4 :
吾輩は名無しである :2006/05/23(火) 20:26:12
いつの間にかドイツ語の新スレが… あー「ゴーレム」はおもしれーぜ。
5 :
吾輩は名無しである :2006/05/24(水) 18:27:20
ワールドカップ保守
前スレがマゾッホのレスで落ちてるようじゃ、2も消えそうだね。 ところで、これまで資料的にしか目を通してこなかった コルネリウス・アグリッパの『オカルタ・フィロソフィア』を そろそろ通読してみようかと思ってる。 あれをきちんと読んだ粋人はいる? ちなみにわたしのは、フリーク訳の黒い八折判さ。
日付から推測するに書き込みが一定数を超えると自然と格納される仕掛けになっているんじゃないかな。 詳しいことはよく知らんよ。
たしかレスが980を超えると、自動的に落ちるようになってるはず。
>>1 さん乙
それで、一定期間のあいだに20を超えないと即死だっけか。
協力します。
>>1 さんありがとう。
10 :
吾輩は名無しである :2006/05/24(水) 20:09:45
じゃあオイラも即死防止に協力。 ドイツ文学はあまり知らないけど、好きな作家はホフマン。 「黄金の壷」イイ!! 何故文庫絶版なの、岩波さん? かなり前にドイツ文学名作集って本で読んだ、「スキュデリー嬢」 ってのも面白かった。
11 :
吾輩は名無しである :2006/05/24(水) 21:59:24
では、わたしも即死防止に協力。 ヨーゼフ・ロート小説集、4冊なんだし全部買っときゃ良かった。
ホフマンは『砂男』しか読んだことないな、フロイトの 『無気味なもの』との合本の奴、河出文庫の。
13 :
吾輩は名無しである :2006/05/25(木) 01:24:50
ロマン派即死回避
14 :
吾輩は名無しである :2006/05/25(木) 04:16:40
アイヒェエンドルフが好きです。 詩だけ読むのもいいけど、小説の流れの中で読むと魅力が俄然引き立ってきます。 これまでに読んだのは、大理石像、予感と現在(邦訳「フリードリヒの遍歴」)、デュランデ城悲歌 日本の歌物語を連想させますが、日本のそれが色好みの系譜に繋がる連続的な恋遍歴なのに対し、 アイヒェンドルフのは倫理的な緊張が張って心理的展開にドラマティックなものが生じています。 ドイツ文学の中では、ゲーテのヴィルヘルム・マイスターに始まり、シュトルムへと連なる 「歌物語」ですが、アイヒェンドルフはその中でも幻想と現実の間の夢幻的な空間の広がりと 倫理的な志操の高さにおいて群を抜いているといってもよいと思います。
君はねむっている 君はねむっている――だからぼくはそっとささやこう やすらかにおやすみなさい! と。ぼくの足音が 君のねむりをさまさぬように ぼくの祈りの声が 君にきこえぬように そおっと帰ってくる。 ひとつの墓 ただそれだけで思い出されるたくさんの場所、 そしてすぎ去ったさまざまのことが 夢と香気の中にある。 さあ 湧きいでよ すがすがしい生の泉よ 墓碑や墓穴を超え さざめき流れよ! シュトルム詩集/藤原 定訳/角川文庫
16 :
l :2006/05/25(木) 05:35:49
その場しのぎ的な話題提供ですが、個人的にホットトピック。 今年ってR・ヴァルザー没後五十周年なんですってね。 みすず書房の『詩と小品』、今度読んでみようかなーと思っています。 『ヤーコプ・フォン・グンテン』が講談社文芸文庫あたりで上梓されると願ったり叶ったり。 略式年譜が面白すぎる。ちょっと抜粋。 一九〇四年(二六歳) 一月、チューリヒに戻り、チューリヒ州立銀行に勤める。 十一月、ベルンで兵役再訓練。 同月末、処女出版『フリッツ・コッハーの作文』刊行(ライプツィヒ、インゼル社)。 一九〇五年(二七歳) 三月、ベルリンに行き、兄カールと同居。(六月末、一旦チューリヒに戻ったらしいが 詳細不明。)召使い養成学校に通い、十月から年末まで、オーバーシュレージェンの ダムブラウ城で召使いとして働く(この間の体験が『ヤーコプ・フォン・グンテン』の 素材となる)。 一九〇六年(二八歳) 一月、ベルリンの兄のもとに戻る。二月、『タンナー兄弟』を書きあげる。 夏から秋にかけて、失われた第二の小説執筆。 一九〇七年(二九歳) 『タンナー兄弟』刊行(ベルリン・ブルーノ・カッシーラー社)。 この年しばらく美術団体「ベルリン分離派」に書記として勤める。 一九〇八年(三〇歳) 『助手』刊行(ブルーノ・カッシーラー社)。六月−七月、パウル・カッシーラー (ブルーノの従弟)とともにベルリンからケーニヒスベルクまで汽球飛行。 この年のうちに兄カールとの共同生活を一旦打ち切る(衝突の原因等詳細不明)。 一九〇九年(三一歳) 『ヤーコプ・フォン・グンテン』刊行(ブルーノ・カッシーラー社)。 『詩集』限定版刊行(同)。
17 :
吾輩は名無しである :2006/05/25(木) 22:20:20
シュティフターの水晶を全ての子に読ませたい
18 :
l :2006/05/25(木) 22:25:07
うん。あれはいい作品だと思う。 石さまざまの序文はすばらしいと思う。
ローベルト・ヴァルザーってドイツ文学? 一冊も読んだことないものでコメントできないけど面白そうだね。
16の年譜は集英社版世界の文学74『カフカ|ヴァルザー』からのものです。 ヤーコプ・フォン・グンテンを藤川芳朗訳で収めています。いわゆる断章形式の物語です。 「日記」という副題が冠されているようですが、自律的に《日記が「僕」を物語る》と言ったほうが適切かもしれません。 ベンヤメンタ学院というタイトルで95年にクェイ兄弟から映画化されています。 「そう、要するに僕はまだベンヤメンタ学院にいる、まだ僕は規則にびくびくしなければならないし、 まだ授業が行われ、質問がされ、誰かが答え、まだ僕たちは命令されて跳びまわり、 朝になれば相変わらずクラウスが不機嫌な声で、「起きろ、ヤーコプ」と怒鳴りながら、曲げた指で 怒って僕の部屋を叩き、まだ僕たち生徒は先生がいらっしゃれば「おはようございます、先生」と言い、 夜先生が奥に引っ込む時には「おやすみなさい、先生」と言っている。」
21 :
19 :2006/05/27(土) 09:27:12
>>20 多謝!sageで書いたのにレスが早くてびっくりしましたw
図書館にあったら読んでみるよ。
ワールドカップだよ。 もうちょっと盛り上がげていこうよ。
今年こそは、ブロッホに挑戦しようと思う。
フットボールはよく分からんが ドイツ文学的には10番はやっぱゲーテなのかな
25 :
吾輩は名無しである :2006/05/29(月) 21:55:32
センターフォワード、ゲーテ選手は晩年 転向してTorwart(ゴールキーパー)になりました。
俺の元にもゼルペンティーナみたな人外の娘さん来ないかな
27 :
吾輩は名無しである :2006/06/06(火) 20:29:59
水声社さん。シュティフターの『ヴィティコー』の復刊お願いします。
28 :
吾輩は名無しである :2006/06/07(水) 01:49:00
白水社さん。池内のカフカ翻訳、どうにかしてください。
29 :
吾輩は名無しである :2006/06/07(水) 13:35:51
松籟社様、シュティフター作品集の復刊お願いします。荒みきっている、この日本、 シュティフターを味読することが必要と思います。
30 :
吾輩は名無しである :2006/06/08(木) 20:54:27
知泉書館 カッシーラー <ゲーテ論集> 7月刊行予定 カッシーラーのゲーテを主題とした論文,講演,エッセーなど全10編を集大成。 カッシーラー文化哲学の知られざる思想基盤を解明 エルンスト・カッシーラー著 森 淑仁編訳
31 :
吾輩は名無しである :2006/06/08(木) 23:02:57
シュティフターか… いい人だったのだろうな、きっと。
32 :
吾輩は名無しである :2006/06/09(金) 00:11:31
三島由紀夫と同じように評されるドイツの文学者、いませんでしたっけ・・?
34 :
吾輩は名無しである :2006/06/09(金) 23:34:50
ユンガーかな?
35 :
べっけんばうあー :2006/06/10(土) 00:25:05
ドイツ文学よりオーストリア文学ですよ。
ユンガーですか。ありがとうー。
37 :
吾輩は名無しである :2006/06/12(月) 17:26:02
シュティフター『石さまざま』の全訳版、出版されました。松籟社さん、ありがとう
>>37 中央公論社の赤い表紙の文学全集に入っている『石さまざま』は抄訳?
>477 :吾輩は名無しである :2006/05/27(土) 18:18:18
>
>>476 >2ちゃんで運動展開汁! 告発サイト作ってリンク貼れ!
>「盗作婆佐藤亜紀の盗作を追及し
>主催者に盗んだ賞を剥奪させよう!絶版にさせよう!
>盗作婆佐藤亜紀に公式謝罪をさせよう! 告発&投票サイト」w
●佐藤が盗作したのは
マンガの萩尾望都と
遍歴物の純文学ヨーゼフ・ロート、イヴリン・ウォー、ナボコフ。
●放浪のユダヤ人作家、ドイツ語散文の巨匠ヨーゼフ・ロートを盗作して
くだらねえラノベを書き賞を盗んだ盗作婆を許すな!
(詳細は 盗作追及スレ参照【爆笑の】ラノベ婆佐藤亜紀【漫画から盗作?!】
http://book3.2ch.net/test/read.cgi/book/1145418866/l50
大学とかのドイツ文学学科ですと、やはりドイツの巨匠をよんでいくのでしょうか。 なんかドイツは哲学というイメージがつよくて文学者が少ないような・・
スイスの19世紀の作家C.F.マイヤーの作品の翻訳で現在入手できるものはほとんどない? 同じくスイスの現代作家デュレンマットについても似たような状況かな?
42 :
吾輩は名無しである :2006/06/26(月) 12:42:41
大学の一般教養でシュリンク読んでるんだけど、 いまいちかな・・・ いままでドイツ文学は古典中心だったのもあるけど、 イデオロギー色が強いというか。
シュリンクはイデオロギーの前に小説としてもどうだろって思った。
44 :
吾輩は名無しである :2006/07/01(土) 02:36:14
文学と同様にサッカーでもアルゼンチンを凌駕する
45 :
ドイツベスト4進出記念 :2006/07/01(土) 02:53:06
クローゼはベルンハルト バラックはグラス シュナイダーはカネッティ ってとこか。
46 :
吾輩は名無しである :2006/07/01(土) 18:22:44
トーマス・マンはカーンなのか?
47 :
吾輩は名無しである :2006/07/02(日) 05:16:06
>>45 ベルンハルト → オーストリア代表
カネッティ → ブルガリア代表
じゃないのか。
まあ教授連中でもこんな程度だよな。
48 :
吾輩は名無しである :2006/07/02(日) 10:39:24
>>46 留吉さんでしょ?
スマートになったもんだねえ
もう何があっても動じないって感じ
昔は「何処の誰 兵衛 か 知らなんだ」が・・・
姐しゃんも元気にしてる?
七福神の弁天様みたいで、とっても綺麗だったよね
そのくせお地蔵様が嫌いなんてちょっとか無しかった
まあお地蔵様は七福神じゃないからし方無いね!
49 :
42 :2006/07/03(月) 14:03:30
>>43 具体的にどのへんだめだと思いました?
割礼読んでる(女子も多い授業なのに・・・)ですが、
・テーマはありきたり
・登場人物になんというか現実味、実体がない
・割礼をすることは解決にはならないのでは?
と自分は思いますた。
>>49 シュリンクの小説は朗読者しか読んでないけど、あれもヒドかったよ。
新潮クレストブックスレでもシュリンクは賛否両論だからスレ読んでみては?
個人的にはもうこの人の著作は読まなくても構わないと思う程度の作家です。
良い点取るために書いてる中学生の作文読んでる気分になる。
人物への考察が全然足りないと思う。だから読んでても全然入り込めない。
人間ってどんな人でももっと凄まじいものを持っているでしょう?
そこを描けなくて何が小説家と。
51 :
吾輩は名無しである :2006/07/12(水) 23:16:43
本屋でシュトルムばっかりしか売ってないけど、シュトルムってどうよ?
52 :
吾輩は名無しである :2006/07/21(金) 15:26:17
シュトルムしか売ってない本屋とは・・・?
54 :
吾輩は名無しである :2006/07/22(土) 21:57:40
シュリンクの小説は哲学や倫理学などの形而上なものに根ざしているから、そういう 視点がなければ、主人公の心のうちを理解しがたいのかもしれない。 西洋を罰(or罪)の文化。日本を恥の文化といった日本の文学者がいたが、やはり 文化の違いでまったくシュリンクを受け付けない人たちがいるんだなと思った。 西洋思想を学んだら、シュリンクへの見方が変わることもあるよ。そうだったのか ってね。彼らの言動はこういう骨格があったんだって。わかりやすく教えてくれる いい教官にめぐりあえればいいですね。自分で本を読みかつ理解するのは大変だから。
冒頭の数行で、 物語世界へ引き込む手腕に長けた作家というものがあります。 ドイツ語散文の名手ヨーゼフ・ロートもその一人です。 『ラデツキー行進曲』を訳し「知られざる大作家」(柏原)ロートを日本に紹介した 芥川賞作家柏原兵三氏の死(39歳逝去)によって、 その後の訳出も伝播も遅れてしまった作家ですが、 池内紀氏によれば 「どれといわず十分おもしろい。それは保証できる」「“最良のオーストリア的伝統”に 根ざした、清潔で、細心で、正確で、柔軟なドイツ語で書いた」……。 …ロートの魅力の一端が窺える冒頭部分を、いくつか引用してみます。 訳者の違い「にもかかわらず」、その魅力は顕われています。
トロッタ家は古い家柄ではなかった。祖父にあたる人物がソルフェリーノの戦いののちに 貴族に叙せられたのである。彼はスロヴェニア人だった。ジポーリエというのがーーそれは 彼の出た村の名前であるがーー貴族の称号となった。運命が彼を運び出して特別な功績を 挙げさせたのである。ところが彼のほうで、後世が彼のことを忘れ去ってしまうように心を つかったのだった。 『ラデツキー行進曲』柏原兵三訳 トロタというのがぼくらの名だ。ぼくらの一族はスロベニアのジポーリエの出身である。 「一族」だというのは、狭い一家族ではないからだ。ジポーリエはもう存在しない。とうの 昔に消えてしまった地名だ。今では周囲のもっと大きな行政区と合併してかなり大きな町を 作っている。それは、世間の誰もが知る「この時代の意志」なのである。人間たちはいつまでも ひとりぼっちではいられない。彼らは寄り集って意味もない集団を作るし、村々もまた孤立を 続けるわけにはいかない。こうして意味のない集合体ができあがるのだ。農民たちは駆り立てられる ように町に押し寄せ、村自身がまさしく町になりたがる。 『皇帝廟』佐藤康彦訳
オーストリア軍の陸軍中尉フランツ・トゥングは一九一六年の八月にロシア軍の俘虜になった。 彼はイルクーツクから東北にむかって数露里離れたある陣地につれていかれた。うまいぐあいに あるシベリアのポーランド人に助けられて脱走し、タイガの果てにあるそのポーランド人の 遠い、もの淋しい、荒涼とした農家に一九一九年の春までとどまった。 『果てしなき逃走』小松太郎訳 四年も前のことになるが、ツゥフノフにメンデル・ジンガーという一人の男が住んでいた。 敬虔で、神を畏れる、普通の、とく平凡なユダヤ人だった。教師という地味な職業に就いていた。 たった一つ、だだっ広い台所があるだけの自宅で、彼は聖書の知識を子供たちに伝授していた。 誠心こめて熱心に教えていたが、目立った成果は上らなかった。何十万という先人が彼と同じ ような暮らしをし、彼と同じように教えていたのだった。 『ヨブーーある平凡な男のロマン」平田達治訳
彼女の名前はバルバラと言った。その名前には労苦(アルバイト)といった響きがありはしまいか。 青春時代など一度もなかったような、そんな女の顔をしていた。年齢を推しはかることなど とてもできない。労苦の刻み込まれたその顔が白い枕に横たわっていると、一種黄ばんだ派色の 砂石のような色のために、白い枕とはとても対照的だった。灰色の眼は、欄zつに積まれた 座ぶとん(クッション)の山に迷い込んだ鳥たちのように、休みなくせわしげに動いていた。しかし 時折硬直することがあった。白い天井にできた穴か、羽を休めている蝿かもしれぬ黒い一点を 凝視したまま、動かなくなった。そんなとき、バルバラは自分の人生を振り返って考えているの だった。 『バルバラ』平田達治訳 一九三四年のある春の宵のこと、かなりの年配の紳士が、セーヌ川にかかる橋の一つの石段を 下りていった。川岸には、ほぼ、どの国にもおなじみの光景がひらけるものだ。あらためて 思い出していただこう。パリの宿なしが寝ている。より正確には、野営をしている。 『聖なる酔っぱらいの伝説」池内紀訳 ある日、私はジャーナリストになった。どんな職業にも、私に充実感を与えるだけの力が 完全に欠けている、そうした絶望からだった。私は、その思春期を詩作でひらき、詩作で もって閉じる人たちの世代には属していなかったし、フットボールと、スキーと、ボクシングに よって性の成熟を向かえる最新の世代にも、まだ属してはいなかった。自在輪(フリーホイール)の ないつましい自転車に乗るのが精一杯のところで、文学的才能といえば、日記に精確な文章を まとめるくらいのことであった。 『白い町たちー南仏通信』吉田仙太郎訳
ヨーゼフ・ロートの連続書き込み
>>55-58 すみません。
興味を持たれた方はぜひ、
時代と運命に翻弄されながらもジャーナリストとして作家として、欧州各国のカフェの
テーブルで友人の芸術家たちに囲まれながら書き続けて豊かな作品群を残した
“放浪のユダヤ人”ロートの作品世界に、分け入ってみてください。
なお、ロートの伝記的事実については、
柏原兵三氏が拠った原全集の誤謬などを糺し
ロートの友人達の著作や証言まで遡って調べた菊盛英夫氏による正確な小伝があります。
作品と共に、豊かで強靭なロートの生涯や人柄もまた魅力的です。
誰かゴットシェートが演劇に課したっていう、 何タラの三原則(だったかな?)の詳細しりませんか?
61 :
吾輩は名無しである :2006/07/27(木) 23:14:56
>>60 「三一致の原則」ですね(筋、場所、時間)。元々はアリストテレス詩学に由来する考え方です。
1.ストーリーが脇道に逸れてはいけない
2.場所が変わってはいけない
3.時間ジャンプがあってはいけない
>>61 それです。ありがとうございます。
アリストテレス由来ってのは全く知らなかったなー
63 :
吾輩は名無しである :2006/08/02(水) 23:58:13
岩波文庫のドイツ文学案内ってどうよ?
64 :
吾輩は名無しである :2006/08/04(金) 18:02:01
>>63 通読したことはないけど、拾い読みしているうちにかなり読んでしまった。
作家に対するページ数の配分が、いくらなんでもひどすぎないかな?
ゲーテ・・・53ページ
マン・・・・5ページ
ヘッセ・・・1ページ
65 :
吾輩は名無しである :2006/08/06(日) 01:37:23
それで?
FMシアター シリーズ・ドイツの現代文学 『黙って行かせて』 【放送日】 2006年9月2日(土曜日)22:00-22:50
68 :
吾輩は名無しである :2006/08/28(月) 01:12:16
「鳥の王」というタイトルの本をご存知でしょうか?
69 :
吾輩は名無しである :2006/08/28(月) 23:58:39
ホーフマンスタールの後継者ともいえるベーア=ホフマンは、 我が国ではほとんど知られていない。まったく不思議なことである。 彼の代表作である小説『ゲオルクの死』を出版する勇気ある出版社は ないものだろうか?
ホフマン…原研ニあたりが訳する気があるのか? 国書が出せばいいじゃん。『ウィーン聖なる春』の中に入れてるし
71 :
吾輩は名無しである :2006/08/29(火) 00:49:59
「ゲオルクの死」は傑作。
72 :
吾輩は名無しである :2006/08/30(水) 08:52:19
自分でググればいいじゃんw ばか?
74 :
吾輩は名無しである :2006/08/30(水) 09:23:27
ググってもよい評論や解説がないから聞いているんだろう?
ネットしか頭にない超馬鹿=
>>73 ネトゲでもやっとけ、ガキがwwwwwwwww
75 :
吾輩は名無しである :2006/08/30(水) 09:38:22
なんだ ジエンかw
ジエンが 当たってしまった…w
オーストリアでは, その風土性・文化基盤からしてドイツ以上に印象主義を受け入れる土壌が あったためか,ウィーン印象主義という名称が定着した。 批評家ヘルマン=バール(1863〜1934)を中心とする〈若きウィーン派〉はその別称ともいえ, ホーフマンスタールやシュニッツラーの初期作品のほか, 市井の風俗の軽妙な散文スケッチ集を残したアルテンベルク(1859〜1919)の『私の見るところ』 ベーア=ホフマン(1866〜1945)の小説『ゲオルクの死』(1900), シャウカル(1874〜1942)の『選詩集』(1904)などがある。 リヒャルト・ベーア=ホフマンも ウィーン印象主義の特徴である憂愁・繊細美が目立つ作風で、 長編小説『ゲオルクの死』はその傾向が端的に顕われている作品。 ストーリー性よりも主人公の気分・夢・回想・内省などに重点がおかれ 様式化された装飾的な表現で綴られている。 ちなみにベーア=ホフマンは水戸黄門と同じ誕生日である。200年ほど若いが
78 :
吾輩は名無しである :2006/08/30(水) 22:17:06
ホーフマンスタールは印象主義とも新ロマン主義とも言われるけど、 どうなんでしょうか?
79 :
吾輩は名無しである :2006/09/02(土) 19:28:48
ベーア=ホフマン、、、ハァハァ
ホフマンスタールって、読んでもあんまり印象に残らない。 というか、少なくともオレはそうだった。
81 :
吾輩は名無しである :2006/09/04(月) 08:35:34
ギュンター・グラスage
82 :
吾輩は名無しである :2006/09/04(月) 11:47:32
ttp://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/afro-ocea/news/20060904k0000e030026000c.html 元ナチ告白:ノーベル文学賞作家の自伝、売れ行き好調
ノーベル文学賞作家のギュンター・グラス氏(78)が先月、自伝の出版を機にヒトラー親衛隊に所属していた過去を告白した問題で、
ドイツではグラス氏への厳しい批判が続く一方、自伝は好調な売れ行きを続けている。
告白の背景にはメディアによる演出もあったようだが、なぜ告白を決心したのかは謎のままだ。
グラス氏が親衛隊軍事部門に所属した過去を記した自伝「タマネギをむきながら」は、8月下旬の発売直後にベストセラーに躍り出た。
出版したシュタイドル社によると20万部を突破し、今後も部数を伸ばす気配だ。
背景には「演出」がある。フランクフルター・アルゲマイネ紙は8月12日、同氏とのインタビューを特集で報道。
「告白に驚いた」と記し、出版社も9月の発売を前倒しした。
ところがその後、同紙が今年4月には告白を知っていたことが判明。
読書シーズンを狙った販売戦略で、同紙も「過去を隠した」と批判された。
同紙は「グラス氏に黙っているよう頼まれた」と釈明している。
グラス氏と同じ部隊に所属していたビルフリート・シュターツさん(80)は、「我々の部隊は犯罪行為はしていない」と話す。
それでもグラス氏が批判されるのは、同氏が戦後左派言論人の代表格で、ナチや戦後保守政治を厳しく批判する「道徳の番人」だったからだ。
出身地グダニスク市(現ポーランド領)への手紙では
「この年になってようやく(過去を)より包括的に伝える形式を見つけた」と記し、高齢が告白の理由と示唆している。
グラス氏と同じ文芸グループに所属していた批評家のヨアヒム・カイザー氏(77)は
「もっと前に告白していたらノーベル賞もなかった。今なら自分で話しても大した話題にならないと思ったのでは」と話している。
毎日新聞 2006年9月4日 10時18分
83 :
吾輩は名無しである :2006/09/05(火) 11:14:24
>>80 ホーフマンスタールの優雅で高貴な作品は、
あなたのような人間には合わない、というだけですよ。
優雅で高貴、ってホフマンスタールの場合決まって言われるんだよね。 それが彼の弱点なんじゃない? 文学作品の場合、ある種のエグさがないと後世に残らない。 そういうものに欠けている気がする。
85 :
吾輩は名無しである :2006/09/05(火) 22:59:00
>>84 それは単にあなたがエグい作品が好きなだけでしょう。
優雅で高貴というのも、エグいというのも、作品の傾向の問題であって、
それゆえに作品が残るとか残らないということではない。
そうかな。 日本でもドイツ語圏文学として、ホフマンスタールは ほぼ同時代のマンやカフカ、リルケなんかに比べて人気度ではっきり差があったよね。 日本だけじゃなく、ドイツ語圏を離れると彼は必ずしも評価が高くない。 それは、彼の作品に人を惹きつける何かが欠けていた、という証拠じゃないの。
87 :
吾輩は名無しである :2006/09/06(水) 13:07:19
マンやカフカと、 ホーフマンスタールとの優劣を比較することは無意味。 前者は詩人ではなく、叙事的な小説家である。 後者は象徴主義の影響を受けた詩人である。 ホーフマンスタールとリルケとの比較はどうか。 どちらも優れた詩人である。 今の日本ではどちらも人気がないといっていい。 そもそも日本で人気があるドイツ語圏作家は、ヘッセくらいだ。 レーナウがどんなに美しい抒情詩をたくさん残したからといって、 悲しいことに、日本ではほとんど無名である。
88 :
吾輩は名無しである :2006/09/06(水) 13:41:41
我が国の文学ヲタには「文学は深刻でなければならない」 というタイプの人が多い。 葛藤を抱えてもがくとか、苦悩を吐露するとか。 音楽で言えばベートーヴェンの中期が好きなタイプ。
89 :
吾輩は名無しである :2006/09/06(水) 14:16:58
ホーフマンスタールは岩波文庫で読もうとしたことがあったが、挫折した。 今はその文庫本も持っていない。 「道と出会い」の冒頭が理解できなかったのを憶えている・・・。 ジャケ(だったか?)の言葉として「空に残る鳥の軌跡と処女に残る男の跡」 というのが出てくる。 このふたつを比べるって、何か伝統があるの? 全然似てないのに。 一方は広い空間における話、もう一方は狭い所での・・・。
90 :
吾輩は名無しである :2006/09/06(水) 15:24:26
>>89 平凡社ライブラリーのホーフマンスタールの詩集を読むべきです
>>87 話がすれ違っているな。
ホフマンスタールは詩人であるだけではない。
散文作家でもあり、脚本家でもあり、評論家でもある。
詩人としての彼しか見ないのでは、視野が狭すぎるね。
第一、今はともかく、戦後ずっとドイツ語圏詩人としては
ホフマンスタールはリルケに比べてはるかに読まれなかったぜ。
もしかしたらトラークルにも負けてたかも。
それは、ホフマンスタールの作家・詩人としての格の問題に
行き着くと思うね。
92 :
吾輩は名無しである :2006/09/06(水) 18:10:50
別にすれ違っていないと思うけど。 91氏は、文学はエグいものであるべきだと考えている一方、 私はそうは思わない、というだけのこと。 ホーフマンスタールの後期の散文も味わい深いですね。 象徴的で、抒情的で・・・。 あなたが求めるエグさはないだろうけどね。 トラークルもいいですね。 トラークルはホーフマンスタールよりあなた好みでしょう? それにしても、あまり読まれないから作家として格がない、 という考え方はオリコン的で低俗ですね。 あまり読まれなくても私はカロッサが大好きですし、 読まれていてもトーマス・マンは好きとはいえない (近年はトーマス・マンもかなり下火になりましたが)。 ともあれ、作家や作品の評価を、好みや、発行部数で判断するのは アホらしいとしかいいようがありません。
個人的な好みを否定しちゃいないよ。 ただし、作家だろうが詩人だろうが、 一定程度読まれることによって出版が持続されるわけだから 一般的な人気度だって無視はできないって話でね。 そもそも本当にマイナーな作家や詩人は 日本語に訳されることすらないんだし。
94 :
吾輩は名無しである :2006/09/06(水) 19:11:55
ドイツ文学でエロイのって少ないよねwwwwwwwwwwwwwwwwww
95 :
吾輩は名無しである :2006/09/06(水) 21:03:39
例えば、ドイツ文学史に必ずといっていいほど登場する マイアー、ハウプトマン、リリエンクローン、デーメル、 ヴェルフェルなどの作品は、邦訳はほとんどないか、 あっても絶版になっている。 主要な作品が文庫で網羅されて、誰でも手軽に読める作家は、 ゲーテとヘッセくらいのもの。 いくらリルケがすばらしい詩人であっても、 邦訳の全集は絶版になって久しいし、「マルテの手記」や 「名詩集」の類を除けば、ほとんどの作品は古書店で探すしかない。 だからと言って、リルケは人気がないから格がない、 ということにはならない。 ハウプトマンの最も有名な作品「沈鐘」でさえ絶版だが、 ハウプトマンより綿矢りさのほうが作家として優れていて 格が上であるとは誰も思わないだろう。
96 :
吾輩は名無しである :2006/09/06(水) 21:10:23
>ハウプトマンの最も有名な作品「沈鐘」でさえ絶版だが、 >ハウプトマンより綿矢りさのほうが作家として優れていて >格が上であるとは誰も思わないだろう。 をいをい(笑)。 そういう比較をするなら、ゲーテと渡辺淳一とか・・・(笑) でもハウプトマンは昔はすごい名声の主だったけれど、 その後の評価は本国でもイマイチだよ。 リルケやマンが日本で昔ほど読まれないというのは 外国文学に対する日本人の感受性が変わってきたということだけれど、 ハウプトマンの場合は、それとはちょっと別でしょ。
98 :
吾輩は名無しである :2006/09/07(木) 13:45:13
文学を読むことはいいことだという常識が、 若者にドイツ文学を読ませていた面がある。 今はそうではない。本を読まなくてもいいというのが常識。 大学のゼミで教授が学生に読ませる本が 「国家の品格」「バカの壁」だというのが当たり前の時代。 ハウプトマンは、特筆すべき作家だと思いますね。 トーマス・マンとかよりずっと好きです。 なぜなら、彼の文章は詩的だから。「ハンネレの昇天」とか。 ハウプトマンが読まれないのは残念です。
99 :
吾輩は名無しである :2006/09/07(木) 14:00:59
ハウプトマンなんか雑魚でしょヴェデキント万歳!!!!!!!!!!!!!!!!
>>98 せっかく文学やっているのに、文章は下品なんですね。
ホフマンスタールはあまり読まれてないけど、リヒャルト・シュトラウス様
のオペラの台本を書いてたからこれからも忘れられないと思う。
それに比べるとリルケはやばい。昔は結構読まれてたようだが。詩が難解、純粋
過ぎるせいかな。ドゥイノとオルフォイスの翻訳がちくま文庫あたりで出れば
また人気が出るような気もする。この2作は個人的にはドイツ語詩の最高峰。
>>98 文学を読まない人が減ったってことは、本当に文学をやりたい人だけが
文学をしてるということでもあると思う。絶版の本が多いのは悲しいが、
ネットの古本屋などで入手可能なものも多いからいいと思う。
ホフマンスタールはあまり読まれてないけど、リヒャルト・シュトラウス様
のオペラの台本を書いてたからこれからも忘れられないと思う。
それに比べるとリルケはやばい。昔は結構読まれてたようだが。詩が難解、純粋
過ぎるせいかな。ドゥイノとオルフォイスの翻訳がちくま文庫あたりで出れば
また人気が出るような気もする。この2作は個人的にはドイツ語詩の最高峰。
>>98 文学を読まない人が減ったってことは、本当に文学をやりたい人だけが
文学をしてるということでもあると思う。絶版の本が多いのは悲しいが、
ネットの古本屋などで入手可能なものも多いからいいと思う。
ホフマンスタールはあまり読まれてないけど、リヒャルト・シュトラウス
のオペラの台本を書いてたからこれからも忘れられないと思う。
それに比べるとリルケはやばい。昔は結構読まれてたようだが。詩が難解、純粋
過ぎるせいかな。ドゥイノとオルフォイスの翻訳がちくま文庫あたりで出れば
また人気が出るような気もする。この2作は個人的にはドイツ語詩の最高峰。
>>98 文学を読まない人が減ったってことは、本当に文学をやりたい人だけが
文学をしてるということでもあると思う。絶版の本が多いのは悲しいが、
ネットの古本屋などで入手可能なものも多いからいいと思う。
ホフマンスタールはあまり読まれてないけど、リヒャルト・シュトラウス のオペラの台本を書いてたからこれからも忘れられないと思う。 それに比べるとリルケはやばい。昔は結構読まれてたようだが。詩が難解、純粋 過ぎるせいかな。ドゥイノとオルフォイスの翻訳がちくま文庫あたりで出れば また人気が出るような気もする。この2作は個人的にはドイツ語詩の最高峰。
105 :
104 :2006/09/12(火) 08:32:57
すみません。間違って何度も書きこまれてしまいました。
106 :
吾輩は名無しである :2006/09/13(水) 17:54:44
トーマス・マンの「魔の山」を読もうと思うんですが 翻訳はどこのが良いでしょうか?
『魔の山』は岩波文庫と新潮文庫で出てたね。 どちらも悪くないんじゃないかな。
>>104 同感だが、『ドゥイノの悲歌』は岩波文庫に手塚富雄の訳があるから、
品切れにならなければOK。
『オルフォイスに寄せるソネット』は記憶違いでなければ
文庫化されていないね。
あれほどの名作が、惜しい。
109 :
吾輩は名無しである :2006/09/13(水) 21:24:41
ロートはどう?
110 :
吾輩は名無しである :2006/09/13(水) 21:39:12
111 :
吾輩は名無しである :2006/09/13(水) 22:04:27
マンよりもヘッセの方が難しいと思うのは 私だけだろーか
112 :
104 :2006/09/14(木) 00:10:43
>>111 同感。ヘッセは文章の読みやすさに反してわけが分からない感触がある。
でもそこが魅力でもあると思う。一方マンは語彙が豊富だけど、なんか俗っぽい
気がする。「魔の山」は春樹の「ノルウェイの森」にも登場してた有名な作品
だけど、なんか作品として浅さを感じる。マン好きの方すみません。
>>108 ドゥイノの手塚訳は入手困難だと思う。俺も持ってない。最近リルケの
晩年の詩の研究が盛んになってきてるから、それを踏まえた新訳が欲しいな。
まあ詩は原語で読むのが一番だと思うが。でもリルケの場合、Engel(天使)
とかの意味が解りにくいから、どっちみち読みにくいね。
113 :
吾輩は名無しである :2006/09/14(木) 10:48:41
>>109 ヨーゼフ・ロートのことかな? (オイゲン・ロートってのもいるので。)
悪くない作家だよね。
鳥影社から作品集が4冊出ている。
あと池内紀訳で『聖なる酔っぱらいの伝説』が白水社から出てたかな。
代表作『ラデツキー行進曲』は以前は筑摩書房の世界文学全集に入っていたが、
現在は入手が困難。
平田達治の新訳で鳥影社から出るという話を聞いたのだが、
さっぱり出ないね。どうなっておるのだ。
114 :
吾輩は名無しである :2006/09/14(木) 10:55:25
岩波文庫の『ドゥイノの悲歌』って、本文スカスカ77頁に対し註解ベッタリ97頁もあるんだな
注解がないとわけわからないからね。でも注解があっても理解しにくいと思う。 研究目的以外なら、感覚的に楽しめばいいと思う。自分勝手に解釈しながら読むのも面白い。
ああいつの日か恐るべき痴情の果てに立って 痴漢を讃える歌を うべなう2ちゃんねらーに 高らかに歌いえんことを (植草教授作、第十の悲歌)
120 :
吾輩は名無しである :2006/09/24(日) 22:44:12
121 :
吾輩は名無しである :2006/09/30(土) 14:52:51
ちくま文庫からホフマンの『悪魔の霊酒』が出ましたね。 シュティフターと『晩夏』、ブロッホの『夢遊の人々』、 ノヴァーリス全集に続くドイツ文学シリーズ。 優れた作品が比較的リーズナブルに読めるのは、とても良いことです。 今度はメーリケの『画家ノルテン』あたりを出してほしいですね。
『画家ノルテン』は筑摩世界文学大系に入っているんだっけ
123 :
吾輩は名無しである :2006/10/01(日) 15:31:40
そうです。古本屋で500円で買いました。 (神保町では凄い値段がついていたりする)
メーリケは「プラハへ旅するモーツァルト」を読んだけど、いまひとつ良さが わからなかった。 オレンジを失敬するところまでは面白く読めた。 しかしその後の宴会で、モーツァルトがオレンジ事件の弁明として少年時代の 思い出を語るところからつまらなく思えてきた。 解説にはこの部分が素晴らしいと書いてあったけどね。
すいません ブレーメンが舞台に出てくる和訳ものがあれば教えてください。 出てくるのがちょっとぐらいでも構いません。 もちろん音楽隊とか漫画はなしで。 今度行くので、機内で読もうと思っています。
126 :
吾輩は名無しである :2006/11/02(木) 19:44:00
ゴットフリート・ベンを読め。 ドイツ知識人なら、みんな知っている。 日本では、隠されている。
E.ランゲッサーのトルソーって短編集なんだけど、日本語訳古本屋とかで売ってるとこ誰か知らない?
128 :
吾輩は名無しである :2006/12/08(金) 06:22:10
マンやシュティフターなどの小説の中に出てくる建物の内部や都市の町並みの描写が 読んでもどういったものか分からない、あるいは想像できなくて不満に感じます 18〜19世紀ごろのドイツの生活についての入門書ありませんか? 図版が多いのがうれしいのですが
>>128 建物や町並みはあんま変わってないよ。
日本が変わりすぎ。
130 :
吾輩は名無しである :2006/12/27(水) 14:16:16
すみません。大学の試験でこんなの出たんですけど。教えて貰えるとうれしいっす。 1、「灰かぶり」について、『ペロー童話集』、『エーレンベルク稿』、『初版』、 『第七版』のテキストを比較せよ。 2、ディズニーの『シンデレラ』を1と関連づけて論じなさい。
HAIKABURI
日本は焼け野原にされたから
>130 さらに、宮澤賢治の『猫の事務所』に言及するとよい。 四番書記の竃猫は、シンデレラだろうか。
134 :
吾輩は名無しである :2007/01/11(木) 20:04:46
どなたかトゥホルスキーに詳しい方いらっしゃいませんか? 詩なのですが、『理想と現実』や『塹壕?』の訳詩が全く分からないのです……
良スレ認定印 byセ チガライ
136 :
吾輩は名無しである :2007/01/23(火) 07:31:11
仕事帰りにでも何か読んでみようと思うのですが、 ドイツ文学を殆んど読んだ事が無い私の様な者にお薦めの本はありますか?
>>137 ありがとうございます!
書店で探してみる事にします
139 :
究極生物フジツボ@ヤク切れ ◆WhyGoXdEhI :2007/01/23(火) 23:53:29
嗚呼、読み通したのにヤーンの名前がなかった。 大学院でハンス・ヘニー・ヤーンを研究することって可能だと思う?
140 :
吾輩は名無しである :2007/01/26(金) 19:00:37
ドイツ文学で女性差別に関係あるやつって何かある?
>女性差別に関係あるやつ って、フェミニズムの立場で書かれた文学ということ? 女性問題を内在させている文学なら、ほとんどあてはまる。 ジェンダーという視点から、ゲーテなどのドイツ文学を 読み直す試みなどは多いと思う。 オーストリアだが、2004年にノーベル文学賞受賞した エルフリーデ・イェリネクなどは?
142 :
吾輩は名無しである :2007/01/27(土) 21:04:49
ヴァレーナシュテファンの脱皮、クリスタライニヒのやもめたち、 アンゲリカメヒテルのカトリン ↑この三つの作品に何か共通点はあるの?
143 :
吾輩は名無しである :2007/01/31(水) 11:27:54
144 :
吾輩は名無しである :2007/02/10(土) 01:22:21
みなさんはなぜドイツ文学を学ぼうと思ったのですか? また立教大学と明治大学ではドイツ文学を学ぶ際の比較を教えてください。
デリが出てるね。会社が変わったのか、潰れませんように…
147 :
よしこ :2007/02/15(木) 01:55:56
例1:ドイツ(国・言語・文化・宗教)について,あなたが特に関心のある事柄を一つ選択し,80語程度のドイツ語で説明しなさい。 例2:「グッバイ,レーニン!」「白バラの祈り」「善き人のためのソナタ」など,第二次世界大戦にまつわるドイツ映画が,最近になって特に注目を浴びています。 そこで,もし端的に述べるとしたら,あなたは「戦争」や「平和」についてどのように考えますか。100語程度のドイツ語で説明してください。 例3:日本は,「四季」を感じることのできる独特の国の一つですが,それぞれの季節のあなたの過ごし方について,70語程度のドイツ語で自由に作文しなさい の独作なのですが。ドイツ語初心者なのですが、どういうところに気をつけて作文をしていけばいいのか、またどんな文法を駆使していけばいいのをアドバイスいただけないでしょうか?よろしくお願いします。
>>147 ここよりは外国語板のドイツ語スレの方が答えてくれる人は見つかると思います。
勉強頑張って下さい。
149 :
吾輩は名無しである :2007/02/15(木) 11:03:15
>>144 明治も立教もたいして変わらないでしょう。
しいて言うなら、HPで学生数と教員数の比率を比べて、
なるべく教員一人当たりの学生数の少ないところを選ぶことかな。
151 :
吾輩は名無しである :2007/03/25(日) 17:15:29
白水社のドイツ幻想小説傑作集読んでるんだけど、かなり面白いよ。 秘密結社ありーの、人造人間もどきの話ありーの、シュールレアリズム風のも あってドイツの面白さが一杯詰まってるって感じだな。
152 :
吾輩は名無しである :2007/03/29(木) 05:07:56
ロートのラデツキー読んだ人いる?
>>151 白水の幻想小説傑作選はホントにイイね。高校生の頃に読んで感銘を
受けた。その頃はドイツ文学に関する知識なんて皆無のところに偶然
買って読んだから、なんなんだこれは!?と。あの挿し絵も独特だった
なあ。
154 :
吾輩は名無しである :2007/03/29(木) 21:09:20
ドイ幻傑作集、値段の割りにかなりいい。でも中にはひどい訳をつけてるのが いる。いけうちさん全然やる気ないし。 名前忘れたけど、編纂者もやっつけ仕事みたいな訳をつけてる。 かよちゃんはうまいね。「彼女が微笑むと、まるでこの星の太陽ヒーが昇った かと思われた」なんて。 最近の翻訳出版は企画を先に立てるから、シュリンクみたいな下らないものや、 イェリネクの下手くそ訳みたいな日本語になってないものが出回ってる。 シャーデ。
155 :
吾輩は名無しである :2007/03/29(木) 21:14:20
もとい。いけうちさんでもあの原作の雰囲気は訳出不可能だった。 一番難しいのを人にまかせて自分は楽ちんなのばかり選んだ編纂者が 憎たらしい。
>>152 読んだことあるけど随分前のことなので
内容は忘れたけど良かったような記憶が・・・
157 :
吾輩は名無しである :2007/03/31(土) 13:22:09
>>152 むかし読みました。
今度、新訳が出たから、興味のある人は読んでおいて損はない作品だと思うな。
オーストリーの『ブッデンブローク家の人々』だ、なんて言い方もされている。
158 :
吾輩は名無しである :2007/04/02(月) 18:29:18
茅野簫簫訳の『リルケ詩抄』初版本を某古本市で手に入れてしまった。 昭和2年刊の限定1500部。
159 :
吾輩は名無しである :2007/04/03(火) 05:00:21
>>156 >>157 ありがとう。
スルーすべきじゃないような気がしていて。。
ブッデンブローク好きなので、買ってみます。
すいません ギュンター・グラス以降で、現代独文学の代表的作家を教えてください
161 :
吾輩は名無しである :2007/04/15(日) 03:14:58
age
162 :
吾輩は名無しである :2007/04/15(日) 17:17:54
マルティン・ヴァルザーなんかどうかな。 年齢的にはグラスと同じだけど、日本への紹介が遅れたからね。 最近、日本語の研究書も出た。 あとはこないだノーベル文学賞をとったイェリネクとか、映画『香水』で話題になったジュースキントとか。
>>162 イェリネクは読んでて鬱になるね・・・ピアニストとか。
国は違うけど、同じノーベル賞受賞者のクッツェーの
『恥辱』とかと一緒で死にたくなってくる・・・orz
岩波の『図書』2007年2月 第694号に青柳いづみこ
が、イェリネクに冠しては「強迫性障害」という面白い
エッセイ書いてるよ。
>>134 クルト・トゥホルスキーか、全然詳しくはないけども・・
カフカの「流刑地にて」が話題になる時に出てくる名だよ。
●トクホルスキーの「流刑地にて」評 ーカフカ事典よりー
「この作品は実に偉大であって、いかなる弁解も要せず、ひとつのアレゴリー(寓喩)すら
全く不要である・・・・・この出来事はキリスト教とは何の関係もなく、
士官は拷問するわけでもない。断じてサディストではない。
もしも彼が拷問の六時間後に、次第に弱まっていく男の苦痛の表情を味わうとするならば、
それは彼が正義と呼ぶものの機械、即ち権力を前にした限りない隷属的なお辞儀に過ぎないのである。
そしてこの権力は際限を知らない・・・・・この際限のなさ―カフカにおいて、
これが夢見られ、形成されているのである。」
(「ヴェルトビューネ」紙、ベルリン、1920年6月3日掲載)
ミス、トクホルスキーじゃない トゥホルスキー。
166 :
吾輩は名無しである :2007/04/23(月) 23:18:57
河出書房新社版『ヘルダーリン全集』復刊。
平和憲法にYES 戦争憲法にNO 憲法9条は改悪してはならない。日本の為にならない。 日本人ではない朝鮮総連や民団でさえ、日本を心配して改憲への反対運動を行ってくれている。 私は日本人だが、「改憲すべき」などという者は、日本人として彼らに恥ずかしいと思います。 Q.中国から身を守る為、戦争に対する抑止力が必要では? A.前提から間違っています。そもそも、中国は日本に派兵しようと思えばいつでもできました。 なぜなら、日本は9条があるため、空母や長距離ミサイル等「他国を攻撃する手段」がない。 つまり、日本に戦争を仕掛けても、命令をだした幹部の命や本国の資産は絶対に安全なのです。 にも関わらず、中国は、今まで攻めずにいてくれたのです。 Q.日米安保も絶対ではないのでは? A.いえ、絶対です。 知り合いの韓国人の評論家もそう言っていますし、私も同じ考えです。 そして日米安保が絶対なら、日本を攻める国はなく、改憲の必要はありません。 米国と戦争をしたい国はないからです。 Q.9条が本当に平和憲法なら、世界中で(日本以外に)1国も持とうとしないのはなぜか A.誤解を恐れずに言うなら、日本以外のすべての国が誤っているとも言えます。 「敵国に反撃できる手段を持つ国は攻められづらい」というのは、誤った負の考え方です。 (もっとも韓国や中国の軍に関しては、日本の右傾化阻止の為でもあるので例外ですが) さらに日本の場合、隣国が韓国・中国・ロシアと、GDP上位の安定した国ばかりです。
大学の卒論をケストナーで書いたが、資料が恐ろしく無かった 見つけたベンヤミンは、難解すぎて引用だけでお茶を濁したし 取り敢えずファービアンはファシストとアナキストが殴り愛するシーンが面白かった とかで誤魔化してしまった
ベルリン日本人会公式ホームページ「BERLIN」
http://berlinmetropolis.piranho.de/ 当サイトは、在ベルリンの日本人と日系人で構成される、
「ベルリン日本人会」の公式ホームページです。
只今「実験運用中」です。
当サイト " ベルリン日本人会公式ホームページ「BERLIN」 " は、
会員(参加者)の皆様が実社会で交流する事を前提としている為、
当サイトを御利用になるにあたり、当サイト内のあらゆるコンテンツ内においては、
実社会と同様「ネチケット」を必ず厳守して下さい。
当サイト内のあらゆるコンテンツ内においてはできうる限り「敬語」を使用して下さい。
御意見・御要望・御提案、相互リンク・リンクの推薦などは、
下記の「ベルリン日本人会」事務局・電子メールアドレスまでお気軽に。
「ベルリン日本人会」事務局・電子メールアドレス
[email protected]
173 :
吾輩は名無しである :2007/08/19(日) 09:26:22
お願いだからシュティフターの『ヴィティコー』を再刊して。翻訳が前に どこかから出てたけど入手困難。単行本でもいいから。
174 :
173 :2007/08/19(日) 09:27:36
あ、筑摩さんへのお願いです。『晩夏』を文庫にしたぐらいだから。
175 :
吾輩は名無しである :2007/08/27(月) 11:44:31
ドロステ・ヒュルスホフの短篇「ユダヤ人のブナの木」テラオモシロス 最後のほうで出てくるヨハネスと名乗る男の正体はやはりフリードリヒ・メルゲル だったな。岩波サンいい作品を復刊してくれたもんだ。
ドイツ文学を読もうかと思っているのですが、何から手を付けたら良いのでしょうか? 出来れば対訳されている書籍だとありがたいのですが。 オススメを含め、教えて頂ければ幸いです。
177 :
吾輩は名無しである :2007/10/06(土) 23:54:02
来月シュニッツラーの文庫が出るのが楽しみだ。
178 :
吾輩は名無しである :2007/10/11(木) 03:18:48
ヘッセのスレがないだと
179 :
吾輩は名無しである :2007/10/11(木) 09:15:57
ヘッセのガラス玉遊戯を出してほしいな。 以前角川で出たとき買い損なった。
ガラス玉は臨川書店から出たのがまだ買えるでしょ。
新潮文庫のボロボロの奴持ってる
183 :
吾輩は名無しである :2007/10/20(土) 22:08:23
大学でドイツの近代文学を学びたいと思っています。どこの大学がいいでしょうか?
どこの大学といっても、学力の問題や地理的・経済的な問題もあるし 研究したい作家によっても変わってくるだろうから、 そうするとおのずと大学は絞られてくるんじゃないかな。
>>184 レスありがとうございます。学力などの問題は抜きにして国公立ではどうですか?
186 :
吾輩は名無しである :2007/10/24(水) 02:41:25
ハインリヒ・マンっておもしろい?
「嘆きの天使」の原作「ウンラート教授」の翻訳がいつの間にか出てるな。 たしか、今までは戦前の訳しかなかったし。読んでみるか
188 :
吾輩は名無しである :2007/10/24(水) 07:49:20
189 :
吾輩は名無しである :2007/10/24(水) 20:52:36
ウンラート半分くらい読んだ。 とりあえずトーマス・マンよりは十倍おもしろいと思った。 登場人物の心理のすれ違いの書きかたとかうますぎ。 諧謔味もあっていい。
190 :
タモリ :2007/10/25(木) 21:37:51
ヴァルター・フォン・デア・フォーゲルヴァイデについて教えてくれませんか??
191 :
吾輩は名無しである :2007/10/26(金) 00:41:26
どこかゲオルク・ハイム出してくれないかなあ。
192 :
吾輩は名無しである :2007/10/26(金) 15:00:49
ううん
アイヒンガーでもいいや。
194 :
吾輩は名無しである :2007/10/30(火) 21:26:43
ジョゼフロートを語る人がいないのが残念
前の方で語ってるじゃん。
197 :
吾輩は名無しである :2007/12/17(月) 01:13:58
>>179 遅レスごめん。「カサノヴァの帰還」(ちくま文庫)。
199 :
吾輩は名無しである :2008/01/22(火) 05:31:04
古書店でハインリヒ・マンの「臣下」を買いますた。
筑摩の文学全集です。100円でした。マジで嬉しかったです。
戦前に出たハインリヒ・マンの「伯林ソナタ」ってのは 「ウンラート教授」と同一作品ですかね?
「伯林ソナタ」は「ウンラート」の5年ほど前に世に出た、 「逸楽郷」(Im Schlaraffenland )という原題の風刺小説だと思う。
204 :
吾輩は名無しである :2008/01/25(金) 20:17:31
えーと、お聞きします。 山下肇先生って創価学会員なんでしょうか、それともシンパなんでしょうか?気になります。 あと芳賀檀先生はどうなんでしょうか? それと、マイナーかもしれないですが、昔の文庫なんかに訳とかしてた川崎芳隆さんてどんなレベルですか?訳とかどうなんでしょうか? 独文の人教えて下さい。
「ある朝のこと、落ちつけぬまどろみの夢からさめたとき、 グレゴール・ザムザは寝床のなかで一匹のばかでかい毒虫に変わった自分に気がついた。 … 「何が起きたのだろう?」と、彼は考える。夢ではなかった。人ひとり住まうには いささか小さすぎるというだけで、まずはまともな自分の部屋、 勝手知った四つの壁に取りかこまれて、森閑としたおさまりようだ」(川崎芳隆 訳) 川崎訳、知らなかった。これはまた流麗にして明快、 日本語の音律を含み見事だけれど、 しかし、カフカの原文の味わいからは遠いかもしれないね。
206 :
吾輩は名無しである :2008/01/29(火) 12:32:51
204です。205さんありがとうございます。 川崎芳隆さんて人は昔の角川文庫とか潮文庫でアンデルセン、ツヴァイク、ヘッセ、シュトルムなんか訳してたようです。 ただ、旺文社文庫で魔の山なんか訳してるんで、ちょっと大物なのかなと思ったんですが、あんまり聞かない人物なんで、そのあたりの評価とか訳のよしあしとか、独文に詳しい人に聞きたかったのです。 それと、山下肇先生と芳賀檀先生の件も教えてくれるかたいたらありがたいです。
うはー さぁ?
本当に知りたかったら自分で調べたら? こんなところで、本当のことがわかるわけではなく。 まして、人の心や信条にかかわる部分は。
210 :
吾輩は名無しである :2008/02/08(金) 04:08:07
211 :
吾輩は名無しである :2008/03/08(土) 18:04:05
>>206 川崎芳隆さん訳のハウプトマンの長篇『情熱の書』は、不倫が題材の小説だけど
ハウプトマンの中では一番面白かった。川崎さん自身も
ハウプトマンには心酔していたらしい
213 :
吾輩は名無しである :2008/04/24(木) 00:33:11
"Rotwelsch :die alte Sprache der Gauner..." 早く増刷してくれんか ずっと待ってるんだぞ
グリンメルスハウゼンのジンプリツィシムスが結構好きです
岩波文庫のカロッサ作品復刊してくれ! あとマルテの手記はどうなった岩波?
test
岩波文庫はジャン・パウルをもっと出すべき
捕手
>>210 > ホフマンなど研究、文芸評論家の川村二郎さん死去
ご冥福をお祈りいたします
220 :
吾輩は名無しである :2008/06/11(水) 16:57:56
ヘッセ、
221 :
吾輩は名無しである :2008/06/12(木) 04:41:10
ドリス・デリエの文体が好き、というより 翻訳者の西川賢一の文体が好きなんだけど この人の訳書って、あまり手に入らないね。 個人的には、ドイツ語翻訳界の稲葉、新庄じゃないかと 思ってるんだけど。
222 :
吾輩は名無しである :2008/06/12(木) 09:43:20
「Max und Moritz」 ドイツ語圏の人なら誰でも知ってる子供向けのお話みたいだけど。 これ読んだら、さすがナチス・ヒトラーを生んだ国と思ったよ。 なんでこんな胸糞の悪い話がドイツ人に愛されてるんだろう。
最後は罰せられるんじゃなかったっけ?
224 :
吾輩は名無しである :2008/06/22(日) 00:45:09
ペーター・ヴァイスでお勧めある?
大西が引用してるのを読んでノサックに興味をもった。カフカやボルヘス、そ れにカルヴィーノ当たりが好きなんだけど、岩波の短編集っておもしろい?
226 :
吾輩は名無しである :2008/06/27(金) 01:14:58
面白いよ。
昔はもっと翻訳出てたらしいよね、ノサック。
229 :
吾輩は名無しである :2008/07/26(土) 18:28:01
ブリキの太鼓つまんねえええええええええええええ 何だこれ 読む気が一切しない
映画は面白いんだがな。
231 :
吾輩は名無しである :2008/07/27(日) 03:36:07
あーやっぱり皆読みにくいのか? 安心した
233 :
吾輩は名無しである :2008/07/27(日) 14:03:17
>ブリキの太鼓 本は面白いけれど、やっぱり映画はなあ……というのが、一般的 感想かと思っていた。
>233 少なくとも自分はそう感じた。 原作では第3部がいいのに第2部までで話が終わってしまうのと そもそもが「精神病者の語り」なのに、 その語りがそのまま映像化されてしまうのがどうなのか、というのが 映画では気になる。 まあ、本は確かに読んでて時々いらっとするところもあるけど。
光文社古典新訳文庫の新刊、ムージルの 「寄宿生テルレスの混乱」を買ってきた。 BLの古典だそうで。
237 :
吾輩は名無しである :2008/09/23(火) 22:50:28
238 :
吾輩は名無しである :2008/09/24(水) 02:15:53
>>236 amazonのレビュー見たら面白そうですね。
私も買って読んでみます。
おおお知らんかった、光文社やるなあ
講談社の端本を積んだまま
241 :
吾輩は名無しである :2008/09/24(水) 16:02:31
test
242 :
吾輩は名無しである :2008/10/13(月) 07:53:51
>>236 ,238
こんな過疎スレで…自演だってこと、バレバレだのに…
光文社古典新訳7のスレも参考にどうぞ
243 :
236 :2008/10/15(水) 23:45:24
>>242 236だけど、238じゃない。旅先でやっと「テルレス」読了。
で、何が言いたいの?
244 :
吾輩は名無しである :2008/10/29(水) 21:54:41
オスカル・パニッツァはもっと読まれるべき
245 :
吾輩は名無しである :2008/11/01(土) 01:07:03
B.シュリンクの『朗読者』がハリウッドで映画化されて話題になってるみたいだね。 早く日本でも公開されないかな。
ハリウッド映画ではあまり期待できないなぁ。 映画は断然欧州のがすきだ。
ニーベルンゲンの歌おもすれえ
248 :
吾輩は名無しである :2008/11/21(金) 15:27:14
ふん
249 :
吾輩は名無しである :2008/12/01(月) 20:11:52
「お父さん、戦争のとき何していたの」(ペーター・ジィフロフスキー)は面白かったぞ。 ナチスの子供や孫にインタビューした本なんだけど ニュルンベルグ裁判で絞首刑になった幹部の孫娘がアバズレになってたり結構衝撃的な内容だった。
250 :
吾輩は名無しである :2008/12/10(水) 17:20:09
251 :
吾輩は名無しである :2008/12/10(水) 21:41:40
教養小説はやっぱりドイツだな。 あの形式ばったところがいかにもドイツっぽくてまた良し。
252 :
吾輩は名無しである :2008/12/19(金) 13:14:54
突然すみません 「現代の文化活動に影響を与えている中世ドイツ文学について論述せよ」 という課題が大学で出されましたが、探しようにも手がかりがなくて困っています。 漫画やゲームなどでも構わないので、そのような作品がありましたら教えてください。 よろしくお願いします。
>>252 俺だったら「現代オタク文化におけるジークフリート像の変容」とかいうのをでっち上げて、お茶を濁す
>>252 *ワーグナーのオペラや、その受容(翻案)あたりから攻める。
*騎士物語(遍歴の騎士)やミンネザング(高貴な女性に捧げる無償の愛)
などのパターンが漫画やゲームあたりに応用されている例を考える。
*ファウスト博士の翻案を探してくる。
*(かなりこじつけ)料理対決もの(それに類する対決もの)の漫画やドラマを強引に中世の歌合戦と結びつける
256 :
吾輩は名無しである :2008/12/20(土) 09:04:45
突然失礼します。 以前ドイツ語の時間に読んだリルケの散文の題名が知りたいです。 蓄音機のようなものを作る描写があったことを覚えています。 ご存じの方がいらしたら教えて頂けないでしょうか。
258 :
吾輩は名無しである :2008/12/26(金) 02:39:06
文学、じゃなくて大衆小説だけど、 最近出た「イール」って面白いの? 紹介だけ見ると、ゴジラの北極海版みたいな感じだけど。
SF板行って該当スレ見たほうが早いんじゃないか? 早川書房のスレとか感想スレとか。
260 :
吾輩は名無しである :2008/12/27(土) 03:02:25
SF板ね。 サンキュー。(ダンケか。) そうします。
261 :
吾輩は名無しである :2008/12/27(土) 18:05:07
やっぱヴィルヘイムマイスターは傑作すぎるな
262 :
吾輩は名無しである :2008/12/31(水) 02:17:11
イールって、 なんだかショッカーの戦闘員の掛け声みたいだね。
263 :
吾輩は名無しである :2009/01/01(木) 22:22:16
「ニーベルンゲンの歌」と「ニーベルンゲンの指環」が 全くの別物ということは知っているのですが、 ストーリーではなく時代精神とか<運命>とか、 そういうものの違いについて論じた本を知っていたら教えてください。
まず両作品を読む
読みたいのですが時間が……レポートの期限が……
読まずに書くな。諦めるのも一興。
全く持って今更ですが 原研二先生は2008年9月28日に逝去しました。 ご冥福をお祈り申し上げます。
東北大の方ですね。
270 :
吾輩は名無しである :2009/01/20(火) 18:19:30
ゲーテがダンテを理解できなかったってマジかよ
271 :
吾輩は名無しである :2009/01/20(火) 18:33:52
スレ違いになるかも知れんが、ゲーテ、ダンテ、ドストエーフスキー、シェークスピアは原書で読んでみるに値するかもの作家。 シェークスピア以外は今生では果たせぬ夢になりそう 非英は独語だったからなんとかなるかな…
273 :
理科男 :2009/01/20(火) 18:47:06
英独以外は勉強する暇が無いですね。
>>268 他専修だったけど、学生時代に色々お世話になった先生です。
あらためて合掌。
276 :
吾輩は名無しである :2009/02/12(木) 19:02:22
ドイツ人は特に「と」の使い方が下手糞で「ゲーテとシラー」 挙句の果てには「シラーとゲーテ」とまでいいかねない馬鹿もいる
クライストのチリの地震が読みたい…
河出文庫にあるよ
森鴎外訳で
絶版だし古本も高いよ…
ほしゅ しかしドイツ文学って人気ねえな ユンガーもっと読みたい
ジャン・パウルを手に入れやすい値段にして欲しい。 給付金で買おうかなあ。
たしかにジャンパウルはどれも高いなー
ジャン・パウルといえば鈴木武樹を思い出す。 早逝したからジャン・パウル個人訳全集は未完のまま。 この偉業を継ぐ者はさすがにいない。
あの人のサリンジャーの訳文も味があって好きなんだがな。 ラジオやテレビに出てた時間を研究に充ててくれていたら ジャン・パウルももう少しは世に出ただろうに、返す返すも残念だ。 参院選なんかに出なければね・・
飯塚公夫ってどうなの?
287 :
吾輩は名無しである :2009/06/16(火) 21:25:58
ショーペンハウアーとワーグナーが 文学に与えた影響について誰か知ってる?
ショーペンハウアー → トルストイ「戦争と平和」、ハーディ ワーグナー → トーマスマン「トリスタン」「リヒァルト・ヴァーグナーの苦悩と偉大」 とか? 詳しいことは分からないです
ショーペンハウアー、ニーチェ、ワグナーを 「永遠に結ばれた精神の三連星」と仰いだのはトーマス・マン。 『非政治的人間の考察』で、かれらの強大な生涯への信仰告白をしている。
トーマスマンの『非政治的人間の考察』読みたいけど、なかなか手には入りそうもないねえ。
291 :
ぜっとんT世 :2009/06/20(土) 22:07:11
ニーチェはショーペンハウアーとワグナーを持ち上げておいて あとでこき下ろしたわけやけど、マンがそれをまとめて救い上げた、 ちゅーことか、それとも初期ニーチェのみに心酔したっちゅーことか、 どっちにしても『非政治的人間の考察』読んでみなあかんやろなー。
ショーペンハウアー、ワグナー、それにニーチェ が文学に与えた影響、って計り知れない。 うまくまとめることは難しいな。 むしろ影響を受けなかったほうが珍しいだろう。 カフカもショーペンハウアーをずいぶん読んだみたいだ。
293 :
吾輩は名無しである :2009/06/21(日) 18:35:59
ショーペンハウアーは意外に読まれているんだね
ドイツ文学の深みは無比だって手塚富雄が言ってたけどそうなの? どうして断言できるの? どなたか、どういうところが「深い」のか教えて。
ほかの、とりわけフランスを筆頭とするラテン文学に比べて深い、と いうのではなく、ドイツ文学の特徴そのものを、さらには 手塚のドイツ文学への愛を語ってるのではないかな。 ドイツ文学は人の精神の深みへ降りていく傾向が強い。 ロマン主義が典型だが、「ゲルマン的な」混沌とした世界を描いて追随を許さない。 デモーニッシュということばでしか言い表せない世界だ。 これはドイツ文学の特徴(さらにいえばドイツ人の資質というか)であって、 逆に言うと、ラテン的特性というか、古典的な、均整、明晰、中庸、秩序が欠けている。 ドイツ人(文学)には一方でこうした合理的な精神や明晰への憧れもあり、 明澄と混沌、理性と非合理、アポロ的なものとディオニソス的なもの など二律背反のかたちで追求してきたといえるのではないか。(以上、受け売り)
296 :
吾輩は名無しである :2009/06/26(金) 19:24:07
ゲルマン魂の重みですよ
297 :
吾輩は名無しである :2009/06/26(金) 20:13:32
どっかのスレでは、ドイツ文学っていうとカフカとかを入れてはいけないそうです。 ゲーテやシラーはプロシア文学と呼ぶのが正しいそうです。
298 :
吾輩は名無しである :2009/06/26(金) 21:46:23
>
>>297 きっと何々語ってのの政治的意味合いを嫌ってるんだと思うな。
それくらいなら当時の実際の政治体制が分かる名称にしろってこと
じゃないのかな?とするとカフカなんかは名前の付けようがなくなる。
ドイツ語を話すチェコのユダヤ人コミュニテティ出身者で役人w
人それをマイナー文学と呼ぶ。
300 :
吾輩は名無しである :2009/06/27(土) 09:37:46
カフカはドイツ語で創られたものだから、一応はドイツ文学の範疇に入れても問題はないよね。 本当のことをいえば、カフカはイスラエル文学ということになるよな。 でもカフカはそういう作品の経歴からいえば、世界初の国際作家、無国籍作家といえるかも。
>カフカはイスラエル文学 とんでもない。ユダヤ人がすべてイスラエルに帰属するなんてあり得ない。 イスラエルやシオニズムへの遠い距離を語っていたカフカは、困惑するだろう。 そもそも文学を語るのに、国籍を云々するのは不毛だ。 カフカと同時代にプラハに生まれたリルケも、母はユダヤ系で、 パリやスイスに居を移した。おもにドイツ語で書いた、というだけだ。 そんな例は古来から無数にある。
国籍なんか無かった時代はどうなるのw
303 :
吾輩は名無しである :2009/06/27(土) 12:53:59
>>301 イスラエルの人口構成中、アラブ系が3割っちゅうのを見ても
そうですよね。またカフカの場合、独文、シオニスト、チェコ文らが
自分たちの都合のいいように解釈を繰り返しているのが現状ではないでしょうか。
「カフカはオレたちのもんだ」といった具合で。
304 :
吾輩は名無しである :2009/06/27(土) 14:00:48
そうやってカフカをドイツ文学から弾き出そうとしている馬鹿がいるという こと。カフカはどうみてもドイツ文学として扱って問題はないよ。 おかしな屁理屈つける奴には、ロベルト・ムジールだってドイツ文学とは かけ離れるということになってくるよな。 そもそもドイツ文学の言葉の定義が必要になってくる。
ゴットフリート・ケラーはスイス文学か? ちなみに岩波文庫では、ケラーはドイツ文学の番号(400番台)だが、 『スイスのロビンソン』や『アルプスの山の娘(ハイヂ) 』 といったスイス人作家によるドイツ語作品は、「スイス文学」と思われる 番号の振り方になっている。
>>304 ドイツ史上最高の作家なんて言葉を並べて何の疑問も感じない無知丸出し君がいるんでね。
307 :
吾輩は名無しである :2009/06/27(土) 16:35:04
無知なヤツほど、「世界初」とか「史上最高」とかいう言葉を安易に使う。
308 :
ぜっとんT世 :2009/06/27(土) 19:30:40
日本でふつうにドイツ文学ちゅー場合はドイツ語文学でっしゃろなw つまり使用してる言語でくくってるわけで国や民族じゃおまへんな
日本は表向きは単一民族国家ですからねぇ(笑)おやはや(笑)そういうところへ意識を乗せようとしないのでしょう(笑)おやはや(笑)
教科の名前を「国語」から「日本語」に変えようと主張している輩がいるではないか
311 :
ぜっとんT世 :2009/06/27(土) 20:15:03
言語、国、民族の3つの円がこれほど重なってるクニも珍しいでんな。 「国語」から「日本語」に名称だけ変えたとしても、 いわゆる島国○○というのはそう簡単に消えないでっしゃろな。 とはいえ、海外でも日本文学を「アジア文学」としてくくる、 ちゅーことも多いやろけどw
日本人は異物な言語を使って書く、押し付けられた言語を使って書く、という意識が驚くほど希薄な部分があるのではないですかねぇ(笑)それ故に御筆先信奉というのが生まれるのですよ(笑)
313 :
吾輩は名無しである :2009/06/27(土) 20:34:45
>>304 実際のメリットとしてドイツ文学とする場合。
優れたドイツ文学者の翻訳でカフカが読めるという点があげられます。
吉田仙太郎のカフカは素晴らしい。
その他のメリットはないなw
314 :
吾輩は名無しである :2009/06/27(土) 21:22:01
日本というのは、一文明一国家だから、こういうことになるんだよ。 ヨーロッパは一文明多国家だから、イギリスがどうもとかフランス がどうのとかっていう感じになる。 ケラーだってドイツ語で書いているんだから、ドイツ文学という ことで何も問題はないはず。
315 :
吾輩は名無しである :2009/06/27(土) 21:39:02
アメリカ人がイギリスで英語で書いた場合は何も問題ないのかなw あまりに安直すぎやしないかい、貴方の意見は。
316 :
吾輩は名無しである :2009/06/27(土) 21:41:55
英米文学の一言でいいのと違うか 何だかくだらない言葉の遊びしかでてこないな ここは用語の定義をするところじゃないだろう
317 :
吾輩は名無しである :2009/06/27(土) 21:50:14
じゃあおもしろい言葉遊びの一つでもどーぞ、ご勝手に。 用語の定義が問題化しているのは違うものを一括りにしている あるいは同じものを違うと言っていると誰彼が感じているからで とても有意義な議論ではないか。少なくともおもしろい言葉遊び よりはねw
318 :
ぜっとんT世 :2009/06/27(土) 22:10:17
アイルランド人のベケットが フランスに出てきてフランス語で書いて それを自分で英語で翻訳した場合とか ややこしいケースは結構あるでw
319 :
吾輩は名無しである :2009/06/27(土) 22:16:07
ハインリッヒ・ベルの作品って、以外に日本では知られていないような 気がする。ベルの作品がもっと評価されてもいいように思う。
日本で訳書が出ているだけでも結構な物でしょう(笑)私としてはペルッツを翻訳していただきたいですねぇ(笑)英訳を読むしかありませんか(笑)おやはや(笑)さて果て(笑)
321 :
吾輩は名無しである :2009/06/28(日) 22:01:46
ドイツ文学というよりは、ドイツ語文学という表現のほうがいいのと違う。 あまりドイツだの、フランスだの、英米だのというよりは、ヨーロッパ 文学と一言でくくってしまえばいいだけのこと。
322 :
吾輩は名無しである :2009/06/28(日) 23:43:26
おもしろい言葉遊びが読めると思っていたら ハインリッヒ・ベルだなんて、あきれるのを通り越して放心してたんだが ドイツ語圏の文学の定義についてまた議論を始めてもいいのかな?
何の生産性もないだろ。 ドイツ文学=ドイツ文化ではない、ということを確認して終われよ。
324 :
吾輩は名無しである :2009/06/29(月) 09:13:28
言葉遊びしたい人が続けていればそれでいいだろう。 それともこのスレ自体存在意義がないのかな。
325 :
吾輩は名無しである :2009/07/01(水) 03:09:58
DeLiのバックナンバーでおもしろいのはどれ?
326 :
吾輩は名無しである :2009/07/02(木) 00:35:36
>>319 Die Schwarzen Schafe が好きな作品。あと、なにかお勧めの作品ある?
ドイツと言えば、Max und Moritz だけど、なんであの胸糞の悪くなるような
ブラックな話が子供に愛されてるんだろう。
327 :
吾輩は名無しである :2009/07/21(火) 02:59:56
ゲオルクの死、出たね
328 :
理科男 ◆U7hI4IbI.w :2009/07/21(火) 03:41:14
330 :
ザ・スミス :2009/08/02(日) 16:47:23
ベーア=ホフマンどんな感じ?
331 :
吾輩は名無しである :2009/09/17(木) 14:36:10
319 :吾輩は名無しである:2009/06/27(土) 22:16:07 ハインリッヒ・ベルの作品って、以外に=意外に 訂正
332 :
吾輩は名無しである :2009/09/17(木) 14:38:19
フリッツ ロイターの小説の日本語訳を持っている人いませんか?
333 :
吾輩は名無しである :2009/09/19(土) 19:26:46
エルンスト・ユンガー『鋼鉄の嵐の中で』を翻訳してほしい。
334 :
吾輩は名無しである :2009/09/27(日) 01:13:02
「ゲオルクの死」ようやく購入。都内の大型書店にもなかなか置いてないね。 アマゾンで注文したほうが楽に手に入るのだが、現物をチェックした上で買い たいのでね。岩波の「ウィーン世紀末文学選」で抜粋を読んで惚れこんで以来 待望の全訳だ。
ゲ・オルーク ジム・オルク
336 :
理科男 ◆U7hI4IbI.w :2009/09/27(日) 01:26:08
>>334 アマゾンはある程度ほしいものを貯めて注文しているので、
まだ『ゲオルクの死』買えてないですね。
今、送料も無料なことだし注文しようかな。
337 :
吾輩は名無しである :2009/09/27(日) 01:59:34
ホフマンスタールの『アンドレアス』が好きな人は、『ゲオルクの死』も気に 入るんじゃないかな。オーストリア文学の質の高さを実証する作品のひとつ。
338 :
吾輩は名無しである :2009/09/27(日) 09:02:55
ユンガーの翻訳がどんどん出て欲しい。
339 :
吾輩は名無しである :2009/09/29(火) 07:43:24
ユンガーは第二次大戦中の日記も読みたい。 「庭と道」 「第一パリ日記」 「コーカサス日記」 「第二パリ日記」 「キルヒホルスト日記」 あたりだろうか。 「葡萄畑の小屋」などは戦後の被占領時代になるから。 しかしこれも読みたい。
ずいぶん前だけど「庭と道」 などの下訳をやった記憶がある。 結局、会社が潰れたか、企画がポシャッたようで、本はでなかった。 あの後、どこかで発行されただろうか。
341 :
吾輩は名無しである :2009/09/30(水) 10:23:37
ということは、以前にユンガーの翻訳を出そうと言う出版企画があったということですね。 「庭と道」はまだ未刊。
342 :
340 :2009/10/01(木) 00:38:26
>「庭と道」はまだ未刊。 そうでしたか。ぼんやりと思い出したが、 翻訳以前に、昆虫や植物の名前がわからず、 図鑑を必死で調べてばかりいた。文章も格調高く難しくて、 自分の手には負えなかった。
343 :
吾輩は名無しである :2009/10/01(木) 12:58:34
わたしもユンガーは読みたいですね。 日本でのユンガーの翻訳の少なさには驚きです。 日本の独文学者の怠慢なのか文学的感性の悪さなどかどうかは知りませんが。
ナチスとの関係とかがあって、戦後は翻訳しにくい空気があったんでないかな。 逆に言うと、今なら気兼ねなく翻訳を出版できると思うので、 『追悼の政治』に続いて、もっと色々訳してほしいよ
345 :
吾輩は名無しである :2009/10/02(金) 10:10:55
ユンガーはナチスに入党してないし、ナチスへの一切の協力も公的に拒否していたから、 ハイデガーのようにナチスとの関係は問題にならないはずだが、 ワイマール時代の戦争肯定的思想を日本の戦後の独文学者は読解出来なかったんだろう。
346 :
340 :2009/10/02(金) 13:00:55
独文学者ばかりに責任を負わせるのも酷かも。 何せ本が売れないのです。翻訳小説の類はとくに。 ドイツ語本ならさらに。 今気兼ねなく出版できる状況としても、 売れなければまず、企画すら上がってこないのではないでしょか。
世界的にも英語からのものしか売れてないんだっけ? それすら日本では(でも?)売れてないんだろうが。 よく考えると不思議。 翻訳者が多いから数打ちゃ当たるなのか、 人名地名の問題なんだろうか。
348 :
吾輩は名無しである :2009/10/07(水) 11:44:43
しかしユンガーの訳者なんてどういう人たちが可能なのだろうか。
349 :
吾輩は名無しである :2009/10/08(木) 20:12:51
ヘルタ・ミュラーについて詳しくお願いします
350 :
ザ・スミス :2009/10/08(木) 20:54:45
ハントケより日本じゃマイナーだよね
351 :
吾輩は名無しである :2009/10/08(木) 21:06:16
352 :
ザ・スミス :2009/10/08(木) 21:17:06
スガスレで「ここに来るならユンガー嫁」とか言ってる奴がいたんだけど ユンガーの日本の批評に与えた影響ってあるのかな?
353 :
吾輩は名無しである :2009/10/08(木) 21:31:59
グルッペ47はもう過去扱いか
Herta Mullerが受賞
355 :
吾輩は名無しである :2009/10/08(木) 23:18:38
>>352 すがはユンガーのことなど知らないよ。
ユンガーはまだほとんど未邦訳だからドイツ語が出来ないと読めない。
356 :
ザ・スミス :2009/10/08(木) 23:27:18
>>355 あーありがとー。やっぱそうだったんだ。
357 :
吾輩は名無しである :2009/10/09(金) 07:13:07
>>357 唯一って
欧米で絶賛されてるんじゃなかったの?
359 :
吾輩は名無しである :2009/10/09(金) 07:49:52
>>358 欧州で絶賛されているが欧米ではない。
ヨーロッパとアングロサクソンは別だから。
360 :
吾輩は名無しである :2009/10/09(金) 07:59:29
フランスでの評価や人気は本国のドイツより上かもしれんね。
>親父の七光りか? Michael Hofmannって?親は誰?
362 :
吾輩は名無しである :2009/10/09(金) 09:35:29
>361 ゲルト・ホフマン ドイツ系の英語ライター一家らしい。
364 :
吾輩は名無しである :2009/10/09(金) 15:45:51
>>357 ヘルタ・ミュラーの英訳はNadirs, The Passport, Traveling on One Leg,
The Land of Green Plums, The Appointment の五作だそうです。
366 :
吾輩は名無しである :2009/10/09(金) 18:29:13
日本文学のほうがレベルは高いよ。
367 :
吾輩は名無しである :2009/10/09(金) 20:09:40
>>365 ありがとう。traveling on one leg の題名が気に入ったよw
新装版 狙われたキツネ ヘルタ・ミュラー 著/ 山本浩司 訳
判型: 四六判/上製 ページ数: 368頁 定価: 1,995円(本体:1,900円+税)
ISBN: 978-4-384-04276-4 C0097 発行日: 2009年10月31日
2009年ノーベル文学賞受賞者 唯一の邦訳
チャウシェスク独裁政権下のルーマニア。家宅侵入,尾行,盗聴。恋愛感情さえ
スパイ活動に利用され,誰かを好きになることが,親友を傷つける。若い女性教師
アディーナの見た独裁制の恐怖。秘密警察に追いつめられ田舎に身を隠す。
再び街に帰った彼女が見たものは・・・・・。
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紀伊國屋書店BookWebにてご予約受付中です。>
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369 :
我輩は名無しである :2009/10/11(日) 04:35:59
今こそユンガーからヘルタ・ミュラーに乗り換えるチャンス!!
370 :
吾輩は名無しである :2009/10/11(日) 06:27:52
traveling on one leg は非常にやさしい英語で中学生でも読めるぐらいだぞ。 下手な日本の小説より読みやすい人も多いはずだ。 これがペーパーバックスになれば、日本でもかなり売れるのではないか?
371 :
吾輩は名無しである :2009/10/11(日) 07:34:27
E.T.Aホフマンの短篇集(岩波)に載っている「砂男」とメルヘン文庫から出てる「ザントマン」(これもホフマン)って 中身は同じものですか?
374 :
吾輩は名無しである :2009/10/12(月) 03:46:57
製本が終わって店頭に並ぶ頃にはもうみんな忘れてるわw
いや、でも10月末の再版だし発表月のうちに再版とか結構速い仕事だと思ふ てか早すぎだと思うw
377 :
吾輩は名無しである :2009/10/12(月) 17:16:29
まあ誰も読まないだろう。
378 :
吾輩は名無しである :2009/10/13(火) 00:26:56
そんなことはない。
379 :
吾輩は名無しである :2009/10/13(火) 14:24:28
あなたは読むのかもしれないね。 でも、ほとんどは読まないよ。
>>373 解答どうもありがとう
短篇集で事足りるか
>でも、ほとんどは読まないよ。 ノーベル文学賞の、そこが面白いとこじゃないか。 日本でだって、大江はほとんど読まれてないさ。
382 :
吾輩は名無しである :2009/10/19(月) 01:01:02
大江は1960年代はよく読まれていた。70年代、特に『同時代ゲーム』でかなり 読者を減らした。これは自分でも言っている。
何年か前にオーストリアのイェリネクが受賞したが、 本国であれが読まれているとは思えないんだが。 ただ、ミヒャエル・ハネケの『ピアニスト』の映画化は、すごいと思った。
イェリネクはいまいち、では(笑)おやはや(笑)さて果て(笑)
385 :
吾輩は名無しである :2009/10/22(木) 10:26:36
イェリネク本人が言うとおり、ハントケのほうが良かったよな
386 :
吾輩は名無しである :2009/11/02(月) 03:14:13
>>368 にある狙われたキツネが再版されたけど、誰か読んだ?
と聞こうと思ったら、発売日延期されたのかw
てか今月の16日と30日どっちなんだよw
387 :
ぴ :2009/11/10(火) 15:30:19
はじめまして、「ぴ」という物です。 大学の頃、ドイツ語を教えて下さった観水良砂先生、元気に されていらっしゃると良いのですが。 あのあと、一回お目にかり、 私は大学を卒業してしまって、それっきりです。 場所違いを重々承知の上恐縮ですが、 この場を借りて、お礼を申し上げます。
388 :
ぴ :2009/11/10(火) 15:31:29
はじめまして、「ぴ」という物です。 大学の頃、ドイツ語を教えて下さった観水良砂先生、元気に されていらっしゃると良いのですが。 あのあと、一回お目にかり、 私は大学を卒業してしまって、それっきりです。 場所違いを重々承知の上恐縮ですが、 この場を借りて、お礼を申し上げます。
389 :
ぴ :2009/11/10(火) 15:38:56
※申し訳ございません。誤植がありましたので、 388の記述を以下のように修正させて下さい。 はじめまして、「ぴ」という者です。 A 大学の頃、ドイツ語を教えて下さった観水良砂先生、元気に されていらっしゃると良いのですが。w あのあと、一回お目にかり、 私は大学を卒業してしまって、それっきりです。 M 場所違いを重々承知の上恐縮ですが、 この場を借りて、お礼を申し上げます。 S
390 :
吾輩は名無しである :2009/11/25(水) 01:25:12
ニーベルンゲンの歌読んでる
391 :
ザ・スミス :2009/11/27(金) 00:53:07
ベルンハルト、ゼーバルトをこれから読むぜ
全力でハゲネたんに萌えるんだ
393 :
理科男 ◆U7hI4IbI.w :2009/11/29(日) 01:24:38
>>389 今読んでる。
生き物に関する文章は言いたいことは、わかるんだけど、
個人的にどうしてもひっかかる感じがする。
考えたり、感化されたりするからいいけど。
394 :
ザ・スミス :2009/11/29(日) 02:06:03
ハントケ人気ないね
ハントケの『反復』は、話の展開が下手すぎて駄目。 ビニールを「プラスティックの袋」(171頁)と訳す訳者の不透明感に満ちた訳文や 肝腎の末尾で「そしで‥‥」(302頁)などと云った素敵な誤植を犯してしまう出版社 であることはさておいても、せっかくの題材が生かせてない。 まあ自分の問題として引き寄せすぎた結果かもしれないけどね。 同様に死者の後を追うというのでは、キシュの『砂時計』や ルオーの『名誉の戦場』、漸く訳出されたカダレの『死者の軍隊の将軍』のほうが 遥かに面白かった。
396 :
ザ・スミス :2009/11/29(日) 22:56:36
なるほど〜これは納得するしかない書き込みだなあ キシュのほうが確かに面白いしなあ。 “PKを受けるGKの不安”読んでみたいんだけど文庫化は無理か。
だいたい英文、仏文、独文含めて 各国の代表的な小説もってるけど 独文って相対的に少ないね、数が ドイツの本領は小説より哲学にありって感じだな
398 :
吾輩は名無しである :2009/12/04(金) 08:02:49
ドイツはゲーテが偉大すぎたのかな
399 :
吾輩は名無しである :2009/12/04(金) 12:34:18
ケールマンいいお。
400 :
吾輩は名無しである :2009/12/05(土) 14:03:07
ドイツ小説には恋愛小説が少ない。ゲーテがいくつか書いた以外あまり思い 浮かばない。思索する小説が多い。
401 :
ザ・スミス :2009/12/05(土) 18:38:26
日照時間が短いと思索に傾いてしまうんやろか
402 :
理科男 ◆U7hI4IbI.w :2009/12/06(日) 00:59:24
>>401 面白いこといいますね。
ツェランがいいですよ、ツェランが、詩だけど
恋愛小説の定義がやっかいだわな。 ドイツ文学はロマン主義をはじめむしろ恋愛の揺り籠。 ただ、そのあらわれ方が。想念は現実世界を離れて、 内へ内へと沈んでいくから。 日照時間の文学に与える影響は確かにあると思う。 闇のなかに幻の恋人、青い花を追い求めるような文学になるよね。
砂男や水妖記、みずうみ、とそういやトニオクレーゲルなんかもそんな感じかも。
あw トニオじゃなくてヴェニス。
いや、トニオも。 ぼんやりと弱々しい冬の太陽の描写に始まる『トニオ』も 金髪のインゲへの恋心がいつのまにか…。
407 :
ザ・スミス :2009/12/06(日) 20:50:23
グスタフ・マイリンクの内省や暗さもねえ
408 :
ザ・スミス :2009/12/06(日) 21:16:12
>>403 のいうとおりだよなあ。
ゲルマンの森はメルヘンへと誘うのか…
おれ以外のスミスの口から
マイリンクの名前が出るとは思わなかったw
「緑の顔」を最近手に入れたよ。
409 :
吾輩は名無しである :2009/12/06(日) 21:35:14
>>408 スミス同盟は往時のハンザ同盟の文学的敷衍なのだ
410 :
ザ・スミス :2009/12/06(日) 21:36:57
しまった、鍛冶屋ネーム入れるの忘れたw
>>404 『砂男』よりは『黄金の壺』を挙げたいな。
ゼルペンティーナ最高。
412 :
吾輩は名無しである :2009/12/06(日) 23:46:48
『マノン・レスコー』『赤い百合』『世紀児の告白』のような リアリズムの恋愛小説の傑作がドイツにあるだろうか?
413 :
吾輩は名無しである :2009/12/07(月) 00:27:42
恋愛小説じゃフランスにはかなわないっしょ
シュトルムでは駄目?
>>412 どうしてもロマン主義的恋愛か、教養小説風の結婚・家庭作りになってしまうかな。
両方の要素を持ったものとしてはシュティフターの『晩夏』が典型だろう。
恋愛小説として読んでも最高なんだが、フランス的なものとは根本において
恋愛観が異なる。
416 :
ザ・スミス :2009/12/09(水) 00:33:33
ドイツ人は真面目でプレイボーイがあまりいないんかいな
417 :
ザ・スミス :2009/12/09(水) 02:33:20
俺がいるじゃん
418 :
ザ・フー :2009/12/11(金) 00:56:51
俺もいる
419 :
ザ・スミス :2009/12/11(金) 01:13:35
おまえらドイツ人じゃないじゃんw
420 :
吾輩は名無しである :2009/12/11(金) 01:19:43
シュトルムはプラトニック・ラブだから駄目。
421 :
ザ・スミス :2009/12/11(金) 01:27:40
シュトルムも甘いなあ そういやシュニッツラーにカサノヴァの帰還ってのがあった
422 :
吾輩は名無しである :2009/12/11(金) 15:07:21
あれも恋愛小説とはいえない。
423 :
吾輩は名無しである :2009/12/12(土) 03:40:34
しかしシュニッツラーの他の作品を探せばありそうだ。
ホフマンスタール最強
425 :
吾輩は名無しである :2009/12/12(土) 14:44:27
岩手
岩手
岩手出身の女生徒を退学処分した。www
岩手
岩手
壮絶いじめ宝塚歌劇団w
長野県善光寺の娘(96期)と宝塚歌劇団と副校長と96期が犯罪を捏造して、岩手出身の金もコネも無い女生徒を退学処分にした。www
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長野県善光寺の娘(96期)と宝塚歌劇団と副校長と96期が犯罪を捏造して、岩手出身の金もコネも無い女生徒を退学処分にした。www
△▼【万引捏造】96期[Part15] 【冤罪退学】▼△
http://gimpo.2ch.net/test/read.cgi/siki/1260543134/ 【Googleは】宝塚音楽学校冤罪退学事件3【ハッカー】
http://hideyoshi.2ch.net/test/read.cgi/ms/12 ★60390479/
宝塚音楽学校を退学処分になった女性、不祥事を捏造されたとして提訴
http://gimpo.2ch.net/test/read.cgi/news2/125 ★7679254/
宝塚音楽学校でガチャ切りしたの誰なんだろうね?
事務員とかな電話対応やクレーム対応習わないのかとらびっくりなんだけど。
宝塚歌劇営業部はまともな対応だね。
音楽学校は、アーアー聞こえなーい電話ガチャンって姿勢だからね。
裁判所にもアーアー聞こえなーいだし、クレームなんか聞く気もなさそうだよ。
>>412 恋愛だけがメインなわけじゃないけど、ハインリヒ・マンの『ウンラート教授』を推す。
427 :
ザ・スミス :2009/12/13(日) 23:50:49
同学社の装丁のセンス悪いよね。
428 :
吾輩は名無しである :2009/12/14(月) 19:46:11
すみません、質問です。 ヘルマンヘッセの全集を購入したいと思っています。 私は、「高橋健二」さんの翻訳に惹かれたのですが、新しい全集(こちらは高橋健二さんの訳ではない)が発売されているのも気になりました。 新しい全集の翻訳について、みなさんは「善し悪し」をどう感じましたか? 新しい全集を買うまで読めないので、参考にさせてください。
全集は作品によって訳者が違うので一概には言えないと思うけど、 自分が読んだ巻に関しては特に問題のない普通の訳だったと思う。 装丁もいいと思ったけど、いかんせん高いのがね。 お金があってヘッセが好きならいいんじゃないのかな。 が、高橋訳は相当特徴的なことになっているのでそれが好きな人にはどうだか。 一度ヘッセスレを覗いてみるといいかも。
430 :
428 :2009/12/14(月) 20:50:24
>>429 なるほど〜、やはり高橋さんの訳は特徴的になっていましたか!!
ヘッセスレ、のぞいてみます。
あと、やはり429さんも「高い」と思われましたか笑
>>430 値段が上がってしまうのは仕方ないと分かってはいるんだけどね…
でもあと少し買い足してみたい気はしてるよ。
432 :
吾輩は名無しである :2009/12/15(火) 01:05:29
ゲーテってドイツ人だよな?
433 :
ザ・スミス :2009/12/19(土) 18:04:53
ゲーテも含めてビルドゥングスロマンスが多いよなあ。 あとはメルヘンか幻想的ロマンスかって感じ。 しかし、ドイツ文学として括られてるもので ドイツ人以外の作家も結構あるね。
434 :
吾輩は名無しである :2009/12/19(土) 20:05:14
スレちかもしれませんが、 独文やるとしたら、どこの大学がいいんですか?
435 :
吾輩は名無しである :2009/12/19(土) 23:43:42
『狙われたキツネ』読んだ人、感想を。
現在ピンチョンと併行して読書中。
437 :
理科男 ◆U7hI4IbI.w :2009/12/20(日) 00:04:56
半分ぐらい読んだけど、初めのほうの釣り人達の話は印象深い。
>>434 そりゃ東大じゃないの?
一時期は都立大が川村二郎・円子修平・池内紀らを揃えてたよね。その少し前に種村季弘も短い間いたし。
439 :
ザ・スミス :2009/12/24(木) 20:34:37
リルケやるなら塚越さんのいた慶応もよかった 法政や信州大にも変な伝統があったがあまり詳しくない 都立といえばツェランの飯吉さんもおったし池田信雄も出してたしあの頃は相当なもんだった 首都大になってからは瀬尾育生と丘澤静也くらいしかいないもんな 初見基とかいうのもギャアギャア喚いた末、跡濁しまくりで出てったしよ
440 :
吾輩は名無しである :2009/12/26(土) 18:42:24
クライストが好き。「ミヒャエル・コールハース」「O侯爵夫人」など…
441 :
ザ・スミス :2009/12/26(土) 23:49:52
クライストいいよなあ パニッツァやクービンもいいし
442 :
理科男 ◆U7hI4IbI.w :2009/12/27(日) 00:52:09
『狙われたキツネ』読み終わった。 歴史には疎いので、チャウシェスクのことはほとんど知らなかったけど、ちょっと興味がでた。 初めから暗い雰囲気はあるけれども、重い感じではなく深いところで張り詰めた感じ。 物語自体は半分ぐらいから急速に進む。ゆったり進む前半で冷たい張りが作られていて、すんなり読めた。 描写は個人的にかなり好きかな。何といっても明暗がうまい。 当時のルーマニアは停電が多く、闇やペンライトがよくでてきているが、日本の妖怪でいう魑魅魍魎的な怖さも伝わる。 張り詰める監視の体制からくる、いやそれ以上の様々な刺すような視線と相まって、物語に濃厚な奥行と存在感を醸し出す。 民族問題などをもっとよく知っていると、面白い部分もありそうだ。 あと、どうでもいいがヒマワリの種っておいしいのかな?
443 :
吾輩は名無しである :2009/12/28(月) 20:42:01
狙われたキツネいいよね 圧倒的な現在形と希少な過去形による現象学的詩的記述の文学レベルは 日本には見られない
444 :
ザ・スミス :2010/01/05(火) 20:54:54
ゼーバルトはちょっと期待外れだったなあ
445 :
吾輩は名無しである :2010/01/11(月) 01:17:55
『アウステルリッツ』読書中。建築物の説明には興味が湧かないが、 人間に関する表現には魅力を感じる。文体の呼吸もいい。
>>533 別になにも「現象学的」ではないし、記述の「文学レベル」とやらもよくわからん。
「阿呆物語」タイトルにひかれて読みたくてしょうがないんですが 今でも手に入るんでしょうか?
タイトルに惹かれたのか?おれは作者の名前のかっこよさだな ハンス・ヤコプ・クリストッフェル・フォン・グリンメルスハウゼン 次点でグリルパルツァー
449 :
吾輩は名無しである :2010/01/11(月) 19:12:53
古本を探すしかない。しかも高い。
450 :
吾輩は名無しである :2010/01/11(月) 19:25:56
岩波文庫3巻で5000円から1万円くらい。 手が出ないなら、毎年1回ある岩波文庫復刊を気長に待つしかない。
『世界文学全集 -第二期・古典4 中世物語篇』 * Pb:河出書房(Kawade Shobo) * 1951 o 「トリスタン・イズー物語」Tr:佐藤輝夫 o 「狐物語」Tr:水谷謙三 o 「阿呆物語 -シンプリチシムスの数奇な生涯」 グリンメルスハウゼンTr:上村清延 o 「いたずら先生一代記 -ティル・オイレンシュピーゲル」Tr:手塚富雄(Tomio Teduka) o 「謝肉祭劇(ひどい煙、馬鹿の治療)」 ハンス・ザックスTr:国松孝二 o 「悪魔を呼び出す遊歴書生」 ハンス・ザックスTr:国松孝二 これは全編入ってないよなあ
452 :
吾輩は名無しである :2010/01/12(火) 00:08:18
古すぎて探すのが大変だ。
緑色の箱のかい? 昔持ってたが、版型からして小さいものだし 抄訳ばかりだった気が。
454 :
吾輩は名無しである :2010/01/16(土) 13:58:51
ホフマンスタール『アンドレアス』が好きなんだが、これほど魅惑的な小説 はざらにないと思う。
本編の倍以上あった草稿の方は興味深く読めた
456 :
ザ・スミス :2010/01/16(土) 21:41:39
ホフマンスタールのほかはどんなのが魅惑的?
457 :
吾輩は名無しである :2010/01/16(土) 21:56:23
ゲーテ、ヘッセ、カフカ以外で読むべき作品あったら教えてください。 できれば文庫がいいです。
ぶたマン 洋上殺人事件
ホーフマンスタールと言えば「影のない女」小説版とか、ですかねえ。 おれは評論の方が面白い気がするが。
ドイツ(語圏)でほかに読むべきといったらシュティフター、ケラーは外せない。ドイツ文学 の至宝。小説先進国のイギリス、フランスにもこの種のものはないね。
チャンドス卿の手紙も期待して読んだらがっかりだったな ドイツ版ヴァレリーみたいなものかと思ってたが、やっぱリルケの方が好みだった
463 :
吾輩は名無しである :2010/01/16(土) 22:29:41
ドイツ文学で文庫(新本)となるとかなり限定されるが、 ホフマンの『悪魔の霊酒』(ちくま文庫)はかなり面白いと思う。
464 :
454 :2010/01/16(土) 22:59:19
他には、ベーア=ホフマンの『ゲオルクの死』だな。
465 :
ザ・スミス :2010/01/16(土) 23:10:03
戦後文学で↓のへんの名前の露出が少ない、 というかほとんどないのはどうしてなんだろう? マックス・フリッシュ ギュンター・アイヒ パウル・ツェラン ノサック エンツェンスベルガー インゲボルク・バッハマン ヴォルフガング・ヒルデスハイマー ハインリヒ・ベル トーマス・ベルンハルト ウーヴェ・ヨーンゾン エリアス・カネッティ クリスタ・ヴォルフ マルティン・ヴァルザー ペーター・ヴァイス ハイナー・ミュラー デュレンマット ハンス・カール・アルトマン エルフリーデ・イェリネク
英米仏以外はどこの国もそういう扱いなのでは
467 :
吾輩は名無しである :2010/01/17(日) 13:39:29
グラスやハントケにしても英米仏に比べるとメジャー感が薄いね
ドイツ戦後文学なら、日本での知名度はグラスの一人勝ち状態じゃね?
469 :
ザ・スミス :2010/01/18(月) 23:00:11
グラスはノーベル文学賞受賞者だもんね。 ハインリヒ・ベルもヘルタ・ミュラーもそうだけど。
パトリック・ジュースキント,ベルンハルト・シュリンク,ミヒャエル・エンデ 一般的にはここら辺だろう。 何れもミリオンセラーだからな。
471 :
吾輩は名無しである :2010/01/19(火) 15:13:26
確かに一般受けするのはそっちだなあ
472 :
ザ・スミス :2010/01/19(火) 20:24:27
ああそうか、「香水」と「朗読者」の人を忘れかけてたよ。
矢張り原文が読めねば話にならぬのでは(笑)おやはや(笑)さて果て(笑)
474 :
ザ・スミス :2010/01/22(金) 21:29:59
デュレンマットは1冊文庫になってるけど、なかなかいい作家やと思うで。
デュレンマットは確かにいいですねぇ(笑)前川道介の訳がいい、といってしまえばそれまでなのですが(笑)おやはや(笑)さて果て(笑)
なんだこの基地外?
ドイツ文学全然本屋に置いてないねw
おやはや(笑)まぁ売れるもの売れるものとなってしまうのでしょうねぇ(笑)おやはや(笑)さて果て(笑)
479 :
ザ・スミス :2010/01/23(土) 22:15:07
>>475 だろ? 翻訳は十分条件で必要条件じゃないけどね。
「物理学者たち」をamazonで見て値段にびびったよ。
早川演劇文庫あたりに落ちませんか(笑)おやはや(笑)さて果て(笑)
おやはやの漢字って親早でいいの?
482 :
ザ・スミス :2010/01/27(水) 23:01:18
戯曲書いてるドイツ語圏作家多いよね。 トーマス・ベルンハルトもデュレンマットもそうだし。
483 :
吾輩は名無しである :2010/02/09(火) 02:18:50
『緑のハインリヒ』なんて読んだ奴いたら、手を上げろ。
岩波文庫のケラーは全部持っているのに、一冊たりとも読んではいない。 特に理由は無い。
485 :
吾輩は名無しである :2010/02/10(水) 01:05:42
そうか。許してやる。
486 :
吾輩は名無しである :2010/02/10(水) 08:03:14
いまどきケラーなんかの名前が出るとは(ry
ケラーはスイス人のドイツ語文学者だね。 『スイスのロンビンソン』の作者ヨハン・ウィースや、『アルプスの少女ハイジ』の作者ヨハンナ・シュピリと同じだ。
488 :
吾輩は名無しである :2010/02/12(金) 16:14:55
おれも『緑』持っているが読んでないや。
489 :
吾輩は名無しである :2010/02/12(金) 17:39:01
スイスの小説家はゴットヘルフとヴァルザーもいるよ。
490 :
吾輩は名無しである :2010/02/12(金) 20:20:23
ケラーは『七つの伝説』『仔猫シュピーゲル』なら読んだ。短いからね。
491 :
吾輩は名無しである :2010/02/12(金) 20:26:01
映画『ボビー・ディアフィールド』の原作はレマルクだが、 そのタイトル知っている人いる?
>>491 “ Der Himmel kennt keine Günstlinge”
英訳で Heaven Has No Favorites
邦訳は「モンテカルロに死す」
古沢安二郎訳(読売新聞社)で昭和43年に出てる。
レーサーを主人公にした小説らしい。
レマルクはテストドライバー、レーサーなどを経験しているとか。
493 :
491 :2010/02/13(土) 11:26:32
ありがとう。映画は、アル・パチーノ演じるレーサーとマルト・ケラー演じる 余命いくばくもない女との恋を描いたもので、監督はシドニー・ポラック。 名作とまではいえないが、刹那的に生きてきた男がもっと生きたいと願う女 との出会いによって変わっていくところが好きで、時々VHSを見る。
>邦訳は「モンテカルロに死す」 題名でネタバレwww しかもセンスもない
「…に死す」ってタイトル、小説もだけど 映画でもずいぶん使われた時代があったよね。
『雨の朝パリに死す』、『ベニスに死す』、『ナイルに死す』、『田園に死す』か。 あと『ピタゴラス豆畑に死す』もあったなw
Der Tod in Venedig が嚆矢なんでないの
498 :
吾輩は名無しである :2010/02/18(木) 02:15:25
レマルクには『愛する時と死する時』という小説もある。読んだ人、いる?
499 :
吾輩は名無しである :2010/02/18(木) 03:15:36
>>498 読んだよ。主人公は東部戦線にいるエルンスト・グレーバーというドイツ兵で、休暇でドイツに戻り、出会った幼馴染の女性のエリザヘートとの束の間に切無い愛の日々の話。
戦場に戻ったグレーバーは、ラストでエリザベートからの手紙を読んでいる時、逃がしてやったパルチザンから「ナチの鬼」として射殺される。
500 :
吾輩は名無しである :2010/02/18(木) 03:19:41
『愛する時と死する時』は映画にもなっている。 戦時下のドイツの若い二人の愛は切無い。 新婚旅行はどこへ行こうかという話で、 どこもドイツは嫌われているから夢の中にしか行くところはないという話になる。 ラストは悲しい。
「この戦争が終わったら…」フラグの典型みたいなのだっけ?
>>495-496 『必殺!主水死す』という映画もあった。
藤田まこと…。・゚・(ノД`)・゚・。
503 :
吾輩は名無しである :2010/02/27(土) 22:47:22
>447 『阿呆物語』岩波文庫復刊決定。
504 :
ザ・スミス :2010/02/28(日) 22:04:26
そういえば、クライストに「チリの地震」という短篇があったな
505 :
吾輩は名無しである :2010/02/28(日) 23:15:27
1647年の地震のことだ。
おやはや(笑)チリの地震は確かに読んだ筈なのですけれども、覚えておりませんねぇ(笑)佐藤恵三の訳で読んだのですけれども、やはり種村訳がよろしいですか(笑)おやはや(笑)さて果て(笑) ところで、ザ・スミスさんはゲオルク・ヘイムなどはいかが(笑)おやはや(笑)さて果て(笑) 小説の腕はそれ程上手いというわけでもありませんが、「解剖」なんぞにあふれる奇妙な明と暗のコントラストは確かに評価を与えるべきでしょうねぇ(笑)おやはや(笑)さて果て(笑)
507 :
吾輩は名無しである :2010/03/01(月) 00:24:24
相良守峯訳。
508 :
吾輩は名無しである :2010/03/01(月) 01:46:25
チリは地震が多いのかな
環太平洋造山帯だからな
510 :
吾輩は名無しである :2010/03/01(月) 04:01:42
>>506 無理に話に入らなくていいからね。 それに地震なさそうだね。w
さっき ドイツ幻想小説傑作選 ─ ロマン派の森から 注文した。 もう読んだ人いる? どうでしたか?
>>504 鴎外選集の翻訳小説の巻にもある。格調高し。
チリ王国の首府サンチヤゴに、千六百四十七年の大地震将に起こらむとするをり、
513 :
ザ・スミス :2010/03/03(水) 21:51:41
>ゲオルク・ヘイム 知らないなあ。 「チリの地震」は河出文庫の種村訳で読んだ。 >ドイツ幻想小説傑作選 まだ買ってないけど、どのへんが入ってんだっけ? >鴎外選集の翻訳小説の巻にもある。 へぇー、鴎外が訳してんのか! 青空文庫に入らないかな。
ヘイムってハイムのことかい? 合ってたら『モナ・リーザ泥棒』復刊するよう言ってくれ。
朝刊にユンガーの「パリ日記」を山本尤が翻訳、昨年自費出版したとでていた。 誰か詳細知ってる?買えるのかとか。
516 :
吾輩は名無しである :2010/03/14(日) 10:18:46
>>515 あの毎日新聞の記事に問い合わせが殺到して
某出版社が出そうと計画しているらしいよ〜
518 :
吾輩は名無しである :2010/03/22(月) 09:13:54
519 :
吾輩は名無しである :2010/03/27(土) 14:58:37
カネッティ「目眩」文庫化キボンヌ!
>>519 月曜社か。ここなら、まあ本の造りは悪くないだろうし
多少高めの価格設定になるだろうが、買うかな。
522 :
吾輩は名無しである :2010/05/01(土) 18:16:12
‐≠==ニ \ // //トv l |l l ∧ -=ァイ/ / //_∧ lノ」| |l 、 ', -匕f ?/|//´/ レ'?`Y、? } Einheit!! /,イ| ´/》Yソ⌒ ⌒Y// ∧ |///|/∨ト、"" f'‐┐""イ//?丶 Deutsches Reich!! / / ∨,ィ'/:フー七´W∧ヽ /mfY'レ从_/: :∧ / {「ヽ ∧ノ|「 |: r'´⌒l r=≠´ { ト: :フ¬/ /_/ ィm_/l | `ー_ノ{>/ >、: : :イ /:} { / / ヽ\ / __`Y´ ヘy' /:人 Y 〈 /\\_r':::::/:\ j /: :|::::ム ?¨ ̄ ーl:::/: : : :\_/|: :∧::ノ f^ー<ヒ: : : : : : : : : : :〉 : : : : 〉、 |: : : :i : \: : : :`:ー:o/: : : :/:i :} } : : : : :_:_:_\: :_:_:_/:r:-: ´: }: :',:\ / : : : : : : : : : : : : : : , |: : : : | : : : :/ \ : : : : : : : : : : : : ' : |: : : : ヽ、: / \: : : : : : : : : ://: : : : : : :/ `ヽー ―‐´、/: : : : : : :/ ヽ |  ̄ ̄/ ̄ | } / | |`ー‐' | | {__| |:::::::::::| |:::::::::::| |:::::::::::| |:::::::::::|
523 :
吾輩は名無しである :2010/05/04(火) 18:41:35
戦前はドイツと仲良しだったから、 ドイツ文学を専攻する学生がたくさんいたらしいね。
ブリキの太鼓の新訳が出るね。
525 :
吾輩は名無しである :2010/06/10(木) 01:37:03
しかも、安い
528 :
吾輩は名無しである :2010/07/03(土) 17:43:16
529 :
吾輩は名無しである :2010/07/03(土) 17:44:01
530 :
吾輩は名無しである :
2010/08/04(水) 13:38:33 ヘルタ・ミュラーの短編集も出るね