1 :
名無し物書き@推敲中?:
2 :
名無し物書き@推敲中?:2006/06/14(水) 15:48:58
■投稿する人へ
・あなたが書いた文章を真面目に読み、感想・添削・批評を行ないます。基本的な投稿は
小説ですが、論説文やエッセイなどもOKです。掲示板にコピー&ペーストするのが一番
よいですが、自分のサイトの直アドレスやまたり文庫・アリの穴などの投稿サイトをさらすのもあり。
酷評スレまとめwiki(
http://www6.atwiki.jp/kata/)でも投稿できます。
このような場合は、各サイトのトップページではなく、直接「作品の」アドレスを貼ってください。
・創作文芸板は最大改行32行、最大文字数は1024文字です。改行の少ない作品なら
1レスあたり原稿用紙2枚と少しくらい。3レス(原稿用紙7枚以上、もしくは100行以上)を
超える量の文章は、外部に晒してリンクを貼ったほうがいいでしょう。
※※ 時々いたずら目的で本人を騙ってHPアドレスを載せる輩がいます。
HP掲載の文章の批評を希望する人はそのページ、もしくは自BBSに<2ちゃんにて批評依頼中>
と入れてください。クリックして見れる『隠し』でもかまいません。 無い場合は高確率でスルーされます。
スレに直接貼る場合も、一言書いておいたほうがスルーされにくいです。
・投稿する前に読みかえしましょう。痛い間違いは投稿後に修正できません。
・もしも文章を無視されてしまったら、もう一度批評をもらえるように頼んでみましょう。
目についたものから批評していくので、見落としもあります。
・辛辣なことを言われても落ち込みすぎないように。批評をした人とあなたの傾向の相性が
悪かったのかもしれません。でも、あなたの作品をそういうふうに受け取る人もいるという
ことを心にとめておいてください。
■批評する人へ
・批評への参加は自由です。
・当スレは投稿者を育てるのが目的なので、良い所と悪い所を具体的に挙げて、できるだけ
投稿者が納得する形で批評してあげてください。
3 :
名無し物書き@推敲中?:2006/06/14(水) 15:50:07
4 :
名無し物書き@推敲中?:2006/06/14(水) 16:07:31
○空改行は最小限に。改行すべてを1行あける等はやめましょう。
○投稿が複数レスにわたる場合は、1/2 2/2 などのように、全体レス数がわかるようにしましょう。
○投稿には「酷評お願いします」等、投稿であることがはっきりわかるように書き添えしましょう。
本文だけを投稿しても雑談と間違われる場合もあります。
○荒らしはスルーしましょう。酷評のかたちをした荒らしには返レスは不要です。
5 :
名無し物書き@推敲中?:2006/06/14(水) 17:33:12
いちおつ
6 :
名無し物書き@推敲中?:2006/06/14(水) 21:46:45
乙。
7 :
あおも:2006/06/14(水) 23:31:26
初めて小説を書いてみようかと思っています。
とりあえず書き出しを書いてみました。
技術等まったくの素人なんで、あられもないほどの酷評お願いします。
『カシュー』
1 プロローグ
夢の中。そう、ここは夢の中。
冷たく濁った森。暗黒の空には今にも消えそうな月だけがあり、その明かりだけがこの世界にわずかな輪郭を映し出している。
僕は何をしている?僕は歩いているのか?確かに周りの景色は動いている。だからと言って僕の足が動いている感覚はない。
ただ、景色だけは動いている。
景色だけは動いて、僕を森の奥へ奥へと連れて行く。
やはり殆ど何も見えない。かすかに樹々や草々の気配と香りが感じられるだけだ。
「ガサッ」
何か音が聴こえた。右後ろの方だ。
僕は恐る恐る振り返る。
何かがいる。少し離れたところにぼんやりした白い人影。
それはだんだん近づいてくる。どうやら少年のようだ。
この闇のなかで何故か彼だけははっきり見える。
半ズボンにシャツといった変哲のない服装。顔は・・・
僕は視線を上にうつす。
・・・顔もいたって普通の少年の顔だ。ただ、彼の髪は真っ白だ。降り積もったばかりの雪よりも、おろしたての白の絵の具よりも、いままで見てきたどんな白よりも透き通った白だった。本当の白というにふさわしい白だった。
少年はその白い髪の下のやはり透き通った目でまっすぐに僕を見つめている。
僕は彼を知らない。けれど、彼の名前は知っている。
彼の名前は「カシュー」。愛を知るために生まれた少年。
2 かしゅう
「あ、おはよう」
「おはよう〜」
前を歩く、俺と同じ学校の制服を着た女子高生が朝の挨拶をしている。
いつも通りの通学路。まだ眠たげな太陽がぼんやり。雲も綺麗に流れる。それに負けないように空だって平和な色だ。
五月にふさわしい風景。その中を俺は鞄を肩に抱えのんびり歩く。
同じように前を歩く彼女たちも、のんびり話す。
「今日のレポートやってきた?」
「いやいや、まさか〜やるわけないじゃん。ユッコは?」
「あたしもできてないよ。どうせ出さなくてもなんもいわれないだろうしね〜」
俺は路肩に生えた雑草を何とはなしに眺め、なんとはなしに彼女たちのたわいもない話を聞く。
「うんうん。だよね〜そういやさあ、弓道部の桂木君の話聞いた?」
・・・ん?桂木?
「え?桂木君がどうしたの?」
弓道部の桂木・・・俺を彼を知っている。
何の話だろう?気になる。
「あんさ〜桂木君ね、、、」
うん?桂木は?
「なんとね〜」
なんと?
「なんとね、とうとう3回目の停学だってさ」
「え〜マジ?何したの?」
おいおい、マジかよ。何したんだ?って決まってるか・・・
「何って決まってんじゃん。いつものとおりの暴力」
やっぱり・・・
「それもね、今回は相手は校長だって」
「え〜うっそ。さすがにやばくなーい?」
おいおい、さすがにヤバイだろ。桂木。
「うん。でね、もちろん教師陣はかんかんになって、教頭なんかは『退学だ!』っていきまいてたらしいんだけど、
当の校長がなぜか穏便に穏便にって感じで、結局1週間の停学で済んだらしいよ」
「へえ〜なんでだろうね。てか、なんで桂木君そんなことを?いままで教師には手を出さなかったのに・・・」
確かに。なんでだろう?
「うん、。あたしもよくは知らないんだけど、聞いた話じゃ・・・」
うん、聞いた話じゃ?
『キーんコーンカーンコンきーんこーんかーんこーん』
聞きなれた間の抜けた音が響いた。気づけば校門前まできていた。
「あ、やばーい!朝礼始まっちゃうじゃん!」
「あ、ほんとだ〜走ろうよ!」
ちょ、ちょっと・・・
彼女たちは俺に謎を残したまま走り去った。
おいおい、聞いた話じゃなんなんだ?
ってか、朝礼はじまるじゃん。さすがに遅刻ばっかしてらんねんぞ。くそ〜走ろう!
俺は全力で走り出した。
弓道部の桂木君。正確には弓道部二年生桂木佳秀(よしひで)だ。
皆には下の名前を音読みして、「かしゅう」というあだ名で呼ばれている。
なかなかの男前で勉強もそれなりに出来るが、無口であまり他人と関わりあおうとしない。
俺は彼とはクラスが違うのでよくは知らないが、いつも教室の隅のほうの席で一人本を読んでいるらしく、誰かが話しかけても、恥ずかしそうな顔をしてもそもそと「ああ・・・」とか「うん・・・」とか言うだけらしい。
それだけなら単に大人しいっていうだけで済むのかもしれないのだが、彼にはもっと大きな問題がある。
10 :
あおも:2006/06/14(水) 23:37:38
以上です。よろしくおねがいします。
新スレ乙。ということで、ひとつ批評してみましょうか。
>>7-9 ざっと読み通した上での印象は「ギャルゲーみたい」。
晒された範囲じゃプロローグの意図が分からないから、内容的にはなんとも言えないけど、
悪い意味で読み手と作り手との間に距離を空ける効果しか感じない。ありていに言えば置いてけぼりだ。
「僕」の状態をぼかすことにどんな意味があるのか知らないけど、もっと丁寧に描写した方がいい。
それと、白い少年のくだりでだけ比喩表現連発するのもちょっとね。思いつきだけで書いてるでしょ。
プロローグ以降に関しては、あんまり文章にこだわるような作風じゃないみたいだしパス。
とりあえず全体的に推敲が足らないからもっと見直すように。いちいち指摘してられない。
12 :
1/2:2006/06/15(木) 01:36:49
>>7 これは悩むな。
まずプロローグだが、この手のプロローグはないほうがいいと相場は決っている。
……のだが、これに関してはあったほうがいいのか、とも思う。
つまり「2」が冒頭ではなんぼなんでもツライかということでもあるが。
以下、細かいところを。
>「ガサッ」
これは要らない。というよりも駄目。この独立一行で全体をぶち壊している。
削除して、
「やはり殆ど何も見えない。かすかに樹々や草々の気配と香りが感じられるだけだ。
何か音が聴こえた。右後ろの方だ」
これで十分。
>彼の名前は「カシュー」。愛を知るために生まれた少年。
……そうですか。本屋で手に取った本にこうあったら、私はその時点で書棚に戻しますが。
13 :
2/2:2006/06/15(木) 01:38:24
>>7 「1」が「僕」で「2」が「俺」なのは意図したものとして。
「2」の冒頭の女子高生の「たわいもない話」はほんとにたわいもなくてどうなんだか。
「たわいもない話」であっても読み手の興味を引くような仕掛けをしたほうがいい。
>「今日のレポートやってきた?」
>{いやいや、まさか〜やるわけないじゃん。ユッコは?」
>「あたしもできてないよ。どうせ出さなくてもなんもいわれないだろうしね〜」
これだと、会話が完結してしまっていて、読むだけ損した気がするんだよね。
例えば、
「昨日、どうしたのよお」
「だって、アッくんがさ」
「もう、サイアクだったんだから」
こんなふうな会話だったら「たわいもない」けど、とりあえず何かありそうでしょ。本筋
には何の関係もないここだけの描写であっても。
以下の桂木くんに関する会話は説明口調すぎるが、仕方ないのかな。
何故なのかはさっぱり解らないが、最近普通の人には見えないようなものが、僕の目に映るようになった。
と言っても、見えるのは幽霊や妖怪などではなく、もっと滑稽でどうしようもないものだ。
この間も妻と近所の百円ショップで物色中にそれは僕の目の前に現れた。
僕がそれに気を取られてしまい、唐突に立ち止まったので、すぐ後ろを歩いていた妻は僕の左肩にぶつかってしまった。
彼女はよそ見をして歩く癖があり、よく色んな所にぶつかるのだ。
「また、何か、見えるの?」
僕に当たったことは全然気にせず、妻は特有の間延びした調子で聞いてきた。
彼女は無人のキッチン用品のコーナーを見つめる僕の表情から、事態を察したようだ。
事情を知っているとはいえ、こういう事に関して妻は勘が鋭い。
「ああ、今回はイワシだよ。」
確かにそれは全くのイワシだった。サイズが人間大だという事を除けばだが。
しかもそのイワシは、どういう原理か足も生えてないのにしっかりと床に立ち、店内に流れるやけに明るいBGMに合わせてクネクネと、身体を揺らしていた。
魚らしい絶望的なまでに無表情な顔と、蠢くたびにキラキラと店内の蛍光灯の光を反射する鱗とに、僕は激しい虚脱感を覚え、鬱々とした気分に沈み込んだ。
しかしながら僕が最も頭を悩ませたのは、そのイワシの立っている場所がキッチン用品のコーナーであるということだ。
何故イワシがそこにいなくてはならないのか、僕にはその理由が全く解らなかった。
自分が料理される存在であることに関しての恨み言でも言いに来たのか。
この奇妙な踊りは恨みをキッチン用品にぶつけている事を表現したものだろうか。
だとするなら、この誰とも知らない女性ボーカルの、気持ち悪いくらい前向きなBGMではちぐはぐに過ぎる。
これではいくらイワシが踊っても、恨みどころか、滑稽さですら伝わってこない。
何の意味もない、空虚な踊りだ。あまりのばつの悪さに、気分が悪くなってくる。
僕には、イワシがこのコーナーから、完璧に拒絶されているとしか思えない。
とはいえ、何処がこのイワシ居るべき、落ち着いた場所なのだろうか、と考えると、僕には見当も付かない。
結局、百円ショップのような人々の通過点にしかなり得ない場所において、このイワシはあまりにも生々し過ぎるようだ。
「どうも、僕は正常じゃないのかな?キッチン用品のコーナーでイワシが踊っているなんて、尋常じゃあない」
僕はイワシから目を離さずに、脇で僕と同じ方角(つまり何もない方角)を見つめている妻に話しかけた。
「そうかしら?だって、あなたは、見てるだけでしょ」
妻はゆっくりと諭すように言った。その調子は僕の魚臭くなった心を幾分軽くした。
「でもね、誰にも見えないものが僕にだけ見えるというのは、なかなか複雑なんだ」
と、苦笑いしながら、僕は妻の方を向いた。
しかし、彼女はいつの間にか顔だけ左に向け、レジ付近の壁際に設置された、アイスの保冷器の方を見ていた。
つられて僕も、同じ方角に顔をやる。
「じゃあ、よ……」
そのまま彼女は左手をスッとあげ、その人差し指で見ている方角を指した。
「あそこで、目玉を生やした、でっかい歯ブラシが、ステップを踏んでるんだけど……
あなたに、見える?」
「……」
勿論、いくら見ても僕には何も見えなかった。
そんなわけで、僕たち夫婦は実に上手くいっている。実にね。
ああ!何故か段落行頭一段空けるの失敗してしまいました。申し訳ありません。
良かったら酷評して下さい。お願いします。
>>9 オエーキモイ なんで女同志の会話をそこまで聞いてるのかと。
脳内相槌が更にキモス
>>14 踊りに何か意味を持たせてないのなら、イワシと歯ブラシのどちらかは
違う事をさせた方が良いね。折角イワシさんがキッチンにいるんだから
調理器具と絡ませたりとか。「イワシとすり鉢が近年における漁獲量の変化ついて議論している」
みたいな。それで最後は「でっかい歯ブラシがあなたを指差して笑ってるわよ」
だったりしたらイワシのくだりにキチンとオチがつくと思う。そしてそれに対して『僕』が
ちょっと気の利いた言葉を返して、最後の「そんなわけで」に結んだら最高。
あと100円ショップってなんか貧乏っちぃって言うか生活の匂いがプンプンだから、
どうせならぶっ飛んでピクニックにでも出かけて歯ブラシに笑われて来い。
それと「どうしようもない」「特有の間延びした調子」「鬱々とした気分」「気持ち悪いくらい」
って感じのは何個かジョークの利いた例を出して、もうちょっと具体的に
どのように特有なのか、どのように鬱々としてたのか、どのように・・・・・・
を書いた方が良いかな。全部やっちゃうとクドイけど。
最後に2/2の「何の意味もない、空虚な〜」から「あまりにも生々し過ぎるようだ。」
までの所は、14さんが 空虚・拒絶・あるべき場所・居場所・通過点みたいな単語やテーマが
好きなんだなって感じた。この部分は結構筆も進んだんじゃないかな。
だけどちょっと取って付けたようなシリアスな単語が前に出てきて、全体の調子と比べると
浮いてる気がして「やれやれ」です。ここら辺はもっと軽い言葉を選んだ方が良いと思います。ピース
>>7-9 プロローグが曖昧なんですけど、今後の展開によってはそんなに悪く
ないのかも知れませんね。
全体の構成としてプロローグが必要かどうかは別問題ですが。
2と3の状況説明は、第三者のセリフではなく地の文を中心に説明したほうが
エレガントです。第三者の会話は「きっかけ」として使う分にはいいんですが
あまり長く引っ張ると違和感が出てきます。
書けそうな雰囲気はあります。
がんばって下さい。
>>14-15 荒削りですけどいいと思いますよ。
この調子で100枚とか書ければの話ですが。
見た感じ、まとまった量の小説を書いたことのなさそうな雰囲気を感じます。
一応、好みもあるんですけど基本技として
>見えるのは幽霊や妖怪などではなく、
>もっと滑稽でどうしようもないものだ。
こうきたら、その直後に「どうしようもない物」の説明があったほうが
文章としてはまとまりがいいです。
例えばいつそれ見たものは「歌うタワシ」だったとか、「軍服姿のコンパス」だった
とかですね。普段はそういうものが見えるんだと。で、今回はイワシが出てきたと。
すると枚数も稼げますし小説っぽくなってくると思います。
>僕はイワシから目を離さずに、
>脇で僕と同じ方角(つまり何もない方角)を
>見つめている妻に話しかけた。
和訳物だとやってる作品も結構あるんですけど、
基本的に( )で補足というのは禁じ業。
推理物やミステリーもので、構成上どうしても詳細な状況説明が必要な時以外は
なるべく使わないほうがいいです。地の文でがんばって下さい。
21 :
名無し物書き@推敲中?:2006/06/15(木) 13:13:45
>>20 問題外ですね。
最大の問題点は視点がくるくる替わっていること。
まず主人公を設定して、主人公を中心に物語を進めて見て下さい。
ストーリーがどうとか、謎を隠すとか、そういうレベルの話ではありません。
>>20 とりあえず1章だけ読んでみて気になった点を2つほど。
1つ目、セリフの鉤括弧の後に句点はいらない。
セリフの最後に句点を付けるかどうかは書き手の表現もあるから自由だけど、句点を付けるなら鉤括弧の前に入れる。(「〜である。」)
2つ目、改行の仕方がまちまちで読みにくい。
セリフの鉤括弧の後に改行しないでそのまま書いているのは語り手の心の声を表しているのかと思ったけど、
>「暑い暑いいやまいったねほんと」。2人連れが座っている窓際の席には白い陽光がふりそそいでいる。
などは明らかに風景を描写しているだけだし、最後の行にいたっては5つのセリフが同じ行に入ってしまっている。
相手の言葉を遮って言葉を発する、同時に言葉を発する、など特別な場合を除いてはセリフの鉤括弧の後は改行した方がいい。
ここまでの感想を一言で言うと「非常に読みにくい」
>>20 たしかに読みづらいね。
章ごとに話者を変える方法はたしかにアリだけど、章自体が短すぎるので、読み手がその章の
語りに慣れるまえに終ってしまう。それでまた新しい語りに入る、その繰り返しなので、読ん
でいて疲れる。
この方法を取るには一章をもっと長くしなけりゃ難しいよ。
個人的には「2」の文体は金井美恵子ふうで嫌いじゃないけど。
しかしまずは1人の視点で最後まで書くことだろう。それで数百枚の作品が視点の乱れもなく
書けるようになってから、この手のものにも手を染めたらいい。
24 :
22:2006/06/15(木) 14:06:07
>>20 読み終わった。
ごめん、俺には理解できない次元の話だったから
>>22は忘れてくれ。
>>14 うまく書けている。読みやすいし、文章の流れが悪くない。
しいて言えば、イワシの描写にもう少し分量を割いたほうがいいかも。
ふつうには見えないものをじっくり描写することで、まことらしさが出てくる。
腕の見せどころだわね。
ラストの、
>そんなわけで、僕たち夫婦は実に上手くいっている。実にね。
「実にね」は削りたい。
「そんなわけで、僕たち夫婦は実に上手くいっている」
で、ストンと終らせるほうがいいとこれは私見です。
期待大。
おお、早くも。
>>21 さんありがとうございます。話者が5人いるんです。
が、視点を変更するとただでさえわかりににくくなるのに、読者に視点が変わったなと納得させきってないですね。
どういうのがいいんだろ。模索せねば…。
>>22 さんありがとうございます。翻訳物で育ってきたもんですから改行には苦労しています。増やす訓練をしてます。
バクダンは自分的に気持ち悪さを感じるぐらい多めに改行してみました。
引用符の件ですが、
「暑い暑いいやまいったねほんと」
↑文を終らせる。
彼は「暑い暑いいやまいったねほんと」と言った。
↑文を終わらせない。
という気持ち悪さがあるんです。が、考えてみたら、郷に従わねば郷に入る資格がありませんです。なんとか慣れます…。
>>23 さんありがとうございます。章の長さ。これはやっぱり必要ですね。長くします。読者さんの慣れ、これを考えないと…。
次は150枚くらいを目指しています。それで基礎能力を固めます。
>>24=22
さん。いや、作者だけの独りよがりはやばいです…。
改行、句読点法、読者にわかってもらうこと。どれもが課題です。でないといつまでも独りよがりなだけ…。
ありがとうございます。改稿や次作にあたっての方針を、みなさんの意見を参考にさせて頂いて立ててみました。
わかりやすく――
・視点の混乱を読者サイドに立って加味する
・句読点法をきっちり
・読者の慣れを考慮する
・オーソドックスな長編を書けるようになる
です。わかってもらえるようにならないと話になりません。参考になります。
>>26 なるほど、翻訳物か。
そういや翻訳物以外でもそういう書き方してるの結構あるもんな。
偉そうに指摘しておいて視野が狭かったのは自分の方だったってわけだ、情けない・・・
ただ、やっぱり鉤括弧の後の句点だけはいらないと思うよ。
>>28=24=22
さん。情けないなんてそんな…。
ただネットで発表すると横書きってのもあるんでしょうけど、改行があんまないと息苦しいのはたしかですね。
改行は今練習してます。
鉤括弧の後の句読点はいらない――ですね。ありがとうございます。
30 :
名無し物書き@推敲中?:2006/06/15(木) 19:41:51
墓石の隅作られた蜘蛛の巣に油蝉の羽が絡まっている。
残暑というには時期外れに暑く、身を包んだ黒の喪服が辛かった。
足元では母がかがみこんで、墓域の左脇に置かれた墓石に線香をあげている。父は
用意してきた椅子に腰掛け、昨年脳卒中で動かなくなった右足をさすっていた。
命日からは三月もずれている祖父の十三回忌を秋の彼岸に合わせたのは、母親だっ
た。何回も法事はできないからというのが理由だった。それには、身体もよくないし
もう老い先が短いのに、いちいち死んだ人間の供養なんてやってられないと愚痴もつ
いていた。
「しかし、ウチの墓も変よね」
そう言って、膝に落ちた線香の灰を払いながら母が立ち上がった。
「なんで、ご先祖様の墓がこんなに端っこにあるのかしら」
墓域の中心には、先祖代々の墓を押しのけて私の家などには不釣合いなほど堂々と
した墓石が屹立している。頭を超えるほどに高く石材も悪いものではない。中央には、
戒名続いて陸軍伍長の銘が刻まれている。
志那事変で戦死した、祖父の弟、私にとっては大叔父に当たる人の墓だった。私に
とっては、面影もわからない人で、何時死んだのかも知らない。ただ、まだ戦局が悪
化してないころのことだろうことはわかった。でなければ、たかが一等兵の墓がこん
なに立派なはずもない。
「あんたもぼんやりしてないで、水でもやりなさい」
考え事の最中にいきなり言われて、私は慌てて柄杓を手にした。
地面に置かれた桶から水を汲み、先祖の墓から順に水をかけた。蜘蛛の巣に水がか
かって、油蝉の羽が濡れた。首筋を流れた汗が不快で、上着を脱いで腕にかける。
大叔父の墓水をやり、つづいて反対側の古い地蔵に向かったとき、私は隠れるよう
に置かれた白い箱に気がついた。
手で抱えるくらいの桐の箱だった。風雨に晒されておらず、最近の置かれたものだっ
た。
31 :
名無し物書き@推敲中?:2006/06/15(木) 19:42:26
何だろうか、と思い、同時に嫌な予感がした。
妙にこの場に違和感がない。
しかし、放置しておくわけにもいかずに、私は箱を持ち上げた。
桐の端が何かを消すように墨汁で黒く塗りつぶされている。一つ深呼吸をして、私
は箱を開けた。
中を見て、私は驚かなかった。ただ、嫌な予感が当たったことを呪った。
入っていたのは白い陶器の骨壷だった。
○
黄ばみかかった、歳月を感じさせる遺影が私を見下ろしていた。
長い廊下に面した幾つかの和室は、ふすまが外されて広々としている。奥まった部
屋の床の間には、一振りの刀が飾られていた。
雨戸の開けられた廊下の向こうに、信濃の山並みが秋雨に濡れている。山から流れ
てくる風が冷たく、私は薄い上着一枚で来たことを公開していた。
「すみませんね、みんなお寺さんに行ってしまってるもんで」
そう言いながら、台所から白い割烹着に身を包んだ中年の女性が出てきて、私に熱
いお茶を出してくれた。付け合せに、リンゴを切って小皿に盛ってある。奥の部屋に
は、果物が飾られた籠が並び、中央にはまだ新しい遺影が焼香の煙を従えている。こ
のリンゴも、供え物のお下がりであるらしい。
32 :
30:2006/06/15(木) 19:43:56
「間が悪うございましたねえ。何しろ、急だったんで」
「いえ、こちらこそ。来る前に一度ご連絡しておけばよかったのです」
「亡くなられたのが、昨日の午ごろだったんですよ、であわただしくお通夜をやって」
そういって、女性は自分にも茶を入れて私の前に座った。
聞いたところでは、この家の人間ではなく、葬式を手伝いに来た近所の主婦だとい
う。人がいいのか、それとも、どこかケジメがないのか、この家の人間がいないとい
うのに、訪ねてきた私を屋敷の中にあげてくれていた。
「つい先刻、お棺が出たところなんですよ」
「じゃあ、今ごろは焼いているところですか?」
「いえいえ、お寺さんですよ」
「え? 寺で焼くんですか?」
「もう、いやですよー。ここら辺はまだ土葬なんですってば」
女性は大げさに手を振って笑った。
「でも、若い身空で埋められるってのも、気持ちいいもんじゃないですよねえ」
「はぁ」
またも、何が楽しいのかコロコロを笑う女性を前に、少し呆気にとられながら、私
は奥の部屋置かれた遺影に目を凝らした。確かに、まだ、二十歳前の女性のようだっ
た。私のいる部屋にある仏壇に飾られた古い遺影と見比べる。こちらは、初老の女性
だ。だが、どこか面影に似ているところがあった。
>>30 一見上手そうな文章だが、てにをはは間違ってるし誤字も多い。非日本語ネイティブ?
脳内OCRで昨日読んだ本を思い出しながら書きましたってかんじ。
C
>>30-32 細かいアラは多いですが、文章の雰囲気はまずまずだと思います。
お墓の位置が問題のようですが、誰の墓がどこにあって、何が
問題なのかがさっぱりわかりません。
お墓の大きさと軍隊での階級は全く無関係です。
また墓苑というのは基本的に購入するものなので、位置の問題も
関係ないと思います。先祖代々の私有墓地であれば本家の墓が
一番古いので、一番いい場所にあるのが普通です。
>蜘蛛の巣に水がかかって、油蝉の羽が濡れた
伏線なら別ですが、本筋と無関係な描写はやらないほうがいいです。
また、場面転換が唐突。
どこからどこに場面が変わったのかがわかりません。
時間軸がどう移動したのかも分かりません。
起承転結でいうと、起のさらに前の段階が続いている感じです。
35 :
1/2:2006/06/15(木) 20:41:17
>>30 ほんとに誤字脱字が多いねえ。文章もどうなんだか。
>残暑というには時期外れに暑く、
なんか変だと思わね?
>志那事変で戦死した、祖父の弟、私にとっては大叔父に当たる人の墓だった。私にとっては、
>面影もわからない人で、何時死んだのかも知らない。
「私にとっては」二連発。
>中央には、戒名続いて陸軍伍長の銘が刻まれている。
>たかが一等兵の墓がこんなに立派なはずもない。
ここにも脱字があるが、なにより伍長なのか一等兵なのか、どっちなんだ?
また「立派なはずもない」云々もおかしい。墓を作るのは実家(一族)なんだから、金持ちだったら
二等兵だろうが何だろうが立派な墓をおっ建てるぞ。戦局は関係ない。戦災に遭わなかった地方はな
んぼでもある。
さらに言えば支那事変(「志那事変」も誤字)では「戦局が悪化」などしていない。悪化するのは大
東亜戦争になってから。
36 :
2/2:2006/06/15(木) 20:42:02
>>30 >大叔父の墓水をやり、
「墓水」……造語?
>この家の人間ではなく、葬式を手伝いに来た近所の主婦だという。人がいいのか、それとも、どこか
>ケジメがないのか、この家の人間がいないというのに、訪ねてきた私を屋敷の中にあげてくれていた。
葬式で組(クミ)の人が留守番をしてくれるのは当り前。家の人がいないのも当り前。訪問客を上げる
のも当り前。追い返すほうが異常。
>「いえいえ、お寺さんですよ」
>「え? 寺で焼くんですか?」
>「もう、いやですよー。ここら辺はまだ土葬なんですってば」
これだとお寺の敷地内または隣接した墓地に土葬するってことらしいが、そうなのか?
土葬の場合は寺からは遠く離れた墓場に埋めるものだと思うが。ま、地方によってはそうなのかもしれ
ないが、全体の不正確さからすると、ここも間違いのように見える。
もう少し、丁寧に書くことが大切。
37 :
家出猫:2006/06/15(木) 20:58:26
>>30テクニックはないけど、ストーリーに偏向が利いてて読ませてくれるね
純文学じゃなければ食えるんじゃね
38 :
30:2006/06/15(木) 22:27:42
どうも皆さんありがとうございます。
いまいち、細かいところに行き届いてないですか。
ちょっとイメージが完全にできてなかったので、小手先で書いているなぁ
という印象があったのですが。
>>34 >先祖代々の私有墓地であれば本家の墓が
>一番古いので、一番いい場所にあるのが普通です
ええ、その普通になってないというが変だといいたかったのですが。
伝えられなかったみたいですね。
>>35 うーん、ちょっと説明不足でしたか。後、自分が当たり前だと
思っていることが一般的になってないかな。
まず、支那事変も終戦まで続きましたから、後半はグタグタ
でした。(別に太平洋戦争が終わったからといって、支那と
戦争やめたわけでないですから)
あと、伍長と一等兵の違いは、わざとそうしました。つうか、
戦死で二階級特進したわけなんで、戦死したときは一等兵です。
墓碑銘は伍長ですけど。ここは書かないとわからない人がいる
かと思いつつも、書いたら興ざめなんで悩みましたが。
また、それと付随して、昔の貧乏人の場合は戦死した兵士の墓は
官設なんです。だから、戦死した人間が先祖代々の墓石を押しの
けて真ん中に来るわけで。
まぁ、説明が下手ってことですね。反省です。
>書いたら興ざめなんで悩みましたが
マジで言ってるなら客観性が致命的に欠けてる。そんな大事なとこでもないだろうに…。
40 :
名無し物書き@推敲中?:2006/06/15(木) 23:20:20
>>38 >また、それと付随して、昔の貧乏人の場合は戦死した兵士の墓は
>官設なんです。だから、戦死した人間が先祖代々の墓石を押しの
>けて真ん中に来るわけで。
戦死したら靖国神社に祀られるわけで、官設の墓なんて聞いたことないな。
何か勘違いしてるんじゃないか?
あと支那事変は対米開戦後に大東亜戦争に含めたはず。
この辺りはいくらでも詳しい人がいるジャンルなので、中途半端な知識で
手を出さないほうがいい。
>>38 >(別に太平洋戦争が終わったからといって、支那と戦争やめたわけでないですから)
おい、架空戦記物でも読みすぎたか?
正直墓とかどうでもいい
>>30 関口君だと思って読むとワクテカする
43 :
14:2006/06/16(金) 02:32:00
ちょっと遅れましたが、皆さんいろいろと意見ありがとうございます。
>>17 確かに百円ショップよりも屋外の方がインパクトがあったかも知れないですね。
表現の指摘の部分もまさにそう思います。
とにかく短くしようとしたので、簡潔過ぎたかも知れません。
あと中盤で、地の文を続けるのに息切れして、つい独善的なフレーズに頼り、
全体の雰囲気を見失ってしまった感も確かにありました。
>>19 いきなりイワシが出てくるようにしたかったのですが、やはり他の説明もあった方が解り易いですかね?
()の指摘は気が付かなかった点です。ついレポートを書くときの癖が出てしまいました。
>>25 イワシの説明は、文章を短くしたかったのと、
あまり書かない方が不気味かなと思ったのでそうしました。
あと「実にね」は入れるか入れないか迷ったのですが、後を引く感じがするかなと思い入れてしまいました。
今見直すと、全体的にライトな感じの文章に仕上がってたので、ここは無しが正解な気がしますね。
皆さんわざわざご指摘ありがとうございます。また出直してきます。
44 :
天才白菜 ◆Om8rzuKp0M :2006/06/16(金) 14:07:00
ドスドスドスドス、バンバンバン。――土人達の地団太と壁の乱叩がまた始まった。前よりも狂的である。
声はまったく聞こえてこない。口もきけぬほど怒り狂ってるにちがいない。
奴らを殺せ、できるだけ残酷な方法で殺せと叫びたいにちがいない。
俺の目から溢れおちた涙が滝となった。もうこれで何度目だろう、死を覚悟した。
「ここは、どこなんですか。いったい何があったんですか。騒がしいたら、ありゃしない」
振り返ると河本が起き上がっていた。生き返っていた。しかも、春木じゃない。もとどおりの河本だ!
「こ、河本おおお!」たぶんは前スレとほとんど同じ流れであるだろうセリフを絶叫した。
しかし、嬉しさあまって河本に抱きついたりはしない。
土人達が現れて誤解されるというパターンを学習したからかだ。
俺は冷静である。
河本に説明する。「お前がジャングルで土人に殴られて>ぢがフランケンなんだ! 凡庸にバタリと倒れ込んだ!
気が付いたら、小屋の中で次スレが立ってて。ホモだから殺される!」
「落ち着いてください。まったく、訳が分かりません」
書きなぐりも、ある意味ツライ。
>密林地帯に土人達が現れた
というくだりは、さすが書きなぐりだけあって陳腐だな、と思われたに違いない。
被害妄想白菜。くそ。もう怒った、寝る!
>>44 >被害妄想白菜。くそ。もう怒った、寝る!
永眠しろ
たしかに
あっ土人のやつ来てた。ボコボコ
前半面白い。
抱きつかないのあたりから緊張感が一気に薄れる
前スレ・ホモいらない
むしろ
河本起きる→抱きつく→丁度壁ぶっ壊れる→土人たち更に絶叫・壁ボコ
(オマエタチの言った通りだった!コイツラは○○!)→土人親玉あらわる・絶対絶命
あと河本の起き上がりが冷静過ぎる。
「死を覚悟する程の壁の乱打」に晒されてるわけだから、ギョッとして跳ね起きたり、振動で気分悪くなって吐いたりするかも。
密林のくだり何処にある?
白菜のいい所は魅力的なキャラクタとスピード感
だと思う。
48 :
酷評よろしくお願いします:2006/06/16(金) 22:44:36
>>48 全般的に描写が奇を衒いすぎ。もしくは大げさ。
ラノベ以外の本を読むようにしましょう。
無駄なセリフが多い。ストーリーに関連しない挨拶みたいなものは
地の文で説明するか省略しても構わない。
ストーリーに関連しないお茶を入れるシーンなどは細かく書き込む必要が無い。
管理人とのどうでもいい会話は書き込んであるのに、事件に関する会話を回想で
処理したらまずいでしょう。
ラストシーンが意味不明。
>>48 冒頭の一節でのけぞった。
>鴉の羽毛を剥ぎ取りそのまま取って付けたような黒い黒い髪の毛
>どこか気の抜けた、しかし彼特有の頑なにどこまでも真っ直ぐな、標的の獲物を射抜く鋭さを持ち合わせた瞳
形容しすぎ! しかもたかが管理人のおじさんの描写だろう? 気合入れすぎ。
しかし、まあそのあとは特に問題もなく進行するのだけれど、
自殺と知らされたときの「僕」の驚きようは、これも大袈裟にすぎないか?
「友達と言えるほど親しく交流を重ねたわけではない」人だろう?
自殺者は年間3万人超、対して交通事故死は7千人くらい。
つまり自殺者は交通事故で死ぬ人の4倍以上いるんだよね、現実問題として。
身近に交通事故で死んだ人はいなくても自殺した人はいるほうが確率高いわけ。
そういう現実を踏まえた上で書いているのかと疑問に思った。
このあとの展開に絡むのかもしれないけれどね。
後半にも大袈裟な表現が目立つ。
「下手な役者ほど大袈裟な演技をする。上手い役者は八分めに抑える」
短い言葉でびしっと決めることを心がけたほうがいい。
でもなんか好感持てる文章だった。頑張ってね。
>>48 なんか変な所が長い。
タナベが死んだ、
管理人が来て自殺といった。
気分悪いから寝た。
くらいしか言えてないよ
次々餌出してくれるといいかも
呼吸困難になるほど大事な人間が
死んだ割に主人公呑気過ぎない?
茶ッパ馬鹿丁寧に入れたり
管理人カッコヨスとか言ってる場合か(笑
逆に主人公犯人で、気が狂ってそれなら面白いかも
要らない所切って、結末を考えて練りこんだらずっと良くなると思う。
52 :
酷評よろしくお願いします:2006/06/17(土) 00:31:09
>>49-50 長い駄文を読んでいただきありがとうございました。
>>管理人とのどうでもいい会話は書き込んであるのに、事件に関する会話を回想で処理したらまずいでしょう。
おっしゃるとおりです。僕はそのどうでもいい会話が書きたかっただけなので。
事件に関する会話が回想なのは上のことが起因しています。
>>ストーリーに関連しないお茶を入れるシーンなどは細かく書き込む必要が無い
そうですね。僕がお茶のおいしい入れ方を最近覚えたので思わず書いてしまいました。すいません
>>ラストシーンが意味不明。
これの前にある女性がこの事件を予言するような発言をしまして、それでそのことが不意に
浮かんだんだと思います・・
>>形容しすぎ! しかもたかが管理人のおじさんの描写だろう? 気合入れすぎ。
やっぱりそうですよね。この管理人のおじさん、実は重要人物なのでしっかり読者にイメージ持たせるように
長々とかいたんですが。
>>自殺と知らされたときの「僕」の驚きようは、これも大袈裟にすぎないか
これのテーマとして「日常の崩壊・非日常への恐怖」というのがありまして、この「僕」
を含め、管理人、他にも何人か主要人物がいるのですが、彼らは共通して、周りの環境や
日々の習慣が変ることを極端に恐れる傾向があるんです。それは過去のトラウマとかが
関係しているのですが。でもそれでも極端すぎますよね。この文章に出てくる「事件」が
主要な軸でして、僕はできればこの「僕」を主人公にしたいのですが、実際この「僕」は
事件と直接あんまり関係してないんです。だから無理やり絡まそうと思い、すごい
大げさにかいたのですが、無茶ありすぎですね、やっぱり。どうしたらよいでしょう・・?
それと描写力はいかほどなものですか? 描写に関しても酷評していただけたら幸いです
長文ほんと申し訳ありませんでした・・・
>>52 描写力というのは、必要な情報をわかりやすく伝える能力ですから
文章を見た限りでは水準以下ということになります。
文章力はそこそこあるようなので、必要な情報を分かりやすくという
ことを心がければ上手くなる素地はあると思います。
がんばってください。
54 :
酷評よろしくお願いします:2006/06/17(土) 00:50:11
>>53 >>描写力というのは、必要な情報をわかりやすく伝える能力ですから
文章を見た限りでは水準以下ということになります
わかりました。確かに思いっきりかけていますね・・・これから良くなるよう頑張ります
皆さん本当にいい方ですね。こんな長文をわざわざ読んでくれるなんて・・・他人に晒したのは
初めてなのですごく嬉しいです。ここは作者と読者がものすごく近い距離にいる素晴らしい場だと
思いました。皆さん本当にありがとうございました
評価お願いいたします
目覚めの朝は最悪だった。眠りから覚め、意識が明白になってくると、まず下着や
、Tシャツがぐっしょりと濡れていることに気付く。そのおかげで身体を起こすと、
朝の張り詰めた空気にあてられ、その寒さに思わず身震いした。
汗で額に張り付いた前髪を鬱陶しそうにかきあげ、とりあえず何か着替えるものは
ないかと思い周りを見渡した。すると、ソファに昨日の夜乾いたTシャツが掛けて
あることに気付く。べったりと身体に張り付いたTシャツを脱ぎ捨て、震える身体を
両手で抱き締めながら、ソファに急ぎ足で向かい、Tシャツを乱暴に鷲掴み素早く
着替えた。そして寝るときに脱ぎ捨てた裏返しになっていたジーンズを元に戻し、
右足、左足とジーンズに足を通す。チャックを上げ、ボタンを閉めている手を見ると
一面に鳥肌が立っていた。このところ冷え込む日が続いていたが、今日はそのどれよりも
寒い気がする。
とりあえずテレビをつけて天気予報を見てみると、大きなビルが後ろに佇む公園の
前で、予報士が大きな温度計を見ながら今日は例年より大きく冷え込むと喋っていた。
彼の横ではうさぎの着ぐるみが大げさに身体を左右に震わせながら足をジタバタ
させている。僕は布団にくるまりながらしばらくそれをボーッと眺めていたが、
ふと左上の時刻表示を流し目に見ると、まだ八時前だった。今日は朝からバイトだったが、
九時に出ればバイト先には間に合うのでしばらく時間はある。僕はソファの下に隠して
おいた(別に誰かに見つかると不味いわけでもないが)青年向け雑誌を取り出し、
ゆっくりとジーンズのチャックを下ろして下着を脱ぎ、しばらく雑誌をぱらぱらと
めくっていく。どのページを開いてもほとんどが性行為をしている男と女が写し出さ
れている。どれも性器の部分にモザイクがかかっていてその詳細はよくわからなかった
が、その大まかな形は大体想像がついた。
一通り読み終わりいい按配に大きくなったペニスを確認すると、持っている雑誌を閉じ、
ソファの下に戻した。そして僕はソファの上に座り右手でペニスを握りながらゆっくりと
上下させた。ペニスはほどよい熱を帯びており、右手の平がとても温かくなってくるのを
感じる。僕はマスタベーションをしながらいろいろなことを思い浮かべた。大学の事、
家族の事、将来の事。それらは主に僕を不安にさせる材料であったが、それと同時にとても
大切なことでもあった。深く考える度に僕のペニスは限界に近づく。少ししてから射精しようと
するペニスを見ながらティッシュを取り出そうとした時、突然ピンポンという音が部屋に
響き渡った。僕は思わずビクッと身体を左右に揺らしてしまい、気が抜けたペニスは勢いよく
天井に向かって、精液を放出した。
「やばい」
僕は慌てて床に散らばった白く粘粘した液体をティッシュでふき取り、ついでにペニスに着いた
ものもふいて、パンツをグッと持ち上げジーンズを急いで穿き直した。僕は周りを見回し精液が
付着している箇所がないことを確認し、とりあえず呼吸を落ち着かせる。またピンポンと呼び鈴が
鳴ったので僕は急ぎ足で玄関に向かった。
57 :
50:2006/06/17(土) 08:35:45
>>48 細かいところを、追加ね。
>田邉さんの突然の死を知らされてから半日、
冒頭、「田邊さん」がぽんと出てきて、そのまま何の説明もなく話が進む。これはいい。語り口からして自然で、
書き慣れているなという感じさえした。が、
>この白樺荘の管理人である佐々木博巳(ササキヒロミ)だった。
これで、ありゃま、なのね。管理人のフルネームを書く(描写する)必要はここでは無い。管理人だとだけ描写
すればいい。重要人物だろうが何だろうが。
ここでフルネームを書くことで自然な語り口が崩れてしまう。
投稿の中にも、登場人物のフルネームを紹介しなけりゃ始まらないみたいなのがたまにある。
「おれの名前は西川健介。目の前にいるのは一番のダチの相田瞬だ」とかね。
この手のものは大概ダメ。
お茶の場面とかは私は安心して読めたよ。ただし、
>台所に置きっぱなしだった急須(もちろん洗ってある)にティースプーンで
「(もちろん洗ってある)」はやりすぎ。ギャグなのかと思った。
管理人の描写は冒頭の「獲物を射抜く鋭さ」とかと、中ほどの「アイドルのそれとは違う」とかが噛みあっていな
い。”違う”にしても、比喩だとしても、だ。イメージの統一を妨げている。
以上。
58 :
天才白菜 ◆Om8rzuKp0M :2006/06/17(土) 09:14:41
>>47 ありがとう。
というか、もうしわけない。[河本シリーズ]を酷評してくれて。アレは読んでくれるだけでありがたい。
>>47の意見は参考にする。
>>45-46 い、き、る!
59 :
48:2006/06/17(土) 11:08:21
>>57 何度もありがとうございます。おっしゃるとおりです
管理人に関しては僕が夫婦神が中つ国をつくる際のあの油のとろとろしたもの
みたいにイメージが固まってないせいだと思います。きをつけます
60 :
1/2:2006/06/17(土) 11:28:05
ドアを開けた瞬間、佐々江未香は自分の不用意さを後悔することになった。
なかにいた後輩の鋭い視線が突き刺さる。
「ノックくらいしてください。本部じゃそれが普通なんですか?」
下着姿の藤河悠希はきつい口調でそう言い放つとすぐにロッカーのほうに
向き直り、おかげで未香はにこやかに挨拶するタイミングを逃してしまった。
ドアをノックするというごく基本的な礼儀を履行してさえいれば、会うたび
に突っかかってくる悠希に、いらっしゃいだとか、こんにちはだとか言わせ
られたかもしれないことを思うと、未香は自分が情けなくなった。もちろん、
いまのような態度も実にかわいらしくはあるのだが。
悠希は怒ったわりには焦る様子も見せず、むしろゆっくりとカーキ色のス
ウェットパンツに脚を通し始めた。日ごろの訓練で鍛え上げられた、彫像の
ように無駄のないしなやかな肢体は、同性の未香でも思わず見とれてしまう
ほどだったが、同時に、長らく運動らしい運動をしていない自分の体はどう
だろうと、少し心配になってしまうような眺めでもあった。ちらりとこちら
を見た悠希と目が合い、それがほくそ笑んでいるように感じられる。
未香は自分を憂えさせた後輩へのささやかな報復として、ドアを開けたま
まにして部屋に入った。悠希がそのことに気づくのにはそれほど時間がかか
らないかもしれないが、お茶でも汲みにいっているのであろうもう一人の後
輩と、たまたまこの部屋の前を通りかかった男性隊員はきっと喜ぶだろう。
未香は二人がけのソファーの中央にどっかりと腰をおろした。
61 :
2/2:2006/06/17(土) 11:29:05
郊外の雑木林を切り開いて作られたこの訓練施設、そしてそのなかでも八
畳ほどのこの部屋には、未香にとって卒業後しばらく経ってから訪れた母校
のような懐かしさがあった。所々に小さなひびと染み付いた汚れが見られる
みすぼらしい内壁と、それにまったく似つかわしくない洗練された調度品類。
どれも少しも変わらず、この部屋が産まれたころのままだ。
未香は、物置とも粗大ゴミ置き場ともつかぬ格好でほこりをかぶるままに
なっていたこの部屋を、完璧とはいかないまでもそれなりに快適な更衣室兼
休憩室に作り変えるまでの、女性隊員たちの努力の日々を思い出した。
あのころは楽しかった。結局落ちることのなかった壁の汚れをむきになっ
て磨いたり、連れ立って必要な家具を買いに行ったり、ペットボトルの花瓶
に花を挿したり――。
不意に大きな音とともに懐かしの空気が震え、未香は束の間の回想から引
き剥がされた。ドアを勢いよく閉めた藤河悠希が、先ほどよりも強烈な目つ
きで未香をにらみつけている。
62 :
名無し物書き@推敲中?:2006/06/17(土) 11:30:06
酷評よろしくお願いします。
表現が陳腐/不自然
不用意さを後悔/鋭い視線が突き刺さる/礼儀を履行/彫像のように無駄のない
気づくのにはそれほど時間がかからないかもしれない/どっかりと腰をおろした
ほこりをかぶるままになっていたこの部屋/懐かしの空気が震え/
>>60-61 変に説明くさいですね。
その割には状況がよく分からない。
必要な情報が提示されず、不必要な書き込みが多いからです。
三人称なんですから、訓練施設、主人公、ロッカールームという順番で
描写して問題ないと思います。
また、建物の規模や構造にもよるんですが、施設のロッカールームは個人のスペース
ではありませんからノックしないのがむしろ普通です。公用スペースは他人が入って
きて当たり前。スポーツクラブなんかでも従業員はノックして声をかけてから入って
きますが、客はノックなんかしません。
ですが、ドアを開けっ放しにするのは明らかにマナー違反ですね。
ちょっと考えられない行為です。
ストーリー構成上必然性がなければシーンごとカットしたほうがいいと思います。
何を書くべきなのかを整理してみては?
65 :
602:2006/06/17(土) 14:11:55
ありがとうございました。
確かに細かいことを考えずに書いていた気がします。
全面的に見直します。
>>55,56
一言で言うと、乱雑で不快。タイトルからして読者のこと何も考えてないなと分かる。
・「目覚めの朝」なんて言葉はないよ。
・「意識が明白に」って、明白ってのは「奴が犯人なのは明白だ」とか、事実が確定して
いることを指す言葉だよ。この場合は「明確に」「鮮明に」あたりかな?
・「下着や、Tシャツ」って、Tシャツは下着そのものでしょ。並べて言うのも変。
ここの読点もただ文章を読みにくくしているだけ。つーか、行頭に読点を持ってきちゃ
ダメって小学校で習うよね?
・「〜のおかげで」のあとには自動詞が来るのがお約束。
(×君のおかげで100点をとった ○君のおかげで100点がとれた)
・つーか、悪いニュアンスのときは「〜のせいで」。
・指示語の使い方が乱雑。「その寒さ」っていっても、寒さについての描写は全くない。
汗びっしょりになっているところから、一読したときはむしろ夏場の話かと思ったよ。
・主語が変わっているのに書かないので意味が通らない。
(僕が)体を起こすと、(汗で濡れたシャツが)張りつめた空気ににあてられ、(僕は)寒さに震えた
一段落目からコレじゃ、「日本語を勉強して出直せ」としか言えないなぁ。
>>55 ひとつだけ。
>汗で額に張り付いた前髪を鬱陶しそうにかきあげ、とりあえず何か着替えるものは
>ないかと思い周りを見渡した。
「鬱陶しそうに」……不可。
これでは第三者視点になってしまっている。
話者が「僕」なのだから「そうに」はありえない。
68 :
名無し物書き@推敲中?:2006/06/18(日) 02:04:02
ある支配の中で彼は芋虫としてうごめく。
今、グロテスクな緑色の体を執拗にくねらせながら、彼は自分を表現している
それは、あまりにも無粋。
異常性の塊だが
芸術性は皆無
そのことは彼もとっくに理解できている
だが彼にはその表現しかできないのだ。
何故なら彼は自身を虫であるからにし、それに取り憑いた、夢想に殺されたからだ。
彼は右手に包丁を持ち、目の前にある彼の全身がうつるほどの大きな鏡を見つめる…。
鏡には、緑色の芋虫の姿。
彼は右手の包丁を首筋にあてる
芋虫が体をくねらせる
彼はいきよいよく自らの首を切り裂く
鏡にうつっている芋虫が血に染まる
69 :
名無し物書き@推敲中?:2006/06/18(日) 02:06:28
彼の喉は切り裂かれ、ゴボゴボと音をたて血を吐き出すが、
彼はその姿を見つめ、満足そうに微笑むのであった。
酷評お願いします
70 :
名無し物書き@推敲中?:2006/06/18(日) 03:05:06
>>68-69 行のとり方が変。
観念的な記述は他人に読んでもらえません。
冒頭八行をもう少しまとめましょう。
主人公は人間なんだけれども、鏡に映る姿が芋虫なのか。
主人公は本当に芋虫の姿になっているのか。
その辺りが曖昧。
芋虫の姿に関する描写もほとんどない。
主人公が立っているか座っているのかも不明。
場所も不明。時間も不明。
全体的に書き込ミ不足です。
>>68-69 >何故なら彼は自身を虫であるからにし、それに取り憑いた、夢想に殺されたからだ。
とりあえずこの文章が変。
そして、これだけだとやっぱり観念的過ぎて意味不明。
一応読める日本語ではあるけど、展開がないとただのかっこつけてる痛い人。
改行は多すぎる。行を開けたら余情が出ると思うのは多くの場合かっこつけすぎの錯覚。
それと句読点を使いましょう。
72 :
名無し物書き@推敲中?:2006/06/18(日) 05:15:39
73 :
名無し物書き@推敲中?:2006/06/18(日) 05:23:14
>>71 やはり文学は、事実を事実としてそのまま伝えなければならないのですか?
まぁ僕の場合は、そこが全くできてないワケで、質問すること自体、凄くダメ人間っぽいですが…
>>73 小説というのは他人に読んでもらうものだから、他人がわかるように
書かないとダメ。他人が読んで分かるものならば空想でも妄想でもOK。
例えばこの文章ね。
>何故なら彼は自身を虫であるからにし、
>それに取り憑いた、夢想に殺されたからだ。
なにが彼(芋虫)に取り憑いたのかが分からないし、夢想が何を殺したのかも
わからない。こういう文章を書いちゃダメ。
75 :
天才白菜 ◆Om8rzuKp0M :2006/06/18(日) 07:47:26
「監禁されたんだよ、監禁!」俺は河本の両肩を掴んでゆすぶった。「そして土人にホモで殺される!」
「あのう」河本はしかめっ面で頭をボリボリ掻いた。「ホモは、いらないかと……。
>>47にも指摘されてますし。
それとあと、生き返ったばかりで状況をうまく飲み込めていないのですが、監禁の断は早計かと。
なんせこれはナンセンスな小説です。なんでもアリです。
あの戸にカギが掛っているとは限りません。
[俺と河本は小屋の戸を開けて、ふたたびハプニングバーを目指した]なんて展開にもなりかねません」
俺はハッとした。――そうだそうだ、そうだった。これはナンセンスな小説なのだ! 作者がなんも考えず書き殴っているがゆえ、必然的にナンセンスな形式とならざるを得ない小説なのだ!監禁されてるとは限らないのだ!
今、思い出した!
「うん。そうだな、そうだな、そうだった。これは馬鹿げた小説だった。馬鹿げたことに土人達は無意味に登場しただけかもしれん。
戸にカギは掛ってないかもしれん」俺は時々河本を振り返りながら戸に向かって歩いていく。「ハプニングバーかあ。行ったことないなあ。そこって、楽しいところ?」
軽口を叩いて木製の戸の取っ手をつかむ。押す。
引く。
「監禁じゃねぇかよ!」俺は物凄い勢いで飛び戻った。「開かないよう。殺されるよう。ドスドスドス、バンバンバンっていってるよう。河本おお」
両膝をくの字に曲げた内股座わりで顔を覆って泣いた。泣くのもこれで何度目だろう、数えきれない。もう、この小説の登場人物やめたい。帰りたい。
>>47 密林地帯に土人達があらわれたのは、前々スレ辺り。(ごめん、よく覚えてない)
それとあと、魅力的なキャラってなんだ?
天才白菜のオレか? 河本か? 「ぎゃろっぷ」と言った目の前の男か? 「あははっ」と笑った未来テレビの奴か? なんなんだ?
あっ、もしかして[なんだお前は!?]の二人組なのか?
まったく、分からん。
死ね
77 :
天才白菜 ◆Om8rzuKp0M :2006/06/18(日) 08:08:21
すまんな、鬱なんだよ
79 :
天使白菜 ◆Om8rzuKp0M :2006/06/18(日) 08:19:34
>>78 よくなるといいね。
ていうか、この流れ少し馬鹿バカしい。
あまり雑談はしないって決めたのに……。
80 :
名無し物書き@推敲中?:2006/06/18(日) 11:41:55
>>74 やっぱりそうですよね。確かに、意味が解らないとただの自己満足になってしまいますね
丁寧な返答ありがとうございました
>>68 >彼はいきよいよく自らの首を切り裂く
「いきよい」←何故か変換できなかったでしょ?
文章力というよりも国語力を身につけましょう。
……と、嫌味な言い方したけど、なんつーかな、嫌いじゃないよ。
書きたい衝動、あるいは書かざるを得ない魂の叫びのようなものを
感じる。ピュアな何かがある。
人は何か切実なものがなければこんなに下手に書くことはできない。
これは嫌味じゃないよ。本当の話。
少なくとも、**賞に通りやすい書き方なんぞを気にしているような
けがれた奴ばらよりはなんぼかマシだ。
たぶんまだ客観的な散文なんかを書くのは無理だろう。
でもそれでいいんじゃないか。
誤字やら誤用なんぞは気にせずに、泥絵具を叩きつけるように、好き
なように書いたらいい。
それで技法上の指摘を受けたら素直に受け入れればいい。
書く姿勢に間違いはない。
へこまずに、頑張れ。
河本シリーズは、もしかすると、まとめて一編の小説のかたちにすれば、
メタ小説として、そこそこのものになるのではないか。
と、思ってしまった俺を好きなように罵ってくれ。
第一印象は、「まるでゾンビみたい」だった。
その男はこうべを垂れ、一歩、また一歩と足を運ぶ。そのたびに上半身は大きく揺れた。
姿勢は猫背、けれど、もし背筋を伸ばせば、かなり背は高そうだ。男がうつむいているせ
いで顔立ちはわからない。かろうじて、口が半開きになっていることが判明。道行く人々
は皆、この男を不審に思っているのか、明らかに避けている。
「まあ、実際、不気味よね。あの人」
ここで、好奇心を抑えられなくなった私は男に近づいていった。斜め後ろからなるべく
地がでないように声をかける。なるべく慎重に。神経を逆撫でしないように。と、自分自
身に注意を呼びかけつつ。
「あの、そこのあなた。どうかなさったんですか?」
のろのろと振り返る長身の男。その動作から妙に圧迫感を感じてしまう。男は私に一瞥を
くれたが、一言も発さない。ちなみに、口は既に閉じられている。
このゾンビ男、明らかに私を鬱陶しがっているようだ。追っ払う気はないようだが、で
きることなら、放っといて欲しいと願っているみたいだ。知ったことではないが。
私は、この男の正体、というより、このゾンビみたいな動きのわけを聞き出したいのに、
この男には、困ったことに喋る様子は無い。「人は、くだらんことに、くだらん理由で鍵
をかける」とは誰の言葉だったか。もちろん、私の言葉です。
ゾンビは私に視線も向けず、じっと立ち尽くしている。仕方ない、もう一押し必要かな?
と考えたとき。
「私は常にこうなんだ。別に特別どうかしたわけではないよ」
意外。こちらの一押しの前に喋ったこともだが、この男は自分のことを生粋のゾンビ男
と言っているようだ。
匂う。この男からは匂う。
私と話しているときですら背筋は曲がったまま、首に至っては横に傾いていた。誰が見
ても、私だって、この男を気味悪く思う。
けれど、私は同時に、この男が友達の男の子の誰よりも魅力的な存在に思えている。
事実は小説よりも寄なり。私はこの男を私の創作における絶好のネタと認識した。
酷評お願いします。改善すべきところなどを言ってもらえると嬉しいです。(全部とかは勘弁して欲しいです)
>>83 全体的には悪くないんじゃないかな。逆に言えば、特に良いとも感じなかったけど。
とりあえず、もっと語り手である「私」のキャラクターを、読み手に印象付けさせられるといいと思う。
こういうラノベチックな話の場合、ほとんどキャラの良し悪しで評価が変わるから。
個人的に気になる点としては、
>「人は、くだらんことに、くだらん理由で鍵をかける」とは誰の言葉だったか。もちろん、私の言葉です。
くだらんことにくだらん理由、では意味が重複してる。
あと、私の言葉です。って部分もね。悪い方向でひねくれてる印象しか与えないんじゃない?
私の持論だ。くらいすっぱり言ってくれた方が読感は良い。
>この男が友達の男の子の誰よりも魅力的な存在に思えている。
規模が中途半端にしょぼい。故に「私」のキャラもしょぼく感じさせる。っていうかあんま友達いなそーだし。
とりあえずこんな感じ。文章はわりかししっかりしてると思うから
組み立てと見せ方を工夫すればもっと面白くできると思うんで頑張ってください。
>>83 状況描写が不足してますね。
男がいる場所がどこなのか、主人公の私はなぜそこにいるのか。
この辺りの説明が必要。
>>83 描写から入っているわりには「男」の印象が不鮮明。
>姿勢は猫背、けれど、もし背筋を伸ばせば、かなり背は高そうだ。
ゾンビのようだというのなら「猫背」を言いたいのかと思いきや、「背が高そう」で文章が
終る。背が高いことを言いたかったのか? 印象不鮮明というのはこういうことだ。
同じことを書くにしても「背は高そうだが、猫背なのでその分低く見える」とかすれば、
ゾンビ=猫背の印象が鮮明になる。
>このゾンビ男、明らかに私を鬱陶しがっているようだ。追っ払う気はないようだが、で
>きることなら、放っといて欲しいと願っているみたいだ。知ったことではないが。
「知ったことではないが」は「私の」ということだろうが、「ようだ」「みたいだ」と勝手に推測
しておきながら、挙句の果てに「知ったことではないが」ですか。ずいぶん身勝手な女だね。
そのくせ「わけを聞き出したいのに」と続くのは何なんだ? 「知ったことではない」んじゃないのか?
かように、書いてあることの一々が理屈に合っていないので、話全体も印象不鮮明、つまりピンと来ない。
>「まあ、実際、不気味よね。あの人」
「私」の内的独白にしても下手すぎ。
>「あの、そこのあなた。どうかなさったんですか?」
どこの世界の人間がこんなセリフを喋るのかね。
地の文も相当にお粗末。
文章全体に不快感が漂っている。小細工(=逃げ)が鼻につく。
1人でボケたりツッコんだり小細工しないで、もっと素直に正面から文章に向き合ったらどうか。
どこかの伝説によると、ザクロという果物は人肉の味がするらしい。
一体誰がそんな奇妙な事を言い始めたのか。聞き齧った話によると雑食性の動物――例えば人間等の肉は臭みも癖も強く、とてもじゃないが美味とは言えないらしいのに。
そりゃ、所詮伝説上のお話だもんな。でも、もしも人の肉があの甘い果実と同じ味なら食べてみても良いかな、という気がしてきた。ザクロは結構好きな食べ物の部類に入る。
ああ、そういえばこの頃食べてないな、ザクロ。子供だった時によく母が買ってきてたっけ。俺が好きなのをちゃんと知っていてくれていたのか。
学校帰りに冷蔵庫を開けると剥いて切られたザクロが綺麗に皿に盛られてて、そのまま手でつまんでたっけ。優しく暖かい子供時代の感覚が戻ってくる。白い果肉に歯をたてると甘い香りが口中に広がり、果汁がゆるゆると手をつたい流れて。
そう、こういう具合に……。
ひどい吹雪に見舞われ続け、ここに立往生して何十日経ったか。もう食料も底をついてしまい、食えそうな物といったら一緒に遭難し、俺一人残して寒さにやられた人間の死体たちだけだった。
汚れてしまったしまった手を服で拭うものの、人の血は乾いてしつこくこびり付き、ザクロの汁のように簡単には取れなかった。
酷評お願いします。
>>87 SSなのかな?
SSというのはアイデア一発勝負というちょっと特殊なジャンルになるので
なんとも言い難いのですが、普通の小説としてみると構成に問題あり。
>ひどい吹雪に見舞われ続け、ここに立往生して何十日経ったか。
>もう食料も底をついてしまい、食えそうな物といったら一緒に遭難し、
>俺一人残して寒さにやられた人間の死体たちだけだった。
本来は、この辺りの事情や心の葛藤を書き込むのが小説なんですね。
その後に、ザクロの話をもってくると短編小説としては面白いと思います。
そう、こういう具合に……。
>>87 つまらない。
結末3行を削除すれば、少しはましになるかも。
「そう、こういう具合に……。」
ここで終らせる。
そうすれば、殺人かな遭難かなとか、多少は興味が拡がる。
90 :
83:2006/06/19(月) 07:36:40
酷評どうも。
>>84 そうですね。「人はくだらん…」というのは自分で読み返しても浮いている部分でした。
キャラの良し悪しからも、もう少しマシなものにすべきでした。
規模が中途半端というのは言われて初めて気づきました。今後気をつけます。
>>85 まさにその通りですね。次に書くときまでに描写を練習しておきます。
>>86 もっとゾンビの印象を強調した詳しい描写にすべきでしたか。
「知ったことではないが」は「そんなこと問題ではないが」にでもしておくべきでしたかね?
文章を勉強しておきますです。
91 :
天才白菜 ◆Om8rzuKp0M :2006/06/19(月) 09:28:30
なんで、こんなことになったんだろう。
なんで俺がこんな小説の……。
「あっ!」俺は名案を思い付いた。「河本、お前は天下の大泥棒だ!」
河本は怪訝な顔をして少し首をかしげる。
そんな河本を納得させるべく俺はつづける。「これは、ナンセンスな小説だ。そのうえ俺達の正体は何も明らかにされていない。俺にいたっては、名前さえついていない。
だからここで、[河本は天下の大泥棒、開けられぬカギなどない]とやっても、いいはずだ。
なっ、そうしようぜ」俺は河本の背中を勢いよく押す。「さあ、いってきな。チョチョイノチョイとカギを外してきな。よっ、大泥棒河本!」
「ひと聞きの悪い……。わたしは泥棒なんかじゃ」
ないですよ、までは喋らせない。困った表情で振り向いた河本の顔面に拳を叩き込む。
「ぐばっ」と叫んででんぐり反り、河本は吹っ飛んでいった。
「ぜんぶお前が言ったことじゃないか! これはナンセンスな小説だから何でもアリだの、物語が破綻しかけた時のために俺達のことを伏せてるだの、全部ぜんぶお前のその口から出た言葉じゃないかぁぁぁ……」
俺はヘナヘナと崩折れた。
今からビールを飲みます。つまみはサシミの盛り合わせです。合計三千四百円です。
お前等、うらやましいだろうが! うししししっ。
俺にレスをくれたヤツに限ってのみ、おすそわけする。
93 :
名無し物書き@推敲中?:2006/06/19(月) 16:10:59
ザクロはザクロの味
人肉は、豚と鳥を混ぜたような味
だと、人食鬼のヨアヒム・クロルの本にあったと思うが
>>87 見せ場がなく、ただアイデアを垂れ流しているだけ。どういうつもりで書いたのかは知らないが、
少なくとも俺はそれを小説とは呼べないなぁ。読者を驚かしたり笑わせたりするにはどうしたらいいか、
もっと考えてごらん。「ここを読んだら、きっとビックリするぞ」みたいなことを考えながら書いたほうが
楽しいよ。
具体的には、当り前のことだけど「起承転結」をきっちり作るってことだね。起で舞台をつくり、承で
それを説明・展開して、転で読者の予想を裏切るドッキリを仕掛け、結で余韻を残す。特に「転」を
きっちり考えることは、文章全体を組み立てる上で重要だよ。
95 :
名無し物書き@推敲中?:2006/06/19(月) 23:07:39
96 :
名無し物書き@推敲中?:2006/06/19(月) 23:17:37
>>95 携帯のURL貼られても見れない。
酷評して欲しいならあっちのスレに貼ったサイトのURLこっちにも貼っとけ。
98 :
名無し物書き@推敲中?:2006/06/20(火) 05:04:12
>>98 冒頭数行で「かかし」という言葉が頻発しているのがいきなりウザイです。
省略できる部分は省略しましょう。
構成の面ですが、
帰り道の電車→カットバックの失恋→帰り道の電車
となっています。短編の冒頭部分で短い回想を挟むいうのは問題ありです。
しかも、話のキモになる失恋部分を回想で手抜き処理してはいけません。
解決策としては
デートに行く車内(案山子を見る)→失恋→帰りの車内
とすれば、時系列がすっきりしますね。
リアルタイムで失恋シーンを描いて、読者の涙を誘ってください。
(その為には、冒頭で主人公の人となりをもっと書き込む必要があるでしょう)
また、心理描写がストレートすぎで読んでいてカユイです。
例えば、この心理描写。
>ユカが無理していたことに気付かなかった俺は馬鹿だ。
>しかも世界でいちばん最悪に鈍い馬鹿だ。
こういう風に直接書いちゃうと馬鹿みたいなので、
「自分が馬鹿なことをした思う理由」を積み重ねて表現しましょう。
具体的には彼女に無理をさせていたと思う理由ですね。
作品中ではレポートの話一個しか出ていませんが、これでは不足です。
というか、徹夜明けで映画みるくらいのことは誰でもやるので、この一個だけで
彼女に無理をさせていた理由にするのは手抜きでしょう。
全般的に情景描写が不足しています。
キモとなる失恋シーンをとっても、映画館の裏?(裏通り? 建物の裏なんてあるの?)
という状況がよくわかりませんし、別れを告げる彼女の表情もわかりません。
初心者のようですので、ワンシーンごとの状況を足を止めて考えるようにして下さい。
100 :
名無し物書き@推敲中?:2006/06/20(火) 09:58:14
>>98 とにかく、読む気が失せる、が第一印象。
言葉遣いは平凡
比喩も綺麗ではない。そんな感じ
>>98 技術がどうとかいう以前のレベル。
とにかくつまらん。
何を表現して、何を読ませたいのか、根本から考え直したほうがいい。
というと、誤解しそうだから、念のために言っておくけど、話の中身なんてものはね、
極端にいえばなんでもいいのよ。中身が空っぽでも文章の力で読ませる作品はごまん
とある。
だからね、お話の中身はこれでもいいよ。
それをどう読ませるのか、それが文体の力、文章力ということなんだけど、あなたの
場合は技術の問題ではない。それ以前、力そのものの問題。
対象に対する書き手の姿勢/スタンスから生み出されてくるものが力だ。
つまり、書く姿勢に問題ありということ。
スタンスに余裕ありすぎ。
だから言葉が薄っぺらい。
余裕ぶっこいている段階じゃないだろ。
読み手の首根っこをつかまえて引きずりまわすくらいのパワーを出せ。
102 :
名無し物書き@推敲中?:2006/06/20(火) 17:46:09
>>99 全てをリアルタイムで書き直してみます。
ひとつひとつの情景も細かく書き込んで、共感できるようにしてみます。
行動によって、心の動きを表現してみます。
あと、時系列でまとめてみると、非常にスッキリして解りやすいですね。
>>100 それぞれの比喩をもっと「なるほど」と思えるものにしてみます。
>>101 これはただのあらすじなんだと思うことにして、頭から全部書き直してみます。パワフルな物に仕上げてみます。
皆さん、的確なアドバイス、ありがとうございました!
103 :
1/2:2006/06/20(火) 19:48:14
石田はおもむろにパチンコ屋の自動ドアを開けて店内に入った。
数百台のパチンコ台が並んでいる。
彼の得意機種の海物語はホールの右半分全てであった。
彼は眼をつぶって適当に席を選んで椅子に付いた。彼はパチプロだった。
台番号は9641番。不吉な番号だった。なぜ二、三百台ほどしかない
ホールに四桁の台番号があるのかも理解できなかったが、石田はそんなことは
気にもとめななかった。
千円札を財布から取り出して玉に換えてさっそく打ち込んだ。
ハンドルを握る右腕が震える、この快感がたまらないのだ。
パチンコ玉は一秒間に4.2個のペースで発射された。
最初の千円分の玉が全て飲み込まれようとしたその瞬間だった。
≪リーチ!≫
6の絵柄でリーチがかかった。アンコウの絵柄だ。
しかも魚群リーチである。これはかなりの高信頼度だ。
104 :
2/2:2006/06/20(火) 19:57:37
(ええいっ、当たれ当たれ!)
6のアンコウは通常絵柄ではあるが、最初の千円で当たるとなれば
今日は幸先の良いスタートと言える。
しかも通常絵柄から確変絵柄に昇格することもあるのだ。
が、ダメだった。手前の5の絵柄であるエビで止まってしまった、残念。
石田は頭を真っ赤にして台を叩いた。
「うおおおおおおおこんちきしょおおおおおおおお」
パチンコ台のガラスが割れて辺り一面に飛び散り、
石田の手はガラスの破片が刺さって真っ赤に染まった。
それでも彼は叩くことを止めなかった。
パチンコの液晶画面をコブシでパンチして叩き壊したのである。
その瞬間、パチンコ台に流れていた電圧が彼の手を襲った。
「ぎゃ嗚呼あああああああああああああああああ」
石田はのた打ち回って地面を転がりまわった。
その騒ぎを聞きつけた店員が慌ててやって来た。
『どうなされました!お客様!?』
店員は目を丸くして驚いた表情で石田に尋ねた。
「エ、エビが、エビが僕の手を感電させたんだ。
あれは毒エビだよ。アンコウにも裏切られたんだ。
あんたの店はひどい魚達を飼っているね」
石田は泣きながら店員に訴えた。
>>103 オチが面白くない。オチに至るまでも無駄に長い。
>石田はおもむろにパチンコ屋の
なんで「おもむろに」なんだ?
>彼は眼をつぶって適当に席を選んで椅子に付いた。彼はパチプロだった。
どんなパチプロだよ!
>『どうなされました!お客様!?』
ほんとにこんな言い方するかね。
『なにしとんじゃ! おのれは!?』
こんな感じだと思うが。
どうも。趣味で小説かいているうつけです。現在どこかで公開とかしてみたいなぁとか思ってたりしてるので、
是非酷評お願いします。
(ファンタジーですが宜しいでしょうか。スレ違いならば失礼します)
プロローグの一部ですが、とりあえず。
◇◇◇◇◇
世界でも南方に位置する大陸、セアニ。
その中に存在する一つの田舎町。
町人が我先にと逃げ出している中、一人の男と一人の少女は人の波に逆らって歩き始めていた。
大刀を鞘に納めて威風堂々と歩く男。
少女とは言っても整った体を作り上げた女。
二人の視線の先にある生物――人は、魔物と呼ぶ。
107 :
106:2006/06/20(火) 23:14:05
巨人族、オーガ。
身の丈は三メートル程。パワーがあり、その拳で家を一軒砕くことも容易な程の力を持つが知能が足りない……魔物でも低級にあたる存在である。
人型ではあるが、その中途半端さを持つのがオーガという魔物だ。それが。
それがなんで、こんな町に現れた? 何の為に? 答えは簡単だ。
‘本能’。
魔物の殆どはその本能に忠実に従い、それに背くことなく、人間を殺し、食らって快楽を得る。時には同じ魔物すらも捕食の対象となる。
オーガもまた然り。
奴らは、人間を食したいのだ。
「オーガ、か。数は……三頭、もしかしたらそれ以上だぞ」
女のほうが腰のあたりにくくりつけた剣を抜きながら男に言う。
「はん。気にする数じゃあないな。……黒雨(クロサメ)を使うほどでもない」
男もまた腰の刀を抜き、構える。
「ふっ、油断大敵とも言うが」
「油断したところで負ける相手じゃあない」
男が走る。
「それもそうか……」
女もそれに続いて魔物めがけて走り出す。
‘白銀雷光の悪魔’。彼は世間ではその二つ名で呼ばれている。
白色に目立つ一本の黒い線を添えたコート。それに数本の刀。そして、一番目にとまるのは巨大な大刀。並の人間では恐らく扱えない程だろう。即ち、彼が言った、‘黒雨’。
先程逃げ回っていた町人に聞くがいい。あの男の正体を。
彼らは口を揃えて言うだろう。
‘白銀雷光の悪魔――レイ=トライニング’と。
108 :
106:2006/06/20(火) 23:15:12
「ったく、この程度の相手に少しムキになっちまったぜ」
「やれやれ、レイは少し血の気があるから困る、な」
「……お前が言うことじゃねーぞ」
レイはそう呟きながらオーガの身にまとっていた獣の皮で出来ただろう服で刀の血を拭う。
「然し、なんだってこんなところにオーガなんて出るんだ。なぁアスカ」
「そうだな――」
アスカと呼ばれた女は少し考えて、
「恐らく、血に飢えていたんだろう。このあたりには町と言える町はここくらいだ。そのため、人にもなかなか出会えず遙々ここまでやってきた、と」
そう質問に答える。「魔物の考えなんて、そんなもんか」とレイは軽く笑うと、刀を鞘に納めて、歩き出す。
「行くぞ、アスカ。そろそろ金もねーしな」
「どうせだったら今の分をこの町に請求でもしたらどうだ。オーガ程度とは言え、一応常人では太刀打ちできない強さだからな」
「アレは単なる俺の気まぐれで殺ったにすぎない。金を請求する理由が無いな」
「……お人好しというか、なんというか」
アスカも剣を鞘に納めて、先を急ごうとする。が、それは誰かの声で阻まれる。
二人が後ろを振り向くと、大勢の町人がやってきていた。身なりからして集団の先頭に立っているのは、この町の町長か。
「ああ、この度は有り難うございます。助かりました。この町の代表として、御礼申し上げます」
そういってまだ若い町長は深々と頭を下げる。レイはそれに少し頭をかきながら、
「こいつは俺の気まぐれで倒したんだ、礼を受ける筋合いは無い」そう答える。レイからすればさっさと先を急ぎたいところなのだろうが町長がそれをさせてくれない。
町長からすれば義心そのものなのだが、レイからすれば鬱陶しい事この上ない様だ。
「いや、然し……今回の件は恩返ししなければ……」
「いや、別に――」
「そうだ、でしたらこの町でお出しできる最高級のワインを出させましょう!」
‘最高級のワイン’。この単語にレイが反応する。
「……そこまで言うなら」
と、レイはあっけなく暫し町に留まる事になってしまった。
「やれやれ……」
そんなレイをアスカは額に手を当てながら、ため息を吐く。
109 :
106:2006/06/20(火) 23:17:15
◇◇◇◇◇
とりあえずここまでです。ぜひ評価頂けるとうれしいです。
111 :
名無し物書き@推敲中?:2006/06/21(水) 00:23:17
>>106 そうだねえ。まぁ、10点満点で評価すると、
文章力 3
独創性 1
キャラクター 2
総合評価 2
ってところかね。
正直、ひきつけるところが全然ない。
ここを変えれば良くなるのにもったいない、という部分もない。
だから、リライトしたいう欲求も出てこない。
まず、こういう作品が書きたいってんなら、チラシの裏に千枚
書いてから他人に見せるように。この内容じゃあ、完成度が突出
してないとまず読みたがるやつは少ない。
でなきゃ、もっと中身を相当吟味するように。
あなたは、つまんない内容を一生懸命書いてくるタイプに思える。
>>106 文法的にはあんまり狂ってないけど、評価以前の段階だね。あまりにも描写が足りない。
ひとつめの段落から例をとると、
「世界でも南方に」→無意味な情報。前もって世界観を把握している読者は居ないんだから、
「南方」って言われても困る。君は、道を聞かれた時「○○町は南方にあるよ」と答えるのか?
「一つの田舎町」→これも上と同様に無意味。住宅しかない田舎、田んぼしかない田舎、
ある程度栄えてるけど東京に比べたら田舎、洋風の田舎、和風の田舎、みたいに田舎町にも
色々ある。
「町人が我先にと逃げ出している中」→どこからどこへ?何から逃げてる?おそらくは、「町の
広場のような場所にいるオーガから逃げて町の外へ」逃げているんだろうけど、この文を読む
時点ではわからない。そもそも「ただ逃げている」という状態は有り得ない。(警官から逃げる、
変質者から逃げる、などの逃げる対象がないのに高速で移動している人は、ただ走ってる
だけだよね?)
「大刀を鞘に納めて威風堂々と歩く男」→これも変。大刀を鞘に納めるのは「動作」であって
「状態」じゃない。「威風堂々と」っていうのも、具体的なイメージが湧かない。
「少女とは言っても整った体を作り上げた女」→「少女とは言っても」って、少女に見えるのか
見えないのかどっち?今しがた、パッと見少女に見えるような描写をしてたよね。
あと、整った体にも色々あるよ。モデル体型なのか、マッチョなのか、ボクサー体型なのか。
一度、好きな小説を丸写しする練習法をやってみるといい。自分に何が足りないのかよく分かるよ。
冷たさで足の感覚が無くなり、頬が痛い。
はるか頭上に小さな明かりが見える。
「・・・ここは、井戸?」
着ている服は濡れ、体に絡み付いてくる。
「う!・・・」
ここにいる前の事を思い出そうとした途端、激しい頭痛が襲う。
薄っすらと目を開け、壁を登ろうとする。
冷たく湿った香りの中、凍える指を突き立て上る。
「い、痛い! 何?何が起きてるの?嫌だ、怖いよ!」
ポトポトと剥がれた爪が、水の中へと落ちていく。
なんとか地上に上がると、信じられない光景が広がっていた。
すぐそこまで地面はあるのに、その先が真っ黒く抜け落ちている。
その中心部分に、部屋のような物が小さく写っていた。
「・・・誰か、いるの?」
外のまぶしい光に晒され、目がくらんだまま手探りで探す。
ふいに体が軽くなり、部屋のような場所へと出た。畳がある。
誰かいる!目の前に誰かいる!
なぜか、また井戸の中にいる。
「・・・う!」
井戸の中にいる前の事が、思い出せない。
115 :
名無し物書き@推敲中?:2006/06/21(水) 03:30:57
>>106-108 一言で言うと小説になっていませんね。
人物も状況も格闘シーンもなんら描写がありませんから。
好意的に見れば、シナリオというかプロットの段階しょうか。
それにしても、設定もストーリーもありきたりなので、このシーンは捨てたほうが
いいと思います。
116 :
名無し物書き@推敲中?:2006/06/21(水) 03:36:31
106
107
108
みなが言うほど、ひどくはない。形になってるので。
ただ、独創性が、、、
117 :
名無し物書き@推敲中?:2006/06/21(水) 03:48:01
内容はネタですが、
文体などはどうでしょうか。
>>118 文章の内容が矛盾しているので、文体も何もありませんがな。
なるほどw手厳しいww
>>120 風景なり人物なり行動なりの、必要な情報を伝える為に、表現力とか
文章のリズムなんかが評価の対象になるわけね。
内容が滅茶苦茶なのに、文章がいいとか、表現がいいとか、文体がいいとか
いう評価はありえない。
文体などは、何でもない普通のシーンを描いた時にうまい下手がわかるもの。
退屈なシーンを、そのように感じさせずに読ませるのが文章力。
>>114 まあ、折角なので、細かく。
>冷たさで足の感覚が無くなり、頬が痛い。
ということは、いままでは感覚があり、なくなった原因は冷たさだと明確に認識しているわけだが、
続く「ここにいる前の事を思い出そうとした」云々と矛盾する。
>着ている服は濡れ、体に絡み付いてくる。
この1行だけでも文章のセンスの無さは明らか。
×「着ている服は」 ○「着ている服が」だが、それでも生硬な文章。「着ている服」自体、無駄な表現。
>はるか頭上に小さな明かりが見える。
(5行後)
>薄っすらと目を開け、壁を登ろうとする。
おい! 目を閉じていて「明かりが見えた」のかよ?
>冷たく湿った香りの中
どんな「香り」なんだ?
>ポトポトと剥がれた爪が、水の中へと落ちていく。
爪が剥がれるってどんだけのものだと思っている? 想像力使ってみ。
>なんとか地上に上がると、
ずいぶん簡単に上がれるもんだな。「なんとか」で終りかい。映画『リング』の貞子、知っているか?
>すぐそこまで地面はあるのに、その先が真っ黒く抜け落ちている。
>その中心部分に、
「そこまで」の「そこ」はどこで、「その先」の「その」はどこで、「その中心部分」の「その」は……
以下省略。
観察力がなく想像力がなく表現力がなく文章力がない。
124 :
天才白菜 ◆Om8rzuKp0M :2006/06/21(水) 10:59:18
「あんたが開けりゃあいいことじゃないか」河本は頭をもたげて口の中の血をペッと吐きだした。少しキレていた。当たりまえといえばあたりまえである。「読者に情報を知られてないのは、お互いさまだろうに」
「ああ、分かったよ、俺が開けてやるよ!」涙を拭いて立ち上がり、キレ返す。「俺を007ジョージと呼べ!」
「なんだそりゃ」河本は呆れ顔をした。「あんたは、どこかの国のスパイか。というかあんた何人なんだ。
もしかして、それをカッコいいと思って」
「いいから、はやく言え!」俺はドンと地面を踏み鳴らす。顔が赤らんでいくのを自覚したので、多分にテレ隠しである。「もう、いっこくの猶予もないんだよ。俺に暗示をかけろ。いや、俺をそうゆう設定にしろ!」
「ひとを泥棒扱いしておきながら、大上段に命令ですか。あんたは本当に」
「もう一発殴るぞ!」固めた拳を振り上げ一歩踏み出した。
「ひっ。い、言います言います。
じゃあ、007ジョージさん」
「じゃあ、ってなんだ。じゃあって」
ザッザッと二歩前進。
「007ジョージ、007ジョージ、007ジョージ!!」
「よし。それでいい」俺はふたたび小屋の戸を目指す。
途中、これみよがしに落ちていた針金を拾う。
戸と枠木のわずかな隙間に差し込む。
何をどうすればいいのかサッパリ解らない。でたらめに針金を動かし、すぐに諦めて戸に蹴りを入れ、河本に飛びかかった。
「お前がじゃあって言ったからだよ、じゃあって!」河本の胸ぐらを掴んでいったん上身を起こし、地面に叩きつける。
ぐはっ、と息を詰まらせたあと河本もすかさず俺の胸ぐらを掴む。「なんでもかんでも私のせいにするな! 私はあなたのなんなんだ! 私とあなたの関係はなにも明らかにされてないのに、なんであんたはそんなに偉そうなんだ!」
「お前が敬語を使うからだろうが! 俺の方が上の立場だとみんな思うだろうが!」
「違うちがう。あんたが偉そうにしてるから便宜的に敬語を使ったまでだ!」
「なんだと、この野郎。殺ってやる!」
「ああ、上等だ。殺れるもんなら、殺ってみやがれ。こんちくしょう!」
126 :
天才白菜 ◆Om8rzuKp0M :2006/06/21(水) 11:14:41
俺は服を掴んだ手を交差させ河本の首をしめた。ビリリと服が破けた。
こんどは河本の逆襲である。河本は服を引っ張り俺を横に倒そうとした。これまた服が破けた。
ズボンに手をかける。かけただけでズボンが木っ端微塵になった。
あっ、しまった! 気付くのが遅かった。
慌てて見ると、いつの間にか俺の下半身は一糸まとわぬ状態である。
バタンと凡庸な音をたてて戸が開く。やはり思ったとおり、予定調和に土人達があらわれた。
前に読んでくれるだけでありがたいと言ったが、やっぱり酷評だよ酷評!
暇なひと、よろしくね。
127 :
名無し物書き@推敲中?:2006/06/21(水) 15:18:21
>>126 >前に読んでくれるだけでありがたいと言ったが、やっぱり酷評だよ酷評!
普通に氏ね。
>>123 おぉ〜wまさにこれこそ酷評だ!
スレ通りの評価ありがたい。
なるほど、なんとなく分かってきた。ありがとう。
こういう描写なんかは、小説や文学系の本を沢山読めば、
無意識のうちに改善されるものでしょうか?
>>128 読むだけじゃなく書いて読み直して自分でまた直して・・・
ということをやらなければ無理
君はまず自分の文章を自分で読み直すことの重要性を知るべき
130 :
名無し物書き@推敲中?:2006/06/21(水) 17:49:28
>>102です。
じっくり考えたところ、失恋のエピソードは、まさに取ってつけたエピソードです。
自分は今、恋話などには全く熱意が向いてないと、皆さんに気付かせてもらいました。
自分が今、最も叫びたいことは何か?
そこから考えなおしてみました。
〈かかし(あらすじ)〉
主人公は就職して5〜6年。倫理感がなくなっていく自分に葛藤している。
↓
色々あって、同僚の友人・かかしとのラストへ
というふうにテーマを変えてみようとしてます。
よければご批評ください。
>>130 ここは文章をどうこう批評するスレ。君の創作態度など心からどうでもいい。
>>130 まあ確かにどうでもいいのだが、考え直した方向は正しい。
きみが書きたいと思ったことを正面から書けばいい。
ただね、ひとつ老婆心ながら言っておくと、
テーマ云々なんてのは書き上げたときに発見するものだよ。
書かれるまでは作者でさえ知らない。
もっと言えば読者に読まれるまでは誰にも分らないものだとさえ言える。
だから事前にテーマがどうこうとかは考えないほうがいい。
設定とかはある程度考えておくにしてもね。
書けたら懲りずにまた晒してくれ。頑張れや。
133 :
アゲ虫:2006/06/21(水) 19:42:37
ジェイドはひたすら広がり続ける荒野をひたすら歩き続けていた。
ボロボロで所々に穴があいたジーンズと土で褐色に染められた汚いシャツを身に着けている。
腰には一本の剣と水入れとして使っている革で出来た袋を携えている。
水袋には殆ど水が入っていないのか、水が入っている時に見られる重みが全く見られない。
昨晩、最後の干し肉をゆっくりと丁寧に味わいながら食べたせいで食料はもう完全に尽き果てた。
彼自身、まさかこれほどまでに旅が長続きするとも思ってもみなかったし、これほどまで環境が厳しいなどとは思っていなかったからだ。
――あの糞女!
ジェイドは自分に依頼してきた女の事を思い出し、その姿を脳裏に再現した。
まずは手にもった剣で女の白くて細い腕を絶つ。研ぎ澄まされた刃は難なく女の腕を切り裂きた。大量の血が噴出し辺り一面を真っ赤に染め始め、女の表情を一瞬にして絶望へと変える。女の絶叫を聞いてジェイドは気分を良くしたようだ。
ジェイドは刀身に付いた血を下で舐めると思わず微笑んだ。
試し切りは終わりだ、と言わんばかりにジェイドは剣で空を斬り一歩ずつ容赦なく女へと近づいていく。女は恐怖の余り尻餅をついてしまったが、迫ってくるジェイドから必死に逃げようとする。体の感覚が麻痺しているのか女にはそれほど痛みが感じられなかった。
今あるのは絶望。それだけだ。
そして、ジェイドは剣を振り乳房を切り裂き、白い肌を何度となく斬りつけ腕に付着した返り血をひたすら舐めた。辺りに漂う肉片と血の生暖かい匂いを嗅ぎながらジェイドは容赦なく女の首を跳ね飛ばした。女には断末魔を叫ぶだけの時間すら与えられなかった。
134 :
アゲ虫:2006/06/21(水) 19:45:18
軽い優越感に浸ったジェイドの表情は妄想の自分と同じ様に笑みを浮かべていた。
だが、少しすると再び現実に引き戻されてしまい絶望する。
もう少し夢を見せてくれよ神様。ジェイドはしぶしぶ思った。
その名の通り荒れ果てた荒野には動植物が一切存在していないように見える。食料を無くした今、この状況は最悪だろう。
褐色に染められた乾ききった土とその上に点々とあるごつごつとした岩石だけがそこにあるオブジェクトだ。天から降り注ぐ灼熱の光がジェイクを焼き尽くすようにして苦しめる。
ふと日焼けした頬から一筋の汗が流れ落ちた。
褐色の土へと着地した一滴の汗は一瞬にして飲み込まれ、跡すらも残さない。
そんな事は全く気にしていないジェイドはひたすら足を動かせ前へ進んで行く。
無駄なことは考えるな。そう言い聞かせてもあの女――自らをファントムと名乗った女の事が浮んでは消えその度にジェイドは怒りに満たされた。
「くそったれ……」
ジェイドは小さく呟き、自らの胸を自らの剣で突き刺した。
鮮血がほとばしり、彼の意識は遠い彼方へと飛んでいきましたとさ。
「最高だ!」
END
135 :
106:2006/06/21(水) 19:48:37
>>111 成る程……もう少し小説とかよんで頑張ってみます。
まだ十数冊程度しか小説しょんだ事がないのでもう少し勉強してみます。
>>112 評価どうもです。どうやら自分には他の能力はともかく描写を書く能力はマイナスの領域を行っているぽいです。
もっと学習してきます。
>>115 まだその段階でしかない、か。成る程。もう少し深くしてみたいと思います。
一応ストーリーの始まりの段階なので、切り捨てれる部分は切り捨てて頑張ってみようと思います。評価どうもです。
評価有り難うございました。もっと努力してから出直してきます。その時は是非宜しくお願いします〜
>>133 内容は置いといて文章のことだけを書く。
重複する表現が多いのが気になる。
書いたら一度音読してみたらどうだろうか。
まわりくどいところをもっと簡潔にできるはずだ。
断定表現が続く中で急に推測口調になるのに違和感を感じる。
やってはいけないということはないがセンスが必要なので注意すること。
誤字は直せばいいことなので大した問題ではない。
だがたったこれだけの文章に頻繁に誤字があるのは考えものだ。
とにかく文章を書いたら読み直すことだ。
そして本当にこの言葉でいいだろうか、と何度も考えることだ。
>もう少し夢を見せてくれよ神様。ジェイドはしぶしぶ思った。
などという正しくない言葉を選択してはいけない。
「最高だ!」でワロ田
>>133 >鮮血がほとばしり、彼の意識は遠い彼方へと飛んでいきましたとさ。
ふざけすぎ。不快。
>>133-134 ラノベの悪いところを寄せ集めたような文章。
設定が曖昧。
文章のリズムが悪い。
妄想描写が意味不明。
ラストはもっと不明。
140 :
名無し物書き@推敲中?:2006/06/21(水) 22:21:55
最高だ
笑えてもらえましたか。嬉しいです
>>140 うん。作者の掻き揚げた時の気持ちがそのままあらわれていると思う
>>142 家に帰って、母親に小言を言われながら遊びに出る。
たったこれだけのことを変に膨らませて延々と書いても退屈なだけだが。
何を表現したかったの?
>>143 レスありがとうございます。
えーとやっぱりこの時点ではそうなっちゃいますよね、すいません・・・
もっと書いてから出直します。
行動と思考丁寧に並べるだけじゃ幾ら分量書いても要点ぼやけるだけだと思うけど
何か斜述トリック的な目論見でもあんのかな
>>142 悪くなかった。
文体や行動に主人公の快活さがよく出てる「これから行く場所」への期待感をもっとあおって欲しかった。
・()は頻発するようなら削除の方向で
・「挨拶」というか「ただいま」だよね。・母親出現までが長い。
・一分半って時計みる描写あったっけ?
・主人公チャリ通じゃないんかい
擦り減らすくらい長年愛用で愛着あるなら、そんな奥に丁寧にしまってないと思うが・真昼の熱い描写かと思ったらもう夕方
空より「これから行く場所」への思いをはせて欲しい。
小説の書き方に「移動は書くな」というのがあるけど、冒頭でこの程度なら問題ない気がする。
早急に友達や「場所」を出して欲しい。
レスありがとうございます。
>>145 いえ、残念ながらそんなことができるレベルではないです。すんません
>>146 ああ、冒頭からもうそんなに穴があったんですね・・・
もっと自分で推敲するようキモにめいじます
>>空より「これから行く場所」への思いをはせて欲しい。
そうですね。もっと主人公のそういう描写を入れたほうがいいですかね。
>>小説の書き方に「移動は書くな」というのがあるけど
そうなんですか? 全然しらなかってです・・それってテンポが悪くなるからとかでしょうか?
とりあえず結末はぼんやりと浮かんでいるのですが、何分小説をまともに書いたことがないので
不安で仕方がなく、こんな意味のない冒頭部分のみをのせてしまいました。申し訳ないです
>>142 未熟。
なんだけど、そんなに悪い感じはしない。不思議な魅力がある。
>さて、ここでの準備は済ませたのでいつものところへ出かける前に、
>台所へと向かうとしよう。
一番ひどいのはこれかな。「しよう」は論外。
まずは文章を短く書くことを心がけたほうがいい。いまの段階ではね。複雑な構文で名文を書くのは
もっと書きなれてから。
書きなれていないとね、短い文章は素人っぽいというか、子供っぽく見える気がして、長い文章になり
がちなんだけど、それは初心者が陥りやすい罠なのね。
単純な、飾りのない、短い文を書く。まずはそれから。
冒頭の一節あたりはほんとにしんどいんだけど、ふたたび外へ出たあたりからは読める文章になっているよ。
くさらずに頑張れ。
149 :
名無し物書き@推敲中?:2006/06/22(木) 18:17:23
>>142 文章も内容もイマイチだが
それなりに魅力はあると思う
年齢が二十、三十代ならこの程度はどうってことないが
十代とかだったら将来を期待していいんじゃないかと思う
>142
確かに冒頭は読めたもんじゃないが
それ以外はまあまあ読めるし、いいんじゃないかと思う
ただこの程度の作品では賞とか出しても絶対に受賞どころか
一次にも引っかからんだろう
152 :
148:2006/06/22(木) 19:13:56
>>142 そういえば、と追加。
>まだ冒頭のさわりの部分ですが、
「さわり」というのは、読ませ所、山場、一番いいところ、のこと。
だからこの場合は不適切。
153 :
142:2006/06/22(木) 20:00:27
>>152 ぐは、そうでしたか・・無知を晒してすいません・・
自分でまだ全然駄目というのは重々自覚しているつもりですので、
皆さんの言葉はありがたいです。ありがとうございます。
酷評お願い致します。
還るべき森すら無いこの街は、私が気付かぬよう毎日少しずつ、私の両の足首に糸を掛けていたのであった。透明に透き通った夜の底で、小さな蜘蛛たちが無数に蠢いて糸を引いている。
私は少しずつ、紅の華が咲き乱れる彼岸に渡るべく、川へ引かれているのだ。
目を閉じると、此方へおいでと囃し立てる手拍子さえ聞こえるような気がした。
>>154 意味不明なオナニー文章。
点数をつけるなら0点。
作家志望ならあきらめたほうがいいぞ。
他人が読んで分からない文章を書いて何がしたいの?
>>154 一言だけ言う。
全てを比喩表現にしては駄目だ。
どうすれば効果的になるかよく考えた方がいい。
>>154 タツノコ太郎に出てきたエピソードだな。子蜘蛛が一匹ずつ池から現れて足に糸をかける。
あやしく思ってそのつど木の株にひっかけておいたら、突如池に引き込まれるという。
それがどうしたというほかないが。
>>154 はあ、オリジナルではないのかね。
オリジナルだったとしても、短すぎて、酷評のしようがないが。
159 :
名無し物書き@推敲中?:2006/06/23(金) 16:07:43
意味不明で斬り捨てだもんさ
160 :
名無し物書き@推敲中?:2006/06/23(金) 16:15:04
何を説明しているのかわからない、単なる文字の羅列に金を払う奴はいないわけで。
>>154 何を訴えたいのか、何を説明したいのか、
比喩表現も上手くないし、久しぶりにこんな駄作を見たな
162 :
154:2006/06/23(金) 17:54:44
たくさんの批評をありがとうございました。
もっと修行して出直して来ます。
163 :
父母人形:2006/06/24(土) 00:38:49
早朝、私は清々しい日の光に包まれながら目を覚ました。
今日の朝は大雨が降る、と昨日の天気予報で聞いていたのだが、どうやら外れのようだった。
私は子供のように鼻歌を歌いながら、いつものように父を起こそうと寝室に入った。
その父は宙ぶらりんの格好でクーラーから吹く風に体を揺らしていた。
これは父そっくりの人形だと思った。お父さん、いつの間にこんな大きな自分の人形を作ったんだよと。
その足下には封筒が置いてある。人形の説明書か何かだろう。
私は苦笑いをしながらその人形の腹に触れると、それは瞬時に人間に変わり、そして父に変わった。
このまるまると張ったお腹。私が幼い頃から慣れ親しんできたこのお腹は、紛れも無く父のお腹だった。
数秒の空白の後、私は全てを理解した。私の気は既に正常ではなかった。
すぐさま母の寝室へ走り、ドアを何度もノックした、いや殴りつけた。
「母さん!かあさん!おとうさんが首を吊ってて動かないの!早く来て!」
だが、いつまで呼んでも返事は返ってこなかった。まだ寝ているのか、と思った。
しかし、瞬時に別の考えが浮かぶ。もしかして。もしかして。もしかして……
鍵は開いていた。部屋の中で、母は窓から差す朝日を背にし、外から吹く穏やかな春風に体を揺らしていた。
足元には、やはり封筒。表面には遺書と書いてあった。
天気予報は、間違ってなどいなかった。
酷評お願いします。
>>163 最後の一文以外は文章に違和感がなく、すらすらと情景が頭に浮かぶのでそういう意味ではよく書けてると思う。
ただ、そのせいかあまり印象には残らないな。
最後の一文は、誰がそんなうまい事を言えと言った?みたいなツッコミが
聞こえてきそうで違和感ありまくり。
この一文で全体の雰囲気台無し。
>>164 最後の一文はこの小説のメインにしたかったことだろうから、
そこはおかしくないだろう。ただ表現に失敗してるだけだ。
>>163 自分は164と違って違和感ありまくりなので酷評させてもらう。
>清々しい日の光に包まれながら
描写があまりにありがちすぎ。
>今日の朝は大雨が降る、と昨日の天気予報で
〜と天気予報で、でいい。「昨日の」はいらん。
>私は子供のように鼻歌を
主人公が何歳かわからないのに「子供のように」とか使うな。
>クーラーから吹く風に体を揺らしていた
ハラの出たオヤジがクーラー程度の微風で揺れると思うか?
想像力が足りん。
>私の気は既に正常ではなかった
まわりくどい。「私は正気を失っていた」とかにしろ。
しかも「全てを理解した」ってことは正気に戻ったってことなのに
「既に正常ではなかった」ってなんやねん。どっちだ。
>天気予報は、間違ってなどいなかった
両親の自殺による衝撃を天気予報とかけたいなら、
「大雨」なんかじゃなく「嵐」だろう。
あと、両親が風で揺れてる以外に表現はないのか?
それに、足元なんかに遺書置いて首つったら失禁でびしょびしょ
だぞ。そこも想像力が足りん。
そもそも、どうやって首を吊った?
足元には踏み台があるはずだが?
吊った瞬間に蹴飛ばしたなら部屋の隅に転がってるイスの描写とかも
入れておくべき。
とりあえず以上。
ここほんっとレベル低ッ
167 :
名無し物書き@推敲中?:2006/06/24(土) 07:35:15
レベルが低いも高いもない。文章にあるのは、嘘か真実か、だけ。
168 :
名無し物書き@推敲中?:2006/06/24(土) 07:38:31
「無才の偽者」か「才能ある本物」かって意味なら
同意だけどな
171 :
天才白菜 ◆Om8rzuKp0M :2006/06/24(土) 09:16:03
ほんとに俺は馬鹿だった。
河本の服が破けた時点で取っ組み合いをやめるべきだった。
この急ぎ過ぎる展開、作者は俺達を殺す気だ! 飽きてきたに違いない。
俺はわめきちらす。「この低脳の土人野郎共め、無意味に登場したのならまだしも、作者の傀儡だったのか!
ホモでもない人間をホモという理由で殺すのか!」俺は河本と裸で抱き合ったまま土人達を指さす。「誤解するな! 恥じを知れ、恥じを!」
死の恐怖で論理的な言い逃れの言葉がなにも思い付かない。たとえ思い付いたとしても土人達に言葉が通じるはずなんてない。
三度もホモ的行為を目撃され、しかも今度は裸で抱き合っているところである。
誰が見たってホモである。自分自身を客観的に見たってホモである。河本はもしかしたらホモである。あいつもこいつも皆ホモである。
死ぬのである。
「わははははっ。殺せ殺せ今すぐ殺せ! どうせなにをいっても無駄だろうから、はやく殺せ! 殺せ! 殺せぇぇ!」もはや自棄糞だ。
土人達は俺と河本から視線を外し、体を半回転させて外へ向けた。
背中が赤く上気していき、槍を持つ手が震えだした。
「いっかんの終りという表現を思い付きました」と、河本が言った。
無視した。
さんざん大声を出したせいか、俺は落ち着きを取り戻していた。いや、この小説が酷評のスレに勝手に連載されて以来、初めて落ち着いたのかもしれない。死を目前にして、皮肉なものである。
俺は河本から離れ、どっかりと地面にあぐらをかいた。
醜態を晒しぱなしだったので、最後は男らしく死のうと決めた。
作者の性格からして、[俺と河本はしょんべんをちびり放屁しながら泣き叫んで云々……]とやりたいところだろう。しかし、俺は絶対にそんなことしない。騒がない。
[俺は土人に胸を槍で貫かれ、ニヒルに笑って死ぬ]のである。作者および読者を裏切るのである。
「わははははっ」俺はまた大笑いした。文字じゃ分からんだろうが、今度の大笑いは豪傑笑いだった。
つ、疲れた。(・ω・)
もう酒のんで寝よ。
初めてAAやったけど、(・ω・)←これってなんの意味だ?
>>171 何を表現したかったんだ?
文章力もさっぱりだな
173 :
名無し物書き@推敲中?:2006/06/24(土) 15:06:46
由美子は30歳以上の独身女性負け犬に今まさになろうとしていたのです。
でも由美子の心の中では仕事柄激しい不安がつきまとわざるをえないのだ。
由美子の仕事は、児童虐待や性的虐待ドメスチックバイオレンスの被害に
あっている人々にカウンセリングをするケアワーカーの仕事であり、仕事柄
子ども家庭の幸せとは一体何だろうということを常に考えるしかないのです。
そんな負け犬女予備軍由美子の心を変えさせたのは、彼氏である、大田武の
次のような熱い、いや、くさい、メッセージに、他ならないのでありました。
由美子、僕たちは結婚した。なぜだ、なぜだと思う?それはささやかでいい
心の通い合う、本物の家族、真実の家族を作るためじゃないのかなあ由美子。
武の熱い、いや、くさくていいメッセージが、由美子と、そして、由美子が
カウンセリングする多くの家族に本物の家族、真実の家族を教えるでしょう。
高さが3メートルはある、ひんやりと冷たい壁が、何百枚もの自己現像用の小さなフィルムによって覆い尽くされていた。
約7センチ四方のフィルムには、白い人形のような人間が、真っ赤な液体に染まって地面に横たわっている様が写し出されている。
壁に貼ってあるすべてが、死体の写真だった。どの死体も、何者かによって無惨に殺されたもので、
何か鋭い刃物のようなもので腹部を数箇所に渡ってメッタ刺しにされたもの、手や足がギザギザに引きちぎられているもの。中には、首無しの死体もある。
そこは四方を灰色のコンクリートの壁に囲まれた部屋で、開閉出来る小窓と、出入りするためのドアがあった。
その少年は、この部屋に住んでいた。
彼は、壁によりかかるようにして座って、頭をこっくりこっくりと上下に振っている。
明かりはなく、ガラスの小窓から、月の淡い青色の光がわずかに、そして柔らかに差し込んでくるだけだ。
今挑戦している小説の序盤ですが、改良した方が良い点などを 優 し く 教えてください
>>163 最初から最後まで不正確、不適切な文章のつらなり。
出鱈目な内容を下手な文章で書いているだけということだ。
読み手に伝わるのは作者の気取った顔つきのみ。
取柄はなにもない。
上手くなる見込みもない。
>>174 酷評以前に、何を描写しているのか、ようわからん。
A 「壁」は「少年の部屋」の壁なのか? 「高さが3メートルはある」壁に四方を囲まれた部屋なのか?
B それとも「壁」と部屋は別物なのか? 壁はどこかに一枚の壁だけで立っているのか?
Aにしては、「そこは四方を灰色のコンクリートの壁に囲まれた部屋で」の描写がおかしいし、Bならば、
「そこは」が唐突で、描写になっていない。
よって酷評対象外。
>>174 >自己現像用の
こんな表現いらん。無駄な豆知識を披露しても、文章が拙いから
浮いてみえるだけ。しかも情景を想像することを妨げる。
>高さが3メートルはある、ひんやりと冷たい壁
舞台が室内である描写を最初にしろ。ただの外壁かと思う。
あと、血に染まった人間が写真に写ってる時点で死体なのは明白。
「死体だった」とかくどく説明しなおさなくていい。
>どの死体も〜
以降、「もの」が多い。ものものものものうるさい。別の表現にしれ。
>出入りするためのドア
ドアならあたりまえだろう。せめて「出入り口」とかにしろ。
>その少年は、この部屋に住んでいた
冒頭一行目ならまだしも、いきなり「その」って言われても
「は?どの?」ってなる。「一人の少年が」とかにすべき。
それにしても、ここにアップされる小説って、
シャレで書いてるのか本気で小説家目指して書いてるのか
判断に苦しむぐらいヘタクソなものが多すぎるんだが。
あおってるわけじゃなくマジで。
みんなほんとにプロ目指してんの?自分の才能のなさって
そこまで気づかないもんか?
文章がヘタクソならまだしも、誤字脱字、同じ単語でも開いてるものと
開いてないものがあったり。。。全然本気で書いてるとは思えん。
>>177 あくまでここは酷評スレだろ。
プロ目指してんのかどうかは別じゃね?
まぁでもお前の言う通りプロ目指しての文章って事だったら問題外のやつが多いが。
目標なんてあったとしても一次審査通過くらいな気がする。
180 :
163:2006/06/24(土) 21:51:08
皆さんの言葉を読み、自分の未熟さを大いに思い知りました。
確かに想像力不足であった事は否めません。
「首を吊る」という事を「自殺の手段」と単純に捕らえていた為に、
それに関する多くの小さな事に対し気付けませんでした。
勿論、自分の文章の稚拙さも正面から受け止めます。
今回は非常に勉強させて頂きました。ご批評ありがとうございました。
181 :
BVD:2006/06/24(土) 22:05:17
女はビルから突き落とされた瞬間、人とは思えない叫び声を上げな
がら、ビルから真っさかさまに落ち、地面のココンクリートに叩き
つけられ、二度バウンドして息絶えた。
女は少年の担任教師であった。
「はあ、はあ、はあ・・・・・」
少年は階段を駆け下りながら、溢れ出る涙を止められなかった。
憎しみは無かった。ただ、こんな歪んだかたちで自分の性欲
が出たことに、自分自身茫然としていた。
「はあ、はあ、はあ・・・」
裏庭のコンクリートの上で先生はすでに息絶えていた。
「ごめんよ、ごめんよ」
少年は思い切り泣いた。
============================
BVD、15歳です。作家でごはんに以前出したのを手直し
しました。
こういうノリで書く場合、公募はどこに出すのがいいでしょうか。
詳しい人いますか。
宜しくお願いします。
182 :
BVD:2006/06/24(土) 22:09:13
皆さん、かなり、きてますね。
ある意味感心したかもです。
>>174 客観的に、誰が読んでも理解できる、飾らない文章で書き直して下さい。
その書き出しだとゴミ箱行き確実です。
>>181 ここは酷評スレなので、別の場所で聞かれたほうがいいと思います。
酷評させていただくと、状況描写がほとんどありませんので、どこに出しても
一次落選は確実だと思います。そういう意味で、お好きな賞に応募して問題ない
と思います。
>>181 【女はビルから突き落とされた瞬間、】
↓
【人とは思えない叫び声を上げながら、】=【ビルから真っさかさまに落ちながら、】=【地面のココンクリートに叩きつけられながら、】=【二度バウンドして息絶えた。】
文章構造を記号を使って解りやすく視覚化してみた。
「瞬間」が全体にかかるのは、いかにもおかしい。
ちなみに、国語より英語をがんばって勉強した方が、日本語の論理構造を学ぶ近道だぞ。
受験でも大きいし、一石二鳥だ。
>>181 15歳なら、こういうのは書かないほうがいい。
悪ズレするだけだ。
年齢を考慮せずに酷評すれば、鼻くそほどの価値もない文章。
どこに出そうが無駄。
>>181 > 女はビルから突き落とされた瞬間、人とは思えない叫び声を上げながら、ビルから真っさかさまに落ち、地面のココンクリートに叩き
つけられ、二度バウンドして息絶えた。
お前の瞬間はどれだけ長いんだ。
> 少年は階段を駆け下りながら、溢れ出る涙を止められなかった。
憎しみは無かった。ただ、こんな歪んだかたちで自分の性欲
が出たことに、自分自身茫然としていた。
茫然ってのはとりとめがなく気抜けしてぼんやりしている様子。
駆け下りながら茫然とはこれ如何に。
精神状態の事を言っているのだとしても不適切な表現。
> 裏庭のコンクリートの上で先生はすでに息絶えていた。
息絶えたってのが二回目、くどい。
189 :
BVD:2006/06/24(土) 22:52:03
感動すますた。
サンクスコです。
皆さんの「情熱」と「ヒマ」に乾杯!
191 :
名無し物書き@推敲中?:2006/06/24(土) 23:33:15
>>191 この世界でなぜ死が至上となっているのか分からないので設定が適切かどうか分からない。
そのことはどうでもいいと考えているのか
この先にその説明が出て来るのかは分からないが、
とりあえず読む方は気になる、とだけ書いておく。
父と子の会話に皮肉を感じてほしいなら、
あまり読者に疑問点を残しておかない方がいいと個人的には思う。
文体、誤記、視点については希望通り割愛する。
193 :
天才白菜 ◆Om8rzuKp0M :2006/06/25(日) 00:06:29
(・ω・)←これの意味を教えろ!
はやく教えろ!
氏ねっていう意味だよ
>>191 前半はいけそうな雰囲気はあるんですけどね。
全部読むと???な感じになります。
読点の打ち方を見直して、習作としてありきたりのテーマで一本書いてみては。
よくある話をそつなくまとめることで力量が備わるので。
196 :
名無し物書き@推敲中?:2006/06/25(日) 00:42:10
新出作家の文章さえも、ここでは批判されそうだ
綿矢とか金原とか
…まぁ全て
197 :
名無し物書き@推敲中?:2006/06/25(日) 01:25:56
>>191 文章は上手いですね
上手いので個性は無いですね
そんな感じです
198 :
天才白菜 ◆Om8rzuKp0M :2006/06/25(日) 01:33:06
>>191 内容が???
文章はまあまあだが、会話文は糞
子供がまったく子供らしくない
登場人物も???
200 :
天才白菜 ◆Om8rzuKp0M :2006/06/25(日) 05:42:41
あまりにもヒマなので、俎上にあげられた
>>142の文章を読んだ感想。
稚拙だけど魅力的な文章だと思った。
以上。
>>191 >カンカラカン。
冒頭からダサい擬音使うな。
>帰ってきたと思ったからだ。〜予想通り〜帰ってきた
帰ってきた帰ってきたうるさい。別の言葉で表現しろ。
>母親は息子の髪から漂う石鹸の香りに陶然となる
ヘンタイくさい。陶然なんてよっぽど恍惚感に包まれたときしか
使わん。
>自分がこれくらいの頃は、そう思う
文章繋がっちゃってる。これくらいの頃は――そう思う
とかにしろ。
長すぎるのでこのへんではしょる。
あと、〜した、のほうがいいとこを〜する、にしてるのが
目立つ。このへんのセンス磨け。
それにしても。。。ねえみんな。。。
191がほんとに文章うまいと思うか。。。???普段どんな小説
読んでるんだ?
ここって評価する人の質もヤヴァイぞまじで。前から思ってたが。
全然酷評になってない。たまに評価が的確なヤシもいるが。
ここにうpするヤシは誰に批評されるかで大きく運がわかれるな。。。
晒してる人もそこまで影響はうけないと思うけど
参考程度に受け止めるくらいだと思う。頑固者が多そうだし
だといいんだけど
べつに他人の事なんてどうでもいいだろ。
むしろ競争率が減っていいことづくめじゃん
競争相手は数ではなく小説の質で決まるので
減るもくそもない。ハナから関係ない。
つーか
>べつに他人の事なんてどうでもいいだろ。
これ言っちゃこのスレの意味ないじゃん
ここに晒してるのなんてネタだろ?
晒してる人も酷評してる人もこんなところにいるようなやつだから
みんな性根腐ってるんだよ
you too
そう言いたくなる気持ちはわからんでもない。
晒す側よりも酷評する側に問題ありと思う。
酷評の酷評をすると荒れるだけなのでスルー
しているが。
受け取るほうで選別してくれればいいが、褒め
言葉だと、なかなか難しいだろうね。
>>201 何をもって「上手い」と表現するかの問題でね。
読んでいてストレスを感じない程度には上手いと思うよ。
細かい部分を直していけば、それなりの書き手にはなると思う。
そういう意味で文章については好意的な評価が出ているんだと思う。
逆に言うと、読んでいてストレスを感じるような投稿が続いたという
のもあるかもしれないけどね。
私が酷評する場合、
褒めるのが4分の1 (書く姿勢がいいとか不思
議な魅力があるとか)
細かく指摘するのが2分の1
全部ひっくるめて否定するのが4分の1
というところかな、結果的にね。
>>191は
>>201さんが書いてくれたので書
くに及ばなくなった。
>>210 うーん、だから、それがやばいんだよ。
正直、ほとんどの人が山田悠介と同格かそれ以下だよ。
ケンカ売ってるんじゃなくて、本気の話。
それに、『何をもって「うまい」とするか』なんて、プロレベルに至って
初めて使える基準だし、うp者の文はそんなところにはまるで達してない。
それをまあまあ読める範囲、ってすんなり思えちゃう批評者が
多いからうp者よりもそっちのが腹立たしいんだよ。
209の言うとおり(って210とは違う人だよね?)、酷評の酷評しても
反感買うだけだからもうこれ以上はやめておくけど、正直こんな調子じゃ
ほとんどのうp者にとって勉強にはならないと思う。
これらの文章の細かい部分を直したぐらいでそれなりの書き手に
なれるなら誰も苦労しないよ。基礎からまるでできてないんだから、
細かい部分どころか、一からの大規模な修正が必要。
自分がそれで満足ならここで訊くのもいいと思うけど、
プロの文章をタイプしたものと自分が書いたものをプリントアウトして
それをかなり本を読んでる人に見せて「どっちが自分でどっちがプロ
でしょう」って訊いて相手が即答できない(もしくはプロと自分を取り違う)
ぐらいのレベルまで持ってく練習したほうがよっぽど効率的。
って自分の考えを押し付けてもなんなのでこのへんにしとくけど。
実は前に下読みやっててヘッタクソな文章の羅列にうんざりして、
「なんでこいつ応募しようと思ったんだろう」って腹立つことしきり
だったから、ちょっと言っておきたかっただけでした。
超長文すまんね。
>>211 確かに自分はボロクソ言い過ぎかもしれん。
ごめん。反省するわ。
でも、長所伸ばすより、わけわかんない文書く短所を直したほうが
よっぽど伸びると思うからこのままのスタンスでいくが。
また来るよ。新人賞の小説の推敲せんと。
じゃノシ
なんつーか、ものすごく女性的な批判だなぁ。
とりあえず、建前だけ振りかざした個人的なフラストレーション発散は止めてほしい。
そんな見えない対象にぐだぐだ不満こぼすような真似しても意味無いだろ。
文章にせよ酷評にせよ、ダメだと思ったなら自分がより良い(と思える)批評をしてあげればいい。
結局はそれだけだと思うけどな。
酷評したい人はすればいいだけのことなんだけどね。
褒める人がいてもいいわけで。
誰でも書き込める無料掲示板で、褒めるのは晒した人の為にならないとか
言われてもちょっと。いずれ他人の評価にケチをつけるのはルール違反だわな。
216 :
名無し物書き@推敲中?:2006/06/25(日) 15:49:51
学園SF物の出だしです 酷評お願いします
---------------------------------------
この春、俺は無事高校入学を果たした。
桜が散り、季節の風物詩がカタツムリやアジサイなんかにバトンタッチした頃には、
生来愛想が不足がちの俺にも気の合う友人が出来、世間一般の高校生よろしく、昨日の
テレビの話で盛り上がったり、一新された教師陣のキャラクターをこきおろしたり、と
いった平凡ながらもそれなりに楽しいスクールライフを満喫できるようになっていた。
まぁ大学入試などといった重要イベントも向こう3年は待ってくれるので、今くらいは
のんびりやらせてもらおう。受験勉強で慣れない超過労働をこなしてきた俺の海馬だっ
て休養を必要としているはずさ。当分の間は参考書を開いて異国の単語の暗記したり、大
昔の数学者が必死こいて考えた数式を耳コピするなどという気の乗らない作業をする気に
なぞなれるわけもないね。
そんな考えでいたもんだから、先日実施された中間試験の結果は少々アレなものだった
わけだが。
まぁ、それはいいんだ。
今俺が頭を抱えているのは赤いチェックの並んだ答案用紙の処遇ではなく、一人の友人
の身の上について、だ。
人生にセーブポイントというものがあったなら、と思うが世の中そうもいかん。覆水盆
に帰らず。やっちゃったもんはしょうがない。ほんのちょっとした油断のせいで、俺は高
校生活全般にかかわってきそうないらぬフラグを立ててしまった。正直、平穏無事、家内
安全をモットーとする俺としては、面倒事は「ごめんね、あとよろしく」といったライトな
感じでスルーしたいのだが、事件の発端に関わっている以上、ばっくれるのはどうにも寝
覚めが悪かった。かくして、俺の平穏無事な高校生活は終わりを告げた。
これから、そのアレな事件の一部始終を話そうと思うので、お手元にスナック菓子と冷
えた麦茶でもスタンバイして気長に聞いてくれ。
-----------------------------------------------------
おっさんがむりやりに高校生の日常書いてるみたいできもい
>>216 > 桜が散り、季節の風物詩がカタツムリやアジサイなんかにバトンタッチした頃には、
> 生来愛想が不足がちの俺にも気の合う友人が出来、世間一般の高校生よろしく、昨日の
> テレビの話で盛り上がったり、一新された教師陣のキャラクターをこきおろしたり、と
> いった平凡ながらもそれなりに楽しいスクールライフを満喫できるようになっていた。
一文が長過ぎる。分けるか削るかしろ。
> そんな考えでいたもんだから、先日実施された中間試験の結果は少々アレなものだった
この「そんな考え」も前段5行全てのことだと思うがこれも長い。
こんなに必要か?
「セーブポイント」はまあ分かる。
だが「フラグ」はゲームをやってるものでないと分からないだろう。
読者を限定するつもりでないなら避けた方がいい。
以下似たような文章が続くが、軽さを出そうとしているが
無駄な形容詞のためにちっとも軽快さが出ていない、という印象を受けた。
主語と述語の間が離れすぎていると文章が頭に入りにくい。
学術論文でないのだから気を使うべし。
まだまだあるが、他の人に残しておこうかな…。
219 :
恋文:2006/06/25(日) 16:58:37
『I need you 』
貴方がいないと活きていけないなんて嘘
でも
貴方がいないと私は私でなくなる
だから
貴方が、必要。
冷たい風が頬を撫で
枕が涙を吸い取る時
その人は静かに現れた
求めていたのは優しい口付け
感じていたのは痛いほどの思い
不器用な心が貴方を求めると
貴方はフワリと抱きとめる
私の全てを抱きとめる
貴方がいないと活きていけないなんて嘘
でも
貴方がいないと私は私でなくなる
だから
貴方が、必要。
いつでも私は『I need you 』
220 :
名無し物書き@推敲中?:2006/06/25(日) 17:31:43
>>219 よくいるよ、そんなのを小説って言って投稿してくるやつ。
まぁ、読んだ限りでは小説じゃなくウンコみたいな詩だ
>>216 何がひどいかって、なにより冒頭が最悪。センスというものがまったく感じられない。
この春無事に高校に入学した、の次の行で即梅雨時期に移行してることを不自然だと思わないのか?
価値観は人それぞれ。だけど一番最初のつかみを放棄する、という暴挙は到底認められない。
これならまだ「人生にセーブポイントというものがあったなら」ってくだりから始めた方がいい。
まぁ、それもチープっちゃチープな始まり方ではあるが、今よりは全然ましだ。
よーするに、あんたの文からは書き手による「何かを語りたい」って意思が欠片も見えてこないんだよ。
最初から全部書き直せ。
>>219 ただの痛寒い歌詞だな。スレ違い。
>>216 >これから、そのアレな事件の一部始終を話そうと思うので、お手元にスナック菓子と冷
>えた麦茶でもスタンバイして気長に聞いてくれ
回想で事件を処理するのは構成のセンスがない証拠。
出だしが高校入学なんだから、事件をリアルタイムで書いて問題ないでしょう。
見える範囲で
>>214 ワロスwオマエモナ
>>216 誰がこんな奴の話を聞きたがるのか
どうでもいい主人公のどうでもいい話
全カットで事件から始めろ
>>219 詩の上に響かない、強烈な物もない。
>>222 つーか、「気長に聞いてくれ」って言われた時点で、無駄に長い話が来るんだろうなと思って辟易しちまうぞ
>>216 時勢が微妙。高校入学に一段落使っているんだから、普通入学直後の話がくると思うわな。
それがいきなり夏になるんだからめまぐるしい。書いてる今は一体いつなの?「中間テストの後」
だけじゃちょっとなぁ。単なる高校の試験のスケジュールじゃあ、何のイメージも湧いてこないよ。
「友人が出来」って、無駄な漢字を使うなよ。妙に熟語を使うところもオッサン臭い。
段落ごとに要約をしてみたら分かるだろうが、話の流れがブツブツ切れてる。勉強や成績うんぬんの
話は完全に蛇足だよ。舞台も展開しない間に語られても意味不明。
「平穏無事な高校生活は終わりを告げた」って、平穏を求める高校生もあんまり居ないぞ?
そりゃあ説明台詞はあるけど、ウケを狙いすぎの語り口を見る限りそうとはとても思えない。
六月七日金曜日、マイアミは一日中雨だった。
夜明けに始まったどしゃぶりが、百合の花を容赦なく叩いて茎を裸にし、
車道のアスファルトや歩道には木の葉が散乱していた。
道路のあちこちに小さな川が流れ、運動場や庭の芝生には即席の池ができていた。
私はスレート屋根を打つ雨音を聞きながら眠りについたが、
夜が霧のたちこめる土曜日の明け方に変わる頃、恐ろしい夢を見た。
風のうわさでちょいと耳にしたのだが、ある村の山奥に化け狸が住んでいるらしい。
なんでも夜な夜な村のほうまで降りてきて民家に入っては、熊の姿で脅して食べ物をごっそりと
持っていき、村人を大層困らせているそうだ。
まあ幸か不幸か旅の途中、偶然にもその村に俺はたどり着いたのだが……
「狸ねえ……どうにも胡散臭いもんだ。それに俺はそういった類のモノはあいにくと
専門外なんですがねえ」
俺はこの村の村長の家にいた。日が暮れ始めていたので、宿を探そうと思い、歩いて
いたところを、急に村人に呼び止められ、お願いがあるので、とりあえず村長のところに
来てくれないかと言われ、今に至るわけだが……
「へえ、それは重々承知の上でのお願いでございます。後生ですからどうか聞いてくださいませ」
「しかし、確実に仕留められる保障はないですぜ。有象無象の浪人どもなら俺も快くやれますがね、
化け狸なんてのは前例がねえ。第一本当にいるんですかい、そんなやつ」
そう言って俺は出された酒を飲み干し、畳の上にコトンと置いた。
「まあ、でもいいでしょう。やりましょう。宿をタダで用意してくれるってわけだし。いやね、俺も
しばらくはとどまろうかと思ってたんですよ。どうせ、その間暇だったんだ。なあに、化け狸といっても
所詮は狸、どうせたいしたことないでしょう」
「へえ、ではよろしくお願いします」
そうして俺は村長と約束を交わし、家を出た。もう外はすっかり夜の闇に包まれていた。
「さて、とりあえず旅籠で飯を食いながら策でも労しますか」
俺はほろ酔い気分で、うつろな足をはたはたと左右に揺らせながら宿へと向かった。
>>226 一つ一つの文章が微妙におかしい。
いきなり運動場や庭の芝生というのも唐突だ。
それぞれの文がいつのことなのかも分かりにくい。
五行目でそれまでどこにも存在しなかった私が
いきなり出てきて眠りはじめるのもどうかと思う。
最後の文も完全に三人称の文だね。
しかし最大の問題は一行目にマイアミとあるが
それ以降の描写にちっともマイアミを感じられないところだろうか。
229 :
216:2006/06/25(日) 19:40:23
230 :
名無し物書き@推敲中?:2006/06/25(日) 19:47:31
>>227 まず内容は置いといて、読みにくい。
改行をもうちょっとしたほうがいいのでは。
場所をマイアミにした意味はあったのか。
描写も少ないし特にマイアミじゃなくてもいいのでは。
内容は個人的だがつまらない。
最後が中途半端。しかも何故か急に三人称。意味不明。
・・・・・・
>>227 激しくベタではあるが読むのに強い不快感、ストレスを感じない所はとてもイイ
話、キャラ、世界観ともにもっと捻れる。主人公、喋り方が腹立たしい程独特の癖に美学がない。
狸は範疇外なんだろ!断れよ
あと何でもいいからキャラに名前をつけろもうここで「私・俺」に終始してるもん見たくない。
京極の化け物退治みたいな奴のイメージ
あるいは蟲師
>>227 今村長と話しているのなら冒頭三行が浮いてしまっている。不要。
四行目も重複するのでいらない。セリフから始めて構わない話だ。
俺はこの村の村長の家にいた。の後の分も無駄に長い。
同じことを繰り返すがなぜこんなにも無駄な文章を書くのか。
読む者の気持ちになってみれば長過ぎると分かるはずだ。
セリフも説明的でこなれていない。簡単に言うと面白くない。
地の文は簡潔に、セリフは魅力的にするのが効果的だ。
しかし化け狸退治を依頼されたということを読者にどう捉えてほしいのか。
段取り通りに話を進めているだけで全くフックになっていない。
続きを読みたいと思わせるためにもっと工夫が必要であろう。
魅力的というのは具体的にはどういうことでしょうか?
>>236 魅力的なセリフというのは一般的に、
キャラの個性が出ていること
言い回しが月並みでないこと
話す内容が少なからず読者の意表をついていること
そしてできる限り自然であること
などを心がけるといいと思う。
話の都合もあるから常にそうはいかないかもしれないが
努力を怠ってはいけない。
例えば
>>227の村長のセリフももっと練るべきだ。
型通りのことしか言っていない。
>>226 内容は面白くない。ストーリー的にはもうちょっと進展を見せてほしかった。
文章もつながっていないし、マイアミって……
>>237 型どおりなのはわざとです。何というか昔話みたいに淡々と進むのが書きたいんです
あと、村長はそれほど重要な人物でもありません。個性を出す必要はあるでしょうか?
必ずしもすべてが魅力的な人物にする必要はありますか?
すいません、あおってるとかじゃなく、純粋に質問してるだけなので、どうか怒らないでください
>>171 白菜!真面目に書け!
何気にここで一番楽しみにしてる。
が、集中力と本気で書く気が決定的に足りない為にスルーされる
あと、作者の主張をキャラに言わせてはならん!手法が古すぎる。
まとめサイトまだ?
>>239 > あと、村長はそれほど重要な人物でもありません。個性を出す必要はあるでしょうか?
ある。というよりも個性はどんな人間にもある。
ちゃんと人間を描写したら個性は自然と出るものだ。
個性が出ていないということは人間が描けていないということだ。
俺はこの村長は人間とは思えない。
つまり個性を出す必要があるかという質問自体が間違っている。
> 必ずしもすべてが魅力的な人物にする必要はありますか?
魅力的でない人物にするか、魅力的である人物にするか、
自由に選べる立場にあるなら、後者を選ぶべきだ。
そして君は作者であるから自由に選べる立場であるわけだ。
そこで前者を選ぶ理由が分からない。
だからさぼっているようにしか思えない。
俺は型通りなのはつまらないと思っている。
だから君の主張は、つまらないのはわざとです、と思える。
わざとならしょうがない、としか言いようがない。
まああくまでアドバイスの一つとして受け取ってくれ。
>>239 この展開だと村長は重要人物だと思うけどね。
個性はともかくどういう人物なのか描写は必要だよ。
ずるそうな人間なのか、人がよさそうな人間なのか、それによって
セリフ回しも違ってくるということだと思う。
昔話みたいに淡々とすすめるのは問題ないと思うけど、小説にする為には
個別のシーンをもっと描写する必要がある。
>>139 村長には言及してない
無名新人作家に「これから面白くなる」は通用しない。
読者や下読みが大量にある本の中で
個性もないつまんねー昔話最後までよんでくれるわけないだろ!
最初の三ページで切られるらしい。
あるいはパッと見。
>>241-242 ありがとうございました。俺文才ねえわw
実はこの村長が狸っていうオチなんです。だからこの狸、村長のことがよくわからないので
こんな淡々とした口調なんです。
>>227 話が進んでいるようだけど、折角書いたので、以下に記します。
*
微妙だね。
欠点ばかりが目につくのだが、全体としてはそんなに悪い印象ではない。
まず叙述の順番がガタピシしている。
1 狸の話
2 村に着いた話
3 村長の家の場面
4 村人に呼びとめられた話
こうなっているわけだが、時系列で並べ替えると、
2 村に着いた話
4 村人に呼びとめられた話
3 村長の家の場面
1 狸の話
本来はこういうことで、なんでわざわざこんなふうにしているのか。
それから、時代物だったら地の文も会話ももう少しそれっぽくしたほうがいいやね。
村長の会話も村長というより田吾作か吾平のよう。
旅籠に行くのもどうなんだろね。ふつうそのまま村長の家に泊めてくれるもんだと
思うが。そもそも村に旅籠があるのか?
田吾作w
童話スレへドゾー
次の方どうぞ
カスばっかりだなw 中学生しかいないのかここは
>>217 耳コピ、セーブポイント、スナック菓子、etcetc
若者が使うキーアイテムだと認識しているようだな……。
> この春、俺は無事高校入学を果たした。
老いた母へ出した手紙の冒頭か?
信じられないほどの加齢臭と狂った構成っぷりだな。
「学園SF物の出だしです」って事だから、ライトノベル作家を目指しているのだろうが、
その手の作品を一冊も読んだ事がないのが目に見えて解かる。
勉強不足。
>>245 文才というか、むかし話そのままでは小説にならないわけで。
227はもっと肉付けが必要でしょうね。
村の風景、家の様子、村長の外見、村人の様子、持っている武器、過去の経験など。
そういうもので世界観を演出するのが小説ですから。
すでに指摘されていますが、時系列にそって丁寧に場面を書いていけば
それなりのデキにはなると思います。
254 :
天才白菜 ◆Om8rzuKp0M :2006/06/26(月) 07:32:34
>>240 そういえば[スーパーキャッチグラブ]以来、真面目に文章を書いてない……。(・ω・)
そのうち真面目に書きます頑張ります。今は真面目に書く気がありません河本読んで下さいお願いします。(・ω・)
ちなみに河本シリーズには作者の考えと内輪ネタあまり書かないようにしています。土人達があらわれた辺りから……。(・ω・)
そして、サイトの件はパソコン持ってないから無理です。いつもケータイからのカキコです。(・ω・)
そんな俺です。
(・ω・)←これは何ですか?
気になって寝れません。
255 :名無し物書き@推敲中?:2006/06/26(月) 10:33:40
>>250・252
ワロスだったら来るんじゃねぇよカス
>>254 がんばれ きららどうなった?
257 :
名無し物書き@推敲中?:2006/06/26(月) 13:17:20
喧嘩したいなら別館行け
>>255 くだらんレスを二つもつかうんじゃねぇよカス
www
いやいま宣伝されても
2週間やそこらで書けるかよ
んー、結構余裕なんじゃないだろうか。
20-30KB(三十枚から四十枚)程度なら、一日、しかも会社や学校のある人間でも書き遂げられるし。
ネタさえあれば結構いけると思うんだがどうだろ。
263 :
名無し物書き@推敲中?:2006/06/27(火) 03:49:00
容量で言う意味って、余り無いと思うよ
>>227 まずは段落などを使って、文章のまとまりを示すべきでしょうね。
それ以前に、空間や映画的に絵面を管理することが出来ていない。
>そう言って俺は出された酒を飲み干し、畳の上にコトンと置いた。
「コトン」と置かれたのは、何?
また、畳の上で「コトン」と音を立てる物とは?
おそらくあなたに欠けているのは
・絶対的な読書量
・絶対的な他者との会話量
でしょう。
これは技術的なことなので、ある意味挽回しやすいこととも言えます。
まずは、お父さん、お母さんを一週間でそれぞれ7回喜ばせてあげて見てください。
265 :
天才白菜 ◆Om8rzuKp0M :2006/06/27(火) 07:06:09
>>255 まだ投稿してない。[のびる鼻]を推敲してる。うまくいかない。
[のびる鼻]の代わりに[スーパーキャッチグラブ]を投稿しようかと考えてる。
>>264 酷評の酷評は不毛とは承知しているが、
>それ以前に、【空間や映画的に絵面を管理すること】が出来ていない。
物には限度がある。
つまり「情景描写がへたくそ」ってことじゃねえの?
ていうかまず
>>264の文章がおかしいだろ
皆よく読めよ。
結局ね、情景を考えながらかける人と、できない人の差なんでしょうね。
例えばね、本格ミステリーなんかだと、建物の構造なんかは具体的に決まって
いるわけね。挿絵で図が挿入されている場合もあるけど、具体的な画面を、
文章に写していく作業というのが一つの情景描写なんです。
そういった具体的なイメージがあれば、
建物の外観→内部の様子→主人の様子→部屋の雰囲気、食卓の様子。
ときて、心理描写が入って、
【出された酒を飲み干し、お膳の上に杯をコトンと置いた】
という感じになるはずなんですね。
問題の文章からはそういう具体的なイメージが伝わらない。
要するに、書き手に具体的なイメージがないということだと思うのですが、
書き手がイメージできないシーンが、読者に伝わるわけがない。
そういうことだと思いますよ。
人の見た目を描写するときもカメラで映してるような視点で
書けとは言うけどな。
目、鼻、口の描写ときて、カメラを引いて全身、とかはありだけど、
腕時計、履いてる靴、髪の毛、みたいなカメラぐらぐらの描写はするな、
みたいな。
でもさ
>>269 ここにアップされる文章ってそういう描写のレベル以前の問題だから。
いきなりそんなハイレベルなこと言っても無意味だよ。
文法から直してやらんと。
夏が訪れ
梅雨が過ぎて
花火が咲く。
もうそんな季節なんだね。
懐かしい音色がした。
カラン、カランと愛しい人へ向かう下駄の音。
君もあの日金魚柄の浴衣と一緒にこんな音を立てて来たね。
錯覚してしまいそうだ。
あの日みたいにあの愛しい下駄の音が僕の前で止まる事はないというのに。
カラン、カラン、カラン。
通りすぎてしまう下駄の音。
嗚呼、どうかもう一度僕の前で止まってくれませんか?
ドォ―――ン…
届かない想いが花火みたいに舞って消えた。
詩みたいになってしまう所があるのでアドバイスをお願いします。
他にも悪い所がありましたらご指摘お願いします。
なかなかいいね。しいていうならドォーンという音、もっと工夫してほしかったなあ
それ以外はとてもよくできてると思います
>>271 詩みたいにというか、ポエムそのものにしか見えないんだが。
>>271 まず語り手の視点の問題ですね。
あとは、いつどこで誰が何をしているのか。
そういうことを読者に分かるように書けばよくなると思います。
リライトするとこんな感じで。
梅雨が過ぎ夏が訪れる。 季節は繰り返す。
夕闇が街を包む頃、花火は空に咲く。
僕は一人、縁側で涼んでいる。屋根越しに見える大輪の花を探していた。
ラジオから流れる美空ひばりの歌が終わる頃、垣根ごしに懐かしい音色が聞こえた。
カラン、カランという下駄の音。
――「早く行かないといい場所が取れないよ」
あの日君は金魚柄の浴衣を着ていた。
まばゆいばかりの笑顔で僕を迎えに来てくれた。
錯覚してしまいそうだ。
あの日みたいに、あの愛しい下駄の音が僕の前で止まる事はないというのに。
カラン、カラン、カラン。
下駄の音は僕の前を通り過ぎていく。
打ち上げらた花火は大きな音を立てて、大輪の花を咲かせた。
放射状に伸びる光の糸は、やがて力尽き、夜の闇へと吸い込まれていく。
――「さようなら」
僕の耳にはいつまでも下駄の音だけがこびり付いていた。
>>271 ・改行しまくり+独白語りかけ文体=ポエム
・上の人が直してるけど、一般的には梅雨明け→夏の到来
・あの日みたいにあの愛しい〜←同じ指示語を近くで続けるのは良くない
・最後の行は花火みたいに→花火と一緒に、とすると場面と同調する
あくまで好みは除いて指摘部分だけ
>>271 えーっと、それ、詩以外の何にも見えないんだが。「詩みたいな小説」にはとても見えん。
小説を書きたいなら、まずうっとうしい改行をやめなさい。そしてストーリーをきちんと作ること。
試しに、親戚の子供に読み聞かせてやるつもりで童話でも作ってみなさいな。
子供ってのは情景をあんまり理解できないから、嫌でもストーリーになるよ。
>>274 リライトはやめとけって・・・
>>271 >詩みたいになってしまう所があるのでアドバイスを
ということは「詩みたいに」なりたくない、ということでしょうか?
なぜ、なりたくないのか、
なりたくないのに、なぜ、こういう形式を選ぶのか、
見当がつきません。
小説には見えませんが、正面切って詩といわれるのもなんだかな、という
文章です。
この文章をナレーションにして、1〜2頁くらいの漫画にすれば、なかなか
のものが出来るように思いました。
>271です
まとめてですみません。
皆さんありがとうございます。
今まで詩ばかりを書いていたので小説を作ろうとしてもどうしても心情だけの文になってしまい困っていました。
でも色々なアドバイスを頂き勉強になりました。
まずは改行をやめてもっとストーリー性をつけてあと細かく指摘してもらった部分を直していきたいと思います。
子供に童話作りたいと思います!!
また小説という形になったら再度投稿させて下さい。
本当にありがとうございました!
>>271 つらつらとただ思いついたことを書いてるからポエムになっちゃうんじゃないかな。
例えば、日記風に書けば「これはどの時点でいつの陽のことを回想してるんだ」と
語りの立場がある程度明確になる。
あと、「夏が訪れ /梅雨が過ぎて 」ってどうなんだろう。
梅雨が終わって本格的な夏の訪れを感じるというのが、わかりやすい語り方のようにも思えるけど。
それに続く行も「窓の外から懐かしい音が聞こえてきた」とかして、語り手の周りに広がる空間を
感じさせるなどしないと、ホントただのポエムで、物語になっていかないんじゃないかな。
さらに次も、「君も〜」と一瞬思ったわけだから、
「こんな音を立てて駆けてきたのを思い出す。一瞬あの日に戻ってしまったような錯覚を覚えた」
とかしていく。
基本的に物語というのは「実はこういうことがありまして……」と語っていくものだから(あくまでも基本的にね)
「何をした」「何を感じた」「何を思った」と過去のことを書いていくと多少ポエムっぽさからは逃れられそうだ。
で、この場面では花火は打ち上げられてるの?
そうであれば花火がうち上がって火花が飛ぶ情景を描いて、それにこじつけて
語り手の心情を語るという手もある。なんにせよ、心内の呟きだけじゃ退屈だよね。
花火が打ち上げられていないのなら「ドォ―――ン… 」はいらないでしょ。
どういう場面を想定してるのかは分からないけど、ある情景や空気の臭い、
あるいはその場で聞こえる音や人々を描き出し、それらが語り手の中に
何らかの情動を喚起していく(そして読み手もその過程を一緒に体験していく)
というのがオーソドックスな手のような気がしますがどうでしょうか。
>279
レスありがとうございます。
色々と小説に知識不足でした。
日記風に書いてみてはと言うアドバイス非常に勉強になりました!
本当にありがとうございます。
281 :
名無し物書き@推敲中?:2006/06/28(水) 00:23:12
日出ずる方角より、逆光に揺らぐ艦体の影が、蒼い海を割りながらじりじりと迫ってきた。
船首に菊を模った紋章が施され、250米(メートル)程の艦体から壮重なオーラを発散している。
まず目に飛び込むのは巨大な三連装の大砲である。沈黙した発射口が無気味な漆黒の闇を詰め込んでいる。
また、小さな砲塔が、艦体のやや後方寄りに聳える塔の周りに夥しく密集していた。
これら全てが火を吹けば、空に突き刺さる弾光は、星の数と争うであろう。
塔の頂上では、無数のレーダーが回転し、そして白地に澄明な赤い丸が広がり、そこから四方八方に光が
拡散したような意匠の旗が、海風を鳴らし、堂々とはためいている。
それはまさに、移動する国であった。
道のない世界を驀進する国であった。
某自称作家の作品です。酷評お願いします。
282 :
281:2006/06/28(水) 00:24:12
紺碧の空間に一点の黒が現出し、それはみるみるうちに飛行機の形となった。
B−29爆撃機、エノラゲイ。その飛行機は、そう呼ばれた。
種の如き、小さな爆弾が投下された。
太陽が爆発したような閃光、海面が衝撃波でめくれあがり、大きく傾いた艦体は膨大な圧力に悲鳴をあげてひしゃげ
巨大なキノコ雲が空に現れた。
さらにもう一機やってきた。
それはまさに、国の崩壊であった―――。
283 :
281:2006/06/28(水) 00:27:14
大破して座礁した戦艦の一面は、天から無限に降り注ぐかのような雪に白く覆われていた。変形した大砲はもはや火を噴くことはなく、あちらこちらにツララを垂れ下げている。
人々は疲弊しきっていたけども、もう戦争は終わったのだという安堵感と、敗北したにも関わらず日本という国は失われずたしかに足元に存在しているということで、
警報も鳴らなければ生きて帰れるかわからない徴兵にやられることもない、何とかあの日常の暮らしが蘇りつつあった。
こどもたちは、白い綿のようなふわふわとした雪が、見渡す限りの真っ暗な空間からひっきりなしに浮かび上がっては顔の上に降り注いでくる冬の夜空を見上げた。
疲れた顔の大人たちもそれに合わせて顔をあげ、自然と笑みがこぼれた。
艦隊の無数の塔から周りの砲台から船首にかけて、色彩豊かな青や緑のイルミネーションが、まるで希望の光の如く、楽しそうに光り輝いていた。
284 :
281:2006/06/28(水) 00:29:12
あれから数十年―――。
社会は変わり、世界の形も変わった。生活も変貌し、国の様子も様変わりした。だがしかし、海の彼方には耳に届かないだけで、大砲の轟音や、人々が泣き叫ぶ痛ましい声が響き渡っている。
それは一人の人間のレベルではあまりにも遠すぎる世界のため、耳に届かず、目に見えないだけなのだ。
いつか全ての艦隊が集結し、すべての国の人々が平和と友好の賛歌をあげ、すべての砲台から一斉に祝福の花火を打ちあげるときがくるのだろうか?
未だ戦争を全否定出来ない時代に、私たちは生きているのだ。国の進路を決めるのは、たった一人の人間ではないことを忘れてはいけない。私たち一人一人が小さな舵を握っているのだ。
内容がくだらん。
比喩表現も上手くない。
最後のほうで「たった一人〜忘れてはならない」とあるが、
どこに「忘れてはならない」描写があったのか。
戦艦、空母の描写→平和と友好の流れが意味不明。
「某自称作家」って…え? 自分の作品じゃないの?
他人の作品を酷評してもらってどうするんだ?
小説か?これ。歴史の教科書にでも現れそうな文だな。
何と言うか、題材も表現も無難すぎて興味をそそられない。よくある教訓じみた締めとか。
あと個人的に、
>>282のあたりが「〜であった」「現れた」「やってきた」と、文の止め方が全て同じなのがなんかムズムズする。
287 :
名無し物書き@推敲中?:2006/06/28(水) 00:54:04
288 :
名無し物書き@推敲中?:2006/06/28(水) 01:28:39
888 :阿部敦良 :03/02/25 11:37
それにしても、無名草子さんたちとは、さぞやすごい作家先生の匿名書き込みなんでしょうね。
作家なんて才能が全てだから、津井ついみたいに、いくら努力したって駄目なものは駄目ですよ。
私なんか、早々に見切りをつけて趣味の世界で細々ですから。
小説現代ショートショート・コンテスト優秀賞受賞 阿部敦良
289 :
名無し物書き@推敲中?:2006/06/28(水) 02:22:03
カビだらけの畳の上を、蟻がゆく。数年前の事件が色褪せぬのは
置きっぱなしの新聞による。ちきしょう!!
全ては僕に能力がないせいだ。最たる凌辱は叫んでも嘆いても
僕の小説には一縷の望みも産まれないことだ。
才能さえあれば全てが報われるであろうに
それがないばかりに、苦しみ嫌悪し僻む毎日の繰り返し。
繰り返し煮えくり返りしハラワタの吐瀉物の悪臭。
僕はただ小説家になりたいだけなのに。
芥川賞の小説が今年もまた僕を苦しめる。
最たる屈辱は、それが優れていれば優れている程に
我が心の臓腑を抉りとることだ。
鏡に映る我が醜悪なる皺と年輪。
もうだめだ。取り返しもつかぬ程の老人臭に気付く。
あ−あ−このまま消えてくんだろな。
小説家になりたいまま。
じゅっと蟻を潰した。僕の指。
290 :
名無し物書き@推敲中?:2006/06/28(水) 02:38:44
僕が小説家になる為だから
沢山の志望者と交流し、これぞと見込んだ奴を監禁するんだ。
一日中、脅し自由を奪い僕は奴から迸る才能で射精するんだ。
死ぬまで縛って、絞り尽くしてあげるんだ。
そうやってその人の才能を崇めてあげるんだ。
恵まれた境遇を思い知らせてやるんだよ。
僕の名で
291 :
名無し物書き@推敲中?:2006/06/28(水) 03:56:27
>>281-284 文書は手馴れた感じですが、構成も内容もお粗末です。
文芸関係の同人誌なんかをやってそうな駄目臭が漂っています。
>塔の頂上では、無数のレーダーが回転し、
そんなに沢山レーダーを積んだ戦艦なんてないでしょう。
初歩的な考証ミスです。
原爆で戦艦が破壊されたような記述も考証ミスですね。
戦後米軍に接収され原爆実験に使われたのは長門ですが、そういう
雰囲気じゃなさそうですし。
>あれから数十年―――。
なんでいきなり数十年後に跳ぶのでしょうか。
前半に戦艦を描写した意味がありませんね。
一次で落選確実の原稿です。
292 :
名無し物書き@推敲中?:2006/06/28(水) 04:15:53
>>287 物語に関連する重要な意味がなければ、セリフで始めるのは止めたほうが無難です。
セリフで始めた場合は、すぐに状況の描写をしないと、どこで誰が話しているのか
わかりません。
問題点
冒頭シーンの情景描写がないので、どこなのかわからない。
彼女の描写がない。
本人がどんな人物なのかわからない(一人称の欠点)。
二人の関係もわからない。
以上によって、キスーシーンに感動もなにもない。
伝えたいことが何もないようなそんな感じの文章です。
基本的に一人称でラブシーンを書く場合は、客観的に書くようにつとめないと
読む側はオナニーをみせられているようで不快になります。
293 :
天才白菜 ◆Om8rzuKp0M :2006/06/28(水) 07:41:31
>>271 詞も本気で書けば、間違いなく文章修業になるよ。(・ω・)/
ただし小説を書きたいんなら、小説をたくさん読んで。(・ω・)/
白菜も詞(歌詞)ばかり書いていたけど、小説もたくさん読んでいたんだ。(・ω・)/
だから、ノーベル賞ものの小説を連発できるんだよ。(・ω・)(ε・)
今からAAの練習に行く。
みんな、仲良く。仲良く。
単なる馴れ合い厨になってきたな白痴は。
>>287 >場面の緩急について意見をくだされば幸いです。
君の場合はまだそういうレベルじゃないと思う。
文章は書けているけど小説になってない感じ。
小説の冒頭シーンだとしたら完全に説明不足だし、主人公の心理描写が
幼稚すぎ。一人称は書きやすいんだけれど、その分書き手のレベルが
ダイレクトに出ちゃうから、君の場合は三人称で書いたほうがいいと思うよ。
>>289 >>290 全体日本語がおかしい、または不自然だよね?
「最たる凌辱〜」「最たる屈辱〜」と反復があるけど、どうも意図的なものには
みえないし、意図していてもうまくいっていないように見える。
全体にちょっと頭のおかしい中高生が書いたもののように見える。
その崩れたところをうまくコントロールできれば面白くなるかも。
>繰り返し煮えくり返りしハラワタの吐瀉物の悪臭。
というところがナンセンスで面白かった。
>>287 会話が説明的なセリフの連続で稚拙に見える。
会話で話の流れを説明しようとするからこうなるわけでもあるので、
その意味でも、地の文で進めるほうがいいやね。
>場面の緩急について意見をくだされば幸いです。
たしかに、そういうレベルではないと思うよ。
まともに歌えない人から「ビブラートの利かせかたどうでしたか?」とか聞
かれてもね、まずは譜面どおり歌えよ! としか言いようがないのと同じ。
ただ、描写とか説明が不足しているとは思わないし、そんなものは不足
しているくらいがちょうどいいと私は思うけどね。不足しているのは読
み手を引っぱりこむ力だよ。工夫とかも含めてね。
真面目に書いていることは伝わるから、頑張ってくれ。
298 :
287:2006/06/28(水) 21:42:27
言い方が悪かったみたいですね。ただ単純に、緩急がついていたかついていなかったかを
教えてほしかったのです。自分のなかの課題として設定していましたから。
みなさんの言から察するに、あまり効いていなかったみたいですけどね。
>>292 彼女の姿が見えないからこその昂奮を作りたかったのですが、やっぱり最初に写像を
作っておかないと分かりませんよね。ありがとうございます。
>>295 ありがとうございます。小説の序盤、起承転結の承のあたりに配置することを想定して
作った習作です。恋愛経験のないカップルの緊張を書いてみたかったので、緊張だけでいっぱい
いっぱいになってるのはワザとなのですが、やっぱり不快な幼稚さになって
しまったみたいですね。
>>295 見直してみると、なるほど減らせそうなかぎ括弧が沢山ありますね。や脳内画面を作りやすい
会話に逃げていたみたいです。語彙を増やしてストレートに語らせてみます。
>>287 そのシーンで何を描きたいのか。
これを考えないといくら書いても上達しないと思う。
主人公の人格を描きたいのか、彼女の可愛いさみたいなものを
描きたいのか。それがはっきりしない。
二人で見ている映画の内容なんかはどうでもいいことでね。
そういう書き込みを利用して、主人公の性格を描写するという手も
あるんだけど、そういう雰囲気じゃないよなー。
二人が恋人関係にあることを説明したいなら、地の文で三行も使えば
足りるわけで。
300 :
名無し物書き@推敲中?:2006/06/29(木) 00:51:59
世界に訣別したのは、産まれてはじめて御主人様に逆らった日のこと。
カ−テンで仕切られた薄暗い部屋に通され
じっと執行の瞬間を待つ。そっと独り、これまでの人生を振り返る。
暗く惨めで内向的な圧迫されし日々は
全てご主人様に社会的権利が与えられていぬ事に由来し
尚且つ、僕自身が、ご主人様に絶対的に服従してきた事に依る。
世界と訣別した経緯は、ここでは簡略化したい。何故なら事はあまりにも
事務的に何の躊躇、感慨もなく行われたからである。
ノッペリした執行官があらわれ、たわいもない世間話が交わされた後
おもむろに僕のご主人様が引っ張りだされ、産まれてはじめて公的に捌かれたのである。
あの全ての恐怖、小さく皮に覆われた嘲り笑われるであろう事に怯えてたご主人様は
白濁した泥の雄たけびと共に絶命し
僕ときたらこの世の殆ど全てが一万円札で解決できた喜びと誇らしさを胸に
永遠に宵闇に消えていったのだから、、、。
301 :
名無し物書き@推敲中?:2006/06/29(木) 03:05:30
何言ってんだかわかんねぇよ
ノ
('A`)
( (7
< ヽ
303 :
名無し物書き@推敲中?:2006/06/29(木) 04:04:27
というか、あまりにも物語じゃなさ過ぎないか。
こういう短い何かがあってもいいのかもしれないけど、
それにしても意味がわからない。なにが言いたいのか、
何をこちらが受け取ればいいのかもわからない。
一方的に作者から言うだけじゃ、それはオナニーでしかないから、
読んだほうはただ呆然とするだけ。
文章の方は、同じような雰囲気の中で言葉を選んでいるのはわかるんだけど、
どうも繋がってないような感じがする。
どこがどこに対応してるのか、はっきりするようにしたほうがいいと思う。
>>289=
>>300ですか?
幼く、知能も低いなりに、世界観はそこそこ面白いですし、筆の強度もありそうです。
なので、いきなり君の下痢便をビロビロビロ〜と見せびらかすのではなく、
映画のシーンや漫画のコマを意識して書いてみてはどうでしょう。
まずはこの人のこういう行動をこういうシチュエーションで見せ・・・
とやっていけば、それなりにお話しっぽくはなると思います。
もちろんあなたがお話しを描こうと思っているとしたら、の話ですが。
>>300 誤字が多い。文意がつかめない部分もある。
>全てご主人様に社会的権利が与えられていぬ事に由来し
「与えられていぬ事」――”与えられている事”なのか、”与えられておらぬ事”ことなのか、どっちだ?
>産まれてはじめて公的に捌かれたのである。
「捌かれた」でいいのか? 「捌かれた」でも解釈は可能だが、”裁かれた”のような気もするが。
「世界に訣別」「産まれてはじめて」など、意図的な繰り返しにしても効果は上げていない。語彙が乏しい
ように見えるだけだ。文章自体も薄い。厚みも奥行きも深さもない。
風俗でヌイてもらったという話のようだが、わかりづらすぎ。
からめ手から変化球ではなく、正面から直球を投げたらどうか。
朝っぱらから悪いけど今アイドルで一番可愛いのって 亀井かもな
これには理由があって
例えば亀井の顔はAで他の芸能人はSかもしれない
でも可愛さとは何も顔だけじゃ決まらなくって雰囲気も必要だ
アイコや田中麗奈みたいなブサイクが可愛く見えるのも雰囲気が可愛いからだろ
亀井の雰囲気はAで他の芸能人はB以下なんだよ
こうやって総合的に判断すると亀井が一番可愛いってことになるだろ
芸能界最強の可愛さを持ってるやつがいるのに落ち目のハロプロ哀れwww
307 :
名無し物書き@推敲中?:2006/06/29(木) 15:52:49
酷評お願いします。
昔々、あるところに作家を目指す一人の若者がいた。
彼は小説を何度も何度も投稿し、批評家達の手によって
次第にその腕は研かれて行き、いつしか批評家達をうならせるまでに成長した。
しかし、いくら待てども受賞出来ないので、おかしく思った若者は
ふと鏡に写った自分の姿を見て驚いた。
そこに写っていたのは髭をはやした白髪の老人だったのだ。
批評家達によって研かれたその原石は、いつのまにか輝きを失っていた。
「白詰草ちゃあん…」
「あんだべす赤詰草ちん」
「あなたはいいわ…あなたは童に蜜を吸われることがないのだから
詰まれることはないわ」
「あにいってんだべす おらはなかむりにされるんで詰まれるべす」
「あ!あたしたち二人とも詰まれるからつめくさつながりだったのネ!」
「んだべす」
「さ。そうとわかったら心の清い女の子のために ちょっぴり四つ葉を
生やしましょう そうれ そうれ らんららん…」
「んだべすんだべすそうすべす らんららん…」
「らんららん…」
「らんららん…」
「あーっ!おねえちゃんおねえちゃん!幸せの四つ葉、みっけ!」
「わぁ!やったじゃーん!」
「やったじゃーん!」
「やったじゃーん!」
「…あんまりこれ連呼してるとまたお父さんの悪口言われるから。
それでなくてもあんまりじんこうにかいしゃしてないギャグなんだから」
「微妙な芸人の娘はつらいねお姉ちゃん」
「何言ってるの!ヤマザキは一番よ!ほらごらんなさい西の空に輝くあの一番星を!」
「や っ た じゃーん!」
>>307 小説というよりもプロットですね。
しかもありがちな。
賞を狙いたいならば、選考委員の好みを熟知する必要はありますが
批評家の意見はあまり参考になりません。
何言ってんの?ハロプロは甦ったよ。
エリザベスが可愛いのには同意。
311 :
名無し物書き@推敲中?:2006/06/29(木) 18:14:35
ここでいつか応募する予定の作品を晒すのは危険?
落選してから晒した方が安全
懲りずにまた来ました。……というわけで小説晒してみます。
「本当に前の意見を参考にしたのか?」とか突っ込まれるかも知れませんが……
◇◇◇◇◇
二十一世紀のある年。 季節は、秋。
東京 渋谷のセンター街
建物を破壊しながら迫り来るその数匹の生物から我先にと逃げ出す人々の波に逆らって、一人の青年が歩いてきていた。
剣と言うより刀に近く、鍔が無い。柄であろう部分には白い布がまかれ、布に血が滲んでいるところから歴戦をくぐり抜けてきた事は想像できるだろう。
その鋼の色が闇を思わせる黒い色も寧ろ存在感を作り出していた。
その得物の主である男。身を包む厚めの白いコートから筋骨逞しく、それでいて筋肉質すぎない丁度いい体が覗ける。顔立ちや髪の色からして恐らく日本人だろう、が唯一眼の色だけは違っていた。
青いその眼。死んだ魚の様に光が無いそれからはどことない不気味さを感じさせてくれる。当然、彼は生きているのだが。
青年はふと立ち止まり、迫る生物を睨み付ける。その生物――人は、魔物と呼んでいる。
いつ生まれ、どうやって増えるかも殆どは分かっていない。が、魔物は確実に人間を越えるまでの数まで急増していた。
核兵器を使用するにもこちらの被害も大きすぎる上に魔物を完全に駆逐できる保証がない為使うわけにもいかず、恐怖に怯える毎日を人々は送っていた。そこで全国は共同し傭兵制度を生み出した。
新たな職、傭兵。魔物を倒し、人々に安心を与える国家組織に属する者。それが傭兵だ。
そして先に現れた青年もまた傭兵だ。ただし、彼は‘国家組織では無い’のだが。
多種多様な魔物が世界には存在するが、この渋谷に現れたのはその中でも魔物の――俗に言う祖先とされている狼型の魔物と人間に近い構造ではあるが人間以上の大きさを誇る巨人族の魔物。
青年はその魔物の数を確認すると、大剣を構えてその群れへと突っ込んでいく。魔物もそれに気付いたのか標的を青年に定める。
「…………っ!」
牙で襲いかかる狼を蹴りとばし、脇から迫っていた魔物の首を切り落とす。
青年の真上影が見えたその次の瞬間には巨大な棍棒が道路を削っていた――巨人族による一撃だ。
然しそれは青年には当たっていなかった。彼の姿が消えている。
巨人はあたりを見回そうと首を動かしかけて、もう動かなくなった。否、離れた。
「余裕だな」
首を切り落とし、余裕の笑みで着地する。刀が振るえる。
「黒雨【クロサメ】――氷山結晶!」
その一言で彼の前方に見えた魔物達の足下から幾つもの氷柱が突き出していく。魔物の胴体に、頭に、足にその氷柱が突き刺さり、氷山と鮮血による美しい絵が出来上がっていた。
「ハハ……魔物の癖に綺麗なアートを作りやがる」
嗤笑するように吐き捨てる、そこへ運良く氷柱から逃れた魔物が飛び出す。まさしく狼の様な咆哮をあげながら青年に襲いかかっていく。
それに気がついたか、跳躍して一撃をかわす。
「死ね」
黒雨と呼ばれたその黒き刀が振り下ろされる。
「汚れたな、大分……」
いつの間にか氷柱は消え去っていた。が、その代わりと言わんばかりに道路や建物が壊されていた。当然彼が破壊したのもあるが。
側の店に置いてあったハンカチを一つ取り、それで顔や服に付いた返り血を拭っていく。
「後は風呂だな……久々に大分汚れたから気持ちいいだろ」
さりげなくハンカチをポケットに入れて、その剣をこの空間から‘消す’。
「…………無駄に力に頼ってたな……また……」
青年は暫く俯いて、また顔を上げる。
「余計な事にならないウチに帰……?」
立ち去ろうとする青年の足が再び止まる。
それも、後ろから聞こえる拍手と、殺気の為だ。
「いやぁいやぁ、お強いですねぇ」
声を出したのは、まだ若い声をした男だ。
青年は警戒しながらも後ろに振り向く。
「……何だ、サラリーマンか? ここはまだ危険だぞ」
その男に殺気は感じない。だが、他に近くに人間はいない。殺気を消したのか、もしくは?
「‘白銀雷光’の二つ名を持つ、国家組織を抜けたフリーの傭兵水無零【ミズナシレイ】……興味ありましてね」
「俺はあんたに興味は無いぞ」
零という名の青年は、そう呟いて腕を組む。
目の前の男は確かにサラリーマンだ。いかにも営業でそこらへんを走り回っていそうな、そんなイメージが漂う。
「実は私、傭兵育成会社の社員でして、社長から直々に貴方の勧誘を任されましてね」
「傭兵育成会社……?」
「はい。社長は今、魔物が牙をむき地球を牛耳ろうとする今のこの世界に嘆き、自らの財産を持って会社を設立したのです。即ち、傭兵育成会社SUNEV。見込みある若者達を育て上げ、魔物に対抗しようと設立された組織です」
「えすゆーえぬいーぶい……?」
「私たちは省略してM.S.【エム・エス】と 呼んでおりますがね。そこで、あの有名な水無零さんには教師として、あわよくば魔物駆逐の頭として我が会社に来ていただきたいのです」
「……あのなぁ」
零は頭を軽く掻きながら、
「俺はあんたが思うほど立派でも無い。それに、組織に加わるなんて二度とごめんなんだ。団体行動は苦手でね」
「然し……」
「俺はフリーの傭兵だ。悪いが力にはなれないな」
そう言って男の脇をすり抜ける。
「……今回は手を退きますか」
「一生退いていろ」
男が零を一瞥し、歩き出す。
「水無零……貴方が必要なのですよ……」
なんかいろいろ指摘するのも面倒なのでアドバイスを一つだけ。
背伸びせずに日常的なことを書いたらどうかね。
◇◇◇◇◇
冒頭の中でも最初の部分(だいたい70〜80行くらい?)です。
主に、描写についてお願いしたいです。
始まりかたは前回晒したものと大体同じですが、世界観を日本にしてみました。(背景のイメージをしやすくするため)
また、格闘シーンも入れてみました(前回のはあくまでも主人公の強さを出すために、‘一瞬で殺した’というスピード感を作りたかったため
あえて書きませんでしたが、今回は逆に、実際に戦ってどうなのかというのを具体的にするために入れてみました)
ぜひ酷評お願いいたします。
>>317 とりあえず描写の順番ね。
>>313 >東京、渋谷のセンター街
時間が抜けてるので、昼下がりの〜とか、夕闇迫る〜とか一言あったほうがいい。
>建物を破壊しながら迫り来るその数匹の生物から我先にと逃げ出す人々の波に逆らって、
>一人の青年が歩いてきていた。
ここは文節が長いので分ける。
>建物を破壊しながら迫り来るその数匹の生物
(この後に、怪物の大きさや風体など具体的な描写を入れる)
>我先にと逃げ出す人々の波に逆らって一人の青年が歩いてきていた。
(この後に主人公の顔つきや服装、体格などの描写を入れる)
武器の描写はその後に入れたほうが収まりがいいはず。
>>313 普通に主語と述語を使って文章を書いて下さい。
体言止めが非常に格好悪い。全く効果的でない使い方はやめましょう。
>その鋼の色が闇を思わせる黒い色も寧ろ存在感を作り出していた。
まるで意味が分かりません。
色がという単語が重複し、例によって主語がありません。
何が「寧ろ」なのか? どんな「存在感」を「作り出して」いたのか?
描写しようとはしているのでしょうが、まるで描写できていません。
これだけなら単に
「男は黒い刀を持っていた」
でいいです。マジで。
その後の文章も似たようなものなので省略します。
まず正確な文章を簡潔に書く練習をしてください。
形容詞をいろいろつけるのはそれからです。
書いたらまず音読してみましょう。
どこがおかしいかわかると思います。
>>316 >いつ生まれ〜この渋谷に現れたのはその中でも魔物の――俗に言う祖先とされている
>狼型の魔物と人間に近い構造ではあるが人間以上の大きさを誇る巨人族の魔物。
以上の設定の説明はカットして、格闘シーンの後にまとめる。
戦闘シーンのセリフが、誰のセリフなのかわからないので、読者に分かるように整理する。
とりあえず技術的な部分はここまで。
戦闘後の町並みの描写もないし、人々の描写もない。
市民全員が逃げるわけもなく、ビルから眺めている人もいるはず。
警察や消防の姿も無い。傭兵に誘われるくだりも情景が不明で唐突な感じがする。
物語としては、設定にかなり無理があると思う。
>>313-315 上手い下手は置いとくとして圧倒的にアイデアがないな。
主人公が敵を倒す時に「死ね」はないだろ。
たぶん君の目指す物に近いと思うから
菊地秀行の作品を二十冊以上読んで
それをパクることから始めるといいと思う。
322 :
313 :2006/06/29(木) 21:01:47
読んでくださった皆様、評価してくださった皆様有り難うございます。
>>316 はは……ちょっくら日記でも書いて頑張ってみようと思います。
>>318 >時間が抜けてるので、昼下がりの〜とか、夕闇迫る〜とか一言あったほうがいい。
そういえば時間がないので空の背景が見えませんね……何かしら入れてみます。
>文節が長いので分ける。
切るべきところで切れないという俺の欠点。分けてみます。……成る程確かに文節多い。
>>建物を破壊しながら迫り来るその数匹の生物
>(この後に、怪物の大きさや風体など具体的な描写を入れる)
このシーンより結構後に説明になってしまってますね……まだ読者からすれば影でしかないですか。ちょっと変更してみます。
>>我先にと逃げ出す人々の波に逆らって一人の青年が歩いてきていた。
>(この後に主人公の顔つきや服装、体格などの描写を入れる)
>武器の描写はその後に入れたほうが収まりがいいはず。
カメラを 人々→主人公→武器 にしろという事でいいのでしょうか。
……確かに 武器→主人公 になってますし……変更してみます。
323 :
313 :2006/06/29(木) 21:04:50
>>319 >>その鋼の色が闇を思わせる黒い色も寧ろ存在感を作り出していた。
>まるで意味が分かりません。
>色がという単語が重複し、例によって主語がありません。
>何が「寧ろ」なのか? どんな「存在感」を「作り出して」いたのか? ……(略
読み直して気がつきました……ご指摘どうもです。ここらへんを少し考えてみたいと思います。
>書いたらまず音読してみましょう
成る程そういうやり方があったとは……今度から実戦してみたいとおもいます。
>>320 >以上の設定の説明はカットして、格闘シーンの後にまとめる。
>戦闘シーンのセリフが、誰のセリフなのかわからないので、読者に分かるように整理する。
一応話しているのは一人なのですが、わかりにくかった……努力してみます。
>戦闘後の町並みの描写もないし、人々の描写もない。 ……(略
自分はどうも描写がてんで駄目のようなので、もう少しそこらへんを勉強して濃厚にしてみようと思います。
確かに実際に考えてみたらビルから覗く人も警察なんかもいるはずですよね。
もう少し頑張ってみます。
>>321 アイデアはともかくとして……ある程度の自覚はあるので。(もっとも上手いアイデアが作れないのですが)
>主人公が敵を倒す時に「死ね」はないだろ。
何となく残忍なイメージを主人公に持たせたかったのですが、逆に中途半端すぎて失敗でしたか……。
>菊地秀行の作品を二十冊以上読んで
>それをパクることから始めるといいと思う。
紹介まで有り難うございます。ぜひ購入して参考にしてみたいと思います。
評価を下さった皆様、本当に有り難うございます。もっと努力してきます。
>>322 > カメラを 人々→主人公→武器 にしろという事でいいのでしょうか。
その考え方をやめた方がいい。
シナリオじゃないんだから。
325 :
313 :2006/06/29(木) 21:11:28
>>324 了解であります。……シナリオ、か。ご指摘どうもです。
>>313 たぶん映像世代なんだろうね。
アクション描写もそうなってしまっている(もちろん下手なんだけど)。
もっと視覚以外の要素も入れていくと描写の幅が広がると思う。
音は? 匂いは? 温度は? 感触は? 空気の動きは?
そういった生身の感覚が感じられないのでアクションも薄く感じられてしまう。
まずはちゃんとした文章を書けるようになって、
それからいろんなことを試すといいと思う。
327 :
313 :2006/06/29(木) 21:32:45
>>326 yes。まだまだ厨房のうつけ物であります。
>もっと視覚以外の要素も入れていくと描写の幅が広がると思う。
わかりましたであります。もう少しそういう感覚に気をつけてかいていきたいと思います。
ご指摘どうもです。
>>327 君の場合、一人称で書いてみたらいいと思う。
主人公の目を通して、何が見えるのか、あるいは匂いとか感触、そういうものを
考えながら表現するようすれば、上達する可能性はある。
あとはアイデアだよね。
プロを目指すならば、剣と魔法ものはやめたほうがいい。
329 :
313 :2006/06/29(木) 22:12:39
>>328 成る程、一人称ですか。上手く感情移入できるように作り上げればもしくは……どうもです。
>プロを目指すならば、剣と魔法ものはやめたほうがいい。
今のところプロは目指してなかったり。
最初は趣味の領域で書いて自分のサイトで公開してと言うただのオナニーだったのですが、
それでもクオリティはあげたいので。プロになれるならなりたいのですが。
とりあえず努力します。ご指摘どうもですっ!
330 :
名無し物書き@推敲中?:2006/07/02(日) 00:29:36
眠られない夜。すべて熱さのせいだ。エアコンも扇風機も部屋にちゃんとある。でも稼動はしていない。
壊れているわけではない。ただ、それらを数分後、自動的に消す術を思いつかない。
それらはおそらく最近の機械である。(もっともこんな流行に疎い人間の言う「最近」なんて当てにできるものではないが。)だからタイマーはついているのかもしれない。でも私は使い方を知らない。(説明書を読むのも面倒だ。)
―こんな湿度の高い夜には。
私はあきらめて布団から出る。時計は0:20。
12:00きっかりに寝て、6:00に寝るのが寝覚めもよくてよいと聞いた。たしかにそれはそのとおり。
でも時間を過ぎてしまったから、その健康法は一日でいさぎよく諦めることにした。扇風機のスイッチを押す。低い音でうなりはじめた機械は、なまぬるい風をふきだす。
―さてと。
暗い部屋でただ光るPCの前に、どっかり腰をおろす。
―眠れない夜には小説を書くに限る。
タイマーの使い方くらい覚えろ
タイマーの使い方くらい覚えろ
>>330 >眠られない夜。
ここは「ら」を抜いてよし。
エアコンも扇風機も部屋にあって、でも使ってない。壊れてもいない。タイマーは
付いているかもしれないけど・・・
という状況を語るのが、物語ると言うことだよ。
>それらを数分後、自動的に消す術を思いつかない。
まるで、語り手がそれについてよく考えているみたいにも読める。
でも、語り手はそれをよく考えていない、という方が後の方に
(すなわち「(説明書を読むのも面倒だ。) 」といった部分に)
繋がりやすいように見える。
>―こんな湿度の高い夜には。
どこで語り手は湿度を知ったんだ?
「湿った」など、体感で語る方がふさわしそう。
また、その字切れで行くなら
>こんな湿度の高い夜には――
のほうが良いのでは。
はじめの時点でこれでは、何百枚書いても読み手はちゃんと読んでくれんぞ。
>>331>>332 酷評が出来ないならそれでもいい(おれも出来ない)
せめて、その努力くらいしよう。
批判的に読む力をつけることが、書く力に繋がる。
一生懸命読もうぜ。
>>330 多分、暑いんだったら小説書く気にはならんと思うのだよね。
ズンダレっぱなしになるわけだ。
そりゃ暑けりゃやる気でないのが大抵の奴だから。
「キミがある環境におかれた場合、この行動は合理的だろうか?」
ということを自問してみるとよいと思う。
先日このスレを発見し、酷評してもらいたく、投下してみます。
==========
楽しいと思うことに、一途に打ち込めたのならどんなに幸せなことか。
その考え自体が甘ちゃんであると、気づきもせずただ自分よがりな作品だけを生み続けてすごした高校時代。
周りの評価を自分に都合の良いように曲解して、井の中の蛙であることから目をそらし続けていた。
しかし、高校の終わり、あるひとつの文章が、プライドだけの脆い信念を実に簡単に打ち砕いた。
『弱さも認められぬ曇ったレンズでは、その先の成功など見えるはずもない』
驕っていた。自意識過剰であった。気づいてしまったのだ。
自分がどれだけ、視野の狭い矮小な作品しか書けていないか、そんな当たり前の事実に。
気づいてしまったとき、図体だけでかくて心がまったく成長していない、まさにクソガキのようだった、いやそのままだった僕は、その言葉を胸に抱いて一層励むことができず、上を目指すための、毎日の努力から逃げ出してしまった。
言い訳さえできないぐらい弱かった。そんな自己との対立さえできない僕は、必然的に筆の進みが鈍くなっていった。
あれから2年たった今、適当に仕事につき、日々の糧食と平穏を得るため毎日に追われ、まとまった執筆すらままならない状況に、
「下手な夢を追うよりも、堅実な今を生きていくべきではないか?」
そう思う弱い気持ちを、認めたくはなく、しかしどこか安心した気持ちになってしまう現実に、僕は次第に順応してしまっている。
おそらく、僕はこのまま普通の人の普通の幸せを掴んでいくのだと思う。
だけど、もしかしたらこの先、何かに打ち込めるぐらいの時間ができて、それを執筆にあてることができるかもしれない。
そのとき、僕は自分に負けず、成功への道を歩き出すことができるだろうか?
今はまだわからないけれども。
社会をほんの少しだけ知って、夢なんて早々かなわないと知って、自分は自分だけのものではないと知って。
道がどれだけ困難か、それを知ったからこそ、前へと進められる。弱さを認める意味を理解したからこそ、足を動かせる。
もう、弱いだけの自分じゃないから。
まだまだ不恰好で、醜くて、不器用だけれど、
僕は、こうして生きている。
336 :
1:2006/07/02(日) 03:55:03
その日は散歩などとてもできそうもなかった。事実、朝のうちは一時間ほど葉の落ちた
潅木林を歩きまわったのだけれど、すでに昼食を終える頃には、冷たい冬の風がうっとうしい雲を
引き寄せ、しみ入るような雨が降りだしたので、これ以上戸外の運動をつづけるのはもうどだいむりだった。
私はこれが嬉しかった。私は遠道の散歩、ことに底びえのする午後の散歩は大きらいだった。
手足の指さきがかじかみ、保母の叱言に悲しい気持ちになり、兄弟よりも体質が劣っていることを
思い知らされて、うそ寒い日の暮れがた家へ帰るのは、なんとも
337 :
名無し物書き@推敲中?:2006/07/02(日) 04:02:06
ングルズ・バーの雑踏の中に、筋肉質の男がすわっている。そしてあたりをきょろきょろ見回す。
獲物を探しているのだ。その視線が、戸口近くの不安そうなブルネットに落ちる。
探していた通りのものだ。魅力をふりまきながら、男は彼女を外に連れ出し、殺風景なホテルの一室に連れこむ。
あっさりついてきてしまったことが信じられない様子で、彼女はドリンクを落とす。
そしてそれを拾った男が立ち上がった瞬間、彼女は剃刀のように鋭い爪で喉を掻き切る!
そして男の金を奪い、他に役にたちそうなものはないかと見回す。殺人者は女だったのだ。
プレスは第二の被害者の死体を見おろす。事件は連続殺人事件となった。
しかも、部屋で聞こえた物音の証言だと、犯人は女だ。でも女の連続殺人犯なんて、前例がない。
やれやれ、なんでこんなのに当たっちまうんだ?
向かった先はバークレー。そこで彼は、ローラについて聞いてまわる。
非常に評判が高い。彼女への興味は、いまはもっと職務上のものとなっている
もちろん口にはしないが、彼女は有力な容疑者なのだ。夕食に連れ出しつつも、彼は警戒を怠らない。
一方、異星からのブルネットはニューススタンドで止まる。
そして『サンフランシスコ・独身者ガイド』と『コスモポリタン』を選ぶ。
男を惹きつけることに非常に興味をもっているらしい。続いてデパートにでかけ
、必要な装身具を選びだし、自分を死ぬほど蠱惑的にしたてあげる。
そしてセックス・バーに逆戻り。別の男をひっかける。こんどの男は、
彼女がドリンクを落とすと、それを空中でキャッチする。彼女は男の部屋についてゆく。
ベッド・インのために服を脱ぐ。すると胸に、心臓手術の傷跡が見える。不適格・・・シュッ!
338 :
2:2006/07/02(日) 04:07:24
おぞましいきわみだった。 その兄弟たちは、いま客間でおかあさんのまわりをとりまいていた。
母親は暖炉のそばのソファにもたれ、かわいい子供たち(このときには喧嘩もしていなかったし、泣きわめいてもいなかった)にとり囲まれ
て、いかにも幸福そうに見えた。彼女は私を仲間はずれにしていた。その言いぶんは、私を
遠ざけておかなくてはならぬのは残念だけれど、私がもっと愛想のよい子供らしい性格で、人をひきつける、はきはきした
ところのある、いわばもう少し気軽で素直な子供にならない限りは、不平を言わぬ快活な子供だけが
339 :
3:2006/07/02(日) 04:12:14
受ける特権を、私に与えるわけにはいかない、というのであった。
>>335 率直に意見させてもらうと、そういうのは日記帳にでも書きなさい。
人様に見せる文章を書く、というのがどういうことか根本的に理解できてないね。
>自分よがりな作品だけを生み続けてすごした高校時代。
残念ながら、その文章中における人物が成長してるとはまったく思えません。
>>340 ごめんなさい、チラシの裏に書くような文章でしたね。
隠すようなことでもないしぶっちゃけてしまうと、
現実の自分が置かれている状況を投影して書いてしまいました。
もうその時点で自分よがりで、やはりそう指摘されてしまいました。
その中でも、成長という姿を書ければ……と思ったのですが、実力不足でした。
340さんの言葉がかなり身に染みます。
もっと人間を磨いて、出直してきます。
というか、一時の情動でこんな文書いてしまって、申し訳ないです。
343 :
名無し物書き@推敲中?:2006/07/02(日) 05:45:26
>>341-342 イ`
>その考え自体が甘ちゃんであると、気づきもせずただ自分よがりな作品
>だけを生み続けてすごした高校時代。
>周りの評価を自分に都合の良いように曲解して、井の中の蛙であることから
>目をそらし続けていた。
どういう文章を書いて、どういう評価をもらったのか。それをどのように曲解したのか。
それを詳細に書くのが小説なわけで。
あと、初心者がやりがちなんですが、冒頭から過去を振り返るというのは構成としては
最悪の形になります。
344 :
名無し物書き@推敲中?:2006/07/02(日) 06:31:15
>>341 >現実の自分の状況を投影して書いてしまった
このこと自体は別に一人よがりではないんじゃないか?そういう形式でも小説は成立する。
これが駄文だと自覚しているだけましだと思う。
ごちゃごちゃで前後の整合性に欠けるというか、脈絡がないというか、一本の線になってないと思う。
あと言葉が曖昧で実体がない。例えば「普通の人間の幸せ」とかね。こういうのは直接的に書くんじゃなくて寓意として作品に込めて
暗示させるべきだと思う。そういう行為こそが創作文芸の一つの核じゃないか?
>>337 小説以前のシナリオ以前のプロットの段階。
説明、描写ともに不足。
例えば、
>魅力をふりまきながら、男は彼女を外に連れ出し、殺風景なホテルの一室に連れこむ。
これではシナリオのト書きにもなりません。
具体的にどういう仕草で、どういう会話をして連れ出したのかを書くのが小説。
ホテル内でのやりとりも不明で、いきなり「ドリンクを落とす」と言われても
わかりません。
かなり酷いので、まず小説を読むことから始めてください。
>>336 >>338-339 全般的に矛盾を感じる文章です。
冒頭で「散歩はできそうもない」、と言いながら散歩の様子を書いていますので
読者は混乱すると思います。
>私はこれが嬉しかった。
>私は遠道の散歩、ことに底びえのする午後の散歩は大きらいだった。
>手足の指さきがかじかみ、保母の叱言に悲しい気持ちになり、
>兄弟よりも体質が劣っていることを
>思い知らされて、うそ寒い日の暮れがた家へ帰るのは、なんとも
>おぞましいきわみだった。
何がうれしいのでしょうか。
この文章ではわかりません。
また、散歩で手がかじかむとことと、「保母の叱責」のつながりが不明。
最後の文書もつながりがおかしいです。
貴方の場合、長い文章が書けない(ねじれてしまう)ようなので、文節を
短くするように心がけてください。
音痴という言葉がありますが、文痴という感じがします。
347 :
天才白菜 ◆Om8rzuKp0M :2006/07/02(日) 07:47:34
土人達がいっせいに上体を反らせながらスゥゥゥと空気を吸い込んだ。つづいて、猫背になりながらフゥゥゥと息を吐き出す。
俺と河本に向きなおる。
先頭に立つ羽冠の村長らしき人物をふくめ、土人達みなが無表情である。
羽冠の村長が両うしろ隣の土人に目配せし、まえに顎をしゃくった。
ふたりの土人が駆け込んできた。
「不帰の客になる、という表現を思い付きました」と、河本が得意顔で言った。
黙殺した。
俺と河本は土人に腕をつかまれ、乱暴に引き立たされる。うしろ手を取られて小突かれながら小屋の入り口に向う。
次回、河本シリーズに驚愕の新展開が!
あるかもしれない……。
348 :
名無し物書き@推敲中?:2006/07/02(日) 08:03:15
土人とは何ですか?
商業ベースで使える言葉ですか?
349 :
名無し物書き@推敲中?:2006/07/02(日) 08:09:50
>>土人達がいっせいに上体を反らせながら
100人ぐらいが、横一列でリンボーダンスしているようなとこですか?
人数がわからん。
>>まえに顎をしゃくった。
顎を後ろにしゃくることなんてできるのか?
>>「不帰の客になる、という表現を思い付きました」と、河本が得意顔で言った。
>>黙殺した。
?黙殺したのは誰?
状況が分からない。
350 :
天才白菜 ◆Om8rzuKp0M :2006/07/02(日) 08:24:47
まあまあ、落ち着け。
土人の数に関しては次回でどうにかする。できるかどうか分からんけど。
それとあと、土人は商業ベースでは使えんな。うん。野蛮人にしようかな。
酷評ありがとう。
351 :
名無し物書き@推敲中?:2006/07/02(日) 09:31:05
未開人
あたり一面に広がる花はガーベラで、その花弁はまるで真珠のように白く、朝露に輝いている。
中央の大樹は樹齢4000年はあろうか、僕が両手を精一杯広げても5周、いや6周はある。
太い幹は互いにうねりながら、ゆっくりと腕を延ばし、その先には青々とした葉を生い茂らせている。
ふと耳をすますと、小川のせせらぎが聞こえてきた。
僕は思わずずその音の方向へ駆けて行き、水をすくった。
ひんやりと冷たい水は僕の手から滴り、ズボンを濡らした。
だが、それが僕にはうれしくて仕方がなかった。
走り回った後、そのまま、倒れこむようにして大の字に寝転んだ。
青い草の香りが心地いい。天を仰げば、何処までも果てしなく澄みきった空が続いている。
白い陽光と爽やかな風が僕の心を柔らかくほぐした。
聞こえる、大地の鼓動が。この私と同じように、地球もまた生きているのだ。
みよ、この景色を!
僕は、全身に流れる血潮のような、はちきれんばかりの生命力を全身で感じた。
しかし、奇妙な事に空には1羽の鳥も、一匹のみつばちさえもいない。
僕は不意に現実世界に引き戻された。
これは失敗だった。僕の前にこの地球再現マシーンを使ったのは確かルミだ。
あいつは生き物が嫌いだから「生物」スイッチをまた切っていたのだろう。
僕達は小さい頃から散々、地球には広大な大地が広がり、動物が、自然が、愛の讃歌が溢れているのだ、と教わって来た。
だから生き物がいないと、何かしっくり来ないのだ。
こんなことで気分を台無しにされてしまうとは、意気消沈だ。
少ない休憩時間を無駄にしてしまったではないか。
瞼を開くと、そこにはいつもの冷たい鉄の壁と、窓の外に開ける大宇宙があった。
地球再現室のドアが左右に開いたかと思うと、ルミが現れた。
「交替の時間よ」
ルミは何故か薄笑いを浮かべている。
全く、貴様のせいで不快な思いをしたと言うのに、少しはわきまえろ、と心の中では思いつつも口には出さなかった。
「わかってる。今行こうと思った所だよ」
吐き捨てるように言った。
おもむろに立ち上がり、自らの持ち場である、第二運転室に向かおうとしたその時、ルミがこう言った。
「あなた、さっき大地の鼓動が聞こえるとか、地球は生きているとかなんとかいってたわよ。フフフフフ。
機械の造り出した地球世界から大地の鼓動を感じるなんて、よっぽど感性が豊かなのね。
それとも現代の文明はそこまで進歩したのかしら」
僕は、自分の顔がまっ赤く染まっていくのが、手にとるようによく分かった。
まさかルミに聞かれていたとは。何も言えない。なぜなら僕はこの宇宙船で生まれて以来、一度も地球の地を踏んだことなんてないのだ。
354 :
名無し物書き@推敲中?:2006/07/02(日) 09:46:25
以上です。酷評お願いします。
文章の誤り以外にも、今後どのような所から鍛えていけばいいか教えて頂ければ幸いです。
あつかましくてすいません。
355 :
1/2:2006/07/02(日) 10:41:53
>>335 まあ、たしかに駄文ではあるけど、いやな感じはしない文章だ。
しかし駄文の理由がひとつではないので、そのへんを以下述べる。
・基本的な国語力が不足。
「自分よがり」――ひとりよがり、ね。
「自分に都合の良いように曲解して」――交差点を左に左折した式悪文。
「井の中の蛙であることから目をそらし続けていた」――”(分ってはいたが)目をそらした”のなら井の中の蛙
という表現は不適当。そもそも「都合の良いように曲解」しているようでは井の中の蛙ですらない。
身近な小さな世界では成功しているのが井の中の蛙の必要条件。
・描写・説明の不足、ではなくて、欠落。
『弱さも認められぬ曇ったレンズでは、その先の成功など見えるはずもない』
こんな文章ひとつで「簡単に打ち砕かれる信念」って、どんな信念なんだ?
そもそも、どういう信念なのか、ものの見事にひと文字も書かれていない。
以下も同様で、
>成功への道を歩き出すことができるだろうか?
どういう「成功」なんだ? 何をもって成功と言っているのか。
>僕は、こうして生きている。
「こうして」――どんなふうに? どこかに書かれているのか?
356 :
2/2:2006/07/02(日) 10:42:32
>>335 ・言葉が薄っぺら。
>適当に仕事につき、日々の糧食と平穏を得るため毎日に追われ
自分の現状を書いているってホント? 現実に社会に出て働いている人間の文章とはとても思えないのだが。
>僕はこのまま普通の人の普通の幸せを掴んでいくのだと思う。
これもそう。「普通」とはどういうことなのか、「幸せ」とは何なのか、少しでも考え、悩んだことのある
人間はこんなスカスカな言葉は書かないよ。
つまり、文章がどうだというよりも、あまりにも世間や社会を知らなすぎるように見える。
これは年齢の問題だけではないよ。生き方の中身の問題だ。15でも中身のある文章を書ける人はいるし、40に
なろうが薄っぺらは薄っぺらのまま。
ま、まだお若いようだから、懲りずに頑張ってくれ。
>>352 設定があまりにも古すぎないか? ありきたりだし。
手塚治虫の『火の鳥』にも似すぎているような。
>あたり一面に広がる花はガーベラで、その花弁はまるで真珠のように白く、朝露に輝いている。
こういう構造の文は二つに分けたほうがいい。ましてや冒頭だしね。
>ふと耳をすますと、小川のせせらぎが聞こえてきた。
>僕は思わずずその音の方向へ駆けて行き、水をすくった。
「ふと」「思わず」――”ふと、思わず”書きがちな言葉だが、大抵の場合は削除したほうがいい。
>白い陽光と爽やかな風が僕の心を柔らかくほぐした。
>聞こえる、大地の鼓動が。この私と同じように、地球もまた生きているのだ。
なんでここだけ【私】になるの?
>これは失敗だった。
以下、種明かしというか、説明の文章が続くが、意外でもなんでもないので、だらだらと長いだけ
に思える。ここは説明はしないで読者に考えさせるほうが興味を引くよ。
「僕達は小さい頃から散々」から「少ない休憩時間を無駄にしてしまったではないか」までを削除。
>なぜなら僕はこの宇宙船で生まれて以来、一度も地球の地を踏んだことなんてないのだ。
これも説明しすぎ。削除したほうがいい。
書くことの弊害と書かないことの効果を意識したらいい。
359 :
335:2006/07/02(日) 11:55:30
酷評ありがとうございます。どれも心にグサッとくる内容でちょっと凹みました(ぁ
総じて表現不足ということを指摘されてますね。これは昔から自分でも悩んでいて、
小気味よい文章を書こうとしてしまって、反対に言葉が伝わりにくくなっているのでしょうか。
>言葉が薄っぺらい
orz
こればっかりはいますぐどうにかなるものではないですよね……。
とりあえずもっと教養をつけていきます。
すいません言い訳します。
どうにか1レスで纏めようとしたためにこんな要約文みたいになったかもしれないです。
もうちょっと時間をかけ、表現を増やし、もう一度投下してみたいと思います。
がんがってきます(`・ω・´)
>>352-353 細かい表現はともかく、文章はそこそこ書けそうな雰囲気。
構成を考えると、最初から地球環境再現マシーンであることを説明したほうが
効果的だと思います。風景描写が延々と続く理由にもなりますから。
初心者は設定を「隠したがる傾向」がありますが、作者だけが知っている特殊設定を
隠しても、読み手の共感をさそうことはありません。
(そういうのはミステリーでもサスペンスでもない)
>しかし、奇妙な事に空には1羽の鳥も、一匹のみつばちさえもいない。
延々と風景描写してるんですから、これも描写しないとまずいでしょう。
普通は、鳥やみつばちがいなくても不思議に思いませんけどね。
最初に、環境再生マシーンであることが示されていれば、説得力を持ってきますが。
あと、環境再生マシーン内部の描写が欠落しています。
どの程度の大きさで、どういう感じのマシーンがあるのか。
中で実際に歩けるの? 壁までいくとどうなるの?
そういう設定を考えてますか?
>貴様のせいで不快な思いをしたと言うのに、少しはわきまえろ、
そんな大事なんですかね?
設定次第なんでしょうが、設定の説明がないので唐突な感じ。
この手のSFは設定が命ですから、もっと煮詰めましょう。
>>337 知能の程度が疑われる文章。
本当に真面目に書いてこの程度なら、福祉関係に相談したほうがいい。
自立して生活するのは困難だろう。
おいおいw
363 :
名無し物書き@推敲中?:2006/07/02(日) 15:47:17
>>353 地球環境再現マシーンであることを示さないならなおのこと
最初の風景描写がリアルであって欲しい。
ガーベラって栽培種の鉢花の印象が強いので「一面の」という光景が
目に浮かびがたかった。
ガーベラ畑?の中に巨木が生えているのも唐突な感じがします。
風景が風景としてではなくパーツの組み合わせとして見えてしまう、
そういう「人工的」なところは作者の意図したものではないんじゃないかと思う。
見ていないものをいかに想像してアウトプットするか、も
ある程度トレーニングが効を奏するかと思うので頑張ってください。
>全く、貴様のせいで不快な思いをしたと言うのに、少しはわきまえろ
ちょっときつい表現だと思った。
これを聞いたらルミも読者も
「設定の確認してないのはお前だろ」
とつっこみを入れると思う。
主人公が完璧である必要はないけど、冒頭からわがままな子供に
しか見えないのは読み続けてもらおうとする上では不利かなと。
これは好みの問題にすぎないかもですが、個人的意見。
364 :
337:2006/07/02(日) 16:51:11
337の文章はプロ作家によるものを引用した。
幼稚に描写や説明を求めるのは古くてダサい文学。
365 :
名無し物書き@推敲中?:2006/07/02(日) 16:54:11
>>364 ばーか。
プロもいろいろあるんじゃ。
ラノベはプロにあらず、いくらでも添削できる。
プロ翻訳者もピンキリ。
よく吟味して引用(盗用)せい!
酷評もそうだけど文章が読みづらい。
漢字入れれば頭良いだろう、それっぽく難しい言葉入れればいいんじゃね。みたいのが嫌。
人に伝えるって難しい事なんだから…
367 :
337:2006/07/02(日) 17:52:48
とラノベ大好きな元気いっぱいの365が吼えていますw
368 :
名無し物書き@推敲中?:2006/07/02(日) 18:36:13
プロって言ってもしょぼい出版社から出している稚拙な作家もまたプロ
ドリンクを落とすって文法にのっとってはいるのかもしれないが、おかしいだろ
だけどこのスレの妙に描写を求める傾向は自分も好かん
夏目漱石の坊ちゃんも冒頭ではほぼ描写なしでテンポよく進んでたしな
>>347 河本!(*^▽^*)カワイス
突き放しが巧い理想のノリ
これの一個前ってどれ?
>>で、次回の下とかにまとめて欲しい
370 :
名無し物書き@推敲中?:2006/07/02(日) 22:11:41
>>364 あれがプロの文章なんてありえねーと思うけどな。
出典はなんていう本よ?
そもそも自分のではない文章を晒すこと自体が恥ずべき行為。
人間の屑。
生きる価値がない。
>>371でファイナルアンサー
何を考えてそんなに誇らしげに「引用した」などと言うのか。
まあ、
>>361もどうかと思うけどな。
酷評と罵倒は違うんだよ、と。
5行でいいよ つまんないオナニー設定見せられてもつまんねし
見せられる文章書け、どんな表現するかのほうが大事で惹きつけられるような物を書いてください。
375 :
名無し物書き@推敲中?:2006/07/03(月) 00:58:29
なに必死になってるのこの人たちw
「誰も感じなかった風は吹かなかった 誰も見ていない月は存在しない」
「ば〜か。ハイゼンベルクに騙されるな。不確定性原理は微粒子に微粒子を
ぶつけて観測するときにしか適用されない極めてローカルな命題だ。
生物は眼からビームを出してものを見ているわけじゃない。誰も感じない風も
また吹いたことに変わりはない」
「嘘!」
「嘘じゃないよ。つーか、俺の言ったことわかってる?わからないなら
勉強するか、俺の言ったとおりに鵜呑みにしろ。次に黄昏れたらお仕置きだ」
「月に代わって?」
「………」
「どしたの」
「俺は美奈子ちゃんが好きなの。」
「あたしより?」
「ああそうだとも」
バギクロス!
>>376 読者がある単語を聞いた場合、読者はその単語から何を連想できるだろうか、
ということは注意したほうがいいね。
モロに理系の人間に向けて「ハイゼンベルク」っつったら
「何かを観測するという行為そのものが観測対象をイジることになり、正確な測定ができない」
ということは理解できると思う。
一般人はそもそもハイゼンベルクなんてナニソレおいしいの? のレベルだ。
であるから、そのネタっぽい文章は理系の人間以外理解できない。
簡単に言うと、ある理論をネタにするんならば、もっと砕く必要がある。
人間の悪い癖は、「自分が知っていることは当然他人も知ってなきゃおかしい、
そうでなきゃ相手はバカだ」と勝手に判断するところだね。
「わからないなら勉強するか〜鵜呑みにしろ」をよく読もう。
この場合われわれの世代を黄昏させている悪玉としてハイゼンベルクという
名前が知られればいいだけで、これにやられている自認秀才実質害毒が
大衆をミスリードしようとこの名前を出した時、危険検知してもらえれば
いいだけ。数行のSSにそれ以上はとりたてて求めてないよ。
380 :
377:2006/07/03(月) 03:47:15
>>378 そういうスタンスならそれはそれで構わない。
オレの文を読むために勉強するくらい当然だ、という場合はある。
歴史や古典の知識を要求する小説もあったりするからね。
ただ、大多数の人間に「私めの駄文をお読みくださいませ」という場合、
そのスタンスでは大抵の人間は読んではくれないんだ。
なぜって、必ずしも、誰も彼もが分子の世界の勉強したいとは思わないからさ。
貴方が誰かから興味のない分野の話振られたって、
貴方はそもそもその話を理解したいとすら思わんだろう?
特定の人間に読ませたいのか、不特定多数に読ませたいのか、
その辺で書き方を違える必要があるってことだ。
少なくとも、特定の専門用語を砕いたり補足したりせず書いて、且つ
不特定多数が読んでくれるということは期待しちゃならんだろう。
>>379 キミが何をいいたいのかサッパリ理解できない。
頼むから勝手に抽象度高めまくりの文章で自分だけ理解できる文を書かないでくれ。
少なくとも、凡人クラスは「超絶に具体的に言わないと」理解できない。
そういうのがメンドクサイならば、そもそも何かを人に言おうと思わず、自己の研究に没頭するほうがいい。
381 :
377:2006/07/03(月) 03:49:08
つーか不確定以下略は原子レベルだったか?
もう忘れちまったから誰か補足たのむぜ。
短い文章でその上見苦しいと思いますが(流れぶった切って)書かせて頂きます。
なぜ僕はここにいるんだ。
銃弾が僕の首を掠めた。それに戦慄する暇もなくまたすぐにわき腹に音速を感じた。
「私はいつでもお前を殺せるのだぞ」
ここには悪魔がいる。僕の耳元で低くそう囁いている。
死屍累々、見下ろせば僕の足元には骸の絨毯が敷かれていた。彼らはその場から離れようとする
僕の足を無言で掴み、僕をここから逃がすまいとする。
なぜ僕はここにいるんだ。
自問自答は意味を成さない。それはいたずらに恐怖を増幅させ、足元から這い上がってくる血の香りを
いっそう強く匂わせるだけだ。
なぜ僕は…
敵兵はもうすぐ近くまで来ていた。彼らの胸に縫いつけられた彼らの価値が確認できる。僕は彼らの
手に持った銃がこれから僕を殺すであろうことをなんとなく意識した。
嫌だ。死にたくない。僕はここから逃げたい。
そう考えた瞬間、敵兵の放った銃弾が僕の左肩を貫いた。痛かった。肩から血が噴出すのを見て僕の
目にじわりと涙がにじんだ。
…嫌だ!僕は逃げたい、死にたくないんだ!
僕はそう叫んだ後、慟哭と共に敵兵に突進していった。
まだ駆け出しなので語彙や表現力に多く不安があります。もし良かったら酷評の方よろしくお願いします。
>>382 要点だけ言うと、貴方はまだ想像を文字に落としきれてない感がある。
けれども駆け出しなら上等だ。
冒頭で読み手の意識を引こうと努力しているのは分かる(良い事だ)。
もう少し周辺というか、主人公から見える風景を描写して
「ここは戦場であるぞ」ということを強調すると、読み手も情景を理解しやすくなるだろう。
あと突っ込むとすれば。
「彼らの胸に縫いつけられた彼らの価値が確認できる」という類の抽象的表現は「ここぞの時の切り札」であり、
ヘタに使うと読み手は文章を理解しがたくなる。
例えばそれは「階級証」なのか、「敵兵は主人公を殺して名を上げたいという思考を持っている」のか。
この辺は明確に「彼らの胸には二等兵の星が見える。彼らは僕を殺して成果を挙げたがっているのだ」とすると、
読み手には理解しやすくなる。
最後に言うと、ある人間が、自分より優勢な人間に突っ込む場合は
「もうだめだと思って自殺覚悟の突貫をする」場合だけだ。
人間は死にたくないから、死なずに済む方法があるならそうする。例えば逃げられるなら逃げる。
よって、「 …嫌だ!僕は逃げたい、死にたくないんだ!」と「敵兵への突撃」は矛盾する可能性があるよ。
>>383 なるほど、実に的を射た指摘で本当に参考になります。
「彼らの胸に縫いつけられた彼らの価値」は階級証のつもりでした。やはり下手に
カッコつけたがると墓穴を掘るということですね。
最後の文は『心情に対して状況が残念なことになってる』描写をしたかったのですが
上手くいきませんでした。確かに改めて見るとただの矛盾です。
最後になりましたがレスどうもありがとうございました。
>>381 着想が微粒子運動の観測方法からきてるのさ。
それを日常レベルに一般化したのが間違ってるの。
387 :
名無し物書き@推敲中?:2006/07/03(月) 05:58:26
>>382 >彼らの胸に縫いつけられた彼らの価値が確認できる。
階級章なんて見る余裕ないと思うぞ。
つーか、見てもわかんないだろ。
>僕は彼らの手に持った銃がこれから僕を殺すであろうことをなんとなく意識した。
最初から狙われてるでしょ。
つーか、殺すとか言われてるし。
>嫌だ。死にたくない。僕はここから逃げたい。
「逃げたい」じゃなくて、「逃げなきゃ!」じゃないかなー。
もしくは「帰りたい」だわな。
>そう考えた瞬間、敵兵の放った銃弾が僕の左肩を貫いた。
例えばさ、日本人がイラクとかアフガンとかで銃撃されても、相手のことを「敵兵」とは
言わんでしょ。敵対してないんだからさ。
○○軍の放った〜とか、テロリストの放った〜、になると思うけど。
>僕はそう叫んだ後、慟哭と共に敵兵に突進していった。
結局、逃げてないし。
>>382 細かく書く。
>それに戦慄する暇もなくまたすぐにわき腹に音速を感じた。
「戦慄する」「音速を感じた」――違和感がある。もっと素直に書こう。
>なぜ僕はここにいるんだ。
>ここには悪魔がいる。
「なぜ、ここに?」という問いかけには「ここはどういうところだ?」というニュアンスも感じられる。
なので、問いかけしながら、一方で「悪魔がいる」と断定しているのは、いささかバランスが悪いね。
>死屍累々、見下ろせば僕の足元には骸の絨毯が敷かれていた。
「死屍累々」「骸の絨毯」――間違いではないが、良くもない。
「見下ろせば」――ぎこちない。
>僕を殺すであろうことをなんとなく意識した。
「意識する」のは能動的な行為なので、「なんとなく」という受け身の表現とは合わない。不調和の効
果を狙ったのかもしれないが、不発。
>敵兵の放った銃弾が僕の左肩を貫いた。痛かった。肩から血が噴出すのを見て僕の目にじわりと涙がに
>じんだ。
銃弾はかすっただけでも「真っ赤に焼けた鉄の棒を押し付けられたときのように」痛いものなのね。
「じわりと涙がにじんだ」じゃ、済まないと思うが。
変に凝った表現をしようとは思わずに、平易な表現を心がけたらいいと思うよ。
シレンの方ですね。
全部は読んでないけど、かなりよくなったと思いますよ。
具体的に言うと、登場人物はわりとよく書けていると思います。
第三者視点で進めるのがいいのか、悪いのかはなんとも言えませんが、
設定の荒さと、状況描写の不足が気になります。
例えば冒頭のこのシーン
> 深夜零時。不二市内の繁華街。
> 銃声の主は、そこに展開された警官隊だった。
> バリケードにしている数台のパトカーから、身を乗り出すようにして一斉射を加えているのだ。
このシーンですが、恐らく武士の怨霊がどこから現れたのかは考えてないと
思うんですよ。なので、位置関係がちょっともやっとしています。
警察がバリケードを作るまでは最低でも三十分くらいはかかります。
それまでの間、いろいろと事件が起こっているはずなんです。
飲食店から出てきた客が一刀両断にされたりですね、パニックになって誰かが携帯電話で
警察を呼ぶ。警官がきて発砲する。銃が効かない。殺されちゃう。相棒が無線連絡。
この辺りで、怨霊の設定を説明して、パトカーが到着。バリケード封鎖に入る。
でも警官はポコポコ殺されちゃう。
そこで指揮官が「退魔師はまだか!」と怒鳴る。
警察が全滅するのが早いか、退魔師が来るのが早いか……
冒頭この展開なら、サスペンス&ミステリー両方の要素が入りますから
まずまずではないでしょうか。
警官が怨霊や退魔師の事を知っているのか、いないのか設定が曖昧なので
現状では一次通過も難しいでしょう。
描写の話なんですが、文章そのものは誰でも書けるんですよ。
ですからプロットみたいなものは誰でも書けるんです。
でも、小説を書けるのは限られた人だけになります。
その差がどこにあるのかと言えば、状況の描写能力なんです。
(人物描写、心理描写、海とか山とかの風景描写は割と簡単)
プロの文章を読んでいると、あまり描写がないような感じもしますが、それは
短い言葉でうまいこと状況を説明しているからなんです。
その場面の状況について、もっと描写をして下さいと言われて書けなく
なっちゃう方は小説家には向いていないと思って間違いありません。
書けと言われれば、描写できるけれど、不必要だと判断したから書かない
というレベルでないと、プロにはなれないと思います。
391 :
名無し物書き@推敲中?:2006/07/03(月) 11:20:42
>>386 どっちかっていうと、誰かの視点で書いた方がいいとは思うが。
それより、臨場感のある描写の方法を覚えるべきだな。というか、リアルタイムの
描写っていうかな。
> 無数の銃声が鳴り響き、夜のしじまを切り裂いた。
> 深夜零時。不二市内の繁華街。
> 銃声の主は、そこに展開された警官隊だった。
> バリケードにしている数台のパトカーから、身を乗り出すようにして一斉射を
>加えているのだ。
→ 例えばここだけど、まず、こういう説明調の文章にしない。
「警官がパトカーをバリケードにして一斉射している」ではなく「警官がパトカーを
バリケードにした後、一斉射を開始した」という描写にする。上みたいにすると、
とたんに作品内の時間が止まってしまうんだな。特に戦闘シーンなんかでは、これは
致命的になる。
> 無論、この現代においてそのようなものが存在する道理は無い。
> 武士の正体は怨霊だった。
> かつてこの地が戦場となった際に倒れた武士の無念が時間と共に肥大化し、受
>肉して実体を得たのである。
→ また、安易にこういう説明をしないこと。
ここに書かれていることがわかるように一つ一つ描写する。
例えば、人間でないこと(鎧を貫通しても血が出ないとか)や、怨念であることを
(陳腐だが、眼窩に眼球がなく、青く光っているとか、人魂でも連れているとか)
説明に対応する描写をしてから、説明する。(場合によっては、説明はしなくても
いい)むしろ、説明は、描写の確認作業だと思うくらいの方がいいな。
まぁ、下手は下手だが、書き直してくる気合は認めるので、がんばりや。
392 :
河本 ◆Om8rzuKp0M :2006/07/03(月) 14:03:46
「えぇ、わたくし河本と申します。このスレで白菜とかいうキチガイに虐げられてる、あの河本であります。
>>390さんに御聞きしたいのですが、[描写]はどのようにすればいいのでしょうか? 基本的なことで構わないので、御教授願いたく思います。
次回、このわたくしの名が冠せられた[河本シリーズ]にて土人、もとい、未開人の村の描写が必要なのできいてこいとキチガイ作者に命令されたのであります。きいてこないと殺されるのであります。
この哀れな河本を御助け下さい。
お願いします。
>>390 その辺は訓練次第だ、とは突っ込みたいところだけどね。
抽象的な語を具体的な要素にどれだけ落とし込めるかが勝負になる。
例えば、「山を書いてください」と言われた際に
・標高300mの木がまばらに生えた山
じゃあダメで
・標高300m、山頂から煙が噴出しており、ほんの少しだけ立ち枯れた木が見え、
道は砂利、辺りには自動車大の大きさの石がいくつも見えるような山
これくらいでは足りないかもしれないけども、できる限り多数の、
「その山は何を表すか」を示す単語を並べられるかと言うところかな。
394 :
名無し物書き@推敲中?:2006/07/03(月) 15:23:29
>>393 数をそろえればいいってもんでもないけどな。
描写っていうが、要するに作者が見てもらいたい部分なわけであってね。
山なら山の何を見せたいのかをまず据えた上で、そこにたどり着くまでの
描写をする。それが一言で出来るんなら、それ以上の描写は不要だよ。
例えば、山の描写だったら、もしそれが火山であることを示したいのなら、
・山頂から白煙が立ち上っている。
だけでもいい。その他の標高云々よりも、つづいて、
・ふもとまで、硫黄の臭いが漂ってくる。微細な火山灰が、自分の肩に積
もってゆく。
みたいな感じにやったほうがかえって、噴火中の火山の描写ができる。下手に
標高とかの描写を入れると、かえって火山の印象がぼやけてしまう。
395 :
394:2006/07/03(月) 15:52:18
もっと、捕捉しておくと例えば、以下は頭の中で揃えておくべき緒データで
あって、描写するときはどのアングルから描写するかを決めて取捨選択しな
いといけない。
>・標高300m、山頂から煙が噴出しており、ほんの少しだけ立ち枯れた木が見え、
>道は砂利、辺りには自動車大の大きさの石がいくつも見えるような山
ここから、もし標高(というか山の高さや形)を中心にするなら、
「稲葉山はさほどに高い山ではない。標高は300メートル足らず。背後に遠く見
える飛騨の山並に比べると、まるで子供が作った砂山のように他愛ない。
だが、その山の頂に立つと、濃州に広がる田も川も一望のもとに見下ろすことが
できた」(実物の稲葉山がどうかは知らん)
なんて、描写になってくるし、山の険しさを中心にするなら、
「険しい山肌を一歩登るたびに足元の砂利がふもとへと崩れ落ちてゆく。
山頂に目を向けると、幾つもの自動車ほどもある石(というか岩か?)が砂の中に
不安定に刺さっていた。墜落と落石の恐怖が同時に〜」
なんて、形にできる。
よく、このスレで描写過多と言われるケースがあるが、大体この部分をできて
なくって、どうでもいい内容を描写して肝心の描写がおろそかになっている。
酷評ありがとうございます。
言われたところを、ガンガン手直しして頑張ろうと思います。
初っ端から傑作が書ける人なんていないし、鍛えたりきゃ鍛えるだけだ!
とレイ・イワマツさんも言ってましたし。
流れたみたいなんで、再度UP。もしまだ読む気のある方がいらしゃったら、酷評お願いします。
ちなみに、今帰ってきてこれからバイトなんでまだ修正とかはしてません。
>>386の時のまま。
http://deaikei.biz/up/up/1050.txt.html パス:siren
頭の中で踏み裂かれた風船が破裂する音が聞こえた。
僕は両手を眺めながら、嘘つきの世界を静かに呪う。
じっとしていることが罪なのか?それとも悪魔のたんなる気まぐれなのか?
いや、もうそんな哲学はどうでもいい。今は生き延びることだけを考えよう。
また風船が割れた。頭がキリキリと痛む。
僕は唇を噛んで、壁に腕を擦り付けた。
少しでも体にまとわりついた毒をぬぐいたかった。
僕の腕にキスをした古壁は、全てを諦めて崩れ落ちていく。
やはりこの毒は絶望的に強力だ。だが、僕は少しも苦しくない。
どうして?
この毒で母は死んだ。
この毒で父は死んだ。
この毒で友は死んだ。
この毒で人は死んだ。
この毒で壁は死んだ。
この毒で草は死んだ。
この毒で家は死んだ。
この毒で街は死んだ。
気づけば全てが死んだ。僕が殺した。僕の毒が殺した。
風船が割れた。瞬間脳裏に死神が映る。すぐに消える。
どうして?どうして僕には毒がある?どうして僕は死なない?
そして、どうして僕はそれでも生きたがる?これだけ殺して、どうしてまだ生きたがる?
最後に僕はこう言おう。
「●ヽ(´・д・`)ノ● ウワーィ ! ウンコ アリガトー」
いえいえどう致しまして。
399 :
名無し物書き@推敲中?:2006/07/03(月) 23:51:05
人いる?
いるけどたぶん酔っ払いだらけだと思う。
そこらの居酒屋より多いべ。
401 :
名無し物書き@推敲中?:2006/07/03(月) 23:55:01
>>400 まじかw お題出したら書くけど(仕事中だから携帯だが)、今日は帰ろうか?
お題呉れと!最高じゃないか!
じゃあ
・ 現代(1945年〜2006年の今まで)を題材とした
・ 相手の心を読める男子学生が好きなおにゃのこの心を読む
・ 恋愛モノ
を満たすもので。
403 :
名無し物書き@推敲中?:2006/07/04(火) 00:04:23
>>402 ちょww お題の範疇なのかそれは? 酔ってるでしょ?
404 :
名無し物書き@推敲中?:2006/07/04(火) 00:16:49
アル中は寝ろ
>>403 ヽ(´ー`)ノ
>>404 わかった。だが一つだけ言いたいのは
俺はまだアルコール依存症じゃないということだけだ。
てめぇが寝ろ。クズが。
407 :
名無し物書き@推敲中?:2006/07/04(火) 00:21:54
お題…ww
408 :
名無し物書き@推敲中?:2006/07/04(火) 00:23:31
>>404 てめぇが寝ろ。
くずが。まじで寝ろ。目覚めるな。寝続けろよ。まじで。もう起きなくて良いから。
もうレスしなくて良いから。くずが。アル中とか。俺アル中だけど、今も酒飲んでレスしてるけど、
医者からは止められてるけど、とにかくてめぇは死ね。クズが。アル中のなにがわるいんだよ。
てめぇみてぇな2ちゃん中毒の方が社会的に見ればよっぽど害ってもんだよ。
回線切って寝ろ。クズの癖してアル中馬鹿にすんな。まじで怒りがおさまらんから酒飲む。
だkdjfヵjkdsjfあ
死ねシンセ、まlkjぢあ
あdhふぉいあjkdjふぁkdふぁ
411 :
409:2006/07/04(火) 00:50:52
つまらんレスしてもうた
ネタだから
よく思うんだが、ここは本当に作家を目指す人間が集まってるのか?
煽り文句の陳腐さ加減しかり、ネタを自ら台無しにする
>>411みたいな変なフォローしかり。
他人に「お題出せ」と言っておきながらそれに理由も言わずケチつける奴とか、もうホント意味判らん。
いやまあ、
>>401と
>>403が自演とは限らんけども。違ったらごめんよ。
413 :
名無し物書き@推敲中?:2006/07/04(火) 02:21:30
>>413 こんなもんじゃねーの?
つーか、いちいちこの程度のをあげつらってたら、キリないだろ。
415 :
天才白菜:2006/07/04(火) 07:32:57
くそ。河本の野郎が俺のトリを持ったまま帰ってきやがらねぇ。
なにが、「本当であることの証明の為にトリを貸してください」だ! 貸さなきゃよかった。
そのまえにおいお前等、昨日河本このスレにちゃんときてたか?
答えろ!
トリはなくても、俺は本物の白菜だ!
寒すぎる…
417 :
天才白菜:2006/07/04(火) 10:40:38
ごめんなさい。
今から河本探しにいきます……。(・ω・)
m6Ba77YcQg <= #a|bc6LhA
YN7743gXaU <= #W|b}Gz;;
hd/jo7SHIY <= #3HvN70*k
Z7si33wRIg <= #XHv-\mG)
xvsC2m77SI <= #JK/?!2~1
oDEL7shito <= #l^$oCfcr
KaOsE77sio <= #[P4/;zQ@
FBx.E7shi. <= #aP4S;zQ@
7h5BA77eRI <= ##P4zJ^1x
MIa97SI3MU <= #qP4}NdZ(
Bv9sSJ7SHI <= #bG29A1IH
fZBa77syv. <= #EG2S?sVZ
HYXPba77E6 <= #kG2c?sVZ
CGVBA77mcA <= #9G2xUJG)
/7743xHq02 <= #-G2!exB/
PJUsih77SI <= #uTp7ANKK
r9vv07743o <= #QTpFU*3&
OK0j8Z7SHI <= #mTpW7;bz
BBA77e5Fdw <= #}Tp@|-#S
pqPZ7si3qw <= #`6)0UnCp
bwrN77sis. <= #l6)1nBF;
XEclBa77J. <= #X6)*nBF;
5mP7Si3up6 <= #l6)~-BV6
77sibwrDrA <= #6r~HtO9h
QY67si3uYI <= #Or~aCC}Z
AzLyba77b. <= #DRTZ+r=0
7SI3TP.1g2 <= #iAMv6!??
77SIz6Tozk <= #CQC[T^{(
s4mQ7SHIQ6 <= #piUDY_MT
YCh0HBA772 <= #ET3Ij*qq
7Si34Q7vfE <= #+T3,0:Uj
oa32cW77SI <= #dF8~%a)[
どなたか
>>814の批評お願いします。
真面目に書いたつもりです。
420 :
名無し物書き@推敲中?:2006/07/04(火) 20:27:46
ようよう、おまえら、なに縮こまってるんだよ。百済ねぇことに悩んでねぇで表でろ。と言われたので外に出て太陽の光を浴びたら、あっちい、太陽あっちいな。太陽ってめっちゃすげぇな、
俺の体をこんなに熱くしやがって、ほんとすげぇ奴だと素直に感動した。太陽よ、これからも地球に光を、我ら人類に光を、とか気取っていたんだけど、五分ぐらい経つと、熱さが苛立ちに変わっていって、
うぜぇな、太陽うぜぇな、太陽ってめっちゃうぜぇな、いらなくねぇか、太陽なんて。と思ったので、すぐに部屋の中に戻ったんだけど、肌が火照って仕方ないので、シャワーでも浴びるか、と服を脱いだら、
なんか涼しくて気持ちよくなって、そのままフラフラと外に出てしまった。ちんこに太陽があたって、ちんこがビンビンにたった。あ〜太陽の光で勃起するもんなのか。でもすげぇ気持ちいい。
女が握るより太陽に握られる方が気持ちいい。そのままフラフラと歩いていると、目の前にめっちゃ可愛い子が歩いていたので、ビンビンに火照ったちんこを是非握ってください、と大声で叫んだんだけど、
なんか変態をみるかのような目つきで、こちらを睨んだ後に、足早に去って行ってしまった。
間違えました
どなたか
>>397の批評お願いします。
真面目に書いたつもりです。
>>421 悪くない。
文章にリズム感があり、ラップを聴いているような爽快感がある。
ただ、冒頭「表でろ」と言われたのは、TVか何かになのか?
そうでないと戻ったときの反応がないのがおかしい。その辺はもう
少しわかりやすく書いたほうがいい。
内容も文体に合っている。この勢いで陵辱やら殺戮やらに発展させれば
いいものになると思う。ぱっと見に反して真面目に書かれているので好感
が持てる。
>>397 >「●ヽ(´・д・`)ノ● ウワーィ ! ウンコ アリガトー」
こんなものを書いて酷評して貰おうなんざ心得違いも甚だしい。
反吐が出る。
俺は、
>>421からはVIPやら何やらで貼られるコピペと同じ匂いしか感じないんだが。
綺麗にまとまっててネタとして面白いぶん、
>>397よりは随分マシだとは思う。
ただ、「くだらない」を「百済ない」とする誤変換ネタは面白くも可笑しくもない。見かけるたびにイラッとくる。
426 :
名無し物書き@推敲中?:2006/07/05(水) 10:48:01
『頭の中で風船が破裂する。
両手を眺めながら、嘘つきの世界を静かに呪う。
じっとしていることは罪だろうか。
それとも悪魔の気まぐれだろうか。
否、哲学はどうでもいい。
今を生きることだけ考えよう。
また風船が割れた。キリキリと頭が痛む。
唇を噛んで、壁に腕を擦り付る、少しでも体にまとわりついた毒をぬぐう為に。
腕にキスをした古壁は、全てを諦め崩れ落ちてゆく。
どうしてだろう。
この毒で母は死んだ。
この毒で父は死んだ。
この毒で友は死んだ。
この毒で壁は死んだ。
この毒で草は死んだ。
この毒で家は死んだ。
この毒で街は死んだ。
また風船が割れた。
瞬間、脳裏に死神が映ってはすぐに消えてゆく。
――そうだ、僕が殺したのだ。
なぜ、僕は死なないのだろう。なぜ、生きていようとするのだろう。
なにもかも拒絶し、拒絶され、求め、奪われ、混沌とし、泣きながら。
僕は僕を殺すかわりに触れるものすべてを殺してゆく』
勝手にリライトしてみました。
文章を書いてみたのですが、文の書き方が何となく下手糞なような気がしてなりません。
どこがいけないのでしょうか? 評価お願いします。
ちなみにシュルレアリスムなので、『物理的にありえねー』とかの突っ込みは無しにして、
純粋に、文が良いか悪いかだけを判断して下さい。
沈没しゆく砂漠の中で、男はもう手の届く範囲にまで近づいている安堵と、
すぐ後ろで誰かが自分に向けて引き金を引こうとしているかも知れない恐怖による、
極度に緊張に浸っていた。浸されていた。
男は記憶の限り今まで通ってきた道を記憶し、[彼ら]が居ないであろう通路を考え、
[彼ら]から逃れようと必死に走っていた。
もう何時間走っているか分からない。
意思が水を欲しているにもかかわらず、汗は体の中から次から次へと滲み出てくる。
接近する灰色の太陽は空一面を多い、脳を熱しながら圧迫する。
足を踏み出す度に冷たいナイフが皮膚をかする。
銅像は上を眺めて呆然と立っている。
その目には、青空に佇む白い雲が、男を嘲笑うかの様に清々しく映っていた。
428 :
名無し物書き@推敲中?:2006/07/05(水) 15:00:42
>>427 表現が観念的すぎて何を説明しているのかわからない。
砂漠なのか、建物の中なのか、街中なのか、状況が不明。
読者が理解できない文章は意味不明の文字列と同じ。
読み手が理解できない下手な文章の見本みたいなもの。
純文学系の新人賞にはこの手の原稿がかなり届くが、当然ながらゴミ箱に直行。
他人に伝える気持ちがないなら、チラシの裏で十分。
何の為に文章を書くのか考えるべき。
>沈没しゆく砂漠の中で、
「〜ゆく」は「沈む」との方がなじむかな?
砂漠が沈もうが浮かぼうがどうでもいいけど、一体何に沈んでいくのか。
筆者は描き出すべき情景を思い描けていないのでは。
>男は〜
×「極度に」○「極度の」
>浸っていた。浸されていた。
こういう意味のない反復はある程度日本語を操れるようになってからの方がいいのでは?
>男は記憶の限り今まで通ってきた道を……通路を考え……
物理的にあり得るかどうか以前に、筆者がどういう情景を描こうとしているのかが分からない。
分裂症的あるいは妄語的なものを書こうとしているのかもしれないけど、
成功しているようには見えない。
物語と言うよりは詩なんだと思うけど、イメージの純度が高まっていない
からただの下らないものにしか見えない。
ちなみに、最後の2節の情景をまとめると
「接近する灰色の太陽は空一面を多い、脳を熱しながら圧迫していたが、
青空には白い雲佇んでいた」
となる。
自動筆記的な意味を超えたものを書こうというのかもしれないけど、そういうのは
今さらという感じもする。
430 :
名無し物書き@推敲中?:2006/07/05(水) 15:36:39
『沈没しゆく砂漠の中で、誰かが引き金を引こうとしている。
妄想なんだと叫びながら、男は極度に緊張する。
記憶の限り記憶した道、[彼ら]が居ない通路を考え、
[彼ら]から逃れようとひた走る。
もう何時間走っているのか分からない。
水を欲しているにもかかわらず、汗は次から次へと噴出してゆく。
ぎらつく灰色の太陽が、脳を熱しながら圧迫し、空一面を覆っている。
踏み出す足の下では冷たいナイフが皮膚を刺す。
銅像がぽつんと立っている。
その目の中の砂漠では、狂った男がダンスする』
勝手にリライトしてみました。
427さん、希望の不条理ってとことシュルレアリスム敵ってますか?
>>427 >沈没しゆく砂漠の中で、
「沈没し【て】ゆく砂漠の中で」のことか? それでも意味不明だが。
>男は【記憶の限り】今まで通ってきた道を【記憶し】、
冗談で書いているのか?
>ちなみにシュルレアリスムなので、
どこがシュルレアリスムなのか?
不正確で出鱈目なだけだ。
>>427 文の構造自体をもっと整理した方がいい。
最初の段落は
主人公は安堵と緊張の両方に浸っている。
それがどんな安堵か、どんな緊張か、ということなので、
一つ一つの例えなり形容をもっと短くした方がよい。
長くアクロバティックな文章が見事に着地すると気持ちいいけど、
この場合は着地に失敗している。
>男は記憶の限り今まで通ってきた道を記憶し、
記憶が重複している。
意図的だとしてもシュルレアリスムとか関係なく下手なだけと思われる。
三段落目で走っていることがいきなり分かる。
これはあまりよろしくない。三段落目を最初に持って来た方がいいかも。
これがシュルレアリスムなのかどうか分からないが、
私には比喩が多いだけの分かりにくい文章としか思えない。
ビジュアル的な異化を強い印象で与えたいなら、
写実的な描写に徹して、ここぞという時に的確な比喩を用いるべきかなと思う。
あとはまあ皆さんの言う通りで。
>>426,430
スレ違い。っつーか勝手にやるなアホ。
434 :
名無し物書き@推敲中?:2006/07/05(水) 16:39:53
>>427 銅像が男なんだよね?
で、あれば拡散された内容を、最後の2行でなーるほどって
収斂されるようにしたほうがいいんだよ。
あと「構文」にしない、「複文」を作らない。翻訳文的文章を書かない。
要するに「作文」にしてはいけないんだな。
日本語の文章の真髄とは俳句をみれば分かるように省略の美学なんだね。
といって俳句文を作らないこと。
435 :
名無し物書き@推敲中?:2006/07/05(水) 16:51:43
≫427
なんとなく思考は理解できないでもない。
けれど誤字とも取れる部分が多々あるね。
あとは小説なのだから、一節の通りを意識
するより、428さんが言っているような
小説としての全体をきちんと構成した方が
いいと思います。
小説とは言ってないと思うが。
437 :
421:2006/07/05(水) 19:30:28
>>424 >>425 感想ありがとうございました。百済ないについては気をつけます。
少しだけ自信がつきましたので、この調子で書いてみたいと思います。
また晒したいと思いますので、その時は酷評お願いします。
ごめんなさい、性懲りもなく書かせていただきます。
ダァン…
刃が落ちて一人目が死んだ。断頭台は良い、死んでゆく馬鹿どもの断末魔を聞かなくても
よいからだ。
私は一筋の笑みを浮かべて顎を撫でた。
ダァン…
二人目が死んだ。ショーはまだまだ続く。私のルールに逆らう愚かな人間は嬉しいことに
後を絶たないからだ。
ダァン…
死んでいく、死んでいく。切り離された血まみれの頭部が思い思いの場所を睨んでいる。
滑稽だ。
ダァン…
もう何人目だ?何回見ても飽きるものではない。落とされた刃が奴らの首に食い込む度
私は背筋にゾクゾクッというたまらない快感を覚える。
ダァン…
あぁ、素晴らしい。これが私の生きがいだ。私の生はこれだけで良い。素晴らしい、もっとだ、
もっとだ、まだまだ法を強化しようぞ。一日では処刑しきれないほどの人数が出るまで法を
強化し続けようぞ。
ダァン…
はは、ははははははははははは!
そして数日後、革命がおきた。王はギロチンにかけられた。切り離された王の頭部には愉悦の
表情がべったりと張り付いていた。
あつかましいとは思いますが酷評宜しくお願いいたします。
>>438 擬音で情景描写する手法は乱打するものじゃない。
なぜかと言えば、音だけを聞かされても視覚的イメージが湧かないからだ。
五感のうち一番重いのは視覚。
その他の感覚器は「ここぞ」の場面で使わないとあんまり効果的ではない。
ほか言っておくとすれば、世の中には以外と「純然たる殺人鬼」は少ない。
大抵の場合、連続殺人犯でも多少の良心の呵責はあるんだ。
ただ、人をぶっ殺したとき直後には確かに解放感を得るとか勃起するとか、
そういう意味不明な感覚を得られるため、彼らは連続殺人犯になるんだけどね。
どうしてもそういう奴が必要ならば、彼はなぜ殺人鬼になったかへの
考察は要るだろう。
まあ、レスできる行数は決まっているから難しいかもしれないけど。
>>438 一番良くないのは、この王の快楽の内訳が分からない所。
人が死ぬさまを見るのが好きな王が、自分の死ぬときにも愉悦を感じていた
というなら、その快楽の中身こそが読みどころのはず。
>死んでゆく馬鹿どもの断末魔を聞かなくてもよいからだ。
死ぬのを見るのはいいが、断末魔は聞きたくない、というのはどういう心理状況なのか。
処刑されて愉悦の表情を浮かべていたのは、自分の死に際して快楽を得ていたのか、
それとも、それまでの処刑は自らを罰して欲しいからで、その望みが得られた
からなのか。
まだまだ誤読の余地有り。
もっと、イメージをコントロールしていこう。
>>439 なんか暴君って処刑を楽しむイメージ有りますよね、それを基盤にしたんで
殺人でおっきするようになった理由とかは考えてませんでした…
>>440 えーと、含ませたかった意味としては王は処刑を見ながら
(自分でも気づかないうちに)処刑される自分を想像してニヤニヤしていた、
罰して欲しいとかじゃなくて漠然と処刑されることを心の底で望んでいた
というものなんですが、まぁ上手く表現しきれませんでした。あれ?
上で言ってることと矛盾する気が
最後になりましたがレスどうもありがとうございました。
442 :
名無し物書き@推敲中?:2006/07/06(木) 04:51:34
お題くれ。6レスくらいで書いてみる
443 :
名無し物書き@推敲中?:2006/07/06(木) 05:25:55
>>442 北朝鮮 ミサイル 憲法第九条
でよろすく
444 :
名無し物書き@推敲中?:2006/07/06(木) 07:51:31
窓 ガラス ボール
でよろしく
445 :
名無し物書き@推敲中?:2006/07/06(木) 11:31:30
健は夏が嫌いだった。なぜかといえば夏には食べ物が腐りやすく
、またあらゆるものが匂いを発するようで嘔吐感を覚えるからだ。
虫が増えるというのも我慢がならなかった。蝿、蟻、蛾、白蟻、
蝉、特に嫌なものが蚊であった。この世に自分の血を吸う生き物
がいることだけでひどく腹が立った。そんな健は、肥満体質で
神経質だった。夏になると息を切らしながら汗だらけになること
しきりで、健は腋臭体質でもあるために対人関係に気を使った。
446 :
名無し物書き@推敲中?:2006/07/06(木) 14:12:34
初めてまともに書いてみた文章です。
冒頭の部分なので話の構成等はまったくわからないと思いますが、文章力など見ていただけると嬉しいです。
【River】1
●序章
やっと絨毯が取り外された畳の、ひんやりとした感触。父親の啜るビールの泡。食卓に置かれた素麺の器と、それに刻まれた花模様。母親がカーテンの隙間から外を覗いて、「日が暮れるのが、遅くなったわねぇ」としみじみ呟く。
そんな光景を目にして、俺は毎年、夏の訪れを実感する。
そして今年も、この河辺の小さな町に夏が訪れた。
【River】2
●第一章
「篤朗、河原来いや。河原」
友人の健一から、楽しげな声で携帯電話に連絡が入る。同じ大学の三年生で、常に騒がしい男だ。
「この暑いのに、うるさい男じゃの」
じっとりと背中を濡らす汗で、生ぬるく湿ったベッドから体を起こす。
「花火しようや。照井とコウちゃんにも声かけたけんさぁ」
健一はそう言って、お馴染みのメンバーの名前を挙げた。
「お前らの顔なんか、いい加減見飽きたわ」
「まあ、そう言うなや」
半ば一方的に電話を切った後で、それでも俺は駆け足で家を出た。くだらなくも楽しい二十一歳の夏の夜を、気の置けない友人たちと過ごすために。
外へ出ると、ぬるい空気と、ひんやりした風が俺を包んだ。そこここから聞こえる蛙の鳴き声。夜の九時前だというのに、西の空はまだうっすらと明るく、まるで夜明けのようだ。
俺の住む河辺のこの町は、市の中心部にほど近い場所に位置しているにも関わらず、とても静かだ。夜に聞こえるのは、虫の鳴き声と河の流れる音。そして、少し離れた場所でヤンキーかぶれの高校生が時折ふかす、改造された原付のエンジン音くらいのものだ。
一昨年から夏になるたびに履いている、擦り切れた革のサンダルをぺたぺたと引きずりながら、俺は河原へと向かった。
河沿いにそびえるコンクリートの塀を飛び越え、雑草の生い茂る河原を少し進むと、暗闇の中から、聞き慣れた笑い声が耳に飛び込んでくる。郊外へと繋がる橋のたもとが、俺たちのいつもの集合場所だった。
「お前ら、男ばっかりで毎晩毎晩つるむなやぁ!」
笑い声の群れに向かって大声で叫ぶ。
「お前も結局来とろうがぁ!」
期待通りのその答えに、俺は笑いながら駆け出した。
【River】3
いつもの場所に、いつもの顔ぶれが揃った。
黒い短髪の男は健一。細身で長身の照井は、無口だが女にもてる。変わり者のコウちゃんは、すでに缶ビールの淵をくわえながら、線香花火の先にライターで火を点けていた。
「健一。お前、こんな所におる暇あったら、裕子んとこに行ったれや」
ポケットからくしゃくしゃにつぶれたマイルドセブンのパッケージを取り出し、半分折れ曲がったような煙草を取り出す。裕子というのは、健一が高校時代から付き合っている
恋人だ。何度か一緒に飲みに行ったことがあるので、俺ともそれなりに仲がいい。特別美人ではないが、丸顔で、笑うと小さな唇から八重歯がのぞく。愛嬌のあるかわいらしい子だ。
「お前こそ、留美はどうしたんや」
健一がにやにやしながら、鼻持ちならない女子大の女の名前を挙げた。
「別れた」
「なんでや」
「別れようって言われたけん、別れた」
「なんじゃそれ。お前、好きじゃなかったんか?」
「好きじゃったよ。オッパイは」
そう言って、泣き真似をしながら、オッパイを掴む仕草をすると、全員が苦笑いをした。ピンク色のニットからのぞく白い胸と、むっちりとした腕が一瞬俺の頭をかすめたが、
不思議と彼女の顔は思い出せなかった。
---
とりあえず、以上です。
>>446-448 余計な読点が多過ぎてなにか引っかかる感じがする。
好みの問題もあるんだろうが、もう少し読点を減らしてスラスラ読めるようにした方がいいと思う。
>>447 >同じ大学の三年生で、
そいつが何年生かってことよりも、主人公との関係性を明らかにした方が
いいんじゃないかな。
後の方で主人公は21歳であることが分かるけど、では何年生なのか?
「同じ大学の三年生」は同期生なのか、それとも先輩や後輩なのか。
その男が何年生であるかどうかよりも、同じゼミであるとか、先輩風を
吹かせがちな男であるとか、主人公との関係があってこそ登場させる
意味があるのでは。
「同じ大学の三年生」と、ただ属性を示すだけでは意味がないでしょ?
と、まあそんなことを考えてしまったので、3行目からは読んでません。
>>446-448 ほんの数行で章を分けるのはNGです。
とりあえず、冒頭シーンそのものがちょっと浮いている感じがします。
>やっと絨毯が取り外された畳の、ひんやりとした感触。
読み手には伝わらないと思います。
普通は、畳の上に絨毯は敷きません。
絨毯はフローリングの床に使うもので、夏になって外したりもしません。
和室で使う場合でも夏が来るごとに外したりはしないでしょう。
> そんな光景を目にして、俺は毎年、夏の訪れを実感する。
> そして今年も、この河辺の小さな町に夏が訪れた。
一行目で、今現在(今年)の主人公が夏を感じているのですから
二行目は不要。
川辺の小さな街を入れたいなら冒頭の夏の描写に含めるべき。
>>446-448 序章の冒頭、体言止めの連発。
第一章はセリフで始まる。
避けたほうがいい定番をわざわざふたつも並べなくてもいいんじゃない?
と、いうか、序章はいらんね。
序章は小学生の頃の話のようなイメージがある。それが第一章で大学生と言われる
ので、あれれ? って感じ。ないほうがいいよ。
んでね、微妙なんだけど、悪くないんだけどどうなんだろか? という印象なんだわ。
書こうとしている世界はよくわかる、というか、わかりすぎる感じかも。
その意味で安心して読める。
で、それでなんなんだ? ということ。
地元の幼なじみたちとの夏の日々。そういうものが上手く書けたとして、それだけ
じゃないかと言われればそれだけだし。
しかし、それだけじゃないものが書けたとしたら、それはそれで余計なことを書いて
ぶち壊しにした、とも言えるような。
ま、よく書けてはいるので、こういう話にもなるわけだけどね。
会話が生き生きしているので、地の文のもたっとした感じもアリかなと思える。
高得点。
>>448 短い文章の中に、以下の五人が登場しています。
健一 照井 コウ 裕子 留美 +(主人公)
この文章の長さで五人を紹介するのは無理です。
多人数を紹介するシーンに入る前に、主人公+健一とか、主人公+コウ、とかの
シーンをいれて、個別の人物をもっと書き込んで下さい。
ちなみに多人数が会話するシーンを書くのは難しいので、なるべくそういうシーンを
使わないようにするのも腕のうちになります。
文章力は並の下といったところ。
読点の多さが気になります。何かの効果を狙っているようにも見えませんので
書きなれていないような印象になります。
454 :
1/2:2006/07/06(木) 20:45:45
うたた寝から眼を覚ますと、窓から真っ白な飛行機雲が見えた。
窓を開けると、スピードに乗った強い向かい風と、地響きのようなジェット機の
轟きが助手席に飛び込んできた。
顔を打つ乾いた空気に思わず眼をつぶると、頭上をジェットエンジンの轟音が過
ぎ去っていった。
慌てて眼を開けて、真由菜は涙混じりになった眼をこすった。
フロントガラスの向こうに、綺麗に舗装されたハイウェイのアスファルトが海へ
と真っ直ぐに伸びている。もっと向こうに、まるで海上に浮かんだかのように飛行
場のターミナルビルがそびえている。空では白い翼のジェット機が、ブルーのライ
ンを午後の光に輝かせながらゆっくりと降下を始めていた。
真由菜はバッグから腕時計を取り出した。文字盤を見る前に運転席から、
「そんなに心配しなくても、全然間に合うわよ」
花梨がボブショートの髪を左手でかきあげた。
「到着は三時の予定でしょ。まだ一時間も前だもん、余裕余裕」
「そっか……よかった」
「だから、いちいち飛んでくる飛行機に反応しないで、寝てなさいって。昨日の晩
はろくに寝てないんでしょ。寝不足の赤い眼じゃ、大好きなお兄ちゃんに嫌われちゃ
うわよ」
「ふんだ」
「ほんと、真由菜のお兄ちゃん子にも困ったもんよね」
「知らない!」
くすくすと笑って、花梨がシフトレバーを5速にアップした。踏み込んだアクセ
ルがGとなって真由菜はシートに押し付けられる。いつもは嫌いな花梨の荒っぽい
運転も、今は不思議となんともない。
花梨は加速を続ける4WDに気を良くしたように、ハンドルを指で叩き、
455 :
2/2:2006/07/06(木) 20:46:32
「慶介さん、日本は2年ぶりだっけ?」
「うん。2年半かな」
「これからは、ずっとこっちにいるの?」
「わかんない、お兄ちゃん何も言ってなかったし」
真由菜より8歳年上の兄の慶介は、今年で25になる。大学を卒業後、自動車会
社に入社しその年のうちに、ドイツの研究機関に出向になった。研究対象はジェッ
ト機の制御用ソフトウェアだった。慶介の入社した自動車会社は、新規事業として
欧米に比べて大きく遅れている航空産業に参入しようとしていた。その最初として、
若い研究員を海外に留学させていた。その一人が慶介だった。
「でも、予定は5年だったよね。結構大きなプロジェクトだって聞いてたけど、ど
うしたんだろ。まさか、外されたってわけじゃないと思うけど」
「それはないと思う。お父さんも研究は順調だっていってたし」
「ふーん、じゃあもうやることないから戻ってくるのかな。あ、もしかして、妹に
会いたくって途中で抜けたきたんだったりして」
「そ、そんなことないよ!」
「ごめんごめん、あ、ほら携帯鳴っているよ」
バックの中から童謡の着メロが届いた。花梨を睨みながら真由菜が携帯を開くと、
液晶画面には始めて見る番号が表示されていた。
真由菜はためらいながらも受話ボタンを押した。低い緊張した声が流れてきた。
『真由菜か? 頼みがある』
「え! お、お兄ちゃん?」
『いいか、今、着陸している飛行機の……』
兄の声に携帯電話の仕様を咎めるスチュワーデスの苛立ったかぶさった。うるさ
いと怒鳴る声が続く。温厚な兄からは想像できないような強い語調だった。
『いいか、308番だ、その――』
突然、ドンという衝撃音が受話器から響いた。
同時に降下を始めていた飛行機の後部が赤く光った。数秒を置いて、鈍い衝撃波が
フロントガラスを打った。
白い翼が赤く燃えながら滑走路へと落ちていった。
456 :
名無し物書き@推敲中?:2006/07/06(木) 21:53:27
日曜日の朝、電車に乗って隣町の公園に行くのが彼の習慣になっていた。
電車を降りた人々は大抵広々とした交差点を渡って商店街へと向かうが、彼だけは人波を逸れて自転車の行き交う小路へ向かう。
この日も真夏の陽射しが髪に埋もれた耳を容赦なく蒸して、
しかし、黒いシャツから覗く腕は、振り子のように揺れながら、肌の仄かな息吹を思わせる。
寂れた飲食店を過ぎる辺り、リン、と唐突に彼を脅かしたのは何処の家の風鈴か。
僅かに生じた戦慄は暫く付きまとうかに思われたが、近づいてくる蝉の声を意識し始めて、次第に、そして一切の名残無く消えた。
視界の端に段々と木々の気配が迫り、ああ、と興味を引く頃、反対側の等間隔に並ぶベンチを見て、公園だ、そう気づく。
それは、この場所が塀等で区分けされずに、小道の一部分をそのまま装飾した不思議な姿に因るものに他ならない。
だから、彼はいつも卒然の再会に少しだけまごつく。けれども、今日は別の事にもまごついた。
この公園のベンチは丸太を縦に割って断面を上にし、低い足をつけた安直極まる物で、
それらが一様に樹皮を露出したまま、アスファルトの上に点々と影を作っている。
その中に一つだけ、別の材質で作られた背もたれ付のベンチが白のペンキで満遍なく塗られ、
人気のない空間を誰に知らせるでも無く、むやみに反射している。
彼はそこに一人で座るのが好きである。膝に肘を乗せて両手を絡め背を屈め、疲れの癒されるのを感じるのが何だか好きである。
勿論今日もそのつもりでここへ来たが、白いベンチには既に老人が腰を下ろしていた。これにまごついている。
。
457 :
続き:2006/07/06(木) 21:55:20
全く奇妙な老人だった。
それこそペンキで塗ったような白一色の皺の無いスーツを着て白い帽子を深く被り、
同じく白いステッキで地面をついて、正面の木々を静かに見つめ、陽射しを一身に浴びているのに、平然としている。
ベンチの下の暗がりは静かな誘惑を孕んでいるが、老人を覆う影は実に心許なく、全くの白。恐ろしく儚い。
このまま通り過ぎようかと思った。いっそ回り道をして帰っても良い。彼は見知らぬ人間に自ら関わるのを特に苦手としていた。
しかし、淡い期待もあった。
白いベンチに白いスーツ。
日の光が、殊に、夏の日差しが浮かび上がらせる数多の物体に、白を含ませているという印象が事実なら、あるいは。
白い絵の具で画用紙一面に落書きするのを想像して、無邪気な含み笑い。老人は、不要だと。
彼はゆっくりと歩き始めた。足跡が騒がしい夏の中で意外なほど判然と彼の存在を主張する。
老人のスーツに陰影が生まれた。僅かに動いたかもしれない。彼はドキリとした。
蝉の声が止まぬように。何となくそう念じた。
よろしくお願いします
アリにあげろよ
459 :
名無し物書き@推敲中?:2006/07/06(木) 22:09:25
>>454-455 冒頭六行はわかり難いですね。
空港の近くを走っているにしては表現が大げさです。
七行目から始めたほうがスマート。
>真由菜はバッグから腕時計を取り出した。
>文字盤を見る前に運転席から、
ここは視点の混乱。
文字盤を見る前かどうかは真由美にしかわからないので、三人称なのに
真由美からみた描写になっていて、違和感を感じます。
二行はないほうがいいでしょう。
また、飛行機が墜落するシーンを光らせたいならば、会話シーンを削って
兄の経歴も後回しにして、もっと早い段階で落としたほうが効果的。
460 :
名無し物書き@推敲中?:2006/07/06(木) 22:18:26
>>456-457 読む気にならない文章です。
漢字がウザイのにプラスして、表現がおおげさ。
その割にストーリが無いし、周囲の状況もよくわからない。
文章は上手い方ではないので、気取らず、飾らずに、読み手の
共感を誘うような文章を書くことから始めてください。
>>460 ありがとうございます。
ストーリが無いというのは仰せの通りなんですが、
漢字がウザイというのは合点がいきません。
>>461 無理してに難しい表現をしてそのせいで漢字が増えてるってことだろ。しかもそれが流れに
しっくりこない。それと460の言った通りストーリーがなくて読んだ後の満足感が薄い。損をした気になる。
>>リン、と唐突に彼を脅かしたのは何処の家の風鈴か。
僅かに生じた戦慄は暫く付きまとうかに思われたが、
あとこの文でワロタ。何か風鈴についておぞましい過去でもあるのかと。
>>461 内容の割に文体が堅苦しい。そういうことじゃない?
あと情景描写が薄っぺらい。もっとうまく書けると思います
ど素人の感想ですけどねw
464 :
天才白菜 ◆Om8rzuKp0M :2006/07/06(木) 23:37:55
>>461 俺は別にウザくなかったよ。
>>461の作風だと思った。
極端なことをいえば、漢字ばかりの小説があってもいいと思うし……。
あとは誰かにまかせる↓
465 :
天才白菜 ◆Om8rzuKp0M :2006/07/06(木) 23:43:02
かぶりまくってるし……。
僕は山登りが嫌いだ。あの山頂が見えるのに近づいた気がしないことと、
自分が改めて小さな人間だと痛感させられるからだ…
そういった意味ではこの凪端山は、僕の心を打ち砕くには十分な量だ。
目の前が暗くなる頃には帰れるだろうと高をくくっていたがどうやら迷ったらしい。
先陣を切って進んでいたオヤジが引き返してきてこう言いはなった、
「今日はここで野宿だな!」と…とても心に残る言葉だった…
休日にいきなり海外出張から帰ってきてむりやり山へ登るぞ!と言った人が実の父親だとは
信じたくは、無い。しかし最初山へ行くと言ったときは戸惑ったが少しうれしい気がした…
「ふざけんな!このジジイ」ついに一番上の姉がキレた。後姿がやけに男らしかった。
「よーし勝負するか!相手になるぞ」オヤジはものすごい勢いで空気が読めていない…
「ハハハハッ」 オヤジが笑うと一番上の姉(18才)が長い髪をブンまわし、オヤジ(44才)に
襲いかかり僕の目の前で、手と手を合わしプロレスの力比べの状態へと移行。
まわりは暗くて静かなのにリングサイドで観戦気分だ。
ふと冷静になると2才上の姉が怖いくらい冷静に火を起こそうとしているのが目に入った。
僕は三姉弟の末弟としてこのままではいけないと思い。自力で下山を試みた。けどダメだった…
二日後に僕は救助隊に救出された。自分が方向音痴だということを忘れていた。なぜ忘れたのだろう?
あの後。オヤジと姉達は僕がいないことに気づき必死になって捜しているうちに、下山できたみたいだ。
そして、病院でいきなり母とオヤジが泣きながら僕に抱きつき。家に帰ると姉達は中古ソフトの買取価格のチラシを見ていて、
そっとテーブルの下に隠し、おかえりと一言。
山は遠くから見るに限るとそう思い。
母と救助隊の人達に感謝し、僕はその日、布団の中でぐっすり寝った…
>>462 >>463 >>464 ありがとうございます。感想頂けるだけでも凄く有難いです。
>>462 >>無理して難しい表現・・・
自分だけが分かった気でいる表現という事でしょうか。
だとすれば「全くだ!」と首肯した挙句に追従までし兼ねませんです。
ちなみにリンに関しましては、
直ぐに忘れる程度の違和感をなるだけ克明に意識してもらえたらなあ、と。
けれども全く仰せの通り。
ただ、何よりも銘記すべきは>>損をした気になる。
レスをして下さった方々は勿論ですが、
その他にお読み下さった方々にも御礼とお詫び申し上げます。
>>466 興奮も感動も驚きもない文章だね。ていうか、そういう姿勢さえ見られなかったよ。
中学生の壁新聞のほうがまだ気合いが入ってる。もうちょっと頭を働かせながら書こうぜ。
段落分けをせず、句読点も使わずに三点リーダでごまかす手抜きも不快。(18才)なんて
何も考えてない手抜きを見たときには全身から力が抜けたよ。 面白い文章を書くには
それに見合った苦労が必要だよ。「こう書いたら読者はどう思うかな」ってよく考えながら
自分の書いたものを音読してみて。それだけで見えてくるものはまだあるはずだよ。
素敵な彼女に(これは本当だ)好きだよと言われて、急にどもった。嘘かもしれない。
そんな事をそのまま言った。ごめんとは言わなかった。
彼女は何か言った。はっきりとは覚えていない。
それからは彼女を思い出すたびに電話した。謝ろうとしたけど、そのたびに、嘘かもしれない。電話は繋がらなくなった。
高校を卒業した。進学もせず、就職もせず、したい事ってなんだろう、そう考え考え(嘘だ)バイトした。
突然ヴォーカルやってくれって言われた。すごく照れ臭かったが、星になれると信じた。
凄く興奮した。興奮して凄くて、ライブやって、ここしかなくって、凄くて困って解消したくて、無難な言葉、
めんどくさい。これは本当だから適当にやった。次第に、無意味だ、あの、辞めます。
あいつらは未だに軽蔑するけど、好きなものを頑張れなくっちゃどうしようもないの一点ばり。
聞け、いや、叫ぶ。ほら、はやく!
違うよ。違うよ。嘘かもしれないよ。嘘かもしれないよ。何を言えばほんとになる。音楽は今でも(黙れ!)
気が付けば、友達もいない、そう気づいて、少し笑えた。これはどうにもほんとだぞ。
恋をした。マジ恋だ。馬鹿にするな。作家。本気だ。悉く天才だが、まぁ、俺も同類だ。
天才は良い。本気で抱きしめたくなる。抱いて欲しいとかじゃない。好きだ。愛してる。
馬鹿にしないで。
470 :
名無し物書き@推敲中?:2006/07/07(金) 02:57:35 BE:157248937-
「暑い。」
金が無いわけではないのだ。
急な引っ越しでクーラーの手配が間に合わなかっただけなのだ。
誰に責められるわけでもないのに頭の中で言い訳をしている。
昨日駅前で貰った団扇だけが冷房器具だ。
グラスに麦茶を注ぎながら
ふと冷凍庫にピザがあることを思い出した。
「トースターの場合、アルミホイルを敷き、7〜8分焼いてください」
説明書きには従う質だ。
まだ解きかけの段ボール箱の中からアルミホイルを見つけ出すと
ダイヤルを7分に合わせ、ピザを焼きだした。
まだ途中で中を覗いてみると
端が焦げ、チーズがぶくぶくと美味しそうな泡を吹いている。
説明書きも結構当てにならないものだ。
扉を開けてはたと止まった。
皿が無い。いや無いわけではないのだがしっかり梱包されて段ボール箱の中だ。
手には団扇。しかたない。これでいいか。
アルミホイルごと団扇の上にスライドさせて乗せると
片手にグラス、片手に団扇の柄を持ってそろそろと歩き出した。
もともと只で配っていた団扇だ。強度など有ろうはずも無い。
重さに耐え切れずにしなった団扇の上を滑り
ピザはフリスビーのように飛んで買ったばかりの絨毯にひっくり返った。
僕はそこに立ったまま麦茶を飲み干し、
団扇で扇ぎながらやっぱりクーラーを買おうと思った。
>>470 暑さの具体的な描写があったほうがいいですね。
身体の様子だけではなく、室内や道路の様子。ラジオニュースで気温何度とか
記録的猛暑とかそういった読んでいて暑苦しくなるようなものがあったほうが
効果的です。
暑さの描写をしながら、部屋の様子→ダンボールの山→急な引越し、という風に
つないでいけば、ワンシーンとして面白いと思います
>>456-457 漢字を多用しようがカタカナだらけだろうが、表現が的確で文体に合っているのなら
それでいい。着物でもジーンズでもフォーマルでも似合っていればいいのと同じこと。
>視界の端に段々と〜だから、彼はいつも卒然の再会に少しだけまごつく。
で、たとえば、この「毎週やってくる公園が見えてきたこと」を「卒然の再会」と表
現することが的確かどうかということだ。
>この公園のベンチは丸太を縦に割って断面を上にし、低い足をつけた安直極まる物で、
「安直極まる」かね? むしろお洒落な気がする。
>その中に一つだけ、別の材質で作られた背もたれ付のベンチが
ほかのベンチを「丸太」と言っているのだからこのベンチの材質も明記すべき。「別の
材質」は不自然。
>全く奇妙な老人だった。
描写をする前にこう宣言するからには相当に「奇妙」でなければ読者は納得しない。逆
に言えば、こう書いてしまうと、続く描写の効果を殺すことになることが多い。事実、
続く描写は白、白、と連発しているだけで別段奇妙には感じられない。「さあ、奇妙な
老人だよ、寄ってらしゃい、見てらっしゃい」と作者だけがはしゃいでいて、読者はつ
いていけない。
書く姿勢は悪くないと思うが。
>>454-455 冒頭の描写がわかりづらい。部屋で居眠りしていたらジェット機が飛び込んできたのか
と最初思った。
会話がすべて説明的セリフで不自然。読んでいていらつく。
かてて加えて、兄に関する説明文がそれに続いてなんの芸もなくだらだらと書かれてい
るので、もうギブアップ。
勘弁してくれ。
>>466 「山登りが嫌いだ」と「僕」は思っていた。
↓
(出来事があった)
↓
「山は遠くから見るに限る」と「僕」は思った。
なにも変っていないということを書きたかったのか?
しかしそれにしては「嫌い」だった理由と「遠くから見るに限る」理由とが
かみ合っていないんだよね。
まあ、そういう疑問がどうこう以前の代物であるが。
>>473 ありがとうございます。
473さんのご指摘下されたところは、
僕が自覚できていながら誤魔化そうとしていたところです。
皆さん読んで下さっているんだと、痛感致しました。
白々しいことを申しますが、頑張ります。
↑は本心なんですが、勢いに任せて469を書いたんは僕です。
もう、これは、本気のようで嘘ばっかりです。作ったものとして。
自身、無体にはしませんが、反省します。
もっと真面目にやります。
>>469 電波文のパロディ?
電波文のスタイルを使ったマジ文章?
電波文そのもの?
>>470 冒頭で「クーラーの手配が間に合わなかっただけ」と言っておきながら、
結び「やっぱりクーラーを買おうと思った」って、おかしくね?
もともと買う気ではいたんだろ?
>金が無いわけではないのだ。
>皿が無い。いや無いわけではないのだが
同じような言い回しを続けるのは避けようよ。
>>477 俺が既知外ってことかー!
というのは置いといて、鉄面皮を厭わず申しますと、
太宰の影響(ま、まねじゃないっすよ?)を少なからず受けてるかな〜、と、
あの、太宰の持つ通俗的な危うい部分と言いますか、なんといいますか、
けれども、
あの人は申すまでも無くはるかに怜悧×120(ぐらい?)に書きます。
足元にも及ばないっす。ただ、構成力は真似したいなーなんて。
できたらもう、えっへへへ。われこそしなめ。
読んで下さってありがとうございます。
もし、電波文だと思われたなら、少し嬉しいです。
>>478 「金が無いわけではない」
「皿が無いわけではない」
そこはわざと同じ表現を繰り返して
有るけど使えない、使うのが惜しいということを強調しています。
それによって冒頭のクーラーが無い理由が強がりで
最後のやっぱり買おうというところに繋がるようにしたつもりです。
わかりにくかったかな?
>>469 電波文っていうか、知恵遅れが書いた文って感じ。最後の方なんか特に。
>>481 ありがとうございます。
はっきり言ってもらって構わんです。
朝まで飲んでしまいました。
>>480 それでもおかしいような。
金がないから強がっていたということは「買う気はあるが金がない」という
ことで、つまりもともと買う気でいたということじゃないのか。
結びが「やっぱりクーラー代をなんとか工面しようと思った」とかなら話は通じるが。
484 :
名無し物書き@推敲中?:2006/07/07(金) 12:06:46
天国行最終列車に乗車したあの人も乗る
手つづきすんで今はハッピーに雲の上
今日は駅にいっぱい赤い笑顔のリンゴが
ドサッととどく 傘寿とは……
屈託のないご意見をヨロシク!
>>484 > 天国行最終列車に乗車したあの人も乗る
誰か・何かが乗って「あの人」も乗ったのか、それとも「あの人」が乗ったのかわからない。
> 手つづきすんで今はハッピーに雲の上
> 今日は駅にいっぱい赤い笑顔のリンゴが
> ドサッととどく 傘寿とは……
天国にいるのに傘寿の祝いって意味不明。
486 :
名無し物書き@推敲中?:2006/07/07(金) 17:41:02
≫484
そんな感じで書いても小説としてはチンプすぎるよ。
どちらかというと独りよがり的文体だね。
487 :
酷評お願いします:2006/07/07(金) 19:30:02
街は沈黙した。
在るものは瓦礫と灰。生きているものと、そうでないもの。焼け落ちた家屋からは、まだ煙が昇っている。惨状を包み込む空さえ焼けて、ひどく紅い。
──子供は、その景色の中にいた。
彼は空腹だった。
既に彼には生きる気がないのに、十に満たない彼の体はそれでも、必死に生きようとする。
歩く気も失せ、彼はそのまま、瓦礫の上に座り込んだ。
「坊主、親はどうした」
顔をあげて、声のした方へ向く。小柄な男だった。随分憔悴している。
「…あの下」
少年の、泥やら灰やらで汚れた指が、瓦礫の山の一点を示した。
男は髭の伸びた顎を擦りながら、少年の指す方に目を向ける。
──そうか、とだけ呟いて、視線を戻した。
「おめえ、何か持ってないか。食い物でも、水でも」
男の目が、少年の持つ小さな鞄に向けられる。元々、興味はそこにあったらしい。
「持ってない」
機械の様に答える少年の表情には、男に対する落胆も軽蔑も浮かばなかった。それは彼が幼いせいではない。彼は目の前の男が自分を助けてくれることを、始めから期待してなどいなかったし、望んでもいなかったのだ。
488 :
わたろう ◆CYtVTgc4UQ :2006/07/07(金) 19:36:10
ぼくはリンゴが大好き。
だって、マッキントッシュはウィルスの被害に遭いにくいからね。
けれどもリンゴを好きになる理由はわからない。
ぼく達は余りにも生き急ぎすぎたようだ。
なぜって? ぼく達はビルゲイツに釣られたんだ。
お願いします。
489 :
名無し物書き@推敲中?:2006/07/07(金) 20:23:18
>>487 雰囲気はあると思います。
小説としては説明不足。
三人称で語り手の視点が主人公よりも高いので、
街が廃墟になった原因
主人公の名前
くらいは早めに提示する必要があります。
また、新しい人物を登場させたらある程度描写が必要。
>顔をあげて、声のした方へ向く。小柄な男だった。随分憔悴している。
この書き方だと、少年からみた描写になるはず。
子供の視点だと、小柄な男とか、憔悴しているという表現は不適当。
第三者の視点で描写するならば、セリフの前に大人の描写をしておくべき。
>>487 1行空けをやめましょう。
読みづらい。
”――”は極力使わないようにしましょう。
文章の品格が下がります。
492 :
酷評お願いします:2006/07/07(金) 22:19:44
489さん、491さんありがとうございました。
改善したいと思います。
493 :
駄文1:2006/07/07(金) 22:37:41
酷評お願いします
暑い夏の日、ラジオのニュースでは、どこかの連続殺人犯が逃走中。
里香は逃げ出した。職場から。上司の度重なる嫌がらせにより
積もっていたストレスが爆発したのだ。とりあえず町をうろつく。ふと、あるものが目にとまる。赤いスポーツカー。ドライバーは30代の男。焦茶の髪に無精髭とサングラス。田舎町に似つかわしくない男だった
。里香は男に近寄り声をかける。
「私のことさらって!」
男の返事も聞かず、里香は強引に車の助手席に乗り込む。
男は唖然としながらも車を走らせる。
>>493 体言止め、倒置法、現在形、主語の省略、全てが下手。
やるなとは言わないが、まず普通の文章を書けるようになろう。
センスとリズム感がないと目も当てられない。
それから、あいつは来なくなった。やっと静かな生活に戻れた、と胸をなで下ろしていたのだが、
それも束の間、あいつは私の友人を付きまとうようになった。
友達、いや親友と言っても、なにも恥じらいを感じない程、わたしと祐子は仲が良かった。
あなたたち二人ってレズでしょ? と言われても、私達の関係は崩れることなく、深く繋がっていた。
そんな親友の祐子のストーカーに、あいつはなった。
始めのうちは、わたしを間接的に苦しめるつもりなのだろう、と思っていたのだけれど、
どうも違うようだった。
496 :
名無し物書き@推敲中?:2006/07/07(金) 22:44:31
>>493 あらすじにしか見えないのはナゼだろう。
あと、駄文とか、書かないほうがいい。
自分なりに推敲して、もうこれ以上治せない、自分じゃサイコーと思ったヤツを持ってこなきゃ、
批評家の方に失礼だ。
497 :
駄文2:2006/07/07(金) 22:49:01
しばらく車を走らせ、長い沈黙を破るかのように男が口を開く。「名前は?因みに俺はトウジ」
里香は少し緊張しながらも何とかその問いに答える。
「里香……です。えと、すいません。いろいろあって混乱してたっていうか……」
里香は先程の職場でのいざこざを思い出し、表情を曇らせた。
「何があったかは知らないし、あえて聞かないけど……逃げない方がいいよ。絶対後悔するからさ。……送ってく」
来た道を引き返すと職場の近くに上司が居た。トウジは里香が上司の方に視線を向けているのに気付き、上司の側に車を寄せた。
続きます
498 :
続き:2006/07/07(金) 22:56:51
トウジは少し強引に里香を車から降ろした。上司は里香の腕を掴むと、トウジから離れるように歩きだした。同時にトウジの車も動き出す。トウジは叫んだ。
「里香、逃げんな!後悔するから!」
そしてトウジは走り去っていった。
ラジオのニュースでは連続殺人犯が逃走中。
終わり。
すいません、国語苦手です。今日見た夢があまりにも鮮明で…。書いてみたかったんです。
>>497 プロットですね。
そのセリフを言わせる心理とか、状況といったものを読者に分かるように表現
するのが小説です。一つ一つ少し足を止めて考えて見ましょう。
訂正
「痛いとは感じない→ 「痛い」とは感じない
「その心臓――」
何かが突き出される気配がして、
「貰い受けます――」
↓
「その心臓――」
何かが突き出される気配がして、
「――貰い受けます」
>>501 本文は読んでないが、「その心臓〜」の台詞はまるっきりパクリじゃないか。
萎える。
503 :
名無し物書き@推敲中?:2006/07/08(土) 13:13:53
駄文を書いたものです。評価ありがとうございました。この話をちゃんと完成させたいので、もっと勉強してから来ます。また評価してやってください。
504 :
名無し物書き@推敲中?:2006/07/08(土) 13:53:43
今日もまた私は歩く。夜明け間近の住宅街を。
いつからだろう、気が付くと私はいつも歩いている。深夜の記憶がまったくないのだ。処方された薬を飲んで体が熱くなる感覚は覚えている。けれどそこから夜明けまでの記憶はスプーンで刳り貫いたようにぽっかりとなくなっている。
夢遊病か、はたまた人格障害か…
恐ろしくなりしゃがみこむ。大丈夫大丈夫。何度もつぶやき目をふさぐ。
ふと金木犀のかおりがした、一気に記憶がよみがえる。心音は指先にまで響き、手は震える。
目を開けると私は歩いている。いつもどおり猫背になりながら。けれどまだあの匂いは鼻にまとわり付いている。記憶を呼び起こすかおり。頭に錯綜する情景。朝日が昇ってきた。
505 :
名無し物書き@推敲中?:2006/07/08(土) 14:08:14
(´・ω・`)悪くないけど、説明な感じ。もうちょい心理を入れたらどうがな ありきたりすぎる朝日がどうこうちゅうのはさ。
でもエンタメならいいよ。純文ならもうちょいひねりだがな
>>504 かなり前から早朝に住宅街を歩いている。
でも、家を出た記憶は無い。
病院で処方された薬のせいではないかと疑っている。
だったら病院にいくでしょう。
展開にリアリティーなし。物語が破綻している例。
記憶喪失物は難しい部類に入るので、デビューしてからの腕試しと
考えたほうがいいと思います。
507 :
名無し物書き@推敲中?:2006/07/08(土) 14:34:15
(´・ω・`) 知らんがな おまいプロかいな えらそうだながな
508 :
504:2006/07/08(土) 14:36:29
ありがとうございました(。・ω・。)
もっと勉強して出なおします!
読んでもらう人がいなくて(かなり下手なんで見せたら恥かと)参考になりました。
酷評よろしく。
イカ墨を塗りたくったような漆黒の闇に、ホットケーキのごとき真ん丸の月が輝いていた。
郊外の住宅街は静寂に包まれてる。
センスの欠片もない濃紺の安スーツに身を包んだ飯島宗之は、自宅アパートを目指して歩いていた。
連日の残業からくる極度の疲労で、重病患者さながらの足取りだった。
七月の深夜だ。サウナのような蒸し暑さに辟易し青白い顔を歪めた飯島は、額に噴き出した汗を手の甲で拭った。
背中にへばりついたシャツに、言いようのない不快感が込みあげる。
部屋まではあと五分とかからない。たしか冷蔵庫にビールがあったはずだ。飯島は冷えたビールと、
つまみの柿ピーを頭に思い浮かべ、自分を奮い立たせた。歯を食いしばった。と同時に放屁してしまい、
飯島はひとり苦笑した。
街路灯の下を通過しようとしたとき、灯りに群れた蛾の不気味な羽音が鼓膜をくすぐった。
嫌悪感が湧きあがり、さらに顔を醜く歪めた。
老朽化した木造アパートの角を曲がったとき、最近この界隈で強盗事件が相次いでいることを思い出した。
仕事帰りのサラリーマンが若者のグループに殴られ、脅され、金を奪われるという事件が続いているらしい。
鼻を骨折した被害者もいると、何日か前のニュースが伝えていた。いわゆるオヤジ狩りというやつだろう。
若者にとってはゲーム感覚なのかもしれないが、標的にされたほうはたまったもんじゃない。
急に怖くなり、飯島は後ろを振り返った。誰もいない。小さく安堵し、再び前を向く。
飯島はまだ三十一歳だから、オヤジと呼ばれる年代ではないが、用心するに越したことはない。
身長一六〇センチの飯島など、強盗団の格好の獲物だろう。
早く帰ろう。飯島は足枷がついているかのような重い足を引きずり、歩を進めた。
>イカ墨を塗りたくったような漆黒の闇に
イカ墨は英語で言うとセピア。漆黒ではない。
>飯島はまだ三十一歳だから、オヤジと呼ばれる年代ではないが、
ただの主観では?書き手の人物像が露見されてる。
文章自体はまぁ普通。
>>509 まん丸の月が輝いてる夜って、漆黒の闇かな?
安スーツって誰でも似たような感じになるとは思うけど、特筆するほどの
センスの無さ、とは?
言いっぱなしじゃなくて、その方向性というか、体に合わない(が故にかっこわるい)
とか、流行遅れのとか、もっと別の言葉で言い換えた方がいいように見えるけどな。
君がこの男のことを読者に「センスのかけらもない男だと思って下さい!」
と言いたいのは分かるけど、そう思わせるように書くべきでしょ。
というわけで、3行読んでうんざりしたので、後は読んでません。
>>509 >イカ墨を塗りたくったような漆黒の闇に、ホットケーキのごとき真ん丸の月が輝いていた。
ラノベチックですね。
そもそも月夜は漆黒の闇ではないはず。
>センスの欠片もない濃紺の安スーツ
吊るしの安物スーツをみてセンスがないとは言わないでしょう。
特注のピンクのスーツとかならまた別ですが。
>重病患者さながらの足取りだった。
>自分を奮い立たせた。歯を食いしばった。と同時に放屁してしまい、
>飯島はひとり苦笑した。
この二つは初心者にありがちな大げさな表現です。
普通に考えれば、会社→駅→電車→自宅へ
という流れなので、普通に歩いてるでしょう。
> 七月の深夜だ。
場面が変わっていないなら不要。
ストーリーに関連しないどうでもいいシーン(蛾をみて顔を歪めたとか)を書き込み
すぎると、文章や表現に関するセンスがないと判断されます。
普通の小説(一般文芸)をよんでみると分かると思いますが、過剰な表現というのは
ほとんどありません。重要なシーンとつなぎのシーンの書き分けを考えながら書くよう
にされたほうがいいと思います。
>>502 ウェー!?
素で分からないです。できれば教えてください。
あと、もしよろしければ本文の酷評お願いします。
ロダ使うよりも、こっちに直接書き込んだ方がいいのかな?
>>504 冒頭、いきなり「夜明け間近」と「私」は言うわけだが。
「深夜の記憶がまったくなくて」「気が付くといつも歩いている」のに、
なぜ「夜明け間近」だとわかるのか?
住宅街だというのがわかるのは自然だわな。
暗いから夜だということもわかるだろう。
でもなぜ夜明けが間近だとわかるのか?
星の位置に特別に詳しいのか?
朝日が昇って夜明けがきて、それではじめて、いままでが夜明け間近だったと
わかるのではないか。
記憶がよみがえるのは金木犀のかおりがしてからなんだろ?
こういう部分にリアリティがないと、書いてあることが全部空々しく読めてしまう。
>>513 三つ分くらいをめどにここで張ったほうがいいよ。
わざわざPASS入れてまで見に行く人は少ないから。
>>515 dクス
人は切られると「痛い」とは感じない、「熱い」と感じるんだ。
俺は今、初めてそれを知った。
――熱い。
まるでわき腹に、焼きごてを押し付けられてるみたいだ。
復興からこぼれた血が、足元に血だまりを作っている。
目の前には、一人の男。
一目見ただけで高級品と分かるスーツを、身体の一部みたいに着こなした三十台の男だ。
その左手には、鞘に収まった長剣が握られている。
テレビゲームにでも出てきそうな、幅広の西洋剣。
それが、俺の腹を切り裂いた凶器だった。
分けが分からない。
学校からの帰り道、この男とすれ違ったらいきなりこれだ。
喧嘩には自信のある俺だが、情けない事に自分が斬られた事にすら気づけなかった。
不可解なのはいつの間に、どこからそんなものを取り出したのかという事だ。
当然だが、俺とすれ違うまではこの男の手にそんな物騒な代物は握られていなかった。
どこかへ隠していたとしても、その剣の刀身は一メートル程はあるし、男は鞄ひとつ持っていない徒手空拳だったのだ。
しかし、この男とすれ違って腹に熱を感じた俺が、急速に力の抜けていく足で道端のコンクリ塀に背中を預けた時、突如としてその手の中に出現していたのだ。
剣がどこから出てきたかも問題だが、当面の問題はこの出血である。
血はとめどなく流れ、容赦なく俺の命を削り取っていく。
必死に手で押さえるが、その程度で何の効果があろうか。
両足はとうとう身体を支えきれなくなり、俺は自分の血の中へと座り込む。
「内臓には一切傷をつけていないが、薄皮一枚でも人は死ぬ」
男が、初めて口を開いた。
「自分の血に溺れ、緩慢な死を迎えるがいい」
それだけ言い残すと、この場から立ち去っていく。
くそ、まただ。
今度は、いつの間にか剣が消えている。
出したり消えたり、こいつは手品師か何かなのか?
とにかく、この場からあいつが立ち去ってくれたのはありがたい。
止めを刺さないなんて、間抜けめ。
517 :
◆TpifAK1n8E :2006/07/08(土) 20:32:12
俺は上着のポケットから携帯電話を取り出すと、百十九番をプッシュしようとする。
「――あれ?」
思わず、間抜けな声が漏れた。
何でだ?
どうして、携帯電話が手の中から落ちていくんだ?
俺は慌てて、それを拾おうとする。
――が。
はは、何だ。
簡単な事じゃないか。
もうとっくに、腕なんて動かなくなっていたんだ……。
どうやら、とっくに限界だったらしい。
くそ、間抜けは俺かよ。
そういえば、視界も随分と白濁している。
これが死ぬという事か……。
俺の脳裏に、今までの出来事が甦る。
何となく分かる。これは過去を思い出してるのではなく、何か助かる方法がないかと脳が必死に検索しているんだ。
そして脳が導きだした結論は……。
助かる方法など無い、だ。現実は非常である。
俺は覚悟を決めた。決めざるを得なかった。
今日ここで、十七年に渡る人生は幕を閉じるのである。
もう何の用もなさなくなった目を閉じた。
それでもなお、視界は白い。
その時、
「――先回りされてましたか」
凛とした声が、降りかかった。
同時に、俺の手首に誰かの指先が触れるのを、わずかに残った触覚で感じる。
「弱いですが、脈はまだありますね」
指先が離れる。
どうせなら、もう少し触れていて欲しかった。
そんなに長い間じゃなくていい。
あと数分も経たぬうちに死ぬだろうから、それまで。
「止むを得ません、契約します」
声が、よく分からない事を告げる。
「その心臓――」
何かが突き出される気配がして、
「――貰います」
俺の左胸に、またあの灼けるような感覚が宿った。
今度は、焼きごてを押し付けられる感覚じゃない。
焼きごてで、刺し貫かれている感覚。
そして俺は……。
――心臓の鼓動が止まるのを、感じた。
そろそろ、自己紹介をしておこう。
俺の名前は、空宮大和。
たった今、死んだところだ――。
ここまで、一行目に一文字開けるの失敗しちゃったorz
どうか、酷評お願いします。
519 :
名無し物書き@推敲中?:2006/07/08(土) 20:52:51
心がここにここここおここここ。
へえええええええええええええええええええ!
「もらいません」
「つまり、へのつっぱりはいらんですよ?」
お願いします。
520 :
名無し物書き@推敲中?:2006/07/08(土) 21:15:40
>>516 ちょっと面白かった。
復興=腹腔、非常=非情?
切られる/斬られる 統一した方がいいかと。
男が立ち去ったあとに
「今度は、いつの間にか剣が消えている」?
薄皮一枚で人が死ねる理由が良く分からない。
腹腔内からの出血という時点で筋層は突き抜けたわけだし。
「緩慢な死」
とかいってる割に出血速度が速そうなので
動脈が切れちゃったのかな、と思うけど。
「契約」はその声と主人公との間でかわされたもの?
通常は双方の合意がないと出来ないものだと思いますが
「時間がないから」だけでそこをスキップするのは
違和感が。
>>516 よくなってますね。
細かい部分は置いといて。
>喧嘩には自信のある〜当面の問題はこの出血である。
まで7行は、カットしたほうがスピード感が出ると思います。
剣については後に説明する機会があると思いますので。
それと周囲の状況が不明です。
街角なのか、公園なのか、路上なのか、一行でいいので描写して下さい。
> とにかく、この場からあいつが立ち去ってくれたのはありがたい。
> 止めを刺さないなんて、間抜けめ。
主人公は状況を知らないのですから、この心理描写は不適当。
通り魔に刺されてこんな余裕かます人はいないでしょう。
> そろそろ、自己紹介をしておこう。
> 俺の名前は、空宮大和。
> たった今、死んだところだ――。
一人称での自己紹介は、ラノベ的にはOKなのかな?
一般文芸では禁じ手です。
名前くらいなら敵役に呼ばせたほうがスマートです。
522 :
名無し物書き@推敲中?:2006/07/08(土) 23:09:59
宣伝になるので本当に評論としてのみ見ていただける方のみ評価
お願いします。
難しく微妙な問題ですので政治的立場的に公平な方を希望します。
できるだけ中立的かつ事実重視でフランス政府の行政資料に準拠して書
いたつもりですが、どうしてもカルト嫌いな気持ちが出て
多少中立性を踏み外してしまってるとは思いますがそのへんも
中立性の観点から公平さにかける部分のご指摘もお願いしたいのですが。
創価学会はフランスでカルト指定
http://society3.2ch.net/test/read.cgi/koumei/1152304376/l50 こちらの資料紹介スレ。
紹介文として説明の手順や手際が悪い、文法がおかしい
など色々あると思いますのでどうか評価をお願いします。
酷評ありがとうございます。ちょっと直してみました。
不二市の中でもとりわけ人の少ない田園地帯へと続くこの道は、午後十八時ともなると人っ子一人いなくなる。
辺りは、まるで宵闇に塗りつぶされたかのように薄暗い。
この俺、空宮大和は高校への登下校にこの道を使っている。
理由は簡単、近いからだ。
子供の頃はお化けが出るのではと怖がったこの道も、成長して幽霊など存在しないと分かった現在では何の恐怖も感じない。
俺は帰り道で立ち寄ったスーパーの買い物袋を下げ、意気揚々と歩いていく。
親父が海外へ仕事に出て五年。
家事をこなすのも、随分と慣れたものだ。
そんな見慣れた帰り道の中、見慣れぬ風景が今日は混じっていた。
男だ。
一目見ただけで高級品と分かるスーツを、身体の一部みたいに着こなした三十台の男が、向こう側から歩いてくる。
この向こう側には、俺の家の他には数件しか民家は存在しない。
必然、近辺で見かける人間も限られてくる。
俺は今まで生活してきて、こんな男を見かけた覚えはなかった。
そんなスカしたスーツで、田んぼや畑くらいしかない向こう側に何の用があったのかいぶかしく思いながら歩いていると、お互いの距離が五歩まで近づいたところで男が口を開いた。
「失礼ですが……空宮さんのご子息ですよね?」
どうやら、親父の知り合いだったらしい。
俺は丁寧に染め上げたエセ金髪をオールバックに固め、身長も百九十六センチという目立ちすぎるくらい目立つ格好をしている。
前に親父が電話で言ったきたからメールで写真を送ったし、俺の外見を伝え聞いてるなら殆ど確信を持って尋ねているのだろう。
「ええ、そうですけど。あなたは?」
「いえなに……」
男はにこやかな笑みを浮かべ、告げる。
「しがない殺人愛好家ですよ」
次の瞬間、わき腹に熱が宿った。
目をやると、俺の腹腔から血が溢れ出している。
「な……」
俺はそれだけしか口にできず、後ずさる。
目の前の男、その腕には……。
不気味な長剣が、握られていた。
黒塗りの柄と黒塗りの鞘、唯一漆黒に染まっていない白銀の刀身からは一点の曇りも無かった。
おそらく俺の命を奪ったのだろう凶器が放つ人外の美しさに、俺はほんの一瞬だけ痛みを忘れて目を奪われる。
しかし、すぐに疑問が首をもたげた。
――いつの間に、こんな物を取り出したんだ?
「腹の肉だけを切り裂いた」
男が告げる。
「内蔵には傷をつけていないが、その出血はお前の命を奪うだろう」
それだけ言うと、長剣を鞘に収める。
次の瞬間、長剣は跡形も無く消滅していた。
「おっとそうだ」
何かを思い出したかのように言うと、上着のポケットから携帯電話を取り出す。
何度かボタンを押した後、上部カバーに付いているカメラをこちらに向けた。
――こいつ。
「さあ、笑顔を向けたまえ」
撮影しているのか。
突然の出来事と出血で朦朧としつつ、俺は足を踏み出す。
その顔、ぶん殴ってやる。
「お、いいね。実にいい」
男が、弾んだ声を出す。
「なんせ、君はでかいからね。その太い腕で殴られたらと思うと、私も恐怖で身がすくむよ」
ちっとも恐れなど感じていない声で、挑発する。
俺は一歩、二歩と歩みを進め……。
三歩目を足が支えきれなくなって、うつ伏せに倒れこんだ。
「なんだ、だらしない」
男が、失望したかのような声を出す。
「まあ、あれだけの出血でよく動いたと言うべきか」
俺の上着にあるポケットへ手を突っ込むと、中から携帯電話を取り出す。
「十分楽しんだし、この辺でおいとまさせてもらうとしよう」
鼻歌を歌いながら、歩き去っていく。
俺は渾身の力を込めて立ち上がろうとしたが、あお向けに転がっただけで終わる。
視界が、白濁としてきた。
俺の脳裏に、今までの出来事が甦る。
何となく分かる。これは過去を思い出してるのではなく、何か助かる方法がないかと脳が必死に検索しているんだ。
そして脳が導きだした結論は……。
助かる方法など無い、だ。現実は非常である。
俺は覚悟を決めた。決めざるを得なかった。
今日ここで、十七年に渡る人生は幕を閉じるのである。
もう何の用もなさなくなった目を閉じた。
それでもなお、視界は白い。
その時、
「――先回りされてましたか」
凛とした声が、降りかかった。
同時に、俺の手首に誰かの指先が触れるのを、わずかに残った触覚で感じる。
「弱いですが、脈はまだありますね」
指先が離れる。
どうせなら、もう少し触れていて欲しかった。
そんなに長い間じゃなくていい。
あと数分も経たぬうちに死ぬだろうから、それまで。
「止むを得ませんね」
声が告げる。
「あなたを――」
何かが突き出される気配がして、
「――私の担い手として選びます」
俺の左胸が、貫かれた。
そして俺は……。
――心臓の鼓動が止まったのを、感じた。
どうか、酷評お願いします。
>>523 小さいことではあるんだけどさ、冒頭でいきなり「午後十八時」なんて
山田悠介レベルの記述されるともうダメだわ。先が読めなくなる。
記述云々よりまず知識つけよーぜ。常識レベルでいいから。
山田悠介先生レベルなんて最高の褒め言葉です。
ありがとうございました
>>527 相手の言いたいことが分かっていてそういう返しをする奴が実にイラつく。
他人の評価を真摯に受け止められない奴は、何のためにここで文を晒すんだ?
本人とはかぎらんだろ・・・
530 :
名無し物書き@推敲中?:2006/07/09(日) 01:47:21
人の作品けなすような奴に評価なんて高尚な真似されたくない罠。
ついでに
>>527は
>>523じゃないから気にするなw
とりあえず526は何処の大先生様か知らないが山田悠介レベルとか書いちゃうのはやめたほうがいいよ
あほみたいだから
午後十八時ともなると〜
ではなく、
この時間にもなると〜
の方がよかったですね。
酷評、ありがとうございます。
おそらく俺の命を奪ったのだろう凶器が放つ人外の美しさに、俺はほんの一瞬だけ痛みを忘れて目を奪われる。
も、
おそらく俺の腹を切ったのだろう凶器が放つ魔性の美しさに、俺はほんの一瞬だけ痛みを忘れて目を奪われる。
に訂正で。
534 :
名無し物書き@推敲中?:2006/07/09(日) 03:26:07
>>523-525 大分小説らしくなってきましたね。
とりあえず
>前に親父が電話で言ったきたからメールで写真を送ったし、
>俺の外見を伝え聞いてるなら殆ど確信を持って尋ねているのだろう。
この部分が伏線でなければ、ないほうがいいと思います。
田舎のようですし、身長190センチを越す金髪の高校生なんてそうそう
いないでしょうから、間違いようがないので。
細かい表現などは荒削りですが、全体的はまずまずいいんじゃないでしょうか。
とりあえず読んでみようかなという感じにはなります。
物語が上手くまとまれば、一時通過は可能なレベルだと思います。
以下は、個人的な好みになりますが525のくだりが少し書き足りないような気がします。
触れられた感触の心地よさみたいなものが、もう少しあってもいいかなと思いました。
また、文章にスピード感を出す為の倒置や体言止めが、少しあってもいいかなという
気がします。
もっとも、オーソドックス・スタイルで進めることが悪いということはありませんので。
がんばって下さい。
>>534 助けに来た人に(親父が)主人公の外見を教えたという事にしてあるので、いちおう伏線です。
頑張ります!
536 :
名無し物書き@推敲中?:2006/07/09(日) 05:50:20
537 :
名無し物書き@推敲中?:2006/07/09(日) 08:24:46
>>523-525 出だしに関しては、書き直し前の方が良かった。
冒頭、スーパーの袋云々とか読者としてはあまり興味が持てない。
やや冗長。
自分も
>>525の方をもっと書き込んで欲しい気がしました。
細かいところで
白濁とした=白濁したor白くなった で良いかと。
>「腹の肉だけ
腹腔内にあるのは内臓と脂肪と血管と結合織
肉=筋肉というのは一般的な捉え方じゃないのかな…?
全体としては興味を持って読めました。
人が死ぬのがそんなに面白いのか!
誰にでも訪れるものだから、親しみがあるだけだよ
540 :
名無し物書き@推敲中?:2006/07/09(日) 15:02:02
以下の文、知ってる人は何も言わないように
喧嘩と仲直りの規則的な羅列が句点も読点も無くノンスップで続いてていくような、
そういうお付き合いだった。
全部なかったことみたいにぱっと元に戻れるときもあれば
言葉の上で仲直りしただけでいつまでもわだかまりや
大きなしこりを長く引きずる事もあったし、
あたしたちの関係には区切りや整頓が無くてただ本能だけの生き物になって
楽しいことだけを追いかけてがむしゃらになっていた。
ろくに勉強なんかしないくせにそういうことには貪欲で、
果てもつきもなく、知性のかけらも無い脳みそでそれだけを深く求めていた。
幼かった。バカだった。
でもそんなこと気づけなかったしだから知らなかった。
あたしもみんなもただのアホで、誰が一番ましかを競った。
先生のやさしさという名の脅しを真にうけて傷ついたり反抗してみたり
今考えるとツメが甘すぎることを何度も何度も繰り返して、
最後にはからからに乾くんだ。
途中までですがよろしくお願いします
>>540 主人公独白ですから出だしとしてはまずまずいいんじゃないですか。
突飛な表現もありませんし。
一行目は非凡な感じがします。
長文の後に、
>幼かった。バカだった。
とジャブを入れることで長文のリズムが生きていますしね。
本当に「あなたの文章」ですか?
一行目は貼った奴のマヌケぶり
平成マシンガンズ
あなたが15歳だったら文藝賞を取れるレベルです。
546 :
名無し物書き@推敲中?:2006/07/09(日) 21:13:08
>>540 無名な人が書いたら批判されるが
有名人が書いたら、やたらもてはやされそうな文章だ。
でも私のリズムには合わないので、キライ。
ひとつの文が長すぎて読みづらい。
おまえの文章よりは読みやすいからw
改行がこのとおりだったら、まあ長めでもいいんじゃない
>>537 酷評ありがとうございます。
実は、書き出し部分で凄く悩んでいまして、もしよければアドバイスを頂けないでしょうか?
前バージョンの「斬られた後からスタート」だと、何故斬られたのかを回想する場面が
どうしても必要になるので、時点がぶれて混乱しないかな……と思いまして。
それで、書き直しバージョンでは「斬られる前からスタート」にしてみました。
どちらの方が良いと思いますか?
あと、
>>525を直しました。
「――先回りされてましたか」
凛とした声が、降りかかった。
同時に、俺の手首に誰かの指先が触れるのを、わずかに残った触覚で感じる。
ひやりとした感触。
その冷たさが、痛みで全身に熱を帯びている俺には心地よい。
地獄に仏というやつか。
まるで、釈迦に糸を垂らされたカンダタみたいな気分だった。
カンダタと違うのは、選択次第では助かったあいつと違って俺は何をやっても助からないということだろう。
「弱いですが、脈はまだありますね」
指先が離れる。
たったそれだけのことで、この世の全てに見捨てられたような気分になった。
どうせなら、もう少し触れていて欲しい。
そんなに長い間じゃなくていいんだ。
あと数分も経たぬうちに死ぬだろうから、それまで。
「止むを得ませんね」
声が告げる。
「あなたを――」
何かが突き出される気配がして、
「――私の担い手として選びます」
俺の左胸が、貫かれた。
そして俺は……。
――心臓の鼓動が止まったのを、感じた。
> 同時に〜
どういう要素を盛り込みたいのかは分かるけど、説明的な印象を受ける。
「降りかかった」のすぐ後に続けばほぼ同時であることは分かるから「同時に」は不要、
あるいは「声が降りかかると同時に……」とすることもできる。
行を変えて「同時に」なんて書いてもたもたしてる分、かえって「同時」な感じが
失われている。
一人称出来てるんだ(ろう)から、その後の文も、そのまま行くなら「俺の」は不要。
モタモタしてる。
スピード感を狙って時制を現在にしているならなおさら。
最後の行も「そして……俺の心臓は止まった」でいいでしょ。
ちゃっちゃか読めるマンガ小説を書くつもりなんだろうから、「のを、感じた」とか
書いてるとまどろっこしい。
「誰か」「指先」とすぐに分かってしまうのもなんだかなあという感じ。
「俺の手首に何かが触れた。俺の体にはほとんど感覚が残っていなかったが、
意識を凝らしてみると、誰かの指先であることが分かった」とかなんとか、結論を先に
延ばした方が主人公の体感と読者の体感が一致していくと思う。
>>549 書き出しは誰でも悩むんですよ。
ですが、今の段階ではそんなに深く考えなくていいと思います。
というのは何故かと言うと、どういう書き出しがいいのかは、物語が完成
してから全体のバランスで決まるからです。
推敲といいますけどね。
推敲の段階で不必要な情報は削らなければなりませんが、書いている内に
細かい設定は変わっていくものです。
何が必要で、何が不必要なのかは(初心者のうちは)完成してみないと分からない。
まず物語を完成させることが大切です。
552 :
名無し物書き@推敲中?:2006/07/10(月) 03:03:41
>>550 酷評ありがとうございます。
「俺は〜」が不要な部分を全て削除しました。
本当だ、俺は俺は言いすぎだよこの男。
他にも、言われた部分を訂正しました。
>>551 分かりました、とりあえず書き進めてみます。
というわけで、続き。
当然だが、心臓が止まれば人は死ぬ。
天国か、あるいは地獄か。
ともかく、死んでしまった以上ここはあの世に違いない。
しかし、驚いた。
あの世というものは、どうやら味噌汁の香りがするものらしい。
耳をすますと、包丁がまな板を叩くリズミカルな音が聞こえてくる。
死んで肉体を失っても、人は何かを食べたがるものなのだろうか?
もしかしたら、ここは餓鬼道なのかもしれない。
死んで餓鬼になるのは生前に贅沢をした者だと、暇つぶしに読んだ漫画に描いてあった気がする。
平均的日本人高校生並みの生活しかしてなかった俺だが、世界的に見ればきっと贅沢をした方なのだろう。
どこかの国では、ほんの数円で薬を仕入れて命を救えるとか聞いたことがあるしな。
餓鬼道なんて恐ろしげな場所の割に随分と平穏そうな雰囲気だが、生前に知った情報の方が間違いだったに違いない。
何にせよ、こうしていつまでも目をつむっていても仕方がない。
死んだ後にも目が見えるのかは疑問だが、ここは試しに開けてみるとしよう。
そうして恐る恐るまぶたを開いた俺の目に映ったのは……。
「あれ?」
……見慣れた自分の部屋だった。
壁に貼られた好きなバンドのポスター。
整理されぬままに、部屋の隅に積まれた雑誌類。
部屋の真ん中に置かれた折り畳み型の机には、食べかけの袋菓子と空になったペットボトルが置かれている。
壁に掛けられた時計と窓から見える夜空が、現在の時刻が夜の八時だと告げていた。
ここが俺の部屋だということは……。
「生きているのか……」
切られたはずのわき腹に手を当てる。
そこには、切られた形跡など微塵も存在しなかった。
もしかして、夢だったのか?
一瞬そう思ったが、そうではない証拠に携帯電話が無くなっていた。
現実だとすると、あれは一体なんだったんだ?
そして何より気になるのが、さっきから鼻腔をくすぐっているいい臭いと台所から感じられる人の気配だった。
今まで寝ていたベッドから起き上がる。
下半身は制服のままで、上半身は全て脱がされて裸の状態だった。
そのままではきまりが悪いので、タンスから別の服を取り出して着替える。
最初は上だけ着ようかと思ったがズボンやパンツも血で汚れてかなり悲惨な状態だったため、全て取り替えることにした。
脱いだズボンとパンツは、適当に放置する。
もう一度はく気にはなれないし、これは捨ててしまうことにしよう。
血でベッタリとした肌はそのままだが、衣服だけはさっぱりとした。
落ち着いたところで、俺は部屋を後にし台所へと向かう。
二階建ての我が家だが、住んでるのが俺しかいない現在では二階は物置にしか使っていない。
必然、俺の部屋も一階に存在する。
さして長くもない廊下を渡ると、台所へとたどり着いた。
「気がつきましたか」
自分が死んだと思ったあの時。
最後に聞いたのと同じ声が、俺を迎える。
見慣れた流しの前には、見たこともない女が立っていた。
年の頃は二十代前半くらいだろうか?
艶やかな黒髪は短めに整えられ、活動的な印象を与える。
顔立ちは……女に使うのは間違っているが、眉目秀麗という言葉が相応しい。
綺麗というよりも、格好いいという印象が先に立っている。
左目の近くにある泣きぼくろが、わずかな艶やかさを加えていた。
身を包むのは女物のスーツで、これも活動的な印象を強調している。
総じて、凛々しい女だった。
「あんたが……俺を助けてくれたのか?」
単刀直入に、自分の一番知りたいことを尋ねる。
ここまで。
どうか、酷評お願いします。
556 :
名無し物書き@推敲中?:2006/07/10(月) 06:09:12
>>552 「午後十八時」って何だよって話でしょ(笑)
557 :
名無し物書き@推敲中?:2006/07/10(月) 06:10:20
>>553-555 > ともかく、死んでしまった以上ここはあの世に違いない。
> しかし、驚いた。
> あの世というものは、どうやら味噌汁の香りがするものらしい。
> 何にせよ、こうしていつまでも目をつむっていても仕方がない。
> 死んだ後にも目が見えるのかは疑問だが、ここは試しに開けてみるとしよう。
ギャグなのかな?
死んだと思っている人間の心理としては不適当。
> 脱いだズボンとパンツは、適当に放置する。
手を抜きすぎ。
というか血まみれなら着替える前に、台所に行く前に、シャワー浴びにいくだろ?
自分の家なんだから上半身裸でも全裸でもいいはず。
この段階で主人公は、女性が家にいることを知らないのはず。
> 二階建ての我が家だが、住んでるのが俺しかいない現在では二階は物置にしか使っていない。
> 必然、俺の部屋も一階に存在する。
説明が不自然。
なんで主人公が部屋が一階とか二階とか考えてるの?
>「気がつきましたか」
> 自分が死んだと思ったあの時。
> 最後に聞いたのと同じ声が、俺を迎える。
> 見慣れた流しの前には、見たこともない女が立っていた。
> 年の頃は二十代前半くらいだろうか?
順番が変。
主人公の目線→女→セリフの順番でないとセリフ主が分からない。
冒頭にセリフを入れる場合は、すぐにセリフ主を描写しないとダメ。
基本的に冒頭セリフはやらないほうがいい。
この状況だと、先に主人公が声をかけると思うけどね。
559 :
1/2:2006/07/10(月) 19:15:59
一話完結の短い文章ですが、批評をお願いします。
時勢とはなにがなにやら、わからないものでございます。つい最近まで、メモ用紙の裏紙になるく
らいにしか用途のなかった私の作品が、このようなかたちで世に出され、様々なメディアに顔を出
し、もてはやされ、あれよという間の出版。この短期間にもたらされた多くの逆ベクトルに、私は喜
びよりも興奮と戸惑いを禁じ得ず、身辺に起こった数々の事象とともに、まるですべてが夢中であ
るかのようだとシェイクスピアを気取るような、ふわりとした心持ちの中、この文章をしたためており
ます。
あとがきを書くにあたって、私に惜しみない声援と憐憫を与えてくださった、親戚、友人の皆々様
方、また小説と呼ぶに値しない未熟な私の文章を、諦観することなく皮肉と叱咤を提供してくださっ
た、編集者様方各位に、感謝とともに深く御礼を申し上げます。
作品を作る上で、あとがきで多くを語ることが蛇足だとするならば、それを承知した上で、皆様に
お伝えしたいことが一つございます。
私はこの夏に、娘二人を連れ、現在の住まいにまで越してまいりました。喧騒たる都会を離れ、
己の身をおく場所を自然の中に見出すということが主だった理由であります。小説家とは今も昔も
手前勝手なものでございます。今思えば、半ば偉大な先人たちへの憧れが先を立った面も多分に
ありましたが、とにかく、太宰や芥川がそうしたように、私は生まれ育った街を離れ、戦前を彷彿と
させるような、のどかな風景の広がるある村落へと移住したのでありました。
賢明な読者の皆様でありましたらすでにご察しがついておられるかと思いますが、この小説の舞
台となる村は、私が今現在定住しているこの田舎村を元としております。また、登場人物である人
間のほとんどが、私の近辺に住む友人や知り合いであり、主人公であるところの二人の少女は、
ご想像の通り、私が愛してやまない二人の娘たちの偶像をあてはめてあります。
560 :
2/2:2006/07/10(月) 19:18:36
親ばかが過ぎると思われるのは、もとより覚悟の上です。実際に、私を訪ねてきた友人の何人
かは、この作品を一瞥し、苦々しく顔をしかめ、侮蔑の念を込めた瞳で私を覗き込みました。「こん
なことを書いて、恥ずかしくはないのか」と詰め寄った友人も中にはおりましたが、そんな時、私は
決まって彼らにこう説明しました。僭越ながら抜粋させていただきますと、
"小説をはじめとする多くの創作物は、妄想より生まれ出でるものである"
という一言に尽きるのであります。
確かに私の行っていることは、人としての道を大きく外れているということができましょう。しかし
ながら私の頭の中では、あの蒸し暑く雲の白い、いまいましいあの日以来、様々な妄想が、この
頭蓋をぱちんと弾き砕かんという勢いで沸いては消えて、激情とともに私を悩ませ続けたのであり
ます。
あの時となり町の母に、ささやかな餞別を送り届けんとした、まだ年端もゆかない娘が、沼に足
をとられることなく歩き続けていたら。必死の捜索ののちに見つかった、沼の底に沈む赤い靴を、
頑なに妹のものではないと言い張り続け、妹を探すといってそのままどこかに消えてしまった長子
を、もし超常的ななにかの力が手助けをしたなら。それらの想いはより色を濃く、鮮明なものに姿
を変えてゆくのです。
私の妄想は、このようなかたちで皆さんの目にさらされることによって、初めて昇華したといえる
でしょう。そのことに私は、望外の喜びを感じております。この本が手に取られるたびに、サツキと
メイはよみがえるのです。すべてを抱く自然のもと、いつものように白い歯を見せて笑いかけなが
ら、下手くそなオカリナを私に聞かせてくれています。
そう、それはもちろん、トトロの、となりで。
お願いします。
>>559-560 個人的にはあまり好きな文体ではありませんけど
まずまずいいんじゃないでしょうか。
小説でもなさそうですし。
>>559 全体に書き方がひつこいよね。
力んでる感じがある。
>>559 文体を統一したら?
「ございます」なのか「あります」なのか
>>559-560 全体に生硬。
書き慣れていない文体で無理して書いている感があり、リズムに乗れず、読みづらい。
不正確な記述も目立つ。
>メモ用紙の裏紙になるくらいにしか用途のなかった私の作品
「メモ用紙の裏紙になる」って何だ?
>私が愛してやまない二人の娘たちの偶像をあてはめてあります。
同様。「偶像をあてはめる」って何?
如何にも悪ズレした素人が書きそうな文章。
よいところは何ひとつない。
>>559-560 意図的に妙な文章を書こうとしてるんだよね?
それにしても単語の不正確な使い方が目立つ。
「時勢とはなにがなにやら、わからないものでございます」
この文章の意味が分からない。
「この短期間にもたらされた多くの逆ベクトルに」
出版に向けての動きに類するものと思われるが不明瞭。
「感謝とともに深く御礼を」はいくらなんでも重複。
「作品を作る上で」「それを承知した上で」
くどい。それに「作品を発表する上で」だと思う。
「お伝えしたいことが一つ」というのがどれのことなのか分からない。
「作品を一瞥し」は不自然。
「こう説明しました」の後は ""内だけの文章で充分ではないか。
「しかしながら」以降の文章が逆説になっていない。
もっと自然な文章を書いたらどうだろう。
文章の一つ一つはかろうじて成立しているが、意味が不明確であったり、
全体の流れの中で何を指しているのか不明瞭になってしまっている。
落ち着いて読み直してみよう。
意図的に妙な文章を書こうとしているのですね。
それにしては、不正確な単語の使いかたが目立ちます。
「時勢とはなにがなにやら、わからないものでございます」
ここの文章の意味が不明確です。
「この短期間にもたらされた多くの逆ベクトルに」
出版に向けての動きに、類するものと思われますが、不明瞭です。
「感謝とともに深く御礼を」は、重複しています。
「作品を作る上で」「それを承知した上で」
少しくどく感じます。あと、「作品を発表する上で」が丁寧ですね。
「お伝えしたいことが一つ」という部分が、
どのことを差すのかなのかわかりません。
「作品を一瞥し」は不自然ですね。
「こう説明しました」の後は、""内だけの文章で充分だと思います。
「しかしながら」以降の文章が逆説になっていません。
もう少し自然な文章を、書いてみてはどうでしょうか。
文章の一つ一つは、かろうじて成立していますが、
意味が不明確であったり、 全体の流れの中で、何を指しているのか、
不明瞭になっています。
気を落ち着けて、読み直してみましょう。
567 :
グレート岡田:2006/07/11(火) 13:40:05
自慢の太鼓腹も大腸癌の巣窟となった今、桜子を幸せにする時間も残されてない。桜子は朽ち果てた祠を
修理していたが、背後に気配を感じたので振り向くと生徒会長の牛島だった。彼はプロポーズの返事を聞き
にきただけだったのに、まるで荒猪でも見たかのように震える彼女を見て悲しくなった。しかし喜ぶのはま
だ早い。飢えた荒猪ほど危険なものはない。時には熊でさえ恐れるほどだ。そこで桜子は賭けに出た。身体
を許す瞬間の隙を狙って、遠方の下男が牛島のたんでんをボーガンで打ち抜くという作戦である。桜子は豊
満な三段腹を荒猪に見せ、なるたけ興奮させてから寝室に呼び込んだ。牛島の百戦錬磨のペニスは大きく勃
起しており、敵ながらあっぱれである。感心している桜子のうっとりとした目を見、やや嫉妬はしたものの
これも人間の性である。とはいえ、単なるデモンストレーションを超えた何かがその場を凌駕しようとして
いたことは間違いない。牛島のペニスはそれだけ雄々しく、また神々しくさえあったのである。にも関わら
ず牛島は手前味噌に拘泥されない開かれた社交性を持ち、情にもろい。しかも、席のあたたまる暇もないほ
ど、生徒会の実務や弁論にたけなわであり、時の人でもある。片やこちらは単なる下男であり、教養もなく
地位もない。どう考えてもこちらに勝機はない。とはいえ、諦めて引き返すほど老いさらばえて
はいない。またこちらにはメタリックな輝きを放つボーガンがある。この日のために親戚の熟練工に頼んで
作ってもらったのだ。そう手前味噌で自信を回復した後、チタン製の矢 を一本矢筒から取りだしセットした
。ところがいつまで経っても合図がない。待てども待てども辺りは静まる一方である。何が起こったという
のだ。まさか…。私は太鼓腹をリズミカルに叩いて催促の合図をした。大きく、大きく振り下ろす。灼熱の
太陽は容赦なく照り付ける。それでも負けずにポンポコポン。ポンポンポコポコポコポンポコポンポン♪そ
こに鳥がやってきてチュンチュチュチュン♪リズムができ、やがてメロディーが出来る。曲が生まれた瞬間
である。僕は一人じゃないんだ。嬉しさのあまり飛び跳ねながら帰宅し、丁寧に譜面に写し取り終えた次の
瞬間、譜面にありったけの血を吐き死亡。新聞に乗るとしても赤の墨汁で書いたため譜面には何も残されて
はいない
>桜子を幸せにする時間も
「時間は」が適当か。
>桜子は朽ち果てた祠を 〜彼はプロポーズの返事を聞きにきただけだった
>のに、まるで荒猪でも見たかのように震える彼女を見て悲しくなった。
視点が変わるなら
桜子祠を修理→牛島登場→桜子震える→牛島悲しい
と、出来事が起きた順に描いた方がよいのでは。
>しかし喜ぶのはまだ早い。
誰が何を喜んでるのか。
壁に貼られた好きなバンドのポスター。
整理されぬままに、部屋の隅に積まれた雑誌類。
部屋の真ん中に置かれた折り畳み型の机には、食べかけの袋菓子と空になったペットボトルが置かれている。
壁に掛けられた時計と窓から見える夜空が、現在の時刻が夜の八時だと告げていた。
ここは……。
「俺の部屋……?」
つぶやく。
もしや夢だったのかと思ったが、そうでない証拠としてベッドに寝かされた俺の制服は血にまみれている。
緋色に染まった上着についてるポケットを探る。
携帯電話も、なくなっていた。
夢じゃ……ない?
だとすると……。
わき腹に手を当てる。
あれが夢でないなら、あの不気味な凶器でここを切り裂かれたはずだ。
しかし、そこには傷跡など全く存在しない。
続けて左胸に手を当てる。
意識を失う直前、何かを刺し込まれたはずのそこは……やはり何の傷も無い。
「どうなっている?」
頭が混乱している。
まず、俺が襲われた理由が分からない。
しかも、今ある状況はそれが真実だと物語っているのに、つけられたはずの傷は全く存在しない。
分からない事だらけだ。
その時、何ともいい匂いが漂ってきた。
大豆やだしの香りが組み合わさったそれは、日本人なら誰もがおなじみである味噌汁の匂いだ。
耳をすませば、包丁がまな板を叩く音も聞こえてくる。
親父が海外へ出てる今、この家の住人は俺一人だけだ。
ベッドから起き上がる。
こんな姿で寝ていたものだから、シーツから何から血だらけだ。
構わず、流しへ足を向ける。
さして長くもない廊下を渡り終え、台所へとたどり着く。
見慣れた流しの前には、見たこともない女が立っていた。
年の頃は二十代前半くらいだろうか?
艶やかな黒髪は短めに整えられ、活動的な印象を与える。
顔立ちは……女に使うのは間違っているが、眉目秀麗という言葉が相応しい。
綺麗というよりも、格好いいという印象が先に立っている。
左目の近くにある泣きぼくろが、わずかな艶やかさを加えていた。
身を包むのは女物のスーツで、これも活動的な印象を強調している。
総じて、凛々しい女だった。
「あんたは……?」
我ながら剣呑な声を出す。
立て続けに奇妙な出来事が起きてるせいで、少し冷静さを失ってしまっているようだ。
だが、美人でも何でも不審者は不審者である。
別に優しく接する必要もないだろう。
「気がつきましたか」
自分が死んだと思ったあの時。
最後に聞いたのと同じ声が、俺を迎える。
>>558 酷評ありがとうございます。
言われたところに注意して、直してみました。
主人公の行動については、よく考えたら不審者(推定)がいるのに着替えたりするのも
不自然だよなあと思ってこのようにしてみました。
村上春樹の文体で僕が書いた文章の一節です。村上春樹度を判定して下さい。
『やれやれ、ひどく蒸し暑い夜だな。』
僕は汚れた窓に手をあて、ネオンが光る街を見つめた。
突然ばかばかしくなって、10年来のクーラーのリモコンを握り、僕は横になった。
妙に息苦しくなり、目の前は靄がかっていた。
『15年前の話なんて、至極どうでもいいことなんだ。』
僕は自分に言い聞かせた
>>571 強いて挙げるなら、日本語で書かれてる、ってとこくらい。
573 :
天才白菜 ◆Om8rzuKp0M :2006/07/12(水) 11:09:32
闇鍋の話である。闇鍋とは、例のやつである。例のやつといっても分からない人がいるだろうから、詳しく説明する。
闇鍋とは、闇の中でする鍋だ。そのまんまである。もっと詳しく説明する。まずは、闇の程度について。
これは鍋を囲んだ人たちのシルエットがかろうじて見える状態が望ましい。鍋の中がまる見えでは、まるで意味がない。
そこへ何人かが――食材の主がバレると後で喧嘩になる可能性があるので少なくとも三人以上が――各々好き勝手に食材を持ち寄り、それを鍋にぶち込む。食材は、なんでもいい。
やがて鍋がグツグツ煮えたぎったところで火を止め、中身をかきまぜる。
食材を取りあげる。食材を取りあげても、それが何なのか判然としない。当たり前である。闇なのだから。
たとえ、その重みや感触等々で不吉なものを察したとしても、もう遅い。闇鍋のルールとして、いちど手を付けたものはそれが何であろうと食さなきゃならないのである。
そこが、闇鍋の闇鍋たるゆえんだ。明るい所でやったり、気に入らない食材を戻したりしたら、ただの鍋パーティーになってしまう。
しかし、闇鍋にも最低限のエチケットというか常識というか、まあ、守らなければならないこともある。
574 :
天才白菜 ◆Om8rzuKp0M :2006/07/12(水) 11:29:46
全文で各々好き勝手に食材を持ち寄って、と書いたが、もし皆の自由意志に百パーセント任せ切ったらロクな食材が集まらないのは目に見えている。
誰も金を払ってまで店で買い物しようとは考えまい。その辺に生えてる雑草やら何やら、金のかからないものを持ってこようとするに違いない。
だから、まともな食材を払ってくる係を決めておかなければならない。これはジャンケンで負けた者がやればよい。
そして鍋に入れる食材はほんらい食えないものでもかまわないのだが、毒は入れてはならない。青酸カリなどの猛毒を入れてしまったら、鍋を食した者全員が死んでしまう。集団自殺になってしまう。
ほかには、ほんらい食えるはずの食材にまで悪影響を与えるものも入れてはならない。
ウンコを入れてしまったら、もはやそれはまともな食材までもを侵したただのウンコ鍋になってしまうし、犬の生首などを入れたばあいも同様、ほかの食材までもが食えなくなってしまう。
だからビー玉や靴下、ビニール袋といったもので我慢しなくてはならない。
以上の点を踏まえたうえで、興味のある方は闇鍋にチャレンジしていただきたい。
ちなみに、苦情などの類はいっさい受け付けていない。
エッセイのようなものを書いたよ
酷評くだちゃい。
575 :
名無し物書き@推敲中?:2006/07/12(水) 11:34:34
『闇鍋の話である。
闇鍋とは、闇の中でする鍋だ。これは鍋を囲んだ人たちのシルエットがかろうじて見える状態が望ましい。
鍋の中がまる見えでは、意味がない。
そこへ何人かが――食材の主がバレると後で喧嘩になる可能性があるので少なくとも三人以上が――各々
好き勝手に食材を持ち寄り、それを鍋にぶち込む。食材は、なんでもいい。
やがて鍋がグツグツ煮えたぎったところで火を止め、中身をかきまぜる。
食材を取りあげる。取りあげても、それが何なのか判然としない。たとえ、その重みや感触等々で不吉な
ものを察したとしても、もう遅い。闇鍋のルールとして、いちど手を付けたものはそれが何であろうと食
さなきゃならないのである。
しかし、闇鍋にも最低限のエチケットというか常識というか、まあ、守らなければならないこともある』
リライトー。これを更に縮めてみましょう。まだまだタイトにできるはず。
「闇鍋の話である」と言うから、闇鍋にまつわる挿話があるのかといえば、
単に闇鍋のやり方を自分なりに説明しているだけのこと。
もっとタイトにするなら
「闇鍋のことは皆さんもご存じであろうからここではつまびらかにしない」
として終わるのがよいか。
「闇鍋にもモラルは必要だ」でよくね?
やみ鍋の話である。仲地は自分の糞をダシに牛のちん
ぽと馬の肛門を煮た。灰汁をとる段階で友達が来た。
「いい匂いだな」
「よっ、料理長」
しかし美佐子だけは不機嫌でした。
「こんなもの食べられるわけないでしょ」と反抗した
が女の力ではどうにもならない。
「贅沢を言うな。世界には飢えている子供があるとい
うのに」と言ったのは美佐子のお父さんである。
「じゃあわしからいこうかな」
箸をいれる。次の瞬間美佐子の悲鳴が鳴り響いた。巨
大な牛のちんぽはうんちまみれになって美佐子の頭上
を横切り親父さんの口の中へ放り込まれたのでした。
美佐子はたまらず嘔吐した。そしてとうとうやみ鍋で
は禁句とされる言葉がついてでた。
「普通のお肉が食べたいの!このちんぽの持ち主の牛
の肉食べましょい」すると班長は言った。
「牛肉は食べてはいけないことになっている。避妊手
術されたペットの牛のものだ。肛門はホモの馬がアナ
ルせくすできないように切り取られた」
一同は唖然とした。タイムマシーンに引き返さなけれ
ば大変なことになります。
>>569-570 細かい表現なんかは置いといて、全体的にはいいんじゃないでしょうか。
主人公の視点で何が見えるのか、主人公がおかれた状況を考えながら書くだけで
かなり違ってくるのがわかると思います。
この程度文章が書ければ、全体の構成やストーリー展開次第では
一次通過〜受賞まで可能性がありますので、とりあえず一本仕上げて
応募してみてください。
580 :
名無し物書き@推敲中?:2006/07/12(水) 14:25:32
応募して駄目だったらどう責任をとるつもりだ
581 :
名無し物書き@推敲中?:2006/07/12(水) 14:34:11
その前に、闇鍋、糞譚で1次突破できると思われてるようじゃ、
出版業界も相当ナメられてるよな。
>>579 酷評ありがとうございます。
そうですね、まずは書ききって応募してみます!
>>580 僕がもっと頑張るだけ。
583 :
天才白菜 ◆Om8rzuKp0M :2006/07/13(木) 09:46:19
>>575-577 レスありがとう。参考にする。
>>575 うまい。リライトスレにも行ってみようかな、という気になった。
>>393-395 作中で河本にお礼を言ってもらおうと思ったけど、やっぱり自分でいう。
描写のやり方教えてくれて、ありがとう。
それとあと、闇鍋に誤字を二カ所発見。
言葉の重複も。
スマン。
584 :
名無し物書き@推敲中?:2006/07/13(木) 10:30:23
今日は鮟鱇鍋である。
久々のご馳走に早くも唾が口内に溜まった。
しかし、ママはポン酢を買い忘れた。僕、買ってくるから、ママ待ってて。ビリー・ジョ
エルのストレンジャーを口ずさみながら、僕はメガマートへ走った。しかし、途中でトラ
ックに轢かれて、死んだ。みるも無残な物質と化した我が亡骸を背に、僕の魂はふわふわ
と舞い上がり、天上の世界へ着いた。ここが霊界か。どなたかおらぬか!返事はない。白
い煙が立ち込めていて、遠くは見えない。ママー!どこなの?返事はない。無理もない、
ここは霊界であり、最初はどの魂も戸惑うものさ。やがて僕はママを思い出した。謝らな
くちゃいけないと思った。ママはポン酢を待っている。何か方法はないか。肉体がないゆ
えに、思考という汚れを知らない蒸留水のような精神は、しばらく様々
な像を描いた。とはいえ、辺り一体が煙に覆われただけの何もない世界で、どうしようも
ないことは瞭然とした事実である。ここには電波もないし、と諦めかけた次の瞬間、大き
な影がすぐ近くに現れ、突然何者かが出て来た。こんばんは。君はこれこれしかじかの理
由で死に、ママはこれを見てるだろうかと悩んでおるな。はて、どうしたものか。
「ん〜む…このメロンパン…なかなかいい仕事してるな…。」
その日僕は毎週そうしているように、B予備校渋谷教室の505号室、通称食事部屋
の部屋の一番後ろの入口から離れた席でメロンパンを片手にその日の英語塾で必要
な宿題をこなしていた。
しばらくすると、
「やっべーよ。マジやっべー。」
そう言いながら4人くらいの人物が部屋の横引きドアを勢いよく開けた。彼らは各々
食事と思われるビニール袋を下げ、僕の座る端っこの席から4、5mくらい離れ
たもう片方の端に4人で四角く座った。彼らは成績やその日の授業の予習等、と
りとめのない内容でしばらく談笑していたが、そのうち彼等のうちの一人が言っ
た。
「自習室のあの娘可愛くね?マジで写真とりたいんだけど。」
僕はその時、丁度宿題の英文の四分の一を終わらせた所だった。そこでふと顔を
上げ、初めて先刻部屋に入ってきた人物達の顔を見た。四人ともまだ一学期中で
あるにも関わらず、私服であったことから、僕はぼんやりと彼等がA校の生徒で
はないかと予想した。先ほど、写真をとりたいと言った一人は、黒々と日焼けし
た肌に黒斑フレームのメガネでゴリラのような顔をしていた。そして、彼のその
言葉に笑いながら応対していた他の三人のうち、僕に背を向けている二人は金髪
メッシュの入ったイケメン風と茶髪のたらし風。もう一人は黒髪をツンツンとさ
せ、とても色白だった。その後もしばらく談笑をしていたゴリラ風の彼は幾度
も写真を撮りたいといった類いの言葉を繰り返した。
彼等が出ていってからしばらくして、僕が宿題の半分を終わらせた時、二人組の女の
子が扉を開けた。彼女達は僕の反対方向、つまり部屋の一番後ろの入口側に座っ
た。彼女達のうちの一人は、背がすらりと高く、スタイルが良くて、モデルの様
に整った顔立ちをしていた。もう一人の方も、彼女には劣るものの、整った顔立
ちをしていたが、背は低かった。
「あの人なんなの?すごいウザいんだけど。マジやめて欲しい。」
怒気を含んだ調子でこう言った彼女は更に続けた。
「〇〇ちゃん、あいつの仲間にやめるように言ってくれない?あたし話すのも嫌。
」
こう言われた彼女の友達は、
「ホントなんなのよね。私が言っとくから安心して。」
と言った。彼女はほっとした様子で、
「〇〇ちゃんありがと。」
と言い、立ち上がった。
それから4、5分と経たない内に、再び食事部屋のドアが開かれた。僕は入って
来た二人の人物が誰であるかゆうに想像できたので、あえて顔を上げずに、宿題
の残り半分弱を片付けようと机に齧り付いた。二人は、声から察するに背の低か
った女の子と黒髪の色白の、四人組の一人だった。宿題に没頭していた僕は、会
話はうろ覚えなのだが、このようなことを話した。
「ちょっと、あの娘が迷惑してるんで、あの人にやめさせて貰えませんか!?」
その娘は思いっきり迷惑そうな印象を言葉に含みそう彼に訴えた。
「え、あー…す、すいません。ごめんね。」
恐らく何を言われるか予想していたであろう彼だが、やはり動揺は隠せず、とて
も弱々しく返すのみ。そんな彼に気も止めず、その娘は続けた。
「何のために自習室に来てるんですかって言ってやって下さい!」
その娘の勢いに押され、彼はこう答えることしかできなかった。
「う、うん。そうだよねー。ほんと何しに来てんだろハハ…;」
哀れな彼に散々文句を預け、その娘は部屋をさっさと出て行った。その直後、ゴ
リラ風の彼以外の仲間が入って来た。
「きっついなー。ってかやっば注意されたじゃんなぁ。」
等と口々に言い合って、哀れな伝書鳩にされた彼を慰めつつ、彼等は食事部屋を
去った。
「もう六時か…。遅刻しちゃうなぁ。」
ようやく宿題を全て終えた僕は、机の上の物を片付け、食事部屋を後にした。階
段を降りる時、聞き覚えのある声がしたので、歩を速め、追いついて見たらあの
ゴリラ風の彼を除いた三人組が歩いていた。
「あいつのせいで渋谷教室来にくくなっちゃったよなぁ。」
外に出る頃、彼等の一人が呟いた一言は何故か妙にリアルで僕にはとてもおかし
かった。
そよぐ風は生暖かく、18時なのにまだ空は少し明るい。もう、すぐそこまで
夏がやって来ている、そんな梅雨の時期の夕方の出来事。〜Fin〜
半分実話。題名は「撮影さん」
>>585-587 技術的には、冒頭のセリフが???です。
メロンパンが伏線になってないならカットです。
物語に関係のないシーンを冒頭にもってくるのは不適当ですから。
それと、短い枚数で登場人物が多すぎです。
小説というのは、キャラクターに感情移入しながら物語を楽しむ
ものですから、主要人物の物の見方・考え方、性格をわかるように
書く必要があります。
ただ出来事を並べただけでは小説になりません。
589 :
名無し物書き@推敲中?:2006/07/13(木) 15:10:30
死ねクズ
590 :
名無し物書き@推敲中?:2006/07/13(木) 15:40:00
「撮影さん」感想
>「あいつのせいで渋谷教室来にくくなっちゃったよなぁ。」
>外に出る頃、彼等の一人が呟いた一言は何故か妙にリアルで僕にはとてもおかし
>かった。
ここが核になるように構成しては?
予備校生白書ですよね?
書き出す前に1行ストーリーを作ってみるのも内容を整理するのに
役立ちますよ。
酷評ではない気もしますが…参考になります。
みなさんもっと酷評してください!
>>591 話が全然オチてない。どこに面白みがあるのか本気で分からん。
mixiで内容の無い日記を読んでるような感覚といえばいいのだろうか。
>>584 今日は鮟鱇鍋〜はて、どうしたものか
まで読んだけどさ、普通はこういうメモをふまえて物語を書くんじゃないかな。
主人公はどのようにして自分の死に気づき、また許容するのかとか、
書くことはいっぱいあるでしょ。
>>591 上手い下手以前に、単純につまらないよね。
何を表現したいのか、何を伝えたいのかがわからない。
主人公もただ傍観しているだけで、なんのドラマもないし。
チラシの裏って感じです。
595 :
名無し物書き@推敲中?:2006/07/14(金) 00:26:43
「け・・・見城さん・・・それはいったい何?」
ベッドの上の尾崎豊は全裸で、両手両足をロープでそれぞれ縛られた状態で横たわっている。
見城徹は小皿の中にオリーブオイルを注ぎ、その中に白い粉末状の結晶を入れ、かき混ぜた。
「さあ、尾崎君。こっちにお尻を突き出してごらん」
躊躇する尾崎。が、見城は構わず鍛えられた筋肉質の両腕で尾崎をうつ伏せさせ、尻を自分に
向けて持ち上げた。
不安と緊張の面持ちの尾崎に、見城は優しげに微笑みかけながら言った。
「大丈夫。これは気持ちよくなるクスリだよ・・・すぐに」
そう言うと見城は小皿のオイルを指先で掬い、突き出された尾崎の肛門に挿入した。
「けっ!見城さん!なにするんです!」
「大丈夫。す〜ぐに気持ちよくなるからね〜」
見城の指は尾崎の肛門の中をゆっくりかき回し、オイルを肛門の内壁に塗りこめた。
・・・・胡坐をかいた見城の上に、尾崎は見城と向かい合う形で座らされた。既に両足首の
拘束は解かれ、その両足は見城の両肩の上に担がれている。見城の怒張した男根が尾崎の肛門
を貫き、痙攣するように尾崎を下から突き上げ、刺激する。
「あっ!・・・あっ!ああっ!・・・・ああああっ! けっ! 見城さんっ!」
「どうだい? 気持ち良いかい・・・尾崎? すごいだろ! このクスリ!」
尾崎の頭の中は混乱の極みで、様々な思考やイメージが物凄いスピードで渦巻く。めくるめく
快楽のなかで尾崎は何度も上りつめ、見城の分厚い胸板や腹筋に向かって射精した。
「俺がお前を本物にしてやるからな!・・尾崎! 俺がお前を永遠の存在にしてやるからな!
尾崎!・・おっ!おっ!・・尾崎いいっ!」
尾崎の直腸に熱いモノが迸った。
596 :
名無し物書き@推敲中?:2006/07/14(金) 00:27:32
「出来ないよ!・・・須藤さん、俺・・俺・・こんな所でとても・・・」
「尾崎!お前なら出来る! 聞こえるだろ! あの大きな歓声を! あれはみんな、お前のこと
を求めて叫んでいるんだ!」
「でも・・・須藤さん・・・」
「いいから舞台に上がれ! そして、お前の全てをさらけ出すんだ!!」
尾崎豊は須藤に縋るような目を向けた。しかし須藤はその視線を冷たく無視した。
尾崎は真性のマゾ気質だ。馬鹿騒ぎして興奮する連中の目線に晒せば、尾崎は必ずこれに感応
する。
尾崎は不安そうな表情のままだった。が、一度目を瞑ると、意を決したように立ち上がり、ス
テージに向かって駆け出した。
よし、これでいい。
プロデューサーなんて職業は、しょせんサディストじゃなきゃ出来やしない。尾崎をとことん
叱り飛ばし、追い詰め、捻じ伏せ、押し潰し、精神も人格もブチ壊して何かを搾り採らなければ
ならない。そういう意味で尾崎は最高の素材といえた。
尾崎のマゾを初斬し開発したのは角川の見城徹だ。ああした体育会系のマゾ調教は、あの筋肉
過剰男、見城徹にしかできない。
須藤は軽く嫉妬を感じた。しかし俺には音楽がある。
ティーンエイジャーに圧倒的な影響を与えることが出来るメロディーとリズム。そして、尾崎
のビジュアルを晒し、大衆の目線で視姦させることが出来るのは俺しかいない。その意味で俺は
尾崎の精神的な主人だ。俺こそが尾崎を十代のガキ共の教祖に仕立ててみせる。
そう考えている須藤の股間は、激しく硬直していた。
597 :
名無し物書き@推敲中?:2006/07/14(金) 00:29:14
「尾崎さん・・。服を脱いで・・早くこっちに来て・・」
「えっ!・・・ええっ!・・・あっ・・」
ベッドの端に座る繁美は胸元を大きくはだけ、足を組み替えてシナをつくり、尾崎に熱い視線
を注ぐ。その目は睨めつけるように鋭く、尾崎を捉え、貫く。
「早くっ!・・・尾崎さんっ!・・・・女に恥をかかせるつもりなの?」
「で・・・でも・・僕・・あの・・・ええっと・・」
繁美は少しイラついたように尾崎の腕を乱暴に掴み、強引にベッドに引き寄せた。尾崎は倒れ
こむように横たわった繁美の上にのしかかる。
高まる鼓動・・・頬をつたう汗・・・激しくなる呼吸・・・緊張のあまり表情が硬ばったこと
を気にして尾崎は繁美から目線を逸らそうとした。しかし繁美は尾崎の顔を両手で挟み、強引に
自分に向けさせた。そしていきなり尾崎の唇に自分の唇を押し付けた。
「むんっ!・・んんんっ!・・・・むうんんっ!・・んん〜」
尾崎は驚き、唇を繁美から離そうとした。刹那、繁美の舌が尾崎の唇を割り、口腔のなかに侵入
してきた。と、同時に、繁美の右腕が尾崎の股間を鷲摑みにする。
尾崎の股間は、はち切れんばかりに硬直し、熱く脈動していた。
「あっ!! あああっっ! 繁美さん!」
「うふっ! カワイイ! 貴方は何もしなくていいの! 私がリードしてあげるから!」
そういって尾崎の右手を、自分の乳房にあてがった。
熱い夜が始まる。
598 :
名無し物書き@推敲中?:2006/07/14(金) 00:31:56
「俺は・・・俺は・・見城さんの愛がなくちゃダメなんだ! 見城さん! もう一度、僕を調教してくれよ!
もう一度、もう一度だけでいいから!!」
尾崎豊は愛が欲しかった。愛されたかった。
すでに二十代も半ばを越え、もはやかつてのようにファンの馬鹿ガキの代弁者なんて子供だましも通用しなく
なった。未だついてくるのは、一部の夢から醒めない狂ったファンとオウムの若手信者ぐらいだ。見城と須藤が
作り上げてくれた十代のカリスマという虚像は既に過去の栄光に成り下がっていた。
尾崎は孤独だった。
そんな時、彼は思い出したのだった。かつて自分を売り出し、自分を世間知らずの馬鹿者のヒーローにしてく
れた見城徹の存在を・・・。
「見城さん・・・・俺、もう一度頑張るからさ・・・もうワガママばかり言わないよ・・・俺・・・
どうしたらいいかわからないんだ!!・・・見城さん!! お願いだ!! もう一度・・・もう一度・・
俺のことを骨の髄まで愛してくれ!!」
尾崎はおもむろに覚醒剤の粉末を指先に乗せた。そしてゆっくりとそれを自分の肛門に差し込んだ。
脳天に突き抜ける衝撃! 快感!
尾崎はその場に卒倒した。激しく体を震わせ、押し寄せる快感の波に耐えるかのように、全身を緊張させながら
痙攣するようにのた打ち回った。
見城の愛を取り戻せそうな気がした。
599 :
名無し物書き@推敲中?:2006/07/14(金) 00:35:05
「繁美!!お前じゃダメなんだ!!繁美! お前じゃあ! お前じゃあ!」
「なにするの! 痛い! あなた! やめてっ! なぐらないで!」
しかし尾崎豊は振り上げた拳を繁美に向かって何度も打ち付ける。頭、肩、腕、こめかみ。
次から次へと続く打撃の嵐に、繁美は小さく悲鳴を上げることしか出来ない。
「あなた! いったい私が何したっていうの! あなた痛い! やめてっ!」
「繁美! お前じゃ! 繁美お前じゃあ!! 母さんの代わりにはなれないんだああ〜!!」
そして一際大きく振りかぶった渾身の一撃が繁美の顎を捉え、そのまま繁美は意識を失った。
自分に覆いかぶさる尾崎の体の重みと、自分の恥部を断続的に貫く鈍痛に、繁美は目を覚ました。
尾崎が自分を犯している。
尾崎は自分の乳房を口に含み、激しくしゃぶりつきながら、何かをブツブツ呟いていた。
「母さん・・・どうして?・・母さん、どうして僕を置いていったの? 母さん?」
尾崎の肉体は汗ばみ、生臭い呼吸は激しくなる。うめき声を上げながら尾崎は徐々に昂ぶりを
見せる。
「母さん!!!」
尾崎はそう叫ぶと、一瞬激しく痙攣するかのように体を弾ませ、その後ゆっくりと繁美に体を
預けた。
その一部始終を見る繁美の目は醒めていた。
肉体の痛み、そして窓から差し込む月の明かりだけが、今の繁美にとって確かな現実だった。
600 :
名無し物書き@推敲中?:2006/07/14(金) 00:37:01
「こ・・肛門に、直に覚醒剤のパウダー擦り込んだら、どれ位気持いいんだろう?」
尾崎豊は期待と不安で高鳴る胸の鼓動を感じた。 ロックの16ビートだ。
「見城さんに教えてもらった時は、パウダーを直に擦り込んだ訳じゃないしな・・・き・きっと
物凄いんだろうな・・・」
尾崎は昨日のことも忘れて覚醒剤を握り締めた。半ば勃起しかけたペニスに注意しながら尾崎は
おもむろに着衣を脱ぎ始めた。指先にたっぷり覚醒剤の粉を、こぼさぬよう丁寧に盛り付ける。酔
って痙攣する指がもどかしい。
そして、その指は肛門へ・・・はじめは躊躇いがちに・・・しかしゆっくりと確実に深く深く侵
入する。
いきなり、肛門から頭頂部へ突き抜けるような衝撃が走った。
頭蓋のなかで何かが爆発した。全身が喜びに激しくふるえる。
暗い夜の帳が俺を呼んでいる! 今、俺は確実に新たなゾーンへ突入したのだ!
自由は今、自分の目の前に限りなく広がっている!
全てを脱ぎ捨て全裸になった尾崎豊は、夜の街の中を駆け出した。
血走った目で。流れる汗も、涎も拭わぬまま。
今なら、本当の自分に辿り着けそうな気がした。
「母さん!!」
そう叫ぶと、尾崎は目前に広がる無限のシャングリラに我が身を投げ出した。
・・・・翌日、民家の庭先で、致死量の2倍近い量の覚醒剤を打った状態で
失禁して倒れている尾崎豊が発見された。病院に搬送されたが死亡。享年26歳。 (了)
*作品中に出てくる人物は実名を借用しましたが、その他は内容は全て作者の創作です。
>>595 場面転換が唐突。
状況描写が少ない。
視点が混乱している。
SEXシーンだけを書き込んでも小説にはなりません。
602 :
名無し物書き@推敲中?:2006/07/14(金) 01:19:33
>>595-600 各場面を順番に並べているだけでは構成とは言えない。
そのため作品全体をイメージさせるのに読者の想像に依存しすぎる。
視点の混乱については、個人的には各場面の短さから考えて勢いがあっていいと思うが。
きちんと構成を決め、もっと長いモノを書いたら?
これだけしか書いてませんが、酷評願います。
「思い立ったが吉日」という言葉を知っているだろうか?
知らないならそれでもいい。君が無知であろうと俺の知ったこっちゃない。君の人生だ。無知に生きたければそれで構わない。
しかし、今だけは意味を知っておいてもらおう。でないと話が進まないからだ。「話が進まなくても別にいいよ」という奴は即座に読むのをやめろ。
「思い立ったが吉日」とは、ものすごく簡単に言えば、やりたいと思ったことはその日のうちにすぐやりなさい、という意味だ。
小学生にでもわかるように説明したつもりだが、それでもまだ理解できない君はお母さんに聞きなさい。もしその時に君がお母さんに怒られたとしても、俺の責任じゃないから俺を訴えようとしちゃいけないよ。
俺が何故そんなことを聞いたのか?気になるだろう?まあ、実際大したことではないのだが、気になるだろう?もしも気にならないのなら今すぐ読むのをやめろ。そんな奴には俺の読者になってもらいたくない。
さて、何人かの読者がドロップ・アウトしたところで、そろそろお話を始めようか。
だが、ちょっと気分が乗らないので「思い立ったが吉日」とはどんな状況のことをいうのか、まずそれからお話しよう。多分そのうちに俺の気分も乗ってくるだろうから。
>>603 駄文の見本。
本人が思っているほど面白くはない。
>>603 >でないと話が進まないからだ
こう来たら話を進めて貰わないと。
「思い立ったら吉日」くらいのことで、そんなに引き延ばしてもしょうがない。
金星からの眠り姫はお約束どおり眼をさますと頬を赤らめて言った
「わたしたちの星からは あなたがたの星が一番星なんです」
「わたしは福音を伝えに来ました。あなたにとってのみの福音です。
あなただけはこの乱れた信ずべきもののない世の中で正義と愛と平和を
皆に広めようとしました。あなたの星でその三つを絶やすまいとした
殿方はあなただけです。
その報いとして あなただけが男として生き残ります。他の者達は
皆女になります。自然現象であり、わたしがそのきっかけとなる
絶対鍵存在なのです。わたしが祈れば、あなたを除いて誰もが
萌えキャラになってしまうのです。マッチョもオカマも老人も、赤ん坊もです。
あなたは好きなときに好きな相手を愛でてよいのです。
おめでとうございます。今まで辛かったでしょう。心ゆくまで
お愉しみください…
……
「なぜ、泣くの」
「…わかりません」
「おら、おめはんだけでええべす」
「…え?」
「おら、こったらめんこいおなごはぁ、はずめてみたべす。
おらみてえなのにおめはんみてなのがよめさんさきで、それで
ほかのおなごさともちちくりあったらばちあたるべす」
「それがあたらないのです。あなたはそれだけのことを成した
のです」
「おらやんた。だっておめはん泣いてるべす。それがもうおらへの
ばちだべす」
「……!」
「そったらぱっと明るい顔しねでけろ。おしょすいべす」
「おしょすい?言語データにありません」
「恥ずかしいってことだよ、プリンセス」
「!」
「馬鹿だな、俺の言語能力を甘くみるな。今のはたわむれに
純情ぶってみただけだ。さっさと祈れ」
「!!!」
「な〜んちゃって☆お前かわいいから嘘だよ。お前だけだよ」
「てってめえ!おなのこの心をもてあそびやがって!!おしおきだっちゃ!
びりびりびり〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!
「またやってるぜあの二人」
「夫婦喧嘩は犬もくわねぇってけどほんとだな」
「さ、明日の文化祭に向けてもうひとがんばりだ」
「ひけ〜〜!力の限り引け〜〜〜〜!!!」
>>585 「4人くらいの人物が」「食事と思われるビニール袋」
「僕の座る端っこの席から4、5mくらい離れたもう片方の端に」
話の中身がどうのこうのという以前に、文章が下手すぎる。
サーカスの話をする。親子連れが悲しいね。西日に向かって帰る姿はも
っとも悲しい。父親は薄緑のジャケットを着、母親は6人目を身ごもっ
ていて、長男はださく、次男は垢抜けていて、三女は発育がよく、四女
は知恵遅れ、その下が母親と手をつないでたりしたら、哀愁があり過ぎ
て、だれもが目を背けるだろう。また、長男はガリ勉の割に成績は中の
下で、次男は母親の知り合いからもてていたら、どんなに辛かろう。サ
ーカスは物悲しい。涙さえ出そうだ。もう二度といくまい。
613 :
名無し物書き@推敲中?:2006/07/14(金) 12:48:14
614 :
名無し物書き@推敲中?:2006/07/14(金) 12:50:18
あれがわからないならキムチ注意報発令って書き込んじゃうぞ。
615 :
名無し物書き@推敲中?:2006/07/14(金) 12:56:24
>>611、お前はこのスレではおとなしくしていろ。
でないと、お前だけを対象に祈ってもらうからそう思え。
おいしそうな萌えキャラになったら襲いにいくからな。
616 :
◆ojFf.mXHQM :2006/07/14(金) 21:11:58
お姉ちゃんはタンクトップ一枚とショートパンツをはいて外に飛び出した、
濡れたままの髪を夜風になびかせながら。黒豆のように光沢のあるその長髪が揺れていた。
まるで乱暴に乗り捨てられたブランコみたいだった。
柑橘系のシャンプーの香りだけが、空っぽの玄関に残った。
「おい待てっ、おいこらっ」
お姉ちゃんを追いかけて男はビニール製の黒いサンダルを履き、石畳を飛んで駆けていった。
いかつい両肩を盛り上げて、つまさきを石畳の縁にぶつけた。
右足をひきずるようにして視界から消えていった。
お母ちゃんとあたしはぶるぶる身体を寄せ合い、
冷たい雨に打たれる鹿の親娘のようなどうしようもなさに沈んでいた。
「かあちゃん、ねえちゃんころされちゃうよ」
「あや、追いかけといで、かあちゃんここで待ってるから」
「そんなこと言わないでよ、あたしいやだよ怖いよ」
お母ちゃんは気が滅入ってあたしにとんでもないことを言った。
だけど、子供心に「このひとのそばにいてあげなきゃ」とあたしは無意識に感じていた。
そうして、母親を守ってあげなければいけない、と感じていたのと同時に、それ以上に、
自分自身が孤独になったときの心境を想像すると、おそろしくてたまらない気持ちだった。
二人は無慈悲に、原始のジャングルに放り込まれた室内ペットに近い存在だった。
「かあちゃんかあちゃんかあちゃんかあちゃんかあちゃん」
「かみさまかみさまかみさまかみさまかみさまかみさまかみさまかみさま」
二人とも何かにすがりつきたい気持ちだった。
「あや、ちょっ、ここで待っといて。あたし追っかけてくるから、おとうちゃん止めてくるから」
「無理だよ、やめてよ、しんじゃうよ」
混乱状態にあったお母ちゃんは素足で家を出ていこうとした。
あたしはお母ちゃんのふくらはぎを両腕で思いっきりつかんだ。
ゼッタイ、離してたまるか。するとお母ちゃんはバランスを崩して転んだ。
靴置き場の段差におでこをぶつけたらしく、鈍い衝撃音がして、
「あたっ」と裏声でお母ちゃんは叫んだ。
617 :
名無し物書き@推敲中?:2006/07/14(金) 21:12:39
>>595-600 不覚にも爆笑してしまったwwwwwwwwwwwwwwwwww
インパクト強いね、これ。
尾崎豊のファンなら激怒するんじゃないか?
618 :
◆ojFf.mXHQM :2006/07/14(金) 21:14:54
「かあちゃんっ、だいじょぶかぁっ」
「だいじょぶなわけあるかぁ、あぁイタイイタイイタイ」
これは無理そうだ、と思ったら、
「サロンパスの湿布もってきてぇっ」とお母ちゃんは声を荒げていった。
のどが枯れて変な声帯になっている。それに、少しばかり泣き気味だった。
「待ってて」と言ってあたしは洗面所に走った。戸棚から家庭医療の道具箱を取り出す。
「湿布ないよぉっ」
とあたしが言うと、
「なんでもいいから、貼ると冷えるヤツもっといでぇっ」
とお母ちゃんは応えたので、仕方なくLIONの冷えピタを持っていった。
あたしはなんだかすごく嫌な予感がしていた。
さっきからずっと考えていたことは、お母ちゃんが自分をおいて外に行ってしまい、
あたしひとりが取り残されることだった。ゼッタイいや。あの男が帰ってきたら、
あたしどうすればいいのよ。
「それ、それっ」お母ちゃんはビニールのカバーをはずしておでこに冷えピタを貼った。
「かあちゃん、ここに居て、な?ねえちゃんなら、きっと逃げ切れてるよ、
たのむからあたしを一人にしないで」
「大丈夫」お母ちゃんはそういうと、
「おねえちゃんはあたしが見つけてくるから、あやは心配しないでここで待ってるの。
いい、ゼッタイに外に出たらだめだからね」あたしの言うことも聞かないで家を出て行った。
>まるで乱暴に乗り捨てられたブランコみたいだった。
これはうまいとおもった。
B
「どうしてこんなことが起こりうるんだろう」
ね?と小首をかしげ、ブルーのスポーツタオルを汗ばんだ首筋にさらりと滑らせながら、
彼女は僕に問いかける。
アゼリアの葉陰から一歩足を踏み出せば、七月下旬のトゲトゲした太陽光は容赦なく僕ら
の表皮細胞を破壊していくというのに、今の彼女の声はまるでふるえながら冷たいしぶき
を辺りに撒き散らす噴水、世界史が苦手な僕にはよくわからないけれど、絵葉書だとかフ
ランス映画のロマンチックなシーンだとかに使われるとびきり綺麗でゴージャスで時間に
よって水しぶきのかたちを変える噴水、みたいに、僕の心にさわやかで涼しい空気を送り
込んでくれた。
どうしてこんなことが起こりうるんだろう?僕は彼女の言葉を頭のなかでゆっくりと反復
し、それの持つ意味について考えてみる。
体のそこかしこにまといつくような、湿気のこもった初夏の空気は、南からの乾いた風
によって、どこか遠くへ追い出されていった。日当たりの悪い三階の美術室にも、苔がび
っしりと群生する北校舎の裏にも、息苦しいほど夏はやってきていて、十分もすれば玉の
ような汗が鼻の頭や膝の裏にまでぶつぶつと浮かんできた。そこで僕は、美術室から見え
るひょろ長いポプラの枝や、裏庭の排水溝に溜まるアメンボ以外のものをスケッチしてみ
ることにした。僕が安らげる場所は喉を食い破るようなこの暑さに浚われてしまったのだ
から、どこがどれだけ暑かろうが結局一緒のことだった。僕は運動部のたまり場になって
いる風とおしのいい水飲み場や、昇降口の脇の花壇なんかをしばらくうろついていたが、
結局このアゼリアの葉陰に腰を落ち着けた。そして、むわっとした空気の中に緑のにおい
がただよっているここをとても気に入った。
「なにしてるの?」
彼女が粉っぽい土の上に座り込んだ僕を見つけたとき、僕はかなり大きな蛾の死骸を運ん
でいく蟻の群れを一心不乱にスケッチしている最中だった。
そんな退廃的なものを描くつもりはなかったが、女子ソフトボール部が声を張り上げ汗を
垂れ流すそのすぐ近くでこんなものをスケッチしている自分がなんとなく特別でカッコイ
イ人間のように思えて、僕は運ばれていくそいつの中国の古文書みたいにぼろぼろに擦り
切れた羽や、ちょん切れた胴体の輪郭を、大判のスケッチブックに淡々と描きこんでいっ
た。だからじっとりと汗を吸ったカッターシャツの背中と蟻の蠢く地面にふっと濃い影が
落ち、流れるようなメゾソプラノがやわらかく耳をくすぐるまで、彼女の接近にまったく
気付くことができなかった。
中途半端ですいません…。
文章がぎこちないような気がするんですが、具体的にどこをどうしたらいいのか…。
ひょっとしたら全てがおかしいのかもしれませんが、よろしければ酷評お願いします。
とりあえず
>>620だけね。
「どうしてこんなことが起こりうるんだろう」 という言葉と、それについて考えてみる、
ってことを軸に話を先に進めないと、読む方の興味が持続しないと言うのはあるかなあ。
>「どうしてこんなことが起こりうるんだろうね」といいながら彼女が小首をかしげた。
くらいに納めておいて、スポーツタオルはどうでもいいじゃん。
そのあとも「太陽光は……」ではなく、その光を感じてる自分を主語にして
「……な太陽の光にてらされて暑いけど」として、そんな暑さの中「彼女の声は
涼しい風を感じさせてくれた」とかしてかないと。
彼女の声に対比させるべきは太陽の光とではなく、主人公が感じてる太陽とでしょ?
「冷たいしぶきを辺りに撒き散らす噴水、世界史……」のくだりは無くていいと思うけど、
「噴水」でいったん切ろうよ。
「絵葉書だとかフランス映画のロマンチックなシーンだとかに使われるとびきり綺麗でゴージャス」
ってのが借り物でイメージを語ってるでしょ。
やめよう、こういうの。
それが「世界史が苦手」ってのと、どう繋がるかもいまいち不明瞭な気がする。
イメージや比喩を使って何かをするってことは出来そうにないから、とにかく人物に行動を
起こさせたり、会話をさせてその中で話を作ることを考えた方がいいんじゃないか?
623 :
◆ojFf.mXHQM :2006/07/15(土) 00:29:44
>>619 それだけ?
って思ったけど、あなたの真意として、
裏を返せばその程度の文章なんだよキミの書いたものは、
とほのめかしているんですか?
なんで絡んでんだ?
「そうだよ」、とでも言えばいいのか。
いや、俺は619じゃないけどさ。
625 :
名無し物書き@推敲中?:2006/07/15(土) 04:20:29
626 :
岬の荒波:2006/07/15(土) 10:13:39
カスがウンコチンコうるせぇよ
口くせぇし ウザいし 存在が無駄だし
こんな生物この世にいたんですかぁぁぁぁぁぁ!!!?
627 :
名無し物書き@推敲中?:2006/07/15(土) 10:52:37
作家ってDQNが多いな
ヒント:作家はこんなとこ来ない
629 :
天才白菜 ◆Om8rzuKp0M :2006/07/15(土) 11:44:27
630 :
天才白菜 ◆Om8rzuKp0M :2006/07/15(土) 12:29:47
辻ちゃんがヤキソバ食べられなかったときは、可哀想だったね。
(´・ω・`)
631 :
天才白菜 ◆Om8rzuKp0M :2006/07/15(土) 12:55:31
ばぶばぶ、赤ちゃん白菜でちゅ。
ばぶばぶ。ばぶばぶ。ばぶばぶ。
632 :
天才白菜 ◆Om8rzuKp0M :2006/07/15(土) 13:13:07
なんもやることない。
寝よ。
>>620 意識的か無意識なのか、ハルキの影響を感じさせるのはさておいて、
>文章がぎこちない
ということのひとつに形容詞やら修飾句やらの過剰があげられる。
いちいち指摘したらきりがないので、
>トゲトゲした太陽光は容赦なく僕らの表皮細胞を
気取った文章でもいいんだが、これはしゃれた言い回しをしようとして、
文学青年の書く典型的な、ただ持って回った文章でしかない。
>太陽光、表皮細胞という言葉そのものが
>ぎこちない
もっとすなおに書いた上で、しゃれた表現になっているのがベスト。
といってもこれは言うは易く、行いは難しなんだ。
だからこそまずは自然な表現を心がけるのが先決。
もうひとつ、非常に細かいことを言うと、
>ブルーのスポーツタオル
ブルーという形容詞は、「この場合」必要なのか。
冒頭にブルーなんて持ってくると、イメージとして強すぎるとは考えなかったのかな。
この場面でブルーを強調したかったわけじゃないだろうし、
万が一仮にそうだとしたら、別の展開にしなければならないだろう。(細部を)
だから、最初の言に戻る。
形容詞や修飾句や大仰な単語を見直した方がいい。
タオルと書くだけで十分なところは、それだけでいい。
>ブルーのスポーツタオルを汗ばんだ首筋にさらりと滑らせながら、
→ タオルで首筋の汗を拭いながら
特別な意味や伏線をもたせようというのでないかぎり、
それ以上は不要。
634 :
名無し物書き@推敲中?:2006/07/15(土) 13:55:36
>>620-621 ぎこちないというより、単純に文章が下手です。
初心者にありがちな装飾過剰な文章。
余分な飾りというのは贅肉ですから、
思い切って落としてみたらスッキリすると思います。
また、冒頭がセリフで始まっていますが、そのセリフが文中で消化されて
いません。ストーリーに関係しないセリフを冒頭にもってくるのは、構成の
センスがない証拠。
読者は物語を楽しみにしているのであって、文章の装飾を楽しみにしている
のではありません。過剰な装飾は筆者のオナニーです。そういうものを見せられて
喜ぶ人はあまりいません。
>>623 褒めて貰って、文句を垂れるとは、贅沢にもほどがある。
>>606なんか相手にもされないのに。
たったの2行で何を評価しろと言うのか。
お前はその「ちょっと思いついた気の利いた(と自身で思っている)台詞」を見てほしいだけではないのか。
と、
>>635=
>>606を前提としてほざいてみる。
酷評してもらうスレで好意的な評価をもらっておいて、臆面もなく
「それだけ?」(=もっと誉めれ)とは。
>>623は文章力やセンス以前に、人間的に問題がありそうだな。
>>637 × 人間的に問題がありそうだな
○ 人間的に問題がある
>>638 そうなのか。2行でレスを区切る意味が分からんが。
この板ってIDないし、606がなくても別に問題なさそうに見えるし、分かりにくいな。
内容としては何から何までお寒い。
小説としては状況も場面も人物も何が何だか分からない。
ネタ文としてはひたすら寒い。
「相手にされない」というのは、つまり誰かの目に留まって「評価してみるかな」とも思われなかったってことでしょ。
評価がないのが評価ってことで。
641 :
619:2006/07/15(土) 15:22:11
>>623 残された親子の不安と狼狽が非常によく書けてました。ユーモアを交えつつ繰り返される
巧みな比喩が効果を上げており、生き生きとしたセリフが臨場感を高めています。
てゆうのはウソで、ブランコの他はとりたてて興味を引かれませんでした。
適当にがんばってください。
642 :
名無し物書き@推敲中?:2006/07/15(土) 15:45:25
>>616-618 全般的に独りよがり。
まず冒頭シーン。
姉が飛び出す前に状況の説明が必要。
父親(男?)と姉とのトラブルの内容がわからないので、母親や主人公の
焦りが伝わらない。
主人公と母親がどんな場所にいるのかもわからない。
ということで、読む気がしないのでスルーされているのかと。
小説になってない原稿です。
>姉が飛び出す前に状況の説明が必要。
んなことねえだろ。
644 :
◆ojFf.mXHQM :2006/07/15(土) 16:48:01
どうも誤解されてるようだが、まぁそんな書き方した俺も悪かった。
すいません。
ただもっと突っ込んでもらいたかったなぁってのがあって、
そんでけんか腰にみられたんだろうけど、別にそんなつもりではなかったと、
一応の弁明はしておく。
645 :
名無し物書き@推敲中?:2006/07/15(土) 23:30:21
胸キュンな年頃の貴絵に信孝は内臓が煮える思いであった。
それというのも、トムクルーズに似ているんでプライド高いし。
>>616 >>618 >お姉ちゃんはタンクトップ一枚とショートパンツをはいて外に飛び出した、
「タンクトップとショートパンツ」。なのに「一枚」という書き方をしているので、
印象不鮮明。「はいて」も「タンクトップとショートパンツ」両方にかかってしま
うので、ますます変。
>柑橘系のシャンプーの香りだけが、空っぽの玄関に残った。
この「香り」を嗅いでいるのは「あたし」しかありえないのだが、そうすると「あたし」
と母親は玄関にいなければおかしい。「空っぽの玄関」と矛盾する。
>お姉ちゃんを追いかけて男は
「男」って父親なんだよね? なぜ最初から父親と明示しないのか。読み手に無用の
負担をかけて読む気を殺ぐ効果しかない。
>お母ちゃんは気が滅入ってあたしにとんでもないことを言った。
「母親が気が滅入った」ことが「あたし」になぜわかるのか。視点の混乱の典型。
「お母ちゃんは気が滅入りでもしたのか、あたしに〜」等ならば可。
文章の不正確さばかりが目立つ。
>>612 >サーカスの話をする。
と、いいながらサーカスの話をしていない。「サーカスを観にくる親子連れの話」ならば
そのように展開させるべき。
>親子連れが悲しいね
「ね」が致命的。いきなり同意を求めても空振りに終るだけ。
「親子連れが悲しい」とすべきだった。
>長男はださく、次男は垢抜けていて、三女は発育がよく、四女は
長女と次女はどこに行った? 数が合わんぞ。
とは言いながら、全体の味は嫌いではない。
もう少し読みたくなる魅力がある。
648 :
◆ojFf.mXHQM :2006/07/16(日) 00:14:03
649 :
ファンタジーでも宜しいのでしょうか。:2006/07/16(日) 00:21:29
>>649 出だしで「読者をひっぱたいてやろう」って考えているのは分かる。
そりゃ構わないし、是非そうすべきだ。
ただし言わせて貰うと、実際にはどうなってキャラは何を考えどう行動したかが
まったく理解できないってことだ。
城の内部が具体的にどうなっているか、
その城の内部により主人公達はどう考えたか。
「敵をぶった切る」のではなく具体的にどういうナマモノをどうやって切ったか、
それにより主人公達はどう感じたか。
もの凄く短く言うと、君のキャラはどのような外部環境によって何を考え、どう対処したかが
すっぱり抜け落ちているため、キャラの思考や行動を理解することが難しくなっている。
651 :
650:2006/07/16(日) 00:56:35
もういっこ言っておくと、バズーカがあるような時代であれば、
多分ぶった切ることは行なわれない。
例外はどっかのフォークランドみたいな局地戦とか、塹壕戦とか、市街戦のような環境で、
且つ、彼我に銃火器が使用できない状況があった場合のみだ。
具体的に言うと、サブマシンガンを構える瞬間に敵からナイフで突き殺されるような可能性があるほど、
お互いが近接している場合である。もしくは、お互いが弾切れか。
大抵の場合は、近接して敵をぶった切るよりも、遠くからテッポウ撃って敵ブチ殺したほうが安全なのだ。
652 :
649:2006/07/16(日) 00:59:09
>>650 ありがとうございました。
けれど、これからも小説を書いていきたいと思うので、
何か、具体的な、アドバイスを貰えないでしょうか。
>>652 酔っ払ってるから意味不明な内容書いてもあきらめてくれ。
どのくらい具体的というか手取り足取りかは知らないが、
「ある城の中がどうなっているかを五感に絡めて書く」というトレーニングでもしてくれ。
それは例えば「城の中はしけっているため服の下が蒸している」とか、
「誰かがビビって、バカみたいに軽機撃ちまくったから辺りが火薬臭い」とか、
そういう辺りの話を考え付く限り書くトレーニングやってくれ。
まあ前にも別のところで書いた解法なのだけれども。
抽象的に「撃ち殺した」と書くよりも、
「アタマにライフルの弾をぶっ放し、敵は後頭部から脳漿を飛び散らせながら後ろにのけぞって死んだ」
と書いてやるほうが、読者からすれば情景をイメージしやすくなるし、そういうことがソラでできなければ、
多分誰にも読んでもらえない。
だれも「連想しにくい文章」なんて読みたくないのだ。
特に娯楽ならね。
君は「具体的に書きすぎて、逆に読みにくくなる」とか
「表現を削るのに困るレベル」にはまだ達していないように見える。
654 :
名無し物書き@推敲中?:2006/07/16(日) 06:23:51
>>649 第一話を読みました。
典型的な描写不足です。
どこで誰がどんな格好でいるのか、敵がどんな者なのかがまったく分からない。
>オレは、攻撃をかわしながら、敵を次々と斬った。
>ドサドサッ、といっきに倒れこむ。
これでは小説ではなくシナリオのト書きレベルですね。
情景や状況を読者が理解できるように描写することが必要です。
上達を目指すならば、ファンタジーではなく、日常世界を舞台にした
物語を書くことからはじめたほうがいいと思います。
先生への用事で、僕は冬の早い日没に背を伸ばして待ち惚けだ。
生徒の下校時間がとっくに過ぎても幾分ルーズな先生は職員室からでてこない。
好ましい先生の癖だけど、タイミングを見計らって、拗ねた背中が先生に見えるように立ち去る。
きっと、窓に書いた伝言に気づいてくれるだろう。
短いですが酷評していただきたいです〜
>>655 一行目から文章おかしい。
「先生」というのは全部同一人物のことだろうけど、
このように形容詞をつけるとまぎらわしい。
名前をつけるといい。
それぞれの文章が論理的につながってこない。
典型的な独りよがりの文章で、
あなたの頭の中のイメージはたぶんこれだけの文章では
読者に伝え切れていないと思います。
ある肌寒い朝、僕は手足の悴みで目を覚ました。
何時もはこんな事無いのに、と疲れが溜まっている身体を無理矢理起こした。
その寒さの原因が知りたかったからだ。
足元に寄り添う猫の『瑪瑙』の温かさを感じながら、僕は窓掛けをシャッ、と開けた。
何時も有る眩しさは無く、外には真白な浮遊物体がヒラヒラと大量に降っていた。
「雪‥、珍しいな、こんな都会に。」
まるで其処は、別世界の様だ。
良く云う、『白銀の世界』とやらと全く酷似している。
僕は数十分の間、其の『白銀の世界』を眺めていた。
『瑪瑙』が「にゃあ、」と鳴かなければ、僕は其の世界にすっかり見入ってしまっていたかもしれない。
ハッ、と我に帰り、僕は『瑪瑙』を抱き上げリビングに有るソファに座った。
まだ手足が悴んでいる。
『瑪瑙』と、少し歩いたせいで暖かくなった筈なのに、何故だろう。
それは僕自身にも分からなかった。
『瑪瑙』を傍らに置き、僕はキッチンで珈琲を淹れる。
珈琲独特の香りがキッチンに廻り、僕は
「嗚呼、本当に朝が来たんだ」と、納得したように呟いた。
短いですが以上です。
評価宜しくお願いします。
>>655 これだけ短い文章で、最初から最後までここまで読みづらいのは、ある意味凄い、
と最初思った。
……が、繰り返し読むうちに、ようやく情景が浮かんできて、一旦情景が浮かぶと、
このガチャ文が味のある文章に思えてきたんだよね。
思春期の少年の内面なんて、論理的に整っているものであるわけでもなく、そう
いう混沌としたものを描くのには、意外とこういう文体が合っているのかも。
全体に漂う清々しさがいい。
660 :
名無し物書き@推敲中?:2006/07/16(日) 09:46:36
>>658 文章はまずまずかと。
ただ、漢字の使い方がウザイです。
昔と違って、今ではパソコンが当たり前ですから、普段使わないような漢字を
使っても賢そうには見えません。むしろ幼稚に見られます。
>シャッ、と開けた。
>ハッ、と我に帰り、
>ヒラヒラと大量に降っていた。
安っぽいです。
漢字を多様する文体との中では浮いています。
こういう表現を、使ってはいけない、ということではありませんが、文章が
安っぽく見えるのでなるべく避けたほうがいいです。
661 :
名無し物書き@推敲中?:2006/07/16(日) 09:52:58
>>655 短すぎて難しいのですが
>先生への用事で、僕は冬の早い日没に背を伸ばして待ち惚けだ。
この文章は厳密に言うと捩れています。
「先生への用事」と「待ちぼうけ」がつながっていません。
ですが、全体的にまともな文章が書けるならば、こういった捩れも味のうち
表現の方法の一つになります。
意識してこの文書を書けるなら才能があると思いますが、無意識ならば
文痴という病気です。それを判断するには引用文が短すぎますね。
>この文章は厳密に言うと捩れています。
漢字の使い方がウザイです。
昔と違って、今ではパソコンが当たり前ですから、普段使わないような漢字を
使っても賢そうには見えません。むしろ幼稚に見られます。
>意識してこの文書を書けるなら才能があると思いますが、無意識ならば
>文痴という病気です。それを判断するには引用文が短すぎますね。
「それを判断するには引用文が短すぎますね。」と書きながら
筆者を「文痴」「才能がある」と決めつけていますね。
意識してこういう文書を書けるなら才能があります。
無意識ならば論理性欠如という病気です。
これがおまえの望んでいたネット生活か?
>文痴という病気です。
「文痴」を検索してみたか?
「音痴」からの単純な連想で書いたのか?
666 :
655:2006/07/16(日) 10:54:40
一行目はこんな感じ↓にすればいいですかね?
先生への用事があるので、僕は自分の影が冬の早い日没で背を伸ばすほどに待ち惚けている。
>>666 いや「用事があるので」「待ち惚け」ているわけじゃないだろ?
「用事があるので」「待って」いるのだろうが、
「待ち惚け」ているのは先生が来ないからだ
どうしても文章をこういう流れにしたいなら
その用事が重要であることを強調すればいいかもしれんが
すでに形容詞も多いし分かりにくいね
668 :
655:2006/07/16(日) 11:32:10
>>667 あぁ…
確かに「文痴」ですね
一行でまとめたかったんだけど二行にしないとだめかな・・・
>>662 「ぶんしょう」?「げんみつ」?「ねじれる」?
一体どれが「普段使わないような漢字」なんだ?
670 :
名無し物書き@推敲中?:2006/07/16(日) 16:58:09
開け放たれた窓の外から小鳥の声が聞こえてくる。
ゆっくり目を開けて、俺は足をそのままに上半身を起こす。
次の瞬間、軋むベットの上で俺は声を上げて、体を弓なりに反らした。
「うっ」
このごろどうしてか分からないが目が覚めるとこうなっている。
少しでも動かすと電機のような刺激が下半身を駆け抜け脳を襲う。
したがって目が開いてからの数分間、俺は毎朝無駄に過ごすしかない。
擦れただけでも大惨事になってしまうのは目に見えている。
「早くおさまれよな」
俺は普通の人間よりもかなり大きめのそれを見つめて呟いた。
いぜん体を動かすことはできない。
「ピピピピピピピピピピピp」
鳥の鳴き声のほか無音の部屋に、けたたましい音が鳴り響いた。
愛用の目覚まし時計だ。
ろくに動けないので前を向いたまま、手だけを後ろに伸ばし止めようと試みる。
しかし、おかしい。
いくら探ってみても手は枕に触れるだけである。
不審に思ってゆっくり首を回すと、ベットの下にかすかに青い物体が見えた。
671 :
名無し物書き@推敲中?:2006/07/16(日) 16:59:32
どうやら眠っている間に落ちとしてしまったらしい。
俺は軽く舌打ちをしてベットの下に腕を伸ばした。
だがその瞬間、体の下のほうからなんとも形容しがたい、感覚が上ってきた。
「くっ、うあぁあぁぁ」
無意識に声が出てしまう。
隣の部屋にいる姉に聞こえていなければいいのだが…
それでも目覚ましは止めなくてはならない。
不運なことに、俺の使っている目覚ましは、スイッチを押さなければ止まらない上に、
どんどん音が大きくなっていくという厄介な代物だ。
声をかみ殺しながら、俺は果敢に腕を伸ばす。
だがあと少しというところで、やはり腕は空をかいてしまう。
そのあとも何度か冷徹な機械を停止させようと挑戦するが、
やはりあと少しというところで、体の方がついていかない。
気がついてみると、体は汗をびっしょりかいていた。
「あ、あつい。この中あついなぁ」
ちらりと壁の温度計を見ると、室温32度湿度75%、
事実上の…地獄だ
うだる様な暑さの中、徐々に頭は回転速度おおとしていく。
加えてまだ感覚は戻ってこない。
目覚ましの音は大きくなっていく。
気は焦るのだが、解決方法は見つからない。
俺は腕を組んで、目を瞑り瞑想に入った。
何か妙案が思いつくかもしれない。
考えること30秒ある考えが、電気信号のように頭を貫通した。
「それしかないな」
俺は後ろでに枕を掴み、思いきり頭上まで振りかぶって、目覚ましめがけて投げつけた。
672 :
名無し物書き@推敲中?:2006/07/16(日) 17:00:19
一息ついたのもつかの間、突然ドアが開いたかと思うと、
寝巻き姿の姉が突入してきた。
ついに突撃を決行してしまったか。
「朝っぱらからうるさーーーーい」
この展開は非常にまずい…
「頼むからベットは止めてくれ…」
もはや俺は涙声になっている。
情けないが、今の俺にはどうすることもできない。
命乞いでも何でもして、切り抜けなくては。
だが、非情な姉はそれを聞くとにんまりと笑った。
「アンタ今朝もなの?」
俺は姉からぱっと目をそむけた。
「仕方ないだろ。俺だってなろうと思ってなってるわけじゃないんだ」
姉は後ろ手に部屋の鍵を掛け、ゆっくりとベットに近寄ってくる。
俺は逃げたくても体を動かすことはできない。
「やっ、やめてよ。今日は許してくれよ!!」
必死に頼んでも、姉は意地悪そうな笑みを浮かべるだけだ。
「うふふ、またしてあげるわ。
そしたら、いつもすぐに治るじゃない」
もう姉はベットの脇まで来ていた。
しゃがみ込むと、俺の目線の位置まで小さな顔を持ってきた。
673 :
名無し物書き@推敲中?:2006/07/16(日) 17:00:52
嫌でも胸に目が行ってしまう。
「どこ、見てるの?」
俺の顔は一瞬にして紅潮した。
「出て行ってくれよ。俺たち兄弟、だろ?」
これが最後の砦だ。これを超えられたらもう諦めるしかない。
姉は少し間を置いて答えた。
「だ、か、ら?」
こいつ、簡単に超えやがった…
姉はそっと俺の領土を侵犯してきた。
ベットが軋むだけで、刺激が走る。
「くううっ」
姉は人差し指を一本立てて、俺のおでこにつき立てた。
「観念しなさいよ…」
指は滑るように下へ移動していく。
鼻、唇、喉、胸、腹、そして…
「そこまでにしてくれ…」
これ以上進まれると、もう声が出てしまう。
姉は何も答えずに、ただ笑った。
指はさらに滑り落ち、ついに触れてはならない禁断の領域にたどり着いてしまった。
軽く撫ぜられただけで、もう限界だった。
「もう、やるんだったら、思い切りやってくれ」
「やっぱり、して、ほしいんじゃない」
急に手に力がこもったのが見て取れた。
俺は目をつぶり、声を出すまいとして、手で口を押さえた。
674 :
名無し物書き@推敲中?:2006/07/16(日) 17:01:23
電気が体中を走り抜けた。
「んううぅううぅう」
手で押さえていても、音が漏れ出してしまう。
姉はそんな俺を尻目に、手を止めようとはしない。
激しく手を動かし、俺に刺激を与え続ける。
目を開けてみると、姉は笑っていた。
「鬼畜が…」
ポツリと呟いた言葉は、姉の笑いに呑まれて消えた。
数分後、窓の外には日が昇り始めようとしていた。
俺はベットの上でぐったりと、倒れていて、
姉はそれとは正反対に俺の様子を立って見下ろしていた。
「それにしてもいったいどんな寝相なのやら。
毎朝、毎朝足が痺れちゃうなんて、大変ね。」
「そのうえ、以上に治りが遅いし、最低だよ…」
姉は俺のベットに腰掛けると、また俺の脚に触った。
「さすがにもう治ったよ」
姉はにやりと笑った。
「やっぱり、痛くても無理やり触った方が早く治るでしょ?」
事実だが認めたくなかったので、俺は黙って立ち上がった。
そして顔を洗いに行こうと、部屋の扉を開けた。
内開きになっているので、ドアに体重を預けていた何者かが、中に倒れこむ。
「…何やってるんだよ、親父」
親父は慌てて立ち上がって、目を泳がせて答えた。
「なっ、何してるのかと思って…」
…世の中のエロいやつなんて、みんな死んでしまえばいいのに…
前を向いて一歩踏み出すと、さっき転がった電池を踏んづけた。
ゴスッ
終わりです。長文失礼しました。
>開け放たれた窓の外から小鳥の声が聞こえてくる。
>ゆっくり目を開けて、俺は足をそのままに上半身を起こす。
>次の瞬間、軋むベットの上で俺は声を上げて、体を弓なりに反らした。
三行目だけ過去形にした意図が不明瞭。
>「うっ」
>このごろどうしてか分からないが目が覚めるとこうなっている。
>少しでも動かすと電機のような刺激が下半身を駆け抜け脳を襲う。
声を上げて体を反らして、それから「うっ」と唸る必要はないだろ。
さらにいえば「体を反らすと思わず声が出た」として「このごろどうしてか……」
と続ける方が自然。
登場人物が一人しかいない所で、適当なことを言わせるとすごく間延びすると思うし、
間抜けだと思う。
676 :
名無し物書き@推敲中?:2006/07/16(日) 18:02:13
>>655は単に文章がかけないだけだね
始めは、まさかこれが本当の純文学なのか?
と思ったが何度も読み返すうちに単なる無学文盲だとわかった
言葉足らずなだけだろ?
まともに句点もつけられないヤツに、人に対して
「無学文盲」とか「言葉足らず」とか、
そう言えてしまう神経を疑う。
気付いたときには、遅かった。手のなかに感じていた温もりは、少しずつではあるが、失われ始めている。
そんな感覚が気持ち悪くて、それの首を握り締めていた手を緩ませる。
ゆっくりと、音を立てて地面へと倒れていくそれの形は、まるで人間の──いや、そんなはずはない。人形──そう、人形の様な形をしていた。
とても綺麗な顔をしたそれは、しかし悲しそうな表情をしていた。顔にかかっている長い黒髪が、よりその表情を引き立てていた。
苦しくは、無かったのだろうか?
痛くは、無かったのだろうか?
なぜ、そんなに悲しそうな顔をしているのだろうか?
……ばかばかしい。人形は苦しみなんてなんて感じない。痛み、悲しみだってそうだ。
なんでオレはそんなことを考えてしまったのだろうか……。いや、今はそんなことはどうでもいい。これを処理することを考えなくてはならない。
辺りを見回す。木、木、木……どうやらここは、森の中の様だ。薄暗くはあるが、日の光は届いていることから、今が夜ではないことが分かる。
──待て。今が大体何時頃かなんてことくらい、分かるはずだろう。それとも今のオレは、そんな事が分からないくらいに冷静ではいないと言うのだろうか?
……そうかも知れない。人一人を、殺してしまったのだから。
人?いや、違う。よく似ているが、あれは、違うのだ。
もう一度、横たわっているその姿を見る。そこにあったのは、人の形をした何かだった。
悲しそうな表情。首に残る、オレの手の跡。……体から生えている4本の腕。
足があるべき場所にあったのは、見間違う事無く、腕だった。
どの腕も、血管が浮き出て、太く強靱な外見だ。
今まで押さえ付けてきていたドロドロとした恐怖が、体の内側を這うように流れていくのが分かった。
電波や狂気のような、気持ち悪さを感じさせる文を書こうと思いました。
酷評お願いします。
普通だね。
681 :
655:2006/07/16(日) 20:44:07
>>676 おのれ無学とはあんまりだな
俺だって人並みに頑張ってるんだぜ?
人間自体を酷評しやがる
今にみてろよもっと上手にかけるようになって
君達をあっと言わせるさ
>>663 661さんが書いているのは、
意識しているならば → 才能がある。
無意識ならば → 文痴。
それのどこが『筆者を「文痴」「才能がある」と決めつけて』いることになるのか。
お粗末すぎる。
>>681 655は、上二行は言葉足らずというか、伝えたいことと違う言葉を使ってしまっている感じ。
下二行は、まぁ、普通だった。
>>655 伝言ってもしかして縦読みですか?wwwwwwwww
太郎は今日もアダルトサイトへ足を運ぶ。
お世話になってもう2年。今ではURLを直接打ち込めるぐらいだ。
しかし、なんだかPCの調子がおかしい。
読み込みが遅く、いつまで経ってもサイトは表示されなかった。
夏の気温と共に上昇する太郎の苛立ち。目の前のディスプレイを力一杯殴った。
すると、画面の色が黒へ変わり明滅する。
太郎は壊れてしまったのかと不安になったがそれは間違っていた。
ウィンドウに姿を見せたのは美しい女性の顔。それも無数に。
何が起こったのか到底理解不可能だったが画面を次第に覆いつくす女性の顔に太郎は恐怖心を煽られた。
電源のボタンを押し強制終了を図る。しかし、PCは消えることはなかった。
無数の顔はディスプレイを超えて太郎に襲い掛かる。
翌日、母が太郎の部屋に入り学校へ行くようにと声を掛ける。
しかし、その場には誰もおらず、目の前にアダルトサイトが表示されたままのPC一台があるだけだった。
酷評お願いしまふ
ちょっと前はいい感じに落ち着いてたのに、また前みたくなってきたな。
>>678 全体的に観念的すぎますかね。
人間なのか人形なのかわかりませんが、対象物の具体的な描写がないと
小説としては苦しいです。
>とても綺麗な顔をしたそれは、しかし悲しそうな表情をしていた。
>顔にかかっている長い黒髪が、よりその表情を引き立てていた。
例えばこの下りですが、「綺麗で」「悲しそう」というような記号ではなく、
瞳孔が開いているとか、白目が血走っているとか、口から何か体液が溢れているとか、
鼻血が出ているとか、そういう具体的な描写とあわせたほうが効果的。
明らかに気味の悪い死体なのに、「綺麗だ」とか「いやこれは人形なんだ」と自身に
言い聞かせたほうが、狂気とか電波を強く感じると思います。
>>685 おそらく構成などを全く考えておらず、冒頭のワンシーンだけを思い
ついたのではないでしょうか。
構成を考えていくと、主人公が消失する前に、現世における主人公の
趣味とか、人生観とか、そういうものの説明が必要になります。
本棚にどんな本が並んでいるのか。机の上にはどんなものがあるのか。
モデルガンが並んでいるのと、ミニカーが並んでいるのと、ガンプラが並んでいるのと、
美少女フィギュアが並んでいるのでは印象が変わってきますよね。
異世界で主人公が活躍するならば、そのスキルの根拠となるもの。
例えば、格闘オタなら格闘技系の雑誌や本が並んでいるとか。
そういうキャラ設定をしてからでないと、なかなか話が膨らまないと思います。
>>685 > 太郎は今日もアダルトサイトへ足を運ぶ。
> お世話になってもう2年。今ではURLを直接打ち込めるぐらいだ。
アダルトサイト一般なのか特定のサイトなのかわかりませんが、URLを覚えているくらいだから後者でしょうか。
サイトへ「足を運ぶ」という言い回しもわからなくはないですが、
太郎は今日もお気に入りのアダルトサイトを訪れる。
とでもしますかね。
> しかし、なんだかPCの調子がおかしい。
> 読み込みが遅く、いつまで経ってもサイトは表示されなかった。
いつまでたっても表示されないのは遅いどころではないですね。
この辺はもう少し太郎の期待がいらだちに変わる過程を描写する方がいいのではないでしょうか。
> 夏の気温と共に上昇する太郎の苛立ち。目の前のディスプレイを力一杯殴った。
これくらい読者は読みながら補完してくれますが、太郎のいらだちが頂点に達したことを示す方がいいですね。
> 太郎は壊れてしまったのかと不安になったがそれは間違っていた。
> ウィンドウに姿を見せたのは美しい女性の顔。それも無数に。
衝動的に殴ってしまったことに太郎はしまった、と思うでしょうし、
ウィンドウが表示されれば壊れてなかったかと安堵するでしょう。
全体的に出来事の羅列に終始しています。
主人公の心理描写にもっと力を入れましょう。
あと
> PCは消えることはなかった。
PCの電源を切ることを PC を消すという言い方はするでしょうが、
こういう文章にする場合は「電源は切れなかった」の方がいいですね。
>>688-689 こんなに丁寧に書いてくれるなんて思わなかったよママン
冒頭だけ思い付いて書いたとかまさにその通りなので驚きましたがな
文字の羅列、なんか自分の癖みたいですな。心理描写がんばりまふ
評価ありがとうございますた
691 :
1/2:2006/07/17(月) 01:15:22
自分のサイトで公開している小説の冒頭部分を少しいじったものです。
どうか忌憚のないご意見をー。
----------------------------------------------------------------
太陽が顔を出したのは、何日振りだったか。
街から外れたこの森にも、網目のように枝葉を伸ばす木々を通して木漏れ日が降り注いでいた。
それを浴びた草木は息を吹き返したように緑色を取り戻し、昨晩まで降り続いていた雨の名残が、日の光を反射してきらりと光る。
雨の間はどこに隠れていたか、ちち、と囀りを残しながら、小鳥が雨上がりの清涼な空気を滑るように飛び立っていった。
小鳥の眼下、森の中には、木々の間を縫って走る細い道がある。
人の手によって切り開かれたというよりも、稀に訪れる旅人が、通りやすい場所を選んで森を抜けていくうちに踏み固められ、それが道になったような、そんな無造作な道だった。
森に横たわる一本の紐のようなその道の脇に、ぽつりと小屋が建っている。
お世辞にも立派とは言えないながら、雨風を凌ぎ、人が寝泊りをする分には問題はないように見える。何の変哲もない簡素な丸太小屋だ。
屋根には数羽の小鳥が羽を休め、小屋の脇ではそれなりに手入れのされた小さく素朴な菜園に、数種類の薬草や香草が雨露に濡れ光っている。
その様子からして、空き家でないことは確かなようだった。
それはそれで長閑で心洗われる風景ではあるが、人が住処を構える場所としてはいささか不釣合いであるように思えた。
乗合馬車も行商人も、このような辺鄙な場所を訪れはしないだろう。このような場所に住むのは、世を儚んだ隠者の類か、人目を嫌う捻くれ者の魔術師か。
692 :
2/2:2006/07/17(月) 01:15:58
──ばん、と。
急に、小屋の窓のひとつが音を立てて弾けるように開き、驚いた軒先の小鳥が慌しく飛び立った。
小屋の中でぱたぱたと足音がしたと思うと、続いてばん、ばん、と次々に窓が開け放たれていく。
さほど大きくもない小屋のこと、すぐに全ての窓が開けられ、日の光を室内に招き入れ始めた。
しばらくすると、今度は扉が開く。
ややあってそこから姿を見せた人影は、仙人とも魔女とも見えなかった。
「ん……しょ…っ」
可愛らしい声と共に、大雑把に折りたたまれた毛布やら衣服の詰まった籠を担いで小屋から現れた人影は、大人の男性の腰くらいの背丈しかない。
人影は自分の顔が隠れるほどに積み重ねた洗濯物に四苦八苦しながらも、小屋の脇へ危なっかしい足取りで歩いていく。
目指す先には、小屋から近くの木の枝にロープを張って作られた物干し台があった。
籠を地面に置くと、まずは一息。それからすぐに、籠の中の洗濯物を取り上げる。
勢いをつけて広げられたシーツが風を受け、ぶわっ、と広がってからゆっくりとロープの上に落ちていく。
ところどころほつれた白いシーツがそよ風を受けてはためくのを見て、小さな小屋の小さな住人は、満足げに唇の端を綻ばせた。
>>691-692 悪くないね。続きが読みたくなった。
あまり取り立てて指摘するところもなさそうだけど、改善点をいくつか挙げるなら
>このような場所に住むのは、世を儚んだ隠者の類か、人目を嫌う捻くれ者の魔術師か。
この文章を読んだだけだと、ちょっとした街外れに住んでるっていう印象しか受けない。
その小屋がどの程度街から離れてるのかをもっと明確に表した方がいい。
>すぐに全ての窓が開けられ、日の光を室内に招き入れ始めた。
窓なんて開けなくても日の光は入る。ここで描写すべきは雨上がりの朝の新鮮な空気では。
>仙人とも魔女とも見えなかった。
後者は魔術師。別に魔女でもいいけど、後で詳しい描写があるんだしもーちょっと引き付けるべきかと。
>毛布やら衣服の詰まった籠を〜
毛布やら衣服やら〜が正しい。
あと小鳥が飛び立つって描写が前後でかぶってるから、どちらかは削った方がすっきりするかな。
>>691-692 文章は書きなれている雰囲気で概ねいいと思います。
構成の面でいうと冒頭の5行は不要。
ここから始めたほうがイメージが沸きます。
>森に横たわる一本の紐のようなその道の脇に、ぽつりと小屋が建っている。
ストーリーに関係しない風景描写は短めに。
それと後半ですが、人物が登場したら早めに外見の描写を入れること。
(視覚的に見えない場合を除く)
技術的な話です。
>ややあってそこから姿を見せた人影は、仙人とも魔女とも見えなかった。
仙人にも魔女にも見えないなら、どんな風に見えたのでしょうか。
「○○には見えなかった」的な表現を使う場合は、対象者の描写が必要です。
茶髪で軽い感じなので弁護士には見えなかった。とか、
体の線が細くおどおどした様子で、とても剣を振れそうには見えなかった。
という感じで。
説明が後に入るパターンなら、
彼は警察署から出てきたが刑事には見えなかった。なぜならば○○だからだ。
彼は学校から出てきたが学生には見えなかった。なぜならば○○だからだ。
という感じで。
>>694 >>ややあってそこから姿を見せた人影は、仙人とも魔女とも見えなかった。
>
>仙人にも魔女にも見えないなら、どんな風に見えたのでしょうか。
それってさ、その前の
>このような場所に住むのは、世を儚んだ隠者の類か、人目を嫌う捻くれ者の魔術師か。
って部分の打ち消しの意味合いで使ったんじゃないの?わかんないけどさ。
>>691 このスレの中ではという意味だが、一応は書けているように見える。
しかし、この文章でわかるのは、
>森の中に小屋がある
というだけだ。
これから始、まる物語の雰囲気とか予感といったものを全然感じさせない。
その原因となる一つに、ありきたりなリズムにひっぱらた文章を並べているからだ。
だから、
>お世辞にも立派とは言えないながら、
なんて意味不明な(なぜそこでそんな文章を挿入するのか、立派な小屋なんてあるのか?)
文章を流れの中でつい書いてしまうんだ。
描写というのは対象に肉迫しないとできないよ。
もっと意識的に文章を書かなければ、次に続く物語も生きてこない。
ヒント1.
くどくならない程度に
>小屋
を具体的に描写してごらん。
>>675 おい待て、それは全然ありだろう。
過去形ってわけじゃない。単なる文章のリズムだ。
>>691-692 全体に慣用句が多すぎてかび臭い雰囲気。覚えたてで使ってみました感が強い。
新鮮さがまったく感じられない。
C
>>695 >打ち消しの意味合いで使ったんじゃないの?
そうだと思います。
ただし、
>世を儚んだ隠者の類か、人目を嫌う捻くれ者の魔術師か。
というのはキャラが≪見えていない段階≫での話主の推測。
実際にキャラが登場した場合、話主は≪キャラが見えている≫わけですから
具体的な描写をするのが小説の作法になります。
不便な山奥の小屋に住んでいるので、人目を嫌う隠者か魔術師に違いない(話主の推測)
↓
朝になってキャラが登場したら、可愛らしい少女だった(客観描写)
↓
見た目の雰囲気から、隠者にも魔術師にも見えない(話主の結論)
↓
何者なのだろうか?→少女キャラのセリフや行動から招待が判明する。
こんな感じで進むのがセオリーです。
692では、キャラが、男性とも女性ともそもそも人間かどうかも描写されていないので
何者なのだろうか?という疑問にうまくつながっていないということです。
700 :
678:2006/07/17(月) 14:10:32
>>687 あぁ、なるほど……
確かに説明不足でしたね
死体の描写も、いい表現を貰えたので、使ってみようと思います
ありがとうございました
701 :
691:2006/07/17(月) 14:24:13
批評ありがとうございます。
予想以上に目からウロコな指摘が多くて有り難い限りです。
「新鮮さがない」というのは反省材料としたい最たるところかなーと感じます。
視野を広げる意味でも手法を学ぶ意味でも、もう少し色々と文章読んで鍛えてみるべきかも。
改めて、ありがとうございました。
>>691 >から外れたこの森にも、網目のように枝葉を伸ばす木々を通して木漏れ日が降り注いでいた。
太陽
↓光
木々
↓
森
こんな風に読めちゃうんだけど、「木々」が森なんだよね?
三人称で書いてると思うんだけど、語り手のポジションがフラフラしてる印象。
>人が住処を構える場所としてはいささか不釣合いであるように思えた。
誰がそう思ったんだ?
>>691 > 太陽が顔を出したのは、何日振りだったか
を思い悩んだり、
> それはそれで長閑で心洗われる風景ではあるが、人が住処を構える場所としてはいささか不釣合いであるように
思ったり、
> このような場所に住むのは、世を儚んだ隠者の類か、人目を嫌う捻くれ者の魔術師か
首をひねったりする、作者とも読者とも違う第三者がいるようですね。
イメージの押しつけではなく、「事実」を描写することによって読者を誘導しましょう。
>>697 過去形は過去形だろ?
時制が変われば物語内事実のありようも変わるよ。
705 :
名無し物書き@推敲中?:2006/07/17(月) 16:41:52
酷評お願いします。
blogで二次創作の小説を書いているのですが、
文章力のなさのために人の入りが悪いので、改善したいと思ってます。
TOPに批評募集中のメッセージを入れているのでなりすましではありません。
ttp://gran0393.blog71.fc2.com/ 参加者紹介〜1回戦第3試合(最新の作品)までを読んでもらって、
各話毎or全体として評価をしていただけると嬉しいです。
707 :
名無し物書き@推敲中?:2006/07/17(月) 18:07:51
過去形じゃなく反らしたから反らしたって書いただけじゃないかな。
過去形じゃなくて完了形ってことだろ。辞書引けって。
どっちでもいいと思うけど、現在形の多用は気色悪い
文末の処理上しかたないところだけ現在形を使うくらいでちょうどいいとおもう
711 :
名無し物書き@推敲中?:2006/07/17(月) 19:59:13
語られる事象はすべて過去といえば過去。
語る時点をどこに置くかという問題であって、
語る時点=語られる事象 とすれば、現在形になり、
語る時点>語られる事象 とすれば、過去形になる。
つまり、語られる事象が過去かどうかという問題ではない。
語る時点を語られる事象に対してどう位置づけるかの問題。
逆にいえば、
現在形は、語る時点=語られる事象となるので、視点と対象の距離が近くなり、
うまく作用すれば迫力ある描写となるが、下手にやればウザいとなる。
過去形は、語る時点>語られる事象となるので、視点と対象の距離が遠くなり、
うまく作用すれば冷静な描写となり、下手をすると迫力がないとなる。
以上は無理にいえばこうだという理屈。
実際にはどなたかが言ったとおりに文章のリズムの問題である。
まあ、そういう理解の人が多いんだろうね。
>開け放たれた窓の外から小鳥の声が聞こえてくる。
>ゆっくり目を開けて、俺は足をそのままに上半身を起こす。
>次の瞬間、軋むベットの上で俺は声を上げて、体を弓なりに反らした。
ちなみにこれがダメだって人はどう直す?
読んでて違和感を覚えたのは確かだが、俺にはこれをどう直したらいいのかわからない。
要するに全部文末が過去形で有ればいいんだろ?
開け放たれた窓の外で鳴く小鳥の声を聞きながら、俺は目を覚ました。
ゆっくりと目を開き、上半身を起こそうとするとしびれるような刺激が
下半身から脳へと駆け上った。俺は思わず声を上げて、体を弓なりに
反らした。
くらいかな?
>>715 >要するに全部文末が過去形で有ればいいんだろ?
いや、そういう問題ではないと思うが。
全部を過去形・現在形で統一するとなんか箇条書きっぽくならないか?
それがどうも気になって過去形と現在形を交互に書くようにしてるんだが。
全部現在形だと箇条書きというか、ト書きみたいになるね。
720 :
名無し物書き@推敲中?:2006/07/17(月) 22:07:29
>>718 >真 ・ 仙 気 発 頸 !!!
こう言うの、よく分からないんだけど、カギ括弧でくくったりはしないものなの?
721 :
名無し物書き@推敲中?:2006/07/17(月) 22:33:49
ゔ〲〰 乜勹〰スㄜㄝㄋ
>>714 ちょっと意味合いが変わるけど、俺が書くならこうかな。
開けっぱなしにしていた窓の外で鳴く小鳥の声で目が覚めた。
俺はまだ重いまぶたをこすりつつベッドの上で身を起こす。
だが次の瞬間、俺の体は意思に背いて反り返り、激しくベッドを軋ませた。
>ゆっくり目を開けて、俺は足をそのままに上半身を起こす。
足をそのままに、ってもともとどういう状態だったんだと。
>足をそのままに
寝てたんだよな、この人は。
で、足を「せーの!」って勢いつけないで腹筋だけで起きた、ってことかな。
なんか、どうでもいいな(w
>>705 なんだか、どの文章も子供のママゴトみたいだね。自分がただ書きたいように書いてるだけで、
読者のことを何も考えてないように見える。「こうやったら読者は喜ぶ」「こうやったら驚く」って、
そういうことちゃんと考えてる?
描写が全然足りない。今の君の描写は「Aがこういうパンチを打った、Bもこういうパンチを打った、
勝ったのはAだった」くらいのレベル。
「Aがこんな体制からこんな角度でこういうパンチを打った。
過去こういう時に打ったパンチだった。Bのここに当ててこういう効果をもたらすものだったが、
Bはそれをこういう動きでかわしてこういう体制からこういう反撃をした、それに対してAは〜」
ぐらいの展開は欲しい。少なくとも、こういう詳細な図式が作者の頭の中に入っていないことには
話にならない。
>724
何でもかんでもこまかく書けばいいってものでもないでしょ。
目が覚めたので起き上がった、というだけの文章にそんな脚色する必要はないと思う。
ライスケーキを作って下さい
727 :
リッコ:2006/07/18(火) 00:29:02
駄文ですがおねがいしまつ。
「雨が好きなの。」百合は窓の外を眺めながら言った。
ガラスをトントンと叩きながら掠れた声で言葉を続けた。
「なんかね、落ち着くの。雨の日って、どこ歩いてもみんな寂しそうな顔するでしょ。だから、あたしだけ寂しいわけじゃないんだって思えるから。」
僕は百合に問いただした。
「君は僕がいるのに寂しいと思っているのか?」多分僕は今、百合に対してきついことを言っているのだろう。
百合は泣きそうな声で答えた。
「一緒にいてくれても寂しいよ、だってどうしようもないんだもん。怖い顔しないで、お願い。」
雷の轟音が真っ暗な部屋に響き渡る、深夜のせいだろうか気持ちが高ぶる。百合の怯える表情に、どうしようもない感情が僕を蝕む。
「ごめんね。これからどうしよっか」
僕は百合にそう答えると、ナイフを彼女の喉元に押し付けた。
監禁生活五日目、僕は大切な彼女と心中します。
>>724ー725
参考になります。
確かに上手いと言われる文章にするには
>>724が言っているように
情景描写の追加は必須だと感じました。
>>725の言ったように過剰なものはいらなくても
今のままの文章だとやはり少なすぎる気が自分でもします。
活字だけで情景をわかるようにできなければいい文章とは言えませんね…
本当に勉強になります。
>百合は窓の外を眺めながら言った。
>ガラスをトントンと叩きながら掠れた声で言葉を続けた。
「ガラスをトントン叩きながら」+「掠れた声で」と二つのことを「言葉を続けた」
という、ちょっと回りくどい言い方で受けているから、前の文と整理してみては。
>百合は窓の外を眺めながら掠れた声で言った。
>そして、ガラスを指先で叩きながら続けた。
とか。
2行目の「言葉を続けた」を「続けて言った」と軽くして受けさせても良いけど、
そうすると「言った」が続くしね。それに「言葉を」と書かなくても「続けた」と書けば
「その後も話したんだな」と言うことは読者に伝わるはず。
あとのほうの展開を見ると「百合がガラスで音を立てていると、主人公が神経質になったりと、
何かアクションを起こす可能性が出てこないか?」とも思う。
爪の先でこつこつ音を立てるくらいでも良いかもしれない。
そのあとに泣きそうな声を出すくらいだから、「分僕は今〜」の文はいらないかも。
あるいは、「〜言っているのは分かっているが、言わずにはいられなかった」と受けるとか。
>どうしようもない感情が
ちょっと無責任? どうしようもない感情がわいてきたが故に体が震えるとかでもいいから、
どうしようもない、言い表しようもないものをなにかで表した方が良い。
キャラクターが自分の感情をコントロールできないのは良いけど、書き手がキャラクターの
感情を捉えきれなくなってはいけないでしょう。
730 :
リッコ:2006/07/18(火) 01:05:33
>>729様ありがとうございます。回りくどい言い方をやめ、感情描写が出来る様に頑張ります。自分でも即興で作ったので所々おかしいと思う部分が多々あります。汗
あともう一つ駄文の酷評お願いします。趣向を変えてみました。
>>727 小説にはなってませんね。
まず、主人公がどんな場所にいるのかの説明がまったくありません。
建物は、マンションなのか、安アパートなのか、ロッジ風の山小屋なのか。
窓の外にはどんな風景があるのでしょうか。
高層ビル? それとも山の中?
監禁中ということですが百合はどんな服装をしているのでしょう?
服の破れとか、汚れとかはないのでしょうか。
彼の差し入れた服を着ているのかな?
顔や手足に傷などは?
食事はどうしていたのでしょう?
そういう情報を積み立てていかないと小説にはなりません。
>僕は百合にそう答えると、ナイフを彼女の喉元に押し付けた。
>監禁生活五日目、僕は大切な彼女と心中します。
唐突ですね。ナイフはどこから出したのでしょうか。
監禁生活であることとか、主人公が彼女を大切に思っていることは
物語の中で描写していかなければなりません。
732 :
リッコ:2006/07/18(火) 01:12:44
欲を言えば文学で飯を食いたい。
妥協するなら職にありつきたい。
齢四十にして、物書きを自称する私は、出版費を稼ぐため今日も自宅から徒歩七分のコンビニエンスストアでアルバイトでございます。
私が何故文学の路を志したかと言いますと、これはこれは遠の昔の話でございまして、私が中学校三年生の秋のことでございます。
当時野球少年だった私は猛暑の中雪の中、ただ延々と玉拾いに打ち込んでおりました。
お察しの通り野球少年であった私は学業の方は疎かで、成績は下の中でございました。
担任の先生はもちろんのこと、その他教科を受け持って頂いていた諸先生方は私の学業不振を心配し、
やれ宿題だやれ補習だと手を焼いて頂いたのですが、どうにもこうにも無理があると、
高等学校の進学は無に等しいと仰っておりました。
私自身も進学意欲はなかったので、野球も諦め父の稼業である金融業でも継ごうと思っておりました。
野球部から帰った後は父の仕事の手伝いで、よく自転車に乗り近所の食堂やらを集金に回っておりましたので特に苦とは思っておりませんでした。
そんなある日、酒乱である父が私を呼びつけました。
>>731 >>727は小説というかSSだろ。
「雨が好きなの」というセリフから始まって、恋人同士の語らいかと思いきや実は監禁だったってオチがつく。
この展開に場所や食事はどうしていたかなんて描写は必要ない。
服装なんて書いたらそれこそオチがばれるだろう。
736 :
リッコ:2006/07/18(火) 02:09:25
どなたか
>>732もご指南下さい(/_;)/~~お願いします。
>>732 主語と述語のねじれが多いね。
無駄に長い文章をもうちょっと整理した方がいいと思う。
全体の流れもちょっと不自然なところが目立つ。
「中学三年生の秋のことでございます」と来たら
次の文章はその秋のことを語りたい。
なのに「猛暑の中雪の中」となってしまっているので気持ち悪い。
いきなり「お察しの通り」も強引だ。
過剰な敬語もくどい感じがする。
もっと削って短くした方がいい。
>>727 >>735氏が仰るように、一見すると「恋人同士の語らい」に見えたものが実は
「監禁犯と被害者の会話」で、それがラストの心中シーン1〜2行だけで鮮烈に
判明する、という構成を強く意識して書き直せば立派なSSが仕上がると思います。
私にできる指摘をひとつだけ。
>「雨が好きなの。」百合は窓の外を眺めながら言った。
読者がこの一文だけで思い浮かべる視覚的情景は、季節・時刻・場所などの面で
十人十色のバラバラなものになりますが、この作品の場合だと「時刻」設定が
読者にフリーなのはまずいと思います。
たとえば「日曜の昼下がり」とかを想定して読んでいた読者にとっては、後の方の
雷の轟音が真っ暗な部屋に響き渡る、深夜のせいだろうか気持ちが高ぶる。
という下りで完全にイメージの齟齬が生じてそこで作品から放り出されてしまうので。
>>732 非常に読みにくいです。文末の単調さが読者的に凄まじいストレスでした。
「ございます文体」に手を出す力量はまだお持ちで無いと思います。
739 :
名無し物書き@推敲中?:2006/07/18(火) 03:43:02
>>735 >恋人同士の語らいかと思いきや実は監禁だったってオチ
これがオチになると考えるレベルだとなんとも。
監禁というのは本人の意思に反して行われるものです。
女性が納得していれば監禁になりませんから、監禁されているのに
恋人同士のように語り合うと言う時点で、SSとしても成立しません。
オチとしても成立しません。
>>732 小説なんですよね?
だったら、中学校三年から始められてはいかがでしょうか。
中学校時代から初めて、四十歳で人生を棒に振るまでのドラマを
書くのが小説です。そこに人目を引くような事件がなければ、題材
として不適当という以外にありませんが。
出来以前に
>>727は、少なくとも
>恋人同士の語らいかと思いきや実は監禁だったってオチ
を意図して書かれてるはず。
まずそれを無視してはいけない。
お話しとして決着がついていれば、それは「落ち」がついていると言うこと。
そのできがどうかはまた別のことでしょう。
>これがオチになると考えるレベルだとなんとも。
というユニークな言い回しが、どこまで妥当なものなのかなあ、と思わざるを得ない。
それから、男に気に入られて何とか助かりたいとか、ストックホルム・シンドロームとか
このお話しが成立する可能性はいろいろ考えられると思うけど。
それと、735は別に「女性が納得してる」とは書いてないでしょう?
>>739の言っているのは、言いがかりにしか見えないんです。
742 :
名無し物書き@推敲中?:2006/07/18(火) 04:25:19
>>737-741様、いろいろなご意見ありがとうございます。
正直苦言は聞きたくないけど(オイッ)、後学のために参考にさせて頂きます
m(_ _)m
やっぱり二つ目のの方は難しいですね〜。
一つ目の方をもっと内容を鮮明に、感情描写を具体的に考えてみます。
>>739 書き方ひとつでしょ?
男と女は元恋人同士で、何らかの事情で男が女を監禁。監禁自体は
女の意に反しているけど、内心男を憎からず思うところもあって、
四日五日と閉鎖された異常な環境で時間を重ねるうちに男女とも
奇妙に落ち着いた心理状態に達して……。
〜〜ここまでバックグラウンド〜〜
〜〜ここから突然(ラスト)シーン開始〜〜
「雨が好きなの。」百合は窓の外を眺めながら言った。……
たとえばこういう状況を想定すれば「監禁」って言葉使っても
別におかしくはない。(使う必要も無いとは思うけどね。)
もちろんこんなバックグラウンドを自然に想起させるSS書くには
相当なテクが必要だろうけど。
あなたの中にそういう「男女の心のヒダ」がありうるという発想が
まったくなくて、「監禁されているのに恋人同士のように語り合う」
という事象を「存在しえない」と神のごとく断定するのは、あまりに
想像力に欠けた物言いだと思うよ。
>>741氏いうところの「ユニークな言い回し」が丸々ひっくりかえって
あなたに戻ってきやせんかね?
あとそもそもいうなら「監禁」の成立の可否なんかを論じる必要がない。
この話のキモは「無理心中」で、オチは「監禁」という事実じゃなくて
むしろ「男が女を突然刺して自分も死ぬ」ことの衝撃性の方でしょう。
744 :
名無し物書き@推敲中?:2006/07/18(火) 08:50:54
>>725 >目が覚めたので起き上がった、というだけの文章に
いや、724さんは
>>705について言っているのではないかと。
>>732 空改行(1行あけ)の連続はやめること。読みづらい。文章全体の品格も下げる。
文章力がないから空白に頼るようにも見える。
>欲を言えば文学で飯を食いたい。
>妥協するなら職にありつきたい。
出だしからこなれていない。「文学で飯を食うこと」と「職にありつくこと」は同じ土俵で
対比される事柄なのか?
>物書きを自称する私は、〜
>私が何故文学の路を志したかと言いますと、
出だしを含めて、文章につながりがない。
「何故文学の路を志したか」を書きたいならば冒頭3行は削除すべき。
>私の学業不振を心配し、
こういうのを「言葉が薄っぺら」という。中学の成績くらいで何が「学業」だ。
「成績不良」くらいだろう。
>やれ宿題だやれ補習だと手を焼いて頂いたのですが、
「手を焼く」は、てこずる、もてあますということなので、この場合は不適。
「手を焼かせたのですが」と受身の表現なら一応アリ。
それでも冗長な文章だが。
>そんなある日、酒乱である父が私を呼びつけました。
「酒乱である父」。手抜きしすぎ。ひと言で終らせるなや。
読みづらく、不快な文章。
適当に書き流している姿勢がありありと見える。
出来もお粗末。こんなものなら書かないほうがよい。筆が乱れるだけだ。
>>640 ヒント:お前はキムチ?
俺の投下には基本的に評価がつくことは少ない。
しかし、ここは酷評スレなんだな。前にそのことを誰かが
言っていたよ。そして、俺が投下するようになってから
このスレには明らかな変化があるんだがね。
俺も忙しくないわけじゃないから頻度は減っているけど、
これからもアニメ特撮絡みの文章をちょこちょこのっけると思う。
調子がいいときは完オリでいく。
今までだと、ロボット婦警さん・マリーアントワネットと香水・セーラー
戦士の農作業 などが俺の作品だ。これだけじゃないがね。
黒歴史の35スレ目にいいのを書いた覚えがあるので、心あるならあれも
サルベージしてほしいものだ。なぜ抹消するのだろう。
>>746 誤爆…じゃなさそうだな。酷評スレって言ってるし。
しかし何を言いたいのかよく分からん。お前さんのことなんか知らんよ。
>ここは酷評スレなんだな。前にそのことを誰かが言っていたよ。
スレッド(要するにあなたが書き込んだこの一連の話題です)のタイトル
(題名のことです。つまり、この話題には題名がついているんですね)
に『酷評します』と書いてありますよ。
全くの善意で言うのですが、
>>746さんは何らかの医療施設や、福祉施設に
相談に行かれてはどうでしょう。まずは学校の先生やお父様、お母様と一度
よくお話をされることをおすすめします。
749 :
名無し物書き@推敲中?:2006/07/18(火) 12:54:33
>>741 >それから、男に気に入られて何とか助かりたいとか、ストックホルム・シンドロームとか
>このお話しが成立する可能性はいろいろ考えられると思うけど。
>>743 >四日五日と閉鎖された異常な環境で時間を重ねるうちに男女とも
>奇妙に落ち着いた心理状態に達して……。
問題の
>>727には、どこにもそんなことは書いてありませんよね?
服装や食事、表情などの描写を通じて、異常心理を連想させるようなものがあれば
SSとして成立すると思います。
私は、そういう描写や説明がないのでSSとして成立していない。
オチになっていないと言っているわけです。
つまり、読者がオチを見てから「あの描写は監禁を意味していたのか〜」と思う
ような書き方をする必要があるということです。
>>746 >俺の投下には基本的に評価がつくことは少ない。
無視されることは自覚しているわけだ。
>そして、俺が投下するようになってからこのスレには明らかな変化があるんだがね。
はあ? 無視されるようなものに、どんな影響力があるっていうんだ?
書いていることが支離滅裂だとわからんのかね?
わからんのだろうな。
あんなものを晒すくらいだものな。
>>749 >ストックホルム・シンドロームとかこのお話しが成立する可能性
つまり君はこれらの事柄を知らないから、蓋然性に欠けると思ったわけね。
いろんな読者がいるんだから、君が無知であってもそれは仕方ない。
>>743の「四日五日と閉鎖された〜」というのはどこにも書いてない。
でも、
>>727はあの程度でも、ここからお話しが始まる感じは生まれてると思う。
何も書いてないからこそ、ここまで書かれなかった詳細を読もうという、読み手の
好奇心はある程度喚起できるんだと思う。
>>727はSSというより、物語のはじまりと言った方がしっくり来る断片でしょう。
>SSとして成立していない。 オチになっていないと言っているわけです。
これは単に君が「つまらなかった」と言うことでしょ?
それと話が成立するかどうかはまた別のこと。
だれも
>>727が面白かったとは言ってないと思う。
>読者がオチを見てから「あの描写は監禁を意味していたのか〜」と思う
>ような書き方をする必要があるということです。
この作品はそういうものではないでしょ?そこまでのものではないでしょ?
マンガが表紙に書いてあるようなあほくさいラブストーリーみたいな下らないはじまり方をして
実は監禁してた、と言うのが最後に分かる。
これが
>>727のやりたかったことでしょ?
ここで大事なのは「描写」よりもむしろ「関係」でしょう。だから例えば
「雨が好きなの。なんかね、落ち着くの。雨の日って、どこ歩いてもみんな寂しそうな顔するでしょ。
だから、あたしだけ寂しいわけじゃないんだって思えるから」
「君は僕がいるのに寂しいと思っているのか?」
「一緒にいてくれても寂しいよ、だってどうしようもないんだもん。怖い顔しないで、お願い。」
「ごめんね。これからどうしよっか」
僕は百合にそう答えると、ナイフを彼女の喉元に押し付けた。
監禁生活五日目、僕は大切な彼女と心中します。
>>727はこれだけでも成立はするんですよね。「だから何だよ」というレベルであっても話は
成立するんです。
あなたの方法論をいろいろ試してみるのはいいと思うし、どんどんやってみるべきだと思う。
ただ、その方法論に合わないことをしている人を、全てそこにはめこもうとしても駄目。
>>749 ならそのSSとして成立した文章とやらを書いてくれ。
いくら御託を並べられても、あなたの言う「異常な心理を連想させるようなもの」というものが必要だとは思えない。
あと
>服装や食事、表情などの描写を通じて、異常心理を連想させるようなものがあれば
>>727においては「異常心理を連想させないこと」が大事でしょう。
>読者がオチを見てから「あの描写は監禁を意味していたのか〜」と思う
>ような書き方をする必要があるということです。
アイデア一発で書かれただけのものに、何を求めているのか。
むしろここで酷評者がするべきは、「いかにそのアイデアを十全に機能させるか」
ということでしょ?
あなたが言ってるのはつまり「別の話を書け」というのに近い。
あなたの好みや方法論があるのは分かるけど、
>>727はそれを導入すべき所には見えない。
もちろん、あなたが自分の方法論で
>>727を独自に書き直して面白いものを書くのは
やってみてもいいし、できは別としても、それを見てみたいとも思う。
しかし、
>>727がやったこと、やろうとしたこととは全く別の話のはず。
誰も
>>727が面白いと入ってないし、むしろ下らないと思っている人のほうが多いと思う。
だけどそこには書き手の意図があるわけで、その意図を無視して「とにかく描写しろ」では
批評にならないでしょう?
>問題の
>>727には、どこにもそんなことは書いてありませんよね?
あなたがいろんなお話しをどう消費しようとそれは勝手だけど、酷評といえども批評なんだから
こういうことを言ってはいけない。未熟さの告白にしか見えない。
酷評スレの別館があるから、そっちでやれよ
>>749 もうレスすんなよ。
>>742 もし
>>727を書き直すなら、最後のナイフのシーンはとことん視覚的なインパクトに
こだわってはどうでしょう。たとえば「ナイフを彼女の喉元に押し付けた。」だと
もう刺したのかまだなのか不明瞭でせっかくの見せ場がぼんやりしてしまうので、
もっと露骨に「ナイフを彼女の白い首筋に突き立てた。」にするなど何か工夫を。
鮮烈で残酷でスピード感のあるシーンにするのか、淡々と優しく死の甘やかさが
匂いたつシーンにするのか、男の狂気や絶望がひしひしと伝わるシーンにするのか、
何か一つのイメージを念頭に置いて一言一句を厳選吟味されると良いと思います。
個人的にはむやみに長くするよりは、今くらいの長さで一文一文のイメージに
極限までこだわった、あくまでポエム風SSとして完成したものを読んでみたいなあ。
あと皆さんずいぶん好き放題失礼なこと仰ってますけどw自分はこういう
ポエムっぽい話好きですよ。
イメージにキレさえあればなかなかの佳品にもなると思います。
758 :
リッコ:2006/07/18(火) 15:35:04
皆様いろいろなご意見本当にありがとうございます。m(_ _)m
>>727を夜までに書き直してみるのでまた酷評お願いしますっ!
759 :
名無し物書き@推敲中?:2006/07/18(火) 16:25:29
>>751-754 結局、727のSSについて、描写に問題がないと≪貴方が判断した≫ということ
ならそれが貴方のレベルなんですよ。
ただ、そのレベルの意見を強要されるのははなはだ迷惑なわけですが。
書いた本人も含めて、ほとんどの人は727のSSは描写が不足していると考える
と思います。
とりあえず、もう少し本を読まれてみてはいかがでしょうか。
商業出版されている作品と比較すれば、描写不足を一目瞭然だと思います。
>>759 だからその描写不足でない文章とやらをお前が書いてみろっての。
酷評と的外れな批判は別物だぞ。
>>759 あの内容に、さらに描写まで付け足したものを読みたいの?
商業出版されてる本でも、不要な描写をしないで、会話だけで続く箇所はいくらでもありますよ?
>>727に建物がどうとか何を着てるとか必要ですか?
あそこではとりあえず、男がいて女がいて、男が女を監禁していて、男は女と心中したいと思ってる
と言うことが分かれば十分でしょう。
ワンアイデアで書かれたもので、ジョークや小咄と一緒。
>>727描写に問題がないと言っているのではなく、何でもかんでも描写を入れればいいと考えるのが
間違ってる、と言ってるの。
下らない描写でちんたらするよりは、ちゃっちゃか話の先を読ませた方が良いと言うことは
分かるでしょ?
結局のところあなたは
>>727が読めてないと言うことでしょう。
シーンごとに全ての事物を描写しないといけないというオブセッションにとりつかれるのは
あなたの勝手だけど、それに無自覚なまま、その強迫観念を人にまで押し広げて考えるのは
よくない。
あなたの言い方をまねるなら「とりあえず、もう少し本を読まれてみてはいかが
でしょうか。 商業出版されている全ての作品が、何もかもを描写しているわけではない
のは、一目瞭然だと思います」。
全ての人が「ヴォケー夫人、旧姓ド・コンフラン、は四十年前から……」と書き始めなければ
ならないわけではないでしょう?
全ての人がバルザックではないし、そうなろうとする必要もない。
あなたの頑なさには頭が下がります。十九世紀に生まれるべきでしたね。
>>749 もういいだろう。このスレから出て行ってくれよ。
おまえが一番偉いよ。はやくプロになれよ。
765 :
名無し物書き@推敲中?:2006/07/18(火) 18:19:31
暇だったので駄文書いてみました。
酷評願います。
俺に夢遊病の気があることは薄々と感づいていた。
小学生の頃、気が付くと一階のリビングやキッチンで寝ていたということが
よくあったのだ。
まあ、その程度であれば笑い話で済むのだからかわいいものである。
父も母も、またこんなとこで寝てる、と言って苦笑しただけで終わっていた。
だが、年を重ねていくとともに夢遊病のスケールが広範囲になっていったの
には、正直困った。
中学の時には勝手に玄関を開けて近所をパジャマのままぶらついていた。
高校になるとチャリンコをこいで高校まで行き、守衛のおじさんに見つかって
保護された。連絡を受けて駆けつけた両親からはたいそう叱られたが、俺はずっ
と眠っていたのだから仕方がない。覚醒したらいつもまわりが大騒ぎしているのだ。
そしてとうとう、大学生になった俺は大きな事をやらかしてしまった。
遠くの方で大勢の人間が騒ぎ立てる音で目を覚ますと、俺はこの町で一番高い
テレビ塔のてっぺんに登っていたのだ。
元来高所恐怖症の俺がである。
遙か下に米粒大の人間達が塔を取り巻いているのが望まれて、俺のきんたまは
縮み上がってぷるぷると震えているような気がした。
下の人間達は「ゆっくり降りてこい」と無責任なことを言っているが、冗談
じゃない、足がすくんで階段の手すりにしがみついているのがやっとだった。
俺は恐怖に震えながら考えた。
そうだもう一度眠ろう。そうすればまた夢の中で身体が勝手にここから降りて
行くはずだと。
俺は目をつぶった。この状況で眠れるのか疑問だったが、いつの間にか眠った
ようだ。
何かもの凄く気持ちがよくなった。身体が軽い。まるで鳥になったようだ。
そのとき人々の絶叫が聞こえてきてまた俺は覚醒した。
目の前に一瞬地面が見えた気がしたが、その後すぐに俺の意識は……
文章はそこそこだけどいかんせんつまらない。
目が覚めたら外国だったとか火星だったとか
国会で施政方針演説してたとかまでやらないとインパクトに欠ける。
>パジャマのままぶらついていた。
「ふらつく」のほうが良くないか?
ぶらつくっていうと特に用もなくそぞろ歩くみたいな感じだと思うけど、夢遊病だろ?
なんか、馴染まない感じがするけど。
>覚醒したらいつもまわりが
「覚醒」ってなんか堅くないか?
そのあとで「目を覚ますと」と有るから重複をさけたのかもしれないけど、だとしたら
それは話の性質上しょうがないんだからいいんじゃねえかという気がする。
>そのとき人々の絶叫が聞こえてきてまた俺は覚醒した。
「聞こえてきて目が覚めた」でいいんじゃねえかな。
聞こえてきて→覚醒
の間に「また」だの「俺」だのいらんだろ。
「きんたま」を開くなら「覚醒」も「目が覚めた」あるいは「目覚めた」くらいで良いんじゃないか。
単に俺の好みかもしれんが参考まで。
細かいところばっかでごめんな。
>>765 これは意見の分かれるところだと思うんだけど
結末がこうなるもの、そして途中で寝たりするものを
一人称で書くのにはどうも違和感を感じる
どの時点から語ってるんだよと思ってしまう
俺が潔癖すぎるだけなのかもしれんが
朝目が覚めると毒虫でした。
何がと言えば、昨日の昼ご飯の時捕まえた毒虫が、毒虫でした。
金魚を入れていた水槽に入れておきました。
死んでいました。毒虫が毒虫になって死んでいました。
>>766 俺は割と面白かった。そこまでやっちゃうとギャグ色が強くなっちゃわないかね。
これだけだと酷評でもなんでもないんで細かいことを言うと、
「覚醒」とか「望まれて」とか、平凡な(?)大学生の語りとしてはあまり似つかわしくない
仰々しさのある表現で、なんか違和感があった。
「目が覚める」「見えて」と、分かりやすい表現で充分でないかな。
>>769 おっ、プロット出来たのか!
じゃあ、仕上げてからまた書こうな。
は?
プロットの意味知っているか?
773 :
名無し物書き@推敲中?:2006/07/18(火) 18:54:36
ここはまともな常連との場として保存して別のスレで喧嘩をするつもりだな、残飯
それでいい。おまえがアリスレッドで惨めに負けた事実を認識するならそれで結構だ
私はアリスレとごはんスレで残飯制圧を達成すれば大勝利だ
だが残飯、いずれおまえはここに逃げ込む。
なぜか?おまえはヘタレストーカーだからさ
「amakumaさぁ〜ん!どうにかしてくださいよぉ〜」
予言しておく。ぶははは!
774 :
名無し物書き@推敲中?:2006/07/18(火) 18:55:20
ぶははは!
残飯
私にはブラフは効かない
続けろ
残飯
775 :
名無し物書き@推敲中?:2006/07/18(火) 18:55:53
高校の保健の試験での出来事。その時は確か性に関する問いが出題されていて、
「性交時、妊娠を防ぐために使用されるものを三文字で答えよ」
みたいなモノがありました。
答えは避妊具だと思うのですが、どうしてもその単語が出てこず、何を思ったのかとっさにこう書いてしまいました。
すまた
後日、カウンセリング室へ案内されるアタシ。悪い仕事をしてないか小一時間問いつめられました。
>>766 インパクトはあってもそれじゃ物語が破綻するだろ。
>>775 なぜこのスレに書くんだ?
それ以前に正解は「コーラ」じゃないのか?
おいおいコーラの瓶なんてどうやって装着するんだよ
子宮口をコーラの蓋でふさぐ。若い人には想像もつかないだろうけど
栓を抜いて指で蓋をする
↓
瓶を振る
↓
女性器に差し込む
↓
吹き出すコーラで中を洗う
↓
ウマー
>>765 > 俺に夢遊病の気があることは薄々と感づいていた。
> 小学生の頃、気が付くと一階のリビングやキッチンで寝ていたということが
> よくあったのだ。
大学生の今は夢遊病だとはっきり思っているのだから、小学生の頃という時期は一行目で述べるべき。
>苦笑しただけで終わっていた。だが〜正直困った。
という流れは少し不自然。困った事態になるのは先を読めばわかるから、
両親はそのうち治まるだろうと言っていたが、俺の夢遊病は治まるどころかますますひどくなっていった。
とでもしてエスカレートしていることを述べる程度でいい。
> 高校になるとチャリンコをこいで高校まで行き、
細かいけど「高校生になるとチャリンコをこいで学校まで行き」
> 俺に夢遊病の気があることは薄々と感づいていた。
> だが、年を重ねていくとともに夢遊病のスケールが広範囲になっていったのには、正直困った。
> そしてとうとう、大学生になった俺は大きな事をやらかしてしまった。
ちょっとリズムが単調。
ここからはクライマックスだから、
そして、大学生になった俺は今、町で一番高いテレビ塔のてっぺんにしがみついている。
もういきなりピンチに放り込んでしまおう。
>>765 >俺に夢遊病の気があることは薄々と感づいていた。
以下の描写によれば「薄々と感づく」というレベルではないと思うが。
>その程度であれば笑い話で済むのだからかわいいものである。
「笑い話で済むのだから」→「かわいいもの」という論理は成立していない。
「笑い話で済む」と「かわいいもの」は並立関係にある。
「その程度であれば笑い話で済む。かわいいものである」ならば可。
どなたかも書いているとおり、一人称では反則すれすれの内容。
でもまあ三人称で書いては面白さが成り立たないともいえるが。
意味アンノカ(w
>>765の夢遊病のヤツだが、
話なげえっと思ったがオチが面白かった。
話が転換する大学生シーン以降はそれなりにテンポ良く読めるが、前半の過去話が長い。
文章全体を俯瞰するようにチェックするとわかるが、中心部分がギュッと圧縮されてて
「読むの大変そうだな」と身構えてしまう。
構成では、過去話を小学生→中学生→高校生と区切り、行動範囲の広がりを表現してい
るが、エピソードが平凡なのもあって冗長にしかなっていない。テクニカルな構成をして
物語性に深みを増そうとしたんだろうけど、下手くそすぎ。
>>780 その通り。
でも洗浄による避妊効果は実際にはないらしいから良い子はまねしないように。
そもそも正解はアナルだろう。
>>765 上手くまとまってると思います。
一人称ですから、ラストの地面に激突する一瞬にこれらの回想をしている
ことになりますが、小説の技法としてはありだと思います。
酷評お願いします。
続き物の小説の第一話です。
人格保証人法
一、満十歳をこえる日本国民は十人以上の人格保証人を有さなければならない。
一、その行動による過失に同等の責任を負う者を人格保証人という。
一、人格を保証されていた者が、罪を犯した場合、人格保証人もその者と同じ刑罰を受ける。
一、人格保障人が規定数に満たない者は、社会不適合者とみなし、その身柄を国の特定施設にて拘
束する。
一、保証人はその者の意思にのみ決定される。誰であろうともそれを妨害、強制することは認めら
れない。
一、人格保証人が辞退、死亡、または、施設に拘束されるなどして、保証人数が欠き、不足した場
合、一週間の猶予を与える。それでも、保証人数が足りないときは、施設で拘束される。
一、施設で拘束された者は、その間、戸籍、人権を失う。
夢は見ていない。が、ぼんやりと思考はしている。眠りと覚醒の微妙な状態で、最も気持ちいい
とき、のはずなのだが、暑い。体に膜ができたような感覚が、さらに不快だ。
まだ起きる気にはならないが、眠れそうにもない。そんな葛藤をしている間にも全身から不快さが
伝わってくる。そのせいで意識は覚醒へと徐々に導かれ、さらに不快さが伝わってきてしまう。
耐えかねて、目を開ける。全身寝汗をかいていて、着ているものも少し重くなっている。ダラダ
ラとベッドから起き上がり、高校の制服に着替えるといくらかマシになった。
居間に行き、母親が既に用意していたトーストを食べ、自室に戻る。昨夜用意した荷物を持ち、
また部屋を出るときに母親と鉢合わせた。
「あら、今日は早いの?」
機嫌がいいのか、声がいつもより弾んでいた。
「うん」
一応の返事をすると、母親はベッドのシーツを取り替え始めた。
玄関で今まさに家を出ようとした時、母親がドタドタと駆け寄ってきた。
先ほどとは打って変わってその顔は悲しいのか、または怒りのためか、とにかく必死なものがあっ
た。
「一樹!何よ、この手紙!」
「え?」
まだ状況がつかめないうちに母親が突きつけてきたのは、一週間程前に届いた手紙である。
「なんでこんな大事なことを黙ってたの!」
親展と書かれた封筒から出された手紙には、次のようなことがあった。
片山 一樹 様
先日、貴方の人格保証人である「鈴木 徹」様が、保証人を辞退したことにより、貴方の保証人
数が不足することとなりました。
つきましては、7月15日までに保証人を新規に登録していただけなければなりません。万一、登
録がない場合には、職員が当施設まで連行することとなるので、早急に対応をお願いいたします。
非人刑務所
あー、えっと、ごめん、忘れてた」
その手紙を読んだときは、ヤバイかなと、漠然とした危機感をおぼえたが、同時に、どうにかなる
だろう、ということも思い、机の隅に置いたまま忘れてしまっていた。
「な……」
母親の動きが一瞬止まる。
「だ、大体、なんで徹君が保証人やめてるのよ!」
「親の急な転勤とかで引っ越すらしくって、で、親に辞めるように言われたってさ」
親戚でもなければ遠隔地にいる他人の保証人などやってられない。わからないでもなかった。それ
もあるから、「気にすんな。別にいいぞ」と言った。
「それを、いいって言ったの!」
「どうせ、保証人の独断で辞められんだろ。どうやったって変わらねぇよ!」
朝から怒鳴られ、さすがに嫌悪感が声に出始めた。
「何よ、その態度は!どうすんの!このままじゃ、明日にはあんた連行されるのよ!」
「今日、友達に頼めば何とかなるんだろ!」
ドアを乱暴に開き、これ以上、やってられないという鬱陶しさを込めて、ドアを勢いよく閉める。
追われないように、すぐに自転車に乗り、力いっぱいこぎ出す。
雲は少なく快晴。朝にも関わらず日差しが強いせいで三分もしないうちに汗がシャツにしみ込み
出だした。
「あちぃ。早くクーラーにあたりてぇ……」
早く自転車をこいで、少しでも早く学校に行くか、それとも、ゆっくり自転車をこいで発熱しない
ようにするか。どちらがより良いのか、などと考えながら学校へ向かった。
疑問1:保証人になった人は被保証人の責任を負うわけだから、こういった事態になったとき
迅速にその事実を知ることが出来るように、何らかの措置を行うのではないか?
疑問2:現在の日本の延長上にある社会のように見えるが、刑務所が、身柄の拘束も
行うのか?
疑問3:十人って多すぎねえか?
>>787-789 えーっと、とりあえず自分で読み直してみた?
もうちょい意味の通る文章を書いた方がいいと思う。
書くべきことと書かなくていいことの判断が出来ていない。
朝の光景なのだが、もっと整理できるはず。
セリフもちょっと説明的すぎる。
もっと自然でいい。ここで読者の疑問を全て解消する必要はない。
それより状況が不自然すぎるのが気になった。
一週間前に来た通知を机の上に放っておいて
母がそれを見つけたときはあと一日しか猶予がない、というのは
主人公の意図がまるで分からない。
「どうにかなるだろう」ですませてしまっては
せっかくこれだけの設定を考えたのに意味が無いと思わないか?
言葉の選択もところどころ引っかかるものがある。
主語を書かないのは意図的なのか? ちょっと狙いが分からない。
どうでもいいが十人って多くないか?
>>787 設定自体は面白いね。
料理の仕方次第で、いろんな小説が作れそう。
10人というのもどうだろ?
お互いに成りあえば、11人のグループがいれば全員成立するわけか。
まあ、でも、多いとは私も思う。
3人くらいにしたほうがあとの展開がラクじゃね?
いや、「同等の責任を負う」のなら1人のほうが緊張感あっていいかも。
いちどなったら死ぬまで解除できないとか。
>>787-789 冒頭のベッドのシーンが観念的で少しくどいですね。
無意識の不安を表現したいならば、悪夢で目覚めるなどの味付けのほうが
うまくまとまると思います。
>居間に行き、母親が既に用意していたトーストを食べ、自室に戻る。昨夜用意した荷物を持ち、
>また部屋を出るときに母親と鉢合わせた。
状況はわかりますが設定がこなれていない感じ。
母親と主人公が、自室で会う必要があるのかどうか。
主人公がトースト齧っている。ぼんやりとニュースを見ている。
手紙を発見した母親が慌てて降りてくる。
口論となる。
ウザイと思いながら部屋に戻って、学校へ行く。
ありがちなんですが、この流れのほうが自然だと思います。
設定は面白いと思います。
続きを読んでみたいと思いました。
>>787 十人の人格保証人
話のほうは、最初の法律と覚醒時のわけわからん長い文章に萎えるが、
血相を変える母親のところから引き込まれる。
まあ、急ごしらえで考えただけあって、設定に疑問が多すぎる。
この法律がなぜ結成されたのか、片山一樹の十人の保証人はどうやって決めたのか、
その十人全員の名前は決めてあるのか、施行時に騒動にならなかったのか、
今の人たちって、家電リサイクル法騒ぎなんて知らないんだろうな。
主観的意見としては、句点が少し多いのと、
全体的に必要の無い描写がいくつか見られるのでもう少し削ったほうがいいかと。
>>787 SF的な設定は悪くはない。
全体を通して読んでないからそれについてはあまりどうこういえないが、
晒された文章を読む限りでは、説明調すぎる感じがするな。
物語上ではすでに既知の設定の中で生きているんだから、
母親とのやりとりを説明調にならないように工夫したほうがいい。
文章がくどい。
この箇所がどの辺りにこようとも、
もっと謎めいた展開の仕方でもっていった方が読み手の興味をひくはずだ。
保守
798 :
天才白菜 ◆Om8rzuKp0M :2006/07/22(土) 18:08:27
なんでここ急に過疎ってんだ?
毎日楽しみにしてるのに……。
お前等はやく何か書けよ!
せっかくだから
>>787の感想。
続きを読みたいと思った。
以上。
きのうデスノートをまとめ読みした。意外に面白かった
ルールがたくさんありすぎて頭痛くなった
たぶん
>>787もデスノートみたいなの書きたいんだろうなと思った
800 :
名無し物書き@推敲中?:2006/07/22(土) 19:57:24
突然ですがご意見を聞かせてください
どうやら彼女は怒っているようだ、彼女の周りの空気がピリピリしているのが手に取るように分かる。
オレは彼女の機嫌をよくするために笑い話をいくつか話した。だが彼女は笑み一つこぼしてはくれなかった。 オレはとにかく話し続けた、彼女が笑うまで延々と話し続けた。
どのくらいの時間が過ぎただろうか?彼女は呆れたような表情でオレの方を見ていた。話す事に夢中だったオレは彼女がオレの方を向いているのに気付くのに少々時間がかかった。
彼女はオレの顔を黙って見ていた、オレは彼女の視線に威圧感を感じて押し黙ってしまった。何か話さなきゃ、オレはそう思ったが言葉が出てこない。沈黙がこの場を制した。
そろそろ限界だ、この沈黙は徐徐にオレの体を蝕んでいった。胃がキリキリしてきた。オレは彼女から目を逸らし辺りをキョロキョロした、どこかにトイレはないだろうか?
そう思った瞬間、彼女の口から言葉がこぼれた。それはとても優しくて、聞いている人全てを包んでくれるような笑い声だった。
オレは彼女の顔を見た、汚れのない澄み切った笑顔がそこにあった。オレもつられて笑った、今この瞬間が、とても愛おしく思えた。気がつくと胃のキリキリは止まっていた。
その後はずっと話し続けた。飽きるまでずっと。その間オレたちは二人とも笑顔だった。この時間が永遠に続けばいいと思った、それが叶わないならせめて、ずっと二人で一緒にいられるように強く手を握った。二人が離れないように。
気がつくとオレは自分の部屋にいた、最初は何が何だか分からなかった。そして時間が経つにつれて気付いた、そうだ、夢だったんだ・・・・・・全部夢だった、彼女はどこにもいない。オレは言い様のない喪失感に襲われた。オレの隣りには、誰もいない、誰も。
これが現実、認めたくなくても認めないといけない現実。もう、彼女の顔が思い出せない、彼女の手の感触も。
>>800 頑張って書いたんだな・・・( ´∀`)
そんな気持ちが読んでいて伝わってきたぜ。
いいんじゃないか? 情感が伝わってきて。
>>800 完全に描写不足。
夢オチを使うならなおされ情景の描写が必要。
でないとこの部分が光らない。
>気がつくとオレは自分の部屋にいた
>オレは彼女の機嫌をよくするために笑い話をいくつか話した。
>だが彼女は笑み一つこぼしてはくれなかった。
>オレはとにかく話し続けた、彼女が笑うまで延々と話し続けた。
どんな笑い話を話したのか、少なくとも二つ以上は具体例が必要。
……折角、ひさびさに書き込んでくれたんだから、
少しは温かい言葉をかけようと思うのが、人として……、
>>800 ゴメンひどすぎる。
温かい言葉のかけようがない。
>>800 「〜した」ばかり多用すると小学生の作文みたいだよ。
それに句読点の付け方所々間違ってるし・・・
もっとがんばりましょう。
>>800 それじゃあんまりなので一応書くか。
夢の部分。いくら夢といってもどこにいるのか全く分からない。
つかあまりに現実感のない文章で3行目あたりで夢ってバレる。
バレてもいいんだけどそれでこんだけの量の文章を読まされるのはたまったものではない。
面白いわけでもないし。
せめて女が言った一言くらいはセリフにすべき。
それで夢が醒めてがっくりって持っていきたいならば。
>オレは彼女から目を逸らし辺りをキョロキョロした、どこかにトイレはないだろうか?
そこはどんな場所なんだよ。全くイメージできない。
目覚めて自分の部屋にいてもいいけど、ベッドにいるのか、
机に向かってうとうとしてたのか、まるで分からない。
>もう、彼女の顔が思い出せない。
なんでだよ。記憶喪失か。
ただ夢じゃないように思わせて実は夢でしたってやってもナンセンスなんで、
実はこの文章って何をどうすればよくなるってもんでもない。
夢のシーンを詳細に描いて主人公のあせりっぷりを滑稽にするとか、
そういう面白みを追求するか、逆に短くして女に印象的な一言だけ言わせるか。
長編の一部ならまあどこかの現実部分とリンクさせるってこともあるけど。
どちらにしても抽象的なことでなく、具体的な事象を書こうぜ。
説明でなく描写をすること。
>>800 > 怒っているようだ、彼女の
> 見ていた、オレは
> 限界だ、この沈黙は
> 顔を見た、汚れのない
読点でつなぐのはテクニックとしてあり得ないというわけじゃないけど、あまり気持ちのよいものではない。
> オレはとにかく話し続けた、彼女が笑うまで延々と話し続けた。
ここで「彼女が笑うまで」とすると後の文章とのつながりが不自然。
>>800 >話す事に夢中だったオレは彼女がオレの方を向いているのに気付くのに少々時間がかかった。
どこ見て話してたんだよ。
>そう思った瞬間、彼女の口から言葉がこぼれた。それはとても優しくて、聞いている人全てを包んでくれるような笑い声だった。
言葉なのか笑い声かどっちなんだ。聞いている人全てって、他に人いるのか。
突っ込んでいくとキリがないが、とにかく適当に文章書きすぎ。
もっとちゃんと書け。
人気も何も、ここはそういう(酷評をする)スレなんだが…
釣り堀なんだから釣れて当たり前。
酷評スレで釣りとは中々ハイセンスだな。
いやそれ以前によく続いてんな、このスレ。
酷評でも煽りでも、反応がないよりはいい、つーことですか。
我輩の友人、二ノ宮喜助には特殊な能力がある。
変態である。
いや、メスの下着を頭に被ってヌハヌハ笑うような人間の変態ではない。友人の
名誉のために、それだけは言っておかねば。
彼が持つのは変態能力。あらゆるものに姿形を変えられる能力である。
本来天敵として相対すべき我々の間に友情が芽生えたのも、この変態能力がきっ
かけであった。
ある晩、月の光を浴びた彼が、人間に変態するのを目の当たりにした我輩は思わ
ず彼に声をかけたのだ。
何故、わざわざそのような低俗な種に化けるのか、と。
彼は、我輩が声をかけた事に驚きを示しつつも、我輩の問いに答えた。
好きな女性がいるから、と……。
違う種のメスを好きになることは、生きとし生ける者の禁忌である。何故ならば、
我輩たちは子孫を残すために存在しているからである。種を途絶えさせてはならない。
それは、種として生まれたプライドであり、存在理由なのである。
我輩よりも長く生きている彼は、そんなことは百も承知の筈である。にも関わらず、
人間のメスを好きになったと言う。
種としては天敵である我輩が、そんな彼に個人的に興味を持ったのは至極当然のことだと思う。
だから我輩は、彼と話をしてみることにしたのだ。
生物としての禁忌を承知の上で、人間のメスを好きになってしまった彼の本質は、とても
実直で素直だった。人間で言うところの好青年である。
手助けをしてやりたい、そう我輩が思うようになるまで、時間はかからなかった。
彼の場合、大きく有利なことが一つある。
そう、彼の能力、変態である。
この変態を駆使すれば、そのメスと仲良くなるのも充分可能だと思った我輩はさっそ
く策を練り始めた。
【世界地図】
私は世界地図を作るのがとても得意だ。
我ながらとても精巧でよく出来ていると思う。
北海道やハワイ、北極や南極、細かいところまで位置もほぼ同じだ。
なのに、何故か母親にはいつも怒られる。何故だろう。
まぁコレは私が中学生の時の話だが、大人になった今でも世界地図を作るのは得意だ。
が、その地図の精巧さは昔とは違う。けっして悪い意味ではなくて。
なんと最近、ついに日本地図を作ることに成功した。
そして昨日にはなんと、ユーラシア大陸の地図を作ることに成功した。
しかも山、川、海、境界線、緯度経度、街の場所まで描かれている。我ながら対策だ。
恐らく既に先人はいるだろうが、これはもしかして使えるのではないだろうか。少年達が地理について勉強する際に役立つかも知れない。教科書の出版社に売り出してみようと思った。
というわけで私は布団を抱えて出版社へと向かうことにする。なんとなく濡れているが、作品を汚すわけにはいかないのだ。汚れないように丁寧に車のトランクに入れて私は車を走らせた。
>>817 四行目で事情は分かるからさ、もうちょっと違う方向性でまとめないと、
ショートストーリーとしても、長編の中のシークエンスとしても凡庸だと
思う。
>>816 主人公が人間ではない謎の生物なのに、
>二ノ宮喜助には特殊な能力
>人間の変態ではない。
など、人間であることを前提とした語りになっています。
>種としては天敵である我輩
謎の生物のさらに天敵という辺りも意味不明。
こういったものを書く場合には、謎の生物の生態などを描写してから
その謎の生物が人間の女性に恋をした、という風にもっていかないと、
何がなんだかさっぱり分からない物になってしまいます。
820 :
名無し物書き@推敲中?:2006/07/23(日) 16:00:34
このすれおもすれー
>>816は題名を語り部が何の動物かわかるような題名にするので、あえて友人の
容姿の描写はしませんでした。
文中にヒントを交えながら、話を展開して、 主人公が何の動物かは中盤、終盤で
わかるようにする予定です。
序盤ですが、主人公が人間もしくは人間に詳しい動物に語ることは前提となってますが、
別に人間である事を前提にはしていません。
その文章で二ノ宮=人間と想像した方、他にもいらっしゃいますか。
舞台は地球であることなど特に明記してませんが、
>本来天敵として相対すべき我々
や、語り部が彼を見て驚いたり、彼を特徴的な容姿などとは表現してはいないので
既存の生物種であること、人間でないことは読者はすぐに理解できると思ってました。
いや、タイトル晒さなきゃ理解できませんね。すみません。とりあえず仮タイ「我輩は猫である」で。
>>819さん、レスどうもです。
>>816 > 何故、わざわざそのような低俗な種に化けるのか、と。
普通この問いは出ないでしょ。
「あらゆるものに姿形を変えられる能力である」ことを知ってからじゃないと。
人間のメスを好きになることのタブーをこれだけ語っておきながら、
彼がなぜ好きになったのか、きっかけにも理由にも触れていないのが気になる。
それが紹介されてこそ、「手助けしてやりたい」と考える主人公にも共感できる。
> 彼の場合、大きく有利なことが一つある。
> そう、彼の能力、変態である。
わざわざ言う必要あるか?
最初に人間に変身した時に、人間のメスが好きだから変身するのだ、
というやりとりがある。
だからこれはもう「彼」にとっても「我輩」にとっても「読者」にとっても
自明のことだろう。
> この変態を駆使すれば、そのメスと仲良くなるのも充分可能だと思った我輩はさっそ
く策を練り始めた。
「さっそく」って、どの時点からよ。
824 :
名無し物書き@推敲中?:2006/07/23(日) 18:53:43
>>816 人間に変態したのを見て何故低俗な種を選んだのだ?と尋ねるのがいい
続きが読みたい
酷評できないなら黙ってろよ
ていうか自演だろ。
>>821 >文中にヒントを交えながら、話を展開して、 主人公が何の動物かは中盤、終盤で
>わかるようにする予定です。
動物が人間に変身したという種明かしがされているのですから、主人公がなんの
動物かを隠す意味はないでしょう。犬でも猫でも狸でもあまり変わりませんから。
初心者にありがちな設定隠しですね。
時系列を考えると、
主人公が何の動物かを明示して
↓
人間を愛した経緯
↓
変身
↓
恋の結末
という流れでいいと思いますが、変身から始めるのは構成上は問題があると思います。
828 :
名無し物書き@推敲中?:2006/07/24(月) 12:38:02
失われない時を求めて
私をぬくぬくと育てた家の庭には鬱蒼と茂った欅が
逆に有閑を呈す。そこはかとなくつつじの坂城に白樺のはく蝋。
こんにち猛核の日置注にはサウルの木谷。
つづく
829 :
名無し物書き@推敲中?:2006/07/24(月) 12:48:42
えっと・・・。短文?っぽいの書いてみました。
批評よろしくお願いします。。。。
ヴーンヴヴヴーンヴーーン・・・・
目が覚めた。さっきから何か聞こえると思ったら芝刈がり機じゃないか。
かなり、うるさい。
俺はそそくさと起きふとんをたたみ始めた。
体はだるい。瞼も思い。それ以上に気分は憂鬱だ。
勢いよくたたんだ瞬間、同時にカーテンもひるがえる。
「あ・・・・。」
明るい。
一瞬見えた陽射しは妙に明るかった。
俺はすぐにもう一度見たい。いや会いたいと思った。
そして何日も開けてないカーテンを全開にし陽射しに「会いに行った」
視界に広がる眩しすぎる世界。
陽射しに包まれた俺は何ともいえない幸福感に満たされた。
さっきまでうるさい。と感じていた芝刈り機さえも心地よい。
「いるではないか」と・・・
こんなにも俺を照らしてくれる存在が。
これはさすがに釣り
夢野久作のドグラ・マグラを読んで出直してきたまえ。
832 :
名無し物書き@推敲中?:2006/07/24(月) 15:38:05
>目が覚めた。
ベッドの中で、とか書いてくれよ。
芝生で寝てたのかと思ったよ。
>>829 芝刈がり機→芝刈り機
瞼も思い→瞼も重い
言葉は正確に。酷評おわり
>>829 >俺はそそくさと起きふとんをたたみ始めた。
>体はだるい。瞼も思い。それ以上に気分は憂鬱だ。
>勢いよくたたんだ瞬間、同時にカーテンもひるがえる。
間に1行入れる意図は?
一瞬、まぶたを畳んでるのかとオモタ。
やっつけ@書き出し。酷評お願いします
/
「――で。どうして雪乃さんを殺したんです?」
できる限りさりげなく問いかけると、彼女はにっこりと笑った。笑うだけで、何を言おうともしなかった。
仕方なく、僕は続ける。
「殺す理由なんてなかったはずだ。殺す必要なんてなかったはずだ。
それどころか、死なない方が貴方にとっては都合がよかったはずだ。
――何故なんです?
『誰』と『どうやって』と『いつ』は分かりました。けれど、『なぜ』だけが分からない」
いくら問い詰めても彼女の笑みは崩れない。目を細め、口端をあげたまま、じっと僕を見るだけで何を言おうともしない。
雪乃さんを殺したときも、同じように、笑っていたのだろうか。
頭に浮かんだ疑問をすぐに消す。訊いたところで答えてくれないだろうし、答えたところで意味はない。
死人は決して蘇らない。
――目の前の例外を除いては。
震えそうになる足を押さえつつ、僕は、もう一度だけ彼女に問いかける。
「どうして、殺したんですか?」
彼女は。
尼崎雪乃と三人の恋人を殺し、七人の友人を陥れ、九人の人間を破滅させた彼女は。
薄く笑ったまま、どこか優しい声で、はっきりと答えた。
「あの子が、わたしを殺したからよ」
沈黙する番が僕に回ってくる。何も答えられない。何も言えない。何も、何も、何も。
僕は黙ったまま、笑う彼女を見つめた。彼女も、僕を見つめていた。
瞳の中に映る僕の姿は、目の前の女性と、よく似ていた。そのことが僕の心を重くする。
すでに死んでしまった人殺しの姉から、僕は目を逸らせない。
――どうして。
考えずにはいられない。どうして、こんなことになったんだろう。
何処で何を間違えて、こんな、前に進むことも後ろに戻ることもできないような状況に行き着いてしまったのだろう。
考えても答えはでない。
いや……答えは本当は最初から出ている。認めたくないだけだ。
全てはあの日、八月四日十六時四十四分の校舎裏に、尼崎雪乃を呼び出したところから始まったのだ。
ちゃかちゃか改行すんな、みっともない。
>「殺す理由なんて〜 >それどころか〜
「はずだ」が重なって鬱陶しい。
>――何故なんです?
「――」は「……」の方が適当。
後半
語り手がいろいろ考えてる割には何にも話が進まない。整理せよ。
全体
「答えたところで意味はない。
死人は決して蘇らない。」
などの他は、意味もないのに現在形にしているところが多すぎる。。
センスもないのに文章のリズムとか余計なことを考える暇があったら、物語内の
事実をちゃんと語ることを考えろ。
もちろんライトノベルを書いているのであれば上記の点を気にする必要はない。
838 :
名無し物書き@推敲中?:2006/07/24(月) 17:56:39
837さん厳しいなあw
あ、ここ酷評スレだったな
>>836 これが冒頭ならゴミ箱直行。
セリフで始まって、状況の描写がまったくない。
二人がいる場所がどこなのか。
主人公が何者なのか、彼女が何者なのかも分からない。
二人の関係も不明。
こんな状態の会話シーンならば読む側は???です。
何となく設定隠しの匂いがしますが、作者にしか分からない基本設定を隠したらダメ。
なるべく時系列に沿って書くようにして下さい。
いや、厳しい言葉をありがとう
これで褒められたら逆にへこむよ
841 :
817:2006/07/24(月) 21:08:24
遅れたけど
>>818返信センクス!
ショートショートみたいに話を短めに、上手くまとめるのは難しい……だからって長編かけるわけじゃないけど。
精進します(´・ω・`)
設定隠しったって、イントロのこの分量では時系列にそって書いても、
全て分かるように書くのは無理だろ(w
843 :
1/2:2006/07/24(月) 21:56:31
竹田ケンジと白鳥ハルコが付き合い始めてもう三年ばかりになる。
ケンジはハルコに不満はない。そこそこ美人だし気立てもいい。時々わがままを言うこともあるが、ケンジを本当に困らせることはない。ハルコを愛している、ケンジはそう言うことができる。
ハルコの方はどう思っているのか。ケンジは二人の仲は良好だと思っている。
しかし、二人の関係はいまだキス止まりなのだ。
ケンジはもっと先に進みたがっているのに、ハルコはそれを受け入れない。
結婚まで貞操を守り続けるという主義なのかと問うたこともあったが、はっきりした答えはなかった。
自分に何もかも許せるほど想いは強くないのか。ケンジの不安はつのるばかりだった。
今日こそははっきりさせよう。そう決意してケンジはデートに臨んだ。
バーのカウンターの一番端にケンジとハルコはいた。
いまだ話らしい話もしないまま、ケンジはすでにスクリュー・ドライバーを二杯空けている。対してハルコは自分のグラスに口を付けていなかった。
自分が体を許さないことにケンジがいらだっていることをハルコは十分理解していた。このままでは二人の関係は悪い方向に向かうだろうことも。
決断の時なのかもしれない。意を決してハルコは口を開いた。
「ケンジさん、聞いて。私、本当はベテルギウス星系の出身なの」
844 :
2/2:2006/07/24(月) 21:57:19
ケンジは酒に弱い方ではなかったが、アルコールが回り始めた頭はハルコの言葉を十分に理解できるほどには働いてはいなかった。
「君、日本人じゃなかったのか」
それがどうした。俺の愛は国籍、人種の違いなんかものともしないぞ。
「故郷に婚約者がいるの」
「なんだって!?」
「生まれたときから決まってた相手なの。まだ会ったこともないわ」
「じゃあその相手を愛しているわけじゃないんだね」
「ええ」
「僕を愛しているかい?」
「愛してるわ」
ケンジの不安はかなり薄らいだ。まだ望みはあるじゃないか。
「でも、その相手がこっちに来るって言うの」
「いつ?」ちょうどいい。話をつけてやる。
「今日」
その時、ひときわ大きな音を立ててバーの入り口の扉が開かれた。
ケンジは音のした方を振り向いた。
どうやら俺は酔いが回ってきたらしい。
新しい客はイソギンチャクを大きくしたような緑と茶色のまだら模様の体に、青く光る触手のようなものを何十本も生やしているように見えた。
ハルコは『彼』を見て驚いた。いきなりこんなところに現れるなんて。
『彼』は体をたくみにくねらせながら席の間を縫ってハルコたちの方へ近づいてきた。店内ではパニックが起こり始めている。
「まずいことになった」『彼』はケンジには分からない言葉でしゃべった。
「どうしたの」ハルコも同じ言葉で応じた。
「会社の金に手をつけているのがバレた」
「なんですって!?」
ハルコは唇を噛んだ。計画が大きく狂おうとしている。なんとかしなければ。
>>843-844 >ケンジは二人の仲は良好だと思っている。
続く文章を読むと全然良好と思ってないじゃん。
抽象的な説明に終始してどんな感じでつき合っているのか
全然イメージできない。どんな三年間だったんだ?
三人称とは言え、どちらかの視点に統一した方がいい。
コメディなんだろうが会話も描写も乱暴だな。
笑えればそれでもいいのだが、ちょっと笑いどころがない。
というか彼女の告白がキス以上に進めなかった理由なのか?
どうも要領を得ない話だな。
>>843-844 冒頭部分はあらすじですね。
物語が動いていません。
>バーのカウンターの一番端にケンジとハルコはいた。
から始めるのが自然です。
付き合って三年とか、貞操を守る主義なのか、ということはバーでの
会話で表現できるとと思います。
その中で、主人公とヒロインの外見や性格を描写するのが小説です。
>>842 時系列に沿って書いていけば、場面ごとに描写の機会があるので、
設定を隠す必要性は出てこないと思います。
時系列の途中から物語を始めるからこそ、設定を説明することが難しく
なり、設定隠しになってしまうものなのです。
特に初心者の場合、冒頭シーンにインパクトを出したいが為に、盛り上がる
シーンから書き始める(時系列の途中から書き始める)ことが多いのですが
これは結果的に設定の消化不良、設定隠しにつながります。
設定がアヤフヤな物語が高く評価されることはありません。
ハイハイ(w
849 :
名無し物書き@推敲中?:2006/07/25(火) 00:47:10
俺は怒っていた。
何にって?決まっている。あいつの態度が気に食わないのだ。
あいつとは同じクラスのある女子。何かと俺にちょっかいを掛けて来ては馬鹿にする。
今日こそは復讐してやろうと、万全の体制で教室に入る。
朝早かったので誰もいなかった……ように見えたが、なんと奴がもう登校していたのだ。
「おはよう。早いのね」
え?このなんとも気持ちのいい挨拶のしかたはなんなのだ?
「ああ、おはよう。お前こそ早いじゃん」
こちらも、ついつい気持ちのいい挨拶を返してしまったではないか!不覚だ!
それにしても、いつもと違うこの態度はなんだ。そうか、そうやって油断させておいて、俺
をまたおちょくる気だな。
よーし。そっちがその気ならこっちにも考えがあるぞ。
「あのな……。急にこんな事言ってお前驚くかも知れないけど、俺お前のことが……好きなん
だ!」
言ってやったぜ。どうせ『はあ?馬鹿じゃねえの。きもいんだよ!』とか返って来るから、
その時は『バーカ騙されてやんの。お前みたいなブスを俺が好きになるわけねえだろ!』と返
してやるぜ。さあとっとと何か言って来いよ。おい!
「あ、ありがとう」
えぇえええええ!どどど、どういうこと?どういうこと?
「私もずっと前から好きだったの。でもみんながいる前だと素直になれなくて……。ずっと意
地悪しててごめんね」
やられた……。
>>849 ごく控えめに言ってつまらない、ということは置いておくとして、「あいつとは
同じクラスのある女子」とするのは損だと思う。
何でもいいから名前つけたほうがいい。
分量的にはこれと変わらないようなアメリカンジョークなんかでも、たいてい
「ジョンはスーザンのことを怒っていた」とかなんとか、人物に名前をつけている
ことが多いけど、それだけのことでもまことらしさというのは随分違ってくる。
話自体はつまらないごくありふれた物。コピペであっても不思議ではない。
>>849 描写が全くないので小説というよりもシナリオですね。
主人公を除いた登場人物が一人なんですから、どんな人間なのか
少しくらいは描写しましょう。
>何かと俺にちょっかいを掛けて来ては馬鹿にする。
>今日こそは復讐してやろうと、万全の体制で教室に入る。
この辺りを具体的に書き込まないと物語になりません。
どんな風に馬鹿にされたのか、いくつか例をあげて、その時に
彼女はどんな表情をしていたのか、主人公がどういう対応をしたのか。
また、どんな復讐の方法を考えていたのか。
「告白という復讐」は周囲に人がいない事が条件になりますし、普通に
考えれば自爆する可能性が高いですよね。そういう方法を選んだ理由付け
などがないとストーリー的には厳しいです。
おまえの論理展開はいつも同じだな
855 :
「ザ・フライ」1/2:2006/07/25(火) 15:15:52
以前、夢遊病の話を書いた者です。レスどうもありがとうでした。
また駄文書いたので、酷評して下さい。
「ザ・フライ」
「あ、熱い、これはたまらん……」
俺は襲いくる高熱に悶え苦しんでいる。
もがこうとしたがなぜか身動きもできない。
「設計には寸分の狂いもないはずだった。もちろんカプセルの中にハエがいないことは徹
底的に確認した。それなのにこれはいったいどうしたことだ!」
俺の作った物質転送装置は完璧……な、筈だった。
幾多の失敗を教訓にして改良を重ね、ついに転送先に装置が無くとも物質を送ることの
できる画期的な装置が出来上がったのだ。
しかもこの装置のもう一つ凄いところは、頭に思い描いた場所を脳波により関知して限
りなく近い場所に自動的に送り込んでくれるところにあった。
これほど素晴らしい装置ではあったが、俺には恐れていたことが一つあった。それはハ
エと融合してしまった先人達の失敗である。俺はハエになるのはまっぴらご免だった。そ
こでカプセル内の消毒には念には念を入れ、ハエどころかシラミ一匹いないことを確認し
た。
856 :
「ザ・フライ」2/2:2006/07/25(火) 15:16:39
準備は万端整った。
俺は早速装置を試してみることにした。
せっかくだからこの蒸し風呂のような都会から抜け出そう。
俺は夕日の沈む海辺を思い描きながらカプセルの中に入り装置を始動させた。
電子レベルに分解されていく意識の中で、ふとあの映画の事を思い出したのがまずかっ
たのだろうか?
――「ザ・フライ」
俺はその忌まわしい名前をすぐに打ち消した。大丈夫。ハエはいないのだ。
転送は順調に進んだ。ところが俺はいきなり水中に放り込まれた。海の中に転送された
と思ったのだが、涼しいどころか猛烈に暑い。いや熱いのだ。
よく見ると俺の身体は何か得体の知れないぶよぶよとした物質にくるまれていた。
身体の周りでは海水が沸騰しているのだろうか、ぶくぶくと激しく泡立っている。
熱い! もう限界だ。俺は声の限りに叫んだ。
「たすけてー、あついよー……ぁっぃょー……」
「パパ、変な声が聞こえなかった?」
「あ? いいや。それよりお前ももっと食え。やっぱりフライはエビフリャーが一番だが
や」
パクッ!
完
よく読んでないが、単に話がめちゃくちゃってことないよな。
キャベツはどうした、って話だな。
859 :
1/2:2006/07/25(火) 18:19:12
書き出し部です、ビシバシ酷評願います。
壁の振り子時計が12を打つ音(おそらく、日付が変わったのだろう)が部屋中に響く中、彼女の命の灯火、それも残り僅かの灯が消えようとしている。
彼女は仰向けで蒲団に横たわり焦点の定まらぬ大きな瞳を、殆ど瞬きをせずじっと天井に注ぎながら、弱々しく呼吸していた。実際その息は今にも消え入りそうな程で、時々断続的に、は、は、という風に短く吐いては、すう、と何とも頼りなげに空気を吸うのだ。
表情はさほど苦しそうでもない、何時もの通り陶器のごとく無機質な表情。だが頬のこけた様子が見ているだけで痛々しく、私は正視する事が出来無かった。
ただ、彼女のその息、何か香りの良い植物のような息が、私の鼻をくすぐる事が私を少しだけ安堵させた。私は羽毛蒲団の下から彼女の手を取り、その白く細いそれを両手で力強く握った。
860 :
2/2:2006/07/25(火) 18:20:45
あの頃、彼女がこうなってしまう前。二人何時迄も見詰め合って、外界というものが非在だという風に、生活というものが瑣末なものに過ぎないという風に、生きてきた。いや、生きているという事すら意味の無いかのようだった。
彼女は顔をゆっくりと、そして僅かに、右側の枕元にいる私の方へ傾けた。そうして、今では生気こそ無いが、昔のままの何かしら対象物に対して働きかける、不思議な視線を私の眼球に差し込ませた。
私はその視線、そしてその発生源である彼女の瞳を愛していた。彼女の瞳はさほど大きくは無い、むしろ小さいといえる。だが、その瞳には何か無視し得ない意思が込められていた。私が背を向けていてもその視線に気付く程、
彼女自身の存在感に匹敵するほどの力がそれにはあった。
それに比べると彼女自身は本当に静寂であり、存在が希薄に思える事もままあった。
私はその不思議な瞳にたまらない愛着を持つ。その魅力は彼女自身をも圧倒してしまう様に感じてしまう事は否めない。
そして私は時に思ってしまうのだ。一体、彼女が主で、彼女の眼が従なのか。若しくはその逆なのだろうか。果たして私は彼女自身を愛しているのか。それとも彼女の眼を愛しているのか。どちらなのか。
>壁の振り子時計が12を打つ音(おそらく、日付が変わったのだろう)
あまりに間抜けな書き出しで、読む気無くなったんですが。
同じことの言い直しがほぼ全体にあってうっとうしい。
> 表情はさほど苦しそうでもない、何時もの通り陶器のごとく無機質な表情。
もうちょっと推敲してー。
>>855-856 時系列を入れ替える必要があるのかどうか。
物質転送装置 思い描いた場所にいける(基本設定)
↓
ハエが怖い、先人の失敗。準備
↓
水辺目指して出発 映画のザ・フライを思い出す
↓
熱い。
↓
エビフライ
これでスッキリいくと思いますが。
>>859-860 > 壁の振り子時計が12を打つ音(おそらく、日付が変わったのだろう)
12は打たないような。
0時を知らせたとか。12回鳴るとかそんな感じでしょう。
深夜0時ということを知っていれば( )の中は不要。
あとは内容が観念的、抽象的すぎて読む気になりません。
クドイ言い回しとか、表現とかは、書いている側はそうでもないのですが
読む側にとっては苦痛なものです。簡単に言うと文章が下手ということです。
彼女が死にそうなのは859で分かりますから、とりあえず主人公を動かして、
物語を進めてみて下さい。
>>859-860 頼むからまず自分で読み直してくれ。
一行につき二つも三つもおかしいところがあるから、
いちいち指摘してられない。
866 :
859:2006/07/25(火) 19:51:37
レスありがとうございます。
初書きでしたがやはり駄目な所ばかりですね、己の非力さを痛感しました。
幻想文学をならって書いたつもりだったのですが、素人が凝った文体に手を出すと、
くどいだけで目も当てられないということを身をもって体現してしまいました。
やはりはじめは余計なことをせず平易な文体で練習をつむべきでしょうか?
>>866 とにかくたくさん読んでたくさん書くといい。
>>866 書き始めは凝った表現使いがち。
解りにくいし、間違った使い方しているほとんど。
自分もわかりやすい表現で、ストーリーやキャラクターで魅せる事を考えた方が数倍いいと思う
そろそろ容量やばいからレスはしばらく待って。今から立ててみる
870 :
名無し物書き@推敲中?:2006/07/25(火) 20:39:07
871 :
1/2:2006/07/25(火) 20:58:11
友原孝次がカーラジオのスイッチを入れるとスピーカーから流れてきたのは懐メロ特集だった。
どうやらナイターは雨で中止になったらしい。
まあいい。最近負け続けの巨人が今日も負けるのを聞かずにすんだということかもしれない。
二、三曲聞いたところで懐メロは飽きた。聞き覚えのあるのもあるが、ほとんどは孝次が生まれる前に流行った曲で、思い入れがあるわけでなし、特に良い曲とも悪い曲とも思わなかった。
選局ボタンに手を伸ばし、左から順に押していく。
イタリア語講座。だめだ。
落語。パス。
懐メロ。さっきと同じ局。
次のボタンを押そうとしたところで車は道路のくぼみを乗り越えて大きくバウンドした。左手はボタンを見失う。孝次は手元を確認するために、フロントガラスから視線を外した。
左手がもとの場所に戻ったのを確認して前方に向き直った瞬間、ヘッドライトに照らされて何かが立っているのに気がついた。
あぶない。
ブレーキを踏むよりも先に衝撃が伝わってきた。
思い切りブレーキを踏み込む。ABSの効いた車体はわずかなスキール音を響かせたあと、十メートルほど進んで止まった。
872 :
2/2:2006/07/25(火) 20:59:01
やっちまった。
手のひらに汗がにじみ、心拍数が上がっていくのを感じる。
まさか人間じゃないよな。そう思いたい。
しかし、さっき感じた衝撃はけっこう大きかった。
おそらく、犬とかよりも、もっと大きなもの。
鹿とか熊とかがこの辺にいるとは聞いたことがないが。
いずれにしろ、確かめなければ。
孝次は車を降りると、ゆっくりとボンネットの先まで進み、おそるおそる車体の前方をのぞき込んだ。
それはまだ、二つのヘッドライトの間で車体にへばり付いていた。
なんだこれは。
ライトとライトの間でぐったりとしているのは、イソギンチャクを大きくしたような緑と茶色のまだら模様の体に、青く光る触手のようなものを何十本も生やしている、見たことも聞いたこともない奇妙な物体だった。
なんてこった。
人間ではなかったのには安堵したが、こんな得体の知れないやつだとは。
しばらく途方にくれたが、このままにはしておけない。車体からはがそう。どうやって? 素手でさわる気にはなれなかった。確かトランクに釣竿とテニスラケットを積んであったはずだ。
そろそろと後ずさりしはじめた途端、その物体がもそり、と動いた。
孝次は思わず「わっ」と声を上げた。足がもつれてその場に倒れ込む。何とか立ち上がろうとするが足が言うことを聞かない。
それはライトの光を背に立ち上がり、前後左右に揺れ、微妙に伸び縮みしながら孝次の方へ近寄ってきた。
そして孝次の足元まで近づいて止まり、今度は青い触手を震わせて音を立てた。
奇妙なことに、その音は日本語に聞こえた。
「あなたにおすすめの自動車保険があります」
>友原孝次がカーラジオのスイッチを入れるとスピーカーから流れてきたのは懐メロ特集だった。
何か特定の曲なら「流れてきた」かもしれないけど、番組なら「スイッチを入れると
懐メロ特集をやっていた」とかじゃないのかね。
何か具体的な曲名を入れて、「……流れてきたのは『○○○』だった。懐メロ特集らしい」
とかなんとかすれば、リアリティを出すチャンスにもなると思うがどうか。
>フロントガラスから視線を外した。
そのことを「視線を外す」と書くのではなく、具体的に視線がどこに行ったかを書く
ことであらわした方が効果的に見える。
>照らされて何かが立っているのに気がついた。
「立っている」のが分かるくらいなら「〜の影」と書けばいいでしょう。
後ろの展開からそれを書けないことは確かなので、「人影のようなもの」とかでもいいと思う。
何にせよ「何かが立ってる」ってのはあんまりだわ。
>はわずかなスキール音を響かせたあと、十メートルほど進んで止まった。
スキール音を響かせたあと、さらに10メートル進んだようにも読める。
「スキール音を響かせて止まった」で良いんじゃないのか。
影を見る→ブレーキ→スキール音→十メートル進む→止まる
見てから止まるまでに説明が増えるほどスピード感が落ちる。
>あぶない。
もいらない。緊張感なさすぎるだろ。
>>871 地の文で心情を語るのはいいんだけど三人称描写とごっちゃになりすぎ。
いっそのこと一人称にしたらどうか。
カーラジオとあるから車に乗っているのは分かるのだが、
走っているのか停まっているのか、どういう状態なのかの情報が
事故直前まで分からないのはちょっと良くない。
野球は中止になったのに雨についての描写が一切ない。
雨は降ってるのか降ってないのか。
「左手はボタンを見失う」 気持は分かるが何か変だ。
あと、酷評というわけじゃないが、
オチがよく分からなかった・・・。
875 :
849:2006/07/25(火) 21:47:57
>>871-872 この書き方なら一人称でいいと思いますよ。
主人公主観で進めているので、後半の三人称に違和感を感じます。
細かい部分は置いといて、進め方は871の感じで悪くないと思います。
872の上段ですが、主人公の目に映る風景の描写がないので、シーンの
繋がりが悪いです。街中なのか、郊外なのか、田舎道なのか。一言でいいので
説明を入れてください。
まったく参考にならんがわざわざ書いてくれたからサンクスとだけは書いておこう。
また描写バカか(w
879 :
1/2:2006/07/26(水) 22:49:17
自分が病室にいないことがわかって、今ごろはちょっとした騒ぎになっているだろう。
病院の屋上で無粋な金網越しに町を見下ろしながら可奈子は思った。
ここにもすぐに誰かが探しに来る。それまで少しの間でも外の世界にふれておきたい。
以前は自分の足で階段を登ってここまで来れたが、車椅子からほとんど立ち上がれなくなった今では、屋上までエレベーターが通じているのが本当にありがたい。それでも自分だけで屋上に来れるほど体力と気力が充実しているのは、ひさしぶりのこと。
天気が良ければ波が輝いて見える海も、今日はあいにくの曇り空で、青とも緑ともつかない、沈んだ色をしている。もっとも、可奈子にとって直射日光は刺激が強すぎて負担が大きいから、これはこれで良い天気だった。
あの海には一度だけ行ったことがある。
駿河湾。地図帳に載っている地名で可奈子が知っている数少ない場所のひとつだ。とはいえ泳いだわけでも、海水に触れたわけでもなく、父親の運転する自動車で海岸沿いまで往き、車中から船や灯台や釣り人たちを見て潮の香りをかいだ程度だが。
しかし目の前に広がるそれ以外の風景のほとんどはその程度の体験もなく、こうしてただ眺めるだけの地図のような世界だ。
左に見える小さな山やその手前の公園、正面の広い駐車場を備えたショッピングモール、もっと向こうの鉄道の駅、赤と黄色の看板を高く掲げたハンバーガーショップ。近くに見える少し洒落た小さな建物は喫茶店だろうか。どれも可奈子の知らない場所。
右手には自宅があるはずだが、小さなモザイクにまぎれてどれが自分の家だか判別できない。その少し手前にグラウンドと、その周辺では大きめ建物がある。そこが可奈子が籍を置く中学校だ。
5歳の頃から13歳の今まで8年間、入退院を繰り返してその間の人生のおよそ半分は病院の中ですごしてきた。学校へは必要な出席日数をなんとか満たすために行っているようなものだ。
おととい見舞いに来たクラスメートは8年も頑張ってるんだからきっとよくなる、と励ましとも慰めともとれる言葉を残して帰ったが、8年間もよくならなかったものがこの先何とかなるなどとは可奈子には到底思えなかった。
それどころか、少しずつ、確実に可奈子の体力は落ちて来ている。
背後で物音がした。とうとう見つかったか。可奈子は車椅子のハンドリムを回して向きを変えた。
880 :
2/2:2006/07/26(水) 22:49:53
予想に反して、そこにいたのは看護師でも医者でも両親でもなかった。人間にすら見えなかった。それはイソギンチャクを大きくしたような緑と茶色のまだら模様の体に、青く光る触手のようなものを何十本も生やしていた。宇宙人?
驚きはしたが、不思議と可奈子は恐怖を感じなかった。
「こんにちは」可奈子はそれに近づきながら話しかけた。
一瞬の沈黙のあと、それが青い触手をわしゃわしゃと振り回して応えた。
「オイシイサヌキウドンガタベタイデス」
「え?」今、うどんっていったのかしら。讃岐うどん?
「ガモウナカムラヤマゴエヤマシタ、カケザルショウユカマタマカマアゲ」
「????」
「サヌキウドンデス。シリマセンカ」
讃岐うどんって、たしか、四国……?
「たぶん、あっち……」可奈子は日が沈む方角を指さした。
それは青い触手を引っ込めた。そして虹色に光る球体が全体を包み込むと、すうっと浮かび上がり、すごい速さで可奈子の指差した方へ飛び去った。可奈子はそれを呆然と見送った。
「ふふ……ふふふっ」なぜか笑いがこみ上げてきた。
あの人、お礼も言わなかったな。一方的に自分の用事だけをすませて去っていった。
「可奈ちゃん」
可奈子が振り向くと母親が駆け寄ってくるところだった。
「部屋に戻りましょう」
それだけ言って車椅子を押し始める。心配させたことを責める言葉はない。
家――学校――病院の閉じられた世界。そこではみな可奈子に気を使う。やさしく、時に腫れ物に触るように。
そのすぐそばに広がる、可奈子が知らない、可奈子を知らない人々の世界。そこからやって来たエイリアンとの、ちょっとした邂逅。
西の空を見た。私もあんな風に飛んでいけたら。
「ママ」母親を見上げる。
「なに」
「私、ママやパパにもっと迷惑かけてもいい?」
「……」母親は可奈子を見つめ返した。娘の顔はいつもの達観したような表情ではなかった。
「……だめよ」
「……」
「可奈ちゃんにやりたいことがあるのなら、パパもママも何だって協力するわ。そんなのちっとも迷惑なんかじゃないのよ」
その夜、可奈子はいつもより早く消灯した。世界を広げるのは大仕事だ。無駄な体力は使えない。
そう言えばあの人は讃岐うどんを食べられたのかしら。そんなことを思いつつ可奈子は眠りに落ちた。
一生懸命書いたみたいだけど、全体的にユルいにゃあ。
>自分が病室にいないことがわかって、今ごろはちょっとした騒ぎになっているだろう。
> 病院の屋上で無粋な金網越しに町を見下ろしながら可奈子は思った。
この作品の書き方だと、上記二文は1パラグラフにまとめた方がよさそう。「、」で一文に
つないでも良いくらいだ。
>直射日光は刺激が
割と柔らかい言葉で来てるから「強い日差しは〜」などの方が馴染むかも。
>可奈子が知っている数少ない場所のひとつだ
ここは「行ったことがある」じゃないと。
>車中から
これも「車の中から」の方が、作品の質感にあってると思う。
>目の前に広がるそれ以外の風景のほとんどはその程度の体験もなく
目の前に広がる風景のことを言っているなら、わざわざ「それ以外」という必要なし。
加えて、日本語自体が少しあやふや。
>こうしてただ眺めるだけの地図のような世界だ。
一体、この人物はどこで何をしているのか。「地図に書かれた遠い国の地名と同じ
くらいに親しみのないものでしかなかった」といったようにしておかないと、人物が屋上で
街を眺めているのか、それとも地図帳を眺めているのかが分からない。
>左に見える〜
どこかで一発、町並み全体の雰囲気を漠然とでも書いておかないで、いろんなものを
列挙してもしょうがない。
>「こんにちは」
恐怖感がないにせよ、人間でないものに、最初からこういうアプローチをするかね?