あなたの文章真面目に酷評します(9)

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1名無し物書き@推敲中?
※過去スレ、約束事は>>2-5を参照
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 投稿する前に読みかえしましょう。痛い間違いは投稿後に修正できません。
 もしも文章を無視されてしまったら、もう一度批評をもらえるように頼んでみましょう。
目についたものから批評していくので、見落としもあります。
 辛辣なことを言われても落ち込みすぎないように。批評をした人とあなたの傾向の相性が
悪かったのかもしれません。でも、あなたの作品をそういうふうに受け取る人もいるという
ことを心にとめておいてください。

■批評する人へ
 批評への参加は自由です。
 当スレは投稿者を育てるのが目的なので、良い所と悪い所を具体的に挙げて、できるだけ
投稿者が納得する形で批評してあげてください。

パート8
http://book.2ch.net/test/read.cgi/bun/1053766937/
パート7
http://book.2ch.net/test/read.cgi/bun/1051967134/
パート6
http://book.2ch.net/test/read.cgi/bun/1047648370/
パート5
http://book.2ch.net/test/read.cgi/bun/1041903406/
パート4
http://book.2ch.net/test/read.cgi/bun/1037278039/
パート3
http://book.2ch.net/test/read.cgi/bun/1032380230/
パート2
http://book.2ch.net/test/read.cgi/bun/1026907267/
パート1
http://book.2ch.net/test/read.cgi/bun/1018327902/

--------------------------------------------------
※原稿入力時の約束事テンプレート

○段落の行頭は一字下げる
○……三点リーダーは基本的に2個で1セット。なお「・」(中黒)は使用不可
○読点は「、」 句点は「。」を使用
○セリフをくくるカギカッコの最初の 「 は行頭一字下げない
○「 」カギカッコ内最後の句点は省略する
--------------------------------------------------

注 新スレが立ったときはローカルルールの「行き場の無い作品の発表」の
  リンク変更申請を批判要望板で頼むようにしましょう。

4名無し物書き@推敲中?:03/06/15 18:56
■それでは引き続き自作を晒してください
5名無し物書き@推敲中?:03/06/15 19:15
>>1
乙です
6織田信短:03/06/15 22:06
おこづかい

 きょうはとてもてんきがよかった。ひやけでひりひりする。
おひさまはとてもしろかった。どうろからもやもやがでていた。
 ようちえんからかえると、おとおさんとおかあさんが、
つくえのまえにならんですわっていた。なぜかふたりとも
めをまっかにしていて、なみだをながしている。
かおもなんだかあかくみえた。へやがいつもよりせまくみえた。
ただいまをいったら、おかあさんが、
「おとおさんが、どこかとおくへいくって。けんくんは
ついていきたい? 」
ときいてきた。
 ぼくは、おかあさんがすきだったので、
「おかあさんとすむ」
といった。
そうしておとおさんは、おおきいかばんににもつをつめて、
「これ、おこづかい」
と、ひゃくえんだまをくれた。いつもじゅうえんしかくれなかったので、
とてもうれしかった。
 ぼくはそのひゃくえんをもって、ちかくのおかしやさんへはしっていった。
そのとちゅう、なんだかしんぞうがいたくなって、なみだがながれた。
いもうとはないてなかった。でもぼくが、
「なんで、なくようなこというんだろう? 」
としゃっくり、しゃっくりきくと、
「そうだね」
といった。
 さいごのおこづかいでかったのは、ちょこれーとだった。
しーるがついていてうれしかった。

読みにくくて済みません。
頭のいい男が研究を重ねて惚れ薬を作った
試しに身近な女性達に使ってみると驚くほどよく効いた
自信を深めた彼は、惚れてきた女性達を一緒に作った醒め薬で
元に戻してから、野望を実行に移すことにした
高校生の頃から好きだった女性に使うために、これは作ったのだ
詳しくは書かないが、男は上手く薬を女性に嗅がせることに成功した

ところが

彼女はこれっぽっちも態度が変わらなかった

男は愕然とした
何かの間違いではないかと思った
他の女性に使ってみるとやっぱり効く
男は死んでしまいたくなった
いや、文字通り自殺を決意した
しかしその前に
彼女をどれだけ男が想っていたか伝えてから死のうと決めた

そしてそうした
いや そうしようとした…
彼女はぽろぽろと泣きながら

わたし 初めて会ったときから
あなたが好きです

と応えたのだ

ま、あとは言うまい
9412:03/06/16 01:30
 信号が点滅しているが、とても走る気になれない。私は横断歩道の真ん中の分離帯で立ち止まった。
 ため息をついて、ないほうがまし、という程度の花壇のブロックに腰を下ろす。排気ガスにさらされ続けている花たちは、交差点の途中で座り込んでいる中年サラリーマンと同じぐらい疲れているようだ。
 夕方のラッシュが騒音とともに流れていく。地面から振動が伝わってくる。自分のふがいなさを言い立てられている気がする。

役立たずが。また同じミスをしたな。後輩に追い抜かれるぞ。

 信号が変わり、目の前を歩行者が足早に通り過ぎていく。しかし、私は腰が上がらない。惨めに地面に縛り付けられていた。
 そのときベビーカーに乗った赤ん坊と目が合った。まだ1歳にはなっていない。青い服を着ているので男の子だろうが、髪の毛がまだ薄く、頭の上のほうしか生えてない。
 7年前、達也もそうだった。あんまり頭がさみしいので家内が本気で心配したものだ。
 私は自分が微笑んでいるのに気がついた。胸の中が軽くなっている。
 腕時計を見ると、そろそろ家内が家に着く時間だ。私が帰る頃には夕食ができているだろう。たまには3人で銭湯にでも行ってみようか。
 ふと気がつくと、信号が点滅していた。私はあわてて立ち上がり、横断歩道を向こう側へ走り出した。


お願いします。
10名無し物書き@推敲中?:03/06/16 01:34
あわわ。412は意味ありません。別のとこで書いたときのままになってました。
117:03/06/16 01:38
誰も来ないから書き手同士で評価しあいましょうか?>>9
12ぴよ:03/06/16 13:13
なんだかよくできたプロット、という感じがしますが……。

>6
なんか、「優等生」の文章みたい。ちょっとハズしてるのはわかるんだけど、その意図が見えちゃうとなんかああいうのは、ね。
こういうのだと、題材としてもありきたりだし、キャラがたつバックグラウンドをもっとしっかりさせるか、デティールの中にもっと「ハズし」がほしい気がします。
なんか、「意外性」のある感情の発露とかがあってもいいんじゃないでしょうか。

>7
ええと、これを書き込むと、「小説」になるんじゃないでしょうか。
あと、最初の何行かで最後が読めてしまうのはモンダイなのではないかと・・・。

>9
作品としてのまとまり、みたいなものがもう少しあるといいなあと思いました。
短編は特に起承転結ないと読めないんで。
「出来事」が起こらなくても、書き方何だと思います。起承転結。
なにか、物語の途中を抜いてきたみたいだと思いました。

どっちかってゆーとみんなちゃんと「日本語になってる」ことに驚きました。
こーゆーのの最初の壁は「日本語を正しく書く」ことだそーで。
意外と多いです。「日本語」使えない人。くずしてるとかじゃなくて。
私の周りにはわりと多いです。「モノ書き志望・日本語不全症候群」。
13名無し物書き@推敲中?:03/06/16 13:21
>>7-8

下手ですね。普通のノーマルな日本語から勉強したほうが良いかと。
14名無し物書き@推敲中?:03/06/16 13:26
>>9
不思議だなぁ。
とくに問題が見えないのに、
明らかに素人が書いた文だと分かる。
描写が悪いのかも。
もっと書き込んだら?
15名無し物書き@推敲中?:03/06/16 14:07
次のかたどうぞ
ちょっと待って下さい。
スレタイ変わっただけのことはありますね^^;
18名無し物書き@推敲中?:03/06/16 16:55
それは深く、とても大きい森でした。
枯葉がひらひらと風に舞い、漂っていました。

「もうやめようよォ・・・怖いよ」

時雨が弱音を吐いた。夜鳥はゆっくりと時雨の頭に手を乗せたのでした。

「大丈夫。僕が居るから」
「でも・・・」

夜鳥はニッコリ笑い、時雨の頭を撫でました。

「大丈夫だって。」

夜鳥は手を差し出した。
時雨は下を向いて、夜鳥の手を掴りました。

二人は奥へと進んでいった。
どれだけ進んでも、同じ光景がありました。
変わるのは、枯葉の落ちる音ぐらいでした。

1918:03/06/16 16:56
自作小説からの抜粋。
>>13
もう少し詳しくキボンヌ
どういう書き方だとノーマルだと思ってるのかな?
21名無し物書き@推敲中?:03/06/16 21:08
>>20
ごめん、アドヴァイスしようがないわ。
本読めよ。

>>18
内面描写ゼロなんだね。誰の視点よ?
22名無し物書き@推敲中?:03/06/16 21:18
>>20

>詳しくは書かないが、

>ま、あとは言うまい

こういうのが癇に障るんだよね。
なぜかわかる?
ま、あとは言うまい
23薄闇:03/06/16 21:23
 ――君は、世に滾る愛欲を喰らい尽くそうと願う悪魔である――
 
 とある友人に、そう評された事があった。
 大仰な評価である。俺の存在など、この広い世に置いて塵芥に等しいであろうに。
 だが、精神世界がその者の欲求に比例するのなら、俺の女性に対する執着は底無しで、それは世を飲み込んでなお満ち足りぬほどの肥大した胃袋なのかもしれない。
 俺は若い頃、戦地を経験している。蛇足になるので詳細は省くが、自身の死を間近に感じ、同胞の死を多く明視してきた少壮なる精神は、その活力の全てを、生き延びる為――つまり生への執着へのみ向けられていた。
 そうして形作られた俺の心、気、身体は、他人から見ると精力的に映るのかもしれぬ。
 俺にとって生命謳歌はセックスであり、欲求の滾りと欲望の迸りによって、俺の生は確立され、女体を弄る時の疼きに、俺は愛情を感じ取れるのである。

-----------
今書いている作品の出だしです。
読者をがっちり掴み、引き込めているでしょうか。
24名無し物書き@推敲中?:03/06/16 21:30
一行目の友人の評価の言葉をどう受け取るかじゃないかね。

その手の言葉遣いが好きでも、次の「とある友人に、そう評された事があった。」
で、いきなり萎えるだろうし。
さらに続く「俺」がまた大袈裟な口調だしね。
オレはうんざりしたよ。はっきり言って。
いきなり「滾る」が読めなくて欝になりました・・・
あのー。
今とっても難儀なんです。ぐふっ。ますかるぽーね。おめが。
27名無し物書き@推敲中?:03/06/16 21:33
>>23
言葉が上滑りしている。
純文から拾った単語を散りばめたからといって、
純文にはならない。
なにより、主人公である「俺」に興味を持てないし、
存在のrealityが見えない。
これから性の描写を描きたいから言い訳しているようにしか読めないな。
ただのスケベになってるよ。その原因は、喋り過ぎにある。
28名無し物書き@推敲中?:03/06/16 21:34
滾りと迸りが読めません

教えてください
被告本人の希望と検察の求刑が同じだと言う事は考え物でしょう。
全く両者の利害が一致しているではありませんか。
しかも深く改悛し「死を持って償う」のではなく、
被告はただ個人的に「死にたい」だけであり、
すでにそのことを理解している検察が死刑を求刑すると言う事は
被告が死刑を注文し、検察が「あい、死刑一丁」と出前する様なもので、
これが一体どうして「罰」に成り得ましょうか。プ


どうか私の文を酷評してください
30名無し物書き@推敲中?:03/06/16 21:36
>>20
>>22の指摘は、もっと熟語を使おう、てことだろ。

>詳しくは書かないが、
詳細は省くが

>他の女性に使ってみるとやっぱり効く
他の女性に薬を投与すると、やはり薬の効力はある
31名無し物書き@推敲中?:03/06/16 21:37
たぎり
ほとばしり
32名無し物書き@推敲中?:03/06/16 21:39
>>29
プってなに?
33名無し物書き@推敲中?:03/06/16 21:39
タギってんのとホトバシってんの。
34名無し物書き@推敲中?:03/06/16 21:40
そのへん、言葉に頼り過ぎだよね。
滾るとか迸ると言えば、何がしかを言った気になってる。
35名無し物書き@推敲中?:03/06/16 21:40
教えて頂いた人さんくすこ
36list ◆FHLyPS5192 :03/06/16 21:41
◆酷評は泣いてしまうかもしれないので、飴と鞭の批評でよろしく。
コバルトに書こうと思ったんですが、クオリティが低いので没になった文です。


 放課後の教室は静かで……神聖で……そして独立した世界。
 あの時、二人はまだまだ子供で純真無垢で、自分自身が世界の中心であり、
冒険心と好奇心、そして危険と誘惑に満ち溢れていた頃。
 少年から青年へ……
 少女から女へと……
 誰もが通る人生の通過点。
 それがたまたま俺は中学の時に憧れだった美里と訪れたに過ぎない。

 教師になった今、俺は一人その教室の中にいる。
「……5時か」
 時計を見て、ポツリと呟く。
 夕焼け色に染まる空、昔から変わらない景色。
 ほとんどの生徒達は既に下校しており、校内に残っているのは部活の生徒と勤勉なる
教師だけだろう――そして。
 ガラッ
「高志、待ってた?」
扉の前に一人の女が立っている。
「いや、それほど待ってはいないよ」
俺は即答する。
実際にこの教室に来たのは数分ほど前の事だったし、嘘をつく必要がないと思ったからだ。
37名無し物書き@推敲中?:03/06/16 21:43
三点リーダーがうぜえな。ぱっと見から読む気にならない。
38名無し物書き@推敲中?:03/06/16 21:49
>>36
素人が作った18禁ノベルのフリーゲームと同レベルだね。
絵がない分、君の負け。
あと、三点に頼り過ぎ。
出だしも月並み陳腐だね。
空想ばかりして、ろくな本を読んでいない証拠だ。
気持ち悪い文章だと言っておこう。

褒めるとすれば、ここに晒した度胸かな。
39名無し物書き@推敲中?:03/06/16 21:49
>>28
難しい漢字は、ここの辞典を使うと便利だよ
http://jiten.www.infoseek.co.jp/Kokugo?pg=jiten_ktop.html&col=KO

40名無し物書き@推敲中?:03/06/16 21:51
ここに太宰とかのマイナーな作品を一部だけ載せてたりしても酷評されるのだろうか。
41名無し物書き@推敲中?:03/06/16 21:51
体言止めも多くて読みにくいな。
42名無し物書き@推敲中?:03/06/16 21:51
>>39
あり難く使わせていただきます。
感謝!
43名無し物書き@推敲中?:03/06/16 21:57
>>40
かならず一度はやる奴がいるけど、もちろん酷評だ。
44名無し物書き@推敲中?:03/06/16 21:58
>>40
どうだろうか?
それより、40と43は酷評されたひと?w
45 :03/06/16 21:58
●●●マスコミの 「盗聴/盗撮」 は許されるの?その7A●●●
http://natto.2ch.net/mass/kako/1004/10049/1004950940.html

38 名前: 文責:名無しさん 投稿日: 01/11/09 19:17 ID:/Jozo2co
フジのスーパーニュースを見ていたら、盗聴、盗撮をしていた。
とにかくレポーターとか、テレビ局の人間と話しをする時は、
カメラやマイクで隠し撮りをしていることを、常に念頭に置くべし。
マスコミをとにかく用心するに超したことはない。
取材を受けて、物がなくなったというのもよく聞く。

39 名前: >38 投稿日: 01/11/09 21:33 ID:qM1FVdrM
蛆は自爆か(W
カミングアウトをするより、盗聴を止めろ
置かれた盗聴機はいつ撤去するんだよ?
そんなことを電波に流されたからって、不安で寝れやしない。

40 名前: 文責:名無しさん 投稿日: 01/11/09 22:32 ID:GPVrbaOJ
マスコミ相手にしても仕方ないぜ。まじで自分らの生活を死守する方が大事。
テレビ・ラジオは出来る限り無視しよう。ついつい見聞きするから調子に乗らせる。
今後世の中どうなっていくかわからんのだから、必要な情報のみ入手して身の保全を
図れ。いい加減な娯楽メディアは放っておくべし。
4643:03/06/16 21:59
>>44
されてないね。
4744:03/06/16 22:00
ふーん
48list ◆FHLyPS5192 :03/06/16 22:00
>>38
露出癖があるので(オィ
49名無し物書き@推敲中?:03/06/16 22:07
露出癖ね。
だから晒すだけで酷評に対して反応はしないわけだ。
50名無し物書き@推敲中?:03/06/16 22:08




晒した香具師は、どうして批評された後、何も言わないんだろう? 感謝の言葉も、反論も言えない。もしかしてかなり凹んでるの?(藁



51名無し物書き@推敲中?:03/06/16 22:09
>>30
ああ、じゃあ好みの問題だね
俺は中国語そんなに好きじゃないから

そのくらいきっちり語ってくれよ>>21>>22
わかりやすい評価をキボンヌ
52list ◆FHLyPS5192 :03/06/16 22:11
>>49
◆酷評は泣いてしまうかもしれないので、飴と鞭の批評でよろしく。
53名無し物書き@推敲中?:03/06/16 22:12
>>20
あんた一番下手だよ。
54名無し物書き@推敲中?:03/06/16 22:14
>>52
ならせめてちゃんと飴もくれた>>38にはなんか言えや
55名無し物書き@推敲中?:03/06/16 22:17
>>7>>8は読みにくいし、在り来りな話し。
なんでここに晒そうと思ったのか不思議だ。
褒める所がひとつも無い。
56名無し物書き@推敲中?:03/06/16 22:18
>>53
まあそういうことで…^^
57名無し物書き@推敲中?:03/06/16 22:20
長くてもいいの?ここ
58名無し物書き@推敲中?:03/06/16 22:21
>>20
それは構想メモだろ?
晒すべきものじゃない。
59list ◆FHLyPS5192 :03/06/16 22:23
>>54

空想ばかりして、ろくな本を読んでいない証拠だ。>>
図星です。アダルトゲーム用の小説を今書いている為に参考書がSM(ry
なので(汗

気持ち悪い文章だと言っておこう。>>
雰囲気と余韻に頼り切っている為に読みづらい文章になったみたいですね。
まぁ自分は気持ち悪いギリギリの文章を元々書いている人間なので(イヤーン

褒めるとすれば、ここに晒した度胸かな。>>
さきほど掲載済みです(手抜きするなYO
60名無し物書き@推敲中?:03/06/16 22:36
次の方どうぞ
61名無し物書き@推敲中?:03/06/16 22:36
長くてもいいなら
62名無し物書き@推敲中?:03/06/16 22:39
好きにしなよ。
長くても面白ければ読むだろうし。
63名無し物書き@推敲中?:03/06/16 22:43
では

いつからだろう俺が嫌われ始めたのは
子供の頃ついた嘘がばれた時からかな
まあ俺は小さなことだったと思っているが
家のものを含め村のみなはそうは思わなかったみたいだ
というか俺は一回では懲りなかったので
それを繰り返すうちに
俺は年若くして一人で暮らさなくてはならなくなった

一人では家もまともなものは作れない
ものすごいあばらやが俺の住処だった

ある日俺が狩りの帰りに草むらを通ると
そこにやはり嫌われ者の娘が独り座っていた
座って白詰草でわっかを作っていた

娘が嫌われているのはすぐに人の真似をするからだった
子供の頃は大人の真似をして受けてたりしたが
年頃になると いやまだ年頃というには早かったが
村で一番もてる女の真似を始めた
着る物喋り方立ち居振る舞い
恐ろしいほど似ているそうだ
どうもその女の夫に惚れていたらしい
で、何かあったという話を友達(こいつだけは隠れて今も俺と
つきあってくれている)が話してくれた


64名無し物書き@推敲中?:03/06/16 22:44
娘はわっかを作り上げると
嬉しそうに微笑んでそれを頭に載せた
そして踊った

ああ、また誰かの真似なんだろうな
はじめ俺はそう思った

小さな声が聞こえてきたとき
鳥肌が立った
なんだ?
神に供え物をするときの祝詞に似ている…か?
でもあれは退屈だ
もっとこう…その声は俺の魂に入り込んできた
今誰を想っているのかすぐにわかる声だった
まるで俺の魂が調べられているみたいに思った
「あいつに惚れてたんだな」
「あいつって誰?」
いきなり声をかけたのに驚きもしないで娘は振り返った
65名無し物書き@推敲中?:03/06/16 22:45
「その…なんだ…今の調べだよ」
「調べって何?」
「踊ってたお前が出してた声」
娘は笑った
「あたし何にも考えてなかったけど」
「振られたんだろ?」
笑いが止んだ
「嘘つきには何にも教えない!」
娘は叫ぶと、被っていた輪をかなぐり捨てて駆け出した
それが突然だったので俺はぽかんとした
「真似ばっかりしてろ!」
我に返った俺は後姿に向かって叫んだ
そして落ちている輪を拾った
よくわからない絡み方で茎が編みこまれている
これも誰かの真似なのか?
俺は初めて見るが…

あの声も誰かの真似なんだろうか
女の?
よくわからなかった
俺はあばらやに戻ることにした
66名無し物書き@推敲中?:03/06/16 22:47
それから夏が来て秋が来て冬が来た
俺は猪を何頭かいぶしていたので
食べ物にゆとりがあった
いつも、あのときの娘の声が頭にあったので
また聞きたいと思っていたので
それまでより狩りに力を注いでいた
足跡を探して昼間は山を駆けずり回り
熊の毛づくろいをした跡を幹に見つけてはびびり
まあ雪の降る前はそんなだったが
食べ物が乏しくなる冬にゆとりがあれば
それの替わりに娘にあの声を聞かせてもらえると思ったのだ


67名無し物書き@推敲中?:03/06/16 22:48
が事は俺の目論見どおりには運ばなかった
水汲みに来ることがあるという話を友達から教えてもらい
小川の周りをうろうろして冬を過ごし
このやり方じゃ上手くいかないかなと考えを改めようかと思い始めた頃
かめを携えた娘を見つけた
俺は枯れてからからになった白詰草の輪を頭に
燻製の入った袋を片手に
娘に近づいて声をかけた
出来るだけあの時の娘の声に似せて
調べとともに
だが、俺の声は野太かった
娘は声を聞いて俺を見て、そして笑った
「何?あたしの真似?」
68名無し物書き@推敲中?:03/06/16 22:49
「そうさ。でも上手くいかなかった」
「男の人は声が変わるじゃない、大人になると」
「肉あげるからさ、聞かせてくれよ、おまえの」
「あたし肉嫌い」
「え?」
「そんな物でつらなくても、聞かせてあげるわ」
娘は歌いだした
思いのほか鳥肌は立たなかった
けど嬉しかった
やはりいい声だった
「こんなのとっといたの?」
俺の頭から輪っかをとって、娘は自分の頭にそれを載せた
「あたしの踊りはどうなのよ?」
「ん、俺にはよくわからん」
「なあんだ」


69名無し物書き@推敲中?:03/06/16 22:51
娘は、やおら枯れた輪を川に流した
「な!なにするんだよ!」
俺は川に入っていって危なっかしく取り戻した
「それ作ったのあたしよ?春になれば枯れてないの作れるし。
いくらでも作ってあげるよ?」
「そんな話じゃないんだ」
寒い
「帰って火にあたらないと凍えちまう」
「悪いことしたわね。そんなつもりじゃなかったんだけど」
「また、来てもいいか?」
「三日したら来るわ。お昼頃」

70名無し物書き@推敲中?:03/06/16 22:52
それから俺と娘はちょくちょく小川のほとりで話をした
うまがあったのは、ひとたび「嘘つき」「真似っこ狐」と
呼ばれてしまうと行いのすべてがそう見られてしまう、と
いう話になったときだ
「あなただって言葉のすべてが嘘って言うわけじゃないものね…」
「お前も歌は真似じゃないみたいだしな」
笑った
「なあ、お前、俺んち来ない?」
「ふふ。あたし父さんと母さんに捨てられるわね」
「…まあ俺と会ってる事だってばれたらえらいことだろな」
「…ねえ、あなた、あたしのことどう思ってるの?」
「え…」
「友達?」
こいつは何を言ってるんだ?
「答えて」
71名無し物書き@推敲中?:03/06/16 22:53
文章はおいといて、ストーリーテリングはいいね。
続けて。
72名無し物書き@推敲中?:03/06/16 22:54
「…俺は嘘つきなんだぞ」
俺の頭をふりしぼった答えはそれだった
「じゃあ嘘ついて」
「……」
「早く!」
「…嫌いだ」
お前はにっこりした
「そう。あたしも嫌い」
「俺の真似すんな」
「さあ?…いいわ。あなたんち、行く」
「水は?」
「いいじゃない、ちょっとくらい」
「ちょっとだけか」
「そうよ、ちょっとだけ…」
お前のその言葉は、そうお前に言い聞かせているみたいに聞こえた…


73名無し物書き@推敲中?:03/06/16 22:55
「汚いし、これじゃ外にいるのとあんま変わんないじゃない」
「…いままで独りだったしな」
「そうね…」
言葉が止まった
お前がなんだかもじもじしていた…
俺は顔を近づけていって…唇を重ねた
「…なあ」
「なに?」
俺はあの女の夫の名前を出した
「…あいつと俺と、どっちが好きだ?」
お前は黙った
こういう問いかけは怒らせるかもしれないとも思ったが、
俺は心おだやかではなかった
お前は他の男が好きだったのだし


74名無し物書き@推敲中?:03/06/16 22:56
「おかず」は白飯を食うためのアクセサリーでしかない。
日本の食事はあくまでも白飯なのだ。

めざしかなんかをな、カリッと焼き上げて(オーブントースターで簡単)
たーっと醤油ぶっかけてな、頭のほう1cm見当噛み切るわけだ。
二口三口噛み締めると口の中いっぱいに苦しょっぱいシアワセが充満する。
そこにすかさず白飯を放り込む。
更に噛んでゆくと飯の甘みとめざしのサマザマなアミノ酸関連物質が
妙なるハーモニーを奏でる。飲み込むのが惜しいくらいだ。

75名無し物書き@推敲中?:03/06/16 22:56
>>63
惜しいな。>>63から、>>64の中盤までは、話しそのものに多少興味を持てた。

>いつからだろう〜一人で暮らさなくてはならなくなった

一行目は良い。
だが、そこから、暮らさなくてはならなくなった。までがどうにもいけない。
まあ・というか、などは2ちゃんねるのやり過ぎか、妙に現代的な語り口調で馴染まない。
主人公も娘も、年がいくつなのかはっきりしないとな。描写が圧倒的に足りない。
そこを卒業しないといつまでも独り善がりで、せっかくの話しも台無しになると思う。
読み手は何も情報を持っていないから、まず土台である主人公の姿を見せないと、何がなんだか分からないぞ。
述懐する形式をとるなら尚更だね。
76名無し物書き@推敲中?:03/06/16 23:01
う〜ん続けるかどうか悩むではないですか…

http://academy2.2ch.net/test/read.cgi/philo/1046890459/l50

初出はここの>>297->>310なんで続き読みたい人はどうぞ
77名無し物書き@推敲中?:03/06/16 23:04
いや別にそこまでしては読みたくねえな。
個人的にストーリー自体には興味が持てたが、
粗が目につくし、描写や説明がなさすぎてね。
78名無し物書き@推敲中?:03/06/16 23:07
>>77
了解
粗についても少し詳しくキボンヌ
79名無し物書き@推敲中?:03/06/16 23:08
>>74
不覚にもワラタ
80名無し物書き@推敲中?:03/06/16 23:13
>>74
あの作家に影響されてるな。
81名無し物書き@推敲中?:03/06/16 23:15
形式は掲示板に合わせたのだろうから不問。
>>63 冒頭である程度作品の世界観や設定の鍵になる言葉が出てくるよね。
「村」「年若くして一人で暮らさなくては」「狩り」などね。あと嘘つきを
排除する風習とかもそうかな。
でもこれだけでは、どんな時代のどんな場所での出来事なのか半分も見えて
こないと思う。
>>65
>で、何かあったという話を友達(こいつだけは隠れて今も俺と
>つきあってくれている)が話してくれた
の部分も粗い。
理由付けを思い切り後付けしているように見えてしまう。
面倒臭がらないで、この隠れて付き合っている友達とのエピソードを
差し挟むとかしたらいいかも。

こんな感じ。
82名無し物書き@推敲中?:03/06/16 23:19
ふむ
ありがとです

2chで書いてるんで短ければ短いほどいいと思ってるってのはあります

縄文時代の東北がモデルなんですが、それは伝わらなくても問題ないかな
とも思いまして
83名無し物書き@推敲中?:03/06/16 23:21
>>74
「カリッ」としためざしなど少しもうらやましく感じられないし、
小魚に「だーっ」と醤油をかける無神経さは、豪快さとはちがう。
ダメ押しは、「サマザマなアミノ酸関連物質」か。

シズル感が皆無で、むしろドライなジャンクフードを想像してしまう。

また、後半ではご飯とめざしのハーモニーの絶妙さをを讃えているようだが、
だとしたら冒頭の2行はいったい何なのだ?
84名無し物書き@推敲中?:03/06/16 23:22
2ちゃんねらを読者として想定してんなら、こんくらいでも
かまわないんじゃない?
掲示板が発表媒体だと限定されているなら、細かい設定や描写よりも
ストーリーテリングの方を優先するのもわからんでもないし。
85名無し物書き@推敲中?:03/06/16 23:26
>>84
それは俺に言ってるんでしょうね…
フォローどもです
861/4:03/06/16 23:44
晒す前から胃が痛いです。酷評おねがいします

「嬉しい…私だけを見てくれるのね」
切ない眼をした女は、頭ひとつ分高い男の背を見上げて、返す言葉も待たず、その潤んだ表情を男の眼前に寄せることで、よりハッキリした答えを求めるのだった。

最近でもダントツに嫌な映像が再生されて、その世界を引き剥がすように目を開け、覚醒することで今度は忌み嫌う現実に引き戻される。
目を開けても闇が広がるだけだったが、あの色の付いた鮮明な悪夢が再上映されるよりはよっぽどましだった。
87名無し物書き@推敲中?:03/06/16 23:48
>>74 どこでワラタ?
彼が浮気をしているらしい。それも、私の親友と。
日陰者の私とは正反対の彼女は、明るく社交的で男友達も沢山いる。
彼女はそこに居るだけで、その場をパッと華やいだ雰囲気にさせる花のような魅力を持っていた。
ほかに仲のいい子もいない私は彼女と二人で会うことが多かった。二人の関係は私に恋人が出来た位では変わらないと思っていたのだけれど、
私と彼が(彼は私と彼女の共通の友達でもあった)付き合い始めた事を彼女に告げた時から彼女の態度が微妙に変わり始めた。
私が彼氏との惚気話をしようとすると、彼女はあからさまに不機嫌な顔をして、刺々しく皮肉の篭った言葉を浴びせ掛けてくるのだ。
気の小さい私は当然、彼女の変化に戸惑いながらも彼氏との話題は封印して、
僅かだけども、初めて二人の関係の間に発生した亀裂を修復する為に、彼女と会う時間を増やすように努めた。
でも、そうすると今度は彼女の方が忙しくなったらしく、それと呼応するように彼と会う時間も少なくなっていった。
二つの出来事はただ同時期に起こっていただけで、繋がりがあるなんて露ほどにも思わなかった。その時は少し寂しい思いをしただけだ。
決定的な現場を目撃したのが昨日で、彼女と最後に会ったのはついさっきで数時間前、大学の食堂だった。
893:03/06/16 23:49
問い詰める為に呼び出した彼女に私はいきなり恥も外聞も無く食ってかかった。
初めは、私の感情に任せ顔を真っ赤にして泣き喚く勢いに、びっくりしたみたいに圧倒されてぽかんとしていた彼女だったが、
きのうの事を思い出したのか、追い詰められたような目になって、しゅんと小さくなってしまった。
その姿は私の嗜虐心を刺激して、責める語気を荒げる。彼女の顔から血の気が引いていくのと共に表情も失われていく。
ついに俯いた彼女の表情は長い髪に隠れて分からない。小さく震えて、一見落ち込んでいるように見える姿に勝利を確信した私は、
積年のルサンチマンを解消すべく、追撃の手を最早彼との関係とは無関係な所まで広げつつあった。
「言いたいのはそれだけ?」
流れを無視した、断ち切るような突然のその一言に、あと三十分は続けようとしていた罪状認否は終止符を打たれる。
仰々しくため息をつくと、彼女は煩わしそうに髪を掻き揚げて、その間から卑下しきった視線を私に向ける。その目は完全に据わっていた。
本能的な恐怖を感じた私は、それを誤魔化そうとするように、
「なによ!それだけ?ふざけんじゃないわよ!全部自分が悪いんじゃない!ハッキリ言いなさいよ!」と金切り声で彼女に迫る。雑然とした学食の中、人々は完全に沈黙していた。
「あんたって本当に馬鹿ね」
「普段はだんまりで何にも喋れない癖に、口を開いたら文句しか出てこない様な女、誰が好きになると思う?」小馬鹿にしたように彼女は言った。
まさに、ぐうの音も出なかった。
904:03/06/16 23:50
今思うと、私と彼女が二人っきりでいる姿は、他人には地味な花瓶に大輪の花束が飾られているように見えていたのだろう。
彼女は自分の美しさ可愛さを引き立たせる為だけに私を傍に置いておいたに違いない。
その女が……今は顔を思い出すのも忌々しい女狐が…私の彼をかどわかして…あんなことに…
死んだって忘れるものか、日曜日の夕方、バイトの帰り道に見てしまったのだ。安っぽい、外観だけは西洋の城を真似た、私も彼に連れられて何度か入った事のある白い建物。
茜色の光がすべてを照らし、夜のとばりが忍び寄る時間。尖塔のシルエットがアスファルトに滲んでいく……
私は足を止めてセンチメンタルな思い出に浸っていた。そのとき、けたたましい女の声と男の怒鳴りつける声が建物の正面の方から聞こえた。
気分が壊されたのと、その声になんだか聞き覚えがあったというちょっとした好奇心から、バカップルの痴態を観賞すべく正面に回り角から覗き込む。
驚きに声を上げそうになった。よりによってあの二人が痴話げんかを演じていたのだ。
私は友人としての義務を感じて、二人を取り成そうと(本当にバカだ)小走りに駆け寄ろうとした。
彼女は叫ぶ「あんなバカ女のどこがいいのよ!」と。整った顔を鬼のような形相に歪ませて、口汚い言葉をそこらじゅうに轟かせていた。
なぜか自分が怒鳴られたように錯覚した私は反射的に急旋回をかけて、二時間サスペンスの刑事よろしくそこにあった電柱に隠れる。
盗み聞いた会話から(よくばれなかったものだ)二人がそれまでに何度も逢瀬を重ねているらしいと推測できた。
しかし、人を疑う事も満足に出来ない程鈍く、さらに混乱していた私の頭は、友達なんだから一緒に遊ぶのは当り前だし、二人きりで会うにしたって私に断る必要も無い、
ホテルの前にいるのだってどちらかが強引に(それにしたって冗談じゃないが)誘ったに違いない。それで口論になっているんだと自分に言い聞かせるのだった。
悶々とした想像は会話が途切れたのと一緒に中断されて、何が起きたのか気になった私はおずおずと電柱から頭を出す。
そこには、私が縋っていたほんの僅かな希望をぶち壊す、とんでもない光景が展開されていて、目の前にこれでもかという程の裏切りの証拠を叩き付けた。
その場面が浅い眠りの中でしつこくループ再生されて私の精神を苛んでいたのだ。
915:03/06/16 23:53
こめかみに痛いほどの熱を感じて息が詰まり、その痛みに耐え切れなくなったとたん、何かが溢れ出した。
確かめるつもりなんて無かったけれども、頬を伝う液体の感触は不愉快なほど熱かった。
でも、私の弱さを象徴するものは、真っ暗な所為でお互いの顔もほとんど見えない環境の中にあっては、
相手にそれの意味を探られるどころか、少しの動揺も呼んではいないだろう。
それで良かったし、増してや自分から醜態を晒して同情を引こうとか、彼女にしたのと同じように感情に任せて相手を問い詰めようとも思わない。
ただ、照明を落とさない限り絶対に恥かしいことは出来ない、とそこだけは意地を張ってきたことを(意地を張るのもたまには役に立つんだ)とぼんやりと思った。
「ひょっとして、おい、泣いてる?」
息遣いで分かったのかモゾモゾとシーツの擦れる音がして私に背中を向けていた彼が振り向く。
気遣う言葉の類は全く持ち合わせていない。そんなの承知の上の筈だったけど、数分前とは価値観が全く違う世界の住民になったみたいに、
全てを捧げるのが当たり前で、何も見返りを求めようとしなかった自分を疑問に思ってしまう程、その声には何の感慨も沸かなかった。
92最後です:03/06/16 23:53
「どうしたんだよ、お前さ、ホントに」
背中から包み込んでくるごわごわした手の感触に、先ほどまでの行為が思い出され、身体に軽く身ぶるいが来た。
嫌悪感を隠すようにできるだけやんわり押し返す。すると、一瞬だけだけど、闇の中でも彼の顔が強張ったのが分かった。
「なんだよお前、嫌なのかよ」
私は腕で涙を拭って、ごめんね、怖い夢を見たから…と心細そうな声を出して、彼の懐に潜り込み硬い胸板にぴたりと頬を寄せると、
「今はこうしていたいの…」
自分でも背中がぞっとするような猫撫で声で甘え、ヤニと香水の混じった体臭(好ましい思った時期もある)に内心顔をしかめながら、
どうせ見えちゃいないと知っているのにもかかわらず、自然と表情筋が引きつって、おもねるような作り笑いが顔に出てしまう。
普段の流れ通り、こんなときよくやるご機嫌取りで、その胸板を軽く啄ばむようにキスする。いつもと違うのは好意の全く無いことだけ。
大きな溜め息に髪がかき混ぜられて、汗の渇いた首筋にベッタリ張り付く感触。
彼はきっと満足したんだろう。脳裡にニヤついた顔が浮かぶ。
どういう気持ちでやっているかなんてどうせ関係ない。どうせちょっと可愛ければどんな女でも構わないんだから。
あれこれ考えている間に彼の手が無遠慮に胸をまさぐりだす、私は思い出したように甘えた喘ぎをわざとらしく口から紡ぎ出しながらも、
意識はもうここには無く、この暗闇と同じようにお先真っ暗な人生をつらつらと思っていた。
一人になりたくなかった。一人にならないように必死だった。でも今の私はどうしようもなく一人になりたい。
その願いはもうすぐ叶う。なのに、どうして涙を流してしまったのだろう。
どんな場合も相手を立てることを当り前と感じ、それを己のポリシーにまで祭り上げ、図々しさを女の不徳とまで考えてきた自分を哀れに思ったのだろうか。
顔に当たる荒い息と異物が進入してくる感覚に顔をそらし、暗闇の中、私はゆっくり目を閉じた。
93オリジナルノイズ ◆KJQVF4h9Ug :03/06/17 00:02
アラアラ?
…人、増えてるし、ナニゲに荒れてない。

…荒らそうか?
94名無し物書き@推敲中?:03/06/17 00:04
アホ。
オマエもここで晒せ。
95名無し物書き@推敲中?:03/06/17 00:06
自由になれた気がしたぁ××の夜ぅ♪
96名無し物書き@推敲中?:03/06/17 00:07
俺のバイクは盗まないでね
97オリジナルノイズ ◆KJQVF4h9Ug :03/06/17 00:11
アリのコルクは俺のだww
見とけよw
98名無し物書き@推敲中?:03/06/17 00:12
アリでもどこでも投稿サイトなんかわざわざ見るか、アホ。
99名無し物書き@推敲中?:03/06/17 00:13
晒して、自由になれた気になってろww
100名無し物書き@推敲中? :03/06/17 00:21
>>97
おまい、何でここに来んのよ?
粘着する理由は何よw
101オリジナルノイズ ◆KJQVF4h9Ug :03/06/17 00:24
なんでだろ?
…和漢ね。
やっぱ、荒らしたいんじゃねー?ww
102オリジナルノイズ ◆KJQVF4h9Ug :03/06/17 00:25
バイク?何だそれww
名前:オリジナルノイズ ◆KJQVF4h9Ug
なんでだろ?
…和漢ね。
やっぱ、荒らしたいんじゃねー?ww
名前:オリジナルノイズ ◆KJQVF4h9Ug
なんでだろ?
…和漢ね。
やっぱ、荒らしたいんじゃねー?ww
105名無し物書き@推敲中?:03/06/17 00:32
通報しますた
8を見た後こっちにきた。


                 地獄だ…。
107名無し物書き@推敲中?:03/06/17 00:37
>>102
尾崎豊の15の夜って歌シラネ?
自由になれた気がした15の夜〜って上で誰かが
書き込んでたじゃん
そん中に 盗んだバイクで走り出す〜って歌詞があんの
108オリジナルノイズ ◆KJQVF4h9Ug :03/06/17 00:38
あっというまに荒れちゃったな。
お脆くない?この現象w。
つまりさー、荒氏の連鎖反応が起こるわけよww
103と104は俺じゃネーンだからさ。
つまりさー待ちわびてる香具師がいるわけよwww
嵐が来るのをサーww
109オリジナルノイズ ◆KJQVF4h9Ug :03/06/17 00:39
オザキ?
フライデーのしたい写真持ってる?
持ってなきゃタダで上げる。w
110オリジナルノイズ ◆KJQVF4h9Ug :03/06/17 00:41
誰かさらせよ。
俺批評得意だよww
111名無し物書き@推敲中?:03/06/17 00:42
>>109
自分の熱い××握り締めてろ♪
112名無し物書き@推敲中?:03/06/17 00:59
オリジナルノイズ ◆KJQVF4h9Ug って酷い駄作書きだよな。
ロクでも無い文章しか書けないから荒らしてるんだろうけど、
考えたら可哀相な人間だよな……。

えっと、このスレに提言。
あまり長過ぎるのはよそう。
長くても三レスくらいにしようよ。
前の作品が流れ過ぎちゃうよ。
113オリジナルノイズ ◆KJQVF4h9Ug :03/06/17 01:27
92あたりを見てやろうか。
長いし、気合が入ってるようだから。
114オリジナルノイズ ◆KJQVF4h9Ug :03/06/17 01:30
そうだな、これは悪くないな。
ただ…
115オリジナルノイズ ◆KJQVF4h9Ug :03/06/17 01:36
この粘着性はなかなか面白いが、もっとメリハリがほしいな。
つまり…
116名無し物書き@推敲中?:03/06/17 01:36
小学生チャットに来てね
http://www13.big.or.jp/~fubuki/chat/chat1.html  
117オリジナルノイズ ◆KJQVF4h9Ug :03/06/17 01:39
アップやら俯瞰やら、あるだろう?テレビドラマの撮影でもさ。
ところが、これなんか、ずーっとカメラを置きっぱなし、アップ
のまままわし続けているみたいなんだ。
だからさ…
118オリジナルノイズ ◆KJQVF4h9Ug :03/06/17 01:44
もっとこう、エピソード入れるとか、
追憶入れるとかさ…。
会話にしたってさ…
119オリジナルノイズ ◆KJQVF4h9Ug :03/06/17 01:50
これはやっぱり対話がすくなすぎる。
存在が立ち上がってこないので勿体無いな。
予定調和的な会話しか無いので、緊張感を
もたらすどころか、むしろそいでしまっているな。
120名無し物書き@推敲中?:03/06/17 01:54
次のかたどうぞ。
121オリジナルノイズ ◆KJQVF4h9Ug :03/06/17 01:55
この粘着性は面白いが、素材がありきたりなんでな。
思い切って、妄想にとらわれてる病気の女にするとかの方が
面白いんじゃないかな。
これじゃあまりにも、ありきたりすぎるぞ。
12292です:03/06/17 01:58
オリジナルノイズ様
〉追憶入れるとかさ…。
86−92の続き物になっています
かなり長いですが、もし時間があるのなら、
最初から読んでもらえると嬉しいです
123名無し物書き@推敲中?:03/06/17 02:04
次のかたどうぞ。
124オリジナルノイズ ◆KJQVF4h9Ug :03/06/17 02:04
なんなんだろう、このオブセッションは。
島尾敏雄とか読んでるの?
誰の小説をネタにしてるの?92は。
125名無し物書き@推敲中?:03/06/17 02:04
オリジナルノイズ ◆KJQVF4h9Ug って酷い駄作書きだよな。
ロクでも無い文章しか書けないから荒らしてるんだろうけど、
考えたら可哀相な人間だよな……。

えっと、このスレに提言。
あまり長過ぎるのはよそう。
長くても三レスくらいにしようよ。
前の作品が流れ過ぎちゃうよ。
126名無し物書き@推敲中?:03/06/17 02:04
オリジナルノイズ ◆KJQVF4h9Ug って酷い駄作書きだよな。
ロクでも無い文章しか書けないから荒らしてるんだろうけど、
考えたら可哀相な人間だよな……。

えっと、このスレに提言。
あまり長過ぎるのはよそう。
長くても三レスくらいにしようよ。
前の作品が流れ過ぎちゃうよ。
127オリジナルノイズ ◆KJQVF4h9Ug :03/06/17 02:06
荒らすなよwww
次のかたどうぞ。
ちょっと待って下さい。
130薄闇 >>23:03/06/17 06:02
起きてPC開くと、何だか荒れ気味なのでびっくりしますた。
簡素くれた方々ありがとう御座います。
2行目の「とある〜」と三行目がかぶってるかな、と思います。いっそなくしてもいいかな・・・
単語を連ねて表現した気になっている・・・は、その通りだと思います。勿論、わざと気取った文にしてるつもりなのですが、
どうもそこら辺のさじ加減が難しいです。
参考になりました。どうもでした。
131:03/06/17 22:08
ぴよさん、14さん。遅くなりましたがありがとうございました。
やっぱり初心者の文章という感じなのでしょうか。
もすこしマシなのが書けたと思ったら、また来ますのでよろしくです。
132名無し物書き@推敲中?:03/06/17 22:40
酷評御願い致します。

私の最も古い記憶は、今の家を建てる前の借家でのものだ。
いつも仕事で忙しい母が、珍しく夜お風呂がすんだ後も寝なさいと言わず、
卓袱台につき、私を横に座らせてくれた。
籠に乗っていた林檎を母は一つ取り上げる。くるくると螺旋状に皮を剥き終
わると、切り分けずに、親指と人差し指で林檎のヘタを持って白雪姫の魔女の声
真似をする。
「お嬢さん、甘いおいしい林檎だよ。お一ついかが?」
私は林檎の白いお尻に齧り付く。
甘酸っぱい香りが口中に広がって、まあ、おいしいと言ってから、母の胸に倒
れこむ。母の体は柔らかくいい匂いがして、ネクリジェの布は頬に優しかった。
母が抱き付く私をくすぐると、死に真似をしていられなくなり狂ったように笑い
転げて、息を整えてから、同じ遊びを何度も強請った。 丸い林檎が歯型だらけに
なるまで。
私はまだ3才になる前の子供で、母は美しい20代の女だった。
133名無し物書き@推敲中?:03/06/17 23:09
>>132
読点のつけどころが気になるけど、
けっこういいよ。
134名無し物書き@推敲中?:03/06/17 23:16
>>132
プロをめざせるレベルです。
この小編や、今後の投稿作は、盗まれぬよう大事にしておきなさい。
135134:03/06/17 23:22
たとえばこういう所、
>死に真似をしていられなくなり狂ったように笑い転げて、息を整えてから、

初心者レベルでは、「息を整えてから、」は、まず書かないと思います。この一句によって少女の喜びが、
じつに際立って描写されているのです。
おいおい、いきなり自作自演か(ワラ
>>132の何を盗めってんだw
ていうかこのスレって「酷評します」スレだったのね。今気づいた。
>>132
「珍しく」が何にかかるか、わかりにくいね。位置をかえれば分り易くなるはずだ。
139名無し物書き@推敲中?:03/06/18 00:38
>>132は実は官能小説なんだぞ。
わかってるか?
140名無し物書き@推敲中?:03/06/18 01:36
風呂桶に押し込められた死体は一向に片付かない。
死体を切断し、車で運んで捨てる作戦は、切断する段階で失敗した。
意外と頑丈にできている死体は、包丁などの刃物で突き刺すことはできても、
各パーツをバラバラに、完全に切り離すことは不可能に近かった。
次に、硫酸で死体を溶かしてしまう作戦も、芳しい成果を得ることはできなかった。
手に入るだけの硫酸を死体に振り掛けたが、死体の皮膚が赤黒くなって焦げるだけで、
死体そのものの体積はほとんど減らなかった。
想像では、あっという間に液状になって、そのまま風呂桶の排水溝に流れていくはずだった。
狭いユニットバスの中で、右手の中指と薬指の爪を噛みながら、
彼は頭の中がぐらぐらと揺れるのを感じた。

風呂桶の中のものは、二目と見れたものではなくなりつつあった。
黒く焦げた死体は刺激臭を伴って、しゅうしゅうと白煙を放っていた。
「うえ、ぐぼぼ!」
もう耐えられなかった。
彼は膝をついて嘔吐した。
141名無し物書き@推敲中?:03/06/18 02:24
 私の肩にはマグロの刺身がひと切れ乗っている。
 いつから乗っているのだろう。
 朝6時40分に家を出たときにはまだ何も乗っていなかった、と思う。
 いつもの通勤電車の中でも、まだ何も乗っていなかった、と思う。
 改札口を出て、夏の日差しを見上げたときも、まだ何も乗っていなかった、と思う。
 守衛の加藤さんと二言、三言交わしたときも、まだ何も乗っていなかった、と思う。
 昨夜仕上げた書類の整理をしていたときも、まだ何も乗っていなかった、と思う。
 清水産業さんからのクレームの電話を受けていたときも、まだ何も乗っていなかった、と思う。
 幹部たちの前で新企画のプレゼンをしていたときも、まだ何も乗っていなかった、と思う。
 企画が通って山本部長から握手を求められたときも、まだ何も乗っていなかった、と思う。
 祝勝会で刺身居酒屋に入ったときにも、まだ何も乗っていなかった、と思う。
 なのに何故、2次会でキャバクラにいる私の肩には今、マグロの刺身がひと切れ乗っているのだろう。
 ユミちゃんが笑っている。ミカちゃんも笑っている。
142名無し物書き@推敲中?:03/06/18 02:35
 表札に妻の名前がローマ字で書かれているのを見てビックリした。「妻の
部屋?妻が借りているマンション?」ドアの鍵穴にガムを詰め込んで簡単な
型を取ってその日は家に戻った。週末、妻が寝てからハンドバックの中を探
すと数個の鍵が付いたキーホルダーを発見した。家の鍵、車の鍵、職場の更
衣ロッカーの鍵などを除いてドアキーらしい鍵が一つ残った。ガムで取った
鍵穴の型と合わして見てこの鍵だと確信し土曜日は昼間で寝ている妻を確認
して、近くのホームセンターで合い鍵を造った。「あのマンションは何のた
めに?」「男と協同に借りた?」「表札が妻の名前になっていたのは何故?」
疑問は解けない。「もし中に知らない男がいたらどうする?」「不法侵入で
訴えられたら?」いろいろ迷ったが疑問を解決するため翌日の日曜日にその
マンションに行く決心をした。妻が家にいる事を確認して出かけた。マンシ
ョンの前まで来て携帯で家に電話を掛けた。妻が家にいることを再確認する
ためだったが妻はすぐに電話に出た。自宅に妻がいることを確かめマンショ
ンの中に入っていった。その部屋まえに着いた時には緊張と興奮で足が震え
た。相変わらず電気メータは動いていない。果たして鍵は合っているか?深
呼吸をして複製した合い鍵をドアの鍵穴に差し込んだ。すんなりと入った鍵
をまわす。「ガチャッ」と解錠の音がした。身体の震えを抑えながら暗い玄
関に入いった。妻の臭いがした。造り付けの下駄箱には女性靴3足が入って
いる。サイズからして妻の物だが今までに私が見た事のない品物だった。部
屋の中は静まりかえっている。施錠しドアチエーンが施していないのは誰も
居ない証拠か?ドアに施錠して部屋の中に進んだ。思い切って照明を付けた。
誰も居ない。
143ゴーストライター:03/06/18 02:45
>>132
酷評のしようがなく無理矢理リライト。もっと情趣やいたいけさを出したか
ったけれど・・・前半の現在形の一部がいくらか不合理。

私のもっとも古い記憶、それは今の家を建てる前、まだ借家にいた頃のものだ。
いつも仕事で忙しい母が、珍しくお風呂がすんだ後もすぐ寝なさいと言わず、
卓袱台につき、私を横に座らせてくれた。
かごに乗っていた林檎を、母は一つだけ取り上げた。くるくる廻して皮を剥くと、
切り分けず、林檎のヘタをつまんで持ち上げながら、白雪姫の魔女の声を真似て
唸った。
「お嬢さん、甘くておいしい林檎だよ。お一ついかがかね?」
私はワッと林檎の白いお尻に齧り付く。
甘酸っぱい香りが口中にひろがり、まあ、おいしいと言ってから、私は母の胸に
倒れこんだ。母の体は柔らかくいい匂いがして、ネクリジェの布は頬にとても優
しかった。母が抱きつく私をくすぐると、死んだ真似をしていられなくなり弾け
るように笑い転げて、息を整えてから、同じ遊びを何度もねだった。 丸い林檎が
でこぼこの歯型だらけになるまで。
私はまだ3才になる前の子供、そして母は美しい20代の女だった。
144名無し物書き@推敲中?:03/06/18 03:05
>>140
「作戦」を「計画」と変えたほうがおどろおどろしい雰囲気を壊さないと思う。
「包丁などの刃物」って表現が無意味に抽象的。「包丁」か「刃物」でよいのでは?
「各パーツ」とまとめずに、ここは具体的に描いたほうが臨場感が出るのでは?
「不可能に近かった」というのは曖昧。「時間が無い」とか「場所が悪い」など
条件がマズくて実行不可能なのであれば、それも描いたほうがよい。そういうことで
なければ「不可能」でいい。あと、「意外と頑丈」とあるが、何故頑丈なのかも書いた
ほうがよい。
「次に、硫酸で・・・」の「次に」は不必要。「次」に決まってんだから。
「振り掛けた」ってマヌケ。「浴びせた」とかのほうがよくない?
「死体そのものの体積」の「死体そのものの」がいらない。そもそも死体の話
なんだから。いちいち「死体の」とか「死体を」とか付けすぎ。
ちなみに「次に硫酸で〜流れていくはずだった。」までは改行必要なし。
「ユニットバス」と「風呂桶」という単語がちぐはぐ。「ユニットバス」という単語を
使うのなら、「風呂桶」よりも「浴槽」とか。
「彼は」って、一人称じゃなかったの?「想像では」とか書いてたじゃん!あなたの想像!?
「二目と見られたものではなくなりつつあった」って、もうなってるじゃん!
「うえ、ぐぼぼ」って、もうちょっと、何かなかった?
「もう耐えられなかった。」何に!?匂いに!?見た目に!?そもそも何かに耐えていたの!?
なんかもうね、書いてるうちに腹立ってきた。
>>144 深夜にワラタ
146144:03/06/18 03:20
なんか「勝手に怒ってろよ」って感じだよね。ゴメン。
自分の書き込み見てヘコんだよ。
真夜中のおかしななテンションに任せて書いちゃったよ。
ホントにゴメンね。
147140:03/06/18 03:29
普通のテンションに思えるが。
大変参考になった。次もヨロシク。名無しだけど。
148ゴーストライター二号:03/06/18 03:38
>>143
の書いた物をさらに弄ってみました。情著に加えて、必然性を意識してリラ
イトしました。私的リライトのポイントとしては描写が過剰な気がしたので
幾つか削った表現があります。好みかもしれませんが。
最後の二行は、無理やり終らせた感じがするなぁ。

私のもっとも古い記憶、それは今の家を建てる前、まだ借家にいた頃のものだ。
その日の母は、夜が深けても私を寝かしつけることはせず、食卓の籠の上にある
林檎を剥いてくれた。母は、取り上げた林檎の皮をくるくる廻して剥くと、切り
分けずにヘタをつまんで持ち上げながら、魔女の声を真似て唸った。
「お嬢さん、甘くておいしい林檎だよ。お一ついかがかな?」
私は嬉しくなって林檎の白いお尻に齧り付いた。林檎の甘酸っぱい香りが口の中
に広がると、私は「まあ、おいしい」と言って、母の胸に倒れこんだ。
母は柔らかく、ネクリジェは頬にとても優しかった。林檎と石鹸のいい香りがし
て、私はそれを一人占めにしようと、母の腕の中で眠ったふりをした。私を抱い
ていた母は、暫くすると動かない私をくすぐった。私は弾けるように笑い転げて、
息を整えてから、同じ遊びを何度もねだるのだった。
林檎が、でこぼこの歯型だらけになるまでの幸福な時間が、私のもっとも古い記
憶だ。
私はたぶん三才で、母は二十代の若さだった。
149名無し物書き@推敲中?:03/06/18 03:55
>>144
>「もう耐えられなかった。」何に!?匂いに!?見た目に!?

硫酸の刺激臭と白煙に耐えられなかった。読んでたら普通にわかるじゃん。
作者は硫酸には結構詳しい人と見た。漏れも昔H2SO4の製造工場に居たから。 
150149:03/06/18 04:09
もうひとつ重箱
>>>>144
>「もう耐えられなかった。」何に!?匂いに!?見た目に!?

匂い ←香ばしい、良い匂い
臭い ←くさい、不快な臭い (上記は、これが適当かと
151名無し物書き@推敲中?:03/06/18 04:18
>>149
>「もう耐えられなかった。」何に!?匂いに!?見た目に!?
>硫酸の刺激臭と白煙に耐えられなかった。
耐えられなかったのは、両方っぽいな。

硫酸の刺激臭と白煙は「げぼぼ」の切欠っぽいよね。主人公は
今まで、我慢していたのさ、色々な事に。

んで、唐突で断片的な「もう耐えられなかった」みたいな書き
方は、前後の情景描写以外の主人公のフラストレーションを暗
示させる効果もあるかもなぁ、と思った。

>>140は、所々の言いまわしは、まだ難があるけど、言葉の選び
方に注意すれば、結構見違えた文章になりそー。

がんがれ。
152144:03/06/18 04:32
>>149
そうかなぁ。「もう耐えられなかった」って単体で書くならその前にすこしは
苦しむ描写を入れるべきかと。もしくは「その臭いに耐え切れず嘔吐した」くらい
さっぱりした表現のほうが。少なくとも私には「彼」が何に「耐えられなかった」
のか曖昧に感じました。
「匂い」に関してはそう使い分けたほうが美しいかも。
>>140
いやいや、後半何かひとりで怒ってたでしょ?自分的にイタかった。
自分もここに文章書いてるもんだから、他人に当たってるみたいで。
一応間違ったことは書いてないつもり。参考になってよかった。
153144:03/06/18 04:35
× >>140
○ >>147
154名無し物書き@推敲中?:03/06/18 10:08
ゴーストライターV3の登場が待たれる
「もう耐えられなかった」という文章が邪魔なだけかと。
156名無し物書き@推敲中?:03/06/18 13:56
>>155
ミもフタも無い(w
157名無し物書き@推敲中?:03/06/18 14:21
>>148
ナイスリライト。あと、細かい事だけど、

>その日の母は、夜が深けても私を寝かしつけることはせず、
「夜が更けて」が普通だが、「夜が深けて」のそれは故意かな。

>「お嬢さん、甘くておいしい林檎だよ。お一ついかがかな?」

>私はそれを一人占めにしようと、
「おひとつ」「ひとり占め」の方が柔らかい感じを受けない?

>>152
刃物で死体解体に失敗し、その後硫酸を試してみようと考え、入手可能な
範囲で硫酸を調達した。死体を切り刻んでも冷静なこの人物は、無残な死
体を目の前にして視覚的に耐えられない恐怖をもつ者ではないと想われる。
158Doctor:03/06/18 15:45
>>148
下手糞。
ハッキリいって、原文の方がいいよ。
159名無し物書き@推敲中?:03/06/18 16:08
>>148
いろいろ言いたいことあるけど、ひとつに絞ると、最後の行。

「私はまだ3才になる前の子供で、母は美しい20代の女だった。」

を、なぜ

「私はたぶん三才で、母は二十代の若さだった。」

などという糞つまらない表現に変えてしまうかな。
もっとも変更のきかない「女」の一文字を無神経に削除するかな。
あんたにリライトは無理だよ〜。
160_:03/06/18 16:17
161名無し物書き@推敲中?:03/06/18 16:24
>>148のリライト抜粋
>その日の母は、夜が深けても私を寝かしつけることはせず、食卓の籠の上にある
>林檎を剥いてくれた。母は、取り上げた林檎の皮をくるくる廻して剥くと、切り
>分けずにヘタをつまんで持ち上げながら、魔女の声を真似て唸った。

>>132 原文抜粋
>いつも仕事で忙しい母が、珍しく夜お風呂がすんだ後も寝なさいと言わず、
>卓袱台につき、私を横に座らせてくれた。
>籠に乗っていた林檎を母は一つ取り上げる。くるくると螺旋状に皮を剥き終
>わると、切り分けずに、親指と人差し指で林檎のヘタを持って白雪姫の魔女の声
>真似をする。

両者比較すると、
リライトは、文章にスキがないが内容的には無味無臭。
原文は、ぎこちない文章だが母の温かさが伝わってくる。
162名無し物書き@推敲中?:03/06/18 16:33
そこでリミックス

その日の母は、珍しく夜お風呂がすんだ後も寝なさいと言わず、
私を横に座らせて卓袱台 の籠の上にある林檎を剥いてくれた 。
くるくると螺旋状に 林檎の皮を皮を剥き終 わると、切り分けずに、
親指と人差し指でヘタをつまんで魔女の声を真似て唸った。
163名無し物書き@推敲中?:03/06/18 16:43
>>162
早っ!! (・∀・)イイ!!
あと、母が器用にリンゴを剥くシーンを傍で見てる子供が、
その母の器用さ偉大さに感動するセリフも欲しいよね。
164Doctor:03/06/18 17:03
一番古い記憶は、今の家を建てる前、まだ家族がアパートに住んでいたときのことだ。
仕事と家事で、いつも忙しそうにしていた母が、珍しく、早く寝なさいと叱ってこない。
彼女は、ちゃぶ台に肘を乗せたまま、何も映っていないブラウン管をぼおっと眺めていた。

何をしているの?と私が言って近づくと、母はにっこりと笑い、私を横に座らせた。
カゴに乗っていた林檎を一つ取り上げ、くるくると切れ目なく皮を剥くと、
ヘタを持って私の前にそれを差し出し、白雪姫の魔女の声を真似て、母が言う。
「お嬢さん、とてもとても甘い、とてもおいしい林檎だよ。おひとつ、いかがかしら?」
うん、と首を振って、私は、白い林檎の実に齧り付いた。
甘酸っぱい林檎の香りが、口の中に広がり、
まあおいしい、と高い声を上げて、母の胸に倒れこんだ。

ほっとする母の匂いに包まれ、柔らかい胸に頬をうずめているうちに、
私は、ゆっくりと目を閉じていた。
そのままじっと動かなくなった私を、母が大きな手でくすぐってきて、
思わず耐え切れず、私は笑いながら転げ落ちた。

丸い林檎が、小さな歯型でいっぱいになるまで、その夜、その遊びをねだり続けた。
まだ私が三歳になる前のことで、母は美しい二十代の女性だった。
165名無し物書き@推敲中?:03/06/18 17:08
>>164
うまい!ダントツでうまい!
医者もどきさんですか?
クセが似ているけど。
>>142は、もうちょっと言葉を大切に選んで書くと良くなると思う。
しつこかったり、おかしい部分がある。もっと自分の文章を丁寧に読みましょう。
167名無し物書き@推敲中?:03/06/18 17:36
>>164
原文にあった風呂をカットして、ブラウン管導入?

B級ハリウッドリメイクみたいだな。
リライトの範疇を超えてるよ。
168DOCTOR:03/06/18 17:52
設定も、批評の対象だと思うが何か?
無駄な文を変えても、無駄な設定を変えないのか?

私の最も古い記憶。あれは、いまの家を建てる前、借家に住んでいたときのことだ。
当時、仕事を持っていた母は、いつも忙しそうな顔をしていたはずだ。
風呂上りの私、「早く寝なさい」と叱る母。ほかのことは、ほとんど覚えていないから。

しかし、その夜の母は、とても優しかった。
私と並んで座った彼女は、ちゃぶ台の上にあった籠の中のリンゴをひょいと取り上げ、
まるで滑り台のように、すらすらと皮を剥く。
ナイフを置き、ヘタをつまんで私の前にリンゴを差し出すと、魔女のような声を出した。
「お嬢さん、甘くておいしいリンゴだよ。おひとつ、いかがかな?」

機嫌のいい母を見て嬉しくなった私は、鼻先にぶら下がるリンゴの白いお尻に噛み付いた。
甘酸っぱい香りにむせそうになりながらも、精一杯の声音で「まあ、おいしい」と叫び、
母の胸に倒れこむ。
温かさとやわらかさ、そして、たとえようもなくいい匂い。
頬に感じたネグリジェの肌触りまで、いまもはっきりと覚えている。
しばらく夢心地に浸っていると、母は私の体をくすぐり始める。
私は、ものの数秒も耐えることなく、踊るように母の胸から転がり落ちるのだ。

子供心に、母の手に負けたくなかったのか。それとも、もっと一緒に笑いたかったのか。
私はこのお芝居がとても気に入り、何度も何度も繰り返し、母にねだった。
丸かったリンゴが、私のたくさんの歯形で、見る影もなくなるまで。
私が3歳になる前、母は20代――ふくよかで美しい女だったころの記憶だ。
170名無し物書き@推敲中?:03/06/18 18:05
>>169
最悪。
個人的に>>164が一番いい。
171名無し物書き@推敲中? :03/06/18 18:17
>>164
スピードと簡潔な流れ、視点が大掴みでないと「3歳以下の記憶」と矛盾。
リライトは本質を見抜く直観はもとより、基本的な論理性が欠けていた
ら背伸びしてバカ恥晒すだけ。とても見苦しい猿真似だった。単純な批評だ
けしとけ、アフォぐぁ。
172Doctor:03/06/18 18:21
>>171
そんな下らん理論に縛られ、>>169のようにクドイ文章にしたのか。
へたくそ。
173169:03/06/18 18:23
>>170
わはは、申し訳ない。なかなか難しいなあ。
漏れの、ちょっと説明くさいよね。
もう少し勉強が要るかな、うん。

>>172
おいおい、171さんとは別人だよ。誤解なきよう。
174名無し物書き@推敲中?:03/06/18 18:33
俺は169でもないし、客観的にまず書き手の感性ってのを重視する。Doctorって
ブァカは資質が乏しいくせにそれ以上のことを書きたがる香具師だ。
原文を弄る痛さをみじんも持たない粘着質の鈍物。171の強迫観念が粗さ
を露呈している。リライトは原文を尊重して控えめにやるべきだ。しかし感性
の鈍いヤロの文章って、なんともムカつくね。
175名無し物書き@推敲中?:03/06/18 18:36
174の訂正
171⇒172
176Doctor:03/06/18 18:37
>資質が乏しいくせにそれ以上のことを書きたがる香具師
オレは、実力以上の言葉は使わないが。
ストーリーの流れを維持しつつの、設定変更は、
タブーだとも思っていない。
文学は、文章力以上に設定がものを言う、
ということを、今一度再認識すべき。
もう一回言う。

批評は個人の自由であり、またそれは批評された側の財産。
個人の持つ批評は、一個人の意見であり、贈られるもの。
批評は多くされた方が良い。良し悪し関わらず、得るものが多いのだから。
故に誰の批評でも至極大切なのだ。

批評され、罵倒され育っていく作家達に栄光を
178名無し物書き@推敲中?:03/06/18 18:51
>>177
だまれ。
若い力を養う議論に、水を差しているのが自分だとは気づかぬか?
179名無し物書き@推敲中?:03/06/18 18:55
>>176
漏れは設定のことなんぞ言ってない、頭わるいな。
どれでもいいが、
「私は、ゆっくりと目を閉じていた。
そのままじっと動かなくなった私を、」
3歳以下の追憶(一人称)として論理的にオカシイと思わんのか。柄谷じゃないが、
文章書くまえに算数やり直したら? おまいのはすぐ混乱する頭だと再認識すべき。
180名無し物書き@推敲中?:03/06/18 19:06
>>178
おい、おっさん。どこみて「若い力を養う議論」なんて言葉が出てきた。
あんた、考え古いよ。あんたこそ若い芽を潰してることに気づけよ。
181名無し物書き@推敲中?:03/06/18 19:07
☆頑張ってまーす!!☆
http://yahooo.s2.x-beat.com/linkvp/linkvp.html
182132リライト:03/06/18 19:11
生家の地下室には、封印を施された棺が安置されている。
それを見るたび、私が3才になる前の忌まわしき記憶が紐解かれる。
お風呂からあがると、部屋は血の海と化していた。
上半身裸の母が私を睨め付ける。父の額から包丁を抜き取り、投げ上げた
林檎に刃を走らせる。皮を剥ぎ取られた白い果肉が山と積まれてゆく。
一つを手に取り大きく振りかぶり、白雪姫の魔女を気取って蛮声を上げる。
「お嬢さん、甘いおいしい林檎だよ。お一ついかが?」
林檎の雨あられが襲い掛かる!時折交ぜられた手榴弾をかわしつつ
母にタックルを仕掛ける。饐えた臭いが私の鼻を突く。その時だった。
死んだはずの父が立ち上がった!狂ったような哄笑と共に、林檎の山に
辞表を叩きつけて唾を吐く。息を整えてから、同じ辞表を何度も叩きつけた。
母も負けじと三行半を叩きつける。辞表と三行半のシンコペーションが
林檎の甘い香りと溶け合って、いつしか私は眠りに落ちた。
棺の中身は、その時の林檎である。
183名無し物書き@推敲中?:03/06/18 19:11
>>181に若い芽がいっぱいありそうだ
184名無し物書き@推敲中?:03/06/18 19:12
>>164が一番下手だと思うなぁ。
首を振るだといやだと言っているみたい。
母を彼女というのも、どうかな。
それに、死に真似という言葉を入れないと、
母の懐が気持ちよくて眠っているように錯覚する。
あと、

>カゴに乗っていた林檎を一つ取り上げ、くるくると切れ目なく皮を剥くと、
ヘタを持って私の前にそれを差し出し、白雪姫の魔女の声を真似て、母が言う。

は、
母は、カゴに乗っていた林檎を一つ取り上げ、くるくると切れ目なく皮を剥くと、
ヘタを持って私の前にそれを差し出し、白雪姫の魔女の声を真似て言う。
のほうが判り易い。
他にもあるけど、めんどいからやめとくわ。
185名無し物書き@推敲中?:03/06/18 19:27
>文学は、文章力以上に設定がものを言う

フーン
最初にまず設定を考えないと。
187名無し物書き@推敲中?:03/06/18 19:58
http://www3.diary.ne.jp/user/329573/

なかなかいい文章↑
188キテレツ 2/1:03/06/18 20:00
ええと……よろしいんでござんすか、(8)からのキテレツ文章講座こっちでやっても。。。
え〜今回は、なにしろ「て」ですよ、「て」。「てにおは」の「て」というくらい、代表的なヤヤ
コシ語。ヤヤコシさもここまでくると「意味」を完全に解析するのは困難でありまして曖昧に推測
するのが関の山。しかし、文章のリズムにも大いに関係するので早めのチェックは肝要でんな。

「て」の意味、存在意義は、あくまで文脈(文体)の中で、何がしの役割をもちます。逆にいうと
文脈によっては(使っても使わなくても)どっちでもいい場合もあります。でも、これを器用に使
いわけることによって文章全体の品格、落着きがグーンとアップするし、さらにいえば、文体の秘
密の端緒にふれることができるんです。「て」の用法、リズム感の両立が理想でやんす。書きなれ
ればこの二つは自然と一体化するんですね。
では、いきまっせ。

@「私は、眼を見続けられ視線をそらしたが、…」
 「私は囚人の肩を押しつけ腰をおろさせた」
 「妻は玄関から体を乗り出し、空をみあげた」
いずれも「て」は付きません(動詞連用形)。これは文脈において、たぶん付かないほうがよろし
いんでしょうな。
では、仮にその前件に「て」が付いたとしたら、どうでしょう。
@はどれも丸山健二「夏の流れ」からの引用です。なにげに「て」がつかないことによって、前件
へのこだわりが薄くなっていることに気がつきませんか?。「て」がつくことで、こだわり、つま
り極端には情的、幼児的、話し言葉的ニュアンスがつよくなる要素もありまつ。「夏の流れ」を読
んだ方はハ、ハーンとなるかもしれませんねェ。
反対の例文をだしてみます。
A「振り向いたら、口を変な風に歪めて、薄笑いをしていた」
読点のカラミもありますが、《前件を述べるその意味において、書き手の注意が向けられている感
じ》が生じ、さらに、
B「友人に声をかけられて行った」
と《客観的、他力(受身)的、自然発生的》へと展開します。「友人に声をかけられ、行った」だ
とやや主観的、意志的ですね。つまり前件のウェートが弱まり、そのぶん後件が強まる関係です。
189キテレツ 2/2:03/06/18 20:01
その他、ユニークな用法を例示しまつ。悪くいえば、エエカゲンな語なのでなるべくたくさんのユ
ニーク例を見つけてくだしゃいね。
C「温泉につかって、騒いで、観光めぐりをした」(並列)※順序に従っていると限らない。
D「天気を調べて出かけた」(順序)(←から)
E「わき見をして運転している」(同時)(←つつ、ながら、まま)
 「指を鳴らして近づいてきた」
 「眼を開いて眠っている」(←まま)
 「涙をぬぐって言った」※連続か同時かアイマイ。
F「皆は出かけていって、私一人が…」(対比)(←のに、いっぽう)
G「彼は中学を出て、家にいた」(経過)(←以来ずっと、以降)
H「ボールが当ってひびが入った」(原因、理由)※「ので」と違ってあいまい。
 「忙しくて帰らねばならない」※やむをえずそうする、といった逃げの態度。他力、受身的。本能。
 「トイレに行きたくてよく聞かなかった」
I「薬草を食べて直した」(方法、手段)
J「不良をよそおって、人々の人気を得た」(逆説)(←それでいて、しかも、そのうえ)
 「歩いて間に合う」(←ても)
K「車で行って二時間くらい」(結果)(←たら、…ば)
 「化粧してきれいなだけだよ」

以上、とりあえずは参考に読み流すぐらいでいいよ。
重要なことは、しょっちゅう出てくる「て」という接続助詞に、書き手が一定の規則性(整合性)をも
たせること。本屋にある有名作家の文章に粗雑な「て」の用法はまずありません。たくさん書いた手だ
れの証しでしょうね、読み手に対し「安心」にもまして「快適」さをもたらします。
190名無し物書き@推敲中?:03/06/18 20:34
馬鹿は放置で。

次の方どうぞ。
191名無し物書き@推敲中? :03/06/18 20:37
いやRОMる価値ある、これ。
つまんね
193名無し物書き@推敲中?:03/06/18 20:40
>>187の文章力を採点してください。ぺこり。
194名無し物書き@推敲中?:03/06/18 20:54
ブラクラ? コワイデツ
195名無し物書き@推敲中?:03/06/18 20:59
ちがいまつよーただの日記でっhttp://www3.diary.ne.jp/user/329573/
196名無し物書き@推敲中?:03/06/18 21:35
>>カゴに乗っていた林檎を一つ取り上げ、くるくると切れ目なく皮を剥くと、
ヘタを持って私の前にそれを差し出し、白雪姫の魔女の声を真似て、母が言う。

>は、
>母は、カゴに乗っていた林檎を一つ取り上げ、くるくると切れ目なく皮を剥くと、
ヘタを持って私の前にそれを差し出し、白雪姫の魔女の声を真似て言う。
のほうが判り易い。

主語を前に出せば、それが一番わかりやすいに決まっている。
ただ、この場合、誰が主語であるか明らかなわけだから、
あえて文尾にもってきて、文のリズムをよくしたんだろう。

>他にもあるけど、めんどいからやめとくわ。
他にも浅はかな勘違いがあるわけ?
ほんと、批評にケチつけるやつのレベルが低すぎて困るわ。

あと、>>164の文章は、すでに「死に真似」にこだわっていない。
「死んだ真似じゃなきゃだめでしょ?」という先入観に、>>184は縛られている。
197名無し物書き@推敲中?:03/06/18 22:03
そんなに悔しかったのか?
198132:03/06/18 22:16
132です。会社から帰って来て、ここ開いて呆然としてました。
なんというか、みなさんすごいですね。私の拙い文章をリライトまで
して下さって。
正直ちょっと自分の意図とは違う部分もあったりしましたが、酷評
をして下さったみなさんに感謝します。
まだざっと読んだだけなので、これからじっくりと参考にさせて頂き
ます。ありがとうございました。
199オリジナルノイズ ◆KJQVF4h9Ug :03/06/18 22:18
いいよ気にしなくてwww
200名無し物書き@推敲中?:03/06/18 22:19
リライト

る奴の
自意
識につ
いて
語ろう

201148:03/06/18 22:24
色んなみなさんが、リライト指摘してくださってアリガタイっす。

ええと、自分で読みなおして思ったんだけど、最後の二行がヘンなのは
原文の中で、書き手(語り手)が何所に主体を置いているのかが、おれん
中で明確に設定されていなかったからだなぁ、と思うた。

「一番古い記憶」について語ってるのか、「20代女の美しい母」について
語っているのか、なんかうやむやになっとる。
本来ならば、母について語っているから、冒頭に「母についての一番古い
記憶は…」とか入れて、途中の母とのやり取りや、最後のシメもそれを意
識した表現になると思う。どっかで、誰かさんが指摘した通りにさ。

でも、おれは多分無意識に「一番古い記憶」ってのを逸話の主体に置いた
んだろーな。で、母の良さげな描写は削って、無味乾燥に淡々と、記憶を
手繰るよーな描写をしたみたい。で、最後のシメにも影響が出たらしい。

読み返すと色々気づくわぁ(悦
202名無し物書き@推敲中?:03/06/18 22:26
>>200
そういう書き込みをするオマエの自意識についても、
同時に語ろーか(w
203名無し物書き@推敲中?:03/06/18 22:34
>>202
あんたrewriteして酷評されたんだろw
実力つけてからやれよ。でないとそうやって恥ばっかりかくぞ。
わかったら回線切って勉強しろよ。
204名無し物書き@推敲中?:03/06/18 22:39
>>203
酷評も恥もどうってこたぁねえよw
おまえが勉強しろよ。
205名無し物書き@推敲中?:03/06/18 22:40
>>204
一緒に勉強する?
206名無し物書き@推敲中?:03/06/18 22:41
>>205
迷惑じゃなければ…
207名無し物書き@推敲中?:03/06/18 22:54
>>206
よしてよそんな、他人行儀な。。
208名無し物書き@推敲中?:03/06/18 22:56
ジエンすか……w
209名無し物書き@推敲中?:03/06/18 23:32
このジエンは何とかノイズって奴の仕業だろ。あいつは創作に真摯にはげむ若者に
ストーカみたいな粘着をして自分の悲しい過去をわすれようとしてるんだなwww
その悲しさと心の奥は、たぶん本人にもコントロルできねえ領域なんだ、哀れっぽく
て想像もしたくねえけど。どうせこれにもすぐ食いつくダロなw、ダボハゼみたい
にさwww
2101/2:03/06/18 23:39
――――なぜ、こんなところにいるんだろう。

ごく普通の家庭の下に生まれたわけではないことはわかる。母は女神で父は創造神だ。
でも、それでも父も母もそれはごく日常的な愛情を僕に注いでくれたし、
その日常の中に何ら変わった事はなかった。

 僕がどこにいても友達に恵まれたのは、確かに父や母の人望があったからなのかもしれない。
「あのコと遊んじゃいけません」なんて他の誰の親にもきっと僕は言われた事はないはずだ。
だけど僕の友達付き合いは平凡なもので、彼らを自分と同じ一つの命として認識していた。
まして格下だなんて思ったことすらない。
周りはそれを快く思っていなかったようだけれども。
ただ―――ひとつ。心当たりがあるとすればひとつだけ。
2112/2:03/06/18 23:40
 僕はやはり、父と同じ道を歩んではいけなかったのだ。
まして、父が成功した道を歩んではいけなかったのだ。
父の歩いた、彼の足でしっかりと切り開かれた道を歩いたせいで、
僕の衣服や靴はどこも汚れていなかった。父が自分でその一歩を踏み出した時は
確かにそこには泥くさい地面や頬に棘を向ける藪があったのに。
父は確実に自分で道を作っている。どこに続いているか、何が待っているか、
方向もわからないままとにかく前に進んでいるけど、だけど確実に自分の足で自分の
道を作っている。腕には草を掻き分けた跡の切り傷があるだろう。何度も転んだせい
でズボンはボロボロだろう。だけど背中、そこだけは一点の曇りもなく綺麗なまま
堂々と、誇り高くこちらを向いて、彼の作った道が1番頼もしいと誰もが思う。

 だからといって、僕はその道を頼りに、周囲を見渡すでも、後ろを振り返るでもなく、
ただ付いて行ってはいけないのだった。
だけどやっとそれに気づいたのは、父を見失ってからだった。

――――――――――…どうして。

小説(SS?)の冒頭です。自分でも何か変だなーというところはいくつかあるのですが
どうにもうまく書き直せません。。。
よろしくお願いします。
212DOCTOR:03/06/18 23:46
とにかく無性に体がかゆかった。
爪の伸びた手で全身を掻きつづけると、やがて体中にミミズ腫れができた。
困ったことに、ミミズ腫れになった場所がさらにかゆい。
それを見てしばらく我慢したが、堪忍したように、また勢いよく掻き始めた。
一時間ほど、無心になって掻きつづけると、
ところどころの皮膚がめくれ上がり、赤い肉が露出していた。
それを見て、背筋が寒くなる。
なんてコトだ、このままじゃ、オレは死んでしまう。
引出しから保険証を引っ張り出し、しまいこんでいた黒いコートを引っ掛け、オレは外に出た。
走って病院に向かっている間もやはり、オレは体を掻きつづけていたのだが、
傷口に汗が染み込むたびに、電気を流されたような痛みが走った。
213DOCTOR:03/06/18 23:46
かゆいかゆいかゆいかゆい!!!!
ドアを開けるや否や、オレは仁王立ちになって叫んだ。
両腕を鞭のようにしなわせながら体を掻きむしるオレの姿を見て、
受付の女がぎょっとして身をしりぞけた。
オレはその女を無視し、中に通じるドアを勝手に開けると、
丸椅子に腰をかけて座っていた白衣姿のごつい男に抱きついた。
「せんせえええ、超かいいいいいいい!!!!!」
彼の顔に黒ごまのように浮き上がっていた髭が、たわしのように掻き心地がよく、
思わず彼の顔にオレの頬をなすりつけていた。
医師は、転げ落ちるようにオレから離れ、棚から白い錠剤の入ったビンを取り出した。
これ飲め!と棒で糞をつつくみたいに、腕だけ伸ばしてオレにそれを渡した。
オレはすばやくそれを受け取り、中に入っていた錠剤全部を、迷わず口に流し込んだ。
何やっとるかあああ、医師が後ろから飛びついてオレの腕から空になったビンを取った。
ほんの数秒ほど、嵐のような痒みが引いていく感覚を覚えた。

214DOCTOR:03/06/18 23:46
しかし。
すぐに、今までよりもさらに激しい痒みが押し寄せてきた。
かいいいいいいい!!!!!!
もはや掻いているだけでは物足りない。
オレはガラスに頭から突っ込み、崩れ落ちたガラスの細かい破片をさらに拾い上げ、
それを全身にこすりつけた。
あまりの気持ちよさに思わず顔の筋肉が緩む。
「うっほおおお!うっほおおお!」
原始的な本能が、意識のはるか深層から湧きあがる。
体のところどころから、血が噴き出していたが、もう恐れることはなかった。
この快感と比べれば、血の恐怖など取るに足りないものだ。
オレは血を見ているうちに興奮し、気が付いたら、
出血している部位にガラスの破片をすりこんでいた。
するとすると何ということか、まさにエクスタシーと呼ぶにふさわしい絶頂感が、オレを包んだのだ。
まるで、内側から体を掻いているような感覚。
そうか、ガラスの破片が血管の中に入り込み、あちらこちらでオレの体を刺激しているのだ。
「もう僕ちゃん死んじゃううううう!!!」
オレは、真っ赤に染まった両手で顔を洗った。あああ、このこすれ具合が最高。まさに至福のひととき。

215DOCTOR:03/06/18 23:47
突然、視界が真っ暗になり、意識が重力に引き込まれるような感覚がした。
これは…
答えにたどり着くまで、一秒もかからなかった。
オレは、さらなる快感の世界に落ちていくのだ。つまり、オレは天国に行くのだ。
しばらくして、四肢が、遠のいてゆくような感覚。

オレは満ち足りていた。
216医者もどき:03/06/18 23:48
>>211-215
発狂系の小説が少ない気がしたので、急ぎで書き上げてみました。
ご批評いただけるとうれしいです。
217権助:03/06/18 23:48
出遅れたが>>132リライト

いちばんふるい記憶は、借家でのもの。そう、今の家を建てる前。
いつも仕事で忙しそうな母が、夜お風呂がすんだあと、めずらしく
もう寝なさいとも言わず、ちゃぶ台について私をとなりに座らせてくれた。
母はかごにのっていた林檎をひとつ取り上げる。くるくると螺旋状に皮を
むき終えると、その後包丁をおいて、おやゆびとひとさしゆびで林檎のへたを持つ。
そうして、白雪姫の、魔女の声まね。
「お嬢サン、甘いオイシイ林檎だよ。お一つイカガ?」
私は宙ぶらりんの林檎に手もそえず、口をじかに持っていってその白いおしりにかじりつく。
甘酸っぱい香りが口じゅうにひろがる。マア、オイシイ、なんて私も白雪姫になりきって
こたえてから、急に死んだふりまでして、母の胸にとすんとたおれこむ。
母のからだはやわらかくいい匂いがして、ネグリジェの布は頬にやさしかった。
でも、母が私のからだをくすぐると、もう死にまねなんかしていられない。狂ったように
笑い出して、寸劇はおしまい。けれどすぐ息を整えてから、同じ遊びを何度もせがんだ。
まあるい林檎が、最後には私のたくさんの歯型でぼこぼこになってしまったことまで
覚えている。
まだ3才にもなっていないころだった。そして母は20代の、美しい女だった。
218134:03/06/18 23:53
俺は>>132をプロをめざせるとほめたものだが、その後のリライトはすべて原文より劣っている。
文章は削れば削るほど、良くなるもんだ。
原文より短くなって、内容が高くなるのは、まず現役のエッセイストでも無理かもしれないな。
219名無し物書き@推敲中?:03/06/18 23:57
>>218
一概には言えないことを言い切っちゃってるけど、
>その後のリライトはすべて原文より劣っている。
には激しく同意!
けど、これに反論があるなら、その人に言いたい。
あなたは才能が無いよと。読む能力も書く能力も。
言葉を返しても構わないが、それは俺に届かない。
220名無し物書き@推敲中?:03/06/18 23:59
>>219
自分で書いてからいえよ。
よく恥ずかしくないな。
届かないんだから、あんたも反省しないんだろうな。
221名無し物書き@推敲中?:03/06/19 00:00
>>220
書かなくても言えるよ。
その時点で勘違いしてるな。
222名無し物書き@推敲中?:03/06/19 00:06
>>221
言うだけなら誰にでもできるってことだよ。
223権助:03/06/19 00:07
>>210-211

なんつか、何を言いたいのかぼやけまくった文章だね。
単純に「父の軌跡を僕はなぞりつづけていてはいけなかったのだ」と
いいたいがために、これだけ行を割くのは不適切かもしれないな。
文章ダイエットが必要。余計な体脂肪はいらんがね。

>「それはごく日常的な愛情」「だけど僕の友達付き合いは平凡なもので、彼らを自分と同じ一つの命として認識していた。
まして格下だなんて思ったことすらない。」
・なんじゃ? 何を言いたい? わけわかめ……自分で文章に酔ってどうする。

>父の歩いた、彼の足でしっかりと切り開かれた道を歩いた
・これも推敲不足。「父の」と「彼の足でしっかりと切り開かれた道」は同格なの?

>だけど確実に自分の足で自分の道を作っている。
・不要。

>だけど背中、そこだけは一点の曇りもなく綺麗なまま堂々と、誇り高くこちらを向いて
・非常にいい着眼点だが、修飾しすぎ。
「背中だけは綺麗だ」という(この人の背中には汗腺はないらしい)意味を強調したければ、
より、あっさりと。
続く一文もおかしい。
>彼の作った道が1番頼もしいと誰もが思う。
・段の区切り文をおろそかにするべからず。「誰もがいうことだ」「思うのだ」に文末を
変えてみよう。少し変わって見える。
224権助:03/06/19 00:10
>>218-222
寝た子を起こしてしまったようで悪かった。
しかし、おまいらも真夜中に喧嘩はやめなさい。
225名無し物書き@推敲中?:03/06/19 00:10
>>218
132はエッセイなのか?
根本的に勘違いしてたかも。
226医者もどき:03/06/19 00:13
>>211
冒頭からぶっ飛びすぎでしょう。
いきなりすごい坂道から始まるレースじゃ、誰もが敬遠してしまいます。
227名無し物書き@推敲中?:03/06/19 00:16
>>132
エッセイと言われると、確かに割と良く書けてるね。
>>218の苛立ちにちょい納得。
228名無し物書き@推敲中?:03/06/19 00:17
>>166
サンクスコ。確かに、しつこいですね。
ここの[2129] に投降してあります、よろしければどうぞ。
http://village.infoweb.ne.jp/~fwnz0679/tumamono/newbbs/light.cgi
229list ◆FHLyPS5192 :03/06/19 00:18
>>965
それは少しばかりおかしいと思う。
国民の権利より国家の権力の方が優先されるのならば、戦前の帝国主義と何も変わって無いじゃん。
何のための民主主義だと思っているの?
まずはそこから話を進めないと平行線のままだと思うよ。
230権助:03/06/19 00:18
>>212-215
勢いで書くヴァカ小説のノリで楽しめた。が、オチがつまらん。
>>215は力つきたか、あんまりなラストだった。
それから、痒みに関する小説は嘔吐ネタとともに結構ありきたりだ。
↓こことかね。
http://bun.abk.nu/cgi/w_view.cgi?/1048346494/6
表現の傾向は違うが、参考にするのもいいかもしれない。
文章自体は嫌いではないので、このまま一本ネタ作品として疾走して
アリにでもアップしてもらいたいのだが(あくまでも個人的希望で
あることを断っておく)。
231名無し物書き@推敲中?:03/06/19 00:20
>>229
あわてんぼうな奴だな…w
232list ◆FHLyPS5192 :03/06/19 00:21
>>229
マチガッタヨ(´・ω・‘) ショボーン
233権助:03/06/19 00:27
うむ、どうやら>>132のリライトは、原文より良質なものにするためだけの
リライトであって、表現の巾まで変えて遊ぶという題材というわけでは
なかったのだなあ。
なお、>>217では女の一人語りという部分にポイントを置いて書かせてもらった。
おむな言葉や表現を堪能していただければ幸いであるので、質云々は
考慮してないのである。原文のおんかた、失礼仕った。
234名無し物書き@推敲中?:03/06/19 00:29
>>229
せっかくだから、誰か批評してやれよ。
優先されるのは国家の権力じゃなくて、国益という名の
キックバックだとかさ。
235名無し物書き@推敲中?:03/06/19 00:30
>>132のオリジナルは
白雪姫の毒リンゴごっこが、この文章のハイライトなんだけど、
リライトした方々は、その点を軽視して、文章に凝り過ぎてしまって
話をつまらなくしている。
236list ◆FHLyPS5192 :03/06/19 00:30
>>234
適当に書いたのばれるからやめてYO
237名無し物書き@推敲中?:03/06/19 00:32
おいおいw リライトしてる人間の、創作能力ってこんなもの?
それが窺えた>>212であった。。
枝葉末節にこだわり、こちゃこちゃ文章いじくって、「自分に酔ってる」厨房大発生で
笑える。小説家って、文章をある程度書けることを前提として、その奥を
見せるもんだろ。リライト野郎どもは、いい加減、自分のやってる小手先仕事の馬鹿馬鹿しさに
に気づいて、自分の文章を創作したらどうだ。
あと、リライターは原文を創作した人への尊敬が全然ないね。>>132書いた人も、泣いてるだろう。
>>218に賛成。何はともあれ、文章の原作者をもうちょっと敬え。

あと、>>217のリライトが完全無視されてるのが笑えるw
馬鹿が踊ってる時ほど笑えるものはないな。
238名無し物書き@推敲中?:03/06/19 00:37
>>218
>>132
でも、センスあんま良くない。どっちも、好みじゃないな。
ま、人それぞれかな。
239名無し物書き@推敲中?:03/06/19 00:37
尊敬なんて誰も持ってないだろうな
240権助:03/06/19 00:39
>>235
他の御方々のリライト文を読んだが、丁寧に書きすぎて文を殺している
例は確かに見られた。単純な言葉の置き換え、文章の整理も悪くないが、
文章は生き物なので、呼吸を止めたりするのはもってのほか。
俺はそういう意味で真剣な長文リライトは好まないのだが、
今回のは題材として面白かったんだがなあ。
241名無し物書き@推敲中?:03/06/19 00:42
>>132
リライトにゃ丁度イイ長さだった。
242権助:03/06/19 00:47
>>237
いや、>>212は読んでいてそれなりに楽しかったよ。

>>132の例は適度に荒削りで、リライターがレビューする、よい題材であった。
よかったらおまいもリライト参加してみれ。コンセプトを明確にすると
より楽しめるようになる。
それから>>132は、その感性を大事にして、今後ともお励みなされ。
天然ぽいところがあるようだから、自分でよく見直す癖をつけるのが吉。
243名無し物書き@推敲中?:03/06/19 00:49
>>218以外の、ここぞとばかりにリライトこきおろす連中
もどうかと思うYO!
244名無し物書き@推敲中?:03/06/19 00:54
>>243
うーむ、言ったもん勝ちってのもあるからね。
なんかあると集団でくってかかるってのはよくない現象だww
245235:03/06/19 00:55
>>240
あなたの>>217 読んでなかった。いま拝見したら、カナの使い方がいいね。
あと、当時の主人公の年齢が3歳よりも上に感じた。
246132:03/06/19 01:35
>218
>219
>237
(;д;)ありがとうございます。何か展開についていけなくて(いかなくても
いいのか?)オロオロしておりました。そんな風に言って下さる方達がいて嬉しい
です。

247132:03/06/19 01:40
リライトされたものは、もう私の手から放れたものとして、作品に感想を
言わせて頂きます。
>>217
一昔前の少女漫画のモノローグのようです。
それか、男の人が想像の中だけでこしらえた女の子の喋り方。
>マア、オイシイ、なんて私も白雪姫になりきって
とか
>寸劇はおしまい、>まあるい林檎
みたいな表現に対して、
>まだ3才にもなっていないころだった。そして母は20代の、美しい女だった。
この一文が浮いています。

>自分でよく見直す癖をつけるのが吉。
ありがとうございます。あなたも頑張って下さい。


>132

母のにおい、感触の描写はいいと思います。
句読点の位置は好みによって分かれるところかと思いますが、
私はもうすこし短いセンテンスの方が表現が生きるのでは、と思います。
あと、細かい指摘になりますが、「ヘタ」はりんごには無い部位かと。
文章中の「へた」って、上のほうについている茎の部分を差しているんですよね?(違っていたらスマソ)
「へた」というのはナスや柿についている「がく」の部分を指すようです。上部についている傘みたいなやつですね。(by大辞林)
こまかくてすいません;ご参考までに。

他のリメイクの方のものも参考になりました。
言いっぱなしもアレなので、リライトを……。


最も古い記憶は3才の頃のものだ。
いつも仕事で忙しい母が、その晩は家に居た。決まって言う「お風呂に入って早く寝なさい」の台詞もない。
ちゃぶ台の前に座ってテレビを見ている、その隣に、私はちょこんと座った。いつもよりも少しだけ母に近い位置だった。
私に気付くと、母はやわらかく笑った。籠に入ったリンゴを取り上げ、くるくると器用に剥き始める。皮がどんどん長くなっていくさまを私はじっと見ていた。
剥き終わると、母は私の方へ林檎を差し出した。
「お嬢さん、甘いおいしいリンゴはいかが?」
お婆さん魔女の口調だがひどく優しい。切り分けていないリンゴはいつもよりもおいしそうに見えた。白い、丸い果肉にかぶりつくと、甘さと酸っぱさが口中に広がる。私は、まあオイシイ、と言って、そのまま母の胸に倒れ込んだ。白雪姫のつもりだった。
母の胸は柔らかく、懐かしい匂いがした。
そのままずっとそうしていたかった。だが母の手が下りてきて体中をくすぐると、たまらずに笑い声を上げ、身を起こしてしまった。
腕を回して首に抱きつくと、母は笑ってキスをしてくれた。
私はその晩、リンゴが歯形でいっぱいになるまで、何度もその遊びをねだった。
母はまだ若く、美しく、魔女というよりはお姫様のようだった。


・・・なんか書いているうちにスレが伸びてた;
おごがましいって日本語ありますよね?
辞書で引いたら出てこなかったんですけど…。
おごめかしいでしたっけ…?(それでも出てこなかったけど…)
250名無し物書き@推敲中?:03/06/19 02:28
>249

おこがましい、だと思われ。
251名無し物書き@推敲中?:03/06/19 02:29
おこがましい?

おこがまし・い をこ― 5 【▽痴がましい/▼烏▼滸がましい】

(形)[文]シク をこがま・し
〔(2)が原義〕
(1)分不相応である。さしでがましい。出過ぎたことだ。
「自分のことは棚にあげて、そんなことを言うとは―・い」「―・くも口出しする」
(2)いかにもばかげている。全くばかばかしい。
「おりたちて乱るる人は、むべ、―・しきことも多からむ/源氏(紅葉賀)」
[派生] ――げ(形動)――さ(名)


三省堂提供「大辞林 第二版」より
252248:03/06/19 02:36
見直したらダメダメだな;
夜書いた文章は朝見直せ、っつーけどほんとだね。
吊っちゃう……
253名無し物書き@推敲中?:03/06/19 02:43
>>252
みんなもう温度違うから、レスもつかないでしょ。
それより、スレ通して読んでみそ。
良いこといってるかもだ。
250、251ありがとうございました。
文章以前の問題で引っかかってる漏れもうダメポ……。
国語辞典音読しに逝ってきまつ……。
255248:03/06/19 02:53
>>253
そだね。イイこと書いてあるね。>全スレ
次は自作でトライだ。精進しまつ。
256576:03/06/19 05:08
あきれる。
娯楽でやってるならいいけどさ。
20行や30行で、知ったかぶって批評している奴の顔が見たいよ。
作家でもあるまいに。自信過剰すぎる。その程度の文字数で相手
を評価できる自信が理解できない。酷評では無く、コメントする
なら、そんな逃げくれないで、ちゃんと批評しなよ。
前に、ゴルフのプロで無くても、指導は上手いのもいるとか言っ
てた人いたけど、そんなの平均的にいないよ。プロはプロよ。素
人は素人。その領域をどう認識しているかでは。

ともかく、作家目指すなら、どうこうあっても、角川当たりに投
稿してB+もらえなければ、諦めた方か身の為。素人の批評なんて
信じてどうもならんぞ。角川にもああだこうだはあるさ。しかし、
俺の経験では的確な評価をくだしてる。ただ、あすこはBでも、B−、
B、B+と三段階してるから、認識有れ。それが確かA-Eまである。
257576:03/06/19 05:18
続き
 向こうも商売だから、多少よいしょもあろう。
だから、CならC−ぐらいに考えた方がいいよ。
だって、こんな事、やってくれるのは角川しか
ないもの。何だかんだと言ってもよ。それもタダ
でだよ。素人の文字なんて、俺だってタダで読まん。
この辺を考えないと、作家志望者は単なる経済が解
らん馬鹿になるぞ。
258576:03/06/19 05:27
続き
 俺なら、こんな俺の駄作をプロが読んでくれるなら、
苦痛も含め、3万は払うよ。そのかわり、コメント400
字以上よ。俺は角川とは何の縁もゆかりも無い。
しかし、出して3ヶ月もしないで返事来たぞ。半年も
来ないって言ってた人いたけど、それは相手も、商売。
すじがき見て、判断してるって。そんなの解れ。
259576:03/06/19 05:35
続き
 半年も過ぎて、判定もらいBだった奴もいるって書いて
あった。こんなの嘘。DかFだよ。立証できないもの。
そんなに編集とは馬鹿ではない。魅力があれば、すぐに
読む。俺らが本買ってもそうだろう。5冊買ってきても、
興味の有るのを読むさ。こんな馬鹿を言ってた奴がいたよ。
もっと真剣に取り組め。そうしなければ、この針の穴を
超えられないぞ。
260576:03/06/19 05:44
続き
 ともかくタダで相手に労働を強いる行為を批判している
馬鹿では駄目。資本主義を知らないなまけもの。
そんな事をしてくれる出版社があったら感謝以外なかろう。
誰が、駄作を読んで評価までしてくれる。甘いよ。

間違ってたら批判してくれ。
261_:03/06/19 05:45
262質問:03/06/19 06:46
ここであまりにも無残な酷評をしている人はスレの趣旨に沿って
やってるの?それともただの悪意?
ここの楽しみ方がいまひとつ掴めない。個人的には真面目なスレ
であって欲しい。
263576:03/06/19 06:57
つづき、これで終わり。
ここを読んでいつも思う。批評している側の乱暴な文。
作家とは、自己満足ではなく、読み手にどう納得を与え
るかではないのでしょうか。しかし、批評の側の文は読
んで耐えがたいものばかり。悪いけど、批評する立場の
人格とか、文字とか、思いやりとか、人間性とか、そう
したレベルでは無い。

 おれがおれがの世界なのです。
政治家の世界に似ています。この書き方は読み手に理解を
得る事はないでしょう。だから、後半は、いつも反発が書
かれる。
 プロのまねをしてはいけない。
 プロを装ってもいけない。
 他人の文書を直すより、自己を示せ。
 示せなければコメントするな。
 (過去に、この意味を書いていた人がいた)
白紙に書くは大変、批判用意、勿論、修正も・・
 白紙に描け

264576:03/06/19 07:00
262て、間違ってたらごめん。
高校生か?
265576:03/06/19 07:02
彼が言ってるのは、相当当たってるぞ。
266567:03/06/19 07:06
このスレは解りやすく、567で発言しよう。
書いてる事がまじと思えるから…
267名無し物書き@推敲中?:03/06/19 07:22
>>132
>私の最も古い記憶は、今の家を建てる前の借家でのものだ。
>いつも仕事で忙しい母が、珍しく夜お風呂がすんだ後も寝なさいと言わず、

厳密にいうと正確ではない。最も古い記憶というのは、それ以前は記憶が無
いわけだろ。上記でいうと最も古い記憶は「仕事で忙しい母」になる。

>白雪姫の魔女の声真似をする。
いや、「仕事で忙しい母」より、こっちが古いか……、誰かから白雪姫の物
語を聞いて毒リンゴを食べて死ぬということを知っている。だから母の前で
死ぬふりした。よって、白雪姫のストーリーを覚えていたことが最も古い記
憶になる。
268_:03/06/19 07:24
269名無し物書き@推敲中?:03/06/19 07:26
ここなっつにかもん!
http://homepage3.nifty.com/coco-nut/
270_:03/06/19 09:54
271名無し物書き@推敲中?:03/06/19 10:55
今日も、来てたけどもどきとか、下らんよ。
批評なんて、偉そうな事を言う奴は、自己の実績を示すべきだ。
これこれの実績を持って批評しますとね。そうでなければ、他人
の文書を気楽に直したりできまい。実績を示してこそ、相手は納
得する。教師免許がない奴が、でしゃばってやってるだけ。それが、
できるとした感覚が僕には解らん。少なくとも、どこかには入選して
るんだろうな。
違うなら、読者が気ままに批評した方がいい。読者だからさ。

どうも、ここで文書直してる奴は、白紙に書けない奴と思えてならない。
その証拠に、極まりの文は見た事もない。さらさない。過去の入選も証明
できない。無いからさ。


272名無し物書き@推敲中?:03/06/19 11:01
論文だろうーが、短編だろうが、詩でも、過去に公に入選してこそ、
コメントをする資格があろう。入選作、さらしてみろよ。無いよな。
俺はあるぞ。でも、批評はしない。立場ではないからね。

まあまあ、自信過剰が多すぎる。
批評の文も、一、二を除けば、文学者の文ではなかろう。2ちゃんの
文など何でもいいのよ。しかし、批評文は違うだろう。殆ど人間性も
作者への配慮も何も無い。だったら書いてみろよ。
273名無し物書き@推敲中?:03/06/19 11:08
批評だからな。良さも悪さもね指摘しなければ。
見れば、悪さばっかりさ。ここが限界。良さを見つけられない
のさ。そんな批評家素人ばっかり。こんな奴らにさらす事はないぞ。

ここはね、高校生も、文学界出してるのも来るのよ。そこを解って
いない。もどきと、いま一人いるだろう。自信過剰者。あいつら賞
なんて、何も無いぞきっと。有ったら公開してくれ。謝るから。
274名無し物書き@推敲中?:03/06/19 11:14
プロ世界ではないんだからさ。
少し厳しい事を指摘しても、最後には作者が、
「書こう」そうした意識を喚起するコメント
できる。頭のいいのはいないのかよ。
275名無し物書き@推敲中?:03/06/19 11:16
必死だなwwww
276_:03/06/19 11:34
277名無し物書き@推敲中?:03/06/19 12:03
275
]そうした抽象的な馬鹿スレするなよ。
278名無し物書き@推敲中?:03/06/19 12:10
275
今日の俺は普段の俺ではねえぞ。
 批判文は根性決めて書けよ。
279名無し物書き@推敲中?:03/06/19 12:41
前スレに結構納得のいくコメントつけてる人がいたけど
居なくなっちゃったんだよね・・・
280_:03/06/19 12:52
281名無し物書き@推敲中?:03/06/19 12:57
こいつキモイ
282名無し物書き@推敲中?:03/06/19 13:02
>576
その手の内容は、改めて誰かに言われるまでもなく、みんな意
識している事だと思うよ。言ってる事もあながちまちがっちゃ
いないし。
でも、わたしはあなたの主張を読みつづけるにつれて、やって
ることが結局ここで(わりと)好き勝手に書いてる人たちとなに
も変わらない気がしてきた。

もしかしたら全部が全部あなたが書いた物じゃないとかもしれ
ないけど、一生懸命指摘した内容が、すべて自分にひっくり返
ってきてると思わないのかな?

あなたが気に入らないのは、他人の立ち振る舞いじゃなくて、
結局、思うようにならない自分の現状でしょう?

方向性はいいんだから、そこまで言うなら、2ちゃんになんか
来ないで、実生活で人集めて、男らしく立ち回ってね。
283マヤ:03/06/19 13:14
私は精神世界の探求者です。癒しに興味があり、万人を癒す存在になりたいと思っています。そのためにあらゆる事を学びたいのですが、あいにくお金がありません。人間性向上を促すために、あらゆるワークショップに参加し、セラピーを受けたいのです。
レイキ、チベタンヒーリング、ホメオパシー、フラワーエッセンス、オーラソーマ、リラ自然音楽、プロセス指向心理学、NLP「神経言語プログラミング」、トランスパーソナルセラピー、ヴィジョン心理学、スリーインワンキネシオロジー、カラーパンクチャー、等
を学びたいのです。体験したいのです。一人の変革は、万人の変革につながります。全ては一つだからです。私の成長は、あなたの成長でもあります。
向上心の塊である私に、どうか、あなたのお金というエネルギーを投資してください。私の可能性に投資してください。あなたの偉大なる力を貸してください。
よろしくお願いします。
       店番号016 口座番号1039067 佐賀共栄銀行 江北支店 名義 マヤ
284タイナックス金融:03/06/19 13:35
>>283
とりあえず五万、振り込ませて頂きました。
返せるときに返してください。うちの金利はトゴ(10日間で5割、年1825%)です。
285名無し物書き@推敲中?:03/06/19 14:07
>>278
>今日の俺は普段の俺ではねえぞ。
普段のあんたを知らないからな、わかんねぇよ。
286_:03/06/19 14:32
287名無し物書き@推敲中?:03/06/19 14:47
名無しはコテの普段着です
288名無し物書き@推敲中?:03/06/19 15:00
>>
ネタレスにネタレスにマジレスも失礼な話だが、
「投資」と「融資」の違いを(ry
289名無し物書き@推敲中?:03/06/19 15:12
勝負パンツはシルクです♪
290名無し物書き@推敲中?:03/06/19 15:13
厳選サイトです
http://pleasant.free-city.net/
291名無し物書き@推敲中?:03/06/19 15:14
>>271->>273
文体からみて同一人物だな。

>批評だからな。良さも悪さもね指摘しなければ。
>見れば、悪さばっかりさ。
良さ? おまい>>1のスレタイトルもう一度確認しる。

>入選作、さらしてみろよ。無いよな。俺はあるぞ。
自画自賛か。先ずおまいが手本見せて、ここに晒してみれ。
292名無し物書き@推敲中?:03/06/19 16:09
しるみれ。
しるみれー。
293_:03/06/19 16:10
294名無し物書き@推敲中?:03/06/19 17:20
創刊にあたって
--------------------------------------------------------------------------------
競馬を楽しみたい。
競馬新聞を広げるのが待ち遠しくて仕方なかった週末。
贔屓の馬が勝ったときは自分のことのようにうれしかった。
馬券が的中した瞬間は、すべてを忘れられる至福のときだった・・・。
いつからだろう。どの馬が勝とうが、馬券が当たらなければ何の意味もない。
当たらなければダービーだって未勝利 だって大した違いはない。
そんな風に考えるようになったのは・・・。
そのくせ、気がつくと毎週負け分をどうやって取り返そうか、それしか頭になくなっている。
そして、無理な勝負に出て、負ける。
もうやめようか・・・。何度思ったことだろう。
だが、週末が来ると知らず知らずのうちに新聞を買い、1レースを予想し、電車に揺られている。
・・・競馬は・・・やめられない。

そんな、競馬を愛する方々の扶けとなりたい。
そして、競馬を心から楽しんでもらいたい。

本日、ここに地獄競馬メールマガジン篇を創刊できることは大変な喜びであり
読者諸兄の競馬生活が少しでも充実したものになるよう、不断の努力を続けていく所存であります。
つきましては、地獄競馬webサイト共々末永くかわいがっていただければ幸いです。

俺ちょっと日本語不自由なんだよなw誰か手直ししてくれるとすげーうれしい
295名無し物書き@推敲中?:03/06/19 17:30
早朝に書き込んでいるバカを誰か殴れ。
296名無し物書き@推敲中?:03/06/19 17:36

     / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ミ
      /   ,――――-ミ
     /  /  --- ---|
     |  /   -( ´ )-( `)-|
      (6       つ  |
      |     |||||||||||||| |/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
      |      /__/ /  < 遠慮せずに好きなことカキコめ!
      |         /    \__________
297名無し物書き@推敲中?:03/06/19 17:39
最大の問題は批評された当人が反論してないのに
横から赤の他人がどうこう言ってややこしくしていることだな。

そこまで他人に親身になれるナイスガイだという話もあるが、
批評を乞うた当の本人が全くのノーリアクションであるわけだから
ハッキリ言ってありがた迷惑なんじゃないの?
298名無し物書き@推敲中?:03/06/19 17:56
ネクストでクソミソに評価されたからって暴れないで欲しい。
300名無し物書き@推敲中?:03/06/19 18:49
>>294
日本語上手いよー。

競馬は外れても的中しても腹が立つのです。
そして、競馬を卒業したあと、馬名だけが延々と心に残るのです。
301名無し物書き@推敲中?:03/06/19 19:31
よろしくおねがいします

http://www3.diary.ne.jp/user/332787/
302名無し物書き@推敲中?:03/06/19 19:38
>>301
なにを評価しろっての?

でもまぁ…
>「君はいつも家畜みたいな匂いだね。」なんて言われたらウォー
>と叫びつつ琵琶をジミ−・ペイジばりにかき鳴らし尚且つ勢い余
>って老婆を手篭めにしてしまいそうだろ?
は、よくわからんイメージが膨らんだのでホメてあげよう。

あとは、お母さんを大切にネ。
なんか
私怨くさいね、同じ日記アドレスずっと晒してるひと
304名無し物書き@推敲中?:03/06/19 20:11
タイトルがなんとなくクリスタルと同じノリなので、
きっとビッグになるでしょう。
305名無し物書き@推敲中?:03/06/19 20:13
きまぐれオレンジロードにも似ているぞ
306名無し物書き@推敲中?:03/06/19 20:17
狂い咲きサンダーロード
307名無し物書き@推敲中?:03/06/19 20:18
308名無し物書き@推敲中?:03/06/19 20:47
ヌレヌレだね。
309権助:03/06/19 22:52
>>245
読み落としておった。どうも感想ありがとう。
うむうむ、老けてしもおたな、3歳の主人公が。5歳くらいかな?
>>247
おお、>>132の作者さんかな。
リライト批評とは、光栄。一人だけえこひいきされた気分で嬉しい。
ちと半端に作りんだ気もしましたのう。
開発途中の文体なのがバレバレでしたな。
それから、リライトラストの一文は、送信後に浮いていることに気がついた。
応援返しも、ありがとう。俺も頑張るます。
310000:03/06/19 23:06

 月明かりがキレイだった。街は静かで、街灯の光に騙されて、天使が飛び立つのが見える。

 風が吹いていた。夜に誘われて、遠くの森がざわめいている。彼女が子供のように怯える。

 彼の妻は美しい人だった。長く少し波立った黒髪は彼女の自慢で、彼女の笑顔は彼の一番の救いだった。

 たとえ、彼女の過去のせいで彼らに子供が授からなかったとしても、彼は彼女を愛し、彼女も彼を愛していた。

 その夜、病院を出た彼の耳には遠くのサイレンが鳴り響いていて、いつものカバンはいつもより重く、いつもの駅はいつもより遠くにあった。

 自販機で買ったコーヒーは熱すぎて、最終の電車は事故で遅れている。


311000:03/06/19 23:08


 “どこかの馬鹿が貨物列車に飛び込んだらしい”


 のっぺらぼうの群集から気取ったクソガキの声が聞こえた。
 
 妻の首を締める自分の姿を思い浮かべて拳を叩いた。

 憎しみなのだろうか?いや、多分、これは哀しみなのだろう。


 事故で遅れた最終電車に乗り込む。

 街の暗闇に浮かび上がる自分の顔を見詰めて涙を流す。

 彼女の病気は治る見込みがなく、彼の殺意もまだ消えそうにない。


 彼が、彼女の肩を初めて抱いたのは、寒い雪の日の高円寺で、彼は今も彼女を愛していて、
彼女の中に彼の言葉はなく、電車のガラス越しにはいくつもの赤いランプが点滅を繰り返して
いて、ガラスには彼が憎むべき相手が映っていて、その日の月は異様に暖かく、彼の目の前に
座る女性の胸元には銀色の翼が光っていて、僕は年甲斐もなく涙を流していて、この電車の向
かう先では一人の男の人生が幕を閉じていて、あの街灯りの下では、今日も誰かが誰かを愛し
ていて、彼は、今日、妻を殺そうとした。


312000:03/06/19 23:10

『愛する恋人の為に花束を買った帰り道。彼を見かけた十代後半の女性は、ずっと
昔に子供を堕ろした経験を持っていて、それからずっと、二度と人は愛さないよう
一人で生きて来た。』

『そんな彼女の心を溶かしたその恋人は、喜劇映画の脚本家を目指す二十代前半の
男で、この世から去ってしまった今でも、あの日の気持ちを抱いたまま、たった一
人、この線路の先で彼女を待っている。』

『泣き出しそうな気持ちで妻を見舞った帰り道。空に飛び出していく彼を目撃した
三十代後半の男は、街外れの工場で毎日汗まみれになるまで働き続ける溶接工で、
今度の春に生まれて来る彼の子供も、きっと、色んな人達に愛されて生きるのだと
無邪気に信じている。』

『病院の真っ白な壁にもたれて眠るその女性は、亡くした記憶の中でも未だに彼を
想い続ける気狂いで、彼と同じぐらいにお腹の中の赤ん坊を誰よりも深く愛してい
る。』


“××××××××××”


 電車を降りながら、涙を流している男に女性は声をかける。月明かりがキレイで、
街灯の光に騙された彼女の目には銀の翼を持った天使が映っていた。




『“きっと大丈夫”と彼女は言った』
313権助:03/06/19 23:20
>>294
Webメールマガジンの創刊挨拶文だな。
こういった実用的なものも増えてくると、批評や感想にはりが出てくるものだと思う。

参考になるかどうかはわからないが、手直し文を載せてみる。
ただし、紙媒体ではなく、Web上ということで、若干の表現の自由はありえると
感じた。
1)文章内の「・・・(中黒3つ)」は正式には「……(三点リーダ2つ)」。
但し、HPのトップページなどに使用すると、背景色や文字色、フォント等によって
文字が読みにくくなる恐れがあるので、あえて原文ママにした。
2)改行はなるべく原文ママにした。ただし、1ライン空ける場合もある。
スペースの関係上行数が制限されるのなら、一言いただけると嬉しい。
314権助:03/06/19 23:21
>>294手直し(不至リライト)
競馬を楽しみたい。
(※)
競馬新聞を広げるのが待ち遠しくて仕方なかった、週末。
まるで自分のことのようにうれしかった、贔屓の馬の勝利。
至福にすべてを忘れられた、馬券的中の瞬間・・・。
(※)
いつからだったろう。
馬券が当たらなければ何の意味もない。
当たらなければ、ダービーだって未勝利だって大した違いはない。
そんなふうに考えるようになったのは・・・。
そのくせ気がつくと毎週、負け分をどうやって取り返そうか、それしか頭になくなっている。
そして、無理な勝負に出て、負ける。
もうやめようか。何度思ったことだろう。
けれど週末が来ると、知らず知らずのうちに新聞を買い、1レースを予想し、電車に揺られている。
・・・競馬は・・・やめられない。
(※)
そんな、競馬を愛する方々の扶けとなりたい。
そして、競馬を心から楽しんでもらいたい。
(※)
本日、ここに地獄競馬メールマガジン篇を創刊できることは望外の慶びであり、
読者諸兄の競馬生活が少しでも充実したものになるよう、不断の努力を重ねていく所存であります。
地獄競馬webサイト共々、末永くご愛顧のほどをお願いいたします。

※:1ライン空けが望ましい部分
ちょっと前に出てたコレ、リライトする価値ってないですか?

 表札に妻の名前がローマ字で書かれているのを見てビックリした。「妻の
部屋?妻が借りているマンション?」ドアの鍵穴にガムを詰め込んで簡単な
型を取ってその日は家に戻った。週末、妻が寝てからハンドバックの中を探
すと数個の鍵が付いたキーホルダーを発見した。家の鍵、車の鍵、職場の更
衣ロッカーの鍵などを除いてドアキーらしい鍵が一つ残った。ガムで取った
鍵穴の型と合わして見てこの鍵だと確信し土曜日は昼間で寝ている妻を確認
して、近くのホームセンターで合い鍵を造った。「あのマンションは何のた
めに?」「男と協同に借りた?」「表札が妻の名前になっていたのは何故?」
疑問は解けない。「もし中に知らない男がいたらどうする?」「不法侵入で
訴えられたら?」いろいろ迷ったが疑問を解決するため翌日の日曜日にその
マンションに行く決心をした。妻が家にいる事を確認して出かけた。マンシ
ョンの前まで来て携帯で家に電話を掛けた。妻が家にいることを再確認する
ためだったが妻はすぐに電話に出た。自宅に妻がいることを確かめマンショ
ンの中に入っていった。その部屋まえに着いた時には緊張と興奮で足が震え
た。相変わらず電気メータは動いていない。果たして鍵は合っているか?深
呼吸をして複製した合い鍵をドアの鍵穴に差し込んだ。すんなりと入った鍵
をまわす。「ガチャッ」と解錠の音がした。身体の震えを抑えながら暗い玄
関に入いった。妻の臭いがした。造り付けの下駄箱には女性靴3足が入って
いる。サイズからして妻の物だが今までに私が見た事のない品物だった。部
屋の中は静まりかえっている。施錠しドアチエーンが施していないのは誰も
居ない証拠か?ドアに施錠して部屋の中に進んだ。思い切って照明を付けた。
誰も居ない。



316権助:03/06/19 23:51
>>310-312
かなり凝った構成の作品。誰がとは明確に思い出せないのが残念だが、
既成作家の影響をかなり受けているように思う。
綺麗な言葉を選択しようとする意志は伺える。もう一歩で普通に気取った語彙選択に
なっているのが残念。
>>310では、対句のように韻を踏んで、センテンスを纏めていくことを貫くと
よいと思う。

いやはや、形式の方向性が固まった作品を批評するのは難しいものである。
317権助:03/06/20 00:00
>>315
目の回るような文だなw読んでいて息継ぎできずに、苦しかった…。

シチュエーションは悪くない。なんで妻名義で借りたマンションがあるのら。
部屋の中には何があるのら。
どうでもいいが、この文章の中に「妻」という言葉、多すぎないか?
一つの言葉が頻出する文章は、特異な例を除いて悪文とされる。
で、これは仕掛けらしいものも見受けられないので、悪文と受け取った。
臨場感・リズムなどが、改行すらないぎちぎちに詰め込まれた文章で
感じられないが、これはマイナスポイント。
言いたいことは伝わるし、行動も丁寧に書かれている。
あとは、文章のドラマ要素をどれだけ生かせるようになるかだろう。
今のままでは説明文に毛が生えた程度だと思った。
318名無し物書き@推敲中?:03/06/20 00:47
 スクランブル交差点の真ん中まで来て、彼は怖くて立ちすくんでしまった。
 周囲の大勢の人々は足早に、決して走ることなく、交差点を渡っているの
に対して彼の姿はほんの少しだけ目立つようだが、誰も声をかけることはな
かった。
 彼の恐怖は瞬時に膨れ上がり、様子が明らかにおかしくなっていった。
 額には脂汗の粒がびっしりと浮かび上がり、かっと見開かれた目は絶えず
あたりを見回し、急に乾いた喉を潤すために何度も唾を飲み、心臓は釣り上
げたばかりの魚のように今にも胸から飛び出して地面でビチビチと踊り出し
そうなほど脈打っていた。
 彼は何か恐ろしく巨大なものに見据えられているような感覚に襲われてい
た。まるでライオンの気配を感じ取ったサバンナの牝鹿のように、彼の全身
は恐ろしくこわばり、腿に自然と力が入った。
 ちょうど彼の後ろを歩いていたOLと思しき女性が、彼の異変に気づいた
のか、怪訝な顔つきをしながら、そっと彼の正面に回り込んだ。息が荒くて
少々危険な気がしたが、彼女は思い切って声をかけることにした。
「大丈夫ですか」
 突如にして彼は奇声を発して、まるで電気的な力が働いたかのようにして
飛びのいた。ヤニで少し黒ずんだ歯を剥き出しにして顎をガチガチと鳴らし
ながら彼女を見つめた。彼女は小さく悲鳴をあげると、その場から慌てて逃
げ出した。
 彼は震え出した。怖くて逃げ出したくなった。でも逃げ場所が見つからな
かった。どの方向へ走ればいいのか分からなかった。
(なんだこれは。)
 恐怖に震えながらも、自分を脅かすものが何者であるかということは少し
ずつ見えてくるものである。飽くまで少しずつだが。
 それは大蛇とでもいうべきか、あたり一面、彼を取り囲むようにして存在
している。このまま大蛇でたとえるとすれば、それは恐ろしく巨大だ。特撮
映画に出てきてもおかしくないほどの巨大さ、さしずめ体長が20から30
メートルあって、取り囲まれたら逃げ出すことはできない。それが絶えず舌
をちろちろと出して、一息にかぶりついてやろうと、彼の頭上でその大きく
せり出した鎌首をゆっくりと漂わせているのだ。
319名無し物書き@推敲中?:03/06/20 02:35
>>318
淡々としていて、好みな文体です。
自分で似たような文体書いてて良く思うんだけど、結構気をつけないと、
ただ重くなったり、無味乾燥になっちゃうんですよね。

>周囲の大勢の人々は足早に、決して走ることなく、交差点を渡っているの
>に対して彼の姿はほんの少しだけ目立つようだが、誰も声をかけることはな
>かった。
このへん、少し重い感じがしました。文を読んでいる時、読者がどれだけの情
報量やイメージを頭の中でキープ出来るのか、ってのを考えると、少し長いな、と。
別々の文章にするか、他の言いまわしに変えた方が良い気がしました。

>恐怖に震えながらも、自分を脅かすものが何者であるかということは少し
>ずつ見えてくるものである。飽くまで少しずつだが。
この文章だけ、語り口が違うんで、ちょっと浮いている感じがし
ます(デアル調だから?)。

比喩の題材や内容は別として、全体的に、けっこう書けてる、
>このまま大蛇でたとえるとすれば、それは恐ろしく巨大だ。特撮
>映画に出てきてもおかしくないほどの巨大さ、さしずめ体長が20から30
>メートルあって、取り囲まれたら逃げ出すことはできない。
最後に、ここらへん、違和感あります。

この手の文体は、厳密な客観性とイメージを喚起する描写が重要みたいです。
がんばりましょ。
>>318
 俺も似た文体だが、ちょっと違うかなと思う場所がいくつかあるね。

>彼の恐怖は瞬時に膨れ上がり、様子が明らかにおかしくなっていった。

 たとえばこれかな。「様子が明らかにおかし」いことは、その直後の描写で
言葉を積み重ねて表現されている。その描写の是非はともかく、力を入れて
描かれているはずだが、この文があるために読んだときの驚きがない。
 そういう意味では一文目の「怖くて」もいらないかな。

>>
スクランブル交差点の真ん中まで来て、彼は怖くて立ちすくんでしまった。
 額には脂汗の粒がびっしりと浮かび上がり、かっと見開かれた目は絶えず
あたりを見回し、急に乾いた喉を潤すために何度も唾を飲み、心臓は釣り上
げたばかりの魚のように今にも胸から飛び出して地面でビチビチと踊り出し
そうなほど脈打っていた。
 彼の恐怖は瞬時に膨れ上がり、様子が明らかにおかしくなっていったが、
周囲の大勢の人々は足早に、決して走ることなく、交差点を渡っているの
に対して彼の姿はほんの少しだけ目立つようだが、誰も声をかけることはな
かった。

 手間がかかるから細部の修正はしてないが、文章の流れとしてはこんな感じ
の方が自然だと思うんだが、どうだろう?


321182:03/06/20 09:02
完膚なきまでにスルーされてしまった。たりめーか。
322〜 ←チンゲ:03/06/20 11:12
まさかこんなにも早く
自分の周りにレイオフの波が到達しようとは考えてもいなかった
一番の友人であるドノバンが解雇を言い渡されたのだ
入社してまだ1年半足らずである
「部内で一番昇進の可能性が少ない彼に白羽の矢が立ったんだろう」
と、周りは噂していたが
それならば今のところ何のキャリアも実績もない私のほうが
解雇されないのが不思議である
今でもドノバンとはメールや電話で頻繁にやりとりしているとはいえ
彼が会社にいない毎日はほんとに寂しいものだ

ドノバン・クラークと初めてあったのは大学時代
企業が主催するセミナーに参加した時にまで遡る
一見して近寄りがたい洗練された容姿とは対照的に
南部出身者独特の強烈な訛りと人当たりの良さが
彼のバックボーンがいかに愛情あふれたものなのか
分からせてくれるようであり
すぐに信頼を置くようになった
323294:03/06/20 11:37
権助さん手直しありがとうございます。
板違いと言われても仕方ないのに、丁寧に直して頂いて
ほんとにうれしいです。
行数も問題ないですし、手直しをこのままメルマガに
掲載させていただいてもよろしいでしょうか。

>>300さん
何気ないレスなのかもしれないけど
そんなレスに勇気づけられる人、けっこういると思います。
自分もそのひとりです。サンクスコです。

324名無し物書き@推敲中?:03/06/20 13:33
日本語が乱れてきているっていうけどさー
http://academy2.2ch.net/test/read.cgi/gengo/1056080313/

http://www3.diary.ne.jp/user/329573/←うまい文章、読みやすい文章を俺か学びなさい
325名無し物書き@推敲中?:03/06/20 14:08
>>318
僕も、割と似たものを書いてる。
この手の文体って、断定的にボロクソ言われる事多いなよぁ。つーか僕も
以前ボロクソ言われた口だけどさ。
描写がちょっと的を外すとすぐ違和感が出る、あんまり誤魔化しの利かな
い文体だからなんだろうけど、読み手に対して描写のみでシンプルに解釈
を委ねている部分があって、それはけっこうチャンレンジだと思うな。

ココに晒されている多くの他の文章は、安易に断定的な形容詞(綺麗、
美しい、とかね)を多用しちゃって、読み手のイメージの可能性を制
限しちゃってる。
安易な形容は、読んでいて解釈を押しつけられている感じがして、煩
く感じる事が多々あるし、物足りないし、つまらない。
なんに対しても「お約束の解説」を期待するヤツにゃ、ウケるかもし
れないけどさ。
ストレートな形容表現を避けて描写する事を心がけている文体は、荒削り
でも「お、頑張ってるな?」って思うし、表現の可能性があると思う。

まぁ、未熟者の戯言ですけど。
>>318がんばってくれ。
僕も、がんばるさ。
326鼻、自慢 棒:03/06/20 14:29
>>318は魚釣りをしたことあるかな?
一般的には「魚を釣り上げる=嬉しい」だと思う
あのロッドに伝わってくる感触とか、釣り上げたときの魚をみたときとか、
背中がゾクゾクするような快感が味わえる
だから
>心臓は釣り上げたばかりの魚のように
恐怖をあらわすのに、釣り上げた魚をたとえに使うのはどうかなと思った。
これが初体験の前の緊張で胸がドキドキを描写したものなら、話は別だけど
327326:03/06/20 14:31
釣り上げられた、ならもうちょっといいかも
俺の座布団に、猫がゲロ吐いて逃げやがりました。
俺は猫のゲロを見て、つられゲロしそうで焦りました。
トイレットペーパーで取って、そのままトイレに流しました。
猫は涼しい顔してやがりますが、
俺の吐き気はなかなかおさまりません。
いっそ、このバカ猫にぶちまけてやろうかと思いましたが、
俺はこう言ってしまったのです。
しげちゃん〜吐いちゃったの〜、大丈夫かな〜?

猫は危険な生き物です。
奴等のすることは、明らかに俺に対する嫌がらせに決まっています。
ふさふさの外見を見て、かわいいなどと惑わされてはいけません。
固い決意を持って、俺はゲロを吐くべきだったのです。
俺はダメな奴です。
みなさんは俺のようになってはいけません。
猫の横暴を許してはいけません。
奴をゲロまみれにして、なおかつ洗ってやるのが、躾というものです。
329ひまつぶし:03/06/20 15:36
猫である私の座布団に、主人が嘔吐して逃げました。
猫である私は主人の吐捨物を見て、つられて嘔吐しそうになり焦りました。
主人は自分の吐捨物をトイレットペーパーで丁寧に取って、そのまま
トイレに流しました。
主人はすっきりした顔していますか、
猫である私の吐き気はなかなかおさまりません。
いっそ、このバカ主人の座布団に私もぶちまけてやろうかと思いましたが、
猫である私はこう言ってしまったのです。
ニャーン♪

主人は危険な生き物です。
奴等のすることは、明らかに猫である私に対する嫌がらせに決まっています。
いつもご飯をくれるからと言って、簡単に甘えてはいけません。。
固い決意を持って、猫である私は主人の座布団に嘔吐するべきだったのです。
私はダメな猫です。
みなさんは私のような猫になってはいけません。
主人の横暴を許してはいけません。
奴を胃液まみれにして、なおかつ可愛く甘えてやるのが、躾というものです。
330名無し物書き@推敲中?:03/06/20 20:54
>>322
前スレに、同じような設定のものがあったな?

これだけじゃ、なんとも言えないけど、コツコツ
書き溜めているみたいだねぇ。

がんがれ。
猫は食い過ぎると、気楽に吐き戻しやがる。そしてそれをまた食ったりする。
332名無し物書き@推敲中?:03/06/20 21:11
333328:03/06/20 21:33
>>329
ありがとう(w
334210:03/06/20 21:38
遅いレスでごめんなさいι
>>223:権助 さん
酷評ありがとうございました。
鋭い指摘が私の悩んでいた部分とずばり一致していたので、
意見を参考にこれから手直ししたいと思います。

>なんつか、何を言いたいのかぼやけまくった文章だね。
あー。一応物語りの冒頭、でここから展開されていくわけですからやっぱわけわかんない
ですよね。そういう文は批評の対象としては不適切でしたね。すみません。
それを抜きにしても曖昧な文章なのですが(苦笑

>文章ダイエットが必要。余計な体脂肪はいらんがね。
なるほど。どうも普段から1つの事を遠まわしに長く説明する癖があるんでそれが
文章にも現れたりしちゃうみたいです…。実生活でもダイエットが必要。。。

全体的に、ここに書き込む前に修正した部分ばかりが指摘されている気がしましたι
結構昔に書いた文章だったのですが変に手直ししなかった方が案外よかったかも…。

遅い&長いでスミマセンでしたι初書き込みの初批評だったので嬉しかったです。
335名無し物書き@推敲中?:03/06/20 21:58
>>212-216
激しくワラタw
336名無し物書き@推敲中?:03/06/20 22:01
>>212-216
わからん・・・
337名無し物書き@推敲中?:03/06/20 22:01
かろうじて笑えるのは>>216だけだろ
338名無し物書き@推敲中?:03/06/20 22:04
>>212
>堪忍したように

ここおかしい。
あと、オチが読めてつまらなかった。
339名無し物書き@推敲中?:03/06/20 22:13
駄作はもういいだろ。

次の方どうぞ。
340お願いします。:03/06/20 22:26
子供らは古い時計のかかった茶の間に集まって、そこにある柱のそばへ各自の背丈を比べに行った。
次郎の背の高くなったのにも驚く。家じゅうで、いちばん高い、あの子の頭はもう一寸四分ぐらいで
鴨居にまで届きそうに見える。毎年の暮れに、郷里のほうから年取りに上京して、その時だけ私たちと一緒になる
太郎よりも、次郎のほうが背はずっと高くなった。茶の間の柱のそばは狭い廊下づたいに、
玄関や台所への通い口になっていて、そこへ身長を計りに行くものは一人ずつその柱を背にして立たせられた。
そんなに背延びしてはずるいと言い出すものがありもっと頭を平らにしてなどと言うものがあって、
家じゅうのものがみんなで大騒ぎしながら、だれが何分延びたというしるしを鉛筆で柱の上に記しつけて置いた。
だれの戯れから始まったともなく、もう幾つとなく細い線が引かれて、その一つ一つには頭文字だけをローマ字であらわして置くような、 そんないたずらもしてある。
341お願いします。:03/06/20 22:27
「だれだい、この線は。」
と聞いてみると、末子のがあり、下女のお徳のがある。いつぞや遠く満州の果てから家をあげて帰国した親戚の女の子の背丈までもそこに残っている。
私の娘も大きくなった。末子の背は太郎と二寸ほどしか違わない。その末子がもはや九文の足袋をはいた。
四人ある私の子供の中で、身長の発育にかけては三郎がいちばんおくれた。ひところの三郎は妹の末子よりも低かった。
日ごろ、次郎びいきの下女は、何かにつけて「次郎ちゃん、次郎ちゃん」で、そんな背の低いことでも三郎をからかうと、
そのたびに三郎はくやしがって、
「悲観しちまうなあ――背はもうあきらめた。」
と、よく嘆息した。その三郎がめきめきと延びて来た時は、いつのまにか妹を追い越してしまったばかりでなく、
兄の太郎よりも高くなった。三郎はうれしさのあまり、手を振って茶の間の柱のそばを歩き回ったくらいだ。
そういう私が同じ場所に行って立って見ると、ほとんど太郎と同じほどの高さだ。私は春先の筍のような勢いでずんずん成長して来た次郎や、三郎や、それから末子をよく見て、
時にはこれが自分の子供かと心に驚くことさえもある。
342名無し物書き@推敲中?:03/06/20 23:03
>>341
俺はあんましこの手の文体に食指が働かないんで、
なんか、感動しにくい。

子供いないからかもしれんけど。作者が求める共感にピンと来ない。
343名無し物書き@推敲中?:03/06/20 23:06
甲高い声が耳に飛び込み、うつらうつらだった意識が、急ピッチで引き上げられた。冴子は、ベッドの上で眉をひそめ、両手で耳をふさいだ。
また鳴いてる。
「泣いてる」ではなく「鳴いてる」と表現するのは、
その音が、鳥類の鳴き声に似ていたことのみならず、
冴子にとって、その声の主は異生物のような存在だったからだ。
手を耳にあてたまま、足でベッドカーテンをそうっとめくり、
窓際にあるベッドを覗いた。確認するまでもないことだったが、
冴子と同じ二人部屋に入院している奥野正枝が、
いつもと同じヒステリーを起こ していた。
顔中に皺を浮かべ、耳から脳味噌が飛び出そうな勢いで頭を振っている。
彼女のそれと比べると、冴子の母親が起こしていたかんしゃくが、
実に可愛らしく思い起こされる。
「むえええ!せんせえええ!せんせええええ!」
二人の看護婦がかけつけて正枝をなだめても、まるっきり落ち着くそぶりがない。
腹を空かして暴れ狂う鷄のように、看護婦の手を払いのけては、
脇目も振らず頭を振っている。
彼女の腕に挿入されていた点滴の針が抜けそうになるのを、
看護婦の一人が慌てて手でおさえた。
――いつものことじゃない、
押し殺した声で、冴子は呟いた。
――しらじらしいのよ。本当に痛かったら、そんなに激しく動けるわけないもの。
344名無し物書き@推敲中?:03/06/20 23:07
しばらくして、その病室の担当医である押田和義が病室にかけつけた。
正枝は、苦悶を滲ませた顔で、必死に彼に訴えた。
「痛い!わたし、体中がいたあい!」
押田は、彼女のほうを見もせずに、機械的な動作で、
用意してきた点滴バッグを、古いバッグと交換していた。
そして、取り換えが済むと、何も言わずにすっと踵を返し、
任務を終えたロボットのように、彼女から遠ざかっていった。
正江は、まだ何かを言い足りない様子で、彼の背中を睨みつけていたが、
彼女が何か言葉を声に出せば、彼の背中が二つに割れ、
そこに現れたモニターの画面に、「任務は終わりました。」という文字が浮かび上がりそうだった。
――みんな変だわ。患者も変だし、先生も変。
冴子はこめかみに手をあて、大きく息をついた。
押田の歩く足音が、等しい間隔を保ちながら、聞こえてくる。
その音が、冴子のすぐそばまで近寄ってきたとき、ぴたりと止まった。
冴子が、ぎょっとして上を向くと、押田が、ベッドの横で立ち止まり、
彼女のことを見下ろしていた。
「様子はどうだね?」
自分の病状を聞かれているのだと気づくのに、少し時間がかかった。
「あ、はい。だいぶよくなったと思います。」
345名無し物書き@推敲中?:03/06/20 23:08
彼は、唇をぴっと結び、微笑む顔を作った。
頬筋と口輪筋が、決められたプログラムを実行したような、平坦な微笑だった。
冴子は、彼から目を離し、小さく頭を下げた。
ふとそのとき、いつも疑問に思っていたことを聞こうと思った。
二日に一度は起こる正江のヒステリー。
そして、いつも押田が用意してくる点滴バッグ。
いったい、その中身には何が入っているのか。
冴子が顔を上げると、まだ彼女のことを見ていた押田と目が合った。
「先生…あの、いつも、何をしているのですか?」
自分の声が、震えているのが分かった。
それとは対照的に、押田は、抑揚のない調子で訊き返す。
「奥野さんに何をしているのかということだね?」
冴子がうなずくと、彼は、右、左に首を振った。
「患者の病気について話すことは、医者の守秘義務を破ることだ。」
 「…でも――」
冴子の言葉を遮るように、彼は話を続けた。

346名無し物書き@推敲中?:03/06/20 23:09
>>343-345
いま書いている小説の冒頭です。
オチがなくて申し訳ないんですが、ご批評お願いします。
347名無し物書き@推敲中?:03/06/20 23:11
すまんが
>「むえええ!せんせえええ!せんせええええ!」
で、もう読む気を喪くした
348名無し物書き@推敲中?:03/06/20 23:16
>「むえええ!せんせえええ!せんせええええ!」
そうね、こういう風に、音を書かずに、これを地の文描写で
表現しないと。
「えええ」は×
>>347
俺も。なんか汚いから。もうちょっと抑えた表現にすると良いかと。
350343:03/06/21 00:21
>>347-349
途中まで読んでいただき、大変ありがたいです。
でも、できれば最後まで読んでいただきたいです。
御指摘のとおり、稚拙な表現の目立つ文章かもしれませんが…
お願いします!
351直リン:03/06/21 00:31
352名無し物書き@推敲中?:03/06/21 01:06
>>340-341
投稿ご苦労さんです。雰囲気は悪くはないんですけどね、子供のそれぞれの個性がちょっとぼやけていますね。
それはこれくらい短いもののなかでは、郷里の屋敷の古ぼけた静けさや、逆の賑わいなんかは、なかなか出せないかと思いますがね、
もう一つ、環境の彫り、が足りないのかと。
それと、やっぱり「太郎」「次郎」は、ありふれているかなと。
文章自体の流れは、落ち着いた、社会人の目で捉えていて、なかなかのもんですよ。

353名無し物書き@推敲中?:03/06/21 01:09
>>340-341

>「泣いてる」ではなく「鳴いてる」と表現するのは、
その音が、鳥類の鳴き声に似ていたことのみならず、
冴子にとって、その声の主は異生物のような存在だったからだ。

この説明文は不要。
あと、純文を目指しているのならちょっとクサすぎるきらいはあるかも。文体やリズムや展開が。
354名無し物書き@推敲中?:03/06/21 13:52
>>317 権助さん
>今のままでは説明文に毛が生えた程度だと思った。

素人の私にもあなたのいっている意味は何となくわかるんだけど、
説明文とそうでない文の決定的な違いって何なの? 大まかにいうと
意味のある文章はすべて説明文にみえるんだけど……。

ちなみに、辞典では以下のとおり。

・せつめい-ぶんぽう【説明文法】
文法現象について、事実を記述するだけにとどまらず、その現象を
さまざまな観点から説明しようとする文法。

・せつめい-ぶん【説明文】
読者の理解を目的として、ある事柄について客観的・論理的に説明した文。
国語教育では、文学作品以外の実用的文章をいう。

355343:03/06/21 13:57
>>353
ありがとうございます。
この作品は、基本的にミステリーなのですが、
練習のため、純文学の雰囲気を織り交ぜようと思っています。


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>>347-349さまに御指摘を受けた個所は、以下のように訂正しました。

「せんせええ!せんせええ!」
部屋の空気が、まっぷたつに割れるような、高い声。
二人の看護婦がかけつけて正枝をなだめても、
まるっきり落ち着くそぶりがない。

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360権助:03/06/21 15:17
>>323
褒めていただいてこりゃどうも。
メルマガ直接掲載に関しては、>>314があなたの感性を殺していないかどうか、
ご自分で今一度お考えの上どうぞ。
>>334
このスレでは、短文なら何を載せていても構わないと思うんだが、
一応、アップした部分だけで批評人がきちんとそのシーンを
想定できるくらいのもののほうが、いい意見をもらえると思う。
次回もガンガレ。 
361権助:03/06/21 15:44
>>354
いや、こちらも素人侍なので、あまり拙者にブランドを期待されても
困るのでござるが。

うむ。前回のをもう少し細かく説明すると、小説ってのは
概ね説明文・描写文・会話文で成り立っているのだね。
初心者はこのバランスが宜しくないことは、この板でよくない評価を
受けている文章を見ると一目瞭然だ。意図の無い会話の羅列文、
いっこうに物語の進行しない描写酔いの文、そして、楽しませようという
サービス意識の乏しい説明主導の文。

んで、
>説明文とそうでない文の決定的な違いって何なの? 大まかにいうと
>意味のある文章はすべて説明文にみえるんだけど……。

とのことだが、あれが小説という体裁をとっていなければ、
確かにあなたの考えも正しいかもしれない。
小説は、その宿命として、ストーリーを進行させなければいけない。
ストーリーに独特の色香や印象を与えるのが描写や会話。
一つ、箱を頭に思い浮かべてみて欲しい。
「この箱は一辺が10センチの正四面体です」
と言えば、頭に誰でもほぼ明確に同じものを描ける。
ところが、
「この箱は大きな箱です」と言えば、大きな箱とは言っても、みなの頭に
浮かぶ箱の大きさはまちまちだ。
さらに、
「この箱は大きくて犬や猫でも入れていたような獣の匂いがします」
とあれば、読者は匂いまで想像しなければいけない。
読者の想像の巾に任せる比率が大きければ大きいほど、その文は説明文を
離れて、描写に重きを置いた文章になっていく。
362権助:03/06/21 15:54
>>361続き
人間の肉体をもって乱暴に例えれば、文章を形成する骨格を説明文とすれば、
読者が自由に想像の翼を広げられる個性ある血肉が描写文、
さらにそれに特徴を加味する毛髪や肌色が会話文、ということになる。

というふうに、拙者は理解をしているのでござる。
違う理解をしている方のご意見があれば、拙者も修行になるので是非うかがいたい。
次の方どうぞ。
364354:03/06/21 16:08
>>361-362 権助さん
ありがとうございます。とっても参考になりました。早速メモっておきます。
365権助:03/06/21 16:09
>>318
概ね、一文の描写がくどすぎるように思えた。描写酔いの好例ではないだろうか。

> 額には脂汗の粒がびっしりと浮かび上がり、かっと見開かれた目は絶えず
あたりを見回し、急に乾いた喉を潤すために何度も唾を飲み、心臓は釣り上
げたばかりの魚のように今にも胸から飛び出して地面でビチビチと踊り出し
そうなほど脈打っていた。

三文くらいに分けられるはずだし、そこまでくどくどしく描かなくても、
ドキドキ感は伝わってくる。あとは「脂汗の粒がびっしり」「かっと見開かれた目」
「釣り上げたばかりの魚のように」「ビチビチと踊り出しそう」などの
紋切り型の表現を多用しないこと。なんでも使えばいいってものじゃない。

全体として、力みすぎな印象を受けた。大蛇の幻覚に怯えている主人公だと
分かるまでちょっとかかった。あと、まだリズム感が無い。
幻覚の中の蛇も、ちょっと安っぽい恐怖を喚起させられて萎えた。
B級映画の「アナコンダ」みたいだw
同じ大蛇でも、「少年ケニヤ」のナーガくらいの神々しさが欲しい。
366権助:03/06/21 16:12
>>321
いや、読んだ。
拙者と同じ考え方でリライトやってる人がいるとは
思わなかったよw
アナーキーだが、あれはやりすぎ。ラストまで変えてしまっては原文作者に
失礼だろう。
367権助:03/06/21 16:22
>>322
句点省略の意図を聞きたい人は、拙者のほかにも多数居そうなョカーン
これだけではなんとも、というのが正直な感想。
あえて言うなら、設定説明はもういいから、ドラマ部分を読ませて欲しい。
368権助:03/06/21 16:31
>>328>>329
すらすらと関心を持って読めた。
猫のゲロという題材を持ってくるところに、作者の気取りの無い腕を感じる。
>奴をゲロまみれにして、なおかつ洗ってやるのが、躾というものです。
>奴を胃液まみれにして、なおかつ可愛く甘えてやるのが、躾というものです。
このラストの一文は、レンジでチンタイプのラストにないものを想起して
苦笑させる。

…つうか、夫婦漫才?
息抜きのように読めて、楽しかったよ。
369名無し物書き@推敲中?:03/06/21 16:33
うざっ
370権助:03/06/21 16:39
>>340-341
柱に傷をつけて背比べしあった思い出を綴った文。
おそらく小説の一文だと思うが、この長さでその場面だけを描くのは
いささか冗長ではないだろうか。
これだけのシーンなのに、出てくる人名が多すぎる。
ひょっとしたら柱の傷で、登場人物の紹介をするという意図があるのかもしれないが、
その手段はやや古いと思うし、あるいは何も考えてなくて柱の傷で背比べするという
部分を描きたかったのであれば、もう少し文章を締めたほうがいいのではないかと思う。
371権助:03/06/21 16:49
>>343-345
面白く読めた。病院内のどこか陰惨な景色もきちんと書けていると思う。
「むええええ!」は結構好きな文なので、拙者はかえる必要はなく感じた。
まあ素人侍の感覚なのであまり気にしないでいただきたいのだが、
文章がスマートにこなれているだけに、こういう奇怪な会話文が
引き立っているような気もする。
続きを読みたい気分にもさせるし、今のままでも充分読者を引き込める
世界を作っていると思う。
372権助:03/06/21 16:50
一通り新出短文も読み終えたし、怒られたので帰る。
ではさらば。
373328:03/06/21 19:02
>>368 権助殿、レスサンクス。
「スルーされたな、こりゃ」と思ってたところだったので、
誉めてもらえて嬉しいっす。
>>329は俺ではないんですよ。
誰だかわかんないけど、猫視点を書いてもらって、
俺も嬉しかったです。どうも。
374名無し物書き@推敲中?:03/06/21 19:49
>>343
>>358
>「せんせええ!せんせええ!」
はさ、「先生ェ!」とか、漢字の方が好き。

中上健次の「岬」でさ、劇中の人物が「美恵!美恵ェ!」って
叫んでるの好きなもんで。

まぁ、好みだけどさ。
375329:03/06/21 19:56
まさか、ホメられるとは思わなかったナー。

途中で「ニャーン♪」って猫の声を書いた時、
内容とのギャップに自分でもニヤけた(w

あとゲロって、カタカナ嫌だったんで漢字にした。
吐捨物とか、胃液とかもね、アホなりに気を使って
みました。

これをホメられて、他のリライトをボロクソ言われ
た僕は今、ちょいと混乱してます。

よーわからんけど、権さんありがとう。
376とも:03/06/21 20:21
377名無し物書き@推敲中?:03/06/21 21:00
黒い雨の降る街で、
あてどもなく彷徨っていると、
旧市街の廃墟から、
澄んだ歌声が聞こえた。

廃墟のビルに入ると、
冷たい空気が頬を伝う。
僕は階段を昇り、
メロディが大きくなっていく。

ねじの切れたオルゴールのように、
繰り返し繰り返し同じフレーズを歌う、
灰色コートを着た少女が、
小さな部屋に座っていた。

「こんにちは」
僕が声をかけると、
少女ははっと顔を上げ、
不思議そうにこちらを見る。

「いい歌だね」
「お母さんがいつも歌ってたの」
「いつも?」
「子守唄だったの」
378名無し物書き@推敲中?:03/06/21 21:01
少女は再び歌を紡ぐ。
耳に残る、懐かしくて不思議な旋律。
「本当に、いい歌だね」
僕の言葉に少女は微笑む。

「あなたは何でここに来たの?」
「散歩をしてたんだ」
「雨なのに?」
「雨だからさ」

窓の外を眺めると、
黒い雨が降っている。
僕の好きな黒い雨、
まだしばらくは止みそうにない。

「そっちこそ、何でずっと歌ってるの?」
「雨が降ってるから」
「降ってないときは何をしてるの?」
「歌を歌ってるの」

歌詞が変わる。
黒い雨の降る前の、
街の景色を少女は歌う。
僕らが生まれる、はるか昔の街の景色。

「お母さんは?」
「ずっと前にいなくなっちゃったの」
「そういうあなたのお母さんは?」
「ずっと前にいなくなっちゃったんだ」
379名無し物書き@推敲中?:03/06/21 21:02
少女は虚ろな目で歌を続ける。
どこも見ていないような、そんな瞳で。
僕のほうはと言えば、
きっと多分、虚ろな瞳で彼女を見ている。

「まだ歌うの?」
「うん、今日はずっと」
「そう」
「あなたもずっと、散歩するんでしょ?」

繰り返し繰り返し流れるメロディが、
小さく小さくなっていく。
僕は廃墟のビルを出て、
あてどもなく彷徨い続ける。

黒い雨の降る街で。
38057490:03/06/21 21:02
小さい割れ目http://pink7.net/masya/
381名無し物書き@推敲中?:03/06/21 21:04
>377-399

小説かこれ? という突っ込みもあるでしょうが、酷評お願します。
382名無し物書き@推敲中?:03/06/21 21:11
自由律の詩にしか見えないんだけど。
スケッチ風でじつにどうでもいいと思った。
文章、それ自体に問題は感じられなかったけれど、
描かれている内容や表現が紋切りっぽくて新鮮味がなく
興味が湧かない。個人的に。
383お願いします。:03/06/21 23:15
高校2年。16歳の自分。
僕は放課後、友人たちとひとしきり街をうろついた後、一人で家へ向かっていた。
(ちょっと昔の道を通ってみようか)
中学時代の帰り道。何もかもが懐かしい。
夕暮れ時のやわらかい色彩。眠ったように動かない空気のにおい。ぼんやりとしたビルの輪郭。

「・・・」彼女は押し黙っている。
「友達として・・・ね」絶望的なセリフ。
もはや何も言うべき言葉が見つからず、ただ「ごめん」と言い放って駆けだした僕。


あの日も、こんな風にもの憂げな夕暮れ時だったっけ。
泣けてくるくらい、きれいな夕陽だったっけ。
僕はふと襲ってきた過去の思い出に身震いしながら、自転車をこぐ足を速めた。

「そういや、夕陽なんか見たの、いつ以来だったっけな」

高校に入って以来1年半、僕は全速力で生きてきた。夕陽を見る余裕も、季節の変化を感じる余裕もなく。

でも今日の僕は、昔と全く同じように、美しい夕焼けに感動することができた。少しは世間ずれした今も、根っこの部分では、何も分からなかった昔と全然変わっていないのを感じた。

「俺、ホントなにも変わってないなあ」

喜ばしくない事実のはずなのに、笑みがこぼれてしまうのはなぜなんだろう。束の間の、色あせた宝物みたいな過去を振り返る時間が、たまらなくいとおしい。

ふと目を上げると、太陽は最期の一瞬の輝きを、地平線の中に失いつつあった。
(今の自分はこんなふうに過去を思い出してばかりいることはできないんだな、明日からまた未来に向かって進んでいかなきゃいけないんだな・・・)
僕は、果てのない未来に押しつぶされそうになり、もう一度身震いをした。
384お願いします。:03/06/21 23:18
以上です。
体言止めがうんざりで、はなから小説というよりはあらすじのようで
読みたくないです。ごめんなさい。
386名無し物書き@推敲中?:03/06/21 23:28
>>383
まぁ、読めた。読みやすいね。

>「そういや、夕陽なんか見たの、いつ以来だったっけな」
>「俺、ホントなにも変わってないなあ」
これ、カッコでくくらずに、地の文で書いたほうがいいとおもう。

>「・・・」彼女は押し黙っている。
ここで、意外性を持たせたいなら、

そして、彼女は押し黙っていた。

とかに、するのがいいんじゃない?

とりあえず、気づいた事を書いてみました。

がんがれー!
387386:03/06/21 23:30
()や「」に頼らずに書いてみましょう。いろいろ上達するぜよ。
388お願いします。:03/06/21 23:53
 今日は雨の日。冬だった。寒い日だった。「この冬いちばんの寒波がきます」と天気予報のお兄さんが言っていた。
 曜日外れのゴミ捨て場に大きなダンボールが置いてあった。
「ねえ、大丈夫 きみ」
 ヨケレバ、ヒロッテアゲテクダサイ
 とダンボールに書かれた字は、水性ペンだったのか雨に滲んで、「ヒロ」の字だけが浮き上がるようにはっきり残っていた。
 裕季はダンボールの中を覗き込んだ。
 申しわけ程度にひかれた毛布の上で、犬が死んでいる。

 雨はずっと降っている。ダンボールを持つために両手がふさがって、裕季は傘がさせなくなった。
 寒い日だった。コートも靴下も水が染み込んで、歩くたびに水溜りを歩くようなびちゃりびちゃりという音がした。
 裕季は下を向いて、世界で一番惨めな人間の思いをしながら歩いていた。こんな日に歩き回っているばかは他に誰もいない。住宅街はただ静かで孤独だった。
 ふと、視線を感じ裕季は顔を上げた。
 小さな薄茶色の犬がこっちを見ていた。擦れた首輪を、錆びた鎖がつなぎとめている。犬小屋らしきものは見当たらず、ただ鉄柱につながっているだけだ。そして裕季と同じようにずぶぬれだった。
「何」
 裕季は言った。
「僕に、話しかけてる?」
「――うん」
「その箱、変な匂いがする。何を持ってるの」
 裕季は犬から目をそらした。
「埋めに行くの、ゴミと一緒に捨てられそうだったから」
「猫?それとも犬?」
 裕季は何もいえなかった。
「いい所があるといいね」
 犬が言った。
 裕季は頷いた。
 水を吸って重くなったダンボールを抱えて、また歩きだした後だった。
「ねえ、また来てね」
 犬が言った。
「僕が死んでも埋めに行ってね
お願い」
>>388
うーん。悪くはないな。なんか世界観が感じられるし。
三人称よりも一人称の方がいいんじゃないか?
390名無し物書き@推敲中?:03/06/22 00:20
>>388
良く書けているよ。
天気予報のお兄さん、でなく、お姉さん、が良いケド(w

>今日は雨の日。冬だった。寒い日だった。「この冬いちばんの寒波がきます」と天気予報のお兄さんが言っていた。
>曜日外れのゴミ捨て場に大きなダンボールが置いてあった。
参人称貫くんなら、ここだけ、描写をもうすこし推敲したほうが良いかも。
一人称っぽいから。

良く出来てます。
作者の性別は女性かな?
391名無し物書き@推敲中?:03/06/22 00:21
長いですが、読んでください。お願いします。
(1)
小さな頃から父と母は喧嘩ばかりしていて、俺にとっては保護者というより
痴話喧嘩の絶えない男女の同居人といった感じだった。
 だからこれまで浮気されるばかりだった父が、会社の若い女とできて、離婚
を申し入れた時、正直言ってほっとしていた。
 今日は父と女、母と俺で小一時間ばかり話し合いをし、結局離婚の方向で話が
まとまった。父が居候している女のマンションからの帰り道、母がお腹がすいた
と言いだし、目についた定食屋に入った。
 母は俺のリクエストも聞かずに、カツ丼を二つ頼んだ。
 外は炎天下で、その下を歩いたあとでは食欲がなく、むっとするカツ丼の匂いに
顔をしかめながらサイダーを飲む。
392名無し物書き@推敲中?:03/06/22 00:22
(2)
 今日の母の化粧はいつも以上に濃い。分厚い豚肉を真っ赤な
口に放り込み、ぶちぶちと食いちぎる様はなかなか迫力があった。
「あんたも食べなさいよ」
 迫力におされ、俺はどんぶりの蓋にしぶしぶと手をかける。
 割り箸を割ったものの、どうにも口に入れる気がしない。
 それをごまかすかのように、こんな質問をしてしまう。
「本当に別れるの?」
「別れるわよ。あんたもさっき聞いてたでしょう。せいせいしたわ。本当は
とっくに別れている筈だったのよ。でも、その度にあんたが泣くんだもん」
「俺が?」
「そうよ。あんたがまだ小さい頃、あの人と別れ話してて、もう本当にこれで
おしまいってなった時に、決まって起きてきて、手がつけられない位に泣くの。
それで別れ話はうやむやになってしまった」
 俺は自分が泣いたことなど、覚えていなかった。多分、かなり昔の事なのだろう。
393名無し物書き@推敲中?:03/06/22 00:24
(3) 
 実際、物心ついてからも何度も別れる別れないの喧嘩を目の当たりにしたけ
れど、泣いたことはない。
 でももしかして、今日話し合いの場に俺を呼んだのは、俺に泣いて欲しかっ
たからなのだろうか?
 子供の頃のように。
 でも、俺は泣けなかった。それどころかほっとしていて、心の底で父よりも
母を責めていた。
「ごめん、泣けなくて」
「バカじゃない?今泣いたって遅いって」
 俺は湯気で曇っためがねを外すふりをして涙をふき、母は俯いたまま、
また逞しく箸を動かし始めた。
 
394名無し物書き@推敲中?:03/06/22 00:27
これで終了かな?
395名無し物書き@推敲中?:03/06/22 00:29
あ、そうです。きちんと表示しなくてごめんなさい。
396名無し物書き@推敲中?:03/06/22 00:37
>>391393
内容が上滑りしている気がします。一つ一つパーツに崩してみると
問題は特に無いと思いますが、全体としてざーっと読むと
「で、結局ナニ?」
みたいな感想になってしまう。
1は、あらすじだな。その後は小説ぽくなってるけど。
題材自体に新鮮味がない。結構重い状況なんだろうけど
それは本人にとっての状況だからなあ。この手の話は
もっとじっくり書き込まんとつたわらんのではないか?
で、小一時間という表現はイカンですよ。
398名無し物書き@推敲中?:03/06/22 00:45
>>391-393
概ね、良くかけてるとは思うよ。人物の心情も解るし。
これはこれで、とりあえず形になった物語の書き方してる。

んでも、もう一つ向こう側の表現を目指しているなら、
地の文や会話の書き方にリアリティを持たせるのが良いかと。

方法としては、地の文から主人公の心情吐露を削って、それを情景
描写で代弁させる、って感じかな。

ちょい長いかも。
ホロッとさせる結末まで、もうちょっと洗練、圧縮できると思う。

がんばりさい。
399勝手にリライト:03/06/22 01:55
 両親は小さな頃から喧嘩ばかりしていた。二人は俺にとって、保護者というより
痴話喧嘩の絶えない男女の同居人といった感じだった。 だからこれまで浮気され
るばかりだった父が、会社の若い女とできて、離婚 を申し入れた時、正直言って
ほっとしていた。 ついさっき、父と相手の女性、母と俺の四人で話し合いをして、
離婚の方向で話がまとまった。その帰り道、家族は三人から二人に減っていた。母
が「お腹がすいた」といって、定食屋に入るまで、二人はずっと無言だった。
 母は定食屋に入ると、俺のリクエストも聞かずに、カツ丼を二つ頼んだ。 外は炎
天下で、かなり歩いたあとだったので俺は正直食欲がなかった。ドンブリが運ばれて
きても、むっとするカツの匂いに顔をしかめるばかりだった。
 母の化粧はいつも以上に濃い。母は、運ばれてきたドンブリのフタを開けると、無
表情で、分厚い豚カツを口一杯に頬張った。化粧に皺が出来るほどの食べ方は子はな
かなか迫力があった。 母は、化粧の下にいったどんな感情が隠しているのか解らな
い。そういえばここ数年、俺は母の無邪気な表情を見た記憶がないと思った。家にい
る時も、離婚を俺に告げた時も、四人で離婚について話している時も、母は表情をあ
まり崩さなかった。
「あんた食べないの」
 言われて俺は箸を割り、ドンブリのフタを開けたが、口に入れる気がしなかった。
「本当に別れんの?」カツから目を逸らして、ごまかすかのように、質問をした。
「別れるわよ。あんたもさっき聞いてたでしょう。せいせいしたわ。本当は
とっくに別れている筈だったのよ。でも、その度にあんたが泣くんだもん」
400勝手にリライト:03/06/22 01:55
「俺が?」
「そうよ。あんたがまだ小さい頃、あの人と別れ話してて、もう本当にこれで
おしまいってなった時に、決まって起きてきて、手がつけられない位に泣くの。
それで別れ話はうやむやになってしまった」
 自分が泣いたことなど、覚えていなかった。多分、かなり昔の事なのだと思った。
物心ついてからも何度も別れる別れないの喧嘩を目の当たりにしたけれど、泣いた
記憶は思い出せなかった。
 俺は、箸で豚カツを弄りながら、ふと尋ねた。
「もしかして、今日話し合いの場に俺を呼んだのは、俺に泣いて欲しかったから? 」
 母の表情が一瞬、氷が溶けるように崩れた。
 その表情を見た俺は、いつか子供の頃にみた母の優しい表情と共に、泣きじゃくる
自分の姿を突然思い出した。
 母はその時今よりもずっと若く皺のない顔に、切なさと悲しみの混じった表情を浮
かべていた。記憶の中の若い母は、嗚咽を漏らす俺の頭をオヤジの前で抱いていた。
「…泣けなくて、ごめんな」
「バカじゃない?今泣いたって遅いって」
 母は語彙を強めて、吐き捨てるように言った。涙が出そうになっていた俺は、湯
気で曇っためがねを外すふりをして目元を擦った。
 母は俯いてまた箸を動かし始めた。
401399:03/06/22 01:57
>>399-400
いまのオイラにゃこれが限界!!
なぁんも参考にならんかモ。
>>401
ソンナコトナイヨ(・∀・)ガンバロウ
403名無し物書き@推敲中?:03/06/22 02:03
>>402
アリガトウ(・∀・)ガンバルヨ
>>399
>その帰り道、家族は三人から二人に減っていた。
というあたりが、なかなかうまいですな。
405名無し物書き@推敲中?:03/06/22 02:23
>>404
アリガトウ!!
原文の流れがちゃんとしてるから、細部に専念できたナ。
でも、読み返すと直したい点チラホラ。
 フユミは、エロ動画を見ていた。AV女優がペニスを口に頬張り念入りに
フェラっている、そして男優が本番を始めようとすると、フユミはファイル
を閉じて、また別のを開いてフェラのシーンだけを見るのだった。
 翌日、ハルキが顔を紅潮させながらフユミに近づいてきて、開口一番、
「ふ、ふ、フユミ、あれは最高だったぞ。新しいやつはまだかよ」
ハルキは、興奮すると吃音になる。
「これ……」と言い、1枚のCD-Rをハルキの目の前に差し出す。
「おおぉ!」ハルキは目を充血させて、それを鷲づかみにしょうとした、
その瞬間。フユミは、取られないようにサッと胸元へそれを引き寄せた。
「毎回、ただでお宝をあげるのも、なんだかなぁ」ともったいつけた。
「な、なんだよ、金をとるつもりかよ」ハルキがふてくされて言う。
「それが嫌なら自分で落としたら」
「なんだよ、オレがパソコンに弱いの知ってんだろう。ネトゲーしか
やんねえからなオレは。お前はオレにとって神なんだよ頼むよ」
「DLなんてそんなに難しくないから、今日僕の家に来なよ、教えてあげるから」
「い〜っ」
「僕だって来年の高校入試に向けて勉強しないといけないんだ。できるだけ自分
 の時間を確保したいんだよ」
「そうかぁ、お前はオレと違って勉強できるからなぁ、市立を受けるんだろう
な、オレなんて吹き溜まりのような公立だから、分かったこれからは自分でやる
から、教えてくれ、後でお前ん家に行くよ」
 
 お菓子とジュースをテーブルに置くとフユミはパソコンに向かっているハルキに
話し掛けた。「どうだい?読むだけで分かるかい?」
「おう、お前のマニュアルノートは、よく書けてるわ」
「それ、コピーをとっているからさ、後で持つて帰りなよ。それより、僕の
リッピング編集したビデオテープを見ようよ」
「何!もしかして」「そうだよ、名づけてエロシネマパラダイス」
「そ、そ、そ、それって、い、い、い、いろんなAV女優の例のシーンだけ
を集めたヤツだよな、な!」
「さぁ、見れば分かるよ」フユミは、そういい捨てテレビの電源を入れ、ビデオをPLAYさせた。
ハルキは、コーラをゴクゴクと飲み、今か今かと待ち構えている。
「ま、ま、まま、まだか!」
「あせらないで」フユミは、クスッと笑った。
「1人あたり5秒ぐらいだからね、何名ぐらい名前を当てきれるかな」
「そ、そ、そんなのパーフェクトに決まってんだろう!」

画面には、いきなりフェラシーンが写った。
「おい、小林ひとみって古くねえかぁ」
「飯島愛かよ」「桜木ルイだぁ」「森下くるみ!」「相田由美、内田さやか、早坂ひとみ、
中山うさぎ、小沢まどか,薫みき、みずほ、友崎りん」
ハルキは出てくる女優すべての名をあげつらっていたが、やがて……。
「おい、なんでフェラシーンだけなんだよ」
そう、5秒ごとに表れるのは、フェラチオシーンのみであった。
「おいしそうだね」
フユミは画面を眺めたままハルキに同意を求めるように言った。「な!何ぃ?」
体育座りのフユミが、ベッドにもたれているハルキを振り返る。すると、ハルキが手に持っていた
グラスが腿に落ち、コーラを股の上にぶちまけた。「あぁー、な、なんらぁ?ひからがはいらはい、
ふゆめぇ、なにほやたぁ?」ハルキの発音がおかしくなっていた。
「筋肉弛緩剤さ、ネット通販で手に入れたものだよ。コーラにね」
そう言うと、フユミはハルキの股間をタオルで拭き取り、ジッパーを下ろす。
「やれほ〜、はれほれほ〜」ハルキは、もう何をいっているかわからない。


下半身だけ脱がされてベッドに仰向けにされた。
「ごめんよ、でも、こうでもしないとできそうもなかったからさ、どんな味か
試したかったんだ。見てごらん彼女達、あんなにうまそうにさぁ、きっと美味しいんだよ」
そう言うとフユミは息をはずませながらハルキのモノを口に含んだ。AV嬢がやるように、
小さなうちは全部咥えて口の中で大きくするようにした。ペニスが大きくなるのは海綿体
に血液が溜まるために膨張するので筋肉とは関係ないのかハルキのモノはやがて反り返る
ほど勃起した。
フユミは、元々線が細い体でどこか女っぽいところがある。
顔も端正なつくりで鬘をかぶり、セーラー服を着せたらその辺の娘に引けをとらないであろう。
坊ちゃん刈りのフユミ、ハタから見るとショートカットの女の子が彼氏のおチンチンを
しゃぶっているように見えることだろう。
ハルキは顔を真っ赤にして口をダラーンと開けている。心は嫌がってもフユミのフェラに体は
感じているのだ。
チュポン、という音を立ててペニスから顔を上げたフユミは一言。
「ちょっとしょっぱいかな」
411名無し物書き@推敲中?:03/06/22 07:15
412〜 322:03/06/22 07:52
>>367
句点すっかり忘れてました

つづき

とある週末、私はフロリダで過ごしていた。
大学時代のルームメイトであったエリンの結婚式に
ブライトメイトとして参列する為だ。
しかし、一見優雅なこの週末に何とも歯切れの悪い思いが
付きまとうことになったのは、数日前に受け取った一通の手紙が発端である。

私がニューヨークに来てからというもの、手紙を受け取る回数は
日本にいたときの比ではない。
昔の友人からの興味本位なものや、大学時代の友人からの近況報告、
そして筆まめの母親からは毎週のように送られてくる。
そんないつもと変わらないメールボックスに、ドノバンからの手紙が
混ざっていたのには少なからず驚いた。
彼が会社を解雇されて以来、会う回数さえ減ったが
メールはほぼ毎日のように交換し、つい先日も電話で近況を報告しあったばかり
だったのだ。

ミカへ
僕が毎日フルタイムで求職しているということは
君にもよく話してるよね。
それが決まったんだ。
香港で以前から興味があった分野での仕事につくことになりそう
なんだよ。短期の契約社員として、だけどね。
そこで、いきなりで驚かせるようだけど、
今週末、どうしても香港に来て欲しいんだ。
理由は来れば理解してもらえると思う。

ドノバン・クラーク
413〜 322:03/06/22 08:27
封筒の裏には住所が記してあり、それは紛れもなくドノバンの筆跡だ。
この、自分にとって少し不可解な出来事に
数十秒の間で、色々な可能性を模索した。
彼が以前、とんでもない大仕掛けで友達を騙し、喜ばせたという話から
これも彼なりのジョークであり、今にも飛び出てきて
種明かしを始めるのではないか。
何か必要な書類を忘れてしまい、届けて欲しいという旨を手紙で送ろうとしたが、
肝心な事を手紙に書き忘れてしまったのではないか。

あらゆる事態が思い浮かんだが
それらはすべて、私に向けられるにしては重すぎるような気がした。
私にすべて打ち明け合う女友達がいるように、
彼にも、(私が知る範囲でさえ)深く付き合いのある男友達がいるのだ。
414_:03/06/22 08:42
415名無し物書き@推敲中?:03/06/22 08:45
☆貴方好みの娘をクリックしてみて!☆
http://endou.kir.jp/yuminet/link.html
416名無し物書き@推敲中?:03/06/22 20:37
即興文スレの批評してください
417名無し物書き@推敲中?:03/06/22 23:52
>>388
確かに空間の存在を目前に感じることができる、良い文章です。
しかし気になる点がありました。

>こんな日に歩き回っているばかは他に誰もいない。

この「ばか」という語をもう少し工夫できないでしょうか。

>「その箱、変な匂いがする。何を持ってるの」
 〜「猫?それとも犬?」

と犬が質問するのですが、犬はどうデフォルメしても、嗅覚を鈍くはちょっとできないのではと。

文才は、良いほうに伸びますよ。



418名無し物書き@推敲中?:03/06/22 23:55
>ペニスが大きくなるのは海綿体
>に血液が溜まるために膨張するので筋肉とは関係ないのか

保健体育の教科書が資料なんですか?
419名無し物書き@推敲中?:03/06/22 23:59
>>388
今日は雨の日。冬だった。寒い日だった。

っていいの?何がいいの?ネタ?
420名無し物書き@推敲中?:03/06/23 00:10
冬で寒い日なら、雨じゃなく雪だろう
421名無し物書き@推敲中?:03/06/23 00:46
だれか視点が入り乱れたややこしい文章を書いてくれよ
422名無し物書き@推敲中?:03/06/23 01:28
>>421
なんでわざわざ?
>>421
それはややこしいと言うか下手糞
424名無し物書き@推敲中?:03/06/23 07:41
全く同意。
425名無し物書き@推敲中?:03/06/23 10:45
おまえら書いてくれよ
426ホーク:03/06/23 18:24
『怒る人とロボット』

深夜二時を過ぎても起きてる人は今の世の中には沢山いる。
警察官消防官漁師コンビニ店員…いちいち数え上げるのも面倒なくらい。
街頭が点灯し黒の世界を部分部分白く際立たせてる。
周囲の音は昼間に比べて静か。そんな時刻。

「うるせえ!おれはよっぱらってるぞ!なにすっかわかんねえぞ!」
酔った男が路上でくだを巻いている。静かな夜に騒がしい。
「うーっ!は!はきそうだ!おうっ!うう!」
道路の端の側溝に歩み寄り男は吐いた。
「うげぼげぼげげげげえええ・・・・」

<続く>
 人が集まるのは良いことだ。人が集まれば、物も集まる。集まる物のほとんどは
屑だが、時には飛び切りの珠が混ざっていることもある。文明がほとんど崩壊した
後、その残滓だけでかろうじて支えられている今の社会では屑でも貴重品だが、珠を
手に入れるチャンスに巡り合うことは悪くはない。
 甲斐は、物を求めて市場に足を踏み入れた。小さな港に面している市場で、適当に
立てた柱に焼け残った木材で屋根をかけただけの粗末な小屋ばかりだ。地震どころ
か、少し強い風が吹けば甚大な損害をこうむりそうだが、米や干し魚、ラベルが古び
ている缶詰などの食料品、甕に入れられた酒、そして無骨だが実用的な造りの刃物
や農具が数多く並べられていた。ふたりの仲間と共に多くの港を廻ってきた甲斐だが、
この市場ほどの品数の多さを見るのは久方ぶりだった。海流と地形の関係で物が集
まり易い位置にあるからだろう。
 その物に向けて人々は群がっている。ところどころに破れのある薄汚れた服をまとい、
髭を伸ばした男たちがほとんどだ。どの男も、たまに混ざっている女も、銃や刃物を
すぐに使えるように腰に下げている。甲斐の脇の下にも、今では珍しいナイロンででき
たショルダーホルスターからオートマティックの銃杷が覗いていた。
 市場には物に群がる彼らを相手に薄い雑炊や混ぜ物の入ったパンなども売られて
いた。金属の串に刺されて焼かれている牛肉の塊まであった。染み出した肉汁が炭
火の上に滴り、香ばしい匂いを撒き散らしている。それを購う術のない人たちが肉の
周りで鼻をひくつかせていた。
 甲斐は彼らを押しのけて進みながら「自分が思っているより安く米を手に入れられ
れば食ってもいいな」と、思った。生の肉を焼いて食ったのは半年以上前のことだっ
た。肉、……それも干し肉でない肉は貴重品で、躊躇なく人を殺せる程度の人間では
口にできる値段ではない。人を殺せるということは、今の時代では生き延びるための
最低限の力があるということに過ぎない。

 …長編の一部です。よろしくお願いします。
428名無し物書き@推敲中?:03/06/23 20:39
最初の段落いらねー
429名無し物書き@推敲中?:03/06/24 02:31
あの乙武さんのHPでの文章です。批評求む。

 ある日、ホームページにこんなメールが届いた。
 【掲示板最大の2ちゃんねるで、名誉毀損されています。犯人を突き止めて、名
誉毀損で訴えてください】
 そこに記されていたアドレスをクリックすると、ニュース仕立ての「書き込み」
がなされていた。

 「東北地方に起こった大地震により、タレントの乙武さん(27)の家に火災が発
生した。
 26日午後9時20分、乙武さんの家は全焼し、丸焦げになった乙武さんの遺体が発
見された。調べによると、妻の仁美さんはすでに脱出しており、なぜか逃げ遅れた
乙武さんは自力でドアを開けられず、車椅子ごと火だるまになって発見された模様」

 誰もが自由に書き込みできる匿名掲示板「2ちゃんねる」において、僕は不思議
と愛されているようで、これまでも何百回となく殺されている。だから、今回だっ
て特に驚きはしない。いつものことだから。
 そりゃ、ヘコむ。いい気持ちはしない。その書き込みを見た友だちは、気遣いの
言葉をかけてくれる。

�「そんなの気にするなよ」
�「無視するに限るよ」

 彼らの忠告はありがたいけれど、僕はあえて気にするようにしている。せっかく
ボロクソに書いてもらっているのに、無視するのはもったいないから。 

   つづく
430↑つづき:03/06/24 02:32
 読者やファンの人から送られてくるメールや手紙は、そのほとんどが僕を誉めそ
やすものだ。街を歩けば、「いつも観てますよ」「勇気をもらってます」。若い女
の子にキャーと言われれば、やっぱり悪い気はしない。仕事先にはスタッフがい
て、いつも気を遣ってもらっている。暑くないか。寒くはないか。のどが渇いては
いないか。黙っていても、快適な環境が自然と用意される。

 若くして世に出てしまった僕に強く物が言える人がいないのは、僕にとって大き
な不幸だと思っている。僕はそう強い人間ではないから、時折、このまま傲慢な人
間になってしまわないだろうかと不安になることがある。そんなとき、僕はパソコ
ンを開き、「お気に入り」のフォルダから「2ちゃんねる」を選び出す。僕を悪く
言う人々の書き込みを読む。薬みたいなものかもしれない。それまで持っていた自
信や自尊心といったものが一気に崩れ去り、代わりに謙虚な心が入り込む。泣きた
くなることもある。でも、それくらいがちょうどいいと思っている。

 彼らの文言は、あまりに心なく、的外れなものが多い。けれども、時に足元を見
つめさせてくれるものもある。「あんな文才のないやつが」と書かれれば文章を磨
くことに貪欲になれるし、「障害があること以外に何のウリもない」と指摘されれ
ばウリを作ろうと必死になれる。

 匿名だからこそ好き勝手に書けるけれど、匿名だからこそ本心が出る。僕をよく
思っていない人たちの存在を知り、意見を聞くことで、見たくない自分の姿が見え
てくる。そこから目をそらすことの方がよっぽど簡単でラクなことだとはわかって
いるけれど……。

 名誉毀損をちらつかせながら彼らを黙らせることは、確かにできるのかもしれな
い。でも、それでは単に彼らの口を閉ざしたに過ぎない。誹謗中傷する人々の気持
ちを少しでも変えるよう努力する。それは、僕にとって意味のないことではない。

http://www.ototake.jp/mail/2003/06.10.html
431吾輩は名無しである:03/06/24 02:50
乙武は脳ミソが不通以上じゃねえか。2チャンねらは社会不適応のバカだもの。
まったくここは糞溜めだよな、こんなの読むとよ。
>>429はマジで病院行った方がいいな。
>>429-430
非常に頭の良い文章です。
有名人なら割とある、
「2ちゃんで叩かれた。ムッキー!!」
という感情を極めて冷静にコントロールして
しかもそれを自己PRとして利用している。

恐らく、乙武氏はこういう心ない中傷にそれこそ
数え切れないほど遭遇していると推測できますが、
やはり心の構えが洗練されています。

2ちゃんの中傷
→若くして成功しちゃった自分自身に対する自戒として受け取る。
法的措置を取らない理由
→僕は他人の口を封じるのではなく、むしろ心の方を変えたいと思うから。

そこはかとなく透けて見える本音(悔しい、むかつく、あいつらアフォ)
は丁寧に刈り込まれて、むしろ筆者の率直さを示す効果を発揮。

さらに言えば短い文章の中のわりに内容が濃い。
語彙の選択が適切だからでしょう。

なんというか、私個人は乙武氏にはまったく興味がなかったのですが
この文章を読んで興味が湧いてきました。

この人、やっぱり頭がいいわ。
>>429-230
ネットで公開してる時点でもう2ちゃんねらへの当て擦りだけどね。上手いよ実に。
普通に読んだら、大抵は乙武さんは何て素晴らしいひとなんだろう、それにひきかえ2ちゃんの奴らは…
って思うだろうしね。
と言うかその効果を狙って書いたものとしか思えないのに、文章でそれをごまかせるのが上手い。
435名無し物書き@推敲中?:03/06/24 15:28
>>429-230
乙武さんは、両手・両足が無いのに、どうやって書き込みしているのだろう?
改行や仮名の使い方も上手くて読み易いね。さすがベストセラー作家。
三点リーダーも、ここの主旨に沿っている。プロだから当然か……。

>乙武さんは自力でドアを開けられず、車椅子ごと火だるまになって発見された模様
この文章を投稿した2chネラーも結構やるな。まさに正真正銘の“火だるま”。失敬。

ニュー速でやってたのか
http://news4.2ch.net/test/read.cgi/news/1055436031/l50
436率直に、厳しく、お願いします。:03/06/24 18:04




 ああ、たまらなく、憂鬱だ。何でかって? 理由なんかないよ。
 いや、正確には、ないわけじゃなくて、たくさんあり過ぎて言えないだけなんだけど。
 とにかく、僕はこの世に生きるのがいやになったのだ。これだけは譲らない。
 君らだって、ちょっとの間この世界から消えてしまいたくなったことくらい、あるだろ? 
 せっかく髪を切ってこの憂鬱な気持ちを和らげようと思ったけど、やっぱりだめだ。
 僕はもうだめです。早いうちに死んでしまったほうがいいのだろう。
 長く伸びた自分の髪が落ちていくのを見ていると、まるで自分のカラダ自体がが切り落とされているようで、
 まるで自分という存在が本当になくなってしまいそうで、もうやっていられません。
 

 ・・・・・・そうだ。いいことを思いついた。これはナイスアイディアだぞ。
 だけど、どうしようかな。言っちゃおうか。言うまいか。
 世の中には、思いつきでも言っていいことといけないことがあるものだ。
 まあでも、どっちにしろ消えてしまう僕だから、今回ばかりは言ってしまっても許されるだろう。
 何にせよ、一度おもいついた考えは何らかの形で表に出さないと、ムダってもんだ。

 「あの......僕のカラダを好きなだけ切り刻んでくれませんか?」
 言ってしまった。
 「・・・・・・は?」
 「いやいや、たまにはそんなのもいいかなと思って」
 「いいはいいけど、そうはいってもねえ」
 「構わないんです。やっちゃってください」
 「本当にいいんですか?あとでどうこう言っても私は知りませんよ」
 「・・・・・・」
 美容院自殺なんて、誰も聞いたこと、ないだろうなあ。
 死ぬときくらい、人類初のことをして、一花咲かせて散ってやるさ。
437率直に、厳しく、お願いします。:03/06/24 18:05
以上で全てです。
438エッセー:03/06/24 20:57
ワインが好きである。特に赤いワインが好きである。
ところでこのワイン、かつてはキリスト教の宗教儀式において飲用され、
製造は修道所で行われていたという。
そして、キリスト教と密接につながったワインの製造は、
キリスト教の伝播とともに世界中に広がっていった。
なぜワインがこのような儀式に使われるようになったのかは定かではない。
が、「パンはわが肉、ワインは我が血。」
というキリスト言葉から、ただ単にワイン好きであったためミサにおいて
使われるようになったのであろう。
またキリストもここまで言うのだから
アル中若しくは、それに近いぐらいの状態であった可能性が高いと思われる。
かつて、川島直美が「血はカベルネ(赤ワインの葡萄の品種)、
涙はシャルドネ(白ワインの葡萄の品種)。」と言っていたが、
キリストもこの程度の人間だったと思われる。
439_:03/06/24 20:59
440名無し物書き@推敲中?:03/06/24 21:01
441名無し物書き@推敲中?:03/06/24 21:09
アホクサ。文章を酷評しろや。>オトタケ
昨日から文章が晒されているのに酷評がない。
443名無し物書き@推敲中?:03/06/24 22:12
どれだ?
444名無し物書き@推敲中?:03/06/24 22:47
このままこの作風を貫いて良いのか迷っています。
2000年以降の作品について酷評してください。

http://m-minakami.cool.ne.jp/
445名無し物書き@推敲中?:03/06/24 22:52
>>436お願いします。
446名無し物書き@推敲中?:03/06/24 22:57
どれ見てもすべて月がどーしたこーしたってな冒頭で、
自家中毒なんじゃねえかと。
伝えることよりも、自分を見つめることに夢中な文章で、
あまりそそらないですね。
447名無し物書き@推敲中?:03/06/24 22:58
やはり失敗か。。。
ありがとうございました。
448名無し物書き@推敲中?:03/06/24 23:00
>>445
ネタはかまわんけど、文章がその良さを殺しているね。
もっとスピード感が出るように書いたらどうだろう。
449名無し物書き@推敲中?:03/06/24 23:04
ネタ自体は最悪というわけではないのでしょうか。

三人称で書いて、最後に一人称に転換というのはどうでしょう?
450名無し物書き@推敲中?:03/06/24 23:10
ネタは、わりとおれ好みだったからね。
人称の転換とかよりも、
>ああ、たまらなく、憂鬱だ。何でかって? 理由なんかないよ。
 いや、正確には、ないわけじゃなくて、たくさんあり過ぎて言えないだけなんだけど。
 とにかく、僕はこの世に生きるのがいやになったのだ。これだけは譲らない。
 君らだって、ちょっとの間この世界から消えてしまいたくなったことくらい、あるだろ?

たとえばこの冒頭を

ああ、たまらなく憂鬱だ。理由なんかないよ。
正確にはないわけじゃなくて、たくさんあり過ぎて言えないだけ。
とにかく、僕はこの世に生きるのがいやになった。これだけは譲らない。
君らだって、ちょっとの間この世界から消えてしまいたくなったことくらいあるだろ?

と、少し語尾をいじったり削ったりすりゃいいんじゃねえかと。
451名無し物書き@推敲中?:03/06/24 23:13
なるほど、ちょっと変えれば全然テンポが違ってきますね。

参考になりました。

ありがとうございました。
452444:03/06/25 00:07
>446
痛い所を突いてくれてありがとうございます。
このところ、自分が何を伝えたいのか、そもそも伝えたい
なにかがあるのかすらわからなくなっていました。
やはり、文章ではなく黙って自分を見つめ尽くすことも必要でしょうか。

ありがとうございます。
>やはり、文章ではなく黙って自分を見つめ尽くすことも必要でしょうか。

むしろ、その逆が必要なんじゃないかと。シナプスを広げよう!
454名無し物書き@推敲中?:03/06/25 15:00
美少女のオマ○コ と 美人お姉さんのオマ○コ 対決…
http://plaza16.mbn.or.jp/~satchel/omanko_marumie/
(#´ω`#)<縦スジが丸見えなんですが…
455名無し物書き@推敲中?:03/06/25 22:03
なんですが…
456名無し物書き@推敲中?:03/06/25 22:28
評論家の中島梓(作家の栗本薫)が雑誌のワークショップでこんなことほざきました。

>才能のあるなし、器用であるかないか、好感度のよしあし、面白さ、将来性、
>どれひとつとっても「平等」も「公平」もありえないのが「表現」の世界です。
>私と「あなた」は公平でしょうか? 何ひとつ公平ではないですね。
>私はなぜか神から400冊の本、そのうち100冊は世界一の大長編であるような本
>を書きなさい、という使命をあたられた、それに対して、「作家になりたい」
>と思いながら結局なれずに平凡な主婦やサラリーマンとして一生を終わってゆ
>く人間がいったい何百万人、は大袈裟ならいったい何万人いることか、それの
>どこに「公平」があるでしょうか?

こんなヒトに何を教わるというのか?
つーか、ワークショップを自分のファンクラブだと思っているみたい。
457名無し物書き@推敲中?:03/06/25 23:01
ナイス。
>>456
スレ違いだが、んー、誇大妄想が混じってるが、公平なんてないのは本当だろうな。
この文面だけではよくわからないがね。
>>456
もともと文芸評論家中島梓という人は
「凡人に生まれてしまったことに耐えられない一般大衆」
というモチーフを繰り返し語る人なのだが(例 『ベストセラーの構造』、
『コミニュケーション不全症候群』等々)、それとリンクしてるカンジだナー。

ただ、その例だと前後の経緯が分からないけど
質問者が「私は小説書きたいけど周囲の環境が悪い。不公平だ」
と、言ってるなら「あまえんじゃねぇ、バカタレ」という意味でその回答もありかも。

ただ最近伝え聞く中島氏の言動を鑑みるに、
「年喰って、バカ女王様になってしまった」のではないかという懸念がヒシヒシと募る。

フツーの相手なら>>456のような回答をされたら逆上して内容をキチンと汲み取れないだろう。
逆説的に発破をかけてるつもりなら計算が狂ってるし、本音でいじめてるならカッコ悪いというか。
460名無し物書き@推敲中?:03/06/26 01:59
つまり、女王様も中途半端な人間なんだろ。
今、小説を書こうと机の前に向かったんですが、いざ書き始めようと
すると何を書けば受けるのかさっぱり分からないんです。まず最初に
頭に浮かんだ事は、自分が面白いと感じたことは、他人が読んでも面白
いと共感してくれるのだろうかということなんです。
感受性というやつが、人それぞれ異なるから自信がなくて、僕の感性で
太刀打ちできるとは到底思えないんです。
また、とりわけ優れたセンスを持っているわけではないけど自分のことを
特別だと勘違いしている人達に、これは面白いんだと説得できる力もない
と自己判断していますからね。
 作家で立つ人には、その辺の凡人にはない何かがあるんでしょうか?
どこで違いが出るのかな、語彙の豊富な面、表現力、話の内容、これ
だけしか思いつかないけど、仮にその3つを兼ね備えていたとしたら人
を惹きつける文章が書けるのでしょうか。
「走れメロス」や「こころ」が世に出ていない時代にタイムスリップした
としますよね。
そして記憶を頼りにそれらを書き上げたら、僕は太宰や漱石になれるのか
というと、全然そんなことはないんではないかと思うんですよ。
そうすると、作家はネタ=ストーリーで差がつくものではないということ
になると……。 これは独断や偏見の類でしょうか?
 僕は、古今東西、最も優れた小説(=お話)は「かぐや姫」(竹取物語)
だと思っているのですが、そこで、お願いです。
これをリライトしてください。十人十色、様々な文体が出て、同じ内容で
もどういう文章が人を惹きつけるか、7,8名でも晒してくれたら差別化
できて僕には勉強になると思うんですよ。
ぜひとも、作家を目指している人達の「かぐや姫」を読んでみたいです。
462名無し物書き@推敲中?:03/06/26 05:27
>>461
語りかけ口調はウザイよ。日記みたいに独り言口調が受けると思われる。

>僕は、古今東西、最も優れた小説(=お話)は「かぐや姫」(竹取物語)
>だと思っている

昔、ある評論家は、映画・竹取物語(LDで発売)を観て、彼の数千枚に及ぶ
LDのコレクション中で竹取物語は、ワーストワンの駄作だと批判してたよ。

漏れも、その映画を後になってTVで見たが、確かにアホみたいな作りで、
全く面白くなかった記憶がある。沢口靖子主演だったかな。
竹取物語そのものには罪はないだろ、映画が駄作でも

それはスタッフ・キャストの力が至らなかったって事で
中島(栗ちゃん)の小説には俺的にあまり興味ないが、
人間・中島梓は実に創作意欲を掻き立てられる人物である、
とはいえないか?
攻撃本能、刺激されるよね。
>自分が面白いと感じたことは、他人が読んでも面白
>いと共感してくれるのだろうかということなんです。

素直に自分が面白いと思ったことを書け。
それが書けないなら自分が心引かれる身近な人物をモデルに書け。
聞く耳の有る人間にはよその世界の話は大抵面白く興味深いものだから。

>作家で立つ人には、その辺の凡人にはない何かがあるんでしょうか?
俺の知ってる限りでは面白いものを書く作家は皆、自分の中に優れた読者をもっている。
で、その読者を納得させるような方向で書いている。

>そこで、お願いです。
>これをリライトしてください。
>僕には勉強になると思うんですよ

これ、2ちゃんではほとんどNGワード。
つまり読者の心情が全く読めていないアレな文章。
「リライトしてみるのはどうでしょうか?」とか、
もっと頑張って自分で例を晒してみるとか、
「このスレ的に意義があると思うんですよ」的な、
公共心を装った言い方がベター。
467名無し物書き@推敲中?:03/06/26 12:02
http://megumi.aez.jp/king.html

http://uri.sakura.ne.jp/~js/szc/index.html

誤爆な上にキャップまで_| ̄|○
468名無し物書き@推敲中?:03/06/26 13:39
>>463
確かにそうだが、
日本を代表する名作なら何度も映画化・ドラマ化されてもいいはず。
実は、単なるオナニー物語じゃないのか。

竹やぶで不思議な光を放つ竹を発見したら、その場で切って枯らせるなよ、
めちゃくちゃ貴重だろ? ――そういいたい。
>>468
ん?
日本を代表する名作ってのは>>461が言ってるだけでしょ?
>>427です。よろしくお願いします。
471NOIE:03/06/26 21:04
   「マイスターに出会った。」 ― Hello,Dear?

梅雨明けの空はスカイブルーと呼ぶには色濃く、遠くの入道雲の
アイボリーとの対照が際立って、清潔に見えた。窓から入り込ん
でくる風は冷たく、沿線の、樅などの常緑針葉樹のかすかな緑の
馨が鼻孔をくすぐる。大きく息を鼻で吸い込んだ。
時間はまだ午前十時、新潟へと向かう上越線は人影もまばらで、
かすかに聞こえる話し声も風と電車の騒音に掻き消されていっ
た。反対側の席には、日差しががむしゃらに照りつけていた。
影が濃く、憲法黒のような色を落としていた。
 清水トンネルを抜けてからは、山と森と田園とが次々に入れ
替わり、かといって目まぐるしい景観の変化があるわけでもな
く、色彩の単調な変化が続いていた。
「切符を拝見します」
車掌が近づいて言った。目深に帽子を被った若い男だ。
帽子のつばに手をかけて私に一礼した。私も軽く会釈して
ポケットからチケットを取り出し、渡した。彼が受け取る。
「越後湯沢まで……と。けっこうです。ご旅行ですか?」
チケットを受け取り、ポケットに押し込んだ。
「いえ、実家が向こうなんですよ」
「へぇ、これは奇遇ですね。私も湯沢ですよ。どこです?」
「東口を出てすぐですよ」
「あ、もしかして、本屋の?」
「そうですよ。あなたは?」
「いやだな、あなたの弟じゃないですか?」
そう言って彼は目深に被っていた帽子を脱いだ。髪がこわく
なって、髭が濃くなって、昔の印象などなかったが、風貌やそ
の語り口などから、少しづつ弟のイメージをリンケージして
いったが、なかなかマッチしなかった。
472NOIE:03/06/26 21:07
>>471 続き
「まだ分かりませんか?無理もありませんよ。あなたが出て
行ってしまったのが、私がちょうど中学にあがった頃でしたか
ら。でも、また会えて良かったですよ、兄さん。」
彼は私の手を取り、強く握った。私はなんとかその感触から
過去を取り戻そうとしたが、記憶は遠くに霞みゆく山々のよう
に、ぼんやりとしていた。
彼は私の手を放すと、また帽子を被りなおした。彼の表情は
喜びに満ちていた。私はまだ、記憶の閉ざされた門の前で逍遥
していた。むず痒い気持ちで彼の瞳を見つめ返した。
「実家に行かれるのでしょう?私も仕事が終わったら直ぐ帰
りますから。ゆっくりできるんでしょう?」
「ああ、そのつもりだよ。親父たちは元気かい?」
「ええ、まあ細々とやってます。私と女房の稼ぎがあります
から、生活は恙無く送ってます。」
「そうか、良かった。結婚したんだな?良かった」
私は彼のことを本当の弟だと思うことにした。そうすること
で、私は失ったものを取り戻す機会を得たような気がした。ど
の道、彼が本当の弟なのだから、失くしたものは生活の中で取
り戻していけば良いことなのだと思った。
「では仕事中なので、実家でくつろいでいてください。」
彼ともう一度握手を交わした。手を離し、そして後部の車両
に向かって歩いて行った。車両は中里を通り越えた。緩やかな
カーブのあと、岩原スキー場が見えた。閑話休題、夏場のスキー
場とは静かな萌黄色にきらきらと輝く静けさだ。
ふと、冬場の歓声が思い出された。弟とスキーをしたことを
思い出した。彼のスキーウェアの背中に雪球を入れたこと。彼
が泣いているのを、私は大笑いしていたが、じきに雪を取って
やり、謝った。それ以来、私は弟に優しくなった。そして、じ
きに家をでた。
473NOIE:03/06/26 21:09
>>472 続き
私は弟のことを忘れていた。長いこと触れようともしなかっ
た。思い出せたのは、白銀に埋もれた冷徹の面影が脳裏によぎっ
たもの。彼は私の何を覚えているのだろうか……?電車は箱型の
薄暗いプラットホームに入った。ホームに立ち、車両を振り返っ
た。すると彼が、車掌室から私を眺めていた。無表情で、懐疑的
な表情だった。私は微笑みかけた。すると、彼も微笑み、そして
帽子のつばに手をかけた。
やがて、気だるそうに汽笛を鳴らすと、ゆっくりと電車が走り
始めた。進路を確認する彼の仕草を見届けた。電車が行ってしまっ
てから、私は急に孤独に襲われた。生まれ故郷で孤独を感じている
自分が不思議だった。そして、今の私には、絆と呼べるものが弟し
かいないのだと気づかされた。それでも良いと思った。これから
築いていくのだと、心の中で呟いた。電車はもう姿はなく、ただ
レールを走る力強い轟音が、かすかに聞こえていた。
474NOIE:03/06/26 21:16
>>471〜473
久しぶりにカキコします。
批評してくださいm(__)m
475酷評お願いします。:03/06/26 21:45


 ぼくはふしぎな夢を見ていた。空間。三次元の、何もない空間。
 その中心を、ぼくは生まれたままの姿でふわりふわりと浮遊している。
 生と死の境?それとも、有と無の境?
 
 どれほどの時間がたっただろうか。不意に、周りの空間が歪み始めた。
 ひどい乗り物酔いの感覚。胃の底がうずき始める。次の瞬間、空間は耳障りな音を立て始めた。
 金属どうしが強くこすれ合う、あのなんとも言えない音。
 音のカオス。あるいは、カオスの音。この世界の始まり、始まりの始まり、そんな混沌とした音。
 無秩序な音は、しだいに一定のリズムを刻み始めた。聞き慣れた音。
 もしかして・・・・・・いや、やはりそうだ。
 ぼくの、名前、だ。
 
 呼ばれている?


476酷評お願いします。:03/06/26 21:46


 目覚めた。
「・・・・・・すまないね、時空の旅は、辛かったろう・・・・・・」
 頭が、割れるようにいたい。吐き気もまだ残っている。
「もし、気分が良かったら、ちょっとこちらを向いてくれないかな」
 全く何様のつもりだ。人をこんな目に遭わせて。
「聞こえてる?」
 ぼくは吐きたいのをこらえて、声の主を見た。
 立っていたのは、小人だった。身長は1メートルそこそこ。
 白い、ひだの付いた布をまとい、頭には月桂樹の冠をかぶっている。
 そして全身からふしぎなオーラを発している。神々しい雰囲気だ。
 こんなヤツ、世界史の教科書にのっていたような。

「初めまして」
「・・・・・・」
「僕はウラノスという者だけど」
ウラノス・・・・・・ギリシャ神話・・・・・・天空の、神?

「今日から、キミにこの世界をコントロールしてもらうよ」
477酷評お願いします。:03/06/26 21:49


頭が割れるようにいたい。
「・・・・・・」
ウラノスはぼくにかまわず続けた。
「キミは常々、この世界に生きていくことをうっとうしく思っていたね。
 そこで僕は考えた。
 キミは頭がいい。だから、世間の波に揉まれて貴重なキミの頭脳を空費してしまうより、
 むしろここ『ガイア』で働いてもらいたかったんだ」
意味が分からない。展開が速すぎる。
「キミ、聞いてるの?ねえ?」
頼むからやめてくれ。ぼくは疲れてるんだ。
昨日だって午前様、寝たのは3時だ。
「ねえってば」
「・・・・・・ここは何処?」
「だから言ったじゃないか。『ガイア』だってば。キミって意外と頭悪いんだね」
『ガイア』。カオスから発生した、全ての物の母なる『大地』・・・・・・。
「『ガイア』、現代風に訳せば、『全世界統治機構』とでもなるかな。
 もちろん、その名の通り、ぼくらの任務はこの世界全体を統治することさ。」
何ねぼけたことを言ってるんだ。
・・・・・・いや、ねぼけてるのは、このぼくか。
478酷評お願いします。:03/06/26 21:50
こんな感じで続いていきます。
まだまだひよっこですので酷評をヨロシクお願いします。
>>475-477
酷評っつうか、よくある物語の始まりのパターンだな、と思った。
こういう書き出しは、ほんとによく見かける。
初心者っぽいが、冒頭文としての技術云々は、正直あまり言いたくない。
(それよりも、まずはこの物語を投げ出さずに、きちんとラストまでもって行くことが
最大のテーマではないかと思う。たくさん書け。批評はそれからだ。)
一つだけ言っておくならば、主人公がどんな人物であるかを、読者に容易に
わからせるような工夫はすべきかと思った。
480NOIE:03/06/26 22:07
>>478
ウラヌスって天王星だよね?
>>475〜477
表現が冗長で、言い古された感じがする。
森博嗣の真賀田四季的世界観への憧憬か、
そうでなければ単にFF系のファンタジーの
やり過ぎといった感じがします。

>>480
>>ウラヌスって天王星だよね?

そういう意味では、ヴィーナスは金星でサターンは土星だが。
482NOIE:03/06/26 22:13
>>481
ちなみに冥王星のPLは発見者パーシバル・ロウェルのイニシャル。
483479:03/06/26 22:18
>>480
ウラヌス(ウラノス)。
ゼウスの祖父で、ガイアの夫。
http://www.asahi-net.or.jp/~QI3M-OONK/tosyokan/fantasy/w-girisya.htm
>>482
プルートだと真剣に信じ込んでたんだがw
485NOIE:03/06/26 22:34
>>484
発見したのがパーシバル・ロウェル。
んでもって太陽系の端っこで薄暗いイメージが
プルート(ハデス)にぴったりだって付けたらしいよ。
486NOIE:03/06/26 22:37
>>471~473
誰か酷評してくださいよ!
>>486
おりも待っているんだが。>>427でっせ。
>>471
>>髪がこわくなって、髭が濃くなって、昔の印象などなかったが、風貌やそ
の語り口などから、少しづつ弟のイメージをリンケージしていったが、なか
なかマッチしなかった。

 この文章は変だな。理由は説明しなくてもわかるだろ。

個人的には、車掌が湯沢の家の位置を説明して、主人公がそれが
自分の家だと、そして彼が弟だと気づく方が面白いかなと思う。

>>427
「無骨」とは、@作法や趣味を解さないこと。風流がわからないようす。
Aごつごつしているようす。(三省堂国語辞典第五版)
とあり、>>427で使用されている文章にはやや不適切な印象を受ける。

よく書けている文章だと思う。
ただ、長編のどの部分にこれが組み込まれるのかによって印象が違ってくる。
冒頭ならば、読者の関心を掴むという点ではやや重苦しい。
全体を見なければ分からない部分も往々にしてあるので、
一批評者としては残りを読んでみたい。
490NOIE:03/06/26 22:58
>>427
句読点の打ち方をもっと丁寧にしないと
読み手に嫌われると思いました。
あと、「無骨だが実用的な〜」という表
現は主観の相違によって異なるもの、具
体的にどう実用的かを表現して欲しいです。
どういう展開になるのかは知りませんが、
ストーリのキーになる「珠」を、文章を構成する
うえでいかに組み立てるかが重要なわけですが、
偶像に対する神秘主義的な傾向は、古代から連綿と
続くファナティックです。聞きなれた御伽噺に
ならないようコンポジットすることが重要だと思います。
491NOIE:03/06/26 23:09
>>488
確かに変だね……弟の昔の姿は知ってるけど
今の姿とのギャップが大きく、なかなか結び
つかない、っていうのなんだけど、これじゃ
分からないね。

>>個人的には、〜
弟の方が気づかないってことですか?
それもいいかも。
ありがとうございました!
ある本の序文。

問題解決に関する本を書くのはいくらかばかげている。水泳やピアノ演奏に関す
る本を書くのもばかげている。なぜなら、そういうものを読んでもそれらの技能を
身に付けることはできないからである。それらは実行してみなくてはならないので
ある。実際、それらの中にあなた自身が分け入ってみなくてはならない。いっそう
すぐれたものにするには精密に計画して金属を送り込まねばならぬように、問題解
決の能力の開発では練習に励み勤勉でなくてはならないだろう。



ひどい文ですねぇ。意味が分かりません。
>>471-473
なんかデジャブを感じるんだけどwまあ気のせいでしょう。

情景に関する描写は巧みであるが、やや投げ出し気味であるのが
気にかかった。まだ方々で文章リズムが整っていないような、
どこか雑然とした印象を受ける。
登場人物に関しても、深く突っ込んだ印象がなくて、淡く、浅い。
実際に網膜に映る景色ではなく、夢の中の出来事のような、
虚々としたものを感じる。

中間色だけで絵を描いていて、原色を利用しようという勇気がなくて
躊躇しているような感じ。輪郭だけははっきりした色を使わないと
雰囲気小説に終わってしまうかもしれないなあと思った。
494NOIE:03/06/26 23:14
>>492
というか
 
   あったりメーだろゴルァヽ(`Д´)ノ

って内容ですね。
495NOIE:03/06/26 23:21
>>493
ありがとうございます。
前に「社会経験が不足してる〜」って言われたことが……。

原色かぁ(´-`).。oO(色辞典でも久々に開こうかな)
496名無し物書き@推敲中?:03/06/26 23:24
 ある日曜の朝、俺はいつものように散歩をしていた。俺のような若者が「日曜の
朝いつものように散歩をしている」というのはあまり現実味のない話ではある。
が、飲み会で強がって「散歩は楽しい。」と言ってしまった手前あまり好きでも
ない散歩を日課にしていた。そして、「なにかネタを探さなければ。」となぜか
脅迫めいた気持ちを自分に課せながら歩いていた。
 三十分ぐらい歩いただろうか。なにも面白いネタなどみつけられない。
「だいたいなぜ俺は好きでもない散歩を続けているのだ。」とか、「散歩を楽
しむ感受性などもとも持ち合わせていないのだ。」とか「金輪際散歩はしない。
時間の無駄だ。」など思いながら歩いていると、なんと、前の方から怪獣が歩
いてくるではないか。「しめた!これは格好のネタではないか。」と思い、
思い切って話し掛けてみた。
「こんなところでなにをしている。」
怪獣は素直に目を輝かせながら、
「地球上のすべての人間を殺すための調査をしている。やっぱり計画的に
殺さないと。手際が悪いのは嫌いだしね。」
これは人類の危機だ。そう思った俺は、
「なぜ人類を滅ぼそうとする。人類と共存はできないのか?」
諭すように言った。

497名無し物書き@推敲中?:03/06/26 23:27
「無理だね。お前らがいると地球環境がめちゃくちゃになる。だいたい最近暮らし
ずらいんだよね。環境問題を解決するには人類の根絶が一番だろ。」
なるほどと思った。こいつは悪ではなく間違いなく正義だ。少なくとも環境問題を
解決しようとしている点においては。
「実は、俺も大学で環境経済学を学んでいて、自分なりに環境問題をなんとかしよ
うとしている。お互いやり方は違えど環境問題をなんとかしような。」
そう言って奴の肩をポンと叩いて、俺たちは分かれた。
 家に着いて、コップ一杯の水を飲みながらテレビをつけた。討論会のような番組
をやっていて「正義の最大の敵は別の正義だ。」と誰かが言っていた。俺はおもむ
ろに電話を手に取り「人類を滅ぼそうとしている怪獣がいたので捕まえてくれ。」
と110番した。



498427:03/06/26 23:32
>>489
実は冒頭なんだが、やはりちょっと拙いね。もっと早く主人公を押し出した方がいいかなと自分では
思っている。第ニ稿を書くとき、主人公が市場の入り口に到着するところから始まるように書き換えるつもりだ。

"無骨"には「風情のないこと」という意味があるから、用法としては間違ってないとはずんだが…。
この文章を書くときに、たまたま辞書を引いて確認していた。遊び的な装飾などがない実用性
一点張りの刃物や農具という意味。

批評サンクス。参考になった。

499427:03/06/26 23:33
>>490
句読点の打ち方だけど、具体的にどういう風にしたらいいと思ってる?
500名無し物書き@推敲中?:03/06/26 23:44
500もろとく。
501酷評お願いします。:03/06/26 23:45
>>479>>480
今回はけっこううまく書けたと思ったのに、
やっぱり人に見てもらうとアラが出てくるもんですね。
言い古された感じというお言葉は正直予想外でした、
やはりもっとテンポよく書かなければいけませんね。
結末までちゃんと頭の中にあるんで、とりあえず書き上げてみたいです。
始めての長編だし。

こういう手の話ってありがち、なんですか。
好きな作家は安部公房で、そのイメージで書いてみたんですが。
クラスメートにも読んでもらって、感想聞いてみます。
502NOIE:03/06/26 23:47
>>499
ひらがなの連続では勿論だけど、ほかにも
「〜に」や「〜や」といった、後ろの文章を修飾す
る場合にも一呼吸置いてみる。
あと、一文は三行が限界って何かで読んだ気がする
けど、漏れもそう思う。っていいながらオレモヤテルけどね。
>>427ではその辺が気になったです。
492は、こんな意味でしょうか。

ある問題を解決する方法を本に書くのはバカげている。水泳やピアノ演奏
など、いわゆる実用書の類もそうである。
なぜなら、それらの本を読んでも技能は身に付かないと思われるからである。
それらは実践を通さないといけないからだ。
実際、何かをするときには、自分を駆り立て、その対象に向かって行動を伴
わないといけないのだ。
より優れたものにするためには、用意周到に計画をし、具体的行動をなさな
いといけないのだ。
そういった観点から、問題解決の能力を養うには、実践練習に励み、勤勉で
なくてはならないということになるだろう。

 
504503:03/06/26 23:52
うわ、流れを無視してレスってスマナイっス。(/o\)
>>501
んー、典型的な若書きだと思った。
漏れも厨房時代、そんな書き出しのを
書いたことがある。別にショックを受けるでもない。
506NOIE:03/06/26 23:57
>>501
漏れも随分書いたね。寝ション便しながら書いてたもん。
とにかく一作書き上げてみるのが一番良いと思う。
読み直して初めて自分の荒が見えるもんさ┐(´ー`)┌ 
507427:03/06/27 00:02
>>502
なるほど。だが、俺とは句読点の打ち方のルールが違うね。文法的に必要以外の"、"は
極力打たないつもりなんだ。それで読み難ければ、文章じたいがおかしいと判断して直す
ことにしている。読み難い文章があったかな?

>>あと、一文は三行が限界って何かで読んだ気がする

個人的には、1文80文字以内と決めている。論述文のような文章でもそれ以上になると
一読で意味がとり辛いらしい。>>427もほぼそのルールに基いて書いてある。俺の文章
にしてはやや長めの文章が多いが、長さとしてはこの程度かと。
508489:03/06/27 00:14
>>427
もう一度読み返してみたけれど、冒頭文とするとこれは辛いよ。
この段、恐らく、情報量が多すぎる。
文章の一つ一つはさほどおかしなところはないのに
読んでいてやけに疲れるのは、市場の雑然とした世界を書きすぎてしまって、
カメラワークが死んでしまっているということ。
なんか主人公が背景に埋もれてしまってる感じがするんだよね。
あと、しょっぱなの一文は地味な感じがした。
509NOIE:03/06/27 00:20
>>507
なるほどね、そういうことなら。
でもやっぱり、ニ段落から読点が少ないのが気になるかな。
こういうのは好みなんだろうけど、文章がくっつきすぎて、
読んでて急かされる感じがする。それに”文法的”という
ことであれば、修飾語句を意味内において区切るのは文法的
には間違いではないです。また読点の打ちかたによっては意
味が変化することもあります。積極的に活用していいと思う
のですが。

>>一文三行〜
については、なんとなくついでに言ってみただけです。
510427:03/06/27 00:22
>>508
指摘の通りだ。
511427:03/06/27 00:29
>>読点の打ちかたによっては意味が変化することもあります。

たとえば…。「そして無骨だが実用的な造りの刃物や農具が数多く並べられていた。」
この文章かな。これは「そして無骨だが実用的な造りの刃物や、農具が数多く並べられていた。」
とはできないんだよな。

>>こういうのは好みなんだろうけど、文章がくっつきすぎて、読んでて急かされる感じがする。

ギコナビで表示すると、行の間に間がないから余計かなぁ。NOIEさんはどうやって2chを
見てるのかな?
51219106:03/06/27 00:34



出会いまっちょ http://pink7.net/masya/
 最初に見えていたのは、少し黄味がかった青空だった。
 里志はそんな褪せた青空をよく知っている。自分はかなり強く冷たい風の中に立って
いるのに、雲が空に貼りついたまま動こうとしない、そんな地上と隔てられた空だ。
 足元に目を移すと、黒々とぬかるんだ土が雑草にまみれ、水色のウルトラマンシューズが
汚れている。剥き出しの膝小僧は小学生の頃の自分だ。まだ一、二年生くらいだろうか。
 目の前には大きな廃屋があった。戦後成金が建てた趣味の悪い洋館で、持ち主が破産したか
何かの理由で夜逃げをしたあと十年近く打ち捨てられていたものだ。危険だからと言って
大人たちはここで遊ぶのを禁じていたが、子供の自分たちには大人から叱られても
また来ずにはいられない、魅力溢れる秘密基地だった。
 ヨーロッパの城のような門は鉄柵が一部壊れ、丁度子供の体格で出入り出来る。里志は
そこを通り、Tシャツが赤錆でちょっと汚れたのも気にせずに中庭を走っていく。玄関は
大きな鍵がかかっていてびくともしないので、庭の脇にある半分開いたままの硝子窓から
家の中に入る。誰が最初開けたのかは知らない。ただ、レールに埃や泥が詰まっている
せいか、子供の力ではこの窓はこれ以上閉めることも開けることもままらなかった。
 部屋は暗い。多分もとは台所として使われていたのだろうその場所は、白い埃が体育倉庫の
石灰のように積もり、置きっぱなしの大きな戸棚には鼠の糞が幾つも転がっていた。部屋の
隅には駄菓子の袋とラムネの壜があり、壁には漫画のキャラクターの落書きがある。
 里志は台所を出て、長い廊下を歩く。足元の木の床が歩くたびにぎしぎしと唸り、その音は
独りだと少し怖い。天井の豆球は撤去されているので、時々ある明かり取りの窓から差し込む
光で、ようやく息をつく。
 廊下の次は二階への階段で、一段上りかけて里志は振り向いた。
 ――誰もつけてないな。
 廃屋の長い廊下からは何の物音もしない。どこか遠くでチリ紙交換のアナウンスが
聞こえるが、それは道路の向こうだ。
 里志は階段を上る。歩くたびに埃がふわふわと舞い、木の床板が軋む。子供の足跡は
たくさんあったが、これは今日の足跡でない事は里志はなぜか解っていた。
 踊場にある壊れたステンドグラスの隙間から、外が見える。庭に誰か立っているような
気がして里志は目を擦る。大人が一人いる。こちらを見ているわけでなく、二階の一部屋に
目を向けているのだ。
 大人の細部の特徴はよく解らないが、里志はそれ以上観察するのをやめて足を忍ばせて
階段を上った。この先は誰にも気付かれてはいけない。自分だけの秘密の場所なのだ。
 ――こおん。こおん。
 青銅琴の音が、今向かおうとする部屋から聞こえてくる。里志は静かに二階に立ち、ドアの
前に立った。鍵穴から中を覗くと、少年達が四、五人集まって何か話し込んでいる。
 他の少年達の姿はぼやけてよく見えなかったのだが、中央にいるがっしりした体格の少年は
里志には容易に区別がついた。――兄の、高太郎だ。
 高太郎は二枚の紙をひらひらさせながら、一人に向かってあざ笑っていた。
『なあ、お前ほんとにこんな点しか取れなかったのかよ』
『返せよ、……返してよ、兄ちゃん!』
『算数二十点! 国語三十点!』高太郎は口を大きく開けて笑った。『お前本当バカ? バカ
じゃねえの? お前拾われてきた子供じゃねえの? はっずかしい!』
『返してったら!』
 高太郎から笑われているのは、さっきまでドアの鍵穴を覗きこんでいた自分だった。いつの
間にか部屋の中で他の子供に取り囲まれて、顔を恥ずかしさに歪めて叫んでいる。他の姿の
はっきりしない子供達から失笑が漏れる。高太郎は古いテーブルに座り込み、面白そうに
そのテスト用紙と思しき紙を眺めていたが、不意に里志の横面を殴りつけた。
『邪魔くせえよ、お前なんでこんなところにいるんだ? 俺の居場所に来るんじゃねえ! 
解ったかよ、触るな』
 他の子供達の姿がふっと消えた。耳元でガムランの音が聞こえる。
 腹に激痛を感じ、里志はうずくまった。高太郎はその大きな腕で里志の腕を掴むと、水色の
バスタブに引きずっていった。
『家から出て行くって誓えよ』高太郎は言った。『お前みたいな奴はいらないんだよ。
お前なんか俺の弟なんかじゃねえよ。ほら、どうしたよ』
 バスタブの中には、緑色に濁った水が張られていた。垢と入浴剤の混じった重い香りに
里志はむせる。と、高太郎はいきなり里志の頭を水の中に突っ込んだ。苦しさに手足を
ばたつかせる弟に、高太郎は怒鳴った。
『言えよ、俺の前から早くいなくなるって。そんな鬱陶しい面見せなくなるって。俺の後を
ふらふらみっともなくついてくるんじぇねえよ! 目障りだ』
 里志の首根を押さえつけ、時々水から引き上げる。そしてまた浴槽の中に頭を突っ込ませる。
……それを何度か繰り返されているうちに、里志は呟いた。
『ご、ごめん、出て行くよ……大人になったら……』
『はあ? 聞こえねえなあ。なんてった!』
『ごめんなさい……で、出て行きます!』里志は口の中にぬるい風呂水の不味さを感じながら
叫んだ。『大人になったら、出て行きます!』
 泣き叫びながらも、このバスタブは家のものだな、とふと思った瞬間、里志はまた部屋の
前に立っていて、鍵穴を覗き込んでいた。腹の底に、黒々とした重い苛立ちが頭をもたげて
いる。
 この部屋には自分だけの秘密があるのだ。誰にも喋ってはならない、自分だけの秘密が。
 部屋の向こうからはトロンポンの奏でる単調な音曲が続いて響いている。演奏しているのは
多分高太郎だろう。里志は建付けの悪いドアを開く。
 ――中には、男が倒れていた。胸からおびただしい血が流れ、床を赤く濡らしている。男は
高級な藍鼠色のスーツを身に纏い、流行の細長いレンズの眼鏡をかけていた。革靴は少々
磨り減っていたが黒光りして美しく、横に投げ出されているスーツケースにもブランドの
マークが入っていた。……男の顔を見たとき、里志は息を飲んだ。
 太く長い眉、鼻筋が通り目もとのはっきりした顔立ち、――高太郎だ。
 自分の右手が濡れているのを感じて目をやると、血の付いたナイフが手の中にあった。
『ああ……』里志は震えた。『何だこれは……』
 里志の身体はもはや小学生のそれではない。大人の、今の自分だ。
 身体の震えが止まらなかった。ガムランの音も止まらない。背後で銅鑼が鳴り、シンバルの
ような音も響く。
 庭に通じる外の鉄階段から足音が響き、部屋の向こう側にもうひとつだけあった扉が開く。
光の眩しさに里志は思わず目を閉じる。逆光の向こうに人が立っている。
 それは、誰だったのか。……
長いですが、宜しく酷評してください。
518お願いします:03/06/27 05:03
人間ってのは群れればどんな奴でも気が大きくなるものらしい。
クラスで一番嫌われている奴が、高校特有の無駄に長い休み時間を仲間と廊下に集まって大声で笑いあうことで謳歌している。
大声を出しているのは一人だけなのだがソイツの声が優に3人分ある。三文芝居によくある大げさなしゃべり方に、挙動不審な程オーバーな身振り、
汗だくの顔のその頬に金縁のメガネが食い込んで、見ているこっちは痛くないのかと気になってくる。                    
初夏にその姿を見せるのは犯罪に近い。溜め込んだ脂肪は、只でさえ暑い6月の気温をさらに増幅して
る者に伝えている。岸田to
という苗字に、俺と同じ名前がくっついていると言う胸糞悪い事実といわゆる「キモイ」奴であるということ以外には、
クラスの女に見事に嫌われている事くらいしか知らないが、暑い時期に人間を不快にさせる才能には溢れていそうだ。
この教室への用事は、後は食後の一休みしか残っていなかったが、岸田の甲高い声がその気すら失わせた。
火曜日の5限は出ないのが習慣になっているので二つ折りの携帯を開いて、2行のメールを作った。
519お願いします:03/06/27 05:07
元気の良すぎる太陽光線を避けて東校舎の裏庭に逃げ込みコンクリートの壁に背中を預ける。
馬鹿高い授業料を使って建てられたこの第三の校舎はその使用者である生徒達には移動が不便だと散々な言われようだが、
この場所を提供してくれているので俺くらいは評価してもいいと思っている。周りを見渡してみるがまだ待ち人は来ていない。
ポケットから緑色の派手なパッケージをしたタバコを取り出し、2つのイニシャルの入ったジッポで火を着ける。
朝から吸ってない体に7ミリグラムのタールと、0.8ミリグラムのニコチンを吸い込み青空に向かって吐き出す。
俺の額に似合わない汗をかかせた報復だ。口中をスッとした香りが侵して、メンソールタバコの売り文句である「爽快感」を認識する。
「不良丸出しだよ?」一時はかわいく思えて仕方なかった女の、からかうような声が耳に届いてきた。振り返るとやはり5分前までは待人だった相手がそこに立っていた。
「そうかもな」苦笑いをサービスで付けて返事をする。気遣いは人間関係を円滑にすると言うが俺たちの間には不要な代物だったかもしれない。
贈られた苦笑いに対して全く同じものを返すという、貧困な贈答品のセンスを女が発揮した後2人の間にタバコの煙と沈黙が流れた。
「でも、授業サボり過ぎだよね、あんた」どうしても俺を不良にしたいらしい女は心地いい程度の悪意を込めて言った。
520お願いします:03/06/27 05:14
「試験で結果出せばいいんだろ?」大学に行くかどうか決めていない俺は定期テストにも大学受験にもどちらにも取れる試験という単語を選んで返した。
二人の間に再び訪れた沈黙に、女はもう耐えられないといった瞳で俺を見つめてきた。この場ではどんな言葉をかけてもコイツを救う気がした。
「いいから脱げよ、何のためにわざわざお前まで不良になったんだ?」事務的な響きだと、自分でも分かっていた。そういう響きの方が喜ぶ相手だという事も。
女は黙って抱きついてきた。間違いなくこいつも東校舎の存在を評価している。
 目の粗いコンクリートの壁に手を突かせたせいで、壁の食込み跡が掌に残っている。余韻を楽しみながら残り6本になったタバコを吸っていると、
その赤く跡の残った手が緑の箱に向かって伸びてきた。
「彼氏、吸わないんだろ?キスしたら匂いで吸った事ばれるぞ。」わざと男の事を思い出させる。女は意図的な無視を決め込んで、無理に大人びた仕草でタバコを抜き取り、
俺のライターで火を着けた。最近こいつの口から真剣過ぎる愛情表現を聞く事が多すぎる。本気になられたことを考えると、こんな風にわざと不機嫌にしておくのがベストなのだろう。
距離がある関係が好きだと語っても分かってくれる女はいない。こいつだって、分かっているふりをしているだけなのだ
521お願いします:03/06/27 05:32
座っていた2人のうち、小さな方が動いた。
ほとんど減っていないタバコに俺への抗議の意思を目一杯込めて投げ捨てた。
自分の髪の色をもう2トーン暗くした茶色のローファーでタバコを踏み消して、無表情で言った。
「自分からはキスしてくれないのに良く言うよね」
求めよさらば与えられんなんて考えをいつから身に付けたのか。
押し付けの愛情はタバコより体に悪い
522お願いします:03/06/27 05:37
518 9行目   る者に→見る者に   です
523名無し物書き@推敲中?:03/06/27 06:06
“ヘ( ̄- ̄ )また〜りカモォーン♪
http://homepage3.nifty.com/coco-nut/
524名無し物書き@推敲中?:03/06/27 08:16
>>521
>座っていた2人
>俺への抗議の意思を
>自分の髪の色を
>「自分からはキスしてくれない


「俺」と、座っていた「ふたり」で、ここには三人居るんだよね?
「自分」の髪の色と、「自分」からはキスしてくれない、は別人だよね?

>ほとんど減っていないタバコ
最初、開封したばかりの煙草かと思った。吸いかけの煙草でいいのでは?
525NOIE:03/06/27 08:30
>>427
甲斐は物を求めて市場に足を踏み入れた。小さな港に面している市場で、適当に
立てた柱に、焼け残った木材で屋根をかけただけの粗末な小屋ばかりだ。地震どころ
か、少し強い風が吹けば甚大な損害をこうむりそうだが、米や干し魚、また、ラベルが古び
ている缶詰などの食料品や甕に入れられた酒、そして、無骨だが、実用的な造りの刃物
や農具が数多く並べられていた。ふたりの仲間と共に多くの港を廻ってきた甲斐だが、
この市場ほどの、品数の多さを見るのは久方ぶりだった。海流と地形の関係で、物が集
まり易い位置にあるからだろう。

意味の範囲で修飾語句を切るわけだから、無理に「〜や」「〜に」で
区切る必要はないと思う。この点は前の漏れの説明が不十分でした。
ごめんなさい。

>>ギコナビで表示すると、行の間に間がないから余計かなぁ。NOIEさんはどうやって2chを
 見てるのかな?

確かに間がないなぁ。427さんはどないして見てるんですか?
526名無し物書き@推敲中?:03/06/27 08:39
その一文(座ってた云々)には漏れも首を捻った。
明らかにミス以前の問題だろ。漏れはこの裏庭には二人きりと
思っているので、ここだけ「俺の視点」でなく「神の視点」になって
いるのがどう考えてもおかしい。複線か?にしても不自然。
洒落た表現とかあったのに、勿体無い。
格好ツケル前に日本語の基本を。
527427:03/06/27 13:35
>>525

うーん、俺はそういう打ち方は逆に気になる方だ。文章がぶつ切れになってる感じがする。
長い修飾節を伴った場合はわかりにくいから入れるべきなんだが、例文の中にはないね。
たとえば、「適当に立てた柱に焼け残った木材で屋根をかけただけの粗末な小屋を、××」
くらいの文章の流れになるなら打つが、3文節程度の修飾節なら邪魔だと思う。
 まあ、これは慣れにも拠るんだろうね。

 俺はギコナビ。IEで表示するのとも、明らかに印象が違うよね。
528427:03/06/27 13:41
>>525
>甲斐は物を求めて市場に足を踏み入れた。

 ここ、オリジナルでは「甲斐は」の後に"、"が入ってるんだが、文法的にはいらない。
ただ、これも無駄に打ったわけではないんだ。俺の文章だと、「物を求めて甲斐は市場に足を踏み入れた。」
くらいになるんだが、主語が甲斐であることを強調したい文だったから、文頭に持ってきて、さらに"、"
を入れた。
 あの方、とお呼びする以上に私は他にあの方をお呼びする術を知らない。
あの方のお名前を口に出すことさえ、躊躇してしまう。触れることもかなわない、聖域のような存在なのだ。
だから、このままあの方とお呼びしようと思う。
 あの方を初めてお見かけしたのは、高校の入学式でのことだった。学校を取り巻く古ぼけた煉瓦塀の向こうでは、
桜が静かにその花びらを落としていた。私は母と連れ立って校門をくぐった。
周りは私と同じように、真新しい少し大きめの制服に身を包んだ新入生ばかり。
花曇の所為か、なんとなく空気が重いような気がした。
 はっきり言って、私はあまり入学式当日の記憶がない。元々マイペースで、周りをあまり気にしないという性格ではあった。
自分の町から離れた高校に通うことに、緊張していたのかもしれない。しかし今では、それをあまりに強い印象を受けすぎたからだと解釈している。
「強すぎる印象が、それ以外のものを消し去ってしまったのだ」と。今でも私の中に残る入学式の思い出は、
受付にいらっしゃったあの方と、煉瓦塀の向こうの桜だけだ。それほど当時の私は感じやすく、それほどその出会いは衝撃的であったのだ。
 今でもその情景をまざまざと思い出すことができる。あの方は校舎の入り口に立っておられた。
右腕に藤色の受付の腕章をはめ、次々と新入生の胸にリボンをお付けになっていた。
もう一人の方と二人でリボンをつけていらっしゃったからであろうか、私がそこにたどり着いたときには列ができていた。
それでもあの方とそのご友人は、ひとりひとり丁寧に「入学おめでとう」とお声をかけてらっしゃった。私の番がまわってきた。そこでようやく、私はあの方を間近で拝見したのだ。
 それまで私はぼんやりと、蔦の絡む校舎を眺めていた。好んで読んでいた小説に出てくるような、美しく鄙びた校舎に胸をときめかせていたのだ。
中学は味気なく、雨の跡が残った薄汚れたコンクリートでできていたので、実際、自分の理想そのままを具現化したようなその校舎を目の当たりにすると感動さえおぼえた。
 そんな中、現れたのがあの方だった。重力に逆らわず、まっすぐに伸びた緑なす黒髪。日に晒されていない証拠の白い肌。その頬の辺りだけがほんのりと薔薇色に色づいていた。
すっと通った鼻筋。瞳はグラウンドから風に乗って運ばれる砂の所為か、幾ばくか潤んでいる。あの方がお召しになっているのは全校生徒、
もちろん私も身につけている制服なのだが、まるであの方のためだけに誂えたもののようにぴったりと合っておられた。
あの方を包むのは精巧に作られた人形が持つ、完璧な美しさであった。
 まるで小説の登場人物のような方だ、と私は思った。こんなに洗練された美を、今まで私は目にしたことがなかった。
 あの方はほっそりとした指で、私にリボンをお付けになった。そして皆と同じように私にも「入学おめでとう」と、あの柔らかいお声でおっしゃられた。
私は急に恥ずかしくなり、俯いてしまった。あぁ、世の中にはこのような方もいらっしゃるのか。あの方の姿は、美への免疫のない私には強烈過ぎた。
そして急に自分の二つ結びの髪型が幼く、野暮ったく思われた。

改行がおかしくなってしまって、申し訳ないです…
どうぞよろしくお願いします。
531お恥ずかしながら…:03/06/27 21:59
タイトル、二番目は(2)ですね…
532343:03/06/27 21:59
冴子は首を振り、悪循環に陥りそうな連想を断ち切った。
昨日は少しだけど、いつもより多く食べることができていたのだ。
そうだ、症状は少しづつだけど、改善の方向に向いている。
冴子はベッドから立ち上がり、屋上へと向かった。
この病院の屋上には、患者のために開放されている、ちょっとした広場がある。
やることがなくて暇なときや、気分が落ち着かないときは、
いつもそこで本を読んだりして時間を潰していた。
今日は晴れているので、いつもより人の数が多い。
白衣を着てここに来ることは禁止されているので、
一目で医療従事者と分かる人たちはいない。
そのおかげで、パジャマ姿の人たちがいることを除けば、
病院にいることを忘れてしまいそうな気分になれる。
まだ昼過ぎのせいか、パジャマを着た子供と、その母親の姿が目立つ。
冴子がベンチに座ると、すぐそばで彼女のことを見ていた子供が、彼女に指を差して笑いかけた。
それを見ていた母親が冴子に軽く会釈をし、穏やかに子供の指を引っ込めさせた。
冴子はにっこりと笑って子供に手を振る。
離れていく親子の背中を見ているうちに、
ふと、昨日見舞いに来た母親に、来週には退院できると、強がったことを思い出した。
冴子の母親は、口を開くたびに、勉強しなさい、と言ってきた。
533343:03/06/27 21:59
小さな頃から、これからの時代は女性も学歴が大事になる、
だから大人になって幸せになるためにたくさん勉強するのよ、とお経のように唱えつづけてきた。
心の底では理不尽な部分を感じつつも、冴子は母の期待に応えるように生きてきた。
昨日、私が強がりを言ったのも、何も食べれなくなり精神科に入院した私に、
失望の色を隠し切れないでいる母親に、少しでも見直してもらいたいと思ったからだ。
もっとも、冴子の病気には、その母親自身が深く関わっていた。
体が弱いのに、肥満児だった彼女は、小学生の頃にいじめられることが多かった。
彼女が体調不良で体育の授業を休むたびに、あいつはサボってばかりいるからデブなんだ、
と後ろ指を差されてきた。教師でさえ、冴子が体育を休むと言うと、良い顔をしなかったのだ。
もちろん、無理をしてでも、体育に参加していた時期もあったのだが、
若年性の不整脈と軽度の喘息のために、激しく動くことができず、
のろのろと動く彼女にいらだった生徒から、さらに激しくいじめられるようになった。
それでも、親にはそのことを話さなかった。
冴子のことを、エリートの卵だと思い込んでいた母親の期待を、
裏切るような気がして後ろめたかったのだ。
534343:03/06/27 21:59
こうして、二重のプレッシャーに挟まれながら、冴子は小学生時代を送った。
今でも、あのときの夢をよく見る。時間が経過して記憶が薄くなっても、
夢に出てくるたびに、そのときのことを思い出してしまう。
そして、そのとき抱いた恐怖や不安は、いつまでも消えなかった。
しかし、中学に入学し、冴子の人生に、劇的な変化が訪れる。
思春期を迎え、体内のホルモンバランスが変わり、体の形が変容していくに連れ、
特に食べる量は変わらなかったのに、彼女はみるみる痩せていった。
それだけでも飛び上がるほど嬉しかったのに、
不整脈と喘息まで、いつの間にか治っていたのである。
一学期を終えた頃には、肥満指数もマイナスになり、
誰も彼女のことを太っているバカにしなくなった。
それどころか、彼女に対して好意的に接する男子が多くなった。
はじめは病気と肥満が治って、自分が前向きになったからだと思っていた。
しかし、それだけではなかった。当時の彼女はあまり意識していなかったが、
痩せたことによって、冴子は美しい女性へと変わったのだ。
もともと、顔立ちは整っていたし、親戚からも、
冴子ちゃんは大人になったらきっと美人になるよ、とよく言われていた。
535343:03/06/27 22:00
中学一年の後半から、その学校に転入してきた彼は、
成績がずば抜けてよく、廊下に貼り出される定期試験の成績優秀者の中で、
いつもダントツの一番だった。だから、彼のことを直接見たことはなかったが、名前だけは知っていた。
彼の名前は、沖野秀一。その名前のとおり、
県で行う模擬試験でも追随を許さない秀才ぶりだった彼は、
がり勉タイプの人間というわけでもなく、勉強以外のことにも、
中学生としては異様というまでに詳しかった。休み時間になると、
彼の話を聞いたり、相談をもちかける生徒が集まり、彼の机の周りは、いつも賑わっていた。  
見た目も、美男子とまではないかなくても、中性的で清潔な感じだったので、
女子にも人気があり、冴子も密かに彼のファンになっていた。
536343:03/06/27 22:01
>>532-535
いま書いてる小説の途中の部分です。
一番描写が難しいところなので、ここでご指導いただく、晒しました。
よろしくお願いします。
537名無し物書き@推敲中?:03/06/27 22:59
公園は、もう、闇に埋もれかけていた。篤と由里香は手を繋ぎ、ゆっくりと
公園の中の歩道を歩いていた。
篤が半ばつぶやくように、由里香に話し掛けた。
「曇ってきてしまったな。昼間はあんなに晴れていたのに」
「これでは星は見えないわね。残念だわ」 と、由里香が答えた。
「ああ。だけど、まるで見えないわけじゃないんだな。よく見ると分かるよ。
流れている雲の切れ目から、星が顔を覗かせているだろう」
「あら、本当だわ。だけど、すぐ見えなくなるわね。結構、上空の風は強い
のかしら」
公園は、すっかり暗くなり、生暖かい風が吹いていた。夏が終わり、夜も
ふけると半袖では過ごし難いほどに、冬が間近に迫ってきているけれど、
日没後の数時間は、夏の残滓が名残惜しそうに、まだ街のそこかしこで発
熱していた。
皮膚科医の由里香が、グラフィックデザイナーの篤と出会ったきっかけは、
医科大学の学生だった七年前に遡る。「七夕祭」と称する、由里香が通って
いた医大と篤が通っていた美大の、それぞれの天文サークルの合同コンパ
の二次会のカラオケで、隣り合わせに座った際、どういうわけか妙に話が
盛り上がり、携帯の番号を教え合って、なんとなく交際がはじまったのだ
った。
538343:03/06/27 23:42
>日没後の数時間は、夏の残滓が名残惜しそうに、まだ街のそこかしこで発
熱していた。

ここが変です。
文体も変だけど、理論的にも変です。
発熱体は、太陽だけ。
それが隠れれば、地上の温度は冷えていくはずです。

日没後の数時間は、まだ夏の匂いが残っている。
ぐらいでいんじゃないでしょうか。
冒頭からやたら表現に凝ることは得策ではありません。

>隣り合わせに座った際、どういうわけか妙に話が盛り上がり、

ここは、怠けている気がします。
何か二人が心を通わすきっかけになった話題を考えるべきでしょう。
あと、「どういうわけか」「妙に」という言葉の選択は、稚拙な気がします。
539343:03/06/27 23:43
批評してくれる人が少ないみたいですね…
>>532-535を誰か批評してくらはい…
>>539
段落を作ってない文章を批評したくない。
541343:03/06/28 00:22
>>540
wordからそのままコピーペーストしたものですから…
段落作ると長くなってしまうし。
そこを何とかお願いしますよ〜(人)
>>541
俺もエディターソフトからコピーしてもってくるけど、改行はつけるよ。文章のうちだから。
そこを何とかやってみるか。ちょっと待ってくれ。
>>535だけど。
文章がどうのじゃなくて、内容が矛盾してないか?

>>成績がずば抜けてよく、廊下に貼り出される定期試験の成績優秀者の中で、
いつもダントツの一番だった。だから、彼のことを直接見たことはなかったが、名前だけは知っていた。

…とあるけど、つまりこれは冴子が知っていたんだろう?それなのに、その後で、

>>見た目も、美男子とまではないかなくても、中性的で清潔な感じだったので、
女子にも人気があり、冴子も密かに彼のファンになっていた。

…となってる。名前以外にも冴子には沖野秀一の情報があったことにならないか?
>>533
>>昨日、私が強がりを言ったのも、何も食べれなくなり精神科に入院した私に、
失望の色を隠し切れないでいる母親に、少しでも見直してもらいたいと思ったからだ。

ここだけかな?一人称になっている。
>>532の「そのおかげで、パジャマ姿の人たちがいることを除けば、病院に
いることを忘れてしまいそうな気分になれる。」は、なんか変じゃないか?
 忘れている覚えているは認識の問題で気分の話じゃないよな。
「そのおかげで、パジャマ姿の人たちがいることを除けば、病院にいることを
忘れそうになれる」とかが適当かな?


>>ふと、昨日見舞いに来た母親に、来週には退院できると、強がったことを思い出した。
こういうところは、
ふと、昨日見舞いに来た母親に「来週には退院できる」と、強がったことを思い出した。
という風に表記した方がわかりやすいと思うが、全部統一して「」を使ってないから、
これは君の流儀なんだろうね。


文法的には、主語を表す「は」のあとは、点入れたほうがいいんじゃなかったっけ?
普通は入れないけどさ。
547343:03/06/28 00:46
>>544
ご批評ありがとうございます。
すごくうれしいです。

>>534>>535の間に
>二年生に進学し、新しいクラスで一緒になった男子と、付き合うようになった。
と挿入されるはずの文が消えていました!
せっかく読んでいただいたのに、ほんと申し訳ないです。
>>535の「だから、彼のことを直接見たことはなかったが、名前だけは知っていた。
彼の名前は、沖野秀一。」という部分だけど、説明臭く感じるよね。
「だから、彼のことを直接見たことはなかったが、沖野秀一という名前だけは知っていた。」
くらいにした方が自然かな?好みもあるけど。
549343:03/06/28 00:48
>>545
ほんとうに丁寧なご批評、ありがとうございます。
これを糧にして、精進しようと思います。
 細々と書いたけど、まあ、全体的には巧く書けてると思う。主人公の像がいまいち出てないけど
これは文章の途中のせいだろう。たぶんここまでで充分書けてると思うよ。母親のエピソードとかも
巧く入ってるし。
 妙に接続詞が多い部分があるから、このあたりを削る努力をした方がいいかもね。
551529:03/06/28 01:01
>>529-530でございます。
お時間がございましたら、批評お願いします。
改行がうまくいかなかったので、読みにくいとは思いますが…
>>513〜516
描写がやたら多く感じるけど、まあ、それが持ち味ならいいけど。
しかし、キャラの心情がちょっと読み取れなかった。いや、多分
私の読解力がないんでしょう。
>>518〜521
これはまた、前者の対局をいくような文体で描写は少なめだが人物の
気持ちがグイグイと迫ってくる感じがする。これなら長くても苦痛に
ならないかも、いわゆる、付き合っていける文章だ。
メンソレのタバコを吸うとインポになるよ(-.-)y-゜゜゜
>>529〜530
うまいなぁ、スキがないと思う、もしかして幾つも何かの賞をもらってるん
では?僕的には、良く書けてるとおもうんですけど、他のヒヒョウカの皆さん
はどうなんでしょうか。
>>532〜535
沖野秀一、憎たらしい、おまえみたいな嫌味な人間は小説に出てくるべきではない。
もっとどうしょうもない奴が出てくるべきだ。例えば、無職で真昼間からオナニー
に耽り、ロリコンで下校途中の小学生を眺めるのが趣味で、デブでメガネで、わきが
臭くて中卒。これだよ、うん、コレ。
>>537
残滓→なんて読むの?もう、これだけが気になって気になって……。
553343:03/06/28 01:24
>しかし今では、それをあまりに強い印象を受けすぎたからだと解釈している。
ここが少し変な気がします。強い印象の主語がよく分かりません。
>しかし今思えば、それは、あの方の印象があまりに強すぎたから、
>それで他のことをよく思い出せないのだ。
と書き直してみます。

順序が逆になりますが、↓も少し分かりにくいです。
>元々マイペースで、周りをあまり気にしないという性格ではあった。
>自分の町から離れた高校に通うことに、緊張していたのかもしれない。

「緊張していた」から、「よく思い出せない」ということなのでしょうが、
ここは軽くその説明を入れるべきです。
また、「周りをあまり気にしない性格」とすぐかいた直後に「緊張」では、いまいちかみ合いません。

「あの方」の描写がくどい気がします。
くどく描写したくなるぐらい美しい方だったのだ、
ということなのでしょうが、それにしてもくどすぎです。
しかも、描写が細かすぎて異様な雰囲気がします。
主人公は、周りのコトを気にしない人間で、
一方で「緊張でその日のことを忘れてしまう」(これはあとで否定されるのだけど)ような
人間だったのではないでしょうか?
このままでは、主人公のキャラクターがさっぱり思い浮かびません。
文章はとてもうまい方だと思いましたが、いまいちメリハリと一貫性に欠けると文章だと思いました。

残滓=ざんし
555552:03/06/28 03:00
>>554どうもです。
残滓とは「残りかす」という意味で類義語は「残渣」とありました。
飲み物のカスとかにあたるらしいです。
>由里香が通っていた医大と篤が通っていた美大の、それぞれの天文サークルの
>合同コンパの二次会のカラオケで、隣り合わせに座った際、
「の」が多すぎませんか。「従兄弟のお母さんの弟の奥さんの長男の飼っている
犬のフン」(>_<)
「どうやっても、僕は肉体から抜け出ることが出来なかった。」
顔を覆って、泣いた。
ただ泣いた。
ぼくはそれを見ながら黙って隣に座っていた。
雨がコンクリートをぬらす。
水が隙間を縫って溝の下へと流れ込む。
「君は出来たんだろう?僕には出来ないことが、ずっと出来ていたんだろう?
どうやったのか教えてくれよ、逃げられないんだ。逃げられないんだよ、雨のように。
いくら蒸発してもまた海が川や溝から水を呼んで引き寄せるみたいに、海が肉体なら僕は水さ。」
は!と笑って雨に打たれたまま彼は立ち上がった。
手をいっぱいに開いて雨に立ち向かう。
髪がびしょびしょで、しずくがひっきりなしに垂れていた。
「君は霊魂だ。本来肉体にいなければならないのに病院の
白いベッドがいやで逃げ出している、我侭坊主さ。
あるべきところにあるのだから、戻ればいいというのに!
その点僕はなんだい?あるべきところはこの肉体だというのかい!?
君は贅沢だよ、ミスターロンリー。植物状態!?は!お笑い種だね!
とっとと戻っていけば良いだろう、
一体それで周りがどれだけ心を砕いていると思うんだい。
僕は本来、生まれつき、たましいだったのさ。君とは違う。
君は生まれつき肉体を持つ霊魂だった。僕はただのたましい。
精神的存在だけで内部完結しているんだ。
それがなぜだかこの肉体という檻に閉じ込められてしまったのさ。
努力はした。調べもした。出来る限りの足掻きはこの十数年やってきたさ!
それでも君は、頑張れ、などと僕に言うのかい!?
どの面下げてそんなことを僕に言えるんだい!」
557名無し物書き@推敲中?:03/06/28 05:43
>>537
>由里香が通っていた医大と篤が通っていた美大の、それぞれの天文サークルの
>合同コンパの二次会のカラオケで、隣り合わせに座った際、

>>555
>「の」が多すぎませんか。
うーん、多いね。

ほんじゃ「の」無しでやってみよう。
由里香が通っていた医大と篤が通っていた美大、それぞれ天文サークル
同士で合同コンパを行った。二次会カラオケで隣り合わせに座った際、

558552、555:03/06/28 06:24
>>557
器用ですなぁ、アチキの小説も添削プリーズ。

http://ana.vis.ne.jp/ali/antho.cgi?action=
article&key=20030628000001
559552、555:03/06/28 06:24
560529:03/06/28 09:44
>>552さん
批評、本当にありがとうございます。
全く賞などを頂いたことはございません(w
でも、お言葉ありがとうございました。
励みになりました!
また機会があれば宜しくお願いします。

>>343
批評、本当にありがとうございます。
しかも書き換えてくださって…嬉しいし、納得させられました。
自分ではなかなか気づかないところを指摘してくださっているので
自分の文章のくせ?みたいなものを、少しだけ理解した気がします。
説明過多な部分とそうで無い部分の差が激しいのですね…

「あの方」の描写が細かいことについて。
あの主人公であの描写は無理があるみたいですね。
女性は女性をわりと細かく見ると感じているので、
あのような描写をしたのです(言い訳すみません…)
でも、客観的に見てみるとくどいですね。
手直ししてみます!

細かく手を入れてくださって、感激です。
また機会があれば宜しくお願いします。
561343:03/06/28 16:11
>>518-520
センスは悪くない。
ただ、凝った表現を次から次へと出しすぎではないか。
これでは、文章の流れを逆に損なってしまう。
一言で言えば、個性を出そうとしすぎ、ってことか。
プロの文章を読み返してみると、
意外とあっさりとした表現が多いことに気が付く。
だからこそ読みやすいし、随所に埋め込まれた凝った表現が冴える。

また、句読点がないせいで、非常に読みにくいし、リズムも悪い。
声に出して自分の文章とプロの文章を読み比べてみるとよいかもしれない。
リズムの悪い文体でプロになれる作家は、皆無に等しい。

まだそれほど文章修行を積んでいない人間だと思う。
センスはあるし、練習すればきっと面白い作品を書く人なのだろう。
がんばってください。
>>561
>>ただ、凝った表現を次から次へと出しすぎではないか。
これでは、文章の流れを逆に損なってしまう。一言で言えば、
個性を出そうとしすぎ、ってことか。

>>518さんに限らず、ここに文章を晒している人の多くが嵌っている罠だな。
凝ろうとか巧く見せようとかし過ぎているように感じる。香辛料を無駄に入れ過ぎた
料理ってところだな。一口二口はいいんだが、フルコースで食う気になれない。
ここに晒す程度の量ならいいんだが、作品として成り立つまとまった量になると
胸やけしそうだ。

563343:03/06/28 16:23
>>556
何が主語なんだか分からないよ。
特に最後のほうは、一体どっちのセリフなんだい?

>精神的存在だけで内部完結しているんだ。
ここまでは分かった。それが、
>それがなぜだかこの肉体という檻に閉じ込められてしまったのさ。
となるのが、あまりにも飛躍しすぎ。
これでは、作者の妄想に読者が引きずり廻される格好になってしまう。

>「どうやっても、僕は肉体から抜け出ることが出来なかった。」
これも序文にしてはしつこいし、リズムが悪い。
「どうしても、この肉体から抜け出せない。」
こうすると、彼の努力の時間的経過が抜けてしまうけど、
それは、後の文章の流れで十分理解できる。

>顔を覆って、泣いた。
>ただ泣いた。
主語は主人公かと思ってしまう。「彼は」をつけるべきだし、
それを省略するにしても、
>顔を覆って、泣いていた。
>声もあげずに、ただ静かに泣いていた。
ぐらいに書いてくれないと、誰が主語か分からない。

もう一度、基本に立ち戻って書いてみては?
564513:03/06/28 17:37
>>558-559

批評どうもありがとう。
今書いてるミステリのイメージ文章として書きました。
あなたのアリの作品も読みに行きます。
とても楽しみにしていますので、役に立ったら幸いです。
565556:03/06/28 17:43
>>563
実は序文ではない部分から持ってきてしまったので、
なおさら分かりにくくなっていたかもしれません;;
すみませんでした。

勉強になりました、ありがとうございました。
566537:03/06/28 19:08
皆ありがとう。
仰山書き込んでくれて、タメになりました。
567529(1):03/06/28 22:37
ちょっと行き詰まり気味ですので、再び晒してみます。

 私たちは結局、新聞部に入部することになった。
専ら、副部長の辻先輩にまいってしまった瑞希の勧めもあったからなのだが。
新聞部はそこまで大きな規模の部活動ではないため、
入部したばかりの私たちも原稿を書かなくてはいけなかった。
原稿の最後のチェックをするのはやはり部長のあの方のお仕事だった。
もちろん、あの方ご自身もよく記事をお書きになった。
あの方はいつも原稿用紙に手書きで記事をお書きになった。幾ばくか右肩上がりの、小さい字だった。
何回も二重線で手直しのされた原稿をパソコンで打ち直すのは、私たち一年生の仕事だった。
手が空いているとき、あの方の原稿が早くあがらないかしら、とパソコンを打つ振りをしながら待っていたこともある。
 文化祭の近づいた或る日、新聞の原稿を残って書いていた私たちの元に、あの方がいらっしゃった。
「あぁ、良かった。まだ居てくれたのね。」あの方はご友人を伴っておられた。
「瑞希さん、真雪さん。お願いがあるんだけど良い?」と、あの方は首を可愛らしく傾げ、おっしゃった。
「私たちにできることなら、お手伝いしますよ」瑞希がそう答える。私もそれに同意する。
あの方とご友人は顔を見合わせられ、安堵の笑みを浮かべられた。
「よかったら、文化祭のときに演劇部を手伝ってくれない?」
あの方のご友人は演劇部の部長の遠藤先輩であった。
そう言えば、あの方はいつも遠藤先輩と連れ立っておられた。
校内であの方を見かけるときは、ほとんどその傍らに遠藤先輩がいらっしゃった。
偶然、ちらりとあの方々がお話をしていらっしゃるところを聞いたことがある。
そこには、聞きなれない外国の作家や作曲家の名前がぽんぽん飛び交っていたのが印象的だった。
 遠藤先輩のおっしゃるところによると、文化祭で演劇部は例年の如く劇をなさるようである。
しかし、主要な登場人物のキャストは部員でまかなえても
それ以外の台詞のない脇役などは人数が足りないらしく、私と瑞希にそれを依頼なさったのだ。
568529(2):03/06/28 22:38
 台詞はなくとも、素人が演劇部(もちろん部員も素人に違いはないのだが)の練習に参加し、
それについていくのは大変だった。
あの方はいつも講堂の隅の階段に腰掛け、こころもち首を傾げた様子で台本を読んでいらした。
「佐知、どう? 台詞」
 いつも遠藤先輩は、あの方を気遣うようにお話になる。
あの方も遠藤先輩と一緒のときは肩の力がいつもより抜け、ゆったりとした笑顔を振り撒いていらっしゃる。
「大丈夫よ。ありがとう」
 西日がきつく入る講堂では、飴色の床がぴかぴかと光って綺麗だということを私は今更ながら知った。
そして一番西日があたる階段にお掛けになるあの方の耳たぶが、薄く色づくのにも気づいた。
あの方は舞台の上からの、そんな私の視線に気づくと、小さく手を振ってくださった。
それだけでも、心のどこかが、ふわりと暖かく軽くなった。
 演劇部の練習の後、瑞希と別れて私は新聞部の部室へと向かった。
フロッピーディスクを忘れてきてしまったのだ。
日が大方沈んだ学校は暗く、しんとしていた。
窓からは夜とまじりあった、太陽の端っこが見えた。
何となく、いつも通っているはずの廊下が長く思える。
 部室への角を曲がると、そこからは光りが漏れていた。
中を伺うと、辻先輩がパソコンに向かっていらした。
私は邪魔にならぬように、小さくドアを開けた。
「…失礼します」
「あれ、真雪ちゃん。忘れ物?」
「はい、フロッピーディスクを」
 あぁ、これね、と辻先輩は緑のそれを私に放った。
わたわたと私はそれを受け取る。そんな様子を見て、彼は低く笑った。
「何か、真雪ちゃんってあれだね。小動物系」
569529(3):03/06/28 22:39
 辻先輩の唇が、きゅ、と弧を描いた。
からかっているのが、ありありと見て取れる。
私はこの先輩が苦手だった。
何が苦手かというと、辻先輩のあの全てを見透かすような目が苦手なのだ。
茶色の、決して鋭くはない目はそのくせ、いつも冷静に値踏みしているように見えた。
「何ですか、それって」
「いや、見たまんまを言葉にしたまで」
 辻先輩はそれ以降、口を開こうとはなさらなかった。
パソコンのキーを叩く音だけが響いていた。私はドアに手をかけた。
「真雪ちゃん、部長のこと、好きだろ」
 辻先輩はもうこちらをご覧になってはいなかった。
だけど、どんな表情をなさっているか、感じた。
その声にはいつものからかうような響きがなかった。
「先輩は。先輩はどうなんですか。」
 そうとだけ、搾り出す。思わず、つっけんどんな声が出てしまったことに、
自分自身で衝撃を受けた。じんわりとフロッピーディスクを持つ手に、汗が滲んだ。
「秘密」
 彼は、ただ一言そう呟いた。言葉少ないがために、それは余計に、真実味を帯びている。
私は何も言えず、そのまま部室を立ち去った。
閉める直前、一度だけ先輩と目があったような気がした。

前回の文章から、いきなりここまで話が展開していて
読みにくいこと、このうえないと思います。
お時間のあるときにでも、批評お願いします。
570名無し物書き@推敲中?:03/06/28 22:43
571343:03/06/28 23:57
>>567-569
敬語である箇所と、そうでない箇所が入り混じっていて、稚拙な印象を受けます。
>あの方も遠藤先輩と一緒のときは肩の力がいつもより抜け、ゆったりとした笑顔を振り撒いていらっしゃる。
「肩の力をいつもより抜かれて」となるはずです。他にも似たような箇所多数。
文末だけに敬語を使用し、文中では使っていないところが目立ちます。

辻先輩に対しても敬語を使っていますが、
>私はこの先輩が苦手だった。
>何が苦手かというと、辻先輩のあの全てを見透かすような目が苦手なのだ。
のところは、使っていない。
誰にでも敬語を使うのではなく、「あの方」だけに対して使うと、
メリハリが出るのではないでしょうか?

もっとも、敬語を使うようなキャラを、意図しているのかもしれません。
しかし、そうなると、とても生半可な文章力では、この作品を仕上げられないと思う。
敬語を使うのに、「〜される」と文尾を変えるだけだと、稚拙だし。

>>567
結局、専ら、そこまで、やはり…etc、こういう単語はない方がいいことが多い。本当に
この場所にこの言葉が必要なのかひとつひとつチェックしましょう。
573529:03/06/29 00:05
>>343さん
またまたありがとうございます。
なるほど…手直しの必要性、大ですね。
行き詰って、ざかざか書きまくってました。反省せねば。
いつもながら、アドバイス本当に感謝しています。
行き詰まりを悩む前に、書き込むべきでしたね(w
もっと細かなところに気を配って、きちんとした日本語を書くように
心がけたいです。精進、精進。
本当にありがとうございました。
574529:03/06/29 00:08
>>572さん
批評、ありがとうございます。
良い単語が思い浮かばないときに、無意識に
「結局」などなど使ってしまうのです。
使いどころが難しい単語なのですね。
手直ししてみます。
アドバイス、励みになりました。ありがとうございます。
575343:03/06/29 00:18
>>567-569
風景描写に凝っているわりには、人物描写が少ない。

また短い間に場面がコロコロと変わり、
設定の練りこみが足りない気がします。

冒頭だけ、少し僕流の文章に書き直してみました。

辻先輩に、すっかり熱を上げてしまった瑞希の勧めもあり、
私たちは結局、新聞部に入ることになった。
この高校の新聞部は、それほど規模も大きくなく、
入部したばかりの私たちも、すぐに原稿の仕事に回された。
(ここでその仕事の様子を挿入すべきだと思います。)
原稿の最終的なチェックは、部長であるあの方のお仕事だ。
(ここで主人公の心情を挿入すべきだと思います。)

そんな挿入したら、話が冗長になる、と思うかもしれません。
ただ、そう考えるのではなく、むしろ一行しか入れないぐらいなら、
思い切ってその設定は削除すべきです。

あらゆる設定は、意味があり、
あらゆる設定は、意図をもっている。
と僕は考えています。実際、上手いと言われるの作家の文章は、そういうものです。


576_:03/06/29 00:22
577343:03/06/29 00:22
>>573
とんでもないです。
僕も、下手なりに批評させてもらって、結構勉強になっていますから。
僕よりずっと上手い方の文章を、
偉そうに批判してこっちが申し訳ないぐらいです。
578529:03/06/29 00:29
>>343さん
アドバイス、ありがとうございます。
最後の三行のお言葉は、特に壁に貼っておきたいくらい
ガツンときました(w
描写の偏りと設定の練りの少なさですね。
問題点がはっきりしたので、改善していきたいです。
こう的確に批評されると、清々しいです。
頑張らねばー。



突然話は変わりますが、私、投稿し過ぎましたでしょうか?
批評を頂いたのをいいことに、多少調子にのって投稿しすぎたかもしれません。
ご気分を害された方がいらっしゃったらすみません。
>>578
がんがん投稿しろや。
343さんはなかなか読めるみたいだし、参考になると思うよ。

断っとくけど、俺は>>427で、ジエンじゃねえぞw
570の「うっじーの冒険」を不覚にも全部読んでしまいました。
はっきり言って、うっじーは大学にいかなくても充分生きていけるし、
働かなくてもお金持ちになれる。ある意味、僕らの理想の人だ。
581518:03/06/29 08:59

批評してくださった皆さん、ありがとうございます
文章修練どころか生まれて初めての作品(?)なんです。
書き直してみて簡潔な表現の方が難しいことに気づき、愕然としました。
翻訳小説が好きで読み漁っていたので
凝った表現が身についてしまったのだと思います。
精進せねば・・・・
582名無し物書き@推敲中?:03/06/29 09:31
(σ・∀・)σゲッツ!!ならここ!
http://www3.kcn.ne.jp/~barozza/
荒らしAGE〜〜
>>529−530
滑り出しは、漱石の或る作品を思い出しました。
評判も良い様です。頑張って下さい。
584529:03/06/29 21:25
>>579さん
お言葉ありがとうございます。
そう言って頂けると、ますます調子に乗ってしまいそうです(w
>>427の作品を読ませていただきました。
描写(特に食べ物!)を上手になさる方だな、というのが印象です。
続きを読んでみたい気にさせられました。

>>583さん
お言葉、ありがとうございます。励みになります!
漱石ですか…よく読みこんでない作家のひとりです(恥)
この話、実は川端康成の影響を受けに受けまくったものです。
本当に私は影響を受けやすくて、それが悩みの種でもあります。
何か急にいい人が増えたような
586名無し物書き@推敲中?:03/06/30 15:53
そうなると人が減るのが2ちゃん。

悲しいこといわないで!現実だけど……
>>584
ホントに漱石読んだことないんですか?
出だしなんかそっくりなんですがw
589529:03/06/30 17:22
>>588さん
いや本当に読んだことないんですよ(w
お恥ずかしい…
あまりに有名どころなので(川端は?とはどうぞおっしゃらないで)
手が伸びないんですよ。反省。
宜しかったら、どんな作品と似てるのか教えてくださいませんでしょうか?
俄然、興味が湧いてきました(w 単純なヤツですみません。
誰かが新しい文章を晒したら、人も増えるだろ。
>>589
「こゝろ」でしょ。先生の話。
『私はその人を常に先生と呼んでいた。
だから此所でもただ先生と書くだけで本名は打ち明けない。
これは世間を憚かる遠慮というよりも、
その方が私に取って自然だからである』
           
              漱石「こゝろ」より抜粋
592529:03/06/30 18:47
>>591さん
ご親切にありがとうございます。
そんな基本中の基本も読んだことのないヤツで申し訳ない…・
読んでみます。文を晒すところなのに、恥を晒してしまいました。
自分で言うのもアレですが、似てますね…
ちょっと違う感じに自分の駄文を変えようかと考えてます。



ゴメンナサイ 漱石゚・(ノД`)・゚・
パクリじゃないのよ…゚・(ノД`)・゚・
593591:03/06/30 18:52
気にするな。君の方が漱石より
面白いから勝ち!
594名無し物書き@推敲中?:03/06/30 22:20
『私はその人を常に先生と呼んでいた。
だから此所でもただ先生と書くだけで本名は打ち明けない。
これは世間を憚かる遠慮というよりも、
その方が私に取って自然だからである』

さすが日本を代表する作家の文章だ。
この数行読んだだけで身震いがしたよ。
>>593
そんなことはないw
>>594
レベルが違うな。
596529:03/06/30 23:42
>>591さん
アワワ…とんでもございません!
小説もどきを書く者の端くれにしかすぎませんよ…
597591:03/07/01 01:53
馬鹿者め、洒落の通じん椰子だ。
でも上手いのは認めるから、川端康成の次くらいにランクしておく。
598名無し物書き@推敲中?:03/07/01 17:26
おいおい。>>88が可哀相じゃないか
599エセ文学少年:03/07/01 22:48
稚拙な駄文ですが、辛口な評を。

ーーーああ、水子が三人もいる。相当遊んでいるんだろうなぁ。
私はその女性の背後にいる三人の水子に眼を虚ろに見ていた。
一人は手足の無い、奇形児であった。
「…様。お客様」
その女性が私を呼んだ。いかん。まただ。
「お客様カルビバーガーとポテトのMサイズの方になります」
女性は極めて接客用の笑顔を輝かせながら私に紙袋を渡した。
釣り銭を手に取り、そそくさと外へ出た。
また、見入ってしまった。
私の冷たい掌の平に、ハンバーガーの熱さがつたわってくる。

600エセ文学少年:03/07/01 22:48

幼い頃から私には人と違う力が備わっていた。
亡霊、と言う異様なものが見えるのだ。特に人にとり憑いている背後霊
なんかはクッキリと見えた。先ほどの女性店員には水子の霊が三人とり憑いて
いた。そりゃあ私だって霊なんて物は見たくない。しかし眼に入ってしまう。
その人の顔を見れば自然と、背後に潜むそれが見えてしまう。嫌でも…見える。
見る度に猛烈な嫌気がさす。しかし気付くとその異様な物を見入ってしまう。
生まれながらこの能力はあった。だから霊が見えるのは普通だと思っていたし、
皆も見えるものだと信じていた。小学校低学年の頃、ある友達にこんな事を言った。
「隣のクラスの檜山先生の後ろにいる人、気持ち悪いよねぇ」
その時の友達の顔を、私は永遠に忘れられない。
見せ物小屋の化物でも見るような、厭味で軽蔑感の漂う、陰険な表情。
「後ろの人…って?」
その日から、この能力は自分だけに備わっているものだと感づいた。
それからの日々は地獄だった。
高校生になり、進路指導の最中教師を見れば後ろに死んだ老婆が。
大学生になり、アルバイト先の主任の足下に動物霊が。
社会人になり、職場の上司の周りには兵隊さんが。

誰にも言えぬ、言えば異常者と思われ、発狂もできず。
601エセ文学少年:03/07/01 23:07

最近私には恋人ができた。
決して美青年とは言えないが、時折見せる笑みに私はひかれた。
しかし霊が見える能力、それは彼にも同様だった。

今日は彼と商店街へ服を買いに行く日だった。待ち合わせの小洒落た喫茶店に
八分ほど早く到着すると、彼もそれから間もなく私の前に現れた。
ああ、見えてしまう。彼の背後に血の気のない中学生くらいの男の子が見える。
彼には弟がいたが、中学生の時病死したらしい。その弟がとり憑いているのか。
「どうしたの?」
彼の霊をぼんやりと見入る私を不思議がりながら、問いかけてきた。
「べ、別に」
背後霊を見てた、なぞ言えるものか。

商店街を一日中駆け回り、へとへとになった彼と私は再び待ち合わせ時の
喫茶店で足を休めた。店のマスターが直々に注文を聞きに来た。
オレンジペコーを注文すると、マスターは礼儀よくおじぎをした。
「疲れたね」
彼が話し掛けてきた。私は疲れと、彼の後ろに憑く霊を見たくないのとで下を
見ていた。
しばらく沈黙がつづくと、予想だにしなかった言葉が聞こえた。
一瞬、耳を疑った。聞き間違いだと信じたかった。信じたくなかった。
別れの催促だった。理由を聞くと彼は申し訳なさそうに答えた。
「…冴子さんはいい女性だと思う。だけど…どうも君は僕の事を見ていない
ような気がするんだ。何て言うか…そう、僕の顔を直視してない、って言うか
…。本当に、わがままだと思う。でも…」
言葉を最後まで聞かない内に。
オレンジペコーも来ない内に。
私は外へ出た。頬に、熱い水滴がつたう。
602エセ文学少年:03/07/01 23:13
何の悪行をしたと言うの?
何の因果がこうさせているの?
誰が、私に望みもしない能力を備わせたの?
誰が、誰が、誰が?
何で、何で、何で?
この能力のせいで私は彼に捨てられた。
これから、どんなに素敵な人が現れても私はその人の背後霊を
見てしまう。そして捨てられる。
なぜ霊が見える?なぜ物が見える?
眼があるから。
眼を取れば霊が見えない。

眼を取れば眼を取れば眼を取れば眼を取れば眼を取れば
眼を取れば眼を取れば眼を取れば眼を取れば眼を取れば
眼を取れば眼を取れば眼を取れば眼を取れば眼を取れば…


台所の床に、粘液のしたたるスプーンと…目玉が転がる。

眼を取れば…
603名無し物書き@推敲中?:03/07/02 01:08
こゝゝゝろ
604ちょっと書いてみたんだけど:03/07/02 01:56
指の激痛に激痛が走り目が覚めた。
どうやらフグか何かに指の皮を食いちぎられたらしい。微弱な毒のせいで短い時間で
指先に大量の水ぶくれができ始めていた。

海で遭難して3日目。3m四方の真四角な形、手製のイカダの上に乗って、
つい先日まで少し距離を置こうと思っていた家に、とてつもなく帰りたいと思っていた。
太陽の位置からすると、朝なのだろうか。腹が減ったらしい。大量の食料から、
大好きなコーンの缶詰を取り出したが、寝ぼけのせいで缶切りを海の底に落とした。
缶詰に噛み付き、歯を一本折り、力任せにコーンの缶を投げた。
それから何もする気が起きず、漂流し続けた。

手製のイカダは、以外に頑丈で5日目にやっと、丸太を結ぶ綱が切れた。
僕はたった一本の綱が切れただけで深い絶望感を、感じた。
蜘蛛の糸のように見えた。僕はわずかな希望を捨てた。

6日目にプロペラ機が真上を通った。もう遅いよ・・・。
7日目に救助低が来て、僕の亡骸を回収した。
605ひまま:03/07/02 11:26
>>599-602
衝撃的なオチをバシッと決めたい
という気持ちだけは伝わる

でも、そこに至るまでの動機付けが薄いから
短絡的過ぎて「なんでやねん」ってなっちゃう
恋人との件はもっと端折れるのでは
商店街でデートってw 中学生ならまだかわいいけど
振られたことはただの引き金にして
そこに至るまでにうまく主人公の苦悩を描かなきゃ
霊が見えるだけってのは弱い気がする
あーでも枚数は増やしちゃいかんよ
この手のは短きゃ短いほどいいんだから
うん それが難しいのはわかってるけどさ
書きかけの小説から抜き出してみました。
ハッキリ言って自分では上手いと思っているのですがそれが
思い上がりに過ぎないことも知っています。
というわけで手厳しい評価キボンヌ。
607:03/07/02 12:01
夜になった。光はこの世界から失われ、ただ闇だけがそこにあった。
 キッチンと隣接した使用人食堂で当家の美化と維持を担う
ハウスメイドの面々が夕食をとっていた。互いに喋るでもなく
スープとパンを黙々と口に運ぶ。口うるさい頭分の目が光っているからだ。
 皆、顔色は明るかった。午後の仕事が予想以上にはかどり、
夕食を食べたらそのままあがってよいと言われたからだ。
 だがその最大の功労者はここにはいなかった。食堂に来てすぐ料理長に
なにやら耳打ちをされ、そのままキッチンに消えた。と思うと、布巾を
かぶせたトレイをもって再び登場。先輩方にペコリと頭を下げ、そのまま
いそいそと食堂から出ていってしまった。
 無言の夕餉が続く中、年若いメイドがついに我慢しきれなくなったか、
独り言のようにポツリと呟く。
 ――あの子、いい娘よね。
沈黙。
 発言者は気まずそうにうつむく。
 この屋敷に奉公にあがってまだ日の浅い彼女はよく分かっていない。理屈では
分かっていても感情では納得出来ていない。
 所詮は主の愛玩物に情を移しても自分がつらくなるだけだということが。
 どれだけ気立てが良かろうが、見た目が可愛かろうがあれは主の
「所有物」なのだ。使用人の自分たちに口を挟む権利はない。敢えて挟めば、
その先には何も無い。
 そうやってささやかな、だが目をそらすにはあまりにもどす黒い選別を経て、
現在のメンバーが残った。
 美徳は無関心と諦観だった。
608:03/07/02 12:01
 しかたがない。年若いメイドはうつむいたまま口の中でつぶやく。彼女の実家は
商売に失敗して莫大な債務を背負っていた。その一切を肩代わりする代わりにこの館で
奉公するようにと言われた。『モルデンの吸血鬼』の噂は聞いていたが、病気の父母や
年若い弟妹たちを見捨てることは出来なかった。奉公にあがって拍子抜けと共に納得した。
自分は単に、『決して逃げ出すことのない使用人』として雇われたに過ぎないということを。
 主の趣味は極めて狭く、自分はまず髪の色で選外だった。
 他の同僚達も似たり寄ったりの理由でこの屋敷につとめることになったのだろう。
あるいは凶状持ちすらいるかもしれない。主に屋外の仕事を担当する壮丁達の中には
そんな噂と共に語られる者が何人かいた。
 そんな行き場のない自分たちにとって、この屋敷はある意味安住の地だった。衣食住は
保証され、待遇だって悪くない。主は完璧主義で、その意をくんだ女中頭や掃除班の頭分は
口うるさかったが、そもそも家人といえば当主一人きりで、訪れる客すら希なこの館において
メイドの仕事が忙しくなろうわけもなかった。
 悪くなかった。ただ一つが事に、自分の力ではどうしようもないただ一つが事に
目をつぶりさえすれば。
 しかたがない。頭分や仲間の目を気にして、身体を微動だにさせず、
脳裏から小柄な新入りを消し去る。
 そう、もって一月だ。その後は薬草園の裏の石積みだ。一年もしない内に草生すだろう。
 美徳は無関心と諦観だった。
609606:03/07/02 12:02
以上です。
610ひまま:03/07/02 12:08
>>605の続き

>相当遊んでいるんだろうな
 遊ばれているが○
 避妊しないのは男の都合である場合が多い

>奇形児
 不要。おどろおどろしさを出したいだけなら安易
 人によっては不愉快に感じる

>カルビ・バーガー
 数ある中でこれをセレクトした意図は?
 「カルビ」の持つ語感と一般的なイメージが
 主人公に合っているのか考えるべき

そのほか突っ込みどころ満載だけど
若さに免じて許してあげる

オイラってえらそうだ
>>610

>相当遊んでいるんだろうな
 遊ばれているが○
 避妊しないのは男の都合である場合が多い

 間違ってはないが、一人称の小説では、主人公が必ずしも一般的な判断をする必要はない。

>>607>>608
三人称の文章が途中から一人称に変っている。
613604:03/07/02 14:41
俺のもオネガイシマス
614とも:03/07/02 14:47
615ヨロシクお願いします。石津商店より:03/07/02 16:25
 朝、仕事場に来た町緒は、先に来ていた糸の視線に気づいた。
「糸さん、おはようございます」
糸も軽くお辞儀をしたが、視線は町緒の髪に釘付けだ。
「髪が黒い!」
言われると予想していた町緒は明るくさらりと言った。
「戻しました」
女の子が髪をどうこうするのには何か理由がある。糸は考えた。
 失恋?それともマンネリ打破?新しい恋?糸の頭の中は、真っ白になり、パニクって
いた。町緒にいったい何が起こったのであろう?もう思考不可能な状態におちいっている糸であった。
固まっている糸を気の毒に思った町緒はくすくすと笑い、少しからかうように言った。
「あまり詮索しないでください。新しい彼に黒くしろと言われたんです」
「あ、ああ!そう!何だよ〜うっかり傷つけること言っちゃったら
どうしようって思ったじゃんよ〜」
糸は安堵した。同時に少し悔しい。季節に合わせるかのように男が変わる町緒。
そのくせ、絶対に糸にはなびかないのだ。一体、どんな彼とつきあっているのか、謎である。
「ソレより長太郎さんはどうしたんでしょうか?」
「どさまわり」
どさまわりとは、彼等の言葉で言う(よその先生の所に出張アシスタントに行っている)ということである。
彼等は、ペンネーム「マンガ隊」。3人で一つの作品をつくってゆく漫画家集団だ。
「これからは、あまりよそに行って欲しくねーなぁ。昨日、新連載が決まったんだ」
「ウソでしょう?」
町緒の顔が曇る。つきあい始めの彼と会えなくなるのが悲しいらしい。町緒の機嫌を
損ねることを言ってしまい糸は焦った。しかし仕事は仕事だ。糸は先輩風を吹かすよう
に咳払いをした。わざとした咳も途中から大きな激しい咳になってしまった。最後に
吐き気を催して止まった。そういえば、ここ数日はのどが痛い。鼻も詰まっている。風邪をひいたかもしれない。
「大丈夫ですか?のど飴をちょうど持ってました。良かったらどうぞ」
手渡しではない。のど飴を糸の机の上に転がした。こういうところが町緒は素っ気ない。
本当は、糸はおでこ同志をくっつけて、熱があるか見てもらったりしたかったのだが。でも、せっかくの町緒の施しをありがたく受け止めた。
「助かった〜。俺、朝ご飯食べないから、この時間はおなかがすくんだよな」
616名無し物書き@推敲中?:03/07/02 16:48
>>604 >>613
全体に変。推敲を勧める。
617疑問符:03/07/02 17:03
若桜木という人について
どういう人?
618解答:03/07/02 17:21
>>617
「宇宙戦艦ヤマト」の小説書いたひと。
619名無し物書き@推敲中?:03/07/02 17:42
620_:03/07/02 17:44
621名無し物書き@推敲中?:03/07/02 20:49
>>616
何が変なのかわかりません。
まじめにお願いします。
>>621
君こそ少し真面目に書きなさい。
>>616の言ってることは正論。
623529(1):03/07/02 21:48
 人の波をぬって、保健室へと向かう。日当たりのいい一階の廊下を、小走りで進む。
開いた窓からは、甘い匂いがした。どこかのクラスが屋外喫茶でも開いているのだろう。
私は人々の好奇の目のなか、「本日立ち入り禁止」の立て札を追い越していく。
 保健室は一階の突き当たりにある。文化祭の喧騒の中、異常なまでに静かな廊下。
「立ち入り禁止」の札のこちらと向こうでは、別世界だ。自分の足音だけが、ぺたぺたと響く。
それは反響して、いつもより大きく聞こえる。
 とんとん。保健室のドアを叩く。返事は、ない。細くドアを開けてみる。
大きな窓から入った光のせいで、そこにはセピア色の世界が広がっていた。
ベッドの周りにはカーテンが引かれていなかった。ベッドは人型に膨らんでいる。
あの方かしら、私はそう思った。だが、寝ているのはあの方ではなかった。
あの方はベッドの隣に椅子を寄せ、腰掛けていらっしゃった。
ベッドに寝ているのが誰か、ここからは窺い知ることができない。
ただ、ベッドの上に置いてある黒のスーツの袖とネクタイの端がちらりと見えた。
 静謐な空気が流れていた。時さえも止まったような気さえ起こさせる、そんな雰囲気が漂っていた。
私は身じろぎひとつできずに、ただあの方の横顔を見つめていた。
硬い表情だった。と、ゆっくりとあの方は立ち上がられた。
逡巡するかのように、行き場のない手が掛け布団の上を行き来する。
いつにない、辛そうな表情。まるで、何かを押し隠していらっしゃるような―
 あの方はベッドに屈みこまれた。影が、重なった。
>>621
>>指の激痛に激痛が走り目が覚めた。

ここからすでに変だろ。
625529(2):03/07/02 21:52
 息が詰まる。見てはいけないものを見てしまったのだ。
私は咄嗟にドアを閉めた。しまった、と思ったときにはもう遅い。
ぱたり、とドアが鳴った。私は慌てて踵を返した。
どうしてあんな場面に居あわせてしまったのだろうか。
心臓が、ばくばくと音を立てていた。顔は熱いのに、指先は凍ったように冷たい。
 角を曲がろうとして、私は何かにぶつかった。
「すいませ」
「あれ、真雪ちゃん。何で、そんな泣きそうな顔してんの」
 片手にカメラを持った辻先輩だった。いつもと変わらない、そんな先輩の声に体の力が抜けた。
私はぺしゃり、と座り込んでしまった。頭に暖かい先輩の掌を感じた。
きっとこの人は私が何を見たかということも、お見通しなのかもしれない、何となくそんな気がした。
 私が控室に戻ったときには、他の生徒の準備も整っていた。
あの方は鏡に向かってらした。あの方の髪を結っているのは、遠藤先輩だ。
「ごめんね。佐知、教室に居たんだって」
私は首を振ってそれに答えた。それ以上に、私に出来ることはなかった。
 あの方は、舞台に上るまで一度も私をご覧にならなかった。
あの方は私が覗き見していたことをご存じなかったのかしら。
それとも、知らないふりをしてくださったのかしら。
スポットライトが眩しく私を照らしても、私はただそれだけをぼんやりと考えていた。

お久しぶりです(?)
お時間のある方、どうぞ批評お願いします。
私も批評に参加したいと思いつつも、イマイチ踏ん切りがつきません。
(´д`;)…イツカヒヒョウデキタライイナー…
>>624
マジレスするなって、釣りだよ!釣り!
スルーが一番。
627606:03/07/02 22:27
>>612
>三人称の文章が途中から一人称に変っている。

指摘どうもです。
ただ、場面転換抜きの人称の切り替えは最近の小説では普通に
あるように思うのですが。
また、昔の小説でも登場人物=語り手の場合で、その人物が登場しない
場面では別の人物や作者自身が語り手をつとめる場合もあり、これも
一人称→三人称への転化だと思います。

要は人称(語り手)が切り替わってもパースペクティブ(誰が見ているか)
が明白であればそれはそれでありでないかと自分とかは思うわけです。

まあ、あまり行儀のいい手法とは自分も思いませんが(多分原点は
漫画あたりではないかと)、これはこれで色々便利だと思うので
敢えて使っています。
628題名『地球』:03/07/02 22:42
俺は皿の上に山盛りにされた肉に両手を大きく振り下ろし、鷲掴みにして口の中に押し込んだ。
赤、青、茶色、様々な色の肉を口いっぱいにほおばり、グチャグチャと音を立てて噛み、舌の上を転がし味わう。
肉、肉、肉だ!俺の目の前には食べ切れないほどの肉の山、神聖なる獣の残骸が縦横無尽に広がっている!
食べても食べても無くならない。むしろ肉どもは膨張、増殖しているようにさえ見える。
俺はそれが嬉しく、また腹立たしくあり、笑いがこみ上げてくると同時に、とめどなく沸いてくる悲しみに涙した。
ここは全てが肉なのだ。俺自身もまた肉の一部なのかもしれない。いや俺はすでに完全に肉と同化している。
俺の体は綿飴のように膨れ上がり、カブト虫の幼虫の胴体に走るものと同じヒダが無数に集まっていて、
皮膚病が体の節々に根をおろし一つのコロニーを形成している。
これは醜いものではない。俺の体が数え切れぬほどの生命を育んでいるという事の証明なのだから。
いつしか俺と俺の体に生まれた生命が俺自身の体を食い尽くし、全てが何処かへ消えてしまうまで俺は肉を喰らい続ける。
肉は食われる為に存在しているのであって、食えない肉など肉ではない。
肉には愛や希望や夢が詰まっていて、肉ではないものにはそれが無い。そう肉とは森羅万象を指す言葉なのだ。
俺は肉として生まれた事、肉を愛し愛された事、肉を喰らい喰らわれる事、全てを誇りに思っているのだ。

評論お願いします
629エセ文学少年:03/07/02 22:47
自分のつまらん駄文を読んでくださった(霊感の話)方々、ありがとうございました。
まだまだ推敲せねばならない部分がよぉく分りました。本当に、多謝です。
>>627
今、読ませて頂いたのだけれど、敢えて一人称に切り替える文章でも
無いと思うのだけど。敢えて切り替えるのであれば、もっとモノローグ調に
なって心理描写などが入るべきだと思います。
私の印象としては三人称で押しても何ら問題の無い文章なので、
そう言う意味では612さんの指摘は当たっていると思います。
勿論、人称切り替えは読み手に違和感さえ与えなければ、627さんの
仰る通り、有り、かと思います。
631606:03/07/02 23:08
>>630
自分で読んでみて納得しますた。
この場面、「本来の語り手」が不在ですた(早々に退場してますた)。
で、神視点がどうも居心地悪かったので情景描写から入って
早々に寄り代として「年若いメイド」に語らせたみたいです。

たしかに抜き出しの部分だけでは違和感デカイですな。
引用の範囲が上手くありませんですた。
陳謝。
632604:03/07/03 00:00
おい!釣りじゃねえよ!間違えたのはコピペミスの1行目だけだろ?
まじめに書いた作品をけなして不真面目に酷評するスレじゃないんだろ?
せめてまじめに酷評してくれ。
1行目訂正です。

指の激痛に激痛が走り目が覚めた。

指に激痛が走り目が覚めた。
633名無し物書き@推敲中?:03/07/03 00:06
山田悠介くんかとオモタ
ちぇ。リンク貼っただけじゃスルーされるのでコピペすることにしますた

俺とお前は限りなく広がる草原にいた
数限りない石でずっとずっと埋め尽くされていた
草と石のコントラスト
それが傾きかけた夕陽と混じり合っていた

「ここはどこ?」
「俺が知るか」
「なんでこんなとこにいるのかな、私たち」
「うん。…これ、墓か?みんな」
「誰のお墓だろうね」

俺は一つの石に近づいてみた
何も書いていない
これだけの人が命を落としたのか…
なぜ、名前も何も書いてないのかな?
俺が首をかしげていると服の袖を引っ張る手が

振り返るとお前はしゃくりあげていた
「どうしたんだよ」
「わかったの」
「何が?」
「これはね、恋のお墓なの」

俺は言葉を失って石の広がる草原に向き直った

まさか、なんてとても思わないし言えない
その通り、だと思ったところでそれを口にしてどうする?
なるほど、としたり顔で言うか?

俺はお前の賢さに舌を巻いていた
俺にもそれとわかったのだ、確かにこれは恋の墓たちなのだと
「わたしたちもいつかここに埋められるの?」
「……」
「そうなのかな…」

立ち尽くしながら俺は、何か言わなくちゃ、何か言わなくちゃ、
そればかり考えていた

ここから逃げる?お前を連れて?
いや、それも違うと思った
お前を泣き止ませる、言葉をかけてあげなくちゃ
そしたら俺たちはここを去ることが出来る

「…もう泣くなよ」
「…だって、だって悲しすぎるよ」
「ずっとずっと、お前が好きだよ」
「…ここにもう、来ることはないの?」
「ああ。だから、笑うんだ」
「……」
「笑うんだ」
「…えへ。そんな、笑えって言われてもそうは笑えないよ」
それでもお前は涙混じりの笑顔を見せた
「あのさ」
「なに?」
「お前は俺のこと、好きなの?」
「…えへ」

「ちぇ。ずるい女ってお前のことだよな」
「…えへ。……しゅき」
「…ん。いいよ、それでさ」

俺たちは抱き合った
夕陽が沈んで星が見えるまで

「…一番星だよ」
「うん」
「一番星は心の清い人しか見れないんだって」
「金星を見つけようと思って張ってれば誰だって…」
「ぶっとばすわよ」
言うが早いかお前は俺のみぞおちにパンチをくれた

で…

夏の朝だった
俺は目を覚ました
すぐ横でお前はまだ眠っている
つん、と丸い鼻をつついた
ん、と寝ぼけてお前はまぶたを開く
「なによぅ。なんで起こすの」
「夢を見たから」
「へぇ。どんな?」

うん。この話はここまで


>>604
じゃ一つだけ。もう時間が無いからごめんね。
>絶望感を、感じた。
こう言う、重ね言葉は取り敢えずやめましょう。
>絶望を感じた。
こうしましょう。「頭痛が痛い」って、おかしい表現ですよね。
それと同じです。
639名無し物書き@推敲中?:03/07/03 07:58
>>604=632
釣りじゃなかったか。それじゃ、まじめに酷評するぞ。

>微弱な毒のせいで短い時間で 指先に大量の水ぶくれができ始めていた。
「大量」は変だろう。多数の水ぶくれが……

>3m四方の真四角な形、手製のイカダの上に乗って、
3m四方で四角(正方形)とわかる。三メートル四方の手製イカダに乗って、

>腹が減ったらしい。大量の食料から、大好きなコーンの缶詰を取り出したが、
一人称だろ、「らしい」じゃないだろう。ひとごとみたいだ。
漂流中に、食べ物の好き嫌いを言ってる余裕があるのか。

>寝ぼけのせいで缶切りを海の底に落とした。
>缶詰に噛み付き、歯を一本折り、力任せにコーンの缶を投げた。
貴重な食料を粗末にするなよ。缶切りがないなら、他の食料があるだろう。
食料はすべて缶詰なのか。それなら、缶と缶をぶつけ、変形させて
切裂くとか、何らかの工夫しないのか。

>手製のイカダは、以外に頑丈で5日目にやっと、丸太を結ぶ綱が切れた。
「やっと」は変だろ。期待していたときや、念願が叶ったときに使う。
「手製」は、冒頭でわかっているので省く。
意外に頑丈だったイカダが、五日目になり、ついに丸太を結ぶ綱が切れた。
×:以外  ○:意外

>7日目に救助低が来て、僕の亡骸を回収した。
そう持っていくなら最初から神視点がいい。あと、死因がわからない。遺体発見
場所はどこだ。大量の食料を積み込んでいたら七日程度で死亡しない。飲料水が
底をついて脱水死か、或いはイカダが分解して溺死か。描写不足で読者は混乱する。
×:救助低  ○:救助艇
640639 :03/07/03 08:23
>意外に頑丈だったイカダが、五日目になり、ついに丸太を結ぶ綱が切れた。
「ついに」も変かな。――とうとう丸太を結ぶ綱が切れた。
「イカダだが」の方がいくない?
642604:03/07/03 11:29
すごい酷評されてるけど、説明聞くと納得できすね
字の間違いは問題外として、細かい点に配慮しないといけないことに、
難しさを感じます。これからは気をつけないといけませんな。

普段読書するような気持ちで読んでみた場合、
つっかかる文章ですかね?それも気になります。
643ひまま:03/07/03 12:41
>>611
ご指摘の通りだとおもいます。

>>599の短編において、主人公に対する読み手のある程度の感情移入、
共感は必要不可欠であり、それを得るためには偏った選択は
避けるべきであるという助言のつもりで挙げた3点でした。

言葉が足りず主観を押し付けるような表現になってしまいお恥ずかしいです。

だって途中でめんどくさくなっちゃったんだもん
644名無し物書き@推敲中?:03/07/03 13:13
 もうすぐ私はこの世を去る。自分にはよく分かっていた。
 60年。特別長生きというわけでもないが、笑顔で死ねる穏やかさを得るには十分すぎる時間だ。
 このようなかび臭い独房の中で、誰にも看取られず最期を迎えるのは、やはりそれなりに寂しい。
 だがそれは、私にとって大した問題ではなかった。
 どこで死のうと、私には看取ってくれる人などいない。
 そしてそれは、私にとって絶望とは大きく違うものだ。
 私は今、誇りを抱いて死んでゆく。
 祖母の遺言を生涯守り通したという、大きな誇りを。
 戦士の死とは、いつも孤独なものだ。

 ただ、私には今でも、祖母の遺言の意味が理解できずにいる。
 それだけが、心残りと言えば心残りだ。

……「祖母の遺言」というタイトルの自作短編の出だしです。
これで全文の3分の1程度。酷評お願いします。
645ひまま:03/07/03 15:12
>>615
表現も簡易で文章の流れも悪くはないのに
読み辛いと感じてしまったのはなぜでしょう?

たぶん1:ネーミング
個性的な名前は登場人物の多い長編では
読み手が識別しやすいという利点もあるけど
今のこの条件下においてはマイナスかと。
まだ何の情報も持たない読み手にとって「糸」は間違いなく苦痛。
男か女かも判らないし、それどころか人かどうかでさえ定かではない。
「針の野郎が見当たらねぇ。お町ちゃん知らねぇかい?」
なんつってお伽話が始まってもおかしくない。いや、ほんとに。
奇抜な名前で読者の興味を惹きたいという意図があるのだとしたら
ここでは明らかに失敗しているように思われる。

たぶん2:視点
冒頭は町緒目線。それがその後は一転して一人称に近い糸目線。
のっけから激しいカメラワークは読み手にはきつい。
ここは糸で統一してもいけるんじゃない?

物語にスッと入って行けず文頭のような感想を持ったのは
以上の2点が重なってのことではないかと思いました。
>>399-400
>>429-430
>>529-530
>>594
>>623-625

お金を出して読める作品を書けそうな人をピックアップしてみました。
こいつらオレ的にゃけっこうイイ線いってると思うんだけど、どうだろう?
ま、プロもいるけどw

みんなはどれがいい?
どれに可能性を感じる?
アルファベットでさっさと返答くれやー!
647名無し物書き@推敲中?:03/07/03 18:23
あ、あげます。。
648名無し物書き@推敲中?:03/07/03 19:02
>>642
>普段読書するような気持ちで読んでみた場合、
>つっかかる文章ですかね?
読者は物語を読みながら情景を想い浮かている。
描写が変だと混乱するだろ。
649529:03/07/03 20:41
>>646さん
混乱させて申し訳ないのですが、
CとDは私…同一人物でございます。
途中で名前を数字に変えてしまって申し訳ないです。
アワワ…!
650529:03/07/03 20:47
間違えました…!(´д`;)
CとEが同一人物でございます。
Dだなんて恐れ多い…すみません。
651名無し物書き@推敲中?:03/07/03 20:52
>>529
うるさいよ、おまえ。
まさか、あんなんで上手いとか思ってんじゃないだろうな。
厨房は世の中のこと勉強してからまた来い。
>>646
この程度でプロになれるんなら、世話ねえよな・・・
こいつ、投稿したことねえだろ。
投稿した椰子が必ずしも出来る椰子とも限らないけどね。
蘊蓄だけで作品の方はさっぱりの椰子もいるし色々だよ。
>>607-608が上手い。
改行間違い以外には突っ込みどころがなかったのでスルーしたが
語彙の選択やレトリックの上手さではダントツ。
>>654
それ程でもないだろ。まあツッコミは他の人にまかせる。
ぎこちなさはあるかなと思うね。たとえば"発言者≠ネんて言葉があの文章に適しているかとか、
気になるところ。"年若いメイド≠フ直後に"年若い弟妹≠ニいう表現が来てるし、やや推敲不足かな。

>>布巾をかぶせたトレイをもって再び登場。先輩方にペコリと頭を下げ、そのまま
いそいそと食堂から出ていってしまった。
 このあたりも全体からすると違和感があると思う。

 あと、先に指摘した人称の問題だが、詳しく読むと、三人称→一人称→三人称→一人称と、これだけ
の短い文章の間で変化している。後半の三人称から一人称への変化は意図的だろうが、一度目のは
失敗してるんじゃないかと思うが。というのは、一人称であるにもかかわらず、誰の一人称かはっきり
わからないからね。

 でも、まあ、全体的に見れば、書けてる方だと思うよ。
657名無し物書き@推敲中?:03/07/04 01:14
書きかけの中編小説からの抜粋です。
設定がわかりにくいと思いますが、全体の文章の流れで酷評お願いします。

薄暗い校舎の廊下の突き当たりにぽつんとある公衆電話は、カードが使えない上に、
壊れているらしく何度十円玉を入れ直しても、受話器から通話音が聞こえることは
なかった。 
 練習の合間をぬって小銭を握りしめ、いまいましい電話と格闘していると、後ろ
から声をかけられた。
「繋がらない?」
 振り向くと、小川くんが立っていた。
「うん。さっきから何度もかけてるんだけど」
「大事な電話?」
 合同合宿に参加することができなかったキャプテンにかけるとは言いずらく、
そういうわけじゃないけど、と言葉を濁してしまう。
「なおしてあげるよ」
「え?」
 唐突に言うと彼は、赤い公衆電話を2、3回叩いた。
「どうぞ」
 にっこり笑って受話器を差し出す。
 十円を入れてみると、確かに通話音がした。
「ありがと・・・すごい繋ぎ方だね」
「校内でも僕とあと2、3人しかいないんだ。調子が悪くなったこの電話を繋げ
られるのはね。本当は手数料とっているんだけど」
「ええ、そうなの?」
「嘘だよ。嫌なヤツに頼まれても繋がらないんだ。一生懸命やっても。商売にはな
らない」
「叩けばいいんじゃないんだ?」
「そう、不思議だけどね」



6582/2:03/07/04 01:16
「不便じゃない?ここの人たちは文句言わないの?」
「みんな携帯もっているからねー」
 うちの部員たちも困っていないのはそのせいだろう。あのゴツい手で小さ
な携帯のナンバーを押すのを想像すると、わけもなく不愉快になる。
 小川くんが傍にいるので、キャプテンの電話番号を押せずに、自宅へとか
ける。
 もし今、彼と話せても、小川くんの前で無様に言葉に詰まったり、感情的
になってしまうだろう。そんな場面を見られたくなかった。
「あ、お母さん?」
 一通り当たり障りのない話をして、ふと気付くと小川くんはいなくなって
いた。
 彼のいたスペースには窓から漏れる光に照らされて、小さな埃がきらきら
と舞っていた。母と少しだけ話して電話を切り、すぐにもう一度かけてみた
けれど、やっぱりもう電話は無音だった。
 あきらめて受話器をおくと、十円玉が耳障りな音をたてて返却口へと降り
た。
659名無し物書き@推敲中?:03/07/04 01:34
(・∀・)イイ!
スマソ。おれが勘違いしてるのかもしれないけど
赤い公衆電話って現在全部撤去されてるんじゃないの?
ピンクの電話は飲食店で見たような気もするけど。


あとここだけ気になったんで思ったことを書きます。

>練習の合間をぬって小銭を握りしめいまいましい電話と格闘していると

この書き方だと、先に電話が壊れていることに気がついたという記述があるので
その後も度々電話をかけに練習を抜け出したようにも取れるのですがその解釈でいいのかな?

・抜け出してきた練習を気にしつつ小銭を握りしめ、いまいましい電話と格闘していると、
・それでも何度か練習の合間をぬって、いまいましい電話と格闘していると、

このどちらかならスッキリするように思うのですが。

後はすごく上手いと思います。小川君はプチエスパーだったりしますか?
>>660に同意
自分も同じところに引っかかった。

赤電話はその一語で時代設定が可能で
読み手によっては「少し昔の話である」と認識してしまう。
で、その直後に携帯が出てくるからアレレとなる。

「何故か生き残ったボロい赤電話」がこの物語のカギだとしたら
こっちがまんまとやられちゃってるわけだけど、まさかね。
662名無し物書き@推敲中?:03/07/04 10:16
「アリの穴」に『約束』を投稿しました。
少し長いのですが、読んでいただけると幸いです。
http://ana.vis.ne.jp/ali/antho.cgi?action=article&key=20030703000002
>>662
 ベッドで目覚めるところから始まるのが平凡だね。そのせいか、最序盤を冗長に感じる。
 個人の好みもあるから最適とは言わないが、たとえば鏡を覗き込んだところから始まる
とか、トイレで小便をするところから始まるとかの方が面白いかもしれない。トイレの場合は
やや下品になるがね(w
 それと、これも好みだろうが、由美の容姿より内面的なものに気づいて過去を後悔する方が
共感を得られ易いかもね。両方の方がなおいいかな。

 パラレルワールドのネタとしての処理の仕方も平凡かな。かなり書き尽されたネタだから、
新たな技がないと、かなりの技量をもって書いても凡作と片付けられるだろうな。
 文章は、極端な破綻は少ないが、無造作に言葉を並べているところがやや目立つ。削れる
言葉は削るの基本だ。ひとつひとつの言葉を吟味していくシビアさがいるね。つまり推敲が甘い
ってことかな。
 
664ヨロシクお願いします。石津商店より:03/07/04 12:33
あぁっ!ご指摘ありがとうございましたっ!
何分初心者なモノでして……
>>662
読んだ。ついでに投票してきた。ちなみに4番手だ。
666662:03/07/04 13:00
>>663
ありがとうございます。
なるほど、鏡を見るところから始めるというのは悪くないですね。

実はこの作品、2年前に初めて書いた小説を今回新たに手直ししたものです。
冗長な表現がたくさんあって、今回かなり削りまくりました。
それでも、どうしても愛着が湧いてしまって、
削れない表現もたくさんあったのです。
これって、作品を書いてて結構陥りがちなミスですよね。
時間かけて書いたのに削るのはもったいないな、
とか心の片隅で思ってしまうのですよね。

実は設定も大幅に変更しました。
勢いばかりにまかせて、意味に欠ける設定が多かったのです。
それでも、ベッドから始まる設定を削ろうと思わなかったのは、
やはり愛着が湧いてしまったからかもしれません。

ちなみに昔は視点が「俺」だったのですが、
それだと平行世界に関する説明が一切できなくなってしまうので、
今回、視点を三人称に変えました。

>>665
ありがとうございます。
気に入っていただけたみたいで嬉しいです。
こんな長い作品を、しかも素人の作品を、
最後まで読んでいただけてとても感謝しています。
もっともな御指摘を頂き、真摯に受け止めております。
上記の話とは別タイプの田中さん。
結婚式の前日に自動車事故で死んだ女性の亡霊。
生前の苗字は「田中」で千葉県に住んでいたらしい。
この話を聞いてから3日以内に鏡をのぞくと、鏡の中に血だらけのウエディングドレスを着て、顔の半分がぐちゃぐちゃにつぶれた田中さんが現れる。
田中さんは3つの質問をしてくるが、この問い全てに正確に答えないと田中さんに腕を引っ張られ、どこか別の世界に連れ去られてしまうという。
668ひまま:03/07/04 15:22
>>628
食欲こそわかないけど、別に吐き気ももよおさない。
この手のは読み手が嫌悪感を抱くくらいでちょうど良い。
やるならもっとテンション上げて徹底的におやりなさいと奨めてみる。

>そう肉とは森羅万象を指す言葉なのだ。
解説しちゃっちゃだめなんじゃないの?

内緒だけど肉を糞に変えてみた方が実はハマるとか
こっそり言ってみたりなんかしたら怒られちゃうのでやめておく。
669628:03/07/04 19:05
>>628
半ば諦めた頃に評論ありがとうございます。少しだけ報われたような気がします。
実は以前、他のサイトで別の文章を評論してもらったところ、
「単調で勢いが無い。読んでて欠伸が出る」とひどくこき下ろされた経験があり、そのとき評論してくださった方の一人に、
「内容が無くても良いから、インパクトがあるものを書いてみなさい」と言われたので、
今回ギリギリまで下品で勢いのある文章を書いたつもりですが、やはり煮え切らない内容になってしまったようです。
670628:03/07/04 19:06
>>668さんでした。すみません
671657:03/07/04 21:45
>>660・661
赤電話というのは、十円玉を握らせたくて出たものなので、
ピンクか、緑の電話で釣りギレということにします。
物知らずでお恥ずかしい。
>それでも何度か練習の合間をぬって、いまいましい電話と格闘していると、
こっちの方がすっきりしますね。もう一度文章を練り直してみます。
ちなみにエスパー、、という設定ではないですが、日常っぽくて少しだけ不思議
なお話にしたいなと思ってます。
ご意見ありがとうございます!

>>669
ごく一部の人間の評価にあまり囚われず、自分を信じて書くべし!
編集が見たら、また評価も変わるかも知れないでしょ?
もう〜〜〜〜他人に、馬鹿ッ!って言われても良いから自信を持ってよ。
どうせそんな人間ばっかだよ。書き手なんて……。
早く、そこまで図々しくなるべし!
673NOIE:03/07/04 22:48
  「偶然夜話」― SMOKE AND BLUE IN THE FACE.

友人の結婚式に出席するために田舎に帰った。
真夏の八月。甲子園球児の歓声と、冷えたビール、入道雲
が照り返す白い光線が、気だるい暑さのために混濁して、私
の意識はぐちゃぐちゃとしていた。
スイカを頬張りながら、縁側に腰掛け、MP3プレイヤーで「ア
ゲインスト・ビュリュン」を聞いていた。隣では、今年十歳
になる、娘が本を読んでいた。そして、私が十歳だった頃、
どんな本を読んでいたか思い出そうとして、何も読んでいな
かったことに気づいた。
ヘッドホンをとった。
「なぁ、何を読んでるんだ?」
彼女はちらりと私の方を流し目に見たが、すぐに庭の緑の
濃さに目を細め、見入った。都会では感じることのできな
いであろう、二次元の空間の広がりに、違和感を感じてい
るようにも見えた。なにより、緑という色彩がこれほどま
でに色濃く、複雑なコントラストを反映するのかと、見て
いて飽きないものだ。
「ポール・オースター。オギーレンのクリスマスストーリー。」
彼女は鼻にかかった京都弁で言った。
私は娘に好かれていないことは知っていた。
かといって、私にはなぜかは分からないが、女の子は成長が
早いと聞く。思春期なのだろうと諦めていた。
私は彼女を育てているのだ。育てられた恩に対して、仇で返す
ような馬鹿な娘だとは思いたくはなかった。そう…ドラマで見
るように、結婚する頃には私に対する気持ちも変わるだろう。
私は密かにほくそえんでいた。
674NOIE:03/07/04 22:51
「ポール・オースターか。いい作家だ。訳者もいい。ムーン・
パレスは読んだか?」
「今はこれを読んでるんよ。邪魔せんといて」
毒のある言い方だと思った。私は溜息をついて、またヘッド
ホンを耳にあてた。
スイカを皮の白い部分まで平らげた。煙草を吸おうと思った
が、袋がないことに気づいた。車か、でなければ叔父さんに
渡したかだ。もともと吸うほうではないから、簡単に諦めも
ついた。
「ふ〜。あついなぁ」
両手をついて、仰け反った。日陰から見上げると、逆光で空
が暗く見えた。
隣を見ると、彼女はまだ本を読んでいた。遺伝子は女性の
ものが受け継がれるというのを聞いたことがある。きっと
妻の若いころも、こんな感じの少女だったのだろうと、二
人が出会ったころのことを思い出した。
「なぁ、朱華(はねず)。父さんと母さんのおのろけ話、聞
いたことあったかな?」
彼女は首にかかった黒髪を払い、上目遣いに私を眺めた。
まるで、課外授業の博物館見学で、銅像かなにかでも見
るような、感動のない眼差しだった。
「ないけど。」
「そうか。…昔ね、大学の近くに広い公園があって、そ
こでよくデートしたんだ。大学附属の植物園があってね、
春になるとサークルで飲み会したんだけど、三年の春に
花見をしたとき、籤でアタリをひいちゃってね、徹夜で
場所取りしたんだ。

675NOIE:03/07/04 22:52
まだ春先でさ、テントと寝袋と毛布をもって場所取りす
るんだよ、独りで。お湯を沸かしてラーメン作ったり、
コーヒー淹れたりするんだ。」
私はそこで一呼吸おいた。気の抜けたぬるいビールを
口に入れたが、まずくてすぐに置いた。
「そんで?どないしたん?」
彼女の表情は僅かに好奇心で緊張していた。
彼女がもっと幼かった頃、よく見た顔だった。
「それでさ、もう何もすることなんかないんだよ。
暗いから本を読んでいても目が疲れるし。かといっ
て、おなかはいっぱいだしね。あとは寝るだけなん
だけど、これが全然眠れないんだ。いつも寝るのが
午前二時とか三時だからね。寒いから毛布に包まっ
て、コーヒーを飲むんだ。だから尚更眠れないんだ。
そうしている内に、トイレに行きたくなって、しば
らくテントを離れていたんだ。公園のさ、汚いトイ
レだよ。しかも怖いんだ。ほら、トイレってなんか
怖いだろ?」
「ほんまやなぁ。」
彼女は、うんうんと頷いた。私は続けた。
「用を足して、テントに帰ったんだ。もう寒くて
怖くて、一直線にテントに向かった。そしたら、
テントの傍に誰かが立っていたんだ。
676NOIE:03/07/04 22:54
怖かったんだけど、サークルの備品だからね、テ
ントになにかされたら、と思って、おそるおそる
だけど声をかけたんだ、こんばんわって。
そうしたら、その人が振り返った。そしてこう
言ったんだ。こんばんわぁ、偶然やわぁ、って」
「それが、おかあちゃんだったんか?」
「そうなんだよ。僕はね、急に安心してしまってね、
もうなんというか、とにかく何か言おうと思ったん
だけど、いつもみたいに口が動かなかったんだ。パ
ニックになってたんだな。何も言えなくなって、で
も何か言わなくちゃいけないと思って、それで気づ
いたら結婚の申込をしていたんだ。僕と結婚してく
ださい、ってね。」
彼女は今、目を輝かせていた。それは、あの早春の、
深い闇の中で、僕の告白に同意してくれた若かりし
頃の妻を彷彿とさせるものがあった。私はなんだか、
妙にセンチな自分に気づいた。それは、彼女もいづ
れは、私がそうであったように、誰かと恋をし、家
庭を築くのだろうと考えたとき、今、彼女と家族で
あることの証を見つけられないまま、別れようとし
ているのではないかという不安だった。
私は、オギーレンのクリスマスストーリーを思い出
した。そして、いずれ私も、盲目のエレン祖母さん
になるのだろうかと、悲しく思った。
677NOIE:03/07/04 22:54
「そいで、おかあちゃんはどない言ったん?」
彼女が言った。私は彼女の瞳を覗き込んだ。
母親に似て、綺麗な黒い瞳だった。
「母さん、ええよ、って言ったんだ。」
「そんだけ?」
「そんだけ」
「落ちがあかんとちゃうの、おとうちゃん?こんだけ
ひぱって、そりゃないわぁ。」
そう言って顔を顰めた、私はクツクツと笑った。
共有すべきは、家族であった時間だ。
思い出であり、信頼であり、愉快であることだ。
会話があり、笑顔があり、たまには喧嘩もしてみよう。
そういうささやかな感動を、共有するのだ。
「そいでな、おとうちゃんの話でな、一つわから
んことがあったんよう。」
彼女は言った。
「何?」
「おかあちゃんが言った台詞。偶然夜話って何?
千夜一夜物語かなにか?」
私は大声を出して笑った。
娘が、私の肩を叩いてやめさせようとしたが、私は
それを抑えることができなかった。
NHKは、甲子園の放送を一旦中断し、ニュースを
始めた。キャスターは、イラクに完全武装の自衛隊が
派遣されると報じていた。
678NOIE:03/07/04 22:57
>>673〜677まで
酷評よろしくお願いします!
679606:03/07/05 00:50
>>654
いや、そこまでいわれると恐縮です。改行間違いはアフォでした。すいません。
>>656
鋭い指摘をどうもです。
「年若い弟妹」はソッコー「幼い弟妹」に差し替えさせていただきました。
ただ「発言者」の方はいい代案が浮かびません。なんかないもんでしょうか。

あと、退場したメイドの挙動については作中の雰囲気から(今は)浮いている
存在として意図的に軽い表現で描写をしています(記述に違和感があれば
ある意味成功というか)。

人称問題については先の意見を受けて色々推敲してみましたが
やはり自分の見方と他の人の見方に隔たりがあるようです。
反省して色々直すことにします。

ここまでレスをくださった方々に感謝します。本当にありがとうございました。
気が向いたらまた容赦なく突っ込んでくださいませ。
680名無し物書き@推敲中?:03/07/05 06:49
>>673
カルキ臭がとにかく鼻につく。

>偶然夜話って何?
って何?
京都弁話してる女の子が何故そこだけわからんの?
それとも女の子がボケてんの?
どっちにしてもオチがあかんのとちゃうの?
681名無し物書き@推敲中?:03/07/05 07:23
( ‘д‘)マン子って呼んで!
http://homepage3.nifty.com/coco-nut/
682名無し物書き@推敲中?:03/07/05 08:51
>>673
意図してることは分かる。
その、くだらなさというか、私的には好きだがな。
文章が下手なわけではないだろう。
こういう淡々としたスタンスで書けることは
かなりいいと思うが。
683名無し物書き@推敲中?:03/07/05 15:13
>>673
だめだ。
そもそも状況が伝わってこない。
小説以前の問題だ、こりゃ。

もうあなたもさんざんこの板では批評されているわけだし、
一度アリの方に投稿してみてはどうだ。
みんな>>683>>682だって気付い(略
685682:03/07/05 16:39
>>684
ハア?(´-`).。oO(???)
686名無し物書き@推敲中?:03/07/05 18:17
潰瘍を患い、入院した。原因は、医師に言わせればストレス、喫煙、暴飲。
でも僕自身で原因を求めると、「日常の膿み」と病室のベッドの上で考えていた。
東京という現状で過ごす、拡い枠組みでの「僕達」は鷹揚に過ごせる筈が無い、
そう考えている。矛盾を孕みながらも転がって行くものだ。
生活、だって、そうだろう?
病床で考えることは、音無しいことが中心だった。
三回目の潰瘍、そして、入院。
医師の病状解説、そしてニ、三のレントゲン写真からの直感は、
「自分はいつか、この患いで死ぬ」ということだった。
ぼんやりとした未来展望としては、岐度それは遠からぬ内に遣ってくるだろう、そんなところだ。
死を見据えて今を生きる。
前向きに生を礼讃する、という訳でも無く、どのみち残された時間は等分で、その上、定めて短い。
「どうせなら」幾度となく呟いてみた。
「どうせなら、残された時間の色彩を可能な限り濃密に」。
出立点が静かなだけに、希望というよりは遺言に近い趣と慰謝がある。
始終この有様で物事をこねくり廻し考えては、僕は静養を楽しんだ。
そして、夕暮れどきには病棟の十一階に昇り、移りゆく都市を日が暮れるまで眺めた。
687名無し物書き@推敲中?:03/07/05 18:35
新人賞に送りつけられる作品が>>673みたいなのばかりなら、綿矢りさが受賞するのも頷ける。
>>687
かわいいし作品も面白いしいいじゃないか?
何がいけない?
どうせお前、出品しても二次にも通らないんだろ( ´,_ゝ`)プッ
お前みたいなクズがすぐそうやって他人を妬み、嫉妬し、
匿名で誹謗中傷するんだよ。
どうせ現実じゃ、バイトでこき使われてるんだろ?( ´,_ゝ`)プッ
2ちゃんで煽ってストレス発散してるなよ( ´,_ゝ`)プッ
689名無し物書き@推敲中?:03/07/05 18:56
どこぞに>>634を批評する勇者はおらぬか?
>>687>>688
さぁ、釣りはどちらでショー!!
691名無し物書き@推敲中?:03/07/05 19:08
>>688
あんた村上カルキ読んだことないの?
世にはにわかカルキが氾濫しててみんな食傷気味なの
>>691
カルキといっしょにしてるなんてアフォでつか?
つうかアタマわるいんでつか?
文章読めるんでつか?
つうか日本語わかんないんだよね?( ´,_ゝ`)プッ
693名無し物書き@推敲中?:03/07/05 19:29
>>676
>こんばんわぁ、偶然やわぁ、
そのひとことだけでは読者は不満
694_:03/07/05 19:29
695名無し物書き@推敲中?:03/07/05 19:31
688=692?
まあどっちでもいいけど、ここは「酷評」するスレなんだから、
>>687はスレの趣旨に沿ってるだろ。こんなのでキレるなっつーの(w
696名無し物書き@推敲中?:03/07/05 19:46
>>634
>数限りない石でずっとずっと埋め尽くされていた
石にもいろいろある。描写不足で冒頭の広がる草原と
石で埋め尽くされた情景が相容れない。
697687:03/07/05 20:03
マジレス。
688=692がヴチギレてる理由がさっぱりわからん。
698名無し物書き@推敲中?:03/07/05 20:48
おい そんなことよりマサトがやったぞ
699名無し物書き@推敲中?:03/07/05 20:52
そんなことより阪神だ
700list ◆FHLyPS5192 :03/07/05 20:59
>>705がいい事言った。
なんかK−1見てたらアクション系の文章が読みたくなってきた。
夢枕獏じゃ物足りないから誰かスゴイの書いて、とか言ったりして
>>697
お前分かっててやってるだろ。
匿名の擁護意見がついて、しかも必ず投稿して二次云々という
論理展開。プロファイルするまでもなくあからまさなのだが
だからと言ってねらい打ちで煽るのはあまり上等な行為とは思えん。
703687:03/07/05 23:34
>>702の言ってることがイマイチよくわからん。私が誰を狙い打ちしてるって??
あ、分かってないなら別にいいや。ごめん。
705687:03/07/05 23:42
阪神勝ったから、もうどうでもいいや。
男はただ一人きりだった
親や兄弟もいなかった
つらくはなかった
さびしくもなかった
だが何か心の中がぽっかりとあいているような感じだった
そんな男の胸を両手で抑える女がいた

「男=女」

「もう!こんな所にまでごみを投げ捨てて!ああ、また!」
太陽が少しずつ落ちていき、夕焼けの色に町が覆われている頃
一つのアパートに女の大きな声が聞こえてくる。
ボロボロの外見そのままに壁や扉が音を防ぐと言う役目をまるで
果たしていなかった。
女の声は壁、扉、窓と防ぐものを無視するかのようにあたりの者
たちの耳に聞こえてくる。けっして柄が悪そうな女ではない。
若い身で長く蓄えた髪が美しかった。
 この二人の喧騒になれているのか他の住人が注意しに来る様子が見られない。
それどころか、もう日課のようになっているらしい。
けっしていい習慣ではないのだが、聞いている事が無いと住人たちの
調子がでないのだろうという所までになっているようだ。
 女は部屋の中でごみを集めている。部屋の中は酷いありさまだ。
机の上はラーメンの汁がこぼれているのか、びちゃびちゃだし
床にも飲みかけのビールの缶やどこかのバーのマッチが
中身をぶちまけている。そのごみは全て部屋の真中で眠っている男が出したものだ。
男の顔は、お世辞にもかっこよいとは言えずその無精ひげが三十、四十と思われる本当の年を更に
ふけた様に見せていた。時折、ぼりぼりと尻を掻く姿がなんとも気持ち悪い。
そのごみを、ぶつくさいいながら拾っている女がいた。片手には燃えるもの、不燃物と
律儀に分けられているごみ袋をもっていた。
「もう、こんなにゴミを出してる部屋で寝てたら病気になっちゃうよ」
男の股の下にはさまれるように置かれていた空き缶を拾いながら女が
暖かな声をかける。こんな様子がこの部屋では何度くりかえされたのだろうか。
部屋の汚れの数と傷が知っているのみだ。
男は女の声に目を覚まし、ふと立ち上がるとそのまま
扉に向かっていった。無造作にたたまれた黒の上着を
体にまとっている。女の目がその様子をとらえた。
そして、女の口が開く。
「どこいくの?もう夕方だよ」
「・・・・・・・・・しごと」
 男のだらしない声が、女の耳に入らないうちに
扉の閉まる音が聞こえた。女はそんな男の様子に頭を抱えながらも
笑って見送ってやった。窓から入る光が女を照らしていた。

 男がバタンという音と共に扉を開け帰ってきた。
 女は台所で水洗いをしている。男の方を向こうともしない。
何時の間にかあんなにあったゴミが跡形もなく消えている。
女の力には驚くばかりだ。
体中をホコリと泥だらけにしている。男は何の仕事につき
どんな毎日を送っているのだろうか?女は聞いた事がないようだ。
安物の机の上には、コンビニの惣菜と自家製のおにぎりが
五つほどおいてあった。男の今日の食事のようだ。
だが男は、その食事をちらりと横目で見ただけで興味を
示そうともせずに、体を床に寝転がせた。服を脱がないままなので
床が泥だらけだ。女の顔が苦笑いになる。
そのまま男は眠ったように動かない。女もちらちらと見ていたが
とうとうまったく見なくなった。そのまま何時たったろうか。
短い時なのか、それとも永い時なのか。
男がもぞもぞと動き出した。

「なぁ、帰らないか?」
男のふいに出た一言に、水洗いをしていた女が手を止めた
顔を後ろに向け、何事を言い出したのかと笑う
もう一度、男の声がする
「なぁ、帰ろう。故郷へ」
「あなたに故郷があるの?」
キュキュと水道の蛇口を止め、女が
男の下に歩いてくる。男は動かないまま
女の足元をみている。
「あるさ、俺の故郷」
律儀にも、正座で聞いてくれている女に対し
男はあぐらをかいたままだ。そんな男の様子にも優しい微笑をかける女。
女のひざに男は頭を乗せる。そして両手を使い目の前に女の
顔を持ってくる。ときおりつやつや光る黒髪をなでながら。
「どこに?」
 女も男のしぐさをまね、髪をなでてやる。猫のように男は
のどをゴロゴロと鳴らしている。
男はふと手を離して立ち上がる。立ち上がったまま
静かに窓のそばに寄っていく。
 窓の外には暗闇が見えている。いや、暗闇しか見えなかった。
普段は、都会の光やむだな蛍光灯、そして月明かりのせいで少しは
光り輝くはずなのにこの日はまったくその様子が見えなかった。
窓の鍵を開けガタガタと鈍い音を立てながら
あける。窓の鍵があいた事を確認すると
一気に窓を開けた。窓があいた瞬間、外からは生暖かいような
鋭く突き抜け刺すような風が入ってきた。
窓のそとはそれでも暗闇のままだ。

何も変わっていなかった。男の口元が笑いに包まれている。
そして右手を上げ、人差し指を空と大地の境目に向けた。その先にはビル郡があるだけだったが
男はそれでも指先を向けている。
女も立ち上がり、男の隣に改めて立つ。
「あそこなの?あなたの故郷は」
「ああ、あそこだ。俺の故郷は、あそこなんだ」
女の目には何が映っているのだろうか。ゆっくりと言葉を
重ねる男の声が耳に入ってくる。心地よい雰囲気になり
目をしばし閉じた女。女の唇が男と同じように笑っているように見えるのだった。
 女は何時の間にか男に体を預けていた。男は女を
抱きとめ窓の向こうを見つめる。
同じように女の目も窓の向こうを見つめている。
ライトもつけない、窓も閉めない。だが二人は恐れもせず外を見つめているのみだった。
次に二人は裸になり床に寝転んだ。そして、そのまま
口付けを交わす。濃厚な、深い深い口付けだった。
お互いの目をゆっくりと見つめている。心と心が繋がる時だった。
男の手が女の体を包む。女はそれを受け入れ
代わりに男が楽になれるように体を動かしてやった。
そして二人は一つの塊になった。
 
窓からはもう冷たい風は吹いてこない。

 男と女はその日のうちに出て行った。
周りの者は出て行ったことにも気づかなかった。
どこに二人が出て行ったのかも知らなかった。
ただいつも聞こえていた女の声がもう聞けなくなった事に
少しの寂しさを覚えていた。
だがすぐに皆、それも忘れ、近くの工事現場の音が。
その役目を果たすようになった・・・・・・。

おわり
文章評価頼む
お手数掛けるな
申し訳ない
712名無し物書き@推敲中?:03/07/06 02:47
 このスレに晒している作品(及び、その断片やらプロットやら)の多くがそうなのだけれども、一行あけを無駄に多用している段階で、商業ベースとして文章を書く事を諦めている風に思えるは俺だけか?
 単なる改行の代わりにしている奴は論外としても、必然性の低い一行あけは、それだけで文章を稚拙に見せる。実際に、描写で文脈の流れを作れていないものも多く、そういう意味での必然性はあっても、それは文章力の無さに対する甘えでしかない。
 
>>706-710
もう全部お話にならないというのが正直なところだけど、
それでは芸がないので一点だけ。
これは三人称の文体ですよね。つまり神、あるいはどこにで侵入
していく無機的なカメラの視線で語っているわけで、
書き進めるときは、常にこのことを意識していることが大事。
例えば、>ぼりぼりと尻を掻く姿がなんとも気持ち悪い。
神やカメラには感情はないので、「気持ち悪い」などという感想が
出てくることは絶対にありません。単に「尻を掻く」とするか、
「尻を掻き、女はそれが気持ち悪いのか見て見ぬ様子だ」とかに
すべき。この観点からもう一度全体を見直すべし!
エラソーデスマソ
>>713
???

神に感情がないって?神視点の場合も、三人称一視座でも「ぼりぼりと尻を掻く姿がなんとも気持ち悪い。」
という描写はありだと思うが?
>>712
その通りだな。俺は、一行開けまくってたり、段落を作ってない文章はスルーすることにしてる。
716NOIE:03/07/06 09:26
みなさん酷評ありがとうございますm(__)m
アリとこのスレは何か関係があるんですかね?
よくわからんでスマソ(*゚∀゚)つ
アリって精神的にきつそうですよね?
精神的にキツイというか明らかに見当はずれなアフォがいても
匿名を装って攻撃できないから
そういう意味ではストレスが溜まりそうだな。
718吾輩は名無しである:03/07/06 14:31
俺の作品を評価しる

私は悲しみの篭った目で夕暮れを見上げた。あの夕暮れには羊雲が浮かんで、
俺の悲しみを代弁しているようであった。俺は感動した。涙を流した。もし
これをアイツが見ていたら、あいつは俺の頬に激しくびんたをし、俺との決別
を決意していただろう。でも関係ない。俺は自分のしたいことをする。そうだ
自分のしたいことをするのが俺にとって最も素晴らしいことなのだ。
俺は裸になった。詳細をいうと、きていたシャツとズボンを脱いで、ブリーフに
なった。しかしそのブリーフには穴があいていたので俺の一物はだらしなく
垂れもうこれは裸と表現するしかない。さて俺は街中にいたので、女も男も
歩いていた。大体は会社づとめのサラリーマン、灰色の背広にネクタイを
びしっと締めそれは見ていて痛快なほどだった。だが痛快なのは彼らの
ネクタイの締め方だけじゃない、俺自身も痛快だったのだ。俺が裸になった
ことにより、女が皆笑いまくっていた。
ーな〜に?あの人見てみて
ーあの人絶対彼女いないよ ぎゃはハ
ーきゃーっ
時には叫び声も聞こえた。俺はあまりの恥ずかしさに倒れた。気付くと
俺は刑務所の中にいた。レンガの壁で四方を覆われ、これは独房だと思った。
どうせ俺は、どうせ俺はしがない作家だったんだ。罪人の肩書きのほうが
ましかもしれない、俺は深く溜息をついた。

作家志望の16歳です 取り合えず即興して書いてみました。評価を
よろしくお願いします。
719名無し物書き@推敲中? :03/07/06 14:45
>>718
素晴らしい・・・素晴らしくて言葉が出ないよ・・・
ぜひ芥川賞狙ってくれ 応援してるぞ
>>718
まず藻前に聞きたいのだが自分でそれ読んで面白いと思ったか?
またはツマラナイネタを読ませるだけの文章力がそこにあると感じられたか?

藻前十六歳ならそんなしょーもない空想書き連ねるよりも
身近であった出来事や周りの面白い奴の事を書いてみ。
絶対その方が受けるから。
なぜ自分はそれを面白いと思ったかを考えながら書くとモアベター。

とりあえず>>718からは才能の欠片も見いだせなかった。
ついでにいうと書きたいモノが本当にあるのかどうかすら疑問だった。
だが悲観する事なかれ。藻前の最大の武器は今十六歳だということだ。

今の時代大人や、また子供自体も子供に注目をしている。
一体何を考えてどういうつもりでいるのかと。

藻前はそういうニーズを簡単に満たせる有利な立場にいる。
なんたって当事者なんだから。これを活かさない手はない。

面白いことや悲しいことや腹立たしいことがあったらメモをとっと毛。
そしてどうして自分はそう感じたかを分析して見ろ。
で、仮に自分の立場にいたのが友達だったらどう思うかも考えるといい。
それらを元にしたらきっと多くの人が読みたがるモノが書けるから。
721名無し物書き@推敲中?:03/07/06 15:55
>>718
只ならぬ素質を感じる……。その勢いでガンガレ!
722名無し物書き@推敲中?:03/07/06 16:04
>>718
冒頭の一文からして、もういけない。鏡を見ているのではないのだから、
自分の目に「悲しみ」が「篭っ」ているかどうか分かるはずがない。
「俺は夕暮れの空を見上げた。ぽっかり浮かぶ羊雲が俺の悲しみを…」
とでもしたら如何?

「詳細をいうと」以下も拙い。次のようにする。
「正確に言えば、シャツとズボンを脱いでブリーフのみの姿になったのである。
しかもブリーフには穴があいており、そこからだらしなく垂れた俺の逸物が
はみ出ている。これはもう素裸と呼ぶしかあるまい」

最後は私ならこう書く。
「どうせ俺は、どうせ俺はフリーターですらない、ただの、む・しょ・く、だ。
犯罪者の方が、肩書きのある分だけよほどましだ。俺は溜息をついた。」

何やら添削みたいになってしまった(w
暇つぶしに書きなぐっただけなので、ま、適当に参考にされ度し。
723_:03/07/06 16:09
724718:03/07/06 16:30
皆さんありがとうございます(汗
取り合えずこれだけの反響をいただけることに大いなる喜びを
感じた次第です
はい 頑張ります あと722さんの意見はとても参考になりました
どうもー
725名無し物書き@推敲中?:03/07/06 16:33
>>718はただのガキが背伸びして書いた「さくぶん」だが、
>>722>>722で酷いな。
>「どうせ俺は、どうせ俺はフリーターですらない、ただの、む・しょ・く、だ。
>犯罪者の方が、肩書きのある分だけよほどましだ。俺は溜息をついた。」

オイオイって感じ。何が「む・しょ・く」だよ、おまえ。
726名無し物書き@推敲中?:03/07/06 16:35
>>724
おまえに一つ言っておく。
自作自演はするな。見苦しい。
727718:03/07/06 16:49
俺は街を歩きながら、一人歌を歌っていた。俺は発狂したのだ。
俺は自分が発狂した理由を相変わらず勝手に動く口で歌を歌いながら
考えた。すると、ある突拍子も無い考えが脳裏を横切った。
「君は、何の才能もない人間だ。作家なんて諦めなさい」
そう国語教師に睨みつけて放課後に言われたのだ。俺はそれを宣告された後、
カラスの泣き声を時たま上げる夕日を見上げながら、家に向かっていたのだ。
そして、その間に俺は何時の間にかこうやって発狂していたらしい。
俺は歩きながら、俺の背後や顔をじろじろと見る視線を感じた。
それはどれも部外者を見る目そのもので、俺は骨の真髄まで直視しているような
不快な感覚に襲われた。それは俺が作家の才能がないと宣告した
教師の視線以上に俺を傷つけた。俺は自然と涙が目に満ち溢れてくるのを
感じた。でも俺の口はまるでそれを無視するように歌いつづけた。
俺は身に執拗に絡みつく視線と、自分が教師の宣告によりショックで発狂したという
事実を受け止め、今もこうして家路に静かに急いでいるのだった。
728718:03/07/06 16:50
>>726
自作自演などしてません…
729718:03/07/06 16:50
僕が今以上に極限にまで敵視されるのは時間の問題です。
そろそろ名無しに戻って書き込みします。では!
730名無し物書き@推敲中?:03/07/06 16:54
まったくスルーかと思ったらしばらくしてちょっとだけ批評されてた

ありがd 書き込んでよかった
731名無し物書き@推敲中?:03/07/06 17:08
>>727
もうちょっと勉強してから来いといっている。全体的に文章がメチャクチャ。
典型的な一行読んで捨てられる文章。

>そう国語教師に睨みつけて放課後に言われたのだ。
>カラスの泣き声を時たま上げる夕日を見上げながら、家に向かっていたのだ。

とかさ。おかしいのわかるでしょ? ネタ?

あとさ、あんたが気軽に使う「発狂」という言葉の
軽いこと軽いこと。正直に言うよ。発狂したことない人間が使っちゃうと、
カッコつきの発狂になっちゃうよ。要するにね、わからないこと、自分がなったことないことを
気軽に使うなと言うこと。すぐボロが出るよ。>>720氏の言うように、今の、あんたの年齢でしか
書けないことがきっとあるはず。大学卒業した人間では感じられないようなことがね。
それを見つけなさい。あんたのは、背伸びして大人の書く文章を真似ただけの「さくぶん」に過ぎない。
732名無し物書き@推敲中?:03/07/06 17:12
俺統合失調症って診断下されてるけど発狂した文章書けるかね…
733名無し物書き@推敲中?:03/07/06 17:12
あんな形態素をそれっぽく繋ぎ合わせたような本質的に意味の無い文章は
確立オートマトンの基礎をかじった情報科の学生でも作れるね。
734名無し物書き@推敲中?:03/07/06 17:16
そう、人間が「書く」必要が無いよ。「製造」できてしまうんだからね。
我々はその対極に位置するからこそ物書きなのだ。
写真で写せないから絵書きが滅亡しないように。機械で作れないから物書きが必要とされる。
だったら、機械的な文脈崩壊を意図的に作りだそうという試みは、
「どれだけ文章らしさを殺せるか」というネガティブな実験行為に他ならない。
違うかね?
>>734
とりあえず、そういうことは偉くなってからやったらどう?
素人にやられても、誰も納得しないよ。
736734:03/07/06 17:33
>>735
ふむ。「そういうこと」とはどういうことかな。
文の運びで気付いてもらえると確信するが、
私は>>733ではあっても>>718を書いた人間ではないぞ。
それを分ってのレスなのだと仮定するが、すると
酷評をする行為そのものが私には不相応だというわけか。
それはそれで悲しいな。私は君達とは違った言い方で
批評できるかも知れないと思い、そのように書いてみたのだが。
737とも:03/07/06 17:35
>>727
生半可なことでは発狂なんて無理だと思う。
発狂寸前まで追い詰められたら人によっては自殺するだろうし。
それに尊敬すらしてない国語教師に馬鹿にされてショックを受けたというなら、
「友達から慰められた」とか「普段読まないような難しい本を読んで自信を取り戻した」とか
もうちょっと、他に書く内容があると思う。
「俺」は自分が発狂していないことに気づいていて、
「自分が惨めに思えて、涙がこぼれそうになった」でもいい。
「俺」の気持ちが、はっきり読み手に伝わる文を書くべし。
739名無し物書き@推敲中?:03/07/06 17:49
俺は街を歩きながら、一人歌を歌っていた。俺は発狂したのだ。
俺は自分が発狂した理由を、相変わらず勝手に動く口で、歌を歌いながら
考えた。すると、ある突拍子も無い考えが脳裏を横切った。
「君は、何の才能もない人間だ。作家なんて諦めなさい」
そう国語教師に睨みつけられながら放課後に言われたのだ。俺はそれを宣告された後、
学校を飛び出し、
カラスの、泣き声を時たま上げる夕焼けの空を見上げながら、ゆっくりと家に向かっていたのだ。
そして、その間に俺は何時の間にかこうやって発狂していたらしい。
俺は歩きながら、俺の背後や顔をじろじろと見る視線を感じた。
それはどれも攻撃的、部外者を見る目そのもので、俺は骨の真髄まで直視されているような
不快な感覚に襲われた。それは俺に作家の才能がないと宣告した
教師の視線以上に俺を傷つけた。俺は自然と涙が目に満ち溢れてくるのを
感じた。でも俺の口はまるでそれを無視するように歌いつづけた。
俺は身に執拗に絡みつく視線と、自分が教師の宣告によるショックで発狂したという
事実を受け止め、今もこうして家路に静かに急いでいるのだった。
740名無し物書き@推敲中?:03/07/06 17:57
>>739
発狂してるくせに、やけに自分自身を冷静に見てるよねw
「歌を歌っている」ことによって発狂を出そうとするんだけど、それ以上に
自分自身を冷静に俯瞰してる描写が入るもんだから、なんちゃってキチガイに
見える。正直違和感ありまくり。
741名無し物書き@推敲中?:03/07/06 17:57
皆あーだこーだいいつつ718に異様なほどの期待を寄せているんだね
742名無し物書き@推敲中?:03/07/06 17:59
正直いって>>739は傑作
743名無し物書き@推敲中?:03/07/06 18:03
レスがつく作品には二つある。期待できる作品と突っ込みどころありまくりの
駄文。>>718は後者。
釣り師かとも思えるほどのヘタレ文っぷりで、思わず説教したくなるんだ。
逆に、普通にかけてる程度の作品にはレスがあまりつかない。
744名無し物書き@推敲中?:03/07/06 18:05
718はどうみてもふざけて書いているようにしか思えない・・・
なぜそれに突っ込むのかよくわからない・・
まるで芸人のネタに本気になるようなものだ
 さ、食べよう。

 お好み焼きに、ソースをかけた、マヨネーズをかけた、醤油をかけた、
 ああ読みはせうゆだよしょうゆじゃないよ^^。そういえば砂糖ってかけるのかな。かけてみよう。
 ばさばさばさ。なんだかとっても甘そう。
 白と茶色とみどりいろ。ずいぶんゴージャスだね。
 でも赤が足りない。紅しょうがを切らしてた。しょうがない(笑)。でも赤ならここにあるさ、私の血。
 フォークでえい、ぐさ。だらだらだら。いっぱいでた。せっかくだから顔なんかも書いてみる。うふふ。
 ところでお肉は豚肉でいいかな? 鶏肉のほうがよかったかな? 牛肉がよかったかな? 
 どのお肉が、食べてから後悔しないかな?
 ううん、いいんだ。それにここにはどのお肉もないし。
 私のお肉? あはは、ごつごつしてて食べられないよ〜>w<E。
 かわりに耳。軟骨いれるね、ナイフでとりゃ。ぽと。 
 あれ? 音が片方しか聞こえなくなっちゃった。あれれ?
 そっか、スピーカー壊しちゃったんだ。えーんしくしく。
 でも泣いても変わらないんだよね、うん。気を取り直してお好み焼きを食べよっと。ぱくぱくぱく。うん、とってもおいしい。
 せっかくだから友達呼ぼう。隣の里香ちゃん。
 いつも私の作る料理、おいしいって食べてくれるよね? お世辞だって知ってるよ。
 そういえば、かわいいっていってくれたよね? 
 これもお世辞だったね、だってほら、私の彼氏取っちゃったじゃない(笑)。
 大丈夫。恨んでなんかないよ。でも、料理は最後まで食べてくれるよね。
 ふふ、とってもおいしいんだよ?


顔文字は…NGですか?
すみません>< 一人歌を歌ってきます…。
746名無し物書き@推敲中?:03/07/06 18:13
>>745
作品自体は糞だったが最後の一文にわらた
747745:03/07/06 18:25
〉〉746さん
ありがとうございますヽ(^▽^)´
748718:03/07/06 18:29
ええー・・・皆さんが俺の作品にこれだけ批評してくれたことが
ある意味侮辱である意味嬉しかったです。。。それでは・・・また新作を。

俺は窓際の自分の席に足を組んで座り、溜息をつきたい気分だった。なぜなら
俺の新しいクラス教師が教卓の前で饒舌になって自分の教育論を述べているからだ。
侮蔑の目をソイツに向けて、俺は透き通るほどに
透明な窓の外を眺めた。運動場で、後輩が
鬼ごっこをしていた。俺は中学校三年生になった自分自身に少し
戸惑い、怖れを持っていた。今年は受験だ・・・溜息が窓を湿らせた。
しかもこのいかにも頭の固そうな教師のクラスに一年いることになるなんて・・・
苛立ちが込み上げてくる。俺はクラス担任を取り合えずもう一度見た。
だが、何たることか。ソイツは俺に強度に攻撃的な視線を投げかけていたのだ。
しかもクラスの奴らも同じように俺を攻撃的な目で見つめていたのだ。
俺は自分が部外者であるかのような、疎外感に襲われ、震える手を
机にのせ、そしてそれに支えられて立ち上がった。担任が言った。
「なに立ってるんだ!座れ!私の話を聞くのが生徒としての礼儀だろ」
でも俺は既に走っていて、担任のその声は背後から微かに響くだけだった。
俺は運動場に向かった。受験なんて教師なんてどうでもいいと思った。
取り合えず今の瞬間を、堅苦しい話などに耳を貸さずに自分の好きなように過ごしたい。
俺の目に、淡いけれどそれでも確実に希望の炎が燃え上がるのを俺は感じた。
んじゃば、秘蔵見せちゃる(■U■)。
―――
 放課後に俺は下駄箱をあけた。そこにはいつもと同じ下駄箱のはずが、手紙が一つ入っているという違いがあった。
 手紙にはこう書かれていた。「放課後体育館で待っています」。
 俺は不思議に思いながら体育館裏にいった、きっと不良どもが待ち構えているだろう。そう確信していた。
 だが体育館にいたのは不良とは似ても似つかない可憐な少女だった。
「あの…手紙呼んでくれましたか?」
 熱でもあるのか少女は顔を赤らめて俺にいった。俺は手紙をひらひらとひらつかせて当然の返答を返す。
「見たから来たんだろう」
 手紙にはそれしか書かれていなかったのだ。だが少女は俺のひらつかせる手紙を見て、なぜかさらに顔を赤くした。
「あ…大事なところを書き忘れちゃった……」
「大事なところ?」
 少女はうなずいた。俺は気になって訊ねた。
「なんだそれは」
 少女は俺から目を逸らした。ひとと話しているのに相手から目を逸らすなんて失礼なやつだと俺は思った。
「その……」
 どもるなんてさらに失礼なやつだと、むしろ怪訝なやつだと思った。人にいえないようなことなのか。
「私…あなたが好きなんです!!」
「…あ?」
 俺は一瞬あっけに取られて口をぽかんと開けた。しばらくして少女の言葉の意味を悟り、顔を真っ赤にした。
「お、おれは…まだ君のことしらないし……」
「いいんです。ただ、気持ちを知って欲しいだけだったから……」
 そういって少女は走り去ろうとする。
「お、おい!」
 俺は少女の手を掴んだ。
「はなしてください!」
「いいからまてっ!」
 声を大きくすると少女は足を止めた。俺はいった。
「今は知らないけど…これからだろ? 印象悪くしてどうするんだよ」
「あ…」
 少女はちぢこまった。俺は少女の頭をなでて、小さな声で訊ねる。
「名前は?」
「……」
 少女は自分の名前をいった。俺はその名前を脳にインプットした。
「じゃあ、な。明日学校で」
「…はい」
 そして少女と別れた。手には少女の温もりが残っていた。
 
751名無し物書き@推敲中? :03/07/06 18:52
>>748
ななしに戻るといったんだから戻ってクンな あほ
取り合えず748は今までの中では一番まし(しかし駄作)だね
でも芥川賞なんて到底狙えないから安心しなさい
752名無し物書き@推敲中?:03/07/06 18:59
芥川賞は、実力っていうよりも運と政治力によるところが大きいからね
とりあえず、>>748じゃ、文学賞の一次通過も無理。
>>749>>750
で、これが何?酷評して欲しいのか?
754名無し物書き@推敲中?:03/07/06 19:36
俺は窓際の自分の席に足を組んで座り、溜息をつきたい気分だった。なぜなら
俺の新しいクラス教師が教卓の前で饒舌になって自分の教育論を述べているからだ。
侮蔑の目をソイツに向けて、俺は透き通るほどに
透明な窓の外を眺めた。運動場で、後輩が
鬼ごっこをしていた。俺は中学校三年生になった自分自身に少し
戸惑い、怖れを持っていた。今年は受験だ・・・溜息が窓を湿らせた。
しかもこのいかにも頭の固そうな教師のクラスに一年いることになるなんて・・・
苛立ちが込み上げてくる。俺はクラス担任を取り合えずもう一度見た。
だが、何たることか。ソイツは俺に強度に攻撃的な視線を投げかけていたのだ。
しかもクラスの奴らも同じように俺を攻撃的な目で見つめていたのだ。
俺は自分が部外者であるかのような、疎外感に襲われ、震える手を
机にのせ、そしてそれに支えられて立ち上がった。担任が言った。
「なに立ってるんだ!座れ!私の話を聞くのが生徒としての礼儀だろ」
でも俺は既に走っていて、担任のその声は背後から微かに響くだけだった。
俺は運動場に向かった。受験なんて教師なんてどうでもいいと思った。
取り合えず今の瞬間を、堅苦しい話などに耳を貸さずに自分の好きなように過ごしたい。
俺の目に、淡いけれどそれでも確実に希望の炎が燃え上がるのを俺は感じた。
755名無し物書き@推敲中?:03/07/06 19:45
「銃を使ったことは?」
それを聞いたとき、僕は頭がおかしくなったのかと思った。ここは
高校の面接会場で、机の向こうに座っているのはスーツを着た面接官たちで、
だから銃なんて関係無いと言うか、とにかく突拍子も無い単語だった。
「失礼ですが、良く聞き取れませんでした。今何とおっしゃいましたか。」
「銃火器の使用経験はあるかと聞いたんだ。その様子じゃ無いようだな。」
その言葉を聞いて、僕はくらくらした。
「この高校では…銃が必要になるんですか。」
こんどは向こうが呆れる番だった。それどころか、押し殺した笑い声まで聞こえてくる。
「ここを何処だと思っている。平凡な、一般的な、通常の高校だと思っていたのか。」
「違うのですか。」爆笑が起こった。なんなのだ、一体。
「ここでは、自分で身を守る必要がある。銃でなくてもいい。合気道などの武道でもいいし、武力以外の方法でもいい。
もし本当に役に立つなら、宗教的信仰でもいいし、平和主義とかでもいい。だが何も無いなら、入学は許可できない。」
見殺しにするわけにはいかないからな。隣の面接官が呟く。
「君には何が出来る?言ってみろ。」
僕は返答に詰まった。この高校がそんなに危険な場所だったなんて知らなかった。
考えて来たありきたりの志望動機は吹きとんでいた。僕に何が出来るというのか。
「…僕は、今は何も出来ません。ですが、」
何だ?僕は何を言おうとしている。何を言おうとしている。何を。
僕は解放された教室で昼食を済ませると、面接会場を出た。
こんな学校に用は無い。でも、そうすると高校受検失敗か。これからどうしよう。
「あの子、強かったわね。」面接会場で、職員達のたわいない話しが始まる。
「ああ、爽快だった。ひさびさに骨のあるやつを見たよ。」
「若いってのはいいねえ。」老教員は、そう言って目を細めた。
「…僕は、今は何も出来ません。ですが、僕はそんな学校は間違っていると思います。
銃が必要となるような学校なんて僕は認めません。だからこそ、この僕はこの高校への入学を希望します。
ここが本当にそんなに酷い学校だというなら、この僕が、どんな手段を使ってでも変えてみせる!」
756名無し物書き@推敲中?:03/07/06 19:56
>>755
リアリティーがなくてクダラナイよ
>>756
そうか。
758名無し物書き@推敲中?:03/07/06 19:57
>>755
頑張れ 将来凄くなるぞ
759名無し物書き@推敲中?:03/07/06 20:08
「素晴らしい」
俺はその言葉を聞いて愕然とした。俺が鬱憤を発散するつもりで黒板に
書いた「教師は死刑決定」という文字を、突然教室に現れた新藤という
俺のクラスの担任が、誉めたのだ。そのトーンには皮肉もなく、それは
新藤の晴れ晴れとした表情を見ても明らかなことだった。俺はこいつ
さては発狂でもしたな?と思い、そう思うとことさら肩が震えるのを
押さえることが出来なかった。新藤は俺に言った。
「俺は実は自殺したいんだ。でも生徒のことを思うと出来ない。俺は
お前ら生徒のことがなによりも大事なんだ」
「何で自殺したいんですか?」
「俺は借金取りに追われてるんだ。昨日俺は壊されそうなくらい
玄関のドアを叩かれて団地の狭い部屋で一人怯えてたよ」
俺は目を細めて新藤の顔をまじまじと見つめた。その発言に果たして虚偽があるかないかを探ろうとしたのだ。
頬は青白く扱け、目は充血して、病人としか見受けられなかった。俺は
自分でも驚く程のスピードで黒板消しを手に取り、忌まわしい黒板上の
文字を消した。俺は、新藤に元気を取り戻して欲しかった。
「おい、新藤、馬鹿に落ち込んでるんじゃねーぞ」
「おう」
そういった時の新藤はどこか頼りなげだった。俺は明日、クラスの仲間を
呼び出しこいつの為に一発やってやろう、と胸に誓った。
760NOIE:03/07/06 20:21
アリで晒してます。酷評よろしくお願いします。

http://ana.vis.ne.jp/ali/antho.cgi?action=article&key=20030706000003
761755:03/07/06 21:06
「アイスクリームってさ、」僕は大真面目な顔をして言った。
「一気食いをするものじゃないと思うよ。」そして飛んできた蓋を避ける。
うるさいとかすれた声で叫んで、それでもカスミはテーブルでアイスを食べている。
涙をぽろぽろこぼしながら食べてたんじゃ、おいしくないだろうに。
せっかく僕がいっぱい買って来たのに、これじゃアイスがもったいない。
それにカスミが力任せに口に運ぶから、木のスプーンにはもうヒビが入っている。
「ねえ。」言うと睨まれた。僕が悪いことをした覚えは無いから、そのまま続ける。
「何かあったの?」「うっさい馬鹿!」馬鹿とはひどいや。そろそろ立っているのも
つかれたので、カスミの横に座る。「誰が隣に座っていいっていったのよ!」
まっ赤な顔をして、カスミが僕を睨む。いつから許可がいるようになったのだろう。
「なんか隣に座りたい気分だったから。」僕は、自分の行動が可笑しくて笑う。
カスミは一瞬ぽかんとした表情をして、それがなおさら可笑しくて僕は笑い続けた。
「何を笑ってるのよ!私そんなに可笑しい!?」「ごめんごめん。ただ、」
762755:03/07/06 21:06
「ただ、何よ?」カスミは手を止めて聞き返して来る。
「これじゃアイスクリームが可哀相だよ。これはバニラ、これはチョコミント、
知ってる?これはストロベリー&ブルーベリーのアイス。今日発売のやつだよ。」
またカスミは変な顔をする。僕は嬉しくなって言う。「だから、今日姉と食おうと
思って買って来たんだけど。どうやら、姉は帰ってきた途端にアイス大好き人間に
なっちゃったらしくて、俺はせっかく小遣いをためて買ったのに一口も食わせて
もらえない。」カスミは、あ、という顔をした。ようやく自分のやったことに
気付いたらしい。クラウンナッツ・アイスクリームは量販モノのなかでは一番上等な
アイスで、どれが一番おいしいか学校の噂になっているのほどだ。味の比較を
夏休みの研究のテーマにしたグループは、僕のところ以外にもいくつかある。
「ごめん。」小さく呟いて、カスミはようやく食べるのを止めた。
「いいよ。まだあるから、食べちゃった分は父さんに頼んで買ってもらえばいいし。
それよりさ、何で泣いてたのさ。話してくれてもいいと思うけど。」
僕が顔をのぞき込むと、カスミは少し考えていたようだった。
でも、「秘密」と言いながら立ち上がって、部屋のほうに歩いていく。
しかたないな。僕も立ち上がってちらかった容器を片付けながら、言ってやる。
「まあ、振られても明日があるよ」「うっさい!」もう声には涙は雑じっていない。
少しだけ残ったブルーベリーアイスを指ですくって舐める。うん、カスミが元気になるわけだ。
763おかしなDONさん:03/07/06 21:19
コヴァ小説を書いています、だめなのは分かっているので
誰か酷評をお願いします。
http://tmp.2ch.net/test/read.cgi/kova/1044871397/l50
>>760
>幼かった頃、どうして世界がこんなに汚かったろうと想像できただろうか?

一行目で読む気が失せた。この文章、自分でおかしいと感じないか?

それと弾奏、劇鉄ってなんだよ?冗談か?それ以降は読んでない。
765NOIE:03/07/06 21:59
>>764
過去から未来をコンポジットし、
未来から過去をスキームする。
その近似値をとる作業。

どこがおかしいのか、おかしいと思われた
ことがおかしいが。
766名無し物書き@推敲中?:03/07/06 22:04
>>759
お前718だろ?どんどんレベルがあがってきてるぞ
767764:03/07/06 22:08
>>765
おかしいと思えないならしょうがねえな(w こんなもんは嗅覚の問題だからな。
わからん奴には説明してもわからん。
768名無し物書き@推敲中?:03/07/06 22:20
>>764
同意。文法的に変。見たことの無い文。
ある程度の数 文章を読んでるひとなら、誰でも違和感を感じるはず。
俺はその先を読もうとしたけど、あの短さ。がーん。
この手の違和感をリズムや雰囲気として使う作者もいるけど、
そうでないとわかって、ああ駄作なんだと理解した。
おまいは他人が書いた文章をもっとたくさん読め。話しはそれからだ。
すみません、小説の書き方はほとんど知らないんですが
>>713の言ってることは正しいんですか?
どう考えても>>714の方が正しいと思うけど
>>769
お前が逝け。話はそれからだ。
771名無し物書き@推敲中?:03/07/06 22:29
>>714のほうが正しい。
3人称というのは第三者の視点で書くことであって、
別に神の視点で書いているというわけじゃない。
(もしそうなら、神のことを学ばずに3人称なんかつかったら、
クリスチャンに何を言われるが…)
>>713のひとはあなたより初心者なんじゃないかな。
それか、単なる勘違い。
772名無し物書き@推敲中?:03/07/06 22:43
なんか知らんがNOIEは毎度叩かれてるな。
しかもレスで好みがはっきり別れてる。
まぁ、誤字が多いのと文が短いためだろう
が、そんなことで安易に途中で批評を投げ
出す香具師もどうかとオモタが。
>>772
おまえが批評してやれよ。
774名無し物書き@推敲中?:03/07/06 22:57
>>773
おまえが〜の辞典で厨房確定
775名無し物書き@推敲中?:03/07/07 00:36
>>769
ここでいう神とは三人称のこと。
一人称(主人公視点)では知りえないこと、見えないことでも、
神視点だと、何でもお見通し……ってことでしょう。

神視点の方が、一人称より物語に幅が持たせられる。
776名無し物書き@推敲中?:03/07/07 01:14
「おとうさんのぉ、ゆうとおりぃ」
謳いながら、小さな手で誓子は土を掘っていた。
手にした赤い移植鏝が、黒々と汚れていく。
今五センチほど掘ったところで、湿気た砂利が、かつん、と音をたてて鏝先に当たった。
「お花をさかせましょおぅ、赤い花、白い花、黄色の花」
移植鏝を置き、種を握った手を、誓子は引っ込めた。
「お花の種は、深いところにうめるんだって。だからもっともっと深く掘らなきゃ」
誓子は穴掘りを再開する。
「おとうさんのぉ、ゆうとおりぃ、お花をさかせましょおぅ……ぶらじるまで穴をほって」
ぶらじるが国名で、それが地球の裏側であることを、誓子は知らない。
穴は深くなり続ける。誓子の腕の長さくらいの深さ。下半身がすっぽり入るくらいの深さ。
灰色の粘土が出てきて、作業はとまりがちになるけれども、誓子は穴掘りを投げ出さない。
誓子の身体全部が埋まるくらいの深さになる。
けれど、誓子は穴掘りをやめない。もう、かきだす土を外に出すのも面倒になってくる。
穴の入り口が、誓子の身長の倍くらいになった。
「ぶらじるはまだかなあ」
誓子は、ふうふういいながら穴から這い上がり、そばに倒れている男に言った。
血が頭から流れており、目をかっと開いたまま、すでに絶命している。
「ねえ、おとうさん、お花ここでまいてもいいかなあ。おとうさん、芽が出るまで
お話してあげててね」
誓子は男の身体を穴の中に押し込んで、その上にぱらぱらと種を蒔いた。
「ぶらじるのお話、してあげてね」
土をかける。何事もなかったかのように、土が穴に吸い込まれていく。
盛り上がった土の上を誓子は足で踏みつけて、笑った。
「お水あげなきゃ」
777名無し物書き@推敲中?:03/07/07 05:33
>>776
移植鏝で、それだけの穴を掘るとなると数日かかるだろう。
まして砂利の下には粘度層と、条件が悪いので容易に掘れない。
専門の職人がひとり、スコップ用いて一生懸命掘っても一日でも難しい。

誓子は何歳だ?「小さな手」とあるから子供か。子供が死体をひとりで動か
して穴に葬るのは体力的に無理だ。中学生くらいだと、可能だが、それだと
身長が大きい、身長の倍の穴だと容積が巨大になるな。それだと、大人でも
一日では掘れない。無理だ。
設定がいい加減で、情景が脳内で混乱している。

あなたは、人の背丈が埋まるほどの穴を掘った経験ないだろう。掘った経験
があれば、それを生かして書くと俄然!臨場感が高まってくる。
>>777
ザ・ガッツというエロゲーに出てくるタカさんというキャラにそっくりな子供なのですよ、と言ってみる。


判らなかったらググルよろし、イメージとしては海物語のサムがそのまま女になったって感じ。
779名無し物書き@推敲中?:03/07/07 06:52
>>761はスルーですか。
そうですか。
 チャンタラヤの冬は短い。なにしろ、関東地方の人々がぶあついコートにその身を
包む頃には、すでにこてこてとした土の中に潜っているのだ。ないといっても言い過
ぎではないくらいである。実際年末ともなると、その姿はすっかり街から消えてしま
う。
 中にはチャンタラヤのその行動を冬眠と呼ぶ者もいた。だが私は、そんな生物学的
な――悪くいえば生臭い――呼称は、チャンタラヤには相応しくないと常々考えてい
た。
 そして今年も、いよいよその時期がやってきた。街には早くもクリスマスの色が漂
い始める十二月初頭。人々は師走という目に見えない言葉に操られるようにせわしな
く往来を行き交う。そんな流れの中にありながらも、私はこの季節になると、半ば無意
識的にチャンタラヤの姿を目で追ってしまうのだ。それは今に始まったことではなく、
初めてチャンタラヤの『その行動』を目撃した時からの、いわゆるクセというやつだっ
た。
781780:03/07/07 07:34
 そんな日常が何日か続いたある日、私はついに『その行動』の前兆行動をとっている
単体のチャンタラヤを発見した。外回りをしていた時のことだったのだが、それを見つ
けた瞬間、私も思わず踊り出しそうになった。私『も』というのは、チャンタラヤの前
兆行動がラジオ体操をしているように見える、つまり、踊っているように見えなくもな
いからだ。四本ある腕のうちの二本を腰と思しき部分にあてがい、小さな身体を前後左
右に大きく揺する。子供の頃はこれを見て大爆笑したものだった。そういえばこの話を
初めて友人から聞いた時、私を含め未見だったクラスメイト達はその友人のことをホラ
吹き呼ばわりしていたことを思い出した。やがて学年が上がるにつれ、『見てない側』
の人数が一人二人と減っていき、ようやく私が見た頃には『見てない側』のほうが少数
派になってしまっていた。最初にこの話をした友人はホラ吹きから一転ヒーローとして
扱われ、そのネタは今でもよく同窓会で使われている……。
 ふいにチャンタラヤの動きが止まり、私の意識が回想から現実へと引き戻された。い
よいよである。私は鞄を持つ手に力を込め、固唾を呑んでその動向を見守った。
 四本の腕が一斉に天に向けられた。四つ手でカンチョウをしているようなポーズだっ
た。そして、おもむろにその手を地面に向け……
 ギュギュギュイィィーーーン!
 高速回転を開始した。音はそれほど大きくはなく、近くに寄ればはっきりと聞こえる
程度だ。ただ、ドリルのような様相を呈しているせいか、頭の奥まで響いてくるような
錯覚を覚えた。チャンタラヤの姿が徐々に土の中へと隠れていく。
 五秒ほどもすると、全身が穴に埋まってしまった。近くに寄りぽっかりと空いた空洞
を見下ろしても、もうチャンタラヤの一端さえ見えない。私はその穴を眺めながら、ひ
とつ大きく息を吐いた。
『血尿〜血尿〜』
 左右のスピーカーからひび割れた電子音声が聞こえてくる。もはや聞き慣れた
それに嫌気を覚えながらも、俺は行為を続けた。今日はいつにも増して勢いがい
いらしく、なかなか終わってくれない。その間も変わらず流れ続ける、『血尿〜
……』の声。いいかげんスピーカーを叩き壊したくなってくる。毎日のように聞
かされているのだから、そう思うのも無理からぬことだろう。
 この医療用便器、『便器くん』は画期的な発明だった。家庭において日常生活
を送りながらも体調の良し悪しを教えてくれる、そんな機能を搭載した万能便器
……。
 だが、実際はただうるさいだけの迷惑な機械だ。血尿くらい見ればわかるし、
いくら機械の言う通りにしたってちっとも治ってくれやしない。しかも万能と謳
ってるくせに、音声オフ機能もついてやがりやしない。おかげで毎朝が憂鬱だ。
 心の中で悪態をつきながらも、ようやく尿が途切れようとしていた。もうすぐ
終わると思い、しずくを切ろうとした、その時、
『血尿〜糖尿〜』
 新たな単語が耳に飛び込んできた。俺は呆然としながらも、その言葉の意味を
理解した。
「まずいな……」
 一人呟く。そろそろ病院に行かなきゃならないか、なんて他人事のように思い
ながら。
783名無し物書き@推敲中?:03/07/07 08:10
>>777
ユーモアの分からねぇ野郎だな。釣ってんのか?
この短編にそんなリアリティが必要あるかよ。
重機持って来りゃ臨場感が沸くのか?
女の子がブラジル目指して穴掘ってるからおもしれえんだろが。

>>776
>ふうふういいながら穴から這い上がり
ここなんて最高。センスある。
ブラックなオチもいいし、完成度高し。

一つお節介
>小さな手
>ぶらじるが国名で〜
などの誓子を少女であると断定してしまうような直接的な情報を削ると
色々な解釈が可能になる、と同時に暗示性も高めることができるよ。
784名無し物書き@推敲中?:03/07/07 10:47
俺は窓際の自分の席に足を組んで座り、溜息をつきたい気分だった。なぜなら
俺の新しいクラス教師が教卓の前で饒舌になって自分の教育論を述べているからだ。
侮蔑の目をソイツに向けて、俺は透き通るほどに
透明な窓の外を眺めた。運動場で、後輩が
鬼ごっこをしていた。俺は中学校三年生になった自分自身に少し
戸惑い、怖れを持っていた。今年は受験だ・・・溜息が窓を湿らせた。
しかもこのいかにも頭の固そうな教師のクラスに一年いることになるなんて・・・
苛立ちが込み上げてくる。俺はクラス担任を取り合えずもう一度見た。
だが、何たることか。ソイツは俺に強度に攻撃的な視線を投げかけていたのだ。
しかもクラスの奴らも同じように俺を攻撃的な目で見つめていたのだ。
俺は自分が部外者であるかのような、疎外感に襲われ、震える手を
机にのせ、そしてそれに支えられて立ち上がった。担任が言った。
「なに立ってるんだ!座れ!私の話を聞くのが生徒としての礼儀だろ」
でも俺は既に走っていて、担任のその声は背後から微かに響くだけだった。
俺は運動場に向かった。受験なんて教師なんてどうでもいいと思った。
取り合えず今の瞬間を、堅苦しい話などに耳を貸さずに自分の好きなように過ごしたい。
俺の目に、淡いけれどそれでも確実に希望の炎が燃え上がるのを俺は感じた。

785名無し物書き@推敲中?:03/07/07 10:47
「素晴らしい」
俺はその言葉を聞いて愕然とした。俺が鬱憤を発散するつもりで黒板に
書いた「教師は死刑決定」という文字を、突然教室に現れた新藤という
俺のクラスの担任が、誉めたのだ。そのトーンには皮肉もなく、それは
新藤の晴れ晴れとした表情を見ても明らかなことだった。俺はこいつ
さては発狂でもしたな?と思い、そう思うとことさら肩が震えるのを
押さえることが出来なかった。新藤は俺に言った。
「俺は実は自殺したいんだ。でも生徒のことを思うと出来ない。俺は
お前ら生徒のことがなによりも大事なんだ」
「何で自殺したいんですか?」
「俺は借金取りに追われてるんだ。昨日俺は壊されそうなくらい
玄関のドアを叩かれて団地の狭い部屋で一人怯えてたよ」
俺は目を細めて新藤の顔をまじまじと見つめた。その発言に果たして虚偽があるかないかを探ろうとしたのだ。
頬は青白く扱け、目は充血して、病人としか見受けられなかった。俺は
自分でも驚く程のスピードで黒板消しを手に取り、忌まわしい黒板上の
文字を消した。俺は、新藤に元気を取り戻して欲しかった。
「おい、新藤、馬鹿に落ち込んでるんじゃねーぞ」
「おう」
そういった時の新藤はどこか頼りなげだった。俺は明日、クラスの仲間を
呼び出しこいつの為に一発やってやろう、と胸に誓った。
786名無し物書き@推敲中?:03/07/07 11:04
君は一人じゃない
僕が君とここにいる
君がどんな離れていても
僕は君といる

君は一人じゃない
僕が君とここにいる
君と僕が決別しても
君は僕の胸にいつもいる


>>760
>幼かった頃、どうして世界がこんなに汚かったろうと想像できただろうか?

まず「想像できただろうか?」という述語に対して「どうして」という
副詞の位置が決定的に変。
「どうして想像できただろうか?」ならまだまし。
この場合以下のような文になる。

・幼かった頃、世界がこんなに汚かったことをどうして想像できただろうか?

また、「どうして」が「こんなに汚かったろうと」を修飾しているなら事態はかなり深刻。
この場合「どうして」は疑問の問いかけなので疑問文で受けないといけない。
例「どうしてこんなに汚かったのかと」「どうして世界はこんなに汚いのかと」

で、さらに言えばこの疑問の問いかけを「想像できただろうか?」で受けるのは不自然。
この場合「世界がこんなに汚かったろう」と認識しているのはまさに「幼かった頃」の
自分なので彼は目の前に見えているものを「想像」していることになる。語義に合わない。
「その理由を想像できただろうか?」、あるいはその時点から過去や未来の出来事に
関してなら「想像できただろうか?」と出来る。

以上を踏まえると以下のような文になる。

・幼かった頃、どうして世界がこんなに汚いのかと考えたことはなかっただろうか?

あるいはこの冒頭は意図的に変調を仕掛けたのかもしれないが、無名の投手が第一球に
チェンジアップを投げても単に「打ち頃のヘロヘロ玉」と思われて痛打されるのがオチ。
788ひまま:03/07/07 12:14
ずいぶんとまた亀さんになっちまって
>>644
どっちに落とすつもりなのか判らないから批評しづらい。

ネタだとしたらよく出来た前ふりだと思う。
わかりやすい文章だし、リズムもすごくいい。
落としやすそうなお題だからすぐにでもコントが作れそう。

マジだとしたら、ごめんなさい
>戦士の死とはいつも孤独なものだ
は、正直 陳腐で滑稽。
読み手をこのノリに引きずり込むには、口あたりがいいだけの
ありきたりな文章、表現ではほとんど至難。
オチが相当にあざやかでないと成功はしないでしょう。
書いてる方は熱くなっちゃって客観性を失いがち。
読み手との温度差は常に意識しておかないと
火だるまになっちゃうかも だ。

それから一行目には文法的な間違いが一ヶ所あります。
さて、どこでしょう?難易度 星一つ
789_:03/07/07 12:15
790名無し物書き@推敲中?:03/07/07 13:42
>>783
ここは真面目に酷評するスレだ。ボケ!!
>>790
>783は>777を酷評してるんでないの?
792名無し物書き@推敲中?:03/07/07 17:23
>>791
>>783は横槍だろ。
793名無し物書き@推敲中?:03/07/07 17:27
>>776
>>ふうふういいながら穴から這い上がり
>ここなんて最高。センスある。
>ブラックなオチもいいし、完成度高し。

自画自賛かw
794酷評ください:03/07/07 19:52
彼はYシャツを着てネクタイを締めると、いつものようにベビーベッド
に向かった。天使のような我が子に、満面の笑みを送る。まだ七ヶ月半
だ。可愛い。二重まぶたは彼譲り、すらっとした鼻筋は妻譲りだろう。
「今日はちょっと機嫌悪いみたいだから、ミルク作る間抱っこしてて」
彼は朝っぱらからYシャツを汚されるのではないかと心配したが、可愛
い我が天使を抱え上げ、その重さを実感していた。
......それが、最後だった。

彼は若手の高校教師である。部活は、バドミントン部の顧問をしている。その日も七限目までの授業を終えるとすぐにジャージに着替え、体育館へ向かう長い廊下を歩いていた。
向こうから新人の女性事務員が駆けてくる。相当急いでいる様子だ。先日、廊下は極力走るなと指導があったばかりなのに。新入りのうちに、注意すべきだな。彼はそう思った。
795酷評ください:03/07/07 19:54
「ちょっと、廊下は走らないで」
「岩井先生!」
「なんですか」
「すぐに帰ってくださいと言うことです」
「はい?」
「今お電話が。お子様が大変みたいです。とにかく大変ですから、すぐに帰ってきてくれって」
上の子がまたバカをやらかしたか、と彼は条件反射的に思った。彼は三歳と七ヶ月半、二人の男の子の父親である。
上の子は赤ん坊の時から病気ばかりし、歩けるようになってからはケガばかりし、仕事中の彼を何度も緊急帰宅
させるやつだ。それゆえ彼は、またか、という印象だけで、さして深い焦りも持たずに、家に向かった。
 家の五百メートルほど前の大通りで、救急車とすれ違った。朝と夕方に、脳梗塞や狭心症の発作は
起こりやすいものであるゆえ、おおかた、またこの辺の団地の老人でも運ばれているのだろう、
と彼は理科教師らしい推測を弄びつつ我が家へ向かった。
796酷評ください:03/07/07 19:55
 彼の家は十二棟並んだ団地群の第八棟、四階の一室だ。
彼は車から降り、夕方の西日でコンクリートからの激し
い照り返しを受けながら階段に向かい、四回分の階段を
一段とばしに上った。
 呼び鈴を鳴らしてノブを回し、引く。......開かない。
力を込めて、ガチャガチャと回す。むろん、開かない。彼の心に黒雲がよぎった。
 その時、隣人の婆さんが勢いよくドアを開けて出てきた。
「こんにちは」
「岩井さん、帰ってたんですか」
「あ、はい」
「すぐに病院に。今救急車で運ばれたところですよ」
「......誰が?」
「下のお子さん」
「......病院はどこ?」
「中央病院」
彼は礼だけ言って、すぐに駐車場へ戻り、少し震えだした手でキーを差し込んで、病院に車を飛ばした。
797酷評ください:03/07/07 19:55
とりあえず以上です。
798reito:03/07/07 19:56
「やあこんにちは」
「驚いたな。まさか人がいるとは。こんなところで何をしているんだね」
近くに来た男は40歳前後に見えた。長髪を後ろで束ね、紺のマントに身を包んでいる。
男のやや後方に黒いフードを被った男が佇んでいた。長身で、がっしりとした体格をしている。
荷物を全て持っていることからどうやらこの男の下僕らしい。背中に大きな長剣を背負っている
のが見えた。
「食糧を探しているんですよ」
「ほう、そうか。しかしこの近くに住んでいるというわけじゃあるまい。見たところ傭兵のようだが、
 一人旅の途中かね?」
「いえ、その、いや、そうです。旅の途中です」
それを聞いた男は薄く笑った。
「何か事情があるようだね。私の名はヴァルマ・ギメイダ。さる高貴な筋からの司令を受けて都へ
行く途中だ。後ろの男は部下の一人クリュドだ。・・・どうだい、君がどういう男なのか教えてくれないか」
「い、いえ、だから今言った通り私は・・・」
ヴァルマ氏は、若い男が同じ事を繰り返そうとするのを手で制した。
「あくまで隠そうと言うのならそれでもいい。だが私は陛下に忠誠を尽くす敬虔な僕の一人として、陛の
 預かり知らぬところで邪な企てが行われようとしているのならそれを未然に防ぐ義務がある。わが剣に
 かけて」
ヴァルマ氏が本当に剣を抜きそうな勢いをみせたので若い男はややたじろいで、言った。
「ちょ、ちょっと、落ち着いてください。私は何も邪な企てに参加してなどいません」
「なら、どういうわけかね」
さっきまでの迫力は何処へやらといったような穏やかな顔で、ヴァルマ氏は尋ねた。
799reito:03/07/07 19:56
「私はとある高貴な姫君を護衛して荒野を西へ抜ける途中なのです」
「ほう、で、その姫は無事なのかね?」
「はい、勿論です」
「しかし今君はここにいるじゃないか。姫をほったらかしにして」
「いえ、護衛は他にもたくさんいますから、何の心配も無いんですよ」
それを聞いた途端、ヴァルマ氏の顔色が変わった。
「何?たくさんだと?一体何人だ?」
「は、私を入れて20人ほどですが・・・何か・・・?」
「クリュド」
ヴァルマ氏は後ろに控えている黒衣の男の方に目を向けた。
「は」
「この荒野で一人の人間を守るのに何人の護衛が必要と思うか?」
「通常の訓練を受けた兵士なら3人いれば十分かと」
「ふむ、なるほど。・・・聞きましたかな?」
ヴァルマ氏は若い男に向かって言った。
「は、はぁ・・・」
(この男は一体何を考えているんだ・・・?)
若い男は戸惑いと苛立ちの入り混じった顔でヴァルマ氏を見つめた。
ヴァルマ氏は無言で彼の視線を受け止めた。
そうして1、2分ほども静寂が場を包み込んだ後、ヴァルマ氏は徐に口を開いた。


800reito:03/07/07 19:57
「気に入らんのだよ」
ヴァルマ氏はぽつんとそう言った。
「え・・・?一体何が気に入らないと言うんですか」
「一人の人間が過剰なまでに多くの人間に守られているという状態がだ」
「何ですって!?」
「そのような状態は極めて不自然であり、かつ不平等だ」
「あ、あなたは一体何を言ってるんです・・・?」
「なら君は自然だというのかね?(ヴァルマ氏は次第に興奮して来た)一人の人間
 が物々しく身を固めた何十人もの強者に保護され、誰かほんの少しでもその人間
 に近づいたり不安を抱かせたりする者がいようものならすぐさま過度の暴力でもっ
 て捻じ伏せてしまうといった状態が!」
「彼女はオトランド公のご息女なのですよ!」
ヴァルマ氏はせせら笑った。
「そして美人で、スタイルもよく、気立ても優しいというわけか・・・だが」
次の瞬間ヴァルマ氏の表情が一変した。
「そんなものは理由にならん!」
若い男は辛抱できなくなって叫んだ。
「我々のやっていることが一体あなたに何の関わりがあると言うんだ!余計な差出口は止めてくれ!」
「余計なことだと?お前はどうやら何もわかっておらんようだな。だが最後に一つだけ聞かせてくれ。こ
 の邪悪な状態を現出させた責任はお前たちにあるのか?それともお前たちの身分にあるのか?」
「我々は何の命令も受けてはいない!姫君の哀れなご境遇に同情したからこそ、こうして荒野を抜ける
 までの護衛を務めようと決心したのだ」
「なるほど。ならば誰にも迷惑はかけぬな」
ヴァルマ氏は薄く笑った。
「何だと?」
「お前たちのほとんどが荒野に斃れても」
801reito:03/07/07 19:57
「な・・・」
若い男が声を荒げようとした刹那、クリュドが一足飛びに彼とヴァルマ氏の間に飛び込んできた。
そしていつの間にか鞘を払っていた長剣を凄まじい速さで彼の右下から振り上げ、そのまま蹴り飛ばした。
若い男は血飛沫を上げながら沼地にどうと倒れこんだ。
「しまった。居場所を聞くのを忘れたな・・・。クリュド」
「無理です。」
「ふむ、困ったな・・・。まあいい。ならばしばらくここらで待つことにするか」
「いえ、その必要はないかと。2時の方角に煙が見えます」
「ん・・・化け物め。ところで剣は大丈夫だろうな」
クリュドは初めて口元に微笑らしきものを浮かべた。
「50までは人数に入りません」
ヴァルマ氏は満足そうに目を細めて言った。
「平均的なのを3人だぞ」
「御意」
ヴァルマ氏はもう一度彼方へ目を向けたが、やはり何も見えなかった。
802reito:03/07/07 19:57
以上です。酷評お願いします。
>>794
>彼はYシャツを着てネクタイを締めると、いつものようにベビーベッド
に向かった。

彼はネクタイを締めると、いつものようにベビーベッドに向かった。

…の方が良くないか?違いがわからないなら、別にかまわんけど。
>>787のように詳しい解説を書く気はないからね。
 まあ、俺が部分的に直すなら、「世界がこんなに汚いと、幼い頃にどうして想像できただろうか?」
くらいかな。"幼かった頃"を強調するために、前に持ってくるのはありだとは思うが。
 それと"どうして"じたいいらんかなぁと思わないでもない。。どうして〜か?の云い回しは、なんか
嘘臭いというか芝居がかってるというか。冒頭にあると特にな。
805NOIE:03/07/07 21:53
>>787
>>あるいはこの冒頭は意図的に変調を仕掛けたのかもしれないが

そうなんです。
やっぱり無名じゃ変に見えるんですかね?
でも分かりやすくて参考になります。ありがとう。

>>804
>>それと"どうして"じたいいらんかなぁと思わないでもない。。どうして〜か?の云い回しは、なんか
>>嘘臭いというか芝居がかってるというか。冒頭にあると特にな。

よく言われます。かなり骨に染みる一言。ありがとです。
>>805
あれくらいの短さで、誤字だらけの文章を書いているうちは変化技を狙ってもだめ。
技術的不備と見られて当然だよ。
807NOIE:03/07/07 22:28
>>806
反省してます。スマソ(;-.-)
 妻が栃木にある自宅の玄関先で倒れているのを発見され病院に担ぎ込まれた時、
私は出張先の奈良県桜井市で客先との打ち合わせの最中でした。
 その十二年前の夏の日、台風が近づいていたのでしょうかとても蒸し暑かったの
を憶えています、会社から彼女の容態を聞かされた私は、一緒に来ていた後輩の渡
部に後を任し、新幹線で彼女の収容先である宇都宮の笹倉第一病院へと急いだので
した。

『北原芳子さんですね。302号室になります』

 深夜近くに私が病院に着いた時、彼女はすでに“記憶”を無くし眠っているとこ
ろでした。
 彼女がいつも気にしていた真っ黒なクセ毛、私はそのクセ毛がたまらなく好きだ
ったのですが、は全く昔話に出て来る老婆のような白髪に変わり、肌はまるで青磁
のような青味がかった白へと変色していました。

『ごめんな。遅れてしまって』
『もっと早く来れれば良かったんだけどな』
『玄関先で倒れていたらしいけど、頭とか打たなかったか?』
『そういえば、渡部くんが心配してたぞ』

 翌日、目を覚ました彼女に私は必死に声をかけますが、まるで応答がありません
でした。私は無意識に彼女の手をきつく握ってしまいます。よほど痛かったのでしょ
う、彼女は私の手を無理やり引っぺがしました。その表情はまるで童女のようで、
そして私は途方に暮れるのでした。

『あの、妻の、えと、なんというか、妻の、記憶とかは…』
『………残念ですが』

 現在でこそ社会的な認知がされ始めたこの病気ですが、十二年前は何の対応策も
防護策もなく、『奇病』の一言で片付けられていたのです。

『ほら、始めてのデートで行った映画のパンフ。帰りの階段でお前こけてさ…』
『これ、憶えてるか?中谷のヤツがサイズ間違えて作ったんだよな。で、径が合わ
ないからってずっと小指に嵌めてて…』
『ああ、そういや、俺、この時まだタバコ吸ってたんだな』

 私は、せめて彼女の記憶だけでも取り戻そうと、医学的には手の施しようがない
そうでしたが、彼女の記憶になにかしら引っかかるモノがないか昔のアルバムや思
い出の品物を家から引っ張り出し、彼女の病室へと持って来たのでした。
 しかし、結果としてはなんの効果もありませんでした。彼女は記憶を取り戻すど
ころか、迷惑そうな顔をするだけで、くすりとして笑ってくれなかったのでした。

 それまでの私は、愛している相手に自分の事を忘れられるのがこれほどまでに哀
しい事だとは思っていませんでした。まして、今の自分では彼女の笑顔すら見られ
ないのですから。

「りんご」

「ごりら」

「らっこ」


 彼女の手を、今度は軽く、握りながら私は少し涙を流しました。


「コーラ」

「ラムネ」

「ネコ」


 そんな私を慰めようとしてくれているのでしょうか、彼女が私の頭を、まるで
子供をあやす様に、なでてくれました。私は、また少し、涙を流します。


「コアラ」

「落書き」

「きたはらともあき」

 ずっと無表情な彼女の顔を私は見詰めます。唇が、そこだけは血が十分に通って
いるのでしょうか、真っ白な肌の上にまるでバラのように咲いています。そういえ
ば、昔話ならば、悪い魔女に魔法をかけられたお姫様は、王子のキスで魔法が解け
て幸せになるのです。

「キス」


 私は彼女の折れそうな細い肩を抱きしめます。そして、一体出会ってから幾度目
になるのでしょうか、彼女の唇に軽く口付けようとしました。

 その時、

『ブッ!!』

 緊張のあまりでしょうか、病室内に響く大音量で私は屁をこいてしまいました。
その前がその前ですから、私は顔を真っ赤にして逃げたい気持ちで一杯になりまし
た。いや、実際に逃げ出そうとした瞬間、笑い声が聞こえて来たのです。

“キャハハハ”

 今まで、一度たりとも笑ってくれなかった彼女がコロコロと笑っています。私は
試しにもう一度屁をこいてみます。

“キャハハハ”

 彼女が再び笑ってくれました。記憶もなくし、数ヶ月後には死ぬしかない彼女が
笑ってくれたのです。私の手を握り、コロコロと笑ってくれるのです。私は再び屁
をこきます。また笑ってくれました。コロコロコロコロ、と。私はまた涙を流しま
す。

 私は、泣きながら、何度も何度も、彼女が死んでしまうその日まで、屁をこき続
けたのでした。
812ラブホテル:03/07/07 23:31
ちょっと書いてみたのでよろしくご批評お願いします。

高橋は開いている部屋のスイッチを鼻唄まじりで押すと、恭子に目で笑いかけ、手にしたキーをくるりと回した。
恭子も慣れた様子で、エレベーターのボタンを躊躇なく押した。本当は久しぶりのラブホテルで緊張をしていたが、それを気取られるのは、
自分がこの遊び人の高橋にペースを握られてしまっているようで、恭子には面白くない。
どうせ男は誰だって、余裕を見せているようで、部屋までこころを騒がせているに違いないのだ。
恭子はまた、そのようにさせる魅力が己に在ると、信じていたかった。そうでなければ、下着を吟味した自分が、憐れではないか。
恭子はエレベーターへ乗り込むと、薄ら笑いを浮かべている高橋の股間へ目をやった。
まだ勃起していない。恭子の早鐘を打つ鼓動とは対照的に、気だるい日常のごとく落ち着いた様子の高橋は、
ことの終わりをそのまま想像させる。――取り敢えず、シャワーを浴びて落ち着きたい。股間を、洗い流したい。
恭子は、どのようにすればこの男が焦れるのかと、そればかりを考え、高橋よりも先に、エレベーターを降りた。
813NOIE:03/07/07 23:43
懲りもせずアリで晒してます。
お暇な方は是非。
http://ana.vis.ne.jp/ali/antho.cgi?action=article&key=20030707000006
814お願いします。:03/07/07 23:55
いま書いている小説の冒頭で、夢の話です。ご批評お願いします。

まだ薄暗い上に、厚い霧が降りていて、山路に食い込む小さな石に、幾度となく足を取られる。そのたびに視界がぶれて、
ぼこぼこした山肌と、反射的に突き出した、小さな両手が目に映る。そのまま四つんばいになっていると、息を切る音と嗚
咽を飲む音、そして、朝を迎える無数の鳥の鳴き声が、ずっと大きく聞こえてくる。
泥だらけの手で涙を拭い、その体は、また一目散に山を下り始める。

彼の見ている世界が、そのまま僕の意識に映っていたし、彼の聞いている音も、やはり僕の意識に届いていた。ちょうど、
僕の視神経と聴神経を、彼の眼球と鼓膜に、こっそりと横からつなげたような感覚だ。ただ、他の神経は遮断されていて、
僕の足からは、土を踏む感触は伝わってこないし、呼吸が苦しくなる感覚も、やはり僕には伝わってこない。もちろん、
その体を動かすことも、僕にはできない。

息を切る音が一層強くなり、涙で視界がほとんど埋もれ始めたとき、後ろの方から、しゅういちくん、と僕の名前を呼ぶ、
幼い少女の声が聞こえた。僕は振り返ったが、視界は回転せず、僕は肩透かしを食らったような気分を覚える。もう一度、
しゅういちくん、と同じ声がしたとき、その体が止まり、降りてきた道を見上げた。クマの人形を抱えた少女が、泣きなが
ら駆け寄ってきて、その体の腕を握った。その体の視線の高さは、その少女の目よりも、少し高いだけだった。
わたしも、つれていって。

しばらく、泣きじゃくる少女の顔を見ていたが、何も言わずに少女の手を取ると、その体はまた山を下り始める。日が昇
り、霧も晴れ、見通しもだいぶ良くなった。体は、少女と横に並んで、山道をどんどん下っていく。彼が感じているはずの、
少女の手の温もりは、僕には伝わってこない。
815名無し物書き@推敲中?:03/07/08 00:19
前のが済んでないのにどちゃどちゃ書き込みするなよ。
自己中な連中だなぁ。
816名無し物書き@推敲中?:03/07/08 00:35
まぁまぁ落ち着いて。
>>808-811
まず一文一文が長いな、くそ! 
これはまあ特徴としてありかもしれないが細かい文章のキズが
目立つので総合で文章が長いこともマイナスイメージだな!

まず最初の一文が長いな、くそ!
簡潔に書くか二つの文章に分けた方がいいな!

>その十二年前の夏の日
「その」は「十二年前の」の後がいいな! でないと妻が倒れた日から
さらに十二年前の事かと一瞬でも思ってしまうからな!

>会社から彼女の容態を聞かされた私は、
くそ! これ擬人化としても相当極端だな! 
語り手が会社人間であることを強く印象づけたいのでないなら
「会社の人間から」とした方がいいな、くそ!

>新幹線で彼女の収容先である宇都宮の
「彼女」じゃなくて「妻」だなこの場合は!
代名詞は直前の固有名詞を指すのが原則だな、くそ!

くそ! 後の部分も誤記を含めて色々引っかかるがとりあえず
これらの指摘を参考にして自分で考えてみてくれ、くそ!
くそ! なんせスペースは限られてるからな!

それからオチはどうかと思うぞ! 
くそ! アンチロマンチシズムにしてはやり口が安易だし
悪意の仕掛けとしても中途半端だな、くそくそくそ!

くそ! ちなみに俺の語調はたまたまこうであって別にあんた
に他意はないぞ、くそ! 気に障ったら謝る。ごめん。
818名無し物書き@推敲中?:03/07/08 04:31
「くそ!」は臭ってきそうだ。ゴルァ!がいいかもな。

まず一文一文が長いぞ ゴルァ!
それからオチはどうかと思うぞ ゴルァ! 
819722:03/07/08 04:42
>>718=>>739だよね。
ちょっと責任を感じてというよりも、自分の楽しみのため、全面的に改稿
してみた。遅レスだが、>>739の文に対して。パクリなどと責めないでね。
著作権はあくまで718(739)氏にあります。

俺は街を歩きながら、一人大声で岸壁の母を歌っていた。そうとも、俺は
発狂したのだ。止めようとしても、口が勝手に開くのだ。放課後に国語教師
に受けたあの屈辱的な最後通告が、俺をこんな悲惨な状況に突き落としたのだ。
「君には才能がない。作家なんて無理だから、もっと地道な進路を検討しなさい」
俺はそれ以上聞かず、学校を飛び出し、夕焼けの空を見上げながら、ゆっくりと
家に向かっていた。ねぐらに帰るのか、晩飯をあさろうとするのか、カラスの
鳴き声が喧しく、それを聞くうちに、いつの間にか発狂していたのだ。ド演歌を
道の真ん中で声を限りに叫び歌っていたのだ。
通行人達は一見そ知らぬ風を装いながら、実は俺の一挙手一投足を全身を目にして
観察しているのが、俺には痛いほど分かる。そこらの誰か一人に面と向かって
一喝すれば、大慌てで逃げ出すに違いない。しかし相手は一人ではなく無数に
いる。大勢の人間どもが俺を排除しようとしている。俺の存在そのものを
なかったことにしたいのだろう。俺は教師の宣告などよりも、このことに
骨の髄まで傷つけられた。俺は涙が溢れ、泣き出しそうになったが、こらえた。
いや、泣こうとしても、勝手に口が動き岸壁の母を歌い続けるのだ。
三番までの歌詞を全部憶えているなんて、今初めて知った。そして、今や、
通行人の好奇の目などもののかは、三番までを何度も繰り返し歌って、
家路を辿っているのであった。狂人が無事に家にたどり着けるかどうか、
かなり怪しかったけれども。
>>814
まず一読して、「その」が多用されすぎていて、せっかくの描写もまるでイメージでき
なかった。全部滑ってるよ。

>>まだ薄暗い上に、厚い霧が降りていて、
霧の仕組みを知らないゆえ、違うのなら謝罪するけれど、薄暗いなかで霧ってわかるの?
一般的な観念としての霧っていうのは、明るい空ないし曇り空で湖のようなところで
こう、ぼわぁぁぁぁぁとかかっていて、そこを鹿が歩いていたり……
だと思うけどな。とにかく俺はイメージできない。あと気体が「厚い」っていうのも意味がわからない。

>>小さな石
小石のほうがスムーズに目で文章を追える。

>>ぼこぼこした山肌と
削れると思う。山路と山肌の二語で混乱してしまった。

>>そのまま四つんばいになっていると
こけたの?であれば、こけたって書いて。それと、後の文章で「ただ、他の神経は遮断されていて」
とあるのに対し、この描写は読者の脳裏に?マークを浮かべさすよ。
「小さな両手が目に映る」とあって僕は彼の体内というか脳内というか裏側というか
ようは「マルコヴィッチの穴」状態の視点でしょう?なのに、四つんばい=三人称の
視点に切り替わってる。

>>また一目散に山を下り始める。
または削らないと。だって登りは、小さい石に足をとられていたじゃないか……
それとも下山は二度目か?

>>涙で視界がほとんど埋もれ始めたとき
よく視界に変化がおこるな。涙で視界が埋もれるっていうのはおかしい。
瞳が下から、土をかぶせたように埋もれるのか?
技術的なことはこのへんでやめとく。俺は文章的にはかなり稚拙なまだまだ
ド素人の域はでていないと思った。
そんな文章で冒頭から、夢ネタをやれると読む気は失せる。
おまけに先に指摘した「マルコヴィッチの穴」をパクったと思われても仕方のないような
描写があるし。思うに、夢を小説にするのって難しいと思うよ。作者の都合のいいように解釈を
転がせられるし。矛盾を指摘しても「だって夢だもん」で片付けられるから。
「今日みた夢」なんていうスレッドがあるけど、みた夢を書く側は聞いて聞いてと
嬉しそうだけれど、読むほうはたまったもんじゃないよ。ああいうのは自己顕示欲の掃き溜めとして存在しているんだよ。
誰もお前の夢なんて聞きたくないっての、たとえ上空からテポドンが降ってきても
少女がモンスターでも全然驚かない。夢だし。
この小説の冒頭にも、該当する。イントロからしてセンスの悪さが露呈している。
せめて平易な文章を書くことぐらいは心がけてください。
>>817
一読してみて最初の「くそ」はいいと思ったけど、2回目からはくどいだけ。
たようはいかんよ。
最初に、俺は恋人とはラブホテルに行ったことはないので、その点はあしからず。

>>高橋は開いている部屋のスイッチ
この場合は空室のほうが適切かな。あとどこかにパネルと書いたらいいと思う。

>>鼻唄まじりで押すと、恭子に目で笑いかけ、手にしたキーをくるりと回した。
高橋の恭子にたいする余裕ないしリードを、音・表情・動作で描写しているとわかるけれど
くどいし、語彙のピックアップのセンスが月並みだ。

>>手にしたキーをくるりと回した。
キーは受け付けのババア?から受け取るのでは?であれば先のつきなみな描写を
削って、高橋に「どうも」とか言わせてババアに無視されるほうが面白いと思う。

>>恭子も慣れた様子で、エレベーターのボタンを躊躇なく押した。
前にも「押す」とある。なのでエレベーター内部でどの辺りに、恭子は高橋の前か後かに
陣取る様子で、恭子の慣れた様子を描写したら面白いと思う。

>>どうせ男は誰だって、余裕を見せているようで、部屋までこころを騒がせているに違いないのだ。
三流哲学をなんの工夫もなく、だらだらと述べられるのは非常にしらける。
>>そうでなければ、下着を吟味した自分が、憐れではないか。
はいはいって感じ。

>>恭子はエレベーターへ乗り込むと
あ、先のは一階で乗り口から↓ボタンを押したに過ぎず、恭子の心理描写は「待ち」を表現したかった
のね。って文字費やしすぎ。「待ち」の状態で心理描写をしたいのなら
受け付けからエレベーター乗り口への移動後の「待ち」ではなく、エレベーター内部で一辺に済ましたほうがいい。
とはいえ、その心理描写自体に、俺は首を傾げてしまうが。……

>>まだ勃起していない。
ここ大事なところだよ。ここで描写をさぼってどうする!高橋のパンツの素材は?
厚手なのか薄手なのかで季節が、スーツ一式であれば社会人だとナイロン素材の七分丈パンツ
だったりしたら若者と、イメージが膨らむのに。アンテナが錆びてる。

残りの数行は読む気が失せた。なぜかというと、時代設定や展開がバブル期のトレンディードラマ
みたいだからだ。流行にうといOLさん辺りなら、だましだましでもう少し読んでもらえるかも
しれないが、とでもじゃないが現代で通じる内容じゃないよ。
というか、九行における全ての文字が短時間で書いたおざなりものでしょう?
もっと腰を据えて、頑張ってください。
>>820
>>霧の仕組みを知らないゆえ、違うのなら謝罪するけれど、薄暗いなかで霧ってわかるの?

 薄暗いどころか、夜の暗さの中でもわかります。まあ、鼻を抓まれてもわからないほど暗ければ
わからないだろうが。
>>824
 パネル操作で部屋を選ぶタイプのホテルなら、受付と顔を合わせる必要はないでしょ。
まあ、システムはいろいろあるがね。

 文章に対する判断は悪くないと思うが、君はちょっと物を知らな過ぎるんじゃない?
つーか、間違いではないかと思っても、ほぼ確実に間違いであると思うこと以外は指摘
する必要はないだろ。こういうもんは、いろいろあるんだから。よく知らないことならなおさらだよ。
827名無し物書き@推敲中?:03/07/08 12:09
>>819
発狂しても心は冷静なのか?羞恥心も普通にあるのか。
涙も流したり……、それ発狂じゃないのでは。

うちの姉は20歳で発狂したとき、素っ裸になって大声で奇声を発して、
廊下を行ったり来たりウロウロしていた。完全に目は据わっていた。
それは恐ろしかった。数週間後、姉は病院で亡くなった。漏れが18の頃。
828名無し物書き@推敲中?:03/07/08 12:10
うわ、俺の文章完全に無視されてる…
ちゃんと端から処理していこうよ…
>>828
渋滞中でな。
…で、どれよ?
830お願いします。:03/07/08 14:14
>>820
ありがとうございます。とてもためになりました。以下のようにリライトしました。いかがでしょうか?

よく見るその夢では、僕の意識が、幼い少年の心の中にある。少年の見ているものがそのまま僕の目に映り、少年に聞こ
えるものがそのまま僕の耳に届く。ちょうど、頭の中が映画館になっているような感覚で、スクリーンが彼の網膜で、ス
ピーカーが彼の鼓膜になっている。

場面はいつも同じで、その少年は、朝早くから、たった一人で山を下っている。まだ薄暗い上に、薄くかかった霧のせい
で見通しが悪く、少年は、山路に転がっている石に、幾度となく足をすくわれる。そのたびに視界がぶれて、次の瞬間に
は、ぼこぼこした山肌と、反射的に突き出した小さな両手が、彼の網膜に映っている。そのまま四つんばいでじっとして
いると、息を切る音と嗚咽を飲む音、そして、朝を迎える無数の鳥の鳴き声が、頭の中でこだまする。
泥だらけの手で涙を拭い、少年は、また一目散に山を下り始める。

息を切る音がますます強くなり、涙のせいで視界がさらに悪くなり始めたとき、後ろから、しゅういちくん、と僕の名前
を呼ぶ、幼い少女の声が聞こえた。僕は振り返ったが、その視界は回転せず、僕は肩透かしを食らったような気分を覚え
る。もう一度、しゅういちくん、と同じ声がしたとき、その体が止まり、いま降りてきた道を見上げた。クマの人形を抱
えた少女が、泣きながら駆け寄ってきて、少年の腕を握る。少年の視線の高さは、その少女の目よりも、少し高いだけだ
った。

わたしも、つれていって。
しばらく、少女と顔を見合わせていたが、何も言わずに少女の手を取ると、少年はまた山を下り始める。
日が昇り、霧も晴れ、見通しもだいぶ良くなった。少年は、少女と横に並んで、山道をどんどん下っていく
831名無し物書き@推敲中?:03/07/08 14:16
>>812
>高橋は開いている部屋のスイッチを鼻唄まじりで押すと、

冒頭から引っ掛かって先に進めないぞゴルァ!!
ラブホテルのシステムを知らないものには意味不明だゴルァ!!
「開いている」は、もしかして空室のことか?
部屋の扉が開いているでは変だし……、
スイッチを押す意味も訳ワカメ、スイッチは入室の申し込みか?

高橋はホテルに入り、全室の使用状況が一覧できる表示板を見て
空室のスイッチを鼻唄まじりで押すと、
――って意味でつか?
832ひまま:03/07/08 15:07
ノコノコ。
>>686
長編の一部なのか短編なのかくらいは教えといてよ。

短編ってことなら大滝秀治氏以上の評はしかねる。
何だかわかったようでわからん内容だから
読後に何を思えばいいのかがわからん。
どんなかたちにせよ「お話」になってなきゃだめ。

趣旨が「イメージ先行のソフィスティケートされた文章」をとにかく書くこと
にあるとすれば、それなりに成功していると思う。
ただ、突っ込みどころも多々あり
それが青くささ、気どった感を増幅させて説得力をなくしちゃってる。
例えば
「考える」が6行目までに3回。
最後の文「夕暮れ時〜日が暮れるまで眺めた」
など重複が目立つ。間違っちゃいないが基本的には避けるべき。
>生活、だって、そうだろう。
>音無しい
誤字と思われるのが関の山。
2行目は悪文。
>原因を求めると「日常の膿」と考えていた。
縮めるとしっくりしないのがはっきりする。
「求める」と「考える」はここでは相容れないでしょ。
全体的にこんな感じのわかりづらさに溢れちゃってる。
スタイルとかレトリックを「こねくり廻す」前にやるべきことがあるのでは?

とは言うもののまったくのアホには書けない文章であるのは確か。
志の高さも買います。
833名無し物書き@推敲中?:03/07/08 17:06
れいとだよ
834名無し物書き@推敲中?:03/07/08 18:02
>>830
夢の中でドッペルゲンガーか? 
リライト後も「その」使用が、9回ある。減ってないじゃん。
835とも:03/07/08 18:12
>>830
俺はここで流行?しているリライトに批評はしない。お疲れさんとだけ言っておく。
俺は対象となる文章だけでなく、作者の根底にある未熟なところやセンスの悪いところまで
視野にいれて批評をする。本当に成長してもらいたいからね。
でもしょせんは石ころであって、削ったりペイントしたりコケで雰囲気をだしたり
したところで批評以前の読む気は二度とでない。
また新しい状況設定、文章で出されたら批評をします。
もうしわけない。
837名無し物書き@推敲中?:03/07/08 18:36
「芥川賞狙ってるんでしょ? 頑張らなきゃね」
「頑張って取れるもんじゃないんだ、あの賞は。わかってないな、おまえは」
「わかってるわよ」
 杏子は少し微笑んでそう言うと、俺の背後に回った。そして、俺の両の目に手を被せた。
「おい、前が見えないよ。手をどけてくれよ」
 杏子の戯れにまともに付き合うほど、その時の俺には余裕がなかった。
俺は、面倒くさそうに肩を少し動かして杏子の手を振り払おうとした。だけど、杏子は
やけに頑固で、その手を動かそうとしない。
「いい加減にしないと怒るよ? おまえ、また殴られたいのか」
 俺は怒鳴った。そう、俺は当時、「男」としては最低で、気に食わないことがあると
男だろうと女だろうとぶん殴っていた。杏子の前の彼女なんかは、俺の鉄拳を受けて
歯を折り、鼻の骨を骨折したこともある。いや、当時の俺を振り返って見ると、本当に余裕がなかったと実感する。
やり場のない怒り、認められない歯がゆさ、それら一切合切を鉄拳に詰め込んで、うさを
晴らしていた。
「落ち着いてよ、何か見えてくるでしょ?」
 杏子は俺の耳元に口を近づけて囁いた。
「何も見えねえよ」
「嘘、もっとちゃんと集中してみて。暗い中に、何か見えてくるでしょ」
「俺は霊感ねえんだよ。この世に実在しないものは見えない」
838名無し物書き@推敲中?:03/07/08 18:38
 トンネルを抜けてすぐの駅で、私を乗せた汽車は停車した。
 私はなにげなく外に目をやったが、駅名表示が見えなかったので、何とい
う駅かはわからない。夜空からは絶え間なく雪が降り続き、みるみるうちに
積っていく。山あいの小さな駅は森閑としていた。
 ホームには足跡ひとつない。乗り降りする人がいないのか、それとも雪の
降りがあまりにも激しいのか……。
 街灯りらしきものはほとんどなく、ホームにしても、客車から洩れ映る灯
りを通してようやく明るくなっているという感じで、この汽車が去ってしま
うと、そのあとに残された駅はぐんと暗くなってたちまち闇に溶け込んでし
まうのではないかと思われた。
 そのとき、コトコトコトという残響のない走行音が聞こえたかと思うと、
あっという間にそれが近づいてきて、向かい側のホームを一本の列車が通過
していった。
 その通過列車の明るさがさらに加わって、小さな山あいのホームは、一瞬
の間だけ仄かな輝きを増した。
 そして、走行音はどんどん小さくなってゆき、やがて聞こえなくなった。
 ホームはまた元の薄暗さに戻り、雪だけが降り続けている。
 しばらく間をおいてから、汽笛を鳴らして汽車は静かに動き始めた。

 どうでしょうか?
839838:03/07/08 18:41
>>837
あっ、ごめん。途中で割り込んでしまったのかな?
840名無し物書き@推敲中?:03/07/08 18:43
>>838
雪国かよ!
>>837
こういう作家志望者って何人いるんだろ・・・
842ラブホテル:03/07/08 18:55
>まんこの汁 ◆SdzE1L/H1Qさん

批評ありがとうございました。
>>841
存外に多そうだけどなァ。
特に女殴って平然としてる奴。
844reito:03/07/08 19:06
もういいや・・・首吊ろ
845名無し物書き@推敲中?:03/07/08 19:15
ティムポ
846名無し物書き@推敲中?:03/07/08 19:16
川端康成の文章は嫌い
好き嫌いで批評するのかよw
>>798
 会話がほとんどを占める文章は批評しにくい。せいぜい会話が自然か否かに
論点が限られるんでね。

 時代や場所の設定がほとんどわからないね。1.2分という表現があるからには、
時計が普及した以降の時代か?…にしては、装備が長剣だしな。
 登場人物についてだが、まず、誰の視点なのかよくわからない。「近くに来た」
というのは、誰の、あるいは何処の近くに来たなのか?まあ、読み進めると、おそらく
若い男の近くだろうと推測できるが、先に行ってようやくわかるような細工をするところ
ではない。
 若い男の人相風体が全然わからない。ヴァルマ・ギメイダの描写はあるが、
名前が出てくるところと、描写が離れているせいで、イメージを一致させにくい。
描写も、いきなり「近くに来た男は40歳前後に見えた。」というのはどうだろう?どういう
根拠で40歳前後に見えたのか、くらいは書かないと記号的に感じる。

>>ヴァルマ氏が本当に剣を抜きそうな勢いをみせたので若い男はややたじろいで、言った。
 記号的なのは、ここもそうだね。「本当に剣を抜きそうな勢い」というのは、実際は
どういうものか?
>>腰に下げる剣の柄にヴァルマ氏が本当に手をかけたのを見て、若い男はややたじろいで言った。
くらいの方がリアリティがないか?俺が書くなら、足捌きや目つきまで書くね。

全体的に描写不足。その上、存在する描写も記号的だ。

手があいたので批評しましょうか。無視されてるのがあれば、それをしたいんだが
探すのが面倒だな。……
こんなこと言ってても話は前に進まないが。
850名無し物書き@推敲中?:03/07/08 22:31
できればまんこさんの作品を見せてほしい。
時間があるならさ。
なぜに?あんだけ偉そうに批評して、実は小説へたくそだろうと踏んで
嘲笑っちゃったりするために?
あまり雑談的なレスはしたくないな。あくまで批評のための固定です。
近い内、本当に近い内に名無しで投稿してみようか。……
拙い文章ですが、酷評お願いします。

華やかなステージの裏側は、いつも喧騒と乱雑のうちにあった。
粉っぽいドーランの香り。脱ぎ捨てられたバレエシューズ。
あちこちに散乱するヘアピン。堆く積まれた花束。色とりどりの衣装達。
舞台を退いて裏方の仕事を手伝うようになっても、全てのものが懐かしい。
幼き踊り子達の衣装を着せつつ、ぼんやりと私は思う。
舞台の袖から自分の知った曲を聴きつつ、思う。
楽屋で踊り子達が交わす、他愛の無いお喋りを聞きつつ、思う。
綺麗に結い上げた髪に飾りをつけていくたび、思う。
初めて観客席でフィナーレを迎え、思う。
もう、あの場所には戻れないということを。
半ば強引に客席へと引っ張られ、私はフィナーレをそこで迎えた。
足を引いて礼。拍手。もう一度礼。緞帳が下りる。再び拍手。緞帳が上がる。最後に一礼。
強いライトを浴びる踊り子達は、どの顔も誇りに満ち、晴れ晴れとしている。
最後に緞帳が再び下り、観客はざわめきと共にロビーへと向かう。
ロビーには着飾りなおした踊り子達が、自分の一番お気に入りの衣装を着て、自分の知り合いを待っているのだ。
私は観客の波に押されるように、ロビーへと押し出されて行った。
まるで色の波だ。気を抜いたら、のまれてしまう。
惜しみなく与えられる賛美。色とりどりの花束。あちこちでたかれるフラッシュ。
誇りに満ちた踊り子達の顔。同じ顔をどこかで見たことがある。
それは昔の私の顔。スポットライトの真ん中にいた頃の私の顔と同じなのだ。
しかし、私はもう踊り子ではない。誰が私のことを待っていようか。
ごった返すロビーを通りぬけ、壁にかかる贋作の絵画の間をぬけ、ただ楽屋へと向かう。
そこにまで響いてくる声はいつまでも心の中に響き、私を責めているようだった。
壁を伝い、へたりと冷たい床に座りこんで、熱くなった目元に力を入れる。

プリマの座を蹴られたわけではない。
自分で、蹴ったのだ。
>>848
>会話がほとんどを占める文章は批評しにくい。
同意。実にイイことをおっしゃった。

批評してほしい、自分の実力が知りたいというのであれば
会話の羅列は避けるべきだ。
会話文は複雑な描写やレトリックを必要としないため筆が進み文章が流れるので
初心者は上手く書けたつもりになってしまう。
大きな間違い。
854名無し物書き@推敲中?:03/07/08 23:24
>>851
たかが2ちゃんねるなのに自意識なんて持つのは意外ですが、それがあなたの考えならいいでしょう。
>>852
>>華やかなステージの裏側は、いつも喧騒と乱雑のうちにあった。
この書き出しは、なかなかだと思った。最近じゃ地上波で様々なジャンルの
エンターテイメントの舞台裏みたな番組をやるので、映像が、喧騒と乱雑の二語で
鮮明にイメージできた。

で、次に舞台裏の状況や乱雑の具体的描写と、「私」の心理描写に移動しているわけ
だけれど、ここでは体言止めと、「思う」で文末を一致させて情緒的だとか詩的だとか
の雰囲気を演出させていると思われる。
でも俺には相当やぼったく感じられた。テンポがいいじゃんと解釈できないことはないけれど
そういったのはあくまで、音楽や朗読などの、声が前提にあったうえでの話でね。
いちど落ち着いて小説におけるテンポの良し悪しを自分で考えてみたほうがいいよ。

>>押されるように、
ここ削れるね。

>>響いてくる
すぐ後に、響くがあるので一方を削るか、語彙を変えるかしたほうがいいよ。
>>プリマの座を蹴られたわけではない。自分で、蹴ったのだ。
私が本当に自分で蹴ったのか、単なる実力不足なのか、これだけでは判断しかねるけど
こういった捻くれた感情は、だからころさらりとドライに書くべきだよ。
もしも理由が後者であれば、踊り子の着つけをしているときに、さりげない意地悪をしたりね。
そういう描写で表現すると、小説のレベルが少しだけあがる。伏線とかにも持っていけるわけだし。

とまあ、非常に強い情緒をありのまま噴出しているから、この文量だけで俺は腹いっぱいだよ。
話の続きがあるとしたら、このさき私の愚痴っぽい記述が延々と続きそうだな。それをいかに
描写で代用したりカモフラージュできるかが、この小説の肝だと思います。
蛇足だが、バレエを舞台にした小説には、デヴィット・ゾペティ著のアレグリアという作品が
あって、あの人は、日本語が綺麗だと評されるだけあって、文章の研究や作品の類似を避ける、また
ネタ帳(最近の小説からそれをやるのは危険が含まれるが)としてもいいと思うので
未読であれば是非読むことを薦めたりする。
ごちそうさまでした。
konnnayatunihihyousaretarakinodokuda
858798:03/07/09 00:16
技術的には未熟もいいところですね(汗
内容はどうですか。
>>858
 内容というか、ストーリー?
 ヴァルマ・ギメイダの思考は面白いと思った。だからその狂気やら義務感やらが引き起こす
行動をきちんと書ければ、これだけでもちょっとした掌編くらいにはなるかもしれない。
 俺がこのネタを使うなら長編の中の一エピソードとしてかな。
860名無し物書き@推敲中?:03/07/09 01:07
 はるとは、パソコンのモニターにゲイサイトを表示させた。
 フォトメで知った、ある平凡な会社員のホームページだった。
 はるとは、緊張していた。彼はこの10年間、誰とも会話していなかった。とりあえず、失語症と診断されていたが、実際は、潔癖症だった。自分の口から発せられる言葉が完璧でなくてはならないという強迫観念から、彼は言葉を決定することが出来なかった。
 そのホームぺージには、スーツ姿の会社員が、一枚ずつ上着を脱いで、最後には裸になって狭い部屋の中で狂喜乱舞するという写真が載せられていた。
 その裸の写真をはるとは毎日かかさず見ていた。数日おきに更新されるそのページははるとにとって 毎日のニュースよりも関心のあるものだった。
 彼はメールを書いて送信した。
「ひろしさん、はじめまして。はるとと申します。僕はずっとあなたのホームージを見ていました。友達になってください」
 翌日、返事が来た。
「おっす! はじめまして。はるとさんのこともっと知りたいな。よかったら、明日一緒に飲みに行かない?」
 はるとは返事を返した。
「ごめんなさい、僕、酒飲めないんです」
 それから数日後、またはるとはメールを送った。
「ひろしさんのことが本当に好きになってしまいました」
 返事が来た。
「そんなに好きなら、会って、いろいろしようよ。掘らせて」
「やだやだ!」
 とはるとは一人叫んだ。
 メールを書いて送った。
「ひろしさん、僕は恋ってそんなんじゃないと思うんだ。もっと…こう…」
 中途半端だったが、送信した。
 返事が来た。
「ごめん。俺、君とは性格が合わないよ」
 はるとは泣いた。
 数日後、もう一度メールを書いて送った。やがて、送信先が存在しない旨の返信メールが届いた。
 はるとは呆然とした。
861798:03/07/09 01:50
>>859
それは僕が「オトラント城キタン」を読んでるときに思ったことなんです。
862名無し物書き@推敲中?:03/07/09 05:05
>>838
文章で想像できることは、
単線鉄道で、列車の離合待ちの数分間を描写した。
あの離合待ちの静寂の数分間、――自分は好きだな。
急行、或いは特急が、駅を素通りしたので主人公の乗っ
ている列車は、各駅停車の鈍行だろう。鈍行で旅行中なのかな。
情景描写は、きめ細かく親切で、くどいくらいだが、
テンポと切れ味がイマイチ感じられない。
無機質感もある、主人公のエピソードなど盛り込むといいかも。
863名無し物書き@推敲中?:03/07/09 06:28
 私にとって微妙という言葉はかなり微妙だ。この言葉を武器にしようとは思わない。
狙うとすればカウンター以外考えられない。自分から「これ微妙だよね?」などとは
口が裂けても言えない。口が裂けたらそっちに気がいってお話が出来ない。だらだら
と裂け目から流れる鮮血と垂れ流される言葉を想像するだけでも身がすくむ。こうしている間にも言葉の洪水で思考はどこかへ流れていきそう。あれれれれ?
 ……今のナシ。た、タイム。タイムで
す。ええっと、……そうそう、そうだ! カウンターのお話だった。微妙は誰かが私
に意見を求めている時に「何も言いたくない」という表示の赤信号。自分のセンスを
試される質問にはとっておき。鍵なんて掛けないでいつでも取り出せるように引き出
しに収納してある。盗られるなんて心配しなくてもいい。だって何も言ってないんだ
もん。あー。でも何て言ったかな。こういう考え事。ほら、一言で表現できるとって
おきの魔法。あ、分った。こういうのを「微妙」というのだ。これってかなり微妙?
864_:03/07/09 06:36
865名無し物書き@推敲中?:03/07/09 12:15
ライノベ書き目指す者です。
web用に載せようと思ってる作品のプロローグなのですが、表現に微妙に悩み中。
率直に酷評

 僕という存在を示す名前はない。

 僕は「名無し」だから。
 この世界には、例えば、そこら辺に何気なく転がっている石ころにだって、「小石」という呼び名やそれを構成する元素の名前だとかがあったりするのだけれど、僕にはそれもない。
 あえて言葉で表現するならば、意思のカタマリというべきか、世間一般には幽霊と呼ばれているものに似ている。
 だけど、幽霊みたいに無念がどうのとか、昇天するとか、そういった事はない。僕のような「名無し」と呼ばれる存在には。
 もう少し現実的な例をあげるとすれば、空気みたいなものだ。そこに人の意思を感じるのだから幻にも似ている。
 常にそこにあっても、そこに存在する事は意識されない。または、何もないはずなのに、存在を感じる。「名無し」はそういったモノなのだ。

 僕は、多分見た目には少年に見えるのだろう。
 こう見えて僕は多分どんな人間のご老人よりも長生きをしている。
 もっとも、僕のような「名無し」には年齢なんて意味をなさないのだけれど。面倒臭くて数えるのをやめてしまったので、、もう自分でも何歳なのか判らなくなってしまった。

866名無し物書き@推敲中?:03/07/09 12:17
 今に至る時代を歩いてきた長い旅路で、僕は様々な人間との出会いと別れを繰り返して来た。
 人間以外の、どちらかといえば僕に近い魔物や幽霊の類ともたくさん出会った。
 後者の方はともかくとして、「名無し」は人間の記憶に留まる事はできない。「名無し」を見る事のできる人間は限られているし、見えなくなればその人間の中から「名無し」の記憶は抜け落ちる。
 「存在しない存在」を、限られた時を生きる存在は、記憶の中に縫い止めておく事はできないのだという。
 少し寂しいと僕が言うと、知り合いの妖怪がとっておきの物をひっぱり出してくれた。
 古い皮張りの飾り気のない本だった。どのページを開いても真っ白で一文字も書かれてはいない。
 これは、こぼれ落ちた人間の記憶を食べて生きる、本の形の魔物なのだと、その妖怪は僕に言った。

 それ以来僕は、僕と出会い別れて行った人々の抜け落ちた記憶をこの本の餌にしている。
 無地だった本が、今では半分くらい文字で埋まっていた。このペースで行けば、寿命はあと二百年くらいだろうか。
 僕が出会った人間達。僕の、愛した弱くて優しい生き物。
 さぁ、長くなるからそこに腰をかけて聴いてくれないか。
 僕が出会った人間達の物語。これからゆっくりと聞かせてあげよう。


おながいします。
867名無し物書き@推敲中?:03/07/09 13:00
>>865-866
ラノベ志向ということなので文章自体はスルーして設定について。

特徴を出そうとしているのか後の伏線かは分かりませんが、
語り手が「名無し」であるという構造が凄まじく不自然です。

語り手と出会った人達は彼をなんて呼んでいたのでしょうか?
単に「名無し」? それなら彼の名前は「名無し」です。
「他人からの呼称は僕の本当の名前じゃない」
と、語り手が思っているのだとすればそれを厨臭くならないよう
フォローする説明が必要です。

語り手と別れた人は彼の記憶を失ってしまう
→「だから僕は名無しだ」
というのであれば魔物達も記憶を失うのでしょうか?
「名前の無い自分」という設定を活かしたいのであればもう少し
ツッコミ所を減らすべきです
(「ツッコミ所が多い」というのは典型的な駄目ラノベの感想です)。

それから「名無し」の語り手と読者の関係がいまいち不明瞭です。
というのも、
>「名無し」を見る事のできる人間は限られているし、
と条件を縛ってしまった以上、「なぜ読者は名無しの語りが聞こえるのか」
という疑問を抱くわけで、作者はその疑問を潰す必要があります。
あるいはまさに目の前の人間に語りかけるような描写もありかもしれません。

あと添削のコツですが「にに」「をを」「はは」「がが」「、、」「。。」
あたりは事前に検索チェックをしておきましょう
(余裕があったらもっと色々)。

意外とやらかすもんです。
>>865-866 をろくに読まなかったけど、
名無しがどうのこうの言うのは、菅浩江の短編であったよ。
デュアル文庫の。
869865,866:03/07/09 15:14
>867
ありがとうございます!
なるほど、主人公の設定に関する表現が序章とはいえ少なすぎでした。
これじゃ解りませんよね…。
ちょっと本編の簡単なあらすじもつけておけば良かったかな…。
「名無し」は、種族として人でも魔物でも幽霊でもない、よく解らない
名前のついていない存在、といった意味と、あとは何故「名無し」なのか
という本編への伏線のためです。
彼には「ネス」という呼び名はあります。

>「名無し」の語り手と読者の関係がいまいち不明瞭
はい、全く返す言葉もありません(。。;)
短編から中編連作で最後に語っていた相手の話をもってこようと思って
いたのですが、相手の事が全く解らないんじゃ伏線になってないし。

しかも添削ミス!初歩ミス!

修行積みに逝ってきまつ…
身になる意見ありがとうございましたー!
870865,866:03/07/09 15:18
>868
Σ(○Δ○)
知らなかったです。
調べてきまつ。さんくすこ。
アリのあな、例によって提出作品そっちのけで
感想者同士がやりあってるな。

やっかいなサポーターがついているらすぃ。
誰か>>780->>782を酷評してくらさい。
無反応は寂しいっす。
>>872
連続投稿をリンクするときは、こういうふうにやるです↓

>>780-782
>>780
せっかくだからお言葉にあまえて、ざっと批評するだす。久々だ。
2行目「ないといっても〜」は何を指してるのか、すぐにはわからなかった。
チャンタラヤは最初地名かと思った。冬眠動物にとって冬眠時期も冬に入る
んじゃないかなあ。あなたが寝てるからといって、その間、夜がなくなったり
しないわけだし。冬眠という言葉に生臭い印象はない。
「師走という〜」は変だなあ。どうしてこういう表現にするかなあ。
外回りという言葉使うなら、前提としてリーマンだとか説明いるなあ。
一転ヒーローあたりの話は面白くないなあ。自分ならここは全文削除。
781までと782は別の文章だよね?
全体的にもっとわかりやすさが欲しい。それから、読者を引き込む文章の魅力が。
素材はともかく文章が下手。プロの小説を集中力をもって書き写すと、改善される
かもしれない。またはもっとたくさん読むことかなあ。上記の欠点は、本人は
わかってないんだろうから、現状とは違う方法論や視点が必要だね、きっと。
追記。
>人々は師走という目に見えない言葉に操られるように

こういう表現するということは、もしかしたら読んでる小説がけっこう偏ってるんでは?
この表現がいいと思ってるかも知れないけど、少なくともこのネタにはミスマッチだよ。
ネタにあわせていろいろ書き分けできるようにならんと。
まったく違う傾向の本をあえて選んでたくさん読んでみたらいいんでは。

>>870
不正確で申し訳ないけど、「少年の時間」というような書名だった。
菅のは「名無し」というより、もろ2ちゃんねるネタの小説だったよ。
誤解させたらごめん。
>>780
読みにくいのですが私はなんかこれ妙に好きだとおもいました。
チャンタラヤのデザインがたぶん自分的に相当ツボなんだと思います。
流れがぷちんぷちんと途切れる感じがしてしまうのは接続の単語が
ぴったりしてないせいと整理されてないせいなのだと感じました。
やっぱり「謎のチャンタラヤ」のよくわからん謎を手前で
も少しかましとくと期待度アップでよかったような。
小学校のエピソードを最初に持ってきて、はっと気づく師走の
逢魔ヶ時、というような風でも無理なく流れそうです。
 『その行動』の前兆行動・・・「行動」かぶってます。「それ」でいいと思う。
それと単に分けて投稿したにしても780→781がうまくつながってない気がします。
「次っ!」ってこう、漫画の見開きの使い方みたいな意味合い持たせても
いいともおもうのです。
878780:03/07/09 21:08
>>873
情報サンクスです。

>>874-875
レスありがとうございます。
痛いところを突かれまくってちょっとショックを受けております。
とくに文章が下手というところ。それなりには書けていると思っていただけに、
かなりキツかったです。魅力がないというのは自覚してましたけど……。
読書傾向が偏っているという指摘もズバリ当たってます。やっぱり自分では気
付かないものなんですね。はぁ……。
>>782は違う作品ですけど、自分が書いたものです。

>>877
レスありがとうございます。
そ、そんなに読みにくかったですか?
堅いとは思ってましたけど、読みにくいとなると大問題です。一応念頭に置いて
書いているつもりなんですが……。駄目駄目ですね。
879852:03/07/09 22:05
>>855
批評ありがとうございました。
心の思うままに描き続けたのが、あれです。
きちんと隅々まで見て頂いてようで…感謝です。
>>782
7,8行目は文章的に難がある気がする。素人っぽい。
糖尿の細かな症状を数値データで次々と読み上げながら、最後に「診断結果…糖尿の
初期症状と思われます」なんてなりたてたり(プリントアウトもするとか)、最後まで
気を持たせつつ、もちっとディテール凝ってもよかったかも。
便器くんのネーミングはもう一つひねってもよかった。あんまり万能マシンのニュアンス
も伝わらないし。
医療手当て機能の描写も欲しかったなあ。それから二三べん振り回してしずくを切ったあと、
パンツに納めたと同時に、「残尿警報〜」とか言われて、パンツをオシッコで濡らすとか
追加してもよかった。なんか全体、もっと強調すればよかったんじゃないかなあ。
こういうのは、途中でやめないで行き着くとこまでやってやる、となってはじめて
面白味が出るんじゃないかなあ。
881名無し物書き@推敲中?:03/07/09 22:55
age
>>782 まあ、いいんじゃね。ド素人の漏れから見たらの話だが。。
883780:03/07/10 19:51
>>880
批評ありがとうございます。
たしかに全体的に素人臭が漂ってますね。もっと細部にもこだわるべきだっ
たかと。参考になります。

>>882
ありがとうございます。
素人云々関係なしに率直な感想はありがたいです。
884求む酷評:03/07/10 20:23
サスカチュワン午後三時

一人の男が木登り上手なラッコに出会う。ラッコは全身ずぶ濡れで、木の幹にしっかりと
しがみついている。男は思う。この辺りに海はないぞ。事実、この州には海はない。
それどころか四方のどの州にも海はない。男は訝しみながらもふかふかした
毛むくじゃらな手から差し出される真っ赤に熟れたリンゴを受け取る。
「どうも」
男は戸惑いをとりあえずは引っ込めて、にっこりとぎこちなく微笑む。男にはラッコが
無表情で頷いたように感じられる。ラッコはするすると木を降りてくると、男の足下で
ぶるぶると体を振るわせて毛皮についた水を吹き飛ばし、四つの足でとっとと
立ち去ってしまう。男は固まったままの笑顔に水を滴らせてそれを見送る。
そこへ男の恋人がやってくる。きっかり二時間遅れているのに、優雅な足取りだ。
男はもちろん腹を立てているが、いざ女を目の前にすると何も言えなくなってしまう。
「何なの、その馬鹿みたいな笑顔は?」
と言うなり、女の機嫌は見る見る悪くなる。男は女の視線を追って自らが手にするリンゴ
を発見し、青ざめる。
「あんた、あたしがりんご嫌いなの知ってんでしょ?」
女の声は早くも上擦っている。仕方がないので、男は信じてもらえないだろうと
絶望しつつも、リンゴを所持するに至った経緯を話す。すると女は途端に機嫌を直し、
けらけらと笑い出す。
「あんたってほんとに馬鹿ね。ラッコが木に登るわけないじゃない。あんたが見たのは
ビーバーよ、びぃばぁ」
男はカミナリに打たれたような衝撃を覚える。あれはビーバーだったのか?いや、でも。
男が首をひねるのを見とめると、女は再び沸騰を開始する。
「あんたラッコを見たことあんの?本物のだよ」
女は押し殺した声で言う。
ない、と男は答える。
「ビーバーは?」
男は首を横に振る。
885求む酷評2:03/07/10 20:28
「どっちも見たことないのにどうしてラッコだなんて思うのよ!大きな濡れねずみが木に
登ってたんでしょ?!そしてあんたにりんごをくれたんでしょ?!ラッコは木登りも
しなけりゃ、りんごも食べないの!だからあんたが見たのはビーバーなのよ!
わかった?!」
女は目を剥いて男のノド笛を喰いちぎらんばかりの剣幕で吠え立てる。
男は力なく肯く。これ以上女を刺激しても益はない。だが、男はあの動物がラッコである
ことを今は確信している。リンゴにわかめの切れ端がぺったりと貼り付いているからだ。
わかめを剥がしてみると、その下にはメッセージが記されている。
『さあ、やるんだ!』
男はりんごをぎゅっと握りしめ、さっさと歩き出している女の後ろ姿をじっと睨みつける。
セクシーな腰つきは、もう、憎しみの対象でしかない。男は大きく振りかぶって狙いを
定める。女は徐々に遠ざかって行く。そのとき、男はふと気づく。辺りにリンゴの木など
一本もない。男は振り上げた腕をゆっくりと下ろす。
「ありがとう。でも、もう少しがんばってみるよ」
男はリンゴに向かってつぶやく。
そして男はリンゴを一口齧る。リンゴはうにの味がする。うにを食べたことのない男は
ゲーゲーと吐き始める。


ご批評よろしくおねがいします。
>>884
話は面白いかなと思うが、文章が全体的にぎこちない。
…と、言うより、小説の文章になってない。ほとんど粗筋だね。

>>一人の男が木登り上手なラッコに出会う。

ここからしてまず粗筋臭い。
887コクラン:03/07/10 21:46
アリの穴に「偶然」を投稿しました。
ご批評いただけると幸いです。
http://ana.vis.ne.jp/ali/antho.cgi?action=article&key=20030710000001
>>884
悪夢的ショートショート。
一人の男が飛行機から飛び降りる?とかなんとか。そんな本。

意味不明だがおもしろい。
でも全体的に文章がなぁ。
あと女がラッコラッコ、しつこい。
889名無し物書き@推敲中?:03/07/10 22:39
>>882のレスにどういう意味があるのかな?

780さんが目指しているところがどこなのか知らないが、
より高みを目指しているものと想定して、こちらもレスしてるんだけど。
素人レベルで満足してるなら、こんなスレに書き込まんでしょう。
そりゃ何でもいいなら、批評なんてそれこそ、
「まあ、いいんじゃね。」の1行レスで全部済ませばいい。
でも780さんは882のレス内容を待ち望んでいたとは思えんね。
890名無し物書き@推敲中?:03/07/10 22:44
酷評してください!!おねがいしま〜す★☆
http://clair.fc2web.com/novels/rag_1.html
891綺羅綾矢:03/07/10 22:46
きれいなイラストですね。
892名無し物書き@推敲中?:03/07/10 22:54
(☉∀☉)イイ!!


893批評おながいします:03/07/10 23:28
 暖かいお母さんの中で包まれながら僕はゆっくりと目を覚ます。
「さあ、目をあけなさい。私の可愛い息子たち…」
 そっと目をあける。やさしいお母さんの真っ白な羽が目に飛び込む。お腹減った…思いっきり
大声でお母さんに声をかける。ご飯頂戴!ご飯頂戴!
 そしたら僕にそっくりな奴も一緒になって叫び始めた。ご飯頂戴!ご飯頂戴!
「わかったわかった、今あげますからね…」
 するとお母さんは優しい顔をして口移しにご飯をくれた。おいしかった…そして僕たちに語りかける。
「私の2匹のかわいい子供達、お前たちはどんな事があっても…私が、お母さんが絶対護るからね…」
 お腹がいっぱいになったらだんだん眠くなってきた。そして、ゆっくりと眠った…

 そういえば、いつも僕たちにご飯を食べさせてくれたのはお母さんだった。他の巣を 見てみる
と、お父さんとかいう奴もいるらしい。
 そんな日々が一週間と経とうとしてたある日。僕にそっくりな奴がこう言い出した。
「なぁ、なんでお父さんがココにはいないんだ?隣の巣にはいるのに。」
 


ども。まだまだ未熟ですけど批評よろー
>>893
あなたの文章は

一     次     落    ち

の人がよく書く文章です
895780:03/07/10 23:59
>>889さん
レスをくださった方ですね。ありがとうございます。
もちろん素人レベルで満足はしていませんよ。まがりなりにもプロを目指して
いるわけですし。
うまい人の酷評は大歓迎です。的確かつ具体的でためになりますから。
でも、素人さんの意見も重要だと自分は思っています。「まあ、いいんじゃね」
はさすがに投げやりすぎるかもしれませんが……。
882 >>893これは読みづらい・・・。まず場面というか、視点がトビ杉。
お父さんとかいう奴もいる。ここらへんもダメポ。
897名無し物書き@推敲中?:03/07/11 13:42
>>893
時系列も変。食べ物を調達する描写がない。巣の中に食料ストックしてるのか?
898もうだめぽ(゚Д゚;):03/07/11 15:05
『あの時私がした事は、間違いだったのか?』20年経った今でも、
そう思う事がある。自分の中では良い事をしたと思って来たのだが、
事が事だけに、年を追う毎に罪悪感は募っていった。しかしああしなければ、
私は一体どうなっていたか…想像しただけでゾッとする。「仕方ないわよね。」
私は、窓ガラス越しに振る霧雨に向かって独り言を言った。
過去は過去だ、忘れた方が良いと思って来た。しかし、どうやら世間は
簡単には忘れさせてはくれない様だ。
「殺人計画書:第2章」
私は、またあの恐ろしい計画を実行しようとしていた。

Wordで作った文をコピーして来たので、改行でずれているかもしれません。
この「私」と言うのは主人公ではありません。ありがちですが、プロローグに
登場する犯人と言う事で、駄文ですが、批評お願い致します。
899ひまま:03/07/11 15:46
>>794
構成の悪さがあなたの命取り
試しに文章を三つに分けてみる。
1.それが、最後だった。によるネタばらし
2.学校へ行き、事務員から急報を告げられ自宅へ
3.自宅へ戻り、隣人から情報をもらい病院へ
2と3はまったく同じ展開でぐずぐずと間延びしてしまっている。
病院に着くまでに緊張感を高めたいのだろうけど、ネタばらしちゃってるわけだから
読み手は付き合ってくれない。ケータイぐらい持っとけよ!なんてつっこみが聞こえてきそう。
「それが、最後だった」は、やはり安易だったような気がします。
文章的には説明的過ぎるところが目に付く。
>彼は若手の高校教師である。部活はバトミントン部の顧問をしている。
>彼は三歳と七ヶ月半、二人の男の子の父親である。
>彼の家は十二棟並んだ団地群の第八棟、四階の一室だ。
詳細に設定をすれば、リアリティーがでるというわけではありません。
上の情報はなくても、それと察せられるような記述がしてあるから大丈夫です。

>今お電話が。お子様が大変みたいです。とにかく大変ですから、すぐに帰ってきてくれって
酷い文。未熟な新人であることを強調したいのであればアリだけど、
せめて、「お子さん」「とにかく大変だから」には変えたほうが無難。

>家の五百メートルほど前の大通りで
>彼の心に黒雲がよぎった
素人ですと宣言しているような表現です。
説明したい距離や時間がさして正確さを要求しない場合に数字を使ってしまうと
どことなく幼稚な感じがしてしまうものです。

最後になりましたが、簡単でもいいのでプロットを作ってみることをお勧めして、
激励の言葉と代えさせていただきます。
900_:03/07/11 16:13
901名無し物書き@推敲中?:03/07/11 17:24
見えるモノ全部 見させてくれ
聞ける音全部 聞かせてくれ
行かせてくれ 言わせてくれ
もう少しガキでいさせてくれよ
肩ひじ張って また意地張って
はたから見てたら かなり身勝手
もし違ってたって知らねぇ
オレは未完成でも光ってる
剥き出しの恐怖あとちょっと感動
あともっとちゃんと笑い飛ばそうぜ
伸びてくる自分さらに伸ばそうぜ
オーイェイ てな感じで
どんどんゴーゴー 行動
だけどやる時はやんだぜ ほんとんトコ
だからこそ言うぜ 今は無理、答えなんて
もうちょい不安定でいてぇ
902_:03/07/11 17:33
>>894
あなたの文章は

楽    屋    オ    チ

の人がよく書く文章です
ホントくだらねえスレ
>>901
ヒップかな ホップだね
韻踏んでるね オマエ踏んでるね
板違いかも キチガイかもね
糞レススマソ 糞すればミソ

Oh やってもうた…
アンバランス(・A ・)イクナイ!
でも実はちょとだけキック好き
アンバランスはキックの中で一番いいと思うんだけどなぁ。。
908906:03/07/11 18:07
>>907 リアルで身につまされるからだよ……(´・ω・`)
ゴメンヨ ホントハ スキ ナンダ
>>698 私のした事に対して→間違いだったと思う→しかし良い事だとオモタ→罪悪感がある→
でもああしなければどうなったことか→仕方が無い→忘れた方が良い→でも世間は忘れさせてくれない。
私がした事が何かもわからんのに、展開し杉。次のページに逝ったら読者は誰も覚えちゃいないよ。
>>898の間違い。スマソ
>>909
次のページまで読まないよ。
912名無し物書き@推敲中?:03/07/11 19:33
この三語で書け! 即興文ものスレ 第十二単
http://book.2ch.net/test/read.cgi/bun/1050846011/
の589。

913884:03/07/11 23:33
>>888
ご名答。
B.ユアグロー?の「一人の男が飛行機から飛び降りる」という短編集が元ネタです。
現在形だけで綴られるショートショートという形態が練習にちょうどよかったので
実験的に取り組んでみた次第です。
「過去形は使わずに、出来るだけ短く」が課題だったのですが、少し制約にこだわり過ぎてしまった感があります。まあ、言い訳です。
それから、女がビーバー、ラッコを連呼するのは意図的です。

>>886
>話は面白い
ここだけ頂戴しておきます。ネタ勝負ということで。 ちゅっ。
914893:03/07/12 07:24
>>894
氏ね低脳!

>>896
つーか全然読めてないよ、オマエ。偉そうに批評する前に読解力磨けよ。

>>897
食料は母鳥が調達してきて口移しで食べさせてるんだろーが! アホかオマエは?
こんなことまで文中でいちいち説明しなきゃいけないのかよ。想像力無さ杉なんだよ。つーか、鳥の生態もわからん厨房は批評するな、カス。
9151/2:03/07/12 11:13
 今から二十五年前、昭和十九年八月に、日本のある場所で二人の男の子が生まれた。
 一卵性双生児だったから、両親さえ間違えるほど二人はよく似ていた。
 性格は、兄が冷静で計画的であり、弟が激情的で実行型という違いがあったが、このことは別に特別の意味は持っていない。二十五年間の二人の生活は、その性格によって歪められたことはなかったからである。
 昭和十九年に何組の双生児が日本で生まれたかはわからないが、その多くの兄弟と同じような生き方をこの二人もしてきたと見ていいだろう。つまり、平凡な生き方を。
 昭和十九年八月は、日本の敗勢が急角度になったときで、その翌年に敗戦を迎えたのだが、兄弟に生活の過酷さがどれほど影響を与えたかは定かではない。
 強いてあげれば、敗戦直後に父が戦地から持ち帰ったマラリアで病死し、幼いときから母の手ひとつで育てられたことであろう。そのため、兄弟は性格の違いにもかかわらず、母親に対する強い愛情という点で共通していた。
 二十代にはいると、兄弟は各々の生き方をするために別れて生活するようになったが、それは男の兄弟によくあることで、もちろん意見の対立や憎しみのためではなかった。
 そのままでいけば、ふたりの人生は平凡なものであったかもしれない。だがある日、一つの事件が起きた。世間一般にとっては、それはごくありふれた小さな出来事にしか過ぎなかったが、兄弟にとっては激しいショックであった。
 兄弟はその事件のために何年ぶりかに再会し、一つの計画を立てた。その計画が、世間の常識から見て、「悪」と呼ばれることは兄弟にもよくわかっていた。
「だが、俺はやる」
 と、激情家の弟が言い、思索型の兄も、
「いいとも」
 と、重く肯いた。
「世間の奴等がいけないんだ。だから復讐してやるんだ」
 弟は叫ぶように言った。
9162/2:03/07/12 11:14
 兄は、弟の言葉を肯定もしなかったし否定もしなかった。世間という漠然とした言葉で、自分の胸中の怒りが拡散し、弱められてしまうのが怖かったからである。
 計画は綿密に何度も練り直された。この計画では、ふたりが一卵性双生児で見分けのつかぬ程よく似ていることが重大なポイントになっていた。
 ふたりは鏡の中にふたりの顔を映し合った。
「これだけ似ていれば、この計画は必ず成功する」
 と、ふたりは確信した。
 外見をより似せるために、ふたりは新しく洋服を買い求めた。お互いの癖も確かめ合った。離れて暮らしている間に、それぞれの環境がお互いの知らない小さな癖や、物の言いようを身につけさせてしまっていたからである。
 ふたりは、冷静な眼でお互いの癖を探し出し、それを自分のものとした。ふたりの違いを他人に悟らせてはならず、それが計画を成功させる鍵だったからである。
 仕事の分担も決められた。激情家の弟の方が、主として実行の方を受け持つことになったが、どちらがより危険かは、ふたりにもわからなかった。考え方によっては、兄の方がより危険な仕事かもしれなかった。
 兄が言った。
「もし一人が死ぬようなことがあったら、死んだ方が全ての罪をかぶることにしよう。もうひとりは平気な顔で生きて行くんだ」
「オーケイ」
 と、弟も肯いた。
 そして、あの事件からほぼ一年後に、ふたりは計画を実行に移した。
 兄も弟も、自分たちの立てた計画が成功すると確信していた。これだけよくふたりは似ているのだから。


ミステリーの冒頭部分ですが……
917名無し物書き@推敲中?:03/07/12 13:44
せっかくだからあげといてあげる
>>914
おお、ついに自分が当事者であることを明記して
批評者に噛みつく人があらわれたか。
とりあえず勇者の称号をあげやう。
919名無し物書き@推敲中?:03/07/12 14:07
>>914 =>>893
おまえ、レス頂いた人に偉そうに言う前に、国語を小学1年からやりなおせ。アホかオマエは?
鳥の数え方は2匹じゃなくて2羽だろうが。カス。
920名無し物書き@推敲中?:03/07/12 14:09
>>914
つーか、ここまで解りやすい「真性」はめずらしいよね。
ネタか?
921名無し物書き@推敲中?:03/07/12 14:15
>>914
>こんなことまで文中でいちいち説明しなきゃいけないのかよ。
そこが親の働きを子供に見せる一番重要な場面なんだよ! 低能!
922名無し物書き@推敲中?:03/07/12 14:20
おまいら、釣られすぎだ。
923名無し物書き@推敲中?:03/07/12 14:23
イヤン♪w
>>914
ワロタ
>>893
>暖かいお母さんの中で包まれながら僕はゆっくりと目を覚ます。

これ文章おかしいです。
格助詞の「で」の後に受け身表現「包まれながら」がきているのですが
「で」は場所を示す格助詞です。

つまり、受け身表現を使っているのに動作・作用の主体がこの文章
のどこにも存在していないことになります。

こういう文章だと読み手はかなり混乱します。
受け身表現を使っている以上、使えるのは使役の格助詞「に」です。

>暖かいお母さんの中「に」包まれながら僕はゆっくりと目を覚ます。

これなら多少はマシになります(それでも相当ぎこちない文ですが)。
後の部分も相当アレですが、この冒頭の一文はハッキリ言って
(煽りでも何でもなく)小学生クラスのミスです。
文章を書く前に本なり漫画なり読んで言語感覚を鍛えてください。

で、大サービスで技法的な話も。
「…」←これは「……」と二マス使ってください。理由は「常識」だから。
あえて一マスで使用する技法も無いことはないと思いますが、
それは特別な演出等、理由がある場合のみです。
926名無し物書き@推敲中?:03/07/12 15:35
コラッ! とどめを刺してどうする。
女の声は早くも上擦っている。仕方がないので、俺は林檎を所持するに至った
経緯を話す。すると女は途端に機嫌を直しけらけらと笑い出す。
「あんたってほんとに馬鹿。ラッコが木に登るわけないじゃない。あんたが見
たのはね。ビーバーなのよ、びぃばぁ」
俺はカミナリに打たれたような衝撃を覚える。考えもしなかった。あれはビー
バーだったのか?いや。でも。
俺が首をひねるのを見とめると、女は再び沸騰を開始する。
「あんたラッコを見たことあんの?本物の」
女は押し殺した声で言う。
ない、と俺は小さな声で答える。
「ビーバーは?」
俺は力なく首を横に振る。
「どっちも見たことないのにどうしてラッコだなんて思うのよ!大きな濡れ
ねずみが木に登ってたんでしょ?!そしてあんたにりんごをくれたんでしょ
?!ラッコは木登りもしなけりゃ、りんごも食べないの!だからあんたが見
たのはビーバーなのよ!わかった?!」
928名無し物書き@推敲中?:03/07/12 17:17
分からないのか?
>>893は親の愛情に飢えているんだよ。
子供たちのサインを見逃してはいけない。
我々は幾つもの哀しい結末を見てきたはずだろう?

いや、違うか。放置 無視がもっとも無責任な行為だったな。
ということで
>>918-926
乙。
次スレ立てようか?
たてれ
「黒崎。お前がこの事件の黒幕だったとはな。」
スーツ姿の男、霧崎は銃をぴたりと固定する。
椅子に座って広い窓ガラスの向こう、眼下に広がった夜景を見おろしていた
黒崎ケンジは、椅子をゆっくりと回転させた。研究員に支給される純白の白衣を着ていて、
その顔にはさわやかな笑顔が張りついている。霧崎はその顔を見て、
黒崎の狂気を確信する。そのまま引き金を引いて奴の頭蓋骨の後から
脳漿を飛び散らせたいと思う気持ちを、かろうじて押さえこむ。
「あなたがいまさらこんなところに来ても、事態は改善しませんよ。」
「お前の口車には乗らん。解除コードを言え。」
黒崎ケンジは、片手を口許にもっていく。霧崎にはそれが、
どうしようかなあ?とでも思っているように見えてしまう。
932名無し物書き@推敲中?:03/07/12 23:00
考えるな。心中で自分を叱責し、自分が作りだす幻影を押さえこむ。
「それを教えてくれれば、撃ち殺さないと約束してくれるのかい?」
黒崎ケンジは譲歩しているのか?それとも俺をからかっているのか?
疑問の出ない答えを頭の隅に追いやり、霧崎は平静を装って言う。
「当然だ。」
すると黒崎ケンジは驚きに目を見開いたようだった。
すくなくとも、霧崎にはそう見えた。
「でも断る。」しかし黒崎ケンジはそう言い放った。
「な……」何を言っているのだ?霧崎は混乱する。そのまま黒崎は言葉を続ける。
「正直に言うとね、解除コードなんていうものは存在しない。目的を達成するために
作ったものに、それを根本から邪魔する機能を付けるなんてナンセンスだと思わないか?」
933名無し物書き@推敲中?:03/07/12 23:00
戯言だ。そう霧崎は判断した。いや、そう思わざるを得なかったのだ。
もし黒崎の言うことが真実なら、事態の結末、破局は止められないということなのだから。
「解除方法が存在することは判っている。」
霧崎はハッタリをかける。正直なところ、霧崎はパソコンには詳しくない。
解除コードという言葉自体、同僚が言っていた言葉の受け売りなのだ。
それを勘づかれればおしまいだった。だから、これは危険な賭けだった。上手くいってくれと願う。
「へえ。あるはずのないものを見つけ出せるとはね。まったく驚きだ。
公安はいつからフリーメーソンみたいに根拠の無い決め付けを行なう
宗教結社になったんだい?それとも昔からそうだったのかな。税金の無駄遣いだね。」
「やけに饒舌になるじゃないか。」霧崎はさらに言う。これは臆測じゃないと自分に言い聞かせる。
「あるんだろう。あるはずだ。そしてお前はそれを教える。」
934名無し物書き@推敲中?:03/07/12 23:01
プシュ。室内に炸裂音が響く。黒崎が座る椅子のすぐ隣、テーブルに弾が突き刺さる。
「死ぬか、教えるかだ。そして、懸命なお前は教えるほうを選ぶ。」
霧崎は自分自身と黒崎、その両方に言い聞かせるように、ハッキリと言葉を紡いでいく。
銃口は既に定位置にピタリと戻って、黒崎の額に狙いを付けていた。
「僕は、天邪鬼でね。それと、解除コードは本当に無いんだ。
自分の生命と交換できると知っていたのなら、もしかして付けていたのかもしれないけどね。
まあ僕には死ぬ以外の選択子が無いみたいだから、そんな仮定は無意味か。それに、」
そこで黒崎ケンジは言葉を切った。わかってるだろう?という顔をして
霧崎のほうを見る。霧崎はハッと気付く。このビルに到着してから、何分経ったのか。
「時間だ。」
935名無し物書き@推敲中?:03/07/12 23:01
そして、唐突に漆黒が現われた。眼下の夜景ごと、全てが闇色に沈む。
暗闇に向けて銃を乱射する。唐突に視界を奪われ感覚が鈍っていた。あるはずの手ごたえは感じられない。
不意に、胸に鋭い痛みを覚えた。霧崎はそれにかまわず銃を撃ち続ける。
奴を殺す必要がある。奴の言うとおり、もうなにもかも取り返しが付かないというのなら、
奴を逃しては、ならな、い。急に、力が抜けていく。膝を付き、地面に倒れる。
舌に、鉄分が混じった液体が触れる。胸、か。奴は、死んだのか、生きているのか、
生きているとしたら、角谷、あとは、頼ん
「やれやれ。お気に入りの白衣に穴が空いてしまった。」
黒崎は闇の中で呟く。世界の破局の中で、誰にも見えない笑みを浮かべて。
>>931-935
上手いと思う。
後は筋立てが陳腐にならないような目新しさを実装すれば十分通用する。

カコイイ戦闘シーン。さりげない伏線。オタをうならせる考証。
反発しつつも耳に残るモットー。スタイリッシュな風俗。
ハァハァできるヒーロー、ヒロイン。狡猾で無慈悲な悪役と上司。
ひたむきで愚かな部下。格好良くて生き急ぐ親友。

こういう部分も同じくらいかけるならもう何も言うことはない。

一カ所だけ。
>正直なところ、霧崎はパソコンには詳しくない。
ここはパソコンではなくコンピューターだと思う。
937名無し物書き@推敲中?:03/07/13 00:14
>>931
好きか嫌いかで言えば、ごめんなさい
好きです。
たまには「お前が黒幕だったとはな」とか書いてみたいもん。
えーと。
イカれた科学者のキャラがステレオタイプかな。
もっと、こう、手ごわいな、と思わせる大物感がほしい。
まあ、映画でなら百回くらいは観たことがあるようなありふれた対決シーンな訳だから
あとは役者の魅力で持たせないと。
あと、黒崎と霧崎で名前が似てるのがちょっとややこしかったね。それだけ。
938名無し物書き@推敲中?:03/07/13 00:18
939名無し物書き@推敲中?:03/07/13 01:08
「聖書に興味はおありですか? 」
「貴方の幸せを、祈らせてください」
はぁ・・・・・・いつまで続けるんだろう、こんな事を。
思えば、あいつのあの一言が、原因なんだよな。
「お前、金に困ってるんだって、いいバイト紹介してやるよ」
はぁ・・・・・・そりゃ俺だって自給聞いたときは喜んださ、自給1200円だよ、なあ。
いいバイトだと思っちゃうだろ。普通さ。
バイトって聞いて宗教勧誘だと思う奴もまずいない思うのよ。
つまり、俺は、騙された訳だ。
はぁ・・・・・・
はぁ・・・・・・
あ、人が来たよ。
「聖書に興味はおありですか? 有りませんよね? どうせ無いですよね? 有る分けないよね? そうだよね? 」
はぁ・・・・・・
あいつ何やってるかな今頃、ヤッパリ紹介料とかもらってるんだろうな。
まあ、しょうがないよな、多分、金が必要なのは事実だしな。
今は兎に角、時が過ぎるのを待とう。
はぁ・・・・・・

940名無し物書き@推敲中?:03/07/13 01:09
今何時だ? 腕時計を見る、9時、そろそろ上がる時間だ。
ええと確か、聖堂とか言ってたかな、ここか。
訳の分からん男の銅像を中心として、これまた珍妙な服装の信者たち。
壁には、『司教270歳祭』、
皆嬉しそうに歌を歌っている馬鹿?
「榎本です。上がりましたー」
中年の男が、振り向く。
「馬鹿かお前は! 今が何の時間か分かってるのか! 阿呆! 」
もちろん俺は何も知っている筈が無い、今日バイト入って、初仕事を終えたばかりだ。
「今は、司教様の誕生際だ、分かってるのか、オイ! 何とか言ってみたら如何だ、お前のせいで台無しだよ。
死ね、死ね、死ね。この屑が!」
会場は、しーねしーねしーねしーねしーねしーねしーねしーねしーね。というコールであふれかえる。
何だよこれ、俺はやっと、自分の置かれている状況に気づく、そしてもう遅い。
俺の、目の前には、黄土色の、あやしいえきたいを持った男が、近づいてくる。
逃げようとするところを、ガッチリ羽交い絞め。
液体を飲まされ、飲まされ。
「や、やめろーーーーーーーーーーーーーーーー」

こうしてまた一人、信者が増えていくのでありました。

941名無し物書き@推敲中?:03/07/13 01:09

初めてです、物を書くのは、如何なんでしょう。
書きたくなったので、かきました。
>>939-940
設定に付いて。普通、新興宗教で宣教活動を行うのはマインドコントロール
された信者です。宣教するのに宗教団体がバイト料払うなんてことはなく、
すべて自腹なのが普通だし、まずその宗教にくわしくないと宣教なんて簡単には
できませんよね。このあたりで読者はありえへんと思ってしまいます。
文章は、描写が少ないです。どんな描写が必要なのかいちいち言いませんので、
プロ作家の小説を読んで学びましょう。小説本を原稿用紙に引き写せ、とは
よく言われる勉強方法です。
なおライトノベル、昨今のジュニア小説は、描写が少ないほうなので、参考に
しないのが身の為です。その方面の小説を書きたいのであれば、他の人の
アドバイスを受けてください。
こういう、ちょっとしたコントみたいな話を書きたいなら、いろんな作家の
ショートショートを引き写すことから始めるといいかも知れません。
ここは、いつの間に自作自注すれになったんだw?
誰もレスつけてくれないからって、自分で自分にレスつけるのは良くない。
なあ、>>931
944名無し物書き@推敲中?:03/07/13 07:16
>>943
アホ、ボケ、カス!
おまえなんか氏んじまえ!
地獄に堕ちてしまえ!
 ある蒸し暑い深夜、俺達は肝試しに出かけた。俺と俺の彼女、友人のケンジとその彼女の計四人でだ。
 場所は、湾岸道路から少し離れたところに佇む廃病院。病室の窓から、外を見下ろす複数の人影を見たとか、手術室に看護婦の霊が立っていたとかそんな噂が絶えない、地元でも指折りのミステリースポットだ。
 俺達は、男女一組で二手に分かれ、中を探ることにした。俺と彼女は上の階を、ケンジたちは地下の方へと向かった。
 中はこれまでの闖入者たちによって荒らされており、壁はあちこち大穴が開いていた。2階を一通り見て回り、3階に上る階段の踊り場の壁に、赤いペンキで書きなぐられた文を発見した。
「J.R.参上」
 J.R.……何かの頭文字だろうか?
 とその時、階下から絹を裂くようなけたたましい悲鳴が響いてきた。俺と彼女は顔を見合わせた。
 ケンジたちに何かあったのかも知れない。身を寄せ合いながら、俺達はケンジたちを探すべく階下へと降りた。
 上の階よりもさらに荒らし尽くされた1階の床には、様々な物が転がっていた。スプリングが飛び出したソファ、錆びた書類棚、パイプが折れ曲がったベッド、上半身だけのマネキン……。
 マネキン? 奇妙な感じがした。病院に、何故マネキン………? しかもこのマネキン、服を着せられいる。おかしい。普通、マネキンは裸の状態で棄てられているだろうに……。
 嫌な感じがしつつも、懐中電灯の灯りを「マネキン」に向けた刹那、暗闇の奥から原付のエンジンのような音が鳴り響いた。
 彼女が背後で息を呑み、直後悲鳴がほとばしった。
 エンジンをつけっ放しの車のカーラジオから、こんなニュースが流れていた。
「○○刑務所から昨日脱獄した、連続切り裂き殺人犯の三戸部剛蔵死刑囚はいまだ捕まっておらず……」
946名無し物書き@推敲中?:03/07/13 08:39
>>945 思ったことを書いてみる。
J.R.って結局何なのさ?旧国鉄が出て来たのか?赤いペンキって血なのか?
マネキンは結局何なのさ?悲鳴ってことは上半身のみの死体?
「俺」は原付のエンジン音にどうしたの?
彼女が「背後」ってことは振り向いたの?わかりづらいよ?
だからこう思ってしまう、なんで彼女と一緒に悲鳴をあげなかったの?
そういうリアクションをとらずに冷静でいられるの?
一連の描写の中で、殺人犯の手によるものはどれなの?
947名無し物書き@推敲中?:03/07/13 08:51
>>939
冒頭で「聖書」という言葉を使った時点で、読者にキリスト教だと断定される
可能性があると思う。聖書を信仰する宗教は現存し、しかも非常に一般的であるから、
どんな新興宗教でもその言葉を避ける傾向がある。「カブってしまう」からだ。
それに、聖書なんて言葉を安易に使うと、キリスト教信者全体を敵にまわすことにもなりかねない。

宗教的勧誘のセオリーとしては、「会話中で名前を連呼すして親近感を高める」
「相手の考えを無条件に肯定して安心感を与える」「最後に軽く宗教に触れ、連絡先を教えておく」
という感じ。勧誘しろとか、されてみろとまでは言わないが、少し情報収集不足かも。
931です。感想有難う御座います。
>>936
私もコンピュータのほうが適切だったと思います。反省。
>>937
私も気になっていたんですが、ああいう敵役はありがちですね。
研究者気質の人って、常に本音で喋る傾向があって、性格づけが難しいです。
追伸 名前 考える 難しい。
このスレ立てたの自分だけど、
酷評っていうのはなかなか辛いものがあったね
950名無し物書き@推敲中?:03/07/13 13:34
>>949
だね。
でもその反面、スレの消費が加速したのも事実。
晒す方もここがどこだか分かってるはずだから
酷評のままでもいいんじゃないの。
誰か915の批評を求む。
>>951
「殺しの双曲線」みたいだな。
>>945
J.R.=ジャック・ザ・リッパーか?
>>953
なるほど。…だけど、原付のような音とあわねえな。あれ、チェーンソーのことだろ?
>>953
ああ、そういうことか。だが、その予備知識を読み手に期待してたんだとしたら、
>>945は絶対的に駄作だな。「切り裂き」繋がりだけでそこまで考え付くと仮定して
話しを続けるのは無謀。俺なら主人公がJ.R.の意味に気付いて、読者にも分るように
ウンチクつきで喋る展開にしたいところだ。そうすれば、死体を見て悲鳴を
上げない理由―こういうシチュエーションには馴れているからだ―にもなる。
>>915->>916
 『あの事件』が何だか分からないのはストレスが溜まる。後に引っ張ろうとしてるんだろうが
むしろストレス全開になる。あと、死んだらもう1人は平気で生きようっつってんのに
成功を確信してるもないだろ。それとも死んでも成功の内に入るような作戦なのか?
時代でも引っ張ってるし、双子でも引っ張ってるし、事件で引っ張ってるし、作戦で引っ張ってるし
引っ張りダコじゃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜
958884:03/07/14 00:46
>>927
おいおいおい、リライトならリライトだって断われよ。
俺がしつこく書き込んだと思われるじゃねえか。
酷評は甘んじて受けとめるし、リライトすんのも勝手だと思うが
これは意味が分からねえ。
「人称を一人称に変えろボケ」の一言で十分だろ。
まあ、納得なんかしねえけどな。
959もうだめぽ(゚Д゚:03/07/14 16:01
>>909
うぉー、凄い。
あんな短い文で、批評してもらいありがとうございます。
展開急ぎ過ぎなんですね。そう言えば、話す時も先へ先へと話を進めてしまって
いるカモ。気を付けなければ・・・。
960名無し物書き@推敲中?:03/07/14 16:46
961名無し物書き@推敲中?:03/07/14 17:37

  ┌─‐‐─┐  >>1さんは2ちゃんねるの初心者ですか?書き込む際に
    |_____________|  SG(セキュリティー・ガード)に登録しないと自作自演がバレますよ。
   ='========='== SGに登録せずに書き込んだ場合、あなたのパソコン内の
   / \  /│  情報は他人に見られていると考えてほぼ間違いないでしょう。
  ┌|-(・)-(・)-|┐ 自作自演がばれる方の多くはこの登録を怠っています。
  └|    〇   .|┘ 初期の頃から2ちゃんねるにいる方達は、ほとんどの方が
    | ___ |||||__ |  このBBSのコマンドの仕組みを知っています。ですから簡単に
    | \__/ |  あなたのIPアドレス等を抜き取り自作自演を見破ってしまいます。
   |    |||||   |  このコマンドの方法は決して教えないというのが初期の頃から
            2ちゃんねるにいる方達の間で暗黙の了解となっていましたが、
あまりの被害の多さに心を痛めた私はあえて公開することにしました。
SGしておけばまず抜かれるコマンド自体が無効になってしまうのでどんなにスキルが
ある人でもIPアドレスを抜くことが不可能になります。SGに登録する方法は、

名前欄に「 fusianasan 」と入れて書き込みする。これだけでSGの登録は完了します。

一度登録すれば、Cookieの設定をOFFにしない限り継続されます。
fusianasanは、正式にはフュージャネイザン、又はフュジャネイザンと読みます。
元々はアメリカの学生達の間で、チャットの時にセキュリティを強化する為に
開発されたシステムです。これを行うことにより同一人物が書き込んでいるか
どうか判別する手段が遮断されるので安心です。ぜひ書き込む前には
名前蘭にfusianasanと入力してください。自分の身は自分で守りましょう。



962ヨロシクお願いします。石津商店より:03/07/14 22:19
暗い押入れから音がした。
ショリ……ショリ……
振り向くと音が止まる。
私の様子をうかがっているかのようだ。
勇気を出してふすまを開けると、そこにはっ……!

発砲スチールをかじるナメクジが3匹。

発砲スチールなんて喰うなよっ……!
963名無し物書き@推敲中?:03/07/15 03:30
>>962
今度、ナメクジを屋内で発見したら、よく観察してみなはれ。
ナメクジはワープするぞ。結構有名な話だ。
あれ?いつのまに、こんなところにナメクジが……?そう思った経験あるだろう。
あなたが、トイレにでも立って用を済まして戻ってみると、
もう、そこにナメクジの姿はない。うおー、ワープだ!!
964名無し物書き@推敲中?:03/07/15 08:17
http://ana.vis.ne.jp/ali/antho.cgi?action=article&key=20030715000002
如何なんだろう。
書き方がつかめてない。
965山崎 渉:03/07/15 11:38

 __∧_∧_
 |(  ^^ )| <寝るぽ(^^)
 |\⌒⌒⌒\
 \ |⌒⌒⌒~|         山崎渉
   ~ ̄ ̄ ̄ ̄
966名無し物書き@推敲中?:03/07/15 14:33
とりあえずこのスレを使おう。
967名無し物書き@推敲中?:03/07/15 14:39
★オマンコは地球を救う★
http://yahooo.s2.x-beat.com/linkvp/linkvp.html
968名無し物書き@推敲中?:03/07/24 20:19
age
969山崎 渉
(^^)