1 :
吾輩は名無しである:
スペイン・ポルトガル文学について語りませう。
2 :
1:2011/03/06(日) 13:31:12.65
フリオ・リャマサーレスの邦訳作品は素晴らしかったですよね。
「狼たちの月」「黄色い雨」。静謐な美しさを感じました。
3 :
粕漬マグナ ◆i.K3ZM.pZo :2011/03/06(日) 13:32:37.92
スペインは色々あるがポルトガルとなると日本で知られているのはケイロス、サラマーゴ、ペソアぐらいか。
>>2 黄色が死の色って感覚が、いまいち分からなかったんだよな。
植物が枯れた色ってことなんだろうけど。
5 :
1:2011/03/06(日) 18:44:36.32
ペソアは、ほんとうに、死ぬほど素晴らしいですね。
20世紀最大の詩人、というのは嘘ではないように思います。
サラマーゴは、映画にもなったりして、随分読まれているようですね。
「白の闇」も新装版が出ましたっけ。
6 :
吾輩は名無しである:2011/03/06(日) 18:52:55.80
R.ボラーニョが作中で何度かウナムーノについて言及しているわけだが
スペイン語圏の作家にとっては特別な存在なのだろうか。
7 :
1:2011/03/07(月) 19:38:32.18
ウナムーノは、日本ではほとんど絶版でしたね。
「ドン・キホーテとサンチョの生涯」は以前読みましたが、
やはりスペイン人でないと本当には理解できない何かがあるように思いました。
白水社では、ボラーニョの2666の出版作業もぼちぼち進んでいるとのことです。
「野生の探偵たち」も売れたようですね。
8 :
1:2011/03/07(月) 19:45:12.79
「ポルトガル最大の詩人」と称されるカモンイスというひとがいますが、読まれた方はいらっしゃいますか?
白水社刊行の「ウズ・ルジアダス」も7000円台と高価で、読もう読もうと思いながら、未だ入手できていないのですが。。。
9 :
吾輩は名無しである:2011/03/10(木) 08:03:51.44
アントニオ・タブッキのポルトガル語小説はどうでしょうか。
10 :
吾輩は名無しである:2011/03/10(木) 13:15:10.25
サラマーゴは「白い闇」も良いが「修道院回想録」がめちゃくちゃ良い
泣ける
バルタザルとブリムンダの愛に泣き、バルトロメウ神父に萌える
借りようと思ったのに図書館が閉鎖されて無理だった
12 :
1:2011/03/13(日) 19:37:34.66
>10
御推薦ありがとうございます。 入手して読もうと思っています。
「白の闇」は、描写が多少えぐいところがあり、あれ以来サラマゴは敬遠しています。
ハビエル・マリアスの『白い心臓』
ストーリーは面白そうなんだけど、訳文がちょっと読みにくいな。
俺は残念ながらスペイン語はできないんで。
15 :
吾輩は名無しである:2011/03/26(土) 01:25:54.96
ハビエル・セルカスのサラミスの兵士たちは如何でしょうか。
最近来日して、大江健三郎ちゃんと対談したそうですが。
16 :
吾輩は名無しである:2011/03/29(火) 23:45:49.60
サラマーゴはめちゃくちゃ面白い。
もっとたくさん翻訳されればいいのに。
ハビエル・マリアスは次世代のノーベル文学賞候補と言われる
逸材。もう少し翻訳されてもいいはずだよね。
17 :
吾輩は名無しである:2011/03/31(木) 20:15:26.95
白い心臓だけだもんね
翻訳の文章は正直読みにくかったな
スペインの伝統をほぼ無視して現代の物語を作ってるところは共感するけど
俺が今好きなのはビラ-マタス
やっぱりバートルビーは面白かったもんな
18 :
吾輩は名無しである:2011/04/01(金) 12:32:42.66
>>16 だから修道院回想録読めってばよ
白闇よりすげーぞあれは
19 :
吾輩は名無しである:2011/04/01(金) 14:35:12.77
ゴンブロ
最近出たビラ=マタスの新作はどう?
バートルビーより前の作品みたいだけど
ポータブル文学小史だっけ
まだ読んでないんだよな
タイトルを見て、いかにもビラ=マタスっぽいなぁと思ったが
22 :
吾輩は名無しである:2011/05/07(土) 00:54:23.54
カルロス・ルイス・サフォンの「天使のゲーム」はどこかの出版社で
翻訳が進んでいるのだろうか?可能性としては集英社かな?
このスレで「修道院回想録」を知り読んでみたのですが確かに面白かった!
正直、理解しきれない部分は多々あったけどこの本を読む事が出来て良かった
教えてくれてありがとう
24 :
吾輩は名無しである:2011/05/24(火) 10:37:00.83
>>23 でしょ?
サラマーゴの最高傑作は「修道院回想録」だよ
まあこれもその内絶版になるだろうけどな
25 :
忍法帖【Lv=16,xxxPT】 マグナ ◆i.K3ZM.pZo :2011/05/24(火) 12:19:23.43
26 :
吾輩は名無しである:2011/06/06(月) 02:06:15.39
>>24 amazon のレビューで翻訳が悪い云々とあって、同じ訳者の他の訳書のレビューでも結構叩かれてるみたい。
結構高いし、どうしようかなあー、と迷ってるんですが。
翻訳レベルについて何か感想があれば教えてくれ。
27 :
吾輩は名無しである:2011/06/07(火) 14:51:07.68
>>26 読み辛いっちゃ読み辛いが
サラマーゴ自体が散文的な文章を書く人なので仕方ない気がする
俺は白の闇より一気に求心されたよ
図書館無いの?
俺は最初図書館で借りてすごい良かったから後で購入した
28 :
忍法帖【Lv=8,xxxP】 マグナ ◆i.K3ZM.pZo :2011/06/07(火) 15:08:08.29
編集素浪人 "ディオゲネス"か。あいつのレビューは結構面白い。
29 :
吾輩は名無しである:2011/06/08(水) 01:00:36.42
翻訳が悪いは基本的に原書で読める人だけが言える批判だと思う
ラテアメ系読み慣れてりゃ大抵いけるだろ
スペイン語やポルトガル語自体あんま日本語に変換が向かない言語な気がするわ
31 :
吾輩は名無しである:2011/06/08(水) 01:46:17.87
スペインポルトガルじゃなくて恐縮だけど、ペソア関連っちゅうことで、タブッキの新刊岩波から出たね。 どうだろう、自伝らしいけど。
32 :
吾輩は名無しである:2011/06/08(水) 09:08:02.21
>>29 それは大変だったね
翻訳は相性もあるからなんとも言えないけど、リズムに乗れば一気に読めたし
修道院回想録は本当に読んで損のない作品だと思う
ラストシーンがすごいよ
ぽとりと落ちた線香花火が地面でまだ燃えてるような、そういう読後感
夫婦が出会って恋するあたりも感動的だし
嫁さんがほんと健気なんだよなあ
33 :
吾輩は名無しである:2011/06/09(木) 01:22:50.01
>>32 >ぽとりと落ちた線香花火が地面でまだ燃えてるような
さすが文学的な表現ですね、、、そのお言葉で購入を決意しました。
メール注文したので、数日中には届くはず。どうも有難う。
>翻訳が悪いは基本的に原書で読める人だけが言える批判だと思う
原書がろくすっぽ読めなくても言えるケースもある。
以前、英→日翻訳だけど、航海王子の名前を「ヘンリー・エンリケ」と訳していた本があったよ…。
前後の雰囲気から察するに、名はヘンリー姓はエンリケと思って訳したっぽい。
この本は他にも変な訳が散見された。
35 :
吾輩は名無しである:2011/06/11(土) 19:50:36.57
セルバンテス賞コレクションってどうですか
36 :
吾輩は名無しである:2011/06/11(土) 22:26:40.28
現代企画室って地味に凄いもんだしてるよね。
ラテンアメリカシリーズも、ほとんど買ってないけど、
ラテアメマニアには垂涎ものなんだろうなあと想像する。
37 :
吾輩は名無しである:2011/06/11(土) 22:27:38.88
一冊ももってないと思いきや、セルバンテスコレクションの、カサーレスは持ってた。
「メモリアス」ってボルヘスのことを書いた本。 まだ読んでないな(笑)
38 :
吾輩は名無しである:2011/07/03(日) 21:49:59.49
先週購入
◎ペソアと歩くリスボン
◎白い街へ、リスボン 道の果てるところ
◎アソーレス 孤独の群島
◎リカルド・レイスの死の年
◎修道院回想録
どれだけ俺は彩流社に貢献してるんだろうか(笑)
39 :
忍法帖【Lv=27,xxxPT】 マグナ ◆i.K3ZM.pZo :2011/07/03(日) 21:56:55.60
彩流社ってのはまぁこの系統の文学には強いよな。俺もそんなに読んでないが何冊かは読んだ。
40 :
吾輩は名無しである:2011/07/16(土) 20:58:56.28
>>40 スレチも甚だしいが
そもそも何でこのスレでフランス語?
42 :
吾輩は名無しである:2011/07/20(水) 05:08:44.15
「修道院回想録」読みました。 素晴らしい!
ああ、ポルトガル語勉強したいなあ。
>>42 ひょっとして被災地の
>>26さん?
修道院回想録良いよね!
もーマジ可愛いわあの夫婦
神父のピュア変人っぷりもたまらん
こんな素晴らしい小説が全然知られてないってもどかしい
44 :
吾輩は名無しである:2011/08/14(日) 02:34:11.59
>>30 他のラテン系言語、たとえばフランス語やイタリア語と比べてどのように「変換が向かない」のか詳しく話してくれ
単に翻訳者層の厚さの問題だと思う
修道院回想録はポルトガル語の専門家による訳ではないから酷いだけ
大学でスペイン語学んでたけど、英語より翻訳大変って感じはしなかったな
むしろ日本語自体が他の言語に変換しづらいだけじゃない?やっぱりバイリンガルじゃないとキツいか
日系二世くらいの人で専門家が沢山いればいいんだけどな
日本語への翻訳は2世じゃキツイ
逆ならいいけどね
47 :
吾輩は名無しである:2011/09/04(日) 18:46:14.11
瀕死の黒鳥、大地に沈む
48 :
吾輩は名無しである:2011/09/14(水) 21:18:21.12
とにかく、ドン・キホーテだけで十分だw
>34
クソワロタ
岩波から出たマンリーケが全く話題にならないスレって‥。
51 :
吾輩は名無しである:2011/10/15(土) 23:59:18.38
ドストエフスキーがセルバンテスのドンキホーテを激賞してたらしいけど、自分にはその良さやエッセンスがよくわかりません。
セルバンテスやドンキホーテの評論・解説本でオススメありませんか?
オススメのネットのサイトや書評でも結構です。
ナボコフの講義
筑摩文庫の会田由による解説
筑摩世界文学大系のセルバンテスの巻の解説は誰?
56 :
51:2011/10/17(月) 00:18:35.97
>>52 ナボコフの文学講義は読んだことありませんでしたが、セルバンテスにも言及してましたか。
今度借りてみます。
>>53 地元の図書館には筑摩文庫のドンキホーテ置いてませんでした。
筑摩書房の世界古典文学全集でも同じ解説を載せていますか?
ナボコフのドン・キホーテ講義という本がありますよ
わりと辛口の評価だったような、でも結局それなりに評価してたんだったかな
うろ覚えです
これまたうろ覚えですけど、全集も文庫も同じ解説だったと思います
いくらか訂正されてるところもあるかもしれないけど
ロベールのは文庫には収録されていません
58 :
51:2011/10/17(月) 00:36:04.06
>>57 ありがとうございます。
これでドンキホーテに対する理解が少しでも深まりそうです。
59 :
望郷の国・ポルトガルの変質:2011/11/03(木) 14:57:47.31
貧しい国から豊かな国へと、生きるために国境を越えて移動する人の流れは尽きる
ことがない。
15世紀に始まる大航海時代に七つの海を制したポルトガルでは今、大学卒の若者ら
が仕事を求めて、旧植民地のブラジルやアンゴラに向かっていると言う。
財政危機による歳出削減策で雇用の場が減り、同じ言語で仕事ができる新興国や
産出国が「頭脳流出」先となった。
カブラルのブラジル発見から500年余、歴史は大きな転換点を迎えたようだ。
ポルトガルは、ブラジル流のつづり方に合わせる言語改革も実施している。
ボタン、パンなど今も日本語の中に生きる文化を伝えた南蛮人の末裔たちは、
ときに自尊心を捨てる術も学んだのだろう。
(2011.9.28読売、編集手帳)
60 :
吾輩は名無しである:2011/11/08(火) 14:25:29.12
カモンイスぐれえ原文で読めよナッ!!!
61 :
吾輩は名無しである:2011/11/14(月) 11:30:51.14
★ ソニーのハッカー被害:
ソニーのゲーム配信サービス「プレイステーション・ネットワーク」(PSN)
がサイバー攻撃を受けて個人情報が漏洩した事件で、スペイン国家警察は
今年(2011年)6月10日に、スペイン北部に住む商人の男(31歳)ら
容疑者3人の身柄を拘束した。
男はスペイン北部のヒホンの自宅から、PSNのほか、選挙管理委員会や銀行、
イタリアのエネルギー企業、中東や南米諸国政府のサイトを次々と攻撃した。
3人は国際的はハッカー集団【アノニマス】のメンバーと見られている。
ソニーはほかのサービスも含めると合計で1億件を超える個人情報が流出
した恐れがある。
62 :
吾輩は名無しである:2011/11/15(火) 02:25:03.63
ポルトガル文学はこれから来るかもしれないと密かに期待。
特にブラジルがいい。
シティオブゴッドみたいなやつ?
ブラジルだとめまぐるしく入れ替る11人の視点で
アクロバティックに語られるサッカー小説みたいなのを期待したいなw
会田由はペドロ・アントニオ・デ・アラルコンも翻訳してるね。
セルバンテス、ボルヘス好きなら読んでるのかな。
65 :
まぐな:2011/11/24(木) 12:53:40.27
三角帽子は一応読んだ。面白い話だが、20世紀小説好きには食い足りない本かもしれないなあ。
「死神の友達」も読んだが、こっちの方がはるかに面白い。
例の有名な話を一ひねりしているし、文章に機知が垣間見える。同時収録されている短篇は漫画「座敷女」を思わせる不気味な内容だったと思う。
やっぱりマグナはアラルコンを読んでたかー。
「バベルの図書館」のような叢書があると幅が広がっていいんだよなあ。
現代作家はほとんど知らないけれど、ノーベル賞をもらったカミロ・ホセ・セラと
アワーミュージックに出演してたフアン・ゴイティソーロぐらいかな。
64で「サッカー小説」って書いたけど、
そういやセラに「サッカーと11の寓話」っていうのがあったっけ。
68 :
吾輩は名無しである:2011/11/26(土) 14:38:31.96
●スペイン、ユーロ導入によるバブルの崩壊!
シウダレアル空港は2年前に総工費11億ユーロ (約1133億円)で開港した。
構想ではカジノ、ホテル、高級住宅地を建設、最初の5年間で250万円が
利用するはずだった。
だが、2本あった定期便はなくなった。
高架橋は建設途中で止まったまま、空港は、現在は個人所有の小型機が時々、
利用するだけ。
69 :
吾輩は名無しである:2011/11/26(土) 14:43:47.23
●シウダレアル空港、(バブル空港)
地元の人は、「自治体は観光客が来れば、失業は解消する」と言っていたが、
税金のムダ遣いでしかなかった。
空港は買い手を捜しているが、こんな廃墟を誰が買うか!と話していた。
(某紙の記事)
70 :
吾輩は名無しである:2011/11/26(土) 14:52:04.21
●シウダバルデルス (スペインのバブル都市)
当初は3万人が住む郊外都市として計画された。だが、現存の約1万戸の
新築アパートのほとんどが空き家。
巨大スーパーは建設工事が止まって、鉄骨がむきだしたまま。
住民の一人は、「5年前、結婚と同時に25万ユーロで130平方メートルの新築
アパートを買った。しかし資産価値は半減し、35年払いのローンだけが残った。
人が少ない此処では商店も少なく、暮らしは不便で買ったことは後悔している」
と話した。 (某紙の記事より)
71 :
スペイン バブルの崩壊:2011/11/27(日) 21:23:05.10
スペイン経済は、ユーロ導入に伴い、国外から豊富な投資資金が流れ込み、好景気
に沸いた。
不動産価格は2007年まで毎年8%上昇。だが2008年の世界金融危機後に
急落し、2007年比で24%も下がった。
金融機関の不良債権が積みあがり、景気は急速に冷え込んだ。
72 :
スペインの儚い夢:2011/11/27(日) 21:50:35.63
●あっと言う間につぶれた スペイン・バブルの夢!
シウダバルデルスで3年前に開校した小中高の一貫学校は、校舎の半分が
未完成のままの状態。建設会社は倒産、融資銀行も破綻した。
まさに、短く、とんでもないバブルの夢だった。
73 :
吾輩は名無しである:2011/11/28(月) 03:22:45.44
セルバンテスみたいな作家はもうスペインから出ないのか
74 :
吾輩は名無しである:2011/11/30(水) 21:47:56.78
スペインどころか、世界のどの国からも出ないよ
75 :
吾輩は名無しである:2011/11/30(水) 23:11:50.29
政権交代したが、スペインの将来は、お先真っ暗だな
リャマサーレスがいればいいよ
ドンキホーテって後編からでも違和感なく問題なく読めますか?
78 :
吾輩は名無しである:2011/12/01(木) 08:35:11.60
無理だと思う。
内容気にしなければいけるんじゃね
この言語圏でなんかすげぇサッカー小説とかスポーツ小説ってないの?
>>80 バルサやレアルのような華麗なるパスワーク小説があるといいねえw
ドイツ語圏だとハントケの「PKを受けるゴールキーパーの不安」ってのがあるけど。
82 :
吾輩は名無しである:2011/12/02(金) 08:54:49.34
あっても翻訳されないのではないの?
でも、サッカーの本場だし、何かしら出版されてるんだろうな。
このスレにはスペイン在米の知識人とかいないのかよ。
84 :
吾輩は名無しである:2011/12/03(土) 14:01:09.51
メンデス・ピントの東洋遍歴記って読み通した人いる?
現代日本人にはなかなかきつい
85 :
吾輩は名無しである:2011/12/07(水) 09:48:57.78
東洋遍歴記は長いの?
ピカレスク小説的と評されているが、小説的なら面白いだろう。
ちょっと読む暇がないが・・
86 :
吾輩は名無しである:2011/12/08(木) 23:29:04.84
wikipediaでダイジェストだけ読む分には面白いよ。
現代人が普通に前から読もうとしたら、ちょっとした拷問。
87 :
吾輩は名無しである:2011/12/09(金) 20:44:37.34
あ薔荼悲畳紗織か
あ薔荼悲畳紗織か
あ薔荼悲畳紗織か
本当にh抜かねらや和末亜ぬやわー。呂な日ぬたに雪見様基地機だに言わん波やぬ針、和マヌやわ。
?leはスク阿智眉夏阿智味ゃらっつぁsな玉置生君か巻きやす湯近間か幕マカ様話チアな湯な比喩てぬそな粉屋な。
巻き右間側沼かいまな体にゃ街化しは山に釜釜釜は可否ら味様様に間は酒屋あや位ユアや草や可否アラ玉さ並木間釜様方マサ隊ユアや穴藤間様に打ち返される。
樓魔寧文へ真帆斃瑜も聾薆を禰伊れ偉ぷ武万葉其方を砂魑ね地魏とぞ廻れ倭嶺、あ蘭魔廼擢と他部釜无劣不ぞ哈密き貯寸那致䄅く釜奴辺戸は善魔慈魔梨た魃厦亜に嘉羅汰鬼戦弥踏み縷魔荼父母夛め都莉鎖圖師苑て魘巍衛恵る木歩雨他琉偉な。
愛がなら浜な沙汰は姉ライや高谷伽耶。新たの白湯쀒נב효효효효효っら픂퐆푶픂풒픞표やな。でもちょっとトゥルリンゲていてもブワジュギ〜
ぬら彩奈棚しまさタサ裏や鮎なさやさならアラleは沙汰またさやな白湯'çaõ白湯穴や否熱美優沼アヤあり得な島さへありタラ荒尾や生は馬•嗎。
原油話庵は兄エア他沙汰し、はリオ無はアラ日は金原荒谷暢気久皮膚さ八幡は逢たは場に棚あり荒畑は差は間様かなあ谷田八幡的たえ。觧?
また硬い粥ぬんん無鮎泡アマ泡川かを乾き、話なユダヤな罠間様やSIM絢爛たる鬨ッ=田畑腹たる多羅について舞まあ身釜か湯屋にかやかも又マカや何もかもハマスやな。
89 :
吾輩は名無しである:2012/01/04(水) 20:29:22.71
ドンキホーテって初めての近代小説と呼ばれてるだけで
別に近代を予言した作品ではないよね?
ゴンゴラの『孤独』って、対訳で読んだけどさっぱりワカラネエよ。
91 :
吾輩は名無しである:2012/01/04(水) 23:28:35.46
>>90 解説編のほうを読むと、ああ、これは百年単位で研究しなくちゃわからん文学なんだなあと思うよ。
92 :
吾輩は名無しである:2012/01/05(木) 22:41:10.29
>>92 ある種の幻想や狂気なしでは社会生活を営めない、いびつな近代を予言した、
みたいな言葉を読んだ記憶があるがやはり間違いだったか。
94 :
吾輩は名無しである:2012/01/07(土) 08:19:31.13
『ドン・キホーテ』を再評価したのはフロベール
フーコー君に何言っても無駄
97 :
吾輩は名無しである:2012/01/07(土) 23:17:32.63
フロベールはどういう風に評価したの?
98 :
吾輩は名無しである:2012/01/09(月) 10:57:49.65
>>95 再評価って、何か具体的にドン・キホーテを分析した文章残していたっけ?
再評価?
「子供の誕生」以前に最も子供に読まれた本だよ
最も大人に読まれた本でもあるけど
102 :
吾輩は名無しである:2012/01/10(火) 08:22:32.90
103 :
吾輩は名無しである:2012/01/10(火) 10:57:52.57
スペインといえば闘牛小説だな
105 :
吾輩は名無しである:2012/01/10(火) 20:52:33.55
>>100 自身ってフーコーのこと?
それともセルバンテスのこと?
フーコーのセルバンテスについての記述って『言葉の物』P73のところのやつかな。
「幻滅に終わる英雄譚の作りごとは、ランガージュの表象能力と化した」
『ドン・キホーテ』はフーコーにとって、
近代のメルクマールとなる格好のアーカイヴなんだろうね。
>作りごとは、ランガージュの表象能力と化した
これによりドイツロマン主義が誕生したわけだけど、もちろんフーコーが誕生させたわけではない
ドイツロマン主義が何を発見したかは、星野智幸が的確に要約している
>>99
ニーチェなんかが触れていますけど
シェークスピアもドイツロマン派が再評価したんですよね。
そういう意味ではフーコーはニーチェの後継者なんでしょうね。
いや、セルバンテスもシェイクスピアも常にあらゆる形で評価され続けて来たさ
まあ、近代的人間観に立脚した悲劇として、ということですよ。
再評価って言ったら、埋もれていたものを掘り起こしたみたいだもの
強いて言えば再発明かな
まあ、簡単に言えば読み替えですよ。
世間一般の人たちが娯楽として素朴に楽しんでいた作り話に
深遠な思想を帯びた物を読み取る、ということです。
近代知識人はそういうのが結構上手いんですよ。
114 :
五十嵐しょんべん:2012/01/11(水) 04:21:52.63
そうでもないよ。
115 :
吾輩は名無しである:2012/01/11(水) 09:30:53.34
>>110 セルバンテスは、常に評価されてきたとはとても言い難い。
発表当初から、滑稽物として一般受けはしていたけど。
116 :
吾輩は名無しである:2012/01/11(水) 09:33:06.01
>>113 >世間一般の人たちが娯楽として素朴に楽しんでいた作り話に
>深遠な思想を帯びた物を読み取る、ということです。
民話のようなシンプルなものならね。
ドン・キホーテぐらい複雑な構成を持った文学の場合は、そうではない。
>>108 星野智幸の批評的なエッセイは初めて読んだよ。
ドン・キホーテのモダン性の評価はいろいろあって
たとえばスターンのトリストラム・シャンディあたりもそうだろうけど、
メタフィクションの先駆者として時代を先取りしたなんて言われる。
ただ、フーコーのセルバンテス評の場合はもっと巨視的というか、
時代がセルバンテスに書かせた、というような視点を感じたなあ。
第1部の物語が第2部で折りたたまれて作品内に入れ子状に表象されるのは、
近代の言説(ディスクール)が持つ特性が、突出した形であれ、
セルバンテスの筆に現れたのだ、といったような。
>>113 ドン・キホーテを一つのエポックと捉えた後世の批評家は、作品自体の新しい解釈法を持ち出したわけではないよ
それまで誰にも知られていなかった観念が期を画したはずがないから
エポックであるためには、最初の近代小説を娯楽として楽しむ、つまり理解できた人たちの中に近代精神がなければならないんだよ
120 :
吾輩は名無しである:2012/01/11(水) 23:19:47.05
シェイクスピアをもちあげすぎ日本人
121 :
吾輩は名無しである:2012/01/12(木) 10:14:34.77
イギリスじゃ持ち上げられてないの?
セルバンテスとシェイクスピアの時代である17世紀初頭は、
一方で、太陽の都、ケプラーの夢、日月両世界旅行記という、
宇宙へ眼差しを向けたユートピックな時代でもあったんだろうな。
前世紀にトマス・モアはいるにしても。
123 :
吾輩は名無しである:2012/01/31(火) 00:32:22.56
フアン・マルセー『ロリータ・クラブでラヴソング』がようやく出るみたい。
待ちわびてたよ。
今度、ミゲル・デリーベスとエッサ・デ・ケイロースに挑戦する
125 :
吾輩は名無しである:2012/02/17(金) 11:55:07.60
他にドン・キホーテっぽい法螺話的な作品あるかな?
百年の孤独以外で
アメリカの夜
127 :
吾輩は名無しである:2012/02/18(土) 11:34:02.07
ミュンヒハウゼン男爵
128 :
吾輩は名無しである:2012/03/03(土) 06:24:00.77
カミロホセセラどうでっか?
129 :
吾輩は名無しである:2012/04/11(水) 00:17:18.58
セラってノーベル賞作家なのかー
130 :
吾輩は名無しである:2012/04/25(水) 22:31:13.50
131 :
吾輩は名無しである:2012/05/17(木) 08:17:18.58
132 :
吾輩は名無しである:2012/08/02(木) 17:13:56.00
フリオ・リャマサーレス 『無声映画のシーン』
この30枚の写真は、ぼくが切なく楽しい少年時代に帰る招待状だった――
『黄色い雨』 の天才作家が贈る、故郷の小さな鉱山町をめぐる大切な、宝石のような思い出たち。
誰もがくぐり抜けてきた甘く切ない子ども時代の記憶を、磨き抜かれた絶品の文章で綴る短篇集。
(ヴィレッジブックス 予価2100円)
133 :
吾輩は名無しである:2012/08/02(木) 18:17:51.77
カミーロ・ホセ・セラはスペインの友達に「読め」と言われたけど原書では読めなかった。
ヒメネスの「プラテーロと私」やフェデリコ・ガルシアロルカの詩は読んだけど。
その友達に言わせればヒメネスは「ロコ」らしいけど。
134 :
吾輩は名無しである:2012/08/03(金) 00:36:02.79
プラテーロぼぼくってスペインの作家?
何故か裸の大将が乱入
w
>>132 リャマサーレスのそれは、『狼たちの月』の訳者解説によると、掌編集だそうな
どうせなら木村先生「お気に入りの一冊」らしい短編集『どこにもない土地の真ん中で』というのを先に訳してほしかった
138 :
吾輩は名無しである:2012/08/25(土) 01:09:08.94
サフォンの「天使のゲーム」出たね。
これから読んでみようかな。
>>128 「二人の死者のためのマズルカ」はお勧め。
語り手が誰目線か明確でないのでわかりづらい点もあるけれど、
言葉のリズム感とか登場人物とかいい。
修道院物語は呼び名がかっこいいよね。
「七太陽」とか「大鳥(バッサローラ)」とか。
リズム感って原文で読んだの?
139です。
すみません。翻訳です。
原文厨の嫌味なんかほっとけばいいよ。
マズルカ、新宿の図書館が放出したのもらってきたな。
好きな作品。
>>142 言葉のリズム感といったら普通は原文を読んだものと思うだろう
145 :
吾輩は名無しである:2012/09/10(月) 23:17:20.91
サラマーゴ久しぶりの新刊が出るね。
アルファウって米文学になるの?
クロモス読みたい
「白い闇」買って来たよ
めちゃくちゃ面白いよ
148 :
吾輩は名無しである:2012/10/23(火) 02:25:59.25
サラマーゴage
149 :
お散歩隊長:2012/10/23(火) 10:43:08.27
白い闇大好きです。懐かしい!
修道院回想録ぜひ読んでみますね。木村栄一ファンがこうじてヴィレッジブックスの四冊読みました。
ラテンアメリカとくらべると、落ち着いたしみじみした味わいがここちよい。
お恥ずかしながらお訊きしますがスペイン、ポルトガルの作家さんの、これだけは読んでけ!といった王道作品は、なにになりますか?教えていただければありがたいです。
150 :
吾輩は名無しである:2012/10/23(火) 11:04:30.66
>>144 文章のリズム感っていうのは翻訳でも感じ取れるよね。
オリジナルの文章の力は翻訳文に対してそれくらいの拘束力があるというかな。
まあ、もちろん翻訳者の姿勢にある程度左右される部分はあるにしても、だ。
ペソアはんぱないな
152 :
吾輩は名無しである:2012/11/07(水) 21:27:43.01
ペソアだけは読んでおけ、という感じ。たぶん品切れだけど、思潮社の「不穏の書、断章」がいい。図書館へgo!
153 :
吾輩は名無しである:2013/09/24(火) 22:34:35.42
155 :
吾輩は名無しである:2013/11/13(水) 18:39:43.93
リャマサーレスの黄色い雨、個人的にパッとしなかったなぁ
156 :
吾輩は名無しである:2013/11/13(水) 19:24:03.41
セルバンテス短編集は失敗したな
模範小説集にすればよかった
>>152 (2013/1/12)に (平凡社ライブラリー) から出ましたね
ラモン・ゴメス・デ・ラ・セルナいいよ
『おっぱいたん』(Senos, 1917)おもろい
159 :
吾輩は名無しである:2014/11/16(日) 20:07:32.39
スペイン
1904年 ホセ・エチェガライ・イ・エイサギーレ 戯曲
1922年 ハシント・ベナベンテ 戯曲
1956年 ホセ・ラモン・ヒメネス 詩
1977年 ビセンテ・アレイクサンドレ 詩
ポルトガル
1998年 ジョゼ・サラマーゴ 小説
グラウベル・ローシャ (Glauber Roch、1938年3月14日 - 1981年8月22日) は、ブラジルの映画監督、俳優、脚本家である。
ブラジル映画のニューウェイヴ・ムーヴメントであるシネマ・ノーヴォの旗手として知られる。
彩流社ってラインナップは本当に素晴らしいけど装丁が絶望的に酷い