私は、研究室で突然三島の死を聞いたとき、どういうわけかすぐに連想したのは、高山彦九郎であり、神風連であり、
横山安武であり、相沢三郎などであった。
これらの人々の行動はいずれも常識を越えた「狂」の次元に属するものとされている。この「狂」の伝統が
どのようにして、日本に伝えられているのか、それはまだだれもわからないのではないだろうか。ただ、すべての
「異常」な行動を「良識」によって片づけることは、これまでの日本人の心をよくとらえ切っていない。日本人は、
否、人間は、自分の内部の「狂」をもっと直視すべきではないだろうか。
三島は私の知るところでは非常に「愚直」な人物である。私のいう意味は、幕末の志士たちのいう「頑鈍」の
精神であり、私としてはほめ言葉である。(中略)
私は三島をノーベル賞候補作家というよりも、その意味では、むしろ無名のテロリスト朝日平吾あるいは
中岡良一などと同じように考えたい。
橋川文三「狂い死の思想」より
3 :
吾輩は名無しである:2011/07/30(土) 17:51:04.59
新国立劇場『朱雀家の滅亡』、2011年9月20日〜10月10日
「エウリピデスの『ヘラクレス』をベースに、太平洋戦争末期のある華族の滅亡を描く三島由紀夫晩年の名作を上演します。
新国立劇場演劇公演 2011/2012シーズンオープニングに三島由紀夫作『朱雀家の滅亡』
昨年、演出家の宮田慶子が新国立劇場演劇芸術監督に就任し、話題の作品を次々と世に送り出した。そしていよいよ、二年目となる2011/2012シーズンがスタートする。
2011/2012シーズンオープニングには"日本的なる美"を探究していく3作品連続上演「【美×劇】−滅びゆくものに託した美意識−」を企画。
その第一弾として、宮田自らが演出を務める、三島由紀夫・作『朱雀家の滅亡』が上演される。
本作は、三島晩年の名作。美しく滅びゆく、ある華族の物語。舞台は太平洋戦争末期の、長年天皇家に仕えてきた名門侯爵家・朱雀家。
国家や天皇への忠誠を貫くため息子を戦地へ送り出す男と、それへ真っ向から挑んでいく女たちの価値観がぶつかり合い、各々が葛藤する様を生々しくシャープに描き出す。
前スレ
>>999 へー、三島父はナチスシンパだったんだ、三島によれば。 ナチスのことは
『伜・三島由紀夫』、続編『伜・三島由紀夫 没後』 には、まったく載って
いなさそうだね。
>>3 9月下旬からか。朱雀家の滅亡、日本のとある劇場で上演したら、若い人に
とっても受けたって、ドナルド・キーンが書いていたね。
>>4 ナチスドイツ好きだったことを言うと、軍国右翼だとか非難されるおそれがあるからあえて書かなかったのだと思います。
韓流・フジテレビ に「物申す」の方々、是非、拡散を!
★2ちゃんの有志がフジテレビへの抗議デモを決行!
参加条件は君が代を歌えること
日時: 8月7日11時〜13時 集合場所:お台場
9 :
吾輩は名無しである:2011/08/01(月) 03:36:00.44
高岡蒼甫って映画「春の雪」では本多の役をやり、
今度の舞台の「金閣寺」では柏木の役やっているんだな。
重要な副人物をどちらでも演じている。
三島作品専属俳優になったらいいかもね。
@tkok_sosk_8228: 三島由紀夫さんがこう言った。
日本はなくなって、その代わりに、無機的な、からっぽな、ニュートラルな、中間色の、富裕な、抜目がない、或る経済的大国が極東の一角に残るのであろう。
戦後60年以上経ち尚、
人は考える事を拒絶している。
その中に自分も存在してる。
12 :
忍法帖【Lv=7,xxxP】 マグナ ◆i.K3ZM.pZo :2011/08/01(月) 12:58:36.34
三島のことばを引けばいいと思っている馬鹿も同じ程度だとは思うけどな。
13 :
吾輩は名無しである:2011/08/01(月) 13:33:34.75
高岡もあんまり粗雑な単純化された三島思想を振り回さないほうがいいとおもうな。
足をすくわれるぞ。
俳優として頑張ったほうがはるかに日本のためになる。三島の作品に出たっただけで誇ってもいい。
ネトウヨ層はそういうのとんと関心ないからな。
>>13 別に粗雑、単純化してないでしょう。
三島の評論や檄文もすべて三島由紀夫ですからね。
@a_i_jp: .@tkok_sosk_8228 高岡蒼甫さんがフォローしてくれた。ありがとう! 作家の中森明夫です。
三島由紀夫が『金閣寺』を連載した雑誌『新潮』に昨年、小説『アナーキー・イン・ザ・JP』を発表して純文学デビュー。三島由紀夫賞候補になりました。高岡さんを応援してます。よろしく!
単純化もなにも元々そんな複雑なものではないでしょう
思想そのものはいたってシンプル
やたらと複雑化したがるのはどうかと思いますよ
憂国読んで思ったわ。
三島由紀夫が深く腹を斬ったのは、森田が介錯に失敗することを予見したからだな。
介錯に使われた刀は、ご存知のように「関の孫六」でした。書店の御主人の舩坂弘さんから寄贈されたものです。
そのため、舩坂さんは警察に呼ばれたわけですが、そのときもう一度実物を見せてもらったところ、奇妙なことに
柄のところが金槌でめちゃくちゃにつぶされていて、二度と抜けないようになっていたそうです。これはいったい、
何のためなのか警察でも見当がつかなかったようです。
ところが、その後の調べで、伜の周到な処置であることが判りました。
というのは、こういうことです。伜は死ぬのは自分一人で足りる、決して道づれは許されない、ましてや
森田必勝君には意中の人がいるのを察し、彼の死の申し出を頑強に拒否し続けて来た。しかし、森田君は
どうしても承知せず、結局、あんなお気の毒な結果になってしまったのです。そして、森田君の希望により
伜の介錯は彼にたのむ手筈になったものの、かねてから介錯のやり方を研究していた倅の眼から見ると、
森田君の剣道の技倆はおぼつかないと見てとったのでしょう。かんじんのとき、万一にも柄が抜けることのないよう、
ああした処置をして彼に手渡したのだそうです。まことに用意周到をきわめたものです。自分自身が割腹に
使用したのは、かねて用意の鎧通しでした。
平岡梓「伜・三島由紀夫」より
・・・・・三島パパ、随分とクールだな。
お父さんも、確かにどこかおかしいな。
森田さんはオッチョコチョイそうな笑顔してますね。
23 :
吾輩は名無しである:2011/08/02(火) 21:29:28.09
三島由紀夫のたしか文章読本だったと思うんだけど、紹介されてべた褒めされてた本が思い出せないんだ・・・
内容は、子供が夜中に留守番?だかしてるときに、突然大入道みたいなのが空から飛んできて、
玄関でその子供といろいろ会話をしてうんぬん・・みたいな
何か分かるかた教えてください
多分、稲垣足穂「山ン本五郎左衛門只今退散仕る」だろう。
因みに、ンは小字で、「さんもと」と読む。
「文章読本」じゃなく、「小説とは何か」にあるな。
訳知りに書いたが、当の作品を読んだことはないw
25 :
吾輩は名無しである:2011/08/02(火) 22:24:36.12
鶴屋南北か?
三島自身が、誰のよりも父の眼を最も意識していたのかもなw
26 :
吾輩は名無しである:2011/08/02(火) 23:27:11.41
息子の割腹の知らせを聞いた平岡梓の「若輩者めが!」の大喝と
痰吐きの音が聞こえてきそうだな。
そこに五味康祐の小説に出てくる老忍者や武芸者の老獪さを見るようなw
「用意周到」なのは、むしろ三島ではなく、平岡梓自身だったろう。
27 :
吾輩は名無しである:2011/08/02(火) 23:29:53.26
やまんもとだった!
ありがとう
28 :
吾輩は名無しである:2011/08/02(火) 23:31:01.65
やまんもとじゃねえさんもとか
とにかくありがとう
29 :
吾輩は名無しである:2011/08/02(火) 23:33:12.10
さんもと。
>>26 何その妄想。お父さんはただひたすら息子の生存を信じて、「介錯」を「介抱」と見間違えたり、
なんとか腹を縫い合わせて助かることを祈ってますよ。
>>20 その法案に断固反対。
URLにアクセスして署名したいが 規制妨害 されてないか??
そのリンク先まで 辿り着けなくされてない?
その状態で戦争が始まった場合のことをいっているのでしょう。
発射する側に躊躇がなくなって、より危険です。
>>37 先進国が途上国を攻撃するに当たって正当な理由になってしまうから、という意味ですか?
三島由紀夫は基本的に反戦論者なんですね。あれだけ酷い目にあわされれば当然ですよね。
>>39 迎撃できるとなると、最初に打たせるように仕向けたりすることもあるかもしれないから、そういうこともあるかもね。
三島は日本という高い文化の国がなくなることがいやだったから、ただ平和、平和と言って非武装主義の反戦論者とはだいぶ違いますよ。
はい。
あらゆる国が核武装していく中で、一国だけが核武装をしないということは、国家としての独立性も安全性も脅かされてしまう。
ですが、他人を殺してしまうことと、他人に殺されてしまうことは同じ出来事だと思えてしまいます。どちらも正しい出来事だとは思えない。
疑心暗鬼から他人を殺害して生きるより、他人に殺害された方がマシなのか?
非武装主義は他人に殺されてしまうことを選択してしまってるわけで核武装論者は他人を殺して生きることを選択してしまっている。
この疑心暗鬼の緊張感は、女である私の理解を超えてしまいます。嫌な現実はシャットアウト。
(V)∧_∧ (V)
ヽ(・ω・)ノ やっぱり国防は男性の役割だな。
. / /
ノ ̄ゝ
ザリガニさんは男の子かと思ってた。
スイスのように永世中立であり戦争はしません、そのために
軍事力を強固なものとし徴兵制とする。
単純に考えて、これが理想のようにも思えるのですが。
武装中立と、スパイ防止法は必要ですね。
なぜスパイ防止法の法案が通らないのか、不思議な国だよ。きっと国会議員そのものにスパイがいるんでしょう。
あんな無能なスパイなんているだろうか?
無能だからスパイなんかするんだよ。
司会(松本徹):三島さんは、どんな印象でしたか。
本野:非常に頭のいい人でした。特に文学に関しては並ぶ者がいない。
六條:それは、誰もが認めてましたね。
(中略)
司会:三島さんは、戦争中でありながら一種の文化言論活動のようなことをやっていますねえ。
本野:それは彼が反抗的気質だったとか、周りの者に動かされてということではなかったと思いますよ、文化とか
言論とかに対して純粋な気持ちがあって、それを学校の中で実現しようとしたら、ストップがかかったという
ことだと思います。(中略)
司会(佐藤秀明):この一連の出来事に関連してだと思いますが、この時期の平岡公威はだいぶ感情が高ぶっていて、
総務部総務幹事を辞めたいと清水先生に手紙でぶちまけています。
六條:そういう手紙が残っているんですか。清水先生とはツーカーでしたからね。僕らには見せない顔を見せて
いたんですかねえ。
司会:(三島は初恋の園子と)学習院の友人の妹として知り合って、手紙のやりとりをするようになり、彼女の
一家は軽井沢に疎開するんです。(中略)そこへ三島が、主人公がですね、訪ねて行くんです。それで旧軽井沢の
ゴルフ場で接吻をすると書かれています。だけど、この恋愛は実らずに終わってしまって、三島はずいぶん
苦しんだようです。だから戦後は、辛い出発をしなければならなかった。
本野:まあ、あの当時でもそういうことはあったでしょうね。これは僕個人のことなのだけれども、一学年下に
黒田っていうのがいたでしょ、黒田一夫。その妹と僕が恋仲になって、だけど彼女が亡くなってしまったんだ。
それはショックでね。昭和二十年頃だったんだけれども。そのとき平岡に話したのかな、よく覚えていないけれども、
彼からお悔やみの手紙をもらったんですよ。なくしてしまったんだけどね、残念なことに。それがことのほか
よい文章でね。自分のことがあったあとだから、ああいう手紙が書けたのかなっていまちょっと思いましたね。
本野盛幸、六條有康「同級生・三島由紀夫」より
司会:(三島は)高等科では総務部総務幹事になっていますでしょ。四人の幹事のうちの一人です。集会などで
号令をかけたり、挨拶したり、そういう点では目立っていたのではないですか。
本野:いや、そんな記憶はないですね。目立つということは、彼の場合はほとんどない。
司会:高等科で、さっき話の出たお芝居を書いてますね。それで演出もしている。そういう点では、ある面の
中心的な存在だったのではないですか。
六條:それはね、小説や演劇のこととなれば、彼の右に出る者なんかいないんですよ。その点ではもう別格。
それだけはみんなが一目置いていた。
本野:成績もね、僕らがどんなに勉強しても絶対に一番にはなれなかった。全然違うんですよ、彼の一番は。
記憶力とか理解力とか群を抜いていた。二番を引き離した一番だったんです。ましてや文学に関しては全く
次元が違う。
司会:ということは、性格的にリーダーになるとかいうのではなくて、お芝居となれば、身につけたものや才能で
平岡を据えるのが当然だということになっていたと、こういうことなんですね。
六條:ええ。
本野盛幸、六條有康「同級生・三島由紀夫」より
本野:彼は優れすぎているというか、異なりすぎているということですよ。それで彼は優越感をもつとか
そういうのでなくて、自然に優れていたということでしょうね。
司会:三島の側から言いますと、外務省なり文部省なり社会に出て仕事をしている人たちがいて、自分はもの書き
という特殊な立場にいて、何というかコンプレックスのようなものをもったのではないか。文学者というのは、
本当の意味での一人前の社会人ではないんじゃないかという意識ですね、そういうものがあったのではないか。
本野:彼とは割と簡単に話もできたし、間に垣根があるという感じでもなかったんですよ。でも、彼は自分の
世界を持っていたんですね。
司会:いや、石原慎太郎との違いということにもなるかもしれませんが、実社会の中で何かをするという意識を
ずっともっていたのではないかと思うんです。(中略)
(そして、その)行動が象徴性のレベルになってしまう。芸術家の行動というのは象徴性というところへ
行かざるをえないんじゃないかな。
これは僕自身の気持ちが入っているのですけれども、少年のときから文学の世界を目指して、それで
文学の中でやってきたんですが、いまの歳になると一種の空しさみたいなものを感じるんですよ。実業の世界で
生きている人は、何か世の中に痕跡を残していて、小説家がやってきたことと言えば言葉をただ並べただけだと
いう空しさですね。そんなものが三島にはあったのではないか。空しさをあえて突き抜けてみせるという意志が
あったように思います。
本野:空しいという感じは超越していたと思うなあ。(中略)あれが彼にとって自然な姿だったんじゃないだろうか。
昔彼と話をしていても、全く偉ぶった感じがしない。そのまま別の世界にいるという感じだった。あなたもそうでしょ。
六條:うん、そう。平岡は平岡でしたよ。それでいて我々とは全然違うんだ。それがすごいことだとみんな
感じているんだけれども、学校ではね、そういうことは小さなことだったんです。頭がいいとか、文学をよく
知っているとかは。
本野盛幸、六條有康「同級生・三島由紀夫」より
司会:この間、演劇で三島と関わった和久田誠男さんの話を聞いたんですが、宇宙人じゃないかと思ったと
言ってました。会っているときはそうは思わないけれども、家に帰って三島さんのことを思うと宇宙人としか
思えないと言うんです。いまのお話は、そういうところと関係しますね。三島さんのそういう面が現れるのは、
高等科からですか。
六條:そうねえ、中学のときはたわいもない子どもでしたよ。むしろ北条浩の方がずっと弁が立ったし、
理屈っぽかった。
司会:北条さんというのは、創価学会の会長になった人ですね。
六條:ええ、学習院を終えて海兵に行って。北条はよく平岡に食ってかかって、口論というか口喧嘩をしていましたよ。
司会:三島というのは、やっぱり天才と言うしかない人だったと思うのですが、それがどういうところで
形成されたのか、そこが知りたいですね。
六條:それはね、清水先生の感化ですよ、清水先生にもそういうところがあったんです。
本野盛幸、六條有康「同級生・三島由紀夫」より
六條:岩田先生も(三島に)目をかけたでしょうが、岩田先生や佐藤文四郎先生は、清水先生とは違いましたね。
(中略)「輔仁会雑誌」に書いて清水先生に認められ、「文芸文化」に小説を発表することになるのですけれども、
あの清水先生に認められ可愛がられたというのが、大きかったんだと思いますよ。
司会:なるほどねえ。三島由紀夫がいたから清水文雄がいたんじゃなくて、清水先生がいたから三島由紀夫が
いたということですね。
六條:「輔仁会雑誌」に平岡の書いたものが載るでしょ。われわれからすれば平岡のが載るのは当たり前だと
思っていましたよ、平岡もそんなふうでしたよ。だけど、僕らには、彼の書くものが分からないんだ、難しくて(笑)。
司会:清水先生を読者だと思って書いていたんでしょうね。
六條:だから、僕らの前ではひょうひょうとしていましたよ。体が弱かったけれども、コンプレックスなんか
もっていなかったみたいですよ。驕らないし見下しもしないし、卑下している様子もなかった。ひょうひょうとして
当たり前の顔をしていました。
(中略)
司会:中等科から高等科にかけて、四歳年上の東文彦と三島は親しくなります。(中略)(三島は)自分の作品が
くだらないものに思えたとか、そういうことも書いています。だから、自己評価も素直で、また思うように
ならないことにはどんどん愚痴を言うといったタイプだと思っていましたが。
本野:そういう相手もいたんでしょうね。僕らにも愚痴を言ったのかもしれない。でも、愚痴に聞こえなかったんだね。
六條:彼は意志が強かったからねえ。(中略)
本野:それとね、家柄というんでしょうか、彼は普通の家でしょ。やはり華族の子弟との違いというのが
あったように思いますね。彼が優秀な人間だったということを関連づけてみると、そう思います。(中略)
あなた(六條さん)のように京都の古い家柄の華族とはやはり違う。(中略)反面、だけど俺の方ができるぞ
といった気持ちですね、そういうのが三島にもあったんじゃないかと推察します。
司会:それは確かにあっただろうと思います。あったから『春の雪』といった小説が書けたんですね。
本野盛幸、六條有康「同級生・三島由紀夫」より
現実を突きつけても現実から逃避して真実に逃げ込んで、
まとめwikiはほとんどの人が理解できない内容になっていて
アジビラ状態で態度を改めないし反省もしないし意思疎通もできないし
アクロバティックな責任転嫁と精神勝利法を繰り返し世間より一層厳しい
批判に晒されても真実に逃げ込みさえすれば救われてしまうため
現実で救われることがなくそのためますます孤立感を高め
また世間は呆れ返るばかりになり悪質というか稚拙なデマを
振りまいてますます孤立感を高め溜め込んだ鬱憤は内ゲバにて
解消するので絶えず外部に敵が必要なんだ。
因みに本人らはおそらくデマを撒いてる自覚はなく
それが真実であると確信してしまっている。
司会(松本徹):(三島は)最初は着物姿で現れたとか。終戦間もなくのあの時期、若い人で着物着ているひとなんか
いなかったでしょうね。
川島:そうですよ、あの時代、講談社の社屋は焼夷弾でね、黒こげになっているんですよ。(中略)そういう時代に
彼は紺絣に袴をはいて来ました。それはちょっと印象的でしたね。
司会:太宰治に会う時、着物を着て懐に匕首を呑んだような気持ちだったと三島は書いてますけど、講談社へ
行くのにもそういう気持ちだったんじゃないですか。
川島:どうですかね。相当緊張してました。
会ったのは僕だけでした。(中略)今日はこういう新人が来るから、頼むよ、と言われて。
司会:(中略)今後いけそうかどうか、見極めようと。
川島:ええまあ、やっぱり違いましたよ、普通の作家とは。僕たち池袋あたりでカストリ焼酎飲んで、檀一雄を
はじめとして、まあ無頼の連中とばかりつき合ってました。ところが、そういう文壇とは関係がない。なんか
スッとした、まあ貴公子っていう言い方はあんまり正確でないけど、何かスカッとした、よそ者が入ってきた。
川島勝「『岬にての物語』以来二十五年」より
川島:プライベートなことになるけど、三島由紀夫の妹美津子さんっていうのがね、家内の同級生なんですよ。
三輪田高女のね。同級生で親しくしていた。そこでね、三島のお母さんの倭文重さんもまた三輪田出で、遊びに
来るようにって言われてね、何回も遊びに行ったことがある。三島家へですね。三島由紀夫を訪ねるのとは別です。
家内について何回も行ったことがある。
司会(井上隆史):講談社で三島由紀夫の来訪を受けた後ですね。
川島:ええ。そんなことから親近感持つようになった。そして家族ぐるみの付き合いになった。だから僕がね、
馬込の三島家を訪ねると、玄関左手に日本家屋があったんですよ。そこに親爺さんと倭文重さんがいて、僕に
気づくとね、あ、川島、こっちだよって必ず呼ぶの。(中略)今ね、うまい焼酎があるよって。その頃の
焼酎ってのはね、芋焼酎でね(笑)。(中略)
司会:三島が焼酎を飲んだとは聞きませんが。
川島:ええ、息子の方はね、全然ダメ。銀座のエスポワールってとこへ一緒に行ったことあるんです。でもね、
水割り一杯飲んで、真っ赤になってね、大変だった(笑)写真ありますよ、探せば。
川島勝「『岬にての物語』以来二十五年」より
司会:林房雄なんかと、早くから会ってましたね、三島は。
川島:ええ。
司会:川島さんも勿論……。
川島:ええ、会ってます。(中略)林房雄がね、山の中腹に書斎を作ったんですよ。その書斎びらきをするって
いうんでね。三島さんと呼ばれたの。そしたらね、その頃ちょっと忙しかったのかな、途中で帰ってしまった。
そしたらね、三島が帰ったら、花がなくなったよってね、林房雄は酔っぱらって言い出したんだ。じゃああれ呼ぼう、
熊谷久虎という映画監督がいるが、その義理の妹のあれを呼ぼうって。あれは誰だろうと思ってたら、原節子なの(笑)
君ィ迎えにいってこいよっていうからね、地図書いてもらって、(中略)湯上がりの彼女連れて僕は林房雄の
家へ行った。
司会:じゃあ三島は会ってないわけですね、原節子と。
川島:会ってたら、いやあ、どうだったか。
司会:何年頃のことでしたかご記憶ありますか?
『仮面の告白』は出版されていました?
川島:もう出ていた。林房雄は三島をかわいがってますよ。
川島勝「『岬にての物語』以来二十五年」より
司会(山中剛史):川島さんのお仕事では講談社インターナショナルでのものがありますね(英訳版『太陽と鉄』を
見せる)。
司会(佐藤秀明):ああ、インターナショナルに移られたんですね。
川島:これはねえ、(社で)反対が多くてね。カバーの裸の写真はやめてくれっていうんだ。
司会:三島さんは是非ともこれでって……。
川島:ええ。アメリカじゃね、裸の写真こういうふうにするとね、ゲイのね、一つのシンボルになるから、
それだけはやめてくれっ言われたんだけどねえ、「いや、是非ここにこれやってくれ」って(笑)。
司会:いい本ですよ。いい本だ。
中は二色刷りで、お金かかってますよね。
川島:かかってんだよこれ。それで、裏に署名。それが効いてるんだ。
(中略)
司会:帯をするとちょうど褌が隠れるようになってるんですね。
川島:そうそう。隠したんだよ(笑)。
司会:英語の題字も三島の筆ですか。
川島:そうですよ。そちらもどっかにあるんだけど。
川島勝「『岬にての物語』以来二十五年」より
川島:ある時ね、三島家を訪ねて、一緒に出たら、「川島さん今日はあいてる」っていわれてね、僕は会議が
あるので社に帰らなくちゃといったら、「それじゃいいや、この次にしよう」って。パレスホテルへ送って行くと、
「出来たらあなたと一緒に行きたいんた」って、楯の会だね。
司会:決起の予行演習とか。
川島:いや、一緒に飲むんだって。「川島さんがいると盛り上がるから」って(笑)。僕酒飲みだからね。
彼あまり飲めないから、「代わりに飲んでくれないか」っていうふうに話してたね(笑)。(中略)ああいう時はね、
惜しいんだよな。会社のことなんか別にしてね、三島がそんなこと言うのはあんまりないからね、あの時期にね。
どうして一緒にいかなかったかと悔やまれますけど。まあ人生ってそういうもんだよね(笑)。
司会:最後の別れみたいな、そういうことはありましたか。
川島:いや、別にないですねえ。あれが実はそうだったのかなあ。うん。ただ凄く忙しかったからね、例会とか
なんとかでね。
川島勝「『岬にての物語』以来二十五年」より
司会:映画「トラ・トラ・トラ!」を見にいこうと誘われたというお話ですが、それも晩年ですか。
川島:そうです。
司会:三島が好きだった戦争映画ですね。
川島:「トラ・トラ・トラ!」はね、楯の会の推薦映画だったの。隊員と一緒に何回もみてるらしいよ。志気を
鼓舞するために。まあ、あの事件も真珠湾攻撃みたいなところがあるからね(笑)。でも、今ねえ、三島由紀夫
みたいのいないもんな。もう全部フラットになっちゃってね。人間ね。
司会:数世紀の間に一人出るかどうかの人ですね。
(中略)
司会:川島さんが親爺さんと意気投合したってのは(笑)。
川島:いやあ、あの親爺とはホントによくつき合った(笑)。
司会:テレビ局や編集の人なんかが来ると、親爺さん見ているわけですよね。親爺さんと言葉を交わして帰る人は
そんなにいなかった。
(中略)
司会:お母さんが、あれだけ早熟な才能を育てたと思うんですが。
川島:やっぱり、原因はお袋じゃないかな、あの親爺よりも。「年取ると段々親爺に似てくるからやだよ」とかって
いってたけど(笑)。
川島勝「『岬にての物語』以来二十五年」より
司会:ジョン・ネイスンが評伝で、家庭の中のことを結構書いてしまいましたね。あれは、ちょっと平岡家に
とっては、喜ばしくないような……。
川島:喜ばしくない。
ネイスンってのはね、あれ変わった奴だ(笑)。僕は非常に親しくしてて、渋谷の恋文横丁かなにかに連れてったんだ。(中略)
面白い男ですよ。ただ、まあねえ、聞き書きによる取材だから、よく分かってないですよ。
司会:彼は、日本語はよく出来るの?
川島:出来ますよ。僕は会ったときに、落語を一席なんて言うんだあいつ(笑)。その落語がね、なんだかね
「火焔太鼓」じゃなくて、なんか、聞きかじりのやつやって、日本語これだけ出来るんだって誇示してた。
まあよく出来る男ですけどね。でかくて、オートバイ専門で、ホントにアメリカンスタイルね。いい意味でも
悪い意味でも。どうしてんだろうなあ、今。
司会:カリフォルニアのサンタ・バーバラにいるんじゃないですか。
一時映画界に入ってたみたいですけどね。
川島:撃たれ役じゃないんですか(笑)。
川島勝「『岬にての物語』以来二十五年」より
秋山:(昔から)三島由紀夫の存在は知っていた。早稲田に入る前なんかでも本屋に行けば、「花ざかりの森」を
売っていたからね。これがあの早熟の才能ある者が書いたのかと、あちらこちらの本屋を見てまわった。読みは
しなかった。翻訳本をやらなくちゃいけなかったから、そんなものは読んでいられなかった。
井上(司会):秋山さんはいつ頃から、三島由紀夫に同時代の感覚や接点を感じるようになったのですか?
秋山:言いにくいけど、それはないよ。ないというより、「花ざかりの森」という早熟のタイトル。題が題じゃないか。
そんなかっこいいもの、関係ないと思っていた。
(中略)どこが違うのかと、後になっても感じたことだが、やはり階層が違うということだよ。(はじめて三島と
会ったきっかけは)村松剛や佐伯彰一がいた「批評」という雑誌に、村松に誘われて加わった、その時にね……。
松本(司会):昭和四十年一月ですね。
秋山:そう。なぜか遠藤周作が三島さんの家に連れていってくれた。その時、初めて社会的なことにちょっと
目覚めたんだよ。一月だったし、何か持って行かなくてはと、奮発して煙草の「ケント」をワンカートン買い、
持って行った。ところが遠藤周作と一緒に行ったら、三島さんが玄関で出迎えてくれて。まるで舞台だよ。
遠藤周作は三島に花束を持って来ていて、渡しながらご挨拶なんかしている姿を見て……。
井上:ちょっと違うなと。
秋山:ちょっとどころじゃないよ。持参した煙草は持って帰ってきちゃったよ。はっきりとこれは階層が違うなと。
井上:その時、階層というものをリアルにお感じになったのですか?
秋山:はっきり感じましたよ。西洋の何かを模したような立派な家だしね。特にやってることがさ。遠藤周作も
こんなことやるんだなと。
井上:遠藤周作についての見方も変わったのでは?
秋山:かなり変わりました(笑)。
秋山駿「『内部の人間』から始まった」より
松本:外野席から見ていたわたしたちにとって、秋山さんの登場は非常に鮮やかでした。(中略)
「内部の人間」「想像する自由」(昭和三十八年)を発表されてからの秋山さんの存在感は凄かった。三島も
即座に認めた。
(中略)秋山さんから、三島はかなりの衝撃を受けたのではないかと思います。
秋山:未だによくわからないが、三島由紀夫は私に非常に親切でした。それはなぜだったか、現在でもよくわからない。
松本:なぜ親切だったのか色々と考えたいのですが、一つは、三島由紀夫の「太陽と鉄」(昭和四十年十一月
連載開始)は、秋山さんの仕事の影響があるのではないかと思うのです。(中略)評論かエッセイか小説か、
わからない新しい仕事というのは、秋山さんのほうが先ですよ。秋山さんがすでにやっておられる。そのとき
三島は、「なるほど、これだ」と思ったのではないかと私は思います。
秋山:あそこで文章の波長が共鳴したのかね。そう考えるといいけど、未だにわからない。
私がある時から思っていたのは、もしかすると先ほどの階層の話に繋がるが、階層や絶対的な教養の違いが
あるからね。こちらは正反対の何もわからない奴、というふうに(笑)。
井上:しかし、明らかに三島由紀夫は、人間的な好感を秋山さんに対して持っていたと思うんですね。存在に
対する好感とでもいうものを。
(中略)
秋山:三島さんは最初の頃から、しかるべき外国の作家、作品に手を掛け、自分のものにして進んでゆく。一方、
こちらは何もなく、敗戦を契機に今まで読んできたものを捨てなければならないと思っていた。ただ一つ私が
大切に持っていたのは、志賀直哉だけです。
井上:しかし、三島はそういう秋山さんのことを、なんて言うのかな、セクシーだと思ったんじゃないでしょうか(笑)。
山中(司会):ストイシズムというか、ギリギリのところから出てくる魅力というか……。
秋山:私が考える対象としたのは、道端の石ころ。三島さんはそうじゃないからね。
井上:三島にとってそれが魅力的なんですね。
秋山駿「『内部の人間』から始まった」より
秋山:私だけの考えですが、「仮面の告白」は、三島さん自身も説明し難い色々な意味があると思います。つまり、
私も後に、〈私〉という主格を中心にしての連作をやる。(中略)〈私〉という主格が行う人形劇のようなものに
すぎない。そこが「仮面の告白」に似ているのかもしれない。(中略)私は、三島さんの「仮面の告白」を
(「昭和文学ベストテン(小説篇)」)に挙げましたが、私が三島を挙げたことに、他の人は意外だったらしい。
三島さんは凄い人です。物を書くといってもただ書くのではなく、細部の密度、明晰さ、集中力を持って書く。(中略)
松本:「仮面の告白」にも書かれていますが、人間として生きていく資格のない人間だという認識がまず
前提としてある。そして、そこから、どうにかして生きていきたいという時点で、書くという行為が始まる。
これは秋山さんと同じなんですよ。(中略)しかし、お二人の行き先が全く違う。しかし、間違いなくここで
クロスしている。
秋山:私は、あのときから今に至るまで、道端の石ころですよ。今だってそうです。すべてそこに還元される。
三島由紀夫は、やはり特別な人です。つまり、三島由紀夫は主人公なんです。日本の文学者にはあまりいない。
井上:(中略)それぞれ違う道を歩んだ。そのところについてどうお考えになりますか?
秋山:物の考え方ですね。根本の波長が違うのです。三島さんは特別な人だということで、私は時折、中原中也と
比較することがあります。中原中也は、毎日毎日、昼起きて、散歩して、夜に詩を少し書く生活を七、八年続ける。
あの生活の時間の在り方というものは大変なもので、普通の人がそのような生活を送ったら、二、三年で気が
狂ってしまう。それを持ち堪えた中原中也の強さというものは凄い。私は中原中也の詩が心に食い入っているほど
好きですが、一瞬一瞬の生き方が違うと思いました。一瞬一瞬が前後に繋がるのではなく、完結しながらの
一分一時間の密度になっている。そこが三島と重なる。こういう人は、長生きしようとかそういうことではなく、
その都度、完結し、その連続を生きる。
秋山駿「『内部の人間』から始まった」より
66 :
吾輩は名無しである:2011/08/16(火) 05:17:56.86
一昨日テレビ東京で放送された池上彰の終戦記念番組をみていて気づいたが
楯の会の制服ってあれは皇軍(皇宮警察?)を意識した制服だったんだな。
番組では玉音放送(終戦の是非)をめぐるクーデター未遂が起きてたという話を
当時の皇宮警察の方がきていて話してくれたのだが
まあやっぱり三島は凄いわな。
三島は本物には成れなかったけど本物らしい
役回りを演じてたぶん、いつか伝説的な「本物」として語り継がれるんだろうな。
>>66 阿南大将の切腹の話とか、玉音放送の前にみんな自決したとか凄い話でしたね。
当時の近衛兵だった人の若い頃の写真が三島由紀夫に似てました。
秋山:三島や中也、そして信長も、その都度完結する。だから戦争ができる。完結するということは、死と
裏合わせですよ。いつ死んでもいいと思っている。だから奇妙な戦争の仕方ができてしまう。あとは運ですね。
そういったことから考えると、多くの人が言っている信長と違った信長像が立ち上がってくる。
井上:中原中也と信長との繋がりなど普通は連想しませんが、秋山さんのおかげで一点繋がるなと考えさせられます。
中也と三島にしても本質的に相当違うと思いますが、密度の濃さという共通項が挙げられる……。
秋山:本質的には違うでしょうけれど、中原中也も主人公でありたいと思った人です。
(中略)中也と三島を考える上で、間に小林秀雄を入れて考えてもいい。やはり重要なのは出発点です。
中也は(中略)いわゆるランボオなんですよ。
いわゆるランボオに傾倒したら、社会の中の主人公にはなれない。しかし三島の文学はそうではない。ラディゲの
「ドルヂェル伯の舞踏会」などの方面ですから。
(中略)ランボオはいわゆる西洋を変えようということや、不可解なものに手で触るようなところがある。
そういったものを、実は三島も持っている。しかし、そちらへは進まなかった。
井上:どうしてでしょう。ラディゲに触れるのが早過ぎたからでしょうか?
秋山:いやいや。触れる段階の早さではなく、文学に取り組む姿勢の違いでしょう。文学のモデルの違いです。
中原中也の場合、文学のモデルは詩です。ランボオやヴェルレーヌです。三島の場合は小説です。小説は社会、
むろん政治も含んでいる。
あれほど一々のことを管理し決定して小説を書いていた人はいません。実際わかっていて、故意にそのプロセスを
飛ばしたと言えます。だから、所々で恐ろしいことを言っている。それは小説に対する疑いです。中村光夫との
「対談 人間と文学」の中で、小説に登場する〈彼〉という存在の、その〈彼〉に対して、どのような責任を
持つのかと言っていますが、これはそもそも小説の否定です。
秋山駿「『内部の人間』から始まった」より
井上:小説を考えていく上で、それを言ったらおしまいということがあるのですね。なぜ三島は、そういったことを
言ってしまうのでしょう? (中略)
秋山:やはり三島さんは、主人公であることを生きた人だからね。たいへんな主人公になろうとしたのではないか
というのが私の考えです。織田信長と一緒です。(中略)
山中湖の文学館にある原稿などを見ましたが、あのような原稿の書き方をする人はいない。あれはすべて遺品ですよ。
いつ終わってもいいような、完結した原稿になっています。主人公の話に戻りますが、三島は日本あるいは
日本文化の中の主人公になろうとしたのでしょう。
松本:最後のところは、条件付きで賛成してもいい。例えば「日本文学小史」などは、いま秋山さんがおっしゃった
ような意図があったでしょう。日本文学の歴史と自分の文学を一体化させ、さらに先へ進もうとした。(中略)
一番肝心なのは、日本文学全体を考え、それを提示しようとして、三島は死んだんだと捉えることでしょう。
山中:ご自身の仕事に注目していた、そして親切であったという三島の死に直面し、秋山さんは会社をお辞めに
なるほどショックだったとお聞きしましたが。
秋山:ショックどころではなかった。なぜ三島由紀夫が、あれほどまでに私に親切にしてくれたのかわからず、
それに対してきちんと対応していませんでした。今にして思えば、私の「簡単な生活」をペンギンブックスに
収録してくれたことは、たいへん大きなことです。しかし、その時は全く関心がなかった。(中略)外で泥酔して
いたとき、わが家に三島さんが電話をくれた。その電話に家内が出ると、「私は小説家の三島由紀夫です」と
名乗られた。まずそのことに感銘を受けましたね。(中略)電話をすると、「ペンギンブックスの件はちゃんと
済ませてあります」と。三島さんが死ぬ一ヶ月前くらいだったと思います。(中略)同時に収録される埴谷雄高は、
「秋山君、ペンギンブックスの件はどうなったかな?」などと言っていました。
秋山駿「『内部の人間』から始まった」より
井上:三島と埴谷の関係というのは微妙なんですね。
秋山:それが意外ね。
井上:本音がよくわからない。たぶん三島由紀夫は埴谷の考えていることは理解できるが、存在として感覚的に
好きではなかったのではないかという気がします。
しかし、もう少し接点があってもいいと思うのですが。
秋山:いや。対談や批評でも接点はかなりある。三島さんは埴谷のこともよくわかっている。
山中:(中略)同族嫌悪といったような、ある種埴谷に似たところを感じて、わざと避けたということも
あったのではないですかね。
秋山:たしかに似たところも感じていたでしょう。ドストエフスキーの小説でいうならば、埴谷雄高はどこかしら、
地下組織の秘密委員会の委員長のようなところがありますからね。(中略)一方、三島さんも楯の会を組織するしね。
松本:「豊饒の海」のような作品を構想するのには、やはり「死霊」のような小説が前提にあるでしょうね。
あれに対抗する輪廻転生の小説世界を作ってやろうという思いはあったかもしれない。
秋山:これは空想の話になりますが、「死霊」の中にはもう一つの流れがあって、現実に対して悪いことを
考える首猛夫、あれなんか三島さんは好きだったんじゃないかな(笑)。社会の中で悪いことを起こそうなんてね。
しかし、そのようなやり方ではなく、自ら実行しようと思ったのでしょう。三島さんは行動力があったからね。
ただ、今でもわからないが、長篇小説などを書く場合、主人公の意味が二つになる。一つは作品の主人公。
ところが三島さんの場合、現実の自分が主人公。これが素直に繋がるのか、打ち消し合うのか……。
井上:原理的には打ち消し合うはずなんですよね。
秋山:私小説というのは、作者が主人公になっては駄目。ところが三島さんの場合は、作品の主人公ではなく、
現実の中の主人公が強いから。
井上:作品と現実が重なってしまうのは、一つの幻想ですね。しかし、あえてそうした幻想を恐れなかったと
いうところもあるのではないでしょうか。
秋山駿「『内部の人間』から始まった」より
井上:変な喩えですが、デカルトと三島は似ているところがありまして(笑)。つまり、原理的にそれを言っては
おしまいだというところまで相対化し、思考実験でゼロからスタートする。そして自明性というものを棚上げする。
現象学で言うところのエポケーというものを、ある意味でデカルトは徹底的に行うわけですが、三島由紀夫にも
そういうところがあって……。
(中略)
秋山:デカルトを文学として置き換えるならば、あれは宇宙の主人公ですよ。
井上:そうですね。そして、自分ですべてを構成してしまう。
秋山:よく冗談で言われているように、デカルトは宇宙の運動が神の一突きによるとするから、何もしなくても
よいのであれば、神は不在で済ませたかもしれないと。これも主人公です。物を考えるということはどういうことか?
それは驚くということが第一だとも言う。まったくその通りですね。
山中:すべて疑ったのちに、考えている自己を見出す。コギトですか。
秋山:そして、精神指導の規則や情念論などすべて集約されている。大主人公ですよ。
(中略)
松本:三島の場合、現実の行動によって自分が主人公になれる、とは絶対に思っていなかったと思う。石原慎太郎と
違うところです。石原慎太郎は自分が主人公になり、少なくとも東京都を自分の意図するように整えようという
気持ちがあるけれど、三島は自分にはそれはできないという認識はあったでしょう。それが芸術家であると
いうことなのです。
山中:しかし、芸術家として自分自身が出てくる部分もあるのではないですか?(中略)
井上:石原慎太郎と比較するとよくわかります。慎太郎はアイロニーがなく、三島にはあったという話では
ないですか(笑)。
秋山:そう言われるとそうだけどね。とても言いにくいことだが、三島さんは石原慎太郎なんて小さいと
思ってるんじゃないの(笑)。東京都では、志が小さいからね。
あれくらいじゃな(笑)。(中略)例えば、日本文化というものを背負って歴史小説などを書いていた森鴎外と
いう人はどうだったのでしょう。
松本:鴎外の場合は、「古今集」までは遡りませんね。
秋山駿「『内部の人間』から始まった」より
秋山:喩えとしてはかけ離れていますが、信長はある程度天皇と仲良くやっていこうと思った人です。
松本:信長が天皇とどれだけ向き合ったか知りませんが、三島の場合、天皇を問題にしたのは、あくまで文化の
次元において、日本全体を長大な時間と空間の両面から考えてですね。
秋山:三島さんはそれよりも上に行こうと思ってたのでは?
山中:同一化ではなく、さらに上ですか?
井上:三島は幻想において、源為朝、もっと遡って日本武尊などにも自己同一化しようとしたので、三島にとって
文化的天皇というのは日本武尊の系譜になりますね。そうすることによって、自分の理想の天皇になろうとしたと
いうことはあるのではないでしょうか。現実の天皇よりはるかに上になりますね。
松本:天皇というものは、なろうと思ってなれるものではないし、三島はそのようなことはまったく考えて
いませんね。(中略)普通の人間は絶対に神になれない。三島にしてもそうです。だから、人であり神でもあり得る
希有な存在、天皇に対して、厳しく要求したのです。
(中略)
松本:三島にとって小説は、基本的に少し合わないところがあると思います。(中略)ぴたりと合うのは、
やはり芝居の世界ですね。
井上:しかしどうでしょう。三島はニヒリズムや疎外感といった主題を抱えていたと思うのですが、芝居の世界に
行ってしまえば、そういったテーマを充分に追究できなかったのでは?
(中略)
秋山:三島由紀夫と小説の問題はかなり厄介ですよ。(中略)三島さんは小説に対して非常に難しい考えを
持っているね。
井上:テーマという言い方は適さないかもしれませんが、つまり風船を作れば結び目があり、三島由紀夫という人は、
風船の結び目がどうしても見えてくる人だと思うんですね。その結び目をどう名付けるか。私はニヒリズムと
名付けていますが。(中略)三島が、本気で書いた小説は、この結び目は何なんだ? ということをずっと
考えていたはずで、それはデカルトの主人公の問題と繋がると思うのです。
秋山駿「『内部の人間』から始まった」より
秋山:ニヒリズムねえ。
松本:三島にとって小説を書くということは、初期においては自分をどう変えていくかという問題であり、後半は
言語というものをどのように整えるかという問題だった。(中略)
ニヒリズムなんて、今の時代、皆持っていますよ。
井上:人間である以上、皆持っているでしょうね。しかしそれに気づかないふりをしている。だが、三島の場合
「鏡子の家」の中で、青木ヶ原樹海で物が見えなくなるというシーンがありますね。あれは比喩ではなく、
リアリティーだと思うのです。実際の感覚として、あのようなことがあるだろう。あるいは物の意味が解体して
いくというような。
松本:それは、秋山さんが書いておられることでもありますね。意味が失われるというリアリティーね。
井上:人間として我々はニヒリズムを持っていると言っても、意味が解体していくことを、はたして朝から晩まで
感じていられるかどうか。三島という人は感じていただろう。また、例えば、中原中也のような一瞬一瞬完結した
生き方を我々は普通しないと思います。しかし三島は中也とは違う形で、そういった生き方を強いられている。
連続性がその都度途切れるという感覚です。
秋山駿「『内部の人間』から始まった」より
74 :
吾輩は名無しである:2011/08/18(木) 04:02:30.30
三島が目指したものが何かと言えばそれは天皇を神の君主とした
日本版ナチスドイツだろうな。
三島はヒトラーさながらの軍人指導者(ヒューラー)になりたかったに違いない。
戦時中の大本営や陸軍といい、それは世界において衰退していた帝国主義の再建であって
ソヴィエトやアメリカがもっとも恐れた事でもあった。
そしてそれは天皇や亡エチオピア皇室のように世界にも
まれに存続してきた国だからこそできたことでもあるだろう。
戦前の日本が目指した大東亜帝国連邦とでも言うべき超国家は
実現こそはしなかったが、日本がこれから歩むべき道というのを明確に差し示したとおもう。
そうして初めて三島の存在が、三島の志(と死)が重要な要素となってくる事だろう。
三島によって大東亜帝国の設計図が完成されたと俺は見ている。
韓流ごり押しテレビ番組を批判した高岡曹甫が、ある大物芸能関係者にツイッターやブログを閉鎖するように強要されたとか。
すごいねえ、ここはどこの国なんだかわかんないよ。
三島が将来、日本全体が金キロウ(朝鮮人)の人質みたいになるかもしれないとか、遠回しにこっそり書いているけど、
当たってしまったね。
76 :
吾輩は名無しである:2011/08/18(木) 17:17:59.50
どうも日本では左翼がフランス革命のような事をしたがってるみたいだね。
同時に東アジア共同体も含めて。
となるとこれは中国の日本解放も兼ねてるのかなと。
中国は将来的に日本も朝鮮も統合して統一共和国でも作る気なのかな?
そうなると祖国防衛隊が必要だね〜
77 :
吾輩は名無しである:2011/08/18(木) 17:36:01.34
あと韓国のごり押しで気になった事があって、
2ちゃんねるやネットのあらゆる所で組織的な書き込みを
行う工作員がいるんだが彼らが一方的に韓国非難や朝鮮人差別を
してるんだけどそれがどうも不気味でな。
まあこんだけ韓国にやられてるからね右翼団体が
怒ってそういうことをやっていても全然不思議じゃないんだけど
もし左翼や在日の自演だったらこれほど怖いものは無いわけだよ。
もしほんとに被差別で逆手をとられてあらゆる人権法案や資本、
あるいは市民の党や創価などの団体によってかつての
ドイツで起こったユダヤ人によるドイツ支配のような状態に
なったらね、ほんとに日本は混乱に陥るだろうね。
78 :
吾輩は名無しである:2011/08/18(木) 18:18:58.71
>>77 自作自演で被害者ぶるのがサヨクの一つの有力手段になってると三島由紀夫も警告してますね。
ヘルメットに赤チン仕掛けて血が出たかのようにしたりとか。
チマチョゴリ切り裂き自作自演もあるし、まったくねえ…
松本(司会):(憂国の)音楽はワーグナーの「トリスタンとイゾルデ」でしたね?
藤井:はい。
音楽の打ち合せをした時、レコードを聞きながら三島さんがストップウォッチで計るわけですよ。で、「音楽を
どこから流すんだ」、「ここから流しちゃおう」ということになりまして、(中略)麗子はこういう姿勢でいて、
こういうふうに動く……、ってありますね。そこへ音楽を同時に流すわけですよ。するとピタッと合うわけです。
井上(司会):偶然、象徴的に合うわけですね。
藤井:例えば麗子が夫の帰宅の気配に気がついて振り向いたところで、牧笛が軍隊のラッパのように聞こえるんです。
シーン15です。皆びっくりしてね。神がかりだって。「ええっ!」って素直に子供みたいに喜んだ。あれは
三島さんな芝居したんじゃないかと思ったほどでしたよ。
井上:う〜ん、可能性としてあるかもしれませんねぇ。
藤井:いや、やっぱり芝居じゃないんですよ。ある種のフロックだと思います。
(中略)
井上:能舞台のようなセットに、「トリスタンとイゾルデ」という組み合わせが独特ですね。
藤井:ワーグナーは三島さんが最初から使いたかった。
井上:外国で上演するということを意識して?
藤井:いや、そうじゃないと思いますね。あの人はね、もともと外国人に見せようなんて思っていなかった。
はじめ「16ミリでやる」と言っていたので、僕は「やるんだったら35ミリでやりましょう。一般の劇場で上映できるし、
外国の映画祭にも出せるじゃないですか」と言った。それまで三島さんはそういうことを考えてなかった。
いわゆる短いプライベートフィルムを作るのが、小説家とかいろんな人たちのあいだで当時流行っていたんです。
それがベースにあったかもしれませんが、しかし、道楽でやるんじゃないと、三島さんは最初から言っていましたね。
そこで、「あなたの原作、脚本、製作、監督、主演でなきゃ商売になりません」と言ったんですよ。三島さんも
納得してくれました。
藤井浩明「映画製作の現場から」より
藤井:(憂国は)最初はブニュエルの『小間使の日記』と二本立てでしたからね。これもいい映画でした。
(中略)
山中(司会):ブニュエルと一緒にカップリングしてやるということに対して、三島が何か言っていたことは
ありますか?
藤井:いや、特にないですよ。(中略)
三島さんはね、例えば市川雷蔵の『眠狂四郎』とか勝新太郎の『座頭市』とか、高倉健の任侠ものとかとの
二本立てが出来ないか、というのが第一希望だったんですよ。「俺は芸術映画と一緒にやるというのは嫌いだ」
って言ってた。
井上:それは面白い話ですね(笑)。
藤井:この組み合わせは三島さんの意図に反しているんです。だから三島さんはATGでやりたくなかったんです。
だけど当時は二本立てが普通で、例えば『眠狂四郎』と『座頭市』をやる時に、どっちかを外して『憂国』では、
劇場が買わないんです。(中略)そうしたら、川喜多かしこさんが「洋画と組んだ方が良いんじゃないですか」と
言って下さった。
(中略)
藤井:話は前後しますが映画が出来た時に、三島さんが「内緒で一般のお客さんに見せてくれ」と言うんですよ。
「飲み屋のおばさんとかそこらにいるあんちゃんとかそういう人たちを集めて」って。
それでね、(中略)新宿に「十和田」という、有名な飲み屋がありましてね。(中略)女将さんと、ごく普通の
町の人たちに見せたんです。十五、六人いたかな。終わったら、女将が言うんですよ、「どうして日本の音楽を
使わなかったの?」って。(中略)そしたら、バーンスタインが東京に来た時、東宝の試写会でこっそり『憂国』を
見せたら、同じことを彼が聞くんです。「一つだけ君に質問がある」って、三島さんがいないところで私に聞いた。
「なぜワーグナーを使ったの? どうして日本の音楽を使わなかったの?」って。僕は新宿の飲み屋のおばさんを
思い出した。映画もわからないし、音楽もわからないんだけれども、巨匠と同じことを奇しくも言ったのは
不思議だなぁと。
藤井浩明「映画製作の現場から」より
佐藤(司会):『憂国』という映画は、最初は漠然としたプランから始まって、ATGで大成功するまで大きく
膨らみましたね。
藤井:僕もプロとして真剣にやった。単に嬉しがって一緒になって道楽映画をやってたら、「お前何やっているんだ」
ということになって、会社を首になってますよ(笑)。スタッフも内緒で呼んだわけですからね。会社の誰も
知らなかったですよ。
(中略)
松本:(大映社長の)永田さんに叱られませんでした?
藤井:言われましたよ。「お前が今度やる時は俺にちゃんと言ってからにしろ」って。
松本:それだけで済んで良かったですね。
藤井:永田雅一は三島由紀夫の大ファンなんですよ。永田さんは学校もちゃんと出てないし、田中角栄とか
ああいうタイプなんです。(中略)二十八歳くらいで第一映画というのを作ってますが、今じゃ想像できないくらい、
才能というんですかね、それがあったんですよ。(中略)そういう永田雅一にしてみれば三島由紀夫は凄い存在。
若くしてデビューしてあれだけ売れまくった小説家というのは永田雅一にしてみれば天才だ。
だから、別の時ですけど、市川崑さんと僕がフランスへ合作の仕事で行くことになりましてね。三島さんが
講談社の榎本昌治さんと一緒に送りに来てくれたんですよ。その時永田雅一も羽田に来ていました。僕を送りに
来たんじゃないですよ。たまたま国内線で飛ぶために羽田へ来たんです。そうしたら三島さんがいるんで、僕に
向かって、「お前のために天下の三島由紀夫が来るわけがないだろう」って言って、「三島由紀夫が何故ここへ
来てくれたか、わかっているか?」って訊ねるんですよ。「社長、送りに来てくれたんです」って答えたら、
「お前を送りに来たんじゃなくて、お前が大映の人間だから来たんだ」って。
山中:嫉妬しているわけですね(笑)。
藤井:猛烈にやきもち焼いてる。「お前、誰に月給貰っているんだ」、「あなたに貰っている」、「俺が社長を
やっている大映にいるから、三島がお前を送りに来た。だから俺に感謝しろ」って。しょうがないから、
「どうもありがとうございました」って言った(笑)。三島さんは、よく永田雅一の真似をしては、まわりを
笑わせていました。
藤井浩明「映画製作の現場から」より
井上:『からっ風野郎』の時はいかがでしたか。
藤井:『からっ風野郎』の時は、講談社の榎本昌治さんが、僕に「三島の映画やらないか」と言ったんですよ。
「監督? 主演?」って訊ねたら、「馬鹿。主演だ」って言うから、「あ、そう? で、何やるの?」。そうしたら、
「何でも良い」って。(中略)
松本:映画は榎本さんの発想なんですか?
藤井:いやいや、三島さん。
松本:三島さんがそんなに望んでいたんですか?
藤井:ええ。
松本:日活の『不道徳教育講座』にちょっと出てますね。あれがきっかけですか?
藤井:いや、その前からですよ。
松本:何で三島さんは、そんなに望んでいたんでしょうね?
藤井:やっぱり映画に出たかったんじゃないですか(笑)。自分が監督するんじゃなくて、要するに、役者とか
俳優としてですね。
佐藤:その前に『鏡子の家』の映画化の話がありましたでしょう? 大映で。それがいつの間にか『からっ風野郎』の
主演の話になってきますね?
井上:『鏡子の家』を市川崑監督でやると、「スポーツニッポン」が報じてますね。
藤井:市川崑さんが『炎上』をやりましたでしょう。傑作だと思うんですけど、市川さんもあれから三島由紀夫に
注目するようになったんです。『鏡子の家』は、雑誌「声」に冒頭部分が載った時から目をつけていて、本に
なると同時に、市川さんに話しました。やる、と言ってくれたんで、永田雅一に、三島さんが書き下ろしの大作を
出したので、市川監督でどうですかと言ったら、それ以上何んにも聞かなくて、「乗った!」って言うんですよ。
会議できめなきゃいけないのに、もうそれで決まっちゃった。そんな時に、主演の話を榎本が持ってきたんですよ。
『鏡子の家』とは関係なく。つまり、三島由紀夫原作の映画化と、三島由紀夫というスターの主演映画が、運悪く
バッティングしてしまった。それで『鏡子の家』のほうが後回しになっちゃったんです。
井上:そういうシチュエーションがあったのですか。
藤井浩明「映画製作の現場から」より
松本:脚本はどうでした?
藤井:最初はね、「白坂依志夫でやろう」って言っていた。白坂は、『永すぎた春』でも脚本を書いたし、
三島さんともお互いとてもよく知っているんですよ。(中略)二人は話していて、「インテリをやりたくないん
だったら、じゃあ競馬の騎手をやろう」ってことになった。三島さんの体型って割と小柄だし、良かったんですよね。
それでね、「凄い名馬に乗る競馬の騎手が、八百長をやる話」に、三島さんも乗ったわけなんです。それで脚本を
作って、(中略)この時は重役も皆参加して本読みをやった。脚本を読むと、割とよく出来ていたんですよ。
八百長やって最後にカムバックするんですけど、ゴールインした時に死んでしまう話で三島さんにぴったり。
そしたら、永田雅一がですね、「お前何考えているんだ!」って怒り出したんですね。「俺を何だと思っているんだ。
俺は中央競馬の馬主会の会長だっ!」って。「中央競馬が八百長だって、そんなのは絶対できない!」って(笑)。
佐藤:でも、これ実現していたら良かったでしょうね。
井上:しかし、大映の他に日活とか松竹に話は?
藤井:三島さんは、仁義のかたい人だから、そんな軽々しいことはしませんよ。だけど、三島さんは映画のために
二ヶ月もスケジュールを空けているわけですからね。それで「弱かったなぁ」と思った。「とにかく考え直そう」と
いうことになって、フッと思いついたのが、菊島隆三さんが石原裕次郎に当てて書いた脚本があったんですよ。
僕は菊島隆三と親しかったから、すぐに電話して、(中略)「どこにも売ってないですね」って念をおしたら、
「売ってない」って。(中略)そして、菊島さんのところに三島さんとすっ飛んで行って、その場で読んだんですよ、
脚本を。三島さんは「やる! これでいきましょう。」って言った。これが原型なんですよ。それをまた
増村(監督)が直したわけです。三島さんは増村が言う通りにやって良かったわけですよ。(中略)二代目だけど、
気が弱くて、腕力がなくて、組の存続も危ぶまれる、気がいい男。そういう風に全部変えちゃったわけ。あれは、
やっぱり増村の凄いところですね。
藤井浩明「映画製作の現場から」より
85 :
吾輩は名無しである:2011/08/20(土) 10:33:06.06
記
1.日時: 8月24日(水)18:30〜20:30(受付開始は18:00)
2.会場: 中野サンプラザ8F研修室 六番研修室
(JR中野駅北口徒歩1分)
3.テ−マ: 三島由紀夫と「わが友ヒトラ−」
4.講師: 後藤修一氏 (当会会員、ドイツ現代史研究家)
5.内容: 後藤修一氏はドイツ現代史とくにナチス・ドイツの研究家として著名であり、氏が高校生であった昭和44年に初演された三島由紀夫の戯曲「わが友ヒトラ−」の
時代考証に携わって以来、今年公演された蜷川幸雄演出版にいたるまでずっと本戯曲とかかわってこられました。
生前の三島由紀夫氏との交流からこの戯曲とのかかわり、そして本作品の時代背景である1930年代のナチスによる権力掌握期など後藤氏の専門知識を駆使して縦横に語って頂くものです。
必ずや興味あるお話が伺えるものと期待されます。また参加者からの質問、意見等歓迎。
6.会場分担金: お一人千円
7.その他: 尚、例会終了後懇親会を予定しております。(会費お一人三千円程度)
松本:だけど、『からっ風』の三島には、どこか借りてきた猫のようなところがありますね。
藤井:その点、『人斬り』は文句のつけようかないでしょう。
松本:そうですそうです。あの存在感は見事ですね。
藤井:もうぴったりです。一本やっているからキャリアが違うっていうかな(笑)。
山中:『人斬り』の時は藤井さんがマネージャーみたいなことをなさってたんですか?
藤井:勝新太郎がまだ大映にいて、(中略)僕はその頃企画部長やっていた。勝が僕にね、「ちょっと頼みが
あるんだけどさ、三島さんに出て貰えない?」とか言うんですよ。
松本:五社監督からじゃなかったんですね。
藤井:ええ。それで「何やるの?」って聞いたら、「人斬り新兵衛だ」って言った。僕はね、一発で出ると思った、
三島さんは。だけど、少し勿体つけなきゃいけない、マネージャーとしては。そこで「勝さん、それはわかんないよ」
と言った(笑)。(中略)で、三島さんに「こういう話が来ているんですけどね」と言ったら、「俺やるよ」って、
やっぱり一発で決まった。
三島さんは、「この田中新兵衛なら絶対にやる!」って言うんですよ。で、勝さんに、「この間、話したら、
三島さんは、やっても良いと言っているけど」と伝えたら、「会わせてくれ」って。勝もとっても喜んで
くれました。(中略)
松本:三島さんは勝さんの演技に全面的に支えられている感じですね。それが見ていて、気持ちよかった。
藤井:そうですね。それで、(中略)京都の撮影所まで行く。そうしたらね、勝新太郎がね。京都駅のホームまで
迎えに来ているんですよ。で、自分の車で、自分の運転で、都ホテルへ送ってくれて、「それじゃ、三島さん
明朝何時に撮影所で」って言う。その時、「テープにもう入れてある」って言うんですよ。三島さんの台詞と
勝の受けの台詞と両方を。次の日に行って、僕がテープを聴きますとね、勝が一々全部フォローしてくれて
いるんですよ。「ここはこう言った方が良い」とか。
佐藤:三島は、勝新太郎に随分世話になったとか、面倒見てもらったとか書いていますけど、そういうこと
だったんですね。
藤井浩明「映画製作の現場から」より
藤井:それで、セットに入って、宣伝用の撮影にかかったら、当時日本で一番有名なキャメラマンの宮川一夫さんがね、
ふらっと入ってきたんですよ。「あれ宮川さんどうしたの?」って言ったら、「三島さんと君が来ているというから、
俺、応援に来たんだ」って。それで天下の宮川さんが、三島さんのメイクをチェックしてくれるんです。すると、
スタッフの気持ちが全然違ってくるんですよ。宮川さんが三島由紀夫のためにここへ来てくれている。それは
異例のことです。それでいてね、三島さんっていう人は勉強家ですから、都ホテルに戻って「明日は撮影所に
十時」とか予定を確認するでしょ。そうするとね、荷物をポンと机の上に置く。原稿用紙と『椿説弓張月』の本です。
(中略)もう撮影所へ来たんだからそっちの方へ頭が行くのかと思うと、そうじゃないんですね。夜の何時頃からに
なると、『椿説弓張月』に取りかかる。その時は『人斬り』じゃないんですよ。そして、朝起きると、また
大スターになっているんです。
井上:たとえば昭和四十四年の六月七日は京都で『人斬り』のラッシュを見てから、帝劇に駆けつけて
『癩王のテラス』の稽古はじめをして、翌日は楯の会の六月例会です。次の九日は楯の会の活動をやって、十日は
『椿説弓張月』のスタッフ会議、こういう感じですね。動き回っている。
佐藤:切り替えと集中力が凄いですね。
藤井:凄いですね。ちょっと真似できないですよ。
佐藤:それでどうなんですか、実物は。色んな人が書いてますけど、やっぱりあたりを払うような存在感がある?
藤井:それはあるんじゃないですか。
佐藤:そういうのと、映画の銀幕に乗るのとは関係があるんでしょうか? つまり、スターと呼ばれる人は、
もうそこにいるだけで、何かオーラを発していて、それが銀幕に自然に現われるものなんですかね?
藤井:やっぱりね、三島さんは大スターなんですよ。
佐藤:『人斬り』の宣伝写真で、仲代達矢、勝新太郎、石原裕次郎と四人で並ぶけど、負けてないですね。
藤井浩明「映画製作の現場から」より
映画の話で質問ですが三島さんは香港映画のブルース・リー
とかご存知だったのでしょうか?
>>88 「燃えよドラゴン」の日本公開が73年だから三島亡き後ですね。
三島がリーの映画を観ていたらどんな感想をもっていたか。
ちょっと残念ですわ。
座頭市とか高倉健の任侠物が好きな三島由紀夫だから、多分、ブルース・リーも夢中になっていた可能性大だと思う。
あの筋肉質で小柄なリーに自分を重ね、ヌンチャクもやりそうな勢いで(笑)
>>91 私もそう思います。
なんというか三島好みですよね、リーは。
文句なしにカッコいいからw
顎の細い面長。顔立ちも似ているような。。。
これからは君、剣道より空手だよ、とか言って、
実際稽古始めたりしたかもw
>>94 空手はすでに好きだったみたいよ。空手大会に毎回推薦文寄せてたみたいだから。
きっとヌンチャクは絶対にやったし、リーにも会いに行っただろうね。
あわよくば、エキストラで端役で出してもらおうとか希望を抱きながら(笑)
リーと三島の競演映画はあっただろうね。
そういう意味ではジェットリーと中村しどうの競演した
割と新しい映画があるんだけど、あんな感じにもなったのかなと。
そういえば中村獅童って、雰囲気が三島由紀夫とちょっと似てるね。
映画Mishimaの役ができそうな感じ。
松本:『からっ風野郎』の時と全然違うんじゃないですか?(中略)
藤井:全然違いますね。やっぱり一本通して主役をやると、違ってきます。それに『人斬り』のようにゲストとして
出る場合は、気が楽なんです。おまけに五社英雄さんは、増村みたいにがんがん言わない、まっしぐらには
来ないんですよ。おだてあげておいて、「はい、じゃあこのシーン行きましょう!」と。三島さんがとっても
ハッピーになったところで、バーンとやる。切腹するところでもね、三島さんはね、ボディビルで鍛えてるから、
腹筋が動くんですよ。三島さんがこう動かすでしょ。すると、スタッフが「三島さん、もういっぺんやって!」
とか言うとね、喜んじゃって、また見せてくれるんです。もうリラックスしていて、それで撮影するわけですよ。
外へ出ると、今度は「三島さん、居合いをやってよ!」と勝が言うんです。すると本気でやるんですよ。うまいんです。
そうすると勝がね、「でも、あんまり強そうじゃないな」とか「手を切らなきゃいいけどな」なんて、からかう。
僕は心配して見ているんですけど、本当にうまいんですよ。
井上:三島は非常にご機嫌でしたね、『人斬り』のロケの時は。
藤井:それでね、五社さんが何かに書いてましたけど、名古屋かどこかにキャンペーンに行くんですよ、京都から。
佐藤:帰る時ですね。
藤井:三島さんは仕事で東京へ帰らなきゃいけない。五社さんや勝新太郎は名古屋でキャンペーンがある。で、
名古屋駅で三島さん一人を残して、「じゃあ」って別れて新幹線を降りた途端に、三島さんはこうスチールを
取り出して見るんですよ、嬉しそうな顔して。それをね、新幹線の窓の外から勝や五社が見ている。そういうところは、
何て言うんですかね、やっぱり大物なんですよ。僕らだったら、「あいつらがちょろちょろしていて見られたら
沽券にかかわるから、名古屋を発車して五分くらい経ってから見よう」なんて思いますよね。しかし三島さんは
すぐに見る。
井上:見たくなって、もう我慢できなくなって見ちゃう。
藤井:それが子供のように可愛く映ると、五社さんが書いている。
藤井浩明「映画製作の現場から」より
松本:三島さんとは映画についてどんな話をなさいましたか。例えば過去の良い映画として、三島さんは
どんなものを挙げてました?
藤井:あの人はね、限りなくひどい映画ばっかり話題にするんですよ。『大アマゾンの半魚人』だとかね。
山中:新東宝とかそういうのが好きでしたからね。
松本:晩年は東映のヤクザ映画。
井上:まあ、映画は趣味娯楽として面白いものに徹していたところがありますね。
藤井:でも、本当は『大アマゾンの半魚人』で満足しているような人じゃないです。
佐藤:映画の心理描写が嫌だっていうようなことを言いますよね。カメラワークや技術で人間の心理を見せようと
するのは嫌だとか、そんなことを言ってましたね。心理ではなくて、物として見せられるかどうかが勝負だって。
三島の『潮騒』のロケ随行記がありますでしょ。あれを見ると、こういうところから三島は始まっているんだ、
(中略)一本筋が通っているのは、映画は物としての人間を見せなければ駄目だというところですね。これは
変わらないなと思いましたね。
(中略)
藤井:やっぱり基本的に言えば「映画は心理を語れない」っていうのが、よくわかっていたから。増村も同じことを
言ってますよ。
山中:増村監督もそう言いますか。勘所は通底しているんですね。
佐藤:やっぱり活字文化で育ってきた人の心理ってね、違うと思うんですよね。(中略)
井上:「映画は心理を語れない」という見方では、三島と増村には接点があったことになるでしょうか。さっき
佐藤さんが触れた藤井さんの文章で、増村の論文「原作小説とその映画化」から引用しています。「具象的な
音と画で表現できない主観的なものは、徹底的に客観的なものに転換しなければならない」。こうなんですね。
(中略)
佐藤:増村は大正十三年生れでしたね。
松本:三島と数ヶ月しか違わないわけか。だけど、『からっ風野郎』の撮影の現場では、時には刺々しいことが
あったようですね……。
藤井:刺々しいなんてものじゃないですよ。もう、罵詈雑言、凄いですよ。
藤井浩明「映画製作の現場から」より
井上:凄い罵詈雑言?
藤井:ええ。それで、増村は撮影が終わった時に言うんですけどね。僕は半分本当で半分嘘だと思うのですけど、
要するに、「俺は三島さんでやろうとお前が言うからやったんじゃないか。俺は三島と東大法学部の同級生だ。
やる以上は彼に迷惑をかけちゃいけない。世間から三島由紀夫が映画の主役をやったって笑われちゃいけない。
だから、叩かなきゃいけないんだ。その叩き方も、なまじじゃとても駄目だ。芝居にならない。同じことを何回も
何回もやらせて、その良いところだけを取って、それをつないでいかなきゃならない」って言うんですよ。(中略)
そうじゃなくても増村はかなりうるさいんですからね。「三島さん、何ですか! その芝居は!」って感じで。
「三島さん、あなたのその目はなんですか? 魚の腐ったような目をしないでください!」って酷いことを言う。
スターに言っちゃいけないようなことを、バンバン言う。皆、ハラハラするんですよ。
井上:若尾文子も、気の毒でとても三島由紀夫の顔を見ることができなかった。
藤井:若尾文子は、自分の出番がない時は、セットの隅で祈っていた。「このシーンが無事にいきますように」って。
だけど、やっぱり三島さんは偉かった。あれ、普通だったら喧嘩しますよ。
井上:そういう感じですね。
藤井:それくらいボロくそに言うんですから。「だったら俺はもう辞めた。勝手にやってくれよ」って言って
辞めればいい。だけど、三島さんは最後までやり通した。
佐藤:そうなると、三島由紀夫は『からっ風野郎』に出て、本当に良かったんですか?
藤井:いや、映画っていうのが良くわかったんじゃないですか? 凄い経験になったと思いますよ。
(中略)
佐藤:あれに出なかったら『憂国』はなかったとは思うのですよ。仮に藤井さんが話を持っていったとしても。
井上:そうですね。
藤井:やっぱり自分の好きなようにもういっぺんやってみたかったんですよ。それはわかりましたね、僕は。
三島さんも言わないけれども、『からっ風野郎』で味わおうと思って味わえなかったことを、『憂国』で自分の
好きなようにやろうとしたと思うんですよ。
藤井浩明「映画製作の現場から」より
三島が黒澤や小津安二郎、木下恵介といった巨匠たちについて語った
文章ってないですかね?
黒澤はともかく、小津や木下あたりは好みではないような気もしますが。
>>102 木下恵介とは、パリ旅行中に黛敏郎を介して会ったことがあるみたいなのを見たけれど、
その作品について触れた文章はないようです。
黒沢明については、すばらしいテクニックを持っていて、中学生の感覚を持ってる、
というような文があったような気がします。
小津安二郎について語ったものは見たことないですね。見落としてるかもしれませんけど。
三島は市川崑が好きだったようですね。あとヒッチコックとか。
三島はリアリズムとか日常性とかの私小説風味ではなく、
非日常性・娯楽性を求めたんじゃないかな。特に映画は。
小津のあのしみじみした味わい深い世界は、小説でもう
お腹いっぱいだと。
しかし、戦後、特に平成の世になって振り返ると、
あの世界はやはり貴重だよな。あの世で、三島と小津が
和気藹々と語り合っている姿を想像してみるのは楽しい。
>>103 ありがとうございます。
映画に関しては芸術性など求めず、あくまで娯楽として楽しめるもの
が好きだったようですね。
ヒッチコックのように理屈抜きの面白さを評価、納得です。
ゴジラとかキングコングとか好きそうですよねw
>>105 小津は上質のホームドラマのようなものだから男性だと
退屈するか、しみじみと感動するかのどちらに分かれるような気がします。
評論の目からすればよく出来ている、しかし観客としてはお金払ってまで
観る気なし、そんな感じですね。
>>あの世界はやはり貴重だよな。
同感です。
107 :
吾輩は名無しである:2011/08/22(月) 22:52:55.44
ちょっと気になった事があるのですが三島が生きていた頃に
水戸黄門ってすでにありましたか?
>>107 水戸黄門は1954年から始まってますから、三島由紀夫の存命中、29歳からやってたようですよ。
水戸黄門の映画は、三島由紀夫が生まれる前からありますね。
110 :
吾輩は名無しである:2011/08/23(火) 01:50:27.14
三島由紀夫の身長は163センチ。
これは身体検査の公式記録に載ってます。
松本:『からっ風』のロケで頭を打って病院に入った時、「増村を殴って来てくれ!」って言っていたとか?
藤井:それはね、半分本気半分ふざけてそう言ったんですよ。そこらへんはもうゆとりが出て来ていたんです、
最後のシーンですから。
佐藤:でも、あれだって一週間ぐらい入院してましたでしょう? 一週間目くらいには結果がわかっているから
いいようなものの、一日目、二日目って、もう頭の中どうなっちゃっているんだろうって不安だったでしょうね。
これにはムカッともするし、とんでもないことになっちゃったみたいなことにもなったでしょう。(中略)
藤井:(中略)もろに頭を打ったわけですからね、バーンと。
井上:その瞬間は?
藤井:見ましたよ。あれは神山繁っていう文学座の役者が殺し屋で出ているんですが、「三島さんね、もっと
バーンと派手に倒れなきゃ駄目だよ」とか余計なことを言うものだから、三島さんも、「そうかな」なんて思って
バーンと倒れた。
松本:三島ってひとは素直だなあ。
藤井:それで神山にね、僕は大分後に言ったことがあるんですよ。「あんたが余計なことを言うから」、「いや、
俺はあそこまでやるとは思わなかったから」って。
井上:実際はどのような感じだったんですか?
藤井:神山が三島さんを拳銃で、ダンと撃つ。
井上:それでエスカレーターへ倒れたんですね。
藤井:ええ。当然バーンと倒れました。エスカレーターが上がっていくから、三島さんは逆さまになって上へ
運ばれていく。本当は撮影ももっとうまくやれば良かったんですけれども。でも、あんなに派手にバーンといくとは
思わなかった。エスカレーターの段の角のぎざぎざがあるでしょ。それにバーンと頭を打ちつけた。よくあれで
済んだものですよ。僕は病院へ行ってね、「三島さんすみませんでした」とかなんとか言ったけど、黙ってましたよ。
割とムスッとしてました。
井上:不安だったんじゃないんですか?
佐藤:不安だったろうと思いますよ。
藤井浩明「映画製作の現場から」より
藤井:でもまぁ、冗談も出たんでもう大丈夫と思いましたが……。
山中:撮り直しの時は怖かったでしょうね。
藤井:その時は万全な体制。で、永田雅一がそれはもう、三島さんのために現場に来たわけですから。スタッフも
ピリピリしていましたよ。二度とやっちゃいけないから。神山ももう何も言わない。三島さんも真剣っていうか
真面目なんですね。そうじゃなきゃ普通二度とやらないですよ。
松本:そういうところまで責任を貫くんですね。
藤井:映画が完成してから、三島邸に増村や僕たちが招待されたんです。その時、三島さんのお父さんが増村に
お礼を言ったんです。「下手な役者をあそこまできちんと使って頂いて」って。増村は驚いてました。けがを
させて申し訳ないと思っていたのに。帰り道、「明治生まれの男は偉い」と、お父さんをほめていましたよ。
お父さんは増村の一高の先輩なんです。
藤井浩明「映画製作の現場から」より
松本:最後に、(中略)十一月二十五日をどういうふうに受け取られたか、そこをお聞きしておかないと。
藤井:(中略)十一月二十一日、夜中に帰宅したら、三島さんから「今夜どうしても電話欲しい」っていう伝言が
あった。「いくら遅くてもいいからかけてくれ」って。僕は、あの人は夜中から朝まで仕事をするって聞いて
ましたから、余程大事な用があるんじゃないかと思って電話入れたんですよ。『憂国』の話をまた始めたんです。
この間トリノでやった日本映画のシンポジウムで『憂国』が凄く評判が良かったらしいって前に僕が言って
いたものですから。そしたら、その話をもうちょっと聞かせてくれって。僕もあんまり詳しく聞いていないので、
「映画評論家で立ち会った人がいるから、その人にもうちょっと詳しく聞いておきます」て言ったんですよ。
「悪いけどそうしてくれ」って言うんです。「連休明けにその人に聞いてまた連絡します」って答えたら、
「そうして欲しい。じゃあ」って。
でね、あの人は話が終われば「じゃあお願いしますねっ!」ってすぐ切る方です。忙しいですから。
でも、その時に限って電話を切らないんですよ。僕は勘がいいほうじゃないから、「じゃあ調べときます」って
また言って、切ろうとしたら三島さんが切らない。それで一時の間ができてね。それで、「じゃあ」って
もういっぺん言うわけですよ。そうしたら「さようなら」と言うんです。二回くらい言いましたかね。で、
電話切ってから「今夜はおかしいな」って思った。あんなに歯切れのよい人が今夜に限って、電話をなかなか
切らなくて。でも一瞬ですからね。不思議な気が直感的にしただけで、何にもわからなかったです。どうして
「さようなら」って言ったんだろう。それはおかしいなって思うけれども、疑いもしませんでしたよ。
三島さんとわたしは、映画を通じて結びつき、長くお付き合いをして頂いたのですが、映画『憂国』が最後の
会話となってしまいました。
藤井浩明「映画製作の現場から」より
115 :
吾輩は名無しである:2011/08/24(水) 08:59:14.37
島田紳助と「青の時代」の主人公がダブるわ。
外交情報ネタ・・・ 最近の嫌韓流に危機感、それでどうするか
韓国政府の指示を受けて、9月からゴールデンタイムを全て「韓流」に一新するため、島田紳助のゴールデン
タイム番組を全て潰し、「K−POP」に差し替えるために、朝鮮人TV局が一斉に仕組んだという話しだ。
9月就任の前原総理大臣に合わせ、日本人をより韓国色に洗脳するために朝鮮人マスコミTV組織が、TV局、
電通、民団、在日プロダクションらが一斉に動いたそうだよ。
これには、最近の日本人の嫌韓流に、民主党と民団業界の焦りから動いたそうだよ。
530 名無しさん@12周年 sage 2011/08/24(水) 12:00:48.04 ID:BVlyv8/I0
我らが同胞鈴木おさむの影響力はすばらしいw
日本芸能人をつぶして韓流枠拡大ww
本棚を掻き回していたら、珍しいのが出てきたぞい。今では誰も知らないだろう、
文芸誌「浪曼」。3冊あって、一番古いのが、恐らく創刊号の翌月号と思われる、
1972年12月号で、これに五社英雄の「演出家の眼」というエッセイがある。
>>99の対談とも関係していて面白いので、適当に抄出したい。
全文コピペが一番いいんだが、そうもいかんのでな。
『人斬り』に三島が田中新兵衛役で出演したときの話。
(前略)本番前のリハーサルに入った。使用する刀は竹光だから、相当派手にやっても、
普通は怪我をしないものだが、三島さんは力いっぱいやるから、その竹光で腹を切って
しまい血がにじみ出した。私は驚いて、「三島さん、竹光で怪我されちゃ困る。これは
映画なんだから、(中略)腹を刺すのは芝居でやってくださいよ(中略)」というと、
「わかった、わかった、こんな傷なんでもないよ」
こんなやりとりで本番に入った。本番ではあらかじめ腹に管が通してあって、竹光を
刺すと血糊が出る仕掛けになってる。ところが三島さんは思い切りやった。躰中をまっ赤
にして、グッと竹光を腹に回した。みるみる腹の皮が破れていく。見ている我々は慄然と
いうか、鬼気せまる迫力にシーンとなってしまった。
(中略)
撮影が終ると主演の役者などにスチール写真をあげるのがならわしだが、三島さんは、
「僕の切腹の場面と、カッコいい立回りの場面(中略)を悪いけど各百枚くらい焼いて
ほしい」
というので、大量に複写してさしあげた。
いよいよ京都から引揚げるとき、彼と仲代君、勝君、それに私がいっしょで、途中、名古屋
に降りて遊んでいこうと話ができた。皆で三島さんをさんざん誘ったが、どうしても帰らねば
ならない用事があるからというので名古屋で別れた。我々はホームに降りたが、窓越しにでも
挨拶していきたいと、三人で三島さんの席の窓のところへ行った。三島さんは、我々はもう
いないと思ったのだろう、例のスチール写真を鞄から出して、何ともいえない顔でニッコリして
見ていた。私たちは見てはならぬものを見たような思いで立ちすくんだとき、列車が動いた。
そのとき、視線を感じたのだろうか、ひょいと顔をあげ、立ち去ろうとしていた私たちと目が合った。
一瞬、三島さんはこそばゆいというか、恥ずかしいというか、少年のように笑って頭に手をやった。
その後、東京に帰り三島さんと日劇の前で会ったとき、「いやぁ、新幹線の中でアレを見ら
れたのは、君ねえ、自分のナルシシズムの原点みたいなものを、全く目の前で見られたような
感じで、あんなに恥ずかしい思いをしたことはないよ」といった。
コピペは以上。
名古屋駅での話は
>>99と少しニュアンスが違うが、ソースはあくまでこちらだ。
この後にも色々興味深い文章が続いているんだが、それはまた折を見て。
なお、タイトルの「演出家の眼」とは、次の一文に因ると思われる。
三島さんは一流の演出家にもなり得たと思う。
「人斬り」DVD化したら買いたいんだけどなぁー。
123 :
吾輩は名無しである:2011/08/25(木) 02:31:55.36
いやーなんだかいち芸能人としての三島由紀夫さんのういういしさを感じます。
日本人が日本文化や伝統を映画や劇で楽しんでるのが当たり前のような、ほんとにいい時代ですね。
悲しいかな、今はあまりそういうのが無いから。
やっぱり80年以降に洋画とかが中心になってしまったせいか
日本人は自分達の芸能界や映画を愛さなくなってしまったように思えます。
124 :
吾輩は名無しである:2011/08/25(木) 02:58:21.25
>>116 島田紳助は武士道のことをよく分かってますね。
彼は勝海舟のじきしつ掛け軸を200万で手に入れたりとか
なかなか歴史物に造形に深くて感心します。
ただ皮肉なことに今はそうした関西の方のほうが昔の日本人のような
精神を維持されてるというのは残念です。
関東は精神的にも文化的にもアメリカに呑まれすぎましたな。
戦後はより方言や土着の歴史も均一化された上に、旧字旧仮名遣いも
取っ払われてしまった。
本当に共和国日本区みたいになってしまった。
あれじゃあ日本の首都じゃなくて香港や上海、シンガポールのようです。
しかもドンが石原ですからね、なおさらにアレですよ。(笑)
東京に住みさえすれば中国人だろうが朝鮮人だろうが
アメリカ人だろうが、誰しもが日本人の支配階層になれます。
それが東京の実態です。
東京スカイツリーとかあんな日本に不釣り合いなもの
建てちゃってさ、本気で移民区にするつもり何だなと思います。
125 :
吾輩は名無しである:2011/08/25(木) 03:01:38.61
>>117 いままさに日本は朝鮮から復讐うけてるでしょ、かつて併合支配した恨みか知らんけど。
叩き斬って返り討ちにしてやるしかないね。
三島由紀夫の危惧した、日本が日本じゃなくなる岐路の、今その最終段階に来ているんだよ。
127 :
吾輩は名無しである:2011/08/25(木) 06:53:14.42
韓国って、これほど哀れな国民性で成り立っているのか
本当の知識人が韓国から逃げ出す理由も納得がいく辛口批判の集大成
♪
室谷克実・三橋貴明『韓国人がタブーにする韓国経済の真実』(PHP)
@@@@@@@@@@@@@@@@
「韓流ドラマ」は歴史をねつ造しての日本人を洗脳する心理戦争の一環である。韓国の「文化対策」の予算が日本の広告代理店とテレビ局に流入しているのだ、といきなり衝撃的発言が本書からも飛びだした。
韓国通のふたりの論客、呼吸ぴったりの掛け合い漫才風。これほど面白く、同時に内容の詰まった本を読んだのは久しぶりである。データに裏打ちされているので韓国批判は痛快、いや読後感としては韓国民が哀れ。
室谷さんは時事通信ソウル特派員時代がながく、帰国後も時事通信の出す雑誌、ニューズレターの編集長、宇都宮支局長をへて定年退職後、旺盛な書き手となった。
室谷さんを紹介してくれたのは池東旭さんだったと記憶するが、ともかく付き合いが長い。体育会系の風貌とは逆に、とてもシャイな人である。
ところが書かれる著作はずばぬけて衝撃的な韓国批判であり、近作『日韓がタブーにする半島の歴史』(新潮選書)は、斯界に話題をさらった。
三橋さんとは桜チャンネルの討論番組で初めてあって、そのとき彼がスタジオに持ち込んだ小型コンピュータのなかから、次々と事実を客観的にあらわすグラフ、データが詰まっている。
この「新兵器の持ち主」という強烈な印象がある。その後、おなじ番組で何回か一緒なので、だいたい何を言われるかの見当はついていた。
ところがよく知っているつもりだった二人が、韓国経済、韓国歴史、その国民性について機関銃のように語り始めるや、おもわず膝を打ったり、なるほど、そうだったのか、
え、そんな歴史的経緯があったのか、と読みはじめるとトイレにも行かず一気に終わりまで読んでしまった。
四半世紀ほど前、池東旭さんと語り合って評者(宮崎)は『兄弟だから許せない』『日韓,日朝 ホンネとタテマエ』の弐冊の対談集を出したことがある。
そのときも、韓国人の見栄っ張り、たとえば大型テレビを外から見えるように応接間におくが、テレビは映らない。文学全集を書棚に飾っているが、中身は空っぽ。
あれほど反日を唱えるのに,日本にきたらほっと安心する韓国人とは一体なにものなのか、と討論したものだった。朝鮮民族のキャラに関しては拙著『拉致』に十分に書き込んだ。
さて本書で、室谷・三橋対談も同様なテーマをうんと掘り下げ、卑近な例証を夥しくあげている。
その新鮮な批判の眼が面白い。
「ウリジナル」というのは「なんでも韓国が発明」という例のビョウキ。ウリとオリジナルをかけている。活版印刷は韓国が発明したと自画自賛するが、証拠としてでてきた活版は鏡文字ではなかった。
天皇が韓国から来たとか、ソメイヨシノも韓国がオリジンとか、その誇大妄想的な発想の基本に横たわるのは、「外華内貧」というぬきがたい民族の性格である。
慰安婦強制連行があっと言い張って,その証明だと韓国がだしてきたポスターは、慰安婦大募集の広告だった。これは自らなかった事実を証明する『証拠』となった。
『強制連行』だったら募集する筈はなく、慰安婦の給与は当時の軍将校なみだった。
こうした嘘を平気でつく人たちの代理人となって日本で韓国礼賛をいう政治家、歴史学者は、真実を証明しようという学問的欲求はないらしい。政治家が朝鮮半島に異様にすりよるのは「どいた 過去」(土井たか子)でもうたくさんだ。
ふたりはこう言う。
室谷「盧武鉉大統領が、あまりにもひどかった。格好つけ優先で、『波長が合う』無能の素人を重用した。反米、反日、親北で、つねに本人や側近の金銭スキャンダルの大洪水」
三橋「李明博政権は、国内では企業の寡占状態を容認しました。たとえば、現代自動車の国産自動車市場におけるシェアは、傘下の起亜自動車を含めると八割を超えています。
家電に至っては、大手はLGとサムソンの二社しかない」
ブッシュ大統領は訪米した盧武鉉との記者会見で怒り心頭、盧武鉉を指さして「この男」(This Man)と言ってましたね。
韓国の自動車のエンジンは日本製だったし、高性能半導体の中枢部品はいまも日本から輸入しているんですよね。
室谷「政府の国債発行権は、IMFに枠をはめられています。一方、中央銀行が出すのは通貨安定証券で、これなら国債ではないから問題ないというのがOINK便法です」
(OINKとはオンリー・イン・コリア(韓国でしかありえないことを意味する造語)。
三橋 「IMF危機後、外貨がかなり入っています。株価が一番下がったときに金融自由化がおこなわれた結果、韓国企業の株が外資に大量に買われ(中略)、
つまり、韓国は、外国人の株主と財閥のオーナーだけが儲かっている社会」となりはてた。
そうそう、韓国大手企業の株式は過半がアメリカ人。純粋な韓国企業は少ない。
室谷「韓国財閥の首脳、産業界のトップとは、まるで前科者の集まりではありませんか。罪状の大部分は,財閥を息子に譲るための生前贈与に伴う脱税や横領」
三橋 「韓国は企業の生み出した利益や付加価値ではなく単純に売り上げを合計して誇っていた(つまりGDP統計もすこぶる怪しい)」
それでもあなたは「日本企業は韓国に見習え」などと頓珍漢なことを言っている日本の学者、マスコミを信用しますか?
大河内(司会):演技をする際に、三島さんから注文なり助言があったんですか?
村松:いつも役の核心をつく説明をして下さいました。また演技の基本としては、人間を表現するのにひと色で
描こうとしない方がいい。例えばこのシーンで優しいからといって、残虐なところがあるかも知れない、愛の裏には
憎しみが……。何にでも光と影の両面を意識すること。人間を多面的に演ずること。
台詞に関しては、一つの文節をニューヨークのマンハッタンの摩天楼のように構築しておくれ。一つの台詞のなかに
一つのドラマがあると思いなさい。そう仰った。一言一句を大切にするということを思い知りました。
(中略)
先生のヒロインを演ずるときは、女という自分の素材によりかかってはいけない。むしろ素材は邪魔で、時には
自分が男になったつもりで「三島のヒロイン」を創っていかなくては、とても太ち打ち出来ない。複雑というか、
強さというか。極端なまでの存在です。
村松英子「ヒロインを演じる」より
村松:(朱雀家の滅亡で)私の頂いたヒロインの役名が璃津子ですけど、先生の亡くなった最愛の妹さんの名が
美津子。「戦争で負けたことよりもショックだった」と先生が言われた妹さんの死は、敗戦まぎわに勤労奉仕中
喉の渇きに耐えかねて飲んだ容器の水から疫痢にかかったためと伺いました。妹さんは聖心女子学院生でしたから
勿論制服は違いますが、「朱雀家」で愛しんで描かれている学習院の制服姿の若い婚約者同士に、私は若き日の
先生と美津子さんを重ねたものでした。「先生のノスタルジイですね」としみじみ言うと、「うん」と優しい微笑が
返ってきました。
松本(司会):読み返してみたんですけど、二幕目、恋人の朱雀経広が戦死の確実な戦地へ向うという時に、
璃津子が言いますね、「正式の、もう二度と引き返せない結婚ではなくてはいやでございます」。美しくて
雄々しくて、恋心あふれ出る場面ですね。
村松英子「ヒロインを演じる」より
しかしまあ、同じ様に三島の死を嘆く方も当時たくさんいたんでしょうな。
村松英子さんもやはり三島先生には旅立たれてほしくなかったのでしょうか?
「剣」を読んだことのある方に質問です
主人公の国分次郎が伝書鳩部の鳩を輩から救うシーンで、
助けた鳩が、国分の腕から飛び立とうとして失敗した後、
国分は鳩を殺そうと試みましたが、なぜ彼はあのようなことを行おうとしたのでしょうか
135 :
吾輩は名無しである:2011/08/26(金) 21:45:36.60
三島には暴力団との黒い関係はなかったの?右翼とか。
136 :
吾輩は名無しである:2011/08/27(土) 09:22:56.42
>>133 村松英子は三島由紀夫が好きだったような節がありますね。
>>134 せっかく助けたのに逃げようとしたから発作的にそうなったのかと想像できますが、その細かい心理はよくわからないですね。
>>135 そういう付き合いは一切ない、無縁の人です。
楯の会の資金も全部三島のお金で賄ってるし、もし会員が万引きしたら腹を切ると、会のモラルを重んじてますからね。
137 :
吾輩は名無しである:2011/08/27(土) 09:49:13.67
【集団ストーカー&テクノロジー犯罪】とは、
被害者を鬱病や統合失調症に仕立て上げ、
社会から抹殺する国家機密であると考えて下さい。
この犯罪は海外でも存在し、アメリカではテレビでも報道され、
【生命倫理に関する大統領諮問委員会】も開かれています。
日本では20年以上も隠蔽され続けています。
また古巣の野党にボコられるよ?
創価学会はフランス、オーストリア、チリ、ベルギーでカルト指定。
さらにアメリカ下院議会では、危険な組織として指定。
ドイツでは、なんとアルカイダ並みのテロカルト組織に指定されている。
集団ストーカー犯罪組織の創価信者達 を日本から追い出そう!
フジデモの次は信濃町デモだ!
〈大きな仕事があるから、僕だけは来年は来られないけれど、家族をどうぞよろしく。このマドレーヌは永遠に守り抜いてください〉
三島由紀夫を見るのは、いつも夏の日だった。家族を連れ、毎年、静岡県下田市に避暑に来ていた三島がこの言葉を残し、下田を去ったのは昭和45年8月のことだ。3カ月後の11月25日、
三島は憂国の思いに駆られ、東京・市ケ谷の陸上自衛隊駐屯地で壮絶な自決を遂げた。
ニュースを聞いたのは、市ケ谷から目と鼻の先の東京・神田の英語学校の食堂だった。「大きな仕事ってこのことだったんだわ…」
三島と初めて出会ったのは、中学3年の夏の夕暮れ時。まだ、15歳だった。切腹シーンがセンセーションを巻き起こした映画「憂国」が上映され、原作者の三島はスターだった。
学校からの帰り道、街を歩く三島とすれ違った。好奇心のままに友人たちとこっそり後をつけたが、最後の最後にぐるりと振り返った三島はサングラスを取り、笑ってアッカンベーをしてホテルに姿を消した。
http://sankei.jp.msn.com/region/news/110826/szk11082612500005-n1.htm
フジデモの先に信濃町デモを。カルト犯罪思想・創価
創価内部文書
【各地域の敵対者排除/躾】
a)創価学会への強固な敵対者に対しては、将来的に考えてもその子息子女を
落とす必要がある。
子息子女の不幸により折れる可能性も高い。
子息子女へは創価学会へ反発しないよう躾る。
敵対者の子息子女の結婚は潰す必要がある。
会員の子息子女の敵であってはならない。
b)会員の商売敵を排除することは資金確保の上で重要である。
商売敵の子息子女も、将来を見据え落とす必要がある。
>>142 c)敵対者が地域で高評を受けぬよう計らう。
d)各会員が連帯し、自然と不幸になったように落とす必要がある。
【くれぐれも会員が疑われてはいけない。】
e)敵対者の言に信頼が集まらないよう計らう。
f)敵対者の安定につながる者らも落とす必要がある。
g)常に経済的/心理的に圧迫させる必要がある。
松本(司会):三島が強く意識していた同時代作家は誰でしたか?
寺田:やっぱり(武田)泰淳さんを一番意識していたと思いますね。後は、安部公房でしたね。(中略)
松本:泰淳との対談も寺田さんが?
寺田:そうです。いつ聞いたかよく覚えていないんですけれども、三島さんは「俺が一番尊敬している作家、
現代作家は誰か知っているか? 泰淳なんだよ」っていう話をするんです。(中略)人前では言わないだけですよ。
編集者には漏らすんですよ。(中略)
三島が死んだ時の泰淳さんのエッセイね、やっぱりもう……。これは酔っ払って書いてるなということわかるんですよ。
後半が乱れてくるんです。本当に泰淳が惜しんでいるんですよね、三島さんを。三島がね、「仮面の告白」の原稿を
坂本一亀に神田のランボオで渡すんだけど、それを泰淳さん、見てるんですね、側で。やっぱり泰淳さんが
特別な人だったのは、そういう現場も見られているということもあって、三島さんとしてはずっと泰淳さんのことが
頭から離れなかったのかもしれない。ライバルというよりも、どういうのかな、温かい先輩としてね。
寺田博「雑誌『文芸』と三島由紀夫」より
寺田:段々思い出してくるんですよ。こうやって話していると、延長線上で。やっぱりね、三島さんが文芸誌の
目次に入るか入らないかというのはかなり大きい問題になる時期だったですよね。それを言ってなかったんで、
付け加えますとね。やっぱり文芸誌のビッグネームなんですね。(中略)戦後派の中ではやっぱり三島さんは
一番商業的にビッグネームだったんですよ。そうだ、吉本隆明との対談をね、三島さんとの対談を、本当に
やりたかったですよね。二人ともやりたがっていたんですよ。
違った場所で私は二人から耳にしていて、実に残念だったですね。私がやらなきゃいけない仕事だった。(中略)
もう一歩突っ込んで、三島さんと吉本隆明との対談というのをやらなければいけなかったですよね。
松本:惜しかったですね。
寺田:これは実に惜しかった。これをやっていればね、そこでまた別の何かが開けた可能性があります。三島さんが
死ぬことをやめたかどうかまでは言えませんけど。
寺田博「雑誌『文芸』と三島由紀夫」より
松本:その頃はもう決めてたんでしょうけどね。泰淳さんと会った時はもう決めていた。
寺田:決めてますね。
松本:その時の言葉になっていない三島の態度で、何かありましたか?
寺田:うーん。僕は三島さんの最後で思い出すのは、新年号の原稿を頼みに行ったんですよ、もう直前ですね、決行の。
その時に三島さんは別れの挨拶的なことはしませんけれども、顔にやっぱりそういうものが出ていたような気が
後でしました。というのは、「君に児童文学あげるよ」というふうにね、言ってくれたんですよね。「じゃあ、
少年時代をいずれ特集でいただきます」と言わなきゃいけなかった。しかし、私は死ぬ覚悟しているとは
思わないから、「やっぱり新しいもの書いてくださいよ」って簡単に言って引き下がっちゃった。それを実に
後悔しています。
その時のニュアンスでは、「君にはあんまり何もして上げられなかったから、これを記念にあげようかな」という
ような気持ちが少しはあったんじゃないかなと思います。そういう表情がちょっと読み取れたんですよね、
後で考えるとね。
寺田博「雑誌『文芸』と三島由紀夫」より
147 :
吾輩は名無しである:2011/08/29(月) 11:36:02.71
>>127 今思うと、島田紳助ほどいまの芸能界で愛国的というか
日本人的な道徳をもってる人は居ない。
韓国が日本のテレビを乗っ取ろうとするならまず紳助を排除をやらないと遂行できない。
今後のテレビ業界の動向やいかに。
高岡曹甫さんなんかも朝鮮人だとかデマ流されてたけど、デマ元が朝鮮日報らしいね。
紳助を朝鮮人認定してる発信元もその手の勢力の、日本人分断作戦かな。
本当の反日朝鮮の手先は業界の制作者側とかコメンテーターにいそうだよ。
高岡さんの発言をねじ曲げて、差別だなんだかんだと叩いた茂木健一郎っていうインチキ学者も前から怪しい邪悪な匂いがしてて
大嫌いだったたけど、やっぱり胡散臭い電波だったわ。
「僕の悪いところも良いところも、憂国に凝縮されている」
色んな意味でさようでございますか。
魅死魔幽鬼夫「さやうでござるの巻 ◎」
153 :
吾輩は名無しである:2011/08/31(水) 01:02:18.70
ところで皆さんは魁!!男塾という漫画をご存知ですか?
知らない
三島由紀夫って高倉健に似てるよね。
>>153 江田島平八と三島平八と三島由紀夫の関係についてご教授願います。
一番似ているのは、筧利夫ですね。雰囲気は高倉健、中村獅童、海老蔵、田原俊彦っぽい感じです。
158 :
吾輩は名無しである:2011/08/31(水) 14:56:49.32
>>156 ゲーム「鉄拳」の三島平八の三島は三島由紀夫が由来。
平八のほうは男塾の江田島平八からとったもの。
男塾の江田島の名前は海軍学校のあった実在の地名から付けられた。
平八は大塩平八郎だったりして。
サン・サーンスは、作曲家としてよりも薔薇作りとして有名だつたさうだが、私も小説家としてより、人斬りとして
有名になりたいものだと思つてゐる。
三島由紀夫「『人斬り』出演の記」より
164 :
吾輩は名無しである:2011/09/01(木) 01:59:14.25
>>159 うーんどうだろう…
まあ有り得なくないがw
ただ俺が言いたいのはそんな事じゃなくて
なんで男塾の話をしているかって言うと戦後に
三島由紀夫以外にこれほどまでに日本の精神主義的な
美学、侍・軍人・闘士の哲学を主張した創作活動が果たしてあったのだろうかと。
男塾は三島死後12〜13年(80年代半ば)に描かれた漫画作品だけど
三島が生きていたら絶対に読んで好きになっていたに違いない。
三島主演で実写オファーされていたのかも知れない。
(歳を理由に辞退されていたかもしれないがw)
男塾は内容としてはそんなに誉められたもんじゃないけど
男塾は三島イズムを感じるし、三島イズムが根底に実はあるんじゃないかなと。
ゴレンジャーとか戦隊ものの五人形式ってのも、ひょっとすると楯の会と三島の五人の行動形態の影響があるのかも。
いろんな分野で生きる三島イズム、おそるべし。
徳岡:ここに三島さんに貸した本があります。バンコックでね。
山中(司会):『和漢朗詠集』ですね。
(中略)
井上(司会):三島さんにお会いになったのは、偶然なんですか。
徳岡:いやあ、バンコックに来るなんて知りませんでしたから。
井上:その『和漢朗詠集』を貸したのは……。
徳岡:三島さん退屈してましたから。三島さんもインドからの帰り道で、インドについては私と全く意見が
違いまして(笑)。僕はあんなとこ地上最低の国だと。(中略)三島さんはそんなことはないって。
(中略)インド人が古いものを守っているということは何事かだって言うんです。インドに向かって、早く
日本のようになれと言うのは全く見当違いだと言うんです。
井上:ガンジーのことなんかしきりに言っている時期がありましたね。
徳岡:あのガンジーの話もしたでしょうけれども、インディラ・ガンジー、あの当時の首相とも会っているんですよ、
三島さんは。だから『暁の寺』にはやっぱり、インドが入ってきて……。
(中略)
徳岡:(三島全集に)僕と三島さんとのバンコックでの対談というかインタビューが入ってます。三島さんは
おそらくノーベル賞とるだろうから、取ったらこれ載せたろ、思ってね、「三島さん、暇でしょ? インタビュー
でもしましょ」って言うたら、「やろう」って、ホテルの庭でやったんですよ。
山中:「インドの印象」ですね。(中略)
徳岡さんがインドをお嫌いだから、話が盛り上がっていて。
徳岡:そうそう。三島さんを挑発した(笑)。エラワンホテルの庭でやったんですよね。あれは可笑しかった。
三島さんもう真面目になってね、そういう考えの人はダメだって言うんですよ。
松本(司会):その姿勢が切腹にまで貫いててる……。
徳岡:そう。
井上:徳岡さんは、エラワンホテルに泊まってらしたんですか。
徳岡:いや、そうじゃない。私はまだ家族が来てませんでしたので、単身赴任の日本人が何人か泊まってるとこに
いました。
井上:バンコックで初めて三島を見かけたのもそのホテルのテラスで……。
徳岡孝夫「バンコックから市ヶ谷まで」より
徳岡:テラスじゃなくて、ステーキ・ハウス。三島さんはアメリカ人のデッかい男と話していた。
井上:それはもうかなり真面目に……。
徳岡:アホかと思うた、三島さん一生懸命。相手はね野球帽被ってね、Tシャツや。こんな太ったアメリカ人。
ちょっと知ってたんですね、三島という名前を。そうだ、その頃「ライフ」に載ったんですもん。「ライフ」の
影響力って今じゃちょっと想像出来ないでしょう。だからね、日本の自衛隊のこと言ったんでしょう。ほんなら
三島さん、一生懸命に説明する。英語はうまかった。
井上:うまかったですか。
徳岡:うまかったよね。それで一生懸命説明する。アホかと思うて、アメリカ人の後に寄って、三島さん行こ行こと
言うたんですけどね、三島さん、ステーキ食ってる相手に、演説するんですよ。過剰なほど真面目なところがある。
観光客やからいい加減にごまかしておくという態度じゃあなかった。
井上:テンションが凄かったんでしょうか?
徳岡:テンションというんじゃない。静かではあったけど、生真面目。
(中略)
松本:徳岡さんはベトナム戦線へ取材に行かれていますが、三島とのかかわりにおいても大きかったんじゃ
ないですか。
徳岡:だったんじゃないかと思います。(中略)当時、共産党が善で、アメリカ帝国主義は悪だというような
傾向があったんじゃないですか。それが六七年の五月頃の香港取材でちょっと崩れました。文化大革命……それから
六八年のテト攻勢で、こりゃ、僕ら忘れられないです。ユエ市民がずーっと長蛇の列をなして、解放されたユエから
逃げて来るんですよ。そういう解放とか平和とか民主って信用できますか。いわゆるね、人民解放軍なんていう
言葉なんかね、ふざけるなといいたいですね。
松本:だけど、それが結局勝っちゃったんですからねえ。
徳岡:いやあ一九七九年には、ベトナム解放しようとした中国人民解放軍がコテンパンにやられるんですよ。
それを誰も思い出さないんだ、日本の新聞は。
松本:だから、日本のジャーナリストの中でも特異な存在にならざるをえない。
山中:その分だけ、やっぱり三島も信をおいていたという……。
徳岡孝夫「バンコックから市ヶ谷まで」より
井上:バンコックで薔薇宮の三島の取材ぶりには、その徳岡さんがびっくりなさったとか。
徳岡:そう。あれはねえ、三島夫人にアンタよくねえ殺されなかったね、もし二人とも撃ち殺されたって文句
言えないよって。日本政府が大使館通して抗議したってさ、有名な小説家かどうかなんか知ったことじゃない。
共産党鎮圧本部CSOC、(中略)今でも覚えてる。その司令官よく知ってて僕はよく遊びに行きましたけどね。
ブーゲンビリアの生垣から夫婦揃って覗いてたらアンタ、そりゃ撃ち殺されますよと、私は三島夫人に言った。
井上:(中略)(三島は)もう一度行きたかったんだけど、行けなかった。この薔薇宮の創作ノート、ここに
取材の様子が……。
(中略)
徳岡:凄いなあ。だから真面目にやってはったんですよ。文学を真面目に考えていはったんですよ。三島が
死んでからそういう人いない。こっちも真面目に読んでやらないとっていう気になりますよ。遊び心ってな言葉
流行ってさ、遊び心で書かれたような文学、金出して読まれへんもん。
徳岡孝夫「バンコックから市ヶ谷まで」より
インドは三島のころとそんなに状況変わらないというw(ある意味すごい!)
それがインド文明の強さかな〜と。
日本じゃ無理ですよ。
だけど今の中国を見たら三島さんなんて言うかな。
いつのまにか世界最強国への階段を登ってるからな。
国際金融資本が中国を拠点にしてきたからね。ますます日本はしっかりしないと食い潰されてしまいます。
中国はいずれ破綻して、暴発する。日本が一番危ないのは
そのときだな。巻き込まれないようにしないと。
魅死魔幽鬼夫「あと○年の内に自主性を回復せねば、左派のいふ如く、福島は永遠に核の墓場として、捨て放題の場所にされ、
事故った原子炉の近くに深い穴を掘らせ、世界中で処理に困った核廃棄物を捨てられ、その処理に当たった日本人労働者が、
癌になっても『因果関係が証明できない』としてアメリカンファミリーやアリコのガン保険も適用されず見殺しにされるだろう。」
。
フランスはじめ世界の国々が創価をテロカルト認定しています。
【創価・集団ストーカー犯罪】とは、
加害者達が集団で、被害者を鬱病や統合失調症に仕立て上げ、
社会から抹殺しようとする凶悪な犯罪です。
この犯罪は海外でも存在し、アメリカではテレビでも報道され、
【生命倫理に関する大統領諮問委員会】も開かれています。
日本では20年以上も隠蔽され続け、年間自殺率3万人以上と増加の一途。
一刻も早く集団ストーカー犯罪を規制する法律が必要です。
>>165 戦隊ものもそうですけど、なぜだかあのエヴァンゲリオンからも
三島的なものを感じます。
いや、全く武士とかそういうのじゃなくて、なんていうかニヒリズムとかね。
魂や死生観とかそういうところが。
三島がエヴァを見たらどう感じたのでしょうかね。
まあ「左翼理想を具現化させた映画」みたいな事は当然いわれると思うけど
でも評価もある程度したんじゃないかと思いますね。
美しい星で、ニヒリズムは大切みたいなことを言ってるからね。
176 :
吾輩は名無しである:2011/09/02(金) 14:59:12.77
千葉県市川市の駅前のツインタワー。
あれって、平野氏のノーベル文学賞のために山田Eと村上Rが殺人を依頼して
、殺したやつが数人入居しているそうだ。
松本:そろそろ昭和四十五年十一月二十五日の話へ……。僕が一番気になるのは、最初の目標は三十二連隊でしたよね、
あれが変更になった。
徳岡:直前に変わったでしょ。
松本:ホントに直前に変わったんですかね。
徳岡:そうらしいですねえ。やはりわからない。
松本:だけど、意味が違うと思うんですよ。三十二連隊の隊長を拘束するのと、総監を拘束するのと、随分違うと思う。
徳岡:場所が違うしね。三十二連隊なら、決起して国会へ行ったかもしれないよ。
松本:楯の会の会員が集まっているわけですね。三十二連隊が標的なら、それがものをいうことになる。そして、
徳岡さんが車の中におられるわけですね。だからおっしゃるように違った展開になった。
徳岡:だからね、三十二連隊の隊長が不在とわかったんで、三島さんの行動がより象徴的なものに筋書きが
変わっていったんじゃないですかね。
松本:それは成り行きであって、もしかしたら、三島さん、本来は別のことを考えていたんじゃないかなって。
徳岡:わかんない。
井上:裁判の記録からすると、三十二連隊長が当日不在であることが、十一月二十一日にわかり、その日、
中華第一楼へ五名が集まったところで森田が連隊長がいないことを報告、それから計画を練り直したと。
松本:だからね、僕ね信じられないの。
徳岡:ほんとねえ。
山中:そうなると、徳岡さんも書いていらっしゃいますが、あのバルコニーでの演説にしても、たまたまそうなって
しまったという。
徳岡:みんながね、三島が最期の劇を演出したとか何とかいうけどもね、ほんまかいなーって僕は思うんですよ。
早い話が、雨降るかもわからんし。何もね、三島さん、演出とかね、そんな筈じゃなかったと思うんですよ。
結果的にああいうふうになっただけであってね。
井上:十月の二日の会議の時点で、連隊長を拘束し、それが報道されるように、信頼出来る人二人を、つまり
徳岡さんとNHKの伊達宗克さんですけれども、呼ぶ、と。でも、拘束してどうするかっていう具体的なことは
あまりハッキリしないですね、十月二日の時点では。
徳岡孝夫「バンコックから市ヶ谷まで」より
山中:(三島からの手紙の)封筒の中からいきなり写真が出てきたりして、えっと思いますよね。
徳岡:封筒開けてこうやると、一番重たいものが一番先に出てくる。で、写真が。しかし、写真よりは、手紙を
まず読みました。それから、檄を読んで、写真を見て。で、写真、あの本(五衰の人)に書きましたように、
森田の署名の筆圧に驚いたんですよ。グッグッグッグッって書いてあるんですよね。明日死ぬ若者が書いたんだ、
パレスホテルの一室で。
(中略)
松本:これ、相当激しい筆圧だね。
徳岡:もの凄いでしょ。ガッガッガッって書いてるでしょ。表にも出てるんですよ、その字が。それを見て、
こりゃ何かあると思いましたね。必勝君が心を込めて書いた字でしょうね。
井上:いい顔ですね。
徳岡:そうや。うん。この時二十五?
山中:そうです。森田だけ、なぜ二枚入れたのかな。
松本:こちら、笑ってると感じが違うね。
山中:夏服というのが珍しいですね。
徳岡:これや、これ一番印象がある。表情があるでしょう。僕としては貴重なもんです。
(中略)
井上:しかし、ホントに当日連隊長がいたとしたらどういう……。
松本:変わってたねえ。あの部隊じゃ、同じ建物の中に東京裁判の会場があるという、象徴的な意味が消えちゃう
からねえ。
徳岡:三島さん、要するに、死ぬのにさ、無為に死ぬかもわからんと、それでいいんだと思ったんでしょうね。
高倉健とか池部良が猛烈にいいと言っていたからね。
松本:より無駄死の印象が強くなる。
徳岡:そうだろうねえ。無駄死するつもりやったんだろうけどねえ。
(中略)
山中:もしちょっとした齟齬によって、これだけ変わったんだったら、偶然なのか、偶然とは言い難い何か
あったのか、やっぱり謎だと思うんですけど。
松本:偶然とは思えないけどなあ。
山中:どの程度用意したか、ですよね。その垂れ幕の長さは……。
井上:二十一日に連隊長がいないことがわかってから、準備した。パレスホテルでの準備もその後だからさ。
徳岡孝夫「バンコックから市ヶ谷まで」より
松本:三十二連隊長といえば、実際に軍備を持っているのはあすこだけですね?
徳岡:ああそう、そうらしいですね。あとは司令部ですか。
松本:それから通信、補給関係。
徳岡:実践能力のある、連隊のあそこを制圧できたらね、火薬庫やって自殺できた筈だからね。
井上:最初はそういうプランもあったみたいですね。弾薬庫を爆破させるとか。
徳岡:まあ、僕よりももっといろいろ、三島さん考えたでしょうね。
(中略)
松本:多分、三十二連隊を標的にしたのは森田の主張で、三島は一旦、譲ったんでしょうね。
徳岡:あのね、無駄死と言うたけど、無駄死という観念が全く三島さんにはなかったと思うな。何故かというとね、
神風連がそうだ。あれを無駄死といえばあんな無駄死はない。
井上:それでよしとする……。
徳岡:そう、それでよしとする。熊本行きましたか。神風連の墓……。
熊本のあの神社。あれと、忠臣蔵の泉岳寺とは全然違う。一本の線香も立ってないんだ。何日も何ヶ月も人が
来てないってことがわかる墓地や。
徳岡孝夫「バンコックから市ヶ谷まで」より
180 :
吾輩は名無しである:2011/09/03(土) 01:12:35.96
共産主義では言論の自由が実現できないと歴史が証明していると思いますか?
自由を含む共産主義こそが
未来の国家のあり方のように思えるのです。
(今の人間の価値観が変わり、ヒトラーの言うところの超人たちの未来のこと)
頭の良い三島がなぜ共産主義の可能性
をばっさりと捨てたんですか?
原始共産制という文脈でなら、あるいは自由と両立するかもしれない。
それでも無理があるとは思うが。いずれにせよ、近代的政治思想としての
共産主義と自由とは相容れない。なぜなら、共産主義綱領の本質は
プロレタリア独裁だからだ。この原則から外れると、修正主義者と見なされて、
資本主義者・自由主義者よりも憎まれ、抹殺される。
スターリンや文化大革命を見れば明らか。
ファシズムは右翼の成れの果てみたいに思われているが、実際には、共産主義
こそファシズムへの道だろう。現に、ナチは「国家社会主義」の意だ。
因みに、歴史上最良の共産主義(社会主義)を達成したのは戦後日本だという、
皮肉な説もある。富の再配分がうまくなされ、一億総中流化したという意味だろう。
182 :
忍法帖【Lv=36,xxxPT】 マグナ ◆i.K3ZM.pZo :2011/09/03(土) 03:40:38.86
>>165 それこそ白波五人男とかだろ。しらざあ言って聞かせやしょう、浜の真砂の五右衛門が……。
183 :
吾輩は名無しである:2011/09/03(土) 04:44:22.33
>>180 そりゃ天皇制廃止しなくてはならんからなw
下手すると日本文化なんかも。
共産主義は手荒な国家破壊政策だから
三島は共産を強く憎んだだろうよ。
184 :
吾輩は名無しである:2011/09/03(土) 05:07:26.03
>>181 共産の成功国は未だに無い。
日本が成功したみたいなって言うその皮肉話は
ほとんど内容的には嘘だな。
いわゆるマルクス主義ってのはいうなれば超人工国家思想だ。
初期のソビエトやアメリカはいい線までいってたけど
結局民族とか宗教とか文化とか、そういうものが結局捨てれないでダメだった。
(だから日本なんて全然ダメだよねw)
185 :
吾輩は名無しである:2011/09/03(土) 05:35:26.60
日本なんてさ逆に超自由主義国になっちゃたよねw
でも日本が唯一共産を成功させる条件をもってることには持ってる。
共産やれば必ず成功するだろうね。
でもやるまでが大変、実質不可能。
せいぜい天皇社会主義みたいな神道原理主義統制国だな。
ナチスドイツも実際それに近いがナチズムはさらに上を行く。
ナチズムはいうなればドイツ版フリーメイスンで
ヨーロッパ統一を目論み、さらにヒトラーという
新しい救世主、新キリストを誕生させ新ヨーロッパ文明を樹立させようとした。
だからナチズムってのは単なる社会主義として考えると本質を見失う。
さらに、人種統制で金髪白人種を主役とする世界を創ろうとして
ヨーロッパにおける新しい人種支配を作り出しユダヤなど有色系
人種による支配を終わらせようとした。
例えば今のアメリカなんかはもう完全に有色系ヨーロッパ人種の国で
しかも黒人が大統領になった。
あれは将来的にヨーロッパとアフリカで対立しても
「アメリカは白人と黒人の国だから中立だ」として
仲介役をかい、おいしく対立利権に預かろうという
計算もちゃんと含まれている。
>>183 三島由紀夫は文化大革命を憎んでいるからね。
共産主義による、古い文化の博物館化、形骸化を憎んだのでしょう。
どなたかミカルゲ交換してくれる方いませんか?
189 :
吾輩は名無しである:2011/09/03(土) 14:34:48.02
プレシャスタイム 山口百恵主演映画 潮騒
BS日テレ
2011年9月10日(土) 14時00分〜15時54分 の放送内容
山口百恵文芸シリーズ第二弾作品。三島由紀夫文学の中で最もポピュラーな名作「潮騒」に出演
■スタッフ 監督:西河克己 製作:堀威夫・笹井英男 原作:三島由紀夫
■キャスト 山口百恵・・・宮田初江 三浦友和・・・久保新治 初井言栄・・・久保とみ 亀田秀紀・・・久保広 中村竹弥・・・宮田照吉 有島一郎・・・灯台長 (1975・日本)
番組内容
漁師と海女の島・歌島に住む新治は夕暮れの浜で見知らぬ少女と出逢う。暮れていく夕陽を見つめる美しい少女・初江は村の金持・照吉の一人娘であり、跡を継ぐために呼び戻したのであった。
ある時、山の観的哨跡で初江に会った新治。若い二人はすぐに意気投合し、やがて恋に落ちるのだが、その先には大きな困難が待ち受けていた…。
>>186 三島が戦後の共産主義にかぶれた学生に対して
すごく敵視されていたように、ソヴィエトや中国の軍事力を
背景にした絶対的な新興革新主義、事大主義によって
卑怯な人間が革命だなんだと都合のいい理由で日本を
壊されていくという事がとても我慢ならなかったのでしょう。
今も外国人参政権なんか通そうとするバカ(昔のサヨク)がいるから呆れたものだよ。
外国人参政権っていうのは、要するに朝鮮が日本国で
傀儡的な影響力を持つために主張してきたものだけど
要するに社会主義陣営の名残だよな。
しかも未だ有効、むしろ現役で、人権擁護法案とかも
含めて民主党は通そうとしている。
さて、これをどう考えるべきか?
三島ならどう思ったんだろうね。
>>192 反対するよ。弱体化していく日本でそんなことしたら、イギリスの二の舞になるからね。
三島は韓国の軍将校ともも交流していたようだけど、それは、まだ三島が生きてた頃は、共産主義国の驚異という共通の
利害関係が強くあったからだろうけど、現代は韓国がやりたい放題で竹島問題もあるから事情はだいぶ違いますからね。
北朝鮮はまだ存在してますが、それに対処するためのそういう一過的な軍事提携と、日本の内政に関してまで
干渉されるのとは全然レベルの違う話だし。
スパイ防止法もないのに、外国人参政権とか人権侵害法案とか通そうとするのは、明らかに外国指令でしょう。
309 : 忍法帖【Lv=37,xxxPT】 マグナ ◆i.K3ZM.pZo (16) ::2011/09/04(日) 15:33:48.08
谷崎を賛美した三島にしても芸術至上主義という姿勢を結局は否定したように思える。
このあたりはチワワの方が詳しいだろうが、ノーベル賞はいらないと強く否定した発言などを考えるとそう考えても不思議ではない。
まあその天下の文学賞ノーベル賞にしてからが、政治性からは逃れられない、というのはもう周知の事実だと思うが。
315 : 忍法帖【Lv=37,xxxPT】 マグナ ◆i.K3ZM.pZo (16) ::2011/09/04(日) 15:41:55.59
>>312 確か猪瀬が解説していた番組でのインタビューで三島と親しかった自衛官が言っていたと思う。最晩年のことだと思う。楯の会時代だな。
youtubeで見れたはずだ。
マグナさんがこんなことを言ってます。これは事実なんですか?
322: 忍法帖【Lv=37,xxxPT】 マグナ ◆i.K3ZM.pZo (19) ::2011/09/04(日) 15:47:44.18
>>318 自衛官の発言が嘘だったら分からんけどな、だがもう何十年も前の事ながら面と向かって鬼気迫る感じで言われたといっていたから多分事実じゃないだろうか。チワワに聞けば探してくれると思う。意外に親切な奴だから。
323: 忍法帖【Lv=37,xxxPT】 マグナ ◆i.K3ZM.pZo (19) ::2011/09/04(日) 15:49:09.90
確か「あんた、文学などを片手間にそんなことが出来るんですか」と冷やかしたら、自分はもう文学は捨てたんだ、ノーベル賞も諦めたと返したらしい。
そこにはかなり悲痛なものを感じ取ったけどな自分は。
これって本当?
>>193 三島はTPPについてもやはり鋭い分析をされたのでしょうね。
それにしても日本は外国の指令ばかりですね。
佃煮よ、さんざん三島や「チワワ」を罵っておきながら、親切に答えてもらえると思ってるのか。
その前のあんたのレスを貼っておいてやる。有り難く思えw
312 :あまな ◆I/bnTKgLlU :2011/09/04(日) 15:37:41.35
>>309 三島がノーベル賞をいらないなんて言ったんですか?
三島はノーベル賞が欲しくて欲しくて、ノーベル賞受賞者発表に合わせて記者会見なんか開こうとして、
受賞も逃し、新聞記者は会見に現れず、惨めな思いをした人じゃないですか。
本当にノーベル賞を否定したんですか?いつ?
>>197 はあ?別に煽ってないじゃないですか。
ウィキペディアに書いてある事をそのまま抜き書きしただけですけど。
頭おかしいんじゃないですか?
>>195 本当ですよ。
三島が最初に一人で自衛隊体験入隊するときに、自衛隊幹部の人達に「厳しい訓練に耐えられますか?
あなたはノーベル賞候補の小説家なんだから本業やってれば?」みたいなことを言われたときに、
「ノーベル賞なんかいらない」と言ったそうです。
>>199 そうなんですか〜。ありがとうございます。
>>197 川端康成がノーベル賞を取る時は、三島はもう事前に知ってたんじゃないかな。だからそんなふうに
自分から進んで記者会見を望んでないよ。
Wikipediaはよく見てないからあれだけど、たいしたこと書いてないからね、Wikipediaって
上っ面のものだけだから。
川端の回じゃなくて、もっと前の回のことと混同して書いてるんじゃないの?
>>201 ノーベル賞候補で記者会見というのは、私が三島スレでその話題にまつわるテクストを読んで、それをソースにウィキに書いたのです。
過去ログのどこかにあるはず。
>>196 江田五月とか、あそこらへんのブサヨは完全に北朝鮮、韓国のために働いてるんじゃないかな。
>>202 三島はノーベル賞候補として追い回されるのがいやだったらしいよ。バンコックでも記者から逃れてたそうです。
前回で、あなたが言ってたような思いを味わったからだと思います。
>>204 そうなんですか?手元に資料がないので何とも言えませんが・・・
とりあえず質問の回答ありがとうございます。
>>205 私の情報の元は、バンコックで三島を取材した徳岡孝夫の「五衰の人」です。
>>206 ほんとチワワさんは三島博士ですよね〜!
あまなさんって、佃煮さんの別名なの?
あそこまで虚無状態の進んだ人が、ノーベル賞に価値を見出すとは到底思えない。
赤ん坊やネコに札束の価値が分からないのと一緒で。
ニヒリズムの何たるかを知らないザリガニは黙らっしゃい。
三島がノーベル賞を欲しがり、受賞を逸したとき落胆したのは事実。
佃煮が書いたのとはニュアンスが異なるがな。あれには悪意がこも
っているからなあ。
それにしても、佃煮がウィキに書いたとは仰天。三島なんかまともに
読んでないと公言・放言している佃煮がだぜ。2ちゃんに載ったソース
はいいとして、佃煮は当然その原文にあたったんだろうな。いやいや、
そうじゃないな。2ちゃんのレスを、自分の都合に合わせて恣意的に
つぎはぎしたんだろう。ウィキが無茶苦茶になるのも当然だw
>>211 じゃあウィキペディアの三島のページで間違ってる所を全部指摘してよ
そのへんのウィキ編集者よりぜんぜん詳しいんでしょ?
三島が生きていたら現在の韓流をどのように見ていたのでしょうか?
さっき徳岡孝夫の本をもう一度見たら、やっぱり川端康成がノーベル賞を取る年には、
三島は記者との接触を避けてますよ。
何故かというと、その前年にも候補として期待されて事前インタビューに頼まれるまま応じて、
後でバツの悪い思いをしたからです。だから記者会見なんか三島は望んでませんね。
>>213 韓流ドラマっぽい、ああいう単純な恋愛ドラマ自体、三島は好まないと思います。K-POPは論外では。
韓流なら、テコンドーには興味を示すと思います。
>>213 あと、韓流ドラマはまだ女性向けドラマとして、まあ許せるとしても、K-POPの方は、黒人系ミュージシャンの真似を
間違って捉えてめちゃめちゃにしてしまったみたいな、どうしようもないダサさで見ていて恥ずかしくなりますね。
日本にも、倖田とか恥ずかしいのがいるので偉そうに言えないけど(笑)
井上:ところで、森田必勝の持ってる影響力ってのは非常に大きかったでしょうね。
徳岡:いや、どっちが決起へ引っ張っていったかわからないと思いますよ。(中略)
松本:中村彰彦さんが『烈士と呼ばれる男―森田必勝の物語』に書いています。彼も、森田必勝が引きずって
いったんだっていう考え方ですね。(中略)
井上:森田の文章なんか、独特の何かを感じさせますね。
徳岡:文章は稚拙ですね。しかし、体から発散するものは凄かったでしょうねえ。それがアンタ、二十五で
死ぬんだもん。死ぬしかないって思ったんだもん。
山中:どちらかというと、三島の方が、青年達のそういった命がけの、何かもの凄いものに巻き込まれていく
というような感じで、結局、具体的な死の予定というかスケジュールを組んで行ったんじゃないと思われるんですけどね。
徳岡:お互いに励まし励まされて行ったんじゃないかな。わかりませんがね。いずれの結論にも達するような
原稿書こうと思えば書けると思いますよ。指導権はどっちだと。しかし、それは意味がないですよ。
(中略)
井上:死ぬ覚悟ってのは、昭和四十四年の10・21とか、ああいうときに、巻き込まれて命落とせばそれはそれで
いいって思ったんだろうという、そんな感触があるんですけど、その辺は如何ですか。
徳岡:僕はその時日本にいなかったから。
(中略)
井上:三島はその時自衛隊の治安出勤があったり楯の会の出番があるんじゃないかとホントに思っていたような節が
あって、昭和四十四年のその頃は、ある程度死を意識していたような気もするんですが、しかし、国際反戦デーが
思ったほど激しくならず、四十五年になってしまい、その時点で藤原定家について小説を書きたいと言う。また
『天人五衰』のごく初期の創作ノートなんですけれども、(中略)四十五年の初めの頃だと、その年の十一月に
死ぬっていう感じはないんですね。だけど、三月頃になったらやっぱり、決起するっていう形になってくる。(中略)
徳岡:私は(中略)三月に(ベトナムから)帰ってきたんですよ。そして、六月、帰国して三ヶ月後に会いに
行ったんですね。
松本:決心を固めた後に、お会いになったんでしょうね。
徳岡孝夫「バンコックから市ヶ谷まで」より
井上:楯の会の運動も袋小路になって、一種追いつめられた状況にいた時に、徳岡さんが近くにいらっしゃらなかった。
徳岡:いやあ、僕そんな存在じゃないですよ(笑)。あの当時はね、三億円事件の犯人が三島じゃないかって
言われてたの。
井上:顔がちょっと似てる……。
徳岡:顔が似てるよ。あんな複雑な筋書き考えられるのは三島由紀夫だけで、しかも楯の会で金を必要として
いましたからね。
井上:あの頃の週刊誌を見ると、新年の時点で、「平凡パンチ」の一九七〇年の予想特集というようなページで、
防衛大学の学生が反乱を起こして、それを鎮圧するために自衛隊を使うのはよくないので楯の会が出勤、その功績で
三島が防衛大臣になる。しかし、大御心を悩ます悪書追放リストに「悪徳のよろめき」が入っていることがわかり、
天皇に申し訳ないことをしたといって、切腹をしたら失敗し、三島はその後左翼に転向したっていう(笑)。
(中略)
松本:『和漢朗詠集』については、お貸しになっただけで、なにもお話しなさらなかったのですか。
徳岡:返してもらった時、「ありがとうございます、楽しかったね、面白かった」ってねえ、三島さん言っただけ。
(中略)
山中:このページを三島が見たんですね。
徳岡:漢詩三篇と、沙彌満誓の歌ね、「世の中をなにゝたとへむ(中略)
山中:天人五衰の言葉が出てくるのは、これですね。「生ある者は必ず滅す(中略)天人なほ五衰の日に逢へり」。
徳岡:それと、「朝に紅顔あつて世路に誇れども 暮に白骨となつて」ちゅうのと、同じ頁だ。(中略)後で
これを見て、あっこれだなって思ったんですよ。
井上:バンコックの時点ではまだ『天人五衰』ってタイトルは考えてないですね。
四十五年になってから、小島さんに『天人五衰』にするって言うんですね。ただ天人五衰って言葉自体、確か、
戦争中の文章で使ったと思う。知らない言葉じゃなかった。
山中:しかし、この本を開いて見ると……。
徳岡:三篇並んでるからね、パンチが凄いんだ。
徳岡孝夫「バンコックから市ヶ谷まで」より
山中:徳岡さんはストークスの翻訳を出されていますね。新版も。
徳岡:本人が一生懸命やっているから翻訳してやらないわけにはいかないからやってるんですけどね。ある意味では、
東京にいた新聞記者で、日本人を含めて、三島さんがやってること、これはなにかあるぞ、と思ってたの、
ストークスだけなんですよ。自衛隊の演習だって付いていったんだから。(中略)一流の作家がね一生懸命
やってるんだ。新入社員鍛えるのに自衛隊体験入隊したり、これ昭和元禄の発想や。そんなんじゃなしに、
何かあると思ったら、ね。日本の新聞はそういうふうにはなってない。日本の新聞は、よそに抜かれないように、
デフェンスの取材しかやってないんですよ。
(中略)
松本:あれから後、市ヶ谷へ行かれたことありますか。
徳岡:何十年か経って正門から坂道を登ってみたけど、うわーこの坂走って登ったんかーって驚いた。もの凄い
坂なんですよ。こう曲がって、左手にバルコニーが……。
松本:あの時、よく誰何されませんでしたね。
徳岡:いや、あの時はそれどころじゃなかったんや。僕は、走りながら腕章してね。それからここへこれ……
(檄文や写真を指さし)。(中略)
松本:走りながら、足のどこに。
徳岡:ここ。靴下の後ろ側。(中略)ソックスの中に隠して……。だからねえ、『五衰の人』をどうしてもね、
書かないかんと思った。だけど、三島はおもろい奴やったなあってことしか書けないんですよねえ。頭は良いし、
原稿書いてもうまいし、そいでアンタ思い切ったことやる。自分の思ったことやり遂げるっていうねえ、こんな奴
ほかにおらへん。
松本:僕は、(中略)いいようのないショックを受けて、数日間もの凄く憂鬱でしたね。(中略)この世は
生きるに値しない、と三島に宣告されたような気がしたんですね。だけど、そうじゃない。逆なんだ、生命を
投げ出してもよいだけのものが、この世にはあるんだ。また、そうでなければいけないんだ、と三島は主張したと
いうことが、だんだん分かって来た。時間がかかりましたけれどね。
徳岡孝夫「バンコックから市ヶ谷まで」より
死んだあとに、腸内から精液が見つかる三島って
それガセネタ。
>>217 タラレバは確かに無意味なんだけど、楯の会初代学生長だった持丸博氏は
氏が楯の会を辞めなければあの事件は起こらなかった、と非難がましく
言われたそうですが、実際どうなんでしょうね。
理論派たちが脱会して行動派たちが中心になっていったことの影響は小さくはないとは
思うけれど。
>>222 持丸博っていう人は、正統派保守で地道な人物という感じで、森田必勝の勲っぽさは薄い感じを受けますが、
持丸博の会運営能力と、三島由紀夫の外交能力とがもっと続いていたなら、祖国防衛隊構想も日本全土に広がって、
もっと違う展開もあったかもしれませんね。
著書などを読むと、なんとなく持丸は森田をあまり快く思ってなかった節があるので、森田に対する対抗心もあって、
自分がいたら…というライバル的な感情もあるのかもよ。
>三島由紀夫の外交能力とがもっと続いていたなら、
>祖国防衛隊構想も日本全土に広がって、
>もっと違う展開もあったかもしれませんね。
しかし、問題は三島の伝えたかった防衛隊ってのは、どちらか
というと「防衛隊」じゃなくて「尊皇隊」なんだよな。
三島の祖国防衛構想が日本全土に広がるという事は、それは
要するに日本帝国の沿線上にある「軍隊」としてのあり方なんだ。
今の世の中で考えれば普通にわかるとおもうけど、70年代以降に
三島の理想とする軍隊が果たして受け入れられたかどうか・・・。
もし仮に三島が死なず「祖国防衛隊構想」が広く普及したとしても
果たしてそれが実現されたかどうか・・・。
こんな事をいうのもなんだけど、俺は三島が死んだことで彼の理想
とした「尊皇隊」の需要が徐々に出てきてるんじゃないかと思うわけだよ。
>>224 三島の死の意味、影響は大きいでしょうね。
もし三島と持丸とで祖国防衛隊が順調に広がっていったとしても、80年代以降はリベラルという名のブサヨの
台頭によって、国民の防衛意識が薄れ会員数も減り活動は萎んでしまったことでしょうし。
そして、三島という人の思想も天寿とともに一般には知られることなく、マスコミによって無視され、そのまま
取り上げられることなく消滅させられていたでしょう。(たとえば文芸誌でも江藤淳など保守系作家はもう
追悼特集もなく無視されてるようです)
だから三島は、そのセンセーショナルな死によって、時代を越えてその思想が甦る可能性に賭けたんでしょう。
三島が神風連の「源泉の感情」を汲み取ったように、三島と楯の会の自刃の歴史的存在は、日本人の「源泉の感情」が
喚起される可能性を秘めて保留されていると思います。
226 :
吾輩は名無しである:2011/09/08(木) 23:05:41.33
それから特攻隊の死、靖国の存在が三島の死に
密接に関係していると思いますね。
「今、夢を見てゐた。又、会ふぜ。きつと会ふ。滝の下で。」の滝っていうのは、靖国のことなんだよね。
そして黒い犬は英霊。
そして私は妖精。
アメリカの大神殿というべきWTCに旅客機が突っこみ、赤い炎に包まれながら超高層ビルが崩れ落ちていった日、
あの9・11を忘れる人はどこにもいないだろう。もう一つ、同じような分岐点がある。
作家・三島由紀夫が割腹自殺したとき、自分がどこで何をしていたか、たちどころに思いだせるはずだ。
…一九七〇年、長距離バスでイランの砂漠をよぎっていたときのことだ。
まわりの乗客たちはモスリムの人々ばかりだった。(中略)
モスリムは一日に五回の礼拝を欠かさない。その時間がやってくると、屋根を踏みならす音が響いてくる。
…運転手がしぶしぶエンジンを止めると、乗客たちは屋根や窓から飛びだし、いっせいに砂漠へ走っていく。
そして四つん這いになり、焼けついた砂に額を押しつけながらアッラーの神に祈る。車内に残っているのは、
運転手と、ぼくと、イギリス人だけだった。礼拝が延々とつづいているとき、
「ユキオ・ミシマのハラキリについてどう思うか?」唐突に、若いイギリス人が語りかけてきた。
ぼくはしばらく考えてから答えた。
「ああ、映画の話だろう」
「いや、ほんとうにハラキリしたんだよ」と読みかけのNewsweekを差しだしてきた。(中略)
窓の外ではモスリムの人々が真昼の砂漠にひれ伏しながらアッラーの神に祈っている。
そして、ふるさとの日本では「天皇陛下万歳!」と叫びつつ、三島由紀夫が切腹したのだという。茫然となった。
(中略)アフガニスタン、パキスタンを過ぎてインドに入り、カルカッタの日本領事館の新聞でついに
確かめることができた。切断された首が床に据えられていた。
金とセックスと食い物しかない日本で、一つの精神がらんらんと燃える虎のような眼でこちらを見すえていた。
宮内勝典「混成化する世界へ」より
それから二十数年が過ぎて、かれが切腹した市ヶ谷駐屯地の総監室を訪ねることができた。(中略)
三島由紀夫が日本刀をふりおろしたときの刀傷が、飴色のドアの上に残っていた。
…モスリムの人々が礼拝する砂漠で三島由紀夫の自決を知ったのだが、偶然とはいえ、イスラム原理主義者たちと、
かれの思想には、通低するものがあると思われてならない。
…アッラーの神のような超越性のない日本で、かれは天皇に固執した。文化を防衛しようとした。
むろん肯定できないが、三島由紀夫の文学そのものをぼくは畏敬している。恥ずかしいがあえて洩らせば、
十代の頃、かれの文章をノートに筆写していた。
…紙数が尽きたから結語を述べよう。ぼくもまた西欧近代に追随したくはない。
だがそれを拒むナショナリストにもなりたくない。ぼくは混成化していく世界を生きたいと思う。
宮内勝典「混成化する世界へ」より
231 :
吾輩は名無しである:2011/09/12(月) 09:10:59.36
中山:(朱雀家の滅亡の主人公)経隆のものの考え方、生き様っていうのは、初めは全く無私というか、無欲な、
本当にただの忠誠だったんです。それが、だんだん時間を経てくると、お上と自分が同化しちゃう。今まで忠誠を
尽してきたお上と自分が同化しちゃって、ますます、思いが強くなる。その、思いとは、「私は遠くからあなたを
お守りします」ということになるわけですよ。こういう忠誠の仕方というのは、普通考えたらやっぱり奇人変人かな、
と思うわけですけれども、決してそうじゃない。で、そこまで持っていく、ある種の静かなエナジーが必要なんです。
それをずーっと、じーっと追いつづけないと、成立しない芝居なんですよ。その辺で苦労しましたね。
経隆というのは、どういう人かといわれると、今言ったことに尽きるのですが、とにかく、演じるほうと観るほうで、
すごいギャップがあると思うんです。そのギャップが実は最後に正当化されていってしまって、観ているお客さんを
こっちへ引っ張り込むという。そういうある種非常に精神的なパワーのいる仕事でした。
(中略)
井上(司会):NLT、浪漫劇場と、三島由紀夫と交わって、最初はどんな印象をもたれましたか。
中山:三島先生に初めてお会いしたのは、多分NLTの頃だと思うんですけれども、誰かに紹介されて「ああ、
どうも」というふうに御辞儀をした時に、小柄な方だな、それにしては顔が大きいなあ、と……。やっぱり
頭のいい人って、頭が大きくなるんだろうか、とか、いろんなことを考えましたよ。それが一番最初の、先生との
出会いでしたね。それから、色々ありまして、ある時、「冒険ダン吉」みたいな恰好をして稽古場に来られる
わけですよ。半袖の、襟章のついたシャツを着てね。白いハイソックスをはいて、白い靴を履いて、探検家の
帽子をかぶって、「仁くん、どうだ!」って。「先生、どうだ! はいいけど、それ逆だと思いますよ」って。
日本人は、帽子ってひさしの方が前だと思っていますよね。でもあれ、逆なんですってね。後頭部を守るためのもので。
違うんですよ、かぶりかたが。そういうことで大笑いしたことがありましたね。
中山仁「三島戯曲の舞台」より
佐藤(司会):前に、岸田今日子さんに、ここに来ていただいて、お話を伺ったことがあるんですけれども、
劇団の中で、若い役者さんたちと随分リラックスして話をされていたと。(中略)それは三島由紀夫が、もっと
若い頃の話でした。中山さんがお会いになった頃は、もういわばこの世界で知らぬもののない作家ですね。
その頃のNLTの中での三島由紀夫というのはどんな人だったんですか?
中山:僕なんか本を読ませて頂いていますから、ああ、凄い先生なんだと思って、なるべく目を合わせないように
しましてね。「おはようございます!」とご挨拶して目をそらしてしまうような感じでした。で、皆さんは、
毎年二日に「三島詣で」をするんですよ、ご自宅に。
山中(司会):一月二日にですか?
中山:そう、一月二日です。でも私は、うちの親父から「正月二日から他人の家になんかいくもんじゃない」と
昔からいわれていましたのと、敷居が高かったという感じが常にありましてね。とうとう、行かずに終わって
しまったんです。行っておけばよかったな、と思いますけれど……。
井上:三島由紀夫から何か言われたのでは?
中山:ああ、そうそう。「仁くん、君、僕のこと嫌い?」って。「僕のこと嫌い?」って言われると、ちょっと、
いろいろな意味に取りますよね……(笑)。「いや、そんなことはございません」て、とぼけちゃったことを
覚えています。いやあ、悪いことしたなと思っていますけど。(中略)
井上:ボディ・ビルに誘われたりとか、そういうことは?
中山:ああ、ありましたよ。行きました、後楽園に。それでこう、ハールっていうダンベルの大きいのを、
二十キロか三十キロぐらいするのを持って、こう、やっているんですよ。「どうだ!」って言うから、
「いや、たいしたもんですね。ちょっと貸して下さい」って僕がやったら、「おお」っていって、サッといなく
なっちゃったんですよね。きっと、嫌な野郎だと思ったんでしょうね。
井上:案外軽かったと(笑)。
中山:いえいえ、決してそうではなくて、僕は若い頃、体をつくるために色んなことをやっていましたから。
中山仁「三島戯曲の舞台」より
中山:「薔薇と海賊」では、帝一という純粋な青年の役をやりましてね、その時に、ちょうど三島さんと僕と、
今日の会場で一番前の席にいる方ぐらいの距離しかないわけですよ。それで、こう、芝居をやっていて、ちょっと
目線を渡したら、えっ? と思うぐらい目を真っ赤にしている。どうしたのかなと思って芝居が終わったら、
「仁君、よかったよ」と。「なんだ、お世辞をいって」なんて思ったんですけれどね、どうも違うみたいなんですよ。
佐藤:初日にも涙を流したという談話を、村松英子さんは残していらっしゃるし……。
中山:それから、しばらく変なことが続いたんです。三島先生は、蟹という字すら嫌いなんです。それなのに、
「蟹を食いにいこう」って言ったんです。えっ、と驚きつつもみんなで行って食べたんですが、何かがおかしい、と。
井上:「薔薇と海賊」の上演は昭和四十五年十月から、十一月三日までですね。
中山:それじゃあ、本当に亡くなる直前だったんですね。
(中略)
中山:あの日、十一月二十五日、僕は京都の撮影所でのロケーションで亀山のほうへ行っていまして、(中略)
送りのハイヤーの中で、「作家の三島氏が……」っていうふうに始まったのを聞いて、えっ! と思いました。
それがわずか五分もしないうちに、「犯人・三島は」って言った女性レポーターがいたんですよ。それはちょっと
違うだろうと非常に腹を立てたことを覚えています。その晩は眠れませんでしたね。僕と先生の付き合いというのは、
「おい、元気か?」「はい、元気です」っていう、そういう付き合いだったんです。しょっちゅう皮膚感で
付き合っていたもんですから、切腹して、介錯を……っていうことの衝撃の強さっていうものがあって、何も
考えられなかったですね。その次の日の撮影は休みにしてもらって、飛んで帰りました。
(中略)思考が停止した状態がしばらく続いたんです。少しは考えられるようになったのは、一年ぐらい経って
からですね。ああ、そういえばあの時に蟹を食べたな、あれはおかしいよな、とかね。そういうことでしか
推し量れない。
中山仁「三島戯曲の舞台」より
井上:劇団の中で、三島由紀夫が自分の思想的なことを話すとか、文学の解釈について話すとかいうようなことは
ありませんでしたか。
中山:ほとんどありませんでしたけれどね、「仁君ね、僕の台詞は、いいかい、句読点まで読んでくれよ」って
言われたことを覚えています。だから、「だって先生、長いんだもん」なんて言ったってだめなんですよ。
句読点まで読んでくれ、って言うんですから。
それはもう、めちゃくちゃに鍛えられましたね。何とか先生の期待に添おうと思うから、一生懸命にやったんですがね。
NLTって新文学座という意味なんですけど、文学座はリアリズムの芝居をやってきた劇団なんですね。今でも
そうですけれど。NLTは、そうじゃない芝居をやろう、よりシアトリカルな芝居をやろう、劇場性の高いものを
やろう、と。(中略)他の先輩達は文学座で散々やってこっちに来ているから分かるんでしょうけれど、これは
ちょっと待ってくれよという感じがしましたね。いきなりですからね。右往左往したのが、二年ぐらいありましたかね。
(中略)
佐藤:難しい質問……。「中山さんにとって三島美学とは何か」。
中山:よく言われていますけれども、「滅び」っていうのは言葉にしても非常にきれいな響きでしょう?
それに尽きると思うんですよ。全然違うところで経験したんですが、ピーター・オトゥールが、「将軍達の夜」
という映画で、(中略)伝統に培われたものが壊れていくときの悲鳴とか、そういうものをぞっとする思いで
感じました。(中略)そういうことから考えて、たとえばもう絶対にありえない、天皇は天皇として現人神で
あってほしい、しかし、そうはならなかった。それじゃあ、いままでそのために忠義を尽してきた人たちは、
滅びるしかない。それは、全員がそうじゃないかもしれない。いいよ、やめた、っていう人もいるかもしれない
けれども、あそこまで忠義を尽す人間を書いてくると、もう滅びしかないだろうと。それも、多分先生は、見事に
滅びをしたかったのではないのかな、と。見事というのは、他人に対してじゃなくて、自分で許せる見事さ
みたいなものが、絶対にあったような気がするんですね。
中山仁「三島戯曲の舞台」より
中山:僕は、お墓参りには行きませんけれども、そちらへ向いて、毎年拝むようにはしていますけど。やっぱり、
これだけのものを遺してくれて……。僕だってもう六十六歳ですから、先は長くないですよ。
井上:いやいや……。
中山:それでもなにかこう、まだやることがあるよ、っていうものを遺していただいたわけですから。やっぱり、
少しでも続けたいなと思っています。
(中略)
佐藤:一番好きな役は……。
中山:うーん、やっぱり今歳を食っちゃいますとね、若い頃のあの役、なんでもいいですよ。久雄でも、経広でも。
あれはもういまや憧れでしかないですから。そういう役を、誰かがやっているのをそっと見てみたいなと思います。
佐藤:たとえば、純な心を持っている三十歳の少年、帝一はやりにくいんでしょうか。
中山:あれはねえ、そういう意味では、どうしようとか、ああしようとか全く考えずにできた役でしたね。
自分の中に滞る部分がなく、できました。だから三島さんは泣いたのかな、と思ったんですが、違ったんでしょうね。
でも、褒めてくれましたよ。
中山仁「三島戯曲の舞台」より
日本帝国の滅びってのは結局突き詰めると、何であるかというと
要するに軍事力不足によって滅びたわけだ。
アメリカの軍事力に勝てなかった。
だから日本は大東亜共栄圏の建設を目指したんだけど間に合わなかった。
たとえば天皇崇拝は中国人や韓国人にも本能として分かるわけだ。
同じ漢字文化圏にあれば天子と皇帝と言うその性を含む天皇という
存在が、現人神が何であるかが分かるわけだ。
つまり現人神とは中国や朝鮮を軍事的に侵略した果てに完成された
ものであって、大東亜戦争において軍が中国への侵攻を急いだのは
そのためだった。
大東亜帝国日本が完成していれば漢文化圏の民族がついに自立して
いたのでありそれはくしくも同じくヨーロッパでヒトラーが夢見た第3帝国
とある種似たようなものであった。
そして勝敗はアメリカソヴィエト中国と言う人工帝国に軍配が上がり
伝統帝国代表としての日本とドイツは敗北したわけである。
大東亜戦争の敗戦で自害した甘粕や軍人たちにとっては、決死の最終戦争で負けてしまった、という気持ちだったんだろうね。
人工帝国より新興帝国のほうが適切かな。
>>238 そう、彼らはアメリカに勝って栄光を掴むつもりだった。
そのための最終戦争。
あと日本は原爆も食らったでしょ、だからもしかすると日本人
にとってあの戦争は2次世界大戦と3次世界大戦が同時に
おこったようなものだったのかもしれない。
240 :
吾輩は名無しである:2011/09/15(木) 23:33:14.84
三島の思想面からして、右翼団体と交流したり、利用されたりはしなかったのでしょうか。
241 :
吾輩は名無しである:2011/09/16(金) 00:36:09.34
連投すんません。
日露戦争〜大東亜戦争までの三島の歴史感をご存知でしたら
ご教示願います。
>>240 右翼団体と一口に言ってもピンからキリまであると思いますけど、三島は昭和天皇やその側近達の人間宣言を
批判していますから、単純ないわゆる職業右翼みたいな人達や、GHQ占領化天皇を良しとしている人達には、
逆に三島を受け入れられないのではないかと思います。
三島を嫌いながら、保守だ右派だと自称している政治屋やリベラル偽保守(本当はサヨクと同じ)なども同様です。
>>241 明治維新は日本にとっては必要な改革ではあったけれども、一方で日本独特の土着的な精神力を徐々になくしてしまい、
大東亜戦争では、政治家や一部軍人幹部達が半ば西欧人的な頭になっていて、西欧合理主義に対し、同じ姿勢で
対抗しようとして失敗した点もあるんじゃないかという見解を三島は持っていたようです。
唯一、日本の土着的な精神で対抗しえたのは日本独特の特攻隊精神、日本刀の精神だけだというようなことを
述べてますね。
武器だけを西欧化してもそこに大和魂、日本刀の精神がなければ、とうてい強固で巨大な合理主義には、
日本は打ち勝つことができないと主張してます。
ちなみに、昔ハワイはアメリカじゃなくて、日本と一緒になりたくてカメハメハ大王は日本に助けを求めていたんだよね。
ハワイと日本は昔から交流してた仲良かったから。
その時は日本はアメリカ戦を避けて、ハワイと同盟できなかったらしいです。
もしハワイが日本の領土になっていたら、その後の歴史も変わっていたかもしれません。
カメハメハ大王から救援要請の親書が届いた。力不足で応じられず、
見捨てることになって、明治天皇は申し訳ないと、痛恨の思いだったらしい。
アメリカのハワイ併合は1898年(明治31年)。同年にはサモア諸島を英・独と
分割領有。太平洋戦争がなければ、南太平洋の小国は独立できなかったろう。
グアムやサイパンが今も米領であるように。
三島はいわゆる「右翼団体」とは一線を劃していたようだ。風流夢譚事件の後、
三島にも「脅迫状」が届いて、三島は毎夜木刀を手に邸内を見廻ったらしいw
ただ、右翼陣営から概ね好意的に見られていたことは確かで、「色好みの宮」
なんて三島以外、例えば大江が書いたりしたら、ひと悶着あったと思われる。
ハワイが日本だったらよかったのに。
昭和28年7月13日午後6時、目黒の三島宅にタクシーで乗り付けた作業着姿の若い男が面会を求めてきた。
男は「お前は小説で若者を堕落させた。30万円出せ、なければ3千円でもいい」と三島を脅迫。
三島は金を払って追い返そうとしたところ、父親が「バカバカしい」と止めた為、ナイフを取り出した。
とっさに三島は男を外に出し、ドアを閉めたが、体当たりして強引に室内に突入して衣類12点を奪って逃走。
40分後、五反田で逮捕されたが、犯人はヒロポン中毒の古圧(32)だった。
三島は、犯人が乱入した時避難して無事だったが「こんなことなら‘泥棒日記‘の推薦文なんか書くんじゃなかった」とボヤキ。
三島の小説で堕落って…
三島の小説の根底に流れているものはみんな真面目なものなのに、アホか。(´・_・`)
(´・_・)人(・_・`) ネッ
>>248 読む人次第なんだからその辺は違うと思うよ
>>250 読む人次第なら読む人自身の問題でしょうね。
それなら尚更、そのヒロポン中毒の行動はおかしいのは当然。
そう安易に片付けられる問題じゃないと思うな。本物の芸術作品は
劇薬のようなものであり、使い方(読み方)によっては猛毒になる。
大江の作品には毒がないという三島の発言はこの意味だろう。
人の心を狂わせかねない魔的な要素がない作品は通俗・低俗だと。
俺は大江にもそれはあると書いて、「マゾちゃん」に噛み付かれた
ことがあるんだがw、それはともかくとして、
>>247を読んですぐに
連想するのは、「荒野より」という掌編だな。「マゾちゃん」は当然
読んでいるだろうから釈迦に説法だが、未読の人向けに、触りの一節
を次レスに引用しておく。興味を惹かれたら是非全文を。短いので。
しかし、小説を書いて世に売るといふのは、いかにも異様な、危険な職業だといふことを、
私は時折感ぜずにはゐられない。私は言葉を通じて、何を人の心へ放射してゐるのであらうか?
芸術家にはたしかに、酒を売る人に似たところがある。彼の作品には酒精分が必要であり、
酒精分を含まぬ飲料を売ることは、彼の職業を自ら冒涜するやうなものである。つまり酩酊を
売るのである。正常な人間は、それが酒であることを知って買ひ、一夜の酔をたのしみ、酔が
醒めれば我に返る。しかし、かういふことがありうる。酒と知らずに、有益な飲料だと思つて
買つて、その結果馴れない酒のために悪酔をするといふこと。あるひは、はじめから、正常で
ない人間がこれを買つて、一定の酒精分からは思ひもかけないほどの怖ろしい結果を惹き起す
こと。
――「荒野より」より――
(´・_・`) ふむふむ
255 :
吾輩は名無しである:2011/09/17(土) 22:45:20.62
ちょっと最近のフジテレビデモといったネトウヨの行動について
三島がどうおもったのだろうかという意見を聞かせてほしい。
三島はああいうデモなんかは、肯定的に思われたのだろうか?
あれ、おさんぽらしいですよ
今思うと、藁貸しさんはとてもいい人だったと思うのです。
259 :
吾輩は名無しである:2011/09/18(日) 01:53:37.18
>>258 三島は、自身の自決がテレビの映像に収められ、放映されることを想定していたはずなので、それは言えないと思う
三島の自決を作品と捉えるなら、その保存はテレビカメラに頼るのが最適であることを、三島は自覚していたのではないかと思う
>>255 肯定すると思いますよ。
三島は商業優先主義、視聴率優先主義みたいなテレビのコマーシャリズム、コカ・コーラに象徴されるような
俗大衆化を批判しているから、当然三島は、ああいう整形人間の醜い芸能の垂れ流しは嫌うよ。
それはフジテレビに限ったものじゃないだろうけれど。
あと、あのデモをする人がウヨというレッテル貼りも変だと思う。
電通のコマーシャル主義なんて左翼も嫌うものでしょう。
>>259 それは大衆メディア社会を逆手にとるために、相手の戦術をあえて利用したんだよ。
でも三島は最終的にはテレビ報道を信用してなかったから、信頼できる記者の人に、檄を全文託してたわけでしょう。
隠蔽されて報じられないことも想定してたわけだから、写真は別として、テレビのことなんか重点においてないよ。
262 :
吾輩は名無しである:2011/09/18(日) 02:41:40.87
>>260 問題はね、三島が大勢によるある種卑劣な、レイシズムや
インターナショナリズムを肯定されるかどうかと言う事なんですよ。
彼らのやってることはいわば「排他主義」です。
だから難しいんです、三島がどう考えただろうか?ということについて。
見方によっては義的な行動かもしれませんが見方によっては
三島の嫌いな大勢による弱いものいじめですよ。
263 :
吾輩は名無しである:2011/09/18(日) 02:44:24.32
>>261 でも三島はテレビって装置は否定してないと思うよ
264 :
吾輩は名無しである:2011/09/18(日) 02:54:24.55
テレビが嫌いだからフジテレビに対する抗議デモを肯定するだろうって意味か
テレビに収められた抗議デモの映像を、テレビが嫌いな三島は否定するだろうって意味かと思った
俺は普段テレビ見ないんで、どんな報道のされ方したのかわからないけど
>>262 レイシズムや排他主義は韓国の方でしょう。韓国の地上波では日本のドラマは禁止しているし。
266 :
吾輩は名無しである:2011/09/18(日) 03:07:56.09
>>265 もちろんそれは分かっている。
韓国や北朝鮮、中国、アメリカ、ロシア・・・・どんな国でも排他や差別は存在する。
だからと言って日本人が同様の手法で差別主義を展開してそうした活動を行なう
ことについて三島はどうおもったのだろうか?
そこが分からないわけだよ。
>>262 それとあのデモは別に多勢じゃないでしょ。
少数の国民のデモの権利を、そういうふうにレッテル貼りする方が変だよ。
テレビもデモを報じないし、デモがあっても韓流ごり押しは続いているし、そこまで気にする意味がわからないわ。
どうしても差別だということにして問題を帰結させてしまいたいようだが、
ダサいブームの押し付けほど、人を不快にさせるものはありません。
韓国のアイドルは、実は韓国人にすら嫌われているんですよ、多分ダサいから。
一方で、韓国の俳優ペ・ヨンジュンのファンが日本には大量にいます。
私たちのアイドルは私たちが決める。テレビ局が押し付けたアイドルはアイドルとは認めない。
当然だと思いますけどね。テレビで扇動すればなんでも思いのまま・・・などと考えるのは傲慢です。
269 :
吾輩は名無しである:2011/09/18(日) 03:20:33.41
>>267 日本国という地域でああ言う活動をすればそれはどうやっても「多数」とみなされる。
いずれにせよ日本がどこか外国に併合されている状態でない限り、ああした運動は
多数派による少数派排斥と言う風にしか見られない。
>>266 差別主義とは思わないよ。日本の中で活躍して認められてる韓国人は沢山いるしね。
拒絶反応を起こさせるほどの、韓流ごり押しブームの押しつけをしなければ、容認してるでしょう。
>>269 そういうふうに偏向して、また差別だなんだと世界へ捏造発信する方が悪いんだよ。
強いメディア側がそういうことするから、余計にいけないんだよ。
ザリガニにしては珍しく、ポエムじゃなく、正論を述べたな。
いつもこうだといいんだがw
>>269 無茶苦茶なこと言うなよ。デモをしたら差別主義者なのか。
政府なりマスコミなり企業なりの「権力」に物申してはいかんのか。
東電にデモするのはいいんだよな? 中東の騒ぎは?
サヨクもしょっちゅうデモやってるじゃないか。基地問題、教科書問題、
増税反対等々。これらは大いに結構だが、フジテレビの件は、底に
韓流批判が流れているから、けしからんと言いたいんだろ?
もうそういう誤魔化しは通用しないから、覚悟しておけ!w
逆に、もし日本のダサい、例えば一昔前の小室ファミリーが外国でごり押しして嫌がられてデモ起こされても、
別に私は日本差別とは思わないな。
>>273 韓国人も同意でしょうな、その証拠にネチズンが何もしてこないよ。
275 :
吾輩は名無しである:2011/09/18(日) 03:54:55.17
>>270 では三島はどんな事をこれに対して言及されたのだろうか?
「差別は時には必要でやらなくてはならない」と、言われたのだろうか?
276 :
吾輩は名無しである:2011/09/18(日) 03:58:25.11
>>271 というか今の世の中はそういう連中が支配してるんだが?
そういう世界の中でそれに反することを言えば当然認められないわけだが。
>>272 無茶苦茶でもなんでもない。
排他主義によるデモや運動は差別主義として認知される。
いわゆる民族主義運動としてな。
嫌なら韓流と同じく文化で戦って勝てば良い話なんだから。
そうだろ?
278 :
吾輩は名無しである:2011/09/18(日) 04:03:06.73
>>277 「もし、日本人が韓国や中国を受け入れれば最後は
民族国家は実現されず、EUのような「多民族国家」
となるのは目に見えてる。
アジアとヨーロッパは違うのだから時には
差別も必要でやらなくてはならないだろう。
みたいな感じか?
>>278 三島が生きた時代にEUはありませんし、その当時ヨーロッパ各国で移民を流入させるようなこともありません。
あの当時は米ソ冷戦時代です。ヨーロッパの中に社会主義国と民主主義国が入り乱れ国を分割していたりもしていましたし。
鉄のカーテン時代ですよ。
280 :
吾輩は名無しである:2011/09/18(日) 04:08:53.89
>>279 いや、そうじゃなくてw
「三島が今生きていたら」って話です世w
>>280 275 名前:吾輩は名無しである[] 投稿日:2011/09/18(日) 03:54:55.17
>>270 では三島はどんな事をこれに対して言及されたのだろうか?
「差別は時には必要でやらなくてはならない」と、言われたのだろうか?
三島が言及した、三島がそうした発言をした、という意味ではなく?
282 :
吾輩は名無しである:2011/09/18(日) 04:20:37.15
>>281 そうですよw
三島がそういう発言をしたって言うんじゃなくてw
三島が「差別は時には必要でやらなくてはならない」などと発言した事実はないわけですね?
三島はあれを差別主義に基づくデモとは考えないだろうよ。
ごり押しはいかんというだけのことで。
韓国や中国の野放図な遣り口にちょっとでも批判したら
排他主義・差別主義なのか?
>>269で言う、「多数派による少数派排斥」の、多数派と
少数派とは具体的に何なのか、答えてくれんかな。
まさか、多数派はデモする人達で、少数派はテレビ局
と言うんじゃあるまいね。
285 :
吾輩は名無しである:2011/09/18(日) 04:54:56.11
>>283 ないです。
ですから「もし三島が生きていたらデモのことをどう思ったのだろうか?」
と言う事が聞きたいわけです。
>>284 >韓国や中国の野放図な遣り口にちょっとでも批判したら
>排他主義・差別主義なのか?
それは微妙なとこですが少なくとも「右翼志向な人間」
による反外国デモは「排他主義・差別主義」と言われても
今の世界ではしょうがないですよ。
大戦争のあとに勝利したアメリカによってそうした価値観の元に
成立した時代なんですから。
>「多数派による少数派排斥」の、多数派と
>少数派とは具体的に何なのか、答えてくれんかな。
多数派は日本人です。
少数派は外国人、今回の場合は朝鮮人ということになる。
韓流ドラマに熱中してるマダムにウケのいい小説作りそう
韓流ドラマが団塊世代にウケがいいのは事実だからな。
表現の自由の侵害やわ。
三島は洋画とか好きだったしな。
三島生きてた当時は、韓国なんて目の敵にされてなかったでしょ。日本よりあからさまに格下の国だった。それが現在韓国も国力つけてきて無視できない存在となった。文化的にも韓流がアジアで力つけてきた。たとえば、東南アジアではKPOPが人気だ。
だが、三島があんな庶民くさいドラマに興味持つだろうか。日本のドラマも韓国のドラマも対して庶民くさい点では違いはない。
やっぱ三島テレビみないんじゃないかね。
288 :
吾輩は名無しである:2011/09/18(日) 07:58:07.79
韓国映画やドラマは今の日本にはないような軍事物のジャンルがある。
金正日暗殺の特殊部隊もの(例:シルミド)から、朝鮮戦争の建国映画まで。
また北朝鮮には今も戦前のような規律を保った軍事秩序が存在しいつでも
祖国と民族と金正日のために死んでくれる正規軍が存在する。
三島がもっとも戦後日本でほしかった物が南北朝鮮にはある。
それはまるで韓国が、かつての明治維新によってヨーロッパの仲間入り
をした我ら日本に成り代わるようにして・・・。
第2次世界大戦のアメリカによる世界革命によって日本の軍は否定され
朝鮮は民族革命による国家維新を成し遂げた。
>>276 そういう連中が支配してたら、そっちが間違っていても屈するんだ、あなたは。
三島が戦っていたのは正にあなたの言ってるような、差別だなんだ平和だ平等だと弱者のふりをしながら、
反日に大衆操作する輩だよ。
>>285 いや、三島は、アメリカのなかの黒人差別問題にしても外部の人間が傍観者的に、差別だなんだかんだと
一概に批判はできないと言ってますよ。
その国の民族同士にしか解らない恐怖心や歴史的な背景があるから、その国外の人間が単純に人種差別だと
非難できない面もあると言ってるよ。
それと三島は、アメリカの黒人問題は国内の民族紛争問題だけど、日本における朝鮮人問題は全く別の問題で、
在日朝鮮人問題は「難民問題」だから、まるで民族差別かのように捏造するのは、サヨクの政治戦略だとはっきり書いてますよ。
>>286 そんな単純で安易なドラマ作らないよ。純白の夜や美徳のよろめきだって、韓流ドラマとは全然違うし。
>>288 三島はそういう政治プロパガンダ的な意図のある映画は、芸術と認めてないよ。
特攻隊を題材にした映画も見ないと対談で言ってました。
映画はあくまで、ヤクザ映画とかゴジラとか現実以外の娯楽を求めて見ていたと思うよ。
政治問題は政治問題で理論的にやるべきと考えていたようです。
>>276 そもそも今のいわゆる「韓流」って文化じゃないでしょ。ただの広告会社のごり押しで。
別に本当に東南アジアで受けてるわけじゃないしね。冬のソナタくらいまでは人気があったけど、
今のダサいポップは捏造人気だよ。
例えば、冬ソナの主題歌や、「逢いたい」を歌ってた韓国人歌手は上手いし、実力のある人は沢山いると思うし、
演歌だって元は韓国系のものだけど、日本人に受け入れられてきたわけです。日本人は決して排他主義じゃないよ。
今のダサい韓流ポップは、どこの国でも駄目だと思う。
295 :
吾輩は名無しである:2011/09/18(日) 10:12:18.63
>>289 >そういう連中が支配してたら、そっちが間違っていても屈するんだ、あなたは。
屈しないよ、だがやり方はちゃんと考える。
俺はネトウヨのやってるような醜い差別とかに頼った活動なんかしない。
正々堂々と民族主義で立ち向かうよ。
>三島が戦っていたのは正にあなたの言ってるような、差別だなんだ平和だ平等だと弱者のふりをしながら、
>反日に大衆操作する輩だよ。
だからといってネトウヨがそうであるように彼らと同じ方法で立ち向かうのか?
296 :
吾輩は名無しである:2011/09/18(日) 10:18:22.49
>>290 >在日朝鮮人問題は「難民問題」だから、まるで民族差別かのように捏造するのは、サヨクの政治戦略だとはっきり書いてますよ。
今はもう時代が変り、在日は難民ではなく完全に日系朝鮮人とか
コリアン問題は外国系民族問題と言う事になってしまったでしょ?
(ちょっと言葉がへんで申し訳ないが)
三島が果たして差別だなんだ平和だ平等だと弱者のふりをしながら、
朝鮮人差別して愛国主義をやる人々を認めたのだろうか?
297 :
吾輩は名無しである:2011/09/18(日) 10:22:59.43
>>296 そりゃ中には変な人もデモに混じってることもあるし、なんでもかんでも朝鮮人嫌いも混ざって(日本人のふりした
中国人もいるかもしれないし)いるだろうけど、ああいうダサい韓流ごり押しは、別にウヨじゃなくても嫌だよ。
>>297 よく知らないし、詳しく調べたことないから具体的に何をしているのか知らないから、よく見なきゃなんとも言えないわ。
いちいち、そんな団体のことを言うなら、韓国の反日団体も言及しなきゃだめでしょう。
>>296 三島の時代から時は経っても在日朝鮮人は元は難民問題なのは根本的には同じでしょう。
今現在いて朝鮮国籍のまま、日本の国籍になるのは拒否している人もいるわけだからね。
アメリカのように国籍もアメリカ国民の人種問題とは違うでしょう。
>>276 > 嫌なら韓流と同じく文化で戦って勝てば良い話なんだから。
> そうだろ?
ちなみにいわゆる韓流ごり押しポップは、日本のエイベックス系の倖田や安室、ダサい小室系のゴミみたいな
音楽芸能会社の日本人が作ってるから、本当は韓流じゃないんだよ。
こんなゴミ商業音楽は、本当は日本と韓国で協力して一掃すべきだと思うよ。
303 :
忍法帖【Lv=40,xxxPT】 マグナ ◆i.K3ZM.pZo :2011/09/18(日) 12:48:58.59
なんというかかの国に逆らってはいけないとかいうムードがあるのがなんとなく不気味ではあるよな。
無条件に受け入れろと。ここまで毎日やられていると薄気味悪くなる。
なにやっても「韓国に対する興味」に集約されちゃうんだから
騒ぐだけでマヌケでございますね。
ガックリしちゃったからBSイレブンで太鼓チャンネル見てます
これはすさまじい誤爆
すみません
307 :
吾輩は名無しである:2011/09/18(日) 21:32:09.06
>>298-299 あなたはおかしな人だ。
在特会ってのは在日朝鮮系の成りすましの反韓抗議団体。
そしてフジテレビデモはその在特会関係の人が指揮してる。
まさか知らなかったのか??
308 :
忍法帖【Lv=40,xxxPT】 マグナ ◆i.K3ZM.pZo :2011/09/18(日) 21:55:02.59
そういえば、主権回復を目指す会を目指す会とか言うのもあったな。それと西村修平がカトリックの教会に特攻して、作家の佐藤亜紀が激怒&ブログで過剰反応という面白い逸話もあった。
309 :
吾輩は名無しである:2011/09/18(日) 22:22:36.43
>>302 あなたは仰る事が矛盾されてる。
デモを肯定なさるのであれば中国朝鮮とは
もう仲良く出来ないと言う事を自覚せねば。
>>309 中国朝鮮が韓流コンテンツの保護者にはなるという保障は全くありません。
台湾などは総統からして韓国ドラマに拒絶反応を示しています。
いくら多額の金を積んでも、人々の尊敬は買えません。
韓流コンテンツがアジアを象徴するかのような妄想に憑かれておいでか?
あのような安っぽい薄っぺらい中身のない、魂が抜けたような生気のないコンテンツがアジアか?
アジアはもっとエネルギッシュです。
311 :
忍法帖【Lv=40,xxxPT】 マグナ ◆i.K3ZM.pZo :2011/09/18(日) 22:41:17.71
何でもかんでも仲良くムードがきついんだよな。断交したい、関わりたくないと言っているだけなのに無理に関われと言うのは正気の沙汰ではない。
仲良くムードっていうより俺様の命令通りに動く子分になれみたいな態度。正気の沙汰ではない。
>>307>>309 何を言いたいのかさっぱりわからないね、あなたは。
昨日はデモをやってるのは日本人のウヨがやってて差別とか言ったくせに、今は在日朝鮮人がやってるとか(笑)
それなら尚更、朝鮮人が朝鮮人を差別してることにガタガタ介入することないでしょう。くだらない。
矛盾してるのはあなたでは?
どっちにしろ、あんな面白くもなんともないポップなんか、日本の小さい子供の感性に良くない雑音だから、
放送しなくていいんだよ。
日韓交流なら、さっき貼った高い歌唱力の曲の人や、もっと良いものをごり押しじゃなく、適度に紹介すりゃあいいんだよ。
そして、向こうも日本の良いものをちゃんと紹介してくれなければ、交流とは言えないでしょ。
314 :
吾輩は名無しである:2011/09/18(日) 23:21:44.16
ちょっと話題をかえますよ。
今更だけど、昔話題になった田母神論文。
田母神氏は今の日本は自虐史観教育により愛国心を失い
弱体化しているので、
どこかでそれをとりもどさなければいけないと言っている。
もし三島が生きていたら、
自虐史観をどう思っただろうか。
>>314 大東亜戦争を侵略戦争と決めつける考えには異を唱えてますよ、三島は。
全ては肯定はしていないだろうけれど、一方的に日本が悪いみたいな、戦勝国の論理は受け付けてないよ。
戦後のGHQ御用学者の丸山昌男とかいう人を批判してるから。
316 :
忍法帖【Lv=40,xxxPT】 マグナ ◆i.K3ZM.pZo :2011/09/18(日) 23:37:25.74
侵略を行わずに大国になった国はないからな、歴史上。アメリカなんかまさにそうだろう。
317 :
吾輩は名無しである:2011/09/18(日) 23:55:25.99
>>316 ところが、日本だけはなれたかもしれないんだ。
日本は朝鮮併合や満州進出、大東亜戦争に
おける大陸進出も実は必要なかった。
318 :
吾輩は名無しである:2011/09/19(月) 00:04:53.72
>>317 中国朝鮮に手を出さなければ、純粋な日本人国家として
精神的にも経済的にも文化的にも
世界に一目置かれる国になっついたかもしれない…
と思うと悔やまれる。
当時は致し方なかったけどね。
319 :
忍法帖【Lv=40,xxxPT】 マグナ ◆i.K3ZM.pZo :2011/09/19(月) 00:10:44.39
確かにそれはあるな。結局手を出さなかった方が国家としては成長していた可能性が高い。
憲兵に2ch検閲されたりした可能性はあるかもしれない。そもそも2chがあったか……。
>>317>>318 ところが、そうなるとロシアがどう出てて来たか
明治維新からの八十年は自衛のために侵略するという逆説が含まれている
321 :
吾輩は名無しである:2011/09/19(月) 00:27:40.88
>>320 その説なら大東亜戦争肯定は無理になる。
ロシア戦争から朝鮮併合、満州権益の獲得まではある程度必要性が
あったというのは、これはロシア・ソ連に対する防衛という観点から
いくらか正当性があるが、どうして連合脱退してまでアメリカと
戦ったのかという事になる。
>>321 それはロシアだけが敵だと思い込んでいるからだろう。
>>321 もしろロシアに勝ってアメリカが日本を敵視し始める
あらたな問題が発生したんだよ。
324 :
吾輩は名無しである:2011/09/19(月) 00:50:59.33
確かにアメリカによる日本敵視はあった。
しかしそれが果たして戦争するほどの事だったのかというと疑問。
結果どうなったか、日本は敗戦してすべてを失った。
そしてアメリカの目論見どおり黄渦論を阻止するという事にもなった。
アメリカと戦争していなければ日本は文化も精神も失わなければ
朝鮮台湾と言う領土や彼らとの友好、満州での大きな軍事・経済の
権益も失わずに済んだ。
そしてそれがソヴィエトに対する有効な防衛でもあったのにだ。
>>324 >アメリカと戦争していなければ日本は文化も精神も失わなければ
>朝鮮台湾と言う領土や彼らとの友好、満州での大きな軍事・経済の
>権益も失わずに済んだ。
>そしてそれがソヴィエトに対する有効な防衛でもあったのにだ。
いや、そもそもあんたは
>>317で言ってるように
>日本は朝鮮併合や満州進出、大東亜戦争に
>おける大陸進出も実は必要なかった。
と言ってたはずだが・・・・
327 :
吾輩は名無しである:2011/09/19(月) 06:07:40.14
>>326 いやだからw
それはあくまで「明治に大陸進出しないと分岐した場合」の話。
というか、そういう話をしたいんじゃないだよ俺はw
今こうして「韓流」を招いてしまったのは日本人自身の落ち度の問題なんだよ。
>重要な点は日本人なんだからあの歴史をどこまで自分たちで
>引き受けられるかなんだよ
あのねえ「あの戦争の歴史」っていうのは日本人の自業自得でもあるわけ。
我々の選択肢として2つの結果を出さなければならなかったわけだ。
それは「戦勝」か「非戦」かという結果。
じゃあ現実はどうかといえば「敗戦」だよ。
一番出してはいけない結果を出しちゃったわけだろ?
その歴史をどこまで引き受けると言われてもね、日本人はもはや
あの戦争を「引き受けない」と言うところまで来てしまってるよね実際。
328 :
吾輩は名無しである:2011/09/19(月) 06:08:21.59
訂正
それはあくまで「明治に大陸進出しないと分岐した場合」の話。
↓
それはあくまで「明治に大陸進出しないと仮定した場合」の話。
>>327 いやだからじゃなくてw
>それはあくまで「明治に大陸進出しないと仮定した場合」の話。
>アメリカと戦争していなければ日本は文化も精神も失わなければ
>鮮台湾と言う領土や彼らとの友好、満州での大きな軍事・経済の
>権益も失わずに済んだ。
>そしてそれがソヴィエトに対する有効な防衛でもあったのにだ。
大陸に進出してなければそべてが無いんだよ。
もうちょっと考えて話しようなw
そんな屁理屈はここでしか通用しないぜ
日本人として歴史を引き受けるという意味がわからないようだが
超人大陸
脱原発論者に浮かぶ反国家思想
左翼啓蒙の手段に原発議論を持ち込むな
http://www.choujintairiku.com/nakano6.html 京都大学準教授、中野剛志
この最後の小林秀雄の発言をどうとるか
戦後の変節の早さ、かりにも「一国一城の主」が、女みたいに「私はだまされてゐた」と言ひ出すのを見ては、
私はいはゆる文化人知識人の性根を見たやうな気がしたのである。
大体、文化人や知識人と名乗るだけの人間が「だまされてゐた」では通るまい。この種の人たちは、十中八九、
口ほどにもないお人よしで、実際にだまされてゐたのかもしれないが、それを言はないで、だまされてゐたままの
自分の形を押し通すだけの自負がなかつたのか。思想的弾圧のはげしさは言語を絶してゐたかもしれないが、
いくら割り引いてみても、知識人文化人のたよりなさの印象はのこるのである。
変節防止のために相互監視をやつたらどうか。言論の自由を守るとは、結局自分を守ることだといふのでは情けない。
三島由紀夫「日本文化会議発足に寄せて」より
http://nezu621.blog7.fc2.com/blog-entry-1247.html この本のあとがきに、中国戦線の従軍にはじまり、フィリピンの場他^んで向井潤吉と行動をともにし、さらにインパールで困難な
戦線を踏破して、戦闘を身近に体験し、兵士たちと苦労をともにした火野葦平が、GHQの尋問に答えたときの文章が載っています。
あとがきなので、ちょっと引用してみます。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
軍閥は日本国民を駆り立てるためと、侵略戦争をごまかすために、大東亜共栄圏建設というスローガンを掲げていたが、それを君はどう思っていましたか?
私はそれが軍閥のつくりだしたものかどうかは知りません。やはり馬鹿だったのでしょう。
しかし、大東亜共栄圏の建設ということは、正直に申しまして、私の胸にもひとつの灯を転じていたことは疑うことができません。
私は戦争を好みませんし、おたがい同士殺しあう戦争を、どうして人間はするのか、ほんとうに悲しいことに思います。
しかし、戦争がはじまってみると、なんとしても祖国の勝利を願わずにはいられない。
しかしやはり、これが明瞭に侵略戦争で、理不尽きわまりないものであるという自覚があれば、戦う気持ちが鈍ったにちがいありません。
しかし、この戦争は日本が窮地に追い込まれて、やむなくたちあがったものだという自覚がありましたし、アジア民族の解放、団結という理想へ
の戦いでもあるという自覚もあって、私は勇気を出して戦いました。
私たちアジア人種が、白色人種の帝国主義の下に征服されていた歴史は明瞭であります。
その支配下から抜け出て、アジア人はアジア人の国を作り、アジア人同士、手をつながなく名はならぬと、私は信じていました。
言葉が過ぎたらお許し願いますが、アジアの諸国がすべて西洋諸国の領土、ないしは植民地となっていましたことは、私が説明するまでもないことでしょう。
私は、フィリピン、ビルマ、インパール作戦などに参りましたが、そのときいつでも私の心にはフィリピン人やビルマ人、インド人に対する親愛の情があり、
フィリピンでは敵はアメリカ、ビルマでは敵はイギリス、米英の征服下からフィリピン人、ビルマ人を解放するのだという気持ちがありました。
それで大東亜共栄圏という思想は、私にとっては空念仏ではありませんでした。
それで私は、現地ではフィリピン人やビルマ人、支那人などと努めて仲良くし、アジア人同士のつながりをしっかりとたしかめあいたいと念願しました。
おそらく私がお人好しの馬鹿だったのでしょう。
軍閥の魂胆や野望などを看破する眼力がなく、自己陶酔におちいっていて、墓穴を掘ったのでしょう。
しかし、私は私なりに戦争に協力したことを後悔しません。
敗北したことは残念でありましたが、私の気持ちは、勝敗にかかわらず、いまも変わっておりません。
(火野葦平著「革命前夜」)
333 :
吾輩は名無しである:2011/09/19(月) 07:46:42.30
>>330 脱原発運動とかは中国系朝鮮系の団体が成りすましてるから。
334 :
吾輩は名無しである:2011/09/19(月) 07:50:17.54
>>329 >すべてが無いんだよ
だからさ、明治は明治。
大東亜戦争は大東亜戦争で分けて話をしてるのw
とりあえず明治の話はおいといて、1940年まで歴史が
進んだとして、そのあとに日本が開戦しなかったらの話を
今してるんだよ。
>>324 > アメリカと戦争していなければ日本は文化も精神も失わなければ
> 朝鮮台湾と言う領土や彼らとの友好、満州での大きな軍事・経済の
> 権益も失わずに済んだ。
↑そんな良いことずくめなわけないでしょ。ロシアやアメリカを甘く見すぎだよ、あんたは(笑)
そんな戦勝国の植え付けた自虐に過剰に染まりすぎのあんたみたいなバカが反省しずぎだから、今現在日本が弱体化して
朝鮮にまでなめられはじめて日本の文化までないがしろになるんだよ。
>>327 > 今こうして「韓流」を招いてしまったのは日本人自身の落ち度の問題なんだよ。
↑そうだよ。あんたみたいなアホがいつまでも敗戦自虐にとらわれすぎて、日本のいいところまで、すべて
悪いみたいにするから、周辺国もつけあがってくるわけ。もっとしっかりしなさいよ。
第二次大戦後に(アジアで)民族自決主義がリバイブしたのはあくまでも大東亜戦争の直接の影響だと思います。
それによってアジアの諸民族が自信を持って民族独立の道を歩き出したのだと私は信じて疑いません。
三島由紀夫「国家革新の原理――学生とのティーチ・イン その三」より
なんか日本は「敗戦」か「非戦」しかなかったとか、まるであたかもそれが確定していたものだったかのような
反省視点の分析だけが正しいみたいになってるけど(実際負けたから、それが正当化されてる)、そんなことばかりを楯に
ガタガタ言っても意味ないんだよ。
分析上絶対に勝てると思ったベトナムに負けたアメリカの場合もあるわけだから。
339 :
吾輩は名無しである:2011/09/19(月) 10:13:14.51
>>335 >今現在日本が弱体化して朝鮮にまでなめられ
>はじめて日本の文化までないがしろになるんだよ。
それは文化という物が分からない人の考えだね。
2ちゃんねるの嫌韓厨には貴方みたいな人が多いけど
本当に残念でならないよ。
なんでも韓流のせいにしてさ、本当に情けないな。
>>339 韓国のせいになんてしてないけど?
あんたみたいな、日本ばっかり悪いみたいな偏向自虐を植え付けすぎた人間が、日本のそれまでの文化や歴史まで
全部悪かったかのように偏向したから、日本の文化が衰弱していくわけ。
341 :
吾輩は名無しである:2011/09/19(月) 10:20:34.05
>>338 意味は十分ありますね。
その証拠に三島や靖国、大東亜戦争を引き継ごうとする
右翼や保守主義者の人々が実に低俗極まりないからだ。
つまりあの敗戦で馬鹿右翼を生んでしまったんだよ。
何も考えなしにただファシズムがやりたいだけの連中が
三島や戦争を誤って肯定して行動しているのだ。
戦勝国からすれば「日本人はやっぱ馬鹿だなあ」と
ほくそ笑んでるだろう。
342 :
吾輩は名無しである:2011/09/19(月) 10:25:53.96
>>340 >あんたみたいな、日本ばっかり悪いみたいな偏向自虐を植え付けすぎた
>人間が、日本のそれまでの文化や歴史まで全部悪かったかのように
>偏向したから、日本の文化が衰弱していくわけ。
だからそうなった要因を考えろよ。
敗戦したから、あるいは戦争したからなんだよ。
貴方はね結局無理難題を言ってるんだよ。
そういう様にしか考えられないアホ保守アホ右翼が
本来三島の目指した理念と言うのを曲解してしまってるんだよ。
>>341 敗戦で生れたのはあんたみたいなバカサヨクでしょう。サヨクがあまりにも日本の文化や歴史を否定して捏造したから、
その反動が起こるのは日本人として当たり前。
>>342 三島の思想を何もわからずにいるのはあんただよ。日本が戦争に負けたのは不幸だけど、三島が一番嫌ってたのは、
右翼よりも、正にあんたみたいな、戦後の知識人ぶったバカサヨク。
345 :
吾輩は名無しである:2011/09/19(月) 10:50:14.11
>>343 俺が左翼?
俺が左翼なら中川八洋氏も左翼か?
>>344 だからそうやってねバカサヨクだなんだと言う事しかできないんだよ。
それじゃあ国はうごかねえんだわ、残念だけど。
>>341 戦勝国からしたら、あんたみたいな単純な反省ばっかりしてるバカがいてくれて、思惑通りでほんそえんでるよ。
あんたみたいなアメリカにふらふら、中国や韓国にふらふら日和見バカが邪魔してるから、
三島が理念とする主体性のある日本がなくなっていくわけ。
>>345 あんたが最初に、私をバカ右翼呼ばわりしてレッテル貼りしたんでしょ。
>>341 それと、今の日本のどこにファシズムだのそんなあるんだか(笑)
何か時代錯誤も甚だしいんじゃないかと思います。
今は三島が危惧していた日本消滅期ですよ。
349 :
吾輩は名無しである:2011/09/19(月) 11:26:41.40
>>349 あなたが何を三島の真髄にしているのか不明ですが、今現在の韓国や中国は、大東亜のころと違って日本主導で、
共園できないと思うから、つかず離れずでそこそこに付き合っていた方が無難だと思います。
拒否することは拒否しないと、それこそ巡り巡って日本はロシアと戦争するはめになると思いますよ。
351 :
吾輩は名無しである:2011/09/19(月) 12:01:12.66
>>330 >この最後の小林秀雄の発言をどうとるか
まったく駄目ですね。
私は原発肯定論者ですが小林秀雄氏の発言には賛成できない。
この中野って方も全く分かってないとおもいますが
それじゃ駄目なんですよ、戦争だけは。
戦争ってのは最後に勝った者が報われる勝負なんです。
そういう戦いだから人も殺せるし命も張れるんです。
あの戦争は良くやったと思いますけど急ぎすぎたために
失敗したと言わざる得ません。
そのせいでいろんな努力が水の泡でした。
>>337 しかし、実際植民地国の民族自決を支えたのは共産(社会)主義思想なんです。
大東亜戦争の直接的影響ではないと思いますね。
あるいは将来に、旧植民地国が日本国のあの戦争を掲げて大東亜戦争の
直接的な影響として解釈するような事態でも起これ(せ)ば別ですけど。
352 :
吾輩は名無しである:2011/09/19(月) 12:09:30.13
>>350 そこが問題であるわけですが、必ずしもそういう訳ではないんですよ。
だからあなたのように考えてしまわれるのは申し訳ないけど無知であると
しか言わざる得ないんです。
現在の日本の文化力を以ってすれば、あの戦争による中国との軋轢を
なくす事もできるんです。
日本は文化をリードすると言う点において有利な位置にあるのですが
そういうことが分からない人が結局ああいうフジテレビデモとかをやってしまう。
また中国文化は日本人の精神的源泉でもありますから中国人と交流する事も、
日本古来の文化精神が破壊された今となれば、実は悪い事ばかりではない。
>>351 いや、三島の言ってことは本当です。アジアの民族自決主義は、共産主義なんかじゃないね。
インドネシアではインドネシア民族によって、共産党も否定されてます。
>>352 いや今の中国には、昔の古典的な中国文化なんか、もうほとんどないよ。変な幻想を中国に抱かない方がいいですよ。
三島もそれは警告してますから。たとえ共産主義が薄れていても、もはや中国資本主義は日本の天皇文化を
受け入れないから、下手にくっつきすぎると、そこから火種がつきますよ。
>>352 それから、フジテレビのデモと、中国のことは別の問題でしょ。中国人にも韓国嫌いは沢山いますし、
なんでもかんでも「ウヨ」がやってるとかレッテル貼りして、日本の右派が何もかも悪いみたいなミスリードするのは
いい加減やめたら?
それじゃ宮台真司と同じですよ。
>>351 それから、原発は減らさなければだめでしょう。私は宮台のような脱原発じゃないですが、西尾幹二の脱原発論に賛成してます。
地震国に原発が多すぎるのは、やっぱり危ないよ。
357 :
吾輩は名無しである:2011/09/19(月) 12:48:45.41
>>353 まあインドネシアの民族自決っていうのは実は結構早い段階からあるから
大東亜戦争の影響とも共産の影響とも言えない。
それはインドネシアが超多民族国家ゆえで日本の感覚からはおそらく理解できない。
>>354 いや別にそういうことじゃなくてさ、日本は有利なんだよ。
経済戦略において。
だからそこなんだよ、ニヒリズムの使い方がさ。
あなたはね、というかこれはネトウヨや嫌韓中、あるいは保守、右翼と呼ばれてる
人にも通じるんだけど、結局インターナショナリズムじゃないですか。
どうして日本文化で戦おうとはしないのかと。
日本人も「和流」とか「日流」とかやってさ、中国や朝鮮の市場に
殴り込んでやったらいいじゃないですか。
なんでそういう方向ではなくて排他とか追い出しとかに進むのか?
358 :
吾輩は名無しである:2011/09/19(月) 12:51:25.81
>>355 >なんでもかんでも「ウヨ」がやってるとかレッテル貼りして、
>日本の右派が何もかも悪いみたいなミスリードするのは
>いい加減やめたら?
言いたくもなるさ。
なんで2ちゃんのウヨってあんなに馬鹿っぽいんだ?
やつらが馬鹿じゃなきゃ何もいわんさ。
>>357 日流や和流文化は、結構浸透しているのでは? 向こうの規制にもかかわらずに。
それと反中反韓を生み出したのは、元はと言えば、今まで日本を否定してきたサヨクの戦後過剰自虐史教育の
結果による日本衰退から自衛する必然的な反動でしょう。
>>358 反韓反中にも、いろいろといて、ああいう人の中には結構、三島嫌いや靖国とか日本伝統なんかどうでもいいみたいなのも
沢山いるから、一概に右翼と全部レッテル貼るのは違うと思う。
>>351 >戦争ってのは最後に勝った者が報われる勝負なんです。
敗北主義者に何を言ってもだめだな。戦争には相手がいるんだよ、なぜ相手を正当だったと考えるのか
アメリカに土下座するべきだった論だろうが、ほぼ歴史の必然に近いものがあるんだよ。
明治はよかったが、大東亜はだめだって、明治が大東亜戦争の種を生み出した連続性を理解
していない。
>あの戦争は良くやったと思いますけど急ぎすぎたために
>失敗したと言わざる得ません。
>そのせいでいろんな努力が水の泡でした。
日本に稚拙さがあったことはその通りだが、「そのせいでいろんな努力が水の泡でした」
と結論ずけるのは、後世の自分が高みに立って結果論から過去の日本人を審判できるという
傲慢ぶりだが、それが日本人として日本の歴史を引き受けようとしないという意味だよ
そういう人は特攻隊は国家権力に利用された犬死ににしかみえないだろう。
ユダヤ人はマサダの戦いを栄光の歴史として語りついでいるんだよ。
負けた戦争だからあんたのように考えるのは普通だが
敗北した戦争だって日本人の立場から、頑強に肯定する哲学はありうるんだよ。
>>345 >俺が左翼なら中川八洋氏も左翼か?
中川は完全な英米史観なんだよ。中川は自分が完全に
アングロになりきってしまってるからね
英米人の目からみれば、そういうことになるだろう。
363 :
吾輩は名無しである:2011/09/19(月) 22:13:41.25
祖国への愛、人間への愛、命への愛、伝統への愛…。
三島はそういう誇りを日本人に持って欲しかったんだろうな。
今の日本人が自由主義や資本主義に頼り
卑怯になってしまったのは実は敗戦以外に原因がある。
それは宗教の問題である。
日本は明治維新以来、この宗教と言うのを軽視してきた。
さらに敗戦したことによって国家神道という最終防御
を失い、祖国防御の基盤が解体されたのだ。
山村明義『神道と日本人』(新潮社)
@@@@@@@@@@@@@@@
日本人は神社にお参りするとなぜ心の安らぎを得るのだろう?
神も仏も信じないと嘯きながら正月には神社参りを欠かさないひとがいる。マルクスを崇敬しているなどと言って、
日頃は赤旗を読んでいる人が困ったときは神社へ行く。子供の合格祈願、孫の安全を祈念する左翼人士。地鎮祭に公金をだすのは憲法違反と言っている人たちが、である。
おかしな話である。
こんもりと深い緑の神秘的な環境のなかに、多くの神社はお社(やしろ)を広げる。そこは古代の神々との対話の場所、聖域。沈思黙考できる貴重な空間でもある。
政治評論家でもある著者の山村氏は、政策的関心も下地にあるせいか、いきなり戦後の森林政策の失敗が指摘されている。
森林は保水力を保つために「森の生態系をはぐくむ広葉樹のブナ、ナラ、カシなどを切り倒し、生産価値の高いとされたスギなどを
集中的に植えてしまった」ために「花粉症」という「社会問題」まで生まれたからだ。
「鎮守の森」には「竹や青木のほかに、榊やなぎ、桜やスギ、ヒノキ、サザンカ、センダン、カヤ、イチイ、ヒイラギやキリ、ハゼノキ、マツ、ウメそして広葉樹のカシやシイなど」。
これらがあって鎮守の森は古来より災害時の避難場所たりえたのだ。
本書は数々の霊気と畏怖とに満ちた不思議なエピソードが綴られる。
宇宙飛行士の山崎さんが、野球選手のイチローが神社にお参りする、それも重篤に参拝する。
神官に頼んで儀式を執り行い、昇殿参拝も欠かさない。
神戸淡路大震災に遭遇した三宮の生田神社は奇跡とも言える短時日のうちに、再建された。先代宮司が夢枕に立って、霊験を語ったという。
南州(西郷隆盛)神社のいわれについても初めて知った歴史の経過がある。評者(宮崎)は鹿児島へ行くたびに必ず西郷神社(南州神社)をお参りしてきたが、
あのお墓の配置は西郷軍の陣地の序列でもあり、戦陣かと思ったほどだが、西南戦争から半世紀を経て整備され、いまでは6800の柱を祀っているという。
ただし西郷さんは靖国神社には合祀されていない。
こんどの東日本大震災では鳥居が倒れた鹿島神宮に諏訪のお札が流れ着いた。奇跡の連続が起きている。
日本中にある神社がそれぞれ、特有の逸話を持ち、著者は三年半かけて、多くの神社を歩き、数十、数百の神主と会見した。
なかには、たぶん出てくるだろうと思っていたが福岡の宗像大社のはなし、高千穂神社の後藤宮司は、随分と分かりやすく神道を説かれるが、評者(宮崎)の知り合いでもある。
なかでも特筆すべき「事件」があった。
奈良の山奥、南朝の神社に必勝祈願で鳩山由紀夫がきた事実を知ったときには、ちょっと信じられなかった。
この箇所をちょっと詳しく見よう。
吉野に吉水神社がある。知る人ぞ知る、足利尊氏に追われた後醍醐天皇を匿った神社である。
主祭神は後醍醐天皇、楠木正成と吉水院宗信法印の二柱の神が祭神に配祀された、この吉水神社へ平成二十一年四月、勝運祈願をと当時、野党幹事長だった鳩山が現れたのだ。
「この吉水神社には、政権交代前から『反自民党の志士』たちが続々と集結していた。平沼赳夫、鈴木宗男、村上正邦、西村真悟ら」に加えて「野田桂彦氏ら幹部」も来社したという。
いってみれば権力党に「怨念を抱く政治家達が続々と訪れた「名所」であるが、そこに鳩山が現れ、政権交代を祈り、実現したが、その後御礼参りには来ていないという。
いろいろと考え冴える力作である。
366 :
吾輩は名無しである:2011/09/20(火) 05:28:21.48
ネットウヨクはフランスの軍歌かなにかを改変してこんな事まで言ってるわけ。
三島は若者がこういう方向に進む事を果たして認めたんでしょうかね?
進め 愛国者たちよ 栄光の時が来た
我らに対し チョンコロの 血塗られた旗は 掲げられた 血塗られた旗は 掲げられた
聞こえるか 街中で 狡猾なチョンの罵声が
チョンは来る 愛国者の元に、 喉を掻ききるため 日本人の子の
愛国者よ 武器を取れ 軍隊を 組織するんだ
進め! 進め! チョンの穢れた血で 街中を満たすまで
日本人よ 武器を取れ 軍隊を 組織するんだ
進め! 進め! チョンの穢れた血で 街中を満たすまで
(ラ・マルセイエーズ)
http://www.youtube.com/watch?v=NsYFFsoFgHI&sns=em
367 :
吾輩は名無しである:2011/09/20(火) 07:19:00.63
三島はつまらんな
>>366 三島由紀夫も戦争中の少年期に、それと似たような「米人よ、死ね、滅びよ」みたいな過激な詩を書いてましたね(笑)
そういうものはどこの国の、領土問題や紛争を抱えた国の若者にもあるような類いのもので、中国でも韓国、
北朝鮮でも世界のいろいろな国でもある現象でしょう。
良くないことだけど、そういう感情は「ある」ものだとちゃんと受け止めて考えて改善策を考えていかなきゃ
いけない問題だから、「認める、認めない」とかいう視点では、たぶん三島は見ないと思いますよ。
三島は不道徳教育講座で、「殺っちまえと言うべし」の項で、口で言うことと、実際に行動することには
非常な質の差があると述べてますし、そういうことをあんまり規制したり、人権侵害法案なんかで抑圧すると、
逆に、このあいだのノルウェーの大量殺人鬼が日本にも出るかもしれないから、そういうことを「言う」ことまで、
「許されない」となると、逆効果になって現実の朝鮮人殺害に行動化される可能性が大きくなって危険だと思いますよ。
369 :
吾輩は名無しである:2011/09/20(火) 11:38:51.63
>>368 いや、それとは違う。
そんなもんじゃないよ、ネットの朝鮮人差別は。
全くそれとは異質、別問題。
それに日本人はそれほど差別的な社会でもないのに
あきらかにおふざけの度が過ぎてる。
おれはどこかこいつ等から70年代の左翼と同じ匂いがするけどね。
370 :
吾輩は名無しである:2011/09/20(火) 11:45:52.27
>口で言うことと、実際に行動することには非常な質の差があると述べてますし、
>そういうことをあんまり規制したり、人権侵害法案なんかで抑圧すると、
>逆に、このあいだのノルウェーの大量殺人鬼が日本にも出るかもしれないから、
>そういうことを「言う」ことまで、「許されない」となると、逆効果になって現実の
>朝鮮人殺害に行動化される可能性が大きくなって危険だと思いますよ。
むしろこうした活動を野放しにしておく事のほうが朝鮮人大量虐殺に
つながると私は思いますけどね。
自分もある種の愛国衝動による他者排斥の意識と言うのは
民族の防衛において必要な事だと思いますから全く否定は
しませんが、しかしあきらかにモラルなき民族差別の度の過ぎた
状況に発展しつつあり、ましてや心情的にも民族的にも日本人と
同じ危機的状況にあると言っても過言ではない朝鮮人を
日本人が差別するようになってはこれは本当に悲しい結果しか産まない。
私はアメリカかロシアが裏で日中韓の対立を目論んでるようでなりません。
アジア民族、特に極東における民族対立はなるべく避けるべき。
371 :
吾輩は名無しである:2011/09/20(火) 11:46:59.48
>>370 そうですね。アジア人同士が戦争したらロシアやアメリカの思う壷かもしれないし、何もいいことはないからね。
ニュー速板には、ロシアに北海道をやる交換でロシアに朝鮮、中国を潰して貰おうとか、まるでロシアの
スパイじゃないかと思うような書き込みがこないだありました。
いろんな頭のおかしい人もいるから日本人なのかもしれないけど、もし本気でこんなことを思う日本人が増えたら、
三島が言ってたような日本が日本でなくなるそのものでしょう。大変なことです。
>>370 南京大虐殺とか慰安婦で大袈裟に捏造して、反日感情を煽るように裏で操っている元ネタも、東京裁判で
日本を裁いた戦勝国の連中なんだよね。
ナチスドイツのユダヤ人大虐殺のように国家による組織的な犯罪であれば
証拠となる文書も残されており、命令者、実行者も明確に判るのだけどね。
南京大虐殺はその辺りが不明だからあからさまな捏造ではないか?という疑問
が生ずるのだと思います。
被害者数が30万人だったり5千人だったり100人程度だったりと。
被害者数が判定できない「大虐殺」というのもおかしな話だとは思いますが・・・
375 :
吾輩は名無しである:2011/09/20(火) 22:04:10.20
>>372 >>373 ええ、ですから非常にみていて滑稽に見える時がある。
そもそも日本から朝鮮や中国との共和、大東亜共栄の夢を
奪ったのはアメリカに他ならない。
朝鮮人をユダヤ人みたいに仕立て上げて修復不可能な対立を生ませる。
ですからアメリカの手の内で踊ってるんじゃないかなと思うときがあります。
このスレ、三嶌さんの文学について語るスレじゃないんですねw
同意できるレスもあるけど
こんな話するなら文学板じゃなくてもいいのでは?
間違った三島さんね
どうしても三島文学よりは政治的な話が中心になってしまいますね。
文化防衛論などの論文が影響しているんだろうか?
小説の話題をしてくれる人がほとんどいないんです。
三島由紀夫の小説は、亡くなる間際に近づくにつれ、作中の描写の透明感というか
精密さというかそういうものがましていくので、後期の作品の方が個人的な感想としてはキツイです。
潮騒を書いた人が貴顕を書き、午後の曳航も書いた・・・いずれも三島由紀夫が書いたわけだが同一人物の作品だとは考えられん。
ましてや美しい星(小説版トリックアートになってる)を書いたというのも。全て現実描写だと認識すれば納得はできるけど。
379 :
忍法帖【Lv=40,xxxPT】 マグナ ◆i.K3ZM.pZo :2011/09/21(水) 00:37:34.40
ザリガニは三島作品は全部読んでるのか?
>>375 アメリカは、満州権益の分け前を日本から断られて日本叩きをしたのでしょう。
ただアメリカが日本の邪魔をしなくても、中国はロシアと裏で秘密裡に結びつき日本を裏切っていたので、
いずれにしても日本の夢は叶わなかったと思いますよ。
その時代の共産党勢力から、今は中国内部にユダヤ金融勢力が徐々に入り込んでいるし、中国人の気質として、
結構平気で嘘をつくので、あんまり同じアジア人だからと言って信用し過ぎても、また日本は貧乏くじを
引かされかねないのでは、という感じもします。
色々と古本屋で買ったのから適当に読み漁り中。今度、鏡子の家あたり読もうかと。
怖くて読めない作品も多数ある。
>>378 そうかな。結構共通した雰囲気は潮騒もその他の作品にも漂ってると思うよ。
383 :
忍法帖【Lv=40,xxxPT】 マグナ ◆i.K3ZM.pZo :2011/09/21(水) 00:47:44.48
手長姫は読んだか?
そうですか?潮騒だけ異色だと思いました。
トルストイ的な意味で。
>>383 それ、グロいの?
音楽ですら怖くて読めません(キリッ
386 :
忍法帖【Lv=40,xxxPT】 マグナ ◆i.K3ZM.pZo :2011/09/21(水) 01:02:24.04
グロくはなかったはず。チワワは何回も読んでるだろうが、確か盗癖のあるお嬢様の話だったか。
題材を見る限り幻想的ではないんだが、なぜか三島の幻想小説アンソロジーに入れられていて読んだ。
なぜかスピード感があり、当時大学の図書館で憑かれたように読みふけったものだ。
>>386 面白そうだな。その盗癖のあるお嬢様、虚言癖もあり実はお嬢様ではなかったというありがちなオチか?
鏡子の家、なんだかヤバそうな感じだな。三島曰く「俺のニヒリズムの集大成だぜ!」
なんだかヤバそうだよな。マグちん、鏡子の家読んだ?
388 :
忍法帖【Lv=40,xxxPT】 マグナ ◆i.K3ZM.pZo :2011/09/21(水) 03:26:57.46
鏡子の家、途中で擱いてしまった。どうも疲れるんだよな。
389 :
忍法帖【Lv=40,xxxPT】 マグナ ◆i.K3ZM.pZo :2011/09/21(水) 19:10:15.71
チワワが涌いてこないな。久し振りにバトルするか。
∋彡ノノミ∈
川´・ω・`川 手長姫だお。早くおやすみ。
美香?
392 :
吾輩は名無しである:2011/09/22(木) 04:12:16.30
>>361 ハァー?
これだから右翼はバカなんだよ。
せっかく中国によるアジア支配という長年の構造を
ひっくりがえせるめったにないチャンスだったのに
敗戦して元の状態に戻しやがって。
右翼はそんなんだから理想まで手が届かないんだよ。
敗北主義だ?
お前さんに言われたくねーな。
喧嘩に負けた右翼が戦後も偉そうにしてんのが
そもそもの間違いなんだよ。
393 :
吾輩は名無しである:2011/09/22(木) 04:24:45.59
>そういう人は特攻隊は国家権力に利用された犬死ににしかみえないだろう。
>ユダヤ人はマサダの戦いを栄光の歴史として語りついでいるんだよ。
だったら靖国なんかじゃなくて祖国を守りアジアを解放した
英霊をまつるための国立の神殿・英霊廟を作るべきだな。
ちゃんと石で作った特攻隊や英霊の像や碑を中に配置し
軍人(衛兵)が交代で毎日警備をする。
そういう事をこれからできるようにしないとな。
口だけじゃないで。
>>392 中国によるアジア支配? そんなときないよ。東南アジアは欧米支配されてたんだから。
>>393 英霊を祀るのは靖国じゃなきゃ意味ないんだよ。靖国に会おうと誓い合って死んだわけだから。
欧米人や中国、朝鮮人やバカサヨクには不満だろうけれど、そこは引いちゃならねーのさぁー(仁義をきりながら
>>391 ∋彡ノノミ∈
川´・ω・`川 ノ ⌒ ● おはぎ作ったからあげませう。
>>392 戦後に偉そうになってるのは、右翼じゃなくてインターナショナル派とサヨク。勘違いしないように。
林:アジアは一つというが、日本もシナも、インドもインドネシアも、タイも、たがいに理解し合っているとは
思えないね。「アジアは一つ」というのは、スローガンであり、政治目的のある言葉だ。主唱する民族のエゴイズムが
ふくまれている。昔は日本が大アジア主義と言い、今は中共がAA作家会議を主催する。そういう意味では、
福沢諭吉の「脱亜論」の方が正直だ。(中略)政治家諸君は大いに親善外交をおやりになって結構だが、文学者は
AA作家会議より前にもっと日本自身のことを考える必要があるね。その方が正直だ。
三島:ほんとうはそうです。僕は、アジア主義だけはちょっとわからない。政治的にはもちろんわかり得ると思うが。
まったく政治的なものですね。
林:政治的なアジア主義というものは、わかりますよ。日本が圧迫されているとき、同じ圧迫された朝鮮やシナや
インドと力をあわせて立ち上がろうという主義なんだが、いまは、中共さんも韓国さんも威張ってるのだから、
こっちとは関係ありませんよ。
三島:ヨーロッパ共同体というものは文化的には昔からあったのだから、それが伝統に帰ることであり、そうして
普遍的ヨーロッパに帰れということを、ゲーテは言いたかったわけですね。しかし日本では、普遍的ヨーロッパと
いうものは、日本にとってはぜんぜん別なものでしょう。それから普遍的アジアというものは、文化的にはない。
だから日本にとっていま世界文学などというのは、ちゃんちゃらおかしいということになるわけですね。そうして
翻訳されても、人情はわかるだろうが、ことばのスピリットがわかるわけがないということです。それは当然な
ことでしょう。じゃ、わからないから訳さないというのは、それもバカな話で、わかる部分だけでもおもしろいと
いうのが、ほんとうの小説ではないでしょうか。ドストエフスキーでもロシア語のニュアンスがわかるわけでは
ないけれどもおもしろい。それはそれで、翻訳したものはまた別なものですね。でも世界文学などというのは
空疎な観念で、いまの日本にはあり得ないですね。
三島由紀夫
林房雄との対談「対話・日本人論」より
ノーベル賞・・・ノーベル平和賞が存在しながらノーベル文学賞が存在するというパラドックス
399 :
吾輩は名無しである:2011/09/23(金) 00:43:39.05
>>394 やっぱり口先だけか・・・そういう考え方だと結局駄目なんですって。
>中国によるアジア支配? そんなときないよ。東南アジアは欧米支配されてたんだから。
だからもうこれがすごく矛盾してるんですよ。
日本人や朝鮮人、ベトナム人にとっては欧米以前に中国による
支配ってのがあったわけでそれがすべての原因でもある。
アジア民族が独立できなかったのは中国による極東支配の圧力が
個別的民族の自立を妨げていたからであって、その中で陸続きではない
日本だけは例外的にその影響からはずれたのである。
>英霊を祀るのは靖国じゃなきゃ意味ないんだよ。靖国に会おうと誓い合って死んだわけだから。
>欧米人や中国、朝鮮人やバカサヨクには不満だろうけれど、そこは引いちゃならねーのさぁー(仁義をきりながら
靖国は靖国だよ。
靖国とは別に国家的なそういう場所が必要なんだよ。
それが出来ないから日本人は駄目なんだ。
MSMYKO「ダメダメダメ!絶対!(今のニッポン)無理無理無理!痛い!痛い!……ごめんなさい!ごめんなさい!
あああああぁぁぁ無理ぃぃぃ…ああああぁぁぁ無理無理無理無理無理!
すいま・・・無理です無理です無理です!ごめんなさい!ごめんなさい!
無理ごめんごめんごめんなさい!ああぁぁ……痛てぇぇぇぇ…… 」
401 :
吾輩は名無しである:2011/09/23(金) 00:51:00.71
>>396 どっちもどっちだよ。
だけどまだナチズムやマルキシズム(ボルシェビズム)のほうが軍や英雄や死を重視される。
従来の帝国主義という価値観では出来ずらくなっていたあの時代に共産主義や社会主義だけは
20世紀の帝国主義的価値観を引き継ぎ見事にそれを復活させた。(アメリカは例外だけど)
日本人は仏教を壊したせいでだんだんそういう事ができなくなっていった。
そして気付いた日には日本人は何も出来なくなっていた。
それは日本人が敗戦してしまったからなんだよ。
敗戦してアメリカの準植民地になって魂が去勢されてしまったから。
三島の恐れていた状態にね。
しかし、それが日本の歴史でもあるんだよ。
さっき話したように日本は中国に対して同じ事をやってきた。
だから日本って言うのは「自壊機能付き国家」なんだ。
切腹のように最後は自決して終わり新しい時代を刻む。
そうやって生きてきた。
>>397 政治的な意味っていうのがすごくこれから大事なんです。
残念ですがそこで述べられてる対談はもう時代遅れとしか言わざる得ないですね。
402 :
吾輩は名無しである:2011/09/23(金) 00:56:47.13
日本国の歴史とは、このパターンの繰り返し。
数百年に一度大きく繁栄するが、そのつど最後に大戦争に発展して行き
敗戦して元の日本国にもどる。
そしてその対戦国の文明的な恩恵を受けながら日本列島に引きこもり、
その後その国の文化圏で安定した生活を送る。
日本人は今までうまく生きてきたと思うよ、でもこれからはどうなるかな?
日本人はもう滅んで満州人みたいに少数民族になっちゃうかもね。
>>401 悪いけど、あなたの考えは三島とはだいぶ違うし、あなた自身の言っていることがその都度、矛盾しているよ。
三島は、別にあなたのような大東亜共園に固執なんかしてないし、もう今の韓国や中国なんかは、日本よりも拝金主義、
合理主義に染まってますから、下手に一緒になろうとすると、日本の神道文化が潰されますよ。
三島が大事だったのは、まず日本の繊細優美な文化であって、あなたのような先に大アジア主義がある考えじゃないよ。
>>402 もっと日本の歴史を勉強しましょうよ。
そんな敗戦繰り返しパターンなんか日本にないから。
405 :
吾輩は名無しである:2011/09/23(金) 07:21:11.63
>>405 日本独特の繊細優美な文化を作り上げたのは日本人だけだよ。
漢字文化の中国には、日本人の繊細優美さなんかないでしょ。
それから、そんなような漢字文化や古典に関することは三島由紀夫も知ってるよ。
だから文化大革命や日本のそれに賛同したバカサヨクを批判していたわけ。
そのバカサヨクの流れをくむ輩がアジアは一つだなんだかんだと言って、古い古典文化に根づいたものでもなんでもない
欧米由来のものを、韓流だの中国だのとごり押ししながら、反天皇で日本を侵食しようとしてるから始末が悪いの。
408 :
吾輩は名無しである:2011/09/23(金) 09:55:02.78
409 :
吾輩は名無しである:2011/09/23(金) 10:01:28.46
民主主義の名のもとに共産主義を敵視したアメリカを操っているのは資本家だというのはわかるんだけど、共産主義を影で操っているのはどんな人たち?
410 :
吾輩は名無しである:2011/09/23(金) 10:12:37.60
>>407 だからさ極論で言うと天皇をとるか、軍をとるかってことなんだよ。
三島は両方とるという事で日本人よ立ち上がれという意思の下で
果ててゆかれたわけだけど、しかし私に言わせればそれは孤立の道です。
あるいは茨の道、修羅の道になるやも知れません。
ですが、もはやそれも不可能なわけですよ。
日本が国として一子独立するなどね。
私のような左翼からしてみれば、従来の反日的な革命ではなく
愛国的な革命を起こして、中国の同盟国となり、中国と軍事を
再編して新しい日本国を再編するという考えしかわかないわけです。
>>409 いや同じでしょ。
411 :
吾輩は名無しである:2011/09/23(金) 10:44:51.86
>>410 共産主義と資本家のロジックを教えてくださいm(__)m
このような?陰謀論的な考えについては三島はどう思っていたのだろうか。
>>410 もうね、あなたとは話にならないよ。三島は日本を中国にするために死んだわけじゃないんだから。
そんなことするぐらいなら、今のアメリカやハワイは親日で日本人の感覚に近い人が多いから、日米同盟のままでいいよ。
>>411 共産主義も資本主義も似たようなものだと私も思いますが、なんか二つとも同じものが操ってるとかいう陰謀論は、
辻褄が合わないし、まともには受けないでしょうね。
414 :
吾輩は名無しである:2011/09/23(金) 11:16:52.70
>>412 話にならないのはこちらの台詞ですよ。
どうして日本が中国になってしまうのですか?w
もうそこがちゃんちゃら可笑しいですよ。
それに今のまま現状維持をしてもそれこそ三島の望んだことではありませんよね?
現実をみるなら革命と共和制しかない訳でしょう?
いつまでも天皇にこだわっていてはあと何百年まっても
日本人みずからが国家を再編するなどできやしませんな。
415 :
吾輩は名無しである:2011/09/23(金) 11:26:21.61
>>413 まあ確証はありませんがね。
それでもフィクサーにしてみれば
一番困るのは帝国主義と日本の軍事復活であるわけです。
共産主義や資本主義っていうのは巨大な軍事を多い隠すための
カモフラージユにすぎないのでそれを考えれば
結局共産も資本も裏で協力してるとしか…
>>414 共和制なんか一番に三島が望まないことですよ。
三島が軍事独立せよ、と説いたのは日本を共和制から守るためであって、あなたの言ってることは本末転倒そのもの。
あんたは、よく三島のことも知りもしないで、宮台真司みたいに三島を偏向する偽学者ブサヨと同じだよ。
>>414 それから、あなたが全く三島の著書を読んでないのは明らかだし、「いつまでも天皇にこだわるべきじゃない」という一言で、
全く三島を理解してないし、三島が憎んだ根無し草の輩と同じだと判明しました。
三島由紀夫の反革命宣言の影響でしょうかねぇ?
所謂革命分子と呼ばれる人たちにとって、私たちのような無関心層、三島のような反革命分子は無条件に悪党なんだそうです。
彼らが全盛期だった頃、彼らはニタニタ笑いながら「もうすぐ革命がおこる、あいつらは全員死刑にされるんだ」と言っていたそうです。
現実には一生涯を刑務所の中ですごす羽目になった可哀想な妄想に憑りつかれた人たちもいますけどね。
今度、三島由紀夫の映画を作った監督も左翼活動家かぶれみたいな人で、主演の三島役の俳優も中国の
南京大虐殺プロパガンダ映画にのこのこと出てたらしいから、自分達の都合のいいように三島を利用してそう。
420 :
吾輩は名無しである:2011/09/24(土) 00:23:05.29
>>416-417 分かってないのはお前のほう。
その軍事再編をするために共和制が必要なんだけどw
じゃあ三島のその目指した理念を一体誰がやるんですか?
あなたはやれもしない口だけ論を言ってるだけなんだよ。
中国との共闘がいやならもうイスラムと組むしか道はないぞ。
じゃあ実際イスラムと組めるのか?それも無理だろう。
まあ日本が独立すればイスラムは日本を認めるだろうが
アメリカがすぐに先手を打つ。
実際イスラムとも共闘は厳しい。
おまえは日本単独での天皇国家としての自立は
もう無理である事をよく理解したほうがいいぞ。
天皇制を続けても三島の目指した日本人による軍事国家再編はもうやってこない。
敗戦の尻拭いも出来ず三島が目指した天皇主義も過去のものになる。
それでいいのか?それが三島の願いか?
>>420 もうあなたは論理破綻してますから呆れるばかりです。
あなたのその理想と三島の理想ははっきり言って、全然違いますよ。
むしろ三島の理想と、あなたの理想の共和制軍国主義は真逆なものです。
もし三島の前で、あなたがそんなことを言ったら斬り殺されることでしょう。
なんのために三島が「天皇陛下万歳」と言って死んだのか、よく三島の論文や作品を読んでください。
>>420 もし、あなたの意見を一歩譲って、日本と中国の軍事同盟をするとしても、三島の考え方でいくと、
自衛隊を二分して、一つは純粋な、日本の天皇陛下へ忠誠を誓う軍隊を確保しなきゃ、その意見は三島は許さないでしょう。
中国の言いなりになって、天皇制廃止とか靖国反対とかに、何もかも進むようなら、三島の霊が許しませんよ。
423 :
吾輩は名無しである:2011/09/24(土) 10:25:14.23
>もし三島の前で、あなたがそんなことを言ったら斬り殺されることでしょう。
構わん。
おれも三島を銃で撃ち殺すだろう。
424 :
吾輩は名無しである:2011/09/24(土) 10:32:09.89
>もうあなたは論理破綻してますから呆れるばかりです。
あなたはそればっかりですね。
>あなたのその理想と三島の理想ははっきり言って、全然違いますよ。
私は三島の理想になるべく沿う形で現実的に考えるならば
という話をしているまで。
>なんのために三島が「天皇陛下万歳」と言って死んだのか
三島の意思と言うのは決して分からないものではない。
しかしそれはあくまで後世の人間が決める事では?
三島はその後世の人間が天皇陛下万歳を忘れないようにと
自決されたわけだ。
それはたとえ共和制の革命軍になろうとも人々や軍人が
天皇や侍や三島やあの戦争のことを忘れさえしなければ
それで良いと思う。
425 :
吾輩は名無しである:2011/09/24(土) 10:40:56.84
>もし、あなたの意見を一歩譲って、日本と中国の軍事同盟を
>するとしても、三島の考え方でいくと、自衛隊を二分して、
>一つは純粋な、日本の天皇陛下へ忠誠を誓う軍隊を確保しなきゃ、
それは革命ではなく現状維持のまま国連軍として日本人が歩む場合の話だな。
革命軍であれば二分する必要もない。
天皇制は消え共産党独裁になるが天皇陛下は違う形で
神道の権威として残る。
革命軍は愛国思想として三島や天皇や大東亜戦争の事を思い、日々訓練する。
>中国の言いなりになって、天皇制廃止とか靖国反対とかに、
>何もかも進むようなら、三島の霊が許しませんよ。
だから問題はそこになる。
従来のような反日左翼的な共産主義革命では私も反対。
それはなぜかというと、どこの国でも共産主義や共和制は
愛国的国粋的なものなんです。
反日的な共産革命など革命とはいえないからだ。
426 :
吾輩は名無しである:2011/09/24(土) 10:52:41.70
共産主義は中国を見れば分かるように昔とはもうぜんぜん違う。
ただの共産党独裁の資本主義体制だ。
中国では未だ宗教弾圧がすごいが、日本国でそれをやる必要はなく
むしろ宗教や天皇を弾圧したり引き摺り下ろしたりする必要はない。
君主ではなくなるが権威としては残せるはずだ。
私が言いたいのはその可能性を考慮し考えるべきだと言いたいのですよ。
>>424 天皇制がなくなれば、何もかもそれに付随したものも、日本の伝統精神もみんな忘れられていくものですよ。
だからこそ三島は天皇にこだわっていたんだよ。
天皇制を時代錯誤だのなんだのと拒否してしまうあなたには、三島の理想も意図も理解できないようですが。
それと、あなたの極端な反米主義みたいな、アメリカだけを目の敵にしても、あんまり意味ないと思います。
それこそ時代錯誤だと思いますよ。
もう韓国や中国だってアメリカと似たようなものでしょう。もう東洋だから東洋的反近代とも限らないよ。
チベット仏教弾圧してるし。
韓国なんて整形大国でアメリカの悪いとこだけ見本にしたような俗物国家そのものでしょう。
そんな国々と群れて一緒になったところで、昔の日本人が目指した満州や大東亜などができるわけないし、
どうなるわけでもないでしょう。
>>426 あなたが大丈夫だと思っても中国はチベット仏教弾圧もしている共産主義だから、当然日本の神道や天皇陛下を
許すわけないでしょう(笑)今でも靖国反対とか内政干渉してるんだから。
あなたのお気楽な楽観論は非現実的だよ。呆れるばかりです。さようなら(笑)
429 :
吾輩は名無しである:2011/09/24(土) 12:11:46.04
>天皇制がなくなれば、何もかもそれに付随したものも、日本の伝統精神もみんな忘れられていくものですよ。
否。
伝統精神とは天皇ではなく民族に付随します。
もちろん天皇も民族の要素ですが共和制にしたからといって
天皇の存在が忘れられるという事はもはやヨーロッパなどの
多くの共和制国が証明している。
いわゆる社会主義国は共和制独裁にする事で民族精神や文化、そして軍事が保たれた。
お隣の韓国や北朝鮮、南の東南アジアだってそうじゃないですか。
>天皇制を時代錯誤だのなんだのと拒否してしまうあなたには、三島の理想も意図も理解できないようですが。
三島の理想は理解してますよ、しかし現実的ではないと申してるまで。
430 :
吾輩は名無しである:2011/09/24(土) 12:12:10.21
>それと、あなたの極端な反米主義みたいな、アメリカだけを目の敵にしても、あんまり意味ないと思います。
>それこそ時代錯誤だと思いますよ。
それこそあなたが大きく見誤った点です。
我々が自立できないすべての元凶こそがアメリカであり、それを
倒さなくとも精神的、文化的に克服しなければなりません。
私が中国と共闘すると言う戦略はそれが目的なのです。
>もう韓国や中国だってアメリカと似たようなものでしょう。もう東洋だから東洋的反近代とも限らないよ。
それをいうなら今の我々日本人だって同じではないですか。
特に東京の酷さ、アメリカ的な精神と文化の汚染されようと来たらもうね・・・。
>韓国なんて整形大国でアメリカの悪いとこだけ見本にしたような俗物国家そのものでしょう。
>そんな国々と群れて一緒になったところで、昔の日本人が目指した満州や大東亜などができるわけないし、
>どうなるわけでもないでしょう。
確かに彼らは反日的ですしね、かなりアメリカの支配にありますよ、我々以上に。
ですがそれでも極東アジアに生きる同類として信じて立ち上がってゆかなければならん訳です。
中国と一緒に共産主義で共闘という極端な事でなくても、朝鮮・台湾・モンゴル・フィリピン・ベトナム・タイなどで
連携していかなければならないし、チベットやウィグルの独立も支援していかなければなりません。
>あなたが大丈夫だと思っても中国はチベット仏教弾圧もしている共産主義だから、当然日本の神道や
>天皇陛下を許すわけないでしょう(笑)今でも靖国反対とか内政干渉してるんだから。
日本が愛国的民族共産主義による独立をすれば中国にそんなことはさせませんな。
天皇や靖国は革命軍の思想的根源ですし。
>あなたのお気楽な楽観論は非現実的だよ。呆れるばかりです。さようなら(笑)
そうですか(笑)
残念です、もっと相手して頂けると良かったのに。さようなら〜
431 :
吾輩は名無しである:2011/09/24(土) 14:40:03.00
この前の明治公園の反原発デモ、大江健三郎は丸山真男みたいだったな。
それにしても最近の知識人の思想は、信念がないよな。
一人の人間としては彼らの思想も役立つが、
その前に日本国民であることを考えると、
何の役にも立たんわ。
>>429 > 天皇の存在が忘れられるという事はもはやヨーロッパなどの
> 多くの共和制国が証明している。
全然証明されてないじゃん。それらのどれに三島の理想があるのやら(笑)
そもそも欧米の王制と日本の天皇制は別物だし。
>>429 三島の理想が現実的でないと切り捨てるのなら、あなたの中国との軍事同盟の方が現実的じゃないよ。
東南アジアの島々や台湾、ベトナム、インド等々ほとんどは親日だけど、中国が加わるとなると嫌がるでしょう。
三島が好きだったインド、親日のインドを敵に回すことはできないよ。
インドのパール判事
http://livedoor.blogimg.jp/booq/imgs/0/6/06db7371.jpg 東京裁判は戦勝国が戦敗国、日本を断罪する不正不当の復讐(ふくしゅう)裁判であった。この裁判で唯一人、
日本の無罪を主張したのがインドのパール判事である。パールはこの裁判を「儀式化された復讐」と述べている。
パールが19歳のとき日露戦争が起きた。日本が勝利したとき、インド中に感激が湧き上がった。パールは言う。
「同じ有色人種である日本が北方の強大なる白人帝国主義ロシアと戦ってついに勝利を得たという報道は我々
の心を揺さぶった。私たちは白人の目の前をわざと胸を張って歩いた。先生や同僚とともに毎日のように旗行列
や提灯(ちょうちん)行列に参加したことを記憶している。私は日本に対する憧れと祖国に対する自信を同時に獲
得し、わななくような思いで胸一杯であった。私はインドの独立について思いを致すようになった」
日露戦争は世界史の一大分水嶺(ぶんすいれい)であった。日本の勝利が有色民族、被抑圧民族に民族独立へ
の夢を決定的に与えた。
435 :
吾輩は名無しである:2011/09/25(日) 00:14:01.22
>>429 訂正
もちろん天皇も民族の要素ですが共和制にしたからといって
天皇や伝統の存在が忘れさられるという事がないのはもはや
ヨーロッパなどの多くの共和制国が証明している。
436 :
吾輩は名無しである:2011/09/25(日) 00:16:14.61
>>432 >そもそも欧米の王制と日本の天皇制は別物だし。
別物だからこそ共和制にしても忘れ去られないのか
別物だからこそ共和制にしたら忘れ去られてしまうのか・・・・?
どっちが真実なんだろうね?
437 :
吾輩は名無しである:2011/09/25(日) 00:17:40.42
>>433 今はね。
中国が民主化する、あるいは日本が共産化したらどうなるか分からないよ。
438 :
吾輩は名無しである:2011/09/25(日) 01:14:12.83
三島は共産主義には秘密警察と収容所が必須だといっていたが
キューバの社会主義はどう説明するんだろうか・・・
>>437 中国とインドが仲が悪いのは政治体制の違いの問題じゃないよ。
>>438 あるけど外部には知られてないのかもよ。
441 :
吾輩は名無しである:2011/09/25(日) 04:25:00.93
確かに世界で三島のカッコよさが分かるのは日本人だけだろう。
また天皇の偉大さが分かるのも日本人だけだ。
しかし現在の日本人はそれが分からないではないか。
それは日本が敗戦してアメリカ世界主義的な連中の支配にあるからだ。
やつらはゲバラやレノンを持ち上げ有名人、偉人に仕立てるくせに
日本国内であるというのに三島を同じ様に見ることはない。
それどころか三島はタブーだ、悲劇的な作家の自殺として扱われる。
これがやつらの手口だよ。
基本的にゲバラもレノンもいわゆる反米なはずだが
今ではそれも表面上は払拭されつつある。
ゲバラはキューバの革命家、レノンは平和主義者として表面的に
伝えられるだけで彼らが反米であったことなどほとんど今では思われなくなった。
おれは左翼が今後三島を革命家に脚色して持ち上げるかもしれない事は
「まだマシ」な事だと思っている。
もちろん天皇主義に基づく日本自立独立が理想的ではあるのだろうが。
442 :
吾輩は名無しである:2011/09/25(日) 05:54:57.49
今後の皇室の在り方にしてもそうだ。
現在のような開かれた皇室の体制をつづけて
三島の理念が達成できるのかと。
三島の目指した日本ってのは天皇は特別な存在、
それは明治より始まった神格化された天皇に他ならない。
いまのネット右翼のような連中を増やせば出来るだろうが
そうなれば準鎖国を覚悟しなければ並んだろう。
443 :
吾輩は名無しである:2011/09/25(日) 11:06:26.37
>>441 訂正
基本的にゲバラもレノンもいわゆる反米なはずだが
↓
基本的にゲバラもレノンもいわゆる反米で悲劇の役者なはずだが
レノンってジョン・レノンのことですか?
グローバリズムで親米っぽくないかな。
445 :
吾輩は名無しである:2011/09/26(月) 13:51:56.75
レノンはゲバラの事を「あいつは世界一かっこいい」って言ったそうだよ。
そんでベトナム戦争に反対して日本人の嫁もらって殺されたわけだろ?
まあアメリカのことは好きだったろうから反米ではないか。
446 :
吾輩は名無しである:2011/09/26(月) 14:02:24.03
昔、某航空自衛隊基地に居たとき江頭がイベントで呼ばれて来てたが、登場の第一声が
「ど〜も〜!三島由紀夫で〜す!」っていうのを聞いて以来、こいつはガチだと思ってた
ジョン・レノンは三島のことを「カミカゼ作家」と呼んでいたらしいです。
やはりそういうイメージで捉えているのかな。
そういえばこの間、ジョン・レノンの「イマジン」は神道の歌で、彼は神道家だったという本が紹介されてたのを
今思い出しました。
小野ヨーコとジョン・レノンは靖国神社に参拝していたそうです。
かつて日本が掲げた「八紘一宇」の神道の心が「イマジン」に歌われてるのかも。
三島の場合はこんなことを言ってます。
↓
世界の行く果てには、福祉国家の荒廃、社会主義国家の嘘しかないとなれば、何がほしいだろう。それは
カソリックならカソリックかもしれない。だけど、日本の天皇というのはいいですよ。頑張ってれば世界的な
モデルケースになれると思う。それが八紘一宇だと思うんだよ。
三島由紀夫
福田恆存との対談「文武両道と死の哲学」より
レディ・ガガが「イマジン」を好きで、親日家というのも、何か日本的、神道的な感覚があるのかな。
八紘一宇
人種も風俗もノベラに一つにするというのではない、白人黒人東風西俗色とりどりの天地の文、それは其儘で、
国家も領土も民族も人種も、各々その所を得て、各自の特色特徴を発揮し、燦然たる天地の大文を織り成して、
中心の一大生命に趨帰する、それが爰にいう統一である。
452 :
吾輩は名無しである:2011/09/27(火) 01:36:40.73
でも大東亜戦争で無駄にしちまったけどな。
大東亜戦争は所詮どう擁護しても侵略戦争なんだわ。
八紘一宇を肯定するには大東亜戦争を否定しなけりゃならん。
>>452 そんなことを言ったら中国なんか侵略大国でしょう。あなたが何故そこまで中国を買いかぶるのか意味不明。
Q:あの戦争をどう呼ぶのが適切だと思ふか。
三島:大東亜戦争でいいぢやないか。歴史的事実なんだから。
太平洋戦争といふ人もあるが、私はゼッタイとらないね。日本の歴史にとつては大東亜戦争だよ。
戦争の名前くらゐ自分の国がつけたものを使つていいぢやないか。
Q:あの戦争をどう意味づけてゐるか。
三島:あの戦争の評価は、百年たたないとできないね。
いま侵略戦争だつたとかなんとかガチャガチャいつてもどうにもならん。
三島由紀夫「歴史的事実なんだ」より
>>452 あなたはなんだかんだ言いながら戦勝国の東京裁判の論理をすべてそっくり受け入れてる時点で、
すでにロシアやアメリカや中国思考の人間になってますね。
>>452 それからまず、否定か肯定かで単純に断罪しようとすることがおかしいでしょう。
あなたはまるで全く自身が自分の祖先と関わりがないかのような、まるで違う外国人のような、何か冷たい目線があるね。
戦争になってしまったことは不幸なことだけど、何もかもすべてが悪かったみたいに断罪するのは変だよ。
そんなことは戦勝国や中国や朝鮮がさんざん捏造までしてやってるんだから。
侵略しようとしたのはロシアなんだけどね。
458 :
忍法帖【Lv=40,xxxPT】 マグナ ◆i.K3ZM.pZo :2011/09/27(火) 14:10:00.75
八紘一宇って神道の言葉か? あれは日蓮宗の僧侶だった国柱会の田中智學が、日本書紀の記述から作り出した造語だろう。
神道と日蓮のミックスで出来た良いものってことだよ。
460 :
吾輩は名無しである:2011/09/27(火) 17:52:16.73
>>454 東条も「百年語ることなかれ」と言っていたしな。
百年後に再評価されることを願うわ。
西田議員は愛国だよね、何か脅されてるらしいね、売国民主の朝鮮サポーターから。
やはり奴等、人権侵害法案通して選挙権で日本を乗っ取り、日本人弾圧しようと必死だね。
463 :
吾輩は名無しである:2011/09/29(木) 12:27:50.33
三島を政治から語るヤツって何も分かってねーよ
三島には政治はない、あるのは芸術と哲学だ
自殺も同様
豊穣の海にどんな政治思想が書かれてるんだ?
あそこにあるのは芸術と哲学、そこから派生する現実
ただ、現実とコミットするために政治という装いを必要とした
なんたる無知
>>463 哲学や芸術と政治はみんな関連しているものでしょう。
あなたがそんな言い草をしている時点で、まず三島の著作をろくに読んでないし、三島の考えや考えの元の芸術も
把握してないのが露呈してるよ。
466 :
吾輩は名無しである:2011/09/29(木) 14:58:04.02
全アジア民族の自主独立を掲げた八紘一宇と大東亜戦争…。
皮肉にもそれは日本の敗戦によって実現されず、中国は
共産化され日本はアメリカに侵略主義のレッテルを貼られ…。
おれがどうしてあの戦争に否定的であるかと言えばね、
今の天皇制を続けていれば八紘一宇は実現されるだろうからだ。
だがもし三島や右翼の理想を再び目指せば八紘一宇は実現されない。
それは日本帝国主義の復活、侵略主義と見なされるからだ。
まあ反中国の国は支持されるだろうけど、
中国と対立するのもこれは良い事ではないよね。
八紘一宇には中国との共闘が不可欠だからさ。
もし三島の思想を貫くのであれば明治維新に匹敵する変革が必要だろう。
例えば天皇を中国の新しい皇帝に据えるとか、或いは
三島やヒトラーのような指導者が民族主義により新しい天皇となったりね。
僕らはこれから何を目指したら良いのだろうかね?
>>463 おまえが良くもそんな事をいえるよなあ
三島が言うには、まずは教育で、ちゃんと古典の暗誦をさせることが大事なことだそうです。
ヨーロッパでもアメリカでも古典の暗誦は教育でなされているのに、日本は戦後そういう方の教育は、
GHQと日教組で潰されてしまったから、それを回復しなければならないと三島は主張してます。
468 :
吾輩は名無しである:2011/09/29(木) 17:50:46.68
古典の前にまず仮名遣いを直さないとだめだな。
漢字もちゃんと正字体にして。
新字体は筆記体として教えればいい。
469 :
吾輩は名無しである:2011/09/29(木) 19:52:40.27
で、私がなぜ
>>466でそういう話をしたのかというと、三島のニヒリズムによる
日本人の決起と言う事を分かりやすくするためだ。
さっき話した「天皇を中国の新しい皇帝に据える」とか「三島やヒトラーのような
指導者が新しい天皇となる」というのも実は「日本人のあるべきニヒリズム」ではないわけだ。
三島流のニヒリズムの真髄って言うのは、日本人一人ひとりが立ち上がって決死の努力と
不屈な根気で命を張って現実を変えていくと言う事に他ならないわけだ。
しかし日本人と言うのは欧米化していくうちにだんだんと立ち上がれなくなってしまった。
あるいは立つ必要がなくなった。
国家の繁栄に虚弱化はこれはどうしても避けられない。
三島は明らかにそれを危惧していた。
もし日本人が本当に天皇を担いでもう一度立ち上がるならば、これは相当の「思想的何か」
が必要で、それをまず見いださばければならない。
その何かが重要。
三島由紀夫はドヤ顔も先取りしてたね。
三島由紀夫の『橋づくし』には、「映画俳優のR」が出てくる。新橋の料亭の箱入娘満佐子が「一緒になりたい」と
願う相手である。(中略)
前田愛は、(「幻景の街――文学の都市を歩く」で)この映画俳優Rは市川雷蔵であるらしいと言っている。(中略)
三十七歳の若さで亡くなった俳優市川雷蔵は、十五年間の俳優生活で百五十八本という数の映画を残している。(中略)
しかし、雷蔵はその「スター」の地位に安住することのない、非常な野心家であった。
雷蔵は長谷川一夫の「美剣士」を継承し、ファンの期待を裏切らないようにそれを守りながらも、新しい市川雷蔵を
作り出していった。(中略)
そんな市川雷蔵にとって、映画デビューをして初めて俳優としての転機となった作品が『炎上』なのである。
言うまでもなく、三島由紀夫『金閣寺』の映画化である。その後、三島原作の映画を雷蔵が演じたのは、
『剣』だけであるが、『炎上』、『剣』のこの二作品は、雷蔵の俳優人生の中でも異彩を放っている。
(中略)
(『炎上』公開の)前月、雷蔵は後援会会誌にこんなことを書いている。
《私が『炎上』で丸坊主になってまであの主人公の宗教学生をあえてやるという気になったのはもとより、
三島由紀氏の原作『金閣寺』の内容、市川崑監督をはじめとする一流スタッフの顔ぶれにほれ込んだことも
大きな原因ですが、それと同時に私はこの作品を契機として俳優市川雷蔵を大成させる一つの跳躍台としたかった
からにほかありません。》(「雷蔵、雷蔵を語る」)
(中略)これまで時代劇で人気を博した雷蔵は、現代劇を跳躍台に選んだ。しかし、大映からは今まで築いてきた
「美剣士」のイメージが壊れると反対され、スタッフからも雷蔵ではこの役は務まらないと思われていた。
一方で、映画化決定の際、三島由紀夫と市川崑監督は、主演は市川雷蔵だと期せずしてイメージが一致していた。
雷蔵は、もともとファンであった原作者の三島がそう言っていたことを知り、益々意欲がわいたという。雷蔵は、
周囲の反対を押し切り会社を説得するのに一年を費やしている。
大西望「市川雷蔵の『微笑』――三島原作映画の市川雷蔵――」より
雷蔵は三島文学の最高峰『金閣寺』を読んで、武者震いのような感動、役者魂に火をつけられたような感覚を
得たのではないだろうか。主人公溝口の美への憧憬と疎外感、難解な観念、そして金閣寺の放火に赴く心理……。
それらを鮮やかな独白体で表現し、現実の事件を芸術作品にまで昇華しえた三島由紀夫の文章は、表現者市川雷蔵を
大いに感化したことだろう。
従来の「市川雷蔵」のイメージを払拭するために、雷蔵は対極に位置するような役を選んだ。化粧を施した
端整な顔と美しい声の「美剣士」から、すっぴんの顔を歪ませながらしゃべる屈折した青年へ。まさに変貌を
遂げる俳優の姿を見せつけたのである。
原作者三島は、映画の制作途中の雷蔵を見ている。三島が撮影現場を見学した日の日記に、
《頭を五分刈にした雷蔵君は、私が前から主張してゐたとほり、映画界を見渡して、この人以上の適り役はない。》
(「炎上」撮影見学〈日記(五)〉)
と書いている。三島は雷蔵主演の成功を確信していたようだ。
(中略)
さて、『炎上』撮影見学の約二ヶ月後に、三島は大映本社で完成した映画の試写に参加している。
《この映画は傑作といふに躊躇しない。(中略)俳優も、雷蔵の主人公といひ、鴈治郎の住職といひ、これ以上は
望めないほどだ。(中略)雷蔵君を前に、私は手ばなしで褒めた。かういふ映画は是非外国へ持つて行くべきである。》
(「炎上」〈日記(七)〉)
『炎上』の前年に上演された映画『美徳のよろめき』を《これ以上の愚劣な映画といふものは、ちよつと
考へられない。》(「美徳のよろめき」〈日記(五)〉)とまで言った三島が、『炎上』や雷蔵の演技に対して
大絶賛しているのが分かる。原作者として満足したと同時に、原作を離れて独立した映画作品としても感動を
味わったのだろう。
(中略)『華岡青洲の妻』などで雷蔵と仕事をした増村保造監督は次のように言っている。
《「映画にならない小説」を見事に映画化した成功例として『炎上』がある。(中略)小説の鮮やかな映画的
再構成と云えるであろう。》(「原作映画とその映画化」)
大西望「市川雷蔵の『微笑』――三島原作映画の市川雷蔵――」より
また、この映画から四年後、(中略)三島は「雷蔵丈のこと」という文章を送った。
《君の演技に、今まで映画でしか接することのなかつた私であるが、「炎上」の君には全く感心した。(中略)
ああいふ孤独感は、なかなか出せないものだが、君はあの役に、君の人生から汲み上げたあらゆるものを
注ぎ込んだのであらう。私もあの原作の「金閣寺」の主人公に、やはり自分の人生から汲み上げたあらゆるものを
注ぎ込んだ。さういうとき、作家の仕事も、俳優の仕事も、境地において、何ら変るところがない。》
三島由紀夫にとって『金閣寺』は、それまでの創作活動の集大成であり、これからを指し示す重要な転換と
なった小説でもある。市川雷蔵にとっても、同じことが言える。同じ作品に人生を賭け、大業を成し遂げた者同士の
共鳴というものをこの文章からは感じることができる。
この映画で雷蔵は、キネマ旬報主演男優賞や(中略)イタリアの映画誌『シネマ・ヌオボ』でも最優秀男優賞に
選ばれた。この作品は市川雷蔵の代表作の一つとなり、日本映画史にも残る傑作となった。
大西望「市川雷蔵の『微笑』――三島原作映画の市川雷蔵」より
映画『剣』は昭和三十九年三月に公開された。(中略)小説発表から映画化までわずか五ヶ月である。雑誌に
掲載された小説を雷蔵が読んで、自ら映画化したいと希望した作品である。(中略)
年明けすぐ、午前四時の寒稽古見学、多忙を極める二人がここまでするのは、作品への情熱、そして、三島が
雷蔵を本物の俳優だと認め、期待していたからだろう。
『剣』はTVドラマとしても映像化されているが、三島はそのドラマと映画を比較した感想も日記に書いている。
《加藤剛の主役は、みごとな端然たるヒーローだが、映画の主役の雷蔵と比べると、或るはかなさが欠けてゐる。
これはこの役の大事な要素だ。》(TV「剣」〈週間日記〉)
雷蔵は、次郎の正しさ強さ、「はかなさ」を見事に表現した。映画『剣』に関して、「ここでは雷蔵が三島の
分身ではないかと思わせられるほどだった」(塩田長和「日本映画五十年史」)という感想もあるほど、雷蔵は
三島の理想を体現することに成功している。
(中略)
雷蔵が『剣』の国分次郎を演じたのは、もう一人の同時代俳優、石原裕次郎を意識してのことだったかもしれない。
時代劇で映画デビューをした雷蔵に対して、石原裕次郎は(中略)「太陽族」と言われた戦後派青年の象徴的
存在だった。しかし、同じ戦後派の国分次郎は、(中略)反時代的な生き方をしている青年だ。雷蔵は、
この国分次郎を演じることで「市川雷蔵」という俳優をアイデンティファイするという意図もあったのでは
ないだろうか。
雷蔵は、俳優「市川雷蔵」のアイデンティティーを反時代的な美に求めていたように思う。それは、市川崑監督が
「若いくせに妙にクラシックなところがあって、そのくせ強情なんですよ」と言ったように、雷蔵の生来の
性質だったかもしれない。(中略)
雷蔵は三島作品によって自己を表現することが出来た。自分を思う存分表現出来る作品に恵まれなかった勝新太郎に
比べると、雷蔵の俳優人生にとって三島の作品は、かけがえのない存在であっただろう。
大西望「市川雷蔵の『微笑』――三島原作映画の市川雷蔵――」より
475 :
吾輩は名無しである:2011/10/03(月) 20:15:16.77
花ざかりの森・憂国
仮面の告白
金閣寺
潮騒
愛の渇き
青の時代
宴のあと
美徳のよろめき
春の雪
奔馬
暁の寺
天人五衰
文化防衛論
若きサムライのために
とりあえず、文庫でこれほど読みました
あと、鏡子の家・午後の曳航・葉隠入門・盗賊・禁色・永すぎた春・沈める滝
を持っているんですが、どれから読んだらいいですか?
面白いと思う順番に教えて下さい
>>475 サド公爵夫人を読もうか迷ってるけど、それを見た方が分りやすいかなあ。
>>476 「葉隠入門」かな。三島美学のエッセンスが詰まった解説が、なるほどなあ、と興味深く読めました。
あとは「午後の曳航」がその中では小説として一番面白いかな。
面白みは欠けますが「鏡子の家」も必読でしょう。
三島由紀夫が描き、市川雷蔵が体現した反時代的な青年は、三島の理想とした反時代的な「美」を象徴する
人物でもある。三島はこういった青年を描くときに、共通した特徴を持たせている。それが「微笑」である。
三島の小説の中で、主人公がしばしば「微笑」することに注目したい。なにげなく書かれた「微笑」という言葉は、
三島の描く主人公のシンボルとなっている。(中略)
まずは『潮騒』の新治の「微笑」である。
《新治は微笑して、壁際に坐つて膝を抱いた。さうして黙つて、人の意見をきいてゐるのが常である。》(第三章)
(中略)新治以外の若い漁師仲間や船長たちが「漁の自慢をしたり」、「愛情と友情について」とか「食塩注射と
同じくらいの大きさの葡萄糖注射があるか」などを熱心に「議論」している場面である。新治はそういう
「議論」には参加しない。ただ「微笑」して聞いている。しかし人一倍海や漁のことを考えているし、いざとなれば
誰もが怖ける嵐の海にも飛び込む青年である。
(中略)
次ぎは『金閣寺』である。一見、主人公の溝口に「微笑」する余地があるとは思われないが、実は「金閣を
焼かなければならぬ」と決意してから、「微笑」し出すのである。
《(中略)
「さうか。君は奇妙な奴だな。俺が今まで会つた中でいちばん奇妙な奴だ」
その言葉は私の口辺から消えぬ親愛の微笑に向けられたものだとわかつたが、私の中に湧き出した感謝の意味を、
彼が決して察することはあるまいといふ確実な予想は、私の微笑をさらにひろげた。》(第八章)
(中略)「人生に参与」することを諦めてからは、「金閣」は溝口の前に現れず、溝口は「微笑」し出すのである。
三つ目は、『剣』である。この作品は、(中略)主人公国分次郎の生き方の象徴として「微笑」が意図的に
使われている。
(中略)
《その微笑は美しかつた。次郎が「くだらないこと」に耐へ、煩雑で無意味なことに耐へるときの表情は、決つて、
その微笑、ただ黙つて浮べる微笑なのだ。》(その三)
(中略)「剣」以外の生活に耐えるときに、次郎は「微笑」する。
大西望「市川雷蔵の『微笑』――三島原作映画の市川雷蔵――」より
最後は、『奔馬』である。勲たちの「昭和維新」が実行前に検挙され、長い裁判の結果、勲が刑を免除され
一年振りに家に帰った場面である。
《勲は家へかへつてから、微笑するばかりで何も言はなかつた。》(三十八)
《佐和は大声で獄中の物語をして人々を興がらせてゐたが、勲は微笑を泛べてゐた。》(三十八)
(中略)若い勲が挫折し、目的を喪失したときに「微笑」しているのが分かる。
このように、四作品の主人公に「微笑」する場面がある。(中略)いわば「微笑」は、主人公の内面を覆い隠す
仮面である。(中略)
この「微笑」は、三島の行動や肉体の思想とも関係している。例えば、『潮騒』の新治は、(中略)行動する
若い肉体に「議論」はいらない、という作者の思想が見え、新治の行動力の隠喩として「微笑」は使われて
いるようだ。(中略)
映画『剣』では、次郎の「微笑」が原作と同様、象徴的、効果的に使われている。(中略)クローズアップで
映された雷蔵の顔には、「剣道で昔から言う『観世音』の目」(『剣』)と口角をわずかに動かした「微笑」があった。
(中略)
市川雷蔵は、『金閣寺』と『剣』の主人公を演じた。それは(中略)「美」から疎外された人物と、「美」そのものの
人物の両極を演じることであった。(中略)
市川雷蔵という俳優自体、生活臭がなく人生にも芸道にもストイックなところがあった。そこが「人生」よりも
「美」を選ぶ三島作品の主人公たちを表現できた所以だろう。
雷蔵は、映画化された二作品の他に、『獣の戯れ』の映画化を計画したり、闘病中にも『春の雪』を舞台で
やりたいと構想を練っていたりしたそうである。一人の俳優が、これほどに三島由紀夫作品を映画化し主演したいと
言った例があるだろうか。また、増村保造監督と二・二六事件の青年将校の役もやりたいと相談していたという。
こういったエピソードから、フィールドが違っていても、三島と雷蔵の追求していたものが似ていたことを
思わずにはいられない。
雷蔵が『奔馬』の勲を演じる機会がなかったのが悔やまれる。雷蔵であれば、三島文学の「微笑」の系譜を
作れたのではないだろうか。
大西望「市川雷蔵の『微笑』――三島原作映画の市川雷蔵――」より
481 :
吾輩は名無しである:2011/10/04(火) 17:11:16.08
三島が消極的徴兵忌避で、即日帰郷になってたってのは周知なの
結核の診断をたてに、その後の勤労動員もサボってたとかさ
また、どっかのサイトのデタラメ記事を鵜呑みにしたアホが
現れたか。定期的にこういうのが湧いてくるな。もう飽きたw
そうね、あたしもそう思うよ。ペロッ☆(ローラ風
484 :
吾輩は名無しである:2011/10/05(水) 17:31:34.95
周知だよ
自決直後に、大量に出た三島本を読んでごらん
オッケー
へー、じゃあ
>>481が脳内でそれを誤読偏向したんだー☆プクッ(ローラ風
>>486 あれぐらいで追放されちゃうんだ?ほほ〜。
ガガ様の歌はBad RomanceとPoker Faceが一番好きだな。
>>478 ありがとう
二冊同時進行で読み始めます
>>488 ほほ〜。
向こうではユダあげするとだめなのかな?というかガガが有名だから非難の対象になるんであって、
そのPVより過激に聖書をパロッてる不謹慎な映画とかあるよ。
http://goo.gl/XXAp3これとか。
ドグマの監督は有名だけど、作品はそれほどバッシングされてない。
そもそもガガってカトリックだったのか?
うん、カトリック。
海外ガチ保守のカトリックがぶんぶくりんに怒ってる。
493 :
吾輩は名無しである:2011/10/07(金) 11:45:04.08
ヨーロッパのガチ保守ってどんなの?
やっぱり日本の神道関係とか保守派・右翼みたいな連中なの?
アメリカは自国民を家畜として改良したけど
天皇は日本人を観賞用の花とみなして品種改良したんだよ。
だから日本人は世界中で愛でられる。
498 :
吾輩は名無しである:2011/10/07(金) 17:54:12.46
TPP反対者が右翼だ左翼だと決めつけてレッテル貼りする方がキモいわ。
>>493 ううん、ローマ教皇を頂点とするカトリック。
中には狂信的な人間もいたり・・・EUだけではなく米国にもいたりする。
この前夕食会でオバマ大統領におちょくられた大富豪のトランプさんだとかもそういう系統。
一言でカトリックと言っても、各人思うことは様々。ガガを認める人もいるだろうが、ガガに投石する人もいる。
ガガを認めたカトリック教徒を許さないカトリック教徒もいる。
だからと言ってガガを認めたカトリック教徒が安寧な精神性であるとの保障はなく、レオナルド・ダ・ビンチの宗教画を
破壊してしまうかもしれない。ルネッサンス期に産出された芸術が全て破壊しつくされる可能性もある。
今始まりつつあるのはガガへの投石。
もし彼女が殉教すれば1世紀後には「聖女ガガ」と拝まれていることでしょう。
三島の過去の映像なんかを見てると、所作や行動、生きざまの中で
ふいに純朴な少年のような健気さとたまらないいじらしさを感じる時がある。
分かる人いるかなこれ?なんか健気過ぎて胸が絞まるように切なくなる。
駅伝を懸命に走る青年のように人生を駆け抜けたんだろうね。
来週予選会です。
503 :
吾輩は名無しである:2011/10/09(日) 19:01:18.37
今度映画で「一命」という作品がやります。
CMでは切腹の武士の話だそうですが・・・・。
海老蔵のやつかな?
505 :
吾輩は名無しである:2011/10/09(日) 21:10:28.32
海老蔵が三島由紀夫にみえるんです。顔の作りは似てないのに何か似てるんだよね。
うざいと怒られそうだが、笑い話として読み流してくれ。
以前、「獣の戯れ」と聞くと反射的に夏茱萸を思い出すと書いたことがあって、そう書いてから、
ちょっと確かめようと頁をめくってみた。「夏茱萸ではないかと私は思った」なる文がこの辺に
あったはずだと。ところが、ない! 意地になって、最初から丹念に読み返し、結局、最後まで
読んで、図らずも再読する羽目になったw そしてついに出てこなかった! 釈然としないまま、
それきり忘れていた。
ところが、つい最近、何気なく「月澹荘奇譚」を開いた。一頁目からもうその予感が漂ってきて、
二頁目でモロにその文が目に入ってきたときは、腰が抜けそうになったw
これはどうしたことか。その文を正確に憶えているのだから、一度は読んだことがあるわけだが、
内容は全く憶えていなかった。いかにいい加減な読書かと我ながら呆れた次第。
伊豆という共通項を媒介として、両作品が頭の中で混ざり合ったのだろうが、それにしてもね。
夏茱萸は極めて印象的に使われていて、まともなら夏茱萸⇔「月澹荘奇譚」となるはず(恥
目玉をえぐられた死体のやつね。
509 :
吾輩は名無しである:2011/10/11(火) 15:37:08.48
510 :
吾輩は名無しである:2011/10/11(火) 16:20:41.54
うあー
もう1年たったか・・・
淀川:おいくつです?
三島:トニー・カーティス、ファーリー・グレンジャーと同い年……と言ったら、みんな笑う。一九二五年生れです。
どうして可笑しいのか……。
淀川:なんとなく可笑しい。なんとなく面白い。最近はまた大変ですね。歌舞伎の新作一本、新劇一つ、(中略)
それから読売の連載……。
三島:(中略)それに明日に控えた文春の“文士劇”があるんですよ。
淀川:それは大変、何をおやりになるの。
三島:「屋上の狂人」の弟役、僕の役……十八歳なんですよ、ハハッ十八歳なんですよ!
淀川:貴方なら充分、とってもお若い……その文士劇は他にどんなのがあります。
三島:「め組の喧嘩」と「車引」……こういうのに引っ張り出されると、本当に役者が自分の舞台で観客に
印象づけようと厚かましくもなる……そんな気持ち、(中略)当人になると無理もないと、つくづく解ってくる。
淀川:「車引」の桜丸なんか演って貰いたかった!
三島:いや、僕は時平公が演りたかった!
淀川:これは、まあ派手に厚かましい!
三島由紀夫
淀川長治のインタビュー「三島由紀夫氏訪問」より
「そうそうワタシあの人に一度しかられたことあるんですよ。ワタシ、あの人のことを
『三島サンは首から下は北海の荒海の漁師だけれど、首から上は明治美人だ』
と言いました。そしたらあの人ワタシに言いましたネー。
『それはボクの顔が馬ヅラだと言ってるんでしょう(笑)明治美人というのは面長のことをいうんだから』
ワタシみたいなモンにでも気軽に話しかけてくださる。自由に冗談を言いあえる。数少ないホンモノの人間ですネー。
お若いといっても三島サンももうおトシです。ボデービルもいいんですけど文学に本腰を入れてほしいですネー。
そして、もっともっとよいホンをいっぱい書いてほしいですネー。あの人の持っている赤ちゃん精神。これが
多くの人たちに三島さんが愛される最大の理由でしょうネー。」
淀川長治「『平凡パンチ』インタビュー記事」より
【映画】寺島しのぶが三島由紀夫の妻役で出演・・・若松孝二監督の新作「11・25自決の日 三島由紀夫と若者たち」
1 :禿の月φ ★:2011/10/12(水) 06:28:47.75 ID:???P
映画『キャタピラー』『実録・連合赤軍 あさま山荘への道程(みち)』を手掛けた若松孝二監督の新作
『11・25自決の日 三島由紀夫と若者たち』に、女優・寺島しのぶが三島由紀夫の妻役で出演することがわかった。
若松監督はARATA主演の本作以外にも、新作『海燕ホテル・ブルー』を制作しており、
来年公開に向けて、両作品ともまもなく完成を迎える。
・小泉進次郎は身体障害者だと思います。左の鼻の穴が右より大きいです。
(左右の鼻の大きさが違うということは他もところでも左右の大きさが違ってるということです、遺伝的に)
つまり遺伝子が傷ついていて左右対称の体ではないと思います。(身障者を差別する意図はありません)
・小泉進次郎が1日2時間「ディベート訓練」 女性セブン2010年4月29日号
↑
マスゴミは小泉進次郎の話し方(演説)がすばらしいとおだてているが…単なる丸暗記でしたw
・小泉純一郎にしても、そのストレス解消法はさすがに番記者たちも記事にできないものだった。
女性を含む親しい記者たちを集め、何時間も「セックス談義」をし続けるのである。
http://megalodon.jp/2011-0701-1814-13/jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/school/21200/1304959982/4449-4450 マスコミが流さない小泉進次郎の正体
↑
■偏差値42の学歴ロンダが総理大臣になるぞwwww
■原発推進の東大の御用学者が本気で小泉進次郎を総理大臣にしようとしてるぞwwww
■■■警告■■■
左右が非対称な小泉進次郎はイケメンではありません
515 :
吾輩は名無しである:2011/10/12(水) 23:35:12.57
>>513 こうして映画化されるってのは良い事だと思いますね。
実物見てからじゃないと中身はなんともいえないけど
三島の死を重んじる事になるだろうと思いますね。
三島の役は高岡曹甫がよかったな。
>>513 ほ〜ん。もうすぐ完成か。
ARATAねえ。いいんじゃないか。
来年楽しみだなあ。
ARATAって思想バカぽくてキラ〜イ
たしかに三島君には、絶望するだけの根拠も資格もあった。彼は言葉のなかに生きていた。あるいは、言葉を
生きていた。(中略)言葉によって存在するためには、まず対話の真の意味を理解し、その姿勢を身につける
ことから始めるべきなのである。(中略)
それにしても三島君は、まさに対話の名手だった。もちろん対話は相手を選ぶ。すくなくともぼくにとっては、
得がたい対話の相手だった。真の対話には、論破することも、されることもない。論争とは違うのだから、
勝敗は問題にならないのだ。また、社交でもないのだから、譲歩しあう必要もない。なんの妥協もなしに
対立し合い、しかも言葉のゲームにたっぷり堪能するという、いわば対話の極致を体験できたのも、三島君との
出会いのおかげだったと思う。(中略)三島君にはつねに他者に対する深い認識と洞察があった。絶望はいわば
その避けがたい帰結だったのだ。
安部公房「周辺飛行19」より
ブルータスを読んでいたらARATAの記事を発見。
朝、撮影現場でかぶりつく、僕の”現場メシ”
”朝は米”というのが小さい頃からの週刊でした。だから、映画の撮影現場での朝の定番、仕出しのおにぎりセットというのは、
今の僕にとっても大事な朝食。特に、現場ではいろいろ出る中でも、この〈たちばな〉のおにぎりセットが大好きですね。
僕の場合は、朝、ゆで卵を食べると元気が出るんです!〈たちばな〉の卵は味付き半熟卵。配られたら、一人外に出て
黙々と食べる事がほとんど。それこそ、左手におにぎり、右手にたくあんを持ってかぶりつくようにして食らいつきます。
朝六時から、仕事場で食べる事に意味がある”現場メシ”。おにぎりセットが配られると、さあ、今日も一日始まるぞって
気合いが入る。映像現場は長時間なので、朝からしっかり食べる事で、体を起こして撮影に臨むんです。食べ終わったら、
後は静かに出番を待つだけ。今は、役造りで体を大きくするために、高タンパク、高カロリーのものを朝から食べるように
心がけているところです。
〈たちばな〉の〈やる気マンマンおにぎり〉
おにぎり二個、唐揚げ、味付き半熟卵、たくあん二切れが入るセット。毎日、おにぎりの中に入っている具材は変わる。
ロケ弁なので、大口注文のみ対応。525円。
あらた/1974年生まれ。〈ELNEST CREATIVE ACTIVITY〉デザイナーとしても活動。代々木上原に同ブランドの
アパレルを中心としたライフスタイルショップ〈MIGHTRY〉がオープン。
(V)∧_∧ (V)
ヽ(・ω・)ノ ジャスティスという言葉に懐疑的見解を持つのは私だけか?
. / /
ノ ̄ゝ
. (V)∧_∧(V)
ヽ( )ノ …価値観を狂わせる病気が治らない。
. / /
.......... ノ ̄ゝ
三島由紀夫が生きてたら絶対hydeを好きになると思うのです。
523 :
忍法帖【Lv=40,xxxPT】 マグナ ◆i.K3ZM.pZo :2011/10/17(月) 13:05:45.56
またチワワかよw
524 :
吾輩は名無しである:2011/10/18(火) 10:18:10.47
SONGS「美輪明宏」
NHK総合1・神戸(地上波)
2011年10月19日(水) 22時55分〜23時25分 の放送内容
一流のアーティストが、クオリティーの高いサウンドと映像で名曲の数々を披露するSONGS。アーティストの素顔に迫るドキュメントや、制作秘話も見逃せません!
番組内容
美輪明宏が登場。かつて三島由紀夫や川端康成など多くの俳優・文化人が通いつめ“文化の発信地”として名をはせた銀座のシャンソン喫茶「銀巴里」。
歌手として16歳でデビューした美輪の“原点”であるこの店が閉店してから、およそ20年がたつ。今回は雰囲気薫る銀巴里のステージを再現。
観客を前に美輪明宏が「枯葉」「ラ・ボエーム」ほか、シャンソンの名曲をライブ形式で送る。ゲストは公私ともに親交の深いYOUが登場。
出演者
出演美輪明宏,YOU
525 :
吾輩は名無しである:2011/10/18(火) 10:20:11.07
その時、私は『坂東玉三郎・歌舞伎役者』
BSフジ・181(BS)
2011年10月22日(土) 18時00分〜18時54分 の放送内容
あの人には、人生の全てを賭けた「その時」があった。稀代の名女形、坂東玉三郎が、ある重大な決意をしたその時とは?
番組内容
現代の歌舞伎界を背負って立つ歌舞伎役者・坂東玉三郎。女形の頂点として40年以上君臨し続けている。その芸術的なまでの美しさは世界的に有名で、彼に心酔するファンは数多く、
歌舞伎のファンだけにとどまらない。最近では暴力事件に巻き込まれ急きょ降板した市川海老蔵の代役を務めたことでも話題になった。
61歳の今もなお、奇蹟的なほど妖艶な美しさの玉三郎・ロングインタビューで、彼の知られざる半生が浮かび上がる。
歌舞伎の家の出身でない彼がどうして女形としてこれほどまでに成功したのか。当代随一の女形誕生秘話が語られる。あまりの人気から休みなく公演が続き、過労で起き上がれなくなったこともあった。
文壇の寵児であった三島由紀夫との出会い。さらに歌舞伎の世界を飛び出して活躍の場を広げていく玉三郎。 しかし、2009年1月。彼に『その時』が訪れる。
歌舞伎座のさよなら公演を最後に、当たり役の『鷺娘』をもう踊らないと発表したのだ…。世界的歌舞伎役者・坂東玉三郎の今まで明かされなかった真実に文芸評論家福田和也が鋭く迫る!
〜坂東玉三郎(歌舞伎役者)聞き手 福田和也(文芸評論家/慶應義塾大学教授) 佐々木恭子(フジテレビアナウンサー)
526 :
吾輩は名無しである:2011/10/19(水) 19:00:05.37
しかしあれだな、歌舞伎といい相撲といい、あるいは落語でもいいが
こういった伝統文化があれこれ理由を付けられながら変わってしまう
のを悲しく思う。
相撲で弟子を殺しちまったのはまずいにせよ、竹刀やお玉や
まあゴルフクラブはあれかも知れんが、あんな屈強な相撲取りが
親方や先輩に殴られようが蹴られようがいいじゃねえか。
ごっつい体した男たちがぶつかり合う競技で暴力はいけません
なんて、どうかんがえてもおかしい。
たとえばアメリカにWWEというプロレスがある。
あれは見世物だから安全性を考えて本気でやることはないんだが
パイプ椅子で殴ったり地面に叩きつけたり、まあ色々とえげつない
暴力というのを見せて観客を楽しませるわけだ。
じゃあそれは別にいいのかよとw
世の中現代的な人道的価値観によって不当な支配を受けてるように思うよ。
相撲は曲げも結うし着物も着る。ふんどしも巻く。
三島的に言えば「そんなオセンチなことを言ってても仕方ない」という感じ。
527 :
吾輩は名無しである:2011/10/19(水) 19:01:34.12
訂正
たとえばアメリカにWWEというプロレスがある。
あれは見世物だから安全性を考えて本気でやることはないんだが
筋肉ムキムキのマッチョで顔も怖い強そうな男ばかりが集団で
パイプ椅子で殴ったり地面に叩きつけたり、まあ色々とえげつない
暴力というのを見せて観客を楽しませるわけだ。
じゃあそれは別にいいのかよとw
スペインの闘牛も禁止されるようだし、どんどん三島由紀夫が好きな文化が、
三島言うところの「石鹸で洗ったこぎれいな手で」殺されていくね。
これからTPPだ人権侵害法案だとなって、訴訟だらけのギスギスした合理社会になって、
日本らしさも消えていくのかな。
530 :
吾輩は名無しである:2011/10/23(日) 09:11:31.54
第8回出陣学徒慰霊祭のお知らせ
出陣学徒慰霊祭とは、今を生きる若者が、先の大東亜戦争において、国家の為に散華なされた若き英霊の慰霊・顕彰を、学生が行うという全国でも唯一の慰霊祭で、日本保守主義研究会が毎年催行させていただいております。
毎年、学徒出陣壮行会が行われた10月21日から実際に軍隊に入営・入団した12月の間に行われています。
大東亜戦争という国家危急存亡の秋に、多くの学徒がペンを銃にかえ、自らの身命を擲って敢然と立ち上がりました。彼ら思いは、我々日本人が決して忘れてはならないものであると確信しております。
本年度は記念講演は、慶應義塾大学時代に実際に学徒出陣を経験し、戦後はブリジストン自転車取締役、会長を歴任した石井公一郎氏です。
終戦から65年の年月が経ち、実際に学徒出陣を経験した方のお話を聞く機会は年々少なくなっております。今後はそのような機会もなくなっていくかと思いますので、この機会に是非ともご参列のほどお願いします。
当日は、第一部として記念講演を行い、第二部として靖国神社本殿にて、慰霊祭を行います。危急存亡の秋に、敢然と立ち上がり、自らの命を擲ったご英霊を共に慰霊、顕彰したく存じます。
531 :
吾輩は名無しである:2011/10/23(日) 09:12:26.72
第8回出陣学徒慰霊祭
●開催日:11月5日(土)
●場所:第1部 靖国会館 第2部靖国神社本殿
●当日のスケジュール
記念講演 於靖国会館2階偕行の間
13:00開場、13:30開会
・実行委員長挨拶
・来賓挨拶
・学生意見表明
・記念講演:石井公一郎先生
演題:「学徒出陣を回想して」
(石井公一郎氏略歴)
1923年(大正12年)東京市(当時)生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業後、学徒出陣で陸軍に入営。戦後ブリヂストンタイヤ(株)入社。同社取締役、専務、ブリヂストンサイクル(株)代表取締役会長を経て、
臨時教育審議会専門委員、東京都教育委員を勤める。
第二部 出陣学徒慰霊祭 於靖国神社本殿
15:40より
●参加費:3000円(玉串料込、学生1000円)
●主催:出陣学徒慰霊祭実行委員会(実行委員長:山田修士)
●本年度の参加大学:京都大学、東京大学、早稲田大学、慶應義塾大学、拓殖大学、明治学院大学、国士舘大学ほか
http://www.wadachi.jp/students/memorial_service.html 発行・編集 >> NPO法人日本保守主義研究会 (
http://www.wadachi.jp)
ねじまき鳥(『ねじまき鳥クロニクル』村上春樹)が巻いている「世界のねじ」という作家の一つのビジョンは、
八〇年代以降のポストモダンといわれる現実の比喩である。複雑多様な文明社会が、驚くほど容易にある事柄に
よって崩壊する。平和な豊かな日常が薄い透明な破れやすいガラス板の上に乗っかっていて、それがちょっとした
ことによって一挙に破壊される。絶対的な価値を喪失した人間と社会は、歴史の持続を信じることが出来ず、また、
未来を確かなものとして構想することができない。こうした近代世界のニヒリズムは、三島由紀夫がすでに
『鏡子の家』で描き出したものであった。三島はこの長篇で「戦後の日本のニヒリズムを壁画のように描く」と
言っていたが、この作品は当時、十分に日本の文壇で理解されなかった。『英霊の声』は、この戦後のニヒリズムと
絶対者の喪失という現実に対する三島の挑戦であった。村上春樹は、ポストモダン時代の作家として、三島の
この二つの作品、すなわち『鏡子の家』と『英霊の声』の遠いこだまを常に受けてきているように思われる。
「世界の終わり」という一種の疑似終末論的な発想、世界を巻く「ねじ」という空虚な文明社会の隠喩、いずれも
三島的問題の新たな展開の一端である。
『ねじまき鳥クロニクル』では、一九三八年の満州蒙古国地帯の戦争のシーンが鮮烈に描かれている。作中では
ノモンハンの戦闘を体験した間宮という老人が「僕」にその戦争体験とシベリアの収容所体験を話す。かつて
満州で日本人の将校がロシア兵と蒙古人によって皮剥ぎの拷問をうけ殺されるのを目の当りにした話がある。
間宮老人は、外蒙古の砂漠の深い井戸に突き落とされたときの「無感覚」について、こう語る。
《(中略)私はあの井戸の底の、一日のうちに十秒か十五秒だけ射しこんでくる強烈な光の中で、生命の
核のようなものをすっかり焼きつくしてしまったような気がするのです。あの光は、私にとってはそれくらいに
神秘的なものでした。(中略)地獄のようなシベリアの収容所にいたときでさえ、私はある種の無感覚の中に
いました。(中略)わたしの中のある何かはもう既に死んでいたのです》
富岡幸一郎「『英霊の声』と一九八〇年以降の文学」より
この「無感覚」は、戦争という暴力によって作り出されたものだが、同時にそれは「平和」という名の収容所と
しての「戦後日本」のニヒリズム感覚にも相通ずる。村上春樹がデビュー作以来一貫して繰り返してきたのは、
「何かがすでに終わっている」という喪失感であった。三島は、この戦後的(それはもちろん明治維新以降の
日本の近代化=西洋化に始まるものである)な喪失感に対峙しつつ、『英霊の声』において「天皇」を
「神」として問うことからそのニヒリズムの克服、言い換えれば「近代の超克」をなした。(中略)二・二六事件の
青年将校と特攻隊の「英霊」を自らの作品の言葉の力となしえた三島は、そのことによってあの昭和四十五年
十一月二十五日の自決まで一挙に疾走した。ライフワーク『豊饒の海』最終巻『天人五衰』が作家自身の死後の
時間を描いていることは忘れられてはならない。つまり、そこでは一九七〇年以降の村上春樹が登場してくる
ポストモダン的時空間が予告的に描かれているからである。
(中略)
(三島は)絶対者を「待つこと」によってニヒリズムを超克する道を示した。「待つこと」は、晩年の三島の
文学と行動のキーワードである。三島の論文『「道義的革命」の論理』でくりかえし語っていたことも
「待つこと」の希望であった。
《二・二六事件はもともと、希望による維新であり、期待による蹶起だった。といふのは、義憤は経過しても
絶望は経過しない革命であるといふ意味と共に、蹶起ののちも「大御心に待つ」ことに重きを置いた革命である
といふ意味である》
《(中略)明治維新は、これほど切なく「待つこと」はなく、又、一方、その指導理念が、北一輝のそれほど
暗い否定に陥つたことは一度もなかつた》
《事件、逮捕、裁判の過程において、いや、事件の渦中においてすら、戒厳令下の維新大詔の連発を待つた彼らは、
待ち続けた。革命としてははなはだ手ぬるいこの経緯のうちに、私は、道義的革命の本質を見る。といふのは、
彼らは、待ち、選ばれ、賞讃され、迎へられなければならない、といふことを共通に感じてゐる筈だからである》
富岡幸一郎「『英霊の声』と一九八〇年以降の文学」より
二・二六事件の本質にあるものを、三島はこの「待つこと」であると言った。「大御心」を待つことによる熱烈な
希望の革命。それが三島がその文学においてあらわしたものであった。サミュエル・ベケットの『ゴトーを
待ちながら』では、二人の男が神を待っているが、ついに神はやってこない。それは、到来しない神を待つことの
逆説的現実をアイロニカルに描いたものであった。三島は「ベケットのこの作品は認められない、神はやって
来なければならない」と安部公房に語ったことがあったが、まさに三島の『英霊の声』は、「神の到来」を希望し熱烈に期待し、
物語ることによって、言霊の力によって、歴史を動かそうとした野心的作品であった。村上春樹の作品世界には、
このような「神の到来」を描く一切の契機がすでに失われている。『ねじまき鳥クロニクル』以降の村上作品は、
グローバリズムという奇妙に拡散した文明社会のニヒリズム状況の中で消費され続けている。三島的問題意識を
内包しながら、一九七九年に作家的出発を遂げた村上春樹は、すでにその文学の内的な根拠を失ってしまった
ように思われる。
富岡幸一郎「『英霊の声』と一九八〇年以降の文学」より
大江や川端のいない戦後日本はありだと思うけど
もし三島がいなかったら戦後日本はとても殺風景だったろうな
538 :
吾輩は名無しである:2011/10/25(火) 19:32:03.67
若松孝二監督の新作「11・25 自決の日 三島由紀夫と若者たち」の有料試写会が、
11月25日午後8時15分開演でテアトル新宿で行われる。1500円均一。
公開から半年以上も早い試写会である。若松監督、ARATAの舞台挨拶あり。
満島ひかりの実弟、真之介が森田必勝役で映画初出演という。
公開までなんで半年もあるのやら。( @・∞・@)
「アメリカニズム」 万愚節戯作
たるんだクッションのやうなスヰートピィ
もう十年代、流行おくれの色ですね
玉蜀黍の粕がくつついてる
赤きにすぎる口紅の唇。
ショォト・スカァトは空の色がみえすぎます。
歓楽は窓毎に明るく灯り、
スカイ・スクレェパァはお高くとまり、
鼻眼鏡で下界をお見下しとやら、
だが、ニッケルの縁ではね。
野蛮の裏に文化はあれど……
白ん坊の裡にも黒ン坊がゐる。
欧州向の船が出て、
髯なし共が御渡来だ、
カジノで札の束切つて
縄の御用もありますまい
レディ・メェドの洋服が船にのつておしよせる
あくどい洒落がおしよせる
自由とスマァトネスがおしよせる
「世界第一」がおしよせる
星のついた子供の旗をおし立てゝ。
平岡公威(三島由紀夫)15歳の詩
541 :
吾輩は名無しである:2011/10/29(土) 05:43:04.83
さっきTVで放送していた死刑制度反対の社会派映画です。
三島の自決に通じると思ったので、報告をと。
死を以て何かを訴えると言うことの意義と言うのを感じます。
あるいは人生の何かそういう美しい生き方というか、最終的な意味でもあるんでしょうね。
皆様、お暇があれば一度ご拝見を・・・・ではでは。
映画「ライフ オブ デビッド・ゲイル」(2003年:アメリカ)◇監督アラン・パーカー
冤罪をテーマに物語が二転三転する骨太社会派ドラマ。
ケヴィン・スペイシー&ケイト・ウィンスレットの豪華共演で贈る問題作。(字幕)
2011年10月28日(金) 27時20分〜29時10分
◇大学教授のデヴィッド(K・スペイシー)は妻子を愛する良き父親だったが、
レイプ殺人の罪で刑務所に入れられ死刑になってしまう。
彼は冤罪であることを証明するため死刑執行直前に雑誌記者ビッツィーの取材を受ける。
そのインタビューの中でデヴィッドの無罪を確信するビッツィーだったが・・・。
◇出演:ケヴィン・スペイシー、ケイト・ウィンスレット
542 :
吾輩は名無しである:2011/10/29(土) 05:53:09.79
>>537 うん、なかなか良いじゃないか。
森田役にやや不服があるがぜんぜん悪くないと思う。
話的にも、もっとも三島が戦後日本人に伝えたかった
事ではないだろうか?
543 :
吾輩は名無しである:2011/10/29(土) 09:55:39.06
「風評と現実を埋めるのが広報です。ある人は、広報とは『ラヴ・ミー
(私を愛して)』だと教えてくれました。
恋人はいつも相手に『本当の私を見て』と願っている。その姿勢に近い、
という。広報は宣伝ではないのです。
もっとも最近の人は、『本当の私を見て』ではなく『お化粧した私を
見て』なんでしょうね。」
(曽野綾子著「日本財団9年半の日々」より)
544 :
吾輩は名無しである:2011/10/29(土) 22:43:58.26
ヨーロッパに行くと文化防衛がなんであるかつくづく思い知らされる。
アジア人は中国やインドも含めヨーロッパほど文化防衛の大事さを
あまり意識してこなかったんじゃないかと思う。
そもそも人間のベースの性は女性です。
男は女性の持っていない能力である「暴力」と「労働力」を補うために神様が創りました。
古代原始時代、まだ恐竜や獰猛な野生生物がのさばっていた時代では男は女を守るために大変役に立ちました。
しかしこの平成の世ではその「暴力」を向ける相手がいなくなりました。
男の能力「労働力」も女性が携わるようになりました。
ガッチリした頑丈な肉体の男の、本来女性を守る役目は無くなりました。
男はもうこの世に必要ないのです。
あと何百万年たつても、女が男にかなはないものが二つある。それは筋肉と知性である。
三島由紀夫「私の中の“男らしさ”の告白」より
547 :
吾輩は名無しである:2011/10/30(日) 10:06:15.65
>>513 げ、三島映画は「キャタピラー」の人か・・・
わけのわからんイデオロギーを入れないで欲しいなぁ。
人が猿?から進化したように、
男は女から進化した?
550 :
吾輩は名無しである:2011/11/01(火) 00:03:00.72
多くの芸術家が死を選んでしまうロジックを教えてください。
また、希望をもって死を選んだ芸術家はいますか?
知らんがな
孤独だから芸術家として大成するが、大成した代償に孤独だから発狂してしまうような気がします。
801 名前:名無シネマ@上映中 [sage] :2011/11/01(火) 00:44:27.64 ID:esJ6f5Tu
真実を語れ?
それは嫌ですね
在日ですから
在日は祖国に帰っても裏切り者扱い
日本国内ではチョン扱い
だから、日本で富を築くしかないんですよ
あの会社もあの有名人も皆、在日ですよね
毎日、在日の会社のCMや在日の有名人がテレビに出てますよね
日本人にはもう区別出来ないくらい在日が浸透してます
あれもあれもあれもすべて在日関連ですよね
政党にだって浸透してます
日本人って平和ボケしたアホですよね
愛国心を去勢されてある意味可哀想な民族です
↑これって本当?
554 :
吾輩は名無しである:2011/11/01(火) 06:04:27.39
>>552 バカかw三島はそんなんじゃねーよw
まあ、そう見えちゃうんだよな確かに。
だからそう思われがちなんだよ。
だけどそんな人だったらあんな死に方もできねーし
祖国防衛隊とかの活動も無理ですw
もしデリケートなら普通に地味に自殺すっるてw
三島は弱い面もあったかも知れない。
しかしそんな人が命を投げ出して守りたい物が
あったという意味では、これは強いものにしか出来ない事だよ。
555 :
吾輩は名無しである:2011/11/01(火) 06:06:52.01
>>550 多くの人は三島とは違い半分欝状態で人生に疲れたり、飽きたりして死ぬ人が多いと思う。
希望を持って死ぬと言う意味がよく分からないけど、三島はもっと別次元だな。
三島は特攻隊のようなもんで、本当は自ら死ぬような人じゃないと思われる。
そう。三島の死は特攻隊だよ。
557 :
吾輩は名無しである:2011/11/01(火) 12:24:13.21
でも作風からして、自分の人生を破滅の美学で終わらせたかったのかなとも思う。
後世、自分の思想が輝くかもしれないという希望をもって。
>>557 それは特攻隊の兵士にもある栄光の美学だよ。
559 :
吾輩は名無しである:2011/11/01(火) 13:20:42.72
>>559 知らないね。
三島の場合は別に破滅してないでしょう。出版物もちゃんと豪華に死後も出版されてるし、
本人も「破滅」を求めていたとは思わないけど。
特攻隊の英霊のように、死後も日本の人々に愛されることを望んだ死だよ。
破滅の美学っていうのは、もっとアナーキーで自堕落な感じだと思う。若死にするミュージシャンみたいな感じの。
これウンコに見立てたチョコレートクリーム?
米倉住友化学会長兼経団連会長がTPPを推進しているのは、日本が批准すると住友化学がドカンと儲けれる契約を、
菅前首相がTPP参加を表明した、その月に米国遺伝子組み換え企業(モンサントン社)と長期契約を締結していた。
日本人の生命を犠牲にしても金儲けを優先。
◆WE LOVE JAPAN
566 :
吾輩は名無しである:2011/11/02(水) 04:07:38.77
>>599 日本で言えば桜のように散るとか、アメリカで言えば自由や夢のために死ぬみたいな
純粋な人だったんだろうね
普通に生きていればノーベル文学賞、あるいは丸谷才一のように文化勲章を、三島は当然貰えたでしょう。
でも彼は、そうやって戦後のアメリカ容認化的な社会で、最終的に賞を付与され生きるよりも、最後まで
身を投げて戦った神風特攻隊で死んだ兵士と同じ立ち位置で死にたいと望んだんでしょう。
570 :
吾輩は名無しである:2011/11/05(土) 06:52:44.78
伊佐山ひろ子が三島賞候補になってて笑った
軍隊に行けなかったか行かなかったか知らないが、それが原因だろうな。
それも男としての屈辱よりも、
現実から疎外され続けているという存在の空虚感が原因だと思う。
>>572 というか、あのような育ち方したので、最初から、現実に対し疎外感が
あったのだろう。「仮面の告白」の第一章にそれは詳しい。
そしてその疎外感の決定的な事件が、兵隊になれなかったこと。
だから三島は死を賭してもそれがほしかったんだろうと思う。
兵隊である自分。現実の存在である自分。
死を賭すことによってそれが手に入ると思い込んでいた。
「太陽と鉄」は結局そこが言いたいように思える。
『1Q84』(村上春樹著)を読んで、誰もがこれはオウム真理教のことだ、と思ってしまうでしょう。ただ、
ここに描かれている新興宗教のリーダーは、本当にオウム真理教の教祖がモデルなんでしょうか。決して
それだけではないと思います。もっと大きなシステムを体現した存在である。実に村上春樹がリーダーに与えて
いる規定は、折口信夫が天皇に与えている規定とまったく同じなんです。
(中略)預言者とは、未来を予知する者(予言者)ではなくて、神の言葉を自らの身に預かることができる者です。
村上春樹はそう規定しています。(中略)
さらにこの男は神の声のレシヴァ(receiver)だとされている。しかもレシヴァというのは、ただその人間が
存在するだけでは能力が発揮できず、パシヴァ(perceiver)という認識者が必要不可欠であると書かれている。
(中略)レシヴァが王でありパシヴァが少女であって、王の近親者である。つまり、姉妹もしくは実の娘が
神の声を王に届ける。これは折口信夫が「大嘗祭の本義」等で説いている天皇の規定そのものなんです。
折口は、昭和三年に発表された「大嘗祭の本義」と密接に関連する論考の中で、天皇のことを御言持
(ミコトモチ)であると定義しています。(中略)まさに預言者としてある王でしょう。(中略)
折口はさらに続けます。最高位のミコトモチは天皇であるが、ミコトを預かるという条件を満たせば、他に無数の
ミコトモチが生まれ出てくる可能性がある。(中略)天皇は、天上世界の神々の声を聞き届ける人間であり、
神の声の象徴であるとさえ折口は言う。折口のミコトモチ論は戦後の象徴天皇制の先取りにもなっているんです。(中略)
『1Q84』のなかでは、獣であり精霊でもあるリトル・ピープルが空気さなぎというものを織り上げます。
空気から透明な糸を紡いで繭を織る。その中から新たな存在が生まれ出てくる。それは原型(イデア)としてある
王の分身なんです。折口は「大嘗祭の本義」において、新たに即位する天皇に真床襲衾という寝具であり
衣裳である巨大な布を被せる。同じ情景を『死者の書』では、少女が蓮の花から採った透明な糸で織り上げた
曼陀羅として描く。
安藤礼二「王を殺した後に――近代というシステムに抗う作品『1Q84』」より
曼陀羅は「衣」であり「裳」であると折口は書く。どちらも糸を紡いで織り上げられた繭です。その繭の中から
先代の「天皇霊」(折口の定義によればそれは言葉の霊でもあります)を受け継ぎ、先代の分身となった新王が
即位する。王という存在は滅びないのです。天皇の身体は霊が身にまとう単なる「容器」に過ぎない。反復される
王の即位の際には、王の身体に生命(霊魂)を取り憑かせ、安定させるために「水の女」である后が象徴的にも、
実際的にも性の交わりを果たす。王と少女はまさに「多義的に」交わるのです。
そっくりだというと語弊があるかもしれませんが、私が長年研究してきた折口信夫の『死者の書』と『1Q84』は
非常によく似た物語構造を持っていると思うのです。その核心には天皇制というシステムがあり、さらには
想像力によるその乗り越えが図られている。現実の制度を想像力によって解体し、再構築するのです。新しい王国を、
作品として到来させるのです。こう考えてみると、おそらくは村上春樹が意識的に読み込んだ先行作家の姿も
浮かび上がってきます。
大江健三郎の『燃えあがる緑の木』三部作から『宙返り』へと続く、宗教教団と救世主をめぐるサーガです。(中略)
さらに、より直接的なのは三島由紀夫との関係です。ただし私は、村上春樹が実際のインタビューで三島の
作品群に対して否定的な見解を述べていることを無視しているわけではありません。おそらくそうした個人的な
好悪の判断を超えて、現代の日本で意識的に小説を書こうとする書き手たちの作品、想像力によるシステムの破壊と
再構築を意志した作品はみな相似形を描かざるを得ないのでしょう。三島由紀夫が『英霊の聲』で提示したのも、
まさに折口信夫が「大嘗祭の本義」で大きく準拠した宗派神道に伝わる神道儀礼でした。国家神道と同時期に
無数に生まれ出た新興神道の教祖たちが明らかにした憑依の主体、神主と審神者の構造をもとに、折口も三島も、
天皇制を脱構築しようとしたのです。ただし、ここで三島もまた、折口に対してきわめて批判的な、というよりも
愛憎が複雑に入り交じった両義的な態度をとりました。
安藤礼二「王を殺した後に――近代というシステムに抗う作品『1Q84』」より
「スイートプリキュアは面白くない」まで読んだ。
三島が『英霊の聲』で依拠したのは、出口王仁三郎の「大本」から分かれた友清歓真の鎮魂帰神法です。神の声が
憑依する「神主」がおり、神主に憑依を促し、それを統御する「審神者」(さにわ)がいる。神主とは神の声の
レシヴァであり天皇である。審神者とは神の声のパシヴァであり后である。折口=三島の天皇論をまとめれば、
こうなります。三島由紀夫が『英霊の聲』で得たヴィジョンを作品として結晶化させたのが、遺作となった
『豊饒の海』四部作だとすると、村上春樹に至るまでの戦後文学の課題が一体何であったのか、おぼろげながらも、
しっかりと把握できるのではないでしょうか。
何度も繰り返すようですが、それは天皇制というシステムの問題なのです。しかもこの天皇制というのは、
太古から連綿と続いてきたシステムではない。この極東の地を含めて世界が一つになりつつあった最初の時期に、
現在でも猛威をふるう強力な資本主義グローバリズムの圧力のもとで、アジアの片隅に勃興した新興の一国家が
生き残るために採用した、近代になって再発見され、再構築されたシステムなのです。
だからこそ、表現においても、実践においても、このシステムに従い、またこのシステムに抗うことが重要に
なってくる。折口も三島も、神道的なるものにキリスト教的なるものを接ぎ木して、グローバリズムを生き抜く
ための理念、恐るべき雑種としての信仰原理を作り上げたのです。東洋と西洋の信仰と文化を怪物的な王のもとで
統一しようとしたのです。
そしてそのすぐ傍には、折口や三島が作品として抽出してきた権力発生の方法を現実世界に応用する人物が
現れてきた。折口と同時代を生きた大本の出口王仁三郎です。出口王仁三郎は結果として、日本の中に天皇の
分身ともいえる存在が統治するもう一つの神聖王国を築いてしまった。しかもその神聖王国を、一国家を超えて
アジアにまで拡大しようとしていた。日本の大陸政策と軌を一にした満州や蒙古への進出です。現実の国家が、
そのようなもう一つの理想国家の存在を許すはずがない。大正、昭和の二度にわたる大本弾圧事件が起こるのは、
相似形をもったシステム同士の齟齬という事態を考えれば必然だったわけです。
安藤礼二「王を殺した後に――近代というシステムに抗う作品『1Q84』」より
しかし、第二次世界大戦で天皇制は滅びず、より抽象度を増し、より純粋なシステムとなった。そのシステムが
まさに飽和状態を迎えようとした時、一九八四年から一九八五年にかけて、大本のネガのような存在である
オウム真理教が生み落とされることになった。オウム真理教もまたこの地上を、そのまま現実のシャンバラ
(楽園)に変えようとします。麻原彰晃を中心とした天皇制の劇画とも言えるシステムを用いて……。つまり
近代という時代は象徴天皇制を条件として、現実世界においても想像世界においても、それを生の指針とし、
その疑似システムとしてしか成り立つことができなかった。そこで意識的な実行者たちは天皇制を模した現実の
組織を作り上げて国家と対峙し、意識的な表現者たちは想像力によって理想の王国をもう一度自分の手だけで
作り上げようとした。それらはみな驚くほど似てくるのです。それが近代日本思想史と近代日本文学史のいずれにも
またがり、その二つが交叉する本質的な問題となったのです。
『1Q84』は、そのような流れの中で形になった作品だと思います。その点に、村上春樹の作家としての創造性と
困難の両方があるのではないかと推測されます。信じられない部数が出たというのも、おそらくは時代の無意識に、
この極東で近代=現代という困難な時代を生き抜いている多くの人々の無意識に、ダイレクトにつながることが
できたからでしょう。我々の誰もが悩んでいるシステムそのものをどう脱構築していくのかという実践が、
この作品の執筆にかけられている。また、だからこそ、村上春樹の多くの作品に、まるで回帰する亡霊のように
「満州」という言葉が何度も登場することになったのでしょう。(中略)オウム真理教の信者たちにインタビューして
仕上げられた作品のあとがきでは、「唐突なたとえだけれども、現代におけるオウム真理教団という存在は、
戦前の『満州国』の存在に似ているかもしれない」という一節がわざわざ明記されなければならなかったのでしょう。
村上春樹にとっては、自分が書いている物語の世界が現実として逆襲してきたんじゃないでしょうか。
安藤礼二「王を殺した後に――近代というシステムに抗う作品『1Q84』」より
(中略)ここに描かれているのは、村上春樹にとって切実な物語であるとともに、近代以降を生きている我々に
とっても実に切実な物語なのではないかと思います。ただ、そのシステムは非常に男性的なシステムなんですよ。
(中略)実際、この物語では女たちだけが不幸になってゆく。男は受動的に享楽を得ることができる。
(中略)システムへの意志、つまり物語が長編小説としてまとめられてしまうことを拒むような拡散への志向、
男性的な権力をたわめてしまう女性的もしくは中性的な未知なる力への夢想。この作品に弱点があるとすれば、
そうした視点があまり見受けられないことでしょう。
システムの矛盾、システムの悪とその解消を描くはずの物語が、理想のシステムそのものとなってしまう。私は
そこに大きな不満を覚えます。
(中略)麻原彰晃は狂ったまま生き延びているし、象徴天皇制は揺るがない。だから王が殺されて物語が
完結するこの小説は、やはり作り物めいてしまう。あまりにもシステム通りに、きれいに作られすぎている。
(中略)現実の出口王仁三郎は破壊的なユーモアの持ち主であるとともに、誰からも好かれる規格外の大人物で
あったといわれているし、麻原彰晃にしても、内部の者に対しては限りのない包容力を持っていたと伝えられている。
それが反権力の闘士となり、また底知れない悪を体現することにもなった。『1Q84』だと、不気味な悪の
源泉であるリーダーをはじめとして皆、格好よすぎるわけです。そして女は死に、男は生き残る。レシヴァで
あった王を引き継いで小説家になるであろう男は無傷のまま美少女と安全な愛を交わす。これではあまりにも
不公平です。
しかし、だからこそシステムは円滑に動いているとも言えるわけです。王と少女の関係が物語の母体となり、
その関係性が反復され、それぞれ展開されてゆく。そこにはまったく無駄がありません。(中略)男はエロスの
物語を生き、女はタナトスの物語を生きる。(中略)小説家を志した男だけが生き残って、リーダーの後を継ぐ。
だけど青豆は物語の構造上、生き残ることができない。青豆は物語の構造に、システムに殺されたのです。
安藤礼二「王を殺した後に――近代というシステムに抗う作品『1Q84』」より
580 :
吾輩は名無しである:2011/11/07(月) 20:17:34.38
よくそんな長い文章書けるね
>>573 日本のこと思うなら「死ぬ」ことは別だと思うし
あんな死に方する必要ないもんな
やっぱり憂国の情より、まず死にたい苦しみが先に
あったんだと思う
皆そこを騙されている、特にこのスレ住民はそういう人が多いみたい
まあ分かってて宣伝してんだろうけど
「三熊野詣」なんて読んだら、「こんなふうに思って欲しい」
みたいなところ強かったんだろうなと思うこの人
>>581 日本のことを思うことと、死ぬことは別じゃないよ。三島なりの戦後社会に対する特攻隊の行為なんだから。
そもそも憂国の念がなければ、戦後社会での三島個人の苦しみや後悔もなかったわけだからね。
戦前、戦中、戦後の三島の心の軌跡もろくに知らないくせに、知ったかぶるんじゃないよ、二三の小説見た程度で。
>>581 それから、あんたが言うような「疎外感」なんかは三島にとっては、死ぬに値しないことだよ。
三島は従来の日本文学の枠内だけに収まらない人なんだよね。
>>583 いっぺん岸田秀の「三島由紀夫論」とか読んでみ
ネトウヨの巣になってて三島さんも本望
・・じゃないんじゃないか
>>585 人の書いたフィルターのかかった三島論より、自分自身でちゃんと三島を読みなよ。
野口武彦が11.25直後にアメリカの大学で書いた追悼を兼ねた論なんて
感動的だよね。
「もちろんそれは民衆から孤立した英雄の悲劇などというものではない」
「徹底した様式への固執が、自衛隊本部のバルコニーの上に思わず
惨憺眼をおおわしむる態の笑止な場面を現出することになるだろう」
「この出来事を作家の悲劇として見ようとしないいっさいの感受性を
わたしは信じない」
どっちにせよ、軍隊に行けなかった恥辱、悔恨ってのはもっと強調されても
いいと思うな。
>>586 あんたの本望じゃないだけでしょう。
なぜあんたの意に添わない解釈だとネトウヨに認定されるのか意味不明。憂国に右翼も左翼も関係ないでしょう。
TPP反対だって右翼も左翼も関係ないんだから。
あのバルコニーの演説、ちょっと悲惨だよね。
野次に撹乱されて本当に文字通り何度も、ろれつが回らなくなって、
「ろろろろ」って言ったりして、「おら、しっかりしろぉ!」とか
また野次られて・・
>>588 その人は三島の敵対してた人でしょう。そんな批評は私怨からのもので古い。
だいたい楯の会の連中も三島の本なんて読んでないからな・・・
軍隊に行けなかった屈辱が大きすぎて、それで小学生まではずっと
女言葉だろ。同性愛者だったことも疑い得ないし。
やっぱり「俺は男だよ!」って自他に証明してみせるために死んだって希ガス
>>589 それは今まで十分強調されつくされてるでしょう。それがあるから憂国じゃないって言うのが、そもそもよく何もわかってないバカ。
それも含めた上での憂国なんだから。
13歳のときの作品「酸模」とか、幼少期のこと書いた「椅子」とか
読んだらびっくりした。女言葉なんだもの。
祖母の夏子さんが食事中にすねて家族の前で「もう食べない!」って言ったら
「おばあさま、召し上がってね。お体にさわってよ」
って答えたところは、キショク悪いとかいう意味じゃなくて、ゾッとした。
>>593 いや、その人はアンチ三島だよ。読んだことあるし、三島もその人を嫌ってます。
「憂国」はいつも武山中尉が「今夜俺は腹を切る」ってところが唐突で
悪いが吹き出してしまう。もう、いかにも切腹に持っていくって感じで。
そもそも、あれは切腹に至るまでの苦悩を描いたほうが小説になった。
切腹の延々とした描写なんていらんよ。
>>595 あんたの言ってることは浅いんだよ。
人の書いた昔の上っ面の三島論じゃなくて、自分自身で何のフィルターなしに三島を読みなさい。
安保あたりで、日本が一気に軍国主義をぬぐったからね。これで
軍隊的なものを取り戻すことができないと思ったんじゃないか。
「憂国」もこの時点で書かれている。
まあ、一時期、愛人だった福島次郎さんへの手紙では、楯の会とかについても
「小生、最近は男色でなく、男のはかなさみたいなものに惹かれております」
って書いてて、それは本音だと思うけどね。
なんで団塊の人って三島私怨なんだろうね。丸山健二とかいうやつかな、しつこいアンチ三島は。
「仮面の告白」の入隊検査のところでは、即日帰郷を命じられて、
頬を押してくる口端の圧力をこらえるのに必死だったって書いてあるが、
どうもよく分からん人だな。そもそも、兵庫県で検査受けたのも
イミフだし。加古川なら田舎でみんな丈夫だから、ひ弱さが目立って不合格になるかも
しれないという父の入れ知恵って書いているが、そういうもんか?
>>599 「禁色」の南悠一とか「沈める滝」の城所昇とか、完璧タイプの
貴族的青年が多すぎるよね。ちょっとああいうところ安っぽい感じする。
>>604 だから、あなたはその程度の浅い知識しかないんだから、何もわかってないの。
てか話の持って行き方が強引なことが多い。
まあ結末から逆算して書く人だから、決められた結末に強引でも
持って行かないとダメなときが書いてて何度か出てくるのだろう。
>>607 なるほど。私は女ですけど、なんでこんなに女性心理が分かるのかって
びっくりするときがあります。同性愛者だったというのもあるのだろうけど。
特に若い女性より、妙齢の女性を書くのが上手。
>>608 もちろん貴族(華族)ではないけど、高貴な感じには描写されてますよね。
>>607 あんたの言ってることって、みんな何かの聞きかじり程度の単純な決めつけ論の話ばっかだね。
実際は、そんな書き方じゃないし。
>>611 三島の「私の小説の方法」も「私の創作方法」も「小説とは何か」も
読んでないことが丸分かりのレスはおやめなさい。
>>609 そうかなあ。私も女だけど、やっぱり女の心理とはちょっと違うよ。
それらしい感じには書ける人だとは思うけれど、やっぱりちょっと違う。
>>612 あんたこそ読んでないし。基本はそうでも実際はそうはいかないということ言ってるし、創作ノートも苦慮してます。
普通に生きていればノーベル文学賞、あるいは丸谷才一のように文化勲章を、三島は当然貰えたでしょう。
でも彼は、そうやって戦後のアメリカ容認化的な社会で、最終的に賞を付与され生きるよりも、最後まで
身を投げて戦った神風特攻隊で死んだ兵士と同じ立ち位置で死にたいと望んだんでしょう。
三島はニヒリストのところあったんだろうな。
ニヒリストは意味を持っているがごとくに行動するのに万能になる。
ニヒリストが行動を起こすのはこの時点んだよね。
三島は腐女子の嚆矢たる森茉莉の作品を絶賛していた。
今生きてたら案外BL小説をほめたりしてw
私の見たところによりますと、三島さんは同性愛作品はほとんど
手放しでほめるところがある傾向がある気がしますw
でもこれだけBLや同性愛者が出てくるのが当たり前になりますと、
(BLと同性愛は違うと思いますが)全部はほめてくれないでしょうw
>>618 三島はジャンル問わずいいと思うものは褒めるから、案外とか言うこと自体、三島をわかってないね。
三島は親父がしっかりしていたらホモにはならなかった
「僕たち夫婦の子供を取り上げるなんてそんなんじゃこの子はダメになります!
絶対それだけは譲れません!」
って啖呵切れる親父だったらね
普通に生きていればノーベル文学賞、あるいは丸谷才一のように文化勲章を、三島は当然貰えたでしょう。
でも彼は、そうやって戦後のアメリカ容認化的な社会で、最終的に賞を付与され生きるよりも、最後まで
身を投げて戦った神風特攻隊で死んだ兵士と同じ立ち位置で死にたいと望んだんでしょう。
あと幼少期にばあちゃんに育てられたのも大きい。
幼少期に母体の愛を受けていないと、女体を求める傾向が育たないからな。
そこが本能で雌を求める動物と人間の違うところ。
>>623 母体の愛は受けてるよ、授乳はしてるし、大げさに誇張されてるほどの隔絶でもないよ、同じ家に住んでるし。
年の半分以上を海外でビジネスして20年、世界中の国々の良いも悪いも知り。
日本の官僚、政治家、ヒドイけど最後の一線は死守し、世界に誇れる国と思っていた。
しかしフクシマを境に官僚、政治家、公務員、全員が発狂。これはダメだ。明治維新からダメだったのだ。
三島由紀夫の自殺が心に響く。
「ルソー-マルクス, 村上春樹-三島由紀夫」の対比は近い気がする。
両者、厭世的な性格は持つものの、前者は「世の中下らない、それを知ってる自分は皆とは違う」、
後者は「世の中下らない、だから壊して当然で作り直すべき」。
前者は自分のようで腹立つし、後者のラディカルなところに憧れる。
>>624 そうそう同時に思ったよりホモでもない。自分の花嫁夢見たりしてるものね。
友だちの妹との結婚に踏み切れなかったのは、自分は兵隊に行ってない
男でないという劣等感のために踏み切れなかった。
それを全部、ホモであることにすりかえたのが「仮面の告白」
でもホモだったのも間違いない。
女を必要としていたが、勃起の対象は男の肉体だったようだ。
>>628 すり替えたと言いながら、それじゃあ矛盾しているよ、結局あんたの言ってることは。
三島が様々なコンプレックスを持っていようがホモだろうが、昔から一貫して憂国の思いを持っていたのは
少年時代からの各種の手紙で明らか。
三流の精神分析バカがああだこうだ言ってる三島論なんか、いかにもこじつけばっか。
だから心理学とか精神分析なんかいつまでも三流分野なんだよ。
なんかこのスレも、用心棒みたいなやつがいるな
やれやれ(←春樹調)
ユーコク、ユーコクって朝からうるさいんじゃ!w
ネトウヨの三島マンセーはもう分かったよ
三島を憂国の士と思えるのは自らもいざとなったら切腹する度胸が
あるやつだけだな。その覚悟がないなら、ただの現代っ子ねらーのざれごと。
636 :
吾輩は名無しである:2011/11/08(火) 21:12:40.27
人生を演じたかったんでしょ。何かに書いてあった、地味な歌舞伎役者が自殺して、つまらない人生を華やかな舞台にしたみたいなのと似てるのかなと。
637 :
吾輩は名無しである:2011/11/08(火) 21:44:11.64
オレも腋窩で試みようとしたけどダメだったよ!
みんな、後は頼んだぞ!
>>636 三島の人生は君と違ってつまらなくないから。
>>636 団蔵の死を論じたものはそういう意味じゃないよ。文章読解力もないようですね。
椅子や三熊野詣についても、なんか的外れのこと言ってたし。
>>636 三島の死見てたら、宇宙人の地球侵略を誰も真に受けてくれないので、
宇宙人に殺されたって狂言自殺してみせた少年ってのを連想しちまう
>>640 何を寝ぼけたこと言ってんだよ団塊ジジイ。
今や三島の言ってたことが正にリアルに迫ってるのが解らないとは… まったく呆れてびっくりするわ。
宇宙人の劣化コピーが未来の地球人だからな。
>>641 君は政治板に三島のスレ立てて引っ越したほうがいいんじゃないの?
はっきりいって文学板じゃウザイんだけど。
>>640みたいなバカが今日の日本をダメにした元凶の平和ボケの腑抜けたクズ。
>>643 政治と文学はそんな切り離せるようなもんじゃないでしょう。あんたこそ三島スレとは関係ないから出ていけ、クズ。
>>646 ええ、切腹なんか私には到底できませんよ。私は女だし。
「仮面の告白」の少年期の遊動円木の上で、白い手袋をした近江が
腰に手を当てて「もう誰もいないのかい?」ってふんぞり返るシーンって
三島の最後のバルコニーの演説シーンそっくりだよね。
三島はその近江を「こんなに美しい彼を見たことなかった」って言ってるけど、
それで「僕が相手するよ」って行ったら、あざけりの声がわきあがった。
ここがなんか、自衛隊員の野次と同じ。近江の真似して失敗したみたいな。
「その人の人生にはその人にふさわしいことしか起こらない」って三島は
何度も書いているけど、なんか痛ましいな。
>>648 自衛隊の人達は野次ったけれど、その後ほとんどの人が三島の主張に同感しています。
あんたは偏向マスコミの情報しか知らない当時の団塊サヨクだから無知なんだろうから知らないんでしょうが。
ところで三島の長男、威一郎さんって今何してんの?
芥川や有島、太宰って自殺した作家の息子、娘って芸術的に活躍してるけど。
「おめえ、カカアが愛想尽かすぜ」って野次があったな。
>>648 三島は野次られることなんか覚悟で、それでも言わなければならないと思った勇気のある人です。
あんたみたいな人を馬鹿にすることしかできないヘタレより、何百倍も勇気がある人。
もしかして、あんた三島の娘じゃないだろうな
でも三島は「死後に悪口を言うべし」って「不道徳教育講座」で言ってるし
>>653 三島の娘さんは今は外国に住んでいるらしいよ、外交官の奥さんだから。残念でした。
三島夫人が亡くなったとき、週刊誌で葬儀のときの娘さんと息子さんの
写真を見たけど、二人とも三島によく似てるよねw
夫人は娘さん一家に会いによく外国へ行ったり、年に一度は個展(刺繍だったか
ビーズ編みだったか)を出したりと晩年は幸せだったようですね。
658 :
吾輩は名無しである:2011/11/08(火) 23:40:24.58
大阪府島本町の小学校や中学校は、暴力イジメ学校や。
島本町の学校で暴力やいじめを受け続けて、心も身体も
壊されて廃人同様になってしもうた僕が言うんやから、
まちがいないで。
教師も校長も、暴力やいじめがあっても見て見ぬフリ。
そればかりか、イジメに加担する教師もおった。
誰かがイジメを苦にして自殺しても、「本校にイジメは
なかった」と言うて逃げるんやろうなあ。
僕をイジメた生徒や教師の名前をここで書きたいけど、
そんなことしたら殺されて、天王山に埋められるかもしれ
へん。それで誰にも発見されへんかったら、永久に行方不明のままや。
>>657 へ〜、写真は見たことないから顔まで知らないわ。息子はイケメンかな。
>>659 うん、似てた。娘さんのほうは知らないけど。
でも親父があんな死に方したらなあ。いちおう法的犯罪だからね。
>>659 息子さんは面長で顔つきがよく似ていました。
遺影を持っていた娘さんの方はもう少し丸い感じだったかな。
息子さんの方が似てますね。
繊細そうな感じでした。
>>663 句読点つけたり、なくしたりしても、前からあなたの自演バレバレよ。
自演までして痛ましいアンチの丸山健二もどきが笑える。
>>664 うん、三島よりさらに顔を長くした感じだった。
なんかここは気持ち悪い女ウヨがいるな。
三島は腐女子には人気があるんかな?
作品はあるが死に方にはない
>>668 その人はこのスレの主だよ
昔から色んな板に三島の文章のコピペを大量に連投して信者レスでスレをうめつくそうとする自称主婦のおばさん
>>669 はいはい、自演魔さんショボい自演でした(笑)
>>669 むしろ三島の行動のファンが多いよ、女性でも。あなたが知らないだけ。
>>670 ウヨ子かネカマか田中美代子か知らんがうざいよな
俺は昨日来た人間だが、スレの雰囲気が右翼調で埋められてて腹が立った。
>>673 まあ気持ち悪いかどうかは人によるね
この人はマゾちゃんと呼ばれて愛でられる事もあればチワワと呼ばれてバカにされる事もある
思想的に偏ってるけど三島についてはくわしいよ
>>674 そうかな。あまり読んでる印象はうけない。
>>673 嘘つけ。あんたは前から来てるよ。そのお決まりの自演パターンとレスパターンでバレてんだよ。
>>676 いや本当。俺は昨日初めて来たんだ。
でももう来ないから安心しろ。ブス。
>>677 はいはい。毎度のアンチ定期便さようなら。
679 :
吾輩は名無しである:2011/11/09(水) 00:57:20.91
>>639 椅子とか熊野なんとかってのは私じゃないよ。歌舞伎役者の話の正しい解釈を教えてください。昔に読んだので。
>>679 昔は政治をやる者や武士は、本当に命を賭けた行動をしていたけど現代社会は政治家が、
歌舞伎役者や芸能人と同じ河原乞食レベルになってしまった、って主旨の話。
681 :
吾輩は名無しである:2011/11/09(水) 12:25:48.27
違いません。
三島スレッドに女性的な感情的カキコが入ると妙な雰囲気になるね。
684 :
吾輩は名無しである:2011/11/09(水) 20:39:00.39
>>581 あんな死に方をするのには意味があった。
それは武士の体現のため。
シグルイ(死狂い)という漫画があるが、あれは三島の伝えたかった
ものがかいてある。
武士の残酷さと強さをね。
つまり任侠であり武力という実権力とそれによる自由を勝ち取る
暴力、支配力という国家のもうひとつの
>>574-579の「菊」とは違う
メッセージがあった。
つまり日本が生きるというために手段として「天皇のために外国を侵略し
天皇のために命を投げて人を殺して自分も死ぬのだ」という強靭な強さ、
そうやって生きてきたんだという事を三島は伝えたかったようだ。
685 :
吾輩は名無しである:2011/11/09(水) 20:44:44.67
>>573 >というか、あのような育ち方したので、最初から、現実に対し疎外感が
>あったのだろう。
>>581 三島さんはおそらく作家で成功したからあそこまで行けた人だよ。
そうでなければ売れない虚弱な作家として生きたか普通に自殺した。
でも三島は成功して希望を勝ち得て自身の弱さを克服された。
そしてすげー強い人になっちゃったわけだ。
686 :
吾輩は名無しである:2011/11/09(水) 21:04:24.43
>>588 むしろ自己犠牲とは個人主義の強い欧米でこそ評価される。
しかし日本人は古来から個人主義の国ではなかった。
集団主義の体質には三島がバカにしか見えない人が多かったのだろう。
だから日本は大陸的集団主義と西洋的個人主義の半面を持つ国。
人種的にも東洋的外観と西洋的外観の中間形質であり、文字においても
漢字という全体認知的なツールと表音文字的な仮名を使い混ぜる。
>>589 「ただ軍隊にいけなかった」というのではなく「仮病の罪悪」と似たもんなんだよな、ようは。
虚弱な自分を恥じたんだ三島は、それがすべての始まりとなってるよね。
>>616 でしょうね。
>>621 まあ、幾らか原因はあるだろう。
親の責任が。
ただ三島がホモというか男色を気にしたのは
さっきの折口の話じゃないけど死とSEXというある種の愛の完成、
自由から独立、死を受け入れる、幸(死あわせ)の儀式ということで
とくに軍人にはそういう文化があったと言う事に影響されてるのだとおもう。
あるいは禁断的な同性愛というものを、どこかロマンを感じていた。
これは今ほど性の緩い時代ではないですから当然で、現代で言えば
ロリコン(ペドフェリア)のような禁を犯す事で後戻りをできなくするような
・・・・まあそれとは違いますね。
いずれにしても愛に性別はないという事を美輪さんもいってますし
「互いを許す」というキーとしての信頼の形として同性愛という手段が
とられたと考えてよいのかもしれない。
687 :
吾輩は名無しである:2011/11/09(水) 21:06:45.52
>>623 まあ、俺なんかの個人的な主観に基づけば両親不在とか
両親どちらかの不在、ファザコン、マザコンの〜というような
現代にもよくありがちなもんだろうな。
688 :
吾輩は名無しである:2011/11/09(水) 21:21:10.70
>>625 駄目といえばあの敗戦の元凶であるアメリカ、そして日本人の「破滅慣れ」だな。
すべては反欧自由ヨーロッパ文明主義というアメリカの世界支配によって日本人が罪人とされ駄目にされた。
そしてグローバリズムという新しい時代を勝利するための戦いに敗れ、さらに国土が荒廃し多くの知識人や軍人や技術者、富、領土が消えた。
つまり帝國が廃した。
こんな荒廃は未だかつて経験しなかった。
しかし日本人の悪い癖でそんな事が起きてもケロッと自由主義に生きた。
ただ、明治維新の突発的な変革を思えば江戸時代まで天皇の権威が不在であった
という事実を見れば、日本人はもともと天皇制など不要であったという解釈も出来き、いまの共和制な自由風土があうとも言える。
しかし、アメリカという国の映画やドラマを見てほしい。
むろんあれは現実のアメリカとは違う世界なのだが、そこにはアメリカ人とヨーロッパ人の
魂の混在と矛盾、軋轢が見えアメリカ人が潜在的に祖であるヨーロッパ人にコンプレックスを
もち、彼らは理想のヨーロッパ人になるためにアメリカで新しい国を作り、そして映画やドラマで
さらに完成された理想を描くのである。
本質的にアメリカ人は人工的に合成されたヨーロッパ人にほかならず、彼らは常に「帝國」という
大きな根源に常に惹かれている。
1Q84と折口の先のコピペでもあるように相反する存在は対立し打ち消しあう。
まあ国家間の対立だから多少は違うが本質的には同じ。
日本人は「帝國」というロマンを現代の世界で唯一主張できる国。
その文化を今後体現できるか否かというところに日本人の枝分かれがある。
それは象徴天皇制をやめ、帝國にもどるかいなかというね。
689 :
吾輩は名無しである:2011/11/09(水) 21:22:03.35
>>626 まあ完全に石原x三島ということでもわかりやすいw
690 :
吾輩は名無しである:2011/11/09(水) 21:24:40.67
>>628 おれも虚弱な人間でマッチョな同性、体格のいい同性には憧れる。
シュワルツネッガーとかかっこいいなと思う。
だがチンコはたたねえ。
そこが問題だ。
三島には何かもっと別の要素があったに違いない。
691 :
吾輩は名無しである:2011/11/09(水) 21:25:31.18
>>630 三島みたいな神童的な神学少年・愛国少年って、結構いたんですかね。
692 :
吾輩は名無しである:2011/11/09(水) 21:28:57.47
>>680 今の日本の政治、戦後には原理がないんだわ。
でも平和だから回復できた。
これからどうするかを考え、日本人が新しく生きる道を
みいださないとだめだろうね。
693 :
吾輩は名無しである:2011/11/09(水) 21:39:56.03
ああ、天皇を担ぐという意味でね。
だからそれは帝国主義の復古というロマン主義しかないと思うよ。
>>617 ニヒリズムてのは途上国行くと分るんだわ。
三島もインドに行って悟ったそうだけど、つまらん事を気にせず
必死に生きるということなんだわな。
エヴァンゲリオンとかも何で人気になったのかといえば二ヒリズムの作品だから。
>>626の「世の中下らない、だから壊して当然で作り直すべき」という意識。
ゲンドウの「理想とは人を蹴落としてでも掴み取るもの」
ミサトの「より強く生きるという本能がある人間が生き残れる」
みたいな発言や旧劇場版EOE(エンドオブエヴァンゲリオン)でネルフ本部に
戦略自衛隊が来て非武装である善良な日本人ネルフ隊員を殺しまくるとか
エヴァンゲリオンが狼みたいに敵を食い殺すとかそういうバイオレンスな
ことが、弱肉強食がニヒリズムなんだわ。
戦前はそれが帝国主義という武勇であり、あの第二次大戦に三島が惹かれるのは
近代史上最大の日本人の肉体的精神的な殺戮戦争であったということだから。
>君と共に将来は、日本の文化を背負つて立つ意気込みですが、君が御奉公をすましてかへつてこられるまでに、
>僕が地固めをしておく心算です。僕は僕だけの解釈で、特攻隊を、古代の再生でなしに、近代の殲滅――
>すなはち日本の文化層が、永く克服しようとしてなしえなかつた「近代」、あの尨大な、モニュメンタールな、
>カントの、エヂソンの、アメリカの、あの端倪すべからざる「近代」の超克でなくてその殺傷(これは超克よりは
>一段と高い烈しい美しい意味で)だと思つてゐます。
>「近代人」は特攻隊によつてはじめて「現代」といふか、本当の「われわれの時代」の曙光をつかみえた、
>今まで近代の私生児であつた知識層がはじめて歴史的な嫡子になつた。それは皆特攻隊のおかげであると思ひます。
>日本の全文化層、世界の全文化人が特攻隊の前に拝跪し感謝の祈りをさゝげるべき理由はそこにあるので、今更、
>神話の再現だなどと生ぬるいたゝへ様をしてゐる時ではない。全く身近の問題だと思ひます。
>平岡公威(三島由紀夫)
>昭和20年4月21日、三谷信への葉書より
694 :
吾輩は名無しである:2011/11/09(水) 21:42:19.56
だからこの地球上で民族や子孫を生き残らせるための手段としての国体を
三島は守れっていってんだろうな。
695 :
吾輩は名無しである:2011/11/09(水) 22:10:12.83
それと大事なのは天皇という日本人最大の文化価値を担ぎ国体を復活しろということ。
天皇を象徴ではなく現実の政治に戻してフットボールやれってことだ。
江戸時代の天下太平のときは穏やかな目立たない信仰対象でいて、何か日本が危機的状況になった場合、
維新の支柱になるのが天皇信仰で、それで万民が神聖天皇と直結して、攘夷革新をするのが日本の歴史の流れだと
いうことでしょうね。
697 :
吾輩は名無しである:2011/11/10(木) 02:29:55.92
三島の同性愛について考えてたけど、やっぱり三島はいわゆる
ゲイとかホモって言うのじゃなくて「BL」に近いと思う。(
>>618-619)
肉体の美しさに女性的な美しさ、エロスを感じる男性にのみそういう
性的な欲求が立つようなことではなかったのかと。
キリスト教絵画てきなね。
2chで有名なホモ漫画の阿部高和だっけ?
くそみそテクニック的なものがあるんじゃないかと。
698 :
吾輩は名無しである:2011/11/10(木) 03:19:35.48
>>696 う〜ん、ちょっとそれは分りませんが少なくとも天皇信仰と神聖天皇の国家を
ヨーロッパのキリスト教文化的な精神で維持しろというように感じます。
つまり明治維新からの帝政の続行ですよ。
今の国体はそれにそぐわないと思います。
三島が日本の根本文化の原理の死守を主張してるのも、そこにはヨーロッパ的な
文化保守の哲学というものが強くあるとおもうし、それは今のような日本の文化に対する
意識とは真っ向から対立するものです。
日本の政治家は三島由紀夫の時代よりも、さらに凋落しているようです。
700 :
吾輩は名無しである:2011/11/12(土) 02:20:28.27
何度でも言う、TPPに関してだけは。
与党も野党も右も左も関係ない。
この国の全てを売り渡すのか、守るのかのどちらかだ。
今の日本の現状を鑑みれば、
TPP参加でより一層困窮するのは、低所得者が大半だ。
一部の金持ちや権力者が得をするTPP参加には、断固反対である。
やっぱりTPPは裏でキッシンジャー(ユダヤ)が糸を引いていたね。
中国と密約して、日本の自主防衛を阻止して、三島のクーデター計画も潰した黒幕、
ユダヤ人の手先キッシンジャー。
奴らが勝手に決めた核停条約を、三島は不平等条約の再現だと言って、あと二年のうちに
自衛隊を国軍にしなければ永久にアメリカの傭兵だと遺言を残した。この、あと二年というのは、
沖縄返還のこと。日本は沖縄返還という名目と引き換えに、永久に自主防衛を放棄させられたのです、
キッシンジャーと中国の裏の密約によってね。
今回のTPPも中国のなかに入りこんだユダヤ財閥とアジア支配に向けて計画したことだと思う。
天人五衰のなかにある透のある台詞は三島がユダヤ金融のことを指した暗号です。
「…僕は君のやうな美しい人のために殺されるなら、ちつとも後悔しないよ。この世の中には、
どこかにすごい金持の醜い強力な存在がゐて、純粋な美しいものを滅ぼさうと、虎視眈々と
狙つてゐるんだ。たうとう僕らが奴らの目にとまつた、といふわけなんだらう。
さういふ奴相手に闘ふには、並大抵な覚悟ではできない。奴らは世界中に網を張つてゐるからだ。
はじめは奴らに無抵抗に服従するふりをして、何でも言ひなりになつてやるんだ。さうして
ゆつくり時間をかけて、奴らの弱点を探るんだ。ここぞと思つたところで反撃に出るためには、
こちらも十分力を蓄へ、敵の弱点もすつかり握つた上でなくてはだめなんだよ。
純粋で美しい者は、そもそも人間の敵なのだといふことを忘れてはいけない。奴らの戦ひが
有利なのは、人間は全部奴らの味方に立つことは知れてゐるからだ。
奴らは僕らが本当に膝を屈して人間の一員であることを自ら認めるまでは、決して手を
ゆるめないだらう。だから僕らは、いざとなつたら、喜んで踏絵を踏む覚悟がなければ
ならない。むやみに突張つて、踏絵を踏まなければ、殺されてしまふんだからね。さうして
一旦踏絵を踏んでやれば、奴らも安心して弱点をさらけ出すのだ。それまでの辛抱だよ。
でもそれまでは、自分の心の中に、よほど強い自尊心をしつかり保つてゆかなければね」
703 :
吾輩は名無しである:2011/11/12(土) 19:46:17.29
BS朝日1
常盤貴子 本と旅するポルトガル
常盤貴子 本と旅するポルトガル 三島由紀夫に導かれて歩く 南蛮文化のふるさと
2011年11月13日(日) 21時00分〜22時54分 の放送内容
番組内容
三島由紀夫は、一編のエッセイに「南蛮趣味的憧れ」という言葉を残している。一体何が三島をひきつけたのか?
その魅力を探るべく、日本から一番遠くて一番近いポルトガルを女優・常盤貴子が旅する。
出演者
常盤貴子
705 :
吾輩は名無しである:2011/11/14(月) 13:27:42.04
ようつべでみたけど、緒方拳のMISHIMAって細部が実によくつってあるな。
三島の家や市ヶ谷の自衛隊でちゃんと撮影している。
706 :
吾輩は名無しである:2011/11/14(月) 13:30:53.13
707 :
吾輩は名無しである:2011/11/14(月) 13:35:23.55
しかし日本の政治家がここまで酷いとは、三島由紀夫も予想不可能だったんだろうね。
「抜けめない」っていうのだけは、抜けめだらけのバカ政治家がはびこりすぎて、さすがの三島も
予想不可能だったようです。
三島由紀夫の前に…以下の犯罪の撲滅にご協力ください。
【 自殺強要・集団ストーカー犯罪 】
後ろ盾のない一庶民に対し、卑劣な人権侵害を『 集団 ( グループ ) 』で行なう犯罪です。
・24時間インターネットでの誹謗中傷、捏造、情報操作、印象操作
・24時間不特定多数の人々によるつきまとい、尾行、家宅侵入等々
・被害者の情報を共有
・盗聴、盗撮、ほのめかせ
加害者達が集団で、被害者を貶め、鬱病や統合失調症に仕立て上げ、
社会から抹殺しようとする凶悪な犯罪です。
この犯罪は海外でも存在し、アメリカではテレビでも報道され、
【生命倫理に関する大統領諮問委員会】も開かれています。
日本では20年以上も隠蔽され続け、年間自殺者3万人以上と増加の一途。
認知、撲滅にご協力ください。
・集団ストーカーinfo
http://www.gangstalker.info/ ・集団ストーカー犯罪告発チラシ
http://www.gangstalker.info/2pp.pdf
今の草食系とか言われてる男どもを見て何を思うだろうか
711 :
吾輩は名無しである:2011/11/15(火) 04:17:27.95
三島は女にがっつくだけの男を別に評価しない。
でなきゃ清顕とか勲みたいな高貴な童貞を描くわけない。
ジゴロは暁の寺で軽蔑的に描かれている。
草食・肉食は性的な面以外にも使われる…事は少ないか。
713 :
吾輩は名無しである:2011/11/15(火) 04:59:34.17
「午後の曳航」は
短編でなんかエッチそうだったからw読んだけど
あんなラストになるとは思わなんだ。
>>710 三島由紀夫自身、もともと肉食系ではなく草食系だと思うけれど、負けん気強さ、不屈の精神的な強さは、
いわゆる肉食系にはないものを持っていたと思います。
それと、今の草食系とか肉食系というのも、何かマスコミが作った単純な見方のような気がします。
古来からの日本男児は今よりも肉食ではなかったけれど、武士や特攻隊精神を持っていたから、
軟派が肉食だとも言えるし、肉食草食、軟派硬派はいろいろバラエティーがあると思います。
>>714 映画版の午後の曳航は女優が目立ちすぎて、原作の雰囲気と変わってしまってイマイチです。
717 :
吾輩は名無しである:2011/11/17(木) 03:02:09.71
あタガメだ
719 :
714:2011/11/17(木) 05:35:14.84
>>716 映画もあるんだ。
ってググったらイギリスが舞台なんだね。確かに女はどうでもいい話だね。
(後に仲間に殺される)オウム信者が
連れ返しに来た親たちを見て、
ニヤニヤしてるのをなぜだか思い出した。
>>717 それはその漫画屋の創作でしょう。
三島文学のなかにある片思い、恋闕の美学と全くかけ離れた対極にあるただの性描写の一つでしかない低俗でしょう。
そんなものと三島の美意識の葉隠の世界や武士道はまるで違います。
日本人じゃない低俗な民族のあなたには解らないでしょうね。可哀想に(笑)
>>717 それに、日本は昔は男性社会、っていうけれど、別にそんなこと日本に限った話じゃないでしょう。
昔の欧米でもギロチンとかあるし、戦闘集団や戦闘同士がいたのはどこも同じだから、あなたの日本人蔑視はまるで
歴史を知らないバカの見当違いです。
レイプ漫画を父子に置き換えただけの浅はかな漫画をもって、これが三島の男色だなんて言われても、
幼稚すぎてバカ丸出し。
映画『人斬り』にはもう一つの隠されたエピソードがある。田中新兵衛が少将姉小路公知暗殺の嫌疑で捕縛された時の
京都町奉行は、三島の父方の祖母なつの祖父にあたる永井主水正(もんどのしょう)尚志(なおむね)〔なおゆき、
などの説も〕だったのである。しかし映画では尚志は登場せず、新兵衛を呼び出して吟味するのは京都所司代の
与力という設定になっている。残念ながら、三島は曾々祖父の面前で切腹ということにはならなかったが、
その役のめぐり合わせを楽しんだ。『人斬り』の撮影中に林房雄に送った手紙には次のようにある。
〈(中略)明後日は大殺陣の撮影です。新兵衛が腹を切つたおかげで、不注意の咎で閉門を命ぜられた永井主水正の
曾々孫が百年後、その新兵衛をやるのですから、先祖は墓の下で、目を白黒させてゐることでせう。〉
(昭和四十四年六月十三日付)
三島と幕末との結びつきは、その家系に根ざしていたのである。
(中略)
私はここでさらに幕末の水戸藩についてふれておきたいと思う。三島の祖母のなつの母親は高といい、水戸の
支藩である宍戸藩の八代藩主松平頼位の側室の娘であったからだ。頼位の長男頼徳、次男頼安の妹である。
九代藩主となった大炊頭頼徳は水戸天狗党による筑波挙兵の鎮圧にあたったが天狗党に同情し、非業の死をとげている。
なつの父方の祖父である永井尚志は直参の旗本であり、母方の祖父である松平頼位は徳川家の嫡流という血筋である。
(中略)
三島のなかに流れていた「水戸の血」は、その生涯にもわずかな翳りを落としている。それはなつの言うところの
「宿命」であったかもしれない。それには二つのことを語らねばならない。一つは幕末の水戸藩が尊皇攘夷思想の
中心的存在として、その指導的立場にあったこと。二代藩主徳川光圀によって始められた『大日本史』の編纂は、
光圀の死後も藩の事業として継続され、明治三十九年に十代藩主徳川慶篤の孫である圀順によって完成をみた。
それがいわゆる水戸史学、通称水戸学と呼ばれる尊皇論であり、幕末になって攘夷論と結びつき尊攘思想が生まれた。
山内由紀人「三島由紀夫vs.司馬遼太郎 戦後精神と近代」より
九代藩主斉昭は過激な尊攘家として知られ、後期水戸学を推し進めた。そこから相沢正志斎、豊田天功、藤田東湖ら
すぐれた学者を輩出した。若き日の吉田松陰、西郷隆盛もまた水戸を聖地として訪れ、彼らと面談している。
水戸学による尊攘思想は、三島が『革命哲学としての陽明学』で語る行動哲学に密接に結びついている。
もう一つは、水戸学につよい影響を受けた尊攘派の藩士たちが蹶起した天狗党の乱である。この乱は大きく二つに
分けられ、最初の蹶起は元治元年(一八六四)、藤田東湖の四男である小四郎が幕府の外国政策に不満を抱き、
攘夷をつよく主張。水戸藩町奉行の田丸稲之衛門と筑波山で蜂起し、幕府と水戸藩の追討軍と北関東を中心に
転戦したものである。この時、小四郎は二十三歳の若さであった。(中略)
次の行動は、同年十月水戸藩家老の武田耕雲斎が、小四郎らとともに那珂湊の戦いを終えたあと、総大将となって
一橋慶喜を擁立するために京に向かって行軍したもの。
(中略)背景には、藩内で権力を握っていた門閥派(諸生党)との対立があった。小四郎、耕雲斎らは改革派
(天狗党)と呼ばれている。(中略)藩主慶篤は、天狗党の蹶起を理由に耕雲斎を罷免し、門閥派の中心人物で
ある市川三左衛門を要職に復帰させた。市川は尊攘派を徹底的に弾圧し、耕雲斎の殺害をも命じた。耕雲斎は
身の危険を感じ、一族郎党をしたがえて藩を脱出した。
一方、幕府は関東諸藩に天狗党追討を命じた。それに呼応して、水戸藩も市川を中心に追討軍を編成した。天狗党は
賊徒とされたのである。(中略)(藩主慶篤は)支藩の宍戸藩藩主松平頼徳を水戸に赴かせ、藩内の統制を
はかろうとした。しかし頼徳もまた尊攘思想の信奉者であった。父の頼位は斉昭の心酔者であり、その影響を
つよく受けていた。藩主慶篤の名代として江戸を出発した頼徳には、江戸にいた尊攘派も随行した。これを
知った耕雲斎が途中から合流し、さらには元目付の山国兵部らも加わり、頼徳の一団は尊攘派の一大勢力と
なってしまった。
山内由紀人「三島由紀夫vs.司馬遼太郎 戦後精神と近代」より
当然、市川ら門閥派は危険を感じ、頼徳を阻止しようとする。(中略)頼徳は戦闘になるとは夢にも思わず、
和議を申し入れるが聞き入れられず、ついに応戦に出る。その戦闘を知った小四郎らは筑波山を降り、頼徳に
共闘を願い出る。頼徳は困難な選択を迫られるが、軍議の末、耕雲斎の助言に従い、天狗党との一時共闘を決断する。
門閥派には頼徳を討つ好都合の大義名分ができてしまったのである。こうして那珂湊の戦いが始まる。(中略)
門閥派は頼徳を天狗党と同じ賊徒とし、追討のために幕府に画策した。(中略)これ以上人命が失われることを
憂いた頼徳は釈明によって疑いを晴らすことができると考え、降伏。しかしその機会は与えられず、「賊魁」という
汚名を着せられたまま、切腹。元治元年十月五日、享年三十五歳。父の頼位もこれに連座、官位を剥奪され、
羽前新庄藩預りの身となった。藩は改易され、江戸藩邸も幕府没収となった。三島の「水戸の血」には、
切腹した大名がいたのである。祖母なつの伯父であった。
山内由紀人「三島由紀夫vs.司馬遼太郎 戦後精神と近代」より
726 :
吾輩は名無しである:2011/11/17(木) 21:30:50.20
727 :
吾輩は名無しである:2011/11/17(木) 21:42:43.24
>>721 >>722 あなた方は勘違いされてる。
あれを例えに出した私も悪いが、もっと表面的に見てほしい。
あの漫画の内容は一切無視する事。
要するに三島の男色というのは美しい愛の男色であるわけですが
しかし、美輪氏との関係はそうでも森田氏との関係は死をともする
もっと師弟的なものであるわけでしょう。
軍隊という閉鎖空間における上官と部下という愛ですよ。
まあ、低俗な内容の漫画を例に挙げてしまった事は謝ります。
申し訳ない。
今更な話ですが・・・
戦国時代くらいから、そういう文化がありましたよ。
戦場には女性を連れていけないので小姓を連れていく。
太平洋戦争までずっと兵隊同士で同性愛というか性処理というか。
日本兵がアメーバ赤痢に集団感染してましたしね。
現代人から見ると異様な光景に見えるのかも知れないけど。
現在の自衛隊や警官隊が上記に同様であるかまでは知らないけど、そうではないなら逆に恐怖を感じる。
最前線ならともかく各地に慰安所がありましたよ、太平洋戦争時代も。
兵隊さんたちは女を買いに足しげく通った。
それは各国共通でしょうね。
海外の戦地で仮設の集会施設を慰安所といい、歌手だとかを招いて慰安していた話はよく聞きますね。
慰安旅行と日本語でいいますが、それは買春ツアーではありません。
あんまり言いたくなかったけど、遊郭街や花柳界と、慰安施設(兵隊の休憩スペース)をごっちゃにしてしまってないですか?
いえいえ、ごっちゃにしてはいません。
慰安所ではなく売春宿とでもいいましょうか。
酒と女を享受できる場所は必ずありました。
>>726 そういう男らしさの憧れと、今巷で言われてる肉食系草食系は次元の違うものでは?
若者が車を欲しがらなくなったとか、電通が作ったようなレベルのマスコミの価値観と、
三島の男らしさの憧れは、別のことだと思います。
>>727 戦闘同志的な師弟愛に男色要素があるのは、三島自身が分析してますから、あなたの言う意味はわかります。
ちょっとあの父子の漫画は酷すぎて、近親相姦やレイプものの金儲け目的の漫画と、比べられて
びっくりしてしまいました。
>>728 戦国時代でも近代戦争でも一部にはそういう人はいただろうけれど、みんながみんな、
そんなことしてたわけでもないでしょう。
734 :
吾輩は名無しである:2011/11/18(金) 01:10:35.00
三島の全集でマイナーな短編を読んでみると、
なかにはしょうもない短編小説あるなw
しょうもなさ過ぎて笑ったのが「修学旅行」って短編小説。
735 :
吾輩は名無しである:2011/11/18(金) 04:52:52.69
>そういう男らしさの憧れと、今巷で言われてる肉食系草食系は次元の違うものでは?
そうです、巷のそういう肉食ではありません。
もっとこう男らしい野生的な、能動的な意味です。
>若者が車を欲しがらなくなったとか、電通が作ったようなレベルのマスコミの価値観と、
>三島の男らしさの憧れは、別のことだと思います。
もちろんそうです。
736 :
吾輩は名無しである:2011/11/18(金) 04:57:54.22
三島の男の哲学は勇むという、ある種の父親的な、守るべきもののために
身や命をかけるという、そういうものだとおもいますね。
そういう男らしさ。
よく三島のホモ傾向、男色傾向ばかりを世間一般は云々するけど、三島以外の作家、
例えば太宰治なども檀一雄とホモ的友情だったらしいし、案外あまり表立って男の世界を
出さない作家にも、そういう男色傾向はあるんじゃないでしょうか。
大岡昇平や大江健三郎や村上春樹もそうだとか聞いたことがあります。
作家ならば男色傾向がある、ないというよりそれに純粋な興味がある、
または理解があっても不思議ではないと思いますね。
水上勉なんかもいかがわしいゲイパーティーを見に来ていたことを暴露
されてますが、これなど職業的好奇心というか遊び心みたいなものと思われ
そういう作家さんは結構いそうな気がしますねw
司馬遼太郎も、自分は同性愛者ではないが、葉隠の中の男同士の忍ぶ恋
は実に美しいと思うと言ってるしね。
739 :
吾輩は名無しである:2011/11/18(金) 14:31:06.91
>>738頽廃人種は殺されろ! 作家とかほざいてレイシズム広げるキチガイは原爆症で死ね。
さらにごめん。明治以降から西欧化にあたり男色への偏見が拡大したと。
男色は、男色にとどまるものでなく、文化の原体験ともいふべきもので、あらゆる文化あらゆる芸術には、
男色的なものが本質的にひそんでゐるのである。芸術におけるエローティッシュなものとは、男色的なものである。
そして宗教と芸術・文化の、もつとも先鋭な対立点がここにあるのに、それを忘れてしまつたのは、文化の
衰弱を招来する重要な原因の一つであつた。
幽玄の人ならではの見解ですねぇ・・・怖いワァ・・
744 :
吾輩は名無しである:2011/11/19(土) 09:06:28.17
しかし対象的なレズやあるいはペドフェリアなんかもキリスト教絵画芸術には絵がかれてます。
源氏物語だってあれはロリコンですし。
そういう意味ではなく、
男色そのものではなく「男色的なもの」、つまり男の色気のようなものです。
一般的にいう色気というよりは妖気みたいなものに近いかも。
746 :
吾輩は名無しである:2011/11/19(土) 11:54:25.18
>>745 ああ〜なるほどね。
マッチョイズムってこと?
>>746 いや、歌舞伎で言えば三島著「女方」みたいな感じ。
あれはなんだろうね?色気ムンムンというより妖気ムンムン。
能ではよく見かける。
748 :
吾輩は名無しである:2011/11/19(土) 23:11:34.95
>>747 そしたらちょっとわからんな〜。
なんかおれはもっとダビデ像とかさ、肉体的な
エロさというかてっきりそういうもんだとばかり。
もっと具体的に言うとどういうエロさですか?
749 :
吾輩は名無しである:2011/11/19(土) 23:12:12.18
うるせえよカス。一生ギリシアで破綻してろゴミ。
昔、チワワさんに「美徳のよろめきはサドの美徳の不幸のパクリじゃないか!」って噛み付いたんだけど、
実際読み比べてみたら内容が全然ちがった。似てるのはタイトルだけだった。すみませんでした。
751 :
忍法帖【Lv=40,xxxPT】 マグナ ◆i.K3ZM.pZo :2011/11/19(土) 23:37:31.04
チワワはわからんな。三島擁護しすぎに思える。三島にない部分まで後付で強調してるし、
その分新しい言説を引き出してくる訳でもないから、不毛だ。
752 :
吾輩は名無しである:2011/11/19(土) 23:45:58.35
マグナ柄谷はチワワとかいうどうでもいい女に発情してるのはどうでもいいから、文学しろ。
>>748 エロさというよりは妖気?殺気?
男性が集団で何かに真剣に集中したときに空気が張り詰めるが、
張り詰めた空気を通り越した時に何かよく分からない妖艶な姿を見せることがあって、
三島由紀夫のいう男色とはおそらくなら上記のものではないかという感じが。
三島らは芸術家で個で行う作業なので妖艶さに集団性がなく、それを見ることはできませんが、
芸術というものはとても集中力を必要とする仕事なので仕事中は妖気があるんじゃないですかねぇ?
754 :
忍法帖【Lv=40,xxxPT】 マグナ ◆i.K3ZM.pZo :2011/11/19(土) 23:57:18.86
ザリガニは女だったか。
それは男性神話だと思うけどな。男性にもある妖艶な姿というのはたしかに分からないでもない。
だがそれは動揺に女性が集団で何かに集中した時にもあるものであって、対になるものだと自分は捉えてるんだが。
755 :
吾輩は名無しである:2011/11/19(土) 23:59:10.63
そんなもんねえよバカが。性別差別うざい。消えろザコ
北朝鮮人は一生ならんで飯食え。ゴミ
女性の集団が集団で何かに夢中になった場合は空想じみたものが多いです。
どんどん言葉を変形させて行ったりカバン語を盛んに使うようになる。
しかも大量に創り出したカバン語をほぼ全員が暗記している。
今、女性に大人気の洗剤ですが、ほぼ全員造語についてきています。
ファーファに萌える奥様 17ふわ(*´(エ)`*)乱獲禁止
http://toki.2ch.net/test/read.cgi/ms/1321329344/ ちょうど不思議の国のアリスの作者がカバン語を盛んに使っていたのと同じなんじゃないですかね?
757 :
吾輩は名無しである:2011/11/20(日) 00:13:34.90
だから何なんだ?
758 :
吾輩は名無しである:2011/11/20(日) 02:22:32.71
>>753>>754>>756 おkおk、分かったわ。
なるほどね、要するに刑事のドラマとか映画を見てもらえると
よ〜く分かるだろうね。
男の部活(部隊活動)というか、極端に言うと労働活動だな。(軍隊もその1つ)
その中で生まれる友情とか旺盛な創造力のある精神性の事だね。
たしかにそれは三島の言うとおり国家や文明を形作る要だと思う。
また女性は女性でザリガニさんの言うようなこともあるだろうとおもう。
だけど、女性でも競争力の求められる業種は「男性的エロティッシュ化」してますね。
たとえば宝塚やモデル業界とか。
あの業界で生きてる人は女だが男らしさが求められる。
またそれがカリスマ的であって、女性同士なのにカッコイイとかって風に見られる。
レズもある意味そうなのかもしれんな。
映画版「午後の曳航」観た
自分的には原作のイメージそのまんまだと思う。
完成度高い。大満足。
首領が、顔つきといい表情といいまるでジョジョのDIOだった。
760 :
吾輩は名無しである:2011/11/20(日) 02:50:43.07
なんだろな、男塾にしろジョジョにしろ北斗の拳にしろ少年誌はそういう
男性的なエロティシズムが盛りこまれてるんだな。
>>760 女性には非常に読みづらいと感じさせる漫画だな。
逆に少女漫画はロマンチックムンムンに出来てるから、男性には読みづらいんだろうな。
ドラゴンボールやパタリロのように男女共用漫画もありますけどね。
男性に長く印象を残すのは男性的エロチックが盛り込まれた漫画なんでしょうね。
762 :
吾輩は名無しである:2011/11/20(日) 03:01:41.06
このザリガニってひとジェンダーとセックスをわけてないでしょw
763 :
吾輩は名無しである:2011/11/20(日) 03:08:38.59
>>761 なるほどね、それはその通りだろうな。
女性的な集団性のエロさは逆にメルヘンとかロマンティックというわけだ。
しかし最近の腐女子に見られるようにジャンプ漫画はブリーチとかテニスの
王子様とかトリコとか、女性が男性的なエロティシィズムを追い求める傾向が
出てきてる。
その対極にあるのは男がメルヘンとかを追い求める萌とかさ。
ヲタクと腐女子は互いに敵対する関係だが、実際は対極する似た者同士ともいえる。
いや〜深いね。
>>763 それが週刊少年ジャンプ失墜の原因のような気がします。
765 :
吾輩は名無しである:2011/11/20(日) 03:11:51.25
深くねーよw
性の乱れだよwそれ
766 :
吾輩は名無しである:2011/11/20(日) 03:27:31.25
767 :
吾輩は名無しである:2011/11/20(日) 03:31:23.34
768 :
吾輩は名無しである:2011/11/20(日) 03:35:48.86
ばかみたいにどうでもいいw
三島スレッドだからその話題なのかもしんないけどw
769 :
吾輩は名無しである:2011/11/20(日) 03:37:52.88
770 :
吾輩は名無しである:2011/11/20(日) 03:39:28.74
いまの天皇家はヘンタイ人種の末裔だからきしょくわるいし、きえていいよ。血をかえれば納得する。
女性の集団のメルヘンらんらんるーにエロチズムなんて存在するでしょうかね?
女性はああいう男性特有の緊迫感を基本的に受け付けなくできているような気がします。
772 :
吾輩は名無しである:2011/11/20(日) 03:47:32.70
王子様的な天皇になったらいいのにね。本当に。
ヘンタイ人種の末裔だとおもうと働く気もなくすわ。心底
773 :
吾輩は名無しである:2011/11/20(日) 03:48:27.79
>>771 いや、だから女性集団のエロさとは「エロチズムと対極のエロさ」ということになる。
だから男性特有の緊迫感に鈍感になるということだろうな。
そこにエロさがあるでしょうが、何というか「ダルイ気持ち悪さ」かも知れない。
774 :
吾輩は名無しである:2011/11/20(日) 03:50:19.51
自分はハムレットの為になら働くけれども、光源氏なら殺意抱くよ。これ普通でしょ?
775 :
吾輩は名無しである:2011/11/20(日) 03:53:03.88
>>768 三島は天皇にエロさがないと駄目だと言っていた。
それはある種の神聖さ、神秘さのエロスだ。
ブータン国王と国民、軍人の間にはそういうのがあるだろうね。
たしかに戦前の天皇にはそういうエロさがあったとおもうわけです。
776 :
吾輩は名無しである:2011/11/20(日) 03:53:29.13
>>773それ女性集団じゃなく、アジアのダメ女限定だwお前が気づいてないだけだw
777 :
吾輩は名無しである:2011/11/20(日) 03:55:34.86
どうでもいいよ。そんな負け戦やろう。あいてにする意味が不明
778 :
吾輩は名無しである:2011/11/20(日) 04:01:31.74
そうだ、女性的なエロさは今の天皇を考えてくれればいいと思う。
あれが「女性の集団的エロさ」だ。
面白い事にそう考えると「鋭い」「鈍い」、「若い」「老い」は関係してる。
男性の集団的なエロさとは「若く、鋭い」エロさで、女性の集団的な
エロさは「老い、鈍い」ものなのかもしれない。
つまり「生と死」であり
>>771の言うとおり女性的集団性のエロさ
というのはエロチズムがないと同義なのかも。
779 :
吾輩は名無しである:2011/11/20(日) 04:02:43.91
くだらねー二分法でたw
要するに、ババア集団のたとえひいてる、ジェンダー無知のザリガニが意味不明なアジアグループとつきあってきもいとw
そのとおりだよwカチなし。
780 :
吾輩は名無しである:2011/11/20(日) 04:05:51.68
>>776 違う違う、そういう意味じゃないよ、理論上の話。
女性の集団的なエロさが別にあるのは間違いないでしょう。
そうではなくて男性的集団のエロさの対極と言う意味での
女性的集団のエロさは何かということ。
781 :
吾輩は名無しである:2011/11/20(日) 04:09:24.46
まあ、ちょっと話が進みすぎたな。
782 :
吾輩は名無しである:2011/11/20(日) 04:11:59.34
オリエントだなあ。ムラカミハルキってオリエントの象徴でしょwきもすぎるもん
783 :
吾輩は名無しである:2011/11/20(日) 04:16:02.67
>>779 おまえは少し理性的になれないのか?
現在の天皇制が男性的集団性の対極にあると言うことは
社会もまたそういう秩序なんだよ。
男性的集団社会は「△型」の社会だ。
今は「▽型」。
784 :
吾輩は名無しである:2011/11/20(日) 04:17:17.28
そうでもないw
やっぱり天皇陛下は白い馬に跨がって颯爽と凛々しく自衛隊の前にあらわれるべきでしょうね、三島の理想みたいに。
悠仁さまには今からブータン国王のような教養や武道を身につけてもらって、若いうちに即位してほしいです。
そして天皇は民族衣装の着物を着てほしい。女性の皇族は着物を着るのに、男性の皇族が着物を着ないのは
何故なんだろう。これもアメリカからの外圧なのかな。
近々また大地震が起こるらしいので皆さん気をつけてね!
内容の無いわりに聞きかじりの単語並べて知性を装うお前らの悪い癖
>>725つづき
この天狗党の乱は、昭和十一年に起きた二・二六事件と思想的に共通点がある。日本陸軍の皇道派の二十一人の
青年将校たちは、(中略)政治の腐敗と農村の困窮の元凶である元老や重臣を武力をもって排除することによって、
大義を正し、天皇親政の実現を断行しようとした。一君万民の天皇制による国家改造計画は、明治維新の原点へ
帰ることだった。幕末期に大政奉還によって、天皇は親政をもって近代日本の建国を決意し、国民国家を実現させた。
青年将校たちにとって、時代は幕末の混乱期と同じだった。(中略)首謀者の一人であり、陸軍一等主計だった
磯部浅一は、その「獄中手記」において藤田小四郎の父である藤田東湖の言葉を引用して、次のように書いている。
〈藤田東湖の「大義を明かにし人心を正さば、皇道爰んぞ興起せざるを憂へん」これが維新の真精神でありまして、
青年将校蹶起の真精神があるのです。〉
藤田東湖は天狗党の思想的師父といってよかった。天狗党が目ざしたのも「尊皇」であった。
(中略)
しかしこうした青年将校たちの天皇に対する至純の恋は報われることななかった。(中略)
「賊徒」となった天狗党、「反乱軍」となった青年将校たちの、帰順後の運命は同じである。三島は『英霊の聲』で
(中略)終戦の勅許による天皇の「人間宣言」を批判した。しかし「人間宣言」そのものを否定したわけではなく、
英霊の声として「それはよい。誰が陛下をお咎めすることができよう」と前置きして、次のように書いたのである。
〈だが、昭和の歴史においてただ二度だけ、陛下は神であらせられるべきだつた。何と云はうか、人間としての
義務(つとめ)において、神であらせられるべきだつた。この二度だけは、陛下は人間であらせられるその深度の
きはみにおいて、正に、神であらせられるべきだつた。それを二度とも陛下は逸したまうた。もつとも神で
あらせられるべき時に、人間にましましたのだ。
一度は兄神たちの蹶起の時、一度はわれらの死のあと、国の敗れたあとの時である。〉
これは三島自身の恋闕といっていい。
山内由紀人「三島由紀夫vs.司馬遼太郎 戦後精神と近代」より
(中略)三島にとって、十一歳の少年の時に際会した二・二六事件は「挫折」という観念と「英雄崇拝」の
原点となった。(中略)
三島は、磯部の遺稿をもとに、「『道義的革命』の論理――磯部一等主計の遺稿について」を書き、二・二六事件の
思想的背景を考察している。蹶起によって天皇に「昭和維新」を直訴しようとした磯部らの心情につよく共感し、
それは「蹶起ののちも『大御心に待つ』ことに重きを置いた革命である」としている。だからこそ三島の天皇の
「人間宣言」に対する批判が深い意味をもつのである。(中略)
三島のなかに流れている「水戸の血」は、一方に二・二六事件の思想的源流ともいうべき天狗党の乱をもち、
一方にその天狗党の乱によって詰腹を切らされた徳川直系の大名をもつのである。
司馬に天狗党と二・二六事件について書かれた作品はない。天狗党については、『竜馬がゆく』の「希望」の章の
なかで、その悲惨な結末を一つのエピソードとして紹介している。
司馬は、水戸から京に向かった武田耕雲斎の率いる行軍の惨憺たる様子にふれている。さらに武田耕雲斎以下幹部
二十四人が斬首され、つづいて三百五十二人もの同志が斬首されたことを述べ、「史上まれな大虐殺」であったと
言っている。竜馬には「残虐きわまる徳川幕府」と言わせている。天狗党の乱は、幕末史上稀にみる大虐殺によって
終結したのである。
三島と司馬は共に幕末維新の精神を重んじる。三島はそれを肉体化した思想とすることで、自己の美学的な存在の
根本条件としている。それに対し司馬は歴史小説家という立場から、そうした精神とは距離を置き、自己の内面的な
思想に執着せず、フィクショナルな物語を創作していった。つまり司馬は三島のように、生きるように書き、
書くように生きるというタイプの作家ではなかった。三島は幕末の平田国学に始まり、神風連、二・二六事件へと
連なる精神の系譜に、存在証明を見出そうとしたのである。私はそこに天狗党の乱を加えることによって、
三島の思想的帰結の宿命をみたいのである。
山内由紀人「三島由紀夫vs.司馬遼太郎 戦後精神と近代」より
豊饒の海読み終わった
ナイス聡子!
そしてナイス慶子!
恥ずかしながら、英霊の聲でただ一つ分からんのが、
>>788の部分なんだな。
神であらせられるべき二度の機会の意味。
一度目は分かる。決起将校達の意を汲んで(たとえ彼等を厳罰に処そうとも)、
皇道を正していただきたかったということだろう。
しかし二度目は? 人間宣言のこと? 人間宣言をせず、黙って退位せられる
べきだったということだろうか。もし昭和天皇があの時点で退位なさっていたら、
遠からず天皇制は消え去っていただろうと思う。三島もそれを望んではいまい。
>>791 退位をしろという意味でなくて、単に人間宣言だけを批判しているのだと思います。象徴天皇になるのは
非難してないようですから。
わざわざ、朕は人間だよ、と宣言する必要はなかった、と批判しているのでしょう。
人間である深みにおいて英霊のために、終戦後も「神」の誇りを持っていてほしかったということでは?
>>792 その反論が出るだろうとは予想していた。英霊の聲を素直に読めば、当然そういう解釈に
なる。しかし、どうも合点がいかんのだな。
人間宣言を発するか、退位するか、昭和天皇にはその二つしか選択肢がなかったと思う。
退位すれば、天皇制の土台が揺らぎかねない。だから、昭和天皇は皇統を護るために
人間宣言をなされたと個人的には思うわけだ。英霊達は皇統が滅びても、天皇は神たれ、
と願ったのだろうか?
ただ、これには異論も多かろうと思うので、別の観点から疑問点を挙げると、英霊の聲では、
「(機会を)逸したまうた」とある。これは何かを為すべきときに為さなかった場合に使うもの
であって、何かを為すべきでないときに為した場合に使うのは変ではあるまいか。
人間宣言をすべきでないのにした、これは機会を逸したと言えるだろうか?
神でましますべきときに神にましまさなかった、の意味としても、どうもしっくりこないんだな。
>>793 昭和天皇はGHQに二者択一を迫られていたのでしょうか?
ちなみに三島は、問題提起という文で、昭和天皇の人間宣言は無効だ、みたいなことを述べていて、
天皇という存在はその後も神聖不可侵なままだと主張してますね。
どうしても人間宣言自体を認められなかったのだと思います。
機会を逃したという意味は、どんな圧力があろうと「神の威厳」を黙って保つことを
逃したという意味じゃないかな。
>>794 横レスですがー
マッカーサーは天皇を退位させない方が得策と考えた。
だから天皇を不起訴(戦犯として)とした。
もし統治者が違う人であったらー天皇のその後がどうなっていたかは分からないよね。
798 :
吾輩は名無しである:2011/11/24(木) 10:38:43.08
>>797 感動かつ同意させていただく。
この悔いはいずれ晴らさなければなるまい。
799 :
まぐな:2011/11/24(木) 14:25:38.74
>>488 水戸人は「皮肉屋の血」を持つと書いているな三島は。確かに、そういう部分はないわけではないかもしれない。
明日は三島由紀夫の命日
特番ないの?
BS11では土曜にやるみたいだけどここだけ?
801 :
吾輩は名無しである:2011/11/24(木) 16:01:49.09
これね↓
2011/11/26
10:00〜10:45
報道原人「三島由紀夫と平凡パンチの時代」
BS11(BS)
今月25日は作家・三島由紀夫の命日。死までの3年間を共に過ごした「平凡パンチ」の元担当編集者・椎根和氏に、その素顔をうかがう。
802 :
吾輩は名無しである:2011/11/24(木) 16:05:01.23
>>801 それだね
ブルレコで検索したらそれしか引っかからなかった
寂しい
去年は自決40年ということでいろいろあったの?
みのもんたの今日は何の日で明日やんないかなあ
あれもう終わったんだっけ?
>>802 おもいっきりテレビはもうやってなくて、ヒルナンデスとかいうつまんない番組に変わってるよ。
そこでは今日は何の日はやってないと思います。
>>803 残念
せめてきょうは何の日くらいは受け継いでほしかった
明日どこもやらないのかなあ
テレビマスコミは節目の年以外は特集しないと思う。
特に今年はTPP推進に動いているから三島の遺言は封印したいのがマスコミの流れでは。
こんな時代だからこそ三島先生の自決を特集しないと駄目だよ!
そうでなければ先生の死は犬死になる。
先生の魂は今に生きているのだと確認する為にも2時間の特番でやらないと。
先生の予言通りの日本になってしまった。
こうなったのは誰のせいなのか?
41年前に本気で日本を憂いて自決した真の武士がいた事を我々は忘れてはならんよ。
もっと先生のご意思を若い世代にも伝えたい。
日本は惜しい人材を亡くしてしまった。
807 :
吾輩は名無しである:2011/11/25(金) 01:41:48.97
>>806 ハイテンションなことをローテンションで書いてるなー
>>807 三枚目が「ボクノカンガエタ未来都市」で面白いwこれアジア人の都市じゃねえよ。
809 :
吾輩は名無しである:2011/11/25(金) 04:35:49.58
満州はへんに欧米的だからな
逆だと思うが、その根拠は?
三島由紀夫氏を追悼 福岡憂国忌
2011.11.24 02:12
昭和45年11月25日に東京・市谷の自衛隊駐屯地で割腹自決した作家、
三島由紀夫氏を追悼する「福岡憂国忌」(主催・福岡憂国忌実行委員会)が23日、
福岡市東区の福岡リーセントホテルで開かれた。1千人以上が参列し、国を憂い、再生を願った三島氏を追悼した。
会場には三島氏と、三島氏を介錯したのち自身も割腹自決した森田必勝氏の遺影が掲げられ、2人を慰霊する神事が執り行われた。
続く式典では、参列者らが黙祷(もくとう)をささげた後、
「日本を骨抜きにしてしまった憲法に体をぶつけて死ぬ奴はいないのか」などと呼びかけた三島氏の檄文(げきぶん)が朗読されるなどした。
式典後には、沖縄・尖閣諸島沖の中国漁船衝突映像をインターネット上に流した一色正春・元海上保安官が講演。映像を非公開とした当時の政府の対応に触れ、
「中国漁船は故意に衝突してきたが、国内外で日本側に非があるように思われた。あの映像を見ていないからだ」と、映像を公開した理由を説明した。
http://sankei.jp.msn.com/region/news/111124/fkk11112402130000-n1.htm
ツイッターでも三島の話題が出てるけど
何の因果か一番上がPHP研究所だった。
813 :
吾輩は名無しである:2011/11/25(金) 13:05:07.41
814 :
まぐな:2011/11/25(金) 22:25:47.87
チワワ居ていつも寒なり憂国忌
1970年11月23日、昭和天皇は新嘗祭の負担軽減のため暁の儀に欠席、
その2日後の25日に三島由紀夫が割腹自殺。
2011年11月23日、現天皇は初めて新嘗祭を欠席、
その2日後の25日に女性宮家の構想が浮上。
11月25日は、大正天皇が引退させられ、裕仁が摂政になった日でもある。
ツイッターってこんな長く書けるんだな
816 :
吾輩は名無しである:2011/11/26(土) 09:13:24.56
700 名前:吾輩は名無しである[] 投稿日:2011/11/12(土) 02:20:28.27
何度でも言う、TPPに関してだけは。
与党も野党も右も左も関係ない。
この国の全てを売り渡すのか、守るのかのどちらかだ。
今の日本の現状を鑑みれば、
TPP参加でより一層困窮するのは、低所得者が大半だ。
一部の金持ちや権力者が得をするTPP参加には、断固反対である。
701 名前:吾輩は名無しである[sage] 投稿日:2011/11/12(土) 09:54:17.61
やっぱりTPPは裏でキッシンジャー(ユダヤ)が糸を引いていたね。
中国と密約して、日本の自主防衛を阻止して、三島のクーデター計画も潰した黒幕、
ユダヤ人の手先キッシンジャー。
奴らが勝手に決めた核停条約を、三島は不平等条約の再現だと言って、あと二年のうちに
自衛隊を国軍にしなければ永久にアメリカの傭兵だと遺言を残した。この、あと二年というのは、
沖縄返還のこと。日本は沖縄返還という名目と引き換えに、永久に自主防衛を放棄させられたのです、
キッシンジャーと中国の裏の密約によってね。
今回のTPPも中国のなかに入りこんだユダヤ財閥とアジア支配に向けて計画したことだと思う。
舛添要一って三島由紀夫の悪口言ってたらしいね。
ああいうリベラルぶった偽保守政治屋が三島の真の敵だったんだろうと思う。
818 :
吾輩は名無しである:2011/11/26(土) 12:34:59.19
キッシンジャーて中国の密約ってなに?三島のクーデターを裏で阻止したの?
三島先生を右翼呼ばわりする連中は左翼か売国奴
彼は右でも左でもない、真の保守
三島先生や田母神閣下のような勇者こそ国のトップに立つべき
820 :
吾輩は名無しである:2011/11/26(土) 13:45:16.19
こないだ西部氏の番組に出演されていたのですが田母神氏は本当に鋭いお方でおどろかされます。
日本人は今後情報戦でどんどん侵食されていってしまうだろうと危惧されていましたね。
821 :
吾輩は名無しである:2011/11/26(土) 15:35:13.95
三島は読まれなくなったのだろうか
822 :
まぐな:2011/11/26(土) 15:39:14.78
田母神持ち上げてるやつは正気か。
若松孝二の映画の話はどうなったのよ。
金閣寺のように理想と現実に幻滅し自己崩壊が始まる作品って他に無い?
妄想に支配されラリって最後はとんでもないことやらかすみたいな
825 :
まぐな:2011/11/26(土) 16:23:30.40
バカだろうが何でもかんでも持ち上げようとするのがネトウヨ(チワワも三島に詳しい以外はほとんどネトウヨ的だな)のダメなところなんだ。
マグナは女性の味方なんじゃないの?チワワさんは例外なの?
>>824 金閣寺ほどのダイナミックさはないけれど「愛の渇き」も最後はとんでもない結末でした。
「奔馬」の最後もファナティックな展開だけど、比較的抑えた描写になってますね。
>>818 米中会談で、キッシンジャーが日本の悪口言ったりしてる反日ぶりが近年明らかになってますよ。
JAPを発展させすぎたとか言って、中国にすりより、日本を押さえつけることを密談してます。
40:七つの海の名無しさん2011/11/12(土) 13:00:42.34 ID:E+oYV9HJ
Amazon.com: China's Communist Party: Atrophy and Adaptation ...
www.amazon.com ? ... ? Asia ? China - キャッシュ - このページを訳す
Amazon.com: China's Communist Party: Atrophy and Adaptation (9780520260078):
David Shambaugh: Books. ... A recent MIT study recommended cooperation instead
of competition between US and China space interests. This book
MIT Study Chinese Communist Party
で検索すると、中国軍の将校がアメリカのMITに留学している事実がわかる。
そしてMITの拠点は竹中平蔵の組織でもある。また独立産業法人rietiの組織とも
つながりが深い。
またブッシュ大統領は中国で10兆円の資産を共産党と共同経営し、
委託管理はキッシンジャーアソシエイツが取り仕切っている。
これはデマや陰謀はなし。正式報告だ。
ようするに、アメリカどもと中華のテロリストは一緒であり、連合体である証拠だ。
41:七つの海の名無しさん2011/11/12(土) 13:02:09.20 ID:E+oYV9HJ
キッシンジャー・周恩来「日本の再軍備を封じる為に在日米軍がある、表で米中対立を演じ裏で共謀して日本を封じ込める」
830 :
吾輩は名無しである:2011/11/26(土) 19:01:01.70
生前美輪明宏と交際してたんじゃなかったか?
>>830 私が調べた感想では、美輪明宏さんと三島は恋人ではなかったと思う。
妖艶な外見には惹かれてはいたようですが、友人以上の関係ではなかった感じがします。
832 :
吾輩は名無しである:2011/11/26(土) 22:39:46.00
平安文学は残ってるだけでも恐ろしいのに内容もさらに飛んでるw
363 名前:渡る世間は名無しばかり[sage] 投稿日:2011/11/26(土) 21:34:37.06 ID:ZzSkzjv0 [8/21]
>>265 井原西鶴 好色一代男
世之介が一生のうちに交わった人数について、「たはふれし女三千七百四十二人。小人(少年)の
もてあそび七百二十五人」と作品中で書かれている。
当時は男色(衆道)が庶民の間でも一般的で、特段珍しい行いではなかった。
男の娘が実際出るかどうかは読んだ事無いのでわからん
豊饒の海後半の慶子さんはちょっと美輪さんのイメージ
たしかに似てますね、天使殺しのところとか。
(読者の声2)貴誌前号、三島の死に関連して西村真悟氏は言う。
(引用始め)「無国籍で、無機質で、ニュートラルで、抜け目のない」、日本の国体の
ことなど考えたこともない輩が政権を握り、抜け目なく損得の計算をしただけで、我が
国の国柄を破壊する「TPPと称するアメリカの多国籍・無国籍の巨大企業体の罠」に
我が国を提供しようとしている」
(引用終り)
多国籍・無国籍の巨大企業体に国家がのっとられ、国の精神がなくなってしまったのはアメリカも同様のようです。
http://grandpalais1975.blog104.fc2.com/blog-entry-441.html このブログでは、イーグルスのアルバム「ホテル・カリフォルニア」の歌詞がまさに現代アメリカの問題点を正確にえぐっている、と紹介しています。
(引用始め)
「So I called up the Captain、'Please bring me my wine'
He said 'We haven't had that spirit here since 1969'
ワインある?とウェイターに頼むんですね。「ホテル」なので。すると、「そんなスピ
リットは1969年以降、置いていません」と。
スピリットはアルコールの意味もありますが、この歌詞の意図は、精神とかけています。
そして、ホテル・カリフォルニアというのは実はアメリカという国家そのものを指していると見てよいでしょう。つまり、1969年以後、アメリカには「精神」がなくなってしまった、と嘆いているわけです」
(引用終り)
三島事件が1970年ですから、ほぼ同時期にアメリカでも「精神」がなくなった、とする曲が建国200年の1976年に発表され、以後のアメリカは強欲な資本主義に突き進み、格差が拡大していきます。
この記事に続き本題として、MSNBCというニュース専門チャンネルのスクープによる「ウォール街占領運動に対抗する金融業界の計画」とされるものが紹介されています。
一部引用すると、「民主党がウォール街占領運動を取り込むと、ウォール街にとって長期的な不利益になる」、「しかし、最大の懸念は2012年の選挙ではない。
最大の懸念は共和党がウォール街を守らなくなってしまうことである」等々、1%側の警戒心がよくわかります。
ウォール街のデモに参加した元警部のプラカードは「ニューヨーク市警よ、ウォール街の傭兵になるな!」だったのに、元警部はそれは間違っていた、「彼らは既に傭兵だった」とまで言うのですから事態の深刻さが伝わってきます。
(PB生、千葉)
837 :
吾輩は名無しである:2011/11/28(月) 04:34:26.36
>>831 三輪さんは実際三島のような「男臭い」男性は苦手だったんじゃないですかねw
>>835 アメリカは話してる言葉は英語だけど白人社会じゃなくなっちゃいましたからね。
ケネディが死んでからという訳じゃないでしょうが
アメリカにも保守と革新があり革新主義が勝利してしまった。
838 :
吾輩は名無しである:2011/11/28(月) 04:48:09.10
マッカーサーなどをみるかぎり、昔の白人系アメリカ人は宗教や文化、皇室には一定の理解があった。
しかし60年代以降のアメリカはマルクス主義や共和主義、つまりフランス革命の系統が支配している。
そしてそういう背景のもと日本でも自由主義勢力が現に勝利しているわけだ。
彼らはいずれ天皇制を終わらせるつもりで居るだろうな。
839 :
吾輩は名無しである:2011/11/28(月) 04:49:55.22
それと、関係ないが皇宮警察?の黒地に金の装飾の入った制服がカッコいいw
840 :
吾輩は名無しである:2011/11/28(月) 14:15:19.05
三島が常に危惧していたのは日本の軍隊が欧米型の軍隊、
連合国軍のような「軍隊は軍隊、君主は君主」というふうになってしまう事だった。
つまり三島が祖国防衛隊にかけた願いとは民兵という
事もあるが本質としては単なる立憲君主制国の軍隊というのではなく
「帝国防衛軍」としての軍隊のあり方であったに違いない。
あるいは祖防隊とは陸軍の中の花形のような存在として
確立すべきと言うような事ではないのかなと。
憂国の描写は痛々しい
>>837 しかし黒人の大統領が誕生したことにケネディ兄弟(特にロバート)
は天国で感慨無量でしょうね。
>>840 中曽根康弘がアメリカに告げ口してゐるうちは実現できないだらう。
by魅死魔幽鬼夫
>>832 平安じゃないだろ
美輪の話面白かったけど澁澤には創作上のインスピレーション受けたのかな
846 :
吾輩は名無しである:2011/12/01(木) 10:33:19.02
紅白の出場者を見ていると半分妥当半分出るなよって感じ。
松田聖子母娘はいいと思うが、学校行かずに芸能活動しているガキ2人に、パチンコ台とバチンコ店広告に出ている奴、
ド下手なアニソン女、そして整形丸出しの天狗になってる韓流3組って所か。皆で大晦日抗議しよう。
来年は外国人地方参政権等の亡国法案を突然持ち出してくる可能性が高い。民団の圧力によって。
竹島を不法占拠しているのに、しかも韓国では竹島は韓国領土であると歌った歌手が紅白に出場することにもっと抗議するべきだ。
三島曰く「僕の良いところも悪いところも全部”憂国”に書かれてある」
憂国主人公の良いところ?
同じ釜の飯を食った仲間をどうやっても殺せない。所詮半可者であってしまった自分を切腹して許してもらうわ。
憂国主人公の悪いところ?
同じ釜の飯を食った仲間だが状況が変わってしまった。殺さねばならぬ敵だと確信できん奴は軍人足り得ない。
私が憂国主人公の上司なら?「無駄骨折らせおって・・・ド阿呆」と言い放つだろう。
憂国主人公の奥さんに対して良いところ?
奥さんを置いて逝かなかったところ
憂国主人公の奥さんに対して悪いところ?
後家ではあるがまた違った未来があったのかも知れない。あの気性の女では無理か。
848 :
吾輩は名無しである:2011/12/02(金) 05:27:55.67
三島は作家としての自分の良いところも悪いところもっていっているんだろ。
憂国の良いところは圧倒的に完結した美的構造を表現したところ。
悪いところは読者に解釈の余地を与えないところ。
って感じかな。
美しい星は主人公一家はUFOとコンタクトした感じだったけど、
3人組の方は目撃しただけなんだよな。
3人組の存在意義って…まぁみんなそんなもんかw
美しい星の危機意識は冷戦時代を越して、今のイランなど中東とイギリス、アメリカに火種として残ってますね。
「憂国」は「壱」だけで終わってると思うのだがw
852 :
吾輩は名無しである:2011/12/03(土) 04:18:37.69
美しい星の3人組は仙台のやつらなんだよ。
読むと三島が仙台の観光要所を丹念に取材しているのがおもしろい。
大年寺山、広瀬川、藤崎デパート、青葉城址、農業試験場、
プチ情報だが、3人がUFOを目撃する大年寺山には、三島賞作家の佐伯一麦がすんでいる。
またそこにはミシマニアの直木賞作家の小池真理子が出た宮城第三女子高がある。
854 :
吾輩は名無しである:2011/12/04(日) 05:35:13.31
美しい星ってSF小説「幼年期の終わり」?のオマージュ作品ですか?
午後の曳航面白かったです
午後の曳航は分かりやすいから最初は評価しやすかったけど
あとになったら駄作だと思うようになった
あんなガキいねえよw
857 :
吾輩は名無しである:2011/12/04(日) 19:25:50.05
それを言ちゃあ お終いだよんw
「幼年期の終わり」のあらすじ見たら似てるみたい。
何でも区切りたがる西洋と意味なく永遠を信じてる東洋の違いはありそう。
三島由紀夫が意味なく永遠を信じてるってわけじゃないけど。
「幼年期の終わり」のあらすじがどう書いてあるのかしらんが、
全く似てないぞ。どこが似てると言うんだろう?
三島が「幼年期の終わり」を好きだったのは確かだが、
オマージュと言えるようなもんじゃなかろう。
861 :
858:2011/12/04(日) 22:12:24.38
ラストは宇宙に向かう少数と破滅に向かう地球人じゃなかったっけ?
美しい星は「地球にも希望はある」ってニュアンスはあったけど。
オマージュじゃなくて上書き?
さっき藁貸しが書いてたよ
ここには来ないんだね
500 名前:(o`.´o)harukimurakami ◆m0yPyqc5MQ :2010/12/30(木) 13:46:41
やはりマゾちゃんの読解力は凄いですねぇ〜(笑)
日本語ひとつを獲っても日本文化とするなら、日本国土に日本文化(日本語)を継承する者が望ましい訳でしてねぇ〜(笑) 「民族の自存的な立場」でいいならフランス語や英悟を喋る日本国籍を持った外来者(笑)、
見た目は東洋人の中国人でもいいことに鳴り増す殻ねぇ〜(笑) 日本語を一応は喋る(笑)在日作家クンニカス平野ではてんで離しに鳴り増せん〜(笑)
さっきこれコピペしてる人がいた
>>854 その本、三島が激賞してたから読もうと思って買っていながらまだ読んでなかったわ。
早く読まなきゃ。
>>862 元気そうですね。↓
16:(o`.´o)materialist◆m0yPyqc5MQ :2011/12/03(土) 18:36:00.88
ルサンチマンは藁貸し増すねぇ〜(笑)
でもこのトリップ、同じの使ってる人が何人もいるね。
◆m0yPyqc5MQ ←トリップ「#+」(+は全角)
そういやあ、佃煮はいつの間にかトリップも変えたんだな。
コテ名を変え、トリップも変えか。証拠隠滅を図ってるのか?
砂場でウンコをした猫が必死で砂かけしてる姿が思い浮かぶw
外人に一番人気のある作品ってどれなの?
金閣寺?
自分とこの掲示板のスレッドを三つも消して、
名誉毀損や脅迫、ストーカーなどの犯罪の証拠隠滅した作家がいたっけな。
津原泰水という。
>>867はそいつの何だ?
>>870 そう?変わらず元気ですよ。( @・∞・@)
気遣ってくれてありがとう。優しいんですねー、佃煮あまなさん。
今、高岡蒼甫がその後どうなってるのか気になってます。
天才は死なず
女系容認論者は売国奴である、日本が美しい国になるには万世一系の物語が必要だから。
歴史の統一性を兼ね備えたブータン王国が美しいのはそのためであり、そこには美しい軍隊も自然と立つ。
日本人はアメリカが正しいからとアメリカと一緒に平和な世界秩序を守っていこうと考えるのはやめにすべき。
アメリカに誠がないことを日本人はもっとよく知らなければならないし、アメリカに付いてったら日本までもが汚い国になりかねない。
アメリカは美化するに値しない糞国、朝鮮ドラマとおんなじで美化した目で見るのは非常に危険。
そんなのはゴメンだし、朝鮮人だけがついてけばいい。
そして日本こそ本来美化されなければならない国である。
これからは首相公選制で指導力ある政治家を直接投票で選んでネットも駆使して愛国的な
世論誘導を行えばきっと日本は蘇る、安倍首相の言ってた以上の「美しい国」にね。
朝鮮やアメリカ連中は祖国が嘘偽りの歴史整形国だから日本にそうなられると困るわけだ。
これから日本はアホみたいに平和主義と偽りの未来を目指す名誉アメリカ人の左翼国家を
覆して占領憲法を無効にし、日本文明の粋を集めた究極的に完成された美しい国を目指すべき。
実際、この源田氏を含め帝国軍人はそんな優秀ではなかっただろう。
所詮昔ながらの盆暮れた日本人であり、そのため無理な戦術もやったしそれによって
貴重な兵の命も無駄にしてきたかもしれない。
しかしそうした軍人を含め、あの戦争は今後は絶対に美化されなければならないのである。
戦前の日本があたかも神であるかのようにな。
日本人は結果的に総力を挙げて伝説的な戦いをやってのけたと思う。
そして軍人ではないが三島もまた、彼はあとを追うようにして未来の帝国の姿を信じて散っていった。
そして日本帝国の復活なくして特攻で散り、不名誉に裁かれた靖国の英霊がどうして浮かばれようか。
将来のことを思うならば日本人は嘘偽りの平和をやめて戦前の軍人や指導者を徹底的に美化・賞賛していくべきだ。
花形参謀・源田実 海軍大佐
http://ec2.images-amazon.com/images/I/61mc8S%2B4gsL._SL500_.jpg http://pub.ne.jp/bootan/image/user/1286113877.jpg http://p2.la-img.com/456/9290/1886524_1_l.jpg http://www.youtube.com/watch?v=nEtSvQSK-iA
アメリカが左翼国家というのは正しい認識ですね。
876 :
吾輩は名無しである:2011/12/11(日) 11:09:22.56
「我が国旗」
徳川時代の末、波静かなる瀬戸内海、或は江戸の隅田川など、あらゆる船の帆には白地に朱の円がゑがかれて居た。
朝日を背にすれば、いよよ美しく、夕日に照りはえ尊く見えた。それは鹿児島の大大名、天下に聞えた
島津斉彬が外国の国旗と間違へぬ様にと案出したもので、是が我が国旗、日の丸の始まりである。
模様は至極簡単であるが、非常な威厳と尊さがひらめいて居る。之ぞ日出づる国の国旗にふさはしいではないか。
それから時代は変り、将軍は大政奉くわんして、明治の御代となつた。
明治三年、天皇は、この旗を国旗とお定めになつた。そして人々は、これを日の丸と呼んで居る。
からりと晴れた大空に、高くのぼつた太陽。それが日の丸である。
平岡公威(三島由紀夫)11歳の作文
サンフランシスコ講和条約には、「とんでも」条項があります。連合軍諸国は、日本の資産を自由に収奪してよい、のです。
ただし、過度に収奪し過ぎるとその後の日本の戦後賠償能力に支障をきたすおそれもあるので、収奪の加減には注意を払うべきである、と。
サンフランシスコ講和条約には連合軍諸国と日本は、互いにお互いの主権を尊重しあい、と書いてあるが、
問題は、連合軍諸国はNation (=国家)なのに対し、日本は、People (=人民)となっている。
日本の国家として主権は尊重されてない。
サンフランシスコ講和条約は、日本の国家主権の放棄と、連合軍諸国による日本資産の自由な収奪、です。
今日でも、この条約は有効です。
日本人は、一所懸命、働いた割には豊かにならない、それは、戦後体制の枠組みとして、そうなっているのです、今日でも。
>>868 映画になった午後の曳航や、金閣寺だと思います。
879 :
吾輩は名無しである:2011/12/14(水) 01:25:32.95
自衛隊の治安出動がなくなったということは、憲法改正がなくなったということ。これの意味がわかりません。誰かおせーて
880 :
吾輩は名無しである:2011/12/14(水) 02:09:42.58
容共団体による暴力革命には刑法上の騒擾罪が適用され、
軍隊による治安出動が要請され得る。
そしてその際には憲法が停止がなされるので
この停止状態にある戦後憲法を暴徒鎮圧と同時に改正しましょう
というロジックでしょうね。
まあ、そういう荒療治でもしないと
硬性憲法たる現行憲法の改正は殆ど不可能に近い。
と三島由紀夫は考えたわけです。
881 :
吾輩は名無しである:2011/12/14(水) 12:31:36.97
うーん、でもあの時自衛隊を出動させていたら、日本が内紛?みたくなった可能性もあったかなと思うと、出動させないでよかったような気がする。
内紛のような痛みを伴わなければ憲法改正は無理
883 :
吾輩は名無しである:2011/12/14(水) 17:21:43.43
軍隊(国軍)というのは自国民に銃を向ける(統治権力の維持)のが本来の姿
↓
戦後最大の騒乱状態でも警察権力のみで対応可能だった
↓
つまり国軍が無くても対応可能
↓
憲法改正不要。ということ。
885 :
吾輩は名無しである:2011/12/14(水) 18:43:46.93
>>883 一行目からして意味不明
本来の姿を何からどう導き出して定義したのか
とりあえずその一行について、3段論法のように説明して欲しいとこだな
自国民に銃を向ける(統治権力の維持)のが本来の姿
明治以前の話みたい
まあ今の民主党政権(売国)みたいになってくると、将来軍隊が政府を倒さなければならない事態もやってくるから、
ちゃんと自衛隊を国軍として明記しておく必要はありますね。
政権交代は「アメリカから東アジアに軸足を移しましたよ」
を伝える単なる全面広告だと思う。
人権侵害保護法なんていうのが成立したら、三島の「命売ります」のなかの朝鮮人マフィアの
「三国人」という言葉も抹消されちゃうかもね。
三島存命時でも「にっぽん製」で元の原稿では「支那そば」なのが、「中華そば」に直されたようだし。
>>889 実際はさらにアメリカに占領で、その命令による韓国スワップ、アジアへの単なる仲介屋みたいな
使いっぱしりにさせられてるのが加速化してるだけのようです。
>>891 それが現実でも
「ホントはアジア主義で行きたいのに
無理やりアメリカに拉致られてるボク達涙目w」
ってキャラ設定は変えてないと思う。頻繁に中華料理屋で会合したり
話題が三島から離れていく〜w
894 :
吾輩は名無しである:2011/12/14(水) 23:55:06.81
895 :
吾輩は名無しである:2011/12/15(木) 04:24:59.40
「三笠・長門見学」
船は横須賀の波止場へ着いた。ポーッと汽笛が鳴る。私達は桟橋を渡つた。薄曇りで、また酷い暑さの今日は、海迄だるさうだ。
併し、僕達は元気よく船から飛び出す。三笠の門の前に集合し、そして芝生の間の路に歩を運ぶ。艦前に来て
再び集まり、三笠保存会の方から、艦の歴史やエピソォドを伺つた。
お話が終ると私は始めて三笠を全望した。
見よ! 此の勲高き旗艦を。そしてマストにはZ信号がかゝげられてゐる。
時に、雲間を割つて出でた素晴らしき陽は、この海の館を愈々荘厳ならしめた。艦頭の国旗は、うすらな風に
ひるがへり、今にも三笠は、大波をけつて走り出さうだ。一昔前はどんな設備で戦つてゐたのか、早く見たくなつた。
やがて案内の人にともなはれて急な階段を上り、艦上に入る。よく磨かれた大砲が海に向つて突き出てゐる。
こゝで日本の大きな威力が世界に見せられたわけだ。伏見宮様の御負傷の御事どもをお聴きして、えりを正した。
其処此処に戦士者の写真が飾られてあるのも哀れだ。
私達は最上の甲板に登つて東郷大将の英姿を想像してみた。手に望遠鏡、頭上には高くZ信号。……皇国の興廃
此の一戦にあり、各員一層奮励努力せよ……。とは単なる名文ではなくて、心の底から叫んだ愛国の声ではないか。
士官の室が大変立派なのにも驚いた。又会議室へ行つて此処でどんな戦略が考へられたかと思つた。艦の全体に
ペンキで戦痕が記されてある。こんなに沢山弾を受けたのに一つも艦の心臓部に命中しなかったのは畏い極み乍ら、
天皇の御稜威のいたす所であらう。艦を出て、暫時休憩し、昼食を摂る。休憩が済むと、再び海に沿うた道を歩く。
そここゝにZ信号記念品販売所等と看板があるのも横須賀らしい。さうする中に海軍工廠の門内へ入つた。
クレーンや、色々の機械の動く音と、金槌の音が、あたりを震はせてゐる。「今造つて居る戦艦は、十一月に
進水式をするのです」と案内の人が言つた。あちらでは古い旗艦を保存してゐるのに、こちらでは新しい軍艦が
どんどん生れて来てゐる。一寸面白く思つた。
(続く)
平岡公威(三島由紀夫)中等科一年、12歳の作文
「三笠・長門見学」
其の内にランチへ乗る。さうして五分も経たないで長門につく。先づ此れを望んで、さつきの三笠と較べて見ると、
余りにその設備の新式なのに驚いた。艦上には四十糎(サンチ)の素晴らしい大砲がある。其の太い砲口から
大きな大きな砲弾が出たらどうであらうと思ひ乍ら、案内の人にともなはれて下へ行く、水兵さんの頭を
刈つて居る所、色々な室、何も彼も物珍らしく面白い。時間が無かつたので、ゆつくり見学することが出来ず
残念であつたが、記念撮影をして再びランチに帰つた。あゝ日本の精鋭長門、こんな軍艦があつてこそ、
日本の海は安全なのであらう。ランチが着き菊丸まで歩いて、かうして今日の有益な見学を終つた。
平岡公威(三島由紀夫)中等科一年、12歳の作文
俺はゲイではないが
禁色を読んでる途中、勃起してしまった・・・(´・ω・`)y━・~~
ふん
「美しい星」に登場する暁子が産婦人科に行って、産婦人科医がカルテに「独」と「妊」のハンコをパコ、パコって押したんだ。
暁子はそれを見て、ニタ〜って変な顔で笑ったんだ。産婦人科医は暁子の変な笑い顔を見てビクッ!としたんだ。
え?いや、それだけなんだけど。
そうなの。
902 :
吾輩は名無しである:2011/12/19(月) 21:47:57.53
自衛隊の主務は災害派遣という実態を三島はどう思うだろうか。当時も災害派遣ってあったの?
ようやく俺も『金閣寺』を面白いと思えるようになった…気がする。
>>902 災害派遣は前からあったようです。
三島の防衛記述に、災害時も含めた戦時の敵への対処のことがあります。
戦後はもっぱら災害派遣だけの団体にされてたんでしょう。
竹島が略奪されているのも、自衛隊が全く本来の機能を禁じられていた証拠でしょうね。
905 :
吾輩は名無しである:2011/12/21(水) 18:24:24.75
<金総書記死去>訃報発表前に正恩氏が全軍命令 指揮権掌握か
聯合ニュース 12月21日(水)15時42分配信
【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の新しい指導者に浮上した金正恩(キム・ジョンウン)氏が、
金正日(キム・ジョンイル)総書記の死去を発表する前に全軍に「金正恩大将命令1号」を
伝達していたことが21日までに分かった。
これは一部の観測と異なり、正恩氏が人民軍の指揮権を完全に掌握していることを
裏付ける事例だ。しかし、韓国政府はこうした事実を金総書記の死去発表前に把握できず、
対北朝鮮情報収集力や分析体系に大きな問題があることを露呈した。
韓国政府消息筋によると、正恩氏は「金正恩大将命令1号」で、全軍に訓練を中止し、
直ちに所属部隊に復帰するよう命じた。金総書記の後継者の正恩氏が人民軍に初めて
下した命令で、間もなく人民軍最高司令官になることを暗示しているという。
一部ではこれまで金総書記が急死すれば、正恩氏が人民軍を完全に統制できないとの観測があった。
悔しいかな、三島の求めた天皇ってこういうことだったんだよな。
国のトップが将軍で指揮権を発動し軍隊の象徴として預かる。
君主先制の天皇を。
金は皇帝ではないがこれがもし天皇でやれてたのならとおもうと
先人の凄さ、天皇と日本国の潜在的な凄さがわかるわな。
そして三島の凄さが。
906 :
吾輩は名無しである:2011/12/21(水) 19:04:56.51
YouTubeで英語で答えるインタビューを見た
本当に英語が堪能だったんだな
907 :
吾輩は名無しである:2011/12/21(水) 21:18:22.73
津島由紀夫
909 :
吾輩は名無しである:2011/12/23(金) 21:02:36.41
三島って、天皇が世界的に国王より上のエンペラーであるということをかわって天皇中心の日本とかって言ってたの?
うん。
911 :
吾輩は名無しである:2011/12/24(土) 10:15:35.53
×かわって
○わかって
日本のは中国の皇帝を名称だけ真似しただけどな
異民族国家まで支配下におさめた国家の元首が皇帝(エンペラー)なら、
日本のは皇帝じゃないわな。もとは異民族国家もあったのだとしても、
結局国語まで統一しちゃたんだから。
満州は各地の言語まで統一してないでしょう。
日本の天皇は現在唯一残っているアジア皇帝です。
天皇陛下もクリスマスケーキを食べるのでしょうか。
美智子妃は食べます
>>914 オフでそれを言う勇気ないくせに。平成ウヨは本当根性なしばっかだよな。
禁色忌じゃないの?
石平されて立派な人だね。石平さんみたいなちゃんとした中国人が中国共産党では生きられないのね。
書評家の西尾幹二さんは、今どちらで何をなさっているか、どなたかご存知ないですか?
西尾幹二さんは、宴のあとの解説書いてますね。同じ人ですよ。
「宴のあと」の最終章が「宴の前」。
実にシャレている。さすがに円熟期の作品だ。
同じ方ですか。ありがとうございます。
ニーチェ「悲劇の誕生」の中公文庫を持っているが(初版は昭和49年)、
これの訳者が西尾幹二だな。扉にこう紹介されている。
昭和10年東京に生まれる。東京大学独文学科卒云々。
三島よりちょうど10歳年下ということになる。三島は「悲劇の誕生」を
ものすごく評価していたわけで、西尾が三島シンパになるのは当然
と言える。朝生出演の頃はもう老いぼれて、口下手も災いしてか、
あまり説得力がなかったのは残念。それでも、小室某という半基地外に
比べれば百倍マシだったがw
保守系の人は「西」がつく人が多いね。西尾幹二、西部邁、西村幸祐、等々…
西尾氏はニヒリズムを虚無主義と翻訳されてしまったことを残念だとおっしゃってますね。
ニヒリズムという言葉そのものが該当する日本語が存在しないんでしょうねぇ。
本来のニヒリズムとは、虚無(価値の否定)から価値の再生、或いは価値の創成をはかるような意味あいなんでしょうか?
>>929 反骨主義みたいなものも含まれているのかも。ただの虚無とニヒリズムは別物でしょうね。
>>930 男女でやはり考え方に差異が出るような気が・・・
男は反骨に行くが女はその状況でやりくりを考える。
誰かおれに三島のお勧め教えてくれ。
今まで読んだやつのおれの評価
仮面の告白 イマイチ
金閣寺 そこまで評価する作品とは思わなかった。
春の雪 神作品
奔馬 同上
暁の寺 これもかなり好き。
天人五衰 これもかなり好き
潮騒 話が作られた感じがして普通と言う感じで普通。
葉隠入門 だいぶ前に読んだので忘れた。
>>932 「獣の戯れ」「純白の夜」「沈める滝」あたりがおすすめ。「美しい星」もいいよ。
高岡蒼甫さんを抹殺した反日朝鮮芸能界は異常。
三島先生もアメリカに支配される事は予見できてもまさか弱小国家である南朝鮮にすら支配されるなんて夢にも思わなかっただろうね
あのとき憲法改正していればこんな屈辱にはならなかったのに
しかも多くの国民が支配されている実感がないんだからな
これほど恐ろしいもんはないよ
北朝鮮と韓国が統一したら、ますます図々しい反日朝鮮勢力が拡大して、日本にああだこうだ文句や干渉して
人も今より侵入してきて逆に危険な気がするんだけど。
竹島を占領された時の三島さんはどんなお気持ちだったんだろう?
存命中の出来事なんだ・・
〈 明日の大晦日は【韓流紅白】の NHKに抗議しよう! 〉
・抗議先 NHK・日本放送協会
・抗議先TEL 0570−066−066 / 050−3786−5000
・抗議先FAX、03−5453−4000
・抗議メール、
http://www.nhk.or.jp/css/ 韓国人より日本人歌手を出演させろ!
>>937 それについて言及した文は見たことないですね。
でも親しくしていた自衛隊員によると、北朝鮮工作員は日本に侵入しているのは知っていたようなので、
それを含めて、より防衛意識が高まっていったと思う。
在日朝鮮人の金喜老事件では犯人に対して何もできない日本人に、将来の日本社会が暗示されていると述べてます。
文学板の皆さん、よいお年を(。・-・)
943 :
吾輩は名無しである:2012/01/01(日) 17:40:07.98
「美・・・美という奴は恐ろしい怕(おっ)かないもんだよ!つまり、杓子定規に決めることが出来ないから、
それで恐ろしいのだ。なぜって、神様は人間に謎ばかりかけていらっしゃるもんなあ。美の中では両方の
竿が一つに出合って、すべての矛盾が一緒に住んでいるのだ。俺は無教育だけれど、この事はずいぶん
考え抜いたものだ。実に神秘は無限だなあ!この地球の上では、ずいぶんたくさんの謎が人間を苦しめ
ているよ。この謎が解けたら、それは濡れずに水の中から出て来るようなものだ。ああ、美か!その上、
俺がどうしても我慢できないのは、美しい心と優れた理性を持った人間までが、往々聖母(マドンナ)の理
想を懐いて踏み出しながら、結局悪行(ソドム)の理想をもって終わるという事なんだ。いや、まだまだ恐ろ
しいこと事がある。つまり悪行(ソドム)の理想を心に懐いている人間が、同時に聖母(マドンナ)の理想を
も否定しないで、まるで純潔な青年時代のように、真底から美しい理想の憧憬を心に燃やしているのだ。
いや、実に人間の心は広い、あまり度過ぎるくらいだ。俺は出来ることなら少し縮めてみたいよ。ええ、畜
生、何が何だか分かりゃしない、本当に!理性の目で汚辱と見えるものが、感情の目には立派な美と見え
るんだからなあ。一体悪行(ソドム)の中に美があるのかしらん?・・・・・・
・・・・・・しかし、人間て奴は自分の痛いことばかり話したがるものだよ。」
(ドストエフスキー「カラマーゾフの兄弟」 第三篇の第三、熱烈なる心の懺悔・詩)
944 :
ジャネット ◆bIrqHKWDto :2012/01/01(日) 19:14:36.92
三島スレのみなさま、あけましておめでとう。
外人スレ
>>933 ありがとうございます。
とりあえず沈める滝を読んでみます。
また教えてください。
947 :
帝:2012/01/01(日) 22:21:52.29
関西土人種は息をさせるだけ悪い。悪さしかせぬ。すぐに滅ぼせ
948 :
hnドロ盗作しかできないキチガイのせいで自業自得311:2012/01/01(日) 22:26:09.40
白州
「日本人はそういう原則的なものの考え方を、ちっともしなかった。
くだらんことだけど、この違いでうまくゆかないんだ。〜
よく日本人は"まあまあ”って言うんだ。
まあまあ、で納めるのもいいんだよ。〜
だけども、本当の妥協ということは、原則がハッキリ
している所に妥協ということが出てくるんでね。 日本人のは妥協じゃないんだ。
単なる頬かぶりですよ。原則を ほったらかしといて
まあまあ(※プラス・夜道恐喝アラシ) で円く
納めようとする。納まってやしないんだ。
ただ問題をさきへやっとこう というわけだ。臭い物には 蓋をしろというんだよ。」
「臭い物は蓋をしないで、 いつか始末しなけれやならないんだから、
外へ出したらいいんだ。いつでも
そこらへんが意見の衝突をきたす所以だな。
そういうことは、僕は教育の問題だと思うね。」
今「教育もあるけどね、やっぱり生活だよ、ああ。」
白州「どうして日本人はそういう考え方を しないのかね。アングロサクソンだけじゃなくて、 西洋人ていうのはみんなそうだね。
日本人も維新前までは、とてもはっきりしてたらしいな。
昔の武士の一番大切なことは、それだったらしいな。」
あけましておめでとうございます。
明けましておめでとうございます。本年も宜しくお願いします。
こちらこそよろしくお願いします。
最近の若者は男が男であることを主張していないのでは…
電力会社広告出稿1位は意外や「ソトコト」(新聞では読売新聞)
http://media.yucasee.jp/posts/index/8580 1 ソトコト 75(0)
2 WiLL 50(14)
3 潮 31(24)
4 週刊新潮 29(12)
5 婦人公論 28(20)
6 プレジデント 23(9)
7 中央公論 22(10)
8 WEDGE 21(11)
9 文藝春秋 20(12)
10 Voice 17(14)
10 テーミス 17(4)
…意外というよりやっぱりと思った。
957 :
吾輩は名無しである:2012/01/06(金) 21:23:45.94
958 :
吾輩は名無しである:2012/01/06(金) 21:24:41.44
三島由紀夫といえば田中さんが有名か?
960 :
あざらし:2012/01/06(金) 22:15:32.65
田中さんの解説はいいよ
962 :
吾輩は名無しである:2012/01/08(日) 04:04:02.24
963 :
吾輩は名無しである:2012/01/08(日) 15:14:44.19
民族への虐殺やホロコーストは、あなた方の手で行われた。アメリカ先住民は、
その見本の一部に過ぎない。2〜3日前には、日本人は、あなた方の核兵器による、
広島・長崎での殲滅の62回目の記念日を迎えた。
そして、あなたのイラクへの不正な戦争の影響を考える人々の目に映るものの一つとして、
あなた方の民主システムの失敗がある。それが、正義や自由や、平等や、人間性というスローガン
を上げているにも関わらず。それは、これらの事柄を達成することを失敗しただけではなく、
それはこれらの事柄やその他のコンセプトを、その武器をもって現実に破壊している、
特にイラクやアフガニスタンで。
オサマ・ビン・ラディン氏のビデオメッセージ日本語訳:「平和の絵本で-和を地球へ」活動日誌
http://peaceactivity.blog50.fc2.com/blog-entry-481.html
民主党には憲法も道徳も誠意も感謝の念も存在しない。
存在するのは日本人を憎み蔑み復讐する事だけ。
やる事成す事血税を浪費し、なおかつ増税を強要、被災地援助より韓国援助、
日本人の生活よりも在日の生活、
愛国や国防よりも自虐心定着による罪悪感を植え付け
国民を奴隷化し犠牲にする政策ばかりだ。
日本国民なら断固抗議していくべき。
【日本人差別の典型例】
●「日本は良い国だ」と言った航空幕僚長→クビ
● 日本の潔白を証明する「尖閣ビデオ」を公開した海上保安官→クビ
●「日本なのに韓国ドラマばかりのフジテレビは変だ」と言った俳優→クビ 離婚
異常だろ。
日本人弾圧法の人権侵害救済法案が通れば、全日本人がこうなってしまう。
そうならないように断固阻止だ!
日本人タレントなら大騒ぎする隠し子スキャンダル。ミヤネ屋(元韓国人)の場合はほぼスルーですね。
靖国神社放火犯も本当は韓国人系の中国国籍なのにテレビでは「中国人」とだけ報道されてます。
大手マスコミでは完全に韓国批判はタブー化しているね。
高岡蒼甫さんも離婚報道の時に「芸能界のタブーにふれてしまった」と報道陣に囲まれたとき答えてますが、
テレビでは、そこは編集カットされました。
そして将来的には日韓トンネルができて、この傾向はますます悪化するでしょう。
日韓トンネル構想はアメリカの政策方針です。アメリカ政府にとってはアメリカのアジア戦略のためなら、
日本なんかなくなってもいいんですよ。
■竹島を韓国に奪われた経緯
戦後、アメリカGHQにより日本軍が解体させられ、自衛隊が存在しない期間(1945年8月から1954年6月までは
日本領土を守る組織がなかった)
韓国はその隙をついて竹島を不法占拠しようと考え、1952年に国際法を無視して李承晩ラインを一方的に設定。
日本の外務省は直ちに抗議、アメリカ・イギリスもそれを支持した。
韓国は竹島周辺で漁業をしていた日本の船舶を漁船に擬装した武装船で至近距離で警告なしに射殺、拿捕。
捕虜には地獄のような拷問を繰り返した。
328隻を拿捕、漁民3929人を拉致監禁、日本人44人を虐殺。
韓国は人質を解放する条件として日本の刑務所にいる朝鮮人凶悪犯罪者など472人を、放免して特別残留許可を
与えることを要求、日本はその条件を受け入れた。
同時期に、韓国政府は密入国朝鮮人の強制送還の受入れを拒否。
収容しきれなくなった密入国朝鮮人に日本政府は一時的な在留を許可した。
自衛隊は、1954年7月1日に設立された。
しかしいまだに竹島は占拠されたままである。
663:吾輩は名無しである :2012/01/07(土) 13:34:09.55
石原君の時の裏話
実は選考委員は三島由紀夫に入れたつもりだったんだよね
当時石原君は三島君にストーカーして一緒に写真に納まる売名工作を必死にやってたの
常に自分が一緒に納まった時上に来るように上に来るように(目立つように目立つように)納まってね
三島君は人が良かったから気にしてなかったし快く一緒に写ってたんだけど
選考委員は間違っちゃったわけ(上に写ってるのが三島だと)
当時の選考委員一同あとになってアレ?ってのはあったみたいだけど
本が売れたんでおkと言うことで収まったらしい
まあ戦後日本は写真週刊誌に始まってTVとメディア売名連中の楽園だから
その典型例だね
971 :
吾輩は名無しである:2012/01/10(火) 23:54:51.69
いろいろと水面下で動いている法案があります。
日本国民にとって阻止すべき法案が沢山あります。
皆さん地元の議員や関係各所に反対・抗議の電話、FAX等お願いします。
【野田政権がTPP、増税に続いて『共謀罪』を国際社会に公約!これは大変だ!】
「共謀罪」を国際公約 政府が5月まで法整備を伝達←法相・民主に慎重論=野田が進める共謀罪とは?
「国にとって都合の悪い人物を、国の好きなように逮捕・拘束する」(続く)
http://sekaitabi.com/kyoubouzai.html
972 :
吾輩は名無しである:2012/01/11(水) 01:58:59.08
【自治基本条例】 【外国人参政権】問題
【 東京都 】の皆様@
稲城市、小平市、小金井市、三鷹市、文京区、中野区、足立区、国分寺市、西東京市、
狛江市、清瀬市、杉並区、多摩市、八王子市、豊島区にて事実上の 「外国人参政権」に変わる条例が施行されています。
成立が危惧される【人権侵害救済法案】と連動すると更に危険なります。
【 東京都 】の皆様A
住民投票 に国籍条項がなく【住民】とだけ表記されていると外国人の投票可能です。
各市町村に正当な意見を!
【 埼玉県 】の皆様@
日高市、八潮市、鶴ヶ島市、志木市、超谷市、鳩山市、吉川市、新座市、宮代町、三芳町、秩父市、
和光市、入間市、富士見市、川口市、熊谷市、美里町、草加市、久喜市、三郷市、所沢市、坂戸市北本市、
羽生市、春日部市 「外国人参政権」の変わる危険性のある条例が施行されています。
【 埼玉県 】の皆様A
その条例は今後危惧される【 人権侵害救済法案 】と連動すると、さらに危険な条例になっていきます。
各市町村に正当な意見を!
リンクにある意見書文例を使って、反対意見を送信してください。
「外国人に投票権のある『常設型住民投票条例』への反対意見書」 。その他の都道府県も同様の事態が発生中。検索ください。
http://sitarou09.blog91.fc2.com/blog-entry-219.html
973 :
吾輩は名無しである:2012/01/11(水) 23:54:59.55
974 :
吾輩は名無しである:2012/01/12(木) 00:59:08.99
975 :
吾輩は名無しである:2012/01/13(金) 07:45:38.18
背は低かったけど、それで差別されたせいか
島尾敏雄の病妻もの批判なんか読むと正義感は強かったんだろうね
976 :
吾輩は名無しである:2012/01/13(金) 07:54:51.80
しかしまあネトウヨ臭いスレだなあ
病妻もの批判は読んでないけど、三島の小説は読むとすっきりする。
正義感が強いせいなのかな。
978 :
吾輩は名無しである:2012/01/13(金) 08:03:39.33
>>975 背がひくいということは、かわいいというメリットがあるのだよ。
979 :
吾輩は名無しである:2012/01/13(金) 10:01:04.77
三島が、子供に見える
980 :
吾輩は名無しである:2012/01/13(金) 10:11:02.06
またネトウヨかよw規制されろ。
大正13〜14年生まれの同年代の中では低かったわけじゃない。
平岡公威 身長162,2p
(同学年全国平均値158,8p)
身体測定記録表より(昭和16年4月22日)
平岡公威 身体163,1p
身体測定記録表より(昭和17年4月13日)
982 :
吾輩は名無しである:2012/01/14(土) 04:06:16.90
誕生日
捏造ではありません。当時の学習院の正式の身体測定記録表です。
写真では大きく見える。(そのように撮らせている)
実物に会ってみるとイメージとは違った。
だから実際以上にチビだ、チビだと言われてしまうんじゃないの?
162、3cmならあの世代ではそれほどチビ扱いされないはずなのに不思議だよね。
170センチはほしいところ
987 :
吾輩は名無しである:2012/01/14(土) 16:12:31.11
>>985 実際に会った人には三島は150なかったという人もいる
なにしろ結婚の条件がハイヒールはいて自分より背の低い人
>>987 それは明らかな嘘。
水着(裸足)でプールサイドに村松英子と並んで写っている写真は、三島の方が背が高いから。
私163cmだわ。ヒールはいたら三島を抜いてしまうのか。
>>977 文体が整っている代表作系列はすっきりする。
けど短編はいただけないのがある。
これが三島?と思うようなまとまりのない文体のが幾つかある。
それより
実際の“金閣寺”のパンフレットにハングルが併記されているのがいただけない。
英語併記のみで十分。抗議電話しないと日本文化をのっとられてしまう。
写真見ても周囲の人たちに比べて際立って低いという印象は受けないけどね。
明らかにチビと分かるのが三島とも親しかった澁澤達彦。
5、6人くらいで一列に並んでいる写真では澁澤だけ目立だって低かった。
(でもほっそりしてるから実年齢よりもかなり若く見える)
だから澁澤が150cmくらいと聞いても驚かないw
三島はさすがに160はあったでしょ。