乙一夜
最近、ちくま文庫の全集で漱石を一気に読んでるけど、べらぼうに面白いね。
前期三部作はどれもよかった。
∩ノ
/ つ
/ / / ̄ ̄ ̄ ̄
∧ ∧/ < 2ゲットぉぉぉぉ!
⊂(゚Д゚ ) 彡 \
>>1乙
⊂彡  ̄ ̄ ̄ ̄
____●●●___ バイーン
/ 〇 〇 \|/ /|
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
>>1 乙輩は猫である
名前はまだない
どこでちゃんねらになったかとんと見当がつかぬ
新スレおめでとう
5 :
無名草子さん:2006/01/08(日) 07:04:42
行人、道草読み終わった。
最高でした。
_
/´ 'フ、
i '/ゝ ´ ,! 今朝見た通りの餅が、
.ヘ' _, r 彡 今朝見た通りの色で
/ `ミ __,xノ゛、 椀の底に膠着している。
. / i
,' . ,'
; ', l l
i |. | |
,.-‐! ミ i i
//´``、 ミ 、 ー、._,,..,,,,,,_
. | l `──-ハ、,,),)'''´. / ,' 3 `ヽーっ
ヽ.ー─'´) l ⊃ ⌒_つ
`"""´ `''ー---‐'''''
_
/´ `フ 見るとうまそうにもあるし、
, '' ` ` / ,! 又少しは気味がわるくもある。
. , ' レ _, rミ
; `ミ __,xノ゛、 ソー
i ミ ; ,、、、、 ヽ、
,.-‐! ミ i `ヽ.._,,))
//´``、 ミ ヽ. _,,..,,,,,,_
. | l ` ーー -‐''ゝ、,,)) ./ ,' 3 `ヽーっ
ヽ.ー─'´) l ⊃ ⌒_つ
''''''''' `''ー---‐'''''"
_
/´ `フ 前足で上にかかっている菜っ葉を
, '' ` ` / ,! 掻き寄せる。
. , ' レ _, rミ
; `ミ __,xノミ
i ミ ; ,、、、、 ミ
,.-‐! ミ i 彡
//´``、 ミ ヽ. 彡 _ ザシュ
. | l ` ーー -‐''ゝ、,,)) .. ,, Σ `ヽーっ
ヽ.ー─'´) l ⊃ ⌒_つ
''''''''' `''ー---‐'''''"
_
/´ `フ 爪を見ると餅の上皮が
, '' ` ` / ,! 引き掛ってねばねばする。
. , ' レ _, rミ
; `ミ __,xノ゛、
i ミ ; ,、、、、 ヽ、
,.-‐! ミ i `ヽ.._,,) ビヨ〜ン
//´``、 ミ ヽ. /,' 3\
. | l ` ーー -‐''ゝ、,,)) / `ヽーっ
ヽ.ー─'´) l ⊃ ⌒_つ
''''''''' `''ー---‐'''''"
_
/´ `フ 吾輩はとうとう雑煮を食わねばならぬ。
, '' ` ` / ,!
. , ' レ _, rミ
; `ミ __,xノ゛, ペロ
i ミ ; ,、 ∪!.,,,,,,
,.-‐! ミ i / ,' 3 `ヽーっ
//´``、 ミ ヽ. l ⊃ ⌒_つ
. | l ` ーー -‐''ゝ、,,)) `''ー---‐'''''"
ヽ.ー─'´)
'''''''''
、ヾ'"''; /ゝ 大抵なものなら噛み切れる訳だが、
ミ 彡 wWw _/´ `ヽ ビクッ! 驚いた!
ミ 彡 、ヾ ヾ/ ,! Σ
. ミ ミ ミ ゝ o, oミ
ミ ミ ミ `ミ __,x ノ゛、
ミ ミ ミ ミ ヽ.._,,)))
ヾ、 ! ミ i
´"'`、 ミ ヽ. 、ゞヾ'""''ソ;μ,
. ` ーー -‐''ゝ、,,)) ヾ ,' 3 彡 ブワッ
ミ ミ
彡 ミ
/ソ,, , ,; ,;;:、ヾ`
おしまい。
9 :
無名草子さん:2006/01/10(火) 08:25:24
坊っちゃん読みながら種デスの歌聞いてたら意外とBGMにあってたよ
10 :
無名草子さん:2006/01/10(火) 18:16:09
我輩は猫であるおもすれー
>朝主人が新聞を読むときは必ず彼の膝(ひざ)の上に乗る。彼が昼寝をするときは必ずその>背中(せなか)に乗る。これはあながち主人が好きという訳ではないが別に構い手がなかった>からやむを得んのである。
こういうツンデレ具合がまたタマランチww
11 :
無名草子さん:2006/01/10(火) 18:18:16
>朝主人が新聞を読むときは必ず彼の膝(ひざ)の上に乗る。
>彼が昼寝をするときは必ずその背中(せなか)に乗る。
>これはあながち主人が好きという訳ではないが
>別に構い手がなかったからやむを得んのである。
ごめん、こうだな。
12 :
無名草子さん:2006/01/10(火) 18:20:06
べっ、別にアンタ(主人)の事が好きでやってる訳じゃ無いんだからね!
ぬこ(*´Д`)ハァハァ
13 :
ι(´Д`υ) ◆4FSUT7DvDo :2006/01/11(水) 01:04:28
この作家で吾が猫と坊ちゃん以外にユーモア小説ってなんかある?
14 :
無名草子さん:2006/01/11(水) 16:44:47
ひどく個人的な意見だが虞美人草はそっちの意味で面白かった。
15 :
無名草子さん:2006/01/11(水) 22:03:55
漱石漢詩は完成度が高い
17 :
無名草子さん:2006/01/12(木) 23:01:37
夢十夜を読んだ後にブラックコーヒーを飲んですぐ寝ると
デビッド・リンチ監督の映画みたいな変な夢が見れる。
是非、お試しあれ。
18 :
無名草子さん:2006/01/12(木) 23:03:45
インスタント珈琲でもいいの?
インスタントだと、せいぜいティム・バートンレベルの悪夢だな。
「三四郎」を読んでいて
「野々宮君」だけ君付けだなと思っていたら
途中から「野々宮さん」「野々宮」「野々宮君」が交互に出てきて
その後「野々宮」に統一されてしまった。
作者が混乱していたのか?
漱石氏の作品が入試に出てほしい
鴎外が出たら死ぬ
入試の問題文は下手にこっちの感情入ってる作品だとやりづらい
ニュートラルな気分で読める作品の方がいいや
23 :
無名草子さん:2006/01/21(土) 00:01:59
受験してるときはあまり疑問は感じなかったが
国語の試験で「ここで筆者の伝えたいことは何ですか」みたいな問題あったけど
解釈は読者の自由じゃないの?
それを制限すること自体がおかしいと思う。
正しい答えがあってそれ以外は間違ってる
点を取りたいのならレールを踏み外さずに順応しろよみたいな。
まあ、試験というルールを理解したうえでうまく対応するのが頭のよい人かもしれんが
ある程度の基礎能力を計っているのもわかるが
とにかく、俺には想像力の弾圧に思えてしょうがない。
>>23 学校っていうのは所詮そういう所なんです
学歴や学力なんて所詮偽りの名誉や実力なんです
本当の客観とはどうなのかってのもあまり明確じゃないし
完全な客観視なんて無理だと思うんだけどね
それでもそんな試験を通り抜けてこそやっと認められる滑稽な世の中なので今のところは仕方無いね
25 :
無名草子さん:2006/01/21(土) 02:28:17
漱石って精神的にやんでいたんでしょ
>>23 受験や試験ってのは、それがお約束なのです
模範解答に沿う答えを書ける能力を試すものです
ただし、試験というものは、それはそれでそっちの方がいいのかもしれません
感性で決まるような試験だと、そっちの方が困りますからね
採点者によって全然評価が異なるようなものは、試験として成り立ちませんから
27 :
無名草子さん:2006/01/21(土) 14:00:54
そういや小説か論説文か忘れたけど
作者が問題解いてみたら点数が結構悪かった、なんてことがあったな。
心の先生がどれ程悩んでたろうと今かなり痛感している。これ程精神描写を忠実に書いてる本はないと思う。
29 :
無名草子さん:2006/01/26(木) 22:04:45
現代日本の開化読んだことある香具師いる?
とりあえず語ろうぜ
31 :
無名草子さん:2006/01/29(日) 12:30:36
現代日本の開化はぐぐったら、上から2番目のところで全文読めるよ
改行がわかりにくいから少し読みにくいけどね
先日猫を読み返していたら、なんか妙にストンと心に落ちてくる一節があった
学生の頃は何気に読んでたけど、ユーモアの中に警句というか鋭いこと言っていて興味深かった
主人はここにおいて落雲館事件を始めとして、今戸焼の狸から、ぴん助、きしゃごそのほかあらゆる不平を挙げて
滔々と哲学者の前に述べ立てた。
哲学者先生はだまって聞いていたが、ようやく口を開いて、かように主人に説き出した。
「 ぴん助やきしゃごが何を云ったって知らん顔をしておればいいじゃないか。どうせ下らんのだから。
中学の生徒なんか構う価値があるものか。なに妨害になる。
だって談判しても、喧嘩をしてもその妨害はとれんのじゃないか。
僕はそう云う点になると西洋人より昔しの日本人の方がよほどえらいと思う。
西洋人のやり方は積極的積極的と云って近頃大分流行るが、あれは大なる欠点を持っているよ。
第一積極的と云ったって際限がない話しだ。
いつまで積極的にやり通したって、満足と云う域とか完全と云う境にいけるものじゃない。
向に檜があるだろう。あれが目障りになるから取り払う。
と、その向うの下宿屋がまた邪魔になる。
下宿屋を退去させると、その次の家が癪に触る。どこまで行っても際限のない話しさ。
西洋人の遣り口はみんなこれさ。
ナポレオンでも、アレキサンダーでも勝って満足したものは一人もないんだよ。
人が気に喰わん、喧嘩をする、先方が閉口しない、法廷へ訴える、法廷で勝つ、それで落着と思うのは間違さ。
心の落着は死ぬまで焦ったって片付く事があるものか。
寡人政治がいかんから、代議政体にする。
代議政体がいかんから、また何かにしたくなる。
川が生意気だって橋をかける、山が気に喰わんと云って隧道を堀る。
交通が面倒だと云って鉄道を布く。
それで永久満足が出来るものじゃない。
さればと云って、人間だもの、どこまで積極的に我意を通す事が出来るものか。
西洋の文明は積極的、進取的かも知れないがつまり不満足で一生をくらす人の作った文明さ。
日本の文明は自分以外の状態を変化させて満足を求めるのじゃない。
西洋と大に違うところは、根本的に周囲の境遇は動かすべからざるものと云う一大仮定の下に発達しているのだ。
親子の関係が面白くないと云って欧州人のようにこの関係を改良して落ちつきをとろうとするのではない。
親子の関係は在来のままでとうてい動かす事が出来んものとして、その関係の下に安心を求むる手段を講ずるにある。
夫婦君臣の間柄もその通り、武士町人の区別もその通り、自然その物を観るのもその通り。
――山があって隣国へ行かれなければ、山を崩すと云う考を起す代りに隣国へ行かんでも困らないと云う工夫をする。
山を越さなくとも満足だと云う心持ちを養成するのだ。
それだから君見給え。
禅家でも儒家でもきっと根本的にこの問題をつらまえる。
いくら自分がえらくても世の中はとうてい意のごとくなるものではない、落日を回らす事も、加茂川を逆に流す事も出来ない。
ただ出来るものは自分の心だけだからね。
心さえ自由にする修業をしたら、落雲館の生徒がいくら騒いでも平気なものではないか、今戸焼の狸でも構わんでおられそうなものだ。
ぴん助なんか愚な事を云ったらこの馬鹿野郎とすましておれば仔細なかろう。
何でも昔しの坊主は人に斬り付けられた時電光影裏に春風を斬るとか、何とか洒落れた事を云ったと云う話だぜ。
心の修業がつんで消極の極に達するとこんな霊活な作用が出来るのじゃないかしらん。
僕なんか、そんなむずかしい事は分らないが、とにかく西洋人風の積極主義ばかりがいいと思うのは少々誤まっているようだ。
現に君がいくら積極主義に働いたって、生徒が君をひやかしにくるのをどうする事も出来ないじゃないか。
君の権力であの学校を閉鎖するか、または先方が警察に訴えるだけのわるい事をやれば格別だが、さもない以上は、
どんなに積極的に出たったて勝てっこないよ。
もし積極的に出るとすれば金の問題になる。多勢に無勢の問題になる。
換言すると君が金持に頭を下げなければならんと云う事になる。
衆を恃む小供に恐れ入らなければならんと云う事になる。
君のような貧乏人でしかもたった一人で積極的に喧嘩をしようと云うのがそもそも君の不平の種さ。
どうだい分ったかい。」
主人は分ったとも、分らないとも言わずに聞いていた。
珍客が帰ったあとで書斎へ這入って書物も読まずに何か考えていた。
37 :
無名草子さん:2006/01/31(火) 14:37:31
我輩は猫であるが毎日中日新聞に載ってる
虞美人草読み終わった。
宗近くんかっこいいぜ。飄々としていた彼が最後にあんな活躍をするとは。
人たるもの、生きるうちに何度かは真面目にならんとイカン時がある。
しかし藤尾モエ〜、と思ってたら死んでビックリw
>>32 こういった批評や風刺は現代にも当てはまるものばかりで驚く。
39 :
無名草子さん:2006/02/06(月) 21:38:26
今、三四郎読んでます。
三四郎が図書館で本を開いたら
ヘーゲル好きの学生が
余今試験の為め、即ち麺麭の為めに、恨みを呑み涙を呑んでこの書を読む。
しんしんたる頭を抑えて未来永劫に試験制度を呪詛する事を記憶せよ
って内容のメッセージを本に書き記していたのをみて
三四郎が微笑したシーンが面白いです。
みなさん、おまたせしました。毎度おなじみの[夏目漱石クイズ」です。
☆それでは第1問。
夏目漱石の本名は次の4つの内のどれでしょう。
1、津川修治 2、森林太郎 3、夏目金之助 4、夏目雅子
☆続いて第2問。
夏目漱石作「吾輩は猫である」の主人公の猫の名前は次の4つの内のどれでしょう。
1、マイケル 2、影千代 3、ニャンコ先生 4、まだ無い
☆続いて第3問。
夏目漱石作「三四郎」の主役の青年の名前は次の4つの内のどれでしょう。
1、姿三四郎 2、紅三四郎 3、小川三四郎 4、せがた三四郎
>>35 > 西洋の文明は積極的、進取的かも知れないがつまり不満足で一生をくらす人の作った文明さ。
禿同
猫と坊ちゃんは気が向いた時に何度もつまみ読みしてるんだが、他の長編作品はどうも
「読むぞ」とちょっくら気合入れないと読めないなぁ
しかも出来ればその間は漱石ワールドにたっぷり嵌って通読したい作品
三四郎や彼岸過迄は比較的つまみ読みもいけるかな
久しぶりにどれか気合入れて再読してみるか
こころは止まらない勢いですらすら読めた
それからもかなり面白く簡単に読めた
草枕は途中で止まったなあ
漱石はやさしい人だ
漱石は胃弱の神経衰弱だ
46 :
無名草子さん:2006/02/17(金) 21:51:14
こころは内省的人間の表裏一体を
Kと先生に置き換えてると最近思うようになってきた。
言い換えれば内省的人間はKの気質も持ってるし
先生の気質も持ち合わせてる。
それが状況や境遇によって表になったり、裏になったり
するのかなって
47 :
無名草子さん:2006/02/19(日) 00:04:59
>>43 草枕は出だしからして知に働けばとか難しいし
ずっとそんな感じですた。
でもだいぶまえによんだだけなのに夏目漱石先生といえば
なぜか草枕をおもいだしてしまう。
那美ちゃんのぶきみなかわいさが忘れられないのかな。
>>47 でも出だしの文は本当にその通りで、名文だと思う
あそこまで端的に表せるのは凄い
那美は明治の女と思えん
今いても十分惚れる
漱石の中で一番好きな作品は「行人」なんだけど
漱石の坊ちゃんと芥川のトロッコ
この二つの作品を読むと、ああこの二人だけは天才だなとつくづく思わされる
51 :
無名草子さん:2006/02/19(日) 18:48:07
なみ (;´Д`)ハァハァ
>23
いつか、どこかの試験で、筆者が健在の小説を出して、
「Q.筆者の言いたいことは?」の問いに対して
後日、その筆者が、否定したという話を聞いたことがある。
53 :
無名草子さん:2006/03/03(金) 22:51:24
731 水先案名無い人 sage 2006/03/03(金) 21:25:14 ID:CjZU4tah0
先日、何の気もなく教場へ入るととんでもない言葉に目を疑いました
「天麩羅先生」これはてんぷらを食っちゃおかしいと云っている様なものでとても、子どもの冗談だとは思えません。
また十分経って次の教場にでると「一つ天麩羅四杯也。但し笑う可からず」と黒板に書いてあります。
田舎者の此呼吸が分からない表現に笑ってしまいましたが、
こういう所からいやにひねっこびた、植木鉢の楓見た様な小人ができるんだと思うと薄ら寒い気がします。
そして、「こんないたづらが面白いか、卑怯な冗談だ。君らは卑怯という意味を知ってるか」と言ったら、
「自分がしたことを笑われて怒るのが卑怯ぢゃろうがな、もし」と答えた奴があるのです。
一時間も歩くと見物する町もないような狭い都に住んで、外に何も芸がないから、天麩羅事件を
日露戦争のように触れちらかすという図式は憐れそのものでその衝撃にへたりこんでしまいました。
このような田舎で育つ子どもの将来が非常に心配です。
おれはわざわざ東京から、こんな奴を教えにきたのでしょうか。
732 水先案名無い人 sage 2006/03/03(金) 21:28:03 ID:CjZU4tah0
↑24歳 数学教師
54 :
無名草子さん:2006/03/08(水) 23:35:31
55 :
無名草子さん:2006/03/09(木) 17:43:04
56 :
無名草子さん:2006/03/09(木) 19:14:20
親譲りの無鉄砲
ttp://www.yomiuri.co.jp/national/culture/news/20060319it12.htm 漱石ゆかりの高校、「坊っちゃん」読了生徒4割
夏目漱石が教べんをとり、「坊っちゃん」の舞台になった愛媛県立松山東高(旧制・県尋常中)の1年生のうち、
同作を最後まで読んだ生徒は約4割で、約10年前の約7割を大きく下回っていることが、
市民でつくる「松山坊っちゃん会」(頼本冨夫会長)のアンケートでわかった。
19日、松山市であった「坊っちゃん」100年記念愛媛大学シンポジウムで報告された。
漱石は1895年4月から約1年間、同尋常中で英語を教え、ここでの体験をもとに「坊っちゃん」を書いた。
アンケートは今年2月、1年生414人に実施。「全部読んだ」が168人、「部分的に読んだ」が137人で、
「読んでいない」とした109人は「まったく興味がない」「身近に本がなかった」「読みにくい」などと答えた。
同高の旧松山中時代に学び、シンポジウムに出席したコラムニストの天野祐吉さんは
「在学中、漱石は神様みたいな存在で、誰もが読んでいたのだが……」と嘆き、
同高で国語を教えていた頼本会長は「漱石も驚いているのでは。地元の人が名作を愛し続ける取り組みが必要」と話している。
2006年3月19日20時7分
60 :
無名草子さん:2006/03/25(土) 08:16:23
巨人引力の場面で迷亭に対して主人が勘違いしてるってところ
主人が何を勘違いしてるのかよくわからないorz
教えて!エロい人!
61 :
無名草子さん:2006/03/25(土) 09:56:04
エロくないので無理です><
62 :
無名草子さん:2006/03/29(水) 23:13:08
新潮文庫の吾輩は猫であるを読んでるのですが言葉遣いがもっと読み易い
のあるかどうか教えて下さい
>>62 新潮がどんなのかしらないけど、ポプラ社とか小中学生向けの体裁をとってるやつのは読みやすいんじゃないの
言葉遣いは同じだろうけど、小学5年の時にそれを読んで少し難しいなって思った程度だったから
比較的読みやすかったと思う
たしか、お母さんが持ってた岩波文庫のやつは小学生では非常に読みづらかった記憶がある
森鴎外のは古文に近すぎて困るけど
漱石のは丁度よくて趣とかも感じられるからいい程度だ
65 :
無名草子さん:2006/03/31(金) 03:12:08
ていうか、漱石が現代的な文体の創始者なんだよね?
66 :
無名草子さん:2006/04/07(金) 14:45:53
我輩は猫である←駄作。
「吾輩は猫である」は名作だけどね
68 :
無名草子さん:2006/04/08(土) 00:55:00
>>67 どこが名作なの?
名作と言われてるからそう思ってるだけでしょ。
昔の言葉や、辞書なみに色んな言葉これ見よがしに出してるだけの本の気がする。
69 :
無名草子さん:2006/04/08(土) 01:28:17
「我輩は猫である」は月刊誌に連載した娯楽小説
登場人物たちのおしゃべりや、世相描写が秀逸
あくまでも娯楽小説であるから、楽しめない人が無理に読む必要はないよ
70 :
無名草子さん:2006/04/08(土) 04:49:24
>69
だから名作ではないですよね。
著者が夏目漱石じゃなかったら誰も語り継がない本ですよね。
71 :
無名草子さん:2006/04/08(土) 05:33:20
>>70 おもしろい意見だねえ。
ところで、70はなんで駄作だと思うの?
面白くない本は無理して読む必要はないよ
特に小説は
世間的な名作を必ずしも好きになる必要はない
ドストエフスキーの「罪と罰」とかも読む人が読めば、頭のおかしい奴らの会話としか思えないだろうし
73 :
無名草子さん:2006/04/08(土) 07:28:49
>71
名作は、読むと人間的に成長できたり、心を浄化したり癒したりできる本。
名作はいくら言葉を簡単にしても削っても心揺さぶられ、感動する話。
「我輩は猫である」にはそれがない。
名作「銀河鉄道の夜」にはある。
こんなの猫飼ってる者だったら、いくらでも書けると思うし。
あとやっぱり名作の根底はシリアスで真面目なものだと思う。
74 :
無名草子さん:2006/04/08(土) 07:43:33
>72
嫌ですよ、読みますよ。
無理して読まないと勉強にならないじゃないですか(´・ω・`)
自分は楽しみはゲームやギターで、
読書はアホにならない様に無理やり読むんですよ。
「罪と罰」も「我輩」と一緒に借りたので読みますよ。
75 :
無名草子さん:2006/04/08(土) 10:56:41
名作を読むのは人間的に成長してからの方がいいよ>72
『吾猫』を小説として読むからいけないのである。
元々短篇の脱線写生文なのである。
『吾猫』には最初からすじと人情は、綴られていないのである。
77 :
無名草子さん:2006/04/08(土) 11:59:46
小説は生き抜き・娯楽
『我輩』などはニヤニヤ笑いながら読む本だ
78 :
無名草子さん:2006/04/08(土) 12:03:45
>>73 > あとやっぱり名作の根底はシリアスで真面目なものだと思う。
青い、というより幼い。「名作を読んで感動する自分に感動したい」のでしょうな。
79 :
無名草子さん:2006/04/08(土) 13:38:35
>>78 感動するのは自分だけじゃないですよ。
一般的にみんなが感動するから名作と呼ばれるんでしょう。
心揺さぶる物がなければ「名作」ではなくただの「資料」ですよ。
78の方が青いよ。(´・ω・`)
80 :
無名草子さん:2006/04/08(土) 13:47:22
81 :
無名草子さん:2006/04/08(土) 13:52:30
>>80 「名作を読んで感動する」のと「名作を読んで感動する自分に感動する」のは別物だよなwww
82 :
無名草子さん:2006/04/08(土) 13:54:09
>>80 わかる様に書いてないよ。
多くの人と感動を共有できて名作だよ。
それと感動すると自己陶酔ですか?ナルシストですか?( ゚д゚)ポカーン
83 :
無名草子さん:2006/04/08(土) 13:55:08
84 :
無名草子さん:2006/04/08(土) 14:01:58
名作を読んで感動する自分に感動する
↑
こんな奴いないよ。
85 :
無名草子さん:2006/04/08(土) 14:58:44
>>78 >名作を読んで感動する自分に感動したい」のでしょうな。
↑
「感動する自分に感動する」前には必ずその作品に感動している。
たとえ最終的に感動した事に喜びを感じて、
それが度を超えてナルシストになっても関係ないじゃん(ーヘー)
その作品に確かに感動してるんだし、煽り方おかしいよ(・ω・`)
86 :
無名草子さん:2006/04/08(土) 15:00:42
87 :
無名草子さん:2006/04/08(土) 15:18:53
>>86 ありがとうございます。
でも自分は泣きたい為じゃなくて、何か教訓になる名作を読みたいので
(泣くが優先される感動じゃなく、心揺さぶられる感動)
ヘルマン・ヘッセや宮沢賢治、あとは子供に薦める様な世界の名作(の大人版)全般を
片っ端から読んでます。
で、「我輩は猫である」にあたって「?」になってる最中です。
-----------------------------------------------------------
かんどう 【感動】 大辞林
美しいものやすばらしいことに接して強い印象を受け、
心を奪われること。
88 :
無名草子さん:2006/04/08(土) 15:23:06
>>87 まさか「走れメロス」を読んで感動したりしなかったろうね?ガクブル・・・
89 :
無名草子さん:2006/04/08(土) 15:25:15
走れメロスは小学生以来読んでないです。
銀河鉄道の夜は最近読んでさすが名作、と思いました。
90 :
無名草子さん:2006/04/08(土) 15:29:42
「感動」とか「さすが」とか・・・
空疎な感想だねぇ
91 :
無名草子さん:2006/04/08(土) 15:31:30
>>90 どんな難しい言葉使っても一言じゃ言い表せないですよ。
あとヘッセの「知と愛」は良かったです。
はいはい、空疎な感動、さすが名作・・・
93 :
無名草子さん:2006/04/08(土) 15:41:05
まぁその辺はなんと言われようが
「我輩は猫である」は名作だ!って言い張る人がいないので
どうだっていいですよ。
94 :
無名草子さん:2006/04/08(土) 15:42:40
結論
多くの人が感動する本=名作
>>91 では『草枕』を読んで見ては?
>>1の書き出しもそうですし。
夏目漱石の写生文の美しさが溢れていますので一度お試し下さい。
97 :
無名草子さん:2006/04/08(土) 15:56:49
>>96 凄い良さそうな気がして読みたいのはやまやまなんですが、
最初の1ページで読む気がしなくなりました。
なんでこの人の文章はこんなに読みにくい必要があるんですか?
現代文で発行したら値打ちの下がる内容とか欠点でもあるんですか?
『我輩』は当時の日本社会の状況を知らないと堪能できないでしょ。
そういう点では『草枕』よりも敷居が高いとおもう。
99 :
無名草子さん:2006/04/08(土) 16:06:55
>>96 君が日本語が苦手なだけ
国語教育の強化は必要だよ
100 :
無名草子さん:2006/04/08(土) 16:15:32
>>99 国語の勉強や日本の文化の勉強と思えば苦労して読むことに納得。
>>97 読みにくいとは感じた事が無いので、何とも云えませんが、
では、『坊っちゃん』などは、如何ですか?
読みやすさの点で云えばこれでは、ないでしょうか?
ある意味ロールプレイングのような作品ですし。
漱石の作品は何れも、国語辞典一冊有れば難無く読めると思いますよ。
102 :
無名草子さん:2006/04/08(土) 16:27:31
漱石の文章に苦労するようだと鴎外は読めないだろうね
103 :
無名草子さん:2006/04/08(土) 16:39:29
>>101 「我輩」と「坊ちゃん」と「草枕」は絶対読んでおきたいんですよ。
ほんとドラクエやってる気分で挑めばなんとかなりそうなんですが。。。
頑張ります。
(でも我輩よんだ後は他の本がサラサラ簡単に読めて漱石にちょっと感謝してます)
余談ですが太宰治読んだ後なので
細君と迷亭の関係が怪しく思えて仕方ありません。(;´Д`)…
漱石の作品は、その文章の美しさもそうですが、
音の響きの美しさもありますので、声に出して
読んでみるのも良いものですよ。
105 :
無名草子さん:2006/04/08(土) 16:46:27
>>104 声に出すとフーテンの寅さんみたいになるんですが。
バナナの叩き売りみたいな
>>103 アハハ…
中々鋭い人の様ですね。
漱石の作品の人間関係は、三角関係が基本だから…
まぁ、頑張って下さい。
余談ですが、私は今『行人』を読んでいます。
びびった
長らく過疎ってたのに何でこんな一気に伸びてるんだよ
漱石の文体が読みにくい人もいるんだね
私は逆に最近の小説の軽い文体に馴染めなくて苦労している
話題になってる作品とかをじっくり読んでみたい気もするんだけど、いつも立ち読みして「やっぱやめとこう」ってなる
こんなの読むなら漫画のほうがいいやって感じで
「門」のラストにそれがどうしたの? とおもてしまた・・・私ってバorz
「三四郎」でやっぱ神だと思ったけど、かったる気味なのはあるさ。
エンタメの黎明やとおもて目つぶれ。
宮沢賢治わかんないの多い人が何を・・・(^^;
「自由と独立と己とに充ちた現代に生れた我々は、その犠牲として
みんなこの淋しみを味わわなくてはならない」『こころ』の一節
今、この21世紀でも通用するなんて、やはり漱石は神?
110 :
無名草子さん:2006/04/10(月) 21:35:16
坊っちゃん読んだ感想教えて。
>>110 主人公坊っちゃんの勧善懲悪的な性質やその他の登場人物各々の性質は、
揺るぐこと無く時の流れに沿って淡々と綴られており、ある意味ロール
プレイング的な作品であると言えるかもしれない。
坊っちゃんの悪者退治に通快感を覚え、清の無垢で大きな愛に心を揺さ
ぶられ目頭を熱くした。
全体的に読みやすく、写生文として完成されていると思う。
112 :
無名草子さん:2006/04/11(火) 00:56:29
「我輩」のあらすじを教えて下さい
まず、我輩ではなく吾輩ね。
この作品は、筋というほど筋のない脱線写生文です。
物語はある書生の部屋の押し入れで吾輩が生まれた時の記憶から始まる。
吾輩は書生に捨てられるが、ある教師の家で飼われことになる。
そこで生活しながら吾輩は、町中を自由に巡り猫の世界や人間の世界を、
皮肉たっぷりに面白おかしく語って行く。
最後は、主人の残したビールを飲んで酔っ払ってしまい、水の入った瓶に
落ちて死んでしまう。
>>110 舞台を女学校にする
清を若い女性にする
うらなりくんを奥ゆかしい女性にする
赤シャツをいけ好かない高飛車女にして、マドンナを超イケメン男にする
あ〜ら、どうでしょう
立派なラブコメの出来上がり
・・・というのは、冗談で、現代でも十分通用する、何度読んでも面白い本
日常風景が、テンポよく、軽快でありながら深みのある文章で綴られている
115 :
無名草子さん:2006/04/12(水) 07:17:13
>>113 読んでる最中だったのに結末まで言うな
無神経なな奴
116 :
無名草子さん:2006/04/12(水) 10:31:12
吾輩に出てくるがりようくつ(がり龍屈)とは何ですか
猫を一頁読む毎に、もふもふしたい発作にかられるため側に宅の猫が欠かせません。
可愛い顔して吾輩とか言いながら、人間を下に眺めてると思うと…(;´Д`)ハアハア
118 :
無名草子さん:2006/04/12(水) 13:35:48
上下の上は苦痛だけの内容だったけど、
下を読み出してから(自分の本は8章から11章が下)かなりおもろくなって来た。
教訓ぽく哲学的でもあるし、結構為になる。
言っては危険そうな世間の批判などもいっぱい出て来るようになった。
可愛かったのは猫が虎になった夢を見て主人にご飯を持ってこさせたり、
迷亭に「う〜」とうなるところ。
>>116 臥竜窟 竜の塒(ねぐら)
苦沙弥を諸葛孔明のような大人物にたとえ、それを「竜」と言ったので、
その家を「窟」と大げさに表現したもの。
「臥」は、寝るとか横たわるなどの意。
120 :
無名草子さん:2006/04/12(水) 19:06:41
>119
そういう意味か( ゚∀゚) ありがとうございました。
苦しみながら全部読めたけど最後の終わり方が可愛そうで後味悪いです。
(同じ結末でもよだかの星は望んだ事だけど猫は無念そうで可愛そう)
為になったのは最後の章の最後の方の力説と、(バイオリン買う長い話は超無駄)
隣の学校の生徒と喧嘩して悩んでる時に
長いひげをしたおじさんに教えられる精神論みたいな話( ゚∀゚)/
読破するのに凄い時間かかったけど読む力がパワーアップしたし猫も可愛かったし、まぁ良かった。
でも人に薦めるとしたら「よだかの星/宮沢賢治」の方が良いと思った。
>>120 そうですね。少し哀しい結末ですが、人生とはそういうものだと言う教訓のようなものが
含まれているようにも思います。
これで懲りずに、他の作品も読んで見てください。
ちなみに『三四郎』は読みやすく、ちょっとほろ苦い青春グラフィティのようで、面白い
ですよ。まずは其処から『それから』『門』へと前期三部作を制覇して見ては如何ですか?
ある意味車輪の下より悲壮。どっちもどぼん。
現代人は子供の頃から、やわい話に慣らされてるからな
昔話とか童話とかも意識的に悲惨な部分改ざんして載せてるし
だから、猫程度でも悲壮感を感じるのだろう
124 :
無名草子さん:2006/04/12(水) 22:58:23
八章の出だしが意味わからんorz
>>124 まぁ、明治末期の住宅事情に付いての皮肉まじりの説明的な写生文だから、
現代人には少々想像しづらいのは、致し方無いのではないでしょうか?
126 :
無名草子さん:2006/04/12(水) 23:41:39
吾輩の登場人物の読みが分からない。
127 :
無名草子さん:2006/04/12(水) 23:52:51
>>126 苦沙弥→くしゃみ
細君→さいくん
迷亭→めいてい
水島寒月→みずしまかんげつ
越智東風→おちとうふう(本人はおちこちと読んで欲しいらしい)
八木独仙→やぎどくせん
>>128に追加
珍野苦沙弥→ちんのくしゃみ
立町老梅→たちまちろうばい
天道公平→てんどうこうへい
何故か細君だけ名前が書かれていない。
130 :
sage:2006/04/13(木) 07:41:57
こころ で、先生がKに言ったヒドい言葉ってなんでしたっけ?
馬鹿だ
ぬるぽ
まゐつたなあ・・・
>>130 「精神的に向上心のないものは、馬鹿だ」と、二度同じ言葉を繰り返して言った。
房州旅行の時、日蓮宗誕生寺に寄った翌る晩に、Kが先生を軽薄もののように言った言葉。
135 :
無名草子さん:2006/04/14(金) 09:39:39
>>121 ありがとうございます。
今違う著者の本を読んでて読み終わったら三四郎も読みます。^^
昨日本屋で夏目漱石の本を見てたら
角川文庫から出てる本が一番読みやすい様です。
新潮文庫や、講談社よりもかなり読みやすかったです。
他の現代文の小説となんら変わりなくスラスラ読める感じです。
(良いのか悪いのか別にして、日常使わない様な漢字はひらがなになってました。)
これから「吾輩は猫である」を読む人で特に勉強目的でなく楽しみたいだけの方は
角川文庫から出てるのが読みやすくてお薦めです。
136 :
無名草子さん:2006/04/14(金) 18:18:18
「こころ」読み終わりました。
汽車に乗った私は、その後どうなると思いますか?
先生と同じように財産をまとめて母親とともに
東京でインテリのヒッキー、ニートになって
荒涼の座敷で自殺するのかも。
繰り返しでは大正のインテリになりませんね。
>>136 そうですね。まず「私」は「先生」に対して抱いていた感情が、恋心だったことに気づいて
涙にくれるのではないかと思います。
そして、「先生」の手紙で「先生」の人生を追体験したことにより、厭世的に生きて行くの
ではないかと思います。
138 :
無名草子さん:2006/04/15(土) 01:26:17
寝る前に思い出した
角川文庫のは改行が頻繁に行われていて読みやすい。
自分的には新潮文庫が好きで他の作家は新潮にしてるけど、
つめつめの文字で夏目漱石読むと読みにくいので角川にする。
私は『吾猫』と『こころ』だけ集英社文庫で、その他は全て新潮文庫で読みました。
集英社文庫は、語注も分かりやすく解説なども興味深く面白かったですよ。
140 :
無名草子さん:2006/04/15(土) 02:05:06
漏れは岩波派だ
俺は小学校時代に読んだやつは学校の図書室に置いていた大きい本(出版社は覚えてない)
中学高校時代に読んだやつは新潮
それ以降のは岩波
因みに、坊ちゃんは何故か3冊もある
誤解を招くといけないから
学校の図書室の本を窃取したわけではございません
あとで新潮や岩波のを買いました
143 :
無名草子さん:2006/04/15(土) 22:35:33
>>140.141
岩波文庫って一番読みにくくない?
字がやたら小さいしタイプライターみたいな文字だし。
でもなぜか頭良い人とか文学に慣れ親しんでる人が岩波を好むのはどうして?
原作に一番忠実なん?
今日岩波の買って読んでるけど読みにくい。
教科書が一番y(ry
>>143 たぶん岩波が昔から出していたからだろうと思ってぐぐったらこんなのが出てきた
http://www.wordproject21.com/ruru220.html (おまけ) 漱石と岩波の「こころ」を巡るエピソード
■実は「自費出版」だった。
「こころ」に感動した、岩波書店の創業者・岩波茂雄氏は、漱石に
直談判をして、出版の承認を願いました。
当時の漱石は「売れっ子作家」
岩波書店は「古本屋」
大手の書店が、漱石の本を出版したいと願っている中、岩波氏は涙な
がらに、漱石に出版の許可を訴えたといいます。
その真直ぐな心意気(?)に感動した漱石は、なんと岩波書店からの
出版を許可。みごと、許可を得た岩波氏はこう言ったといいます。
「先生、出版のための資金も用立ててください」
つまり、作家本人に「出版にかかる費用」も依頼するのですね。
普通では、絶対にありえない依頼です。しかも、相手は人気作家の
漱石。「ふざけるな!」と、一喝されて当然の状況な訳ですね(笑)
・・・ところが、漱石はこの「とんでもない依頼」を受けてしまうの
ですね。出版の費用を自分で出す、いわゆる「自費出版」で「こころ」
を出版することにしたわけです!
こころが岩波の処女作ということはどこかで読んだ記憶がある
記憶喚起
>>145 興味深いお話、ありがとうございます。
やはり夏目漱石は、国民の教師たる人だったんですね。
148 :
無名草子さん:2006/04/17(月) 02:44:13
岩波ふざけんな
( ゚д゚)、ペッ
改善されずに読みにくい本、
人気作家に自費出版させただと。
その営業方針まるでライ●ドアの様だ。
胡散臭い会社だ。
149 :
無名草子さん:2006/04/17(月) 16:49:56
猫読み終わった〜。
ちょっと文体が読みづらかったけど凄い面白かった
おっつー(^o^)
次は『草枕』なんてどうですか?
「こころ」は岩波を買ってしまった。売上順でなんとなく。
麦藁帽にも注釈があった。まんまだ。
>>151 一緒に共産党宣言も買ったか あれはいいぞ
153 :
無名草子さん:2006/04/23(日) 17:26:30
野分に出てくる白井道也、高柳周作、中野輝一の年齢、学歴、現在の職業、出身地を教えてください。
>>153 白井道也 三十三歳位 東京出身 雑誌編集者謙文学者(作家)
高柳周作 二十五歳位 中国地方出身 文学士(作家)翻訳のアルバイト
中野輝一 二十五歳位 東京出身 文学士(作家)
156 :
無名草子さん:2006/04/24(月) 06:31:32
ありがとうございます^^
>>154 ごめん。一寸訂正します。
白井道也 三十四歳位
高柳周作 二十六歳位
中野輝一 二十六歳位
よろしくね。(^.^)ノシ
人間は生きている限り、純粋ではいられないのだろうか?
空間に生れ、空間を究め、空間に死す。
空たり間たり天然居士噫
この世界は善意と悪意どちらが勝っているのだろうか?
(吾輩は猫であるより)
この下女は人から歯軋りをすると云われると、いつでもこれを否定する女である。
「私は生れてから今日に至るまで歯軋りをした覚えはございません」と強情を張って、決して直しましょうとも御気の毒でございますとも云わず、
ただそんな覚えはございませんと主張する。
なるほど、寝ていてする芸だから覚えはないに違ない。
しかし、事実は覚えがなくても存在する事があるから困る。
世の中には悪い事をしておりながら、自分はどこまでも善人だと考えているものがある。
これは自分が罪がないと自信しているのだから無邪気で結構ではあるが、人の困る事実はいかに無邪気でも
滅却する訳には行かぬ。
こう云う紳士淑女はこの下女の系統に属するのだと思う。――夜は大分更けたようだ。
(こちらも「吾輩は猫である」より)
見ず知らずの人のために眉をひそめたり、鼻をかんだり、嘆息をするのは、決して自然の傾向ではない。
人間がそんなに情け深い、思いやりのある動物であるとは、甚だ受け取りにくい。
ただ世の中に生れて来た賦税として、時々交際のために涙を流して見たり、気の毒な顔を作って見せたりするばかりである。
云わばごまかし性表情で、実を云うと大分骨が折れる芸術である。
このごまかしをうまくやるものを芸術的良心の強い人と云って、これは世間から大変珍重される。
だから、人から珍重される人間ほど怪しいものはない。
試して見ればすぐ分る。
この点において、主人はむしろ拙な部類に属すると云ってよろしい。
拙だから珍重されない。
珍重されないから、内部の冷淡を存外隠すところもなく発表している。
彼が、武右衛門君に対して、「そうさな」を繰り返しているのでも這裏の消息はよく分る。
諸君は冷淡だからと云って、けっして主人のような善人を嫌ってはいけない。
冷淡は人間の本来の性質であって、その性質をかくそうと力めないのは正直な人である。
もし諸君がかかる際に、冷淡以上を望んだら、それこそ人間を買い被ったと云わなければならない。
正直ですら払底な世にそれ以上を予期するのは、馬琴の小説から志乃や小文吾が抜けだして、向う三軒両隣へ
八犬伝が引き越した時でなくては、あてにならない無理な注文である。
人は永遠に成熟為得ないのだろうか?
人は何処に向かっているのだろうか?
有るようで無く、無いようで有る、この不確かな世界。
「恒に転ずること暴流の如し」[世親著『唯識三十頌』]
「今」という一刹那すら何時だか解らない。
人は理解った積もりいるが、本当は何も理解っていないのではないだろうか?
164 :
無名草子さん:2006/04/28(金) 20:22:43
Pessimistic age.
165 :
無名草子さん:2006/04/28(金) 20:35:22
う〜ん。おもしれえな、ちくしょう。
本当に「命」が一番大事なのだろうか?
「命」を賭けてでも成さなくては為らない事が有るのではないだろうか?
>166
それを家族にでも言ってみなよ。
168 :
無名草子さん:2006/05/03(水) 00:15:15
漱石の辞世の句をどなたか教えて下さい。
169 :
無名草子さん:2006/05/03(水) 20:22:24
講談社「日本現代文学全集」全108巻のうち夏目漱石関連が2巻発行された。
第23巻の夏目漱石集(1)は昭和36年3月(第6回配本)、
第24巻の夏目漱石集(2)は昭和39年12月(第51回配本)の発行。
(ちなみに日本現代文学全集の第1回配本は第43巻の谷崎潤一郎集だった)
170 :
無名草子さん:2006/05/07(日) 12:24:50
「それから」の登場人物、長井代助、得、誠吾、梅子、誠太郎、縫、平岡三千代、
常次郎、菅沼(兄)(父)(母)、門野、佐川の娘、寺尾の関係図が見たいです。
だいたいはわかるのですが図で書こうとすると難しくて><
関係図は一寸面倒なので主人公代助から見た関係を書いてみます。
長井代助 父や兄の援助で一軒家に住んで居る。(ニート)
長井得 父(幼名誠之進)実業家。
長井誠吾 兄 父の後を継いでいる。
長井梅子 嫂 気が合う。
長井誠太郎 甥 代助を慕っている。
長井縫 姪 代助を慕っている。
門野 書生(居候)
平岡常次郎 中学からの友人。代助が三千代との仲を取り持ち結婚。
平岡三千代 平岡の細君(旧姓菅沼)亡き友人菅沼の妹、昔から気になる存在。
菅沼(兄) 大学の同窓の友人。母の腸チフスが移って死亡。
菅沼(母) 兄妹の下宿に上京して来ていた時、チフスに罹り死亡。
菅沼(父) 菅沼兄と母が亡くなった時知り合った。訳あって北海道に移住。
佐川の娘 父得の恩人高井の養子の孫娘。縁談の相手。
寺尾 大学の同窓の友人。作家をしているが収入が無く、金を借りに来る。
後は自分で図に為てみてね。(^^)ノシ
172 :
無名草子さん:2006/05/09(火) 06:42:16
ありがとうございます^^
173 :
無名草子さん:2006/05/13(土) 18:14:26
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174 :
173:2006/05/13(土) 18:15:04
あら?
すまん誤爆シマスタ
175 :
無名草子さん:2006/05/15(月) 10:45:31
漱石難しいなぁ
贋作坊ちゃん殺人事件っつう本があるのよー
なんか坊ちゃんの続編らしい
誰か読んでおくれ
なんだか春樹ちゃんのほうが読みづらひ…
「スプートニク」ちょとわらた。
三部作完読記念カキコ。
『それから』、『三四郎』、『門』の順で読んだけど、『門』が一番良かった。
学校の先生は、今の学生には『門』が一番人気あるっぽいと言ってたけど、
自分もその例に漏れなかったみたいだ。
ここの人たちは「ダイソー」で売ってるやつは眼中にすらないんですか?(笑)
安くて読みやすくていいと思うんですが・・。
と、思ったら専用スレあったのね・・。
失礼しました。
>>177 おめでとう。そしてご苦労様。
前期三部作を読むと、もう漱石ワールドにドップリという感じでしょうね。
その勢いそのままに後期三部作『彼岸過迄』『行人』『こころ』を読むと、
もっと深いところ迄連れて行って貰えますよ。
気が向いたら読んでみてね。(^.^)ノシ
行人を読み終えました。傑作です。
二郎も一郎に負けず劣らずの繊細な神経の持ち主だと思った。
特に手紙の部分は大好きです。
一郎の呪縛を紐解いて、
徐々に核心に触れようとするHさんの話術には恐れ入ります。
一郎が自然に振舞うことのできる生きた人間を神だと
言っていた部分を読んだとき驚愕でした。
実はこの本を読むまで
自己の運命を克服した人間こそが
神ではないか?と個人的に思っていたんです。
自分にない属性を持っている人に
憧れて神と慕う部分が一郎とカブっていたので共感できた。
しかし、それと同時に怖さも感じました。
旅行から帰ってきた一郎は果たして変わるんでしょうか?
それとも門のように結局なにも変わらないまま
社会の荒波に身を投げて行くのでしょうか?
それこそが漱石が私達に投げ掛けた人生のテーゼなのではないでしょうか。
所詮人間は自己という牢獄の様な世界から脱け出し、他人の世界に入り込む
ことは出来ない孤独な存在であり、他人を理解することなど出来ないのでは
ないかという怖れを抱いているものなのではないでしょうか?
>>180 『彼岸過迄』、いま半分くらいまで読みました。
敬太郎のキャラが楽しいなーと思って読んでいたら、「須永の話」で失速しました・・・
>>183 そうですね。確かに、雨の降る日から、須永の話、松本の話へと
重い話が続きますね。
でも、結末まで読み進めると漱石の意図するところが見えて来る
のではないかと思います。
根気良く頑張って。
因みに、私は今、漱石の自叙伝的作品と言われている『道草』を
読んでいます。随筆『硝子戸の中』も凄く良かったですよ。
では、失礼します。ノシ
>>183 ・・・と思ってたら、千代子の涙に(´;ω;`)
そして須永の気持ちもなんか分かる。
「彼岸過迄」って恋愛の話なのかな。
読んでみよかな。
三四郎、それから、門、彼岸過迄、行人、こころ、
春先から読み始めて漸く六冊読破しますた。
いまは漱石文明論集読んでる。
漱石は、設定や粗筋や主題より文体や言葉選びがおもしろいので
自分はお笑いと思ってげらげら笑って読んでます。次は虞美人草読もうかな。
>>187 私は漱石の作品で一番笑えるのは、『吾猫』ではないかと思います。
そして一番美しい作品は、『草枕』だと思っています。
あと『坑夫』は一風変わっていて面白いですよ。
189 :
無名草子さん:2006/05/25(木) 16:37:31
旧かなづかいで書かれてる文庫ってありませんかね?
『坑夫』……最も漱石らしからぬ作品。
ってホント?
191 :
&rlo;!!!き好大ケリタモ:2006/05/26(金) 01:49:58
流れに棹させば流される・・・
これって絶対「流れに逆らえば」って解釈してる馬鹿がいるだろ
意味を考えればそうはならない
情に流されるってことだからな
ああ、あと草枕の冒頭は「流れに掉させば」じゃなくて、「情に棹させば」ね
「流れに棹をさす」をもじった言葉だそうな
>>190 『坑夫』は、漱石の許を訪れた青年の体験談を基に、一人称で書かれた
ルポルタージュ的な作品です。
主人公は勿論他の登場人物も皆個性的ですし、文体もユーモアたっぷりで
テンポ良く進んで行くので大変面白く読めると思います。
漱石らしいか、らしくないかは、読んでみてから自分で判断して下さい。
>>194に補足
村上春樹著『海辺のカフカ』の中で、主人公カフカ少年が
四国の図書館で『坑夫』を読んで感想を付けていたね。
「『なにを言いたいのかわからない』という部分が不思議に
心に残るんだ。うまく説明できないけど」
「吾輩は猫である」読み終わりました。面白かったです。
昔の小説は、広辞苑と漢和辞典で意味を調べながら読まないといけないので疲
れます。
子供の頃、アニメで吾輩は猫であるをみたことがあるけど、原作と全然違って
たんですね。いつ花嫁を奪いにくるのかと読み進めながら思ってたんですけど
ね。
今度は三四郎でも読んでみますかな。
漱石日記が俺のバイブル。
198 :
無名草子さん:2006/05/27(土) 21:16:19
>>2-3 誰も触れてない様だけど、わずかな時間差で無念な
>>2がむちゃ可愛い^^
道草くってないで、明暗書いてればよかったのに
それだけが心残り
『彼岸過迄』読了。本来『行人』にいくところ、『虞美人草』を読んでみたら
最初の一章がすごく読みにくかった。そして漱石の文章力のすごさに唖然。
確かに、私も『虞美人草』の最初の断章は、誰が誰だか、何処から何処へ
行くのか把握するの手間取ったのをよく覚えています。
そして、結末に唖然。
『道草』読み終えました…。
唯々、漱石の底力に圧倒され、打のめされました。
『明暗』に取り掛かります。
203 :
&rlo;!!!き好大ケリタモ:2006/05/29(月) 21:42:14
真性夏目ヲタなら、続・明暗まで読めや
>>203 真性ヲタで水村の続・明暗読んだけど
文体といい展開といい、悉く夏目先生の世界をぶち壊してくれる
希代の駄作と認定しますた
あれは原作に対する冒涜だ
続明暗、あまり期待しないで読んだから意外と好きだったな
虞美人草のモーレツツンデレヒロイン
かなり好きなんだけどw
昼ドラ見た?
210 :
無名草子さん:2006/06/10(土) 21:16:45
age
原宿のブクオフのカウンターでは岩波版漱石全集(95)
が一冊1700〜1950円ぐらいでバラ売りされている。
未使用の死蔵品らしく、注文伝票や月報もそのままだ。
美品ではあるが、決して安いわけではない。
ただ、週末に限って(少なくとも先週末と今週末は)
単行本が2冊で1200円セールをやる。
そういうわけで、11集「明暗」と12集「小品」を買ってきた。
「夢十夜」が読みたかっただけなんだけどね。
来週2冊1200円セールやるかどうかわからないけど、
興味のある方は覗いてみては。
ちなみに残っていたのは、1・2・3・4・9・10・13・14
15・16・17・19・22・24その他
ちなみに私は店員ではない。長文スマソ。
「こころ」の登場人物のプロフィール教えていただけませんか?
昼ドラ見たけど、話中に出てくる文章は何だか陳腐だと思った。
そんな自分は『虞美人草』読了。おもしろかった。宗近君GJ!
>>201結末に唖然
唖然というか、あまりのことにもう笑うしかなかったです・・・
>>212 舞台─明治四十四〜四十五年(明治天皇が亡くなったのが明治四十五年七月三十日)
「私」
年齢─二十五、六歳(大学を出たのが明治四十五年だったから)
次男
地方出身
東京帝国大学卒
「先生」
年齢─四十歳±二歳(推定)
長男(一人っ子)
地方出身
東京帝国大学卒
先生の細君(静)
年齢─三十四歳±二歳位
長女(一人っ子)
「先生」の学生時代─日清戦争(明治二十七、八年)の数年後と推定されるので、
明治三十一、二年と推定する。
「先生」の当時の年齢─二十四、五歳
東京帝国大学の学生
「K」の当時の年齢─二十四、五歳
「先生」と同郷出身
真宗寺の次男
東京帝国大学の学生
曖昧で申し訳ないのですが、こんな感じで良いですか?
時間のある時に、もう少し調べておきます。
夏目漱石って、なんか難しい作品、イメージがあって避けてきたんだけど、
学校で「こころ」を勉強して、意外に読みやすく興味をもって、こころとそれからを買ってきて読んだ。
むろん、読んだあとに受けた衝撃は想像してもらう通り。
多感な高校生の時に夏目漱石に出会えて本当に感謝している。
もし自分に子どもが出来て高校生になったら、その子どもにも「こころ」を読ませてみようと思う。
私はむしろ高校生の時に「こころ」から入って、漱石を敬遠してしまったな。
この話暗ッ!と思って。授業の読解も相変わらず遅々としてて苦だったし。
漱石を心底面白いと思えるようになったのは、大学生も後半から。
後に「坊っちゃん」を読んで、是非これから入門したかったと思った。
「坊っちゃん」は今年で誕生百周年だそうだね。伊予松山では何か色々やるらしい。
「こころ」は男性と女性では印象の受け方が違うかもね。
特に高校生くらいの多感な年頃だと、その違いは顕著だと思う。
>>217 人によってツボが違うと思う。俺は漱石の中では坊ちゃんが一番つまらん。
やっぱり草枕、虞美人草、それから〜明暗、がおもろい。どれも笑えるし。
坊っちゃんは泣けるよ。
221 :
無名草子さん:2006/06/18(日) 01:24:43
個人的には「それから」が一番好きです。そういう意見あまり聞きませんが…。
「こころ」に比べると、「それから」は同テーマでもかなり未完成な印象を受けました(「行人」に続くから当然?)が、むしろ最後の辺りで主人公が壊れゆく(あるいは今までの『虚偽だけど安定した自身の世界』を壊していく)悲壮感が未完成だからこそダイレクトに伝わって、
読み終わった後にも抜けないトゲが刺さった様なかんじがしました
223 :
無名草子さん:2006/06/21(水) 17:25:23
門はいい
門いいよね門。禅寺に行ったけど、どうもならない宗助が面白い。
今「野分」読んでるんだけど……高柳君!。・゚・(ノД`)・゚・。セツナス
225 :
無名草子さん:2006/06/21(水) 22:54:15
他スレの薦めで三四郎読みました。
いつ柔道はじまるのかと思っていると
何か平坦な恋愛話で終わってもた。
ま、三四郎違いはいいとして
あとがきを読むと、自分が全然話しについていけてなかった
ことに気づいてガッカリ。
己の読解力のなさは認めるが、それにしても明治人は
行間読むのを強制し過ぎじゃね?
三四郎は、主人公の善良さや与次郎の奇行、広田先生や良子さんのかわいらしさ
ばかりに目がいって、美禰子との恋愛パートは結構どうでもよかったな(笑)。
その他は、学生生活や近代演劇?、電車の飛び込み自殺のくだりとか、当時の
世情を反映しているところがおもしろかった。
>>225 其れは、姿三四郎だよ!
取り敢えず、突っ込んでおきます。
二度、三度と読むと、どんどん面白さが見えて来ると思いますよ。
>>225 っていうか粗筋なんかどうでもいいんだよ。
どうやって辻褄合わせるかっていう過程を楽しむのが漱石。
「こころとはなんだ?」
「ハンバーグです」
とりあえずハンバーグですと言ってみて
どういうストーリー展開ができるかどうか楽しむ遊びだ。
あの下宿屋ってシステムいいなー。今じゃ実家を出て遠方の大学に通うに
しても、独り暮らしで家事労働が付いてくるからな。
ただし下女がしょっちゅうウロウロしているようだから、プライバシーは
脅かされそうだけど。
230 :
無名草子さん:2006/06/25(日) 22:04:48
今3chで坊ちゃんのミュージカルやってるね
うらなりくんと山嵐はイメージどおり
231 :
無名草子さん:2006/06/26(月) 18:25:27
『三四郎』は、美禰子と川の淵に座って秋の空を眺めるシーンとか、
さすがだと思ったなぁ。三四郎と美禰子の微妙な距離感、刻々と変わる
空の色。情景が目に浮かぶやうです。
そうですね。私もそう思ひます。
知らないはずの明治末期の緑溢れる東京の風景が目に浮かぶ様です。
矢張り漱石の写生文は最高ですね。
唐突ですが、漱石は私の地元でもあります熊本県に住んでいた時に(1896年〜1900年)6回住まいを変えたとのことですが、
それ以前(松山時代)やロンドン留学帰国後(東京時代)は引越を豆にするということはあったのでしょうか?
御存じの方がいらっしゃいましたら教えて下さい。
234 :
無名草子さん:2006/06/29(木) 13:56:45
235 :
無名草子さん:2006/06/29(木) 14:05:36
あらためて考えると、「こころ」なんて題名で小説なんか書けないですよ。怖くて。
ひらがな三文字でこころ、ですよ。心、じゃなくて。
それはそれとして、ヘリオトローブ。
236 :
無名草子さん:2006/06/29(木) 15:45:30
何故か日本人がほぼ全員読む小説。
237 :
無名草子さん:2006/06/29(木) 16:30:21
漱石ファンの
合言葉はダーターファブラ
なもし
漱石は「心」にしたがっていたんじゃなかったっけ?
どうだっけ?
『虞美人草』以降の小説作品は全て「朝日新聞」に発表された。
当時の新聞読者の質の高さには驚かされますね。
『こころ』は発表されてから百年近く経つのに、人間が生きて行くことの
淋しさは「昔」も「今」も少しも変わっていないことを教えてくれている
ように思ひます。
242 :
無名草子さん:2006/06/30(金) 23:44:47
野だ最高!
『行人』を読んだ。
Hさんの手紙の部分がほぼ意味不明なんだけど……一郎兄さんは結局、
正しく生きたいんだけど自分の置かれた状況や社会がそれを許さなくて、
人にも正しく生きて欲しいんだけど無理で、それで悩んでいるってこと?
244 :
無名草子さん:2006/07/01(土) 17:25:57
>>243 自分の置かれた状況を作り出したのは
一郎の自我意識、つまり自身で壁を築き上げた結果だと思う。
他人は無意識に振舞うことで
自身の壁を崩して姿を晒すことができるのに
一郎は本質的に内向的で繊細、懐疑主義的で
真理を追究するが故に無意識よりも意識が支配して
自然な振舞いが困難になってしまう。
そして、もう少し他人が壁中の姿まで覗く努力をしてくれたら
疎外感を抱くことも少なくなる。そんな叫びではないのでしょうか?
おいらはそう思いました。
私は大学でジェンダーの勉強をしているんだけど、
最近漱石作品を読み直して、漱石のもつジェンダー観のクオリティの高さに驚いた。
明治帝国資本主義制度の中で、喧嘩のできる夫婦関係を持つことがいかに難しかったか!
漱石作品は『吾輩〜』でも『明暗』でも『道草』でも、喧嘩する夫婦をたくさん描いている。
これは凄いことだ。
研究に行き詰まっていた時分なだけに、勇気をもらいました。
漱石を読むと登場人物の質の高さに驚く
明治の日本て外国の情報が結構入ってきてたんだね
247 :
無名草子さん:2006/07/03(月) 17:46:10
ストレイシープ
わかって?
電子辞書便利だわ
>>233 面倒だから私は数えないけど
角川文庫だったら巻末の年譜に書いてあるんじゃないか
竜田山に登って読み直して来い!
「夢十夜」怖ぇ…なにあれ。
盲目の子供を負ぶって行く話がめちゃくちゃ怖かった。
漱石って色んな才能があるんだね。
私は第一夜が大好き。
252 :
無名草子さん :2006/07/06(木) 23:16:56
百年待つてゐて下さい・・・
まるでベルギー象徴派の絵画のような
イメージが浮かび上がり、私も大好きです。
そしてパロル舎から出ている絵本も好き。
秋に読むと特に引き込まれます。
三四郎は黒沢明の映画とまったく同じ話?
255 :
無名草子さん:2006/07/07(金) 16:43:12
今まで漱石の小説、読み始めては途中で挫折してました。
なにか感情移入できなくて。
しかし、最近自分が人生の壁にぶち当たって
もう一度「こころ」を読むことにトライしたら
ものすごくはまってしまって。
初めて共感できたっていうか。
ということは、自分がやっと生きていく上で
大切なことに気付いたってことかな。
とにかく、これから漱石のみならず他の文豪の本も
読みあさってやろうという気分です。
256 :
無名草子さん:2006/07/09(日) 20:47:25
坊ちゃんは理系ということで手紙や演説が苦手
という設定だが、あれだけ簡潔で見事なストーリーを
坊ちゃん自身の回想という形式で表現したのは漱石のミスか?
こころの先生からの遺書は、手紙ではなく大部な原稿の小包
の方がスッキリすると思うが連載小説の限界か?
257 :
無名草子さん:2006/07/09(日) 23:25:43
三四郎 こころ それから 門 行人
と読んでみたけど、明治の暮らしって
書生がいて、下女がいて、身の回りの世話をしてくれるってのは
一般的なのか?今でいうトレンディドラマで一介の平社員が高級マンションに
住んでいるような、理想的でいてありえない設定なのだろうか?
お前らこんな暮らしいいだろう、へっへっへみたいな。
>>256 苦手だから簡潔になったのかも
予想以上に遺書部分が膨らんだって本人が言ってたね。
あの分量じゃ、四つ折りは無理だよなw
>>257 三四郎 こころ それから 門 行人
この5作の主人公たちは皆いいとこの出じゃない?三四郎は地方出身でも
実家が土地持ってるし、それからの代助やこころの先生、行人の主人公は
実家に相当の財産があった。門は父親が死んでちょっと苦しくなってたぽ
いけど。
大学を出て会社にお勤めするっていうことが、今の時代に比べるとすごい
ことだったのでは?
260 :
無名草子さん:2006/07/10(月) 02:42:52
>>256 坊ちゃんは、自分で文章にしたんじゃなく、
主人公の語りを誰かがまとめたって感じじゃないかな。
こころのほうは、作家でもなく大学教授でもない、
一般人の先生が原稿用紙に書くのは、逆に不自然かも。
だから、ふつうに書簡。
>>257 漱石の小説の主人公は基本的にエリートだから、エリートの暮らしの中ではそのくらいで普通なんじゃないの
今みたいな中流社会(格差社会とはいいつつも、なんだかんだ言って中流社会)じゃなくて、
帝国大学行くような身分の人は、基本的には頭がいい金持ちなんじゃないのかな
どっちにしろ、当時は、小説なんて金に余裕のある人しか書けなかったみたいだし
逆に今みたいに猫も杓子も小説書く時代より、そういった少数精鋭の時代の方がいい作品ができるのかもね
262 :
無名草子さん:2006/07/12(水) 03:06:10
漱石は神経衰弱のリハビリをかねて小説を書きはじめたらしいから、
おのずと自分の知る(同じ)階層の人々を描くことになったんじゃないのかな
263 :
無名草子さん:2006/07/12(水) 04:06:29
>>254 ボケてどうする?
>>261 ただ、その多くは大新聞の連載小説だから、選良相手というより、
結構、広範な読者を想定して書いてはいたんだろうな
>>262 というか、登場人物に自らを投影して分析しているような
賢しらに
265 :
257:2006/07/12(水) 22:20:17
と、すると、発表当時の平民は
ハァ?漱石の小説?あんなの俺ッチの生活に関係ねーよ
( ゚Д゚)、ペッ
ってな感じで、喜ぶのは上流の人と最近の人だけだったんだろか?
下層な俺がエアコンのきいた図書館で無料で夏目作品を読めるって
幸福なのかしらん。
>>265 そんなことないんじゃないの
昔から上流階級を描いた作品の方が、文学とかでは人気あるから
別にそこに自分の今の生活をまんま重ねて読むとかはしないんじゃないの
場面場面でや、各シーンでそういう自己投影的な読み方はするだろうけど
267 :
無名草子さん:2006/07/13(木) 05:06:56
上流階級を描いた小説というのは、むしろ庶民が好みそう。
漱石は、自分と同じ、中流階級と中流に参入しつつあるインテリの勤労者
に向けて書いたのだと思う。
(中流と庶民は、イコールでない)
孫がその辺のこと書いてるよ
まぁ、華族が主人公とかじゃないから、上流というよりも、中の上のインテリ層だろうな
労働者階級に向けられては書いてなさそうだ
しかし、労働者をメインに描いた小説って今読んでもつまらないイメージがあるから
そういう意味では、漱石はいい時代に生まれた
永日小品の中の「柿」という話に、金持ちと庶民の対比みたいなのが出てくるよ。
漱石の作品の中で最初に読んだのは「坊ちゃん」だった。よく文化人が漱石の小説で、
最初に読んだのは「吾輩は猫である」と書いているが、ルビが付いていても読む気もしなかった。
猫は漱石の小説の中で最も難しかったが。皆さんはどうでしたか?私は広辞苑で一行一行知らない熟語を、
調べて読了しましたが。
本文中でも写生文と書いてあったが、実験的なことをしてますね
景色・心理の写生、芸術家ですね
>>272 私は猫を2/3くらい読んだら途中で飽きてしまった。一番初めに読んだのはそれから
だけど、そんなに読みにくくなかった。
坊っちゃんは文句なしに読み易いと思う。昔中学の教科書に載ってたくらいだし。
でもベストワンは今んところ野分。
>>272 俺も坊ちゃんだよ
小学校3年か4年の冬休みに「暇だ、暇だ、やることない」と言ってたら、「そろそろあなたも、これでも読みなさい」と母親に渡されて読んだ
最初は、半信半疑で読んだが、面白くて一気に読んでしまった
その後に即行で猫読んだが挫折して、6年生の時に再チャレンジして、どうにか猫を読んだ(後ろに注がついてあるやつで)
その後は草枕に進んだ(学校の図書室で目についたので)が、正直、意味不明だった
最後の方は文字だけ追ってたってな感じだった気がする
その後は、中学時代に、三四郎→それから→門→こころ(門とこころは逆だったかも)
後は順番は忘れたけど、高校の時に、虞美人草、行人、彼岸過迄辺りを読んだ
明暗は何だか未だに読む気がしないので読まずにいる
ということで、初読で一番難しく感じたのは、個人的には草枕
276 :
無名草子さん:2006/07/15(土) 05:03:56
吾輩は主婦である
名前はみどり
277 :
無名草子さん:2006/07/15(土) 09:39:59
消極的修養
279 :
無名草子さん:2006/07/15(土) 21:56:07
文章力があるのにけっして驕らず
読み易いように低く見せて書ける奴のほうがはるかに賢い
ネットで読みやすいように書くには改行に気を使うといいです。
本読んでも文章力あがらないだろうな。
文章力上げるには、やっぱり書いてなんぼの世界。
もちろん最低限の読書量は不可欠だけど。
あとはこれは詮無いことだが、生まれ持った才能。
読みやすいという意味では、短文。
仕事の文章だといかに一文を短く、コンパクトにするかに気を使う。
2chやっててもあまり文章力上がらない気がするけど
ブログだと修業になる気がする。
はてなダイアリーとかキーワードでリンクされるようになってたりするから
他所を見るとすごく文章上手かったりして
自分の下手さが身にしみる。
智に働けば角が立つ。情に棹させば流される。意地を通せば窮屈だ。とかくに人の世は住みにくい。
住みにくさが高じると、安い所へ引き越したくなる。どこへ越しても住みにくいと悟った時、詩が生れて、画が出来る。
人の世を作ったものは神でもなければ鬼でもない。やはり向う三軒|両隣りにちらちらするただの人である。
ただの人が作った人の世が住みにくいからとて、越す国はあるまい。あれば人でなしの国へ行くばかりだ。
人でなしの国は人の世よりもなお住みにくかろう。
読みやすいじゃん
漱石は読みやすいけど、驕っていることは驕っていると思う
その驕り具合が丁度いいので、読んでいて心地よい
他の作家にありがちな「どうだ、俺の文章、上手いだろ」という嫌な自己顕示欲みたいなものが感じられない
でも、嫌いな人からいわせると、それでも偉そうだと感じるようだ
ここに至ると、もはや感性の違いとしか言いようがない
288 :
無名草子さん:2006/07/17(月) 20:38:40
論理的思考力を得意とする人の分は読みにくい
やたら三段論法に持ち込むのでね
漱石は一見読みにくそうな文章だが
実際読んでみると創造力を促すような感覚に作用されて
頭にすんなり染み渡ってくる
好印象ダポ!!!
289 :
無名草子さん:2006/07/17(月) 20:40:45
論理的思考力を得意とする人の分は読みにくい
分→文
間違えたごめんなさい
>>291 それでも,もうすでに◯◯◯◯商事の方で1冊買った奴がいるみたいなんだよね
新刊で手に入る本の定価の3倍で古本だよ! 信じられないよ
293 :
無名草子さん:2006/07/24(月) 16:21:50
純文学だよね
今どきはやらない
294 :
無名草子さん:2006/07/24(月) 17:35:39
夏目漱石こころより
「私は過去の因果で、人を疑りつけている。だから実はあなたも疑っている。しかし、
どうもあなただけは疑りたくない。あなたは疑るにはあまりに単純すぎるようだ。
私は死ぬ前にたった一人で好いから、他を信用して死にたいと思っている。あなたは
そのたった一人になれますか。なってくれますか。あなたははらの底から真面目ですか」
は、何ページあたりに書かれてるのかわかりますか?もしくは誰の台詞か
31章です
インターネット図書館、青空文庫からテキストファイル化したものをダウンロードできます。
その中を検索すればすぐ。
「こころ」がめちゃめちゃおもしろい!
297 :
無名草子さん:2006/07/25(火) 20:03:42
>>294 先生の台詞ですよ。
その後の台詞の
「私の命が真面目なら・・・」
は感動しました。
298 :
無名草子さん:2006/07/26(水) 01:09:35
こころの主人公は性同一性障害で実は女なのです。
ハハ。
欧州では、同性愛の小説として読まれているらしいですけどね。
300 :
無名草子さん:2006/07/26(水) 10:57:32
栄光の23get
最近、新聞小説感覚で、久しぶり(10年ぶりくらいか)に「こころ」を毎日1章ずつ読み返している
起きて、朝刊読む前に読んだり
寝る前に読んだり
続きが読みたくても、1章読んだら、きっぱりやめることにしている
だいたい5分くらいで、どれだけゆっくり読んでも10分あれば読める
今までは、じっくり時間をかけつつも、漱石を読むときは漱石だけに集中して読むスタイルだったけど
どうしてなかなか、新聞小説だっただけあって、1日1章スタイルの「こころ」もなかなか味があって新鮮だ
それ、『新聞小説として漱石作品を読み返す』の真似じゃん!
306 :
あぁ夏よ・・:2006/07/27(木) 21:08:29
/⌒彡:::
/冫、 )::: モウ…夏カ…
__| ` /:::
/ 丶' ヽ:::
/ ヽ / /:::
/ /へ ヘ/ /:::
/ \ ヾミ /|:::
(__/| \___ノ/:::
/ /:::
/ y ):::
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( く::::::::
|\ ヽ:::::
| .|\ \ :::::
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\ | /:::: ヽ 〈::
\ | i:::::: (__ノ:
__ノ ):::::
(_,,/\
>>290-
宮薗美佳著『『漾虚集』論考―「小説家夏目漱石」の確立』、
どんなブックレビューが付くか見ものだな。
書評は、身内の誉めあいだけど、ネットのレビューはけっこう厳しいからな。
>>290 読んでないから何ともいえないけど、
うちの先生は専門中世なのに、あれはいかんって怒ってた
そういえば、その先生のぶあつい本が同じ出版社だった気がする
こころについて、終盤で先生がKに精神的向上心のないものは馬鹿だと
Kが先生に放った言葉を言いますよね。
その結果、Kは覚悟を決めたわけですがそれは死を決意することだと自分は
思ったし、その通りだったわけですが先生はお嬢さんに告白するものと思って
勘違いしてましたね。
でも、その一文を読んだとき?と思いました。だって先を越されることを焦っていた
先生がKの告白を後押しした感じを受けて矛盾してるように思えるからです。
そこまでの文章について納得できるお答えをお願いします。
311 :
無名草子さん:2006/07/31(月) 15:07:07
坊ちゃんに出てくるキヨが
「(四国は)箱根の先ですか手前ですか」とか「越後の笹アメが欲しい」と
言っていたが、やはり関東以外の地理の知識はほとんど
無いんだね。それともキヨが無学という設定だから?
昔は箱根より先には化け物が住む、といって未開の土地扱いだったから
親戚でもいなけりゃ自分の住む土地以外には関心なかったんじゃね?
今でも四国や九州に何県があるか定かでないやついるでしょ。
「それから」が一番好き!
三千代さん、平岡へのへの告白シーンの緊張感とか
だけど、「それから」を読んだ後「門」を読むのが好きなのかも・・・
「それから」だと代助が狂って終わったように解釈できるけど
(つーか、漱石自身が狂ってるんじゃないかって描写だったけど・・・)
「門」だと、そんな夫婦が幸せそうで気持ちよく終わるから
代助はまず三千代を彼女の意思とは無関係に、品物のように平岡に譲る。
で、三年後に三千代がはっきり意思を持った女性として登場して、今度は代助が平岡から三千代を奪う。
最初の「譲る」という考え方は代助が未熟な人間であることを意味していて、三年後に代助(と三千代)は
最悪の形でその間違いに気が付いた、という読み方でいいんでしょうか?
正解なんてないんじゃないかな
俺としては「三千代がはっきり意思を持った女性として登場して」という感覚はさほどなかったし
三千代の問題よりも、単に代助の環境が著しく変化したことの方が大きいのではないかと感じた
>>316 てめえの言う「現代文」ってなんなんだよ!
>>317お前が思ってるより世界は進んでるんだよ。
夏目漱石って変わった顔してるなあって思うのは自分だけ?
変わったというのは失礼だけど
国内外の事件について言及した、もしくは影響を受けた作品に
ついてのレポートを書かないといけないんだけれど、
何かありますか?
夏目漱石殆ど読んだ事無いから、良ければアドバイスください。
「坊っちゃん」や「草枕」が発表されたのは
ピッタシ100年前だね。
なんだか感慨深いね。
>>320 『それから』が良いのではないかと思います。
『それから』の背景には、日露戦争後の商工業膨張によって形成された新興ブルジョア社会が描かれています。
>>321 >>323 ありがとうございます。
「こころ」のが興味有る題材なので、そっちで書こうかと。
「それから」は書き終わってから、読みます。
>>322 角川文庫の現代かな使いで読むからかもしれないけど
とても100年前の文章とは思えないよね>坊っちゃん
327 :
無名草子さん:2006/08/14(月) 06:13:47
>>323 尤も今なら、ニートの先駆者として記す椰子も見かけるがね
>>324 うん。四半世紀前、高校の教師が、同性愛の視点、女性無視を
糾弾した視点なんていうのも披露してくれたな。未だいろいろな
視点が在りそうだね。
>>326 DQN猿のいう事なんか相手にしない方が、精神衛生上いいよ。
>>327 ニートのさきがけも何も
ああいう貴族の中の自由人層は昔からいて
むしろ今のニートの実態は、高等遊民ではなく下層民に近い
>>330 返って、無職の方が信用された様ですからね。
働かないで良いということは、財産が有るからだ、という具合に。
332 :
無名草子さん:2006/08/17(木) 14:26:31
初スレです。
ところで「こころ」の精神的に向上心のないやつはばかだっていうことばについてどう思う?
どうって言葉通りの意味だろう
>>332 青春時代は感銘を受けたが
今は「別にバカだっていいじゃない」と思うようになった
つまりは、俺自身が「精神的に向上心のない」馬鹿者になったということ
337 :
無名草子さん:2006/08/18(金) 13:01:21
恋愛は罪悪ですよ。わかっていますか。
青春時代のあの頃はわからなかった。
だけど今は……アッー!
漱石って苦しさから逃れるために小説書き始めたんだよね。
339 :
無名草子さん:2006/08/18(金) 18:49:59
今まで漱石を読んだ事がなかった。
それなりに本は読んでたけど、中学を卒業したら
今更…って感じになって
それきりになった。
しかし、このまま夏目漱石の一冊も読まずに居ていいのか?と思い
『坊ちゃん』を読んだ。
凄い面白い!
笑える!!
さすが文豪と呼ばれるだけある。
今まで私は何をして何を読んでたんだろ。
これからは漱石の本を大事に読みすすめたい。
【盗作3バカ】のスレに
田口ランディ本人後輪中?! 盗作犯人同士がバトル?!
夏目漱石のこころが、めざましテレビで紹介されてた。
また「こころ」か!
「国家の品格」に採り上げられて以来、一気に俗化したなぁ!
いや、もともと
こころって漱石の作品の中では
俗っぽい部類の作品でしょ
1日1章ずつ読んでるんだけど、ようやく「先生と私」まで読み終わった
1章ずつ読むと、改めて、この作品は、先の展開の伏線が前半から散りばめられていて
読む者に次の日も読ませようとするような趣向が凝らされていると感じた
ただ、作品全体で、それがうまいこと結実できたのかは評価が分かれるところだろうけれども
なんでKは死んじゃったの?
生活の重みに耐えられなかったから
純粋でまっすぐ過ぎたから。
優れた宗教家だったから。
まぁ、いろいろ考えられるよね。
優れた とはいえないだろう。
イった だろうな。
こころは冒頭で、私が先生のことを「よそよそしい頭文字などはとても使う気にならない」と書いてあるのに
先生は「K」のことを「K」と記しているのが面白い
それはKの名誉を慮ってのことじゃないか?
単に響きがかっこいいから
352 :
無名草子さん:2006/08/31(木) 00:01:32
急に貰いたいのだ
>>340 そのスレ凄い。盗作で500万円詐欺だと。佐藤って奴
盗作本がバルタザールの遍歴
↓
【盗作3バカ】田口/ 佐藤亜紀 /篠原
田口ランディ本人後輪中?! 盗作犯人同士がバトル?!
354 :
無名草子さん:2006/09/09(土) 20:23:41
「行人」、今、自分と嫂が寝ているところ。
今感じたのが、「兄さんの権力が絶対的に強そう」ということ。
あと、昔の扇風機くらいしかない暑さがじりじりと前半で伝わってきた。
三四郎読み終わった。
三四郎不憫すぎ…
こころの新聞小説スタイル読み、ようやく「先生と遺書」までいった。
先生は一人っ子だけど、私には、父親が亡くなった後も、母親も兄さんもいるので、
先生とは今後の状況の展開が少し違ってくるだろうね。
私は、この後、いったいどういう人生を送るんだろう?
などと、今読んでいる「先生と遺書」とは関係ない部分がやたらと気になります。
>>355 >「あなたはよっぽど度胸のないかたですね」と言って、にやりと笑った。
ぶしつけな言葉を浴びせかけられてにやりと笑われるなんて
最初の方のこのシーンからして三四郎不憫すぎ…
三四郎はそれが恋かどうかもわかってない
美禰子も
こころ、俺は読み終わったばかりだが猛烈に欝だ
今すぐにでも、口直しに爽やかなコバルト文庫なりフランス書院でも読みたい気分だw
少し時間をおいて、もう一度読んで欲しいです。
>>359 > コバルト文庫
女が何で俺とか言ってんだ
こころってそんなに鬱かな
もちろん考えさせられるってのはあるけど
文体のせいかもしれないが、漱石の作品ではさほど鬱にはならないなあ
そんな所も漱石好きの一因なんだが
こころ、読みたくなってきた。
人間関係とかで悩んだりすると、無性に読みたくなる。
こころの新聞小説スタイル読み、ようやくKが登場した。
お話も佳境へと向かっていきます。
一気に読んでしまいたい気もするが、我慢我慢と。
K登場辺りからどんどん自分の扱いが雑になっていく辺りが、
本 当 に 哀 れ
366 :
無名草子さん:2006/09/26(火) 15:17:58
オレの名は上遠野浩平だ。
面倒だ。夏目漱石を頂点とする日本文壇の総力を結集させて、
オレにかかって来い。
>>353 見た。笑った、盗作犯人佐藤亜紀のセキララ告白w
盗作犯が必死で自演弁護工作中みたいな… ケッサクスレ
↓
【盗作3バカ】田口ランディ/ 佐藤亜紀 /篠原
本人後輪中。盗作犯人同士がバトル?!
夏目漱石のヒロインって嫌な女ばっかりじゃないか?
「坊っちゃん」のマドンナとか「こころ」のお嬢さんとか
「三四郎」のミネコとか。
何故あんな理知的な漱石があんなヒロインを書くのか?謎
三人とも癪に障ったなー
お嬢さんに関しては、自身が先生に感情移入していたからだろうか?
こころを読んでるが
これ今風にいえば、Kは完全なメンヘル(適当な表現かどうかはわからないけど)だな
で、先生は完全にKの躁鬱気質にあてられてるな
奥さんが、Kを家に連れてくるのはよしておきなさいと忠告したのも尤もだ
>彼は段々感傷的(センチメンタル)になって来たのです。
>時によると、自分だけが世の中の不幸を一人で背負って立っているような事をいいます。
>そうして、それを打ち消せばすぐ激するのです。
>それから自分の未来に横たわる光明が、次第に彼の眼を遠退いて行くようにも思って、いらいらするのです。
>(中略)
>Kはただ学問が自分の目的ではないと主張するのです。
>意志の力を養って、強い人になるのが自分の考えだというのです。
>それにはなるべく窮屈な境遇にいなくてはならないと結論するのです。
>普通の人から見れば、まるで酔興です。
>その上窮屈な境遇にいる彼の意志は、ちっとも強くなっていないのです。
>彼はむしろ神経衰弱に罹っているくらいなのです。
>
>私は仕方がないから、彼に向って至極同感であるような様子を見せました。
>自分もそういう点に向って、人生を進むつもりだったとついには明言しました。
>(もっともこれは私に取ってまんざら空虚な言葉でもなかったのです。
> Kの説を聞いていると、段々そういうところに釣り込まれて来るくらい、彼には力があったのですから)。
>最後に私はKといっしょに住んで、いっしょに向上の路を辿って行きたいと発議しました。
>私は彼の剛情を折り曲げるために、彼の前に跪く事をあえてしたのです。
>そうして漸との事で、彼を私の家に連れて来ました。
奥さんはあんなに反対したのになー
自暴自得って言葉ほど先生にピッタリな言葉は無いな
>>373 自業自得と自暴自棄の合成語?それとも単に打ち間違えただけか。
汚名挽回みたいなものか。。。よくわからんが。
熊本に住んでいると「漱石の愛した熊本」という言葉を
聞くのですが、これってちゃんとした根拠がある言葉なのでしょうか?
それとも祭り上げているうちに「熊本が好きってことにしとこう」
ってなっちゃったのでしょうか?
漱石は、明治二十九年(二十九歳)四月に熊本の第五高等学校講師として赴任し、
六月に熊本市光琳寺町に家借り、自宅で結婚式を上げる。
それから、明治三十三年五月、文部省から英国留学を命じられ七月に帰京するまで、
熊本市合羽町(現・坪井二丁目)、飽託郡大江村、熊本市北千反畑町、内坪井町、
北千反畑町の文学精舎跡と転居を繰り返して暮らした。
漱石の人生の中で、熊本時代が、神経衰弱もなく、一番平穏な日々だったのでは
ないでしょうか。
昨日、彼女に誕生日プレゼントプレゼントとして
行人 それから 硝子戸の中 道草 明暗 彼岸過迄
虞美人草 三四郎 門 の9冊買ってもらった
そういや三四郎は熊本出身だったな
>>378 いくらなんでも一気に買いすぎw
正直、いきなり9冊ドカっと渡されても読む気おきないでしょ
>378
その彼女と何処で知り合った?
うらやましいゼ!
素敵な彼女だねー
ぜんぶ古本?
382 :
378:2006/10/01(日) 22:49:35
>>379 先月、こころ 坊ちゃん 吾輩は猫であるを
読んだので年内に全部読むつもりです。
一緒に本屋へ行って買ってもらいました。
>>380 中学校の同級生です
もう付き合って10何年ですが・・・
>>381 岩波文庫の新品です
他にカフカ (審判) ベルセルク(漫画)
も買ってもらいました。
あー羨ましい
本を読める女の子ってあんま居そうで居ないんだよ
>>377 細君が入水自殺騒ぎ起こしたのも熊本じゃなかったっけ?
平穏…とは言い難いような。
なんか盛り上がってる所スミマセン。
最近「こころ」を読み始めたのですが(女・十九歳)先生に本気で惚れました。
なんていうか、すごい自分のタイプで・・・・。
それで今、遺書の途中なのですが、辛くて読めません。
気分転換に江国香織読んでますorz
先生に本気で惚れこんだ人(男女問わず)他にいますか?
いたら遺書のところ読めましたか?
先生のどこが好いのか教えてほしいのですが
皮肉や茶化すわけではなく、興味があります
先生はニートの星
私はむしろ先生よりKの方がタイプだ。
好みは人それぞれですね。
Kは穴ぐらでずっと生活してた方が良かったな
ああいうタイプにいきなり異性の風を感じさせようとした先生は罪な人間
>>386 俺は先生好きだ
今日読んだ部分だと、こんな所とか
>奥さんははたして留守でした。
>下女も奥さんといっしょに出たのでした。
>だから家に残っているのは、Kとお嬢さんだけだったのです。
>私はちょっと首を傾けました。
>今まで長い間世話になっていたけれども、奥さんがお嬢さんと私だけを置き去りにして、宅を空けた例はまだなかったのですから。
>
>私は何か急用でもできたのかとお嬢さんに聞き返しました。
>お嬢さんはただ笑っているのです。
>私はこんな時に笑う女が嫌いでした。
>若い女に共通な点だといえばそれまでかも知れませんが、お嬢さんも下らない事によく笑いたがる女でした。
>
>しかしお嬢さんは私の顔色を見て、すぐ不断の表情に帰りました。
>急用ではないが、ちょっと用があって出たのだと真面目に答えました。
>下宿人の私にはそれ以上問い詰める権利はありません。
>私は沈黙しました。
391 :
無名草子さん:2006/10/07(土) 04:37:55
先生の脳が保存されているってマジ話?
確か東大かどっかで保存されてるよね。
漱石の脳みそとうちの脳みそ交換したい
情報量が多すぎて精神が崩壊しそうだな
本を買うのは良いことだけど、ロハで読めるサイトを知っているかな。
「青空文庫」です。ググッテみてよ。新仮名、旧カナで二種類に分けられている。
漱石の蔵書、肉筆や試験問題が保存されているのは「東北大学図書館」で、
「脳」は東京大学医学部ですよ。今は亡き伊丹さんが漱石の役を演じた
NHKの特別番組を見たのは、減少した千円札の「夏目漱石」が発行された、
1984年のことだった。いきなり目の前の長女「筆子」を殴りつけるという奇行
も描かれていた。そうして何と「漱石の孫」の「夏目房之助」さんにも、直接
お会いできて嬉しかった。漱石は作曲家「坂本龍一」が最も尊敬する人だと、
「ジャーナル・サカモト」で送られてくるメール(直筆?)に書いてあった。
395 :
無名草子さん:2006/10/15(日) 23:28:37
猫に出てくる鼻子って西洋人を暗に蔑んでるの?
>>386 俺は男だが先生大好きだ。
良かれと思ってKを下宿に連れて来るけれど
恋焦がれたお嬢さんとKが仲良くなってしまう事に嫉妬して
でも自分が作ってしまった関係なので口に出せず一人で勝手に悩んでいる所。
考えが浅いんだよな。目先の事ばかり考えてる。そして八方美人の気質も持ち合わせてる。
だからKをお嬢さんから突き放す所は、まるでK自身の為のようにKには映るように話している。
たとえ自分にうまく回ってくるように心が動いていたとしても
それを表に出さずにバランスがとれているように見せかけているんだよな。
結局考えの浅いままだからKが自殺する事も分からなかったし
それを贖罪する方法もまた然り。
Kが自殺するなんて普通はわからないだろ
ありゃ反則だ
「月がきれいですね」という台詞は何という題名の話かわかる方いますか?
それは「月が青いですね」ではなくて?
>>399 返事ありがとうございます。青いですね、かもしれません。その言葉は
愛の告白のシーンですか?
>>398 夏目漱石は、松山で英語教師していた頃、「I love you.」の訳を
「あなたを愛しています」とした生徒に対して、「そんな日本語はありません。
『月がきれいですね』って感じに訳しておきなさい。
日本人ならそれで伝わるはずです」と言ったそうです。
>>401 ありがとうございます。やっとすっきりしました。
当時は英語を喋ることが文明人としての証だったのだろうか。
今アイラヴユーなんて告白したら惹かれるどころか引かれるぞなもし
404 :
無名草子さん:2006/11/21(火) 12:02:14
●● 漱石研究家・江藤淳先生の真実 ●●
自殺された江藤淳先生は、住んで居らした鎌倉界隈では、
大変な変人として知られていました。
どこへ行っても小さなことをあげつらっては文句を言う、
トラブルメーカーで、誰とも良好な人間関係が結べない。
それが、もともとの性格なのか、
精神的なご病気なのかはわかりませんが・・。
奥様とだけは共依存のように仲がよかったですが、
ご夫婦で孤立して居られました。
とても寂しい、不満だらけの人生だったのではないでしょうか。
405 :
無名草子さん:2006/11/21(火) 12:04:22
漱石は問題や神経衰弱もあったのは確かだけど、
よい人間関係を築けるだけの気遣いを出来る人だったよ。
彼の書簡集を読んでみりゃわかる。
407 :
無名草子さん:2006/11/21(火) 16:07:43
漱石は数学得意だったの?
数学を愛したひとたちって本に書いてあるけど
数学を愛した作家たちだった
漱石は最初、建築家になろうとしていたくらいだったから数学もできた。
どの科目も抜群に良くできた。嫌いだった英語を教えるほどだった。
d
そうなんだ
数学いらねって言ってる三浦朱門や数学苦手で士官になれなかった二葉亭とは違うな
新聞小説読みで「こころ」読了
途中さぼった日もあったけど新鮮でよかった
しばらく休んだら次は行人でも読むかな
そう言えば、坊っちゃんは数学の教師だったね
412 :
無名草子さん:2006/11/25(土) 02:36:35
こころ…に出てくる「先生」の「友人」が藤村操とかぶるのはオレの気のせいか?
414 :
無名草子さん:2006/11/25(土) 11:13:26
しかし、性格といい、自殺するところといい、似ている気が…
藤村操は夏目漱石の教え子なわけだし
漱石の旦那は身近の人や出来事を
それなりに小説の中に埋め込んでいるよ。
かぶるといゃ寺田寅彦をモデルにしたキャラもいるしねぇ。
416 :
無名草子さん:2006/11/27(月) 19:42:38
我輩は猫であるか
最近風呂に入りながら猫読んでる
面白くて笑ってしまう
そして少しのぼせる
∩___∩
__ _,, -ー ,, / ⌒ ⌒ 丶| それだ! それだ!
(/ "つ`..,: (●) (●) 丶 それが出れば画になりますよ
:/ :::::i:. ミ (_●_ ) |
:i ─::!,, ハッ ミ 、 |∪| 、彡____
ヽ.....::::::::: ::::ij(_::● ハッ / ヽノ ___/
r " .r ミノ~. ハッ 〉 /\ 丶
:|::| ::::| :::i ゚。  ̄♪ \ 丶
:|::| ::::| :::|: \ 丶
:`.| ::::| :::|_: /⌒_)
:.,' ::( :::}: } ヘ /
:i `.-‐" J´ ((
ソ トントン
寺田寅彦氏のように有名小説の登場人物の題材にされて、
それが公になるってのはどんな気分なんだろ?
誇らしい気もするが、恥ずかしいだろうな。
お嬢さん萌え過ぎなんだが
命日
>>412 Kって言えよwww
クラスの腐女子共がK萌えとか先生萌えとかいってた
まじで信じられねえ なんでこころのような名作を乏せるんだろう
授業で習っただけのくせにはしゃぐんじゃねえにわかどもが
お嬢さん萌えすぎw
妻でもいけるw カルタしてるとことか 先生の嫉妬心煽ろうとしてるとことか(´Д`;)
文献院古道漱石居士
425 :
無名草子さん:2006/12/10(日) 17:37:11
もしも「私」が遺書からでなく、直接「先生」の口から自白を聞いたなら、先生は自殺しなかったの?
>>417 わかるわかる。この人やっぱすげーって思うよ。
則天去私に入る前の作品の方がおれは好き。「坊ちゃん」とか「坑夫」とか。
>>412 おれなんかカフカの「城」読んでたからそっちとかぶっちゃって・・・
427 :
無名草子さん:2006/12/15(金) 22:51:08
「野分」が一番好き。
428 :
無名草子さん:2006/12/22(金) 07:58:48
夏目漱石のこころでKの遺書にお嬢さんのことが触れられてなかった理由って何?
読解力ある人教えてくれ
『こころ』ってまだ高校の教科書に載ってるのかな。
ちょっと前に、教科書から漱石や鴎外が消えるって騒いでたけど。
428は『こころ』を一冊全部読んだの?それでも分からないと?
>>429 載ってるよ
それがきっかけで漱石にはまった
門を読んでいるのですが、なかなか頭に入りません。
結構難しいですね。
それからはスラスラだったのになー。
門は
あれ、これで終わりか?と肩透かしを食らった感じだった
三四郎とそれからは面白かったのにな
草枕難しいな
大体こう言う事が言いたいと分かればいいって感じでおK?
那美さんは面白い人だな
もうちょっと那美さんと主人公との絡みが見たい気がしたけど
草枕は写生文であり、非人情である。
故に絵画的な美しい世界観を味わえれば、それで良いと思ふ。
私は前期三部作の中では門が一番好きだけどな。
とくにラストがw
「吾輩ハ猫デアル」だな
>>435 「三四郎」と「それから」は読んでるときは面白かったけど
前期三部作の中で、後から何度も読み返したのは「門」だな
あの雰囲気がいい
でも、何だかんだ言いながら、「坊ちゃん」の蕎麦ネタや温泉ネタ、
「猫」の肩が凝らない迷亭のほら吹きトークを、寝る前のベッドの中や
風呂に浸かりながら読んで笑う時間が一番好きなんだけども
>436
だから「野分」だって言ってるだろ!
先生が死んだ後、一人残された奥さん可哀想
いい人なのに
まだまだ若いみたいだね・・・・・・・ほしい
>440
おれが居ることを忘れるな
ユメ十夜、もうすぐ公開だね。
三夜が好きだから楽しみ。
443 :
無名草子さん:2007/01/08(月) 17:34:30
こころの感想文みたいな
サイトありますか?
445 :
G:2007/01/29(月) 22:46:15
新潮文庫「彼岸過迄」の49p、
要するに敬太郎はもう少し調子外れの自由なものが欲しかったのである。
けれども彼は少くとも想像の上に於て平生の彼とは違っていた。
から始まる段落の最後の一文、
そうして習慣に縛られた、且習慣を飛び越えた艶めかしい葛藤でもそこに見出だしたかった。
の意味が理解できません。
大学受験に備えて言葉を知るために漱石の作品を読み始めたのですが、こんなところでつかえてしまいました…。
だれか教えて下さいませんか?
わからんところは飛ばして読もう
そして三年経ってからまた読んでみる。
こないだ虞美人草読み終わった。宗近君かっこいいぞ
ネットで論文など色々読んでいたら藤尾がツンデレヒロインとして扱われていたけど、
藤尾は女王様タイプであってツンデレとは違うような気がした。ツンデレはむしろ甲野さんだと思う。
これから「猫」を読む。かなりwktkしてる
自分は愚かだと自身を見捨てた直後に愛する人と親友に裏切られたと思ったK
うん
自分なら先生を陥れる遺書を書いて死ぬな
むしろそっちの方が
先生は救われたかもな
真実知っても奥さんもお嬢さんもさほど驚かないかも
451 :
無名草子さん:2007/02/05(月) 00:37:36
まだ読み始め(P24)だが、……もしや先生って男!?(」°口°)」
ずっと未亡人の大人な女の人として読んでたー…
もしかして「私」も私なんて一人称使うから女だと思って読んでたとかかw
あるある
453 :
451:2007/02/05(月) 14:48:24
本当に先生って男なのかー…
女性っぽいかな?>先生
明らかに男じゃないの。
描写のし方とか喋り方とか。
欧州では同性愛小説として読まれていることもある。
文学の読みすぎで頭おかしくなった人たちじゃないか
漫画も読みすぎると全部が801に見えてくるらしい
頭がおかしいは失言だった
小説は自由に読めばいいものだしね
それを否定するのは傲慢ですね
漫画といえば、エガワタツヤが「坊っちゃん」をコミカライズするらしい。
ガッカリ
数学教師つながりか
>>452 先生と遺書のあたりまでずっと女だと思ってた
親父に浣腸する場面で、女人が父上に浣腸などと
実にけしからんと思いつつハアハアを禁じ得なかった
>>458 えーやだ。モンキーパンチのアニメで十分。
「虞美人草」読んだ。
執拗に「超然としている」と記述されている甲野さん萌えた。
麗しく可憐で素晴らしい隣人へ、
今日も明日も明後日も1週間後も1ヶ月後も1年後も
その愛しき隣人で在ってくれたまえ。
どうもアンリ・ハインリッヒ三世です。
フランス読み、ドイツ読みが混ざっている上に、
スペルはHeinrich・Heinrichです。
えー今更ですが私は読書が好きです。
最近はネガティブハッピーチェーンソーエッジを読みました。
所要時間1時間。うん、どんどん速読力が上がっている。
・・・・うーん、微妙。なんか物足りないなぁ。
萌え要素だあーだらとかじゃなくて、
んー、もっと無骨なのが読みたい・・・・
あー、ラノベをバカにしているわけではありませんが、
ルビ振ってあるのってなんなんだろう・・・
読めない漢字の読み方を予想したり、
辞書で読み方を発見するのが読書の醍醐味じゃないのかな・・・?
だからあんまり読む気がしない・・・・
一番好きな本は夏目漱石の「こころ」です。
文章がアレなのは精神状態が不安定ってことにしといて・・・
追記。あっあと携帯文庫も嫌いです。
ものっそい遅いもの・・・スピードについてきてくれないもの・・・
464 :
無名草子さん:2007/02/13(火) 23:55:06
夢十夜、結局第六夜の運慶がなぜ生きてるのか分からないんだけど。
なんで生きてるの?
夢だから
こころは、なぜ新潮と岩波の2種類あるの?
夏目漱石の全作品読破にチャレンジするつもりです。
まず「坊っちゃん」を読みました。
さて、次に何を読めばいいか迷ってます。
オススメの順番があれば教えてください。
できれば、理由も。
>>467 べつにチャレンジするようなことではないよ。魅力を感じたら読み進めていけばいい。
次は「三四郎」か「吾輩は猫である」でどうだろうか。理由は書けないw
漱石の作品で論文書こうと思うんですけど、お薦めがあったらお願いします
『こころ』で、「私」がKを連れてこようと奥さんに説得しようとした時、奥さんが「私」の為に良くないって笑う所、
あれは、男2人とお嬢さんの三角関係の拗れを起こりうると分かってたってことなのかな。
どうも、歳の若い「私」と比較して、人生をリードしている奥さんの理解力の深さや技巧の巧みさが気になる。
こころは、岩波版か、新潮版どっちがいい?
472 :
無名草子さん:2007/02/16(金) 00:37:19
>>467 だいぶ前からチャレンジしています。
やっと、もうほとんど終わりました。
もう忘れてきてるけど、よく残ってるのは
草枕、虞美人草、
坊ちゃんは、田舎もん馬鹿にする小説でおけ?
>>472 > ちゃんは、田舎もん馬鹿にする小説でおけ?
せっかく漱石の小説を全部読んだのにもったいないね。
主人公や清をはじめとして登場人物たちが、自分周辺の狭い世界しか知らず
ちがう世界に接して右往左往するのを描いたといったところかな。
松山時代の漱石はある面では赤シャツみたいな感じだったそうだ。
下のような話になるが、こころで、Kは精進の為にオナ禁もしていたと仮定する。
先生(私)はたぶん普通に自己処理していたと思うが、それだけを考えても2人の状態にはかなりの差があると思う。
先生は「私はもとより人間として肉を離れる事の出来ない体でした。」と、ちゃんと性欲があったような事を言っている。
お嬢さんに対してその欲はまったく働かなかったと断言しているが、それは自己処理しているからこそ出来ることだ。
俺の体験から言うと、自己処理していると、精神が比較的安定して、思い詰めることがない。(彼女がいなくても割と平気)
たとえば、好きな相手がよほどの事で迫ってきたりしない限り、しっかりと自制して行動が出来る。
(先生は、自分で自分を裏切るようなryや、物足りないような又済まなryで少し葛藤していたようだが)
対して、Kはどうだろう。オナ禁しながら、体の奥底から湧き出てくる我欲が苦悩を生み、
さらにお嬢さんへの想いが波乗らされるように一緒に混ざりあって渦を巻き始める。
彼の平生から考えれば、とんでもないことだ。しかし、どうにもならない。耐えかねて、彼は進むべきか迷って追いつめられていった。
476 :
続き:2007/02/16(金) 21:57:02
これに似たような状態が俺に起こった。今年に入って、自己処理を覚えて以来、最長となるオナ禁を始めた。
バレンタインデーを迎えた今月半ば、俺は限界に達した。バレンタインデー=お嬢さんみたいなきっかけになった。
どうしようもなく苦しくなり、前に進むべきか悩んだ。彼女が欲しくてたまらない。
もし、その相手が、親友に取られたら…そう考えると、俺はもはや絶体絶命。生きていられない心持ちになった。
(俺もKに近く、その親友以外に友達がほとんどいない"ひとりぼっち"なのだ)
Kが死んだ後、先生は妻君(お嬢さん)からいくら求められても、天罰と言って取り合わなかった。
その頑固たる覚悟の背景には、前述のような事情があったのかと思った。
明治の知識人と現代の俺を比べるのはナンセンスかもしれないが、高校時代に読んだ「こころ」にシンクロしたので書いてみた。
なんかこころ大人気だな。
今ちょうど学校で習う時期か?
「こころ」を感じる心が残っているのか
先生のした行いを悪としてしまうと、生きていけない
先生の行いは悪ではない
悪い点があったとしたら、奥さんに反対されたのに下宿に連れてきたこと
Kみたいな奴は刺激を与えず、穴倉で過ごさせて、大学で話したり、
たまに一緒に食事するとかくらいが丁度いい
漱石の作品は嘘っぽさや、わざとらしさがない。
登場してくる男の迂闊さがリアルで、読んでて快感を覚えるw
482 :
無名草子さん:2007/02/18(日) 11:57:33
今、「こころ」を読み終えたんだが
昔の人はあんなに性に対して奥ゆかしくて
どのようにして性交渉をもってたんだろう
本当によく日本人が絶滅しなかったなと思ったんだが
先生とお嬢さんが行為に励んでいる絵が想像できない
先生の言うように「時勢の推移から来る人間の相違」なのかもしれないけれど
それを抜きにしても、結局先生は良心の呵責で、奥さんとはそういう事をしなかったのかな?
子供もいなかったみたいだし、真実を語れない先生にたいして奥さんが物足りなそうな眼をしたり詰寄ったりする描写も
見方によってはそういうことに見えなくもない
古典的名作を前にエロい見方で申し訳ないが、みんなはどう思う?
483 :
無名草子さん:2007/02/18(日) 12:04:48
と思ったら上に似たようなこと書いてる人いるな
成る程、やはり先生は天罰と考えたのかな
性に対して奥ゆかしいのは、そういう教育や空気がそうさせてたんだろう。(特に彼らの知的な人種には)
現代は相当に緩くなってきているが、大昔からバランスを取るために、明治辺りではあれくらいの流れだったんだろう。
しっかりと人間として成熟してからじゃないと、いろんな意味で破綻を招くだろうし。
Kの最後辺りや、私のお嬢さんに対する想いを読む限り、それぞれ占有出来た方にちゃんとお嬢さんと行為に励む姿は想像出来るよ。
ま、実際はあんな形になってしまったんだが… そういう意味では、最大の被害者はお嬢さんなんだよな。
先生も説明責任を、やはり自分よがりな考えで放棄してしまってるし。あれで自殺じゃ何も知らないお嬢さんが一番可哀想。
漱石は、本質的に事実となってしまう男の罪を表現したかったのかな。
もしくは、漱石自身気づいていなくて、あんな締めくくりになったか。
訂正:)
特に彼らの→特に彼らのような
性に関して言えば
ライバル関係にあった自然主義文学のほうがそっちの担当だったので
漱石はあえて避けていたんじゃないのかな
性を匂わす描写?って、漱石の作品ではすごく少ない気がする。
鴎外の方がよっぽど弾けてるよ。
先生のした行いが悪か悪じゃないかなんて分からないけど、
ようはそれを先生がどう認識したかでしょ。
『行人』の一郎もそうだけど、自分が理想とするものに近付きたくても
そうできない葛藤が、彼らを苦しめていたんだと思う。
それは「人間らしい」とも言えるんだけど、許せない潔癖な人もいるんだなー
というのが『こころ』を読んだ時の感想だった。
遺書の後半に「善悪ともに…」って書いてるんだから、本人もわかってるでしょ。何が良くて、何が悪いか。
取り返しのつかないことをしたら、ああなるのかね…
生物なら虎視眈々と狙ってるでしょ
門の解説にf+Fが何チャラとかのっていたけど、
あの解説よく意味がわからなかった。門自体は面白かったのに。
読んだのは岩波文庫ですがあの解説をより分かり易く解説してくださる方いらっしゃいますか?
>>490 f+Fというのは漱石の文学論に出て来る言葉だけど、それを読んでる人は少なそう。
門が楽しめればそれでいいんじゃないの?
493 :
無名草子さん:2007/03/03(土) 11:01:53
漱石先生のお墓を尋ねて雑司が谷を
歩き回りましたが見つかりませんでしたよー
ジョン万次郎は見つけましたが・・・・
こころのKの自殺を発見するシーンが人間臭くて好きだなー。
血迷って英語版買って、ぱらぱらと読んで『ここはあの場所だな』と楽しんだり、
そのシーン探したりしてたよ。
確かにそのまんま訳してあるんだけど、日本語の原作にはかなわないわね!とちょっと嬉しくなった。
おい、がHeyだもんなぁ。
495 :
無名草子さん:2007/03/04(日) 08:30:46
坊っちゃんおもしろいな
処女のばあちゃん清もいい
496 :
無名草子さん:2007/03/05(月) 01:25:01
うらなりもマドンナ結局くっつかず、赤シャツにやられるのか
497 :
無名草子さん:2007/03/05(月) 03:08:53
「とにかく恋は罪悪ですよ、よござんすか。
そうして神聖なものですよ」
先生みたいな人と結婚したい…
499 :
無名草子さん:2007/03/07(水) 20:20:26
500 :
無名草子さん:2007/03/07(水) 20:50:13
少し歩きませんか
Hさんからの手紙にある最後の下りに涙が出た。
「私」って本当に先生の事が好きなんだね…。
直接的な文はないのにあらゆる箇所で
想いの強さが表れていて、
その文字遣いがとても美しい。
503 :
無名草子さん:2007/03/08(木) 14:47:48
昔は月がきれいで通じたのか
今は好きって言ってとかなのに
504 :
無名草子さん:2007/03/08(木) 17:18:51
三四郎切ない
505 :
無名草子さん:2007/03/13(火) 00:31:20
「こころ」で、最後に妻と先生が墓参りに一回行ったとあったけど
先生は主人公に
妻でさえ墓参りには連れて行ったことはないっていってなかったっけ?
ずっと引っかかってる
三四郎が一番いいね。
青春小説としてあの上を行くのはない。
>>505 漱石がすっかり忘れていたか、設定を急に変えたと思うんだが…。
まぁこれではアレなんで、
先生が青年を警戒して吐いた嘘
という事にしておくのが妥当でしょう。
そんなとこまで気付かなかった
「坑夫」を読んだ。虞美人草の次に書かれたそうだが、読みやすさの違いに驚いた…
主人公のころころ変わる心情に同感した。ラストは急展開過ぎたけど、面白かったよ。
文庫本の表紙の絵があんまり好きじゃないのが多いのが不満
角川のわたせせいぞうのが好きだったな
自分が思う人物像とかけ離れてる絵はちょっと…
集英社の坊ちゃんは買えない
「こころ」の先生、青年、Kは
みんな美形なんだろう、どうせ。
>>512 あの昔の少女漫画みたいな絵は好きになれないな…
見るに耐えない奴は主人公に描き難い。かといって男が美しすぎるのもちょっと。
まぁ「こころ」はそこそこ美男じゃないと成り立たない気もするな。
不男でも良さげな雰囲気のKの事は
先生が遺書で外見が良いみたいな事を書いていた様な。
普通の人は自分の心を理解することなく生きてるよな
抜け駆けをいちいち説明しないだろ
いま草枕読んでるんだけど、漱石は東洋文学の方が好きなのかな?
文学評論読んでるけどすごく面白い。
内容も興味深いんだけど、語り口や表現が漱石らしくて
読んでいてついクスクス笑ってしまう。
なんだかなつかしい気がするなあ、と思ったら
猫の語り口と一緒だった。
漱石はどうしてこんなに心がわかるんだろう
実体験か?
偉大なる暗闇
夢十夜をパラッと見て、こんな妄想アマチュアでも書けると思ったんだが
買って読んでみたらやっぱり感覚に訴えてきましたよ、夏目先生ごめんね
感動って陳腐な表現になりかかってるのかもしれないけど、一夜と九夜では何かじんわりきた。感想書くとチラ裏みたいでスマソ
漱石初心者というか読者初心者に
お勧めの作品を教えてほしいです・・・
やはり坊ちゃんとか有名所から
手をつけたほうがいいでしょうか?
こころは高校の教科書の抜粋部のみ読みました
こころは初心者向けじゃないな
吾輩は猫がいいよ
一冊ものとしてはちょっと厚めだが5章6章と最後の11章あたりをつまみ読みするのもいい
僕は坊っちゃんを薦めるね。勧善懲悪的で読みやすい。
二十歳以下なら断固「三四郎」を薦めたい。
青春小説の名作であり、じれったい愛の苦悩を感じてほしい。
夢十夜かな?
とにかく一題が短い
読書に慣れて無いのなら、短編から入ってみるのが良いかと
高校で抜粋のこころを読んだのなら、やっぱりこころを読むべきだろ。
アッー!な展開にハラハラするよ。
ハラハラしたというなら一番は「それから」だ
私は「それから」を一番初めに読んだ。
でも他に色々読んでみて、入門はやっぱり「坊っちゃん」がいいと思った。
532 :
無名草子さん:2007/03/19(月) 00:07:36
野々宮君が恋敵に成りつつあると野々宮になったり
初対面辺りは野々宮さんだったりして楽しい。漱石は細かい感情とか心理面の描写が上手くて感心する。
533 :
524:2007/03/20(火) 22:07:41
こころと坊ちゃんを買ってきました
結構漢字と言葉の意味がわからないものですね・・・
ちまちま読み進めていこうと思います
ありがとうございました
534 :
無名草子さん:2007/03/21(水) 20:39:13
二百十日おもすれー( ^ω^)
夏目漱石の嫁が語る『漱石の思い出』って本面白かったよ。
出生から臨終、更には死後の解剖結果まで載ってた。
野口英世よりも漱石が好きだったのに・・・日銀めっ!!!!!
すまん、「草枕」挫折した。
きちがい女が若い坊さんの首っ玉に抱きついて
「そんなに好きなら仏様の前で一緒に寝よう」というところまでは読んだか?
>>539 いや、32ページで挫折した。
これくらいの中編を読了できないとは、どんな言い訳も出来ん。
恥ずかしいの一言に尽きる…
え〜、こんなに美しい作品、他に中々無いのに勿体無い。
草枕は難解な言い回しが多いのは最初のほうだけだよ
会話がメインの中段になると急に文体がくだけてくる
音読してみれば?
|||| ||||
||||=щ=========щ=||||
|||| | | .| | ||||
| | ∧ ∧ | |
\ \( ゚Д゚)/ /
\ || ||/ /
|ノ \ノ |/
| .AGE.|
/ /
∫|__.∧_|
| | | /
| / | |
// | |
// | |
U U
夏目漱石って
千円札の人ですよね
てすと
三部作読了記念かきこ
三四郎がいいね。ストレイシープ
門は暗い
俺が持ってる三四郎(新潮文庫)は字が小さくて、読む気が萎える。
俺は三四郎の文庫だけで5冊持っている
551 :
無名草子さん:2007/04/10(火) 22:07:52
もしも、坊っちゃんの赴任先が雛見沢だったら…
硝子戸の中が好きだ
553 :
無名草子さん:2007/04/11(水) 19:18:30
俺が持ってる吾輩は猫である(岩波全集版)は字が大きすぎて、読む気が萎える。
「吾輩の猫である」が一番好きだな。
迷亭が高島田の娘に恋をしたことを告白するシーンで大笑いしてしまったw
555 :
無名草子さん:2007/04/11(水) 22:35:18
錦華小
僕は「こころ」かな。
俺も『こころ』。
高校の授業で一部読んだのだが、全部読みたくなって文庫買った。
勢いで『三四郎』を購入したけれども、途中で挫折した orz
評判良いみたいだから、久しぶりに読み直そうかな…?
「三四郎」では
机にあった「落第」の彫刻に無闇に感心している三四郎に大笑い。
「吾輩は猫である」では
赤い本に親指を挟まれた夢でもみている、のくだりで大笑い。
迷亭が蕎麦を食うところが好きだw
寒月が首括りの理論を講義するところも良いぜ
明治、大正って楽しそうだな。
まだテレビが普及していない時代だから、馬鹿話が最大の娯楽だったのか。
と勝手に推測
563 :
無名草子さん:2007/04/12(木) 19:10:23
憲法9条は改憲してはならない。日本の為にならない。
日本人ではない朝鮮総連や民団でさえ、日本を心配して改憲への反対運動を行ってくれている。
私は日本人だが、「改憲すべき」などという者は、日本人として彼らに恥ずかしいと思います。
Q.中国から身を守る為、戦争に対する抑止力が必要では?
A.前提から間違っています。そもそも、中国は日本に派兵しようと思えばいつでもできました。
なぜなら、日本は9条があるため、空母や長距離ミサイル等「他国を攻撃する手段」がない。
つまり、日本に戦争を仕掛けても、命令をだした幹部の命や本国の資産は絶対に安全なのです。
にも関わらず、中国は、今まで攻めずにいてくれたのです。
Q.日米安保も絶対ではないのでは?
A.いえ、絶対です。
知り合いの韓国人の評論家もそう言っていますし、私も同じ考えです。
そして日米安保が絶対なら、日本を攻める国はなく、改憲の必要はありません。
米国と戦争をしたい国はないからです。
Q.9条が本当に平和憲法なら、世界中で(日本以外に)1国も持とうとしないのはなぜか
A.誤解を恐れずに言うなら、日本以外のすべての国が誤っているとも言えます。
「敵国に反撃できる手段を持つ国は攻められづらい」というのは、誤った負の考え方です。
(もっとも韓国や中国の軍に関しては、日本の右傾化阻止の為でもあるので例外ですが)
さらに日本の場合、隣国が韓国・中国・ロシアと、GDP上位の安定した国ばかりです。
【改憲】ゼンガクレン老闘士、国民投票法案廃案訴え 国会前集結 「ゲバ棒が杖になっても」
ttp://news21.2ch.net/test/read.cgi/dqnplus/1174412397/l50 【広島】憲法9条遵守を訴え 武器を持たない妖怪「ねずみ男」に扮した男が全国行脚
ttp://news22.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1175835543/l50
>>559 その前の場面で
暑いからって、勝手に人の家の井戸使って水浴びする迷亭が好きだ。
迷亭と結婚したい
566 :
無名草子さん:2007/04/13(金) 22:24:04
そういえば、迷亭って既婚者なのかな?
567 :
無名草子さん:2007/04/14(土) 04:59:13
漱石は素敵なお顔立ちだから(奥さんも見合い写真で参ったみたいだし、森茉莉
もいい男だと思っていたみたいだし)、本当にお札の肖像として、これ以上は
望めませんよね。
本当の漱石は子供の頃にかかった天然痘(どんな病気か調べてみればわかる)
の痕が顔にあばたに残っていて、
若い頃はそれを気にしたという。明治期の肖像写真は全て
写真屋が仕上げに極細筆で修整するのが常なので、あばたは見えない。
/⌒彡:::
/冫、 )::: GWkarudenannttoka...
__| ` /:::
/ 丶' ヽ:::
/ ヽ / /:::
/ /へ ヘ/ /:::
/ \ ヾミ /|:::
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( く::::::::
|\ ヽ:::::
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\ | /:::: ヽ 〈::
\ | i:::::: (__ノ:
__ノ ):::::
(_,,/\
「虞美人草」読了。
それにしても、藤尾の死因って何?
服毒自殺?
それとも、あまりにも衝撃的な出来事が目の前で起こったから、
脳の血管がぶち切れたの?
>>570 ショツク死だとか、色々説あるよね。
甲野さんとの会話で「自殺する気遣いがない〜」な場面もあったから、自殺だったと想像するのも面白い。
ところで虞美人草の主人公って小野さん?藤尾さん?
主人公か…
藤尾かな? でも、肝心の本人は死んじゃったし…
やっぱ、小野さん?
わからんw
自殺だとしても、あまりにも唐突な逝き方だな
ボニファティウス8世みたいに憤死したんだと思ってた。
心臓発作か脳の血管がどうかなったか。
新潮文庫の活字がちょっと変わったな。
「草枕」5回目読んでみるか。
演説速記を読んでみることにする。
文藝春秋に掲載されてるやつだろ
一々確認するな、ボケ
580 :
無名草子さん:2007/04/24(火) 20:57:52
age
>>571 甲野さんじゃない?w
甲野さんで始まり甲野さんで終わってるからね。
もしかしたら、一番苦悩していたのは、小野さんよりも甲野さんだつたのかも。
坊ちゃんの三四郎が明暗門の前で草枕しながら虞美人草を見ていると黒猫が通りかかった
吾輩は猫であるの猫は黒猫じゃないよね
白猫
>>582 それから彼岸過迄坑夫が硝子戸の中でケーベル先生を思い出す事などした
猫ってどんな味?
588 :
無名草子さん:2007/05/04(金) 03:05:37
しかし今読むと悪役の藤尾がかわいそうになるな。
自分の思いを通しただけなのに。これが100年のずれか
590 :
無名草子さん:2007/05/04(金) 22:18:37
漱石は振られた腹いせをしたんだろう。
藤尾は悪くない。
悪いのは優柔不断な小野さんだ。
小野さんは責任を取って切腹すべし。
オッサンになって坊ちゃんを図書館で借りると少し恥ずかしかった。
>>592 そんなことは全くない。第一、図書館の人はいちいち気にしてないし。
実も蓋もない言い方ですな( ´・ω・)・・
恥ずかしいというのは自分自身の感情であって実際他人にどう見られているかは関係ないのだ。
どこが恥ずかしいんだか。好きなときに好きな本を読めばいいんだよ。
高校生の必読書とか、そんなもんは実際にはない。
そういうセンスを持ってるのはうらやましい
大切にするといいと思う
598 :
無名草子さん:2007/05/15(火) 00:11:40
私のゼミの担当教授の、漱石に対する見解
漱石って、頭よくない?
端的だなw
599 :
無名草子さん:2007/05/20(日) 22:56:05
吾輩は人間である。名前はまだ無い。
仕事もまだ無い。
>>598 本当にそう思う。
そんな人がなぜ英文科に行ったのか、わからない。
602 :
平下流:2007/05/22(火) 03:05:38
「何しろ漱石と言へば国民的文豪といふことになつてゐた。道義的な作家として尊敬されてゐた。
実は内心、よその奥さんを恋ひ慕つて悶々としてゐた潜在的姦通者で、ノイローゼ患者で、
若いころは徴兵忌避者だつた、なんてことは誰も口にしなかつた。」
603 :
無名草子さん:2007/05/22(火) 20:36:05
猫に超人が出てきたけど漱石はニーチェをどれだけ知ってだんだろう?
605 :
無名草子さん:2007/05/27(日) 03:44:54
漱石の弟子が偉くなりすぎたから誰も何もいえなくなった。そうだろうな。
小坂さん可愛そう。
頭いいよね って意味の よくない? なのか
(もしかして)頭悪いの? って感じの意味の よくない? なのか
607 :
無名草子さん:2007/05/30(水) 20:36:26
三四郎は人物が良いな。
先生がマッドサイエンティストみたいだ…
ヒマ人って言葉は最近できた言葉だと思っていたが、「こころ」に出てきたのでちょっと驚いた。
>>597 そもそも年配の人が図書館で「坊ちゃん」借りた場合、図書館司書の普通の感覚だと
「この人、この年で坊ちゃん初めて読むんだ」ではなく「この人、懐かしくなって坊ちゃんまた読むんだ」
って感覚だと思う
もっとも、
>>593の言うように、そんなこといちいち気にしてないだろうけど
614 :
無名草子さん:2007/07/03(火) 08:34:39
>>613 「坊ちゃん?そんなの高校生のときに読んじゃったよ。」という人よりは、年をとってまた
読み返してみる人のほうがいいね。
図書館で本を借りる理由は色々ある。自分が読むほかにも、家族に読ませたいとか、
それで何かを調べたいとか。
>>608 その先生はいただけない・・・
個人的に先生は口の方端を上げて喋るイメージじゃない
先生はもっとタコみたいな顔してる
>>616 そうそう。本来、口の方端を上げて喋るような内容を、無表情で語るイメージだな俺的には。
結局先生は、どうやって静さんに「頓死」と思い込ませられるような死に方をしたんだろね。
つか、「私」が先生宅に駆けつけたとき、死に切れずに普通にお茶すすってる先生と
対面しちゃったらやだな。
>「私」が先生宅に駆けつけたとき、死に切れずに普通にお茶すすってる先生と対面
自分はそれ嬉しいけど小説としては相当駄作になるなw
>>620 親の死に目をブッチしてまで駆けつけた「私」の逆鱗に触れてヌッ殺されるというのが
「頓死」なんじゃね?
こころは、私が駅に降り立った後を書けなかった点が半端
そして、私が駅に降り立った後を書かなかった点が秀逸
初カキコ。
18で夏目漱石1冊も読んだことありません。
何から読んだらいいでしょうか?
『吾輩は猫である』?
俺のオススメは
男なら、坊ちゃん→三四郎の順
女なら、こころ→虞美人草の順
理由は、俺が一番好きな坊ちゃんを妹が「悪くはないけど、取り立ててどこが面白いのかわからない」と言って、
他方こころと虞美人草には熱中してたから
滅茶苦茶、狭い世界の話ですが・・・
吾輩は猫であるは、坊ちゃんを読んで面白ければ、それなりに楽しめるのではないかと思う
ちょうど今こころ読んだあとに虞美人草読もうと思ってたから何か嬉しい
作家としての活動期間は10年足らずなんだな
>>623 「こころ」って内容は兎も角、読みやすいと思う。
登場人物や場面転換が少ないからかな?
関係ないが、「兎も角」も確かそうだったと思うが、日本語として定着した
漱石の造語って多いよね〜。やっぱ凄いわ。
628 :
無名草子さん:2007/07/07(土) 05:55:47
>>627 >日本語として定着した
>漱石の造語って多いよね〜
只、当て字が多いんだよなあ。その意味で
国語学者当りから日本語の乱れとして糾弾されて
も不思議はなかったのだろうけど
漱石によって現代口語文が確立したのだし
いくら偉い学者だって糾弾できないよ
乱れというか
むしろアレくらいの遊びというかゆれがあるのが
正しい日本語と言ってしまってもいいくらいだ
「流石」も漱石らしいな
631 :
623:2007/07/07(土) 22:49:13
三四郎、それから、門 で三部作なんですね。
じゃあまずは
>>624さんのススメで、坊ちゃんから読んで、それで三部作に行こうかな。
632 :
無名草子さん:2007/07/07(土) 23:08:24
関係ないかもしれないけど
セカチューを名作とか言ってる奴ら殺したくなる
ただ、人一人死ぬだけの話なのに300ページも使いやがって
それにあんなのは漱石の本と違って時代を超えて名作と呼ばれ、
大衆に読まれる本じゃない(最近はその傾向が薄れてきたが)
あんなのを読む奴らは読解力がなくても、簡単に泣くことを好んでいるだけ
プロテインだね
>>632 まあまあ。
たけしが言ってたけど、最近はタイトル聞いただけで内容が分かるようなバカな映画が多いって。
セカチューなんてその典型だろ。小説も。
君の言いたいことはわかる。
だが君は君で、そーせきとか読んでればいーじゃん。YOUそれでいーじゃん。
セカチューってピカチュウとかの仲間?
636 :
無名草子さん:2007/07/08(日) 14:21:46
>>634 >そーせきとか
とか、に当る作家は誰かな?
>>635 ボケなのは承知でマジレスすると、
このスレとは無関係だけど、『世界の中心で愛を叫ぶ』かと
親譲りの無鉄砲で、子供の時から行儀よくまじめなんて出来やしなかった。
小学校にいる時分、夜の校舎の窓ガラスを壊して回った。
なぜそんな無闇をしたと聞く人があるかもしれぬ。別段深い理由でもない。
逆らい続け、あがき続け、早く自由になりたかったからである。
>>636 そりゃまあ
どすとえふすきー「とか」でしょうねえ
やっぱり、100年以上読まれ続けているものにはそれなりの理由がある
あまり昔すぎると(古典とか)、読むのに骨が折れてしまうけど
十分経って次の教場にでると
「先生、あなたはか弱き大人の代弁者なのか」
と黒板に書いてある。
さっきは別に腹も立たなかったが今度は癪に障った。
冗談も度を越せばいたづらだ。
焼餅の黒焦のようなもので、誰も誉め手はない。
だから生卵をぶつけてこの支配から卒業することにした。
640 :
無名草子さん:2007/07/12(木) 16:54:55
最近よく高校の図書館の全集スペース(奥)に通ってんだけど
ちらっと王道の漱石さんを借りてみた
休み時間に夢十夜をパラパラと読んでそん時は特に何も訴えるものがなかった
でも家帰って読み直してみたら第一夜がふと良く感じた
噛み締めたくて取り敢えずワードに打ち込んだ微かなイメージが広がった
これからこの作品でもっと色んなことが感じられると思ったら嬉しくなった
642 :
無名草子さん:2007/07/15(日) 14:19:33
名作は少年時代に読め
643 :
無名草子さん:2007/07/17(火) 17:06:03
>>638 それは未だに読まれ継がれている今だからの話で、漱石の小説は
大半が新聞の連載だし、ドストの後半の作品は賭博の借金返済に
追われてのもので、何よりも、間近にいる少なからぬ読者を掴まない
事には成立しなかった。難解と思うのは後世の食わず嫌いの人間の
発想かと。
>>642 初期作品なら未だしも、晩年の作品まで、少年如きに漱石が判るか、
の想いは在る。
いいんじゃね?「解かった気」になってるだけでも。
で、大人になってから読み返すと、また当時と違う感想や、自分の人生に重ね合わせた
リアルな思い入れが生まれたりすることで、「あぁ自分も少しは大人になったのかな」
って思えたりもする。
要は、自分の年齢や境遇の時々に応じて、その時なりに心が動かされればいいんじゃね?
夏目漱石ってイケメンだけど
やっぱり当時からイケメンって思われてたのかな?
本人は鼻の痘痕を気にしてたらしいけど。
646 :
無名草子さん:2007/07/18(水) 22:10:06
「知るを楽しむ」見逃したorz
夏目漱石の本って大体ヒロイン役がいるよね。
たいてい三角関係が主題だからな
649 :
無名草子さん:2007/07/20(金) 00:20:50
愚美人草は好きだな
主人公があの悪女と向かい合ってる時の文章とか、なんか執念を感じたよ
651 :
無名草子さん:2007/07/20(金) 23:40:25
「文豪・夏目漱石」展、9月から東京で今年9月に開かれる特別展「文豪・夏目漱石」(朝日新聞社など主催)
の概要が19日、会場となる東京・両国の江戸東京博物館で発表された。
同展は、東北大学の創立と漱石の朝日新聞入社から今年で100年になるのを
記念する事業。同大が所蔵する「漱石文庫」の書籍や日記、書簡などを東京で初めて公開する。
趣味の絵画や書、当時一流の画家らによる初版本のデザイン稿なども含め、
計約800点を展示する大規模な回顧展となる。
会期は9月26日〜11月18日。
漱石の罪は、朝日と岩波を大きくしたこと
>>650 主人公と悪女が小野さんと藤尾なのか、甲野さんと甲野母なのかどっちか分からんw
虞美人草は一番好きだな。
>>652 戦前戦中も含めてね。どうして中庸を得ないのだろう。特に朝日。
655 :
無名草子さん:2007/07/24(火) 00:30:27
朝日か
女が読んでもおもしろいのかね
面白いよ
658 :
無名草子さん:2007/07/30(月) 00:23:46
『猫』を読むのだったらどれがいいですか
岩波文庫ですか
全集はデカいのでパスしたいです
「ザ・漱石」
660 :
無名草子さん:2007/07/31(火) 02:06:24
>>658 俺は確か旺文社文庫で読んだな。
出版社によって、相等違うのか?
>>659 悪くはないが単純に眼が疲れる。
662 :
無名草子さん:2007/08/01(水) 13:56:16
『それから』を読んで…
「代助」にとっての「三千代」の"意味"とはどのようなものだと考えますか??
たぶん性的に満足させてあげれば解決する
年端もたたない一介の文芸青年ですが質問です。
三四郎の予次郎のようなヘラヘラして軽い中にも人の心をつかむ素晴らしい演説が出来る青年になるには
具体的にどういう事をすればいいのでしょうか?
666 :
無名草子さん:2007/08/06(月) 23:04:33
なんで漱石スレって、文学板じゃなくてここにあるの?
文学板にもあるよ
ここ以上の過疎だけど
668 :
無名草子さん:2007/08/10(金) 02:15:48
>>667 肖像の流通ももうあまり残っていないだろうし
669 :
無名草子さん:2007/08/10(金) 23:44:04
名前は変わるけど、女性は皆大塚楠緒子のことだろ。
670 :
無名草子さん:2007/08/14(火) 11:12:42
質問なんですが、漱石の文章って、当時の流行言葉や、固有名詞
が多数出てきますよね。
注がついているのでそこを見れば分かるのですが、読む流れを
断ち切られるのがイヤなので、あえて、無視して読み進めています。
本筋を読むに当たって、特に支障はないですよね?
671 :
無名草子さん:2007/08/14(火) 11:19:56
漱石ヒロインってゆーと、長身、痩せ形、色白、薄い唇ってイメージだけど
大塚楠緒子はそういう人だったの?
どっかに画像ないかな? みてみたい。
おれは猫なんだが残念なことにまだ名前がないようだった
どこでうまれたかはぜんえzんわからないのだがどうやら薄暗いじめじめしたところでニャんにャー泣いていた事だけは覚えていた
ここでおれは初めて人間というものを見る事になったのだがあとで聞くとそれは書生という人間の中でも一番ヒキョウなジョブだったらしい
この書生というのは時々おれたちを捕まえて煮て食うという話をだがその当時のおれは腕力も強いしシマでも圧倒的な影響力と人気を得ていたからべつに恐ろしいとは思わなかった
ただそいつの手の平に乗せられて持ち上げられた時は一瞬バラバラに引き裂いてやろうかと思ったがなんだかフワフワした感じがしただけだったのでそのまま寝た
「ヒキョウなジョブ」あたりが笑いどころってことでok?
>>673 こころのがよくないか?
一人称がアタシのやつ
大塚楠緒子>>>夏目漱石
か。
吾輩を読んでから長文を読むのに苦が無くなった。
模試の長文でもそれほど長くは感じなくなった。
679 :
無名草子さん:2007/08/24(金) 02:31:02
三四郎、最近青空文庫で所々読み直してみたけど、
これって童貞喪男の心情を凄く良く表してて全然古くさくないな。すごい
「喪男のバイブル」と呼ぼうじゃないか。
680 :
無名草子さん:2007/08/24(金) 07:00:40
ぼっちゃん
>>679 そうなんだよ。喪男だけじゃなく、現代に通じる感覚が作品の中に散りばめられてるんだよw
こころのお嬢さんは「萌えキャラ」だし、行人の義姉さんは「ツンデレ」だし。
それからの嫂も「いるいるこんなキャラ」って思った
三四郎はそんなにもてない男ではないと思うのだが。
童貞なのは確かだけど。
684 :
無名草子さん:2007/08/29(水) 01:04:55
>>683 ただ、この様なメンタルの儘ではな。ただ、若いから周囲からの
誘惑に載ってくれれば一皮剥けそうだが。
「吾輩」がギャグ小説として優秀すぎる
686 :
無名草子さん:2007/08/30(木) 07:27:48
>>685 ただ、漱石作品で此れに続く作品を挙げられないのが残念
子供時代に「吾輩は猫である」「坊ちゃん」「こころ」は読んだけど、吾輩以外は微妙だったな
「三四郎」は最近読んだけど良いね、いかにも青春って感じだ
「吾輩は猫である」つまんね
あーいうお茶の間のぐだぐだは大嫌い
689 :
無名草子さん:2007/09/04(火) 16:44:11
夏目漱石の「現代日本の開化」の展開図を詳しく教えて欲しいのですが・・・
お願いします
690 :
無名草子さん:2007/09/05(水) 00:07:07
永日小品ってえいじつしょうひんであってますか?
>>683 田舎でも三輪田のお光さんみたいに
アプローチしてくる女性がいたわけだしね。
一緒に宿屋に泊まった女だって
三四郎が「この男は生理的に無理…」と思うタイプだったら
絶対同室で寝たりしないだろう。
692 :
無名草子さん:2007/09/05(水) 14:41:04
wikiの鏡子夫人のとこの
エピソードに激しくワロタw
当時は避妊具ってなかったのか?
2男5女はちょっと多いよ。
>>692 昔はそれが普通。をまえの曽祖母なんか11人は産んでる。
多く産んだが多く死んだ。乳幼児死亡率は大変なものだった。
漱石も可愛い盛りの愛娘を亡くしている。
鏡子夫人の「漱石の思い出」って漱石信者なら読むべき?
僕はいわゆる処世上の経験ほど愚かなものはないと思っている
パンに関係した経験は切実かもしれないが要するに劣等だよ
パンを離れたぜいたくな経験をしなくっちゃ人間の甲斐はない
こころは読めたがそれからは難しくて断念した
夢十夜の第三夜がこわすぎる・・・。あんな短い文章なのに下手なホラーよりよっぽどこわい・・・。
坊ちゃん読み終えたんだけど、バッタを布団に仕込んだ学生を煽ったやつは結局いなかったってことでいいの?
漱石作品の中では『硝子戸の中』が一番好きだな
漱石の文体大好き
だのに猫だけは小学生の頃からン十年、
度々挑戦しては挫折…
いまだに読了できないでいる
701 :
無名草子さん:2007/09/29(土) 08:09:15
>>700 漱石は概して初期作品の方が取っ付き易いんだが。
歳食うと却って付いていけないかも
猫なんて途中の章だけでもいいからてきとうに拾い読みすればいいんだよ。
最初から最後まで通して読んだ場合と結果は大してちがわない。
でもきっとああいうのが面白くないんだろうな。
夏目漱石が猫を書き始めたのは38歳だからな
それを小学生が軽く読破しようってのも無理のある話しだろ
704 :
無名草子さん:2007/09/29(土) 19:59:43
>>702 でも最終章位は全部読んでおいても良いかな。
>>703 >小学生の頃からン十年、
>度々挑戦しては挫折…
>いまだに読了できないでいる
ひょっとしたら、漱石の実年齢を疾うに追い越しているかも。
それはそれでなあ‥
>>704 すまん、ン十年は言い過ぎたw
拾い読みでならなんとなく読んだんだけどねー
よし、本腰入れて読むぞってなると駄目
最初はニヤニヤしながら読めるが途中で自分がダレてくる
「作者の求めるもの」を追求するのが一般小説
「読者の求めるもの」を追求するのがラノベ
俺はこう考えてる。
純文学とか読むと分るけどさ、腐敗しきってんだよ。一般小説は。
独りよがりなオナニーをタラタラ垂れ流してるだけ。
今の純文学は漱石の文学を基盤に書かれてるわけだし、基本的に明治の文学と言っていいわけだよ。
その証拠に成熟しきっちゃたから進化を止めて保守的になってるじゃん。「純文学とはこういうもの」ってのが確立されてるじゃん。
だからどんどん前に進んでる「日本語」から取り残された。
漱石の文章とかもう読めたもんじゃない。古文書。化石。
「文章は劣化しない」とか言っちゃう馬鹿がいるけどさ、言葉は風化するんだよ。
言葉が風化すれば自ずと文章も風化してくる。
風化した文章って古典と同じだからさ、文章を書いた人がアタマヨサゲに見えるわけ。「それを読んでる俺カッコイイ!」なわけ。
それを美文だのなんだのとまつりあげるんだから失笑モノだよ。
熟れ過ぎた果物をそれと気づかずに食べてる。それが今の一般小説厨のオメデタイところ。
一方、ラノベはまだまだ発展途上だ。
「コレはラノベ」とは言えるけどさ、定義なんて文章の上では見つからない。
漢字が少ない? 文章が稚拙? 高橋弥七郎とかあてはまらない。
ファンタジー? SF? 半月はどうなんだ。
「絵がある」という共通点はあるけどさ、言ってしまえばそれだけ。
文章の上での共通点なんてないし、まだ模索してる最中。
読者の求めてるものがまだわからないから多様化してる。
まだ若い果実なんだよね。みずみずしいとは言わないけどさ。
下がり続けてるものと上がり続けてるものを比べてどっちが優れてるなんて言ってるのは意味がないと思う。
少なくとも俺はそう思う。
いつかは追い抜かされる日が来るからね。
http://love6.2ch.net/test/read.cgi/magazin/1171251147/206
>>706 自分はラノベも漱石も並行して読んでいるが、各々異なって様相を呈しており、
どちらが絶対的に面白く、もう一方が絶対的につまらないということはないと思う。
「作者の求めるもの」と「読者の求めるもの」が一致する可能性も少なからずある。
・・・だが、最近の「文学」が、単なる自慰小説と化している点は否めない。
ラノベが上がり続けてるって……スレイヤーズやオーフェンの頃と較べるとひどいと思うんだが
純文学にしても確かにイマイチなのは否めないし、何から何まで停滞気味ってのがこの国の現状
草枕の冒頭って、一般には「この世」は住みにくいって言われてるけど実際は「人の世」は住みにくいですよね?
なんでこの世の方が広まったか分かる人いますか?
「この世」でそんなに広まっているとも思わんが
でもその理由なら簡単
七五調で語呂がいいからに決まっている
>>709 漱石が使ったからといって必ずしも広まるわけじゃないでしょ
俺の勝手な憶測だが「人の世」というと他人事な感じがするからじゃない?
「この世」と言った方が自分たちの話をしているというニュアンスが出てると思う
江戸博の漱石展はスレチ?
「この世」なんて聞いたこと無いけどなぁ。
>>711 その「他人事感」がいいのだよw
>>713-14 いや、709の質問って
「なんで『この世』という言い方の方が、『人の世』という言い方より使われるのか」
ということであって、漱石自体は関係ない質問じゃないの?
そりゃ『草枕』的には「人の世(=俗世間)」ですよ
716 :
無名草子さん:2007/10/07(日) 02:41:31
「こころ」をさっき初めて読んだんだけど夏目漱石って天才だね。
やっぱり明治に生きた人間って偉人が多いなあ
>>716 『こころ』の良さに気づける、あなたもすばらしい。
こころは本当にいいものだ
719 :
無名草子さん:2007/10/18(木) 20:06:04
高校の時、それでは先生と結婚した彼女はどうなるの?
と女生徒の読書感想に在ったが、この男同士の世界からどう
応えたらいい?
財産もあるし、逞しく生きてゆくさ。
私は「草枕」が一番好き。主人公が床屋に行って、鏡に映る自分の顔を面白おかしく書いていたり、
サボテンのことを、しゃもじに子しゃもじが・・・とか、ゼリーより羊羹について述べているところが笑える。
何度読んでも面白い。
722 :
無名草子さん:2007/10/23(火) 19:13:16
初めて夏目漱石の本を買うのですが、一番原型のまま(漢字や表現)の会社はどこですか?
比較的容易に手に入る中では岩波文庫が良いのではないでしょうか。
そんなに高くないから全部買えば?
つ直筆で読む『坊ちゃん』
>>726 何も新書版にしなくても良かったのに。疲れそうなので買うのやめた。
728 :
無名草子さん:2007/11/06(火) 02:34:22
三四郎おもすれー
落第という机の彫刻に感心している三四郎の描写が笑える
730 :
無名草子さん:2007/11/08(木) 08:03:58
新潮じゃなく岩波か
買い直さなきゃ
三四郎の文庫本ならたくさん持ってる
岩波が新旧2冊、角川も同じく2冊、それに集英社と新潮。
持っていないのは講談社と旺文社と春陽、ほかにもあるかな。
734 :
無名草子さん:2007/11/14(水) 19:10:44
>>712 きょう行ってきたよ。
ノートの落書きがものすごくヘンテコでおもしろかった…
ちくまと岩波ってどっちのがいいかな?
夢十夜を最近読んだけど最高に面白かった。今の作家の本なんて読めんわw
738 :
無名草子さん:2007/12/06(木) 23:10:28
>>722 新潮文庫です
研究者の間では常識
岩波は漢字をひらがなに開きすぎ
739 :
無名草子さん:2007/12/15(土) 02:22:32
当時は男尊女卑が酷かった時代らしいが、
外面性と内面性に拘った漱石の生き方を思うと、奥さんや家族を愛して喧嘩出来る関係だったと思う。
周囲の影響と自分の考えを分けて、折り合いつけて生きていたんだろう。
740 :
無名草子さん:2007/12/19(水) 03:30:55
↑
ちょっと、日本語としてどうだろうか
こころはフェイバリット小説で坊ちゃんも面白かったが
それからも三四郎も挫折しそうだ もともと漱石と肌が合わないのかも
742 :
無名草子さん:2007/12/20(木) 05:33:47
今や時の流れる速さは、どんどん速くなっていき、時代はどんどん変わって
いってますよね、恋愛感であるとか、高等遊民について、当時の時代背景を、
小説の冒頭に注釈として付けなければ内容が理解できない時が来るのだろうか。
>>742 恋愛感→ストーキング 高等遊民→高学歴ニート
辺りでいいかと
744 :
無名草子さん:2007/12/21(金) 00:51:22
それが漱石の秘密であった
坊っちゃん久しぶりに読んだ。面白すぐる
トルストイスレで漱石とトルが比較されてます。
漱石は「アンナ・カレーニナくらいなら自分でも書ける」と言ったらしいですね。
本当にそんなことができるのでしょうか?
できるはずがないw
>トルストイスレ
一瞬トルストイレかと思った
その発言のソースがほしい
でも夏目ってトルストイ嫌いそうだな
751 :
無名草子さん:2007/12/24(月) 16:39:37
芥川が戦争と平和を読んだときのこと
「こんな小説に比べたら日本の作家はまだまだだ。漱石先生でもまだまだだと思う」
752 :
無名草子さん:2007/12/24(月) 19:10:56
トルストイに勝てるはずが無いw
お前等中学生が勘違いするなw
753 :
無名草子さん:2007/12/24(月) 19:39:56
お子ちゃま文学の漱石。
トルストイみたいな小説も読んでみなさい。
754 :
無名草子さん:2007/12/24(月) 20:06:32
漱石?
子供だな、おいw
トルストイは神作家。
トルストイを読めば漱石のアホさがわかるw
クリスマスイヴに何回も書き込みして恥ずかしくないの?
757 :
無名草子さん:2007/12/25(火) 02:12:29
どうせそういう奴らだよ
ここにいる俺たちはね
勝手に他人を巻き込むなよ
格別にイタいのはお前だけだって……
トルストイの「戦争と平和」は最後のソーニャのスルーっぷりがひどくて好きになれなかったな
759 :
無名草子さん:2007/12/25(火) 13:13:50
漱石は文学の神
但し文学の世界は多神教
761 :
無名草子さん:2007/12/25(火) 14:34:29
「私はトルストイやロダンのお世話にならないことを
ほんとうに喜んでいる。」
↑どういう意味?
漱石が言ったの?
763 :
無名草子さん:2007/12/27(木) 01:17:24
ほんと、なに言ってんだか
764 :
無名草子さん:2007/12/30(日) 02:13:34
柴俊夫の「坊ちゃん」は名演だった。
また見たい
765 :
無名草子さん:2007/12/30(日) 09:24:11
766 :
無名草子さん:2007/12/31(月) 01:53:15
アホのトルストイ厨が消えたな
767 :
無名草子さん:2007/12/31(月) 02:06:42
まあ、よいお年をお迎え下さい
768 :
無名草子さん:2008/01/03(木) 23:11:53
漱石はトルストイと並べられる作家か。やっぱりすごいな。
いや、並ばないと思う
ホームでは漱石の方が断然上だろ
確か漱石はこのての問答について
講演か何かで語っていなかったか
小説以外は読んだことないんだよな
大学受かったら読もうと思ってるけど
三四郎で美禰子の真意がいまいちわからんのだが
わかる人いる?
774 :
無名草子さん:2008/01/12(土) 20:11:08
267 :吾輩は名無しである:2008/01/11(金) 20:00:05
虞美人草は愚作、行人は目をおおうばかりの超駄作。
白樺派の面々は「暗い」の一言。未完作「明暗」は
「暗暗」と変えるべし。私小説のはしりとも言えぬは。
「則天去私」が聞いてあきれる。「門」のえせ禅かじり。
枚挙にいとまないわ。えげれすから尻尾をまいて逃げ帰った
意気地なし。南方熊楠偉大なり。
>>773 一貫して三四郎の視点で書かれているから
美禰子の思惑なんてわかるわけない
この小説は
三四郎にわからないことは読者にもわからない
そういう仕掛けになっている
ストレイ・シープ
美禰子本人が気づいて無かったんでしょ、自分の真意に
自分でも気づかぬまま、男を誘惑しその気にさせてしまう
「我は我が咎を知る。わが罪は我が前にあり」
つうか、漱石にもよくわからないだろ
漱石はちゃんと考えて書いてはいるだろ
構想メモも残っているし
森田草平と心中未遂事件をおこした平塚らいてうがモデルらしいし
まあ、女の描写に見るべきものがサッパリ無いのは昔から言われていることだから
それがみたけりゃ他の小説読めばいいだけだし
それ俺も書こうと思ったw
今年のセンター国語の小説分野に彼岸過迄がきたな。
多分満点とったよ
古文といって浅井了意あたりが出るのか
なんかすげぇな
こんなの問題文読むだけで80分終わってしまうぞ
第一問目の本文が面白い
感想に彼岸過迄が無いとかワラタ
玉はどうです
789 :
無名草子さん:2008/01/25(金) 15:40:15
「明暗」は漱石の死のせいで途中で終わってしまったみたいですが、
やっぱり最後の方は物足りない終わり方をしていると思いますか?
もし、漱石が完成させていれば、それは現在残っている「明暗」に、
どれくらいのページ数を追加することになっていたと思いますか?
>>789 少なくとも『続・明暗』のようには成らないだろうな
791 :
無名草子さん:2008/01/25(金) 16:16:16
夏目漱石『我輩は猫である』
我輩はキャットである。名前はまだナッシング。
どこでボーンしたかとんと見当がつかぬ。
なんでもダークでウェットなプレイスで、
ミウミウ泣いていた事だけはメモリーしている。
吾輩はここではじめてワールドというものを見た。
しかもあとでヒアするとそれはスチューデントという
ヒューマンの中でモーストデンジャラスな種族であったそうだ。
このスチューデントというのはサムタイム我々をキャプチャして、
ボイルしてイートするという話である。
死して弱点を克服する
793 :
無名草子さん:2008/01/26(土) 08:11:39
794 :
無名草子さん:2008/01/26(土) 13:07:41
続・明暗はできは良いの?
ネットで見る限りでは評判良いけど、どうなの?
え、いいの?
俺は悪い評判を見て読むのやめたんだが
796 :
無名草子さん:2008/01/27(日) 09:21:13
読解力をつけるために何度も読み込むのにはどの作品が良いでしょうか?
『現代日本の開花』
自分が面白いと感じるものだろう
800 :
無名草子さん:2008/01/28(月) 03:17:26
>>797 「猫」「坊っちゃん」「三四郎」
漱石は初期が抜群に良い。
キャリアを追うごとに苦悩とやらを垂れ流し始め、文章も説明的かつ
直接的になって行くから得るものがない。
後期には実に凡庸な作家になってしまう。
明暗が座右の書である私に喧嘩売ってんのか
後半は一貫して同じテーマを書き続けたからな
だから
>>800みたいな極端な解釈が出てくるんだろう
『三四郎』以降の小説を連続して読んだことがあるよ。
大河小説として読める。
804 :
無名草子さん:2008/02/02(土) 00:35:29
夢十夜の5話の話が良く分からない。
馬に乗った女の人は死んだの?
天探女って何?
途中まで凄く面白かったのだけどなぁ…
最近夏目漱石を読み始めた
自己のエゴや罪悪感の心理描写の細かさに感動してる
門の小六に対するイライラ感は自分にも心あたりがあって凄いうわあああ!!ってなった。
「こころ」だけど
Kは先生とお嬢さんが結婚することを知ったから自殺を選んだの?
それは関係なく「覚悟」はあるって言った時点で自殺を決めてた?
私に対して先生は何を伝えたかったから長い手紙を書いたの?
目先の利害に惑わされて騙したりするなってこと?
807 :
無名草子さん:2008/02/04(月) 03:01:58
だから素人は嫌いだ
808 :
無名草子さん:2008/02/04(月) 15:05:50
Kは自分にとても厳しく、目標に向かって一直線なところがあったから、恋愛なんてしてられないと思った。しかし、お嬢さんのことを好きになってしまい、それは自身の道理に反することになったので、自分を戒めるために自殺した…と解釈したよ。長文すまそ。
809 :
無名草子さん:2008/02/04(月) 17:35:23
先生がお嬢さんと結婚すること(をKが知った事)はKの自殺に何も影響してない?
Kの覚悟って具体的にはどんなことだったのかな?
810 :
無名草子さん:2008/02/04(月) 19:11:42
>>800 坊っちゃんより前は小説になってないだろ
やはり「こころ」が最高傑作
あとは付録だと思うぞ、現代では。
811 :
無名草子さん:2008/02/04(月) 20:19:15
>>806 主人公は奥さんに惚れていた。先生はそのことに気付いたうえで
彼女をよろしく頼む、新しい生を与えてやって欲しい、と頼んだわけ。
小説の構造を読めばわかるだろ?
812 :
無名草子さん:2008/02/04(月) 20:25:42
>>810 「猫」「坊っちゃん」「草枕」が現代作家でも及ぶところのない超ハイテク小説であることを
君がわかるようになるには、まだまだ時間がかかりそうだね。
よりにもよって「こころ」が最高傑作とは・・・orz
813 :
売国マルハン:2008/02/04(月) 20:28:05
814 :
無名草子さん:2008/02/04(月) 20:29:41
>>811 学会では1985年以来の定説
自分の説みたいに書かないでね
815 :
無名草子さん:2008/02/04(月) 20:47:14
>>814 定説というよりもいまや知らないほうがおかしい常識だ。
小森陽一ごときを知っていることを、得意に思ってしまうような無知がなければ
あの程度のレスはあたりまえのこととして無視できるはずなんだが・・・
あえて一言いいたくなってしまう未成熟なスノビズムを反省するがよい・・・。
816 :
811:2008/02/04(月) 21:01:40
学会だの小森陽一だのは知らないが、つーか、普通に読めばわかる部分だろ?
一人一人読み方は違う。
>>814 文学の学会(笑)なんてゴミの役にもたたんがね
ばかやろ
主人公が惚れていたのは奥さんじゃなくて先生にだろうが
820 :
無名草子さん:2008/02/05(火) 06:47:35
下の読者=主人公じゃね?
ソウセキが読者に伝えたかった事は何?
821 :
無名草子さん:2008/02/05(火) 11:52:33
漱石全集って、文学作品は17巻まで?
主人公女説ってあったなあ
823 :
無名草子さん:2008/02/06(水) 01:59:14
バカの巣窟だ
824 :
無名草子さん:2008/02/06(水) 02:20:55
825 :
無名草子さん:2008/02/06(水) 02:22:14
>>820 おまえ、厨房だろ
でなきゃ、現役の高校国語教師
なんだかなぁ
827 :
無名草子さん:2008/02/06(水) 14:33:00
>>825 どこでそう判断した?
あと職業とレス内容にどう言う関係があるの?
828 :
無名草子さん:2008/02/06(水) 16:34:37
>>827 わかるさ
「漱石が伝えたかったこと」なんて時代錯誤の問題意識を持っているのは
学校教育の現場だけ だから厨房か現役高校国語教師
829 :
無名草子さん:2008/02/06(水) 16:46:35
いまでも現代国語の教科書って「こころ」の先生の手紙の部分だけを抜粋して載せてるんだろうか?
あれは酷かった。どーしても漱石を載せたけりゃ「夢十夜」でも選べばいーのに
830 :
無名草子さん:2008/02/06(水) 17:26:16
831 :
無名草子さん:2008/02/06(水) 21:36:25
>>830 「おまえはどう読んだか?」に決まってるだろ
>>829 そうだよ。たいていは正月のカルタ取りの場面から、Kの自殺まで
>>831 「漱石が伝えたかったこと」と「おまえはどう読んだか?」
はどこがどう違うの?
俺は先生が僕に手紙を渡したのは僕が静を好きだったからだとは絶対思わないな。
面倒みてくれる人が現れたから説は認めるけど
俺が思うに先生は僕が昔の先生(または今)にそっくりで
先生は自分のようになって欲しくないから僕に色々忠告したり手紙を渡したりしたんじゃないかな
834 :
無名草子さん:2008/02/07(木) 02:02:15
>>833 そうでしょう。
で、だからそれがなんだ? って話にはなるが・・・
お話的にはけっこうくだらない話だわなwww
「私は過去の因果で、人を疑りつけている。だから実はあなたも疑っている。しかし、
どうもあなただけは疑りたくない。あなたは疑るにはあまりに単純すぎるようだ。
私は死ぬ前にたった一人で好いから、他を信用して死にたいと思っている。あなたは
そのたった一人になれますか。なってくれますか。あなたははらの底から真面目ですか」
836 :
無名草子さん:2008/02/07(木) 02:53:45
>>832 実質は同じなんだわ
ところが、学校教育では「漱石が伝えたかったことは何か」
という問題設定をしてしまうんだんな
国語教育はアホだ
「漱石が伝えたかったことは何か」なんて言われたら、まるで一つの正解
を探すために読むみたいになって小説嫌いになりそう。
838 :
無名草子さん:2008/02/07(木) 03:32:57
漱石みたいなやつになにが伝えられるっていうんだ? あれはろくな人間じゃないだろう。
芸術家としては人類史に残る偉業の持ち主なんだけどな。
漱石も面白いが
漱石論も面白い
840 :
無名草子さん:2008/02/07(木) 03:54:04
よく小説家がこんな性格を書くの、あんな性格をこしらえるのといって得意がっている。
読者もあの性格がこうだの、ああだのと分かったようなことをいってるが、ありゃあ、
みんな嘘を書いて楽しんだり、嘘を読んで嬉しがってるんだろう。本当のことをいうと
性格なんてまとまったものはありゃしない。本当のことが小説家などにかけるものじゃなし、
書いたって小説になる気づかいはあるまい。本当の人間は妙にまとめにくいものだ。
小説は個の人間を使って類を描き出すものだと思う
漱石は特にそれを意識していたと思われ
842 :
無名草子さん:2008/02/07(木) 23:05:40
>>841 ああそれな
漱石のメモに一般的ケースと個別ケースがどうのこうのと書いたのがあって、
一時期(昭和と呼ばれた頃)『明暗』論によく引用されたよ
843 :
無名草子さん:2008/02/07(木) 23:07:17
>>837 そういうこと
だって「作者の伝えたかったこと」ってのは
教室では閻魔帳の中にあるんだからさ
作者の言いたいことを探すなんてやり方は、大昔にロラン・バルト(だっけ)が批判してるのにな
>>840 坑夫か
よく作中に芸術論だとか飛び出るよねこの人
実に面白い一節だな。
テクスト論者から自然主義者への批判とも取れる。
漱石が自分の人生やら小説やらに不満そうなのは全部ポーズに過ぎないの?
漱石が満足してたのは何をやってるとき?
>>844 デリダだかロラン・バルトだかが書いたものを読んで
彼らが何を言いたいのかを探す意味がないってこと?
こころを読んで「天丼が旨い」という解釈と
「エゴと倫理のジレンマだ」という解釈と
正しいのはどっち?それを判断する基準は?
あと、コミュニケーションって何?
日本語でOK
>>846 病気で寝ている間にいろんな人たちが慰問してくれたときじゃね?
850 :
神奈:2008/02/08(金) 20:50:00
質問です。
精神的向上心の無いものは馬鹿だ
といういのはどういうことですか?
詳しく教えてください。
851 :
無名草子さん:2008/02/08(金) 21:44:09
>>845 面白い意見ですね。
この一節が「自然主義への批判」というのは常識ですが、
「テクスト論」からの批判というのは座布団一枚でしょう
852 :
無名草子さん:2008/02/08(金) 21:55:53
>>847 ちょっとカマトトの臭いがするが、真面目な質問と仮定して答えよう
ロラン=バルトの「作者の死」は『物語の構造分析』(みすず書房)で読める
バルトの言いたいことは次の2点に要約できる。
@この評論が書かれた1968年頃までは文学評論といえば、「作者論」だけだった
バルトは、それは数ある文学評論の可能性の一つにすぎないと論じた
Aでは何を中心に論じればいいのかという問に、バルトはこれからは「読者」であると
問題提起した
したがって、「彼らが何を言いたいのかを探す意味がない」のではない
「意味」はある。しかし、それは一つの可能性にすぎない、
一つの思想にすぎないということになる
「正しい」という概念を文学研究に持ち込むべきではない
君の例示なら、「どっちでもいい」と答えるしかないだろう
「正しさ」や「主体」は権力という目に見えない生き物が
生きていくために導入した「装置」だと考えるべきものだ
実際、国語教育での「正しさ」は教師という権力者の閻魔帳の中にあるだろ
これは、フーコーを読めばわかること
853 :
無名草子さん:2008/02/08(金) 21:57:35
>>850 あのな、質問がちょっと幼稚すぎるだろ
『こころ』を読んでりゃ、Kの宗教的関心から出た言葉としか理解できないだろ
854 :
無名草子さん:2008/02/08(金) 21:59:03
なんか、無料の法律相談みたいになってきたな
>、フーコーを読めばわかること
これで終わっちゃうと、なんだかなァ・・・って気分になるw
856 :
無名草子さん:2008/02/09(土) 02:59:13
君がはじめればいいことだろ
皆まで言わないって言うことは
知識があることをひけらかしたいだけだろう
則天去私ってショーペンハウエルの「意思と表象としての世界」の盲目の意思と同じじゃん。
859 :
無名草子さん:2008/02/09(土) 18:31:12
>>857 そうではないね
君があまりに無知なので皮肉っているのだ
860 :
無名草子さん:2008/02/09(土) 18:36:41
>>858 「則天去私」なんてくだらないとは思うが
禅から来ているということになっている
ただ、漱石の蔵書目録を見ればショーペンハウエルは1冊しかないが
ハンドブックのたぐいで知識は得ていたと考えるのが自然
「ショーペンハウエルの「意思と表象としての世界」
の盲目の意思と同じ」でも、不思議はない
861 :
無名草子さん:2008/02/09(土) 21:23:22
「それから」が現代版なら、代助がデスノートを拾う。
862 :
無名草子さん:2008/02/10(日) 02:28:33
>「正しい」という概念を文学研究に持ち込むべきではない
といいつつ
>フーコーを読めばわかること
と断言してしまう矛盾性をここでは指摘しておこう。
結局、フーコーという新しい閻魔帳を持ち出そうとしているだけなのでね。
めんどくさいから、
ttp://www.geocities.jp/nakanakana_jinsei/hitorigoto04_04.htm からコピペ。
> 何かの発言、報告・発表する時に話のポイントを整理したメモや、参考資料を自分の手元に、自分が見る
> ためだけに用意することってあると思いますが、そういう場合、その参考資料を何と言ってます?
> 今の学生もそう言っているのかどうかわからないですが、普通、「虎の巻」とか「あんちょこ」とか
> 言ったりしません?
中略
> 「閻魔帳」って言うと、教師が常に持っている手帳(台帳)で、学生・生徒の試験の成績や品行などを
> 記載しているものを言うと思いますから、
事例を並べ立てたフーコーの書物なんかはまさに閻魔帳だなw
エンマ君を馬鹿にすんなよ
866 :
無名草子さん:2008/02/11(月) 01:58:20
>>862 アホでもできる、つまらないメタ批評
こういう脱構築批評は何ものも生み出さないということを知らないんだな
つか、ちゃんとアンカーしてない時点で「何ものも生み出さない」
868 :
無名草子さん:2008/02/11(月) 02:06:47
>>867 だな
脱構築批評はポモの主要な武器だったが、文学研究論文生産装置
で終わってしまった時代遅れの武器
>>862は、そんなことも知らないのかな?
と、さらなる脱構築を試みる>868であった
難しい話はよくわからないけど脱構築って要するに揚げ足取り?
871 :
無名草子さん:2008/02/12(火) 17:46:54
>>870 に近いね。
アホな学長が入学式で「これからは自分の頭で考えなさい」と言ったら
「それじゃ、おまえさんのいま言ったことを聞いたらいいのか聞かなくていいのか、
どっちじゃ!」と突っ込みを入れるのが、脱構築。
つまり、相手の言うことを真に受ける振りをして、「あんたの言うりにすると
あんたの言ったこと自体に矛盾が生じるぜ」と突っ込みを入れるわけ
したがって、批評力はあるが、生産的な方法ではないと言っているわけ
872 :
無名草子さん:2008/02/12(火) 17:53:34
ああ、言い忘れた
俺は
>>866でもあり
>>871でもある
>>862はそれなりの脱構築批評になっているから評価して再批判をしたが、
>>869はそれこそただの揚げ足取りであって、脱構築になっていない
脱構築は、あくまで相手の論理をいったん受け入れて、それをそのまま相手に投げ返して
おまえの言っていることには矛盾があると指摘すること
いまは、「脱構築」という言葉がただの「批判」という意味で使われてしまっている
脱構築がいけないのであれば、それがなぜいけないのかを具体的に語ればいいんじゃね?
ここでは、「フーコーを読めばわかる」という断言を批判されているわけだから、
「フーコーを読めばわかる」という断言を批判することは間違いである、なぜならば・・・
とやってくれれば、わかりやすいと思う。
はいはい
フーコーフーコー
今更
>>862にレスだけど
「正しい」を文学研究に持ち込むべきでないのであって、
フーコーを「正しい」とすることは文学研究と直接関係がないからよいのでは?
フーコーを正しいとすること自体の正否は知らない
876 :
無名草子さん:2008/02/12(火) 23:13:22
>>873 誰にレスしてるのかな?
俺は
>>872だが、脱構築が「いけない」とはまったく言っていないぜ
生産的でないと言っているだけだ だから「いけない」のでもないし
使いたければ存分に使えばいいではないか
君、読解力がなさすぎるね
877 :
無名草子さん:2008/02/12(火) 23:19:28
>>873 ああ、言い忘れた
>>862は「フーコーを読めばわかること」という俺の言葉を「批判」してはいない
前の言葉と比べて「矛盾」があると「指摘」しているのだ
そして、この「指摘」は脱構築に値するから、俺は
>>866において
「君の脱構築はつまらないね」と批判したのだ
悪いが、君は何もわかっていないようだ
>>862の方がよほどわかっている
もういいじゃん
フーコー言いたいだけだろw
879 :
無名草子さん:2008/02/13(水) 02:19:07
>>878 そう言う君もしつこくこのスレ読んでるね
これが、脱構築批評の典型
無意味な糞レスは読んでないよ
ここはフーコーすれじゃないからこのスレにいる
こと自体、矛盾でもなんでもない
881 :
無名草子さん:2008/02/13(水) 20:35:05
このスレに釣り宣言する馬鹿なんていないよな
>>877 批判の声に対する声を個人的に持ちえない者が批判者の声をある論理モデルに
あてがったうえで、そのモデルに対しての批判を始めるという、位相ずらしの
逃げを打っているから、そこをからかう
>>869みたいなレスを呼び込むことになる。
ある意味、
>>869こそ批評感覚を持っている。
グーの音も出ないのならば、出さなければよい。
無理にグーwとか言おうとするから、スレが汚れるのだ。
あなたの好きな言葉で言えば、生産性がないレスは控えたほうが良い、ってことだな。
作家活動10年は短すぎる
885 :
無名草子さん:2008/02/14(木) 03:18:57
>>883 おまえ厳密な議論ができない頭だな
俺は
>>869に「批評感覚」がないとは一言も言っていないぜ
「グーの音も出ない」とはさらに言っていない
言っていないことを言ったかのように批判するのは、ふつう「言いがかり」と呼ぶ
バカがよくやることだ
それに、おまえは俺が「批判の声に対する声を個人的に持ちえない者」
だとなぜ「わかった」んだ? おまえは神か?
これまた「言いがかり」だろう
ちなみに
>>869は「脱構築」にはなっていないが、まあ毒にも薬にもならない程度の
批評性は持っているというのが、俺の判断だ
私の個人主義も面白い
文庫だから安い
887 :
無名草子さん:2008/02/16(土) 03:15:32
でも、教科書に入ってたから嫌い
草枕、書き出しのフレーズに惹かれて購入して早4ヶ月…
一体全体なにがなんだかわからずに数ページで中断中
草枕は、俺もむつかしかった
さっぱりわからなかった
890 :
無名草子さん:2008/02/16(土) 23:30:01
いま国語教科書と言えば『こころ』だが、戦前は『草枕』だった
内容じゃなくて、教科書は「美文」の例文集だったからね
漱石の大ファンと言いながら、10年以上たちますが、三四郎、それから、門、こころしか読んでません。
どうしたらいいでしょうか。
夢十夜が好きな人が多いみたいなので、買ってみて、やっと第一夜を読みました。
一番好きなのは、三四郎です。何度もよんでます。拾い読みもよくします。
三四郎君、かわいいです。
>>891 坊っちゃん、が痛快。これも何度でも読めると思う。
吾輩は猫、も内容はやさしい。
ただ、大人にとってはおもしろいんだろうな、落語みたいなハナシだ。
漱石工房やお墓に行ったことある人いる?
池袋駅から歩いて行くらしいんだけど興味あるんだよなぁ〜
894 :
無名草子さん:2008/02/17(日) 05:11:08
>>893 そういうことに関心がある人には関心がない
>>894 別に自分自身に興味もって欲しいなんて微塵も思ってませんが(笑)
896 :
無名草子さん:2008/02/17(日) 17:45:32
>>895 すんません 冗談ですが、気分を悪くされたらごめんなさい
(笑)とあるので大丈夫ですよね
>>896 もしや出会い厨だと思われたのかしら?違いますよ
ケーベル先生を初読中
898 :
無名草子さん:2008/02/17(日) 21:43:06
>>897 いや、いや そんな深い意味のある冗談じゃないです
漱石は随筆もいいですね
佐藤春夫などは、書簡集が抜群と言っています
ただ、周辺の人の回顧録を読む限りは、人間的には問題ありみたいですね
問題ありな点とは具体的にどのようなところにあると書かれているのでしょうか?
鵜呑みにはしませんが
900 :
無名草子さん:2008/02/18(月) 03:26:46
>>899 それは何たって、鏡子夫人の『漱石の思い出』(文春文庫)ですね
漱石を「狂人」と決めつけているのだから、なかなかです
漱石人の日記や断片を全集で読んでも、かなりヘンですよ
漱石7年周期説というのがあってね、7年ごとに狂うというのだ
夫人によると、狂うときには宿痾となった胃の具合がいいと言うんだ
いまもお茶の水にある井上眼下で出会った女性に関する「恋愛事件」
が最初の「発病」という説もあるな
901 :
無名草子さん:2008/02/18(月) 03:28:13
井上眼下→井上眼科
です もちろん
へぇー、面白そう…新潮から出てると嬉しかったんですが、是非読んでみます。
文鳥って実話ですか?
903 :
無名草子さん:2008/02/18(月) 16:23:02
映画になったんでしたっけ
「文鳥」は実話みたいですね
あの中にちらっと出てくる女性の思い出が
実は密かに恋していた兄嫁だという説もある
漱石の恋人説を追っていくと、なんだか
何人も恋人がいたような感じになってしまう
早速「漱石の思い出」を探しましたが、取り寄せになってしまいました
その代わりに漱石の孫(男)が書いたという新潮文庫を見つけました
本人と会ったことはないと冒頭に書かれてたので読みませんでしたが…
905 :
無名草子さん:2008/02/19(火) 02:18:22
夏目房之介ね
おじーちゃんの名前で食ってるショウモナイ漫画家
ゴミだからすぐブックオフに売った方がいい
906 :
無名草子さん:2008/02/19(火) 02:23:53
ああ、言い忘れた
漱石は子供たちが結婚する前に死んだから、孫は漱石を見ていない
『漱石先生ぞなもし』(文春新書)シリーズなど、漱石ものや昭和史で売った半藤一利は
漱石の娘筆子の娘と結婚している で、この人も漱石で食ってるわけ
907 :
無名草子さん:2008/02/19(火) 02:25:02
文春新書→文春文庫
以上、訂正でした
>>905 やっぱりそういう輩なんだ…買わなくて正解だった。よかったよかった
なぁにが、たまたま漱石と同じ場所で書き物をしている…だ!いやらしい!
…と思って棚に戻しました
909 :
無名草子さん:2008/02/19(火) 22:42:44
>>891 『三四郎』は教養小説の一つとして読むのが醍醐味だと思う。
他作家と比較することで、その秀逸さがわかる。
トーマス・マンの 魔の山 や、森鴎外の 青年 とよく比較されるが
個人的な感想を言えば、三四郎が圧倒的に優れている。
読み返す旅に違った意味にとれるところなどは、文章芸術の極致だと思う。
910 :
無名草子さん:2008/02/20(水) 01:27:03
>>909 だけど、蓮実重彦などはフロベールの『感情教育』にはるかに及ばないという評価
漱石の千円札を額に入れて飾ってます
913 :
891:2008/02/20(水) 22:27:22
>>909>>910 そうですね、そんな感じですよね。鴎外が「三四郎」を読んで「青年」を書いたというので、
「青年」買ってみましたが、まだ読んでいません。あああ。
「魔の山」も「感情教育」も読んでみたいです。
それにしても、「三四郎」は何回読んでも飽きません。他のもですが。
内容も文章も大好きです。
>>912 漱石の千円札・・・私も取っとこうと思っていたのにボンビーなもので
使ってしまって後悔しています・・。
914 :
無名草子さん:2008/02/23(土) 02:56:59
そういや私も野口千円が出回る4ヶ月前くらいに、祖母の家のアルバムに記念にはさんでおいた事を思い出した。
つい聖徳太子一万円が記念に飾られてたからつられて夏目千円も飾ってしまった。
貧乏人なのに
>>909 共に上京青年の話なのに、三四郎の迷いは
身に詰まされて好感が持てない。青年の方は
目的意識が明確で判り易い
>>914 漱石は小説家専業の為に東大の教官を捨て、
英世は功成り凱旋帰国を果たしたのに東大は受け入れなかった
(今の東大なら考えられない。客員教授位には迎えるだろ)
三四郎のパーソナリティは今の若者の小説やラノベの主人公に近い気がする
917 :
無名草子さん:2008/02/23(土) 22:58:19
>>915 このレスは、日本がおかしい
「身に詰まされて好感が持てない」→「自分の身に照らして好感が持てない」など
「東大の教官を捨て」→「東大の教官の職を捨て」など
>>915は教養がないようだ これでは漱石は読めまい
918 :
無名草子さん:2008/02/23(土) 22:59:21
訂正
日本→日本語ね
919 :
無名草子さん:2008/02/23(土) 23:00:14
>>916 それは、三四郎が「巻き込まれ型」の主人公だからでしょ
920 :
913:2008/02/23(土) 23:20:41
>>917 確かに、「身に詰まされて好感が持てない」とはどういうことかえ?と思った。
重箱のスミをつつくようでスマン。急いで書いたのかも。
みなさんのレスを読んで「青年」を読もうと思って探しているのだが見つからない・・
どこに置いたんだ私・・・
>>906 半藤一利は何故あんなに下品なんだろう。
著作を読む機会があって、その時は「なんだかつまらない上に
押し付けがましいなあ…」という感想だったが
某誌に載っていた対談を読んで、その品性の無さにちょっと驚いた。
922 :
無名草子さん:2008/02/23(土) 23:27:52
ちょっと教えて欲しいんですけど・・
「三四郎」で美禰子と三四郎が丹青会の展覧会に行って、
原口と野々宮さんに会った時に、美禰子が三四郎の耳元で何かを
囁いて、その後、三四郎がさっきは何と言ったのかと尋ねて、
「野々宮さん。ね、ね」
「野々宮さん・・・」
「解ったでしょう」
とありますが、よく意味が解りません。
だれか教えてください。
半藤一利って上のレス通り謂わば漱石の義理の子孫だろう
それにしては、漱石もの、見識の無いないことばかし書いてるな
何が歴史探偵だ
924 :
無名草子さん:2008/02/24(日) 00:37:46
>>922 そうなんです この場面の解釈は難しいですね
プロポーズしてくれない野々宮に業を煮やした美禰子が
三四郎に思わせぶりなポーズをしたところを見せつけて
嫉妬心でも煽ろうと考えて、それを三四郎にも「解ったでしょ」
と同意を求めたが、うぶな三四郎にはそれが伝わらなかった
という解釈が一般的だと思いますよ
925 :
無名草子さん:2008/02/24(日) 00:42:24
>>921 >>923 半藤一利さんは文藝春秋の編集者だったのに、いまはなぜか朝日新聞御用達となって
朝日新聞の権威を笠に着て大いばりといったところ 朝日新聞も彼を利用しているから、
持ちつ持たれつのご関係
926 :
無名草子さん:2008/02/24(日) 08:51:59
>>924 なるほど、ありがとうございます
美禰子は「解ったでしょう」で野々宮と三四郎
両方に嫉妬心を抱かせようとしたわけですね。
恐ろしい女だ。
927 :
無名草子さん:2008/02/24(日) 09:18:46
>>926 そういうことですね
漱石には女性は根強い女性不信があったようです
実生活から来たのか、シェイクスピアからの影響か
意見の分かれているところです
漱石の小説を読み倒そうと決めてから、こころ→坊ちゃん→前期三部作ときてる。
「それから」って、あまり話題にも上らないし文章も堅くて、他のに比べたらだいぶ読みにくかったが、
ラスト20ページ位の展開の面白さは凄かったなぁ。苦労しながらも、何とか読みぬいた甲斐があった。
929 :
無名草子さん:2008/02/25(月) 03:39:40
読む順番がちょっとヘンだな
でもまあ、読まないよりはいいか
ちなみに「坊ちゃん」でなく「坊っちゃん」だが
『それから』でへばっているようじゃ、後期三部作はきついぜ
漱石のあとに他の読むとすらすらいける
後期三部のほうが読みやすくない?
932 :
無名草子さん:2008/02/27(水) 13:08:16
まあ好みもあるけど、後期三部作は小説内の時間が錯綜しているから
直線的な時間軸に直そうと考えはじめるとこんがらがってくる
俺の場合は、漱石の作品は後に読めば後に読む作品ほどすらすら読めた
理由は単純明快で、漱石の作品に慣れて、難しく感じなくなってくるからだ
例外は、最初に読んだ「坊ちゃん」から「吾輩」への移行と、三四郎の後に読んだ草枕
吾輩は、会話が大人っぽくて、坊ちゃんと比べてとっつきにくかった
漢字も難しく感じた
ただ途中で放り投げるのは嫌だったので、当時大好きだった歴史小説等で気を紛らせつつ、それと並行して数ヶ月くらいかけて、
ちびちび読んだ記憶がある
草枕は、最初のかっちょいいフレーズの作品を今俺は読んでるんだ的な心地よさに浸りつつも、
所詮そんな自己満足だけの余韻は長くは続かず、途中で当時の自分にとっては意味不明ワールドに突入し、
世界観どころか、文章の意味がわからない、最後は字面を追うことすら覚束なくなった
漱石作品では初の一時読書中断という事態に至った
今では、吾輩も草枕も大好きな作品となった
大人になって読むとどんどん味が出てくる作品だ
というわけで、結局漱石の作品は大人にならないとわからないんだろう
日本の名作は皆そうだ だから日本のはやめた
それで、もっぱら世界の名作を新潮文庫他で読んでる わかりやすい 読ませる
西洋の名作はいいよ 文章がやさしい
内容主義で文章に技巧が無いから翻訳で質が変わらない普遍性がある
もう長編だけでも優に50作品以上読んだよ 書店でいくらでも手に入るのがありがたい
漱石も文章やさしい作品いっぱいあるじゃん
936 :
無名草子さん:2008/02/29(金) 19:28:53
俺もはじめは世界文学の方が読みやすかった
ただ、世界文学が読みやすいのは、翻訳の問題もあるんじゃないかな
明治期に翻訳された世界文学なんて、いまは読めたものじゃないよ
漱石ってイケメン
938 :
無名草子さん:2008/03/02(日) 04:21:47
>>937 あばたさえなければと、本人は思っていたでしょうね
あばたってなに?
まめあと?
にきびとかの跡が凹んじゃったのがあばたです。
漱石は子供の頃に天然痘にかかって、その跡があばたになって残ったのです。
ちなみに、あばたもえくぼですよ。ほんとにそう思った時ありましたって自分の話はいいか。
941 :
無名草子さん:2008/03/02(日) 22:29:11
>>940 「あばたもえくぼ」とは、古風ですな
漱石は顔のあばたにかなりの劣等感を持っていたようだね
自虐的な文章もあるし
だから芥川の鼻を推したのか!
漱石はコンプの塊だよね
いい男なのになー
やっぱ育ち方のせいかなあ
頭部がでかいイメージがある
946 :
無名草子さん:2008/03/04(火) 23:14:41
漱石は英国人に対してはコンプレックスを持っていたと思うけれど
日本人に対してはその逆だったと思うよ
ただ、なるほど家庭的には恵まれていなかったから、その点は微妙だね
どっちなんだよ
どんな声だったんだろう?
もそもそしてそう
949 :
無名草子さん:2008/03/06(木) 03:18:08
>>947 人間は複雑だということがわからないのかな?
それに基準や対象を変えれば、結果も変わるのは当たり前です
>>948 昔、レコードに漱石の声が録音されているとかで、再生可能かもという
記事を新聞で読んだが、その結果は報告されていないんじゃないかな
950 :
無名草子さん:2008/03/06(木) 03:21:05
>>948 そうそう、最近江戸東京博で行われた漱石展で頭蓋骨から再生した声を流していた
少しかん高い声 弟子たちの書いたものでも、少し鼻にかかったかん高い声ということだ
男性のかん高い声って想像しにくい
へにょってる…のとはまた違うのかな
952 :
無名草子さん:2008/03/06(木) 21:10:45
面白さだったら猫<書生気質
954 :
無名草子さん:2008/03/09(日) 21:27:40
>>953 それは、昔から女性の方からプロポーズできないという慣習があるからです
時代的な背景や社会的な制約を無視して、ある行為だけを評価するのは
あまり知的とは言えませんね
なるほど〜 べんきょうになるなあ
漱石の作品はとにかく文章がすごい、読んでて快感。
もちろん内容も面白い。
一瞬、これぐらいの文章書けない奴が小説なんて書いたらダメなんて
思ってしまったけど、そんなことないよな。
文章うまいのに内容ない小説なんて最悪だもんな。
だったら逆の方がいいよな。
文章下手でも内容面白い方がいいって◯◯◯も言ってたな。
・・・とか思ったんですが、皆さんはどう思われますか?
でも海外の内容のある文学の翻訳でも
文章がまるで翻訳の「た」で終わるばっかりの文章だと読む気なくす
文章もある程度うまい、読みやすさが必要
けどやっぱ内容が大切
文章は内容を分かりやすく伝えるための手段
それなんてハヤカワミステリー
同じく。
どんなに良いものが頭の中にあっても其れを伝える手段が未熟じゃ
相手には正しく伝わらない。宝の持ち腐れだよ。
漱石の文章は何の抵抗もなく頭に直接入ってくるから好きだ
ああいう文章は一見何処にでもありそうに見えて
実は漱石にしか書けないものなんだろうなぁ
961 :
無名草子さん:2008/03/10(月) 16:19:01
志賀直哉とか小川国夫の小説は、文末がほとんど「た」止めだよ
それがよかった時代もあったんですね
文章がうまい人が伸びるのは事実ですね
考えたこと、経験したことを書く器ができているということみたいです
文章はうまいよねえ。理想的な文章だと思う。
963 :
無名草子さん:2008/03/10(月) 22:28:43
漱石の文章は、同時代の自然主義作家と比べても、現在でも読みやすい
江藤淳はちょっと意地悪く、それは自然主義作家の多くは上京者
(はっきり言えば「田舎者」)だからだと言っています
それに対して、漱石は東京は山の手育ちだし、英語もできた
いまの日本語と素地が共通するのですね
964 :
無名草子さん:2008/03/11(火) 11:20:42
漱石の前後三部作ってそれぞれ三作で話が繋がってるの?
それとも全く別の話なの?
まだこころしか読んでない俺に教えてください
それによって読む順番をあらかじめ決めておかなきゃ
965 :
無名草子さん:2008/03/11(火) 15:55:36
>>964 『こころ』を先に読んじゃダメだよ
後期三部作は『彼岸過迄』『行人』『こころ』の順番です
内容的にはつながっていません
漱石の言う「短編連作」という形式が同じなので後期三部作と言います
ただ、通説ではどれも「知識人の苦悩」を書いた小説と言うことにはなっています
まあ、テーマでつながっているということでしょうか
もっとも、「短編連作」とは言っても、どれも構成が破綻しているのではという説もあります
まあ、是非読んでみてください
俺の個人意見だが漱石の文章コテコテしてなくて余分な飾りがないから凄く読みやすい
英語や難しいことをかいてる人が嫌いだったからなんだろうな
>>966 確かに猫とか草枕とか余分な修飾が全然ないよね
968 :
無名草子さん:2008/03/13(木) 17:38:58
ドストエフスキースレでは、
漱石はレベルが低いと言われてるねw
969 :
無名草子さん:2008/03/13(木) 17:39:38
970 :
無名草子さん:2008/03/13(木) 18:16:31
「漱石は『こころ』において、どのような答えを出したのか?」
と訊かれると、どう答える?
971 :
無名草子さん:2008/03/14(金) 16:39:55
972 :
無名草子さん:2008/03/14(金) 21:28:17
三四郎が敷布をぐるぐる巻きだした時は思わず吹いたw
973 :
無名草子さん:2008/03/15(土) 03:58:04
>>972 そうです
そこは、吹くところです
ユーモア小説なのですから
漱石が楽しんだ寄席はよっぽど面白かったんだろうね
975 :
無名草子さん:2008/03/16(日) 15:16:59
落語好きで知られているからね。
水川隆夫で検索すると、漱石と落語の関係を説明した本が出てくるよ
976 :
無名草子さん:2008/03/20(木) 03:15:25
970はコピペですが、
真剣に聞きたいです。お願いします。
ファンの方がどう捉えているか知りたいです
977 :
無名草子さん:2008/03/20(木) 04:10:40
漱石のことがわかるの?
不思議ちゃん
漱石のことなんて漱石にもわかんねえよ
>>968 レベルというよちテーマが違う、といった方がよろしいかと
980 :
無名草子さん:2008/03/20(木) 13:18:14
漱石の文庫を出してる出版社で、
もっとも現代的な仮名遣い? 文章に訂正されてるのはどれでしょうか?
981 :
無名草子さん:2008/03/20(木) 15:41:11
>>980 あのな、文章が直ってたら、漱石じゃないだろ
それから、漱石の文庫はすべて現代仮名遣い
言いたいことは、「漢字をひらがなに開くなど、
最も読みやすい表記になっている文庫はどれですか?」だろ
質問さえまともにできないとは、呆れる
982 :
無名草子さん:2008/03/20(木) 17:32:07
それだと、漱石の文庫本はどこの出版社のも文は完璧に同じってことか。
文字の開きと大きさが違うだけか
やけにイヤミ臭い先生だなw
984 :
無名草子さん:2008/03/20(木) 22:41:31
>>982 あまりに無知すぎるな
底本をどれにするかで文章が違ってくるだろ
岩波の全集を底本にするか、集英社のを底本にするかで違う
それを、それぞれの文庫編集部が自分のところの方針で
漢字を平仮名に開いたり、たとえば「寝る」を「寐る」にしたりする
漱石を読むなら、そのくらい知っていろ
一番平仮名が多いのは、角川文庫だ
985 :
無名草子さん:2008/03/20(木) 22:43:28
>>983 自分が無知だと気づいていない奴には、このくらい言ってやらねばな
986 :
無名草子さん:2008/03/20(木) 22:46:10
>>978 それが現代の文学研究上の常識でしょうね
987 :
無名草子さん:2008/03/21(金) 02:25:28
無知なのは漱石ファンのお前ら。
オレはトルストイファンだ。お前らよりも上
トルストイやドストエフスキーを読めば漱石なんてアホ
988 :
無名草子さん:2008/03/21(金) 02:44:44
>>987 まったく文脈と関係ない
単なるバカだなこれは
989 :
無名草子さん:2008/03/21(金) 02:45:34
>>987 ああ、バカに言い忘れた
ロシア語で読んでから言えよ
>>989 失礼なことをいっては駄目ですよ。
勿論、原文で読んだに決まってるではないですか!
でなければ、そんなこと言いませんよ。
坊っちゃんで爆笑した。 あの、肥やし釣りのくだりでクソワロタwww
993 :
無名草子さん:2008/03/21(金) 18:20:07
坊っちゃんは夏目漱石が自身の神経衰弱を改善させるために書いた本です。
ギャグ漫画の作者は暗い人が多いって言うしな
『明暗』なんて「痔」である必然性はまったく無いよね。
でも「痔」なんだな。(漱石本人の経験からなんだろうけど)
胃潰瘍に痔かよ
きついな
997 :
無名草子さん:2008/03/22(土) 03:57:16
論もなにも常識じゃねえか