1 :
吾輩は名無しである :
2006/05/07(日) 15:04:54
新すれおめでとう(*´∀`)
7 :
吾輩は名無しである :2006/05/13(土) 22:31:32
最近ラテアメ系の小説あまり翻訳されてませんね。 「フリアとシナリオライター」が最後かな?
8 :
吾輩は名無しである :2006/05/14(日) 03:54:31
イサベル・アジェンデって「パウラ」以降、 中身がスカスカと言うか、なんか変な方向に行ってない? 「精霊たちの家」や「エバルーナ」の濃密な世界を期待して 「天使の運命」を読んだら、薄っぺらくてがっかり。 「神と野獣の都」を読んだ人いたら、感想おねがいします。
「精霊たちの家」が一番面白かったな。映画はいまいちだったけど。
神と野獣は天使以上にスカスカ。 読む価値なし。
11 :
吾輩は名無しである :2006/05/14(日) 14:55:35
イサベル・アジェンデは完全に終わり。 去年出した新作が「Zorro」だもん。 マスク・オブ・ゾロの、あのゾロね。
「ラテンアメリカ文学」というくくりで見ると奇想や地域性は弱く なったかもしれないけど、作家としては売れてきたわけだし「終わり」 というわけではないんじゃない? 『神と野獣』も軽いかもしれないけど、児童文学系としては売れ線で いいんじゃない?
>>8 「神と野獣の都」、途中で放棄。なんというか読みたいと思わせるものがない。
「精霊」や「エバ」が素晴しかったので期待が大きすぎたのかな。
14 :
吾輩は名無しである :2006/05/16(火) 08:43:40
保守
16 :
吾輩は名無しである :2006/05/17(水) 00:28:58
リョサの「世界終末戦争」を3000円で買った これを小説読まない友達に言ったら 「本にそんなに出すなんて馬鹿だね〜」って言われた・・・ ええ、馬鹿でいいですとも
17 :
吾輩は名無しである :2006/05/17(水) 02:56:15
そいつはただの貧乏人だよ。
>>16 俺も今日図書館で借りてきた。読むのが楽しみ。
ところで、一緒に伊井直行の「悲しみの航海」という本を
借りてきたんだけど、これはいわゆる「マジックリアリズム」の方法で
書かれた小説なんだそうだ。まだ読んでないから何とも言えないけど。
20 :
吾輩は名無しである :2006/05/18(木) 00:18:01
>>16 うああああああ
そんな安値でどこで買ったの?!
「世界終末戦争」か。 おれもこの前のオリンピックの期間中に 1500円で買ったが、まだ読んでないわ。
ちなみに俺は700円。 アマゾンがユーズド始めた時に福岡の古本屋さんが出品しているのを買った。 7000円じゃないかと震える指先で購入してみたが、本当に700円だった。 届いたときは冗談抜きで俺の人生で最大に幸せな瞬間だったよ。しかも美本。 まだ、読んでないが。
23 :
吾輩は名無しである :2006/05/22(月) 10:16:24
『世界終末戦争』を、「紫式部」で3,500円で買いました!! こんな安い価格で手にできるなんて、本当に幸せです。 amazonは8,000円とかしかなかったもんな。 今、トルストイの『戦争と平和』をもうすぐ読み終えるところだから、 「戦争つながり」ということで、届き次第さっそく 『世界終末戦争』に取り組むことにしよう。 ま、同じ「戦争」といっても、その内容はえらい違いだろうが。 ところで、ラテンアメリカ文学ファンのみんなは、 トルストイはお好きですか?
嫌いです
>>23 「アンナ・カレーニナ」が一番好き。
「戦争と平和」面白かった?俺は冗長に感じて途中でダレてしまったけど。
トルストイ大好きです、って言っても『戦争と平和』のエピローグ2は読んでないし、細かいところ突っ込まれてももう忘れちゃったからなぁ。 新訳も完結したことだし、再読でもするかね。
『世界終末戦争』と鄭義の『神樹』を読み較べてみるのも面白いと思いますね。
28 :
23 :2006/05/23(火) 10:29:05
>>25 僕としては、最高に面白かったですね。
まあ、だれてしまう気持ちも非常によくわかりますが。
人物関係をメモしながら読めばいいかもしれませんね。
あと、岩波文庫から出てる新訳は、あらかじめ人物関係図が載ってるので、
役に立つと思います。
>>26 僕もこれから、エピローグ第2部を読むところです。
ああ、『世界終末戦争』早く届かないかな。
■■■:青土社 『煙に巻かれて』 G・カブレラ=インファンテ/若島正訳 5/26 \3,990 *2 *2:本書は、葉巻の驚くべき物語です。新世界での煙草の発見に始まり、映画や文学 における喫煙場面まで、葉巻の伝説と喫煙の悦楽のすべてを魅力的に語り尽くし、世 界中の愛煙家に絶賛された、文芸エッセイです。そして読者を煙に巻く駄洒落の連 発。本書は、世界で一番駄洒落の多い本として有名で、柴田元幸氏もエッセイで注 目。
ラテアメの雄であるマルケスやリョサですら入手困難なこの状況が哀しすぎる
カブレラ=インファンテといえば、「亡き王子のためのハバーナ」は最高だったな。
32 :
吾輩は名無しである :2006/06/04(日) 10:45:34
集英社の緑色の箱入りで ドノソ『みだらな鳥』売ってたんだけど 2000円て高いかなあ? ああいう文学全集の類は100円で売ってそうにも思うが 今まで出合わず来たので いまだに読めてないんですよね
33 :
吾輩は名無しである :2006/06/05(月) 11:58:54
俺は昔600円で買った、みだらな鳥 でも今では流通してる数すら少ないと思うし 2000円で買うべし
「迷ったら、買え」(もう二度と迷わずに済むから)
>>32 をみてヤフオクで探したら、500円で出ていた。
最終時刻に用事があるので、入札できなかったが、600円台で落ちたはずよ。
みだらな鳥。
37 :
吾輩は名無しである :2006/06/29(木) 19:26:37
住人の好きな訳者は誰? 俺はやっぱ鼓さんだな♪
38 :
吾輩は名無しである :2006/07/07(金) 14:15:49
カサーレスって面白い?
39 :
吾輩は名無しである :2006/07/07(金) 15:53:02
田村書店の評判
ttp://yondance.blog25.fc2.com/ より
神保町。田村書店ワゴン。
しみったれた人間がここに集まる。本にカネをつかいたがらぬ賎民の群れ。
いわば、精神的乞食である。知識の対価をなんとこの連中は甘く見ているのか。
まず田村書店ワゴンを。ここにはどれだけお世話になったか。
この古書店は良書をそうと知りながら安価で投売りする(ワゴン限定だが)。
もちろんいいことずくめなことがあるはずはない。店主が異常者。
ワゴンに群がる客をどぶねずみとバカにしている。
プライドかリーズナブルか。後者を選択したわたしである。
田村書店。嫌いなひとはほんとうに憎悪していると思う。
この古書店には独自のルールがある。
店のまえのワゴンの本をもって店内に入ってはならない。
店主はワゴンに群がる客をドブネズミとバカにしている。
経験したことはないが、ワゴン本をもって店内のレジへ行くと怒鳴られるらしい。
(ちなみにワゴン本はそこらにいる小僧さん(バイト)に声をかけて買う)
そうそう。女子大生と店主が大喧嘩をしているのを見たこともある。
わたしが店内に入るのは年に数度である。今年に入ってからはまだ入店していない。
田村書店に入るのはおすすめできない。いやな思いをきっとすることだろう。
価格がとんでもなく高い。店主が常に威圧してくる。
本をハコからだしただけで不快な表情をされる。
常連とおぼしき人物が店内でやたら店主をほめあげているのも耳障りである。
こんな古本屋では買うな!
マーク・トウェインの『ハックルベリー・フィンの冒険』は奴隷制度が終わってから だいぶ経った後に書かれたのに奴隷制度反対のテーマが強いのは何故か知ってる? 今日先生に聞かれたけど判らなかった・・・
41 :
吾輩は名無しである :2006/07/12(水) 11:20:29
保守
42 :
吾輩は名無しである :2006/07/23(日) 19:05:11
夜のみだらな鳥ってどんな話ですか?
双子の姉の身代わりになって投獄されていた少女が六年ぶりに塀の外に出た朝、 鳥に姿を変えて恋人のもとへ飛び立つ。 しかし男はすでに結婚し息子がひとりいた。 鳥となった少女はその息子と仲良くなり、ふたりで虹の花を探しに行こうと約束する。 父親は翌朝、二羽の鳥が飛び立つのを見る。
↑また神をもおそれぬでたらめを…… フリークスの館の管財人になった人が、だんだん深みにはまる 話。
45 :
吾輩は名無しである :2006/07/28(金) 15:11:28
age
46 :
吾輩は名無しである :2006/07/28(金) 23:36:41
無名だけど面白いラテンアメリカ作家は?
47 :
吾輩は名無しである :2006/07/28(金) 23:50:40
ロベルト・ボラーニョ。ソンタグの折り紙付。
48 :
吾輩は名無しである :2006/08/19(土) 13:25:13
軍艦(戦艦や巡洋艦)の備砲を使用して海岸や小さな島に所在するトーチカを攻撃する。 有効射程距離内に大砲を設置できる場所が確保できない状況で行われる上陸作戦においては、重要な支援手段の一つである。 また、戦艦や巡洋艦は偵察任務に使用する水上機を搭載しているため、これらを活用することによって射撃精度の向上を図ることができる。
49 :
吾輩は名無しである :2006/08/30(水) 20:00:33
話題ねえなあ
50 :
吾輩は名無しである :2006/08/30(水) 20:16:51
>>49 ぢゃあ、ネタ提供。
ラテンアメリカ文学漏れ的ベスト3バトン!
1位 「夜のみだらな鳥」(狂ってて最高)
2位 「石蹴り遊び」(めちゃくちゃで最高)
3位 「予告された殺人の記録」(せつなくて最高)
次、どぞー。
51 :
吾輩は名無しである :2006/08/31(木) 01:15:51
じゃあ俺も 1位 緑の家(時空を越えてて最高) 2位 失われた足跡(時空を越えてて最高) 3位 ブエノスアイレス事件(構成最高)
52 :
吾輩は名無しである :2006/08/31(木) 22:37:15
私目も 1位 ボルヘス「伝奇集」 2位 ルルフォ「ペドロ・パラモ」 3位 リョサ「緑の家」
53 :
吾輩は名無しである :2006/09/01(金) 04:37:03
マルケス『コレラの時代の愛』、10月刊行。 (9月は『わが悲しき娼婦たちの思い出』)
54 :
吾輩は名無しである :2006/09/01(金) 10:18:22
新潮社神!
心を入れ替えたか、新潮w
あとはそろそろ百年を文庫化して欲しいな
百年の孤独は装丁がとても好き。 文庫になったら装丁も変わるだろうし、絶対分冊されると思うよ。 そこが残念だね。 確かにあんな素晴らしい物語は文庫にしてもっと広く普及すれば良いと思うけど。 つか、文庫化より、集英社よ、「族長の秋」を復活すべきだと思うぞ!!
ってか集英社は「ラテンアメリカの文学」全巻復刊しなさい
59 :
吾輩は名無しである :2006/09/15(金) 00:25:58
>50 じゃあ俺も 1位 ホセ・マリア・アルゲダス(ペルー)『深い川』 2位 ファン・ルルフォ(メキシコ)『燃える平原』 3位 がルシア・マルケス(コロンビア)『エレンディラ』
60 :
天皇 :2006/09/15(金) 01:04:55
それでは余も 1位 がルシア=マルケス『百年の孤独』 2位 ファン・ルルフォ『燃える平原』 3位 バルガス=リョサ『世界終末戦争』
61 :
吾輩は名無しである :2006/09/15(金) 01:50:57
萌える平原ひょうばんいいな。
参戦 1位 ガルシア・マルケス『愛その他の悪霊について』 2位 フリオ・コルタサル「すべての火は火」 3位 アレホ・カルペンティエル『失われた足跡』
なんかしらんがおれも書くぞ 1位・・ドノソ「夜のみだらな鳥」 2位・・コルタサル「遊戯の終り」 3位・・フエンテス「聖域」 短編集が一個入ってるが許せ
1位「百年の孤独」 2位「エレンディラ」 3位「バロック協奏曲」
「ヤギの祝宴」ていうバルガス・リョサ原作の 映画見たんだけど和訳は出てないっぽいすね。
66 :
吾輩は名無しである :2006/09/17(日) 10:13:09
1位「百年の孤独」 2位「青い犬の目」 3位「ヤワル・フィエスタ」 もっと色んな本を読みたいもんだ
67 :
吾輩は名無しである :2006/09/17(日) 10:38:37
>>66 「ヤワル・フィエスタ」は読んでない。読んでみようっと。
オクタビオ・パスの長いのが出たね。あとモンテロッソも出たし、ここ 二ヶ月ほどラテンアメリカ文学系が多少は豊作っぽい。メキシコは自分 の国の小説の翻訳に補助金を出すんだねえ。
日本もそれをするべきだなあ。 池澤夏樹が自費でフランスに移住してロビー活動してるし。。 (ノーベル賞への布石か)。
連カキすまん。 どうしても言いたくて。 ラテンアメリカ文学大好きなんだが、それに劣らずスペイン文学も好きだ。 カミロ・ホセ・セラとか、フェルロシオとか。
スペイン文学はまったく知らないが 「黄色い雨」がすごく好き たまたまラテンアメリカの場所に置いてあって読んだらはまった
72 :
70 :2006/09/18(月) 17:02:59
>>71 教えてくれてありがとう。
読んでみた。エスタブリッシュで、静謐で、とても好かった。
行動早いなw
(;^ω^)ハヤス
75 :
70 :2006/09/25(月) 18:28:04
いや、おもしろいものに餓えてるんだよ、ほんと。 だから即書店に行ったのです。 この作品(『黄色い雨』)は、 構成の見た目もおもしろかった(一段落ごとに行分けされてブロック化されているとか)。 ほんとありがとう。 関係ないが、この本で、木村栄一さんが神戸外大の学長になってることを知った。 出世したなあ。
76 :
吾輩は名無しである :2006/09/28(木) 16:22:00
宣伝乙
78 :
吾輩は名無しである :2006/09/28(木) 21:05:12
スペイン文学なら、今話題のカルロス・ルイス・サフォンの「風の影」は読んだ?
79 :
70 :2006/09/28(木) 23:36:12
>>78 アマゾン見たらおもしろそうです。
でも上下巻、ちょっと今締め切り間際で忙しいので
月あけたら、本屋に直行します。
情報ありがとう(^^!
>>76 8,500円は出しすぎ。あんたに買い物センスがないだけ。
オンラインの古書店でもだいたい5,000円くらいのもの。
たまにamazonで2,000くらいで出ることもある。ここ三年で
二回くらい出たのを確認してる。そのうち一回はおれが買った。
世界終末戦争だけでも三冊もってるよ、おれ。失われた足跡も三冊。
>>80 転売するんでなかったら、その金で他のを買った方が
良いと思われ。
世界終末戦争はバルガス=リョサがノーベル賞を とったら復刊するんだろうけど。
失われた足跡は、世界の文学版と、文庫版と2つもってる。
ブクオフで「族長の秋」100円で購入。 暇ができたら読もう。
85 :
吾輩は名無しである :2006/10/12(木) 21:43:33
バルガス=リョサは今年も逃しましたorz
ノーベル賞は地域持ち回り感があるので、 今年あたりはアジアあたりと考えられていた。 だから村上春樹が候補か!って噂も流れた(カフカ賞も取ったしな)。 そして取ったのはトルコの作家。 まあ、西アジアだ。EU加盟国(加盟立候補だっけ)だが。
わー、集英社の全集18巻揃いで一万八千円。
それ、3分の1はドノソについてるみたいな値段だなw
カルペンティエルの光の世紀が1500円で売ってたんだが、買うべきだろうか。
90 :
吾輩は名無しである :2006/10/31(火) 15:08:53
おう
91 :
吾輩は名無しである :2006/11/02(木) 23:46:42
「コレラの時代の愛」買った人いる?
94 :
吾輩は名無しである :2006/11/24(金) 15:33:59
95 :
吾輩は名無しである :2006/12/03(日) 17:35:39
国際手配の殺人者(代々木公園殺人 前コロンビア大使の息子)
コロンビア大使(リカルド・グティエレス)の馬鹿息子が代々木公園で
麻薬人殺し 。 大使の恵比寿の自宅も家宅捜査されている。どうなるか・・・
国際警察が動いている。
http://www.colombiaembassy.org/ja/ 東京都渋谷区の代々木公園内で今年4月、米国籍の男性の他殺体が見つかった事件で、警視庁代々木署特捜本部は25日、
前駐日コロンビア大使の長男による犯行と断定、殺人容疑で逮捕状を取ったと発表した。
長男はすでに海外に出国しており、特捜本部は、近く国際刑事警察機構(ICPO)を通じ国際手配する。
父親の前大使は2002年末に大使職を退いているが、特捜本部は、渋谷区内の前大使の自宅についても同容疑で捜索した。
逮捕状が出たのは、コロンビア国籍の職業不詳、グティエレス・ロマノ・リカルド・アンドレス容疑者(31)。
調べによると、グティエレス容疑者は4月12日午後、代々木公園内の公衆トイレで、
米国籍の港区芝3、職業不詳マックニール・ダニエル・ロベルトさん(当時34歳)の首を刃物で切りつけ、殺害した疑い。
グティエレス容疑者は今年3月に入国、犯行翌日には出国した。事件直前にマックニールさんと行動をともにしていたほか、
現場に残っていた血液を鑑定した結果、グティエレス容疑者の DNAと一致した。
プイグのスレも立てろ
需要ねえよw
99 :
吾輩は名無しである :2006/12/21(木) 17:43:23
100 :
吾輩は名無しである :2006/12/29(金) 00:30:15
リョサで面白いのどれですか?
101 :
吾輩は名無しである :2006/12/30(土) 13:25:02
ラ・カテドラルかな
>>100 国書から少し前に出たフリアとシナリオライター読むと良いよ。
翻訳が待ち望まれた逸品。まだ手に入るだろうし。
103 :
吾輩は名無しである :2007/02/03(土) 14:41:41
ブラジルの作家だけど、シコ・ブアルキの「ブダペスト」も翻訳されてる! 紹介文見る限りでは面白そうですよ。
104 :
吾輩は名無しである :2007/02/12(月) 16:55:25
熱い国って文学が発展しなさそう
105 :
:「KEMANAI」@タコシェ :2007/02/16(金) 00:20:10
マジックリアリズムのムーヴメントってのは結局、 ラテンの血が文学に新しい脈動を与えたってわけだ。
106 :
吾輩は名無しである :2007/02/16(金) 05:55:44
>ラテンの血 云いたいことは判るが、ちと不用意な表現では?
>>106 百票に達したからといって絶対に復刊できるわけじゃないし
109 :
吾輩は名無しである :2007/02/16(金) 15:50:22
交渉開始だっけ?
110 :
吾輩は名無しである :2007/03/20(火) 22:17:18
今ボルヘスをいろいろ読んでるんだが、鼓直とやらの日本語センスはひどいな。 中学生なみの直訳調・・・。 それに対して牛島信明の訳はすばらしい。 比較してみよう。 円環の廃墟冒頭 「闇夜に岸に上がった彼を見かけた者もなく、聖なる泥に沈んでいく竹のカヌーを 見た者もいなかった。しかし、それから数日後には、この寡黙な男が南からやって来たこと、 その郷里は上流の山の険しい中腹にあること、そこではゼンド語もまだギリシア語に 汚されていないこと、レプラもまれであることなどを知らぬ者は一人もいなかった。」 「その静かな夜に彼が上陸するのを見た者はいないし、竹の小舟が清らかな泥に乗り上げる のを見た者もいない。しかしニ、三日もすると、その寡黙な男が南部からやって来たこと、 そして彼の故郷は川をさかのぼった、険しい山の斜面に点在する無数の村の一つであり、 そこではまだパーラビ語がほとんどギリシャ語に汚されておらず、ライ(原文漢字)患者など まれであるということを知らぬ者はなくなった。」 どちらのほうがいい訳だと思いますか?
111 :
吾輩は名無しである :2007/03/21(水) 10:02:19
どっちもカス。 短文で切ってより簡潔に書く努力が必要。
112 :
吾輩は名無しである :2007/03/21(水) 11:50:50
>>110 「だれも彼が“同意の夜”に上陸したのを見たものはなく、
だれも竹のカヌーが神聖な泥に沈むのを見たものはないが、
数日たつと、その沈黙の男が南からきたことや、
彼の家が山の深い渓谷の無数の村の一つにあったことを知らぬものはなくなった。
それらの村ではゼンド語(古代ペルシア語)がギリシア語に汚されていず、
らい病は珍しいのだった。…」(篠田一士訳)
こっちの方がいいと思うけど♪
113 :
吾輩は名無しである :2007/03/21(水) 13:00:05
>>111 賛成できない。
ボルヘス自身物語の冒頭は長い文章で読者を虚構の世界に引き込まねばならない、
って書いてるんだから。ボルヘスの意図を裏切ってはまずい。
>>112 同意の夜ってなんじゃらほい?
あとあんまうまいと思えないなぁ。
「それらの村」とかいかにも直訳調。
どの訳でもいいよ むしろお前がひどい
115 :
吾輩は名無しである :2007/03/22(木) 03:04:02
英語読めないヤツがほざいてることだけはわかった。
116 :
吾輩は名無しである :2007/03/22(木) 03:43:13
英語?
元の英訳本が誤訳してたの? 英語できない横入りでした。
今、パウラ読んでる。 「精霊たちの家」以来数年ぶりにこの人の本を読むけど、やっぱ素晴らしい。 ここまで濃密な文を書ける人は今や世界でも希少となってしまった。
>>118 そこでジュブナイルの『神と野獣の都』を読むべし。
陳腐さにげんなりすること請け合い。
こいつのせいでアジェンデ読めなくなった……
ちなみにボルヘスの訳は、篠田一士は英訳からの重訳、牛島先生と
鼓先生はスペイン語からの翻訳。
篠田訳は正確さは欠くもののゴシックな重みがあり、牛島訳は最も
熟れて、鼓訳は正確さで他の二人を上回ると思ってるけど、要は
どれでも楽しんで読めますけどな。
120 :
吾輩は名無しである :2007/04/10(火) 13:16:04
鼓さんの『百年の孤独』はもう少しましな訳にしてほしい
121 :
吾輩は名無しである :2007/04/12(木) 23:06:41
高橋源一郎さんの『ニッポンの小説―百年の孤独』は買いですかね
122 :
吾輩は名無しである :2007/04/12(木) 23:35:39
買いですよ。
123 :
幼稚な南米人 :2007/04/27(金) 16:30:55
124 :
吾輩は名無しである :2007/04/27(金) 20:55:30
エドゥアルド・ガレアーノ
全く関係ないけど 日本のエンターテイメント系お好きですか?
128 :
吾輩は名無しである :2007/07/13(金) 09:46:32
ボルヘスもマルケスもどちらも読むし好きって人いるのかな? 俺はボルヘスは面白く読めるんだが、マルケスはいまいち良さがわからなんだ… どっかでマルケスがボルヘスの作風に言及してはっきり嫌いって言ってたと思うんだけど、 当の作者本人たちも互いに相容れない感じみたいだから、読者も分かれたりするのかな?
129 :
吾輩は名無しである :2007/07/13(金) 10:10:37
新刊はいつ出すんだ
通りがかって過去レスでみて 『黄色い雨』を検索し源氏で400円で発見。即注文。 届くのが楽しみ。ありがとう。
いつまで待っても文庫になりそうも無いのでちょっと思い切って 夜のみだらな鳥を古本で買おうと思うんだが、 世界の文学31の奴と84年に出版されたものって大きな違いは無い?
132 :
吾輩は名無しである :2007/07/30(月) 10:22:20
>>128 そういえば、マルケスはどんなに長くても苦痛じゃないし、読後満足するのだけれど
ボルヘスは集中できず、いつも途中でやめてしまう。
気なっているのだけれど・・・
嗜好性で違いはあるのかもしれないですね。
SF板にボルヘススレがあったんだな 色々な意味でワロタ
134 :
吾輩は名無しである :2007/08/01(水) 20:21:16
おじゃまします。 ラテンアメリカ文学を読んでみたいと思い調べていたらここにたどり着きました。 初めてラテンアメリカ文学を読むのですが、文庫本でお薦めのものは何でしょうか。 どうぞ宜しくお願い致します。
プイグの作品が読みやすくて個人的には薦めたいところだが・・・ このスレでは評価低そうですね。
136 :
134 :2007/08/01(水) 22:20:49
>>135 さん早速有難うございます。
マヌエルプイグ「蜘蛛女のキス」集英社文庫(アマゾンで調べた)が
地元の書店で店内在庫ありになっていたので、行ってみます。
そもそも文庫で今でも買えるのがあんまり無いよな ボルヘス『伝奇集』、『砂の本』、『不死の人(Uブックス・別訳で『エル・アレフ』平凡ライブラリー)』 マルケス『予告された殺人の記録』、『エレンディラ』 他に何かあったっけ?
岩波の「ペドロ・パラモ」は?
>>137 Uブックスを含めるならプイグ「ブエノスアイレス事件」も生きてるな。
しかしフエンテス短篇集もコルタサル短篇集もいつの間にか入手できなく
なっているとは、岩波しっかりせいよ。
もうすぐ河出で「精霊たちの家」というすばらしい作品が文庫になる
>>143 品切れでしょ。そろそろ復刊して欲しいんだけどなあ
>>143 すまん。重版するのを見落としてた。
買い逃さないようにしないと。どうせすぐ店頭から消えるだろうし
ラテアメ文学の文庫、品切れや絶版のほうにいいものがそろってる気がするのは俺だけ?
そんなこと言い出したらサンリオSFとかも絶版なわけだし……
148 :
吾輩は名無しである :2007/08/06(月) 22:50:45
ラテンアメリカのブームは過ぎ、もはや質も落ちているのでは?
>>148 翻訳されないだけじゃない?日本の市場の問題?
ペドロ・パラモが重版!!!!!!!!!
石蹴り遊び探してるんだが、上巻は確保したが、 下巻はどこにも売ってないんだよなぁ
家に2冊あるよ
>>134 です
『砂の本』と『蜘蛛女のキス』を読みました
難しくて一度読んだくらいでは理解できそうにありませんが
かなり、はまりそうなかんじです 他も探して挑戦してみます
156 :
吾輩は名無しである :2007/09/19(水) 06:19:24
ペドロ・パラモ復刊age
ついに石蹴り遊びを手に入れて、最初の読み方を終えたが これはどういう話なんだろうか… なんだかよく分からないうちに終わってしまった
158 :
吾輩は名無しである :2007/11/07(水) 09:30:52
フェンテスとバルガス・リョサは何から読めばいい? ちなみに、ガルシア=マルケスは「百年の孤独」も「予告された殺人の記録」も 楽しめなかった。「わが悲しき娼婦たちの思い出」だけは川端の「眠れる美女」を よく知っているので楽しめた。
まずは「百年」と「予告」のどこが合わなくて 「娼婦」のどこが面白かったかを聞かなきゃ勧めようがない。 といいつつまあリョサは「世界終末戦争」になっちゃうだろうけど。 「百年の孤独」の長さがあわなかった人には 短距離走で面白く読み切れる「無垢なエレンディラと無情な祖母の〜」を 一度読んでみる事を勧めたい。 マルケスで一番取っ付きやすいと個人的に思う。
>>158 『百年の孤独』はともかく、『予告された〜』がダメなら、
正直どこから勧めたらいいかよう分からん。
おもいっきりエンターテインメントな『フリアとシナリオライター』はどうか。
フエンテスは順当に岩波の短編集でいいんじゃね。
『黄色い雨』読了。 晩年の圧倒的な孤独を垣間見た思いがします。 訳者のあとがきも興味深い。 木村栄一の今後の仕事が楽しみです。
163 :
吾輩は名無しである :2007/11/21(水) 12:25:32
フリオ リャマサーレス、『狼たちの月』出たね。 誰か読んだ? 貧乏なのでもう少し待っている・・・・
164 :
吾輩は名無しである :2007/12/12(水) 13:39:55
ガルシア=マルケス全小説がありなら、是非リョサ全小説もやってほしい! お願い新潮社様!
ノーベル賞を取ったら、復刊はするだろうけど
「愛しのグレンダ」 フリオ・コルタサル著/野谷文昭訳 岩波書店 四六判・上製・カバー・240頁 定価 2,730円 2008年1月25日 ボルヘス,ガルシア・マルケスと並ぶラテンアメリカ文学の中心的作家,コルタサルの 代表作.都市の闇,男女の営みにひそむ幻想と恐怖,エロティシズム.パリやブエノス アイレスなどを舞台に意欲的手法で書きつがれる作品は,失われた世界へのノスタル ジーと過酷な政治状況を背景に深い感動を呼び,小説の新しい可能性を伝える.
167 :
吾輩は名無しである :2008/01/16(水) 17:33:30
リョサの楽園への道、どうでした
168 :
吾輩は名無しである :2008/01/17(木) 20:06:37
>>168 石蹴り遊び買った記憶がよみがえった。
未読のまま何年も放置してる・・・orz
あのころラテアメの文庫がたくさん出てたな
最近高齢化とか年金問題とか流行ってるからビオイ=カサーレスの豚の戦記を復刊したらどうだろう
■ 岩波書店〈岩波文庫〉 - 2008年3月復刊(月例「重版再開」)予定書目
『コルタサル短篇集 悪魔の涎・追い求める男 他8篇』木村榮一訳
定価 693円(本体 660円 + 税5%)(2008年3月14日ごろ重版でき)
ttp://iwanami.co.jp/.BOOKS/32/8/3279010.html 夕暮れの公園で何気なく撮った一枚の写真から,現実と非現実の交錯する不可思議な
世界が生まれる「悪魔の涎」.薬物への耽溺とジャズの即興演奏のなかに彼岸を垣間
見るサックス奏者を描いた「追い求める男」.斬新な実験性と幻想的な作風でラテンア
メリカ文学界に独自の位置を占めるコルサタル(一九一四―八四)の代表作十篇を収録.
thx
>>171 危なかった・・・
ちょうど古本を買おうと思ったところだった
ありがとう
石蹴り遊びって分冊された文庫だと酷く読み辛そうだね。
>>171 おお!!
ホントに、買う前に此処一応チェックすべきだわさ。
どこかフェンテス出してくれんかのう
岩波のコルタサルは傑作ぞろいだが俺の好きな大傑作「山椒魚」入ってないのが残念
178 :
吾輩は名無しである :2008/01/26(土) 20:17:18
『山椒魚』に出てくる山椒魚ってウーパールーパーじゃないですか?
シルビナ・オカンポの「La raza inextinguible」 という作品を読みたいと思っているのですが、邦訳、もしくは英訳でどこかに収録されてますか? ボルヘスのアンソロジーに入ってる、モレルの発明より面白い、と金井美恵子が書いていたように 記憶してますが・・・見つかりません。ご存知の方いらっしゃいましたら教えろ。
コルタサル『愛しのグレンダ』(岩波書店)が出たでー。晩年作品集だけど かなりいい。でも解説読むと、ばかな言いがかりつけられてたみたいでかわいそ。 女性差別だとかなんとか。
野谷文昭も還暦か・・
コルタサルきたー
コルタサル、ゲットしたどー
184 :
吾輩は名無しである :2008/02/03(日) 08:11:25
>>180 これまで翻訳された小説と重複するやつない?
ラテンアメリカ文学が流行った時代があるなんて信じられないな。リアルタイムで買えた人がうらやましい。 絶版本多すぎだよ・・・
リアルタイムで結構買ったなあ。でもおれのなかでは結局 ドノソ「夜のみだらな鳥」(集英社) コルタサル「遊戯の終り」(国書刊行会) この二冊に尽きるな
買って未読のもの。 世界終末戦争、緑の家、老いぼれグリンコ、石蹴り遊び、族長の秋、ママ・グランテの葬儀
夜のみだらな鳥も追加。 まだあるかも・・・
『楽園への道』読んだ?今頃出るなんてうれしいねぇ 世界終末戦争も復刊しないかなぁ〜
>>187 老いぼれグリンゴ以外は読んどけ。
『楽園への道』はすげー読みやすいし、むちゃくちゃおもしろい。
リョサはこの前出た『フリアとシナリオライター』もはらはらしながら
楽に読めて、いわゆる「ブーム」の作家としてはやや異色かも。
コルタサルの新刊とはおおちがい。
「ようやく読みづらく書けた」と喜んだ晩年のコルタサルはわけわかんねー
191 :
吾輩は名無しである :2008/03/10(月) 19:48:58
と思ったら神と野獣の都も扶桑社だったのね ここでの評判もあんまりよくないようで
「悪魔の涎」の復刊はマジなのか。 古本で三千円も使っちまっよ・・・
194 :
吾輩は名無しである :2008/03/13(木) 18:21:45
ラテアメの正典・古典となるのはなんでしょうね 「百年の孤独」 「緑の家」 「ペドロ・パラモ」 以下どうぞ
火の記憶
夜のみだらな鳥
蜘蛛女のキス
石蹴り遊び
この前のユリイカで「現在の」ラテンアメリカ文学についても取り上げていたし、 短編も複数収録されていた。 『ウェイクフィールドの妻』の著者もアルゼンチンだけど、このスレではあまり 取り上げられないな。結局話題になるのはブームの作家ばかり。
「悪魔の涎」って「欲望」の原作?
ラメリカ文学
らめぇ・・
205 :
吾輩は名無しである :2008/04/04(金) 04:19:33
最近のラ米作家でおもしろい人いますか?
206 :
吾輩は名無しである :2008/04/25(金) 02:30:48
age
207 :
吾輩は名無しである :2008/04/25(金) 21:00:40
「ロサリオの鋏」は面白かった フアネスがこれにインスパイアされて作った曲を歌ってて、そっちも良い 「世界終末戦争」復刻版出ないかな〜読み込み過ぎてボロボロ ついでに「密林の語り部」と「パンタレオン大尉と女たち」も
208 :
吾輩は名無しである :2008/04/25(金) 21:18:22
リョサ好きなんだけど、日本での人気はいまいちだね。
209 :
吾輩は名無しである :2008/04/25(金) 21:47:57
大統領選でアルベルト・フジモリに勝っていたら、リョサは、あの国は、そしてフジモリはどうなっていただろう…
210 :
吾輩は名無しである :2008/04/25(金) 22:18:15
「ラ・カテドラル」を古本屋で入手したんだが、これは読むべき?
211 :
吾輩は名無しである :2008/04/25(金) 22:38:08
読まないならマジ譲ってくれm(_ _)m 集英社の文庫化されたやつは全部買ったが、入ってなかったので持ってないんだ
212 :
吾輩は名無しである :2008/04/26(土) 11:23:22
じゃあ読んでみます ちなみに高円寺で500円でした
213 :
吾輩は名無しである :2008/04/26(土) 12:18:37
500円!うらやまし過ぎる 5,000円までなら出すとか口走りそうになった 愛しのブレンダと狼たちの時代をゲットしたので、それでガマンする
214 :
吾輩は名無しである :2008/04/26(土) 12:29:19
215 :
吾輩は名無しである :2008/04/26(土) 12:54:20
マジックリアリズムもここでいいかな? スティーブ・エリクソンとか
216 :
吾輩は名無しである :2008/04/26(土) 14:41:18
>>215 エリクソンはラテアメじゃないし、
単独スレあるはずだから、そこいくといいよ
復刊されたから岩波のコルタサル短篇集読み始めたが、すげーな。 石蹴り遊びも探してみよう。
218 :
吾輩は名無しである :2008/04/27(日) 21:35:54
アレナスの「セレスティーノ」と「めくるめく」を読んだ もう普通の物語小説には戻れないと思った。「アンカレ」読み返した。やっぱアンカレも最強 プイグ。「くもおんな」は退屈だったように思えたが、「天使の恥部」を読んでうんこもれそうになったあと思い返したら面白さがわかって株急上昇。すぐにプイグ作品を買い求めた
アンカレってなに?
220 :
吾輩は名無しである :2008/04/27(日) 22:14:04
ゴーゴリのアンナ・カレリーナじゃない?
アンナ・カレーニナっていいたいのか? ついでにゴーゴリじゃなくてトルストイ
ワロタ
223 :
220 :2008/04/27(日) 22:32:08
釣れた
224 :
吾輩は名無しである :2008/04/28(月) 03:03:11
「楽園への道」読了。面白かったなあ。 ここ数年ラテンアメリカどころか読書からもずい分遠ざかってたけど、 またいろいろ読みたくなった。
225 :
吾輩は名無しである :2008/04/28(月) 17:22:26
エリクソンは南米文学ではないと思うけど、日本での、「アメリカのヒスパニック文学」と、「南米文学」との区別はどうなのかな スペイン語で書かれたかとか、作者がアメリカ生まれかどうかとかも、明確な区分にはならなそう ジャメイカ・キンケイドと「マンゴー通り、時々さよなら」をふと思い出して書いてみた
226 :
吾輩は名無しである :2008/05/07(水) 14:12:48
このスレ1周年おめでとう!!
227 :
吾輩は名無しである :2008/05/07(水) 14:12:58
誕生日おめ
マルケス選集が大手出版社から発売されて増刷してるのは大したもんだと言わざるを得ない、かな?
229 :
吾輩は名無しである :2008/05/08(木) 19:56:08
文庫で出せクズと言わざるを得ない
230 :
吾輩は名無しである :2008/05/08(木) 22:34:07
とにかくプイグが好きです。 誤解を恐れずに言えば、プイグは優しい。
231 :
吾輩は名無しである :2008/05/23(金) 03:06:14
『赤い唇』って読む価値ある?
「読む価値ある?」と書き込む奴に対しては、 お前の読書行為自体に価値がないと言わざるを得ない。
233 :
吾輩は名無しである :2008/05/23(金) 11:10:14
おまえ久しぶりに良いこと言ったなw
なにこの人ww
さて、「この人」の「この」がどれをさすのかだが・・・
でも「赤い唇」って絶版じゃなかったっけ 蜘蛛女やブエノスと比べると若干落ちるという評価じゃないかな
237 :
吾輩は名無しである :2008/05/25(日) 02:33:28
238 :
吾輩は名無しである :2008/05/25(日) 03:05:56
マルケスそんなにみんなすきなの?? インテリ気取りだからな、しんちょうは。
239 :
吾輩は名無しである :2008/05/25(日) 04:04:15
>>236 『赤い唇』文庫で持ってるよ。
延々モノローグだから読みにくいのは確かだけど。
240 :
吾輩は名無しである :2008/05/25(日) 04:08:02
>>238 皆が好きかどうかは知らないけど私は好きだよ
それと「マルケス好き=インテリ気取り」というのも好きで読んでるだけだからそんなこと言われても困る
ジョイスとかプルーストとかベケットとか、 そういうのと比べると、あんまりインテリっぽくない気はする。 マルケスの小説はもっと野蛮だろ(いい意味で)
いい意味にとられがちだが実は悪い意味で俗だと思う。
243 :
吾輩は名無しである :2008/05/25(日) 11:30:21
だがそれが欧米文学読みには衝撃だった80年代。
244 :
吾輩は名無しである :2008/05/25(日) 14:09:55
まさか俗なことを書いてるから俗だとか思ってないよね?
それっぽく仄めかしてエサ撒いてるだけのような気がする
246 :
吾輩は名無しである :2008/05/25(日) 16:17:21
こっちと同時展開なのだが、書いてる奴らも同じなのか
[文学]過大評価されていると思う作品
>80 吾輩は名無しである 2008/05/25(日) 03:03:54
>ガルシア・マルケス
>インテリにあこがれる人は、かならずあげるけど、
>この人を第一に挙げる人をあんまり信用できないんだ。
>なんか、もどきのような気がしてしまう。
>そこまで、読み込んでいるのかなって疑ってしまう。
>名作は、なんか、インテリだけのものではないような気がして。
>
>81 吾輩は名無しである sage 2008/05/25(日) 03:07:17
>ガルシアマルケスって、そういうイメージじゃないなあ
>インテリ気取りはジョイスやプルーストだろう
>
>83 吾輩は名無しである sage 2008/05/25(日) 03:13:37
>
>>80 >基本同意なんだけど、理由はちょっと違う。自分の中では文学音痴の働きものが
>文学通ぶりたい時に最適な作家=マルケスという感じだ。
>
>84 吾輩は名無しである 2008/05/25(日) 03:18:28
>マルケスは、おまえら、文学はヨーロッパだけじゃないぜって、
>かっこつけてる奴が、気取って話すよな。
>アメリカのインテリで流行ったからな。
>あれ、おれもきらいなんだよな〜
>
>ジョイス プルーストは正統派って感じだね。
>評価も定まっているからね。
どうせ一人だろ
ガルシアマルケスいまいち、はそれほど (ひとりが言っていると思うほど)特殊な意見じゃないと思う。
スペイン語勉強してる人なら分かると思うけど、近いうちネット使用言語率でスペイン語が中国語追い越すし、 スペイン語学習者がかなり読む小説だから別にマルケスで通ぶってる人なんて少ないと思う
読者が通ぶるからって理由ばかりではないよ。
3000万出ててインテリぶるもクソもねーわな。 70年代はそうだったかも知れないけど。
マルケスは個人的に合わなかったけど スペイン語圏の代表的作家で通ぶってるだろとかどうみてもおかしいので 書き込んでる本人が心の底で南米やポストコロニアル作家全員を通だと思ってるだけか ヒスパニックや南米人の影響力が強まったり独仏露中語学習者が減ったりしたので ただ理由をつけて南米文学やポストコロニアルってだけでずっと全否定していたいだけ -完-
253 :
吾輩は名無しである :2008/05/27(火) 16:12:36
>>243 それで、集英社が文学全集だったんですね。
90年代は、映画にもたびたび、扱われましたもんね。
ブームが去って、文庫もほとんど重版されなくなり、そして、また、装いも新たに、
2000年初めからマルケスあたりからなんですかね。
2010年代にうまくいけば、定番化して、いくのかな?
新しいジャンルというのは、やっぱり、衝撃から30〜50年くらい根付くまでかかるのかもしれませんね〜。
もどきの疑問が整理ついてきました。
通ぶるって感覚自体が、読んでいる本で見栄を張りたいという、、 教養主義をこじらせた一部の年配の人々の読み方に基づいている気がするので、 そういう人はどんどん減っていくでしょ。
255 :
吾輩は名無しである :2008/05/27(火) 17:07:22
マルケスはコロンビアの山田風太郎のようなものか 現地人はそんな感覚で読んでいるような気がする
256 :
( ̄ω ̄)獲らぬ狸 ◆ycr5A7VfSw :2008/05/27(火) 17:16:37
山田とは違うのではないでしょうかねぇ(笑)それがよいのか悪いのかは置いておいても、山田は「大衆小説家」として読まれておりますからねぇ(笑) マルケスは大衆的と入っても主流文学の人なのでは無いで消化ねぇ(笑)あえて言えば筒井康隆のような位置では(笑)
257 :
吾輩は名無しである :2008/05/27(火) 18:26:12
>>256 コロンビアじゃ露店で売られてますが?
筒井は中高校生の読むものですが?
この糞コテどこにでも湧くなぁ
259 :
( ̄ω ̄)獲らぬ狸 ◆ycr5A7VfSw :2008/05/27(火) 20:03:15
>>256 山田はそれほど読まれておりませんよ(笑)忍法帖も絶版や手に入りにくいものは多いですからねぇ(笑)
勿論読まれていない=駄目などではありませんからねぇ、悪しからず(笑)
筒井も中高生が読むものと決め付けるのは少しお笑い種ですねぇ(笑)
これは酷い
261 :
吾輩は名無しである :2008/05/28(水) 08:16:49
あほはスルーしとけw
262 :
吾輩は名無しである :2008/05/30(金) 07:39:33
スレで知った、ルルフォの『ペドロ・パラモ』買って読んだけど すごい小説だね。面白かったよ。 ガルシア=マルケスの『百年の孤独』や アレナスの『夜明け前のセレスティーの』みたいな濃密な小説だったわ。
263 :
吾輩は名無しである :2008/05/30(金) 08:08:47
濃密だよね〜
264 :
吾輩は名無しである :2008/05/30(金) 11:45:42
ルルフォを挙げたのは俺だけど、読んだ事ない
NHK-FMで土曜日の夜に「FMシアター」ってラジオドラマの番組があるんだけど 今月はずっとカリブの現代文学やってて面白かった ラファエル・コンフィアン「朝まだきの谷間」 エドウィッジ・ダンティカット「息吹き、まなざし、記憶」 レイナルド・アレナス「ハバナへの旅」 ラフカディオ・ハーン「カリブの女・ユーマ」 ラ米文学はややこしくて好きだけどそれほど読んでないんですが (プイグとアジェンデが好きです) ここの濃厚な読者の方には一般的な作品でしょうか? ハーン以外はアマゾンで見つかったのでこれから読んでみます
266 :
吾輩は名無しである :2008/05/31(土) 00:00:08
カリブならアンティグア・バープーダのジャメイカ・キンケイドは外せないでしょう
267 :
吾輩は名無しである :2008/05/31(土) 22:37:45
ハードカバー緑の家を1000円で手に入れたが、これはいい買い物か? 他にもリョサの犬がなんとかとマルケスの将軍何とかを見つけたが共に1000円程度で見っけたがかっといた方がいい?
268 :
吾輩は名無しである :2008/05/31(土) 22:38:10
日本語おかしかったね
269 :
吾輩は名無しである :2008/05/31(土) 22:45:02
1000円ならお買い得だろ
270 :
吾輩は名無しである :2008/05/31(土) 23:03:04
リョサは文庫出ないのかな こうやって1000円も出してハードカバー買ったら文庫は出て欲しくないもんだなww この気持ちがやっと分かったwwww
緑の家は文庫出てるよ、どっちにしろ絶版だが。 てかハードカバーで1000円は安いっしょ。
272 :
吾輩は名無しである :2008/06/07(土) 21:14:37
プイグって蜘蛛女と赤い唇は集英社文庫で出てるのに、何でブエノスアイレス事件は 集英社でなく白水ブックスなんだ?しかも文庫じゃないし。
273 :
吾輩は名無しである :2008/06/08(日) 00:59:44
age
274 :
吾輩は名無しである :2008/06/09(月) 20:30:49
>>272 まあ白水Uブックスは普通文庫化されたってゆうわな。
Uブックスになっただけラッキーと思うべし!
275 :
吾輩は名無しである :2008/06/10(火) 00:13:55
白水Uブックスは値段にしろ大きさにしろ中途半端なんだよね。 文庫とするには高いし大きいけど、ハードカバーよりは安くて小さい。 そこがなんか微妙ww てか集英社が何で「ブエノスアイレス事件」の版権取り損ねたかが気になる。
サイズ面で一番問題があるのはハヤカワepi。
違う出版社から出るのなんて特に珍しくないでしょ
278 :
吾輩は名無しである :2008/06/10(火) 03:02:00
まあそうだけど他は全部集英社なのになと。 ハヤカワepiはサイズは普通の文庫と似たり寄ったりで書
epiはちょっぴりでかくて、持ってる文庫カバーに収まらない・・
天使の恥部は国書だし この本を読む者に永遠の呪いあれは現代企画室だし べつにほかの全部が集英社なわけじゃないだろ
281 :
吾輩は名無しである :2008/06/10(火) 22:17:07
代表作3作がってことよ
282 :
吾輩は名無しである :2008/06/10(火) 23:43:48
誰が代表作の3作決めたんだい?
知名度で
284 :
吾輩は名無しである :2008/06/13(金) 21:37:49
岩波のコルタサル短編集っておもしろい?
「山椒魚」という個人的にはコルタサルの最高傑作の短篇が収録されていないの だけが残念だけど、いい短編集だ
コルタサルの短編なら青いセーターを着るのに四苦八苦するのが好き
落語の「粗忽長屋」ってマジックリアリズムな話だよなあ、って思ったりした
コルタサルの「石蹴り遊び」がものすごく退屈だ・・・・ 途中で挫折しそう。全然面白さがわかんない。 「すべての火は火」はすごくよかったんだが。 コルタサルの「石蹴り遊び」読んで良かったって人いる?ググっても全然反応ないし。
石蹴り遊び読んだ後にコルタサルの短編読み直したら世界が開けたよ!
石蹴り遊びってほんとにつまらないの?
短編の感じを求めるとつらいだろうね。 ルルフォと逆で、コルタサルは話が長くなると魔術的出来事が少なくなるし。 ストーリもあるんだかないんだか忘れちゃうような霧中遊行ぽい語りだし。 人物もろくに紹介もされず出てきてすぐ消えたりするし。 リルケの話を延々していたような気がするが定かじゃないし。 でもページ行ったり来たりしてるだけで楽しかったけどなぁ。
なるほどね。ありがとう ルルフォの「ペドロパラモ」ってそんなに凄いんだな。呼んでみるか
295 :
吾輩は名無しである :2008/06/21(土) 07:22:56
>>289 あれはかなり時代性で評価された部分があると思うんだ。
ヒッピーとか全盛の頃でしょ。
今みたいに世の中ががぎすぎすしてなくて、先のことなんておかまい
なしに日常からの浮遊感やジャズのアドリブ感を文章で表そうとした
んだと思う。
だから今読んでもかったるいのは世間的な価値観が影響してるせい
じゃなかろうか。
あれは正直「コルタサルがやりたいこと」がわかればそれでいいだけで、 中は読まなくてもいいっちゃあいいんだよなw
297 :
吾輩は名無しである :2008/06/21(土) 12:05:16
いまマジックリアリズムの系譜ってどうなってるの? 現存の作家で、マジックリアリズムだけ書いてる人いるの?
『石蹴り遊び』は俺も挫折した。 トルストイやドストエフスキーの長編などは読み通したけど あれは駄目だったな。 でも、岩波の短篇は面白かった。
299 :
吾輩は名無しである :2008/06/21(土) 14:42:58
マジックリアリズムはジャンルじゃないし別に書こうと思って書いてる訳じゃないでしょ
莫言
301 :
吾輩は名無しである :2008/06/21(土) 21:54:52
伊坂幸太郎が比較的近いかな
何に?
日本の作家なら伊井直行「濁った激流にかかる橋」はマジックリアリズムやね
304 :
吾輩は名無しである :2008/06/22(日) 00:17:06
マジックリアリズムはジャンルだろ
結局ラテンアメリカ文学で後世に残っていきそうなのってマルケスぐらい?
306 :
吾輩は名無しである :2008/06/22(日) 13:02:06
それは分からんねぇ プイグは好きだけどな
307 :
吾輩は名無しである :2008/06/25(水) 16:34:31
リョサって英語で執筆してるの?
スペイン語だろ
309 :
吾輩は名無しである :2008/07/06(日) 22:05:16
やばい ボルヘスの伝奇集が難しすぎて全く理解できん 百年の孤独にはまり、このスレに来たのだが そんな俺にお勧めの作品教えてくれ
>>309 「愛しのグレンダ」など如何でしょうかねぇ(笑)
>>309 毎日少しづついやでも読んでみて
わかるようになるから
半ば本当
図書館は割合読みやすいと思うけど
312 :
吾輩は名無しである :2008/07/06(日) 23:01:55
>>311 本当ですか? 分かるようになると面白いのかな
おとなしく他者の作品でも読もうかなと思ってた所でしたが
少なくとも私はそうでした ボルヘスは衒学的ですが別にむずかしい事書いてるわけではないので 読みやすい作品から読んでいけばいいと思います バベルの図書館とか記憶の人フネスとか
>>313 ありがとうございますm(__)m
そうしますw
トレーン〜 の最初の4ページ付近で導火線に火がともりました・・
おやおや、私は無視ですかねぇ(笑)ボルヘスなどそもそも優れた作家ではなく、単なる残り滓なのですから、才能ある作家の作品を読まれるべきだと思いますけれどもねぇ(笑)
ボルヘスとコルタサルってどっちが読みやすいですか?
コルタサルは岩波の短編集を読んだだけだけど、情景描写が多いせいで頁をめく る速度が遅かったな。個人的には純粋に頭で読めるぶんボルヘスのが読みやすい と思うよ。
318 :
吾輩は名無しである :2008/07/11(金) 22:37:14
プイグ蜘蛛女読んだけどあんまり面白くなかった
319 :
吾輩は名無しである :2008/07/12(土) 12:51:36
プイグ好きです
320 :
吾輩は名無しである :2008/07/12(土) 13:27:34
蜘蛛女が世間ではプイグの最高傑作でしょ 映画の筋がそのままこの本の筋になるとは思わなかったから期待はずれ
>世間ではプイグの最高傑作 映画化したから有名なだけじゃね?
322 :
吾輩は名無しである :2008/07/13(日) 20:17:24
じゃあ何が一番?
323 :
吾輩は名無しである :2008/07/29(火) 19:41:44
リョサ 都会の犬ども 1200円にて
324 :
吾輩は名無しである :2008/07/29(火) 20:49:31
>>320 映画の筋がそのまま本の筋になったってどういうこと?
325 :
吾輩は名無しである :2008/07/29(火) 21:00:01
>>324 映画のお話はただのつなぎかと思ってたらそうじゃなかったってこと
326 :
吾輩は名無しである :2008/07/30(水) 00:07:08
君は蜘蛛女だ 男を糸で絡めとる
アレナスは残んないの? 数年前?にプチブーム?があったが…
>>327 アレナスはどうでしょうね。
彼の体験や告発している内容はセンセーショナルで貴重な部分もありますが
文学としての価値は低くないですか?
ええい、セカシューの再発はまだか! 新潮社は何をやっとるんだ。
>>329 ピンチョンとかパワーズとか平野とか舞城とかでラテアメまで手が回らないと見た。
このへん動向でナボコフをぶち上げそうな希ガス
331 :
吾輩は名無しである :2008/08/31(日) 00:57:44
ラテンアメリカが好きな人はカフカも好きなんではないだろうか
遠い女以外に、アルフォンソ・レイエスの翻訳本ある?
333 :
吾輩は名無しである :2008/08/31(日) 01:44:20
リョサの都会と犬どもを読んでるんだけどかっぺのカーバの髪を剃るエピソードで大笑いしたwwwwww 「最後のモヒカン族だ!」ってwwwwwwwwwwwww 小説読んでてこんなに笑ったのは初めてだwww
『エバは猫の中』っていう、サンリオの。
福武文庫の『美しい水死人』にも。
っつーかこれ、『青い犬の目』からの二作を『エレンディラ』収録の
「美しい水死人」に置き換え解説に手を入れただけで、他は
>>334 と同じもの。
おお、情報ありがとう
>>334 ,335。
感謝。
早速注文してみるわ。
いまはなき「幻想文学」のラテアメ特集号がかなりよろしいって話を聞いたけど、 実際どうなん?
338 :
吾輩は名無しである :2008/09/03(水) 03:54:21
緑の家300ページまで読んだがまだ全然話が繋がらくてもんもんする 都会と犬どもは相当に面白かったんだけど
339 :
吾輩は名無しである :2008/09/03(水) 20:25:43
緑の家
340 :
吾輩は名無しである :2008/09/03(水) 20:28:26
緑の家を読み始めたけど結局バラバラのまま 繋がったのはボニファシオだかなんだかがラなんとかというひとと同一人物だってことだけ なんなのこれ おれが馬鹿なだけ? 最後にはちゃんと繋がるんだろうと凄い楽しみにしてたから凄くがっかりした
同名別人がいることには気付いた?
342 :
吾輩は名無しである :2008/09/03(水) 23:29:43
解説にそんなことがかいてあったけどわからんかった 解説を読んでも分からん買った
ある登場人物が産まれた子供に恩人の名前を付けるんですよ。 なんで、名前は同じだけど歳はかなり離れてる。 だからその名前の登場人物と話している他の人物が、若いのか年寄りなのか、とか あいつは町から森に移動したはずだからこれは後のほうの話だよな とかいうのが実際はそうじゃなかったり、 その人がらみの場面の意味が変わってきたりするんで 俺は結構面白かったんだけど。 でももう一回読むのは一苦労だよなアレw。 話はバラバラっちゃーバラバラよ。 「都会と〜」は読んでないけど、「フリア〜」も「ラ・カテドラル〜」も 同じ職場だったりちょっと顔合わせるだけのキャラクタの話が長々続くから そういう作家なんでは? と思ってる。
344 :
吾輩は名無しである :2008/09/05(金) 21:09:04
ペドロ・パラモ読むぞー ずっと読みたかった奴 楽しみ
345 :
吾輩は名無しである :2008/09/06(土) 03:20:49
だめだ俺にはラテンアメリカは向いてないらしい 大して面白くないのに引き込まれながら(ラテンアメリカの傑作だという評判から今はつまらなくても最後には壮大な結末が待ってるんだろうという期待からだろう、おそらく)ペドロ・パラモを最後まで読んだ 構図が一切とれない 解説のねたばらしを読んで、え?そうだったの?どうして?てな具合 緑の家もそう ラテンアメリカの傑作という触れ込みから壮大なオチを期待をしていたので、面白くないのに退屈せずに最後まで読めた でも構図は取れない 解説のねたばれを読んでも同上 蜘蛛女もいまいちだった 都会と犬どもはすごく面白く読めたけれど ある殺人の記録は面白かった まあそのうち100年の孤独も読むけどさ、きっと それとも面白くないのに引き込まれるのは、傑作だから期待が持てて云々ではなく これがラテンアメリカの魅力だからなのか? 俺が理詰めの左脳型(程度は低くとも)だからだろうか
構図を取る、ってのが、ニュアンスは分かるんだけど非常に引っかかる。
悪い表現ではないな。構図は取れそうw
>>345 『ペドロ・パラモ』は世間の評価が大きすぎると思う。
随分昔のことで細部は覚えてないが、読後感は必ずしもよくなかった。
まあ、あなただけの印象ではないということで。
『予告された殺人の記録』が楽しめたなら、『百年の孤独』も受け入れられるんじゃないかな。
>>345 全体像を把握して、何らかの壮大な意図を期待したり、
オチに期待して面白くない道のりに耐えたりっていう、ミステリみたいな読み方をすると、
確かに肩すかしを食らっても仕方ないかもな。
その感じだと『百年の孤独』も、え、どうして? って感想になりそうな気もする。
色々派手だから、比較的面白く読めるとは思うけど。
349 :
吾輩は名無しである :2008/09/06(土) 14:06:19
マルケスなんてうれてないよ 百年のなんたらもまず売れません 文庫化はありえない 文章があまりに近代的すぎるから
四千万部なんて全然売れたうちには入らないよな。
ペドロよりも燃える平原を普通ならばお薦めしますが(笑)
>>345 チョイスが微妙。
リョサなら緑の家よりも、フリアとシナリオライターとか、世界終末戦争とか
後期の方がおすすめできるなあ。マルケスは殺人の記録は面白かったね、
あとはコレラとか。自分もルルフォならペドロ・パラモよりも燃える平原が好きだ。
理詰めタイプならカルペンティエルが薦められるかなあ。
352のチョイスも微妙っちゃあ微妙
>>353 ほう、上等じゃないか、煽りに乗ろう。
さて、どうぞ!
なんか盛り上がってきたね。
357 :
345 :2008/09/06(土) 18:58:15
構図がとれない っておかしい表現かな 父さんが建築士だからその影響かもしれん
そっちなら普通だろうけど、小説について言うのは珍しいかもな。
てか、句点を一切使わず、読点と改行の使い方が謎。
建築士の影響をうけてるなら、やっぱりカルペンティエルだろ。
361 :
吾輩は名無しである :2008/09/07(日) 01:56:12
カルペンティエルはどこが面白いんだか。 コルターサルの洗練された作品に比べりゃ。
ペドロ・パラモって墓場の中の主人公が隣に死んでる人と話してるってことでいいんだよな?
途中からだな
>>361 コルタサルのすばらしさは否定せんが、
345の履歴を見る限りカルペンティエル一押しだね。
あとはアストゥリアス、アマドとか。ベタだけど。
このスレ、ブラジルの作家は実質スルーだと思ってた。
>>361 たしかにカルペンティエルはプロットの構築といい語りの手法といい、
全体にいきつまどいつ停滞してどうにもぎこちない印象があるよね。
ただ、それが彼の執拗な状況描写と南米知識人としての複雑な自意識に
支えられたゴシック趣味と混じりあって、一種荘厳な気分を与えているのも事実。
読みにくけりゃ短編がおすすめだぞ。
失われた足跡だっけか、あれは文庫になってたから読んだが、 他は手に入りにくくて敷居が高い。あれはたしかに良かった。 石蹴りも文庫で読んだな。文庫さまさま
『ハバナ奇譚』を読んだ人いる?
369 :
吾輩は名無しである :2008/09/24(水) 15:14:26
test
370 :
吾輩は名無しである :2008/09/25(木) 12:30:49
>>368 なんだか面白そうだよね。今度読みたいなーとは思っている。
371 :
吾輩は名無しである :2008/10/12(日) 23:13:27
2008年11月10日発行予定 火の記憶 2 [著者] エドゥアルド・ガレアーノ [訳者] 飯島みどり * 四六判 タテ188mm×ヨコ128mm/410頁 * 定価 6,825円(本体6,500円) * ISBN 978-4-622-04639-4 C1097
わざわざ言われなくても、もう知っておりますよ(笑)2で完結ですか(笑)
三部作じゃなかったの?
リョサの単独スレってないのか、意外だな
意外× 残念○
リョサスレは何度か立ったんじゃないかなあ。すぐに落ちる。
378 :
吾輩は名無しである :2008/11/18(火) 22:40:26
ボルヘスのスレも無いじゃないの
379 :
吾輩は名無しである :2008/11/18(火) 23:16:30
ボルヘスは真の本ヲタだと思う
夜明けの前のセレスティーノ読んだ 突飛な出来事ばかりでよんでる最中は面白いけど キューバについて詳しくないからメタファーは解説に書いてる事以上に理解出来んかった
今度、国書刊行会からカサーレスの短編集出そうだけど、 収録作品って誰か分かる?「パウリーナの思い出に」はサンリオのに入ってたね。 9作品らしいけど「愛のてがかり」っていうのはまだ訳されてない作品かな。 早く読みたいです。 カサーレスって評価低い?
ビオイ=カサレス?
383 :
381 :2008/12/03(水) 03:08:54
『パウリーナの思い出に』 アドルフォ・ビオイ・カサーレス 高岡麻衣訳 短編小説の快楽 全五巻の内の一巻 国書刊行会 です。
「モレルの発明」が平積みされてたよ 表紙が映画の場面になっていて嫌だったけど
385 :
吾輩は名無しである :2008/12/22(月) 11:34:39
マジックリアリズムといえばマルケスとかコルタサルとかいろいろいるけど、 短編がうまくてあまり知られていない作家誰か教えてくれませんか? ラテンアメリカに別に限定してません ただマジックリアリズムの作家について聞こうとおもったらここがふさわしいと思ったので
386 :
吾輩は名無しである :2008/12/22(月) 11:52:12
アンジェラ・カーター?
筒井康隆w
バーナード マラマッド
ユダヤ鳥とかね。>マラマッド 奇妙な味の短編集なんて数えきれないわけで。 ブッツァーティとかどうですか。いまなら文庫で読める。
短編集で知ってるマジックリアリズムの作家なんてコルタサルしか知らない俺って…
そろそろブッツァーティと「綺」を切り放して考えられる方は出てきませんかねぇ(笑)おやはや(笑)単なる不思議作家にされている嫌いがありますからねぇ(笑)おやはや(笑) 「綺」を愛でる心も大事かもしれませんけれども、一人の文学者をそれで当てはめる事の愚かさ加減はみを持って知ったほうが宜しいかと(笑)おやはや(笑)
石川淳
まあ、いろんな作家を奇想とか綺想のひとことでまとめることの 乱暴さはわからないでもない。 オクタビオ・パス(「波と暮らして」) カルペンティエール(『バロック協奏曲』『時との戦い』) モンテロッソ(『黒い羊』『全集』) 未読だけど評判いいのはインベル『魔法の書』 以下非ラテンアメリカ ラファティ(『九百人のお祖母さん』) 残雪(短編すべて) シュペルヴィエル(『沖の娘』『ノアの方舟』) デヴィッド・ブルックス(『迷宮都市』) バラード(『溺れた巨人』ほか創元文庫から) 筒井康隆でラテアメの影響が濃い短編集なら 『エロチック街道』『原始人』。
395 :
吾輩は名無しである :2009/01/06(火) 17:21:28
あけましておめでとう
おめでとうございます
ありがとうございます
398 :
吾輩は名無しである :2009/01/13(火) 00:35:18
あけましてせざいまる
399 :
吾輩は名無しである :2009/01/13(火) 01:35:00
セルバンテスてのは結局自分のことしか語っていないのか メタメタとw
400 :
吾輩は名無しである :2009/01/13(火) 02:39:44
ラテンアメリカには、『独裁者小説』なるジャンルがあるって本当ですか?
はい。
南米には軍事独裁政権が多く出た歴史があるね ソ連でさまざまなかたちでスターリンをめぐる小説が出たことがある 同じようなことが言えるんだろうね アルゼンチンやブラジルは精神分析理論の受容も盛んで、 政治目的で精神分析が利用されていたこともあったと聞くが、 ラテン・アメリカには精神分析や権力者、その像と受容なんかもめぐって 興味深い模索になっている作品があったりするんだろうな 俺はラテンアメリカ文学をあんまり読んでないので、よく知らないけど。
そろそろ族長の秋読むか
404 :
吾輩は名無しである :2009/02/12(木) 00:13:13
あ
405 :
吾輩は名無しである :2009/02/12(木) 03:07:24
大統領閣下もお忘れなく 独裁政権が小説の主題に関係するって程度なら、夜になる前にとか亡き王子のためのハバーナとか春の祭典とかマヌエル・センデロの最後の歌とか
406 :
吾輩は名無しである :2009/03/03(火) 18:58:36
「白の闇」もここでいいかな?
407 :
吾輩は名無しである :2009/03/03(火) 20:26:01
>>406 ポルトガルだっけ?
あの小説は面白いなあ。復刊されてよかった。
408 :
吾輩は名無しである :2009/03/10(火) 21:16:43
現代企画室 『作家とその亡霊たち El Escritor y sus Fantasmas』 エルネスト・サバト/寺尾隆吉訳 3/18
409 :
吾輩は名無しである :2009/04/12(日) 03:57:19
マジックリアリズムを除いたら何が残る?
410 :
吾輩は名無しである :2009/04/12(日) 07:43:22
サバトはできれば「破壊者 アバドン」を訳してほしかったね。
『白の闇』読了。 評価の高い小説だが、自分にはいまひとつだった。 次、『族長の秋』いってみる。
412 :
吾輩は名無しである :2009/04/18(土) 02:10:30
「白の闇」は俺は最高傑作の一つだと思ったよ。やっぱり人それぞれ感想が 違うんだね。
413 :
吾輩は名無しである :2009/04/28(火) 22:11:39
思いがけずリョサの緑の家文庫を古本屋で見つけてしまった 450円だった ハードカバーで緑の家はもっとたけど買った それより世界週末戦争がほしい
414 :
吾輩は名無しである :2009/04/30(木) 02:46:23
やし酒飲み 矛盾があるのが面白いから質問しても無駄だろうが 最初に死んだはずの父親(両親)が最後に生きてると書いてるのでずっこけた。 その前後に、川を渡った描写があるのに、またすぐ後で、飢饉で川の水が干上がってたとある。 これらは作者はわかってて書いてる?
緑の家って文庫版があるんか。知らなかった。 世界終末戦争はたまにオクで出るね。5000円くらいが相場か。 読むだけなら大きめの図書館の書庫にあるだろうけど。
やし酒飲みはラテンアメリカじゃなくてアフリカだね
418 :
吾輩は名無しである :2009/05/01(金) 00:00:19
リョサ文庫で復刊してよね あとマルケスは早く文庫化してくれ せんのかね せんのだったら一生読まんかもね
ボルヘスの『創造者』が岩波文庫化らしい こないだ買ったばっかなのに…
訳は鼓直では(笑)おやはや(笑)
鼓直って駄目?
糞コテの言うことなんか気にしない方がいいよ
そうでもないのですよ(笑)事実スレッドの最初のほうでも批判されておりますからねぇ(笑)おやはや(笑)
424 :
吾輩は名無しである :2009/05/05(火) 18:53:13
( ̄ω ̄)獲る狸 ◆ycr5A7VfSw ←
425 :
ぜっとんT世 :2009/05/09(土) 01:39:02
おー、サバトの『作家とその亡霊たち』もボルヘスの『創造者』も ちゃんと話題になっとんなー ビオイ=カサーレス『パウリーナの思い出に』高岡麻衣訳に期待しとんやけどなー
426 :
吾輩は名無しである :2009/05/13(水) 22:24:42
ボルヘスとビオイ=カサーレスの共著のほうを文庫化してほしかった
ドンイシドロパロディ?
428 :
ぜっとんT世 :2009/06/04(木) 22:16:11
3作ほど読んだと思うんやけど カルペンティエールはわてには合わへんかったなー
突然失礼します。
邦楽(ソロ女)板の鬼束ちひろスレでコテをしているどん太 ◆NASAzcUKlEと申します。
邦楽(ソロ女)板ではIDが出るのですが、先ほど、
私の書き込みのIDにPuigと出ましたので、ご報告にあがりました。
これが証拠です。
434 :どん太 ◆NASAzcUKlE :2009/06/04(木) 23:11:13 ID:FkyPuigW0
ほら誰か
>>407 の 続きをば
鬼束ちひろ 146 [邦楽女性ソロ]
http://anchorage.2ch.net/test/read.cgi/musicjf/1243353470/434 なんだそれだけのために来たのかとお思いでしょうが、
そうです、それだけのためにまいりました。
みなさんもよろしければ鬼束ちひろの歌を聴いてみてください。
ちなみに鬼束の出身地宮崎には「百年の孤独」という焼酎があります。
何か不思議な縁を感じずにはいられませんね。
それでは、さようなら! 長文失礼しました!
ブックオフで買った「緑の家」ずっと手を付けていなかったのだが、読みました。 最初はゆっくりだったが、登場人物が繋がり軍曹がリトゥーマだと分かった辺り から、一気に読了した。 ドンアンセルモが少女を攫おうと画策し、妄想と現実が入り交じるところ。フォークナーの「響きと怒り」を想起したのだが、解説でリョサがフォークナーから影響 受けてると知り納得した。フシーアという日本人が実際にいたという話にも ロマンをかき立てられた。 とにかく面白かった。他の作品も読みたいが安く手に入らないかな。
読むだけなら図書館にあると思うけど フリアとシナリオライター 世界終末戦争 このあたりは鉄板だと思うし 楽園への道も悪くない
>>430 リョサの『緑の家』がお気に召したのなら、むしろドノソ『夜のみだらな鳥』
が合うのではないか。ゴシックテイストを背景に、酩酊するようなテキストが
味わえます。
でもやっぱり入手困難だけど。
夜のみだらな鳥。読むと下痢します。それくらいなんというか強烈やね
434 :
430 :2009/06/26(金) 16:27:08
>>431 >>432 どうも、アリガト。ドノソは「三つのブルジョワ物語 」というのを文庫
で持ってますが、まだ読んでません。「夜のみだらな鳥」入手に努めます。
>>434 ラテンアメリカ文学の図書は、だいたい書庫行きになってるので
ご確認をー
436 :
吾輩は名無しである :2009/07/18(土) 14:20:54
てか、ラテンアメリカの文学ってほんとに本屋で売ってんの?
アジェンデが扶桑社ミステリーからとか。いや読んでないが。
残念ながらパウラの後はもう
439 :
吾輩は名無しである :2009/07/20(月) 21:28:35
ボラーニョはどうだったです?
440 :
吾輩は名無しである :2009/07/27(月) 13:04:44
パウロ・コエーリョのベロニカは死ぬことにしたを読んでるんだけど、 ドストエフスキー、トルストイと比べえると文章に深みがない。翻訳する人の問題かな。 ロシア文学も同時に読んでる。
コエーリョとドストエフスキー、トルストイを並べるのは無理がある
442 :
ザ・スミス :2009/08/02(日) 00:19:50
確かに。 ウマイ棒とうどん、そばを比べるようなもんかな?
もちろんうまい棒の方が格上だよな
444 :
ザ・スミス :2009/08/02(日) 01:17:17
>>443 うどんにうまい棒入れて食えばイイことだよ
あと444ゲット
死に番だな
うまい棒うどん味は
447 :
ザ・スミス :2009/08/02(日) 16:45:30
おいらのペニ棒
おそばの太さ
>>440 ベロニカ、11分間は確かに表現力に問題ありな気がするな。
個人的には山川訳以外は読む気がしない。
450 :
吾輩は名無しである :2009/08/03(月) 22:29:42
コエーリョのベロニカは最初の書き出しにがちょっとな。 あとは、まあまあかな。ラテンアメリカ文学が マイナーなのも分かる気がする。
451 :
吾輩は名無しである :2009/08/03(月) 22:37:43
いろんな作品を読むと一流と二流は、何かが違うと感じることがある。
二流には二流なりの楽しみ方がありますよ(笑)おやはや(笑)さて果て(笑)
453 :
吾輩は名無しである :2009/08/08(土) 21:10:55
と、三流が申しております。
454 :
ザ・スミス :2009/08/08(土) 21:13:20
おれ四流! カルペンティエルといっしょだ!
455 :
ザ・スミス :2009/08/23(日) 22:42:25
アレナス「パースの城」、誰か読んでない?
456 :
ザ・スミス :2009/08/24(月) 15:32:48
読んだぜ
おやはや(笑)読みましたねぇ(笑)おやはや(笑)さて果て(笑) ところでサバトの本で、激しいヌーボーロマン巨匠批判がありますがいかが(笑)おやはや(笑)さて果て(笑)
うるせぇよ
459 :
ザ・スミス :2009/08/28(金) 01:40:17
「パースの城」2人も読んでるのか! 俺も読むとしよう!
460 :
ザ・スミス :2009/08/28(金) 14:46:43
南米じゃないけどアルゴールの城も読もうぜ!
461 :
吾輩は名無しである :2009/09/10(木) 01:21:16
ルルフォの燃える平原読んだ ペドラ・パラモは1年位前に読んだ でここに書き込んだな、いまいちだって 燃える平原、期待して読んだけど 分からん この作家がここまで大いに激賞される理由が さっぱり分からん はてさて で砂の本、エルアレフ、岩波のコルタサル短編、モレルの発明をアマゾンで注文してきた あと白の闇と黄色い雨 これらは違うか
コルタサル短編、モレルの発明,黄色い雨はすばらしい。 カサーレスの新刊まだかな。
『黄色い雨』は確かに面白いが、木村榮一が駄目だ。肌に合わない。 「あれ」と「それ」の使い分けがおかしいから文章が不鮮明になる。 苛立たしいことこの上ない。
まじでか。 おれは木村榮一いちおしだなあ、つねに。 野谷さんや鼓さん、旦さんあたりには悪いけど、 木村さんの訳がいちばんしっくりくる
465 :
吾輩は名無しである :2009/09/21(月) 15:57:17
>>463 『黄色い雨』は20世紀最高傑作だろjk
木村榮一の訳も、あの湿った黄色い落ち葉をイメージさせるのに最高だと思うが。
466 :
吾輩は名無しである :2009/09/21(月) 18:24:51
20世紀最高傑作は言い過ぎだろw 「狼たちの月」はどうなん?
467 :
吾輩は名無しである :2009/09/21(月) 18:39:11
あれくさすぎる
リャマサーレスはどっちも良かったと思うがなあ
ガルシア=マルケスの「百年の孤独」を読んだので記念に報告。 一度読み始めたらやめられず、寝不足になりました。
470 :
吾輩は名無しである :2009/10/14(水) 20:09:12
まあ基本だわな
基本にして最強
472 :
吾輩は名無しである :2009/10/16(金) 19:14:01
ルルフォのよさが分からん人おる?
なんで分かる人を募らない
まあその方が早いわな。
最近出たボラーニョって面白い?
476 :
sage :2009/11/01(日) 12:19:31
国書刊行会が、ホームページで、「パラディソ」を出版すると言っているんだけど、 なかなか出ませんね。来年には出るのだろうか。
岩波文庫 『グアテマラ伝説集』 M・アストゥリアス/牛島信明 \756 12/16
ありがとうございます
国書刊行会は独自の時間軸を持ってるからな。
480 :
ザ・スミス :2009/11/27(金) 01:13:16
ブラジルの埋もれた偉大な作家がいるよなあ
>>465 >>466 のレス見た後にブックオフ2店舗行ったら『黄色い雨』『狼たちの月』を発見
普段は105円でしか買わないけど1冊1000円で買っちゃった
先にどっちから読んだ方がいい?
>>481 執筆順は逆だった気もするが
『黄色い雨』を先に読んだ方が味わえると思うよ
483 :
ザ・スミス :2009/11/27(金) 21:16:15
個人的にはマシャード・デ・アシス『ブラス・クーバスの死後の回想』のほうがスゴイと思うで
>>482 『黄色い雨』からね、分かった、ありがと
ただ読むのは『愛の完成・静なヴェロニカの誘惑』と『ツァラトストラ』を読み終わってからだけど
>>483 もうタイトルだけで面白そう。ただ貧乏学生に4000円はキツいですな
485 :
吾輩は名無しである :2009/11/28(土) 17:50:37
>>447 『グアテマラ伝説集』って面白い?『遠野物語』や『ケルト民話』みたいな民間伝承の採録?
それとも作者の創作の作品?
487 :
吾輩は名無しである :2009/12/02(水) 22:38:53
アレナスのドアマン どこか出さないかな
488 :
ザ・スミス :2009/12/04(金) 00:59:05
アストゥリアスはつまらないよ アレナスのパースの城はだんだん面白くなる
489 :
ザ・スミス :2009/12/09(水) 00:49:37
エソルド座の怪人これから読むぜ
490 :
ザ・スミス :2009/12/11(金) 00:16:15
キローガもあった
491 :
ザ・スミス :2009/12/19(土) 18:00:45
カブレラ=インファンテ「エソルド座の怪人」読んだけど これって超B級ダジャレ小説じゃねーか。
492 :
ザ・スミス :2009/12/24(木) 22:10:19
亡き王子を読む気が失せたよ
493 :
ザ・スミス :2009/12/27(日) 00:00:38
連投になってるぜ! コルタサルの「続いている公園」いいな
494 :
ザ・スミス :2009/12/27(日) 02:37:06
今読むと使い古された手法だから鮮度無いけどね あの当時読んだらびっくりしたろうな
495 :
ザ・スミス :2009/12/27(日) 02:39:31
あれつかいふるされてるのか!?
もう黒まんこだよ。
497 :
ザ・スミス :2010/01/05(火) 20:56:14
やべーw カブレラ=インファンテ「煙に巻かれて」買うのやめた。
498 :
吾輩は名無しである :2010/01/12(火) 17:26:07
コロンビアは戦時下の国を除けば、世界で最も危険な国。 コロンビアはスリや単なる泥棒から、強盗、誘拐、殺人、テロなどの極端に暴力的な 行為まで、あらゆる犯罪が混在している。 また危険地域はコロンビア全土だ。 治安が悪いパナマやジャマイカなどは、その国の一部が危険地域として特定できる。 しかしコロンビアは国中全部が危険地域と言っても過言ではない。 コロンビアでは毎日4件の誘拐、73件の殺人が起き、24分ごとに車が盗まれる。 首都サンタフェボゴタにいたっては1時間に1人のペースで殺人があり、1年間に 死体安置所に運ばれてくる死体の数は、平均8600体である。当然のことながら、 殺人がコロンビアの死亡原因の第一位で、その座を10年以上にわたり守り続けている。
499 :
吾輩は名無しである :2010/01/13(水) 10:06:42
>>498 マルケスを読んでいるとコロンビアの殺伐した風土って感じますね。
国土自体は山も多く緑も多く農業も盛んなのに、なにか人間が荒れているw
500 :
( ̄ω ̄)獲る狸 ◆ycr5A7VfSw :2010/01/13(水) 18:27:11
さて、ベッケル詩集にて、スペイン文学も知らずにラテンアメリカ文学を語る人々がおられる(大意)ということですけれども、 このスレッドの方々はまさにその典型なのでは(笑)おやはや(笑)さて果て(笑)
501 :
吾輩は名無しである :2010/01/14(木) 00:35:47
えらそうに…
ラテンアメリカ文学はスペイン文学というよりは シュルレアリズムの系譜だけどな。
とはいえさすがに宗主国との関係は切り離せないんじゃない? 世界文学の文脈の中でただ鑑賞するだけなら問題ないと思うけど。 ほら、日本文学と言いながら近代以降だけを取り上げたら変じゃないか。
実際の話、日本で行なわれているのはそれ以下です(笑)一時代の一部の作家だけを切出し、それだけを有難がる、という始末なのですねぇ(笑)おやはや(笑)さて果て(笑) 特に日本文学は明治維新以後に伝統という物を全て否定し去った歴史がありますから、尚更そういう読みをされる、という部分があるのでは(笑)おやはや(笑)さて果て(笑) 割合スペイン文学の翻訳に熱心だった長南・牛島の師弟が世を去った今、ベッケル詩集の訳者が懸念しておるような事は確実に進みつつあると思われますけれどもねぇ(笑)おやはや(笑)さて果て(笑)
クソコテは無視が鉄則。釣られないように。
506 :
吾輩は名無しである :2010/01/14(木) 13:25:32
ドノソの三つのブルジョワ物語、ゲット〜 なかなか面白いぞ
507 :
吾輩は名無しである :2010/01/15(金) 15:20:47
アストゥリアス マヤの三つの太陽 創造の小径 シモンといいはづれまくりだ いくつか衝撃的な言葉はあったが
508 :
吾輩は名無しである :2010/01/16(土) 00:17:05
509 :
ザ・スミス :2010/01/16(土) 00:33:01
>>507 アストゥリアスはつまんねえっていってただろが。
510 :
ザ・スミス :2010/01/22(金) 21:33:14
アストゥリアスはノーベル文学賞とってるけどな〜
『嘘から出たまこと』 マリオ・バルガス・ジョサ/寺尾隆吉訳
2/- \2,940 現代企画室 390p
「今と違う自分になりたい」 それは、いつの世にあっても人類共通の夢。小説の起源は
そこにこそある−。嘘をつき、正体を隠し、仮面をかぶる。だからこそ面白い小説の魅力を、
名うての小説読みが縦横無尽に論じる
http://www.bk1.jp/isbn/9784773810028
>511 それって小説?
エッセイかなんか
リョサからジョサに戻ったのか
スペイン語詳しいひと、リョとジョ、どっちが発音的に近いの?
llはリョでもジョでもどっちもOK ペルー人の友達はリョで発音してた メキシコ人キューバ人ははっきりジャだけど
×ll ○llo ×ジャ ○ジョ
名前の発音がどっちでもOKなんて珍しいね。 と思ったら某国の例があるかw 本人的にはどっちで発音してもらいたいんだろう?
519 :
吾輩は名無しである :2010/02/16(火) 13:13:57
外国人犯罪、検挙件数 (H18年) 総 数・・・40128件 中 国・・・14170件 35.3% ブラジル・・ 4518件 11.3% トルコ・・・ 4504件 11.2% 韓 国・・・ 3585件 コロンビア・・・ 2234件 フィリピン・・・ 2152件 ベトナム・・ 1342件 ペルー・・・ 832件 その他・・・ 6791件 ★ 相変わらずラテンアメリカ人の犯罪は増え続けている。コロンビアがゲリラと 麻薬と来日犯罪者の国のイメージは、いっこうに消えない。 ペルー人もイメージは悪い。 ブラジル人のひどさは、中国人と双璧だ。
520 :
吾輩は名無しである :2010/02/16(火) 18:12:10
日本語表記は統一してもらわないと検索で苦労するよ
521 :
吾輩は名無しである :2010/02/17(水) 07:56:11
これからもチャイニーズとブラジル人は増え続けそうだ。ますます日本は危なくなるな。 特にチャイニーズだ。 池袋や大阪は身の危険を感じる。
>>520 カタカナで西語の「ll」を表記する場合はジャ行でもヤ行でもなくリャ行での表記が標準。人名でも基本的にリャ行でしょう。
『ブリタニカ国際大百科事典』も『平凡社ラテン・アメリカを知る事典』も表記は「リョサ」になってるね。
実際の音の面からもリョサの故郷ペルーでは「ll」はリャ行で発音されるわけだし「リョサ」のほうが妥当では。
>ペルーでは「ll」はリャ行で発音されるわけだし →リャ行に近い音で発音されるのが一般的なようだし に訂正しておこう^^;
なんでも良いけど、同じ未訳のものなら小説を先にやって欲しかったよ。
スペイン語・ポルトガル語は簡単な部類の言語だから辞書片手に原語でチャレンジしてみてはいかが
526 :
吾輩は名無しである :2010/02/24(水) 16:55:40
アストゥリアスの「グアテマラ伝説集」正直つまらなかった。というか、 詩的すぎてようわからなかった。
527 :
ザ・スミス :2010/02/24(水) 20:56:05
だからアストゥリアスはつまんないって言ったじゃん(2回目)
アストゥリアス被害者の会結成か
おやはや(笑)実に哀れ(笑)全く見ず知らずの日本猿(文字通り知能の低い方のことですねぇ(笑))が読んでも理解できないようになっておる作家、と言うのはいるもなのですよ(笑)おやはや(笑)さて果て(笑)
530 :
吾輩は名無しである :2010/02/24(水) 22:14:22
さすが名誉白人の狸さんは良い事言うなあ
531 :
吾輩は名無しである :2010/02/25(木) 00:57:30
豚の戦記って読む価値あり? ブックオフに並んでるんだけど買おうかどうしようか 迷ってるんだけど・・・・・
迷ったら買え
533 :
ザ・スミス :2010/02/25(木) 22:46:24
>>529 アストゥリアス「グアテマラ伝説集」読んだのかい?
やつの面白さってのがあるなら教示してくれよ。拝聴するぜ!
「大統領閣下」途中で読むのやめちゃったんだけど、これもやっぱりつまらないの?
535 :
吾輩は名無しである :2010/03/04(木) 20:46:18
536 :
吾輩は名無しである :2010/03/04(木) 21:03:20
ラテアメもえらく盛り上がったが今なお色褪せない名作(陳腐な表現ですまん)って 結局ボルヘスとマルケスの数作と、ルルフォの2作と、カルペンティエルの足跡と、コルタサルの石蹴りくらいだよね
537 :
吾輩は名無しである :2010/03/04(木) 21:04:47
えらい酷い文章になってた すまん
538 :
吾輩は名無しである :2010/03/04(木) 21:18:04
out カルペンティエル、コルタサル in リョサ
539 :
吾輩は名無しである :2010/03/05(金) 14:42:54
『石蹴り遊び』『光の世紀』は期待に反してつまらなかったな。『めくるめく世界』 は全く期待してなかったのに面白かった。『ラ・カテドラルでの対話』『アルテミオ・ クルスの死』も重厚な手応えがあった。もちろん『百年の孤独』『伝奇集』は良い。
もともと名作ってほんの一握りだから それだけ残ればむしろ上出来である可能性も 同時期の作家でそれらに匹敵する作品ってどのあたりになるんだろう?
541 :
吾輩は名無しである :2010/03/05(金) 15:57:18
クンデラ『冗談』ピンチョン『重力の虹』大江健三郎『万延元年のフットボール』 グラス『ブリキの太鼓』シモン『フランドルへの道』ナボコフ『ロリータ』 ソルジェニーツィン『ガン病棟』レッシング『黄金のノート』etc…
542 :
吾輩は名無しである :2010/03/05(金) 19:35:50
ルルフォ、燃える平原はイマイチ
543 :
吾輩は名無しである :2010/03/05(金) 21:21:24
まあ手放しで傑作名作と言えるのは百年、伝奇集、ペドロパラモくらいか あとボルヘスの評論と まあブームになるのだけでも凄いよ 日本文学ブームなんてあり得ないだろうし
つHaruki Murakami そういえば彼がエッセイでラテンアメリカレベルは無理だとしても 日本文学も見合う作品を提供していければ盛り上がるかも…って書いてたな。 あれから約20年。 結局盛り上がったのは自分の作品だけだったが。
545 :
吾輩は名無しである :2010/03/06(土) 12:10:09
1980年代、集英社のラテンアメリカの文学全18巻がずらりと 書店に陳列されていたのは今思えば壮観だったなあ。 新潮社の現代世界の文学にもラテンアメリカがかなり入っていた。
546 :
吾輩は名無しである :2010/03/06(土) 12:22:35
今じゃ族長と砂の本だけか>集英社文庫
547 :
吾輩は名無しである :2010/03/06(土) 15:56:45
『石蹴り遊び』は『アレキサンドリア四重奏』に対抗して書かれた気がするな。
548 :
ザ・スミス(関西) :2010/03/06(土) 23:16:53
>>539 まったく同意やな。
『石蹴り遊び』はたいしたことあらへんな。
コルタサルは短篇のほうがええと思うわ。
それにしてもこのスレの人はよー読んではる。
ボルヘス、マルケス、ルルフォの作品がベスト3というのは
うなづけまっせ。
549 :
ザ・スミス :2010/03/06(土) 23:30:30
コルタサルは短編集遊戯の終わり1冊だけ読んでれば十分
550 :
吾輩は名無しである :2010/03/07(日) 00:21:59
未訳だけど、カブレラ=インファンテの「三頭のさびしいトラ」なんかも 名のみ高くたいしたことのない作品なのかな?
551 :
ザ・スミス(テック) :2010/03/07(日) 00:25:20
至高の存在である余は、何ぞはいかが(笑)おやはや(笑)さて果て(笑)
554 :
吾輩は名無しである :2010/03/07(日) 13:02:50
ロア・バストスはつまんないよ
サバトなんぞはいかが(笑)
556 :
ザ・スミス(ヤング・アンド・ルビカム) :2010/03/07(日) 13:29:58
557 :
ザ・スミス :2010/03/07(日) 15:41:52
西欧(特にフランス)の影響を受けすぎた作家は
読んだ範囲ではあまりパッとしない印象だなあ。
カルペンティエル、サバト、カブレラ=インファンテあたり。
「トンネル」なんかも面白くない。
影響を消化しきれてないのかどうかは知らんけど。
胃腸の発達具合でいうとボルヘスは格が違うんじゃね?
>>556 電通かよ!?
サバトはロブグリエなんぞを罵倒しておりましたけれどもねぇ(笑)おやはや(笑)さて果て(笑)
559 :
ザ・スミス :2010/03/07(日) 15:57:44
>>559 まさにその書でロブグリエ批判しておるのですよ(笑)おやはや(笑)さて果て(笑)
561 :
ザ・スミス :2010/03/07(日) 21:09:51
>>560 そのうち読もうかとは思ってたんだよ。近いうちに見てみるよ。
あまり期待してないけど。
562 :
吾輩は名無しである :2010/03/08(月) 00:43:35
サバト『英雄たちと墓』ラテンアメリカの文学第7巻持ってるぞ。 新本で買ってから25年経つが、まだ1行も読んでない。 これからもずっと読まないかもな。
563 :
吾輩は名無しである :2010/03/08(月) 08:14:39
ラテンアメリカは出版市場が人口の割に非常に小さいんじゃないか? ブラジル人なんてほとんど本を読まないというし。 そういう地域の作家達が日本の作家とは比較にならないくらいのエ リ−ト意識を持ってることはあり得るよな。 だから、「純文学」も悠々と生存できる訳なのでは? 言ってみれば、ラテンアメリカの後進性の現れに過ぎないんだよなw
564 :
吾輩は名無しである :2010/03/08(月) 08:35:29
英雄たちの墓、近所の古本屋で1000円なんだが、これって傑作?
565 :
ザ・スミス :2010/03/08(月) 21:49:45
あっ、それ持ってる。でもサバトは「トンネル」しか読んでね〜〜
566 :
吾輩は名無しである :2010/03/09(火) 00:30:48
ったく、もってりゃいいってもんでもなかろうに。
567 :
ザ・スミス :2010/03/09(火) 07:49:41
同じスミスとして恥ずかしい
またなりすましの小太郎だなw
エヴァ・ルーナはおもろいよ
570 :
吾輩は名無しである :2010/03/12(金) 01:16:22
本もろくに売れずにエリート意識だけで純文学が生存できるわけがない。
だから死滅したのさ。
572 :
吾輩は名無しである :2010/03/12(金) 16:09:45
フエンテス『脱皮』読んだ奴いたら感想聞かせてくれ。
573 :
吾輩は名無しである :2010/03/12(金) 18:51:16
574 :
吾輩は名無しである :2010/03/12(金) 20:02:58
本は持っているが、まだ読んでないんだ。
フエンテスは、父親に「アルテミオクルス」か「脱皮」を謹呈したら、 だまってひたすら一頁ずつ読んでいって、最後のページまで来て、 「最初から最後までわけがわからんではないか!」と怒鳴られて 本を投げつけられた、というエピソードがある。 脱皮は、くどい話だよ。とにかくひたすら内的独白に陥って妄想が つむがれていくような。明解なわかりやすいストーリーとかはなく て、こっちも気合いがないとなかなか。カタルシスのある話ではな くて、ガルシアマルケスのような楽しさはなく、神話世界と自分 の世界とが妄想の中で入り交じりつつ、己のアイデンティティを 見直すような話。疲れる読書になるので覚悟しといて。
576 :
吾輩は名無しである :2010/03/13(土) 01:09:59
なるほどね。いつか読もう。
577 :
吾輩は名無しである :2010/03/13(土) 16:44:52
かつて文庫で短編のアンソロジーが数種類出ていたね。 『ラテンアメリカ怪談集』河出『エバは猫の中』サンリオ 『美しい水死人』福武『ラテンアメリカ五人集』集英社など。 今は一つもなしか。
高校生のとき「エバは猫の中」を読んでラテンアメリカ文学にはまった。 虫が枕に入っていたり、波と恋人になったり、ドキドキしながら読んだ。 今では、何読んでもあの頃ほど感動できなくなっちった。 カサーレスの短編がいまだに僕の生涯短編ベスト3に入るなー。
579 :
吾輩は名無しである :2010/03/19(金) 23:32:55
バルガス=リョサは『世界終末戦争』がベストかね?
サンリオっていえば「この世の王国」とか読んだなあ・・・あれどこやったかな
581 :
吾輩は名無しである :2010/04/09(金) 12:10:25
最近面白い小説ある?
「崩壊」 モヤ マジックリアリズム系ではないらしい 新聞の書評で見ただけで買ってないけど
583 :
吾輩は名無しである :2010/04/25(日) 01:59:33
精霊たちの家最高
>>584 同意
暇だから適当に借りた本なんだが大当たりだった
久々に夢中で最後まで読んだよ
>>586 でも古本屋ですっかり日に焼けたのが4桁になっているのをみたことがあるからなw
読んだこと無かったから今回是非読もうっと。
ボラーニョの長編って面白いの?
589 :
吾輩は名無しである :2010/06/08(火) 18:58:24
590 :
吾輩は名無しである :2010/06/08(火) 19:08:27
ネルーダなつい
カサーレスの短編集「パウリーナの思い出に」が6月に出るとか国書刊行会の サイトに出てた気がしたんだけど、延期かなー。 楽しみにしているので、どうぞよろしくお願いします。 この間出た自伝のも意外と良かった。 でも、カサーレスの自伝なんて読む奴いるのかな・・・
592 :
吾輩は名無しである :2010/06/12(土) 01:15:02
593 :
吾輩は名無しである :2010/06/15(火) 09:47:56
535 名前:無名草子さん[] 投稿日:2008/01/27(日) 20:00:08 いや、本当に悪気はないのでw 海外文学は自分も読むけど、例えば一時はガルシア・マイケルから派生して ラテン文学に凝ったりロストゼネレーションものを集中して読んだりと、 そんな読み方をしているから、純粋に疑問に思っただけなんだけどね。 人それぞれだから勿論批判したいのではなく、どんな感じで岩波ばかりなんだろうと。
サッカーにパラグアイが出てる パラグアイといえばロア・バストスということで、wikipediaの項を見たらちょっと面白かった >疑いなく全ての時代を通して偉大なパラグアイの小説家の中の一人であり、 >ラテンアメリカの作家の中でも全く最も重要な人物の一人である。 パラグアイ文学ってどうなの?
パラグアイ人が書いたんだろうかw
いやーアイス食いすぎちゃって。
先週、そして今週と、筒井康隆が朝日新聞の書評欄で、ラテンアメリカ文学 のことを取り上げていますね。先週は、族長の秋、今週は、夜のみだらな鳥。 この人は、書く小説は滅茶苦茶だけど、意外と教養が深い。
筒井は以前 「最近、新聞などでラテンアメリカ文学の専門家のように書かれることがあるが、恥ずかしいので辞めてほしい」 みたいなこと、書いてなかったっけ?
筒井を通して知った作家も多いし、この人のおかげで翻訳された作家も多いだろうから あまり悪く言う気にはなれない
600 :
吾輩は名無しである :2010/06/28(月) 19:23:33
ラテンの官能小説
虚構船団の逆襲読むと 筒井がラテンアメリカ文学ブーム真っ只中で狂喜してて微笑ましい
8月19日刊 マリオ・バルガス=リョサ 『緑の家 上・下』 岩波文庫
お
おお、朗報! 元が二段組だったから分冊は仕様がないか。 訳者が気になるが、木村の改訳?
緑の家、今読んでるのに〜
夜のみだらな鳥、2度目の挫折。 前は30ページくらいで。今度は150ページくらいまで読んだんだが。 いつかわからないけどまたあとで挑戦するかもしれん
挫折はしなかったが、肉体的に変なとこまでいくなあ、あの本は 読みだしてから下痢がなぜか続いたりするんだよ
608 :
吾輩は名無しである :2010/07/25(日) 17:30:34
百年の孤独 十年以上前に買ったけど いつからか本屋に売ってるの3分の1くらいに短くなってるよね。
609 :
吾輩は名無しである :2010/07/25(日) 23:25:47
おいらも「夜の…」は途中で挫折した組だな。 「族長の秋」は一晩で読めたけどね…
『野生の探偵たち』どう?
イサベル・アジェンデって全部翻訳されてないんだね
612 :
吾輩は名無しである :2010/08/03(火) 23:57:55
『野生の探偵たち』よりも『2666』を読んでみたい。『野生』よりも長編なので とても英訳では読めないよ。
同じチリ文学の「パースの城」って面白いの?
614 :
吾輩は名無しである :2010/08/06(金) 22:18:04
バルガス=リョサの作品は短編『子犬たち』しか読んでないんだけど、自分には少し読みづらいと感じた。
すごく面白かったんだけど。訳のせい?
>>602 >>604 これは買わないと!
615 :
吾輩は名無しである :2010/08/06(金) 22:54:03
>>いつからか本屋に売ってるの3分の1くらいに短くなってるよね。 はあ?
>>613 チリというよりアルゼンチンぽいブッキッシュな短編集だった
記憶が。
ミルハウザーとかカフカとか好きな人はいけそう。
>>616 え、短編集なの?
長篇のゴシックロマンというのを聞いた事があるんだけど。
何故か妙にプイグに嵌りまくっている。同じような人いる?しっかり読んでみると深度がある作家だと思う。
>>617 ごめんごめん、エンリケ・アンデルソン・インベル『魔法の書』
と勘違いしてたわ。
ざっと読んだだけだと、まともにシュルレアリスムなドノソって
感じかな。分かりづらかったらすまん。
620 :
◆02DECXzMUAg3 :2010/08/13(金) 20:04:46
弓と竪琴復刊してよ
>>619 >分かりづらかったらすまん。
いえいえ、ありがとうございます。
ドノソか…
なんか暗そうだね。
リョサの「世界終末戦争」を読み返したくなって、ネットの古本検索したら10,000円からとかいう値段が付いていた…。 このスレ上から見直したら当時は1,000円くらいでもあったみたいで、なんでこんなに高騰したんだ。 図書館にはあるんだけどさ。
タイトルすら寡聞にして知らないが、どんな作品なんだろう
むう・・・ 価格からしてただごとじゃなさそうだな
ドミニカの独裁者トルヒージョについての作品だってさ。 中島京子さんのツイッターによると、アイオワでのクリエイティヴ・ライティ ング・スクールかで知り合った世界の若手の作家を中心に現代世界文学特集を 雑誌「文学界」にて組むそうです(国際創作プログラムですね)。 ラテンアメリカでは、ベネズエラのフェドーシ・サンタエーリャ(尾河直哉) という書き手が掲載されるようです。 「全員、1970年前後生まれの作家で、世紀をはさんで世界中が経験した現 代史の転換期を、自身のものとして体験した同時代の作家が、小説家の声、小 説家の筆で作品化した、各国の息吹を伝える特集となっております。 」
627 :
吾輩は名無しである :2010/08/29(日) 19:18:19
カルペンティエールでお勧めは何ですか? 新刊で手に入れられるもので。
この世の王国
>>627 一冊と言われたら確かに『この世の王国』だけど、
ここは敢えて『追跡』。
「闘え拉麺男」って漫画に、自分の左手を何度も毒に
浸す「毒手」という技があるんだけど、メキシコに連れて
こられた奴隷がこの技を持ってる。しかも人を殺すとかじゃ
なくて、地面に向かって放つことで家畜を全滅させたりする。
酔っぱらってるので嘘かもしれませんすいません