ラテンアメリカ文学

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1吾輩は名無しである
ドロドロフワフワの南米文学を語ってください。
2吾輩は名無しである :03/02/25 09:57
1はミス板住人。
3吾輩は名無しである:03/02/25 10:18
百年の孤独スレで暴れまわってた奴か?

まあ、個人的にはラテンアメリカ好きだから許す。
4吾輩は名無しである:03/02/25 10:28
ヴァルガス・リョサの『フリアとシナリオライター』最高!
ミス板は読んでないかもしれないが。
5吾輩は名無しである:03/02/25 10:38
マルケスとボルヘス以外はこういう総合スレでやるほうがいかもね。
リョサとかコルタサルなんかのスレを建てたとしても、すぐに落ち
そうだし・・・
6吾輩は名無しである:03/02/25 10:42
しかしこのスレもすぐに落ちそうな。
7吾輩は名無しである:03/02/25 10:47
コルタサル、フエンテスの短篇がいい。
ところで「フリア」は文学の冒険の次回配本だと予告されてたけど、
本当に出るんだろうか。出るとすればいつだろう
8人殺し小島慎一郎:03/02/25 11:18
小島慎一郎は千葉県流山市向小金出身。
過去、少年野球チームに所属していた。
そこでT村君と出逢う。
T村君は突然練習中に下痢ウンコをもらしてしまったのだ。
そこで小島慎一郎は、T村君に「ピーウンチ」と言うあだ名をつけて彼を集団で虐めた。
T村君はそれを苦に、中学生のときに首を吊って自殺してしまった。
一人の尊い命がなくなったにもかかわらず小島慎一郎は反省するどころがT村君を人生の負け組と決めつけ今も罵倒している。
私は現在ものうのうと生延びている小島慎一郎と言う存在を社会に知ってもらいたい。
小島慎一郎は現在三十代半ばだ。
あなたのとなりに小島慎一郎がいます。

9あぼーん:あぼーん
あぼーん
101:03/02/25 22:03
ミス板は見たこともありません。
フアン・ルルフォを読んで興味を持ったので
立ててみました。
ボルヘスを発注しまして、届くのが楽しみであります。
ここに書き込まれた本を順次読んでいきたいと思っております。
11吾輩は名無しである:03/02/25 22:07
ボルヘスを発注したんだ
12吾輩は名無しである:03/02/25 22:14
>>10
ペドロ・パラモは面白かったね。
13吾輩は名無しである:03/02/25 23:46
ペドロ・パラモかー。
適当に読んでたら全然わからんかった。
解説を読んで愕然とした。リョサの方法にも似たものがあるな。
14吾輩は名無しである:03/02/26 02:30
去年、カルペンティエールの処女作『エクエ・ヤンバ・オー』が翻訳されたが、
まったく知られてないようだ。
『この世の王国』は魔術的リアリズムの名作なんだが。
15吾輩は名無しである:03/02/26 02:35
やっぱレス伸びないね。翻訳は多くなって来てるのにな。
16吾輩は名無しである:03/02/26 09:30
なぜか知らないけどオタク受けしそうな小説が多いね。
そのうちブームが来るのでは?
17吾輩は名無しである:03/02/26 09:43
ブームは30年くらい前に
18吾輩は名無しである:03/02/26 09:48
そんな昔に・・・。
てことは、その頃の遺産が古本屋に行けば沢山転がってるんでしょうか?
19吾輩は名無しである:03/02/26 10:26
お!ラテンアメリカひさびさにスレ立ってる。うれしいな。
新しい翻訳もあまり出てないみたいだし、読んでる人あまりいないのかな。
当たり外れが大きいくせに長いのが多いので、手は出しにくいけど
ハマるとかなりおもしろいと思われ。

主な過去スレはこちら。
http://mentai.2ch.net/book/kako/961/961650423.html
http://mentai.2ch.net/book/kako/982/982242637.html
20ixion ◆ySh2j8IPDg :03/02/26 11:04
げ、『エクエ・ヤンバ・オー』翻訳されてたのか!!

ほんとにまったくしらなんだ。
2118 :03/02/26 23:11
>>18の書き込みの後に、馴染みの古本屋に行って親父さんに尋ねたら、
「うちはどうせこういうの売れないし」って4冊500円で売ってもらえました。
「時との戦い」カルペンティエール、「遊戯の終り」コルタサル
「自由の王」オテロ=シルバ、「秘密の武器」コルタサル、の4冊です。

昔は、ラテン文学全集みたいなのがいろいろ出てたんですね。
22吾輩は名無しである:03/02/26 23:28
ポルトガル語学科に通ってます。
文学のゼミを取ろうと思ってるんですが、
ブラジルの作家でオススメの人っていますか?
恥かしながら全然わからなくて・・・。
23吾輩は名無しである:03/02/26 23:39
1よ。アニータがブレイクしたからって、
こんなスレたてんな。
自分が何をすべきか、判ってるな?
そう、速やかに削除依頼を出しとけよ。
2414:03/02/27 02:25
>ixion
値段が高すぎて、カルペンティエールの熱心なファンにしかオススメできない。
池袋のリブロにはまだ置いてあるかな?
2514:03/02/27 02:35
>21
その四冊で五百円とは( ゚д゚)ウラヤマスィ
俺が物心つく以前にラテンアメリカブームがあって、探せば今でも見つかるのが
嬉しいね。

しかし、カルペンティエル・ファンの俺でも、サンリオ文庫のバロック協奏曲に
三千五百円は払えぬなり。
26吾輩は名無しである:03/02/27 04:17
レサマ=リマのパラディーソを読んでみたいなぁ。翻訳は無理だろうか。
27吾輩は名無しである:03/02/27 06:51
英語が読めるなら、日本語訳がない or 邦訳の望めないものは
英訳版で読むっつー手があるな。
「パラディーソ」みたいな、その作家の代表作と評の定まっている
作品は、ペーパーバック化されてて入手も容易だし。
28吾輩は名無しである:03/02/27 11:11
オクタビオ・パス「孤独の迷宮」ってどうですか?
注文するかどうか迷ってます
29吾輩は名無しである :03/02/27 17:28
>>28

 いいと思うよ。全部は読んでないので無責任発言だけど。
 文学作品というより、ルポルタージュという印象が残っている。
 15年以上前に少しだけ読んだ記憶では。
 落ち着いてからまた読み直したい作品。
30ixion ◆ySh2j8IPDg :03/02/27 23:39
>14さん
さんきゅう、リブロで現物見てから決めるね!(まだあれば、の話だけど^^;)

カルペンティエル好きなんだよねー。もちろん、一番好きなのはプイグだけど。
31吾輩は名無しである:03/02/28 01:42
エクエ・ヤンバ・オー、見たことないけど……ひょっとして思い切り部数少ない?
3214:03/03/01 02:29
>>31
俺もリブロで見かけただけ。自分の購入分は取り寄せですた。

まあ、冒頭の関西大学東西文化研究所の所長氏の前書きが悶絶ものだが、
訳者は別の人なので安心。
国書刊行会/文学の冒険で、ブラウリオ・アレナスを訳してるね。
33吾輩は名無しである:03/03/01 04:16
蜘蛛女だいすき
34吾輩は名無しである:03/03/01 04:26
ィクシォンはプイグ好きか。どの作品が良い?
洩れは天使の恥部しか読んでないけど。
35吾輩は名無しである:03/03/02 02:09
そして、バルガス=ジョサの『フリア叔母さんとヘボ作家』はいつ出るのだろうか?
36吾輩は名無しである:03/03/05 02:32
結局、需要ないのか?

『石蹴り遊び』復刊キボーン
37吾輩は名無しである:03/03/05 19:17
石蹴り遊びの文庫版は上下2巻に別れてるんで読みにくいです。一冊にまとめて欲しい。
38吾輩は名無しである:03/03/06 01:41
スペインだけど、カミロ・ホセ・セラもお勧め。
39吾輩は名無しである:03/03/06 04:54
>>38
『パスクアル・ドゥアルテ』を読んだが、
つくづくカスティリャ系文学というのは救いのない雰囲気だなー
40ixion ◆ySh2j8IPDg :03/03/06 08:10
『エクエ・ヤンバ・オー』なかったよ…>14さん

プイグはどれも好きだけど、『天使の恥部』と『蜘蛛女のキス』かな
>34さん
『蜘蛛女のキス』は、こてこてブロードウェイのミュージカル版も
好きだぞ(笑) 

俺がスペイン語勉強した(もうほとんど覚えてない^^;)のは、プイグと
ボルヘスを読むためだった。「多少は」この目的も果たしたのだが…。
41吾輩は名無しである:03/03/06 11:04
プイグは「ブエノスアイレス事件」が好きだな。

ドノソは「みだらな鳥」以外は評判よくないのかな。
もう他の作品が訳されるってことはないんだろうか・・・。
(関係ないけど、ドノソとヴォネガットって交友があるんだってね。なんか意外)
42ixion:03/03/06 14:17
プイグのグレタ・ガルボへの思い入れって、何となく分かるような気がする。
作り上げられた華やかさ、秘密の私生活(同性愛者とも言われている)、
『マタ・ハリ』のダンスシーンでの艶かしくも儚そうな美しさ、などなど…。

>ドノソとヴォネガットって交友があるんだってね
たしか、あの有名なアイオワ・ライターズ・ワークショップで一緒に教えてた
んじゃなかったかな。同時期かどうかは分からないけど>41さん
4314:03/03/06 23:50
>ixion
エクエ・ヤンバ・オー、ジュンク堂向かいのリブロに無い…か。
実は古本屋で見かけたこともあるけど、どこだか覚えてなかったり。
これは、客注して買えというお告げか?(w

>ドノーソについて
漏れは『三つのブルジョア物語』も好き。
まだ文庫版が手に入るし、他人に勧めるならこれかな。
44吾輩は名無しである:03/03/08 01:50
ドン・カズムーロって誰か読んだ?
45吾輩は名無しである:03/03/08 03:50

プイグあげ
46吾輩は名無しである:03/03/10 05:36
リスペクトールあげ
47吾輩は名無しである:03/03/12 21:46
リョサげ
48ixion ◆ySh2j8IPDg :03/03/12 22:52
『エクエ・ヤンバ・オー』ジュンクにあったので買いました。
確かに
>冒頭の関西大学東西文化研究所の所長氏の前書きが悶絶もの
だった…^^;

これからゆっくり読みまーす。
49吾輩は名無しである:03/03/12 23:20
ドノソの『みだらな鳥』ナツカスイ!
今手にはいりやすい?も一度読みたいんだけど。

50吾輩は名無しである:03/03/13 01:42
>49
残念ながら…
51吾輩は名無しである:03/03/13 02:33
オクタビオ・パス『大いなる文法学者の猿』
既出でっか?
52吾輩は名無しである:03/03/13 02:36
本の名前だけ挙げられても・・
53吾輩は名無しである:03/03/13 13:13
スペイン語が学べる大学ってどっかありますかね?
54吾輩は名無しである:03/03/13 14:07
55吾輩は名無しである:03/03/13 16:02
>>54
親切にありがとうございます。
現在の志望が早慶だからレベルとしては上智西語学科がいいかもしれません……
56吾輩は名無しである:03/03/13 21:51
「楽園の犬」はどうだ?
57吾輩は名無しである:03/03/13 23:16
イザベル・アジェンデの「エバ・ルーナ」のエバ・ルーナや、「エバ・ルーナのお話」の最初の話に出てくる暁のベリーサのように、話を創り言葉を売ることを天職として遍歴する人生に憧れます。
南米作品読んでると、ただの創作ではなくて、もっと根本的に人と結びついた言葉の力を感じるんです。
58吾輩は名無しである:03/03/13 23:40
>>57
>南米作品読んでると、ただの創作ではなくて、もっと根本的に人と結びついた言葉の力を感じるんです。

同感だ。もっと言えば、日本人である私にとって英語・独語による文学よりも凄く重い迫力のようなものさえ感じることもある。
59吾輩は名無しである:03/03/14 05:22
イクシオンを悶絶させる前書きとはどんなだろう・・・?

アベル・ポッセは俺も気になってるけど読んでない。誰か感想きぼん。
60吾輩は名無しである:03/03/14 11:49
ラテンアメリカ文学にはなんかそれが書かれる必然性みたいなものがあって力強いです
61吾輩は名無しである:03/03/15 00:04
アベル・ポッセ「楽園の犬」
読んだけど感想いいづらい・・・。

コロンブスを楽園を追求するヨーロッパ多国籍企業の代行者とし、「夢・退行」を受け持たせる。
現実部分の代表者は野心的なイザベル女王。
現実に起こることでも、描写により幻想的に感じさせる。
史実と創造がごちゃまぜで、時間や空間の境界線が薄い。
精神的セックス描写がおおく猥雑。

すいません、こんなんで。
62吾輩は名無しである:03/03/15 00:12
専門でやるなら

筑波
東外大
上智
ICU
63吾輩は名無しである:03/03/15 02:17
>>61
なるほど難しそうですね。フツーの本好き程度でも楽しめますかしら?
64吾輩は名無しである:03/03/15 07:47
>>61

オスマン・サンクスコ
65吾輩は名無しである:03/03/15 14:13
スペイン・ラテンアメリカ文学でこれは絶対に読め!!!
という作品を教えてください。自分はまだ1作も読んでいませんが。
66あぼーん:あぼーん
あぼーん
67吾輩は名無しである:03/03/15 14:39
ドン・キホーテ
百年の孤独
伝奇集
石蹴り遊び
ラ・カテドラルでの対話
アウラ
精霊たちの家
蜘蛛女のキス
めくるめく世界
鷲か太陽か?
68吾輩は名無しである:03/03/15 14:40
作者も書いてくださると嬉しいです。
69 ◆O94AXkZYVY :03/03/15 17:11
ラテンアメリカ文学では、「都会と犬ども」(バルガス・リョサ)
が大好き。これを読んで、ラテンアメリカ文学にはまった。
今でも手に入るのかな。
70吾輩は名無しである:03/03/15 18:51
ドン・キホーテ セルバンテス
百年の孤独   ガルシア=マルケス
伝奇集      ボルヘス
石蹴り遊び    コルターサル
ラ・カテドラルでの対話  リョサ
アウラ       フエンテス
精霊たちの家    アジェンデ
蜘蛛女のキス    プイグ
めくるめく世界   アレナス
鷲か太陽か?    パス
71吾輩は名無しである:03/03/15 21:28
67=70は親切だ。ググればすぐに分かるのにもかかわらず。
ラテンアメリカ文学好きにはいい人が多そう。

個人的感想だが、フリオ・コルターサルの「石蹴り遊び」、評価は高いんだが俺は彼の短編集のほうが好きだな。石蹴り遊びは長すぎる。
72吾輩は名無しである:03/03/15 21:30
67は勘弁だよ。70は知らないけど。
73ガディワッツ:03/03/15 21:33
そうか、めるきあですの羊皮紙は、解放への思想なのか。
74吾輩は名無しである:03/03/15 22:16
>>67
>>70
ありがとう
75吾輩は名無しである:03/03/15 22:19
70さんのリストに
ファン・ルルフォの「ペドロ・パラモ」も加えて欲しいです。
76吾輩は名無しである:03/03/15 22:52
>ドン・キホーテ セルバンテス

これラテアメじゃねぇーよ!
77吾輩は名無しである:03/03/15 22:54
>>76
いや、スペイン・ラテンアメリカだから・・・
78吾輩は名無しである:03/03/15 22:59
あ、「夜のみだらな鳥」ドノソが抜けてるやん!
79吾輩は名無しである:03/03/15 23:49
スペインなら カミロ・ホセ・セラ「二人の死者のためのマズルカ」も入れて!
80吾輩は名無しである:03/03/16 02:20
>>77
そうなるとスレタイは「スペイン語文学」と言ってほしかったな。
ブラジルやハイチやジャマイカが抜けるけど、大したことはあるまい。
81ラテンアメリカ文学はこれを読め!完全版:03/03/16 10:23
百年の孤独   ガルシア=マルケス
伝奇集      ボルヘス
石蹴り遊び    コルターサル
ラ・カテドラルでの対話  リョサ
アウラ       フエンテス
精霊たちの家    アジェンデ
蜘蛛女のキス    プイグ
めくるめく世界   アレナス
鷲か太陽か?    パス
豚の戦記      カサレス

岩波のコルタサルとフエンテスを本屋で買ったけど、集英社の石蹴り遊びは廃盤になっちゃったみたいね。

82吾輩は名無しである:03/03/16 12:55
だから「夜のみだらな鳥」ドノソが抜けておると...
83吾輩は名無しである:03/03/16 13:28
リョサは『緑の家』、カサーレスは『モレルの発明』と置き換えてもいいね。
あと、カルペンティエールの『失われた足跡』も追加してくれい。入手が難しい
なら『この世の王国』でも可。
84吾輩は名無しである:03/03/16 13:44
85吾輩は名無しである:03/03/16 14:38
リョサの世界終末戦争が抜けてる。絶版だけど。
カルペンティエルは光の世紀もいいよ。
失われた足跡は文庫化してたでしょ?
86吾輩は名無しである:03/03/16 16:36
集英社のシリーズは古本でしか手に入らないのかな・・
87吾輩は名無しである:03/03/16 19:13
↑ アマゾンなら手に入ると思います。
もう店頭にはないけど豚の戦記、グリンゴ、ママ・グランデなどは今も売ってるでしょう
>>82
夜の〜は古本で買うしかないんでしょうか?

カルペンティエルの「春の祭典」てのはどうでしょうかねえ 読みたい
88吾輩は名無しである:03/03/16 19:42
春の祭典はねえ、厚い。
それこそ世界終末戦争と同じくらいあるかな。
音楽との親和性…
89吾輩は名無しである:03/03/16 20:58
>>87
http://books.shueisha.co.jp/CGI/search/syousai_put.cgi?isbn_cd=4-08-129019-9&mode=1

あらら夜の〜はこれに無かったのね、スマンセン
となると集英社のシリーズの古本しか無いね
図書館ならあるんじゃない?
90吾輩は名無しである:03/03/17 08:58
ラテンギャングが暴れまくる傑作映画
アル・パチーノ スカーフェイス スレ
http://tv3.2ch.net/test/read.cgi/cinema/1047221164/l50
ラテン文学好きなら観るしかない!!!
91吾輩は名無しである:03/03/17 22:17
フエンテスの短編集「悪魔の涎・追い求める男」読んだところです。
日常と寄り添うような異空間へ招き入れられ、そして唐突に出入り口を閉ざされたような感覚になりました。
92吾輩は名無しである:03/03/18 01:01
>>91
コルターサルですか?
93吾輩は名無しである:03/03/18 01:56
岩波のフエンテスは『アウラ・純な魂』だね。
94吾輩は名無しである:03/03/18 10:44
岩波ではボルヘス
    ルルフォ
    コルタサル
    フエンテス
は必読四天王ですね。
95吾輩は名無しである:03/03/18 21:15
91 です。
あ、すみません「悪魔の涎・追い求める男」はコルタサルでしたね。
なぜかいつもこの二人がごっちゃになってしまう。
コルタサルもフエンテスも、長篇はかなり難読でした。

岩波必読四天王っていいですね(笑)。
ルルフォだけなぜ絶版・・・。
96吾輩は名無しである:03/03/18 21:24
ルルフォは去年の夏に
97吾輩は名無しである:03/03/19 10:22
「夜のみだら」ぐぐったら\4,000であるにはある。
うー、どぉしよぉかなぁ。
高くない?それと重い・・・・
98吾輩は名無しである:03/03/19 10:34
>>97
EasySeekで調べたら2000円であったど。
99吾輩は名無しである:03/03/19 10:42
俺が見た古書店では1500〜2000円が相場だな>夜のみだらな鳥

さて、美品のハープと影を探してさすらうとするか。
100吾輩は名無しである:03/03/21 02:12
100!
101吾輩は名無しである:03/03/21 09:07
ボルヘスとコルタサルの短編の違い
哲学に基づいた幻想話はボルヘスの方が比較的理解しやすいのじゃないかな?
コルタサルは説明をしない、そんな感じ。
102吾輩は名無しである:03/03/22 01:22
ごめん、俺、コルタサルの方がわかりやすかった。
自分でもおかしいと思うんだけど。相性かも。
103吾輩は名無しである:03/03/22 07:51
実は俺もコルタサルのほうが。
おかしいとは思わないけど。
104吾輩は名無しである:03/03/22 09:26
てかコルタサルのほうが面白い。
多分、ボルヘスのほうがすごいのだろうけど……

ほんとか? 
単にパイオニアとして評価されてるだけじゃないの、ボルヘスは。
105吾輩は名無しである:03/03/22 11:12
コルタサルの方が好きだな。
ボルヘスは面白いけど、崩しようがないというか、読み手の想像力の入る余地
がない気がして単純に好きとは言えない。俺の想像力なんて大したもんじゃないけど。
106吾輩は名無しである:03/03/22 12:57
単純に、もうボルヘスが消化され尽くしているって事だろう。
俺自身はボルヘスの文学観がベースにあって、異物としてコルタサル(゚д゚)ウマー
って感じだな。
味わい方が違うので、どっちも好きじゃ。
107吾輩は名無しである:03/03/22 20:11
コルタサルの「南部高速道路」みたいなやつはボルヘスには書けないのでは。
この短編の寂しさはいまだに味わった事ないよ。
108吾輩は名無しである:03/03/22 23:12
>107
同意だけど、そこでボルヘスを引き合いに出すのは違うと思う。
109吾輩は名無しである:03/03/23 09:48
>>108
南部〜に関してはカフカが近いとおもう
110吾輩は名無しである:03/03/27 08:54
ae
111吾輩は名無しである:03/03/27 10:01
コルタサルとボルヘス比べてもしょうがないと思うけどな。
コルタサルの短篇はゴシックとかそれこそポーあたりの短篇の流れを汲んで
(語りに技巧を凝らした作品もあるけど)、案外正統な短篇らしい短篇だと思う。
ボルヘスのってガウチョものとかは普通に短篇だけど、トレーンとかアレフとかって
そういう短篇とは全然違うんじゃない?
112あとは足してって:03/03/27 18:30
【メキシコ】
『ペドロ・パラモ』フアン・ルルフォ
『アウラ』カルロス・フエンテス
『鷲か太陽か?』オクタビオ・パス
【コロンビア】
『百年の孤独』ガブリエル・ガルシア・マルケス
【キューバ】
『時との戦い』アレホ・カルペンティエール
『めくるめく世界』レイナルド・アレナス
【ペルー】
『緑の家』マリオ・バルガス・リョサ
『精霊たちの家』イサベル・アジェンデ
【アルゼンチン】
『石蹴り遊び』フリオ・コルタサル
『伝記集』ホルヘ・ルイス・ボルヘス
『天使の恥部』マヌエル・プイグ
『豚の戦記』アドルフォ・ビオイ・カサーレス
113勘弁 ◆cheerzFXQc :03/03/28 02:28
【アルゼンチン】
ムヒカ=ライネス『スカラベ』
サパト『英雄たちと墓』
【ウルグアイ】
オネッティ『造船所』
【チリ】
ドノソ『別荘』
【キューバ】
カブレラ=インファンテ『三頭の寂しい虎』
【ベネズエラ】
オテロ=シルバ『自由の王』
【グテマラ】
アストリアス『大統領閣下』
【ブラジル】
パウロ・コエーリョ『アルケミスト』
リスペクトール『G.H.の愛撫』

あとは足してって。
114吾輩は名無しである:03/03/28 03:57
>>112
アジェンデはペルー生まれだけどチレ−っぽい気がする。
115吾輩は名無しである:03/03/28 18:42
問題は、パウロ・コエーリョだよな。
ラテンアメリカ文学って感じがしない。
116吾輩は名無しである:03/03/28 21:51
ブラジルモノは
所謂ラテンアメリカ文学では無いよ (´・ω・`)
117吾輩は名無しである:03/03/29 00:28
アジェンデ大好き。エバ・ルーナはとくにオススメ。
118吾輩は名無しである:03/03/30 11:42
「エバ・ルーナ」私も好き。
死者の事を語ると彼等が現れる、とかいう場面があったけど、
語らずにはいられない物語はこういうふうに生まれるのかと思った。
119吾輩は名無しである:03/03/30 18:59
豚の戦記ってもう品切れですか?
120吾輩は名無しである:03/03/30 19:46
121吾輩は名無しである:03/03/30 19:59
122吾輩は名無しである:03/03/30 20:01
123吾輩は名無しである:03/03/30 20:37
>>119
俺はつい数日前アマゾンの中古でゲトした
124吾輩は名無しである:03/03/30 23:22
>>119
あるんじゃないの?
大型書店のサイトで探してみ。
125吾輩は名無しである:03/03/31 14:43
>>123-124
そうですね。アマゾン、ebooks等で調べてみます。
126吾輩は名無しである:03/04/01 10:01
>>119
bk1ではラス1だたーよ。買った後に品切れになった。
あんまおもろくないけどなー。
127吾輩は名無しである:03/04/01 12:30
ラテンアメリカの現代文学で百年の孤独以上の作品はありますか?
(私はラテンアメリカに疎いもので・・・)
ぜひ読んでみたいので宜しければ教えて下さい。
128吾輩は名無しである:03/04/01 13:00

以上、かはわからんがこのスレで名前の挙がっているものを読めばいいのでは。
129吾輩は名無しである:03/04/01 13:09
>>128
わかりました。ありがとうございます。
130吾輩は名無しである:03/04/01 23:16
>>127
ラテン・アメリカの中でもどんなのがよろしいのか言っていただければ。
南米文学といっても、幻想的・社会問題・魔術的リアリズム・そのなかでも短編、長篇など
どのようなものを読んでみたいのですか?
131吾輩は名無しである:03/04/01 23:18
レイナルド・アレナス
132吾輩は名無しである:03/04/02 03:06
でも、夜明け前のセレスティーノとかびみょーでは。死んでるっていう言葉がえんえん続く
箇所があったりして。まあ、めくるめく世界なんかも、代表作だけど、すごいびみょーだ。
でも、作者の想像力はすごいと思うし、カストロの圧制の下ですごい苦労した人だもんね。
133吾輩は名無しである:03/04/03 00:04
「めくるめく世界」は、ワルノリ寸前の奔放な言葉の嵐が真実と幻想を巻き込み押し広げ、隠喩や言葉の繰り返しがユーモアと風刺精神を感じていてとても好きだったんだけど・・・。
「夜になる前に」でもすごい人生を送りながら、やっぱり根本にはユーモア精神と諷刺の目線を感じる。それが生きる力だったというか。
134吾輩は名無しである:03/04/03 08:56
老いぼれグリンゴってどうよ?_
135吾輩は名無しである:03/04/03 20:16
>>130
フォークナー的な小説です。
136吾輩は名無しである:03/04/03 20:37
>>134
俺的には面白くなかった。
最初にビアスものを読んどいた方がいいのかな。
まあ、文庫版は手に入りやすいし、安価だから読んでみたら?
137吾輩は名無しである:03/04/03 22:58
>>134
私もよく分からなかった・・・。
フエンテスの長篇は言い回しが複雑で、心的情況が錯乱している感じ。現実と人間内面との境目が曖昧。
国書刊行会の「幻想文学」に載っていたのですが、フエンテスの父親がある作品を読んだ後「これでは何がなんだか訳が分からないじゃないか!」と本を投げ付けたとか。
父親に理解できないなら私に出来なくてもしょーがない・・・。
138吾輩は名無しである:03/04/04 06:45
>134
娯楽小説として、ビアスの超人ぶりにゲラゲラ笑いながら読んだ。
ビアスが主人公なら、ジェラルド・カーシュの方がらしいとは思うけどね。

>135
マルケスはフォークナーの影響が強いけど、折角ラテアメを読むなら、ぶっ壊れ
たような多様性を楽しんでみては?
一応、マルケス以外では、マリオ・バルガス=リョサ(緑の家、ラ・カテドラル
での対話)を推しておく。
139吾輩は名無しである:03/04/05 01:46
ボマルツォ公は?
140吾輩は名無しである:03/04/08 09:12
ムヒカ・ライネスだったっけ? 集英社のラテンアメリカ文学シリーズにはい
ってたはず。でも、長い。
141吾輩は名無しである:03/04/12 20:36
ムヒカ=ライネスは吸血鬼の短編がおもしろかった。
142吾輩は名無しである:03/04/12 21:13
>吸血鬼の短編

それは知らないけど、
こんなかの「航海者たち」は最高!
本当、大笑いしながら読んだ。
この1編の為にこの1冊買うってものありだけど。
図書館で済ませるってのもよいね。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4336035997/ref=sr_aps_b_4/250-0180849-5989857
143吾輩は名無しである:03/04/13 00:43
それって、国書から出てるラテンアメリカ短編集のことでしょう。僕はコルタサル
の短編は好きなんだが、その本に入ってるのはあんまり好きじゃない。「航海者た
ち」はまあ、ふつーかなあ。
144142:03/04/13 21:37
>>143

そうなの (´・ω・`)
んじゃ、その吸血鬼の短編は何に収録されてんの?
145141:03/04/15 06:40
『ラテンアメリカ怪談集』鼓直編・訳/河出文庫、絶版
表紙の“自転車にのるカラベラ(骸骨)”たちがイカス
146142:03/04/15 23:26
>『ラテンアメリカ怪談集』鼓直編・訳/河出文庫

あ、それ持ってる、持ってる。
早速本棚の奥から引っ張り出してきました。
あ、この「吸血鬼」って短編も「航海者たち」と同じで
「王室年代記」(未訳)って連作小説の中の一篇ですねぇ。
これは期待出来ますねぇ。それでは早速読んでみま〜す♪
147ixion ◆ySh2j8IPDg :03/04/17 09:55
ボルヘススレは落ちてしまったのかな?

「すばる」5月号のボルヘス会レポートはなかなか。
源一郎はいつもの調子で、論としてもそれほど目新しくないんだけど、
でも「教師性」が作家の本質とかかわる、っていう視点はいいと思った。
石井啓一郎の「オリエント幻想」も結構面白かったなぁ。
148吾輩は名無しである:03/04/17 10:16
>>147
ボ ル ヘ ス 命
http://book.2ch.net/test/read.cgi/book/999870287/l50

最近ボルヘスに目覚めたんで、「すばる」読んでみるよ。

ところでリョサはどうよ?ばらばらの話がまとまっていくっての
がおもしろそうなんだけど。
149吾輩は名無しである:03/04/19 16:31
最近の若手はどうよ?
150吾輩は名無しである:03/04/19 20:05
>>149
あんま聞かないな ラテンアメリカ年寄りばっかり
151山崎渉:03/04/19 22:32
   ∧_∧
  (  ^^ )< ぬるぽ(^^)
152吾輩は名無しである:03/04/20 03:45
ルイス・セプルベダなんかどう?国書から出てる「パタゴニア・エクスプレス」
って作品がすき。
153吾輩は名無しである:03/04/20 09:52
>>152
「パタゴニア〜」はいいね。漏れも好き。
「ラブ・ストーリーを読む老人」も良かったな。ゆるいといえばゆるいかもしれないけど。
154吾輩は名無しである:03/04/20 16:19
古典になるけどやっぱりマシャード・デ・アシスの「ドン・カズムーロ」は入れといて。
今読んでも十分おもしろいよ。(なぜかあまり知られてない?)
155吾輩は名無しである:03/04/20 16:45
バルガス=リョサは普通のリアリズムでおもしろくなかった
156吾輩は名無しである:03/04/21 09:53
>>153
去年かおととしにNHKラジオドラマになってたね>『ラブ・ストーリーをよむ老人』
あのマターリ感はいいな。
157吾輩は名無しである:03/04/23 08:49
いや、バルガス=リョサおもしろいって!
「緑の家」と「パンタレオン大尉と女たち」がすごいよかった。
「継母礼賛」と「誰がパロミノ・モレーロを殺したのか」はいまいちだが。
「ラ・カテドラルでの対話」もかなりおもしろいらしいですな。
158吾輩は名無しである:03/04/23 21:38
リョサは「継母礼讃」の続編「官能の夢」が楽しかった。エロス論の集まりみたいな・・・。
リョサはリアリズムを描いても幻想的に感じさせる。エスプリというのか、ぴりっと効いた遊び心がセンスよく、読むことを楽しめる作家。
159吾輩は名無しである:03/04/24 00:57
「世界終末戦争」もあんだろ?
あと
「フリオとシナリオライター」いつになったら出るんだ?

かれこれ10年以上近刊予告(w
160吾輩は名無しである:03/04/24 00:59
>フリオ
国書サイトの近刊案内には出ていない
161吾輩は名無しである:03/04/24 01:02
フリオじゃなくて「フリア」なんだが…
162吾輩は名無しである:03/04/24 01:25
>フリアとシナリオライター
「透明な対象」についてた冊子によると、次回配本だってさ。
待ちきれないねー。

>読むことを楽しめる作家。
そうだねー。ガルシア=マルケスと別の意味で語りがおもしろい。
「緑の家」はあんなに長くて錯綜してるのに、スラスラ読めて楽しかった。
163吾輩は名無しである:03/04/24 16:31
フリオといえばコルタサルなわけだが、もう新しく翻訳されないのかネ。
あと出てないのは『懸賞』『動物寓意たん』ぐらいだけど。
164吾輩は名無しである:03/04/24 17:08
動物寓意タソハァハァ
165吾輩は名無しである:03/04/24 20:26
リョサは世界終末戦争だけでもいい。お腹いっぱい。すげえ。
166吾輩は名無しである:03/04/24 21:32
「世界終末戦争」はあの分厚さにおそれを為していたけど、読んでみようかな。

ところでリョサはすごく濃い顔してるね。
写真撮るといつも目が光ってるような。
167吾輩は名無しである:03/04/24 22:07
>「パンタレオン大尉と女たち」

うん、これも最高!

(しかしフジモリに負けたのでsage
168吾輩は名無しである:03/04/27 02:35
こないだ古本屋で「世界終末戦争」見つけたけど、分厚くて恐れをなしてやめた。
長い小説はカルペンティエールの「春の祭典」で懲りた。まあ、あれはあれでおも
しろかったんだが。
169吾輩は名無しである:03/04/27 11:31
>>168
春の祭典よりは面白いよ。
まあ、オレはその二人で言えば
世界終末戦争>失われた足跡>光の世紀>緑の家>春の祭典>この世の王国 なんだけど。

つか、古本屋によくあったね。
1万円つけてるオンライン古書店もあったと思うが。
170医者:03/05/02 21:35
>>162
ついに次回配本ですか。
学生の時より待つこと十何年、なかなか感慨深いですな。

リョサといえば、学生の時、本好きの後輩の女の子(複数)にホワイトデーで都会と犬どもをあげたら、なかなか評判よかった。
普通におもしろい本だと思うよ。


171吾輩は名無しである:03/05/03 18:11
素朴な疑問なんだけど、スペインやラテアメの人たちって、ラテアメ文学読んで面白いのだろうか?
というかこの地域の人たち(インテリ除く)って本読まなそうだが...
172吾輩は名無しである:03/05/03 18:39
>>171
サッカーがあめでちゅうしの日は、
みんなで読しょのじかんです。
173吾輩は名無しである:03/05/04 10:45
心配すな、
世界一本読まないなのは
日本の学生とサラリーマン
ってこった。
174吾輩は名無しである:03/05/04 12:15
サッカーは雨で中止にはならないけどさ…
まあ、>>173には同意かな。雑誌ばっか読んでるね、皆。
175吾輩は名無しである:03/05/04 13:16
識字率はトップなのにな。
176吾輩は名無しである:03/05/05 19:53
前からタイトルが気になってるのだけれど、『亡き王子のためのハバーナ』って
誰か読んだ方いますか?
177吾輩は名無しである:03/05/05 21:32
世界週末戦争は確かに分厚い。
でも、そこでひるんではもったいない。
物語に入り込むのにちょっと苦労したが、いったん入ってしまうととまらなくなった。

亡き王子のためのハバーナはこれまで読んだラテアメ文学のなかでベスト5に入ります。
178吾輩は名無しである:03/05/05 21:35
亡き王子のためのバーナナ

不審な・・・・・・感じ!
179吾輩は名無しである:03/05/06 01:39
>>177

あれも分厚いね。あと「ボマルツォ公の回想」も分厚い。
でもおそらく一番分厚い「我らの大地」は未だ未訳な罠。
180176:03/05/06 20:08
>177
レスどうも。ハバーナ、今度見かけたら買ってみます。
181吾輩は名無しである:03/05/06 21:54
あ、そーいや、マルケスのコレラの時代の愛とかって
いったい何時になったら翻訳でるの??
182吾輩は名無しである:03/05/10 18:27
しかし、「亡き王子〜」の文学性って、いまいちわからないんだよね。所詮はただの
性愛小説って見方もあるわけだし。
183吾輩は名無しである:03/05/10 19:55
ハバーナって映画館出たり入ったりするやつだっけ?
184838:03/05/15 22:05
  
  
  
  もうネタ切れ?・・・ (´・ω・)
185吾輩は名無しである:03/05/16 12:49
>亡き王子のためのハバーナ

ラヴェルの「亡き王女のためのパヴァーヌ」とは
関係あるのですか。邦題にしたときの遊び心?
186 :03/05/18 01:12
ラベル
Pavane pour une infante d伺unte
カブレラ=インファンテ
Havana para un infante difunto

明らかに意図が感じられる題名です。
187吾輩は名無しである:03/05/18 19:51
>>181
予告された〜の後日譚だっけ?
英訳出てたんじゃない? そっちのが早いかも。
188吾輩は名無しである:03/05/18 21:26
>>187

>予告された〜の後日譚
かどうかは知らないけど、
結構な大作で、「百孤」「族長」に匹敵する
傑作ってふれこみだった気が・・・

(*注 私は英訳は読めません・・・)
189吾輩は名無しである:03/05/18 21:28
あと、随分前に鼓氏か野谷氏が翻訳に取りかかってる
って読んだ覚えはありますた・・・
190吾輩は名無しである:03/05/18 22:59
>>186
サンクスです。
原題からパロっていたんだ。
でも、中身は関係なさそうですね。
191いんちき信吉:03/05/19 21:48
ラテンアメリカ文学のスレッド立ちましたね。
前スレを見て、自分が立てておきながら、あまり書き込んで
いないことに気づく・・・


ラテンアメリカ文学が、新しい形式を次々に
生み出している所に私は惹かれるのですが、
(要するに、前衛的ってことなんですが)
形式的には新しくても、その中の人間関係は、割と
ありがちな人間関係だったりすると思います。

例えば、フエンテスの「脱皮」の中の、男女の関係。
理屈っぽい男と、それをからかう女。不倫の形もありがちなパターンな
気がします。

「ラ・カテドラルの対話」の中の、主人公と、大学の同級生の女性と、
活動家の恋のライバルの三角関係。

ドノソの「赤い唇」の人間関係も。
(あまりドノソは読んでいないが)

あまりにもステレオタイプすぎる人間関係だと私には思えるのですが、
これって、何か理由があると思いますか?
普通の人間関係を新しい形式で描いているだけなのでしょうか。

(コルタサルは、人間関係がステレオタイプだとは思わないけど)
192一応つっこんどく:03/05/19 22:41
>ドノソの「赤い唇」

はぁ?
193吾輩は名無しである:03/05/20 07:20
ピエール・メナールの「ドン・キホーテ」?

ハァ?
194吾輩は名無しである:03/05/20 09:12
赤い唇はプイグだな。
193の書き込みは何が言いたいんだろう
195吾輩は名無しである:03/05/20 20:14
ボルヘスだろ
196吾輩は名無しである:03/05/21 17:31
河出のラテンアメリカ怪談集を手に入れたから今から読むよ。
他のアンソロとかで読んだのもだいぶあるけど、面白い作品を再読というのも楽しいしネ。
読んだことないのだと、ムヒカ=ライネスの吸血鬼がおもしろそう。

>>191
『赤い唇』は物語を引っ張るために敢えて陳腐なメロドラマを採用してるような気がする。
語りがわりとあっちこっちに行くから、分かり易いメロドラマのおかげで最後まで面白く読めたよ。
197吾輩は名無しである:03/05/21 23:35
ラテンアメリカ怪談集は、アンデルソン=インベルの『魔法の書』もおもしろい。

ま、圧巻は巻末の凍え死ぬような一人芝居だがw
198吾輩は名無しである:03/05/21 23:53
>>191
プイグのは大体そんな感じでつね。

>ラテンアメリカ文学が、新しい形式を次々に
>生み出している
んじゃなくて、既存の新しい形式を自在に操りつつ
物語性も豊かだから(だったから)広く受け入れたの。
199吾輩は名無しである:03/05/22 02:20
>ま、圧巻は巻末の凍え死ぬような一人芝居だがw

ぎゃ!(楳図フォント)
なんだ、このデタラメの一歩むこうの罪深え一人芝居は。

『魔法の書』は中島敦の『文字禍』を思い出します。
あと、ボルヘス『砂の本』。
二段組とか三段組の難しい本を半分寝ながら読んでるときって
こんな気持ちなんだろうな。
200吾輩は名無しである:03/05/22 02:42
ところで、昨日、今日、明日とラテンアメリカ史特集をNHKで深夜・再放送し
てるが、けっこうおもろい(タレントはつまらんが)
昨日はインカ、アステカ、マヤの話。
今日は近代史で、今、ガウチョの話やってる。文学史はやるかなー?
201吾輩は名無しである:03/05/22 10:36
>>199
ああ、中島敦とボルヘスには共通するものがあるかも。
ボルヘス>中島敦>魔法の書
て感じかな。質じゃなくて、迷宮の入り組み方が。

ラテンアメリカ史特集みのがしたーっ。
世界直送TVってやつ?>200
202吾輩は名無しである:03/05/22 14:38
文字禍かあ。自分も中島敦好きだけど
そういえば共通するものがあるね。

関係ないけど、数年前ハバナに行った時
旧市街のアレッホ・カルペンティエール・センターを覗いたら
サンリオ文庫版が展示してあって、なんか感慨深かった。
サンリオ文庫という存在自体が今となっては何かの夢のよう
というか、よくできた都市伝説みたいに感じるなあ。
203吾輩は名無しである:03/05/22 23:54
ラテンアメリカという土地柄が土俗的な世界とプチ・ヨーロッパ都市としての世界の二面性を確立し得たというのはわかりますが、
ここまで作品の形式=物語レベルにまで意識的になったのはどうしてなのでしょうかね。

ところでフエンテスというのは名の知られた作家の中では比較的わかり難い部類に属すると思うのですが・・・・・・
ボルヘスやコルタサルのようにギミックがあるわけでもなく、マルケスのようなダイナミズムがあるわけでもない。
私にはいまいちわからないのですが、好きな方いらっしゃいます?
204政治家にはだまされるなー!!有事法制反対!!:03/05/23 00:07
有事法制(戦争法)は必要ありません!!!

有事法制ができて、得する人たち(その理由)
1、日本政府  ―軍事的にアメリカ政府に良く思われる。市民の行動を監視し、命令どおりに従わせることができる。
2、アメリカ政府―アメリカが気に入らない国を攻撃するときに、日本に軍事的、経済的支援してもらえる。
3、政治家   ―アジアに対する軍事的支配を実現させる。愛国心をあおって、政治家としての地位を確実なものにする。
4、自衛隊   ―有りあまる武器を実戦で使うことができる。戦争ができる。

有事法制ができて、損する人たち(その理由)
1、日本国民  ―市民は日常生活における自由を制限され、財産は国家の所有物と化す。
           戦争に協力しなかったり、反対すると犯罪になり、懲役や罰金が科せられることもある。
           自分の家が軍事戦略的に邪魔なときは、没収、解体される。
           医療現場では兵士が優先的に治療され、市民は後回しにされる。
2、アジア    ―軍事大国である日本が、軍事的にアジアを威嚇することになり、アジア全体に軍事武装強化の動きが強まる。
3、世界     ―9.11以降、世界的に軍事的な緊張が高まるなか、さらに戦争やテロに依存する傾向が強まる。
4、平和にとって―話し合いによって進めてきた過去の平和外交を大きく否定することになる。

どちらでもない
1、北朝鮮   ―日本を攻撃する理由はない。戦争するための軍備も金も、資源も食糧もない。
            有事法制は北朝鮮に対して、軍事的に大きく刺激してしまうことになる。   

有事法制ができてしまうと、市民の人権や、生活の自由は大きく制限される。
有事法制は、国を守って市民を守らないものだという事を政治家が言っている。
北朝鮮は全然、戦争する気はないのだが、
北朝鮮問題を利用して、知らないに国会では、政治家や日本政府、アメリカ政府や
自衛隊などの権力者のための法律を作ろうとしています。
(武力に頼らない)本当の平和のために、市民の自由のために
有事法制は反対だ!と声を上げていきましょう!!!!!!!
もう、政治家にダマサレていてはダメ!!!!!!!!!!!
205吾輩は名無しである:03/05/23 12:56
スペイン語自体が、外から持ち込まれたものだからじゃないかな。
書くときに使用する言語について特に意識的である作家には、ナボコフなんかも
いるけど。
206吾輩は名無しである:03/05/24 00:47
>>202
サンリオ文庫 (・∀・)イイ!!(←オサーン根拠)
207 ◆uaYejoOYtk :03/05/24 22:26
パスの弓と竪琴が好きです。けっきょくは音韻なんだよな、て感じで
208吾輩は名無しである:03/05/25 03:13
確か、カルペンティエールの「バロック協奏曲」も、サンリオ文庫だったなあ。
209吾輩は名無しである:03/05/25 17:21
マルケス、マンセー、あげ
210吾輩は名無しである:03/05/25 23:01
>>208

もう一冊は「この世の王国」ね。
211吾輩は名無しである:03/05/27 19:28
「夜のみだらな鳥」読み終わったのだが、
これはラテンアメリカ版の「ドグラマグラ」だったのですね…
気が変になりそう。
212borobudur ◆V71rK62RAc :03/05/27 21:05
大佐に手紙は来ない
歯切れのいい文章が良い。独特の描写も良い。
軍鶏を育てることに執着するのはなにかの寓意かな。
213山崎渉:03/05/28 08:57
     ∧_∧
ピュ.ー (  ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。
  =〔~∪ ̄ ̄〕
  = ◎――◎                      山崎渉
214吾輩は名無しである:03/05/29 01:08
あげ
215いんちき信吉:03/05/31 18:04
フエンテスは好きです。



ボルヘスとは確かに違いますね。
フエンテスも、ボルヘスには敵わないけれども、
博学ですが、知識に対する認識が違うのだと思います。
知識によって作品世界を構成するというよりも、小説の中で、ヨーロッパの
文明を批判的に検討しているのかな、と思います。
歴史観の話が多い気がする。

幻想性も、部分的にあると思います。
「脱皮」の最後の部分とか。
ヒッピーにリンチにされる所と、精神病院のところ。

それから、
私は、フエンテスの官能描写が好きです。
216あぼーん:あぼーん
あぼーん
217吾輩は名無しである:03/05/31 18:57
板違いの質問で恐縮ですがボルヘスとアストル・ピアソラが共演している
CD(共演といってもボルヘスの書き下ろしテキストにピアソラが作曲した
もの)を聴いた方いらっしゃいますか?よろしければ感想など教えてくだ
さい。
218borobudur ◆V71rK62RAc :03/05/31 20:12
>>217
確かピアソラの企画物に入ってたのを以前聞きましたが忘れました。
今度確認してみます。ボルヘスはタンゴが好きだったようで。
219吾輩は名無しである:03/06/01 17:01
鬼畜芸人スマイリー菊地」最強




220吾輩は名無しである:03/06/01 18:57
いままでトルストイやセルバンテスばっかり読んでる俺。

最近、ガルシア・マルケスの「百年の孤独」がよみたくなったんですけど。

どうしたらいい?
221吾輩は名無しである:03/06/01 19:00
どうしたらいい?って・・・
読めばいいじゃん・・・
222borobudur ◆V71rK62RAc :03/06/01 20:48
政治や社会、文明に対して働きかける作家はけっこうわかりにくいです。
カルペンティエール、フェンテス、リョサなど。
マルケスはそこに幻想世界の構築という着物を着せたような感じがします。
223吾輩は名無しである:03/06/02 02:55
>222
カルペンティエルやリョサのどこが難解なのか、漏れとしては理解に苦しむなり。
ついでに言えば、マルケス『ママ・グランデの葬儀』収録の短編は、前二者より
難しい気がするしね。
224吾輩は名無しである:03/06/02 12:00
>>217
アストル・ピアソラ/ホルヘ・ルイス・ボルヘス 「エル・タンゴ」
かな。
ぐぐれば一発目だったけど。
ttp://www.culta.com/ethno/latin/piazzolla2.html
225吾輩は名無しである:03/06/02 17:57
たしか望月峰太郎の漫画に「人間以上」(だったっけ?)て本が出てたけどあれもラテンアメリカ文学?


226吾輩は名無しである:03/06/02 19:54
『人間以上』はシオドア・スタージョンというアメリカ人SF作家の作品。
石ノ森章太郎のサイボーグ009の元ネタ。
「あらゆるものの90%は(ry」のスタージョンの法則が有名。

ラテアメ文学に同題の作品があったかは寡聞にして知らない。
227吾輩は名無しである:03/06/03 10:33
人間以上は駕篭真太郎ですよ。

なんつって。どちらにしてもラテンアメリカとは関係ないね。
228吾輩は名無しである:03/06/11 01:08
パラディーソキタ──━━(゚∀゚)─━─━!!!!
229吾輩は名無しである:03/06/11 13:28
漏れはフォークナーとか中上が好きなんだよね。
つまりヘビーなノリがさ。
それでその系統でお決まりのマルケス「百年の孤独」を読んでる。
で、感想なんだが。
確かに話自体は面白いが、これがノーベル賞??
話が軽いね〜。
これがラテンのノリなのかな。
漏れにはいまいちです。
せっかくラテンの世界にきたので、ボルヘスに行ってきまーす。
230吾輩は名無しである:03/06/11 14:15
ノーベル賞は作品に与えられるものじゃない。
231吾輩は名無しである:03/06/11 15:23
愛する作品を「ラテンのノリ」「軽いね〜」と
かるーく一蹴され、傷ついてしまいますた(w
229は「戒厳令下チリ潜入記」でも読んだら?
232吾輩は名無しである:03/06/11 18:50
『族長の秋』や『ママグランデの葬儀』も読んで。
233吾輩は名無しである:03/06/11 20:41
>>229
そんなあなたにはホセ・ドノソ「夜のみだらな鳥」。
げっぷが出るほどラテンアメリカンなノリを堪能してきてください。途中下車不可。
つーか、そこでボルヘスに行くのはなんか違うだろう。
234吾輩は名無しである:03/06/11 20:55
>>229
中上読んでろよ
235吾輩は名無しである:03/06/11 22:26
>>229
勝手に期待して、その期待と違ってたからって
気軽にナメきった感想吐くから嫌われるんだよ。
いつまでもフォークナーと中上読んでてね。
236吾輩は名無しである:03/06/12 08:55
>>228
ホントだー--。ついにキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!!!。

http://www1.speednet.ne.jp/~ed-fuji/literature-sub.html
237236 :03/06/12 09:01
238吾輩は名無しである:03/06/12 15:13
マヌエル・プイグの「天使の恥部」好きだった。
プイグってドラマの脚本か何かも書いていたんだっけ?
作品もかなり俗っぽいところがあるけど、そこも好き。
239ixion ◆ySh2j8IPDg :03/06/12 15:28
『パラディソ』、本当に

キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!!!。

って感じだな、久しぶり。
240吾輩は名無しである:03/06/12 17:58
パラディソ
そんなに面白いのかと思って速攻アマゾン逝ったけど
まだ発売になってないのか?注文できませんですた。
皆さん西語や英語で読んでいるの? すごいよ…
241 :03/06/13 03:13
カルロス・フエンテス

La silla del Aguila
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!!!。

メキシコの政治小説みたい。
なぁんかレベル低いレスばっかだなぁw
まともに読んでる奴ぜんぜんいないじゃん。
覗いて損した。ではシュバッ≡
243吾輩は名無しである:03/06/17 08:10
やれやれ
244吾輩は名無しである:03/06/18 20:26
イザベル=アジェンデの作品って日本で
「精霊たちの家」「エバ・ルーナ」「エバ・ルーナのお話」
の他に訳されてる?
どうもこの三作品しか見かけないもので、
それ以外の小説読んでる人がいたら感想きかせてほしい。

あとどうでもいいけど映画「愛と精霊の家」は(´・ω・`)だめだこりゃ
イザベル自身も映像化には反対していたみたいなのに
なんでまた作っちゃったんだろうねアメリカは。
245吾輩は名無しである:03/06/18 22:25
イザベル=アジェンデは「パウラ 水泡なすもろき命」というのも訳されてる
246吾輩は名無しである:03/06/18 22:43
リョサの「若い小説家に宛てた手紙」読了age。
そのまま読むと解りやすい文学入門書だし、
リョサの作品を思い出しながら読むと
彼の創作にかける姿勢が窺えて一層おもしろいね。

ラテアメ小説の映画だと、マルケスの「エレンディラ」と
「予告されされた殺人の記録」は素晴らしかった。
特にエレンディラ、祖母の存在感が尋常じゃない。
「老いぼれグリンゴ」は面白かったのかなあ。
247吾輩は名無しである:03/06/18 23:01
緑の家の文庫版が100円であったのでゲットしました。
ラッキー?
248吾輩は名無しである:03/06/18 23:14
映画「予告された殺人の記録」公開当時に劇場に観に行きますた。
マルケス好きで、もちろん原作読んだから観たのに
劇場ではいい男達の顔とファッションと
コロニアル風のインテリアにばかり目を奪われ……(w
「エレンディラ」の美少女クラウディア・オハナは
坂本龍一と時計のCMに出ていましたね。きれいだった。
あと映画だと、ベルトルッチの「暗殺の森」がボルヘス原作。
プイグとか、激しく映像化しやすそうなんだけどなー。
249吾輩は名無しである:03/06/18 23:33
プイグといえば、「蜘蛛女のキス」じゃないのか
他の作品で良さそうなのがあるのか?
250吾輩は名無しである:03/06/19 00:31
>>245
おお、ありがd
早速探してみます。

それにしてもイザベル=アジェンデの子供たちは
毎晩彼女からお話を聞いていたのだから羨ましい限り。
251248:03/06/19 02:31
>>249
あっ、そうだったね。プイグはとっくに映画化されていた。
自分の推薦は「天使の恥部」
252吾輩は名無しである:03/06/19 05:54
ブラジルなど非スペイン系の文学を読みたいけど、参考になる入門書はありますか?
253吾輩は名無しである:03/06/19 15:41
アレックス・コックスの『デス&コンパス』、原作はボルヘスですね
スタイリッシュでカコイイ映画でした
254吾輩は名無しである:03/06/19 20:52
>>252
野谷先生の『ラテンにキスせよ』。
これ最強。
255252:03/06/19 23:42
>>254
どうもありがとう。絶版のようだけど、図書館とか探してみます。
256吾輩は名無しである:03/06/20 20:44
「百年の孤独」と「大地」(パール・バック)を両方読んだ人いる?
 かなり似てませんか?
 
257吾輩は名無しである:03/06/22 13:23
>>256
「大地」の方が先に書かれたのだから、マルケスの方がパクッテ+αのアレンジ
した感じだなw
 漏れは両方たいしたこと無いと思うがな。
258吾輩は名無しである:03/06/22 15:19
マルケスもバックもたいしたことないなんて、ずいぶんご立派な方ですね。
259吾輩は名無しである:03/06/22 18:00
>>256
この板にいるくらいだから、8割方は両方読んでるだろ。
            、 
           ) | 
         ( ノノ 
       , --" - 、 
スチャ    / 〃.,、   ヽ 
  ∧、   l ノ ノハヽ、  i 
/⌒ヽ\ i | l'┃ ┃〈リ  我々の要求は、沖縄県に対する皇民政策の処分だ
|( ● )| i\从|l、 _ヮ/从  明日米軍基地を爆破する。
\_ノ ^i |ハ  ∀ \ 
 |_|,-''iつl/  †/ ̄ ̄ ̄ ̄/
  [__|_|/〉 .__/ 魔 法 /__
   [ニニ〉\/____/ http://darkelf.dip.jp/doubt/okinawa.html
 
我々はこれ以上の共産主義化をすることはできない。
よって、我々の民主主義奪還を行うために政府に対し次の通り要求する。
1.沖縄県に対する皇民政策の処分
2.思いやり予算の撤廃
3.軍事基地の撤去交渉を米国と進める。
4.復興予算案の盛り込み
5.沖縄の議席数を現在の4倍以上に増やす。
261ななしさん:03/06/23 11:24
すみませんが、この英語訳せる人いませんか?おねがいします。

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Delivery to the following recipients failed.
262あぼーん:あぼーん
あぼーん
263あぼーん:あぼーん
あぼーん
264あぼーん:あぼーん
あぼーん
265吾輩は名無しである:03/06/23 12:23
>>259
わけわからん根拠だな。
シネヨ
266吾輩は名無しである:03/06/23 15:35
>>258
ほんと。中上やフォークナーの方が文学として上等だよね!(藁
267吾輩は名無しである:03/06/23 22:37
>>266

フォークナーはともかく
中上より下は無いだろ(w
268吾輩は名無しである:03/06/24 07:58
Googleで「帝京 事件」と検索すると・・

http://www.google.com/search?hl=ja&inlang=ja&ie=EUC-JP&oe=euc-jp&q=%C4%EB%B5%FE%A1%A1%BB%F6%B7%EF&lr=

検索結果5200件。
いきなり銃撃ときて、その後も結核集団感染、大学による悪意のある投書、ラグビー部レイプ、エイズetcと続く。
さすが低狂グループ、最狂です。

低凶グループ過去の犯罪特集
http://choco.2ch.net/news/kako/1015/10154/1015445145.html

この後にも沖永総長の脱税、低凶OBの織田無道の宗教法人乗っ取り事件などが起こる
269吾輩は名無しである:03/06/24 20:01
>>265
マジでこの板にいる資格ないぞ、オマエw
270吾輩は名無しである:03/07/04 22:07
¡Arriba!
271吾輩は名無しである:03/07/04 22:11
羅手ん?
272UAYE ◆uaYejoOYtk :03/07/09 02:48
オクタビオ・パスが好きな人、情報ください
273吾輩は名無しである:03/07/10 17:47
オクタビオ・パスかー。読んだことないなー。現代企画社から、パスの詩論みたい
な本が出てたの、本屋で見かけたことあるけど。
274吾輩は名無しである:03/07/10 18:19
>>271
情報っていわれても、なんのだよ(w
275274:03/07/10 18:20
誤爆スマソ
>>272
276吾輩は名無しである:03/07/10 19:17
>272
「美大」の人は、『マルセル・デュシャン論』読みましたかな?
「彼女の独身者たちによって裸にされた花嫁、さえも」の作品を
解いている。装丁がエロくていいです。

ああ、デュシャンのあの覗き穴のある美術館に行ってみたいなー。
フィラデルフィアだったか。
277UAYE ◆uaYejoOYtk :03/07/11 00:10
>>276
デュシャンですか。便器のアートとか、れいの「解決はない…」とかいう箴言
しか知りません、不勉強ですが。
パスが評論書いてるんですね。読みたいなあ。「彼女の独身者たちによって…」
に関してもうちょっと詳しい解説いただけますか?

僕がパスを好きなのは「弓と竪琴」(ちくま文庫)で、言語に対する斬新な
切り口を見せてくれたからです。詩人、結局「言葉」をただの物理的な空気の
振動にまで還元して、意味はそれが彷彿とさせる暗喩だとまで言い切ってる。
これは痛快に唯物的な言語観です。
パスの論って、すぐ身体的な感覚に降りて行けるから好き。

そういうパスの読み方をしているから芸術論みたいな抽象的な論を、詩人がどう展開
しているのか気になります。
人によっては「芸術」を論ずるのがどうして抽象なんだ、と言われるかもしんない
けど、彼の徹底して身体的な音韻論を読んだあとでは、いきおいそう感じてしまう
んですね。

パスは、肌が合う感じなので、全著作かならず読みたいです。
278吾輩は名無しである:03/07/11 11:50
>>277
とりあえず書肆山田から『太陽と鶯』とか出てるす。
詩は現代詩文庫あたりのが書店に並んだままになってるから手に入りやすいはず。
書誌データならamazonとかオンライン書店で検索かけてみれば?
279吾輩は名無しである:03/07/11 14:10
フェンテスの『誕生日』読みたいのだが、
日本語訳が出てない模様。
英訳をアマゾンで検索したのだけど、
どれなのかわからない。

どの本に入っているかわかる人、教えて下さい。
よろしくです。
280吾輩は名無しである:03/07/11 19:51
>279
アマゾンで「フェンテス」と「バースデー」入れれば出てくると思いますが、
1988年にFarrar Straus&Girouxで出版された『Holly Place and Birthday』
という2編抱き合わせの本が品切れです。
『Terra Nostra』というのの英訳が出たみたいですね。

ttp://www.centerforbookculture.org/dalkey/backlist/fuentes.html#Terra%20Nostra

ixion氏が別スレで米国の国書刊行会と言っていた出版社。
そのサイト内の作家インタビューにフェンテスのもありました。やや古いけど。

>277
美大の院生でデュシャン知らんのは困ったちゃん。日本画専攻で花鳥を
描いているんかいw?
とまあ意地悪はやめて、スズキコージが出入りする店が、池袋にあるよ。
入り口にも中にも作品がある。あの人、東欧やバリもいいが、ラテアメ
小説の表紙が似合うのに…。なかったんじゃないかな?


デュシャン作品は、そのタイトルでも分かる通り、タイトルをはぎとった
ところでは成立しない芸術で、パスはこれらタブローをテクストとして
コンポジションごとに解読していったりするわけです。
デュシャンの先駆者としてパスはマラルメを挙げ、マラルメの宇宙に
おいて偶然が演じる役割はユーモア、メタ・アイロニーであり、メタ・
アイロニーがデュシャンの宇宙も引き上げたと書いている。
ふたりの主題は批判、たず自己を破壊し、たず更新される「観念」だ
…ってな感じの現代美術論です。デュシャンはぱたっと制作をやめ、
チェスを打ちつづける自分をアートにしてしまったところがカコイイです。
281279:03/07/11 21:31
>>280
サンクスです。
アンデスの風叢書から鼓直訳で出る予定だった
みたいですね、『誕生日』。
でも、頓挫した模様。この叢書自体、見かけませんものね。

フェンテスの作品集(英訳)とかに入ってないものでしょうか?
282UAYE ◆uaYejoOYtk :03/07/11 23:01
>280
美大じゃないです、けっこうあこがれはあるんですけど。
パスのデュシャン解読は難解そうですね。「弓と竪琴」も
わかるとこだけ読み飛ばしたって感じなんで、パスの
論すべてに対して理解し共感しているわけじゃないんですよ。

マラルメからデュシャンにいたる系譜については、それ自体
僕が知らないので詩人の本意は汲み取れないでしょうが、
シロウトに許されるような拾い読みでも、充分価値はあるかな
とか思ってます。
283いんちき:03/07/12 21:21
パスの評論しかよんだことがないのですが、
翻訳のせいかもしれないけど、
「のだ」「である」というような語尾が多くて、
文章に美しさを感じません。また、文章の全体を荒々しく感じてしまいます。
284吾輩は名無しである:03/07/12 23:02
パスのデュシャン論ってあんまり面白くなかった記憶が…。

デュシャンの最良の解釈はデュシャン自身のインタビュー…
などと振り逃げしてみるか。
285吾輩は名無しである:03/07/13 18:26
age
286280:03/07/13 20:39
デュシャン論をいろいろ読んでいるわけではないから、美術評論としての
価値はよく分からない。購入したときは、マラルメやアポリネールの名が
出てきているのが面白そうだと手に取った。
「アート」の先駆に詩人を挙げるという読み解きが面白くて、結構夢中で
読んだ記憶はある。ただ正直、これをきっかけに小説も読んでみようかと
いう気にまではならなかったというのも確かだw。官能的に書かれていなさ
そうだな、という先入観をもってしまったから。
言語に対するこだわりには、ヨーロッパにおけるエーコみたいな位置を
占めているというイメージがある。
ノーベル賞作家だしね、小説読んだ人の書き込み、希望。
287吾輩は名無しである:03/07/14 21:23
 (゚д゚) 詩人だろ、小説なんかあんのか?
288吾輩は名無しである:03/07/14 22:20
>287
ごめーん。
字がいっぱい詰まった邦訳本が何冊か出ていたようなので
てっきり小説かと思い込んでいたら、エッセイとかやっぱり
評論みたいなものだけなんだね。
289UAYE ◆uaYejoOYtk :03/07/14 23:20
メキシコとか好きなんすよねー。オレ。
でパス読んだら、なんか埃っぽいメキシコの風景を生で見ているような感じがして。
ラテアメ全般に言えることだけど、なんか、どう言ったらいいんだろうねこの
感じは。ドロドロフワフワってか。ネオバロックの濃厚さ。
かといってバリとか東南アジアみたいな癒し系でもないし。
290吾輩は名無しである:03/07/15 02:56
「鷲か太陽か」に、短編なら幾つか収録されてる。
291山崎 渉:03/07/15 08:55

 __∧_∧_
 |(  ^^ )| <寝るぽ(^^)
 |\⌒⌒⌒\
 \ |⌒⌒⌒~|         山崎渉
   ~ ̄ ̄ ̄ ̄
292吾輩は名無しである:03/07/16 02:59
山崎対策上げ
293281:03/07/16 03:09

 __∧_∧_
 |(  -- )| <永遠に寝るぼ、迷惑ばかりかけた
 |\⌒⌒⌒\
 \ |⌒⌒⌒~|         
   ~ ̄ ̄ ̄ ̄


294UAYE ◆uaYejoOYtk :03/07/16 22:49
>>293
「寝るぼ」じゃなくて「寝るぽ」なのでは
295吾輩は名無しである:03/07/17 00:33
『百年の孤独』の中の42の矛盾と6つの大きな間違い、
というのを何方かに教えていただきたいのですが
296吾輩は名無しである:03/07/24 11:08
¡Arriba!
297吾輩は名無しである:03/07/24 13:15
>>296
あれっと思ったが、よくみるとiで代用してるんだなw
298吾輩は名無しである:03/07/24 19:24
アレナスは人気ないのか…
299吾輩は名無しである:03/07/24 23:36
アヌスはどう?
300CHKN ◆uaYejoOYtk :03/07/25 20:08
>297
¡
¡で出るんじゃん?ieだけだけど
301吾輩は名無しである:03/07/26 01:53
>298
レイナルド・アレナス?(ブラウリオ・アレナスだったら読んだ事ないけど)
好きですよ。
「めくるめく世界」の荒唐無稽さはお見事としか言い様がなく
「夜になる前に」には人の命そのものが詰まってる感じだし。
302あぼーん:あぼーん
あぼーん
303吾輩は名無しである:03/07/26 03:15
ブラウリオ・アレナスはよい。あのシュールレアリスティックな美しさがなんとも
言えない。
304吾輩は名無しである:03/07/26 19:16
安部公房が、「百年の孤独」を誉めてたので読んでみました。
感想:ウルスラ長生きし過ぎ!
305吾輩は名無しである:03/07/26 19:26
ま、まずしい感想だな……
306吾輩は名無しである:03/07/28 00:32
「百年の孤独」読みにくかったのは訳のせい?それとも原文もかな?
スペイン語得意な人感想キボー!
307吾輩は名無しである:03/07/28 21:57
>>306
自分のオツムが足りないのかも、なんて考慮はないのか?
鼓訳が良訳とは思わんが、この程度で読み難いとは感じないけどな。
308吾輩は名無しである:03/07/29 21:07
>>306
すごく読みやすかったよ。ラテンアメリカ文学なんて読んだ事がなかったのに、
するすると読めた。ちなみに旧版。
309吾輩は名無しである:03/07/29 22:46
原典は永遠の名作、鼓訳も名訳。
しかも読みやすい。読了するのは少々大変だが。
ラテアメものでこれより読みやすいのっていったら
プイグの諸作くらいしか無いぞ (゚д゚)
310吾輩は名無しである:03/07/31 00:56
ペドロ・パラモなんかの方がいくらか読みやすかったな。
311sage:03/08/01 13:23
はじめてこの板来たらこんなすれが。
昨年ペルーへ行ったとき泊まった宿に百年の孤独があってんで
読んでみたらむちゃくちゃ面白かった。
ゲラゲラ笑いながらなきそうになりながらよみました。
312吾輩は名無しである:03/08/01 16:25
>>311
原書で読んだの?それとも日本人が置いていった和訳本?
どっちにしても初読には楽しそうなシチュエーションだね。
>ゲラゲラ笑いながらなきそうになりながらよみました
これ、すごくわかります。
313山崎 渉:03/08/01 23:53
(^^)
314吾輩は名無しである:03/08/03 21:21
>>308
私も旧版の方が好き。
同じ鼓さんなのにどうしてわざわざ新版なんぞ出したんだろう。
315吾輩は名無しである:03/08/04 00:04
 
え?
旧版と新版とでそんなに違うの!?
316吾輩は名無しである:03/08/04 03:36
新版についている家系図はいらないと思った。気持ちはわかるけど、
そんなものを見ずに、素で読む方が面白いと思う。再読のときには
あったほうがいいかなあと思うけど。
317吾輩は名無しである:03/08/04 07:57
家系図は英訳本に付いてたからじゃないかなぁ・・・
318sage:03/08/04 12:16
>>312
水色の和訳本でした。
最近「猫のゆりかご」読んだら同じ臭いがしました。
319ちょいワリコミごめん:03/08/05 16:30
生ロベカル、生ロナウド見たのでageた
はずれもののベッカムにロベカルはやさしかった
やっぱブラジルってサッカーだけ?
ブラジルのイケル作家っていないですかあ?
320吾輩は名無しである:03/08/05 17:11
>319
サンバやボサノバ、コーヒー豆もありますが。
>319
まさかキミ、レアルマドリッドの
たった1時間の練習のために
4万5000人でうめつくされた
ドームに何千円か払って行ったの?
オレも行ったけど
322吾輩は名無しである:03/08/05 22:28
>319

ラテアメ文学 = スペイン語圏ラテンアメリカ文学

だよ(w
323吾輩は名無しである:03/08/05 22:57
>>319
ギマランエス・ローザの「大いなる奥地」とか・・・。
というかそれしか思い浮かばないです。
324吾輩は名無しである:03/08/06 00:02
ぽるとがる語ってOKでしょ?
ロナウド太ったネ
325あぼーん:あぼーん
あぼーん
326ミステリ板住人:03/08/12 22:54
マルケス久々にガルシア=マルケスのネタでも行こうぜ。

昨日(8月11日)の讀賣新聞夕刊「JOURNEY名作」という連載記事に、
ガルシア=マルケスの故郷アラカタカ(コロンビア北部の町)が紹介されていた。
「百年の孤独」の舞台マコンドのモデルになった町である。
記事中に、マルケスの生家には、「百年の孤独」を愛する世界中のファンが連日訪れ、
一日中、生家にたたずむ観光客もいる、とあるが、このくだりを読んで思わず萎えた。
マルケスの作品は、赤毛のアンや大草原の小さな家じゃないちゅーの。
それにマコンドはマコンド、あくまで架空の町(そこが魅力なのだ)であり、
現実に存在するアラタカタという町とは、別ものなんだよな。

マルケスは、故郷の人々と確執があるようにも聞くし、
讀賣新聞は、前に確か同じ夕刊の「旅」という連載記事で、この点を指摘していたように思う。
のノーベル賞受賞決定時にも、町には、それを祝う鐘ひとつ鳴らなかったとか。
327吾輩は名無しである:03/08/14 20:31
『フリアとシナリオライター』は来月ほんとに出るんだろうか?
328山崎 渉:03/08/15 09:39
    (⌒V⌒)
   │ ^ ^ │<これからも僕を応援して下さいね(^^)。
  ⊂|    |つ
   (_)(_)                      山崎パン
329吾輩は名無しである:03/08/17 23:04
ラテンの季節ですね?
330吾輩は名無しである:03/08/18 01:54
ガルシア・マルケスを初めて読む場合、どの作品がおすすめですかね?
331吾輩は名無しである:03/08/18 01:56
フリアとシナリオライター  M・バルガス=リョサ著/野谷文昭訳

国書刊行会・09月25日・2,800円・ISBN:4336035989

現代ラテンアメリカを代表する作家、バルガス=リョサ。軽妙なユーモアと
諧謔をまじえつつ語られる、恋と芸術の青春グラフィティ。
http://www.honya-town.co.jp/servlet/jp.co.honya_town.p3.CMclipServlet?url=/UC/cgi-bin/UC01c010.exe%3Fweek%3D0%26genre%3D1
332吾輩は名無しである:03/08/18 01:56
マルケス読み始めたら、
結局百年の孤独に挑戦することになる。
はじめからそれに挑むのがいいかと。
333吾輩は名無しである:03/08/18 09:57
もうね、『フリアとシナリオライター』の邦訳発売、どれだけ待ったことやら。
334吾輩は名無しである:03/08/18 19:20
>330
このスレでは評判よくなさそうだが「愛その他の悪霊について」をお勧めしておく。
少女漫画ぽい切ない終わり方がよい。
335吾輩は名無しである:03/08/18 20:21
リョサだ!
336吾輩は名無しである:03/08/19 22:33
>>333

まったく、もう20年くらいなるよ(w
337吾輩は名無しである:03/08/19 23:52
>>332
>>334
ありがとうございます。チェックしてみます。
とりあえず、ブックオフにあった「族長の秋」を買いました。
338吾輩は名無しである:03/08/20 00:59
>>337

もう遅いかもしれんが、
だんぜん「百年の孤独」「エレンディラ」「族長の秋」の順
339吾輩は名無しである:03/08/20 08:51
ボルヘスの「伝奇集」を読んでみたら、えらい電波な内容でびびった。
あんな妄想がなんで評価されてんの?
340吾輩は名無しである:03/08/20 09:03
ラテンだから
341吾輩は名無しである:03/08/20 22:55
「都会と犬たち」をなぜ新潮社は文庫にしないのか??あんなに面白い本を
絶版にしてほっとくなんて許せん!
342吾輩は名無しである:03/08/20 23:03
1コの作品でそんなに怒ってたら体がもたないよ。新潮文庫。
343吾輩は名無しである:03/08/20 23:45
>>341
「百年の孤独」もしとらん
なんでや!
344吾輩は名無しである:03/08/20 23:57
東京では5月半ば以来、こちらの人格も変わるほどひどい長雨が
続いていたので、「マコンドかよ!」と毎日心の中で突っ込んでいた。
345吾輩は名無しである:03/08/21 00:05
「百年」は文庫は出す必要がない。
この本の名声はじゅうぶん高いので
ハードカバーしかない今の状態でもじゅうぶん売れるから。
346吾輩は名無しである:03/08/21 00:20
そういう作品こそ文庫化して、より普及させるのが
出版社の良心じゃないのかと思うが。
そういうわけにもいかんのかな。
と書いている自分は学生時代に一冊買い
行方知れずになったので最近また買い、さらに新訳も買ったアフォ
347吾輩は名無しである:03/08/21 22:54
新潮より、集英社がもっと頑張るべきだ。
ラテンアメリカ文学の文庫版。
失われた足跡とか老いぼれグリンゴとか絶版になってるんじゃないの?
348吾輩は名無しである:03/08/22 19:58
『夜のみだらな鳥』も絶版だよな。
349吾輩は名無しである:03/08/25 18:56
「族長の秋」って再販予定ないの?
単行本でも文庫でも。
マルケスは好きだから新品で欲しいもんで。
350吾輩は名無しである:03/08/26 00:03
マルケス『悪い時』っての買ったけど、これ面白いの?
351吾輩は名無しである:03/08/26 13:04
>『悪い時』
マルケスにしては地味だけど(特に『族長の秋』と比べると)、私は面白いと思う。
短篇『最近のある日』を膨らませたような話。
352吾輩は名無しである:03/09/10 23:48
あげ
353吾輩は名無しである:03/09/13 18:50
tgest
354吾輩は名無しである:03/09/13 18:51
映画「夜になるまえに」のラストで「ぼくはその子供だ・・・」っていう
詩が流れますが、これってアレナスの何ていう文章ですか?
教えてください!
355吾輩は名無しである:03/09/15 13:40
誰かしらない?
356林彪 ◆ZJMS.Joo8Q :03/09/15 17:57
亡き皇女のためのハバーナっておもしろいね
357吾輩は名無しである:03/09/15 21:26
なにそれ
358吾輩は名無しである:03/09/18 21:18
age
359吾輩は名無しである:03/09/20 18:55
オネッティの「はかない人生」を最近読みましたが、詰まらなかったです。
360吾輩は名無しである:03/09/22 01:34
そうかなあ。都市生活者の切ない感じが出てて、よかったけど。
361 ◆CRaxoB3keg :03/09/24 01:23
『理想の図書館』ラテンアメリカ文学のベスト10をリストアップ(順不同)

@『虐げられし人々』アスエラ
A『詩作品』ボルヘス
B『ルーベン・ダリオ読本』ダリオ
C『百年の孤独』ガルシア=マルケス
D『パラディソ』リマ
E『大いなる歌』ネルーダ
F『はかない人生』オネッティ
G『孤独の迷宮』パス
H『ペドロ・パラモ』ルルフォ
I『都会と犬ども』バルガス=リョサ

>>341
>>360
入ってるね。
>>356
『亡き王子のためのハバーナ』カブレラ=インファンテ
362吾輩は名無しである:03/09/24 10:20
10月4日は味の素スタジアムでFC東京サンバナイトです。
対戦相手は鹿島アントラーズ。
浅草サンバカーニバルでおなじみサンバチームが盛り上げる
ブラジリアン・ナイト。

みなさん、たまには本を置いて狂熱のダンス天国を
楽しみに出かけましょう。
363吾輩は名無しである:03/09/24 17:29
ラテンアメリカの小説は好きだけど、ラテンアメリカには絶対行きたくない。
という読者は自分以外にも居るんじゃろか。
364吾輩は名無しである:03/09/24 18:22
メキシコとかアルゼンチンとかブラジルとか、超行きたいですけど。
まあ治安は心配だけど、でも行けるなら行きたい。
365吾輩は名無しである:03/09/24 19:27
>>361
リョサはラ・カテドラルか世界終末戦争だしょ。
カルペンティエルやアストゥリアス、フエンテスもないのねえ。
366吾輩は名無しである :03/09/24 21:35
最近ラテンアメリカの小説にはまりました。
読んでると風景とか風とかがふうっと香ってきてよいです。
過酷な世界だと思うけど、行ってみたいかもと思いました。
というより、みょうに懐かしさを感じるというか、既視感があった。
もしかすると自分の前世はラテン人だったりして。
367吾輩は名無しである:03/09/25 00:47
>>361
「理想の図書館」って何?
国書あたりの新シリーズでしか?
368吾輩は名無しである:03/09/26 03:56
もう2chの力を借りるしかないようです。

作品のタイトルを教えていただきたいのです。
英訳を読んだので和訳があるかどうかはわかりません。
多分コルタサルかマルケスかどちらかかと思ったのですが...。

有る男性がホテルで滞在したところ、隣の部屋には
気のふれた女性が長期滞在していて、子供をあやしてる
ようなことを毎日している。で、最後にその男性が
子供の泣きまねを隣の部屋に聞こえるようにしたら
女性は奇声を上げて、次の日にはいなくなってた。

という話しです。結構前に読んだので自信がないですけど、
おおむねこんな話しだったと思います。

急に思い出して急にまた読みたくなったのですが、
サーチかけてもなかなか出てきません。
俺の中では"the next door"っていうタイトルだったかと
思ったのですが、ちがうみたいです。

どなたか助けて下さい。よろしくおねがいします。
369吾輩は名無しである:03/09/26 05:52
コルタサルが馬場で100円で売ってたがどうも買う気になれんかったなあ
370吾輩は名無しである:03/09/26 07:00
>>368
半年くらいまえにコルタサルの短編集『遊戯の終わり』で読んだ記憶が…。

というわけで、ググってみたところ「いまいましいドア」という作品らしい。
ttp://www.asahi-net.or.jp/~VW6Y-OOKM/cortazar/#translation
371吾輩は名無しである:03/09/26 12:11
>>370
あいりがとうございます。
たぶんそれで間違いないでしょう。
これで枕を高くして寝られます。

で、調べてみたところ、その本は入手困難のようですね...。
他の短編も好きなのがあるので、がんばって入手してようと思います。

ども。
372吾輩は名無しである:03/09/26 13:41
ガルシアマルケスの「誘拐」読んでコロンビアだけは行きたくねぇと思った。
面白かったけど。ドノソの「夜のみだらな鳥」ブックオフで600円でみっけた。
373吾輩は名無しである:03/09/26 16:33
ラテンアメリカものは、最近だとノンフィクションが結構出てるんで、
現実のラテンアメリカを知ってから出かけた方がよいと思われ。
つうか、日本人とか日系人がたくさん誘拐されてますよ。

>>369
コルタサルは買っとけ

>>371
図書館に行くとラテンアメリカものはよく置いてある。
大きい自治体なら取り寄せとか。
374吾輩は名無しである:03/09/26 20:04
ここで読んで、コルタサルの「遊戯の終り」を禿しく読んでみたくなり、いろいろ
調べたけど、なかなか無い本なんですね。こういう絶版の本を探すのには何がいい
のか途方に暮れました・・・アマゾンにも無く、神田でも行くかな。
375371:03/09/27 00:33
>>374
俺もがんばってしらべたんだけど、これくらいしか見つからない。
http://www.pandoras-box.jp/html/raten%20america/argentine/julio%20cortazar/final%20del%20juego.htm

ちょっと高い気もするし、状態Cですか...って感じで見送ってみる。

他の方、こってどんな感じでしょう?
あ〜、安く手にはいらないかなぁ。
てか誰か売って。といってみるt
376吾輩は名無しである:03/09/27 22:22
>>367
『理想の図書館』  ベルナール・ピヴォーほか編 パピルス
けっこういい編集。ちなみにラテアメで50選(−1)ある。
フランスで出版されている世界文学のブックガイド。
377吾輩は名無しである:03/09/28 13:50
アレナスって読まれてないのかなぁ
378367:03/09/28 22:07
>>376
どうもありがとう。すんげぇ読みたい。
大学の図書館においてるみたいなんで、早速借りてきます。
379吾輩は名無しである:03/10/05 22:47
「フリアとシナリオライター」出た?
380ごるごるもあ ◆753Z/RLFiY :03/10/06 21:24
■民主連立の7つの政権公約■
1.自衛隊は公安に統合し、軍事力を核技術へ移行します。
 海外の拉致被害者も、金正日に逮捕状を出して強制上陸します。
 (失敗したときは、迷わず核兵器を使用します。)
2.国連を再建し、日米安保の一極集中的なリスクを分散します。かつ、自衛隊を統合
 した公安がPKO活動に従事します。
3.国債赤字の解消のために、米国への依存型国家を脱却し、
 沖縄政府に非天皇制の共産経済特区を認定し、沖縄の国会議席数を4倍に増やします。
4.思想の自由競走を保護し、計画的な国民性を育てるために民放規制法案を成立し、
 有害なメディアの情報を法的に分類化し、放送時の情報危険度の明示を義務化します。
5.闇金・パチンコ等有害資本規制法案を成立し、過剰な広告や刺激から、精神的
 道徳を尊重します。
6.自国民の死刑制度を廃止し、新たな犯罪者の創出を予防する手段として、
 超法規的処置を審議する社会環境評議委員会を設置します。
7.義務教育における英語に、韓国語と中国語を加えて自由選択とし、海外で活躍する
 将来の人材の活動範囲を広げます。

旧自由党党首だった小沢一郎氏は「いかなる手段を尽くしても政権交代を成し遂げる
ことを誓う。自民政権を倒し、本物の本当の改革を断行する以外にない」と述べた。
http://darkelf.dip.jp/img/yuta2.jpg
381吾輩は名無しである:03/10/07 01:51
「緑の家」ツマンネ
382吾輩は名無しである:03/10/07 20:00
>>381
つまんなくねえよ!

次はラ・カテドラルの対話な。
その次に世界終末戦争。ちゃんと読んで報告してな。
383吾輩は名無しである:03/10/07 22:25
「緑の家」って時系列ばらばらにして読みにくくしてるだけだろ(ワラ
384あぼーん:あぼーん
あぼーん
385あぼーん:あぼーん
あぼーん
386吾輩は名無しである:03/10/12 21:50
「パンタレオン大尉」でリョサ初めて読んだんだけどおもろかった。
リョサのこれ以上のオススメ作品ありますか?
「世界終末戦争」以外で。あの分量はちと辛いんで。
387吾輩は名無しである:03/10/13 10:19
バルガス=リョサはまずこの2作オススメ
『都会と犬ども』
『緑の家』

次にこの3作
『世界終末戦争』
『ラ・カテドラルでの対話』
『密林の語り部』

そん次この3作
『官能の夢―ドン・リゴベルトの手帖』
『誰がパロミノ・モレーロを殺したか』
『若い小説家に宛てた手紙』

ただし『フリアとシナリオライター』邦訳出たらそれを先に
388吾輩は名無しである:03/10/14 00:06
>>387
リョサ好きですね。
今のところ、『ラ・カテドラルの対話』を投げ出している身としては
うらやましい。
スペイン語で読みたくて、目下のところ勉強中です。
389386:03/10/14 21:01
>387
ありがと。
とりあえず「緑の家」探してきまつ。
390吾輩は名無しである:03/10/14 21:37
世界終末戦争はかなりオススメなんだけどな。
絶対に損しないよ。読み始めさえすれば、分量のせいで
挫折することはまずないと思う。睡眠不足になるかもしれんが。
391吾輩は名無しである:03/10/15 00:25
おれ、10年前に新潮文庫で世界終末戦争見つけて買おう買おうと思ってるうちに誰
かに買われてそれ以来どこの本屋でも見かけない。これ、絶版になってないの?
リョサ読みたいんだけど。ちなみに緑の家も売ってない。
392吾輩は名無しである:03/10/15 01:02
>10年前に新潮文庫で世界終末戦争見つけて
文庫は出てない。絶版。
393吾輩は名無しである:03/10/15 20:22
古書店なら7、8000円はざらにつくよ。
10000円以上でもおかしくない。
絶版になってる。大きめの図書館にならあるでしょ。
394391:03/10/19 16:44
>>392
それなら『緑の家』の間違いかな。新潮文庫で見たのは覚えてるから。
しかし何で絶版にするのかな。ラテンアメリカ文学は日本ではマイナーで売れない
のか?
395吾輩は名無しである:03/10/19 19:05
80年代から90年台はじめにブームがあっていっぱい出てたんだけど
いつでも買えると思って油断していたらいつの間にか軒並み絶版。
396吾輩は名無しである:03/10/19 21:06
集英社文庫のコルタサル、カルペンティエル、ビオイ=カサーレスなども
今のうちに手に入れておいたほうが良いね
397吾輩は名無しである:03/10/19 22:05
石蹴り遊び、失われた足跡、あとビアスものだったか?
これらは書店からすでに消えていて増版されてないし、
事実上絶版と同じじゃないか?
実際、古書店では\1,000とか定価以上の額がついてるところもある。
398吾輩は名無しである:03/10/19 23:33
http://www.fukkan.com/vote.php3?no=12240
とりあえず、復刊希望。
399吾輩は名無しである:03/10/22 22:13
『緑の家』もう絶版かぁ。早いねえ。
新潮文庫ならまだあると思ってたが‥。
『石蹴り遊び』『失われた足跡』もない?
おいおいって感じだなぁ。

『世界終末戦争』は評価高いね。
雑誌リテレールの特集でも何人かこの本を愛読書に挙げてた。
400吾輩は名無しである:03/10/22 22:14
吾輩は名無しである
401吾輩は名無しである:03/10/22 22:15
402吾輩は名無しである:03/10/22 23:54
『石蹴り遊び』も絶版だ。
学生の頃は売ってたけど、絶版になるの早すぎ。
403吾輩は名無しである:03/10/23 00:27
みんなはどういうきっかけで読み始めた?
おれは高校の頃、筒井康孝がラテンアメリカ文学のことを書いてる本を読んでから。
『百年の孤独』を読んではまって以来好きだなあ。
404吾輩は名無しである:03/10/23 01:23
>>403
私もまったく同じパターン。
たしか筒井康隆が煮詰まっている時期に、
『海』の塙編集長(故人)に誘導されて
ラテンアメリカ文学に開眼したって話だよね。
それで突破口ができて、『虚人たち』とか書きだした。
405吾輩は名無しである:03/10/25 20:55
それにしても絶版多すぎ。なんとかならんかな。
406吾輩は名無しである:03/10/25 21:01
本当にどうにかしてほしい。特に集英社さん。
岩波のラテアメ物読んでさあ次は何を読もうかなとおもったらほぼ絶版だし。
しょうがないから国刊の遠い女注文しました。
407吾輩は名無しである:03/10/26 02:54
>絶版多すぎ
英語で嫁。
408吾輩は名無しである:03/10/26 17:22
日本語で読みてえんだよ。英語で読んで理解した気になってんのか?
全然別物。
409吾輩は名無しである:03/10/26 18:39
でも日本語訳も英訳を参考にしてたりするからなぁ・・・。
410吾輩は名無しである:03/10/29 01:26
ボルヘスの若い友人のビオイ=カサーレスも良いんでない?
411吾輩は名無しである:03/10/29 21:42
それも絶版で読めないだろ
412吾輩は名無しである:03/10/29 21:51
カサレスですか。モレルの発明は面白いですよ。僕は図書館で読みました。
ボルヘス系の哲学を援用したSFというところでしょうか。
豚の疝気もアマゾン中古で買いましたが、まだ読んでいません。
確かにラテンアメリカ文学を読みたいものにとってはつらい世の中になりましたね。
413吾輩は名無しである:03/10/30 22:54
>409
今はかなり翻訳のレベルも上がってきたみたいで
原書から直接和訳してるそうですよ。
20年位前までは西語→英語→日本語って
感じだったらしいですけど。
そんで原書からの和訳レベルを一気に
引き上げる引き金になったのがあの会田先生だそうです。
414梵葉豪豪豪:03/11/01 08:59
ビオイ=カサーレス『モレルの発明』はいいね。
在庫はあるから、俺みたく新刊で買って欲しいよ。後悔はさせないぜ。
(『脱獄計画』は勧めないが)

ボルヘスの『トゥレーン、ウクバール……』を読むと、彼とビオイの関係の有様
がうかがえ、微笑ましくなるな。
415吾輩は名無しである:03/11/02 22:32
ラテアメのペーパーバックなら、ちくまとか白水Uブックスとか
416吾輩は名無しである:03/11/03 23:16
ぼくはコルタサルが大好きなんですが、『石蹴り遊び』のなかで
何度か触れられている作家にロベルト・アルルト(Roberto Arlt)という
作家がいます。
でもこの作家の日本語訳は存在しないようで、英訳が手に入ることはAmazon
で確認できましたが、いったいどういう作家なんでしょうか?
ご存知の方がいらしたら教えてください。
417吾輩は名無しである:03/11/12 09:32
>>416
こんなHPがありました。
http://www.literatura.org/Arlt/Arlt.html

ロベルト・ゴッドフリード・クリストファーセン・アルルトは
移民プロシア人の父とイタリア人の母から1900年4月2日
にブエノスアイレスのバリオ・デ・フローレスに生まれた。
処女作『怒りの玩具』を1926年に出版。
それから日刊新聞『批判』と『世界』で執筆しはじめる。
日々のコラムである『ブエノスアイレス人のエッチング』は
1928年から1935年にかけて書かれ、後に同名の本が出版された。
ポン引き、ペテン師、殺し屋といった、現れてくるたくさんの
登場人物との親交を語って楽しんでいた。
『エッチング』シリーズは、時の流れとともにアルゼンチン文学の
古典の一つとなった。
同時に作家としての活動と同時に、アルルトは発明家として
成功することを常に考えていた。
ARNA(アルルトとナッカラッチにより)という会社を設立し、
俳優パスクアル・ナッカラッチが出資できた
わずかな資金でレヌスに小さな化学の実験室を作った。
商品化されなかったゴムで強化され、友人が「消防士のブーツに見える」
と言う靴下を含めた特許権を得ることになる。
1935年に『世界』誌に派遣されスペインとアフリカを訪れ,
『スペイン人のエッチング』を出版。しかし、この旅とブラジル、
チリへの幾度かの訪問以外は、ブエノスアイレスに留まり、
彼の人生はその小説、『七人の狂人』とその続編『火炎放射器』の
ようであった。
1942年7月26日、心臓発作のため、ブエノスアイレスで没した。
418417:03/11/12 09:40
>1935年に『世界』誌に派遣されスペインとアフリカを訪れ,

「誌」じゃなくて「紙」です。
419吾輩は名無しである:03/11/12 23:26
>>404

おいらもだよん ヽ(´ー`)ノ

(歳がばればれ)
420416:03/11/13 02:34
>>417さんへ
ありがとうございます!
翻訳までしていただいて感謝感激です。
なにしろRoberto Arltで検索してもスペイン語のページばかり引っかかるので
閉口していたところです。
ぼくはスペイン語がほとんど解読できないので。
『石蹴り遊び』を読んだときから、また、コルタサルが愛読している作家のひとり
としてアルルトを挙げているのを読んだときから、ぼくはアルルトをカフカのよう
な作家じゃないかと勝手に想像していましたが、訳してもらった文章を見るともっと
磊落な作家のようですね。
ぼくがWEBを検索してわかったことは、アルルトの情報はほとんどスペイン語である。
英語には有益な情報はほとんど無い。
ドイツ語にはあるようだが、読めないので意味が無い。
フランス語では、10冊近く翻訳されていて、アルルトを紹介しているページも
若干あるようです。
せっかくスペイン語のページを訳してもらったので、ぼくもフランスのAmazon
に掲載されていた記事をちょっと翻訳してみました。
『七人の狂人』に関する「クロニックと視点」というレビューです。
下記のURLが元記事です。
http://www.amazon.fr/exec/obidos/ASIN/2020159465/
421416:03/11/13 02:35
『七人の狂人』に関する「クロニックと視点」

フランス語に翻訳されるまで五十年以上の歳月を要したこの小説は、
その第二部の『火炎放射器』とともに、フリオ・コルタサルが序文で
呼ぶところの「ロベルト・アルルト」の傑作を成している。
この小説は、黙示録的な、そしてしばしば預言的なトーンのうえに
1930年代のブエノスアイレスとその底辺に蠢く、暗黒の社会層を
力強く活写している。
前書きで、翻訳者はこのオーストリア系ドイツ人の移民の息子、
アルルトの現代性と、その荒々しく、性急で、せかすような文体を
翻訳する難しさとを強調している。
アルルトはボルヘスとは正反対の人物だ、いわば南米の
ジャン・ジュネである。
読者はアルルトの作品に登場する錯乱した人物たち、すなわち
腐敗した社会の犠牲者たちを長く記憶にとどめることだろう。
422416:03/11/13 02:40
「ロベルト・アルルト」の傑作×
「ロベルト・アルルトの傑作」○
423吾輩は名無しである:03/11/13 09:38
>416&421
えらーいっ!
424吾輩は名無しである:03/11/13 10:00
ラテンアメリカ文学マンセーな学者って胡散臭いのが多い。
アノ人とか・・・
425417:03/11/13 10:52
12行目で「同時に」を2回使ってしまいましたw

>>416-420-421-422
おつかれです。

以前に野谷文昭先生の論文(orエッセイ)だったかで、
アルゼンチン文学はボルヘスとプイグを対の頂点とした菱形だという、
アルゼンチンの研究者の図式を紹介して、
ボルヘスの偉大さ故に、それを乗り越えることが重要で、
その意味で反ボルヘスの頂点に位置することができた
プイグは凄いというものを読んだことがあります。
このアルルトはどこに位置するのでしょうね。

『石蹴り遊び』はラテンアメリカの今の若者たちの間でも
バイブル的なところがあって、何章目が好きかという話題はよく出てくる
ように思います。大学生ぐらいだと好きな章を暗唱できるような
人も多いです。
416さんは何章目がお好きですか?
私は好き嫌いではないですが、単語が翻訳されていない章がありますよね。
何章か忘れてしまいましたが。あそこがとても気になります。
あの単語はスペイン語ではない造語らしく、
ただ響きがとてもエロティックに感じるそうです。
426吾輩は名無しである:03/11/13 11:01
まあどこでもそうだとは思うが、
おもろいのとつまらんのの差がありすぎて
「ラテンアメリカ文学」というブランドで
商売されると不利になる作家がいると思う。
427吾輩は名無しである:03/11/13 19:33
ところで「フリアとr」はどうなったのだ。
また10年待たされるのか
428吾輩は名無しである:03/11/13 20:15
「アジア文学」つって何カ国もまとめてひとくくりにされたら
たまんないからねぇ〜。日本国内だってピンキリなのに。

「ラテンアメリカ文学に興味ある」と言うことはできるし
訳す人、日本での出版をチョイスする人は同じなのだろうけど
結局は「いいものもある、悪いものもある」なのだなー。
429吾輩は名無しである:03/11/13 22:29
「ラテンアメリカ文学」というブランドは
主に「ブームの作家」の作品のことだろ
430416:03/11/14 03:41
>>417さん
今日はちょっと余裕がないので、>>425に対するレスは今週末くらいまで待って
ください。
かわりにと言ってはなんですが、コルタサルへのインタビュー(英語)を見つけた
ので、もしまだ読んだことがなかったら、どうぞ。
ぼくもまだちょっと読んだだけですが、アルルトのこともpopulist writersの
ひとりとしてキローガとともに、ボルヘスと対比させながら語っています。
コルタサル以外にも、ドノソ、フェンテス、プイグその他世界各国の作家たちへの
インタビューが英語で読めます。
http://www.centerforbookculture.org/interviews/index.html
431417:03/11/15 10:33
>>430
良い情報をありがとうございます。
アルルトの本はアルゼンチンの
エディトリアル・ロサーダ(Editorial Losada, S.A)
という出版社から出てるようです。
手許に『怒りの玩具』がありますが、
135ページの緑の枠に子供の横顔が描かれた薄い本で
書き出しは、

14才の頃、私に山賊小説の喜びと熱意の手ほどきをしたのは、
アンダルシア人の靴屋の老人で・・・

とあります。
Literatura bandoleresca
でググるとアルルトの他の作家もわかるかもしれません。
432416:03/11/16 03:54
>>425
ぼくがラテンアメリカ文学で好きなのは、コルタサルとプイグなんですよね。
もうほとんどこの二人に尽きると言ってもいいくらいです。
この二人はいわゆるラテンアメリカ文学とはちょっと傾向を異にしている感じが
ありますね。
ボルヘスもそうだと思いますが、ぼくはボルヘスはあまり好みではないので。
アルルトは読んでないけど、南米のジャン・ジュネか・・・英訳で読んでみるかな。
話を『石蹴り遊び』に戻すと、第何章が好きかという問いにすぐ思い浮かんだのが、
窓と窓との間に板を渡す場面です。
ちょっと調べてみたら、第41章ですね。
この場面が特に印象に残っているのは、ぼくが高所恐怖症であるからでもあると
思いますが、昔コルタサルへのあるインタビューを読んだところによれば、コルタサル
はまずあの場面を最初に書いたらしいですね。
そして、書いていく感触から、これは短篇じゃないぞ、っていうことで、長篇に
発展したそうです。
最初に『石蹴り遊び』を読んだときはまだ学生でしたから、文学的というより
かなりミーハー的読み方(笑 をしていて、マテ茶を買ってきて淹れたりして
楽しんでいました。
あと、パリが舞台の前半部のボヘミア的生活には憧れましたね。
ぼくは音楽が好きなんで、『石蹴り』に出てくるジェリー・ロール・モートンとか
ベッシー・スミスとか、初期のルイ・アームストロングとかもこの小説を読んで
初めて聴きました。
『石蹴り』のなかにジェリー・ロール・モートンの曲の歌詞が引用されていますけど、
とてもいいものですね。
娼婦が、街角に立ちつくしているのだけど、雨に濡れそぼって、靴の中までぐしゃぐしゃ
というような歌詞だったと思いますけど。
こう見てみると『石蹴り遊び』はぼくの生活全体に影響を与えていたような・・・って
大げさか(笑
ぼくは短篇作家としてのコルタサルに対して特に感嘆の念を惜しまないのですが、
長篇も『マヌエルの書』なんか何故邦訳が出ないのかと残念です。
433416:03/11/16 04:08
>>431
アルルトの本お持ちなんですね。
『怒りの玩具』というと処女作ですか。
読み終わったら感想教えてください。
山賊小説というのはスペイン文学伝統のピカレスク・ロマンのようなものでしょうか。
Literatura bandolerescaでググってみましたが、全てスペイン語のページ、
フランス語からの類推でしか、スペイン語はわからないので、つまりほとんど
わからなかった(笑
でもトップに表示されるページではかなり詳細にアルルトについて書かれている
ようですね。
>>432にちょっと付け足しですが、コルタサルはジャズはもちろん大好きなんだけど、
タンゴも好きだと言っていて、やっぱりアストル・ピアソラとか聴いていたのかな
と思いました。
ぼくはピアソラはもちろん好きなんだけど、ロベルト・ゴジェネチェなんかも好き
ですね。
これも『石蹴り遊び』の影響か・・・(笑
434416:03/11/16 04:29
超長文レス失礼。
435417:03/11/16 06:01
>>432-434
趣味と小説がぴったり一致した感じですね。
コルタサルの翻訳は、出せば売れそうな感じがしますよね。
山賊小説というか、山賊文学はギャングやマフィアの文学に近いのでは
ないかと思います。
私もピカレスクのようなものかと思い、知人に聞いてみましたが、
ピカレスクではないと言ってました。
どちらかというとギャングの小説みたいな感じだと説明されました。
ただ彼女はアルルトのことは知らなかったので、
自分で調べなければなりませんが。
『怒りの玩具』は最初のところをちょっと見てみましたが、
そんなに難しくなさそうだし、薄い本なので、
そのうちチャレンジしてみます。
436吾輩は名無しである:03/11/23 15:33
アジェンデは『精霊たちの家』と『パウラ』のどっちから読んだ方がいいですか?
後者は手元にあるのですが。
437吾輩は名無しである:03/11/24 08:47
『精霊』が先じゃないでしょうか?
438吾輩は名無しである:03/11/30 02:13
『緑の家』を手にいれた。読むのが楽しみです。
そのうち感想書きます。
439吾輩は名無しである:03/11/30 09:43
>>438
文庫ですが?ハードカバーですか?
440吾輩は名無しである:03/11/30 21:05
>>439
ハードカバーです。初版とかじゃないですが、定価以下で買えたので満足してます。
後は、『世界終末戦争』が欲しいので新潮社に復刊してほしい。
441吾輩は名無しである:03/12/01 09:50
>>440
ほんとに緑の本のやつですね。
『世界終末戦争』は西武線沿線の某古本屋で1200円で売ってたのを
見ました。しばらく前ですが。
買って値段釣り上げて売ろうかとか考えましたが、止めました。
442吾輩は名無しである:03/12/05 11:10
見つけたしはっとく。
ttp://www.criollismo.net/
443吾輩は名無しである:03/12/05 16:20
>>442
物凄く感謝!
続きはまだか〜
444吾輩は名無しである:03/12/06 18:44
熱愛中の男女が、愛を交わしつつ、蒸気となって消え失せるというプロット、
誰の何という作品か分かる方がいたら、お教えください。おながいします。
445吾輩は名無しである:03/12/09 22:08
こちらは杉山晃教授のページ
ttp://homepage1.nifty.com/akira-sugiyama/
446吾輩は名無しである:03/12/10 19:58
マルケスの作品でまだ翻訳されてないのって
「コレラの〜」とかっていうやつだけ?
447吾輩は名無しである:03/12/13 11:21
キューバのサルドゥイという作家の本を2冊読んだ。
わけわからんかった。それでも一応読了したおれって・・・
シュールレアリスムっぽいのかパタフィジックっぽいのか、
う〜ん、このサルドゥイって人一体何なんだろ。
448吾輩は名無しである:03/12/13 15:59
>>447
出版社とか教えて
449吾輩は名無しである:03/12/13 19:31
>>448
セベロ・サルドゥイで読んだのは
晶文社の『コブラ』と国書刊行会の『歌手たちはどこから』だよ。
450吾輩は名無しである:03/12/14 09:56
サルドゥイってテルケルとか言うグループの一員だったと思う。
俺も歌手達はどこから読んでみたけど
わけがわからんのですぐやめた。
451吾輩は名無しである:03/12/14 22:08
なにテルケルって
キューバの文学者のグループ?
452スナフキン@447:03/12/14 23:08
テルケルはソレルスらのフランスの文学グループ。
テルケルという雑誌を出していた。
サルドゥイはフランスで何人かの作家と交友があったらしい。
影響関係は不明ながら、サルドゥイの作品からは
ジャリ、ルーセルらの系列につながる雰囲気を感じなくもない。
訳者解説によるとサルドゥイは南米作家の中でも最も前衛的だとか。
453スナフキン:03/12/14 23:09
レイナルド・アレナス、カルペンティエル、カブレラ=インファンテなど
キューバには個性的な作家が何人かいてあなどれないね。
代表作『パラディソ』の邦訳が待たれるレサマ=リマもいるし。
おーい国書刊行会さんまだかーい?
カブレラ=インファンテの『三頭の淋しい虎』も未訳だー。
454吾輩は名無しである:03/12/14 23:58
うーん、ありがと。
そのあたり俺も心待ちしてます。
455吾輩は名無しである:03/12/24 12:48
>>361のリストによると『パラディソ』が5位とのことで傑作なのかな。
456吾輩は名無しである:03/12/29 09:57
「世界終末戦争」読みました。
期待して読んだんだけど、いまひとつ。
ガリレオ・ガルとか面白い登場人物はでてくるんだけど、
新聞記者が話の中心人物になったあたりからつまらなくなった。
戦場の描写も平面的で現実感がないし。メイラーの「裸者と死者」など
に比べると、劣る気がする。


リョサで一番面白かったのは「緑の家」。
これは最高。
457吾輩は名無しである:03/12/29 17:23
源ちゃんの終末戦争評によると
「リョサは本人が元気だ」
とのこと。
物語性はあるんだけど文章や構成が緩いものね。
だから、その分スンナリと読める。
458吾輩は名無しである:03/12/30 18:59
源ちゃんて誰?
459吾輩は名無しである:03/12/30 19:02
なんか知らんが、マルケスが自分の生涯を回想したような本が
英語で出てて、アメリカでベストセラーになってたでしょ。
日本語訳は出ないのかな。
460吾輩は名無しである:03/12/30 21:04
『ロサリオの鋏』ってなかなか面白い。今ちょうど半分読んだ。
461吾輩は名無しである:04/01/01 01:07
世界終末戦争<緑の家

こう評価する人って初めて聞いたよ。
有効回答数は20くらいだけど。

そんな人もいるんだねえ。
462吾輩は名無しである:04/01/01 08:51
そりゃーいるさ。
463いんちき新吉:04/01/01 15:00

カヌードスに集まる人一人一人の生い立ちは分かるんだが、
新興宗教に惹かれる本当の動機はよく分からない。

ジュレーマって、そんなに魅力的か?とかいろいろ思ったりする。

なんというか、上で書いたように、描写に現実感がない。
「緑の家」は、構成がコラージュっていうか、普通の時系列に従って
進む小説ではないからあまり気にならなかったが。
なんか本読んで資料集めて書いたって気がする。
翻訳が悪いのかもしれないが。
464吾輩は名無しである:04/01/10 15:01
アレナス読もうと思うんですけど、何読んだら良いですか
465推定少女ファン:04/01/10 15:06
これもナス
466吾輩は名無しである:04/01/10 15:56
>>464
めくるめく世界、でお願いします。

というか今簡単に入手できるのって限られてますよね。
俺、めくるめく世界、ハバナへの旅、夜になるまえに、3冊しか
持ってません。ほかも読みたいんですが。。。
467吾輩は名無しである:04/01/10 16:10
>>464
「夜明け前のセレスティーノ」は必読。安藤哲行の訳もいい。浅田彰や
星野智幸が絶賛してた一冊。
「めくるめく世界」は高橋源一郎が絶賛してたね。
あと自伝「夜になる前に」も作者や背景を知る上でいいよ。
いずれにしても日本語で読めるものはごく限られてるね。
468吾輩は名無しである:04/01/12 03:40
ユリイカのアレナス特集にも短篇が幾つか。
つーか、ペンタゴニアの続きまだぁ〜?
469吾輩は名無しである:04/01/19 21:44
みなさん、ありがとうございました。
470吾輩は名無しである:04/01/19 21:55
>>469
いえいえ、どういたしまして。
471吾輩は名無しである:04/01/21 20:10
カサレスの豚の戦記って面白いですか?
俺は意味わかりませんでした。
472吾輩は名無しである:04/01/22 18:31
シルビーナ・オカンポ(Silvina Ocampo)って作家の短篇を
たぶん2つくらいはこれまでに読んだと思うんだけれど
ちょっと昔から気になっていて・・・
473吾輩は名無しである:04/01/22 18:41
カサレスの豚の戦記つまらないってどっかで書いてあったけど
全然違う。これは面白い。恐怖とともに老人問題を考えられる小説だね。
今の日本でも老いぼれに関する問題があるだけあってよくわかる。
ぜひ読んで欲しい。
474吾輩は名無しである:04/01/26 18:10
カサレスの小説の女の大胆さは武田泰淳の女観と通じるものがある
475472:04/02/01 12:29
ビオイ=カサーレス『豚の戦記』は未読なので読んでみます。
シルビーナ・オカンポってビオイ=カサーレスの奥さんだったような気が・・・
476吾輩は名無しである:04/02/01 23:03
ようやく「族長の秋」を手に入れた。1200円。
477吾輩は名無しである:04/02/01 23:04
あっは、俺は100円でしたよ集英社文庫。
478吾輩は名無しである:04/02/01 23:06
豚の戦記に続いて
脱獄計画読んでる。
以前読んだモレルと感じが似ていて、豚の戦記がビオイの中ではかなり
異色であることがわかった。
でも「豚」の衝撃的な着想と、それを生かして社会を切り取る手腕
またサスペンスやロマンスなど通俗性をうまくからめた話の進め方はさすが!
479476:04/02/01 23:26
>477
いいなー。でもハードカバーだからしゃあないか。
箱もついてたし。
480吾輩は名無しである:04/02/05 05:19
春の祭典っておもしろいですか?
481吾輩は名無しである:04/02/15 21:15
ラテンアメリカ短編集の『航海者たち』っていうの面白いな
これってラテンアメリカ怪談集の吸血鬼書いてるのと同じ人みたいだね
このムヒカ・ライネスの王室年代記って出版されていないのかな?
なんか俺にとっては伝奇集以来の衝撃をうけそうなんだが
482吾輩は名無しである:04/02/17 09:30
ムヒカ=ライネスの長編は『ボマルツォ公の回想』しか訳されてない。
マンディアルグも話題にしたボマルツォ庭園にまつわる話。
483吾輩は名無しである:04/02/22 01:24
>>482
遅かった。『ボマルツォ公の回想』はもうamazonで在庫切れになってた…
過去レスをよくみたら>>84で紹介されてたね。
だけど、まだ出版されてからそんなに経ってないから探せば見つかるかな。
本当に南米文学は手に入れづらいな。
484吾輩は名無しである:04/02/22 10:44
480と同じく『春の祭典』が気になっている。
カルペンティエールはよくわからないんで。
485吾輩は名無しである:04/02/23 07:57
>>484
よくわからないとはどういう意味で?
486吾輩は名無しである:04/02/28 01:19
どうもこうもないだろ

光の性器は?
487 :04/02/29 01:48
イザベル・アジェンデの『精霊たちの家』が映画化されてるみたい。
アレナスの『夜になる前に』と同じように、国書からカバーが薄いのが出てた。
帯に映画公開のお知らせ。6月公開だったかな。細かいことは覚えてない。

春の祭典は長い。ストラヴィンスキーというか、1920年代の雰囲気が好きだったり
気になっているのなら読んでみてもいいかも知れない。
488吾輩は名無しである:04/02/29 06:16
>487
何年前の話題かね?w>映画化
489487:04/02/29 12:27
古かったのか・・・(恥
490吾輩は名無しである:04/02/29 22:51
ブックオフの100円コーナーで結構あったのに、最近はないね。
491吾輩は名無しである:04/03/03 15:23
アジェンデ『天使の運命』
だれか読んだら報告よろしく。

最近まれに見る安い本だね。
492吾輩は名無しである:04/03/14 23:15
>>481
ここでガイシュツだけど、
>>142-146
あれは最高。超お勧めでつ。

>>483
集英社の全集の1冊だからもう10年以上昔の出版です。
amazonに出てる事自体が変(w

( ´д`)つ 入手困難な既訳の名作は多いですから
      取り敢えず図書館の利用をお勧めしまつ 
493吾輩は名無しである:04/03/18 08:23
カルロス・フエンテスが新作出したね。

Inquieta compan~i'a
『心配な同行』、『気掛かりな仲間』、『落ち着かない交際』
っていうような題名でしょうか。

幻想的な物語集らしいです。
494ixion ◆ySh2j8IPDg :04/03/22 13:05
『パラディソ』は本当に出るんだろうか…頼むよ国書。

アレナスの短編集(英訳)読んでたら、「ラテンアメリカ文学の
悦ばしき60年代」ってエッセイがあって(これは訳されてるの
かな?)、そこにこう書いてある:

「1966年、不朽の名作、ホセ・レサマ=リマ『パラディソ』がハバナ
で出版される。限りない解釈の可能性があり、ひとつの小説ではなく
全ての小説(また反小説)の詰め合わせである。そのテクストは
神聖なるものから官能的なものにまでわたっている。さらに言えば、
『パラディソ』はラテンアメリカの文学において、もっとも驚異的な
言語による金字塔でもある」

あと、カブレラ=インファンテ Tres tristes tigresもべた褒めしている
が、これは翻訳され(でき?)ないんだろうなぁ…(悲)
495ixion ◆ySh2j8IPDg :04/03/22 13:34
あと、レサマ=リマがUNEAC(キューバ作家芸術家同盟)
に「パンツの前ポケットからキリスト教徒が持つどでかい銀の
クロスをぶら下げて現れた。レサマはでかすぎのメダリオンを
身に付けた特大ヒッピーって感じだった」って書いてある。

笑った。何となく抱いていたイメージにぴったりだった。
496493:04/03/23 08:04
Inquieta compan~i'a の中で
El amante del teatro
はロンドンのメキシコ人ストーカーとハムレット・オフェ−リアの話。
「女の子を征服するため」という理由で仕事を休むための診断書を出す
スペイン人の医師はなんか魅力的。

>>494
Tres tristes tigresは翻訳大変そう。
なんか英語とスペイン語ごっちゃまぜの駄洒落みたいなのはあるし、
スペイン語の単語の表記は古典のスペイン語みたいに、
BとかVとか混ざってるし。
カブレラ=インファンテはキューバの日常の言葉を使ってる
(だったでしょうか?)と最初に説明していたような。
このテの小説は頑張って原文で読んだほうが面白いような気がします。
497ixion ◆ySh2j8IPDg :04/03/23 08:40
>>493 さん

俺のスペイン語は、プイグを辞書ひきまくって
やっと読めるぐらいなんだけど、Tres tristes tigres
は無理かな? 

大体駄洒落の元ネタが分からないだろうしなぁ…。
498493:04/03/23 10:06
>>497 ixion ◆ySh2j8IPDgさん

チャレンジしてみてはいかがでしょうか。
結構分厚い本ですが。私は途中で挫折してしまいました。
セイクス・バラル社の本は手に入りやすいと思います。
あとプイグも充分難しいと思いますよ。
翻訳されていない演劇のシナリオなんかを読まれたのですか?

質問ですが、
ixion ◆ySh2j8IPDgさんは
海外在住ですか?
499ixion ◆ySh2j8IPDg :04/03/23 10:15
日本在住です。ただ、仕事の時間が不定期&家で仕事
のときもあるので、こういう時間にも家に居ます。

プイグはEl beso de la mujer aran~aと、The Buenos
Aires Affairを読みましたが、一生懸命に調べた単語も
忘れてしまっていることでしょう…(もともとスペイン語を
やり始めたのはプイグが読みたかったからなのです)。

また辞典引っ張り出さなきゃ…。
500493:04/03/23 10:24
あと読む際のヒントですが、
そのまま辞書を引いても出てこないということがあるでしょう。
動詞haberの線過去habi'aなどは
古文だとavi'aなどと表記されたりしますが、
声に出して読んだ場合の現代語の表記を考えてみると
その単語が分かるかもしれません。
この小説の場合は、音声をそのまま表記しているため、
単語の綴りもそのようになっていると思われます。
素人の読みなので、
参考までにということで。
501ixion ◆ySh2j8IPDg :04/03/23 12:03
あーなるほど< habi'a → avi'a

El lexico americano es abundante en arcaismosなんて
こともあるらしいですが、クーバはどうなんですかね。

読んでみようかな…いつか(←弱気)

ありがとうございます。
502493:04/03/24 04:59
>>501
がんばって下さい。w

パラディソも大変ですね。
レサマ・リマは全集2と全詩集、パラディソは手許にありますが
情けないことにまだ手をつけてません。ww
503x_x:04/03/24 12:32
パラディソの翻訳本当に欲しい〜。
カデドラ版手にして尻込み。
読んだら是非感想を。
504493:04/03/24 13:41
>>503

カテドラ版はかなり詳しい解説や注が付いてるから、
そういうのが好みの人にはいいですよね。
505吾輩は名無しである:04/03/24 23:47
夜のみだらな鳥対イレイザーヘッドの赤ちゃん
506吾輩は名無しである:04/04/11 01:07
パンチラ
507吾輩は名無しである:04/04/18 23:22
『世界終末戦争』の美本を700円で入手しました
508吾輩は名無しである:04/04/24 06:01
>>507
よかったね。
509ガディワッツ:04/04/26 06:49
パウロ・コエーリョの新刊でますた。
この人のセックスは11分間で終わるみたい。
ちょっと短いな。
510吾輩は名無しである:04/04/30 01:08
>>509
それって「ちょっと短い」どころじゃないっしょ。南米の人ってせっかちなのか?
どんなに疲れてても最低30分くらいはかけないと相手がかわいそうだ。
511吾輩は名無しである:04/04/30 11:11
>>510
知り合いのメキシコ人は「今からヤルぞ」って言って、
女つれて部屋に入ってから、15分で出てきました。
ちょっと忘れたけど、誰かの本で素早い射精云々って感じの
表現も出てきたような気がする。(フエンテスだったか?)
想像だけど、
女をイカせる男◎ではなくて、
男を早くイカせる女◎っていう風潮があるのでは。
>>510が言うような、相手が可哀想っていう発想は
恐らくあまり無いよ。
512吾輩は名無しである:04/05/02 20:26
今日、カルペンティエールの『この世の王国』(サンリオ文庫)を
700円で買ったけど、これって珍しい本ですか?
513吾輩は名無しである:04/05/02 20:58
相場が1500〜2000円くらいかな。
514512:04/05/02 21:43
>>513

おおっ、速レス
サンクス
515いんちき信吉:04/05/03 13:50

カブレラ・インファンテの「平和のときも戦いの時も」という短編集を読みました。
実験的な作風の短編やら、キューバの雰囲気が伝わってくる土俗性のある短編やら、
女性の内面的な心理を追求する短編やらがあって非常に面白い。

今「亡き王子のためのハバーナ」読んでます。
「三頭の寂しい虎」っていうのは翻訳されていないのかな?
516吾輩は名無しである:04/05/04 07:07
>>515
前のレス読みましたか?
「Tres tristes tigres」は翻訳が大変そうという
やりとりがなされてます。
「Holy smoke (Puro Humo)」のオリジナルは英語。
スペイン語版は翻訳みたいです。歴史評論?
Exorcismos de esti(l)o
は不可思議な本。これまた、完全翻訳は不可能では?
アスキーアートっぽいページもあります。
想像力を喚起させる良本。
517吾輩は名無しである:04/05/05 22:26
プイグの本がほとんど手に入らない。
518吾輩は名無しである:04/05/06 00:08
そう?日本の古本屋ではこんな感じ
     ↓
ラテンアメリカ文学 16 蜘蛛女のキス 詳細表示
プイグ、集英社、1冊、昭和58年
(株)オランダ屋書店 1,000円

天使の恥部(文学の冒険) 詳細表示
プイグ(M.)/安藤哲行訳、1冊、昭64
書肆 幻邑堂 1,300円

赤い唇 集英社文庫 詳細表示
プイグ、集英社、1冊、1994
洋行堂 1,500円

ベルチリヨン166/飢えの道 詳細表示
プイグ/アマード、新日本出版社、'73
あさひ書店 1,000円

ブエノスアイレス事件 詳細表示
プイグ、マヌエル 鼓 直訳、白水社、1 、昭57
ブックエンド 2,100円

リタ・ヘイワースの背信 (ラテンアメリカ文学叢書) ー函無ー 詳細表示
プイグ 内田吉彦訳、国書刊行会、1980
(有)北山書店 1,365円
519吾輩は名無しである:04/05/06 21:50
古本では、あるのか。新品だと3冊ぐらいしか手に入らないっぽい。
レイナルド・アレナスより手に入りにくい。
520吾輩は名無しである:04/05/07 07:16
>>519
白水社Uブックスのブエノスアイレス事件、
集英社文庫の蜘蛛女
天使の恥部と南国に日は落ちては結構すぐに
手に入りそうだが。
521吾輩は名無しである:04/05/07 18:13
突然思いついて「百年の孤独」の新訳を買った。
旧訳、好きだったけど読んだのがあまりにも昔なので、
どこが変わっているのかもはっきりわからない。
しかし「ものすごく面白かったのは覚えているが、
正直これほどまでとは!」と思うほど面白い。
学生時代に心躍った本を今読み返してガカーリみたいなことが
最近多かったので、すごく嬉しい。

ところでみんな、この分野を読み始めたのは何がきっかけ?
自分は国書の幻想文学全集?でボルヘス「創造者」を読んでいたが
まだラテンアメリカという意識もなかった。
「百年」を読んで、ようやくこの世界を知った。
ボリス・ヴィアン「日々の泡」が好きだったので
同じシリーズのこの本は、手にしやすかったんだ。
自分語りスマソだけど、他の人の出会いの話も聞きたいです。
522吾輩は名無しである:04/05/07 18:27
プロレスが好きなので、
つい「ブロディーの報告書」を手に取ってしまったのがきっかけだった。
恥ずかしいけどマジです。
523吾輩は名無しである:04/05/07 18:48
きっかけは何だったんだろう?
筒井さんが南米ものにかぶれ始めた頃かな、
「大佐に手紙は来ない」(だったっけ)を読んだが何か風土的に合わないなと感じた。
知人が「蜘蛛女のキス」(原作?映画?)を絶賛したので文庫版を読んで感動した。
「緑の家」の新潮文庫版が出て、辟易しながら読み進んでいってたら、




悶絶した




で、ジャンルとしてラテアメ(翻訳のみ)を愛好して現在に至る
524吾輩は名無しである:04/05/07 20:49
>>522
すごいな。感動した!
自分もブロディーのファンだった。今でも「移民の歌」聴くと泣けるよ。
525吾輩は名無しである:04/05/07 21:22
当たり前過ぎてすまんけど、やっぱボルヘスからだったな。
伝奇集読んで眩暈起こしたのがきっかけ。
526521:04/05/07 23:01
70年代あたりから翻訳で読み始めていた場合、
最初はやっぱりボルヘスっていう人がほとんどじゃないのかな。
っていうかその頃、他に訳されてる人いましたか?
そして、80年代にラテアメにハマった筒井康隆が果たした役割も
大きかったと思う。エッセイとかですごく面白そうに紹介していた。

70年代のファンタジー好き→ボルヘス
80年代のSF(中でも筒井)好き→他の作家

このルートで入った人ってけっこう多かったはず。
ガルシア・マルケスはノーベル賞っていうブランドがあったのも
日本の読者にアピールしやすかったのかな。
で、集英社やサンリオ文庫でもガーッと訳されたり
「蜘蛛女のキス」「エレンディラ」「予告された殺人の記録」が
映画化されたのもこの頃だったと記憶。(エレンディラ役の
クラウディア・オハナは、坂本龍一と時計のCMにも出てたね)
それで、別にSF好きじゃなくても普通に小説好きの人が
手にしやすくなった。
でも、この頃になるまで「暗殺のオペラ」がボルヘス原作とは知らなかった。
527吾輩は名無しである:04/05/16 15:51
ホセ・マルティはキューバの英雄になってるね。
528吾輩は名無しである:04/05/17 22:32
>>526
>80年代にラテアメにハマった筒井康隆が果たした役割も
>大きかったと思う。エッセイとかですごく面白そうに紹介していた。
ノシ。自分はそのエッセイから入った。工房の頃。
それまでは文学っていったら古典/おべんきょーってイメージだったのが
変わった。

こんど「緑の家」読みます。
529吾輩は名無しである:04/05/21 14:36
リョサ「世界終末戦争」読み終わったage
すごく面白かった(´∀`)。次は何を読もうか迷う〜。
530吾輩は名無しである:04/05/22 00:18
枕もとで世界終末戦争音読してくれない?
531吾輩は名無しである:04/05/22 10:37
>>530

エグい描写が多いから枕元って感じの本じゃないなあ。
532 :04/05/22 11:55
とうとう本当にフリアとシナリオライターが出る!
もうちょっとで忘れるとこだったよ国書さん。
533吾輩は名無しである:04/05/22 12:24
>>532のカキコ読んで、急いで国書のホムペ見てきた。
ホントだ!なんだかんだいって、また来年あたりの刊行になるんじゃ…と思ってたよ。
しかし、「文学の冒険シリーズの第一期ラインアップだった」って。15年たってるじゃん。
さすが、国書。
534吾輩は名無しである:04/05/22 20:26
日本のラテンアメリカ文学にとって、筒井康隆の紹介が果たした役割が
結構大きいようですが、そういうのが読めるものってありますか?
単行本にまとまっているものがあれば読んでみたいです。
535吾輩は名無しである:04/05/22 20:56
フリア本当に出るのか。でも書店で実際に見るまでは信じないぞ。
536吾輩は名無しである:04/05/22 20:59
ついにか
537x_x :04/05/23 13:07
国書の『ボルヘスを読む』。古本で1000円。
お買い得やろか?装丁ぼろぼろだったけど、、、。
538吾輩は名無しである:04/05/23 16:45
>>522
マジ、か・・・。
>>537
装丁ぼろぼろ『ボルヘスを読む』1000円か、微妙・・・。

待ちに待ってすっかり忘れかけてた『フリア』、
おいらも書店で実際に手に取るまでは信じない。
いや、手にとっただけで信じられるかどうか・・・。
さすがに15年からの企画だったとは知らなんだ。
539吾輩は名無しである:04/05/23 20:16
クソつまんなかったらどーするよ
なんとか面白いと思い込むしかねーぞ
540吾輩は名無しである:04/05/25 15:38
>>534
むー、スマンが筒井がどの本で紹介していたかまでは思い出せません。
図書館で80年代初版のエッセイ集を探してみれば記述が見つかるのでは。
当時の筒井ファンって筒井の書くものは全部読むのがデフォルト。
エッセイまではどれで何書いてたって判別できないんです(自分だけか?)

筒井の長編「虚航船団」はラテアメの影響が強いと言われてました。
もっとも、当時の筒井自身の作風に、もともとラテアメ諸作家に
通じるものがあったからこそハマったんじゃないかな。
今は違うと思うし、新刊読まなくなったのでわかりませんが。
541吾輩は名無しである:04/05/26 03:28
昨日梅田のジュンクに行ったけどまだフリア売ってなかった。
目撃速報よろしく
542吾輩は名無しである:04/05/26 22:51
>>540
>当時の筒井ファンって筒井の書くものは全部読むのがデフォルト。
その通りですwあのころに戻って、もう一度読んでみたい。

543吾輩は名無しである:04/05/27 01:36
>>540

ま、着想の技術ってエッセイ集かな。
虚人たちの創作ノートみたいな感じだった記憶。
http://www.o08.com/4101171238

大江健三郎→友人の文芸誌「海」の編集長→筒井康隆
の流れだったみたい
544540:04/05/27 15:51
>>543
ありがとう。
70〜80年代の筒井はアバンギャルドな作風ながら本当に“流行作家”
だったんだよね。今でも同世代の読書好きと知り合って話すと、
「あの頃好きだった」「とりあえず手当たり次第読んだ」って
意見が一致することが多い。断筆復帰以来、作風が変化した気がして
自分は憑き物が落ちたように筒井から離れた。単に、
ガキならではの熱中度で消費しきってしまったせいもあると思うが。
さらに私事ながら、勤め先が筒井家の近所なので飲食店で見かけたり
するが、中高生の頃なら夢のようなことだったのに今や感慨ゼロだ。

でも、たとえば自分はプイグ、コルタサル、ガルシア・マルケスが
好きなんだけど、エッセイとかインタビューとかテレビ出演とか
リアルタイムで全部目を通していたとしたら、
やっぱり同時代人として、どこかの時点で失望したり飽きたり
していたかもしれないと思う。大江や筒井と同じようにね。
地球を半周する距離と翻訳を待たなくては読めない飢餓感が、
彼らをより大きく感じさせてくれているのかも、と思ったりする。
545534:04/05/27 16:20
うわ、いっぱいレスがついてる! 筒井について教えてくださった方、
ありがとうございました。今は図書館で『悪と異端者』を読んでいます。
まとまったものがないとのことなので、見かけたら読むという
感じでイイですね。

 それはそうと、フリシナ出ましたね! 嬉しい〜!!
546吾輩は名無しである:04/05/27 19:06
フリアとシナリオライター買ったよー。
京都の四条のブックファーストで山積みだったよー。
世界終末戦争は後回しにしてこっち読むよー。
次回配本はフリードリヒ・グラウザー「外人部隊」だと。
「パラディソ」はいつ出るんじゃろ。
547吾輩は名無しである:04/05/27 20:02
>>546
おお、買われたのですか!うらやましい。つーか、ホントに出たんですねw
今金欠なので、本屋行って眺めてきます。感想ウプお願いします。
548吾輩は名無しである:04/05/27 20:40
>>546
目撃情報サンクス!
明日買います
549吾輩は名無しである:04/05/27 20:42
>>546
目撃情報サンクス!
明日買います
550吾輩は名無しである:04/05/28 20:38
梅田ジュンクにてフリアget!
⊂(゚Д゚⊂⌒`つ≡≡≡(´⌒;;;≡≡≡  ⊂⌒~⊃。Д。)⊃
15年間の思いがやっと今... ・゚・(つД`)・゚・
週末にゆっくり読もう。
板違いだけど、これで未翻訳の (;´Д`)ハァハァは「アヴィニョン・クゥインテット」くらいかな。
英文に挫折したんで死ぬまでに誰か訳してくれないかな。
551いんちき信吉:04/05/29 16:14
ラテンアメリカ文学を読み始めたのは、
安部公房が、マルケスのことを絶賛していて、「百年の孤独」を読み始めて
からです。それからコルターサルやボルヘスなどを読み始めました。
552吾輩は名無しである:04/05/30 03:15
フリア刊行はめでたいけれど、リョサの既訳本でまだ読んで
ないのがいくつかあるからなぁ…
『世界終末戦争』はおもろいの?
誰か読んだ人いる?
553吾輩は名無しである:04/05/30 09:58
554529:04/05/30 10:58
>>552
>>553
『世界終末戦争』は、1章の終盤(第一回戦闘)まで読めば、あとは完全にジェットコースター
ノベルです。700ページが短い短い。自分はこれしかリョサを読んだことはないけど、
魅力的な登場人物が多くて感情移入しやすい。ちょっとしたユーモアやウィットも
盛り沢山で、文章や構成も難解じゃないし、訳文も読みやすいし、分厚いのを別に
すれば、もっと気軽に大勢に読まれていい小説だと思う。ブラジルの歴史に詳しければ
さらに読み甲斐があるんだろうけど、全体的に非常に親切なので、そのあたりの知識が
なくても(自分はない)、読んでいけばついていけるようになっている。
図書館にはあると思うので、興味があるなら、読んで損はない。
今日は『パンタレオン大尉と女たち』を読むつもりです。明日には『フリアと
シナリオライター』が届くので、こちらも楽しみ。
555吾輩は名無しである:04/05/30 13:32
>>554
レスありがとうございます。
『世界終末戦争』は古書で入手してはいるんですけど、いかんせんあの厚さの
前に尻込みしていました。
『パンタレオン』は面白いですよ。
『緑の家』や『ラ・カテドラル』の生真面目な空気がリョサのものだと思っていた
ので、かなり意外でした。作家歴が長い人なので、作風もかなり変遷している
のかもしれませんね。
『フリア』はかなり初期のはずですが、どうなんでしょう。楽しみです。
556吾輩は名無しである:04/05/30 13:34
ありゃ、メール欄にハンドルをいれてしまいした
>>555>>552
スレ汚しすんません
557吾輩は名無しである:04/05/30 21:43
つか、最初の一文から思いっきり惹かれるけどな。
コンセリェイロの登場から。
558吾輩は名無しである:04/06/01 06:20
フリア読了。
リョサの作品の中では軽い方だけどやっぱり濃いねえ。
559吾輩は名無しである:04/06/03 22:24
>>555

『緑の家』や『ラ・カテドラル』 → 初期

『パンタレオン』や『フリア』 → 中期

『世界終末戦争』以降 → 後期
560吾輩は名無しである:04/06/04 04:06
>>559
まだ現役の作家だから、そのように分けるのはちょっと早計な気が…
作風の変化ということなら頷けるけどね。
LA Fiesta Del Chivoが「晩期」などといわれることなく、これから
も健筆をふるってほしいもんだ。
561吾輩は名無しである:04/06/06 23:39
>>540
遅れすですが、
言語姦覚という文庫にリョサの緑の家などを
紹介しているものが載っています。
登場人物をメモしながら読むとよいとか
書いてあったような。
562吾輩は名無しである:04/06/08 22:52
丁度短編集「エロチック街道」が出たあたりが
一番筒井作品とラテンアメリカ文学がシンクロしていたのではないかな?
「ジャズ大名」を読んで、ははあこれはカルペンティエールの「バロック協奏曲」の筒井版だなと思った記憶あり。
563吾輩は名無しである:04/06/09 06:13
>>562

「ジャズ大名」の映画も好き
564吾輩は名無しである:04/07/05 16:05
迷宮の将軍が手にはいらん
565名無しさん@そうだ選挙に行こう:04/07/11 10:44
フリアってまだ読んでないんだけど、
世界終末戦争よりも前に書かれた作品なの?
566吾輩は名無しである:04/07/17 23:12
>>565
前だが長い間翻訳予告だけの状態(しかも近刊)だったので
今年待望の出版を果たし、古くからのファンが感動しているわけ。
567吾輩は名無しである:04/07/19 18:38
フェンテスで一番の代表作ってなに?
英語で読めるのだったらなにがある?
568おとめ:04/07/19 22:29
テラ・ノストラ、だっけ。あれじゃないの。
569吾輩は名無しである:04/07/19 23:01
>>568

(・∀・)それだ!
「われらの大地」って邦題でどっか翻訳する予定
だったんだけど・・・
570おとめ:04/07/19 23:51
>>どっかで翻訳

書肆風の薔薇、だっけ。あそこのアンデスの風叢書とかいうやつじゃなかった? 春の祭典で力尽きたのでは。
571吾輩は名無しである:04/07/23 01:08
>>570
やぱ国書に期待するしかないですねん・・・・゚・(ノД`)・゚・。
572吾輩は名無しである:04/07/31 00:09
あげます

復刊どっとコム活動をがんばりましょう
573吾輩は名無しである:04/07/31 00:23
このまえまで図書だと思ってタ
574吾輩は名無しである:04/07/31 14:36
>>256-257
ジャーナリスト時代に、マルケスは、
「パール・バックみたいな作家に与えられるノーベル賞って、たいしたことない賞だな。
 フォークナーのようなすばらしい作家に与えられることはないだろう」
というようなことを書いているよ。
575吾輩は名無しである:04/07/31 14:51
あと、集英社文庫が手に入らないとお嘆きの方が多いみたいだけど、
http://books.shueisha.co.jp/index.html
でなら買えるみたい。
576吾輩は名無しである:04/08/02 08:38
>>575
行ってみた。
期待に満ちて「ご購入はs-book.comへ」のボタンを押す。
在庫なし。在庫なし。……
在庫ないものは購入ボタンを表示させないでほしいよ、集英社。
でも確かにまだ残ってるものもあるね。ほしい人は急げ、かな。
577吾輩は名無しである:04/08/08 23:40
ttp://www.shosai.ne.jp/
ここのサイト、新潮社も参加してるみたいだし
オンデマンド本で『世界終末戦争』扱ってくんないかなー。
6000円未満なら買う。
578おさむ ◆YST1av./UU :04/08/09 00:36
ガルケス・マルシアについて教えてkづ浅い
579吾輩は名無しである:04/08/09 00:54
今ざっとヤフオクや日本の古本屋で調べたけど
「世界終末戦争」は無いね。
「都会と犬ども」でも2800円か…。
半年ぐらい前までは結構安かったと思うけどな。
これもフリア効果?
「世界終末戦争」はエンタメといっても良いくらい、
話が進んでいく。
ただ、難点は登場人物が多すぎること。
580吾輩は名無しである:04/08/09 08:25
世界終末戦争はもう何年も前から古書価格1万越えてるよ
買えないっつーの
581吾輩は名無しである:04/08/09 19:33
No.843155  世界終末戦争 帯・カバー少焼け擦れ・小口少染み数頁折れ・
蒸れ有り
バルガス・リョサ/新潮社/発行/7,000

No.845981  世界終末戦争 初版・帯
M・バルガス・リョサ/新潮社/1988発行/11,000

あるじゃん。確かに高いけど
582吾輩は名無しである:04/08/09 22:38
図書館にあるだろ
583577:04/08/09 22:59
>>582
手元に置きたいんですよね〜
確かに初読は貧乏だったので図書館で借りたけど。
買っとけばよかったよ。
584吾輩は名無しである:04/08/10 00:04
>世界終末戦争
俺、美本をネットで700円で買った。
あのときは神の存在を信じることができた瞬間だった
585吾輩は名無しである:04/08/12 22:33
584に降臨した神がうちにも来てくんないかなあ
586吾輩は名無しである:04/08/20 16:21
コルタサルやアレナス、マルケス、カルペンティエールなどは
すこし読んでいたんだけど、
これまでリョサはまったく読んだことがなかった。
だけど、ここへきたらリョサを好きな人が多いことに気づいて、
俺も読んでみようかなと思ったんだけど、
みんなが話題にしている『世界終末戦争』って、
行きつけの書店にあったような気がしたので今日いってみた。
果たして、『世界終末戦争』はそこにあった。
その『世界終末戦争』(初版、帯あり、状態よし、1500円!!!)と、
ついでに、『パンタレオン大尉と女たち』(500円)を買った。

これからはリョサも読んでいく。
587吾輩は名無しである:04/08/20 18:25
エルトポはどう思う?
映画だけど
588吾輩は名無しである:04/08/20 19:05
586いいなぁ。フリアではまって今ラカテドラルの対話読んでる。
集英社の世界の文学のなんだが「夜のみだらな鳥」と両方100円で
ブックオフで入手。とりあえず知らずに買ったので後からびびった。
589吾輩は名無しである:04/08/28 21:23
コルタサルの『石蹴り遊び』読んでるけど、超難しい。
だれか、これ、読破した人いる?
訳の問題かな?
590吾輩は名無しである:04/08/29 03:01
やっと迷宮の将軍手に入った。いえい。シモン・ド・ボリヴァル。
591吾輩は名無しである:04/09/04 22:31
マルケスでは「戒厳令下チリ潜入記」も面白い。面白過ぎてチリまで行っちゃったよ。
チリの本屋ではパウロ・コエーリョとイザベル・アジェンデが人気だった。
ラテンアメリカの作家ではないし、ドロドロフワフワではないですが故ブルース・チャトウィンの「パタゴニア」も雰囲気あってよかったです。
592吾輩は名無しである:04/09/05 00:02
>>591
>面白過ぎてチリまで行っちゃったよ。

ハマリ過ぎ。
『百年の孤独』は旧訳の方がいいと思わない?

それと、このスレには『石蹴り』を読んだ奴が一人もいないんだな。
ちょっと、がっかり。
593吾輩は名無しである:04/09/05 00:23
『石蹴り』は10年前くらいに読んだかな。
実に難儀したし中身何も覚えとらんからレスもしなかった。
あれはページ順とは別に、章番号順に読む方法があったが
そっちは試そうとも思わなかった。
594吾輩は名無しである:04/09/05 01:15
同じく読んだけど内容殆ど覚えてないし、番号順も試してない。
コルタサルは短編の印象の方が強いわ。

まあ、人のこととやかく言う前に自分から話題を振るんだね。
595吾輩は名無しである:04/09/05 19:45
コルタサルのファンだが、『石蹴り遊び』はシュールレアリズムと観念小説の色が濃いから、
他の短編とは一線を画すものだと思う。
番号順と1〜56までの読み方があるわけだが、実は番号順は1〜56の間にエピソードを挿入
しているので、番号順が長編、1〜56が中編と考えればいいんでないかな。

てな感じで話題をふってみたが、>>589はどうよ?
596589:04/09/05 21:45
レス、サンクス。

おれも、コルタサルファンで短編は邦訳で一通り読んでるけど、
「石蹴り」は短編と毛色が違いすぎて、読むのにとても苦労してる。
番号順に読んでいるのだが、意味不明な箇所が多すぎる。
あと、訳者も訳し切れてないところがあるよね。

ともかく、コルタサルを読んでこんなにストレスが溜まったのは初めて。
英訳を買って、そっち参照しながら読んでみようかとも画策中。

原文の問題なのか、訳の問題なのか、おれの頭の問題なのか?
はたまた、書いたコルタサル本人も、実はわかっていないのか?
597吾輩は名無しである:04/09/05 22:17
書いてるうちに文章が下手になってきたと言って喜んでたらしいからな。
598ガディ ◆wCv9l5YJ26 :04/09/08 20:20
石蹴り遊びは、番号順に読んでいったけど、苦痛だった記憶有り升。
面白いのかなぁ、コレ? って読了までずっと自問自答してた(w

アストリアス「大統領閣下」の書き出しは震えた記憶有り。
未だこれ以上の書き出しを見たことがない。
だけど、3P以降がつまらなくて積ん読……中。
599589:04/09/08 23:36
>>598
>石蹴り遊びは、番号順に読んでいったけど、苦痛だった記憶有り升。
>面白いのかなぁ、コレ? って読了までずっと自問自答してた(w

よかった、みんなも同じみたいで。
おれの頭が良くないわけではないのね(w
英訳買う必要あるかなあ。それとも読むのやめようかな、もう。


>アストリアス「大統領閣下」の書き出しは震えた記憶有り。
>未だこれ以上の書き出しを見たことがない。

へえ〜。
持ってるので、読んでみるわ。
アストゥリアスって、確か、ノーベル賞とってるよね?
600
601ガディ ◆wCv9l5YJ26 :04/09/09 01:04
>>599

いま調べたらノーベル賞取ってたみたいですね。
いつの間に取ったんだろう。
漏れが持ってる本にはそんなことひと言も書いて無かったよう。

>>600
いい仕事しすぎ(w
602589:04/09/09 01:31
>>601
「いつの間に」って、川端が取る前年だよ。
603ガディ ◆wCv9l5YJ26 :04/09/09 01:36
遙か昔なんですね……
604吾輩は名無しである:04/09/21 18:36:57
ブクオフでリョサの『ラ・カテドラルでの対話』とドノソの『夜のみだらな鳥』
、ともに集英社の「世界の文学」シリーズで出ていたの買いました。

ちなみにそのブクオフ、コルタサルの『石蹴り遊び』もまだあります。
これは文庫を持っているので買わなかったけど探している人は急げ。
山陰地方だ。
605589:04/09/23 01:42:09
>>604
それ、訳が古いよ。
世界の文学→ラテンアメリカシリーズ→文庫
という順番で訳を練り直してるから。
もちろん、新訳だからいいとは限らないけど。
「百年の孤独」の新訳は明らかな失敗だしな。
606589:04/09/23 01:43:23
つーか、このスレ盛り上がらないねえ。
ラテンアメリカ文学無くして20世紀文学は語れないのに。
607吾輩は名無しである:04/09/23 12:11:56
じゃ、ageてみるか。
608吾輩は名無しである:04/09/23 21:44:42
「大統領閣下」いいよ!!
終盤の奈落が壮絶で、読了後取り込まれてしばらくでてこられない程の凄まじさでした。
なおアストゥリアスは「魔術的リアリズム」の先駆者として1967年にノーベル賞受賞、中南米では二人目の受賞者です。
609吾輩は名無しである:04/09/23 21:49:02
二人目なの? 一人目は誰?
その後にガルシア=マルケスとオクタビオ・パスが
続いてるのは知ってるけど。マジで教えて。
610吾輩は名無しである:04/09/23 22:19:09
609さんへ
チリの女性詩人ガブリエラ・ミストラルが1945年に受賞したのがラテン・アメリカ初です。
あとマルケスの前に、1971年チリのパブロ・ネルーダが受賞しています。
ネルーダは彼女が校長をしていた中学校の生徒だったそうです。
ミストラルもネルーダもアストゥリアスも外交官もやっていました。
南米って著明な作家が外交官になることがよくあるみたい。
611589:04/09/23 23:58:59
>>610
フェンテスは外交官の息子だしね。
612吾輩は名無しである:04/09/24 00:10:54
オクタビオ・パスはインド大使だったっけ。
613吾輩は名無しである:04/09/24 00:35:23
>>610
そうなのかあ、ありがと。
勉強不足だった、その人の作品に触れたこともないし。
614吾輩は名無しである:04/09/24 00:36:40
つーか、なんでバルガス=リョサがとらないんだろ。
ガルシア=マルケスよりも、ノーベル賞っぽいと思うけどなあ。
カラーがかぶってるからダメなのかな。
615589:04/09/24 02:05:02
>>614
確かに。
作家としてはマルケスの方が好きだけど、
ノーベル賞っぽいといえば、リョサの方だね。
でも、知ってると思うけど、何度も候補になってるよ。
616吾輩は名無しである:04/09/24 09:43:27
リョサの「フリアとシナリオライター」未読なのですが、この結婚・離婚をフリアおばさんが自分側から書いた本もペルーでは発表されているらしいんだけど・・・、日本では発売されないのかな。
「バルギータスの言いそびれたこと」(バルギータスはバルガス・リョサの愛称)という題名だそうな。
617吾輩は名無しである:04/09/24 10:51:22
20年後には出るんじゃないかな
618吾輩は名無しである:04/09/24 13:38:48
>616

まずは『フリア』よみなよ
619吾輩は名無しである:04/09/24 18:21:04
オレはカルロス・フェンテスが好きだが、
メキシコはパスがとってるから、
次にラテンから出るとしたらリョサだろうな。

今日ブックオフで「都会と犬ども」105円コーナーで見つけた。
持ってるから買わなかったけど。
ウチみたいな田舎でも
近所にオレ以外に
ラテンアメリカ文学読んでる人がいる(た)のかと思うと、
感慨深い。
620589:04/09/24 23:30:03
>>619
>今日ブックオフで「都会と犬ども」105円コーナーで見つけた。

ブックオフって相変わらず、本の値打ちわかってねえなw
それヤフオクで出したら、小遣い稼ぎになるとおもふ。
少なくとも俺は買う。
621589:04/09/24 23:31:16
>>619
ところで、フェンテスはどの作品が好き?
622吾輩は名無しである:04/09/24 23:37:24
>>620
というかブックオフはもともとそういうシステムなんだよ
知らないの?
623吾輩は名無しである:04/09/25 01:09:19
ブクオフで世界終末戦争を見かけたことあったな。
俺は二冊もってるからスルーしたけど。1200円だった。
624589:04/09/25 01:09:31
>>622
いや、店によって違うよ。
おれの近くの店は目利きがいて、いい本は高くかってくれる。
625吾輩は名無しである:04/09/25 10:45:16
横レスですが、私もフエンテスの短編が好きです。
長篇は「老いぼれグリンゴ」「遠い家族」を読んだが理解不能でした・・・。
長篇でお勧めってありますか?
626吾輩は名無しである:04/09/25 13:02:56
>>626
我等の大地。
627おとめ:04/09/25 16:41:44
邦訳もないのにあんな分厚い本を薦めて……「脱皮」を読みなさい、なんて言ったりして。
628吾輩は名無しである:04/09/25 17:30:51
原書じゃなくても、英語でもいい。
一番飛びぬけて重要なのが訳されないまま評価されるのは無念。
629吾輩は名無しである:04/09/25 20:13:26
集英社の短編集とか、サンリオの短編集はよかったねえ。
今はやっぱり短編集てのは売れないのかねえ。
630吾輩は名無しである:04/09/25 21:59:05
長編も売れないと思うよ。
631589:04/09/25 23:51:29
本自体が売れないんだからな・・・・
632吾輩は名無しである:04/09/26 11:27:31
ましてや海外の現代文学なんぞ・・・。
633いんちき信吉:04/09/27 18:07:45
本当に盛り上がらないですね。

さて、

フエンテスの作品では、「アルテミオ・クルスの死」が良かったです。
岩波の短編集に「最後の恋」というのがあったと思うけど、それは
この長編からの抜粋です。
この短編みたいな断章が集まった形で、主にアルテミオの過去を遡って行く
形で小説は進んでいきます。そこに病床のアルテミオの意識が混ざってきます。

あと、上にも出ているけど、「脱皮」も良かったです。
分からない部分もたくさんあるけど、最後の場面は眩暈を覚えながら
読みました。
634吾輩は名無しである:04/09/27 22:30:24
La muerte de Altemio Cruzか?邦訳あったとは知らなかった。
あんなのがどうやって日本語になるんだ?
635589:04/09/27 23:28:27
>>634
>La muerte de Altemio Cruzか?邦訳あったとは知らなかった。

知ってろよ。
木村榮一大先生の訳だよ。
636吾輩は名無しである:04/09/28 00:41:19
日本語にない時制や人称の破格がこの小説の命だよね。
そこら辺はどう訳せるんだろう。
637吾輩は名無しである:04/09/28 14:02:11
フェンテスの作家像がいまいちつかめない
幻想文学でもないようだし・・・・・・リョサとかマルケスとも違うようだし
638吾輩は名無しである:04/09/28 15:02:22
外見はhttp://www.themodernword.com/fuentes/fuentes.jpg
ダンディ。

アウラとか初期はゴシック系幻想文学ぽいよね。
http://www.themodernword.com/fuentes/をざっと見ただけだが
当時のラテンアメリカ文学者に多い映画の影響を受けているもよう。
プイグぽいビジュアルを想起させる力もあるのかな?
あとはメキシコの土地柄アメリカへの敵対心もありそうだな。
639吾輩は名無しである:04/09/28 15:44:10
政治的にはマルケスと同じくらい左だった
640589:04/09/28 18:26:42
>>639
キューバ革命にはマルケスと同じでもろ手を上げて賛成したが、
後にカストロの政策を批判した。
ここが、いまだにカストロマンセーのマルケスと違うところ。

ところで、フェンテスの「我等の大地」の邦訳が出ないのは
ラテンアメリカ研究家の怠慢以外のなにものでもないと思うが、どうよ?

それから、野谷! マルケスの『コレラ時代の愛』の翻訳に
何年かかっとんねん。かれこれ10年以上たつぞ。
641吾輩は名無しである:04/09/28 18:31:29
>>640
英語で読めばいいじゃん。

レイナルド・アレナスのガルシア・マルケス批判、
アレホ・カルペンティエル批判がなんとなく微笑ましい。
642589:04/09/28 18:37:31
>>641
まんどくさい。
「百年の孤独」は英語でも読んだが。

>レイナルド・アレナスのガルシア・マルケス批判、
>アレホ・カルペンティエル批判がなんとなく微笑ましい。

教えて。
643吾輩は名無しである:04/09/28 19:25:29
>>589
この本について全然知らないんだけど、
>日本語にない時制や人称の破格
これってどう訳してるの?
644吾輩は名無しである:04/09/28 19:26:36
フエンテス、
サパティスタの有力支援者だね。
645吾輩は名無しである:04/09/29 00:44:29
>>605
そうなんだ。自分、旧訳読んだのが20年くらい前で、
印象は強いけど細部を忘れかけてたこともあって、
新訳読んでも「明らかな失敗」には気づかんかった。
具体的にどう失敗なのか教えて下さいまし。
最近「百年の孤独を読んでみたい」という友達がいたので
「家系図載ってるから新訳にしなよ」って勧めちったよ…
あの本は家系図作りながら読むのが必須だったからねぇ。

>>638
写真かっこいいねぇ〜、フェンテス
646吾輩は名無しである:04/09/29 00:46:37
アレナスのカルペンティエール批判は「夜になる前に」に書いてある。
647吾輩は名無しである:04/09/29 07:13:13
マルケス批判も同書に書いてるよ。
648吾輩は名無しである:04/09/29 15:44:00
>>641が微笑ましい。
649名称未設定たん:04/10/01 21:01:18
復刊に、リョサ特集ページができましたね。

ttp://www.fukkan.com/group/index.php3?no=3014
650吾輩は名無しである:04/10/01 21:29:43
あなたが作ったのなら、GJ!

…でも、票が入らんなあ‥‥
651いんちき信吉:04/10/02 19:37:38
 アレナスのマルケス批判って、作品の批判なのですか?
それとも政治的な姿勢の批判?

アレナスにしてもカブレラ・インファンテにしても、キューバ文学は語り口
が軽いというか、ユーモラスで好きになれない。
カルペンティエールは少し違うけどね。
652吾輩は名無しである:04/10/02 20:36:55
>>651
後者。

カルペンティエル批判は、どうも彼がアレナスの
作品をお気に召さなかったためらしい。
ま、カラーが違うからしょうがないだろうね。
653ガディ ◆wCv9l5YJ26 :04/10/02 22:11:40
ユーモラスだよね。
めくるめく世界なんかは
便所からロケットになってとんでいくシーンなんかトムとジェリー見てるみたいだった。
654吾輩は名無しである:04/10/03 00:31:42
単にお気に召さないだけならまだいいんだけど。
655吾輩は名無しである:04/10/03 09:50:11
>>645
亀レススマソ。
新訳は文章とかぶつ切りな上に、
段落も変えすぎ。読みやすさを考慮してるんだろうけど、
その分、作品が本来もっている熱さというか
迫力が無くなったと思う。

あと、家系図が載ってるのはネタバレになるからいやだ。
作りながら読むのが面白いし、発見もある。
656吾輩は名無しである:04/10/03 09:52:31
だから、「百年の孤独」の旧訳持ってる人は売らない方がいいよ。
657吾輩は名無しである:04/10/03 10:33:10
家系図は英訳版についてるからか?
本国版はどうなんだろ?
658吾輩は名無しである:04/10/06 14:22:42
フェンテスかリョサが取ったら
このスレ、すごい賑わいそうだな。
単独スレが立つかもしれんが・・・・
659吾輩は名無しである:04/10/06 14:23:16
↑あ、ノーベル賞のことね。
660吾輩は名無しである:04/10/16 21:00:01
今年もだめだったようで。
リョサはずーーっと「ノーベル賞候補筆頭」のままなのだろうか。
661吾輩は名無しである:04/10/17 00:58:43
>>660
大統領選挙に出たのが響いてる模様。
662吾輩は名無しである:04/10/17 06:03:03
「緑の家」100円でget
663吾輩は名無しである:04/10/21 20:23:15
秋はふけゆく。「パラディソ」は出ない
664吾輩は名無しである:04/10/22 01:40:45
BBCで、マルケスの新刊が発売されたというニュースが流れてた。
題名などは確認できず。
665吾輩は名無しである:04/10/22 02:34:23
>>664
"Memoria de Mis Putas Tristes"、英訳題は"Memories of My Melancholy Whores"
各国で計100万部を売る予定。すでに海賊版が出回っているようだ……
http://www.reuters.co.jp/newsArticle.jhtml?type=entertainmentNews&storyID=6567484
http://www.yohan.co.jp/news/
666吾輩は名無しである:04/10/22 03:19:14
スペイン語版で114ページというから中篇小説だな。
川端の「眠れる美女」の一節がエピグラフに採られているとか。
http://www.ipsnews.net/africa/interna.asp?idnews=25908

パラディソよりこっちの邦訳のほうが早く出たりして。
667吾輩は名無しである:04/10/22 09:07:15
マルケス新作発売と同じ日にカストロ議長がこけて膝の骨骨折したらしい
668吾輩は名無しである:04/10/22 13:23:00
>>667
世界一のファンなんだろうな、フィデロは。
669吾輩は名無しである:04/10/22 17:53:35
ゲバラブーム(?)に乗っ取ってラテアメ文学も見直されてほしい。

「ゲバラ日記」は持っているが未読だ。
670吾輩は名無しである:04/10/22 19:38:56
そういや、昔、三好徹『チェ・ゲバラ伝』がよく読まれたころが
ラテアメ文学ブームだったような
671吾輩は名無しである:04/10/30 01:11:41
また止まってやがる。
おまえら、ラテンアメリカ文学読んでないなんてウソだろ?
ここを無視して20世紀文学は語れんのよ、マジで。
672吾輩は名無しである:04/10/30 01:12:09
あげだゴラァ!
673吾輩は名無しである:04/10/30 04:06:06
その熱意に応えてなんか書き込んでみる。

Juana Molinaっていうアルゼンチンの女性ミュージシャンをご存知の方に質問。

以前、渡辺亨という音楽評論家が彼女にインタビューをしているのを読んだんだけど、
その中で、あなたの音楽には、マルケスなどのマジック・リアリズムの影響が感じられる
って感じの質問をしていて、それはいくらなんでも乱暴なんじゃないのかと思ったのだが、
誰か彼女の音楽の中にマジック・リアリズムの匂いを感じとった人っている?

674吾輩は名無しである:04/10/30 13:42:33
その用語はいまやあまりに幅広く使われてしまっているため、
やろうと思えばなんにでも適用できる。
675吾輩は名無しである:04/10/30 14:23:39
>>673
ググってみた。
むむ、漏れが気に入りそうな感じの音楽かも♪
ところで、彼女の曲に、「マルティン・フィエロ」っていうのがあるね。
ボルヘスも扱ったアルゼンチンの大衆文学と同名だよ。
ひょっとして、文学作品に歌の中で言及するのが好きなミュージシャンなのかな?

幼い頃にパリに移り住み、二十歳でアルゼンチンに戻ってきたみたいだね。
そういう人が故郷を、「マジック・リアリズム」という形で再発見しても、なんらおかしくない。
「マジックリアリズム」はラテンアメリカという土壌に芽生えたわけだし。

その渡辺という評論家は、ひょっとしたら、
1.彼女の曲のなかでラテンアメリカの文学作品(マジックリアリズム)がよく言及されていることに気づき、
2.マジックリアリズムは文学の一形態にとどまらず、ラテンアメリカの精神の表現であるという認識があるため、
3.それをヨーロッパとの比較で再発見することになった彼女もまた、マジックリアリズムの一表現者である、
と思ったんじゃない。
と、、稚拙な三段論法まがいの擁護論を考えてみたわけですが。。
音楽への影響というよりも精神形成をするうえで重要な役割を果たしたという感じなら変じゃないかもね。

で、彼女はその質問にどう答えたの?





676吾輩は名無しである:04/10/30 18:00:37
ラテンアメリカの音楽でたしかにそういうマジックリアリズム的な
テイストを感じるものはある。アメリカの黒人ジャズサックス奏者の
ウェイン・ショーターがブラジル人のミルトン・ナシメントと作った
ネイティヴ・ダンサーっていうアルバムなんかここの住人なら気に入
ると思う。同じくブラジルのエルメート・パスコアールなんかも。
スペイン語圏ではあまり思い付かないけどプエルトリカンのジェリー・
ゴンザレスのアメリカン・クラーヴェから出ているアルバムやピアソラ
のやはりアメリカン・クラーヴェから出てるのなんかはそういう感じ
がします。
677吾輩は名無しである:04/10/30 19:15:31
フアナモリーナつながりで。
フェルナンドカブサッキという人が来日します。
http://www.katsuiyuji.com/kabusacki.html
幻想的で地に足がつかず遠くにいる熱気って感じがラテアメっぽいかな。。。

ついでにディスクガイド。
http://homepage.mac.com/musicai/mpa_top.html

アルゼンチン音楽はここ数年流行ってるから
この勢いで復刊も進めばいいなあとか思っているけど
そう甘くないか。。。
678吾輩は名無しである:04/10/30 23:25:17
おい、盛り上がってるかと思ったら
音楽かよ・・・・・・・・・・・

もう、いいよ!!
帰る!!
679吾輩は名無しである:04/10/31 01:26:54
新潮さん、「電車男」で儲けてますな。
その儲けで「世界終末戦争」復刊してくださいよ。
680吾輩は名無しである:04/10/31 11:34:54
ラテンアメリカ文学史
ってどうですか? 買いでしょうか。
681吾輩は名無しである:04/10/31 16:43:20
悪くないが古い。
682吾輩は名無しである:04/10/31 22:06:49
今イザベル・アジェンデの「精霊たちの家」読んでる。おもしろい!
物語を読む快感を思い出したよ。じっくり時間かけて読むつもり。
683吾輩は名無しである:04/11/01 07:03:27
チェ・ゲバラって数年周期でブームになってるけど、なんで
いまの若者がゲバラなんだ?
サパーリ理解できないんだが。
684吾輩は名無しである:04/11/01 07:12:08
恋と革命はいつの時代の若者の心をとらえるのだよ。
それだけのことだと思う。
685吾輩は名無しである:04/11/01 10:50:37
>>682
むむっ。ずっと積ん読だよ。「精霊たちの家」。
魅力を少しだけ語ってもらえまいか。
686吾輩は名無しである:04/11/01 20:38:23
>>685
うーん、とりあえずページをめくってみてください。
読み始めればきっと分かるよ。って、私説明するの下手なんですよ、ゴメンナサイ。
でも、本当に積読はもったいない!いっしょに読みましょう。
687吾輩は名無しである:04/11/01 21:05:21
私見ですけど精霊たちの家の魅力。
ネタバレかもしれませんが、この話は作者が亡命中に書いた手紙が止まらなくなり小説となったものです。
そのため小手先の技法とかじゃなく、作者の「書かずにはいられなかった」という力を感じるから・・・。
舌ったらずでスミマセン。ということで読んでみて〜。
688吾輩は名無しである:04/11/08 19:56:25
「精霊たちの家」読み終わりました。
なんでラテアメの小説って、こんなに力強くて魅力的なんだろう。満足。
同作者の「エバ・ルーナ」は品切れ・再販未定なのですが、続編?の「エバ・ルーナのお話」は
「エバ・ルーナ」を読んで無くても楽しめますか?ネタバレとかあるのでしょうか。
国書のスレで訊いたほうがいいのかな?読んだ方いたら教えてください。
689吾輩は名無しである:04/11/08 21:42:04
グローバリズムというのが自国(先進国)の中に植民地としての第三世界を
作ることであるとすれば、既にその兆候が明らかな日本においてラテアメ・
ブームが再び起こることもあながち夢ではない?
690吾輩は名無しである:04/11/09 11:01:42
チリの文壇事情調べたら、アルゼンチンの批評家が威張りまくり。
アルゼンチンに、ポーランドから「亡命」したゴンブローヴィッチも、
アルゼンチンの文壇からは徹底無視される。
さすが南米のパリ。タンゴのくに。白人至上主義。アルゼンチン。
このくにの文学だけは信用ならない。

オクタビオ・パスはいいね。もっともハイデガーの影響下だが。
ハイデガーのいう「ことばは存在の住み処である」だが、これは
国語に閉じられているということだ。エスペラント語は存在しない
ということだ。そういうわけで詩のことばをハイデガーは重視する
が、アーリア民族と古代ギリシアの親近性を前提にしている。
ハイデガー影響下のひとびとは、むろん、国語(国境)に閉じられた
思考から抜け出ようとしつつ、ハイデガーの思想にとどまっていない
ね。
 いっぽうで、論理学=エスペラント語というアホがいたり、
いっぽうで馬鹿のひとつ覚えのくせに(どうせ吉本あたりから覚えた
んだろう)、「エスペラント語」批判をして、国家、国語の肉体性
ばかり強調するバカがいるとしたら、やはりそうした観念性に囚われ
ない思考なり、ことばの在り方を成しえる土壌なりが注目に値する
んだろう。
691吾輩は名無しである:04/11/09 11:36:52
アル・へーん・ちな、
アル・へーん・ちな、 このリズムは、
バ・ティ・ストゥータ
バ・ティ・ストゥータ になりますが、クレスポにはなりません。
692吾輩は名無しである:04/11/09 19:11:12
>>690
あんたの文章が支離滅裂なのは、
覚えたての知識をひけらかそうとしているからか?
693吾輩は名無しである:04/11/09 20:38:51
覚えたての日本語だから
694吾輩は名無しである:04/11/09 20:41:39
>>690は『フリアとシナリオライター』を読むと仲間を
見つけられると思うよ。
おれはコルタサル好きだから仲間にはなれないけどさ。
695吾輩は名無しである:04/11/10 22:22:12
>>688
アジェンテお好きですか?
私の最初に読んだ南米文学が「精霊たちの家」、次が「緑の家」で、そこからずぶりずぶりと南米文学にはまったので思い入れがあるんです。
さて、「エバ・ルーナのお話」は、エバが語った話という形式なので作品内容は「エバ・ルーナ」を読まなくても大丈夫ですよ。
「エバ・ルーナ」の登場人物も出てきますのが、話が分からないとか、重要なネタバレってほどのものはありません(まあちょっとはありますが・・・)。

なお、「パウラ-水泡なすもろき命-」では、彼女の半生、祖先や家族、そして「精霊たちの家」「エバ・ルーナ」「〜のお話」を
書いていた頃の状況などに触れられています。
「精霊たちの家」に書かれた一族と、実際の彼女の家族を比べてみたりして興味深いです。
696吾輩は名無しである:04/11/10 22:27:48
ボルヘススレが落ちてしまったみたいだ。
今日、ブクオフでボルヘス5冊見つけたのでみんな買ってきたが、
北アメリカとイギリスの文学講義が非常につまらない。
どういうわけか、ひどく月並み。
まだ読んでないが、神曲の講義はましだといいのだが・・・
697吾輩は名無しである:04/11/10 23:05:06
>>695さん
688です。ラテアメ文学は以前のブームのときに少しかじって、それ以来ごぶさたでしたが
「精霊たちの家」を読んで、ラテアメの魅力に再び目覚めたという感じで
アジェンデ、いいですね。ぜひ他の作品も読みたい!と思いました。
さっそく「エバ・ルーナのお話」買ってこようと思います。丁寧なレス、ありがとうございました。
「緑の家」、懐かしいですね。十代に読んだので、当時はあまり理解できずに読んでいました。
「エバ」の後で再読してみたくなりました。しかしラテアメ絶版多すぎで泣けてきます。
698吾輩は名無しである:04/11/10 23:05:11
699吾輩は名無しである:04/11/10 23:28:35
>698
サンクス。そっちにかいてみる。
あげといてくれたのね、親切な方だ。
700吾輩は名無しである:04/11/11 20:10:54
ハヤカワから出たジェイムズ・ティプトリー Jr.の新作は
メキシコが舞台のマジック・リアリズム風小説でしたよ。
アジェンデ好きな人は気に入りそう。
701吾輩は名無しである:04/11/13 21:45:22
復刊ドットコム: http://www.fukkan.com/

久し振りに見たら「世界終末戦争」のリクエスト数が50に到達してた。
記念あげ。
702吾輩は名無しである:04/11/15 01:59:25
まだ半分か・・・・・・
703吾輩は名無しである:04/11/20 17:22:47
『精霊たちの家』と『百年の孤独』
704吾輩は名無しである:04/11/20 21:44:04
『精霊たちの家』を読んでる最中です。ここで紹介してくれた人たち、ありがとう!
本当に楽しみながら、貪るように、しかし、じっくり丹念に読んでいます。
>>703
たしかに、物語の枠組みとしては同じ、というか、瓜二つかもしれませんねw
しかしながら、『精霊たちの家』を読むことによって、
『百年の孤独』がG.マルケスという作家の個性が生み出し得た作品なのではなく、
やはり、ラテンアメリカという土壌だからこそ在り得た作品なのだと、
強く再確認することができました。

作中、アジェンデ自身のラテンアメリカ文学への想いとも思えるような文章があります。
ネタバレにはならないと思うので、要望があれば、ここに書き写したいと思います。
この作品をまだ未読な方には読んでみようという気持ちを起こさせ、
読了済みの方にはこの小説の特徴をよく表現している文章だと思わせるものではないかと思います。
705吾輩は名無しである:04/11/21 01:57:32
>>704
> 要望があれば、ここに書き写したいと思います。

まあ、お気持だけいただいておくよ。
文章そのままの抜粋は、書き込む人に何のメリットもないから。

しかしあなたの「精霊たちの家への思い」は十分に伝わってきた。
エバ・ルーナしか読んでないけど、精霊〜 も読んでみます。
706吾輩は名無しである:04/11/22 22:34:49
>>704
・・・私は興味あります・・・。
面倒でなければどの部分かしりたいです。
ネタバレが嫌な方はスルーってことじゃだめかな?
707705:04/11/23 01:23:32
>>706
いや、俺だって書いてもらったらありがたく読むよ。非難するつもり
で書いたわけでも、やめろと言ったわけでもないです。

そもそも >>704の言っている文章がネタバレにあたるとは考え難いし。

>>705の趣旨はまったく別のところにあったわけだけど、ちょっと考え
すぎかもな。
708吾輩は名無しである:04/11/23 08:18:47
705は「時間掛かって面倒な手動丸写しなんてしなくても良いよ。
作品について貴方の感じたところは、元文章の引用が無くても
あなたの書き込みから伝わってくるから」って言いたかったんでしょ?

自分もそうだったよ。
だから、>705は気にしないでのびのびと読んで、
のびのびとカキコしておくれ。ラテンアメリカ文学にふさわしく。
709吾輩は名無しである:04/11/23 08:22:19
すまない。アンカー間違えた。

引用してもしなくてもいいから、のびのびと感想カキコしてほしいのは
「精霊の家」を読んでる>704です。
710吾輩は名無しである:04/11/28 22:41:53
座頭市見ていてコルタサル落札するの忘れてたーっ orz
711吾輩は名無しである:04/11/28 22:51:18
>>709
はぁ?
意味わかんね。
712吾輩は名無しである:04/11/29 04:44:55
>>711
そう?
俺はふつうにわかったけど。
713吾輩は名無しである:04/12/05 00:08:58
アジェンデのエバルーナを読んだよ。
この人、女性を描くのがうまいよね。
精霊たちの家のクラークといい、このエバといい、
すごく魅力的です。
714吾輩は名無しである:04/12/07 16:18:37
>>710
おれはおまえの方が意味分からねえ。
掲示板はおまえの日記か?
715吾輩は名無しである:04/12/07 19:31:40
ばかばっかり
716吾輩は名無しである:04/12/09 17:14:53
「バカばっかり」って、ものを言う人間の多くにとっては前提であって、
殊更に言うことでもないんだよね。
717吾輩は名無しである:04/12/09 18:59:26
と、馬鹿が申しております。
718吾輩は名無しである:04/12/10 01:53:45
すごい、漢字で書けるんだね。
719吾輩は名無しである:04/12/12 02:47:24
>>715-718
馬鹿でも利口でもいいが、
この手のやり取り、どこ行っても目にするよな。

お前らも読み書きのできる年なんだから、いい加減飽きろよ。
720吾輩は名無しである:04/12/12 03:46:28
>>719
それがさー、何度やっても飽きないんだよ。
2chの醍醐味だね!
721吾輩は名無しである:04/12/12 03:53:42
ラテンアメリカの香りがする日本の作家といえば
 
722吾輩は名無しである:04/12/12 04:07:03
坂口安吾の一部小説
723吾輩は名無しである:04/12/12 05:07:34
ラテンアメリカの香りがしないラテンアメリカの有名な作家は
プイグ
724吾輩は名無しである:04/12/12 09:58:54
星野智幸と朝倉祐弥くらいしか知らない。ラテアメ臭プンプン。
725吾輩は名無しである:04/12/12 11:26:26
大江
726吾輩は名無しである:04/12/12 19:05:13
中上と安倍
727吾輩は名無しである:04/12/12 19:18:07
ふるいよしきち
728吾輩は名無しである :04/12/12 23:41:23
アジェンデの「精霊たちの家」ってそんなに良いですか?
クララ、ブランカ、アルバの女三代のせこさとみみっちさばかりが
ハナについて、ひたすら不愉快なハナシでした。
結局、エステバン・トゥルエバの権力と財力あっての家の中で
庇護されているだけですしね。
あとは、倒錯したセックス趣味がこれでもかこれでもか、と
出てくるのにもゲンナリ。
「パウラ」読むと、アジェンデのせこさがよくわかるから、
「精霊たちの家」がせこい(特にブランカの結婚以降)理由もよくわかりました。
729吾輩は名無しである:04/12/12 23:48:11
ブラジル文学だけ浮いてるよなあ。
なんかぱっとしない。
ポルトガル語圏で大作家っていないしなあ。
サラマゴだってマイナーだし。
730吾輩は名無しである:04/12/12 23:52:55
そこでコエーリョですよ。
731吾輩は名無しである:04/12/13 00:01:45
不愉快ですね
732吾輩は名無しである:04/12/15 08:11:25
四天王についての話が少なすぎだろ?おまいら。
しっかりしろよ。ったく。
733吾輩は名無しである:04/12/15 23:50:51
ヨンさま来てるってさw
734吾輩は名無しである:04/12/17 10:12:53
>>729
もともと「ブーム」がスペインの出版社によって仕組まれたものですから。
もちろん、そのなかからすばらしい作家が何人も出ていますが。
735吾輩は名無しである:04/12/17 10:51:16
>>733
もともと「ブーム」が日本の広告会社などによって仕組まれたものですから。
もちろん、そのなかからすばらしいドラマも制作され(ry
736吾輩は名無しである:04/12/17 18:18:05
アストリアスの「大統領閣下」を読み始めたのですが、面白くなりそうな予感がしません。
期待が大きかったので少しへこんでます。挫折しそうです。
内田吉彦・木村榮一訳の集英社版です。読み進めるべきですか?
737吾輩は名無しである:04/12/17 19:01:08
>>736
貴方の好みが分からないから何とも言いようがないが、
ラテンアメリカ文学が初めてなら、その本を入り口にするのはお勧めしない。
738吾輩は名無しである:04/12/17 19:49:45
>>737さん
736です。今まで読んできて好きなのは
「族長の秋」マルケス、「精霊たちの家」アジェンデ、「秘密の遊戯」コルタサルなどです。
737さんは「大統領閣下」を読んでどう感じられましたか?読んでよかったですか?
まだ本当に序盤なので、おもしろいならぜひ読み進めたいのです。
739吾輩は名無しである:04/12/17 22:43:23
百年の孤独がいいかと 
  
740吾輩は名無しである:04/12/18 06:03:21
>「秘密の遊戯」
混じっとる(笑)
 
アストリアスは微妙なのかな。
『大統領閣下』は読んだことないけど、『グアテマラ伝説集』はあんまりおもしろくなかった。
741吾輩は名無しである:04/12/31 17:09:55
りょさあげ
742吾輩は名無しである:04/12/31 21:48:49
&hearts;
743吾輩は名無しである:04/12/31 21:49:26
&hearts; 
744吾輩は名無しである:05/01/01 00:48:47
りょさはりょさげ
745吾輩は名無しである:05/01/01 21:18:54
こえーりょはこえーりょ
746吾輩は名無しである:05/01/01 22:15:36
若手は台頭しとるんかな
747鍬蔵 ◆r57/schizo :05/01/03 22:06:20
今年は世界終末戦争が復刊されるように。
正月最後に祈念age
748吾輩は名無しである:05/01/05 00:19:57
>>745
ブラジルはNG(w
749吾輩は名無しである:05/01/05 00:34:41
ブエンディーア将軍は銃殺隊の前に立つ羽目になった時
別れの句を羊皮紙にしたためたnurupo dos solidad
  
750吾輩は名無しである:05/01/05 05:30:22
>>749
gga de soledad

ところで、リョサのオススメありませんか?「密林の語り部」というのを読んだのだけれど、あまりおもろくなかった。
英語訳しか出てないヤツとかでもいいです。
751吾輩は名無しである:05/01/05 08:12:43
ホセ・ドノソ「夜のみだらな鳥」
752吾輩は名無しである:05/01/05 11:33:35
リョサ
若い小説家に宛てた手紙 を読んでるがなかなか味わい深い内容

世界終末戦争 読んで見たいものだ 

ヌルポルタージュみたいなのか
753吾輩は名無しである:05/01/05 20:10:11
ところで751はなにが言いたいのであろうか?
754吾輩は名無しである:05/01/05 20:35:51
作家を超えて、みだ鳥がオススメと思ったんではなかろうか
755吾輩は名無しである:05/01/05 23:28:13
>>750
リョサ

「パンタレオン大尉と女たち」
http://www.fukkan.com/list/comment.php3?no=2579
と言いたいところだが入手困難な為
「フリアとシナリオライター」
http://park8.wakwak.com/~w22/525.htm
あたりが無難であろう。
756吾輩は名無しである:05/01/06 00:44:33
>>752
ガッ

おれも『フリアとシナリオライター』に一票。
だが、どうもリョサのタイトルって今ひとつおもしろそうに見えないな。
757750:05/01/07 10:17:45
>>755,>>756
サンクス。「フリアと〜」amazonで注文しといた。英語のペーパーバックだったら半額だったけど。
758吾輩は名無しである:05/01/12 14:59:13
『フリオ・コルタサル』 復刊特集ページ
ttp://www.fukkan.com/group/?no=3186
759吾輩は名無しである:05/01/13 23:14:17
>>コルタサル
短編集が無難だ。
石蹴り遊びは止めておけ。
760750:05/01/20 02:00:02
「フリア〜」読んだ。おもろかった。薦めてくれた人サンキュ。
761吾輩は名無しである:05/01/20 02:07:59
これはいいよ!ていうマイナーな翻訳作品知ってる人おしえてください。
762吾輩は名無しである:05/01/20 20:25:01
>>761
「追い求める男」

メジャー?
初読の頃、ジャズ好きなのでハマった
763吾輩は名無しである:05/01/21 00:12:49
764吾輩は名無しである:05/01/21 16:02:56
大いなる文法学者の猿
765吾輩は名無しである:05/01/22 02:56:36
っていうかメジャーな翻訳のほうがないような・・・
766吾輩は名無しである:05/01/23 04:56:45
「これ以上待てないよ来月結婚だ」
「ヴぁかなこと考えないで、クレスヌルポ 
氏んでもあたいはあんたなんかとケコーンしないわよ」
cien de nurupo 
767吾輩は名無しである:05/01/23 14:19:37
>>766
cien anos de ガッ
768吾輩は名無しである:05/01/23 20:49:52
プイグの『リタ・ヘイワースの背信』(国書)
読んだ人いる?
1200円で売ってたのを昨日見つけて、
かおうかどうかちょっと迷ってるんだけど・・・

ぜんぜん評判聞かない本だよね?
こんなのあるとはしらなかった。
769吾輩は名無しである:05/01/23 21:06:49
>>768
迷ったときは買ったほうがいいと思います。
つまらなかったら売ればいいし、おもしろければ儲けものってことで。

>バルガス=リョサらと並ぶラテンアメリカ文学の巨星が、口語・俗語・卑語を徹底的に駆使しつつ
会話・内的独白・日記・作文・投書・ノート・手紙等のコラージュとのいうべき特異な構成によって
書き上げた力作。この一作でプイグは一躍ラテンアメリカ文学界の寵児となったのである。

ググったらこんな文章でてきました。読んだら感想よろです。
770768:05/01/23 21:12:57
>>769

即レス、サンクスです。
素直に買って素直に読みます。
771吾輩は名無しである:05/01/23 22:57:58
>>768
それプイグの処女作じゃなかったっけ?
772吾輩は名無しである:05/01/23 23:22:31
ブサイクな処女と読んでしまった・・・orz
773吾輩は名無しである:05/01/24 01:40:21
パスの泥と子供たちおもしろかったです。
弓と竪琴、本屋にないんですが、アマゾンでも時間かかるらしいし。
英訳は読みやすいんでしょうか。
774吾輩は名無しである:05/01/24 03:44:59
ちくま学芸文庫版も?
775吾輩は名無しである:05/01/24 15:50:44
キューバ革命無しにラテンアメリカ文学無し!
みんな左翼になろう!!!
776吾輩は名無しである:05/01/24 21:04:20
もう、左翼だよ。
777吾輩は名無しである:05/01/27 21:24:31
くだらないんだけど、今日うちの親父が「おい、助けてくれー」って言うから見に行ったら
セーター脱ごうとして頭がひっかかって、脱げずにもがいてたの。
「お、これはリアルでコルタサルの『誰も悪くはない』だね!」なんて思っちゃった。
その後親父は私の助けで無事に生還しました。
778吾輩は名無しである:05/01/31 01:25:10
リョサの「神殺しの歴史」よんでみてー
英訳でてんのかな?
779吾輩は名無しである:05/01/31 01:31:49
難しいよ。リョサは
780吾輩は名無しである:05/02/02 18:57:45
野谷先生に頼んでみればいいじゃん
781吾輩は名無しである:05/02/08 21:23:11
国書の『パラディソ』いつー
いつなのいつーいつなのさー


と軽くだだこねておこう
782吾輩は名無しである:05/02/17 19:02:20
『愛その他の悪霊について』は評判悪い?
783吾輩は名無しである:05/02/19 02:09:59
作家でいうとマルケスとか?
有名どこ二三人あげてけさい
784吾輩は名無しである:05/02/19 02:15:14
パウロコエーリョ
785吾輩は名無しである:05/02/19 22:37:20
コルタサル
786吾輩は名無しである:05/02/20 13:58:43
「百年の孤独」を読むなら、旧訳と新訳のどちらがおすすめですか?
どこかで新訳はだめという意見の人がいたので、購入をためらっているのですが。
どうせ読むならおもしろいほうで読みたいので、ご意見よろしくお願いします。
787吾輩は名無しである:05/02/20 17:34:37
訳の出来に左右されるようなやわなものでは無い。
読まねば一生の損と思え。
788吾輩は名無しである:05/02/21 18:51:49
『ホセ・ドノソ』 復刊特集ページ
ttp://www.fukkan.com/group/?no=3274
789吾輩は名無しである:05/02/22 20:13:50
790吾輩は名無しである:05/03/02 02:03:57
>781

旦敬介氏が研究課題でレサマ=リマ挙げてるぞ。
そのうち出るかもしれん。
791吾輩は名無しである:05/03/02 22:41:46
『アレッホ・カルペンティエール』 復刊特集ページ
ttp://www.fukkan.com/group/?no=3291
792吾輩は名無しである:05/03/15 06:09:49
「みだらな鳥」オリジナル語版を買ってみたけど、
もう最初の数頁で挫折しかけてます。
(手頃価格で装丁秀逸、何とかなりそうと衝動買い)

これ、どっかでどうにかして何とか和訳本読めませんか?
単行発刊なしで全集収録で絶版中というのがわかりました。
でも、日本語なら何とか筋が追えそうなので、読みたい。
ビムボーニンなので高い値づけの古本は買えません。
一回読めればいいので一般人の入れる公立図書館紹介でもいいです。
よろしく、です。

ちなみに、、、
一緒に買ったホルへフランコは何とかオリジナルの方も読み通せた。
会話文がプイグの「スパイダーウーマンの接吻」と同じで、
Bアイレスど訛りのヘンタイ動詞活用のオムパレでした。
ラパムパとアンデスの局所、局所が変態訛りでつながるなんて、
地域の民族、部族や人種が複雑怪奇に入り組む
南米大陸の不思議さ故なんでしょうかね。
793吾輩は名無しである:05/03/15 23:04:20
 ボルヘスとか有名なのは駄目です?
794吾輩は名無しである:05/03/16 00:05:21
>>792
ちょっとした公立図書館なら
何処にでもあると思われ。
ドノソ 著 : ラテンアメリカの文学 11「夜のみだらな鳥」 集英社
ただし開架には無さそうので、検索してもらえ。
というか近場の図書館になくてもほかの図書館にあれば、取り寄せてくれるよう依頼すれば
手続きしてくれるっしょ。
796吾輩は名無しである:05/03/16 01:49:31
>>794-795
どうもでした。
数日後にでも探索に旅立ってみます。

最寄りの市立中央図書館はビンボーなのやら、アホ揃いなのやら、
規模は「ちょっと」水準を越えてるんだけど
有名芸能人のエッセーやらはボンボン複数部いれても
低利用率の本(これとか、絶本になるぐらいだから)
は文教予算の効率性やら、納税市民マジョリティ様の声の尊重、
やらなんやらでダメダメ状況なんだそうです。
いるのも図書館員って感じじゃなくて、ただのパートおばんだし。
ああ文句いってもしかたないけど、この場をお借りました。

どっか都内の区立図書館あたりで手堅いとこがあれば、いいんですけど
797吾輩は名無しである:05/03/16 03:29:57
>>769
ドノソの「夜のみだらな鳥」 はラテンアメリカの文学叢書以外にも、
集英社版世界の文学にも収められているので、ブクオフの100円
コーナーに転がっている可能性がある。
ハシゴしてみたら?
798797:05/03/16 03:32:43
訂正
>>769>>796
799吾輩は名無しである:05/03/16 18:50:02
>>797
はい、図書館以外もBオフも含めてきながに探してみることにします。
で、

Q:全集収録、以外に単体発行もされていたんですか?
(棚を探すときのめやす情報としてのお尋ねです)
800吾輩は名無しである:05/03/16 19:07:37
世界終末戦争復刊希望あげで800ゲット
801吾輩は名無しである:05/03/16 19:58:25
>>800
マメに探せばオク関係に出てくるよ、定価以下で。
年に一冊くらいかなあ。
802吾輩は名無しである:05/03/16 20:11:19
>>801
レスありがとうございます。
ここ1年程ネットや古本屋で探していますが、どれも5000円以上の値がついてます。
復刊待ちか高価な古本を購入するか迷っています。
定価以下のブツは見たことないなぁ。
803吾輩は名無しである:05/03/16 22:06:14
早稲田なんか探せば500円くらいでありそうだぞ
804吾輩は名無しである:05/03/16 22:26:05
復刊待ちって、復刊なんかするの?
素直にamazonとかで網かけた方が早そう。
805800:05/03/16 22:36:27
>>803
レスサンクス。
関西圏在住者ですので関東の事情には疎いです。
神田に一度行ってみたい・・・
(東京出張を命じられたら喜んで行くでしょうw)

>>804
新潮文庫化の可能性あるかなぁって思ってます・・・
806吾輩は名無しである:05/03/17 00:36:56
>>805 「緑の家」でさえ絶版なので、残念ながら「世界・・・」が文庫化することはないのでは・・・
807吾輩は名無しである:05/03/17 00:49:50
白水社や彩流社で出てればよかったのに。
808吾輩は名無しである:05/03/17 22:09:50
みだらとか緑とか、

東京は知らんが、
地方の場合、県立図書館レベルならあるだろう。
809800、805:05/03/18 20:37:05
> 「緑の家」でさえ絶版なので

「緑の家」絶版なんですか。知らんかった。
家の本棚にほぼ新品の状態で眠ってるなぁ・・・
「緑の家」読みながら果報を待つか・・・orz
810吾輩は名無しである:05/03/18 22:18:04
マリオ・バルガス=リョサ
ttp://www.fukkan.com/group/?no=3014
ホセ・ドノソ
ttp://www.fukkan.com/group/?no=3274
G・ガルシア=マルケス
ttp://www.fukkan.com/group/?no=2999
アレッホ・カルペンティエール
ttp://www.fukkan.com/group/?no=3291
フリオ・コルタサル
ttp://www.fukkan.com/group/?no=3186
811800、805:05/03/18 22:30:01
>>810
サンクス

集英社文庫のラテンアメリカ文学は充実してたなぁ。
学生の頃、積極的に購入した。(安価なので)

でも殆ど未だに積読な罠。
(当時WSバロウズやピンチョンを重点的に読んでたせいもあるが・・・)

しかし、『族長の秋』まで絶版とは・・・

俺のような思いの人結構いるんだろうな。
812吾輩は名無しである:05/03/19 01:19:28
>>811
>集英社文庫のラテンアメリカ文学は充実してたなぁ。
>でも殆ど未だに積読な罠。

エスパーさんですか?
813800、805:05/03/19 19:22:29
>>812
エスパーって誰ですか?

つい最近2chを見だした者ですので・・・
814吾輩は名無しである:05/03/20 22:44:17
タイムリーだが、今日注文した「みだらな鳥」が届いた。
ネット専門古書店で1200円だったよ
集英社の奴。
こまめに探せばあるんじゃない?
グーグルで俺は見つけた。
815吾輩は名無しである:2005/03/21(月) 22:00:16
「電車男」で稼いだぶんのごく一部でいいから
「世界終末戦争」の復刊費用にあててほしいと思うわたくしであった
816吾輩は名無しである :2005/03/22(火) 02:52:22
マリオ・バルガス=リョサ『世界終末戦争』
ttp://www.fukkan.com/vote.php3?no=1924

マリオ・バルガス=リョサ『緑の家』
ttp://www.fukkan.com/vote.php3?no=12240

G・ガルシア=マルケス『族長の秋』
ttp://www.fukkan.com/vote.php3?no=10422

復刊なんとかならないでしょうか
817800、805:2005/03/22(火) 19:10:13
>>814
つい今しがた『みだらな鳥』を注文しました。
私も、ネット専門古書店で1200円のヤツを見つけてしまったのでw
818吾輩は名無しである:2005/03/22(火) 21:29:21
「夜のみだらな鳥」読んで下痢した。
肉体に変調をきたすな、あれは
819吾輩は名無しである:2005/03/23(水) 21:24:04
フエンテスの「アウラ・純な魂」読了。
岩波でもっとラテアメ出してほしい。コルタサル復刊キボン。
820吾輩は名無しである:2005/03/24(木) 01:48:13
>>810に追加

カルロス・フエンテス
ttp://www.fukkan.com/group/?no=3348
821800、805:2005/03/24(木) 10:59:34
「夜のみだらな鳥」ただいま到着あげ
822吾輩は名無しである:2005/03/26(土) 00:45:48
俺もついさっき『夜のみだらな鳥』を注文してきた。
1500円。
823吾輩は名無しである:2005/04/04(月) 00:18:25
ここはみだらなインターネットですね。
824吾輩は名無しである:2005/04/11(月) 01:29:46
いま「孤独の迷宮」を読んでいる。
メキシコにも行ってみたい。
825 :2005/04/15(金) 15:04:15
コルタサルの「悪魔の涎・追い求める男」がお気に入り。
漫画家古谷実(稲中卓球部の作者)もリスペクトしている作家です。
とくに、ウンコしたら兎がでてきたという短編なんて、
「稲作」でオマージュされてるくらいです。
826吾輩は名無しである:2005/04/15(金) 23:19:09
>>824
その昔、高校生の頃、荒木飛呂彦のゴージャスアイリンを読んで、コクトーの詩集を
買ってきたことを思い出した。
今度は 、コルターサルからアントニオーニに横滑りしてみたら?
827吾輩は名無しである:2005/04/19(火) 06:39:41
>>825
げろったらウサギじゃなかった?

『みだらな鳥』はじんわり陰湿な感じがいい。
『百年の孤独』は開放的すぎて落ち着かない。
828吾輩は名無しである:2005/05/15(日) 14:39:54
孤独の迷宮の次に「弓と竪琴」読んでるけど
パスはすごいな。文学理論とかはあまりよくしらないけど、
いちいち感心してしまう
829吾輩は名無しである:2005/05/19(木) 11:37:15
ガルシア=マルケスって、ガルシア=マルケスで一つの名字なんだってね。
だから、マルケスとだけ呼ぶのは、佐藤さんを、藤って呼ぶみたいなもんだって。
830吾輩は名無しである:2005/05/19(木) 20:53:57
正確にいうと父方の名字と母方の名字なんだけどね
ガルシアが父親でマルケスが母親
831吾輩は名無しである:2005/05/20(金) 00:57:50
今日久しぶりに隣町の古本屋行ったら
バルガス=リョサ(バルガス=ジョサになってるけど)の
『ラ・カテドラルの対話』集英社 世界の文学 があった
832吾輩は名無しである:2005/05/21(土) 07:53:34
コルタサルの「石蹴り遊び」は1978年の初版から文庫に至るまで
土岐さんの訳に変わりはないの?
近くの古本屋に昔の「石蹴り遊び」があるんで買おうか悩んでるんだが
もし訳が変わらず、新訳になってないなら買いたい
833吾輩は名無しである:2005/05/21(土) 15:06:21
などということを悩む前に確保しておかないとあとで後悔するぞ
834吾輩は名無しである:2005/05/21(土) 17:57:53
「石蹴り遊び」は世界の文学、ラテンアメリカの叢書、文庫と形を変えて出ているが、訳者はすべて土岐。
形態をかえるごとに、訳者による手直しが入っている。
このスレでは「石蹴り遊び」が苦手って人が多かったように記憶しているが、
それはひとそれぞれで、私としては、ラテンアメリカ文学の中では最も好きな本のひとつ。
ってことで、>>833の言うとおり、悩む前に確保しておくことをおすすめする。
835吾輩は名無しである:2005/05/21(土) 22:13:37
難解という話を聞くんで
新しいほう(つまりは文庫)がより分かりやすいのかなと思ったんだよ
ちなみに俺が見かけたのは世界の文学シリーズの初版
836吾輩は名無しである:2005/05/21(土) 23:01:32
>>835
幾らだった?同じのがネット古本屋だと1000円であるよ。
837吾輩は名無しである:2005/05/21(土) 23:28:55
世界の文学シリーズならブクオフをまめに探せば100円で見つけられるので
気の長い人はそうしなさい
838吾輩は名無しである:2005/05/22(日) 00:04:52
>>836
1500円だったよ
1500円くらいでうじうじ悩むような本じゃないと思って買うことにしたよ
ブックオフで気長には待てないな〜(最近、『緑の家』読んですごい面白いと思った。ああいう入り組んだのを体が求めてる)
839吾輩は名無しである:2005/05/22(日) 13:17:53 BE:144309683-
それなら面白く読めるんじゃない?
840吾輩は名無しである:2005/05/29(日) 15:51:01
集英社文庫版 ラテンアメリカの文学
ttp://www.fukkan.com/vote.php3?no=28403

生き残っているのは、『砂の本』だけ・・・。
841吾輩は名無しである:2005/05/29(日) 23:02:22
近所の図書館に
世界の文学シリーズの
『夜のみだらな鳥』
『ら・カテドラルの対話』
『石蹴り遊び』
が各1000円で売ってた
842吾輩は名無しである:2005/05/29(日) 23:03:53

古本屋ね
843吾輩は名無しである:2005/06/01(水) 10:45:23
>>841
集英社の「世界の文学」はどういうわけかブックオフによく出てる。
ブックオフをマメに探せばもっと安く手に入るはず。
844吾輩は名無しである:2005/06/01(水) 15:22:57
ttp://homewww.osaka-gaidai.ac.jp/~matsuken/biblio.latino.htm

ガイシュツかもしれんが、こんなところを参考にいろいろ探すのも悪くはないな
845吾輩は名無しである:2005/06/03(金) 11:52:38
バルガス・リョサって大統領選挙に出て、フジモリ元大統領に負けたんだっけ?
846吾輩は名無しである:2005/06/03(金) 13:57:50
>844
宣伝ご苦労。
847吾輩は名無しである:2005/06/09(木) 01:55:29
世界終末戦争その他、どうしても読みたい人は
図書館利用するのはどうかしら
都内のある区の図書館使い始めたんだが、
現代海外文学めぼしいのほぼ揃ってたぜ
もちろんラテンアメリカものも

で、世界終末戦争だけど
大佐やルフィーノといった男前が物語から退場する
辺りから飽きがきてしまった(どなたかも書いてらしたが)
ジョアン組も魅力を感じなくなってくる
一般的読者の視点から言えばフリアのほうがおもしろくないか?
848吾輩は名無しである:2005/06/09(木) 19:53:25
>>847
図書館は皆利用してるんじゃない?
そのうえで手元に置きたくなるんだよ
849吾輩は名無しである:2005/06/20(月) 20:21:07
すみません、どなたかアルゼンチン文学の簡単な概要のようなものを教えていただけないでしょうか?
それから、アルゼンチンの作家を5,6人挙げるならこれらの作家、
というのがあれば教えていただきたいです。
850吾輩は名無しである:2005/06/21(火) 00:03:58
ボルヘス
ムヒカ・ライネス
サバト
コルタサル
ピオイ・カサレス
マヌエル・プイグ
851吾輩は名無しである:2005/06/21(火) 23:55:31
七悪魔の旅  ムヒカ・ライネス著/西村英一郎訳
中央公論新社・07月25日・2,625円・ISBN:4120036618
地獄の大魔王に叱責され、7つの大罪を担う悪魔たちは獲物を探して
時空を超える旅に出た。アルゼンチン発の傑作エンターテイメント。
http://www.honya-town.co.jp/servlet/jp.co.honya_town.p3.CMclipServlet?url=/UC/cgi-bin/UC01c010.exe%3Fweek%3D0%26genre%3D1
852吾輩は名無しである:2005/06/28(火) 15:14:51

おもしろそうっすね かいます
853吾輩は名無しである:2005/06/30(木) 18:49:02
「めくるめく世界」
「フリアとシナリオライター」
「夜になるまえに」
「この世の王国 」
を注文した。届くの楽しみだ。
でも切実に読みたいラテン物って「迷宮の将軍」なんだよね。
854吾輩は名無しである:2005/07/03(日) 16:47:06
>>851
延期かな??
そのリンク先にも中公社の予定にも入ってないみたいだけど。
ttp://www.chuko.co.jp/new/comming.asp
855吾輩は名無しである:2005/07/17(日) 00:00:23
ピオイ=カサレスの「豚の戦記」っておもしろい?
856吾輩は名無しである:2005/07/17(日) 00:08:20
夢の本
857吾輩は名無しである:2005/07/17(日) 20:58:17
>>855のおもしろさの基準が分からないとどうとも言えない。
文庫だし手にはいるなら読んでみれば?
858855:2005/07/19(火) 23:07:48
実は「豚の戦記」読んでみたけどおもしろくなかったんよ。
859吾輩は名無しである:2005/07/20(水) 07:39:37
>>858
おれももうちょっと土着信仰とかの話題が多いかと思ったら、
老人の繰り言ばかりで途中でやめちゃったんだよね。

集英社文庫ではプイグとガルシア=マルケスしかおもしろいのが
なかったなー。あ、今読んでるドノソは結構おもしろそう。
スーパーモデルには顔がなくて毎朝男が目や眉を書いて、赤い紙
で口を作る話。
860吾輩は名無しである:2005/07/20(水) 19:19:10
ミゲル・アンヘル・アストゥリアス
ttp://www.fukkan.com/group/?no=3563

フアン・ルルフォ
ttp://www.fukkan.com/group/?no=3578
861吾輩は名無しである:2005/07/20(水) 20:26:28
豚の戦記はおもしろかったよ
いわゆる「マジックリアリズム」を求めるならつまらないだろうね
862吾輩は名無しである:2005/07/21(木) 23:03:30
中公のサイトに「七悪魔の旅」キタ━━━(゚∀゚)━━━!!
ttp://www.chuko.co.jp/new/2005/07/003661.html
863吾輩は名無しである:2005/07/24(日) 21:40:33
カルペンティエル『失われた足跡』を読んでいるんだけど、
どうものめりこめない。
864人権擁護法案反対:2005/08/02(火) 19:49:37
『七悪魔の旅』売ってねぇぇぇ
新宿とか池袋ならある?
865吾輩は名無しである:2005/08/08(月) 20:40:41
今頃ようやくフリア読了。おもしろかった。
途中まではふ〜ん程度だったけど、中盤過ぎてからワクワクして読んだ。
ラジオドラマ面白すぎ!登場人者が錯綜し出してからがもう最高。
ところで本物のフリアおばさんは美人なんでしょうか?気になる。
866吾輩は名無しである:2005/08/08(月) 20:45:22
867吾輩は名無しである:2005/08/09(火) 00:50:24
バルガス・リョサの「緑の家」が古本屋で730円売ってたけど・・・買わんかった
868吾輩は名無しである:2005/08/14(日) 07:06:19
かえよ。
869吾輩は名無しである:2005/08/24(水) 01:35:47
エル・アレフ  ホルヘ・ルイス・ボルヘス著/木村榮一訳
平凡社・09月09日・1,050円・ISBN:4582765491
ダンテに霊感を得た表題作のほか「不死の人」「死んだ男」などを含む短篇集。
博覧強記の驚異の世界。最良の訳者による新訳。
870吾輩は名無しである:2005/09/02(金) 21:13:04
このスレ見て、今図書館で借りた「百年の孤独」を読んでいる。
今まで読んだことのない、不思議な魅力。
871吾輩は名無しである:2005/09/13(火) 09:53:51
エバ・ルーナget@ブクオフ950円
絶版なのかな?
872吾輩は名無しである:2005/09/13(火) 16:11:02
集英社世界の文学、全巻揃いを一万八千円で買いました。
石蹴り遊びが四つに増えたのは気にせずに、夜のみだらな鳥読もうと思います。
873吾輩は名無しである:2005/09/13(火) 22:17:15
>>871
うぉっ、いいなー。いらなくなったら是非ヤフオクへ。
874吾輩は名無しである:2005/09/18(日) 00:54:30
保守ます
875吾輩は名無しである:2005/09/18(日) 01:13:28
マルケス全部読破したんだけど彼に近い作家は誰でしょう?
876吾輩は名無しである:2005/09/18(日) 04:17:29
マルケス読破する間に、幾人かのラテンアメリカ作家の
作品は読んだんでしょう?
もし違うならびっくり(悪い意味に聞こえたらごめん)
性質は違えど並び称されるのはバルガス・リョサあたりだろうか
テーマのでかさ、作品の冗長さは似てると思う
877吾輩は名無しである:2005/09/18(日) 21:47:46
ガルシア=マルケスはワンアンドオンリーだからなあ……。
リョサも『緑の家』以外はエンターテインメント系でちょっと
ちがうような。

奇想という点では
・ドノソ『みだらな鳥』
・アレナス『めくるめく世界』
がおすすめ。
878吾輩は名無しである:2005/09/19(月) 01:14:22
>>877
フォークナーから頂けるだけ頂いているのに、
ワンアンドオンリーだからなあ……ってのは微妙じゃないか?

879吾輩は名無しである:2005/09/19(月) 01:54:17
>>877
カテドラルとか終末戦争とかあるじゃん
880吾輩は名無しである:2005/09/19(月) 02:17:42
マルケスに近い作家ならフォークナーだよね
881吾輩は名無しである:2005/09/19(月) 07:18:54
ここ読んでて思ったけど絶版多いのね。ほとんど家にあるな。まあ俺ももう32だし・・・。
俺は「石蹴り遊び」が一番好き。

ラテンアメリカ以外ではみんな何読んでんの?
882吾輩は名無しである:2005/09/19(月) 14:59:48
絶版といえばドノソの「ラテンアメリカ文学のブーム」が永遠の探求書入りしつつある俺
883吾輩は名無しである:2005/09/23(金) 02:04:42
2005年ボルヘス会大会のご案内:
日 時:2005年9月24日(土)午後2時〜(5時半終了予定)
(2時より会員総会、2時半より講演会を行う予定です)
場 所:早稲田大学西早稲田キャンパス16号館406教室

講 師: 萩原 徹也氏(本会会員)
「ボルヘスとオブセッション―記憶と視覚表象の記述をめぐって」
講 師: 辻原 登氏(作家)
「盲目について」
ttp://homepage2.nifty.com/jorgeluisborges/
884吾輩は名無しである:2005/09/23(金) 07:05:09
引越しのため本を整理していたら「世界終末戦争」が出てきた。
買った記憶ないのにw
885吾輩は名無しである:2005/09/23(金) 11:05:45
ロドリゴ・レイローサはなかなかおもしろいよ!
夜のみだらな鳥と世界終末戦争を買っておきたいが、ネットが一番安いかな
886吾輩は名無しである:2005/09/24(土) 02:00:25
マルケスのコレラと自叙伝の邦訳はどうなってんでしょう?
887吾輩は名無しである:2005/09/26(月) 18:42:42
ラテアメアンソロジーのおすすめ教えて
888吾輩は名無しである:2005/09/27(火) 09:59:53
>>887
ラテンアメリカ怪談集
でも絶版か・・・。
889吾輩は名無しである:2005/09/27(火) 11:41:48
890吾輩は名無しである:2005/09/28(水) 05:38:55
>>889
「美しい水死人」、ヤフオクにでてるよ。
昨日チェックしたからまだあるはず。

「ブエノスアイレス事件」昨日読み終わった。
蜘蛛女より好きかも。
891吾輩は名無しである:2005/09/28(水) 19:33:33
七悪魔の旅って面白い?
892吾輩は名無しである:2005/09/30(金) 19:09:25
今日、鎌倉に遊びに行って
立ち寄った古書店で
リョサ『緑の家』のハードカヴァーをゲットしました。
1050円。
嬉しいあげ
893吾輩は名無しである:2005/10/05(水) 10:29:12
それあんまり面白くなくね?>緑の家
894892:2005/10/10(月) 21:17:48
>>893
俺はまだ読み始めてないから分からんが
面白いという声は聞くよ。
あんた、読んだの?
895吾輩は名無しである:2005/10/11(火) 10:27:31
読んだよ。
でもすまん、まだ読んでない人に言うせりふじゃなかった。
しかも面白くないっていうのも、言い方が悪かった。
あんまりネタバレしても悪いから、お前さんが読み終わってから感想を言いましょう。
896吾輩は名無しである:2005/10/12(水) 21:55:27
いやいやそれなりに面白いよ
わたしは図書館で借りて読んだから現物ゲットうらやましいよ
長いけど頑張って読んで下さい
897吾輩は名無しである:2005/10/17(月) 05:07:17
>>892
私も買った。オクで1000円。(まだ読んでいない)
フエンテスの「アウラ、純な魂、その他短編」読んだ。
「純な魂」よ良かった・・・ってか、読み終わって時間が経つにつれて、じわじわと来る、絶対に忘れない話。
898吾輩は名無しである:2005/10/17(月) 19:01:45
>>897
「純な魂」いいですよね。私も好きです。あの短編集、地味だけどすごくいいと思う。
899吾輩は名無しである:2005/10/18(火) 13:25:09
この板、知り合いいそうで何か怖いなあ・・・。
みんなABCとかPBCの海外小説棚付近をうろうろしてそう。
900吾輩は名無しである:2005/10/18(火) 13:28:18
緑の家、近くの古本屋で650円で売ってたぞ。状態もいいし
高くねーか
901吾輩は名無しである:2005/10/31(月) 12:32:57
神保町古本祭りで探してみたが、
欲しいのは見つからず・・・。
あそこにはないのか?!
902吾輩は名無しである:2005/11/02(水) 14:07:21
「この世の王国」読んだ。
面白かった。
でも、同じ文庫の収録の「亡命者庇護権」の方が面白かったぜ。
903吾輩は名無しである:2005/11/04(金) 22:28:12
>>884
いいなぁ
俺も家の中を探してみよう。
むろん買った記憶はないw
904吾輩は名無しである:2005/11/07(月) 12:17:28
精霊たちの家100円ゲット嬉しいあげ
905吾輩は名無しである:2005/11/07(月) 17:50:49
百年の孤独スレで暴れまわってた奴か?
906吾輩は名無しである:2005/11/27(日) 10:05:05
ルルフォーーーーーーーーーーーーッヽ (●∀● )
907吾輩は名無しである :2005/11/28(月) 00:15:46
パラディソはいつになったら出るんだよ。
908吾輩は名無しである:2005/12/03(土) 01:39:50
みんな投票してね

世界終末戦争
ttp://www.fukkan.com/vote.php3?no=1924

族長の秋
ttp://www.fukkan.com/vote.php3?no=10422
909吾輩は名無しである:2005/12/04(日) 00:49:13
05年セルバンテス賞の受賞者はメキシコの小説家 Sergio Pitol に決まった。
ttp://www.eluniversal.com.mx/miami/16064.html
残念ながら邦訳はない模様。

ちなみに過去の受賞者。おや、ガルシア=マルケスは受賞してないんだな。
ttp://www.epdlp.com/premios.php?premio=Cervantes
910名無し物書き@推敲中?:2005/12/13(火) 12:32:39
s
911吾輩は名無しである:2005/12/17(土) 21:15:15
スペイン文学もしくは南米文学で読みやすいものってなにかある??
あまり古いと現代スペイン語と違ってそうだし(キホーテとか)
912吾輩は名無しである:2005/12/17(土) 21:51:42
ガルシアマルケス 予告された殺人の記録

安い 薄い 作品自体の完成度の高さ
913吾輩は名無しである:2005/12/18(日) 22:50:04
みなさん マルケスしかよんだことない者ですが都内だとどこの店が南米文学を多く
を多く取り扱ってますかね? 神保町のあたりにあるとなおうれしいんですが
914吾輩は名無しである:2005/12/19(月) 09:09:14
>>312
なるほど、あれはちょっと文章が難しそうですが読んでみようとおもいます
915吾輩は名無しである:2005/12/27(火) 18:26:10
三つのブルジョワ物語。すげー。
916無名草子さん:2006/01/01(日) 14:07:12
つまりそういう世界
「ペドロ・パラモ」、かなりわけわからない。
でもそのまま読んでいたらだんだん面白くなってきた。
918名無し物書き@推敲中?:2006/01/11(水) 13:35:43
笑ってはいけない
君あっちでも見たな
プイグの「蜘蛛女」
映画化もされて(にほんでも公開)
全編会話だけ話が進むし、すっげ〜おもしろかったけど

ボス、ボス、ボス
おまいがぜんぶボス活用でアルジェンチンコになっちゃうんだよね
921名無し物書き@推敲中?:2006/01/25(水) 12:08:55
一万八千円
夜のみだらな鳥、さんざ期待してメモまで取りながら読んだが
いまいちだった。
ばばあの生態がよく書けてるとは思ったが。
923名無し物書き@推敲中?:2006/02/09(木) 12:12:55
t
924名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/02/09(木) 14:52:10
柴田ってホモだろ?
ラテアメに影響を受けてる日本の現代作家って誰かいますか?
筒井康隆とか
927名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/02/10(金) 19:05:56
星野智幸、古川日出男、目取真俊などは影響を受けてるんじゃない?
あと、大江や中上、池澤夏樹等の作家の作品の一部も影響を受けていると
思いますよ。
928名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/02/11(土) 01:17:51
アジェンデの精霊の家が見つかんねぇ。
なぜか家に三冊あります。
エバ・ルーナ復刊してほしい。
>>928
ヤフオクへゴー!
932吾輩は名無しである:2006/02/23(木) 12:47:46
精霊の家は普通に新刊がない? 自分は最近新刊を店頭で買いました。百年の孤独で目覚めていま「めくるめく世界」を読んでる。よくわからんけどやたら面白いなあ。
933吾輩は名無しである:2006/03/10(金) 15:37:55
百年の孤独スレで暴れまわってた奴か?
934932:2006/03/10(金) 16:34:07
>>933

暴れたりなんかしてないよ。
百年の孤独は暴れたいくらい面白かったけど…。
めくるめく世界も面白く読んだ。
ラテンアメリカ文学の本は書店で手に入りにくい
ものが多いけど探せば見つかるもんだね。
部屋の片隅に積み上がってきた。
935吾輩は名無しである:2006/03/10(金) 16:44:01
まあ、個人的にはラテンアメリカ好きだから許す
936吾輩は名無しである:2006/03/11(土) 00:31:58
緑の家読了
圧倒されたね
手元には、ラカテドラル、フリア、百年の孤独、族長の秋、みだらな鳥、石蹴り遊び、春の祭典
ってあるけど何から読もうか迷う
937吾輩は名無しである:2006/03/11(土) 01:21:07
積み上がり方うちと似てるなーw。
次は緑の家と決めた。
938吾輩は名無しである:2006/03/13(月) 08:04:45
>>936
『石蹴りあそび』は最後でいい。
エンターテインメントなら『フリア』、まっとうにいくなら
『百年の孤独』→『族長』、変なの好きなら『夜のみだらな鶏』
939吾輩は名無しである:2006/03/13(月) 10:31:49
ヴァルガス・リョサの『フリアとシナリオライター』最高!
940吾輩は名無しである:2006/03/13(月) 12:31:38
カルペンティエルの最高傑作は
光の世紀?春の祭典?失われた足跡?
941吾輩は名無しである:2006/03/24(金) 15:29:10
>>940
1.失われた足跡
2.春の祭典
3.光の世紀
942吾輩は名無しである:2006/03/26(日) 09:55:02
>>941
「追跡」は?
943吾輩は名無しである:2006/03/26(日) 12:31:15
「幾たびもペドロ」読んだことある人いる?
944941:2006/03/27(月) 10:29:13
>>942
もちろん、面白いけど、最高傑作と言われたら1〜3かなと。
基本的にかなりのレベルでカルペンティエルは面白い。

評価は、
1と2で別れるかもしれないけど、
2>3は別れないと思う。
945吾輩は名無しである:2006/03/27(月) 20:24:37
『春の祭典』は挫折したorz
946吾輩は名無しである:2006/03/27(月) 21:56:35
ここであえて『バロック協奏曲』age
947吾輩は名無しである:2006/04/02(日) 10:10:10
「バッロク協奏曲」読みテー
でも実際読んだらあんまり面白くなかったりして。
948uraccsakura:2006/04/03(月) 08:00:07
sakuratanmoe
949吾輩は名無しである:2006/04/03(月) 08:03:37
間違えたす(´・ω・`)すまそん
950吾輩は名無しである:2006/04/09(日) 03:45:56
カルペンティエル「ハープと影」が近くの古本屋で七百円
アマゾンだと一万以上
どっちが適正価格なんだ
951吾輩は名無しである:2006/04/09(日) 13:56:01
700円で買って、7000円で売ればいいじゃん
952吾輩は名無しである:2006/04/09(日) 18:13:25
くっそー。絶版本を俺にくれ
953吾輩は名無しである:2006/04/12(水) 12:50:30
1990年にノーベル賞取った
メキシコの何とかロスってどうなの?
954吾輩は名無しである:2006/04/12(水) 19:25:24
やっとプイグの『ブエノスアイレス事件』がアマゾンから来たよw
でも、その前にイサベル・アジェンデの『精霊たちの家』を読まんと……
955吾輩は名無しである:2006/04/13(木) 18:39:53
百年の孤独みたいな読感の小説ありますか?
956吾輩は名無しである:2006/04/26(水) 11:08:15
精霊たちの家は若干似ている気がします
957吾輩は名無しである:2006/04/27(木) 19:55:09
>>955
ただ読感と言われても人それぞれなので、長めで混沌めいた小説で選んでみた。
・同じガルシア=マルケスの『族長の秋』
・ラテンアメリカじゃないけどラシュディ『真夜中の子供たち』
・荒唐無稽なレイナルド・アレナス『めくるめく世界』
958吾輩は名無しである:2006/04/27(木) 20:12:23
>>957
レイナルド・アレナスの『めくるめく世界』は凄いな。これってラテンアメリカ文学というよりも世界文学としても凄い。
日本じゃ藤枝静男の『田紳有楽』が近い感じだけど、こっちは物語性がなくて妄想を叩き付ける感じ。
959吾輩は名無しである:2006/04/27(木) 20:30:34
混沌といえばドノソの「夜のみだらな鳥」でしょ!
960吾輩は名無しである:2006/04/27(木) 22:05:43
混沌といえば
リョサの「緑の家」
場面、人物が入り乱れてる
961吾輩は名無しである:2006/04/27(木) 22:20:19
>>960
そうそう。ラテアメじゃなくてアメ文になるけどフォークナーの『アブサロム、アブサロム!』と同じ感じだな
つ〜か、『緑の家』は絶版になっとるぞ!
http://www.fukkan.com/vote.php3?no=12240
皆の者、復刊ドットコムへ投票するのじゃ!
962吾輩は名無しである:2006/04/27(木) 23:25:22
>>957
「真夜中の子供たち」ちょうど今読んでるけどこりゃすげえ
マルケスよりもリーダビリティ高いし
楽しく読めますね
963吾輩は名無しである:2006/04/28(金) 12:12:51
緑の家は運良く文庫も単行本も近くの古書店で手に入れられた
値段は文庫1000円
単行本1500円だったけど
リョサのファンなんでこのくらいは全然許容範囲
964957:2006/04/28(金) 21:44:31
>>962
実は折れも今読んでるところだったりして。
これ絶版にしてる早川は猛省すべきだな。つうか氏ね。

過去の事実を一人称で語りつつ、間にポリフォニー的な合いの手
やら書いている人物の現実やらが入り乱れるところがいかすよな。

2回読んでるせいかもしれないけど、折れはガルシア=マルケスの方が
読みやすい。
965吾輩は名無しである:2006/04/30(日) 11:12:54
>>955
グラス「ブリキの太鼓」なんてどう?
966吾輩は名無しである:2006/04/30(日) 23:17:30
ブリキは一巻の50ページで止まってるんだけど
そのあと読む価値あり?
967吾輩は名無しである:2006/04/30(日) 23:26:44
あり。
968吾輩は名無しである:2006/05/02(火) 11:56:59
マルケスの洋書でおすすめはありますか?
969吾輩は名無しである:2006/05/02(火) 12:38:16
マルケスゆーな〜〜、ガルシア=マルケスといえ! ここまでひとまとまりなんだから。

で、洋書ならあとはコレラのなんとかだけ読んでおけばいいんじゃないの?
970吾輩は名無しである:2006/05/03(水) 12:28:40
ロドリコ・レイローサ以降の南米作家で注目に値する作家や小説はないの?
971吾輩は名無しである:2006/05/03(水) 12:32:34
「ブリキの太鼓」⇒「百年の孤独」⇒「真夜中の子供たち」がマジック
リアリズムのラインの王道。
972吾輩は名無しである:2006/05/04(木) 00:48:24
>>943

幾たびもペドロ! すばらしい! 駄目文学男の願望充足小説っぽい
ところもあるけれど(駄目文学青年してると、心配してかわいい女の子が
スパゲッティを作ってくれたりしてなついてくれるの)、饒舌さと軽さ
と疾走感のあるものすごく楽しいお話! 結末はちょっと暗いけど。
973吾輩は名無しである:2006/05/04(木) 12:52:17
>>972
おお!レスありがとうございます!学校の図書館にあるんで早速読んでみます。
974吾輩は名無しである:2006/05/05(金) 00:41:59
>>972
俺は20Pぐらいで挫折したが。
もう一回読んでみるかな。
夜のみだらな鳥を読み始めたけど期待できそう。
975吾輩は名無しである:2006/05/05(金) 20:23:55
>>971へ追加。
マジックリアリズムの年代記文学。
『ブリキの太鼓』⇒『百年の孤独』⇒『真夜中の子供たち』⇒『豊乳肥臀』
976吾輩は名無しである:2006/05/05(金) 20:36:02
失礼。さらに追加。
⇒『豊乳肥臀』⇒『神樹』
977吾輩は名無しである:2006/05/05(金) 20:36:59
だからさ、
「この子はブスで一緒にいるのを他人に見られるのは恥ずかしい」
みたいな相手の容姿について見下した発想を持つ男主人公なんて
その時点で女性読者の反感を買うわけよ。

例えば男女が逆で
「この男はブサイクで一緒にいるのを他人に見られるのは恥ずかしい」
とか思ってるヒロイン(自分は十人並み程度らしい)が
「やれやれ」とか冷笑的なモノローグを繰り返しながら
ブサイク男と恋に落ちていく話なんて読んでても
男性読者は「何だ、この鼻持ちならない女は」と思うだけで面白くないだろ。

大体「一見ブサで性格も可愛げがない女の人知れぬ魅力に魅せられる」
なんてラブコメで散々使い古されたパターンで何の新しさもないよ。
978吾輩は名無しである:2006/05/05(金) 20:38:51
『神樹』は怪物的傑作。
979吾輩は名無しである:2006/05/05(金) 20:39:49
年収一億未満のやつははっきしいってごみ。
ろくに税金も払ってないざこが調子のいいこといってんじゃねえっつの。
恥ずかしくねえの?ごみのくせに。
980吾輩は名無しである
今日からアレナス『夜になるまえに』を読み始めました。
初アレナス。楽しみ。