1 :
吾輩は名無しである :
2006/12/05(火) 20:32:43
4 :
吾輩は名無しである :2006/12/05(火) 22:16:03
>>1 乙!いつの間にか落ちてたんだ…
新装丁なんか特典つくのかな?
5 :
吾輩は名無しである :2006/12/07(木) 09:11:11
保守age
またすぐ落ちそうだな
前スレは980越えて24時間書き込みがなかったので落ちたんだけどね。
最初も落ちやすいんだろ?
9 :
吾輩は名無しである :2006/12/07(木) 17:33:11
「コレラ時代」・・・古本屋で買ってしまった・・・ 安かったんだよおおおお
11 :
吾輩は名無しである :2006/12/09(土) 09:43:27
マルケスにはあと長編を3本は書いてほしいな …無理?
今月は『百年の孤独』だね。 新装新訳版は迷ったけど買っていないから、今回の機に買おうかな。
13 :
吾輩は名無しである :2006/12/11(月) 04:55:37
鼓直氏はなぜ改訳したんだろ? 前の訳は十分素晴らしかったが。
さらに改訳するのか
日々是改訳
16 :
吾輩は名無しである :2006/12/11(月) 23:48:48
「コレラの時代の愛」ってカミュの「ペスト」みたいな小説か?と思ったが 「疫病のように猖獗した内戦の時代」という意味だったのか?
木村さん、「娼婦」の解説で「コレラ」のストーリー紹介するのは避けて欲しかった…… ○○が死んで、そのとき△△はこうして、それに対して■■はこんな行動をとって。 ばらしすぎ。
18 :
吾輩は名無しである :2006/12/16(土) 07:57:48
誤訳多い人?
19 :
吾輩は名無しである :2006/12/19(火) 08:16:49
この板即死判定なんてないよね。 でも保守age
20 :
吾輩は名無しである :2006/12/20(水) 16:13:39
百年の孤独売ってた
21 :
吾輩は名無しである :2006/12/20(水) 16:23:00
売ってたよね 抜き打ちでおどろいた 解説が梨木香歩だっけか
22 :
吾輩は名無しである :2006/12/20(水) 21:11:40
前の持ってるけど多分買ってしまうな…
そこが悩みどころ この先ももってるもんはどうするのか
24 :
吾輩は名無しである :2006/12/21(木) 05:11:24
三千あったら他の本買いたいよ もしくはcd 古本でまあまあいいモノ帰るしさ 百年の孤独読んだし! ていうか持ってるし! やっぱりかーわない。 でも欲しいよなあ コレラと娼婦買ったし揃えたくなるよ既に二冊あるし。 コレクターとしてレジに行くんだなー 何かズルイよなあ新潮さん というか巧いよなあ でも、おれ族長の秋文庫で持ってるぜー へえん だから族長出た時も悩むんだよなあ
マルシア・ガルケス
26 :
吾輩は名無しである :2006/12/21(木) 13:26:43
>>24 前ヴァージョンの『百年の孤独』が3年以上積ん読になってる俺は、どうすればいいんだ?!
これは売って新版を買うか。
でも、あの表紙、好きなんだよな。
でも、金もないし、本棚のスペースもないし……orz
27 :
吾輩は名無しである :2006/12/21(木) 17:02:21
「娼婦」やら「コレラ」はもう初版は見なくなったな。 やはり、結構売れてるのかね。
ヒント:返本→やすりがけ中
コレラ誰か中古で売ってくんないかな?
コレラ菌なら上げてもいいが、「コレラの時代の愛」なら断わる
コレラ菌所有してるのかおまえは
じゃ買うかな 来年
アマゾンで中古出品されてるぞ。 5千幾らだがw
早くもプレミアーノ?
36 :
吾輩は名無しである :2006/12/28(木) 16:32:58
マルケスが死んだら……なんて考えたくないな
もういい年だからそろそろ逝っちゃうよ。
まあ全巻そろえて20年後に売れ それなりの価値がついておるやも・・・
コレラ2冊持ってる
百年の孤独・・・手を出しかねる自分がいる・・・ ってかこれから先も持っている作品については悩むのだろうな
すまん新旧三冊もってる
今までのうち、今度のが一番表紙が悪いな。 旧版は世界の文学の一つとして青さがすがすがしい。 新版(もうちがうけど…)は混沌たる村の雰囲気にぴったりだ。 しかし、今回のは水墨画のように地味で、全然マコンドらしさが感じられない。 この一点だけで買う気をなくした。 が、梨木香歩のあとがきはいい。ここだけ立ち読め。
そうか?俺は断トツで一番好きだがな。
センスねえw
45 :
吾輩は名無しである :2007/01/03(水) 02:28:51
孤独は、訳とか何も変わってないの?
46 :
吾輩は名無しである :2007/01/03(水) 02:51:38
>>44 単に好みの違いだと思われる。
旧版、ヤフオクにでも出品してるのか?w
47 :
吾輩は名無しである :2007/01/03(水) 03:10:08
今回のシリーズ 装丁だけは認めるよ
49 :
吾輩は名無しである :2007/01/03(水) 10:14:09
馬鹿じゃん カバーをとると更にカッケーんだよ 前のカバーはもっとダサい
まあ、どうでもいいじゃん、そこら辺は。俺は新版美しいと思うけど・・・ 例えば、岩波文庫のシンプルさが好きな人と嫌いな人がいるようにさ。 俺も十代の頃だったら、二番目に出てたやつの方が好きだったろうな。 ムキになることもないんじゃない?
51 :
吾輩は名無しである :2007/01/03(水) 10:26:51
百年の孤独って再読したくなるよね、といってもボクは二回しか読んで無いけど。
俺はマルケスのそれほど良い読者ではないのだが、何というか読み手を引き付ける力強さがあるよね。 再読したくなる気持ちも分かるな。
鼓訳が読みづらい。英語版で読んだ。
54 :
吾輩は名無しである :2007/01/08(月) 20:24:55
「予告された殺人の記録」の 「十五の少年を泣かせる女教師」っていう表現ワロタw 悩ましい年増女のイメージって 万国共通なんだなw
百年の孤独を文庫で読みたいんですが
それはあと百年は無理だね
57 :
自由党、万歳、こんちくしょう :2007/01/16(火) 00:04:43
フロレンティーノ・アリーサ→ネ申レベルの粘着 ロレンソ・ダーサ→馬鹿オヤジ フベナル・ウルビーノ博士→郷土を伝染病から守った英雄が、オウムを捕まえようとして・・・(´・ω・)カワイソス
58 :
吾輩は名無しである :2007/01/17(水) 14:00:01
age
百年の庫読 ってこと?
>>57 ウルビーノはもっと引っ張ってほしかった。
でも最期はオウムが原因であるべきだと思うw
>>61 立ち読みしたけどつまらなそうだった
あの筆者もともと好きじゃないし・・・
落葉 他12篇 G・ガルシア=マルケス/著 高見英一/訳 束の間の繁栄に引き寄せられた、落葉のような男や女の喧騒が吹き荒れた後、 この町には「死」がひとつ、重く虚しく残された……。一篇また一篇と、物語の 可能性を手探りで確かめながら、生の明滅を凝視して、かの蜃気楼の町マコンド 創造に至る、若き日の作品群。 発売日 2007/02/27 2,520円
落葉か・・・ 巻末にマルケスのインタビューとか載っていれば買うんだけどな
落ち葉の舞い散る停車場は か、、、
過去から逃げてきました
「拷問のように自分を責めさいなんでいた痛切な記憶の手の届かない所へ行ってしまったのだ」 (コレラp13) これ悪文(悪訳)だと思うけど。原文どうなってるかわかる人いたら教えてください。
68 :
吾輩は名無しである :2007/02/10(土) 14:33:22
コレラは息もつかずに一気に読んだし、面白いとも思ったけれど、 やっぱり失敗作だと思うなあ。シャマラン監督作を観たときの 誤魔化された後味の悪さを感じるわ。描きにくい部分を迂回するんじゃなく 正攻法でやってほしかった。ま、この人はめちゃくちゃ手練れだから 迂回する方法も巧みなわけだけれど。
69 :
吾輩は名無しである :2007/02/10(土) 21:09:37
>>69 原文教えてくれたら俺が改訳してあげる
現状俺が思うに、「自分をさいなんでいた」というところと、
「痛切な」という表現が特にどうもよくない
既出かもしれないけど、 「百年の孤独」の既刊の単行本と、全小説は一字一句一緒? 改訂はなし?
一応新装版とはっきり書いてあるからなあ
全小説にも書いてあるの? でもそれは装い(外観)を改めた、というだけかな?
巻末に、前出てたやつの新装版だと書いてあった。 なんで買うのやめたおれ。 ほかの巻は新装も何もいまのとこお初訳の本のはず 次巻も単なる新装版かな・・・
クーリエジャポンっていう雑誌にマルケスの故郷のルポ載ってる あとハバナ映画学校のこととかも
「わが悲しき娼婦たちの思い出」を 訳・解説の木村はマルケス流の老人賛歌としているけど、そんな馬鹿な
「族長の秋」復刊しないかな? amazonみたらあざとくプレミアついてて買う気 なくした。
何言ってるんだ?
今月は何が出るんだっけ?
81 :
本人 :2007/02/21(水) 20:29:18
落葉は買いかな?金がない
「落葉」買ってしまった・・・このシリーズすべて買うことになるだろう 前の「落葉」とは収録されているもの違う。福武から出てた「青い犬の目」とか 初期の短編を読んでいない人は買ってもいいんじゃね
84 :
(o^v^o) ◆kQBuZp0h86 :2007/02/28(水) 00:17:40
映画化なんかする必要ないだろ。
85 :
(o^v^o) ◆kQBuZp0h86 :2007/02/28(水) 00:18:42
俺も全部買おう。 最近知ったんですが。 すぐ読めてしまうよ。この作家のは。 全然だれないし。
86 :
(o^-^o) ◆m0yPyqc5MQ :2007/02/28(水) 00:20:20
にせものやめれー いやがらせあかん もっとちがうかおにすれ まぎらわし
87 :
(o^v^o) ◆kQBuZp0h86 :2007/02/28(水) 00:25:09
おまえ死ねよw
88 :
(o^-^o) ◆kQBuZp0h86 :2007/02/28(水) 00:26:34
じゃああんたのために顔文字考えてやったよ これ使うといいよ→(^3^) どうぞ
89 :
(o^-^o) ◆kQBuZp0h86 :2007/02/28(水) 00:28:22
多分。君の事なんか誰も見てないよ。 どうしてそんなに気になるの? 強迫観念かい? 僕が君が気になるのは恋だよ。 君の絵文字やしゃべり方。。。その少しなよなよしたしゃべりかた。 知的さ。羞恥心。じいしきか上 自己憐憫 大好きだよ!
91 :
(o^-^o) ◆kQBuZp0h86 :2007/02/28(水) 00:34:46
でもね。百年の孤独の映画化は許してないよね。 何でも登場人物の顔を想像する楽しみや自由を読者から奪いたくないからだってね。 俺もそれに同意するよ。映画化はいらないよ。 本それじたいのためには絶対しないほうがいい。 川端康成の雪国や太宰の人間失格だって 絶対に映像化なんかできないもの。 雪国を下敷きにした別の作品なら出来るだろうけどね。
92 :
(o^-^o) ◆m0yPyqc5MQ :2007/02/28(水) 00:41:13
ぴらにあか! やめれやめれー 正々堂々と議論すれ ひきょうな手であらそいたくない ぼくしらいしさんともかんちがいでケンカしたくないからだまったもん
93 :
(o^-^o) ◆kQBuZp0h86 :2007/02/28(水) 00:44:58
誰だい?ぴらにあって?ピアニカの親戚かい? 平野啓一郎はぴらにあに似てると思う。けど僕は平野さんじゃないよ。 議論なんか僕は分からないよ。ついていけない。君達のその活字中どくっプリには こっちまで頭がおかしくなるからね。騙されないぞ。 僕は君のインキンタムシと淋病を治療しに来ただけだよ。 早く直さないとておくれになるよ 本当に。 僕は君が夜も寝られないと聞いたんだがね。。。
94 :
(o^-^o) ◆kQBuZp0h86 :2007/02/28(水) 00:48:42
おまえは今まで十分卑怯な事をして僕らを苦しめてきた。 怖い男だ。おまえは 僕はお前と話がしたいだけなんだよ。 なあ。もう特に書くこともないんだが。何をそんなに恐れているんだ?
ぴらにあいるの? ぴらにあはぐっぴみたことある? ぴらにあぴらにあはんざいしゃになってはいやよ ぴらにあおはなししてね
96 :
吾輩は名無しである :2007/02/28(水) 02:01:27
>何をそんなに恐れているんだ? つみほろぼしさ
97 :
吾輩は名無しである :2007/02/28(水) 02:06:34
なにそれ? 何か罪を犯したの? 犯罪者にはなっていないでしょう?
98 :
吾輩は名無しである :2007/02/28(水) 04:11:40
>>91 マルケスの作品で映画化されたのはいくらでもある
エレンディラとか大きな翼をもった老人とか
予告された殺人の記録もそうだ
彼自身、映画の専門家でもあるし
もっと広く物事を考えていると思うよ
たとえば黒澤明にはマルケス自ら「族長の秋」の映画化を依頼している
そのときのマルケスのコメント、
「おそらく族長の秋のような作品を映画化できるのは先生しかいない。
そして自由自在に料理していただいたときに初めてそれが可能になる。
文学作品をそのまま脚色して映画化することは難しいけれど
その作品をもとにしながら別個のものを作り上げることは可能だ
別個といっても底辺にあるものは同じだから」
それで映像化出来ていると思えないけどね 映像化すればいいってもんかい? 日本人の好きな文体も映像化しやすい文体だが。 黒澤明なら人間観察力が在ったから出来たかもしれないね。(かもしれない) 映像化すればいいってものじゃない。 お金にはなる。というメリット以外はないと思えてならない。 多くの文学を映像化した作品で小説中では生きている人物が まるで人形みたいになっている。 兎に角俺は ガルシアマルケスの作品を別に映画で見たいとは思わないな
底辺にあるものは同じかもしれないが。 監督がその底辺にあるものを必ずしも持っているとは限らないんだよ。
「おそらく族長の秋のような作品を映画化できるのは先生しかいない。 そして自由自在に料理していただいたときに初めてそれが可能になる。 文学作品をそのまま脚色して映画化することは難しいけれど その作品をもとにしながら別個のものを作り上げることは可能だ 別個といっても底辺にあるものは同じだから」 なるほどね
息子に撮らせてみたらどんなかな。
高橋尚子が好きらしいね
>>100 誰が「映像すればいいってものだ」と言ったのボクちゃん。
己の妄想に対してシャドーボクシングか。おめでたいでちゅね。
>>101 無意味なレスやめれ
>>102 なにがなるほどねだアホ。
106 :
吾輩は名無しである :2007/03/01(木) 15:08:19
人気あんだな 売れ行きも好調らしい
107 :
吾輩は名無しである :2007/03/01(木) 15:39:09
どれどれ買い込んでみっか
108 :
吾輩は名無しである :2007/03/02(金) 13:50:52
ごめんなさい、今までボルヘスとマルケスの二人が居るって知らなくててて バベルの図書館と百年の孤独は同じ作者かと思ってました;;
どういたしまして
さらば箱舟
>>105 はい。すみませんね。
あんまり自己没入的になってたものでね。
しかし、何が「でちゅね」だ。
普通にしゃべれ。馬鹿。
「雪国は映像化されてる」とか言った人に対して 言ったつもりだったんだよ。映像化すればいいもんじゃないってのは。 もっともこんなのにレスせずにおれない時点で自意識過剰なんだがね。。。
糞馬鹿コテ連投するな、うせろボケ。
>>111 お子チャマにはそうやって話すものではないでちゅかね?
誰も書き込まないんだからいいじゃねえーか
>>114 そうでちゅかね?
キモ
おまえが、そんなに大人か?
そうは見えないけどねw
>>113 あんたネットでしかそんな口人に対して聞けないでしょ?
恥ずかしくないのですか?
まあ、恥ずかしくないんなら良いとおもいますけどね。。。
どうしてネットだとみんな攻撃的になるのかなあ?
自分で気づいてる?
考えてみたら
恥ずかしい事だと思うよ。
で、まあ、やや、むきになった、嘲笑的な薄ら笑いをうかべながら 「遊びでやってるだけ」 「からかってるだけ」 とか言って自尊心をたもとうとするんだろうね。 不細工なオタクども。 あんたたちに知性なんかないですよ。。。 小学校の頃から語彙や思考のツールが増えただけだよ。 違うのか? なんのかのとお得意の国語作文で理由を正当化するんなら勝手にすればいいんだよ。w
で、それのどこが子供じみてないんだろうかね?
>>114 よ。
あんたらがどんな人間かは知らないがね。。。
そう。しかも、そこが、あんたらの強みなんだろう。
良かったじゃないか。
ああ。このインターネットという言い放題書き放題の
場所はあんたらの幼稚な感情の格好の生息場所なんだよ。。。
ネット万歳!
というわけでバイトにでも行って来るよ。
>>115 相当くやしそうでちゅね 頭も悪そうでちゅけど
はい。はい。おまえは頭いいっでちゅねー
でちゅでちゅってマザコンか。おまえは。 ああ。場違いなのは分かっていながらやめられない。 泥沼w
頭悪いのはおまえもだろ。 自分で誰かより頭いいとか思ってるのか? なんでそう思いたがるの? なんでかなあ?何でだと思うかね?
おれがくやしいからどうしたっていうんだ。 頃すぞ!糞野郎! おまえだってくやしいはずだ! w ただそれを認めたくないだけだ。
>おれがくやしいからどうしたっていうんだ。 認めたwww
認めるも何もこんなに連投してるからね。。。。 知ってるよ。 そんなもん。
>知ってるよ 意味わかんねwww
今月は何かでる?
おまいら読売の記事は読んだか? マルケスまだまだ長生きできそうだ
阪神ファンの俺が読売を読むことはないっ!
そう言っても公房ちゃんみたいにポックリと……
131 :
吾輩は名無しである :2007/03/25(日) 20:55:10
>>130 べつに公房に限らずとも
人の命は明日をも知れぬのが本質なり。おまいも明日ポックリと…
ガルシアマルケスに葬られた女 藤原章生 ってどうなん? つまらんって意見が一つ出てるけど、他に読んだ人いません?
族長の秋 他6篇 ガブリエル・ガルシア=マルケス著/鼓 直ほか訳 新潮社4月27日税込価格:2,940円ISBN:9784105090128 独裁者の意志は遂行された。独裁者だけを置き去りにして。純真無垢な娼婦、 正直者のぺてん師、人間と運命のあや紋様。
何このスレ。 掲示板なんかで幼稚なタタキ合いしてるのって自己愛と相場が決まってるんだけどな。 こんな人達がマルケスの読者だと思うとやだな… でも「百年の孤独」の登場人物がほぼこんな人達だからしょうがないのか…
そもそもお前がそうじゃないか いまさら、、
うん、てへっ('∀`)
いやいやいや・・・w
じゃひとつお題を 日本のマルケスといえば誰?
古川日出男 とかどうかな?
いないんじゃないか・・・
思い切って ある意味の過剰さでいうと 大西巨人とか
老人ネタも共通してるし
百年の孤独を旧訳で読んでるけどこんな面白いとは思ってなかった。 鼓直の訳も、ボルヘスの伝奇集は読みづらくて死ぬかと思ったけどこっちではスラスラ読めて爽快だ
145 :
吾輩は名無しである :2007/04/10(火) 23:34:42
訳は変わってないんじゃないの? 単なる新装丁だと理解していたけれど違うのかな。
146 :
吾輩は名無しである :2007/04/11(水) 10:17:58
「百年の孤独」は あちこち細かく手を入れた改訳版だよ
147 :
吾輩は名無しである :2007/04/12(木) 19:13:46
早く文庫出せや あn
文庫は出ないから早く買えって
149 :
吾輩は名無しである :2007/04/13(金) 23:24:24
「予告された殺人の記録」読んだよ オモロイネ
150 :
吾輩は名無しである :2007/04/14(土) 19:44:14
次回配本は?
4月27日 族長の秋
152 :
吾輩は名無しである :2007/04/15(日) 15:27:12
153 :
吾輩は名無しである :2007/04/21(土) 23:41:20
本日、ブックオフで 『コレラ時代の愛』ゲット。 1650円。感謝。
154 :
吾輩は名無しである :2007/04/23(月) 01:58:01
ジャネット・ウィンターソン良いね。 マルケス好きならきっと気に入ると思う。
そもそもガルシア・マルケスって幻想文学かな・・・
とうとう百年の孤独買いました。アウレリャノにまみれに逝ってきます。
158 :
幼稚な南米人 :2007/04/27(金) 16:48:52
159 :
吾輩は名無しである :2007/04/30(月) 01:37:48
いま『百年の孤独』再読してるんだけど、やっぱり凄いわ。 でもこれ、やっぱり映画化には向いてないよ。ヘタクソな監督が悪趣味なCGとか使いだしたら興ざめだし。
160 :
吾輩は名無しである :2007/04/30(月) 01:47:04
付け足し。 『百年の孤独』ならびにマルケスの他の作品の魅力を語るときにはずせないのはやっぱり語りの力だと思う。 マジックリアリズムがどうとか人は騒ぐけれども、本当にすごいのは幻想とリアリズムの混交状態を強靭に支える語りの勢いであって、これは映像化不可能なもの。
>>160 文学でしか表現し得ない面白さを実現しているという意味で、やっぱりすごい作品だよね。
映画化なんかされてもたぶん観ないと思う。
俺は見る。 まったく同じ形ではない、文学だけではできない、映像としての良さは別にあるから もちろんそれがきちんと発揮されてるかどうかは別の話だが 興味あるから絶対見るね
163 :
153 :2007/04/30(月) 23:13:27
『コレラの時代の愛』読了。 語りの巧みさに浸れて いい読書時間を持てた。
164 :
吾輩は名無しである :2007/05/01(火) 00:13:35
高橋源一郎「ニッポンの小説」 副題がー百年の孤独ー。
>高橋源一郎 こいつに取り上げられると すべてがダメなものに見えてしまうのはなぜか
アウレリャノにまみれつつある157 ウルスラが好きです。
167 :
吾輩は名無しである :2007/05/04(金) 16:27:19
族長の秋は買ったのか?
168 :
吾輩は名無しである :2007/05/04(金) 20:42:21
>>155 ウィンターソン好きだ〜
あとタブッキも好きだったりするよ。
170 :
吾輩は名無しである :2007/05/06(日) 23:35:20
『コレラの時代の愛』の主人公フロレンティーノ・アリーサ フェルミーナ・ダーサへの粘着だけでなく アンドレア・バロンとの浣腸プレイw 14歳の少女と淫行したヒヒジジイw
171 :
吾輩は名無しである :2007/05/07(月) 10:13:37
新潮社のは高価なわりに売れてるみたいだな 順調に増刷してるのは異例だろう どういう読者層が買ってるのかな 私は単行本で持ってるのは買いなおす気にならないんだが…
>>169 タブッキも好きだよww
やっぱマルケス好きは読書傾向も似てる気がする。
ウィンターソンは岸本さんの訳っていうのも良いよね。
173 :
吾輩は名無しである :2007/05/16(水) 16:57:24
>>165 うわ、やっぱり。と感じるからかな
高橋って、とびつきそうなもの予測できるよね
悪い時 他9篇 血の粛清から、ようやく立直りかけた町。殺した者。遺された者。没落に怯える者。 成りあがり者。恨みを深く潜ませた者。それぞれの心に、周知の醜聞ばかり書き たてた、誰の仕業とも知れぬ貼紙が、不穏な火を放つ……。物語が虚実の間に 浮びあがらせる人世の裸形。 440ページ ISBN : 978-4-10-509010-4 発売日: 2007/06/29 2,940円
また今月も出るのか!! 買わねば
図書館でいいじゃん。 なぜか買う? 金持ちだな。
またいつ絶版になるともしれんし、やっぱ手元に置いておきたいのさ
そういえば自分、ペンギン版の 『Strange Pilgrims』昔買って、いまだ積読状態なのだけど、読んだ人いる? 和訳は出てるの?
179 :
吾輩は名無しである :2007/06/21(木) 19:19:39
十二の遍歴の物語
180 :
吾輩は名無しである :2007/06/22(金) 02:38:23
>>110 様
見に行ったなあ懐かしいなあ幻の『百年の孤独』映画版。
主演緒形拳監督寺山修司。
原作認可がマルケスから下りなかったんだっけ?
まあ下りないわなあ。
でもアレはアレでおもしろい映画だった。
南米じゃなくて日本だけど舞台。
緒形拳ではなく山崎努です・・
>>182 様
ごめんよ柏原芳恵と河合奈保子を間違えたくらいの恥ずかしさだよ。
184 :
吾輩は名無しである :2007/06/23(土) 13:04:15
『愛その他の亡霊について』 すごく面白かった。
中篇じゃ一番面白いんじゃない
まだこの人の本どれも読んだことないんだけど 最初に読むなら何が良いかな?
>>186 様
『エレンディラ』を時間をかけてゆっくりと。
『百年の孤独』より フェルナンダの娘のメメが修道院で隠れて産んだ赤ん坊を 引き取って欲しいとやって来た尼僧に 赤ん坊の事を家族に説明するために マコンド版桃太郎よろしく河で浮いていた籠に入っていた事にすると提案したが 「到底信じてもらえないと」主張する尼僧に言ったフェルナンダの一言 「聖書を信じている連中なんだから、この話も信じるでしょ。」みたいな ワロタ
189 :
吾輩は名無しである :2007/07/11(水) 18:40:44
『百年の孤独』を読み始めました。 読み終わったら感想カキコします。
190 :
189 :2007/07/11(水) 18:52:19
ざっと読み終わりました! この人頭悪いのかな。 全然人間が描けてないと思います。 文章修業が必要と感じました。
191 :
吾輩は名無しである :2007/07/11(水) 19:34:46
読むの速すぎだろw
獣脂の塊をよけるって 飛んでくるの
新装版で初めて読んだのだけど、これはすごいな。 真実の人間の姿が書かれていると思う。 個人に焦点を当てるのではなく、人類そのものを書いている。 ただ最後「反復はされない」とあったのが気になった、これは人類が誕生して絶滅するまで延々と続く系図だと思うのだが。 あと梨木香歩のあとがきは最悪だった。
196 :
189 :2007/07/28(土) 00:27:14
昨日『百年の孤独』を読み終わった。
(言うまでもないと思うけど、
>>190 は俺じゃないよ)
ここの住人には申し訳ないけど、「俺の肌には合わない」というのが正直な感想。
なぜかというと、俺の読書史におけるベスト10は
http://love6.2ch.net/test/read.cgi/book/1043515590/866 に挙げた10作品なんだが、このラインナップを見てもらえれば解ると思うけど、
俺は、「運命に翻弄される理不尽な人生において、人間が守るべき究極的な尊厳とは何か」
「人間はいかにして人間たり得るのか」「人間が生きることの意味は何か」という問いに
真正面から向き合って回答を与えようとした作品が好きだから。
『百年の孤独』で、人間が、ひいては
>>194 の言うように人類が経験せざるを得ない
「実存の究極的な虚無を象徴する圧倒的な孤独」を描いたマルケスの手腕は確かに
卓越的だと思ったけど、俺はそれに感銘を受けることはなかった。
別に、つまらないとか、マルケスは才能がないとか、ここの住民の趣向は変だとか
言うつもりは全くない。
ただ、飽くまでも「俺の肌には合わない」ということ。
197 :
吾輩は名無しである :2007/07/28(土) 04:04:58
>>196 俺の知り合いの趣味に似てる
他だと何が好きですか
>>196 ユーモアの理解できない人という印象のラインナップだな。
マルケスがだめなのも理解できる。
たしかに196の前で冗談でも言おうものならたしなめられそう・・・
『百年の孤独』が世界最高。異論は認めん!
201 :
吾輩は名無しである :2007/07/28(土) 14:26:44
基本的な構造はユリシーズのそれだからな 実存主義的に考えて楽しめる作品ではないだろ しかし百年の孤独を読むとやっぱりガルシア・マルケス御大もジョイスの影からは逃げられなかったんだとしみじみ感じる
影響の度合いならフォークナー72.5%、ジョイス0.5%以下
203 :
196 :2007/07/28(土) 22:46:21
>>198 『神聖喜劇』にはユーモラスな場面も多くて、随所で声を出して笑いながら読んだが。
ま、自分でも自分のことを、あまりユーモアセンスのある人間だとは思わないけどね。
>>197 他には、『異邦人』『蝿の王』『若き詩人への手紙』『フランシス・マカンバーの短い幸福な生涯』、
芥川、安部公房、遠藤周作、井上靖あたりが好き。
>>201 『神聖喜劇』も、プロットを完全に破壊し尽くしたという点においては、ユリシーズ的な作品だと思うが。
ユリシーズは未読だから、『百年の孤独』は駄目だが『神聖喜劇』は崇拝している人間が、
果たして楽しむことのできる作品なのか、確かめるためにも読んでみるよ。
>>202 フォークナー自身、かなりジョイスの影響を受けてると思いますけど……
204 :
吾輩は名無しである :2007/07/28(土) 22:48:27
フォークナー ジョイス カフカ フォークナー むろんフォークナーが1番だろうが これらの作家は決定的に彼の作品に影響を及ぼしてる ジョイスが0.5%ってことはないだろ
205 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう :2007/07/29(日) 02:06:00
ガルシアマルケスが肌に合わなくて 神聖喜劇が世界最高で異論を認めん人が なぜここに居着くのか 何を始めようとしているのか
肌に合わんから叩き潰しにきたんだろ・・・
「愛その他の悪霊について」 G・ガルシア=マルケス/著 旦敬介/訳 狂犬に咬まれた侯爵の娘に、悪魔憑きの徴候が。悪魔祓いの命を受けながら、 熱烈に娘と惹かれ合う青年神父。その純情すぎる愛は、やはり悪霊の業なのか? 大作『コレラの時代の愛』と近作『わが悲しき娼婦たちの思い出』の架け橋とも 言うべき、うるわしき佳篇。 224ページ 2007/08/31 2,100円
「愛その他の悪霊について」が「コレラの時代の愛」と「わが悲しき娼婦たちの思い出」の架け橋?? 妙にウジウジしている男くらいか
210 :
吾輩は名無しである :2007/09/02(日) 14:56:00
211 :
吾輩は名無しである :2007/09/10(月) 16:28:13
「迷宮の将軍」 G・ガルシア=マルケス/著 木村榮一/訳 輝かしき英雄は、祖国を捨てた。新大陸統合という、理想実現の夢を捨てた 祖国を……。南米諸国を独立へと導いたシモン・ボリーバルが、踏みこまざ るを得なかった失意の迷宮。解放者と称えられた男の最後の七ヵ月、死出の 旅路を描き切る、栄光の偉大なる陰画。 360ページ 2007/10/31
214 :
吾輩は名無しである :2007/10/04(木) 23:37:54
215 :
吾輩は名無しである :2007/10/19(金) 23:23:41
216 :
吾輩は名無しである :2007/10/21(日) 09:58:24
ジョイスやプルーストやカフカを含めてホメロス、ギリシア悲劇、聖書の影響を 受けていない西洋文学は存在しないのだから、オリジナルがどこにあるかを云々する のは無意味。フォークナーもガルシア・マルケスも、別の意味で独自の価値がある。 俺自身はフォークナーもガルシア・マルケスも大して好きではないし、 「百年の孤独」も読み返したいとは思わないが。
217 :
吾輩は名無しである :2007/11/02(金) 12:45:15
もっと盛り上がっていいはず
この人の本、原書で読んだ人って日本にどれほどいるんだろう? 原書もやはり読みづらいのかね
さておまいら、迷宮の将軍が発売されましたよ
>>218 スペイン語読める人が日本にどれほどいるのかと…。
220 :
吾輩は名無しである :2007/11/03(土) 00:00:13
コンナ サッカ ウレマセンヨ
んなこたーない。 健在の海外作家の中じゃ一番売れてる部類だろ。 でなきゃ全集なんて出ない。
物語がおもしろかったり人物が生きていたり 伏線が手品師のように巧妙にはられていたり 感情が的確なら 根底にある思想なんか二の次だと思う。 文学は思想哲学書じゃないんだから。 もっともこの作家は時代を映す鏡になっている。 真実を書いている。 不思議なのはそういったテーマを物語にして、 誰か他人に見せたり伝える事が出来るということだ。 けども、そういった思想を、大学なんかで、論じたり教えるべきだろうか? そんなものを職業にしてるやつらはアホだと思う。 ずるいと思う。詐欺師だと思う。衒学というのか。。 そんなもの教えて得意になったり天狗になったり自分をインテリだと勘違いしてるやつら。。。 結局そういった表面的で役に立つと思えない 教養や思想が人間にとって大事なもののようになったのは何故だろうか。。?
大学で文学の講義してるやつらや国語の先生なんかみんな衒学者だよ。 文学が心をきれいにするだとか思ってんのか。 通ぶりやがって。なんもわかってねえ。
>>222-223 文学の研究ってのはさ。
おまいらが得意げに書いてることが、
すでにさんざん言われ尽くして面白くもなんともなくなったことだってことを
知るためにあるんだよ。
文学の研究ってのはつまり意味が無いんだよ。 自己顕示欲のためだけにあるんだよ
例え、言い尽くされたことでも、しゃべらずに、おれない。 黙っていたら馬鹿にされているような気がして仕方ない。。。 自分が無教養だと馬鹿にされないためなら僕はどんな知ったかぶりの嘘でも教養のふりしてしゃべるつもりだ。 それに多分。僕は。誰からも本当に話を聞いてもらったことなどなかったのだ。 おおむねそのせいだ。 おまえらは俺の話を聞くべきだ。
関係ないじゃないか。 その文学が僕に理解出来ようと出来まいと。 問題は賢げに、見えることなんだ。 僕は病的に虚栄心が強いから。。。
僕はしゃべるのが、なかなか巧いだろう?
それに僕は博識だ。。 正直文学よりもセーラームーンとかそんなアニメの方が僕は好きだ。 文学なんか本当は良く分からない。 僕は人生について真面目に考えてきた。し、議論してきた。 し、議論の度に必ず最後には勝利を収めた。。。賢げに引用した。 もっとも、そんな意見のことなんかまったく本当は分からなかったのだが。 そうしないと自分が馬鹿にされてるような気がしたから。 いや、実際はみんな僕の事を馬鹿にしているのを知っている。。 し、こんな事は無意味なのもわかっている。仕方ないじゃないか。。。こういう生き方。 こういう変に、お高くとまったプライドの保ち方しか、僕は、できなかったのだから。
230 :
吾輩は名無しである :2007/12/11(火) 00:54:54
「ラテン・アメリカの文学」シリーズの解説にもマルケスの言葉を引用しつつ述べられていたが、 『族長の秋』では時間軸を混在させるプロット面のつくりと多彩な語りくちが、 明らかに散文の実験としてたくみに散りばめられていたよな。ほとんど散文詩に近い文体で あのボリュームの物語を語りきるというのは形式的な斬新さはすでに失われていた 前世紀後半の文学にあって、どれほどのインパクトを持っていたのだろうか?? むろん原書で読んでない以上『族長の秋』の語りの「斬新」はわたしにとって邦訳の媒介を とおしたものでしかないのだが、日本語のヴェールを透して読んでもなお衝撃的なんだよなあ。 それだけにコレラ以降の作品群においてマルケスが一見すると伝統的な文体作法にしたがって いるように思われるのは、『族長の秋』の試みがわたしの思っているほど斬新でも魅力的でも 無いからなのか、たんに同じ方法を踏襲するのがイヤんなっただけなのか、はたまた 散文詩と小説のはざまでうごめくような文学がいまだ新たな書き手を求めているということなのか…
族長の秋の文庫、三十路前になって初めて本屋で見た。
「予告された殺人の記録/十二の遍歴の物語」 G・ガルシア=マルケス/著 野谷文昭/訳 旦敬介/訳 町中の誰もが知っており、誰もが阻もうとした。その朝、彼が殺されることを。たった一人、 殺された彼を除く誰もが……。運命という現実。その量り知れぬ綾模様の全貌に挑む、 熟成の短篇。さらには、人生という奇蹟。その閃光をまざまざと映し出す、十二の短篇。 352ページ 2008/01/31 2,730円
233 :
吾輩は名無しである :2007/12/30(日) 10:49:37
族長の秋の文庫持ってる 全小説刊行で族長の秋を買おうかどうか迷っていたが、 持ってた文庫のタイトルは何だったっけと考えてしまい買うに至らなかった 実家に帰ってダンボールを開けたらやはりありました 地元のブクオフで100円 集英社で94年初版、99年3刷だった
234 :
吾輩は名無しである :2008/01/05(土) 13:30:41
百年の孤独の文庫本化は、ありえないの? 2年以内にはありえるかな?
どうだろね。初版は1972年だが。
236 :
吾輩は名無しである :2008/01/06(日) 11:20:03
新潮は百年の孤独を文庫化すべきだね。
今さら文庫化されてもなあ。
需要はあると思うんだけどなぁ 文庫で出てるエレンディラは今でも売れてんじゃないのかな?
同じく文庫化してほしい。 持ち歩きにハードカバーはきつい。
この人の文章構成はむせるなぁ……(百年の孤独の数ページ目までの感想です) ま、そのうち慣れるか。中上の時もそうだったし
241 :
吾輩は名無しである :2008/01/12(土) 19:50:04
むせるったって、百年の孤独の文体は文の息の短い、きわめて簡潔なものだよ。 エピソードの内容からむせる気持ちはわかるけど、それじゃ『族長の秋』読めないぞー 中上に喩えるなら、孤独と族長の文体密度は、異族と千年くらい違うかも。
242 :
吾輩は名無しである :2008/01/13(日) 01:14:49
百年の孤独って小説全集だと何ページぐらいですか? 小説全集だとみんな文字の大きさ同じだよね?
243 :
( ̄ω ̄)みちるの友 ◆nCkADzKG8Q :2008/01/13(日) 02:46:57
持て囃されておりますが、大した作家ではないでしょうね(笑)
244 :
吾輩は名無しである :2008/01/13(日) 14:02:21
まあ、アオリはアオリとして置いておくにせよ、マルケスの小説に思想的な深みを 期待する人は裏切られる可能性はあるよね。マルケス自身の言い回しを借りるならば、 フォークナーの「構造の分析的な分解をこばむような狂気」も、作為と計算に満ちた 政治的主張といったものも彼の文学には希薄だから。しかし、それは彼の才能の限界 というよりは20世紀後半の文学の状況、ナラティヴにたいする楽観によって小説を蘇生 させようとしたとも表現しうる、時代背景を反映したというほうが精確だろうと思う。 じっさいそのように考えれば、『寓話』や『スノープス三部作』といった、フォークナー 後期の語り口と『コレラの時代の愛』、『迷宮の将軍』といった作品の連続性が素直に受け止められる。 もちろん、『自動車泥棒』と『悲しき娼婦たちの思い出』が同じくらいつまらない、と 喝破することもできるだろうけどね…
ここまで頭悪いレス初めて見た
>>244 >マルケス自身の言い回しを借りるならば
ソースは?マルケスってフォークナーよりヘミングウェイ
マルケスは心で読むものだよ。素直に味わうものだよ。二重化できない一度限りの哀愁があるよ。 つまり孤独と愛の人生そのものだよ。
この人の 文学読んでおもしろくない人はなに読んでも読めないんじゃないかな? 好き嫌いとか言うよりさ。。
250 :
吾輩は名無しである :2008/02/04(月) 23:32:27
いや、迷宮の将軍以降の作品はいまいちだぞ
前のものも、おもしいけどいまいちなんだよな。
『コレラの時代の愛』に出てくる船長さんが大好きです。ジュゴンの話で泣きました。
253 :
吾輩は名無しである :2008/02/07(木) 17:12:40
全集を買い始めたおれは絶対文庫に落して欲しくない否ア
254 :
吾輩は名無しである :2008/02/08(金) 11:31:19
文庫にしないと買ってやらねぇぞ。
文庫待ちです
256 :
吾輩は名無しである :2008/02/12(火) 22:33:16
100年の孤独とコレラの時代の愛の文庫化希望
257 :
吾輩は名無しである :2008/02/13(水) 02:21:52
だから文庫本にしろって
コレラの愛の時代図書館で借りて読んだけど、家に置いておきたい1冊だな。 ぜひ文庫化して、早くブコフの100円コーナーに置いて欲しい
259 :
吾輩は名無しである :2008/02/15(金) 02:45:58
あーだめだっ期待して読み始めたんだけど、迷宮の将軍はほんとーに面白くねーな。 歴史的事実に取材しているから無茶苦茶できねーってのもあるんだろうけど、マルケス の小説に特有の、くだらねー馬鹿笑いの響きと汗じくじくの熱気からふと覗く、背筋が 凍るような感情の地下水脈が全然見えてこねー。俺がたんに感受できないだけなのか? 冒頭のバスルームにプカプカの描写も、族長の秋で執拗に繰り返された独裁者の描写、 牛やら瀬病患者巻き込んで押し寄せる波間に、背中までフジツボに覆われてプカプカ やってる描写の圧倒とは比較にもならんもん。これじゃ「我が悲しき娼婦…」のほうが読めるよ
260 :
吾輩は名無しである :2008/02/23(土) 00:12:45
>>259 というかシモン・ボリーバルっていう日本人にとっては全くなじみのない人物が主人公だからな
リアリズムに徹してかかれてしまうと理解するのでいっぱいいっぱいなんだよな
でも、同じ中南米の歴史上の人物を主人公にしたレイナルド・アレナスの『めくるめく世界』は
はちゃめちゃなんだが、あれはあれで何が妄想で現実なのかがさっぱりわからんw
261 :
吾輩は名無しである :2008/03/02(日) 05:24:18
百年の孤独って文学素人が読んでも面白いと思えますか?
『百年の孤独』はけっこう好き嫌いが分かれる気もするな。 260があげた『めくるめく世界』なんかのほうが入門には向いてるかもしれん。
>>261 「百年の孤独」は長いしくせがあるから「エレンディラ」や「予告された殺人の記録」あたりの中篇で
マルケス世界に慣れてから読んだ方が無難かもよ。
264 :
吾輩は名無しである :2008/03/04(火) 23:08:40
ガルシア・マルケスの小説で、 老人の元死刑執行人?が死刑を執行する時に 解き放たれた空に向かい、大音量でブルックナーの曲をかける 誰かこの小説の名前を教えてください!エロい人!
265 :
吾輩は名無しである :2008/03/09(日) 00:21:05
>>264 『族長の秋』の犬を連れた暗殺者のエピソードだね。解き放たれた空だっけ?
密室のオーディオ演奏会だった気もするが…
ちなみに『我が悲しき…』では同じブルックナーでも弦楽五重奏が出てきたね。
たしか、「洪水を思わせるブルックナーの作品群にあって、エデンの安らぎを
もたらしてくれる…」みたいな記述で紹介されていたような。たしかに名曲です。
セレンディピティって映画の小道具として「コレラ時代の愛」が使われていたんですが、映画の内容と本の内容にどんな関係があったのかわかるかたいませんか?
267 :
吾輩は名無しである :2008/03/09(日) 19:49:01
>>266 紆余曲折を経て成就される男女の恋愛、という以外にそれほどの関連が
あるとは思えないですなあ。恋愛映画の小道具に恋愛小説の傑作を用いた
だけの話で、映画のプロットがマルケスのパロディになっていたり、一方が
他方のメタストーリーあるいは入れ子構造になっていたり、といった知的な
仕掛けはなさそうです。ドラマでキムタクが恋人にグールドを手渡すのと同じかと。
268 :
吾輩は名無しである :2008/03/10(月) 04:07:30
新品の文庫で現在入手可能なものって 『エレンディラ』 『幸福な〜』 『予告された〜』 以外に何がありますか?
269 :
吾輩は名無しである :2008/03/10(月) 19:53:54
>>268 別にいいんだけどさ、そーゆー質問ってアマゾンで検索かけたほうが
早いし、確実だと思うんだよねえ。
幸福な無名時代とか死をめぐる11の短篇、チリ潜入記とか手に入るよ。
270 :
吾輩は名無しである :2008/03/13(木) 22:22:40
100年の〜が文庫化されなければ、こいつは日本ではこれ以上に認知されないだろう。
認知
272 :
吾輩は名無しである :2008/03/14(金) 02:00:50
100年の孤独どこにも売ってない アマゾンにもない
273 :
吾輩は名無しである :2008/03/15(土) 00:39:11
274 :
吾輩は名無しである :2008/03/15(土) 07:43:49
田舎の小さい本屋にもあったぞ
高校時代に現文の教科書で読んだ『光は水のよう』が好きだなあ。 十二の遍歴〜自体はいまいちだったけど。
そんな優良な教科書があるのか!
悲しき娼婦たちって、老人の勘違いしてる妄想の痛さに共感しながら 愛の不在を感じたんだが、ネットの感想軽く見たらピュアな恋愛ストーリって感じてる人多いんだな
>>277 勘違いしてる妄想=ピュアな恋愛
なんじゃね?
子供に返るようなじいちゃんの無邪気さは「痛い」という
より「微笑ましい」ように読めたな。
百年の孤独読んだんですけど、最後って何年ぐらい? 1940年代?30年代?
280 :
吾輩は名無しである :2008/04/06(日) 01:27:07
フォークナーを好きになれなきゃ、マルケスも好きになれない? まだマルケスは読んだことがないのだが。
んなこたーない。
282 :
吾輩は名無しである :2008/04/11(金) 01:56:26
野性の棕櫚は嫌いでも、コレラの時代の愛が好きなやつは多いだろうね。
283 :
吾輩は名無しである :2008/04/12(土) 12:39:28
284 :
吾輩は名無しである :2008/04/22(火) 17:49:01
文庫出ないのかな
285 :
吾輩は名無しである :2008/04/22(火) 20:58:36
でねーよ
286 :
吾輩は名無しである :2008/04/22(火) 23:06:34
マルケスって、作品によって微妙に感じ違いますよね。 そんなこと、作家だったらごく当たり前のことかもしれないけど…。 百年の孤独があんましピンとこなくて途中で退屈して放棄。 エレンディラも一通り読んだけど特に感動もなく… ところが、時間おいて、「ママ・グランデの葬儀」他短編を読んで突然ぐっときました! こんなことはじめてです。マルケスで次は何を読んだら良いでしょうか? 昔はマルケスなんか眼中になくて断然ボルヘスの短編にハマッてたんですが、 近頃は逆にボルヘスほとんど読む気がないです。 歳とともに変わってくるもんなんですね。そんな25歳このごろです。
ママグランデに近いのって百年の孤独じゃね? もっぺん読んでみたら? 気が進まなければ、文体がぐっと濃くなるけど族長の秋か。
288 :
吾輩は名無しである :2008/04/24(木) 17:15:16
百年の孤独は結末まで読み切らないと、 誰かが言ったあの甘美なやりきれなさを感じることはできない。 実はこっちらも初読の時は一度放り投げて、 しばらくしてから一気に読み通した。 最後近くなると、百年の孤独という意味が決して大げさではなくて、 切々と響いてきた。 時にあの感動を味わいたくて、かれこれ五回くらい再読している。
289 :
吾輩は名無しである :2008/04/24(木) 19:12:40
族長の秋とエレンディラの文庫を持ってますが何か?
エレンディラは…、折り返し(だっけ?)に ちちの出ているサンリオ文庫版で欲しかったとか云ってみるw
>>286 歳とともに、というよりも、そのとき感動したものに左右されるんじゃね?
何に感動するかなんて触れてみないとわかんないもんだし。
で、次のガルシア=マルケスだが、物語そのものを楽しみたいなら『族長の秋』。
物語の構造を楽しむなら『予告された殺人の記録』がオヌヌメ。
『予告された殺人の記録』は語られるにつれ、どんどん中心に近づいていく緊迫感が
すごい。
しかし、『ママ・グランデの葬儀』にぐっとくるなら、あえてフリオ・リャマサーレス
の『黄色い雨』はいかがか。
292 :
吾輩は名無しである :2008/04/25(金) 22:48:26
初マルケスで予告〜を読んだ 面白いけど文学性ってのは感じない
面白かったならおk。
294 :
吾輩は名無しである :2008/04/26(土) 01:14:55
エディンバラだかっての読む
図書館で揃ってたから「愛その他の悪霊について」も読んでみた。 『百年の孤独』より好みかも。
296 :
吾輩は名無しである :2008/04/26(土) 21:42:26
文庫出してくれお願いだ
昔図書館で読んだきりになっていた「百年の孤独」を古本屋で買った 1000円だった。単行本で二段組の文字は老眼の目にはきついが、 ちょろちょろと読み出してみようと思っている。
298 :
吾輩は名無しである :2008/05/01(木) 00:35:37
百年の孤独大人気だな ノルウェーの百選でも考える人のでもトップだし 読んだ事ないけど
299 :
吾輩は名無しである :2008/05/01(木) 00:45:08
↑死ね低能
さっき深夜映画でジョン・トラボルタの「マイケル」ってのがやってたんだけど、 空から落ちてきた天使って感じだったから、「大きな翼の老人」が映画化されたのかってワカワクして見たら全然違ってた。 ジョン・トラボルタかっこいい。
301 :
吾輩は名無しである :2008/05/01(木) 14:18:06
本日午後三時から文化放送で翻訳家大森望氏が「百年の孤独」を紹介。タレントの大竹まことは何度もこの本を読むのに挫折とか。
マルケスのノーベル賞受賞スピーチ読んだけど熱いな。 あれくらいの心意気が裏側にあるからこそ素晴らしい作品が書けるんだと納得だった。
>>48 このカバーは格好いいよ。おれ、気に入っている。
書道画っていうのかね。渋いセンスで、わびさびと重厚さを感じるよ。
305 :
吾輩は名無しである :2008/05/23(金) 11:42:20
表紙の2ページ目か3ページ目にある薄い紙は何なんだろうね
306 :
吾輩は名無しである :2008/05/24(土) 03:56:27
文庫で出る予定ってないのかな?
307 :
吾輩は名無しである :2008/05/24(土) 22:54:47
『百年の孤独』読みました。すごかったです。 マルケス以外で中米・南米の文学で すごい作家、誰か様教えてくれませんでしょうか?
308 :
吾輩は名無しである :2008/05/24(土) 23:13:37
ルルフォ
309 :
吾輩は名無しである :2008/05/25(日) 01:05:43
プイグ ボルヘス リョサ
コルタサル
アレナス
312 :
吾輩は名無しである :2008/05/25(日) 10:46:55
313 :
吾輩は名無しである :2008/05/25(日) 14:11:36
ゆっくりしてってね!
314 :
吾輩は名無しである :2008/05/25(日) 15:39:03
表紙は絶対レメディオス・バロの絵が最高だったろ
315 :
吾輩は名無しである :2008/05/25(日) 20:03:20
317 :
吾輩は名無しである :2008/05/25(日) 20:29:04
>>316 君には見えないのかい?
マジックリアリズムだね、これが
318 :
316 :2008/05/25(日) 20:37:17
うう、おいらは心が穢れているようです orz 昨夜から今朝にかけて、文学板内のどのスレにも この見えないレスがあるんだが、みんなは見えてたのか‥
319 :
吾輩は名無しである :2008/05/25(日) 20:47:10
新刊本当に出るのかな?楽しみ。 ちなみに「コレラ」映画は微妙っぽい。
321 :
吾輩は名無しである :2008/05/25(日) 21:23:54
何の新刊?
322 :
吾輩は名無しである :2008/05/25(日) 21:35:57
>>316 マルケス以外にはいないって意味の空白かと
戦後最大の作家ってマルケスなの?
324 :
吾輩は名無しである :2008/05/25(日) 21:45:33
知らん
ガルシアも含めて名字なんです
>>320 ガルシア・マルケスの。
ソースはmixiなんだけど。
327 :
吾輩は名無しである :2008/05/25(日) 23:37:57
語るための人生
329 :
吾輩は名無しである :2008/05/26(月) 02:49:00
マルケスよみました〜 おもしろかったです だからどうした。 こういうやつは、話より、自分がマルケスを読んだということをひけらかすことに 興味を持っているとしか思えん。 こういうのに限って、カミュすらよんだことねぇ〜んだから。
こっちにも来ましたか
なんか個人的に恨みがあるんだろうな。 好きな子の彼氏が愛読してたとか、しょうもない感じの。
332 :
吾輩は名無しである :2008/05/26(月) 11:31:03
>>330 >>331 マルケス好きなら、もっと、理論で反論しよう。
あの泥臭い感じを出してくれないと。
好きなこの彼氏が愛読してたとか、そんな完成でマルケスはよめないよ。
マルケスやコルタサルはそんな世界観ではないと思います。
もっと、味わえ。
333 :
吾輩は名無しである :2008/05/26(月) 11:32:12
完成は感性の変換ミス、わざとじゃない。 間違えました。
粘着して迷惑がらせてるだけの人が、反論を期待してるなんて。
335 :
吾輩は名無しである :2008/05/26(月) 12:30:18
やっぱり、がっかり。 そんなのばっかりじゃん。 読めてないよ。マルケスの魅力をあげようよ。
なんだ、あげようよって。
337 :
吾輩は名無しである :2008/05/26(月) 12:51:35
338 :
吾輩は名無しである :2008/05/26(月) 13:25:45
339 :
吾輩は名無しである :2008/05/26(月) 13:52:57
>>329 お前さんもな
まずは言いだしっぺから
マルケスの世界観を論理展開してみてよ
340 :
吾輩は名無しである :2008/05/26(月) 14:13:36
>>339 世界観を展開、正直はむりだな。
おれには、筋を追うことくらいしかできない。
追っていくだけで、読み終えたぞという満足感しかない。
恥ずかしいのだが。結構、作品と作品が絡んでるだろ。一作だけでも
話が絡んでるのに、おっつかないから、みんな、おもしろいおもしろいって
いうから、ホントかなって思うわけ。読めている人は、うらやましいよ。
すきって、心からいってみたい、あこがれが、屈折しているわけ。
安部公房スレで基地外があばれてるヨ
複数の作品が絡んだりしてたっけ。 名前がちらと出てくる程度じゃない?
343 :
吾輩は名無しである :2008/05/27(火) 03:27:16
[考える人]で、なんせ一位だから、あわてて今読んでます... すいません安易な入り方で・・・ 考える人選出上位15 までは読み終えていたのに、『百年の孤独』は ワタクシ皆無でした。。。素人?だけに、20世紀ものが皆無ダタ・・・ ちなみに『冷血』は、あまりにリアルで、気持ち悪くなり、今お休み中 そんななか、『百年の孤独』読ませていただいてますので、リアルと幻想の混じった感が、 今の所、楽しめてます。
質問です。 「百年の孤独」をたいへん楽しんで読んでいるところなんですが、 マコンドは南米にある町なんですか? それとも、別のところですか。 おれは南米だと勝手に決めつけて読んでいますが、よくわかりません。 教えてください。
344です。自己解決しました。マコンドはコロンビアなんですね。南米であってたようです。
347 :
吾輩は名無しである :2008/05/28(水) 13:38:35
遂に文庫化か
348 :
吾輩は名無しである :2008/05/28(水) 13:47:25
やっと?
しないでしょ
350 :
吾輩は名無しである :2008/05/30(金) 00:37:56
文庫化本当にまだ? 超傑作らしいから、文庫で持ち歩いてじっくり色んなところで読み漁りたいんだよな。 単行本でしか出さないなんて、商業主義に走りすぎていてガルシアマルケスを広める気がないんじゃないか
351 :
吾輩は名無しである :2008/05/30(金) 00:53:25
だから出るって
20年後くらいにな
ダウンロード販売でな
354 :
316 :2008/05/30(金) 08:16:04
読んだから文庫化しなくていいよ。
なんでだよ お気に入りの作品なら、常に持ち歩いて読みたいだろ ハードカバーじゃ鞄がパンパンになるし、電車の中でも広げにくい
356 :
吾輩は名無しである :2008/05/30(金) 20:11:51
いま文庫化されているのは、 @族長の秋 A予告された殺人の記録 Bエレンディラ の3作品だけですか?
357 :
吾輩は名無しである :2008/05/30(金) 20:14:55
いや、「美しい水死人」(だったかな?)がベネッセから出ていた筈だが
358 :
吾輩は名無しである :2008/05/30(金) 20:16:16
あっ「ママ・グランデの葬儀」が集英社から出てたな
359 :
吾輩は名無しである :2008/05/30(金) 23:52:45
コレラの時代の愛。 4,5年前にペンギンのペーパーバックで読んで大いに気に入った。 が、もうささやかな優越感を愉しめなくなってしまってしょぼんぬ。
原書で読んだけど、日本のみんなが読めるようになって本当に良かった。
スペイン人の留学生に聞いたら、名前はもちろん知ってるけど、難しそうだから読んだことないってさ。 まあ、大江センセーの長篇を読んでる日本人もそんなに多くはいないと思うけどね。
362 :
吾輩は名無しである :2008/06/02(月) 12:57:18
大江はよまんだろ 何であれがのーべるしょうなんてとったの?
哀しいかな小説は面白くないよな、大江
364 :
吾輩は名無しである :2008/06/04(水) 00:04:53
同時代人には読まれても、後世にまで読み継がれるような作家じゃないな、大江。
365 :
吾輩は名無しである :2008/06/05(木) 22:19:19
すいません、百年の孤独に凄いはまりました!
謝ることないよ!
すいません「同時代ゲーム」にはまれませんでした
あんなん作って壊して作って壊してなんですよ、でおわりだし
スレ違い
370 :
吾輩は名無しである :2008/06/06(金) 19:51:42
371 :
吾輩は名無しである :2008/06/06(金) 22:31:00
>>368 それはマルケスのことを言っているの?
大江のことを言っているの?
372 :
吾輩は名無しである :2008/06/06(金) 23:11:00
そういえば大江の小説に「ピンチランナー調書」っての、あったじゃん。 あれ、帯には「哄笑の文学」とおどろおどろしく銘打たれると、大江も大江で その気でいるのか「笑いによって核時代の閉塞を云々」述べたてあろうことか ラブレーまで引き合いに出す始末。しかし悲しいかな、繰り出すエピソードが ことごとく上滑りでラブレー流とやらのお祭り騒ぎも意図されたハヤシ声の域を出ない。 しかしマルケスはと言えば、族長の秋の女子高生サクラ疑惑、コレラ愛の石鹸夫婦喧嘩 など何度読んでも笑えてしまうのだ。これがお二人さんの基礎体力の違いだよなあ。
あの「HA-HA」ってのを入れてる時点で大江自身がギャグをやることを 照れているのだ、みたいなこといったのは筒井康隆だったか。
374 :
吾輩は名無しである :2008/06/07(土) 11:39:11
『百年の孤独』って 改訳版が出てからさほど間を置かずに全小説版の刊行になってるけど、 この改訳版と全小説版って、違いはあるんですか?
カバー画がぜんぜん違うくらいかな
376 :
吾輩は名無しである :2008/06/10(火) 21:19:43
百年の孤独て何で文庫化しないの?
>>376 文庫にしても上下巻になって総額で単行本より高くなりそう。
378 :
吾輩は名無しである :2008/06/11(水) 18:16:21
なるわけねーだろ
孤独のラストが メタっぽいのじゃなくて、 アウレリャーノが死ぬとか 国民がなんとなくマコンドを忘れていくとか そういう感じのほうが好みでした。 67年つーのを考えると、あのラストもありかとは思うが。
380 :
吾輩は名無しである :2008/06/16(月) 01:55:49
「あのラスト」と「67年」がなぜ結びつくのか説明していただこうか。
>>379 いや結びついてるんじゃなくて
その頃だったら、まだあーゆー、今から見たらいかにもなラストでも
古すぎないんかもしらん、というだけです。
いかにもな点を具体的におねがい
383 :
吾輩は名無しである :2008/06/17(火) 19:59:21
裏を返すならば、どのようなラストなら現代的だと思う? それとも「ラスト」を特権視するような枠組みこそ「いかにも」だと言うのかい?
馬鹿はほっとこう
385 :
吾輩は名無しである :2008/06/17(火) 20:21:41
面白い話になるような気もするんだけどね
386 :
吾輩は名無しである :2008/06/17(火) 22:31:50
うっとうしいをみるなぁぁあああああああああああああああああああああああああああああああああ うっとうしいおっさんはみるなぁぁああああああああああああああああああああああああああああああああああ 消えうせろぉぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお うっとうしいをみるなぁぁああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ 消えうせろぉぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお
387 :
吾輩は名無しである :2008/06/18(水) 03:22:34
あああぁぁぁ〜〜、今、まさに今読み終わったよ〜!!「考える人」で一位だた、からあわてて 読んで、今、読み終わったよ〜! こんなに家系図、見ながら読んだ本 ないわ・・・ アルカディオ、アウレリャノ、アルカディオ、アウレリャノ、・・・ってまぁ〜何回も・・・ お風呂の中用の本だったんですが、(文庫がないから)ソレがまた、”孤独”と合ってて 楽しめた〜。 最初から最後の最後まで、メルキアデスが憑いて回ってるのねぇ・・・ で、次は「コレラ」読めばよいのかしら?
>>382 いやふつーに小説内小説、自分が虚構内人物だと気づく、てパターン
ってだけですけど…
俺はやっぱ、登場人物のキャラクターや、個性的なキャラ同士のぶつかり合い、
憎しみあったり愛し合ったりとかにストレートに感動したので、
あのラストだとなーというのがあります。
>>383 どっかの批評家も言ってたと思うけど、
現代文学(70年代以降くらい?)はラストが上手く決まらない、というのが小説の宿命らしいです。
まあまあ当たってるかと思います。
90年代以降くらいの海外文学はあんましらんけど
389 :
吾輩は名無しである :2008/06/18(水) 18:24:48
>>388 なるほど。推論過程としては、
(1)現代文学はラストがうまく決まらない
(2)『孤独』は小説内小説という仕方で、ラストがうまく決まっている
(3)したがって『孤独』は現代文学ではない(「67年」らしい)
ということかあ。しかし、まず(1)がよく分からないぞ。なぜ現代の小説は
ラストがうまく決まらないのかもうちょっと説明してくれないかな。
おそらくネタ元の批評家は中上健次のような作家の軌跡を念頭に置いているのか
知らんが、『コレラの時代の愛』や『族長の秋』のように素晴らしいマルケスの
小説を手元に持っている我々にとっては、そういう胡散臭い批評家の言を疑う
ところから始めるべきだろうからね。
390 :
吾輩は名無しである :2008/06/18(水) 18:32:56
そういえば、中上健次の『奇跡』という長編小説は、いわゆる小説内小説と よばれるものに近い語りの構造をもっていた小説だっけ。この小説はたしか 70年代以降の作品だったが、これは中上の現代小説からの後退とみなすべき なのだろうか? あるいは、マルケスの『族長の秋』は語りからして小説の 形式を超えるような実験性をもっており、螺旋状に渦をまきながら回転する ような物語の構造は小説の「ラスト」という前提そのものにヒビを入れる作 品になりうるが、これが現代的というならばどうしてマルケスは以後このよ うな実験を進めることをせず『コレラの時代の愛』のようなウェル・メイド な物語を描いたのか。考えることはいろいろあるねえ。
>>388 問題は、あのラストを、奇を衒っての実験小説的なメタとして読むか否かって事でしょ。
そうしないための伏線として、物忘れの病気やバナナ労働者の話があるんだと俺は思うけど。
伏線はってりゃ実験でなくなるわけでもあるまい?
ツッコミたいなら読んでから
読んだ上で言ってます。なぜ「物忘れの病気やバナナ労働者の話がある」 と「奇を衒っての実験小説的なメタ」でなくなるんだ?
>>394 百年の孤独って、あちこちで歴史の記述のあやふやさについて書いてるじゃん。
正史と稗史の関係だったり、荒唐無稽な昔話の奇妙なもっともらしさだったり。
そんなふうにして、ずっと、メタフィクションの構造は示唆され続けてきてる。
ところが、そういったものを考慮せずに、ラストのメタ展開だけにフォーカスするから、
388にとっては単なる虚仮威しの実験みたいに見えるんじゃないか、って話。伝わる?
>>389 「孤独が現代文学じゃない」、なんてひとこともいってないけど…
なんで「現代」=「一瞬」なんですか? 「現代」にも幅があっていいと思うけど
あまり幅がないと、「テクストのひび割れから一瞬見え隠れする…」みたいなノリになりそうで…
ラストがきまんないんは、探してみたら、スガが三島の遺作のやつが最後に決まった作品と言っててそれだと思う。
もちろん批評として象徴的な作品を取り上げて大雑把に言ってるに決まってるけど
おれ自身はなんとなくそーだなーという印象のみです。
問い詰められるとゴメンナサイとしか言いようがないですorz
>>391 なるほど、円環からはみ出すもんとして入れた、ということはありそうですね。
>>395 なんつーかそこまで深い読みじゃなくて、たんにラストの好み、という浅い話です。
もともとオーソドクスなリアリズム小説でもないので、どんなラストでもいいっちゃあいいと思うけど
でも作品の終わらせ方ってけっこー大事だと思いません?それで作品の印象変わったりするし。
愛すべきハチャメチャな面々が弔われることなく終わっちゃうのが残念って感じの意味か。
百年の孤独、ホセ・アルカディオ・ブエンディーアが死ぬところまで読み終えた。 たしかにグイグイ読ませるし、 現実と幻想がごっちゃになって織り成される神話的世界観も魅力的だけど、 これが20世紀最高の小説というほどのものか? とも思った。 まあ、最後まで読めばまた感想は変わるかも知れないけど。 熱心なファンにとって、百年の孤独の面白さって、端的に言って何なのだろう?
自分でも言ってるが、最後まで読んでから来い
お勧めの百年の孤独論があったら教えてください。
>>395 なるほど、伝わった。
歴史そのもののの不確定な要素を示唆し、その揺らぎや奥ゆきのなかに
物語をはめこんでいくのはおそらくマルケスがフォークナーから学んだ
手法なんでしょうな。歪んだ時計やスイカヅラのツル、照りつける赤光
といったフォークナーの隠喩はマルケスの羊皮紙よりもむしろ手がこん
でいるのかもしれない。こういうことも言っているバルガス・リョサの
マルケス論も面白い。
>>400
>>401 ありがとう。バルガス・リョサのマルケス論、読んでみます。
百年の孤独の面白さは、
正史と稗史を同次元で語る話体の面白さ、
という感じなのかな。
コレラの時代の愛やわが悲しき娼婦〜とかも百年の孤独のように文庫化引き伸ばし作戦が とられるのだろうか? まあ、マルケスが亡くなるまでは文庫化しない作戦なのかね?
404 :
吾輩は名無しである :2008/06/22(日) 06:21:42
文庫するまで絶対に買わんからな 俺が死ぬまでにはするだろ
51年9ヶ月と4日、
>>404 は文庫化を待ち続けていた……。
406 :
吾輩は名無しである :2008/06/22(日) 10:23:43
文庫化してないから読まれない作品No.1だよな
ハードカバー買うか、借りるかして読めば良いだろw 読まずに死ねよ
「大佐に文庫は来ない」 俺は近ごろの文庫は、活字が大きくて読みづらいから嫌い。
たぶん上下巻になると思うからあまり利点がないような。
410 :
吾輩は名無しである :2008/06/22(日) 20:14:40
利点あるだろ 安いしスペース節約になるし持ち歩けるし
411 :
吾輩は名無しである :2008/06/22(日) 20:27:50
文庫の表紙はやっぱレメディオス・バロ?
小町娘?
414 :
吾輩は名無しである :2008/06/23(月) 04:47:11
マルケスが鬼籍に入ったら文庫化されるの? 今80だが、まだまだ頑張りそうな気配
415 :
吾輩は名無しである :2008/06/23(月) 21:39:25
マルケスは百年は生きるよ
コレラが映画化されて今年公開されるんだから、コレラぐらいは文庫化してほしい。
『コレラ』、映画になるのか…。 小説だから好いのであって、あれをただ映像化したんじゃ エンディングなんか『ちいメロ』にしかならないぞ。 ネタバレ気味だったらゴメソ。
もう出来上がってて、あっちでは既に公開された。
419 :
398 :2008/06/26(木) 22:28:10
「百年の孤独」、漸く読了。 面白かったけど、20世紀最高の小説という類いの評価は大袈裟だと思った。 とはいえ、気に入ったエピソードを時々読み返したりしたいとも思う。 ウルスラ、アウレリャーノ・ブエンディーア大佐、レベーカ、ヘリネルド・マルケス大佐、 あたりが特に好きになった人物かな。 一人の人物に感情移入しながらの読みを拒絶するような文体だけど、 その中でも実質的な主人公はアウレリャーノ・ブエンティーア大佐だと思う。 彼こそ近代化の猛威に対するラテン・アメリカン土着の抵抗意識の血肉化だね。 しかも、そのような人物を小説中最重要な位置に置いておきながら、 この小説から何かしら道徳的教訓なり政治的メッセージなりを読み取ろうとすることが、 まったくの不毛といってもいい作品に仕上げているところが一番気に入った。 サルトルみたいに政治的な作家が君臨していた60年代末に、 ここまで非政治的あるいは脱政治的ともいうべき小説を書いてみせたのが、 当時としては衝撃だったのかな。 構造主義の文学的展開だよね。 ガルシア=マルケスが哲学者だったら「野生の思考」を書いたろうし、 レヴィ=ストロースが小説家だったら「百年の孤独」を書いたと思う。 日本の小説だと、大江とか中上とかよりは、むしろ、 太宰の「ロマネスク」とか織田作の「夫婦善哉」とか深沢七郎の「楢山節考」なんかに似てるように思った。 あと漫画だけど、手塚の「火の鳥」。 メタ的な仕掛けは、あくまで小説を終わらせるための伏線であって、 「百年の孤独」の魅力はメタがどうのということではなく、 やはり、あの、民話的・神話的世界観に根差した、 歴史が神話に飲み込まれていくような、目眩めく語りの芸にあると思う。 以上、とっ散らかってますが、初読者の感想でした。
割と真っ当な読みだと思う。 個人的にはメタとかそういうのはただのスパイスで、一番の魅力は物語の力だと思う。
>>419 政治的じゃない文学なんてその時代いくらでもあるじゃん…
ナボコフとか
本人曰く、 "Most critics don't realize that a novel like One Hundred Years of Solitude is a bit of a joke, full of signals to close friends; and so, with some pre-ordained right to pontificate they take on the responsibility of decoding the book and risk making terrible fools of themselves." だってさ。
423 :
吾輩は名無しである :2008/06/27(金) 01:56:03
批評家の多くが百年の孤独を始めとした小説連がちょっとした諧謔、或いは親友だけに解さるる暗号に満ちていることに鈍感だ そういった暗号の意味を知りうるが為に威張り腐ることに従事できる権利を持った彼等には自らを辱める危険性を負いながらもこの本を解読する責任を負っている てこと?
424 :
吾輩は名無しである :2008/06/27(金) 18:41:52
>>419 >ここまで非政治的あるいは脱政治的ともいうべき小説を書いてみせたのが、
>当時としては衝撃だったのかな。
>構造主義の文学的展開だよね。
何か特定のイデオロギーに根ざしていたり、明確な政治的メッセージを発しているということは、
「政治的な小説」にとって必要条件でも十分条件でもない。なぜなら、すぐれた政治的小説であれば
あるほど、初読者に特定の政治的主張を伝達するものではなく、むしろ政治をめぐる葛藤や混乱に
巻き込むものであろうからだ。その意味でカミュの戯曲よりはジュネの小説のほうがはるかに政治的だ。
また
>>421 も指摘しているように、60年代にはマルケスが特異な存在にみえるほど特定の政治的信念を
ふりまわすたぐいの「政治小説」が横行していたわけではないし、サルトルが作家群にあって「君臨」
していたわけではない。それと、「構造主義の文学的展開」とはどういう意味なのだろうか?説明モトム。
425 :
398 :2008/06/27(金) 20:34:22
>>424 いや、そんな難しいことじゃなくて、
もっと単純に、普通の人の感覚で「政治」という言葉を解して下さい。
マルケス自身、政治運動から距離を置いて、
「小説家の任務は優れた作品を書くこと」
と言っているらしいですし。
60年代が政治的な時代だったというのは、まあ、通説では?
もっとも、当時自分はまだ生まれてもいなかったので、
実際のところは知らないですけど。
「構造主義の文学的展開」というのも、多分にイメージ的に書いたことです。
個人の「内面=実存」を一切描かず、あくまで、
複雑に入り組んだ親族関係という関係性(構造)の中で人間を描こうというアプローチ、
そしてその関係性に基づいて人間を描いていく際に依拠しているのが神話的想像力である点、
ここらあたりに「構造主義」的なものを感じたということでした。
426 :
398 :2008/06/27(金) 21:37:59
あと、ひとつの一族の運命を数世代に渡って描いていくという小説は、 自然主義全盛時代にはゾラの「ルーゴン=マッカール叢書」とか、 トーマス・マンの「ブッデンブローク家の人々」とか、 結構あったと思うのだけど、20世紀になって、モダニズムの心理主義が流行して、 個人の内面を如何に描写するかがクローズアップされてくると、 ひとつの一族を数世代に渡って描くという19世紀的作風は、 フォークナーなどの例外を除いてあまり書かれなくなったように思う。 そんな中、個人の内面(実存)を殆ど問題にせず、 あたかも蟻の巣を実験観察するような筆致で、 ある共同体の生態を数世代に渡って描き出していく「百年の孤独」は、 発表当時相当衝撃的だったのではないかな、と思う次第です。 しかも、マジックリアリズムという文体を確立することで、 ゾラ流の自然主義リアリズムであれば、 数十冊を費やしなければならなかった数世代を巡る物語を、 マルケスはわずか一冊に凝縮してみせた。 たとえば「百年の孤独」が、もし自然主義の文体で書かれていれば、ラストは、 「かつてマコンドの栄えた無人の荒野の上を今は砂塵を孕んだ風が吹き抜けるばかりである」 というような文章で締め括られていたと思います。 そう考えると、メタ的な仕掛けも、ただ単に小説を終わらせるための伏線というだけではなく、 数世代に渡る神話的叙事詩を高い凝縮度で物語るために不可欠の設定だったのかも。
英米の人がエキゾティシズムへの好奇心をもって読んだとき、
結果的に政治とは縁遠いものと感じられたかもしれない、って程度の「非政治的」なら、まあそうかなと思う。
真実どうであったかは、なんともいえんね。
>>422 も半分は韜晦だろうし。
428 :
398 :2008/06/27(金) 22:13:26
自分の言う「非政治」はその程度のものと思ってくれても結構です。 春秋の筆法にこそ文学の真髄があると思いますし。 もっとも、自分はエキゾチズム的興味で「百年の孤独」を読んだ訳ではありませんが。
ペダンティックっすなー
430 :
398 :2008/06/27(金) 22:31:43
たしかに(苦笑)。 ペダンティックというか、ディレッタントだとは自分でも思います。 「百年の孤独」だとアウレリャーノ系の人間ですね。
20世紀最高の小説って言われることが多いのはユリシーズの方じゃない? そりゃ百年の孤独>>>>ユリシーズって言ったら大げさになるよ
ってことは20世紀は始まってすぐに最高傑作を出してあとは下り坂なわけか
でも、ユリシーズより百年の孤独のほうが面白かったぞ ユリシーズの登場人物は、ただ登場するだけで、登場する必然性が感じられない。 人が出てくるたびに、小説がいろいろな方向に拡散していく感じで まとまりがつかなくなっている印象をうけたな。 実際、ノーベル文学賞をとっているのはマルケスの方だし、百年の孤独の方が上では?
ノーベル賞ってレベルの高い芥川賞みたいなもんだよ。
レベルに天と地ほどの差があるように思えるが
436 :
吾輩は名無しである :2008/06/28(土) 19:46:10
>>426 >発表当時相当衝撃的だったのではないかな、と思う次第です。
フォークナーを「例外」扱いしているが、それこそ「発表当時」は
フォークナーが発見されおおいに論じられていた件。
あと衒学的なのはまったくかまわないのだが、それならそれなりに
政治やら構造主義といったターミノロジーに慎重であってほしい件。
437 :
398 :2008/06/28(土) 23:06:10
>>436 いや、まあ、衒学的と言ったって、その程度の、なんちゃってということです。
変なこと書いていたら、その都度指摘して下さるとあり難いです。
サルトルらが評価したことでフォークナーが注目されるようになったとはwikiにも書いてありますが、
まさにフォークナー・リバイヴァルたけなわの頃に「百年の孤独」は発表された訳ですね。
だんだん、60年代当時の文学的雰囲気が彷彿としてきたように思います。
60年代は、思想史的には実存主義から構造主義への過渡期で、それを文学の世界でよく象徴するのが、
サルトル(フランス)〜フォークナー(米国南部)〜マルケス(南米)という流れだった、という感じでしょうか。
フォークナーは土着的神話というアイディアを持ちながらも、まだジョイスの影響が濃厚で、
その文体はモダニズム的な「内的告白」風の文体実験に囚われています。
それに対して、マルケスは、フォークナーから土着的神話というアイディアを受け継ぎつつも、
ジョイス風の文体実験などにはほとんど興味を持っていないような文体で小説を書いています。
(勿論、フェルナンダの邦訳旧版で延々2頁に渡り続く愚痴などに「内的告白」の応用を見ることもできますが、
マルケスの場合「内的独白」もあくまで物語の中での演出効果として採用されているのであって、
ジョイスのように文体実験そのものが目的化している小説とは決定的に創作姿勢が異なります。)
60年代末には日本でも庄司薫のように当時の学生の語彙で「内的独白」を試みる作家が高く評価されたりもしていたようですし、
現在から振り返ってみると、やはりマルケスが「百年の孤独」で提示した作品世界は相当「妙な」もなものだったのではないかと思います。
その辺の経緯をとらえて池澤夏樹は、
「ジョイスとプルーストによって小説という表現形式は盛大かつしめやかに引導を渡されたかと思われたのに、
マルケスは『百年の孤独』一巻で手つかずの豊潤な鉱脈がまだ眠っていることを示した。」
と評したのではないでしょうか。
438 :
398 :2008/06/28(土) 23:12:08
訂正 ×「妙な」もな → ○「妙な」もの
サルトルのフォークナー再評価と百年の孤独の出版って、もっと離れてないっけ? まあフォークナースレじゃないし、どうでもいいけど。
百年の孤独読み終わった22歳 マルケスは多分これっきりだろうけど ウルスラ、ホセ・アルカディオ・ブエンディア、アウレリャノ大佐あたりの ストーリーは本当におもしろかったと思う 後半がダルすぎるが、大佐の引退あたりまでは素晴らしいね あと元女王様のダンナに対する愚痴もよく書けていると思う
441 :
吾輩は名無しである :2008/07/07(月) 01:12:16
他に良いと思った小説は?
『コレラ』、帯が映画の宣伝になってるね。 中身は初刷りのままだけどw
443 :
吾輩は名無しである :2008/07/07(月) 16:32:59
「族長の秋」は窒息するような空気の中でメリーゴーランドのように 周りに周って最後ぽーんと放り出されてしまう展開に ( ゚д゚)ポカーンとなった。
444 :
吾輩は名無しである :2008/07/07(月) 23:03:59
早く百年の孤独が文庫化されないかなー
445 :
吾輩は名無しである :2008/07/07(月) 23:05:24
>>445 ジョイスは芥川龍之介賞も文學界新人賞も獲ってないからな。
ていうかここはガルシア=マルケスのスレだった。
まあガブリエル=マルケスも、泉鏡花賞や大佛次郎賞を獲って
いてもおかしくはないのだが。
飛行機から爆薬バラ撒く業界を描いてライト=ノベル賞。寝る。
まあ、ノーベル賞はトルストイも獲れなかったしね。 トルストイを退けて第一回ノーベル文学賞を受賞した シュリ=プリュドムの作品を読んだことがある人 現代にどれくらいいるのだろう。
もう覚めなくていいから。
>>441 マルケスはこれ以外読んでないです
他の外国作家ならドストエフスキー、カミュ、スタンダールあたりが好きです
ガルシアも含めて名字なんです。 ミドルネームじゃないんです。
>>450 だよな。しかし、誰も
>>446 の「ガブリエル=マルケス」にツッコんで
いない件。マルケス、マルケス言う(姓のガルシアを抜く)のはよく
見るが、姓にガブリエルをまぜるというのは、はじめて見た。(w
まあ、間違えたのは、俺なんだけどね。orz...
ところで、スペイン語で読んでる奴いる?
452 :
吾輩は名無しである :2008/07/08(火) 22:57:13
あいかわらず、糞スレだ
453 :
吾輩は名無しである :2008/07/25(金) 17:57:16
コレラ時代の愛にでてくるSEXの体位がわからん
454 :
吾輩は名無しである :2008/07/25(金) 22:16:28
川端康成の『眠れる美女』に着想を得たやつなら読んだ
海上自転車、網焼きチキン、八つ裂きの天使ってどんな体位なんだ?
456 :
吾輩は名無しである :2008/07/29(火) 23:21:16
孤独・遍歴・コレラ を買いました。 順番に読んでいこうと思っています。 ところで、ガルシア・マルケスって全巻揃える価値がありますか?
孤独、族長、コレラ、将軍、短編 これで十分
458 :
吾輩は名無しである :2008/07/30(水) 01:37:01
これ疑問なんだが、将軍の迷宮の何が面白いのか。
459 :
吾輩は名無しである :2008/07/30(水) 01:37:50
迷宮の将軍だた
460 :
吾輩は名無しである :2008/07/30(水) 13:59:55
迷宮の将軍は、ジョン・グリーンって人の『アラスカを追いかけて』っていう アメリカのライトノベル風の小説のヒロインのアラスカの愛読書 迷宮の将軍がこの物語りの核になってたりする。
孤独、族長、コレラは傑作で これらに比べて将軍は凡作なんだが 補助線にはなるわけよ そういう意味では読む価値がある
462 :
吾輩は名無しである :2008/07/31(木) 12:02:29
ごめん、何が何をどのようにして補助するのかわからない
ラテンアメリカの状況に対してだよ 西欧文明とラテンアメリカという風土という 本来的には異質な価値の相克というのがマルケスのテーマだからな
>>463 ふ〜む、たしかに『孤独』のつくりはそういうテーマに沿っているとも言えるし、
事実、ラテンアメリカの同時代の作家に共有されている問題意識でもあるけれど、
たとえば『族長の秋』に自らの根ざす風土と西欧文明を「相克」する側面があるのかね?
>>646 「大統領」が「族長」という状況で
どんどん部族抗争的に変わる
そしてそれを支えるファナティックな語り
コレラは時代を書いたんだね
466 :
吾輩は名無しである :2008/08/01(金) 23:34:27
予言者がおる
467 :
吾輩は名無しである :2008/08/03(日) 01:41:37
>>465 族長の秋に「どんどん部族抗争的に変わる 」記述はないだろ…
独裁者の話なんだから常識的に考えて…
コレラを「時代を書いた」小説として片づけてはだめだろjk…
孤独なんていう気恥ずかしい言葉を使うのは、 未熟な文学青年の卑小なうだうだした内面を書いた駄作にしかならない、 という文学論は一般的に流布している。 しかし、孤独というのは昔から文学の永遠のテーマでもあった。 それを「百年の孤独」は違う切り口で真正面から取り上げてみせた。 そのことに多くの作家たちは衝撃と感銘を受けた。 そして、マルケスは次に一般庶民の孤独ではなく、 権力者の孤独を描いてみせた。(族長の秋) 古今東西、マルケスほどしたたかに「孤独」を書ける作家は存在しない。
469 :
吾輩は名無しである :2008/08/27(水) 12:45:05
正しい文学名作ランキング決定版(改訂不可) 超名作 戦争と平和 神曲 ドン・キホーテ ファウスト ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 名作 魔の山 レ・ミゼラブル デイヴィッド・コパフィールド 嵐が丘 人間の絆 白鯨 カラマーゾフの兄弟 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 良作 北回帰線 赤と黒 阿Q正伝 ボヴァリー夫人 失われた時を求めて ゴリオ爺さん ガラス玉演戯 ユリシーズ 響きと怒り 城 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 佳作 怒りのぶどう 大地 世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド グレート・ギャッツビー 明暗 老人と海 夜の果てへの旅 感情教育 ハムレット 失楽園 オデュッセイア モンテ・クリスト伯 クオ・ワディス 大使たち イワン・デニーソヴィチの一日 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ラノベ 豊饒の海 ティファニーで朝食を レベッカ 万延元年のフットボール 決壊 初恋 アルジャーノンに花束を グランド・フィナーレ 椿姫 見えない都市 百年の孤独 オネーギン オブローモフ 外套 暗夜行路
百年の孤独がラノベ級になってることより、 同じランキング内に平野啓一郎の新作が入ってることのが よっぽど腹立たしいのだが、これ、自分だけだろうか
見えないけどたぶんあのコピペだな。
アウレリャーノ・ブエンティーア大佐って、 現代でいえばビンラディンみたいな存在だよね。 バナナ農場を営むイギリス人はさしづめブッシュかな。
473 :
吾輩は名無しである :2008/09/01(月) 06:47:35
マルケスマルケス書いてる人がいるけど、 「ガルシア=マルケス」で名字だからね。 ジョサも同じ「バルガス=ジョサ」。多分。 わざとならスマソ
>>469 「見えない都市」よりは「レ・コスミコミケ」の方が
絶対上だと思うんだけど
俺は見えない都市のほうがすぐれていると思うな。 レ・コスミコミケと柔らかい月はカルヴィーノのいう「速さ」に欠ける。 方法論が先立つあまりにいまいちスリルを感じられない。
前近代とも言える母系、男権社会の、牧歌的で野蛮で非合理なゆえに普遍的夢幻性を撒き散らすガルシアマルケスの舞台仕立ては時代劇的であるはずなのに 強烈な現代的同時代的セクシュァリティを内包している。 予告〜で望まぬ結婚を強いられるアンヘラ。 彼女の生涯を通じて感じられるクールな諦観と強い意志は彼女のいわゆる目力の現代性を俺に感じさせてその見たこともない瞳の強さに完全に惚れてしまった。 ガルシアマルケスが過去を過去としてありのままに描きながら現代的セクシュアリティが強烈に浮かび上がるのはなぜ?
『百年の孤独』読了記念パピコ 面白かった。読み応えもあったから、大満足。
478 :
吾輩は名無しである :2008/09/16(火) 15:47:08
改定推奨文学ランキング 超名作 戦争と平和 神曲 ドン・キホーテ ファウスト ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 名作 魔の山 レ・ミゼラブル デイヴィッド・コパフィールド 人間の絆 白鯨 カラマーゾフの兄弟 重力の虹 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 良作 北回帰線 赤と黒 阿Q正伝 ボヴァリー夫人 失われた時を求めて 1984年 キャッチ22 ゴリオ爺さん ガラス玉演戯 ユリシーズ 響きと怒り 城 アンダーワールド 異邦人 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 佳作 怒りのぶどう 大地 世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド グレート・ギャッツビー 明暗 老人と海 夜の果てへの旅 スローターハウス5 感情教育 ハムレット 失楽園 オデュッセイア モンテ・クリスト伯 クオ・ワディス 大使たち イワン・デニーソヴィチの一日 ライ麦畑でつかまえて ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ラノベ 豊饒の海 ティファニーで朝食を レベッカ 万延元年のフットボール 決壊 初恋 アルジャーノンに花束を グランド・フィナーレ 椿姫 見えない都市 百年の孤独 オネーギン オブローモフ 外套 暗夜行路 ムーンパレス 嵐が丘 ジェーン・エア 伊豆の踊り子 涼宮ハルヒの憂鬱 キノの旅 ダ・ヴィンチ・コード
479 :
吾輩は名無しである :2008/09/17(水) 02:14:55
>>476 >現代的セクシュアリティ
なんのこっちゃ
151:記憶喪失した男 ◆cnhIMeWufo :sage:2008/10/01(水) 14:08:44 ID: DoBVHzG3 「族長の秋他6篇」ガブリエル・ガルシア=マルケス 67位/83作品。翻訳小説SF以外。 つまらなかった。「族長の秋」を「百年の孤独」に匹敵するなどという妄言を吐く輩は死んでしまえ。 「百年の孤独」に比べ、つまらなすぎる。自分そっくりの影武者や、年とってから嫁にとった若い女の権力の横暴など、 面白い要素もあることにはあるが、それらがバラバラで、いまいち魅力を発していない。 「百年の孤独」の登場人物には不思議な魅力が満ち溢れていた。しかし、「族長の秋」には人物に魅力がない。 段落わけのいっさいない文章の書き方も読みにくくてしかたない。「族長の秋」は読むのが苦痛だった。 他6篇は特に傑作ということもないが、暇つぶしに読んでも損はしないだろう。
元スレlこえーよ
元スレ?
にえー?
レスの元スレが思考盗聴システムは実在している!!!その13ってスレだった
486 :
吾輩は名無しである :2008/11/18(火) 21:50:41
ダ・ヴィンチ・コード
487 :
吾輩は名無しである :2008/11/18(火) 22:11:18
『ジャーナリズム作品集』 『予告された殺人の記録』 『12の遍歴の物語』 『迷宮の将軍』 『百年の孤独』 を読んだのですが他にオススメありますか?
479 たぶんアクチュアリティーを間違えたんだろう。
489 :
吾輩は名無しである :2008/11/18(火) 23:34:10
アウレリャノ・ブエンディア大佐死に方もなんかイイ
>>488 ジェンダー観みたいな意味合いで使っているんだと思う。
大佐の一世をふうびした人間の最後は悲しかったな
ガルシア・マルケスは、日本語訳と英語訳とでは どちらの方がより面白く読めるんでしょうか。 もともとがスペイン語だから、日本語訳でも英語訳でも同じかな。
訳者の資質と読む人の語学力による
>>493 じゃあ日本語で読むことにしる。
原文のスペイン語だと、文章の濃厚さがぜんぜん違うらしい。
どの作家でも原書で読んだほうが・・っていう人はいるさ 「翻訳のがいいよ」っていわれる作家いないでしょw
カフカ、安部公房が好きなオレは、 最近「エレンディラ」を読み始めた。 悲しいかなカリブ海。 しかしもうすぐ読み終えてしまうことのほうがはるかに悲しい。 一日に一話づつ、ゆっくりと読み進めている。 翻訳はきっと素晴らしいのだろうが、 やはり頭のどこかには原語のニュアンスはどんなものかという想いが。 学ぶべき言語がまた一つ増えてしまった。 しかし実際にそうするかどうかはまた別の話。
497 :
吾輩は名無しである :2008/11/22(土) 20:59:58
エレンディラの最初に入ってる天使の話ってなんなんでしょうね
498 :
吾輩は名無しである :2008/11/27(木) 09:10:38
マルケス自身は自著のなかで最高傑作は「予告された殺人の記録」と語っているらしいけれど、 このスレ見てるかぎりではあんまり「予告された・・・」について語られてないですね?僕個人的には 「孤独」も「予告された」も今までの読書遍歴のなかでかなり上位にランクインする作品なんですが、皆さん的にはどうでしょうか?「予告された・・」は?
499 :
吾輩は名無しである :2008/11/27(木) 11:04:37
「予告された…」は完成度は一番だと思いますが マルケスの小説に完成度はそんな重要じゃない気がして それならむしろ「迷宮の将軍」とかの方が愛着わくかなぁといった感じです 僕は
500 :
吾輩は名無しである :2008/12/08(月) 02:29:24
上げ
百年の孤独見たけど4行でギブアップ 一番見やすいの教えろ
「予告された」だな。
>>501 旧訳で読んだのだったら新訳なら読みやすいんじゃない?
それでもだめなら「青い犬の目」おすすめ
つか4行でだめなら話にならんじゃないの
506 :
吾輩は名無しである :2008/12/12(金) 02:41:51
たしかにあの4行で 「おもしろくならなそう」 と思うのはあながち間違いじゃないかなぁ…
最初の四行で相性が分かるんだから、むしろ良心的かもね。
ブラジル料理屋のカウンターでテキーラのトニックでもチビりながら読め。国がムチャクチャ?雰囲気だよ雰囲気。 空気の演出力がページを進めさせるだろう。 ただし肉系のつまみは食い過ぎんように、腹一杯んなって眠くなるw
作者より訳者との相性ってあるよね。
一日四行づつ読めばいつか読み終わるでしょう
四行詩……
まさに100年の孤読
「コレラの時代の愛」を読み進めているが 段々とフェルミーナ・ダーサの言動に苛立ちを覚えてきた。
感情移入して読む作品じゃないよ。
>>515 そうだね。本当にそうだと思う。
でもガルシア=マルケスの中にある理想の女性像ていうのが
あんな感じなのかなあ。
517 :
吾輩は名無しである :2009/02/07(土) 03:14:07
ロングセンテンス
518 :
吾輩は名無しである :2009/02/10(火) 14:30:31
百年の孤独なんて読んでて、とち狂った人間達が 踊ってるだけにしか見えなかった。あれ面白いか? 族長の秋は良いように枯れてて好きだったんだが
長すぎる
>>518 同意
大抵オモローな反応だから,イマイチと思う自分て読解力なし?
と思ってた。
521 :
吾輩は名無しである :2009/02/11(水) 00:19:56
ふと気づいたがマルケスって20世紀最大の作家じゃないか? フィッツジェラルドくらいかなんとか比べれるのは
ラテンアメリカ最大ではあるが。
どうでもいい
「無垢なエレンディラと(ry」のばあちゃん強すぎワロタ。 ラストにもワロタ。とにかくもうなんなんでしょう?最高だった。
>>521 ジョイス、プルースト、フォークナー、カフカ、マン
イギリス、フランス、アメリカ、チェコ、ドイツ 英語2 ドイツ語2 フランス語1
アイルランド、フランス、アメリカ、オーストリア領プラハ、ドイツ
フィッツジェラルドなんかと比べられるかよ
カエターノ・ヴェローゾの音楽の印象と ガルシア=マルケスの小説の世界の印象ってなんか近い気がする。
530 :
吾輩は名無しである :2009/04/14(火) 16:30:25
今、新作書いてるみたいだよ
531 :
吾輩は名無しである :2009/04/15(水) 01:57:01
このビッグニュースでなんで何も書き込みが無いんだ!
そのニュース読んでて知ったんだけど、『誘拐』も映画化すんのね。
エレンディラって映画になってたんだね こないだツタヤで発見した VHSプレイヤー捨てなければ良かったよ
サンリオ文庫版はたしか、見返しに映画のカットが載ってた希ガス
予告された殺人の記録読んだお なんだか胸を打つものがあったお あと99回は読むお
536 :
吾輩は名無しである :2009/06/28(日) 19:14:55
フィデル・カストロとの対談が収録されている文献があれば教えてください。 もし日本訳があればベストですが、ない場合 スペイン語でも、英語でもかまいません。 書名、雑誌名がはっきりしない場合でもなんらかのデータをいただけると幸いです。 よろしくお願いします。
537 :
吾輩は名無しである :2009/06/29(月) 07:03:30
前のスレにもあったが、全集の文庫化は無理?金ねー。何冊か図書館で借りて読んだが、所有したい。俺はマルケスとシモンが好きだ。関連ないけど
538 :
吾輩は名無しである :2009/06/29(月) 09:21:30
「予告された殺人」って読んでみると、無関心という部分にカフカの 「変身」を見るような気がするんだけども、そういう鑑賞をした人は いないのかな。
カフカは不可解を書こうとしたんだろうけど、「予告殺人」は有る風土の土地で起きたただの天気雨のレポートじゃないかな
うちに集英社のラテンアメリカ文学全集がなぜかある。
>>538 「予告された殺人」も「変身」も精読したわけじゃないけど、
「予告」は関心はあるのだけど「自分が手を汚さずに、自分が労力を費やさずに起きる変化を望む」て態度を描いてたような気がする。
「変身」の家族も「無関心」てわけじゃなかったような・・・・・・。
542 :
吾輩は名無しである :2009/07/15(水) 21:22:30
精読したほうがいいんじゃ
543 :
吾輩は名無しである :2009/08/01(土) 03:04:14
原文は何? 英語でいいの?
スペイン語
>>546 ありがとうございます。やっぱり2ちゃんはスゴイな。
教えてチャソで嫌われるかと思ったけどブクマしといてよかった!
過去2回ほど深夜とBSだかスカパーだかでVHSに録画した覚えがあるのですが
しまい失くしてしまったので。
ディスカスでご近所の店検索しても出なかったしorz
新宿はうちからも一番近い大きいツタヤだし、ほんと嬉しいです、ありがとう。
マルケス原作のもので他に日本盤がある映画ビデオはありますか?
映画化されてたのかよ、しかも最近だし
エレンディラは日本版昔あったな
>>549 これほとんどダイジェスト版だった
映画化するなら短編ぐらいの長さがちょうど良いんだろうな
百年の孤独ってコロンビアの文学者の中じゃ評価が下がる一方らしい。 逆に「落葉」が上がってるんだってさ。
どういう理由で?
555 :
吾輩は名無しである :2009/08/10(月) 01:03:51
>>554 あんまり覚えてないけど大江があっちの研究者の話を聞いてきたらしく、
たしかマルケスは早々に人間を描くのを止めて技巧にはしったとかなんとか
556 :
吾輩は名無しである :2009/08/10(月) 03:25:37
印象批評の決まり文句っ! 「人間が描けてない」
558 :
吾輩は名無しである :2009/08/11(火) 19:53:11
百年の孤独より面白い作品ってあったっけ?
大江w ノーベル文学賞の黒歴史の分際でいっぱしの文化人ヅラすんなやw
ガルシア・マルケスの作品に限っては 「人間が書けてない」っていうか書いてないってところが むしろ痛快に感じる
予告された殺人の記録を読みたいのだが 文庫と短編集どっちがいいかな
文庫のほういま読んでるけど なんか、どうにも読みにくい気がする。 短編集の方はどうなんでしょうね。
564 :
吾輩は名無しである :2009/08/16(日) 20:28:49
百年の孤独読みだしたがツマラン
百年の孤独を半分くらい読んだ所での感想を。 まず、人名を把握するのが大変。 南米コロンビアの話として、保守派対自由主義とか将軍とか大佐とか実感出来ない。 どんどんドラマが展開されているが、ごろっと投げ出されている感じで咀嚼するのに時間がかかる。 退屈はしないけど、テンションが下がると読めなくなりそう。
>>564 つまんなかったら放り投げればいいだけだよ。
放り投げたら全ページバラバラになって、一枚一枚が鳥となって空に飛んでいったんですが
夜通し糞の掃除をしなくてはならなかった。
自分で片付けるより、紙魚に任せた方が良いと気付いたのは翌朝のことだった。
そして乳房になった男と永遠の対話を繰り返すのであった
「わたしは‥‥もとは、自転車のはずなのに、どうしてこんな姿になれるのでしょう」
なに風味にしてるのかさえ分からなくなってきた
「エレンディラ(略)」おもしろかったなあ
575 :
吾輩は名無しである :2009/08/21(金) 13:28:03
>>565 相性が悪いんでない?
俺はそんなに読解力があるほうじゃないんだけど、
魅力的なイメージが動画でパシッパシ入ってきて、
読み始めから最後まで興奮しっぱなし!
人物像もビジョンが見えてきて、混乱もなかったな。
もう本当に面白かった!これ以上の本に出会えるのかなってくらい。
576 :
吾輩は名無しである :2009/08/21(金) 14:45:40
マルケスはおもろかったな〜。むさぼり読んだ記憶がある。 で、新卒時のキヤノンの技術者面接でマルケスの話をしたら、 面接官にあきれられて、あなたは何がしたいのかと問われ落とされてしまったw まあ、相性が悪かったかな。ていうか技術が嫌いだしね。 ちなみに今は外資系をリストラされて無職。ホームレスにまっしぐらですw
>>575 相性が悪いんだろうね。
主人公が誰なのかはっきりしないのがちょっとね。感情移入が出来ない。
物語の展開するスピードが早すぎるのも、感情移入しにくい要因。
加えて、舞台がコロンビアと言う地球の裏側だし。
気に入った人たちはそこが気に入った訳なんだろう。
しかし、面白いと言われる小説が楽しめないのは残念だし、悲しい限りだ。
どうしてもダメだったら諦めて、何年後かにまた読んでみればいいんでない? 読む本なんて無限にあるんだから、それに執着する必要ないし
読みかけたから、最後まで読みます。 全く面白く無いってわけじゃないし。
要するにかまってちゃんか
>>579 それは本に失礼なので俺はやらない
つまんなくなったら、そこでストップ
マルシアガルケス
おまえモナー
作家や編集者はつまらなくなったら読むのやめる人が多いな 素人は金を払ったからもったいないと我慢して読む人が多い
ていうか、退屈はしないって言ってるのに。
つまんないのに読み続けるのは本への蔑視を生み出すように思う
なんか急に
つまらないからと言って、途中で読まないのはどうなんだろう。
592 :
吾輩は名無しである :2009/08/23(日) 12:53:11
正解のない悩みにいつまでも気を捕われることはない。 どっちのやり方にしろ、お互い「自分の気持ちに沿ったこと」しか言わないんだから。 そんなこと好きにしたらいい。
途中でやめるのも最後まで読むのもどっちもそれなりの見識
581とか589ってなんか勘違いしてるけど そのまま放っておこう
595 :
吾輩は名無しである :2009/08/24(月) 17:47:37
きょう「百年の孤独」を読み終わりました。 切ないけど、感動的でした。
596 :
吾輩は名無しである :2009/08/24(月) 20:41:31
泣けるケータイ小説家、ガルシア=マルケス様だな。
なんか全く何が言いたいのかわからないそれ。
こんなにガルマルが好きな人がいっぱいいたなんてうれしいよ
ガルマルて
600 :
吾輩は名無しである :2009/08/25(火) 22:05:56
十二の遍歴の物語ってどんな感じ?
ガルマルてw
ガルマル=シアケス
ガルマル・ラケット
「百年の孤独」読了。 読む前は途中で挫折するかと思いきや、不思議と読み進めてしまう魅力がこの本にはありました。 これでたいていの小説は読める自信もつきましたw
よし、次フィネガンズウェイク行ってみよう
606 :
吾輩は名無しである :2009/08/30(日) 03:13:28
きっつい冗談やでぇ… フィネガンは富士の樹海やでぇ…
607 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう :2009/08/30(日) 14:25:03
神聖喜劇
ロマンティックかっぱえびせん
610 :
吾輩は名無しである :2009/09/06(日) 19:32:45
>>604 「百年の孤独」は作者自身にとっても金字塔のような出世作。
だからこそ、それ以降の作品は意図的に文体を変えているから要注意。、
意図的ってホントかよ
>>611 意図的じゃなく文体が変わるってありうると思う?
これだけの大作家が
613 :
吾輩は名無しである :2009/09/08(火) 17:01:37
>>612 >意図的じゃなく文体が変わるってありうると思う?
ん?普通に誰にでもあるだろ?
市井の日記からドストエフスキーまで。
経験・年齢・文章演出の幅の増大・嗜好・文化や風土
意図的だけじゃなく、いくらでも変わるよ。
そもそも文章が変わったって、原文を読み比べて?
日本語訳では、解りかねるのでは?
「そう思う」ぐらいで少なくとも断言は避けた方がいいんじゃね。
614 :
吾輩は名無しである :2009/09/08(火) 19:45:38
それこそ語るに落ちるだな。 「そう思う」ぐらいでは断言できない。 「いくら思う」とも断言できない。 断言できるとか、出来ないとか・・・ いつまで経っても袋小路だな。
スペイン語の文体の違いが俺たちにわかるかよ
616 :
613 :2009/09/09(水) 11:45:51
論理の摺り替えか。 ●文体の変更は作家の意図だけではない。 ●原文比較による文体の違いを感じたのか? 俺の言っているのはこの2点のみ。 断言は避けた方がいい、というのは学問におけるアドバイス。 それこそ語るに落ちるだな。とか意味わかんねーし。 ま、そもそも俺は611でないから、別にいいんだけどな。
お前らどうでもいいことに熱心すぎ 本は最後まで読むべきかとかさあ…
>>613 =
>>615 は自分の無知を他人にまで拡張して適用しすぎ
あれこれ能書きたれずに、僕はわかりません、ぐらいにしとけ
619 :
吾輩は名無しである :2009/09/10(木) 23:04:10
百年の孤独を、今読み終わったんですけど アマランタ・ウルスラとアウレリャノが一族で100年目にして初めての本当の愛 ってとこの解釈が分かりませんでした みなさんはどうお考えですか?
いいセックスができたってことだよ
621 :
吾輩は名無しである :2009/09/15(火) 20:38:53
そのとおり。 体の相性がバッチリだったということさ。
622 :
吾輩は名無しである :2009/09/15(火) 21:48:32
>>619 要するに「本当の愛」いう普遍的な事実が先にあって、
結果論として作品の結末に有ったのに過ぎないのであって、
作品の筋を追ったその結果として出現したものとは限らんでしょ。
その言葉の定義にしたって作者はどんな意味も読者に強制していないし、
人類愛であろうと、男女愛であろうと自己愛であろうと作者は読者に任せていると思う。
623 :
吾輩は名無しである :2009/09/15(火) 21:58:53
スペイン語ではどうなんだよ?
アマランタ・ウルスラとヤリてえよなあマジで
えええ〜〜〜
626 :
619 :2009/09/17(木) 04:20:27
みなさんありがとです
俺も結局肉体的に合ってたとぐらいしか、思いつけませんでした
>>622 確かに結果論として最後に出てきただけ、っていうのはおっしゃる通りだと思います
でも、あそこの言葉の定義っていうのは
作者の中でかなり限定的に決まっていそうな気がするんですけどどうでしょうか?
ガルアシ・マルスケ
628 :
吾輩は名無しである :2009/09/21(月) 07:45:31
わが悲しき娼婦たちの思い出を読んだ人いたら感想聞かせて。 スペイン語版は初版100万部だったとか。
629 :
吾輩は名無しである :2009/09/21(月) 12:54:49
初版100万部ってマジかwww
この人の書く娼婦とか年増の女って魅力ある。 ヒロイン的キャラはわりといつも美人で古い感じの設定だけど 脇役の女たちがおもしろい。
631 :
吾輩は名無しである :2009/09/25(金) 21:12:56
全集読みつづけていると、中南米やスペイン、ポルトガル系の主人公ばかりでうんざりする。 たまには、想像だけでいいからアングロサクソンや黄色人種の主人公で小説書いてみろよ。
お前ら本当に面白いと思って読んでるの? 玄人と思われたくて無理してるんじゃないの?
釣りはよそで
キューバ映画祭でガボ脚本作品の上映があるよ
637 :
吾輩は名無しである :2009/09/29(火) 19:19:41
ユーロスペース キューバ映画祭2009
http://www.eurospace.co.jp/detail.html?no=226 今年は日本・キューバ外交樹立80周年。キューバ革命50周年!
そして、キューバ映画芸術産業庁(ICAIC)も50周年。
そこで、革命直後のキューバから、現代の若者の姿を描いたインディペンデント作品まで全12本をラインナップ。
ドイツでデジタル・リマスターされたトマス・グティエレス・アレア監督の未公開作品、若手監督が手がけたドキュメタリーとフィクション、
そして、カストロ前議長とノーベル賞作家、ガブリエル・ガルシア=マルケスの話し合いで1986年に設立された「国際映画テレビ学校」(EICTV)から生まれた3本に加え、
音楽やアニメ、女優たちのインタビューなど色とりどりの短編集まで一挙上映!!
■“キューバを知る!”トークショーを開催します!
9月27日(日)16:10『苺とチョコレート』上映後
“「苺とチョコレート」にみるキューバ” ゲスト:野谷文昭さん(東京大学教授)
9月30日(水)18:35『コロンビアのオイディプス』上映後
“ガルシア=マルケスとキューバ” ゲスト:久野量一さん(法政大学准教授)
10月3日(土)16:35『ある官僚の死』上映後
“60年代キューバ映画” ゲスト:太田昌国さん(民族問題研究家・現代企画室編集長)、岡田秀則さん(国立近代美術館フィルムセンター主任研究員)
10月7日(水)18:50『シュガー・カーテン』上映後
“キューバ映画の旅” ゲスト:清野史郎さん((有)トラベルボデギータ代表取締役)
映画を通してキューバが見える! 渋谷で2週間限定の映画祭
ゴッド・ファーザーがない……
「生きて、語り伝える」 G・ガルシア=マルケス/著 旦敬介/訳
http://www.shinchosha.co.jp/book/509018/ 祖父母と一族が生きぬいた文字通り魔術的な現実。無二の仲間たちに誘われた
文学の沃野。身をもって直面した母国内政の怖るべき紛乱。作家の魂に驚嘆の
作品群を胚胎させる動因となった人々と出来事の記憶を、老境に到ってさらに
瑞々しく、縦横無尽に語る自伝。
発行形態 : 書籍
判型 : 四六判変型
頁数 : 688ページ
ISBN : 978-4-10-509018-0
C-CODE : 0098
発売日 : 2009/10/30
3,780円(定価) [発売予定]
随分ぶ厚いんだな
そういえばガルシアマルケス原作の映画をキューバはつくってないような あれだけ関係が密なのにちょっとした七不思議?
【映画】ノーベル賞作家ガルシア・マルケス氏の小説映画化を、市民団体が児童買春美化と批判[10/19] 1 : ◆GinGaOoo.. @銀河φ ★:2009/10/19(月) 16:20:11 ID:???0 マルケス氏の小説映画化に批判 児童買春美化と市民団体 【メキシコ市共同】 南米コロンビアのノーベル文学賞作家ガルシア・マルケス氏の小説をメキシコの制作会社が 映画化しようとしたところ、小児性愛や児童買春を美化することになるとして市民団体が批判。 制作者側も「事前検閲だ」と反発し、撮影が延期される事態になっている。 原作の「わが悲しき娼婦たちの思い出」は、90歳の誕生日に娼家の女主人に14歳の少女を 紹介してもらった男性の恋の物語。地元メディアなどによると、市民団体は映画化されれば、 いずれはテレビでも放映されることになり本よりも影響力が大きいと懸念。犯罪の教唆・擁護を 禁じた刑法に違反するとして5日、検察当局に告発した。
全然美化してないのにな
メキシコユニセフこえーw
どこもユニセフは病的だな
646 :
吾輩は名無しである :2009/10/20(火) 15:50:08
647 :
吾輩は名無しである :2009/12/13(日) 13:39:43
648 :
吾輩は名無しである :2009/12/19(土) 13:01:44
小説に比べるとエッセイは薄いね
本は分厚いらしいけどね
マルシア=ガルケス記念館とかあったら。行って見たい者だ
自己紹介乙……
最近までずっと「コレラ時代の愛」と思ってた。
百年の孤独の世界は 家族制度。発達心理学。なんかの本に書かれてる問題に通じる。 アメリカなんかでそういう問題がいつ頃、取り出されるようになったのか 知らないけど。 何か一つでも、大意を取り上げるなら そういうものの悲劇を、マルケスは書きたかった。ようだ。 読みさしだが、そういう世界はフォークナーも書いてる。 フォークナーもマルケスも、普遍的な作家だ。 確かにとても、現代的だ。 家族の血脈に、隠された病気は、代々受け継がれて行って、 その家は、 最後の一人の子はそんな世界から 抜け出して新しい世界に生きるようになるかも知れないし その子も死ぬかも知れない。 百年の孤独は1956年に書かれた、 いつからそうなのかは、知らないけど、確かに現代は過渡期だ。 これから、こういう、人間の病気が治療されていくのか、どうか俺には分からない。 けども、いずれは、遠い将来なのか近い将来なのか分からないが、治療されていくだろう。 そういう兆しがないでもないようだから。 あと、訳者が百年の孤独の最後の人物は、愛の成就だ、みたいに書いてた気がするけど、 この作品のどこに、愛の成就が、あるのか、分からない。
テーマがどうか、なんかどうでもいいけどな。
どの作品も最高。
656 :
吾輩は名無しである :2010/02/20(土) 01:34:09
鄭義>ガルシアマルケスだと思うのは俺だけか?
アジェンデもおもしろいな。 最初精霊たちの家 マルケスの、もろパクり とおもてったら、 最後まで、読んで、 むしろ、マルケスと同じくらいか それ以上にすごい作家だったな。 大好きな本だな。 女性の作家、全然、馬鹿に出来ないな。 百年の孤独、好きだった人なら、 読んで、全然、損ないだろな。
でも、アジェンデがノーベル賞取る事はないのかもな。 残雪もないのかも。 作風がマルケスの模倣だから とか カフカの模倣だから。 とか言われて。
ノーベル賞を基準に考えなくていいと思う
>>658 マルケスもフォークナーの模倣だよ
アジェンデがノーベル賞をとれなかったとしたら、
それ以外に問題があるってことだ
ノーベル賞を基準に考えなくていいと思う
アジェンデと残雪は素晴しい作家。
>>661 そうだな。w
へミングウエィが取ってるから不公平だとかそんなのが言いたい
へミングウエイ読んでも何も感じられなかったもん。。w
急に残雪の名が上がるとは思わなかったw
残雪すげーよ。 残雪は天才。 マルケスと関係ないっちゃ関係ないけど。 カフカが潜在意識の世界も作品になる事を 発見して、(まあ、それ以前に発見されてたのかしらんが) 残雪も同じ方法でやってるとかそんな感じなのかな? アジェンデとマルケスの関係もそんな感じかな? だからって、アジェンデや残雪がすごくないって事にはならんよ。 そんなの、本質的な点が分からんやつが言うことだよ。 獲る狸とかそんな馬鹿だったら 「結局は模倣でないですかねえええぇぇぇおやはや(笑)さてはて」 とか言いそうだよな。
> 「結局は模倣でないですかねえええぇぇぇおやはや(笑)さてはて」 こういうのは、己の身を滅ぼしている奴がいう感想だよ。
実に愚か(笑)
667 :
吾輩は名無しである :2010/03/06(土) 00:16:31
旧版の『族長の秋』の冒頭文は神!(・∀・) 栄耀なんて言葉初めて目にしたわい orz
栄耀栄華って言葉は死語だったとは知らなんだ
かしこには、 ただ 秩次(ととのひ)と 美と、 榮耀(えいえう)と 靜寂(しじま)と 快樂(けらく)。 栄耀単独での使用はこれで覚えたな。
670 :
吾輩は名無しである :2010/03/06(土) 21:56:58
ガルシアってスペイン語圏では最も多い苗字だって知ってたかおまいら
671 :
吾輩は名無しである :2010/03/06(土) 22:53:59
中上の小説のほうが上だと思う
672 :
吾輩は名無しである :2010/03/06(土) 23:06:14
中上はただ上っ面を流用しただけ
673 :
吾輩は名無しである :2010/03/12(金) 22:48:46
674 :
吾輩は名無しである :2010/03/13(土) 12:43:48
>>652 それは日本語訳の問題なので原題的には問題ないかと?
高橋源一郎が 「マルケスは読者の読むスピードを超えている」とかなんとか言ってたが あのおっさんにしては 良い事言うなと思ったな
百年の孤独今100ページまで読んだけど面白いね。 たしかにフォークナーの作品やドンキホーテの影響が色濃く反映されてる
そう簡単にわかろうと思うな
マルシア・ガルケス、マルシア・ガルケス マルシア・ガルケス の検索結果 約 1,870,000
681 :
吾輩は名無しである :2010/04/25(日) 14:05:37
革命家と文学者、ラテンアメリカの〈英雄〉たちが結ぶ
「伝説的友情」の語られざる真実!
コロンビアのノーベル賞作家は、キューバの最高指導者の親友にして、
ただ一人の「外交官」――。
たとえ国際世論の孤児になろうとも、マルケス作品をすべて読み
「最良の批評家」を自負するカストロを、マルケスは庇い続ける。
作家はなぜ権力に惹かれるのか?
政治と文学の間に横たわる秘密の領域に迫るスリリングなノンフィクション!
http://www.shinchosha.co.jp/book/506161/
>作家はなぜ権力に惹かれるのか? 権力に惹かれたんじゃなくて、カストロに惹かれたんだよ また「ただ一人の外交官」というのも違うと思うね。 多くの理解者、同伴者、支持者がカストロにはいるから
"マルシア・ガルケス" の検索結果 約 549 件中 1 - 10 件目 (0.26 秒)
>>678 高橋って人の評論
読んでないから分からない
685 :
吾輩は名無しである :2010/04/26(月) 22:07:35
だから何?
百年の孤独読んだけど全然つまんなかった。 ただ淡々と出来事を解説してるだけで登場人物の内側の掘り下げがない
そういう文体なんだよ
「愛その他の悪霊について」が好きだな
内側の掘り下げがないからこそ素晴らしいし評価される文学も沢山ある
高い、高すぎる 文庫化してくれ 頼む
691 :
吾輩は名無しである :2010/05/12(水) 09:48:49
だが断る
692 :
690 :2010/05/12(水) 17:43:28
>>689 わかる。
日本の私小説とかとはベクトル真逆だよね。
その通り。 身辺雑記の毛の生えたような小説が今の大半の日本の小説で、 「毛」とはとりもなおさず、内面のうだうだを書くことが 「文学」だという矮小化のためなのだが、 マルケスは確かにフォークナーの影響はあるのだが、 そして、フォークナーほどの巨大なうだうだならば「文学」になり得るのだが、 むしろマルケスは極力内面のうだうだを切り捨てた ハードボイルドスタイル。 「孤独」なんていう甘ちょろい言葉をつかうのは 文学青年の小説もどきの書き物だ、とはよくいわれることだが、 それを臆面もなくタイトルに使いながら、 読み手をしてまさにその通りこの小説は 「百年の孤独」なのだとひれ伏さしめることができるのは、 マルケスという作家以外(現在は)いない。
695 :
吾輩は名無しである :2010/06/01(火) 23:54:19
文庫本ワゴンセールにて エレンディラ(サンリオ文庫・初版・帯つき)を64円で救出
あーあれね、カバー見返しにビー、…ダマが出ているやつ(笑 今持っているのはちくま文庫版だが、じぶんが昔に読んだのもそれだわ、 20年くらい前にw ちなみにじぶんは昨日『赤い唇』を100円で買いますた@エンターキング
697 :
吾輩は名無しである :2010/06/06(日) 21:27:31
コレラの時代の愛を読み始めたトコだが ガルシア・マルケスとオウムって最高の組み合わせだろw 何度も声出して笑ったわ
699 :
吾輩は名無しである :2010/06/15(火) 09:55:49
535 名前:無名草子さん[] 投稿日:2008/01/27(日) 20:00:08 いや、本当に悪気はないのでw 海外文学は自分も読むけど、例えば一時はガルシア・マイケルから派生して ラテン文学に凝ったりロストゼネレーションものを集中して読んだりと、 そんな読み方をしているから、純粋に疑問に思っただけなんだけどね。 人それぞれだから勿論批判したいのではなく、どんな感じで岩波ばかりなんだろうと。
たしかにその間違い方は悪気ないんでしょうね
701 :
吾輩は名無しである :2010/07/07(水) 15:56:12
百年の孤独で、メルキアデスの予言(?)は、 アウレリャーノ・ブエンディア大佐については はずれてるんですよね?銃殺と言われたけど、 銃殺されてなかったはず。 それって何か意味があるんですか? 読み違いor読みが浅かったらごめんなさい。
702 :
吾輩は名無しである :2010/07/07(水) 17:14:28
>>701 いや当たってるだろ。たしか「木にしばりつけられ」
だっけ? 銃殺なんていってねえよ。
703 :
吾輩は名無しである :2010/07/14(水) 03:59:55
若手作家に人気あんだよね。数年前の文藝のアンケートで百独かなり入ってた。
っぽくない、ところが格好よく見えるんでない? モノも、まー面白いし。
705 :
吾輩は名無しである :2010/07/14(水) 14:54:37
くずダ
木にしばりつけられたのはパパ。
触っちゃったみたい?w フォームであれば、ともあれ、見えると(笑
うん、もう単純にかっこいいもんな、寓話やら記紀風? (つか、「奇」が少しく入ったようなやつ。『楢山節考』とか)の。 わかるよ〜(笑 それはそれで。よおく。
…まーでも、入り過ぎてても、それはそれでマズい訳よね(笑 だって、そこらへん下手うつともう簡単にエンタメ分類されてしまうからw んで、そこで、夷齋ですよ、なんですが(笑 ――がしっかし、その差違を、 やれ、教養だなんだなんてなところにしか、求められない手合いにはw はじめから縁がないのは、マルケスだって同じことだと、俺は思うんだけんどもねw
あれは、よく出来ている。――が、よく出来ているが故に、 ちと困ったちゃんなw作品なんだと。安部の砂のが、そうである様に。 んな話。
うん。きゃーきゃ云うだけならば、さry あはは
あ、消えたわw 手直ししようか思ってモドルしたっけ(苦笑 しね。 てかめんどいからwwもー書いてはやらないがw さーんねん! ってw …まーな、ちょー端折って云うならww『伝統と個人の才能』。 そんな話だった訳ですが。でも、判るよね?(笑 これでもう、十分に。
うん、だってさ、きゃーきゃー云うだけならそれこそ、サrywwww そういう、アホラシサを、ともあれ、じぶんは、感じたと。それだけだ。
てゆうか、逆に云うならやねえ(笑 ――他ならぬ自身において、それが、未だに、かなわないからだ。 「これまで」との、葛藤があっての、初めての、「これから」なのではないのかと。 そんなことをね、ちょっと。だから少しくイラッときたんだわw
百年の孤独を最近読んだ。 ホセ・アルカディオ・ブエンディア、アウレリャノ・ブエンディア大佐の晩年の孤独に魅かれた。 大佐の死後はそれ以前ほどワクワクはしないものの、緩やかな物語のたたみ方が綺麗だと思った。 他に短編集と、愛その他の悪霊についてを読んだことがあるが、次はコレラの時代の愛を読もうと思った