伏してしまう。俺も誰かに心臓を撃ち抜かれたらしい。
俺は彼女の美しい瞳を脳裏に焼きつけて、笑った。
魔王は死んだ。頭に小さな穴をあけて、血を噴き出して、確かに静かに、娘が散らせた。

直してみた。自分でわかる日本語の間違いはこれくらい。暇な人お願いします。
373名無し物書き@推敲中?:2012/03/14(水) 02:38:16.81
名詞止めw
374名無し物書き@推敲中?:2012/03/14(水) 03:47:46.10
ワイさんに頼んだのに暇な人って失礼だった。申し訳ない。>>372の方でお願いします。
375ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2012/03/14(水) 05:48:10.07
>>372
>オレンジが、喘ぐように叫んだ。
(喘いでいる状況で叫ぶことができるのか! 言葉が矛盾しているように見える!)

>ぱぁん
(シリアスな場面に相応しい表現とは思えない!)

>弾丸が飛び交う。弾丸が肩をかすめる。
(弾丸の繰り返しで見た目が悪い!)
ワイの場合
 弾丸が飛び交う。一発が肩をかすめた。

>俺は彼女と太郎の死体ごと自分の体で庇った。
(二人の死を自覚していながら、庇う理由がよくわからない!)

>彼女が手づから撃ち取ったのに。
(間違いではないが『手ずから』の方が使われている!)

>魔王は死んだ。頭に小さな穴をあけて、血を噴き出して、確かに静かに、娘が散らせた。
(彼女が魔王の頭を撃ち抜いた! 最後は娘となっていた! 魔王の実子の意味なのか!)

物語の背景が見えないので文章のみの評価54点!(`・ω・´)
376ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2012/03/14(水) 05:52:27.27
>>375
>(二人の死を自覚していながら、庇う理由がよくわからない!)
自覚は自分を指しているので『認識』に変更する!(`・ω・´)
377名無し物書き@推敲中?:2012/03/14(水) 18:44:33.96
僕はいつもひとりだった。
クラスでグループを作ればひとりだけあぶれた。
休み時間が苦痛だった。昼休みなんか最悪だった。
大勢の中に居たくなかった。ひとりであることを痛感させられるから。
ずっとひとりだった。これからもきっとずっとひとりだ。
何かあるたびに、こんな惨めな思いをし続ける。
378名無し物書き@推敲中?:2012/03/14(水) 18:49:36.91
昼休みがどう最悪だったかを書き込むべき一文章だな。作品と化すならば。
379名無し物書き@推敲中?:2012/03/14(水) 21:31:34.67
>>372ですが、的確な指摘ありがとうございます。確かにと思う事ばかりでした。精進します。
380名無し物書き@推敲中?:2012/03/15(木) 00:15:59.43
>>353
ありがとうございます。
情景に絡めるのは意識してるんだけど、まだ足りなかったみたいですね。
服装の描写も手を抜いてました。
一応少女も変人として書くつもりです。
もっと変人らしい奇行を意識したいと思います。

>>361
ありがとうございます。
紙に書く描写を忘れてました。
ご都合に見えないように気を付けます。
381ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2012/03/15(木) 00:53:57.92
>>377
>僕はいつもひとりだった。
>大勢の中にいたくなかった。ひとりであることを痛感させられるから。

抜き出した部分だけで十分に意味は理解できる!
残りは全て重複に見える! 何故、クラスから孤立しているのか!
その理由が書かれていればもう少し内容がすっきりしたと思う!

ひとりを強調しているとしても、くどい印象を払拭できない!(`・ω・´)
382名無し物書き@推敲中?:2012/03/16(金) 00:53:45.46
少年は悔しさからか、絶望からか硬く目を閉じた。嫌だと。現実を拒否するために固く、ギュッと目を閉じた。

手足に負荷がかかる。両手両足両肩、逃げられないようにと異形達によって抑えられる。伝わる異形の体温に、彼等もまた生きていることを感じさせられた。

固くつむったまぶたの裏に走馬灯が早送りで再生された。スクリーンの裏に流れたその光景。我ながらつまらない人生だったなと少年は思う。しかし、つまらなくて良かったとも思った。俺が歩んだ人生が俺の人生で良かったと。

刹那、感じたのは痛み。右肩への鋭いような鈍いような熱いような痛み。不思議と少年の唇からは悲鳴ではなく、笑みが漏れた。 壊れたように、制御されないその唇からは音が溢れ出す。

痛い、多分激痛。何かを刺されているような、熱い何かを入れられているような、酷く軋む痛み。まぶたの裏に火花が散り、硬く握った手のひらには爪が食い込んで暖かかった。

不意に、手足にかかっていた負荷が消える。解き放たれた手足をジタバタとさせるが何かに当たったなどという感触はなく、ただ痛みの残る肩をいた痛めつけただけであった。

何が起こったのか少年は目を開けて確認をした。太陽は眩しく、閉じていた目には酷く滲んだが次第に慣れる。帰ってきた視界には静かな誰もいない街が写っていた。


おなしゃす
383名無し物書き@推敲中?:2012/03/16(金) 01:16:26.17
「もう砂ぐらいしか浚うものはないし。」
晴れた日は、風が吹かないから、歩いた後以外砂一粒だって動かない。
生物が居ない。私の足音しかしない。私は地面から目線を上げた。
「本当に、何も無いんだな。」
太郎は顔を覆って、その場に座り込んだ。
「わかっていた事でしょう。」
私も足を投げ出して座る。
「俺、もっと勉強しとけば良かったな。」
太郎が無念そうに言う。あんまりらしくないので笑ってしまった。
「いいのよ。」
「何がいいんだよ。」
反射的に言い返されて、言葉に詰まってしまう。太郎は少しむっとしたようだ。
焦って答えを探した。頭をぐるぐる回転させて、心と言葉を照らし合わせる。
「もう、充分だから。」
そう言った瞬間、目があって、何故か顔をそらしてしまう。どぎまぎしながら反応を待つのに、太郎は何も言わない。やはり舌足らずだったろうか。
伝えたいことは上手く言葉に出来なかった。だから、慎重に肩を寄せた。

顔を向けると、泣きそうな貴方がいた。夕日に真っ赤に染められて、鳥肌が立つほど綺麗だった。震えるように口づけをした。太陽は地平線に燃え落ちていく。もうじき世界が、光を失うのだろう。

舞台は異常気象とかやばい衰退していく世界、場面は幼馴染との別れの直前。太郎が勉強してたら別れずにすんだかもしれない。お願いします。
384名無し物書き@推敲中?:2012/03/16(金) 01:32:14.03
>>382
登山殺人の話書いた人?
385ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2012/03/16(金) 06:08:38.62
>>382
目を閉じる場面で『硬く』と『固く』の両方を使っていた!
ワイは、どちらか一方でいいように思った!

>〜逃げられないようにと異形達によって抑えられる。
(実際に肉体を拘束されているので『押えられる』方がよい!)

>不思議と少年の唇からは悲鳴ではなく、笑みが漏れた。
(笑みは声の表現ではないので違和感がある!)

>帰ってきた視界には静かな誰もいない街が写っていた。
(写真やコピーの類いではないので『映る』の使用が望ましい!)

街中で起きた事象に思えない!
異空間に引きずり込まれたのであれば納得はいく!

異空間から解放された等の締めが欲しかった55点!(`・ω・´)
386ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2012/03/16(金) 06:09:16.19
>>383
>〜歩いた後以外砂一粒だって動かない。
(後は跡のような気がする!)

終末の世界に相応しい描写がもう少し欲しいところ!
晴れた日が無風になる原理はよくわからなかった!
異常気象の根本的な原因に触れてもよかったかもしれない!

世界観を活かした危機感が足りないと思った61点!(`・ω・´)
387名無し物書き@推敲中?:2012/03/16(金) 08:29:31.76
>>384
違います

>>385
ありがとうございます
実はずっと街中で起こっていた
っという設定なんですよね……

388名無し物書き@推敲中?:2012/03/16(金) 13:26:40.15
>>387
下手すぎワロタ
才能ねーよお前w
389名無し物書き@推敲中?:2012/03/16(金) 13:36:23.23
目糞鼻糞って知ってるかな
390名無し物書き@推敲中?:2012/03/16(金) 13:38:03.09
目くそと鼻くそは役割、臭い、味、全てが違う
391名無し物書き@推敲中?:2012/03/16(金) 13:44:47.71
まあこのスレに晒される散文は大抵糞だけど、ね
392名無し物書き@推敲中?:2012/03/16(金) 14:02:04.60
役割は違っても糞として捨てられることは同じ。
結果は同じっつーこったな。
393名無し物書き@推敲中?:2012/03/16(金) 14:06:51.97
『みんな糞なんだから俺の作品だけdisられるのはおかしい』
394名無し物書き@推敲中?:2012/03/16(金) 14:15:39.74
鼻糞は食べるけど目糞は食べないよ
395名無し物書き@推敲中?:2012/03/16(金) 16:47:36.12
お前らよりは上手いから
396名無し物書き@推敲中?:2012/03/16(金) 16:48:04.45
気にするな。
結果は同じだ。
397名無し物書き@推敲中?:2012/03/16(金) 18:00:31.99
この程度で心が折れるなら才能はないだろうな。
398名無し物書き@推敲中?:2012/03/16(金) 18:15:01.22
叩かれるのも修行のうち 叩く人にこそ感謝すべき
修行にもならない粕みたいな仕事をわざわざ請け負ってくれてるのだから
399名無し物書き@推敲中?:2012/03/16(金) 18:36:42.42
んじゃ、その叩く人間にも
修行をさせてやろう
っていう親心を理解して
重々感謝しとけよ
400名無し物書き@推敲中?:2012/03/16(金) 18:40:40.24
トンチンカンな批評や叩きをする人間こそ
逆に馬鹿にされたり拒否られたりすることによって人生の修行になる

こうやって勘違い野郎を躾ける仕事を
わざわざ請け負ってくれているのだから感謝しろよ?
401名無し物書き@推敲中?:2012/03/16(金) 18:41:36.76
たしかに!
そのとおりだ!
402名無し物書き@推敲中?:2012/03/16(金) 18:51:17.36
>>388
どの辺りが下手か教えてください
お願いします
403名無し物書き@推敲中?:2012/03/16(金) 18:54:11.70
>>402

>>361-362
ここら辺の70点以上と比べるといいよ
404名無し物書き@推敲中?:2012/03/16(金) 19:14:02.71
少年は悔しさからか絶望からか、硬く目を閉じた。嫌だと。現実を拒否するためにギュッと目を閉じたのだ。

手足に負荷がかかる。異形達によって抑えられる。伝わる体温。聞こえる息遣い。それ等もまた生きていることを実感させられる。

固くつむったまぶたの裏、走馬灯が再生された。スクリーンの裏に流れたその光景。我ながらつまらない人生だったなと思う。しかし、つまらなくて良かったとも思った。俺が歩んだ人生が俺の人生で良かったと。

刹那、感じたのは痛み。右肩への鋭いような鈍いような熱い痛み。不思議と少年の唇からは悲鳴ではなく、笑みが浮かんだ。 壊れたように、制御されないその唇からは音が溢れ出す。

痛い。何かを刺されているような、熱い何かを入れられているような、酷く軋む痛み。まぶたの裏に火花が散り、爪が食い込むほど手を強く握りこんだ。

不意に、手足にかかっていた負荷が消える。解き放たれた手足をジタバタとさせる。しかし何かに当たったなどという感触はなく、ただ痛みの残る肩を酷使しただけであった。

何が起こったのか目を開けて確認する。太陽は眩しく、閉じていた目には酷く滲んだが次第に慣れる。帰ってきた視界には誰もいない静かな街が映っていた。
405名無し物書き@推敲中?:2012/03/16(金) 19:29:30.30
>>403
見てきました
赤面しました
406名無し物書き@推敲中?:2012/03/16(金) 19:32:08.98
『異空間都市』 大江健五郎

 少年は悔しさと絶望から目を閉じた。
 ――嫌だ!
 現実を頑なに拒否するがごとくギュッとまぶたに力を入れる。と同時に、手足に負荷がかかる。両手両足が押さえつけられ、そのとき膚に伝わる何者かの体温におののいた。
 それは固くつむったまぶたの裏で走馬灯のように再生された。我ながらつまらない人生だったな、と少年は思う。しかし、つまらなくてよかった、とも思える。
 俺が歩んだ人生が、俺の人生でよかった――
 その刹那、感じたのは一か所に充満する鋭い痛み。右肩が、燃えるように熱い。が、少年の唇からは悲鳴ではなく笑みが漏れていた。 制御されないその唇から放笑が壊れたように溢れ出す。
 痛い――
 全身に激痛が伝わり、突き刺さった何かが軋んで少年の脳裏に火花が散った。固く握った手のひらに爪が食い込んではぬめり血が流れた。
 やがて手足にかかっていた圧が緩まる。解き放たれた手足が勝手にバタつく。ジタバタと空を切る手足が虚しく泳ぎ、少年は体のバランスを崩した。痛みの残る右肩に手を置くとその目は見開いた。
 太陽は眩しく、滲んでいた空間が徐々にクリアーになる。視界を取り戻す。と、少年の前には静かな街並みがただ燦然と広がっていた。(了)
407名無し物書き@推敲中?:2012/03/16(金) 19:35:27.38
>>404
直すとこうなるんですね
参考にさせていただきます
408名無し物書き@推敲中?:2012/03/16(金) 21:13:36.88
>>386ありがとうございました。
409名無し物書き@推敲中?:2012/03/17(土) 20:08:46.21
 小学生女児をレイプしよう。
 38歳無職童貞のワイがそう思いたったのは、暑さが日に日に増す七月上旬のことであった。きっかけは書店で何気なく購入したコミックLOという雑誌だった。
それはいわゆるロリコンを対象にするエロ漫画雑誌で、小学生にしか見えない女の子が男とセックスをする内容のものばかりが載っている。中でも特にワイの目を引いたのは、クジラックスという漫画家が描いた女児レイプものだ。
冴えないロリコンの大学生二人組が小学生を大勢レイプし、最終的に自殺をしてしまうというストーリーである。
 その漫画を読み終え、ワイの胸に湧きあがったのは小学生とセックスしたい。そんな願望だった。どうせならレイプの方がいいとも思った。無理やりの方が背徳感も十倍増しになるだろう。どうせ人生はとっくに詰んでるのだ。怖いものなんてなにもなかった。
思い立ったが吉日という言葉の通り、早速ワイは小学生レイプ計画を開始した。まずは何処でやるかが問題だった。自宅は無理だ。家族がいるし、すぐに足がついてしまう。レンタカーも同様の理由で却下だ。では、やはり野外がベターだろうか。


エロ小説の出だしとしてどうでしょう?
おなしゃす
410名無し物書き@推敲中?:2012/03/17(土) 20:11:24.45
文は人なり。他人を卑しめてやろうという臭気が書き手の人格を如実に表している。
ユーモアのセンスが足りない。
411名無し物書き@推敲中?:2012/03/17(土) 20:12:37.94
○ユーモアのセンスが、下品。
412名無し物書き@推敲中?:2012/03/17(土) 22:01:06.71
上手いな
413ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2012/03/17(土) 22:27:10.79
>>409
主人公のワイの思考がおかしい!
>小学生とセックスしたい。
(そのような行為を好んでいた!)
>無理やりの方が背徳感も十倍増しになるだろう。
(背徳は道理に背く行為! 背徳感は後ろめたい気持ちの表れと捉えられる!)

道理に背く行為が気持ちを昂らせる!
そのような内容を文章で伝えないと意味が通らない!

点数を付ける段階にない!(`・ω・´)
414秋吉君@ネカマだらけ ◆2itMTGf8Qk :2012/03/17(土) 22:27:52.37
ワイさん自身が小学生女子なんだけどな
415名無し物書き@推敲中?:2012/03/17(土) 22:32:37.64
↑上久保
416名無し物書き@推敲中?:2012/03/17(土) 22:33:14.42
評価おねがいします!

―ここから―

 薄暗く、静かな下校道。
 俺は霧雨を傘で受けながら、まっすぐ家へと向かっていた。
 右手に持ったカバンの重さが鬱陶しく、歩くのがひどく億劫になる。
 アスファルトで塗装された長い田舎道は、まるで無限に続いているかのように感じられた。
 首をかるく左右に振っても、見えるのは田んぼや畑ばかりだ。昼間は綺麗なその景色も、黒ずんだ夕方の中では不気味なものにしか見えない。

 歩き続けて10分、ようやく下校道の中ごろまで来た。
 ふと、数十メートルほど前方の少女の人影が目に留まる。
 その姿の細部までは分からないものの、耳にイヤホンのようなものを装着しているのが見えた。
 傘は差しておらず、降り注ぐ霧を細い身体に直接受けてしまっている。
 まさか、音楽でも聴いているのか。こんな雨にも気付かないほど、聴き入っているのか。
 やがて、その姿が数メートルほどまで近付いた頃、俺は少女が聴いているモノの正体を悟った。
 横を通り過ぎていく少女の顔。その瞳孔はぎらぎらと開ききっていた。両耳のイヤホンから、特徴的な電子音が微かに漏れている。
417秋吉君@ネカマだらけ ◆2itMTGf8Qk :2012/03/17(土) 22:33:47.61
あ、言い忘れてたけど、財布のやつは俺なんだ。
むかーし書いた奴。
ワイさんありがとう!
418名無し物書き@推敲中?:2012/03/17(土) 22:34:04.69
 「……なぁ、少し良いか?」
 俺の声に、少女はぴたりと足を止める。そして、軽く血走った目で俺の顔を見た。
 夜空のように黒い短髪、弱々しげに垂れ下がった目じり。身に着けているのは俺と同じ、成城高校の制服だった。
 「お前、俺と同じ高校か?」
 「……多分、そうだよ」
 「とりあえず、イヤホンを外してくれないか」
 「あ、うん、分かった」
 少女はイヤホンを慣れた手つきで外した。俺は少女の目を見たまま、静かに口を開く。
 「それ、耳で聴く麻薬ってやつか?」
 「そうだよ。あの、できれば、高校の先生達には黙っててほしいな」
 「言うつもりなんてさらさら無い。ところで、それ効くのか? 電子音が延々続くだけの代物だと聞いたが」
 「十分すぎるほど効くよ。最近の『音響技術』の進歩、君は知らないのかい?」
 音響技術――それは名前の通り、音を用いた技術の事だ。耳に伝わる音で脳波を変調させ、対象の感情を変化させるのが主な使用法だと聞いたことがある。
なんでも、精神病の治療に役立てられているらしい。
 「聞いたことはあるな。たしか、精神病の治療に音が使われてるんだろ。それを悪用すれば、お前の使ってる電子ドラッグになる……んだよな」
 俺の言葉に、少女はうんうんと頷く。そして、少しだけ表情を緩めた。
 「えらく詳しいね。君も服用してるのかな?」
 「いや、使った事はないな。それ以前に、そういうのは嫌いだ」
 「どして?」
 「空想に逃げるな。現実で頑張らなきゃ、堕落への一本道だろうが」
 「そうかなぁ……そう思うなら、君も試してごらん? そういう人ほど、はまり込むものなんだよ」
 少女は手に握ったイヤホンを俺の両耳に優しく押し込む。
 耳に流れ込む電子音が鼓膜を震わせ、俺の背筋に寒気を走らせた。言い知れない不快感が、俺の体を這い回る。
 「うわっ……!」
 まるで、地面が底無し沼にでもなったかのようだ。アスファルトに倒れそうになった俺の体を、少女は両手で抱きとめた。
 「慣れないうちは気分悪いかもね。でも、すぐに良くなるよ。きっと――」

―ここまで―
419名無し物書き@推敲中?:2012/03/17(土) 23:41:27.21
>>417
にゅわんだってぇぇぇーーーーーッ!
秋吉ネーさま、なんとはしたないッ!
ネーさまとわからず酷スレでコクってしまったではありませんのッ!
420秋吉君@ネカマだらけ ◆2itMTGf8Qk :2012/03/18(日) 00:18:47.34
酷スレはなんか知らんが荒れたようで・・・
とりあえずすんまそんな。
421名無し物書き@推敲中?:2012/03/18(日) 00:36:35.71
評価お願いします
http://ana.vis.ne.jp/ali/antho.cgi?action=article&key=20120318000030
あと、酷評スレとのマルチポストをしたら叩かれますかね
422ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2012/03/18(日) 07:47:31.65
>>416>>418
>アスファルトで塗装された長い田舎道は〜
(比喩で塗装なのか! 単なる間違いで舗装にしたかったのか! 判断に迷うところ!)

>「えらく詳しいね。君も服用してるのかな?」
(服用は薬を飲むことなので使用や利用の方がよい!)

少女は耳で聞くドラッグを使用していた! 目は充血して瞳孔が開いていた!
主人公に呼び止められた時は音を聞いていた!
>夜空のように黒い短髪、弱々しげに垂れ下がった目じり。
(黒い短髪は問題ない! 目の印象が違いすぎる!
 イヤホンを耳から外したあとで少女の印象を書いた方がいいかもしれない!)

耳で聞くドラッグは実際にあるので新味はない!
今後、どのようなストーリーに仕立てるのか!
作者の技量が問われる!

退廃的な雰囲気が音のドラッグに合っていた70点!(`・ω・´)
423ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2012/03/18(日) 07:47:52.97
>>421
>肩を竦めながら、友人の家へと急ぐ。
(『肩を竦める』という表現が別にあるので別の言葉に置換した方がいいかもしれない!)

一人称の文章で指摘する箇所はほとんどなかった!
五月下旬の旅立ちの場面は性急に思えた!
この地には二度と戻らない! 一切の交友関係を絶つ! その強い意志はお守りひとつで呆気なく崩れた!
主人公と河野の関係が掘り下げて書かれていないのが原因になっている!

最後の場面がとても惜しいと感じた73点!(`・ω・´)
424416:2012/03/18(日) 10:27:48.44
>>422
今後は反芻に力を入れてみます!
評価、ありがとうございました!
425名無し物書き@推敲中?:2012/03/18(日) 11:51:19.20
耳で聞くドラッグってマジであるんだ……
426421:2012/03/18(日) 19:32:21.03
>>423 評価ありがとうございます
今後書く際の参考にさせて頂きます
また、”肩を竦める”で一つの表現なのですね。勉強になりました
427名無し物書き@推敲中?:2012/03/19(月) 03:52:35.32
処女作で73かぁ…すさまじいな
428名無し物書き@推敲中?:2012/03/19(月) 05:37:21.16
技術面だけなら、ここのコテハン連中のほうが今はまだ上だろうな。
その技術も努力を怠らなければ、これからいくらでも伸びる。

>>421にはここを読んでほしいという思いがこもっている。
気持ちの入っている文章には吸引力がある。

まあ、そういうことだろうな。
429名無し物書き@推敲中?:2012/03/19(月) 16:40:08.04
すみません、評価を頂けませんか。
MMORPGを題材にした読み物の冒頭です。

 積雪の中に、少女の細い身体が倒れこんだ。
 体中に黒い傷を刻まれ、時折痙攣するその姿は、容赦なく冷たい吹雪にさらされる。
 身の丈ほどの白い大鎌を右手で辛うじて握ったまま、少女は声にならない呻きをあげた。
 しかしその顔には、感情の欠片すら無いように見える。
 この少女を虐げ、地へ伏させたのは――他でもない、俺だ。
 俺は罪無き少女の身体を、禍々しき剣で幾度も引き裂いた。
 戦闘の過程で俺も傷を負ったが、少女の受けた傷には到底及ばないだろう。
 この行為は何も成さない。それは最早分かりきったことだ。だが、そうせざるを得なかった。
 もし、これがただのMobならば、罪悪感など微塵も感じなかったろう。
 この世界の魔物≠動かしているのは、あくまでもただのデータであって、生身の人間ではない。
 だが、この少女は違う。
 「……ぐっ……」
 表情一つ変えず、少女が唸った。
 壊れかけの機械から発された、無機質な電子音のような声。それは既に、俺の知っている少女の声ではなかった。
 ふらふらと立ち上がったその身体は、苦しげに肩で呼吸を繰り返す。少女の白いローブが、ばたばたと寒風になびく。
 「……ジン=v
 俺は無意識に、少女の名を呼んでいた。自分の声とは思えないほどに、掠れた声音。
 「……ジン、もう疲れたろ。そろそろ帰ろう、な……」
 「…………」 
 少女は無表情のまま、両手で鎌を握り直した。
 ゆっくり構えられた大鎌の刃が、吹雪を裂いて振り上げられる。
 刹那、刃を受けた俺の左腕が、豪雪の中へと跳ね飛んだ。
430名無し物書き@推敲中?:2012/03/19(月) 17:54:30.62
なんつーか疲れる文章だなと思った
もっとスッキリ書けるだろって
まあ好みの問題なんだが
431名無し物書き@推敲中?:2012/03/19(月) 18:37:15.76
MMOある程度やった者にはなんとなく
pvp(対人戦闘)の練習をしているのかな、とわかる。
この設定が、何も知らない人にどう映るのか
432ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2012/03/19(月) 20:10:06.13
>>429
少女はどうのような姿で雪の中に倒れたのか! 表情の描写があるので仰向けに思える!
しかし、『地へ伏させた』と文中にあるので俯せも十分に考えられる!
その場合、少女は顔を横に向けて倒れなければいけない! 右手に辛うじて握る大鎌の状態が見えなくなるかもしれない!

二人が戦っていることは理解した! 争点は語られていなかった!
文章としては読める! 剣で斬られて出血が見られないのは、そのオンラインゲームの特徴なのだろう!
ゲーム内の全ての事象はデータの遣り取りではないのか! 少女だけが例外の理由には当たらないので説得力に欠けた!

文章の判断では63点!(`・ω・´)
433429:2012/03/19(月) 20:50:43.54
おぉ、たくさんの評価を頂けて嬉しいです。
もっとスマートな文を書けるように頑張りたい。
そして、少女の動きに矛盾を生じさせないようにしたい。
参考になりました。皆様、ありがとうございます!
434秋吉君@裏ネカマ祭り ◆2itMTGf8Qk :2012/03/19(月) 22:35:45.99
初投稿で73点?
まるで秋吉君みたいだな。
435名無し物書き@推敲中?:2012/03/19(月) 22:53:25.86
>>434
(゚―゚)
436秋吉君@裏ネカマ祭り ◆2itMTGf8Qk :2012/03/19(月) 23:07:16.61
もっふもふやでぇ>(;@;Д;@;;)

初投稿73点君ははよ2作目を!
437429:2012/03/20(火) 01:21:44.41
先程の冒頭を所々直しました。
厚かましい事とは存じますが、もう一度評価して頂けませんでしょうか


 少女の身体が、積雪の中にくず折れた。
 腹に深い傷を負ったその姿は、吹雪でうっすらと霞んでしまう。
 少女の右手に握られている、白色の大きな鎌。それはおそらく、彼女の背丈ほどあるだろう。
 長い柄にしがみついたまま、少女は荒い呼吸を繰り返す。
 その幼げな顔には、表情の欠片すら存在しなかった。
 この少女を虐げ、地へ伏させたのは――他でもない、俺だ。
 俺は少女の身体を、禍々しき剣で幾度も引き裂いた。
 そうした所で、この少女を救えるわけでは決してない。
 しかし、こうしなければ全てが駄目になる。
 もし、これがただのMobならば、罪悪感など微塵も感じなかったろう。
 この世界の魔物≠動かしているのは、あくまでもただのデータだからだ。
 だが、この少女は――
 「……ぐっ……」
 少女が、唸った。
 壊れかけの機械から発された、ざらつく電子音のような声音。
 それは既に、俺の知っている少女の声ではなかった。
 ふらふらと立ち上がったその身体は、苦しげに肩で呼吸を繰り返す。
 少女の白いローブが、ばたばたと寒風になびく。
 「……ジン=v
 俺は無意識に、少女の名を呼んでいた。自分の声とは思えないほどに、掠れた声で。
 「……ジン、もう疲れたろ。そろそろ帰ろう、な……」
 「…………」 
 少女は無表情のまま、両手で鎌を握り直した。
 ゆっくり構えられた大鎌の刃が、吹雪を裂いて振り上げられる。
 刹那、刃を受けた俺の左腕が、豪雪の中へと跳ね飛んだ。
438名無し物書き@推敲中?:2012/03/20(火) 03:23:41.07
厚かましい以前に創作者としてダメ!(´・ω・`)
文章の良し悪しぐらいは自分で悩め!
ワイの評価だって絶対ではないんやぞ!
最終的に文章の可否を決めるのは自分自身!
最初は荒唐無稽な文章でも、突き詰めれば立派な自分の持ち味にもなり得るんや!
何度も晒すならせめて完成してからにせえよ!
439名無し物書き@推敲中?:2012/03/20(火) 04:42:31.98
作品の冒頭は、その中に、作品の全貌が影として見えていなければならない。
440ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2012/03/20(火) 06:45:57.47
>>437
少女の描写が改善された!
『伏せる』には腹這いの意味もあるので注意が必要!

学ぶ姿勢に意義がある!(`・ω・´)
441429:2012/03/20(火) 09:52:27.94
皆様、ありがとうございます!
少し自分で悩んでみようと思います。
まずは、自分の持ち味みたいなものを探す事にします!
442名無し物書き@推敲中?:2012/03/20(火) 23:22:16.91
『テントウムシのサンバ』秋吉久仁子著

 ふんわかふんわか、菜の花畑に陽が射して、たんぽぽの綿毛が、あるかなしかの風にふかれて飛んでいました。
 菜の花の茎にではあぶらむしが、あるかなしかの産毛を越えるのにも一苦労。よっこらしょ、よっこいしょと、細かな足を交互に動かしてのぼってゆくのでした。ぷうんと、羽音をたてて飛ぶのは、おすのナナホシテントウムシです。
 おすのテントウムシは、いたってまじめな顔して、たんぽぽの綿毛を追いかけながら、陽気のなか、どこまでも続く菜の花畑を散策しているのです。でも実はちゃんと恋人がいて、菜の花のさきっちょで、こちらを見つめているのを知っているのです。
 前触れもなく、巨大な足音とともに無邪気がやってきました。無邪気は麦わら帽子を被って、片手には虫網、奇声を発して縦横無尽に菜の花畑を駆けめぐり、黄色の花を踏みつけなぎ倒し虫網を右へ左へ、テントウムシをついに捕獲し、緑の虫かごへと監禁するのでした。
 たんぽぽは散り草は千切られ、青臭いにおいとともに大地へかえります。にわかに天がかき曇り、やがて霧のような雨が地上に降り注ぐと、無邪気は慌てて木陰へ逃げ込むのです。
 嗚呼、遠くの教会で、からんころん、鐘が鳴る頃に、ようやく気まぐれな雲ははるか東へ消えてゆくのです。
 菜の花畑にはふたたび静かな風がながれこみ、もしダンゴムシが体を伸ばして空をみたなら、そこにはきっとうっすらとした虹を認めることとなりましょう。
 そして雨を吸い込んだ地面は、じい、じいい、とまるでミミズが鳴くような音をたてながら目を閉じていきます。
 陽が暮れ、虫たちも眠りにつきました。が、菜の花のさきっちょでは、めすのテントウムシがいつまでもいつまでも恋人が戻るのを待っているのでした。(了)
443秋吉君@裏ネカマ祭り ◆2itMTGf8Qk :2012/03/20(火) 23:26:53.59
勝手に転載すんなw
しかもちょっと改変してるしw
別にいいけどよ。
詩板のセン5スレにも投下しといて。
444名無し物書き@推敲中?:2012/03/20(火) 23:28:20.94
↑おまえがパクったということはバレているぞ。
久仁子さんに謝れ。
445秋吉君@裏ネカマ祭り ◆2itMTGf8Qk :2012/03/20(火) 23:34:58.42
ごめんなさい。ゆるしてチョモランマ
446名無し物書き@推敲中?:2012/03/20(火) 23:38:05.15
久仁子はおまえの源氏名だろ
わかるよキャバ
447ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2012/03/21(水) 05:48:15.19
>>442
かめっぽさを出すのであれば敬体よりも常体が好ましい!
その場合、語尾に『〜のだ』を使用すること!

秋吉君@臭い蟻の門渡り氏の改変なので評価は見送る!(`・ω・´)
448上久保省太 ◆SRLJbawRsQ :2012/03/21(水) 09:26:46.91
臭い蟻の門渡り氏って何?
449名無し物書き@推敲中?:2012/03/21(水) 15:41:57.31
樹液が蒸発し果ててその音が聞こえなくなり、煙が紛紜と溢れ出した。
烟影は先程とは殊なる濁った黒い色をしている。細風の戦吹く度に、薪の山が幽かに紅潮する。
焔は知らぬ間に、内部で肥っていた。恰も一個の飯櫃な生き物であるかの如く。
火は時折素早く触手を伸ばしてみては、外に積まれた薪を?み、己が腹中に収めむとする。
しかし、その多くは成功しない。徒に幾条かの不吉な跡を残すのみである。
すると、突然癇癪を起こしたように、二三の小さな薪を好き飛ばしたりする。
焔は俄かに勢い附いていった。間歇的に鳴っていた薪の破裂する音は、次第に絶え間なく、降り
始めの驟雨が地を撲つように、続け様に響き出した。木片が、幾つも周囲に零れている。
450ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2012/03/21(水) 20:11:18.26
平野啓一郎氏の著書、『日蝕』の抜粋!

当然ながら評価は見送る!(`・ω・´)
451名無し物書き@推敲中?:2012/03/21(水) 20:17:33.01
またアンチのぱくりか。
452名無し物書き@推敲中?:2012/03/21(水) 20:26:35.87
テントウムシのサンバですけれど素敵でした。こんなファンタジックな文章に
魅了されますね。
453秋吉君@裏ネカマ祭り ◆2itMTGf8Qk :2012/03/22(木) 00:43:20.44
>>447
いかにも酸っぱい匂いのしそうなコテハンねえ
いやだわあ・・・っ!
454名無し物書き@推敲中?:2012/03/22(木) 00:50:05.75
著作物の評価依頼すんなよカス 創作板にいるモラルとかねえな
455名無し物書き@推敲中?:2012/03/22(木) 10:18:26.86
電話が鳴り出す。僕の目の前で本当に鳴り出したのだ。それは現実の世界の空気を震わせている。
456ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2012/03/22(木) 16:47:57.20
>>455
村上春樹氏の著書、『スプートニクの恋人』の抜粋!

去るがよい!(`・ω・´)
457名無し物書き@推敲中?:2012/03/22(木) 18:50:11.47
<うそつき>

左手の薬指に今、銀が光った。
「一生君を愛する。結婚してほしい」
彼とはつきあって二年になる。真面目で、少し奥手な人。
今日も手持ちの中では一張羅だろうスーツで、小さくはあったけどバラの花束を持ってデートの待ち合わせ場所に立っていた。何かあるなんて女の勘なしでもわかるほど。
「うれしい……本当に、私だけをずっと愛してくれる?」
見つめた先で視線が絡まった。
「もちろんだよ」
彼は小さく笑って言う。
うそつき。
知ってる。あなたに昔奥さんがいたこと。彼女が、死んでしまったこと。
あなた未だに彼女の写真を見つめて、泣いているでしょう?
きっと『私だけ』を愛してくれる日なんて来ない。
それでも。
「ありがとう」
今だけはその優しい嘘を、信じさせて。私だけを見つめて。
初めて、私からキスをした。

VIPの某スレでノリで書きました。
評価してもらえますかね……?
458名無し物書き@推敲中?:2012/03/22(木) 18:53:04.96
えー まじでー? うそくさーい
459名無し物書き@推敲中?:2012/03/22(木) 18:54:27.63
おまえの自慢話よりもか?
460名無し物書き@推敲中?:2012/03/22(木) 19:58:38.43
2レスになっちゃったんだけど晒してもいい?
461名無し物書き@推敲中?:2012/03/22(木) 20:01:25.26
甘えるな
1レスにまとめるのが条件だ
462名無し物書き@推敲中?:2012/03/22(木) 20:04:04.36
やっぱそうか 聞いてみてよかった
463名無し物書き@推敲中?:2012/03/22(木) 20:06:52.34
謙虚だな
よし特別に許そう
おまえだけ2レスで晒せ
464名無し物書き@推敲中?:2012/03/22(木) 20:09:07.85
一応1000文字くらいだから1レスに入るように工夫してみる
あざすあざす
465名無し物書き@推敲中?:2012/03/22(木) 20:10:17.06
別に何レスでもいいんだよ?
466名無し物書き@推敲中?:2012/03/22(木) 20:20:43.10
URLの先に飛んで読んでもくれる。
467 ◆Meri///lNU :2012/03/22(木) 20:37:21.88
本文長すぎって言われたので2レスでいきます
ワイさん、他の方々よろしくお願いします
468熱湯 1/2 ◆Meri///lNU :2012/03/22(木) 20:39:03.71
 薄いブラウスを脱がせると、真っ白く控えめな乳房が露わになった。下着は着けていなかった。その乳頭は綺
麗なクリーム色をしていた。
「舐めて」とその子は言った。男はそれを誤魔化すように彼女の背中に腕を回し抱き寄せ、唇を重ねた。彼女は
目を閉じ、口中に侵入してくる彼の舌を薄く小さな唇で懸命に吸っていた。男は右手だけを柔らかな胸にあてが
い、指先で乳頭をもてあそんだ。目を瞑ったままの彼女の喉から詰まった声が漏れ出てきた。ふいに彼は指先の
動きを止める。彼女はゆっくりと目を開け、彼の顔を覗き込んだ。一瞬の沈黙の後、二人の視線は交差した。男
は脳裏には昨日見た夢の景色がちらついていたのである。
 


 大海原を小船で漂っている夢だった。櫂はなく、木造の古い小船に寝そべっていた。なぜそうなったのか、前
後の事情は男にもわからなかった。ただやがて訪れる何かを待つしかないという確信だけがあったのだ。彼はま
んじりともせず、途方もない海に浮かんでいた。その胸中に浮かぶものは何もなく、むしろ納得の上、自ら進ん
でこうなってしまったのだという気になっていた。
 夜の帷は降り、星々が空に輝き始めた。彼には依然として打つ手はなく、その何かを待っているしかなかった
のだ。あの星座の名前はなんと言っただろうか。どうしても思い出せなかった。
 そのうちに厚い雲の一団が西より流れてきた。やがて星の光も月の光も、空一面をすっぽりと覆う雲に遮られ
てしまった。そして風が吹き始め、雨が降り出し、海面を打つ波は激しく荒れだしたのだった。
 じきに嵐がやってくるのだ。男は、俺はこれを待っていたんだと思い、いよいよ迫った自らの行く末を思案し
た。小船など簡単に波に打ち砕かれてしまうだろう。茫漠な恐怖はやがてすべての感覚を麻痺させていった。そ
のうちに弛緩した心中に熱いものが流れ込んでくるのを感じた。その熱は彼の輪郭を内部からなぞるように流れ、
そして誤魔化しようもない彼のこれまですべての時間を思い起こさせたのだった。
 そうだ、俺は海に溶けるのだ、と彼が覚悟したそのとき目が覚めたのである。
469熱湯 2/2 ◆Meri///lNU :2012/03/22(木) 20:39:24.39
 *

 彼女は男の目を見つめていた。しかしその瞳の中に何が映っているのか読み取ることが出来なかった。ただ彼
の黒い瞳のの中で何かがじわりとこみ上げ、やがて返す潮のように引いていくのが見て取れた。今度は彼女から
口づけをした。彼の背中に自分の胸や腹をぴったりとつけ、それから左腕で彼の脇腹を包み込み、右手で彼の陰
茎を柔らかく握った。それは彼の態度や表情に反して硬く充血しきっていた。右手をゆっくりと動かすと彼の一
部は時折、脈を打ち、まるで死に悶える蛇のように苦しそうであった。
 二、三度、大きな痙攣があったが臨界には達せないようであった。彼女は手の動きを早めてやり、彼が息を漏
らし始めると口づけをしてやった。そして彼を射精に導いた。

 それから彼女は熱い一杯のコーヒーを淹れた。カップに注ぎ彼に渡した。
「君は飲まないの?」と彼。
「私はいいの」
 そういって彼女は名刺を出し、裏に電話番号を書くと、そろそろ時間だからと言って出て行った。
 温かなカップの縁に唇をつけると、彼女のクリーム色だった乳頭が思い出された。
 その夜、彼が見た夢は、嵐が去ったあとの凪であった。陸はまだ見えない。

<了>
470名無し物書き@推敲中?:2012/03/22(木) 20:41:40.62
官能小説かい!
471名無し物書き@推敲中?:2012/03/22(木) 20:54:27.15
>>467
もしやあの時の……!?
昨日ぶりですね!
472名無し物書き@推敲中?:2012/03/22(木) 20:55:14.57
外部サイトだと何処がいいの?
なろう? ピクシブ? 理想郷? ラ研?
473名無し物書き@推敲中?:2012/03/22(木) 22:04:21.40
ttp://www.pixiv.net/novel/show.php?id=912261

出だしの部分を見てもらえますか
474名無し物書き@推敲中?:2012/03/22(木) 22:16:09.69
>>468 >>473
リア鬼レベル1
475名無し物書き@推敲中?:2012/03/22(木) 22:27:56.32
すいません。私もふたつともピンときませんでした。
あんまり好きでないかな。ごめんなさい。
476名無し物書き@推敲中?:2012/03/22(木) 22:28:56.53
うちも好きじゃなかったです。
477名無し物書き@推敲中?:2012/03/22(木) 22:34:38.26
私は好きでした
478名無し物書き@推敲中?:2012/03/22(木) 22:36:59.36
わしは嫌いでした
479名無し物書き@推敲中?:2012/03/22(木) 22:50:14.23
ぞうさんの方がもっと好きです
480秋吉君@裏ネカマ祭り ◆2itMTGf8Qk :2012/03/23(金) 00:57:32.94
クリーム色の乳頭って・・・あるの?
481名無し物書き@推敲中?:2012/03/23(金) 01:00:02.66
とかけて、夫婦初めての共同作業ととく
482 ◆Meri///lNU :2012/03/23(金) 01:15:31.19
>>480
たしかに。ピンクではないけど黒ずんでいる感じはまっくない滑らかな色のイメージでした
完全に言葉が足りなかったですね

官能小説のつもりは全くないです
でも万人受けする内容でもないし、文章も自信があるとはいえません

具体的なアドバイスしていただける方に期待します
ワイさんならきっと詳細につっこみいれてくれるかな
483秋吉君@裏ネカマ祭り ◆2itMTGf8Qk :2012/03/23(金) 01:20:44.59
ええ、ワイさんなら激しく突いてくれるでしょう。
484 ◆Meri///lNU :2012/03/23(金) 01:25:31.16
本当にアドバイス欲しいから晒してるんだけど
なんで好きか嫌いかだけしか書いてくれないのか
そういうスレじゃないのか マジでお願いします

>>483
なんかおかしいとこ他にもあったら指摘などお願いします
485名無し物書き@推敲中?:2012/03/23(金) 01:30:08.16
あれは「新しいのが来ましたよ」の手拍子みたいなもん
486名無し物書き@推敲中?:2012/03/23(金) 04:53:59.70
>>473
良いんじゃないか
テンポは悪くない
487ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2012/03/23(金) 07:26:43.58
>>457
内容を読んでワイは『うそつき』と思わなかった!
>「一生君を愛する。結婚してほしい」
(今からの一生に思えるので嘘はない!)

>知ってる。あなたに昔奥さんがいたこと。彼女が、死んでしまったこと。
>あなた未だに彼女の写真を見つめて、泣いているでしょう?
(彼がうそつきとされる理由! 当時、どのような状況であっても愛していた者の死は悲しい!
 ただし彼女に嘘はついていない! 激しい思い込みにしか読めない! うそつきと決め付ける決定的な挿話が欲しいところ!)

主題に納得がいかないので点数は控える!(`・ω・´)
488ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2012/03/23(金) 07:27:14.43
>>468-469
>その乳頭は綺麗なクリーム色をしていた。
(比喩なのか! 白い乳房全体をクリームに見立てて、乳頭はラズベリーくらいにした方が比喩らしさは出る!)

>〜唇を重ねた。彼女は目を閉じ、口中に侵入してくる彼の舌を薄く小さな唇で懸命に吸っていた。
(唇を重ねた状態で口中の舌を吸うことができるのか! 舌を絡める! または彼の舌を懸命に吸うだけでよい!)

>彼女はゆっくりと目を開け、彼の顔を覗き込んだ。一瞬の沈黙の後、二人の視線は交差した。
(二人は立っているのか! 彼は彼女よりも背が低いのか! 彼女の覗き込む姿勢に少し引っ掛かった!
 彼女が目を開けた時、彼は視線を泳がせたのか! 視線が交差する前に時間的な間を感じた!)

行為の場所はどこなのか! 彼女はデリヘルなのか! 彼としては不満の残る射精であった!

話の内容が見えないので点数による評価は見送る!(`・ω・´)
489ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2012/03/23(金) 07:27:40.57
>>473
>その日は暗くなりかけていたこともあり、すぐに帰ってしまったのだけど、今日は明るいうちに例の場所に行くつもりだった。
(『だけど』は『だけれど』のような気がする!)

>唐突に木々が途切れて視界が開け〜
(木々が途切れるから視界が開ける! 視界が開けるから木々が途切れる! 意味が重複しているので、どちらか一方でよい!)

>周りを見回して現在位置を確認すると、もう目的地とは目と鼻の先にまで来ているようだった。
(はっきりとはわからないが目的地は近い!)
>夏とはいえ、直射日光の当たらない森の中は快適と言ってもいいほどに涼しい。程なくして汗は引いていった。
(汗が引いても目的地に辿りつけない! 鳥の囀りを耳にして、大樹の傍らを通って、ようやく到着した!
 場所を覚えていないくらいに酷い誤差が生じていた! うろ覚えで歩かせた方が内容には合っているように思った!)

『だけれど』が作者の癖なのかもしれない! 口語体の使用が多いので少し地の文が揺らいで見えた!
概ね人称には狂いがなかった! 文章に対して作者自身が厳しい目をもって接していたのだろう!
森と云う舞台は変化に乏しい! 似たような描写を続けると読者の興味が削がれる! 工夫を凝らした梃入れが必要!

>村人が魔女に苦しめられることはなくなり、そして彼女が苦しむこともなくなった。
(悪い魔女に村人が苦しめられたことは理解できる! 魔女の苦しみについては書かれていなかった!
 今後の展開で明かされるのだろう! 従って評価の点では問題がないものとする!)

丁寧な文章は読み易い反面、個性が感じられないので内容を問われる70点!(`・ω・´)
490名無し物書き@推敲中?:2012/03/23(金) 09:17:15.07
>>473
続きはよ
491名無し物書き@推敲中?:2012/03/23(金) 14:43:44.79

 いたずきをことさらにする風が鷲の峰にざっ、と吹き上げてきた。
ほほをしとる潮のにおいに、女は手を添える。
 わずかに瞬きを見せた瞳の輪郭が、ぼんやりと滲む。だがそのことは
潮のふるまいではなく、うらなさけが相手に届かないもどかしさがそう
させたのであろう。
「それでも参りまするか」
 女は風の加減を睨む武の者に訊き質した。その声は耳に届かない
ものだったのか。女に応ずることなく、視線をはるかに見定めた
ままでいる。風はさらに勢いを強め、冥い海に荒々しいうねりを、
いくつもいくつも生み出しては消えた。
 波頭に互いが生きてきた刻(とき)の哀切が漂うのか、交わされた
ことばは、ひどく温和(おとな)しいものであった。そして、問うても
すぐに応ずることのない無意味さが、女を侘しいものにさせたので
あろう。濁る天をあおぎみて、小さく息を吐いた。
 雲翳に溶けこむ稜線を掠めるように、むら雲が東から西へと移りゆく。
 武将はすでに、入江の対岸を睨みつけている。表情に張りつく剣呑な
視線を女はなぞった。顔を向けた先にもまた城壁が陽の射さぬ暗鬱とした
丘陵にたたずんでいる。鬱蒼とした頂きに、ひと蔭りをつくるその塊は、
かつて●●に名を馳せた●●が砦、●●城の末枯れであった。

長編の一部分です。何度も書きなおしていますが、しっくりきません。
みなさん、助言願います。伏せ字、ご了承ください。


492名無し物書き@推敲中?:2012/03/23(金) 17:45:53.69
491さんは好きです。前の方、熱湯さんですけれど、もっと下手な似通う文章
にお目にかかりました。感動しました! その時最大の賛辞を捧げたつもりも
その実、首をかしげていました。こちらも結局の所、そのようなストーリー展開、
全部を読まないで、それだけで全文のあらすじを何処か了解してしまいました。
何か遠大な歴史小説ですか。私はアホです。
>波頭に互いが生きてきた刻(とき)の哀切が漂うのか
ここがよくわかりませんでした。ご説明願えますか。「波頭」は私もよく使う語彙
なものですから気になりました。
493名無し物書き@推敲中?:2012/03/23(金) 18:00:34.34
そのまんま波の頭でしょ。
海を見てて、その「荒々しいうねり」に二人は自分の人生を重ねている。
そしてそれが哀しいものだから、二人は言葉少なであった、と。そう理解した。

ただ、正直一読じゃわからない。
語彙をふんだんに使ってて上手そうな文章に見えるけど、なぜかひどく読みづらい。
逆にこの雰囲気が持ち味なのかもしれないけど俺は好きじゃないな。
494名無し物書き@推敲中?:2012/03/23(金) 18:09:51.06
宮城谷は上手いし読みやすいよ!
495名無し物書き@推敲中?:2012/03/23(金) 19:01:10.88
>>494
ぶっちゃけ初耳ネームw
そうなのか。強く勧めてくれるなら読んでみるが、苦しい読書になりそう
読みづらいと感じる文章こそ読むべきなのかな…
ちなみにオススメのタイトルは?
496名無し物書き@推敲中?:2012/03/23(金) 19:02:22.68
語彙の多い文章なんざ読みづらいに決まってんだろ
アホじゃね?
497 ◆Meri///lNU :2012/03/23(金) 19:18:30.23
>>488
ありがとうございます 勉強になります 内容は一応あるんですが、わからないけどなんか力がある、と言ってもらえるようなものをいつか書きたいものです。
性的なものに抵抗を感じている男だったのですが、やはり描写足らずでしたでしょうか? 感想ありがとうございました。

>>491
>、交わされたことばは、ひどく温和(おとな)しい
(と、あるけど武将のほうは女を無視している)
>女に応ずることなく、視線をはるかに見定めたままでいる。
(と、あるし、最初からことばはかわしていないのでは?)

>武将はすでに、入江の対岸を睨みつけている。
(武将が思っていることが変化している。じゃあその前に考えていたことはなんなのか?
 今までの人生とか女のこととかだろうな。でも女は無視しているから別に大切な人じゃないのかな? と邪推)

 まとめると女のことばに対するリアクションが欲しいと思いました。まるで無視しているみたいに思いました。
ことばで返事としなくとも、何か動作で示すとかどうでしょう? そのような、女に対する気持ちは持っているんだけどそれを振り切って遠くを見ているんだという描写が欲しかったです。
 長編の一部ということですが、もうちょっとゆったり描写してはどうでしょうか。あれもこれもそれも! と詰め込んだように思えました。
 語彙が豊富でかなりの筆力をお持ちとお見受けしました。拙くも批評めいたことを書いてしまい申し訳ありません。

>>492
ごめんなさい。日本語不得意なもので、「もっと下手な似通う文章」って自分の書いたやつのことですか?
もしそうならアドバイスしていただきたいです。どこがどうダメなのか。なんか皮肉っぽくなりましたが、マジですんでぜひお願いします。
498名無し物書き@推敲中?:2012/03/23(金) 19:21:30.26
>>496
俺もそう思うぜ。
499名無し物書き@推敲中?:2012/03/23(金) 19:22:21.51
文章上手い作家の歴史小説は読みやすいだろう
老若男女問わず読める

有名な司馬や上で出てる宮城谷なんかは中学生でも普通に読める
たまに難しい語句はあるが、ちゃんと読めば使ってる言葉は極めてシンプルなのがわかる
500名無し物書き@推敲中?:2012/03/23(金) 19:22:41.03
褒めたけれど、確かに読み難いですよね。 「いたずきをことさらにする風」って
どんな風とか思いますし、波頭って普通もっと前説があって使われる語彙と思いますし。
「潮のふるまいではなく」とか、私がバカなせいかしら。同意見です。
501名無し物書き@推敲中?:2012/03/23(金) 19:26:29.28
読書量増やしてから語彙信仰はただのオナニーだって気付いた
語彙増やせば純文学だと勘違いしてる馬鹿はただ古典しか読んでないだけ
芥川賞作品まともに読んだことないなんちゃってワナビだよ
ポッポしかり
502名無し物書き@推敲中?:2012/03/23(金) 19:30:43.32
まあ論理よか感覚的描写のが主流だよな
503名無し物書き@推敲中?:2012/03/23(金) 19:34:55.77
>>497
マジで違います。貴方はずっと上手です。私より段違いに↑です。
その私が昔褒めまくった文章を思い出しました。それを格段にレベルアップすると、
貴方のような文章になるのかなあ、でも中身のあらすじは一緒ですよね。
そう思うだけで気持ちが萎えました。三人称だからでしょうか。どっか男が主体ならもっと獰猛な肉食獣のような描写
があって言いと思いますし、女性が主体なら恐怖と期待の入り混じった微妙な感情があってもよかった気がします。
夢の文章は最高にいかしてます。ただ、それだけで貴方の本気に結びついてないような、文章事態が浮いています。
私なんかの言うことは飛ばしちゃってください。気にさわったらごめんなさい。
504名無し物書き@推敲中?:2012/03/23(金) 19:37:08.21
>>501
ワイの祭り作を読んでの感想か?
505名無し物書き@推敲中?:2012/03/23(金) 19:38:59.90
思ったことをまとめないでつらつらと書かれるとすごく読みづらいよねw
日記じゃないんだし… 2chで口語体がすぎると気持ちが悪い
506名無し物書き@推敲中?:2012/03/23(金) 19:39:57.95
>>503
読み辛い
507名無し物書き@推敲中?:2012/03/23(金) 19:44:34.64
いや。別に読みづらくはない。
508名無し物書き@推敲中?:2012/03/23(金) 19:50:12.47
文章構成に難があるな
論点がわかりづらい
509名無し物書き@推敲中?:2012/03/23(金) 19:54:43.25
そうですか。よく言われます。というか私の書いたものを
褒めてくれた方は皆無ですから。
510名無し物書き@推敲中?:2012/03/23(金) 19:55:23.47
>>507
自演乙
511名無し物書き@推敲中?:2012/03/23(金) 19:58:30.43
論点のわかりづらい文章も理解できるし、
もともと論旨すらない文章も、日本語として半分機能していない文章も、
才能のある人間には読める。

しかし、レベル2の書き手はうまい文章しか読めない。
だから、レベル2の書き手はいつまでたってもレベル2の文章しか書けない。
512名無し物書き@推敲中?:2012/03/23(金) 19:59:07.88
>>511
なるへそ
的を射ている
513名無し物書き@推敲中?:2012/03/23(金) 20:00:43.50
レベル厨のいつものワンパターン論理になるへそ言うなやw
514名無し物書き@推敲中?:2012/03/23(金) 20:00:47.05
>>509
はあ? 予防線のつもり?
どうせ下手ですよ的な卑屈な語りしたところで逆恨みもいいとこだぞ?
こっちは今回のお前の文章について見てやってんの
その時々のお前の文章がことごとくゴミだろうがそんなこと誰も訊いちゃいねーんだよ
515名無し物書き@推敲中?:2012/03/23(金) 20:02:05.67
それが出来る人ってきちんとした文に再構成しながら読んでたりするんだろうね
自分で書くときも 考える→文章にする を瞬時にできるんだろうな
516名無し物書き@推敲中?:2012/03/23(金) 20:02:52.92
見てやっているだと?
こっちはタダで読ませてやっているんだよ!
517名無し物書き@推敲中?:2012/03/23(金) 20:03:36.51
駄文製造機が発狂し出すのは毎度のことだが

まさかレベル厨だったとは……びっくりだぜ
518名無し物書き@推敲中?:2012/03/23(金) 20:04:06.48
↑こいつがレベル厨
519名無し物書き@推敲中?:2012/03/23(金) 20:06:11.82
「俺の文章馬鹿にするなあー!!」って感じですかぁ??^^
死ぬまでウンコみてーな糞文量産してろ能無しwwwwww
520名無し物書き@推敲中?:2012/03/23(金) 20:06:52.63
まーた基地外投下人かよ。いい加減にしろよなあ……
521名無し物書き@推敲中?:2012/03/23(金) 20:08:23.09
ポッポがちょうど酒飲んでるしこの流れのどっかに混ざってそう
522 ◆Meri///lNU :2012/03/23(金) 20:09:30.43
>>503
あらすじ一緒って何と何が一緒なんでしょうか? あなたが以前読んだ文章を知らないですし
まさか>>491さんのと一緒だと思ったのでしょうか? と一応突っ込みだけ入れさせてください

 アドバイスもらう立場なのにこんな態度ですみません ともかく私は次の作品を書きます。
 皆様ありがとうございます
523名無し物書き@推敲中?:2012/03/23(金) 20:09:33.42
バレたか
524名無し物書き@推敲中?:2012/03/23(金) 20:09:56.87
昨日の晒し二つも点数なしかよ
ワイの怠慢だ!
ふざけんな
525名無し物書き@推敲中?:2012/03/23(金) 20:10:56.98
ゴミニートのせいでホント下手糞な上に人格もやばい奴が増えたよなー
どーなってんのかねtwitterワナビは
526名無し物書き@推敲中?:2012/03/23(金) 20:14:22.55
おまえの人生もいったいどーなっていんのかね?
527名無し物書き@推敲中?:2012/03/23(金) 20:14:39.39
ワロタw
528名無し物書き@推敲中?:2012/03/23(金) 20:15:53.50
ていん
529名無し物書き@推敲中?:2012/03/23(金) 20:16:11.26
ていんていんていん
530名無し物書き@推敲中?:2012/03/23(金) 20:19:51.28
めりけん ◆Meri///lNUっていう糞コテだけどプロフィールつくるww

1 : めりけん ◆Meri///lNU : 2011/12/11(日) 23:04:46.32 ID:dwW+Axpy0 [1/4回発言] テンプレっぽい感じでつくるwwwwwwwwwww
項目追加していけwwwwwww埋めるwwwwwwww

【糞コテ名】めりけん ◆Meri///lNU

2 : めりけん ◆Meri///lNU : 2011/12/11(日) 23:07:09.07 ID:dwW+Axpy0
本名以外で頼むぞwwwwwwwwwwww

3 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2011/12/11(日) 23:07:38.45 ID:1iR1smg10
 ∧_∧
 (`・ェ・´) レスが少なくても
  0  0  気にしちゃダメ!
  |  |  また次があるよ!がんばって!
  ∪∪

4 : わたがし ◆dessert5Oo : 2011/12/11(日) 23:09:17.96 ID:DvSy6mWF0
     /⌒ヽ
    (^ω^ )  あっスレ間違えた…
    _( ⊂ i
.   └ ー-J

5 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2011/12/11(日) 23:09:48.86 ID:n7sfDazx0
恥ずかし固め
531名無し物書き@推敲中?:2012/03/23(金) 20:20:28.11
6 : めりけん ◆Meri///lNU : 2011/12/11(日) 23:10:22.86 ID:dwW+Axpy0
ぐぬぬwwwwwwwwwwおまえらwwwwwwwwwww
もうおとしてくれwwwwwwwwwwwwww

7 : ◆W3DjBroMayma : 2011/12/11(日) 23:14:17.40 ID:kR9CRn+P0 BE:2527589366-2BP(500)
Be付けたら

8 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2011/12/11(日) 23:19:36.16 ID:zkw0G4NfO
こいつ情弱っぽいしbeすら知らなそう

9 : めりけん ◆Meri///lNU : 2011/12/11(日) 23:27:50.81 ID:dwW+Axpy0
邪魔だからつけませんwwwwwwwwwwwwwww

10 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2011/12/11(日) 23:33:42.09 ID:ORp2eyEvi
プロフィールつくってどうすんだお
おまえ女かお(つ´・ω・)つ




※10レスで終了
532 ◆Meri///lNU :2012/03/23(金) 20:39:33.13
糞コテになろうとしてやめました
そのあと何ヶ月かBNSKっていう小説書くスレにいました
何作かあるのでもしよかったら読んでみてください 拙いですが
533名無し物書き@推敲中?:2012/03/23(金) 20:43:26.37
春祭りの感想書いてー 1,2作でいいから
>>532
534 ◆Meri///lNU :2012/03/23(金) 20:54:13.46
>>533
もっと早く存在を知っていれば……。ちょっと読んでみます
感想書くならばきちんとしたいので間に合わないかもしれません
535オチツケ ◆uxG0R0EdkU :2012/03/24(土) 00:30:04.58
ちょっと机の上に置いといた四百円が三百円になってるんだけどー!

ワイさんは祭りの選考会参加できないんですな残念無念……
しかしワイさんの自作の解説読んで自分の読みレヴェルもまだまだだなあと痛感した所存
精進を重ねまする
536名無し物書き@推敲中?:2012/03/24(土) 00:31:58.34
そのネタの答えは、「ふたの裏に付いている」だ!
537ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2012/03/24(土) 05:33:31.11
>>491
>ほほをしとる潮のにおいに、女は手を添える。
(ほほは古い言い方! しとるは湿るの東京弁! 伏字のせいで場所がよくわからない!)

>〜交わされたことばは、ひどく温和(おとな)しいものであった。
(描写されていないが両者は言葉を交わしていたのか! 抜粋なので仕方がないものとする!)

>表情に張りつく剣呑な視線を女はなぞった。
(表情は顔全体なので視線に限られた表現に少し引っ掛かった!)

>顔を向けた先にもまた城壁が陽の射さぬ暗鬱とした丘陵にたたずんでいる。
(どこかで城壁を目にしていたので『また』を使っているのか!)

伏字のせいで具体的な場所がわからなくなった!
出自の不明な武将が睨む先の城に参るのか!
側近の女性が愛情を秘めた状態で付き従う!
そのような設定なのは、うっすらと見える!
時代物にしては余計なルビがある! 現代語に近い書き方なので漢字の効果は薄い!
作者は手軽に読める時代物を目指しているのかもしれない!

時代物に成り切れていない現代活劇のようにワイには読めた!(`・ω・´)
538名無し物書き@推敲中?:2012/03/24(土) 12:13:22.32
>>537

ご指摘のとおりです。男女が五百年前にタイムスリップする物語。
ワイさんはごまかせませんね。

そのなかで、「いたずき、しとる、うらなさけ、うらがれ……」
がどう読み手にうけいれられのか。そこが悩みどころでした。

公募作なので、伏せ字はご了承ください。これをあきらかにすると、
100%作品が特定されてしまいます。
539名無し物書き@推敲中?:2012/03/24(土) 12:15:37.25
>538です。

礼儀、怠っていました。ワイさんご多忙のなか、ありがとうごさいました。
公募結果、納得のいくものであれば、報告いたします。
540名無し物書き@推敲中?:2012/03/24(土) 17:44:04.43
男女がタイムスリップ。面白そう。
541名無し物書き@推敲中?:2012/03/24(土) 18:09:24.27
いや、設定はありがち過ぎだろ
ストーリーが良ければあれだけど
仁の医学的なアプローチは面白かった
542名無し物書き@推敲中?:2012/03/24(土) 20:54:57.40
>>491

>いたずきをことさらにする風

どんな風だろう。わざと辛いことを背負った風とでも受け取ればいいのかな。
しかし、風に意思はないから、女の心情をかぶせてる?
この抜粋文だけで、それを読み取れというのはきついね。

>ほほをしとる潮のにおいに、女は手を添える。

これだと「手を添える」が「潮のにおい」にかかっている。
「潮のにおいでしとるほほに、女は手を添えた」じゃないのかな?
それとも、潮のにおいを嗅いだという比喩なのか。

>わずかに瞬きを見せた瞳の輪郭が、ぼんやりと滲む。だがそのことは
潮のふるまいではなく、うらなさけが相手に届かないもどかしさがそう
させたのであろう。

「わずかに瞬きを見せた」はどうしても外せない描写かい?
絶対に必要というより、文章を膨らませるために使ってるように感じる。

「女の潤んだ瞳は潮のしとりでなく、うらなさけが相手に届かないもどかしさであろう」

余分と思える言葉を削ぎ落として書くとあっさりしすぎる、と思うかも知れないが、
これだけ語彙を豊富に使用するなら、表現はあっさりとわかりやすいほうがよくないかな。
このあたりは書き手の好みもあるだろうけど。

表情の部分でも指摘されてるし、手を添える場面もそうだが、
このあたりの表現はかなり危うい。
読み辛く感じるのは語彙が多いだけでなく、こういう点もあるんじゃないか。

しかし、語彙をこれだけ操って長編を書き上げたのなら、それだけで賞賛に値する。
543名無し物書き@推敲中?:2012/03/24(土) 21:13:55.64
それで本人が楽しめればいいって思いますけれど。
私の場合はそれでやってます。私なんかと比べてご不満?!
誰が何言おうを一切無視、その一点にかかっているのではないですか。
芥川賞をおとりになられた方なんてその代表格でしょうし。
544ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2012/03/25(日) 11:09:32.04
フキノトウの収穫を目指す!

ワイは出かける!(`・ω・´)
545名無し物書き@推敲中?:2012/03/25(日) 11:11:10.28
ぷぅぎゃああああああ
どうでもいいけど、この思いつき?ネーム、もっと文学的にならねえのかよ
どっかで聞いたようなネームだな。
546秋吉君@至福の& ◆n7SpHRPRXKdN :2012/03/25(日) 11:13:57.03
>>544
あらわいせつだわ♡
547秋吉君@至福のネカマ星 ◆2itMTGf8Qk :2012/03/25(日) 11:14:44.66
あらコテがヘンだわ♡
548名無し物書き@推敲中?:2012/03/25(日) 11:18:50.54
フキノトウ=オメコ?
549オチツケ ◆uxG0R0EdkU :2012/03/25(日) 11:45:59.64
ふひょおおおおおおおおおおおお
ワイスレ杯マダデスカー!?
550ポッポ ◆paB28qf3gA :2012/03/25(日) 11:53:05.32
うむ、ワイスレ杯やろう!
551名無し物書き@推敲中?:2012/03/25(日) 12:35:27.54
優勝者にはフキノトウとツクシの詰め合わせだい
552名無し物書き@推敲中?:2012/03/25(日) 12:44:15.73
ワイスレ杯開催キボンヌ
553ぷぎゃああああ:2012/03/25(日) 12:53:08.65
すこし酔っている!
いまから風呂を沸かし身体を暖める!
ワイスレ杯のことはそのあと考える!
しばしお待ちを!(`・ω・´)
554名無し物書き@推敲中?:2012/03/25(日) 13:00:51.32
>>553
>風呂を沸かし

水を沸かすんじゃねーのか?
555ぷぎゃああああ:2012/03/25(日) 13:09:15.88
>>554
去るが良い!(`・ω・´)
556名無し物書き@推敲中?:2012/03/25(日) 13:12:31.23
どう答えるか試してみた。
30点。
557ぷぎゃああああ:2012/03/25(日) 13:13:38.85
(・ω・)
558名無し物書き@推敲中?:2012/03/25(日) 13:52:00.74
あらワイさんアリに新作とは。創作意欲がもひょおおしてるのね
559かめ ◆1q5xukD1QY :2012/03/25(日) 14:02:16.46
25才としてのリアリティに欠けるけど、それ以外はさすが上手い文章だなと思った。
560秋吉君@至福のネカマ星 ◆2itMTGf8Qk :2012/03/25(日) 14:10:53.63
なるほどー
それでふきのとうとつくしを狩りに行ったのですねー
♡♡きゅーん!きゅーん!♡♡
春菜のてんぷらと地酒ですか
561二階堂新館:2012/03/25(日) 14:59:57.52
すばる賞スレ
クソワロタwwwwwwwwwwwwwwwwww
梗概を便概てwwwwwwwwwwwwwwww
ウンコかwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

562秋吉君@至福のネカマ星 ◆2itMTGf8Qk :2012/03/25(日) 15:08:41.70
こんなのもあった。↓

438 名前:名無し物書き@推敲中? :2012/03/25(日) 03:05:19.68
「煩うな」

この漢字なんて読むんですか?
うとうな?
563名無し物書き@推敲中?:2012/03/25(日) 15:50:43.78
アリの新作、本当にワイなのか? 推敲不足だろ?
564名無し物書き@推敲中?:2012/03/25(日) 16:00:53.18
他人がなりすます意味も感じられないけどな。
565名無し物書き@推敲中?:2012/03/25(日) 16:05:01.71
確かに上手くない文があるが、エッセイみたいなもんだから前後の文脈で伝わればいい、
程度に肩の力抜いて書いたんだろう
566名無し物書き@推敲中?:2012/03/25(日) 16:06:47.88
肩の力を抜いても入れても書ける文章は同じ
レベル2乙
567名無し物書き@推敲中?:2012/03/25(日) 16:07:40.46
いたずらに意味をもとめてもしょうがない 
アファな信者が絶賛するのを笑いたいのかも
568上久保省太 ◆SRLJbawRsQ :2012/03/25(日) 16:14:04.00
>>566
レベル厨乙。
569名無し物書き@推敲中?:2012/03/25(日) 16:16:43.75
ああ、ごめん。
>>544のレスと投稿時刻を考えると、ワイ作で間違いないな。
悲しい現実だわ。
570ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2012/03/25(日) 16:22:04.37
雨が降ってきたので帰宅!
フキノトウは小さいのを含めて十以上は採れた!
原木シイタケを農家から仕入れた!
家で栽培したヤーコンも使う!
充実した天ぷらの具材にワイは満足!
魔王を飲みながら春を味わう!

その前に麒麟淡麗で喉を潤す!(`・ω・´)
571ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2012/03/25(日) 16:37:50.37
人の一生はいつ終わるかわからない!

悔いのないように生きよう!(`・ω・´)ノシ
572上久保省太 ◆SRLJbawRsQ :2012/03/25(日) 16:39:50.61
何かあったのか?
573ぷぎゃああああ:2012/03/25(日) 16:48:26.08
投稿作は私的体験に基づく!
身近な人の死は人の人生観を変えることがある!
喪に入るので当分の間ワイスレは自粛する!
ご容赦を!(`・ω・´)
574上久保省太 ◆SRLJbawRsQ :2012/03/25(日) 16:51:54.65
ワイスレ杯もなし?
575ぷぎゃああああ:2012/03/25(日) 16:54:47.68
訂正する!
ワイスレ杯を自粛する!
ワイスレは普段通り行う!
(`・ω・´)ゞ
576ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2012/03/25(日) 17:01:28.60
某会社に提出した作品の合否が一週間以内に出る!
採用されると忙しくなるのでワイスレ杯の開催が困難になる!
逆の場合は失意の中、ワイスレ杯を決行するかもしれない!

結果は四月の初旬と予想!(`・ω・´)
577ぷぎゃああああ:2012/03/25(日) 17:04:47.00
(・ω・); 
578上久保省太 ◆SRLJbawRsQ :2012/03/25(日) 17:05:50.87
ついにワイも小説家デビューか。
579ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2012/03/25(日) 17:14:37.52
今までとは違う小説のジャンルなので
採用後は必死に事に当たらなければならない!
その場合でも通常の評価は同様に続ける!

では、また!(`・ω・´)ノ
580秋吉君@至福のネカマ星 ◆2itMTGf8Qk :2012/03/25(日) 17:33:13.32
ワイさんはセミプロ。だから出版社から一本釣りされたってことやろ。
さすが我らがワイさんやで!

今日は芋焼酎ですか。
581名無し物書き@推敲中?:2012/03/25(日) 17:36:54.51
魔王とか良い酒呑んでますなぁ
582名無し物書き@推敲中?:2012/03/25(日) 17:38:48.12
持ち込みできるとは、ワイは神か?
583上久保省太 ◆SRLJbawRsQ :2012/03/25(日) 17:40:18.33
持ち込みなの?公募じゃなくて?
584秋吉君@至福のネカマ星 ◆2itMTGf8Qk :2012/03/25(日) 17:44:23.16
会社に「提出」という表現を見落としてはならん。
公募ではなく、「こういうの書いてもらえないだろうか」とリクエストされて
「提出」したのだ。
ワイさんは我々とは立ち位置が違うのさ!
585名無し物書き@推敲中?:2012/03/25(日) 17:47:28.56
ワイさん! ヤーコン育ててるにょろ?
なんてマイナーな野菜をwwwww
あのほのかな甘みがナツカシス。
意外な単語に公募話をぶった切って、ついとびついちゃったにょろw

時間資産的に必死に事に当たらねばならぬ小説ジャンルと言うと、ラノベしか思い浮かばないにょろ。
エンタメの中でもバカみたいに回転速いにょろねー。
はッ! いつぞやのチロル娘はその伏線か!w
586名無し物書き@推敲中?:2012/03/25(日) 17:49:55.67
>>585
にょろ〜
587秋吉君@至福のネカマ星 ◆2itMTGf8Qk :2012/03/25(日) 17:49:57.44
ワイさんはオールラウンダーだからな。
何でも書ける。
588上久保省太 ◆SRLJbawRsQ :2012/03/25(日) 17:50:04.03
なんだ、ラノベかよ。
589名無し物書き@推敲中?:2012/03/25(日) 17:52:20.47
>>587
君と一緒だね。
590上久保省太 ◆SRLJbawRsQ :2012/03/25(日) 17:53:04.69
東方より来たりし三賢者。
バルタザール月子、メルキオールワイ、カスパー秋吉!
591名無し物書き@推敲中?:2012/03/25(日) 17:54:22.05
>>586 こんにょろ♪

>>590
そこは、カウパー秋吉!にょろ。
592名無し物書き@推敲中?:2012/03/25(日) 17:55:40.29
原発音ではカウパーに近いって説があるな。
593秋吉君@至福のネカマ星 ◆2itMTGf8Qk :2012/03/25(日) 17:57:56.27
>>589
ワイさんには遠く及ばない。

>>591
やめぇーい! ω←樹里のおしり
594名無し物書き@推敲中?:2012/03/25(日) 17:59:15.22
>>592
まじにょろ? 東方の三賢者のひとりはガマン汁の発見者の親戚だったにょろか。
595名無し物書き@推敲中?:2012/03/25(日) 18:00:58.83
>>593
わーい、樹里たんのお尻ぺろぺろ♪
596名無し物書き@推敲中?:2012/03/25(日) 18:03:53.94
ぺぺっ! 樹里たんのお尻は苦かったので、さよならにょろ♪ またいずれにょろ ノシ
597名無し物書き@推敲中?:2012/03/25(日) 18:06:13.03
チャンピオンの「空が灰色だから」だっけ、ああいう感じのシナリオの需用が今あるのかもしれない。
モエだけどエロゲ脳じゃ書けないような。
598名無し物書き@推敲中?:2012/03/25(日) 18:06:58.97
>>595
だまされるな、それは秋吉君の
599名無し物書き@推敲中?:2012/03/25(日) 18:11:26.80
メフィスト5月号が4月上旬発売だな。
600上久保省太 ◆SRLJbawRsQ :2012/03/25(日) 18:13:20.19
まさかワイがメフィスト賞作家を目指してたなんてな。
601名無し物書き@推敲中?:2012/03/25(日) 18:20:39.50
>>599
それなら連絡いってるはずではないか?
602名無し物書き@推敲中?:2012/03/25(日) 18:21:30.96
携帯小説サイトのコンテンツ依頼です。
603名無し物書き@推敲中?:2012/03/25(日) 18:22:11.50
連絡は雑誌発売後の場合もある。
604名無し物書き@推敲中?:2012/03/25(日) 18:22:34.98
携帯小説ならレベル2でも不利にならないな。
605上久保省太 ◆SRLJbawRsQ :2012/03/25(日) 18:27:04.81
レベル厨乙。
606名無し物書き@推敲中?:2012/03/25(日) 19:09:35.30
>>605
お前もなんか目指せよ!!
2ちゃんの屑で終わる気か?
607名無し物書き@推敲中?:2012/03/25(日) 19:38:11.55
口だけ番長 上久保省太 戦闘力レベル2
608上久保省太 ◆SRLJbawRsQ :2012/03/25(日) 19:40:13.12
レベル厨乙。
お前にだけは口だけとか言われたくない。
609名無し物書き@推敲中?:2012/03/25(日) 19:47:27.61
一言で言うとお仲間だな。
610名無し物書き@推敲中?:2012/03/25(日) 19:50:38.05
ほんとうにありました。先生のお書きになったのだけ、拝見して
後は…

感想ですけれど、なれない人には苦く感じるかもしれないのですが、
酒の肴にグッド! 請け合いです。オマケに簡単でしょう、生のを刻むだけですし
ぜひやって見て!
611名無し物書き@推敲中?:2012/03/25(日) 20:26:39.83
ピカピカピカリン! じゃんけんポン!!
612名無し物書き@推敲中?:2012/03/25(日) 23:26:54.70
613 忍法帖【Lv=40,xxxPT】 :2012/03/25(日) 23:27:30.14
巻き添え規制から開放された…
614ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2012/03/26(月) 16:54:11.32
久しぶりにやるか!(`・ω・´)
615ポッポ ◆paB28qf3gA :2012/03/26(月) 17:01:19.61
ワイさん、無理はしないで下さいね。
件の出版社の選考結果が出てからでも構わないし、
勿論、ワイスレ杯を開催してくれたら嬉しいですが、最後はワイさんの判断に任せます。
616ポッポ ◆paB28qf3gA :2012/03/26(月) 18:02:09.76
でも、正直なところやっぱりやって欲しいです^^;
617ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2012/03/26(月) 18:50:44.15
第十回ワイスレ杯のルール!
名無しの書き込みを必須とする!(名乗った場合は通常の評価に移行する!)
設定を活かした内容で一レスに収める!(目安は千文字程度、三十二行前後!) 一人による複数投稿も可!
通常の評価と区別する為に名前欄、もしくは本文に『第十回ワイスレ杯参加作品』と明記する!
ワイが参加作品と書き込む前に作者が作品を修正する行為は認める!

今回の設定!
舞台は駅! 寂れた無人駅! 複合施設のような巨大ターミナル! 様々な業種が参入して商店街と化した駅等!
単なる駅の役割にとどまらない! 複合した要素が織り成す場所に物語は生まれる!
想像で書いてもよい! リアリティを重視してもよい! 掌編の可能性を追求すればよい!

応募期間!
今から今週の土曜日まで! 上位の発表は投稿数に合わせて考える!
日曜日の夕方に全作の寸評をスレッドにて公開! 同日の午後八時頃に順位の発表を行う!

ワイは主宰として工程を守るように努める!(`・ω・´)
618名無し物書き@推敲中?:2012/03/26(月) 18:54:00.83
ニヤリ。
619名無し物書き@推敲中?:2012/03/26(月) 19:14:59.70
キタ━━━━(゚∀゚ )━━━━!!!!
620名無し物書き@推敲中?:2012/03/26(月) 19:18:30.51
行くぞおらっ!
621名無し物書き@推敲中?:2012/03/26(月) 19:18:49.90
レベル2の神様!
622二階堂新館:2012/03/26(月) 19:27:49.97
盛り上がってますなー( ´∀`)
623名無し物書き@推敲中?:2012/03/26(月) 20:36:09.73
しつもん。設定は単に「駅」ということでいいのですか。それとも無人とか巨大施設を含むのですか?
624第十回ワイスレ杯参加作品:2012/03/26(月) 20:47:30.54
 名も無き駅のホーム。俺は立ったまま、虚ろに線路を見下ろしていた。
 隣に佇んでいる妹が、震える小声で言う。
 「……ねぇ、兄さん」
 「なんだよ?」
 「あのさ……本当に、電車に乗るの?」
 その声は、弱々しかった。まるで捨て猫の鳴き声だ。俺は妹を元気付けるように、頭をぐしゃぐしゃ撫でてやる。
 「大丈夫だって。絶対、元気になって帰ってくるさ」
 「……兄さんの嘘つき!」
 妹の顔に、激しい怒りの色が浮かんだ。その悲痛な叫びは、俺の心を一瞬で締めつける。
 「兄さんの友達だって、結局帰ってこなかったんでしょ? 『楽園電車』に乗ったきり……」
 目から大粒の涙を流しながら、妹が俺の体にすがりつく。
 「……でも、このまま死ぬよりかはマシなんだよ。何もしないより、ずっとな――」
 一週間前、医者から聞いた。俺の命は、もって一ヶ月だそうだ。
 聞いた時はただ、何も感じなかった。しかしそれから日が経つと、心に死の恐怖が巣食い始めた。
 俺は、望みを託した。この名も無き駅にやってくるという『楽園電車』に。
 その電車は、死期の近い者の前にのみ現れるという。行き先は――『楽園』だ、とだけ聞いた。病苦も飢餓も争いもない、楽園だと。
 普段の俺ならば、こんな噂は信じなかったろう。だが、俺と同じ病室に居た友達は、本当に『楽園電車』に乗った。
 『今、電車がきたよ。……一足先に乗るね。さいなら』
 その声を最後に、電話が切れた。そして友達は行方知れずになった。
 居なくなった友の顔を思い浮かべていると、ホームにノイズ混じりのアナウンスが流れた。
 この場所は、とっくのとうに廃駅になったというのに。
 『――白線の――内側に――』
 俺は、線路を走ってくる電車を見た。妹は唖然とした顔で地にへたばりこんだ。
 目の前で扉が開いた。俺は妹を立たせ、その頭を滅茶苦茶に激しく撫でた。
 「帰ってくるって。絶対、帰ってくるから……な?」
 「……絶対だよ? 兄さん……!」
 目の前のドアが開いた。俺は電車に乗り、座席に座る。車内に人の姿はなかった。
 遠ざかっていく妹の姿に、いつまでも手をふる。
 行き先は、楽園だ。
625名無し物書き@推敲中?:2012/03/26(月) 20:49:10.58
残念! 公募の締切を考えて欲しかった!
626624:2012/03/26(月) 20:59:43.16
すみません、修正させてください。

 名も無き駅のホーム。俺は立ったまま、虚ろに線路を見下ろしていた。
 隣に佇んでいる妹が、震える小声で言う。
 「……ねぇ、兄さん」
 「なんだよ?」
 「あのさ……本当に、電車に乗るの?」
 その声は、弱々しかった。まるで捨て猫の鳴き声だ。俺は妹を元気付けるように、頭をぐしゃぐしゃ撫でてやる。
 「大丈夫だって。絶対、元気になって帰ってくるさ」
 「……兄さんの嘘つき!」
 妹の顔に、激しい怒りの色が浮かんだ。その悲痛な叫びは、俺の心を一瞬で締めつける。
 「兄さんの友達だって、結局帰ってこなかったんでしょ? 『楽園電車』に乗ったきり……」
 目から大粒の涙を流しながら、妹が俺の体にすがりつく。
 「……でも、このまま死ぬよりかはマシなんだよ。何もしないより、ずっとな――」
 一週間前、医者から聞いた。俺の命は、もって一ヶ月だそうだ。
 聞いた時はただ、何も感じなかった。しかしそれから日が経つと、心に死の恐怖が巣食い始めた。
 俺は、望みを託した。この名も無き駅にやってくるという『楽園電車』に。
 その電車は、死期の近い者の前にのみ現れるという。行き先は――『楽園』だ、とだけ聞いた。病苦も飢餓も争いもない、楽園だと。
 普段の俺ならば、こんな噂は信じなかったろう。だが、俺と同じ病室に居た友達は、本当に『楽園電車』に乗った。
 『今、電車がきたよ。……一足先に乗るね。さいなら』
 その声を最後に、電話が切れた。そして友達は行方知れずになった。
 居なくなった友の顔を思い浮かべていると、ホームにノイズ混じりのアナウンスが流れた。
 この場所は、とっくのとうに廃駅になったというのに。
 『――白線の――内側に――』
 俺は、線路を走ってくる電車を見た。妹は唖然とした顔で地にくず折れた。
 目の前で、がしゃんと音を立てて扉が開いた。俺は妹を立たせ、その頭を滅茶苦茶に激しく撫でる。
 「帰ってくるって。絶対、帰ってくるから……な?」
 「……絶対だよ? 兄さん……!」
 俺は電車に乗り、座席に座る。車内に人の姿はなかった。
 遠ざかっていく妹の姿に、いつまでも手をふる。
 行き先は、楽園。
627名無し物書き@推敲中?:2012/03/26(月) 21:10:57.32
つまりは「駅」という要素が入ってさえいればOKということでいいのかワイさん?
628名無し物書き@推敲中?:2012/03/26(月) 21:17:58.79
駅なら鉄道駅でも道の駅でも、どちらでも良いのですか?
629名無し物書き@推敲中?:2012/03/26(月) 21:26:03.34
駅弁スタイル
630名無し物書き@推敲中?:2012/03/26(月) 21:30:47.02
難しいですねえ、何か浮かぶかなあ
631ポッポ ◆paB28qf3gA :2012/03/26(月) 21:32:26.85
お題が難しいので、私はベタなやつでいきます。
632名無し物書き@推敲中?:2012/03/26(月) 21:34:31.26
>>631
だめです。着眼点が新鮮、且つ内容が巧みなやつにしてください。
633 忍法帖【Lv=40,xxxPT】 :2012/03/26(月) 21:46:34.81
>>631ホラー書くの?
634ポッポ ◆paB28qf3gA :2012/03/26(月) 21:49:25.57
>>633
ホラーは書かないお。
635名無し物書き@推敲中?:2012/03/26(月) 21:50:32.67
駅で待ち合わせたのに、地震で会えなかった恋人たちの再会ストーリーでよろしく!
636 忍法帖【Lv=40,xxxPT】 :2012/03/26(月) 22:09:03.23
きさらぎ駅みたいなものとか書こうと思ったが何も思いつかねえ……
637名無し物書き@推敲中?:2012/03/26(月) 22:14:25.04
どうしても背の高い金髪の美女と、背の低い汚い少年が浮かぶなあ
638ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2012/03/26(月) 22:16:21.76
第十回ワイスレ杯参加作品

>>626

駅でなければ成立しない物語が望ましい!(`・ω・´)
639ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2012/03/26(月) 22:19:19.92
道の駅は鉄道と関係がないのでお題としては評価しない!
その部分の加点が無くても他者を圧倒する内容があれば問題ない!

ワイの考え!(`・ω・´)
640名無し物書き@推敲中?:2012/03/26(月) 22:19:24.17
駅で駅弁スタイル
641名無し物書き@推敲中?:2012/03/26(月) 22:37:39.46
『マイホームタウン』

 ここで夢を見てた。この道を通っていた。できたばかりの根岸線で、そして僕は、君に出会った。
 まだ人の少ない朝の駅のホームで、待ち合わせた短い時間。次の電車が来るまで、いつも語り合っていた。
 この、海に囲まれた場所で、僕らは生まれ、育った。僕らの好きだったあの店ももう今はなくなっている。あの頃の横浜はとおく面影を残すだけに。
 どんなに変わっても、僕らの生まれた街だから、どんなに変わっても、僕らの思いは、夢は、いつまでも変わらない。
 そういえば、あの頃、ここは僕らの特別な場所だった。だから、今でもここに来れば、丘の上に、僕らがいる。あの頃の僕らがいる。
 どんなに離れていても、またいつかここに来るから……
642ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2012/03/26(月) 22:45:11.06
>>641
通常の評価なのか!
ワイスレ杯の参加の旨が書かれていない!

従って保留とする!(`・ω・´)
643名無し物書き@推敲中?:2012/03/26(月) 22:52:00.72
644名無し物書き@推敲中?:2012/03/26(月) 22:54:36.01
失格!
645名無し物書き@推敲中?:2012/03/26(月) 23:05:54.76
>>641
もそっと幾らなんでも熟考をしてから乗っけてください。駅ってあまりに
書きようがあるから難しいと思います。
646ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2012/03/27(火) 06:54:32.83
第十回ワイスレ杯のルール!
名無しの書き込みを必須とする!(名乗った場合は通常の評価に移行する!)
設定を活かした内容で一レスに収める!(目安は千文字程度、三十二行前後!) 一人による複数投稿も可!
通常の評価と区別する為に名前欄、もしくは本文に『第十回ワイスレ杯参加作品』と明記する!
ワイが参加作品と書き込む前に作者が作品を修正する行為は認める!

今回の設定!
舞台は駅! 寂れた無人駅! 複合施設のような巨大ターミナル! 様々な業種が参入して商店街と化した駅等!
単なる駅の役割にとどまらない! 複合した要素が織り成す場所に物語は生まれる!
想像で書いてもよい! リアリティを重視してもよい! 掌編の可能性を追求すればよい!

応募期間!
今から今週の土曜日まで! 上位の発表は投稿数に合わせて考える!
日曜日の夕方に全作の寸評をスレッドにて公開! 同日の午後八時頃に順位の発表を行う!

今のところ、参加作品は一作!(`・ω・´)
647第十回ワイスレ杯参加作品:2012/03/27(火) 15:02:58.04
 電車を待つ君の横で僕は時計を気にしている。季節外れの雪が降っている。「この街で見る雪は
これが最後ね」と、淋しそうに君が呟く。
 無人駅である。それは茫漠たる野原の只中にぽつねんと所在しており、周りには商店街は疎か
人煙の縁すら見られない。
 山懐に抱かれた小さな街で、僕と詩織は育った。幼馴染みであり、街に同年代の子供が少なかったことから、
僕達はいつも一緒にいた。しかし、この春から詩織は東京の大学へと進学することになった。僕はこの街に残り、
家業である農家の仕事を継ぐ。
 僕は何時の頃からか詩織に恋をするようになっていた。詩織が僕をどう思っていたのかは分からない。
しかし、僕から詩織に恋心を打ち明けることは終ぞなかった。
 今日の詩織は何時にも増して格別に綺麗に見えた。詩織は本当に綺麗になった。僕は最も近しい、
親しい人の成長ぶりに今改めて瞠若していた。僕達は何時までも幼いままではいられないのだ。
降りしきる雪の彼方に、こちらへ徐々に近付いて来る電車の姿が垣間見られた。僕の鼓動は早鐘を打った。
この一秒一秒に、詩織は更に美しさを増すように思われた。
 動き始めた電車の窓を開け身を乗り出し、詩織は何か言おうとしている。僕達は互いに見つめ合ったまま何も言えなかった。
今、この瞬間にこそ、この降りしきる雪のように、二人の間に何か奇跡が結晶することを心の底から願った。
二度と会えない今生の別れではないだろう。しかし、東京には厖大な数の人間がおり、物質に富み、機会に溢れ、
その中で詩織は様々な経験をして今より更に成長し、更に美しくなるだろう。詩織の口唇が「さようなら」と動くような気がして、
僕は慌てて大声で「元気でな!」と叫んだ。
 詩織が去ったホームには僕と雪だけが残された。何気なく、だが親しみを込めて、中空に向け手を差し伸べてみる。
なごり雪は僕の掌に音もなく舞い降り、何事もなく溶けては露と消えた。
648第十回ワイスレ杯参加作品:2012/03/27(火) 16:30:56.49

地上の入り口がそばにある地下鉄のホーム。黄色いラインの近くに男が一人立って
いる。電車はこない。男以外に人はいない。もう逃げたのだろう。男は少し変わった
自殺がしたかった。少しムードのある、ちょっとドラマになりそうな自殺。誰にも
迷惑はかからないだろう。死体すら残らない、あるいは発見されないだろう。遠く
から何かがやって来る音がする。男は右手に持っている携帯電話を見た。あと五分
で津波が来る事を知らせるメッセージが表示されている。続いて右手についている
腕時計に視線を移す。それと同時に線路をなぞるようにして、大量の水がトンネル
から入ってきた。ほぼ黒に近い緑色に瓦礫や木材、何かの破片が混ざっているのを
見て男は少し顔をしかめた。想像していたのと少し違っていた。人が混ざってない
分まだマシだった。すぐに地上の入り口からも大量の水が入って来る。エスカレー
ターを降りてくるその水はまだ色が綺麗だった。男は近くにあった金具にしっかり
掴まった。一瞬監視カメラにこの光景は写っているだろうかと思う。それを頭の中で
言葉にする暇もない。男はあっという間に飲み込まれた。
649第十回ワイスレ杯参加作品:2012/03/27(火) 16:40:00.86

>>648の訂正
地上の入り口がそばにある地下鉄のホーム。黄色いラインの近くに男が一人立って
いる。電車はこない。男以外に人はいない。もう逃げたのだろう。男は少し変わった
自殺がしたかった。少しムードのある、ちょっとドラマになりそうな自殺。誰にも
迷惑はかからないだろう。死体すら残らない、あるいは発見されないだろう。遠く
から何かがやって来る音がする。男は右手に持っている携帯電話を見た。あと五分
で津波が来る事を知らせるメッセージが表示されている。続いて右手についている
腕時計に視線を移す。それと同時に線路をなぞるようにして、大量の水がトンネル
から入ってきた。ほぼ黒に近い緑色に瓦礫や木材、何かの破片が混ざっているのを
見て男は少し顔をしかめた。想像していたのと少し違っていた。人が混ざってない
分まだマシだったが。すぐに地上の入り口からも大量の水が入って来る。エスカレ
ーターを降りてくるその水の方が少し色が綺麗だった。男は近くにあった金具にし
っかり掴まった。一瞬監視カメラにこの光景は写っているだろうかと思う。それを
頭の中で言葉にする暇もない。男はあっという間に飲み込まれた。
650第十回ワイスレ杯参加作品:2012/03/27(火) 17:02:03.95
>>647の訂正です。

 電車を待つ君の横で僕は時計を気にしている。季節外れの雪が降っている。「この街で見る雪は
これが最後ね」と、淋しそうに君が呟く。
 無人駅である。それは茫漠たる野原の只中にぽつねんと所在しており、周りには商店街は疎か
人煙の縁すら見られない。
 山懐に抱かれた小さな街で、僕と詩織は育った。幼馴染みであり、街に同年代の子供が少なかったことから、
僕達はいつも一緒にいた。しかし、この春から詩織は東京の大学へと進学することになった。僕はこの街に残り、
家業である農家の仕事を継ぐ。
 僕は何時の頃からか詩織に恋をするようになっていた。詩織が僕をどう思っていたのかは分からない。
しかし、僕から詩織に恋心を打ち明けることは終ぞなかった。
 出立の日である今日の詩織は何時にも増して格別に綺麗に見えた。詩織は本当に綺麗になった。僕は最も近しい、
親しい人の成長ぶりに今改めて瞠若していた。僕達は何時までも幼いままではいられないのだ。
降りしきる雪の彼方に、こちらへ徐々に近付いて来る電車の姿が仄見えた。僕の鼓動は早鐘を打った。
この一秒一秒に、詩織は更に美しさを増すように思われた。
 動き始めた電車の窓を開け車内から身を乗り出し、詩織は何か言おうとしている。僕達は互いに見つめ合ったまま何も言えなかった。
今、この瞬間にこそ、この降りしきる雪のように、二人の間に何か奇跡が結晶することを心の底から願った。
二度と会えない今生の別れではないだろう。しかし、東京には厖大な数の人間がおり、物質に富み、機会に溢れ、
その中で詩織は様々な経験をして今より更に成長し、更に美しくなるだろう。詩織の口唇が「さようなら」と動くような気がして、
僕は慌てて大声で「元気でな!」と叫んだ。
 詩織が去ったホームには僕と雪だけが残された。何気なく、だが親しみを込めて、中空に向け手を差し伸べてみる。
なごり雪は僕の掌に音もなく舞い降り、何事もなく溶けては露と消えた。
651名無し物書き@推敲中?:2012/03/27(火) 19:01:51.15
伊勢正三さん、ちーっす。
652ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2012/03/27(火) 19:17:29.19
第十回ワイスレ杯参加作品

>>626
>>649
>>650

ワイはイルカを想像した!(`・ω・´)
653第十回ワイスレ杯参加作品:2012/03/27(火) 19:57:15.49
>>652ところで訂正は何回まで許されますか?

 夕暮れの駅舎は屋根も線路も、電車さえも凍てついていた。
 奈緒美はホームにうすら積もった雪を踏みしめて、待合室へ急ぐ。
 /どこにいる。俺たちもうダメなのか/待合室のベンチで、液晶画面に向ける瞳がおぼろになった。
 /日本最北端の駅にいるの/隼人は、やっと届いた奈緒美のメールに口もとを歪めた。誤解だ、
といく度も電波で詫びた。だが返事はなかった。三年つきあった奈緒美の性格は理解をしている。
なぜ、別れた女の相談になったのか。とても迂闊だった。しかもその女は奈緒美の友人でもあったのだ。
三人はサークル仲間として、大学の四年間を過ごしている。なにもなかった、そう言っても
奈緒美は頑なだった。
 /北海道の稚内駅か/隼人からの返事に、奈緒美は首のマフラーをとく。一瞬でほほが熱を帯びた
のだ。/渡しそびれた婚約指輪を海に沈めるため、最南端の駅にいる/表示されたテキストに、あっ
と声を上げた。顔を向けた売店にひとの姿はない。あたりは雪が波に溶ける海のように深閑としている。
 駅探訪サークルで、最南端の駅がある九州指宿の出身だ、と隼人があいさつしたことを思い出す。
「砂むし温泉に行きたいね」と騒いだのが懐かしくおもい出されたのだ。/実家にいるの/という
メールに隼人のマブタが爆ぜた。駅だっていつまでも名声を誇れるわけではない。そう考えたとき、
隼人にわずか希望が見えた。

「知らなかった、日本最南端の駅って、沖縄にあるのね」
「奈緒美はサークルでも旅の目的に熱心だったからな」
 だから誤解が多い、と隼人は言う。指宿にある『西大山駅』は八年前に栄誉をモノレール『赤嶺駅』
に譲っている。/駅は二番になったが、俺の一番はいつまでもかわらない/浮ついた文字だったが、
力強い言葉として奈緒美のこころに沁みた。そしてふたりは互いの間にある駅で再会をした。それが、
兵庫にある『日本へそ公園駅』ひょうきんな駅名がつらくしていたキモチを氷解させ、おだやかな
ものに導いたようでもあった。
 日本のへそで、奈緒美は指に光る輝きを眩しそうに眺めた。
>>654訂正です。

×なぜ、別れた女の相談になったのか。とても迂闊だった。しかもその女は奈緒美の友人でもあったのだ。
○なぜ、別れた女の相談に乗ったのか。とても迂闊だった。しかもその女は奈緒美の友人でもあったのだ。
失礼しました。

 夕暮れの駅舎は屋根も線路も、電車さえも凍てついていた。
 奈緒美はホームにうすら積もった雪を踏みしめて、待合室へ急ぐ。
 /どこにいる。俺たちもうダメなのか/待合室のベンチで、液晶画面に向ける瞳がおぼろになった。
 /日本最北端の駅にいるの/隼人は、やっと届いた奈緒美のメールに口もとを歪めた。誤解だ、
といく度も電波で詫びた。だが返事はなかった。三年つきあった奈緒美の性格は理解をしている。
なぜ、別れた女の相談に乗ったのか。とても迂闊だった。しかもその女は奈緒美の友人でもあったのだ。
三人はサークル仲間として、大学の四年間を過ごしている。なにもなかった、そう言っても
奈緒美は頑なだった。
 /北海道の稚内駅か/隼人からの返事に、奈緒美は首のマフラーをとく。一瞬でほほが熱を帯びた
のだ。/渡しそびれた婚約指輪を海に沈めるため、最南端の駅にいる/表示されたテキストに、あっ
と声を上げた。顔を向けた売店にひとの姿はない。あたりは雪が波に溶ける海のように深閑としている。
 駅探訪サークルで、最南端の駅がある九州指宿の出身だ、と隼人はあいさつをした。 そして、
「砂むし温泉に行きたいね」と騒いだことも奈緒美には懐かしくおもい出されたのだ。
/実家にいるの/という メールに隼人のマブタが爆ぜた。駅だっていつまでも名声を誇れるわけではない。
そう考えたとき、隼人にわずか希望が見えた。

「知らなかった、日本最南端の駅って、沖縄にあるのね」
「奈緒美はサークルでも旅の目的に熱心だったからな」
 だから誤解が多い、と隼人は言う。指宿にある『西大山駅』は八年前に栄誉をモノレール『赤嶺駅』
に譲っている。/駅は二番になったが、俺の一番はいつまでもかわらない/浮ついた文字だったが、
力強い言葉として奈緒美のこころに沁みた。そしてふたりは互いの間にある駅で再会をした。それが、
兵庫にある『日本へそ公園駅』ひょうきんな駅名がつらくしていたキモチを氷解させ、おだやかな
ものに導いたようでもあった。
 日本のへそで、奈緒美は指に光る輝きを眩しそうに眺めた。

※三重投稿あいすみません。どうしても気になることがあり、書きなおしました。
657名無し物書き@推敲中?:2012/03/27(火) 20:46:42.18
必ずもう1回直したくなるから、取り消して最終日までまて
658ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2012/03/27(火) 21:17:07.84
第十回ワイスレ杯参加作品

>>626
>>649
>>650
>>656

ワイが参加作品と認めた時点で修正は出来なくなる!(`・ω・´)
659第十回ワイスレ杯参加作品:2012/03/27(火) 21:43:06.14
生まれた時から僕が在住してる大阪民国は、玄関口のJR大阪駅がとても広くなって、伊勢丹とかルクアとかができて今、全体的にきらきらしてます。
空間をかなり贅沢に使ってて、庭園みたいなのもふんだんにあって、これ全部もし木造やったら素敵やろうなあとか妄想したりしてます。
あと、阪急梅田駅の百貨店は、地下に『巨大な構造物』が発見されて工事が一旦中止になってて「うおー謎の『巨大な構造物』とか夢拡がるー!」って思った。
あと、ここからは自慢じゃないけど、うそ、自慢だけど、日本一高いタワーと言えば東京のなんたらかんたらランドマークタワーとの事だけど、日本一高いビルと言えば!何年後かに完成予定の!近鉄阿部野橋駅のハルカス!イエイ!
地下四階、地上60階にして300メートル!16階なんか丸ごと美術館になるそうです。
嗚呼ターミナルと其の眷属から成る祝祭回路!的なワクワク感が今からあるし、家から歩いて10分かからないとこに美術館できるとか本気でテンションあがります。
僕が小さかった頃はそこそこ大きいですね程度の中途半端な立ち位置の阿部野橋駅だったけど、日本一とかそういうレベルに君臨するなんて、実感が湧きません。
お祖母ちゃんがこの事知ったらびっくりするだろうと思う。
でも、完成の暁には僕んちの土地の値段きっと上がるだろうから、その時は売り払って、奈良とかの郊外に大きい家を買って引っ越しようと思います。
660名無し物書き@推敲中?:2012/03/27(火) 21:59:43.40
一レスって難しい……
案外少ししか書けないんだよなあ
661名無し物書き@推敲中?:2012/03/27(火) 23:28:48.20
あべの在住だから凄いよくわかるw
662秋吉君@至福のネカマ星 ◆2itMTGf8Qk :2012/03/28(水) 01:06:16.55
ほう、祭り直後に杯か。お盛んですな。

俺か?
俺も盛んにいくぜこの野郎!!
663ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2012/03/28(水) 02:52:28.19
第十回ワイスレ杯参加作品

>>626
>>649
>>650
>>656
>>659

一レスこそ、プロットの有無が大きく物を言う!(`・ω・´)
664ポッポ ◆paB28qf3gA :2012/03/28(水) 12:13:50.40
ヘイ、ミスター秋吉カモン!
665第十回ワイスレ杯参加作品:2012/03/28(水) 14:35:44.42
 自らのミスでは無く上司の失敗だったのに、詰られ罵倒され挙句の果てに蹴り飛ばされる。ありふれた日常。
 溜息を吐くと、ふと以前みた飛び込み自殺のニュースを思い出した。
 通勤ラッシュの時間帯に会社勤めの男が線路へ飛び込み自殺をしたらしい。俺は死ぬなら迷惑を掛けずにで死ねと憤りを感じた。しかし何故男が自殺したのか今なら分かる気がした。
 きっと、疲れたのだろう。多分男も俺と同じような最低の職場に勤めていたのだ。そのうちに感情がすり減り、怒りも哀しみも感じなくなる。そうなるとふと思うのだ。疲れたなあ、死ねば楽になるだろうなと。
 ――死ねば楽になる。
 幾度も噛みしめた。死ねば全てから逃げ出せる。ただこのまま死に一自殺者として処理されるのには抵抗がある。社会に対して復讐をしたい。
 魔が差した、いや憑き物がついたのか。社会的に衝撃的な自殺方法だけを考えていた。
 案外難しい。悩んでいると上司に吐かれた暴言を思い出した。
 ――馬鹿が余計なこと考えてるんじゃねえ。単純なことだけすりゃあ良いんだよ。
 駅で出来る単純な自殺方法と言ったら飛び込みだろう。――一つ思いついた。実に単純だけれど衝撃的ではある。
 電車が通過するという放送が聞こえた。一度息を吐き切り、その後肺を空気で満たす。両腕を広げ線路へと走り出した。
 何人かがこちらを振り向く。気にせず走る。二、三人の体が手に触れた。そいつ等を離さぬように腕に力を込める。俺のやろうとしている事に気付いた誰かが悲鳴を上げる。
 線路が近い。腕に抵抗を感じる。ホームの端まで来た。足を軽く曲げ、飛ぶ。
 体に軽い衝撃。二人巻き込んだ。絶叫。被害者のものか、それとも俺のものかもしれない。
 電車が近づくというより、大きくなる。俺の下で二人がもがいているが、手遅れだ。電車はどんどんと大きくなる。瞬間、暗転。俺の瞼が勝手に閉じたらしい。不思議と安らか。
 ああ、終わりだ。

 朝のニュースで線路への飛び込み自殺を報じていた。電車を待っていた客を何人か巻き込んで死んだらしい。全く迷惑な話だ。
 会社に行きたくない、と思う。我ながら子供っぽいとは思うが嫌なものは嫌だ。暴力をふるう上司にサービス残業。死ねば楽になれるだろうか。
 憂鬱な気分で駅への道を歩いていると、ふと今朝ニュースで見た飛び込み自殺を思い出した。
666ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2012/03/28(水) 17:22:55.43
第十回ワイスレ杯参加作品

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只今、六作品!(`・ω・´)
667名無し物書き@推敲中?:2012/03/28(水) 18:45:24.01
ピカピカo(*・ω・*)o ピカリンヽ(*・∀・*)ノ★ ジャンケンo(・ω・*) V(*>∀・)ポン★
668名無し物書き@推敲中?:2012/03/28(水) 18:46:16.03
まちがえた……
669名無し物書き@推敲中?:2012/03/28(水) 22:09:34.66
今のところ一番すきなのは
くやしいがベタベタの>>650
670名無し物書き@推敲中?:2012/03/28(水) 22:23:41.65
悔しがることはない。
どんだけ駄作でも書いた本人が好きなのは自作。
そんだけの話。
671名無し物書き@推敲中?:2012/03/28(水) 22:51:33.16
駅っていうありふれた舞台と、さらに一レスっていう制約で
独創的だったり斬新な話はやりにくいよね。
だから自然とどこかで聞いたような話になっちゃう。
まあベタベタ感を技術でカバーしたり、制約の中ででも自分なりの
話を作れるのが上手いってことなんだろうけど。
672第十回ワイスレ杯参加作品:2012/03/28(水) 23:42:36.99
 各駅停車の新幹線は、僕の過去を巡る。ホームに降り立つ僕を迎えたのは、初恋の女性だった。幼い、あの頃の姿。クラスメイトが周囲を歩くなかで、僕は彼女を抱きしめた。キスをして、犯した。
 売店で母親の手作り弁当を買って車両に乗り込むと、扉は閉まり、発車する。半裸の彼女は窓の向こうへ、遠くなっていく。
 次の駅で、僕を捨てた巻き髪の女を見つけた。嫌がるのを引っ張って、線路に落とした。泣き喚くので小便をかけてやった。びしょびしょになった彼女が妙にそそった。線路に降りて、服を脱がせた。一度中に出すと、もう僕の気は済んだ。
 女は泣きながらホームに上る。裸のままで走る。僕はそれをゆっくり追う。改札を出たところで、裸の通行人達が彼女を押さえ込んでいた。彼女はゆっくりと犯される。僕はそこに小便をかける。
 駅から街に出て、当時声もかけられなかった大学の後輩を捜した。薬局のトイレのなかに彼女はいた。悲鳴が上がる中、脚を持ち上げ、濡れた股に挿入していく。たくさんのキスをする。彼女の中に射精する。
 腕を引っ張って駅に戻り、新幹線に連れ込んだ。座席に座っていた僕、立っていた僕、母親と一緒の幼い僕、運転席の僕、そしてこの僕、全員で彼女をまわした。
 車両が発車する。彼女のおなかが膨れていく。破水して、出産する。僕の母親が取り上げる。また後輩は犯される。止まらなくなった車両の中で、彼女は何度も僕の子供を産んだ。
 最後の駅に着いた。僕は全てを置いて、現実に戻る。
673名無し物書き@推敲中?:2012/03/28(水) 23:45:59.52
お、丁度来た。読んだる
674名無し物書き@推敲中?:2012/03/28(水) 23:50:36.01
やーんナニコレー女性を何だとおもってるのよーあたしおっさんだけど
675名無し物書き@推敲中?:2012/03/28(水) 23:57:17.04
うーん、ただ、気持ち悪いだけじゃね?
676名無し物書き@推敲中?:2012/03/29(木) 00:12:07.66
>>673-675
レベル2の読み手乙
677名無し物書き@推敲中?:2012/03/29(木) 00:13:13.26
上久保w
678名無し物書き@推敲中?:2012/03/29(木) 00:19:10.84
あーやっぱりレベル厨=上久保の作品か
内容はともかく文章力も無いからおふざけ作品ですらないと思ったらやっぱりか
679名無し物書き@推敲中?:2012/03/29(木) 00:37:22.60
>>673-678
残念ながら自分は上久保やLevel厨ではないですが、作品の感想がすぐに頂けて助かりました。
価値がないとのことで、即座に以後の創作の参考にします。ありがとうございました。
680名無し物書き@推敲中?:2012/03/29(木) 00:47:09.90
>>679
これがエロじゃ無かったらまた違った話になったと思われ
681ワイスレ杯参加作品:2012/03/29(木) 01:43:16.19
 1894年 阿津田神宮前参道にて、初代栄三郎が茶店を創業。
 1895年 馬車の発着所として、阿津田神宮駅開設。
 1910年 屋号を栄三郎本舗とする。みたらし団子のほか、餡入り団子、うぐいす団子を発売。
 1923年 阿津田神宮駅舎内にてみたらし団子販売開始。
 1954年 阿津田神宮駅改築工事。
 1962年 昭和天皇ご来駕のおり、みたらし団子を召され、「当代随一の団子」とのお言葉を賜る。
 1963年 「あつた団子」の商標登録。
 1977年 阿津田神宮駅舎改築。三階建てビルヂングにブティック、玩具店などとともに店舗出店。
     国内初の駅複合施設と話題を呼ぶ。
 1980年 宮中市に二号店、三号店出店。製造工場増設。
 1997年 阿津田線廃線。
 2005年 阿津田市と宮中市が合併。
 2010年 JR阿津田神宮駅廃止。駅ビルヂング老朽化のため取り壊し決定。

「ふうー」大きなため息とともに六郎が丸めていた背中をぐっと伸ばす。「うちの団子屋も
こうして見ると、歴史だなあ」文字を綴っていたノートをパタンと閉じる。
 幾多は六郎のでっぷりした腹を横目で見つつ、こいつも年取ったな、そんなことを思う。「いや、
大したもんだよお前んちの団子屋。この阿津田神宮駅とともに生まれ、発展し、そして……」
「みなまで言うな。俺の代で店ぇ畳むのは忍びねえが、これも何かの巡り合わせだ」
「宮中市との合併が利いたよなあ。人の流れがガラっと変わっちまって。この駅ビルも取り壊し
かあ」幾多は、がらんと人気のない駅ビル内を見回す。「いろいろあったなあ、俺、人生初デート
はこの駅ビルにあった映画館なんだぜ」
「『テアトルあつた』ね。常に二本立てでお得だったよなあ……って、初デートのお相手って誰
だよ? 聞いてねえぜ、二組の近藤か?」
「ハハハ、まあいいじゃねえか、中学ん時の話だよ。それよりお前、これからどうするんだ」
「まあ、なんとかなるさ。お前みたいに大学なんか行ってねえけど、一応和菓子作りの腕はある
からな。宮中市の菓子屋で働かせてもらうか、それか……」六郎は椅子からおもむろに立ち上がる
と、何も置かれていない陳列棚のガラスを叩いた。「全く新しい土地へ行って、全く新しい人生を
始めるのもいいな。ここは駅だ、出発の場所、ここから、どこへだって行けるんだ」
682第十回ワイスレ杯参加作品:2012/03/29(木) 01:50:02.02
 たまえ婆ちゃんは熊村駅の守り神だ。
 熊村駅とは田舎の小さな村にある無人駅である。誰も居ない改札口に切符入れ場が設置されていて、そこに客たちは切符を投入していく。誰も客を見送ることなく、そして誰も出迎えることがない寂しい駅だった。
しかしある日、たまえ婆ちゃんがふらりと駅にやってきた。どこから来たのか。年齢はいくつなのか。それは誰も知らない。だが、来る日も来る日も彼女は駅にやってくるようになった。そして長い事、この駅の改札口で乗り降りする客たちを見守ってきた。
 たまえ婆ちゃんが熊村駅の守り神と呼ばれるようになったのには理由がある。それは彼女が来るようになって数年が経った日のことだった。熊村駅に停車するはずだった電車がその直前で横転事故を起こしてしまった。
通勤ラッシュの時間帯のことである。たいていはガラガラで走っているその列車も、朝だけはぎゅうぎゅうに混み合っている。車内は酷い有り様だった。転倒した女性や、割れたガラスで顔を切ってしまった男性が床に倒れ込んで呻いていた。
 何か予感めいたものがあったのだろうか。その日、たまえ婆ちゃんは何処となく落ち着かない様子だった。だからなのか、列車の横転事故に一番早く気がついたのはたまえ婆ちゃんだった。列車の事故を察知すると、たまえ婆ちゃんは走った。
走って走って、そして村の皆に知らせて回ったのだ。きちんと説明することは出きなくても、彼女の酷く訴えかける様子に村人たちは駅へと向かった。
 事故が発覚してからの対応は早かった。すぐさま救急車や消防が呼ばれ、村人が総出で手伝っての救出活動が行われた。熊村駅の構内に寝かされる大勢の怪我人。苦しがっているその人たちを元気づけたのも、やはりたまえ婆ちゃんの優しさだった。
彼女はひとりひとりの所へ順番に行き、そっと気遣うような声を聞かせた。するとその瞬間だけは痛さを忘れたように、怪我人の顔に笑顔が灯るのである。
 あの事故から早くも数年が過ぎた。もうたまえ婆ちゃんの躰は限界に近づいていた。寿命である。日に日に弱っていっているのが目で見ても判り、それほど先が無いことは明らかだった。
 そして到頭、最後の日がやってきてしまった。一九時に到着する熊村駅の最終列車。その日、最後の客を出迎えたのは彼女の癒されるような笑顔ではなく、冷たく硬直した亡骸だった。
 推定の享年は一三歳だと言われている。
683名無し物書き@推敲中?:2012/03/29(木) 01:56:00.52
おお
684ワイスレ杯参加作品:2012/03/29(木) 02:56:32.08
「商店街を一周してください」
 駅前商店街の昼下がり、乗り込んできた青年の言葉にタクシーの運転手は顔をしかめた。
(自分の足でまわりゃいいだろうが)
 商店街と提携し、歩き疲れた買い物客を標的にしている彼らにとってその注文は燃料の無駄遣いにしかならない。運転手は不機嫌にサイドブレーキを落とした。
「この一角にコロッケ屋がありませんでしたか? お婆さんが一人で営んでる」
 五分程走っただろうか。青年が商店街の一角を指した。
「ああ……もう随分前に年だとかで店を畳みましたよ。初めてじゃないんですかお客さん」
「ええ、とても美味しいコロッケ屋でいつも人が並んでましたね」
「どうでしょうねえ、あたしゃ食べたことはないですがそんなに美味しいとも聞かなかったような」
「そんなことはないでしょう。何でも商店街一の客引き屋として、商店街から感謝状と温泉旅行をプレゼントされたんでしょう」
「え? ……あ、ああ、そんなこともあったのかなあ」
 運転手がバックミラーを覗くと、青年は穏やかな表情で外を眺めている。
「でもねえ運転手さん、その温泉旅行に行っている間に空き巣に入られて有り金全部盗まれちゃ、お婆さんも大変だ――」
 青年の言葉は急ブレーキの音にかき消された。「す、すんません」赤信号を見落としていた運転手がもごもごと謝る。ところが青年はやはり穏やかに「安全運転で頼みますよ」とにこにこ笑っている。しばらくしてまた青年が口を開く。
「一度は廃商店街になりかけたここも、今では立派なアーケードまで建って見違えますね」
「ところでそのコロッケ屋のおばあさんは今はどうしてるんでしょうね。もう一度あのさくさくのコロッケにかぶりついてみたかった」
 運転手は答えない。いや、口はパクパクと開くものの声が出ない。
「お婆さんもしばらく頑張っていたけれどそれまでの蓄えが一銭もないんじゃどうしようもない。息子夫婦に嫌々引き取られて今はどこかの老人ホームでぼんやり過ごしているんじゃないかな……おや、どうしたんです運転手さん。顔が真っ青だ」
 青年が運転手の顔を覗き込む。
「ああ、運転手さん。ここまでで結構です。おいくらですか」
「……結構です」
「そう? どうもありがとう」
 青年はにっこりと笑うと商店街の人混みの中に消えていったのだった。
685ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2012/03/29(木) 04:59:27.81
第十回ワイスレ杯参加作品

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終盤の伸び率がぱないの!川`・ω・´リ
686ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2012/03/29(木) 05:07:38.24
第十回ワイスレ杯のルール!
名無しの書き込みを必須とする!(名乗った場合は通常の評価に移行する!)
設定を活かした内容で一レスに収める!(目安は千文字程度、三十二行前後!) 一人による複数投稿も可!
通常の評価と区別する為に名前欄、もしくは本文に『第十回ワイスレ杯参加作品』と明記する!
ワイが参加作品と書き込む前に作者が作品を修正する行為は認める!

今回の設定!
舞台は駅! 寂れた無人駅! 複合施設のような巨大ターミナル! 様々な業種が参入して商店街と化した駅等!
単なる駅の役割にとどまらない! 複合した要素が織り成す場所に物語は生まれる!
想像で書いてもよい! リアリティを重視してもよい! 掌編の可能性を追求すればよい!

応募期間!
今から今週の土曜日まで! 上位の発表は投稿数に合わせて考える!
日曜日の夕方に全作の寸評をスレッドにて公開! 同日の午後八時頃に順位の発表を行う!

このような催しを開催中!(`・ω・´)
687第十回ワイスレ杯参加作品:2012/03/29(木) 08:13:56.61
>>672
これが優勝だな
688名無し物書き@推敲中?:2012/03/29(木) 08:40:37.92
なるほど、本人か。
今度やる時は名前欄を消せよな。
689名無し物書き@推敲中?:2012/03/29(木) 08:51:44.05
>>647
これの最初の数行の台詞や地の文に既視感がある
何かの歌の歌詞かなんかじゃないの?
690名無し物書き@推敲中?:2012/03/29(木) 08:54:50.62
なごり雪も知らんのか
691名無し物書き@推敲中?:2012/03/29(木) 08:54:51.77
ああ、なごり雪だな
一段落目は殆んど歌詞の引用だろ
692名無し物書き@推敲中?:2012/03/29(木) 09:08:51.03
なんか新海誠に影響受けてそうな文章だとは思った
693第十回ワイスレ杯参加作品:2012/03/29(木) 12:48:26.77
>>682
いや、これが優勝でしょう
694上久保省太 ◆SRLJbawRsQ :2012/03/29(木) 12:53:18.63
>>693
ステマ乙w
名前がワイスレ杯のままw
ハゲワラwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
695名無し物書き@推敲中?:2012/03/29(木) 13:14:15.07
>>693
失格! 向こう三年間書きこみ禁止!!!
696名無し物書き@推敲中?:2012/03/29(木) 13:17:59.35
自画自賛のレスは上久保=レベル厨の仕業か
697名無し物書き@推敲中?:2012/03/29(木) 13:18:44.30
わざとらしいバレバレの自画自賛っぽいレスだな
698上久保省太 ◆SRLJbawRsQ :2012/03/29(木) 13:31:39.18
俺はレベル厨ではない。
699第十回ワイスレ杯参加作品:2012/03/29(木) 15:01:15.08
銃声――弾が耳の辺りを掠めた気がしたが、俺は全力で駅デパートの店舗を駆け抜けた。茅ヶ崎ルミネだ。壁に表記がある。だが人がいない。俺と追跡者しかいない。
また銃声、眼前の柱が吹き飛ぶ。振り向いて姿を見ようとするが、都度発砲される。小柄な女としかわからない。
「振り向くな、振り向くな」奴の声。若い。「脇目も振らず走れ。土産物にも目を向けるな」
言われると気になる。横目で売店を見た、途端に商品が吹き飛んだ。「見るなと言ったろう。このまま進め」
駅構内に出ると、賑やかな照明に迎えられる。「そっちも駄目」ゲームコーナーが蜂の巣になった。わけもわからぬまま走る。改札を跳び越える。
「ここは本当の世界じゃないのよ」女は叫ぶ。「でも帰るチャンスがある。今から来る電車に乗ればいい」発砲は続いているが――明らかに威嚇だ。電車に乗れば、だと。素直にそれを聞くと思うか?
ホームに出ると同時、俺は陰に身を隠す。女が現れたところを狙い、蹴った。銃が舞った。驚いた顔を見せたのは、制服の少女だった。
「お前、何がしたい。ここは――」
「今の、格闘技ね。まさか、試合中の怪我?」
「なに」瞬間、記憶がちらつく。空手の全国、相手選手の上段蹴り――。
「貴方は今、昏睡状態にあるのよ」
無人のホームに列車進入の表示が輝く。
「人との繋がりが絶たれた、醒めない夢。ここには遊びも、食べ物もある。駅外にはもっと多々な快楽がある」
「お前は何者だ」俺は訊いた。
「私はここ長いから。でも遊びすぎちゃって。廃線かな、電車が来なくなった」
遠い目をした。
「同じ轍を踏ませたくなかったけど……負けたわ。好きになさい。なんなら、私と駅弁スタイルを楽しんでもいいわ」力なく笑った。
「電車に、乗れば帰れるんだな?」
彼女は頷いた。「線路に落ちて死ぬも良し」
風が切られる。轟音と共に列車が進入した。
開いたドアに、俺は乗り込む。
「お達者で、って――」
手を伸ばして彼女も引っ張り込んだ。唖然とした顔が揺れ、列車は動き出す。
「これでお前も帰れるなら、楽しみはその時でいい」

病院のベッドで俺は目覚めた。家族に涙で迎えられた。翌日、茅ヶ崎のクレー射撃元全国選手が同じく昏睡から復帰したというニュースを見た。
『塩澤トメさんは九十五歳。八十年前の事故により……』
ババア。
700ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2012/03/29(木) 16:04:48.64
第十回ワイスレ杯参加作品

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駅に広がりが出てきた!(`・ω・´)
701名無し物書き@推敲中?:2012/03/29(木) 18:52:34.33
>>650
優勝でしょうか
702名無し物書き@推敲中?:2012/03/29(木) 18:54:48.21
>>701
無理
703名無し物書き@推敲中?:2012/03/29(木) 18:54:59.85
ハハハごじょうだん
704名無し物書き@推敲中?:2012/03/29(木) 19:00:02.68
茫漠、ぽつねんw
モロアホな作家志望が書いた作文じゃねーかw
705名無し物書き@推敲中?:2012/03/29(木) 19:00:55.10
なぜかアホな作家志望の語彙はどいつもこいつも瓜二つ
レベル2かよw
706上久保省太 ◆SRLJbawRsQ :2012/03/29(木) 19:02:18.21
レベル厨乙。
707名無し物書き@推敲中?:2012/03/29(木) 19:05:11.91
>露と消えた。

708名無し物書き@推敲中?:2012/03/29(木) 19:36:22.97
優勝予想
682
709第十回ワイスレ杯参加作品:2012/03/29(木) 21:04:11.90
僕が彩菜と出逢ったのは電車だった。恥ずかしいけれど、そのきっかけは痴漢だった。
彼女は可愛かった。だから痴漢をした。すると驚くことに彼女が誘ってきたのだ。とんだ淫乱女だった。
僕は誘われるままにホテルに行き、獣のようにヤリまくった。精根尽き果てるまでヤリまくった。
行為が終わると、彼女は一変した。さっきまでの淫乱ぶりが鳴りを潜め、今度は清純ともいえる言動をとるようになった。
僕を誘ったのは、単に容姿が好みだったかららしい。嬉しかった。次のデートの約束をした。
それから様々な偶然や奇跡が起こり、僕たちの仲は着実に、ゆっくりと進展して行った。
やがて僕達は結婚をした。幸せな家庭を築いたのだった。
710第十回ワイスレ杯参加作品:2012/03/29(木) 22:15:13.02
 駅構内の雑踏に紛れて、モンペの娘がいた。手を振りながら走り寄ってくる。
 賢一には、周囲がモノクロで、薄桃色のモンペを穿いた彼女だけがカラーに見えた。
「美宇さん、来てくれたんですか? 来ないって言ったのに」
「真夜中に賢一さんの寝息を聞いてたら、気が変わったんよ。もう一度明るい所で男前の顔を見たいと思うてな」
 美宇は人目も気にせず、軍服の青年に抱きついた。
「ありがとう。美宇さん、あなたの事は死んでも忘れません」
「死んでもだなんて、縁起でもないこと言わんといて」
 美宇は、賢一に下腹を押し当てて囁いた。
「お空の星になってしもうたら、お腹の子供、抱けへんくなるで」
 賢一は危うく、避妊はしたはずだと言いそうになった。
「わかっとる。あんたの子を身ごもうとる。そう思いたいんや。でないと地上で待っとる張り合いがないからな」
 仮に慰安婦の妊娠が発覚すると、国の規定により、故郷にいる彼の親族への遺族年金は一切下りなくなる。それは避けねばならない。
「帰ってきたら、結婚しましょう。帰還すれば許可は簡単におりるはずです」
「六〇〇光年先に行ってしまう男のいうことなんて信用できるかいな」美宇は涙で顔をぐしゃぐしゃにした。「でもうれしいで。待っとる。ずっと待っとるからね」
 構内で〈発射〉を予告するアナウンスが流れた。あちこちで、二人のように別れを惜しむ嗚咽や激励、万歳や唱歌が聞こえた。
 賢一は美宇に向かって親指を立てるポーズを取ると、流星を模したマークの列車の中に消えた。それが最後だ。この列車には車窓がない。もう顔を見ることはできない。
『まもなく列車が〈発射〉します。危険ですから、場内の皆さんは展望室に退避して下さい。大変眩しい閃光が発生しますので遮光メガネの着用をお願いします』
 警報が鳴り、人々がホームから退場する。惜別の駅は無人になった。
 ホーム内の線路がゆっくりと起動し、列車か垂直方向に立っていく。空に向かって無数の誘導リングが点灯していった。こいつが大気圏まで列車を導いてくれる。
 列車は十六両編成だが、実際に大気圏を突破するのは先頭車両だけだ。後続の燃料積載車両は順番に切り離されて燃えつき、役目を終える。
 今、列車は最後尾の車両に点火が与えられ、閉ざされた構内を揺るがせて、力強い上昇を開始した――
711ワイスレ杯参加:2012/03/29(木) 23:30:33.36
 五年がかりで駅ビルが大改装されて、いわゆる複合施設に生まれ変わったものの、もとより地方都市、
オープン当初の賑わいは既に遠く、平日の正午とはいえ閑散としている。
 改札口のあるフロアにカフェが一店。店外の席でカフェ・ラテを飲みながらエッセイのネタを思案する
のが最近の私の日課だ。ノートパソコンの電源を入れたとき、声が響いた。
「だから、来んなっつっただろ?」
 改札へと続く道の途中で、だぶついたズボンの青年と、地元の高校の制服を来た少女が向かい合っていた。
「なんでいちいち泣くわけ? 電話もメールもするっつってんだろ」
 制服の少女はうつむいて黙ったまま。青年の方は両腕を腰にあてて、うんざりしたようにため息をつく。
 四月……。私は想像した。青年は高校を卒業して、これから特急列車に乗り、ほかの街へと旅立つのだろう。
後輩の少女は恋人だ。昼休みに学校を抜け出して、見送りに来たに違いない。
 私は青年の不貞腐れた、傲慢な態度に不安と不快を感じた。口をへの字に曲げて睨む目に、別れた夫の姿が
ちらつく。亭主関白、九州男児、そんな言葉では軽すぎる、徹底して身勝手な男。
 苦労するわね、でもまだ若いんだから、さっさと別れた方がいい……。私は遥か過去の自分に言い聞かせる
ような気持ちで少女を見つめた。
「じゃあな、時間だから。お前もさっさと帰れ」青年はぶっきらぼうに言い放つと、足元の荷物を掴んで改
札へ歩き出した。少女は暫くうつむいたままだったが、やがて諦めたのか、とぼとぼと駅の出口へと歩いて
行った。
 このカップルは長続きしそうにない……。私はエッセイの書き出しを考えようと、カフェ・ラテのカップを
つまんだ。
 視界の端で、人影が立ち止まり、ゆっくりと振り返るのが見えた。青年の方だった。青年は改札の間際で足
を止め、体の向きを変えた。そして去っていく少女の後ろ姿をずっとずっと、いつまでも見送っているのだ
った。
 私は誤解をしていたかもしれない。少女が一方的に、献身的に青年に焦がれているものと、そんな風に、か
つての自分自身を投影して見ていたが、どうやら思い違いだったようだ……。私はなんだかほっとして、他
人ごとなのに嬉しく、同時に少し妬ましくもあり、つまんだカップを唇に寄せ、そっと目を閉じた。
712ワイスレ杯参加作:2012/03/30(金) 00:48:16.49
 発車間際、俺は美桜(みお)の手を振りほどき、列車から降りた。
「え? ちょっと、どこ行くのよ!」
 目を丸くした美桜が慌てて叫ぶ。
「ごめん……やっぱり、無理だよ」俺は唇を噛み締めた。「こんなの、俺には無理
だ」
「なに言ってるの今更……約束したじゃない。ほら、早く乗ってよ」
「ごめん」俺は頭を下げる。「一緒には行けないよ」
「意気地なし! あなたはいつだってそう。いつも最後の最後で逃げる。卑怯よ……」
 ……乗ってはならない、この列車に乗っては、ならない。俺の本能が叫ぶ。耳鳴りが
する。回避しなければならないのだ。近い未来に起こるであろう出来事が、俺には分か
っている……。
 騒ぎを聞きつけたのか、係員が近づいて来る。
「乗らないんですか?」
「ええ……ごめんなさい」
「それでも男なの!?」美桜が蔑んだ目で俺を見る。「嘘つき。絶対に一緒だって約束
したのに……私たちがどうなってもいいのね?」
「……ごめん」俺は美桜から目を逸らし、列車から二歩、三歩後ずさった。
 ピィーっと笛の音が響き渡る。「出発ー!」係員が告げる。
 列車が動き出す。美桜を見送るのが忍びない。俺は目を閉じた。ガタン、ガタン……
列車がレールの上を滑ってゆく。ガタン、ガタン……速度を増す……音が遠ざかって
ゆく……そして。
 ガタン、ゴゴオオッ! 
 この世のものとも思えない轟音。
 きゃあぁぁー!!
 断末魔の叫び。
 こうなることが分かっていたとはいえ、動悸が激しくなり、息が苦しい。そう、俺に
は分かっていたのだ……。
 小野急ハイランド名物『暴走機関車! トーマツ君』。東洋一凶悪という噂の
ジェットコースターに乗ったら、涙と鼻水と涎で顔面ぐちゃぐちゃ腰砕けのヘロヘロ
になって、場合によってはおしっこジャーなんて事態にもなりかねないことを……。
713普通評価:2012/03/30(金) 02:08:23.56
閑散とした駅のホームで日向は一人文庫本を片手にため息をついた。
駅に設置された木のベンチはあちこちささくれている。その上得体のしれない水で濡れていて座る気がしない。それで壁に寄りかかり読みかけの小説を取り出したのだが、どうにも落ち着かない。
普段一人で外出することなど滅多になかった。今日一日は友達も家族も身につけていないむき出しの自分を、誰もが嗤っているように思えて仕方なかった。大丈夫、ここには怖い人はいない。そう自分を勇気づけた。
電車を待つ人は、日向を含めて四人しかいなかった。ピンクのジャージと黒のトレーナーを着たヤンキー座りの女子二人とまつ毛バサバサのOLっぽいお姉さん。日向に興味を持っている人は居ない。
時刻は七時過ぎ。日向が駅に戻る途中に夕陽は完全に沈みホームの蛍光灯が灯り始めていた。日向はまたため息をついた。朝は良かった。首尾良く青春18切符を手に入れ、どこまでも行ってやると拳を握りしめていた。
自分の立てた計画に満足していた。想像は甘く輝き世界は日向に微笑むのに現実は何だ。電車を右も左も確かめず乗りつぎ、ひたすら田舎っぽい方へ進んできたが、日向が望むものは得られなかった。
知らない町はそれなりに珍しかったが、すぐに飽きた。あんなに待ち遠しかったのに、切符は一万ちょっともしたのに。日向は反省もしていた。見たいものや食べたいものを決めるべきだった。
旅人を気取ってみたいだけだったがお題目でも目的がなければ達成感がない。トイレにでも行こうかなとホームを出ると、改札口からハゲの大人を筆頭に揃いの青ジャージ男子たちがやってくるのに気づいた。
日向は眉を潜めたがその中に見知った顔を見つけて愕然とした。(山本…?)向こうも日向を目敏く見つけた。「石田⁈お前なんでこんなとこにいんの?」日向は言葉に詰まった。
素直にひとり旅しに来ました、とは言えない。山本は運動部集団から離れ、日向のところへ来た。「久しぶり。」と日向は言った。「ああ、久しぶり。みんな元気か?」山本が日向に快活に笑いかける。
山本はぐんと背が伸びていた。「お前まだその眼鏡なんだ?」日向は一瞬で舞い上がった。山本は覚えていたのだ!中学二年生のとき眼鏡を嫌がった日向を宥めて、今の赤縁眼鏡を選んでくれたのは山本だった。
714名無し物書き@推敲中?:2012/03/30(金) 02:10:00.83
読むから良いのだけ教えて
715普通評価:2012/03/30(金) 02:26:06.38
>>714「デザインが好きなの。」少し嘘をつく。本当は忘れるようで嫌だったのだ。「照れるな、おい。」山本はまた笑った。
日向は脳まで火照って山本が話題を振るのにどもりながら答える。安っぽい蛍光灯の明かりの下でも山本は凛々しかった。
日向はドキドキしていた。あの時言えなかった気持ちを今なら言えるかもしれない。私山本のお陰で…と切り出そうとした時、先にホームに行った部員が山本を呼んだ。
「おいっ彼女が待ってるぞっ。」…山本はあくまで爽やかにじゃあ頑張れよと言って何時の間にか来ていた電車に乗って行ってしまった。ピンクジャージと腕を組んで。
日向は泣きながら一時間待った。もうホームには誰もいない、と思ったら時間ギリギリにサラリーマンらしき男が来て、日向を好奇の目で見てくる。日向は泣いた顔を隠しもせず、電車を迎えた。
車両の明かりがキラキラと輝く。車体の細かな作りまで今の日向には見える。初めて眼鏡をかけた時、全てが立体的で、迫力があって、映画かゲームの背景みたいだと感激した。
駅に着いた電車から人が出てくる。ニキビがひどい女子、たらこ唇の学生、しかめ面したお姉さん。みんなはっきり見えた。日向は顔が綺麗ではなかった。性格も暗かった。眼鏡をかけると一層老けて暗く見えた。
しかし日向は今堂々と世界に向かっている。ぼやけきった視界を捨てられたのは山本がこういったからだ。「眼鏡かけても石田は可愛いのに。」電車は泣き疲れた日向を優しく眠らせて運んで行く。

紛らわしくてごめん。切れなかったorz,一スレじゃないとワイ杯の意味ないのはわかってる。普通評価お願いします。
716名無し物書き@推敲中?:2012/03/30(金) 02:30:07.71
>>709
これがよさげ
717名無し物書き@推敲中?:2012/03/30(金) 02:47:49.53
悔しいが>>712のアイデアは光ってるな〜
718名無し物書き@推敲中?:2012/03/30(金) 02:53:11.93
今のところ712をおす。
三連続予想的中なるか?
719名無し物書き@推敲中?:2012/03/30(金) 02:58:06.54
悔しがることはない
誰でも自作のアイデアは光って見える
720名無し物書き@推敲中?:2012/03/30(金) 03:12:48.17
>>709はひどいな
>>712は着想は上手いんだが文章が今一つ
721名無し物書き@推敲中?:2012/03/30(金) 03:26:12.21
悔しいが709の突飛さは武器だな
722ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2012/03/30(金) 04:07:34.59
>>713>>715
>想像は甘く輝き世界は日向に微笑むのに現実は何だ。
(世界が日向に微笑む比喩はわかり易い! 想像は甘く輝き、の部分は輝きが甘いと云う表現に見えてわかり辛く感じた!)

>旅人を気取ってみたいだけだったがお題目でも目的がなければ達成感がない。
(この一文は雑然として読み難い印象を受けた!
 『お題目』は主張だけで実行に移せない時に使われる! お題目を唱えた時点で目的には成り得ないように思った!)
ワイの場合
 旅人を気取ってみても目的がなければ達成感は得られない。

>日向は一瞬で舞い上がった。山本は覚えていたのだ!中学二年生のとき眼鏡を嫌がった日向を宥めて、今の赤縁眼鏡を選んでくれたのは山本だった。
(感嘆符のせいで日向の心の声が間に挟まっているように見えた!)

主要な人物の日向の容姿が最後の方で語られていた!
何かの伏線にも見えないので読者の想像を助ける為に早い段階の提示が望ましい!

地の文と山本の発言が食い違うので日向の本当の顔がわからなくなった58点!(`・ω・´)
723ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2012/03/30(金) 04:08:01.96
第十回ワイスレ杯参加作品

>>626 >>649
>>650 >>656
>>659 >>665
>>672 >>681
>>682 >>684
>>699 >>709
>>710 >>711
>>712

この数ならば上位五作は発表できる!(`・ω・´)
724名無し物書き@推敲中?:2012/03/30(金) 04:41:31.49
>>713
ヒュウガなのかイシダなのかどっちなんだ! イシダは旧姓?  …ああヒナタちゃんね。
感覚的な表現を頑張っていてその配分バランスもいいが、意味の伝わりにくいものが多い。
だが全然駄目という表現は、ほぼ無く、単に仕上げが足りない。口に出してみておかしくないか
丹念に推敲すべき。最初の三行くらいの慎重さで。
文の素材がいい。初めて眼鏡をかけた時のように見違えるだろうよーハッハ
どうせなら一人称で書き直して1レスにしてみたら?
725名無し物書き@推敲中?:2012/03/30(金) 04:59:31.16
>>626
これが優勝
726名無し物書き@推敲中?:2012/03/30(金) 05:09:01.61
今で半分くらいか。折り返し地点といったところなのかね。
これまでの投稿作を読んでみて、
>>665>>699の二作が抜けてるかな。
そのあとが>>711くらいか。

しかし、>>699の最後の一行は余分だな。
作者はリズミカルに幕を引いたつもりだろうが、
作品の品位を貶めるだけで、もったいないと思うね。

>>713はその内容なら千文字に納まると思うぞ。まだまだ推敲の余地はある。
必要と思えることだけ抜き出してみたらどうだ。
千文字に納めてみると、意外とすっきりして完成度も上がったりする。
727名無し物書き@推敲中?:2012/03/30(金) 07:36:01.65
>>672
これが抜けてるよ
728普通評価:2012/03/30(金) 07:59:34.37
>>715の>714は>>713アンカミス。自分のやつ推したみたいになってる
>>722確かに甘い輝きって意味わかりません。
文章作法からやり直します。山本のはお世辞だけど……三人称って難しい。
お世辞でも嬉しかった。とか付けたらいいのか
的確なご指摘ありがとうございます。
>>724登場人物少ないし三人称の意味はあまりないか。眼鏡は実体験>>726いい感じになったら再度挑戦する
読んでもらって嬉しかった。ありがとう
729名無し物書き@推敲中?:2012/03/30(金) 09:23:39.56
>>682
優勝おめでとう
730名無し物書き@推敲中?:2012/03/30(金) 09:52:59.00
自演大会だな
731ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2012/03/30(金) 11:00:43.26
第十回ワイスレ杯の応募期間が今日を含めて残り二日となりました!
締め切り間際の駆け込み投稿は他作品との熾烈な争いになりますことをご容赦ください!
第十回ワイスレ号は定時に発車いたします! 流れに乗り遅れないようにお願いします!
                             ____
                             |=☆=|
結果発表までワイが務めさせていただきます!(`・ω・´)ゞ
732名無し物書き@推敲中?:2012/03/30(金) 11:35:42.55
今回もワイさんはノリノリですね
733上久保省太 ◆SRLJbawRsQ :2012/03/30(金) 12:11:06.57
ワイ、なぜ機嫌がいい?
734名無し物書き@推敲中?:2012/03/30(金) 18:29:01.82
公募の結果は?
735秋吉君@至福のネカマ星 ◆2itMTGf8Qk :2012/03/30(金) 19:43:53.79
金・土でどこまで伸びるか。
736秋吉君@至福のネカマ星 ◆2itMTGf8Qk :2012/03/30(金) 19:54:09.03
OH!今気づいたがまだ8時前か!うほほほ夢が広がるのう。
もう一個つくろうかのう・・・・
737第十回ワイスレ杯参加作品:2012/03/30(金) 20:03:58.72
Phase1
アキラ隊員の操縦する日産の軽が、勇鉄駅の駐車場に滑り込む。
Phase2
アスカ女性隊員が六番線ホームから特急に乗り、カフェ・ラテ片手に指定席へ着席する。
Phase3
ゴリラ隊長が駅ビル最上階のレストラン窓際に座り、物憂げな表情でコールボタンを押した。
――Phase to united
勇鉄駅とその複合施設は変形、合体。巨大人型兵器となった。
738秋吉君@至福のネカマ星 ◆2itMTGf8Qk :2012/03/30(金) 20:08:37.27
カフェ・ラテって、コーヒー牛乳のことじゃん
739ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2012/03/30(金) 21:05:11.48
>>733
普段通り!(`・ω・´)

>>734
四月の上旬になるらしい!(`・ω・´)

>>737
これでいいのか!(`・盆・´)
740名無し物書き@推敲中?:2012/03/30(金) 21:49:24.01
>>739
これでエントリーをお願いします。
741ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2012/03/30(金) 21:55:52.07
>>737
駅周辺が変形して巨大人型兵器になる意味がわからない!
何に対してそのような大掛かりなことをしなければいけないのか!
変形の範囲が広いので関係のない人々を巻き込む可能性も考えられる!
ワイの判断で参加作としては認められない!
物語の背景がわからないので通常の点数にも無理がある!

作者には物語性のある文章を期待する!(`・ω・´)
742秋吉君@至福のネカマ星 ◆2itMTGf8Qk :2012/03/30(金) 21:57:09.96
( ´@盆@)ライバルが手抜き作を出すのは、一向に構わない。みつを
      今回秋吉君は最低4作投下する。
      入選0の場合は即引退(←トレンド)のサドンデス。
       おめーら、秋吉君を引退に追い込んでみろっ!
743名無し物書き@推敲中?:2012/03/30(金) 22:44:43.06
「絶対、帰ってくるからな。土産楽しみにしてろよ」
二人の妹達の頭を両の手で撫でるトオルの声には、どこか張りが無かった。
惑星間鉄道が開発されて、数世紀。
当初絶望視されていたその計画も、シャトルに代わる安価な移動手段としての登場が期待され、こうして日の光を浴びることとなった。
二百年後には、人類が居住する全惑星に鉄道を通すに至る。が、しかし、それで何かが変わったわけでもない。
宇宙政府の要職は地球を含む天の川銀河出身者で占められ、遠隔地ではほとんどの者が貧しい生活をしていた。
そんな中の一人であるトオルも、妹達により良い生活をさせてやるため、出稼ぎに出ようとしていた。
ホームには彼ら以外の乗客はいない。
トオルの前にある電車は、何か意図があるのか、それとも考案者のユーモアなのか、旧世代の電鉄のようなフォルムだった。
「兄ちゃん……」
下の妹、ミカはトオルを不安そうに見上げている。上のユカも同じだった。
「大丈夫だって。母さんの面倒、頼んだぞ」
彼らの母親、エミは体を病んでいた。それも、トオルが出稼ぎに行く理由の一つなのだった。
「でも、お医者さんはもうだめだ、って……」
「そんなのわかんないだろ」
「でも……」
「せっかく首都星で働けるんだ、いい薬を沢山買っておくさ」
嘘だ。彼が働きに行くのは首都星ではなく、鉱山惑星。
重機の持ち込めない坑道には、高価なロボットを壊すリスクを侵すよりも出稼ぎの人間を安い給料で突っ込む方が割に合っているのだ。
鉱山の仕事は危険、それは昔から決まっている。大抵は落盤で潰され、運が良くとも粉塵で肺を悪くする。
だが、そんなことを妹達に言うわけにはいかないのだった。
『三番ホームより、小マゼラン線首都星ヘケト・パクナ行き、間もなく発車致します、三番ホームより……』
時折雑音の混ざるスピーカーが告げる。
「じゃあな、二人とも。給料ちゃんと送るからな」
「兄ちゃん……」
ピィィ、と合図が鳴り、ミカの声はかき消された。
トオルの乗った電車が動き出す。すぐに妹達の姿は見えなくなり、駅も遠くへ離されていく。
『間もなくこの車両は大気圏に入ります。窓はお閉めくださるようお願い致します……』
窓を閉めたトオルは小さく息をついた。
彼は、妹達が「嘘つき」と呟いたことを知らない。
744名無し物書き@推敲中?:2012/03/30(金) 22:45:46.45
↑でお願いします。
ワイさんの仰る「駅」に相当するかどうかわかりませんが……。

もしダメでしたら明日中に別のを上げますね。
745第十回ワイスレ杯参加作品:2012/03/30(金) 23:23:15.74
 サイコリーディング――触れた対象の思考を読み取る能力。由佳が重体の友人エリから得たのは、満員電車で罵声を浴びせる男の映像、そして暴行の記憶だった。
 慣れない切符を購入し、朝の駅のホームへ。発車間際の満員車両に飛び込む。ドアが閉まり、揺れ出す車内で由佳は男を捜した。
 人を掻き分け進むなか、触れた乗客の痴漢妄想や殺人願望が頭に入り込む。危険だが、急を要することではない。無視して次の車両へ急ぐ。
 三つ目の車両で男の特徴的な金髪を発見した時、自分の無計画さに舌打ちをした。相手が凶器を持っていた際に対処する術がない。スタンガンでも購入しておくべきだった。
 しかし機会を逃すわけにはいかない。列車が停止する。ドアが開き、男が降りる。由佳は人に打ち当たりながら走る。
 下車する直前、妙なビジョンが頭を掠めた。数種の粉、コード、少女の笑顔――。咄嗟に振り向くが、無情にもドアは閉まる。疑念の中で、由佳は男を追った。
 駅前ロータリーで金髪を羽交い締めにした時、全てが判明する。
「何だよ、離せよ!」彼の頭に暴行の記憶はない。代わりに、怪しげな袋を持った少女を車両から追い出す映像を見た。
 次の瞬間、一帯は爆音に揺れた。
746名無し物書き@推敲中?:2012/03/30(金) 23:23:53.23
>>741
失礼しました。
747第十回ワイスレ杯参加作品:2012/03/30(金) 23:24:26.82
 ちいさなホームに立ち、男はちいさく深呼吸をする。ここから始まるのだ。男は考える。ようやく街に出るのだ。ベンチの埃を
払い、掌に汚れがつかないのを確認して男は腰をおろす。この日のために仕立てたスーツだ。こんな所で汚すわけにはゆかない。
自らに開かれた未来を想い、男は頬を緩める。
「どちらまで?」いつの間にか隣に老人が座っている。
 惨めなまでに腰が曲り、おそろしく痩せ細った老人だ。着ているものはもはや服と呼ぶには憚られる。かつて背広であったらし
いが、草臥れ果てほとんど原型をとどめていない。男は思う。自分はこれから人生を始めようとしているのに、この老人はこんな
所で終わりを迎えようとしているのだ。
「終点の街までです」「街にはもう何度も?」「いいえ、はじめてなんです。」「お仕事か何かで?」「仕事、といいますか…、
人生そのものを、ですね。あたらしく始めようとおもいまして。この駅はいわば、私の人生の終わりであり始まりでもあるのです」
「私もかつて、街で暮らしたことがありました。」老人は身の上話を始める。街での華やかな生活、成功と裏切り、恋愛とその破
局、挫折、そして失意…。話に引き込まれた男は、老人の人生をともに生きた気分になる。
 遠くで汽笛が聞こえる。
「おや、ずいぶん長々とおつきあいいただいてしまった。お疲れでなければいいが」「いえ、疲れてなど…」喉が渇いているため
か、声が嗄れている。立ち上がろうとするも、長時間座っていたためか、膝に力がはいらず、よろめいてふたたび尻が落ちる。
「この駅は終わりであり始まりである、そのとおりです。しかしより正確には、始まりの終わり、あるいは終わりの始まりというべ
きでしょう」
 汽笛の音が近づく。老人は立ち上がる。男は老人を見上げる。老人はもはや老人ではない。新しいスーツに身を包んだ働き盛りの
男だ。かつて老人であった男は憐れむように微笑みかける。
「なに、気にすることはありません。始まりは終わり、終わりが始まる。先は果てしなく長いのです」
 かつて老人であった男は颯爽と汽車に乗りこむ。男は走って追いかけたいとおもう。そして問いただしたいと。しかし、それが不
可能であることもまた、わかっている。男は視線を落とし、骨張った、染みだらけの、紙屑のような両の手を眺める。
748第十回ワイスレ杯参加作品:2012/03/30(金) 23:27:32.97
 好き。高校の頃、気づけば見ていた彼女の顔。子供っぽいようで、話すと意外としっかりしてる。彼氏がいるのか気になって、ある日ストレートに訊いてみた。
「いるわけないじゃん」
 てっきり、いないわけがないと思っていた。
「私可愛くないもん」
 そう言われても、一週間後にはいるかもしれない。もしかしたら明日かもしれない。放課後の廊下で話せるのは、これが最後かもしれない。
「――僕と、付き合って」
 苦しい想いをぶちまけるような気持ちだった。当たりでもはずれでも、全部を彼女にぶつけたかった。
 驚いていた彼女。僕が不安でいると、その顔はだんだん笑顔に満ちていく。
「乗った!」
 手を握られて、僕も笑った。
 春の小道を一緒に歩いた。夏は海へ。秋の大食い対決。冬は炬燵で向かい合う。
「どうしても、東京芸大に行きたい」
 ペンを止めて彼女は言った。じわりと僕の手が汗ばんだのは、多分炬燵のせいじゃない。彼女には夢があった。憧れの女優の母校で学びたいと常々言っていた。
「それがいいよ」明るい声を出した。僕は農家を継ぐから、必然と別れとなる。
 二人しての猛勉強が始まった。「あきらはしても意味ないよ」「意味ないけど、教えられるから」彼女の助けになれれば、それで良かった。
 三度目の冬、合格発表の日、家の前で彼女に泣かれた。ありがとうと言われ、抱きつかれた。

 今、駅で彼女の帰郷を待っている。
 デザインの勉強は楽しいとのこと。女優とちぐはぐだけど、彼女らしい。
 停止した新幹線のドアが開いて、雑多な人波が溢れ出す。
 僕は目を奪われている。少し長い髪、こちらに気づいた彼女の、あの頃の笑顔。
「やあ」駆け寄ってくる。途中、面白いぐらい綺麗に躓いて、僕はそれを受け止めた。
749747:2012/03/30(金) 23:29:38.07
 ちいさなホームに立ち、男はちいさく深呼吸をする。ここから始まるのだ。男は考える。ようやく街に出るのだ。ベンチの埃を
払い、掌に汚れがつかないのを確認して男は腰をおろす。この日のために仕立てたスーツだ。こんな所で汚すわけにはゆかない。
自らに開かれた未来を想い、男は頬を緩める。
「どちらまで?」いつの間にか隣に老人が座っている。惨めなまでに腰が曲り、おそろしく痩せ細っている。着ているものはもは
や服と呼ぶには憚られる。かつて背広であったらし いが、草臥れ果てほとんど原型をとどめていない。自分はこれから人生を始め
ようとしているのに、この老人はこんな 所で終わりを迎えようとしている。男は憐れみをおぼえる。
「終点の街までです」「街にはもう何度も?」「いいえ、はじめてなんです。」「お仕事か何かで?」「仕事、といいますか…、
人生そのものを、ですね。あたらしく始めようとおもいまして。この駅はいわば、私の人生の終わりであり始まりでもあるのです」
「私もかつて、街で暮らしたことがありました。」老人は身の上話を始める。街での華やかな生活、成功と裏切り、恋愛とその破
局、挫折、そして失意…。話に引き込まれた男は、老人の人生をともに生きた気分になる。
 遠くで汽笛が聞こえる。
「おや、ずいぶん長々とおつきあいいただいてしまった。お疲れでなければいいが」「いえ、疲れてなど…」喉が渇いているため
か、声が嗄れている。立ち上がろうとするも、長時間座っていたためか、膝に力がはいらず、よろめいてふたたび尻が落ちる。
「この駅は終わりであり始まりである、そのとおりです。しかしより正確には、始まりの終わり、あるいは終わりの始まりというべ
きでしょう」
 汽笛の音が近づく。老人は立ち上がる。男は老人を見上げる。老人はもはや老人ではない。新しいスーツに身を包んだ働き盛りの
男だ。かつて老人であった男は憐れむように微笑みかける。
「なに、気にすることはありません。始まりが終わり、終わりが始まる。先は果てしなく長いのです」
 かつて老人であった男は颯爽と汽車に乗りこむ。男は走って追いかけたいとおもう。そして問いただしたいと。しかし、それが不
可能であることもまた、わかっている。男は視線を落とし、骨張った、染みだらけの、紙屑のような両の手を眺める。
750747:2012/03/30(金) 23:30:47.67
ワイさん、747の訂正版749でエントリーお願いします。
751第十回ワイスレ杯参加作品:2012/03/30(金) 23:34:02.01
「はい、お股広げてね。そしたら、しゃーって、していいよ」
 少女は言われるがままにベンチで放尿した。駅のホームを行く通行人の目を引いた。
 恍惚の表情。野外の風が秘部を撫でている。少女はやや上を見て言う。「ほんとう。気持ちいい……」
「もっと気持ちよくなろうか」
 そうして、少女へ自慰の手順が教えられる。指が導かれる。通行人は皆足を止め、しかし声をかけることはできない。
 少女の息が荒くなる。一心不乱に、その意味もわからない行為に没頭する。「由佳ちゃん!」少女の母親が現れ、「ああ……」娘の姿に卒倒しかかる。
「ママぁ、きもちいいよぉ」少女は胸への愛撫もしつつ、ぬるぬるになった秘部への指挿れも行っていた。シャッター音が鳴る。携帯を構え、撮影する通行人が現れる。
「やめて、撮らないで」母親が前に出る。
「撮ってぇ」少女は被写を受ける快感を知る。
「ココを触りながら、もっと奥を」更なる指示により、「あっ……うぅー」少女は絶頂へと近づく。
「そこまでだ」
 人集りを割って美形の青年が現れた。
「悪質な地縛霊よ、無に還るがよい――隠、漠、明、深、念!」両手で結印。
 少女の前に黒煙が生じる。「アアアア……」断末魔の悲鳴。
「除霊完了」青年は身を翻し、颯爽とホームを去る。
 彼こそが『汕界荒厄師』――亡者を祓う一族の末裔である。
752第十回ワイスレ杯参加作品:2012/03/30(金) 23:36:32.53
 駅で姪の友香里を見送った。
「上に昇る列車、凄いな」
「うん……色々変わったよ、駅も街も」
 俺が石器時代へ調査に行ってる間に、この国の政権は一つ目の宇宙人に乗っ取られていた。景色は一変していた。灰色の街。帰る時代を間違ったかと錯覚した程だ。
「それじゃあね」と言い、友香里は防爆ガラスの向こうへ。急いで呼びかける。「お前はどこだって上手くやれるよ」勤め先も上司も変わって、苦労も並ではないだろう。「頑張れ」手を振った。
 駅の外からその光景を見た。列車は巨大な蜘蛛に絡め取られた。「友香里!」走り出した俺の目の前で、列車は空の切れ目に消失した。
 星間戦争が始まった。一つ目達を憎みつつも、姪を奪った敵宇宙人を淘汰する為、俺は軍に入った。戦闘機に乗り、暗黒の空に現れる蜘蛛と戦った。
「赤蜘蛛――エースか」動きが異常に速い。捉えられる――。
 寸前で腕輪を起動。俺と乗機は一瞬だけタイムスリップする。しかし制約の為、元の時代へと戻る。眼前には赤蜘蛛の背中がある。「ガラ空きだ」レーザーシュート、撃滅。
 戦局は優勢。俺の部隊は先行し、敵星への突入作戦を開始する。空中の敵を粗方墜とした後、「全機哨戒。俺一人でいく」機を降り、巨大な繭の中へ。
 敵首脳部の個体に戦闘能力はない。頭のみ肥大した小型蜘蛛を次々撃ち倒して進む。これは復讐だ。蜘蛛の王を殺したら、次は一つ目をやる。
 大広間に出た。白い蜘蛛が玉座にいた。
 銃を構えた瞬間、レーザー光を見る。俺は背後から胸を貫かれている。
 苦痛の中振り向いた先に、蜘蛛の身体の女がいた。
「友香里……」意識が遠のく。
「叔父さん」銃を向けて笑った。「私、どこだって上手くやれるのよ」
753秋吉君@至福のネカマ星 ◆2itMTGf8Qk :2012/03/31(土) 00:15:56.77
ラッシュきたーーー!
754名無し物書き@推敲中?:2012/03/31(土) 00:37:45.03
珍しく、作品それぞれのレベルが高くないか?
755名無し物書き@推敲中?:2012/03/31(土) 00:52:09.60
672とか最高だな
756第十回ワイスレ杯参加作品:2012/03/31(土) 01:04:13.36
Phase1
アキラ隊員の操縦する日産の軽が、勇鉄駅の駐車場に滑り込む。
Phase2
アスカ女性隊員が六番線ホームから特急に乗り、カフェ・ラテ片手に指定席へ着席する。
Phase3
ゴリラ隊長が駅ビル最上階のレストラン窓際に座り、物憂げな表情でコールボタンを押した。
――Phase to united
勇鉄駅とその複合施設は変形、合体。巨大人型兵器となった。

斜めになったホームを滑っていく梢の手を、博之が掴んだ。「ひろっ。何これ、どういうこと!」彼女の足下に街の景色が遠のく。人が無残にも落下していく。
「防衛軍だ。あいつら遂に駅まで改造しやがった」
「何それ、意味わかんないよ!」
「俺も意味がわからない。敵がいるわけでもない。奴らはお遊びでやってるとしか思えない」博之はどうにか梢をベンチの上まで引っ張り上げた。
遠距離恋愛、半年ぶりの再会の日。博之は無思慮に彼女を勇鉄市に呼んだことを悔やんだ。
だが、謝罪をした彼を梢は責めなかった。「ふざけたことはやめさせなきゃ。上に登りましょ」決して挫けず、とことん前向き。博之が見染めた彼女の一面だった。

十分後、巨大兵器頭部で頬杖をつくゴリラ隊長の元に、博之と梢が現れる。隊長の手元にはコールボタンのみ。「操縦機の類はないのか」博之が言う。
虚ろな目で向いた隊長の頬を、梢が引っ叩いた。
「意味のないことばかりしてるから、鬱っぽくなるのよ。今すぐ戻しなさい」
隊長の目から涙。「はい……」と言い、コールボタンを押す。
勇鉄駅の変形は解除された。ゴリラ隊長以下三名は無差別殺人含む諸々の罪で逮捕された。
博之が梢に圧倒された今日であるが、彼女もベッドの中では只の女だ。「ひろ……好き」彼の手に撫でられ、幸せな眠りにつく。
757名無し物書き@推敲中?:2012/03/31(土) 01:12:49.17
>>709
をおす。
758名無し物書き@推敲中?:2012/03/31(土) 01:31:24.58
周囲の喧騒以上に自分の息遣いが頭に響く。そう混んでいない駅の改札前で人とぶつかった。
「すみません」と謝り、改札を通った。ホームへの階段を私はゆっくりと登る。
なぜ、歩いているのか。足元がおぼつかない。なぜ会社に行くのか。守るべき家族はもういないのに。息子達も妻の元へ行った。
会社に行っても待っているのは同情と残業。私はホームに着いた。
これからどうすればいい?どうすれば人生の成功者になれる?
人より先に行けばいいのか?足元も目の前もふらふらする。人より先に。衝動的に足を踏み出す。到着のアナウンスが響く中、私は人より先に一歩を踏み出した。
死ぬのは怖くない。失うものは、もう、無い。
電車が迫ってくる。車輪の音が大きくなる。死は怖い。怖かった。
私は反対のホームに走った。しっかりとした足取りだった。
線路内からホームへ登る。上半身がホームに上がった時、私は見た。人。人。人。
驚いた表情と、その裏に混じる感情。
私は思わず、動きを止めた。
しかし、一人の青年が私の手を取り、ホームに引っ張り上げた。まだ幼さの残る、あばた面の青年だ。彼が私をホームの端に連れて行く。
そこで私は、はっと正常な意識が戻るのを自覚した。恐ろしさがこみ上げ、私は彼のまだ新しいスーツに顔をうずめ、泣いた。彼の、私をなだめる低い声がスーツを通して私の頭にじんわりと響いた。
彼は泣き止んだ私に名刺を渡し、数本遅れの特急で会社に向かった。

私が会社に着いたのは、入社時刻ギリギリだった。ほうけた様に仕事をして、昼休みに何時もの珈琲を持って、休憩室のテレビを見ていた。
緊急ニュースが入っていた。特急が横転したそうだ。次々と切り替わる、死者の名前のテロップの中に、名刺と同じ名前を見つけた。私の目の前がふらふらとおぼつかなくなった。

西野大介 享年76歳 死因:末期ガン

三十歳を過ぎて起業し、一躍人生の成功者となった。
「亡くなった者の分まで生きる」をスローガンとする、事故や事件の遺族支援の慈善事業の主催者でもあった彼の死は、再婚した妻と、二人の息子達に看取られた、穏やかなものであった。
ホスピス療法により、死までの時間を有意義に過ごし、妻と息子達にそれぞれ最後の言葉を遺した後、虚空に「すまない」と呟き、世を去った。

その死に顔に幸せの色は無かった。
759名無し物書き@推敲中?:2012/03/31(土) 01:32:24.75
>>758
あ、第十回ワイスレ杯参加作品です。
760第十回ワイスレ杯参加作品:2012/03/31(土) 02:26:08.44
「あれっ」
 ブブー、だって。なんかSuicaが弾かれるんだけど。どゆわけ? あたしこれから学校なんですけど。
 なんか隣の改札でもおんなじことが起こってる。わあ、サラリーのおっさん超苛立ってる。「どーいうこった駅員!」だって。
「少々お待ち下さい」駅員が飛んできて改札を調べ始めた。ひとしきりいじってから、「うーん、ちょっといいですか」って手を出してきたので、Suicaを貸してあげた。ブブー、エラー音。「あれぇ」
「あれぇ、じゃねえよ! 電車間に合わねーだろ、くそ」おっさんはそう言って券売機に向かった。あっ、切符か。イライラしてても、やっぱり大人だなぁ。頭いい。あたしも真似しよう。
 ブブー、切符は改札から戻された。おっさんは無言で仕切りを跨ぎ、乗り越える。「いいよな、金払ったんだし。ほら、あんたも来な」差し出された手を握って、あたしは改札の向こうへ。うへえ、べたべたしてるう。けどなんかロマンスかも。
 並んで階段を駆ける。あたしとおっさんがホームに出たと同時に、閉まる電車の扉。「あー!」間に合わなかった。
「くそっ、カスJRのせいで」携帯を取り出して電話をかけるおっさん。「遅刻の連絡だよ。あんたも学校に一応かけな」
「そっか」あたしもスマホを出して電話をかける。プルルル、プルルルル……。
 ブブー。
「ええー?」いったいどゆことよ。隣を見るとおっさんも同じ状態みたいだし。あたしたち、ハメられてんの?
 と、そのとき、おっさんとあたしの間に謎の亀裂発生。「え?」そこから現れる豚のような生物。驚くあたしたちに、豚は言う。「僕は次元の管理豚。君たちは別の次元から来たようだね」
「なんだそりゃ」とおっさん。
「次元バグの影響かな。戻してあげたいけど、バグを全部消してからじゃないとダメなんだ。手伝ってくれる?」
 こうして、あたしとおっさんと豚の次元バグ修正の旅は始まった。相棒がおっさんかぁ、って思うけど、彼氏に振られたばっかだし、こういう出会いもいいかな。
761第十回ワイスレ杯参加作品:2012/03/31(土) 02:29:29.06
 シロさんは八把野駅に住んでいた。シロさんは言うまでもなくホームレスで、六把野駅は廃駅だった。都市開発とかなんとかで、近くに大きな駅を作るために潰れてしまったのだ。
 もと駅の八把野と、もと人間と呼ぶにふさわしいシロさんは相性が良かったようで、ホームの淵に腰掛けて足をぶらぶらさせているシロさんはホームレスながらいい絵を作っていた。
 あのひとには近づいちゃあかんよ、とお母さんから言われていたのだけれど、飄々と生きているように見えるシロさんは子供心に羨望を抱かずにはいられなかったものだ。

 一度だけシロさんと話をしたことがある。その日、僕は思春期らしく受験だの友人だの親だのに悩んで、夜にこっそりと家を飛び出したのだった。
 明確な理由もなく涙を流し、鼻を鳴らして歩く僕に、街灯に照らされたシロさんが、おいでおいで、と手招きしたのだった。シロさんはホームに胡坐をかいていて、なんだか格好よかった。少し怖かったけれど、僕はシロさんの隣に座った。
 シロさんは、ようきた、と笑い、ワンカップをぐいと飲んだ。がたんがたん、と最終電車が僕たちの前を通り過ぎ、光と音が闇の中に薄れていった。空になったワンカップの空瓶を線路の向こうの草むらに投げて、シロさんが口を開いた。
「この駅、わしにそっくりやろ。ちゃんとした駅の形しとんのに、電車は見向きもせんで通り過ぎてく。見た目は普通の駅と変わらんのに、もう駅としての役割を失くしてしまっとる」
 ふう、と前歯の欠けた口を隠そうもせず、シロさんは溜息を吐く。そうして、
「きみはあかんよ。ちゃんと電車が止まる駅にならんとあかん、ちゃんとした駅にな。なにが嫌んなったか知らんけど、駅でおったら電車は止まってくれるし、人は寄ってくれるでなあ」
とまじめな顔をして言って、恥ずかしくなったのか顔を伏せてけたけたと笑った。僕はシロさんが何を言っているのかよくわからなかったけれど、なんだか落ち込んでいるのがばからしくなって、あはは、と笑い返した。
 笑いやみ、お互い無言で少しぼんやりしたあとに、ありがとう、またね、と僕が言うと、シロさんは少し寂しそうな顔をして、せやな、またな、と独り言のように呟いたのだった。
 翌週に八把野駅には工事の人が来て、使われなくなった駅は一週間もしないうちに跡形もなくなってしまった。あれからシロさんの姿は見ていない。
762第十回ワイスレ杯参加作品:2012/03/31(土) 02:30:27.04
>>761
×吐く
○吐いた

訂正を。
763ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2012/03/31(土) 02:32:46.93
第十回ワイスレ杯参加作品

>>626 >>649
>>650 >>656
>>659 >>665
>>672 >>681
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>>749 >>751
>>752 >>756
>>758                  .____.
                     .|=☆=|.
深夜のラッシュアワーであります!(`・ω・´)
764ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2012/03/31(土) 02:35:48.70
第十回ワイスレ杯参加作品
>>626 >>649
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>>761

ラッシュアワー継続中!(`・ω・´)
765ワイスレ杯参加作品「明日の電車」:2012/03/31(土) 03:03:13.75
 車椅子を引いた男は、今日も駅のホームに現れた。
 私がこの駅に配属されてから二週間経つが、午後二時四十分ころになると男は必ずやってきて、ホー
ムで時間を過ごす。二時五十五分の電車が到着しても、男と車椅子の老婆は電車には乗らず、発車し
て暫くすると二人は帰ってゆく。これが、二週間毎日続いている。不思議に思っていた私は、男に声
をかけてみた。
「いつも、この時間に来られているようですが、乗らないんですか」
「駅員さんが不審に思ってるのは分かってましたよ」男は特に驚いた様子を見せなかった。「老いた
母を連れて毎日駅へ来ているのには、理由がありましてね……。弟が、二時五十五分の電車でこの駅
に着くはずだったんです、ひと月前にね」
 男には年の離れた弟、老婆にとっては一番下の息子がいた。四十を過ぎて授かった子で、母親は特に
可愛がっていたという。が、その最愛の息子、義彦が二十歳のとき、風俗勤めの女を連れてきた。
「母は猛反対しました。弟も若かった。家を飛び出しましてね、以来十年間音信不通だったのですが、
ひと月前弟から便りがありました。女とは死別して、家に帰ってくるというんです。母は喜びました
よ」男は笑みをみせる。「ところが当日、弟は、アパートを出て駅へ向かう途中、交通事故にあった
のです。母は……弟が死んでからというもの、気力も体力も失って、すっかりボケちゃいました。弟
が生きていれば乗っていたはずの、二時五十五分の電車が着くころになると、『義彦を迎えに行かな
いと』ってね、騒ぐんです。だから私は、こうして毎日母を連れてきては電車を待ち、そして見送る
んですよ」
 ちょうど、二時五十五分の電車が駅に到着した。降りる客の中に老婆の息子の姿はない。
「義彦は?」電車が駅を離れて暫くすると、老婆はつぶやいた。「義彦は乗ってなかったのかねえ?」
「母さん、きっと、日にちを間違えたんだよ。今日じゃなかったみたいだ」男は優しく言った。
「そうだねえ、日にちを間違えたんだねえ」
「ああ。間違えたんだ。義彦はきっと、明日の電車に乗って帰ってくるんだ」
 そう言うと男は、なんとも寂しそうな表情で私に会釈をし、車椅子を押して駅から立ち去った。
766第十回ワイスレ杯参加作品:2012/03/31(土) 03:13:09.47
「ばいばい」
 女はそう言って子供をホームに向かってどんと押した。じい、とベルが鳴り、電車のドアは閉じてしまった。
 子供はしばらく呆然としていたが、がたんがたん、という音が遠ざかり、ホームに静寂が訪れると共に、ぎゃあぎゃあと涙を流しながら叫びだした。
 一部始終を見ていた青年は、目の前で起きた出来事に咄嗟に脳の処理が追いつかず、子供と共に呆然としていたが、子供の泣き声が聞こえ、コドモがステラレタ、と脳の処理が進んだ頃にようやく焦り、駅員を呼びに走った。
 駅員は、あまり脳の回転が速くないであろう青年のしどろもどろな説明と、泣き叫ぶ子供の世話を同時にこなし、警察への電話と各駅への手配を済ませた。
 駅へ到着した警察官は青年の説明と、駅員の通訳じみた解説を聞き、すぐに各駅に人員を配置し、電車の終着駅へ青年と共に向かった。
子供は、見ず知らずの青年の隣で大人しく座っていた。いつの間にやら泣くことを止めていた。初めて乗るパトカーに浮かれることもなく、鼻を鳴らしながらも、涙を流すまい、と決意しているような表情を浮かべ、しっかりと前を見据えていた。
 終着駅は寂れた駅であった。警察官は子供の手をぎゅっと握り、早歩きでホームへと向かった。青年も緊張しながら後を着いていった。終着駅の駅員は子供にわざとらしい同情の目線を向け、彼らを案内した。丁度電車がホームに人を吐き出していたところであった。
 青年が女を見つけるよりも先に、子供がおかあさん、と叫び、一人の女に向かっていった。ホームにいた人々は子供を見た後に、女に目を移し、興味深そうに成り行きを眺めていた。
 女は驚いた表情を浮かべ、駆け寄ってくる子供に手を伸ばそうとしたが、ぐっと唇を噛んだ。そうして、再び子供をどんと押し、反対側の線路へゆっくりと歩いていった。
「ばいばい」
 混乱している子供を愛しい目で見つめながらそう言って、女はゆっくりと線路へ落ちていった。青年は子供の目を塞いだ。警察官は大声で何かを叫んだ。駅員は非常停止ベルを押しに走ったが、がたんがたん、という電車の音は既に近づいていた。
767第十回ワイスレ杯参加作品:2012/03/31(土) 03:18:32.60
>>766
×ぐっと唇を噛んだ。そうして、再び子供をどんと押し、
○ぐっと唇を噛み、子供をどんと押した。そうして、
768ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2012/03/31(土) 03:48:32.28
第十回ワイスレ杯参加作品
>>626 >>649
>>650 >>656
>>659 >>665
>>672 >>681
>>682 >>684
>>699 >>709
>>710 >>711
>>712 >>743
>>745 >>748
>>749 >>751
>>752 >>756
>>758 >>760
>>761 >>765
>>766
三十の大台が見えてきた!(;`・ω・)
769第十回ワイスレ杯参加作品:2012/03/31(土) 03:50:39.84
 私は駅の近くに住んでいるのです。駅があるということは線路があり、線路があるということは電車が走っているということで、つまり私は一日中電車の音を聞いて過ごしているのです。
 毎日始発電車が近づく音で目を覚まし、線路の上を流れるように走る電車を窓から見つめ、まばらに乗る人々を目で追いながら、私の一日は始まります。
 私はもうしばらく、駅の構内に入っていません。おそらく、もう入ることはないでしょう――つまり、この町から出ることはもう二度とないでしょう。
 足を悪くしてしまってから、私は人の目線と言葉を恐れ、この町に隠れることにしたのです。
 夕飯の買い物に出かけるころには、駅から流れ出た多くの人が私とすれ違います。私は駅ビルの前で足を止め、少しだけ駅を眺めます。この町に来てから身に付いた日課です。違う町へと行ける場所。外へ向かう人々の群れ。
 人が流れ続ける川。命と生活のひしめきあう空間。違う世界へのターミナル。私はいつからか、駅に憧れを抱くようになっていました。
 それはもう私と交わることがないからこそ抱く憧憬。人を運んでゆく、かたかたという電車の音は私にとって恐怖であり、一方で羨望を抱かせるものでもあるのです。
 一人分の夕飯を作りながら、私は夢想します。明日、私は電車に乗って違う町へ行くのです。他の町へ出かける人々に紛れ、駅で電車を待つのです。
 そこには私を蔑む目線も、罵倒する言葉もない。皆が川の水の一部となり、相手を気遣うこともなく、しかしながら相手を邪魔することもなく、ただ自らの生活への切符を持って旅立つのです。
 かたかた、と包丁をリズミカルにまな板に叩きつけながら、私はそんな夢ばかり見るのです。
 最終列車が通ったのを確認して、私は眠りに付きます。眠りの中の夢は私を苦しめるものばかりで、私はいつからか活動時間に美しい夢を見るようになりました。
 私は布団の中で、なるべく眠りにつくが遅くなるように、ゆっくりと駅への憧憬を咀嚼するのです。
770ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2012/03/31(土) 03:54:35.14
第十回ワイスレ杯参加作品
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三十の大台が見えてきた!(;`・ω・)
771ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2012/03/31(土) 10:14:45.01
第十回ワイスレ杯のルール!
名無しの書き込みを必須とする!(名乗った場合は通常の評価に移行する!)
設定を活かした内容で一レスに収める!(目安は千文字程度、三十二行前後!) 一人による複数投稿も可!
通常の評価と区別する為に名前欄、もしくは本文に『第十回ワイスレ杯参加作品』と明記する!
ワイが参加作品と書き込む前に作者が作品を修正する行為は認める!

今回の設定!
舞台は駅! 寂れた無人駅! 複合施設のような巨大ターミナル! 様々な業種が参入して商店街と化した駅等!
単なる駅の役割にとどまらない! 複合した要素が織り成す場所に物語は生まれる!
想像で書いてもよい! リアリティを重視してもよい! 掌編の可能性を追求すればよい!

応募期間!
今から今週の土曜日まで! 上位の発表は投稿数に合わせて考える!
日曜日の夕方に全作の寸評をスレッドにて公開! 同日の午後八時頃に順位の発表を行う!

今日が締め切り!(`・ω・´)
772名無し物書き@推敲中?:2012/03/31(土) 10:17:54.31
suicaは途中まですごく良かったのに最後投げちゃった感が惜しい
773ワイスレ杯参加作品「明日の電車」:2012/03/31(土) 10:47:07.05
こいつぁとんでもないワイ杯になってきたぞ・・・!
774名無し物書き@推敲中?:2012/03/31(土) 10:47:39.49
しまった!名前欄そのままだった!
775平尾:2012/03/31(土) 11:57:02.75
776平尾 伸介:2012/03/31(土) 11:58:18.28
http://ncode.syosetu.com/n4256bd/

私のも評価してください。まだ途中ですが
このままで良いのか迷ってます。
777これを評価してください!!!:2012/03/31(土) 12:03:18.54
(´ー`)(/-\) → (´⊃`)(/⊂\) → (´⊃⊂\) → (´=\)  ぶっちゅうううう〜ぅっ

( ´ー`)y―┛~~ → ( ´⊃`)(/⊂\) → ( ´⊃⊂\) → ( ´=\) ぶっちゅうううう〜ぅっ


  (・∀・) (/-\)
  (∩∩) 

  (・⊃・) (/⊂\)
  (∩∩) 

  (・⊃⊂\)
  (∩∩) 

  (・=\)  ぶっちゅうううう〜ぅっ
  (∩∩) 
778名無し物書き@推敲中?:2012/03/31(土) 12:14:31.24
>>776
文章が酷過ぎ
779第十回ワイスレ杯参加作品:2012/03/31(土) 12:28:54.91

 はあ、はあ。こんなあほらしいことを考えたヤツは首を絞めてやりたい。はあ、はあ。ちっ、なんだ
こいつら、なんでこんなにも笑顔なんだ。はあ、はあ。俺は怒りとも、あきらめともつかぬ言葉を胸の
奥で撒き散らしながら、タスキで汗を拭った。
 山手線駅伝、内回り往路。全29駅、総距離34.5kmの3区を足を引きずるように走っていた。最長距離で
ある品川から浜松町駅区間の2.2kmだ。沿道のヤツらは、たかだか2kmちょっとをなに汗だくになってんだ、
というふうな顔を向けて笑う。だがちょっと考えてくれ、と俺は返したい。駅伝の参加資格は、
体重80Kg超だ。デブ伝なのだ。俺の所属する駅から、3年連続で不名誉を勝ち取った。山手線管区内の
駅員にデブが多すぎるとの投書が新聞に載った。あほらしいったらありゃしない。デブは省エネに逆行
するんだと。見ているだけで体感温度が3度は上昇すると、その爺は書いている。
 駅員の健康維持が目的。そんなふうに主催するJR東日本のおエライさんは口にする。が、それは
パワハラだ。デブを依願退社に追い込む悪質なイジメだ。
「う、お、お、おおおおーっ」腹の底から絞り出した怒りを、沿道のあほヅラどもは気合いとうけとめ
たのか、「がんばってぇ」とかなんとか日の丸の小旗を振っている。それにしても、はあ、はあ。遅い。
なにかのトラブルがあったのか。1年がかりだったのに、はあ、はあ。沿道から声がかかる。
「残り1000m」なんだとぉ、俺の走りはまだそんなものなのかぁ。はあ、はあ。
 どかん。そのとき背後で破裂音がした。はあ、はあ。やっときやがった。遅いつーの。振り返ると
品川駅方面から黒煙が噴き出している。すると、つぎに、どっかぁん、と衝撃音をともない、タスキを
繋ぐ田町駅から、火の手が上がった。沿道の歓声が嬌声に移る。いきなりあたりが騒然となった。
「山手線、全駅で同時多発テロが起こったあ」警備の駅員がスマホを手に叫び声を上げた。はあ、はあ、
なんだって。29の区間で爆発かあ。全身の汗が一気に引いた。
 
 まさか、俺と同じことを願う走者が29人もいたってこと?
780平尾 伸介:2012/03/31(土) 12:30:23.68
読んでいただいただけで満足です。
これからも勉強していきます。
781名無し物書き@推敲中?:2012/03/31(土) 12:31:18.99
>>776
小説家になろうのマイナースレに晒してきた方がいいかもね?
酷評は気にすんな。まともな意見だけくんでけばいいさ。
782779:2012/03/31(土) 12:34:28.38
6行めにおかしなスペースがありますが、
気にしないでください。

×タスキを繋ぐ田町駅
○タスキを繋ぐ浜松町駅
783第十回ワイスレ杯参加作品:2012/03/31(土) 12:46:55.56
「正太、わしらはおっきな戦闘には巻き込まれんが遊撃はよくされる。気を抜くなや」
「火薬の匂いがしたら線路ほったらかして兄ぃの後ろに隠れとるわ」
 正太はにんまりと幼い笑顔を浮かべた。潜水夫として派遣された正太は元服すら済ましていない童だった。
 富一には故郷に年の離れた弟がいる。だからこそその姿を重ね、より一層正太を可愛がっていた。
 そして今、富一は正太の亡骸を葬る穴を掘っている。昨晩の襲撃でのことだった。
「チンチロ帽被ってしゃがんどきゃあ」
 富一は鉄帽に響く弾の衝撃に目を眩ませながら、背中の正太を守るように応戦していた。鉄道隊の疲弊を目的としたゲリラはすぐさま撤退に転じた。
安堵の表情で振り返った富一は、そこで鉄帽に穴を空けた正太を見ることとなった。
 今回の襲撃で亡くなった敵、味方含めた六人を穴に横たえ、土を被せていく。なんとなくだが、富一は一番上に正太を置いた。
「兄ぃ、なんで襲撃された場所に駅をつくるんじゃ?」
 正太が疑問を口にしたのは何度目かの襲撃のときだった。
「仏様がな、わしらを守ってくれるからや」
「でも、白ん子も一緒に埋めるじゃろ?」
「わしらはな、死んだらみんな仏様や。肌の色なんて関係ない。
それとな、白ん子は仏様を忌み嫌うから寄ってこんのや」
 正太は笑みを浮かべた。
「仏様になってもお国の役に立てるなんて幸せじゃな」
 富一はその時の笑顔を思い出しながら正太に土を被せた。
 仏の座に木簡をたてる。そこに書かれた名がこの駅の名となるのが通例だ。隊員は命名を富一に任せ、その駅は「憂士正」と名付けられた。
「憂士正」は後にできる前線の駐屯駅「富国」を支える補給路として、栄えていった。
784ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2012/03/31(土) 13:26:31.06
>>776
小学六年生の一人称なので拙い文章は極力、問わないようにする!
通称は一般に通用する名前! あだ名は愛称やニックネームを使った方がよい!

第一章
>パパはとは毎日夕方キャッチボールをする。
(『パパとは』ではないのか!)

>僕が小学校に入った時は僕の起きている時間には帰って来た事が無かった、
だのに最近は夕方の六時にはきっちり家に帰ってる。
(主人公は未だ小学生! 低学年の時には父親の帰りが遅かった、と云う風に書いた方が意味を取り易い!
 『だのに』の用法は間違っていないが小学生らしく見えない!)

>朝六時に家を出て、学校に言って〜
(変換ミス!)

>女の人といっても中学校の制服を着ている
(高速道路上にあるパーキングで偶然に出会った人物の制服が中学校の物と判断できるのか!)

>その瞬間僕の目の前が明るくパッと開いんだ。
(開いたんだ、のような気がする!)

第二章
>で、「どーん」みたいな衝撃でベットの中で目を覚ます。
(ベットはベッド!)

>僕は興奮気味に鼻をならしてユミさんに追いついてやろうと思ったんだ。
(甘えた声を出す慣用句に『鼻を鳴らす』がある! 場面に相応しい言葉に置換した方がいいかもしれない!)
785ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2012/03/31(土) 13:26:57.77
第三章
>「ユミさんめちゃくちゃ早いんですよ!」
(空を飛んでいる場面なので『速い』の方がよい!)
>「ヒロ君。早く、早く」
(この場面の『早く』は適切! 『早い』と『速い』の違いを念頭におくとよい!)

>ヒロイン見たいに
(漢字にしなくてよい!)

>とにかく後ろに着いていくことにする。
(彼女の背中に密着してしていくのならばおかしくはない! 通常は『後ろに付いていく』が使われる!)

>「おお 怖」
(詩のような表現になっていた!)

空から地上に向かうことを『下りる』と『降りる』の両方が使われていた! ワイならば『降りる』を選択する!

小学生の一人称を考慮しても読み難い文章であった!
不思議な世界の割には背景の書き込みが少ない!
イメージで空を飛ぶ以外は現実と大差ないように思えた!
読点の数を減らすことで多少は読み易くなるのではないか!

まずは読み易い文章を模索する必要がある! 評価はその後でも遅くない!(`・ω・´)
786ワイスレ杯参加作品:2012/03/31(土) 13:41:15.18
子どもの頃の出来事というのは案外鮮明に覚えているものだ。その頃の僕は今と変わらず卑屈で矮小な考え方をする人間だった。記憶のそこここにそうした跡がこびりついている。
 消したい記憶の数々を何かの拍子に思い出しては通りの一角に立ち尽くし、言いようのない気持ちになるのだ。

「五十円、貸してくれない?」
 小学校の頃、隣町の絵画教室に通っていた僕はその日も一つ年上の姉と一緒に駅の待合室で電車が来るのを待っていた。田舎のとても小さな駅で、券売機などなく、駅員から直接切符を買わなければならない。今では考えられないような駅だ。
 順番を待っていると僕らの前で切符を買っていた男が「あれ?」と声をあげた。
「五十円ないな……駅員さん、貸してくれませんか」
 男の無遠慮な問いに僕は心底驚いて怖くなった。というのも駅員がきっぱりと断るのを見て、男が次に何をするか想像がついたからだ。男はぐるっと後ろを振り返り、僕らを見おろして言った。
「五十円、貸してくれない?」
 困ったような笑みを浮かべて男は言った。太鼓のように心臓が鳴るのがわかった。もっと驚いたのは姉が財布を取りだして五十円玉を取りだそうとしたことだった。
「ありません」
 僕は姉の手から財布をとりあげて言った。怖くて男の顔を見ることはできなかった。彼は再び駅員と交渉を始めたが、しばらくして小さな待合室から出て行った。
「返してもらえるわけないじゃん!」
 駅のホームで姉の鈍重さを詰ると、どこか納得がいかないような表情で姉はぽつりと謝った。

 この話を思い出したのはそれから十年以上たった後のことだ。姉が交通事故に遭ったと両親から連絡があり、大学の講義を抜け出して駅へと急いだ。
 十台以上並ぶ券売機に小銭を入れていると、フッとかすめるようにその記憶が甦ったのだ。立ち止まる僕を後ろから詰る声が聞こえ、慌てて切符をとって改札を抜けた。その間にはもう、僕の小さくも誇らしい記憶は、惨めで情けない思い出へと変わっていた。..
787 忍法帖【Lv=2,xxxP】 ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2012/03/31(土) 13:50:17.48
ワイの書き込める分量が極端に減ってしまった!
>>770>>779>>783>>786(ここまで確認済み!)
788上久保省太 ◆SRLJbawRsQ :2012/03/31(土) 14:04:28.99
ワイ、忍法帖のレベル上げとけよ。
前回の二の舞じゃねえか。
789名無し物書き@推敲中?:2012/03/31(土) 14:07:18.96
レベル2w
790 忍法帖【Lv=2,xxxP】 ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2012/03/31(土) 14:10:02.21
アップロダを使って善意の第三者に内容をコピペして貰う!
長文の評価を終えた直後だったのが不幸中の幸い!

ちょっと出掛けてくる!(`・ω・´)ノ
791ワイスレ参加:2012/03/31(土) 15:43:23.01
走行している電車の中で、歩いていた。季節は春なのだろう。柔らかい陽射しが車内に射し込んできていて、心地よかった。
時おり足を止め、車窓越しに、流れてゆく雲の形や、高架の下に広がっている街の様子を眺める。家々のベランダには洗濯物が干され、
商店街に立てられたのぼりは、風にはためいているというのに、街に人影は見当たらない。
車内は空いている。年寄りが多い。
端の席に、ミニスカートをはいた、痩身の若い娘が座っていることに気付いた。両手で顔を覆い、背を丸めているその姿は、物思いに耽っているようには見えない。
何かに酷く打ちのめされたかのような、異様な雰囲気を漂わせている。彼女の白いシャツのお腹のあたりに、
血を連想させる赤い染みが付いているのも気にかかる。私は、彼女の様子を見続けることに苦痛を覚え、目を逸らす。
この電車に乗って、自分はどこへ行こうとしているのかを、どうしても思い出すことができなかった。それで、どこか所在ない気分で、さ迷うように車内を歩き続けていた。
ふと気がつくと、車掌が遠くから私のことを見つめている。彼はそっと近づいてきて、小さな声で私に訊いた。そろそろ降りたくなりましたか、と。
「なんのことですか」と私は聞き返す。
「降りたければ、降りることができるのです。この電車は環状線ですから、走り続けることもできますが、いずれは、降りることになるのですから」
「駅に着くのですか」
「ええ。すでに皆さんが、お待ちになられていますよ」
「誰が」
「ご自分の目で確かめてごらんなさい」
ホームが近づいてきた。多くの人が、私のことを迎えに来てくれているようだ。
いつの間にか、空がどんよりと曇っている。空があまりにも暗いせいで、人々の表情を窺うことができないが、泣いている人もいるようだ。 
電車の速度が、ゆっくりと落ちていく。
安堵のような、虚脱のような気分が、心に拡がっていった。
そして私は、静かに目を閉じた。
訃報
山浦 隆さん(やまうら・たかし=鷺宮大学名誉教授・近代日本文学)が15日、脳梗塞(こうそく)で死去、82歳。
葬儀は近親者でおこなった。喪主は妻朋子(ともこ)さん。
792第十回ワイスレ杯参加作品:2012/03/31(土) 16:48:31.66
 駅前通りの商店街。石畳に列車の汽笛が響いています。
 朝から奥さんと喧嘩して額にタンコブのある花屋さんがお店の前を掃除していると、どこからか口笛が聞こえてきました。
「誰だ、のん気に口笛拭いてやがるのは」
 花屋さんが目を向けると、口笛を吹く青年が楽しげに歩いてきます。
「バラを六本くださいな、可愛いリボンで花束にして」
 青年はバラを愛するマリーについて熱心に話しています。いつのまにか花屋さんは青年の熱意に負けないくらいの花束を奥さんに贈ろうとドキドキしていました。

 弟子がケーキを焦がしてしまって機嫌の悪いケーキ屋さんに青年がやってきました。
「ケーキを一つ。ローソク六本付けてくださいな」
 青年はケーキ作りが大得意のマリーのことを身振り手振りで話しています。ケーキ屋さんは弟子と一緒にマリーに負けないくらい美味しいケーキを作ろうとウキウキしていました。

 ほんとうはお酒が嫌いなワイン屋さんに青年がやってきました。
「シャンパンください、うんと甘めの甘口の」
 青年は甘いお酒に目のないマリーのことを愉快に話しています。ワイン屋さんはお酒を売ることが誇らしくなってワクワクしてきました。

 青年は電車に乗って田舎の教会にやってきました。そして、白いお墓の前に花束とケーキとシャンパンを置きました。
 お墓掃除をしていた近所のおじいさんが青年に気が付きます。
「ひぃ、ふぅ、みぃ……そうかいもう六年かい」
「はい。彼女と別れて六年です」
「毎年来るからもう顔を覚えてしまったよ」
「ここは僕の一年の始発駅なんです。僕の一年はここからいつも始まります。彼女の想い出で一年分たっぷり幸せになれるから。一年頑張ることができるから。でも今日は片道切符を受け取りに来ました」
 おじいさんは首を傾げました。
「今度の春に結婚します。ここには僕はもう来ません」

 おじいさんは手を振って帰っていく青年を見送りながら思いました。きっと彼は電車で、優しいマリーの想い出がたくさん乗っているんだと。
 そして想像しました。想い出がいろんなところで幸せに変わって下車しているところを。
「マリーや、お前は素敵な人に愛されていたんだね。おじいちゃんは鼻が高いよ」
 おじいさんはマリーのお墓にニッコリ微笑むとお墓掃除を再開しました。
793 忍法帖【Lv=2,xxxP】 ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2012/03/31(土) 16:58:04.14
794 忍法帖【Lv=2,xxxP】 ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2012/03/31(土) 17:02:07.86
内容のコピペよろしく!

ttp://p.tl/FslE-
795名無し物書き@推敲中?:2012/03/31(土) 17:15:25.15
だめだ俺も長すぎて書き込めない
796上久保省太 ◆SRLJbawRsQ :2012/03/31(土) 17:16:57.13
何でだろう、俺も書き込めない。
797 忍法帖【Lv=2,xxxP】 ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2012/03/31(土) 17:17:47.90
水遁ではなく、板の調子がおかしい!
798代理人失敗:2012/03/31(土) 17:19:07.53
駄目だできない。
799第十回ワイスレ杯参加作品:2012/03/31(土) 17:19:27.41
 地方からも多くの人が利用する東京駅ビル。ここに出店をするだけで集客が容易いことはもはや自明の理だ。大学時代の先輩に空きテナントを紹介された俺は二つ返事で了承した。
 マッサージ店だ。仕事や学業に疲れた女性を引き込むのは必至。エステティシャンの講習は以前開業を考えた時に受けていた。結局損を恐れて出店は見送ったが、東京駅ならば間違いない。
 俺は卑猥なマッサージをしてやろうと考えていた。オイルエステと称し、全国各地から来る若い娘の身体を撫で回し、ふとした拍子に胸や股間の秘部に触れる。「あ、すみません。でもよくあることなので」「いえ……平気です」地方の気弱な娘はされるがまま。
「我慢して下さいね、くすぐったいですが」東京の都会っ娘。「うん……」甘えん坊。
「お兄さんの触り方えっちやなぁ」関西娘は明るく抵抗が少ないが、強引に乳首を摘むうち、「もう、ダメぇ……」後戻りが効かなくなっている。
 当然、盗撮は行う。全てを終えた後にそっと告げれば、口止めとなる。たくさん気持ちよくして、ぬるぬるにして、ガンガンに犯す。
「次回も来て下さいね」「えっ、あの」「来て下さいね」男尊女卑を刷り込まれた九州女は従順だ。「……はい」後日、バックから突く。「ああっ! あっ!」乱暴な扱いに快感すら感じている。そして九州には可愛い娘が多い。圧倒的に多い。
 だがそれに負けず美少女揃いなのが、「……」口数が少なく天然の道産娘。まず頭を撫で、「……っ」可愛い仕草を引き出す。堪らずぎゅっと抱きしめたり、いたずら気分で恥ずかしい部分をタッチ。「……ぁ」
 可愛がって、可愛がって、最後に、「あっ! あ……!」一気に壊してやろう。あらゆる性感帯を開発してやろう。俺だけの道産娘。何もかも終わった後には、ティッシュを手に取り、汚れたところを拭いてあげる。
 綺麗になったら、服を買ってあげよう。「ありがとう……ござ」思わず抱きしめた。君は何もしなくていい。いるだけでいい。天使のような子。さっきは乱暴にしてごめんよ。「……」笑ってほしい。俺だけに笑ってほしい。
「……」
 ――笑った。

 先輩から、出店の話が潰れたという電話があった。
 そうか。でももういいんだ。
 俺は、あの子の笑顔に会えたのだから。
800 忍法帖【Lv=2,xxxP】 ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2012/03/31(土) 17:21:49.15
ここまで確認済み!(`・ω・´)
801名無し物書き@推敲中?:2012/03/31(土) 17:23:01.51
今回エロ多いな。
802 忍法帖【Lv=2,xxxP】 ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2012/03/31(土) 17:25:22.70
一部の忍法帖の異常が原因かもしれない!

とにかくピンチ!(`・ω・´)
803第十回ワイスレ杯参加作品:2012/03/31(土) 17:38:17.39
 中三期修学旅行の帰り、列車が駅に着いたと同時に、支配能力者〈ジャッカー〉の力が発動された。振動する車内。僕と幼馴染の梨奈は座席の横で目を合わせ、警戒をする。
「この車両はもう一度京都へ向かいまァす」連結ドアから男子が現れる。
「寺門だ」梨奈が言った。
「奴がトレインジャッカーだったのか」旅行の間、バスジャック、寺院ジャック、様々な能力者と遭遇した。僕の機転と梨奈の度胸で難を逃れてきたが、やはり旅は終わるまで気を抜けない。
 同級生の目は虚ろになっていく。支配能力はカテゴリ内の人間をその名の通り支配する。車掌なども寺門の意のままだろう。奴は余程京都が気に入ったらしいが、帰れなくなるのは困る。僕は立ち上がった。
「残念、寺門よ。ここを離れる前に、僕の能力を使わせて貰う」周囲の物品が浮き立つ。「ステーションジャックだ。駅オタで悪かったな」駅内全ての人間の意思を掌握した。同時に、車両内は奴の能力範囲でもある為、衝突が起こる。
「ぐっ」支配力の強さは互角。いや、負けているか。能力者同士は打ち負けた者が即支配を受ける。やばい。
「範囲限定は能力を強めるからなァ。俺の車両支配を破ることはできねェぜえ」
「どうかな」最後の手段だが仕方ない。「――梨奈」
「おうよ」ミサンガを外し、梨奈の能力が発動。浮遊していたバッグや携帯等が天井についた。「私は列島ジャッカー。範囲が広い程弱いって言ったの、訂正しなよ」
 天性のアイドル気質である蟹山梨奈のジャックは日本全土を覆う。影響力が強すぎるため自ら使用制限を課すほどの、強大な独裁能力だ。
「なッ……」寺門の能力は瞬時に飲み込まれる。
「愚民ども、ひれ伏しなさい」梨奈はローファーとソックスを脱ぐ。吸い寄せられるように近づき跪いた寺門は、彼女の裸足を舐め始めた。他の生徒や教員も次々にそれを求め群がる。
「……」僕は唾を飲んだ。梨奈の能力は今この瞬間も肥大し続けている。この地球全てを支配下に置く日も近いだろう。
 だが……君のファン第一号はこの僕だ。
「どけ」人を押しのけ、抱えた彼女の顔。「んっ――」
 柔らかい唇に、唇を押し付けた。
804 忍法帖【Lv=2,xxxP】 ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2012/03/31(土) 18:06:59.47
ここまで確認済み!(`・ω・´)
805第十回ワイスレ杯参加作品:2012/03/31(土) 19:12:56.95
 飛び込み防止の為に十人体制でホームを見張る駅員。不良の相川は学ランに手を突っ込み、顔を下から覗き込む。
 駅員は微動だにしない。舌打ちをして、相川は歩き出す。階段を下りて改札へ。
 ――あいつが死んだせいだ。相川は思う。春頃からちょっかいを出していた同級生が電車に飛び込んだ。次の日から駅員が増員された。別に被害を被るわけではないが、単に気に入らない。見張られている感覚。
「なあ、ざけてると思わねえ?」シューズの裏がコンクリの壁に打ち当たる。向かい合う男子の脚を掠めて、何度も。「十人とか増やしすぎ。馬鹿かっての」
「あは……だよね」
「ッせえ!」顎を殴った。男子は小さく嗚咽を上げる。「見張ってるだけで動きやしねえし。気味悪いんだよマジで」腹を殴る。彼は跪く。あとは蹴りの応酬。
「つか、良かったな。お前自殺できねえよ。死んだあいつに感謝しとけ。あれのせいで駅員増えたんだから」
 翌日、朝のHRで相川は、彼の飛び降り自殺を知る。屋上で別れた直後のことだったらしい。プッ――教壇にガムを飛ばした。「ばーか」せせら笑う。
 下校時、駅のホームで立ち尽くした。
「十三……十四」歩いて数える。駅員は十五人に増員されていた。「きめえ……」これ以上増えたら何人か半殺しにしてやると考えた。
 ひと月後、相川にメールが届く。「はあ?」隣町のセフレが自殺した。その母親からの内容だった。娘は妊娠していた。君に堕ろせと言われ、絶望した。「フツー堕ろすだろ」
 駅で相川は瞠目する。駅員は三十人に増員されていた。「なんだよマジ」メールの続きを見た。私も死にます、とあった。「きめえよ……」
 その日から相川は耳鳴りに悩まされる。針の様に細く鋭い音が、時々悲鳴に聴こえる。頭痛も併発した。「クソ……」おぼつかない足取りで朝のホームに立った。
 快速通過のアナウンス。途端に耳鳴りが消えた。目の前を白の靄が覆った。
 その中で、声を聞いた。
「……あっ、ああ! おああ!」突然に走り出す。人にぶつかり白線を越え、列車が進入する線路へと跳ぶ――。
 寸前で駅員が押さえ込む。三十人の無表情が相川を囲んだ。
「離せ。死なせろ、死なせろ!」涙を流し喚いた。駅員を殴り、帽子が飛ぶ。その目は相川を見ている。
「死なせろ――」叫びは掻き消えた。列車が通過した。
806 忍法帖【Lv=2,xxxP】 ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2012/03/31(土) 20:14:35.49
ここまで確認済み!(`・ω・´)
807秋吉君@至福のネカマ飯 ◆2itMTGf8Qk :2012/03/31(土) 20:16:09.59
30作超えた?
ベスト7が入選ですか?
808 忍法帖【Lv=2,xxxP】 ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2012/03/31(土) 20:18:56.73
コピペ希望!

ttp://p.tl/45SR-
809 忍法帖【Lv=2,xxxP】 ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2012/03/31(土) 20:21:41.10
忍法帖のせいでレベルが四十から二になった!
文字数制限を受けているのでコピペを第三者にお願いしたい!

現段階で上位十作品の発表を考えている!(`・ω・´)
810名無し物書き@推敲中?:2012/03/31(土) 20:22:44.02
>>806
怠けるな
811 忍法帖【Lv=40,xxxPT】 :2012/03/31(土) 20:27:42.31
またレベル下がったのかw
ざまあ(´・ω・`)m9
第十回ワイスレ杯参加作品

>>626 >>649 >>650
>>656 >>659 >>665
>>672 >>681 >>682
>>684 >>699 >>709
>>710 >>711 >>712
>>743 >>745 >>748

>>749 >>751 >>752
>>756 >>758 >>760
>>761 >>765 >>766
>>769 >>779 >>783
>>786 >>791 >>792
>>799 >>803 >>805

ここまで確認済み!(`・ω・´)
814第十回ワイスレ杯参加作品:2012/03/31(土) 21:11:18.82
『引き換え駅』を信じる人は少ない。だが、救いを求める人たちは信じている。
そういう人たちの行き着く場所が『引き替え駅』

 プラットホームの長椅子で、酔った男が一升瓶を抱えて寝入っている。
その両脇には姉弟だろうか、小学生くらいの女の子と男の子が座っている。
姉弟の服装は薄汚れ、手足に血のにじんだ擦り傷がある。
電光掲示板に『父と引き換えに母』の文字が表示される。電車がホームに入ってくる。
姉弟は、酔いつぶれた父親を両脇から抱えて車両のなかへ運んでいく。
シートに父親を横たえると、ふたりはホームに戻ってくる。
扉が閉まり、電車は駅を出ていく。それを見送った姉弟は、手を取り合って帰っていく。
 白髪頭の老婆と中年の男女が、長椅子で身を寄せるように泣いている。
駅の電光掲示板に新しい文字が浮かびあがる。次の電車がプラットホームに入ってくる。
三人は長椅子から立ちあがる。電車の扉が開き、三人並んで車内に入っていく。
老婆ひとりだけがシートに腰をおろす。男が老婆を抱きしめる。
男女がホームに戻ると扉が閉まる。ガラス窓から振り返る老婆の潤んだ眼差し。
電車が駅から立ち去り、電光掲示板の『親の命と引き換えに子供の命』の文字が消えたあとも、
中年の男女ふたりはホームに立ちつくしたまま泣いている。
 次の電車の近づく音が聞こえてくる。ぼくに残された道はもうこれしかない。
贅沢な生活を夢見て、株やFXに投資した。すべてが裏目だった。多額の借金まで背負った。
電光掲示板が次の引き換えを表示する。その時だ。ホームにハイヒールの高い音が響いてくる。
妻が、ぼくの置き手紙を手に持って走ってくる。「あなた、馬鹿なこと考えないで!」彼女がぼくにしがみつく。
電車がホームに入り、背後で扉の開く音がする。電光掲示板の文字を見て、彼女は息をのむ。
「他に方法があるはずよ。ふたりで考えましょう」 ぼくは首を横にふった。
「わたしの為に、こんなことしないで」 ぼくは首を傾げた。
「きみの為に?」
 妻の両肩をしっかり掴むと、身体を反転させて彼女を電車のなかへ押し込んだ。扉が閉まる。
彼女は扉のガラスを叩いていたが、電車はそのまま駅を出ていった。
 電光掲示板を見上げると『一生分の愛と引き換えに一生使い切れない富』という文字がちょうどいま消えた。
815 忍法帖【Lv=2,xxxP】 ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2012/03/31(土) 21:18:41.82
ここまで確認済み!(`・ω・´)
816 忍法帖【Lv=2,xxxP】 ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2012/03/31(土) 21:20:57.42
>>812-813
ありがとう!

締め切ったあとに最終の参加作を挙げる!(`・ω・´)
817名無し物書き@推敲中?:2012/03/31(土) 21:41:50.19
50ありうるで…
818 忍法帖【Lv=2,xxxP】 ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2012/03/31(土) 21:46:30.52
過去の最多記録を上回る!
明日の発表が危うい!

一応の伏線を張ったので少し気が楽になった!(*`・ω・´*)
819第十回ワイスレ杯参加作品:2012/03/31(土) 22:01:54.07
 ホームのほうが騒がしい。悲鳴が聞こえる。駅長室の溝口が気にしていると、担当の伊東が飛び込んできた。
「駅長、また飛び込み自殺です。またですよ。自殺者は近くの女子高生とみられています。即死の状態ですが、遺体の損傷は存外軽いようで、内臓のはみ出しもありません」
「わかった。君は引き続き場内の指揮をとれ」
 伊東を追い出すと、溝口は部屋の鍵を閉めた。駅長室には別にもう一つ扉がある。今度はその扉が開いた。
 入ってきたのは、制服がずたずたで満身創痍の女生徒。先ほど線路に飛び込んだ張本人である。
「リリス、調子に乗りすぎだ」と溝口は死体に注意した。
「そうかな。今日のショーは上出来だと思うよ」とリリスは言った。「腸は飛び出してないし、左腕が車輪につぶされただけであとはほぼ原形をとどめている。俺的には90点だ」
「少女を演じているときにオレ言葉とは興ざめだ」溝口は彼女を見ないようにして言う。
「生憎と俺は女じゃない。でも男でもないがな」リリスは露出した乳房を隠そうともせずニヤリとした。
「怪物め、もう遊戯にも飽きた頃だろう。そろそろ元の居場所へ帰ってはどうだ」
「まだだ。俺は頭部が潰れない限り絶対死なない。どんな人間にもなれる。この能力を使って遊びを考えた。飛び込み自殺ごっこさ」
「お前のおかげで、この駅はすっかり有名になったよ。そりゃ収益も増えたさ」
「人間てのは陰惨なショーがないと生きていけないものだ。俺は、お前らが目を剥きだしにして轢死体を見るのが楽しくてしょうがない」
「次は誰に化けて飛び込む気だ? 若い娘は派手すぎる。無職の独身男にでもしておけ」
「馬鹿言うな。次は死んだ女生徒の同級生でいく。これ、いい展開だと思わんか?」
「人の死によって話を盛り上げようとする姿勢は感心できない」
「優等生だな。溝口さん、俺をもっとよく見ろよ。血だらけのこの体を抱きたくはならないか。屍姦はお嫌いかな」
「悪魔と情交などお断りする。去れ」
「俺は悪魔じゃないよ。命と引き替えるような契約はしない。ただ人間の邪気を引きずり出して遊びたいだけなのさ」

 ――それから二ヶ月後、さらに十人の自殺者を出したその駅は、最後に溝口駅長自身の飛び込み自殺をもって廃駅となった。
 ただし飛び込んだ駅長が、果たして〈どちら〉なのかは判らなかった。
820名無し物書き@推敲中?:2012/03/31(土) 22:06:34.50
最後の二行はあへて書かない方が余情があるとおもうよん?
821名無し物書き@推敲中?:2012/03/31(土) 22:23:18.59
うわぁ! これ、ちょっと読むのひと苦労だなあ。
822 忍法帖【Lv=2,xxxP】 ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2012/03/31(土) 22:24:46.63
驚愕の三十八作品!(`・ω・´)
823第十回ワイスレ杯参加作品:2012/03/31(土) 22:41:11.42
 石ころ蹴って駅に着く。明日の為、時計のように動く日々。十数年も続けると見知った顔が多くなる。「いつもの他人」との接触は、慎重でなくてはならない。
 改札を過ぎたすぐそこに、小さなエレベーターが有る。遅い。しかしタイミングよく乗り込めば、私の目指す車両の位置に、階段よりも早く着く。周囲に誰もいない事を確認し乗り込む。その瞬間、「まってえ」
 あの婆だ。目が合うと、改札向こうから安心して歩いてくる。ロスタイム。無視などしたら明日から、婆に会うたび睨まれる。
 ホーム。並ぶラインからわざとずれ、微妙に位置取るオッサンがいる。電車が入ってくると、その動きに合わせ此方に幅寄せしてくる。そうされると、此方が下がらないわけにはいかなくなるのだ。オッサンは必ず席をゲットする。私は今日も座れない。
 降りた駅の出口にある小さな階段。カランと足にひっかかる。缶コーヒーが倒れてる。やはりBOSS。これで何度目の事だろう。
 犯人はわかっている。歩道脇に停まっているタクシーの運転手だ。今時BOSSジャン信奉者。丁度私が出てくる寸前、そこの売店で買って飲み、放置するのが奴の日課というわけだ。飲み残しもまた日課だろう。
 靴にかかった珈琲を拭きとり顔を上げると、奴が車の中からニヤニヤこちらを眺めてた。その時私の何かが切れた。もう嫌だ。スロットやってTOTO買って、会社に行かずに帰宅した。
 朝。石ころ蹴って駅に着く。「まってえ」婆とアイコンタクト。私はにこやかに「閉」を押す。叫ぶ婆。
 オッサンが私を押しのけ乗車寸前、チャリンと転がし肩をトントン「五百円玉、落としましたよ」オッサンは一瞬迷ってホームに戻った。スロットマシーンのメダルを追って。
 出口の階段にはやはりBOSS。運転手はシートを倒し窓を開け、新聞紙をかぶってる。
 私はPKの足取りで、迷う事無く蹴り上げた。缶はしぶきをあげながら、見事タクシーの窓へと飛び込んだ。
 何事かと運転手、焦る動きに新聞紙が張り付く。私は歩みを止めずタクシーの、後部扉に手をかける。
 慌しく乗り、行き先を告げる。運転手は周囲を見回し、まだ犯人を捜している。「おい早くしろ。会社に遅れてしまうだろう」怒気を込めて急かしてやった。運転手はしかたなく、諦め車を発進させた。
 私は深々とシートに座った。そして背広の上から撫でてみる。懐の、辞表と一億当選券を。
824 忍法帖【Lv=2,xxxP】 ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2012/03/31(土) 22:55:05.69
三十九作品!(`・ω・´)
825ポッポ ◆paB28qf3gA :2012/03/31(土) 22:58:42.19
ワイさんの人気はすごいっすね。
826π= ◆3.1415MQ.. :2012/03/31(土) 23:03:34.55
おぉ、力作揃いで楽しみですw
827 忍法帖【Lv=2,xxxP】 ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2012/03/31(土) 23:09:06.90
全工程を終えるのに五時間は費やしそうな予感がする!

締め切りまで一時間を切った!(`・ω・´)
828ワイスレ杯参加:2012/03/31(土) 23:11:46.18
生前、「日暮里ちゃん」という愛称で周囲から親しまれてきた彼は、実際のところは名前を持っておらず、
死ぬまで、駅の改札から一歩も外へ出ることがなかった。正確に言えば、死ぬ間際に担架に乗せられて、
改札をくぐり抜けたのが、彼にとっての唯一の「外出体験」であった。信じがたい話だが、本当にそうなのだという。
昭和二十年代の初頭に、日暮里駅の二番線ホームのゴミ箱に棄てられていたところを発見されたのが最初であ
ったらしい。
十歳の頃の日暮里ちゃんの日課は、環状線に乗車して、電車と共にぐるぐると回り続けることだった。昼飯時に
なれば池袋で降りて駅舎へと向かう。もっともこの頃には、渋谷や新宿などの駅舎にも可愛がってくれる人がい
てくれたので、食事に困ることは無かった。だが、たまには外の空気も吸わせてやろうと、売店の店員などが外
に連れ出そうとしても、改札を通過することだけは頑として拒み続けたのだという。思春期を迎えた日暮里ちゃ
んは、比較的容易に童貞を捨てることができたらしい。売店の店員として駅構内で働いていた女たちが、彼のこ
とを不憫に思って身体を与えたということだそうだ。
日暮里ちゃんは無事に童貞を捨て、男として成長していった。十五歳を過ぎた頃には、積極的に清掃作業に従事
するなどしていたが、「駅からは一歩も外に出たくない」という信条は、彼の中で、より強固なものに変化して
いったようだ。成人後の日暮里ちゃんにはあまり良い逸話は残されていない。満員電車で痴漢をして駅員に
拘束されたり、終電で酔客のポケットを探るような不始末もあったようだ。しかしその一方で、棄てられた新聞
や雑誌を丹念に読む行為は習慣となっていたらしく、博識な面も持っていたようである。
晩年に環状線の車内でたおれ、たまたま乗り合わせた医師から「末期ガンの疑いが濃厚」であるとの見立てを
受けた彼は、半ば無理やり担架に乗せられ、駅の外へと連れ出された。だが、改札を通り抜けたと同時に心臓
が止まってしまい、そのまま意識が戻ることはなかった。
日暮里ちゃんの冥福を心からお祈り申し上げます。
829第十回ワイスレ杯参加作品:2012/03/31(土) 23:14:46.04
「早く! のぞみさんに迷惑かけちゃダメっしょ!」
 俺はペットボトルを二本かかえて新幹線に飛び乗った。香織と二人で席に着く。香織がムッツリ顔で隣の席からにらんでる。誰のために買ってきたと思ってんだよ、とは思ったが、黙って香織にお茶のペットボトルを渡した。俺は事前に買っておいた缶ビールのプルタブを開ける。
「ちょ、ビールとか何様! のぞみさんに失礼なことしないで!」
「いやいや、新幹線に乗ってビールを飲まない方が失礼だろ」
「どこの中年サラリーマンよ、まったく」
 ますます機嫌を損ねたようだ。
 香織が腕時計と窓の外を交互に見始めた。
「タッ君、もうすぐ来るよ! ひかりさん! 準備準備! 一瞬だよ!」
 準備って何?
「ひかりさんにいぃぃぃぃぃい、敬礼ッ!」
 と、彼女はすれ違う新幹線に向かって窓越しに敬礼している。
 たのしそーですねーかおりさん。ぼく、もう、ついて行けません。
 新幹線を「さん」づけで呼ぶ。予約はもちろんグリーンシート。座布団持参でシートに正座。そんな香織は、女性鉄道ファン、いわゆる鉄子さん。なのに自覚が全くない。
「ねえ、タッ君。さくらさん、とか、みずほさんとか、来ないのかな」
「九州新幹線の? たしか乗り入れは新大阪まで。京都で降りるから会えないよ」
 なんで知らないんだろう。こんなに新幹線が好きなのに。鉄道に関する彼女の知識は偏っている。
「さくらなら俺も見たいな、800系の新車両。N700系のアヒル顔と違ってスマートな顔がいいよな」
 かくいう俺も一人の鉄道ファンとして車両にはちょっとうるさい。
「そうだ、どうせなら新大阪まで行ってみるか?」
「やだよ。せっかく京都行くのに。鉄ちゃんなタッ君、ちょーウザい」
 オイオイお前がそれ言うな。いまいち香織のツボが分からない。
 それから、三度ひかりさんに敬礼をしてやっとこ京都駅についた。

「京都タワーさま、うらやましーなぁ」
「なんで?」って、タワーさま?
「だってモダンできれーな、京都駅さまをいつも真正面で見てられるんだよ。そうだ、八条口側の背中もみてみよーっと」
 京都駅を見上げてはしゃぐ香織をみてようやく気が付いた。 なるほど、こんな車両オタクの俺でも受け入れてくれるわけだ。
 香織は建物オタク、なかでも駅が好きな駅っ娘さんだったのだ。
830 忍法帖【Lv=2,xxxP】 ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2012/03/31(土) 23:15:00.51
愕然の四十作品!!(*`・ω・´*)
831 忍法帖【Lv=2,xxxP】 ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2012/03/31(土) 23:17:03.14
失禁ものの作品ラッシュ!!!(*`・ω・´*)ジョパァー
|ω・´)残り十分!
833ワイスレ杯参加作品:2012/03/31(土) 23:59:06.53
ワイスレ号出発しました。

おしまい。
834名無し物書き@推敲中?:2012/04/01(日) 00:05:07.00
全作で「インストール」と同じくらいの量かな
835 忍法帖【Lv=2,xxxP】 ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2012/04/01(日) 00:05:14.72
全作品の一覧表!

ttp://p.tl/qaOj-

時間厳守のつもり!(`・ω・´)
836ワイスレ杯参加作品:2012/04/01(日) 00:07:20.53
財布を落としたことに気づいたのは、改札を抜けようとしたときだった。当然、列車の姿は既にない。目尻に涙を浮かべながら雅之はホームの隅から隅まで財布を探した。
(よりによってこんな日に……)
 財布には週末に彼女と行く劇場の券と、そのときに渡すはずだった指輪の代金――雅之の三ヶ月分の給料が入っていたのだ。
 駅員に届け出をした後も諦めきれず、ベンチの下を這うように探した。
「あの、すみません。足をどけてもらっても……」
「何かお探し物?」
 顔を上げると品の良さそうな老婆が雅之を見つめていた。
「大事なものをなくしてしまって……あれが戻ってこなかったら僕は……」
 こらえきれずに目頭を押さえる雅之に、老婆は優しく声をかけた。
「大丈夫、それほど大事なものならばきっと戻ってきます」
 戻ってくるはずがない、と雅之は呟いた。あれほどの大金、届け出る人はいない。
「そんなはずありません」と老婆は言う。「あなたが大事に思うものならば、きっと他の人だって安易に手を出せるものではありません」
 老婆がゆっくりと話すのを聞いていると、不思議と雅之はそうかもしれないと思い始めた。そうして地べたに座り込んでいる自分が急に恥ずかしくなった。
「ご存知かしら。ここは昔、大きな駅家だったんですよ」
「駅家?」
「沢山の駅務を負った馬が繋がれていて、その世話を担っていた女の子が住んでいました。いつも馬糞に塗れてそれは小汚い格好の……」
 老婆はまるで遠くの景色を眺めるように呟いた。
「そんな彼女にも神様が愛し合う殿方がおりました。結納はもう間近、そんなとき折悪しく内紛が始まり、彼は戦地へと旅立っていきました」
「三年間、何の連絡もありませんでした。紛争が終わって、ようやく彼女の元にいくつかの手紙と彼の遺品が届けられました。どうやって届けられたと思いますか?」
 さあ、と雅之は首を傾げた。
「駅から駅へと伝ってきたのです。大切な形見は傷一つ付かずに彼女の元へと届けられました」
 老婆はそう言うとにっこり微笑んだ。

 改札を出ようとしする雅之を駅員が呼び止めた。
「さっき降りてきたお客さんが届けてくれって頼まれたらしいんですよ。定期の乗降駅を見て誰かが機転を利かせたんでしょう」
 窓口の奥から取りだされた財布は、間違いなく雅之のものだった。..
837名無し物書き@推敲中?:2012/04/01(日) 00:07:23.72
第十回ワイスレ杯参加作品(1/2)

>>626 >>649 >>650
>>656 >>659 >>665
>>672 >>681 >>682
>>684 >>699 >>709
>>710 >>711 >>712
>>743 >>745 >>748
>>749 >>751 >>752

つづく!
838名無し物書き@推敲中?:2012/04/01(日) 00:08:10.77
第十回ワイスレ杯参加作品(2/2)
つづき!

>>756 >>758 >>760
>>761 >>765 >>766
>>769 >>779 >>783
>>786 >>791 >>792
>>799 >>803 >>805
>>814 >>819 >>823
>>828 >>829

過去最多の全四十一作品!(`・ω・´)
839836:2012/04/01(日) 00:13:46.39
通常評価でお願いしますううううわああああ本文規制のアホオオオオ
840名無し物書き@推敲中?:2012/04/01(日) 00:51:35.59
どゆことっすか。
841名無し物書き@推敲中?:2012/04/01(日) 00:53:55.38
しょうゆうこと
842オチツケ ◆uxG0R0EdkU :2012/04/01(日) 01:03:19.20
大漁すなあ。しかも良作揃い。
十作に入れる気がしない……
843名無し物書き@推敲中?:2012/04/01(日) 01:10:38.83
全ての作品はエイプリルフールの嘘です
844名無し物書き@推敲中?:2012/04/01(日) 01:13:28.70
あーエイプリルネタ使えばよかったなw
845秋吉君@至福のネカマ飯 ◆2itMTGf8Qk :2012/04/01(日) 01:18:44.66
史上最大のワイ杯となった。
過去最凶の過酷なバトルである。
10傑に入らなかったら即筆を置く覚悟である・・・
846名無し物書き@推敲中?:2012/04/01(日) 01:43:44.38
大して良作揃いじゃないと思うのだが…ここ最近のワイスレ杯では最低レベルだろ
毎回今回は厳しいって言ってて恥ずかしくないのか?
847名無し物書き@推敲中?:2012/04/01(日) 04:19:52.82
ランダムに20個くらい読んだ。全部読んだら紹介コメント表みたいなの作る。いまんとこ786がよかった。
848名無し物書き@推敲中?:2012/04/01(日) 08:49:17.03
>>847
786の自演かと疑われないような書き方としてはまだまだだな。
849名無し物書き@推敲中?:2012/04/01(日) 09:10:28.55
790 : 忍法帖【Lv=2,xxxP】 ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2012/03/31(土) 14:10:02.21
アップロダを使って善意の第三者に内容をコピペして貰う!
長文の評価を終えた直後だったのが不幸中の幸い!

『善意の第三者』は、法律用語で特別な意味があるから、安易に使うなよ。
850名無し物書き@推敲中?:2012/04/01(日) 09:19:57.55
ムー。
規制解除した。
851名無し物書き@推敲中?:2012/04/01(日) 09:20:49.81
多重投稿が多いせい?似たようなのが多いねー
852名無し物書き@推敲中?:2012/04/01(日) 09:21:20.27
>大して良作揃いじゃないと思うのだが…
はげどう
853 忍法帖【Lv=2,xxxP】 ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2012/04/01(日) 09:22:21.55
第三者にコピペして貰う!

それはいいとして。急遽、出掛けることになったんだ。
うん、わかっているよ。昼過ぎには帰るようにする。
まだ一作も読んでないから。葬式の彼に呼ばれたんだ。うん、私事だよね。

心穏やかに待っていて欲しい!(`・ω・´)ノシ
854名無し物書き@推敲中?:2012/04/01(日) 10:08:48.12
>>846>>852は参加してるのか?
してるのならその物言いで優勝できないのはおかしいし、参加してないならただの恥ずかしい奴なんだが。
855名無し物書き@推敲中?:2012/04/01(日) 10:11:25.06
>>709
これがレベル高い?
856852:2012/04/01(日) 10:16:14.87
レベル高くないだろう。これまでと比較して。
もちろん自分のはどうこう言えないがね。
857852:2012/04/01(日) 10:23:51.35
同一人物が駄作を大量投下しているようだ。それで全体のレベルが下がったみたいに見える。
858854:2012/04/01(日) 10:31:44.99
>>857
すまね。駄作を大量投下は俺だ。変な事言って悪かった。
859名無し物書き@推敲中?:2012/04/01(日) 10:43:02.78
もしかするとスレチかもしれないがノイリマサアキが凄すぎる件。
860上久保省太 ◆SRLJbawRsQ :2012/04/01(日) 11:38:34.51
>>853
おいおい、今日中に結果発表すんの無理じゃね?
861秋吉君@至福のネカマ飯 ◆2itMTGf8Qk :2012/04/01(日) 12:09:43.16
プライベート優先でOK。
別に今日中じゃなくてもいいよ。
862名無し物書き@推敲中?:2012/04/01(日) 12:16:16.14
これまでに比べて、目も当てれない文章は減ったが、全体的に内容がないな。
情景描写やよくある展開ばかりで、駅も舞台設定以上の意味を持ってるものが少ない。
薄味大盛りってな感じだ。
863名無し物書き@推敲中?:2012/04/01(日) 12:27:47.92
大レベル2祭り!
864上久保省太 ◆SRLJbawRsQ :2012/04/01(日) 12:30:25.46
レベル厨乙。
865名無し物書き@推敲中?:2012/04/01(日) 12:30:49.35
レベル厨乙
866名無し物書き@推敲中?:2012/04/01(日) 12:33:01.04
>>864
自演乙
867秋吉君@至福のネカマ飯 ◆2itMTGf8Qk :2012/04/01(日) 12:34:26.78
>>862
そんなUが選ぶベスト3は?
868名無し物書き@推敲中?:2012/04/01(日) 12:42:25.81
上久保とレベル厨が一緒に現れることを初めて指摘した奴は、きっと面白い小説書くんだろうなと思う
869名無し物書き@推敲中?:2012/04/01(日) 12:49:59.81
多すぎて寸評書けねえよ。
870名無し物書き@推敲中?:2012/04/01(日) 12:58:25.48
ここら辺がおすすめ。
>>682, >>710, >>743, >>745, >>748
>>761, >>766, >>783, >>792

ちなみに以前から予想してるがワイの好みとは合致せずw
871名無し物書き@推敲中?:2012/04/01(日) 13:00:41.67
>ワイの好みとは合致せず
ワイの好みで選んでみてくれ。
872名無し物書き@推敲中?:2012/04/01(日) 13:09:02.80
>シロさんは言うまでもなくホームレスで
言わなきゃわからん。阿呆ちゃうか。
873名無し物書き@推敲中?:2012/04/01(日) 13:20:26.39
駅に住んでいるから言うまでもないんだろ。それくらいは読み取れ。
874名無し物書き@推敲中?:2012/04/01(日) 13:22:12.51
作者乙!
875名無し物書き@推敲中?:2012/04/01(日) 13:26:28.15
やはり作者が出てきたか・・・
876上久保省太 ◆SRLJbawRsQ :2012/04/01(日) 13:30:31.32
脳内補完!
877名無し物書き@推敲中?:2012/04/01(日) 13:31:32.59
>>873
ゴミ文製造機乙
878名無し物書き@推敲中?:2012/04/01(日) 13:38:24.56
いかんな。流れとして悪い。駄作が多いのは分かる。
分かるが、もっと褒めてやれ。
ここは、褒めて伸びる子が多い。
879名無し物書き@推敲中?:2012/04/01(日) 13:39:42.80
>>709
誉めてやれよ
880名無し物書き@推敲中?:2012/04/01(日) 13:44:32.08
なんで今回こんな空気悪いの
881名無し物書き@推敲中?:2012/04/01(日) 13:45:08.16
褒めようと思ったが・・吐き気がしてきた。
882秋吉君@至福のネカマ飯 ◆2itMTGf8Qk :2012/04/01(日) 13:45:40.30
さては邪悪なでぶが紛れ込んでおるな・・・
883名無し物書き@推敲中?:2012/04/01(日) 13:46:04.71
どのスレもひとがいないので
ここに集中している
884名無し物書き@推敲中?:2012/04/01(日) 13:46:46.75
難民収容所。
885名無し物書き@推敲中?:2012/04/01(日) 13:47:30.26
>>880
作品が多くて自分のが入選しないかもしれないからピリピリしてるんじゃないのぉ?

ま、全体のレベルはいつも通りのワイスレ杯のレベルじゃないかねぇ
886名無し物書き@推敲中?:2012/04/01(日) 13:49:20.39
羊たちの沈黙だ。迷える子羊たちの。
887秋吉君@至福のネカマ飯 ◆2itMTGf8Qk :2012/04/01(日) 13:56:13.55
中野アナ「今回、複数作出したとの噂ですが」
秋吉君「前回の祭りが不本意な結果に終わったので悔しくてね」
中野アナ「自信のほどは」
秋吉君「4作も出して1作もトップ10入りしなかったら、恥ですよHAJI」
中野アナ「実力が伴っていないという批判もあるようですが」
秋吉君「なにぃ? それが76点ホルダーに向かっていう言葉か! 喝ーーっっ!!」
中野アナ「きぃぃやぁぁああ!」
(秋豚のハンドパワーでスカートがめくれる。ノーパンだったアナの全てがさらされる)
888名無し物書き@推敲中?:2012/04/01(日) 14:02:03.54
ワア、尾も白かった。。。(オナニー大好きな人みたい)
889秋吉君@至福のネカマ飯 ◆2itMTGf8Qk :2012/04/01(日) 14:03:59.02
さまよえるオランダ人全曲を聴きながら
余ってるシャンボール・ミュジニーでも飲むか。
腐ってなければよいが。
890名無し物書き@推敲中?:2012/04/01(日) 14:04:48.10
勃ちますた。(・ω・)
891名無し物書き@推敲中?:2012/04/01(日) 14:06:32.77
お前ら、ステマでもなんでもいいからオススメの一作を寸評付きで挙げちゃえよ
892 忍法帖【Lv=3,xxxP】 ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2012/04/01(日) 14:09:03.17
さて、読むか!

間に合うのか!(`;ω;´)
893名無し物書き@推敲中?:2012/04/01(日) 14:09:05.84
一作しか書いてないけど、まあこのレベルなら10位以内は余裕だな
894名無し物書き@推敲中?:2012/04/01(日) 14:09:07.03
んじゃ、891が書いた作品からよろしく!
 ↓
895名無し物書き@推敲中?:2012/04/01(日) 14:10:39.29
キャノンボール・アダレイ!
896891:2012/04/01(日) 14:11:50.20
>>894
お前の返しは才能感じるわww
897名無し物書き@推敲中?:2012/04/01(日) 14:12:37.17
四十作でも順位付けは可能だ!
898秋吉君@至福のネカマ飯 ◆2itMTGf8Qk :2012/04/01(日) 14:14:07.19
2/3くらいまでは読んだんだが、ラストのラッシュが凄まじくて
ついていけなくなった。
オケツから読み始める。
シャンボール・ミュジニー腐ってなかった。夏だったら一晩もたなかったな。
899名無し物書き@推敲中?:2012/04/01(日) 14:19:18.33
作品を読むか、2テラ分のエロ動画を整理するか、どちらを先にするか悩むな。
悩ましい。
900名無し物書き@推敲中?:2012/04/01(日) 14:20:18.23
エロ動画の整理は人に頼めないからな。一生ものだし気が抜けない。
さてどうするか。
901名無し物書き@推敲中?:2012/04/01(日) 14:20:44.32
さて、蜂蜜酒を飲みながらスカイリムするか
25000G貯めて家を買わないといけないんだ
902上久保省太 ◆SRLJbawRsQ :2012/04/01(日) 14:20:48.84
>>892
もう今日中は無理だろ。
903秋吉君@至福のネカマ飯 ◆2itMTGf8Qk :2012/04/01(日) 14:23:35.26
>>823は爬虫類だか両生類系の匂いがするな。
904秋吉君@至福のネカマ飯 ◆2itMTGf8Qk :2012/04/01(日) 14:24:50.67
>>901
鍛冶やればいくらでも稼げるぞ。
905名無し物書き@推敲中?:2012/04/01(日) 14:25:51.04
余興に駄作と非駄作を仕分けて発表してやろうか。
906891:2012/04/01(日) 14:26:01.78
682
不思議系のお話かと思いきや、叙述トリックで綺麗にまとまってる。お題の駅を舞台にした話では頭一つ抜けてる感じ。

761
廃駅を人物に重ねて話に厚みを持たせている。締め方も切なくて良い。

745
何か仕掛けたい心意気は感じたが、よくわからん。ラノベテイスト。誰か解説してくれ。

783
お題の使い方が特徴的。三人称だが、回想の入りに明確な区切りがなく、混乱を招く。

766
捻りはないが、雰囲気が良い。ラストのぼかし方が更に良い。

792
きてやれよ。結婚してもきてやれよ。
907秋吉君@至福のネカマ飯 ◆2itMTGf8Qk :2012/04/01(日) 14:37:59.58
>>814は、まあ、ふうんという感じだな。
908名無し物書き@推敲中?:2012/04/01(日) 14:39:19.01
>>905
たのむ。
むしろ、駄作、普通、秀作にわけとくれ。
909名無し物書き@推敲中?:2012/04/01(日) 14:43:24.47
814は無理矢理お題の駅と絡めてるから違和感がね。
交換方法が電車である必要が何一つない。
910名無し物書き@推敲中?:2012/04/01(日) 14:43:57.78
>>906
おまえ、下手な鉄砲は数撃っても当たらずという名言を知らんのか?
911秋吉君@至福のネカマ飯 ◆2itMTGf8Qk :2012/04/01(日) 14:44:32.03
>>792も甲羅の匂いがするな。
しかし、甘いシャンパン?勘弁してくれよセニョリータ
912名無し物書き@推敲中?:2012/04/01(日) 14:48:07.20
>>910
むしろ、的がなければどんだけ撃っても無駄ってやつさ。
913名無し物書き@推敲中?:2012/04/01(日) 14:52:40.06
いつもよりかぶりネタ多いな。テーマかな
914名無し物書き@推敲中?:2012/04/01(日) 14:55:46.85
>>626● >>649◎ >>650
>>656◎ >>659● >>665
>>672● >>681● >>682
>>684● >>699● >>709
>>710● >>711● >>712
>>743● >>745● >>748
>>749◎ >>751● >>752
915秋吉君@至福のネカマ飯 ◆2itMTGf8Qk :2012/04/01(日) 15:00:54.52
確かに似たような系統がおおいな。 
エロネタはさておき、死の列車系とか自殺系。
916名無し物書き@推敲中?:2012/04/01(日) 15:02:00.64
>>907
何がふうんだよボケ!
917オチツケ ◆uxG0R0EdkU :2012/04/01(日) 15:02:04.90
くたびれたオッサン系が多い印象ですな
918オチツケ ◆uxG0R0EdkU :2012/04/01(日) 15:02:56.17
やった!規制解けてる!
919名無し物書き@推敲中?:2012/04/01(日) 15:06:05.21
>>756● >>758◎ >>760
>>761● >>765● >>766
>>769● >>779● >>783
>>786◎ >>791● >>792
>>799● >>803● >>805
>>814● >>819● >>823
>>828● >>829
920名無し物書き@推敲中?:2012/04/01(日) 15:08:02.03
>死の列車系とか自殺系

列車や線路が死への旅路の、駅は人生の終着のメタファーだ。
921名無し物書き@推敲中?:2012/04/01(日) 15:09:12.22
作品をけなすと作者が血相変えて飛び出してくるなw
922秋吉君@至福のネカマ飯 ◆2itMTGf8Qk :2012/04/01(日) 15:10:17.77
>>786は・・・この超スプリント勝負に慣れていないのかもな。もっと語りたかったんじゃないかね。

>>920 
死ぬほど怖い話スレに落ちてる系とも言える。
923秋吉君@至福のネカマ飯 ◆2itMTGf8Qk :2012/04/01(日) 15:12:40.69
>>921
楽しいだろ? 休日午後のワインには最高のツマミだ。
924秋吉君@至福のネカマ飯 ◆2itMTGf8Qk :2012/04/01(日) 15:20:54.20
>>752は設定メモじゃんw壮大すぎるだろw
925オチツケ ◆uxG0R0EdkU :2012/04/01(日) 15:25:28.83
十作前後予想
斜め読みでスマホ

本命
>>656 >>712 >>765 

対抗
>>682 >>699 >>711 >>748 >>760 
>>779 >>783 >>814 >>819 >>823

>>779はオチがっ……でも大好きだぞ!
926オチツケ ◆uxG0R0EdkU :2012/04/01(日) 15:28:41.17
間違えた、大好きなのは>>799だよ
>>779は秋吉氏の匂いがするんだよ
927秋吉君@至福のネカマ飯 ◆2itMTGf8Qk :2012/04/01(日) 15:36:13.30
さすがオチツケや・・・
読めるなおぬし。
928秋吉君@至福のネカマ飯 ◆2itMTGf8Qk :2012/04/01(日) 15:38:01.66
>>779は俺じゃないけどなw
929オチツケ ◆uxG0R0EdkU :2012/04/01(日) 15:42:50.25
うひひひひ照れるのう……って違うんカ━━━━щ(゚Д゚щ)━━━━イ!!!!
930上久保省太 ◆SRLJbawRsQ :2012/04/01(日) 15:43:22.49
>>914>>919
お前、見る目あるわ。
931名無し物書き@推敲中?:2012/04/01(日) 15:45:55.54
>>730
自分のが選ばれたんか?
932名無し物書き@推敲中?:2012/04/01(日) 15:59:25.40
>>919
ありがとう。
933名無し物書き@推敲中?:2012/04/01(日) 16:05:11.00
秋吉や上久保が、他人に向かって、読めるとか、見る目あるとか言っているw
934名無し物書き@推敲中?:2012/04/01(日) 16:10:01.05
自演大会だな
935秋吉君@至福のネカマ飯 ◆2itMTGf8Qk :2012/04/01(日) 16:10:53.21
いや、オチツケの>>925が妥当な線だ、と声高らかに言いたいっ!
936名無し物書き@推敲中?:2012/04/01(日) 16:10:57.39
どれがどのコテ作品か示唆するような書き込みしたら規定の意味がないだろ
馬鹿なの?
937名無し物書き@推敲中?:2012/04/01(日) 16:11:38.40
>>925の上位に秋吉がいる
938上久保省太 ◆SRLJbawRsQ :2012/04/01(日) 16:14:59.51
>>936
なら、どれがどのコテの作品なのかピンポイントで当ててみろや、カスが。
939名無し物書き@推敲中?:2012/04/01(日) 16:16:11.41
上久保=レベル厨=秋吉

どうよ
940名無し物書き@推敲中?:2012/04/01(日) 16:17:05.12
どうでもいいけどワイの贔屓癖は先例があるからねえ。
941秋吉君@至福のネカマ飯 ◆2itMTGf8Qk :2012/04/01(日) 16:18:18.74
俺は割と冷遇されてると思うな。愛のムチ効果で。
だからバレると不利なんだ。
942上久保省太 ◆SRLJbawRsQ :2012/04/01(日) 16:18:36.23
ガチなのは、>>932>>758or>>786ってことだな。
943上久保省太 ◆SRLJbawRsQ :2012/04/01(日) 16:19:44.24
>>939
上久保≠レベル厨=秋吉
944名無し物書き@推敲中?:2012/04/01(日) 16:25:13.11
いや、上久保=レベル厨は既に公理だから
やるならレベル厨≠秋吉しかない
まあ、反論してこない時点で秋吉=上久保も確定だがな
同時に中身の奴の頭の程度も
945ポッポ ◆paB28qf3gA :2012/04/01(日) 16:25:50.02
贔屓?冷遇?
四回連続選外の記録更新中の私が通りますよ。
946名無し物書き@推敲中?:2012/04/01(日) 16:27:23.10
名無しだからだろ
947名無し物書き@推敲中?:2012/04/01(日) 16:28:40.80
要するにポッポはもうダメじゃんて話
948名無し物書き@推敲中?:2012/04/01(日) 16:29:01.53
不正をしていないことが明らかな点で、ポッポは評価に値する。
949上久保省太 ◆SRLJbawRsQ :2012/04/01(日) 16:29:28.41
>>944
おいおい、勝手に公理にするなよ。
俺はレベル厨ではない。
950名無し物書き@推敲中?:2012/04/01(日) 16:29:36.91
ただのゴミだけどなw
名無し以下ww
951名無し物書き@推敲中?:2012/04/01(日) 16:31:19.23
ポッポって純文作家気取ってるぐらいなんだし歴代芥川賞作品くらいは既に読破してるんだよね?
952名無し物書き@推敲中?:2012/04/01(日) 16:31:40.21
>>925
799はオチが何だって?
参考にしたいから言ってくれ
953名無し物書き@推敲中?:2012/04/01(日) 16:31:46.08
ポッポw
954名無し物書き@推敲中?:2012/04/01(日) 16:36:39.45
ほんとゴミみたいなコテしかいないなあ……
955名無し物書き@推敲中?:2012/04/01(日) 16:42:35.78
>ほんとゴミみたいなコテしかいないなあ……
ふざけろ。それぞれ特技がある。


ぽっぽ ビールや発泡酒を飲むのが得意。
秋吉 有名洋酒の偽物をコレクション。
オチツケ 2、3枚の文章を良くかける。
上久保 人より多く草を生やせる(WWW)
956上久保省太 ◆SRLJbawRsQ :2012/04/01(日) 16:43:45.85
>>954
ゴミ以下のお前が言うな。
957名無し物書き@推敲中?:2012/04/01(日) 16:45:09.35
レベル2は身分をわきまえろ!
958上久保省太 ◆SRLJbawRsQ :2012/04/01(日) 16:46:26.37
レベル厨乙。
959名無し物書き@推敲中?:2012/04/01(日) 16:47:06.44
コテは名無しより身分が上だ。
これはまぎれもない事実だろう。
960上久保省太 ◆SRLJbawRsQ :2012/04/01(日) 16:49:05.83
お前良いこと言うな。
961名無し物書き@推敲中?:2012/04/01(日) 16:52:53.01
自演乙
962上久保省太 ◆SRLJbawRsQ :2012/04/01(日) 16:54:21.11
自演じゃねえよ、カスが。
963名無し物書き@推敲中?:2012/04/01(日) 16:56:25.69
あーもう、荒らすな荒らすな。
作品批評にいちいち自演乙とかつけるな。
コテだろうが名無しだろうが、仲良く楽しく批評しようぜ。
964ポッポ ◆paB28qf3gA :2012/04/01(日) 16:59:03.03
新スレ立てましょうか?
965名無し物書き@推敲中?:2012/04/01(日) 17:00:51.27
立てて下さい
966ポッポ ◆paB28qf3gA :2012/04/01(日) 17:02:12.11
おk!
967ポッポ ◆paB28qf3gA :2012/04/01(日) 17:07:18.26
968オチツケ ◆uxG0R0EdkU :2012/04/01(日) 17:08:15.80
>>952
――笑った、というか笑わせて強引に終わらせた感がなきにしもしも
969上久保省太 ◆SRLJbawRsQ :2012/04/01(日) 17:20:57.82
ワイスレ四天王

上久保、秋吉、ぽっぽ、オチツケ
970名無し物書き@推敲中?:2012/04/01(日) 17:22:28.56
レベル2の守護神
上久保、月子、秋吉、ぽっぽ、オチツケ
971上久保省太 ◆SRLJbawRsQ :2012/04/01(日) 17:22:49.76
レベル厨乙。
972名無し物書き@推敲中?:2012/04/01(日) 17:23:34.40
上久保はレベル厨ではない(4月バカ
973鎖骨人形 ◆jPpg5.obl6 :2012/04/01(日) 17:28:50.28
落ち着け。

>>963をよみなされ。
974上久保省太 ◆SRLJbawRsQ :2012/04/01(日) 17:31:14.10
お前誰だよ?
975名無し物書き@推敲中?:2012/04/01(日) 17:32:13.84
捨てコテはよくないよな。
976名無し物書き@推敲中?:2012/04/01(日) 17:33:56.70
埋め作業は荒れても問題なし
977鎖骨人形 ◆jPpg5.obl6 :2012/04/01(日) 17:34:47.05
前スレに魔女の話をあげたひと。
ちなみに私もレベル厨じゃない。

あ、ポッポさんスレたて乙
978上久保省太 ◆SRLJbawRsQ :2012/04/01(日) 17:35:19.75
早くこのスレ埋めて移動しようぜ。
979鎖骨人形 ◆jPpg5.obl6 :2012/04/01(日) 17:37:32.94
捨てコテのつもりはないさ。

あ、捨てコテって、なんかステテコににてるよね?
980上久保省太 ◆SRLJbawRsQ :2012/04/01(日) 17:39:37.51
鎖骨人形は今回のワイ杯の台風の目となるか?
981名無し物書き@推敲中?:2012/04/01(日) 17:43:11.44
ズリョーゲン
ネギ
無個性
美香
当衣
ラリー

76

ジャンボ
レナ
クラム
杉井ひかる
ミラ
ケンシロー
しぽ
浅川
982鎖骨人形 ◆jPpg5.obl6 :2012/04/01(日) 17:43:27.24
上久保くんは結構好評価をくれてるね。
ワイさんの目にどううつるかはわからない
983名無し物書き@推敲中?:2012/04/01(日) 17:43:40.12
さて、さて。ワイさん20時まで寸評を発表できるのか。
無理なら、日をあらためてもOK!

じっくり評価していただきたい、いまごろメモを手に必死かな。
984上久保省太 ◆SRLJbawRsQ :2012/04/01(日) 17:46:47.79
今日中の結果発表は無理だろうな。
ワイが驚異の粘りを見せれば話は別だが。
985がんば:2012/04/01(日) 17:48:39.75
無理だろうね今日は
986名無し物書き@推敲中?:2012/04/01(日) 17:49:51.50
これは……という作品をみんながけなしてることにニヤニヤしてる俺がいる
987上久保省太 ◆SRLJbawRsQ :2012/04/01(日) 17:51:03.40
これからは金曜日に締め切って、土曜日に選考、日曜日に結果発表すればいいと思うのだがどうか?
988ぷぎゃああ:2012/04/01(日) 17:53:52.66
全部読み終えた!
発表は予定通り!
風呂で汗を流し、淡麗生で喉を潤す!
時間は十分ある!
(`・ω・´)
989上久保省太 ◆SRLJbawRsQ :2012/04/01(日) 17:55:30.75
ワイが驚異の粘りを見せたなw
990名無し物書き@推敲中?:2012/04/01(日) 17:58:13.89
音楽的才能が欲しかったな。
ピアノを習えば作曲できるの?
マッキーみたいになりたいんだが。あとビリージョエルとか。
991名無し物書き@推敲中?:2012/04/01(日) 17:59:52.87
脅威の粘りがレベル2に叩かれないことを願う。
992上久保省太 ◆SRLJbawRsQ :2012/04/01(日) 18:01:38.37
レベル厨乙。
993名無し物書き@推敲中?:2012/04/01(日) 18:02:33.66
自演乙
994上久保省太 ◆SRLJbawRsQ :2012/04/01(日) 18:03:59.24
自演じゃねえし。
995名無し物書き@推敲中?:2012/04/01(日) 18:07:34.38
先ずは掘られてみろ。
996 忍法帖【Lv=3,xxxP】 ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2012/04/01(日) 18:11:24.39
全作を読み終えて寸評を書き上げた!
新しいスレッドにURLで書き込む!
コピペをお願いしたい!

よろしく!(`・ω・´)ノ
997名無し物書き@推敲中?:2012/04/01(日) 18:11:35.39
こってりとしたものが食べたいな。
中華料理。
焼肉。
ピザ。

今日の晩飯はカレーだ。
肉はビーフとポークとキーマ。
それにレーズンと福神漬と白菜漬け。
これでもいいや。
998名無し物書き@推敲中?:2012/04/01(日) 18:12:58.47
まだ忍法帳?
規制はとけたはずなのに。
999名無し物書き@推敲中?:2012/04/01(日) 18:13:23.62
ワイさんのレベルが上がっている!!!!!!
1000上久保省太 ◆SRLJbawRsQ :2012/04/01(日) 18:13:32.90
優勝するのはこの俺様だ!
10011001
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