■投稿する人へ
・あなたが書いた文章を真面目に読み、感想・添削・批評を行ないます。基本的な投稿は
小説ですが、論説文やエッセイなどもOKです。掲示板にコピー&ペーストするのが一番
よいですが、自分のサイトの直アドレスやまたり文庫・アリの穴などの投稿サイトをさらすのもあり。
酷評スレまとめwiki(
http://www6.atwiki.jp/kata/ )でも投稿できます。
このような場合は、各サイトのトップページではなく、直接「作品の」アドレスを貼ってください。
・創作文芸板は最大改行32行、最大文字数は1024文字です。改行の少ない作品なら
1レスあたり原稿用紙2枚と少しくらい。3レス(原稿用紙7枚以上、もしくは100行以上)を
超える量の文章は、外部に晒してリンクを貼ったほうがいいでしょう。
※※ 時々いたずら目的で本人を騙ってHPアドレスを載せる輩がいます。
HP掲載の文章の批評を希望する人はそのページ、もしくは自BBSに<2ちゃんにて批評依頼中>
と入れてください。クリックして見られる『隠し』でもかまいません。 無い場合は高確率でスルーされます。
スレに直接貼る場合も、一言書いておいたほうがスルーされにくいです。
・投稿する前に読みかえしましょう。痛い間違いは投稿後に修正できません。
・もしも文章を無視されてしまったら、もう一度批評をもらえるように頼んでみましょう。
目についたものから批評していくので、見落としもあります。
・辛辣なことを言われても落ち込みすぎないように。批評をした人とあなたの傾向の相性が
悪かったのかもしれません。でも、あなたの作品をそういうふうに受け取る人もいるという
ことを心にとめておいてください。
■批評する人へ
・批評への参加は自由です。
・当スレは投稿者を育てるのが目的なので、良い所と悪い所を具体的に挙げて、できるだけ
投稿者が納得する形で批評してあげてください。
5 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/18(水) 18:52:45
前スレの998は、997をきちんと批評してやれよ。
>>5 無理ポ。これだもんね。
998 名前:名無し物書き@推敲中?[sage] 投稿日:2006/10/18(水) 17:52:53
>>991 横レスだが、結局持論なのに「俺はこう思う」ではなく「べきもの」って言ってる姿に性格が見え隠れして悲しい。
さすが頭使ってる人は違うや!
>>996 なにそのライトノベル
>>997 >>953
7 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/18(水) 19:38:15
酷評お願いします。 私は鼠である。尻に糸ミミズをぶら下げ、油を塗りたくった毛皮を纏う鼠である。誰も、私に触れようとはしない。触れたくないのだ、おそらく。 私は油を洗い落とそうと熱いお湯を浴びた。がしかし、下水道で長年蓄えた油はすこぶるしつこく、私に纏わりつく。 私は大きな包丁で尻尾を切ろうとした。がしかし、糸ミミズは刃物を怖がって逃げ惑うばかり。 どうしようかと悩んだ。私は皆に触れられてほしい。もう汚れもの扱いされるのは御免だ。鼠になんて生まれたくなかった。 気付けば、私は痩せこけていた。悩むことに疲れて、弱ってしまったのだ。 そのせいで尻尾が千切れてしまった。毛皮の油は落ちてしまった。鼠ではなくなった。骨になったのだ。
>触れたくないのだ、おそらく。 この倒置は必要か? >がしかし これ日本語? >私は皆に触れられてほしい。 触ってほしいだろ
9 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/18(水) 19:50:06
愛が ふざけ過ぎた 悪ガキ二人を 真顔にする その真顔と 日常のチャラ顔の いずれがフリなのか わからなくなって いきながら 人生が 進む 仕 組 みになっている
11 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/18(水) 20:24:42
>>8 998は、そんなもんだったのかよ(プゲラヒャゲラ
12 :
↑ :2006/10/18(水) 20:28:31
( ´,_ゝ`)プッ
13 :
↑ :2006/10/18(水) 20:37:02
( ´,_ゝ`)プッ
14 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/18(水) 20:38:20
>>12 自分で998だと言っているようなもんじゃねえかよ(プゲラヒャゲラ
>>10 じゃあお手本ヨロ
>>11 批評もできねえくせに書き込むなよ低脳(プゲラヒャゲラ
16 :
↑ :2006/10/18(水) 20:42:20
低能乙
17 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/18(水) 20:43:48
>>14 勝手に思い込むのはいいがもっと頭良くしたほうがいいぞ脳なし(プゲラヒャゲラ
18 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/18(水) 20:43:51
同じ人だよね? なんで自演するの?
21 :
↑ :2006/10/18(水) 20:54:35
涙目で必死になっている能無しとは、君のことかな。 社会の底辺の辛酸を嘗めつくしたからこそ、こういう意見を吐けるのだろう。 ( ゚∀゚)アハハ八八ノヽノヽノヽノ \ / \ / \ じゃあな、せいぜい泣けよ、カスw
>>21 能無しだの社会の底辺だの人真似しかできないのか?
語彙が足りないのか?
小学生並みの頭の悪さだな(プゲラ
23 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/18(水) 21:03:25
て、ことで俺の純文はいかがなものだったかな? 一部「触れられてほしい」と間違いがあったが、あそこは「触れてほしい」だ。
24 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/18(水) 21:05:19
>>22 いつまでやってんだよ。
投稿の方、どうぞ。
25 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/18(水) 21:09:15
言い忘れていた。 「がしかし」はれっきとした日本語だ。指摘した者よ、読書が足りないぞ。
26 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/18(水) 22:11:33
何度か眠りに落ち、同じ回数だけ目覚めた。 飛行機の座席の上での眠りのように、それは不安定で落ちつかない短い眠りだった。 深い眠りが訪れるべきところでふと身を引いて目覚めることになり、 鮮やかな覚醒が訪れるべきところで。また知らず知らず眠りに落ちることになった。 その果てしのない繰り返しだった。 光の変化を欠いているせいで。時間は車軸を緩ませた乗り物のように不安定になり、 窮屈で不自然な姿勢は少しずつ、僕の体から落ち着きを奪っていった。 目覚めるたびに僕は腕時計に目をやって、時刻を確認した。 時間の歩みは重く、不均一だった。
27 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/18(水) 22:34:17
>>26 2箇所意味不明な句点があったが、あれは意図したものか?
意図したものなら、「覚醒が訪れるべきところで」の文章は破綻している。
「光の変化を欠いているせいで」は何の意味も成していない。読点にしなさい。
後者に続く「時間は車軸を緩ませた乗り物ように不安定になり」の文章。
ここはおそらく陽の光が見えないせいで体内時計が狂ったという比喩の文だと思うが、
車軸を緩ませた乗り物の不安定さと体内時計の不安定さは論理が破綻している。
体内時計の狂いはぐらぐらするものではなく、点から点に目まぐるしく移り変わってしまうことによる混乱だ。
車軸を緩ませた乗り物の不安定さとは継続的な揺れだから、等式にはならない。
28 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/18(水) 22:34:42
俺はEDだ。厳密にはそうではないのだが、東京に居た5年間で自慰せずに 勃起したのが3回きりだったのだから、まぁそう呼んで構うまい。 しかし、故郷に帰ってある魅力的な人妻と懇意になり、お互いムードが 高まった時…あの、オスとメスになり変わるときのアトモスファ。が、 漂った時… 勃起した。 と、突然厳かな鐘が鳴り響いて空が輝いた。なんだ。 天使だ。おお。天使。 「あなたは、子供の頃から刑法で許されているからといって、 さんざん親のお金をくすねましたね。その罰として、他人の妻を 『盗む』ことでしか勃起しない身体となったのです」 ガーン。どうしよう。 蒼白になった俺を尻目にいつのまにか天使は消えていた。あーあ。 俺の純愛はどーなるんだ。 と、いう、お話。
29 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/18(水) 22:49:30
>>28 日本語は書けるみたいですね。ぎりぎりですけど。
稚拙な内容なので稚拙な文構成で構わないと思います。
がしかし、作者の一人歩きですね。
最後の「俺の純愛」の部分ですが、純愛とは一体何か。魅力的な人妻と交えることは純愛ではないのか。
その見識が全く記されていない(読者に推測させようともしていない)ので、
この小説は稚拙で且つ底が浅いという称号が与えられることになるでしょう。
30 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/18(水) 23:08:59
32 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/19(木) 00:36:31
多島海の潮風が頬をなぜる。 向島と街を隔てる水道に細波がたち、夕暮れの赤い陽を乱反射させて、その上をポンポン船が幾つか煙を吐きながら走っている。造船所の方の機重機やら作りかけの船は何の変化も無く、只そこに静かにある。 街の東の端にあるだろう浄土寺から海を眺めていた僕は彼女との約束を思い出して待ち合わせの場所に行くことにした。けれど、僕の出鼻を挫くように彼女は現れた。 「うちとの約束、忘れとった?」 彼女の声がした。 「うん、忘れとったわ」 ('A`)さすがに恋愛物は書けませんorz
33 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/19(木) 00:49:47
>>32 >けれど、僕の出鼻を挫くように彼女は現れた。
>「うちとの約束、忘れとった?」
> 彼女の声がした。
彼女が現れた。の後に彼女の声がした。とあるが、彼女がいることがわかっているのに「声がした」と言う表現はいかがなものか。
手法としては時折見掛けるが、読んでいて一度浮かべた映像を再び浮かべ直すことになるので、
俺はやめたほうがいいと思う。
普通に、「彼女は言った」でいい。
34 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/19(木) 00:52:09
>>31 いいよ。酷評しなくても。
君みたいな人は決まってピントが外れた批判をするから。
35 :
えいいち ◆GRGSIBERIA :2006/10/19(木) 01:26:51
1/2 その日、僕は「クエイクU」という一昔前の一人称シューティングゲームしていた。デ スクの前に置かれたディスプレイを注視しながら、オフィスチェアに座ってプレイしてい た。 僕はクエイクUの攻略サイトから拾ってきたシークレット一覧表を傍に置き、ちまちま とプレイしているときだった。突然、何者かによって玄関のドアがノックされ、ゲームは 中断された。 僕はディスプレイの右下に表示されている時刻を見遣った。一時を少し過ぎていた。お よそ宗教の勧誘員が来る時刻だ。僕はエスケープキーを押し、駆け足で玄関のドアを開け に行った。途中、また玄関のドアがノックされた。 玄関のくたびれた靴を踏みながらドアを開けると、そこには外国人の女の子が立ってい た。女の子は笑顔で「ガスコンロの使い方を教えてくれる?」と、綺麗な日本語で聞いて きた。感心はしなかった。 理由はわからないし、断る理由もなかったので僕は頷き、女の子を家に上がらせた。女 の子は笑顔で「ありがとう」と言った。 僕はガスコンロの前まで女の子を案内した。何か言おうと思ったけど、その何かがわか らないから何も言わなかった。のどに何かが支えているような気分だった。 僕は女の子がコンロを見ていることを確認すると、コンロに乗っているやかんをどけた。 そしてコンロのスイッチを押す。カチカチと音が鳴って青い火が点いた。火は小さく、点 いているのか点いていないのかわかりにくかった。
36 :
えいいち ◆GRGSIBERIA :2006/10/19(木) 01:27:56
2/2 女の子は唸っていた。女の子は「なんでつくんだろう?」と小声で唸り、眉をしかめた。 「とりあえず、そのスイッチは押したんだけど、カチカチって音が鳴るだけで点かないの」 僕はただガス栓が閉まってるだけだったんじゃないの、とのどに詰まった泥を押し出す ように言った。どもってしまった。僕はスイッチに手を伸ばし、火を消した。 女の子はガス栓を指差し、「ガス栓ってこれのこと?」と聞いた。僕は頷いた。「これ をひねればいいのね?」僕は頷いた。女の子は「ありがとう」と笑顔で言った。 用事が済んだようなので僕は女の子を玄関まで送った。女の子は笑顔でもう一度「あり がとう」と言い、家か ら出て行った。 玄関のドアが閉まると、腋の下から冷たい汗が流れるのを感じた。気づくと僕は体中汗 で濡れていた。気持ち悪いとは思ったが、着替える気力はなかった。 僕はそのまま布団に入って寝た。 お願いします。
>>35 >>36 描写を書こう。これではただの説明に過ぎない。
一文を抜き出します。
>女の子は笑顔で「ガスコンロの使い方を教えてくれる?」と、綺麗な日本語で聞いてきた。
>感心はしなかった。
上が説明であり、下はそれについての描写のはず。
しかし、感心はしなかった、だけだとこれも説明になってしまう。
なぜ感心しなかったのか? 視点保持者がどう感じたのか、を書いて下さい。
起こったことを、ただ書いているだけでは駄目です。
38 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/19(木) 02:24:17
>>29 どーぞ人妻と奈落の底までずぶずぶ深くお潜りになられてはいかが。
>>35 シューティングゲームしていた まで読んだ
リライトしたよ その日、僕は「クエイクU」という一昔前のシューティングゲームをしていた。 オフィスチェアに腰掛け、パソコンのディスプレイを注意深く見つめる。 手元にはサイトから拾ってきた攻略のシークレット一覧表を置き、たまに画面 から目を離してはそれに目線を落とす。そんな時、玄関のドアがノックされた。 僕はゲームを一時中断し、ディスプレイの右下に表示されている時刻を確認した。 見れば午後一時を少し過ぎている。よく宗教の勧誘員が来る時間帯だ。エスケープ キーでゲームを一旦終わらせ、駆け足で玄関に向かう。その途中でもう一度ノック の音が響いた。 足元のくたびれた靴をふみつけながらドアを開けると、そこには外国人の女の子 が立っていた。彼女の彫りの深い造作と薄い髪の色から、一目でそれとわかったの だ。 彼女は手に何も持っておらず、宗教の勧誘にも他の勧誘にも見えなかった。僕は 突然の来訪者の真意がわからず、ぼんやりと目前の女性を眺めた。 すると彼女は笑顔で、「ガスコンロの使い方を教えてくれる?」と、とても綺麗 な日本語で僕に言った。 唐突な願い出に、僕はしばらく躊躇った。彼女が何故僕を訪ねていきなりこんな ことを頼むのか、理由は全くわからない。 だが僕は何故か、断る理由が見つからず、軽く頷いてそのまま彼女を家に上がら せてしまった。彼女はまた微笑んで「ありがとう」といった。 僕はガスコンロの前まで、彼女を案内した。何か言おうと思ったけど、その何か がわからなかった。だから何も言わずにおいた。のどに何かがつかえているような 気分だった。 彼女がコンロを真剣な眼差しで見ているのを脇目で確認しつつ、僕はコンロに鎮 座していたやかんを横へどけた。そしてコンロのスイッチを押した。カチカチ、と 音がなって青い火が点いた。火はとても小さく、点いているのか点いていないのか わからないほどだった。 しんどいのでもうこれでいいや
41 :
顔偏差値15 :2006/10/19(木) 04:32:04
題名:マルボロ やあ、僕の吸っているタバコはマルボロだよ! 顔さんはパソコンのディスプレーの前で、マウスの横に無造作に置かれていたケースを手に取った そして赤と白に色塗られたそのケースを手に取り、数本のタバコの中から一本を手に取った 数本の中から選ばれたこのタバコに、特別な愛着があるわけではない 顔さんはその一本を口にくわえ、ローソンで買った100円ライターでそっと火をつけた タバコの先端は炎に包まれ、そして淡いオレンジ色に呈し、白い煙はゆらゆらと右に揺れることも左に揺れることもなく 直線的な軌道を描いてある一点で渦を巻きながらふっと消えた 締め切られたこのワンルームの部屋では、空気を乱すものは何もないからだろう 顔さんがタバコを吸うと、タバコの先端が優しく光、そしてその輝きは力なく消え、その光は白い灰になった 顔さんの吐いた煙は、タバコから出るそれとは違い、かなりの勢いで追い出されたその煙は、数秒経てば目視できなくなっていた 顔さんは小説を書くのに必死だった 灰皿に置いてかれたの吸いかけのタバコは、顔さんが気づいたときには一部を残して キャンプファイアで焼かれた木のように白く灰になっており、二度と煙を出すことはなかった 日本語がおかしいでも、ここはこうしたらいいでも、何でもいいのでガンガンダメ出ししてください
42 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/19(木) 05:56:57
>>41 >顔さんはパソコンのディスプレーの前で、マウスの横に無造作に置かれていたケースを手に取った。
「パソコンの前で」でいいと思う。画面の真ん前で手に取ったわけではないでしょ?
>数本のタバコの中から一本を手に取った。
「一本を(もしくは『だけ』)抜いた」
>タバコの先端は炎に包まれ、
「炎」は上がらないよね?マルボロは。俺も吸ってるけど。
>そしてその輝きは力なく消え、その光は白い灰になった。
「そしてその輝きは力なく消え、白い灰になった」
>顔さんの吐いた煙は、タバコから出るそれとは違い、
>かなりの勢いで追い出されたその煙は、数秒経てば目視できなくなっていた。
「かなりの勢いで追い出され(もしくは『吐き出され』)、数秒後には見えなくなった」
最後の段落は表現のし方を変えた方がいいかな。「置いてかれた」「キャンプファイア」などの部分を。
43 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/19(木) 06:02:37
>>32 >彼女
せっかく良い調子だったのに、「彼女」が出てきて打ち壊しになっている。
無理して出てくる「彼女」ではない。
引っ込んでろといいたい。
多島海の潮風が頬をなぜる。
向島と街を隔てる水道に細波がたち、夕暮れの赤い陽を乱反射させて、その上をポンポン船が幾つか煙を吐きながら走っている。造船所の方の機重機やら作りかけの船は何の変化も無く、只そこに静かにある。
街の東の端にあるだろう浄土寺から海を眺めていた僕はロボプーとの約束を思い出して待ち合わせの場所に行くことにした。けれど、僕の出鼻を挫くようにガンツ先生が現れた。
こうするとグッと引き締まるよ。
>>40 50点。素人さんの平均的な文章の典型ですね。
まず、場面が具体的に頭に思い浮かぶので、読みにくくはないです。
ですから、小説の内容を伝えて読ませるだけの最低限度の文章にはなっていると思います。
>ディスプレイの右下に表示されている時刻を確認した。
見れば午後一時を少し過ぎている。よく宗教の勧誘員が来る時間帯だ。エスケープ
キーでゲームを一旦終わらせ、駆け足で玄関に向かう。その途中でもう一度ノックの音が響いた。
〜〜。この短い範囲で文章が5つも区切られているので、ここは3つぐらいにしましょう。
>外国人の女の子が立っていた。彼女の彫りの深い造作と薄い髪の色から、
一目でそれとわかったのだ。
外国人と分かる理由を書いているワケですが、この説明はちょっとダサい。
>何か言おうと思ったけど、その何か
がわからなかった。だから何も言わずにおいた。のどに何かがつかえているような気分だった。
これは、良い感じの表現ですね。上手いと思います。
最後に、点いているのか分からないぐらいの小さなガスコンロの火ですが・・・
微妙なところですね。ここには、何か意味がないといけない。
だから、この火が何かを暗喩していたり、次の展開への関連性が無いと御粗末ですね。
こんなところでしょうか。全体的に甘いところを挙げてみました。
>>41 20点。
もうとにかく、読みたくない文章というか小説ですね。
文章を読んでいる人間の頭の中が痛くなるように視点も描写もヒドイ。
>やあ、僕の吸っているタバコはマルボロだよ!
ここは『』で囲みましょうよ。
>顔さんはパソコンのディスプレーの前で、マウスの横に無造作に置かれていたケースを手に取った
そして赤と白に色塗られたそのケースを手に取り、数本のタバコの中から一本を手に取った
この2〜3行目と1行目の繋がりが意味不明。
僕がマルボロだよ!って言ったら、ここから先はマルボロ視点で書かないといけない。
(そんなもん、あるのかどうか知らんけどw)
あと、ケースがマルボロなのかどうかが読んでて分からない。でも後から分かる。
こういう倒置的な文章(倒置法じゃないですよ)は余程意味が無い限り使ってはいけない。
顔さんって変な名前だよね・・。まぁ、いいや。それはおいといて
赤と白に色塗られた、白ってあんまり塗られたってイメージないんだよね。
あのタバコって英語でMALLBOROって書かれてるんだっけ?
オイラはタバコ吸わないから知らんけどカタカナで書くって何かしっくりこないよね。
すでに3行目までで酷評だらけになったw
あ〜、別に僕がマルボロだって言ってるワケじゃないんだ。 なんかそう見えたww でも、そう思っちゃうだけ唐突だってことさ^^
47 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/19(木) 09:43:21
おとめは行き先だけを知っていた おのこは道の選び方だけを知っていた だから二人はさまよった、二人めぐり合うその日まで。 二人はともに歩んでる 遠く離れているけれど。 また逢う日が来た時、おのこはおとめに告げるのだ。 あのとき、言えなかった言葉を。
48 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/19(木) 11:41:21
酷評する者へ 君、素人だよね。 それ以上に初心者だよね?
49 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/19(木) 11:54:17
>>47 携帯小説の一節みたいで気持ち悪く、読んだところで無価値に限り無く近い文章ですね。
詩だと言っても同様です。
それはさておき、
>だから二人はさまよった、二人めぐり合うその日まで。
だから二人はさまよった、巡り合うその日まで。
こっちの方がリズムはいいでしょう。文もまとまる。
>二人はともに歩んでる 遠く離れているけれど。
二人はともに歩んでいる、
もう少しだけでも掘り下げた哲学を見せてくれればいいかな。
詩なら尚更ね。
51 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/19(木) 14:13:17
>>50 誰も玄人だなんて言ってないですけど?
言い返すならば、お前はクズじゃないのかな?
死ななくてもいい人間なのかな?
やっていることと言っていることが矛盾しているから、
己の言葉が跳ね返ってきた時に屁理屈しか言えなくなるんだよ?
残飯乙
投降しずれえええじゃねーーかよwww
54 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/19(木) 15:37:53
>>53 どうぞ。
このスレは新たな投稿が区切りとなっているようなんで。
>>53 投稿が少ないから無駄話が始まり、そこでシッタカをやった奴がからかわれて逆ギレ、紛糾、
というパターンが続いているから、投稿は多い方がいい。
鉄橋にさしかかったとき、岡部武はおもわず車窓に額を寄せていた。 相模川河口の先に広がる海は八月の日の光を受けて、乱舞する魚の鱗のように輝いていた。 手前の河川敷には、何台かの車が捨石のようにうずくまっている。その対比が頭の奥底にある記憶を 激しく揺さぶった。きょうの海のきらめきは、あのときに目にしたそれと寸分もちがっていないようにおもえた。 すこしばかり違和感もあった。鉄橋を渡る電車の軋みで、すぐにそれがなんであるのかはわかった。 あのとき目にした光景は、今とは逆の、上りの電車からのものだった。そして目の前の空席には父親が座っていたのだ。 自分の吐いた台詞も甦ってくる。 もう親父の時代じゃないってことだよ。 十八になったばかりの青二才が、二回り以上もちがう父に、知った顔で浴びせた台詞だった。 鉄橋を渡り切ると、すぐに海は視界から消えた。 棚の上のスーツを手にして降車の準備をした。鉄橋を渡ると数分もしないで駅に着く。 感触をたしかめるようにプラットホームに足を下ろした。予想に反して、三十年ぶりという感慨は特にはわかなかった。 改札を出るときにはさすがに目を見張った。郊外の典型とも言える駅の姿かたちは、都心で見られるようなきれいな 駅ビルに一変し、昇降用のエスカレーターまである。 駅前もえらい変わりようだった。小ぎれいなビルがひしめき合い、記憶にあるバス停はロータリーできっちりと区割りされている。 気のせいか道行く人間も当時とちがって垢抜けたように見える。 これまでに東海道線を利用しなかったというわけではない。熱海や伊東に行く折には否が応でも通過する。 しかし相模川の鉄橋に差し掛かるころになると、意識して目を瞑り、決してこの町を見ようとはしなかったのだ。 町なかに足をむけた。 アーケードこそかけられているが、商店街はさほど変わってはいなかった。甘味処、喫茶店、鞄屋、洋品店――。 女が化粧するように、表づらは改装しているが、知った店の何軒かはむかしのまま営業していた。
>>37 それは生地として完成しているということですか?
つまり、今はスポンジにホイップクリームが足りないような。
58 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/19(木) 16:24:29
>>56 短編小説の出だしとしては、可もなく不可もなく、まあまあかな。
文体も安定しているようだし、悪くない。
>鉄橋にさしかかったとき、岡部武はおもわず車窓に額を寄せていた。
『額を寄せた』ではなく、『寄せていた』と表現したのは、この話が始まる前からの
連続性を感じさせ、意識してやったのならいい表現だと思う。
とりあえず気がついたのはこのくらいかな。これ以上は、何とも言えないね。
40だけど、
>>44 さんはもしかして本人がリライトしたと思ってるのかな?
自分が独断で勝手に書き直してみただけだったけど。
あれで50点らしいので、
>>57 は頑張って100点もらえるようにしなよ。
あと土台は完成してるのか、って質問だけど、
はっきりいってあれはホイップ足りないどころかスポンジすらまだ焼きあがってないと思うよ。
強いて言えば今は材料を集めてきて、さあ焼くぞって段階だと主。
60 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/19(木) 16:44:29
>>56 流れを途切れさせている文がちらほら見受けられるが、良いと思うよ。
比喩表現の斬新さに欠ける面は読んでいる方からすれば面白味がない。
でもそのお陰で穏和な古風調になっているから、そのままでいいでしょう。
残飯乙
>>56 好みはあるんでしょうが文章的には大体いいんじゃないでしょうか。
ただ構成はよくないですね。
まず主人公に動きがありません。車中の描写から入って、駅、そして街。
物語に関係しないシーンが連続します。
伏線になりそうなのは車内の回想くらいなので、駅から街への描写はばっさり
切って、物語を進めたほうがよいと思います。
非常に素人くさい文章ですね。 十代なのかな? 一人称ですから、もっとキャラクターの目線で書いたほうが 雰囲気が出るでしょう。 例えば、自分で遊んでいる時に >「クエイクU」という一昔前のシューティングゲーム と思いながらはプレイしませんよね。 >一時を少し過ぎていた。およそ宗教の勧誘員が来る時刻だ。 >僕はエスケープキーを押し、駆け足で玄関のドアを開けに行った。 これだと「宗教の勧誘」を待っていたように読めますが。 違いますよね? 普通は、面倒だから無視しようとか考えると思います。、 >玄関のくたびれた靴を踏みながらドアを開けると、 >そこには外国人の女の子が立っていた。 新しい人物を登場させたら、どんな人物なのか描写しましょう。 外見とか服装、顔の印象。いろいろとあるはずです。 >女の子は笑顔で「ガスコンロの使い方を教えてくれる?」と、綺麗な >日本語で聞いてきた。【感心はしなかった。】 「感心はしなかった」の意味がよくわかりません。 >【理由はわからないし】、断る理由もなかったので僕は頷き、女の子を家に >上がらせた。女の子は笑顔で「ありがとう」と言った。 理由はわかってるでしょう? ガスコンロの使い方ですよ。 >何か言おうと思ったけど、その何かがわからないから何も言わなかった。 >のどに何かが支えているような気分だった。 どこに住んでるいるのですか? とか聞こうと思ったけど外人の女の子が あまりに綺麗で言葉にできなかったとか。そんな描写になるはず。 一人称ですからあまり気取らずに、主人公の心理を描写するようにしてください。
>>56 比喩もうまいし、このスレで酷評される必要ないのでは。後は中身がどうなってるか、ですやね。
65 :
顔偏差値15 :2006/10/19(木) 19:55:23
うお、参考になるなあこのスレは 顔さんが、愛着がないタバコと言いつつも パソコンに熱中しているうちに、気づいたらタバコが全て灰になっていた 置き去りにしてしまったタバコが知らないうちに全部灰になっていて 顔さんはちょっと寂しい、切ない気分になっているんですが、それをうまく描写するにはどうしたらいいですか?
>>56 悪くはないが、細かいところを。
>鉄橋にさしかかったとき、岡部武は【おもわず】車窓に額を寄せていた。
削除したほうが文章がすっきりする。特に書き出しは言葉を惜しむのが基本。
>相模川河口の先に広がる海は八月の日の光を受けて、【乱舞する魚の鱗のように】輝いていた。
好みにもよるのだろうが、私なら削除する。比喩は極力抑えて、ここぞというときに使うのが効果的。
>【その対比が】頭の奥底にある記憶を
「その対比」が何を指しているのか、いまひとつピンと来ない。書き出しなんだからもっと平易を心が
けたほうがよい。
>十八になったばかりの青二才が
「なったばかり」といい更に「青二才」と強調する気持ちはわかるが、ここは「十八になったばかりの
息子が」くらいにとどめたほうがよいと思う。
>【予想に反して】、三十年ぶりという感慨は特にはわかなかった。
これも削りたいなあ。
>改札を出るときにはさすがに目を見張った。
「だが、改札を出ると、さすがに目を見張った」でどうかね。ここは前文とのつながりがあったほうがいいような。
>郊外の典型とも言える駅の姿かたちは
「郊外の典型のようだった駅の姿かたちは」 過去形にしたい。
>駅前も【えらい】変わりようだった。
口語的表現だが、この文体にはそぐわない。「大層な」あたりか。
以上、重箱の隅をほじほじ。
>>35 は20点くらい。
リライトの
>>40 はリライトとしては100点を私はつける。
内容は変えようがないから措くとして、相当に書きなれていないと、なかなかこうは書けないよ。
>>44 の、
>この短い範囲で文章が5つも区切られているので、ここは3つぐらいにしましょう。
の指摘は、論外。逆だろが。
>>59 なるほど。ありがとうございます。
>>63 一段目 プレミアで有名なゲームなので説明を省きましたが、軽く描写と主人公の人物像を付け加えてみます。
二段目 ではそこを省いてみようと思います。
三段目
女の子の描写は後ほど夢の中で気持ち悪いほど書くつもりです。
とりあえず、今は興味がない状態です。
四段目 綺麗な日本語で聞いてきたことなんてどうだっていいと主人公は思ってます。
五段目 (なぜそんなことを聞くのか)
六段目
主人公の頭の中ではノイズ(考えようとすると考えることができない)が出ています。
そのため、必要最低限の会話しかできない設定です。
描写をしようとすると無駄に原稿用紙を消費してしまうので、あえてそこは省いています。
69 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/19(木) 21:25:28
>>49 短歌や都都逸やその手の日本調に親しくないのかい。
善に深くなることなく、悪に深くなることに快哉を送るのが民主的物語。
俺はそれに肯んじない。
70 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/19(木) 21:27:19
ま、「あのとき言えなかった言葉」が何か。 そこをどう考えるかでそいつの人となりがわかるね。 別に「愛してる」だとは限らないわけでさ。
>>68 普通のことを普通に書く力がないのに、妙な設定をこね回しても
意味ないよ。
なめんなよ
_, ,_
('A`)
ノヽノヽ =3
>>75 くく
78 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/19(木) 22:42:28
>>56 糞文ゴミ類。以下、酷評。
>その対比が頭の奥底にある記憶を 激しく揺さぶった
なんか、大袈裟な言い回しw
→その光景があの記憶を蘇らせた。
>きょうの海のきらめきは、あのときに目にしたそれと寸分もちがっていないようにおもえた。
>すこしばかり違和感もあった。
どっち、なんですか? すこしばかりの違和感は寸分もちがっていない、んぢゃないからでしょう。
ここで、岡部武の記憶が曖昧だと言っているんですよ。
>鉄橋を渡る電車の軋みで、すぐにそれがなんであるのかはわかった。
>あのとき目にした光景は、今とは逆の、上りの電車からのものだった。
はあ? 違和感が上りと下りの違いだって?
電車からの光景に対して、上りの光景とか、下りの光景とか、を区別するかね? 普通w
>そして目の前の空席には父親が座っていたのだ。
はあ? 父親がいない事の方が上り下りよりも、違和感が大きいんぢゃねーの?w
79 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/19(木) 22:43:39
つづき >自分の吐いた台詞も甦ってくる。 >もう親父の時代じゃないってことだよ。 >十八になったばかりの青二才が、二回り以上もちがう父に、知った顔で浴びせた台詞だ >った。 ひでえ文章w >鉄橋を渡り切ると、すぐに海は視界から消えた。 はあ? トンネルにでも入ったの? 鉄橋を渡り切って何が海への視界を遮ったのが不明瞭。 >鉄橋を渡ると数分もしないで駅に着く。 →鉄橋を渡るともうじき駅に着く。 >改札を出るときにはさすがに目を見張った。郊外の典型とも言える駅の姿かたちは、都 >心で見られるようなきれいな 駅ビルに一変し、昇降用のエスカレーターまである。 はあ? つまり、岡部武は田舎者だと言いたいの? 浦島太郎ぢゃないんだから、今の時代、そんな事では小学生も、目を見張んないってw >感触をたしかめるようにプラットホームに足を下ろした。予想に反して、三十年ぶりと >いう感慨は特にはわかなかった。 感触? なんの感触を確かめようとしたの?w
80 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/19(木) 22:44:28
つづき >駅前もえらい変わりようだった。 文章は三人称。この文は一人称的w →駅前もえらい変わりようだ、と岡部武は思う。 >気のせいか道行く人間も当時とちがって垢抜けたように見える。 気のせいぢゃねーよ。三十年も経てば、道行く人間も当時とは違うってw >アーケードこそかけられているが、商店街はさほど変わってはいなかった。甘味処、喫 >茶店、鞄屋、洋品店――。 >女が化粧するように、表づらは改装しているが、知った店の何軒かはむかしのまま営業し >ていた。 駅は近代化されていて、道行く人間も当時とちがっていた? にも係わらず、商店街はさほど変わっていないだと?w しかも、三十年前と変わっていないのかよ? そんなアホなw やっぱり、浦島太郎ぢゃんw
>>78 ー
>>80 また、「ぢ」か。
と、言いたいが、言っていることはそんなに間違っていない。
「プロか?」というような輩よりはよっぽどまともだ。
でもな、内容も大事だが、表現も大事だろ?
折角書いても反発されるだけじゃ勿体ないじゃないか。
受け入れられるような書き方をしろよ。
おまえならそのくらいの技量はあるだろ。
>>78 ー80
おまえバカだろwwwwwwwwwwwww
>>56 はプロの文章。それなりに評価されている作家。
そんなのも見抜けないのか。ラノベしか読んだことないんじゃないの?
おまえみたいな糞素人が偉そうに的外れな酷評するなよ。
「ぢ」はスルーしたほうがいいよ。 かまってほしいだけだから。 アキバ系のキモヲタだって自分で言ってたしw
>>83 このスレに投稿されるなかでは上位だが、あくまでも「修行中にしては」と
いう限定つき。
逆に言えば素人らしい文章の典型だよ。
早い話が、この書き出しの小説があったとして、金を出して読むのかということ。
これをプロの文章だと思うのなら己の眼を疑ったほうがいい。
>>71 そりゃあそうです。
まだ焼いてもいないスポンジケーキに向かって、「これはケーキじゃない!」と言われても、
「そうです、これはケーキじゃありません!」としか答えられません。
生地の状態で判断できるのは、熟れすぎたケーキ職人か食品衛星管理員ぐらいです。
>>85 サリンジャーの小説は糞つまらないけど、紐解くと英知が詰まってる。
段落ごとに分析をすれば、人生の雑貨として保存すべき価値がある。
あなたが読むのはアメリカン・アクション。特にゾンビモノ。28日後、Down of the dead、バイオハザード。
これ以上、ごたごたになると面倒なので身を引きます。
評価を下さった方、本当にありがとうございました。
downとdawnの区別が付けられない人がいるな
ん?
>>83 =
>>35 だったのか。
それはお気の毒に。
ちなみにサリンジャーの小説は「糞つまらなく」ない、面白い。
しかしそれは「英知が詰まってる」からでも「人生の雑貨と
して保存すべき価値がある」からでもない。
おまえ、小説を実用書とでも思っているのか?
だったら加藤諦三でも読んでいたら?
薄っぺらな人生訓が山ほど書いてあるから。
89 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/20(金) 01:04:55
>>87 downって覚えちゃったみたいだね。
ご指摘ありがとう。
>>82 書きなれた感じで文章はいいと思います。
ただ問題なのは、語り手が物語の外にいるという「神視点」なんですよね。
デビューを狙うとすれば、物語に登場する人物の視点で、心理描写を入れ
ながら進めていったほうがいいと思います。
>>82 あ〜・・・75点。下手なプロぐらいはありそう。
文章はいいんじゃないですか。ただ、何か読み入れない。
これは文章よりも構成とか内容とその組み立て方の問題かと。
>一九八九年、フランス。
エコール・ポリテクニークで物理学を学び、現在はとある企業の研究機関で働いて男は生計をたてていた。
例えば、こういうのは一番最初に持ってきた方が良いとオイラは思う。
自動車のようなモノを男が組み立てている→ここは研究室→彼は勝手に研究していた
→それはタイムマシン→とある物質がタイムマシンに関係していると発見
→タイムマシンが動く
っていう組み立て方なんですが・・。どうでしょう。イマイチ読んでいてスッキリしない。
2回読まなくてはいけない感じがするんですよ。読んでいて面倒くさくなってしまう。
これは倒置的な文章になっちゃってる気がするんですよ。もったいぶらないで、もっとストレートでいい。
一九八九年、フランス。とある研究室で男がとある発明に熱中していた。
それはタイムマシン。そう、人類の夢と希望のあのタイムマシンである。
男は、先日なんたらかんたら〜でタイムマシンの原理を発見したのだ。
・・・・・・それは自動車のような箱だった・・・それが動いて・・・なんたらかんたら・・・。
こんな感じの方がスパッとしてて読みやすいんですね。
あと、この男はタイムマシンを勝手に1人で研究しているのか企業の許可を得て
開発しているのかがちょっと不明な気がした。
1人で作るってのも有り得ないしね。どうでしょう。
93 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/20(金) 02:17:56
>>82 映画『back to the future』のドクだね。
何となく。てかタイムマシンにオリジナリティを持たせたらどう?
単なるパクリだよ。
関係ないけど、
>>56 はプロの文章なんですか。
たまにプロの文章が投下されるってのも怖いですねw
> すこしばかり違和感もあった。鉄橋を渡る電車の軋みで、すぐにそれがなんであるのかはわかった。
という文の示す違和感が何なのかが不明で、納得いかないですけど。
まぁ、素人でないのは一目で分かりますよね。
95 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/20(金) 03:07:56
>>えいいち様へ お前、前スレでもなんか同じようなことグダグダ言ってなかった? 変なアクションの小説書いて。 文体が一緒なんだよな、あの時の下手糞と。 あと教えてやるが、今はケーキじゃないが、それは後々もケーキにはならない。 お前の小説はそうなんだ。 それから、ケーキかどうかを生地で判断できるかどうかだが、素人でも材料で判断できる。 お前の脳みその質が悪いから、例えすらもチンプンカンプなんだよ。
96 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/20(金) 03:15:48
朝起きたら右腕がなくなってたんだ。付け根から 完全になくなってる。消失してる。 でも、全然血は出てなくて、痛みもない。 とりあず、血が出てなくてよかった。いっぱい出てたら とっくに死んじゃってるもんな。血は大事だもんな。 とりあえず、痛くなくてよかった。いっぱい痛かったら 叫んじゃうもんな。泣いちゃうもんな。騒いだりしたら 家族やご近所に迷惑だもんな。だから、痛くなくてよかった。 なくなった右腕の付け根の断面は、まぐろを包丁で半分に割ったみたいな 感じ。白い骨やら血管やら筋繊維やらが覗いてる。意外に綺麗でよかった。 綺麗っていいよな。綺麗だとみんなに好かれるもんな。俺も綺麗になった から好かれそうだ。そんな予感がする。いい予感だ。 5年ぶりに外に出ようと思う。皆に、この綺麗な断面を見せてあげよう。 俺も幸せ。相手も幸せ。世界中幸せ。
>>96 60点・・・・文章の点数は。
コピペみたいな感じだが。
何にも酷評することが思いつかね〜〜〜。
メンヘラが書いたみたいな内容だ。
今から、五年ぶりに表に出るんですね、頑張ってください・・・。
98 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/20(金) 03:44:20
>>69-70 >短歌や都都逸やその手の日本調に親しくないのかい。
>善に深くなることなく、悪に深くなることに快哉を送るのが民主的物語。
>俺はそれに肯んじない。
>ま、「あのとき言えなかった言葉」が何か。
>そこをどう考えるかでそいつの人となりがわかるね。
>別に「愛してる」だとは限らないわけでさ。
まず
>>69 に対して、
お前、もう一度短歌と都都逸を読み返して来い。
文章のリズムが途中で狂っていたくせに声だけはでかいんだな。
日本調? 平安時代にも奈良時代にも、お前の文章みたい代物はないよ。
勘違いも甚だしい。
次、
>>70 に対して、
「あの時言えなかった言葉」が何か?
その疑問すら抱かせない薄っぺらなもの書いておいて何をほざいている。
「愛してる?」だとは限らない?
おい待て。そんな言葉すら浮かべようと思わなかったから。
何もないんだよ、お前の糞羅列文には。それを指摘してやっていた思うが目に入らなかったか?
思い込みが自覚できるようになったらまたおいで。
99 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/20(金) 03:51:36
>>96 >なくなった右腕の付け根の断面は、まぐろを包丁で半分に割ったみたいな感じ。
「かつお」にしなさい。まぐろと腕は比較にならない。
酷評は以上。
他に言うべきことが見つからないのではなく、そのやる気すら出ない。
酷評する者、あなたの気持がわかるよ。
>>94 だからプロじゃねえって。
>まぁ、素人でないのは一目で分かりますよね。
素人であるのが一目で分からんのか。
>>96 まず最終行の
>俺も幸せ。相手も幸せ。世界中幸せ。
これが残念。この1行がなくて、
>皆に、この綺麗な断面を見せてあげよう。
で終っていれば、このあとどうなる? という期待も持たせられるところだった。
全体について言えば、同じ文章構成のくりかえしなので、単調の感が強く、飽きてしまう。
>血が出てなくてよかった。いっぱい出てたらとっくに死んじゃってるもんな。
――**でよかった。(なぜなら)**だもんな。
これのくりかえし。
意図したものとは思うが、残念ながら効果は挙がっていない。
102 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/20(金) 10:43:29
まだ結果が出ていないけど、晒してもいいっすか?
103 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/20(金) 11:18:50
自己責任で。
104 :
1/2 :2006/10/20(金) 16:39:38
秋だったんだろうな、と男は言った。きんもくせいの香りを覚えているから。 バーのカウンターで隣りあった見知らぬ男のはじめた問わず語りには、疲れき った心身に染みいる不思議なここちよさがあった。いささかジンの強すぎるギム レットをぼくが、きつい消毒薬のにおいのするボウモアを男が、それぞれ舐める ように飲んでいるという皮肉な組みあわせが、望んでもいないのに河本さんの言 葉を思いださせた。経験上の教訓なんだけどね、バーボンを飲む男にろくな輩は いないわ。やっぱり、男はビールよね。当時はまだ河本さんの夫だったひとは、 ウイスキー狂いだったという。スコッチという選択肢はのこるなと冷静にかんが えたのは、五年まえ、やはり赤坂のバーでだった。先月会ったときには、経験上 の教訓にギムレットが追加されていた。ギムレットとバーボン。河本さんに見捨 てられたという男たちが好んでいるということ以外に接点を持たないはずの酒が、 こうして偶然に顔をあわせている。 佳境にはいったらしい過去の話にみずからが耐えられなくなったのか、男はひ といきにグラスをからにし、ひとりしかいないバーテンにひとさし指を立てた。 同じものが運ばれてくるまで待つようにしておおきく吐きだされた息は、眉を寄 せてしまうほどに消毒液くさかった。検査のために病院に行ったのは春先だった か初夏だったか。きんもくせいの香りを覚えていないから、秋ではない。三十を とっくにすぎた女が注射をおそれて泣いている情景は、嫌悪よりも先に抑えがた い愛情をかきたてた。注射だけはだめなの、本当に、だめなの。医者が困惑する ほど激烈な拒絶を見せた河本さんが本当にこわがっていたのは、きっと注射では なく、その先にあるなにかだった。白い虚偽におおわれた病院という機構に充満 した、ある種の、そして決定的ないかがわしさが、砂の城を侵食する白波のよう に河本さんをおびやかしていた。
105 :
2/2 :2006/10/20(金) 16:41:00
あいつが悪かったわけじゃないんだ。だけど、おれはあいつのことを裏切った。 両手で顔をおおった男は、くぐもった声でゆっくりと懺悔をつづけていた。ぼく にはあいつが誰を意味しているのかさえ理解できなかったけれど、汗をかいたグ ラスを見つめていると、それもどうでもいいことのように思われ、ほとんど減っ ていないギムレットに口をつけた。テーブルに落とされたままの視線がぼくに向 けられることはなかったから、相づちさえもいらないのだろうと判断し、マスタ ーにビールを注文した。半分以上のこったギレムットがさげられ、瓶ビールとグ ラスがあらたに出されるまで考えつづけたけど、五年まえには離婚の相談を訊か されるだけだったぼくがどうして河本さんを抱くことになったのか、決定的なき っかけは思い出せなかった。 大昔のレコードが控えめな音量で流れる店内は目を凝らさねば相手の顔色もわ からぬほどに薄暗く、他にも数人はいるはずの客の話し声が奇妙に遠かった。微 笑を絶やさず趣味の良いネクタイをしめ、言葉少なく声は低いという、時空を越 えてきたと告げられても信じてしまいそうな古きよきバーテンの作りだす乳白色 の霧のような安心感が、椅子の下から沸いてきていた。 お願いします。
106 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/20(金) 16:53:15
長いって。 この時間から呑んでるヤツが読むんだから、少しは気を使え。 無神経な奴だ。 マーケットをまるで意識していない。 豚一郎みたいなオマエだ。
107 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/20(金) 16:54:09
読ませるなって。 目に飛び込ませろ。
108 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/20(金) 17:20:28
田口を見習え
109 :
酷評お願いします :2006/10/20(金) 17:27:23
いつも昼休みの時間になると学校の屋上に駆け上がり、錆びたフェンスの縫い目から浮遊する 飛行船を眺めていた。誰よりも真っ白で、ふっくらと大きくて、そのゆったりと飛行していく様 が心を虜にしたのだ。 飛行船は今日も変わらず浮いていた。陽を浴びて眩しく輝き、堂々とした王者の貫禄で街を見 下ろしている。我一番と背伸びをするビル群に通り雲のような影を落とし、競争で神経を尖らせ たそれらに貴族の冷笑を注いでいるみたいだ。 僕の願い事は、飛行船みたいに青空で優雅に寝そべって、心地良い風にのんびりして、ダニの ように這い回るみんなに仕返ししてやることだ。毎日投げつけられる消しゴムも紙屑も、胸を詰 まらせる言葉すらも届かない高い空から見下ろして、太陽の光を遮ってみんなを困らせてやりた い。みんなが遊ぶ校庭は水溜りだらけのどろどろにして、願いを込めて植えたチューリップは花 咲く前に枯れさせる。僕はそれほど怒っていた。鼻がむずむずするくらいに怒っていた。目から は頬を伝うものがやたらに湧いて、拭っても拭っても絶えなかった。そのせいで飛行船が霞んで 見えて、白い輝きは万華鏡のように散らばった。そのままばらばらになって、飛行船が消えてい くようにも思えた。憧れを失う気がして、あまりに切なくなって、僕は怒りを忘れてしまった。 飛行船に反射した眩しい光が目をついて、思わず視線を落とした。落とした先に見えたのは、 校庭で遊ぶみんなの姿だった。楽しそうに駆け回りながら賑やかな笑い声を洩らしている。それ が青空にまで届いて反響して、太陽の光よりも眩しい陽射しとなった。体全体で受け止めると心 が晴れたみたいにすっきりして、同時にみんなを羨ましく思った。もし僕もみんなみたいに笑え たら、飛行船なんて必要ないかも。 ふと街の空に目を向けると、飛行船はお尻を向けてさよならしていた。
110 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/20(金) 17:38:19
ハゲワラw
>>104-105 全体的に読みにくいですね。
セリフと心理描写の区別が曖昧です。
漢字の使い方を考えたほうがいいです。
好みもあるのですが、読者層や文字のバランスを考えながら漢字を入れてください。
>佳境にはいったらしい過去の話に【みずから】が耐えられなくなったのか、男は
>【ひといき】にグラスを【から】にし、【ひとり】しかいないバーテンに【ひとさし指】を立てた。
>同じものが運ばれてくるまで待つようにして【おおきく】吐きだされた息は、眉を寄
>せてしまうほどに消毒液くさかった。
112 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/20(金) 17:56:11
>>109 >錆びたフェンス
それを「映像」で見せろ!
カージナルス!
113 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/20(金) 17:57:11
>>107 >読ませるなって。
>目に飛び込ませろ。
こーゆー分ったようなコト云うヤツに限ってUPしないんだよね。
>>109 文章は可もなく不可もなくという感じですかね。
内容的には飛行船の描写と、主人公の心理描写で終わっていますね。
主人公が動かして物語を始めてみては?
115 :
109 :2006/10/20(金) 18:08:53
例えばの話でいいので、読みにくい文節やらグダグダした言い回しも 指摘してください。 自分で読んでもすっきりしないので、何が悪いのか客観的に知りたいです。
>>109 なんというか、「〜のような、〜のように」という形容詞が多い気が…
>>104-105 上手いね。ただ冒頭だとしたら、河本さんの挿話が早すぎる。
二行目の頭の一文はごちゃごちゃしているから整理して。
>バーのカウンターで隣りあった見知らぬ男のはじめた問わず語りには、
男にかかる修飾が二つ、男の「はじめた」「問わず語り」の使い方も変。
それ以下は全体的に良かったから、ここがなおさらもったいない。
>>115 というかね、何を書きたいのかがわからない。
はっきり言うと109そのものが、小説としては弱いんだよね。
物語性がないから。
主人公が妄想しているだけでは小説にならない。
>>109 ひどいね。最初の三行で程度が知れる。
>昼休みの時間
昼休みで十分。
>錆びたフェンスの縫い目から浮遊する飛行船を眺めていた。
縫い目から眺めていた、で一つのまとまりね。
>いつも昼休みの時間になると学校の屋上に駆け上がり、錆びたフェンスの縫い目から浮遊する飛行船を眺めていた。
ここだけ完全に過去形なのはどうして? 回想に突入しちゃったよ。時制を軽視しちゃだめだよ。
>誰よりも真っ白で、ふっくらと大きくて、そのゆったりと飛行していく様が心を虜にしたのだ。
飛行船を擬人化する意味がわからない。主語がいきなり飛行船に移ってるのはどういうこと? 目的語か受身を使わないと混乱させるだけだよ。指示語もいらない。「のだ」って何だ「のだ」って。バカボンか。
>ゆったりと飛行していく様が「ぼくの」心を虜にした。
>そのゆったりと飛行していく様に心を奪われた。
あと五年修行してね。
>>115 具体的に言うとね、
冒頭が、学校の昼休み。主人公が屋上で飛行船を見ているシーンなわけだ。
そこで飛行船が落ちれば事件だし、校庭で起こった事故を目撃するとなら
小説の冒頭、起承転結の「起」としては面白いと思う。
ただ主人公が妄想するだけなら、このシーンそのものが不要なんだよね。
不要なシーンについて、あれこれ文章をいじってもしょうがない。
そういうこと。
>>104-105 普通にうまいと思ったが、
>>117 の他に、
>同じものが運ばれてくるまで待つようにしておおきく吐きだされた息は、
にひっかかった。待つように息を吐くの意味がわからん。
それにしても
>>111 の「セリフと心理描写の区別が曖昧です」は酷すぎるな。
122 :
D・二プル :2006/10/20(金) 18:52:24
>>119 >>いつも昼休みの時間になると学校の屋上に駆け上がり、錆びたフェンスの縫い目から浮遊する飛行船を眺めていた。
>ここだけ完全に過去形なのはどうして? 回想に突入しちゃったよ。時制を軽視しちゃだめだよ。
>>109 の四行目に『今日も変わらず』というセンテンスがあることから、
三行目と四行目の間には、『それまでの習慣の説明』と『当日の行動の説明』という違いがあるのは、明らかだ。
時制を問題にするのは的外れだと思う。レベル低いよ。
>>104-105 45点ぐらい。オイラはこの手の文章は嫌いだ。
だらだらだらだら永遠と締まりのない連続形の流れだかんね。
ちなみに、こうした文章の対極にあるのがシナリオ形式。
秋が深まっている。主人公の男の背景にはきんもくせいが並んでいる。
男はBARに着いた。小さな店で、扉は焦げた茶色をしている。
男がジンの強いギムレットを注文すると、隣の席の男はボウモアを頼んだ。
「消毒液臭ぇな。。。」
ボウモアの酒は、強く匂っていた・・・・(以下略
こういう風に、キチッキチッと場面が切り替わっているのが読み取れる方が良い。
こういう文章を書いてしまう人っていうのは、頭の中で世界がちゃんと想像できていないんだ。
なんとなくボーッとしているからボーッとした文章になってしまう。
のっぺりとしてしまうんですね。
だから文章以前の問題として、キチッと世界を想像・妄想するということを
心がけたら良いと思いますね。
>>123 こらこら、自己弁護は見苦しいぞ。
久しぶりに習慣を復活させたっていう説明があるならともかく、「今日まで続いている習慣」に過去形を使う不自然さは理解できるだろうに。
>>109 62点。ちょっとだけ面白かった。
>誰よりも真っ白で、ふっくらと大きくて
飛行船に対して「誰よりも」はおかしい。「何よりも」でしょ。
>競争で神経を尖らせ たそれらに貴族の冷笑を注いでいるみたいだ。
どこに競争があるんだろう。人間の生活?ここは学校だから学校生活に対してかな?
ちょっと競争の意味が不明。あと貴族も意味不明。
>飛行船に反射した眩しい光が目をついて、
飛行船に太陽の光が反射したの?白い飛行船にそんなに反射するかな・・・。
飛行船が雲を作るとかいうのはまだ分かるんだけどね。
全体的に描写が甘い。よく分からないのが多い。
あと、毎日飛行船が昼休みに通るとかいうのもかなり不自然な感じがするけどね。
まぁ有り得ないとは言わないけど・・・。
所々、面白い表現とかがあるから、そこは光るモノを感じた。
>>125 いや、
>>109 の名誉のために言うが、本人ではない。
レベルが低いという言い方はまずかったと思う、これは謝罪する。
ただ、久し振りに習慣を復活させたのではなく、今日もまた習慣に従って行動した、
ということを言うための前フリとして「いつも……」としているのは明らかだということ。
それなら「……眺めている」とすればいいという反論もあろうが、
>>109 の表現でも
間違っていないし、あれで分かるからそれでいいと思う。
>>127 >それなら「……眺めている」とすればいいという反論もあろうが、
>>109 の表現でも
間違っていないし、
いや、それが間違っていると思った。というか、そもそも文章のつながりがめちゃくちゃだから、全部リライトしないと整理できないんだけどね。
>>128 うん、そういう意見もあるとは思うが、解釈として俺の解釈もありということで、
理解していただきたい。
なんだか、自分の解釈の弁明になってしまったな。
まあ、分かりやすい表現という観点からすれば、お宅の説明の方が当たっていると思う。
130 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/20(金) 19:36:35
クダラネぇ。 まるでママゴトだ。
あ〜、ちなみに
>>109 の時制は全く問題ないですよ。
いつも飛行船を眺めていた→今日も飛行船は浮いていた。
の流れですからね。
酷評する人が適当だと困るでしょうね。
まぁ、私もリライトの仕事はしていましたが、プロと言えるのかどうかは微妙ですけどねw
>>104-105 冒頭「男」が出てきて、「ぼく」が出てきて、「河本さん」が出てきたかと思うと、
「河本さんの夫だったひと」まで出てくる。
話がなんにも動いていないのに登場人物を出しすぎ。
順を追わないと読者に読んで貰えないよ。
134 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/20(金) 21:00:12
>>104-105 一人称の『小説』ですが、ここは敢えて三人称の『文章』に限った部分に関して言わせて戴きます。
主人公の言動なのか他の人物の言動なのか読んでいて混乱してしまう箇所がある。
三人称の文章、例えば「河本さん」が主語になった文章は三人称小説と同じ扱いになるので気をつけて下さい。
以外の部分においては、回想シーンが回想ではなく、単に記憶の断片を述べただけの形になってしまっています。
回想ですから物事は継続的に動かなければならない。
点から点に飛び越える描写は回想とは言えないので、繋がりを持った形式に直した方がいいですよ。
>>109 相当に上手い部類だよ。
最終行で無理矢理終らせているけど、これを削除して短編の冒頭部分としてみれば、
十分に及第点。
擬人化やら凝った比喩やらは、ふつう鼻につくか台無しにするか、ろくな結果にはなら
ないのだけれど、それをぎりぎりのところで納めている。
つまりは文章のリズムが自律しているということであって、文体が確立していなければ
こうはできない。
飛行船が毎日飛んでいるのかとう疑問はもっともだし、
>飛行船なんて必要ないかも。
ここは要修正。全体としてはもう少し言葉を削ったほうがいい。
だが、久々の期待特大。
自信を持っていいよ。
136 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/20(金) 21:21:34
>>81 >また、「ぢ」か。
>と、言いたいが、言っていることはそんなに間違っていない。
また、「ぢ」だよw
>>83 >おまえバカだろwwwwwwwwwwwww
>>56 はプロの文章。それなりに評価されている作家。
おまえの莫迦さ加減には負けるけどなw
プロの文章だろうと、なかろうと糞文は糞文だよw
>>84 >「ぢ」はスルーしたほうがいいよ。 かまってほしいだけだから。
>アキバ系のキモヲタだって自分で言ってたしw
言ってねーぞ、そんな事w
><85
>逆に言えば素人らしい文章の典型だよ。
>早い話が、この書き出しの小説があったとして、金を出して読むのかということ。
>これをプロの文章だと思うのなら己の眼を疑ったほうがいい。
同感。
137 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/20(金) 21:22:32
>>89 >「ぢ」、おっす!
>また酷評しに来てくれ!
おまいか? 生きてたのw
>>90 :えいいち ◆GRGSIBERIA
>downって覚えちゃったみたいだね。
>ご指摘ありがとう。
おまえ、逝っていいよ。莫迦丸出しぢゃんw
138 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/20(金) 21:53:54
>>「ぢ」 今日は酷評しないの? 新しいやつが投稿されてるけど。
139 :
りく :2006/10/20(金) 21:56:08
酷評お願いします。三回に分けます。 一度でいいから平凡というものを心行くまで味わってみたい。並みの高校、並みの短大でも卒業して、地元の小さな会社に入り、ちょっと先輩の優しいだけが取り柄の男と結婚し、やんちゃな子供を二人ぐらい。 そんな、ありきたりで平凡な思考と生活を一瞬でいいから味わいたい。欲を言えばきりがない。 でも、つまらない日常を体感したい。もういい加減に疲れてきた。田舎には帰りたくない。 液晶画面に愚痴を書き込むと何故か落ち着く。 部屋のドアがガチャという音と共に開いた。 「センセお仕事中いいですか?」 「センセはお仕事中よ。目障りだ消えろ」 「こっち見てないじゃん」 「気配がうざい」 「そうめんと冷や麦どっちがいい?」 「ブラック」 「はーい」 この男は何故私と一緒にいるのだろう、私の罵倒と暴力にもへらへらと笑いながら毎日、新聞にまでアイロンをかけてくれる。私は食わせてやってるだけだ。 バタバタとまた足音がする。 「電気代払わなきゃ止めるっておじさんがきたよ!止められたら冷蔵庫のもの腐っちゃう!」 慌てながら彼は駆け寄ってきた。私が財布から一万円札を取り出し渡すと、彼は払ってくると言って笑顔で部屋を出ていった。
140 :
りく :2006/10/20(金) 21:59:55
携帯を開くと着信が二件、メールが五通来てる。きっと全部催促だろう。 私はため息をつくと斜め右上の時計を見た。 8/15FRI 16:42 もうこんな時間かと、私はため息をまたつくと、鞄に携帯と財布、タバコをいれ部屋を出た。 ちょうど彼がコーヒーを持ってきたようで、私は行ってくると言いながらサンダルを履いた。 彼は寂しそうな顔で、いってらっしゃいと言った。 お店につくと、店長に新しい客が来てると言われた。 個室に入って、客を待つと、年老いた男が入ってきた。 私は目一杯の作り笑顔で男に話かけた、 「おいくつなんですか?よくこういうところは来られるんですか?」男は無愛想に答えた。「年は67歳、クラブはよく行ったなぁ。風呂屋は久々だ」私の顔をまじまじと見、仕方ないかと呟くと、昔の苦労話を始めた。 戦後は疎開先で育ったことや、親戚が満鉄の社員だったこと。一時間近く男は延々と話した。 「お姉ちゃん、君に夢はあるのかね?」いきなり向けられた質問に私は戸惑った「・・・物書きになりたいです。」 私がそう返すと、男は鼻で笑った。 「また、来るよ」 男はそういうと狭い小部屋を後にした。きっと来ない。直感でそう感じた。 三人客を相手にした後、私は店を出た。
141 :
りく :2006/10/20(金) 22:01:29
家路を急いでると、急に土砂降りの雨が降ってきた。 何故だか妙に落ち着いた。人が恋しい、だけど嫌い。 平凡な生活を送れないのなら、せめて高みに上りたい。 それが無理なら落ちるとこまで落ちてみたい。 傘がないから早く家に帰ろう、どうせ夕飯は乾物だ。 一歩一歩足を出す度に、これが私の平凡な日常だと実感した。 きっと辛くはないはずだ 以上です。お願いします。
142 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/20(金) 22:14:17
こりゃ、糞文どころぢゃねーなぁw
>>35 :えいいち ◆GRGSIBERIA
>僕は「クエイクU」という一昔前の一人称シューティングゲームしていた。
>デスクの前に置かれたディスプレイを注視しながら、オフィスチェアに座ってプレイしていた。
ひでえ文だなw
→僕は「クエイクU」という一昔前の一人称シューティングゲームを、
デスクに置かれたディスプレイを凝視しながら、チェアに座ってプレイしていた。
チェアに座って、もいらないかも。なにかの意図があれば別だがw
>僕はクエイクUの攻略サイトから拾ってきたシークレット一覧表を傍に置き、ちまちま
>とプレイしているときだった。突然、何者かによって玄関のドアがノックされ、ゲームは 中断された。
はあ? ノックされ、ゲームは 中断された? されたんぢゃなくて、僕は中断したんだろ? ボケw
→攻略サイトから入手したシークレット一覧表を傍に置き、ちまちまとプレイしていると、
突然、玄関のドアがノックされ、僕は一時、ゲームを中断した。
>一時を少し過ぎていた。
夜なのか、昼なのか、解っているのは、僕だけだろ。読者には解らん。
→午後一時を少し過ぎていた。
>およそ宗教の勧誘員が来る時刻だ。
はあ? 宗教の勧誘員? しかも、変な文w
→多分、宗教の勧誘員だろう、来る時刻だ。
>途中、また玄関のドアがノックされた。
早く出ろよ。ボケw
143 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/20(金) 22:15:49
つづき >女の子は笑顔で「ガスコンロの使い方を教えてくれる?」と、綺麗な日本語で聞いて >きた。感心はしなかった。 >理由はわからないし、断る理由もなかったので僕は頷き、女の子を家に上がらせた。女 >の子は笑顔で「ありがとう」と言った。 僕はガスコンロの前まで女の子を案内した。 おまえ、莫迦ぢゃねーか? 「ガスコンロの使い方を教えてくれる?」と言われて、なんで自分家上がらせて自分のガスコンロの 使い方を教えるんだよ。違う型かも知れないし、普通、女の子の家に行くだろう? ボケーw >何か言おうと思ったけど、その何かがわからないから何も言わなかった。のどに何かが 支えているような気分だった。 はあ? だから早くガスコンロの使い方を教えてやれよ。ボケーw なにをのどに支えてんだよw >僕は女の子がコンロを見ていることを確認すると、コンロに乗っているやかんをどけた。 早く、やかんをどけろよ。ボケーw >そしてコンロのスイッチを押す。カチカチと音が鳴って青い火が点いた。火は小さく、点 >いているのか点いていないのかわかりにくかった。 だから、早くガスコンロの使い方を教えてやれよ。ボケーw とろい奴だな・・w
144 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/20(金) 22:16:50
>>36 >気づくと僕は体中汗で濡れていた。気持ち悪いとは思ったが、着替える気力はなかった。
>僕はそのまま布団に入って寝た。
そのまま、ずっと、逝ってろw
>>36 はパスな。糞文どころぢゃねーもんw 頭痛して来た。ひど過ぎてwwwww
145 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/20(金) 22:19:34
>>138 >>「ぢ」
>今日は酷評しないの?
今、読みてーえ本もあるし、
実は糞文に付き合う暇もねえんだw
ぢゃなw
146 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/20(金) 22:22:34
>>139-141 言葉は綺麗ですね。文と文の繋がりもスムーズです。
私の個人的な不満を指摘すると、全ての文章があまりに平易であること。
一つでも二つでも、何か個性を感じる文章、または比喩があってほしい。
あなたのような文章の小説はどうしてもエンタメになる。しかしストーリーはエンタメではない。
簡単に言うと中途半端だということ。ここ最近は純文と称する飾りのない平易な文章で書かれた作品が目につくが、やはりそれらは評価されにくい。
エンタメだと文章に問題はないが、ストーリーにリズムがないため駄目だ。
児童小説なら……と言ったところでしょうか。にしてはやや堅い。
だからと言って問題はないんですけど。
文章の規則正しさは並以上です。
>>139-141 冒頭の心理描写はまずまずいいと思います。
ただその後、主人公がどういう場所にいるのかが分りません。
状況描写の不足、また登場人物の男の描写もありません。
お仕事中であれば、仕事の内容まで描写する必要があります。
148 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/20(金) 22:27:56
>>「ぢ」 しっかり酷評してんじゃん。いつもより手抜きだけど。 今回も少し笑えたよ。 ぢゃなw
>>139 これはしんどいなあ。
まずね、自分の知らないことは書いちゃ駄目だよ。
ボロがボロボロ出るんだから。
>お店につくと、店長に新しい客が来てると言われた。
>個室に入って、客を待つと、年老いた男が入ってきた。
ソープなんだろ? 姫が出勤していないのに、客をつけるソープなんてないって。
ほんで「個室に入って、客を待つと」。
どこにそんなソープがあるんだよ。出迎えるのが当り前だろが。
>「おいくつなんですか?
客にいきなり年聞くかあ? どんな教育受けているんだ?
自分がよく知っている世界のことを書くこと。
それだって最初はまともにゃ書けないんだから。
それがまともに書けるようになってから、取材やら伝聞やらの世界に手を伸ばしてゆく。
背伸びしちゃ駄目。
150 :
109 :2006/10/20(金) 23:18:57
皆さん酷評ありがとうございます。 文構成が悪いのも削らなければならない箇所が多数あるのも投稿前からある程度わかっていた ことなんですが、指摘されると予測以上の欠点が見えてきました。 予想通りの指摘がいくつかあったことにはほっとしました。 ですが、意識してやったことが裏目に出てしまっていたことには、つい目を閉じて鬱に転じました。 勉強ですね。 また機会あれば酷評お願いします。
>>179-181 28点ぐらい。
まともなのは最初の3行だけだ。
まず、この平凡じゃない主人公の立場や状況が何も分からない。
この主人公は、どこの誰で何をしているんだ?
場所は何処?彼は誰?センセって誰?お店って何のお店?
主人公の職業も、年齢も、住んでる場所も、他の人との関わりも全てが不明。
2回読んだけど、何がどうなっているのかがサッパリ分からない。
>携帯を開くと着信が二件、メールが五通来てる。きっと全部催促だろう。
これ、借金の催促なのかどうかが分からない。
あと、この店はソープかヘルスなのか。
すでに客を待たせて嬢が後から来るというのはやや不自然。
あと、風俗嬢というのは当たり前ですが一般的には高給取りなので、
生活に困ることは普通無いです。
客が「将来の夢はあるのか?」などと嬢に聞くというのも野暮すぎて普通は有り得ない。
全体的に状況説明や描写が圧倒的に不足しています。
要するに、もっと沢山の長さを書きなさいってことです。
すみません。
>>139-141 の間違いでした。
あと、りくさんはまだ若いんでしょうかね?
何かセリフとかが少し幼稚っぽいです。
もう少し、クールで深みのあるセリフを書くように心掛けて下さい。
153 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/20(金) 23:35:43
りくさんは20代じゃない?もっと正確に言うと20代半。 しっとりして遊び心が薄い文章を書く。
クールで深みw 酷評する者って、本気でやってるの?このスレだけしか見てないけど、的外ればっかりだけど。
155 :
りく :2006/10/20(金) 23:39:53
>>139 です!レス下さった方ありがとうございます。
頭に思いついたことを即興で書いてみました。今までここで少しでもほめられたことないんで、無茶苦茶嬉しいです!独特な表現や描写、頑張ってみます。
駄文ですが、一応自分の中のコンセプトは『人間不信』です。主人公は作家を目指してる、ヒモの男にはセンセと呼ばせている、年老いた男性に軽蔑の目で見られなお自己嫌悪と闘争心を持つ。
矛盾と不信を表す言葉をなんとかして見つけたいと思います。あと自分は19歳です。
語彙力不足ですみません。汗
156 :
りく :2006/10/20(金) 23:40:55
あと、知識もですね。 背伸びしすぎました。汗(´・ω・`)
>>151 >>139-141 がどうしようもないってことには同意なんだけど、ポイントが私とは違うようなんで、
ちょっと言わせて。
>まともなのは最初の3行だけだ。
一番まともじゃないのが最初の3行だと思う。最初お嬢さまのグチかと思ったよ。
>この主人公は、どこの誰で何をしているんだ?
>場所は何処?彼は誰?センセって誰?お店って何のお店?
自分のアパートか何かだろ。彼はヒモみたいなもので、センセというのは作家志望の
主人公へのからかいを含んだ言い方、店は「風呂屋」と客が言っているんだからソープ。
>これ、借金の催促なのかどうかが分からない。
ふつうに考えれば借金なんじゃない?
>すでに客を待たせて嬢が後から来るというのはやや不自然。
これはその通り。
>あと、風俗嬢というのは当たり前ですが一般的には高給取りなので、
>生活に困ることは普通無いです。
これは違うよ。闇金の一番のお得意様は風俗嬢だよ。入るのも多いが、出るのも多い
のかもしれないが、風俗嬢=借金まみれは事実です。
>客が「将来の夢はあるのか?」などと嬢に聞くというのも野暮すぎて普通は有り得ない。
これはその通り。ましてや新規の客なんだからまずは姫の機嫌を取ろうとするわな。
勝手にからんでごめんね。
>>126 一段目は擬人法。
二段目は高い人が低い人たちの争いをあざ笑う、って意味じゃない?
三段目はただのいちゃもんにしか見えない。
描写は甘いとは思えない。むしろ完璧な文章。その中にレトリックまである。
飛行船が毎日通るがどうのこうのっていうのも、単なるいちゃもんじゃないか?
>>135 いや、そこは主人公が成長したことを暗示させる部分だから修正する必要はないと思う。
特に第三段落あたりは主人公がどれだけ卑しく、憎悪の塊であるかを知るためには必要。
修正するのなら第一段落あたりだと思う。
ついでに、僕の感想。
華美な描写や無駄な文章が省かれている点では大変読みやすいと思いました。
あとはもう、単純に感銘を受けました。
人を憎むより人と仲良くしたほうがいい。まさにその通りだと思います。
プロの文章なのではないかと思いました。
159 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/20(金) 23:46:14
19歳か。それは失礼した。 でも19歳であんな文章を書くということは発想力の欠如か? 脳みそが堅くなっている印象を受けたのは俺だけなのか。
なんか最近投稿した人複数の人にちゃんと批評されてて羨ましい
161 :
82 :2006/10/20(金) 23:48:14
非常に遅くなりましたが、酷評ありがとうございました。 一応の設定としては、スティーヴン・バクスターの「タイム・シップ」の二次創作でした。
162 :
りく :2006/10/20(金) 23:51:27
>>159 さん、例えばどんなとこが脳みそ堅いですか??後学のためにお願いします(´・ω・`)
台詞に深みがないというより、センスがない。面白くない。 もっと普通のOLとかの内容の書いてみたらいいと思う
164 :
りく :2006/10/21(土) 00:02:27
>>163 さん、レスありがとうございます!OLさんの考えてみたいと思います!
165 :
135 :2006/10/21(土) 00:03:00
>>158 ごめん。言葉足らずだった。
修正したほうがいいといったのは、
>飛行船なんて必要ないかも。
の切り方だけの話。
――>飛行船なんて必要ないかもしれない。
とかにすればいいかもというだけの話。
プロかと思ったのは、実は私も同じ。
結末あたりで、ああ違うなと思ったけど。
ここから事件が起って同級生に復習するような展開になったらいい作品が生まれる
と思ったよ。そういう話の「起」としては満点だ。
166 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/21(土) 00:08:53
>>りく ごめん。俺の文章がまずかったな。 脳みそが堅いというのは、思考が堅実であるという意味だ。 十代、二十代でプロ作家になり、且つそれなりの評価を受けている人は無邪気な遊び心を持っている。 その遊び心が作品に色を与えていると言ってもいい。 あなたの場合は遊び心が薄い分、作品全体に色がない。だから読んだ所で心に残るものがない。 遊び心の使い方は難しい。自らの言葉を発想しさえすればいいわけではない。 でもあなたの小説にはその言葉を発想しようという意思すら見受けられなかったから、 俺は脳みそが堅いと言ったんだ。 物を語ることに堅実過ぎるということだよ。
>>162 脳みそが固いに私も同意する。
つまりね、設定が古いのよ。昭和の時代の日活ポルノ映画あたりでさんざん
使われた設定なの。
実は志を持っている風俗嬢、頭パーだけど人のいいヒモ、ついでにいえば遊び
に来ているくせに説教垂れるじいさんとかもね。
あなた、結構、本読んでいるでしょ? 映画とか漫画とかも。 それで頭の中が
出来上がっていない?
古いのが悪いというより、使い古されているのが悪いというかね。
設定が古くても、そこに新しい視線があればいいんだけど、どうもそれは感じら
れなかった。
「読まなくても分る話」って気がした。
168 :
165 :2006/10/21(土) 00:16:19
>>165 >復習する
わけないわな。
○ 復讐する
>>155 >主人公は作家を目指してる、ヒモの男にはセンセと呼ばせている、
主人公は作家を目指してパソコンを叩いているわけで、作品の内容を
考えながら、男のアホさ加減にイライラしながら、生活の不安と戦って
いるわけですよね。
この辺の心理をしっかり書き込むと面白くなると思いますよ。
がんばってください。
>>142 なんか的外れとその通りって意見があるけど、その通りは別として、
的外れの部分に対する意見が非常に参考になった。
修正する気はないけれどありがとう。
>>165 それはちょっと微妙だね。
修正するか否は作者に任せたほうがいいかもしれない。
とにかくだ、作者の作品をもうちっと読んでみたい。
171 :
りく :2006/10/21(土) 00:31:27
レスありがとうございます。確かに、物事を堅実っていうか、冷めた感じで見てるとは言われます。本・漫画・映画の類は読みません。本は読んでも新書です。正直、文学は遠藤周作しか(キリシタンぢゃないですよwww) 日活とかのは初めて知りました。描写は自分で読み返してもやっぱりあれですね。汗
>>164 老婆心ながら。
19歳ってことだけど、OLとしてお勤めしているの?
だったらいいけど、もし学生さんとかバイトなら、OLさんのことなんてわからないでしょ?
まずは身のまわりのことを素直に書くことからはじまたほうがいいよ。
あるいは、子供の頃のこととか、高校の頃とかね。
173 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/21(土) 00:38:27
>>174 OLさんは正直わかりません。周りの就職してる子を観察しようと思います。(私は大学浪人なのでwww)子供の頃とか、高校の頃とか、いきなり階段から突き落とされたり、机に死ねって書かれたり。
(´・ω・`)今じゃ笑い話っすけどね。いじめられて辛かったとか一番くだらなく感じるし、社会性・協調性がないのが自分の一番の欠点です。汗
皆さんって普段なにされてる方なんですか?
174 :
109 :2006/10/21(土) 00:40:23
プロの文章なんて大それたこと言う方がいらっしゃるみたいですけど、恐れ多いことです。はい。 実はあの小説はある賞に出す予定だったのですが、最後までしっくりできなかったので没にしたんですよ。 何が悪いのか何となくはわかっていたんですが、人に指摘してもらう方がより間違いのないこと だと思って、晒したわけです。 少し話を変えてどこかに応募してみようと思います。 わざわざ酷評ありがとうございました。
175 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/21(土) 00:56:27
>>173 >皆さんって普段なにされてる方なんですか?
>皆さんって普段なにされてる方なんですか?
>皆さんって普段なにされてる方なんですか?
>皆さんって普段なにされてる方なんですか?
質問。 代々の酷評スレで、限りなく満点に近い評価を得た文章って、ありました? どなたのものか忘れたけれど、「名文」として評価が定まっている、ひとつの古い文章が、 だいぶ昔、このスレ(或はこういう批評スレ)に投下されたことがありました。 それに対する住人の評価は、否定的な意見一色でした。 暫くのち、その投稿者がネタ晴らしすると、評価者諸氏の口から出てきた言葉は、 「性格悪いな」 「そういうことして面白いか?」 こんなの。 それは、古い文章、と言ったところで、大正〜昭和初期の文章であって、 現在の感覚から遠く離れ去った、ミイラの如きものではありませんでした。 漱石、鴎外が読めりゃ、普通に読める文章でした。 しかし、それでも、否定意見ばかりだったんですよね。 ここで認められる文章とは、一体どんなものなんでしょうか。 文豪の手に成る一節でさえ、その名前が添えられてなきゃ、 クソミソにやられるような気がします。 いや、単純に、名無しが書いた凄い文章を読んでみたいので、 こんなことを書いてしまいました。すんません。 でも出来れば、過去に投稿されたうちで、秀逸な幾つかを、紹介してはくれませんか?
177 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/21(土) 01:12:24
>>176 >代々の酷評スレで、限りなく満点に近い評価を得た文章って、ありました?
評価者のレベルのバラつきがあるから全員一致というのはないかもね。
全体的な評価が高かったものはいくつかあったよ。
プロの文章が酷評されたのは最近だと夢枕獏かな。あれは酷評
されて已む無しの文章。
明治〜昭和初期の文章画酷評されたというのは記憶にないけど
探偵小説の件がかな?
例えばね、横溝先生なんかも今の時代には通用しないと思うよ。
古典と知っていて読むと面白いけどね。
>>177 >全体的な評価が高かったものはいくつかあったよ。
お願いします。どうか一緒に探してください><
一時間くらい過去ログ漁ったけど、そういう投稿が見当たらないんです。
179 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/21(土) 01:16:20
>>176 昭和初期〜中期の文豪の作品は名文であることは確かなのだが、だからと言って見習うべき点が多いわけではない、と俺は思うよ。
芥川も太宰も、森鴎外も漱石も、今の時代では稚拙とされる文章を多数書いている。
名文とはその中の一部に感銘を受けるだけの場合が多い。
そしてそれらは当時からしても斬新なものだった。それだけのことだよ。
>>178 評価を見極める力がないと探すのは無理かもね。
いい作品を投稿しても、誰かは酷評している場合が多いから。
182 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/21(土) 01:36:25
183 :
1/2 :2006/10/21(土) 01:41:52
恋愛小説の一部です。酷評よろしくお願いします。 月明かりが窓から差し込み、雪のように白い由香里の頬を染めていた。部屋の明かりを 消しているのは、由香里からのお願いだった。 「はずかしいの」由香里はそう言って、英郎に背を向けた。 窓際に立ち、窓の外に視線を投げている由香里を、英郎は後ろから優しく抱きしめた。 由香里の艶やかな黒髪に鼻先を埋めると、シャンプーの香りが鼻腔に満ちた。 「なにも照れることはないさ」 「だって英郎さんに、お化粧をしていない顔を見られるなんて……」 「君は自分の美しさに気づいていないようだね。君は世界で一番綺麗だよ。現代によみがえったクレオパトラさ」 英郎が耳元に囁きかけると、由香里は驚きの声をあげた。 「まあ、なんてお上手なの。他の女性にもそんなこと言ってるの」 「そんなわけないじゃないか。僕の口は君に愛のことばを囁くためだけに存在するのさ。さあ、こっちを向いておくれ」 由香里はゆっくり踵を返し、上目遣いで英郎の双眸を見つめた。黒目がちの大きな瞳が潤んで、 キラキラ輝いている。由香里の目を真っ直ぐに見つめたまま英郎はいった。 「僕の目は君を見つめるためだけに存在する」 「英郎さん……」 「僕の耳は君の声を聞くためだけに存在する」 自分の感情を抑え切れなくなった英郎は由香里をきつく抱きしめた。 「そして僕は君のためだけに存在するんだ」 二人はしばし体を密着させたまま、互いの体温を確かめ合った。英郎は、まるで時間が 止まってしまったかのような錯覚にとらわれていた。むしろ時間が止まればいいとさえ思い始めていた。
184 :
2/2 :2006/10/21(土) 01:42:36
どれくらい時間が経っただろうか。静寂を打ち破るように、英郎は由香里の耳元に囁きかけるようにして、 ゆっくりと歌いはじめた。由香里のために作ったラブバラードだ。 愛 LOVE YOU 君が好きさ 僕の頭は君に占領されてしまった 僕らは結ばれる運命だったのさ 愛 NEED YOU 君に夢中さ 君のことしか考えられない My Life きっと神様も祝福してくれるさ 破裂しそうさ 僕の胸 トキメキが止まらない 恋はデスティニー 叫びだしたい 君が好きだ 我慢できない 愛のCRY&CRY WOW WOW ダイヤモンドみたいな君を いつまでも抱きしめていたい WOW WOW 君と僕が甘いキスを交わせば 世界が平和になるはずサ 途中から英郎は声を張り上げて熱唱していた。瞳からは大粒の涙がこぼれている。 由香里も泣いていた。 「素敵な歌ね。これ、私のために?」 「そうさ。このラブソングを君に捧げるよ」
普通に好きな作家ですらバラバラなのに
誰もが良い評価を下す作品があるわけ無いだろうに
誰かが「ゴーヤは甘いよね」といったらゴーヤは甘い食べ物なのかと
100人が「ゴーヤは甘いよね」といったらゴーヤは甘い食べ物なのかと
つまりめんどくさいから
>>181 は釣られるなと言っている
186 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/21(土) 02:11:02
今日の昼、夏目ナナのAVでオナニーした。チンポこシュポシュポ、精子がドュピリ。ティッシュを手にとり、働き疲れたチンポこにあてがう。 大量の精液拭き取り、ティッシュがもっさり自分の横に詰まれると。急にガーンと寂しくなる。 自分は部屋のなかで、ズボン下げたままテレビの前でボーっとしてる。夏目ナナがテレビの中で喘ぎまくる。 アンアン!アンアン!ワンワン!ワン… 母さんが犬の散歩から帰ってきた。
187 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/21(土) 02:16:06
188 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/21(土) 02:25:20
>>183 芝居がかった内容なのが気にかかるが、それは置いておこう。
>月明かりが窓から差し込み、雪のように白い由香里の頬を染めていた。
頬がどう染まったのかが不明。白い頬が月明りの色に染まったのなら、月明りはどんな色?
>由香里の艶やかな黒髪に鼻先を埋めると、シャンプーの香りが鼻腔に満ちた。
「鼻先」「鼻腔」と鼻が連なって文章が綺麗じゃない。
それから、「鼻先」を埋める、じゃなくて、鼻を埋めるでいいと思う。
>英郎が耳元に囁きかけると、由香里は驚きの声をあげた。
視点の混同。由香里が驚いたがどうかなんてわからないでしょ?
もしかしたら喜んだだけかもしれない。
「驚いたような」
>由香里はゆっくり踵を返し、上目遣いで英郎の双眸を見つめた。黒目がちの大きな瞳が
>潤んで、キラキラ輝いている。
「踵を返す」の意味を勘違いしている。調べ直しなさい。
それからこの部分は三人称小説が破綻してます。黒目が〜の文章は誰の視点?
どちらの視点ともとれる文章は三人称小説の破綻です。
189 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/21(土) 02:46:23
>>184 >英郎は由香里の耳元に囁きかけるようにして、ゆっくりと歌いはじめた。
「ゆっくりと歌いはじめた」が気にかかる。
ゆっくり……歌う?
よくわからん。まぁ正しいのだろう。よく耳にする言葉だし。
歌の部分
「占領されてしまった」「愛のCRY&CRY」
「君と僕が甘いキスを交わせば世界が平和になるはずサ」
以上は特にセンスがない。
「愛のCRY&CRY」に限ってはそれに繋がる歌詞に「叫ぶ」の要素しかないにも関わらず、
CRYが二つあることになっている。
典型的な馬鹿作詞家のやることだ。
二つCRY&CRYにしたければ「泣く」の要素を歌詞に入れなさい。
とりあえず酷評したが、これを恋愛小説と呼ぶのであれば、俺は恋愛小説嫌いであることを誇りに思う。
あと一つ忠告。
恋愛小説にしか書けない場合は、それは発想力と想像力の欠如だ。
それに、恋愛を描くにしても恋愛だけを描いては底の浅い小説になる。
恋愛はサイドストーリー程度に納まっているのが一番良いと思う。
190 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/21(土) 03:09:27
>>187 みないな感想が出るくらいだから、
>>183-184 はもうちょっと分かりやすく書いた方がよかったのでは?ギャグだと。
たとえば〉現代によみがえったクレオパトラさ
のあとに由佳里の豚っ鼻の描写を入れるとかさ。
個人的には笑えたけど。
191 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/21(土) 03:18:22
川べりにあるダンデライオンがきれいだったよ。 ダンデライオン? タンポポ。 へぇ。よく知ってるね。 体の方は大丈夫? うん、大丈夫だよ。ただ抗ガン剤がきつくて、 ごめん、次からは香水してこないでくれるかな? 甘い甘いライトブルーの香りが、今はだめだ。 気持ち悪いんだ・・・・。 ごめんね? うんにゃ、俺の方こそごめんね。 帰るの遅くなっちゃって。 ちょっとイロイロごたごたしちゃってさ。 ふーん。で、たんぽぽは? いや、あんまりかわいいから、コレにしたんだ。 かわいい♥ひなげしだね。 ・・・よく知ってんね。 ふふっ。ママがよく教えてくれたから。 ・・・・。 ・・・・。 ね、絵美、絵美は今、幸せ? ・・・・。 そんなわけないじゃん。 抗ガン剤のために頭まで剃って、そんなわけないじゃん。 気休めにまいたプッチのスカーフが、すーすーと涼しい。 ・・・むなしいに決まってんじゃん。 だって子宮もうないんだよ? 全部全部無くなって、もう尿意さえ感じないんだよ? 当たり前のこと聞かないでよ。
>>139 >一度でいいから〜何故か落ち着く。
平凡な事を平凡に書いては面白くない。
193 :
1/3 :2006/10/21(土) 06:14:28
>>176 >過去に投稿されたうちで、秀逸な幾つかを、紹介してはくれませんか?
アタイが読んだ中では断然コレが光ってたね。
アタイがゆんだから間違いないよ。
○ ○ ○ ○ ○ ○
999 名前: 名無し物書き@推敲中? Mail: sage 投稿日: 2006/10/18(水) 17:53:49
僕もおながいします。
『理屈だけで面白さも味わいもない一人よがりなある前衛作家の日常』
君は非凡な体験をした銀河系が、日々の数学者を管理していることを知っているか。
例えば、空想好きの男がいるとする。その男の部屋の壁には大きな世界地図が張って
あるのに違いない。
「モスクワからカスピ海に向かって……、アストラハンに入るのか」
孤独な遭難者が悟りを開いたのだ。そればかりでなく醜いサーカスは遊園地の講演会に出席
するし、博物学は輝く展覧会に興味を持ち、骨のないシュールレアリストは溶解した色彩理論
を解剖しさえするのだ。
「ねぇ、お母さん、どうして飛行機の窓は開かないのぉ?」
口のまわりをチョコレートでベトベトにしながら、前の席の子供が母に尋ねた。
「だって、潤くん、飛行機酔いした人が窓から顔を出したら危ないじゃないの」
「じゃあ、どうして恋に破れた僧侶は自由な芋虫を売りさばくの?」
「おそらく、量子力学は潤くんの瞳に映った芸術の本質だからよ」
「ほげ? それだから足のない天才はテーブルに興味を持つんだね!」
母子と彼の境から喫煙・禁煙席に別れており、おじさんのゆっくり吐き出す煙草の煙が僕を
ムせさせるのをみた母さんが煙を追い払うため左右に激しく手を振ると、それを横目にこの子
は私の振る手で更に得意になったようでより大げさに咳き込むのだけど、おじさんがお構いな
しに吹かすものだから、母が彼をきつく睨み付けるのだが、その隣でニヤける糞餓鬼がなんと
も忌々しく頭を思い切り引っぱたいてやりたいのを、彼は辛うじて堪えた。
煙草を灰皿に押しつける。最後の紫煙が母親の髪に絡んでいく。煙草の煙は嫌がる人間に向
かって立ち昇る。
194 :
2/3 :2006/10/21(土) 06:16:08
海の心臓が、近づいてくる。航空機も、ニジニノブゴロド上空にさし掛かった。 税関を抜けて空港ロビーを出た彼は、タクシーを捜して乗り込んだ。運転手と交渉の結果、ロング ピース三箱で話がついた。 1000 名前: 名無し物書き@推敲中? Mail: sage 投稿日: 2006/10/18(水) 17:54:20 午後六時の東京は赤茶けていた。夕暮れではなく、厚く垂れ込めた鉛のスモッグ雲に繁華街のネオ ンが溶けて反射したものだ。 日中の強い日差しに晒されたアスファルトが熱を帯び、陽が暮れる頃には放熱を始める。 外気温はこの時刻なってさえ三十度を下回る事はなく、十五夜連続の熱帯夜となった。 サーキュレーターが静かに旋回する二十五階の部屋では、空想癖がある花田の見開かれた眼だけが 光っていた。 「男まえのぉ殺し屋はぁ〜、香水の匂いがしたぁ〜」 鼻歌交じりの花田がバカラのクリスタルにマッカランを注いでいると、テーブルの上で電話が鳴った。 居留守を決め込むつもりでいると、やがて彼の声を記録した応答テープが静かに回り始めた。 『夜の帳が降りる頃、その男はグラスを傾け、新たな冒険に備えて世界地図に想いを馳るのだ。』 いつしか太陽は跡形も無くなり、最初の星がその姿を現した。
195 :
3/3 :2006/10/21(土) 06:16:39
1001 名前: 1001 Mail: このスレッドは1000を超えました。 もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。
>>184 >「そうさ。このラブソングを君に捧げるよ」
いいね。
100円ショップで売ってるロールケーキにサンドされたクリームに効いてるバニラエッセンスのようで、最高だ。
ただ、最後は由香里が小指を噛むようにした方がよかった。
それだけが悔やまれる。
♪おまえの好きなぁ ハーレクイン・ロマンスぅ
美しい悲劇ぃ なんてあるわけがなぁ〜い
(bluecity/甲斐よしひろ)
>>191 いいね。
100円ショップで売ってるCDラックを150円で店に並べてしまう全国展開の大手に押されつつスタンドアロンで孤軍奮闘する
田舎のリサイクルショップのようで、最高だ。
ただ、最後は子宮を摘出した彼女が「ウルトラマンフェミニン」としてプラカードを持ち、国会に進撃するまでが描かれていればパーフェクトで、
それだけが惜しまれる。
『ダンデライオン/松任谷由実』
夕焼けに小さくなる くせのある歩き方
ずっと手をふり 続けていたいひと
風に乗り飛んで来た はかない種のような
愛はやがて来る 冬を越えてゆく
きみはダンデライオン
傷ついた日々は 彼に出逢うための
そうよ運命が用意してくれた
大切なレッスン
今素敵なレディになる
つみとってささげたら ひとに笑われそうな
私にできる全てをうけとって
ふるさとの両親が よこす手紙のような
ぎこちないぬくもりほど 泣きたくなる
きみはダンデライオン
本当の孤独を今まで知らないの
とても幸せな 淋しさを抱いて
これから歩けない
私はもうあなたなしで
199 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/21(土) 07:37:15
>>197 俺がメジャーデビューすると困った問題が起こるよ。
高橋源一郎が決定的に不要となることだ。
小説界にも新陳代謝が必要だからね。
あのオヤジは新人の妨げとしか機能していない。
200 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/21(土) 08:35:03
天位アルシオン 第3話「風のディアーネ」 優しい風が、吹き抜けて行った。 この『西京』地区―――日本国、旧滋賀・岐阜県境の山間地に建設された、 難民疎開/『エリシオン・プロジェクト』専任機関『アネモス』本部設営用新都市区画―――は 西暦2278年に発生した地球規模の大災害『ジャイアント・ディザスター』の後、 日本にも押し寄せた各国からの被災難民の受け入れのため、 またアネモスの本部が日本に置かれる事が決定したため、 G・ディザスター被災からわずか10年で、近代的な都市機能を ある程度駆動させる事が出来るまでに整備が進んでいた。 もっとも、G・ディザスターを引き起こした巨大隕石の直撃を受けて合衆国は北米大陸ごと消滅し、 国連は一度完全に崩壊し、各国とも財政が逼迫する中で、日本の国庫とて例外ではなく 西京地区建設のために国費が持ち出されたしわ寄せは全国にわたっていた。 そのため、日本にアネモスの本拠が置かれている実情そのものに根強く反対する日本人も多いという始末である。 まあ―――仕方無いよね。僕一人の力で、世界のすべての人を救えるわけがないし。 むしろ、美しい自然を荒らす事でしかみずからの生をつなぐ事が出来ない人間が、適度に地球上からいなくなる事は 必要な事なのではないか、と真剣に思う事すら、エルデスにはあるのだった。 世界は美しい。でも人間は嫌いだ。 ―――それが個人としてのエルデスの、偽らざる感情であった。 こんな事人前で言ったら、ジュノーさんや、みんなに怒られちゃうけどね…。
201 :
200続き :2006/10/21(土) 08:36:36
自由時間をひとしきり外で過ごし、地下第三層のメイン・オペレーション・ルームに戻ったエルデスは 先日かれの目と(心を)奪った、名工の手になる彫像とも見まごう美貌の少女と相対する事となった。 カナンとノルンは先にルームに着いていたようだ。 「ああ、エルデス君も戻ったのね。じゃあ正式に紹介するわ。 サリア=アジュール。 DA2号機『ディアーネ』専属オペレータにして、対ギガス半生体決戦兵器。 …と言っても、いわゆるロボットじゃないわ。 れっきとした人間の女の子に、部分的に遺伝子操作と身体強化、無機部品化を行っただけだから。 自我も普通の女の子と同じよ。優しくしてあげてね」
202 :
201続き :2006/10/21(土) 08:37:17
不意にエルデスの方へと向き直り、ゆっくりと面(おもて)を上げた少女は 先にエルデスが感じた通り、いや、それ以上に、無機的な印象を強く残す顔立ちをしていた。 鼻梁を中心として、左右の顔のかたちが完璧に線対称に――そう思えたのではなく、本当に完璧に――整っていた。 そして、薄紫色の髪が、たっぷりと空気を含ませた毛糸を束ねたように、 ふわふわとやわらかく揺れながら腰まで伸びていた。 前髪の一束が向かって右側へ、そり返って大きくはねていた。 服は、可愛い赤いリボンが付いた、真っ白な、本当に人形が着ているような、ふっくらと膨らんだワンピース。 日本のレトロアニメが大好きなカナンに付き合わされて、先日見たレトロアニメ 『ローゼンメイデン』の登場キャラみたいだった。 惚けたように見とれているエルデスより先に、サリアが口を開いた。 「貴方が、カーム… エルデス=カームさん? 私はサリア… サリア=アジュール。 宜しくお願いします… エヘヘッ☆」 その声を聴いた瞬間、総身に熱が宿り、たといようもない恍惚をエルデスは感じた。 そして―――頭蓋を鋭く、しかしいささかの痛みもともなわず、鮮やかなヴィジョンが駆け抜けていった。 この娘は…。 つづく 批評よろしくお願いします。
203 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/21(土) 08:52:55
>>202 >その声を聴いた瞬間、総身に熱が宿り、たといようもない恍惚をエルデスは感じた。
全体として純文学くずれの怨念を感じる。
みんな「宇宙戦艦信濃」の乗組員か?
204 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/21(土) 08:56:44
すいません、純文学ってなんですか? 20代なんで、文学の事とかあまり詳しくない(ラノベすら殆ど読まない)んですけど。
>>200-202 ラノベ風ですね、上手いです。90点
それなりに見栄えの良い単語を使っているので、
中学生や高校生が読めば、プロっぽく見えるでしょう。
>まあ―――仕方無いよね。僕一人の力で、世界のすべての人を救えるわけがないし。
この表現は少し唐突かな。
「ローゼンメイデン」ねぇ・・・w
こういう表現は一部の人しか知らないからどうなんだろう。
まぁ2ちゃんだからいいけどw 文学賞とかだったらアウトだぞ。
>総身に熱が宿り、たといようもない恍惚をエルデスは感じた。
全身に熱が宿り、エルデスはたとえようもない恍惚に包まれた――。
かな。
>頭蓋を鋭く、しかしいささかの痛みもともなわず、鮮やかなヴィジョンが駆け抜けていった。
ちょっと細かいけど、頭蓋というのは骨格を差すので、脳みその中枢機関とは違うんだよね。
まぁ、後はいいんじゃないですか。読み易いですね。
206 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/21(土) 09:21:56
>>205 ありがとうございます。
参考にします。
>頭蓋というのは骨格を差すので、脳みその中枢機関とは違うんだよね。
薄々間違ってるんじゃないかと思ってたんですが、やはりそうでしたか。
元々はニュース速報(VIP)でネタとして書いていた物だったので、受けを考えて
ローゼンとか書いていたんです。
207 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/21(土) 09:22:10
>>186 〉今日の昼、夏目ナナのAVでオナニーした。
昼からオナニーとは、たいそうな御身分ですね。大金持ちの御曹司か何かかしら?
そこに、まるで触れてないですね。
〉急にガーンと寂しくなる。
ショックを受けたあとに寂しくなったってこと?
なら〉ガーンと、は止めましょう。〉寂しく、を修飾する副詞になってますから。
手直しするなら、【ガーンときて寂しくなった】ですかね。それでもかなり稚拙ですが。
〉アンアン!アンアン!ワンワン!ワン…
母さんが犬の散歩から帰ってきた。
お母さんは犬とまぐわっているのでしょうか?そう読み取れるのですが、不自然ですよね。普通、抵抗しますし。
〉働き疲れたチンポ
働き疲れるのはむしろ利腕の方だと思います。
208 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/21(土) 09:27:40
「( ;ω;)死にたいお」と僕は唐突に切り出すたのデスお。 「(`^ω^)やめたほうが体にいいお」と切り替えされますたお。 「( ^ω^)死ねばいいお」と言われて僕は死のうとおもいますたお
209 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/21(土) 09:48:56
>>148 >>「ぢ」
>しっかり酷評してんじゃん。いつもより手抜きだけど。 今回も少し笑えたよ。 ぢゃなw
おまいか? おれの酷評に、毎回、腹を抱えて笑ってる奴はw
多くて、解んなかったよw
210 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/21(土) 09:49:37
>>139 :りくちゃん
19才の女の子と言う事で、おいらの酷評も甘口モードにw
おまいの年代でも感心する文章を書いてるプロはいるよ。
まず、同世代の作家の文章を読んでみ。以下、甘口酷評。
>一度でいいから平凡というものを心行くまで味わってみたい。
>並みの高校、並みの短大でも卒業して、地元の小さな会社に入り、ちょっと先輩の優しいだけが取り柄の男と結婚し、
>やんちゃな子供を二人ぐらい。
>そんな、ありきたりで平凡な思考と生活を一瞬でいいから味わいたい。欲を言えばきりがない。
>でも、つまらない日常を体感したい。もういい加減に疲れてきた。田舎には帰りたくない。
あのさー、そんな、ありきたりで平凡な思考は一瞬でいいなら味わってるぢゃんw
>ちょっと先輩の優しいだけが取り柄の男と結婚し、
男はいらない。同性なら別だがw
→ちょっと優しいだけが取り柄の先輩と結婚し、
つまらない日常、平凡というものを心行くまで味わってみたい、それなら田舎に帰れ。
なぜ、帰りたくないか?
田舎は、つまらない日常、平凡だったからぢゃないの? そうなら、言っている事が支離滅裂だよw
>毎日、新聞にまでアイロンをかけてくれる。
マジかよ?w
>慌てながら彼は駆け寄ってきた。
この男が、いつの間にか、彼になってるぢゃんw
211 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/21(土) 09:50:16
つづき >私はため息をつくと斜め右上の時計を見た。 斜め右上の時計ぢゃなくて置かれてる場所書いたら。 →私はため息をつくと、タンス上の時計を見た。 とか。 >ちょうど彼がコーヒーを持ってきたようで、私は行ってくると言いながらサンダルを履いた。 コーヒーを持ってきたよう、ぢゃなくて、持ってきたんだろう。 →ちょうどコーヒーを持って来た彼に、私は、ちょっと出て来る、と言いながらサンダルを履いた。 >平凡な生活を送れないのなら、せめて高みに上りたい。 >それが無理なら落ちるとこまで落ちてみたい。 >傘がないから早く家に帰ろう、どうせ夕飯は乾物だ。 >一歩一歩足を出す度に、これが私の平凡な日常だと実感した。 支離滅裂w いいかい。今の私の生活は普通は非凡な日常な訳。 私は、普通から見たら、すでに落ちるとこまで落ちているんだよ。その認識が私には必要。 >一歩一歩足を出す度に、 →一歩一歩足を踏み出す度に、 個人的においらは、私が客にどんなサービスをしたのか? 気になったよw
212 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/21(土) 09:51:11
>>176 >質問。
>代々の酷評スレで、限りなく満点に近い評価を得た文章って、ありました?
返答
酷評なら、おれの酷評が満点に近い評価を得た文章と言えるんだがにゃw
>ここで認められる文章とは、一体どんなものなんでしょうか。
>文豪の手に成る一節でさえ、その名前が添えられてなきゃ、
>クソミソにやられるような気がします。
ぢゃあ、おまえが認める文章とは、一体どんなものなんだよ。
それはなんでか?
それが自分で理解出来て無いと、ここで認められる文章の説明を受けても
解んねーぢゃねーの。
>いや、単純に、名無しが書いた凄い文章を読んでみたいので、
>こんなことを書いてしまいました。すんません。
>でも出来れば、過去に投稿されたうちで、秀逸な幾つかを、紹介してはくれませんか?
おまえ、過去に人に薦められた小説を読んで、凄い文章だと思った事あるのか?
無いだろ。それがおまえの莫迦っぽい質問に出てるよw
214 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/21(土) 09:53:00
>>179 >昭和初期〜中期の文豪の作品は名文であることは確かなのだが、
>だからと言って見習うべき点が多いわけではない、と俺は思うよ。
>芥川も太宰も、森鴎外も漱石も、今の時代では稚拙とされる文章を多数書いている。
>名文とはその中の一部に感銘を受けるだけの場合が多い。
>そしてそれらは当時からしても斬新なものだった。それだけのことだよ。
いいかい。坊や、よくお聞きw
えらそうな口を叩いているようだが、
作家は、おまえの言う、それだけのこと、の為に終始、文章を練ってる訳。
今の時代では稚拙とされる文章が過去の作家に許されたのは当時の読者層の読解力が
優れていた事もある。作家だけが飛び優れたところで、読者の読解がお粗末なら仕方ねーんだよ。
おれがここでレベルを最低まで下げて書いてるような、そんな感ぢ。解るか、坊やw
100年前の明治時代を想像して見ろ。想像出来ないだろ。
そんな時代に書かれた文章が、今の時代にも鑑賞に足り、感動されるってのは
それ自体、驚異ぢゃないのか?
なぜなら、
『芸術は時空を超越し、その芸術の中に、今も作者は現存しているんだよ。』
森鴎外や漱石には、文章の不朽的法則が宝庫とも言える。見習うべき。
>>183-184 も酷評するか。 72点ぐらいかな。
>由香里の艶やかな黒髪に鼻先を埋めると、シャンプーの香りが鼻腔に満ちた。
え〜と、この文章は三人称で書かれているし、主人公が由香里か英朗か分からないので、
この英朗視点が急に出てくるのは少し不自然ですね。
英朗は由香里の艶やかな黒髪に鼻先を埋めると、シャンプーの香りが鼻腔に満ちるのを感じた。
となります。
>途中から英郎は声を張り上げて熱唱していた。瞳からは大粒の涙がこぼれている。
由香里も泣いていた。
ここね、なんで泣くんだろうね。熱唱しながら涙を流すっていうのは若干不自然。
声が擦れたりするんじゃないかなぁ。
英朗は由香里を抱きしめながら、耳元で歌い始めた。
「愛 LOVE YOU 君が好きさ 僕の頭は君に占領されてしまった 」
生暖かい、とろけるような空気が二人を包む――。英朗の声は子守唄のように優しい。
「WOW WOW ダイヤモンド ・・・みた…いな…君を……」
しかし、声は次第に擦れて、英朗は泣き始めてしまった。
「どうしたの・・・・?」
由香里は腕をギュッと掴みながら、小さな頼りない声で尋ねた。
みたいになるのかなぁwwww ワカンネwww シラネwww
216 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/21(土) 09:55:17
まあ、リアルに審美眼を持ったやつなんていないだろな。
217 :
206 :2006/10/21(土) 10:08:54
>○24時間以上あけて ああそういうルールがあったんですね。 すみません、次からは守ります。 あと、他の方も 酷評が相応しいなら酷評して下さってかまいませんが。
>今の時代では稚拙とされる文章が過去の作家に許されたのは当時の読者層の読解力が >優れていた事もある。作家だけが飛び優れたところで、読者の読解がお粗末なら仕方ねーんだよ。 当時の読者層の読解力が優れていると、なぜ稚拙な文章でも許されたことになるんだ、坊や?
>>210 >>ちょっと先輩の優しいだけが取り柄の男と結婚し、
>男はいらない。同性なら別だがw
>→ちょっと優しいだけが取り柄の先輩と結婚し、
「優しいだけが取り柄の男」の方が語感がよいと思う。
「ちょっと先輩」は外すか、「ちょっと年上」は「年上」に変えるなどして。
「優しいだけが取り柄の先輩」としてしまうと、
誰か特定の人を指しているような印象を受けてしまうんじゃないかと思ったよ。
>>219 訂正
>「ちょっと先輩」は外すか、「ちょっと年上」は「年上」に変えるなどして。
↓
>「ちょっと先輩」は外すか、「ちょっと年上」または「年上」に変えるなどして。
読解力がお粗末な一例 :
>>218 説明しなきゃわからない、わかってもらえない。
だから文章のレベルを落とさないと伝わらない。
伝えようと思ってレベルを落とす。
相対的にどんどんレベルが低くなっていく。
そのうち文学レベルが小学生の作文レベルまで低下するぞ。
222 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/21(土) 11:42:18
>>221 >そのうち文学レベルが小学生の作文レベルまで低下するぞ。
そういえば、北野武監督の映画を観て(セリフが少ないから)「意味が判らない」
と言ってた客がいたっけ。
なんでも言葉で説明しなきゃならないのか。
脚本家も疲れるなぁ。
>>221 だからさ、「当時の読者層の読解力が優れていると、なぜ稚拙な文章でも許されたことになるんだ?」
お前の頭の中では「優れている」は「劣っている」という意味なのかい?
>>223 >221は「説明不足な文章」と「説明をそぎ落として洗練された文章」を混同して「稚拙な文章」といってる。
225 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/21(土) 12:18:19
過去の文豪はしっかり説明してるよな。 いや、説明はしていないか。 読んでいてしっかりそれが為されているよう感じるのか。 どちらにしろ今の時代の作家が書く短篇も、北野映画みたいに訳のわからんと言い出す輩がいるだろう。 北野映画ではないが、『英雄』という映画で俺は感心したのに彼女は首を傾げていた。 一体何だったの? と。 最近は1語余分に多く書いてやらないと、読者のためにはならないのかな。
>>225 感性の違いだろう
俺はあの「キャシャーン」を彼女と見て
いたく感動していた彼女にこんこんと説明を受けたが理解できなかった
なんてHEROとキャシャーンを同列に置いてみるテスト
228 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/21(土) 12:53:20
押井守映画は娯楽&芸術系のそれぞれの観客が楽しめる創りになっている。 『イノセンス』を劇場で観たが、手を繋いでやってきたアベックも 本編が終わったあとは別々の出口から帰っていったしな。 映画館に於ける鑑賞行為とは胎内潜りに似ているとかねがね思っているが、 人は、あの暗い空間に入ったから出るのか、あるいは出るから入るのか、 どっちでもいいじゃねぇーか、そんなこと。 ププッ
8月2日水曜日 今日もタニシロの家に呼び出された。 夏休みになってからほとんど毎日呼び出されてる。 昼ご飯は抜いていく。途中で吐きそうになるから。 呼び鈴を押したら、カジモトがにやにやしながら玄関から出てきた。 とっとと中に入れだって。お前の家じゃないくせに。 少しでも反抗したら殴られまくるから、黙って後ろからついていく。 タニシロの勉強部屋から聞こえて下品な笑い声に、逃げ出したくなる。 俺が部屋に入ると、クボが「待ってました〜!性奴隷第1号の登場〜!」って 大絶叫。目を真っ赤に腫らしたタニシロが、 タバコを吹かしながらベッドに座るクボの腰に顔を埋めてる。俺も泣きたい。 けど泣いたら余計こいつらを喜ばせることになる。 だから俺は絶対に泣かないようにしてる。 硬まってると背中に蹴りを入れられて、ベッドに倒された。 カジモトは俺を仰向けにすると、俺の顔にいきなりチンポ擦りつけてきた。 すでに先走ってて、アンモニアと精子臭さに思わず顔を背けた。 そしたら、頭鷲掴みにされて、「大好物だろぉ、早くしゃぶれよ〜 早くしゃぶれよ〜」って変な鼻声で喘ぎながら口の中に 無理やり捻じ込んできた。 喉の奥をガンガン突かれて吐きそうになる。 「歯ぁたてるなよぉ、歯ぁたてたらころすからなぁ」って、 結局射精するまでしゃぶらされた。 大量の精子を口の中に溜めさせられたままえづきそうになってると、 一足先に終えたクボとカジモトがいつものように一気コールで 囃し立ててくる。反射的にもどしそうになるのをどうにか堪えて飲み下した。
230 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/21(土) 13:08:09
>>229 >アンモニアと精子臭さに思わず顔を背けた。
この作品は、中高生くらいの男子が部屋に集まり
何をやっているか、その生態を知らない者が書いた文章だ。
作者は、ハッキリ言って女だな。
それもノンべぇババァだ。
231 :
酷評お願いします :2006/10/21(土) 13:54:49
あたいはあたいのままにして、私は私として先生に従おう。重いはずのない寝ぼけ顔を あげて、教壇に両手を叩きつけた時のままの姿勢で私をきつく見据える先生に視線を 向けた。先生はただでさえ見てられない顔をしているのに、今はそれ以上のじゃがいも顔を 私に押しつける。目で見るより大きく膨らんで感じる。 教室は和やかだ。いくら私に怒声が浴びさせられようと、これと言った異常を来たす わけではない。カーテンは相変わらず涼しげに靡いているし、舞い上がったチョークの 白い粉は浮遊し続ける。青色のブラを背中に透けさせる西本さんが、明日から白色を身に 着けて登校してくるなんて変化も起こりえるはずなどない。ただ、居眠りをして怒鳴ら れた私の心が目眩でふらついただけ。少しだけ足もとが揺らいで、そのまま転びそうに なっただけ。だから、教室はいつものままなのだ。 「目が覚めたか?」 先生の威張り切った声がした。私は素直に頷いて、机から転げ落ちそうだったシャープ ペンを救ってあげる。それを見届けてから先生は脂噴き出した背中を私に向けて、何事も なかったかのような声色で複素数と連呼し始めた。何事もなかったかのようにって言うのは 間違いかもしれない。本当に何事もなかったのだから先生の声色は当然だ。ほら、クラス メートを見回してみても誰一人首を傾げる者はいない。カーテンが靡くみたいにみんなも 風に身を乗せて、涼しげな顔で黒板を見つめている。窓を閉めようよなんて言い出す奴は 私しかいないだろう。あぁって欠伸が洩れる。
232 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/21(土) 14:19:34
エルデスは塞いでいた。 ――助ける事が出来なかった…。 先日終局をみた第三次対ディアスポラ会戦『オペレーション・ギガントマキア』の、戦いの渦中において エルデスは、レダを、失った。 「ごめんね。エルデス君…。 これが私に出来る、精一杯の償い。 エルデス君はいつも私に優しくしてくれたわ。私はエルデス君を疑った事は一度も無い。 胸を開いて見せてもいいわ。貴方のせいじゃないのよ。 私は『これ』で地球を救う…。 貴方を悲しませる事しか出来なかった私を、赦してなんて言わないわ。 ただ、私とエルデス君が紡いだ愛は偽りじゃない。それは確かなのよ。 エルデス君と過ごした時間も…。私の人生の中で、何とも置き換える事が出来ない、かけがえのない宝物だった。 ありがとう、エルデス君… 私の王子様…。さようなら」 完全な同心円形の紅い光が、どこまでも拡がっていった。 レダの乗機・DA−04ハルモニアと――― レダの、消滅とともに。 彼女が死に急いでいる事を、エルデスは知っていた。 エルデスとサリアの両親であるアジュール夫妻の生命を奪った、西暦2295年の事故 『クレメンテの惨劇』を引き起こしたのが、他ならぬレダであった事を知ってしまっていたからだ。 以来、彼女が最愛のエルデスに 肉親を失うという身を裂く苦痛を与えたと、罪責感に苦しんでいた事も。 「だからって、死に急いだりしないで!! 僕の前からいなくならないで!! レダだって、僕の大切な…」 呼び掛ける背中を失い、エルデスの絶叫は居室の広い空間にむなしく残響するだけであった。 外には暗青色の雨雲が立ちこめ、重い雨垂れの膜が 地上のすべてを重く押し下げるように、張りつめ続けていた。
233 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/21(土) 14:53:30
「何故レダを巻き込んだのだ! レダは戦いをする人ではなかった!」 「ちっ!」 赤い閃光が散り、止み、また散った。 ディアスポラが擁する最強のDAにして、対地球侵攻作戦『ギガントマキア』失敗により 勢力のほとんどを失ったディアスポラにとって、文字通り最後の切り札となった 6号機『アスクレフォス』。 専任オペレータ、アレス=ドーントと共に、幾度となくエルデスとアルシオンを窮地におとしいれた宿敵であった。 アネモス方の2号機・ディアーネと3号機・エリジウムは、圧倒的な格闘戦能力をほこるアスクレフォスの前に すでになす術なく弄ばれ、大破していた。 つまり、いまや一騎打ちしかなかった。――互いの命運を決する方法は。 エルデスとアレスが、各々の裡に抱く悔恨と怒りに、無理矢理にでも折り合いをつける方法は。 「君のせいで…! 君があんな事をしなければ、レダは…!!」 「今という時代には、人はDAオペレータを戦争の道具にしか使えない。 彼女とて死に逝く運命だったのだ。 ともすれば、お前達も。 …俺も。ふっ…」 「そんな理屈!!」 悲しみは刃となって、すでにディアーネとエリジウムを贄(にえ)とした アスクレフォスのスター・ブレードと激しく打ち合った。 地球に現存する人類をすべて滅ぼし、自分達が正しき地球の住人として 再び地上の王の座を奪還せんとするディアスポラ。 その彼等の対地球侵攻作戦『ギガントマキア』の本命が、木星の衛星であるガニメデ、及びカリストの 地球への人為降下であった。 衛星とはいえ、並の質量ではないガニメデとカリストを地球の重力圏内まで人為的に移動させ、自由落下させれば 地球地表への落着と共に、衝撃によって莫大な量の塵芥が舞い上がり、日光を隠す。 父なる太陽の加護をうしなった地球は急激に寒冷化し、人は住めなくなる。 そのまま相当の時間を経過させ、地球側を疲弊させたところで 制圧部隊を送り込み、一気に地球を乗っ取ってしまおうというのであった。 この『ユピテルズ・ファミリアー』作戦の実行をまかされたのが、アレスとアスクレフォスだったのだ。
234 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/21(土) 14:55:17
対物絶対防御障壁『ブラッド・プール』の効力により、核ミサイルの直撃すら受け付けず また破壊をこころみる地球側の戦力を、その圧倒的な戦闘能力によりことごとく排除、 ガニメデ・カリスト両星を堅守するアレスのアスクレフォスの力も借りて、 『ユピテルズ・ファミリアー』作戦は悪夢の完遂をみようとしていた。 そこへ―――レダのハルモニアが飛び込んで来たのだった。 アレスが駆るアスクレフォスの戦闘能力は、エルデスが管轄する1号機・アルシオンとほぼ同等であり、 総合能力において大きく劣る2号機以下のDAでは到底太刀打ち出来ず、 ハルモニアとて、接近および交戦を禁止されていたにもかかわらず。 「レダ!? どうするつもりなの」 エルデスは、自分自身でもはっきりと自覚したくはない 良くない予感が胸の内にわき上がるのを感じながらレダに呼び掛けた。声は絶叫と言っていい激しさだった。 「エルデス君…。ごめんね…。 これが私に出来る、精一杯の償い…」 そう言うなり、レダは乗機・DA−04ハルモニアを 前方にアレスのアスクレフォスが仁王よろしく立ち塞がるガニメデ・カリスト両星の方向へと傾斜させていった。 その加速は… 文字通り、還る事を考えぬ者のいさぎよさを感じさせた。
235 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/21(土) 14:56:38
悲しみをたたえていたのは、アレスとて同じかも知れなかった。 彼の母、エレノア=ドーントは、地球から 増え過ぎた人口の一部を宇宙空間へと強制的に移住させ、地球環境をたもつための 地球文明/環境保全計画『エリシオン・プロジェクト』の過程で、宇宙へと放逐された強制移民の一人であった。 その母に宇宙にて産み落とされたアレスも、違わず地球外強制移住流浪民、『ディアスポラ』の一人という事になる。 彼の地球人類への怒りは、それだけでも理解に値するものでもあった。 もっとも、理解したとて彼への憎しみは消えるものではなかったが。 アレスの怒りを極点へと導いたのは、同類であった筈のディアスポラ達の母への仕打ちであった。 ディアスポラ達は、地球帰還計画の実働兵力とすべく、半生体兵器『ギガス』の製造研究を行っていた。 母エレノアは―――そのギガス研究の過程で、望むと望まざるにかかわらず、被験者として その身を裂かれるに至ったのだ。 非力な自分から力ずくで母を引き剥がし、奪って行ったディアスポラ達を憎悪と共に見送りながら、そして すべての悲しみの元凶である、残酷な青をたたえる地球を見やりながら、アレスは誓った。 すべてを壊す―――。
236 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/21(土) 15:12:23
>>232-235 35歳のおっさんかな?
長いよ。読んでいて疲れる意味で長い。
物事が果てしなく続くような大儀さを覚えさせる文章だ。
大半が説明文で、なのに物語の進行文の印象は薄い。
説明が終わって話が再開された時は、どんな状態に主人公がいたのか記憶がか細いものになってしまう。
237 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/21(土) 15:15:10
>>236 意味がよく分からない、どの辺が長いと感じたの?
238 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/21(土) 15:22:46
「それで?」 クワッテン・エルスは溜息まじりに吐き捨てた。 「何が望みなんだね?愛か?平和か?正義か?…それともやはり、金かね」 「プッ」 「…何が可笑しい」 「かねかね、だずからす」 「真面目になるということがないのかね?」 「まんつはぁ、こったらあんべだずなは…」 「…。まぁ、いい。望みを早く言え」 「だれでもうぢゅうさ出はっでかまわね世の中さしてけねすか」 「何か思い違いをしていないかね?我々にそれを許すも許さないもあるま」 「とぼけねでくなんしぇ。40年前に月さいげた人類がなしてこったに足踏みしてるのす。手を抜いてんじゃねがすもな。手を抜かさせてんだずもな。」 「…勝手にするがいい。ただし我々は一切手を貸さんからそのつもりで。」 「えがす。…いやー、実はですね!蒸気ロケットが宇宙のジェネライゼーションに最適みたいなんすよ!ひとくちのりませんか!?」 「え!?のるのる!!」 「も〜wやだなあこれだからツンデレ支配層はw」 「そっちだってなまりまくったりしてみせたりして人悪すぎ」 「リアリストだずもなっす」 「ハッハッハw…トコロデボクタチガセカイヲホロボソウトシテタコトハミンナニハナイショダヨ?」 「どんな機密も期限が来たら公開するのが国是なんですよね?」 「…モゥ…イケズゥ…」
239 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/21(土) 15:28:14
まず、投稿するものが長い。 次に、説明文がやたら細かに連なる意味で長い。 それが物語に溶け込んだ形であるのなら良いのだが、乖離した形になっている。だから長い。 三つ目は、やたら長く語った後に繋がるものがあまりにも小さい。 小さいから印象が薄くて、なぜこのもののためにあんなにも詳しく語ったのだろうかと思い、 それ以上読み進めることが大儀に感じる。 文章自体は断定的で物をはっきりと表せているが、 印象が薄ければいくら語彙を並べても頭に蓄積されるものは限り無く少ない。 これらを総称して「長い」。
240 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/21(土) 15:29:16
>>238 書いてる人全般に言える事だけど、文章の中だけでキャラクターの設定やキャラクター同士の関係が分からない場合は
同時に簡単な説明も付記するべきだと思う。
この文章だけだと、どういう状況でどういうキャラが何について言い争っているのか
全然分からない。
それ以前にこんな会話文だけで判断できるわきゃねーだろ。 真面目に相手すんな。
>>176 >質問。
>代々の酷評スレで、限りなく満点に近い評価を得た文章って、ありました?
前々スレ980さんだっけ、「ぢ」がやけに執着してたのは。
満点に近い評価というのはいきすぎだけど、「期待特大」って言われてたっけ。
前スレにも投稿してたから見てみたら。
243 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/21(土) 15:40:23
そりゃあんたが世界を眺める視線が鈍いからだよ。 そして知識も足りない。 まず、クワッテン・エルスの国がどこかはヒントが文章中に隠されていることに気付かなくてはならず、 それに気付けば説明が省略されている理由にも思い当たらなくてはならない。 北が軟化した理由を考えろ。
244 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/21(土) 15:44:11
>>242 あれは駄目だ。
「ぢ」の言う通りだった面も多く、そこまで優れたものじゃなかった。
「期待特大」なら、このスレの
>>109 も言われていた。
245 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/21(土) 15:47:57
>>243 前レスを読め。
読むのも大儀にさせる文章を書いておきながらヒントに気付けと言うのは、あまりにも怠慢だ。
246 :
232-235 :2006/10/21(土) 15:47:58
>>239 わかりました。
おっしゃった通りに文章を見直してみます。
たしかに結論というか、最後に出て来る文章が短いですね。
…あっしまったまた24時間ルール忘れてた。すみません
次こそは守ります。
他の方も酷評あったらお願いします。
247 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/21(土) 15:55:52
お前が、怠慢だったことがいずれわかる日が来るだろう。 お前は真実を知るにはあまりにも幼い。
248 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/21(土) 16:10:42
>>247 あぁ、お前よりも早くその日が訪れるよ。
誰かが1200字程度でっつってただろ。 決められた枠内に収めるのもひとつの技術だぞ。
250 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/21(土) 16:29:30
流れ的に投稿しても大丈夫でしょうか。4分割です、よろしくお願いします。 自転車の灯りが暗闇にユラユラと横揺れすると、 照らしたアスファルトが足元へと流れてくる。 ハンドル前のカゴにはカブトムシが一匹。 スチールの網目に留まった鈍い光沢に街のネオンが滲んでいる。 ボクは公園へとペダルを踏みこんでいた。
251 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/21(土) 16:31:09
それは、ほんの15分前の出来事だ。 真夜中の住宅街をどこへ行くともなく出かけると サンダル履きの足元にカブトムシが動いている。 しゃがんで手を伸ばしツノをつまむと 力弱くカブトムシは宙を泳いでいる。 閉じた甲殻に顔を近づけると 少しはみ出した薄茶の羽根。 今しがた誰かから逃げ出してきたのだろう。 だって、こんな都会だもん。
252 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/21(土) 16:32:01
再体験は、時を隔てたセピアの記憶を甦らせるものだ。 思い出の闇からぼんやりと少年時代の笑顔が一つ浮き上がってきた。 ただ、その頃はまだカブトムシという虫は捕まえる存在だった。 数えるのも面倒ないつかのお盆。 朝顔が丸く咲く冷気の中を友達とカブトムシを捕まえにいった。 カゴ一杯に捕まえて帰宅すると、 玄関前にはキュウリと割り箸でつくった馬の飾り。 「先祖の霊があの馬に乗って帰ってくるんだって。」 友達は物知りぶってお盆の話しをしていた。 それから6年後。友達は海で帰らぬ人になった。 まだ大人になる前だった。 「ボクならカブトムシに乗って帰るのに。」 そんな友達の言葉をカブトムシは過去から持ってきた。
253 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/21(土) 16:32:52
自転車が公園の入り口にたどり着くと その先は静かな闇に等しかった。 しばらく自転車を走らせ 蒼白い外套に照らされた一本の樹を選ぶ。 カブトムシをつまんで樹の幹へと放つと、 樹の傍に広がる光と闇が混ざった空間には 少年のままの友達が立っているような気がした。 ボクは自転車にまたがると振り返り、 誰もいない公園でつぶやいた。 「また来年な。。。夏はもう終わりなんだ。」
254 :
湯豆腐 :2006/10/21(土) 16:37:44
アンタの文章には魂を感じない。 何が言いたいのだ。 「核」を出せって。
256 :
231 :2006/10/21(土) 16:42:24
できれば
>>231 も酷評お願いします。
存在を完全に掻き消された形になってしまっているので……
257 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/21(土) 16:46:15
>>248 虚勢を張るな。
次は、右傾化を信じてはしごを外された若いのを革命ごっこに誘導するつもりらしい。
それをなんとかせにゃならんからな。
>>256 >できれば
>>231 も酷評お願いします。
誰だか知らんが、推敲を重ねた文章だな。
その意味でコレはプロか、それに準じた書き手の作品じゃないのか?
俺の趣味ではないけど。
259 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/21(土) 17:06:54
>>250-253 話の核なのだろう
>>252 の部分について評します。
>再体験は、時を隔てたセピアの記憶を甦らせるものだ。
思い出=セピアの記憶、とよく見掛けるが、本当にそうですか?
俺には気取っているだけのように感じます。
記憶がセピア色だなんて表現は映画やドラマの世界で、一人称小説には相応しくない。
>カゴ一杯に捕まえて帰宅すると、玄関前にはキュウリと割り箸でつくった馬の飾り。
なぜ体言止め?自ら違和感を演出したら駄目でしょう。
「〜馬の飾りが置かれていた」
>カゴ一杯に捕まえて帰宅すると、玄関前にはキュウリと割り箸でつくった馬の飾り。
なぜ体言止め?自ら違和感を演出したら駄目でしょう。
「〜馬の飾りが置かれていた」
>友達は物知りぶってお盆の話しをしていた。
「話し」ではなく「話」
>それから6年後。友達は海で帰らぬ人になった。
「それから6年後、友達は〜」
あと、「友達」という表現はやめた方がいい。
「彼」とかにして、その人物を特定する表現に。
260 :
231 :2006/10/21(土) 17:12:36
>>258 いえ、私は素人です。
しかももう時期ようやっと習練を始めて一年目を迎える素人です。
まだ一度だって一次通過も果たせていません。
気になる点は厳しく指摘をお願いします。
261 :
りく :2006/10/21(土) 17:54:47
また、よろしくお願いします。 嵐のような快感が襲ってくる。 爪先から凍るような、鼓膜が張り裂けるような怒声を聞きながら、恐怖と言う名の快感に、私は身震いしていた。 「だから何度言ったらわかるんだ!」 父の大声と共にガシャーンという、何かが壊れた音が聞こえた。 「やめて!お願いだから暴れないで!」母の泣き叫ぶ声が聞こえる。 私は二階の自分の部屋からこのやりとりを生まれてからずっと聞いている。 私の家は至って普通な中流家庭だが、唯一の難点は父が酒乱だと言うことだ。 母の泣き叫ぶ声をずっと聞いていると、苛つきを覚える。 だから父も逆上するのではないかと考えてしまう。 女の悲鳴ほど醜いものはない。男の怒声ほど恐怖を煽るものはない。 物心つく頃から確信していた。 時計を見るともう、午前一時を過ぎていた。 「よくやるなぁ」私はそう呟くと、明日の支度をし、黒一色のベッドの中に入った。 部屋の窓側で飼っているハムスターが暴れている。 眠気を押し殺して、ハムスターに近づき籠の外から人差し指を突っ込んだ。ハムスターは力の加減なく指に噛みついた。怯えているのがよくわかる。この子はうちに来て2ヶ月ちょっとだから、まだ慣れていない。 血が流れ出る指を舐めながら、痛みと恐怖の嗚咽を我慢し、「すぐ慣れるから大丈夫だからね」そう話かけ、ケガをした方とは違う人差し指で首元を撫でた。 まだ興奮がおさまらないらしく、私の指はまた血を流した。両手の人差し指にバンドエイドをはる無様な格好になってしまう。 無性にハムスターを殺してやりたくなった。小さい癖に一丁前に感情を表したからだ。握り潰してやろうとハムスターを籠からだし、両手で掴むと大人しく、電子レンジでは現せない温かさに、私は奥歯を噛み締めながら嗚咽を漏らした。 なんで殺そうなどと考えられたのだろう。この子は私がいなくては生きられないのに、一瞬でも理性的な考えを出来なかった自分に腹が立った。 ハムスターを籠に戻すと、私は籠の横に足を抱え込んで座った。 「頼むよ・・・」 そう呟くと、私は呼吸を整えた後、無意識のうちに眠りについた。 以上でつ。お願いします。
262 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/21(土) 18:13:35
>>260 >>231 の文体は生理的に受け入れがたい。個性っちゃ個性だけど…。話にテーマはありますか?
小説としてどうかは、全体に目を通さないとわからない。サイトでさらして感想つのったがよいのでは。
263 :
もー :2006/10/21(土) 18:42:35
>お願いします。 かれこれ、一時間近く元上司である立花さんの愚痴を聞いている、イライ ラする。 こういう酒は酔えない、仕事上でしか付き合いのなかった相手だし、話を 聞く立場だから酔えない。 しょうがねえだろ、たしかにあんたは仕事が出来る、それに部下の面倒見 もいい、だけど社長の見る目がないんだから。 どうせ、この会社も長くない、転職でもしやがれ。 言いたいが、年上だし意外と繊細なので言えない。イライラする。 タイミングを見計らって相づちをうち、相手の気持ちに共感したコメン トをする。普段は共感したふりをしているだけなのだが、酒が入ってい るとどんなに相手が嫌いでも自然に出来るから不思議だ。 たこワサがうまい。 梅サワー五杯目ですか?私も付き合って一杯目は頼んでいるけど、この 梅の残骸が浮いているような見た目があまり好きではない。
264 :
もー :2006/10/21(土) 18:43:55
急に、立花さんの話に耳が引き寄せられた。 「あっ、すいませんもう一度お願いします。」 なぜか聞き返してしまった。 「なんだ、酔ったか?だからな、意外とお前って意外と繊細だろ、それに 相手のことを信じすぎたりするだろ・・・」 おいおい、なんでいきなり俺の話をしはじめてるんだ立花さん。 「人の感情を読むのがうまいから、ルート営業は得意だけど新規は苦手だ よな。」 あんたは、もう上司じゃあねえんだよ。 「でも、苦しくはないのか?おまえは、表情があまり変わらない無い奴だ と思ってたけど本当は自分の感情を押し殺しているだけなんだろ?人の感 情ばかり気遣って、自分の感情を押し殺して苦しくはないのか?」 「いや、あの、その。」 動揺して、言葉に詰まってしまった。 咳払いをして気持ちを落ち着かせ、なんとかその場を取り繕ろった。
265 :
もー :2006/10/21(土) 18:45:04
部屋に帰って、立花さんとの会話をふと思い出していた。以外と私のこ と見てたんだなー立花さん。 今の部署でつらい目にあって、私のこと思い出したんだろう。 急に、涙が出てきた。おかしいな。 ひとしきり泣いた後、不思議と穏やかな気分で月夜を散歩した。
266 :
もー :2006/10/21(土) 18:46:48
268 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/21(土) 18:54:50
>>261 全体的に見ると、前回よりは全然いいと思います。
ただ冒頭ですけど
>嵐のような快感が襲ってくる。
>爪先から凍るような、鼓膜が張り裂けるような怒声を聞きながら、
>恐怖と言う名の快感に、私は身震いしていた。
残念ながら「恐怖が快感」であることが、後半で説明されていないんですね。
マゾっぽく家庭内暴力をネタにオナニーでもしていると言う設定であれば、
文芸賞とかでいけそうなネタ。
冒頭を普通に変えて、暴力におびえる少女という設定でもいいと思いますよ。
>>259 >違和感
を表現するなら、「割り箸を突き刺したキュウリが玄関の前に置かれていた」
270 :
もー :2006/10/21(土) 19:02:15
>>263 あの、ほめ言葉と受けとって喜んでもいいですか?
271 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/21(土) 19:05:16
>>232-235 まったく論外。
新人賞にこの手の作品は結構きますがゴミ箱に直行です。
まず、設定が大きすぎ。
300枚くらいじゃ消化できないでしょう。
まず主要登場人物を決めて、人物の視点で描くようにしないと予選通過も
無理です。
272 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/21(土) 19:05:55
>>256 淡々と語る中に感想が挟み込まれているだけ、の小説です。
感想でも「描いた感想」ならいいのですが、あなたのは「説明する感想」です。
ただ主観的な口語で書かれているだけであって、中身は干涸びている。
純文を意識したものであれば並以下でしょう。
もしエンタメを意識して書いたなら、これもまた問題です。平易に描かれていませんから。
主観的描写と口語表現は別物です。
それから、心情を心のありのままの声で描くことも重要ですが、
それを多用したりポイントを外したりすると単なる陶酔になります。
気をつけて下さい。
273 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/21(土) 19:12:14
>>269 勘違いさせる説明でごめん。
俺が言った「違和感」とは、読む際のリズムに、という意味です。
ほら、変に体言止めをしてあるので。
馬の飾りに違和感という意味ではないです。
274 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/21(土) 19:14:01
>>200-202 これも
>>232-235 と同じ人ですね。
設定の説明だけで、登場人物がどこにいるのか?
という状況描写がありません。
どこで誰が何をやっているのか、ということを書くのが基本です。
大体ですね小説を映画にすると、百枚で一時間くらいです。
三百枚だと三時間程度ですね。
一般的な映画は90分〜120分ですよね。
映画のストーリーを考えれば、300枚程度の作品に大きな物語が
入らないことがわかると思います。
275 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/21(土) 19:18:20
>>231 冒頭を心理描写で初めて、その後状況描画がないので読みにくい。
登場人物の位置関係がわかり難い。
教室で居眠りをしているという題材がつまらない。
主人公が動かず、物語が始まっていない。
すっぱりカットして、登場人物を動かしてみては?
276 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/21(土) 19:22:20
>>231 何の話なのかはわからんが、場面の描写に限って言えば上出来だと思う。
「私」の心情が手に取るように実感できた。
特に良いと思ったのは、「私」の感情を断定する言葉を使わずして鮮明に表現していることだ。
これは素人にはなかなかできない。
続きが読みたい。機会があれば晒してくれ。
277 :
もー :2006/10/21(土) 19:25:14
>>267 山田語だと指摘されてるのか、誉められてるのか教えて下さい。
278 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/21(土) 19:28:50
>>277 山田悠介みたいだね、と言われて褒められていると感じるなら、
作家になろうとするのはやめなさい。
279 :
もー :2006/10/21(土) 19:33:10
280 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/21(土) 19:41:30
>>279 読む気がしない。ただの日常の愚痴でしかない。共感出来るとかの前に当たり前すぎ。ついで、レスを見てて酷評して貰ってる立場なのに、読ませてやってるという態度が見受けられて、あまり好感が持てない。仮にあなたが本出しでも、私はきっと読まない。
281 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/21(土) 19:47:25
>>231 川上弘美節か。
あんな物はいくら読んでもクソの足しにもならんゼ。
向田邦子だ。
上手い作家を読まんと血肉にならん。
282 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/21(土) 19:48:29
アタイもそう思う。 ダルビッシュがんばれ!
283 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/21(土) 19:51:59
>>273 >勘違いさせる説明でごめん。
>俺が言った「違和感」とは、読む際のリズムに、という意味です。
>ほら、変に体言止めをしてあるので。
>馬の飾りに違和感という意味ではないです。
うるさい。
無駄口を叩く暇があるなら次を書いてはやく出せ。
284 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/21(土) 19:54:18
>>283 >うるさい。
って、おまえ誰?
ダルビッシュ負けるな!
285 :
もー :2006/10/21(土) 19:56:27
>>280 読ませてやってるという態度に見えるならすいませんでした。
ただ、調子に乗る気は毛頭ないです。
酷評頂いてありがとうございました。
最後につなげるための愚痴だったんですけど、今度は違う文体で書くので
よろしくお願いします。
286 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/21(土) 19:57:50
>>283 何に怒ってるわけ?
無駄口じゃないでしょ、それは。
「もー」って奴が現れてから質が落ちたな。
酷評が不親切になっている。
287 :
もー :2006/10/21(土) 20:00:34
>>286 荒らしましたか?ごめんなさい。
普段ROM専で書き込むのもこれがはじめてでしたが消えます。
288 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/21(土) 20:03:46
>>263-266 >かれこれ、一時間近く元上司である立花さんの愚痴を聞いている、イライラ
>する。こういう酒は酔えない、仕事上でしか付き合いのなかった相手だし、
>話を聞く立場だから酔えない。
冒頭はいいと思います。
ただ、その後の状況描写が不足。元上司の立花さんの描写も不足。
一人称というのは状況描写を落としがちになるので、意識して入れるように
したほうがいいと思います。
>動揺して、言葉に詰まってしまった。
>咳払いをして気持ちを落ち着かせ、なんとかその場を取り繕ろった。
>部屋に帰って、立花さんとの会話をふと思い出していた。以外と私のこ
>と見てたんだなー立花さん。
ここの場面転換が唐突。
何時頃どういう感じで別れたのか一行くらいは説明が必要。
>かれこれ、一時間近く 句点入れるなら『かれこれ一時間近く、』です。 どこで点打ってんですか。 >元上司である立花さんの愚痴を聞いている、イライ ラする。 なんで『聞いている』のあとに点入れるんですか。 あと、いきなり『元上司』なんて肩書き出すのは 違和感あります。 >こういう酒は酔えない、仕事上でしか付き合いのなかった相手だし、話を >聞く立場だから酔えない。 酔えないを二回連発するのは語彙が貧弱な証拠です。 >言いたいが、年上だし意外と繊細なので言えない。イライラする。 年上だから言えないって、あんた小学生ですか。 あと、最後につける『イライラする』が、アンパンマンの一日の ガイドライン思い出して笑えるんですが。
>タイミングを見計らって相づちをうち、 相づちはタイミングを計らないと打てないほどのもんじゃ ありません。 >酒が入ってい >るとどんなに相手が嫌いでも自然に出来るから不思議だ。 え? 酔えないんでしょ? >たこワサがうまい。 >梅サワー五杯目ですか? 自分の感想なのか相手の観察なのかはっきりしてください。 >私も付き合って一杯目は頼んでいるけど、この >梅の残骸が浮いているような見た目があまり好きではない。 あなたの思考なんか知りません。物語にも関係ないし。 まず、誤字脱字をしっかり直してください。 それがあるだけでもう読む気が失せる。 『・・・』は『……』、『?』のあとはスペース空ける、 そんなことも知らないで小説家を目指さないでください。 これ以上評価する意味がないので以上。
289と290は288とは別人です。あしからず
292 :
280 :2006/10/21(土) 20:08:10
>>287 キツいこと言ってスマン、言葉のニュアンスをもっと変えて欲しいと思った。
「俺」と「立花さん」の二人の会話で、「俺」の感情は表現されてるけど、
「立花さん」は言葉だけで、そこが納得いかなかった。
「立花さん」の気持ちを「俺」の考えだけでなく、ふっとした表情や、仕草で表して欲しいと思う。ガンガレ
293 :
もー :2006/10/21(土) 20:09:07
294 :
もー :2006/10/21(土) 20:11:54
295 :
もー :2006/10/21(土) 20:12:26
296 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/21(土) 20:33:28
「パチンコウルトラセブン」のTVCFにダンとメトロン星人が出てる。 『狙われた街』で有名なシーンだけど、40年前でコレだからなぁ。 アパートの一室、ダン(セブン)と侵略者のメトロン星人がちゃぶ台を挟んで会談してんだよ。 ポストモダンか。 実相寺昭雄、当時は怒られたらしいけどね。
297 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/21(土) 20:35:40
299 :
231 :2006/10/21(土) 21:00:42
投稿のタイミングって大切ですね。 少し違えただけでほとんど触れられないので。 酷評してくださった数名の方、ありがとうございました。
300 :
もー :2006/10/21(土) 21:23:45
>>酷評して頂いた部分を書き直しました。 それでは。本当にありがとうございました。 会社終わり、前の上司だった立花さんに飲みに誘われた。 かれこれ一時間近く、居酒屋で愚痴を聞かされ続けている。 仕事でしか付き合いのなかった相手だ、こういう酒は酔えない。 しょうがねえだろ、たしかにあんたは仕事が出来る、それに部下の面倒見 もいい、だけど社長の見る目がないんだから。 どうせ、この会社も長くない、転職でもしやがれ。 言いたいが、目上だし意外に繊細なので言えない。イライラする。 立花さんは少し痩せたらしい。 タイミングだけ見計らって相づちをうち、相手の気持ちに共感したコメン トをする。普段は共感したふりをしているだけなのだが、酒が入っていれ ばどんなに相手が嫌いでも自然に出来るから不思議だ。 たこワサがうまい。 立花さんが五杯目の梅サワーを頼んだ。 誰でもいいから会社の人来ないかな。
>>229 これ、好きだな。
文章のリズムがいい。
>呼び鈴を押したら、カジモトがにやにやしながら玄関から出てきた。
>とっとと中に入れだって。お前の家じゃないくせに。
説明文と関節話法と独白がごく自然な流れで、きれにまとまっている。
なかなかこうは書けないよ。相当な手練れと見た。
気になったところは、これはささいなことだけど、
>「待ってました〜!性奴隷第1号の登場〜!」
先にタニシロがやられているなら「第2号」ではないの?
>大量の精子を口の中に
こういう表現する人が多いのは承知しているが、個人的には「精液」と書いて
ほしい。「液」じゃないとね、ドロドロのイメージがしない。
>アンモニアと精子臭さに
これもなんだかピンと来ない表現。
でもほんとにいいよ。頑張ってくれ。
302 :
もー :2006/10/21(土) 21:24:41
急に、立花さんの話に耳が引き寄せられた。 「あっ、すいませんもう一度お願いします。」 なぜか聞き返してしまった。 「なんだ、酔ったのか?だからな、意外とお前って繊細だろ、それに相手 のことを信じすぎたりするだろ・・・」 おいおい、なんでいきなり私の話をはじめてるんだ立花さん。 「人の感情を読むのがうまいから、ルート営業は得意だけど新規は苦手だ よな。」 あんたは、もう上司じゃあねえんだよ。 「でも、苦しくはないのか?おまえは、表情があまり変わらない奴だと思 ってたけど本当は自分の感情を押し殺しているだけなんだろ?人の感 情ばかり気遣って、自分の感情を押し殺して苦しくはないのか?」 立花さんは、少し上擦った声で真剣な表情をして私にそう言った。 「いや、あの、その。」 動揺して、言葉に詰まってしまった。 咳払いをして気持ちを落ち着かせ、なんとかその場を取り繕ろった。 タクシーで立花さんを帰した後、部屋に帰って、立花さんとの会話を思い 出していた。以外と私のこと見てたんだなー立花さん。 今の部署でつらい目にあって、私のこと思い出したんだろう。 急に、涙が出てきた。おかしいな。 ひとしきり泣いた後、不思議と穏やかな気分で月夜を散歩した。
303 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/21(土) 21:36:36
小さかったころ、ある日ふと思った 一度も振り向かず、僕は何処まで走れるだろうって・・・ あの頃の僕は、なにを試したかったんだろう・・・ 今の僕は・・・僕は・・なにを・・・ 「嘘だろ、トンネルってこんな近くをトラックが走るの!?うわああ!!!」 叫んでみてようやく分かった 僕はずっと怖かったんだ、未来が見えないことが怖かった なにをしたいか分からないでいる自分が怖かった そして・・・それでも容赦なく流れていく日々が、僕は怖かったんだ でも・・・それでも・・・ このまま走り続ければ見ることができるだろうか・・・いつか僕にも・・・
>>231 第2段落以降はよく書けている。上手い。
が、冒頭がね、これではつらい。先を読まれないおそれもある。
>あたいはあたいのままにして、私は私として先生に従おう。
まあ、これは第1球、得意の変化球からということでヨシとしても。
つづく第2文、
>重いはずのない寝ぼけ顔をあげて、教壇に両手を叩きつけた時のままの姿勢で
>私をきつく見据える先生に視線を向けた。
第1球が変化球なんだから、次は直球にしなきゃ。
この文章を分解してみると、
幹は、
――(私は)寝ぼけ顔をあげて、先生に視線を向けた。
その「寝ぼけ顔」に「重いはずのない」という形容がついて、
「先生」には「教壇に両手を叩きつけた時のままの姿勢で>私をきつく見据える」という形容がつく。
長すぎ、重すぎ。かつ(私は)という主語が省略されているので、読みづらいことこの上なし。
第2段落以降の呼吸で最初から書けばいいものができると思うよ。
305 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/21(土) 21:44:11
>>303 哲学的で私は好きだが現在の自分が、どのような状況なのか分からない。
それと到着点=死を連想させるという部分をもう一度考えて、オチを変え
てみたらどうだろうか?
>>250-253 冒頭=現在の場面。
6行後=15分前の場面。
その9行後=昔の思い出。
5行書かれたあと=昔の思い出の「それから6年後」
最終=現在の場面。
回想から入るのは駄目と指摘する常連さんがいるけど、さすがに
これでは私もそう言いたい。
組み立てを考え直そうや。
307 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/21(土) 21:59:34
ここが、日本の突き当たり・・・不思議だ、こんな遠い遠い地の果てでも 自分の足を交互に踏み出すだけでたどり着けるなんて・・・ そんな当たり前のこと、でも・・・ここにくるまでは分からなかったんだ この風景が、見れてよかった 帰ろう 君の そして僕の みんなの住む場所へ、また同じ数だけペダルを踏んで
308 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/21(土) 22:19:24
ちょっと前に、ニュー速+板で、軽い気持ちで書いた会話文を載せたら、「おもしろい」&「なんて言うコピペ?初めて見た」の称号を貰った。 調子に乗って、ここにも載せてみます。酷評よろしくお願いします。 レイコ「ふふ、ほんっと日本の男って馬鹿よね」 チカ「え?何?急に……」 レ「欧米の男性と比べればよくわかるわ!」 チ「たとえば?」 レ「……スターバックスよ!スターバックスのカップ……それが違いよ」 チ「その容器がどうして……えっとよくわからない」 レ「日本の男はコンビニで100円のドリンクと安っぽい調理パンを歩きながら食べるのよ!欧米は違うわ!スターバックスのカップを左手に持ち、ベーグルを右手に持って、さっそうと歩くことができるが欧米のデキる男……女も同じ!」 チ「そんなことだけで……コンビニの飲み物だっておいしいのいっぱいあるんだけどなあ」 レ「チカ!飲み物って言い方やめて!ドリンクって言うの!お茶はティー、環境問題はロハス、そんな日本的な物の言い方……欧米じゃ、笑われるわ!ふん!」 チ「まあまあ怒んないで……ところでレイコ、今日のお昼……ごめんなさい、ランチはどこにする?おいしいスパゲッティーがある喫茶店見つけたの」 レ「チカ……そのお店の名前に『カフェ』って文字入ってる?あたしはカフェじゃないとランチは食べないわ!それと、スパゲッティーなんて言わない!パスタよ!」 チ「あはは……ごめん、そのお店、○○カフェとかいう名前じゃないんだ、でもおいしいのよ」 レ「いやよ、行かない。近くにライスボールカフェがあるから、そこでランチする」 チ「そうだ!おひ……ランチの時間にこんな話もなんだけど、今日夕食いっしょに食べない?」 レ「いいわよ!あとそれをいうならディナー!それでどこかいいところあるの?」 チ「うん、わたしの知り合いがおすし屋さんなの、改装したから食べにきてって言われて」 レ「ふーん、おすし……そのお店の名前は?」 チ「大丈夫、ちゃんと横文字よ!『SUSHI DINING TARO』って名前に変更したの。これで若い女性がいっぱいはいってくるって言ってたわ」 レ「ふふ、合格よ。その店のマスター、できるわね」
>>261 冒頭の父親と母親のセリフが浮いている。
削ったほうがいいかも。こんなかんじになる。
嵐のような快感が襲ってくる。
爪先から凍るような、鼓膜が張り裂けるような怒声を聞きながら、恐怖と言う名の快感に、私は身震いしていた。
父の大声と共に何かが壊れた音が聞こえた。
母の泣き叫ぶ声が聞こえる。
私は二階の自分の部屋からこのやりとりを生まれてからずっと聞いている。
「ガシャーンという」も削除した。擬音が活きる文体もあるけど、ここでは削ったほうがいいね。
リライトするとなるとまた全然別物になってしまうけど、それでは作者は納得しないだろうね。味を全部消してしまうから。
ちなみにこんな感じだけど。
父の大声と共に何かが壊れた音が聞こえた。
母の泣き叫ぶ声が響く。
私は二階の自分の部屋にいた。もう午前一時を過ぎている。
父は酒を飲んでは暴れる。いつもことだ。
母の泣き叫ぶ声をずっと聞いていると、苛つきを覚える。
だから父も逆上するのではないかと考えてしまう。
私は、明日の支度をし、黒一色のベッドの中に入った。
部屋の窓側で飼っているハムスターが暴れている。
冒頭の快感はそのあとの「苛つき」とうまく繋がらないので削除した。
>>309 オリジナルが70点でリライトは10点だな。
>>302 >「でも、苦しくはないのか?おまえは、表情があまり変わらない奴だと思
>ってたけど本当は自分の感情を押し殺しているだけなんだろ?人の感
>情ばかり気遣って、自分の感情を押し殺して苦しくはないのか?」
この程度のことを言われて泣くほど感激する理由がわからん。
「自分の感情を押し殺す」のは大人なら当り前。
312 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/21(土) 22:52:36
>>223 >だからさ、「当時の読者層の読解力が優れていると、なぜ稚拙な文章でも許されたことになるんだ?」
>お前の頭の中では「優れている」は「劣っている」という意味なのかい?
「優れている」は字の如く「優れている」という意味だが。
やっぱり、おまえ、莫迦だなw
313 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/21(土) 22:53:25
>>224 :名無し物書き@推敲中?:2006/10/21(土) 12:05:19
>221は「説明不足な文章」と「説明をそぎ落として洗練された文章」を混同して「稚拙な文章」といってる。
その道理! 「稚拙な文章」とは「洗練された最低限の描写の文章」であって、莫迦の書く「説明不足な糞文」とは訳が違うw
>今の時代では稚拙とされる文章が過去の作家に許されたのは当時の読者層の読解力が優れていた事もある。
>作家だけが飛び優れたところで、読者の読解がお粗末なら仕方ねーんだよ。
以下、解訳
テレビ、ビデオの無い明治、大正、戦前の大衆の手軽な娯楽ってのは、新聞小説だった訳。(文庫本無し。単行本も高かった)
大衆は、新聞小説を繰り返し読んだ。ああでもない、こうでもない、と「稚拙な文章」に想像力を膨らませて。
自然と読者層の読解力は研ぎ澄まされた。
「洗練された最低限の描写の文章」で、当時の読者層には十分理解できたんぢゃないのか。
これが、おれの当時の読者層の読解力が優れていると言う訳。
今の時代、僕は彼女と手を繋いで街中をデートした、なんて書いても、どきどき、なんかしねーだろw
314 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/21(土) 22:55:00
>>242 >前々スレ980さんだっけ、「ぢ」がやけに執着してたのは。
>>244 >あれは駄目だ。
>「ぢ」の言う通りだった面も多く、そこまで優れたものじゃなかった。
そういうことだ!
執着はしてねーが、莫迦どもが糞文を絶賛するから眼を覚まさせてやっただけだがw
>>219 >「優しいだけが取り柄の男」の方が語感がよいと思う。
>「ちょっと先輩」は外すか、「ちょっと年上」は「年上」に変えるなどして。
文は職場結婚を書いている。
当然、職場では先輩と呼ぶだろう。
→ちょっと優しいだけが取り柄の先輩と結婚し、
が妥当。
315 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/21(土) 22:56:00
>>261 :りくちゃん
前作よりも大分良いよ。
ハムスターの描写が女の子感性で微笑ましい。糞文
>>309 は参考にしないようにねw
>まだ興奮がおさまらないらしく、私の指はまた血を流した。
もう片方もハムスターに噛まれたのなら、
→まだ興奮がおさまらないらしく、片方の指も血を流した。
おれ的には、前々スレ980よりも期待大。がんばってねw
ただ、浪人なら勉強しろ、って言いたいw
うむ、真打ちの俺の出番はまだまだのようだな。 2年ぶりか3年ぶりか……、まだまだのようだな、うむ。
317 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/21(土) 22:59:11
>>309 このリライトは酷い。
味が消えるとかそういう問題じゃなくて、小説になってない。
シナリオのト書きだってもうちょっと具体的に書いてある。
318 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/21(土) 23:22:34
飛ばしても飛ばしてもすぐに落ちてしまう紙ヒコーキ。 拾っては飛ばし、拾っては飛ばし、わたしたちは、空に向かって それを何度も投げつけた。 つま先立ちをしたり、ジャンプをしたり、助走を付けたりして、 少しでも高く、長い間飛びつづけてくれたらと、がむしゃらに 紙ヒコーキを空にぶつけた。 あの小さな手が、夏空に放とうとしていたもの― それは、自分だったのかもしれない。 わたしたちは、飛んでいきたかった。 もっと遠くへ。 あの夏休みの庭よりも、広いところへ。 夏の空のようにまぶしかった。 私たちの未来へ。
319 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/21(土) 23:23:11
一昨日私に手紙が届いた。 その手紙は封書にはいっていて、 なかには8年前、10歳の夏休みに、 未来の自分宛にだした手紙だった。 手紙の内容は。 こんにちわ、みらいのわたし! お元気ですか? 大きくなりましたか? 貯金はたまりましたか? 毎日楽しいですか? 今のわたしは結構楽しいです。 私の名前 10歳より。 誰かのいたずらかな?と一瞬疑ったが、 その癖のある字は、昔のわたしの字に 間違いなかった。 今私は18歳、その手紙を書いたのは 小学4年くらいかな? なぜ今になって届いたのか? その謎がとけたのは昨日
高校の中間考査が終わったせいかね、盛況だな。
321 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/21(土) 23:37:01
思い出したのは一昨日です なんの前触れもなく 過去の記憶が蘇ってきました・・・ 夏の空をみて、目がくらんで。 そういえば前にもこんなことあったなぁ・・と 昼間の星をみようと千塚のおばあちゃんちで 屋根にねころんであの子と一緒に空を見てて・・・ あの子って誰だっけ? 千塚で、あの夏の間だけ一緒に遊んだ、お隣の家に きていた子だ、名前は・・・美凪ちゃんだ。 もしかしたらあの子が手紙を投函したんじゃないだろうか? そんなことを考え、私は今日あの懐かしい田舎にいってきた。
322 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/21(土) 23:45:26
>>312-315 お前は「ぢ」か?
調子が狂ってないか? 風邪でも引いたのか?
お前らしくない酷評だ。いつもと違って大きく的が外れてる。
>>りく
所々、論理が破綻している。もう一度頭を使って読み直した方がいい。
一つ上げると、
>物心つく頃から確信していた。
当たり前として考えればわかるが、物心つく頃から確信するのは不可能だ。
「物心ついてすぐに確信した」
323 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/21(土) 23:54:12
「チェキ〜ッ!!!」 生(なま)の人間のそれとは思えない、作ったような 良く響く可愛い声が聞こえた。 「チェキ、チェキ、チェキ〜ッ!!!」エルデスの頭上から、人間の子供ほどもある大きな物陰が 凄い速度で落下してきた。 反応しきれず、エルデスはその物体を衝撃とともにまともに受け止めるしかなかった。 ―――暖かい。ついでに…やわらかい。良い匂いまでする。 これは一体…? 女の子!? 「アナタがうわさに聞くイケメンDAオペレータ、エルデス=カームさんデスかぁ〜!? やはりカナンの調査はカンペキだったのデス! 年齢15歳、男性、慎重168cm、体重52キロ、ウエスト75センチ。 好物はカニの卵とじ。 趣味は写真撮影、プロなみの腕前。 好きな女性のタイプは… ズバリ! ツインテールが似合う12歳の元気な女の子デスね〜!?」 「…はあ!?」 エルデスは動転していた。テレヴィで見るドッキリか何かかとしか思えなかった。 たしかに、目の前に立っているのは、かなり後ろの方で縛ったツインテールが良く似合う、 ライトグリーンの髪の女の子だった。歳も、見るかぎり、10〜12歳くらいだろう。 それだけならこれ以上驚く事も無いのだが、眼前の少女は デジタルカメラを取り出して、レンズ越しにエルデスをまじまじと見つめだした。 「クフフゥ♪」 …スパイか? ディアスポラの工作員か? ディアスポラに抗するための、事実上唯一の手段であるディヴァイン・アームと、その整備・運用設備を擁し、 人類の砦とも言うべきアネモスの本拠にあって、どんな奇異な事態も起こらないとは言えない。 エルデスは常備の護身用ポータブル・ロケット・ランチャー『ブレイズ・シューター』に手をかけた。
324 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/21(土) 23:55:25
少し慌てた様子で、DAオペレータの保護者をつとめているジュノーが駆け付けて来た。 「カナン! カナン! ここに居たのね。あれ、エルデス君も一緒なの。 …もう、着いたばかりだから、迷ったのかと思って心配しちゃったじゃない。 丁度良いわ。ここで紹介しておくわね。 彼女が、DA3号機『エリジウム』の専属オペレータ、カナン。 カナン=カルマティアよ。 今日付けでアネモス本部に正式に配属される事になるわ」 エルデスは吃驚した。 「オペレータ…? こんな小さな娘が?」 「あ〜! エルデスさん、ひょっとしてカナンの事『頼りなさそうだな〜』とか思ってるデスか〜!? 大丈夫デス!! カナンとエリジウムは、ソウル・ケージに記された アーキティピカル・フレーム・コード"アテナ"の名前の通り しっかり働いてみせますデスよ〜!! それとも、カナンがあまりにもカワイイから 照れ隠しにわざと冷たく当たっちゃってるんデスか〜!? カナン悲しいデス… 泣いちゃいマス… うわぁ〜ん!!」 演技かと思ったが、エルデスが「よしよし」と頭に手を掛けても、カナンは簡単には泣き止まなかった。 本当に悲しかったようだ。
325 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/21(土) 23:55:45
>>320 繁盛はそのせい?
てか昨日と比べて恐ろしいほどに質が落ちたな。
投稿される小説は文章どうこう以前に基本ができてない。
「?」の後の一字空け、「……」などめちゃくちゃだ。
あと、内容がくだらないのは別に構わないが、文章に深みがない。
文章だけを見て、今日付でマシなのは
>>231 と
>>232-235 、
あとは同一人物が書いたのかと思うくらいに幼稚さが見て取れる。
326 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/21(土) 23:58:57
エルデスは、ひときわ丁寧に、愛情を込めながら、と言っても初対面の娘にだからたかが知れているが、 まあ一応込めながら、カナンの髪の上を大きく渦を巻くようにゆっくりと撫でてやった。 「よしよし…。ごめんね。カナン… だったよね。 あまりに急だったから、ちょっとびっくりしちゃってさ。 別に君が嫌いだから辛く当たったわけじゃないんだよ」 そう言いながら、エルデスはまだしゃくり上げているカナンの頭を何度も撫でた。 泣き上戸だな。この娘。 「ひっく… ひっく… ううん… 良いんデス… カナンがエルデスさんの事ダ〜イ好きだから、つい嬉しくなっちゃって 色々いっぺんに聞いちゃって、それでエルデスさんの事怖がらせちゃったみたいで… ごめんなさいデス…」 「分かってくれたなら良いんだよ。 さあ、部屋に案内するから。 良いですよね? ジュノーさん」 「え? …ええ。 私がやろうかと思っていたんだけど、エルデス君が連れて行ってくれるなら…。 これから一緒に対ディアスポラ任務にあたる事になるんだし、オペレータの間で親睦を深めておくのも良い事だわ。 後から私も行くから。じゃあ、お願いするわ」 「はい」 そう言ってエルデスはいったんジュノーと別れ、カナンの手を引いて DAオペレータが居室として割り当てられ、同棲する事になっている第三区画の一室へと向かった。 「クフフゥ♪ エルデスさんダ〜イ好き♪」 大げさでなく、本当にマインド・コントロールにでもかかっているかのように異常に高いテンションを保ったまま デジタルカメラで自分をほうぼうから撮り続けているカナンをなかば不安に見やりながら、 エルデスは居室へと向かった。 (本当に大丈夫なのかな、僕等…??)
327 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/21(土) 23:59:54
328 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/22(日) 00:11:38
>>327 >>231 と
>>232-235 の名誉のために言うが、俺は本人じゃないよ。
ざっと読んでみて、本当に二つくらいしか文章がマシなものはなかった。
>>231 は純文としては良い文章を書いているし、
>>232-235 はエンタメとしての良い文章を書いている。
他のものは>>りくがまぁまぁものを書いているが、どれも幼稚だ。
日記か何かの延長にしか見えない。
329 :
232-235/323・324・326 :2006/10/22(日) 00:22:38
>>328 ありがとうございます。
誉めていただいて嬉しいです。
あと
>>325 は私じゃありません。当然です、私はこのスレッドの存在を知ったのは
つい昨日ですから。
僕は物書き脂肪とかでは全然無くて、アニメかゲームの世界に行こうと思っていて
自分で考えてる作品の設定を元にスキットめいた物を書いただけのつもりだったのですが、
>>239 さん等の御指摘の通り、文章だけですべての状況を説明するというスタンスの板で
そういうルールも知らずに文字通り舌足らずな文章を展開してしまい、申し訳ありませんでした。
次からは(書くなら)出来るだけ文章で状況が説明出来るよう心がけます。
皆さんありがとうございます。
330 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/22(日) 00:32:46
>>329 おい、せっかく褒めたのに
>>323-326 みたい文章を書いてんじゃねーよ。
あと、比較的良いという意味だから勘違いしないように。
すみません… あ、反応は24時間経過以後でしたね? すみません。またヘンなとこあったら「ここヘンだぞ」と言ってやって下さい。 すみません。
332 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/22(日) 00:35:31
>>323 >「チェキ〜ッ!!!」
ウルセェバカ!
マキムンか、オマエは!
オマエがいつまでもその調子なら、
審査員を降りるぞ、俺は!
333 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/22(日) 00:38:25
>>325 >「?」の後の一字空け、「……」などめちゃくちゃだ。
なんでだよ、それでいいじゃないか。
334 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/22(日) 00:42:07
>>333 意味わかって言ってるの?
>>325 が言うのは、「?」の後はスペースを空ける。
三点リーダーは「……」にしなさいということだよ。
それらが上記の小説はそれらがめちゃくちゃになっているから駄目だと。
335 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/22(日) 00:45:27
きも
336 :
334 :2006/10/22(日) 00:47:40
最後の文が変だな。 まぁいい。意味が通じれば。
337 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/22(日) 01:12:35
>>334 >
>>325 が言うのは、「?」の後はスペースを空ける。
>三点リーダーは「……」にしなさいということだよ。
だったら最初からそう書け。
わかったか、マキムンバカ!
まて、審査員同士で揉めるな。
339 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/22(日) 01:24:33
>>337 馬鹿投稿と馬鹿批評が増えたと思ったら、
お前みたいなのが蔓延っていたのか。
邪魔だよ、坊や。
340 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/22(日) 01:24:36
風が、逆巻いた。 シエナ王国宮廷付きの風の魔道士・ゼトスは、たといようもない不安を感じていた。 絶対にして無謬の神である、金鱗の龍王「エルピス」がまします、この「龍の腹」世界において 風があらぬ方へ吹くなど、石を打っても火が点かぬなど、水が大地から枯れ尽きるなど、あり得ぬ事だからだ。 あり得ぬ事が起こる―――それは偏(ひとえ)に、この「龍の腹」世界全体が 文字通り龍が腹を捩ってのた打つような、巨大な動乱に包まれるきざしに他ならなかった。 人の記憶にあるかぎり、龍王エルピスが じっさいに金の翼をはためかせ、地上へと降臨したのはただ一度きりだという。 それも、伝承が正しいならば、もう千年も昔、人がゆうに三十は代を継げるほどの 遠い遠い記憶の彼方の出来事だった。 そこまで旧ければ、もはやまことであるか知れない。 『龍王降(くだ)りし時、すなわち邪龍復活の時なり』 この警句を信ずるならば、龍王の降臨を願い、乞い、待ち望んでよいのか、 それとも破滅の時と身をすくめるべきなのか、ゼトスにも分からなかった。 邪龍「オゥピス」。 その名は、人口にのぼるだけで周囲を震え上がらせ、おののかせ、跪かせる 邪教の祝詞の如き禁句であった。 和を好み、いたずらに世が乱れる事を嫌う「龍の腹」世界の人々が、好んで口にする筈もない「オゥピス」の名が 恐慌とともに市中をおおい始めているならば、それなりの理由があった。
341 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/22(日) 01:26:19
―――『征竜王』ラティウス。 「龍の腹」世界のほぼ中心にその巨大な版図を擁し、さらに世界のすべてをその手にせんと 疲れを知らず権勢を拡げ続ける、強大な帝国があった。 「ガリラヤ」。ガリラヤ帝国である。 その名を知らぬ者とてないガリラヤ帝国の宮廷にあって、ひときわ強く覇道を唱えるのが 他ならぬ、金髪碧眼の若き皇帝・ラティウスであった。 彼は、先帝オウィディウスの崩御を受け、齢23にして戴冠するや、帝国北方に位置する高峰・アムフォトに挑み あろう事か、近付く者をことごとく焼き尽くし居城たるアムフォトの峰を守ってきた大火竜「アムフォテロス」を 自ら手にしたドラゴン・キラー(龍殺剣)「アイティア」によって、一刀のもとに切り捨ててしまったのだ。 ラティウスの征戦に随従した将兵・幕臣らも、そのあまりの強さ、竜をも征する恐ろしさに 文字通り言葉をうしなった。 ラティウスが、みずから『征竜王』を称したのは、この戦より凱旋した直後の事であった。 彼は、討ち取ったアムフォテロスの首から最も鋭く長い牙を切り出させ、みずからのアイティアの刃を アムフォテロスの牙を切り出して造らせた刃に差し替えさせた。 そして、彼の愛剣・アイティアは『ヴァシレウス』と名を変えた。 神剣ヴァシレウス―――『世界のすべての主』の意であった。 つづく
342 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/22(日) 01:30:30
いや、マキムンは続かなくてイイから。 誰も読んでないし。 『征竜王』も、もういいし。
343 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/22(日) 01:30:39
344 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/22(日) 01:56:13
>>340-341 全体的に意味不明。
神視点ではなく、登場人物の視点で書かないとデビューは難しいと
思いますよ。
>シエナ王国宮廷付きの風の魔道士・ゼトスは、たといようもない不安を感じていた。
>絶対にして無謬の神である、金鱗の龍王「エルピス」がまします、この「龍の腹」世界において
>風があらぬ方へ吹くなど、石を打っても火が点かぬなど、水が大地から枯れ尽きるなど、
>あり得ぬ事だからだ。
ゼトスが不安を感じていた理由がわかりません。
風とか石とか、水は比喩ですよね?
それとも「風が、逆巻いた 」ことがありえないことなのかな?
いずれ不安の理由を説明する必要あり。
> 『龍王降(くだ)りし時、すなわち邪龍復活の時なり』
> この警句を信ずるならば、龍王の降臨を願い、乞い、待ち望んでよいのか、
>それとも破滅の時と身をすくめるべきなのか、ゼトスにも分からなかった。
読んでるほうも全然わかりませんけどね。
竜王降るとどうなるのか。邪龍が復活するとどうなるのか。
そういう判断材料がないと読者はついていけないでしょう。
ラノベならなおさらですが、主人公を動かさないとお話になりません。
345 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/22(日) 02:28:19
>>340-341 お前なぁ、調子に乗んじゃねーぞ。
今まで何度も意味不明な文章晒しやがって。
邪魔なんだよ。もう来るな。カス
>風とか石とか、水は比喩ですよね? 比喩じゃないです。文字通りです。 >それとも「風が、逆巻いた 」ことがありえないことなのかな? そうです。 「龍の腹」世界において、龍王エルピスは 良くも悪くも、いわゆるデウス・エクス・マキナであり、 キリスト教の定義する神のような、絶対に過ちを犯さない(文中にもあるように「無謬の」)存在です。 人間は神なるエルピスのもと、幸せな無知無力を享受している。 そういう世界です。 現実世界で言うモンスーンや黒潮のような、固定化された自然のふるまいがいささかでも狂う事は 「龍の腹」世界では、それこそ水が下から上へ流れるのと同じ程の天変であり それ自体がすさまじい凶兆なのです。
なあ、作家でごはんってここより甘口評価じゃないか?
>>346 なんか怖いよ。こういうの素で語るのって、俗的に電波、って言われないか?
いくら設定といえど。
空気読め、なっ。
あとお前、今一瞬だけ読んだけど、「たといようもない」って何だよwwwww
例えようもない、だろ。つづく、って入れるのも痛い。
> いわゆるデウス・エクス・マキナであり 出てきた瞬間物語が終わるんですよね。
鈍色に塗り潰された空から、真っ白な雪が街に舞い降りた。 何年ぶりに見る雪だろう。 待ち合わせの裏路地に入ると、手袋を取って、ふわふわと落ちてくる雪に触れてみた。手の平に辿り着いた結晶はすぐに溶けてしまった。 不意に冷たい風が吹いた。 思わず露出していた手をポケットに突っ込んだ。 今日は快晴だと言っていた天気予報士の間抜けっ面を思い出した。 「待ったか?」 後ろから男に声をかけられ、無言で振り返った。 相手の姿を確認した。 無言のまま約束の金を渡した。 「受け取った」 相手の男はそれだけ言うと、袋をよこした。 無言のまま頷くと、男は足早に人通りの多い道の方へ歩き出した。 男が雑踏に溶けていったのを確認し、ポケットに入った袋の感触を確かめた。 帰らなければ。 雪が、勢いを増し始めた。 純白の雪に汚されながら、帰り道を進んでいった。
>>350 とりあえずお前に言いたいことは一つだけ
無意味に 空白行 入れんな
>>3 >空改行は最小限に。改行すべてを1行あける等はやめましょう
テンプレ読め
353 :
酷評頼む。 :2006/10/22(日) 03:44:51
最近腹の具合が悪いので気は進まないが病院にいったら、胃癌で後三か月の命だと宣告された。 「お気の毒です」 まだ若い医者はまるで自分が悪いことをしたかのような顔で俺から目を逸らせていた。 でも俺はそんなことはちっとも気にしてはいない。 人間どうせいつかは死ぬのだ。その時期が分かった俺は幸せ者だ。今しか出来ないことを俺はするのだ。 その夜、俺は鏡の前に一人立ち自分の顔を凝視していた。 俺は子供の頃から眼球に異様な興味を持っていた。 目を擦る時のくちゅくちゅいう音に喜びを覚え、ノートの隅には転がる眼球のパラパラ漫画を描き続け、 寝る前にはいつも天井の木目を目玉に見立ててこっそりウインクを送っていた。 オルゴールの中いっぱいに貯めた真珠のような焼き魚の目玉コレクションを親に捨てられた時は一晩中泣き明かしたものだった。 眼球を思いっきり指でくりくりして舌でころころ転がしてみたい。 ようやくその悲願が叶う時がきたのだ。残り少ない命なら、目玉なんか惜しくない。 「えいっ!」 さようなら俺の目玉。力を込めて俺はカレースプーンで右目を抉りだした。 「ぎゃあああああああ」 目玉と一緒に神経の束やら筋肉の切れっ端らしきピンクのひらひらやら血液やらがどばどば穴からこぼれてきた。 「ああああ熱い熱い痛い熱いーっ!」 あまりの激痛と灼熱感にのたうちまわったが、ここで眼球を潰しでもしたら元も子もない。俺は耐えた。 「ううううう」 次第に痛みがおさまってきたので、長年の悲願である眼球いじりを始めることにした。
354 :
酷評頼む。 :2006/10/22(日) 03:45:50
まず、指でそっとつついてみる。 「柔らかい……」 俺は恍惚に全身を震わせた。 ぷにぷにと柔らかく、それでいて不思議な弾力で内側から弾きかえしてくる。匂いをかいでみると血の臭いに混じってほんのり耳垢のような香りがした。 ああ、俺の体から出てきたものなんだなあ……たまらなくなって俺は柔らかいそれを頬張った。 噛まないように用心しながら口の中で転がすと、思ったよりざらざらした感触であることに気付く。 時折舌先に触れるつるつると隆起した部分は黒目であろうか。とても気持ちいい。 ずっとこの感触を味わっていたい。いつまでも、いつまでも……だが、人生は有限なのだ。俺は眼球を上下の歯に挟み、力を入れた。 ぷちゅん! 軽い音を立てて眼球は潰れ、中から粘っこく生暖かい汁が勢いよく飛び出してきた。 それは、涙と同じ味がした。皿の上に吐き出して観察すると、白い所と黒い所がマーブルのようになっていて美しかった。 さんざん目玉を弄んだ俺は、もう一つ試してみたいことがあった。 それは、掃除機のノズルを目に当ててスイッチを入れたら目玉は吸い取れるのかということだ。
「胃癌」なら調子悪いのは「腹」じゃなくて胃だろ。 あと余命三ヶ月ってステージWじゃん。それなら食欲もないだろうし。
>>355 胃であることと腹であることは両立しませんか?
あと、食欲はあまり関係ないような……食べたいというより弄びたいので。
357 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/22(日) 04:28:09
>>346 作者だけが世界を理解しているという典型ですね。
風が逆方向に吹くことの無い世界という設定を読者に理解させるのは
難しいと思いますよ。
そういう設定に意味があるとも思えませんし。
358 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/22(日) 04:35:24
>>350 描写不足。
時刻とか場所の雰囲気をもっと具体的に。
>不意に冷たい風が吹いた。
>思わず露出していた手をポケットに突っ込んだ。
行動が不自然。というか手袋は?
>後ろから男に声をかけられ、無言で振り返った。
>相手の姿を確認した。
>無言のまま約束の金を渡した。
相手の男はどんな人物?
金はどこに入れていたの?
>相手の男はそれだけ言うと、袋をよこした。
どんな袋?
>無言のまま頷くと、男は足早に人通りの多い道の方へ歩き出した。
うなずいたのは男? 主人公?
人通りの多い道の方と言っても、作品に出ていないのでわかりませんけど。
359 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/22(日) 05:14:07
今日こそ離婚届けを出す。 私はテレビの上に置いてある四段ボックスの、二段目の引き出しを開けた。 薄っぺらいB4サイズの紙が見えた。 空には夏雲のなごりが漂い、風は秋の冷たさを感じる平日の午後。 私は急ぎ足で市役所に向かう。 家族という枠をはずしてもらえる、自由を握りしめることができる。 明日から始まる日常を想像すると、気持ちが高揚してきた。おかげで自宅から40分ほど歩いているが足は軽く、疲れることがない。 市役所の西棟と東棟を結ぶ連絡通路が見えてきた。 連絡通路の下には道路があり、車が行き交う。白いワゴン車が脇を通り過ぎてすぐにとまった。 窓から坊主頭の男が顔をだした。「センパイ」 「かっちゃん……」
360 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/22(日) 05:16:11
酷評お願いします
361 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/22(日) 05:17:43
携帯から書き込んだら、改行がうまくできませんでした すみません
362 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/22(日) 09:12:03
>>322 >物心つく頃から確信していた。
>当たり前として考えればわかるが、物心つく頃から確信するのは不可能だ。
>「物心ついてすぐに確信した」
おまえ、物心ついてすぐに、何を確信した? 言ってみろ。
覚えてないだろ。
物心つく頃から確信しようが、物心ついてすぐに確信しようが、よく覚えてないはずだ。
つまり、おまえが言うように、あの文は論理が破綻している訳。
それが絶妙な味を出している。
なぜなら、私は両親の喧嘩に恐怖で身震いしていたからだ。
気が動転して、人は冷静でいられるだろうか?
逆に論理が破綻していなかったら、読者に私の恐怖がよく伝わらない、と酷評しただろう。
おまえこそ、もう一度頭を使って読み直した方がいいぜっ。w
誰かも70点つけてただろ。おれもそんな感ぢw
>>353-354 いいんじゃないの。上手い。
しかし書き出しがよくない。
>最近腹の具合が悪いので気は進まないが病院にいったら、胃癌で後三か月の命だと宣告された。
話全体自体が超現実的なのに、「胃癌で後三か月の命」と日常的な設定にしているからつっこみが
はいる。
ここは「最近腹の具合が悪いので気は進まないが病院にいったら、後三か月の命だと宣告された」
でいいんじゃないか。あえて書かない。
あるいは「最近腹の具合が悪いので気は進まないが病院にいったら、あと三日の命だと宣告された」
とかでもいい。
そのくらいの書き出しにしたほうが、この小説世界に入っていきやすいと思うよ。
こういう異常感覚世界の話はねちっこく書くのが肝要なんだけど、それが出来ている。
この調子で頑張ってくれ。
364 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/22(日) 11:43:11
>>362 言い訳にもならない屁理屈をありがとう。
残念ながら、あの文は読んでいて首を傾げるほどに滅茶だ。
一つ言い返すが、印象的なことなら物心ついてすぐに確信したことを覚えているものだ。
破綻が絶妙な味を出すのは、あの場合、主人公の気が動転するか何かある時だ。
しかしながら、あの小説は主人公が冷静になっているはずのハムスターの場面も、説明文も、
全てに矛盾した言葉が出てくる。
だから、単に作者が馬鹿で、論理思考できずに書いた時と同じ破綻になっている。
馬鹿なんだよ、作者が。一貫もなければ転換もなく、頭の中が曖昧なまま書いただけだ。
もし70点をつけるなら、それは読解のできない馬鹿な批評家だ。
まあ、昨日はかなり質が低い批評が続いていたから仕方がないか。
365 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/22(日) 12:11:00
>>353-354 胃癌の時は腹じゃなくて胸の辺りが疼くよ。
腹だと腸だね。
この小説の馬鹿丸出しはそれだけじゃない。
しっかりとメタフィクションであることを描けていれば良かったのだが、
そうでないから馬鹿のオンパレードに読める。
まず、眼球は骨よりも硬い。ぷにぷになどしない。
不可思議な世界を描くなら、観察描写は現実的に描く方がいい。
噛んで潰れるのは許されるが、ぷにぷにした肌触りなのは許されない。
そう言ったメリハリを付けないと、ただの馬鹿に思われる。
>>363 は馬鹿批評家の一人だ。あんなものを真面に受け止めたら道を間違える。
俺は363ではないが、とりあえず読んでいて違和感もないし文章の破綻もないのでレスはしなかった。 小説で事実を書く必要はない。 嘘でもそれらしく思わせればいいんじゃないか? つか、眼球が骨より硬いて知っている365は一体((((;゚Д゚))))
367 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/22(日) 12:55:08
368 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/22(日) 13:00:04
369 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/22(日) 13:09:10
レスを流し読みしてみると、根拠のないことを言い出す者が多いようだ。 書き出しが心情描写だと有無を言わさず批判しているが、それは違うぞ。 長ったらしいものは批判すればいいが、短い場合はその次の文章が どうなっているかで評価は変わる。 書き出しが心情描写だからと言って駄目なわけじゃない。 カットバックも同じだ。 物語の始まりは主人公を動かした方がいいと言う者がいるが、 それはエンタメの世界の話だ。エンタメは元々話に流れがあるからそうなのだが、 純文は必ずしも話に流れがあるわけではない。 内容を踏まえて批評しないと、デタラメを告げることになる。 主人公がその場から動かなくても周りが動いたり心が動けば、それで充分だ。 話の内容のみで評価している者が多いが、大切なのは文章だ。 内容などどうでもいい。間違ったことを描いているなら指摘した方がいいが、 面白いつまらないでの善し悪しは何のためにもならない。 批評者の腕が鈍いぞ。批評するなら根拠もしっかり述べてやれ。
370 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/22(日) 13:19:53
>>366 嘘のつき方が下手だから指摘しているんだよ。
嘘丸出しの嘘と、真実に紛れ込ませた嘘は全く違う。
小説においては後者が有効。前者は使いづらい。
>>365 >しっかりとメタフィクションであることを描けていれば良かったのだが、
>>353-354 のどこが「メタフィクション」だと?
参考までに引用。
メタフィクション (metafiction) とはフィクション(虚構、作り話)の一種で、フィクションの仕掛けを意図的に描き出すものを指す。
典型的なメタフィクション的仕掛けには次のようなものがある。
・小説を書く人物に関する小説。
・小説を読む人物に関する小説。
・表題、文章の区切り、プロットといったストーリーの約束事に触れるストーリー。
・通常と異なる順序で読むことができる非線形小説。
・ストーリーに注釈を入れつつストーリーを進める叙述的脚注。
・著者が登場する小説。
・ストーリーに対する読者の反応を予想するストーリー。
・ストーリーの登場人物に期待される行動であるが故にその行動をとる登場人物。
・自分がフィクションの中にいる自覚を表明する登場人物(第四の壁を破る、とも言う)。
・フィクション内フィクション。
どれに該当するんだ?
>>371 >著者が登場する小説
と思ったに一票。
で、自分も目玉をくりぬいたことのある365がライバル意識を燃やしたと。
>>365 眼って爆風とかで歪むって話を聞いたことがあるけど、違う?
まあ、個人によっても弾力性は違うらしいし、要は硬さは眼圧だから眼球自体はそんなに硬くないと思われ。
374 :
374 (1/2 :2006/10/22(日) 15:04:59
酷評お願いします。 軽いエッセー?です。 タイトル■昔取り損ねたキネヅカ作戦。 先日、とある集まりでバスケを久々にやりました。3on3ですけど。 僕は背の高くない、多分ヒキコモリのような気もする人間ですが、バスケット好きでした。 若かりし頃、仲間内で流行って猿のようにやっていた時期があるので、バスケ大好きでした。 過去形なのは、今回ある事件が起きたから。 バスケにハマッてたのは、高校生の頃。 そのバスケの特訓は、昼休みに行われました。 確か昼休みは40分間だったと記憶しています。 その至福の40分間のためだけに登校してたといっても過言ではありません。 正常な生徒にとって昼休みは、弁当を食べる時間ですよね。 友達とわいわい雑談しながら。きゃぴきゃぴ言いながら。 実際に「きゃぴきゃぴ」という音声を発してる奴は一匹もいませんが。 気になるあの子にアプローチするためにも、この40分間は貴重な時間として機能していました。 性春の40分間。 しかし狂った僕らは違います。バスケをするために登校しているような僕らは。 昼休み開始のチャイムが鳴ると同時に10人前後が、ダッシュして体育館へ駆け込みます。 何故、そんなに急ぐ必要があったのか。 それは体育館のバスケのコートが2面しかないため、他のクラス・学年の連中が侵略する前に、 力ずくで我らの「青春の聖域」を確保・制圧する必要があったからです。 それが奪われてしまっては、何の為に高校に来ているのか、いや、何のために高校生をやっているのかわかりません。 これは我々の存在意義をもかけた、一つの戦いですらあったのです。
375 :
374 :2006/10/22(日) 15:07:04
では、弁当はいつ食べるのか?もちろん休み時間です。 2時間目と3時間目の間の10分休み。 制服でやってたのか?そんなはずありません。 全身汗だくになるので、当然着替えます。 1時間目と2時間目の間の10分休みの間に、教室の後ろでコソコソ着替えるんです。 パンツ丸出し。女子の視線がたまりません。夏場なんて、学校に到着すると同時に着替えてる輩もいました。 みんなの格好はTシャツにハーフパンツ。それで授業を受けるんです。スネ毛丸出し。 ちなみに昼休み後の4時間目の授業もこの格好で受けます。汗がひくまでは学ランなんて着てられません。 女子の視線がたまりません。「ホントうぜー。アンタら臭いんだよ!」 ちなみに、メンバー10名程度の中にバスケ部員は、ほんの数名程度でしたが、たまたま趣味でやっていた人が多かったため、 はた目からは素人には見えないそこそこのレベルの集団に見えたようです。 そこそこの露出狂集団。そんな環境で揉まれた僕。 ドリブルすら満足にできなかったのが、いつしか素人に毛が生えたレベルには成長していました。 とは言っても、生えたのはウブ毛1/3程度ですけど。 遠い昔に、そんな経験があったので、ちょっぴり自信のあった僕は断固たる決意で試合に臨みました。
376 :
374 (3/3 :2006/10/22(日) 15:07:33
ゲーム開始! 数分経過。 う、動けない!まだ始まって間もないのに、疲労で体が全く動きません。 なんか気管がヒューヒュー言ってるし。遊びじゃなくて、もはや試練。 ドリブルもパスもシュートも、昔の感覚は意外と体に残っていました。 でも全く体が言うことを聞きません。 人様だけでなく、自分の体すらも僕の言うことを聞かなくなってしましました。 「諦めたらそこで試合終了ですよ」ってアホか、動けないんじゃ! 何コレ。ホントにバスケ?フルーツバスケットじゃなくて?こんなに苦しかったっけ? 「バスケットはお好きですか」ってボケが!辛いだけなんじゃ! 真実とは常に残酷なものです。妄想がライフワークである僕も、さすがに今回は現実と向き合わざるを得ませんでした。 体力ゼロ。週1でスポーツクラブ行ってたけど、全然ゼロ。 認めましたよ。高校の頃と比べ確実に老いたってのも勿論ありますが、俺は体力作りを怠ってたんです。 なぜ俺はあんな無駄な時間を… つーことで、明日から走ります。今日はいいや、疲れたし。 明日になっても、明日から。
<性春 は確実に狙ってきたと思ったのに <青春の聖域 になっているのが気になった。まあ、普通に青春と書いた方が良いと思う。
378 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/22(日) 15:15:30
>>371 フィクション内のフィクションだよ。
だから「不可思議な世界を描くなら」と言っているだろ?
>>373 眼球は表面を覆う膜はやや柔らかいが、眼圧のせいでぷにぷにではない。
一度触ってみるといい、白目の所を。
>>376 で
>フルーツバスケットじゃなくて?
はバスケットよりも後者の方が楽だと思った。例えが見つからないなら、無理して書かない方が得手。
380 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/22(日) 15:24:06
>>378 眼圧って生きている間しか保たれないから、死後とかすぐに乾燥してベコベコなる。
眼球自体は固めのグミみたいなのようだからプニプ二はしてない。
それにしても、わざわざ白目の部分を触らなくても瞼の上から押せば分かるぞ。
ちなみに白目の部分は眼圧とはいわず、もとからゼラチン質の丈夫な部分だから…
382 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/22(日) 15:37:14
瞼の上からだと瞼の感触も含まれるだろ? だからより正確に実感するために白目をと言った。
誰も体感したことないだろう眼圧なんかもうどうでもいいよ。 文章としてはどうよ。 俺は個性的でもう一度見たらすぐわかる文体だと思った。 でも、荒削りで説明不足で下手くそだとも思った。 どうよ。
384 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/22(日) 15:46:31
文章は普通じゃない? まさに素人らしい文章。 個性を感じるのは荒削りだからで、表現自体は平易だな。小説における個性と呼べるものはない。
385 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/22(日) 15:48:17
>>374 >でも全く体が言うことを聞きません。
>人様だけでなく、自分の体すらも僕の言うことを聞かなくなってしましました。
ワロタwwww
386 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/22(日) 15:54:23
>>385 エッセーと言ってる作者の能無し振りが存分に表された部分ですね。
最後は三井か?
388 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/22(日) 16:07:04
・もーさんの、俺は好き。こういう関係が風俗の店抜きで構築されないと、仕事が辛いだろう。
・
>>349 それってお笑いでいうところの出オチ?サガとしていいと思う。アイスランドにいつか行きたいんだよね。
・眼球の柔らかさについての示唆が「カムイ伝」にある。片脚の浪人剣士だったかが触るんだよな。とれたやつを。
草加源之進と笹一角は覚えているがこのC調剣士は名前忘れた。…ン?夢屋の主人だったかもしれん。
>383 >353‐354 赤川次郎みたいな文章だと思う。
390 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/22(日) 16:20:26
「つまり、こういうことですね?本当に頭が良い者は、さっさと学校の勉学には見切りをつけて、 芸能・スポーツの才能磨きに力を注ぐものだと。それがお大尽への近道なのだと。エリートの 給料など、たかがしれていると」 「わたしはそう言っただろうか」 「?」 「本当に頭が良い者なら、ここまで考えるだろう。 誰もが、そうしたなら、国はどうなるのか とね。愚直、というよりは…むしろ、騙されやすくテストが出来る者、その中から世界の仕組み からくりを見抜き、次に何をすればいいのかがわかる者があらわれ や す い 芸能・スポーツは 直 接 時代を切り拓けるわけではない。図抜けた金持ちにはなれるやも しれんがね。芸能・スポーツを選んだ者に出来ることは、暗喩、示唆、激励、慰撫、それくらいだ」 「それはちょっと言葉が過ぎるのではありませんか」 「年間ホームランキングを獲得するアインシュタインの、ハードルは低いかね?」 「………。」
391 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/22(日) 16:44:35
「………。」 「……では、みんなを楽しませるのは無意味だと?娯楽に存在意義はない?」 「テレビって面白いよねっ」 「!?」 「みんなの心を弄んで奈落に突き落とせもするし、心を励まして高みを目指すこともできる。 誰が何を望んで願って何を送り出すか、だよ。」 「それってなんだかえらく当たり前みたいな話ですけど。どっかで聞いたことのある…」 「でも、今ね。今聞いてどう思う?ここんとこの送り手は何を目指していたのだろうか。」 「はぁ…ははぁ…」 「受け手も、送り手が絶望にうちひしがれる世の中にしないために生きなければならないね。 それがHigh-Visionなのかもしれない。」 「なんか、かたくるしくなるんでしょうか…」 「そう思う?」 「わかんないけど、どうにかなるかな、とも。」 「そそ。」 「あなたは善い人なのですか」 「そーとは言ってねー。じゃね。じゃねじゃねじゃーねー」 「はぁ。」
昭和三十五年の秋、田中久光は高橋頼子と結婚した。当時田中は二十八歳、頼子 は二十三歳であった。 田中はそのころ、東京の神田にある証券会社に勤めていた。頼子の家は藤沢にあ った。それまで二人は洗足池のほうのアパートを借りて、四ヶ月ばかり同棲して いた。結婚が正式に決まると、頼子の両親は自分の家の近くに新居を立ててやっ た。両親は旧くから薬品店を営んでいる。父は薬剤師の免許をもっていた。 高橋頼子が田中久光を知ったのは、彼女がある銀行の大森支店で出納係をしてい るときである。証券会社の社員だった彼は、別にその銀行えお取引はなかったが 、何かのときに金を崩しに立ち寄り、金網の窓口で彼女と顔を合わせた。田中は そのころ、証券ブームに乗って都内一帯にかなり手広い得意先を持っていた。 一見、真面目に見える男である。とり立ててハンサムではないが、柔和な顔つき と、控えめな話ぶりとが誰からも好感を持たれた。 はじめに両替に来た時の田中の印象は頼子によかったようである。彼女は忙しい ときにも拘らず、得意先でもない彼のために気軽に現金を換えてやったのだが、 そのほんのちょっとした親切が田中にはうれしかったとみえる。これは彼自身が あとで告白したことだ。
393 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/22(日) 18:02:27
>>392 警察の調書みたいですね。
公務員系の人はこういう文章を書く傾向が多いです。
結論を言うと、設定資料にはなりますが小説としてはまったくダメです。
まず主人公を登場させて、主人公の視点でストーリーを始めるようして下さい。
>>392 裁判の時の文書みたい。被告人〜〜は云々ってやつ。
まあ面白くはないわな。
>別にその銀行えお取引はなかったが
?? ちゃんと推敲しようね。
395 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/22(日) 18:37:07
>>392 大森支店かぁ。どの銀行だろ。みずほ銀行なら俺が口座をつくった所だよ。
そんなことはさておき、小説としては低ですね。
文章は語彙を並べただけのもので、読んでいて目が痛くなる。
要するに、流れってものがない。節ごとに区切られた散文でしょうか。
まぁでも序文なんだよね?ならいいのかなとは思うけど、
序文からくだくだしてたら本文は読まないよね?
>>392 松本清張の「断線」じゃない?
ちょこちょこ違うけど。
>>378 >フィクション内のフィクションだよ。
>だから「不可思議な世界を描くなら」と言っているだろ?
は? どこに「フィクション内のフィクション」が?
「不可思議な世界」だからメタフィクションとでも?
まさかそこまで馬鹿じゃないよね?
>>392 そもそもこんな序文ってあるのか? 梗概じゃないの?
399 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/22(日) 19:26:56
>>364 >残念ながら、あの文は読んでいて首を傾げるほどに滅茶だ。
>一つ言い返すが、印象的なことなら物心ついてすぐに確信したことを覚えているものだ。
あのなー、坊や。おれは莫迦のおまえに付き合ってやれるほど暇ぢゃーねんだよ。
よく聞けよ。おい。その前に耳の穴をよくほじくって耳糞取っておけよw
おまえたくさんある言う割には一つ、一つだなw
第一、首を傾げるほどに滅茶だ、ってだけぢゃ何を言ってのか解るか、ボケー!
せいぜい解るのは、おまえが莫迦だ、って事ぐらいだよw
物心つく頃、ってのはな、坊や。物心つく頃か、つかない頃って解釈も出来るんだぜw
つまり、物心ついてすぐに、と書かなくてもそう解釈も可能な訳よ。おまえには解らんだ
ろうがw
>破綻が絶妙な味を出すのは、あの場合、主人公の気が動転するか何かある時だ。
はあ? おまえ字嫁るのか。恐怖に私は身震いしていた、とあるだろがw 主人公の気は動
転してんだよw
>しかしながら、あの小説は主人公が冷静になっているはずのハムスターの場面も、説明
>文も、全てに矛盾した言葉が出てくる。
はあ? おまえは・・・(絶句)w
果たして、主人公は冷静になっているのか? よく嫁、なってないだろ。
400 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/22(日) 19:28:00
つづき いいか。おまえの為にあの小説の解説をちいとしてやるよ。 >私は痛みと恐怖の嗚咽を我慢し、暴れるハムスターに >「すぐ慣れるから大丈夫だからね」そう話かけ、ケガをした方とは違う人差し指で首元を撫でた。 これはハムスターにそう話かけるとともに、動揺している自分自身にも語りかけ、気持ち を落ち着けようとしている、とも解釈出来るんだ。 >無性にハムスターを殺してやりたくなった。小さい癖に一丁前に感情を表したからだ。 >握り潰してやろうとハムスターを籠からだし、両手で掴むと大人しく、電子レンジでは >現せない温かさに、私は奥歯を噛み締めながら嗚咽を漏らした。 >なんで殺そうなどと考えられたのだろう。この子は私がいなくては生きられないのに、 >一瞬でも理性的な考えを出来なかった自分に腹が立った。 いいか。ここは名文とも言えるw なぜ、無性にハムスターを殺してやりたくなったか? 莫迦なおまえも考えてみろよ。 ここはな。 私自身も感情を露わにして怒りを何かにぶっつけたい! それを私は我慢しているのにハムスターときたら、小さい癖に一丁前に感情を表した、か らなんだよ。
401 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/22(日) 19:28:50
つづき >ハムスターを籠に戻すと、私は籠の横に足を抱え込んで座った。 >「頼むよ・・・」 >そう呟くと、私は呼吸を整えた後、無意識のうちに眠りについた。 いいか。ラストシーン。 毎日毎日、 私にとって生きる事は辛い訳。 「頼むよ・・・」ハムスター、あんただけは私を苦しめないでよ。 そして、疲れきって、気を失うように眠りにつく私な訳。 これの、どこが主人公が冷静になっているはず、なんだよ! ボケー!! 泣けてくるぜっw
402 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/22(日) 19:29:35
つづき >だから、単に作者が馬鹿で、論理思考できずに書いた時と同じ破綻になっている。 >馬鹿なんだよ、作者が。一貫もなければ転換もなく、頭の中が曖昧なまま書いただけだ 。 はあ? 一貫もなければ転換もなく曖昧な印象をおまえがあの文章に感ぢ取ったとしたら、 それは作者の意図が成功している、って事だぞ。 いいか、坊やw 両親は私が物心つくか、つかない頃か喧嘩を度々繰り返してきた訳。 そんな家庭で育てられた子供が落ち着いた子に育つだろうか。 作者の書きたいコンセプトは、『人間不信』なんだろう。 まさにピッタリの題材ぢゃないか。しかも、等身大の視点で臨場感も感ぢる。 おれ自身、この続きを密かに期待している。さすがのおれも脱帽だぜっ。 そんな感ぢw
404 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/22(日) 19:54:16
「ぢ」、今回は苦しいな。
>>392 松本清張「陸行水行」のp179 -p180
>>399-402 自分は論争の相手ではないが、文章だけでは解釈しずらい部分も自信たっぷり
に解説しているので自演に見える。コンセプトまで言っちゃってるし。
しかも、名文とか脱帽とかいってるので痛い。
406 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/22(日) 20:02:44
>>397 お前、頭馬鹿だろ?
俺はメタフィクションになっていないから内容が駄目だと言ったんだぞ?
そしてメタフィクションにするには「フィクション内フィクション」であることを臭わせる描写が必要だと。
もう一度読み直して来い。
>>399-402 長々と書いているわりには8割方は意味のないお喋り。
なんとか意味のある部分を抜き出すと、
>物心つく頃、ってのは、物心つく頃か、つかない頃って解釈も出来る
>恐怖に私は身震いしていた、とある
>ハムスターにそう話かけるとともに、動揺している自分自身にも語りかけ、気持ち
>を落ち着けようとしている、とも解釈出来る
このくらいか。
反論にも批評にもなっていない。
>>406 >俺はメタフィクションになっていないから内容が駄目だと言ったんだぞ?
だから誰がメタフィクションを書こうとしてるんだと?
作者がどこかで言っていたか?
たとえば、純文を目指して書いているのに、これはファンタジーではないから駄目だと。
おまえが言っているのはこれと同じ。
>「フィクション内フィクション」であることを臭わせる描写が必要だと
おまえ、本当にメタフィクションを何も知らないんだな。
架空の物語のなかで奇妙奇天烈な出来事が起ればメタフィクションか?
可哀そうだから単純な例で教えてあげる。
小説(a)の中の主人公(A)が小説を書いている。
その小説(b)の中の主人公はB。
この小説(a)の世界と小説(b)の世界の境界が歪んで、AとBが共通の世界の主人公となる。
Bが小説(a)の世界を動いて、Aが小説(b)の世界を動く。
小説(a)の世界が小説(b)の世界に侵食し、その逆が起り……
これが「フィクション内フィクション」の一例。
勉強してから出直しておいで。
アスペルガーは呼吸をするように自演するからな
410 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/22(日) 20:30:07
てか、りくって奴、また背伸しやがったな。 物心つく頃から続くことにいつまでも身を震わせる奴などいないに等しい。 家庭問題に苛まれている子供は、母親か父親に反感を持って、怯えではなく憤りを抱く。 主人公設定は三才から小学1,2年生までだ。 三才だと「物心つく頃」という表現がおかしくなるがな。 まぁ、りくって奴は前回も世間知らずな小説を晒していたが、今回はぎりぎりセーフだな。 りくは想像力と発想力がなく、単に文章を書こうとしているだけだ。 だから独創性のかけらも見えない。 文章が下手くそな奴でも僅かな独創性だけは見せてくれるものだがな。
411 :
374 :2006/10/22(日) 20:31:23
ご丁寧なレス、ありがとうございます。
しばらくロムってるので
遅くてもいいので、突っ込みいただけると嬉しく思います。
>>377 ご指摘、ありがとうございます。
[ 性春の精液、いや、「青春の聖域」を確保〜 ]
と改めました。
>>379 そうですね。“あ、こっちの方が楽か”、と付け足しました。
いずれにせよ、寒いですね。確実に滑るところです。
>>380 “エッセー”とは誰も言ってませんよ。よく読んでください。
日記というご指摘は的確です。日記的文章なので。
>>385 ありがとうございます。逆に考えると、ここ意外はことごとく滑りそうです。
>>397 そうです。スラムダンクを読んでない人には、全くわからない内容に
なってしまいました。ここに解説は蛇足だし。難しいですね。
412 :
374 :2006/10/22(日) 20:34:15
413 :
1/2 :2006/10/22(日) 20:35:27
「誕生日プレゼントがもらえなかったんだよ」 「何で?」 「売り切れだったらしい。どのおもちゃ屋もね」 「ふーん、空人は確かあのエアガンが欲しかったんだっけ?」 「うん」 「別のものにすれば良かったんじゃねーの?」 「やだ、絶対にやだ」 日は既にほとんど沈んでおり、熱源を手放した紺色の空は陽光の代わりに木枯らしを地 表に送りこむ。腹立たしいほどに絶え間なく吹きすさんでいるそれのせいで、屋外にいる オレの顔面は凍えて感覚がまるでない。隣で話していたクラスメイトの加藤怜治はという と、強張った顔は半笑いのような表情に固定されており、こいつもこの寒さが堪えている ということに疑いはいらないだろう。オレ達は堤防の脇に沿って二人で人気の無い道を歩 いていた。現在、学校から帰宅する途中である。 堤防の向こうの川は住宅街の近くだからか、とても汚い。晴れの日などは流れがほとん ど停滞するため、淀みは増すばかり。季節によっては仄かに臭ってくる始末だ。今歩いて いる堤防脇の道からは川は見えないが、足を進めて先のほうにある橋に近づくにつれて道 は上り坂になり、おのずと見えるようになる。 「あーあ、欲しかったな……エアガン」 オレは今、怜治に今日一日中感じている不満の中身を打ち明けていた。ただ、その話を するのは今日3回目で、オレの気も少しは晴れてきており、むしろ今は、ここから家まで の距離を考え、この寒さから解放されるのにまだしばらくかかるという事実に気を滅入ら せていた。 「まあ、そのうち入荷するだろうから気長に待っとけよ。」 怜治はそこで一旦言葉を切り、防寒具をつけていない剥き出しの手の平を口の近くに持 っていき、息を吹きかけ、 「にしても寒すぎるよな」 と、表情を強張らせたままそう呟いた。
414 :
2/2 :2006/10/22(日) 20:36:11
怜治は短めの黒髪に丸眼鏡をかけた背の低い友人で、付き合いのいい性格の持ち主であ る。怜治は基本的にクラスの皆と親しいのだが、成績や運動神経はとりたてていいところ がなく、人からはどうも下に見られている節がある。一部のクラスメイトは怜治を子分か 何かとして扱っている。オレはそうならないように気をつけているつもりだが、もしかし たら、知らずに怜治を子分として扱っているのかもしれない。また、本人から聞いた話だ が、怜治のそういうところは見ず知らずの人にもわかるのか、今までに2回カツアゲに遭 ったらしい。 既に道は上り坂になっていた。自転車泣かせな急傾斜の坂道だが、歩行者にとっても歩 行者泣かせと言えそうなほど、この坂道は学校、部活を終えたオレ達にとって苦だった。 そのまま坂道をのぼり、もうそろそろのぼり終えるというところでオレは怜治の様子が 少しおかしいことに気づいた。坂道に入ってしばらくして、怜治は会話を止め、口を閉ざ した。オレも寒さのためあまり口を動かしたくなかったので、怜治に習って口を開かずに 帰宅に専念することにした、十数秒前のことだった。 急に訪れた沈黙に戸惑いを覚え、どうして怜治が急に口を閉ざしたのか少し疑問に思っ て顔を横から眺めてみた。前方を見つめる怜治の顔からは心なしか緊張感が伺えたような 気がした。 オレは理由を考えた。何か心配なことがあるのだろうか。いじめか、家庭の問題か。こ こ最近のこいつの様子に変わったところはなかったと思う。この先、何か嫌なことが待ち 受けていることを知っているような顔、という感じだ。 推測の答えは一向に出ず、オレの思考はぐるぐるぐるぐる同じところを回っていた。 ──と、次の瞬間、 ビュオオオオオォ 「ぶわぁっ!」 木枯らしが横方向から吹き付け、無遠慮に肌を突き刺してきた。余りに急なことだった ので、オレは思わず反射的に腕で顔をガードし、身をすくめた姿勢をとった挙句、大袈裟 な声を出してしまった。上り坂をのぼり終えたので、今オレ達がいる位置は堤防の上の道 と同じ高さになったのだ。風を遮る障壁がなくなったため、木枯らしの猛威は先ほど以上 のものとなっていた。怜治は目を細めながらこちらを見ていた。 ──ああ、納得。これか。 お願いします。
>>413-414 会話から始めるのはよくないと言うレスをよく見かけるが、こういうのを読むとなるほどと思う。
ほんとによくないわ。
それで、
>日は既にほとんど沈んでおり、熱源を手放した紺色の空は陽光の代わりに木枯らしを地
>表に送りこむ。腹立たしいほどに絶え間なく吹きすさんでいるそれのせいで、屋外にいる
>オレの顔面は凍えて感覚がまるでない。
やっとこ始まった地の文がこれだものね。
ブンガク的な文章のつもりなのか。読みづらい悪文なだけ。
>怜治は短めの黒髪に丸眼鏡をかけた背の低い友人で、付き合いのいい性格の持ち主であ
>る。怜治は基本的にクラスの皆と親しいのだが、
以下、長々と「怜治」の説明文が続く。作者が説明するんじゃなくて、描写で読者に読み取ら
せるのが小説だよ。
総合評価:論外。
416 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/22(日) 22:24:03
>>413-414 文章は大体いいと思います。
構成の話をすると、冒頭を会話シーンで始めたならばなるべく早く状況を
説明する必要があります。
会話シーンの次がこの文章では状況が分りにくいです。
> 日は既にほとんど沈んでおり、熱源を手放した紺色の空は陽光の代わりに木枯らしを地
>表に送りこむ。腹立たしいほどに絶え間なく吹きすさんでいるそれのせいで、屋外にいる
>オレの顔面は凍えて感覚がまるでない。
逆に言うと、冒頭のセリフをカットしてここから始めたほうが上手くまとまるでしょう。
中ほどの「あーあ、欲しかったな……エアガン」から会話シーンでいいと思います。
>オレも寒さのためあまり口を動かしたくなかったので、怜治に習って口を開かずに
>帰宅に専念することにした、【十数秒前のことだった。】
十数秒前があると混乱するのでカットしたほうがよいと思います。
417 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/22(日) 22:59:01
>>404 >「ぢ」、今回は苦しいな。
ふっ、まったく。酷評しようにも酷評するところが無いってのは苦しいもんだなw
りくちゃん著『人間不信』(仮題)は、書きようによっては太宰の『人間失格』に匹敵する可能性を、
予感させるものがあるw
おれの協力があればの話だがなw
プロットは既に半分以上完成しているし。
後は、書く気あるのか、りくちゃん次第なんだが・・・w
>>403 >19歳の女の子と言われて舞い上がっている「ぢ」はこの人です。
http://puka-world.com/php/upload/puka/img-box/1161513689822.jpg あーっ、おまえ、いつ、おれを盗写しやがったんだ?! おい。
な、訳ねーだろw
自慢したくは無いが、おれは頭脳明晰で、スポーツ万能だぜっ。
ハゲぢゃねーし、痔でもねーw
男前だしな。女にもモテモテな訳。
418 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/22(日) 22:59:43
>>410 >物心つく頃から続くことにいつまでも身を震わせる奴などいないに等しい。
>家庭問題に苛まれている子供は、母親か父親に反感を持って、怯えではなく憤りを抱く。
>主人公設定は三才から小学1,2年生までだ。
>三才だと「物心つく頃」という表現がおかしくなるがな。
そりゃ、普通の話だろ。
誰が、小説に普通のストーリーを求める読者がいるんだよ。
これから面白くなるってのにw
ある作家の暴力に、奥さんは耐え、二人は6人の子を儲けた。なぜか解るか?
>まぁ、りくって奴は前回も世間知らずな小説を晒していたが、今回はぎりぎりセーフだな。
なんだ、セーフなのかよw
早い話がおまえのたくさんある言う首を傾げるほどに滅茶なのは嘘だったんだな。
指摘もできんようだしw
>りくは想像力と発想力がなく、単に文章を書こうとしているだけだ。
>だから独創性のかけらも見えない。
>文章が下手くそな奴でも僅かな独創性だけは見せてくれるものだがな。
おまえには、その想像力や発想力、独創性も感ぢれんがなw
419 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/22(日) 23:16:50
広田の職業はカメラマンであった。カメラマンとは言っても、ドラマや映画の撮影に携わったことなど一度もなかった。 三流のやらせ番組はまだマシな方である。彼が撮る映像といえばAV、グロ映像、レベルの低いオカルト映像ばかりなのである。まともな人間なら撮りたがらない映像を撮ることが彼の主な仕事であった。 ある日、彼に奇妙な撮影依頼が舞い込んで来た。『自殺をするのでそれをカメラに納め、知り合いにビデオを送りつけて欲しい』これが依頼内容の要約である。 彼のホームページへの依頼であった。 依頼内容は確実にヤバいものであったが、広田にとってそれはどうでもいいことであった。依頼人が提示して来た謝礼が魅力的だったからである。5000万円。広田はこの非現実的な金額に目が眩んだ。広田が抱える借金をすべて返済してもお釣が返ってくるのだ。 しかし、強欲な広田は、この依頼人ならもう少し金を取れるかもしれないとも思った。 広田はこの奇妙な依頼人とメールでの交渉を始めた。
421 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/22(日) 23:33:32
422 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/22(日) 23:50:41
文字の字詰や校正なんて丸投げして、 編集者やライターに書いてもらえばいいじゃん。 こっちでやりますからなんて言われない? あと、物語の細かいつくりこみとかは プロデューサーに任せちゃえばいいじゃん。 最初からシバリをたくさんつけちゃうと マーケットちっちゃくなっちゃいますよ? 荒削りでも新鮮な魅力があれば評価してもいいと思うんだけど。 本なんて、タイトルとオビと平積みなんだし。
423 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/22(日) 23:52:48
>>420 お話はおもしろそうですが、なんかどっかで見たような……。
これも小説というよりが梗概みたいな感じですね。
ダイジェストになっています。
新人の応募作の場合、作者視点というのは基本的にNGですから
広田を登場させて、広田の視点で物語を進めたほうがいいです。
例えば、広田がどんな感じのHPを作成していたのか。
そのメールをどういう状況で受け取ったのか。
メールの文面はどういうものか。
そういうことを書き込んでいくと小説らしくなると思います。
424 :
酷評お願いします :2006/10/23(月) 00:35:32
歓声は耳を掠める風のようで、今はただ、バットを構えて僕を見据えるあいつに勝ちたい。 グローブの中で白球の縫い目に指を掛け、一つ、胸を撫で下ろす吐息をつく。狙うは大きく穴 を広げたキャッチャーミット。その穴に吸い込まれる白い軌跡を、 僕は額を伝う汗を感じつつ思い描いた。 今年の夏の大会は、僕にとっての最後の野球である。小学生の頃に兄の後を追って始めて 以来、この夏のマウンドに立つ今ままで唯一忘れたくなかった野球から、青空が鮮明に照らし つけるこの球場を最後に身を引くことになるとは野球に出会った当時は思いもしなかった。 陽が暮れるまで河川敷で一心不乱にボールを追い続けていたあの頃が、今はとても懐かしく 思う。白いユニフォーム姿の兄が投げる音の鳴る魔球を僕はなかなか捕ることができなくて、 何度も後ろに逸らしてしまったものだ。荒れた地面の上で飛び跳ねながら転がっていくボールは、 僕の下手くそ振りに腹を抱えて笑っているようだった。でも、ボールを拾って振り返れば、 そこにはいつも両手を挙げてドンマイと言ってくれる兄がいた。僕は大きく振りかぶって、 届きもしない距離から思い切り投げる。だから、兄が掴むボールもまた動かなくなったもの だった。 兄がユニフォーム脱ぎ捨てたのは突然のことである。ある晩母と一緒に帰宅した兄は、 玄関に砂塗れのユニフォームを投げ捨てるなり寝室に駆け上がっていった。あれ以来、 兄がユニフォームを手にすることはなくて、野球という言葉すら発しなくなった。 兄は、まだ若くして肩を壊したのだ。 僕の部屋には真新しいボールが転がっている。それは先日の誕生日に兄から貰ったもので、 まだ一度も投げていない真っ白なボールだ。初めて投げる時は、背番号1を背負った兄に キャッチしてもらいたい。 長くなるので以上にします。
>>424 全般的に文章の組み立てがまずいですね。
>歓声は耳を掠める風のようで、今はただ、バットを構えて
>僕を見据えるあいつに勝ちたい。
「風のようで」と「勝ちたい」がつながりませんよね。
上手くまとまった文章の中に、(意識的に)アクセントとしてこういう
捩れを入れるのもアリなんですが、全体的に組み立てが不味いので
そういうレベルではないと思います。
最小限手を入れるとこんな感じ。
歓声は耳を掠める風のように感じた。
今はただ〜勝ちたい。
歓声は耳を掠める風のようで、心臓の鼓動だけが大きく聞こえている。
今はただ〜勝ちたい。
>>424 >グローブの中で白球の縫い目に指を掛け、一つ、胸を撫で下ろす吐息をつく。
>狙うは大きく穴を広げたキャッチャーミット。その穴に吸い込まれる白い軌跡を、
>【僕は額を伝う汗を感じつつ】思い描いた。
穴ではないですよね。
吐息というのもどうなんでしょうか。
ボールの軌道をイメージするのと、額の汗は関係ないので文章を分けたほうが
いいでしょう。
グローブの中で白球の縫い目に指を掛け、一つ深呼吸をした。
サインは内角高め。額から汗が流れ落ちるのを感じた。
僕はキャッチャーミットに吸い込まれる白い奇跡を思い描いた。
こういった緊迫感のあるシーンから少年時代のカットバック(回想)に入ってい
ますがこれはNGです。どうしても少年時代が必要ならば、もっと後のほう
(最低でも冒頭から10枚以降)に入れるようにして下さい。
427 :
りく :2006/10/23(月) 02:59:26
レス返して下さった方、ありがとうございます。 前回よりかは良くなったと仰って下さる方が多いので、これからも頑張りたいと思います。 さっき考えたのでまた酷評お願いします。二回に分けます。 五分ごとにページ更新をし、液晶画面に映し出された新たな文章を、僕はこれでもかというぐらいに粗を探す。 僕は文学が嫌いだ。僕以外に『文学』を出来る人間はいないからだ。 芥川や太宰、夏目などの文学の巨匠、所謂『偉人』しか僕は認めない。それ以外に文学を語る人間、生半可な気持ちで作家を目指す青二才、才能がないのに背伸びする小娘、すべてに虫酸が走る。 僕が今見ている文章も、何を伝えたいのかがわからない。 もはや文章とも言えない。言葉すべてに矛盾が生じ、起承転結が出来てなく、感情だけが先走っている馬鹿な文章だ。 馬鹿にもわかりやすいように一通り非難したレスを僕はつけてやった。目の前にあるコーラを飲むと、炭酸が抜けてて甘さだけが口の中に残る。 きっと、この板の人間もこのコーラと一緒だろう。肝心なとこが抜けている。才能がないのだ。金原ひとみが芥川賞を取った時、辻仁成が『作家は持っているか持っていないかで決まる』とコメントをしたが、確かにそうだ。 まぁ、この板の住人もプロである彼も持っていないと思うが、僕は確実に持っている。 まず、崇高な文学者はこんな所で馴れ合いをしない。 酷評なぞ求めない。自分の物に自信がないのに作家なんぞなれるものか。
428 :
りく :2006/10/23(月) 03:02:35
画面を見ていると眠気が襲ってきた。 昨日は夜中まで、才能のない奴らにレスをつけてやっていたからだ。 少し寝よう。そう思い、僕は3ヶ月干していない布団の中に入った。 布団が湿っぽくて気持ちが悪い。明日母親に干して貰おう。でも、あの女に僕の物を触られるのも嫌だし、部屋に入られるのも嫌だ。 僕の才能を認めない馬鹿は嫌いだ。そんなことを考えているといつの間にか意識がなくなっていた。 時計を見るともう夜の11時過ぎだ。10時間以上寝ていたのだ。布団から起き上がると、部屋の片隅においてある冷蔵庫からコーラを出し、半分ほど一気飲みをした。 少し腹が減った感覚がした。前に買い置きしたお菓子があるはずだ。僕はお菓子が入っているはずのコンビニ袋を探した。 同じような袋が散乱していて見つからない。部屋の中を歩いているとパキッという音がした。 足元を見てみると、ゲームのケースが割れ、プラスチックの破片が左足の裏に突き刺さっていた。 じんわりと痛みが襲ってくる。僕にこんな思いをさせたゲームなんかいらない。部屋の片隅に思いっきり投げてやった。すぐ近くにお菓子が入っている袋があり、中に入っているポテトチップスを食べながら、パソコンを起動させた。 お気に入りの中から、朝レスをつけてやったスレを見ると、結構他にもついている。自分がレスした番号から順に見ると、新たな文章や、僕に対する批判というか、負け惜しみのレスがついていた。 いつも思う、僕に食ってかかる奴はきっと馬鹿なのだろう。僕は独創性も何もない奴に、君はないんだよと丁寧に教えてやっているのに横やりをいれてくる馬鹿がいる。 もう一度ゆっくり読み返し、順にレスをつけてやった。僕を小馬鹿にするレスが返ってくる。画面越しに鼻で笑ってやる。なんでこいつらは自己中心的で、一般的な人間なら傷付くようなことを平然と口にし、理性的な考え方が出来ないのだろう。 自分の知る範囲の小難しい言葉を並べ、人を非難する。馬鹿の一つ覚えだ。こいつらは本当に可哀想な奴らだ。 僕は自分が思いやり溢れる理性的な考えな持ち主で良かったと、改めて認識し、レスを返してやった。
>>427-428 >五分ごとにページ更新をし、液晶画面に映し出された新たな文章を、僕はこれでもかというぐらいに粗を探す。
>僕は文学が嫌いだ。僕以外に『文学』を出来る人間はいないからだ。
「僕」がなにをしているのか、後段を読んでも不明。最低限の描写がされていない。一般の人にも通じるように書くこと。
『文学』、『偉人』の二箇所だけ『 』を使っているのはなにか意味があるのかね? 冒頭だけの使用になっているけど。
で、以下は褒め言葉。
「芥川や太宰、夏目」が『偉人』というのも凄いが、これは「僕」がその程度に幼い人間だという表現としてみれば、うまい
ね。そのあとに金原ひとみや辻仁成とかいう名前が出てくるアンバランスさもリアルでいい。
「僕」の言っていることは支離滅裂だがいかにも駄目人間が言いそうなことで、いい味出している。
そして、この文章。
>布団が湿っぽくて気持ちが悪い。明日母親に干して貰おう。でも、あの女に僕の物を触られるのも嫌だし、部屋に入られるのも嫌だ。
>僕の才能を認めない馬鹿は嫌いだ。
これはうまいよ。ニートだか引きこもりだかと言われる若者の描写としては秀逸。
「母親に干して貰おう」と思う甘えと依存。
そのくせ「でも、あの女に僕の物を触られるのも嫌」という反抗、反発、身内への嫌悪。
挙句の果てに「僕の才能を認めない馬鹿」――根拠のない自己潜在能力主義。他人への見下し。
この短い文章ですべてを表現している。感心した。
頑張ってくれ。
>>353 >ようやくその悲願が叶う時がきたのだ。残り少ない命なら、目玉なんか惜しくない。
>「えいっ!」
>さようなら俺の目玉。力を込めて俺はカレースプーンで右目を抉りだした。
>「ぎゃあああああああ」
>目玉と一緒に神経の束やら筋肉の切れっ端らしきピンクのひらひらやら血液やらがどばどば穴からこぼれてきた。
>「ああああ熱い熱い痛い熱いーっ!」
>あまりの激痛と灼熱感にのたうちまわったが、ここで眼球を潰しでもしたら元も子もない。俺は耐えた。
>「ううううう」
>次第に痛みがおさまってきたので、長年の悲願である眼球いじりを始めることにした。
トーンが揃っていて下手だとは思わないが、不思議と映画のSFX技師の作業とテクニックを連想してしまう。
(最近、こーゆー作品多くないか?)
>>392 >昭和三十五年の秋、〜
392はある短編の冒頭だろ?
少し急いでいるのはそのためだ。
本当にアンタが書いたのかい?
これはプロの手になる一文だ。
高名な社会派ミステリー作家から引っ張ったんじゃないのか?
433 :
432 :2006/10/23(月) 10:27:53
>>405 >松本清張「陸行水行」のp179 -p180
おっ、失礼。
影響を受けたタッチだったので、つい反応してしまった。
(溜った未読を最後まで読んでから書く事にする)
434 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/23(月) 12:07:21
ここは自演の多いインターネッツですね
>>427-428 主人公がのカスっぷりがよくあらわれていてよい
久しぶりに一人称の登場人物にムカついた
ところでどこまであなた自身と同じなのか気になるところです
436 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/23(月) 12:30:36
>>りく 最近でしゃばり過ぎじゃない? まぁいいや。 もうお前の的外れ小説は読み飽きた。 文章は並盛汁なし。
>>436 ちょっと酷評されたからといって批評者を貶してる時点でもう先はないでしょう。
たしかに的外れな批評もあるスレだけど、それを判断するのは自分自身だし。
それを放棄した瞬間に彼の成長は止まってしまったのです。まる。
ま、現時点でも素人としてはそれなりに読めるレベルにあるから、自己満足としてはいいんじゃないかな。
438 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/23(月) 14:00:23
>>428 >僕の才能を認めない馬鹿は嫌いだ。そんなことを考えているといつの間にか意識がなくなっていた。
>
>時計を見るともう夜の11時過ぎだ。10時間以上寝ていたのだ。布団から起き上がると、部屋の片隅においてある冷蔵庫からコーラを出し、半分ほど一気飲みをした。
りくっての、聞いたコトあるな。
ところで、引用の部分で作品がザックリ割れているような気がするが、それはなぜだ?
手持ちの材料を二次利用して合成させたからか?
439 :
酷評お願いします :2006/10/23(月) 15:54:55
中途半端に終わっていますが、時間のある方々、酷評お願いします。 風が臭う秋の夕方は私にとって大切なものなのではないだろうか。秋の夕方が大切なわけ ではなくて、それに繋がる何かを愛しく思うのだ。例えばミニスカートでなければ履けなか った時代や、彼氏がいないと寂しかった時代や、大笑いが日課だった時代や。 私の過去を強引に摘み取っていったはずの夕焼けは、今は私に思い出を咲かせてくれる。 茜色に染まる空に映写機でかちかちと、胸を焦がしたあの頃の記憶を途切れ途切れに映し出 して、自転車の籠に詰まった大きなスーパーの袋を道脇に投げ捨ててやりたい衝動に駆らせる。 風の匂いはまさに、主婦になった私にはもう取り返すことができない十代の秋であった。 幼児達がわいやい騒ぐ公園に面した、面白みのない白い集団住居に私は帰る。その住居を、 「団地」と一戸建てに住む主婦達は呼んでいるようだ。もちろん団地であるし、嫌味を含んで そう呼ばれても私は平気だ。団地だって住めば都、とはまでは言わないけれど、色とりどり の快適な生活を積み木みたいに重ねてできたものが団地なのだ。みんなで同じ悩みを共有し、 みんながそれぞれ四方八方に笑顔を散らすのも団地の醍醐味である。 ほら、学生時代にみんなで机を寄せ合って弁当を食べながらお喋りしたでしょ? 団地は あれの延長線にあるものではないかと私は思っている。だから、「団地」と馬鹿にされても 平気なのだ。
俺ってのは、基本的にテキトーな人間だと思われてしまっているらしい。 「明日、暇?」 五限目と六限目の間の休み時間、いつもの調子で田沢が聞いてきた。 「いや、塾」 俺は机に肘を突き、教室の前の席の方でじゃれあう女生徒をぼーっと見つめながら答えた。 「サボれサボれ」 軽薄な言葉だ。受験生だってのに。 「映画?カラオケ?ボーリング?ゲーセン?」 じゃれあう女子がこっちの視線に気付いた。俺はできるだけいやらしくないように笑顔を向け、手を振った。向こうもさわやかな笑顔を返してきて、何事もなかったかのように談笑に戻る。俺のことを話題にしてるのかもしれない。と、意識を田沢に戻す。 「おい聞いてんのか?ナンパだよナンパ」 呆れた。返す言葉も浮かばない。 「駅前でよ、引っ掛けようぜ」 そこで初めて俺は振り返った。精悍な顔つきの田沢。あまり似合っていない笑顔。 「浮かれてんじゃねーぞ、馬鹿タレが」 俺は田沢を軽くどついた。できるだけ真面目な顔で言葉を続ける。 「就職決まってるお前とは違うっつーの」 「お前は、三流大学行って遊ぶだけだろ?」 素早い指摘に反論できない。別に三流を狙ってるわけではないけども、結果的には一般的に三流と呼ばれるような大学に入ることになるだろう。 俺はしばらく田沢の顔を見て、苦笑混じりに溜め息を吐いた。立ち上がり、教室の西側にあるベランダに向かう。 夕日と言うには少し早い。傾きかけた日が眩しかった。 田沢がその俺の様子を見て、不思議そうにしながらも未練たらしく誘ってきた。 「ひとりはキツいって。来てくれよ」 もう半年もしたらこんな会話できないんだな、と思うとほんの少しだけ寂しくなった。ような気がした。 「ああ、分かった行く行く」 チャイムが鳴った。 ああ、やっぱり俺はテキトーな人間みたいだなとここもほんの少しだけ納得して教室に入っていった。
441 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/23(月) 16:25:53
>>439 >風が臭う秋の夕方は私にとって大切なものなのではないだろうか。
シラねぇーよ、が答えだ。
「私にとって秋の夕方は大切だ。」
あと、いろいろと仕掛けを施した跡があるが、面倒臭いから触れない。
>>439 わざとっぽいけど、夕日の話から団地の話にシフトしてることに少し『?』
主婦が現状の不満を無理やり自分で納得させようとしてることを現したのかな?
まあ、読みやすかったし良かったよ
>>351-352 すいませんでした。テンプレ千回読んで、回線切って出直して来ます。
>>358 テンプレもまともに読んでなかったような未熟者にレスしてくれてdクス。
描写不足との指摘ありがとうございます。もっと読み手にイメージしてもらえるように文を書く必要がありますね。改めて痛感しました。
出直して来ます。
>439 秋の夕方が大切なわけではなくて〜と続くのであれば 最初は、この秋の夕方に漂う風は、私に〜とかいう感じにした方が良いと思う。 大切なものを主語に持ってきた方が伝わりやすい。 団地がくどい。 嫌味を含んでそう呼ばれているかどうか分からない。 文章の流れは悪くないと思うけど、何がいいたいのか分からない。 反証的にするなら、団地の世間のイメージとか良くない所を書いてくれないと 主張がぼやけると思う。
>>439 いろいろな小説があるから、読者に受け入れられれば構わないんだが、
文章のセンスとしては、エッセイか評論を目指した方がいい。
腹が痛い。まずすぎる。ここ最近「出ない」なんてことはなかったんだが、何か悪いものを食べただろうか。 昨日食べたものは、ラーメン、バナナ、モヤシ、卵、野菜ジュース、スナック、コーラ、あとはお茶をいくらか飲んだかもしれない。 ラーメンだろう。この出なさはきっとラーメンのせいだ。加えて水分摂取量が少なかったのだ。そうに違いない。
にしてもだ。まずい。まずいぞ。こうしている間にも時間は刻一刻と過ぎ去っているのだ。たかが下のために数十分を無駄にしていいのか俺?がんばれ俺。 おっと、電話だ。飲みの誘いだろうか。これはまた具合が悪い。さすがにこの状況で出るわけにもいけないし、かといって出ないのもまずい。まずい。 っとそうこうしている間に留守番電話に・・・ならない。ならないということはタイマーだな。うむ。タイマーか。会議の時間か。まずい。でないぞ?
448 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/23(月) 19:09:25
449 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/23(月) 19:39:55
すみません、
>>359 です。
短文で評価しにくいかと思いますが
親切な方、お願いします。
>>359 「四段ボックスの」 「二段目の」 「B4サイズの」と細かく書いているけど、なにか意図が
あるのね。効果は挙げていないと思うが。
>私は急ぎ足で市役所に向かう。
>自宅から40分ほど歩いているが
「急ぎ足で」というのは短い距離の場合じゃないか? 40分も急ぎ足できるのか?
>家族という枠をはずしてもらえる
自分で届けを出すのになぜ受身?
短いからね、これくらい。
>>449 >>359 文章は普通に読むことができるけど、短かすぎて評価しづらい。
描写と次に来る心象との関連は分かるから、考えて書いていることは分かるけどね。
少なくとも、このスレの投稿者の標準よりは上を行く知性は持っているようだから、
頑張ってください、としか言いようがない。
452 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/23(月) 20:04:04
>>359 > 今日こそ離婚届けを出す。
> 私はテレビの上に置いてある四段ボックスの、二段目の引き出しを開けた。
>薄っぺらいB4サイズの紙が見えた。
>
> 空には夏雲のなごりが漂い、風は秋の冷たさを感じる平日の午後。 私は急ぎ足で市役所に向かう。
> 家族という枠をはずしてもらえる、自由を握りしめることができる。
>明日から始まる日常を想像すると、気持ちが高揚してきた。おかげで自宅から40分ほど歩いているが足は軽く、疲れることがない。 市役所の西棟と東棟を結ぶ連絡通路が見えてきた。
>連絡通路の下には道路があり、車が行き交う。白いワゴン車が脇を通り過ぎてすぐにとまった。
>窓から坊主頭の男が顔をだした。「センパイ」
>「かっちゃん……」
今日こそ離婚届けを出す。
テレビの上に置いてある四段ボックスの二段目の引き出しを開けた。
B4の紙が見えた。
夏雲のなごりが漂う冷たい風の午後、急ぎ足で市役所に向かう。家族
という枠をはずしてもらえる自由を握りしめることができる。明日から
始まる日々を想像すると、気持ちが高揚してきた。おかげで足は軽く、
疲れることがない。
市役所の西棟と東棟を結ぶ連絡通路が見えてきた。白いワゴン車が脇
を通り過ぎてすぐにとまった。窓から坊主頭の男が顔をだした。
「センパイ」
「かっちゃん……」
453 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/23(月) 20:06:26
>>359 >空には夏雲のなごりが漂い、風は秋の冷たさを感じる平日の午後。
捩じれちゃっるよね。
「〜、秋の冷たい風が吹く平日の午後に私は市役所に向かう」
俺のリライトも少しおかしいので、参考程度にしてください。
全体的に文章の流れが途切れてるから読んでいて場面が点々になっているように感じる。
箇条書きになっているからだと思われ。
>>439 >風が臭う秋の夕方は私にとって大切なものなのではないだろうか。
「臭う」だと”くさい”というイメージが喚起される。ここは「風がにおう」とかな書きに。
「ではないだろうか」 出だしの1行目から聞かれても答えようがないわな。
”あたしって**なひとじゃないですかぁ〜”という馬鹿女の喋り方と同じ自己中臭がする。
で、つづく第二文で
>秋の夕方が大切なわけではなくて、
と、すぐに否定。なんのこっちゃ?
>その住居を、「団地」と一戸建てに住む主婦達は呼んでいるようだ。もちろん団地であるし、
団地を団地ではなく何と呼べと?
電波文に近い。
455 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/23(月) 20:25:14
>>453 >平日の
アンタの酷評を酷評する。
「平日」は要らん。
平日であることの様態を地文で描写すべき。
>>440 上手い。
文章のリズムがよく、スピード感もよい。
「テキトー」な感じが文章全体に漂っていて、主人公の語り口として間然するところがない。
>そこで初めて俺は振り返った。精悍な顔つきの田沢。あまり似合っていない笑顔。
体言止めは失敗することが多いが、ここは見事にはまっている。
>もう半年もしたらこんな会話できないんだな、と思うとほんの少しだけ寂しくなった。ような気がした。
オチをつける句点の使い方も秀逸。
人称の省略の仕方、タイミングも上手い。
あえて言えば、
>向こうもさわやかな笑顔を返してきて、何事もなかったかのように談笑に戻る。
ここはちと文章が固かったかも。「さわやかな」「談笑」あたりがね。
でも、上手い。
相当に書き慣れているのか、天性のものなのか。
大したものだ。
457 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/23(月) 20:43:58
結局ですな。一部分だけ晒してもなんにもならんのですよ。
458 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/23(月) 20:44:07
>>455 作者が「平日」に意味を持たせているかもしれないだろ?
それを踏まえてのものだよ。
それに、文章の背後にあるものを正確に把握しないで、
違う単語や文章を使ってリライトするのは作者の選んだ言葉に対して失礼だから、
できる限り作者が連ねた単語を使って書き替えをしている。
わかるかな?
要は指摘を受けた点を作者自身が頭を捻って改訂するようにしてほしいんだよ。
この言い回しは駄目だとか、この言葉は不要だとか、この1文を入れた方がいいだとか、
そうやって作者が新たな考えを持って創作することにこのスレの本当の意味があるんじゃないのかな?
あなたは直接的に正解を手に入れたいようだけど。
459 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/23(月) 20:45:03
「生まれて初めて」 っていう意味あいの言葉を探しているんだけど、教えてくれませぬか?
461 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/23(月) 21:12:56
>>440 >俺ってのは、基本的にテキトーな人間だと思われてしまっているらしい。
小説は書けてんだけど、書く事の意味が読めないという、
編集者と審査員をちょろまかして新人賞を獲れちゃう例のパターンだよ。
クダラネェ。
高橋、、、思い出したらマジ腹たつ。
462 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/23(月) 21:17:39
>>458 >作者が「平日」に意味を持たせているかもしれないだろ?
もちろんそうさ。
俺のアドバイスは「上級者」向けだ。
463 :
幼女たんを攫いてぇ :2006/10/23(月) 21:18:46
まぁこのスレの奴等は俺から言わせてもらうと、名に必死にやってるんだかって感じなんだよなwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
464 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/23(月) 21:19:12
>>458 >わかるかな?
わかンねえだろうなァ
焼きそばUFOより焼きそば弁当のほうが美味い。
465 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/23(月) 21:23:01
>>461 文藝賞のこと?
源一郎爺は河出のしもべだよ。
角田おばちゃんみたいに正論を飛ばす程の力量はない。
さて、酷評しようかな。て言っても、出尽くした感があるね。
466 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/23(月) 21:23:02
>>452 >冷たい風の午後、
「風の冷たい午後」としない事で詩風ポイントを稼ぐワケだ。
もちろんどっちだって構いはしねぇ。
高橋レヴェルのチンピラならこれだけで3ポイントは加算される。
467 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/23(月) 21:26:12
>>465 >角田おばちゃん
俺はいま、ワケあって角田嬢にゲタを預けているから、あからさまな悪口は言えねんだ。
因果なもんさ。
なんだか蛆虫が湧いているなあ。 原文が「平日」でリライトが「平日」で、「平日」が気に入らなかったら、 文句をつけるのは原文に対してだろうが。
469 :
幼女たんを攫いてぇ :2006/10/23(月) 21:29:52
>>465 分かってねぇなwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww高橋は素晴らしい日本の戦争とか言う愚にもつかねぇ作品で群像かなんかの長編賞の最終候補に残ったんだろ。
んでジャクチョー以外の選考委員から散々馬鹿にされ、追い返された訳だwwwwwwwwwwwwwwwwwwwそれは正しい選択だったと思うがなwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
なんだか知らんが最終候補のくせに編集から出したら賞くれてやるみたいな話になってギャング長編賞かなんかの方に送ってデビューした訳だろwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
その時は理解したがっている馬鹿な選考委員のお陰で受賞できたらしいなwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
そうして日本文壇の腐敗は始まった訳だwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
470 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/23(月) 21:33:42
>>454 >>風が臭う秋の夕方は私にとって大切なものなのではないだろうか。
>「臭う」だと”くさい”というイメージが喚起される。ここは「風がにおう」とかな書きに。
風が臭い立つ秋の日の夕暮れ時は私にとって猥褻なものなのではないのであろうか、と小一時間。
471 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/23(月) 21:37:12
>>462 お前が中級以下なのになぜ上級者向けの酷評ができるんだ?
上級者を指導できるのは更に高いレベルの上級者だよ。その辺の理屈はわかってるよね?
思い込みが甚だしく、言い返されたことに反論もできず、
ただ文句を垂れるだけの糞犬になってるよ、自称上級素人。
上級者ならさっさとデビューしてくれ。そしたら俺が本を買ってやるし、
もしお前が小説教室を始めたら第一期生になってあげるよ。
472 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/23(月) 21:41:08
473 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/23(月) 21:48:28
>>472 奴の文面の裏側には「私が書いた小説はこんな所に晒すのは勿体ないほどの代物で、
あなたの書いた小説はまぁそんなもんだろ。私のものとは比べものにならないほど下手くそだが、
他の投稿者のものよりは上出来だよ。あっぱれ!褒美を持たせい!」
>>472-473 ヲイヲイ、そういうとらえ方をされていたとは思わなかった。俺としては、ほめたつもりだったんだがな。
高いところからものを言う習性が出ちまったかな。
475 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/23(月) 22:33:00
Part42にも及ぶ前座を終えたところで本題に移ろうか。 明日履く靴下は白と黒ならどちらがいいかだが、俺は白だな。 本当は素足でいいと思うんだが、ズボンの裾が短いようだから仕方がない。
476 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/23(月) 22:34:12
こんな短文で知性の有る無しなんてわからんよ
477 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/23(月) 22:45:35
>>468 >「平日」
そんなに大袈裟な「平日」でもない。
479 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/23(月) 22:48:37
>>471 >上級者ならさっさとデビューしてくれ。
これを翻訳すると、
「馬鹿を言ってるのは合点承知の助だが、ナンとかこの辺に絡んでみてもらえないか?」となる。
君たちもサインを感じなければダメだ。
480 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/23(月) 22:49:26
>>477 いや、もしかしたら「平日」をキーワードに物語が展開するかも。
まあ市役所に行くのだから平日なのは言うまでもないが。
481 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/23(月) 22:51:30
>>475 >明日履く靴下は白と黒ならどちらがいいかだが、俺は白だな。
>本当は素足でいいと思うんだが、ズボンの裾が短いようだから仕方がない。
その靴下をよく見ろ。
黒と白の双方で片方ずつ穴が開いている。
つまり右に黒で、左は白だ。
482 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/23(月) 22:52:55
>>480 >まあ市役所に行くのだから平日なのは言うまでもないが。
! 盲点だ。
いじわるクイズになっていたか。
483 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/23(月) 22:53:01
484 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/23(月) 22:57:16
>>781 おぉっ! ほんとだ!
教えてくれてありがとう。
小学生の頃は体育館で集会がある日に限って穴空き靴下だったんだ。
486 :
484 :2006/10/23(月) 23:01:12
ちなみに死亡届と婚姻届は祝祭日でも届出可能だ
>>486 そこはね、あえて間違えたままにして781のレスに器量をみるべきだったんだよ。
489 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/23(月) 23:13:01
490 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/23(月) 23:16:48
>>488 それも考えたが、残り300レスの道程はさすがに遠い。
>>483 >翻訳の意味
おっ、サンクス。
通訳、だ。
492 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/23(月) 23:20:25
上級者を中級以下が酷評してるから、 このスレおもしろいんじゃん。(説得力ある方もいるけども) 弱いところをつくって、打ち込んできたところへカウンター♪ りくなんて、肉をきらせて骨をたつようなやり方してると思うよ。 楽しませてもらってマス。
493 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/23(月) 23:27:42
りく? 以前から全く成長を見せない奴か。
494 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/23(月) 23:30:09
>>484 >穴空き靴下だったんだ。
俺もはやくメジャデビューして修繕してない靴下履きてぇ。
これ、芥川賞受賞時のコメントにも使うから、みんな覚えておけよ。
ここには作家志望の人が集まってるんだろうけど、
いくらなんでも、それぞれの方法論を活かして高橋源一郎より売れる自信、あるよね?
まぁすべては出版社の宣伝次第だけどね。ちゅっ。
もし自信がなければ、文藝スレを根城に小さく活動しておいた方がイイよ。
さぁ、酷評してくれ。
495 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/23(月) 23:39:21
>>487 >ちなみに死亡届と婚姻届は祝祭日でも届出可能だ
当直が酒を飲みながら待機しているからだ。
少し前にこんな新聞記事があった。
崖っぷちギリギリでようやく男を捕らえた新婦の発案で
新年1月1日、高橋源一郎が生まれたよりも早い時間を
競って婚姻届を提出しようと画策したカップルがいたんだ。
山田詠美が嫌いだという表現の「腕時計」の針を睨んで
彼女らは夜間受付に駆け込んだんだけど、当直さんが
年越しの酒を喰らって寝込んじまっててね、理想通りの展開と
ならなかった新婦が騒いで騒動が大きくなってしまったワケだ。
女ってのは「どうして自分が愛されたか」、その意味をとことん追求する
動物だってコトを覚えておけよ、坊やたち。
>>492 それ、ある。
素人はこのへんをつっこむだろうなあと思って晒すと、その通りのことを言ってくる。
逆に、これはわかんねえだろうなあと思っていると、ちゃんとわかる人もいて、
レベルの高さに驚いたりする。
玉石混交の魅力。
しかしレベルが高いとか低いとか酷評される立場で言う奴は 一体自分をどんな高みにいる人間だと思って生きてるんだろうな
(´・ω・`)
>>495 高橋源一郎だの山田詠美だのの名前を出すあたりからして、
志の低さに涙する。
ノーベル文学賞の候補にすらならないその他大勢じゃないか。
お前らさあ、ノーベル文学賞は地域持ちまわりだって知ってるだろ?
今年、もしハルキが取っていたら、あと何十年かは日本人は取れな
いことになっていたんだよ。
しかし、幸いにもハルキは取れなかった。
日本人がノーベル文学賞を取れる可能性は、来年にもさ来年にも
残されたんだ。
それを俺が取る、くらいのことがなぜ言えない?
500 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/23(月) 23:51:23
りくは氏ね!
501 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/23(月) 23:52:35
ネカマにのぼせていた「ぢ」は消えたのか?
>>499 >ノーベル文学賞
も新人賞の一種なのか?
503 :
りく :2006/10/23(月) 23:53:16
504 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/23(月) 23:54:42
春樹は芥川賞すらとってない。
505 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/23(月) 23:57:53
>>りく いや、だから氏ねって言ってんだよ。 もう時期死ぬ奴に氏ねなんて言う必要ないだろ?
506 :
りく :2006/10/24(火) 00:02:36
>>505 確かに!
でも彼氏様と仲直りしてないからまだ氏ねないにゃ(´・ω・`)ってか、ここで酷評して下さってる方に本当に感謝してます。自分で譲れないとこを非難されることはもちろんムカつきますけど、自分が至らないとこばかりなのですごい勉強になってます。
507 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/24(火) 00:09:11
>>りく グダグダうるせーよ。 さっさと氏ねっつってんだよ。 自演してまで人をおちょくろうとする馬鹿は邪魔や。うせろ。
>>506 あなたが彼氏さんとどうのっていうのは、
酷評スレには何も関係ないんだよね。
優しい言葉や馴れ合いを求めてるのなら、
他所に行ってやるのがマナーですよ。
まぁ、でも頑張れ。
返レスは要らないからね(スレ違い)。
509 :
りく :2006/10/24(火) 00:14:27
>>507 うざいのはわかった。でも、自演は一切してない。面倒なこと嫌い。携帯坊だし。
ここ数日まともにレスして下さった方、本当にありがとうございました。返して下さった方の仰ることを参考に文章力向上に務めたいと思います。
また、気分次第で来るかもしれませんが、そん時は荒らさないよう頑張りますm(_ _)m
>>509 >携帯坊だし。
ほんと? 携帯であれだけ書けるの?
と、おじさんは驚く。
携帯で書いて、メール送信した小説が賞を取る世の中だとは知ってはいるけどね。
511 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/24(火) 00:28:15
>>りく まだ生きてたの? アドバイスくれた人を馬鹿にする小説を晒して、尚且つそれを酷評してくださいだなんて平気で言えるくせに、 死ぬのは躊躇うわけ? 根性が腐ってるな。 そんなのだから思い込み小説しか書けないんだよ。 歳は幾つだっけ? 歳のわりには頭が幼稚だよ?
>>510 携帯のメモ帳に暇な時さっと書いて、貼り付けるだけだから簡単だよ。
>>512 >携帯のメモ帳に暇な時さっと書いて
それがおじさんには出来ないんでつ。
短い文章ならともかく、長い文章は操作している間に頭から飛んじゃって。
514 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/24(火) 00:39:33
>>496 そうそう、ちゃんとわかる人がいるんだよね。ここって。
ほんとレベルの高い人もいると思う。
受賞なんかした日には、
ここにいたことがわかる受賞コメントしてほしいよね。
オレなんか手たたいて喜んじゃう。
>>415 登場人物の説明ってしちゃいけないの?
長々じゃなきゃいいの?
左右のこめかみをまっすぐ結んだ細い鉄線に、不規則な電流が流れているとしか 思えないほど粘り強い頭痛に悩まされ、市販の薬を一週間あまり服用したけれど痛 みがひかないので、近所の開業医のところへ出かけていった。カスタード・クリー ム入りの揚げパンが美味しくてたまに立ち寄るパン屋の裏手にあるその診療所は、 なんというかひところわたしも住んだことがあるテラスハウス式の構造で、街路に 面したドアを開けるといきなり二畳半ほどの待合室があり、簡単なベニヤの仕切り 壁のむこうには計器類が置かれているさらに小さな部屋があって、そのわきから、 自動傘のスプリングみたいに段差のつまった急な螺旋階段が二階の診察室に伸びて いた。待合室に受付の看護婦がいるわけでもなく、呼び鈴で合図を送るわけでもな い。ふだん医者は二階にいて、重い木のドアが開閉する音を聞きつけると、しおら しく降りてくるのだ。
518 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/24(火) 02:25:43
>>517 癖のある文体だな。
テンポが良くて読みやすかったよ。
プロの文章じゃないよね?
519 :
評価お願いします(1/6) :2006/10/24(火) 02:33:39
天位アルシオン 第7話「アルテミスの宿命」 地球環境保全計画『エリシオン・プロジェクト』遂行のための新国連・UNESCO直属のタスクフォース、 「アネモス」の本部には、普段からの喧噪に輪を掛けた多忙の楽の音が響いていた。 処理対象ギガス・識別番号第5番、『アタランテ』の処理作戦のための準備過程が いよいよ佳境をむかえていたのだ。 自身の周囲、約1000メートルの範囲内に、つねに約5000億アンペアの超高電力の放電をおこない 他個体が近付く事すら許さず防御と攻撃を同時におこなう、この目標ギガスの処理にあっては、 アネモス側は一計を講じねばならなかった。 ブラッド・プール障壁破壊用の特殊弾頭『C.B.バレット』の製作と運用こそは、その計略の枢要であった。
520 :
評価お願いします(1/6) :2006/10/24(火) 02:34:18
『C.B.バレット (Cleanse Blood Bullet)』は、対ギガス処理任務用人型作業機器 「ディヴァイン・アーム(DA)」の装甲材としても使われている、 ウランの約2倍の原子量をもつ超重金属『アムブロジウム』を大量に収集、 これを炸薬をもちいた爆発の爆圧により圧縮し、 実に地球地表の平均重力の12倍もの局所強重力を引き起こすまでに小型化させる事で実用化される 直径約30ミリメートルの特殊弾頭である。 このC.B.バレットをギガスの展開するブラッド・プール障壁に撃ち込めば、 ごくわずかな間だが、ブラッド・プールの一部にほころびを生じさせる事が可能なのだ。 つまり、C.B.バレットを併用すれば、ブラッド・プールを無効化するためにDAを目標ギガスに近接させなくとも 物理的攻撃が可能になるのである。 すくなくとも、計算上は「可能」という結果が出ていた。 対アタランテ処理作戦「オペレーション・アルテミス」発動まで5時間を切り、エルデス達DAオペレータは 普段からブリーフィング・ルームとしても使用されている戦闘指揮所「メイン・オペレーション・ルーム」に参集していた。 皆緊張していた。―――エルデス達は、対ギガス処理任務の最前線において つねに生命の危険と隣り合わせなのだから、緊張はいつもの事なのだが、 あきらかに普段とは質の異なる空気が感じられた。
521 :
評価お願いします(1/6) :2006/10/24(火) 02:35:25
対ギガス戦闘行動の最高指揮官でもあるアネモスCEO・エウロスが口を開いた。 「今回の対ギガス処理作戦は、希少、かつ困難なケースとなる。 通常の対ギガス処理過程においては欠かせない過程である、 DAからのエネルギー放射による目標のブラッド・プール障壁の無効化をおこなわず、 C.B.バレットを併用して、目標ギガス「アタランテ」を長距離狙撃によって停止させるという手はずだからだ。 C.B.バレットの効果時間そのものが極少である事にくわえ、バレットそのものには殺傷力が無いため バレット着弾から遅くとも3.28秒以内に通常弾頭の砲撃を加えねば、作戦が完遂されないのだ。 よって事前にも周知した通り、この作戦はC.B.バレット発射担当の02−ディアーネ、及び 通常弾頭による砲撃担当の01−アルシオンの緊密な連携が必須となる。 01オペレータ・エルデス。02オペレータ・サリア。両名準備は万端か」 「はい」 サリアが普段通りの小さな声で即答した。 「任せて下さいよ。CEOはそんなに僕のオペレート技能に疑問があるんですか」 エルデスは少し毒を混ぜた。 エウロスとの衝突はいつもの事だ。もっともエルデスがエウロスを言い負かせた事は一度とて無いが。 「技能など関係無い。 DAのFCS(火器管制システム)は、オペレータの個人的な技量の巧拙とはまったく関係なく完全に動作するからな。 連携に関しては、不安がある」 「なっ…。僕が皆が見てる前で、みすみす下手をやるとでも…」
522 :
酷評よろしくお願いします :2006/10/24(火) 02:35:35
七丁目の空き地に私の家を建てる。そう思い立ったのは突然のことだ。早速私は部屋から 飛び出して、去年ボロアパートが取り壊された近所の空き地に向かった。もう夕暮れのことである。 焦茶色のはずの地面は西陽を受けて赤みを増して、空き地の片隅で細々と生きながえる 雑草達は日蔭に身を隠して私の様子を窺っている。にこにこしながら空き地に歩み入る私を 夏の夕暮れまでもが固唾を呑んで見守っているようで、これから告げる重大発表を前にして 夏虫一匹飛び交わなかった。私は空き地の中央に立ち、月に国旗を突き立てる気持で言った。 「今からこの空き地は私のものになります。ここに家を建てるの。 誰にも邪魔されない、私だけの立派な家よ」 私は足先で『あさみの家建設予定地』と地面に刻んだ。そして、えっへんと言わんばかりに 腰に両手を当てて、異論はないかと空き地内を見渡した。……沈黙……。雑草も夏虫も 無言のままで、空き地を囲う家々も夏の風も何一つ反応を見せない。まるで世界中が私の発言 に呆気に取られて呼吸をするのも忘れてしまっているみたいだ。私は鼻で息を吐いてから 辺りを睨みつけ、「文句ある?」と訊いた。でも、やはり沈黙。沈、黙だ。 「まぁいいわ。あんたら全員追い出してやるから。だって、ここの王女様は私ですもの」 私は意地悪っぽく笑った。その瞬間、近所の犬達が遠吠えを始め、それに触発されたように 空き地の夏虫が一斉に飛び交い出した。トランペットと紙吹雪。ファンファーレの沸き上がった 空き地は、『あさみの家建設予定地八丁目』の幕を開けたのだ。
523 :
評価お願いします(1/6) :2006/10/24(火) 02:36:09
いつも通りの展開にジュノーが割って入った。 「お二人ともそこまで。 CEOもエルデス君を信頼してあげて下さい。つい先刻まで繰り返されたシミュレーションの結果では、 両名の連携成功確率は99.99999%まで高まっています。 大丈夫ですよ。 あまりに部下を低く見積もると士気にもかかわりますし…」 「私は100と0しか信用しない主義なのでな。生命が懸かっているのだから」 「もう…」 同棲しているエルデスに裸身を見られても怒声のひとつも飛ばさなかった、温和なジュノーですら エウロスには手を焼くのだ。 もっとも、エウロスを信頼しないではなかった。 アネモスは、ひとえに彼の文字通り超人的な実務能力・状況判断能力によって、なんとか保っているようなものだからだ。 自分がエウロスの代わりをつとめられるだろうか、と考えた事はジュノーにもあった。歳は5歳しか違わないのだ。しかし ―――あり得ない。答えはそれしか無かった。 彼の厳しさは、彼の双肩に掛かる重責の裏返しでもあった。彼はこれまで、その責任を見事に果たしてきたのだ。 それゆえ、その厳しさにただ反発するだけの要員は一人も居ないのだ。
524 :
評価お願いします(5/6) :2006/10/24(火) 02:37:03
エウロスが再び空気を動かした。 「どれほど万全の備えをしても、ひとたびでも判断を誤れば 簡単に生命がうしなわれるのが実戦だ。 両名とも、直前までシミュレーションをおこたるな」 「はい」 サリアが答えた。 「…はい」 憮然としつつも、エルデスも答えた。 「では、これにて最終ブリーフィングを終了する。 これより、DAオペレータ、及びスタッフ各員は配置に就け。 作戦決行時刻、本日16:00(ひとろく・まるまる)まで、各員最終チェックと作戦シミュレーションにあたれ。 健闘を祈る。そして ―――勝て! 以上だ」 切り裂くようなエウロスの号令に全員が身を引き締め、「了解!」の応答を返して持ち場へと散っていった。 エルデスも、違わず乗機・DA−01アルシオンのもとへと向かった。
>>517 極端に一文が長いな。嫌い。これが200ページも続くとしたら地獄。
526 :
522 :2006/10/24(火) 02:42:57
527 :
522 :2006/10/24(火) 02:50:33
わかりづらくなったのでもう一つ載せます。 酷評よろしくお願いします。 七丁目の空き地に私の家を建てる。そう思い立ったのは突然のことだ。早速私は部屋から 飛び出して、去年ボロアパートが取り壊された近所の空き地に向かった。もう夕暮れのことである。 焦茶色のはずの地面は西陽を受けて赤みを増して、空き地の片隅で細々と生きながえる 雑草達は日蔭に身を隠して私の様子を窺っている。にこにこしながら空き地に歩み入る私を 夏の夕暮れまでもが固唾を呑んで見守っているようで、これから告げる重大発表を前にして 夏虫一匹飛び交わなかった。私は空き地の中央に立ち、月に国旗を突き立てる気持で言った。 「今からこの空き地は私のものになります。ここに家を建てるの。 誰にも邪魔されない、私だけの立派な家よ」 私は足先で『あさみの家建設予定地』と地面に刻んだ。そして、えっへんと言わんばかりに 腰に両手を当てて、異論はないかと空き地内を見渡した。……沈黙……。雑草も夏虫も 無言のままで、空き地を囲う家々も夏の風も何一つ反応を見せない。まるで世界中が私の発言 に呆気に取られて呼吸をするのも忘れてしまっているみたいだ。私は鼻で息を吐いてから 辺りを睨みつけ、「文句ある?」と訊いた。でも、やはり沈黙。沈、黙だ。 「まぁいいわ。あんたら全員追い出してやるから。だって、ここの王女様は私ですもの」 私は意地悪っぽく笑った。その瞬間、近所の犬達が遠吠えを始め、それに触発されたように 空き地の夏虫が一斉に飛び交い出した。トランペットと紙吹雪。ファンファーレの沸き上がった 空き地は、『あさみの家建設予定地八丁目』の幕を開けたのだ。
528 :
評価お願いします(6/6) :2006/10/24(火) 02:52:30
サリアは僕が守るんだ。僕の大事なサリアは…。 最強のDAにして、エウロスに次ぐアネモスの最重要スタッフである 01・アルシオンの専任オペレータという大任をまかされているエルデスとしては、 望むと望まざるにかかわらず、自分とアルシオンの働き如何に文字通り全員の死命が掛かっているのであり、 自分の判断と努力において庇護するべきはサリア一人ではないのは、自明の事であった。 しかし、それでも、エルデスにとってサリアの存在は特別なものであった。 あの娘は僕の物なんだ。僕が守らなきゃいけないんだ。 はじめて逢った、あの時から―――。僕の運命はそう決まったんだ。 いや、もしかしたら、もっとずっと以前から。エルデスは根拠の無い思い込みと 記憶の中のサリアの艶姿を何度も反芻した。 宝石みたいな金色の眼、毛糸より暖かく絹よりも優しいふわふわと柔らかくたなびく薄紫色の髪、 どんな画聖でも調合し得ない、内側から輝くように明るい白色の肌、 豊満な胸、ガーターで締められた太腿、流れを追うだけで欲望に支配されてしまう、長く、長く、細い脚……。 エルデスは夢中になり、01への進路から外れて歩いている事にしばらく気付かなかった。 あの娘は僕が守るんだ。僕が… 絶対に! 進路を戻しながら、エルデスは内に燃える熱情の炎を確かめた。 戦火の中とて青春はある。 つづく
529 :
519-521/523-524/528 :2006/10/24(火) 02:55:25
すみません、番号の割り振りを間違えました。 519:1/6、520:2/6、521:3/6、523:4/6です。
>>519-521 ,
>>523-524 こういう世界を想像して文を書いている子がいるのは微笑ましい。
ところどころ「てにをは」がなってなかったり、横文字のルールが英語のそれに沿っていない点が残念。
531 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/24(火) 02:59:49
>>529 君、以前言われてなかったかな?
主人公を主体にどうのこうのって。そこを今回も指摘ね。
それから、長いよ。
>>530 >ところどころ「てにをは」がなってなかったり、
すみません、どの部分がおかしいですか?
自分では分からないので。
評価に対するレスは24時間以後のルールがあるので、明日までおいとましますが
具体的に指摘してくださると嬉しいです。
ぜひお願いします。
>>530 >横文字のルールが英語のそれに沿っていない
多分、「横文字の表現が英語のルールに沿っていない」の間違い
534 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/24(火) 03:10:37
>>528 お願いだから「つづく」で締めるのやめてくれ。
続かなくいいから。前にも何度も読まされたから。
それからよく聞け!
ここからが大切な話だ!
晒すなら、前回受けた指摘を踏まえた別作品を少しだけ晒してくれ。
六分割しなければならない量を晒されても酷評し辛いだけ。
その辺気を配ってくれ。
次に、あなたの場合、ただ単に自分の作品を披露しているだけのようにしか見えない。
そういったことは自サイトでやってちょうだい。
てにをはは言いすぎだったかも。好みの問題もある。僕書きになったのは >「アネモス」の本部には、普段からの喧噪に輪を掛けた多忙の楽の音が響いていた。 本部には-->本部「では」 喧噪に輪をかけた-->喧噪に輪を「かけて」 あとはもう一度読ませてもらいます。
536 :
522 :2006/10/24(火) 03:26:45
まずは、酷評してくださる方々に混乱を来たす事態を招く恐れがあることを深くお詫びします。
次に、余計な配慮をしてしまった自分を否めます。
>>520-521 >>523-524 >>528 ホムペはないの?
そこで全話晒してくれたら読むよ。
そういう話は嫌いじゃないから、できれば一気に読みたい。
>>522 文体は好みなんだけど、なんとも表現しようの無い違和感を感じる。
空き地に向かった[過去]
--> 雑草たちは・・・窺っている[現在]
--> 飛び交わさなかった[過去]
と言うように時制がところどころ飛んでいたりするからだろうか?
539 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/24(火) 03:59:34
>>538 創造力は素晴らしい。見習いたいほどだよ。
ただ残念なのは、文章が他人を意識したものじゃないことだ。
人にその創造力を示すにはまず、人に拾ってもらわなければならない。
その気があるなら、拾ってくれる人にアプローチしてみてもいいんじゃないか?
540 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/24(火) 04:29:51
>>519-528 まったく論外だな。
設定を延々と説明するのはプロになってから。
無名の新人のSF設定なんて誰も興味もたないからね。
描写も駄目だし題材も最悪。キャラも立ってない。
可能性を感じるところがどこにもない。
あきらめたほうが良いよ。
541 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/24(火) 04:38:04
>>527 >七丁目の空き地に私の家を建てる。そう思い立ったのは突然のことだ。
思い立った時期を具体的に。
朝起きてトイレでとか、昼にラーメンを食っていてとか。
>にこにこしながら空き地に歩み入る私を夏の夕暮れまでもが固唾を呑んで
>見守っているようで、これから告げる重大発表を前にして
>夏虫一匹飛び交わなかった。
文章にねじれあり。
秋の夕暮れと虫一匹は関係ないでしょ?
次の行で発表されることをあえて「これから告げる重大発表」と示す必要なし。
あとは大体いいと思います。
丁寧に書けば面白い話になると思います。がんばってください。
542 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/24(火) 05:37:37
>>519 >地球環境保全計画『エリシオン・プロジェクト』遂行のための新国連・UNESCO直属のタスクフォース、
出だしからしてゲンナリ。
世界は白人を中心にまわっている。
そんな大風呂敷を拡げたって、どうせ黄色人は蚊帳の外なんだ。
60余年前に投下された2発の悪魔で懲りたはずなのに、
つくづく人間とは夢見がちな生き物だ。
543 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/24(火) 07:32:04
>>522 >空き地は、『あさみの家建設予定地八丁目』の幕を開けたのだ。
頭がおかしくなったホームレス少女の哀話か?
>>525 >極端に一文が長いな。
贅肉が多いからだろう。
>>526 >すまん。割り込んでしまったらしい。
いいよ。謝るほどのものでもないから。
>>517 金井美恵子の文体に似ていると思った。
こういう「のたくり文体」正直、好きです。
形容がくどすぎるようにも思うが、そこは作者が書きたい部分なのでしょう。
読みやすく、心地よい。ものうげな午後に読みたいような文章です。
545 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/24(火) 12:05:27
りくって日本ケータイ小説大賞?に参加している奴じゃない? 糞小説晒している奴。
|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄||
||
>>545 。 ∧_∩ みなさんこれが
|| \ ( ゚∀゚ ) 『負け犬の遠吠え』の見本ですよ
||_______ ⊂ ⊂ )
∩ ∩ ∩ ∩ ∧ ∧ | ̄ ̄ ̄ ̄|
( ∧ ∧ ( ∧ ∧ ( ∩ ∩ | |
〜(_( ∧ ∧ __( ∧ ∧__( ∩ ∩ ̄ ̄ ̄
〜(_( ∧ ∧_( ∩ ∩_( ∧ ∧ ハーイ、チェンチェ
〜(_( ,,)〜(_( ,,)〜(_( ,,)
〜(___ノ 〜(___ノ 〜(___ノ
>>545 のどこに「負け犬の遠吠え」の要素があるのかよくわからんのだが……。
548 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/24(火) 14:56:08
>>517 主人公の内部の感覚から、
外の世界へと順番に物事をおいながら、
白紙にまた一つまた一つと情報が付け加えられている印象。
文章で描く一筆がきのような面白さといったところでしょうか。
延々と続けられると少々くたびれると思いますが、
主人公の動線が見えて、
また物語に枠組みが感じられないので、
俯瞰的な視点で将来を案じるような不安な気持ちを抱く書き出しと思います。
頭痛を粘り強いと表現したところですが、
痛みがぬめっと張り付いた嫌な感じをだしたかったかもしれませんが、
読んでいく流れを重視して
電流だからスイッチが切れないとか簡単な表現でも
よかったんじゃないかなって思います。
549 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/24(火) 14:59:12
さあ、投稿しましょうぞ、無職有職の者達よ! 今日はほかほか秋日和。 空で生きる雲達もお寝んねタイム。 こんな日はドーンとどでかい花火を打ち上げよう! 同士達よ集え! 我々を遙か彼方へ誘うほどの文学を見せつけよ!
酷評お願いします。 『ポッポ焼き』が新潟県独自のものだと知ったのは、大学進学のために上京して しばらく経った頃のことだった。 「なんだ、ポッポ焼きって?」 夜店で賑わう夏祭りの時。せっかくだから買って食べようと何気なく提案した僕 に向けて放たれた友人の言葉を今でも覚えている。 『ポッポ焼き』とは、小麦粉と黒砂糖を材料に水などを混ぜて鉄板で焼き上げた 縦10cm、横2cmほどの棒状の形をした食べ物のことだ。モチモチした触感と おやつのように食べられる気軽さのおかげか、縁日では一家に一袋が定番となって いる。そのせいで、夏祭りの季節になると三日に一度、時には数日続けて両親が買 ってくるため、子供の頃はちょっとだけイヤになったものだった。それでも翌年の 夏になると食べたくなるのは、やはり僕もあの味が好きだったからだと思う。 だからこそ余計に、東京の縁日では売られていないと知った時は、ちょっとした 衝撃だった。
551 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/24(火) 15:47:04
↑↑ アスペルガー残飯 wwwwwwwwwwwwwwwwwwww wwwwwwwwwwwwwwwwwwww wwwwwwwwwwwwwwwwwwww wwwwwwwwwwwwwwwwwwww wwwwwwwwwwwwwwwwwwww
552 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/24(火) 16:03:06
>>550 >「なんだ、ポッポ焼きって?」
この会話文が混乱を招く。
友人の言葉なら先にそれを告げないと。まだ登場してない者なんだから尚更。
あとは短過ぎてよくわからん。
この先恋愛話に進展したらアウト、家族・郷土愛話ならファール、
ポッポ焼きを東京に進出させようとする老人の話ならフォアボールだな。
553 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/24(火) 16:33:35
今すぐ死にたいんだ。 朝から降り続く雨音を体中で受け止めながら、僕は布団に潜り込んだ。
554 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/24(火) 16:44:47
552はひどすぎて笑えない
>>552 そんなに混乱する?
ポタポタ焼き説明への流れとしてたいして混乱しなかったけど
557 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/24(火) 18:37:12
>>556 台詞の次に繋がる地の文がくどい。
「友人」という単語が出るまでにどれだけの情報を挟んでいるんだ。
もし「友人」でなくて、「彼女」だったら終わってた。
それに、あの場面においてわざわざ台詞を強調させなくていいだろ。
夜店賑わう夏祭りの場で、せっかくだから買って食べないかと何気なく提案した際に友人が放った「なんだ、ポッポ焼きって?」という言葉を今でも鮮明に覚えている。
>>557 >夜店賑わう夏祭りの場で、せっかくだから買って食べないかと何気なく提案した際に友人が放った「なんだ、ポッポ焼きって?」という言葉を今でも鮮明に覚えている。
真面目に書いてるなら処置なし。
559 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/24(火) 18:50:28
>>550 へー、そうなんだーって印象。
『ポッポ焼き』という新潟県独自の食べ物があるんだ。
と、納得しておしまいデス。
子供の頃にちょっとだけイヤになった「僕」が、
親に買ってもらった『ポッポ焼き』を見るのも嫌で袋ごとたたけつけたり、
投げ捨てた『ポッポ焼き』を親が黙って片付けたりのエピソードがあると、
読む側は「僕」と『ポッポ焼き』の間にあるつながりに興味を抱いて、
それでどうしたのっ?って続きを読みたくなります。
今の内容では読んでいる者の気持ちを掴む工夫というか、
感情的に押したり引いたりが足らないといった感想。
文章自体は描写が省略されてるだけで、
たぶんそうだろうなでわりと滞りなくスムーズに読めました。
けれども、「なんだ、ポッポ焼きって?」 の部分は、
「しばらく経った頃」と「夜店で賑わう夏祭りの時」の
2つの同じ時間にはさまれてしまって宙に浮き、
後からやっと友達の言葉かってわかるので、
出だしでイメージを失ってしまいますね。
ゆるせない でも きらいになれない そう言った後に彼女は笑って、泣いた。 順番で言えば泣いてから笑ったのかも知れないけれども、赤の他人の僕にはその正確な順序と理由を知る由も義務も権利も無い。 4年間の思い出を抱え込んだ赤の他人。 それでも僕らは繋がっていた。 こっちの世界には僕ら2人だけ。 インターネットの世界ではトラバだのマイミクだのって叫んでるけど、それはあっちの世界の話。 企業のM&Aも、国と国とのイザコザも、テレビに出て来るインチキ霊能者の言う前世からの運命も、全部あっちの世界の話。
改行はわざと?
562 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/24(火) 19:30:08
>>560 悪い意味で大砲の弾が頭を直撃した感じ。
冒頭の独り言には敢えて触れないが、「そう言って〜」から駄目だ。
てか、泣くのが早いか笑うのが早いかなんて疑問を抱くのは結構だが、
>赤の他人の僕にはその正確な順序と理由を知る由も義務も権利も無い。
の部分の「順序」は邪魔じゃない?
本当は順序なんて大袈裟に疑問視してないのだろうし、嘘っぽい文章に読める。
>企業のM&Aも、国と国とのイザコザも、テレビに出て来るインチキ霊能者の言う前世
>からの運命も、全部あっちの世界の話。
一昔前の旬な話だね。でも雰囲気にそぐわないので却下。
563 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/24(火) 19:38:34
>>558 酷評者にいちゃもんつけることしかできない能無し。自分の見解は全くなし。
こういう奴に限って犬死するんだよ。
過去のちょとした成果にすがりついたまま腐っていく人間の典型パターン。
564 :
550 :2006/10/24(火) 19:53:35
みなさん、どうもありがとうございます。 意見を総括すると、やはりセリフがネックみたいですね。 その次の地の文については自分でもちょっと詰め込みすぎかな?と思ったのですが、友人のセリフであることを なるべく早くに提示したいのと軽くでも状況を明かさないとという気持ちがあって、結局こうなってしまいました。 読み手の心を掴むのも上手くいかず……まだまだ力不足ですね。精進します。 どうもありがとうございました。
>>560 西尾維新っぽい。良くも悪くも。
独特の言い回しと特異な雰囲気。
まあ俺は嫌いじゃないし、むしろ好きなんじゃないかなとか思う。
他の文章も読みたい。
ホムペ晒してちょ。
567 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/24(火) 20:03:52
20時になりました。 ここから自演タイムです。
568 :
566 :2006/10/24(火) 20:06:28
569 :
374-377 :2006/10/24(火) 20:08:31
僕の日記はどーでしょうか? ボコボコに酷評お願いします。
570 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/24(火) 20:08:41
面白い小説を書いてくるやつがいないな。
571 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/24(火) 20:12:50
573 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/24(火) 20:13:49
574 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/24(火) 20:14:46
>>570 お前が書け
まぁ、ちんこ野郎はここの住人以下のレベルだろうがな。
575 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/24(火) 20:17:09
>>569 散々酷評されてんじゃん。
碌でもないって。
576 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/24(火) 20:18:13
>>560 泣き笑いに正確な順序を意識するのは邪魔っていう
562の意見の通りだと思う。そこらに創った嘘っぽさは確かに感じる。
ただ、「赤の他人」と「4年間の思い出を抱え込んだ関係」を相対させ
「泣き」と「笑い」の順序がわからないことで、
感情が混沌とした間柄を伝えたいのはわかる。
そして、愛憎が同根である二人のつながりへと落としていって、
それが二人だけで共有する世界といいたいのもわかる。
けれども、あっちの世界とこっちの世界の区別によって
区別された読者は、感情を差し挟む余地なく
気持ちを移入できずに見放すしか道がない。
そういった意味で引き込む魅力が足らないかと。
ただ、二人の関係が特別と思わせる甘美でへろへろっとした
恋愛関係の描写が続けば、
二人のどちらかに自分を投影していく可能性はあるかなと。
577 :
560 :2006/10/24(火) 20:21:51
度々携帯からすんません。
>>561 携帯からなんでとりあえず改行、です。
>>562 順序は、たしかにネタのタネレベルでした(笑)
精進します。
>>565 実はもの書いたことも何もないビギナです。強いてあげるならモリヒロシの授業受けてたくらいで。
文はこれから書いていきます。
>>576 うげ。つたない文でそこまでついてくるなんて。ここ面白いね。ありがとうございますです!
ていうかid存在しないんだね。この板。ここでホムペ晒せれば自演祭楽しめたのに。
ついてくるって言葉はエイエイのほうで、マッテヨーのほうじゃありません。
580 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/24(火) 20:30:12
>>580 おれはなかなか的確でとおもったがな。
批評に向いている奴と執筆に向いてる奴は同一人物じゃないだろ。
喧嘩したいわけじゃなから気にしないでくれ。
>>581 的確っていうか、ちょっと深読みしすぎのような気もしたけどな。
583 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/24(火) 20:37:46
>>579 テキトー振りが文体によく表されているなーって思ったけど、
冒頭の文章がなかったらそれほどでもないことに気が付いた。
予め釘を刺しておくことって大切だねって改めて納得させられた小説でした。
ありがとう。
>>582 かも。しれない。初の文章の一部でしょ。
でも、そうじゃない。かもしれない。
無意識でそういう表現が出来ているかも知れない。
585 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/24(火) 20:39:52
>>582 自演の恐れ大だよ。
今自演タイムらしいし
>>581 いや、皮肉で書いたんじゃなくて、純粋にこういう風に考えられる人が自由に文書いたら、どんな文になるんだろっかなって思っただけだぜ?
まあ誤解を生むような書き方をした俺が悪かった。
>>576 には、是非なんか書いて欲しい。
588 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/24(火) 20:56:40
>>586 あー。そういうことか。それなら同意。間違いなく同意する。
590 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/24(火) 21:23:57
誰か晒してくれ。 出尽くしたよー
591 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/24(火) 21:38:59
>>りく戻ってこい。酷評してやるから書け。
皆さんレスありがとうございます。
>>534 >「つづく」で締めるのやめてくれ
それは出来ません。ポリシーですから。
>535
>本部には-->本部「では」 喧噪に輪をかけた-->喧噪に輪を「かけて」
気を付けます。御指摘ありがとうございます。
>>540 >まったく論外だな。あきらめたほうが良いよ。
酷評ありがとうございます。
>>539 >創造力は素晴らしい。見習いたいほどだよ。
ありがとうございます。
誉めていただくとモチベーションが上がります。
>ただ残念なのは、文章が他人を意識したものじゃないことだ。
すみません。たしかに独りよがりな部分が多かったと思います。
結構遠大な物語の高僧が自分の中にあって、登場キャラやメカもある程度の数に及ぶのに、
実際には本文中には主要登場キャラの1/3程度しか出して(出せて)おらず、その上専門用語続出では
評者の方が混乱されるのも詮無い事だったかも知れません。
次からは、ある程度文章だけでシチュエーションが分かるように心がけます。
>>536 >>539 >そういう話は嫌いじゃないから、できれば一気に読みたい。
>拾ってくれる人にアプローチしてみてもいいんじゃないか?
「読みたい」と仰って下さる方がいらっしゃる事は大変有難いのですが、
本業(絵の勉強)もやらないといけないので、申し訳有りませんが
出没の機会は相当ムラが出来てしまうと思います。
まとまった話が書けましたら
ttp://www6.atwiki.jp/kata/にでもうpさせていただきますので 気長に待って下さると嬉しいです。
594 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/24(火) 22:20:02
>>579 まず基本なんですが、セリフ→描写→セリフ→描写の
繰り返しが続くと読みにくくなります。
ある程度セリフを固めるようにして下さい。
次に情景描写が足りません。
主人公と田沢の位置関係もわかりません。窓から外を眺めている
ならそういう描写が必要です。
評価E
>ポリシーですから。 アヒャ
>>594 >まず基本なんですが、セリフ→描写→セリフ→描写の
>繰り返しが続くと読みにくくなります。
>ある程度セリフを固めるようにして下さい。
なるほど。たしかにそうだ。
なんだかなあ〜って思っていた原因がわかった。
勉強になった。
597 :
590 時間潰しにどうぞ :2006/10/24(火) 23:11:01
富士山までドライブしようなんて言い出したのは僕だった。高校時代からの友人達三人と深夜を迎えようとする時間帯のファミレスで惜しみなく煙草を吹かし合うもなかなか会話が 弾まなかったから、冗談のつもりでつい洩らしてしまっただけだった。早速有吉が運転する軽自動車に乗り込み、交通量が疎らになった道路に飛び出した。ここから富士山までは三時間 ばかしかかると、有吉が得意げに思い出話を交えて教えてくれた。それからもう二時間ほど経つ。 僕は車内の音に耳を立てたまま、助手席の窓から外の闇をひたすらに眺めていた。後部座席の加藤と北村が窓を全開にして煙草を吹かしているせいで、会話はないものの風を切る音が やたらに煩い。くねくねとした山間の道を走っているからだろうか、運転をしていない僕も神経が尖っているようだ。本当の理由はわかっている。山道のせいなんかではなくて、 もう昔みたいに言葉を織り合うことができなくなった僕達の関係に危機感を募らせているからだ。 今はあの頃とは違って、四人がそれぞれの世界で生きている。もしかしたら僕と同じように有吉達も新たな趣味を見つけ出しているのかもしれない。でも、それが何であるのかなど 僕には見当もつかない。バックミラー越しに北村を窺うと、北村は白い煙をふぅっと吐いていた。その表情は何かに思いを巡らせているようで、心ここにあらずと言った具合だ。昔なら誰よりも 口煩かった北村だが、その面影は消え失せてしまっている。 また窓の外に視線を戻すと、あぁっと抑え切れなかった欠伸が洩れた。運転する有吉に失礼かなと思い目を向けると、有吉は視線を前方に貼りつけたまま小さな溜息をついた。 その横顔は北村のそれと似ていて、心だけを遥か彼方へ飛ばせているようだ。 今の僕には有吉達の貝殻しか見ることができないのかもしれない。黒い髪が生えて、目と鼻と口がある顔があって、上着とズボンを纏った貝殻。どんな悩みを抱いているのかとか、 どんな弱味があるのかとか、それすらも見透かせないようになったのは自分達の貝殻を閉じてしまったからなのだろう。だから表面の色しか見て取れない。僕達は変わってしまったのだ。 それに、昔みたいに貝殻をこじ開ける勇気はもうなかった。 富士山まであとどれくらいだろうか。僕達を乗せた車は、闇を模索しながら走り続ける。
おまえは病気なんだよ アスペルガー残飯 ビョーキには勝てない 運命には逆らえない おまえは私に手を出したときに破滅することが決まっていた さあ、全国300万の残飯サンバファンが待ちかねている 今週けの残飯大発作だ イッテミヨー!
599 :
597 :2006/10/24(火) 23:14:49
さっき携帯で急いで作った小説なんで誤字脱字があるかもしれませんが、 それも含め厳しく批判お願いします。 てか、誰か投稿してよ。
600 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/24(火) 23:15:52
私の文章ではないのですが、今読んでいる本の以下の部分が何度読んでもよく意味がわかりません。 哲学者の名前以前の問題でわかりません。解説おねがいします。 「マルクスは、ヘーゲルが、カントにはじまるドイツ・イデアリスムスが強調した自己意識や精神による 対象構成・創造の働きを、歴史と人間自身の形成原理として、<対象化>の活動としての『労働』をとらえた と解釈し、高く評価した。」
601 :
440 :2006/10/24(火) 23:20:50
>>456 >上手い。
嬉しいです。照れます。
>「さわやかな」「談笑」
言葉を選びには気をつけていきたいです。具体的な指摘とても参考になります。
>>461 >書くことの意味が読めない。
考えさせられます。ありがとうございます。
>>583 >予め釘を差しておくことって大切
ですよねぇ。
>ありがとう
こちらこそ。
>>594 >読みにくく
出来るだけ読みやすいものを作るように気をつけているつもりですが、もっと気をつけていきたいです。
>そういう描写が必要
しっかりと描写をするように心掛けたいと思います。
>評価E
Sと言われるように頑張ります。
602 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/24(火) 23:23:06
マルクスは、ヘーゲルがカントが言い出した『働かざる者食うべからず』は真理だなって言ったのを、確かになって思ったんだよ。
>>601 お前の返レス、書いてる小説みたいに中身が無いのな
>>600 こうした哲学書は、辞書に載っている単語の意味をそのまま置き換えたような
訳語が、伝統的に使われていたりするから、すぐに理解できる日本語になっていない
場合が多い。その読解が哲学あるいは内容の難しさだと勘違いしてしまう。
>>594 >>440 の流れならセリフ→描写→セリフ→描写ってのはありじゃね?
アレはセリフと動きと主人公の心の中の同時進行をテンポ良く見せようとしてたんじゃね?
あんまセリフばっか連なってると深刻な描写不足になるんじゃね?
>>440 何かを意図して実験的にあの書き方を選んだのかなと思ったけど、
その目的がはっきりしないので、読みにくいのは確か、
プロを目指すなら、読みやすくする工夫は常に必要だ。、
>>600 まず文章の幹は
「マルクスは、高く評価した」
なにを?
「ヘーゲルが、『労働』をとらえた 」ことを(そう解釈して)。
どんな労働?
「<対象化>の活動としての」
どのようにとらえた?
「歴史と人間自身の形成原理として」
形成原理としたのは何を?
「自己意識や精神による対象構成・創造の働きを」
で、その自己意識やなんたらは
「カントにはじまるドイツ・イデアリスムスが強調した」ものだ。
面倒臭いから、
「マルクスは、ヘーゲルを高く評価した」だけを頭に入れて
読み流せばいいかも。
608 :
600 :2006/10/24(火) 23:53:17
皆様、アドバイスありがとうございます。 なんとなく掴めてきました。この部分にだけ拘っているとこの本全部が訳わかんなくなりそうなので、 マルクスはヘーゲルを褒めたらしい、ってことにして読み進めてみます。
>>600 A マルクスは、
B ヘーゲルが、
C カントにはじまるドイツ・イデアリスムスが強調した自己意識や精神による対象構成・創造の働きを、
D 歴史と人間自身の形成原理として、
E <対象化>の活動としての『労働』をとらえた
F と解釈し、高く評価した。
ヘーゲルはCをDとしてとらえなおし、Eという成果を上げたとマルクスは解釈し、
マルクスはヘーゲルのこの業績を高く評価した。
610 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/25(水) 00:07:47
>>600 の文章の構成は分かるけど、言葉の意味が皆目分からない。
「自己意識や精神による対象構成・創造の働き」
「対象構成」?
「創造の働き」って
創造の機能のこと? 創造がもたらす働き?
(訳者が原文を本当に理解しているのなら、もっと分かりやすい日本語にできると思うんだがね)
「歴史と人間自身の形成原理」
「<対象化>の活動としての『労働』をとらえた」
これを噛み砕いて説明できるのなら、最初から噛み砕いた言葉で訳して欲しいものだ。
>>604 禿同。
久々にシドニィシェルダンを超訳で読みたくなってきた。
612 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/25(水) 00:26:13
質問。りくってやつなんで叩かれてるんだ?
>>600 リライトしてみた。
マルクスはヘーゲルを褒めておった。
カントが親分のドイツ・イデアリズムってのがあってな、そいつらが強調していたのが、
こういうことや。
人は頭のなかでいろいろ考えたり創り出したりする。意識や精神というものは大事なもんやと。
ヘーゲルはそれを更におしすすめた。
大事なんてものやない、形成原理なんやと。
歴史の形成原理であり人間そのものの形成原理なんやと。
ほな労働ってなんやねん? 食うために仕方なくやるんか?
違う。これも同じく形成原理なんや。
そうヘーゲルは言ったとマルクスは解釈して、やつを褒めた。
――駄目だ。”<対象化>の活動としての”が書きようがない。挫折。
614 :
597 1/2 :2006/10/25(水) 01:07:56
今パソコンで確かめたら、この上なく読み辛かったので投稿し直しました。 すみませんでした。 二分割しましたので、酷評よろしくお願いします。 『深夜ドライブ』 富士山までドライブしようなんて言い出したのは僕だった。高校時代からの友達三人と 深夜を迎えようとする時間帯のファミレスで惜しみなく煙草を吹かし合うもなかなか会話が 弾まなかったから、冗談のつもりでつい洩らしてしまっただけだった。早速有吉が運転する 軽自動車に乗り込み、交通量が疎らになった道路に飛び出した。ここから富士山までは 三時間ばかしかかると、有吉が得意げに思い出話を交えて教えてくれた。それからもう二時間ほど経つ。 僕は車内の音に耳を立てたまま、助手席の窓から外の闇をひたすらに眺めていた。 後部座席の加藤と北村が窓を全開にして煙草を吹かしているせいで、会話はないものの 風を切る音がやたらに煩い。くねくねとした山間の道を走っているからだろうか、 運転をしていない僕も神経が尖っているようだ。本当の理由はわかっている。 山道のせいなんかではなくて、もう昔みたいに言葉を織り合うことができなくなった 僕達の関係に危機感を募らせているからだ。
615 :
597 2/2 :2006/10/25(水) 01:10:52
今はあの頃とは違って、四人がそれぞれの世界で生きている。もしかしたら僕と同じように 有吉達も新たな趣味を見つけ出しているのかもしれない。でも、それが何であるのかなど 僕には見当もつかない。バックミラー越しに北村を窺うと、北村は白い煙をふぅっと 吐いていた。その表情は何かに思いを巡らせているようで、心ここにあらずと言った具合だ。 昔なら誰よりも口煩かった北村だが、その面影は消え失せてしまっている。 また窓の外に視線を戻すと、あぁっと抑え切れなかった欠伸が洩れた。 運転する有吉に失礼かなと思い目を向けると、有吉は視線を前方に貼りつけたまま 小さな溜息をついた。その横顔は北村のそれと似ていて、心だけを遥か彼方へ飛ばせているようだ。 今の僕には有吉達の貝殻しか見ることができないのかもしれない。黒い髪が生えて、 目と鼻と口がある顔があって、上着とズボンを纏った貝殻。どんな悩みを抱いているのかとか、 どんな弱味があるのかとか、それすらも見透かせないようになったのは自分の貝殻を 閉じてしまったからではないだろうか。だから表面の色しか見て取れない。僕達は変わってしまったのだ。 それに、昔みたいに貝殻をこじ開ける勇気はもうなかった。 富士山まであとどれくらいだろうか。僕達を乗せた車は、闇を模索しながら走り続ける。
この川の向こう側に、あなたの探しているものがあるよ。日に焼けた上半身を惜しげもなく太陽に晒した少年は、初対面であるはずの ぼくに親しみさえ込めてそう言った。寝転がったままぼくを見上げる視線は優しさに満ちていて、素足の裏には石で切ったのか、血が滲 んでいた。黒髪を短く刈り込んだだけのシンプルな髪型が、少年の美しいあたまのかたちを際立たせていた。久しく人に逢っていなかっ たからか、少年の朴訥な顔立ちが気に入ったのか、根拠のない言葉を信じてもいいと思った。だけど川はなかった。丘の上にぽっかりと 開けた狭い草原にあるのは、一本の木とひとつの太陽と無数の草だけだった。 川なんてないだろう、ここは草原なんだ、丘の上なんだ、水は高いところには流れないんだ。だいいち、あったところでわたる手段が ないじゃないか。しゃがみこんで言うと、少年はぼくの目を見て、あたらしい玩具を与えられた子供のように笑った。川がないって、な にを言ってるの。目の前にあるじゃない、ほら、これだよ。これが川だよ。少年が指差したのは自分の体だった。またげばいいんだよ。 それだけで、新しい世界に踏み出せるんだよ。 見上げれば空は割れていた。ぼくの真上をきわみに、右に下ればより青く明るい昼に、左に下ればより黒く暗く夜に、天球は昼であり、 夜でもあった。少年は、夜の底で眠っているようだった。ぼくは昼と夜のさかいに立っていた。探しているものがなんだったのか、思い 出すことさえできなかった。問題を整理すれば、右と左のどちらに往くかに尽きるのだと思った。 どうするの。またがないなら、他のところに行かなきゃならないんだ。予約が詰まっているから。少年がつまらなそうに瞼をこすった から、ぼくは少年のほほを撫でてから立ち上がった。いや、またぐよ。行く。この先に。少年は表情を消して目を閉じた。じゃあ、はい、 行きな。 ぼくは、彼を、またいだ。
617 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/25(水) 01:23:19
>>613 いいか。坊や。
ヘーゲルは正に反が融合して合になると喝破した。
つまり、原因に反原因が係わり結果となる。
結果は、原因と反原因により生じたものであるが
この結果は原因でも反原因でも無い。
これを数式に表すと、
1+1=2ではなく、1+1=3と成る。
これを<対象化>の活動(物の進化の原理)とし、
「歴史と人間自身の形成原理」と言ったのであるw
簡単ぢゃんw
やっとのことで思いついてタイプした一行を、次の瞬間には削除する。そんな非生産的な作業を何十回と繰 り返した後、とうとう俺は、書きかけていたその原稿ファイルを閉じてしまった。三時間パソコンの前で粘っ たが、残ったのは煙草の吸殻だけだ。応募したい懸賞小説の締め切りは、残り一週間を切っている。この調子 だと、今回は断念せざるを得ないかもしれない。 俺はふぅっと大きくため息を付くと、ファイルを閉じたそのマウスカーソルをそのまま移動して、インター ネットブラウザを開いた。そしてお気に入りの中から「2ちゃんねる 創作文芸板」と書かれたフォルダを選 び、マウスの左ボタンを軽く叩く。 創作に行き詰まったときにここを訪れるのは、俺の習慣になっていた。良くない習慣、ということは自覚し ているつもりだ。ここは「創作にまつわる情報交換の掲示板」と謳っているが、書き込みのほとんどは無意味 な雑談と、思いつきで書かれたようなちんけな作文で占められている。得られるものは少ない。最初にここを 訪れたとき、「俺はこんな奴らを相手にしている暇はない。自分の作品に集中するべきだ」と思っていたのが、 ちょくちょく「こんな奴ら」の駄目さ加減を確認しているうちに、いつの間にか俺も立派に「こんな奴ら」の 仲間入りを果たしていた。 ずらりと並んだ記事の中から、適当に目に付いたもの一つを選び、ざっと目を通す。 18 名前:名無し物書き@推敲中? 投稿日:2006/10/23(月) 22:52:55 2get!!!!!!! 19 名前:名無し物書き@推敲中? 投稿日:2006/10/23(月) 22:52:55 ちんちん シュシュ 20 名前:名無し物書き@推敲中? 投稿日:2006/10/23(月) 22:52:55 >16 するよ 21 名前:名無し物書き@推敲中? 投稿日:2006/10/23(月) 22:52:55 >20 しないよ
どうでもいいやり取りのオンパレードだ。だが無秩序に落ちていくようなこの感覚が、俺にはとても心地良
かった。俺は漫然とスクロールボタンを指先で転がして行く。読んでいるというより、ほとんど眺めていると
いった状態に近い。そうしてその記事の最後のほうまで来たとき、思わず俺はスクロールしていた指を止めた。
気になる書き込みを見つけたのだ。
482 名前:名無し物書き@推敲中? 投稿日:2006/10/23(月) 22:52:55
ここが伝説の「物書きの天使のスッドレ」。ここに書き込んだら、きっと良いことがあるよ。
1000取り厳禁。
ttp://book3.2ch.net/bun/000000xxx1 483 名前:名無し物書き@推敲中? 投稿日:2006/10/23(月) 22:52:55
>482
中の人、乙。
――物書きの天使のスッドレ?
聞き覚えのある言葉だった。……そうだ、この間、新人賞を受賞した人が、雑誌のインタビューでそんなこ
とを言っていたような気がする。俺は本棚を漁り、そのインタビューが掲載されている雑誌を探した。比較的
最近の号だったため、すぐに見つかった。
『とある掲示板にですね、物書きの天使のスッドレ、という伝説のトピックがあるんですよ。そのトピックに
書き込むと公募新人賞は必ず受賞する、という伝説がありまして。半信半疑だったんですけど、僕はそこに書
き込んだから、受賞したのはそのお陰かもしれませんね』
確かにその雑誌には「物書きの天使のスッドレ」という単語が載っている。俺は雑誌から目を上げ、再びモ
ニターを覗き込んだ。
(ここに書き込めば、俺も作家デビューできるってことか?)
しかし、どうにも疑わしく思えた。話がオカルトめいているし、もしそんなトピックが本当にあるにしても、
このリンク先が本物だとは限らない。以前、何も考えずにリンクをクリックしたら、死体画像が画面いっぱい
に出てきたという苦い経験がある。また、直後の書き込みから、流行のコピペとも想像できる。
少し迷ったが、俺はリンクをクリックした。嘘だってかまわない。死体画像が出てきたら、すぐに閉じれば
いい。比較的、軽い気持ちだった。
620 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/25(水) 02:05:00
アスペルガーはもっとツライだろうなぁ バカペルガー残飯(←ATOK標準単語登録済み)
アスペルガー症候群も含め、自閉症患者のコミュニケーション能力の欠如は一般人のそれとは異なる。 コミュニケーション能力の欠如は他者の対象化の失敗・不能によるものに起因しているのに対し健常者のそれは他者を対象化した上での失敗・不能なのである。 人文科か医学科にでも行くべきだったかな?後者は能力的に無理だったけど、こういうの好きだ。
二文目「高校時代からの〜」はもう少し推敲できるはず。 >それからもう二時間ほど経つ。 今は出発して2時間後で過去に思いを馳せているはずなので、「あれから・・・経った。」とかかも。 後半三段目。貝に髪の毛生やしたり服を着せなくても「お互い見透かせなくなってしまった」という部分で読み手は理解できると思う。 >勇気はもうなかった。 「もうない。」がいいかも。 闇を模索するというより闇の中を模索してるんだよね。 よく書けてると思うし、個性もある。その個性のためか前半の文はどうも冗長。 僕ならもっとばさばさ切って書くかな。
上のは
>>597 さんへの感想です。
で、
>>616 さん。
何度か読み返しました。で読み返した結果ヨクワカラナクナリマシタorz
叙情的な雰囲気がいいと思います。酷評としては
考えていることをすべて描写したいのは分かるんですが、寝転がったまま見上げてくる少年の足の裏が見えちゃうのは少しキモい気がします。
625 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/25(水) 06:23:11
>>600 心の中にある善と悪が摩擦を起こすと新しいスタイルを求めるため、
その働きは創造ということになるから、つまりは歴史や人間自身を形成する原理だ。
労働ってのもその原理にもとづく活動の一つやっちゅーねんって言ったカントは、
関西人にしとくのが勿体無いとマルクスが評価した【超訳】
>>614 如何にも「さっき携帯で急いで作った小説」。
「時間潰しにどうぞ 」といわれてもね。
自分で推敲したら?
627 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/25(水) 09:39:16
追伸。 私はもちろん奥野はフって親友を選びました。奥野はそのあとすぐに別の彼女が出来て、えり子は「あんなヤツ選ばなくて良かった」とぼやいてました。
赤信号で9人の人が待っている。車は来ない。 1はだれか一人が赤信号を守らずに渡ったら、自分も渡ろうという考えの人間。 2は一人が渡っただけでは渡らないが、二人が渡ったら自分も渡ろうという考えの人間。 3は二人が渡っただけでは渡らないが、三人が渡ったら自分も渡ろうという考えの人間。 4は三分の一以上の人が渡ったら自分も渡ろうという考えの人間。 5は半分の人が渡ったら自分も渡ろうという考えの人間。 6は半分以上の人が渡ったら自分も渡ろうという考えの人間。 7は三分の二以上の人が渡ったら自分も渡ろうという考えの人間。 8は渡らない人が自分のほかに一人しかいないのであれば自分も渡ろうという考えの人間。 9は全員が渡ったら自分も渡ろうという考えの人間。 この状態では、全員が赤信号を守る結果となる。渡る人はひとりもいない。 しかし、ここに、 10 誰も渡らなくても、自分は渡る。 という人間が現れると、 それを見て1が渡り、それを見て2が渡り、それを見て3が渡り……、 全員が渡る結果となる。 全員が違う考えの持ち主なのに、結果はゼロか全員かしかない。中間はない。 劇的変化というものが出現する所以である。
629 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/25(水) 10:47:18
>>527 なにもない空き地の現在と、心に思い描いた意欲が対比されて
「あさみの家建設」への期待が高まります。
小さいながら一国一城の女王に君臨しようとする野望は
応援したくなりますが、いささか独裁的で鼻持ちなりません。
たとえば、地面に空き地の神様が棲んでいて、
ここに住んでもいいかと殊勝な問いかけをして許しを請うたのちに
女王として君臨する決意をあらわすなら、
可愛らしいところを持っているあさみの計画を
読者は俄然応援する気持ちになります。
直感で何かを感じて行動した『あさみの家建設予定地八丁目』ですから、
見えない力とやり取りをする地鎮祭が必要だと思います。
631 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/25(水) 11:34:45
632 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/25(水) 12:33:24
気付いた時には僕の心の隙間という隙間には細かく小さく苦い思い出がぴっちり詰まっ ていて、それらを取り除くことは出来なくなっていて、それらは僕のことをたまには喜 ばせはしたが、どうやら落ち込ませることの方が得意だったようで、僕はゾワゾワイラ イラさせられた。その八つ当たりの対象が彼女になることで僕は罪悪感と自己嫌悪を感 じつつ、それらから快感を得ていた。退廃的な博愛主義者。自分のことをそう呼んで、 ニヤニヤしても、彼女はひたすら怯えるだけ。彼女は顔の痣が消えると(と言っても一箇 月の内三日間限定だけど)、彼女に言わせると親友、セックス付きの、に会い、また僕に 殴られた。今日で記念すべき十サイクル目。数えてる僕もその事実に驚愕。人ごとのよ うに虫酸が走る。そしてそんな自分に自己嫌悪。このあたりも見事にサイクル。不細工 にリサイクルされた僕らには相応しいね、アハハハハ、ボゴ。 彼女は動かない。まあ永久機関なんか存在しないよな。そして、そいつのために涙を流 すことが恥ずかしくて、クルクルクルクル空を舞って、日本の誇るべき永久機関の歯車 であるはずのサラリーマンの蠢くアスファルトにキスをする。痛ぇ。
633 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/25(水) 13:12:31
>>616 無駄なものを排除して主人公の決断にスポットライトをあてていると思います。
少年の体を川に見立て、またぐことで世界や人生が変わるスイッチになるのは
三途の川のようで哲学的な面白さといったところ。
ただ、主人公が立ち止まる「現在」と
一歩踏み出て少年をまたいだ「未来」との位置関係を
人生選択の「左右」に置き換えているので、
「前後」と「左右」のイメージは重ねあわせにくく
読者は困惑してしまいます。
どちらが夜でどちらが昼かわからないのは狙いのうちとしても
踏み絵のような哲学的な設定ならば、シンプルなわかりやすさが必要です。
立ち位置などの関係が明白になればツジツマがあうのかもしれませんが、
現状では、少年をまたぐ行為の決断が、
少年という川を右に下るか左に下るかという分水嶺での選択に置き換えていると感じるので
少々強引に感じられます。
文章自体は巧みで、壮大な世界観が広がる魅力があります。
634 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/25(水) 13:26:01
635 :
吾輩は名無しである :2006/10/25(水) 15:16:19
636 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/25(水) 16:48:43
いまやって来た。 どうしても酷評して欲しい人は、 コピペで再掲してくれ。
637 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/25(水) 16:57:49
sageも知らない厨房が図に乗っていますね
ミクシィって招待されなきゃ入れないシステムだけど、 じゃあ一番最初の人は誰に招待されたん?
640 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/25(水) 17:23:54
641 :
636 :2006/10/25(水) 17:57:40
じゃあ、読むに値するものだけ再掲してくれ。
>>628 たくさんあるように見えるが10と1-9(だれかが渡ったら自分も渡る)という2種類の考えしかない。
可能性としては「信号を守って渡る」「信号にかかわらず渡らない」「向こう側にかわいい
女の子がいれば信号関係なく渡る」等も加えないといけない。
644 :
636 :2006/10/25(水) 18:26:25
>>643 >
>>628 >たくさんあるように見えるが10と1-9(だれかが渡ったら自分も渡る)という2種類の考えしかない。
>可能性としては「信号を守って渡る」「信号にかかわらず渡らない」「向こう側にかわいい
>女の子がいれば信号関係なく渡る」等も加えないといけない。
おかしいじゃねぇーか。
「人と反対を行く」はないのか?
645 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/25(水) 18:32:28
おかしいよ。 「青になったと勘違いしてピクッとする人」もいるはず!
646 :
636 :2006/10/25(水) 18:41:47
「私は信号機だ! 電球からLEDに生まれ変わった信号機だ。 青から黄に、黄から赤へ、そして赤から青へとループするダイオードの信号機だ。 仕事に忙殺されるのも分るけど、気付いたときには女としての盛りを失してしまう危険性がある。
647 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/25(水) 18:58:34
別紙は縦書き?それとも横書き? それと、応募シールなんて存在するの?
648 :
647 :2006/10/25(水) 19:00:44
誤爆です
649 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/25(水) 19:38:17
「赤で渡ろうとした者を引き止める」人間もいるかも知れない。 結局、あのルールは振り出しだな。
650 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/25(水) 20:02:23
20時になりました。 以降ネカマタイムです。
651 :
636 :2006/10/25(水) 20:07:50
俺は黒信号を待つ。 町田のTVCM(缶コーヒー)で「時代は黒だ」とかいうのがあった。 明日も休みだ。 変な時間に寝て、変な時間に目覚める予定。 そうすることで生まれ変わったような錯覚が味わえる。
652 :
636 :2006/10/25(水) 20:15:10
ああ、ダメだ。 睡眠をとらなければ、マジ死んでしまう。
653 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/25(水) 20:16:37
こんどごはん食べにいかない? いやならいいけど。
654 :
酷評をよろしくお願いします :2006/10/25(水) 20:58:05
瀬戸内海が打ち寄せる白浜に訪れたのは一年振りである。とは言っても、こちらの世界では どれほどの時が流れたのかはわからない。でも、この白浜はオレが異世界に迷い込む前までと 何ら変わった様子はない。浜を滑る波の音、漂流した廃材や発泡スチロール、吸い込む空気。 夜空を見上げれば、オリオン座を中心とするあらゆる星々が涙を浮かべたように輝いている。 やはりあの夜と全く同じ景色だ。そして、やはりオレは帰ってきたらしい。 目を閉じて深呼吸をしてみた。すると、胸の痛みが、いや、複雑な感覚が体中に広がった。 帰って来た喜びと別れの悲しみがどっと溢れたのだ。それら喜びと悲しみがもつれ合って目頭が 熱くなったかと思えば、潮風に吹かれて冷たく感じる涙が頬を伝った。 この世界で生きていけるだろうか。一度外れてしまった道に戻ることができるだろうか。 脳裏を駆け巡るものが多くて、オレはなかなか目を開けられずにいた。 以上です。
655 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/25(水) 21:33:27
>>654 個人的な好みがあるから、酷評する人も当然いると思うけど、
私は上手いと思う。
ついでに作者に質問したい。
こういう文章は、すらすらと頭に浮かぶものなの?
あるいは、例えば「.........吸い込む空気」まで書いて、ひと息つき
頭を抱えて、やっと次の「夜空を見上げれば.....」という表現が出てくるの?
あるいは、昔経験した情景を思い出しながら、スラスラと書いたの?
その状況によって、描写の密度が違うようが気がするので、自分もちょっと参考にしたい。
この文章に限ってで構わないので、お願いします。
>>654 冒頭だけ。
>瀬戸内海が打ち寄せる白浜
どうなんだろなあ。間違いではないんだろうが、なんか違和感。
――瀬戸内海の波が打ち寄せる白浜
いや、それでも違和感がある。「太平洋の波」とか「日本海の荒波」とかならふつうの表現なんだけどね。
「瀬戸”内”海」という言葉のイメージと「打ち寄せる」が合わないのだと思う。
固有名詞なんだから仕方ないじゃないか、という意見ももっともだが、たとえば「大寒町は温暖な気候で」とか
あったら変でしょ? ここは固有名詞のイメージのほうを優先させて、
――瀬戸内海のおだやかな波が白浜を洗っている。訪れたのは一年振りである。
とかにしたらどうだろかね。
>>654 冒頭の一文が意味がわからない。
×瀬戸内海が打ち寄せる→瀬戸内海は『場所』の名称。
○瀬戸内海の(穏やかな)波が打ち寄せる
×白浜に訪れたのは一年ぶり→『に』を用いるならば、『車で』などの手段を表す語句が後に来ないと不自然。
○白浜を訪れたのは一年ぶり
>浜を滑る波の音、漂流した廃材や発泡スチロール、吸い込む空気。
「浜を滑る」というのは波よりも風の描写っぽい。
打ち寄せるなどの反復性の感じられる言葉が欲しい。
最後の「吸い込む空気」は情景描写としては不適。
「吸い込む」という言葉には明らかに人間が介在している。
空気よりも風のほうがいい。できれば、波と風という『動』と
廃材・発泡スチロールという『静』は文として分けるべきかと。
僕は深呼吸をした。いや、有り体に言うと、ため息をついた。 左隣りの恋人からすれば一人でサッカーを見に来た寂しい男の精一杯の強がりに見えたのかも知れないし、右隣りのサラリーマンからすればそれは、自分の意思で自分の体を操っている自由を武器にして生きてるように見えたかも知れない。 でも答えは一つ。彼らは何も見ていないし、何も認めていない。 でもまあ、そういうもんだ。 そして、僕はそこに愛を感じる。男女の演技する愛でもないし、野良猫に向けた憐憫を前提にした愛でもない。 それは北海道の片隅で共生している別の生き物同士の感情に近い。近いと思う。 利害関係も何もなく育む愛は存在しない。 存在はするかも知れないけれども、二人が成長していく限り、静的な愛情なんて維持出来なくなる。 坂道を転がるように。
>>654 >夜空を見上げれば、オリオン座を中心とするあらゆる星々が涙を浮かべたように輝いている。
見上げなければ、輝いていないのか? というのはイチャモンとしても、
「夜空には〜輝いている」と素直に書いては駄目なのかね。
「あらゆる星々」もどうかと思う。”あらゆる”なんてあり得ないだろ? ハップル宇宙望遠鏡でし
か見えない星まで見えているのか?
「涙を浮かべたように」って比喩も感心しない。どんな輝きかたなんだか、想像できない。
大仰な表現は連発するほどに陳腐になる。
660 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/25(水) 22:36:11
>>654 時間の進み方が違う異次元から帰還した浦島太郎のような心情がよく描けてると思います。
当たり前の風景も生まれ変わって見れば新鮮な風景といった感動が届きます。
けれども、浜を滑る波の音のように、音から入ると光よりも闇が勝ち、あの夜と全く同じ景色とわかったことに理由を求めてしまいます。
人間が関心を抱く順番は音より光のほうが先ではないでしょうか。異次元から戻ってきたならなおさらでしょう。
もし、月明かりから描けば、そういった問題は解消するのではと感じます。あと、冬の星座オリオン座がでる透明で冷たい空気感をもっと描くと、
温度差があるぶん目頭が熱くなる感情の温かさがクローズアップしてくると思います。
661 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/25(水) 22:36:27
>>658 「恋人」ってのは「彼女」のこと?
それとも「アベック」のこと?
後者なら話がわかるけど、前者だとぽか〜んだ。
>何も認めていない
何も知らない、の方がいいんじゃない?
「認めていない」が指すものが「僕が感じる愛」なら意図していることはわかるけどね。
もしそうではないなら「何も知らない」で。
>>658 こういう文章が書きたいならば、是非筒井康隆の『虚人たち』を一読されたし。
書評については『新それでも〜』を参照のこと。
>>658 >左隣りの恋人からすれば
「恋人たち」とすればOK。
>右隣りのサラリーマンからすればそれは、自分の意思で自分の体を操っている自由を武器にして
>生きてるように見えたかも知れない。
なんでそう思うのか? わからん。
>そして、僕はそこに愛を感じる。
「そこに」ってどこになんだ? 「彼らは何も見ていないし、何も認めていない」ということにか?
で、なんで「北海道の片隅で共生している別の生き物同士の感情に近い」愛を感じるんだ?
「利害関係も何もなく育む愛は存在しない」んだろ? わからん。
まあ日記だったらね、なにをどう書こうがご自由にどうぞだが。
664 :
618・619 :2006/10/25(水) 22:58:33
>618-619 も酷評お願いします。
665 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/25(水) 23:18:16
エロビデオを探していたら押入れからウォーリーの本が出てきた。 性欲などどこふくぞ、懐かしさで胸の中の何かが渦を巻き何故か部屋を歩いた。 驚いたことに表紙にホコリもついていなければ汚れも少なかった。 普通こういうものはホコリまみれでくしゃみをしてしまうのが王道だ。 表紙をめくり一枚目、ウォーリーに赤ペンで下手糞な○が囲ってあるじゃないか。 さてこれからウォーリーを見つけようという楽しさを潰されたことより、 確かにこれに○をつけた自分がそこにいたということになんとか感がはるかに上回る。 ペラペラめくってもそこには赤ペンで案の定ウォーリーに○が囲ってあったが途中以降 水で塗らされた跡があった。それは少し茶色のように見えた。 おそらくコーヒーか何かをこぼしたのだろう。お茶のような感じは何故かしなかった。 ドジな子だなぁ昔の俺は・・・・ いやおかしい、ガキの頃の俺がコーヒーなんて飲むはずがない。 子供が飲む飲み物で茶色っぽいと言えば??? と馬鹿なことをかんがえる必要はない。 親が飲んでいたコーヒーをを俺が肩に引っかけ落としたのかも知れないし。 親が落としたのかも知れない。 しかし俺の頭でリサーチしているものは決して正しい答えではないであろう 子供が飲む茶色の飲み物。 性欲でも懐かしさでもなんでもない。くだらない疑問が結局最後に残ったのだ。 お願いしまーす
666 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/25(水) 23:30:36
>>665 俺のウォーリーを探せにも赤丸が付いてるよ。
ガキってのは未来を考えない生き物なんだなと、なぜだか羨ましく思う。
茶色い染、何なんだろうね。たまに見掛けるよ。
て、共通点がいっぱい!
>>665 >性欲などどこふくぞ
「性欲などどこふく風」あるいは「性欲などどこふく風ぞ」
それだけ。
>>655 上手いと思うのは結構だが、どこがどう上手いと思ったのかを書いてほしい。
ひと言も触れていない。
>>628 つまり、ひとりの革命家が誕生すれば、革命は起るということなんだな。
670 :
654 :2006/10/26(木) 00:23:14
皆様、酷評ありがとうございます。
>>655 この小説に限って言えば、「瀬戸内海沿岸の景色」が記憶にあるものです。
小説を書く時は、頭の中が描く世界で一杯になります。
だから私の場合は、想像の世界で目に見えるもの、肌に感じるものを
自分なりの言葉で描くだけです。
この小説は書き終わるのに十分程度でしたので、すらすら書いています。
実は、「瀬戸内海」という言葉だけで書き始めたものです。
話の主旨は、夜の瀬戸内海を思い浮かべた時に偶然閃いただけでした。
>>656 >>657 冒頭は実験的に試してみましたが、やはりやめた方がいいですね。
「波」を使わない方が、海全体を表現できるかなと思いましたが、
違和感を与えるだけの結果になったようでした。これからは普通に書きます。
あと、「白浜を訪れた」に直します。
私の体内からはまだ不潔な日本語が消えていないようで……
>>660 そこまで読解してもらえると嬉しいです。
音から描写してしまったことは特に反省ですね。
他にも細かいアドバイスありがとうございます。
しっかり意識して、手抜きをしないよう努めます。
皆様ありがとうございました。
これ以後も引き続き、どうか酷評お願いします。
671 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/26(木) 00:49:02
あのさあ 瀬戸内の波が打ち寄せる白浜、でいいだろ。 瀬戸内で充分通じるよ。 以上、瀬戸内の波がきらきらと光る広島県F市の住民よりのレスでした。
子供が飲む茶色い飲み物ってココアだろ
673 :
リャン :2006/10/26(木) 01:22:29
――――ここは土星。 いや、正確には土星の衛星である小さな小惑星のうちの一つ。 リューインだ。この半径三十メートルほどの小惑星に今、僕はいる。 どうしてこんな場所にいるのかって? 話せば長くなる。長くなるが、なるべく要点をかいつまんで手短かに話そうと思う。 僕は去年の八月三十日、今から九十三日ほど前になるが、 この高校の夏休みも終わりかけていたこの日に、しばらく会っていなかった アメリカの宇宙開発研究所に出張していた親父が家に帰ってきたんだ。 僕は、いつもと同じようにソファーに寝っころがりながら、 ショートケーキを食べてテレビを見ていたものだから、驚いたんだ。 「親父じゃないか、もう三年以上会っていなかったじゃないか!」 と、僕は後ろから肩を叩いてきた親父の顔を見上げながら言ったんだ。 すると、親父は平然を装って 「明日、お前、宇宙に一人で行ってみないか?」 なんて言いやがったんだ。 僕はよく意味が分からなかった。ただ、何か軽いジョークだと思って 「ああ、ぜひ行きたいね。学校の皆に自慢できるよ」 と軽く返したら、親父は急に僕をワケのわからない場所に連行して…… その後は何も覚えていないよ、睡眠薬か何かを飲まされてね。 とにかく宇宙に打ち上げられたんだ。そして、今ここにいる。 昨日まで…………九十二日間も眠っていたんだ。 さっき、通信機で連絡があったんだ。とにかく、今僕は土星の周りの小惑星 リューインというところにいるらしい。周りには何も無い。四畳半ぐらいの小さな部屋だ。 でも、窓から見える星空が綺麗だよ。ここからだと土星がとても大きく見えるんだ。
674 :
リャン :2006/10/26(木) 01:23:46
以上です、酷評お願いします。
675 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/26(木) 01:35:17
>>673 冒頭のインパクトを大事にしたいのはわかるけど、
「僕は去年〜」から台無しだ。
酷評してくれえ。 「では、インタビューの最後に一言。あなたは何故ミュージシャンを志したのですか?」 「何故、か……」 青年はそのよく陽の光を受けた麦藁のような薄い茶色の髪を揺らしながら微笑んだ。 彼の名は、鳴瀬響介。 微笑みながらも古代ギリシャの哲学者を連想させる憂いを帯びたその表情は凡人には到底近寄り難く、ミステリアスな魅力に満ちている。 歌えば小鳥が寄ってきて共に囀るという伝説を持つ天才ミュージシャンの呼び声高い若者だ。 「そうですね……」 だが、注意深く観察すれば気付くだろう。彼の目元に刻まれた年齢に似合わぬ皺を、柔らかい髪に混じる白髪を。 彼は、かつてアルバイトをしていた。 いや、アルバイト自体ならミュージシャン志望の若者ならよくあることだ。 芸術だけで喰っていけるほど世の中甘くはない。だが、目的と手段と目標がごっちゃになるとなると……非常に答えにくい。 (おい、イメージ戦略も考えろ) ドラマーの鈴村が鳴瀬の脇腹をスティックでこづく。 (わかってるさ……) やれやれといったように鳴瀬は鈴村にアイコンタクトする。
677 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/26(木) 01:59:44
>>676 まず、神視点はやめた方がいい。
この小説に限って言っても、神視点にすることによるメリットがない。
読み始めてすぐに投げ出したくなる。
>青年はそのよく陽の光を受けた麦藁のような薄い茶色の髪を揺らしながら微笑んだ。
>彼の名は、鳴瀬響介。
「青年」とせずに初めから「鳴瀬響介」でいい。
>麦藁のような薄い茶色
支離滅裂な表現
>微笑みながらも古代ギリシャの哲学者を連想させる憂いを帯びたその表情は凡人には到底近寄り難く、ミステリアスな魅力に満ちている。
凡人には近寄り難い? 言いたいことはわかるが、言うなら「庶民」とかじゃない?
>「そうですね……」
この会話文を挟む場所が悪い。
(おい、イメージ戦略も考えろ)の直前の方がいい。
>いや、アルバイト自体ならミュージシャン志望の若者ならよくあることだ。
>芸術だけで喰っていけるほど世の中甘くはない。だが、目的と手段と目標がごっちゃになるとなると……非常に答えにくい。
もし小説が減点方式で評されるなら、この部分だけで撃沈だ。
作者の感情を小説に込めすぎ。一種の陶酔小説だね。
あなたは書き始めてまだ二ヶ月も経たない頃だと思います。
これからも頑張ってください。
678 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/26(木) 02:24:46
>>673 >どうしてこんな場所にいるのかって?
>話せば長くなる。長くなるが、なるべく要点をかいつまんで手短かに話そうと思う。
この時点で、わざわざ話してほしくないと思う。
読者の大半が本を閉じたと思ってもいい。
>僕は去年の八月三十日、今から九十三日ほど前になるが、
>この高校の夏休みも終わりかけていたこの日に、しばらく会っていなかった
>アメリカの宇宙開発研究所に出張していた親父が家に帰ってきたんだ。
この文章を読んで何とも思わない?
「僕は」で始まりそれに係る述語もないままに、「父親が帰ってきたんだ」で終わっている。
最低の文章です。小学生以下の文章です。
>僕は、いつもと同じようにソファーに寝っころがりながら、
>ショートケーキを食べてテレビを見ていたものだから、驚いたんだ。
「だから」というのは理由を示す。
「僕」が驚いた理由は、ソファで横になってケーキを食べながらテレビを見ていたせいですか?
>親父は急に僕をワケのわからない場所に連行して……
急に連行するってどんな状態?
おそらく「強引に」や「早速」と言いたいのだと思うけど、どう?
あなたは小学生? 中学生?
大人の世界は厳しいけど、頑張ろうね。
頑張れば必ず上手になるから。
【角砂糖】 休日だが外へ出ていない。特に用事は無いし、部屋でアニメのDVDを見ながらダラダラしている。たのしい。 …なんか、ないかな。 食べ物‥と、台所で実家から送ってきた梨のダンボールを開けてみる。あ〜あ、又訳わからんものまで‥乾燥ワカメの袋と隙間に詰められた手の平サイズのカップ汁粉をどけてみると、角砂糖にインスタントコーヒー、ミルクも出てきた。 まだスーパーは開いていない。コンビニ、遠いよなぁ‥と、甘めの白っぽいコーヒーをいれ、再生ボタンを押す。 熱く甘いコーヒーがゆっくりと身体の中へおちてゆき、熱がひろがり、蓑虫のように巻き付けた毛布の爪先まで温まる。リモコン片手にアニメを見続ける。なんか、たのしい。 …あれ?今、朝だよな。 携帯電話は午前中、8時過ぎ。そうそう、まだ全然早い時間。‥、はぁーーーっ極楽の溜め息を繰り返し、次のDVDに入れ替えて続きを見る。部屋の白い壁の続きのような白いカーテンは2つともひかれたままだ。曇りガラスの引き戸もしめてある。 …もう1杯。 沸かし直したお湯をカップに注ぐ。後から角砂糖を入れる。ぐずぐず溶けて崩れてゆく。四角い角はほどけて白いカップの底でわからなくなる。続けてコーヒーを1匙、2匙‥コーヒーになった。 部屋へ戻って、再生ボタンを押す。寝転がりながらアニメを見続け、コーヒーから熱を流しこむ。 いつの間にか、本当の眠りにおちてしまったようだ。崩れた身体の爪先にカーテン越しの光がしみこんでくる。 僕は白いカップの底でぐるぐると掻き混ぜられる夢を見ていた。(終)
681 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/26(木) 03:23:31
>>679 三点リーダーは「……」の形で使う。「‥」は論外。
>台所で実家から送ってきた梨のダンボールを開けてみる。
→送られてきた
>再生ボタンを押す。
冒頭で「アニメのDVDを見ながらダラダラしている」と述べているのだから、
再生ボタンを押すのは不自然。
>毛布の爪先まで温まる。
言いたいことはわかるが、表現が好ましくない。
→毛布を蓑虫のように巻き付けた爪先まで温まる。
>携帯電話は午前中、8時過ぎ。
ここも表現が悪い。
→携帯電話の時計は午前8時過ぎを表示している。かな。
>続けてコーヒーを1匙、2匙‥コーヒーになった。
最近のインスタントコーヒーってそんなに進歩したの?
お湯に溶かすだけなんだぁ。へぇ〜。
>崩れた身体の爪先にカーテン越しの光がしみこんでくる。
→投げ出された足の先に
酷評とは別に横槍なんだが、インスタントコーヒーってそんなものじゃないのか?ネス○フェとか。 スプーンでまぜる描写が足りないってこと?
683 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/26(木) 04:28:51
>>682 いや、俺コーヒー飲まないからインスタントコーヒーの実態を知らなくて。
単純に感心しただけ。
紅茶みたいにパックか何かでじわじわ溶かしていくものかと思ってた。
>>683 紅茶でもインスタントの粉入れてお湯注いでまぜればできるのあるよ。
ココアは粉のしか見たことないが、もしかしたら緑茶も粉状(抹茶とは別に)あるかもね〜。
685 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/26(木) 06:11:17
>>670 質問への返答、有難う。
「上手い」と褒めたのは、あの数行の文章を読んで、あなたが書いた世界に
無理なく引き込まれ、そのまま次を読みたい気分になったためです。
かなり古い例だが、私にとっては、三島由紀夫や松本清張が書く世界がそうだね。
それぞれの世界も文体も全く違うのに、読んでいて疲れない、飽きない。
文章は、読んで読んで、書いて書いて書き続けるうちに必ず上手くなる。
三島の作品にだって「わが身の病弱の頑固な不変」とか、ここに書けば間違いなく(誰かに)
酷評されるような表現が随所にある。
あなたの表現には、一部文章の未熟さとは別にセンスを感じるし、
幅広いストーリーテリングの才能もあるようだ。プロはこれが必要だからね。
686 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/26(木) 06:16:57
>>670 >>685 の続き
上手い、心地よいと感じたのは、
「情景描写」と「心理描写」のバランスがいいためもあると思う。
687 :
654 :2006/10/26(木) 06:29:13
>>686 徹夜で執筆していて、小鳥の囀りを聞き一息つこうと掲示板を覗いてみたら、
グッドタイミングでした。
>>670 は私じゃありません。
あと、あんなに短い小説でそれほど感じてくださってありがとうございます。
寝不足でふらふらでしたが元気が湧きました。
また、酷評をよろしくお願いします。
「キャバクラ、ワンセット三千五百円ですが、いかがでしょうか?」 黒いズボンとスーツを着て、強烈な緑のカラーコンタクトをした若い男に路上で客引きされる。 私と部長は、居酒屋の帰りでだいぶ酔っ払っていた。 「部長、どうしましょうか、もう十一時半ですが」 と、私はろれつの回らない声で言った。 「まぁ、タクシーで帰ればいいじゃないか、中里」 部長は私の肩を叩きながら、だらけた声でそう言うと、客引きの男に付いていった。もちろん、私も一緒に行かないわけにはいかない。 「いらっしゃいませ」 若いボーイが威勢の良い声を出した。店内はミラーボールがピカピカと光っていて高級感漂う店だ。 客もかなり入っている。私と部長は一番奥の席に案内された。 六人ほどは座れるかと思えるほどのソファーに座り、ドリンクを頼むと、 二十、二十一歳ぐらいに見える女の子がやって来た。髪はロングで腰くらいまで伸びている。 多少は染めているのだろうが、綺麗な黒髪に見えた。均整が取れたとても綺麗な顔をしている。
彼女は軽くお辞儀をして、私と部長の間に座った。 「はじめまして、ミミヨンと言います」 彼女は、高い透き通った声を出した。 「ミミヨン? 面白い名前だね」 部長は、届いたカクテルをがぶ飲みしながら言った。 可愛い、ではなく面白いというところが素直な部長らしい。 「それで、早速なんですけどー。ミミヨンは喉が渇いちゃったな」 彼女は、席について二分足らずでドリンクをせがんだ。 飲み物の注文が自分の取り分となるのはキャバクラでは常識だが、 いくらなんでも早すぎる。少しは遠慮ってものが無いのだろうか。 「じゃあ、この焼酎をどうぞ」 と、私は自分が頼んだドリンクを彼女に差し出した。 すると、彼女は少しあっけに取られた顔をして、 「ミミヨンは焼酎じゃなくてシャンパンが飲みたいなー」 などと言い出す。仕方なく注文すると、 ものの五分もしないうちに飲み干し、次のドリンクをせがんだ。 「コ……コイツ……」 私は彼女の図々しさに辟易としてテーブルをひっくり返したくなった。 隣の席の部長も呆れている。私は、思い切ってズボンとトランクスを脱いだ。 「何するんですかっ?」 彼女は驚いて唖然とする。私はペニスをしごくと、飲み終わって空になったグラスに精子を注いだ。 「うわはっはははははははっははっ、どうだ、自家製のホットカルピスだ!ありがたく飲めよ!」 終始、隣に座って眺めていた部長は手を叩いて笑った。彼女は泣き出してしまった。 騒ぎに気づいたボーイが飛んできた……。 ここまでです。酷評オネガイシマス。
690 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/26(木) 06:49:31
^ω^)
691 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/26(木) 07:01:45
投稿されるものすべてがネタ臭い。
その中にあって
>>676 だが、短い間に「ミュージシャン」を登場させるからには
端的に“音”で感じさせたほうがいい。
職業や希望の矛先を他のジャンルに差し替えても通用する辺りが弱いのだ。
(短いながら)全体的に「静」を感じるのは、
>>677 が指摘するように「神視点」に貫かれるからで、
「三人称任意キャラ視点」辺りで攻めると
>>677 が云う「作者の感情を小説に込めすぎ。一種の陶酔小説だね」
との批判を躱すこともできよう。逆に一人称では「キャプテン翼」的となるから要注意だ。
バンドはひとりで音を出しているわけではないから、同時進行する事象(アンサンブル=エピソード)
のすべてを一人だけのチャンネルから出力するには無理がある。ひとりでドリブルを続けてゴールに蹴り込むか?
ロックバンドが登場する作品ならこれまでにもあったが、ミュージシャン側の共感を
勝ち得た作品はそれほど多くないと思う。
アンサンブルとは、いうなれば「出して張る」ところと「抜いて引く」ところの駆け引きなわけで、
最初から最後までひとりで張りまくっていると「張りのインフレ」を起こしてしまうのだ。
高校の文化祭に於ける下手くそバンドの一本調子を連想して欲しい。
一般のオーディエンスがフェーバリット・プレイヤーの演奏にそんなことを意識しないのは、
ミュージシャン側の技術のたまものなのだ。「Live盤」ではなおのことだ。
作品そのものが「曲」になっているか?
「チョンチョンヘラヘラヒャハヤッチャ」 「チャッ、チャラチャラ、オチャラッッツアアラ」 「ララララタガガラチャタチャタラララ」 「オワッチャ? キャカチャチャチャラ!?」 ここは、チャチャラッチャ星人が乗り込んでいる宇宙船だ。 二人の操縦士は現在、大きな危機に直面していた。 ―――日本語にするとこうなる――― 「おい、前方から巨大な隕石が接近中だぞ」 「よければいいじゃないか、何年操縦士やっているんだ」 「それが、操縦機が壊れているんだ……」 「なんだって!それじゃ、衝突するじゃないか!?」 操縦士、リリーはこの事態を聞いて、大声を上げた。 「なんだって、操縦機が壊れているんだ」 「わからない……だけど動かないもん」 もう一人の操縦士、パピエアンは悲しそうな声で言った。 泣きそうだった。もし衝突を回避できなかったら宇宙船に乗っている皆に申し訳がない。 この宇宙船には飛行士、軍人、職員、民間人など合わせて七千人が乗員していた。 そのほとんど、六千人は民間人だったが、彼らは祖国チャチャラッチャ星を捨てて 安住の地を求めて旅立っているのだ。
693 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/26(木) 07:06:12
>>688 文章は整っていて読みやすいです。
>若いボーイが威勢の良い声を出した。
→若いボーイが威勢の良い声をあげた。
「若い」はいらないかなと思ったんですけど、店の雰囲気を描写する意味で必要ですね。
「年輩のボーイ」だとしっくりきませんが、もし登場するならこれも有りだと思います。
初め、主人公は女性だと思って最後まで読み進めてしまいました。
でも当たり前として考えて、女性と二人でいる時は客引きされませんよね。
ところが、男性だと思って読んだら面白みがなくなってしまいました。
読ませて頂いた部分だけでの感想ですけど。
すみません。余談を挟んでしまいました……。
694 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/26(木) 07:10:02
>>688 最近の小説雑誌、パラパラめくってみるけど
こんなんばっかだよね。
好きな人には面白いんだろうけど。
695 :
693 :2006/10/26(木) 07:10:25
>>690 続きがあったんですね。
すみません。早とちりでした。
>>681 >>679 です。評価ありがとうございました。
表現描写のアドバイスを肝に精進しようと思います。
3点リーダー、済みません。使い方間違えていました。再生ボタン〜は、席を立つ時一時停止ボタン押しているかなと書いてしまったものです。
697 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/26(木) 07:49:14
>>673 気がついたら土星の衛星にいるといった着想は面白いです。
どんなことが起こるかワクワクするので。
けれども、その設定を支えるロジックが脆弱で、
しかも自分さえ知らないことを強調すると言い訳にしか聞こえません。
読めば読むほど土星の衛星にいることに疑念が増すのは当然でしょう。
語られる世界に入り込むどころか
むしろ冷めた気持ちで距離をとってしまいます。
読む側も土星の衛星に突然つれてこられるわけですから、
真っ先に通信機で連絡してきた親父の言い分は知りたいはず。
だって、地球に帰れないかもしれないんですよ。
また、ファンタジーとして空想で飛び越えているのなら、
宇宙開発にたずさわる親父の科学力の説明はいらないです。
698 :
654 :2006/10/26(木) 08:13:41
寝不足は深刻ですね。
>>683 >>670 は私です。
でもあなたに「上手いと思う理由を述べろ」と言ったのは私ではありません。
頭が惚けて何が何やら……。
699 :
654 :2006/10/26(木) 08:18:23
700 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/26(木) 08:31:32
>>689 酔っ払いゆえの日常ありえない下品な行動を上手に描いていると思います。流れはスムーズで顛末まで滞りありません。
けれども問題は、本人が語っているところ。現実感あってこそ聞き手を驚かせられる話なので、
ボーイや女の子など第三者の語り口のほうがいいでしょう。酔っ払い本人が語るなら懺悔や後悔の念が垣間見れないと恥ずかしい面白さはでませんね。
また、オチがこれだけではつまらないです。誰でも考えられる範囲ですから。
酔っ払った上司が女の子に飲め飲めと強要して、女の子に惚れてるボーイが駆けつけて飲み干すぐらいやれば、
自分は冗談でやったのに上司にボーイの間に確執をつくられて、次からオーダーする飲み物に対して、
ひょっとしたら毒が入ってるんじゃないかといった疑念で面白い話になると思います。ドリンクを置いて帰るボーイが振り返りざまにニヤリみたいな。
701 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/26(木) 09:05:09
オマエらに酷評させてやる。 その少年は何ひとつ荷物を持っていなかった。列車に乗るときは小さな紙袋 をひとつだけ持っていたのだが、その中身の握り飯は、上野駅へ着くまでに食 べてしまった。 車内でその握り飯の包みをひろげるとき、少年は少し恥ずかしそうにしてい た。みんな駅弁やサンドイッチを食べていて、今どきまん中に梅干しの入った 握り飯などを持って歩いている者はいなかったからである。 うしろから二輌目のまん中あたりの席に座ったその少年は、至って行儀よく 振舞っていた。トイレへ二度ほど立った以外、じっとその席に座って窓の外を 見つめていた。窓の外は暗く、夜行列車の客たちは大半が睡っていた。少年も 少しうとうとしたようだったが、それほど深く眠ったようには見えなかった。 外の景色は暗くて見えるはずもなく、少年はガラスに映る自分の顔を見つめて 朝を迎えたらしい。
お願いします。 夕日がななめに時計台にさして、大きなカステラにすっぱり包丁を入れた みたいに、綺麗に上半分だけが秋の火に輝いていた。貝殻を砕いて塗った 時計の文字盤がきらきらしてまぶしい。その中でただ黙々と動く時計の針 の、その影がわかるかわからないかの速さで伸びていくのをただじっと見 ていた。もうずっと小さい頃から、なにかに困ったり辛いことがあったら ものの影とか壁にうつる光とか、そういうものを飽きるまでじっと見るこ とに決めていて、なぜってそうすれば自分も太陽が空を歩くのと同じ速さ で歩いていける気がしたから。太陽は、いつもあまり急がない。そののん びりとした構えように、いつも自分もそうでありたいと思った。冷静でい たかったし、むやみに何かを悲しんだりしたくなかった。
703 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/26(木) 09:26:19
>>701 文章に癖がある。
「握り飯」「まん中」「睡って」
この三つの言葉は特に、作者の拘りが感じられる。
三人称の描き方も違和感なくプロ並。
てか、誰の小説?
>>673 >土星の衛星である小さな小惑星
「小さな小惑星」もすごいが、そもそも、なんで「衛星」が「小惑星」なんだ?
705 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/26(木) 09:46:30
>>701 酷評させてやるというだけあって上手です。
少年の目的を言わずして、静かな情景を淡々と描き、
何のために列車に乗っているのかと
関心が集まってくるように創られています。
走行音を省いたのは孤独感を浮き彫りにしたかったからでしょう。
細部についての考え方には相違はあるかもしれませんが、
握り飯は中身が見えませんから、
「梅干しの入った握り飯」は「梅干しだけの握り飯」のほうが現代では周囲に海苔がないことがわかりやすく少年の気恥ずかしい気持ちが露出すると思います。
また、少年が自分一人で作ってきたかもと想像をかきたてれば、
これからの旅への思いに期待が集まるので。
誰かの引用であってもそう思います。
>>676 >【そのよく陽の光を受けた麦藁のような薄い茶色の】髪
>【古代ギリシャの哲学者を連想させる憂いを帯びたその】表情
形容が長すぎ、重すぎ。「その」も使わないほうがいい。
>>679 上手くはない。描写の不足もある。間の取り方もいまいち。
でも、なんだかすごくいい味なんだよね。
>ダラダラしている。たのしい。
冒頭のこの表現がいい。この文が全体の基調を決めていて、その基調通りに文章がつむがれてゆく。
>リモコン片手にアニメを見続ける。なんか、たのしい。
中ほどのこの「たのしい」を入れるタイミングはドンピシャ。
>僕は白いカップの底でぐるぐると掻き混ぜられる夢を見ていた。
ああ、いいなあ、こんなふうにほんわかとしていたいなあと思わせる力がこの作品にはある。
感性はいいものあると思うよ。
作者は女性なのかな?
自信を持っていい。
>>688 アラばかり目立つ。
>黒いズボンとスーツを着て、強烈な緑のカラーコンタクトをした若い男に
スーツといえば上下を指すんだからズボンはいらないんじゃない?
「強烈な」も余計なような。
>店内は【ミラーボールがピカピカと光っていて】高級感漂う店だ。
高級感あるとはとても思えない。場末の店に使うべき描写だ。
>二十、二十一歳ぐらいに見える女の子がやって来た。
「二十歳くらい」でいいだろ?
>【綺麗な】黒髪に見えた。均整が取れたとても【綺麗な】顔をしている。
連発する効果が挙がっているとは思えず、語彙が貧弱なだけに見える。
>飲み物の注文が自分の取り分となるのはキャバクラでは常識だが、
>いくらなんでも早すぎる。
そうお? 最初に女の子の分もこっちから頼むけどなあ。
まあ、そうしないとオチへ持っていけないか。
709 :
701 :2006/10/26(木) 10:34:49
正解は半村良の『幻影の階層』(角川文庫・「となりの宇宙人」収録)だよん。 二十代前半は、木造モルタルのボロアパートの一室に敷きっ放したセンベイ布団に包まり、 仕事にも就かず半村良ばかり読んで過ごしていたね。 しばらく忘れていた作家だけど、俺が「飲み屋の光景・セリフ・人間の息遣い」を書くと必ず半村調となる。 体の深い部分にきっちり刻み込まれてしまったようだ。 久しぶりに読んだら、やっぱいい。 引き出しが多く、素晴らしい語り部だ。 憧れの人だ。
これは? 答えが出てるけど。 あの決定的な敗戦後、東京の街はいたるところ焼け野原となったが、その焼け野原こそ「日中市を 開き、交易して退く」の神農垂範の世界であり「路傍に市をひらいて交易を教へた」炎帝神農を奉ず る者たち──つまり香具師・テキヤがその本領を発揮する場であった。たちまち露店が雨後の筍の如 く軒を並べ、ツナギモノ(飲食物)の店が鉄板の上で魚介や焼きそばを炒めて人々の食欲を満たした。 山盛りの細麺を返す両手のハガシのリズミカルな音と呼び声が響き、景気のいいタンカバイの声が飛 び交う。つづいて焼け出された商人や失業者の路傍商いが溢れ出し、どさくさまぎれの戦捷国民の露 店進出やアプレ愚連隊の氾濫、それに伴うイザコザ・喧嘩・暴力沙汰が日常茶飯事となる──この場 に集う全ての人々が定着する場を喪失し、その本来の姿である流動的で生産物をもたぬ浮浪の民と化 して「日々の交易」に声を嗄らし、汗と血を流していた。 そしてこの渾沌の中から「月見の銀二」の伝説もまた起ちあがるのである。
半村先生かー 俺の親父が先生とは懇意にしてもらっててさ 赤坂の『ブッシュ』で時々一緒に飲んだらしい(ブッシュはもうないけど) 会いたかったけど亡くなっちゃったからなー、残念 スレ違いスマソ
>>711 どう見てもプロの文章だけど、書かれたのは昭和25年〜35年くらいかね。
「戦捷国民」なんていまの人は書けないだろう。
>>702 前半、情景描写。後半、それを受けてのモノローグ。
その構成は悪くはないが、いまひとつ入り込めない。
>夕日がななめに時計台にさして、”大きなカステラにすっぱり包丁を入れた
>みたいに”、綺麗に上半分だけが秋の火に輝いていた。
この比喩が私にはピンとこない。
「夕日がななめに時計台にさして、綺麗に上半分だけが秋の火に輝いていた」
削除したほうが印象鮮明にならないか?
>そういうものを飽きるまでじっと見ることに決めていて、
(なぜなら)
>そうすれば自分も太陽が空を歩くのと同じ速さで歩いていける気がしたから。
と、説明はしているのだが、では「なぜ”歩いていける気がした”のか」について
は書かれていない。だから心情が理解できない。
いまひとつ入り込めないという所以である。
715 :
711 :2006/10/26(木) 11:12:08
正解は押井守の『立喰師列伝』(角川書店) 『第一夜「闇市からの出発」月見の銀二』から、作中登場する「立喰いの世界に関する調査研究の第一人者」 犬飼喜一の手になる『不連続線上の系譜』の一部。 すべては「押井節」としてファンの間に定着している。 確か「すばる」だったかで、「すぐミュージシャンに書かせたがる」などとする文句を小耳に挟んだことがあるけど、 他ジャンルから越境してくる人たちには文芸史の枠を超えて妙な新鮮さを感じる。 俺はそれを、吸収してきたものが違うからだと考えている。
716 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/26(木) 11:26:28
>>702 比喩にお洒落で繊細な感性が宿っています。
そのため、秋の日の暖かい空気感がでています。
また、自然の速度に自分の心の動きの速さを同調させようといった考えは
面白く新鮮味がありますが、
文中で取り上げるモノの順番が逆転していてロスが大きく
もったいないことをしていますね。
後半は、自分だけの世界が続くので、
共感がない気が短い人は読む意欲を失うでしょう。
717 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/26(木) 11:52:59
>>716 >比喩にお洒落で繊細な感性が宿っています。
それは違うな。
ここだ。
「夕日がななめに時計台にさして、大きなカステラにすっぱり包丁を入れたみたいに、〜」
作者は、「ねっ、甘ったるくてバカバカしいでしょ」と自ら告白しているではないか。
特に、聞き捨てならないのは、
>太陽は、いつもあまり急がない。そののん
>びりとした構えように、いつも自分もそうでありたいと思った。
の件が、このバカ文の極まった部分でもある。
人生とはレイヤー構造だ。
「バラ色」「灰色」等々に喩えることもあるが、実際これらは社会に色が付いて見えるわけでなく、
その人間の心的模様の形容に過ぎないのであって、それらカラフルが渾然となって譬えようもない
「色」となることはない。ただ、幸せな人間と不幸な人間、さらにはどちらとも感じない人間によって
重層的に構成されているのが、俺たちの社会だ。
朝のラッシュアワー、渋滞の緩慢な流れをすり抜けるような一台の自動車に何を想うか。
>>717 >人生とはレイヤー構造だ。
そこからアニメーションの話になるかと思いますた。
>>718 >アニメーションの話
やらん。
スレ違いだ。
720 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/26(木) 12:21:45
「時計台が夕陽に斜めから照らされ、まるで大きなカステラに包丁をスッパリいれられたみたい。」って、言いたかったんだと思うよ。 時計台とカステラ、夕陽と包丁がレイヤーで重なる比喩なんじゃ? まあ、本人に聞いてみましょうや。
>>707 >>679 です。レスがあってうれしかったです。ありがとうございました。
やはり表現力が、ですね。弱いところがハッキリして書いた甲斐がありました。
因みに女性で、丁度あんな休日を過ごしておりました。
722 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/26(木) 12:42:58
>>673 この文章なら、
結末つきのショート・ショートを書いて、ここに載せてくれたら
多分、拍手喝采されるだろう。
>>722 >多分、拍手喝采されるだろう。
いや、されないな。
「どうしてこんな場所にいるのかって?」だが、
そんなこと誰も訊いてないのに一方的に語り出すものだから辟易してしまう。
これは小説を偽装した押し売りに過ぎない。
673をリライトする。 ――――ここは土星。 正確には土星の衛星である小惑星の一つ、リューインだ。 この半径三十メートルほどの小惑星に僕はいる。 どうしてこんな場所にいるのかって? 押し売りのようで恐縮かつ話せば長くなるが、要点をかいつまんで手短かに話そう。 去年、高校の夏休みも終わりかけていた八月三十日、アメリカの宇宙開発研究所に出張 していた親父が家に帰ってきたんだ。 僕は、いつもと同じようにソファーに寝っころがりながら、ショートケーキを食べて テレビを見ていたものだから、驚いたんだ。 「親父じゃないか、もう三年以上会っていなかったじゃないか!」 僕は後ろから肩を叩いてきた親父の顔を見上げながら言ったんだ。 すると、親父は平然を装って 「明日、お前、宇宙に一人で行ってみないか?」 なんて言いやがったんだ。 僕はよく意味が分からなかった。ただ、何か軽いジョークだと思って「ああ、ぜひ行きたいね。 学校の皆に自慢できるよ」と返したら、親父は急に僕をワケのわからない場所に連行して…… その後は何も覚えていないよ、睡眠薬か何かを飲まされてね。 とにかく宇宙に打ち上げられたんだ。そして、今ここにいる。 昨日まで…………九十二日間も眠っていたんだ。 周りには何も無い。四畳半ぐらいの小さな部屋だ。 でも、窓から見える星空が綺麗だよ。ここからだと土星がとても大きく見えるんだ。
727 :
676 :2006/10/26(木) 14:21:21
酷評ありがとう。
丁寧なレスで参考になりました。
ただ一つだけ。
>>677 天才の対語としての意味で凡人を使いました。
庶民では金持ちミュージシャンになってイメージが狂うのです。
>>727 >庶民では金持ちミュージシャンになってイメージが狂うのです。
そうだ。
小説家になるタイプと似ているな。
「天才」「選び抜かれた」と違う意味で、非凡な過剰さを持っているものだ。
だから、上手く紛れたつもりでもいつか必ず世間から浮き上がり、生き辛さを感じてしまう。
俺が文学板をよく覗きに来るのもそれが理由で、ここには自分と似た臭いを発散する人がいて、
その人たちと何かを共有するような気分になるんだ。
同類項。
ここでのキチガイはキチガイにあらず、その気の触れ方が、俺に審美眼を要求してくるんだ。
酷評。
???
ぼ、ぼ、僕も濃評おながいします。
>>676 >「では、インタビューの最後に一言。あなたは何故ミュージシャンを志したのですか?」
>「何故、か……」
「オラ、マイクを貸せ! ナルシストでモヤシ野郎のオマエに代わって俺が答えてやる」
上手から飛び出たダニー、嫌がるシライシからマイクを無理矢理もぎ取りこう叫んだ。
「ファイン!」
ドジャ〜〜〜ン
「スーパークリアランス!」
ドドジャジャ〜〜〜ン
「ファック・ミー・ベイべー! OK!?」
ドドロロドドロロドドロロ ドロジャ〜〜〜〜ン
「オマエもやれ!!」
乱れる前髪を整えていた鳴瀬の腕を取ってダニーが促した。
「ちょっとキミ、あまりに乱暴じゃないかね? 僕に対する狼藉は御免被る」
ダニーに強く腕を掴まれた鳴瀬は、両足を踏ん張って腰を深く落としたまま、校門前まで母親に引摺られて来ながらも校内の敷地に足を踏み入れる次の一歩だけは受け容れ難いと駄々を捏ねる不登校児童のようにして激しく拒絶した。
731 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/26(木) 16:22:46
>>728 >天才の対語としての意味で凡人を使いました。
>庶民では金持ちミュージシャンになってイメージが狂うのです。
理由がよくわからんな。
「古代ギリシャの哲学者を連想させる憂いを帯びたその表情は凡人〜」とあるから、
「庶民では金持ち〜」は理由にならんだろ。
作者の自己満足の世界で、「凡人」にすることによる「天才」との関連性を
求めているだけのようにしか思えない。
おそらく実際のところ、「天才」の対語である「凡人」を使うことに執着しているだけだな。
俺は、「ミュージシャン」と対になる「庶民」を使った方が、
主人公の才能が際立つと思うのだが、どうかな?
別に今のままでも構わないし、作者の自由だけど。
>>731 >理由がよくわからんな。
「分らないわけネーだろ!」
ズギュ〜〜〜〜〜ン
「ペダンチックなこと言いやがって、コノヤロウ!
ロックスターは庶民の中から登場するんだ。
ただそれは、登場するべくして登場するわけだから、
俺の出自たる市井を蔑んでいるわけではない!」
733 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/26(木) 16:30:42
おまえは病気なんだよ アスペルガー残飯 ビョーキには勝てない 運命には逆らえない 私に手を出した時、おまえが破滅することは決まっていた さあ、全国300万の残飯サンバファンが待ちかねている 今週けの残飯大発作だ イッテミヨー!
734 :
ダニー ◆OduVbcXlhQ :2006/10/26(木) 16:46:17
♪You say that it's over baby You see that it's over now But still you hang around Now come on, won't you move over ズジャジャジャ〜〜〜ン You know that I need a man You know that I need a man But when I ask you to, You just tell me that maybe you can ズジャジャジャ〜〜〜ン Please don't you do it to me babe, ノ〜〜ゥ Please don't do it to me there babe Either take the love I offer or let me be Either take the love I offer or let me be I ain't quite a ready for walking, no… Ain't quite a ready for walking But what am I going to do with your lies Long to stand your man, ア〜〜〜ゥ
735 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/26(木) 16:50:25
>>ダニー お前は面白いと思っているのかもしれないけど、全然面白くない。 あっそう。とも思わないほどに無関心。 だから邪魔だ。去れ。
736 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/26(木) 17:03:15
723 名前: 名無し物書き@推敲中? Mail: sage 投稿日: 2006/10/26(木) 12:46:15
>>722 釣りはやめてください
ビョーニンなんだ アスペルガー残飯は 踊らせてやれよ
738 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/26(木) 17:59:04
俺がいなくなったら、オマエ一人しか残らないじゃねぇーか。 ひとりで晒してひとりで酷評するのか?
739 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/26(木) 19:00:28
このなかで恐るべき才能は何人?
日本人
741 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/26(木) 19:19:39
なんと言っても土星人
>>725 >正確には土星の衛星である小惑星の一つ、リューインだ。
だからなんで「衛星」が「小惑星」なんだと。
最近投稿活発でちゃんとスレの目的が果たされているようだが その分投稿作の傾向はモニョってしまうな
744 :
スクイズマン :2006/10/26(木) 19:57:39
>>742 >「衛星」が「小惑星」なんだと。
そこに仕掛けがあるんじゃないのか?
745 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/26(木) 19:59:55
矮小惑星だ! みたいな仕掛け?
746 :
スクイズマン :2006/10/26(木) 20:07:55
スターウォーズの「デス・スター」みたいな人工物とかさ。
ダルビッシュ吼えた!
>>673 にはオチがない。まだ何かが続くからだ。
747 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/26(木) 20:20:03
20時になりました。 これ以後は津軽弁タイムです。
748 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/26(木) 20:51:22
ただいま〜 おかえりなさい……チュッ 酷評お願いします。
750 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/26(木) 21:03:47
>>749 短い文章なのに酷評してくれて嬉しいです。
ありがとうございます。
751 :
576 :2006/10/26(木) 21:18:39
酷評願います。 しんしんと雪の降る万延元年三月三日、時の大老・井伊直弼を討たんと水戸浪士が愛宕山に集結。 家康公が建てた神社内の絵馬堂で幕府のためにと神前に祈願し、足早に桜田門に向かおうとしていた。 しかし、雪道を進む先の暗闇にはどこからともなくゆらりと不動明王が現れて、浪士の行く手ははばまれる。 家康の意思にそむく行為と受け止められたことから、水戸浪士による井伊直弼殺害は断念。 計画は未然に終わることになった。
752 :
576 :2006/10/26(木) 21:21:06
その後、江戸幕府は井伊大老の下、平賀源内のエレキテル発明後の天才発明家が続々と頭角を現したこともあって、武器開発による富国強兵を実現。 模造難破船の漂流作戦などが功をそうして開国をせまる列強の脅威は撤退。引き続き鎖国政策はとりつづけられた。 皮肉にも外敵への護国団結は文明の推進力になって、日本は独自の産業革命を生み出す。 ただ、闇ルートでの西洋文化(バテレン)の流出流入はとめる術もなく、ご法度とはいいながらも社会通例化し、巷には無謀な若者層の西洋かぶれはあふれて一般化していった。 それから数百年たった今。 封建社会の「建前」と高度経済成長の「実際」との間の歪が露呈すると、土地を仲立ちにした封建的な人間関係と管理による没個性の強要だけが残り、 若者の心にはその不満が渦巻いていた。 どろんとした若者の瞳。映る将来の夢などなく、ファッションや美食、ドラッグにセックスなど、ただひたすらに目の前の自由を貪る若者も少なくなかった。 そう、「 エド(穢土) 」は、街も空気もそして若者も、乾いた音がしていた。
753 :
スクイズマン :2006/10/26(木) 21:23:45
>>751 >酷評願います。
野球が終わってから。
754 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/26(木) 21:24:39
>>748 「ただいま〜」
「おかえり〜〜〜う〜〜〜ん」
じゃ駄目か?
755 :
スクイズマン :2006/10/26(木) 21:25:42
2!
756 :
スクイズマン :2006/10/26(木) 21:27:08
1!
757 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/26(木) 21:27:09
758 :
スクイズマン :2006/10/26(木) 21:28:42
キタ(゚∀゚)ッ!!
>>751 >時の大老・井伊直弼
小説でこういう中黒の使い方はしないんじゃないか。
>足早に桜田門に向かおうとしていた。
「足早に桜田門に向かった」でいいじゃないか。
>浪士の行く手ははばまれる。
「浪士の行く手を阻んだ」でいいじゃないか。どう阻んでどんな驚きがあってどんな消え方をしたの
かも書かないとな。
>家康の意思にそむく行為と受け止められたことから〜
「家康公の意志は直弼討伐にはないと知らされた一党は実行を断念」でいいじゃないか。
全体にあっさり書きすぎ。小説なのか何なのかよくわからん。
760 :
スクイズマン :2006/10/26(木) 21:38:36
いま、文学に必要なのは形式的な御為ごかしではなく、 ファイティング・スピリットだ。
>>751-752 つまり、井伊直弼が殺されなかったら、という架空歴史物なのかね?
しかしその架空が現代とどう結びついているのか、わからない。
「エド(穢土)」のようすは実際の現実と大して変わっていないようだし。
面白くない。興味が持てない。読んで心地よい文章でもない。
表現は凡庸。光るものがない。
763 :
1/2酷評お願いします :2006/10/26(木) 22:31:25
ミンミンと騒がしい声は絶え間なく響き渡る。お天道様の七色に輝く矢が天上から燦々と降り注いでいた。 風によって森から送られる新緑のツーンとした香りが、古風な二階建ての木造建築を包む。 板葺きの長い廊下の戸を開け、草の無造作に伸びた広い中庭を臨む形で、恵介と千奈津は廊下にべたりと座っていた。 「ねぇ、恵介。氷狐様って覚えてる?」 薄っすらと汗をかいた麦茶のコップを手に、千奈津は問いかける。 心太を吸い上げる恵介は不意をつかれた。 「あぁ? ヒョウコ様? 誰だそれ。千奈津、お前またどっかのくだらないV系バンドにでもハマったのか?」 恵介ご自慢の『ライオンのたてがみ』はグイっと引っ張られ、黄金の毛が千奈津の手に落ちた。 『ライオンのたてがみ』とは恵介の髪形とその色を比喩され言われている。 学園では、『ライオン丸』との異名を轟かせている。 「くだらないは余計でしょ? 今度言ったらアンタの『たてがみ』全部引っこ抜いちゃうからねっ!」 千奈津はわざとらしく両頬を膨らませて見せた。 「忘れちゃった? 小さい頃アンタのジィジに、ここで教えてもらったじゃない。この先の森の祠に眠る神様の話」 「あぁ〜。そういえば、そんな話してたな。十年以上前の話だろ? 急にどうしたんだよ」 恵介は心太を食べ終えると、その器を脇に置き千奈津の方へ顔を向けた。 「夏休みなんだしさ、ちょっとした冒険しようかなーなんて」 「おいおい、そのためにジィジんチに行こうっていったのか? 俺達もう高校生になったんだぞ? そんな恥ずかしいこと出来るかよ」 「あら、いいじゃない。私たち幼馴染なんだし」 千奈津はニッコリと笑って見せた。 冗談じゃないという風に恵介は手を振り、千奈津に、 「お前、あの話信じてるのか?」 「う〜ん。とっても悲しい話だったんだもん。ずっと確かめたかったのよ。ね? お願い、一生のお願い!」 恵介を拝むようにして、千奈津は言う。恵介は呆れたように溜息をついた。
764 :
2/2酷評お願いします :2006/10/26(木) 22:32:00
「なー。ジィジを見てみろよ。いっつもポケ〜っとしてるじゃねーか。あんな老いぼれのお話を信じちゃうなんて、 随分とお育ちの良いお姫様なんですねぇ〜」 そう言い終えるや否や、『ライオンのたてがみ』はブチブチと引っこ抜かれ、恵介は苦痛に頭を抱えた。 「恵介君? 次はないから……ねっ?」 千奈津は恵介を見下ろし、不気味な笑みを浮かべ、手についた無数の毛を叩き落とす。 恵介には、それが悪魔との最後の約束の様に思えた。 「ジィジのこの家、ずっと昔からここに在ったんでしょ? 素敵じゃない、こんな田舎にもロマンがあって!」 「え、ええ。ロマンですね。ロマンです。……何がロマン?」 『ライオンのたてがみ』に再び危機が訪れようとしたが、寸での所で難を逃れた。 「忘れちゃったのならしょーがないわね」 千奈津は麦茶をコップに注ぎながら、そのロマンを声を低くして語り始めた。 「むか〜しむか〜し、深い森に三名の神様がいたという。三名の神様は、風猿、爛蛇、氷狐といった。 彼らは力を合わせ、長い間森を守り続けていた。しかし、ある時を境にして二名の神様は突如として消滅してしまったのである。 そして、森に残った神様は氷狐様だけになった。二名の神様は氷狐様によって消されてしまったのである。なんでか分かる?」 千奈津の痛い位の視線を感じながら恵介は首を傾げた。 「じゃあ、ヒントね。風猿様と爛蛇様の間にいつしか愛が生まれてたの」 「……。わりぃ! わかんねーや」 暫くの沈黙。その時、冷たい風が吹き二人の頬を撫ぜた。
765 :
スクイズマン :2006/10/26(木) 22:37:30
「」をすべて外してリミックスするべきだ。
766 :
酷評お願いします :2006/10/26(木) 22:47:24
一つの優勝は、一つの受賞に似ている。また一年が過ぎたのだと胸を詰まらせ、 空っぽの涙を思い浮かべて泣いた。毛穴が開き、皮膚が捲り上がる。優勝の感触である。 いや、優勝を眺めた感触である。背番号1が画面に霞む記憶は、一つの時代の幕引を告げていた。 雨が降り出した今夜は切なくて、そっとカーテンを開けて窓外の闇を見つめ入った。 橙の街灯が国道沿いに並んで、咽び泣く幾台の車を順番に照らしている。 彼らはどこに行くのかなど僕には告げず、マンションの陰に消えていく。 泣き声だけを残して去っていく。 あれからどれほどの月日が流れたのか、ふと考えてみると新庄の後ろ姿が蘇った。 さっき目にした1番さえも、今はもう終わったこと。 札幌ドームに舞う紙吹雪も、涙を流す観客達も、国道を走る車のようにマンションの 陰に去っていった。今頃はこの部屋からは見えない世界で歓喜を涙を流していることだろう。 それを想うと胸が苦しくて、僕は本当の涙を流した。寂しい優勝の夜である。
>>766 身の程もわきまえず大リーグにまで出かけて行って、使い物にならず、日本の極北で末路
を迎えた、勘違いエラ張り野郎なんぞに感情移入するだけで、馬鹿を晒している。
文章を書く資質はない。
768 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/26(木) 23:33:38
769 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/27(金) 00:28:56
糞文ゴミ類w 以下、酷評。
>>654 >瀬戸内海が打ち寄せる白浜に訪れたのは一年振りである。
>>656 >――瀬戸内海のおだやかな波が白浜を洗っている。訪れたのは一年振りである。
>とかにしたらどうだろかね。
654文に「波」があると味が無くなる感ぢ。656文は説明臭くあるw
瀬戸内海が打ち寄せる白浜、だと白浜が打ち寄せられているような感ぢw
→打ち寄せる瀬戸内海の白浜に訪れたのは一年振りである。
または、
→打ち寄せる海、瀬戸内の白浜に訪れたのは一年振りである。
これはなぁー
→打ち寄せる波、瀬戸内海の白浜に訪れたのは一年振りである。
かね。
>浜を滑る波の音、漂流した廃材や発泡スチロール、吸い込む空気。
吸い込む空気、に違和感。何を差しているのか?
>夜空を見上げれば、オリオン座を中心とするあらゆる星々が涙を浮かべたように輝いている。
おれは、ここでギョッとなったぜっ。
冒頭の白浜で昼中と解釈していたからw
夜の砂浜に、白浜はちいと合わねんぢゃねーのーw
星々が涙を浮かべたように輝いている、もなんかなぁー。
解釈によっては、オレは泣いていて涙目って意味にも取れる。
おれの涙目を通して見た、オリオン座を中心とするあらゆる星々は涙を浮かべたように輝いている、
みたいなw
770 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/27(金) 00:30:25
つづき >目を閉じて深呼吸をしてみた。すると、胸の痛みが、いや、複雑な感覚が体中に広がった。 >帰って来た喜びと別れの悲しみがどっと溢れたのだ。それら喜びと悲しみがもつれ合って目頭が >熱くなったかと思えば、潮風に吹かれて冷たく感じる涙が頬を伝った。 なんだ、オレは夜空を見上げた時は泣いてなかったのかよw 泣くのは、その後w >この世界で生きていけるだろうか。一度外れてしまった道に戻ることができるだろうか。 >脳裏を駆け巡るものが多くて、オレはなかなか目を開けられずにいた。 何かを仕出かしたオレ。この世界、とは、この世の事なのか? ただ、一度外れてしまった道、とあるから極道の世界の意味にも取れる。 >この白浜はオレが異世界に迷い込む前までと 何ら変わった様子はない。 異世界に迷い込む、ってSF物の別次元の事? それともやっぱり、極道の世界なのか? よく解んねーよ。糞文w
771 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/27(金) 00:32:00
>>657 >×白浜に訪れたのは一年ぶり→『に』を用いるならば、『車で』などの手段を表す語句が後に来ないと不自然。
>○白浜を訪れたのは一年ぶり
おまえ、莫迦ぢゃねーの。
車で行こうが、タクシーで行こうが、歩いて行こうが、手段を表す語句が無くても文は成り立つだろーボケw
>>659 >見上げなければ、輝いていないのか? というのはイチャモンとしても、
>「夜空には〜輝いている」と素直に書いては駄目なのかね。
おまえ、莫迦ぢゃねーの。いいか、坊や。
文章は一人称。つまり、オレが見上げなければ頭上の星空は存在しないのだよ。ボケw
>>660 >浜を滑る波の音のように、音から入ると光よりも闇が勝ち、あの夜と全く同じ景色とわかったことに理由を求めてしまいます。
>人間が関心を抱く順番は音より光のほうが先ではないでしょうか。異次元から戻ってきたならなおさらでしょう。
おまえ、莫迦ぢゃねーの。
冒頭の白浜、って色彩で音より光ぢゃねーの? ボケw
また的外れな批評か。よほど暇なんだな。
773 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/27(金) 00:34:14
>>670 :654
>違和感を与えるだけの結果になったようでした。これからは普通に書きます。
>あと、「白浜を訪れた」に直します。
おいおいw 「に」でも可笑しくねーぞw まあ、どっちでもいいけどw
>皆様ありがとうございました。
>これ以後も引き続き、どうか酷評お願いします。
いらねーよw
>>687 :654
>寝不足でふらふらでしたが元気が湧きました。
>また、酷評をよろしくお願いします。
だから、いらねーってw
寝ろよ、ボケw
774 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/27(金) 00:35:01
つづき
>>698 :654:2006/10/26(木) 08:13:41
>寝不足は深刻ですね。
>670は私です。
>でもあなたに「上手いと思う理由を述べろ」と言ったのは私ではありません。
>頭が惚けて何が何やら……。
だから、寝ろって。頭が惚けてるだろ、ボケw
>>699 :654:2006/10/26(木) 08:18:23
>また間違えた。すみません。
>683じゃなくて685-686でした。
・・・。
もう逝ってヨシ! バイバイw
775 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/27(金) 00:41:02
>>772 おまえよりは定評あるんちゃねーの?
過去ログ嫁! ボケw
さてと、糞して寝っかなw
過去ログw 笑えるw
777 :
酷評お願いします :2006/10/27(金) 01:22:23
ルイン・ドラグナー 荒野の聖女 第十八話 「守るに足る物無くば…」 アルセステは、迷っていた。 一千二百年あまりに及ぶ国史をひも解いても 過去にひとたびとて無かった、大洋をへだてた大陸の他国よりの侵攻によって 未曾有の大乱の中へと投げ込まれた、神皇国・『フォスター』の対ヒジュラ王国防衛戦争において 戦女神のごとき武勇と、打ち捨てられた死者さえ今一度立ち上がって敬礼を送るとまで言われた篤き人望によって 『荒野(あれの)の聖女』と称えられ、フォスターの民の、為政者の、兵士の、文字通り勝利の女神として つねに戦陣にその存在の光を輝かせてきた、彼女がである。 この世界全体は――――人があずかり知るかぎりにおいて、であるが――― 巨大な龍のかばねが大地となり、その血が海となり、翼のはためきが風となり、 体躯に充満していた燃えたぎる炎のが、生きとし生けるすべての者の生命のみなもととなり、 創られたといわれている。 その伝承ゆえに、人々は、おのが知るかぎりのすべての世界、という意図をあらわすに 『龍の腹』という言葉をもちいていた。 その『龍の腹』世界において、砂粒ほどの数の人が 住まうに足る、広大な陸地と豊潤な実りをもたらしてくれる大地は 『ケントロン』―――ただ一つの大地―――の名を持つ、一枚の広大な陸地以外にあり得なかった。 もっとも、大陸『ケントロン』は 周囲のすべてを海に取り囲まれているのだから、巨大な島と言った方が正しいかも知れないが。 ケントロン大陸には、人がその統治をにない、人のために造られ、人が生を送るための版図を持つ国が四つあった。 すなわち、「ガリラヤ」 「シエナ」 「ソンハ」 「ヒジュラ」。 ケントロンから海をへだて、はるかな遠洋に位置する、ケントロンなどと比ぶべくもない 大洋の中の点とでも言うべき小島をその領土として持つのみである、アルセステの故国、 神皇国「フォスター」に、相互不可侵の不文律をやぶって侵攻の愚にいたったのは、ヒジュラ王国。 太陽神『アッサラム』を唯一の神として奉る、ケントロン北方の小国であった。
778 :
酷評お願いします :2006/10/27(金) 01:22:58
―――「小国」? ヒジュラが小国? であれば我が祖国・フォスターは何だと言うの。アルセステは自嘲した。 ヒジュラに対する小国という定義も、あくまでケントロン大陸にその版図を擁する国家のあいだでの 相対的なものに過ぎなかった。 大陸最大の強国であるガリラヤ帝国は、ヒジュラ王国に比して領土において五倍、兵力にいたっては じつに三十倍という圧倒的な国力を擁していた。 …その「小国」ヒジュラに自国領内への侵攻を許し、半年にわたってなすすべなく弄ばれたフォスターは 一体何だと言うの。 龍王・エルピス様は、愚かなる我等フォスターの民には そのあたたかき黄金の翼による御庇護を与えては下さらないと言うの? 我等は守るに足る生命ではないと―――? 天に唾する愚考を繰り返しても、恵みはもたらされない。アルセステは考えるのを止めた。 「神のみわざは、神のみぞ知る」―――フォスター皇族に代々伝わる箴言をとなえながら。
779 :
酷評お願いします :2006/10/27(金) 01:23:36
「アッサーラム・アクバル!!」 それが、彼等異教の民の内心を深く濃く染め上げる、太陽神アッサラムへの賛辞であった。 アッサーラム・アクバル。アッサラムの他に神は無し。 色白のフォスターの民とはとても同じ人間と思えぬ浅黒い肌と、 痩せてこそいるものの引き締まった肉体を持った彼等の、一糸乱れぬ進軍に 武勇を称えられたフォスターえりすぐりのつわもの共ですら、恐慌をきたし、叫び、狂い、逃げまどった。 目を驚かせる彼等の威容や、くみした事も無き異国の戦術に、フォスターの民は組み合う手を持たなかった。 しかし、それらとてフォスターのみじめな敗走の連続の、決定的な要因ではなかったのだ。 「アッサーラム・アクバル!」 「アッサーラム・アクバル!!」 口々にそう高唱しつつ、他には一切の号令も、怒号も、苦悶のあえぎすら発せず、 文字通り黙々とフォスター方に攻め寄せ、食い込んで来る、彼等の目に燃える この世ならざる何かを凝視するかのごとき意志の炎に フォスターの民は完全に心を砕かれ、我を御する事到底かなわなかったのだ。 彼女が―――のちに『荒野の聖女』とまで称えられる事となる、奇跡の戦媛(いくさひめ)――― 炎の魔法騎士、アルセステが戦場へとその身を投じるまでは。 つづく
780 :
777-779 :2006/10/27(金) 01:24:54
すみません書き忘れてました。 これで一応ひとくぎりです。
781 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/27(金) 01:47:34
オリジナリティ0
782 :
お願いします。 :2006/10/27(金) 01:56:08
『神様、どうか彼の年増女への気持ちが今すぐ消滅しますように。彼の気の迷いを消してあげて下さい。きっと彼は、私の魅力についてく自信がなくなっちゃったと思うの。だから、彼の自信が復活して私の元へ戻ってきますように。』 自分の血を水で薄め、見えるか見えないかのシミで和紙にそう願いを書いた。 自分なりの願掛けの方法だ。カッターナイフの歯を三センチほど出し、左手の甲を斜めに四センチほど一気に切る。 多分、私は願いを書いてる時よりも、歯を食いしばって涙を浮かべながら自傷行為をしてる方が落ち着くのであろう。 こんな可愛げない女だから、あの程度の男にも振られるのであろうか。 傷の手当てをしてない甲は、10分たったにも関わらずいまだ鮮血が流れ出ている。私はその血をベッドに横たわりながら舐めた。 鉄の味が喉を潤してくれる。鉄の味を通り越すと甘味が出てくる。左手の甲の血を、動物のように貪り続けながら、右手が物恋しく、胸を弄った後、子宮が誰かを欲しがった。 あの男に犯されるとこが頭をよぎる。中指が侵入してくる感じが心地良い。子宮が満足し、私は中指を舐めた。鉄の味と交じり合い、ふいに涙がこぼれてきた。好きな男に抱かれない。 女の性は屈辱である。
783 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/27(金) 01:57:43
読み疲れる。 酷評はなし。いや、これも酷評か。 でも価値はある。無価値に近い価値がある。 何に対して? 作者に対して。 面白くない。と言える次元ではなく、無視である。 無視をしてしまう小説。 それもそうだ。読者にとっての価値などない。批評の結論もない。
784 :
783 :2006/10/27(金) 02:01:26
>無視をしてしまう小説。 と言いながらも読んで下さったんですね。 ありがとうございます。
786 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/27(金) 02:33:10
>>782 金原ひとみ、の影響を受けた作品。でも文学界では好まれる作品。
しかし思う。一体何のために長々とした小説にしたのだろうかと。
女、鮮血、子宮、性欲、屈辱。
私ならこう書く。
女は愛する男に犯されたい。子宮を貫くが如くのあなたの熱に身を壊されたいと願う。
しかし、あなたは私の熱を欲さない。この淫らに昇る肉体を捨てたのだ。
私はあなたを恨む。恨むが故に鮮血を垂らし、あなたを想う心を文にする。
私を求めよ、私を喰らえ、私だけに温もりを。この心、屈辱。
787 :
1/2 :2006/10/27(金) 03:13:48
お願いします。 「そんのーじょういもえぇじゃないか、えぇじゃないかえぇじゃないかっ」 「黙れ。」 「えぇじゃないかっ・・・」 「少し黙っててくれ」 「はぁい」 美咲はふてくされたように答えた。 「満、なに書いてるの?」 「今は、緒方洪庵についてだよ。」 「そんのーじょういはどうしたの?」 「あれは、やっぱり書けなかった。だから口に出さないでくれ」 「了解しやしたー」美咲はそう答えると、畳の上でクマのぬいぐるみにラリアットを書けながらファッション雑誌を読み出した。 彼女の美咲は二十一歳で今はケーキ屋に勤めている。 地元の女子高を卒業した後、名前を書ければ合格という短大に入り、三日で中退したらしい。彼女によると、大学の植木を切っていた鳶の人の身のこなしが格好良く見え、弟子入りを申し立てたらしい。 学校を辞めたら弟子にしてやると、親方さんの冗談を間に受け、本当に弟子入りしたらしいが、向いていないと一週間で辞め、その後はバイトを転々としたらしい。 彼女と僕の出会いは半年前で、僕は彼女の働くケーキ屋に通うのが日課だった。僕は甘いものには目がなく、近所に出来たという理由で開店の十時半から十二時半まで、コーヒー一杯とミルフィーユで本を読んでいた。
788 :
2/2 :2006/10/27(金) 03:18:01
午前中だと客足が少なく、落ち着いて本が読めるし作り立てを食べれるからだ。 美咲はそこのウェイトレスで第一印象は、今時珍しい清純派のお嬢様という感じだった。 対応もよく言葉遣いもなっている。好感は持っていたが、恋愛対象というわけではなかった。 僕はいつものように、ケーキ屋に出向き、いつもの席に座る。 「いつもの、でよろしいですか?」 彼女は僕のテーブルに水を置き、そう尋ねてきた。 「はい、お願いします」 「かしこまりました」 そう言い、厨房の奥へと入って行った。僕以外に客は一人もいなく、外は雨が降り出していた。 孟子の原文を取り出し、水を一口飲み、僕は途中から読み出した。数分後、彼女がミルフィーユとコーヒーを持って戻ってきた。 「お待たせいたしました」 「すいません」 僕はそう答えると、また本に目を落とした。 「あの・・中国の方ですか?」 「は?」 「いや・・漢文読んでるから、中国人なのかなぁって・・」 笑いが堪えられなかった。 「今の中国人は漢文なんて読めませんよ、漢文の教育なんてしてるのは日本ぐらいですから」 「えっ、そうなんですか?!中国人って、中国人の癖して漢字読めないんですか?」 「そういうわけでは・・・」 「じゃあそれ読めちゃうお客さんって何者っすか?!」 僕は彼女の質問に一つ一つ答えていった。 就職で東京に出てきたこと、一年前に勤めていた特許事務所を辞め、今は貯金と内職のテープライターで食いつないでること、作家を目指してること・・・。 他の客が来るまでの間の十数分間、彼女はすげぇを連発しながらニコニコと僕の話を聞いた。 僕が店を出ようとすると、 「また明日もあたしの給料のために貢献して下さいね!」と笑顔で見送ってくれた。 普段の僕なら気分を悪くしていただろう。妙に気持ちが晴れ晴れした。 また、明日も来よう。僕は改めて思い雨の中を小走りで家に帰った。
789 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/27(金) 03:23:59
>>782 。>>787-
>>788 は同一人物です。続けてすみません。
>>786 さん、金原ひとみはよく読みます。好まれるというのは、文芸書の『文学界』ですか?やはり酷評される方だけあって文章がお綺麗ですね。勉強になります。
790 :
786 :2006/10/27(金) 03:48:24
>>789 ごめん。冗談半分の酷評でした。
>>782 は上手いよ、文章も。まぁ金原ひとみを真似た感がむんむんしてるけど、
女の複雑化した性がよく表れてると思う。
「文学界」は文芸誌のことではない方の「界」。てか、男には女の性がよくわからん。
だからこそ女の性を神秘に感じるんだろうなと納得。
>>787-788 は
>>782 を読んだ後だと見劣りする。空気が抜けたみたいな小説だ。
まぁ読者に好まれやすいのは
>>787-788 の方かもしれないけど。
文章は丁寧だね。
今後も頑張ってください。
791 :
786 :2006/10/27(金) 04:06:53
>>789 言い忘れ。
最近は物をありのまま平易に描くことが主流なのかな?
その辺のことがよくわからないんだ……。
でも定義から言ってエンタメなら平易に描けば良いと思うけど、
純文学の場合は所々詩的な表現があってもいいかなと思う。
>>782 の小説だと一、二箇所ほど感情的な描写をすると味わいある色がつくかな。
全体的に理性的な描写に止どまっているようなんで。
>>777-779 70点。流れる文体なので、ラノベとして読み易くはある。
ただし、文章の主語・述語が遠すぎて、長すぎて最初の書き出しが
どっかに行っているのが多い。
>一千二百年あまりに及ぶ国史をひも解いても
過去にひとたびとて無かった、大洋をへだてた大陸の他国よりの侵攻によって
未曾有の大乱の中へと投げ込まれた、神皇国・『フォスター』の対ヒジュラ王国防衛戦争において
戦女神のごとき武勇と、打ち捨てられた死者さえ今一度立ち上がって敬礼を送るとまで言われた篤き人望によって
『荒野(あれの)の聖女』と称えられ、フォスターの民の、為政者の、兵士の、文字通り勝利の女神として
つねに戦陣にその存在の光を輝かせてきた、彼女がである。
例えば、この文章の 〜〜彼女がである。は終わり方としておかしいでしょ。
ってか、一文が長すぎる。
神皇国・『フォスター』とヒジュラ王国で戦争が行われた。
その防衛戦争で、女神として称えられた彼女は・・・。
みたいに、分けて書きませう。
あと、アルセステ、フォスター「ガリラヤ」 「シエナ」 「ソンハ」 「ヒジュラ」
ケントロン、アッサラム
人物や地名が多すぎて、読んでる人は覚えられない。もっと簡素化して伝えないとダメだ。
>>787-788 55点ぐらい。
文体はまぁいいんだけど、内容がお粗末だな。
>「そんのーじょういもえぇじゃないか、えぇじゃないかえぇじゃないかっ」
最初の書き出しからして意味不明。
>「また明日もあたしの給料のために貢献して下さいね!」と笑顔で見送ってくれた。
さすがに、こんなバカなことを言うウエイターはいないだろ。
それを聞いて僕が晴れ晴れとした気持ちになるってのもねぇ。
なんかね、特にココがダメだ!っていう致命的な欠陥ってのは無いんだけど、
読者を惹きつける何かが足りない。そこんとこを自分で研究してみて下さい。
794 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/27(金) 09:22:29
>>793 来たか韓国人。俺は大爆笑したぞ、そんのーじょういもえぇじゃないか、で。
それともそろそろ釣りを覚えたのかな。
795 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/27(金) 10:29:14
深夜。家々から光が消え、喧騒もなくなる時間。 真っ暗で何もない世界にいるように思ってしまうほど。 明かりをつけていない真っ暗な部屋で一時の孤独を感じる。 唯一月の明かりに映し出される街の輪郭とボクだけの世界。 そんな世界に浸りながら ゆっくりと眠りに落ちていくのがなんとなく心地いい。 自分だけの世界を夢見たり 自分の思い通りの世界を夢見たりするのが楽しい。 だけどそういう時に突然鳴り響くサイレンの音は ボクを現実に引き戻す。 ボクの想像の世界を壊してしまうサイレン。 遠くてもあの音は静寂を、 ボクの一時の想像の世界をかき消してしまう。 まして近くでなんかありえないくらいに。 書き出しの部分です。 批評よろしくお願いします。
796 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/27(金) 12:11:03
>>759 ポエマーっぽい。失礼だが、ありきたりな感じがする。文章は読みやすいな。『サイレン』が気になるから続きを読みたい気はするが、それだけの短文じゃなんとも・・・。
797 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/27(金) 12:12:30
798 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/27(金) 14:48:13
>>777-779 まったく進歩がないね。
設定が書いてあるだけで小説になってない。
ここに投稿する意味はないと思う。
評価F(問題外 チラシの裏)
799 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/27(金) 14:52:40
>>782 冒頭はインパクトあり。
その後主人公がどこにいるのかが分らない。
起きているのか、寝ているのかもわからない。
状況描写を入れればよくなる可能性あり
評価D(小説までもう一歩)
800 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/27(金) 14:58:19
>>787-788 状況も登場人物もわからないのに冒頭からセリフ続くのはNG。
会話の内容にもインパクトがない。
また会話が終わるとキャラの説明が始まるという最悪の展開。
788は水準に仕上がっている。
評価D(構成が下手 文章にムラがある)
801 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/27(金) 15:03:09
>>799 おーい、おかしなことを言うな。
>>799 に状況描写はいらない。
あのままの方が「背後に迫る闇」が際立つ。
下手に状況描写を入れると、「女の性」の底深さ、奥行き、などが殺がれる。
802 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/27(金) 15:04:54
>>795 特異な世界観があるわけでもなく凡庸な心理描写。
続きをみないと判断できないが、795に期待する部分はない。
評価E(オナニーはほどほどに)
803 :
801 :2006/10/27(金) 15:05:36
804 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/27(金) 15:09:29
>>801 君の意見はそうなんだ。
状況描写なしの小説はゴミ箱にいくのが現実だけどね。
805 :
801 :2006/10/27(金) 15:12:11
俺も便乗批評をしよう。
>>795 書き出しの部分がそうならその時点でお終いだよ。
どうしても挿入したいなら途中に挟みな。
まぁ、どちらにせよ体言止めの使い方は下手なままだ。
オナニーとまでは言わないが、読者が去っていくのは間違いない。
806 :
801 :2006/10/27(金) 15:15:25
>>804 下読みって頭悪いんだね〜
お前みたいな奴らばかりなんだろう。
807 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/27(金) 15:25:52
>>763-764 下手だな。
>ミンミンと騒がしい声は絶え間なく響き渡る。
>お天道様の七色に輝く矢が天上から燦々と降り注いでいた。
表現が幼稚すぎ。
ライオンのたてがみの描写もうるさい。
伏線でなければなくてもいいと思う。
余分なところをカットすれば読めるデキ。
評価D(表現に気を使えば見込みあり)
板葺きの長い廊下の戸を開け、草の無造作に伸びた広い中庭を臨む形で、
恵介と千奈津は廊下にべたりと座っていた。
「ねぇ、恵介。氷狐様って覚えてる?」
薄っすらと汗をかいた麦茶のコップを手に、千奈津は問いかける。
「あぁ? ヒョウコ様? 誰だそれ。千奈津、お前またどっかのくだらない
V系バンドにでもハマったのか?」
「くだらないは余計でしょ?」
千奈津はわざとらしく両頬を膨らませて見せた。
「忘れちゃった? 小さい頃アンタのジィジに、ここで教えてもらったじゃない。
この先の森の祠に眠る神様の話」
「あぁ〜。そういえば、そんな話してたな。十年以上前の話だろ? 急にどうしたんだよ」
恵介は心太を食べ終えると、その器を脇に置き千奈津の方へ顔を向けた。
「夏休みなんだしさ、ちょっとした冒険しようかなーなんて」
「おいおい、そのためにジィジんチに行こうっていったのか? 俺達もう高校生に
なったんだぞ? そんな恥ずかしいこと出来るかよ」
「あら、いいじゃない。私たち幼馴染なんだし」
千奈津はニッコリと笑って見せた。
冗談じゃないという風に恵介は手を振り「お前、あの話信じてるのか?」
808 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/27(金) 15:40:36
>>807 表現が幼稚と指摘しときながら、あなたのリライトには魅力がない。
こんなに短い文章を読むのに疲れたのは久しぶりです。
809 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/27(金) 15:54:57
810 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/27(金) 16:12:48
>>807 こう言った批評眼の方は至って平凡な方が多い。
良い言い方をすると真面目である。悪い言い方をすると取り得がない。
「取り得」とは正負の要素を指す。
一定の成果は収められるが、芽が出ることはない。リライトの文章を見ればわかる。
ある程度文を書く練習をすれば誰でも書ける代物だ。
字色は黒色しか使っていない。芽が出た奴の小説は十二色使いこなしている。
811 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/27(金) 16:35:54
でかい口たたく割に 原文よりひでぇクソ駄文書き散らすヤツばっかだなw まず鏡見ろよw
812 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/27(金) 16:38:42
批評の批評はキリがないなwww
813 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/27(金) 16:44:36
>>811 鏡を見ても解決にはならないでしょう。
>>812 俺らは野党なんだ。そして、与党でもある。
東京都江東区高橋二丁目の警視庁深川警察署高橋第二交番に、同町二ノ三所在の簡易旅館 「片倉ハウス」の長女片倉信子がやってきたのは、平成八年(一九九六年)九月三十日午後五時頃ごろの ことであった。 このとき交番では、駐在の石川幸司巡査が、自転車の盗難を届け出てきた地元の城東第二中学一年 田中翔子に応対し、盗難届を作成していた。片倉信子と翔子は城東二中で同じバスケットボール部に 所属しているのだが、この日、信子は病欠の届けを出して部活動を休み、早く帰宅していた。田中翔子は それを知っていたので、信子を見かけると、ひどく狼狽した。 もしも練習をズル休みしたのであれば、それは信子ひとりだけの問題ではなく、露見すれば一年生部員 全体が連帯責任を問われることになる大事だ。それだけに田中翔子は、信子が派出所に近づいてきて、 翔子がそこに居ることに気づいて足を止めたとき、ほとんど心臓が止まるような思いを味わった。 こんなところでばったり顔を合わせるとは、なんという間の悪いことだろう。ズル休みをするのなら、 どうしてもうちょっと上手くやらないのだろうか。 片倉信子は、派出所の入り口から二メートルほど離れたところに立ち、ためらるような様子を 見せている。田中翔子は気づかなかったふりを決め込むことにして、石川巡査の方に注意を戻した。 しかし信子は立ち去らない。なにをぐずぐずしているのだと、翔子がやきもきしているうちに、 石川巡査が信子がそこに居ることに気づいてしまった。 「片倉ハウス」は、この土地で、簡易宿泊施設として長い歴史を持っている。糸問屋の奉公人あがりの 創業者片倉宗郎が、馬喰町あたりに地方から衣料品の買い付けに訪れる商人たちのための宿として 「片倉旅館」の看板をかかげたのは、明治の中頃のことである。その後、高橋周辺の地域の趨勢に 呼応して「片倉ハウス」の在りようも少しずつ変わり、終戦後からこちらは、もっぱら労務者たちに 安くて清潔な宿を提供する旅館という形に落ち着いて営業を続けてきた。
815 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/27(金) 18:10:32
816 :
酷評願います :2006/10/27(金) 18:14:47
フクトミさんはスゴイ。 まあ、とにかくスゴイのである。 どんな人か簡単に言うと、ひたすら「ゴミを拾い続ける」人だ。 例えば、渋谷の道玄坂で「この道を掃除して」と箒を渡せば、 町田あたりまで本当に掃除していっちゃいそうな人。 それがフクトミさんだ。 四六時中ゴミを拾っている男の話を聞いても、 物語の登場人物としては面白くもない存在だろう。 けれども、ファミマで買い物したり、銭湯につかったり。 実際に目撃してしまうと話は別だ。 「そんな奴おらんやろ」と漫才師のように言ったとしても、 フクトミさんを知る者は、 「いや、それがいるんだって!」と語気を荒げてしまう。 まるでレッサーパンダの孫までもが立った瞬間を、 親戚の園児にみせてやりたいがごとく。 また、ハンカチ王子が汗をぬぐう一瞬を 激写しなくっちゃがごとく。 人ごみで首を長く伸ばしてはその後姿をなんとか探し、 親愛なる相手を呼ぶほどに手首を物凄い速さで動かしてしまうのだ。 フクトミさんの風貌は、ユンクの「叫び」に描かれた男風だ。 青白い顔をした亡霊が頭の上に現れたら、少し人間としての地味なリアリティを付け足してもらいたい。 さらにはフラッシュアニメ風に、地面へ金属探知機をかけているように肩を揺すらせてみよう。 あっ!その人です。フクトミさんって。
817 :
酷評願います2 :2006/10/27(金) 18:15:31
そんなフクトミさんには伝説がある。 ヘンな言葉を使っていいなら、それはもう。幻の伝説だ。 なんでも、かつてはトレンディドラマで一世風靡した女優と同居していたという噂。 同棲と言われないところが、いかにもフクトミさんらしい。 一説には、劇団員時代に居候から恋人同士になったが、 女優が有名になってからは人気俳優と恋仲になって、 マンションから箒で掃きだされたんだとか。 幻の伝説ともなると、 誰もが声なき笑みを浮かべて、顔の前でおおげさに手を左右に振るだろう。 しかし、よく考えてみて欲しい。 四六時中ゴミを拾って町田まで掃除していっちゃうと言われる真面目な男だ。 こんなわかりやすい嘘を自らつくだろうか。 真偽をフクトミさんに尋ねたことがある。 帰ってきたことばがは、 「もう、昔のことだから……」 フクトミさん。なんとも、Cooooooooool、だ。
819 :
批評お願いします。 :2006/10/27(金) 18:42:29
小説の冒頭です。 短いですが、お願いします。 陽が暮れた部屋のベッドで仰向けて、開いた窓から流れ込む冷たい風を感じる。 家が県道に隣接しているせいで、耳を澄ますまでもなくトラックや乗用車の音が聞こえる。 遠くで吠える犬の声も紛れている。それらの音は闇に沈んだこの部屋の壁であるように、 僕を四方から囲っている。反響している、ただそれだけかもしれないが、僕には 夜の声に思えるのだ。 陽を西の地平線に追いやった夜は土足で部屋に入り込み、礼儀を知らず騒ぎ出す。 酒を交わし、唄を歌い、やりたい放題暴れ狂う。僕の視界を真っ暗にして、絵画の 美しさをも奪っていく。夜は傲慢なのだ。しかし、僕にはわかっていた。 もう時期夜は騒ぎ疲れ、寝息を立てて眠ってしまう。だから、騒がしいのは今だけだ。 陽が暮れて間もない今だけだ。宵の世界である。
820 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/27(金) 21:09:06
どこかでなにかが鳴っている。 単調で硬い音だった。それがやむことなく聞こえてくる。こいつはいったいなんだろう。 その疑問がぼんやりやってきたとき、ようやく耳元で鳴るデジタル特有の音階だと 気づいた。 志村秀明は顔をあげた。まだはっきりしない頭で事情を把握するのに数秒かかった。 いつもこうだ。重油の表面にどろりと浮かびでたような目覚め。不快な夢を見ていたような気もするが、 いまはもう思いだせない。 まだ鳴っている腕時計のアラームをとめた。八時だった。始業までちょうど一時間だ。 ずっとデスクでうつ伏せになり、眠っていたのだった。窮屈な姿勢でいたせいか、 肩から腕にかけてしこりがある。あくびをかみ殺しながら目をおとすと、スチールデスクの表面に よだれが小さな池をつくっていた。 「おはようございます」 声がしたほうに目をやった。パソコンのキーボードに手をおいた浜野淳子がさりげない微笑を うかべた。早出したらしい。ならいままで、ひどく無様なおれの恰好を見ていたにちがいない。 ただこの娘のいいところは、それ以上よけいなことは口にしない点だった。 「おはよう。早いな」 答えてからティッシュでよだれをぬぐい、引き出しの洗面用具と歯ブラシをとりだした。 フロアには、ほかにも早朝出勤した社員がなん人かもう席についている。彼らのあいさつに 生返事をかえしながら廊下をぬけ、洗面所に入った。ここにはまだ、だれもいない。 放尿のあと、鏡を眺めた。四十男のくたびれきった顔が映っている。おちくぼんだ目が、 冷めたスープみたいに濁っている。 歯を磨き、シェーバーで髭を剃り、蛇口そばにある消毒液で顔を洗った。まだそれほど白髪が 目立たない髪に櫛をいれると、いくぶんマシにはなった。よれよれになったネクタイをしめなおす。 シャツには、よだれの染みが袖にあった。このままでは、とうていまっとうな会社員にはみえない。 だが、椅子の背にかけてあるスーツの上着を着れば、一応それらしくはなるはずだ。
822 :
777-779 :2006/10/27(金) 22:05:30
レスありがとうございます。 >792 >70点。流れる文体なので、ラノベとして読み易くはある。 ありがとうございます。 誉めていただくとモチベーションが上がります。 >一文が長すぎる。 たしかに、それはそうだなと反省してるんですが >この文章の 〜〜彼女がである。は終わり方としておかしいでしょ。 というのは納得行きません。 「アルセステは、迷っていた。」に後の文章がかかっているわけですし。 アルセステの力・存在の強さというのを説明した上で 「そういう彼女でも迷っていた」と続いているわけなので、別段おかしい所は無いと思います。 「何故迷っていたのか書かれていないからおかしい」という意味なら分かりますが それはこの後描く予定でしたので… >人物や地名が多すぎて、読んでる人は覚えられない。もっと簡素化して伝えないとダメだ。 >798 >設定が書いてあるだけで小説になってない。 ここら辺が僕の悪い癖みたいですね…。いつも言われるので。 設定を最初にほとんど全部作ってしまって、そこから切り出すように エピソードを書くという姿勢自体がいけないのかなと反省しています。 ただ、僕の作品は どうしても暗黙のコンセンサスにうったえるような世界観や、表現という物になじまない 一から作品世界を創り上げてしまう、いわゆる準世界創造系なので 読者に作品をどう理解していただくか、という問題との折り合いは難しい問題です。
>>771 おお、ネカマに弄ばれた「ぢ」じゃないか。
立ち直ったのか? しかし傷は深いようだな。
>文章は一人称。つまり、オレが見上げなければ頭上の星空は存在しないのだよ。ボケw
そんなことは「ぢ」大先生に言われなくても誰でも知っているって。
まあ誰でも知っていることを自分だけが知っていると思いこむあたりが「ぢ」らしいが。
「夜空を見上げれば」自体は間違いじゃない。
しかし「見上げれば」という描写を省略して「夜空には」と書くのもアリ。
というか、こっちのほうが普通。
おまえだって一人称だからっていちいち書かないだろ?
「太陽は真上にあった。白い船が沖を通ってゆく」
これを、
「見上げれば太陽は真上にあった。正面を見ると白い船が沖を通ってゆく」
と、すべてでは書かないだろうということだ。
おまえならわかるよな? 意地張るなよ。
で、「夜空には」で通じるのに、わざわざ「夜空を見上げれば」と書くのは、「見上げる」とい
う行為に意味を持たせるか、あるいは強調したいという意図があるってことだ。
それで、
>>659 はここではそんなに意味を持たせなくても強調しなくてもいいんじゃないか
と言っているわけだ。
もちろんそれについては、「いやここでは”見上げる”が大事なんだ」という意見はあっていい。
しかし、おまえの「一人称だから」というのは、それ以前の誰でもわかっている前提をほじくっ
ているわけで、滑稽なだけ。
「余命」で大恥かいたのに、ほんとに成長しないなあ。
ネカマにのぼせあがったことはそんなに恥ずかしいことじゃないぞ。
男ならいちどはあることだ。立ち直ってくれ。
応援しているよ。
814は宮部みゆきの「理由」の一節か・・・ こうしてみたら下手だな
>>819 >陽が暮れた部屋のベッドで仰向けて、
×「仰向けて」
○「仰向けになって」
>もう時期夜は
”もうじき”の誤変換ね。
で、小説の冒頭ということだけど、こういう書き出しの小説があったとして、
あなたは続きを読みたいと思うの?
826 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/27(金) 22:42:27
828 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/27(金) 22:46:37
>>816-817 冒頭はまずまず面白い。
主人公の視点でフクトミさんを描写する作品なら、三段落目は不要。
フクトミさんの行動とは関係ないから。
このテンションで何枚書けるのかが問題。
100枚くらいネタが続くならおもしろいかもしれない。
評価???
829 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/27(金) 22:49:54
830 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/27(金) 22:50:53
>>819 > 陽が暮れた部屋のベッドで仰向けて
タイプミスか?
一段落目はまずわかるとして、ニ段落目は観念的で意味不明。
小説の冒頭ならば、一段落目の後に主人公を動かすこと。
主人公が動かせないならば、冒頭を変えること。
評価E (観念的な表現はオナニーにすぎません)
831 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/27(金) 22:52:28
>>771 >おまえ、莫迦ぢゃねーの。
>冒頭の白浜、って色彩で音より光ぢゃねーの? ボケw
それは気づいてたけど、姫路の白浜海岸を言ってるのかと思ったのさ。
でも、まあお前の言うとおりだよ。姫路は瀬戸内海じゃないからね。
勉強しなきゃだね。
>>831 ふてくされるのは別の場所でよろしくお願いします。
>>821 悪くはないんだけど、う〜ん、細部が弱いので、いまひとつの感あり。
>重油の表面にどろりと浮かびでたような目覚め。不快な夢を見ていたような気もするが、
>いまはもう思いだせない。
これは、上手い。リアル。
>まだ鳴っている腕時計のアラームをとめた。八時だった。始業までちょうど一時間だ。
>ずっとデスクでうつ伏せになり、眠っていたのだった。
「眠っていたのだった」――これだと、意に反して寝ていたような表現になる。でもアラー
ムをかけていたんだから、そうじゃないよね?
>あくびをかみ殺しながら目をおとすと、
どうなんだべ。あくびは眠いのに寝られないときに出るもので、起きて出るものではない
ように思うが。起きてすぐするとしたら意識した深呼吸ではないの?
>四十男のくたびれきった顔が映っている。おちくぼんだ目が、冷めたスープみたいに濁っている。
まあ、そういう四十男もいるだろうが、会社に泊り込むような男ならもう少しエネルギッシュでないの?
>このままでは、とうていまっとうな会社員にはみえない。
致命的に駄目だとおもったのはここ。
部下もいる四十男の会社員は「まっとうな会社員」かどうかなんて基準で自分を見ないよ。
これでは会社員になりたての二十代の男の感想。
四十男はね、会社内での自分のポジションにふさわしいかどうかで判断する。
たとえば、「このままでは部下に偉そうなことは言えない。だが、椅子の背にかけてあるスーツ
の上着を着れば……」とかにすべき。
834 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/27(金) 23:00:52
>>821 一人称の文体なので、
> 志村秀明は顔をあげた。
が浮いているような。
このシーンが面白いかどうかは別として、小説として読めるレベル。
女性キャラ浜野の描写がもう少しあってもいい。
この後の、会社での徹夜が生きる展開になるならば、合格点。
評価C (展開がわからないのでとりあえず)
>>834 >一人称の文体なので、
三人称でしょう? 三人称主人公視点。
馬鹿ですか?
836 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/27(金) 23:33:32
>>829 いや、その意味が分からない。
「ぢ」を批評した文章が上手いってこと?
837 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/27(金) 23:43:50
デスノート、面白いね。マンガも映画も。 まぁ、想定内の展開だったのが残念だ。 ところで、今日も珍プレー好プレーが続出だね! 一通りレス読んでみてわかることは、批評者の視点が堅いということだ。 深読みとは違う思い込みで頭がかちこち。可愛い奴らだよ。
838 :
名無しさん@そうだドライブへ行こう :2006/10/27(金) 23:49:01
>一通りレス読んでみてわかることは、批評者の視点が堅いということだ。 どういう感じなんですかね。 私は自分が書くのが好きなだけで他の方の文章には興味が無いので 批評というのは難しい作業です。
839 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/28(土) 00:20:04
>>834 情景描写と心情描写の見分けが付かない人が「評価○」と、
自分の好き嫌いで断言していることについてどう思う?
てかお前、能力ないね。
小説を見る目も文章を見る目もないわ。
でさ、評価AかSがつく小説晒してよ。お前の力測ってやるよ。
840 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/28(土) 00:45:58
てか、実売で何万部?担当の作家でもいいけど。 あー、わかっちゃうから言えないか。
841 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/28(土) 00:53:25
>>840 日本語はおかしくないが、「実売で何万部?担当の作家」の意味は不明だ。
あと、なぜレスを書き込んだのかも不明だ。
842 :
菅野ひろし :2006/10/28(土) 00:54:29
「秒奪」内容(「BOOK」データベースより)
交通管制システムが操られ、大渋滞が引き起こされた。都市交通がパニックに陥ったとき、同時多発現金強奪事件が発生した。
襲撃された現金輸送車は17台。強奪された現金は4億3800万円。最初の犯行は都庁通りで勃発した。これによって都庁通りが渋滞すると、新宿地区全体、および渋谷区北部にまで渋滞は引き起こされた。渋滞の最中、次々と現金輸送車が襲われた。
しかし、犯人の真の狙いは現金強奪ではなかった…。
内容(「MARC」データベースより)
交通管制システムが操られ、大渋滞が引き起こされた。
都市交通がパニックに陥ったとき、同時多発現金強奪事件が発生した。しかし、犯人の真の狙いは現金強奪ではなかった…。
商品の説明をすべて表示する 商品の詳単行本: 253ページ 出版社: システムは年輪の会 (2004/12)
作家の管野ひろしと申します。 処女作「秒奪」は、交通管制システムと言う交通インフラを題材としていますが、 2作目に考えています「車が空を飛ぶ日(仮題)」は、近未来小説で、「秒奪」の延長線上のお話です。
本当に車が空を飛ぶ?と思われるでしょうが、50年後には間違いなく空中を車が飛び交っていると思います。 (30年前に誰もが携帯電話を持っているなんて想像疎しなかたように・・・
名 前 管野 ひろし (男性)現住所 神奈川県横浜市 年 齢 41歳 誕生日 05月21日 血液型 B型 出身地 神奈川県横浜市
趣 味 映画鑑賞, スポーツ, スポーツ観戦, 音楽鑑賞, お酒, ショッピング, ドライブ, 旅行, 読書 職 業 営業・企画系
所 属 松下電器産業株式会社
自己紹介 管野ひろし(ペンネーム)
扶桑社より「秒奪」と言う本で、作家デビューしました。(本業は、一応一流企業のサラリーマンです)
友達の輪を広げたいと思ってミクシィに登録しました。
よろしくお願い致します。
好きな休日の過ごし方 ゴルフ、フィットネス、読書
好きな観光地 上高地(紅葉の時期は最高)
好きな言葉 システムは年輪なり!(僕の言葉
http://mixi.jp/show_friend.pl?id=6123403
843 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/28(土) 01:04:40
>>842 作家でその程度の頭だとは……
携帯電話は普及する何十年も前から存在しており、小型化すれば現代のようになることは予想されていた。
それと、今はハリー・ポッターでお馴染みの「透明マント」が開発されていて、
先日ある成果が出た。
将来的には透明マントが当たり前の時代がくる。
844 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/28(土) 01:24:53
>>840 あなた、どこかの編集者?
担当の作家、と言ってるけど。
845 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/28(土) 01:30:08
>>835 >三人称でしょう? 三人称主人公視点。
それを 一人称 というのでは?
846 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/28(土) 01:31:54
847 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/28(土) 01:32:07
主人公視点がね
848 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/28(土) 01:36:01
>>845 うわぁ! 気持ち悪!
鳥肌が立ったわ!
どうりでお前の批評は他と比べて質が悪いわけだ。
849 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/28(土) 01:36:39
おお、便利なwikiを読んで勉強しよう!
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%80%E4%BA%BA%E7%A7%B0 一人称
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: ナビゲーション, 検索
一人称(いちにんしょう)とは、人称の1つで、自分自身の事を指す。自称。「一人称複数」と区別するために一人称単数ともいう。
一人称複数とは、自分以外の人を含めて指すが、含める範囲は文脈によって異なる。ただし、相手を含める(包括形)か、含めない(排除形)かを区別する言語も多い。
ーーーーーーーーーーーー
ここでの話は、一人称複数になるね。
850 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/28(土) 01:40:01
おお、勉強になったが余計複雑になった!
851 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/28(土) 01:40:31
>>849 一人称複数を教えてあげるよ。
例:「私達」「僕ら」「我々」
852 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/28(土) 01:43:34
>>851 単語の使用例で人称は決められない。
文脈で計れってことだ。
853 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/28(土) 01:43:44
>三人称でしょう? 三人称主人公視点。 この場合、視点者が主人公の三人称だよね。
854 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/28(土) 01:45:29
我輩は猫である 一人称 我輩は猫である 三人称 どっちでも、その後の展開で 応用可能じゃん
855 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/28(土) 01:48:07
人称に対する数学のような定理が欲しいな。 難しいね。
856 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/28(土) 01:52:32
>志村秀明は顔をあげた。
>ならいままで、ひどく無様な "おれ" の恰好を見ていたにちがいない。
>>834 の言っている事は間違ってもいないかもしれない……
どっちとも取れるな。
857 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/28(土) 01:55:42
>>852 お前の頭ってどんな構造になっているわけ?
辞書に書かれていることすら読解できないの?
誰が文脈で計れって言っているの?
wikiにも書かれていないぞ?
>>854 「我輩は猫である」は一人称だよ。どう考えれば三人称になるわけ?
858 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/28(土) 01:57:26
>>856 >ならいままで、ひどく無様なおれの恰好を見ていたに違いない。
この部分は心情描写です。
859 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/28(土) 02:00:15
>>857 ここの小説について話てるんだろ
小説は展開で人称なんてコロコロ変わるんだよ
wiki?辞書?
質問の意味がよくわからん
>>854 はおいらじゃないから意味不明
日本語って難しいな
861 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/28(土) 02:08:00
>>859 あのな、ここの小説についてだと尚更三人称だ。
小説は展開で人称がコロコロ変わる? 馬鹿なことを言うな。
862 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/28(土) 02:08:49
完璧に解決できるスーパーマンはこの板におらんのか!!!??? 文学板の自称プロ読書人どもに救援頼もうか
863 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/28(土) 02:09:03
>>858 の指摘通りで、作者の人称理解が微妙、て事か。
864 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/28(土) 02:14:45
「作家志望者必読!人称理解入門」文芸春秋編集部刊 出たら買う。
もう一人称で描けば解決するじゃん。「僕は〜だ」 村上春樹を目指せ
866 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/28(土) 02:22:41
>>862 お前自演? それとも本当に視点と人称を勘違いしているだけ?
『アキはりんごを食べた』
上記の文章があり、主人公「アキ」が自分のことを名前呼び(アキと呼んでいる)している場合は一人称だが、
>>821 の主人公は「おれ」と自称している。
「志村秀明は顔をあげた」とあるのだからこの小説は三人称小説だ。
867 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/28(土) 02:27:52
868 :
866 :2006/10/28(土) 02:31:24
870 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/28(土) 02:33:57
おい! いつも「評価○」って批評していた奴、出て来い。 お前は馬鹿確定だ。 今度から「批評○」なんて添えていたら即刻ぶっ潰してやるからな。
871 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/28(土) 02:35:06
>>866 862はおいらじゃないと書いたうえで
それは、お前さんの文脈の結末で3人称だと決め付けているだけだろう。
まだ物語は続くのだよ。
もの か た り
語り口と人称の正確な方法論については、正直わからん。
わかるなら教えてほしい。
872 :
866 :2006/10/28(土) 02:44:04
>>871 お前も馬鹿の一員か?
自由間接話法を勉強してこい。今よりは多少賢くなれるわ。
>>821 の「おれ」が出てくる部分を読め。
>早出したらしい。ならいままで、ひどく無様なおれの恰好を見ていたにちがいない。
「らしい」「ちがいない」
この部分は主人公が推測していることを表している。
よって、「おれ」という語が出てきたところは心情だ。
>志村秀明は顔をあげた。
この部分は行動を描写している。だから情景描写だ。
以上のことから
>>821 は三人称小説。
続きを読まなくてもわかり切ったことだ。
873 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/28(土) 02:56:37
>>869 >>872 勘違いしてたのは俺の方だった。馬鹿だ。
冒頭部分だけの話だから、続きは全く関係ないと俺も思う。
例の冒頭部分は三人称。
章が変わって一人称が挟まれる場合もあるから、
続きも三人称とは一概に言えないが。
>ならいままで、ひどく無様なおれの恰好を見ていたに違いない。
一人称に近い三人称で、いきなり「おれ」を入れて心情描写されても混乱するな。
俺が未熟なだけか。
「、と思った」くらい付けてくれるとわかり易い。野暮かな。
志村秀明→おれ
まあ書き換えれば一人称で通ってしまうしな。
ttp://www.h7.dion.ne.jp/~p-o-v/lecture/siten-1.htm 「楽園」という総合サイトで、以前講座を開いていた人のHP。
人称ではなく視点者で捉えよ、という事をややこしく語ってくれているw
映画のカメラに例えて捉えよ、ていう別所の簡素な説明の方がわかり易かったが。
874 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/28(土) 02:57:25
自由間接話法ってなんだ? 勉強するよ 読んでないのに続きがわかるのかw それが自由間接話法てやつかw なんでも強引に定義しようとする姿勢がバカだと言ってるんだよ 専門用語(風ふう) 使っても、話にならんぞw わかりきっているなら続きや結末を書けるか? だからハッキリ証明できるのか?
875 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/28(土) 03:01:37
アホの横槍申し訳ありません 人称の使分けが出来ずに プロで活躍していらっしゃらる方はいますか。 自分の好きな作家が馬鹿だったと考えると怖い。。。
876 :
866 :2006/10/28(土) 03:02:42
877 :
866 :2006/10/28(土) 03:16:39
>>874 お前の底の浅さが返レスから窺い知れるよ。
章ごとに視点を替えるのならわかるが、人称を替えるのは理解できん。
別にそのような小説があってもいいと思うが、今は話が違う。
お前、苦しくなったからといって論点を摩り替えようとするのは馬鹿の典型だぞ?
878 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/28(土) 03:38:11
アンカー間違いで俺への返信か?
>>873 >>874 は別人だからな。
一人称→三人称→一人称、という小説も出てきている。
一人称で視点者が変る小説も普通にあるしな。
古典文学の手法が絶対という訳ではない。
論点を摩り替えているわけではなく、俺はお前を認めてるんだがな。
何度も言うが、あの例文は三人称。
馬鹿馬鹿と叫ぶお前も見苦しいな。厨の典型だ。
全く関係のない話で板を汚してすまなかったな。あとは一人で暴れてくれ。
879 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/28(土) 03:47:48
>>878 人称を変える小説があるかどうか、というのが論点のすり替えなんだよ。
それと、
>>821 で晒されていない部分で人称が変わっているかもしれない、というのも同様だ。
馬鹿と言ったのは謝る。でも、「馬鹿だった」と相手に自覚させることも大切。
じゃないと笑い話で終わるだろ?
880 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/28(土) 03:57:32
冷静になって読み返せ。そしてお前も馬鹿だと自覚しろ。 何度も言うが、あの例文は三人称。何の不満があるのか疑問だ。 スレタイと関係ない無駄レスは笑い話以外の何物でもない。 しつこくレスしている俺もお前も馬鹿、でFAだ。 お疲れさん。
881 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/28(土) 04:10:05
>>780 この論議の発端は
>>845 。
要するに
>>845 のとんちんかん発言の指すことが論点だ。
人称転換する小説があろうが、視点転換する小説があろうがこの論議には関係ない。
なのにそれを挙げて文句垂れるから「論点のすり替え」と言った。
あと、俺は初めから三人称だと主張し続けている。
882 :
881 :2006/10/28(土) 04:16:08
883 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/28(土) 04:29:30
なんかレベル低すぎだな。
一次すら通過できない常連が集まってきてるのか?
>>821 は、視点がずーっと主人公の内部視点だろ?
この状態で、
> 志村秀明は顔をあげた。
と三人称を使う場合は、外部視点に切り替える時なんだよ。
ところが821はまた主人公の内部視点に戻ってるだろ。
だから浮いてるんだよ。
これが理解できない奴が三人称で小説家いても無駄。
884 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/28(土) 04:44:12
>>883 そんなことはわかっているよ。
おそらく
>>821 は、何となく三人称小説にしたのだろう。
でも視点についての理解が浅い分、描写は主人公の内部視点になった。
それで情景描写の時だけとりあえず自称は「志村秀明」としている。
気になるのは女性の名前もフルネームになっていること。
読者に主人公の名を知らせるために敢えて初めだけ「志村秀明」としたのかもしれない。
【夜を越えて】 暗闇の帳の中で、睡眠の為の時間がやってきた。彼をおとなしく眠らせるには、もう歌は効かない。さて、何を試してみよう? 船内の備え付けにはあまり、幼い少年に気に入ってもらえそうなものは見当たらない。 インゴットは悩んだ挙げ句、白いスカートに山程お菓子を拡げると、裾をつまんで立ち上がった。 ……軽やかな足音が響く。 「インゴット!」 「インゴット……だよね?」 ドアが開く前からこれだ。お菓子はマズかったかもしれない。 「寝る前にお菓子?インゴット、ちゃんと歯磨きできるの?」(続く)
(
>>885 の続き)
逆に子供扱いされたことが思い出されて、つい青年を睨んでしまう。伸ばされた手はインゴットから薄手のブロックチョコを取ると、あろうことかキャラメルクリームを塗りたくって、チョコチップを振りかけて、そしてカブりついた。おえっ。
「あの夜は、海で終わる話を聴かせてくれたよね」
海?なんだったかな……
「ほら、海の底から戻ると半世紀も過ぎていたって」
インゴットよりも大分背の高い青年は屈託の無い笑顔で続けた。ああ、最後まで話さずに眠ってしまった話。続きは知らないのかな?「えっ、あれで終わりじゃなかったんだ!」
てっきり続きをせがまれるかと思ったのに、それきりだった。(続く)
(
>>886 の続き)
高速船は変わらず航行中。日中、と青年が呼ぶ時間はなにやら端末に向かって……まぁ、何かをしている。何か、は知らない。
青年は、太陽を失って以来進み続ける船に22年乗っていた。外付けの記憶媒体はいたずらに見知らぬ夢を与え、金属の塊(インゴット)は変わらない言葉で最後の生命に話しかける。
「いつかの話、ここから降りた時に聴かせてよ」
夜、と青年が呼ぶ時間に云われた。そうだね、いいよ。インゴットはやさしく青年の髪をなでるとドアの向こうへ行った。
いつものように、船の航行を変わらず続ける為に。
(終)
>>885-887 どうしようもないオチで、薄い内容の投げ捨ての作品。
最後に意外性を持ってきたつもりかもしれないが
この文の最後を書かなかったとしても、総評は変わらないと思う。
インゴットとの掛詞は分かる奴が少ないだろうし、分かってもどうしようもない気がする。
>>889 さすが酷評orz
逝ってきます。
ありがとうございました。
891 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/28(土) 08:19:05
>>885-887 話は面白いと思ったが、インゴットのオチは直ぐ気が付いた。
しかし、それをそのままオチにもってくるとは思わなかった。
がっかりだ。
もっと意外な展開にできればなあ。
、
>>821 はふつうに三人称主人公視点だよ。主人公の心の内部に踏み込んであるだけのことを、酷評者が独自の屁理屈こねてるだけ。
893 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/28(土) 09:22:22
糞文。以下、酷評w
>>782 >『神様、どうか彼の年増女への気持ちが今すぐ消滅しますように。彼の気の迷いを消して
>あげて下さい。きっと彼は、私の魅力についてく自信がなくなっちゃったと思うの。だか
>ら、彼の自信が復活して私の元へ戻ってきますように。』
はあ?
私の魅力が彼の自信を上回っているから、彼が年増女へ走った、てーのw
あのさー、逆だよ。自信の無い男が年増女へ行くかな。
自信があるから行くし、行けるんぢゃねーの。
>カッターナイフの歯を三センチほど出し、左手の甲を斜めに四センチほど一気に切る。
三センチとか、四センチとか、モノサシではかったのか?
数センチでいいんぢゃねーのw
>こんな可愛げない女だから、あの程度の男にも振られるのであろうか。
振られるに違和感。
振られるってのは好きでは無い。嫌いだって感ぢがする。振られた者の元にはまず戻ってこない。
ここは、逃げられる、が適当。それなら、舞い戻る可能性は有り得るだろう。
>傷の手当てをしてない甲は、10分たったにも関わらずいまだ鮮血が流れ出ている。
時計で10分を計ったのかっての?
三センチとか、四センチとか、10分とか、そんな事をはかってる暇ねーだろw
しかし、10分たったら血が止まるって通念もどうかなあw
894 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/28(土) 09:23:17
つづき >左手の甲の血を、動物のように貪り続けながら、 ここは動物より、獣の方がいいかも。 >あの男に犯されるとこが頭をよぎる。中指が侵入してくる感じが心地良い。 >子宮が満足し、私は中指を舐めた。 おいおい、犯されるとこが頭をよぎる、って文学表現しようぜっw →あの男に犯される情景が頭をよぎる。 →あの男に犯される情景が脳裏をよぎる。 あと、個人的な性癖もあるだろうが おれとしては、あの男に犯されるとこよりも、 あの男が年増女と戯れる光景が脳裏をよぎり、 嫉妬に自慰行為に耽る様の方が、より官能的で、より惨めで、良くねーかなw 例えば、こんな感ぢ。 →あの男が年増女と戯れる光景が脳裏をよぎった。犯されたい、――私も。 →そう想うと身体が熱く滾って、――中指が侵入してくる感じが気持ち好い。 みたいなw
895 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/28(土) 09:24:21
坊や。総論だせっw 文壇に、金原ひとみは二人はいらない。 作風が似ている事がおまえの唯一の自慢なのか、知らないが、 しかし、それはおまえにはオリジナリティが無いって事だぜっ。 作家たちは影響を受けた作家に似る傾向を如何に除外するか、に苦労するらしいぜっw せいぜい、似てる作風を自慢してろ。坊やw 一応リライトしたが、これが中々の傑作。まあ、おまえにはもったい無いがなw
896 :
湯豆腐 :2006/10/28(土) 09:38:41
じゃあリライトしたのを晒してもらおうか
振り返ると坂の下には、古くて小さい家々と大きな工場が混在する、ちぐはぐな町並みが広がっていて、遠くには海が見えた。 先月港に入港したリタリィという大型船も見える。 空はといえば灰色に曇っていて、街のあちこちにある工場の煙突から立ち上っている煙の色と、同化しているようだ。 最近じゃ息をすると口の中に砂粒が入っているような感じのする時がある。きっと空気が汚れているのだと思う。 港が出来た数年前から、この町にはたくさんの工場がやってきて、町は騒がしくなった。 鮎川里美もそのころに転校して来た。初めて彼女を見たとき、彼女は校舎の裏でびしょぬれだった。長い黒髪が顔に張り付き表情をわかりにくくしていて、前の学校で着ていたと思われる、デザインの違う制服が体に張り付いていた。 そばに転がるバケツとぞうきんに、あいつらのにやけながら走り去る顔。それを見た時、何が行われたのか理解出来たが、どうして転校して来た日にそうなったのかは、僕には理解出来なかった。 なぜだろう。そう思って彼女の顔を見た時、彼女は何かを言おうとしていた。彼女の唇がゆっくりと動き出した時、騒動を聞きつけた担任がやってきて、彼女の唇の動きを止めてしまった。 彼女は何を言おうとしたんだろう。 明日にはきっと最終通告が出て、僕たちはこの町を離れなくちゃならいのに。なんだってそんな事を思い出してしまったのか。 僕は生まれた時からこの町に住んでいて、ずっとこの町で生きていくんだと思っていた。だけど、この町はリタリィという船が来てから変わってしまった。 あの大型船は、海の向こうの国からたくさんの外国人を乗せてやってきた。外国人はこの田舎町には珍しいものだったが、町の雰囲気を変えてしまったのは、その容姿だけが原因ではなかった。 彼らには戦争の臭いが染みついていたのだ。硝煙の臭いとかそういう具体的なものではなく、彼らの存在、その瞳の奥の輝きや、地面にのびる影の中に、その臭いは感じ取る事が出来た。 町の大人達は、僕たち子供が外国人と接する事を極端に嫌がった。 海の向こうでは戦争が続いている。そんな事は全く関係無い事だと思っていた。それでも彼らの存在は、世界のどこかで行われている戦争が、真実のものだと告げている。
なぜ彼らがこの町へやってきたのかは、今でもまだよくわからないままだ。あれだけの人数の外国人がこの町にやってきたことは、未だかつて無い、ここは観光地でもなければ、リゾート地でもなく、気候もよいとは言えない。 たくさんの工場が建ち並び、空はずいぶん長い間、鉛色のままだ。 戦争から逃げるにしても、もっと住みやすい所はたくさんあるはずだ。この国はどこも平和で、わざわざこの町を選ぶ必要は無いはずだった。 戦場からの待避中に単なる偶然でこの町にたどり着いたというのだろうか。 多くの大人や教師達は偶然だと説明していた。だけど、数年前にそれほど必要でなかった最先端の港が出来た事と関連づけて、ある噂が僕たちの間では流れる事になっていた。 町の工場では戦争に使われる兵器が作られている。外国人はその兵器を受け取りに来たんだ。と、そういう噂だった。 噂の渦中にあった外国人は、当初リタリィの中で寝起きをしていたが、数ヶ月の後には、町の各地に思い思いに滞在場所を移し始めた。自分でアパートを借りる者、数人でボロボロの廃屋を直して住み着く者、この町の住人の家に転がる者など様々だった。 町には戦争の臭いをまとった外国人が、浸食してきていた。 そんなある日、最初の犠牲者である隣の担任が行方不明になった。確認したものは誰も居ないが、彼女は教師でありながら外国人と住んでいるという噂を立てられていた。その美しさと理知的なイメージを妬むやつらの嫌がらせだったのかもしれない。 その翌日にも人が消えた。さらにその翌日にも。毎日のように人が消え、一度に消える人数も日を追うごとに増えていった。 為す術も無く、人がたくさん消えていく中、先週町の役所が、爆破された。町の病院の入院患者は一気に定員をオーバーし、火葬場には列が出来た。 数日後には、住民の退去を要求する声明が届いたと、発表された。 そして昨日、僕たちの学校が昼休みに覆面をしたやつらによって占拠された。彼らは理解の出来ない言葉を叫びながら進入してきて、教師をためらいも無く殺害していった。 僕はいつもの休憩所である校舎の裏で、その惨劇を目撃した。あの時教室に居たら、僕もどうなっていたのかわからない。
気がついたら学校から離れた路地に居て、手は血だらけだった。やっと家にたどり着いて洗面所で手を洗った時には、手が震えている事と鏡に映った自分の顔が笑っている事に気がついた。 そのまま僕は気を失ったらしい。肩を揺り動かされ目を開けると、いつの間にか自分の部屋のベッドに横たわっていた。洗面所で倒れている僕を父親がベッドまで運んだようだった。 朝を迎えたリビングのテレビでは、昨日の学校の占拠のニュースがひっきりなしに報道されていて、住民の退去を呼びかけていた。 事件はまだ解決しておらず、犯人達は学校に立てこもっており、事態を重く見た政府から明日には正式な退去勧告が出るようだった。 明日の朝には家を出るから荷造りをしなさい。という母親の声を振り切って、僕はここへとやってきた。 灰色の空は昨日よりもさらに濃い色になってしまっているような気がする。急がなければ、すぐ夜になってしまうだろう。この町を離れる前に行かなければならい無いところがある。 坂の下の町並みの中に小さく見える学校を横目で見て。僕は坂の上の方へ向かって駆けだした。 以上、小説の冒頭部分です。 よろしくお願いします。
900 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/28(土) 09:53:41
無職残飯おまえに小説は無理だって諦めて働け
901 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/28(土) 10:18:11
>>896 心の中で傑作だと思わせといてやれよ
勿体無くて人様には見せられないらしいからさ
うわ、今回の「ぢ」は酷いな……今までみた中で一番酷いぞ。 つかこの酷さはニセモノじゃね?w
903 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/28(土) 11:09:36
>>759 酷評レスありがとー。
751は、漫画の原作に内定したときのプロットの一部(時代背景)。
小説の書き方のルールもしらないけど、プロ評価だけはされたよ。
100万部売ってる漫画家だったから、もったいない降板しちゃったけども。
ただ、おっしゃる通り確かに光るものがない。人物描いてないからね。
わかる人はわかるんだなって感じ。感心したー。
>>828 816は、ちょろっと書きとめたのを推敲しただけ。
一晩で100枚は無理だって。1枚って400字でしょ?
小説とか20冊ぐらいしか読んだことないんで。
まず読まなきゃだ。投稿と酷評があるんで、ここは勉強になるよ。
菅野ひろしの酷評ならウレシイな。
「秒奪」のあらすじなら売れると思うし。
現代の落とし穴は面白いもん。
しかもタイトルがいい。
そして、黙ってるが実力者もいる。
「それはっ……お前だ!」
ニヤッとするんじゃねえって。
(最近、三点リーダーの使い方覚えたよwあってる?)
>>844 編集じゃないです。仕事の相方は250万部以上売ってます。
相方にいつも「天才っ!」と言われるので、
なんの努力もしないまま、その気になって投稿してみましたが、
酷評でボコボコにされました。
三日前あたりに、あれって冗談だったのかって気がついた次第でw
てへてへっ♪
904 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/28(土) 11:37:03
<彼らには戦争の臭いが染みついていたのだ。硝煙の臭いとかそういう具体的なものではなく、彼らの存在、その瞳の奥の輝きや、地面にのびる影の中に、その臭いは感じ取る事が出来た。> この一文に(書き手の)作為が露呈してしまっているように思った、話のモチーフとしての「戦争」がまず念頭に置かれていて、しかしそこから逃れてきたらしい外国人(たち)についての詳細は不明だという認識からか語り手のその歯切れは良くはならずに話が進むという流れ、 そのせいかしだいに語り手(=「僕」)は書き手とほとんどかぶさってゆく感じ、多少文章をいじれば「僕」を何か別の、というよりまんま人称代名詞で読み替えたとしても違和感なく読めてしまえるかもしれない気がする。 <気がついたら学校から離れた路地に居て、手は血だらけだった。>ここの「気がついたら」だって作為のように読めてしまう、語り手(主人公)と書き手とを等号では結べないことに897〜899さんは自覚的なのだろうか、と批判的に読んでしまう。 と長々書いてしまいましたが、実直(そう)な語り口(文章)は個人的に○でしたし、お話の続きが多少なりとも気になりました。
905 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/28(土) 12:32:37
>>782 、>>787-
>>788 です。酷評ありがとうございました。荒れる前に消えますが、りくでした。酷評して下さった方、本当にありがとうございました。
906 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/28(土) 12:33:37
無職残飯おまえに小説は無理だって諦めて働け
907 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/28(土) 13:00:01
なんか
>>903 が異常に腹立つのはおれだけかwwww
908 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/28(土) 13:01:48
そう、おまえだけだよ バカペルガー残飯(←ATOK標準単語登録済み)
おれもおれも
910 :
トランキライザーマン :2006/10/28(土) 13:22:05
>>795 アンタに必要なのは文学でなく精神安定剤だ。
911 :
トワイライトマン :2006/10/28(土) 13:30:50
このスレは昔は「あなたの文章真面目に批評します」というタイトルだったのだ。 それが途中から「酷評します」に変わった。何故か。 自分が変えようっと思ってスレを立てるときにこっそり変えたからです。 変えたばかりの頃のスレの反応は予想通りで、住人たちは一文字変わった のを知らないふりをしながら乗ってきてくれました。 それが今でも続いているなんて楽しいですね
螺旋状の通路を降りて、関沼慶子は慎重に車を走らせていた。「東邦グランドホテル」の専用 駐車場は、建物の地下一階と二階に位置している。六月二日大安の日曜日の宵、空いているスペースを 探すのは、かなり骨が折れた。 なんとか車をおさめたとき、右手に見える宴会ロビーに直通のエレベーターから、数人の男女が降りてきて 慶子の方に歩いてきた。盛装して、「寿」の文字の入った大きな紙袋をさげている。女性の一人は、 華やかな振り袖姿だが、見るからに歩きにくそうで、頭にさした豪華な髪飾りが、危なっかしく揺れている。 今にも落ちてしまいそうだ。 運転席のドアを開け、慶子が降りると、傍らを通りすぎようとしていた若者が、意外そうに眉を吊り上げて言った。 「あ、ベンツ」 すかさず、仲間たちが冷やかした。 「田舎もんだなあ、おまえ」 「ベンツがめずらしいのかよ?」 笑い声がはじける。慶子は彼らに向かって軽い笑みを投げ、車の後部へと向かった。 細かい襞を寄せたジョーゼットのワンピースの裾がひるがえり、足首にまとわりつく。 ハイヒールの踵が、コンクリートの地面を打って、高い音をたてた。 車のトランクを開けると、火薬の匂いがした。 おかしなものだと、慶子は思った。ここ二週間ほど、射撃場には行っていない。 毎夜のように銃を取り出しては、決心が鈍っていないことを確かめてはいたけれど、撃ってはいなかった。 この火薬の匂いは、どこから来るのだろう。 さっきの若者たちは、慶子のいる場所から車を四台隔てた区画にいた。大型のヴァンの後部座席に 荷物を積み込んでいる。にぎやかな声が聞こえる。慶子がそちらを見やると、さきほど「あ、ベンツ」と 声をあげた若者が、またこちらを見ていた。視線が合うと、はにかんだような顔で笑った。 「カッコいいっスね」 貸衣装屋からそのまま直行してきたような身形だが、黙っていればそれなりに様になっている、 が、しゃべると台無しだった。人の良さそうな下がり眉毛の笑顔に、蝶ネクタイがまったく釣り合っていない。
914 :
マスターベイションマン :2006/10/28(土) 13:52:11
>>821 耳元で鳴るデジタル。
志村秀明は顔をあげた。重油の表面にどろりと浮かびでたような目覚め。不快な夢を見
ていた気もするが、いまはもう思いだせない。
まだ鳴っている腕時計のアラームをとめた。八時だった。始業までちょうど一時間だ。
デスクには涎が小さな池をつくっていた。
「おはようございます」
パソコンのキーボードに手をおいた浜野淳子がさりげない微笑をうかべた。早出しした
らしい。いままで、ひどく無様なおれの恰好を見ていたにちがいない。ただこの娘のいい
ところは、それ以上よけいなことは口にしない点だった。
「おはよう。早いな」
そう答えて志村はティッシュで下のよだれをぬぐい、ディスプレイに映るエロゲーを強制終了
させると、引き出しの洗面用具と歯ブラシをとりだした。
早朝出勤した社員らが席についている。彼らのあいさつに生返事をして洗面所へ向かった。
ここにはまだ、だれもいない。
放尿のあと、鏡を眺めた。四十男のくたびれきった顔が映っている。おちくぼんだ目が、
冷めたスープみたいに濁っている。
歯を磨き、シェーバーで髭を剃り、備え付けの消毒液で顔を洗った。まだそれほど白髪
が目立たない髪に櫛をいれると、いくぶんマシにはなった。よれよれのネクタイをしめなおす。
>>913 すごく・・・宮部です
俺が一番好きな作品だ
916 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/28(土) 13:56:56
>>897-899 文章はOK
897は合格点。
難点は説明が長いこと。
例えばこの部分
>そして昨日、僕たちの学校が昼休みに覆面をしたやつらによって占拠された。
>彼らは理解の出来ない言葉を叫びながら進入してきて、教師をためらいも
>無く殺害していった。
>僕はいつもの休憩所である校舎の裏で、その惨劇を目撃した。
これは主人公が経験した事件だから、主人公の視点でリアルタイムで
書き込むべき。
評価C(センスあり。キャラの動きを表現できるかどうかは未知数なので)
>>916 また来たのか。一人称と三人称の区別もつかないくせに。
918 :
マスターベイションマン :2006/10/28(土) 14:10:12
オマエらはバカだから。 「四十男のくたびれきった顔が映っている。」 これを見ているのは誰か? 志村か、作者か、やはり読者か。
919 :
インゴットマン :2006/10/28(土) 14:10:44
志村だろ。
921 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/28(土) 14:25:12
「クタバレ、コノヤロウ!」 地面にのたうつ高橋に雅彦が最後の一撃を加えた。 柘榴のように割れた高橋の頭部から赤黒い血がヌラヌラ溢れ、それがアスファルトを滑り、マンホールの穴に吸い込まれていった。 「お前さえいなけりゃ俺がハルキなんだヨ!」 土木現場から奪ったツルハシを放り捨てた保坂は、着ていたジャンパー脱ぎ、頭部を欠損させて路上に横たわる藤沢の上からそれを掛けてションベンも掛けた。 辻向かいに見つけた電話ボックスで、警察に通報する。 「ああ、もしもし、高橋ですけど。僕を殺した奴を捕まえに来てください」 「なんですか? あなたはナニかを気取っているつもりですか? カカァばかり五人も六人も取っ換え引っ換え、今さら何を言ってるのかね?」 「いや、六人目はこれからだが、捕まえに来てはくれないのかい?」 「警察は忙しいんだ、質の悪い冗談は純文誌でやってくれ、バイなら。ガチャン」 「クタバレ、コノヤロウ!」
地力がないくせにシュールリアリズムとな
923 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/28(土) 14:39:58
>>916 お前、ちゃんと勉強してきたのか?
センスない奴にセンスありって言われても嬉しくないよ。
消えろ、低能批評者。
あともう一人低能がいるようだが、純文学とエンタメの違いをわかった上で酷評しろ。
924 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/28(土) 14:45:17
>>923 >あともう一人
いや、もう一人いる気配がある。
もちろん俺が金メダルだから、残るうちオマエには銅メダルをくれてやる。
必然的に他の一人が銀メダルとなる。
925 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/28(土) 14:46:37
イヤなスレだな。 小さなパイを既存のみんなで分け合う純文学界みたいだ。
926 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/28(土) 14:51:13
927 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/28(土) 14:57:53
>>917 と
>>913 と
>>926 君らは「視点」と「人称」の区別から始めたほうがいい。
以下の文章が理解できないアホに評価してもらう必要は無い。
883 :名無し物書き@推敲中?:2006/10/28(土) 04:29:30
なんかレベル低すぎだな。
一次すら通過できない常連が集まってきてるのか?
>>821 は、視点がずーっと主人公の内部視点だろ?
この状態で、
> 志村秀明は顔をあげた。
と三人称を使う場合は、外部視点に切り替える時なんだよ。
ところが821はまた主人公の内部視点に戻ってるだろ。
だから浮いてるんだよ。
これが理解できない奴が三人称で小説家いても無駄。
928 :
916 :2006/10/28(土) 15:02:16
>>917 と
>>913 と
>>926 >>927 で説明したようなことは、できる奴は感覚的に理解している。
説明されてわからないということは
君らは「外部視点」と「内部視点」の切り替えができないレベル。
ワナビの中でも最下層ということを自覚したほうがいい。
929 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/28(土) 15:04:32
>>913 は宮部みゆきだよ。
>君らは「外部視点」と「内部視点」の切り替えができないレベル。
>ワナビの中でも最下層ということを自覚したほうがいい。
930 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/28(土) 15:10:52
931 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/28(土) 15:11:49
>>927 視点と人称の違いがわからん奴がグダグダ言っても説得力はない。
三人称だからと言って一人称のように主人公内部視点にしては
いけないなんてことはないだろ?
お前の言う「一人称の文体」って言葉はおかしいぞ。
>>821 の文章は好ましくないが、
>>821 の文体は「一人称」ではない。
「主人公内部視点」だ。
932 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/28(土) 15:13:48
>>928 >ワナビの中でも最下層ということを自覚したほうがいい。
「なんですか? あなたはナニかを気取っているつもりですか? カカァばかり五人も六人も取っ換え引っ換え、セックスのし過ぎじゃないデすか?」
933 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/28(土) 15:18:03
>>928 お前あまり喋らない方がいいよ。馬鹿が漏れるから。
何故
>>913 は
『スナーク』の始まりの数行を削って投稿したわけ?
913のそのへんの計算の意図が知りたいんだがね
935 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/28(土) 15:29:39
このスレは俺の視点で進行してるからいいんだ。
936 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/28(土) 15:37:42
謎解きミステリーでの一人称の主人公視点とか、 ハードボイルドである種の効果を狙ってた三人称主人公視点など 視点が揺れるとこまる場合もあるが、 それ以外の小説では、神視点で、それぞれの登場人物の内部視点や外部視点を 自由に使っても、構わないんじゃないのか? 内部視点を使わない登場人物がいると、やはり人物に厚みが加わらないんじゃないか? 視点は、気にしすぎるとそればかり気になるからな。
ホント
>>881 言う通りで、釣りっぽい
>>845 がこの議論の発端だわな。
なんなんだ?この流れ
三人称の心情吐露を読み、見事というか一人称小説だと騙されてしまう人は
横山秀夫の短編を繰り返し読んでみたらどうなんだ?
そして誰一人、人称を正確に説明できないのであった。 最下層ワナビ哀れ。
939 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/28(土) 15:46:47
>>934 「評価○」って奴みたいな低能をハメるために決まってるだろ。
批評したことを見ればわかる。好き嫌いの範疇で物事を言ってるだけ。
エンタメと純文学の性質の違いもわからず、「表現する」という意味を履き違え、
挙句の果ては井の中で優越感に浸って終了。
いつまで経っても批評の質が悪いわけだ。
940 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/28(土) 15:50:02
>>938 負け犬、もういいよ。
黙ってれば凡人なんだから。
941 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/28(土) 15:51:25
>>939 >エンタメと純文学の性質の違い
オマエの銅メダルは剥奪。
代わりにビールの栓をやる。
942 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/28(土) 15:52:06
>>940 負け犬、もういいよ。
黙ってれば凡人なんだから。
943 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/28(土) 15:57:03
>>941 ありがとう。
低能勲章メダルがビールの栓になったと言うことは、
俺は逸早く低能卒業だな。
944 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/28(土) 16:00:36
無職残飯おまえに小説は無理だって諦めて働け
945 :
湯豆腐 :2006/10/28(土) 16:00:53
このスレにプロの文なんかコピペして何したいんだよ
>>913 の宮部の普通に読みやすい冒頭部分を、
なんで『視点』と『人称』持ち出して批判してるわけ?
もう俺には全くわけわからんや
947 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/28(土) 16:02:54
文章が理解できないアホを試してる。
>>834 みたいな的外れな批評をするバカをはめるため。
>>945 それを批評するのをみて“プロの文なのにw”って馬鹿が楽しんでいるだけ。
950 :
湯豆腐 :2006/10/28(土) 16:05:18
簡素人を試すやつにはアフォしかいないようだ
951 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/28(土) 16:09:54
宮部みゆきを批判することは同時に森村誠一を批判することになる。 師弟関係だからね。
952 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/28(土) 16:13:31
>>湯豆腐 文学賞の結果はどうだった? きららだけでしか評価されなかったのか?
953 :
湯豆腐 :2006/10/28(土) 16:15:24
きららだけでいいしw 賞はあんま興味ないの とりあえず 宮部マンセー
954 :
湯豆腐 :2006/10/28(土) 16:17:59
宮部は文章力よりストーリー構成力が素晴らしい 文章うんぬんのレベルで話してほしくないね と擁護しとく
955 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/28(土) 16:19:29
>>湯豆腐 きららに評価されただけで良かったな。 他スレに渚水帆とかいう基地外がいるが、奴もきららにだけは評価してもらえるようだ。
956 :
湯豆腐 :2006/10/28(土) 16:23:01
きららは受賞者数が多いからね。 大きな賞に書く気が起きないわ。
957 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/28(土) 16:33:07
俺も何本かあげてんだけど、
「酷評」されたことは一度もないな。
そのかわり
>>943 が出てきて
「貴兄の溢れんばかりの才能が憎い!」
と地団駄踏んでるだけだからな。
958 :
湯豆腐 :2006/10/28(土) 16:35:42
きららスレにもプロの文コピペして簡素釣ろうとした馬鹿がいたな
959 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/28(土) 16:41:53
>>943 >低能勲章メダルがビールの栓になったと言うことは、
>俺は逸早く低能卒業だな。
その栓をよく見ろ。
カバの鼻くそだ。
960 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/28(土) 16:43:30
ハイさん、こんなところで荒らしてる場合じゃないでしょ! アリスレやらごはんスレであなたの個人情報が漏れてますよ! 荒らしの末路って悲惨だねw
961 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/28(土) 16:59:12
そんなにニューカマーの俺が必要か? まったく、文芸板も文学板も古株のキモバァ・キモジィばかりで動脈硬化を起こしてるからな。 チン顧の礼で迎えられれば考えてやらんでもない。 ただ、アリ・ごはんスレには存在することの意味を感じない。 出かけてくる。 遅い。
962 :
酷評お願いします :2006/10/28(土) 17:20:35
流れが悪そうですが、投稿します。 目が醒めてすぐにため息が洩れて、白いはずのカーテンが黄色く色付いているのを 見ると身体が鉛になった気がする。例え蒲団を剥いでベッドから降りても、そのまま 倒れてしまうに違いない。そして起き上がることを拒んで、また深い眠りにつくのだろう。 僕はそんな人間だ。 ベッド脇に置いてある携帯電話に手を伸ばし、時間を確かめた。16:07。あと八時間で 明日が訪れる。あっという間だな。携帯電話をベッド脇に戻して、しばらくぼんやり することにした。今はもう、瞼を閉じるだけでも力がいる。まだ眠れる、なんて自信を 抱いていたことがおかしい。おかしくて、またため息が洩れる。 今日が休日だからと言って、昨晩は遅くまで加奈子と電話していた。部活がだるいだの、 友達と馬が合わないだの、加奈子はゲロを吐く時のように胸に溜め込んだ内蔵物を 次から次へと嘔吐した。その音は静まり返った部屋の中では耳を突き刺すものだったが、 僕は宥めるのを諦めて相槌を打つことだけに徹した。お陰で、加奈子の勢いは増す ばかりだった。だから、目醒めが悪いのは加奈子のせいだ。と言うのは一つの要因に過ぎず、 本質は別にあるように思える。例えば僕の頭の中や胸の中にあるゲロみたいなもの。 ゲロよりもゲロで、目に見るだけでも吐いてしまいそうなもの。もし吐いてしまえば、 僕は晴れて身も心もゲロ塗れだ。加奈子と一緒だな。
>>962 文章がヘタだしいってることが論理的に意味不明だし内容もゲロだしもうゲロゲロ
964 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/28(土) 17:42:37
げろ〜げろ〜げろげ〜ろげろwwwww
965 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/28(土) 17:51:02
げ、っげろげろっげげげろろ
>>962 要点を先に書いてしまった方が良いようだ。
主人公の感想、主観。状況説明という名の前置きが長すぎる。
単刀直入に、装飾はその後に。主人公の気分をまず書く?
しかし最大の問題は「文章のテーマが絞られてない」事だろう。
何を言いたいのか?その為の構成になってない。昨夜の加奈子の、
その愚痴の中にあった”自分にも有る”悪い部分、それを責めている、
まるで自分が責められている様だ、と言う事を言いたいなら、
まずその心情から書くべきだろう。昨日の胸の痛みはうんちゃら。
最後に「加奈子には悪いが・・・、自分も”そういう人間”なのだ。
愚痴の相手と変わらない、多分ゲロまみれにされる・・・、そんな」とか。
語ろうとしている事は割と純文学的でイイ気はする。
967 :
374-377 :2006/10/28(土) 18:28:58
酷評お願いします。 ----------------------- 冬の入り口。 さあ、暗闇のトンネルを駆け抜けよう。 その先に、目も開けられぬ程の眩しい何かが待ってるから。 大量の花粉が舞って眩しいから。 -----------------------
>>962 はじめの文で読む気が無くなる。
ため息→カーテン→鉛とどんどん重くなっているキーワードに何かを託しているのだろうが、言葉選びが凡庸すぎる。
あと、小説にこんな事言うのも失礼だけど、大袈裟すぎる。美しい文体ならいくら大袈裟でもいいのだけれども。
センスのある若者ではない、普通の若者の文章なんだろうけどちと苦しい。
構成か文単体の流れを大事にしないと「小説風」にもならないよ。
>>951 師弟関係とは知らなかった。
でもな、批判も何も、森村誠一の文章はかなりアレだと思うぞ。
あー、その、なんだ。
小説家としてギリギリのレベルだ。
話も使い回しばかり。
でも面白い。本人の人生信条ともいうべき怨念が出ているからつい読んでしまう。
宮部もそうだ。
ようするに、文章なんか意味がない。
ストーリー良くても絵がど下手くそな漫画家がいるように。
こんなこと言うとこのスレの存在意義が危ぶまれるがw
970 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/28(土) 19:47:41
俺、ビル清掃やってるんだけど、 この前10人ぐらいの年下っぽい酔っ払い男女(25歳くらいかな)に 通りすがりに「負け組み、フォーーーーーー!!(一同大爆笑)」とかやられたよ・・。 俺マジメに働いてるんだけどな・・・。('A`)
>>971 「・・・」じゃなくて「……」 基本だろ。絵文字つかうな。ふざけてんのか。
973 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/28(土) 20:05:01
>>823 坊や。おまえの糞文を先ほど見つけたぜっ。
べつにスルーした訳ぢゃねーぜっw
しかし、スルーでもよかった。大した内容ぢゃ無かったからw
>おお、ネカマに弄ばれた「ぢ」じゃないか。
>立ち直ったのか? しかし傷は深いようだな。
弄んだつもりなんだがw
そういや、りくの野郎どっか逝きやがったな。
早く、彼と別れて、おれの弟子に来いw
>「夜空を見上げれば」自体は間違いじゃない。
だから、おれはそれを言ってんだがなw
> 「太陽は真上にあった。白い船が沖を通ってゆく」
>これを、
> 「見上げれば太陽は真上にあった。正面を見ると白い船が沖を通ってゆく」
>と、すべてでは書かないだろうということだ。
>おまえならわかるよな? 意地張るなよ。
はあ?
ひでえ例文だなw
こんな、ひでえ文書かないより、書けねえよw
例文になってねーよwwww
975 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/28(土) 20:06:07
つづき >で、「夜空には」で通じるのに、わざわざ「夜空を見上げれば」と書くのは、「見上げる」とい >う行為に意味を持たせるか、あるいは強調したいという意図があるってことだ。 そう言う事だ。坊や。いいか、原文は >夜空を見上げれば、オリオン座を中心とするあらゆる星々が涙を浮かべたように輝いている。 最後の、星々が涙を浮かべたように輝いている、が意図があるとおれは思った。 つまり、 769 :名無し物書き@推敲中?:2006/10/27(金) 00:28:56 >夜空を見上げれば、オリオン座を中心とするあらゆる星々が涙を浮かべたように輝いている。 星々が涙を浮かべたように輝いている、もなんかなぁー。 解釈によっては、オレは泣いていて涙目って意味にも取れる。 おれの涙目を通して見た、オリオン座を中心とするあらゆる星々は涙を浮かべたように輝いている、 みたいなw 770 :名無し物書き@推敲中?:2006/10/27(金) 00:30:25 つづき >目を閉じて深呼吸をしてみた。すると、胸の痛みが、いや、複雑な感覚が体中に広がった。 >帰って来た喜びと別れの悲しみがどっと溢れたのだ。それら喜びと悲しみがもつれ合って目頭が >熱くなったかと思えば、潮風に吹かれて冷たく感じる涙が頬を伝った。 なんだ、オレは夜空を見上げた時は泣いてなかったのかよw 泣くのは、その後w おまえが、おれの769文と770文をよく理解できてたら、おまえの愚問は出ないはずなんだがなw おまえの「夜空には」オリオン座を中心とするあらゆる星々が涙を浮かべたように輝いている。 だと、涙を浮かべたように、が浮いてるだろ。ボケw
976 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/28(土) 20:06:55
つづき >「余命」で大恥かいたのに、ほんとに成長しないなあ。 >ネカマにのぼせあがったことはそんなに恥ずかしいことじゃないぞ。 おいおい、別に大恥かいてねーし、 のぼせあがってもねーんだけどw おまえの方が、大恥かき杉だぜっw
977 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/28(土) 20:08:02
>>831 >でも、まあお前の言うとおりだよ。姫路は瀬戸内海じゃないからね。
>勉強しなきゃだね。
勉強も大事だが、己の限界を知り、逝くのも必要だぜっw
>>836 >いや、その意味が分からない。
>「ぢ」を批評した文章が上手いってこと?
自分の書いた文章を自分で褒めているって事だろw
誰もあんな糞文褒めてくんないからなw 哀れな奴w
逝ってヨシ!
978 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/28(土) 20:08:45
>>905 >>782 、>>787-
>>788 です。酷評ありがとうございました。荒れる前に消えますが、りくでした。
>酷評して下さった方、本当にありがとうございました。
782
>畳の上でクマのぬいぐるみにラリアットを書けながらファッション雑誌を読み出した。
書けは、掛けねw
浪人、大丈夫かw
788
>僕はいつものように、ケーキ屋に出向き、いつもの席に座る。
→その日も、僕はいつものように、ケーキ屋に出向き、いつもの席に座る。
>僕以外に客は一人もいなく、外は雨が降り出していた。
→僕以外に客は無く、外は雨が降り出していた。
>数分後、彼女がミルフィーユとコーヒーを持って戻ってきた。
→数分後、彼女がコーヒーとミルフィーユを持ってきた。
>「じゃあそれ読めちゃうお客さんって何者っすか?!」
>彼女はすげぇを連発しながらニコニコと僕の話を聞いた。
>「また明日もあたしの給料のために貢献して下さいね!」と笑顔で見送ってくれた。
なんか、品の無い女だな、美咲ってw
>>885-887 書式から推察して、
>>679 の作者さんかな?
>>679 に比べると、残念ながら、アラが目立つ。
日常を超えたところにある永遠の時間と孤独感を現わそうとしていると
思うが、その設定をする文章と情感を現わす文章との切り分けができて
いない。
最初のうちはもうちょい日常的な世界を題材にしたほうがいいと思うよ。
980 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/28(土) 21:04:13
>>「ぢ」 元気? 最近迫力がなくなったなー。 もっと斬り込んでくれないとつまらん! まあ相手が空っぽクンだから仕方がないか
981 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/28(土) 21:08:28
少なくとも、空白改行は使いすぎるとむしろウザイ事は良く解った。
>>980 おまえよりマシぢゃねーの?w
失せろw
>>973 、
>>975-976 >最後の、星々が涙を浮かべたように輝いている、が意図があるとおれは思った。
↓どこにそんなことが書いてあるんだ?
>文章は一人称。つまり、オレが見上げなければ頭上の星空は存在しないのだよ。ボケw
おまえの書いた↑この文章について言っているんだが。
もういちど言うぞ。
>もちろんそれについては、「いやここでは”見上げる”が大事なんだ」という意見はあっていい。
だからおまえの
>>769 やら
>>770 やらについては文句は言っていないだろ。
もっとも
>>769 は
>星々が涙を浮かべたように輝いている、もなんかなぁー。
つまり「よくないんじゃね?」と言っているだけで、
>>770 は
>なんだ、オレは夜空を見上げた時は泣いてなかったのかよw
>泣くのは、その後w
と言っているだけ。「意図があるとおれは思った」がどこをどうやれば出てくるんだか。
>のぼせあがってもねーんだけどw
↓これは?
>>139 :りくちゃん
19才の女の子と言う事で、おいらの酷評も甘口モードにw
>>261 :りくちゃん
前作よりも大分良いよ。
「ちゃん」づけ、キモくね?
>>897-899 まず町の描写があって、鮎川里美についての回想があって、それから町の変化と外国人の話になる。
読み進みながら、鮎川里美はどうなったんだ? と気になった。
鮎川里美のくだりは削除して、後段に回したほうがいいのでは?
そのほうが話に入っていきやすいよ。
>彼らには戦争の臭いが染みついていたのだ。硝煙の臭いとかそういう具体的なものではなく、彼らの
>存在、その瞳の奥の輝きや、地面にのびる影の中に、その臭いは感じ取る事が出来た。
ここが惜しい。「戦争の臭い」の具体的な描写がないので、読者が肌で感じられない。
なにかひとつ印象的な描写が欲しい。
>【先月】港に入港したリタリィという大型船も見える。
>当初リタリィの中で寝起きをしていたが、【数ヶ月の後には】、
これはおかしくないか?
何度も出たり入ったりしているとも解釈できなくはないが、それにしてもわかりづらい。
先月来たばかりと思って読んでいたのに、足元をすくわれた感じだ。
でも、文体は好きだよ。内省的な少年らしい語り口がいい。話も面白くなりそう。
>>962 >目が醒めてすぐにため息が洩れて、白いはずのカーテンが黄色く色付いているのを
>見ると身体が鉛になった気がする。
二日酔いのおっさんの話かと思っていたら「部活」が出てきて驚いた。
「白いはずのカーテンが黄色く色付いている」のはなぜ? 単に黄ばんでいるってことか?
文体は悪くない。でも中身がね。
極端な言い方をすれば、目覚めの場面から始まる小説はたいがい作者の想像力が貧し
いか、作者自身が鬱気味か、なにも考えずに書き始めているか、そんなもんが多い。
アマチュアの場合ね。極端に言えばだよ。
細かいところを言うと、
>例え蒲団を剥いでベッドから降りても、
「剥いで」では、「寝ている僕」の布団を第三者が剥ぐことになる。
蒲団をおしのけて、とかそんなかんじで。
>僕はそんな人間だ。
と言われても、どんな人間なんだか、これだけじゃまだわからんよ。削除したほうがいい。
真面目な姿勢は好感が持てるので、頑張ってくれ。
986 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/28(土) 22:26:07
>>962 冒頭シーンとしてはまったくダメ。
主人公の動きがなく回想形式で主人公が妄想するというのは
ストーリー構成ができない初心者がよくやることで、一番悪い形。
手抜き。
加奈子との関係を描きたいなら、前日の電話のシーンをリアルタイムで
描くべき。そのシーン書いてみれば自分の力量がわかるはず。
(評価E 題材に正面からぶつかりましょう)
987 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/28(土) 22:56:34
>>983 いいかい。坊や。もういちど言うぞw
1 夜空を見上げれば、オリオン座を中心とするあらゆる星々が涙を浮かべたように輝いている。
2 夜空には、オリオン座を中心とするあらゆる星々が涙を浮かべたように輝いている。
3 夜空を見上げれば、オリオン座を中心とするあらゆる星々が輝いている。
4 夜空には、オリオン座を中心とするあらゆる星々が輝いている。
この4つの文章の味をおれがいい と言うまで音読してろ。ボケw
988 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/28(土) 22:57:13
レベルを下げてやっから、逝くまで音読してろよ。ボケw 1 夜空を見上げれば、星々が涙を浮かべたように輝いている。 2 夜空には、星々が涙を浮かべたように輝いている。 3 夜空を見上げれば、星々が輝いている。 4 夜空には、星々が輝いている。 2だと、涙を浮かべたように、に違和感があるって事。 >どこにそんなことが書いてあるんだ? 意図ってのはな、坊や。読解するもんなんだぜっw 逝ってヨシ!w
989 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/28(土) 22:57:53
>のぼせあがってもねーんだけどw
>↓これは?
>>139 :りくちゃん
> 19才の女の子と言う事で、おいらの酷評も甘口モードにw
>>261 :りくちゃん
> 前作よりも大分良いよ。
>「ちゃん」づけ、キモくね?
だって、キツイと定評のおれの酷評、19才の女の子には可哀相ぢゃんw
過去にも、女性には優しい、おれとは言っているはずだぜっ
990 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/28(土) 22:58:39
>>980 :名無し物書き@推敲中?:2006/10/28(土) 21:04:13
>>「ぢ」
>元気?
>最近迫力がなくなったなー。
>もっと斬り込んでくれないとつまらん!
>まあ相手が空っぽクンだから仕方がないか
ああ、変なのに絡まれて大変だぜっ。
それも、おれのの酷評を酷評するスレ気違いになw
空っぽ杉て、斬り込めねーしwwww
991 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/28(土) 23:01:18
>>962 少し水で薄めた方がいいんじゃないのか?
ナニが言いたいんだ?
既にパーソナリティで支持を得た人間が書いて相応しい文章だ。
992 :
湯豆腐 :2006/10/28(土) 23:02:13
1000ならみゆきたんとケコーン
トンネルを抜けると、またトンネルだった。 おねがいします。
>>971 >俺マジメに働いてるんだけどな・・・。('A`)
よし、火薬の調合と発火装置の仕組みを教えてやる。
『すべて、吹っ飛ばす』
996 :
名無し物書き@推敲中? :2006/10/28(土) 23:12:02
>>991 何が言いたいの?
意図が読めん。
俺の頭が悪くてすまん!
>>996 漢字が多くて難しいからひらがなで書いてくれっていってるんだろう
999 :
湯豆腐 :2006/10/28(土) 23:21:03
栄光の1000
1000は俺だw
1001 :
1001 :
Over 1000 Thread このスレッドは1000を超えました。 もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。