2 :
無名草子さん:05/03/15 04:01:35
必殺仕事人が2ゲット。
3 :
無名草子さん:05/03/15 19:07:31
>1
乙華麗。
御苦労、さすが1じゃ、行き届いた事よのう。
なんでもいいけど、味噌汁に入れた葱って何であんなに美味いんだろうな。
6 :
無名草子さん:05/03/17 09:28:17
>>1 乙カレー
>>5 昔は嫌いだったが、池波作品読んですきになったミーハーな私です
>1
乙
梅安シリーズ読み終わっちゃったよー。絶筆かよー(泣)
三大シリーズ全部が絶筆(あるいはシリーズ未完)だもん、せつないっすよ。
本当に書けなくなるまで筆を休めず読者も減らさず……
並の仕事人じゃあございませんて。
>9
「絶筆」ではないが、「シリーズ未完」に入るだろう。
梅安、さあこれから、ってところで終わるよな・・・
新しい家での彦さんや小杉さんとの共同生活(?)も見てみたかった。
12 :
無名草子さん:05/03/17 22:54:52
先ほど「銀座日記」を読み終えた。
(黙祷)
昨日車で走ってたら
藤枝鍼灸院ってみつけた
15 :
無名草子さん:05/03/18 19:41:35
池波先生のご家族はご健在なのでしょうか?
おれおれ!
>>15 母親は池波氏の氏の数年前大往生、
豊子夫人は確か御存命のはず。大阪の弟さん一家は不明。
晩年の池波氏の世話をしていた姪御さんも不明。
彼に子供がいなかったため、実質東京の池波家は正太郎氏で絶えたけど。
18 :
無名草子さん:05/03/18 23:53:13
>>17 ありがとうございます。
姪御さんにはお子さんがいらっしゃいましたよね。
>>17 確か、異母弟に当たる弟さんは「池波」ではなく御母堂の姓である「今井」を継がれたはずなので
正真正銘、井波・利賀から始まる江戸の池波家は絶えたね。
故郷にももう池波姓の家は残ってないんだから、思えば勿体無いことだ。
20 :
無名草子さん:05/03/19 20:10:03
>故郷にももう池波姓の家は残ってないんだから
池波志乃は芸名なので除くとしても全国で5世帯となっています。
旧版の新妻の表紙が恥ずかしいのですが。
けど誰が書いてるか知らないけど、あの絵のタッチはいいよね。
中一弥さんじゃなかったっけ?
あの人は新聞連載とかで時々見るけど、やっぱり繊細なタッチでうまいよなあ。
引き合いに出すのもなんだけど、池波氏本人よりやはりうまいし、物語性に優れてる。
時代物の挿し絵を描く人とかも段々減って行くんだろうなぁ……。
最近だと彫り絵の人がいいよね。「香乱記」とかの人。
>>22 ホントに引き合いがなんだな。
小説と絵は大分違うと思うが。
25 :
無名草子さん:2005/03/21(月) 19:49:56
>確か、異母弟に当たる弟さんは
「腹違い」ではなく「種違い」では無かったでしょうか?
26 :
無名草子さん:2005/03/22(火) 10:15:19
>>24 >小説と絵は大分違うと思うが
恐らく
>>22氏は、〔玄人はだし〕と評される池波氏の絵と、中一弥氏の絵を比べての評価ではないだろうか。
話は変わるが、やはり池波氏が生きていたら、ちかごろ流行りの〔オレオレ詐欺〕を、
(とんでもねぇ畜生ばたらき…)
などと評するのであろうな。
27 :
無名草子さん:2005/03/22(火) 10:56:49
「畜生ばたらき」は、縛り上げた無抵抗な奉公人などを、口封じの為惨殺する時に使われる言葉と思われ。
28 :
無名草子さん:2005/03/22(火) 11:44:58
>>27 盗られて(生活に)困るような者を、言葉巧みに騙くらかして金を引き出すなど、畜生のなせる仕業じゃねぇか。
鉄つあんよう、
こんな老いぼれ騙したって
どうなるもんでもねえのによう
チクショウ、あいつら
相模の彦十どん?
31 :
無名草子さん:2005/03/22(火) 20:56:48
むろんああいう犯罪は大嫌いだが、盗られて困るのかい?
そもそも金がなかったら振り込めないっしょ。
年寄りが妙に金を持ってる日本の世相を反映してると思うぞ。
報道されるたびに年寄りがこんなに金持ってたのかと驚くもの。
基本的に収入のない年寄りが金を持っているのは
それまでの人生でこつこつ貯めたからだよ。
生計の道がない人間のなけなしの金を分捕ることが、畜生の所業でなくてなんだと言うんだ?
>>31は詐欺師か?
33 :
無名草子さん:2005/03/22(火) 22:49:58
>>31と同じような事を言ってお縄になった餓鬼達がいたな.....
34 :
無名草子さん:2005/03/23(水) 00:07:48
>>31 冗談でもこんな事を書く人は信用できません、私は。
まあ31のような人間は池波小説の面白さの半分も解らんのだろうな。
世の中のしくみも人の気持ちも全然解らんのだから。
>>35 ちょいと同意できない。
何故なら35の言い分は人間性の矛盾がテーマの池波ズムに反するから。
>>36 人間が矛盾した生き物だ、と言う事と
31がアホだという話は全然関係ない。
そもそも現代の事件に無理に池波作品の倫理観を当てはめるのが無理だよな。
昔は寿命も短く健康状態も悪く、寡婦(夫)も多かった。
鬼平も現代でいえばかなり若くして亡くなった。
そういう時代の経済犯罪と現代の経済犯罪は根本的に異なるよ。
というよりも、現代よりはるかに貧しく悲惨(その時代の人が現実にそう思ってたかは別問題)と思える時代を舞台にしてるからこそ、貧しさや人情が現代ものより効果的に描けるのだし。
とりあえず畜生働きの使い方としては違和感あるな
取られて難儀せぬものからは取らぬこと、といっても
金はあるだけ消えていく現代社会じゃ、よほどの人でないかぎり「取られたら難儀する」んだよな。
まあ
>>31も父母の前では孝子であったり、友人の前ではいい人間なのかもしれない。
息子の前ではいい親であり、恋人を愛しているのかもしれない。
もちろん、恋人や友人なんかがいるかどうかはしらないが。
そもそも
>>31は、最初から
>むろんああいう犯罪は大嫌いだが
と断ってるじゃないか。
その上で、江戸時代の畜生働きと比較しても仕方ない、ってことなんじゃないの?
金はあるだけ消えていくのは特に若い人とか、子供のいる家庭だよね。
年寄りはそれほどでもなく、使わないからため込みやすいのは確かだ。
しかし、振り込め詐欺はつかまって「年寄りは金使わないから、自分らが取ってその分使ってやるんだ」なんて居直ってるけど、そんな深謀遠慮があるわけないよな。
奴らは単に年寄りのほうが騙しやすかったってだけだしな。
必殺仕事人と仕掛人・藤枝梅安って同じ作品だったんだな。
ずっと梅安とは別に
「必殺仕事人」
っていう本があるのかと思ってた。
>>42 同じ作品というか必殺仕掛人の流れで仕事人が出てきてるんだけど、
まあ鬼っ子だわな、緒方版梅安〜仕事人は、と仕事人嫌いの俺は思う。
何が嫌いって「人は悪いことをしながら良いことをする、理屈で割り切れない存在」
という梅安における最大のテーゼをうっちゃらかして、珍妙な殺しの技法にばかり凝る野暮ったさが嫌だ。
そのせいか坊主憎けりゃなんとかで藤田まことの剣客も
(どうも腑に落ちぬような…)
このことである。
>>43 その気持ちはよ〜くワカル
まあ、藤田小兵衛は事前の危惧からすれば大分頑張っているとは思うけど
「似て非なる仕事人」のもんど(主人、だっけ?)をばりばり背負ってた人
(違うものだからそれの良し悪しのことを言うつもりはない)
がいまさらかよ・・・という気分は、正直払拭できない
>>41 いや・・・老人も結構消えていくものだよ。お上に取られ、保険料に取られ。
孫が来れば小遣いをやり、ためた財産の維持費がかかり。
頼みの子供は都会に出てしまって全く音沙汰なし。
ホームヘルパーやら老人ホームやらだと余計に金がかかってしまうよ。
それに、収入が年金だけ、というのはかなり厳しいぞ。あくまで一般的老人の例だけど。
経営者なんかで定年関係なしに働いている人、子供たちと暮らしている人とかは違うけど。
46 :
無名草子さん:2005/03/23(水) 22:27:28
まあ、俺は爺いになっても常に心の中に大小差してる予定だから
詐欺師など瞬殺してやるわ!
>>47 >詐欺師など瞬殺してやるわ!
心の中で、な。
>>45 そのことよ。
老人が大金を溜め込んでる、数千万も持ってるといっても
引退後、20年とかそれ以上生活しなくてはならない事を考えれば
なけなしの金なんだよな。
老人は金を使わないから金が貯まるんじゃなくて
貯めとかないと後々生活できないから使えないんだよ。
それが解って無い人が結構多いようですな。
おれは爺だけど、年金もらってない。
もらわねえつもりだ。
自営だからできるともいえるが、45の指摘どおり、
一連の詐欺は経済優先の都会型サラリーマン社会の弊害よ。
「おれおれ」って電話で騙されるって、孫の声がわからないなんて悲しいじゃないか。
同居または近くに住んで動向がわかってりゃそんなこたあありゃしない。
おれのまわりではそんなの考えられねえ。
そろそろ大家族や地域社会で若い人を育ててく価値が見直されるべきじゃないのか?
むろん騙すほうがいけねえ。しかしこのやくざな連中だって、育ってく段階で周囲の大人がしつけるべきだったんだよ。
まあ、悪い奴はいつの世にもいるけどな。
年寄りが金ため込むってのは、国民が政府を信用してねえからよ。
これも悲しいじゃないか。
いちはやく老齢化した北欧や英国では、国民はもっと政府を信用してるから、
いざという時は助けてくれると信じ切って、そんなにためこまねえ。
だけど、今の日本の社会、経済で、いざという時に政府が助けられないわけがないんだよ。
なんでもかんでも自分だけがたより、金がないと困る、ってのも情けないじゃないか。
だれだって人情あるんだからさ。
老人が金をためこまねえと安心できねえ社会ってのは、おれからすればずいぶんせちがらい、人心が乱れた社会だねえ。
のう、久栄。
殿様…
53 :
無名草子さん:2005/03/24(木) 11:57:22
>>44 中村主水
>>45>>46>>49>>50 今はとてつもなくひでぇもんだよ。義理・人情なんか、これっぽっちもねぇよぉ。
オイラが役所に勤めていたときにあったことなんだが、電話がかかってきたから出てみると、
「近頃、××に住む○○連絡がとれなくなったんだが、気になるからお前さん、見てきてくれないか」
なんて言いやがるんだよ。聞いてみりゃ、電話をかけてきたのはその○○さんの実の倅だって言うじゃあねぇか。
54 :
無名草子さん:2005/03/24(木) 12:23:09
それに、別の人なんだが、ある老人ホームで亡くなった人がいて、遺族に連絡をとったんだが、「ああ、死んだの? ふーん。貯金が二百万ほどあるでしょ? それ使ってそっちで処理してよ。余ったらあげるから」
なんて言いやがるんよ、畜生。
一人で産まれ、一人で育ったつもりでいやがるのかねぇ。
これは特別なケースだが、義理・人情を忘れるのは多くなっちまってるよ。あー、やだやだ。
最後になったが、スレ違いすまねぇ。
その二十両の内から葬式を出した残りの十両で、梅安先生、お前さんに仕掛を頼みたいのだ。
やってくれるかね。
時代小説でかなり普及してるのって、
池波以外で三人あげれば、だれになるの?
平岩弓枝ぐらいしか思い浮かばないんだけど。
なんで藤沢周平がでてこないのかがわからねえな。
むしろ、何故にそれを尋ねるかに興味あるな?
58 :
無名草子さん:2005/03/24(木) 15:50:47
司馬遼太郎さんだっているし〜。
個人的には澤田ふじ子さんの京風のねちねちしたw会話も好き。
隆慶一郎の豪快きわまるものもいいぞ。
あるいは山田風太郎。読むと悩むのが馬鹿馬鹿しくなる。
60 :
無名草子さん:2005/03/24(木) 17:52:36
柴田錬三郎。
62 :
無名草子さん:2005/03/24(木) 20:01:36
観音寺 潮五郎。
宇江佐真理……は普及はしてないか。
後発の山本一力の方がテレビや舞台化が多いし……
64 :
無名草子さん:2005/03/24(木) 20:17:26
吉村昭
山手樹一郎
直木三十五でしょうね、名字ばっかりが毎年話題になる高いんだか低いんだかワカンナイけど。
66 :
無名草子さん:2005/03/24(木) 22:31:57
野村 胡堂。
67 :
無名草子さん:2005/03/24(木) 23:42:31
笹沢佐保。
佐伯泰英。意外といける。
宮部みゆきさんも書いてるみたいだけど、
彼女の時代小説はどうですか?
70 :
無名草子さん:2005/03/25(金) 11:31:14
宮部さんは女山周って感じだよ あくまで私見だけど
僕は結構好き
71 :
無名草子さん:2005/03/25(金) 13:11:27
あ、あの〜、ここは池波正太郎先生のスレで、時代・歴史小説を語るスレではないんですが……。
72 :
無名草子さん:2005/03/25(金) 14:54:53
司馬遼太郎さん、人気高いけど、単に歴史に自分の妄想投影してるだけじゃん、
それが右翼文化人や経営者たちには心地いいのね、って批判があるよね。
ある面納得だな。その時代の政治のトップではなくて市井の人々を描いたのを読みたいからね。
というと藤沢周平さんが持ち上げられて、彼は文章うまいことになってるけど、
あまり整理されてないところとか、場面の説明の順序とかがうまくないなあ、と思うことがある。
ただでさえ時代小説は名前や場所や文化背景がわかりにくいんだし。
あと、悪いけど藤沢さんはプロットが弱い。東北人の訥弁さなのかな。
落ちに期待させといて、「何?まさかこれが落ちなの?」と失望することが多い。
池波さんはそういうところ、常に読者に配慮してるね。
ストーリーもわかりやすいし。まあ、特に三大シリーズはキャラクター小説だから、
少し連載が続くと読者とのお約束ががっちりできるということはあったにしてもさ。
でも、あまり読者への配慮で説明をされると、池波さんの顔が見えちゃうんだね。
近年のドラマや映画ではリアリズムの立場から、ナレーションは最小限にして画面で表現するのが多いので、
そこに違和感を感じることがある。
73 :
無名草子さん:2005/03/25(金) 14:56:18
74 :
56:2005/03/25(金) 16:03:13
>>72 うんうん。
ただここ 池 波 ス レ なんだ。
ほかの作家をけなしてまで池波どんを持ち上げなければならないほど、
誉めにくい作家でもないと思いますけど。
>>57 歴史作家だとばっか思ってた。分類しにくいよね。
山本周五郎、柴田錬三郎、山田、隆あたりは
かなりメジャーっぽかったですね。
読んだ事があんまりなかったから思い浮かびませんでした。
ホントごめんなさい。
いや、時代小説初心者の自分にとって、
>>72氏の解説は、凄く面白く参考になったよ。
こんな輩もいるから、ひとつここは大きな心で
多少の脱線は許して頂けると助かります。
司馬遼をコケにしてる奴がいると聞いてすっ飛んできますた
77 :
無名草子さん:2005/03/25(金) 16:56:48
78 :
無名草子さん:2005/03/25(金) 18:59:18
『司馬遼太郎さんは理念で書くが、オレは身体で書く』
藤沢周平は好きだな
80 :
無名草子さん:2005/03/25(金) 20:35:33
司馬遼太郎の作品は読む価値ねぇよ。
司馬が愛する街の一つとして宇和島がよく言われているが、宇和島では吉村昭の方が絶大なる人気。
池宮彰一郎
あ、パクry
82 :
無名草子さん:2005/03/25(金) 21:56:28
>司馬遼太郎の作品は読む価値ねぇよ。
>池宮彰一郎
あ、パクry
悪口というのは言わない。
一番いけない、下劣なことだからね。
83 :
無名草子さん:2005/03/25(金) 22:33:29
普段「まぁ、いいんじゃない」って言うのに、池波先生の作品を読んだ後だと、「まぁ、よいわさ」と言ってしまう。
>>74 「池波どん」とは言わないんだ、これは「正どん」ということになる。
そうでなければおかしいんだよ、今はそれが分からなくなっているんだ。
僕に言わせればそこが嘘になる、そういうことなんだよ。
と、82に触発されて語り下ろし風に書いてみる。
ヘタでごめん(´・ω・`)
85 :
無名草子さん:2005/03/25(金) 23:32:45
>「池波どん」とは言わないんだ、これは「正どん」ということになる。
もしくは「波さん」
波さんは同格、正どんは目上の人の呼び方。
〜どん、という言葉自体やや見下し気味だし。
>>72 否定派に言うのもなんだけど、藤沢は池波と違った面白さがあるな。
池波はどっちかというと江戸という恵まれた町での恵まれた暮らしをしてた人の描写がうまく
藤沢はやっぱり東北の貧乏藩の、一日いちにちを米を節約し、酒を節約し、必死で生きている人の描写がうまい。
池波の主人公は割りと大金を扱える自由人的な人間だが
藤沢の主人公は小金を必死で稼ぐ、サラリーマン的な人間。海坂ものは特に。
別の面白さがあると思うよ。
昔、池波作品のドラマの演出をしようとしてた何某が、貧窮にあえいで一揆を目論む百姓ずれを出そうとしたら
「俺の作品にはそんなのいらない」と池波が切り捨てたというが、ある意味池波はそういう部分の描写をしない作家だ。
そうだよな、描いてる世界が全然違うもんねえ。
俺も両者それぞれ好きだが。
作風まるで違う池波・藤沢の比較はナンセンスと思ったが、案外両者の作風が明らかになるな。
藤沢はドラマ化・映画化で美男美女に演じさせると映えるな。
うちの母が「この人の小説って単純な人情ものよね。ストーリーはないけど」と評してたがおおむね同意。
でも、ストーリーがない(薄い)というより、藤沢の小説というのはその雰囲気を味わうものでないかと思う。
だから美男美女を配すると映えるんだな。これでストーリーも濃かったら、ストーリー理解のほうに頭が行って、純粋に作品の雰囲気や登場人物の美男美女ぶり(?)を楽しめないよ。
まあ、母もおれも江戸っ子だから、ちょっと藤沢の世界にはついてけないところはあるけどね。
池波も貧窮から一揆が描けないってのは、やっぱ子供の頃からうまいもの食って、働くようになってからも、株屋でそこそこ儲けてた人の価値観だよな。
藤沢はそういう効果を考え、わざとストーリーを濃くしなかったというよりは、やっぱりこの人には池波のようなストーリーは書けなかったんだと思う。
無理に書いたらユーモアのセンスのない人がなんとか冗談を言おうとして(今の言葉で言えば)「寒い冗談」になってしまうと思う。
落ちに失望したという方は、あるいは藤沢が無理してストーリーに落ちをつけようとしたのがあまりに下手だった(下手な冗談のように)ということなのではないか。
池波を好かない人は、「要するに長谷川平蔵や秋山小兵衛が負けない話を書けばいいのなら、簡単じゃないか、そこに適当にうまそうなものをちりばめればいっぺんできちゃうよ、池波なんて漫画みたいなもんだ」なんていいますがね。
そういう点ではワンパターンの正義の味方、ウルトラマンや水戸黄門に似てるのかも。
89 :
無名草子さん:2005/03/26(土) 17:11:00
>作風まるで違う池波・藤沢の比較はナンセンスと思ったが、案外両者の作風が明らかになるな
何度四でも意味が良く理解できないのですが。
>藤沢はそういう効果を考え、わざとストーリーを濃くしなかったというよりは、やっぱりこの人には池波のようなストーリーは書けなかったんだと思う。
「そういう効果」と「池波のようなストーリー」についてもう少し解説をお願いします。
90 :
無名草子さん:2005/03/26(土) 18:10:50
>>1にあるように池波作品は劇画化されてるが、
藤沢作品の劇画化は考えにくい。
池波本人がどう思っていたにせよ、
13のときから株屋でもうけて吉原で流連したり3日に一度は銀座で飯を食ったりして
兵役に出ても横須賀から米子の内地勤務の電話長でうまい魚を食ってただけ。
その後も家族がほとんど死ぬこともなく(友人知人ご近所は大量に死んだだろうけど)だから
同年代のほとんどの人よりは幸運な人生だったんだよな。まあ、現代の漏れらのほうがどう考えてもより幸運だが。
本人は江戸っ子の、しかも腕のいい職人の末なもんだから、人権教育だのの言う
「江戸時代は百姓非人が悲惨で云々、戦前は東北は飢えて云々」も
自分のこととしてはどうしてもわからなかったんだろう。
92 :
無名草子さん:2005/03/27(日) 15:59:29
>しかも腕のいい職人の末なもんだから
「腕のいい」の出典希望。
>「江戸時代は百姓非人が悲惨で云々、戦前は東北は飢えて云々」
そんな悲惨な小説、金払ってまで読みたくないです。
>>91 つーか・・・池波いい人生送ってやがるよな。
子供のころも屋台で金使う、それなりに恵まれた生活。
若いころは株で非合法なくらい儲けて、
戦時に兵役に駆り出されるも怪我0。
帰ってきたらきたで、新国劇の作家としてそれなりに成功、
そしてその流れで時代小説書いて、大ヒット!
更にその金を映画と食事、煙草に酒にといい感じに散らす趣味人。
なんか書いてたら腹立ってきた。
仕方ないから、今から梅安読む。
バイタリティ溢れる人はいい人生を歩めるものだ。
95 :
無名草子さん:2005/03/27(日) 22:56:23
>つーか・・・池波いい人生送ってやがるよな。
他人には自分の不運や苦労を見せない事が「粋」としたのではないでしょうか。
だからって「実は言ってるだけで、少年の頃はスリや阿呆烏やってますた」だの
「実は特攻隊に行かされる寸前でした。母は実は戦時中に死んでて、以後の母は脳内母ですた」
なんてものでもなかるまい。もちろん他人の人生、人には言えない不運も苦労も多々あったとおもうし
そういう苦労が寿命を縮めたのかもしれないがね。
仮にシベリアあたりに放り込まれていて、カタワになって戻ってきたら家族は空襲で死んでたなんて人間と比べればマシなんだろう。
>92氏
先祖というほど遠くもないが、「私の祖父・今井教三は腕のいい飾職人だった」とは言ってる。
そして、穢多非人や戦前のどん百姓を一口に悲惨な生活というが、結構面白いエピソードはあるもんだ。
97 :
無名草子さん:2005/03/28(月) 18:57:14
ご本人も又、「私は運の良い男」だと書き記していますね。
99 :
無名草子さん:2005/03/29(火) 23:32:05
池波さんの本を読んでみようと思うのですが、
お勧めの作品を教えていただけないでしょうか
幕末のなるべく史実に異ならないようなものがあればいいのですが、
池波さんは歴史小説というよりも時代小説を
多く書かれているのでしょうか?
100 :
無名草子さん:2005/03/30(水) 13:18:40
>幕末のなるべく史実に異ならないようなもの
その男 (全三冊)
人斬り半次郎 (幕末編)(賊将編)
近藤勇白書
幕末新選組
>池波さんは歴史小説というよりも時代小説を
多く書かれているのでしょうか?
後世に残る娯楽小説を多く書かれたと思います。
近藤勇白書と幕末新選組は内容が多くかぶっているので、どちらかだけ読むのがよい。
幕末遊撃隊や短編集の「賊将」、エッセイ的なものなら「男の系譜」。
他にも「炎の武士」所収の「色」は土方、「ごろんぼ佐之助」は原田に関する新撰組の話だし
「ト伝最後の旅」所収の「剣客山田又蔵従軍」は「その男」3巻の原型ともいえる話だ。
103 :
99:2005/03/31(木) 00:48:31
ありがとうございます
いずれにせよ初めての池波さんの本になるので、
楽しみです
104 :
100:2005/03/31(木) 18:11:43
読了後、ぜひご感想をお聞かせ下さい。
こうやってみると、池波は結構同じ主題で複数の本を書いているんだな。
新撰組、徳山五兵衛、伊庭八郎、桐野利秋、他にも父母のこと、先生のこと、どんどん焼きのこと、
フランスのじいさんのこと、ひい婆さんの素麺や殿様の「お袴たたみ」のことなどなど。
と、いうか長編のプロトタイプというか、同じ話の短縮版が短編にある事が多いな
107 :
無名草子さん:皇紀2665/04/01(金) 09:35:01
職人たる所以でしょうか。
108 :
無名草子さん:皇紀2665/04/01(金) 10:41:34
ところで皆さんは、4月5日から放送が始まるNHK教育の『知るを楽しむ「私のこだわり人物伝」』をご覧になさいますか?
4月は「作家・池波正太郎」を、親子3代でファンだという作家の山本一力さんが語るようです。
ちなみに、私は見ます。
聞くまでもあんめぇ
私もご覧になさいますw
前スレ804で剣客商売の矛盾点について訪ねたところ
「池波小説は勢いで読むように」とのアドバイス頂いた者です。
が、ようやく十五まで読んで、どうにも
「池波センセイ、そりゃあんまり…」と思ってしまいました。
剣客商売十二「十番斬り」の最初の一編「白い猫」
夜中に蒲団を剥いでしまったおはるへ、小兵衛が蒲団を掛け直してやったところ、
夢現で「あれ、すみませんよう…」と答える、何とも微笑ましい冒頭が大好きで、
とても印象に残っていた一編だったんですが、
その中で小兵衛は、かつて四谷の道場で飼っていた牝猫のタマの死をきっかけに、
生き物は先に死ぬからと飼うのを止め、おはるが「可哀想だから」と飼いたがった捨て猫も
「ならぬ」と元長にやってしまっていたのに…
剣客商売十五「二十番斬り」の最初の一編「おたま」では、
すっかりその後も、猫を度々飼ってきた事になっちゃってるのはまだしも、
「こんな迷い猫を飼うのは、嫌ですよう」
「まあ、ずうずうしい猫だねえ」おはるは、どちらかというと猫を好まぬ。
猫の毛が落ちていたり、泥足で家の内へ入って来ることに我慢ができない…
おはるに叱られたり叩かれたりしながら…
「おはる。お前が、あまり苛めるからじゃ…」
「お前なんか嫌いだよ。さっさと何処かへ行っておしまい」
何もそんなに手の平を返して、おはるを悪者に仕立てなくても…非道いよ… orz
よく読んでるなw
とはいえ例の池波マニアの講座集団あたりがもう解答を見つけ出しているような気がするぞ
113 :
無名草子さん:皇紀2665/04/01(金) 20:55:21
>とはいえ例の池波マニアの講座集団あたり
大江戸歩け歩け会ですか?
作者が設定忘れただけだ、というナイスでキッチュな解答は無視ですか?
115 :
110:2005/04/02(土) 11:49:25
>>112,113
「大江戸歩け歩け会」でググっても出てこないけど…それ、なんですか?
>>114 いや、まぁぶっちゃけそういう事なんでしょうけど。
何もおはるを貶める設定に変換しなくても…
116 :
無名草子さん:2005/04/02(土) 13:03:18
>>114 いや設定忘れてても正反対はちょっとねぇ。
白い猫、がなまじいい話として書かれてるだけに、
その設定忘れは痛い気ガス。
118 :
無名草子さん:2005/04/02(土) 19:18:00
他の作家の時代小説を読んでみたが、どうやら自分は池波正太郎
ファンであって時代小説そのもののファンでは無い事に気づいた。
あー、それあるねえ。
そもそも歴史的事変そのものへの興味も薄いかもしれねえ。
歴史時代小説ベスト100とかのムックを読んでも、そそられるもの少ないし。
120 :
無名草子さん:2005/04/02(土) 20:25:55
そこまでの作家のうっかりって、
編集者気づかないのか?
もうつーかーの仲だから、はっきりもの言えるのでは?
それより、締め切りが迫ってるから確認の時間がないか。
でも、池波先生の場合、かなり締め切りにゆとりを持って渡すということだが。
>>120 隔月連載だったから、編集者が十番切り読んだのは一年前ぐらいじゃない?
だったら気づかないのもうなずけるんじゃない?
122 :
無名草子さん:2005/04/02(土) 20:31:50
同じ池波物でも江戸時代のものが一番好きですね。
123 :
無名草子さん:2005/04/02(土) 23:22:03
戦後、思い迷っていた筆者がはじめて明るい気分になれたのは、
「氷水を売る店が出たから」か、それとも「弁当を持たずに町に
出て、蕎麦が食べられるようになったから」か?
そいつは両方ちうより、時代の空気だってことくらいは読み取るべきでわ
125 :
無名草子さん:2005/04/03(日) 00:47:57
>読み取るべきでわ
双方とも「はじめて」とあるのですが。
>>125 だから「どっちも」じゃないの?
飯もない、家もない、仕事場も友人もご贔屓も趣味も生活も価値観も全部なくして
やるせない、途方にくれたというときに
一方で蕎麦が食べられるようになり、一方で氷水の店が出る。四万六千日も1945年でさえ行われ
何とか自分は五体満足で生きて、仕事にも就けている。
そう思ったときに、そんな些細なことがどれほど励みになるか、と思うよ。まして22,3の青年にとって。
ついでに言えば、確か記憶によれば氷水は戦後すぐ、蕎麦は上野から渋谷に勤めだしたころのはずだから
微妙に時期が違う。前者は復興の足音を聞き、後者は復興が始まったことを知ったといったところじゃない?
127 :
無名草子さん:2005/04/03(日) 10:06:09
>>126 出典によって違っていたのですが納得しました。
池沼物ではなにがお勧めですか?
>>118-119 自分もそれだな。
他にハマッた時代小説は山風しかなく、歴史小説には全く興味がわかない、
という人間だから。
でも時代劇映画(と出来のよい時代劇ドラマ)は大好きなんだけど。
130 :
無名草子さん:2005/04/03(日) 23:41:39
132 :
131:2005/04/04(月) 00:37:22
133 :
無名草子さん:2005/04/04(月) 00:58:14
剣客商売7隠れ蓑(徳どん、逃げろ)
結構お気に入りです
小兵衛の最後の言葉が
何ともいいですね〜
134 :
無名草子さん:2005/04/04(月) 01:00:58
剣客商売7隠れ蓑(徳どん、逃げろ)
結構お気に入りです
話は何ともコミカルですが
小兵衛の最後の言葉が
何ともいいですね〜
>>128 どっかの足軽・石山がひどいことを言われつづけてアヒャる話。
時代小説
藤沢も浅田もおもろいと思いますが
浅田はちょっと飽きるけどね
北方もたまーに読むとおもしろい
続けて読むと鼻につくけどね
あんた面白い。
もうちょい具体的に。
138 :
無名草子さん:2005/04/05(火) 08:45:25
作家によってはやたらと古文書を引用する人がいて、
しごく読みづらい作品が多々ある。その点、池波作品
は引用の仕方が旨いと思う。
140 :
無名草子さん:2005/04/05(火) 11:53:28
>えー。
その通り。
歴史の教科書ではなくあくまでも娯楽小説なので。
141 :
無名草子さん:2005/04/05(火) 12:58:45
はっきり言って過剰な古文書引用は原稿料稼ぎか衒学だよ。
142 :
無名草子さん:2005/04/05(火) 15:33:16
>>141 激同。
作家の古文書購入費の面倒までみていられんです。
ことさら他人の文章を引用、剽窃して悦にいる人もいるけどね、中には。
「真田太平記」ってどう?
自分は三大シリーズ以外は短編集くらいしか読んでないので、
どうしても"池波正太郎の超大作歴史小説"のイメージが湧いてこないんだけど。
145 :
無名草子さん:2005/04/05(火) 22:10:12
>"池波正太郎の超大作歴史小説"
”大河娯楽小説”です。
今教育テレビで一本饂飩作ってますよ!
見れ。
NHKに釣られた気がする
今日のは池波ファンより山本ファンが見たほうがいい番組だった
148 :
無名草子さん:2005/04/05(火) 23:04:11
動画で見る書斎は初めてでした。
次回が楽しみ。
>>144 実際の歴史と引き比べたりしていると馬鹿を見る。
史実に適当に肉付けして、適当に味をつけ、面白おかしく書いたものだ。
後、微妙に戦国無双がかぶってならなかった。
コーエーはこれを参考にしたのか?
150 :
無名草子さん:2005/04/06(水) 08:46:02
>史実に適当に肉付けして、適当に味をつけ、面白おかしく書いたものだ。
「史実を自分に引き寄せている」
読者が面白、おかしく感じれば「馬鹿を見る」事は無い。
>>145-150 サンクス。
つまり、いつもどおりの池波調で、高みから歴史を概観したような視点とは
無縁ってことだね。
あの文体で全12巻なら脅威を感じる分量でもないから、そのうち読むかもしれない。
自分は何が何でも史実に忠実でなければ!っていう人間じゃないから、そっちも問題なし。
でも、さすがに真田十勇士なんかは出てこないだろうけど。
>真田十勇士
大衆娯楽小説作家だからね、その辺は読んでのお楽しみ
ただ、なにぶん大正生まれの人なので、信長や当時の大名に対する価値観が、よく言えば古典的、
悪く言えば古臭かったりする。
「信長と秀吉と家康」という、伝記だかエッセイだかわからぬ本に最もよく出ているけど、
戦後、今までと逆に「家康は策謀家の狸」とか「秀吉は信長殺しの真犯人」「三成は辣腕官僚で智勇兼備の忠臣」
なんていう、ある意味貶めたような評価が定まりつつあるけど、そういうのはまったくない。
154 :
無名草子さん:2005/04/06(水) 21:11:09
樋口角兵衛の描き方がヒドイ
時専でまた始まったな>真田太平記
>>137 浅田は泣かせようとしすぎ→またかよプッ
北方は漢漢しすぎ
登場人物が己の生き様語りすぎ→いい加減うぜえよプププッ
時代小説の定義知らないけど偉そうに言ってみた
>>156 池波は登場人物が「うふ、うふふ、ふふ」って笑いすぎ→笑うだけなのにいちいちエロいんだよプッ
大好きだけど敢えて言ってみる。
>>154 現代人みたいに「気違いも気違いになるだけの已むを得ざる過程があったんだから考慮すべき」というヌルい風潮じゃなく
「気違いになったのは自分が悪いんだから人間失格」という、きっぱりした考えを持ってるからな。
漏れもハゲドウなわけだが。
親に殴られた、貧乏した、いじめられた、そのくらいでいちいち心を壊すような弱い香具師、ってことだしな。
>>158 つーか、樋口って香具師だったっけ?
理屈は通ってるんだがそこだけ気になった。
角兵衛はなんか自尊心が高じて、って感じに思えた。
苛められて切れた奴といえば、剣客商売の石山甚市。
他には時々「わあ、気違いだ、逃げろ」とか言われつつ人々を斬りたてるエキストラがいる。
>苛められて切れた奴といえば
小雨坊もラインナップキボン
162 :
無名草子さん:2005/04/08(金) 09:32:11
学が無い為、「剣客」を「けんきゃく」とつい読んでしまう自分
が恥かしいw
いや、べつに言葉としては
「剣客」を「けんきゃく」と読む事自体は必ずしも間違いじゃ無いと思うよ。
そう読む場合もあるので。
ま、もちろんこのタイトルとしてはけんかくだけど。
学が無い為、「殺陣」を「さつじん」とつい読んでしまう自(ry
秋山小兵衛をこべえと読(ry
166 :
無名草子さん:2005/04/08(金) 18:08:04
>秋山小兵衛をこべえと読
あっしは「こへいえい」と( ry
こひょうえ
168 :
無名草子さん:2005/04/09(土) 08:36:29
梅安を「うめやす」
169 :
無名草子さん:2005/04/09(土) 11:25:04
3大シリーズが無い集英社の池波物は本屋では比較的地味な扱いだが、
「幕末遊撃隊」は拾い物だった。
>>161 兄はブサメン、弟はイケメン、ともに性格悪い。
正直、不思議な兄弟だのう。
名前と言えば、「逆でこの仙次郎」
「ぎゃくでこ」なのか「さかでこ」なのか分からず、それが気にかかって
ストーリー読むのに身が入らなかったorz
さかでこって事はないでしょうw
>>169 そーいえば三大シリーズって別々のとこから出てんだよね・・・
装重は新潮文庫がよかったなぁ。解説常盤だったけど。
装丁(そうてい)
そういえば常盤自体は池波は嫌いではなかったみたいだな。
エッセイに度々「モテモテの新さま」がでてくる。
176 :
無名草子さん:2005/04/10(日) 10:57:06
エッセイを読むと、友人の井上留吉氏って梅安の相棒の彦次郎
のモデルのように思えてきました。
177 :
173:2005/04/10(日) 19:32:15
178 :
無名草子さん:2005/04/11(月) 00:57:12
>装丁(そうてい)
「装幀」の方が池波ぽい
>>176 誰にも一人はいるもんだが、若い頃一緒に飲み歩き、バカをし、ざっくばらんに付き合ってきた友人と言うのは
一生涯の宝ではあるな。
たまには大柄な女を抱きに岡場所に行こうかのお・・・。
遊ぶなら粋になー
おいらも脂っこい若いのをたまには抱きたいなぁ
蕎麦くいてえ
184 :
無名草子さん:2005/04/12(火) 22:35:28
NHK教育
先週分も録画中
男の秘図
187 :
無名草子さん:2005/04/13(水) 17:54:10
これから「真田太平記」(一)<天魔の夏>を読み始めます。
188 :
無名草子さん:2005/04/14(木) 07:42:25
大正4年、下谷根岸生まれの山本夏彦氏のコラムを読むと
池波氏と相通じるものが感じられた。
>>188 お主の申されることもわからぬではないが
山本氏の書きようはなぜか
「わたくしの肌には馴染まぬ……」
このことである
190 :
無名草子さん:2005/04/14(木) 11:21:31
191 :
無名草子さん:2005/04/14(木) 13:57:57
>>187 かなり面白いよ。俺は一つ読み終えると、すぐ次が読みたくなって書店に走った
192 :
無名草子さん:2005/04/15(金) 08:53:29
>たまには大柄な女を抱きに岡場所に行こうかのお・・・。
吉原、品川、新宿、洲崎。
>>192 なに!それでは、
(すててはおけぬ・・・)
194 :
無名草子さん:2005/04/16(土) 09:18:03
>>192 吉原は公娼だから岡場所じゃないよ
オマイラ若出雲の弁当もって品川に鯨塚見に行きますか?
いやゲンダイの話なんでそ?
現代に表も岡もないよ。
娼婦は娼婦だ。
公かいなかが重要なわけ夜鷹
198 :
無名草子さん:2005/04/17(日) 10:39:02
真田太平記みたいな小説は知りませんか?
作者といません。
ところで、みんなは何歳?
自分は18で大学生なんだけど
高校のころの図書室の先生に池波正太郎好きだか歴史・時代小説好きは
渋いといわれた。
まわりは、ハリーポッターとか映画化したのばかり読んでたけど
映画化したのよりも、鬼平とか剣客とかドラマ化したのばかり読んでる方が渋いのか?
なんだかよくわかんない価値判断だな、と思う俺は三十歳。
高校の頃って周りで時代・歴史小説読んでる奴多かったけどなあ。一般的にはそうでもないのかな。
>真田太平記みたいな小説
吉川英治はどう?
200 :
無名草子さん:2005/04/17(日) 16:52:24
おれ45。
代々江戸だけど、家族はだれも時代物に興味ないなあ。
言葉にはかろうじて江戸なまりが残ってる世代かな。
江戸っ子は互いに言葉でわかるよ。
>>200 45で2chなんて(ry
と言ってる俺は14ですよ。オイ。
年男36〜
えー、おれは45で2ちゃんのぞく人はむしろいいなぁ
まあ数年前までならいざしらず、今では2chも一般的にも見られてる掲示板。
スレの内容も内容だしね。などと説明しているわたしももう32。
池波だと若い人にも読みやすいと思うけどね。
そして大人になってからまた読むとより面白い。
ま、池波に限らずいい本ってそういうところあるけど。
加齢臭のするスレですね
24です。中学の頃、池波小説に毒されますた。
学校はおろか、職場にも話の通じる奴がいない……orz
時代劇板や万博板などは、平均年齢がかなり高いですよ。
大阪万博を懐かしむ五十代や六十代がゴロゴロしてる。
23です。池波さん大好きです。
周りには渋い趣味だと言われます。
皆さんは池波さんの本でハズレだと思ったものはありますか?
私はありません。他の作家はハズレあるのに池波さんはないです。
正ちゃんが生きていたら私と同い年くらいじゃろて。
おいまてジイサンw あんた俺のじいちゃんくらいの世代か?
と思う俺は20。親子二代の池波ファン。
親父はどっちかというと時代小説としての池波ファンで
俺はエッセイストとしての池波ファンだが。
そして親父はお袋の枕元に池波を置き続け、ついには洗脳してしまったが
俺は彼女に同じことをしたら本を叩き売られそうになった。
210 :
無名草子さん:2005/04/18(月) 02:18:06
かなわぬことではあるのだが
出来ることなら
長谷川平蔵の下で
密偵でもいいので働いてみたい
肉体的にも精神的にもかなりしんどいと思うよ。
うん、気持ちはわかるが、鬼平に依存しすぎだな。それじゃいかん。
27歳。同じ年頃のファンは回りにいないが、
年上の友達に結構話が出来る人がいるので無問題。
図書館で順番争いしながら剣客を読んでいた
70代のじいさんとか。
時代小説どころか、周りに活字を読む人がいません
10代から読んでていま26
俺は中学のころ真田太平記ではまって、
勉強そっちのけで読みふけってたよ。
>210
難しいと思うぞ。悪を知って悪を恐れず悪に染まらず、
誘惑や賄賂も断り、命がけのお役目に働き続け
そして収入は雀の涙。鬼平も少ない所持金から工面してくれるだろうがそれを当てにはできない。
悪を探して江戸から郊外まで毎日汗水をたらして歩き続け
役目には一片の失敗も許されない。
「一度死んだ」者でないと務まらんわな
なればこそ
「一度死んだ…」
者でなければ勤まらぬのである
219 :
無名草子さん:2005/04/19(火) 02:06:44
こんばんは210です。
やはり厳しいですかねぇ
自分のすべてを捧げてお役目に励めたら
それこそ生きている甲斐もあろうとゆうものでございます。
ただ、今のこの世の中、そう思えるようなお方が
おいでにならないのが現実でして・・・(^^;)
>>219 古人は言う。
湯王文王現れて初めて発起するのが凡夫。
真の豪傑は誰おらずとも自ずから立つ、と。
仕え甲斐の無い主君ばかりと嘆くのは愚だ。
じゃあ今の自分の凡主を守り立て、明主にすればいいし
でなければ自分でよい主たればいい。
才を異代に求むべからず。
嗟 夫れ 之を見て見ず
之に逢うて 逢わず
之に遇うて 遇わず
今も古も
之を怨み 之を恨む
いかさま
224 :
無名草子さん:2005/04/25(月) 05:39:20
>210.219
その気持ち、良く分かります。
>>224 自演乙。
自分でリーダーにもなれない人間が「いいリーダーがいない」と嘆くことほど
ばかばかしいことはないな。
226 :
無名草子さん:2005/04/25(月) 21:51:57
>自分でリーダーにもなれない人間が「いいリーダーがいない」と嘆くことほど
ばかばかしいことはないな。
人にはそれぞれ分と言う物がある事をご存知か?
そのような事も知らない貴殿の下には付きたくないな。
227 :
無名草子さん:2005/04/26(火) 01:49:40
誰しもがリーダーになれるとはかぎらないからね。
良いリーダーになれれば本当は良いのかもしれないけど、鬼平みたいにさぁ
俺だって一度は長谷川平蔵みたいになれたらって思うけど
まぁ、無理だわなぁ、ぬるま湯につかってるような俺にはさぁ
だいたいこのスレって池波正太郎について語るスレだろ
感情移入してるのはそれだけ池波正太郎の小説&
出てくる人物がすばらしいってことじゃないのかな
228 :
無名草子さん:2005/04/26(火) 04:50:33
>>226 その「分」を決めるのは誰? ゲームのように、人の能力は数値で測りきれるものではないよ。
自分が何に才能があるか、どれほど自分の知らない力が眠っているか、そういうことはわからないものでしょう。
後漢の光武帝のように、リーダーになるつもりがないのがリーダーになり、業績を残した人もいる。
永井十太夫じゃないが、我こそリーダーと思い、そう振舞っても客観的にはそうなれない者もいる。
下っ端になるために生まれてきた人間は存在しないし、「自分は下っ端だ」と諦める必要性もないんじゃない?
鬼平のようなリーダーになれなくても、近づくことは出来るし
自分の現在のリーダーを才知を尽くして守り立てることも出来るんじゃないかな。
それを「うちのリーダーは無能だし。かといって自分がリーダーになれる器でもないし」と諦めるのは
自分と他者への侮辱だと思うよ。
なんか野暮ったい流れだな
230 :
無名草子さん:2005/04/26(火) 10:03:25
人の事を突っつくのはみんな上手だな・・・
誰が何になったっていいじゃん
世の中にはリーダーになりたい人もいれば密偵になりたい人もいて良いんじゃないの
鬼平になりたいって言う人よりも
密偵なりたいって言ってる人の方が好感が持てるけど・・・
だから、池波正太郎について語るスレだっつうの。
まあいいんじゃねえの?たまには。
>>210みたいな奴は鬼平も使いづらいだろう、でFA。
話をぶったぎって申し訳ないが池波小説、フリーランスとかイニシアチブとか
横文字もたまにでてくるね。セリフには出てこないが
鬼「言え!言わぬか!○○はどこにいる?」
ビシッバシッ
下「わ、わかった。言うから近くにきてくれ・・・」
鬼「ほう、やっと吐く気になったか」
鬼が近づく
下「Kiss my ass!!!!」
233 :
無名草子さん:2005/04/26(火) 23:37:54
>その「分」を決めるのは誰?
今更言わなくともそれは「自分自身」である事は明白ではないか。
234 :
無名草子さん:2005/04/27(水) 13:00:26
池波さんの書く料理はどれも旨そうだなぁ
235 :
無名草子さん:2005/04/27(水) 14:01:28
確かにねぇ
漬け物とか汁物を無性に食べたくなる
山椒ふりたくなる
確かにねぇ
肉付きの良い女を無性に食べたくなる
腰ふりたくなる
237 :
無名草子さん:2005/04/27(水) 22:06:43
たしかに
女性も旨そうに書くよなぁ
旨そうかもしれんが女性の場合は
どっちかっつーとフェチっぽい女が多い。
何度もよく出てくるのは
・痩せこけて色黒、愛想もない牛蒡のような女。はたから見ると
どこがいいのかわからないのだが、抱いた男は夢中になってしまう。
・年増で脂ののった肉置き豊かな女。
あられもないしぐさをしてのける。
・どこか寂し気で、その瞳で見つめられると男はどうにかなってしまう。
など。
239 :
無名草子さん:2005/04/27(水) 22:46:35
>池波さんの書く料理はどれも旨そうだなぁ
晩年は衰えたとは云え、凄い健啖家ぶりでしたね。
>>238 美人らしい美人というと、おまさくらいしか覚えがないな。
彼女にしても色黒で、当時の基準からすればあまり美人ではないが。
三冬も「女としては美しくない」なんて書かれてたしおはるはただの田舎娘。
井筒のおもんも肉置きが豊か過ぎる年増だし、久栄の容貌に美しいという描写はない。
241 :
無名草子さん:2005/04/28(木) 01:18:07
池波さんが良く書いてるけど
この時代には腕の無い浪人さんが沢山いたことになるね
池波の短篇集でお勧めなのあります?
池波の短編はイマイチな希ガス。
強いてあげるなら「上意討ち」がちょっと面白かったかな。
むうん
江戸怪盗伝買った
ふわり
>>241 腕のない浪人って? 武芸も磨かず、腰の刀にものを言わせてた無頼のこと?
普通の牢人なんて、生活に必死で悠長に道場で剣法を習うなんてできなかったろうからな。
249 :
無名草子さん:2005/04/28(木) 23:49:36
>江戸怪盗伝買った
面白かったです。
250 :
無名草子さん:2005/04/29(金) 00:43:04
一本うどん。
251 :
無名草子さん:2005/04/29(金) 02:15:34
散歩のときなにか食べたくなって・・・
さて、今度狐火が火曜に放映される件について。
253 :
無名草子さん:2005/04/30(土) 00:23:48
>池波さんの書く料理はどれも旨そうだなぁ
食わず嫌いで恐縮だが、どんどん焼きだけは食指が動かない。
254 :
無名草子さん:2005/04/30(土) 00:47:15
5月3日は池波先生の命日でしたね。
亡くなったのは平成2(1990)年ですからもう15年。。。。
15年前は8歳でした・・・
命日には皆さんお墓参りとか行くのですか?
池波さんのお墓があるお寺はとても分かりにくい所にあるとか。
256 :
無名草子さん:2005/04/30(土) 03:35:40
行きませんよ。
死んで後も、観光がわりに他人に墓参りされちゃ、作家本人も迷惑だろうし豊子夫人も迷惑かも・・・と思ってしまいます。
供養代わりというのもなんですが、うまい飯を食ってうまい煙草を吸い、
持ってる本でも読み返します。
257 :
無名草子さん:2005/04/30(土) 10:03:49
本を読むのが一番の供養でしょうね
途中までしか書けなかったのは
作家にとってとても無念な事だったでしょうね
>>257
このことである
259 :
無名草子さん:2005/04/30(土) 10:15:51
生きていれば、まだ83歳。
秋山小兵衞よりも若い。
池波正太郎ってケンカ強そう
261 :
無名草子さん:2005/04/30(土) 11:23:16
>ケンカ強そう
どうやら喧嘩に強いのは友人の方らしい。
>>260 婦人に暴行してた奴を見つけて、
退治したって話が「食卓の情景」にあった気が。
そいつと東京で再会したとかいうエピソードは面白かった。
263 :
無名草子さん:2005/04/30(土) 14:34:55
>作家本人も迷惑だろうし豊子夫人も迷惑かも・・・と思ってしまいます
礼儀さえ守れば、むしろ喜んでくれるかもしれません。
264 :
無名草子さん:2005/04/30(土) 21:42:45
265 :
無名草子さん:2005/05/01(日) 01:16:14
散歩のとき誰か殴りたくなって。
殴り甲斐もさることながら、その値段はというと
(これで儲けが出るのだろうか…)
と瞠目する安さである。
>>261 頑健だったし、剣道をやってたらしいので戦後の池波はそこそこ強かったかもしれないけど、
戦前は株屋さんだったしどうだろうねえ。
朋友・井上留吉は強かったというより喧嘩っ早かったらしい。
池波作品には念友や男色趣味を持つ人物が度々登場しますね。
我が国では遥か昔からお武家様全盛の時代まで、男性の同性愛には生暖かい眼差しが
向けられていたように思います。
池波氏は作中で、当時の男性同性愛者は、肉体の交わりを求めるより精神的な絆をより
強く求め合ったと書かれています。
池波氏が男色家であったとは思いません。でも、若かりし頃1度くらいは男娼を買った事が
あるのではないかと思う私はおかしいですか?
御自分の性癖ではなく、あくまで後学の為と言いますか、遊び心で・・・。
270 :
無名草子さん:2005/05/01(日) 21:34:14
>>268 後学の為と称し、急ぎばたらき、口合い人、こそこそ盗、
助ばたらき、掏摸、畜生ばたらき、流れ盗、流れ盗、嘗役、
盗人宿、ねずみばたらき、引き込み、独りばたらき、牝誑、
阿呆烏口入れ屋香具師もしたのでは。
素朴な疑問。
剣客商売第一話で大治郎が田沼屋敷の剣術大会に参加したとあるけど、
どんな形式の大会だったんだろ
三十余名しか集まってないのに、七人勝ち抜いたってどういう事?
仇討ちもしたかも知れんな。
>>268の理論で言えば。
273 :
無名草子さん:2005/05/02(月) 00:38:29
>>268
「悪を知らぬものが悪をとりしまれるか」
motetai
motetai
>>271 私案として。
最初に籤を決めて、何人目に誰が呼ばれるかを決めておく。
そしてまず名を呼ばれた1人目と2人目が試合。
勝った方が3人目と試合。さらに勝った方が4人目と・・・で、最後に立っていた人間が勝者。
仮に両者相打ち、あるいは勝者も怪我を負って戦えなければ次の2人が試合という。
こう考えた根拠としては、まずは人数と、それに対する大治郎の勝抜き数がひとつ。
次に、漫画の情報ではあるが、出場者は襷掛けに鉢巻という素面素小手で木刀で戦っていた。
これでは、いくら寸止めといっても人死もありえる。
さらに、忙しいであろう老中首座・田沼意次の時間をリーグ戦によって大幅消費するわけにも行かないだろう。
連戦をする人間の疲労はどうなるんだ、という考えもあるが
実戦では疲労回復なんて悠長に敵は待ってくれないし、疲労をどれだけ抑えるか、も才能であろう。
また、だからこそ6人抜きをした大治郎の腕も際立つと。
いまいち纏まらない文章で申し訳ないが、
実戦的な武芸の奨励を重んじた田沼が催す大会としては妥当なものではなかろうか。
277 :
無名草子さん:2005/05/02(月) 00:53:05
>実戦的な武芸の奨励を重んじた田沼
史実に基づいているのだろうか?
278 :
無名草子さん:2005/05/02(月) 04:19:22
さあ。
散歩のとき急に死にたくなって
280 :
無名草子さん:2005/05/02(月) 11:13:48
281 :
無名草子さん:2005/05/02(月) 15:53:35
>279
死ぬ気で池波作品を読みなさい
読んだことがあるなら
もう一度池波作品を読みなおしなさい。
それでも何も思わないならどうぞご勝手に
>>281 北方兄ぃも同じようなこと言ってた
100冊本を読め。それでもまだ死にたかったら、もう一度相談にこい、みたいな
このスレは妙にやさしいな。
>>282 ソープ以外のものを薦めることもあるんだな謙三先生。
いや、実際はあんまりソープ薦めたりしないんだけど
イメージ先行だわよ
286 :
無名草子さん:2005/05/03(火) 20:00:38
>死ぬ気で池波作品を読みなさい
お勧めは「男の作法」の「寿命」、「運命」、「生」。
287 :
無名草子さん:2005/05/03(火) 21:17:28
さっき鬼平の映画を見たんだけど、
あれって原作にある話なの?
あるような、ないような
>>285 西村寿行の頭の中が、いかに女を性交奴隷にするかで占められている、
なんていわれるが如し。
そういえば昨日は池波氏の命日だったな。
命日に鬼平とは、なかなか粋だな。
もう30年以上前の話だが、当時母方の伯父が中延在住で、池波氏と同じ町内だった。
伯父夫婦は池波氏を見かけるだけで、直接話したことは1度もなかったそうだが、
豊子夫人は、奢りのかけらもない非常に気さくな方だったそうだ。
夕方、戸越銀座商店街を和服で散歩する池波氏は、小柄だが
292 :
無名草子さん:2005/05/04(水) 10:23:54
>豊子夫人は、奢りのかけらもない非常に気さくな方だったそうだ。
『私は職人の女房です』
昨夜、山本一力さんが池波正太郎を語る番組をみました。
ちょっと今から本屋に行ってきます。
294 :
無名草子さん:2005/05/04(水) 15:21:54
目黒のとんきは連休中でも営業しているのかな?
295 :
無名草子さん:2005/05/05(木) 02:14:41
>287
話がごちゃごちゃになってます。
しかも登場人物が剣客とだぶってるので
何がなにやら・・・って感じです。
でも、あれはあれで良いんでないかなぁ
なんせ生きた彦十が見れたから・・・
>293
僕も見ました
>>295 しかし実に豪華なキャストだった。
小兵衛(中村主水でも安浦刑事でもいいが)と平蔵の大一番。
2人の向こうを張るのは極妻・岩下志麻。
小説のスレでこういうのを言うのは野暮かもしれないが、実によかった。
298 :
無名草子さん:2005/05/06(金) 00:29:32
藤田氏が池波作品に出演したい気持ちは痛いほど分かるのだが、
小説の登場人物のイメージとは違うので、ご遠慮いただきたい
のが正直な気持ちです。
299 :
無名草子さん:2005/05/06(金) 09:23:21
本当にな!
小兵衛役、又五郎翁は高齢過ぎて無理だったろうけど、氏が生前から推していた
田村長兄だったらどんなに良かったかといまだに悔やまれてならぬわい
主役級の俳優でない田村長兄だから視聴率は低迷しただろうけれども、
作品としては後生に残る名作になった可能性はあるよな
まあしかし、三冬&大治郎が藤娘とボケナス面の渡部亜釣ろうではダメだったかな・・・・
このことである!
ただの煽りに池波の文章のまねを持ってくるなよ、バカめ。
301 :
287:2005/05/06(金) 22:14:48
>>295 ああそういうことでしたか。
ありがとうございます。
302 :
287:2005/05/06(金) 22:15:38
しまった見過ごしてた。
>>288もありがとうございます。
303 :
無名草子さん:2005/05/07(土) 15:28:40
昨日みたいな、寒い日は "梅雨の湯豆腐"だな。まだ、早いけど。
304 :
無名草子さん:2005/05/07(土) 18:47:02
「湯豆腐は冬のものだが、それを、何となく冷える梅雨の夕暮れに
つかったことによって、作者ひとりにはなっとくがゆくニュアンス
が生まれて来る。」
305 :
無名草子さん:2005/05/08(日) 00:29:03
テレビだと笹やのお熊ばあさんが
出てこないのが寂しいです
平蔵とのやりとりも面白いし
彦十とのやりとりがぜひ見たかったんですが・・・もう無理ですね
と、言うか私が見逃しているだけでしょうか(?_?)
ぐぐってみて知ったが、
信濃大名記で直木賞を取ったとき、結構選考委員は手厳しい評価をしているんだな。
未来の成功を期待しての努力賞ってところか。
>と、言うか私が見逃しているだけでしょうか(?_?)
そのとおり、あなたが見逃してるだけです。
名優、北林谷栄のお熊。
309 :
無名草子さん:2005/05/09(月) 22:51:47
散歩のとき、何かもよおしてきて・・
310 :
無名草子さん:2005/05/10(火) 00:01:30
>308
そうなんですね〜
ありがとうございます
311 :
無名草子さん:2005/05/11(水) 00:06:28
>>309 茂みに入り込んだ小兵衛であった。
朝方たらふくに食べた芋の仕業らしい。
岩五郎の差し入れが不味い芋だったなら、
これから起こる事件に関わる事も無かったであろう。
>>312 剣客の後半、
「これからおこる事件に関わる事は無かったであろう」ってよくでてくるよな。
「えっ・・・まさかに」
「ふふふ、そのことよ」
315 :
無名草子さん:2005/05/12(木) 23:24:58
>「これからおこる事件に関わる事は無かったであろう」
小説にならないもんね。
316 :
無名草子さん:2005/05/13(金) 00:54:41
鬼平は読んでるとどうしても
キチエモンさんがしゃべってるような気になってしまいます
でも剣客はどう読んでも
小兵衛が藤田まことになることはありません
なぜだろう・・・?
ここをみるほとんどの鬼平犯科帳読者にとって
鬼平=中村吉右衛門であっても小兵衛=藤田まことではないから。
これから20年も30年も演じれば、板についてくるよ。きっと。
つっても鬼平のモデルは故・松本白翁で吉右衛門は彼の生き写しの息子、
藤田まことと中村叉五郎はまったくの他人だけど。
318 :
無名草子さん:2005/05/13(金) 06:30:55
>鬼平のモデルは故・松本白翁
中村又五郎が小兵衞のモデルで有る事は有名だが、
この説は初見である。出典は?
>>318 モデルだったかご指名だったか忘れたけど、
そんなことを私も連れ合いから聞いた。
連れ合いは何かで読んだかだと思う。
出典といわれると咄嗟には出てこないけど、
白鵬=鬼平って、又五郎さんのこと以上に有名な話だと思ってた。
ちゃんとどこか(それも確か複数)に、ご本人が書いてる(はず)。
白鵬版鬼平も又五郎版小兵衛も、
衛星放送でやることがあるので、
機会があったら見るべし。
辰蔵は吉右衛門じゃなかったけか
私の仕事や小説の散歩みちなんかに書いてるね。
梅安は「ナイトメア」を聞いててフィルムノワールかなにかの暗殺者から、
ってのも。
325 :
無名草子さん:2005/05/14(土) 09:10:48
子供の頃TVで見てた時代劇で鬼平だけは好きになれなかった
テーマ曲はよく覚えててわりと気に入っていたが
大人になって小説読んでわかったが、完全に大人の時代劇なんだなと
326 :
無名草子さん:2005/05/14(土) 09:27:57
>>325 俺は話のほとんどがわからなかった。
子供なので、芋膾やら蒸し切り蕎麦やらよりカレーやカツライスのほうがよいにきまっているし
派手な斬り合いもない、一回でわかる筋もないという鬼平犯科帳は
敷居の高い時代劇だったよ。
328 :
無名草子さん:2005/05/15(日) 17:14:06
いつまでやってんの?
329 :
無名草子さん:2005/05/16(月) 01:02:35
いかさま
331 :
無名草子さん:2005/05/16(月) 21:49:12
>328
意味不明(´ー`)y─┛~~
なればこそ
333 :
無名草子さん:2005/05/19(木) 17:41:45
鬼平を始めてみた時、主人公の役名が「中村吉右衛門」かと思ってたよw
334 :
無名草子さん:2005/05/19(木) 17:50:05
>>317 >吉右衛門は彼の生き写しの息子
法律上は確か、従弟になるんだっけ?
>>322 そうそう。
梅安が彦さんとやお○っぽいのは仕様ですか?
黙れ。女ずれの出る幕ではないわ。
さむらい劇場読み終わった
主人公もさることながら周りの人達のかっこよさがよかったなぁ
338 :
335:2005/05/22(日) 10:14:39
>>336 いや、男だけど○○いっぽかったぞ。
いきなり二人旅しだした時は吐き気がした。
(いや話は面白いけどね)
339 :
無名草子さん:2005/05/22(日) 15:02:22
実際の長谷川家は絶えてしまったのだろうか。。。。
皆様方、
先代松本幸四郎丈は『白鸚』でございますので・・・
ご贔屓のほど宜しゅう御願い申し上げまする。
341 :
無名草子さん:2005/05/22(日) 18:52:52
「火付盗賊改方」と云う割には肝心の「火付」の話しは
1篇ぐらいしか思い出せない。
鈍牛の回は火付だったな
343 :
無名草子さん:2005/05/22(日) 22:04:08
ものの本によると、父親の宣雄は明和九年の目黒行人坂の大火の
放火犯を逮捕して京都町奉行に出世した。
>>339 ぐぐったら曾孫の曾孫という人の書き込みっぽいのはあったが。
時期的に孫の宣昭かその息子の代で明治維新を迎えたので、多くの幕臣同様、
市井にまぎれて暮らすようになったんだろう。
遠山金四郎が長谷川平蔵の屋敷を譲り受けたというのも、別に家名が絶えたからではなく
平蔵が探索に使いまくったために傾いてしまった家産を立て直すために売りに出したからだそうだ。
そういえば、平蔵の祖母って、同じく池波が好きな二人内蔵介の一人、鶴見内蔵介が仕えていた
備中高松の水谷家の家臣の娘だそうな。
幕臣である以上その家屋敷は貸し与えられたものじゃなかった?
よって、勝手に処分などもっての外だったと思うが。
346 :
無名草子さん:2005/05/23(月) 12:24:30
佐藤隆介の「池波正太郎への手紙」という本を買った。
この人は、池波先生から破門されたのか。
何で「通いの書生」とやらを10年で打ち切ったのだろう・・・?
ご存知の方は教えて下さい。
>>345 私邸だったんじゃなかったっけ? 役宅にしてたのはあくまで平蔵時代で。
金さんも確か下屋敷にしてたはず。
>>346 彼に関しては上のほうで色々言われているので、参照してくれたら嬉しい。
まあ、真実は故池波氏と佐藤氏しか知らないだろうし、二人ともはっきり言うことはないだろう。
そして他人が口をさしはさむべき問題でもないと思う。
池波氏は自分なりの価値基準を厳格に持っていた、昔気質の人間なので(大正生まれだから当たり前だが)
そのどこかに抵触したんだろう。
つっても佐藤氏も「若い友人」なんて言われるだけで、疎開を経験しているので今じゃ70近いと思うが。
それにしても近所のばあちゃんが戦後すぐ、GHQの募集に応じて旧前田公爵邸で働いたという経歴の
池波と同い年の人なんだが、その人が矍鑠としているのを見るたびに
もう少し彼にも長生きして欲しかったと思ってしまうよ。
349 :
無名草子さん:2005/05/24(火) 07:34:34
350 :
無名草子さん:2005/05/25(水) 11:56:55
凝脂
豊かな肉置き
佐藤氏の解説が嫌いな私。
何だかとても偉そうで。
いしかわじゅんと似たような感じを受ける。
353 :
無名草子さん:2005/05/25(水) 22:33:23
概出ですが、常盤新平の解説は止めて欲しい。
354 :
無名草子さん:2005/05/26(木) 02:52:19
>>341 正確な名は 「火付盗賊改方」ではないけどね。
>>347 史実はどうか知らんが、『鬼平犯科帳』では〔清水門外〕の役宅と〔目白台〕の私邸の2つあったという設定でしたな。
目白台だか本所の旧家だかは、どうやら別の長谷川家と間違えたらしい、という評ですな。
まあ娯楽小説なんだから、それでいいとおもうけど。
356 :
無名草子さん:2005/05/26(木) 07:02:15
>正確な名は 「火付盗賊改方」ではないけどね。
解答を教えて.
むうん
ものの本は実在しますか?
火付け改め方と盗賊改め方がくっついたんだっけ?
まあどっちにせよそんな役にも立たない薀蓄を知っていて、
それこそどうなるんだって感じだが
火付け改め方と盗賊改め方がくっついたんだっけ?
まあどっちにせよそんな役にも立たない薀蓄を知っていて、
それこそどうなるんだって感じだが
361 :
無名草子さん:2005/05/26(木) 23:12:58
文春文庫「鬼平犯科帳の世界」222ページ(火盗改メのいわれ)
に詳しく記してある。
362 :
無名草子さん:2005/05/26(木) 23:32:54
>>359>>360 >そんな役にも立たない薀蓄を知っていて、
>それこそどうなるんだって感じだが
まぁ、俺は作家志望だから、それぐらいは知っておかないと。
363 :
無名草子さん:2005/05/27(金) 06:58:17
別に作家志望でなくとも、鬼平のファンなら。
365 :
無名草子さん:2005/05/27(金) 11:41:26
闇は知っている
が好き。
閨は知っている
367 :
無名草子さん:2005/05/28(土) 22:09:00
「真田太平記」を読み始めたのだがなかなかページが進まない。
3大シリーズと違い、何か古めかしく感じてしまうのは何故だろう。
やっぱり真田一族にまつわる話は日本人なら、
それも時代小説に親しい日本人ならよく聞く話だからじゃない?
あと時代に即して、そう派手な食べ物や文化も登場しないし。
369 :
無名草子さん:2005/05/29(日) 09:32:23
池波先生はやはり「江戸時代」の人だからか。
370 :
無名草子さん:2005/05/29(日) 22:06:01
>>347 新潮文庫「江戸切絵図散歩」によると小説上目白台の屋敷を役宅
にすると不便なので、切絵図にあった清水御門外にあった〔御用
屋敷〕を拝借した模様。
昨日の人間大学で
まつやの太打ちそばと本郷の一本うどんやってた
小倉優子の雪見大福のCM
ロケ場所はまつやだよね
「雲霧仁左兵衛門」は面白いね。
三大シリーズに肩を並べるくらいの面白さ。
373 :
無名草子さん:2005/06/01(水) 00:02:54
>「雲霧仁左兵衛門」は面白いね。
これもやはり時代は江戸ですね。
つか池波の作品は6割江戸3割戦国、残り1割が明治その他。
375 :
無名草子さん:2005/06/01(水) 23:43:19
て事は、6割が面白く、3割がつまらなく、1割がそこそこ
ですか?
君がそう思うならそう考えればいいんじゃないか?
君如きがどう思おうと、既に書かれた本は変わらない。
377 :
無名草子さん:2005/06/02(木) 21:58:37
>既に書かれた本は変わらない。
意味不明。
378 :
無名草子さん:2005/06/02(木) 22:04:42
>>377くん。
わからなければ、それでいいよ。馬鹿にわかってもらう必要もないし。
文章が読めないなら絵本でも差し上げようか?
381 :
無名草子さん:2005/06/03(金) 10:42:07
382 :
無名草子さん:2005/06/03(金) 23:27:06
池波作でも面白くないものは面白くないとはっきり
言ってなぜ悪いのか理解に苦しむ。
>>378, 379は「贔屓の惹き倒し」に思える。
>>382 374から380の流れを見てその主張がまかり通るものかどうか?
いやべつに378, 379はそういう事を言ってるんじゃないだろ。
(ああ、もう、わたしは、なんという・・・・・・)
このことである。
まぁよいわさ
387 :
無名草子さん:2005/06/04(土) 12:22:57
388 :
無名草子さん:2005/06/04(土) 12:36:02
>>379 池波作品を再読して、文章力を向上した方が良いのでは。
「文章力を向上」とは
これまた見事な文章力。感服仕った。
このスレでの諍いはこのわしが許さん。しかと皆に申し伝えておけ。
がらりと口調が変わって、
なあ、同じ池波好き同志じゃねえか、つまらねえ言い争いはよそうぜ。
392 :
無名草子さん:2005/06/05(日) 08:12:03
>これまた見事な文章力。感服仕った
少なくとも、絵本に頼らなくとも意思が伝わるのでね。
いちいち荒らすなっての
もういいから
>>392は書き込むな。
394 :
無名草子さん:2005/06/05(日) 17:14:02
幕末遊撃隊、さむらい劇場、雲霧仁佐衛門、おとこの秘図が面白い、忍者物はいまいち面白くないな。
>>372、373クモキリ、ニサヒョウエモンになっとるで。
フランス紀行ものが好きだなー
もうちょっと若い頃に独りで行ってみて欲しかった。
まさに、そのことである。
396 :
無名草子さん:2005/06/08(水) 00:18:14
米国に行かれた時のエッセーはあるのでしょうか?
ないんじゃないかな。少なくとも私は知らない。
近藤勇白書に出てくる、飯田金十郎って実在の人物ですよね?
ググっても池波関連で4件しかヒットしません。
過去ログで質問してる人も居たのですが、
飯田金十郎を操っていたのは誰なんでしょう?
399 :
無名草子さん:2005/06/08(水) 23:34:27
>ないんじゃないかな。
フランスの方が水にあったのかも知れませんね。
戦前のアメリカは「ヨーロッパの文明を取り入れよう・・・」と躍起になっており
それがフレッド・アステアやジンジャー・ロジャース、「キャリオカ」のリズムと加わって
好きになっていたんだろうし
戦後しばらくも、西部劇やレビュウ映画、ジャズなんかで好きになっていただろうけど
現代の物量の文明のアメリカは好きじゃないんだろうな。
401 :
無名草子さん:2005/06/10(金) 00:28:13
映画評を読むと、現代のアメリカ映画は好きだった模様。
なんつーか、現代の荒廃をうまく表現した映画に戦慄しつつも好きだった模様。
とおもったらデューンだのスターウォーズだのインディジョーンズだのトップガンだの、
結構派手な映画も好きなんだよな。
どうもフィルム・ノワールやミュージカルの印象が強くて。
そういえば今日トップ・ハットを借りてきた。
アステア&ロジャース、楽しみだ。
むしろ岩波系の芸術映画には点数辛かったりする。
404 :
無名草子さん:2005/06/10(金) 09:15:47
>>402 エイリアンのシガニーウィーパーがいい女だとかいってたね(銀座日記)
映画もやたら難しいのよりエンターテイメントで楽しめるものがスキだったんだろう
原っぱ読み終えた。
良かったよ
406 :
無名草子さん:2005/06/11(土) 00:28:21
邦画には時に厳しい評を下していますね。
社会派というか、監督の主張ありきの映画にもね。
408 :
無名草子さん:2005/06/11(土) 04:54:00
大衆演劇作家のなせる業か。
誰だったかの監督の初期作品を「ひとりよがりの、わけの分からぬ映画」と斬って捨てていたけど
彼にとってみればキネマはまず楽しんでこそ、というスタンスなんだろうね。
社会を啓蒙する!と大上段に構えた映画はキネマにあらず、と。
眉唾ものですが
正太郎少年を映画館に連れていっていたのは
俺の祖母の姉・・・らしい。
なんでも
池波正太郎が映画について著した本に
永住町のお姉さん、と写真付きで
紹介しているそうだ。
祖母の姉だったかは定かでないが
祖母の血縁であるという事だ…
413 :
無名草子さん:2005/06/11(土) 23:59:15
>そういえば今日トップ・ハットを借りてきた
〔ピッコリノ〕ですね。
トップ・ハットを見た。
ロジャース、思ったより美人。アステアも井上留吉氏が評したとおり
「毛唐にも、ちょっと粋な男がいるもんだね」という感じ。
すらりと細身であかるげな眼差し、ひょうきんな言動に紳士らしい慎み、
ダンスも堂々と華やかで格好いい。
ただ、彼がやらかしたことって現代ではほとんど犯罪レベル。
>>408 細かいことを言うようだが、新国劇は大衆演劇ではない。
>>415 そうか?池波が書いていたり、もう少し前の澤田正二郎の時代は
立派に大衆演劇だったと思うぞ。
池波はそこらの大工や下町の庶民も新国劇を見るのが楽しみだった、ということは
つまりはメインの客層は大衆。
418 :
415:2005/06/14(火) 15:03:52
>>416 「大衆演劇」というのは「大衆が観る演劇」っていう大きな括りじゃなくて
「大衆演劇」という一ジャンルなんですよ。
確かに定義が難しい部分はあるんだけど、平たく言っちゃえば
地方の公民館や温泉場の演芸場を回って興行する「何たら何之丞一座」ってあるでしょ?
観客のオバちゃんがが札ビラで作った首輪を看板役者に掛けたりする。
下町の玉三郎だとかチビ玉なんてって。
ああいうのを大衆演劇っていうの。
少なくとも演劇史的なことを言えば、新国劇は大衆演劇の範疇には入れないのが一般的。
>415
ふーん。お疲れ。
んで、このスレで何が言いたいの? 知識自慢?
>>408が貼った不適切なレッテルはがしだろ。
そこにバカが涌いてきただけの話に見えるが。
419みたいな往生際の悪いのは嫌われるよ。
というか、単に
>>415が言葉尻に噛み付いているだけに思うんだけど・・・
一行のレスで不適切なレッテルもないもんだ。
それに、新国劇がどうのというよりは、池波氏自身はあくまで大衆を楽しませる作家、
言い方を変えれば娯楽小説に徹しているわけで、そういう意味では大衆演劇的といえるね。
別にレッテル貼ったところで池波の何が否定されるわけでもなし、知識自慢は程々にして
池波の話に戻しましょうや。
422 :
無名草子さん:2005/06/15(水) 00:44:31
>>420の言い方も十分悪い。もうどこかにいってくれ。
知識自慢なんかじゃなくて、正しい事を知るってのは大事な事だと思うけどなぁ。
424 :
無名草子さん:2005/06/15(水) 12:23:28
別にこんなところで大衆演劇のナントヤラを講釈されなくてもいいし。興味なし。
知識自慢をしているようにしか見えないな。
>425
別に「大衆演劇」とやらを知らなかったところで、何か変化があるんだろうか。
そんなマイナーかつマニアックな知識、日常生活のどこで使うの?
ちょっと教えてほしい。
荒らしご無用。
>>425のような口調しか出来ないのなら
このスレから出てゆかれるがよい。
428 :
無名草子さん:2005/06/15(水) 23:29:04
今日発売の雑誌サライは銀座特集で池波先生がひいきにしていた「いまむら」が紹介されてます。
もともと「はなぶさ」で食のエッセイにも出てくる方です。
当方若造ですが、割烹にのこのこでかけてよいものでしょうか?貫禄がついてから行きたいなと思い考えてるのですが。
どうなんでしょうか、、
銀座特集か。今日、給料5万円入ったから銀座でも行ってみようかな
>>428 きちんと最低限の礼儀を守れるのなら逝ってもいいんじゃなかろうか。
要するにぎゃあぎゃあ騒ぐな、事前に予約しる、飯を食い終わったらさっさと出ろ、位だと思うが。
別に銀座だからって恰幅のいいガタイに高級スーツで行かなきゃ行けない道理もないよ。
今ラジオで
銀座でトラックなど5台の交通事故が起こりました
だって
>>428 430に補足すると、
料理が出てきたら出来たてをさっさと食す
分からないことはなんでも素直に訊く
食べられないものがあったら正直に話す
などかと。
池波さんのエッセイに出てくるお店には
気軽なところからちょっとお高いところまで
小娘の頃に何軒か行きましたが
こちらが普通の礼儀を守ってれば問題無いところばかりでした。
若い一見の客でも(店によっては予約も必要)
軽く扱われたりイヤな思いをしたりってことが全然なかった。
お店のそういう姿勢も含めた上で評価していたのが
池波さんだったんだと思ってます。
434 :
無名草子さん:2005/06/18(土) 17:15:27
古今亭志ん朝、池波正太郎を語る
そのころ・・・・・・。
正恵は豊満に熟れていた。
池波正太郎スレがないのでここで聞きます。
池波作品のおすすめを教えて下さい。
現代ものがいいのですが、なければ時代もので。
よろしくです。
>>436 あ〜。
今までどんな作品を読んでいて、どんな作品があっていて、どんな作品が
だめだったかぐらいは書いてくれないと、ここの面子も答えようがないと思うの
だが。
てゆか、ここが池波スレでなくてなんだってんだ…。料理話とか始まっている
事に対する皮肉なのか?
現代ものなら「原っぱ」や関取が主人公の短編(確か味いちもんめでも同じ関取を主人公にした短編があった)
あと「緑のオリンピア」とか数編あるよ。具体的にどこそこ、とは覚えてないけど。
でも現代ものといっても、池波氏は(現代としては)60年代〜80年代の日本しか見てないから
極端な話微妙にずれてるけどね。
>>437 すみません。
質問スレに書いたのをそのままコピペしてしまいました。
山本という人がNHKで何かしゃべっていて
池波という作家に興味がわいた次第であります。
有難うございました。
>>438 時代物だとさっぱり理解できないので現代物をと思ったのです。
御教示有難うございました。
440 :
無名草子さん:2005/06/19(日) 17:25:17
>>438 >池波氏は60年代〜80年代の日本しか見てないから
終戦から50年代末は現代ではないのか?
>>436=
>>439 とりあえず、エッセイから入るってのも手ですな。
池波本ではないんだけど、参考図書とゆーか、
講談社文庫「梅安料理ごよみ」筒井ガンコ堂編
も、ちょっとオススメ。
銀座日記なんかいいかも
小説じゃなけりゃマンガの鬼平とか剣客もいいよ
443 :
無名草子さん:2005/06/20(月) 23:28:49
ともかく面白いのでどれもお勧めです。
あれ見損ねたんだよな>山本のしゃべる池波の番組
今日は一日暇なのでささやかながら銀座をぶらついてみよう。
>>440 池波自身は「もはや戦前も時代小説の世界になってしまった」とか言っているけど
ある意味では昭和20〜30年代ももはや時代小説の世界だろう。
漏れはその時代を直接知らない世代なだけに、なおさらそう思う。
445 :
無名草子さん:2005/06/21(火) 10:00:51
>>444 俺も知らないが、親がその時代(22年、24年)に生まれてるからな。
とても時代小説の世界とは思えないよw
せめて、戦後は現代にしてくれw
まぁ、身内が生きてるから、時代小説じゃないと言ったら、俺の家では……orz
446 :
無名草子さん:2005/06/21(火) 22:53:18
時代小説(じだいしょうせつ)は、過去の時代・人物・出来事
などを題材として書かれた小説のこと。
現代の日本では、明治時代以前の時代を対象とすることが多い。
また来たよ、定義厨が。
448 :
無名草子さん:2005/06/22(水) 00:57:51
>>447 まぁまぁ。
>>446はそう思っているんだから、それでもいいんじゃないのか?
同意と思うなら同意して、同意できないと思ったら、そうしなければいいだけの話。
449 :
444:2005/06/22(水) 02:21:22
要するに読者が現代として認識できなくなるほど文化的に隔絶してしまった時代を描写する小説、という意味で
池波は戦前を「時代小説の世界」と言ったのではないかと漏れは思ってるよ。
それこそ定義的には
>>446が正しいんだろうが、
結局感性、フィーリングの問題だからね。
たとえば20の若造である漏れが感じる「現代」と、大正生まれの池波が感じる「現代」は違う。
同様に個々人で時代小説の定義ってのは違ってくるものだろうね。
俺の先祖が親父の代までずっと上根岸に住んでたんよ
池波家が上根岸にビリヤード場やってた時期があっただろう
当然、先祖は近所にビリヤード場が出来たということで一回は行ったでしょうよ
ものすごく間接的だけど、俺の先祖と池波家の交流があったことになるわな。
うれしくて涙がでてきた・・・
451 :
無名草子さん:2005/06/22(水) 19:02:18
>>450 >俺の先祖と池波家の交流があったことになるわな
気持ちはわかるけど、ならんだろw
452 :
無名草子さん:2005/06/22(水) 20:23:23
>結局感性、フィーリングの問題だからね。
自分は「時代小説」とか「時代劇」と聞くと、つい「侍」
とか「戦国武将」を思い浮かべてしまいますね。
453 :
七誌:2005/06/22(水) 20:35:21
>>450 それを言えば、うちの数代前は兜町で株式仲買店の大将だったよ。
>>454 すげええ!正太郎さんを雇ってた人の子孫だ!!11
サイン欲しい
456 :
無名草子さん:2005/06/23(木) 14:56:28
>>455 それを言えば、池波正太郎は、土方歳三の家来の子孫ということになるがw
兜町に株式仲買店は松一商店の松島家だけというわけでもあるまいよ。
458 :
無名草子さん:2005/06/23(木) 23:06:11
未発表の作品が出て来て、発刊されないものか。
出来れば、鬼平の続編とか。
ヤングチャンピオンで連載してるBJみたいに
いろんな作家に鬼平描かせたらどうかな?
マンガと違って小説だと特色でにくいかな
460 :
無名草子さん:2005/06/24(金) 23:32:20
2代目池波正太郎。
461 :
無名草子さん:2005/06/25(土) 01:12:50
>>460 お前さんが?
冗談言っちゃいけねぇやw
462 :
460:2005/06/25(土) 23:03:43
自分がということではなく、そのような
作家が現れればという期待です。
463 :
無名草子さん:2005/06/26(日) 01:40:07
>>462 現れてほしくねぇなぁ、そんなの
池波先生には池波先生の、その作家にはその作家の色や味ってぇものがあるわけなんだから、それを大事にしてほしいよ。
まぁ、あのぐらい売れる作家と言う意味だったら、誰でもなりたいだろうね。
464 :
無名草子さん:2005/06/26(日) 02:08:20
>>463 云いたい事は分かるが、妙な言葉使いですなW
きっとにわか江戸人なんだよ。埼玉や栃木出身の。
>>459 池波以外にも鬼平を書いた作家は何人かいるけど(変わったところでは鬼平殺人事件とか)
あまり面白いものはないな。
鬼平犯科帳は平蔵一人がいればいいわけじゃなく多数の池波オリジナルの与力、同心、密偵、盗人、剣友がいて
独特の用語があってこそ成立するものなんだろ。
独特な文体、江戸時代に関する正しい部分も間違った部分もすべてあわせて、池波にしか書けないと思うし
よしんば書けてもそれはコピーにしかならず、その作家もかわいそうだと思う。
466 :
無名草子さん:2005/06/26(日) 12:35:27
そういえばジェームズ・ボンドシリーズも作者が
亡くなった後に遺族承認の基、いくつかの続編が
出ていましたが、あまり話題になりませんでしたね。
467 :
無名草子さん:2005/06/26(日) 12:36:55
>>465 >オリジナルの(中略)盗人(後略)
盗人は実在する人も、出てたけどな。
たとえば、葵小僧とか。
「風と共に去りぬ」も違う作家が続編書きましたね。
皆さん漫画版の鬼平やら梅安やらは好きですか?
自分は濃ゆい気がします。
なぜさいとうたかをなのでしょうか?
469 :
無名草子さん:2005/06/26(日) 22:28:02
昔、さいとう氏はジェームズ・ボンドも劇画化していました。
470 :
無名草子さん:2005/06/26(日) 23:44:30
>>468 まぁ、あれは漫画というより、劇画なんだけどね。
俺は好きだよ。
変な改変をしたり、どうやら最近は完全オリジナルの話のようだが
そこそこ面白いので楽しみにしている。
というか、雑誌「乱」なんてものがあるのはいいことだ。
>>467 逆に言えば、葵小僧くらいしか出てきてないけどね。
神稲小僧(真刀小僧?)も出てこない。
贋作ものと言えば有名どころだとホームズ・パスティ−シュがある。
やっぱりいいものはあるが(トムスンのシリーズは原作を尊重していていい感じ)
駄目なものは原作の雰囲気をぶち壊しにしていて、どうしようもない。
473 :
無名草子さん:2005/06/27(月) 22:31:44
>駄目なものは原作の雰囲気をぶち壊しにしていて、どうしようもない。
テレビ版の剣客商売ですか?
漏れが見た中で最悪のものと言えば
ホームズの孫娘だかがワトスンの孫と一緒にアメリカの高校生としてくだらない事件を解決する話。
475 :
無名草子さん:2005/06/28(火) 11:34:27
477 :
無名草子さん:2005/06/28(火) 15:43:18
>>475-477 なんか最近、こういう「余裕のない・・・」人間がよく現れるよな。
よくも真昼間から暇なことができるもんだ。
ここは池波スレではあるが、話以前に精神に余裕のない人間は
うまい飯でも食べて落ち着くことだな。
>>477はどうせ
>>476で煽り返されて苛々したんだろうが、情けない。
シャーロック・ホームズと池波作品については、何度か比較して考えてみたことがある。
まず、リアリティの問題について。
こういうスーパーヒーローが主人公の連作短編は、どうしても「できすぎた話」、ヒーローが強すぎて現実味がないということになりやすい。
ホームズの場合、時々失敗させるとか、ワトソンが前置きで、
「いろいろな事件の中でもっとも奇妙な(あるいはホームズが成功した)事件を取り上げる」と口上を述べることでリアリティをもたしている。
ホームズはワトソンという脇役(道化役・引立役?)の一人称記述だからこうなるが、池波作品は映像のように時々視点を変えた三人称で記述されてる。
>>312-313のような「これからおこる事件に関わる事は無かったであろう」と言う書き方は、
「たまたま偶然の成り行きでこうなった」ということを強調することによって、
物語にリアリティを持たせているんじゃないかな。
鬼平や小兵衛や梅安はしくじるわけにいかないもんね。
しくじるのは即、死を意味して、主人公死んだら物語が終わってしまう。
真剣勝負だったら百戦百勝のわけないのだが、鬼平や小兵衛を負けさすわけにはいくまい。
だからこういう形でリアリティ持たせるしかなかったのでは?
480 :
無名草子さん:2005/06/28(火) 20:11:54
>>478 まったく関係ない話をするのが、余裕ある人間ですかw
いいから、今すぐ死ねよ
481 :
無名草子さん:2005/06/28(火) 20:50:56
ハァ? ば―――――――――か
>>479 どちらも冒険や活劇もそうだが、それ以上に時代の雰囲気を上手く出していることも大きな共通点ではなかろうか。
まあ、ドイルは作品と同時代人、池波は後の時代の人間だが。
あなたの言うとおり、作劇上の共通点もあると思うが、漏れの場合一番共通点を感じるのは
どちらの話もキャラクターは飯をうまそうに食っているし、情景がありありと浮かんでくるという点だねえ。
池波は言わずもがなだが、ホームズが書斎でウイスキー・ソーダを飲む描写、田舎の居酒屋でビールを楽しむ姿なんかも実にうまそうだ。
>480-481
もういいから、子供は寝る時間じゃわえ。
483 :
無名草子さん:2005/06/29(水) 01:11:18
双方共、稀代のストリーテラーですね。
俺馬鹿だから難しい考察はできないけど、
どっちもドラマ化したやつの出来もいいよね。
グラナダホームズと鬼平シリーズ。
さすがに原作がいいと思い入れや気合の入れ方が違うのかな、
なんて思ってた。
485 :
無名草子さん:2005/06/29(水) 01:55:23
終了
どちらも俳優に恵まれたし、初期の頃は脚本にも恵まれてた。
池波は言うに及ばずホームズの小編も芝居仕立てに格好だからな。
487 :
無名草子さん:2005/06/29(水) 12:37:40
鬼平はいいです。男の生き様って感じで。
488 :
無名草子さん:2005/06/29(水) 22:15:20
もし池波先生が生きていたら、鬼平の最期
を作品にしていただろうか。
もうしてるよ。
490 :
無名草子さん:2005/06/30(木) 07:51:53
>>489 これは知りませんでした。
ぜひタイトルを。
にっぽん怪盗伝(だっけ?)に
夜兎角右衛門の逸話と呼応して鬼平の死が書かれてる。
492 :
無名草子さん:2005/07/01(金) 07:44:53
>>491 かたじけない。
早速、本屋で捜します。
493 :
無名草子さん:2005/07/02(土) 23:42:56
何店か廻ったが、見つかりませんでした。
494 :
無名草子さん:2005/07/03(日) 00:28:50
アイスクリーン食べたい
高知の桂浜で食べれるぞ。
497 :
無名草子さん:2005/07/04(月) 22:26:27
真田太平記を読んでいるのだが、向井左平次が真田源二郎
に惹かれて行く過程に違和感を覚えてしまった。
はっきり言えばホモ臭いな。少し。
(´Д`)ウホッ
蔭間茶屋
一本饂飩。
502 :
無名草子さん:2005/07/05(火) 22:57:44
念友でしたっけ。
たまたまOAを観たTVドラマの剣客で、おはるが大治郎の息子を勝手に連れ出して困る、
みたいなシーンを観たような気がするんだけど、原作にそんな表現ありましたっけ?
小兵衛とおはるの間に子供が出来なかったのは、おはるがちと気の毒な気もするなぁ。
504 :
無名草子さん:2005/07/06(水) 07:07:39
>原作にそんな表現ありましたっけ?
無いです。
原作はそんな風になるほど大きくならないうちに作者が死んじゃったしなあ
> 原作はそんな風になるほど大きくならないうちに作者が死んじゃったしなあ
あう…そうかぁ…orz
507 :
無名草子さん:2005/07/06(水) 10:42:36
殺気、電車男やってたが
2chにはああいう人もいるがこのスレみたいな場所もあるのになあ。
509 :
無名草子さん:2005/07/08(金) 00:36:29
テレビ版「真田太平記」は観た事がないのですが、原作
と比べて面白かったのでしょうか?
510 :
無名草子さん:2005/07/08(金) 23:35:29
村生ミオなどという者が、手塚先生の普及の名作ブラックジャックを漫画化するような
世の中を、私たちはどう生きればいいのか?
>509
微妙、というしかない。
512 :
無名草子さん:2005/07/09(土) 00:17:42
>>510 >名作ブラックジャックを漫画化する
もともと漫画だが?
>>512 >459 名前: 無名草子さん [sage] 投稿日: 2005/06/24(金) 09:06:55
ヤングチャンピオンで連載してるBJみたいに
いろんな作家に鬼平描かせたらどうかな?
マンガと違って小説だと特色でにくいかな
この話でしょ
514 :
無名草子さん:2005/07/09(土) 22:54:35
鬼平も良いが、梅安の方が競作に向いていそうな気がする。
梅安も同じ主人公を用いるし、書く作家はどうしても池波との違いを意識しなければならん。
でも池波らしさをとったらテレビの必殺仕事人とさして変わらなくなる。
516 :
無名草子さん:2005/07/10(日) 17:08:36
それなら、剣客商売では?
517 :
無名草子さん:2005/07/11(月) 09:12:47
九ノ一ものもいいとおもうが
いろんなお江が見たい
戦国無双のお江はかなりはっちゃけてたな。
今度水戸黄門にでる原史奈をお江役で
>>518 あれはお江なんですか?ゲームの中でも単にくのいちとしか言われなかったように思いますが。
それに真田の女忍びというだけでお江というには
あまりにイラストが・・・
521 :
無名草子さん:2005/07/12(火) 20:29:49
大学で友達いないからずっと池波さんのエッセイ読んでる
今日「男のリズム」を読み終えた。
あの時代に下町で育ったことが羨ましいな。戦争の出兵は死んでも嫌だが
余計なお世話だが
読書もいいが
友達もいいもんだぞ
池波正太郎に対する井上留吉、
長谷川平蔵に対する岸井左馬之助や相模無宿の彦十、
秋山小兵衛に対する松崎助右衛門のような友人はいいもんだよ
念友
525 :
無名草子さん:2005/07/15(金) 09:31:48
>>523 池波正太郎に対する吉川英治(友人というより恩人だが)、
長谷川平蔵に対する井関録之助、秋山小兵衛に対する内山文太(最後死んじゃったけど)も
入れてやってくれ。
>>524 念友イラネ。
吉川英治は子母沢寛などと同じく恩人、目上の人に属するだろう。
一緒にバカをやる友人ではない。
527 :
無名草子さん:2005/07/15(金) 23:43:23
そういえば、池波さんの作家仲間って誰がいる?
エッセイにはそういうのって、書いてないよね?
銀座日記とかには少し会ったとか一緒に飯を食いに逝ったとか書かれている。
娯楽に徹した作家だから何々派とかはなかったろう。
529 :
無名草子さん:2005/07/16(土) 18:00:44
真田太平記関が原の戦いの所迄読んだけどいまいちやな、読むの止めて忍びの風を読む事にするわ。
530 :
無名草子さん:2005/07/16(土) 18:24:18
池波正太郎コンプレックス=ショタコン
531 :
無名草子さん:2005/07/17(日) 22:27:42
はて、文士劇には出たのかな?
エッセイでのなかで、いっつも会合に遅れてくる奴がいるんだよ、
って言われてたのは野坂昭如だと聞いたことがあるような。
直木賞選考委員の時だろ
出っ歯の井上ひさしだよ(遅刻常習犯)
長部日出男も対談に遅刻して顔合わせてくれなかったと書いてた
他人の時間を思いやれない人間は、自分の時間も大切に出来ない、こんなニュアンスのことを
エッセーに書いてた気がする>池波正ちゃん
534 :
無名草子さん:2005/07/18(月) 19:02:28
昭和56年下半期(第86回)から61年下半期(第61回)
まで委員を務めていたのですね。
うまく段取りをつけられない人間はだめだ、とかね。
そっか、あのDVの井上か。
537 :
無名草子さん:2005/07/19(火) 02:08:18
私の母がここ半年間ずーっと剣客と鬼平を
エンドレスで読み続けています。
ほかの人の本は面白くないと
図書館の本をすみからすみまで読みつくしたあげく
剣客と鬼平をエンドレスで読み続けています
気持ちは分かるが、ちとコワイかも・・・
浜田省吾の「僕と彼女と週末に」という曲の台詞部分の
サリンジャーを池波正太郎に代えると、ちょとおもろい。
週末に僕は彼女とドライブに出かけた。
遠くの街を逃れて 浜辺に寝転んで
彼女の作ったサンドイッチを食べ ビールを飲み
水平線や夜空を眺めて 僕らはいろんな話をした。
彼女は 彼女の勤める会社の 嫌な上役のことや
先週読んだ サリンジャー(池波正太郎)の短編小説のことを話し
僕は 今度買おうと思っている新車のことや 二人の将来のことを話した。
そして、誰もいない静かな海を 二人で泳いだ。
スレ汚しでした。
何を読んだんだ?
「女なぞ、くだらぬ・・・」あたりか?
540 :
無名草子さん:2005/07/19(火) 14:42:37
なるほどね。井上ひさしは田舎者なんじゃないか?
おれの知ってる範囲でも、田舎者って平気で遅刻するぜ。
おまけに何十年つきあっても、「ありがとう」「おながいします」「すみません」「ごめんなさい」
言ったの、一度も聞いたことない。
江戸っ子なら反射的に出る言葉なのにな。
池波さんが井上ひさしに腹立てるのもよくわかるよ。
541 :
無名草子さん:2005/07/19(火) 14:44:06
「おねがいします」だ。
ネタになってしまった。失礼。
じいちゃんが俺の『男の作法』を面白がって読んでいた。
何かちょっと嬉しかった。
543 :
無名草子さん:2005/07/19(火) 15:40:03
井上は確かに山形出身だが・・・
>540
同様に「都会者でござい」とえばって地方を一緒くたに見下すのも見苦しい、とも
池波は言ってる。
人間、人それぞれという言葉を思い起こすべきだな。
いいたいことはわかるが、現実にそうだよ。
池波さんも何かと田舎者馬鹿にしてるじゃん。
やたらに高速道路張り巡らせて東京の景観一変させたのは田舎者の役人とか、
そうとうしつこく言ってるよ。
関係ないが、野口五郎氏が、池波さんの本読むとすぐに田舎者馬鹿にする記述が
出てくるので不愉快と書いてたぜ。
大阪人でも東京の悪口を言うやつは、大阪生まれではなく
丹波笹山の山の中から初めて出てきて、
大阪が一番だと思い込んでいるやつだとかいってるしね。
これだって田舎者馬鹿にしてるんだよ。
おれも江戸っ子だが、たしかに江戸っ子は田舎者馬鹿にする傾向はあるよ。
今でもなんてのかな、池波さんのいう気ばたらきってのが、都会育ちと田舎育ちじゃ
ちがうよな。都会では子供の頃から人に気を使うようにしつこくいわれるもんな。
547 :
無名草子さん:2005/07/19(火) 23:05:23
江戸(東京)以外は全てが田舎なのかな。
京都は何なんだろう。
>>546氏
多分、池波の言う田舎者とあなたのいう田舎者って微妙に意味が違ってないか?
木っ端役人のバカにされたところは、東京に生まれていないことじゃなくて
自分の愛着の無い土地に住むのみならず、そこをその土地の出身者の意見も聞かずに無理やりに改造した、
その悪い意味での泥臭さをバカにしたのだと読めるけど。だからせめて映画を見ろ、洗練しろといったのではないかと。
私が田舎出身だからじゃないが、そういう気質的な意味で洗練されていない、他の土地に愛着が無いもしくは変な愛着を持つ人間、
そういう精神的な田舎者と、単純に田舎生まれの人は違うと思うよ。
間違っていたなら悪いが。
まあ、池波自身が田舎出身をまとめて嫌いなら、そもそも自分で上田だの岡山のどこだったかだの
フランスの田舎だのに好んで行くわけが無いし、田舎そのものの戦前の浦和を懐かしむことも無い。
野口五郎がどういう人かは知らないが、単にあなたと同じく、田舎出身と気質の田舎者をごっちゃにしてただけじゃないかね。
549 :
無名草子さん:2005/07/20(水) 08:35:14
田舎者についての議論て、池波さんだけじゃなくて、いろんなところでその
田舎者気質と単に地方出身ということの混同が言われるわけだが、池波さんの
言い方は、ファンがどう理想化してかばおうとしても、やっぱかなり単純化して
物言ってるよな。地方出身の人が読んだら腹が立つ言い方さ。
「男の作法」書いた人の所作が道徳的に完璧ってことじゃないんだよ。
ああいうの読むと、作者は素晴らしい人に思えるだろうが、作者の独善もあるし、
作者自身、気まぐれな行ない(大した理由もなく、気に食わない女流作家とは口も聞かないとか)
をしてるんだよ。
彼自身が言うように、人間は複雑、いいことしながら悪いこともする。池波さんも
その例外じゃないわけだ。
むろん、田舎者批判はその言動についてのものなんだけど、田舎者の役人が
東京の景観ぶちこわしやがった、なんていうと、普通の人は役人が地方出身
であることを非難しているように受け止めるよな。
これをどうこう理由をつけて池波さんを擁護するのはファンの思い入れだ。
まあ、こういう言い方ってのは田舎者に限らず、もっと一般に見られることでね。
顔がまずい女性がいたところで、ふだんはどうってことないわけだ。
でも、その人が嫌われるような言動すれば、「あのブスが」ってなる。
顔が悪いことを責めてるのではなく、その言動を責めてるのだが、少なくても
表面上は顔のまずさをバカにしてるように聞こえるよな。
池波さんも、田舎者の垢抜けない言動を責めているんだけど、こういう場合、
やっぱ田舎者だから……っていうしかないよな。まあ、しかたないね。
田舎嫌いだったら田舎に好んで行かないだろうって……だいいち、彼は信州は大好きじゃないの。
まあ、そんなことだ。
田舎物に限って黒白ハッキリつけなきゃおさまらないようだね。
どこか思い当たるフシでもあるんだろう。
551 :
無名草子さん:2005/07/20(水) 16:40:34
田舎モノ論議は読んでないけど、池波作品は好きでよく読むものの
池波正太郎の意見や考え方を無条件に好きかというとそうでもないな。
池波正太郎が少しでも批判されると面白くないというのは信者の人だろう
から議論しても池波マンセーになるだけで無駄だと思う。
552 :
無名草子さん:2005/07/20(水) 17:01:12
たとえばスーツとネクタイと靴の合わせ方とか、
本場のイギリスやイタリアからしたらこっけいだろうね。
ビールの飲み方も、小さいコップに注げなんて言ってるけど、
こんなのビアホールの本場のドイツからしたら実に奇妙だろうなあ。
だからと言って、池波さんの魅力が失われるってことでもない。
長文ウザス
その偉そうな態度を何とかしろ
珍しいな。こんなに人がこのスレにいるのも。
池波はどこまでいっても大正生まれの東京下町人として言動をしてるわけで
人によって見方が変わるのも仕方ないよ。
池波がこき下ろした政治家や田舎者にも言いたいことはたくさんあるだろうし。
555 :
無名草子さん:2005/07/20(水) 23:15:52
>だいいち、彼は信州は大好きじゃないの
土地は大好きでも、そこの住民が好きかどうかは別のことだと思うが。
556 :
無名草子さん:2005/07/21(木) 19:39:13
清原(G)宅に泥棒が。
寝ている間に忍び込んで財布を盗み、
カードと現金を抜いたのち、また忍び込んで気づかれぬうちに
財布を戻すという本格なお盗め。
557 :
無名草子さん:2005/07/22(金) 15:14:21
田舎者蔑視発言もあるが、今の時代女性蔑視と見られる発言のほうが問題だろうな。
今年も牛肉を女にたとえて不快だと問題になったもんな。
あれは引用するほうが悪いのだが。
まあ、彼の年代の男性の女性観は今からすれば差別的かも。
池波から20歳ほど下の秋本治も、初期は両津に
「まともな思考ができずその場その場でものをきめるのが女だ」とか言わせてるしね。
そういう風に男が言えるのが当たり前だった時代の常識が
今と若干違うのは当たり前だな。
今はちょっと女性化しすぎてるような。
>>558 「その場その場でものをきめるのが女だ」
というと、いい得ている気はするね。現代的に言うと、フレキシブルっていうか。
むかしから、世風の女性化を指摘される時代はあるもので
そういう視点からすれば、おかしいということもないと思いますけどね。
560 :
無名草子さん:2005/07/23(土) 09:40:36
何でもかんでも「差別的」というのも「差別的」のように思う。
どっかの似非フェミニストのようにな。
562 :
無名草子さん:2005/07/24(日) 09:31:46
>まあ、彼の年代の男性の女性観は今からすれば差別的かも
要はその個人の育ち方であって、年代とは無関係では無いか。
563 :
無名草子さん:2005/07/24(日) 09:54:55
つってもあのころは女大学が当たり前の時代だから
全般的にああいう考えが支配的だったのは否めない。
飛苦無を切らしてしもうた・・・・・・orz
566 :
無名草子さん:2005/07/25(月) 22:45:28
>女大学が当たり前の時代
江戸から明治にかけてですよね。
池波の母堂は相当モダンな考えを持っていたように
書かれているのですが。
どこが?
568 :
無名草子さん:2005/07/26(火) 07:21:09
569 :
無名草子さん:2005/07/26(火) 11:36:27
別に池波の母親は、自分の主義主張で自立したわけじゃないぞ。
子供2人に婆様二人を抱え、家族ともども生きていくためにしょうがなく働いていただけだ。
570 :
無名草子さん:2005/07/26(火) 21:39:56
何も威張る必要はないのでは。
池波の母親は働かないと食っていけなかったんだから働いてただけ。
現に浦和時代は働いていない。
572 :
無名草子さん:2005/08/03(水) 01:23:24
銀座日記で、「私のように少食は〜」と、書いてあった所で、「どこがじゃい!!」
と、思ってしまった。まあ、しばらくしたら本当にだんだん細くなってくが。
573 :
無名草子さん:2005/08/03(水) 12:37:05
自分の若い頃や同行の若者と比べてたんじゃない?
でも、ああやって死ぬまで好きなものを食べられるのはいいよな。
574 :
:2005/08/03(水) 15:26:49
といったわけで・・・
剣客商売の中で好きなのはどの話ですか。
私は鬼熊の親爺が死ぬ話。
泣ける。
ある日の小兵衛が好きだな。
長閑なようで何か重い話。
エロいシーンが好きです(・∀・)
577 :
無名草子さん:2005/08/04(木) 02:11:59
初めて読んだホモ描写は、池波先生の作品だったな。
ものすごい衝撃的だった。別にそっちの道に進んだわけではないが。
エロといってもそれほど衝撃を受けたこともないなあ。
ふたり五郎蔵で普通の奥さんが捕まって犯され続け、
貞淑なはずだったのに最後は夫を捨てて無頼に望んで就いてゆくという展開は
ちょっと衝撃だったが。
袴は邪魔よ、袴は邪魔よ
早朝の通勤電車でピンコ立ちですが
なにか?
ふむ
582 :
無名草子さん:2005/08/12(金) 11:16:54
580 名前: 無名草子さん [sage] 投稿日: 2005/08/08(月) 21:56:27
早朝の通勤電車でピンコ立ちですが
なにか?
581 名前: 無名草子さん [sage] 投稿日: 2005/08/12(金) 02:22:17
ふむ
なんです、この流れ。w
583 :
無名草子さん:2005/08/12(金) 17:43:39
ふむ
池田大作に対して、おまえのどこが江戸っ子なんだよって突っ込み入れてたのが
笑えた。池田大作って江戸っ子を自称してたの?
オパイ
586 :
無名草子さん:2005/08/15(月) 09:27:07
587 :
無名草子さん:2005/08/15(月) 14:53:07
お盆に真田太平記を読む 今、大阪冬の陣が始まったところを読んでる
しかし、猫田与助哀れ 死に様も
「保守」
なのである。
∧_∧
_( ´_ゝ`) 「なのである。」じゃねーよ
/ ) _ _
/ ,イ 、 ノ/ ∧ ∧―= ̄ `ヽ, _
/ / | ( 〈 ∵. ・( 〈__ > ゛ 、_―
| ! ヽ ー=- ̄ ̄=_、 (/ , ´ノ
>>588 | | `iー__=―_ ;, / / /
!、リ -=_二__ ̄_=;, / / ,'
/ / / /| |
/ / !、_/ / 〉
/ _/ |_/
ヽ、_ヽ
そのことよ
いくら言葉を重ねても心の奥底までは言い尽くせねえ。
だがな、粂。そいつを言葉にしたら、味ない味ない。
592 :
無名草子さん:2005/08/19(金) 15:53:24
真田太平記読了 長さが全然気にならなかった 池波さんは上手いなあ
幸村が死んでからがそこそこ長い
いままで本を読んで泣いたのは「真田太平記」幸村戦死の際に、
先に逝った佐平次と出会う箇所。これ1回きり。
幕末遊撃隊のラストは何度読んでも泣ける
「江戸切絵図散歩」を片手に東京観光してきた
皇居堀端を歩いて一周したり水上バスで大川を下ったり、深川で深川飯ときんつば食べたり"築ブラ"してみたり
浅草寺、駒形堂、増上寺、護国寺、深川不動、富岡八幡なんかに参ったりしたけど、雑司ヶ谷鬼子母神には感動した
早朝誰も居ない境内てのも良かったけど、夕方の、近所の子供が(写真にもあった)駄菓子屋さんの前で走り回っている姿には
本気で「ここに住みたい」と思ってしまった
ついでにそのあと日本橋を見て「木っ端役人が…」とか呟いてみたりも
やっべ俺住んでるよ。
鬼子母神の裏手、明治通り沿いの鮨屋はうまいよ。
ついでに今ならコハダの新子がある。
うらやましい…
帰ってから調べて知ったんだけど、都電の駅を降りた所にある焼き鳥屋さんも有名みたいね
夕方行った時に「寄ってみようか」とも思ったけど、なんとなくスルーしてしまった事を悔やんでる
鳥取からなのでそうそう行けないけど、今度行った時には
境内を走り回るがきんちょを眺めながら、焼き鳥をつまみに駄菓子屋のラムネを一本
うーん、これをやる為だけに来月にでも日帰り旅行しちゃいそうな勢い
当たり前のことだが、寺域や住宅の密集しているところだから立ち食いにはお気をつけて。
焼き鳥屋の筋向かいになってる菓子屋の最中もおいしいよ。
最近できた境内の団子は高くないかなあ。
みみずくの置物がカワイイよね
雑司が谷の鬼子母神かぁ、近くに父方のお墓があるや。
池波さん好きになったの最近だけど、
お彼岸にでも行ったらここに出てるお店見てみようかな。
>>594 今、文庫読んでる最中。
ラストか。楽しみだ。
602 :
無名草子さん:2005/08/31(水) 13:40:57
中学の頃、母の影響でシリーズ物を中心に次々読みました。
梅安、鬼平、剣客の順で好き。
剣客は読みやすいし、すごい惹き込まれるんだけど
アットホームな雰囲気がちょっと。
私は、コミックの鬼平犯科帳からだから
鬼平→剣客→梅安
一番すきなのは俺の足音
604 :
無名草子さん:2005/09/03(土) 12:42:23
>>602 俺はアットホームなところも、魅力の1つだと思うし好きだ。
おはるさんが主人公で、何の事件も起きない日常が描かれたものがあったとしても
読んだと思うw。
大治郎と三冬の夫婦喧嘩を扱った短編でもあったら面白かっただろうに、阿呆な妄
想までしてしまうこともある。
といっても夫婦で喧嘩をする前に双方が折れるだろうな。
昨今の、喚いて我を通しあうだけの自称「夫婦」と
戦前の人間の考える夫婦は違うから。
606 :
無名草子さん:2005/09/04(日) 23:12:13
なんでそんなに棘のある口調なんだ?
嫌なことがあったんですよ、きっと
そういえば、TVの剣客商売みれませんでした。
どうでした?
>608
出掛けていて、観てないんですけど。時代劇板ではあまりいい感じに
書いてる人が少ないです…
>>608 変なエピソードが追加されてるのも含め、脚本が駄目駄目。
あとは毎度言われてるけど、三冬役が三冬らしくない…。
というわけで不評なのですわ。
>>608 元ネタは「決闘高田馬場」。筋書きもまあ、同じに近い。
個人的に気になったのが梶芽衣子扮するお元が与兵衛を差し置いて不二楼の女将になりおおせていることと
相変わらず三冬役の人がアレなこと。演技そのものはいいんだけど。
以降は時代劇板で聞いてください。
612 :
無名草子さん:2005/09/13(火) 10:22:08
池波信者の佐藤隆介と筒井ガンコ堂。
本当にジャマくさいんですけど。
書いてる内容も独りよがりで噴飯もの。
死んだ池波の名前に縋っていなきゃ飯も食えないんだから、許してやれ。
614 :
無名草子さん:2005/09/13(火) 17:30:49
左党&癌古胴はコンビニ弁当食ってろ
615 :
無名草子さん:2005/09/14(水) 00:46:03
剣客商売の「剣の誓約」で柿本と礼蔵が江戸で戦ったのは20年前なのに礼蔵が大和に引っ込んだのが30年前なのはなんで?矛盾してるよね。
小兵衛が他行中だったってことはあれは江戸の話しだったってことだし。
616 :
無名草子さん:2005/09/14(水) 00:48:12
ごめん、大和に引っ込んだじゃなくて山城に移動したに訂正。
講談社刊行の未刊行エッセイ集シリーズは有難いですね。
「わたくしの旅」を読んでいると鬼平に登場した場面が
体験した事実から置き換えられて作られていることが
わかって楽しい。
痔持ちの話、船頭とのやりとり、緑に染まりそうな
景色と、のみすぎて明るい陽ざしを歩くところ。
618 :
無名草子さん:2005/09/20(火) 06:18:14
質問なんですが
新潮文庫「夢の階段」にある処女小説の「厨房にて」と
講談社文庫「剣法一羽流」にある「冬の青空」の構成というか話がすごく似てる気がするんですが
これは何か関連があってのこと何でしょうか?
それとも池波先生がリファインみたいな形で「冬の青空」を書かれたんでしょうか?
誰か知っている方が居られたら教えてください。よろしくお願いします。
池波正太郎はよく同じ主題、同じような状況を別々の作品にもってくることがある。
たとえば徳山五兵衛の話や伊庭八郎、真田信之、桐野利秋の従者某なんかは
複数の作品でそれぞれ微妙に違う描写で描かれている。
同じようなことではなかろうか。
なるほど、参考になります
真田信之の話で似たような描写があったのは何となく覚えてます
またもう一度文庫漁って読み返してみます
レスありがとうございました
既視感に襲われる事あるね。制覇するつもりで読んでると。
パラレルワールドて事で納得。
徳山五兵衛の親父さんなんて、ある話では不器用だけど愛情ある親父、
別の話では長男に家督を継がせたがって心底五兵衛を憎む嫌な親父だったりして
どれが本当なのかさっぱり分からん。
あと、「その男」の杉虎之助なんてほとんど池波の願望だよなあ。
このはのこである
624 :
608:2005/09/27(火) 20:56:57 0
>>609,610,611
亀ですが
なるほど、そうなんですね。ありがとうございます。
時代劇板見てみます。
真田太平記学校から借りて読んだ。
四年に一度ぐらいの周期で借りられてた。
オリンピックやワールドカップなみかよ
学校といっても中学校や高校ならそんなもんだろ。
他愛ない漫画やライトノベルのほうが読みやすいだろうし
エロを期待するならキオスクで週刊ポストでも買ったほうがまだしもマシ。
628 :
無名草子さん:2005/10/02(日) 11:58:25
お江もさすがに角兵衛とは関係を結ばなかったようだが、昌幸、信幸
とはどうだったのだろう。
昌幸とは世代が違うし、最終巻で言ってたように忍びと信之は縁が薄かった。
よって関係を結んではいなかったと思われる。
そもそも彼女は単にこころとこころが引き合った男性と関係を結んだだけで
真田家の者に誰彼かまわず股を開いたわけではない。
630 :
無名草子さん:2005/10/04(火) 00:07:59
>昌幸とは世代が違うし
世代というほどの違いはないのでは。
昌幸が五十歳、信幸三十一歳、幸村三十歳、お江は(まだ四十には一つ二つ、
間があろう。。。)
戦国時代は現代じゃないよ。年齢差も然り。
632 :
無名草子さん:2005/10/04(火) 23:03:21
お江が二十歳の時に昌幸は三十歳。
まして、女好きだったと思われるが。
そのころのお江は武田忍び。昌幸の元にいたとしても、与力扱いだろうな。
直属でない以上、勝手に私的な関係を結べば武田信玄が裁くことになるだろうし。
こんな時間によく起きてるな。
折角なので漏れも考えてみた。
昌幸とお江が「ただならぬ仲・・・」になるためには障害が多い。
昌幸30歳のときといえば1577年、信玄没後5年。長篠で兄が戦死し家督をついで2年。
当然武田家は勝頼の元生き延びており、お江は武田の支配にある。
信玄以来の軍法からすれば彼女と武田忍びは真田の直属ではなく、寄騎。
また信長相手の諜報戦に忙殺されていたであろう両者が、好き好んでそういった関係を望むとは思えないな。
勝頼への背信にもあたりかねないわけだし。
635 :
無名草子さん:2005/10/08(土) 02:06:09
今日は銀座日記ずーっと読んでた
フランス映画の感想とかは飛ばして1日の行動・食事の部分だけ見てる
636 :
無名草子さん:2005/10/08(土) 19:56:01
宮城賢秀の平蔵物を読んだ方はいますか?
637 :
無名草子さん:2005/10/08(土) 20:33:08
その人のスレで聞けば?
638 :
無名草子さん:2005/10/09(日) 08:46:25
池波版の愛読者から見てどう思ったかを知りたくて
聞いた次第です。
俺は読まない。よって知らない。
一本刀や沓掛時次郎が長谷川伸の代表作であるように
池波正太郎の文体と池波正太郎の作り出した個性豊かな脇役のいない鬼平なんて
はなから読む気にもなれないね。
今10ちゃんで池波やってる
641 :
無名草子さん:2005/10/10(月) 20:24:48
見逃したあああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!
とっさにビデオを録画したおかげで何とか初っ端(鬼平の朗読)以外は見れた。
佐藤雅江さん、お元気そうで何より。
えぇぇぇ
何やってたの?思いっきり見逃したよ。。
団塊世代の生き方がどうのという番組で、食に関して池波を出汁に適当なことを言ってた。
ゲストに池波正太郎記念文庫の館長と、ドラマの吉右衛門版鬼平犯科帳で筆頭同心・酒井祐助を演じた人。
紹介された行きつけの店は日本橋・たいめいけんと外神田の花ぶさ。
池波の一生についてさっと流してたが、不思議なほどに少年時代の株屋奉公について言われてなかった。
うp汁
池波の一生についての部分うp汁
647 :
無名草子さん:2005/10/13(木) 06:45:41
無さそうで有りそうなのが、お互いが知らずに、
隣が盗人宿・忍び宿だったという設定。
まあ、盗人宿と忍び宿という組み合わせは見んが、真田太平記では
そういうのがあったな。
649 :
無名草子さん:2005/10/13(木) 23:24:06
盗人宿同士は鬼平に。
忍び宿が必要な時代には盗人は盗人宿なんて必要としない。
盗人宿が増える時代には忍びは忍び宿を必要としない。
651 :
無名草子さん:2005/10/15(土) 10:56:45
二つとも池波正太郎の創作ですね。
そのことよ
『夜明けの星』に出てくる、
黒江町の佐吉親分の女房が経営してる「万常」って実在するの?
モデルはあるにしても実在はしないと思う。
実在してるなら、彼がエッセイで触れててもおかしかないし。
確か京都の平野屋と王子の玉子焼きで有名な店が確実に実在している店だっけ。
ありがとうございます。
富岡八幡祭のときに「万常」の広告記事をなにかでみた気がしたんだけど
見間違いだったのですね。在ったら行ってみたかった。
656 :
654:2005/10/17(月) 14:46:24
>>655 知らないよ。もしかしたら実在の「万常」から名前を借用したのかもしれないし
偶然名前が一致しただけかもしれない。
あるいは黒江町の知ってる料亭をもじったのかも。
池波本人に効かないことにはね。
おまいら池波正太郎のリズムいう本もってるか
男のリズムなら持ってる
あれ良いよね。書斎のデスク周りの写真とか
写ってるのは55歳くらいのときかな
忍者者で丹波のほかにお薦めなのってありますか?
忍者群像
蝶の戦記
お江中心に真田太平記を読む。
>>661 ありがとうございます。
是非読んでみたいと思います。
梅安
鬼平犯科帳
剣客商売
俺の足音
ないしょないしょ
黒白
夜明けの星
編笠十兵衛
人斬り半次郎
西郷隆盛
幕末新撰組
近藤勇白書
おせん
堀部安兵衛
戦国と幕末―乱世の男たち
こんだけ読んだ。お勧めプリーズお願いします。
その男は?
池波の好きな時代、好きな人物が頻出するだけに途中でやや物語というより
『私説・伊庭八郎伝』になったり『桐野利秋と私(の考えたヒーロー)』になっているのが悔やまれるが。
665 :
無名草子さん:2005/10/26(水) 22:39:42
何故か、池波って呼び捨てに出来ない。。。。
>>664 サンクス
実は昨日の夕方、偶然にもその男の1巻を
古本屋で購入してました。(まだ、読んでない)
今週末に読みます。楽しみです。
>『桐野利秋と私(の考えたヒーロー)』になっているのが悔やまれるが。
ちょっとこの言い方はひどい、というより
架空の人物で、池波氏自身がその人物に書いてる途中でなりきってしまうわけだから
どうしても池波氏本人の考え方や憧れが混ざってしまうのはしょうがないんじゃ。
急速に機械化や合理化していく東京の中に住んで、江戸や戦前の心の温かい東京に郷愁を持っていた池波氏の場合
秋山小兵衛も長谷川平蔵も藤枝梅安も、牧虎之助もある意味で彼の分身になっている。
422 :以下、名無しさん :2004/9/11(土) 16:30:02 ID:JOUT6w360
メロン大好きなうちの父。
冷蔵庫を開けて「メロン、メロン」と鼻歌まじりに、ニマニマニヤニヤ満面の笑み。
だが、冷蔵庫にあったのは…………かぼちゃ。
母と一緒に大爆笑。
かぼちゃと知った時の(´・ω・`)ショボーンとした顔が今だに忘れられない。
そこまでメロン好きだとは知らんかったよ……
池波タソ…
真田太平記読破した。
丸一ヶ月かかったけど、夢中になって読めた。
今はお気に入りのシーンを重点的に読み返してます。
ただ、ちょっとした描写の食い違いが散見されて
そこが残念と言えば残念。
今年で池波正太郎が死んで15年か。
そういえば本屋で追悼記念の雑誌があった希ガス。
常盤はなんか駄文を書いてたようだが佐藤のボケはさすがにお呼びでなかったのか。
「待っていたぞ。○○の○○」
手配りはしてある、もはや逃れられまいという威圧的な言い方と思っていた。
この鬼平のきめセリフは、歌舞伎からきているらしい。
「白浪五人男」弁天小僧の「知らざぁいってきかせやしょう」
(死んだはずだよお富さん♪)切られ与三の「しがねぇ恋の情けが仇」などの
悪役登場で観客が発する(イヨッ!)「待ってました!」という掛け声を
捕まえる側の鬼平が言うところが人生の皮肉。
おいすー^^
「私が生まれた日」つーのは知らなかった
文藝別冊のムックを読んでいて
同じく漏れの好きな作家・故藤沢周平氏が、池波氏について語ってる文章をみて瞠目してしまった。
確かに、素朴だけど雪深く泥臭い地方の匂いのする藤沢氏の小説と
大都会・江戸の絢爛たる豪華さが際立つ池波氏の小説は、自身言っているように対照的だ。
でも、どちらも江戸時代を扱った小説としては白眉だと思うんだな。
677 :
無名草子さん:2005/11/06(日) 21:50:34
今日、BSで〔竹むら〕ともう一軒出てたが、どこだったかな。
松栄亭じゃねえのか。
おめーら何歳だ
30代40代だよな??
19ですが何か?
俺22です。
マジデ?!
別におかしいことでもないだろう。
若者は時代小説を読んではいけないわけでもなし。
つーか、今の時代の老人だって、既に池波の感じていたノスタルジィを理解できる世代じゃないだろう。
彼がエッセイでこき下ろしていた『現代の若者』は、今不惑を過ぎつつあるんだから。
池波サンの文章の目上の人と目下の人との会話の場面が何故か好きだ。
昔の味?に載ってた品川の若出雲て
店辞めちゃったんだね。
一度あの弁当は食いたかった・・・orz鯨塚でも見に行くか
池波が通いつめた店も、大きく変わってたり店をやめたりしたからなあ。
横浜のバー・パリも田尾未亡人が亡くなられて店を閉めたし、渋谷のムルギーは
一旦味が落ちてしまった。最近娘さんの手で復活したけど。
目黒のとんきは、今もおいしいけど凡百のトンカツ屋の中に埋没しちゃったし
大阪や京都、信州の店やホテルなどで往年の質を維持し続けている店は少ない。
浅草の店だってマンモス店舗になったものあり、活気をなくして衰微した店あり。
たいめいけんもampmに安くてまずいオムライス弁当を卸すような時代になってしまった。
池波が死んで15年、さらに彼がエッセイの中で縦横に描いた店が繁盛していた時代はさらにその20年前ほどだから
しょうがないといえば言えるが。
落語の「蔵前駕籠」を聞いてこれが忠吾の無断外出の夜遊びから
盗賊追跡の活躍の話に入れ替えたんだなと思いました。
「舞踏会の手帖」が「むかしの女」になったのはすぐわかりましたが
いろんなところからシチュエーションを持ってきていたんだと
感心します。
感想文乙。
コケコッコ―――――――――――!!!!!!!!!!!!!!!!
そういうわけで・・・
691 :
無名草子さん:2005/11/17(木) 06:48:32
>男のリズムなら持ってる
昔はデパートの中で喫煙しても咎められなかったようですね。
吸い殻はどうしたのだろう?
昔咎められなかったのは、灰皿のない、人に迷惑な場所でタバコをすわないという
「常識」がほとんどの喫煙者に存在したから。
以前はトイレやそこここのベンチに灰皿もあったので。
あと、全体的に人や売り場面積が少なかったこともある。路上喫煙も同じだが
少し歩けば肩が触れ、売り場を縫って歩かなければいけないほどの状況じゃ喫煙は無理。
そういえば池波も「どうしてもポイ捨てがやめられん」とか書いてたっけ。
彼の世代だとどうしてもそういうイメージなのかもね。
シガレットが普及して男の咥えタバコがもてはやされた時代だし。
昔の俳優も、映画で格好よくタバコを吸いつけてたっけ。
694 :
無名草子さん:2005/11/18(金) 06:48:00
作家=缶ピースというイメージが強いですね。
696 :
無名草子さん:2005/11/19(土) 01:49:51
>>691 >吸い殻はどうしたのだろう?
そこら辺に捨てる→ルンペンが拾って吸う→リサイクルウマー
697 :
無名草子さん:2005/11/19(土) 23:22:40
シケモクって言ってませんでしたっけ。
さむらい劇場
読み終わった…徳山五兵衛が出てきたから、思わずニヤリとしてしまった
さて、次は 男振 読みます
>>694 池波も特別好きだったみたいですね。(ピースは昔の味わいあるタバコの味がする。最近は味がなくて云々)
特に銘柄は指定せず、いろいろ吸ってたみたいですが。
今の軽い、匂いつきの変なタバコばかりのご時世を見て、彼はどう思うでしょうね。
これも時代だ、とかため息をつくかも。
うんこぶりぶり700げとーーー
701 :
無名草子さん:2005/11/22(火) 22:33:47
食い物にうるさすぎる池波だが、
結局奴の一番の好物は井上留吉の肛門だったんだよね。
nullpo
703 :
無名草子さん:2005/11/30(水) 10:03:46
galtu
真田太平記から入っていわゆる忍者モノを制覇中。
「火の国の城」が一番面白かったな。これから「忍びの女」を読むぜあー
一週間も放置されるぬるぽも珍しい。
705 :
無名草子さん:2005/12/01(木) 10:03:32
>>702が毎日覗いてはショボーン(´・ω・`);としてたんだけどね
706 :
無名草子さん:2005/12/01(木) 13:20:25
次は
>>705が毎日覗いてはショボーン(´・ω・`);としていくんだけどね
忍の風を読んでるんだが、信長、秀吉、家康が台頭している時代ものって他にありませんか?
いくらでもある。
蝶の戦記も火の国の城もそうですよ。
710 :
703:2005/12/05(月) 22:21:34
忍びの女面白かったな。
しかしこの一連の作品群、リンクしているようでちょっとしてなかったりもするのな。
同名の別人同士、ととれないこともないが
池波作品ならいつものこと。
むっちりと脹(は)ったおはるの双乳(もろぢち)を撫(ぶ)してやると…( ´д`)ハァハァ
池波センセは読者サービスのつもりだったんだろうか?
それともご本人もかなりお好きでいらしたのかな?
至極当然のことながら、本人は自身の性生活なんて吉原巡り以外には
ほとんど喋ってないからね。
戦後の作家みたいに、自分の下半身が飯の種、という下劣な作家じゃないし。
吉原ってのは今で言う風俗なのか?
現代の風俗を思い浮かべるより、江戸時代の吉原遊郭のほうが近いんじゃない?
あそこまで悠長に客と遊べたかどうかはわからんが。
師匠の長谷川伸も遊女に育てられた人だし、幕末の志士や剣客が、多く遊女を妻にしてることから
池波は遊女と遊郭などに肯定的だけど
「オラの五代前の大叔母様は貧困のあまり苦界に身を沈めただ」なんて人や
「金で女を買うなんて」という方々には腹が立つ態度だろうね。
716 :
無名草子さん:2005/12/08(木) 22:07:24
>>714 いまの風俗というイメージで考えているなら、それは大きな誤解だ。
初池波で真田太平記読んでて、お江が何度もセックスするけど
毎回毎回、「やった」という既成事実があるだけで、濡れ場になってない。
この人の作品はどれもこうなの?
サービスになってないし、何のためにさせまくってるんだかわからん。
人間なら食って寝て異性とヤって当たり前ってスタンスなんだから
当たり前のこととして男と乳繰り合ってるだけで、それ以上の何もないだろ。
サービス精神あふるるそういうのを読みたいなら、西村寿行でも読んでいろ。
721 :
無名草子さん:2005/12/09(金) 12:10:35
>>718 そういう濡れ場は濡れ場であって、サーヴィスとは言わん。
つか、そういうサービスを期待して池波を見るなよ。
頭の中にはHしかない童貞か?
闇の狩人は面白かったんだけどなぁ・・・
梅安、剣客シリーズで挫折しそうだ
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
/ \
/ ( ●) |
| |(● ) ‐-‐ | |
| |-‐ | |_/
\/ / _/ |
|_● ̄ | /
じゃあちんちんじゃん |/ ̄|/
\_/
「〜かしらん」って女かよwww
_ ∩
( ゚∀゚)彡 そのことよ!そのことよ!
⊂彡
727 :
無名草子さん:2005/12/11(日) 13:28:54
728 :
無名草子さん:2005/12/11(日) 13:55:02
たしかに「かしら」は今の70代くらいまでは男言葉、少なくても男女共通だった。
江戸川乱歩の小説などでも男がこうしゃべってるよ。
戦後、いつのまにやら女性専用のような言い方になったね。
いや、今のおなごはむしろ、「〜かよ」って男言葉を使うか。
>>725って現代の荒んで汚らしい日本語しか知らないんだね、かわいそうに。
>726
ちょとワロタw
「錯乱」読みました。
素晴らしい!あまりの素晴らしさに心の中で叫んだくらい。
皆さんはどうでした?
初期の作品だから、どうしても文章が硬いし
プロットも悠揚自在という感じではないように思える。
確か、当時の直木賞選考者の諸氏もそんなこといってなかったかね。
鬼平をバスに置き忘れてから大分たつ・・・
伊左次が死ぬ巻だから買い直すのに勇気がいります。
剣客商売の浮沈を読んだ。
結局、平松伊太郎さんは滝久蔵を殺ったのだろうか?
そういえば剣客商売はこの巻で終わりなんだっけ…。
贔屓の伊三次の最後の花道だからじゃない?
池波も、伊三次の通夜をしちゃったってファンレターを受け取ったそうだ。
>>734 滝が平松父を討ったのは正当な理由がある敵討ちだし
そもそも父の死因を知らず、仮に知ってもまともな性格の武士である彼に
滝を討つ動機はないだろう。
>>737 でもそういう風に人間の心は単純明快にカテゴリ分けできないというのが池波の考えだし、
自分の父を晴れやかに討ったはずの男の凋落振りを見ると思うところはあるんじゃないの?
そういえば自分の彼女に池波を見せてみた。鬼平は捜査物だし、梅安は暗殺者の話だからと剣客を読ませてみたら
「老人で若いお嫁さんを貰って、というのはちょっと本人の願望っぽいし、非現実的だから好きじゃない」と見事に跳ね返されたよ。
非現実的って・・・
でも俺の彼女も、エッセイを読んでいろいろ不満なところはあったみたい。
よくも悪くも昔の人で、現代の女が理解できなかったり反発する部分があってもしょうがないし。気にするな。
740 :
無名草子さん:2005/12/17(土) 10:17:51
池波じゃないが「信長の棺」の主人公のジジイも若い嫁を貰って子供まで作ってたな
剣客商売の大先生だって子供までは作らなかったのに!
ああいうのは老人の願望なんだろうか
池波さんにそんな願望あったんでしょうか。
自分女ですが、エッセイ読んで「確かに・・・」って思う所
あるし、反発覚えたことはないですね。
池波さんの奥さんが作る味噌汁の味が毎日違うとか
言った通りご飯を入れないとか、身に覚えがあって苦笑することはあります。
ところで、よく姪御さんに血圧を測ってもらってたみたいですが、
姪御さんは看護師さんか何かだったんでしょうか?
当時自動血圧計はなかったんでしょうか。
ある程度の年齢になると、家の中を任せる代わりに家の外のことに口を出すな、
お互いを思いやれという池波氏の考えはよく分かるけど
そういった考え方をそもそも持たない現代の若者には
反発する部分もあるんじゃない?
ある程度の年齢になると、家の中を任せる代わりに家の外のことに口を出すな、
お互いを思いやれという池波氏の考えはよく分かるけど
そういった考え方をそもそも持たない現代の若者には
反発する部分もあるんじゃない?
雪が「火息(変換できね)」んだの「火息」が変換できない・・・
火へんに息の字はどうやって出すんだ?
745 :
無名草子さん:2005/12/19(月) 19:22:30
>>737 平松多四郎は滝久蔵の仇でも何でもないっしょ。
金貸しの平松多四郎が滝に借金返済を迫ったら、滝の計略にはまって逆に処刑されたって話。
平松伊太郎は平松多四郎の息子。
>>740 年食ったとはいえまだまだワシもできるわい…という心情はあるのではないかと勝手に想像。
枯れきっちゃったらないと思うが。
はじめて時代小説を読もうと思うのだが、池波氏の作品でおすすめは何ですか
747 :
無名草子さん:2005/12/19(月) 19:46:56
男装の勇ましい女武芸者の話篇がある作品、誰か知ってますか?
>>746 幕末新撰組
新装版が出てて文字も大きく読みやすい
ジャケット絵もかっちょいい
熄
>>745 三井老人への憧れみたいなものがあるのかも。彼の生き方はある意味理想だ。
>>748 まんぞくまんぞくか?
父上。その字はいったいどの様な方法で?
>>754 dクス
でも二つとも読んでる・・・
妙音記は納得いかね
と おつうが申しております
757 :
無名草子さん:2005/12/20(火) 22:25:00
>>753 うちは「きえる」で出てくる。音読みは「そく」
堀真琴の生き方って子供っぽいが、今の若者だとむしろ共感する部分が多いかも。
織田平太郎なんかは当初から家庭に放り込むつもりだったし。
剣客商売だけ読んでるんだけど次に何読んだらいいかお勧め教えてください。
残りの二大シリーズと真田太平記は順々に読んでいこうと思ってるんだけどその他の単品で。
761 :
:2005/12/21(水) 21:22:54
>>760 「おれの足音」っていう大石大石内蔵之助が主人公の
長編よんだけど、面白かった。
762 :
無名草子さん:2005/12/22(木) 00:45:01
763 :
無名草子さん:2005/12/22(木) 07:38:00
ここんとこ銕つあんの話題が
とんとでねぇようだが、どうしちまったんだい?
こんな老いぼれの言うこたーきけねぇって?
ちくしょう・・・銕つあんよう
おい、銕っあん、素通りはねえだろう、素通りは。
偉くなっちまって、こんな歯抜け婆の店じゃ
茶も飲めねえってのかい?
22日の夜 23日の夜 24日の夜 25日の夜 26日の夜 27日の夜 28日の夜
↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
∧ ∧ ∧∧ ∧ ∧ ∧ ∧ ∧∧ ∧ ∧ ∧ ∧
(・∀・) ∩∀・) (・∀・)∩ (・∀・) ∩∀・) (・∀・)∩ (・∀・)∩
/ ⊃⊃ ヽ ⊃ノ /⊃ / / ⊃⊃ ヽ ⊃ノ /⊃ / /⊃ /
〜( ( ヽ )つ 〜( ヽノ 〜( ( ヽ )つ 〜( ヽノ 〜( ヽノ
(/(/' (/ し^ J (/(/' (/ し^ J し^ J
↑
今はここ
766 :
無名草子さん:2005/12/25(日) 16:56:02
7 :学生さんは名前がない :2005/12/25(日) 23:25:46 ID:b6nsuhYH0
さっき元カノから電話があって、今から会えない?って内容だった
クリスマスの一ヶ月前、それまで「ずっと一緒にいようね!」
なんて言い合ってたのに、突如振られた。
彼女はかなり忙しい身だったし、振られたと言うよりは
一人にさせてほしい、と言う様な感じだった。
突然の別れだよ、わかるか?そのあとずっと一人で泣いてた。
そして一ヶ月たった昨日、いきなり電話がきた。
久しぶりに声が聞きたいだと。そんでいろいろ話して何故かデートすることに。
まぁ当然、その後性なる夜を迎えるわけなんだけど
お互いほぼ無言のまま風呂に入って、バスタオル一枚で彼女が出てきた。
という設定でクリスマスオナニーするよこれから
8 : ̄ ̄\| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ :2005/12/25(日) 23:28:44 ID:a6vTGUgG0
. . : : : ::::/⌒ヽ: ::: :: : :::: :: ::: ::: :::::::::::::::::::::::::..,,::。:+:::::::::::::::::::::::
. .... ..::::/ <`O:: :: ::: :::::: :::::::::::: : :::::::::::::::::::+,::o;;::・;,:::::::::::::::::::::
⊂ニニニ⊃. . .: : : ::: : :: ::::::::: ::::::::::::::::..<;;::・,,::;ゞ;;o;*::.:::::::::::
/:彡ミ゛ヽ;)ー、. . .: : : :::::: ::::::::::::::::,,;;;<;+::;;;´;*::o*:,,;;ゞ;;::::::::
./ /ヽ/ヽ、ヽ i. . .: : : :::::::: :::::::::::;;;*;;;〇;ゞ;*::;;:<;;;*;:;ゞ;;o;
/ / 。 ヽ ヽ l :. :. .:: : :: ::<;;;;〇;ゞ;*::o,ゞ ;*;;;;*ゞ;*:o
 ̄(_,ノ  ̄ ̄ ̄ヽ、_ノ ̄ ̄ ;;;*;;;〇;ゞ;*::;;;;;*ゞ;*::o, 〇;;; *
: : : : : : llllllll : : : : : :
田田田
小泉さんが、日本橋上の首都高移設で検討会を設置するらしい。
池波正太郎もこのことについていは嘆いていたので、あの世で
フウムとうなずいているかもしれませんね。
そのことである
>>768 まだしも小泉首相は東京に近い、都会の出身だしねえ。
彼が嘆いていた「東京をめちゃくちゃにした、田舎出身の政治家と官僚ども」のボスは
多分故田中角栄氏あたりだろうし。
771 :
無名草子さん:2005/12/28(水) 22:40:27
何かおもしろい時代小説ないかなぁと思って
ふと、、鬼平読んだら、すげーはまってしまった・・・
本読んでDVD観て本読んでDVD観て大変。
772 :
無名草子さん:2005/12/30(金) 01:44:41
池波正太郎記念館いったことある人いる?
年明けにでも行こうかと思うのだけど
浅草寺に参拝もかねて
そういえばPHP文庫から『面白くってありがたい』という
池波がエッセイや小説で語った人生論のようなものをまとめた本が出てたが
こういうのってどうなんだろうねえ。
鬼平犯科帳が理想的な経営リーダーシップの教科書だとか、剣客商売が家族の絆を問い直すためのバイブルだとか
そういうもてはやされ方をしてるけど、池波自身は別にそんなご高説を垂れたくて
本を書いてたわけじゃないと思う。
池波が長谷川伸や三井老人らの生き方から自分の姿を学び、規範としたように、読者が勝手に池波の生き方を学ぶなり
小説などからリーダーシップなどを学ぶのは勝手だが
当の池波はあくまで娯楽として自分の本を読んでもらいたかったんじゃないのかな。
>>772 漏れ4回くらい行った。本物の原稿とか本当に使ってた万年筆とかパイプとかあって感激したよ
書斎は無心で30分くらい眺めてた
775 :
:2005/12/30(金) 08:47:43
「徳どん、逃げろ」を読んで(といっても3度目か4度目か)
またウルッときてしまった。自分を信頼してくれる人、
その人を捕まえなきゃならない下っ引きとしての自分の立場。
身を呈して庇ってくれたその男が、暴漢にやられる。
最後まで自分を下っ引きだとは知らず死んでいく相方を
見送らなければならない徳の心情。
せつない・・・
776 :
無名草子さん:2005/12/30(金) 10:45:37
池波は煙管だけじゃなく洋風のパイプを愛用していたことも知らんのか。
778 :
無名草子さん:2005/12/30(金) 14:43:58
>>774 そういえば、デンマークの名人ラスムッセンのパイプを愛用していたけど
彼が死んで女房が作るようになってだめになった、とか
コニャックや砂糖水を振りかけて味を調えるのが楽しい、とか書き残してたっけ。
>>776は半可通という奴だろうか。
>>776が間抜けなのはわかるけど、調子に乗って煽るのも程々に。
池波さんの本でこれが
(一番、面白い・・・)
というもの各々一つ教えてくれ
男の作法
正月の今で言えば、食卓の情景かな。
正月を祝う庶民の子供の素直な喜びが現れてていい気分になる。
鬼平にきまってるがな
前やった山本一力の再放送だろ?
あいつ、口開くときに「ネチャ」って音がするのが
気持ち悪かったし、池波絶賛する割には
別のところでは影響受けた作家の中に
全然、池波を入れてなかったなあ。
仕事を請けるために池波を利用してる
だけの感じ
あれだけ金に困る人生では、無理もなかろうて
と思ってしまうワタシはダメな池波ファンかつ山本読者
788 :
無名草子さん:2006/01/03(火) 17:51:26
何とか小兵衛にカレーライスを食わせたい
おはるは、にんじんを鍋に入れようとした。
が、それを許す小兵衛ではない。
おはるに気付かせぬまま後ろ一尺まで近寄り怒鳴り付けた。
「馬鹿者、わしがにんじんが嫌いなことは承知のはずじゃ。」
789 :
無名草子さん:2006/01/03(火) 23:59:24
のまちぇふ
>>786 池波が好きだ、というより仕事で語る適当な「大人」に池波を推しただけ、という気がする。
彼の時代小説は、池波のと違って大して、というかまったく面白くないし。
聞きかじりの知識のみで書いてるんじゃないかとすら思えるよ。
791 :
無名草子さん:2006/01/04(水) 14:57:15
そうか、な?
792 :
無名草子さん:2006/01/04(水) 15:26:34
つーか、山本の貧乏話自体、ネタだろう。
よくあるでしょ、書くものより、作者の人生のほうが有名な人。
その人生ってのもフィクションなのだが。
池波は力量素晴らしいから自らの人生をフィクションにする必要ない。
793 :
無名草子さん:2006/01/04(水) 20:10:11
>>792 お前、訴えられたら負けるぞ。
いくら匿名掲示板とはいえ、気をつけられよ。
さよう
一力に限らず池波を仕事に利用してる奴は多いな
よく解説書いてるガンコ堂とかいう奴もうさんくさい
796 :
無名草子さん:2006/01/04(水) 22:51:30
ダンディー佐嶋
つーか死んで15年もたつのに、よくもまあハエが群がることだ。
昔、池波がひとのふんどしで描いた苦労人の力士って
味いちもんめに出てきた島嵐関と同じ人みたいだね。
>>792 エッセイの中ではちょっと矛盾したことも言ってるけどね。
まあ、40年も50年も昔のことを記憶をたどって書いてるからしょうがないけど。
小兵衛の家は全焼したことがある。が、その後、子供の頃に一緒に饅頭食って
夢を語り合った何某の扇子(茄子2つ)を部屋の奥から持ってきたのは何故?
1.いつも肌身離さず身に着けていた
2息子の道場に預けてあった
3不二楼、鬼熊、弥七、弟子宅に置いていた。
4.トランクルームに預けてあった
5実は地下蔵があった
6 顔が広いのでドラエモンとも知り合いだった
なある・・
鬼平でこういう話なかったっけ
1.老盗賊がどこかの家に下宿だか居候だかしていた
2.一人息子誘拐
3.老盗賊が鬼平を拝むシーンで幕
特に武士の場合、白扇は大刀を持てない場での刀代わりだったとか。
藩主クラスが自刃したり御公儀に切腹を申し付けられたとき
九寸五分の代りに白扇を手に取ることもなかったか?
扇子腹って奴か?
元服前の男子が切腹させられる場合(そんなのあるのか?)も
形だけだから扇子腹と聞いたが
切腹の作法としてきちんと合ったし、大人もやったよ>扇子腹
死ぬのが当たり前の戦国時代ならともかく、江戸時代の腰抜け武士に
そうそう腹を短刀で掻っ捌くという真似ができることはない。
忠臣蔵の浪士連中もそれだったとか。
>>805 タイトルは忘れたけど、幼いときに手離した息子が
女賊に入れあげて、盗みの手伝いの後殺されようとした話。
それを助けるために親爺が昔馴染みの鬼平の
助けを借りる。えー、漫画版だったかも。
池波小説でエロ同人作ろうと思うのですがネタありませんか。
フォモ同人なら作り易そうだがな。幾らでもネタはある。
池波の文体でエロ同人やるとしたらかなりの力量がいりそうだ。
そういや、特に工夫しなくても女を喜ばすのに向いた体(いわゆる名器持ちの
男性版)のせいで、女盗賊2人(中年と若い女)に3P三昧の日々を送らされて、
搾り取られ続けた男の話があったなあ。
逆に真面目な浪人の真面目な妻だったのが、
たまたま浪人にはもったいないほどの器量よしで名器だったせいで
浮気はするわ手篭めにはされるわ、最後は煙で燻製になって死んだというのもあったような。
小金持ちを集めて、エロショーをやるなんてのもあったな。
思えば他人のエロを見るだけでも体面と、場合によっては命を懸けないといけないなんて
ある意味で実に不便な時代だ。
ふたり五郎蔵とか読むと、女をまったく信用できなくなってくるから怖い。
818 :
無名草子さん:2006/01/12(木) 13:20:02
雨隠れの鶴吉・・・だったっけ?
820 :
無名草子さん:2006/01/13(金) 14:44:14
ふむ・・・知られてないのかな。
週刊少年マガジンに連載されてる<少年無宿 シンクロウ>で、
「人間という生き物は、
良い事をしながら悪い事をし、
悪い事をしながらいい事をする・・・」を盗作してました。
ま、別に良いんだけどさ、説得力ない使われ方してたのが気にくわないな。( -д-) 、ペッ
821 :
無名草子さん:2006/01/13(金) 15:34:56
>>814 何巻に収録されていたかは覚えていないが、
作品名は”黒白”だった気がする。白黒だったやも。
確か鶴吉は五郎蔵お頭の手下だった、かな?
>>821 盗作しちゃって訴えられたらどうしようと密かにガクブルしてる人?
言葉そのものは別に池波の創作じゃないな。
仮に池波が生きてても、苦笑するくらいじゃなかろうか。
825 :
無名草子さん:2006/01/14(土) 02:18:47
>>823 まぁ、お前みたいなキチガイだと、無効も諦めるかもね。
人間はいいことをしながら悪いことをし、その逆もまた然りなんてのは、古代より言われ続けている言葉で、池波御大が発見したわけでもないのにな。
826 :
無名草子さん:2006/01/14(土) 08:41:38
>>825 そうだろうけどさ、このマンガを見てみればナニを意識して使ってるのか、
意図的にニヤニヤしてもらうつもりで使ってるのが解るよ。
意図的ってのはパクリになるんじゃね?
827 :
無名草子さん:2006/01/14(土) 08:45:19
っていうか、ここですぐに「訴えられるぞ」なんて言ってる人、学生さんかい?
そんなこと言ったら、芸能板なんてほとんど訴えられちゃうよな。
アマゾンの書評だって訴えられそうだ。
こういうのを気の配り方がなってないとか
神経の配り方が足りない奴というんだろうな。池波風に言えば。
そのことよ
830 :
無名草子さん:2006/01/18(水) 13:15:10
好きが講じてジャン・ギャバンと脳内対談(もちろんギャバンも日本語喋ってるし)をやった挙句、
それを単行本に収録しちゃった、というのはガイシュツ?
俺としては「ムッシュ・イケナミ」とかギャバンに呼びかけられて(もちろん脳内)、嬉しそうな御大
がなんだか微笑ましくって好きなんだけど。
ガイシュツかどうか知らんが、脳内対談面白かったね。
ちょっと子どもっぽすぎるんじゃね絵の?とか、ギャバンに自分を褒めさせるのは、
リアリティや礼儀の面から当然といってもちょっと一人遊びに過ぎるんじゃないの?と思わなくもないが
映画狂だしね。
アイドルオタクが脳内で好きなアイドルとセックスするようなもんだ。
(これぞ……)
833 :
無名草子さん:2006/01/18(水) 22:44:15
初心者ですが、お勧めの本を教えてください。
お願いします。
※過去レスはよんでません。すいません。
じゃあ嫁。話はそれからだ。アホウ。
835 :
無名草子さん:2006/01/19(木) 14:16:14
>>833 剣客商売1巻〜(字が大きくて読みやすい新装版出てます)
幕末新撰組(新装版ジャケットテラカッコヨス)
忍者ものは裏切り寝返り復讐とドラスティックなので最初は読まないほうが吉
剣客商売は、主人公の親子が歩いてると、いろいろな事件が偶然起こって、
それが偶然知り合いの一大事だったりする。こういうのが平気なら面白いぞ。
何も知らないなら、鬼平からでいいんじゃね?
池波は梅安が初心者の女の人に受けて嬉しいとか書いてたが
しょっぱなに妹を暗殺する話なんて読みたくないだろう。
838 :
無名草子さん:2006/01/20(金) 17:28:00
剣客商売は町のみんなが秋山親子を頼ってくるから事件が集中するんじゃないか
一種の名士だからな。
今ほど司法も警察も発達していない、それも鐘ヶ淵から橋場といった田舎だと
秋山老人のような人物は非常に頼りにされるだろうな。
>>836 鬼平もそんなもん
あと、平蔵が助太刀するパターンも結構目にするな
そういう点では根っからの芝居畑の人というか、
犯科帳ものだからといって本格推理や様々な引き出しを持ってる人ではないな。
書き下ろしで、徐々に徐々に読者の興味をひきつけるんじゃなくて
芝居の最初の五分間や、新聞連載の最初の一回で読者をひきつけるタイプだから。
842 :
無名草子さん:2006/01/21(土) 15:19:17
>>836 事件も起こらず、起こったとしても他人の事件で関わることなかったら、単なるジジイの話じゃねぇか。
そんなもんだったら、近所に住む年寄りを見た方がリアル感があるよ。
>842
何わけのわからんこと言ってるんだ。
偶然がもたらす読んだときの面白さがあるから好きなんで、
別に否定してるわけじゃない。
アンチ池波ならここに来るわけない。
わざわざ、金を払って読んでる以上、普段の生活とは違う部分を期待してしまうな。
世の中の遅筆作家のお歴々を見てると、作家も商売ときちんと認識してた池波の精神を本当に得難く思う。
>>842 『ある日の小兵衛』のように、直接大きな事件に関わってるわけではない、
ちょっとした老人の日常も面白いけどな。俺には。
良くも悪くも、江戸時代は現代人にとって、一般人の日常すら奇異に感じてしまうほど遠い時代になってる。
まあ、極端に言えば池波が、戦前も既に時代小説の世界になっていると言ってたが
それを言った1960〜70年代でさえ、現代から見れば既に時代小説的な世界になってしまった。
ドラえもんなんかを見てると本当にそう思うよ。
今の子供は、空き地で野球も凧揚げもしないし、正月に餅や御節を食う家も少なかろう。
>845
1970年代も時代小説的には同意だけど、
御節や餅は食ってるぞ。買ってきたものだけど。
それに野球も凧揚げも見るけどな。
うちのまわりが特殊なのか。首都圏東京郊外だが。
御節や餅を「買う」という発想が、田舎者の俺にはそもそもないな。
御節はつくるのと買ってくるのがある。
たづくりとか栗きんとんなんかはつくってるな。
餅は近くの和菓子屋に頼む。
池波作品に正月料理が出てくるのはあったっけ?
(と無理やりスレ違いを避ける)
850 :
無名草子さん:2006/01/24(火) 23:19:11
また通販生活〜?
あれ層化楽貝と癒着してるから好きじゃないんだよね
最悪や
あげてもーた
ところで「まんぞく まんぞく」て面白い?
ネタばれ抜きで感想教えてくださいな
好意的な言い方をすれば、親心や周囲の心配も分からず、我侭放題に生きてたはねっ返りの嫁き遅れが
自分の責任と、武家の女としての分を知って反省する話。
・・・なんだけど、若者から見れば
「人間が、親同然の人を思う自分の正しい感情を持ってなにが悪い」
「女の幸せを家庭に入るとしか理解できない頭が古臭い」
「一人一人の幸せを犠牲にしてまで守らなければならない家なんて滅んでしまえ」
「女がどんな恰好をしようとも本人の勝手だ。これだからジジイババアがウザい時代はry」
と、非難囂々じゃないかな。
自由な恋愛だの自由な結婚だのというより、
本来捨てられてもおかしくないのに、愛情を持って成人まで面倒を見てくれたのに
出来る恩返しをしないのは時代がどうというより、ただのバカなんじゃない?
せっかく東京へ行ったのに
鬼平めぐりのひとつもできないまま終了してしまったorz
やはり仕事にかこつけて、という浅ましい発想がダメだということか
そのことよ
池波も言ってるじゃん、旅行にきたら当初の目的以外のことは一切するなと。
今度は鬼平めぐりのためだけにくるんだな。
鬼平の文庫本を一冊だけ買うとしたら何巻?
1番面白い巻を教えてください。
>>858 2巻
谷中・いろは茶屋 で木村忠吾が活躍
人は悪いことをしながら〜の池波節も
でてくる。
長編『迷路』だろうか。
辰蔵好きだし。
861 :
無名草子さん:2006/02/02(木) 00:33:06
>>858 どの巻も普通に面白いが、飛び抜けて面白いって巻はないかもなあ
基本的に池波節はいつも変わらないし。
どっちかというと、贔屓の人物や場所に心惹かれて買うというのが多いかも。
忠吾や辰蔵のように、巻を経るごとに成長が見られる人物も多いし。
そのことよ
お前、すまぬが台所へ行って酒のしたくをしておくれ
何の話してんですよう
毛饅頭のことを、な
何を言っていやぁがる
868 :
無名草子さん:2006/02/05(日) 18:18:17
はて・・・
もしやすると・・・・・・
げぇっ……
(これぞ……)
あれまあ、怒りなすったかえ?
そのことかえ?
「む!」 抜き打ちの一閃
そろそろ飽きてきたので元にもどしてくれ
↓
自演して荒らしてた馬鹿が偉そうに。
鮪の刺身をわざと残して、わさび醤油に漬けて、
翌朝の飯の時に焙って食べた方はいますか?
薬味は勿論粉わさびで。
私は焙らないで、茶漬けにしています。
焙った方がうまいのだろうが、こちらは朝の時間がないサラリーマン・・・
スレ違いなのはわかっていますが、氏の書き物の魅力は、食い物の描写が「なくてはならぬ」ものだと思います。
皆様は池波小説やエッセイに描かれている料理で、試してみたり、食した料理・料理店はありますか?
鍋に出汁をはって、千六本に刻んだ大根と浅蜊をさっと煮て食うのはやった。
>>880さん
私もやりましたよ。
しかし、「忙しい」というのが実感でした。小鍋では。
アサリの出汁で味は充分なのですが、大酒飲みには休暇が無い鍋でした。
アサリを入れて、大根を掴み入れて、引き上げて、薬味をかけ、そして酒と。
同じく大根を使ったものでは、味は薄くとも、大根のみを出汁で煮て、醤油をかけたもののほうが、二日酔もなくうまかったので、今でもやっています。
以上、スレ汚し失礼。
池波自身
「自分の小説で食べ物は季節感の描写のためのものに過ぎないのに、読者はこれはどこで食べられるかだとか
作者は食通でグルメだとか、そういうことにしか興味がないようだ」、なんて愚痴ってたな。
たまたま東京に住んでるから連雀町の店だのムルギーだの言ったけど、うまいことはうまいが別に特別安いわけでもないし、普通にいい店ってだけだ。
池波が死んで15年経って、代替わりしている店も多いし、没落した店もあれば商売に走って味が落ちた店もある。どことは言わないが。
自分では滅多に作らない。池波が「最近は素材もまずいし季節感も失せた。冬場の茄子がなんでうまいことがあろう」
だなんて言っていた、その「最近」からさらに20年30年経って、特に東京なんかでは池波が瞠目したような料理なんてまず食えないし。
>>882様
しかし、池波氏自身が幼少時から「食」に対して、並々ならぬ関心を抱いていたのは事実でしょう。
氏の食に関するエッセイが通俗的なグルメガイドと違っていているのは、幼少時からの食体験を絡めた上で、平均的な行きつけの店や、およそグルメらしからぬ料理を取り上げていたことですよ。そしてほめるだけではなく、「舌に合わぬ店」はそのまま(匿名)で記す。
時代小説では季節感を出すための手段だったとはいえ、「食」への執念があるからこそ、氏の食に関した文章は命をもっていると思うのだが。
「素材」や「代替わりして云々」には特に異論はありません。
ただ「白米」だけは今の方がうまいのではないかと思いますよ。
884 :
無名草子さん:2006/02/07(火) 22:26:07
>>882 > 「自分の小説で食べ物は季節感の描写のためのものに過ぎないのに、
だったらあんなに細々と描写するなよw
885 :
無名草子さん:2006/02/08(水) 00:04:02
>>882 ムルギーって、インパール作戦に行った人が、戦地で味を覚えて戦後に作った店だっけ?
そうだっけ?池波も懇意にしてたご主人が亡くなられて、奥さんだけで味が落ち
一時期は衰亡の極みにあったそうだけど、先代の娘さんに当たられる方が味を復活させ
最近はなかなかに商売繁盛のようです。
何度か行ってみたけれど、量はかなり、味もなかなかだった。奥さんの味はよく知らないが、
後娘さんが気さくな人で、たまたま客が途切れたときに行ったらカレーをサービスしてくれた。
惜しむらくは、百軒店という立地は渋谷で遊ぶ人たちにとっていまいち遠いのと
周囲が風俗店ばかりという状況。
作家だって人間だから気持ちは変わるよ。
書いてる時は、それは食い物の描写を楽しんでるのさ。
味に執着があったのもそのとおりだね。
ただ、そこのみを問題にされると、気恥ずかしいのと、作家としてこういう本筋と離れたところを話題にされると、まるでストーリーはどうでもいいように思われてる気になるから、あえて反論したんじゃないかな。
>>880 漏れもそれやって喰ったが、泣きたくなるほど不味かったorz
出汁がまずかったのか、アサリが駄目だったのか
その日は悲しくふりかけ御飯に変更
>>884 食い物は好きだから描写するが、ただ食い物を書くためだけに小説を書いてるわけじゃないってこった。
テレビや本で池波をグルメの代表格、食通みたいに書いてるところが多いけど
どこが?と思ってしまう。
気取った高いところへ日参してたでなし、普通のうまい店に行ってうまいものを食ってただけだろうに。
なんて愚痴ってみたのも、今日馴れ馴れしく話してきた人が自称池波好きの食通さんで
デートの誘いのつもりか、六本木のどこそこへ行こうとうるさかったからだけど。
あんな高い割においしくないところ、二度と行くもんか。
>>888 出汁だねえ。
>>881にもあるように、浅蜊の出汁が重要。
それも人によっては大根だけのほうが好みだろうし。
鰹節と昆布でがっつり出汁を取って、ポン酢で食うとまずまずいける・・・ってそりゃただの鍋か。
892 :
:2006/02/08(水) 17:27:30
千六本って刺身のツマみたいな細さ?
そんなに細くない
894 :
無名草子さん:2006/02/08(水) 17:53:01
895 :
:2006/02/08(水) 20:40:36
>>893-894 ありがとうございます。
自分も今週末挑戦してみます。
出汁は液体パックで売ってるうどん出汁をちょっと
薄めて使ってみようとおもいます。
>>895 薄めなくてもいいような気がする。なんだか本に書いてある小鍋立てとは
微妙に違う気がするけどそれはそれで美味いと思う。とはいえその液体スープ
次第か・・・・
あぁあとそれに柚子胡椒とかいれると更によさそう。
うんこしたい
1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/02/09(木) 02:34:52.98 ID:BaeteyVF0
でもうんこ出ない
2 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/02/09(木) 02:35:08.57 ID:JgBRiHav0
うーん、こまったね
おいしいものいっぱい食べて……('(゚∀゚∩ なおるよ!
>>891 やっぱ出汁か。次は良い鰹節で取ってみるとするかのぅ。
これだけではナンなので。
「時代劇時代小説好き。池波万歳!」の俺。
年に2〜3度は鬼平を全巻読み直す。
したら「そのイケナミって意味がワカンネ。趣味が年寄り臭い」と言われた。
”時代物や池波は年寄りだけの物”と誰が決めたんだワアアァァン(`Д´)!
>>899 なんだその出来損ないの作文は?
朝起き抜けにカルピスを飲み近所の商店街を一往復四十分ほど散歩してからか、
二合ほど酒を呑み夕飯をしたためて二〜三時間眠った後夜食をとってから書き直せ!
大丈夫、池波も
「私の小説を学生が読んでいるとお前老けたなどと言われるようだ」なんて書いてるよ。
902 :
無名草子さん:2006/02/12(日) 14:01:23
そのことよ
小学生の頃から読んでる俺の存在って
別に。たいしたことでもない。
俺も親が好きで揃えてたから、小学生くらいには読んでたよ
むしろ現代の歌手の名前を覚える前に、大河内稔と入江たか子の名前やら
ルノワール兄弟やジュリアン・デュヴィヴィエの名前を覚えてしまった。
鬼平20 おしま金三郎
ツンデレキタコレ!!
>ツンデレキタコレ
何かの呪文なのか?さっぱりわからんが。
>ツンデレキタコレ
反対から読むと………
さっぱり解らん!
910 :
無名草子さん:2006/02/14(火) 19:07:48
そのことである。
鐘ヶ淵の大先生ならご存知かもしれませんな
いい加減、三文芝居はやめたまえ。
どこの莫迦かはしらないが。
>>907 「助太刀」のお峰もツンデレと言えないこともない
池波作品の登場人物は「うふ、ふふ…」以外に笑い方を知らないのでしょうか?
爺ちゃんちに池波氏のが置いてあった事に今更気付き驚愕した
買わなくても良かった訳だorz
今日から丹波大介を読み始める予定
夜半が楽しみでならぬ
916 :
無名草子さん:2006/02/16(木) 07:40:34
917 :
無名草子さん:2006/02/17(金) 03:38:30
丹波大介読んだあとは是非火の国の城を!最高におもろい
今日鬼平スペシャルだったのかよ_| ̄|○
マジで?!
一瞬TVにでた番組をきちんと見ればよかった・・・
920 :
無名草子さん:2006/02/18(土) 02:10:31
俺はビデオに録ったぞ。むろん、な。
明日、おもうさま楽しむことにしようかえ。うふ、ふふ…
922 :
無名草子さん:2006/02/18(土) 09:38:14
吉
右
衛
門
様
愛
し
て
い
ま
す
彦十も佐嶋もいない鬼平なんてねえ。
>>921 池波情報はここに来れば大抵手に入ると思ってて油断した
まさか常識過ぎて話題にものぼらんとは思わんかった
925 :
無名草子さん:2006/02/19(日) 10:08:23
926 :
無名草子さん:2006/02/19(日) 10:37:28
927 :
無名草子さん:2006/02/19(日) 10:53:57
上で播磨屋のパパを「白鵬」と書いていたのがいたが、
「白鸚」が正しいぞ。先代の幸四郎とかけばそれほど難しくはない。
白鸚を名乗って程なく亡くなってしまった。
「スパイ武士道」読んだ。
いつものごとく伏線ほったらかしで、かえって潔いな。
まあ、ひどい言い方をすれば彼の書き方は行き当たりばったりそのものだが
それで無数の作品をきちんと読み応えのあるものにしているのがすごい。
うちの大学にフレッド・アステアが大好きだ、という講師がいた。
正直、アステアについて大学の講師と語り合えたのは驚きだな。
>>929 ご都合主義こそ王道だと思わせてくれる展開も好きだ
>>930 フレッド・アステアは俺も大好きだが
どこのスレと間違えたんだ?
なんかNHKで池波せんせの特集?やってたらしいね
再放送あるんだろうか?それともNHKのことだから再放送だったんだろうか?w
933 :
無名草子さん:2006/02/24(金) 15:58:47
>>932昨日の午後でしょう?
山本一力さんが語り手となって、池波さんのことはなしてましたよ。
口の右端、ねりねりが・・・。
前放送された奴じゃない?
中年の男の作法がどうのこうの、ってことで
一力が、見てきたかのように偉そうに語るだけの番組でしょう。
池波について偉そうに語る前に、執筆態度と作品の売り上げを池波なみにしてほしいもんだ。
>池波について偉そうに語る前に、執筆態度と作品の売り上げを池波なみにしてほしいもんだ。
俺が思うに、偉そうに、というか、自分が池波の跡を継いでるような
語り口をしなければそれでOK。
作品の売上を池波なみというのは、とんでもない要求だし、
そこまでの期待は彼にはない。
1,2冊しか読んだことはないけど、作家としてはうまいと思ってるよ。
それ以上の感想はないけど。
そう考えれば長谷川伸はすごいね。
彼の門下には名を成した人が数多いる。
池波は、誰かが門下だとか誰かの先生だとかいう意識とは生涯無縁だったと思うが
生きてる人間が勝手に弟子面するのは実にかっこ悪い。
長谷川伸は作品が入手しにくいので
それほど読んだことがあるわけじゃないのだが、
股旅もので義理人情だけの話なのかなとか思って読んだら
ぜんぜんそんなことはなかった。
端的な語り口はさすがだった。
938 :
無名草子さん:2006/02/26(日) 08:29:57
でっぷりとした50男って何人いるの?
939 :
無名草子さん:2006/03/02(木) 14:01:05
一力なんざ、池波が蔑称するところの
「ちゅっぱちゃっぷすのまちゃこふ」にすぎないってことよ。
940 :
無名草子さん:2006/03/02(木) 14:25:06
作家に作家語らすことないよね。
小説作法・手法についても、細部の知識についても、
このスレッドの住人のほうが一力より上だし(笑。でも本当にそう思う)
昔みたいに情報がない・教育が行き届いてない時代なら、
作家に解説してもらうのもよかったかもしれないけど。
今は情報入るし、このスレッドでもたびたび池波さんの作品について、
創作手法について鋭い意見が出てるしさ。
いずれにせよ、大人が楽しめるフィクションってなくなるのかな。
ガキに文芸賞やる時代だもんな。
そりゃ、大人になりゃフィクションつまらなくなるけどさ。
それでも読ませてくれる作家でないかな。
漫画に読者とられてるのも事実だけどさ。
941 :
無名草子さん:2006/03/02(木) 15:47:50
なにはともあれ、
「山本一力と山本竜二の見分けがとんとつかねえ…」
彦次郎なのである。
山本一力さんのNHKの番組みてから初めて池波正太郎さんの本を手にした。
剣客商売・辻斬り。一気に読んだ。面白い。鴨めし食いてぇ。
ネギの味噌汁だと大してうまそうでもないけど、
根深汁だとうまそうに聞こえる不思議。
剣客商売読了して初めてのカキコです。
「剣の誓約」で些細な疑問。
嶋岡の手紙を持って、大治郎が柿本宅を訪れた時の
三弥の態度です。
「柿本先生の御返書です」
(略)おのれの師を他人の前で「先生」と敬って呼ぶ。(略)あきれはてたものだ。
と、三弥の非常識を指摘した地文ですが、
浅学な自分にはどうもピンと来ません。
他社の人に対して「柿本部長のご返信です」
というような非常識っぷりでしょうか。
三弥は「柿本の返書です」と言うのが正しかったのですか?
そういうこと。
大治郎は師匠の客なのだから、客を立て師をわざと謙遜するのが礼儀として当たり前。
現在では日本語は少し乱れつつあるけど、
それだけに今のビジネスマナー以上に礼儀作法には厳しかっただろうな。
果し合いなんて、礼儀を守らなければ殺し合いでしかない。
正確には
果し合いなんて礼儀を備えた殺し合いでしかない
なるほど。
勉強になりました、ありがとうございます。
先生という言葉の使い方に時々引っかかるのですが
私の日常生活では教師と医者くらいしか
そう呼ぶ相手がいないので違和感が発生するのだと思います。
今日は「辻斬り」を読む予定です
>>949 池波ワールドでは先生って言うとまず浮かぶのは剣術の道場主か、
悪者の手先の無頼浪人。
>>948 ごく当たり前のことを、何を知った風に抜かしているのだ?w
三冬とツンデレしたいってことだ
>>952 でも池波本人の考え方としては
「いい大人の女が男勝りに振舞ったり、礼儀や礼節をわきまえない言動をするのは馬鹿」
とはっきりしてるからな。
もしや池波は男尊女卑でマザコンかえ?
まぁ昔の人だしな。
まず男尊女卑ではない。
男には男の仕事があり、女には女の仕事があると考えているだけ。
その活躍の場が仕事と家事育児で違うわけで、
それに応じた態度を取れない人間は軽蔑していたと思うよ。
マザコンというのも違うだろう。ジャイアンとジャイアンの母という感じだ。
>>956 ただ、現在だと池波的な男女の区別の仕方は男尊女卑と
取られやすいんだよな。
958 :
無名草子さん:2006/03/14(火) 02:12:26
>>957 表現の仕方が男尊女卑に見えちゃう表現の仕方だからなぁ。
それはしょうがないだろうね。
池波も自分の考えはあくまで池波の時代の常識であり、
現代の男には実行不可能だ、と書いてある。相互理解や妥協は無理だろう。
まして今は、池波が「わけわからん」と言い切った現代の若者とやらが
老人になりつつある時代だからな。
うちも「まんぞくまんぞく」を彼女に読ませてみたら
「なんで堀真琴が作者や作中の親に悪く言われるのかわからない。
父親同然の男の人を殺されて復讐しようとしてるだけなんでしょ?なんでいけないの?」
と言われたよ。
常盤新平の解説がウザー
>>960 今日ちょうど「剣客商売@」を読み終えて解説を読み進めていて自分もそう思ったよ。
ネタバレされちゃった感の否めない内容まで書き込まれてた・・orz 誰と誰が結婚
するとか・・たいしたことじゃないかも知れないけど、楽しみを削ぐような事はしないで
おくれよ・・
新装版とか、初出から時間が経って再び発行されるものの解説ってのは
剣客商売に限らずそういうのが多いと思うんだけど。
964 :
961:2006/03/22(水) 16:21:57
>>962 そういうモノなのか・・
普段あんまり本読まないからそういうものだとは知らなかったよ。
これから時の経った本を読むときは解説に注意することにするよ(´・ω・`)
勉強になった。
966 :
無名草子さん:2006/03/32(土) 01:01:21
保守
四月馬鹿の日記念。
今鬼平読んでます。
と言ってももう随分前に図書館で借りて読み終えたのですが、今は1冊ずつ買って読んでます。
何回読んでも飽きませんね。
>>963 興味津々
江戸の暗黒街買ったんだが、体調不良で読む気が起きない。
谷中首振り坂を買ったが1ページ目から古語?が出てきて読むのが億劫になった。
それ以来読んでない
時代小説初挑戦だったのだがね ∩( ^口^;)∩オテアゲー
久々に本でも読もうと、藤枝梅安をひっぱり出してきたら
その日のニュースでドラマ化を知る。
楽しみだなぁ。
「おとなの週末」が
池波氏が行った店ってテーマで2ページくらい特集しとるよ
972 :
無名草子さん:2006/04/23(日) 10:47:35
つらい時、苦しい時に池波作品読んでいる。
読んでると、気持ちが静まる。これからも
ずっと読むと思う。
973 :
無名草子さん:2006/04/27(木) 21:08:00
御頭に会いとうございます。
あい、あい。
剣客商売を読んでおるんだが
それこれだったら
「・・・」
ということだろう
って場合と
それこれだったら
(・・・)
ということだろう
の「」と()で何を基準に使い分けてるのかわからんのだが
皆さん、お墓参りには行かれますか?
短編集しか読んだことがない初心者です。
「あほうがらす」「おせん」「殺しの掟」「抜き打ち半九郎」、どれも大変面白かったです。
次にどの本を購入しようか迷っているのですが、オススメなどありましたら教えていただきたいです。
真田太平記はぜひ読んでもらいたい
979 :
無名草子さん:2006/05/15(月) 10:05:11
(≧▽≦)
980 :
無名草子さん:2006/05/15(月) 10:16:46
ルノワールが好きなんだって? 何でか?・・・
ゴッホ