ファンタジー小説を書きたいと思っています。ところが私はあま りそういった本は読みません。 昔、某有名小説(アニメにもなった)を読んだことがありますが、 どうも私には受け入れがたく。。 あの雰囲気はどうも敬遠したいです。 書いてみたいとしても、どういったのを作っていくべきなのか。 このスレでファンタジーに限らず創作という物における先輩方の 意見を求めてみたいと思います。
書きたいけど、読みたくないの? ああ、そう。そうなの。ふーん。プゲラッチョゲラゲラ
3 :
名無し物書き@推敲中? :04/03/30 21:05
2get
クソスレ立てんなヴォケ
うわああああああああああああ、被ったああああああ!
>>2 剣とか魔法とかそういったファンタジーを書きたいのですが、某文庫
本のようなノリは。。どうも目指している物と違うような気がして。
こうはいっていますが自分がどのように、何を書きたいのかがまだは
っきりとはしてないんです。
まずは、アーシュラ・K・ル・グィンを読もう。 ゲド戦記とかね。
釣りだろ?
>>4 ゴメン。でも、自分がいろんな人の意見を聴いていく過程を、他のロ
ムしている人達とできたらな、と思ったんです。
11 :
名無し物書き@推敲中? :04/03/30 21:14
ライトノベルは書きたくない、でも剣と魔法は書きたい、と。
こんなとこでクソスレ立ててないで創作サイトでも作れば? 同じような悩みを持ったお仲間が集まってくれまつよ(プゲラ
>>7 ググッてみました。ゲド戦記、面白そうですね。本屋行ってみます。
>>10 考えを正確に言うと、ある程度のものは有ります。だけど、書いた物
って人に読んでもらって意味が有る物ですよね。だとすれば人が読ん
で楽しめなきゃいけないと思うんです。
では、他の人はどういった物が読みたいんだろうか、と。意見を聞い
てみたいんです。
>>11 一言でいえばそうかもしれません。
14 :
名無し物書き@推敲中? :04/03/30 21:25
じゃあグインサーガでも……ごめん、冗談だ。
15 :
◆tXSA0RUZGU :04/03/30 21:25
>って人に読んでもらって意味が有る物ですよね。だとすれば人が読ん >で楽しめなきゃいけないと思うんです。 他人が読むかどうかは他人に任せておけばいい
16 :
名無し物書き@推敲中? :04/03/30 21:25
>>12 さぞかしイタいサイトになることでしょうな(プゲラリーナ
ヲチしたいんで、サイト作ったら報告に来てくだちい。以上。
漏れも
>>1 と似た悩みを持ってるな。
AKIRAに憧れて、あんなの小説で書きたいと思ったが、
色々書いているうちに漫画向き、映画向き、小説向きの違いを
沸沸と自覚するようになって方向性を見失った。
18 :
名無し物書き@推敲中? :04/03/30 21:28
電撃とか角川スニーカーが嫌いなら早川FTの作品群を読もう。
19 :
名無し物書き@推敲中? :04/03/30 21:31
(´-`).。oO(春休みなんだな……)
20 :
◆tXSA0RUZGU :04/03/30 21:32
ロジャー・ゼラズニーを読めば参考になると思うよ
今、みなさんがいくつか挙げてくれた本や、文庫を読んでみたいと思
います。また、そういった本がなぜ面白かったのか、ということもレ
スしてもらえるととても嬉しいです。
>>15 さん、私は人が自分の勧めた物や書いた物が褒められるととても
嬉しいんです。ただ文章を書くのも楽しいんですが。
さらにそれをもしも、もしも誰か面白いって言ってくれるなら最高で
す。
>>20 さん、今軽く検索してみました>ロジャー・ゼラズニー
随分沢山書かれている方なんですね。とりあえずその中で特にお勧めとかはどれですか?
23 :
◆tXSA0RUZGU :04/03/30 21:53
今調べてみたら魔性の子というお話の続編のようですね。二つ合わせ て読んでみます。
25 :
◆tXSA0RUZGU :04/03/30 22:05
魔性の子は面白くないから読まないほうがいいよ
26 :
◆tXSA0RUZGU :04/03/30 22:09
続編ってことになってるけど、読めばわかるんだけど別に続編じゃないし
>>◆tXSA0RUZGU さん。 じゃあ、外道の市買ってみますね。ありがとです。
三国志演義は? 中華ファンタジーだよ。妖術やら、仙人という魔法使いも出てくる。 もちろん凄腕の剣士や豪傑もいるし、陰謀、裏切りなどなど、物語のネタの宝庫。
ライトノベル板があるのだが
>>28 さん、三国志って妖術とか出てくるんですか? 初めて知ったです。
>>29 さん、おじゃまさせてもらいます。
>>30 さん、私が考えているのはどうもライトノベルとは違ってきそうなので。。
32 :
名無し物書き@推敲中? :04/03/31 20:27
はてしない物語嫁と小一時間
ハリーポッターでいいじゃん。
山田風太郎嫁。
ロードオブ座リング見ろと 失禁&失神するかも
1はいままで小説書いたことは?
いくつかお勧めの列挙ありがとうございます。随時読んでいきたいと思いま
す。
>>37 あまり経験は有りません。短編を十本弱、程度です。
↓参考までに私の拙い文章をファンタジー物で。>経験 ジャンの剣を握る手は震える。剣先には彼を睨み、手にかけようと する男が三人。いずれも長剣や戦斧を構え、不敵に笑う。 今、ジャンは初めて命の遣り取りをしようとしているのだ。その握 る剣の震えには、そのまま彼の心の怯えが写る。 男達はじっくり一歩一歩にじり寄る。右から、左から。ジャンは見 回す。息づかいが荒くなる。まるで病に倒れ、末期のように。 男達は乾いた笑い声を上げる。指先震え、膝が微かに笑うジャンを 見据えて。追いつめられた少年は、猛獣に囲まれた哀れな一匹の兎か のようだ。冷たい汗が瞳に流れ落ちる。痛い。けれど、彼には拭う暇 すらも許されはしないのだ。 ……私の文章はこんな感じですね。短くて分かりづらいかもですが。
40 :
名無し物書き@推敲中? :04/04/01 23:41
台詞はわざとはぶいた文章なのかな
>>1 はなぜスレ立てる前によそで質問しなかったのかと小一時間(ry
>>41 ほんとにな。
春休みになると「俺のスレ」「私のスレ」が乱立してウザー
自作の評価が欲しいなら、そういう創作系サイトに逝けばいいのに。
たむたむのキーを叩く手は震える。モニターには彼を煽り、馬鹿にしようと
する
>>40 >>41 >>42 が三人。いずれも皮肉や暴言を書き込み、不敵に笑う。
今、たむたむは初めてレスの遣り取りをしようとしているのだ。その叩く
キーの震えには、そのまま彼の心の怯えが写る。
>>42 達はじっくり一歩一歩にじり寄る。右から、左から。たむたむは見
回す。息づかいが荒くなる。まるで病に倒れ、末期のように。
>>42 達は乾いた笑い声を上げる。指先震え、膝が微かに笑うたむたむを
見据えて。追いつめられたたむたむは、猛獣に囲まれた哀れな一匹の兎か
のようだ。冷たい汗が瞳に流れ落ちる。痛い。けれど、彼には拭う暇
すらも許されはしないのだ。
>>39 = 1
自分はどうやって想像の世界で飛べばいいか分からないと見た。
具体的に言えば、ある場面を想定した際、木々のざわめきなどが聞こえない。
どうしても分かりやすいところだけ書いてしまう、という具合かな。
例えば……
「手は震える」
それだけか? 手のひらに汗をかいているかもしれないぞ?
「不敵に笑う」
どういう笑い? 大げさに口を吊り上げて「お前をバカにしているぞ」と
言っているような笑いじゃないのか?
「にじり寄る。右から、左から」
以下の「乾いた笑い声」、以前の「不敵な笑い」と相反する。
つまり相手は、主人公をバカにしている。
だから、彼らは油断し、慎重さに欠けてしまうだろう。
いくら主人公が武器を持っていたとしても、主人公の剣の範囲外ギリギリまでは
にじり寄らず堂々と歩いてくる可能性だってある。
「息遣いが荒くなる」
間隔が短くなるってわけだな。鼓動は早くならないか?汗はかかないか?
とりあえず、
>>1 は、ある場面で考え付くこと全部盛り込む訓練をしてみろ。
つまり、想像力と書き方を養う訓練だな。
慣れてくると自然に出来るようになる
(数ヶ月〜年単位で訓練が要る。プログラム、作曲、絵画その他と一緒だ)。
書く際は、絶対にいきなり長編を書くな。
ヒヨッコが42.195km走るようなもんだ(完走できるわけがない!)。
原稿用紙3〜5枚程度、小学校レベルから。
出来るならもっと(3語スレ辺りまで)短い方がいい。
自然にアレコレ盛り込めるレベルになれば、
とりあえずInfraRedからRedクリアランスになれるだろう
(意味が分からない?じゃあ、ド素人からモノカキ最下層)。
そこからレベルを上げるには、どれだけ短く分かりやすく文章を書けるか、による。
この時点で、初めて人のものを参照する意味が生まれると思うよ。
逆に言うとそれ以前に本を濫読しても、ただ面白いなと思うだけだろうね。
みなさん、色々ご指摘やアドバイスありがとです。その中でも
>>45 さんのよ
うに考えて書いたことも無かったので、何やら新鮮な驚きです。
小さな頃から読み書き親しんできた文章というのも、より高度に計算された
文章もあるんだ、と。
なお、誤解されている方もいるので陳謝しますが、別にこのスレは私が文章
発表の為に立てたのではありません。スレを立てた理由は私がファンタジー
物を作っていくうえで、そして何よりこの2チャンネルを見ている方がファ
ンタジーの創作をより建設的、なおかつ私のような初心者でも分かり易くで
きるようにという趣旨です。
>>39 の書き込みは私自身の筆力をおおよそ判断して頂くためのサンプルのよ
うなものだと思って下さい。自然と、初心者向けでも取っつきやすいスレに
なるでしょうから(自傷気味に苦笑
また、昨日ゲド戦記一巻買いました。そのまま夜、テレビもつけず音 楽も鳴らさずにひたすら読んで一巻を読破しました。 みなさんお分かりの通り文章の初心者の私なので具体的にどうだった とか、アイデア、世界観がここは気に入った、ここは気になるなどと 述べるセンスも力も無いですが。 一つ言えることは、『面白かった』です。 ご紹介ありがとうございました。以降、他の紹介作品も手に入れたい です。
ふと、ゲド戦記に関して。 真の名前が意味を持つというアイデア、面白いですね。言葉が力を持 つというの。ただ魔法の優劣のみではなく真の名前を暴く心理戦とい う戦いの表現もできると思いました(例えば漫画のジョジョのように)
着眼点は悪くないだろうが、問題はそれを (今、未来どっちでもいい)書けるかだ。 ハデな戦闘を書くのは比較的簡単。 が、心理戦を書くのは意外と難度が高いんでね (膨大なウソの数と、全てのウソが矛盾しないことが要求されるから)。
54 :
名無し物書き@推敲中? :04/04/03 20:51
歴史的ファンタジー一覧 (指輪物語以前) 「オルランド狂乱」 著:ロドヴィコ・アリオスト(1516年) 「ヴァテック」 著:ウィリアム・ベックフォード(1786年) 「リリス」 著:ジョージ・マクドナルド(1895年) 「サンダリング・フラッド」 著:ウィリアム・モリス(1897年) 「アルクトゥルスへの旅」 著:デヴィッド・リンゼイ(1920年) 「ウロボロス」 著:E・R・エディスン(1922年) 「エルフランドの王女」 著:ロード・ダンセイニ(1924年) 「ゴーメンガースト」 著:マーヴィン・ピーク(1948-59年) 「折れた魔剣」 著:ポール・アンダースン(1954年)
(ヒロイックファンタジー) 「火星」シリーズ 著:E・R・バローズ(1917-48年) 「コナン」シリーズ 著:R・E・ハワード(1932-36年) 「終末期の赤い地球」 著:ジャック・ヴァンス(1950年) 「ハロルド・シェイ」シリーズ 著:S・ディ・キャンプ&F・プラット(1941-60年) 「ファファード&グレイ・マウザー」シリーズ 著:フリッツ・ライバー(1951-70年) 「エルリック・サーガ」 著:マイクル・ムアコック(1961年-) 「アトランティスの女王」シリーズ 著:ジェーン・ギャスケル(1963-77年) 「真世界」シリーズ 著:ロジャー・ゼラズニイ(1970-79年)
(新作ファンタジー) 「最後のユニコーン」 著:ピーター・S・ビーグル(1968年) 「ゲド戦記」三部作 著:アーシュラ・K・ル・ゲイン(1968-73年) 「グウィネド王国年代記」三部作 著:キャサリン・カーツ(1970-73年) 「イルスの竪琴」三部作 著:パトリシア・マキリップ(1976-1979年) 「魔法の国ザンス」シリーズ 著:ピアズ・アンソニイ(1977年-) 「闇の公子」 著:タニス・リー(1978年) 「アイルの書」五部作 著:ナンシー・スプリンガー(1979-83年) 「はてしない物語」 著:ミヒャエル・エンデ(1982年) 「ベルガリアード物語」五部作 著:デヴィット・エディングス(1982-84年) 「アヴァロンの霧」 著:マリオン・ジマー・ブラッドリイ(1983年)
誰に頼まれたわけでなくまとめてみた。 既出のものでかぶっているやつもあるけど、勘弁してくれ。 あとこれ、おれが持ってる小説講座っていう本からそのまま 書いたから、「こんなん知らん」とか言われても困るゆえ、 ご了承を。
リチャード・バックの「イリュージョン」って ジャンルはファンタジーになるのかな?
ファンタジーといっても幅が広い。 ほぼ共通の世界観で書かれてると言い切ってもよいライトノベルから、 歴史構造から文化まで独自の世界観を築き上げてる作品まで様々だ。 前者を書くつもりなら同ジャンルの小説を読むのも参考になるだろうが、 後者を書きたいならまず現実の歴史を徹底的に学ぶのが先決。
いきなり世界観の大きいものを書こうとして 風呂敷を広げすぎて詰まる初心者って多いよ まずは小さくまとまったものを1本 とにかく1本書き上げてみましょう
いわゆる、けなげで一途な美少女ヒロインや、なにげに幸運と1セットの悲劇的な運命を背負った主人公と いったものを避けるだけでずいぶんと違うはずだ。
というか、
>>1 の文章は明らかにラノベ系なのだが……。
別にラノベで書いてもいいんじゃないのかと。
>>1 の力量では重厚なファンタジー世界など書けそうにないし。
既存の書物では物足りない、というのは執筆動機の重要な要素だが、
>>1 の場合、これだけの隆盛を誇るライトノベルの成功の本質を検討したかどうかは
疑問だな。
例えば、今のテレビのバラエティは気に入らないから、古典落語を
学びたいと言っても、いま現在注目されるのは古典落語ではないよな?
67 :
名無し物書き@推敲中? :04/04/08 23:07
和風のファンタジー物ってありますか?
>>67 サクラ大戦とかサムライディ−パーKYOとか火の鳥とか。
>>69 澁澤龍彦、中井英夫、久生十蘭、初期の谷崎潤一郎、といったところも追加でお願い。
まあ俺の好みなんだがな。
お久カキコ。色々アドバイスなどありがとうございます。 さて、現在ファンタジー物の構想に入っています。そこで単刀直入にお聞き します。みなさんは異世界に召喚されるという設定に関してどう思われます? また、その上でこんな展開は飽きた、というのはありますか? 色々周りに話を聞いてみると結構似たり寄ったりの話が多いそうなので。
んー、自分ではどう思っているのかな?てかなに読んだん?
『主人公が異世界に召喚』、安直かもしれません。が、主人公がその 舞台世界の人間という設定よりも、同じ世界、同じような価値観のキ ャラの方が描きやすく心理描写もしやすいように思うからです。 私自身は描き方次第、かなと。出来ないながらに頑張ってみようと思 ってます。 >てかなに読んだん? 田舎の為、お勧め本をなかなか集めることが難しいです。ゲド戦記は 二巻を探しているところ。今は『はてしない物語』を読んでます。 (色の砂漠で死のライオンに出会ったところ)
>>71 そもそも、この手の古典であるバロウズの火星シリーズが異世界召喚ものだ。
現代人の視点で異世界の設定を紹介しながら進められる、という点で楽だから流行った。
ヘビーな読者じゃなくても感情移入もしやすいところも魅力。
ただ、召喚されることで絶対的な能力を得るような設定は正直見飽きた。
未開な現地人を科学知識で啓蒙していくってのも、もう時代遅れだからヤメレ。
とりあえず、十二国記の1、2巻を読むと、言葉が通じないということや 風習を知らないという事がどれだけ困難かわかる。 おすすめ。
>>74 さん
>召喚されることで絶対的な能力を得る
>未開な現地人を科学知識で啓蒙していく
そういった方向にはしない予定です。ごく一般的な学生(男)を
主人公として剣と魔法の世界に飛び込ませる、という物です。
その上で、ごくごく一般的な主人公がこちらの世界と比べて危険な世
界でどのように戦っていくのか、と考えました。
とりあえず今の構想では使用する武器の威力で序盤は進めさせるつも
りです。
>>75 さん
>十二国記
小説ですか? 買ってみますね。
78 :
名無し物書き@推敲中? :04/04/10 21:37
>>67 和風のファンタジー=時代小説ではないかい?
>>71 いいと思うよ。
そのほうが書きやすいんだったら、それで書けばいいと思う。
>>75 十二国記は確かにオススメ。従来の異世界召還物と違って
召還されることによってネガティブになるとこがすごい。
他には、テリー・ブルックスの「ランドオーヴァー」シリーズなんかも
発想がすごいと思う。発想はね。スターウォーズのエピソード1の
原作者だから、内容的にはそこそこ。
>召還されることによってネガティブ それは、私自身の構想でも少しあります。正確に言うと戦うことその ものがネガティブ。 生き残り、元の世界に帰るためにも戦わなければいけない。それは避 けようが無くて、でも主人公は本当は戦いたくない。 しかも、自分の身を守り、敵を倒していく武器はそれを使うことその ものが主人公にとって物理的・精神的に苦痛となる、魔剣で。 でも自分自身が生き残るためには戦うしかないわけで。泣きながら敵 を血に染めていく、そんなお話です。
80 :
名無し物書き@推敲中? :04/04/10 21:52
>>79 じゃあ、十二国記は必読作品だね。とりあえずあれは参考になる。
はい、本屋行ってみますね。
あと、甘えついでに質問。 こんな登場人物は食傷気味だ、というのはありますか?
>>82 ──剣と魔法の世界に召喚された普通の男子学生
みたいなパターンがすでに食傷気味ですが。
ありきたりの題材をあえて選ぶのだから、そう言われて当然だということを自覚しておくとよい。
処理の仕方次第では面白くもなるかも・・・とはいえ、それは初心者には無理な話だ。
習作のつもりでがんがれや。
>>83 さん
まさにその通りですよね。どうにか、なんとか、出来ないなりに歯を
くいしばって娯楽品として楽しめるよう頑張ってみたいと思います。
85 :
名無し物書き@推敲中? :04/04/11 00:07
>>84 召喚のエピソードを工夫してみるとか…。
例えば、普通だと望みもしないのに召喚されるところを自分で望んで行った。
…しかし戦い続けながら苦悩し始める。自分が望んだ世界なのに何故…。
で話をその"何故"を織り込んで進めたり。
まあ、がんがれ。
主人公の初期状態は、戦いに対してネガティブだとすると。 ……んー、通過儀礼の方向かな? その場合、話の結末では戦うことを受け入れるポジティブな状態にもっていく必要あり。 戦いにどのようなプラスの意味を見いだすか、その辺は書き始める前に考えておいた方がいいよ。
……と、これだけでは説明不足かな。もうちょっと補足。
「通過儀礼」つーのは、ある状態から別の状態へ移行する際に行われる儀礼のことね。
元は民族学用語なんだけど、例えば子供が大人に変わる際、行われる儀式なんかを指す。
その一つの様式として、「親元から離れ、未知の場所で一定期間を過ごしてくる」という
のがあって、これがよくファンタジーのモチーフとして使われるわけだ。
未知の場所=異世界とおいて、そこでの経験で主人公が成長していくパターンね。
んで、この書き方をする場合には、成長させる要素を決めて、そこに試練を与える必要がある。
79を見てると、試練を「強制された戦い」と置いているようだから、ならば、これを
どう受け入れていくか、という点が話のテーマになるだろうなあ。
……とまあ、そういう意味です。
まあ、難題押しつけたみたいだけど主人公の方にテーマ与えるならそういう方向かなと。
他にも85さんみたいな方向もある。
主人公にテーマを与えないなら、狂言回しにする手もあるし。
色々考えてみるといいよ。
>>87 エヴァも通過儀礼の話だからね。語り始めると長くなるんで省略するけどw
山田風太郎を読め読め言われてるのが良く解る。 彼こそ「忍者」というファンタジーヒーローを定着させた人間だからだ。 1も歴史に埋もれた何かを誇張してヒーローにしてみてはどうだろうか。
こんばんは。
晒してしまったあとでそれを消すまでに時間がかかった。 だからいろいろな不都合ができてそれを回避するために あるとあらゆる方向を考えてきたわけだね。僕は自惚れては いない、全てはそういったこととは関係ないところの思惑とか もみ消しのための思索なのだから
浸っていやがる。
>>85 さんや、
>>86 さんの仰る主人公の心理・精神状態は物語の主要な
縦糸になる予定です。
私としては、戦うということそのものを主人公の成長により肯定する
のではなく、最終的には哀れみと共感と優しさをもって、相対する真
の敵と戦うことにさせていく構想ですね。
主人公は敵の思想に同感はできないけれど、けれど一人心傷つきなが
らも何かを叫び訴え続ける敵に痛ましさと、切なさすら感じて。
主人公自身も戦い、生きている中で傷ついて、それでも自分自身に芽
生えた信念の為に魔剣を取り続ける。そして、顔で怒って心で泣いて、
そんな中で最初は憎み恐れるだけであった敵とどこか深いところでの
共感を覚えていく、という感じです。
>>91 さん。
>>92 さん。
……?
>>89 さん。
>歴史に埋もれた何かを誇張してヒーローにしてみてはどうだろうか
そういうのっていいですね。忍者とといえば、日本的な物でいうと私はやは
り武士が好きですね。武士にも時代区分により色々型が別れるところでしょ
うが、特に好きなのは幕末・戊辰戦争時と平安時代末期の武士です。
名こそ惜しめ、の精神は実に清々しいですね。
>>94 幕末じゃさすがにファンタジーにならないだろうよ。
せいぜい戦国期まで。
できれば鎌倉以前のほうがホラ吹きやすいぞ。
この板の人は優しいなぁ ε-(´ー`*)
>>95 さん、
>>97 さん。
おじゃまさせていただきますね。
>>96 さん。
武士そのものを題材にするとなると、知識に乏しいので考証が相当必要にな
ってしまいます。なので、もしかしたら異世界の戦士達が戦いの中で名乗り
を上げさせてみたりはどうだろう、などと考えてみました。
「我こそは○○の郷、騎士□□の息子、△△! いざ、尋常に勝負!」等。
……結構難しそうですねぇ。
機会が有れば武士物を書いてみたいと思います。平家物語風の。
「もののあわれ」を描いてみたいなぁ、と。
敦盛や能登守教経、義経、那須与一宗高、など大好きです。
>>99 考証が面倒だからラノベなファンタジーでも書いてやれって発想はわからんでもない。
また、時代小説あんまり読んだことないのもよくわかった。
だが俺が思うに、おまいは本当は心の底ではファンタジーを馬鹿にしてるのではないかな。
それなりに説得力ある設定を構築するのも大変だが、逆に嘘っぽい設定で
嘘っぽくない物語作るのも、実はとっても大変なんだぞ。
時代小説のように既存のエピソードや人物を使えない分、嘘つくのがとっても難しいわけで。
実はライトな時代小説は、安定したファン層を持つ狙い目のマーケットだったりするw
ファンタジーの難しさ、というのは読者との共有の難しさなんだよな。 独りよがりでは嫌われる。迎合しすぎては軽んじられる。 >ライトな時代小説は、安定したファン層を持つ狙い目のマーケットだったりするw えー?どこで?
>>100 さん。
99でレスした平家物語風云々、武士物云々というのは私の書きたいと
思っているファンタジーと切り離してお考え下さい。
異世界の戦士達に名乗りをさせてみるのは云々はまあ、ただその場限
りの思いつきようのようなものです。
また、史実に則った時代小説は手間もかかるし難しそうだ、だからフ
ァンタジーを書こうというような動機ではありません。勿論、ファン
タジーだからといって簡単に考えているつもりはないです。
>逆に嘘っぽい設定で 嘘っぽくない物語作るのも、実はとっても大変
なんだぞ。
確かにそうですね。難しそうです。納得できない世界観、設定では読
者は感情移入ができないでしょうし。
>>102 さん。
>>103 のレスに考えをまとめるのに時間がかかっている間に提案が
でてますね。
う〜む、その方がいいかも。とりあえず、
>>103 は向こうにコピぺ
しておきます。
105 :
名無し物書き@推敲中? :04/05/10 05:01
>102の次スレはどこにある? もしないならこのスレ再利用でいいんじゃないかと思うんだけど、どうよ? とっくに立ってたらスマソ。
ハリー・ポッターの真似っこすればOKじゃないか。
そもそもどうして「ファンタジーが書きたい」なのに 「読んだことがない」のですか。 普通は「好きだから書いてみたい」という動機で 書き始めるものではないのですか。 商業的にデビューできそうだからファンタジー、というのが理由ですか?
108 :
名無し物書き@推敲中? :04/05/10 17:54
おそらく、ゲームや漫画では体験しているんだろう。
ジャンル違いで、一概に言えないかもしれないが、 自分の場合は航空小説をよく読む。 このとき、飛行機マニアでない作家の書いた航空小説(または 飛行機が重要な役割を持つスリラーなど)というものは、 読めたものではない。情けないような勘違いとか、興ざめする 要素が多すぎるからだ(空母にF16が載っていたりとか)。 ファンタジーではどうだか分からないが、普通はそのジャンルをよほど 好きで入れ込んでいないと、手を出してもいかがなものか、と思う。 >1は本当に得意で好きで書きたいジャンルは、他にあるのではないのか。
110 :
名無し物書き@推敲中? :04/05/10 20:25
そこらへんが、奇妙なところ。 神話伝承に忠実でないと指摘すれば、似た世界だから良いとされる。 国政や農業と人口の割合などを指摘すれば、魔法がある世界だから中世欧州とは 違うと答えられる。 (不思議なことに、エルフは美形、ドワーフは髭小人(樽腹)ということだけがほぼ共通)
要するに、楽して書けそうだと思ってるんだな>1
112 :
名無し物書き@推敲中? :04/05/10 20:39
ひき男くんひき子ちゃんにファンタジ志望が多いのが問題。 自然に出ていったり旅したり田舎で暮らしたりしないと 基本的な描写がまぬけになってしまう。 ゲーム的な火の玉ドカーンみたいな戦闘シーンとか まともな精神のひとの書くものじゃないね。 超勉強するかいろんな体験を詰めといいたい。
>>111 さん。
そうは思っていません。過去スレを読んでみて下さい。
>>112 頭の中がファンタジーですから仕方ない。
ファンタジー書こうと思ったら、
>>114 みたいなやしを無視する決意がとりあえず必要だな。
何故このスレにやってきたのか辺りに、114の実像が浮き出ている。
お、たむたむ。 勉強してたか?
>>116 さん。
はい。でもあまりはかどってません。忙しかったりしたので。おまけ
に元々の現代物のほうを少し進めてました。。。
どこらへんを学習したか、っていうプロセスってみんなにも役立つと 思う。 オレはマール社の「武器」から入った。
漏れはギリシャ神話から入った。
120 :
名無し物書き@推敲中? :04/05/10 23:15
実際、RPGブームで副読本は山のように出たから資料には困らないよな日本。
俺の場合、スペクタクルが書きたくて手法としてファンタジーを使ってたら、気がついたらSFになっちゃったんですが だからどうしたと言われたらうんこします
ご都合主義SFならうんこしる
124 :
名無し物書き@推敲中? :04/05/13 20:03
うんこしてきますた。
>>118 さん。
マール社の「武器」さっきアマゾンで注文しました。
情報ありがとです。
最近、アマゾンを使うようになったのですが、目茶便利ですねぇ。
あと前述の十二国記、読みました。 (「月の影 影の海」〜「華しょの幽夢」←漢字変換できない)迄です。 読み終わっての感想というか何ですが、面白かったです。 月並みな表現で芸が無いですけど。。 私って、何か本を参考にしようと思って読んでも、 ついつい只の読者になっちゃうんですよね。反省。 でもとりあえず面白い。参考とかそんなの抜きに満足しちゃってます。 ホントはスレ内で薦めてもらった本全部読みたいのですが、財布の中 が薄くなってしまうのでごめんなさい。徐々にいきたいと思います。
>>70 今の中高生にとってはただの駄作群としか受け取られないはず。
文体からして拒絶反応を示されると思われ。
129 :
名無し物書き@推敲中? :04/05/13 22:55
そういえば、今の中高生がターゲットなの?つかどこらへんの層に読んでもらいたい?
金を出さない大人より小遣いつぎ込んでくれる中高生の方が、相手としてはおいしいよね。
>>126 ブクオフの105円棚でよく見かけるのに(多分、資料として使い切れなかった人が売ったんだろうな)……
定価で買うなんて勿体ない。古本屋を賢く利用した方が良いですよ。
>>131 どこのブクオフやねんw トゥルーファンタジーシリーズとは違うぜ?
とはいえ古本や活用は有効やね
俺は古本屋で日本刀図鑑(国宝級の名刀とか100振り位の写真が掲載)を買った。 写真で見ても、名刀の美しさには息をのんでしまう。
日本刀は鎧や堅いもん切れないから、戦闘メインファンタジー向きじゃないよな。 置いてありゃ別だけど。
トリビアの泉で、日本刀が銃弾真っ二つにしたのは驚いたけど。
俺が言いたいのは日本刀等にも立派な戦闘技術があるのだから、そんな単純に向き不向きを断じて欲しくないってこと。
そこまで拘ってファンタジー書いてるヤシが、どれだけいるというのだろう。
つ、釣られないぞ
140 :
名無し物書き@推敲中? :04/05/16 19:55
日本刀は荒れるもとなのだ。 神格されているからにゃー
141 :
名無し物書き@推敲中? :04/05/16 20:33
武将用の鎧や兜は日本刀では切れません。 でも足軽に配られたものは木板に鉄板をはって漆がけしたものがあるので、 こういうものなら切ったり割ったりできます。 でも刀身が曲がったり刃がぼろぼろになるので普通はやりません。 継ぎ目を狙うか、組みあってから右手差しという小刀で首をかきます。 江戸時代以降の剣術は相手が鎧を着ていないという前提なので、 戦国時代とは違うのです。
日本刀…… 余談ですけど、今日、ラストサムライのDVD見ました。 惚れ惚れ。トムクルーズ、謙さんカッコイイ! そして名誉の道、武士道。シビれました。 でも一番の印象は明治天皇の言葉ですね。……良かったです。 スレ違いごめんなさい。
(143はまだ大丈夫だけど)ネタバレは、せめて発売後の半年は我慢してくれ・・・
ブロードソードやらショーテルやらでも、鎧をぶった斬ることは出来ないので 魔法の力で、とかせめてもの理由は欲しい。凄腕だから、ってのはちょっと・
相手に見えないくらいのすごい速さで動けて、あらゆる攻撃をかわしてしまう、なんてのが一時期流行りましたな(w
147 :
名無し物書き@推敲中? :04/05/16 22:07
だいたい剣で切れないからヨロイなんだ。 切れたらヨロイ意味ないじゃん。 ベルセルクもおかしすぎ。ガッツって体重いくらあるの? どんな力持ちでもあんな剣は振りまわせない。
その部分は描写があるし…… それで納得できないのなら、その部分が、あの作品のヒロイックなんだと思うんだな。 肝心なのは、彼が猛烈に苦労しているところ。 他の人間キャラは、鎧をぶった斬らずに鈍器でぶっ叩いているところと、鎧の急所を 突いているところだな。 細身の少年少女がやるのとはワケが違う。
149 :
名無し物書き@推敲中? :04/05/16 22:56
さいきんベル○ルク何か変だね。 安物ゲームみたいな魔法武器がでてきたので、正直引いた…
それ以上はネタバレになるからやめよう。あの世界観で、「安物ゲームみたいな魔法武器」 ってのがどれほど重要か?ってことを想像してみ? 小説でいえば、指輪物語の一つの指輪や、ドラゴンランスの(えーと)癒しの杖、なんてのは ハイパーマジックアイテムてんこもりのゲームファンタジーだと、たいしたことない物でも シリーズを引っ張るだけの力がある、ということな。 たとえば、「空を飛べる魔法」ってのが、現実世界や現実の中世欧州に実在したとしたら どれほどの社会的な変化があるだろう? 鉄の鎧も紙のように斬る剣が一本でもあったら、どうなるだろう?
151 :
名無し物書き@推敲中? :04/05/16 23:22
>鉄の鎧も紙のように斬る剣 矢と鉄砲でねらいうちにされてお陀仏だろうな。 どんな道具でもいいけど大事なのは アイテムが話のメッセージを表してるって事。 たとえばあの指輪は人間の欲望の象徴。
とはいえ、ウィザードリー(アップル版)以降、魔法のアイテムが山とあふれる世界という ゲーム的なファンタジー感は根強いと思うんだよな。 たとえばハリポタでもテーマとしての魔法の道具ではなくて、ストーリーを進めるための 魔法の道具が活用されているし、アイルの書だって、まぶらほだってそうだろう? ピーターパンやゲド戦記の次に読む、というにはいろいろ生々しくなってるよな、ファンタジー。 法則性の無い、道徳的な、メルヘン的だと説得力を失うという弱点が・・
>>151 本質をついているつもりだろうがイマイチだな、じゃ「矢も鉄砲も通さない魔法の鎧があったら?」でも
いいんだよw
設定の話になるとみんな饒舌になるんだよな。板全体の傾向として。 資料だけは豊富だから、頭でっかちになっちゃう。
ハリポタででてきた願望を映す鏡にはどきっとした。 でも日本の作家みたいに ストーリーの未熟さを道具でごまかすのはやめてほしいな。
>道具でごまかすのはやめてほしいな
具体的にはなんて作品?
>>154 みんなが通る道だしねえ
157 :
名無し物書き@推敲中? :04/05/17 00:07
宮崎がアニメ見てアニメ作るなって言ってた。 ファンタジー読んでファンタジー書くのも似たようなものかと。
>>148 俺はその両者がたいして違わないと思うよ
ガッツのあれがヒロイックだとすれば
細身の少年少女がやる作品ではそれがヒロイックといえるでしょう
要は好みの問題だと思う
>>157 アニメ監督って以外に普段アニメ見ない人が多いようだね。
それなのに、作家(志望者含む)が本を読むのは必須のように言われる。
集団で作るのと個人制作の違い?
メディアの違い?
今までの作品の積み重ねの違い?
160 :
名無し物書き@推敲中? :04/05/17 00:19
161 :
名無し物書き@推敲中? :04/05/17 00:20
>157 コピーのコピーで劣化コピーを作るなって話だね。有名な逸話だ。 よくネットに転がってる、書き慣れてない中高生のライトファンタジーで一目瞭然。 別にネット小説全てが駄作と言いたいわけじゃないけど。 スーパーアイテム登場でおかしい、と感じるのは、 文脈上、出て必然という流れになっていないからだろうね。 スーパーアイテムが現実からかけ離れていればいるほど、 それに対しての説得力が必要になってくる。 つまり伏線をどう上手に張り巡らすかが鍵。
162 :
名無し物書き@推敲中? :04/05/17 00:27
ファンタジーの人物ってどうして性格悪いのに いい人あつかいされてるんだろう?
>162 どの本読んだ? ライトファンタジーでは性格おかしい香具師も いいお人として受け取られがちだね。 口が悪くて、斜に構えてて、ニヒルで、冷たくて、協調性のない男が、 いつの間にか期待の勇者様として祭り上げられてる展開なら 確実にライトファンタジーの独壇場だけど。
駄目なライノベの小説といえばなんだろ。 俺はスレイヤーズあたりを推すのだが(古いか?
165 :
名無し物書き@推敲中? :04/05/17 18:39
古い上に、短編まで否定しちゃうのは逆にどうかなーと思うな。 というかね、ラノベが駄目ー!っていっても、もうこれだけ長く続いている 文体であり展開でありキャラクター造形なわけだから、 好き嫌いだけで語るのはどうだろ?くらいの地位にはあるんじゃないか? だって、ラノベ以外のファンタジー売れないし、そもそも出版されたか?
指輪ブームに乗じて本格ファンタジーも大きな書店では 日の目を見はじめてると思うけど。 ハリポタは微妙なセンかな。あれ日本人が作ったら クオリティによるけどラノベ扱いだったかも。 アニメ界隈みるとジブリ作品なんかはファンタジー扱いじゃない? ラノベくらい割り切って安易にスペクタクル書ける、 (ある意味で)懐の広いジャンルってのも必要だとは思う。 文章の淡白な量産ミステリ作家さん達と同じラインで語ったら マズい要素とかあるかなぁ
俺の中では同列ですが。
>>158 そうか…
筋肉を鍛え反動を利用しているガッツと、細身の…いや、そうか…
でも、 10代の頃はライトノベルのファンタジーも楽しく読んでた。 そんなことありえない、なんて判ってても読めた。 でも不思議に、大人になると、そんなことありえないが楽しめなくなってくる。 作者側のあざとさが気になるというか。
単純に、頭が固くなったのかも知れないなと思う今日この頃。
>>169 読めるファンタジーもあるけどね……。内容自体、若年層向けのファンタジーもあるし。その辺は好みで選んでいくしかない。
基準は「銀河英雄伝説」が楽しめなくなった年齢か?
172 :
名無し物書き@推敲中? :04/05/17 19:50
銀英伝を読む -> 歴史を学びたくなる -> 学ぶ -> 銀英伝が面白くなくなる ビミョー
ふむ。 それに合わせるなら、アルスラーンの、歴史を知ってから読むとさらに仕掛けが 判るという流れがあるし出来たはずなんだけど、未完という・・
174 :
名無し物書き@推敲中? :04/05/17 20:51
どうしても歴史が絡んでくるね。歴史小説書いてる人はファンタジーってどう思ってるんだろ? どこで聞けばいいのかわかんないけど
175 :
名無し物書き@推敲中? :04/05/17 21:57
アルスラーンってトルコ人の遊牧王ですが、 じつは学校で学んでから小説を知って読んだくち。 めちゃくちゃ混乱しました。 田中よしきって中央アジア苦手なの?
もはや中国古典とミステリーの人だよなあ
とゆうか、固有名詞が同じだからと混乱するとは…
>>164 俺はスレイヤーズは評価してる
いきなりああいう視点で当時のファンタジーを切ったセンスは抜群だったと思う
179 :
名無し物書き@推敲中? :04/05/17 23:55
ファンタジーを書ける人は世界観をそして歴史を自らの脳の中で作り出す事が出来る。 それが本当のファンタジーなんだと思う、もちろん史実を盛り込むのが悪いとは言わないが・・・。
180 :
名無し物書き@推敲中? :04/05/18 01:18
「アルスラン」ってトルコ語だよね。 でもアルスラーン戦記は古代ペルシャのパラレルらしい。
スレイヤーズは小説の可能性のひとつを見出したということで 偉大なライトファンタジーだと思う。 でも、そこからなんのひねりもなくスレイヤーズに乗っかって 似たようなスタイルって事だけを売りにしてるライトファンタジーには、 あんまり価値を見出せない。 今のライトノベル、ライトファンタジーの価値っていうのは、 十代の子供に非常に分かりやすいレベルにまで「小説」を下ろしてる点。 もっといい小説を読むための訓練のためにある存在だと思ってるし、 時どきの価値観に合わせてライトファンタジーを作っていくのは必要だとも思う。 だから、ライトファンタジーが押しなべてダメだとは思わない。 でもライトノベルを読み飽きた自分には書物としての価値はほとんどない。
182 :
名無し物書き@推敲中? :04/05/18 07:34
また「卒業」論か 聞き飽きた
でも留年しっぱなしもどうか?
いつまでもいつまでもラノベの代表がすれいやーずだったり、そのうちでてくるあかほりだったりというのは 、情報収集が甘過ぎやしないか
日本のファンタジーではでは八犬伝がトップだな。 最近のライトファンタジーなんてクズのなかでの優劣だと思う。 魔法とかモンスターとか無視して読んでも ドラマとして面白くないとけっきょく価値ナシ。
187 :
名無し物書き@推敲中? :04/05/19 10:23
最近のラノベは設定が奇抜で読むのがつらい。 子供の、実社会に対する嫌悪感と逃避を肯定し過ぎだよ。 これじゃ『184』さんの様に馬鹿にされても仕方ないと思う。
大人が子供に媚びすぎると、大抵ろくな事にはならない。
189 :
名無し物書き@推敲中? :04/05/19 18:35
190 :
名無し物書き@推敲中? :04/05/20 01:56
(・_・).......
191 :
名無し物書き@推敲中? :04/05/20 16:29
ヒキの書くファンタジーでは なぜか深い森の中にも整備された道があったり 民衆が商人ばかりで農民がいなかったり 兵士の武器が完全に統一されていたり 暖炉さえあれば広い部屋でも暖かくなったり 池や沼の水を直接飲んだり いつも井戸の周りに誰もいなかったり・・・・・・・ まず現実を見ろ!
時代設定古いな。まぁ王道か いちいち理由付けて説明するだけで深い話になりそうだ。 第1章:人知れぬ謎の道 第2章:農民の居ない街 第3章:統べられた剣、個性無き軍 第4章:暖炉よりも暖き友情 第5章:祝福されし池 第6章:呪われた井戸
どっちかといえばH系に多いけど、 奴隷の描写もおかしいよな。 奴隷だって財産だろ。 そんなに簡単に殺さないよな。
日本人は差別の文化はあっても奴隷という文化はないからねえ。 参政権やら雇用条件の改善要求権を奪ってたのが問題視された 近代の奴隷制では、従業員と扱いに一緒だろうな。 でもそういう世界だと説明すればいいと思うけどね。 何かを訴えるメタファとして歪曲された奴隷像。 説明無く、ランスのシィルみたいな奴隷像を共通の認識事項と して書き進めちまう作家側の配慮不足が問題なんじゃないかな。 でもラノベやファンタジー文化の共通事項になっちまってるし、 まぁ日本歪曲ファンタジー商業の内輪で売るならいいんでないの。
>>194 >日本人は差別の文化はあっても奴隷という文化はないからねえ。
江戸時代の蝦夷と琉球の統治は厳しかったよ。小さいながらも松前藩や薩摩藩の植民地です。
厳密な意味での奴隷じゃないけど、アイヌ人や琉球人の扱いは酷かった。
お、これは迂闊でした。勉強しときます。
日常の中に制度が無いって意味ではその通りだろう。
第1章:衆道って何
第2章:男だらけの街
第3章:全てが、衆道になる
第4章:限りなく恋愛に近い肉欲
第5章:祝福されし穴
第6章:地の底で快楽が始まる
>>192 こうだろ
それこそ、土佐藩の武士階級内での差別は酷いもんだった。わらじも履けないわ、 泥道でも平伏させられるわでな。 そこらへんに坂本龍馬らの原動力も潜んでいるわけで、そうしたクロスオーバーも ネタにはなろう
200 :
名無し物書き@推敲中? :04/05/20 20:10
日本人ファンタジーイラストレーターの描く城の欠陥は天守閣(ドンジョン)がないこと。
あと10個に一つの割合で浮いてる事。
海外ならどうなんだ?
採光を考えてないのでやたらタイマツを燃やして言い訳する事。
いや、光り苔だろう
205 :
名無し物書き@推敲中? :04/05/21 02:56
>>147 一応、解説しておくと「両手持ち剣」、
つまり、
ツヴァイハンダーやトゥーハンデットソードなどの180cmを上回るクラスの大剣の場合(ガッツの剣もこの部類に入る)。
使用目的は、
「鎧の上から叩き斬る」もしくは「鎧の上からその衝撃力でダメージを与える」のが主であるので鎧ごとぶった斬ってもおかしくない。
そのための武器だから。
剣(武器)には種類があって、鎧(防具)にも種類がある。
一概に刄を通す通さないで語るようなものではないと思う。
それとフィクションでは出来そうで出来ない事をやってくれるからいいのでは?
重量と強度の問題。 凹むことはあっても切れはしない。 ふっとぶだけ。
207 :
名無し物書き@推敲中? :04/05/21 04:27
だから、鎧の種類によるって。 凹むだけの物もあれば、切断される物もある。 鎧が全て頑強に作られていると思ったら大間違い。 使用方法、目的によって強度も落とされていたりする。 近代戦争にも関連するが、強度を上げれば重量が増える。 で、鎧の強度を上回る武器が存在するという事で(銃の他にロングボウとか時代によって違う)それらとの兼ね合いで変わる。 時代によって技術水準も異なるので最高傑作と呼ばれているマクシミリアンレベルと同じように考えるべきではないのでは? 全身鎧で固めた方が不利な場合も多々あるし。
三国志演義には、藤の蔓で作った鎧が出てくるね。軽くて丈夫。でも火攻めに弱い。 孔明の南蛮平定のところで登場したような記憶がある。ナントカ兵っていうんだ。
フチコマ最強
210 :
名無し物書き@推敲中? :04/05/21 14:41
だいたい近世ごろになって農民歩兵とかスイス傭兵が出てくるまでは戦死者の数は少ない。 ファンタジーは中世あたりが設定だから一度の戦闘で数百も死ぬのはアフォ。 死んだら報酬受け取れないんだから死なないように戦うのが正しい。 ベルセ●クは小物とかはよく調べてるけどその辺はいいかげん。 でも娯楽性考えたらどんどん血が流れないといけないんだろうけどねえ。
>>210 俺は、主人公像だけで物語を書く事による失敗だと思うよ。
血や虐殺や泥臭い奴隷とか、わざわざファンタジー世界を設定して書くべき事でもないじゃん。
エンタテイメント性で死が飽和状態になっちまうのは、死の価値を下げる事でもある。書いてて気付く筈なんだけどね。でも殺さないと不自然になってしまう――
何故不自然になってしまうかって考えると、単に「沢山殺された」という前提がないと「主人公の能力を正統化できない」からじゃない?
ウルトラマンにスペシウム光線なんかを設定しなけりゃ、怪獣達にあんな馬鹿みたいに桁の多い温度の炎を吐かせる必要は無かったのに、という構図。
主人公に途方も無い能力設定しちゃったがために、不必要に話を大きくする羽目になってる例は多いと思う。
お客さんに何を読ませたいかによって変わるとは思うんだけどさ。
212 :
名無し物書き@推敲中? :04/05/21 15:06
戦闘の形式が違うからじゃない? 馬上試合とかやらないし、チェスもしないから。 ってか、狂戦士の由来だと個人的には解釈してる。 主人公、狂戦士。 敵も狂戦士。 で、被害多し。 盲目的に正義とかにつき従う奴らを描きたいんじゃない? …かな?
213 :
名無し物書き@推敲中? :04/05/21 15:10
じゃあおれは30mの剣を持つ勇者を書く! しかも外見はもやしっ子にする! ちなみに顔は松田勇作みたいにする!
板金鎧ってのは結構脆いですよ。 いわゆるロングソード(騎兵用の突き刺すタイプ)でも貫けます。単純な突きじゃ無理ですが、そのための剣術。 鎧だって防御術はある。鎧のとくに堅い部分に当てる技術とか、力を削げる部分で受けるとかね。 中国では、紙製の鎧だってあった。いまの紙とはずいぶん構造が違うけども。ある意味ファンタジーな鎧だぜw 刃に関しては、その技術が、板金技術や鎧の強度を超えた時代がしばしば出てくる。 クレイモアーなんて、片手で振れる「切る」両手剣だったらしいし。 レザー製の鎧が一番好きだあああぁぁぁぁっぁあっっ!!
レザーの鎧ってクサそう。
吹奏楽部の匂いがしそうだね
>>211 いや、主人公の敵の強さを考えると、あれくらいは見せてくれないと説得力がないわな。
インフレ化していくんじゃなくて目標がそもそもトップというあたり。
そこらへん凡百の作品と一緒にするのは…
>>210 >ファンタジーは中世あたりが設定だから一度の戦闘で数百も死ぬのはアフォ。
地球じゃないってのに?
>>218 妙な論旨持って来たねぇ
地球の日本人の常識で読めない本だとすれば
地球なんかの日本なんかで出版するなという極論も可能になる
んで俺もお前もどっちも脱線
>ファンタジーは中世あたりが設定だから一度の戦闘で数百も死ぬのはアフォ。 ハンニバルやスキピオの包囲戦法では、嘘か本当かは知らないが万単位の 死者が出たそうだ。 あと、キリスト教徒がイスラム圏の都市を落したり、その逆もモノ凄い ことになったと聞くが。 同じ民族同士の戦争だと大虐殺はないけど、異民族どうしだと凄いことになる 傾向があるって誰かが言ってた。
>>219 俺はこの突っ込みは正しいと思うけど?
重要なのはあくまで作品内でのリアルであって、史実と違うなんてどーでもいいこと
本当の現実や歴史や常識と違うと読めない、なんて見方で
どうやってフィクションと接することができるのか不思議なくらい
何の話か解らないけど、地球じゃないという設定を、何でもアリ! の免罪符にしてる作品があるって事? 作品内でのリアルなんて人それぞれ。誰かにとって我慢ならなくても、売れてるなら需要があって受け入れられてるんでしょう。 なら問題ないんじゃん? 鎧をぶったぎる剣がおかしいと思うなら、鎧をぶったぎる剣だという説明を、面白いと思わせる内容で1枚費やせば良い事だ。
223 :
名無し物書き@推敲中? :04/05/21 20:04
まあ大体、
>>221 ,
>>222 でいいんじゃない?
特に異論は無いよ。
補足として。
考証してみるのも一つの楽しみ方で、それで本人が楽しめるならいいんじゃない。
あくまで自己責任で。楽しめないならする必要ないでしょ?
224 :
名無し物書き@推敲中? :04/05/21 20:05
錬金術に興味あって前からいろいろ読んでたが そのせいで鋼の錬金術師が楽しめない。
225 :
名無し物書き@推敲中? :04/05/21 20:39
あー、それはねえ。 セックスを何度かすると、AVやエロゲーを楽しめないと言ってるのと同じでねえ。 フィクションを楽しむ、という心の余裕を持てない時は、文句をつけずに背を向けるこったね。
ベルセルクには、妖精が出てくるし、なにより怪物が出てくる。 夢の世界、もしくは、自分たちの世界とは異なる世界での物語なんだよ。 じつは、神話だってそう。 オリンポス山なんてないし、ユグドラシルなんてありえない。ピーターパンは飛べないし、 ホビットなんて進化上ぶっちゃけありえない。
227 :
名無し物書き@推敲中? :04/05/21 21:25
神話に関しては史実が隠されていたりするのも魅力の一つだと思う。 詳しくなればなる程に面白くなる希有な物語だね。 んー、当時の人々は実在すると思っている可能性が高いから、フィクションとしてどうなんだろ?
まー、俺ら人間以外の動物が存在して、そいつらも言語とは違うもので意志の疎通を行っている、 そーいうのも考えようによっては、不思議な物でファンタジーとも言えるし。ま、関係ないけどね。 フィクションというものは、その世界を想像出来て、意識をそこに持っていけるだけの度量が必要だと思うよ。 たとえば、宇宙の深淵だって、計算と映像の向こう側にある一種のフィクションだからな。 ファンタジー世界だって、その世界でのリアリズムがあるわけで。 物質の世界と精神が支配する世界があって、 それが時々重なるときがあって、主人公がその狭間の世界を生きている。 それもその世界での現実なわけで。 そーいうのを浸れない人がいるのも確かなんだけど、それはそういう才能でもあるんだけど、どうでもいいさね。
229 :
名無し物書き@推敲中? :04/05/21 21:42
オリンポス山は実在しますがね・・・・・・
230 :
名無し物書き@推敲中? :04/05/21 22:05
神々が住んでいる山と考えるかどうかですね。 それで言うと、ユグドラシルも実在したんですが。
そんなこと言ったら、蓬莱山はあるけど肝心のものはないぞw って話になるよぉ 架空の世界に思いを馳せる。ロマンじゃないか。
232 :
名無し物書き@推敲中? :04/05/21 23:22
神話=架空=ファンタジーだと思っている人間は 理系のアフォか勉強サボったニセ文系だな。
基本は、童心や幼稚さなんだと思うよ>ファンタジー 願望充足でも、現実逃避でも良い。 他人の恋愛観や人生観にケチをつける、というか一言かましてやりたいのと 同じで、他人のドリームに対して駄目だしをしたくなる気持ちってのが あるんだろうよ。
>>232 理系でもそんなアフォな考えはしません。
235 :
名無し物書き@推敲中? :04/05/21 23:49
男はデーターにこだわるからろくなフィクションが書けない
236 :
名無し物書き@推敲中? :04/05/22 00:01
そうですね。 で、ロマンと言えばトロイア戦争ですかね。
いや、銀河大戦争だな。
陣取り合戦でしょ
>ロマンと言えばトロイア戦争 romanより古いがな
>>235 女性の弁護乙。
ま、性差以前に自分の持ち味や特徴を意識できない奴は
どの道、出版にゃ至れないでしょう。
お互いがんばろ。
241 :
名無し物書き@推敲中? :04/05/22 15:54
242 :
名無し物書き@推敲中? :04/05/23 11:49
集団戦闘の描写がうまいファンタジーって何かある? だいたいめちゃくちゃでウンザリするんだよなー
それよく聞くけど、具体的にはどこらへんが変なの? 三国志や戦国時代と異なるから?
理想的なのは、 ストーリで夢中にさせて、読書後に素にもどって、気になった部分を調べたとき、 小説内の出来事と合致して、もう一度喜ばせてあげることだと思いますよ。 もう一度、つぶさに読みたくなるファンタジーってのは、大事な夢のように大事になるん……じゃねーのーかーなー
245 :
名無し物書き@推敲中? :04/05/25 08:28
ストーリーの深みをだすのが人物描写。 作者があるていど感情移入してる悪役がいるかどうか 主役のなかに自分の生き方への疑問とか葛藤があるかどうか 戦闘になったときに相手や運命への恐怖があるかどうか ポイントだな。
247 :
名無し物書き@推敲中? :04/05/28 02:30
(^・o・^)
248 :
名無し物書き@推敲中? :04/06/15 23:16
ここらでいっちょ、あげてみたり。
>>242-243 戦争シーンって確かに難しいよな。
体験者の目線と、戦場全体を見渡せる、後の世の史家的な目線を両立させなきゃならないし、
ある程度戦史に詳しくないと、付け焼刃であることがバレバレになってしまう。
つか、架空戦史モノとファンタジーって、厳密には(また本質的に)別物だろう。
250 :
名無し物書き@推敲中? :04/06/22 13:12
俺も書きたいけれどライトノベルか児童文学しかまともなのは書けないだろうな。 恐らくファンタジー小説を読み飽きるくらい読んでいるから妙な固定観念に捕われてる。 ファンタジーは過去の作品で完成しているというもの。 指輪物語を超えるものはもう二度とこの世界には生まれないと思う。 後は読み手の嗜好だけで好き・嫌いが分かれるだけ。
250は、指輪物語のどこがすばらしいと思う?
ファンタジー詳しくないFF育ちの若造が興味本位で横槍 指輪物語ってファンタジーの原点的なものな訳?
さぁ? でもゲームやアニメからファンタジーに入った人の方が多いし、 それに合わせた方がやりやすいんじゃないの。
>>251 指輪物語の舞台であるミドルアースと種族(歴史、生態、言語、など)の設定の緻密さは
他に類を見ませんし、指輪物語はファンタジーでお馴染みの種族である
エルフ、ドワーフのイメージを決定づけた作品であること。
一なる指輪という魔法の道具の設定は以後の作品に大いなる影響を与えたと
思っているからです。
それだけじゃ弱いかな...俺は指輪物語に思い入れがありすぎるみたいですね。
255 :
名無し物書き@推敲中? :04/06/25 05:32
おいおまいら! 今日、ハリー・ポッターやるね。
見たい奴はとっくに見てるだろ?
好きな人はやっぱり日本語版も見るの?
>>258 WOWOWで午前10時から。
もう始まってるな。
関東なら4チャンで八時から十一時まで。 つか、新聞嫁。
>>260 オンドゥルルラギッタンディスカー!
誤訳問題が気になるので見てみよっと
264 :
名無し物書き@推敲中? :04/06/25 16:06
どうして誰も俺の才能に気付かないのだろう 時間がない 残された時間は限られている 溢れる才能を言葉でつぐむには時間が足らない 降る雨のようにかぎりなく涙の川はつづられていく まるで僕の心はダムに浮かんだ笹舟だ だれか気付いてくれないか
才能は認めてもらうものじゃない。 認 め さ せ る も の だ 。
押し付けたらだめだよ。 才能は広く受け入れられる優しさで包み込んであげる物だよ。 才能は力だ。優しくない力なんて只の暴力になるんだ。 優しさ>>>>>暴力 でも 現実>>>>>世迷い言
才能なんて、 他者が押し付ける都合のいい言葉だ。
押しつけるのが認めさせる唯一の方法だと思ってるとしたら、 おまいさん、ガキだ。 イイものを提供したいっつう、モノ書き志望としての良心に支えられた、 言わば自分への厳しさによって、才能を認めさせるべきじゃないか?
詐術で人を丸め込むのは得意だよ バレなきゃ犯罪じゃないんだ バレなきゃ犯罪じゃないんだ
270 :
名無し物書き@推敲中? :04/06/25 17:27
知ってる歴史知識だけで異世界を構成しようとする。 から、いつまでも設定厨のままでいるんだよ。 やっぱり小説としてのワンダーがないとな。
上手く嘘をつく才能と同時に、嘘を信じ込める才能も必要だな。 でなきゃ、ワンダーな世界は書けない。 歴史をなまじ齧ったのは失敗だったか。
人生一からやり直せ。 ほら、高いビルがある。
わー、本当だ。 父ちゃん、あれが都庁なんだね。
274 :
名無し物書き@推敲中? :04/06/25 23:07
ハリーあげ。 つか、うーん、面白いのは入学するまでだった。シーン毎は別として、 ストーリーの軸は、二流ミステリー。内容も子供向け。本で読めばそうでも ないのかもしれないけど。
図書館行くあたりでだれてしまって寝てしまった。 ぶつ切りの場面が淡々とつながってるだけで退屈すぎた。
おひさカキコ。 つい最近、世間に遅れること甚だしくもDVDにて初めて ハリーポッター1を見ました。なかなか面白かったですね。 ポッター役の男の子で映画自体が得しているようにも思われ。 映画って、小説と違い視覚にも訴えられる訳ですからキャラクターの 魅力も伝えやすいですよね。 文章でキャラクターを活かせられるように頑張りたいと思います。 以上、なんだか論旨ずれてるレスでした。合掌。
>>274 残念。本はもっと子供向け。
映画の方が面白い。
たむたむか。 最近、ファンタジー創作的に悩んでる具体的なことってなんだ?
>>278 さん
う〜ん、色々ありますが、とりあえず二点。
物語中には敵役も当然出てくるのですけど、
例えばRPGでゴブリンとかダークエルフとかってあるじゃないですか。
試しにああいうモンスター等を登場させてみたところ何だか安っぽい
というか、在り来たりというか。
そんな設定に自分自身が既に食傷気味です。
よって、出さない方針にしてみたのですけど、それはそれで難しい。
敵が人間ばかりだとそれぞれに肉付けがモンスターを使うよりも
人物造形の手間はかかるんだなぁと、今更ながらに苦心してます。
悩みの二点目は魔法ですね。なんか科学的根拠を与えてみたいと考え てるんですけど、ムズ過ぎ。廃棄案では、能力者は自然界の重水素を 崩壊させる固有振動を脳内から発する。重水素の崩壊時のエネルギー を行使する、とか。(←ボツ案だからつっこみ厳禁) よって、魔導師は重水素の含有率が高い水を常に持ち歩き、 残存量を念頭に置く戦術を取る、とか製錬技術も重要とかetc,etc,,, ……駄目だコリャ。。。。。。。。。。。。。。。。。。合掌。
>>279-280 両方とも、よくわかるなぁ。とりあえず漏れが気をつけてることは、
モンスターには生態的設定を用意する。ルーツは伝承で。
頭のなかでしっかりビジュアルにならないモンスターは登場させない。
漏れは奇抜なものよりクラシックなモンスターのほうが使いやすいけど。
魔法は科学ではなく、哲学によって説明する。それに、それなりの説明で
なっとくしない読者は、そもそもファンタジーは読まないだろうと開き直る。
282 :
罧原堤 ◆5edT8.HnQQ :04/06/26 06:13
純文やSFも難しいぞ。設定に悩んでるうちはまだまだ。
284 :
名無し物書き@推敲中? :04/06/27 17:08
いや、SF的なファンタジーというのは当然のようにアリだろうし、じつに男の向けだ。
285 :
名無し物書き@推敲中? :04/06/27 17:28
小難しく考えすぎ。まず、物語ありき、だろ?
それよりも重要なのは気候風土を考えるときが一番気を遣うかなー。
287 :
名無し物書き@推敲中? :04/06/27 18:29
思いついた物語を書くために、世界(設定)を作るんだもんなあ。
288 :
名無し物書き@推敲中? :04/06/27 20:11
TRPGで多かったのが、設定は作るんだけどシナリオ(ストーリー)を作るのが苦手、 キャラクターを演じるのも駄目、というパターン。 陥りがちだけど哀れでもある
TRPGやってると小説書くのが上手くなるってどっかの漫画原作者が言ってたけど、それってホントなんですか?
とにかく、小説だけ書いているよりも友人は増えるな。 友人を作れないタイプにTRPGは向かないが。
TRPG、懐かしい。中学生の頃、何人かで『ソードワールド』やってました。 私、ハーフエルフがお気にでした。GMもやったりで楽しかったです。 TRPGって、冒険を楽しんだりも大事な要素だと思うんですが、それ以上に 大切な事ってみんなと共同で何かを作り上げていく、その過程だと思うん ですよね。 まるで、放課後の教室で、気心知れた仲間と文化祭の準備で盛り上がってい るような。そんな連帯感というかなんというか。 リレー小説とかもこんな感じなのかもしれないですね。
>>291 俺はD&Dだw
今にして思えば、いかにして破綻無くシナリオを進められるかが
GMの腕の見せ所だから、その辺りの調整能力は高くなるかも知れないな。
人間相手の苦労も当然あるけどね。
>>292 さん
>破綻無く〜
ホントそうですね。少しニュアンスは違いますが、
始めたばかりでみんなのキャラが弱い頃、敵にミノタウロスを出した
らPCが虐殺されちゃって、吊された事もありますww
そう言えば人間相手の苦労というと、これまたニュアンスが微妙に
違いますがキャラクターの名前に難しい漢字を使う子がいて往生した
ことがあったり。
加來埜、とか(←読めないって!
どちらにしろゲーム慣れすると、キャラクターたちがパーティーを組んでしまって 収集がつかなくなることだな。キャラが多いと小説の難易度は一気に増す。もともと 役割分担しているのはゲーム的な処理だし(指輪物語の影響ももちろんあるけどさ)
多分、一番陥りやすい罠は無闇にキャラを増やしてしまうという事だろう。 ファンタジーに限らず、小説というメディアで(主要な)登場人物が10人を超えるものは、 よほどの長編でない限り少ない。場合によっては人物を削る位の覚悟も必要かと。
設定に凝れば凝るほど人物は増えるからな。自分が生み出した人物を全部使いたくなる 気持ちはわかるが・・・
キャラ人数の目安等の技術を語るスレはありますか。
ジャンルによって変わるからスレ立てても仕方なかろ 群像物の方法論に注目するスレとかならええかも
299 :
名無し物書き@推敲中? :04/06/27 23:06
ミステリースレか、歴史スレがいいんじゃねーの?
300get
301 :
名無し物書き@推敲中? :04/06/28 02:21
みんなが書いてるようなファンタジーを送る賞ってあるの? ファンタジーノベル大賞は傾向としては違うよね。角川スニーカー?
富士見ファンタジアじゃない?
どうでもいいけど 私の書いてるファンタジー小説>>>ハリー・ポッターって自信はある
>>303 そりゃ、お前の中ではそうなんだろうよ。
どうせ原作もロクに読んでないんだろ?
>>304 原書は読んでないけど日本語版は4巻まで読みましたよ。
なんか『これが出版されるなら私のも出版されるな』って変な自信がついた。
ただ所詮指輪とゲドをたして50ぐらいで割ったような話だからな・・・
おお、晒された晒された、うわーいうわーい とりあえず反応してみる
意気盛んなのは大事なことだが、まあなんにしろ書いてみてからだな。 これなら自分にも書ける、と思わせるくらい理解されやすく面白いものを書くというのは なかなかに難しいことだが、だからといって書かないのは一番つまらないことだ。 それこそゲドを読んでいれば、ここらへんのニュアンスはわかるっしょ。
まー自分の世界を一番だと思うことも大切かな
>>308 ええ、よく分かります。
実際書いてる最中にキャラクターが世界観を構築していく様子には
感動すら覚えました。
確かに読み手に理解させるのは難しいですよね。
でも書かなきゃ理解不理解以前の問題・・・
負け犬の遠吠えにしか聞こえないのは漏れだけでつか?
あんま若いうちから、失敗=負け犬という考えをしているとつまらねぇぞ? 可能性を潰すといえばわかるか? 書かないと気が付かないことの一つに、書き直してみると前よりもイメージ通りのものに 仕上がった、ということもあるしな。
つか303は、たむたむよりもアマチュアなんだろうと思うが、 具体的な悩みって今はなに?
>>312 私の場合書いてる最中にどんどんイメージと
違うものになっていったんですよね
でもって今はそれを元にしてシリーズを再構成してる。
ちなみに全4部構成
>私の場合書いてる最中にどんどんイメージと違うものになっていったんですよね だったら悪いけど、間違いなく >私の書いてるファンタジー小説>>>ハリー・ポッターって自信はある は、勘違いだ。まずはだらだら書いてないで、完結させることを考えな。
書いてみようと思い立った最初のイメージと違うものになる、ことが良いことなのかどうかはわからないが、 ま、その四部作を完結させてからだな。 完成予定は年内?
かぶったw 少なくとも、そう指摘されるのは極スタンダードなことだってこったぜ303。
>>313 語彙の少なさかな・・・
>>315 構想自体は最後まで纏まってますよ。
でも確かに完結させてみる方が大切かもしれませんね。
でもってそのあと同じ世界観を用いた外伝書いて・・・。
さらにそれを元に投稿用の本稿を纏める・・・。
ああ、大変だ・・・
>>317 浪人生なんで年内は無理かと・・・。
ちなみに現在第二部後半・・・。
イメージと違う作品に仕上がったのは第三部。
でもこれは初期と後期で魔法の原理そのものが異なるから
大幅に訂正しないといけない・・・
大変だとも。未完で終わってる、意気揚々とスタートしたオンライン小説のなんと多いことか!
浪人生なら素直に、 勉 強 し ろ! ぶっちゃけ大学に入ってからの方が時間はとれるし、心に余裕もでる。 ま、大学に行かないという選択肢ももちろんあるが、そうするほどの価値があるかどうかは…
>>320 大変ですががんばります。作家になりたいんで
>>321 なんか勉強してると小説書きたくなるんですよね・・・。
大学にはちゃんと行きますよ〜。
そうか。 受験に響かない程度に完結させる方向で試行錯誤してくれ。 凡百の作家志望で終わる人生か、日本のファンタジー史に足跡を残す人生になるかは 誰にもわからないからな。 ちなみに、国内の作品だとなにが好き?
>>323 まあ今年中に完結させなくてもいいんで(笑
国内の作品から選ぶとすると
斉藤敦夫さんの
ガンバとカワウソの冒険かな・・・。児童文学ですけど。
あと指輪の訳文も好き。
あの文章批判する連中の感性がわからん
つらぬき丸や馳夫に抵抗感を覚えるのはしかたあるめえ。 つかそういうふうに「連中」と切り捨てるあたりは、自身の傲慢ではないか?という 自己分析はない?
ハリーポッターがある今、 ハリーポッター同等の物があっても見向きもされない気がする 多少の質の差つけても二番煎じ扱いだろうし よほど凌駕してればわからんけど
つらぬき丸じゃなくされても困る Hengbandなんかのローグクローンで指輪物が 印象深く生きてるのはあの翻訳のお陰とさえ思うぞ
ホビットの姓の、足高家とかはさすがにまずいだろ。 他の名前はカタカナなのに。地名も、翻訳するのかそのままにするか、 統一が取れてない。技術的には初歩の話だよ。
>>325 ゴメン、確かに言われてみればその通りだ・・・<連中
翻訳ものはその時代を考える必要はがあるよな。それこそエルフが仙女なんて訳されていた時代だし。 語感の統一は大事、というのは賛成。 このレベルの話になると「ファンタジーを書くことの正否」から「ファンタジーを書く上での小説上の留意点」 になって有意義なんだが… 実際に書いて完結させた奴が少ねえからなあ
331 :
名無し物書き@推敲中? :04/06/28 23:55
断言するが、主人公の魅力、以外に気を配る必要はない。
俺は指輪の訳がまったく合いません。 文章のリズムにのれん。
漏れもなんか読みづらさを常に感じてた。特に、冗長な自然描写。 今思えば、今の海外ミステリーを翻訳してる人に頼めば、かなり 読みやすく面白くなると思うけどね。英語ろくに読めないから分からん。 少なくとも、丁寧語は失敗。間違いない。
安西先生、ファンタジーが書きたいです……。
336 :
名無し物書き@推敲中? :04/06/30 22:03
好きな映画や参考にしている映画はなんですか? ダーククリスタル?
ガタカ お熱いのがお好き ひまわり 慕情 旅情 カサブランカ アメリカン・グラフィティ 明日に向かって撃て マイ・ドッグ・スキップ 太陽がいっぱい ティファニーで朝食を 13金シリーズ プラトーン スペースボール マン・オン・ザ・ムーン ギルバート・グレイプ 雲の中で散歩 アビス マルサの女 シャイン 用心棒 黄金 なまいきシャルロット ちと偏ってるけど、オレが好きな映画のトップクラスだな。 そんなバキバキの剣魔系ファンタジー書きなオレ。
338 :
名無し物書き@推敲中? :04/06/30 22:34
邦画に片寄りが見られるがw、ガタカが最初に来ている辺り最高。 俺はミッドナイトラン、がファファード&グレイマウザーと同ランクで好き。やっぱコンビ、チームワークだよ
オレはもう少しファンタジーを観ようと思う。
340 :
名無し物書き@推敲中? :04/06/30 22:41
プライベートライアン スターヲーズ 敦煌 北野武のブラザー ……要は、精神性のあるアクションものが好きみたい。
こういうとき、アニメをあげるのは恥なんだろうけど、「ゼオライマー」。
アニメなら、AKIRAと宮崎映画が素敵。
宮崎映画からヒロインを取り除いたら何も残らない
つまり、魅力的なヒロインは小説や映画一本分の価値がある。
ヒロイン以外に物語を転がす根拠を植え付けられない作家は映画小説漫画問わず逝って良し
まあ、面白ければいいんじゃね?
348 :
名無し物書き@推敲中? :04/07/01 18:33
誰にとって面白いかだなあ
349 :
名無し物書き@推敲中? :04/07/01 18:35
今、半ファンタジー書いてるんだけど、大丈夫かな。 ファンタジーって需要ある?
ノーと言ったら書くのやめるか? ハリーポッターもあれば、本屋のライトノベルコーナーで いつまでも回転しないRPG風のやつもある。 面白ければ売れるってだけ考えてりゃいいんじゃね?
流通が求めたり話題性を獲得できたら売れる、じゃないかな。 はたして映画化されなかったら指輪なんかあんなに売れたかどうか。 そもそも映画化の目的が、スペクタクルな映像の脚本書ける奴が見当たらなかったから企画に上がったとかだし
基本的に需要はない。ハリポタで勘違いしないことだ。
353 :
名無し物書き@推敲中? :04/07/01 18:54
355 :
名無し物書き@推敲中? :04/07/01 20:26
ファンタジー(ハリーポッターのようなもの。我々の世界と接点がある) ハイファンタジー(我々のいる世界とは異なった法則で世界が存在する) のどちらなのか決めると良いかもね。 それをミックスしてしまうような勢いでガムバッテくれ! ちなみに映画はハイファンタジーなら「ダーククリスタル(これはセサミストリートの人形製作を している人が登場人物のきぐるみを作ったもの)」 ファンタジーならジュネの「ロストチルドレン(風景の描写、ヒロインである少女の演技、台詞の素晴らしさが秀逸)」 あたりを見てみると描写に幅が出るかもしれない。 楽しみにしてるよ。 小説で読んでおいてもらいたいのは古川日出男の「アラビアの夜の種族」 日本人でもここまで書ける作家がついに出たか!とうなったぞ。 元ネタはウィザードリィ外伝2のノベライズ版なので、ゲーム小説の一つの完成形として 読んでみたらいいと思うよ。
357 :
名無し物書き@推敲中? :04/07/01 21:58
まだ文庫化されていないんだなあ>アラビアの夜の種族 ところで、ハイにしろライトにしろ、キャラの中に「大人」がいるかどうかで、物語が 引き締まるかどうかが決まるんじゃないかと思うんだけど、そこらへんどう?
>>357 アラビア〜は単行本でこそ買う価値のある本ですよ〜。
なんせ内容が「禍の書」ですから。
そもそも大人と言えるのかどうか妖しい物書きが多いと思いますよ。
そんな人に大人が描けるのか否や。
なんせ児童文学ではなく幻想文学なのですから
物語の素材は無数にある筈だと思います。
この前見た夢を自分のHPに書いてみたのですが、参考になれば幸いです。 「今日の夢」 項垂れて眠りについていた 午後の講義にも出席できない程の夢を見た 金色の丘陵地帯に住み、一人気ままに暮らす毎日 毎週日曜日になると各地から人々が丘に訪れ 一日だけのマーケットが開催される 彼らはガウディのような建築をいともたやすく作り上げ 世界中の名産品、優しく輝く石、てらてらと陽光の輝きのような布素材を売っている 人々が賑わう音の波がとても心地よく、所々で焼き立てのパンの香り、 羊肉の鼻腔をくすぐるような香りが起きたての僕の体中に活気を与えてくれる 金色の丘陵に黄金色の太陽光線が射し込み、さながら黄金境といった風合いで 眩い景色に見とれて穏やかでとてもゆっくりとした歩みで 僕は丘の上を目指してテクテクと、ゆっくりと歩いていた 数枚の銀貨がポケットの中でジャランジャランと鳴っている その音の印象がまた次の夢へと僕を誘う 巻貝の家に着いた僕は 放射状に広がりをみせる果てしない空想に耽る 空には飛行船がゆっくりと、とてもゆっくりとした速さで遊覧飛行を続けている まるで空を泳ぐ鯨のようだと思いながら 僕はレモングラスの香り引き立つハーブティーを淹れている
にしても、大人「らしい」を書くことは出来るべ? 極端な話、「いたらいいな」「こういう大人カッコイイ」という空想でも良いわけで。
誰(たれ)をか思わんや 子供の頃に読んだ絵本の中に出てきた虹色の象 涙を流している鱗だらけの大蛇 ケタケタと笑う鰐 もうずっと会っていない朋友の顔を思い出す 朧な顔達は鮮明には見えないながらも、みんな笑顔 気が付くと僕も微笑を浮かべているのに気付く ふと、黒檀のテーブルの上の黒電話が鳴る 「然、何やってんのよ。もうごはん出来たんだから早く下に降りてきなさいよ」 元気な母の声が鳴り響いて もう少し空想や思索の海に潜っていたいと後ろ髪を引かれる思いで 僕は下に降りていく 今日の美味しいおかずは何だろう
路上で詩の本でも売ってれば?って感じだなw
>>360 それは難しい問題ですね。
大人「らしい」というキャラクターは確かにライトノベルに頻繁に登場しますよね。
もしくは実際に自分の両親や今までに出会った大人をモチーフにして
登場人物として活かせた方が、より生き生きとした描写が可能になるかもしれないですね。
>>362 二年前、留学から帰ってきた三日後に突然逝去した母が夢に出てきて
しかも理想郷のような夢だったので。
これはただの雑文ですね。参考にはなりません。
いや、そこで「ライト」に分ける必要はないんじゃないか?・・・まあ分類話自体長くなるばかりで 結論はでないんだけれども。 実際に自分が会ったことが無い大人、を描くことも可能だしな。歴史上の偉人でなくてもスポーツ選手 や文化人でも良いわけだし。そもそもプロの作家だって洋の東西を問わず、立派な大人かどうかは わからないしねえ。 この場合、作中の「大人」の役割って、キャラと読者を感心させたりする「深み」を与えられるかどうか じゃないか。 教えられた、という読んだご褒美というか・・・
>>364 そこで、親族が亡くなったことを書いてしまうあたり、そういうことまで感動のために利用するのかと反吐がでるね!
商業的感動を2chに晒すあたりが非人道的だ でも親族が亡くなった事にしてる俺よかマシだろう 何回妹殺したことか
結局、嘘をつくのが商売という点で、吟遊詩人と同じだしな
>>366 いや、路上で詩の本でも、という件が気になったので364は書いたのです。
とてもじゃないですが、売れるような物ではないですよ。
でも油絵を描いている友人が上の夢の話をモチーフに絵を描いてくれるというので
とても楽しみにしています。
>>367 比べるのも馬鹿らしいことだとは承知の上ですが、私のほうが糞みたいなものです。
自律神経失調症、躁うつ病、更年期障害、そしてアルコール中毒を抱え苦しんでいる
母と暮らしていて何度も何度も「俺がおかあさんを殺してあげるべきなんじゃないか?」と
高校時代に思っていました。一番好きだったジャックダニエルをコンビニで二本買ってきて
睡眠薬と混ぜて無理やり全部飲ませようとした事さえあります。
簡単に傷つけられてしまい、今とても辛いです。
>>365 レスを見てよく考えたら小説の中に登場する「大人」自体、
作者の構想の中から産まれた者なのでそれがどういう存在であろうと構わないのかもしれないですね。
あと参考なのですが、中島敦の「西遊記二篇」は読んでみる価値はあると思います。
ファンタジーではないですが、中上健次の小説も読んでみると想像力の幅が広がると思います。
今度は、自分の、ハンディキャップ披露かよー 幸いなことに2ちゃんにはメンヘル板なんて上等なものがあっからそっちへどうぞ。 とはいえ、この板的には、書くことがあんたの癒しになってんの?それって自分が書かなきゃ だめ?他人の書いたものでは満足できない?
>>370 悪くない読書をしているようだが・・・自身の参考にはなっているのかい
なんのために、キャラクターを配置するか?ってことだね>大人
>>371 いや、披露では無いでしょう。疑われていたのが心外(反吐という言葉には憤慨しました)
ただ応援したいと思っただけなのに何故371さんは?
私自身ファンタジー小説が好きだったのでこのスレには興味を持って閲覧したまでです。
何かスレの内容を私と371さんで汚してしまいましたね。
すみません。
それから、私は別に自分が書かなければ、等とは考えておりません。
書く時には書くのだろうなと老荘思想ではないですが、のほほんと暮らしています。
>>372 なっていますよ。参考になっていなかったら今頃DQNのように荒らしていたかも、ってな具合ですよ。
>>373 やはり小説書きの基本として、まず構想ありきという事なのでしょうね。
上記の「ロストチルドレン」は大人の在り方について、素晴らしく描かれている映画なので
私は週末に見る事にします。
のほほんと暮らしているわりに自己主張というか自己アピールはしたい、と。
オレも週末に見ることにするよ>ロストチルドレン 「プリンセスブライド」は読んだ?
ファンタジー小説になにを求めているのか興味あるなあ?なんでファンタジーじゃなきゃ駄目なの
小説を本当に書いてるかどうかもわかんねーぞーw
>>376 読んでいないです。今丁度アラビア〜を再読中なのでそれが終わったら見てみますね。
今度少し長い旅行に出るのでそのお供に持って行こうと思います。
>>376 ゲド戦記のような主人公が自分の影を追う(登場人物も殆どいない)、なんていう小説はなかなか他のジャンルでは
かけないでしょうね。日記文学、あとはヘミングウェイの老人と海かなんていうものもありますが、それはまた少し意味合いが違うし。
勧善懲悪、疲れた現実生活からの休息としての逃避、
純粋に異世界を覘いてみたいという好奇心
他にも色々ありますよね。
世界には児童書や幻想小説が殆ど無いディベロッピングカントリーがあります。
そんな人々が手にして何か人生の肥やしになるような小説が書けたらそれ以上に素敵な事は無いですよね。
みんな顔晴れ!どこかの書店で名無しさんの書いた小説にめぐり合える事を楽しみにしています。
2ちゃんねる最後の書き込みでした。
なんか辛い事言われたのと2ちゃんの低年齢化が急激に進みすぎた事を実感し、このレスで終わりにします。
って、こういう事書くから余計だと思われるんだろうね。
380 :
名無し物書き@推敲中? :04/07/02 03:55
うん
>2ちゃんの低年齢化が急激に進みすぎた事を実感し、 ぶっちゃけ俺、君が相当低年齢な人だと思ってたよ。
自分も今、ファンタジー物を書いている。 剣も魔法もドラゴンも妖精も違った種族もでてこないが 人間世界と違った話だからファンタジーだと思ってる。 面白いかどうかは別として やっぱり非現実なテーマをずっと書いていると どうにかしてコレを本という形にして、一人でも多くの人に 現実逃避として使って欲しいと願いがふくらんでくる。 そういう気持ち無いですか? ファンタジー物語執筆中の方。
漏れは逆だ。つか、すまん。今ファンタジーを執筆中ってわけじゃない。 構成に着手しても、なかなか書き出せないでいる。 漏れはむしろ、妄想をせせら笑われそうで怖い。現代モノなら イタイ仕上りにはならないという自負があるけど(根拠もなく!)、 ファンタジーはそれが怖い。 実をいうとメルヘンチックな漏れ。なんだか女装願望を隠し持ってるみたいな 感覚を絶えず感じている。
違う世界を描く理由が現実逃避なの? トールキンが聞いたらどんな顔する事やら。 世俗な逃避物なら現実世界ベースに都合の良い世界を描いた方が効果高いんじゃないかしら。
ええと、違う世界を書く理由が現実逃避というんじゃなくて 「この物語を読んでいる間は、日常のことなど忘れて どっぷり違う世界に浸ってほしい」という意味です。 つまり(自分が)ファンタジーを読んでいるときに感じる 「現実世界の概念に囚われない、別世界の楽しいできごとを 読んでいる間は感じられる」ような物語を書きたい、と。 嫌なことはなにもないよ〜傷つけるものは誰もいないよ〜という 話を書きたいんではなくて。
すげぇ陰惨な話が書きたい。もう現実ではありえないくらい絶望的なやつ。 命が紙よりも軽く、至るところにむきだしの死が転がってる世界。 そんなファンタジーが書きたい。
387 :
名無し物書き@推敲中? :04/07/02 17:31
その書き込みだけ読むと、犯罪起こした時にアレコレ言われそうだなw それはともかくとして、 モンスターが闊歩している「よくあるファンタジー世界」って、本当に血なまぐさいはずだ。 食うしな、人間を。
ドラクエ世界を純文学風に書けば、かなりやばい世界になるはずだ。
アルスはつるつるとしたマホガニー材の箪笥の引き出しに手をかけた。 汗が額をすべり落ちてゆく。 落ち着け、とアルスは自分に言い聞かせた。 婦人はそんな彼の様子に気付くこともなく、台所でせわしなく家事をこなしている。 開けるなら、今しかない。 アルスは静かに息を吐き出すと、思い切って引き出しを引っ張り出した。 「あ…は…ははは……」 震えるアルスの唇から、笑いとも溜息ともつかない声が漏れた。 彼が小さな引き出しの中に見た物、それは一枚の「世界樹の葉っぱ」だった。 「どうしてこんな……こんな一般家庭に……」
392 :
名無し物書き@推敲中? :04/07/03 04:13
俺にはどんなものもファンタジーに感じられる。 例えノンフィクション作品でも 何らかの媒体に置き換えられた時点で現実とは異なるものになるから。
とりあえず保守
395 :
名無し物書き@推敲中? :04/08/09 15:13
僕は、巨大国家同士の戦いの中で生きる人間の群像劇・・・みたいなの 書いてみたいんですが。 そうなると、ファンタジーだけでなく、戦争モノのノンフィクションやら、 歴史書やらも読んだ方がいいですかね?
>>395 歴史書やノンフィクション物を乱雑に読むよりは、まずやりたい内容を的確に絞り込んだ上で、資料となりそうな物を買い漁る方がいいと思いますよ。
最近田中芳樹のマヴァール年代記読んで素直におもしろいと思った。
魔法もファンタジー人種も出て来ない中世物って、
ファンタジーに括れるのかどうかはわからんけど。
文庫のあとがき参照あれかし。
↑ありがとうございまーす。 まずは小説をいろいろ読んだり書いたりして、文体のスタイルを固めていきたい と思います。とにかく、精進します!
398 :
名無し物書き@推敲中? :04/08/23 23:50
age
399 :
名無し物書き@推敲中? :04/09/04 05:35
どこかにライセンスフリーで一貫性があって魅力的な「RPGの世界設定」無いかね
400 :
名無し物書き@推敲中? :04/09/04 08:14
>>395 まず、世界史の通史をやさしく説明した本を読め。
書きたい話と似てる時代を見つけたら、図書館逝ってその時代の本を読み漁れ。
徹底した知識の積み重ねの中から、インスピレーションが生まれてくるもんだ。
歴史の要素入れるなら、ファンタジーの部分抜かしても架空歴史ものとして
十分に読ませるだけの内容書かないと、読者が覚えなきゃいかん知識が増えるだけで
普通のファンタジーよりつまらなくなるぞ。
>>399 TRPGの設定を使えばいいんでないか?
ネットにうpされてるので、マジスゲーと思うぐらい作りこまれた設定があった。
産業革命と剣と魔法を足した感じだったな。
401 :
名無し物書き@推敲中? :04/09/04 12:57
>>400 サンクス。
しかし、それ使って後からライセンス料払えって言われないか?
自由に使ってくれと宣言してるやつの固有名詞プリーズ
オープンソースなローグクローンから持って来たら? あ、指輪下敷きにしてたりするの多いからマズいか
>>401 例のページ調べたら、無断転載は禁止って書いてたな。
てことは、相談すれば良いかも知れんぞ。
「エルモア地方」でググってみれ。
404 :
名無し物書き@推敲中? :04/11/04 00:01:20
なんでファンタジーは欧風しか定着しないんだろうか? 欧米人が自分たちの文化を題材にしたファンタジーを 愛せるのに、日本人にそれができないのは何故なんだろう。
日本文化を題材にしたら、それは「時代劇」と区分されるからではないか? 中国文化を題材にしたら、それは「演義モノ」と区分されるからではないか?
陰陽師モノは日本のファンタジー。 あと「しゃばけ」の若旦那シリーズや京極も、十分に日本のファンタジー。 昔から、民俗系や歴史系の和風ファンタジーは沢山あって、売れ筋だぞ。 欧風ファンタジーは、 金髪碧眼の美少女や美少年に憧れる若年層に受け入れられやすいと思う。 ゲームからして、そういう設定だし。 お姫様、王子様、騎士、勇者ってのは、憧れの対象だもんね。
>>お姫様、王子様、騎士、勇者ってのは、憧れの対象 日本で言うところの勧進帳(もしくは義経記)だね。 源義経、弁慶、静御前、ほか義経の腹心たちが織りなす物語は マジ感動モノだ。
欧風って区切られると、ものすごく範囲が広いんだけど…。 思いつく限り、売れていた、売れている小説を並べてみよう。 グインサーガwは欧州。 深沢美潮は欧州。 ロードス島戦記は、ロードス島でいいのかな? ギリシャでセーフ。欧州。 アルスラーン戦記は地中海と、その周辺なはずだから、半欧風。 風の大陸と巡検使カルナーは、雰囲気的には東南アジア〜地中海だから、やや欧風? 十二国記は中国だから違う。 京極夏彦の妖怪ものは日本だから違う。 そういえば昔、宇宙皇子ってのもあったね…あれは日本。 …欧風以外も定着している気がするぞ。 伝記系やラノベでは、インド、中国、エジプトの神話が良く使われとる。 ファンタジーでも放浪ものになると、色んな国が出てくる。
欧と日の比較 ドラゴン≠龍 水神様。ひとを食ったりしない。 魔法使い≠いない 陰陽師はマイナー。おとぎ話にでてくるくらいでないと。 ルシファー≠閻魔 裁判官だし、和風ともちょっと違う。 仇役として魅力的な存在がつくりにくいので、ヒロイックファンタジーは 難しい、かと
るしふぁーってw 釣りか?
411 :
名無し物書き@推敲中? :04/11/05 05:29:39
指輪物語とかゲド戦記は独自の世界観(欧風とか日本風でない)を作り出してると思うけど・・・。 ナルニアは読んだのが消防の頃だから忘れたw
トールキンはそういうつもりで書いたとしても、おもいっきり欧風だぞ。 エルフ、ドワーフ、ホビット、みんな彼らのものだし。 逆に河童とか天狗がでてきたらすさまじい違和感。
ゲド戦記、amazonで見たけど高いよorz ブクオフの100円棚で昔単行本見た気がするんだけど気のせい?
414 :
名無し物書き@推敲中? :04/11/06 00:12:55
>>412 ホビットはトールキンさんの創作だぞ。
まあ戦争の内容とかはおもいっきり欧風だったが。
>>413 うちは古本屋で100円で買った一巻がある。
それ以外は普通に買った。値段分の価値はあるよ
>>409 >魔法使い
道教密教八卦キョンシー!
ホラーものなら十分迫力あるやん
魔法がノンポリなのにくらべて、宗教のイメージがつきまとう のが難点か。知名度がないからまず、説明しないといけないし。 でも確かに、東洋の神秘はホラーと相性がいいね。
>>409 つまる所、欧米の宗教観念は言ってしまえば単純な
善悪二元論(暴言スマソ)が根底だからヒーロー万歳出来て、
そこが日本人のコンプレックスにうまく合致したんじゃないでしょうか。
かなりいい加減な意見ですが(汗
スレの流れに外れちゃうけど、サイバーパンク物のストーリーに
登場させて盛り上がりそうな幻想動物&キャラクターって無いでしょうか?
世界観無視でいきなり登場して、主人公一向と戦わせるつもり……
未来からやってきた人が!!!
>>417 それくらい自分で考えないと…
幻想動物までなら分かるとはいえ、キャラクターまで聞くか普通。
419 :
名無し物書き@推敲中? :04/12/07 11:20:45
420 :
椎名蜜柑 :04/12/07 11:40:19
小説を書いたらそれはどこに持っていけば評価されるのでしょうか?私は全くの素人で単なる主婦です。どなたか教えて下さい。
421 :
流浪のペンギン ◆od0qY8Ss/. :04/12/07 11:46:24
>椎名蜜柑 ボツ。
>>420 新人賞に送ればいいんじゃない?
投稿サイトは、たとえ高評価でも意味ないし。
423 :
椎名蜜柑 :04/12/07 12:54:01
なるほど。出版社に持ち込む時代でもないんですね。汗。私まだ30代なんですけどやりかた古いかしら。物書きさんありがとう
424 :
椎名蜜柑 :04/12/07 12:55:22
物書きさんは小説家?小説家の人とかの意見聞きたいなぁ。
ここは作家志望者ばっかりなので プロはいないよ?
>>425 プロはごくたまにいるよ
コテハンのおじんは一応プロ作家
428 :
名無し物書き@推敲中? :04/12/11 19:37:13
ファンタジー書くのは好きだけど、読むのが苦痛。 特にオンラインの素人小説なんて、最悪。
>>428 半分同意。
普通に出版されてるファンタジーなら面白いの沢山あるけど、
オンラインで面白いのには、お目にかかったことがない。
探せばどっかにあるだろうか……でも膨大な数のクズ小説にまぎれて見つけられない。
ネットファンタジーのクズ率の高さは何とかならないものか。
431 :
名無し物書き@推敲中? :04/12/12 00:31:12
オンラインのファンタジー書きは、大抵ヘタレなもんしか書けないのに、 何故か自信満々。オンラインでファンタジー書く奴ってほとんど十代だ からだろうか。あのほほえましい傲慢さは、若さのなせる技だ。
>430 恋愛小説でしょうか?良く書けてますよ、ただエンタメとしては面白くは有りません。
ま、ほとんど無料で読めるもんだしねぇ
434 :
名無し物書き@推敲中? :04/12/20 17:29:09
435 :
名無し物書き@推敲中? :04/12/26 06:51:16
>431 まだ社会で揉まれていないが故に、リアリティのある物を書けないから、 安易に架空世界に逃避している人が多いのでは?と勘繰りたくもなります。 が、残念ながら、その架空世界においても、リアリティに欠けている事が 見事に露呈してしまう訳ですよ。
436 :
名無し物書き@推敲中? :04/12/26 07:10:06
誤解されそうなので、続きです。 リアリティとは、なにも、現実世界で考えられる内容に即して書け、という意味ではありません。 (現に、十二国記など、ありえない大陸配置ですし。にも関わらず、その世界観には現実味が溢れている) ファンタジーですから、あくまでも空想世界でありたいもの・・・・。 ですが、痛い人の小説は、それが妄想まで逝ってしまっております。 妄想と現実の間のトワイライトゾーンにこそ、ファンタジーが隠されているのだ! と言えば、言いすぎでしょうか。
437 :
名無し物書き@推敲中? :04/12/26 07:13:36
それにしても、痛いファンタジー小説、もう少しどうにかならないものか・・・・。
自分のファンタジー小説がどの程度のレベルか批評してもらえないでしょうか?
439 :
名無し物書き@推敲中? :04/12/26 09:21:14
age
440 :
名無し物書き@推敲中? :04/12/26 09:29:45
リアルファンタジーってなに?
きっとリアルなファンタジー
442 :
名無し物書き@推敲中? :04/12/26 23:23:40
ファンタジーを書くってのは、架空世界を一つでっち上げることだから、 かなりの歴史学・社会学の知識が必要なんだよな。 それとつじつま合わせるための統計学の知識。 戦闘シーンを入れるなら、軍事知識も必要。 そこをクリアしないで、妄想だけで書くから 痛いファンタジー書きが多いんだろう。
443 :
名無し物書き@推敲中? :04/12/26 23:29:47
……と思いがちだけどな。 つじつまを合わせに苦心するあまり、ワンダーを失ってしまってツマランものも多いし、 書くことを断念するものもまた多い。 素直に欧州の歴史物書いてろ的ななw 田中芳樹かぶれに多いんだけれども。 痛いのは、旧来の作品の焼き直しばかりだからだろう。 スレイヤーズやバスタード以降、とみにそうだな。
痛いファンタジーのキーワード。 ・セリフに「ったく、しっかりしろよな」 ・師匠が若くて美形で強いが、初登場時にボケ役。
445 :
名無し物書き@推敲中? :04/12/26 23:55:02
田中芳樹の場合、その国や歴史の説明でも、 単調にならず面白くかつ読みやすいよう、工夫しているのが文章からうかがえる。 だが“かぶれ”の人は大抵、単調でつまらんダラダラ垂れ流しの説明を書くだけ。 ただ焼き直しなのが問題なのではなく、 おなじ焼き直しでも、オリジナルより5流も6流も劣化していることが問題なのではないかと。 たかがネット小説にそこまで期待してないから、せめて普通に読めるものを書いてほしい。
446 :
名無し物書き@推敲中? :04/12/27 00:17:07
正直、ライトノベルや漫画しか読んでない奴に、ファンタジー書かれても困る。 もっと他分野の小説を読み込んで、読める小説がどういうものか、 肌で感じてもらいたい。
447 :
名無し物書き@推敲中? :04/12/27 01:00:43
いきなり、剣と魔法の世界を思い描くのでなく、この現実世界の ごく日常的な事柄から、想像の幅を広げる練習をすれば、そんな 痛い物を書く事もなくなると思うんだけど。
448 :
名無し物書き@推敲中? :04/12/27 01:49:08
今、ふと思いついた事がある。 ファンタジー系に痛いのが多い理由について。 書き手からしたら、全く架空の世界を思うままに構築するのであるから、 確かに書きやすいだろう。その歴史も、文化も、文明も、風俗も、習慣も、 全ては書き手次第だ。 だが、逆に読み手からすれば、そこは全く予備知識のない別世界。 だから、その世界に上手く引き込む事が出来ないと、全くわからない 独りよがりな世界でおわってしまう。 その点、現実世界においては、実際に存在する決まり事に縛られはするが、 読み手にはすでに知識があるのであるから、話に入っていきやすいのだ。
449 :
名無し物書き@推敲中? :04/12/27 01:59:06
異世界ファンタジーって、まだ小説書き始めたばかりの中高生が気軽に手を出すことが多いが、 実際はちゃんと書こうとすると、一番難しい分野なのではなかろうか。
>>449 膨大な知識と、嘘を本物と信じさせる圧倒的な筆力がいるからな。
451 :
名無し物書き@推敲中? :04/12/27 18:24:19
ただね、「ゲーム風ファンタジー世界」というごくおおまかだけれども共通のイメージが あるんだよね、今。 以前は、白雪姫やいばら姫だとかの童話がベースだったんだけども。 だから描写をすっとばすんだろう。 ゲームでは細かく政治形態や産業を説明しない。王様と、まあ港なり工場なりをマップの 上におけば充分なわけだ。
452 :
名無し物書き@推敲中? :04/12/27 20:25:07
>>451 それで、そのくだんの「世界」を取り入れた小説で、どんな話が展開されていて、
どんな面白さがあるの?
その世界観だとどうしても薄っぺらな物になってしまうように思う。
スレイヤーズみたいな、既存のゲーム的世界のパロディ&スラップスティック作品
くらいしか思いつかん。
453 :
名無し物書き@推敲中? :04/12/27 20:34:25
>「ゲーム風ファンタジー世界」というごくおおまかだけれども共通のイメージ もしかして、陳腐なファンタジーがライトノベルで増殖してしまったのは、 これが原因なのですか?それにしても、そのライトノベルの域にすら達していない のが多い気がするんだけど、どうすれば改善されるんだろうか? そんな痛いのは放っておけという意見もあるだろうが、ここはファンタジー書きたい 人の板なので、どうにかして読み手の目に優しいモノを仕上げる腕を・・・
454 :
名無し物書き@推敲中? :04/12/27 20:37:46
とりあえず、何が面白いファンタジーなのか、具体例挙げてみない? 俺は、大昔読んだ「ナルニア・シリーズ」とか良いと思うけど。 「エルマーの冒険」も良いな。
455 :
名無し物書き@推敲中? :04/12/27 20:57:21
キャラの服装・考え方・言葉の選び方・話題、
食事、道を歩いていて目に入る建物や風景の描写・五感で感じられるあらゆる事柄……
ファンタジーではほぼすべての文章が、世界観そのものを反映している。
だから自分の場合、ちゃんとした文化や風土が決まってないと書けない。
「ゲーム風ファンタジー世界」でまともな物をなんか書けって言われても、俺は無理。
>>454 なぜ、どんな風に面白かったかもプリーズ。
川上稔。 世界はすごく作り込まれている。思う。 氏のhpでもそういうこだわり(?)に言及してる。
457 :
名無し物書き@推敲中? :04/12/27 21:09:46
田中芳樹は世界設定自体はいい加減だが、 創作した世界にリアリティを感じさせる描写はうまい。
458 :
名無し物書き@推敲中? :04/12/27 21:26:46
忘れがちだけども、かっちりした設定なんかいらない、ていう層は多いんだよ。 文化背景が詳細だからなに? っていう。 だって、売れてる小説やコミックはそうでしょ? 十二国(とグイン)以外の例外はあるのかと。 音楽や番組の好みと同じで、真面目な人ほど、メジャーなものを下にみる……のに似てね。 売れていたりカウンターが回っているのに不満があるから、自分で書きたくなるってのは わかるんだけども。 設定厨が陥りやすい、「で、それでどういう話を展開したいの?」っていう 質問に弱くなる状況があるんじゃないかと思うんだよね。 TRPGのワールドガイドじゃないんだから、ストーリーを優先してるのって有効じゃないかなあ。
459 :
名無し物書き@推敲中? :04/12/27 21:39:49
>>458 言っていることはわかる。確かにそう。最も重要なのは設定ではなく「物語」。
自分の小説では、その世界の説明なんか、ストーリーにかかわる最低限の部分しか書かない。
だが、小手先で書けるほど器用じゃないんだ俺。
設定がないと書くときに、手が止まってしまう。頭の中で周囲の状況が想像できない。
そんな状況で書くと、自分でわからない・想像できてない部分は、
ぼかして書いてしまって臨場感の欠片もない文になってしまう。
>>458 さんはそういう事はない? どうやって書いてる?
実際、世界設定なんぞなくとも書ける人がうらやましい。
私は
>>458 じゃないが、世界設定と人物設定をかっちりやってから、
その世界と人物が「設定ならこう動くだろう」と考えながら書く。
ただし、設定は作中ではさわりしか出さない。
世界設定はなるべく少なめの説明+「こういう場面で常識的なキャラはこう動く」と言う描写。
人物設定はそのキャラのしぐさや言葉遣い、行動などで「こういう奴なんだな」と思わせるように書く。
話を作る時は、別の世界にいる気分だ。
461 :
名無し物書き@推敲中? :04/12/27 22:05:36
世界設定をまったく考えない、ってのは現代物でも無理だろうと思うぜ。 ファンタジー設定は物語に組み込む。具体的には、障害として。 法だったり、国の産業だったりがキャラクターの障害として立ちふさがる形でアピールするなぁ。 あくまで設定は物語に対して従。 というか、逆に459は設定を先につくってからじゃないと、プロットもできない? 酒場や馬車が出てこないのに、それを設定していると無限の時間が必要になるんじゃないかなと思うんだけども。 よく出る「とにかく書いてみる」はプロットも含まれると考えてる。 その上で必要なものだけ考えておけば良い、と。
その「必要なもの」が異様に多いのが考え物よ まったくファンタジーってやつぁ……
それはさ、そう思いこんでいるだけなんじゃないのか? 本当に書きたいモノに必要? もしくは逆に、衛星都市の一つを舞台にして、為政者が関わらない話っていうあたりで まずプロットたててみたら? それでも、異様に多いほどに設定が必要だというのなら、逆に教えて欲しいくらいだ。
>>463 たしかに今書いてるのが長編だから、必要なものが多すぎるのかもしらん。
習作として、短編でもひとつものしてみようかな。
“書くのに異様に時間がかかる”という病のリハビリになるといいが。
465 :
名無し物書き@推敲中? :04/12/27 22:51:17
なるなる、絶対になる。 設定に凝るのは確かに楽しいけど、それは読み手の楽しみに直結しないしね。 短編だと多くの設定を披露してると、読み物としてもっさりするってのがよくわかるし。
作中で全く出てこない裏設定てのは作った(書き出した)ほうがいい。 キャラクタの設定も然り。 理由は執筆中の"ぶれ"を減らすため。 体調を崩す等してブランクが空くと、物語自体が酸化することがあるので。 防ぐために根本となる部分を保存しておくわけ
467 :
名無し物書き@推敲中? :04/12/27 22:53:58
天才でないならば、世界設定はある程度しておいたほうがよいと思う。 が、陥りやすいのは、せっかく考えたのだからと、それをやたらと使いたくなるという弊害。 ま、劇で例えるなら、主役がしっかりと「立ってない」のに、やたらと大道具が凝っているという状況だ。 まずは、主役をシッカリと動かせるようにする事が大事かと思う。
468 :
名無し物書き@推敲中? :04/12/27 23:20:48
>>458 >酒場や馬車が出てこないのに、それを設定していると無限の時間が必要になるんじゃないかなと思うんだけども。
458が言っているように、ここまで作り込む必要はない。恐らく時間の無駄。
が、みなさんが仮に作品に使う場合、安易に出していないだろうか?
馬車が出て来るという事は、恐らく街道が整備されているという事だ。
また、その国では車輪も発明されている。国軍には戦車兵(近代兵器でなくローマ帝国が使用したようなもの)
も存在するかもしれない。大陸内部における物資輸送も、馬車の有無で大差が出て来る。
酒場があるという事は、少なくともその国に禁酒法は無いという事だろう。
出て来るのは?南国であれば、竜舌蘭のような植物から採った、テキーラみたいな酒が並ぶかもしれない。
樽熟成されたワインはあるだろうか?あるとすれば、樽を供給する森林資源が付近に存在するだろう。
なければ、資源を求めて、帝国が外征を開始して、異民族と争いになるかもしれない。
別に、考え付いた物を作中で使う必要は無い。
また、いちいち紙に書き付ける必要も無い。
が、このように想像する訓練を積む事で、物語に幅と奥行きが出て来ると思うのだが。
但し、その為には、ライトノベルだけでなく、他ジャンルの書物も読みこなす事が肝心。
ファンタジーにおける描写は、百倍にも凝縮されたエキスの一滴。 その背後には文章中で語られない設定が山積みになっている。
考えてみれば、主人公からして手のかかる奴を選んでしまった。 今書いてる長編、主人公が吟遊詩人。 吟遊詩人だから当然、各地の神話や伝説に詳しくなきゃならん。 吟遊詩人なら、日常会話も一般人と同じじゃまずい。 弾き語りに使われる独特の言い回しや、比喩や引用なんかもちりばめて、 『らしい』話し方をせにゃ説得力に欠ける。もちろん地の文でもしかり。 この社会における吟遊詩人の地位や役割ってどんな感じだろう。 社会におけるアウトサイダーなのか? 例えば昔の日本における河原者みたいに。 それとも何らかの役割を担っているか、もしくは特権階級か? 金持ちの貴族の三男が、道楽でやる職業だとか、神に歌を捧げる聖職の一種だとか。 それによって、主人公に対する周りの対応が全く違ってくる。 とかさ、他にもいろいろ。
>>470 生活費の出所考えるだけで、分厚い設定書が必要になる主人公は出すなって教訓ですね。
いいんじゃないか別に? 設定上等。手間を惜しんでいては、大した物は書けないよ。 ましてや素人なら特に。
473 :
名無し物書き@推敲中? :04/12/28 02:22:19
いろいろと(不特定多数の痛い系)酷評してすまんが、 たった今気づいた事を言わせてくれ。 痛い系って、やたらと会話文が多い。 「 」←これw 書き手の頭の中にはイメージが出来上がっていても、 読み手にはどんなキャラなのか掴めないという状況、多いのでは?
474 :
名無し物書き@推敲中? :04/12/28 02:23:53
言われてみるとそうだな。 長すぎる会話って読みづらいんだけどな。 ひどい奴になると、キャラに座談会させたり。
475 :
名無し物書き@推敲中? :04/12/28 02:27:09
もう少し、地の文を生かしたほうが良いと思えるのだけど・・・ ま、ライトな物書けるってのも、少し羨ましい気もする。 俺には無理だし、思考回路がヘビーになってるから。
476 :
名無し物書き@推敲中? :04/12/28 17:21:58
設定よりも、アクションのほうが気になるや。 鎧着てる敵を、長剣一本でばったばったと切り裂いていく少女戦士…… 絵的には生えるけど、説得力は欲しい。 技量も、腕力も、スタミナとかもさ。
477 :
名無し物書き@推敲中? :04/12/29 02:33:41
>>476 少女が強いんではなく、剣が優れものとか、どう?
斬鉄剣みたいなやつ。
少女戦士といえば、剣よりも、露出度の異様に高い鎧が気になる。
それ、太ももとか斬られたら痛いのでは?へそ出ししてるやつとかもいるし。
478 :
名無し物書き@推敲中? :04/12/29 05:29:52
文中で、「露出度が高い鎧」という記述があるかどうかがポイントだな。 イラストは所詮イメージだし。 斬鉄剣か。 ちょっと安易な気がする。 それならいわゆるビキニアーマーも、魔法の鎧にすれば良いしね。ダーティペアみたいに 素肌部分には特殊な薬品が吹き付けてあって防御能力があるし脱がされない、みたいな 文中設定みたいにさ
479 :
名無し物書き@推敲中? :04/12/29 08:58:34
イ多なファンタジーの原因 ・設定が無茶、またはなおざりであるため、厨の妄想じみている。 ・作者の知識不足、社会経験不足のため、明らかに不自然な設定・展開・キャラの行動および考え方が散見される。 とかかな。
480 :
名無し物書き@推敲中? :04/12/29 14:49:18
以前、古本屋で、何かの賞をとった作家のデビュー作を買った。 内容はラノベでありがちなファンタジー。 で、作中に「美しい庭園」が出てくるんだけど、その描写を 「まるで天国のような美しさ」の一言で片付けてる。 ああ、この人は庭園を見たこともないし、本気で描くつもりもないなと思った。 (これは一例で、他にも突っ込み所は多数あり) こういうセンスのない作家でも本を出せる現状が ラノベやファンタジーを低く見させる悪因なんだろうな、と思った。
481 :
名無し物書き@推敲中? :04/12/29 15:06:19
>>476 長剣=業物
技量=A.一流の剣士に就いて学んだ正統な剣術の使い手。
B.幼い頃から剣の腕を頼りに生き抜いてきたストリートチルドレン。
>>479 常識程度の社会経験と、一定の歴史・武術・地理・科学の知識は欲しいな。
あと、ライトノベル以外の小説も読み込んでて欲しい。
知識と経験の不足ゆえに、話が致命的につまらなくなってるプロも存在するからな。
>>480 ライトノベルはキャラ立っててハッタリきいてたら、売れるからな。
見たものを上手に表現する能力か、
見てないものを想像して文章にする能力が無いと、
面白い話は書けないな。
482 :
名無し物書き@推敲中? :04/12/29 15:29:33
ところで、書きたい人の参考にはなってるんだろか?
少しでも、「痛く」なくなる事を望みます。
>>479 知識、経験の不足
これは、マンガ家の話でも聞いた事あるけど、就職もせずに
そのまま書き続けた人よりも、ちゃんと仕事して、他の世界を
知っている人のほうが、いいものを描けるらしいよ。
ファンタジーでは食っていけないと言うのが通説のようです。 実際に日本でファンタジーを書いて成功している人はほとんどいません。 ミステリーの方が出版社の扱いもいい。
484 :
名無し物書き@推敲中? :04/12/29 18:40:13
まぁ、読み捨てにされてて、しかも、読み捨てる側も、もはや食傷気味。 古本屋でも50円で売られてたりするし。持ち込みは当然買取拒否される。 古本でも売れないんだろうな・・・ 趣味でする分にはいいんだけど、本気なら、ミステリーの方が将来性あるんでろうね。
485 :
名無し物書き@推敲中? :04/12/29 18:48:18
>>478 >斬鉄剣か。
>ちょっと安易な気がする。
なら、もうちょいヒネッてみる。
実は、剣が主役。敵の血を啜って生きる漆黒の魔剣。
その魔力が伝播して、操られる持ち手も異様な強さに。
でも、人間の限界を超えて酷使されるから、そのうちガタがくる。
すると、剣は頃合を見計らって、調度良い敵が現れた時にわざと負けて、
持ち手を乗り換える。
アメリカに、持ち主を全て殺してきた黒いダイヤモンドってのがあるんだけど、
そんな感じのノリでどう?
エルリック・サーガみたいに暗い話になって、売れないだろうけどw
(↑は売れてますが)
>>483 ライトノベルなら、ファンタジーで食ってる奴は結構いるだろ?
487 :
◆GacHaPR1Us :04/12/29 20:56:46
いろいろ議論するよりも、 ここは創作文芸板だ、作品で示せばいい。カタチを。ファンタジーのカタチを。
488 :
名無し物書き@推敲中? :04/12/30 00:40:09
作品で示すと、好き嫌いの範疇で終わってしまうんだよね。 理想でもいいから、こうありたいを語るのが良いんだよ。 自分の持論をまとめる、って効果もある。
なる。 でさ、みんなはTRPGとかは知ってるのかな?
むしろRPGの知識は有害な気が
ブラックホークダウン
>>489 RPG色の強い世界観で書く香具師が多いから、
日本のファンタジーは安っぽくなったんじゃないか?
固く地味な翻訳TRPGを、アニメノリにしたあたりから日本にはライトなノリが 似合っているんだろう。
495 :
名無し物書き@推敲中? :04/12/30 19:52:20
ドラゴンランスは生まれたしな。 日本ではロードスが生まれた。 ゲームファンタジーそのものをどう捉えるかだな。 魔法があまりにもシステム的だったり、職業の制限が採用されていたり。
496 :
名無し物書き@推敲中? :04/12/30 22:04:11
昔、指輪物語RPGってので、魔術師やらされたんですが、 なんと!お湯を沸かすって魔法しか持って無くてw 使わないと成長しないから、強い魔法覚えないのに・・・ 「おい、ちょっとここで休憩したい。ってか、お湯、沸かした・・・」 「うるせぇ!勝手に一人で休んどけ!先行くからな」 「えぇ!?そんなぁ。゜゜(>ヘ<)゜ ゜。」 結局、お湯しか沸かせない魔術師なんて、戦闘では役立たず。 あれ以来、PRGには拒否反応が。
497 :
名無し物書き@推敲中? :04/12/30 22:05:53
あぅ・・・、PRGって何よw RPGです。
499 :
名無し物書き@推敲中? :04/12/30 22:52:01
そこなんだけども…… 痛いっていってるのは、制作するタイプのヤツだけで、けっきょくのところ日本産は浸透して、 売れて、ファンも多くて、メジャーな展開もしているわけなのな…… それでも、世間がバカなのか? 悩むね。ほんと。
500 :
オリュンポス ◆f1pVANEq4g :04/12/30 22:59:36
半分。
>>499 その例を挙げてちょうだいな
あんまり沢山はない気がするけどなあ
“痛いファンタジー”について、ちと認識がずれている気がするな。 必ずしも、軽いノリ=痛い、ではないと思うが。
503 :
名無し物書き@推敲中? :04/12/30 23:18:07
何作がアニメになったりラジオドラマになったり漫画になったりしたのかをイチイチあげても……
>>503 赤川次郎やあかほりさとるは売れてるね。まあ赤川次郎はファンタジーじゃないけど。
あれは普段読書なんかしませんよ、って人の入門書。もしくは暇つぶしの読み捨て本。
でも売れている。
なんも考えずに読めて、手軽に萌えを供給してくれるライトノベル。
確かにそういう本も必要だと思うよ。
でも、貴方は本当にそれを書きたいの? 貴方にとってファンタジーとは何ですか?
505 :
名無し物書き@推敲中? :04/12/30 23:38:36
なんて短絡的なヤツだ。 まして例えの作家が古すぎる、いつの時代遅れだ? 書きたいね。自分の世界を読んでもらいたい、知ってもらいたい。 さて、あんたはどうなのさ?
>>505 自分の世界ってどんな世界? もっと詳しく希望。
それと、貴方が売れてるけど痛いと感じるファンタジーって何?
まさかスレイヤーズとかオーフェンとか言わないだろうね?
(↑これらは、例として持ってきただけで、私は別に痛いとは思わない)
私はファンタジーとは、何らかの普遍的なテーマについて……
例えば、人間的成長とか、愛といったものについて、
“異世界”といったような象徴を用いて、物語を通じて表現するもの。
だと考えている。
ちなみにこれは、私が書きたいファンタジーの形であって、
決して人に強制しようとは思わない。
貴方はファンタジーをつうじて、何を表現したいですか?
貴方にとってファンタジーとは何?
507 :
名無し物書き@推敲中? :04/12/31 00:08:47
ははーん。 その、まさか、を入るなあ。それぞれ第一巻のみが好きだけど以降は、 シリーズを続けるためにキャラクターを増やしてるところがどうにも辛い。 ただ、シリーズとして受けてる筆頭クラスだから、痛い、とは違うわな。 むしろ、それに影響受けてる、サイト小説の軽さが痛い。 逆に、「痛くない」としてる理由を聞きたいところ。どうもまとまらないので、ぜひ聞きたい。 むしろ、痛いと感じるものがどういうものなのかを具体的に聞きたいねぇ。
貴方はファンタジーをつうじて、何を表現したいですか? 貴方にとってファンタジーとは何?
509 :
名無し物書き@推敲中? :04/12/31 00:16:18
例に上げられている作品も、俺には痛い作品になる。 主人公が最初から「最強」で、しかも少年少女だからね。それこそリナじゃないけど、 強大な困難を、知恵で乗り越える……とみせかけて結局主人公の強大な力で踏み越える ばかりの展開がどうも軽い。 ジュブナイルだから年少者が若くなければいけないわけでもないのにさ。 ファンタジーとは、エピック。異世界の歴史そのものに興味がある。そこに怪物や 魔法がかかわってくると、現実離れしているぶん、読書の楽しみの一つである現実逃避が 楽しめて良い。 エピック以外は、メルヘンだよ。 メルヘンは、子供のためのものだ。大人が読んでも、残るのは物足りなさと幼少期への ノスタルジーだけだ
>>507 痛いファンタジーか。あらためて聞かれると難しいな。
読者のことを考えない、ひとりよがりな作品、しかもつまらない作品かな。
ネットのファンタジー小説はほとんどそうだけど。
じゃあ、貴方が痛いと感じるものは?
511 :
名無し物書き@推敲中? :04/12/31 00:20:45
ああ、主人公が若くなければいけないわけでもないのにさ、だな。 で…… >私はファンタジーとは、何らかの普遍的なテーマについて…… 例えば、人間的成長とか、愛といったものについて、 “異世界”といったような象徴を用いて、物語を通じて表現するもの。 だと考えている。 それはなぜに、異世界じゃなきゃいけないんだ?
なるほど、なんだか面白くなってきましたね。 このスレの皆さんの十人十色なファンタジー観を、ぜひ伺いたいものです。
>>511 別に異世界でなくともいいですよ。それが象徴の役割を果たすであれば。
それと、私の質問に答えてもらってないですが。
もしや、ただ私を言い負かしたいだけですか?
514 :
名無し物書き@推敲中? :04/12/31 00:27:39
ひとりよがりは痛い……だと、ファンタジーに限ったことじゃねえんじぇねえの? 俺の痛さの基準は、出てくるキャラクターたちの、インフレ的な強さ、だな。 でもって弱点が、幼少期のトラウマ、なんてんだと目が泳ぎだすね。 苦労しない主人公はやっぱ軽いよ。作者にとって都合良すぎる。 コナンやスパーホークは強いが、軽々と10フィートもある壁を越えたりはしないし、 ピンチになると超自然の力が働いて「うぉぉぉぉ!」と叫んで超強くなったりはしねえ
515 :
名無し物書き@推敲中? :04/12/31 00:29:27
つっかかんなよw 異世界じゃなくてもいい、か。 かなり大前提が崩れて来た気がするんだが…… 舞台として必要でなければ、なぜに異世界にこだわるんだ??
516 :
名無し物書き@推敲中? :04/12/31 00:30:45
象徴的、ってのがわからねえわけよ。そこを具体的に頼むぜ
>>515 貴方にとっては、そこが異世界でなくてはファンタジーではない?
貴方にとっては、エブリディマジックなんかはファンタジーに入らない?
519 :
名無し物書き@推敲中? :04/12/31 00:39:38
ビビデバビデブーでティーカップが紅茶でみたされたら、そりゃもう異世界じゃねえの?
520 :
名無し物書き@推敲中? :04/12/31 00:43:13
人間的な成長や、愛を確認することや、それらなんじゃかんじゃの逆を経験することでも、 それを語る上で、現実で起こらないことが要であるなら、それはもう異世界ものイッコール ファンタジーなんじゃねえの?
>>516 象徴を具体に、か。
例えが古くて恐縮だが、ゲド戦記だと……
あ、ネタバレはまずいか。
じゃあ、お姫様をさらっていったドラゴンを倒す英雄の話で。
たとえば、敵であるドラゴンは、
英雄である主人公の中の父親に対する恐怖だったり、男性原理と女性原理を隔てる壁であったりする。
そんな、主人公が人格的に成長するために乗り越えるべき壁の象徴。
そんな感じで。なんかあんまり適切な例えじゃないかなあ……
ぶっちゃけ、昔自分が読んで衝撃を受けたファンタジー、 その流れをくむ作品を書きたいだけなんだな、私は。
523 :
名無し物書き@推敲中? :04/12/31 00:51:55
ドラゴンをそのテの象徴として父親や異性に置き換える手法がどうもなぁ……ってとこだな そこらへんは。 ドラゴンが生物としてまた信念として異種族の姫をさらう理由が書かれているかどうかが キーかな。 まあ夜もふけた。夢みる時間なのでもう寝るけども、ま、一晩おいて例えを考えておいておくれな。 正解なんかねえけど、それこそ >このスレの皆さんの十人十色なファンタジー観を、ぜひ伺いたいものです。 ってとこだ。 そういうふうに活用するスレだろうしな
524 :
名無し物書き@推敲中? :04/12/31 00:56:37
んなぼやかさんと、衝撃をうけた作品をあげて、それが他の作品に比べてどこが 良いとおもい、憧れているのかを書けばいいのに。 俺は、コナンとエルリック。ザンスに……まあ国産だとグインってとこだな。 異世界の法則に逆らったり追求しようとする主人公につきあって、異世界の深奥に触れるのが いいんだ……むにゃむにゃもう眠い
>>524 おはよう。やっと揚げ足取りに終始するのをやめて、自分の意見を語ってくれるようになったね。
ゆうべは、ちょっと相手して損したかなと思いかけたよw
私はゲド戦記だな。すべての原点だ。
だから、あんま適切な例えじゃないって。百万語の例えを駆使しようが、百聞は一見にしかず。
ぜひ読んでみてちょうだいな。
あと、ミヒャエル・エンデの書くファンタジーは、
わかりやすい象徴と暗喩がちりばめられているな。あと、松村栄子の『紫の砂漠』とかもいいな。
>>525 いや、こりゃゲームマスターが悪いだろうw
やっぱ活躍しないと面白くないしさぁ。
528 :
名無し物書き@推敲中? :04/12/31 18:43:12
>>526 エンデと言えば、『果てしない物語』が有名だけど、『モモ』がおすすめ。
別に、ドラゴンが出て来る訳でもないし、剣を振り回して大活躍ってのも
ないんだけど、あれは非常に奥深いファンタジーだと思う。
『エンデの遺言』を読むまで、その表面しか読めていませんでした。
円卓の騎士モノってのは ファンタジーの原型なんだけど、内情はかなり怖い
530 :
名無し物書き@推敲中? :05/01/02 23:05:30
531 :
罧原堤 ◆SF36Mndinc :05/01/02 23:14:49
がき向けファンタジー買いて儲けたいな
532 :
名無し物書き@推敲中? :05/01/02 23:16:00
ライバル多いがな
533 :
名無し物書き@推敲中? :05/01/03 00:35:42
モモ怖いよモモ。 大人の人が主人公のファンタジーってときたましかみないけど 実際、何歳くらいまでは前線で戦えるのかな?
>>530 PBMって昔からこんな感じじゃなかったっけ?
将軍、評議員は生涯現役。
537 :
名無し物書き@推敲中? :05/01/04 23:50:09
ファンタジー小説には、夢があるよな。浪漫がある。 ときどき指摘される作者の願望よりも、小説の舞台としての魅力に溢れてる。 なんでもできるし、どうとでも設定できる。 異世界を考えるのは楽しい。気分が高揚する。 だからこそ、他人の作るファンタジー小説に厳しくなってしまうのかもしれない。
>>537 「なんでもできる」と「なんでもあり」は、違う。
世界を思い描くときは、なんでもあり、だろう。 むしろ、いつまでも中世欧州に似た世界ばかりなのは、イマジネーションの不足ではないだろうか?
>>539 陰陽ものの小説をファンタジーとは呼ばないだろう?
541 :
名無し物書き@推敲中? :05/01/05 20:58:40
呼ばないのか? 和風ファンタジー。
542 :
名無し物書き@推敲中? :05/01/05 22:10:20
馴染みがないと、読者の想像力がおいつかないというのもあるけどな。 馬は、馬だ。
読者の想像力が追いつかないってのは、言い訳だろう。
544 :
名無し物書き@推敲中? :05/01/05 22:36:03
読者に優しくない、ってことだしな。 とはいえ、乗る動物はとにかく馬、という意識はないだろうか? ゲームではチョコボがいるというのに。
とは言っても 主人公はアクアレッシュに飛び乗った。 アクアレッシュとは二足歩行の大形鳥で、人によくなつき、 灰色の羽毛に覆われた動物である。首は長く尾は退化して…… なんていちいち説明が入るとうざくない? 漫画やゲームならビジュアルで攻められるけど、小説はちょっと。
それをうざくないように書ける奴が少ないから 痛ファンタジーが量産されてんだろ。
「新しい太陽の書」では馬は馬だが、実際にはその走り方や (この世界の軍馬は高エネルギー兵器の投射中でも騎兵による突撃攻撃を可能にするほどの能力をもつ) そもそも馬とは思えない生態を文章内で匂わすことで 亞種であることを示したりしていたな。
>>545 そんな説明の仕方は確かにうざい。
せめてこのくらいかな――
主人公はアクアレッシュに飛び乗った。
アクアレッシュは長い首をしなやかに曲げ、丸い人懐っこい瞳で彼の顔を窺う。
その灰色の羽毛に覆われた首を片手で撫でてやりつつ、嘴の両端から伸びる手綱を取る。
「いけ!」
主人公の掛け声と共に、アクアレッシュが走り出した。
鱗に覆われた強靭な二本の脚が大地を蹴り、砂埃を巻き上げる。
ファンタジーなんて、これは一体どういう動物なんだろうって
疑問に思いながら読んだ方が楽しいけどな。
過剰な挿絵と描写で、そんな想像の余地を狭めたものがラノベともいえる。
せめてこのくらいかな、という例がラヴクラフトを彷彿とさせるほどに 修飾語でいっぱいなのはなぜだ。
550 :
名無し物書き@推敲中? :05/01/06 03:31:37
説明ならそんなもんじゃないの?
>>545 >>548 そういう緊迫場面で説明するなよ……
物語の導入部分で、アクアレッシュのその世界での役割などをさりげなく、
そして事細かに描写して、事前に読者との共通認識を作ればいいのさー。
>>551 悪いがそういう説明文は読み飛ばすぜ。
読むだけ時間の無駄。
>>551 その説明が、引きこまれるような面白い文章だったら読むけど、
教科書みたいな味もそっけもない説明の仕方だったら読み飛ばしまっす。
554 :
名無し物書き@推敲中? :05/01/06 17:22:35
書かないよりも書いておいた方が良い、くらいの気持ちで 描写や解説も入れておくべきじゃないかな。自分が魅力的だと思う手段で。 斜め読みされたり、読み飛ばされるのは絶対イヤ!……だと アマでも長続きしない気がする。
555 :
名無し物書き@推敲中? :05/01/06 18:52:05
しかも直リンだしな…
自分オリジナルの世界が欲しい、ってのはあるなあ。 借り物じゃない、自分だけの異世界。
書きたい世界が出来てきたら、みんなは実際に動かしたいと思った人物たちで書く? それとも違う人たちで試し書きする?
>548で正解。 説明文よりも、描写すべし。ダレてきたなら活劇を、或いは会話を。 悪い例 ウェブリー・スコットはイギリス製の大型拳銃で、六連発の中折れ式のダブルアクション・リボルバーである。 良い例 ホームズはウェブリー・スコット・リボルバーを折って、六発全て装填されている事を確かめた。 「ワトソン君、これを持って行きたまえ」 「いや結構、ドイツ製のボケット・ピストルを持ってる」 「イギリス人ならイギリス製を使いたまえ、誇りを持って」 「判った。必要に成るかな」 「万が一に備えてだ」 「ところで君の方は?」「ウェブリー・スコットはそれだけだ。仕方が無い、このドイツ製で我慢しよう」
印象的だよな。
しまった、携帯から即興で作ったから、最後だけ改行を忘れた。 補足すると、設定は充分に練っておく必要が有るが、設定の説明に走っては成らない。 主人公を含めたキャラクター達が、何を見てどう感じどう動くのか、それを決定する為の物。 読者がキャラに成りきって感情移入するのに、描写が不十分だったり矛盾していたら不味い。 しかし逆に、必要無い設定は興ざめするし、読んでいて飽きてくる。 欠点としては長くなってしまう事、しかし行数とページと金を稼げる利点で相殺せよ。
>>561 これは?
「ウェブリー・スコットってのはどっかのマヌケなイギリス人のことじゃない、でっけー拳銃のことだ。
握力に自信があって象でも倒すつもりならこいつが一番だ。」
使い難さ(実際に使い難かったらしい)と大きさを、ユーモラスかつ不敵に描写出来ていて、良いと思うよ。 描写する量に関しては、文章のとの兼ね合いも有るだろうしね。 >561の場合でも、 1.属 性:武器/拳銃 2.名 前:ウェブリー・スコット 3.製 造:イギリス製 4.サイズ:大型 5.装弾数:六連発 6.特 徴:中折れ式 :ダブルアクション :リボルバー式 を描写しようとして、実際には2〜5位までしか伝え切っていない。 とは言え読者に一定の知識が有れば「六連発」からリボルバーだと判る。 ワトソンの「ポケット・ピストル」から、それがどうやら拳銃らしい事が判る。 ワトソンが嫌がり、ホームズが押し付ける事から、使い辛い事も判る。 また「ポケット・ピストル」との対比から、どうやら大型らしい事も仄めかせる。 ただ中折れ式は、どんな銃か知らない読者も多いだろう。 まだダブルアクションに付いては、この文では全く判らない。 恐らく、実際に使って見せる場面で、描写するのが一番だと思う。 「撃つんだワトソン君! 何をもたもたしているんだね?」 「ホームズ、これには撃鉄が無いんだ」 「ただ引き金を引きさえすれば良いんだよ」 銃声! 「どこを狙ってるんだ、一マイルは外れているぞ」 「大げさな。せいぜい町の一区画位だよ、これは扱い難いねぇ。それに手が痛いよ」 「仕方が無い、私が使おう。君はこっちにしたまえ」
付け加えると、こうした会話で説明するのは、戯曲(オペラやミュージカル)の技法です。
マイナー作家だけどクーゼンベルクの短編は異色。老いたドラゴンが魔術師の 差し金である男を殺しに洞くつから出ていく。ドラゴンも寄る年波には勝てな いのか歩みは遅く地面を掘りながらのろのろと進んでいく。男の方も殺されま いと何十にもパリアーを張って行く手を阻まもうとするが、それでもドラゴン は何とか男の家までたどり着く。でもそのときにはもう老いたドラゴンは息絶 え絶えで大嫌いな日光と自重によって勝手に押し潰れて自滅する。 結局このドラゴンは何しにやって来たのかと言いたくなるようなせつない短編 でした。
魅力的なインパクトのあるキャラを作るにはどうしたらいいですか? 自分が作るキャラは印象薄い上、愛着も持てないし、性格もうまくはっきりとつけられないんです。
>>568 魅力的な文を書ければ魅力的なキャラがつくれます。
570 :
名無し物書き@推敲中? :05/01/08 18:43:34
漫画講座なんかでよく言われてることだけど、周りの人間や芸能人の性格や行動を デフォルメすることだよ。
>>568 TRPGをプレイするのがいいかも。
プレイしなくても、現在手に入る国産のものは、キャラクターの行動や設定を
(明るくも暗くも)派手めに(ほぼ自動で)作れるようになっているので買うだけでも参考になる。
ただ、ラノベ的なのが主流。
なぜならプレイするにはそのほうが楽しいから……じゃないかと推測する。
いろいろあるけど、
>>530 のTRPG版だと主人公集団の性格付けまでできるから
とりあえずおすすめ。
詳細は卓上ゲーム板できいてくれな。
リプレイでも読んだらどうかな? 最近のRPGは性格まで設定させる事も多いし、参考に成ると思うよ。 ガーブスの、古い文庫版のルールブックを探して、二三人作ってみると良い。 ただ王道は、小説を読み漫画を見て、魅力的なキャラを参考にする事だ。 TVや映画、演劇など幅広く参考にすれば、もっと良い。
あっどうせなら、自分が書きたい分野を、集中して見ると、キャラ以外も色々参考になる。
ジャンプあたりの人気漫画を、「能力」や「才能」ではなく、「行動」で分析すると得るものがあるよ。 もちろん、映画でも良いし、小説でも良い。とにかく 人気のある作品を分析。
作品にも依るだろう 正直言って、ドラゴン・ボールやワンピースが、キャラ作りの参考に成るとは思えない。
? なんで? 正直なところを文章化してみてくれよ
キャラクターに、人間的深みや魅力を感じるか? 友情・努力・勝利を守り、勢いと惰性で描いてる様にしか見えないが。 逆に聞くが、どんなキャラクターの、どんな所に魅力を感じるか教えて欲しい。
その「勢いある行動」が魅力なんだろう、パワフルさね。 ついでにいえば、友情を大事にする、はっきりと行動で示す、ってのは 明朗じゃないかな。 だから、人気があるんじゃないだろうか?
王道では有るな
ジャンプ漫画ってけっきょく対決の連続と力のインフレのワンパターンに収斂するので 物語を紡ぐためのキャラ作りには今ひとつ使えないと思うんだけど。
極端な事を言えば、読者が女性だったら、全く受け付けないだろう。 男性だって、ストーリー展開なんか期待していない。 対戦格闘マンガの場合、キャラクターの造形では無く、スペックの設定に近いんだよ。 勿論、それはそれで安定した売れ筋では有るんだが、確実とは言えないよ。 ドラゴンボールの様に、結果として売れた作品は有っても、最初から確実に売れる作品は作れ無い。 何故なら飽きるから。 ゲームがシリーズ毎に、キャラとルールを更新する様に、常に新機軸を出さねばならない。 でなきゃシャーマンファイトの様に、打ち切りの憂き目を見る事に成る。 有る意味、JOJOはゲームの手法を取って成功している、何しろ主人公から変更してるんだから。 KOFシリーズなどに通じる物が有るね。
なんかずれた分析だと思うなあ。 DBは元々対戦格闘漫画ではなくて、 DBを探求する王道ファンタジーものとして作られたんだぞ。 DBがパワーゲーム化したのは中盤以降、戦闘力とスカウターが登場してから。 天下一武道会がうけて、その路線を突き進んだ結果がパワーゲームになったわけ。 結果として売れたのではなくて、売れた路線に変わっていった、つまり因果関係が逆。 ちなみにDBと同じような展開をした幽々白書は、むしろ女性の方にこそ受けてた。
DBを探すギャグマンガの間違いじゃあるまいか。
>>583 幽々白書は美形男キャラが多かったからだろ。
つまり、男であろうが女であろうが、厨にとっては絵>>>>ストーリーなんだよ。
ああ女神さまもストーリーなんて無いに等しいのに そこそこ人気あるみたいだしね。
ラブひな・ザ・ノベライズを書く気なら、キャラ作りの参考に成るかもな。 実際まぶらぼなんかは、そうなんだろ。 ただ、そんな薄っぺらなキャラでストーリーを引っ張るのは無理だ。 ただのイベント進行だよ、ラノベスレ行けば。
イベント進行、とはうまいことをいうな。 確かに、キャラが多く、ドタバタした感じの漫画の場合、イベントそのものがパターン化して、 それがニーズに合っているという状況かもしれない。 サイト以外でオリジナルのファンタジー小説を読んだことはないけれど、 ライト系は登場キャラや関連キャラがとても多く、 シリアル系は、主人公以外は死んじゃうか回想シーンだけで登場して登場数が増えない、という 印象がある。
587がどんなファンタジー読んでるのか興味あるなあ。 正直、ラノベ系文庫以外だとハリーポッター以外読んだことないから、 おすすめを教えてほしいところ。
592 :
名無し物書き@推敲中? :05/01/09 23:24:54
文庫系翻訳ファンタジーは、まるで古典専門の落語家のようだ。 テレビのお笑い芸人に、知名度でまるで劣る……
光の王はいいよねぇ デルヴィッシュはちと微妙だったけど、僕には
始まりはドラゴン・ランス、似たようなのを探してる内に、ランドルフィ物語やアドナ妖戦記、ロードス島と流れた。 リアルタイムだったので、次巻を待つ間に色々探した。 ヒロイック・ファンタジーが多いかな。 エルリックから始まって、黒の剣シリーズ。 コナン、ファファード &グレイマウザー、魔界の盗賊、影のジャック、折れた魔剣。 指輪は途中で断念。 魔法の国売ります、魔法の国ザンスの1.2まで。 その間、スレイヤーズの時代が来て、一部を除きラノベは卒業していた。 最近また読むけれど。
最近また読む、わかるなあ。 ああしたノリが軽薄に思えて拒絶したんだけど、いろいろ経験してみると、 ああしたノリの楽しさは他に代用がきかないことを知って、こういうものだと割り切って 一つのジャンルとして読むようになった。
初期のブギーポップの様に、内容も技巧的にも優れた、アーバン・ファンタジーに気が付いたのは収穫だったね。
>>594 ザンスはその頃の凄いアイディア勝負なネタが好きだった。
人食い鬼のハーフを主人公にするなんて、思いつかんよ。普通は。
・・・あれ?ザンスだったよね?
599 :
名無し物書き@推敲中? :05/01/10 22:38:30
むしろ、異国情緒が楽しみの一つだよね。 ミステリーもそうだけど。
600 :
名無し物書き@推敲中? :05/01/10 22:39:26
独逸かぁ!「ドラッケンフェルズ」読みたいけど絶版なんだよなぁー
601 :
名無し物書き@推敲中? :05/01/10 22:44:55
つうか、お前ら国枝史郎や久生十蘭を忘れてないか? ノリの良い(どことなく講談チックな)戦前の幻想小説をなぜ読まない?
>>601 気持ちはわかるけど……
具体的な魅力を語ってくれないと……
604 :
名無し物書き@推敲中? :05/01/10 23:09:45
>>603 ずばり、魅力は「見せ場の連続」だ。たとえば、国枝の『神州纐纈城』だったら、
孤城に潜む陰惨な秘密、カルト教団が築いた(ジェノサイドへと向かっていく)
理想郷、狂った医師の人体解剖、城主の恐るべき業病、猖獗を極める伝染病、
などのエピソードが、作者がさまざまな場所に散らした登場人物の目を借りて
語られる。
アクが強すぎる傾向はあるが、力ずくで読者を小説のなかに引き込んでやれ
という作者の態度は実に爽快に(俺には)感じられ、また、作者自身も一種の
渇望感をともなった「語りたい欲望」にとり憑かれてしまっているとしか
思えない(陳腐な言い方になってしまうが、初期衝動というやつだ。そして、
小説家はつねに初期衝動を意識していなければならないが、それをどのように
ストーリーとして昇華すべきか、ということに関するヒントが得られる)。
605 :
名無し物書き@推敲中? :05/01/10 23:30:05
そのダークさというかアングラさからして、いかにも受けなさそう読まれなさそうだけどなぁ。
606 :
名無し物書き@推敲中? :05/01/10 23:33:12
マイナーに甘んじる、という甘えがあるんじゃない? 自分がやりたいのは国枝史郎や久生十蘭「風」だから、一般に読まれないのは しょうがない的なさ。 もちろん国枝史郎や久生十蘭の業績とは別ですよ?
607 :
名無し物書き@推敲中? :05/01/10 23:41:18
>>605 まあ確かに万人に受けるとはちょっと言いがたいね。
>>606 それは違う。たたみかけるようなストーリーの紡ぎ出し方、波乱万丈な
話の広げ方といったテクニックを学ぶ、という意味で一読を勧めている。
要するに、ストーリーテラーとしての能力を身につけずに「世界観」を
語ろうとしても、小説としての魅力にはいささか欠けるのではないか、
ということだ。
ただ、国枝や久生の小説に関しては、俺自身も「そこまで見せ場を
詰め込まなくてもいいだろ」と思うときもあるね。
608 :
名無し物書き@推敲中? :05/01/11 00:02:28
なるほどなあ…… しかし、そういう観点から立って見ると満足できるファンタジー作品は洋の東西、戦前戦後を 問わずに見つからないのではない? 端的にいえば、ラノベが売れている現状は、なぜだと考えているのかを知りたい。 むしろ、607で言ってるような事柄が「重い」とされ忌避された結果が現状なんだと思うんだけれども……
609 :
名無し物書き@推敲中? :05/01/11 00:42:28
>>608 「ラノベが売れている」ということについては、やはり「深く考えなくていい」
という理由が大きいのではないかと思うが、これは推測の域を出ない。より
手軽に現実逃避ができるのであれば、読者はその方向に流れていく、というのも
自然だろうしね。
俺自身はラノベには興味がなく、読んだことがない(念のために言っておくが、
ラノベを程度が低いと思っているわけではない。そういうものを必要とする層に
娯楽を提供しているのであれば、それはそれで良いことだ)が、俺が懸念して
いるのは、ラノベが単なるイメージの模倣や再生産になっちまったら、ラノ
ベの将来もないのではないか、ということだ。
巧みに語られたストーリーであれば、読者に苦痛を与えることもなく筋を
運んでいくことができるし、むしろ潜在的な読者を発掘することにもなる
はずだ。と俺は信じたい。
610 :
名無し物書き@推敲中? :05/01/11 09:29:04
>>585-588 ここでマンガ叩き?
ラブひな今読んだらおもしろかったよ。
絵やコマの流れを見て雰囲気を楽しむ感じで見たけど、
セリフを拾って「」だらけの小説のように読んだら、
面白くないと言うか意味わからないかもね。
小説だけでなく絵やマンガの分析とかも出来ちゃうの?
キャラ作成のアドバイスはどうなった?
ラブひなにせよ、あぁ女神さまにせよ、キャラの描き分けの参考には成る「かも知れない」 しかし上の好評価でさえ、キャラの造形や、ストーリー構成の妙には触れて無いだろ。 ビジュアルをともわない小説では、そのままでは参考に成らないと思う。 ただ、星界の紋章・戦旗が、ジャンルとしては廃れたスペオペでなぜ成功したか考えて欲しい。 生き生きとした、キャラの描写と掛け合いが有れば、それだけでも楽しいんだよ。 そうした意味では参考に成るだろうね。
613 :
名無し物書き@推敲中? :05/01/11 23:06:08
いいとこついてきたな。 そうなんだよ、ハードSFが廃れ出ているが売れない(ヒューゴ、ネビュラ賞だからなんだという)現状と、 ハードなファンタジーを書こうとしている層が鬱屈してライト系をくさす現状は重なる。 売れてる国産ファンタジーは、掛け合いが魅力となり、キャラクターにファンがつく。世界に つくわけじゃない。十二国やグインでもそうだよね。グインがなんだかんだいわれても新刊出れば 紀伊国屋で売り上げ上位にでるのは、なにも古いファンの意地だけじゃねえでしょ。
>>613 ゲド戦記は明らかに世界観でもって有名だし、
著名なSF作品の主人公の名前で売れてるのって
アイネイアーとエンディミオンくらいだろう。
逆に言わせて貰えば、キャラクタービジネスになってる時点で
もはやそれはファンタジーとしてどうなんだ?といいたい。
なにおう、キャラ萌えさせる作品が作れれば、 ヲタクがこぞってマンセーしてくれるんだぞ! アニメ化やらグッズやらの売り上げで夢の印税生活が送れるぞ!
商品としてはそれでいいのだろうが、 作品としてはどーなんだと
617 :
名無し物書き@推敲中? :05/01/11 23:53:17
キニスンが出てこない世の中など滅びてしまえ 作品としてどうなんだ?と問いかけても、コナンは王になってから未訳のまま、エルリックを 初めとするエターナルチャンピオンも絶版、ザンスも止まり、あれもだめこれも駄目という現状で は、そもそも「作品としてどうなんだ?」 ビジネスとして失敗ではないのか!(涙)
>>617 そりゃ、アメリカさんの痔情なのであって我々に言うのはお門違いである。
それに言うだろう?「未刊だけが名作」って。完結した話でも後付けできてしまう以上、
どこかで終わらせる必要があるんだよ。
619 :
名無し物書き@推敲中? :05/01/12 00:03:55
翻訳状況の話なんだけれども…… まあ、いいや。 むしろ「こうであれかし」というような目標になるファンタジー作品はあるのかい?
620 :
名無し物書き@推敲中? :05/01/12 00:06:05
古典落語を、新作落語は越えられない・・ だから落語を聞くだけにして、バラエティー番組で一線を張るお笑い芸人を視聴者が あざ笑うようなものよな
>>619 ああ。それは同感だが、売れないもんはしゃーないしゃーない。orz
指輪だろうね。エルフ語という言語から作られた完全な世界。
あるいはアーシュラKルグィン女史の世界全般。人類学という緻密な構造形態。
622 :
名無し物書き@推敲中? :05/01/12 00:31:49
むしろ多ニス・リーが、国内の女性に受けないのが……大々的にね……不思議だけどな! むしろ、宮部みゆきのラインで行くのが折衷案だと思うんだよね。情報量も文体も。
>>622 あれは、サイファイというか大人のBLだから、
日本の要求とはちょっとだけヅラてるんだと思う
日本にはすでに温帯と竹宮恵子がいた、てことかな。
625 :
名無し物書き@推敲中? :05/01/12 22:42:29
世界設定詳細、キャラの過去は意外な陰惨、でもね、小説として面白く興味深く読んでもらうためには 別のコツがいるんだよなぁ
まあ、それは何かは聞かないでおいてやろう。
627 :
名無し物書き@推敲中? :05/01/12 23:12:11
いやん、それが何かがわからねぇのにぃ! ハードだろうがライトだろうが、 翻訳だろうが国産だろうが、 売れない読まない記憶に残らないファンタジーは多い。 その差がわからねえ!!
>>627 読んでもらうってことに重点をおくのであれば
(つまり売れる売れないは別で、作品がおもしろくあればいいというのであれば)、
どんな人に読んでもらいたいのかをはっきりさせればいい。
ハリー・ポッターも、ゲドも、ゴーメンガーストも、アンパオも、
ランドオーヴァーも、ザンスも、時の車輪も、アリスも、ナルニアも、イリスの竪琴も、
全部好きだ、という人はそうそういない。
ファンタジーにおける「物語を解決する方法」に何を選択するのか。
つまり現代の読者が 物語に求める解決方法(カタストロフィー)をどこに求めるように作るか。
それが大事だ。
魔法に頼るのか、似非科学に頼るのか、メルヘンに頼るのか、人類学的観点に頼るのか、ゲーム的な魔法にするのか、
ナンセンスか、ミステリアスか、ホラータイプか。それとも魔法はただの飾りなのか。
それを考えるといい。
そして、そのカタストロフィーに対する世界観を裏切らないように書く。
選ぶ言葉、文体、人物のセリフまわし、すべてをそれっぽくするのだ。
>611 キャラ作りに最も重要な点は二つです。 1.分かりやすい外観的特徴を一つか二つ付ける。ポイントを絞り、少ない方が効果的。 2.キャラの性格と価値観、行動の指針を決める。 あなた方も大概の小説なら、キャラを外観より性格、行動で覚えている筈です。
630 :
名無し物書き@推敲中? :05/01/13 20:09:57
そうそう、キャラクターの外見設定や特殊な力、悲壮でドラマチックな運命を考える事は、 ファンタジーを書こうというタイプの人にはさほど困難ではないようなんだよね。 オン小説でも、同人誌でも、TRPGのキャラ背景を見てる限り。 その中で群を抜く、というか記憶に残るのは、キャラクターの特徴を 演出で上手に見せているかどうかなんだよね。 演出する技術が、創作テクニックだと思うね。 主人公が普通になんちゃらの街道を歩いていて、女の子の悲鳴がきこえて山賊から助ける、じゃ ちっとも面白くないわけだ。意外性がない。
「どうせ主人公が勝つんだろ」と思わせたら駄目なの。
以前友達が「どんなピンチをも切り抜けるなんて主人公でも嫌だ」とか言って、 話の中盤〜終盤に、主人公をあっけない展開で殺して主人公交代させたことがあった。 こんな感じ?>意外性
それは、読者への裏切りだwしかも安易なな。 切り抜けられそうなピンチを切り抜けられない、その理由に説得力があれば 引き込まれるねん。
セオリーとパターンは似た様なものだし、セオリー破りと破綻も似通っている。 唯一「読者の期待にどう答えるか」以外は。 上記の場合、キャラのスーパーマン化が嫌なら、敗北させ障害者にするとか、大切なものを失うとかさせれば良い。 最もコメディ・タッチでも無ければ、いまどき無敵万能の主人公など、端から作らないはずだが。
主人公に自分を投影する、というファンタジー小説の危険度を指摘しやすい類の書き手が多いのかも。
だから負けないし、モテモテだし、金にも不自由しないし、権威もそなわっている主人公、と。
敗北するが「立ち直る」、これ大事
敗北するが「開き直る」、これ俺
感情移入するためには、敗北もするタイプじゃないとな
裏切りかぁ。なんかね、「おいおいマジカヨ」って思う時間もないほど、 ピンチな展開がなくって(主人公が敵を視認していない時に)殺されて、結構ショック受けたんだ。
主人公自体が殺されなくても、大きい敗北をするとか、パーティーの誰かが殺されるってのもけっこう筋としては使いいいよね。
>>640 いきなり味方が寝返るのは禁じ手だとさくまさんが言ってた。
そりゃいきなりは駄目だろ。
例えば散々苦労して、英雄的な活躍の果てに、大成功を納めた主人公が、ホッと一息ついた瞬間、敵雑兵の手に掛かるとが。 対比で落差を感じさせるとか、感動や現実の辛さを表現する為なら良いよ。 けどさっきの話の場合、その友人の言い種にムカついたから、後味悪い出鱈目やって見せただけって印象が有る。 読者に対して悪意が有るなら、2CHででも煽りを書き続けていれば良い話で、わざわざ創作する必要性は無い。 例えばアニメ、エヴァンゲリオンなぞは、それで最後はストーリーが破綻した事で有名だ。 賛否両論有るにせよ。 ただしこの場合でも、監督の情熱が過ぎた結果であって、安易に逃げた訳では無い。
646 :
名無し物書き@推敲中? :05/01/14 18:39:21
世界設定に説得力もあるし、地球の欧州史を参考にしてリアリティもあり、キャラクターの 外見描写も取り巻く環境も興味深い…… でも、書き手のストーリーテラー度が低いと、駄目、というか印象に残らないんだよな。最後まで 読んでもらうこともないままで終わる。 雰囲気のある場面、印象深い会話、痛快な活劇…… 文字だからこそ凝らなきゃいけないとこと、文字だからこそ出来る仕掛けが 必ずあると思うね。
【前代未聞】■奈良県警吉野署を騙し男■ 元龍貴2ch武道板運営者(通称プロ固定)2ちゃんねる内のコテハン名は、 Master◆Foscyjlk9M 万有愛護 反射道 天下無敵 入身転換術 武道家のカレー Food and Contact 合気上げオフ会 (2ちゃんねる武道板オフ会関西地区主催者) ※尚、2ch運営が削除してくるので、早い目に読んでください。 ■元龍貴奈良県県警吉野署名誉既存捏造事件全貌■ 大阪市中央区南船場1−14−7アインズビル南船場一階コンタクト(飲食店)自営の 元龍貴は、2ちゃんねる武道板運営人で、スレッド削除や閉鎖できる身分で ありながら、自分が書き込みした誹謗中傷を隠ぺい工作し、一方的に誹謗中傷された 「被害者」を装って、2ch住人を訴え逮捕までさせていた事件が明るみにでた。 それらの事実は、奈良県警吉野署にある元龍貴の事情調書として完全に保存され もしこれが本当なら、これほど明確な証拠はない。尚、元龍貴はその後も約2年間に わたって、2ちゃんねるの過去ログや悪徳商法マニアックスをも巻き込み、逮捕させた 者の住所 実名を2年以上もの間晒し続け嫌がらせするという悪質なる犯罪行為が 継続中あり、その他の事件としても○ヤフー掲示板では、タイへの海外旅行客に 詐欺・脅迫・買春斡旋・ピンハネ行為買春現場写真を奥さんに送りつけるとの脅迫。 ○運営の権限を乱用しての、空手団体白蓮会館への名誉毀損誹謗中傷やその関係者の 職場である愛媛県庁職員への実名での誹謗中傷事件など数多くの凶悪悪質陰湿 な余罪がある。元龍貴が2ちゃんねるの武道板管理運営(プロ固定)であるという証拠は、 現在数十個以上保存 されているようで、これらすべてが事実であれば実刑まで 食らう確立はかなり高いだろう。今後の事件の経過が楽しみである。
エルフやドワーフ、オークが出てくるんだが、時代設定は現代。 てか、指輪物語の世界がそのまま現代に発展したような感じ。 どうだろう?(なにが)
そのままだと、ドゥーネダインがどうとかつっこみたくなるが、 それは別にして、「銃と魔法」っていう現代風の背景でエルフとドワーフの刑事だか探偵だかが 活躍する小説がラノベで出てた。確か受賞作。 つか、むしろ、SFの領域じゃないか? 空飛ぶ箒やユニコーンが現代風世界で軍隊に 組み込まれてるのが邦題「大魔王作戦」だけどこれハヤカワSF
648は、エルフを現代人にして、なにがやりたいんだ?
>>651 そゆのは、バスタードの作者にいうべきだ
いや、エルフ、ドワーフ、人間やらの争いに現代兵器使わせたらどんなん なるかな、とちょっと考えたわけです
普通の「外国人」が出てくる小説になるだけです。 エルフやドワーフの「存在の神秘性」は生かされません。 現代兵器が出る以上、現代科学は地球上のあらゆる場所を走査しているから、 エルフが住むような森なんてのは、とっくの昔にリゾート地。 ドワーフが住むような山岳なんてのは、すっかり涸れた鉱脈。 自分たちの本来べき場所に住めなくなったドワーフやエルフが、 人間に味方して、人間の町で暮らすだろうか。そのようにおもねるやつも出るだろう。 しかし、対人間なんてのが多くなるんじゃないか? そしたら、民族間紛争を描いた小説になるしかないよな。 仲良く学校に行ってるなんてことはない。 エルフやドワーフが、なぜ「民間伝承」として現れ、 崇め恐れられ、かつ愛されるのか。それを考えなくてはならない。 彼らは、マレビトだが、常駐しようとすれば排斥され差別される「外国人」でしかない。
>>654 というか、エルフは交配可能な種だから仲良く学校行ってるのは
ありえると思うが。
時代が進めば黒人と白人くらいの感覚になるだろ。
>仲良く学校に行ってるなんてことはない。 ないなんてない。そういうエルフを描けばいいだけの話。 本格みたいなことをいう人ってこのての言い方をよくするんだよ。 本人が伝統知識を元に書くのはその人の姿勢でいいんだが そうでない立場を切り捨てようとするところがこの手のタイプの悪い傾向だ。 そもそも今のエルフイメージは伝承妖精のエルフとは別物だぞ。 トールキンが創作したエルフ、特に日本ではその延長にあるロードスのディードだろう。
シャドウランでは、ミュータントの一種として、亜人が出てたな。
>>656 伝承妖精のエルフは、ベルセルクのパックだと言いたいのか?
ファイティングファンタジーの世界では 街の中に黒エルフやドワーフがいて ピクシーとスプライトがケンカしてるのに賭をしてたりしてたな
タイタンと言え。 でもって、欧州中世風世界で多種族が生活してるのはむしろ異世界情緒が あっていいが、いまの話題は「2005年の地球にエルフやらがいたら?」てな流れだろ?
たとえばアメリカが色々な人種がごっちゃになって存在しているように、 エルフやらの多種族が同じ社会で生活してるってのは考えられなくは無いと思う。
シェークスピアの「夏の夜の夢」とかの方が、本来の妖精像を確認するのにはいいのかな。
金鉱が発見され、入植者に森を追われるエルフとか、それ故に炭坑夫のドワーフと、争いが絶えないとか。 人類の推し進める、グローバリズムに反対して、オークやゴブリンやオーガー、トロールが反人類同盟を結び、エルフにも共闘を呼びかけるとか。 人類側にも多様性を重視し、異文化に理解を示す者が居たが、保守的なドワーフ勢に押されて発言力が無いとか。
つまり俺が言いたいのは、 エルフがエルフである(ドワーフがドワーフである)必然性なんだ。 2005年にエルフがいるのはいいが、エルフの特異な部分をどう作品に生かすかが問題になる。 そこを言ってるわけだ。 ただ、耳がとがってるだけの人や、体格のいい髭面のおっさんがいる、ってだけでは、 エルフやドワーフにならない。 ディードがきちんと機能するのは、彼女が人よりも長い生命つまり寿命を持っていることで、 いつか彼女の慕う男が自分より先に死んでしまうことを知っていることだ。 それゆえに、深く彼を愛することができ、かつ彼が死んだ後も自分が生き長らえていく悲しみを予見しているからだ。 現代世界にエルフやドワーフを出す、ということは、 人間との「生物的な違い」や「社会的な違い」、そうしたことからくる「人生観」が どう摩擦を起こすか、が問われなくてはならないのではないか?
666 :
名無し物書き@推敲中? :05/01/16 12:47:26
>>663 いいじゃん、それ。エルフが森を巡って人間と対決はTRPGのシナリオでやワールドガイドでも
みかけるけど、その後の共闘うんぬんが面白そう。
暴力的な軍団に困った人間側が、エルフやドワーフに共闘を求める、ってのはある 意味定番だしな。
668 :
名無し物書き@推敲中? :05/01/16 18:06:14
>>664 暗い話は、暗いヤツしか読まないぞ?
おまえの読者、全員暗いんだぞ?
いいのか?
669 :
名無し物書き@推敲中? :05/01/16 19:21:26
>>668 明るい人間が現実逃避に深入りするとは思えんが。
>>668 本読むやつのほとんどは暗いやつだろう?
いいんじゃないか?
明るくて本読まなくて筋肉しか信じてないようなやつは、
どっかの体育会系で女を犯してるよ。
671 :
名無し物書き@推敲中? :05/01/16 21:33:24
こないだの電撃だったかの審査員コメントに、暗くて重たいものばかりで世相を 反映しているようだ。こういう時代だからこそ明朗な作品を求めてる、うんぬんと あったねえ
672 :
名無し物書き@推敲中? :05/01/16 23:26:34
我ながら意外なんだけど、青年期を過ぎて社会人つか大人になればなるほど、暗くて重たいテーマよりも、 がむしゃらに活動する主人公がでてくるジュブナイルに牽かれていく…… ある意味、幼児性の復帰というかな、シンプルで気恥ずかしいようなものを娯楽として 楽しみたいんだよね。それこそ世知辛い世の中だからさ。
自分が思いついただけの想像の異世界を垂れ流すんじゃなくて、 他人(読者)が楽しめる異世界を文章化しないと駄目なんだよ。
そりゃ、なんでもそうだ。ファンタジ―だけちゃうで
いや、ファンタジー世界にはそれがより大きい罠なんじゃないかと思うんだよね。 設定に凝る、しかし、評価は受けない。そこで筆を折ってしまう……そういう流れがあるんじゃないだろうか?もったいない。
それこそ、どんな創作物もそうだと思うぞ。 所詮、嘘の世界。文学にどれだけの「へ理屈」を織り込めるか、 結局、自然科学の成果を組み込んできた文学理論と同じく、 「神話」の論理体系の新しいビジョンをどのように消化して組み込むか?
作品=自分自身の想像力 みたいな意識があって、ネット公開でも応募でも否定されると駄目になるというかな…… ワナビーがファンタジー希望が多いのも、それを無意識にでも避けているというかさ。 まあ、多いといってもTRPGの集まり(コンベション)の後の飲み会で俺が見聞きした、ってレベルなんだけどさ
678 :
名無し物書き@推敲中? :05/01/17 00:46:55
神話、たしかに。 これまでの人類の中で多少の想像力のあるものが、神話を作ってきた。 でもニーズに応えるものはとても少なく、ましてや時代をまたいで浸透したような ものは極々少ない。 なにしろ、現実世界には、妖精もいなければ魔法もない。幽霊やオリンポスの神々もいない。 ドラゴンもエルフもすべて 他人の想像した産物だ。 現実には、科学を逸脱した不思議な幻想的なものは、夜寝てみる夢しかない。 だから、小説をはじめとする空想物語が愛おしく受け入れられるわけで。
680 :
名無し物書き@推敲中? :05/01/17 00:48:58
そうなー 誰も、かめはめ波も、ファイアーボールも打てないもんなぁ
>>679 くっw だがしかし、誰もが黒龍とお茶会をするわけにはいかんだろう!
682 :
名無し物書き@推敲中? :05/01/17 01:06:20
それこそTRPGのプレイヤーの中では「リアル・リアリティを持ち出すのはプレイの阻害」というのがあるしな。 現実世界でこうだから、ファンタジー世界での処理や認識は間違いというようなヤツは 雑音だからスルー、と。 でも、考え無しの思いつきファンタジー書きと、いろいろ史実の文献を当たっている自分が同列に みなれるのはイヤだ! という層がいるのはわかる。くやしいよな。
そう言えば「小麦粉が一袋有れば、粉塵爆発を起こせる」と発言したプレーヤーにムカついた、て話が有ったな。 現実世界でも、条件揃えなきゃ難しいのだが。 逆に三段論法理論でファンタジー世界へ行ったが、マッチは火が着かず、ステンレスも錆びてしまう。 魔法が存在し、重たいドラゴンが空を飛ぶ世界では、物理法則も自ずと異なる訳だ。 重要なのは、作者が作ったその世界で、世界観なり法則なりが矛盾しない事だろう。 ドラゴンや吸血鬼が居る一方で、火薬が存在しナポレオン時代位(近世)に進歩した世界のファンタジーも存在する。
余談だが、度々例に上げられるロードス島なり、ソードワールドで、異種族との文化や価値観の違いを、きちんと書いた作品は少ないな。 少なくとも、パーンは殆ど年老いたりしないし、ハーフエルフの子供が出来もしない。 既に次世代の話に成っているのに、登場人物は殆ど成長しない。 SFでは、人類で済ませられる事なら、宇宙人を出すな!って鉄則が有る。 重量の使命に出てくる、ムカデ型宇宙人なんて、凝った設定にも関わらず、その性格や価値観はヤンキーの船乗りに過ぎない。 逆に魔王子シリーズは、宇宙人は一人しか出ていないが、代わりに凝った設定の世界と、多様化した人類の描写で、異国情緒たっぷりだ。
現代を舞台に、エルフやドワーフを出すなら、現実の文明の衝突以上に、理解しえない混沌とした世界が描かれないと難しい。 実は反人類同盟は、ビンラディンのテロネットワークをモチーフにしたんだよ。 不謹慎だと思って、テロ活動とかを出すのは控えたが。
最後に総括すると、ファンタジーを創造するのに、固定観念は邪魔に成る。 しかし書くのがファンタジーであろうと、不勉強や怠惰は許されない。 最低でも古代や中世の生活、武器や戦闘、宗教や迷信(魔法)について一通りは調べるべきだ。 そもそも何故エルフなのか? 短命だが記憶を保持したまま転生するホニャララ族でも良くは無いか? 単に既在の設定を借りれば、設定の手間が省けるし、読者にも過去のゲームや小説による共通認識が有るから、説明が楽だからか? ならその作品は、基本的には二次創作だと、弁えるておくべきだ。 その上で、既在の作品と差別化する為に、現代の文明の衝突を重ねるとか、逆にこうあるべきとの理想郷を描かねば。 どちらも、現実を描くだけでも難しいテーマだが。 或いは、二次創作上等と開き直って、面白い話を書くのに専念しても良いが(銃と魔法の様に) それでも、説得力の有る世界の設定と、その描写には気を配る必要が有る。
>「神話」の論理体系の新しいビジョンをどのように消化して組み込むか? は、すでに1970年代の世界文学で達成されたね。 マジック・リアリズム。
浸透してねえじゃん
してるしてる。 エンタテインメントの分野では、TRPGがその成果で(職業分類による役割分担とはいわゆるグレマスの行為者分類)、 日本のラノベ・ファンタジーはそこからはじまったわけだ(ロードス島)。
690 :
名無し物書き@推敲中? :05/01/17 19:59:42 ,
なんと! えーと、そこらへんちょいとくわしく。 指輪から始まってD&D、で日本でロードス米国でドラゴンランスという流れ?
ではちょいと詳しく。少し間違ってるところは大目にみてw。 構造主義の嵐が吹きまくったのが1949年以降なわけだが、それ以前から、ロシア・フォルマリスムの成果があったわけだ。 このフォルマリスムの成果は、大塚もよくとりあげる、プロップの『昔話の形態学』で、すべてのロシア民話はひとつの構造に収斂するというものだった。 しかし、東欧の理論であったためなかなか西洋に広まらず、結局、1950年代にぶわっと構造主義と共に広がったわけだ。 人間の文化は多様なように見えて、その背後には構造が隠されてるってやつだ。 どんな思想もその最新の研究熱が冷めるころにようやく民間に膾炙するわけだが、それが1960年代から70年代。 アメリカはベトナム戦争のころ。 そんな中シミュレーションゲームで飽き足らなくなったやつらが、D&Dを構想する。その手助けになったのは『指輪物語』であることは有名ですね。 その指輪物語を、構造的に解釈してできたもの(アメリカの原おたく達は、そういうアカデミズムをすぐ利用する)が 職業を分ける、能力を分ける、役割を分ける、というものだった。 また、ゲームマスターによるシナリオは、構造分析の結果抽出された、物語の構造だったわけだ。 この辺、D&Dだろうがクトゥルフだろうが変わらない。TRPGは構造分析の結果から作られている。 つづく
重力の使命は読んだことないんだよな。竜の卵はよく見かけるのに、なぜなんだ。 人間と同じならという話だと、竜の卵のチーラも人間と同じだが、あれは 歴史的な尺度で話が展開するという点だけでもあの設定に価値があったと思う。 導きの星も同じような理由で好きだ。
つづき 日本ではD&Dが輸入されて(わたしはその輸入D&Dのプレイヤー。1983年)、 ロードス島戦記が作られていったわけだが、 そのとき、TRPGは構造分析の結果であるということは、誰も気づかなかった。 だから、日本のTRPGやTV-RPGは、むやみやたらと能力をわける、職業を分散する、というものになり、 分散に飽きたら、結合するってものになったわけだ(ソードワールドやドラクエ)。 構造主義、人類学、そしてシュルレアリスムの成果からうまれた世界文学は 南米マジックリアリズムとして知られ、ノーベル賞作家もたくさん出ている。 (ガルシア=マルケス、バルガス=リョサなど)。 ほぼ同時期、ファンタジーでも優秀な作品が作られるようになった。 (『ゲド戦記』とかだな)。 米国では、ドラゴンランス以前から、ファンタジーのそうした潮流はあるわけである。 日本のラノベに足らないことは、アカデミズムの流用なんだよね。 東くんが分析したように、過去の作品のデータベース的なものであって、 それは構造化されたものではなく、表象の積み重ねでしかない。 しかし、アカデミズム流用だけだと売れないんだろうね。マニアはつくけど。 ローズ・トゥ・ロードの、イメージカードを使った魔法などは、変形生成文法の成果だとわたしは思う。
694 :
名無し物書き@推敲中? :05/01/17 22:39:09
なーるほど。 アカデミックからの逃避として、幼児低年齢向けであるはずのアニメーションを 掘り下げていったような日本人としては、むしろその源流に回帰して分析するよりも、 ムードやフレーバーだけを楽しんで、本質を深く追求することをしていないわけだ。 むしろ完成された娯楽の成果を楽しんでいた、と。 その方が気楽だけどね。 しかし、そうした遭遇をした日本人にラノベが浸透するのは当然で、 少数の海外ノベル好きとの対立は避けられないわけだ。 このスレでは、この海外ノベル好きが、嘆くことが多いように思えるんだけれども、 しかしそれは徒労もしくは愚痴にすぎないのだろうか?
さらにつづき TRPGとラノベをごっちゃにしてると言われそうな気配もするが、 このふたつは同時進行といってもいいと思う。 というか、TRPGは、コスプレや同人誌活動と同じように、そのラノベ的世界を再体験する装置なんだと考えられる。 ところで、上にあげられた「現代世界に魔法的生物が入ってきたら」 なんてのは、結局のところ、初歩の外挿法(エクストラポレーション)でしかなく、 (この言葉を知らないようなら、SFやファンタジーは書かないほうがいい) そうしたものは、もう散々試みられていて目新しさがない。狭い業界内ですら「また同じような」って言われる。 じゃどうしたらいいかというと、 逆説的なのだが、難しく構造を構築していったほうが簡単なんだということだ。 設定を複雑にしていく、これだ。 (ここでいう設定は、キャラとか世界観とかではないよ。人物と歴史が交錯するその設定だ。時の流れから産まれる必然的な設定だ)。 日本のTRPGやラノベのほとんどは表層をなめているだけである(そうじゃないものも当然ある)。 なぜそうなったかというと、構造主義的な見解をまったく持たなかったからで、 ということは、脱構築できない(つまりそれ以上新しいところに踏み出せない)ということだ。 同じ分野の先行作品ばかり見ずに、まったく異分野を見たほうが、新しい作品世界が開けるのではないだろうか。 以上おわり。お見苦しかった点はお詫びする。すぐ熱くなるんだ俺。
696 :
名無し物書き@推敲中? :05/01/17 22:50:01
初めてファンタジー書いてるんですが、 どこか投稿できるような場所ってあるんでしょうか? 教えて君ですいません。 ファンタジーって難しいですね。 かなり昔、ファンタジーの本読んだときに、なんで こんな説明みたいな文多いんだろ、って 思ってましたが、世界をひとつ伝えるって大変なんですね。
697 :
名無し物書き@推敲中? :05/01/17 23:04:48
簡単だったら商売になりませんからね。 むしろ696の好きなファンタジー作品や、目指してる作家とかをあげてくれるほうが 回答は早いですよ?
698 :
名無し物書き@推敲中? :05/01/17 23:15:43
むしろその目新し…… まあいいや、待つ
>>691 >>693 >>695 2ちゃんでは珍しくアツイ漢の解説サンキュー。なんか、詩のボクシング思い出した。
ところで、現在ではさらに進んで構造そのものの分化が進みすぎて、総マイノリティ化しつつあり、
これを、SFマガジンの某編集者曰く、「スプロール化したフェクション」と命名したんだけど、
自分も最近読んだんだけど、去年の今ごろに日本で紹介された、スタニワム・レム氏によれば、
これは時代とともに、人類の抱える知識という熱雑音が増える、
いわゆる知の「熱エントロピー増大法則」のように指摘されてた。
ファンタジーの明日はどっちだ!
700 :
696 :05/01/17 23:50:39
697さん返事ありがと! ファンタジーは、指輪物語?とかそんな有名なやつとかは読んだことありません。 ただ最近になって久々に小説かきたくなって公募用に現代のやつ書いてたんですが ふと、誰かに自分の小説を読んで欲しくなって ネットに投稿する用にファンタジーっぽいの書きはじめました。 (急にかきたくなったので) 好きな作家は、坂口安吾とかそういう系です。 だから書いているものもファンタジーと言っても冒険とか魔法とかはありません。
>>695 人物と歴史が交錯するその設定ってのは、物語に生かせれば良いが
そうでない場合は、いわゆる痛い作品になることが多くない?
少なくともxx暦何年とか、xx何世とか言い出す作品にはカンベンという感じ。
>>699 知識の蓄積というのは正のフィードバックをするものだからな。ここ100年の進歩は
その前の1000年分に匹敵するものだし。
>>700 とりあえずゴハンとかの投稿サイトに晒してみれば?
それ系の投稿サイトは、この板に対応スレがあるやつだけでもいくつも存在するし。
ただ、そういう場所は短編が主なんで、いきなり長編書いてたりどっかのコンテストに投稿する
心積もりで書いてるなら話は変わってくる。
>>701 でも、運用するべき人間の許容限界を遙に超えて増えつづけてるぞ。
コンピューターの出現の所為だ。
704 :
696 :05/01/17 23:59:23
続き。(携帯からなんですいません) ファンタジーはキャラクター色が強い日本人作家がかいた 冒険活劇系のものしかしりません。すいません。 だからいま書いているものがはたしてファンタジーと呼べるか微妙かも知れません。 内容は、人間がまだ中世ヨーロッパ以前の頃のように森を恐れていた時代、 人間よりも高い文明をもった種族が森にいて、 その種族と人間の青年が関わりあうといった内容です。
705 :
696 :05/01/18 00:02:33
ゴハンですか! 検索してみます。書いているものも短編なんでちょうどよかったです。 ありがとうございます。
長文ネタくらいの軽いノリで投稿してボコボコにされる、の巻
707 :
696 :05/01/18 00:12:28
ボコボコ上等です! 反応ないのが一番辛いんですけどね。 めげずに投稿してみます!
709 :
696 :05/01/18 00:21:56
708、携帯からなんで今みれません。すいません。 明日、パソコンからみてみます! ゴハンかぁ。なんかスゲー硬派な作品並んでるんかな。
誰か696の夢想を止めてやれ。 あまりに純粋に期待してるから、ちょっとかわうそうになってきたよ。
カッパですら、ハワイに行ってるなんて!!
アリの穴?なんてのもあるんですね。 携帯からなんでよくわかりませんが。 とりあえずゴハンみてみます。 投稿作品がすごかったら投稿自粛します。 情報くれた方、ありがとうございます。
アカデミックな神話の構造解析とか、それに対する論評とかは、どんな方法で学べば良いのでしょう。 矢張り、千の顔を持つ英雄、等の本を読むのが王道でしょうか? 教えて熱い人!
構造解析は、あくまで成功したものに対して後から理由をつけたものだから 別に学んでも仕方ない気がするのだが。
でもスターウォーズが、既在の神話などを研究して、そのエッセンスを抽出してストーリーが出来た話とか有名でしょう。 「隠し砦の三悪人」にインスパイアされた話も有名だけれど。 セオリーを知らなくては、使い古しを避けるセオリー破りも出来ないし、知って損は無いと思うのですよ。 例えば、異世界に召還された主人公(マレビト)が、英雄となって勝利へと導く話を、意図的に逆転させた話として「エレコーゼ・サーガ」が有りますし。 セオリー破りを企むなら、その主人公が実は選ばれた英雄などでは無く、地道な努力と悪戦苦闘の末に、落とし所を見つける話でも良いでしょうし。 実際、そんな話を考えてるんですよ。
>>712 BlueCampus、またり文庫、Total Creators!と投稿サイトは色々あるから、
自分にあったところを選べばよろし。とりあえず、アリの穴は止めといた方がいいと思う。
>>691 >>693 >>695 です。
暑苦しい弁舌をいやがらないでくれて、ありがとうでした。
>>694 わたしも海外のファンタジーが好きですが、国内がどうであろうと、順調に輸入されればいいやとも思ってます。
たまに早川FTがすごいの出してくるし(『スペシャリストの帽子』とか)。
>>696 >なんでこんな説明みたいな文多いんだろ
SFやファンタジー、ホラーは、文体こそが世界を作るんですよ。
がんばってね。
>>699 総マイノリティ化の危機は文学だけじゃなく、ファッションや音楽などが、乱立しても並存しているところでも出てきてますね。
先進国の現状なんだと思うけど(行く先が見えないってことですね)。
詩のボクシングにたとえてくれてありがとう。
>>701 物語に生かせるかどうかは、作家の技量でしょうねえ。
年号や人名だけ並べるのは、小説じゃなくて、神話ですね(聖書とか)。そこが踏まえられてれば。
>>713 >どんな方法で学ぶか。
『物語論辞典』 松柏社がお勧めです。3800円外税w。
>>691 >>693 >>695 です。
695を投稿したあとふと思ったんですが、
ファンタジーを明確に分類してないから、嘆く人がいたりするんですよね。
わたしが考えるには5つあります。
小説的ファンタジー:構造がしっかりしていて、ファンタジー観を進歩させる。
『指輪物語』『ゲド戦記』『アンパオ』『ゴースト・ドラム』『新しい太陽の書(とくに1巻)』「エレコーゼ・サーガ」
そうだ。日本には「十二国記」があるじゃないか。
ゲーム系ファンタジー:のりを楽しむ。作品内の考証はしっかりしている。長編シリーズが多い。
「ザンス」、「グイン・サーガ」、「デルフィニア戦記(1〜4)」、「ロードス島戦記」
ライト・ファンタジー;考証が危い。おもしろい設定優先。初期の富士見系に多い気がする。
「フォーチュン・クエスト」「スレイヤーズ」
児童文系学ファンタジー:考証や、小説の結構は整っていて、土台がしっかりしている。
「ウィラン・サーガ」『クラバート』『黒龍とお茶を』など早川FTの100番くらいまでに多く見られる。
童話系ファンタジー:物語的。古い作品に多い。メルヘンやエブリデイマジック。
『三つの魔法』『妖魔の騎士』『砂の妖精』
もちろん、あいだをまたがるものもあるし(ナルニア国シリーズ)、ライトノベル的だけど構築はしっかりするというものもある(「勾玉」シリーズ)。
小説系は、
小説として突き詰めれば、ボルヘスとか、ガルシア=マルケスとかに行き当たる気もする。カルヴィーノとか。
SFやファンタジーとして突き詰めると、ゴーメンガーストとか、そういのかなあ。
わたしが書いてるは、小説系なんだよな。
あくまで「小説的ファンタジー」であって「文学的ファンタジー」と書かない辺りが謙虚だね。 作家ならもっと傲慢に「俺の作品は文学なんだ」と言い切ってもよさそうだけれど。 ただ、ロードス島などのライト・ファンタジーをゲーム・ファンタジーと置き換えたり(確かに分かり易いが)、 ライト・ファンタジーの定義を、フォーチューン・クエストなどユーモア・ファンタジーにしたりでは混乱しそう。 でも確かに、ハリー・ポッターなんかの、児童文学だが、大人も読む(海外の)ファンタジーは、そまでの定義に当てはまらない。 人に依っては「ファンタジーでは無い、ただのエンターテイメントだ」と切り捨ててしまうが。
スレ進行 フローチャート 知的なネタ職人達が戻ってくる .____|___ ___| | | | | | ̄ ̄ ̄ | | | | 突然のスレスト | | | | | | すぐにいなくなって元通り | 荒らしが定住 | 誰も知らない板に強制移転 マルチエンディング(全部バッドエンド)
選択肢の前にはセーブを忘れないように。
>>718 ともかく、作品を晒せ。話はそれからだ。
>>719 文学的ファンタジーって言われると宮沢賢治とか思い浮かぶ俺は、
なんか間違ってるんだろうか。
724 :
名無し物書き@推敲中? :05/01/19 20:56:50
むしろ、故郷へのノスタルジーとか、幼少時のメルヘンに類されるのではなかろうか? ここで主にあげられているのがギリシャ神話をベースにした英雄譚であったり、 エピックファンタジーと言われる異世界の政治と戦争ものじゃないかなぁ? もっと単純にダンジョンものや、勇者とその周辺のハチャハチャコメディーでも良いんだけれども。
>>719 の書き込みがあったときに、ジャンル分けの話題は荒れるから
止めといた方がよいと書こうとしたが、指摘するとさらに荒れると思って我慢した。
だが、無駄だったようだな。
むしろ参加しろって。
>>727 笑った。パターンなんだけど必要なパターンだから不変なのだなと思ったよ。
でもそこ、歴史資料まとめてるのが本道なんだな、こっちも楽しかった。
紋切り型っていうやつだよなあ。 紋切り型を排除しようとしだすと、一行も書けなくなる…
難しく考えなくとも「落とし穴を回避する」位に考えれば良い。
むしろ、1つか2つ積極的に用いることで親しみやすが沸くようにする、というのもテクニックかも。
732 :
名無し物書き@推敲中? :05/01/20 22:45:48
考えなきゃいけないのは、自分が読書体験でワクワクしたファンタジー小説が、 果たして「リアル」だったかどうかだよな。
作品内部に自立している「リアル」は、 読者の受け取り方で機能したりしなかったりする。 年の若い読者は、経験が少ない分、細かいリアルにはピンとこない。 文章を読みこむような癖がない分、リアルよりも展開の早さが快い。 だから、若い子の描くファンタジーは概念的で、ノンリアルで、感覚的。 擬音が多かったりするのもそのせいだな。 ほんとうに良いファンタジーは、そういった擬音がむしろ少ない。 (ただし、宮澤賢治のオノマトペはそういう一般の擬音と少し効用が違う)。 感覚を再現するのに、擬音ではなく、感触の文章化に徹するからだ。
734 :
名無し物書き@推敲中? :05/01/20 23:46:09
だけども、書き手が読者に近い方がシンパシーを得られ安いのではなかろうか?
必要なのは「リアル」では無い「リアリティ」だ。 筋肉の力と重量の関係で、ドラゴンが飛べるはずが無いのが「リアル」 魔法の力を借りて飛べるが、助走が必要なのが「リアリティ」 ちなみに、ラノベ対象年齢に、合わせて文体を変えるのは才能で、ラノベしか書けないのは限界だ。
736 :
名無し物書き@推敲中? :05/01/21 00:09:01
確かに。 だけど、需要というかさ、ファンタジーって現状のラノベ層に読まれるもんなんじゃないの?
現在の需要から分析したジャンル分けが、
>>718 なんじゃないの。
それぞれに読者がいて、重ならないことが多い。
(児童文学ファンタジー好きなおばさんは、ラノベ系のファンタジーは読まんし、
その逆もだな)。
738 :
名無し物書き@推敲中? :05/01/21 05:54:32
口うるさいのはワナビーだよな
ん、どうだろうね ハリー・ポッターなんかは両方で読まれてない? 私みたいなSFファン寄りのファンタジー好きは ラノベ系も児童文学系も是々非々だけど
740 :
名無し物書き@推敲中? :05/01/21 17:24:07
いや、ハリポは例外と考えるべきだろう。あれだけ部数が出てれば話題性だけでも 読むだろうしさ。
741 :
名無し物書き@推敲中? :05/01/21 19:20:31
ファンタジー系のワナビーは、地味な話スキーが多い。 正直、地味だから書くテンションがあがらないんじゃないの?
ハリー・ポッターの煽りで、マルチメディア展開のパイオニア、ドラゴン・ランスもハードカバーになっちまった。 ただ、ハリー・ポッターは、エンターテイメントの基本を押さえるが、ランスは違うんだよな。 スレイヤーズもそうだが、ハリーも一話完結のミステリー仕立てで、一作毎に、謎の提示と解決を扱っている。 実はテレビのシリーズと同じ構成で、その上でシリーズ全体のストーリーが有るんだ。
? むしろそういう形式でないのを教えてくれ。
グインサーガも指輪も一話完結じゃないような
じゃあ話が可逆的と言っても良い。 全体としてのストーリーは一応有るが、個々のエピソードは、入れ替えが可能。 「ハリー」の場合、主題として「ウ゛ァルデモート」との対決が有るが、実際にはそれは小出しで殆ど進展しない。 例えば「ドラえもん」が、のび太の成長を主題にしながら、実際にはアイテムで何かをするだけなのと同じ。 個々のエピソードが提供する話と、主題との間には余り関連が無い。 ワナビが「地味で退屈な日常」を書いてしまうのは、自分の物語を語るのにかまけて、読者を『楽しませる』ことを忘れてしまうからだよ。 本格推理小説のエラリー・クイーンでさえ、話がダレて来たらもう一人殺す、などと言ってる位だ。 緩急は勿論つけるべきだが、緩・緩に成りそうなら、何かスパイスを利かせるべきだ。 些細な諍いでも良いし、ユーモアや恋愛でも良い。
なので、一番理想的なのは、一冊単位でエピソードが有り、更に全体としてのストーリーが進んで行く構成。 例えばスター・ウォーズの様に。 エピソード重視なら、ドラえもんなり、水戸黄門なり、或いはコナンに成る。 ストーリー重視なら、指輪なり、グインなりに成る。 蛇足だが、平成仮面ライダーは、わりと両立させている、特にアギトは見事なミステリー仕立てだった。 謎が謎を呼び、次巻を見たく成るし、一話毎にも楽しめる構成だった。
ドラクエロト三部作はみごとなファンタジーだと思う
考えて作った訳では無く、Vで辻褄合わせただけだはろうけれどね。 同じ様に、Wでは各登場人物のエピソードを重ねて、キャラに厚みを与え、上手く本編に繋げている。
リアルタイムでプレイしたときは、なんで自分で入れた名前が無視されて ライアンって名前になってんだ。と思った。
モンスター描写がメン土井
751 :
名無し物書き@推敲中? :05/01/24 18:35:37
そんなこといったら、街の描写だって、めんどうくせぇ。 ……ああ、モンスターだと名前さえ書けば、わかんだろうけど、知らないやつには イチイチ説明しなきゃなんないのがめんどくさいのか。 ヒポグリフとケルベロスとかカドプレパスとか。
>>751 そんなの、既成のモンスター辞典にたよってるから出てくる悩みじゃん。
「サウロンが出てきた!」つーて「サウロンとは(以下50文字ほど略」
という説明文の味気なさよ。そんなもんをポンと出されて読まされる
読者の身になってくりょ。
だけど、オタ向けの小説になると、それがお約束になるから仕方ないよね。
ヒポグリフ 体長2m、体重120kg ケルベロス 体長1.2m、首三つ カドプレパス 体長1m、速度5k/時 春 体重25t
ファンタジーって、線引きが難しい気がするね。 植物や動物の種類なんか、つくった名前で異世界の雰囲気を出すというのはあるかもしれないけど、 それをどこまで敷衍したものか。 コップはこの世界ではジャンと呼ばれていて、テーブルはポール・・・ とかやってたらきりが無いしめんどいし面白くも無い。 かといって、まるっきり中世のようすを描写するのも、異世界? という感じになりそう。
756 :
名無し物書き@推敲中? :05/01/24 22:21:56
自由でいいはずなんだけど、本当に自由だと幼稚というジレンマ
コップをジャンと呼びかえる必然性がないじゃん。 せめてコップを洋杯と書くとか。 モンスターにしたって、架空の化け物と遭遇するなら、それが 物語の中での必然性が必要なわけでしょ。その必然性を考えずに 借り物の化け物だしてすませようとするから上みたいな無意味な悩みになる。
758 :
名無し物書き@推敲中? :05/01/25 03:17:07
俺は自分が知識無いものは名前考えちゃう。 調べるのが面倒だからね。 それが世界観形成に役立って意外と助かってる。 ただ既存のものから引用しないでなるべく自分で新しく作って説明も・・・ そういや説明が問題なんだよ。 その世界の人物なら知ってて当然なんだから説明しまくるのもおかしいし・・・。 かといって説明しないと読者にそれがどんなものなのか伝わらないジレンマ。 ただ読んでると最初にその単語が出てきた時は説明無しで二回目以降出てきた時に説明、 ってパターンが意外と多いと思う。あるいは雰囲気で感じさせるか。 どんな名前をつけたかによるけど名前自体から受ける印象って意外と強いんだよね。 ゲド戦記の名前が云々にはその辺にも共感したな
椅子とか机とか、日本語で全部表現する。
粗悪品しか読んでないんだね、みんな。
取り合えず、既在のモンスターであっても、自分のオリジナルの様に設定し、描写する事を勧める。 固有名詞に頼らない事、ソードワールドやAD&Dじゃ無いんだから。 ゲームなら別に設定集を設ければ良いが(ゲーム小説でも同様)小説は地の文で勝負しなきゃ成らない。 そもそも、ゲームや伝承に依って、モンスターもみな微妙に異なるのが普通だ。 ソードワールドやAD&Dの小説で、ドラクエのキメラが出て来たら、読者は戸惑うだろう? 一番良いのは、自分が作ったオリジナルの世界なら、オリジナルの名を持つオリジナルのモンスターを出す事だ。 日用品や普通の生き物なら、拘る必要は無いだろう、言葉の遊びがしたけりゃ止めないが。
>>760 おまえ国産だというだけで下に見るタイプでしょう
763 :
名無し物書き@推敲中? :05/01/25 19:51:03
国産には山田風太郎先生がいる。 「くノ一」って彼の造語。
764 :
名無し物物書き@推敲中 :05/01/25 19:59:28
>>755 ni hao ^^ wo da ai ren he he.I feel your sence of good.
but just little bit you are one patarn (sorry^^)
and i think you say sweat for him. i think so he try to business man once again.
thank you^^(japanies smile)
765 :
名無し物物書き@推敲中 :05/01/25 20:06:55
and the "he" is not me. the "he" is painter^^. ok? now Im try to bussiness man. it is very discipline. but I get friend more than old day. ( I think...) and get Idea of school^^ the world has rule,that I learn. thank you^^
>>757 >>761 俺が書いたのは、例えば、サンドイッチという名前を出すのはまずい、
じゃあパンはどうだろうか、コップは、湯のみは、と線引きをするのは大変ということ。
極端な話をすると、この世界とまったく同じものなどないので、すべて名前も違うだろう。
そうなれば、当然、モンスター(を出すならば)もオリジナルのものになる。
ただし、違う世界ですよ、というパフォーマンスにすぎないから、徹底的に拘るのは無駄。
そういう意味で書いたんだけど。
767 :
名無し物物書き@推敲中 :05/01/25 21:15:43
>>766 dont care ^^ 757 and 761 is not me^^.
and i think i send my novel to somewhere which judge dangerous LV.
i have a just little bit story i write here just a little bit.
i show my story just alittle bit.i send and show my story. it is testing.where is like a culb.
but i work PG with nomoney in such club.
i tired and my teacher warning that is dangerous cause no money.
so i say smart.(but it has probrem now like a today)
now testing it is........
768 :
名無し物書き@推敲中? :05/01/25 21:54:15
なにやってんの??
769 :
名無し物書き@推敲中? :05/01/25 22:21:07
読みたいけど、買えない出会えないファンタジーってある? おれはエレニア記がどうも縁がなくてねぇ
770 :
名無し物物書き@推敲中 :05/01/25 22:23:50
エレーニアってーのが偉かったりしたりして?
771 :
名無し物物書き@推敲中 :05/01/25 22:46:50
>>769 I have wander.....so my junior high schooldays friend and (NAIBU)?
or OBclub if you are OBclub Member in such a case , I can show it.but Its not incompleated....
>>762 国産にもすばらしいファンタジーがある。
わたしが見下すのは、ファンタジーだからといって無条件でモンスターが出てくる作品だ。
なんでモンスターが出てきて戦うんだ。それを作品とする必然性があるのか?
魔法があってモンスターがいて、騎士がいて。
それが当然の世界は、ファンタジーじゃなくてメルヘンだ。
その世界が「なぜそういう世界なのか」。
この謎に突き当たっていく作品がファンタジーだ。
作品中のガジェットに、フロイト的な必然性を求めるのは構わないが、逆に必然性を組み合わせたって、パズルにしか成らないだろ。 小説の構成上、山が欲しいから敵を出して戦わせるのだし、ファンタジーらしくしたいからモンスターでは駄目なのかな? そもそも父性の超越とか、心理的意味付け考えて書くのは文学の分野で、エンターテイメントに不可欠とは言えないだろうに。
774 :
名無し物書き@推敲中? :05/01/25 23:29:17
アクション要素、怪物退治を否定するのは、神話的英雄譚を否定するに等しい。 ヘラクレス譚を笑ってるようなもんだ。
775 :
名無し物書き@推敲中? :05/01/25 23:55:22
>その世界が「なぜそういう世界なのか」。 この謎に突き当たっていく作品がファンタジーだ。 それに成功している作品はがどれだかあるというのか? 成功しているのはどの作品だと思っているのか……
776 :
名無し物物書き@推敲中 :05/01/26 00:00:15
ちょっと今日はあぶり出し(あっち系の人ののね^^、指がない人とか・・) やってるんで、何しろしつこいんで連中なんで お仕置きしておこうと思いましてね^^ 間違えても、自分を偽った書き方はしないほうが身のためです。 念のために・・・・・書いておきます。
777 :
名無し物書き@推敲中? :05/01/26 00:06:06
? 誤爆だとしても興味深いな。 つか、んなら二度目からはキャプつければいいのに
細々と話を書いてはいるんだが、地の文というやつが増えてくれない。 普段読んでる分には、台詞多すぎる話は目が滑って滑って仕方ないのに、 いざ自分で書いたの見たら5:5下手すると4:6で台詞多目。 自分でもバランスが取れてないと思うのだけど、なかなか直らない。 皆はどうやって台詞と地の文のバランス取ってます? もしくは、くどくなく地の文を増やす方法ってなんかないでしょうか。
盗め
>>769 買えないといえば、フィースト「帝国の娘」がほしいのだが
まだ手に入らない。
ちょっとずれるが、「新しい太陽の書」をよみたいけど
まだ入手できてないね。
ああ、あの剣はいいねえ。。:物理的に説得力のある威力
こっちは逆だ。セリフが書けない。 いいセリフってのはどんなんだ 良い、じゃなくて普通のセリフ
名称の話に戻るが、特定の史実や地名に因んだ名前、サンドウィッチやカーディガンは、 その世界にサンドウィッチなり、カーディガンなりが存在しないときは使えない。 ただ作者に知識が無いと「出歯亀」が実在の人物に因むかどうか分からないし、 そんな語源を神経質に調べても仕方が無い。 ピストルが、ピストイア地方に因むという説も有れば、違うという説も有る。 田中秀樹氏は、砂漠を舞台にしたファンタジーでは、水や川を使った格言や諺も避けるとか。 自分に可能な限り、気を付けるくらいで、独自の言語体型を作るのは、行き過ぎだろう。 モンスターに関しては、既在の固有名詞で済ませる、ライト・ファンタジーなら、 そのまま出して、説明を加えれば良い。 エルフやドワーフが良くて、キメラやペガサスが駄目な理由は無い。 ただし、それは2次創作に近いく、オリジナルより一歩劣るものとして扱われる危険が有る。 最悪の場合、漫画「バスタード」の「ビホルダー」の様に、版権に接触する事さえ有る。
ライト・ノベルの「ハイパー・ハイブリッド・オーガニゼーション」では、 描写に工夫が凝らされており「蜘蛛男」を「蜘蛛」とは書かない。 「トカレフ」と書けば良いものを、予備知識の無い主人公に合わせて、射撃訓練用と、 分解整備訓練用の安くて雑な物とに書き分け「トカレフ」と「黒星拳銃」をほのめかしてる。 「キメラ」「ペガサス」は楽かも知れないが、手抜きをしない様に。 それと、何故そのシーンにそのモンスターを持ち出すのか、ストーリー構成を考えること。 ゴブリンを倒し、次はオーガを倒し、次は……ではただのRPGだ、レベルアッブの 点数稼ぎに成らない様に、きちんとストーリーを考える事。
そして、モンスターもモンスターで生活があるって事をな。
>>766 :;' /:/ `メ、 i: ハ: i: : ii:i ヽ: i: :ii; : : : :iヽ: :
i: :i: i: i/,ィ=ミヽi: iヽNi:i_`iL:H---i:i: ヽ
i: :i :i / {.iトgj:i ヽ! lルィ丁゙)‐ミ「!: :ii/: : i
;':/ヾム⊂つ'´ i:.;{iil1:ソ i:i:::i !: : i:
: i: /: iト 、,,ミニっ /i/゚: o i .
: i:/: : i 、`_  ̄/.:/: : : i: : あやまれ!
: /: .::ハ ゙llllllル `ヽ //. : :/! i: . サンドイッチ伯爵にあやまれ!
/: .::/:::/`、 lll/: : : : :} /〃:./: /i iハ!
i. ::/i::/::::::i::ヽ`三ー 'ノ , イ/: /: /.::i i::::::
::::///::::::::i:::i:..ヽ---<::::/:::/: :/: : i iヽ::
>>773 心理的意味付けとか父性の超越とか、1970年代までに終わってる。
ちなみにわたしが求めるファンタジーは、おそらくあなたのいう意味でのエンタテインメントではない。
が、わたしにはそれ以上にエンタテインメントな作品だ。
>>774 神話は神話だ。ファンタジーとは違うものだ。
神話における英雄譚はそれゆえに否定されない。
神話と伝説、民話、そしてファンタジー。その有り方はまったく違うものだよ。
>>775 たとえば『ゴーメンガースト』はどうだ。『砂の本』はどうだ。
『世界のすべての火は火』はどうだ。
もう少し身近にしてみようか。『クラバート』はどうだ。「背中に翼の生えた老人」はどうだ。
日本では、『龍潭譚』などはどうだ。『田紳有楽』もなかなか。『金毘羅』は出色ぞ。
次のレスで取り上げる、「新しい太陽の書」はすばらしいぞ。
>>780 スレ違いなんだが、
ジーン・ウルフ、こないだ、SFマガジンで特集があって、
ハードカバーの新刊が出たから、「新しい太陽の書」の増刷を待ってるんだが、出ない。
もう表紙がぼろぼろなので買い換えたいのだ。
ものすごい良いぞ。
異世界だと命名から諺まで気を遣わなくてはいけなくってやっかいなんだよな。 昔グインサーガに「南無三」て言葉がでてきてどうなのよ、て話になったことがある。 萎える人は一気に萎えるからなあ。 …やっぱ異世界往還ものが便利な気がしてきたぞ。
790 :
名無し物書き@推敲中? :05/01/26 05:55:30
>有り方はまったく違うものだよ どう違うのかね?
煽りでは無く、どんなものか、コンセプトを知りたいな。 勿論、剣と魔法のヒロイック・ファンタジーや、指輪系の設定を模倣したライト(ゲーム?)・ファンタジーでは無い事くらいは分かるが。
神話、伝説、民話、の第一的特徴は 「作者がはっきりしない」または、その社会の公約数的希望が反映されているものである。 (社会なので、為政者だけでなく民衆の希望も反映されている。 何度も殺される王の物語は、民衆側の希望だ)。 また、それらの物語は小説以前(つまり近代以前)のものであることを認識する必要がある。 「人間(人文主義=ヒューマニズム。人道主義ではない)」も、 「階級」も、「概念としての子ども」や「概念としての自然」も、発見されてないのである。 人と獣の違いと、境界の内にいるものと外にいるものは、明確に弁別されている。 また、民族によっては、人の形をしていても「人」とはみなされない(奴隷、蛮族、異人種)。 これら「人でないもの」が、恐怖の形をとれば「モンスター」となるが、同時に愛らしい存在となれば「精霊」となる。 はじめから「モンスター」や「精霊」がいるのではないことを、近代以降の作家は知らなくてはならない。 (ゆえに、既レスのように、現代武器を持ったエルフという存在を疑うのである)。
近代小説の根本的な骨格は、 「人間であるとはどういうことか(わたしとは誰であるか)」 「この社会で生きるとはどういうことか(わたしたちは何であるのか。他者とは何か)」 「世界における人間の役割とは何か(わたしは何をするものなのか)」ということである。 現代のファンタジーは、小説である以上、当然この骨格を有している 上の三つはそのまま「ゲド戦記」や「指輪物語」の3部作にあてはまる構造である。 そしてその三つは、この順に検討されねばならない。 (この手順を逆転したのが、いわゆる「セカイ系」である。 自分が何か、他者は何かという手続きを飛ばして、まず「世界」と「自分」との関係から問われる。 その中で他者に気づき(たいていヒロイン)、そして最後に「自分への気づき」という場所に収斂される)。 なぜこの順か。 それはファンタジーの住人が、科学力と情報力をもたないからである。 魔法における「科学」は科学足り得ない。それらは欲望の一形体である。整合性のために他の魔法が犠牲になることはない。 また、科学力と情報力の不足は、必然的に世界の法則を支配する。 遠くへ、速く、確実に、行く/伝えることができないのである。 そうした世界においては、他者への気づきの前に、自分に気づくほうが先である。 隣の国の飢餓は、こちらの飢餓ではない。 主人公は、自分が何ものであるかを葛藤し、次いで他者を発見し、最後に世界を発見する。
神話・伝説・民話における「人物造形」はあくまで類型的である。 アイデンティティは確立されず、語られるたびに違う葛藤をするということはない。 重要なのは「自らを疑うことはない」ということである。 また、不合理を不合理とはしない。必ずなんらかの論理性を有している(構造論あたりを参照)。 現代の小説はこの不合理に突き当たるが、ファンタジーではその不合理を意図的にスポイルするのである。 (そこにファンタジー性が生まれ、同時に、現代社会の矛盾が観念的に奪取される)。 これでわかっただろうか。 不思議な生物を出せば、魔法を出せば、それらしい名前にすれば、いいというものではないのだ。 その世界が何であるのか、見極める手順こそが、 ファンタジーをファンタジーたらしめている。
795 :
名無し物書き@推敲中? :05/01/26 20:06:58
なるほどなあ しかし、そのたらしめてるはずのファンタジーが、日本で変質したのはなぜなんだろうな?
>>792-794 神話と伝説、民話を一緒くたにされても、がひとつ。
公約数的希望の反映という点に、ひとつ。
王殺しが民衆側の希望だなんてそんな乱暴な、とひとつ。
人間とヒューマニズムと同義で扱ってることろに、ひとつ。
階級が発見されてないだの……あげてるとるときりないけど
(アイデンティティが確立されてないってのもなあ)、あんまり
乱暴にそれらしいことを語るのはどうかと思うよ。
あ、あたしゃあなたと議論するつもりはないんでスルーよろしく。
じゃ、スルー。 民俗学・民族学・文化人類学あたりの実績ですけど、 やっぱアカデミズムは苦手?
798 :
名無し物書き@推敲中? :05/01/26 23:08:25
考察としては興味深いが、しかし、読者のニーズとしては遠い罠 ファンタジー小説のカテゴリー分析は興味深いモチーフだけれども、しかし……
要は
そういう「文学のようなファンタジー」と
「娯楽のためのファンタジー」に
二極化している、
その事実を受け止めていないということで、
さらにいうと、
同じ「ファンタジー」という
ひとつの言葉しか使ってないから
いかんのだな。
とはいえ
>>796 はもう少し学校に行ったほうがいい。
ヒューマニズム=人間の発見、は、高校世界史レベルの知識だよ。
俺でも知ってるw
800 :
名無し物書き@推敲中? :05/01/26 23:17:00
時々思うんだが、こういうイヤミな物言いをするやつってファンタジー小説から なにを学んでいるんだろうな? 主人公や魅力的な脇役たちが毛嫌いしてるのがそういう手合いだというのに。
あえて嫌味な役を演じてるんじゃないの、自分を殺してさ ふつうの神経ならwとか恥ずかしくてつかえないもの
>>800 >学んだこと
設定に散りばめられたヲタ知識。
>主人公と魅力的な脇役
記号ぐらいにしか思って無いんじゃないw
しまった…。w使っちまった。
>>799 と同類になってしまったようだ。
吊ってきます。OTZ…
記号か…… そういう手合いは、ファンタジー小説でなにを表現したいんだろうな? 主人公たちの成長に共感できないまんまの、幼稚な人なのかね? 自分の設定を話したいだけの設定厨はTRPGに多いけど、プレイヤーに苦笑されるだけで スルーされる。 この板的におきかえれば、「なるほど詳細な設定なのはわかった。でも、ちっとも 面白くない」とプレイヤーに舌打ちされる流れ=読者が舌打ちと同じなのかもね。
ここんとこの流れは、 「自分のアイディアを生かすのに最適な舞台がファンタジーだった」のと 「雰囲気が好きなので、ファンタジー的な要素をいれた」の2つ、 つまり、初期衝動が「何らかの物語を書きたい」のか「ファンタジーを書きたい」のか、 の違いの話だろうか。 前者が理想的だし、その方が結果的に良くなると思うけど、 別に、後者でも、良いんじゃないかな、という気がする。 超能力者というより魔法使いといった方がわくわくするという人もいるだろうし。 まあ、あまりに上っ面だけだと、興ざめというのはあるけどね。
806 :
名無し物書き@推敲中? :05/01/26 23:44:32
自分の書かざる大作を念頭において、他の作品を卑下するなんてのは小悪党のするこったな。 どうあれ書いてからじゃないとさぁ
バカの壁を目の当たりにした。得した。
808 :
名無し物書き@推敲中? :05/01/26 23:48:41
魔法使い、とか、エルフ、とか 最初から決めるのが記号的ってこと?
>>795 日本で変質したのは、ファンタジーという言葉の扱いかたからだろう。
日本では「ファンタジー」という言葉が頻繁に扱われだしたのは童話の分野で、ついでユング心理学において、扱われた。
それ以前にも泉鏡花の作品群や、谷崎の耽美主義などにもファンタジーという語をあてはめて評論があるが、人口に膾炙しなかった。
ゆえに、異端史的なものとして扱われた(この辺は、ヒッピー時代の指輪物語もそうだった)。
日本で、「ファンタジー観」に拍車をかけたのは、ドラクエで広まったファミコンRPGだろう。
さらに「お子様」的であるとみなされ、白眼視される要素ができたわけだ。
その後のゲーム・ファンタジーの隆盛は既に語られてるところである。
だから、新潮社の「日本ファンタジー文学大賞」が異様に映るんだろう。
わたしが求めてるのは、どっちかというとこちらで賞を取るような作品に近いわけだ。
剣と魔法は、ジャンルとしては好きだが(フリッツ&ライバーとか好きだ。ラッキーの女神シリーズもよい)、
しかし、それは「ファンタジー」ではなくて、「中世的ロマンス」の変形と認識している。
>>文学氏(勝手に命名w)どうも有り難うございました。 自作のコンセプトでは無く、持論を表明された辺り、作家と言うより評論家と見受けました。 どうも評判が芳しく無い様ですが、少なくとも私には、一つの考えとして大変参考に成りました。 特に物語の根幹「自分とは」「他人とは」「世界とは」と、セカイ系のくたり。 ラノベ板で随分と議論が成されている事ですが、このポスト・エヴァンゲリオンを、バッサリ切り据えていますね。 この「世界と自分の関わり」をテーマに据えた物語。 既在のシステムが崩壊した現代に、指針として求められているのかも知れません。
それでは未来の「後宮物語」頑張って下さい。
ていうか、ある程度歳喰うと おかしげなファンタジー読む暇あるんなら 実際の歴史小説読むほうがはるかに面白いことに 気付いちまうんだよな。
「実際の」歴史小説というのがよくわからないが… そりゃジャンルを問わず「おかしげな」ものより、クオリティの高いもののほうが おもしろいだろ。
嘘の歴史小説ってのもあって然るべきだ
時代小説、歴史小説の違いは?
マヴァール年代記とか後宮小説は偽歴史小説じゃないかな。
おかしげなファンタジー=後宮小説 実際の歴史小説= ? 司馬遼太郎とかか? で、後者>>>>前者 ってこと?
>>891 =
>>791 論を受け取ってくれてありがとう。少なくとも一人に考えが伝わったということは、書きこまない人の何人かには伝わったと思うので、とても嬉しく思います。
セカイ系に関する部分、は現在と今後の文学を支える考えだろうと、自分でも思います。
(わたしは嫌いだったが『世界の中心で、愛を叫ぶ』は、結局、セカイと個人が直結してしまうという点で、セカイ系であると思います)
では、わたしはわたしの物語に帰ります。締めきりが近いので。
ファンタジーの古典原点と言われている作品群、たとえばべーオウルフだとか 記紀や西洋・中国の神話。騎士物語。 これは、私たちから見れば、立派なファンタジーに映るが、 これらが書かれた当時の人間の視点に戻ってみると、それは実際にあった、 もしくはこういうものがあると信じられていたものだ。 つまり、それらは当時の人間にとっては現実、もしくはちょっと昔の物語と認識されていただろう。 逆に、今の我々の時代の『現代小説』を昔の世界にもっていけば、彼らはそれをファンタジーだと認識するであろう。 ま、つまるところ、ファンタジー書きたきゃ、現代モノを書いて500〜1000年くらい置いとくんだな。 後世界の人々は、きっとファンタジー小説として読んでくれるぞ。 自分の小説を家宝にして、子孫に出版でもしてもらうのだな。
822 :
名無し物書き@推敲中? :05/01/27 05:52:23
なんだなんだ、その落着点
>>809 テレビゲームのRPGを、演じるゲームだと主張するのと同レベルな主張だな。
>>821 じゃあ、リア王はどうなのか。
>>823 演劇に必要なのは「行為をする者」と「その行為を見る者」であり、脚本や舞台は必要ではない。
要するに、自分が駅で切符を買う様子を誰かに見られた、というだけで演劇は成り立ってしまう。
故に、TRPGは演劇となるが、個人用のTVゲームは演劇とはならない。
落ち着きなさい。 そもそも神話や伝説を、ファンタジーと定義する点が、間違ってるんだよ。 妖精・英雄たん(漢字が無い!スマン)お伽話は、創作小説では無いでしょうが。 「ファンタジーな」話と「ファンタジー小説」を混合している。 「リア王」や「ハムレット」は、多少の幻想風味はあっても、矢張り通常のエンターテイメントでしょう。 「ベニスの商人」だって、企業小説と解釈出来なくもない。 「テンペスト」は……ファンタジーかな? さすがに。
826 :
名無し物書き@推敲中? :05/01/27 15:35:02
>>825 んじゃトールキン氏がイギリスの神話を完成させようとしていた点について一言。
完成しててもそれはファンタジーで終わり?
おいおい。
と言うか 指輪が創作ファンタジー以外の何なの クトゥールフ神話体系だって 神話 と呼んじゃいるが 創作ホラーでしょうが
829 :
名無し物書き@推敲中? :05/01/27 18:02:36
ファンタジーの定義なんて文学者が考えても結論でてないんでしょ?
神話・英雄譚・ファンタジーの区別はちゃんとしとかないと。 神話はその共同体内部の起源として、半ば本気で皆が信じていたものだし、 その社会自体と密接に結びついている。 英雄譚・民話は口承的に、神話ほど「制度」として機能したわけではないけど、 そこの生きる人の生活とか地域とかに根ざしたものでしょ。 それに対して上で言われている「創作ファンタジー」や「創作ホラー」なんていう言い方は、 「物語」を「個人」が作る創作物であり、商業的に取引されるものになってしまった (誰も共同体内部のものと受け取らないし、制度にも関わらない)あとの時代の言い方じゃん。 全然これらは違う。 神話や民話を、その現代のフィルタから見て「似てる」ように見えても、 受容形態が違う。 神話や民話を近代小説に翻訳しようという試みは大きな意味があるとは思うけど。
831 :
名無し物書き@推敲中? :05/01/27 18:51:58
商売っけが嫌いなんだな
ファンタジーを書く上での大切なこと。 議論する前に作品を完成させられるかどうか。 定義を論じたり、構造を解析したり。大切かもしれないけど、そっちに気をとられている人は、 いつまでたっても物語は書けないぞ。
833 :
名無し物書き@推敲中? :05/01/27 20:36:02
そりゃ大前提だろう、ワナビーは発言する資格もない。 書いてるからこそ、書き上げた作品を読むにつけ、気になってくるんだろう。
ココ最近の議論はアホらしいからなぁ。 でも俺、こーいう議論や設定厨を生み出すファンタジーはそれだけ魅力があると思うよ。 ファンタジー好きとしては、ついつい乗ってしまうし。設定考えるの楽しいし。うは
創作にはまったくといっていいほど役にたたんと思うが、割と面白かった。 ただ、実際には議論になってないね。 反論のようでただ詳しく言ってるだけだったり、同意のようで論点がずれてたりね。 結局、結論は、面白けりゃなんでもいいじゃん、というアホみたいなもんになるだろうし。 (売れりゃあなんでもいい、ってのもあるかもしれんが)
むしろ反証するためのデーター、というか読書量の差を痛感したね。 でも、やっぱり過去に書かれたものだし、翻訳物がほとんだし。 ライトノベルと言われるので育ってるから、どうにもバタ臭いし宗教くさいくて 苦手だな。 ザンスとかベルガリアードは面白かったけど、じゃあ同じようなラノベ世代にすすめるかというと ちょっと抵抗感がある。
837 :
名無し物書き@推敲中? :05/01/27 22:33:05
逆に、ラノベや国産でおすすめってあるの?キリがないから欧州世界風で。 栗本と田中芳樹は除くとしてさ。
井辻朱美
清松みゆきの混沌シリーズ。TRPGのソードワールドが舞台だけど、欧州風の世界の住人が、 インディアンや南米の住民風の世界に開拓と調査のためにに赴いて出会うカルチャーショックが面白かったよ。 とにかく緊迫感がある。
アドナ妖戦記&雷の娘シェクティ 設定厨のこれでもか! ってな拘りと RPGそのままの文明のごった煮が味わえる そこまで細かいのに 何故イスラム中華ヨーロッパが混在する?
おすすめを教えてくれってのは、あまりよくないな。 自分で読み漁った方がいいよ。
842 :
名無し物書き@推敲中? :05/01/28 00:14:17
841はなにも残るものがなかったクチ?
少なくとも、自分が書こうとする作品に、類似した過去の作品は読むべき。 書評や紹介スレが、2CHにも有るから、そこで尋ねてみ。 過去の作品の、長所と短所、差別化を計るにはどうしたら良いのか。 小説も商品である以上、リサーチや商品開発は欠かせないよ。
中途半端に読んだりすんのって、諸刃の剣だよな。 全然読んでいなければ、独自のものが出てくる可能性が大きい。 フォーマットにのっとっていなさすぎでダメ、ということもありうるし、面白かは別問題だけど。 一番危険なのは、本は読んでいないが、RPGなんかで知っている、というのか。
845 :
名無し物書き@推敲中? :05/01/28 05:50:27
それだって、読者の視点に近いという利点がある。 そもそもだよ、過去の類似作品と類似しているからなんなんだ? その過去の作品はちっともメジャーじゃないし、似てると怒るようなのはマニアだけだろ?
読んでくれたらの話だよ。 被ってる作品は、同様の作品の焼き直し、若しくはパクリとされ兼ねない。 そもそも採用されないんじゃ、読者の一般もマニアも無いでしょ。
魔法少女物書いたらパクリって言われますか?
>>847 パクリ云々の前にお前のプライドが許すかどうかだ。
許すんなら・・・好きにしろ。
>847 本当に構想が有るのか? それともウケを狙って書いてみただけか?
850 :
名無し物書き@推敲中? :05/01/28 20:21:41
でもなぁ…… 大学のサークルの先輩がいわゆるコレクターで、誰が何書いてきても「それに似たの作品がある、そういう設定は もうある」と言ってうざかったよ。内容を指摘されるのならともかくさ。 たとえば、魔法の世界の魔法の軍隊、というだけで「それ大魔王作戦だから駄目」いわれちゃう わけですよ。
もちろん、よくある設定でも面白いものはありうるし、存在価値があることもあるよ。 その場合は、物語なりなんなり、設定的なもの以外で魅力的である必要があるけど。 ストーリーとかまでありきたりだと、価値なし、となるけど。 まあ、ある種のジャンプマンガのごとく、典型的であるがゆえに面白い、 という場合もあるかもしれないけど。 ただ、サークルで別にプロになろうってんじゃなく書いてんなら、 そういった指摘は無粋だと思うけどね。
>>850 のいう「設定だけでうんぬん」いう先輩は、
結局、ファンタジーのおもしろさがわかってないんだよ。
重なってもいいんだ。だけどオリジナリティが必要なんだ。それは「少し違う」じゃないんだ。
ってところをおさえればいいんだ。
しかし、
>>847 のように「〜〜もの」と自分があたまから決めてかかると、イメージが矮小化するよ。
ちなみに、
>>847 。
いま魔法少女ものは、
リスカまたは(変形として)ドクロちゃんを超えないと、
「またか」ってなるよ。
落ちものは気をつけよう。
差別化の意味を勘違いしてやいないか? 市場を調査し、過去の成功(或いは失敗)作を調べるのは「何が求められてるか」を知るためだ。 例えば車で言えば、現在スポーツ・クーペは殆ど廃れている。 しかし「安価」で「スポーティー」な「人とは違う」車を求める層に、ロードスターが作られ、成功した。 仮面ライダーの焼き直しにも「ハイパー・ハイブリッド・オーガニゼーション(以下H2O)」が有る。 主役は、ヒーローに復習を誓って、悪の秘密結社に身を投じた一戦闘員。従来と異なった視点から、変身ヒーロー物を描いている。 怪人の設定が最もらしいとか、結社の構成がリアルとかの工夫も有る。 また外伝では、普通の人間達が、なぜ異常な世界の住人となり、善悪に分かれて戦うかのドラマも有る。 詳細な設定と、描き込まれた人間関係の上に、従来と異なる切り口が存在するんだよ。 郷愁に訴えながらも、より丹念に磨きこまれただけでも立派だが、それだけでは無い。
同様のリメイク的作品に「A君(17)の戦争」が有る。 異世界に召還された主人公が、何故かトップに成って活躍する、有りがちな作品、では無い。 主人公は知能以外は、極めて恵まれていない。 チビで短足で、容姿も平均(かそれ以下)運動神経も並以下。 また召還されたのも、従来では悪とされる、モンスターの側。 それを、実は架空戦記作家の偽名とされる作者が、リアルな戦闘描写で詳細に書いている。 一例を上げれば、国債の発行と、その売れ行きを考慮した戦闘。 或いは、義勇軍の発足とその全滅、その報告の数字を見て、戦争の非情さに気が付く主人公など。 リメイクを作る以上、従来以上の作品に仕上げるのは勿論、異なる切り口も求められる。 その為に、リサーチと分析が必要だと言っている。 そして今時、過去に全く無かった作風ってのはなかなか無い。 全てのストーリーの基本は、聖書で出尽くしてるとか、そこまで行かなくても、過去の諸作品で出尽くしてると言われてるんだ。 だいたい、自分が本を読まないのに、他人には自分の本を読ませたい、ってのは矛盾して無いか?
855 :
名無し物書き@推敲中? :05/01/29 21:06:50
ああ、その最後のフレーズはいいな。
自分なりの切り口を描けるかどうかってことだね
857 :
名無し物書き@推敲中? :05/01/29 23:20:56
なにしろハリポタという希有な存在がある時代に生きてるしな、ぼくら
858 :
名無し物書き@推敲中? :05/01/30 23:04:15
今年の抱負はなんですか?
読んで読んで読みまくり 書いて書いて書きまくる!
860 :
名無し物書き@推敲中? :05/01/30 23:36:18
竜禁止。魔王、王女、妖精、禁止。魔法自粛。冒険者という概念の停止。 こんな感じで書き上げられたらオリジナリティが出るだろうナァ…と夢想。 書けないけどね
いや、あんた。 ジャンルってのは、構成要素にある共通項から求めたものなのに その共通項を片っ端から排除してどうする。 そりゃ広義のファンタジーとして「ここでない世界で展開される物語」を ファンタジーと言うなら別にいいが、スレの流れを見ると、 ここは指輪物語から派生したような狭義のファンタジーを語るスレみたいだし。
>>860 それこそ、ジーンウルフの世界だろうに。
魔法よりも遙に不可思議なちょー科学の世界にようこそ
流れとしてはそうかも知れないが、文学氏の様に、後宮物語系を指向する人も忘れちゃいけない。 古い意味での幻想小説だって、排斥するべきではなかろう。 フォーチューン・クエストや、スレイヤーズなどのライト&ギャグもね……俺は嫌いだけれど。
>>863 そう考えると、アメリカ幻想文学の基礎の部分の翻訳が遅遅として進まないのは
なっとくいかん。英語読めへんっちゅーねん。ヘミングウェイ ばっかかよと。
老水夫行だとかリップバンウィンクルだとかはもう英語の研究書としてしか頒布してない。
需要と供給の問題だ。 結局は幻想文体を求める層は、多かれ少なかれ、エンターテイメントを求めるんだよ。 深淵た思想や、現代社会のメタファーを廃した「ハリーポッター」の大ヒットが全てだろう。 逆に文体を求める層は、子供ぽい幻想は求めてはいない。 社会派ミステリーを読むのは、ミステリー好きであって、エッセイやノンフィクションとは層が異なるだろ。 個人的には「文学氏」の指向する、幻想小説も読んで見たいが(日本には少ないし)売れ行きは良くないだろうね。
「大売れすればうれしい」というのは確かにあるだろうけど、 そうでない本にもおもしろいものがあるってのも確かなのだ。 つまり、売れ行きがその文学的価値を高めるわけでも低めるわけではない。
個人の好き嫌いや、売れ行きより、多様性と個性を尊重すべきだろうね。 定義論に拘り衰退した、SFの轍を踏む事は無い。 境界があやふやだろうと、ライト・ノベルは売れているし、ミステリーも同様だ。 懐を広く!
868 :
名無し物書き@推敲中? :05/02/01 22:54:00
サンリオ文庫にあやまれ! のAA
869 :
名無し物書き@推敲中? :05/02/01 23:05:20
コノ ブンヤハ ウレテルノ・・ ・・・ ハテナ
870 :
名無し物書き@推敲中? :05/02/01 23:11:06
とりあえず毎巻、紀伊国屋でランキング10に入るのはグインだな
871 :
名無し物書き@推敲中? :05/02/01 23:35:32
sfが衰退したのは知ってる。てか、取り込まれたというか。 ファンタジーって言っても、怪物モノ魔法モノ以外にもあるはずなんだが。
ジーン・ウルフが取り上げられてるでしょ、始源の旅立ちは、石器時代を舞台にした、異色のファンタジーだよ。 剣も魔法ならぬ石器と薬草、竜の変わりはネアンデルタール人だ。
間違ってるぞ。 ジーン・ウルフは「新しい太陽の書」のひと。 『大地の子・エイラ(始源への旅立ち)』(新訳が出たね)は、 ジーン・アウル。 どっちもおもしろい。 下の方は、人類学ファンタジー。
人ごとながらこれは恥ずかしいw
ひとごとでは無い(本人談)
876 :
名無し物書き@推敲中? :05/02/02 14:43:51
たとえばこんな本。 「ファンタジーの世界」 池田絋一、眞方忠道 編 九州大学出版会 2800円
877 :
名無し物書き@推敲中? :05/02/02 14:53:49
ジーンさんは、あまり売れてないからなあ。「不機嫌なジーン」のほうが面白かったりして。 不条理ファンタジーの作家で誰か知ってる人いますか? あたし的に、不条理のほうが親しみやすい・・・・・
売れてる人って誰よ!!!!!!!!!!!
グインの御大
次は、十二国記かね? でも続刊でねえからなあ。
グイン スレイヤーズ ロードスか十二国記 オーフェン こんなところかな?
そこらへんから、スタンダートなファンタジーってすたれてきたね。 現代もののファンタジーが増えた。
”ブギーポップ・シリーズ”のヒット以来、現代社会や類似した社会が舞台の、アーバン・ファンタジーが主流に成ったんだよ。 半村良や夢枕獏の伝奇物と区別して、新伝奇とも呼ばれていて、神話や伝承、民話などをモチーフにしないのが特徴。 例えば”カルラ舞う”は、対象にしてる読者は同じでも、古いタイプの伝奇と言える。
884 :
名無し物書き@推敲中? :05/02/03 14:05:47
菊池秀行が元祖じゃないの?アーバンファンタジーって。
不条理ファンタジーの作家で誰か知ってる人いますか?
>>884 元祖では無く、現在の潮流の話だですよ。
元祖を上げるなら、高千穂もその一人でしょうね。
平井は微妙。
>>885 ファンタジーといえるかどうかはわからんが、ラファティなんぞはどうだろう。
『九百人のおばあさん』は最高だ。
そうじゃなきゃ、イタロ・カルヴィーノかな。
平井はハードボイルドと伝記小説をまだうろうろしていたね。幻魔にしろ犬神にしろ。 ……ま、ガンにくわしかったら菊池の出現を許す余地はなかったろうw とはいえ、「ファンタジー書きたい!」というののプロットを聞くと、むしろゲームシナリオそれも電源有りで やったほうが面白いんじゃないか? というのが多い。うちの学校のサークル代々の傾向だけども。 とにかくキャラは多く、伏線も豊富なのに、主流になる主人公の動きが一本道だから、画像として 画面に出さないと受け手が理解できないだろうという傾向があるみたいなんだよね。 セリフの書き分けができても、キャラクターの描写他が薄いからインパクトが薄い。 で、ほとんどの場合「結末は未定です」と応える。 「結果として結末かわってしまいました」とこれ、とでは大きく違う……というか前者は ワナビー化する率がとても多い。
「結末は未定」というか 書き出しばかり溜めていて、それでもって 「ネタはあるんですけどね」というやつが多い。 あと、壮大なプロットをかかげておいて、それっきりってやつも多い。 どっちもゲーム風な人に多い。
>>888 読んで思ったけど、
RPG的ファンタジーなるもの、ドラクエ型とFF型があるのかな。
ようするに、主人公は喋らないドラクエと(プレイヤーが主人公)と、
主人公が勝手にうごくFF(プレイヤーは観客より)。
ストーリーを進めるために一応存在する主人公と、
主人公の語りのために存在するストーリー。
(これはゲームとイコールじゃないけど)
FFはグラフィックで楽しませるものでしょ。 RPGと言いながら、ロールを楽しむ余地が、殆ど無いし。
彩流社の「ファンタジーのつくり方」って本を買ったが、題名に偽り有り過ぎ。 映像化されたSFアニメ、TV、映画の歴史読本だったよ。 考察も無理無駄ばかりで、全く参考に成らない寒軽チャー本でしたとさ。
>>892 と
>>893 は、まったく別の本だぞ。
>>893 はなかなか良い本だ。
ちくま新書の小谷真里『ファンタジーの冒険』と併せて読むと
英米風、剣と魔法の物語のことがよくわかる。
新作が書けるアイデアは出てくると思うぞ。温故知新だ。
>893 オォッ! 口直しにそれも買ったよ。 ファンタジーの歴史のみならず、豊富な文例を用いた「書き方」が学べる良書だった。 世界を想像するなら、現実世界の地形について学べ、 「灼熱の砂漠を背景に青々とした雨林を茂らせることは、実は出来ない相談だ」 P221 他にも、舞台劇などの重要なサブジェクトの引用など、高いが買って損の無い内容だったよ。
>>892 ペラペラめくって嫌な悪寒にスルーしたんだが正解だったか
リン・カーターは損しないかと
小谷の新書は手軽なんだが、この人フェミ解釈ばかりなんで俺は嫌い
亀スマソ
>>788 の
世界のすべての火は火
と
背中に翼の生えた老人
がググっても見つからないんだけど
誰か知ってる人いたら教えてください
898 :
名無し物書き@推敲中? :05/02/05 17:18:54
ぐぐり方がたりんな。見つかるよ すべての火は火はフリオ・コルタサル 背中に翼の生えた老人 はガルシア・マルケス
サンクス
桂令夫は雑誌のコラムも含めて、外れがない。 イスラム本もあんなにわかりやすく、かつユーモラスなものは珍しいのではないだろうか?
桂氏は、金沢ぴよぷーさんらとのTRPGプレイのイメージがでかすぎるw。 トラベラー極寒体感シナリオとか。
文章やのりがしっかりとしたファンタジーなら十二国記がいいと思われ。
現代人が異世界に行って冒険! ……てのを書くのなら読んでおかなきゃダメだよな>十二国記
それはどんな作品ですか? 掻い摘んで教えて下さい。
お前の目の前にある箱はなんだ? 検索くらいかけれ。 ついでにいえば、本屋に行った時に手に取るくらいの手間を惜しむほどお忙しいのかね?
安っぽい煽りだよ、過疎板だから、通用するのかも知れないがね。
ふむ。 ファンタジーを書く、ってのは反社会的だったり、まあ、その、羊の群れみたいな ピーターパンシンドロームが原因だったりするんだろう。 しかし、そうした現実逃避を作品化するからこそ世知辛い現実世界に意味があるんだよね
他人の作品に満足できないから、自分で作る。しかし、他人を意識してね。
同人誌的ノリってのは有るなぁ「俺だったら、ここをこうするのに」ってな具合に。 他人の作品、それも既にプロとしてデビューした作家のそれに感じる、もどかしさと、密やかな優越感。 プロを目指そう等と、大それた事を考えるワナビには、大なり小なりそうした感情が有るのでは無いかな?
ところで、私も十二国記は知らないが、話の流れからすると、異世界召還物なのかな。 名前を聞いた事は有るが、本屋で見かけた事が無い、文庫本なのだろうか。
失礼「文庫版」の間違い。
914 :
たむたむ :05/02/07 23:33:56
十二国記はこのスレに何度か話題が上ったシリーズですね。 ブックオフ(最近、近くに出来たのですが便利ですね)や、 アマゾンですぐに見つかりますです。 設定もしっかりしていることもありますが、先が気になって夜も更けても ついつい読み進めてしまいます。私自身、このスレで薦められたのですが たしかにおススメです。
いやむしろ、書店のどこをみてるんだってくらいのレベルだなw リサーチも大事よ
単にライトノベルだからじゃ無いかな
まあおれもダレンジャンとかの棚には行かないしな。
講談社文庫は? つーか、講談社文庫化&アニメ化と二つも大きなイベントがあって 書店の文庫コーナーで、ここ二〜三年くらい破格の扱いをされてたけどなぁ 大きな書店だと未だに全巻平積みされ続けてたりするし
地方っつーか田舎住まいで小さな書店しかないとすれば、まあ……
田舎を馬鹿にするなぁぁ! ローカル線が日に数本しか停まらない駅のド田舎だけど、 さすがに十二国記はあるよ。 イラストついているのと、ついていないのが、小さな本屋でさえ平積みだよ。 新聞のコラムに出てくるし、講談社文庫化するし、NHKでアニメ化して何度も再放送だし…。 ファンタジー書いていて知らない方が珍しいと思うぞ。
何も読んだことが無いのに書こうとしてるんだよ。 ゲームのファンタジーしか知らないのかもしれない。 まるで、 コンビニの中華風あんかけ肉だんごしか食べたことがないのに、 満漢全席を作ろうってなもんだ。
>>920 まぁ、確かに田舎の小さな書店なら、売れている本だけ入荷するからな(w
十二国記は、確実にあるだろう。
きっと大学近くの書店にしか行ったことがないんだよ。
漫画もラノベも文庫すら置いてないの。
あるのは、辞書やら、自然科学やら、考古学やら…
俺の近所の書店だな。
ファンタジー書くなら、売れているファンタジーは、ネットで取り寄せてでも読むけども。
参考になるし、被ったら困るしな。
そっちはまだましな方だ、うちの近くの本屋は雑誌やエロ本・ビデオ・DVDばっか。 しかし、名前くらいは聞いた事が有るし、一読する価値は有る訳だな。 宜しい、リサーチしましょう。 本屋で学生と立ち読みするのも恥ずかしいから、ブックオフに当たってみるよ。
ところで次スレはどうなる? 剣と魔法スレが停滞してるし、そっちをリサイクルする?
十二国記をリサーチしていない程度だと、ハヤカワFTは背表紙の色が変わってから
見てないとか言う手合いだろう。
>>924 板としては正しいが、今後の春夏黄金冬厨を考えると、「ファンタジー書きたいです 第二幕」あたりのほうがスレの
乱立防止には有効かもしれない
当分先の話
正直、ラノベはラノベと下にみてた。翻訳ものに比べればどれも軽くて、重厚さがないし たんなるドタバタだと思ってた。 でも…… 社会人になって、仕事や生活に忙殺されていくなかで、ちょっと一時でも現実逃避したくなったときに、翻訳ものは重たいし、 なにより長いというか読み終えるのに時間がかかる。たとえば最近なら創元の「騎士の息子」あたりでももう手間で手間で(暗いし)。 こんなときはブクオフで買うラノベレーベルがとっても救い。ドタバタファンタジーの内容を 追ってるだけで楽しくなってくる。 簡便さやストレートさは、喜びですらある。
それは、内容より文体の問題では無いかな、翻訳ものは美文調が多いし。 けどドラゴン・ランスやフォーゴトン・レルムなら、翻訳でもサクサク読めるでしょう。 隙間産業というか、ラノベで美文調の、ギャグ・ファンタジーは売れるかな、とネタを振ってみる。
929 :
名無し物書き@推敲中? :05/02/20 23:33:11
最初に読んだファンタジーはなんですか? ベタですが、「ロードス島戦記」です。 敵が魔女というのが、衝撃的だったのを覚えています。ラスボスが女、というのは今でも珍しいのでは?
漫画で良ければ覚えてる。アタゴオル玉手箱だ
最初はドラゴン・ランス、次がランドルフィ物語とアドナ妖戦記、その後ロードス島戦記で、当時は2巻までだった。 したがって、ドラゴン・ランス、ロードス島戦記等のメディア・ミックスを、リアルタイムで追いかけていた事になる。 スレイヤーズやフォーチュン・クエストの時代に入り、ラノベは一部を残して卒業、コナンや黒の魔剣、ファファード&グレイマウザーに移る。
西方に煌びやかな王国が栄え、東方や南方には奇妙な風習を持つ蛮族がはびこる。 これとかファンタジーによくあるパターンだが、なんか西洋人の深層意識がよく表れてるなぁ。トールキンなんかもうまんま・・・。 で、自分がいざ構想を練ると似たようなものになる罠。 逆に真反対の構図にすると不自然に感じてしまうあたりが‥俺もなにかに毒されてるなぁと。 まあ、ファンタジーなんて大概西洋世界を舞台にしたもんだし仕方ねえか。。
んー 東方や南方なんてのが関わるくらいのスケールで書いてるの?
>>933 スケール云々の前に基本だべ。違うの?
ラノベとかは知らんけど。。
伐たれざる国
指輪以外の実例きぼん
938 :
名無し物書き@推敲中? :05/02/28 22:40:52
主人公の目標が大事なんだよ?
↑誰に向かって、何について書いたんだ?
>932 実際にはローマ時代は西の方が蛮族で、最後までケルト人が妖精・多神教を信仰していたから。 「何か知らないが、西には怪しげな異世界が有る」ってなったんじゃないかな。 必ずしも先進文明では無い、それはトールキン以降、トールキンだって科学文明とは書いて無いし。 蛇足だが、ゲーム等にしばしば登場する、砂漠や荒野に住むとされる爬虫人。 特に高度の文明を持ち、しばしば好戦的で原理主義のあれは、アラブ人のメタファーだよな。
941 :
名無し物書き@推敲中? :05/03/04 23:25:35
次スレどうする?
焦るな、過疎板だ。987レスくらいまで充分持つ
いい判断だ
944 :
名無し物書き@推敲中? :05/03/05 13:16:27
mokyu-!
945 :
名無し物書き@推敲中? :05/03/12 17:39:46
よいしょっと
最初に読んだ…あんがいとエルリックかもなあ
エルリックって、直接の先祖はコナンだし、実は結構古いんだよな。
949 :
名無し物書き@推敲中? :05/03/15 19:47:15
エルリック以外のチャンピョンシリーズ、絶版なのかな…… 読んだことないんだよね 読みてい
951 :
名無し物書き@推敲中? :05/03/15 22:39:05
それを「世の中間違ってる 魔法の国が消えていく……」と捕らえるか、 「真実は一つ つまり日本人向けではないのだ すれいやーず!」と認識するかどうかだ。 前者は硬派で大人の受けも得られる、後者は現実に沿っていて効率がいい。
952 :
名無し物書き@推敲中? :05/03/15 23:02:24
え、エルリックも絶版なのですか……! 1,2巻が見当たらないから購入しようと思ったのにー! ファンタジーブームにあやかって豪華本で復活とかないかな 振り仮名が邪魔そうだけど
ムアコックはけっこう版重ねた方でしょう。 スレイヤーズ期のブーム恩恵も受けてたし。 復活の可能性はあると思うけど、 問題は早川・創元に版元が別れてるところかな。
映画になるから復刻はあるでしょう
エルリック映画に成るの?
956 :
名無し物書き@推敲中? :05/03/16 21:40:55
映画!?マジで!? エルリックは誰が!?ガクト!?
>>46 自然にアレコレ盛り込めるレベルになれば、
とりあえずInfraRedからRedクリアランスになれるだろう
(意味が分からない?じゃあ、ド素人からモノカキ最下層)。
>>695 >ところで、上にあげられた「現代世界に魔法的生物が入ってきたら」
>なんてのは、結局のところ、初歩の外挿法(エクストラポレーション)でしかなく、
>(この言葉を知らないようなら、SFやファンタジーは書かないほうがいい)
すいません。出典を出してもらえませんか? 書名を示してもらうだけで結構です。
ググってみたところ、InfraRedとRedクリアランスというのはParanoia-oという
RPGのようだけど。こちらはGDW社のトラベラーで止まったので最近の動向は
知らないです。
訂正
>>46 >自然にアレコレ盛り込めるレベルになれば、
>とりあえずInfraRedからRedクリアランスになれるだろう
>(意味が分からない?じゃあ、ド素人からモノカキ最下層)。
>>695 がいそう‐ほう【外挿法】グワイサフハフ
〔数〕補外(ホガイ)法に同じ。
ほがい‐ほう【補外法】‥グワイハフ
〔数〕(extrapolation) ある変域内のいくつかの変数値に対して関数値が知られているとき、そ
の変域外での関数値を推定する方法。補間法を変域外に延長して適用するもの。外挿法。
広辞苑でみた限りでは数学用語みたいですね。
私は文系・事務系だから知らなかったです。
>>959 >ある変域内のいくつかの変数値に対して関数値が知られているとき、
>その変域外での関数値を推定する方法
を少し敷衍して考えてみると、文学上(とくにSFでよく用いられる意味での)外挿法がわかる。
通常想定される世界(変域内のいくつかの変数値に対して関数値が知られているとき)、
つまり、ふつうの世界(変域内)では、人物や出来事(いくつかの変数値)は、
その存在する理由や因果関係や物理法則がわかっている(関数値が知られている)わけだ。
そこに
その世界のものではない構造や存在を挿入してみる(その変域外での関数値を推定する)。
そのとき、変域がどうなるのか、ということを想像するのが、SFにおける外挿法。
上の例でいえば、
2005年の日本という、われわれの良く知っている世界に
エルフやドワーフなどという、われわれのよくわからないものがまざる
ということだ。
つまりただまざるだけじゃだめってことで、
その混ざった結果がどうなのかということを、想像しつくすことが大切なのです。
962 :
名無し物書き@推敲中? :05/03/20 09:58:24
考えるのが楽しくなってきた。 こんなのどう? 基本設定 ・主人公は高校生男子。 ・微妙な距離感のヒロインと、数名の仲間がいる。 ・ある日魔法使いが現れて(イメージはマーリン)、 幻想の世界を救ってくれと頼まれる。 昼間は高校生、夜は幻想の世界で戦士となって戦う事に。 これ以降は2案思いついた。 第1案 ・当然寝る暇は無く、学校では昼寝ばかりする事になる。 ・異変に気づいたヒロインが後を付けてきて気づかれる。 ・ヒロインと一緒に幻想世界を救うために戦う。 第2案 ・幻想世界は現実世界とのパラレルワールドになっており、 現実世界の仲間が幻想世界では別のキャラになって登場する。 ときには敵になっちゃったりして。 うはw ベタやな〜w
楽しいなら自分で考えれ
964 :
名無し物書き@推敲中? :05/03/20 17:02:06
>962 マジで面白そう。 ベタといってもジャンルだと思えば。 まんまパクリでなければオッケー。
>>962 ベタなモノをいかに面白くするかが本人の才能。
『お約束』でも上手く使えばかなり面白いものになる。
小説じゃ例はあんまり思いつかないけど
ゲームならワイルドアームズ1とかMOTHER2とかね
966 :
名無し物書き@推敲中? :2005/03/21(月) 12:54:15
ベタ+オリジナリティでいかに面白くするかなんだろうけど、 設定だけだとオリジナリティの部分が省略されて書かれるから 自動的にベタ糞に思われてしまう
>>962 お約束を使ってギャグを織り交ぜるのが最近の流行な気がする。(ラノベの話
そうだよね、萌えキャラを配置すること自体がギャグやパロになってる
俺だったら、その設定は異世界ファンタジーにするよりも、異世界ファンタジーをパロッた現代ものにするな。 親戚のゲームメイカーに頼まれ、新発売されたネットゲームのテストプレイヤーと成る。 既に発売され、ネットも始動してるのに何故? と思いつつも、アルバイト代と、ゲーム内でね優待に引きずられて…… 話を進める内に、何らかの社会問題に繋げ、心配した仲間や彼女が、プレイヤーとして参加して来る。
971 :
名無し物書き@推敲中? :2005/03/21(月) 19:54:30
そんでそんで?
何か.hackくさくなってきたな
973 :
名無し物書き@推敲中? :2005/03/21(月) 19:58:16
でも、リアルなゲーム世界から帰ってこれない系も、かなり工夫しないと埋もれちゃうよね
第一章 お探ししました貴方こそ我等が求めた伝説の勇者 「脳手術ー? オッ俺はどこも悪く無いぜ」 叔父の突拍子も無い頼みに、和夫は狼狽えて叫んだ。 「うん、そうなんだ。正確に言うとインプラントなんだが、なぁに危険な事なんか無いよ、 すぐ終わるよ」 叔父の佐々木増夫は、鋭利な学者じみた顔に努めて平静そうな表情を浮かべ、さも何 でもない事のように説明を続けた。しかし手術を受ける方にしてみれば、そんな説明で 納得できるはずもない。そもそも「何でもない」なんて、何の説明にも成ってない。 最初叔父の頼みとは、新開発のヴァーチャルリアリティ・ネット・RPG、称して 「VRN・RPG」のテスト・プレイヤーをやってくれないか、というものだった。 ダサくてストレートな名前こそ気に入らなかったが、今までのネット・ゲームとは全く 異なるというそのゲームを、いち早く楽しめるのは魅力的だったし、テスト・プレイ だからと裏技を使ったように、パラメータやアイテム、スキルその他を上げてくれるのも 美味しい話だ。何よりもバイト料は魅力的な額だった。 それがなぜ、どうして、怪しげな移植手術の話に成る。理解できない。当初乗り気だった 和夫も、やはりこの話は断ろうと逃げ腰になり、実際に一歩後ずさった。
−−−−−−−−−○−−−−−−−−−○−−−−−−−−−○−−−−−−−−−○ 「大げさだなぁ、ピアスと大して変わらないよ」 増夫は二歩詰め寄って話しを続けた。話し方こそ柔和でのんびりしているが、叔父の 本当の職業を知ってる和夫は騙されない。もともと医工学者として、人工視力の研究と 開発をしていた叔父は、その経歴を買われてアメリカのベンチャー企業に転職して、 何故かゲーム・メイカーの代理として日本に帰って来た。その経歴と秀でた額は、時に 相手に対して「死に神博士」を連想させる事が有る。そいつがにこやかに笑って、脳内に 電極盤の移植手術をしたいと言いだせば、嫌でも改造手術を連想してしまう。 和夫とて既に高校卒業間近で、平成ライダーなんぞを楽しんで見てはいても、そんな ものに憧れたり、ましてや信じ込んだりはしない。しかしこのシチュエーションでは、 叔父の就職先が実はショッカーだったと言われても、信じてしまいそうだった。
ハロルド・シェイ、といえば海外派にもわかるかな?
「和夫クンだって、虫歯の治療くらい受けた事が有るだろう? それと同じ事だよ」 実験動物でも見るように、冷酷な視線で叔父が詰め寄る。 「脳と歯とでは全然違う! だいいちゲームと何の関係が有るんだよ」 焦ってまくし立てる和夫に、増夫は諦めたように溜め息をついた。 「仕方がない、まだ企業秘密なんだが説明しよう。コーヒーでも飲むかい? それとも お茶の方がいいかなぁ」 語尾を伸ばす喋り方は、この場合はのんびりと言うより不気味に響く。 増夫は躊躇ってる和夫に構わずコーヒーの準備をし始めて、仕方が無く和夫も椅子に 座った。話を聞くだけなら害は無いし、アルバイトの話にはまだ未練が有る。それに少し だが「企業秘密」というフレーズにワクワクしてしまっていた。
>>976 ハロルド・シェイ! かぶらの!
いやーなつかしいなあ。ちと読み返してみよう。
979 :
名無し物書き@推敲中? :2005/03/22(火) 00:44:28
ファンタジーって話ひろげるだけひろげられるけど、 その後収集つかなくなるんだよな・・・
主人公の目的が希薄だからじゃないか?
プロットを考えず、設定にのめり込むからだよ。
982 :
名無し物書き@推敲中? :2005/03/22(火) 19:50:49
ファファード安堵グレイマウザとかは?
架空の中世都市に定住する(遠征もあるけどね)形として、とても魅力的。 盗賊の隠れ家、憧れるなあ。
流れとしては、コナンから、女コナン「ジョイリーのジレル」へ。 そしてそこから一方では、ヒロイック・ファンタジーから、アンチ・ヒーロー「エルリック」へ。 もう一方ではタッグを組ませる「ファファード&グレイマウザー」とに枝分かれした。 特に最後のは、盗賊ギルドやチーム制など、AD&Dに強い影響を与え、今日のファンタジーを形成した。 現実問題として、コナン→ジレル→エルリックからは、発展させ難く、真の天才の力が必要だ。 ゲーム的な世界観なら、ブレイク・スルー無しに、ストーリー構成に注力するだけで、そこそこの物が作れる。
んー ジレルをそこに組み込むのは1冊なんだし(外伝もあるけどね)ちと違和感が…… むしろチームについては、やっぱ指輪だと思うぜぇ? エルフやドワーフやホビット(ハーフリング)が 種族としてしか扱われていないしさ。 つか、ドラクエとロードス(TRPG)で市民権を得た日本の土壌で、いつまでもいつまでも 欧米寄り感性では芽はでねえよー。 グインがもうすぐ100巻が出版される。 偉大な記録だがしかし、何者もその影響もうけていないあたり、日本のファンタジーの 現状は……
取り敢えず君が否定厨なのは良く分かった
990には新スレよろ。
988 :
名無し物書き@推敲中? :2005/03/23(水) 17:44:40
ファンタジーの新機軸・・・見せてもらいたいものだな。 期待しているぞ、諸君。
なんで人ごとやねん
990 :
名無し物書き@推敲中? :2005/03/23(水) 19:34:56
991 :
名無し物書き@推敲中? :2005/03/23(水) 19:39:39
そろそろ千取り合戦だな。
992 :
名無し物書き@推敲中? :2005/03/23(水) 19:40:37
これだけ山のように海外ファンタジーと国産ラノベが量産されてるのに 発展しないのね
993 :
名無し物書き@推敲中? :2005/03/23(水) 19:43:20
考えれば考えるほど、出尽くした感があるよ・・・ 誰か何とかしてくれよ・・・
994 :
名無し物書き@推敲中? :2005/03/23(水) 19:49:49
SFとの融合。
995 :
名無し物書き@推敲中? :2005/03/23(水) 19:52:23
つか、信仰心の弱い日本人には、エンタメに特化したラノベやゲームの素材として好まれるのは当然。
996 :
名無し物書き@推敲中? :2005/03/23(水) 19:53:56
997 :
名無し物書き@推敲中? :2005/03/23(水) 19:54:45
とりあえず千を取る。
998 :
名無し物書き@推敲中? :2005/03/23(水) 19:55:27
マジで?
999 :
名無し物書き@推敲中? :2005/03/23(水) 19:55:49
さあ、それはどうかな?
1000 :
名無し物書き@推敲中? :2005/03/23(水) 19:56:07
悪いな俺が頂くぜ。
1001 :
1001 :
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