1 :
吾輩は名無しである:
2 :
吾輩は名無しである:04/07/27 05:43
∩ ∧∧
ヽ(;゚ー゚) 2ゲット〜
\⊂\
O-、 )
∪
>>1 1さん乙です。
前スレみてておもったけど、このスレってやっぱり平均年齢高いのな。
今、16だけど、もし高野悦子と同じ年代を生きていたらもっと共感できていたとおもう
正直言って同じ年代を生きた人たちが羨ましい。
5 :
吾輩は名無しである:04/07/28 09:52
年代とか時代とか確かに制約はあるけど、人の生き方みたいなものについて
の共感は持てますね。
「新撰組」についてもそうですし、やはり時代のなかで、何をどう考え精一
杯行動したかによるのでしょうね。
「二十歳の原点」の同世代は、独特ですよ。
6 :
吾輩は名無しである:04/07/28 18:08
この本が「新潮文庫の100冊」から外されたのは
何年前だったっけ…
7 :
吾輩は名無しである:04/07/28 18:11
岡村孝子はぜったいこれを読んでるよな…と
思ったことがある。
…だからどうした、ということはないのだが。
8 :
吾輩は名無しである:04/07/28 20:18
岡村孝子はどのような人ですか。勉強不足ですみません、教えてください。
9 :
吾輩は名無しである:04/07/28 20:26
あなたの夢をあきらめないで
10 :
吾輩は名無しである:04/07/28 22:35
茶木みやこの「泪橋」は 高野さんのことを歌っていると思っていた。高校生だったオレは。
11 :
吾輩は名無しである:04/07/29 18:05
>995
牧野さんって人は多分、当時のことを何も語らない人だと思フ。
>>8 > 岡村孝子はどのような人ですか。
歌手ですよ。
岡村孝子はともかく鈴木祥子は愛読書であると公言している。故に詞に「死」が多い。
14 :
吾輩は名無しである:04/07/31 10:12
>13
だからこそ高野三郎氏の「失格者の弁」を読んで欲しい。
自殺礼賛ではダメですよ。
>>14 同意&レスアリガト。鈴木も決して自殺を肯定していない。
自らを断罪する激しい衝動に憑かれるのです。
極限における表現の純度。それは、「旅に出よう」にも表れていると思う(他者校正説もありますが)。
16 :
吾輩は名無しである:04/07/31 23:40
学問かぁ...........
17 :
吾輩は名無しである:04/08/02 01:40
「原点」版と「コンテスタシオン」版の相違は次のとおり。
@最初の一行=「旅に出よう」はコンテスタシオン版にはない。
A(原点)取り出して→(コンテスタシオン)とり出して
B古木よおまえは何と感じるか→古木よおまえ何んと感じるか
C煙をすべて吐き出して→煙をすべてはき出して
D衣服を脱ぎすて→衣服を脱ぎすてて
E肌をやみにつつみ→肌をやみに包み
F湖の水面を暗やみの中に漂いながら
→湖の水面とくらやみの中に漂いながら
前スレでレベルが違いすぎる、といった意見があったが、果たしてどうか・・
@最初の一行=「旅に出よう」はコンテスタシオン版にはない。
「テントと・・」から始まっている、ということです。
19 :
吾輩は名無しである:04/08/02 10:01
コンテスタシオン版では「森を行こう」新潮社「森に行こう」この部分
が違っているし「湖の水面と」「湖の水面を」も違っている。
他の部分は校正しても詩そのものを損なうものではないが、2箇所の部分
は意味を変えてしまったのではないかと思えます。
森に行こうではまだ行きたいという願望の世界になっています、しかし森
を行こうだと自分の想像の世界の森のなかを歩くということになると思い
ます。更に「湖の水面を」では水面と暗闇が分離しているが「湖の水面と」
だと暗闇と水面とが混然とした感じになり意味が深まります。
高野さんの詩を校正した人は「てにおは」に拘り意味を変えてしまったので
はないでしょうか。他の部分も校正とは言え本人が生きていれば、厳密にす
るべきだとは思います。
20 :
吾輩は名無しである:04/08/02 20:27
高野さんの自殺後下宿に行った仲間たちの言葉として、我々が行ったとの言葉が
ありました。この言葉から複数の人が下宿に行ったものと推察されます。
おそらくこの言葉を言った人は学生運動の仲間でしょう。その中に牧野さんがいた
のでしょうか。だけど全共闘に批判的だった牧野さんが投稿するとは考えられない
のですが、高野さんの心境を慮って心ならずも投稿したのか。
>>20 >高野さんの自殺後下宿に行った仲間たちの言葉として、我々が行ったとの言葉が
ありました。
これのソースはどこですか?
ネットにあるの?
あとさ『旅に出よう』の詩?散文?に必死になってる様だけど、俺から見ると
コンテスタシオンも新潮社の二十歳の原点もたいして変わらんように思う。
もういいんじゃね?
コンテスタシオン版にせよ、新潮社版にせよ、すぐれた詩であることにかわりはない。
でも、その辺の事情には興味ある。
23 :
吾輩は名無しである:04/08/03 12:55
"すぐれた詩"だって? どこがさ?
まあ、ほれたら糞臭も香水、駄文も"すぐれた詩"ってことか。
24 :
吾輩は名無しである:04/08/03 13:15
>>21
ネット、連合赤軍と「二十歳の原点」の項に1971.6.12京都新
聞夕刊の記事として、「二十歳の原点」が取り上げられている。
その中に彼女と一緒に闘争し今は、小さな事業を営んでいる「S」さん
の言葉が載っている。
25 :
吾輩は名無しである:04/08/03 16:50
27 :
吾輩は名無しである:04/08/03 23:04
ネットに高野さんのノ−トの写真が出ていますよね。高野アイ様のご好意により・・とか。
高野さんの 旅に出よう があのノ−トの通りだとしたら、
1)高野さんの書いた詩は写真の通りのみで、それ以外は無い。
2)自死のあとノ−トを発見したSさんら友人の内、牧野さんが原文を校正しCONTESTATIONの10月号に投稿した。
6月の悲劇の直後、高野三郎氏が投稿するなんてことは有り得ない。
また、本に載っている旅に出ようは 素人(失礼)が書いたにしては上手すぎる。
(まあ、僕が言う資格は無いのですが・・・)
3)昭和46年に二十歳の原点を出版するに際して CONTESTATIONの詩を 三郎氏と新潮社が推敲し、完璧な 旅に出ようが出来上がった・・・。
以上、全くの推測ですがこれなら僕はスッキリするなあ。
旅に出ようは 原作高野悦子、校正牧野嬢、仕上げ新潮社なんて・・・。
28 :
吾輩は名無しである:04/08/04 10:26
高野さん自殺直後、下宿へ行った人達の中に牧野さんがいたと言うことは確か
でしょうね。全共闘へ高野さんがのめり込むことに批判的であっても最後まで
話ができる友人だったでしょうから。高野さんの気持ちを汲んで、牧野さんが
全共闘の機関紙に投稿する事もあり得るでしょうね。やはりそういうことだっ
た可能性が一番高いと思います。
29 :
吾輩は名無しである:04/08/05 13:42
>27
ナルホド。
自筆写真と機関紙、そして二十歳の原点に載った旅に出ようがやっと繋がったナ。
>>27 > また、本に載っている旅に出ようは 素人(失礼)が書いたにしては上手すぎる。
ここはちょっと変。ノート版のままでも、この詩はじゅうぶんすばらしい。
それにこの推測では、あの詩の完成度をたかめたのは牧野さんで、三郎氏と新潮社は誤字訂正ぐらいしかしてないことになります。
それが真相なのかもしれませんが。
自筆ノートの詩と
出版された本にある詩と、
両方を並べてUPしてくらさい。そうすれば、すぐわかる<他者の手が入っているかどうか。
それをしなくてなにを言ってもはじまらんじゃ
32 :
吾輩は名無しである:04/08/06 12:46
>30
>それにこの推測では、あの詩の完成度をたかめたのは牧野さんで、三郎氏と新潮社は誤字訂正ぐらいしかしてないことになります。
そうです。6月の自殺と同年10月のCONTESTATIONの僅か3ヶ月程の時間に介在できるのは 牧野さんに象徴される友人しかいません。
上手すぎると書いたのは言葉が過ぎました、反省。
>>31 >自筆ノートの詩と
>出版された本にある詩と、
>両方を並べてUPしてくらさい。そうすれば、すぐわかる
同意。推測でなに言ってもはじまらない。
34 :
吾輩は名無しである:04/08/06 15:22
確かに直筆ノートの最後の詩を全部見ることが出来れば良いですね。
部分的に見ても何処まで手が入っているのかわからない。
35 :
吾輩は名無しである:04/08/06 20:37
>34
そうですね。
真実は高野三郎氏が墓場迄持って行きました。これでいいのでしょう。
この件は飽くまでも小生の推測、自己満足。
私達に確認のしようも無いし、するつもりもない。
ある日突然、「二十歳の原点の真実」なんて本が出版されてもなあ。
でも やっぱり買うだろうな。
36 :
吾輩は名無しである:04/08/07 20:23
今日ブックオフにて二十歳原点序章をようやく手に入れた。
1日で読みとうした、高野さんは立命館一回性の時は殆ど部落研活動と民青の
シンパで過ごし2回生でワンゲルに入り民青に距離をおき始めた。
12月小林との一件以来、年明けより立命館全共闘へ関りだし激しい闘争を経て
敗北感なのか6月に自殺にいたった。高野さんはもともと民青とは感性的に違う
人だと思います。ただ彼女にとって12月以降の半年は過酷な半年だったので
しょうね。私はy6あはり旅に出ようの詩は良いと思います。
37 :
吾輩は名無しである:04/08/12 21:06
38 :
吾輩は名無しである:04/08/15 12:33
8月15日敗戦記念日。1回生のとき高野さんはこの日京都から西那須野へと
帰った。8月20日学生運動について、何もわからずに対立のうずの中に入り
込み、コチコチの党派主義になっていた。片一方の潮流に流されていた。と書
いている。
翌年の8月15日敗戦記念日であるのに何も感じないし、思いもない。
今では学生運動の学の字もやっていない。と書かれている
こうした高野さんが急に12月位から学生運動について書き始め、1月位から
積極的に闘いに参加し始め6月には自殺をしてしまっている。
高野さんの日記を読んでも資本主義がどうのこうのというような事は言葉だけに
しか感じられません。いったい立命館の学生運動は何だったんでしょうか。
39 :
吾輩は名無しである:04/08/15 22:03
今こそ 人気が上がってきたようですが、小生の高校時代迄は、結婚するなら京大生、ボーイフレンド同ヤン生、用心棒ならリッチャン生とか立命は関係ナシとか・・・
結構テキト−な扱いでしたね あの学校は。本題と関係ないけどね。
40 :
吾輩は名無しである:04/08/16 23:38
>38
立命に限らず、当時の大学生の典型のような気がします。
昭和40年代に下宿して大学に行かせてもらうなんて、やはり恵まれた人たちでした。
高度経済成長期ではあったけど貧富の差は厳然としてありましたから。
高校の友人でも修学旅行に行けなかったり、進学を諦めた人もいましたね。私なんかより成績が良かったのに。
但し、今振り返れば東西対決はハッキリしていましたし、ベトナムや沖縄の問題が問題意識に溢れた若者の注目を集めていました。今では信じられないけど社会主義への盲目的な憧れもありましたね。
今の基準で考えると全く茶番のようなことでしたが、当時は真実と思い込んでいました。
彼女の書き綴った左翼用語(というのでしょうか?)も今の基準からみると全く理解不能でしょう。
年代の近い私からみてもそうですもの。
自筆メモを見ると旅に出ようの詩の「中天より涼風〜」って「快よい涼風〜」にみえるけど。
42 :
吾輩は名無しである:04/08/17 09:43
>41 私に嘲笑の別れのあいさつをおくる日私旅に出かけよう・・・なんかもあります。
出発の日は雨がよい、云々も見当たらないですよね。いきなり そして富士の山・・に入っています。撮影されていないどこかのペ−ジにあるのかも知れませんが、やはり自筆メモが 機関紙、「二十歳の原点」に変遷していった経緯に興味があります。
三郎氏が亡くなった今、確認のしようも無いのですが。
43 :
吾輩は名無しである:04/08/17 11:16
>>1 の悦子たんハアハアページの
2番目の写真は無印原点なのはわかるんだけど
1と3番目のはどっからもってきたの?三巻とももってるがどれにものってないんだけど
44 :
吾輩は名無しである:04/08/17 11:40
>>41 それだ!
昔からここの部分が謎だったんですよ。「中天」って何だ?って。
自筆ノートの写真を見ると、どうしても「中天」とは読めず、でも何と読むのか解らなかった。
謎がとけました。
おそらく高野悦子さんは「快よい」と書くつもりだったんだ。
ところが、うっかり「決よい」と書いてしまった。
そこで立心偏を三水の真上に書き足した。
その結果、他人には判読困難となり、最初の校正者が「中天より」と読んでしまった。
三郎氏と編集者も、この誤りを引き継いでしまった。
これが真相ではないでしょうか?
45 :
吾輩は名無しである:04/08/17 13:17
>41と44
ナイスです!
46 :
吾輩は名無しである:04/08/17 13:45
確かに「快よい」が正解でしょうね。ノートの原文全体を見てみたい
ですね。
だけどこの様な詩を残した、高野さんが自殺にまで至った。立命館の学
生運動はそこまで思いつめて行くものだったのでしょうか。
京都新聞で当時の友人「S」さんが自分達の気持ちも同じ様なものだっ
たと言われています。何かどうしても私が理解出来ないところです。
47 :
吾輩は名無しである:04/08/17 17:14
48 :
吾輩は名無しである:04/08/17 17:58
>それと ハ−ドカバ−巻末の高野三郎氏のあとがき、「失格者の弁」は是非読んで欲しい。
特に若い人には。
49 :
吾輩は名無しである:04/08/17 19:41
>48
写真を見ても、あとがきを読んでも、ご遺族の悔しさ、悲しさが胸に迫る。
若い時には気付かなかった、人の親になって三郎氏の狂わんばかりの悲しみ苦しみ悔しさが理解できた。
親より先に死ぬな!ましてや自殺なんて許されない!誰がなんと言ってもこれだけは言っておく!
50 :
吾輩は名無しである:04/08/17 23:02
「失格者の弁」何度も読ましていただきました。結局高野三郎氏は理解できな
かったという所が本当のところでしょう。親としての無念さは分かりますが、
結局三郎氏は自分の立場から超えることは出来なかったのではないのでしょうか。
高野悦子さんがたどり着こうとしていた所とは違うところからものを言っている
としか見えませんが。これは私の未熟さのせいでしょうか。
51 :
吾輩は名無しである:04/08/17 23:38
>50 高野悦子さんがたどり着こうとしていた所・・そのものが理解できません。
学生という甘えた地位にしがみ付いていた、典型的な革命幻想のお嬢チャンです。
この手合いは当時学園中に溢れていました。
出版された内容に、少なくとも思想的なインパクトは無い。
自殺の主原因は失恋、経緯は飲酒と睡眠剤の過剰併用による鬱状態がょう。
嘗て 周りにそんな手合いがいましたから。
なんてことを言いながら、30年以上自問自答している。
52 :
もうすぐ50歳:04/08/18 00:27
>50 娘が列車に飛び込む・・・こんなことを経験して娘の何を理解しようというの?
敢えて言えば、アンチャン達の戯言に、何故大人がお付き合いしなければならないのか?
日々を必死になって生きている大人が、アンチャン達の思想なるものと相容れないのは当たり前でしょ。
原作の中で、そして映画の中で描かれた三郎氏の姿に共感します。
高野悦子という人はすごく孤独であった。
これは「孤独であること」が「二十歳の原点である」と書いてあるのを
見てもわかる。父親のことを「家康の狸オヤジに似ている」とか何とか書いて
いたことがあったでしょ。あまり父親を尊敬している感じはしない。
娘というものは母親と近い存在だが、日記にはほとんど母親に関する記述が
ない(心理的に近すぎ/又は遠すぎて書けないのか、あるいは親を軽蔑しているのか、
それ以外の理由かは不明)。
彼女は家族との齟齬を非常に感じていたと思うし、両親は旧体制を体現している
保守派だと思っていたのかも知れない。
人づきあいが苦手で、繊細で、真面目で、思いつめる癖のある孤独な女の子。
(補足)
私には、彼女がもっと人との触れあい(親との触れあいも)を求めていた、
内向的でつらい女の子にしか見えないんだよね。
運動にのめりこんだのは時代もあって理解できる。
でも根本にある孤独の深さに負けた気がする。憶測だけれども、幼い頃から
親にほったらかされて育ったのではないかと思う(親は高度成長期のこの国で
お金を稼ぐことに必死。子供たちには勉強さえしていてくれればいいという
態度。彼女は寂しさをかかえながらそれを表明することもできず育った、
鬱病患者だと思うよ)。
>41
でも落ちついて読んでみたら「中天より」のほうが詩としては良いよ。
56 :
吾輩は名無しである:04/08/18 16:46
こんなどこにでもいる馬鹿学生の手記有難がってばかじゃねえのw
文学とかいうなよ。はずかしすぎるぞ。
詩ともいうなよ。とてつもなく失礼だぞ。
高野さんも日記残して劇的な死に方して
良かったじゃん。なんも才能ないのに馬鹿たちに持ち上げられてさ。
これだから日本の文化レベルは低いんだよw
57 :
吾輩は名無しである:04/08/18 20:04
高野さんの性格的なところは当然あったでしょうね。思いつめていくタイプ
だったのもそのとおりでしょう。しかし同じ回生の「S」さんは、僕たちの
気持ちも同じようなものだったと言っています。この言葉は高野さんと同様
のところまで行っていた人が何人もいたということだと思います。
この事実は、やはり立命館での学生運動の影響が大きかった事を意味している
と思います。
58 :
吾輩は名無しである:04/08/19 01:03
>53
父親のことを「家康の狸オヤジに似ている」とか何とか書いて
いたことがあったでしょ。あまり父親を尊敬している感じはしない・・・
僕も悦子さんと同年代の娘から ダンゴ虫と言われているしなあ(笑)
まあ、この年代の娘は親父にキツイしなあ。
家康ならいいじゃないの? 友人なんかボンヤリと娘を見ていたら、「いやらしい!」
って怒られたんだってサ。
>>52 登場人物にアンチャンという名前の人がいましたか?
60 :
吾輩は名無しである:04/08/20 22:13
高野さんと近くにいた人が、このスレッドに書き込みしていたと思いますが。
話を聞かせてください。いったい何が真実に近いのか。
61 :
吾輩は名無しである:04/08/21 06:40
62 :
吾輩は名無しである:04/08/22 00:51
>60
語りたくない過去でしょう、
63 :
吾輩は名無しである:04/08/22 02:47
彼女がいつまでも人気があるのは美人だったからという要素も大きいはず。
もし彼女の顔が吉本ばななだったら・・・
64 :
吾輩は名無しである:04/08/23 21:39
「二十歳の原点」を読むと、私たちが思い及ぶ事が出来ない世界があったのでは
ないのかという感じがします。語りたくない過去であったとしても、後から来る
多くの人達に過去を継承することは大切なことではないでしょうか。
かっての全共闘世代が自己満足である意味で終わってしまっているのが、現在の
停滞した状況を作ってしまっているのではないでしょうか。高野さんは違うと思
います。
65 :
吾輩は名無しである:04/08/25 11:07
>51
まさに高野さんの自殺はそのとおりだと思います。
高野さんの辿り着こうとした所・・・
そんなものは彼女にも分かっていなかったのでは。
高野さんは私の親世代なのでいくらその時代のことを知ったとしても、
実感することはできない。
けれども思想的にどうこうではなく、
やはり失恋が自殺の最大の原因なのかなあ、と思います。
もっとまともな男と恋愛していればこんなことにならなかったんだろうな。
66 :
吾輩は名無しである:04/08/25 13:42
もうすぐ夏休みも終わり。高野さんは立命館に入って2回の夏休み
を経験し3度目はなかった。高校の時から「青春の墓標」等を読み
ある程度学生運動に興味を持っていた。しかし実際入学してからの
経験はかなり思いとは違ったようだ。だけど自殺は失恋かなあ
67 :
吾輩は名無しである:04/08/26 01:15
>64
私は今年6月に高野さんのご実家まで行って来ました。
でも、表札を確認しお家を眺めただけで何もせず帰りました。
過去を継承していくことは大切なことだと思いますし、
私ももっと詳しいことを知りたいですが、
今さら当時のことを聞いて回るのは、やめたほうが良いのではないかと、
西那須野の穏やかな町並みを見て感じました。
>67 そうでしたか・・・。
僕も20年以上前になりますが ご実家の前まで行って帰ってきたことがあります。
出張で西那須野駅前に泊ったのですが、夕暮れ時で、街灯がポツンと灯っていて、懐かしいような寂しいような・・・感慨深かった記憶がありますね。
今、お母様がご存命だと思いますが、静かにしてさし上げたいですね。
西那須野、あなたの言われる通り穏やかで ほっとする街ですね。
悦子さんの原点はまさにこの街にあるんだなあと思っています。
69 :
吾輩は名無しである :04/08/27 00:57
俺の母親が西那須野町立西那須野中学校で高野さんと同じクラスだった
母親から聞いたが高野さんの家は当時としては裕福な部類で夏休みには
別荘で当時としては珍しかった乗馬を楽しんでおられたそうだ
学業成績はいつもトップクラスで栃木以外の人はよく分からないと思うが
栃木県内で女子が入学出来る高校ではNo.1の進学校である宇都宮女子高校
に当然の様に入学したとの事
70 :
吾輩は名無しである:04/08/27 04:25
京都の大学で立命館は余り裕福な家庭の人が行く大学ではなかった。
唯、文学部の日本史は独特の雰囲気を持っていた様で、高野さんは
それで立命館へ行ったのでしょう。
当時学生運動の激しかったのは、京大、同志社ではなく立命館だった。
71 :
吾輩は名無しである:04/08/27 23:23
弟の昌之氏は栃木県のスキー連盟?
髭づらだけど、悦子さんにソックリ。
73 :
吾輩は名無しである:04/08/29 05:10
>>67 >>68 >西那須野の穏やかな町並みを見て感じました。
>西那須野、あなたの言われる通り穏やかで ほっとする街ですね。
俺西那須野町生まれの人間だけどあなた方は全く分かっていないね
昔の某中学校の某教師は親が観に来る授業参観の時に授業を全くしないでテメエ自
身は何もしないで親の観てる前で自習をさせるという前代未聞の職務怠慢の
給料泥棒の教師がいた。こいつは機嫌が悪いと「教科書の何ページから何ペ
ージまでを5回ノートに書いて明日までに提出しろ。しなかった奴は通信簿
1だ」と脅迫した。さらに虫の居所の悪い時には全く関係ない生徒に突然
おもいっきりビンタをして八つ当たりした。この中学校
の中にとんでもない某生徒がいてこいつは運動会の応援合戦の練習の時に
マジメにやっている生徒に理由もなく暴力をふるった。昔の某保育所にも
かつて某保母がいてこいつも体の小さな保育園児に理由もなく暴力をふ
るった。昔の某小学校の某教師は中身がわがままでどうしようもなく
善悪の区別が全くつかない暴力教師だった。こいつは何も悪い事などせず毎日
真面目にやっている児童に対して理由もなく暴力をふるった。それも半端じゃ
ない。金鎚で頭を引っぱたきその後その児童の頭から血が出るまで蹴っ飛ば
し続けてその教師のシューズに血がつきテメエで児童の頭を思いっきり蹴っ
飛ばしたくせに「血が付いたどうしてくれんだ。なめて落とせ。」と言い
その児童の口の中に血の付いたシューズを突っ込んだ。その児童の親が
校長にこの某教師を別の先生に代えてくれと頼みに言ってもこの校長は何もして
くれなかった。この某小学校の中に泥棒詐欺師の某児童がいた。こいつは
こっちが断っても1本10円のうまい棒を無理矢理強制的におごらされた。そし
て1週間くらい経つと突然「あの時の金返せ。利子が付いた500円だ」と言い
500円を取られた。初めはおごってやると言ったのに1週間経つと金を貸した
事になっている。ここまでに書いた事は神様に誓って100%本当の実話だ。
こんな酷い人間達が集まっていた西那須野、どこが穏やかでホットする町なのかい?
74 :
吾輩は名無しである:04/08/29 19:42
>73
う〜ん困ったな・・・・・・。
君は単なる 苛めらっ子でしょう?
ごく個人的な体験を全体におとされても困るよね。
どこの街や大学に行っても、イヤな奴は居るし、それは君個人の問題です。
私は高野悦子の少し後の世代の人間ですが、高校生から大学の教養部(今は
教養部というのはないようですが)の頃、愛読した本なのでなつかしく
思います。
高野悦子の事を以下のように表していたコメントがあり、私自身も
なるほどと思うところがありますので、紹介させていたします。
*高野悦子 二十歳の原点:
彼女の日記には、時折、「自殺」という言葉が顔を出す。彼女は、今であればうつ病と診断されたかもしれない。
しかし未熟で孤独な心を持っているのは、高野悦子一人ではない。時代背景こそ違え、学生の考えることなど
今も昔も大して変わりはしない。高野悦子は、ありふれた学生だ。ありふれた学生というのは、なんだか妙に
ストイックになってみたり、そうかと思うと退廃ぶってみたり、ときどき軽佻浮薄なふりをする、そんな学生のことだ。
その精神的な不安定さは、残念ながら他人の力ではどうにもならない。当たり前のことだが、インターネットも、
携帯電話も、テレクラも、媒介以上のものにはならない。精神の安定を取り戻すのに必要なものは、本人の知力と胆力だ。
自ら命を絶った高野悦子に知力や胆力がなかったといっているのではない。奥浩平の影響を受け、行動することの価値を
認めていた高野悦子であってもどうにもならないほど、生きていくということは危ういものなのだ。
青年時代のナルシシズムは、ストイシズムの形を取って具現化する。彼女の日記に目立つ、「……しなければならない」の文字。
箇条書きにされた、自らに課した重荷。自らのたてたPrincipleに忠実であろうとして、結果むしろdisciplinedという言葉が
ぴったり繰るような状況に陥ってしまった彼女は、一遍の詩を残して、逝った。
繰り返しになってしまうが、彼女の死を、当時の社会状況によるものだとは思わない。彼女が特別な存在であったとも思わない。
自らのPrincipleに忠実であろうとする青年であれば、彼女の跡をなぞることは、特別なことではないだろう。
自分の弱さを武器にはすまい。けれども多くの青年は、まだ太宰治を卒業できないでいる。
76 :
吾輩は名無しである:04/08/29 23:12
>>70 >>当時学生運動の激しかったのは、京大、同志社ではなく立命館だった。
いえいえ、京大も同志社も学生運動の拠点校でしたよ。
ただ同志社は大学がリベラルで妙に物分りがよく、他の2校に先駆けて建物を
封鎖したまではよかったが、「じゃ、要求のむ」ってことで自主的に封鎖解除。
69年学園闘争に乗り遅れた。
立命の学園闘争が鎮圧され、全国のバリケードもほとんど無くなったあとに
一人(?)気をはいておりました。
京大は、やはり学生運動エリートとしての矜持というか、「東大闘争は我々が引き継ぐ」
みたいな意識もあったのでしょう、相当頑張ってましたよね。
立命の場合、学生間の憎しみの激しさという点では、一番だったかもしれませんね。
最も陰惨な学園闘争の現場であったかもしれません。(当時の)校風かなあ・・
77 :
吾輩は名無しである:04/08/30 02:24
>>73 >泥棒詐欺師の某児童
俺こいつの事知ってる。俺もこいつには恨みがあるし大嫌いだった。こいつ
は、まぶたが真っ赤で吐息が超臭くて眼が悪くて主に小学校時代に恐喝を
しまくってた。ある人はこいつから無理矢理20円おごらされて後で金を
返せと無茶苦茶な事をいわれて利子が付いたと言われて2000円も取られた
そうだ。ある人は家に勝手にこいつが上がって来て冷凍室にあったカプリ
ソーネを勝手に食べたりガンプラを無理矢理横取りする泥棒をしたという
ある人はこいつの命令で人前で松山千春のSING A SONGを歌う事を強要
され、ある人はじゃんけんで負けた事にされて女の子の見てる前で全裸
にされ、ある人は雨の降っているグチャグチャの泥だらけのグラウンドで
サッカーのスライディングタックルをする事を強要されてその人はパンツ
が泥だらけになってしまい、その人の事を見てこいつはウン○もらした
と大笑いした。ある人は買ったばかりのオニューのふで箱にマジックで
落書きされた上にこいつによって壊された。こいつは6年生の時に某運動部
の主将をやっていながら4年生から又しても恐喝をしてこの4年生がやめる
やめないの大騒ぎになった。ある人はこいつにファミコンソフトを貸して
あげたのに全く礼も言わず突然学校で返されて、こいつが担任に学校に
ファミコンのソフトを持ってきたとデタラメな事を言い、この児童は担任
にそのファミコンソフトを取り上げられてしまった。それから月日が流れて
中学校生になったら立場が逆転した。小学校時代にこいつから酷いめにあっ
た人間達が報復でこいつの事をいじめまくった。こいつは意気地無しで自分
がいじめられる立場になったら学校に来なくなった。担任がこいつの家に
行き結局保健室登校という事になった。こいつは高校受験に失敗して
行く高校が無くなったからしょうがないから定時制に
行く事になった。こいつは今何をしているかは知らんが、どうせろくでも
ない人間になっているだろう。こいつは西那須野の恥だ。
78 :
吾輩は名無しである:04/08/30 19:24
ちょっと聞きたいんだけど、20歳の原点ってまだ売れているんですか?
今の若い人も読んでいるんですか?
79 :
平和創価 ◆DDFLtwjPuI :04/08/30 19:27
死は全てのおわりではない!立命館大の死生観がそれまでか!
80 :
波木井坊竜@日蓮宗葵講@名前は佛所:04/08/30 19:53
俺も読んでるよ。でも高野悦子は心臓疾患と目の片根の失明があった、
最後に彼女は「空虚に当てられた陰茎、空っぽの膣」というをこと書
いている。彼女の一つの目は横に向いている、サルトルのように。彼
女の心臓に異常がもともとあったのじゃ。
81 :
吾輩は名無しである:04/08/30 20:53
「二十歳の原点」新潮社の文庫本で残っているので、まだ読んでいる人
いるでしょう。だけどもう読む人少ないでしょうね。私もたまたま読んで
「序章」も探して読みました学問・友達関係・学生運動、等等真剣に考え
自分の生き方を求めた人だと思います。だけど35年という歳月は遠い。
82 :
吾輩は名無しである:04/08/30 21:51
>72
広小路キャンパス(今は無いらしいけど)と随分イメ−ジが違いますね。
小生の学生時代、立命は授業料が安いけど民コロばかりで、汚い大学というイメ−ジ。
近隣の同志社は 古いけど国の文化財的な校舎があり、学生もなんとなく垢抜けていた。
高野さんも立教に合格していたんだから、同志社に行っておけば良かったのに。
83 :
吾輩は名無しである:04/08/31 14:29
高野さんも、今の立命館に行っていたら仲良く楽しく学生生活を送っていた
かも知れませんね。文学サークルや歴史学研究会だとか4年間友達となんとな
く過ごし、卒業して就職し結婚しいつの間にか年老いて終わりなんてね。
84 :
吾輩は名無しである:04/08/31 17:09
高野悦子 1949年1月2日生まれ。1969年6月24日未明、自殺。享年20歳。
睡眠薬自殺か。今生きていれば55歳。結構な小母さんだ。孫がいるかも知れない歳だ。
彼女が35年生きていれば、作家になれたかも知れないと残念でならない。数学と理科と
と古典が苦手だったようだ。社会科と英語が得意だったようだ。現代国語は普通だ。読解
力はそれ程優れてはいなかったと思われる。写真を見ると結構可愛い美人だ。ずっと年下
の私が言うのも変な話だが、今はもう私の方が年上になっている。1969年という年は
東大紛争の年だった。大学の構内には赤ヘルを被って鉄パイプを持った過激派の学生がい
た時代だ。今は大学は平穏だ。あの時代の大学生は気の毒だったな。
85 :
吾輩は名無しである:04/08/31 21:40
>84 鉄道自殺。 今のJR嵯峨野線、当時の山陰線天神踏み切り付近で死す。
こんなこと 当時の読者、今のオジ、オバの世代では常識だゼ。
東大紛争は69年1月で事実上終結、
赤ヘルに鉄パイプ? 共産同RG派か?鉄パイプなんて 70年に入ってから。
あんた解って書いているの?
86 :
吾輩は名無しである:04/08/31 21:45
あのさ、過去の書き込みをよ〜く読んでから投稿したほうがイイヨ。
結構 本当の事書いてる人もいるし、高野さんの友人もいるヨ。
的外れの書き込みは疲れる!
87 :
吾輩は名無しである:04/08/31 21:53
私は、決してあの時代の大学生が気の毒だとは思えない。むしろ高野さんが、自分
のことを見つめなおし考えなおせたのは有意義だったと思います。
生きるという事の意味を問うことはそういうことじゃないでしょうか。
私なんかがこんなことを言うのは無理があるかも知れません、だけど自分たちの
時代の中で色々考えてみたいと思います。だけど同じ時代に生きた人達が本当の事
を言わないということは寂しい事ですね。
88 :
吾輩は名無しである:04/08/31 22:34
>87
高野さん世代のチョット後だからな。
関西にいたから雰囲気もわかる、こんなんでもエエノ?
89 :
吾輩は名無しである:04/08/31 23:30
>>78 読んでますよ。
今となっては、「若い人」、というには微妙な年齢になりましたが、
初めて読んだのは、ちょうど彼女と同じくらいの齢の頃でした。
奇妙な感覚ですよ、生年月日が自分の母親と同じくらいの女性に、
恋愛感情に似た、特別な感情を抱いているということは。
>>75 引用されている文章、首肯できます。
90 :
吾輩は名無しである:04/09/01 03:20
僕は高野悦子さんが鉄道自殺とは知りませんでした。僕はあの当時はまだ赤ちゃん
でしたからね。高野悦子さんよりずーっと年下の僕が、あの高野さんの写真を見て
魅力を感じるのは何ですかね。でも高野さんは美人で可愛いですね。結婚するに素
晴らしい人ですね。僕がずっと早く生まれていたら良かったと思います。今は僕の
方が年上になっています。ああ鉄道自殺とは思わなかった。
91 :
吾輩は名無しである:04/09/01 13:17
>88
関西と言っても大阪と京都では雰囲気がまったく違うのじゃないですか、
当時の京都のことが少しでも理解できればと思います。
>>89 あまのじゃくのようですが、私の引用したコメントに対しては、
なるほどと思う反面、少し違うんじゃないかという思いもあります。
高野悦子はやはりどこにでもいるありふれた学生で、それがゆえに
内面に吹き荒れる革命の嵐を正面から乗り越えるには”知力と胆力”が
足りなかったのではないかと思うのです。
ありふれた学生にとってはある時期を、”嵐に気づかない、
または気づかない振りをする”、”宗教(=セクト)に走る”、
”友人と傷口をなめ合う”、”男(女)に走る”などの対症療法で
乗り切れば、後は平凡だが平穏な人生に入るのはそれほど困難な
ことではないように思います。
それを高野悦子は”知力と胆力”で対峙しようとし、セクトにも走れず、
男にも出会えず、ストイックに自分を追い込んでばかりいたから、
やがて精神的に瓦解し睡眠薬を服んで夜中にふらふら出て行くような
結末になったのではないでしょうか。
東大全共闘の山本義隆程の”知力と胆力”がなければ”未熟で孤独”
のなかで青年期の嵐を乗り切るのは困難だと思います。
ただこれほど長い時間が経過しているにも関わらず、高野悦子が未だ
共感を得るのは、自分と同じようなありふれた学生が、妥協せずにもがき
続け悲しい結末を迎えたというところにあるのかも知れません。
93 :
吾輩は名無しである:04/09/02 00:15
高野さんが特別な人であったとは思はないが、彼女の自殺が当時の社会状況による
ものではないとは言い切れないと思います。私はむしろ大きな影響があったのでは
ないかと思ってます。今の時代からは、考えることが出来ないほどの大きなエネル
ギーが学生運動として存在し、その影響は計り知れないものであったと思われるか
らです。
94 :
吾輩は名無しである:04/09/02 22:17
>51
失恋も有るけど 投石で検挙された体験も心の傷だったんじゃないかな。
あれは結構屈辱的でキツイですよ。
何言ったって所詮は西那須野町の恵まれたお嬢ちゃんですからね。
そして自殺の後、比較的早く身内に連絡されたのも警察に残された指紋や身元引受人等の
等の記録のおかげなんでしょうね。
95 :
吾輩は名無しである:04/09/02 22:25
愛情に恵まれていたら、どんな環境でも(経済的に恵まれていようが
いまいが)自殺しないんじゃないか。
96 :
吾輩は名無しである:04/09/03 16:04
高野さんは、随分愛情に恵まれていたのでは。彼女の思いとはすれ違いが
あったにせよ暖かい家庭だったと思いますよ。
97 :
吾輩は名無しである:04/09/04 00:24
西那須野に別用で行ったとき、彼女はこんないいところで
育ったんだなあと思った。
夕陽がキレイだったよ。
どこにでもいる子だけど、いい娘だよね。
98 :
吾輩は名無しである:04/09/04 00:34
秋の日が 畑に沈む 二十歳かな
99 :
吾輩は名無しである:04/09/04 00:59
>>96 無条件に自己肯定ができるような愛情を
最初の段階で注がれてたら、後々何があろうとも
そうそう自殺はしないんじゃないかってことなんだが。
基盤が脆いから、何かあるとコテといってしまうのではないか
ってことなんだよな。
>>93 必ずしも当時の状況を否定するものではありませんが、
私の年代(いわゆる全共闘世代に乗り遅れた世代になるのでしょうか)
にも直接の知り合いで同じ年頃で自殺した人が3人います。
学生運動高揚期に青年の自殺が増えたという統計はあるでしょうか。
私はやはり高野さんは自分自身と直接向き合い過ぎ、矛盾を直接
乗り越えるだけのものを持っていなかった(ほとんどの人が持って
いないと思いますが)のが主な要因のように思います。
関心の対象は異なってもいつの時代でもあの人はいるように
思いますが如何でしょうか。
すみません。”あの人は”→”あのような人”の誤りです。
102 :
吾輩は名無しである:04/09/04 04:47
高野さんの様に生真面目で、自己の生き方を厳しく見つめて行く人は何時の時代
でもいると思います。唯私が理解できないのは、当時の学生運動の考え方に「自
己否定」と云う考え方があり、自分の存在そのものを問い詰めていくということ
が行動原理になっていたということです。高野さんみたいな人は、この様な考え
方のなかでは、生きる事そのものを否定していってしまうのではないのでしょう
か。何故この様な運動が当時の学生に大きな影響を与えたのでしょうか。
>>102 1960年代後半の日本における学生運動のtriggerとなったのは
医学部のインターン制度の問題であるとか、日大などの私学に
おける不正経理問題であるとか、それぞれの大学において
多様であったのではないでしょうか。そこにベトナムの問題、
日米安保の問題、政治セクトの潮流などが入り込んできて
複雑な様相を呈し、今から思えば自分は一体何に反対して
いたのか、と言う人もけっこういるのではないでしょうか。
「自己否定」という考え方は別に当時の学生運動に固有のものでは
ないと思いますが。
104 :
吾輩は名無しである:04/09/06 23:29
>102
高野さん世代のチョット後の世代ですが、「自己否定」とは今まで絶対と信じていたもの、親や先輩から当然のように引継いできたもの、そしてその中でがんじがらめになって思想的?発想的に飛躍できない自分を打ち壊すこと、自己批判とも言っていましたか・・・。
aufhebenとか止楊とかもありましたね・・。先輩の口真似で必死に憶えたんだけど、忘れちまったナア。
105 :
吾輩は名無しである:04/09/07 10:53
「二十歳の原点」のなかで高野さんは、親からの仕送りには手をつけず
バイトで自分の生活のすべてを賄うとか、大学の授業料を払わないとか
の行動について書いてました。こうした行動とか「大学解体」とかの考
え方がよく理解できません。何か何処かに飛躍がありすぎなのではと思
いますが・・・。自己批判と自己否定は少し違うような感じがします。
106 :
吾輩は名無しである:04/09/08 21:04
高野さんの最後の詩「旅に出よう」の詩で煙草のことを書いていました。煙草の
香りは、独占資本によって生み出されたものではなく、アメリカのネイティブの
伝統的な儀式に使われていたもので、この香りを嗅いだ時この意味を感じるべき
だと私は思いました。彼女の性急な思想的な問いかけは、ある意味で彼女を追い
込んでいくことになったのではないかと思います。
初め俺は馬鹿にして読み始めたんだが、
ある種、ゲーテの『ウエルテル』よりこっちの方が実話であるが故、心に迫った。
結末に死があると分りながら読んだのだが、
読んでるうちに彼女の視線に同化して、
こんなに溌剌としているものが死ぬんだなと考えると、頁数が残り少なくなるにつれ、
涙がとまらなくなってしまったよ。まったく死の予兆を感じさせないのに、
最後の頁が切れたところに達すると、どうにもやり場のない思いがこみあげて・・・
108 :
吾輩は名無しである:04/09/11 09:55:49
本人がどう思っていたにしても、優しい両親と姉弟に囲まれて素敵な家庭だんたんだろうな。
地元でも裕福な家に生まれて、スポ−ツと勉強が得意の文武両道、おまけに美人だし。
ノ−ト、序章、原点と読んできて、原点の後半からガ−ッと崩れて行く・・・。
オイッ!どうしたんだ?いいんだよ、そんなことで悩まなくても・・と 何度読んでもそう思う。
109 :
吾輩は名無しである:04/09/11 21:01:16
西那須野に行った人結構、いるんですね。
自分も若く純情だった頃、この本を読み終えて
高野さんの足跡に少しでも触れたくて
いてもたってもいられなくなり
深夜にバイクで西那須野を目指して走り出したことを
思い出した。着いたのは夕方でした。
西那須野の夕焼けは綺麗だったな〜。
高野さんの実家のそばで
感慨に浸ったものです。
110 :
吾輩は名無しである:04/09/11 21:37:41
>109 やっぱり西那須野町が高野悦子の原点だと思う。
彼女の好きだったケストナーやヘッセの世界がここにあるような気がする。
昭和44年6月の一番苦しかった時、エイッ!、ヤアッ!と ここへ戻っていればよかったんだ・・。
111 :
吾輩は名無しである:04/09/11 21:42:32
>109 そうなんだ。あそこは夕暮れ時がすごくいいんだな。
悦子さんのイメ−ジがダブルのかもしれないけど。
112 :
根無し草:04/09/12 00:37:14
でもみんなスゴイな。 亡くなって35年、未だに彼女の死が何らかの影響を与え続けているんだ。
全共闘世代、何か言ってみろ!
113 :
gu−:04/09/12 21:21:10
僕らは高野悦子に恋していた。
『二十歳の原点』読んだんですけど、序章とノートも読みたくなりました。
古本屋で探すしかないですか?
115 :
吾輩は名無しである:04/09/13 09:02:19
ブウウ―――――――――――――――ンンン――――――――ンンンン………………。
117 :
吾輩は名無しである:04/09/13 13:19:36
今年の夏休み60年安保や70年安保の本を読み考えさせられました。
政治の闘いと全共闘の学園闘争との乖離はうずめ難いものがあったの
ではないでしょうか。結局高野さんはその狭間で出口の無い場所へと
入っていったのでしょうね。生きていたら55歳暑い夏をどうしてたで
しょう。孫とプールへでも行って泳いでたかな・・・
ブックオフ行ったら両方ありました。状態は65点ぐらい(折れ無し・染みが3ページ程度)なので、状態良いの探します。
119 :
吾輩は名無しである:04/09/13 22:06:59
ブックオフで幾らしましたか、状態の良いのを探すのもいいですが早く読み
通した方がいいですよ。
65点の買いました。ノート・序章・原点3冊とも\105でした。
他も行ってみたのですが、もっと状態が悪いのに\210でした。
121 :
吾輩は名無しである:04/09/15 20:32:45
この夏は私にとって本当に考えさせられる夏でした。いろいろ読み考えると
少し欝状態になっていたいみたいです。「二十歳の原点」は私の原点になり
そうです。少し涼しくなってきてようやく欝状態から抜けることができたみ
たいです。なんだか学生生活をこのまま送るのは無駄じゃないかと思います
が前期の試験はクリアしようと考えてます。
122 :
吾輩は名無しである:04/09/15 21:13:27
121>>
取りあえず、学校は出とこうよ。
頑張って!
123 :
吾輩は名無しである:04/09/16 22:03:57
121>>
大学の資格をとることは、今のあなたが思っているより世間では大切なこと
ですよ。貴方がどの様な学問を専攻しているのか分かりませんが、資格がな
いということだけで門前払いされることは幾らでもあることです。
高野さんはある意味でそうした現実から逃避したのかも分かりませんね。
124 :
根無し草:04/09/17 01:12:49
>121
私も30年程前にそんな気分になりました。
自死した人の手記というものは そのような毒があると思います。
若い時に悩むのは当たり前、大いに悩むべし。苦しんで、悩んで、その先に何がある訳ではありませんが、悩み苦しむという特権があるんでしょうね、あなた達は。
頑張らなくていいから、悩んでいる今のあなたをよく認識して下さい。
無駄なことはなにもありません。「二十歳の原点」に感応できる感性をむしろ誇るべし。
125 :
吾輩は名無しである:04/09/20 20:15:34
はるか昔 高野さんの下宿周辺、終焉の地を訪れたことがある。
単線の殺風景な線路が続いていて、寂しいところだったな。
天神踏み切りなんて、あっけない程簡単なものだった。
こんな所で、たった独りで、と思うと昼日中にも拘わらず泣けてきたものです。
126 :
吾輩は名無しである:04/09/26 11:00:55
>125
僕も昔訪ねた事があります。
新しい駅ができて、大分雰囲気が変わったらしいけど、今は下宿跡や終焉の地はどうなっていますか?
127 :
吾輩は名無しである:04/09/26 18:23:46
高野さんは何故自殺したのか
1 ワンゲルの先輩にコンパの後、酔いに任せて犯されてしまった事がトラウマに
なった。
2 姉と弟に対する愛情と自分に対する両親の愛情のそそぎ方が違うという思い込
みが彼女にあった。
3 立命館闘争の中で自らの生き方を問い詰めていく中で生きることの意味を見失
った。
こうした事が色んな角度から語られている、彼女が死んだ後語られることはそれぞ
れが真実に思えるが、彼女が死んだという事実からは何か遠い所からの発言としか
思えない。35年の歳月はそれほどの風化をもたらすものだろう。
だけど彼女の死後生き続けている人達にとっては重い月日だと思います。
128 :
吾輩は名無しである:04/09/26 19:07:17
>127
彼女が死んだ後語られることはそれぞ
れが真実に思えるが、彼女が死んだという事実からは何か遠い所からの発言としか
思えない。35年の歳月はそれほどの風化をもたらすものだろう。
だけど彼女の死後生き続けている人達にとっては重い月日だと思います。
いいこと言うなあ。
そうなんだよなあ。
129 :
吾輩は名無しである:04/09/26 19:12:54
ワンゲルの先輩にコンパの後、酔いに任せて犯されてしまった事がトラウマに
なった。
ワンゲルの先輩にコンパの後、酔いに任せて犯されてしまった事がトラウマに
なった。
131 :
吾輩は名無しである:04/09/26 19:18:58
さすがスポーツマン、単細胞なやりかたでしか女とやれないとは。
132 :
gu-:04/09/26 21:47:10
>129〜131
それがどうした?
立命のワンゲルのHPにOB名簿がある。
昭和43年から48年まで、小林姓は無いけど。
当たり前か。仮名だもな。
133 :
吾輩は名無しである:04/09/26 21:53:39
罪の十字架を背負いながら悦子地獄に陥って苦しんでるんなら
白状したらどうなんだろう。
その先輩とやらは。
134 :
gu-:04/09/26 22:50:32
仮称小林氏は先輩じゃないですよ。
それに手記とは事実が違う・・・と聞いていますが。
どこがどう違うか聞かせて欲しいものである
136 :
吾輩は名無しである:04/09/27 11:31:08
彼女の生きてきた軌跡の中で「事実と違う」事が大きな意味を持っている
としたら、その違いについて聞いてみたいと思います。
137 :
吾輩は名無しである:04/09/27 15:07:44
酔った勢いで好きでもない男と初体験をしたことは、その後の彼女の
鈴木・中村と続く男運の悪さにつながっているんじゃないかな。
彼女は中村が大した男でないことくらい頭では分かっていても、
その時の孤独ゆえそんな男に身をゆだねることしか出来なかったのだろう。
同じ女として、高野さんの弱さは分かるような気がするがそれじゃ悲しいよなあ。
138 :
吾輩は名無しである:04/09/27 16:28:24
日記に事実と違うことを書くのでしょうか。
事実について知っているのは、彼女と当事者だけでしょう。
少し理解が出来ませんね、もう少し理解できる様にして頂けませんか。
その時の選択に悲しいとか烙印を押したくないぜ137
すべて肯定しようぜ
140 :
吾輩は名無しである:04/09/27 22:46:48
134
あなた、まさか、小林さん?
141 :
吾輩は名無しである:04/09/28 13:29:09
>>134 手記と事実は違うと言っても高野さんは反論できません。
もともとそうした論争を考えて書かれたものではないのですから。
そうした事を踏まえて事実関係について述べていただければと思います。
高野さんの日記を読んで、傷つきながらも真剣に人生と向き合って生きて
いた彼女のひたむきさに、私は心打たれるものがありました。
>>139 137じゃないが
自殺も肯定するのか?
143 :
名無しでGo!:04/09/29 20:58:24
>>138 134氏が言いたいことは、日記に書いてあったこと(事実)があまりにも
エゲツナくてとても本に書けるような内容ではなかったので、サブロー
さんがトーンダウンした表現に変えたという意味では?
本に書かれている内容でも相当エゲツナイのに、それ以上にエゲツナイ
事実って・・・???
144 :
吾輩は名無しである:04/09/29 21:23:04
あんたら、そないにムキになることでもおまへんやろ?
145 :
吾輩は名無しである:04/09/29 22:14:14
原本を読みたい。頼むから原本をそのまま読ませてくれ。
146 :
吾輩は名無しである:04/09/29 22:48:28
読んでもつまんねーぞ。ヤラレ女の繰り言ばっかしよ。
147 :
吾輩は名無しである:04/09/29 22:54:56
>>144 以前にも、この事件のことが書き込まれたことがあったので気になっていました。
この先輩との事が自殺の原因だと書かれてました。
私は、余り深く気にせず読んでたので学生運動の闘いの過程で何もかも嫌になって
の自死だと思っていました。
148 :
吾輩は名無しである:04/09/30 20:40:34
以前に、文庫版の「序章」と「原点」とから、手記の分量を調べたことがあります。
そのメモも「序章」も手元に見当たらないので、ここで再現することができませんが、
結果は、はっきりと覚えています。ページ数を比較しただけですが、1968年12月を境
に月毎の手記の分量は不連続に倍増しており、この時期が彼女の心様が切り替わるエ
ポックであったことは明瞭です。そしてそれが小林との忌まわしい一件であったこと
は疑いようがない。「一回きりの火遊び」として割り切ろうとした高野であったけれ
ど、彼女の自覚を超えてこの件は彼女にとっての重枷となり、半年後の自死に向う道
筋がこの時点で刻まれたと見ることができます。
さて小林はさておき、ここで取り上げるのは、中村です。高野は終局において中村
宛に悲鳴に近いメッセージを送ろうとしている。いかに鈍感な中村とて、高野の状況
が並のものではないことに気付かなかったとは思えない。「真逆、死ぬことはあるま
い」と逃げをうった中村に対してあえて好意的に推測するならば、その時期の高野は
決してつきあいやすい相手ではなかったであろう。もともと彼女にあった少女らしい
頑なさが病的に嵩じ、他者を受け入れず、むしろ攻撃的なまでに排他的だったのでは
あるまいか。この時期の彼女を受け留めるのは、とても中村ごときの“人間力”では
無理であったはず。
とはいえ、一時的にせよ彼女を救うことができたかもしれないのは一人、中村であ
ったことを想い、また、中村への最後通牒を出すことに最期までためらいを持ち続け
ていた高野の可憐さを想うとき、彼女の孤独の深さがより痛ましく胸に響く。
149 :
Ryou-Shou-Ka:04/09/30 20:42:05
以前に、文庫版の「序章」と「原点」とから、手記の分量を調べたことがあります。
そのメモも「序章」も手元に見当たらないので、ここで再現することができませんが、
結果は、はっきりと覚えています。ページ数を比較しただけですが、1968年12月を境
に月毎の手記の分量は不連続に倍増しており、この時期が彼女の心様が切り替わるエ
ポックであったことは明瞭です。そしてそれが小林との忌まわしい一件であったこと
は疑いようがない。「一回きりの火遊び」として割り切ろうとした高野であったけれ
ど、彼女の自覚を超えてこの件は彼女にとっての重枷となり、半年後の自死に向う道
筋がこの時点で刻まれたと見ることができます。
さて小林はさておき、ここで取り上げるのは、中村です。高野は終局において中村
宛に悲鳴に近いメッセージを送ろうとしている。いかに鈍感な中村とて、高野の状況
が並のものではないことに気付かなかったとは思えない。「真逆、死ぬことはあるま
い」と逃げをうった中村に対してあえて好意的に推測するならば、その時期の高野は
決してつきあいやすい相手ではなかったであろう。もともと彼女にあった少女らしい
頑なさが病的に嵩じ、他者を受け入れず、むしろ攻撃的なまでに排他的だったのでは
あるまいか。この時期の彼女を受け留めるのは、とても中村ごときの“人間力”では
無理であったはず。
とはいえ、一時的にせよ彼女を救うことができたかもしれないのは一人、中村であ
ったことを想い、また、中村への最後通牒を出すことに最期までためらいを持ち続け
ていた高野の可憐さを想うとき、彼女の孤独の深さがより痛ましく胸に響く。
150 :
吾輩は名無しである:04/10/01 00:17:22
学生運動が高騰している時期に、高野さんみたいな女性はたくさん参加していたと
書き込んでいた方がいました。
しかし彼女の「孤独の孤独の深さ」と感性の豊かさは、最後の詩に見られるように
多くの可能性を秘めたものであったと思います。
151 :
れんれん:04/10/02 01:31:30
二十歳の原点は、僕たちの原点なんです。死ぬことはできない。でも高野さんの純粋さは
共感します。大人になるにつれて忘れていくものを、思い出させてくれるから、惹かれる
のでしょう。孤独の深さは誰にもあります。でも逃避してごまかします。高野さんは現実
から目をそらさずに生きていたんだと思います。だから死ぬしかなかった。
亡くなった人を悪く言いたくない。こんなにみずみずしい言葉を、詩をありがとう。心か
らご冥福を祈ります。
人間はほんと、弱いものですよ。大人になった今つくづく思います。でも高野さんは死を
選び、そして実践したのだから、とても行動的ですね。ある意味、強い人です。
また、現場へ行って、合掌したいと思います。
152 :
Ryou-Shou-Ka:04/10/02 14:30:34
もうひとつ補足します。彼女はその手記の中でこの事件によって「私のふるさとは
失われた」と記述しています。これは単なる感傷ではない。失われたのは、彼女自身
のidentityであると見れば、その意味するところは重要です。意識するしないは別に
して、人はその青年期において誰しも自分自身のidentityの追求を始めます。もとも
とあった家族の輪から離れ、自分自身の家族を創生し、職業を介して社会との連携を
獲得する。そして知るのです。Identityは、絶対的に存在するものではなく、他者
との関係性の中にこそ生まれる相対的な存在であることを。
青年期になって意識し始めたidentityが幼少期になかったのか、と言えばそんな
ことはない。ただ意識しないだけのことである。多くの人にとって連綿と続くもの
が年齢に応じて変容する、ということであろう。高野の悲劇は、この事件によって
それを一旦喪失してしまったことにある。そして結局はそれを回復することなく、
自死に追いこまれてしまう。
事件によって高野が受けた傷は、高野に限られた話ではないだろう。ただし、そ
れがidentityの喪失にまでゆきつくのは、高野固有の悲劇であったと言える。
153 :
吾輩は名無しである:04/10/03 00:27:31
>151 でも高野さんは死を
選び、そして実践したのだから、とても行動的ですね。ある意味、強い人です。
そうか・・・。年月を経ればこんな評価も出てくるか・・・。
親から貰った折角の人生を自ら断ち切って、親兄弟、友人に悶え苦しむ、地獄の悲しみを与える最低の行為が行動的、アルイミ ツヨイヒトか・・。
言葉を失った。
154 :
吾輩は名無しである:04/10/03 10:47:47
自ら死を選択することの評価は非常に難しい事だと思います。
自己が生きる意味を問い、何の為に生きているのかを本質的に考えた時、その
意味を見出せなくなる事があると思います。
親の為でもなく、友人の為でもなく、自分の生きる根拠は何か。「152」が
書き込んでいるとうりでしょう。
高野さんにとって、’68年年末〜’69年6月自死迄の短い時間は精神的に
も肉体的にも過酷な時期であったと思います。
家族の暖かい愛情に囲まれ、経済的にも恵まれていた彼女が一人で生きると
決意した時、余りにも現実との乖離がありすぎた。
こういう事は生き続けている私たちが言うありふれた言葉であり、彼女との
距離は果てしなく遠い。
155 :
吾輩は名無しである:04/10/04 00:51:06
ハードカバー版ほしいぜこのやろう。
とりあえず文庫版読むか............
>155
わかる。
古本屋で3冊まとめてゲットしたときは狂喜したもんだ。
写真。自筆メモ。
たまらんぜ。
特に原点序章の写真がかわいい。
157 :
155:04/10/04 17:44:09
__,冖__ ,、 __冖__ / // ,. - ―- 、
`,-. -、'ヽ' └ァ --'、 〔/ / _/ ヽ
ヽ_'_ノ)_ノ `r=_ノ / / ,.フ^''''ー- j
__,冖__ ,、 ,へ / ,ィ / \
`,-. -、'ヽ' く <´ 7_// / _/^ 、`、
ヽ_'_ノ)_ノ \> / / / _ 、,.;j ヽ|
n 「 | /. | -'''" =-{_ヽ{
ll || .,ヘ / ,-、 | ,r' / ̄''''‐-..,フ!
ll ヽ二ノ__ { / ハ `l/ i' i _ `ヽ
l| _| ゙っ  ̄フ.rソ i' l r' ,..二''ァ ,ノ
|l (,・_,゙> / { ' ノ l /''"´ 〈/ /
ll __,冖__ ,、 > >-' ;: | ! i {
l| `,-. -、'ヽ' \ l l ;. l | | !
|l ヽ_'_ノ)_ノ トー-. !. ; |. | ,. -、,...、| :l
ll __,冖__ ,、 |\/ l ; l i i | l
ll `,-. -、'ヽ' iヾ l l ;: l | { j {
|l ヽ_'_ノ)_ノ { |. ゝ ;:i' `''''ー‐-' }
. n. n. n l | ::. \ ヽ、__ ノ
|! |! |! l | ::. `ー-`ニ''ブ
o o o ,へ l :.
158 :
吾輩は名無しである:04/10/04 19:10:38
写真はいいね、原点のカバーの上向き加減の少し微笑んだのもいいし。
序章の、少しうつむき加減でまだ少女っぽさを残した写真もいいね。
はっきり言って、顔はキモイが・・・
160 :
吾輩は名無しである:04/10/05 09:16:54
顔は趣味の問題もあるでしょうね。私は少しはにかんだ様な所がとても
印象に残りました。
彼女の繊細さが良く表れてると感じましたが・・・・
161 :
gu−:04/10/05 22:19:10
>134の内容に関して、幾つか反響がありましたので、誤解の無い様付け加えます。
会社の先輩は現在56歳、多分昭和43年生まれ、立命館大の学部は不明ですが文系です。
以前 二十歳の原点の高野さんについて話しをしたことがあります。
知人であったのか、彼も活動歴があるのかも含めて色々話しを訊きましたが、今にして思うと彼の話しの真偽は全く確認できませんし、
現在の所属部署、勤務地も別ですのでこれ以上の確認をする機会もないでしょうね。
>141の言われる通り 高野さんや三郎氏にはもはや反論する術すらありませんよね。
無責任な、根拠の無い書き込みをしてしまったと反省しています。
「二十歳の原点」を人生に於ける自分の鏡にしようと考えていますので。
162 :
吾輩は名無しである:04/10/05 23:42:05
日記に書いてあったことが真実か否かは知っている人にしか分からないですよね。
私は6年くらい前に高野さんの実家を訪ねて、日記を少し見させていただいたことがあります。
言葉じりなどは本とは違うところが随分あったような気がします。
あと、本には載っていない箇所もありました。
きちんと見比べたわけではないのですが、手直しは随分あるんだなと
感じたことを覚えています。
しかし、本質的に違ったところはなかったと思います。
もちろん全部読んだわけではないので、私の印象ですが。
>149の方の言うとおり、中村は高野さんの最後の悲鳴が届くはずの相手であり、
また一時的であったにせよ高野さんを救うことが出来る唯一の人間であったはず。
でも中村にとって高野さんはただの遊び相手で重荷になっていたんでしょうね。
そんな相手と分かっていても救ってほしかった、という高野さんの叫びは
悲痛だけれど、そのちっぽけさゆえにみんな共感するんじゃないでしょうか。
163 :
吾輩は名無しである:04/10/05 23:45:00
〉〉161
昭和23年生まれでは、現在56歳だとそうだと思いますが。
高野さんと同学年ですよね、私は犯人探しだとか責任の追及だとかを言ってるの
ではなくて彼女の人生の軌跡をできるだけ正確に知りたいと思ってます。
彼女の「旅に出よう」の詩に深い感銘を受けたからです。
164 :
gu−:04/10/06 23:45:58
>161 訂正します。
昭和23年生まれです。当たり前ですが。
165 :
吾輩は名無しである:04/10/07 23:04:55
今、終焉の地や下宿跡はどうなってるの?
関西を離れて久しいので誰か教えて。
166 :
吾輩は名無しである:04/10/08 00:34:44
俺も知りたい!
167 :
吾輩は名無しである:04/10/08 04:19:19
悦子たん。。。(;´Д`)ハァハァ
168 :
名無しでGo!:04/10/10 18:15:05
169 :
名無しでGo!:04/10/10 19:05:26
>>168 補足
左上に大きな交差点が写っているがこれが円町交差点、その下を走って
いるのが山陰本線、それを右方(京都駅)向に辿ってゆくと天神川
(鉄橋)、西土居通り(踏切)、そして天神踏切(白いビルのような
ものが3つ連なっているところの右上)、少し築堤状になっているの
がわかる。その天神踏切の一つ右側が御前通り(踏切)と朱雀第二
小学校。アパートの住所は丸太町御前通りだったけど、どれが当該の
アパートなんだろう?小学校の運動場が見える場所にあったみたい
だけど、現地に行かれたことのある方、教えてください。
>169
インターネットって本当になんでもありだなあ。
僕はどれがその下宿か行ったことはないですけど、
京都の住所表記からして、丸太町通の南側、御前通の東側でしょう。
それで小学校の運動場に隣接していたとすると、この写真では
当該に下宿らしい建物は、三件ほどしかありませんね。
路地の奥だ…。
うらさびしそうな所だなあ。
それよりも天神踏み切りがこんなにはっきり写っているのが鬱…。
>165
たしか天神踏み切りは失くなったと聞きます。
171 :
吾輩は名無しである:04/10/11 13:09:23
168.169.170 有難うございます。
でも なんだか ツライね。
172 :
吾輩は名無しである:04/10/11 13:33:57
僕は大学生のとき高野さんの著作を読んでたいへんな衝撃を受けました。
親友が、弱い人間の繰言が…みたいなことを言ってあからさまな
拒否反応を見せたのが印象的でした。
僕自身あとから冷静になり、「馬に乗った彼女の顔写真がドブス
だったらどうだったろう?」などとフと思ったのを憶えています。
あの時血僕は、ある意味死者に恋していて、倒錯した性的興奮を
掻き立てられたのではなかったか…?
物干し台があって、そこには滑り台があり、見えるものは隣の屋根だけ、とあります。
共同の広い物干し台なのか。
屋上についての記述もあるから、そこのことかも。
175 :
名無しでGo!:04/10/11 19:41:25
176 :
吾輩は名無しである:04/10/11 20:02:36
高野さんが日記を書いていたのは、文学として発表することを想定していた
物でもなく、誰に評価を受けることを前提としていたものでもない。
彼女は、自分が生きていく日常の思いをそのまま書き記していたのだ。
だからこそ「二十歳の原点」は今読んでも生きるという事について考えさせ
られるものとなっている。
時代は高野さんが生きていた時代とは大きく変わってきている、しかし自己
がどの様にして生きるのかの課題は、今も私達にとって重い課題だ。
177 :
吾輩は名無しである:04/10/11 20:26:34
女教師凌辱生活女教師凌辱生活女教師凌辱生活女教師凌辱生活
178 :
吾輩は名無しである:04/10/13 23:14:01
>>177 意味不明何を言いたいのか明確にせよ。高野さんの生きた時間の貴重さを
理解しようとしている人の言動とは思えない。
20年の時走りぬけた高野さんが考えた世界に少しでも近づけたらという思
いとはまったく違う提起をおこなっているのではないでしょうか。
いや、ただのアラシです。
180 :
吾輩は名無しである:04/10/14 23:57:15
1969年か・・・。EXPO70 万国博を成功させよう なんてステッカ−やスロ−ガンが街を覆っていた時期だな。
当時 GSなんかも流行っていたし、タイガ−スのメンバ−なんか京都出身だし、高野さんも関心あったのかもね。
当時 ジュリ−こと沢田研二の京都の実家なんてフアンの女の子達がよく押しかけていたな。
出版された日記には記述されて無いけど オリジナルにはどうなのかな。
日記をつける人は、つけない人に比べて不健康な人が多い−。こんな研究結果が英国心理学会で発表され、話題になっているという。
英科学誌ニューサイエンティストによると、グラスゴー・カレドニアン大の研究者らが、日記をつける学生94人とつけない41人を
対象に健康に関するアンケートを実施した結果、つける人は、頭痛や不眠、消化不良、さらに社会的な不適応などが多いことが判明。
従来の研究では、日記はトラウマ(心的外傷)を受けるような出来事からの回復に役立つと考えられており、「日記をつけている人の
方に、より良い効果があると予想していたが、つけない方が良いようだ」と研究者。
日記をつける人は不運を長々と思い煩う傾向があるのか、不健康な人が日記をつけるのか、次の研究が待たれている。(共同)
[2004/10/7/16:53]
182 :
吾輩は名無しである:04/10/15 09:50:48
日記をつけることも、小説や詩を書くことも同じ様なことかも知れませんね。
トラウマ・ストレスを梃子に良い作品を残すことができればいいのでしょう
が、なかなか難しいとこだと思います。
高野さんもぎりぎりのところで逝ってしまった残念です。
183 :
吾輩は名無しである:04/10/16 00:24:27
残念だけれど、良い作品は残されたと思いますよ。
いまだにこんなスレが長々と続くほどには。
184 :
どんチチ ◆OkhT76nerU :04/10/16 13:28:05
スタンダードな日記文学。
書き手が自殺したのが吉。
文脈がガラリと変わる。
185 :
吾輩は名無しである:04/10/17 12:28:31
ヤフーニュースで
<自殺者>ニコチン濃度高く 解剖例調査で判明
たばこを吸う習慣がある人のうち、自殺した人の血液中のニコチン濃度は
事故や病気で死亡した人に比べ約3.5倍も高いことが
高知大医学部の守屋文夫助教授(法中毒学)らによる司法解剖例の調査でわかった。自殺とニコチン濃度の関係を調べた研究は初めてという。守屋助教授は「たばこの本数が異常に増えれば、自殺に走るサインの可能性がある」と注意を呼びかけている。(毎日新聞)
高野さんも自殺するまえタバコかなり吸ってたよね
憧れで読んだらいかんと思うよ
その時代に左右された彼女の生き方の痛みを読まなきゃ
>>185 しかも、ショートピースだよ。これはかなりキツい。二十歳の女の子が
吸う煙草じゃない。まぁ時代だったんだろうね。
188 :
吾輩は名無しである:04/10/17 18:59:23
ポーズだろ。
189 :
吾輩は名無しである:04/10/18 11:38:54
自殺をする可能性のサインは様々あると思います。
「二十歳の原点」を読んでいると感じるところが多くあります。
通過点としてすむものかそうでないのか難しいところですね。
高野さんは、高校生時代に「青春の墓標」を読み、立命館入学後は
「部落研」共産党系の活動に参加し、2回生になって共産党系の活動
に疑問を感じ距離を置きだした。(このころワンゲルに参加)
2回生の後期位から立命館も学園紛争が新聞社問題を期に発生、年末から
年明けにかけてバリケード闘争があった。高野さんは共産党の活動から全
共闘、立命館闘争に急速に参加し自らの生き方を根底的に問い直す事とな
った。立命館闘争敗北後ギリギリの局面で彼女は死を選んだ。
事実を追っていけばこうですか、何か虚しさを感じます。
190 :
吾輩は名無しである:04/10/19 23:44:05
>>165 亀レスですが、天神踏切は10年ほど前、山陰線が高架化された時になくなりました。
ちょうど、自分が4回生の時で、1回生の時読んだ「二十歳の原点」を深夜に読み返して、
いてもたってもいられず天神踏切にチャリで走って行ったことを覚えています。
でも、天神踏切のある場所は高架化工事で「関係者以外立ち入り禁止」と書かれた高いガードに
覆われていて、打ちのめされた思い出があります。
あのあたりは10年前でも古い家並みが残っていて、今見るとうらびれた感じだけど、
良く?言えば昭和の時代を残したふいんきが若干あります。
でも、あれからさらに10年でしょ?
今どうなっているかは、正直わからないな・・・
それから、追加ですが、初代「電車でGO!」をプレイすると、
高架化前の天神踏切付近を運転することができます。
かなり複雑な気分だが・・・
それに気を取られて二条駅何度オーバーランしたことか。
スレからずれてきたのでsage
みんな、高野悦子の生き様に憧れを持ちながら、なんとなく、まぁ、日々をやり過ごしている。
死にゃいいってもんでもないだろ?
そんなのあたりまえだ。
金が無くても、女が無くても、酒が無くても、何とか明日はやってくるし、明後日もやってくる。
笑っていたい。
馬鹿みたいだが、笑っていたい。
死ねない男の戯言ですが、明日も、何とか笑って過ごしたいよ。
自傷も、自殺未遂も、集団自殺も、餓死する子供もうんざりだ。
みんなものわかりが良すぎるよ。
馬鹿は馬鹿だし、まぬけはまぬけだ。
死んだらもう二度と笑えないし、ましてや馬鹿な男にもなれん。
清々堂々と、明日も、駄目な俺だよ。
にじゅっさいのげんてんはだいすきだがおれはあんたみたいにはしなない、ぜったいに。
しにたいなんていってるやつはくずだっていってやれ、みんないっていやれ。
生きるしかないのは残念かもしれないけど、やっぱり生きるしかないんだ。
いなくなった人間が残す、生き残った人間へのこころの大きな穴は
たとえおまえが生きつづけたとしたって、埋められろようなもんじゃないんだぜ
未練たらたらでいいじゃんか
明日が今日よりつらくっても別にいいじゃんか
明日か、明後日か、明々後日か、何日後かわからんけど、
その日はきっと、今日よりもっといい日なんだ。
そんなひがきてもしょうがないとおもってきょうしぬやつはやっぱりばかなんだよ
みんなものわかりがよすぎるよ
ばかにはばかっていってやれ
しにたいやつはみんなしんだつもりであしたしねばいいんだ
まいにちまいにち、あしたしねばいいんだ
193 :
吾輩は名無しである:04/10/21 22:00:22
>> 192
言っていることは、ある意味での正論ですね。だけど高野さんの自死は止める
ことはおそらく出来ない言葉でしょう。
彼女のメッセイジは「旅に出よう」の詩に凝縮されていると思います。
194 :
吾輩は名無しである:04/10/21 22:19:17
要は、ヤリマン女になり切れなかったのよ。
そいと、社会でのテメーの磁場を想定も
出来なかったのよ。
ちょっとのことで自死しちまったが、生き
てりゃ、今はどこにでもいるオバサンよ。
ヤツもかまうこっちゃねーから、一発
キツイのを挿入してやりゃー全てうま
くいったものをな。
195 :
吾輩は名無しである:04/10/22 15:07:05
高野さんが今生きていればどこににでもいるオバサンになっているか
どうかは分かりません。私は彼女の繊細さや物事を考え抜く性格から
見てそうはならかったのではないかと思っています。
「二十歳の原点」にはそういった可能性を感じさせられる何かがあります。
それは彼女が生きていても持ち続けていたものと思えます。
196 :
吾輩は名無しである:04/10/23 23:42:35
二十歳の原点か、懐かしいなあ。もう30年位前、高校生の時に読みました。色んな意見や感想があるみたいだし、年齢層も10代から多分40代迄広いようですね。
当時の時代背景なんか、若い人達には理解不可能でしょうね。今からすれば陳腐、馬鹿らしいことが多かったからね。
高野さんも当時からすれば平均的な世界に棲んで、平均的な悩みや問題意識を持っていただけと思いますね。
但し、自殺することを良しとする、若しくは自死の意義を探すなんてことは当時でも否定されていました。
親より自ら先に死ぬ、自殺することは「犯罪だし、人間としてやってはいけないこと」 です。
これだけは 古今東西変わらない基本です。
自殺に意義付けなんかしてはいけません。
あなたは恵まれているね・・・
198 :
吾輩は名無しである:04/10/24 16:02:52
高校の時に病気で、大学時代に事故で、友人が死にました。死ということが未だ実感出来ない年齢でしたので呆然とした記憶があります。
何よりも残されたご両親の悲嘆にくれる姿、子供に先立たれる事がどのようなことなのか、忘れられません。
だから、実際にそういう立場になってもいないのにいろいろ言うなよ。
変に定義づけとか同情とかされても困るんだよ。
200 :
吾輩は名無しである:04/10/24 17:46:45
勘違いしないでネ。
君なんかどうでもいいんだけど。
同情???????????
201 :
吾輩は名無しである:04/10/24 18:00:41
まあ、 オジンと孤独なセ−ネンの口喧嘩は みっともないのでヤメトキナ。
202 :
Peeping Tom:04/10/24 18:04:25
マア タイヘン、エッチチャン モ ビックリ
203 :
Peeping Tom:04/10/24 18:06:12
マア タイヘン、エッチアン モ ビックリ
204 :
吾輩は名無しである:04/10/24 20:09:20
高野さんは二十歳で自殺をしました。私はその是非を問う気はありません
彼女の存在の証「二十歳の原点」に触れその感性の豊かさを感じ、自分が
置かれた学生生活の意味を問いかけているその生真面目さに打たれています。
今は高野さんが向き合った時代とは違います、だけど私たちが問いかけていく
課題も多くあると思います。
206 :
Peeping Etsuko:04/10/24 21:56:58
>205
シロ−トがいれば プロもいるんか?
「山本義隆」で検索していて、ここにたどり着きました。
西那須野町がいい町とかいうレスが目に付いたので一言。
ここは移住者の多い南部ならともかく、かなり封建的で、
特に教育が腐っています。
自分は小学校高学年まで別のところに住んでいたので、
ほんとうに衝撃を受けました。
小中と適当に自分で勉強して、東大に入りましたが、
生まれたときからここに住んでいたら到底無理だったと思います。
自然は確かに綺麗でいい所だと思いますが。
208 :
吾輩は名無しである:04/10/25 10:22:29
山本義隆氏は「磁力と重力の発見」の著者で東大全共闘の議長でしたね。
現在も予備校で教えられているとか。高野さんもそうですがこの時代の人
は生き方も含めて真面目だと思います。
自殺のことが語られていましたが、高野さんは自殺者を募って仲間で一緒に
死ぬと言うことはしなかったでしょう。「力尽きて倒れた」というのが近い
のではないでしょうか。「二十歳の原点」を読んで感じました。
209 :
吾輩は名無しである:04/10/25 17:24:17
皆さん「高野悦子」を美化しすぎです。
210 :
吾輩は名無しである:04/10/25 18:22:44
ちょっと興味持って古本屋みたら「二十歳の原点」あったから
買ってみた。
女性って皆こういう考え方してるの?
全体の何%くらいなんだろ、こういう人。
自殺するのかぁ、心情よくわからんなぁ、
自分を見つめてたのに。
211 :
吾輩は名無しである:04/10/25 23:25:41
女性って言うより時代がそういう感じになっていたのじゃないでしょうか。
なにか現在では理解を超えてると思いますが、エネルギーというか迫ってく
るものを感じます。
212 :
吾輩は名無しである:04/10/26 22:52:24
>207 以前も誰かがそんなこと書き込んでた。
黄昏時はホントに綺麗な景色なんだけどナ。
美化してるのはほんと一部のやつらだとおもうけどね
美○ひばりとかが美化しすぎというのでは
214 :
吾輩は名無しである:04/10/30 13:20:59
映画で主演した角ゆりこさん、どうしているのかな。
裸やベッドシ−ンは余計だったけど、妙に高野さんのイメ−ジが重なる。
215 :
吾輩は名無しである:04/10/30 13:38:51
この人の顔さ、俺から見たら、だらしない人にしか見えんW
美化すんなよ。
「69」って映画は1969年の話ですね
九州の話らしいが
京都とかだと興味ありまくりなんだけどな・・
217 :
吾輩は名無しである:04/10/30 15:24:17
>216
確か妻夫木クンの・・・
218 :
吾輩は名無しである:04/10/30 16:47:56
219 :
吾輩は名無しである:04/10/30 18:37:47
角ゆりこ死亡説なんてあったな。
日本沈没に出てたけどダイコンだな、と思った。
220 :
吾輩は名無しである:04/10/30 18:40:48
角ゆりこ死亡説なんてあったな。
日本沈没に出てたけどダイコンだな、と思った。
221 :
吾輩は名無しである:04/10/30 19:30:00
高野さんを美化しているとの事、具体的にどういうことか指摘されたらいいと
思いますが如何でしょうか。高野さんの「二十歳の原点」は日記であり全共闘
という時代的背景があり又立命館闘争という個別的な課題に限定されています。
しかし、時代に埋没しない高野さんの感性をどの様に評価するかが大切だと私
は思います。
222 :
Peeping Tom:04/10/30 22:34:17
205,215 クラソ−。
223 :
吾輩は名無しである:04/11/01 23:39:59
多分論理では説明できない。
美化するという言葉覚え立ての孤独なセ−ネン。
学校では間違いなく苛められっ子の落ちこぼれ。デショ?
224 :
吾輩は名無しである:04/11/01 23:41:16
ところで角ゆりこは?
レンタルビデオ店で「かまち」ってのがあったけど
山田かまちより高野悦子のほうがええわー
高野悦子役は石原さとみで
226 :
吾輩は名無しである:04/11/02 08:28:06
それはあなたが男性だからでしょ。
かまちなんかとえったんを一緒にするな!
228 :
吾輩は名無しである:04/11/02 16:26:50
立命館大学文学部日本史専攻のホームページを見ました。
高野さんの時代も、こんなに懇切丁寧に学問の学び方を
教えていたのでしょうか。「二十歳の原点」との落差を
感じました。35年も前のことだからもう異世界のこと
でしょうね。
229 :
吾輩は名無しである:04/11/02 21:07:14
高野さんが生きた時代と違うよ。
現実はどんどん前へ進んでいっている。
230 :
吾輩は名無しである:04/11/03 01:27:38
当時は 立命館ってリッチャンと呼ばれていたね。
あんまり勉強とか学問とか、関係無かったイメ−ジ。
231 :
吾輩は名無しである:04/11/07 15:29:07
冬の京都は底冷えする寒さ。
当時のビンボ−な学生下宿は悲惨でした。
232 :
吾輩は名無しである:04/11/07 19:50:09
ビンボーな学生でも底冷えしてもなんだか京都はいいよね。なぜ学生運動でも、
学問でも京都が中心みたいになって、大阪があまり出ないのでしょうかね。
大阪大学があり関西大学があっても目立たないですね。
高野さんも京大や立命館といっても大阪は視野にまったくなかったですものね。
233 :
吾輩は名無しである:04/11/07 19:51:04
ビンボーな学生でも底冷えしてもなんだか京都はいいよね。なぜ学生運動でも、
学問でも京都が中心みたいになって、大阪があまり出ないのでしょうかね。
大阪大学があり関西大学があっても目立たないですね。
高野さんも京大や立命館といっても大阪は視野にまったくなかったですものね。
234 :
吾輩は名無しである:04/11/07 22:23:39
1969年6月24日(火曜日) 正午現在 京都の気温 28.5度 晴
比較的暖かい晴れた日だったようです。
(国立国会図書館_東京本館所蔵・京都新聞夕刊・縮刷版より)
この時代の苦悩はよくわからない・・俺たちは幸せなのかも
しれないな。
236 :
吾輩は名無しである:04/11/08 14:18:42
幸せかかどうか・・・・
だけど新宿駅での反戦フォークや、騒乱事件の場面を見るとものすごいね。
とてもじゃないけど考えられない場面です。資本主義は何かとか、学問を
するのは何のためだとか。そんなこと真剣に考えたのですね。
237 :
吾輩は名無しである:04/11/08 22:20:42
記録フイルムで観るあの時代に起きた事、今の若者達から見ると信じられないでしょう。
でも悲惨だとか不幸だとかは思っていなかったし、結構楽しいことも多かった。
悩んだり苦しんだりしているのは今の皆さんでも同じでしょう。
238 :
吾輩は名無しである:04/11/09 21:14:55
過去は良かったというつもりはありませんが、大きなうねりみたいなものを
感じます。ただ今を生きていて何かどこかへずれていくのではないかと危惧
します。ここのスレを読んでいて本当は高野さんの近くにいた人が書き込ん
でいるのじゃないかと思われる書き込みがありました。私はもう少し本当の
事が知りたいです。
>>238 馬鹿か?
ワイドショー好きなおばさんみたいなこと言うなよ
何を知りたいっていうんだよ?
君の望む答えなどありゃしない。
たった5行のレスなんだけど、凄く他人に依存した人だなぁって思った。
も っ と 自 分 で い ろ い ろ 考 え ろ
それから
言 っ て も し ょ う が な い こ と は 言 わ な い
自分自身がしっかり生きれないことを時代のせいにするな
240 :
吾輩は名無しである:04/11/09 22:57:16
でも、238 の気持ち分かるね。僕なんかが生まれる前のことだし。
当時のこと、何があったのか知りたいからね。
238だって何も他存的な人ではないだろうし、自分自身がしっかり生きられない・・・なんて
何故分かるの? ラ抜き言葉でもないしさ。
>>238 俺は
>>239じゃないけどあなたの書き込みを見ていて同じ様なこと思うよ。
そんなに知りたいのなら自分の足で探せよ、調べればいいんじゃないかと。
>>1に張ってあるリンク先の管理人は、高野さんのご実家に伺ってノートを
見せてもらいHPにアップしてくれた。これは本当に貴重なものだと思う。
もう一つの管理人はもう団塊Jr.みたいだけど今から数年前から10年位前の
京都の写真を載せてくれている。(ここが何だかんだで今のところ高野さんに
ついては一番詳しく載せているHPな気がする)
こんなところで「本当のこと」を教えてくれって言う前に、本当に知りたいの
なら自分で行動したらいいんじゃないのかな。
楽せずにさ。
言ってることは間違ってはいないが、
「知りたい」と言っただけの人をそこまでたたくのはどうかと。
239は思い込み激しそうだ。それでお説教されても・・・
人に説くのが好きなタイプの人なのかもしれないけど
244 :
≠238:04/11/11 16:09:53
言 っ て も し ょ う が な い こ と は 言 わ な い
って言われてもなあ…、
ここは、
言 っ て も し ょ う が な い こ と
を、言うために存在してるんじゃあないだろうか?
245 :
吾輩は名無しである:04/11/11 20:37:56
>239 は酒でも飲んでんじゃないの。それとも学校や職場で孤独なクラ−イ人?
いいじゃないの、知りたいのだから知りたいって言っても。このスレは情報集めの場でもいいんでしょ。
238が何故アンタらなんかに、エラソ−に叩かれなきゃいけないのか分からないね。
246 :
吾輩は名無しである:04/11/11 22:43:11
238です、きちんと言いたいことを言えず、思いだけで書き込みました。
私は高野さんの生きた時代というものをもっと知りたいと思っただけです。
当時の学生運動とはなんだったのか、映像で見ても出版物で読んでも、何故
高野さんが自殺したのか理解できません。立命館の学生運動がそこまで個人
を問い詰めるものであったのか、全共闘運動がそうだったのか個人の資質と
して見てしまうのかどうしても分かりません。そこを実際関わった方がいれ
ば聞きたかっただけです。私は、高野さんは立命館闘争に自己の存在をある
意味でかけたのではないかと思っています。そうした闘いが何故継続できな
かったのか、全共闘運動を闘った人の言葉を聞きたかったのです。
・・自殺って案外「理解する」ものではないんでない?
自殺と言う行為に意味を付そうとする前提自体がいかがな
ものか。と提起してみる。
248 :
吾輩は名無しである:04/11/12 13:22:10
自殺には、原因があり・動機があり・結果があると考えるのが普通じゃないで
しょうか。遊びすぎサラ金に手を出し、借金だらけになり、追い込まれて自殺
したとか。次元は違いますが高野さんにも理由はあったと思います。
そこを理解できたら「二十歳の原点」は私にとってもっと違う意味を持つかも
しれません。
どうかな〜ぼんやりと死に向かっていく人もいそうだ。
もともと真面目に物事をを突き詰めて考える人で精神的に追い詰められていったり
もう世界が前と同じように映らなくなってそっちに向かっていってしまうとか。
250 :
吾輩は名無しである:04/11/13 16:30:57
失恋自殺だと思う、酒や睡眠薬もやっていたようだし、良くないパタ−ン。
それと投石で検挙された経験も心の傷だったと思う。
周りが事前にサインを見逃さず、お母さんでも付いていたら結果は変わっていたかも。
ご両親の悔しさは察するに余りある。
>失恋自殺
んーなこたあ、読んだ人間にはわかってるだろう
わずかにしか語らない部分が彼女の死と密接だったわけだ・・
親にとって子供に自殺なんかされたら
腕か脚を実際にもがれるのと同じくらいつらいでしょうなあ。
デキのいい子だし。
253 :
吾輩は名無しである:04/11/13 17:49:12
>251わずかにしか語らない部分が彼女の死と密接だったわけだ・・
スンマセン、意味不明なのでオセ−テ
254 :
吾輩は名無しである:04/11/13 18:50:27
>>253 恋をした時のことがあまり書かれてなかったんでは。
>>251 ただ失恋で死ぬかなぁ?とは思うよ、高野さんが。
失恋の痛手から抜け出す方法とか模索するでしょ。
自殺者の自殺理由を考察する時って発言者の価値観が
投影されるからおもしろい。
恋愛至上主義の人が高野さん見たら恋とかに結びつけやすい
んでしょうな。
256 :
吾輩は名無しである:04/11/13 23:57:44
てか、この本のどこにこれだけのレスがつく理由があるんだ?
>256
全部さいしょから読んでから言え。
258 :
吾輩は名無しである:04/11/14 16:05:11
>256 嫌なら来るなよ。
259 :
吾輩は名無しである:04/11/14 19:22:31
感受性が異常に強すぎた女の子が物事を内へ内へと考えているうちに
気が触れて電車に飛び込んだ。
ただそれだけのことじゃん。
260 :
吾輩は名無しである:04/11/14 19:33:16
256,259 だから来るなよ〜
261 :
吾輩は名無しである:04/11/14 20:03:35
>259
貴方の言っていることはきちんとした内容が提起できていませんね。
感受性が強すぎてということがどういうことなのか、芥川・太宰の文学
も感受性が強いことがなかったのか、文学は感受性の世界なのではない
のですか。高野さんの世界のどこが感受性が異常だったのでしょう。
俺にはUFOが関係してると思う。
263 :
吾輩は名無しである:04/11/14 20:34:59
いや、全ては俺が犬のウンコを踏んだことに原因がある
>263
俺なんかカラスの糞が(ry
265 :
吾輩は名無しである:04/11/14 21:41:07
当時の山陰線は電化されていなかったから「電車に飛び込んだ」は不可能。
まあ、どうでもいいか。
266 :
吾輩は名無しである:04/11/14 22:04:01
>>265 どうでもいい。
そんな、電車だろうが、列車だろうが、汽車だろうが、大勢に影響がない。
要は、高野悦子が青春(人生)に悩み苦しみ自ら命を絶ったということ。
その後に、日記が出てきて、それが父親の手で世に出たということ。
そして、多くの人が感動したということ。高野悦子の死によって、多くに
人は高野悦子を知ったのだ。
ただ、高野悦子が列車に飛び込んだのは、生家と関係あると思う。
生家に行ったことがあるが、生家のすぐ近くに線路、踏み切りがあり
列車が走る音を子守唄のように聞いていたのではと思う。そして、
考え過ぎた挙句、何も考えられない状態になった時、吸い込まれる
ように列車に向かったのではないかと思う。
↑これはいい洞察だ。つまり子宮帰りですね?(違う?)
268 :
名無しでGo!:04/11/15 20:02:03
>>265 幡生(山口県)発梅小路(京都)行の貨物列車に飛び込んだ。
ちなみに当時の山陰線京都口の貨物列車はまだ全てSL(D51)牽引で、
貨車も2軸の黒貨車が主体の編成だった。
SL+貨車の床下は(DC、DL、客車に比べると)スカスカな反面、
貨物列車の編成は長いので相対的に車軸の数が多い。
よって京都新聞の夕刊に”人相についてはかなり詳しく載っているのに
なぜ身長が実際の身長よりもかなり低く推定されているのか?”という
理由がわかると思う。
269 :
吾輩は名無しである:04/11/15 20:32:25
しかし高野さんが自殺をした現場の状況が事実がどうかという事と、
高野さんが立命館闘争に参加し傷つき倒れた状況の意味とは随分へ
だたりがあるのではないでしょうか。
私はやはり高野さんは大学闘争のなかで倒れたのだと思います。
彼女が闘った大学闘争の意味が今も問われ続けて居るのではないでしょうか。
270 :
吾輩は名無しである:04/11/15 21:55:40
最後のバイトのとき同僚に「死にたい」と漏らしていたという話もあるけれど、
私個人は、以前から計画していたことをついに実行に移したというより、
睡眠薬とアルコールの相乗効果による発作的な自殺だろうと思っている。
日記には書かれていないが、最後の夜もかなり睡眠薬かウイスキーを
飲んでいたのでは。でもやっぱり、いろいろ辛いことがあったのはわかるけれど、
高野さんには生きていてほしかったなあ。
271 :
吾輩は名無しである:04/11/15 22:40:54
>>267 高野悦子とは関係ない話ではあるが、沖縄の墓は女性が股を開いた格好
をしている。自分が生まれた所へ帰るという意味だという。参考までに。
272 :
吾輩は名無しである:04/11/15 23:20:01
>269さんの言いたい事も解りますが、当時多くの学生が闘争に参加していた訳で、その中で悩みや苦しみ、喜びもあった。
彼女の自死がどうも紛争と結びつかないんだな。
まあ、非日常的な混乱期であったのだけど、皆結構要領よくやっていたような気がします。
私の通っていた某大では。
273 :
名無しでGo!:04/11/15 23:30:53
>>270 それでは計画的説を。
日記の中での「夜中の汽笛にはどんな意味があるのでしょうか?」
との一文が自殺予告だったのでは?との見方。
当時は列車無線などなく、事故の発報は汽笛で行われていた。
夜中の汽笛とは、長緩汽笛(ぽ・ぽ・ぽ・ぽ・ぽ・ぽーっと鳴らす
非常事故の汽笛)のことでは?
274 :
吾輩は名無しである:04/11/16 00:10:50
>>268 そ、それはつまり・・ブルブルッ
ちょっと口にはできない・・
275 :
吾輩は名無しである:04/11/16 00:24:42
計画的なら 何か書き残すのでは?
文学少女としては。
計画的なら列車なんかに飛び込まないと思うけど・・・。
あんなオッカナイものに。
276 :
吾輩は名無しである:04/11/16 05:11:48
かの夏目漱石は「草枕」の中で藤村操に言及し
「自殺したことのない奴が自殺者をあーだこーだ言うな」
とおっしゃっております。
しかしそれでは話が終わってしまうので次行きましょう、次。
277 :
吾輩は名無しである:04/11/17 17:23:33
煙草を吸い、酒を飲み、男関係に問題をかかえる女子大生が主人公で
両方とも映画化されたということ以外あまり共通点はないのだが、
なぜか「二十歳の原点」と見延典子の「もう頬づえはつかない」が
ダブって見えることがよくある。両方ともある時代の女子大生の生き様を
かなり赤裸々に描くと同時に、当時の社会の空気のようなものを
伝えているからだろうか。「二十歳」が学生運動に代表される60年代末の
「混沌」とした中の「真摯」な力強さを感じさせるのに対し、「頬づえ」は
何か冷めてしまった70年代末の「虚無感」「けだるさ」に満ちている。
両者を読むと、わずか10年の間に学生の思考様式、そして日本社会の
雰囲気がこうも変わってしまったのかと驚きを禁じえない。
278 :
吾輩は名無しである:04/11/17 20:52:39
時代は変わるし、人の気持ちもどんどん変わっていく。
だけど生と死の意味を問い続ける事は、余り変らないらないのではないか。
何故人は生き続けなければならないのか、今の自己は単に惰性で生きている
のではないかこうした問いは常に必要だと思う。
高野さんはこうした問いを自らの生き方をかけて問うた人だと思う。
当時の大学闘争は個別的な課題を掲げて闘っていたがその根底は共通の課題
があったのではないか。もう40年近くも前の出来事だがやはり人の生き死
にを、ある意味で賭けることが出来た時代だったのではないか。
私の理解を超えている時代だがなんとなく切実なものを感じる。
279 :
吾輩は名無しである:04/11/17 20:53:13
時代は変わるし、人の気持ちもどんどん変わっていく。
だけど生と死の意味を問い続ける事は、余り変らないらないのではないか。
何故人は生き続けなければならないのか、今の自己は単に惰性で生きている
のではないかこうした問いは常に必要だと思う。
高野さんはこうした問いを自らの生き方をかけて問うた人だと思う。
当時の大学闘争は個別的な課題を掲げて闘っていたがその根底は共通の課題
があったのではないか。もう40年近くも前の出来事だがやはり人の生き死
にを、ある意味で賭けることが出来た時代だったのではないか。
私の理解を超えている時代だがなんとなく切実なものを感じる。
280 :
吾輩は名無しである:04/11/23 07:42:59
それにしても、このスレが part4迄続いているのが驚き。
亡くなったのは35年も前なのに、察するに全共闘世代から団塊jrと思しき
若者まで参加している。
本屋には殆ど置いていないのにね。
読み継がれていくだけの普遍性があるのだろう。
新潮文庫も糞が増えたしな。
282 :
吾輩は名無しである:04/11/23 14:55:33
高野さんの弟の 昌之さんて、栃木県スキ−連盟のhpにでている人?
髭を生やしているけど何となく悦子さんの面影がある。
こんなこと書き込んだらダメかな。
283 :
吾輩は名無しである:04/11/26 00:55:15
238さん。仕事で京都へ行ったついでに、丸太町御前通りと天神踏切跡へ行って来ました。
当然ながら昔訪れた景色とは大きく変わっていましたが、かなり古い民家も残っていて、当時
を偲ばせてくれるものも残っています。
但し、ご時世ですので朱雀第二小辺りをウロウロしているオッサンは要注意と見られていたかも。
284 :
gu-:04/11/28 16:22:04
オレもいってみようかな。
円町だったっけ。
285 :
吾輩は名無しである:04/11/29 00:12:57
立命館の広小路学舎は「府立病院前」で下車し御所に向かって右側にあった。
正門を入って正面が存心館右側に中川会館左側に研心館があり、わだつみの像が
立っていた。その奥が清心館であり、そこに文学部事務所と日本史研究室もあった。
研心館の地下には文学部自治会事務所があり当時は「フロント」が握っていた。
河原町通りには「力餅食堂」シャンクレールの側にシャポーという喫茶店加茂川
沿いにはりバーバンクがあった。
当時の学生運動は60年安保の敗北を経て日韓条約、ベトナム反戦運動の世界的な
高揚の中で共産党から脱皮した新たな運動が形成されてきていた。
こうした状況の中で高野さんは立命館闘争へ係っていった。
立命館は教授陣・学友会等共産党の影響が強く路線をめぐる争いは厳しいものが
あった。高野さんは急速に全共闘運動へのめりこんでいく中で、家族、共産党系の
運動等との関係を見直していかざるを得なくなり、ある意味で自分を追い込んでい
くことになった。
286 :
吾輩は名無しである :04/11/29 22:11:24
「二十歳の原点」、懐かしい。
太宰にはまった頃を思い出すような感覚。
今思うと、この人の詩心みたいなものが一番好きだったような気がする。
芯にある透明さみたいなもの。
齢を重ねた今思う、一人暮らしとか孤独とかって危ない。
彼女もうまくあの日々を通り越すことができたなら、
汚れつつもたくましく生きる道を選べたかもしれないと思ったりする。
妥協し、しぶとく生き残った人間としては。
287 :
吾輩は名無しである:04/12/02 09:29:27
結局多くの人達が当時の学生運動に係り通り過ぎていったが、生きる意味
を運動の中に求めて自己の存在を確認していった人はやはり少数だったの
でしょうね。高野さんはその少ない人たちの一人だったのでしょう。
彼女が求めていた事を文学の世界で表現していっていたら、別の世界が開
けて居たかもしれませんね。私はやはり生き続けて欲しかった。
288 :
吾輩は名無しである:04/12/03 19:33:43
で、何なの?この人は。
無人島に住んでるわけじゃあるまいし独りじゃなかろうに。
感受性薄いんじゃねえの実は。
289 :
吾輩は名無しである:04/12/03 22:19:38
独りであること、未熟であることは、いつの時代の青年にも当てはまる普遍性
があるから、二十歳の原点は読み継がれていっているのだろう。群れたがる人
もいるが、それは、独りであることを本能的に恐れるからだろう。独りである
ことを真に自覚できる人は強い人だと思う。だから、高野悦子の場合は、ある
意味オーバーヒートしてしまって思考が止まってしまった状態で、それこそ
吸い込まれるように列車に飛び込んだものと思う。
290 :
吾輩は名無しである:04/12/06 07:43:54
286に共感。私も彼女の 詩心と言うべきか、好きでした。
生き延びた所謂「悦子」は沢山いるのだろう。
黙して語らないだけ。
291 :
吾輩は名無しである:04/12/06 17:25:24
彼女は、大学闘争に関った半年位で人間的に大きく成長し変って行っている。
身を苛むようにして変わって行ったものだろう。
そして彼女はあの時代の中で繊細であるが故に、深く傷つき自死に至ってし
まった。しかし彼女は人の何倍もの時間を生きたと思う、黙して語らない人達
ももう語ってもいいのではないでしょうか。
292 :
吾輩は名無しである:04/12/08 16:28:37
「しかし彼女は人の何倍もの時間を生きたと思う」という表現は
何かそうではない人がいるように読めてしまう。
そんなに彼女は濃く生きてきたのかな、どこにいる人も変わらないと思うの
だけど。
293 :
吾輩は名無しである:04/12/08 19:20:55
高野悦子は濃く生きているよ。濃くというのは深くという意味あいもある。
濃くいきたが故に最後は悲惨なことになったとも言える。時間はみな同じ
だが濃さは個人によって違う。
294 :
Ryou-Shou-Ka:04/12/08 22:55:31
「原点」が、本来の文学作品と言えるかどうかはさておき、それが、私
の琴線に触れた理由は、そこに描き出された彼女の姿勢が、”生きること
の淋しさ、せつなさ”に真っ向から対峙したものであったからです。
性と愛とが混沌として入り混じった(仮想)恋愛への非現実的希求、そし
てそれ故にどこまで行っても満たされることのない心の非充足感・・・
おそらく、これが、古今東西の文学で扱われる普遍のテーマであり、高野
がはまりこんだ罠の正体だったのではなかろうか。
漱石は、「こころ」の中で先生をして次のように言わしめます。
「若い時は、淋しいものですよ。あなたは、ただそのことに気がついてい
ないだけ・・・」
「君、黒い長い髪に縛られた時の心持を知っていますか?」
295 :
吾輩は名無しである:04/12/09 00:29:52
当時も今も、濃く深く生きた人、生きたいと思った人は沢山いるでしょう。
でも、どんなに深く生きたと言われても、親から見ればとんでもないこと。
彼女は親、兄弟、友人達に対して回復不可能な傷を与えたと思う。
自殺に意味だの意義だの無いんだから。青少年達よ、親より先に死ぬな。
296 :
吾輩は名無しである:04/12/09 11:25:54
私達は平和な日本に生きて本当に良かったと思います。
イラクやパレスチナでは大義の為に自爆テロで死ぬ人も大勢いるし、スーダン
では何万の人達が虐殺にあっている。こうした現実に直面せず、日常生活を送
れることは有難いことです。だけど、平和の中にあっても自分の生き方を真摯
に考え抜くことも必要だと思います。高野さんは結果として自死してしまいま
したが、彼女が真剣に考え抜いたその姿勢には胸を打つものがあります。
297 :
吾輩は名無しである:04/12/09 13:50:21
あの日記は男の事が出てきすぎるよな
くだらない男の事考えすぎ
299 :
吾輩は名無しである:04/12/09 16:25:17
男の事にせよ女の事にせよ、悩んで考えて当たり前。
本音が良く出ていると思うよ、それがあるから最後の詩も良くなってる
のでしょうね。
300 :
吾輩は名無しである:04/12/09 19:19:33
最近俺も自己を見つめてる、切っ掛けは初恋だった。恋を性格上ネガティブに
捉えてしまい、一喜一憂に激しさがあり、辛い毎日で
まさに一歩間違えば死が近かった。結局しぶといのはまだ恋を気にしてて
その人が好きだからだけど。もしその時代にインターネット、携帯があると
また何か違ってたかもね。
情報が多すぎる、むさくいに摂取しすぎて混乱した。ネットの行為に
他者への安心が少なからずある。私は弱い。
自分の未来へ関わる情報は聞きたくない、自分で考えて進みたい。
今日もふいにアンアンの雑誌を手に取り、万人の恋の解釈を
脳にインプットしてしまった、その影響が自分に出てこないか心配。
302 :
吾輩は名無しである:04/12/10 03:37:29
立命館支配の本質的な構造は、高野さんが苦しみ悩んだころと余り変わってない
みたいですね。制度としての民主主義と、実態としての排除の論理こうした虚構に
彼女は、直接民主主義の実現を運動として追求し、その理論的根拠を「アナーキズ
ム」に求めていた。そして闘い抜き、家族も友人も失って行く中で壮烈な死を遂げ
た。
303 :
吾輩は名無しである :04/12/11 21:29:23
>>280 今でも文庫本は新潮文庫から出版されている。
相田みつをとか陳昌絃がドラマ化されたんだから
高野さんもそろそろ・・・・
主演がモー娘とかだったらやだな
306 :
吾輩は名無しである:04/12/13 12:49:22
で、悦子は未通娘だったのか。
それとも、名前の通り悦びを知ってたのか。
307 :
吾輩は名無しである:04/12/13 15:22:15
「二十歳の原点」を読めば分かることだよ。
308 :
吾輩は名無しである:04/12/14 02:15:37
男を見る目がないよほんとに
学生なんてあんなものだったかな
女に迫害され続けた漏れにはちょっと信じられないし
男にああいう幻想を抱くってのがよくわからない
309 :
吾輩は名無しである:04/12/14 17:52:01
内気で繊細な人は、男性も女性も今でもそうじゃないかな。マスコミに
騒がれているようにフリーな人はそう多くはないと思う。高野さんの当
時もフリーセックスやヒッピーなど言われていた人達がいたようだけど
むしろ高野さんみたいな人が一般的だったのじゃないでしょうか。
310 :
吾輩は名無しである:04/12/18 19:09:54
>>304 映画化はされたよ。30年以上前かな?
でも、自分的にはがっかりした。自分の中で高野悦子像、そして、まわりの人
のイメージが出来上がっていたためだ。牧野さんなんか知的でクールがイメージ
がしてたのに、映画では丸ボチャでただメガネだけがイメージどおりだった。
もちろん、あの映画見て感激した人もいるかもしれないが。
311 :
吾輩は名無しである:04/12/18 22:16:16
>310 同感。 裸のシ−ンがあったり、セリフが棒読みだったり、ガッカリしました。
でも、今ビデオで観ると当時の京都の町並みや生活道具が妙に懐かしい。
主演の角ゆりこさん、演技はヘタだったけど素敵だった。
今どうしているのかな。
312 :
吾輩は名無しである:04/12/20 23:01:19
引越しのトラックに寝転がる悦子さん、赤い風船を見つめるシ−ンが好きだったな。
映画化、角ゆり子でまたループしそうだ
ユンソナに一寸似てたよね角ゆり子さん
314 :
吾輩は名無しである:04/12/21 20:46:55
冬休みバイトで疲れてる、高野さんは本当に恵まれた人だったのですね。
親に送ってもらった学費を使はないとか羨ましいです。学問とは何かとか
結局本当の貧しさも、そして学ぶということもそれ以前の所で言っているみ
たいな感じです。もっと自分一人で生きていくという事を続けたら違うこと
が見えたかもと思います。
315 :
吾輩は名無しである:04/12/22 05:09:19
例のバイト先のあこがれの上司役は地井武男だったような。
違ったかな
316 :
吾輩は名無しである:04/12/24 19:57:27
[二十歳の原点」の映画も見てないし、ビデオも見てないので何とも言えませんが、
リメイクした物を作ったほうがいいのではないでしょうか。
317 :
吾輩は名無しである:04/12/24 22:22:31
映画が創られたのが昭和48年、4年経ったといっても44年当時の町並み、風俗が残っていました。
今リメイクしてもどうかな、オジサンとしては観たくない|と言いつつ観るでしょうネエ。
318 :
吾輩は名無しである:04/12/25 14:26:26
■□ 1@CLIE ◆GodOnnFcO.運動 □■
電波板を代表する有名固定であり、2chのヒーロークリエを広め、
またグーグルのヒットを増やすためにこのレスを見かけたらコピペで広めてください。
1@CLIE ◆GodOnnFcO. 1●CLIE ◆GodOnnFcO. 1@CLIE ◆GodOnnFcO.
1●CLIE ◆GodOnnFcO. 1@CLIE ◆GodOnnFcO. 1●CLIE ◆GodOnnFcO.
1@CLIE ◆GodOnnFcO. 1●CLIE ◆GodOnnFcO. 1@CLIE ◆GodOnnFcO.
1●CLIE ◆GodOnnFcO. 1@CLIE ◆GodOnnFcO. 1●CLIE ◆GodOnnFcO.
1@CLIE ◆GodOnnFcO. 1●CLIE ◆GodOnnFcO. 1@CLIE ◆GodOnnFcO.
1●CLIE ◆GodOnnFcO. 1@CLIE ◆GodOnnFcO. 1●CLIE ◆GodOnnFcO.
1@CLIE ◆GodOnnFcO. 1●CLIE ◆GodOnnFcO. 1@CLIE ◆GodOnnFcO.
1●CLIE ◆GodOnnFcO. 1@CLIE ◆GodOnnFcO. 1●CLIE ◆GodOnnFcO.
http://etc3.2ch.net/test/read.cgi/denpa/1103103875/ http://f52.aaa.livedoor.jp/~clie/pukiwiki.php
319 :
吾輩は途方に暮れている:04/12/25 17:46:16
何だか変なんだけど・・・
320 :
吾輩は名無しである:04/12/27 23:18:45
318の意味がわかんない。
321 :
吾輩は名無しである:04/12/27 23:38:24
角ゆりこさんの近況が知りたい。
322 :
吾輩は名無しである:04/12/28 16:29:12
もう30年も前の思い出を語るのではなく、2005年の時代の現実の中で
「二十歳の原点」の持っている意味を考えて行く事が大切なことでは
ないでしょうか。高野さんは仲間を募って練炭自殺をするような人で
はなかったでしょう、私は自死することを決して是認をしません。
しかし高野さんの死をどの様に考えるのか、今考えきれません。
私は精一杯現在を生きていきます。
323 :
吾輩は名無しである:05/01/02 20:55:53
数日前に京都に行って、高野さんの最後の場所となった西ノ京円町の旧天神踏切
を久しぶりに訪れました。もうすっかり高架となってしまった線路。しかも
10年前にはあった、川越宅も無くなってしまっていた。高野さんと同年代だった
川越さんは今どうしているのだろうか。誰か知っていませんか?
324 :
吾輩は名無しである:05/01/02 22:07:45
>323
あなたも行きましたか。もうあの辺りはすっかり変わってしまいました。
でも ところどころに古い民家が残っていて、当時を偲ばせてくれます。
川越さんのご子息のインタビュウ−は確か10年程前の雑誌「view」に載っていましたね。
大人しくて暗いイメ−ジの女性とかなんとか言っていました。雑誌が残っていないので詳細は忘れました。
325 :
吾輩は名無しである:05/01/03 22:57:58
あまり目立たない人でしたね。
手記が出版されて有名になって、勘違いしている人も多いらしいけど。
普通のひとです。あまり美化されるのは彼女も迷惑でしょう。
高野さんとは、即ち今、このスレをみている皆さんと同じ感性を持った女の子でした。
326 :
吾輩は名無しである:05/01/06 16:01:10
人は孤独であると分ったのになぜに孤独であり続けるのだろう。
みんな孤独なら孤独じゃなくなっちゃたよ僕は。
327 :
吾輩は名無しである:05/01/06 20:17:33
>325
高野さんが私たちと同じ感性を持っている人だとしたら何故自殺をした
のでしょうか。私は彼女の感性的な豊かさと自殺を決意する経緯がどうし
ても理解できないのです。その乖離を説明してくれる人がいればとと思う
のですが・・・。
328 :
吾輩は名無しである:05/01/06 22:06:50
自殺する人って、もう自殺しかって頭に思い浮かばないんだと思う。
感性が豊かでもその時に思いとどまる何かが足りなかったんだよ。
329 :
吾輩は名無しである:05/01/06 23:45:37
>327さん。
私が想うに紙一重なんだと理解しています。
三郎氏の失格者の弁に、「あんなに朗らかな人が、どうして?何故?と・・」ありますよね。
感性豊かで 真面目、勉学運動が得意の文武両道、自殺という言葉に酔っていることもあるけど
若い人によくある一種の憧れとも思われる。
何かが原因でふと一線を超えてしまったらこうなるのかな・・・。よくわからない。
今 失格者の弁を読み直すことが多い。三郎氏も結局は理解できなかったのだろうが
あの文章は心に沁みます。
330 :
吾輩は名無しである:05/01/07 01:38:22
331 :
吾輩は名無しである:05/01/07 22:06:09
墓誌に 悦子二十歳と刻まざるを得なかったご両親の心情を想うと堪らなくなる。
332 :
吾輩は名無しである:05/01/08 01:39:48
333 :
吾輩は名無しである:05/01/08 10:19:03
お父様の「失格者の弁」深い悲しみとそして理解しようとして結局通じ合え
なかった苦しみ、最愛の子供を失った慙愧の念に溢れていますね。
こうした愛情を拒絶した悦子さんの絶望の深さは、生き続けている私達の想像を
超えたものだったのでしょう。最後の詩の透明感はそうしたことが表現されて
いるのだと思えます。
334 :
吾輩は名無しである:05/01/09 19:56:06
お母様は ご健在なのでしょうか。
335 :
吾輩は名無しである:05/01/09 22:59:22
全共闘の必読書であった
高橋和巳氏の小説はみなさん読みましたか。
336 :
吾輩は名無しである:05/01/10 19:11:08
牧野さんって、高野さんの親友だった様だけど、今どうしているのでしょう。
彼女の話が聞きたい。
337 :
吾輩は名無しである:05/01/10 23:11:27
おぉー
まだこの本話題になるのか
母校なだけに書籍部に3部とも積んであった。
昔全部よんだし、共感もしたが、
はっきりいって自殺自体は失恋が引金だろう。
338 :
吾輩は名無しである:05/01/11 17:58:44
彼女は寂しがりやだし、友達も少なかったようですね。
だけどワンゲルの先輩との事や、京大生との事がきっかけで自殺するとは
とても思えません。やはり、ふと一線を超えたのでしょうか?
日記を読んでいて彼女の考え方に触れると色々考えさせられます。
339 :
吾輩は名無しである:05/01/11 18:30:50
>>335 高橋和巳って警察なんかなくても治安に問題ないなんて
言ってた人だろ
洞察力ゼロでよく小説なんて書いてたよな実際
早くに死んで良かったよ
ノーベル賞も貰えないのに大江みたいに死んだふりしなくちゃならない
340 :
吾輩は名無しである:05/01/11 22:08:09
スレ違いじゃないでしょうか、高橋和巳のことを論ずるのは別の場所でやれば。
341 :
吾輩は名無しである:05/01/13 00:05:33
高野さんは、確か高橋和巳を一冊読んでましたね。
だけどその他の本を読まなければと書名をたくさん上げていましたよね。
ヘッセの詩が好きだった。最近ヘッセって聞かねえな。
343 :
吾輩は名無しである:05/01/14 22:12:38
高野さんは本当に恵まれた人だと思う。彼女の冒険がパチンコへ行っただ
とか、眼鏡をかけて喜んでみたり、たわいない話だと言ってみればそれだけ
の話だけど、読めば読むほど悲しくなってくるのは何故だろうか・・・・・
344 :
吾輩は名無しである:05/01/16 09:53:43
40年近く前、昔と呼んでいい位前ならば、普通の女の子がパチンコをやったり、煙草をすったり
なんて珍しかったのだろうね。
345 :
吾輩は名無しである:05/01/17 16:46:34
10年一昔だと40年は随分昔ですね、高野さんが自殺した年に生まれた人が
36歳か課長で36歳の人がいる。
346 :
名無しでGo!:05/01/17 21:00:55
>>342 おつとせい。
オットセイといえば精力剤の成分によく”オットセイの一部分”って
書いてあるけど、”一部分”ってどこよ?
347 :
吾輩は名無しである:05/01/17 22:41:25
>346
こんなイタズラ書きをした人は後で職員室へ来るように。
良い子は 早く寝なさい。
348 :
吾輩は名無しである:05/01/18 17:46:19
高野さん詩を読んでいるが、日本の詩人が多いね。
日本史の方も専門領域に入っていく所で学問に疑問を持ってしまった、
これからと云う所だったのに。
349 :
吾輩は名無しである:05/01/19 01:18:20
占いスレのようで恐縮なのですが、四柱推命で高野悦子さんの命式を調べて
みたら、そう言っては何ですが、あまりにも不幸な星なのでちょっと愕然と
しました。突然死の可能性、周りから孤立する、畳の上で死ねない。。。等、
まるで彼女の人生を暗示するかのような星回りでした。
”失格者の弁”でお父様が、”あの娘は生まれ星が悪かったのかもしれません
。。。”と書かれていましたが、あまりにも当たっていて。。。
350 :
吾輩は名無しである:05/01/19 19:52:35
真面目で繊細で世の中の不正を許せない、そして傷つきながらも、なんとか
自分の生き方を貫きたい。
そんな思いがこもった日記だと思います。突き詰めれば突き詰めていくほど
自分を、そして周りも追い込んでいく「二十歳の原点」を読んでいくと、その
辛さがひしひしと感じられます。
自分達が生きている現在が、どれほど緊張感のない世界かということも含めて
考えさせられます。
351 :
吾輩は名無しである:05/01/19 23:43:22
初めて読んだのが30年以上前か・・・。
いまだに引き摺っているな。
352 :
吾輩は名無しである:05/01/21 00:04:48
>350
この時代にはこの時代なりの、あなたにはあなたなりの「二十歳の原点」がある。
高野さんの生きた時代は激しい政治の季節であったが、今の時代も価値感の崩壊と再構築を求められている
ある種の嵐の中に我々は在る。
東西冷戦に象徴される ある意味判り易い時代だったんだな、当時は。
353 :
吾輩は名無しである:05/01/21 13:01:56
嵐の中というのは理解できます。だけど余り危機感を感じないですよね。
当時の大学生も高野さんみたいな人は少なかったのですか、確かに自殺するの
は余程のことでしょうが。
354 :
吾輩は名無しである:05/01/21 16:02:47
「憂鬱なる党派」読むと、高野悦子を思い出す。
「情熱のない憂愁や厭世、はけ口の無い苛立ちに、自分も旧友も一緒
くたに漬かっていることが我慢ならないんだな。俺達の世代は早熟で
ありすぎて、強烈な観念を身につけるのはむしろ大学を出てからだという
ことを見落とした。大学を卒業した頃には、もう半分かた老衰にきており、
早くも敗残者くさい臭いを身にまとっていた。より新たな、より現実的な
観念を蓄積するには疲れすぎており、その暇もない。ただ、かつて無垢で
あった時代に、思い上がり、背伸びして身につけた乏しい観念を、こっそり
修正しながら生きのびていくだけなんだな。」
「はたち」の原点?
「にじっさい」の原点?
355っす。
すいません。
バカなこと聞いて。
前スレでとっくに外出だったんですね。
でも、結局、どっちだったんでしょう。
357 :
吾輩は名無しである:05/01/22 12:52:00
にじゅっさい の げんてん。
358 :
吾輩は名無しである:05/01/23 09:18:24
>354
高野さんはそんな感じかな?死んでしまったからどうなったかは分からない。
孤独・未熟を自覚するということは大切なことだと思う。
そして周りで皆、生き続けている事の大切さも分かれば良かった。
本当に月並みだけどそう思います。
359 :
吾輩は名無しである:05/01/23 14:00:02
嫌な言い方かもしれないけれど、
この人は二十歳で死んだから美しいんだよなあ。
生きていたら今頃、誰とも知らない中年のばあさんになってただろう。
まあ、生きてくってことは、そういうことなんだけどさ。
自分自身に対して妥協点を見つけること。
生きることは、辛いことだ。
360 :
吾輩は名無しである:05/01/24 01:02:00
>>335 >>全共闘の必読書であった
細かい話だけど、全共闘運動の「終焉」後に出版され、全共闘後世代に影響
を与えた本だね。
>>337 >>はっきりいって自殺自体は失恋が引金だろう。
『・・序章』あたりから、彼女が死に親炙していたことを感じさせるような
記述があったと記憶しているが。
もっとも、深夜の下宿で孤独にノートにむかう際には、感情が増幅されても
いただろうけど。
361 :
吾輩は名無しである:05/01/24 02:56:46
逆に中年のおばさんが書いた生きることが楽しくてしょうがない日記とかあるのかな。
高野さんみたいに生きた人のその後の生き方を知りたいじゃない。
まさかずっと私は私はなんて言ってないでしょ。
362 :
吾輩は名無しである:05/01/24 10:47:28
こんな事を言ってはなんですが、余り面白くないんじゃないですか。
読まれること、受けを狙って書かれたものとは大きな隔たりがあると思い
ますが。
なんとかオバサンの料理日記ぐらいがあるかも・・・
363 :
吾輩は名無しである:05/01/24 11:07:52
おばさんの
読書報告とか
だれも読みたくね
364 :
吾輩は名無しである:05/01/24 14:09:39
ていうかおばさんの日記なんてウェブ中に転がってないか
高野悦子の時代にネットがあればこの人自殺しなくて済んだのかもなぁ
ネットで日記書いて共感して祭り上げてくれる人がいれば変わってたかも
自分の存在を知ってほしい知ってほしいってそればっか聞こえてくるような日記・・・
どうだろう
ネットはこういう風に幾ばくかの命を救ってるのかも知れないな
365 :
吾輩は名無しである:05/01/24 17:20:58
ネットは自殺者を募る場にもなっているし、命を救う場にもなっているで
しょうね。
確かに、高野さんも内省的なところが強いようだったので、色々立場が違う人と
と世代を超えて話が出来ればもう少し変わったかも知れません。
366 :
吾輩は名無しである:05/01/25 06:43:00
昔、交換日記なんて流行ってたな。
今の人達がどうしているのか解らないが。
367 :
吾輩は名無しである:05/01/25 06:44:55
文学的価値のある日記ですね。
368 :
吾輩は名無しである:05/01/25 12:51:05
私は「二十歳の原点」を読んで、人って本当に理解できない面を持っている
のだなと感じました。
理解しているようで、それが単なる誤解だったりして難しいですね。
369 :
吾輩は名無しである:05/01/25 13:31:51
なに故あってここの住人は常にageなのか・いささか疑問である。
と言うことで、いまさらながら368のような人物もいるのだな。脱帽。
そもそも「理解」ってなんだ!そして「誤解」とは何よ!
まず368のような人は 村上の「ラッフルズホテル」でも読まなきゃならんようだ。
この時点で。あぁ憐れ・・・・・
ついでにsage
370 :
吾輩は名無しである:05/01/25 15:17:44
頼む釣りだと言ってくれ
言わなくても釣りだろ
372 :
368:05/01/25 18:14:36
たったいま・・
村上龍さんの「ラッフルズ・ホテル」を読み終えましたでつ。
なるほど、理解・誤解の大人としての解釈のしかたが<理解>できました。
373 :
吾輩は名無しである:05/01/25 23:00:10
>372
「368」です嘘はつかないでください、私は村上龍の「ラッフルズ・ホテル」読ん
でません。
「二十歳の原点」を読んでの感想を言ったまでです。
だって彼女の思い込みと、お父さんも「姉弟」の思いも違うじゃないですかその乖離
をを言ったまでです。
何故このような埋め難い落差が出来るのか考えれば考えるほど悲しくなってくる、その
事実をいったのですが・・・・
374 :
吾輩は名無しである:05/01/26 13:26:33
つまりこのスレに村上龍が紛れ込んでると
375 :
吾輩は名無しである:05/01/26 19:34:57
376 :
吾輩は名無しである:05/01/26 23:45:13
だけど「368」と表示していると誤解するよね。
377 :
吾輩は名無しである:05/01/27 00:52:35
>何故このような埋め難い落差が出来るのか考えれば考えるほど悲しくなってくる、その
事実をいったのですが・・
その事実とは何ですか?
親兄弟姉姉妹が思うことと、高野自身が思うこととは別の問題であり、すなわち事実ではないのです。
それを事実と思われる373さんは、そう思われるが故に、こちらは村上龍を引用したのであります。
乖離などと言う言葉を使う以前に少しく考えてみては?
事実・理解・誤解・それぞれ三様の言葉は結びつきません。
あなたは、かかる三様の言葉を混同させてるから、当然、そこには理解など訪れません。
村上龍の小説の主人公の言葉です。↓
「この世の中で一番嫌いなことは、理解されてしまうこと」
「二番めに嫌いなことは、誤解されてしまうこと」
この言葉から何かを感じとれるのであるなら、高野だって、自裁をすることは、
なかったと思うのであるが・・
>「この世の中で一番嫌いなことは、理解されてしまうこと」
>「二番めに嫌いなことは、誤解されてしまうこと」
>
>この言葉から何かを感じとれるのであるなら、高野だって、自裁をすることは、
>なかったと思うのであるが・・
368ではないが、この部分には疑問を感じる。
高野悦子とその両親の立場は対立している。
理解か誤解かが問題なのではないし、理解したから対立が解消するわけでもあるまい。
そもそも両親があそこでどうあがいたところで自殺は止められなかっただろう。
379 :
吾輩は名無しである:05/01/27 10:22:38
>>378 >そもそも両親があそこでどうあがいたところで自殺は止められなかっただろう。
378がそう言う故に、私は村上を引用したのです。
ちなみに村上の言う{理解誤解}は、たとえ肉親であろうとも、それらを突き詰めることは困難であると、
言う意味と解釈する。
380 :
379:05/01/27 10:59:55
上記に追記
両親が云々以前に、彼女の自殺を阻止できる者は居ないと思う。
およそ彼女の自殺は、その時代背景が在ると思う。
ヘルメットに角材・・・1960〜・・
少なくとも今の時代にそこまで熱くなれるなら、日本の自殺者は年間三万人を超さないはずだ。
しかし高野は1960〜にそぐわない人物なのであったのだろう。
381 :
379:05/01/27 11:09:18
訂正
およそ彼女の自殺は、その時代背景が在ると思う。 ×
およそ彼女の自殺には、その時代背景が在ると思う。○
悦子たん...(;´Д`)ハァハァ
僕もついでに・・・・・...(;´Д`)ハァハァ
384 :
吾輩は名無しである:05/01/27 17:00:33
>379
彼女の自殺を阻止できる者は居ないと思う。とのことですがそんなに
絶望的なものでしょうか、彼女はあの時代にそぐはない人物だったから
自殺をしたにしても、一線を超えた人と生き続けている人の差はそんな
になかったのではないですか。
高野さんの友人が語っているように、皆似たような状況だったのでしょ
う。高野さんも立ち止まっていたら・・・・55歳の原点か
385 :
吾輩は名無しである:05/01/27 17:32:39
>384
あなたの主張に同意します。
たしかに平安・元禄・昭和・平成・と、その時代を生き抜いてきた人間の苦しみとは、
差ほど、その時代にはあまり関係ないと思う。しかしながら、高野が自裁を遂げたことは、
事実であり、それを鑑みると、やはり、皆似たような状況とは言いにくい訳です。
つまり自殺した人間を語るとは、一見簡易なようで実はとても難儀なことではないでしょうか?
ただひたすらに、その自殺した人間を偲び、自分自身が感傷に浸かるしかないと思う。のです。
386 :
吾輩は名無しである:05/01/27 17:37:24
387 :
吾輩は名無しである:05/01/27 17:56:47
龍も臭ければファンも臭いんだな。
388 :
吾輩は名無しである:05/01/27 18:03:27
もうお顔を出しません。スミマセンでした。
…なんてスレだ。
発言者の意見に賛否両論あるのは認めるが、
否定するのと罵倒するのとでは雲泥の差がある。
ここは仮にも文学板なのだろ?
言葉を粗雑に扱いすぎるよ。
390 :
吾輩は名無しである:05/01/28 07:02:53
388.
そんなこと言わないで続けて下さい。
389.
同意します。賛否を議論するのは結構だけど、口汚く罵倒したり、侮辱することは如何なるものか。
そんなことでストレスを発散しているような人は 他のスレに行ってくれ。
382、383.
エロスレにでも行けば?
高野悦子という人は、感受性が強いと同時に自己顕示欲も
非常に強い人ではないでしょうか。
自己顕示欲が強いということは、つまり、その分、劣等感も強いと
いうことです。
日記のなかで、彼女は自分が「美人」であることを語っていますし、
(きれいと言われるよりは、美しいといわれたい)
自分の容貌に関しては相当、自信があったと見ていいでしょう。
その美人であるはずの「自分」が、なぜか恋愛ではうまくいかない、
片想いだったり、一方的に犯されたり……。
若い女性ならば当然、悩み、傷つき、苦しみます。
まして、彼女のように聡明で繊細でかつ、自信と劣等感がつねに表裏一体に
なっている人であれば、なおさらでしょう。
美しく聡明で感受性が強いこと、これらを併せ持った人は、
あの時代に限らず、いつの時代も生き難いのではないでしょうか?
392 :
吾輩は名無しである:05/01/28 12:47:08
「二十歳の原点」を読んでいると確かに「自信と劣等感が表裏一体」に
なっていることを感じます。
そして自己顕示欲も強かったのでしょうが、反面照れ屋で、人を押し
のけてでもと言うところは無かったのでしょう。
彼女を理解する恋人が見つかれば良かったのにね。
>>392 …そうですね。
確かに人を押しのける性格では、きっとないでしょうね。
愛されたくて仕方なかった人なのに、彼女の好きになる人は
彼女を愛さなかった。
日記というものは(手記も含めて)、そこに語られていることは
100パーセント真実ではない、というのがわたしの見解です。
なぜなら、日記であれ手記であれ、どんなに私的なものであっても
人は必ず嘘をつくからです。
と言って、全てが嘘というわけでは決してありません。
人が「書く」という行為をするときは、誰かに見られることを前提にして
書くのです。ですから、そこには当然「つくりごと」も含めて語られます。
虚実織り交ぜて語られたなかに、勿論真実も書かれているでしょう。
そして、その真実はいかにも「お話」のように語られているかもしれません。
読む側は、それが嘘か本当か、迷います。
迷宮の謎を解こうとするようなものです。
それゆえに、わたしたちは彼女の遺したノートに魅かれるのでは
ないでしょうか?
394 :
吾輩は名無しである:05/01/28 15:16:39
他殺だろうね。高野さんじゃない誰かが高野さんを殺したんだ。
あんな詩を書いた後は希望に燃えてるはずだよ。
久しぶりに悦子たん(;´Д`)ハァハァしにきたら
>>390に煽られた。。。(´・ω・`)ショボーン
part2、3、4とこのスレ立ててきたけど、
こんなの初めて。。。
ショボーン(´・ω・`)ショボーン(´・ω・`)ショボーン
396 :
吾輩は名無しである:05/01/28 22:16:07
お気の毒様です。気持ちは判るけど
ハァ、ハァはこっそりやって下さい。
若いネェ〜
397 :
吾輩は名無しである:05/01/28 23:36:52
高野悦子って目がロンパってない?
398 :
吾輩は名無しである:05/01/29 11:40:24
最後に書き残された詩「旅に出よう」は、夢と希望と愛に満ちた作品ですか。
暗いとか暗やみとか深い湖底に沈ませよう、等の言葉で表現されているこの詩全体
の雰囲気は、諦めというか何か透明感みたいなものを感じますが。
399 :
吾輩は名無しである:05/01/29 13:06:49
旅に出ようが最期に書かれたものとは言えないですよね。
ノ−トに書かれたものであることは確かでしょうが(写真に載っている)、
日記を発見した友人と想われる人や 、三郎氏、新潮社の手が入っているし。
特に出版されたものはプロの手が入って完成度が上がっている。
以前のスレでその検討がされていて興味深い。
詩から受けるメッセ−ジは夢と希望・・・というより、疲れ果ててどこかへ行きたい、
ゆっくり眠りたいといった感じだなあ。
透明感のある良い作品だと思うけど。さすが新潮社。
400 :
吾輩は名無しである:05/01/29 16:34:39
はっきりと言うならば、高野は当然、自殺で自分の人生に幕を降ろしたからこそ、
読まれる要因があるのであろう。もしそうでなければ、どこの誰が、彼女の一連の著作(仮に)
に思いを移行させられるだろうか。
401 :
吾輩は名無しである:05/01/29 17:58:52
そりゃそーだろ
ジャンルは「遺書モノ」、文学ではない
402 :
吾輩は名無しである:05/01/29 21:25:49
先ず考えられるのが
時代性、若くて美しく聡明な女性、自殺、この三点からして
絶対に売れる、高い関心が寄せられる。
最近の本の売れ行きをよく見てごらん。
まあ、最後の自殺はともかくさ、前のふたつは確実に満たしているものが
よく読まれてるよ。
403 :
吾輩は名無しである:05/01/30 03:47:20
そう言えば、ブックオフの100円コーナーで「原点・序章」時々見かけますが、直ぐ
無くなってしまっている。
韓流ブームのオバサン達が読み出しているのかな。
404 :
吾輩は名無しである:05/01/30 03:53:50
405 :
吾輩は名無しである:05/01/30 04:54:41
>395
このスレは、あなたが立てたものではないです。わたしは英字を使用する場合、
始めの文字は大文字にするのが普通の習慣となっております。
↓あなたのカキコ
part2、3、4
406 :
吾輩は名無しである:05/01/30 09:52:13
韓流ブームの底流には、ひたむきで清純なものを見直すというような背景が
あるのではないでしょうか。
「二十歳の原点」は悪い子ぶってるけど、素直で生真面目な女の子が傷つき、
ぶつかり合いながら一生懸命生きていることが良く分かります。
こういうところが重なっているのではと思ったのですが・・・・・
407 :
吾輩は名無しである:05/01/30 13:00:44
全くの雑談的に聞いて欲しいのですが、もう20年以上前のこと。
仕事で西那須野だかその辺りに行きました。
宿が西那須野駅前だったので ホテルへの帰り道タクシ−の運転手さんと色々話しを
しました。高野さんの家はこの辺りですよね・・と聞くと、途端に不機嫌になり三郎氏の
悪口を言ってました。確か 乗車してもエラソ−に、とか色々、書くのは憚れる内容。
まあ、言う方も、言われる方も、生身の人間なので色々あるんでしょうが、「失格者の弁」の
三郎氏の別な一面を想像できて面白かった記憶があります。
勿論、事の真偽は判りませんが。
>>405 何じゃそりゃwwwww
しかしこのスレも長いな。
二週間もレスつかずに、(;´Д`)ハァハァレスであげてきた甲斐があったかな。
文学板にもめったに来ないし、次スレからは誰かスレ立てお願いします。
409 :
吾輩は名無しである:05/01/30 16:27:10
高野悦子は、鉄道自殺したときの服装がワンピースだったのですよね。
今、改めて「読者へ」という新潮社出版部の冒頭の言葉を
読み返しましたよ。
薄茶にたまご色のワンピースを着ており、とあります。
最後の死に装束だったのでしょうか?
彼女は普段は、ラフな格好を好んでしていたようですので、
やはり、ワンピースを着るという行為自体、すでに覚悟の自殺とみて
いいでしょう。
決して、思いつきや衝動ではないと思いますよ。
若い女性ならではの、せめてもの最後の美意識、とでもいいますか…
410 :
吾輩は名無しである:05/01/30 16:47:12
>>409あなたは論理的に書いてます。
しかし、
>決して、思いつきや衝動ではないと思いますよ。
は、いくぶん疑問である。
なぜなら、自殺を決意したからと言って、それが直接に計画的とは言いにくい。
つまりその決意以前の問題で、死ぬと決めるまでの経緯にはおよそ多様な葛藤があったはずであり、
その葛藤とは、むしろ生き抜くために誕生するのが人間の常ではないだろうか?
だから彼女の死への決意にいたるまでは、確信的なものなどはなく、思いつきや衝動はあったはずである。
411 :
409:05/01/30 17:06:55
>>410 そうですね。
自殺を決意するまでの葛藤があったことは確かでしょう。
たいていの人は、遺書も書き終え、すべてを万全(?)にしたうえで
死を決意しながらも、いざとなったら躊躇してしまうことのほうが
多いでしょう。
彼女は、ノートのなかでたびたび「死にたいなあ」と洩らしており、
自分の首をしめたりしています。
…まあ、これらは「ノートの中での出来事」です。
しかし、彼女は事実、死を選びました。
死を選ぶまでは長い葛藤を要しますが、死を選び取る瞬間は
ほんの一瞬です。
つまり、その一瞬はこれまでの長い時間の上に成り立ちます。
その一瞬は、ある人にとっては衝動であり、別の人にとっては覚悟の上
でもあると思うのです。
彼女の場合、確信的な死のように思えるのは、
彼女自身が「死」を誰よりも切望していたからではないでしょうか?
412 :
吾輩は名無しである:05/01/30 17:17:07
>410の文章構成には矛盾がある。
死ぬと決めるまでの経緯にはおよそ多様な葛藤があったはずであり←これ410
決して、思いつきや衝動ではないと思いますよ。←これ409
これらでも知れたように409=410となる。
ゆえに、410は409への反問とはならない。
ただ、409と410が同一人物ではないことは読み取れる。
413 :
吾輩は名無しである:05/01/30 17:30:30
>>412 >ただ、409と410が同一人物ではないことは読み取れる
409=411ですよ。
410は別の人物です。
414 :
吾輩は名無しである:05/01/30 17:54:46
だから、
>412には、 >409と410が同一人物ではないことは読み取れる。
と書いてるだはありませんか?
415 :
吾輩は名無しである:05/01/30 18:06:53
>407
三郎氏は強い人なんだろう。
自殺した娘の日記を3度も公表、出版してみたり、町長に就任してみたり。
私がその立場なら とてもとても・・・
416 :
吾輩は名無しである:05/01/30 18:10:07
>>414 それは、失礼しました。。。
確かに、書いてありますね。
417 :
吾輩は名無しである:05/01/30 21:10:30
>415
高野悦子さんは、貴方が指摘している「三郎氏の強い人」の面に反発をしていた
のでは。
立命館の日本史を選んだのも、そういった側面があったみたいですね。彼女は
父親の生き方考え方との確執、大学闘争を経ての大学、学問への失望等、考えれば
考えるほど、出口の無い思いに駆られたのではないでしょうか。
418 :
吾輩は名無しである:05/01/30 21:28:12
>417
まあ、親子の関係なんて反発、軽蔑、否定といったもので私にも経験あります。
それらの思いが反面教師となって人格形成に向かうのかもしれない。でも、結局は親の言ってたことの意味が
判るようになるのだけど、その時は親が死んでしまったりしてやり直せないことが多い。
55歳になった悦子さんなら当然判ってくれたのだろうけど・・・。
三郎氏と悦子さん、今こそ泉下で何を語り合っているのだろうか。
419 :
吾輩は名無しである:05/01/30 21:44:57
いま生きてたら、
カイチュウ博士の話を聞かせたかったな
420 :
吾輩は名無しである:05/01/30 21:55:57
高野さんは、
ペテン運動家どもとの交際を絶ち、
バイトを、しっかり続けるべきだったと思います
421 :
吾輩は名無しである:05/01/30 22:12:34
失礼かもしれませんが
高野さんは、あまり愛想のよい
ウェイトレスではなかったと思います。
洗練された美しい所作は、一生の財産となる。
このようなことをジュースの売り子をしてる
友人は教えてくれました。
>>421 > 失礼かもしれませんが
> 高野さんは、あまり愛想のよい
> ウェイトレスではなかったと思います。
それは本当に失礼だよ
423 :
吾輩は名無しである:05/01/30 23:07:47
あなた達も、私も「二十歳の原点の高野悦子」なのかもね。
424 :
吾輩は名無しである:05/01/30 23:12:28
そうだね
せっかくの友人の言葉を大切にしようと思う。
さようなら
425 :
吾輩は名無しである:05/01/31 10:18:52
>>420 >ペテン運動家と交際を絶ち、バイトをしっかり続けるべきだった
「二十歳の原点」読んで感じましたが、高野さんの周りにペテン運動家と
思われる人は出てきませんよね。
むしろ、少ない交際範囲だけれど真面目な人が多かったのでは、特に牧野
さんとは最後まで話しが出来たみたいですね。 彼女が活動家かどうか分か
らないけど。
426 :
吾輩は名無しである:05/01/31 12:47:05
>>421 学生アルバイトと正社員の違い、とひとことで言い切るのは
乱暴かもしれませんが、でもせっかくアルバイトに就いたのならば、
たとえ、それが一時のものだとしても、そこで身につくものが一生の財産に
なる、という意見には、同意しますよ。
あなたのご友人は、とても素敵な方だとわたしは思います。
そして、
その友人の言葉を大切にされているあなたも、とても素敵な方ですね。
424 さんと同じ方かな?
427 :
吾輩は名無しである:05/01/31 20:57:39
「二十歳の原点」本当に何時も此処へ帰ってしまう。大林宣彦の作品に
「さびしんぼう」というのがあったが、何時の間にか忘れてしまった青春の時代を
思い出させる映画です。私はこの映画を見るたびに高野悦子さんを思い出します。
やはり、年を経るごとに忘れて行ってしまうことを「そうではないよ」と問い掛け
てくるのが「二十歳の原点」ですね。
自分が何時の間にか「まあいいや」と済ますことを改めて問い掛けられる思いが
します。
428 :
吾輩は名無しである:05/01/31 22:35:33
牧野さん、もちろん仮名だろうけど彼女の話が聞きたいね。
いま どうしているんだろう。
実家が田端としかわからないけど。
独身時代 私もあそこに住んでいました。
429 :
吾輩は名無しである:05/01/31 23:10:31
立命館 WVのHP 漂雲にOB名簿があるね。
生きていれば高野さんはS46年卒。
430 :
吾輩は名無しである:05/01/31 23:23:48
昭和45年OBは多いけど、昭和46年は少ない2名(男)のみ。
この人達にきけば色々あるのかな。
431 :
吾輩は名無しである:05/01/31 23:25:20
彼女がよく焚き火をした山小屋の写真もある。
昔ナンダナ。
432 :
吾輩は名無しである:05/02/01 07:55:34
京都人が学生さんといえば京大生だけをさすらしいね
京大生→「学生さん」
それ以外→「学生」
434 :
吾輩は名無しである:05/02/01 10:49:29
高野悦子は本当に、思索するひと、考えるひとであったのだなあ、と
本を読んで思いましたよ。
自己について、他者について、時代について、政治について……
哲学的な思考の痕跡が、あのノートには残されていますね。
思索、といよりは、むしろ叫び、悲鳴に近いものなのかな?
それを語り合える数少ない女友達や、ワンゲルの仲間もいたには
いたのでしょうが、彼女のようなタイプは相手を追いつめてしまう。
そして、その結果、自分をも追いつめてしまう。
牧野さんのイメージは、同じく思索するひとであっても、
どこか飄々とした感じがあります。
人との距離をきちんととることができて、対人関係が風通しが良い感じ。
435 :
吾輩は名無しである:05/02/01 12:56:27
「二十歳の原点」確かに434さんが言うとおりでしょう。
だけど彼女は思索し考えたことを、具体的に行動に移していった。
行動する中で大部分の人が「仕方がない」と済ますことを許せなか
った、そして自分自身をも許せないという自責の念を強く持ったみ
たいですね。
436 :
434:05/02/01 15:21:43
>>435 ウェイトレスをしていたとき、従業員たちがストをしたとき、
彼女が片想いしていた鈴木さんは、体制側でしたね。
彼女はその事実を目の当たりにして、憤ってましたね。
彼は、正社員であり、生活がかかっているから、まあ、
致し方ないことでもあるのですが、彼女は許せない…
幻滅し、失望した境地をノートにぶちまけてますね。
若さゆえに青いといえば青い、彼女の潔癖な一面が伺えますよね。
437 :
吾輩は名無しである:05/02/02 09:11:49
高野さんは高校時代から、学生運動に関心があったみたいですね。
立命館の日本史にも、彼女なりの考えがあって入ったのでしょう。だけど
最初に関った運動に疑問を持ち、距離を置くためワンゲルに参加して自分を
見直そうとしていた。
しかし、彼女は大学闘争が始まると積極的に関り、参加する中で深く傷つき
自死することとなった。
438 :
吾輩は名無しである:05/02/02 11:46:43
実家にノート・序章・原点の初版がある。
当時高校生だった母親のバイブルだという。
主題に惹かれて手にとり、一気に読んだ。
今、私は22歳。
流れに身を委ねているだけに過ぎない。
『自己確立』って何なのだろう。
439 :
吾輩は名無しである:05/02/02 16:49:08
「自己確立」って言葉はあるけど、なんだか、そんなこときちんと出来ている
人って居るのですか。
高野さんだって悪戦苦闘して結局疲れきって死んでしまった。
妥協をすることも「自己確立」のうちだと言われればそうですが、妥協の積
み重ねが人生だよって顔をされれば「違うよ」って一言言いたい気持ちです。
440 :
吾輩は名無しである:05/02/02 21:47:45
自己を確立することは、おそらく一生かけてやっていく行為でしょうね。
死ぬ間際になっても、とうとう確立できないままで生を終える人も
中にはいるでしょう。
いえ、大多数の人がそうではないでしょうか?
だからといって、自己の確立がされないままの人生は失敗だったかというと
そうではなく、自己を確立しようとしながら生きていく姿勢が尊いのでは
ないでしょうか?
あがき、もがき、時には妥協もあるでしょう。
悪戦苦闘の結果に満足できず煩悶し、けれども最後には受け容れていくことが
自己を確立することではないでしょうか。
441 :
吾輩は名無しである:05/02/03 16:01:56
高野さんの日本史の同期生の皆さんも、最後には受け入れて行ったの
でしょうか。
彼女が突き進んでいった所は、行けばいくほど泥沼に入っていくような気が
しますが。
確か、「私達も高野さん同じ様な状態だった」と言っていた友人が居ました
よね。
442 :
吾輩は名無しである:05/02/03 17:04:31
そうですね、同期生の皆さんはやはりそれぞれに
受け容れていったのだと思いますね。
よく、あの時代だったから…、という言い方がされますが、
同じ時を生き、同じ状況のなかで、ある人は生きることを選び
ある人は死を選びます。
高野悦子という人は、死ぬ理由を求めていたのかな、とも思いますね…。
失恋、学生運動、親との訣別、…何でもよかったのかな、と。
明確に死ぬ理由が欲しかったのかな、と。
なぜなら、同じようにあの時代を送りながらも生きている人も
いるのですから。。。
443 :
吾輩は名無しである:05/02/03 20:51:56
高野さんは死ぬ理由を探していたのでしょうか。
そうではなくて、自分の生きる意味を探していたのでは「自分探し」というか。
何でも良かったらもっと簡単だった思います。
彼女の迷路は深く、結局出口が無くなってしまったのではないのでしょうか。
「二十歳の原点」はそれぞれ各人の思いがこもってしまいますが、私はそんな
感じがします。
444 :
吾輩は名無しである:05/02/04 16:41:42
日本史の同期生の人の話を聞くことができれば、何か本当に理解できること
があるかもしれませんね。
三郎氏が仰っているように、いろんな側面がありそれぞれの人見方がある
のでしょうね。
445 :
吾輩は名無しである:05/02/04 20:59:37
日本史のだれそれ教授がいるから立命だなんて書いてなかったっけ
そのへんから自己欺瞞がはじまってるんだよな
そんな理由で大学行くヤシはいないっての
446 :
吾輩は名無しである:05/02/04 22:24:22
>>445 高野さんは確か、奈良本とか林屋とか北山とかの名前をあげてなかったで
しょうか。
日本史に興味をもつ人にとっては独特の意味を持っていたのですよね。
447 :
名無しでGo!:05/02/05 13:31:53
>>409 >若い女性ならではの、せめてもの最後の美意識
それならなぜ鮪という手段を選んだのでしょうか?
それとなぜ京大医学部(法医学教室?)まで遺体を引き取りに行ったの
かがわかりません。通常は所轄署での引き渡しだと思うのですが。。
448 :
吾輩は名無しである:05/02/05 17:05:14
それしか、手段は思いつかなかったのではないでしょうか?
つまり、それほどに追いつめられていたのではないか、と。。。
449 :
吾輩は名無しである:05/02/05 18:29:20
不自然な死に方だよ
やはり北朝鮮工作員の日本人殺害演習にやられたのかもね
450 :
吾輩は名無しである:05/02/05 19:22:43
┏━┓┏┳┓ ┏━┓┏┓ ┏┳┳┓
┣━┫┣╋┻━╋━┛┃┣━┛┃┃┃
┗━┛┃┣━━┃ ┃┣┓┏┫┃┃
┏━━┛┣━━┣━━┛┃┃┃┃┃┗━┓
┗━━━┻━━┻━━━┛┗┛┗┻━━┛
はああ?
何ですか、これ。。。
452 :
吾輩は名無しである:05/02/06 09:39:49
まったく、何を考えてるのですか、理解に苦しみますね。
高野さんの時代は金日成の時代では、そういえば学生運動で北朝鮮へ行った人達が
いたっけ。
453 :
吾輩は名無しである:05/02/06 12:44:34
殺人は金日成の時代からやってるだろ
どういう殺し方すれば日本の警察は追いきれないかのシュミレーションとして
拉致よりよっぽど簡単だ
454 :
吾輩は名無しである:05/02/06 21:59:32
ぜんぜん違うと思います、高野さんが追い求めていた運動も理想も北朝鮮とは違う
と思います。
何故こんな飛躍した金正日のことがでてくるのか「二十歳の原点」で高野さんが
問い掛けていることは、そんなレベルのことではないでしょう。
もっと人それぞれの生き方を問い掛けていると私は受け止めましたが・・・・
残念ですね、こういうことしか受け止められない人がこのスレにでてくるとは。
455 :
吾輩は名無しである:05/02/07 06:47:03
453 北朝鮮の話しが出てくるとは・・。
ふざけているんだろね。
マジならアホらしくて その無知を哀れむ。
ただあの時代、朝日新聞や当時の社会党を中心に(オダマコトもシンパ)
「この世の楽園」なんてほざいていたな。
456 :
吾輩は名無しである:05/02/07 08:43:32
高野さんはアナーキズムの本を読んで、中村さんに貸してあげようとし
ていました。
そして詩の世界へも入って行き現実に展開している「社会主義国家」
とはもっと違う理念を求めていたのでしょう。
453の言っていることは「二十歳の原点」とはかけ離れすぎています。
>449に釣られているにもかかわらず,ここの住人は返レスするのだから,
よほど律儀なのですかと。
458 :
吾輩は名無しである:05/02/07 13:07:29
それだけ皆さん、高野さんに魅かれているということですよ。
死によって神格化されてしまった人のノートには
誰だって引きつけられるでしょうね。
ですから、たとえ「釣り」であっても過剰に反応してしまうのだと
思います。
高野さんは、学生運動に身を投じることや、ワンゲルに熱中することで
自分の存在の確認とでもいいますか、位置確認をしたかったのかも
しれませんね。
なぜなら、人は他者なくしては己を獲得できませんし、
他者のなかにあって初めて、己が証しされるのですから。
459 :
吾輩は名無しである:05/02/08 02:05:03
>457
いつの世にも、真面目さや、一生懸命さにチャチャを入れるバカがいる。
バカはバカなりに自省しておけばよいのに、他者を巻き込もうとバカなりに考える。
この手のバカは止め様も無いし、その自覚も無いから無視して自滅させておけば良い。
スミマセン、「バカ」は差別用語でしたね。
460 :
吾輩は名無しである:05/02/08 21:37:46
だけど私は、でたらめなことを言っていようと、云わなければならないことは云わ
なければならないと思っています。
嘘はついてはだめですよね。遊びはいいけど人の思いも理解して欲しいと思いま
すよね。
461 :
吾輩は名無しである:05/02/09 07:00:15
454はそうとうズレてる
449は高野さんが殺された可能性があると言っているだけだろ
漏れもその可能性はあると思う
462 :
吾輩は名無しである:05/02/09 09:39:58
「高野さんが殺された可能性」
序章から「二十歳の原点」までの軌跡、三郎氏の失格者の弁を読んで
みて自殺としか思えませんが。
463 :
吾輩は名無しである:05/02/09 17:05:47
殺された可能性、ですか。。。
それを言うのなら、自殺者のすべては、ある意味
「何か」に「誰か」に殺された、ということになるでしょう。
世間に、思想に、人間関係に、恋愛に、……
それらを踏まえての「他殺説」とはまったく違う次元のことですよね。
464 :
名無しでGo!:05/02/09 21:20:30
死因に疑義があったからこそ京大医学部まで搬送されたんだと思いますよ。
SLの運転席からはボイラーに遮られ、前方視界(特に機関車の直前)が
ほとんどありません。ましてや深夜の運転となれば、身長150センチ
余りの高野さんが飛び込んだところを現認することはほとんど不可能です。
おそらく、異音感知→緊急停止→遺体発見だったと思います。
下山総裁じゃないけど、死後に線路上に放置されていた可能性もないとは
言えないと思います。だからこそ生体轢断(自殺)か死後轢断(他殺)か
を判断するためわざわざ京大医学部まで搬送したのでしょう。
465 :
吾輩は名無しである:05/02/09 21:40:19
>>463 そういう意味でしたら、高野さんは立命館に殺されたと言うことでしょうか。
確かに、個性的で、ある意味での毒気があった大学みたいですね。
466 :
吾輩は名無しである:05/02/10 21:55:50
>464
多分そういうことでしょうね。
そして身元判明に役立ったのが直前の検挙歴でしょう。
467 :
吾輩は名無しである:05/02/11 12:02:24
この娘は笑顔がいいよね!
オウレイ!
(・∀・)ノ
く
468 :
吾輩は名無しである:05/02/11 18:41:47
で、悦子は未通娘or既貫通女?
469 :
吾輩は名無しである:05/02/11 18:48:37
全共闘運動と言う運動はなんだったのでしょうか。高野さんが立命館の全共闘運動に
参加し闘い抜いて自殺した。この時代の事については、何故か60年安保闘争ほど語
られないのはどうしてでしょうか。立命館の人たちも余り発言しないしどうした事な
のでしょう。闘いとして高野さんの日記を読んでいると、当時の人たちはいったいど
こに消えてしまったのかと思います。
470 :
吾輩は名無しである:05/02/11 19:12:33
立命館といえば民青の巣窟だったわけだから、ひょっとしたら
共産党系の活動家にテロられたかもしれませんね。
ノンセクトや反日共系の学生たちは、民青と対立し、ゲヴァルト
対峙なんかもあったから。
471 :
吾輩は名無しである:05/02/11 22:53:58
>>469 70年安保は60年に比べると陰惨だからね
盛り上がらなかった割には
日大の千早城なんてのはその典型
幕末なみの内ゲバと医学的狂人が跋扈した
472 :
吾輩は名無しである:05/02/12 13:25:03
>469当時の人たちはいったいど
こに消えてしまったのかと思います・・・・
現在の50歳代後半、定年やリストラでバタバタしているとは言え、
その激しい有り余るエネルギ−で社会に君臨し、色々な意味で
これをリ−ドしてきた。当時の紛争に関わった人も沢山いる反面、silent majority
も沢山居た訳で、高野さんのような学生ばかりではありませんでした。
何故 ヘルメットや角棒、火炎ビンで「武装」しなければならないのか、
校舎を破壊し、暴力で封鎖しなければならないのか、大衆団交という名を借りた「吊るし上げ」
等々 彼ら彼女らは明確な答えを出さなかった。
持て余したエネルギ−の捌け口を、当時の政治状況に便乗させて暴れただけ。
新宿駅騒乱などはその典型でした。
挙句の果ては 連合赤軍事件、よど号事件、そして内ゲバと称するヤクザも真っ青な
凄惨な殺し合いでした。
但し、団塊の世代の強大なエネルギ−は政治、経済の進展に大きく貢献し、結果として
彼らの同世代が夢見た社会主義の幻影を露呈させ、終息させたことも確かです。
473 :
吾輩は名無しである:05/02/12 13:54:40
で?
>472 オマイは民青かい?
475 :
吾輩は名無しである:05/02/12 20:58:40
当時の全共闘運動は、それぞれの大学の学費、医学部の封建的師弟制度等、個別の
大学での問題を解決する為に闘争を始めたのでしょう。
そうした闘いが、何故入試粉砕・大学解体へと飛躍して行ったのでしょうか。
思想的な展開と現実の生活とは随分乖離があり無理があったのでは、高野さんは
真面目に、その乖離を埋めて行こうとしていた様に思えますが。
多くの人達が、なんとか妥協して通り過ぎて行った所を越え切れなかったのでは。
476 :
吾輩は名無しである:05/02/12 21:06:37
>474
民コロは 大キライだったよ。
477 :
吾輩は名無しである:05/02/13 16:40:28
当時のことでいちばん理解し難いことは、全共闘世代の人達が企業に入社後
”モーレツ社員”に豹変していったことです。
478 :
吾輩は名無しである:05/02/13 17:14:07
あのエネルギ−が企業活動に向かえば当たり前ですよ。
それと、突然ですが日本経済新聞を読んでいますか?
あの新聞の論調は結構革新的なんですよ(左派という意味で無く)。
経済活動は本来、旧弊を打破して新しい価値観を要求されるもの、正に
全共闘世代の得意分野じゃないですか。
闘争の挫折感と現実への妥協に苦しむ・・なんてドラマの世界の話しでしたね。
昭和44〜46年を分水嶺として戦後社会が一つの転機を迎え、20年程かけて
東西冷戦を終結させ、資本主義でもない社会主義でもない新しい価値観、
新保守主義とイスラム世界との対峙を生み出した。
Student Powerの担い手達の果たした役割は大きいのです。
全共闘世代なんて今の韓流と同じで実は存在していませんでした
大学進学率は20パーセント
その内の1割が参加しても全体の2パーセントにしかすぎない
まぁ大義名分をともなった転倒したエリート意識の発露とでもいうべき物にすぎなかった
いまだに全共闘世代なんて言ってるヤシは頭おかしい
480 :
吾輩は名無しである:05/02/13 21:13:52
>>478
高野さんの世界はドラマではなく現実にあった事で、私たちは彼女が死の直前迄
書いていた日記を、今でも読む事が出来ます。
彼女が20歳になった一月から自殺する6月までの日記、そして「旅に出よう」の
詩は鮮明な印象を残します。こうした彼女の自殺した理由はなんだったのだろうか
ということが、読めば読む程疑問です。
貴方が述べられている様に苦しみはドラマの世界だったのでしょうか。
481 :
吾輩は途方に暮れている:05/02/13 21:24:44
>479
まあ、アンタは当時でも仲間に入れなかったろうな。
482 :
吾輩は名無しである:05/02/13 22:01:15
柳美里 著 「柳美里の「自殺」 放課後のレッスン」 河出書房新社 pp129-130
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/430972261X/ 高野悦子の場合は、全共闘世代の原点であった「私とは誰か、私を取り巻いて
いる世界とは何か」という原理を彼女ほどぎりぎりまで問い詰めただろうかとい
うことが、団塊の世代の負い目に触れたんですね。しかし高野悦子に取り残され
たひとびとは、彼女のようには「できなかった」けれど、彼女は同志であって、
高野悦子は自己の一部であったかのような意識を持てたんだろうと思います。で
も山田かまちの死を取り巻く若者たちには、彼と共有するものは何もない。時代
が二人の死の意味を大きく隔たたせてるんですよね。高野悦子の死は、全体の中
の部分の死、つまり時代の死だった。でも、山田かまちの死はあくまで個人的な
死にすぎない。
483 :
吾輩は名無しである:05/02/13 22:05:06
高野悦子
山田かまち
共通点=遺族が霊感ビジネスの才に長けてる(ほかに尾崎豊など)
高野さんも京大生には劣等感感じるとか
汚い格好で街中うろつくと若い男に恥ずかしいとか
身近な所から発想してはいたのに
洗脳されてたんだね何かに。
全共闘運動なんてものの欺瞞や
限界には一時間で気付いて一日で見切りをつけられた筈なのに
しかしあのやり逃げ男のセリフも一寸、あんな事を実際言うヤシいるんだね
高野さんが舐められてたのは間違いないだろうが
そんな男に無防備すぎる
485 :
吾輩は名無しである:05/02/14 09:02:56
確かに高野さんの死は時代の「死」だったのでしょうね。彼女は、バリケード
のなかで「生きてる、生きてる」と確かに生を実感していましたよね。
そして、彼女の友人達も彼女との差は紙一重で、自分も死んでいても不思議
ではないというような事を言っていたと思います。
山田かまちはそうした実感もなく、共感を持てる人もいなかった、言うなら
ばこれも時代であり、既に生と死の鮮明なイメージもなく漂白している人達
のなかでの死なのでしょう。
486 :
吾輩は名無しである:05/02/19 10:54:52
2月20日(木)立命大に機動隊導入
十八日夜、存心館が法学部学大に基づいて再封鎖された。しかしそれを認めぬ民青が
実力排除にのり出した。攻防をめぐって火えんびん、投石、放水の混乱があり、負傷
2百余命、危篤一名がでた。
十九日、学内は一両日中に機動隊が導入されるという緊張の中にあって騒然としてい
た。機動隊の学内立ち入りにハッキリした立場をとらないと、これからもズットこの
まま駄目な状態になっていくような気がして学校に徹夜した。
中川会館の封鎖バリケードは私にいろいろな問題を提起してきた。私は大学について、
学生あることについて、自分について考え始めた。
高野さんの自分探しが始まった時期ですね。
487 :
吾輩は名無しである:05/02/19 21:29:03
当時、大学の自立、学問の自由を守れ、産学協同路線粉砕・・・
なんて叫んでいたが、今の大学は進んで企業と協同しようとしているし、
そのことが学問の自由を侵しているとは思えない。
ヘルメットや角棒、火炎瓶の使用が全く理解できなかった。
単なる暴徒にしか思えなかった。
機動隊の導入も当たり前だろう。
学生集会を暴力で仕切っていたのは メット姿の彼らでした。
民青は嫌いでしたが、あの学生達も理解不能だった。
機動隊導入だって当然と思っていた。
488 :
吾輩は名無しである:05/02/20 12:37:39
482
自分とは何者なのか、社会とはどうあるべきで、あるべき姿にする為に自分は
どの様に関わっていくべきか・・・。
悩み苦しむことが出来るのが若者の特権だろう(悩まないヤツもいるが)。
しかし、高野さんら団塊団塊の世代が直面していた時代、政治状況は過渡期の
抱えるあらゆる混乱、矛盾、そして希望を内在させた厳しいものであった。
今からみれば 馬鹿馬鹿しいことも多かったが、結局は新しい時代(良くも悪くも)
を迎える為の、超えなければならないステップだったのだろう。
高野さんの死の直接の動機は たぶん失恋だったのかもしれないが、やはり背負って
しまった時代というものを感じてしまう。
489 :
吾輩は名無しである:05/02/20 17:09:02
岡崎里美 著 「自殺への序曲」 光風社書店 pp91-92
1971年夏に自殺した十七歳の少女の手記より
ゲバ棒ふるってるおにいさまたちって、あんなことやってて、空しくはないのかな、
ってね。空しいってこと、美呂はいちばんきらいだからなんだけど、全学連や全共闘
や何でもいいけど、あの中にどれだけの人がおれはこういうふうに思うからゲバ棒
ふるってるっていう、なんていうか、だんこたる考えをもっている人、意思を
持っている人が、全部ひっくるめた中で何人ぐらいいるんだろう。
ひょっとしたら、かぞえるほどしかいない人たちにひっぱられているだけで、
たとえばゲバ棒ふるって、われわれはーなんてこといってると、かっこいいし、
女の子たちにもてるからなんて思って、別にエンタープライズが、佐世保にきたって、
別におれたちに関係はねェンだけど、あいつら実力者たちが来い来いっていうんで
いくんだ。みたいな考えだとしたら、世の中どうなっちゃうんだろう。
そしたらしあわせも充実も、昨日も今日も明日もなんにもなくなっちゃうんじゃないか。
それでなくても、今この世の中に生きてる人間達はテレビのCMだとか新聞の社説や、
アメリカのおえらがたなんかに、自分たちの生きかたや考えを動かされて、
それで満足してるんだから。
490 :
吾輩は名無しである:05/02/20 17:26:33
>>487 高野悦子「二十才の原点」をどの様に考えているのですか。産学協同路線とかヘル
メット・角材とかの問題は、置かれている状況であり、賛否はあまり意味がないの
では。置かれた状況の中で、自分の生き方を含めて考えていこうとした彼女の真剣
な問いかけこそが、今でも意味を持っているのだと思います。
だけど全共闘世代の人は、本当にいろいろなところで影響を与えているとも思いま
すが、これから数年で第一線から消えていくのですよね。
491 :
吾輩は名無しである:05/02/21 17:19:50
私は、全共闘世代50代の人達の考え方、物の言い方等共通な所ををよく感じ
ることがあります。物事に対する見方、考え方に対しての追求は厳しいものが
あり、耐え切れない思いをさせられたこともあります。
「二十歳の原点」を読んで、成るほどそういう事だったのかと考えさせられ
る事が随分あったのですが・・・・・
492 :
吾輩は名無しである:05/02/23 21:02:59
高野さんが生きた立命館大学は今、どの様になっているのでしょうか。
衣笠に移って立命館の日本史、随分変わったのでしょうね。
このスレで村上龍の「ラッフルズホテル」読みました、だけど何か、違うよね
と言う感じしかしませんでした。この違和感は何でしょうかね。
494 :
吾輩は名無しである:05/02/24 03:57:50
村上龍さんは死ぬような所まで行った事がないのでしょう、「ブラックホールに
支配されずに済むのは、キャパとかサワダとか、ああいう連中だけだよ」、何か
違うような感じがします。
495 :
吾輩は名無しである:05/02/24 14:22:32
他の作家もそうですが、村上龍は絶望的な作品を書くことで、
逆に自殺から免れていると思いますよ
高野さんが、たんなるノートではなくて本気で作家修業していたら
もしかして、自殺は免れていたかもしれませんね
本業の作家と、一般の人が想いをノートに綴ることの違いは
そこかもしれません
>495
全然違う。
高野は若死にしたから、ノートが残っただけ。
死なずに生き残ったなら、本人以外にとっては何の価値も無いノート。
誰もが持っている青春の日のノートにすぎない。
>>496 そうでしょうか?
あの時代に、おそらく高野さんと同じように自殺した人は
他にもいたでしょう。日記をつけていた人も当然、いたでしょう。
にも拘わらず、高野さんのノートは、今日までこうして熱く語り継がれています。
わたしはそこに、高野さんの類稀な文才と感受性の豊かさを見ます。
ただ自殺しただけの人ならば、なぜ今日まで皆がこんなに惹きつけられるのでしょう?
498 :
吾輩は名無しである:05/02/25 16:35:35
>> 497
確かにそのとうりだと思います。
だけど、感受性の豊かさはそうですが、類稀な文才と言う所までは如何で
しょうか、彼女の文才は可能性が示されていた位じゃないですか。
やはり「二十歳の原点」は真剣に直向きに生き抜いた、高野悦子という人
の気持ちが、そのまま伝わってくる所が読み継がれる要因では。
499 :
吾輩は名無しである:05/02/26 09:23:49
村上 龍
「理解・・・誤解・・・・・・」
“ラッフルズホテル” より・・
村上を擁護する訳ではない。
むしろ私は「五木寛之」から,高野の自殺を日々,思索している。
お前たちの「ハタチのゲンテン」の考察は理解ができなくもない。
ただ,お前たちは「感傷」に浸かりすぎているようだぞ!
反問でもよこしてこい!
答えてやるからな!
500 :
吾輩は名無しである:05/02/26 10:13:22
女のとくい技
センチメンタル
501 :
吾輩は名無しである:05/02/26 10:23:02
>>500 文板はそれなりにかんがえますです。
あなたの,過去の“センチメンタル” を,
訊きたいです!
502 :
吾輩は名無しである:05/02/26 11:52:54
>>501 499≠500
文学は思考の毎日といってもよいかな?
ある人間はそうとうに自殺かつ追い込まれていたようでも,
結局,自殺することなく,いまなおもって,生きている。
センチメンタルは,各人,人それぞれであり,私に訊くのは,
野暮の骨頂と思います。
むしろ,あなたの,「過去」のセンチメンタルを,まず,訊きたいです。
503 :
吾輩は名無しである:05/02/26 16:29:19
>499
ププッ
おまえごときがエラソ-に
504 :
吾輩は名無しである:05/02/26 21:36:02
>503 :吾輩は名無しである :05/02/26 16:29:19
>499
ププッ
おまえごときがエラソ-に
だからなんなんだ?「p前の主張を尋づねなければ・・:」
笑うことほどたやすいことはない。 雑談へ行け!
505 :
吾輩は名無しである:05/02/27 00:18:03
>>499 >むしろ私は「五木寛之」から,高野の自殺を日々,思索している。
では、質問します。
あなたが「五木寛之から,高野の自殺を日々,思索した結果」はどのような
ものなのでしょう?
真面目な回答、希望します。
ぜひ、御披露願いたいです。
悦っちゃんかわいいよね
オウレイ!
(・∀・)ノ
く
( * )))クイックイッ
レ レ
507 :
吾輩は呆れている:05/02/27 08:15:14
499は正しい日本語、仮名使いを心掛けろ!
文学以前の問題だぞ。
笑われても仕方ないだろう。
508 :
吾輩は名無しである:05/02/27 09:03:45
>>507 【仮名使いを心掛けろ】←これのどこが正しい日本語なんあー?説明しろ!
例えば“センテンス”のうちかたなどは,各個人のスタンスでしかない。
こうしたことに頓着しているのは,なぜだ?!不思議でならない・
そして私のカキコのが(かなつかい)正確でなければ,それを列挙しろ!
人間の生,或いは死をテーマにカキコしているのだろ?
509 :
吾輩は名無しである:05/02/27 09:12:53
510 :
吾輩は名無しである:05/02/27 09:16:05
折角、「五木寛之」氏の軌跡から高野さんの自殺を思索しているのですか
ら、どの様に思索されたのかご披露ください。
私は、五木氏は、高野さんが直面していた所から既に遠い所へ来、残された
日々を精一杯生きて行こうとされているのだなと感じています。
511 :
吾輩は名無しである:05/02/27 09:53:35
>>510と
>>505 が同一人物とは思えない。しかし「五木」の新スレなので,せめて,ロムって欲しかった!
当時,その“全共闘”は時代のシッポでしかなかったな。
そこに「高野」が時代を憂い,なおかつ,「政治」を憂い,
そうして生きた「高野」の時代は,“祭り”の後でしかない・・・
にもかかわらず,「高野」は,中途半端な“祭り”に翻弄されたとしか言えん。
五木寛之の「小説」を読むとよくそのあたりが理解できる・
そもそも団塊の世代以前の「左系」が,その自分の人生の展望を予感すると,
これまでの理念などどこに忘れたのか「体制側」にとりこまれているのだから・・
高野
が生きた
時代
は
「政治的」
に熱くなく,また,文学的にも,熱くなく,
そうした時代の落とし子である「高野」が自殺をすることは,むしろ,当然でもある。
長文になる予感なので,ここで一度,書き込みを中断します。
では,また。
512 :
名無しでGo!:05/02/27 12:33:14
「しあんくれ〜る」はなくなってしまったけど、60〜70年代を偲べる
ジャズ喫茶は京都に残っているんですかね?
513 :
法学板から来ました:05/02/27 12:52:22
すなわち文板は,その自己の調子に合えばレスするが,後に自己を考え,
そうして,その自己に他人のレスが肌に合致しなければ,いかようにも,
逃避する。
他人が真剣であるならば,当然,こちらの受ける側も真剣にならざる得ない。
それが,普通の感情ではあるまいか・・
>>507 499は正しい日本語、仮名使いを心掛けろ!
文学以前の問題だぞ。
笑われても仕方ないだろう。
【文学以前】
○これをどのように解釈すればよろしかろ?
文学以前の私に教示してくれ・
それができて初めてあなたのレスが意義をもつわけだ!
514 :
吾輩は名無しである:05/02/27 14:54:01
なんだか知らんが随分と混みあってるなあ。
ワタシャ 感傷に浸りたくて読んでるんだけど。
515 :
吾輩は名無しである:05/02/27 21:05:14
>>511 高野さんの生きた時代が祭りの後で、時代と、政治に翻弄された彼女の自殺は当然
だったのでしょうか。
そんなに簡単に言えるものではないと思いますが・・・・
五木氏のどの小説を読めばよく理解できるのですか。
516 :
懐旧。:05/02/27 22:36:17
懐かしい。……ああ。立命館大学だったな。随分以前のことだ。
517 :
吾輩は名無しである:05/02/28 08:43:13
ワンダーフォーゲルですか。
まさか高野さんの先輩ではないでしょうね。
>>509 先ずお断りしておきますが、505と510さんは同一人物ではありません。
五木氏のスレをロムさせていただきました。けれども、わたしの読解力は
たいしたものではありませんので、きちんと読み取れたかどうかは疑問が残ります。
五木氏の宗教観、死生観について語られていますね。
「即ち,自力を超えた「不思議な力」こそ他力の本質であり,それを五木寛之なりの解釈で言うと,
“人事をつくすは,これ天命なり” とのことである・・」 (抜粋しました)
>ひとつあなたが(命題)をフッテください・
それでは僭越ながらふらせていただきますね。
1)既出ですが、あの時代に熱く生き、結果絶望したのは高野だけでは、ありません。
そして、自殺したのもノートを遺したのも彼女だけでは、ありません。
にも拘わらず、今日までわたしたちのこころをとらえて離さない理由は何でしょう?
2)高野が自殺した理由のひとつに確かなものの不在、五木氏に言わせるなら宗教
の不在のせいでしょうか?
3)高野は、果たして死に至るまで人事をつくしたのでしょうか?
そして、その結果の自殺なのでしょうか?
4) >高野が生きた時代は「政治的」に熱くなく,また,文学的にも,熱くなく,
>そうした時代の落とし子である「高野」が自殺をすることは,むしろ,当然でもある。
ということは、ほぼ今の時代と同じと見ていいのでしょうか?
現在の自殺者は、当事を確実に上回っていますね
わたし個人といたしましては、哲学的なアプローチであれ、法学的な
アプローチであれ、高野悦子氏について、また、彼女の死について真摯に
熱く語ってくださる方であれば、どなたでも歓迎いたしますよ。
それでは、レス、お待ちしております。よろしくお願いします。
519 :
吾輩は名無しである:05/02/28 17:11:47
>>505レス(命題)をしてくれたことには感謝する。
しかし死生観について語る場合は「高野」一人についてそれを語るのでは無理があり,つまりそれでは,
高野自身のループに陥りあまりにも危険すぎると思う。
>1)について・
どの時代でも熱く生きている人はある。そして高野が当時の時代を熱く生きた,と私には思えない。また私はそうしたカキコをしていない・
結果絶望=自殺 これはラジカルすぎ・「絶望の果てに希望を発見する奴も多数にある」
毛沢東の言葉にあるのでは? ●絶望なる虚妄こと希望に等しい●
【諦め】と言う事葉があるが,一つを諦めるのは一つに絶望することである。が,
その一つを諦めたからこそ新しい一つの道への発見ができる。
>2)について
確かに私も「高野」から宗教の匂いを感じない。
しかし自裁と言うのはある意味 “宗教”を求めて止まなくそれを実行するものでもある。
仮に高野にもなにかしかの宗教観(神への帰依)があったならば,それが自殺を阻止する
一つの手段にはなり得たのかもしれないな!ただ宗教はこの世の死生もしくは苦悩からの
現実的逃避のモノだなないのでは?少なくても私はそう考える!
3,4についてはまたすぐレスポンスします・ チョックラアルコールでも買ってきまつ。
520 :
吾輩は名無しである:05/02/28 17:58:14
>>505 >1に追記
>今日までわたしたちのこころをとらえて離さない理由は何でしょう?
高野の当時の機軸(にじゅっさいのげんてん)を読んでもそれを自分の人生に照らし合わせる人はいない。
↑
これも現実であろう・
したがって
それはごく一部の感傷であり,そこに普遍性の意義付けは有意義ではない。
ゆえに
あなたの主観が「高野」を離してやまぬ・
521 :
吾輩は名無しである:05/02/28 19:04:48
>>515 いままさに>505の>3,4についての命題を考えている途中です。
けしてあなたのレスをするーしたのでは御座いませんのでどうぞご理解のほどを・
「内灘夫人」←これをどうぞお読みくださいまし・
理由は,「高野」に心酔する人ならば,あるていど,五木の「エンタメ」の世界でも,
読み易く且つその時代に思いを馳せることが出来ると思いましたからです。
で,なければ,更に「エンタメ」の要素が充分である「風の王国」をお薦めします。
>505
3,4
については,いささか時間をくださいますか?スミマセン!
522 :
吾輩は名無しである:05/02/28 19:34:47
答えをだしますです
主婦がその労働<家での一切>を放棄したらその個人の人生はなりたたない
だから主婦は主婦として働く
そこで高野悦子が自分の存在証明を放棄したら生きていくのは不可能だ
高野悦子は自分のアイデンティティーを放棄したんだろ
高野悦子の自殺など問題ではないんだよ
もっと切実なる自殺の問題があるんだよ
おまいらもっとそのへんを熟知しろ
それから語れ
とくに五木寛之などと他スレにきてまでほざいてる知ったかぶりは自分を見詰め直せ
おまいが立てたスレならそこでやれ
そんなの常識と言うのではないのか
おまいにはそれさえもわからんようだ
523 :
吾輩は名無しである:05/02/28 21:33:39
>>522 お引き取りください
ここは高野悦子さんについて語るスレです
「その他の人の自殺」について語りたいのなら
他で存分なさってください
524 :
吾輩は名無しである:05/02/28 22:06:09
522はなんで そんなものの言い方(カキカタ?)しか でけヘンノ?
不愉快だからどこかへ行って!
525 :
505:05/03/01 09:20:39
>>519-521 どうぞ、ゆっくりと時間をかけて考察してください。
わたしは別に急ぎませんので。
ここは、思索の速さを競うスレではありません。
各人がそれぞれの観点からじっくりと考え、対話するスレであるかと思います。
それと、煽り、罵倒は気になさいませんように。
わたしは真面目な態度でレスされている方にはすべて、敬意を払っております。
526 :
吾輩は名無しである:05/03/01 09:24:37
「内灘婦人」も「風の王国」も既に読んでいます
私は、五木氏が大陸から死線を越えて帰国し、戦後の混乱期ある意味で父親に
も絶望し、早稲田へ入学しても売血で生活をしながら生き抜き、早稲田を中退
せざるを得なかった状況の中でも創作活動を続け、現在の地位を得たことは評
価しています。五木氏の作品に熱中した時期もあります。
この五木氏の軌跡と作品をどの様に評価し「二十歳の原点」を思索するのか示
してください。宜しく。
高野さんには、五木氏のように死線を超え母親を失い、尚生き抜いたという絶
望の淵からの生ということを知って欲しかったけど、彼女が真剣に生き抜いた
ことを、私は噛み締めたいと思っています。
>>526あなたのレスから五木の軌跡を知りえていたことは判りました。
>この五木氏の軌跡と作品をどの様に評価し「二十歳の原点」を思索するのか示
してください。宜しく。
マキャベリの君主論の一説に次のようにあります。
<そもそも人間は,恩知らずで,むら気で,猫かぶりの偽善者で,自分の身の危険は振り払おうとし,
欲得には目がなく,人間は,恐れている人より愛情をかけてくれる人を容赦なく傷つけるものである>
五木の過去の人生にこれを見るかどうかは,各批評家が,「理論」ではなく「論理」ですればよいと。
ただ後に五木は,石原慎太郎との対談で語っています。
五木の言葉より要約・・
“ソ連で母を救えなかった!アル中の自滅同然の父を置き去りにの上京!
ソ連配置下の状況の脱出のとき,妹の手を手離した!42歳で死んだ弟は五木の影を踏むような人生でも,その彼を激高した!
五木の過去とその作品を「高野」と直接リンクさせて考えることは私には不毛とも思えるのです。
しかしながら,五木の何かしかから,それを「高野」に対比させることは可能かと・・
前述の二冊は既に読んでいなっされているならば,こちらも既にお読みですかね?
「デラシネの旗」
これこそ,時代(政治)が表層的だが「時代の落とし子」にはもってつけの作品では?
或いは,「さらば・・・」でも,それこそ五木は「ミーシャ」との哀切の念が私に書かせた
と言っているが,しかし,この作品は,クラシックに対する大衆音楽(ジャズ)との対話であり,
つまり「体制」vs「大衆」とも読めるのでは・・
>彼女が真剣に生き抜いた
>ことを、私は噛み締めたいと思っています。
せめて具体性のある一文でも示してほしいです。
人を押しのけ生き残った悪の塊であるそんな自分,その自分に私はうしろめたさを感じる・
こんなうしろめたさに耐えかねる!石原に対して言いました。これが,「高野」には感じとれない・
>>505 >3)高野は、果たして死に至るまで人事をつくしたのでしょうか?
> そして、その結果の自殺なのでしょうか?
はっきりと言えば「高野」が人事を尽くしたとは言い難い・
ただ,これほどまでに,ある一人の人物を惹きつけてやまないとなれば人事を尽くしたのだろう。
だが普遍性を鑑みれば,人事どころではない。なぜなら自殺したからである。
では,とここで一つ私なりの疑問を提示する。
ある銀行筋で,その銀行に経営の腐敗にメスが入った。
そのとき,ある公認会計士がその査察かつ吟味をした。
かれは,有望なる会計士であった。すなわち「人事」を尽くしていたのである。
だが,かれは,その銀行腐敗に“茫然呆然”とし,やむになかれず,その職から
離れた。そうして彼は,身内にだけ,遺書にならない遺言を残し,結果,自殺しました。
人事以前の問題に自殺があるのでしょう。「高野」はその学問になりえぬ命題を社会に残した。
「人事を尽くすは これ天命なり」←五木の解釈
人事を実践するには自分なりの行動力がなければならず,しかし五木は,それを,
“天命”とした。こんな茶番がどこに存在しますか?
しかし,これを五木の【弁証法】になぞれば理解できなくもない。
天命とは, 天の命令ではなく,「天の声」と理解する。
つまり,天の声が自分自身に聴こえなければ「人事」などを考える必要性もない,と。
4については又,後ほどに・・
529 :
吾輩は名無しである:05/03/01 13:19:57
530 :
吾輩は名無しである:05/03/01 13:28:21
「デラシネの旗」「さらばモスクワ愚連隊」「青年は荒野を目指す」等読み
ました。
「二十歳の原点」で言えば「旅に出よう」の詩でしょう。
531 :
吾輩は名無しである:05/03/01 13:40:54
>>530 多分,その目的の場所は定まっていたのであろう。
しかし,五木の手段と高野の手段の相違があったのでは?
>「二十歳の原点」で言えば「旅に出よう」の詩でしょう。
ここには,高野の「演出」は存在してないのですか?
私はそれなりの「演出」があったと思わざる得ないのです。
高野が本当に「旅」と思うなら,むしろ寺山あたりが引用されてもよいはずでは?
532 :
吾輩は名無しである:05/03/01 21:19:10
>>531 貴方は、ノート・序章・原点をきちんと読みましたか、寺山あたりが引用されても良いはず
いはずなんて言えない筈ですが。このスレでやり取りをやっている人とは思えません
ね。もう少しきちんとした対応をしてください。
533 :
吾輩は名無しである:05/03/02 01:03:10
508仮名使いを心掛けろ】←これのどこが正しい日本語なんあー?説明しろ!
例えば“センテンス”のうちかたなどは,各個人のスタンスでしかない。
こうしたことに頓着しているのは,なぜだ?!不思議でならない・
バカが、ムキになってンノ
534 :
吾輩は名無しである:05/03/02 07:02:08
私の上司は57歳、ちょうどあの頃の京大出身だけど、学園紛争にはあまり関心無かったようだ。
授業が無かったり、ロックアウトの記憶があるくらいで格別の想いも無いようだ。
一般学生はこんなものだったんだろうか。
535 :
吾輩は名無しである:05/03/02 09:13:55
一般学生というか、無関心な人はそんな感じだったのではないでしょ
うか。大学によってその層が多いか少ないかの差があり、その差は紛
争の中身にあったみたいですね。
日大の紛争はすごかったみたいですね、私の周りには日大出身の方は
いませんので話す機会はありませんが、30数年前の出来事ですよね。
>>532 確か高野悦子の好きな詩人は、奥浩平とヘッセでしたかね?
寺山修司は、確かに出てこなかったような気がします・・・
531さんは旅の詩に「演出」があったかどうか、という問題提起のために
寺山修司を出したのではないでしょうか?
537 :
吾輩は名無しである:05/03/02 20:50:04
ヘルマンヘッセはそうでしたでしょうね、だけど奥浩平は「青春の墓標」でしょう。
「二十歳の原点」は日記で「旅に出よう」の詩は、おそらく自殺直前に書かれたもの
だと思われます。「演出」なんか殆ど関係ないということは、読んでいればわかる事
ではないでしょうか。
このスレの
>>399さんのレスを参照してみてください。
>旅に出ようが最期に書かれたものとは言えないですよね。
>ノ−トに書かれたものであることは確かでしょうが(写真に載っている)、
>日記を発見した友人と想われる人や 、三郎氏、新潮社の手が入っているし。
>特に出版されたものはプロの手が入って完成度が上がっている。
わたしは399さんではありませんが、ここで皆さんが検証されているように「旅に出よう」が
果たして死の直前に書かれたものかどうかは、断定できないと思います。
539 :
吾輩は名無しである:05/03/02 22:47:51
>538
この問題はずっと前のスレでも議論されていました。
出版された詩の中の「中天より」が実は「快い」だったいう指摘(これはヒット!)や
当時のアジビラに何故 旅に出よう が載っているのかなど。
結局 ノ−トを発見した友人(牧野さんかも)が手直しをしてビラに投稿、新潮社と
三郎氏が最終校正して出版した・・が真実かもしれませんね。
まあ、出版社の方はきちんとした形で出したかったでしょうね。
高野悦子氏の自殺を考えれば「旅に出よう」を最後にもっていった方が
やはり、遺稿として出す以上、一番納得がいくと思います。
それは、読み手であるわたしたちにも、彼女の最後の言葉、死出の旅立ちとして
深く刻まれることを踏まえての、編集作業だったかもしれませんね。
541 :
吾輩は名無しである:05/03/04 00:41:14
どのような編集経過があったとしても、やはり「旅に出よう」は素晴らしい。
30年経った今でも心に沁みる。
542 :
吾輩は名無しである:05/03/04 15:14:17
五木氏の著作から、高野さんを思索する方はどうしたのですか。
色々考えるべきことを示唆されていましたが、残念ですね。
543 :
吾輩は名無しである :05/03/04 16:12:56
20年ぶりに京都市民になりました。中京区。
しあんくれ-る跡地も、広小路も、京都国際ホテルも、アオキ書店も、ろくよ−も、天神踏切跡地も、
自転車で行ける距離になりました。
天神踏切は、昔は警報機もなく丸太を並べただけでとても踏切とはいえないようなものでしたね。
御前通はガ−ドになっていましたが。
20年前、ご命日には線路にお花が供えてありました。
案外、丸太町通りの両側の商店群は変わっていないです。
544 :
吾輩は名無しである:05/03/04 16:30:58
五木氏から考察されている方へ
ゆっくりで結構ですので、ぜひ、思索がまとまりましたなら、また訪れてください。
ご紹介いただきました、鈴木いづみ氏の著作を今読んでいるところです。
わたしなりの感想をお話したいと思いますので、お待ちしております。
545 :
吾輩は名無しである:05/03/04 20:37:02
京都の街、観光でしか行ったことがないので、高野さんが生きていた所歩いてみた
いなと思います。時間が出来たら京都の地図を見ながら歩きます。
546 :
吾輩は名無しである:05/03/04 20:45:08
>543さん
ろくよう はどこにあるのですか?
一度行ってみたいのですが。
547 :
吾輩は名無しである :05/03/04 21:48:56
548 :
吾輩は名無しである:05/03/04 22:18:11
アメリカンコーヒー美味しそうですね。
高野さんが飲んでいた時と同じですか、ドーナツも当時からあったのですか
、是非一回行ってみたいと思ってます。春休み中に行ってみます。
549 :
吾輩は名無しである:05/03/04 23:27:19
547さん。有難うございます。こんな感じの店だったんですね。
現在 関東に住んでいるので直ぐにはいけそうもありませんね。
548さん、感想おねがいします。
「ろくよう」かあ・・・悦子さんの文章によく出てきますよね。
>>505デカダンスな生活をしていたら体調を崩した者です。
>4) >高野が生きた時代は「政治的」に熱くなく,また,文学的にも,熱くなく,
>そうした時代の落とし子である「高野」が自殺をすることは,むしろ,当然でもある。
ということは、ほぼ今の時代と同じと見ていいのでしょうか?
現在の自殺者は、当事を確実に上回っていますね
これについてはまず,時間がかかり,お詫びです・・
政治的に熱くなく,と言ったのはその<体制側>ではなく,むしろ<大衆>特に学生の側です。
当時時代はそれこそ<オリンピック>を前提に昇り調子であって,むろん,オイルショック等もありましたが,
現在(近代)とは相当にその困難な開きはあるでしょう。
又,文学的に熱くないのは,当然,その非体制です。体制に歩調を合致させる文学など,
その読み手に熱きモノなど感じさせることなど無理であり,それを<熱い>等を言って
はばからない者を欺瞞と私は思うのです。
彼女は既に時代を廃棄していた,と私は考えるのです。むろんそれは彼女の<思考>での中であります。
死の恐怖とは,自分が生きている存在が前提にあるはずです。しかし彼女が死を恐怖したかどうかは,
知れるところではありません。
彼女は思考の中ではそれこそ真摯に<生>との対話もしくは闘争をしていたのでしょう。
>>505=
>>544と仮定でスミマセンが,そうとしたならば・・・・・・
鈴木いづみ は,現実的に闘争していたのでは?
「高野」は思索!
「鈴木」は現実!
このくらいでよろしいですか?いま私は「現実」「思考」「体調」とも闘争しています。
レスがあれば,逃避せずに返レスしますから・
>>536 その思いでしたので,何か代弁していただいたような形となり感謝します!
551 :
吾輩は名無しである:05/03/05 11:41:27
またいつきスレの阿呆がホザイテルナ
おまいのスレに逝け!
ゥ剤
忌もぃ
吐気
そのような暴言はスレが汚れますので
お控えください。
553 :
吾輩は名無しである:05/03/05 13:42:49
551よ。
余程 鬱屈したお人柄とお見受け致します。
さっさと消えて下さいね。
554 :
吾輩は名無しである:05/03/05 18:39:48
アオキ書店にも行ってきました。
前は烏丸丸太町の交差点の角だったのですが、そのビルはいまはマクドナルドになっています。
その西隣に、今のアオキ書店があります。
丸太町通りは通学路だったのでしょう。 当時は市電もありましたが。
555 :
吾輩は名無しである:05/03/05 20:53:11
確か、亡くなる2日ほど前に、ホテルの屋上で本を渡すとかいうくだりがあったと思います。
相手は中村さん?
本当に渡したのでしょうか???
556 :
吾輩は名無しである:05/03/05 22:09:30
渡せなかったとは書いてないし・・・当事者しか解らないですよね。
日記の全てが公表されたわけでもないし。
ところで、日記の一部写真を公表した 黄昏 スレ、どういう経緯で写真をとれたのでしょうかね?
557 :
吾輩は名無しである:05/03/05 22:23:49
中村氏のこと、映画ではイヤな奴に描いていたけど。
本当はどんな人?京大生とも書いてないし。
生きていたら56歳辺り?
在京の友人達の近況というか、あの時何を思い、今どう思っているのかが
知りたいですね。
558 :
吾輩は名無しである:05/03/05 23:24:30
映画は、一乗寺の京一会館でみました。
毎年必ず6月には上演されていました。
中村さん・・・京大の正門の前の場面がありました。京大生かな?
最後の詩のところは、裸で湖に入ってゆく。
山陰線のシ−ンは、自分から飛び込むというものではなかったですね。
中村さんはそんなに悪い人ではないのでしょうか。
別に騙したわけではなさそう。
高野さんの独り相撲の感もあります。
559 :
吾輩は名無しである:05/03/06 00:07:36
560 :
吾輩は名無しである:05/03/06 08:26:40
この人の本読むと、森田童子を聴きたくなりませんか?
あの時代は何だったのですか〜♪
あのときめきは何だったのですか〜♪
みんな夢でありました〜♪
─僕も昔あの本読んで、愛読はしましたねー懐かしい直撃現地取材班?、頑張れまた読むからな
562 :
吾輩は名無しである:05/03/06 10:34:40
>>559 清水寺・南禅寺・八坂神社・平安神宮・大文字焼き、祇園祭・時代祭・葵祭
鞍馬の火祭り・京都御所、等等天皇家を軸とした歴史の街。
京都人は、ある意味でアタラシもの好きの他所者嫌い、こんなイメージです
が、どうですか。それに表に出さないですが、ものすごく気位が高い。
高野さんは、関東の人でこうしたところに馴染めない部分もあったのでは。
唯、「学生さんは」大事にされるところですね。
563 :
吾輩は名無しである:05/03/06 12:08:21
中村さんに彼女がいると知って、必死で諦めようとするけれど、
自分でも「火遊びだった」なんて書いているけれど、
髪型や服装を変えたら気を引いてくれるかと、
高野さんはとてもいとおしいです。
564 :
吾輩は名無しである:05/03/06 14:44:05
サビシイ・・・孤独・・・・
でも、自分の意志でそうなっていったのですよね。 自ら好んで?
なぜなんでしょうか?
このあたりを読破されたかた、ご教示ください。
565 :
吾輩は名無しである:05/03/06 17:48:23
>>526 あなたは「内灘夫人」をいつの年代で読んだのですか?
それを教えて下さいますか。
私は感傷に醒めているのです。
これに返答してくれれば
さらに「内灘・・」から
高野さんの死について掘り下げられます。
566 :
吾輩は名無しである:05/03/07 01:16:27
3年前、戦後学生運動と文学というテーマで勉強会をしました。その時、先輩がこれ
読んでおいたらと持って来てくれたのが「内灘婦人」です。「デラシネの旗」も読み
ましたし、「人知れず微笑まん」「青春の墓標」「黄昏の橋」その他立松和平、兵頭
正俊氏の著作もテーマに取り上げました。私が、一番印象に残ったのが「二十歳の原
点」です。
567 :
吾輩は名無しである:05/03/07 01:29:27
高野さんは、ぎこちない関西言葉をしゃべったとありますね。
京都に馴染もうとしていたのでしょうか?
京都は、同じ関西でも、大阪とはぜんぜん違います。 言葉も思考も。
私は生粋の京都人は苦手です。 慇懃無礼なんです。
ところで、最後の夜にアルバイト先からタクシ−で下宿まで送り届けた男性の手記というのはあるのでしょうか?
この人は中村さん???
568 :
吾輩は名無しである:05/03/07 11:29:35
569 :
吾輩は名無しである:05/03/07 15:07:35
570 :
吾輩は名無しである:05/03/07 20:16:51
京都の市電は平成何年まで走っていたのですか。
「二十歳の原点」にあまり市電の話は出てきませんね、高野さんは市電にあまり乗
らなかったのでしょうか。
571 :
吾輩は名無しである:05/03/07 21:34:00
丸太町通は昭和51年まで。河原町通は昭和52年まで。
最後に残った東山線は昭和53年9月で終わります。 最後まで京都駅前までの路線はありました。
丸太町御前通からだと自転車で行ける距離ですね。
立命館広小路校舎まで自転車で25分、京都国際ホテルまで自転車で15分、ろくようの河原町三条まで自転車で20分くらい。
河原町通を四条から荒神口まで歩いたとも書いています。
市電では一本で行けるのですが、ブラブラ歩いても30分ぐらいでしょう。
572 :
吾輩は名無しである:05/03/07 23:16:47
571さん。
当時の雰囲気が伺えます。有難う。
色々教えて下さい。
573 :
吾輩は名無しである:05/03/08 14:26:36
吾輩は名無しである
この本実家の本棚にありました。親が読んだのでしょう。
575 :
吾輩は名無しである:05/03/08 21:47:27
3月8日曇天の寒い日
お久し振りです。ごぶさたしました。
誰もいない
だれもいない 長い長い孤独の夜よ
寒い心に ひざかけ巻いて
宛名のない 手紙を書くの
高野悦子は、今日もさびしく生きていた、唯、彼女は自分だけが一人だと思い込んで
いた。
この孤独の中で、闘い続けている人との連帯を模索する余裕もなかった。
ひたすらに死への道筋へ向かっているようにしか見えなかったのだろう。
。
>>550 花粉症がひどくて体調を崩してしまいました・・・
大変丁寧なレス、ありがとうございました。
あなたのご指摘のようにわたしは505=536=544、です。
1)についてのレスの考察 (
>>519-520)
>あなたの主観が「高野」を離してやまぬ・
これは事実です。わたしの抱えている何かが高野氏の著作に投影し、共鳴
しているといえるでしょう。
2)についてのレスの考察 (
>>519-520)
>仮に高野にもなにかしかの宗教観(神への帰依)があったならば,それが自殺を
>阻止する一つの手段にはなり得たのかもしれないな!
かつて、わたしも同じことを考えたことがありました。
けれども、宗教を持っている人でも自殺する人は自殺するのです。
ただ、追いつめられた時に、宗教を持っている人は持たない人よりも踏み留まる
可能性が高いかもしれませんね。
(つづきます)
3)についてのレスの考察 (
>>528)
>「人事を尽くすは これ天命なり」←五木の解釈
>天命とは, 天の命令ではなく,「天の声」と理解する。
>つまり,天の声が自分自身に聴こえなければ「人事」などを考える必要性もない,と。
高野氏が、果たして「天の声」を聞いていたかどうかは、わかりません……。
彼女が立ち向かっていた現実は、第三者から見たら死に値するほどのものでは
なかったでしょう。けれども、彼女にとってはそうではなかった。
なぜなら、高野氏の人生は高野氏にしか生きられないものであるから。
誰か他の人の人生をわたしたちは生きることができないから。
4)についてのレスの考察 (
>>550)
>彼女は既に時代を廃棄していた,と私は考えるのです。むろんそれは彼女の
<思考>での中であります。
時代を廃棄することが、そのまま生きることを放棄することに繋がるでしょうか?
今日でも時代を廃棄している人はたくさんいます。けれども、そういう人たち
すべてが生きることまでも放棄はしていません。
生きることを放棄するには、もっと強い個人的な動機が必要だったのでは
ないでしょうか? 一例として、失恋、強い裏切り、とか…。
(つづきます)
寺山修司について (
>>536=505)
彼は非常に「演出」に長けている人でしたね。
母親が存命中にも拘わらず、亡くなってしまったことを前提にして詠んだ詩が
あるほどです。
高野氏の「旅に出よう」の詩をわざと最後に掲載することで、「演出」の効果を狙った
のは、新潮社の可能性が高いかもしれません。
(つづきます)
鈴木いづみ氏の著作の感想について (
>>544=505)
「ハートに火をつけて」「恋のサイケデリック!」を読みました。
>「高野」は思索! 「鈴木」は現実! (
>>550)
鈴木氏 ――動、激流、赤、パッション、炎、異性に積極的、既婚者
すでに社会に出て活躍し、一世代を築き、脚光を浴び時代の寵児であった
高野氏 ――静、湖面、青、理知、冬の星、異性に臆病、独身者
学生であり、将来がまだ掴めていない不安定な状態
同じように最後が「自殺」ということ、著作が死後も愛読されている両者はあまりにも
対照的ですね。
これはあくまでもわたしの勝手な憶測なのですが、
もし、仮に高野氏が創作を志したとすれば、おそらくは中沢けい氏の「海を感じる時」
のような文体 ――理知的で硬質な文体を好んだのではないかと思うのです。
あれだけ思索に富んだ文章を書く人ですから……。
以上です。
お礼とレスが遅れて、申し訳ありませんでした。
580 :
吾輩は名無しである:05/03/09 19:28:56
581 :
吾輩は名無しである:05/03/09 20:26:03
20歳まで生きていたのは高野さんだけですね。
やはり、立命館大学の学生運動は、彼女にとって過酷なものだったのでしょ
うね。
闘いが、高揚している時と収束に向かった時の落差が激しすぎて、行き場を
失ってしまった、その喪失感が死へと向かわせたのでは?
582 :
吾輩は名無しである:05/03/09 22:10:06
>>505アンカーを付けますが返レスを求むものではありません・
>高野氏が、果たして「天の声」を聞いていたかどうかは、わかりません……。
>彼女が立ち向かっていた現実は、第三者から見たら死に値するほどのものでは
>なかったでしょう。けれども、彼女にとってはそうではなかった。
>なぜなら、高野氏の人生は高野氏にしか生きられないものであるから。
>誰か他の人の人生をわたしたちは生きることができないから。
これは常々私が考えていたもので,反駁の余地がないです。
ただ,かかる言説について私自身にあまりにもファジーな部分があり,それがあなたからのレスで,
鮮明になりました。
また,時代を廃棄することがすなわち人生を放棄することにはならず,との説も尤もでありました。
最後になりますが,「鈴木」についての考察は,高野氏に対比させつつも短文かつ明瞭な着眼点にこころ打たれました。
> ――理知的で硬質な文体を好んだのではないかと思うのです。
高野氏にふさわしいと,いま思ってます。
では,私はこれで失礼致します。自分自身の死生観・文学に総和させてみます・・
>>582 もう、見ていらっしゃらないかもしれませんが、お礼を申し上げます。
命題を前提にしたやり取りは、わたしにとりましても大変楽しかったですし、
いろいろと考えさせられることも多かったです。
ただ漫然と読むのではなく(こちらの方も否定はしませんが)、思索を巡らせながら
読み解いていくことも、読書の楽しさのひとつといえるでしょうね。
先に出されていた「感傷」についての私見ですが、
感受性に含まれるものであり、生来のその人の持っている資質のひとつであると、
わたしはとらえています。
つまり、後天的なものではないということですね。
ですから、「感傷」はやたらと他人に押しつけることはしてはなりませんし、かと言って
浸ってはならない、というものでもないのですね。
>では,私はこれで失礼致します。自分自身の死生観・文学に総和させてみます・・
人生について、文学についてのあなたご自身の思索が深まりますようにと
祈念いたします。わたしはあなたを歓迎いたしますので、また、いつでもご自由に
訪れてくださいね。
また、どこかのスレでお逢いすることもあるでしょう。ありがとうございました。
――それでは。
584 :
吾輩は名無しである:05/03/10 13:16:45
吾輩は名無しである
585 :
吾輩は名無しである:05/03/11 00:28:16
586 :
吾輩は名無しである:05/03/11 01:08:28
>>585
場所は、山の中の参道のようです。随分と大きな灯篭。
後ろの木々は葉が落ちていて、服装はセ−タ−1枚の腕まくり。
3月下旬から4月上旬くらいではないでしょうか?
やっぱり、きれいでかわいいですね。
不謹慎かもしれないけれど。
髪の毛は、ほかの写真より短いと思います。
587 :
吾輩は名無しである:05/03/11 10:54:38
前にも書き込みがありましたが、お父さんは京大卒業のようです。
平成元年刊行の卒業者名簿を見たら、お名前がありました。
職業欄には、西那須野町長と会社社長と両方が書かれています。
588 :
吾輩は名無しである:05/03/11 12:10:35
高野悦子さんは、当時、経済的に恵まれた良家の子女だったのでしょう。
その上、美しく聡明でもありました。
教養のあるご両親に愛情深く育てられたのでしょうね。
写真や文章から品の良さが漂ってきます。
589 :
吾輩は名無しである:05/03/11 16:07:17
立命館・日本史の卒業者名簿はないのでしょうか。
590 :
吾輩は名無しである:05/03/11 17:10:04
お父さんは昭和21年京都大学卒業。
大正生まれ。
戦争にも行かれたのかもしれません。
591 :
吾輩は名無しである:05/03/11 17:11:35
美しくないね。
品のよさなど必要ないし。
592 :
吾輩は名無しである:05/03/11 19:45:44
随分と攻撃的な言い方をされる方ですね
593 :
吾輩は名無しである:05/03/11 23:53:29
所謂 わだつみ世代。同期で戦死された方も多いでしょう。
焦土の中で巣立った戦後民主主義。
たぶん 眩いばかりの新鮮さだったでしょう。
否定の側に立った娘をどう思ったのでしょうか。
594 :
吾輩は名無しである :05/03/12 01:13:06
あす図書館で、「生きいそぎの青春」を探してきます。
595 :
吾輩は名無しである:05/03/12 20:10:47
美しいとか、品のよさとかは、そのことを問う人の感性が問われる事でもあります。
柳宗悦が、民具に生活の中で磨かれた美しさを見出し、それまで何でもないものと
して扱われていた道具に、新たな息吹を吹き込んだのもそうだし、茶道で「侘・寂」
として確立されていった事もそうだと思います。
高野さんに対しての、美しさ・品のよさの評価もそういう事ではないでしょうか。
596 :
吾輩は名無しである:05/03/12 22:30:56
そうですね。
感じ取れる、取れないは、各人の持つ感受性に深く関わってくると
思います。
こうした感受性の問題は、感じない人に「感じろ!」と強いることは
できませんし、また、感じた人に「感じるな!」と強いることも
できないのですね。
感動ということにも、同じことがいえると思います。
597 :
懐かしいなあ。:05/03/12 23:02:21
はるか昔の学生時代に読みました。
懐かしいな。
ご遺族は未だ西那須野にお住まいなのでしょうか。
高野三郎氏が亡くなったのは知っているのですが。
お母様はご健在なのでしょうか。
30年程前、ご実家迄訪ねたことがあります。
598 :
吾輩は名無しである:05/03/13 13:11:25
599 :
吾輩は名無しである:05/03/13 14:15:43
どうぞお好きに。
二度とくるなよ。
600 :
グレター:05/03/13 14:18:11
小林に犯された。序章
601 :
吾輩は名無しである:05/03/13 16:18:07
自殺をする権利 ・ 自由はないの?
これから実行する。
他の板では充分に
盛り上るし
また実際
盛り上ってる
自分は首をククリます だが それまでにはこのスレ見てます。高野に近づく・
602 :
吾輩は名無しである:05/03/13 20:15:10
これは、盛り上げるためにやっているのですか。
遊びでやっているのなら直ぐ止めてください。このようなことは面白半分でやる事
ではありません。
文学的立場での論議をやっている人の発言とは思えません。
603 :
吾輩は名無しである:05/03/13 20:22:07
さっさと死ね、生きてる意味のないやつは死ねばいい。
未練たらしく書き込み何んてするな、生きるも死ぬもお前のかって、黙って
死ぬ場を求めて行ってしまえばいい。
604 :
吾輩は名無しである:05/03/13 23:26:52
?
605 :
吾輩は名無しである:05/03/14 00:10:14
>>603 未練があってなにが悪い
おまえの言葉は人傷つける
高野悦子は死んだ
俺も死ぬ
これでよいではないか
書き込み
するな?
これも俺の権利である
君は法というものを
解釈
できてないのだな
606 :
吾輩は名無しである:05/03/14 00:26:14
まあ、2ちゃんねるですから。
良くも悪くもいろんな意見や書き込みがあるものです。
607 :
吾輩は名無しである:05/03/14 08:58:17
論議は、感情的にならず丁寧に遣りましょう。
私は高野さんの20年の人生に、何を見出して行くのかが大切なことだと思
っています。
人は、遅かれ早かれ死にます。80年であれ20年であれ意味のない人生はない
という事を前提に、議論をやっていただければと思います。
608 :
吾輩は名無しである:05/03/14 17:43:40
議論は大切である
しかし俺は死ぬ
首をククる
高のに会う
以上である。
609 :
吾輩は名無しである:05/03/14 21:24:04
オマエ 酒でも飲んでるんかあ?どうせ引きこもりか、NEATなんて
カタカナ付けてもらって自己満足している落ちこぼれだろ?
死なないで・・・て止めてもらいたいのね、たぶん。
610 :
吾輩は名無しである:05/03/14 22:09:17
こいつ 昨日から 死ぬ、死ぬってのぼせ上がってるけど、
結構続いてるよな。
611 :
吾輩は名無しである:05/03/14 22:10:35
可愛いピアノさん
あなたは妖精
高度四千二百メートルのお花畑
スローモーションで跳ね回るあなた
雲の中に消えていく
612 :
吾輩は名無しである:05/03/14 23:33:40
>>611 二十歳の原点 新潮文庫 1969年3月11日 72ページ
613 :
吾輩は名無しである:05/03/15 06:49:22
高野さんが詩人としての片鱗を見せているところですね。
この詩心が「旅に出よう」の詩へと展開していく断片でしょう。
614 :
吾輩は名無しである:05/03/15 18:24:02
血と くその「混沌」・・・
>>611 ギャップが大きすぎる。
でも、反面、自分に正直なのかも?
615 :
吾輩は名無しである:05/03/16 00:33:51
「アナーキズム1」を買ってきた。
アナーキズム、それは恐ろしさを感じるとともに、また逆に惹きつけられる。
大体おまえは本当に自由であることを欲しているのか。
空想せよ。
616 :
吾輩は名無しである:05/03/16 01:00:33
>>615 二十歳の原点 新潮文庫 1969年3月15日 73ページ
617 :
吾輩は名無しである:05/03/16 02:46:44
この時代に活躍された方を存じ上げています。未だに何かに酔ってらっしゃるようお見受けします。お話振りが大袈裟で、セクトの著名人との繋がりがその方の喜びのようです。その親御さんは心労のため亡くられました。
618 :
吾輩は名無しである:05/03/16 13:34:38
そうですか。
619 :
吾輩は名無しである:05/03/16 16:07:59
今日もアオキ書店で料理の本を立ち読みしよう。
620 :
吾輩は名無しである:05/03/16 17:01:37
>>617
その人なんだか可哀想、もうそれでしか生きていけないのでしょうね。
残された時間、そう多くはないでしょうに。
621 :
吾輩は名無しである:05/03/16 22:43:07
死ぬ、死ぬオトコはドーシタ?
見事本懐を遂げたかあ〜?
622 :
吾輩は名無しである:05/03/17 00:00:10
なんだかスレの本題からズレてきたような気がします。
皆さん、そろそろ戻りますか。
623 :
吾輩は名無しである:05/03/17 00:00:49
きのう、お目ざめの時、空は青空だった。春に近いことを思わせる。
ブルーの空と純白の雲、あの雲の中を鳥のようにフワフワ飛んでみたらな
んて夢想にふける。
高野さんの詩的な表現は「二十歳の原点」のなかの随所にでています。
624 :
吾輩は名無しである:05/03/17 03:08:34
620さん。その方を私はちっとも可哀想な人とは思いません。立派な美辞麗句の下、一般の無この人達が犠牲となりお亡くなりになったのですから。ここで定期に精読を促す方ならご存じのはず。篤き思いと友情の美辞麗句の下、真実を語れば今掌中にある全てを喪失することをー
625 :
吾輩は名無しである:05/03/17 21:57:49
人間って一体何なのか。生きるってどういうことなのか。生きること生活すること、
私はどの様に生きていくのか、あるいは死ぬのか。
このような問いかけを、彼女は自らに課していた。ある意味でこの問いかけは、人の
命が有限である限り、根源的な問いとして存在し続けるテーマでしょう。
「二十歳の原点」の問いかけている課題は、今の私には酷く重い。
626 :
吾輩は名無しである:05/03/17 22:01:09
296 名前:この板の主役 ◆OZ/B6fTcn6 :05/03/17 20:57:30
そろそろ暖かくなって、
屋外でのsexも可能になってきたな。
627 :
吾輩は名無しである:05/03/18 01:42:18
暖かくなってきてこの手のバカが目を覚ます、
628 :
吾輩は名無しである:05/03/18 09:28:05
624 ??????????
629 :
吾輩は名無しである:05/03/18 13:53:27
高野さんの時代に活躍されていた方だと、もう随分な年齢でしょう。
人生80年時代とはいえ、50歳代後半では前途洋洋とは行かないでしょう。
なのにいまだに酔っているとは。
630 :
吾輩は名無しである:05/03/18 15:56:57
後追い自殺する人が出て、ご両親は本を出したことを後悔してるようなことを
聞いたことがあるけど・・・。この人のことは、TVやラジオではタブーだね?
映画も見てみたいけど、無理だろうなあ・・・
631 :
吾輩は名無しである:05/03/19 22:30:46
吾輩は名無しである
632 :
Ryou-Shou-Ka:05/03/20 23:16:45
当時、全共闘の一派である革共同は、革マル派と中核派に分裂していった。「青春
の墓標」の奥浩平は革マル派に、その恋人である中原素子は中核派へと投じたため、
奥は中原への接点を見失ってしまう。当時の学生運動の特徴は、分派行動をとる裏
切り者に対しての徹底的な攻撃性にあった。奥は、分派行動をとる中原を非難しな
がらも、中原への思いを断ち切ることができない。ここに、identityにおける極度
の分裂を見ることができる。ともに奥にとっての生の拠り所であった闘争と恋愛と
が見事に分裂してしまっている。
高野にもその性向はあった。日記の終局に向かって、高野は次第にその攻撃性を高
めてゆく。しかし奥とは違い、高野は極限にまで達することができない。彼女は、
闘争に身を投じながらもふと我に帰ってしまう。最期の際にいたるまで持ち続けた
そのような彼女の戸惑いと可憐さがなお私達の胸を撃つのだと思う。
633 :
Ryou-Shou-Ka:05/03/20 23:56:46
「革共同」と言ったのは違っていたかもしれません。何しろ、紛らわしい名前が
矢鱈にありましたので・・・。間違えていたら御免ナシテ。
634 :
吾輩は名無しである:05/03/21 01:30:40
じょじょj
635 :
Ryou-Shou-Ka:2005/03/21(月) 16:17:47
もう少し続けましょう。男女が入れ替わっているけれど、高野の中村に対する想い
は、ちょうど奥の中原に対するそれに重なって映ります。中原は自らの主義への拘
りから頑なに奥を拒みますが、それは必ずしも中原の主義に対する忠誠ゆえからで
あったとは思えない。中原にとって、奥の想いは予想を超えるものであり、中原を
たじろかさずにはおかないほどの激しさだったのだろう。
中村にしても、高野の全存在を委ねるかのような問いかけには、とてものことに応
じかねた節が伺える。中村は確かにしょうもない男ではあったけれど、この時点で
の高野の問いかけに応じ得た男性は存在したであろうか。高野は、自らの求めるも
のが中村を含め一般の男には求め得ないものであることに気づいていたのではない
かと思われる。
しかしそれでも求めないわけにはいかない。そこには、おのれの全存在を賭けざる
を得ない恋愛の不可思議さと、そこに初めから運命づけられた不可能性を感じてし
まう。相手がいないと成立しないはずの恋愛が、実はその本質は、自らのidentity
の追求でしかないという単純なエゴイズムであり、恋愛における相対性と相反して
しまうからである。
636 :
吾輩は名無しである:2005/03/22(火) 17:24:31
しかし奥とは違い、高野は極限に達することができない。彼女は、闘争に
身を投じながらもふと我に帰ってしまう。
この様な高野さんが何故自殺したのでしょう。
「しあんくれーる」で、Birdは流れてたのかなー。今聴いてるンだけど。
墓参りしてから約一年。何とか生きてる。酒はホワイトからトリスに替わったけど。
この一年殆ど『原点』読んでない。あの闇に引き込まれそうで怖いから。
638 :
Ryou-Shou-Ka:2005/03/22(火) 20:05:02
>>636 私の推察をこのボードの149と152に載せています。
よろしければご覧下さい。
639 :
吾輩は名無しである:2005/03/22(火) 21:28:52
貴方は、ワンゲルの先輩の事が、高野さんにとって決定的な事象となったと言って
いるのですね。
そうでしょうか、日記のページ数は彼女の立命館闘争への関わりかたに比している
のではと思いますが。唯、自殺の原因は、三郎氏も仰っているようにこれが原因と
断定出来るものはないと言うのが本当のところでは・・・・・
私のレベルでは、経験も感性もあまりに違いすぎるので言えませんが。
640 :
Ryou-Shou-Ka:2005/03/22(火) 23:10:06
>>639 勿論、本当のところは他人が伺いしる外です。私達にできることは、残された日記
から、私達自身にとっての真実を読み取るということです。それは絶対的な真実で
はなく、あくまでも相対的なものでしかない。その中で、自殺の要因を推察しよう
とすることは、犯人探しが目的ではなく、高野さんが生きて死んだ途をたどること
から、私達自身の途を、その前途を、指し示すよすがになるだろうと思うからです。
641 :
吾輩は名無しである:2005/03/23(水) 00:44:19
>>当時、全共闘の一派である革共同は・・
うーん、こういうのって、違うんだよなあ・・
642 :
吾輩は名無しである:2005/03/23(水) 05:09:30
奥浩平が「中核で」中原素子が「革マル」だったのでは?
今手元に「青春の墓標」ないので間違っていたらごめん。
本当に党派の抗争が厳しくなったのは、全共闘以降でしょう。
高野さんがぶつかっていた、「大学とは」「学問とは」という課題は
今も、課題として存在し続けていることは間違いありません。
643 :
吾輩は名無しである:2005/03/23(水) 17:42:56
悦子の三位一体本、新品で(σ´・ω・)σゲッツ!!
難しい
645 :
吾輩は名無しである:2005/03/24(木) 08:41:19
「人間は考える葦である」
高野悦子も考え行動し、そしてまた考え行き着くところへ行ってしまった。
どの様な時代に生きるのか選択は出来ないのですが、激しいけれど何か迫って
来るものがあった時代ですね。
646 :
Ryou-Shou-Ka:2005/03/24(木) 23:45:03
>>642 あなたが正しいようです。奥の日記の中に、奥らのグループが早稲田の革マル派を
襲撃した、と書かれていたような記憶があります。
647 :
吾輩は名無しである:2005/03/26(土) 12:13:18
死に損ねた
だが今度は
さぁ実行する
648 :
Ryou-Shou-Ka:2005/03/26(土) 17:11:11
>>639 私も、死の直前まで彼女がこの事件のことを意識していたとは思いません。
ただ、自死に至るまでには彼女は、自分を繋ぎ止めるものがこの世には何も
ない、という強い寂しさを感じていただろうと思われ、私はその寂しさを
identityの喪失そのものであると見ます。そしてその端緒として事件が関
わっていたことを疑いません。
649 :
吾輩は名無しである:2005/03/26(土) 19:30:12
うつ病でもあったのでしょう。
650 :
吾輩は名無しである:2005/03/27(日) 11:40:39
大学側で卒業を認めてくれなくともよい。後2年間自分にとってしっかりした何かを
つかみたい。それがパゾリーニのいったように「真実と人間」かもしれない。
そういう意味で大学(現在の)は私にとって最適の体系をとっているとは思はない。
「すべては階級闘争である」然り。しかし、本当にそうであろうか?私はこの意味
においてアナーキストにひかれる。
651 :
吾輩は名無しである:2005/03/27(日) 16:43:58
限りなく透明に近い自分・・・高野悦子に近づく。
652 :
吾輩は名無しである:2005/03/27(日) 21:02:45
>>648 identityの喪失、確かにそうでしょうね。
高野さんは学び考え行動し、自分の生き方を問い詰めていく人だった。
そしてその思いが伝わる人を探し続けた人でもあった。
653 :
吾輩は名無しである:2005/03/28(月) 10:58:29
高野悦子さん35年以上も前の人なのに、日記は読むと感じさせられることが
多いですよね。
彼女も、今みたいに平和な時代だったらもっと違う学生生活を送れただろう
にね。もう桜の季節で新入生の季節だ。
654 :
吾輩は名無しである:2005/03/30(水) 01:53:31
吾輩は名無しである
655 :
吾輩は名無しである:2005/03/31(木) 18:31:40
>>653 のこの破綻した文章を文学板の皆様にみてもらいなさい。
高野ちゃんも泣く罠wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
この後にresuがつけば
>>653の非論理を解説する。でもこうした人をも受け入れてしまうのがやはり高野悦子さんなのでしょうかね?
656 :
吾輩は名無しである:2005/03/31(木) 18:42:06
>これって何と読むの?>Ryou-Shou-Ka
657 :
吾輩は途方に暮れている:2005/03/31(木) 21:39:09
655
653のどこが破綻した文章なのでしょうか?
どうも 頭の良い人達のノタマウ事は難しくて・・・・
658 :
Ryou-Shou-Ka:2005/03/31(木) 22:23:30
>>656 別に意味はありません。凌宵花・・・花の名です。
659 :
吾輩は名無しである:皇紀2665/04/01(金) 12:53:51
653は非論理ではなくて、飛躍しているのでは・・・・・
高野さんの詩的世界も自由な想像の世界ですね。
660 :
1:皇紀2665/04/01(金) 19:31:49
学生運動とか時代背景とかヌきにして、
高野悦子の一人の女の子の日記の部分に惹かれる。
学生時代に恋をした女性と重ねてみたりして。
そして今の孤独を噛み締める。
高野悦子の笑顔と、昔の女の思い出で、ひとり寂しくヌく。
662 :
吾輩は途方に暮れている:皇紀2665/04/02(土) 01:13:13
私は653に同意するけどなあ。
非論理って・・・言ってる意味がよくわかんない。
663 :
吾輩は名無しである:2005/04/03(日) 05:47:38
>>660 は他のスレにも出現してよほどおヒマな人ののですね。(具体的ではない書き込み)
一人語りの書き込みは 主義主張板へ ドウゾー
662
意味がわからなければ書き込みしないのが一般通念です。この時点で貴殿はOUT
664 :
吾輩は名無しである:2005/04/03(日) 19:03:09
俺は死ぬ
665 :
吾輩は名無しである:2005/04/03(日) 21:00:59
この板もだんだんツマンナイ内容が増えたな。
しばらくサヨナラ。
666 :
吾輩は名無しである:2005/04/03(日) 23:13:06
昨日、ふと思い立って青春18切符で西那須野に行ってきた。
高野さんの墓参りをしようと思い、駅近くの宗源寺に向かったんだが、墓所を2周しても見付からなかったよ。
場所が違ったんだろうか?。
667 :
吾輩は名無しである:2005/04/03(日) 23:27:01
少し前に「二十歳の原点」はテレビではドラマ化はタブーになっているという書き
込みがありました。
何故タブーになっているのでしょう不思議ですね。理解できません。
タブー解禁はNHKがやったらどうでしょうか。これぐらいの事をやったら不払い収ま
るかもしれません。
「二十歳の原点」映像化 監修上野千鶴子・道浦母都子でどうですか。
668 :
吾輩は名無しである:2005/04/04(月) 17:37:33
>>663 このスレだけ直リンしてるから、他のスレに書いたことはないよ。
何で君すぐつっかかってくるの?
ひとり語りしたらダメなのか?
下ネタが気にいらないのか?
そんなに煽らないでくださいよ。頼むよ。
さみしいなあ。
相手にするな。バカがうつるぞwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
670 :
吾輩は名無しである:2005/04/04(月) 21:31:23
一人一人の想いが大切でしょう。そしてできたら論点を明確にする事も大切ですね。
「二十歳の原点」が軸ですから。高野さんが考え行動した事を、私は考え抜きたいと
思います。時代も状況も違いますが、生きるという意味を問うという事は大切な事で
しょう。彼女は、自己が生きた時代を真面目に考え抜き行動した人だと思います。
671 :
吾輩は名無しである:2005/04/04(月) 23:20:42
高野さんのお母さんはお元気なのかな。
昔、学生のころ伺って お会いしたことがあります。
672 :
吾輩は名無しである:2005/04/05(火) 08:40:53
お母様ご存命なら80歳を超えておられますね。三郎氏は時々消息が報告され
ていましたが、母上の方は消息について余り聞けませんね。
どの様な方でしょうか、悦子さんに良く似た方でしょうか。
肥大化した自意識の化け物にハァハァするYO
674 :
吾輩は名無しである:2005/04/07(木) 01:39:27
ああ
675 :
吾輩は名無しである:2005/04/07(木) 14:10:46
今日は入学式、新入生がはちきれそうな顔をして歩いてる。
だけど1年も経てば疲れた顔になってしまうのにね。
高野さん、1回生の時遣りたい事が沢山あったし立命館に期待感が
一杯だった。
676 :
吾輩は名無しである:2005/04/08(金) 00:46:17
僕たちは、「高野悦子」に恋してた。
もう 30年以上前のことだけどね。
677 :
吾輩は名無しである:2005/04/08(金) 14:53:51
高野さん団塊の世代ですよね、この世代はある意味で時代を作ってきた世代
だけど、結局あまり何も残さなかったのかな?
大学だって殆ど何も変わらなかった、むしろ今の方がどんどん変わって行って
るよ。
高野さんが一生懸命読んでいた本、余り読まれてません。
時代云々は単なる状況に過ぎんからね。あの手の女性はいつの世でもいるよ。
ああいった人は、今ならそうだな、ブログでポエムや日記を公開するタイプだね。
そうやって狭い仲間内で祭り上げられることで充分救われるんだ。
679 :
吾輩は名無しである:2005/04/09(土) 23:57:30
そんで、オナニーしてるって言いてんだろが、
どっこい、悦子は未通娘じゃ無かったんだぜ。
ぱっこんぱっこんやってたんだぜ。
680 :
吾輩は名無しである:2005/04/10(日) 02:57:49
人は生まれた時から、男は女を、女は男を求める。エディプス・コンプレックス
をもちながら男は女を求め、女は男を求めてさまよう。
681 :
吾輩は名無しである:2005/04/10(日) 19:53:17
高野悦子、彼女は立命館の日本史へ思いをこめて入学した。
立命館日本史は、当時独特な評価があったみたいですね、京大や同志社よりも
在野史学として評価されてたみたいなところがあった。
彼女は学問を信じ、ある意味での立命館日本史を信じた、そこを持ち続け生き方の
問題まで追及したので行き場がなくなったのでは?
682 :
Ryou-Shou-Ka:2005/04/10(日) 21:10:37
このボードが賑わいを示す理由のひとつは、彼女のセックスにある。野卑で
露骨な書き込みもあながち的外れとは言えない。まことに高野悦子の『生』は
『性』でもあった。問題のきっかけはあらためて小林との事件に立ち戻る。現
在であれば立派にセクハラ事件として立件可能であると思われるこの一件で彼
女は、小林を軽侮し憎みながらも、内在するセックスへの誘いを理由としてむ
しろ自責の念を持ってしまうのである。そのことが結果的に彼女自身をおとし
いれてしまったこの事件の最大の問題点であったのだろうと私は思う。
その後、彼女がたどる苦闘の過程を、私は、喪失したidentityの回復の試み
と捉えたわけだけれど、それは、彼女自身が『性』の扱いにおびえ、もてあま
し、空虚と寂寥の象徴そのものととらえてしまう過程を映しているようにも見
える。
この世に「正しい『性』の出会い」なるものがあるとは思えないけれど、彼
女の場合はまことに不運な出会いであったとしかいいようがない。
>>666 本地から少し離れた所にあるよ。俺も必死に探したよ。
見つけたときは嬉しかったというより、唯、ボーゼンとしてしまった。
現実を目の当たりにしてしまったという感じかな?
684 :
吾輩は名無しである:2005/04/11(月) 12:20:53
>>682 セクハラ事件にはならないのでは、酒に少々酔っていたとはいえ、何もしない
よという言葉を素直に信じ二人でホテルに入ってしまったのでは。
こんなに真面目で素直な人って、今の学生でそんなにいないよ、学問に対し
ても真剣に向き合っていたしね。だけど出会いとしては不運だったよね。
685 :
吾輩は名無しである:
団塊の世代の特集NHKでやっているよ、この世代はある意味で日本を作ってきたの
かな。
だけど思い込みの強い世代だよね、高野さんも行き続けていればこんな世代になっ
ていたのだろうか。