イプセンかストリンドベリかバーナード・ショーか

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1吾輩は名無しである
芥川賞バブルで浮かれるこんなときだからこそ文学板のど真ん中を。
三人とも近代劇の創始者とされているおかた。さあ、誰が勝ち組か。

イプセン(1828-1905)
→ノルウェイの劇作家。代表作に「人形の家」「ヘッダ・ガーブレル」。
ストリンドベリ(1849-1912)
→スウェーデンの劇作家・小説家・錬金術研究家。代表作に「令嬢ジュリー」「死の舞踏」。
バーナード・ショー(1856-1950)
→イギリスの劇作家・批評家。代表作に「人と超人」「ピグマリオン」。

ちなみに同時代の劇作家にはチェーホフ(1860-1904)、ゴーリキー(1868-1936)がいる。
ひとりだとレスがつかないと思われるので、三人まとめてどーんといきます。
近日中に「ラシーヌかコルネイユかモリエールか」を建設予定。
2吾輩は名無しである:04/01/30 11:23
バーナード・ショーはコリン・ウィルソンが高く評価してたっけ。
彼の処女作にして最もスリリングな著書「アウトサイダー」では
サルトル、カミュ、ヘミングウェイ、T・E・ロレンス、ゴッホ、ドストエフスキーなんかと共に
鮮やかな手腕でそれぞれのアウトサイダー性を浮かび上がらせてたよ。
3吾輩は名無しである:04/01/30 11:42
スレ立てたら責任とって最低50位までは維持しろよ
>>3
そういう命令口調はいくないと思うよ。スレの内容にも関係ないし。
みんな明るく楽しくやっていこうよ。ねっ。
>>1
で、わたしはスレタイの3人は詳しくないけど、わたしはチェーホフが好き。
さりげなく飾らないのに深いところなんかにひかれます。
ストリンドベリはかなり激しい台詞のやりとりがあるんでしたっけ?
5吾輩は名無しである:04/01/30 11:57
しかし美香は戯曲が好きだな
6吾輩は名無しである:04/01/30 12:06
>>2
たとえコリン・ウィルソンが評価していようが……日本の現実は。
このスレは三人のうちでだれが勝ち組かを決める意味合いもあるんだけど、
日本の場合、現在、新刊書店で買えるバーナード・ショー作品はひとつもなし。
ストリンドベリは自主制作本で「死の舞踏」が読めるのみ。
(参考)http://www.honco.net/richiesta/books/010.html
比してイプセンは……。岩波文庫でも読めるし、現在買える全集、選集もある。
ぶっちゃけ現在の日本ではイプセンの一人勝ちなのだ。

>>3
まかせてください。名スレに育ててみせますから。

>>4
わたしもチェーホフは好き。「かもめ」が特に。
そう、激しいセリフのやりとりがあるのがストリンドベリ。よくご存知で。
簡単な特徴を書いてみると。

イプセン=常識人。演劇で社会問題(たとえば女性問題)を考えようとした。
ストリンドベリ=狂人。妄想狂。おんなが大嫌いで、大好き。華々しい離婚暦。
バーナード・ショー=皮肉屋。嘲笑家。人間なんてバカばっか。
7吾輩は名無しである:04/01/30 12:36
バーナード・ショーっていえば確かチェスタトンと何か関係が
あったはずだが忘れた。
8吾輩は名無しである:04/01/30 13:01
ショーの作品で面白かったのは『聖女ジョウン』と『ピグマリオン』だけでした。
それ以外は、ひどくつまらなく『メトセラに還れ』では人類は200歳まで生きるように
進化すべきと言う主張を出していた。
『インタビューズ』でそのことを記者に質問されたフロイドがその質問を
完全に無視して別のことを答えていたのには笑った。
>>7
ショーとチェスタトンが初めて会ったのはロダンのところで、その時は
ショーはお喋りだったが、チェスタトンはほとんど喋らなかった。
チェスタトンが評論を書き始めた時、ショーは「あなたは誰ですか?あなた
は天才です」と手紙を書いた。
ショーがシェイクスピアを批判したら、それに対しチェスタトンが『残念ながら
私はショーです』という題で反論。
それから、彼らの交友と論戦が始まった。
そして『バーナード・ショー』という本をチェスタトンが書き、ショーは
「特に私の影響を受けていないのが良い」と返事を書いた。
ちなみにショーの薦めでチェスタトンは戯曲を書いている。
思想的には正反対だったけど、友人でもあり一緒に短編モノクロ映画にも
でたらしい。
ちなみに彼ら二人は「ショータトン」と呼ばれた。
9吾輩は名無しである:04/01/30 13:15
ほら、やるよ。欲しいやつは勝手に拾え。

Do We Agree? A debate between G. K. Chesterton and Bernard Shaw
ttp://www.dur.ac.uk/martin.ward/gkc/books/debate.txt
10吾輩は名無しである:04/01/30 13:23
美香の文体って分かりやすいな
11あぼーん:あぼーん
あぼーん
>>6
いえいえ、全然詳しくありませんよ。
ストリンドベリは1〜2作しか知らないですから。
イプセンは昔から日本での受容は良かったようですね。
ショーとかピランデッロなんかは受け入れにくい風土なのかな・・・

検索してみたら、コリン・ウィルソンとチェスタトンの二人は
ショーについて評論を書いているんですね。ちょっと興味出ました。

>>10-11
できればスレに沿ったレスをお願いしますね。どうか楽しませてください。
13吾輩は名無しである:04/01/30 14:02
結局美香スレだったのかよ。ばっちい女だよ美香は。
14吾輩は名無しである:04/01/30 14:25
できれば文体を変えたレスをお願いしますね。どうか楽しませてください。
15吾輩は名無しである:04/01/31 10:59
>>8
貴重な情報、ありがとう。
バーナード・ショーはまだ「人と超人」と「ピグマリオン」
(「ベスト・オブ・ショー」所収)しか読んでない。
でも「ピグマリオン」が想像を絶しておもしろかったので、
急いで白水社の「バーナード・ショー名作集」を取り寄せたところ。
どうしてもいま読みたかったのでかなり値がはった。
送料をいれて3000円くらい。今日から読み始める予定。
わたしはショーの皮肉で嘲笑的な人間描写が大好き。
「名作集」に入っているのは「カンティダ」「悪魔の弟子」「聖女ジョウン」「デモクラシー万歳!」。
あと岩波文庫「分らぬもんですよ」も買った。これも高くついた。
『メトセラに還れ』は原文で読んだのかな。邦訳があるのかどうか。

>ショーがシェイクスピアを批判したら
そう、バーナード・ショーといったら有名なのがシェイクスピア批判。
たしかに「ピグマリオン」のような傑作を書けるのだからその発言は重い。
でも、よく知らないんだけど、ショーはシェイクスピアのどこを批判したの。
もっとも批判はシェイクスピアへの愛の裏返しだと聞いたこともあるけど。
知っていたら手短でいいから教えてください。
エリオットはシェイクスピアの登場人物の感情動機がおかしいとか主張していたようだけど。
16吾輩は名無しである:04/01/31 11:03
だれストリンドベリって? お答えします。
完全に現代では埋もれてしまったスウェーデンの作家、ストリンドベリ(1849-1912)。
その名をはじめてわたしが目にしたのは山本周五郎の「青べか物語」。
主人公がストリンドベリの「青巻」を愛読していた。
山本周五郎や葛西善蔵が愛読していたらしい。
というのもストリンドベリブームというのが、はるかむかし大正時代にあったそうで。
どんな作家と聞かれたら、うーん、現代では柳美里を思い浮かべてくれたら、
だいたいあんなイメージ。
「鶏が先か卵か先か」になるけれども、意識的にか無意識的にか男女関係の修羅場
を自分で作ってしまう、その血みどろの体験から創作をするというタイプ。
書くものはおもしろいけど、間違っても一緒に暮らしたくない、そばによるなシッシッという(w
だから非常に2ちゃんねる向きな作家だと思うんだけど。
17吾輩は名無しである:04/01/31 11:11
>>12
>ピランデッロ
「作者を探す六人の登場人物」の作者ですね。
ショーのつぎに読もうかと思っています。
それにしても博識だな。なんで近代劇なんていうマイナーなジャンルに関心を?
わたしなんて古本屋で「ストリンドベリ名作集」を見てはじめてその存在を知ったのに。
そういえば木下順二がどこかで言及していたなとそこで思い出して。

イプセンとストリンドベリというのは並べられて論じられることが多い。
だけど、いま見るとイプセンは残って、ストリンドベリは見事なまで消えた。
つまりイプセン作品は現在多種入手可能なのにストリンドベリはほとんど入手不可。
なぜか。イプセンのほうが教育的なせいだと思う。常識的というのか、学校演劇になるというのか。
ストリンドベリはやばすぎる。取り扱い不可、精神病患者措置入院といったおもむきがある。
ストリンドベリは創作をしなかったら間違いなく犯罪者になるタイプだから。
18吾輩は名無しである:04/01/31 11:13
美香頼むから糞スレたてるな
少しは他人の迷惑を考えろ
19吾輩は名無しである:04/01/31 11:17
そんなストリンドベリ作品で現在唯一入手可能なのが「死の舞踏」。
「死の舞踏」というのは実際に中世にあったダンスの名前。
軽快で複雑なステップに夢中になっているうちに、骸骨の姿をした死神に導かれて、
墓場に連れて行かれてしまう、そういうダンスがこの戯曲のタイトルです。
それに名前負けしない、これはおそろしい戯曲です。
ほんまもんのキチガイはどえらいものを書くんだなぁと寒気すらします。
ドストエフスキー的な登場人物がわめきちらす地獄絵図。
ストリンドベリは「一脚のテーブルと二、三脚の椅子さえあれば、
そこに人生のもっとも深刻な劇を展開させてみせる」と言ったそうですが……。
内容は延々と続く夫婦喧嘩――。
島尾敏雄「死の棘」の上をいく悪魔的な作品。
9・11自爆テロのあとにブロードウェイで上演されて、
ブロードウェイ復興のきっかけになった作品だとネット検索で知りました。
十分に現代的なドラマということです。
ただし当時の評論家に、こんなだらだらとつまらない戯曲はない、
と酷評されたことも付記しておきますね。

もしストリンドベリが気になったらぜひご一読を↓
http://www.honco.net/richiesta/books/010.html
20吾輩は名無しである:04/01/31 11:18
>>1
βακα..._〆(゚▽゚*)
21あぼーん:あぼーん
あぼーん
22吾輩は名無しである:04/01/31 11:21
英潮社がだしている「現代演劇」シリーズの
「バーナード・ショー特集」を読んだ人いる?
参考になるのかな。
「アーサー・ミラー特集」はあんまりだったけど。
バーナード・ショーを論じたもので、
入門者にもわかりやすいものがあったら教えて。
当方、シェイクスピアぐらいは読んでいます。
もちろん日本語で。
23吾輩は名無しである:04/01/31 11:27
どうして美香は自分勝手なスレを立てるの?
2ちゃんはお前の私物じゃないんだ
24吾輩は名無しである:04/01/31 11:29
ギリシア悲劇スレも山頭火スレも中途半端
美香が立てたせいで糞スレになっていい迷惑
他の人が立ててたらまた違った結果になってただろうね
25吾輩は名無しである:04/01/31 12:01
なにこのスレ
26あぼーん:あぼーん
あぼーん
27あぼーん:あぼーん
あぼーん
28吾輩は名無しである:04/01/31 13:27
何で美香みたいな汚らわしい生き物が存在するの?
29あぼーん:あぼーん
あぼーん
30吾輩は名無しである:04/01/31 22:25
演劇板にいけよ
31吾輩は名無しである:04/02/01 03:43
>1は削除以来出して来い
自分のすることに責任を持て
32あぼーん:あぼーん
あぼーん
33吾輩は名無しである:04/02/01 06:20
うんこ
34吾輩は名無しである:04/02/01 11:46
糞スレ認定
35吾輩は名無しである:04/02/02 13:51
 ∧∧ ∧∧ ∧∧ ∧  ハァァァ               ∧         ∧∧ 
( (-( -( -( -д ( -д)     (( (\_ ∧ ∧ ∧ ∧ Д)っ     ( つ ゚Д゚) ヘッポコカンフー!!
(つ(つ/つ//  二つ      ⊂`ヽ( -д- ) _)д-) )  ノノ     \ y⊂ ) 
) .| /( ヽノ  ノヽっ        ⊂\  ⊂)  _つ          /    \ 
∪∪とノ(/ ̄ ∪        (/(/∪∪ヽ)ヽ) ノ   アタッ     ∪ ̄ ̄ ̄\)  
                    ∪ ̄(/ ̄\)  アタッ!   アタッ!
36吾輩は名無しである:04/02/03 11:41
悔しい。
ショーの「聖女ジャンヌ・ダーク」が目的で
「ノーベル賞文学全集」を購入したら……。
これって名作集に入っている「聖女ジョウン」とおなじなんだ。
なんだよ。ころころタイトルの翻訳を変えるなよ!
かたいっぽが福田恒存訳で、もうひとつが小田島雄志訳か。
シェイクスピアといい、このふたりはよく重なる。

福田恒存がお薦め戯曲に「聖女ジャンヌ・ダーク」をあげていたから楽しみだったのに。
「聖女ジョウン」のことだったしは。気づかないわたしがバカなのかな。
どっちの翻訳で読もうか迷う。
37吾輩は名無しである:04/02/03 11:48
220 名前:美香 ◆FE5qBZxQnw 投稿日:04/02/02 23:06
>>217
それなに?

>>219
山頭火文庫はばりばり入手可能です。
文庫だからとわたしも書き込んだりしていたり。
本に書き込みなんてしたのはこれだけ。

今朝、ここに書き込んだのが良かったのだと思う。信じている、そうに違いないと。
出先でふいと立ち寄った古本屋で「ノーベル賞文学全集20」を600円でゲット。
著者は「イェイツ・ショー・オニール」。
バーナード・ショーの「聖女ジャンヌ・ダルク」(福田恒存訳)はこの全集でしか読めない。
ユージン・オニールの「喪服を着たエレクトラ・毛猿」まで収録されているとは。
現在、上記のオニール作品を読もうとすれば一万円ぐらいかかる。「名作集」で。
嬉しくて仕方がない。誰にかわからないけど、ありがとう。
全集、大好きです。
38吾輩は名無しである:04/02/03 12:38
マイ・フェア・レディ
39吾輩は名無しである:04/02/03 14:32
ぶばー
40吾輩は名無しである:04/02/03 17:29
マイ・フェラ・レディ
41吾輩は名無しである:04/02/04 11:03
このスレいらね
>ストリンドベリはやばすぎる。取り扱い不可、精神病患者措置入院といったおもむきがある。
>ストリンドベリは創作をしなかったら間違いなく犯罪者になるタイプだから。
そうなんですか・・・このひとには共感できますか?
43吾輩は名無しである:04/02/06 09:52
美香頼むから糞スレあげるな
少しは他人の迷惑を考えろ
44吾輩は名無しである:04/02/06 09:58
最悪のスレ
45吾輩は名無しである:04/02/06 10:11
見えます、見えます。

自分のレスに自分でレスをつけてスレを上げ続ける姿が。
精神病患者措置入院した方が良いかと思われます。
46美香 ◆FE5qBZxQnw :04/02/06 11:15
>>42
共感というより……、自分はやっぱりキチガイではなかったのかという落胆が。
47吾輩は名無しである:04/02/06 11:19
>>45

h a g e d o u
48吾輩は名無しである:04/02/06 12:16
>>46
お前はただの馬鹿だ
>>46
>共感というより……、自分はやっぱりキチガイではなかったのかという落胆が。
自分で「キチガイではないか」と思うキチガイはいないと思われますが。

>ストリンドベリはやばすぎる。精神病患者措置入院といったおもむきがある。
ちなみに、このスレ等で美香さんに粘着されている名無しの方にも
上記のようなストリンドベリ的傾向があると考えられるでしょうか?
50吾輩は名無しである:04/02/06 15:18
      !!                   _>-t‐...、
ヾ、        〃        _. -ァく:::::〃ヘ::::::\
                  _ ‐-′, 二ヽ::!!::::::ゝ、:__}
    し 頭        /  /  丶ヽ:ゞ;、_:-く
    そ が        j  // | |リノハヽ}丶::二::::イ_
    う フ        /   { ノノ_  ,r !/― リ从ヾ`
=  だ  ッ  =    {  ノノヘ'´:::/´_..、--―┴ヘ        !!
    よ ト          ) r'〃 ̄ ̄ ̄    __.-<\} ヾ、          〃
    お │        / j/{:.|l  _....--―T ̄ .._   |
     っ       (( r' ハ:.ゞ_、´ソ:!   |     `T "j    歩 こ 繋 S
     っ          ))  r、:.:.:.:.:.:.:.:j   |/   ノ !  /   く ん が H
〃        ヾ、   ((  {三:::::.:.:.:.イ    j     ! /=  な な  っ  I   =
     !!       ヾ、_.ノ´:.:.:::::::/    /     ! /      ん 街 た N
              r':.:..:.:.:.:.:.;r' `ニ´ /     '/_    て 中 ま と
            /ゝ、_/!{   ∠     { \ `ヽ       ま
             ! : : : /  ヾ /  \ヽ二二ン ト、 / 〃         ヾ、
             ! : r'´   /      ヾ\  \ \      !!
            r┤  _イ    _.\    |. \   ヽ \
            ヘ_ゝ∠:_ノー<´:::::::::\  |:.  \   !   ヽ
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                 l::::::::::::::::::;:イ、_/:::|       〉|!    |
                    l:::::::::::::::f|≡!|::::::|    / !|    j
                      l::::::::::::ノj≡{|:::::::|   /   | |   /
                   l::::::::::{´  ソ::::::::|  {   l ! /
こんな日常体験
51吾輩は名無しである:04/02/07 13:24
ジサクジエンっていいですね。(・∀・)
52吾輩は名無しである:04/02/07 14:24
美香は豚女
53吾輩は名無しである:04/02/07 16:46
ひ、ひどいです。弦之介様。
   , -‐- 、      , -‐- 、ヘ  
  ( 、,、,、,、)    (从 从 ヽヽ <しっかり見とけよ。俺を毒で殺したくなかったらな
 ∞||*;ヮ;リ    (’∀’り丿、),.-‐‐-、_
  |リヽy/ヽ    ((( ( \ . (^(、ノ`ヽ、 ) 
  /__lっ=l_o     .) ィ⌒`ヽ咋#゚ ヮソ<弦之介様ぁ、陽炎は本望にございます。ア、ア、ア!
   |  /       儿と、_入`_,つ λ う
54吾輩は名無しである:04/02/08 14:03
55吾輩は名無しである:04/02/12 08:30
age
56吾輩は名無しである:04/02/12 08:39
糞スレあげるなボケ
57美香 ◆FE5qBZxQnw :04/03/06 09:50
やばい、もうすこしで落ちるところだった。
それにしてもほんとレスがつかないのね……とほほ。

三人のなかでつきあうならイプセンかな。
作品はいちばんつまらないけど、常識がありそう。
バーナード・ショーとつきあうと鬱病になりそう。
ストリンドベリと激しいつかの間の恋も悪くない、が、あとが怖い……。
58吾輩は名無しである:04/03/06 09:51
美香と付き合うと性病になりそう
59吾輩は名無しである:04/03/22 00:34
すれ鯛よいと思いまつ。
話題についていけないから、
って余計なレスつけやがって。。。
60吾輩は名無しである:04/03/22 00:37
ストリンドベリに一票。。。
61吾輩は名無しである:04/03/22 00:40
『令嬢ユリェ』再読中。(岩波文庫)
62吾輩は名無しである:04/03/22 00:43
岩波表記では、「ストリンドベルク」。。。
63美香 ◆FE5qBZxQnw :04/03/22 00:48
>>59
ありがとう。いま「オニールか」もつけとけばよかったと後悔している。
イプセン、ストリンドベリ、ショーの影響を強く受けたのがアメリカのオニール。
アメリカ演劇の父と呼ばれるまでになった。
私見ではオニール>ストリンドベリ>ショー>イプセンです。

>>61
その作品にはストリンドベリも並々ならぬ思い入れがあったらしい。
とくにこだわっているのは休憩(幕間)がないところ。
休憩は観客の緊張感を台無しにしてしまうとストリンドベリは考えた。
そこで観客が休憩がなくても集中していられるぎりぎりの時間、
90分を目安にこの戯曲を書いたらしい。
読んでいるうちに異様なほどテンションがあがってくるふしぎな戯曲。
こちらも休憩しないで一気に読みきりたいところ。
64美香 ◆FE5qBZxQnw :04/03/22 00:50
>>62
ストリンドベルイとかストリンドベルヒもある。
検索するときに面倒なんだよね。
65吾輩は名無しである:04/03/22 00:51
ああ、大正時代にはあったね。
スト林土縁ブーム。
(また、「いつから生きてる?」と聞かれる。。。)
66吾輩は名無しである:04/03/22 00:52
わたしゃ、ストリンドベリ>オニール>ショー>イプセンです。
いまのところ。。。
67吾輩は名無しである:04/03/22 01:05
>>66
そう言えるほど、オニールを読んでいない。。。か。

とりあえず、令嬢読みます。
68吾輩は名無しである:04/03/22 01:10
「いつから生きてる?」てのは、
学校で聞かれてたのでつ。
ほんの、面白がらせの類で。

読むので、しばらく来ませんが。。。
69吾輩は名無しである:04/03/22 02:08
読了したけれど。
70吾輩は名無しである:04/03/22 02:11
<お父様は女性に対する軽蔑から、私を半分女に、
さうして半分男にお育てになつたのね。
そうなったのは誰の罪だらう。お父様か、お母様か、私自身かしら。>
71吾輩は名無しである:04/03/22 02:12
旧字体で「活字を組んで」いるので、読みにくいのでつね。
72吾輩は名無しである:04/03/22 02:14
この作品に限っては、イプセンが脳裏をかすめましたが。。。
73吾輩は名無しである:04/03/22 02:14
同時代の空気というか。
74吾輩は名無しである:04/03/22 02:58
戯曲本文より。。。「序」の方が面白いとは。(なんてこった)
75吾輩は名無しである:04/03/22 03:01
『大海のほとり』ストリンドベルク(岩波文庫)も、ここにはあるのです。

やば。チェーホフ読もうとしていたのに。。。
76吾輩は名無しである:04/03/22 03:05
>>72
逆ベクトル的に。
77吾輩は名無しである:04/03/22 08:51
ショーが、今の時代から落ちているのは。。。
日本だけなのでせうか。
78吾輩は名無しである:04/03/22 21:38
閑話休題

>>美香氏
ドイツ、フランス系の戯曲は読まれます?
私は戯曲に詳しくはないのですが、
やはりシェイクスピアは外せないとして、(これは別規格)
ミュッセ、マイヤー・フェルスター、
遡ってラシーヌなどには親しんできました。
オニールは、これから読もうと思います。
『喪服の似合うエレクトラ』購入。
(チャップリンの映画は、それなりに観ているのだけれどなー)

ギリシャ古典悲劇なども、それなりに読んではいるのですが。。。
79吾輩は名無しである:04/03/22 21:39
>>78
ちょいと、支離滅裂ではないか。(自己レス)
80美香 ◆FE5qBZxQnw :04/03/23 20:09
>>61
別の翻訳を「名作集」で持っているのに美品が百円で売っていたから、
おもわず岩波文庫「令嬢ユリェ」を購入。なんかもったいなくて。
『大海のほとり』? いいな。それ戯曲? 小説?
ところでストリンドベリの小説「痴人の告白」を読んだひとはいますか。

>>78
できたらageてください。気がつかないから。
どこかの学者さんが英米の戯曲はストーリー中心、
仏独などはストーリー以外のものを描こうとしていると書いていた。
そうかと思った。わたしはストーリーが好きなのだと。
だから好んで読むのは英米演劇になってしまう。

ラシーヌは岩波からでている「フェードル・アンドロマック」を読んだ程度。
注が多くてうざいというのが第一印象。内容はそれなりにはおもしろかったけど、
どこかお高くとまっているような気がして、それ以上読もうという気には。
ミュッセは名前だけ知っている。
「戯れに恋はすまじ」と「マリアンヌの気紛れ」を積読中。
これおもしろい? ミュッセはシェイクスピアに影響を受けたと解説にあるけど。
マイヤー・フェルスターは名前すら知らなかった。ごめんなさい。
ところで今日、岩波文庫の品切れが大安売りしていたので戯曲を中心に25冊も
買ってきたんだけど、ハウプトマンは読んだことある? おもしろいの?

フランスか。ラシーヌだけ? コルネイユやモリエールはお嫌い?
わたしは三人とも現在新刊で入手できるのは読んでいる。あとは積読。
最近、積読率が高まってきていてダメだな……。
『喪服の似合うエレクトラ』は旧字体の岩波文庫? 高かったんじゃない?
ノーベル文学賞全集のほうが訳が新しくてお薦めなんですけど。
ともあれ『喪服の似合うエレクトラ』はわたしの今まで読んだ戯曲の中で、
1、2位をあらそうおもしろさです。ぜひ読み終わったら感想を!
81美香 ◆FE5qBZxQnw :04/03/23 20:23
その買い物で「思想の達し得る限り(メトセラ時代に帰れ)」も買った。
バーナード・ショー作。うえのほうでヨンダひとがいたやつ。
これおもしろいのかな。旧字体で370ページもある。一日じゃ上演できんでしょこれ。
「喪服の似合うエレクトラ」だっておなじ岩波文庫で240ページ。
これでも上演に7時間はかかるといわれているのに。
ショーにはまっていたころならすぐに読んだんだけどな……。
82吾輩は名無しである:04/03/23 20:25
とりあえず。
『知人の告白』は十年来探しています!(まじ)
発掘されたら、必ずご一報を。
コピー。。。
不可なら筆写します!
83吾輩は名無しである:04/03/23 20:25
あげわすれた。
84吾輩は名無しである:04/03/23 20:28
わわわわわ
『痴人の告白』ね。>>82
85美香 ◆FE5qBZxQnw :04/03/23 20:43
>>84
http://item.easyseek.net/item/14231921/

わたしは昭和5年に出版されたものを近所の古本屋で百円で買った。
ネットで買ってもいいのだけど、1200円か。
このシリーズの文学全集はよく百円で出ているからそれを見つけたい。
86美香 ◆FE5qBZxQnw :04/03/23 20:46
わたしもほしくなってきたな。そんな言われると。買っちゃおうかな。
87美香 ◆FE5qBZxQnw :04/03/23 20:47
>>84
どうする? ネットでは買わない主義?
だったらわたしが買って人柱になるつもりだけど。
88吾輩は名無しである:04/03/23 20:49
>>86
泣!
いーじーしーく利用したことあるのに。
感謝です。
しかし、100円で買うことにはロマンを感じるう。(禁句?)
でも、手が出ちゃうかも。
お先にどうぞ。ありがとうです。
こちらは、お求めになりません?
でしたら、当方で購入を考えます。
89吾輩は名無しである:04/03/23 20:50
うわーーーー!
一冊しかないのお。。。

さがそ。
90吾輩は名無しである:04/03/23 20:51
微妙にレスの時期が前後しておる。
91美香 ◆FE5qBZxQnw :04/03/23 20:53
>>89
どうする? わたし買っていいの? 定価は700円くらいなんだけど。
92吾輩は名無しである:04/03/23 20:57
正直、私も欲しい。
でも、先に見付けたのは。
93吾輩は名無しである:04/03/23 20:57
じゃんけんする?
94美香 ◆FE5qBZxQnw :04/03/23 20:59
>『知人の告白』は十年来探しています!(まじ)
こんなこと言われると買いたくなっちゃう。
いぜんからいーじーにあるのは知っていたんだけど、
もっと安く買えないかと見計らっていた。
あと10年も出会えないことを考えたら、思い切っていま買うけど。
95吾輩は名無しである:04/03/23 21:00
>昭和5年に出版されたものを近所の古本屋で

これは、『痴人の告白』のことです。。。よね?
96美香 ◆FE5qBZxQnw :04/03/23 21:01
ごめん。きみの反応を見て読みたくなった。
定価以上ではめったに古本を買わないわたしだけど、
うーん、「購入する」ボタンを押してもいい?
ちゃんと感想を書くから。
97美香 ◆FE5qBZxQnw :04/03/23 21:02
>>95
そうです。でも訳が古い。旧字体で読みにくい。
98美香 ◆FE5qBZxQnw :04/03/23 21:05
きみの許可が出たら買う。抜け駆けしていたり?
99吾輩は名無しである:04/03/23 21:05
きゃあーーーーーー
100吾輩は名無しである:04/03/23 21:06
してない!

よーいどん、する?
101吾輩は名無しである:04/03/23 21:07
いくよー
いいですかー

102美香 ◆FE5qBZxQnw :04/03/23 21:09
>>100
勝ちました! ごめんなさい。
10年間も探して見つからない本だとは知らなかった。
いつか百円コーナーで見つけて落ち込みます。
103吾輩は名無しである:04/03/23 21:10
ぶー
104吾輩は名無しである:04/03/23 21:10
待ってたのにい。。。
105吾輩は名無しである:04/03/23 21:11
探すもんね。
106美香 ◆FE5qBZxQnw :04/03/23 21:12
さっさと買ってくれれば……。
ごめんなさい。
わざとにんじんを目の前にだして、
よだれをたらさせて横取りしてしまって。
お詫びに丁寧な感想を書きます。

でも今日の新橋古本祭りでこの講談社世界文学全集シリーズは150円で売られていたよ。
この巻はなかったけれども。
107吾輩は名無しである:04/03/23 21:13
貸しなさい。
108吾輩は名無しである:04/03/23 21:14
抜け駆けは出来ない。
つーか、したくない。
109美香 ◆FE5qBZxQnw :04/03/23 21:14
10年間も探して見つからないような本かな……。
あなたいくつ? 

古本屋の百円ワゴンに落ちているのが当たり前の本かと思っていた。
110吾輩は名無しである:04/03/23 21:16
ほほ。大学に入ってから探しました。
111美香 ◆FE5qBZxQnw :04/03/23 21:17
>>108
いいひと。それなのに、ごめん。

いまから料理するのでちょいと落ちます。
112吾輩は名無しである:04/03/23 21:20
いまからオナニーするのでちょいと落ちます。
113吾輩は名無しである:04/03/23 21:22
とうぜんネタはみかちんでつ
114吾輩は名無しである:04/03/23 21:23
料理?
何を作るのだろう。
自分で作るとは、
一人暮らしなのだろうか。
酒のつまみだろうか。

ああ、ちがうスレのようだ。
115吾輩は名無しである:04/03/23 21:26
間男が入ったね。。。
116吾輩は名無しである:04/03/23 21:26
やれやれ。。。
117吾輩は名無しである:04/03/23 21:27
>>115
間男って意味知ってる?
言ってみ
118吾輩は名無しである:04/03/23 21:29
>>116
何をやればいい?
119吾輩は名無しである:04/03/23 21:31
じゃましないの!
120吾輩は名無しである:04/03/23 21:32
まおとこ-ほんだ ―をとこ― 【間男本多】

天明(1781-1789)の頃、江戸深川の遊里で流行した女髷(まげ)の一。髻(もとどり)を男髷の本多髷に似せて高く結ったものという。
121吾輩は名無しである:04/03/23 21:37
間男で出てない?
122美香 ◆FE5qBZxQnw :04/03/23 23:10
名無しさんはどれとどれが同一人物?
ラシーヌ好きのかたと「痴人の告白」で迷惑をかけたひとは同じ?
一行レスが好きなひととの関連もわからない。ま、いいけどさ。

>>112-113
ここは近代劇全般を語るスレです。
自慰的な不条理劇の話題は他で。

>>114
三日分くらい作りました。いろいろと。

間男に入られるとおでこに角が……って知っています?

こんなことがなかったら「痴人の告白」は読まなかったかもしれない。
ネットで注文するのってめんどくさいから。
状態もわからない、時間がかかる、郵便振替、メールのやりとり。
見ず知らずのひとに住所・氏名を知られたくないから、
わたし男性名で古本サイトに登録しています。

おっと語れイプセンをストリンドベリをショーを!
123美香 ◆FE5qBZxQnw :04/03/25 19:46
>>78
マイヤー・フェルスターなんていうからわからないんじゃん!
本国でも無名のはず。なら「アルト=ハイデルベルク」と作品名でいって!
それならぱっと反応したのに。だってマイヤー・フェルスターの作品で
知られているのってこれだけでしょ? 大好き「アルト=ハイデルベルク」。
感動して、おお泣きして、とてもしあわせな気持ちになったことを覚えている。
読んだ当初の感想↓
http://book2.2ch.net/test/read.cgi/book/1058920850/281n
124美香 ◆FE5qBZxQnw :04/03/25 19:53
「痴人の告白」本日、届きました。いや、早い、驚いた。
でも商品を見て、なんだかな。
ハコは汚れているし、カバーも少し切れている、月報なし。
外見、いかにも古本屋百円ワゴンに捨てられていそうな風貌。
定価は580円。わたしの払う金額は送料含めると1610円……。
あー、これが300円くらいで落ちているのを見たら自殺未遂しそうな我が貧乏根性よ(w

さっそく明日読みます!
125吾輩は名無しである:04/03/25 19:59
読めやこの
ゆくもかへるも
わかれては
しるもしらぬも
新橋の駅
126吾輩は名無しである:04/03/25 20:01
125 深読み厳禁。↑
127吾輩は名無しである:04/03/25 20:05
>>122
>わたし男性名で古本サイトに登録しています。

2chで、性別の特定されそうなハンドルにしているのはなぜ?
128美香 ◆FE5qBZxQnw :04/03/25 20:19
>>125
深読みなんて、できません。スレ違いだし。

>>127
聞いて。いまも変な電話があった。
切っても切ってもかけてきた。気味が悪くなった。
そういうのをふせぐため。
電話番号まで登録されてしまうから。
弟の名前にしてある。それときみスレ違い。
129吾輩は名無しである:04/03/25 20:25
>>128
今日は何を飲んでるの?
130吾輩は名無しである:04/03/26 20:05
質問があります。
ストリンドベリの作品で、
富豪の女性と召使の男性が出てきて、
ある日を境にその優劣関係が逆転してしまうという
物語の作品名を日本語とスウェーデン語両方で
教えてほしいのですが、
よろしくお願いします。
131美香 ◆FE5qBZxQnw :04/03/26 21:58
>>130
「令嬢ジュリー」。
132Strindberg ◆8DJG7S.Zq. :04/03/26 22:45
>>130
FROKEN JULIE(令嬢ジュリー)
岩波文庫は令嬢ユリエという題。
133吾輩は名無しである:04/03/27 03:19
>>131 >>132
どうもありがとうございます!
134吾輩は名無しである:04/03/27 19:59
なんだか、タイムリーに『令嬢ユリェ』の質問している人がいるね。(笑)

ところで、美香は『痴人の告白』読んだのかな。
135美香 ◆FE5qBZxQnw :04/03/30 13:56
>>134
>『痴人の告白』
いま読んでいる。ものすごく読みにくい。
戯曲のト書きがずっと続いていくような感じで。
会話が少ないのも読みにくい理由のひとつ。
これは読了までにだいぶかかりそう……。
136美香 ◆FE5qBZxQnw :04/04/01 22:57
>>134
今日。読み終わった。
読みにくいのは最初だけ。
30ページも耐えたらすらすら読めるようになった。
正式な感想はあした書くとして、いは酔っ払っているから。
いやはや、ネットでわざわざ注文しただけの価値はあった。
長編小説を読むのっておもしろいなと久々に感じた。
ストリンドベリはほんまもんのキチガイ。
だから大好きストリンドベリ。なんで日本では忘れ去られているのか。
ま、そのほうが自分だけが知っているという自己満足があるのだけれど……、
ちょっと惜しいです。
137美香 ◆FE5qBZxQnw :04/04/02 22:53
>>134
今から正式な感想を書き込むけれども、いささかネタバレ気味。
といってもこの小説には序文がいくつもあって、
それを読んだらストーリーがわかってしまうというへたくそな構成なんですが。
だからわたしがここに書き込むようなことなど、
まあ、最初の10ページも読めばわかってしまうことだからそう神経質にならないで。
うん、読んでよかったと思う。1600円はけっして高くないと満足している。
なんでストリンドベリってここまで忘れ去られているのでしょう……。

あ、感想には書けなかったけど、ストリンドベリはおんなの靴下フェチみたい。笑った。
138美香 ◆FE5qBZxQnw :04/04/02 22:54
「痴人の告白」(ストリンドベリ/山室静訳/「世界文学全集24」講談社)絶版

→ひとはなんのために小説を書くのか。
ストリンドベリはこの自伝的長編小説をただただ妻への復讐のために書いたという。
感情をなんの考慮・反省もせずに原稿用紙にたたきつけたような小説。
そのため全四部なのに、第一部だけで小説全体の半分までいってしまうという不均衡さ。
第一部は平民出身のしがない図書館職員の「私」が男爵夫人を横取りするまでを描く。
処女のようで、同時に母のような魅力をもつ男爵夫人への愛の軌跡。
第二部からは横取りした妻と結婚してからの憎しみの12年を思い返す。愛から憎へ!
「私」は妻がたくさんの男と不倫しているのでは、妻はレズでは、などと猜疑心にかられる。
やることといったらすごい。妻の手紙は無断で読むわ、盗み聞きはするわ。
それはすべて妻の不実を示す証拠を集めるためだから仕方がないと弁明する。
読者はこんな妻をもった「私」に同情してくださいと妻への憎悪をつづる。
復讐してやると妻の性器の形状まで暴露する。ストリンドベリの暴走はとまらない。
イプセンの新作戯曲が自分たちのことを書いたのではないかと疑い訴訟を起こそうとする。
139美香 ◆FE5qBZxQnw :04/04/02 22:55
ここまでくるとさすがに読者(わたし)もついていけなくなる。
ちょっと精神医学的な知識があれば、ストリンドベリが典型的な精神病患者だとわかる。
ここに書かれているのは、ストリンドベリの嫉妬妄想にすぎないではという疑いが生じる。
もしかしたら妻はまったくの無実ではと思いながら読み進むのはなんとも痛々しい……。
かわいそうな奥さん。「私」は結婚10年目に妻をはじめて殴る。その晩にエッチ。
既婚の男性諸君、妻はこうするに限るとストリンドベリは高らかに笑う。
こんなことを現代日本で書いたら女から八つ裂きにされるよストリンドベリさん。
この長編小説の最後にストリンドベリはこう言い放ち離婚する。

「これでこの物語は終わりを告げた。我が愛人よ、私は復讐した。
――これで二人はあいこだよ。―― 一八八七年九月〜一八八八年三月」。

驚くべきは、ストリンドベリがこの小説を(少なくとも)生前に発表
するつもりはなかったこと。それなのに半年もかけてこんなものを……絶句。
いやあ、文学ってすごいですねえ怖いですねえキチガイって。
この小説からの引用。「余は彼女を愛すればこそ憎む」。
とすればこれはかつてないほど壮大な愛の記録とも読めるわけである。
ここまで愛されたストリンドベリ元夫人は幸福だったのか不幸だったのか。
ストリンドベリ没後の研究の結果、元夫人は潔癖な人間であったことが証明されている。
14036歳節約ママ ◆baeGuFHffI :04/04/03 15:01
イプセン以外は文庫無いね。
ああ、読みたいけど高いんでしょ?

近所の図書館にイプセンのなんかすごい分厚い本が置いてあるけど
たぶん全集だな。
14136歳節約ママ ◆baeGuFHffI :04/04/04 19:11
岩波文庫のイプセン「幽霊」の48Pのオスヴァルと牧師の会話が
よくわかんない。
誰か教えて。
子供たちの母親と暮らす???
142美香 ◆FE5qBZxQnw :04/04/05 06:55
>>140
ショーもストリンドベリも岩波文庫であるよ品切だけど。

>>141
「幽霊」はわたしもよくわからなかった。
梅毒に対する当時の誤解が物語の要になっているせいだと思う。
遺伝のことを知っている現代のわたしたちにゃさっぱりわからん。
理解するのはあきらめたほうがいい。

「ペール・ギュント」(イプセン/毛利三弥訳/「世界文学全集24」講談社)絶版
→感想。つまらない。わけわからん。解説によると、ノルウェイの民話が下敷きに
あるそうで、他国人には理解しにくいらしい。「人形の家」のような社会劇ではなく、
夢想劇というのでしょうか、夢の中を舞台化したような、そんなぼんやりとした戯曲でした。
143吾輩は名無しである:04/04/05 08:38
こういう豚女に戯曲がわかるものだろうか
美香が「文学」の話をしているのに驚きながら、久しぶりに書きこんでいる。もう僕のことなんか覚えてもいないかもしれないがね。
美香の関心は「戯曲」に移っているようだね。いや、きみは最初からシェイクスピアの愛読者だった。きみが小説の伝統的な描写(人物や服装や家具など)に懐疑的になっている書きこみをどこかで読んだ。きみはそうしたものを削ぎおとして、本質を書きたいのかもしれないね。
マルグリット・デュラスの方法を学んでみたら、どうだろう? きみにデュラスの愛の物語が合うとはとても思えない。僕だって合わない。そうではなくて、方法なんだ。
マルグリット・デュラスの方法は戯曲のように書くことだといえる。だから、きみは読むといいんじゃないか。たとえば「モデラート・カンタビーレ」などをね、デュラスの作品は河出文庫からたくさん出ているのもありがたいじゃないか。
ともかく僕ははやく美香の小説を読みたいと思ってるんだよ。美香はすごく嫌なやつだから…うん、だからこそ、すごい小説を書けるんじゃないかと期待している。僕らは醜い感情で小説を書くのだから。
僕の書きこみを美香がいつ知るのかわからないが、レスはつけなくていいよ。僕もまたいつここに来るかわからないし、美香に書きこむなんてよっぽど安定してるときじゃないとだめだからね。
追伸。僕は美香のレスを読んで、ストリンドベリを読んでみたいと思った。ありがとう。
145美香 ◆FE5qBZxQnw :04/04/06 07:47
>>144
覚えているよ2ミリ! 
それにしてもずいぶん殊勝になったこと。失恋でもした?w
わたしが未来の天才作家のような書きかたで虚栄心が満たされること甚だし!
デュラスといえば「ラ・マン」を読んだことがある。これしか読んでいない。
というのも、もってまわった表現がどうも鼻について……。
いかにも文化大国おフランスざますわねとつばでも吐きかけたくなった記憶がある。
もう読んでやるものかと。
でもそんなにお薦めなら、その「モデラート・カンタビーレ」くらいは読んでもいいかも。

小説と戯曲か。
わたしがいちばん嫌いなのは何も起こらない小説。
意識の流れがどうだのなんて鳥肌が立つ。その点、戯曲は違う。
ドラマという言葉の語源は「なされたこと」。
戯曲が好きだ。開始の緊張感。読者(観客)をあきさせないサービス精神。
徐々に高まっていく感情は、生理的なリズムに近い。
春がきて夏がきて秋がくる、そして冬――。

ストリンドベリはいいですぞ。当たり外れが大きいけど。
やっぱり僕のレスはいらないという願いは、聞いてもらえなかったね。
マルグリット・デュラスを推すわけではなくて、というよりも僕も美香の
ようにデュラスは生理的にあわないのだけど、彼女の小説を読んで、戯曲の
ようだと思ったことがあったから勧めたんだけど、一冊は読んだことがあった
んだね。「モデラート・カンタビーレ」もフランス心理小説の傑作だといわれ
てるけど、たいしたことないよ。ただ前述したように、「方法」だね。

>戯曲が好きだ。開始の緊張感。読者(観客)をあきさせないサービス精神。
徐々に高まっていく感情は、生理的なリズムに近い。
春がきて夏がきて秋がくる、そして冬――。

美香は簡潔にこういったわけだけど、たしかに戯曲というのはギリシャ悲劇の時代
から物語がカタルシスにむかっていくよね。美香の愛読するシェイクスピアの五大
悲劇においても、最後の場面に主人公の死を持ってきて、「冬」を演出するわけだ。
美香の書きたいのはこういう小説ならば、それは古典主義的な手法でないと書けない
かもしれない。十九世紀的な小説…「マダム・ボヴァリー」や「白痴」や「悪霊」や
「アンナ・カレーリナ」のように。
だからこそ、その小説を戯曲風にすることによって、最初から虚構であることを明示
することによって、現代性のなさを克服する、というのがきみの考えている方法なの
だろうか?
僕はあまりにも独断的に推論してしまったが、美香のことだから、きっとぜんぜん別
のことを考えてるだろうね。それから、きみのストリンドベリへの批評を読むと、
きみの関心が「ダイアローグ」にあるということもわかる。そういうところも戯曲向き
なのだろう。「ダイアローグ」によって物語が進行あるいは変形していくような小説を
あげれたらよいけど、僕の少ない読書量では無理そうだ。きみの方がよっぽど詳しい
だろうしね。
殊勝になったのはきみの方じゃないか? おもえば美香とはいつも最後には口論になって
しまったね。それでも僕は美香のことを嫌いにはなれない。それは前にもいったように、
きみも小説を書くことによってしか生きていくことができないだろうと考えるからなんだ。
つらいことかもしれないが、それはきっと僕らの強みでもあるんだよ。

それと僕はじつは戯曲は苦手なんだ。戯曲はいろんなものを削ぎおとして、本質に
せまろうとするけど、僕はその「いろんなもの」の方に興味を持っている。たとえば
バルザックの小説は舞台の歴史や地理の細かい描写から始まって、新しい登場人物が
出てくるごとに彼がどう生きてきたか、あるいは何を身につけているかということが
描写される。その家がどうなっているかなど。
それは現代の僕らから見れば余分なもののように見える。バルザックのように登場人物の
周りを描写することによって、登場人物そのものを造りあげるという手法は古典主義的
かもしれない。
でも、僕にはそれこそが小説の豊かさのようにも思うんだ。きみとはやっぱり相容れないね。
でも、僕は美香の方法もおもしろいと思うから。
146のレス。アンナ・カレーニナだったね。ロシア人の名など覚えられない。
やつらも僕らの名を覚えられない。ざまあみろ。
僕はこれから仕事だよ、デパートの夜間受付の仕事を見つけてね、まあ
僕のような日陰の人間には最適だよ。また今度ゆっくり話しあいましょう。
149美香 ◆FE5qBZxQnw :04/04/07 08:14
じゃあ、デュラス読まない。

小説ね……。じつはわたし書きたいことなんて何ひとつない。
世の中、すごいよね。みんなして自己表現、自己表出、あたしを見てぼくを見て!
なんかさ、どうもね、そのさ、いやわたしもそうなんだけど。
どうしてみんな小説なんか書きたがるんだろうね。
いつから作家が魅力的な商売になったんだろう、わからない。
そんな中で、ストリンドベリというおっさんが書いた小説を読んで思うわけ。
復讐のために書く。なんと明確な理由! 
生前は発表する意志はなし。なんと潔い!
読んでいてストリンドベリが必死なのがよくわかる。
これを書かなくちゃかれは生きていけないんだなと傍目にも思う。
じゃあ、わたし。わたしはいま、そういう衝動はない。

うーん、なんかきみレスしづらい。
150美香 ◆FE5qBZxQnw :04/04/07 08:35
最近、興味をもったのは芸術の誕生について。
アーチスト。みんながあこがれる商売。
じゃあ、アートなるものはどこに起源があるのか。
ものの本によると芸術は呪術に端を発しているという。
はるかはるかむかし、まだ言葉も十分ではなかったころ。
雨がふらないとき、天へ祈るための雨乞いの踊り。
運良く獲物が取れたとき、天へ感謝を示す喜びの所作。
敵が攻めてくるとき、過去の英雄を絵に描き感情を高める、歌をうたい団結を強める。
それをしたからといって実際に効果があるかは疑わしい。
踊ったところで雨は降らない、獲物獲得を演技で再現しても次に成功するとは限らない、
英雄をあがめ歌をうたったところで敵に勝てるかはわからない。
それは古代人だってわかっていた、だけどそれにもかかわらずあえてやる。
それが呪術であり、そこから芸術が生じていると福田恒存はいう。
わたし流に要約すると、これらはすべて「どうにもならないこと」への対処法。
人間の手には及ばないものがある。それへの訴えかけ=呪術→芸術。

なんかこのへんにヒントがあるような気がするんだけど、気のせいかもしれない。
151美香 ◆FE5qBZxQnw :04/04/07 08:44
ちなみに演劇の歴史は2500年。
小説の誕生は18世紀だから300年くらいか。

こんな芸術の発生なんて考えることなく、
突き動かされるように書くひとこそ正しいのかもねという注釈をつけて。

>デパートの夜間受付の仕事
なまなましいリアルすぎ。日陰の人間ってあんた(w
僕の知ってる美香はまぎれもなく「復讐のために書く」人だった。
でも、いまの美香にはそういう思いはないんだね。たとえば美香は
生まれてきたことを憎悪し、自分を生んだ者たち、自分を虐げた者たちに
小説を書くことで復讐しようとしていたあのころとは違うんだね。
福田恒存の芸術観から美香は芸術を「どうにもならないこと」への対処法と
要約してみせたけど、たしかに小説はありのままの世界を受けいれることの
できない人たちに開かれているのかもしれない。
そして僕は美香がルサンチマンを脱したことをうれしく思う。
いや、僕などはまだルサンチマンに囚われているんだよ。「復讐」とまでは
いかないが、こんなところで死にたくはないんだ、という思いが僕にはある。
それは衝動といっていい。でも美香にその衝動がないなら、むしろそれは
悦ばしいことだよ。「芸術」は美香の書くように、そんなもののために
生まれてきたわけじゃないから。
それに美香はたくさん本を読むことによって、自分を相対的に見られるように
なってるんだろう。僕も過去の巨大な作品群を前に、自分はなぜいまさらこんなに
下手な小説を書くんだろうと思うんだ。それでも僕は書かずにはいられない。
僕らはみんな、どうしようもないエゴイストだね。
美香はレスしづらいと書きながら、僕にかまってくれてるじゃないか。
僕がはじめて2chに書きこんだとき、はじめて話した相手は美香だった。
たしかドストエフスキーについて僕が書きこむと、きみは若いのに感心だねえ、
といったのだった。もう覚えてないだろうがね。
そのあとはきみも覚えてくれているといいんだけど、実存と演技をめぐる論争だった。
僕らは最後までゆずりあうことはなかったけど、いま思えば僕らは立場は異なっても、
どちらも「どうにもならないこと」への対処法を考えていたのかもしれないよ。
あれいらい、2chとは疎遠になった。(きみがいまだにこの場所にいられるということに
僕は驚嘆も呆れもするけど、ここに来ればきみに会えるという安心感!)
それでも僕は美香のことだけは時どき、どうしてるかなあ、と思ってしまうんだよ。
僕はおたがいに批判できる関係こそ友人だと思うんだけど、そういう意味で、
僕はきみを友人だと思っているんだよ。
ごめん。補足だ。僕はどんなに書いても、書きたりなかったり、書けば書く
ほど本質から遠ざかってしまうんだ。
僕は昨日仕事のあいまに、夏目漱石の「草枕」を読んだのだけど、あれ、
つまらないなあ。
それでも、オフィーリアへの言及が、それはミレーの絵についてなんだけど
あったから、美香のように要約する。
作者はなぜオフィーリアが水死をしたのかずっとわからなかった。水死などは
美しくないから。しかし水の流れを世間にたとえてみると、水の流れに乗ることが
できなかったり、水の流れに抵抗しながら、うちのめされて死ぬ人間にとって水死ほど
ぴったりなものはないんじゃないか、というんだ。
美香はシェイクスピアへの批評(オフィーリアが男だったかもしれないという説を
どこかで読んだよ)をよく読んでるから、こんな解釈には驚かないに相違ないが、
僕がミレーのあの「オフィーリア」に魅了されながら、うまく言葉にできなかったもの
はまさにそういったことなんだよ。
それからミレーはなぜどうにもならなかったオフィーリアを描いたのだろう。
それはまさにどうにもならないことなのに。でも、なぜだろうね、僕にはあの
オフィーリアがとても美しく思えるんだ。
15536歳節約ママ ◆baeGuFHffI :04/04/07 20:54
イプセン「幽霊」「野鴨」「ヘッダ・カープレル」読了。
野鴨以外はなんかイマイチ話の要点が見えなかったな。
まあ、面白かったけどね。
15636歳節約ママ ◆baeGuFHffI :04/04/07 20:59
シェイクスピアを数年ぶりに読んでる。

・・・・面白い。

シェイクスピアに比べたらイプセンも形無しだね。
やっぱりシェイクスピアは別格だな・・
シィクスピアに対抗出来る劇作家が果たしているのか??
いる。
それはモーム。
しかし翻訳されてるモームの戯曲はほとんど無いのが残念。
岩波文庫「夫が多すぎて」は必読の一冊。
15736歳節約ママ ◆baeGuFHffI :04/04/07 21:08
今日も新潮文庫でシェイクスピアを2冊買ったんだけど、
今amazonでシェイクスピアの商品を見てみたら
4200円で全作品を網羅してる愛蔵版があるじゃん。
なーんだ、最初からこれ買えば良かった。
あー損した。
158美香 ◆FE5qBZxQnw :04/04/08 07:32
>>152
>僕の知ってる美香はまぎれもなく「復讐のために書く」人だった。
>でも、いまの美香にはそういう思いはないんだね。たとえば美香は
>生まれてきたことを憎悪し、自分を生んだ者たち、自分を虐げた者たちに
>小説を書くことで復讐しようとしていたあのころとは違うんだね。
きっついこと言うな……へこんだへこんだ。
きみのレスを読んでからむかしつけていた日記を読み返したり、自己嫌悪だダメージだ。
いやね、その気持ちは今でもあるけど、うーん。
表面上の怒りからもっと地下にもぐっていったというのか。

>そして僕は美香がルサンチマンを脱したことをうれしく思う。
脱してはいない。まったく。髪の毛一本だって。
それどころかルサンチマンの深い沼にからだ全体がつかったというのか。
だから一見するとわたしの姿は見えないけど、
沼のそこではほんと汚いヘドロのようなものと戯れている。
なにをやったってうまくいかない、呪詛、嫉妬、諦念、嘲笑。
だけどそれをそのまま出すのはどうかという思いもあるわけで。
159美香 ◆FE5qBZxQnw :04/04/08 07:48
>福田恒存の芸術観から美香は芸術を「どうにもならないこと」への対処法と
>要約してみせたけど、たしかに小説はありのままの世界を受けいれることの
>できない人たちに開かれているのかもしれない。
文学じゃないと怒られそうだけど、山田太一さんはこんなことを言っている。
シナリオ創作の講座を持ったのだけど、生徒がひとりとしてやる気がない。
言う、君たちはこんな人がいたらなぁ、とか、こんな場面があったらなぁと
思うことはないのか? 現実生活に絶望して、屈辱を感じて、つらくて、
だから、だからこそ、自分はこういう人間を作り出したいという思いはないのか?
つらい現実から涙ながらにフィクションにすがりついたことはないのか?

>いや、僕などはまだルサンチマンに囚われているんだよ。「復讐」とまでは
>いかないが、こんなところで死にたくはないんだ、という思いが僕にはある。
問題はルサンチマンから造花を作るのか(山田太一!)、
それともストリンドベリのようにぶちまけるのか、そこにある。
現実には周りに花などない、だから造花を作ろうとするのか。
花なんてどこにもない殺風景な風景をそのまま差し出すのか。
そのはざまでわたしはずっと動けないでいる。
造花を作りたいけれども、だったらちらっとでも本物の花を見せて。
こんなこと、だれに言えばいいのか。

そんなわたしに、
>きみがいまだにこの場所にいられるということに僕は驚嘆も呆れもする
落ち込んだ。
160美香 ◆FE5qBZxQnw :04/04/08 07:54
うん、そのくらいかな。
読書予定ががらりと変わってしまった。
むかし愛読していたものを再読してみる気になった。
赤でたくさん書き込みのある本を再読するのは恥ずかしかった。
いまは本に書き込みなんてしないんだけど。
僕はあのころの美香が好きだった。「生まれてきたことを憎悪し、自分を
生んだ者たち、自分を虐げた者たちに小説を書くことで復讐しようとして
いたあのころ」の美香が好きだった。
なぜなら美香の憎悪は特定の誰かにむけられてはいても、最後にはかならず
自分にむかってしまうように思われるから。美香のそういう書きこみを僕は
読んではないけど、たぶん実在の美香はそれに苦しめられながら、その苦しみを
ただ自分のものとして引きうけてるんだろう。そうでないといけないね。
だから美香と久しぶりに話して、美香がもうあのころの憎悪から離れていると
考えたとき、僕は実在の美香にとってよろこばしいと書いたけど、どこかで
さびしくもあったんだ。
でも、美香の書きこみから、美香がいまだに憎悪を強く持っていると知り、
僕はあえてきみに言おう。もっと深く憎悪せよ!
僕は時どき思うよ。何か僕のあずかり知らないところで、僕を笑ってきたもの
に、僕は小説を書くことで復讐してやろう、と。
僕の憎悪の対象はほんとうは僕自身なんだ。僕など生まれてこなければよかった
と考える自分なんだ。
それでも僕は「問題はルサンチマンから造花を作るのか、それともストリンドベリ
のようにぶちまけるのか」の狭間に立って、ルサンチマンから造花を作ることを
選ぼう!

トルストイは「幸福な家庭はみな一様に似通っているが、不幸な
家庭はどれも違っている」というけど、ほんとうにそうだろうか?
僕は悲惨な幼年時代を送った人たちの手記をよく読むけど、じつは
彼らもまた「悲惨」という一語のもとで、たがいによく似通っている。
「本当のことを云おうか」と語る、ある物語の登場人物は、あきらかに
「悪霊」のニコライ・スタヴローギンの告白を踏まえており、語られる
内容は両方とも幼児への性的虐待で、とくに青年の場合はその対象が妹
であるのに、ニコライ・スタヴローギンほどの衝撃を持っていない。
僕らにはもう語るべき「本当のこと」などないんだ。いや、もう語られ
つくしたといってもいい。だから僕らは「ルサンチマンの造花」を作る
しかないんじゃないか。
本物の花を見たことがないのは僕も同じだ。でも、だからこそ僕らは
「ルサンチマンの造花」を作ることができるんじゃないか? それは
本物の花とはまったく異なっているかもしれない。なに、たとえそうだって
かまうものか!
美香とこんなにおちついて話ができるとは思わなかったな。僕からこんなことを
いわれてもうれしくないだろうけど、美香はよい方向にむかってると思うよ。
美香が「そのはざまでわたしはずっと動けないでいる」というのもよくわかる。
僕もそうだから。でも、僕は思うんだよ。このどん底からはいあがることができたら、
僕はきっと誰よりもよい小説を書けるんだって。
あ、きのう何だか美香が憔悴しているように見え、どうしたのかなあと思って、
他スレを覗いたら、ixionとの論争を発見した。
うれしかったなあ、美香はあいかわらず枯れてないんだから。とくにixionの批評を
「愛」で読み解いたところや、Z会を持ち出すところはまさに美香ならでは。枯れてないなあ。
しかも僕は美香に同意する。僕はixionが2chの良識だとは思うんだよ。彼の知識量に僕など
はとてもかなわないから、批判することなどできないかもしれないけど、彼の批評はほんとうに
読みにくいし、おもしろくもない。独創もない。
彼の批評から「知識」を収奪したら、なにも残らないようにも思える。まあ、美香の感想が時どき
あまりにも美香風になってしまって作品の具体性があいまいになってしまうのとは対蹠的に。
彼の批評からは「どうだ、おれはこんなに知識があるんだぞ」って声(それはきわめて低い声なのだが、
そのひかえめさは偽装されている)が聞こえる。美香がいったように他者がない。
じっさい彼も変わってるよ。平野啓一郎的。たぶん彼が小説を書いたら、平野啓一郎のような小説を書くよ。
僕が彼を批判したかったのは、とくに600番代後半のレス、つまり美香の嘲弄がはじまると、たしかに
美香の嘲弄はいやらしいんだけど、美香に余裕があるのに比べて、彼のほうは余裕がなくなってしまって、
んじゃあ「美香にも分かる」書き方をしてみせようかなんていうわけだ。
気をつけろ。彼は差別主義者だ。
そのあとの彼のレスはほんとうにひどいものだった。
じつはずっとまえからたとえばフォークナー・スレなんかで、なんでこのひとは煽りにきれてるんだろう、
これほどのひとがって思ったことがあるけど、彼には何か幼稚なところがある。
まあ、そのあとも美香とixionはうまくやっているようだし、じっさいきみたちの絡みはおもしろいから、
ぜひ続けてもらいたい。ただ僕はあの論争においては美香を支持するってことをいいたかった。

俺たちの舟は動かぬ霧の中を纜を解いて。ランボーの詩だが、僕らももう別れの時
だろうか?
あるいは僕はきみの地獄の夫になるべきか。
まあ、いいんだ。僕はあの資本主義の権化のようなデパートに戻るよ。
美香と久しぶりに話せてよかったよ。
あのころにくらべて僕が強くなったなんて思わないでくれ。
僕はいぜんとして強くないんだ。長い孤独な時に押し潰されそうだ。
それでも僕は何とか生きていくよ。
さよなら。美香、僕のことを思ってくれるなら、何もいわずに見送ってくれよ。
165美香 ◆FE5qBZxQnw :04/04/10 08:09
>さよなら。美香、僕のことを思ってくれるなら、何もいわずに見送ってくれよ。
うん、まあ、ここはイプセン、ストリンドベリ、ショーを語るスレだからね。
そもそも、そして、そろそろ。ところで僕のことを思っているならって? え?
なにか致命的な勘違いをしていない?

>あるいは僕はきみの地獄の夫になるべきか。
悪いけどその役は荷が重いかとまだまだきみには。

>あのころにくらべて僕が強くなったなんて思わないでくれ。
ごめん。あのころっていつ? 2ミリの名前は覚えていたけどレスの内容までは。
忘れっぽいんだ、わるい。2ミリに指摘されるまでixionとの口喧嘩も忘れていた。
「愛」と「レス」について書き込んだこと、
読み返して我ながらうまいことをいうと感心したり。

>俺たちの舟は動かぬ霧の中を纜を解いて。
鳥肌が立つようなこと言わないで……。
中学生のとき、あまり話したこともない男子からもらった暑中見舞ハガキを思い出した。
島崎藤村(?)の「初恋」とかいう詩(?)が引用されていた。
それも教科書に掲っているのを。
気持ちが悪くなってくしゃくしゃに丸めて捨てた。
すっかり忘れていたら新学期になってその男子がなにかと意地悪をしてくる。
思い出した。あのハガキを捨てていなければと悔やんだ。
クラス中に公開してバカにしてやることができたのに。

>長い孤独な時に押し潰されそうだ。
吹き出しそうになった。なんか悪いものでも食べた? 
そうでなかったらもしかして2ミリはイケメン?
だったら口にしても悪くはないけど、顔が見えないネットではね、そのさ。
今まで何人の女のコとつきあった? その調子で。
166美香 ◆FE5qBZxQnw :04/04/10 08:35
>でも、美香の書きこみから、美香がいまだに憎悪を強く持っていると知り、
>僕はあえてきみに言おう。もっと深く憎悪せよ!
でも、2ミリの書きこみから、2ミリがいまだに自己愛を強く持っていると知り、
わたしはあえてきみに言おう。もっと高らかに笑え!
嘲笑せよ自分を世界を、微苦笑せよ自分を世界を! 
深刻ぶるな、笑え!
このナルシストめが! もうやめてー(w
何度も書き込んだけれども人生は3G。
ゲーム、ギャンブル、ギャグ。
リセットボタンに指を置きながら、運を天にまかせて、笑い飛ばそう。
現代に生きているんだから仕方がないじゃん。

>僕など生まれてこなければよかったと考える自分なんだ。
にやにやしながら書き込んでいるよね? お願い、そうだといって。
ほんとに「生まれてきてごめんなさい」なんていえるくらいのイケメン?
むかしは太宰治レベルでもいえたけどいまじゃ倍は必要なんだけど……。

>美香はよい方向にむかってると思うよ。
お兄さんにでもなったつもり? 
わたしには2ミリが年少の弟にしか見えないけど。
いくつきみ? 

ごめんなさい。>>164を読んだらむずむずしてきて。我慢できなくなって。
167美香 ◆FE5qBZxQnw :04/04/10 08:47
>僕の憎悪の対象はほんとうは僕自身なんだ。
>僕など生まれてこなければよかったと考える自分なんだ。
読み間違えた。
太宰ほどの器でもない自分がそんなことを考えるのが許せないということか。
いや、いいんじゃない。高校生ぐらいだったら。

2ミリからは支配欲を感じる、保護欲というのか。
わたしの言うことがわかる? 冗談じゃない!
春樹の小説の「僕」にでもなったつもりですか?

あー、ランボーがいけない。
せっかくいい感じに馴れ合いまくっていたのに。
あのランボーが……。
今後、この教訓を生かしてください。
そういうの、かなり引きますから。
ま、それがわかったということで、今回のことを無駄ではなかったと。
168美香 ◆FE5qBZxQnw :04/04/10 08:52
>>8

「思想の達し得る限り(原名 メトセラ時代に帰れ)」
(バァナァド・ショウ/相良徳三訳/岩波文庫)品切れ

→戯曲。読み終えた自分をほめてやりたいほど退屈でしかも長い。
ゲーテの「ファウスト」に肉迫するつまらなさといったらわかってもらえる?
さらに「六箇敷い」を「むつかしい」とルビなしで読まなければならない鬼の旧仮名・旧字体。
昭和6年の翻訳で思いっきり直訳。中学生が訳したのかと思うほど稚拙な翻訳文。
意地ですよ意地、読み通したのは!
全五部。第一部はアダムとイブがでてくる。徐々に年代が上がっていき、
第五部ではなんと西暦31930年。しっかり数字を数えてくださいよ。
内容もおよそ戯曲らしくない。でてくるひとがみなさんよく話すこと。
生命について、宗教について、科学について、よくもまあペラペラと。
物語のスタートはもし人間が300年生きることができたらという発想。
なんかよくわからないけど第五部では800歳の老人が登場します。
いやはや、これを読んだ後ならどんな本でもおもしろく感じられそうです。
この本、わたしは330円で買ったけど古書店では1500円なんぞつけているところがある。
ほんと本って価格と内容がつりあわないものですね……。
ごめん。美香、自分で書きこまないで、といいながら、僕の方から書きこんで
しまうけど、これがほんとに最後だから。
「僕のことを思ってくれてるなら」っていうのはそういう意味ではなくて、
ずるずると引きずられるのは嫌だってことなんだ。だから美香のレスが本題に
戻ったのはありがたくて、僕はこのまま書きこまなければよいだけなんだけど、
僕にはそれができなかった。
それはたぶんきみのいう「自己愛」ということなんだろう。でも、どちらかと
いうと、僕は自己嫌悪が強い。「生まれてこなければよかった」っていうのも
自己嫌悪からなんだ。美香はそういう台詞はイケメンのものだっていうけど、
僕は醜い男だ。内面も外面も。そこにナルシズムもないんだよ、僕はただ醜い
自分を徹底的に嫌悪している。
だから「生まれてこなければよかった」と他人にいったことはなくて、いつも自分に
むかっていってる。深刻ぶるなって? ほんとうにそうだね。
「笑え」というきみの書きこみを何度もみたけど、笑うってそう簡単なことじゃない
と思うな。自分が醜いと知ったとき、きみは笑うことができる? いや笑うことが
できたらいいのだけど。
美香は僕の書きこみに「支配欲」や「保護欲」を感じる、といったけど、僕には
そういう所があるんだと思わされた。美香の批判はやっぱりすごい。
「美香はよい方向にむかっていると思うよ」って書いたのも上からみているようで
不快だった? ただ僕はそのまえに「僕からこんなことをいわれてもうれしくない
だろうけど」って前置きはしておいたんだよ。
僕は美香に一方的な思いこみがあるのはたしかなんだ。ただ僕はきみを口説いたり
はしてないつもりだった(僕は女性を口説いたことなど一度もないよ) でも、
そうとられてもしょうがなかったね。
でも美香はなぜそれほどまでに「恋愛」にこだわったんだろう? 僕は春樹の主人公
とはほど遠い人間なんだよ。僕はただきみに共感してたんだ。
それではごめんなさい。今後、この教訓を生かしていくよ。

170美香 ◆FE5qBZxQnw :04/04/10 14:38
>>169
ごめんなさい。悪いのはわたしです。
読み返したらなんであんなにヒステリックになっていたのかわからない。
恋愛にこだわっているのは、恋愛コンプレックスだからです。
ごめんなさい。長文レスをやりとりしているうちにあなたという人間を想像してしまった。
2ミリという半透明な記号ではなく、深夜のデパートに働く肉体をもった人間を。
人間が嫌いです、だから2ちゃんに書き込んでいたというのに、それなのに。
このままだとひとりの人間と向き合うことになる、
そう考えたとき、わたしは防衛本能からとっさに攻撃に転じたのです、いつものように。
共感しあうよりも反発しあうほうが好きだわたしは。
共感の先には別れしかない、なら反発のほうがよっぽと気楽なのである。
分析してみたらこうかもしれません。違うかもしれないけど。
171美香 ◆FE5qBZxQnw :04/04/10 14:51
>>169
ただたんに禁酒→不眠+生理(重い…)のせいかも。
なんか当り散らしたい気分だった今朝。今もだけど(w
だから理由を心理的分析に帰すよりも身体的不調と言い訳したほうがいいのかな。
2ミリの「ダメ」をわたしのせいでこじらせてしまったら申し訳ない。

ixionと「論争」したときもちょうどこんな感じだった。
調べてみたらちょうど一ヶ月前か(w
みごとに周期的。ついてなかったとあきらめてください。ごめんなさい。 
172美香 ◆FE5qBZxQnw :04/04/10 19:50
いまごろデパートの宿直室で自己嫌悪と野心にまみれている2ミリを想像して思わず
「がんばれ」と心中つぶやくのは決して偽善でも何でもないと思う春、桜は散ったか2005年。
美香があやまってくれるなんてね。
かなり落ちこんだ。それは美香の態度にではなくて、美香の批判が
僕のだめなところ・狡いところ(それを僕は嫌悪している)をみごとに
捕らえていたから。
でも、それはありがたいことでもある。「自己嫌悪」って、とてもつらいけど、
それは僕を少しはましな人間にしてくれるかもしれない。

>人間が嫌いです、だから2ちゃんに書き込んでいたというのに、それなのに。
このままだとひとりの人間と向き合うことになる、
そう考えたとき、わたしは防衛本能からとっさに攻撃に転じたのです、いつものように。
共感しあうよりも反発しあうほうが好きだわたしは。
共感の先には別れしかない、なら反発のほうがよっぽと気楽なのである。

すごくよくわかる。僕も現実生活では人とあまり深く付きあうことを避けている。
いや、ほんとうはみんなとうまくやっていきたいのに、それができない。
今回の美香の批判でも、「ああ、僕はやっぱり誰ともうまくやっていけない、みんな僕の
醜さを見抜き、離れていくんだ」と思った。
昨日深夜のデパートの宿直室で自己嫌悪と野心にまみれ、まったく動けなかったとき、
まさか美香が「がんばれ」なんていってくれてるとは思わなかった。
ねえ美香、きみにまた嫌がられるかもしれないが、僕が美香に語りかけたかったのは
その「がんばれ」って声なんだよ。僕はこんな風につらい。きみはどうだい? おたがい
いまはつらい時期かもしれないが、「がんばれ」って。
あ、あと美香さえよかったら、捨てアドをとって、少し話さないか?
僕にはあまり時間がないし、そう頻繁にはできないだろうけど、
話したいことがある。
僕もこれを書きながらかなり不安があるけど。
美香にまかせる。考えてみてくれ。
175美香 ◆FE5qBZxQnw :04/04/11 15:46
>>174
パス。わたしのレス読めてないじゃん2ミリ。
そういうのをいちばん避けたいと書いたつもり。
いい?
ひとりのひとと長文レスを交し合うと攻撃に転じてしまうわたし。
ましてやメールなんて。
いぜんメールのやりとりをして大喧嘩になったいやな想い出もある。
文学板じゃない。そのときは同性だったけど、ましてや……。
まあ、孤独から逃げないのが表現の第一歩ということで。

きのうはやばかった。そうとう恥ずかしいことを書いている。反省。
ここ数日、振り回してごめん。ま、わたしも振り回されたわけでお互いさま。
なら謝罪は撤回。わたしに謝罪は似合わないらしいからきみによると。
わかった。美香にまかせるといったんだから、それでいい。
もう会うことはないかもしれないが、会うことがあったら、その時は
僕の話を覚えていてくれ。やっぱり忘れられてしまうだろうか?
たしかに僕らがメールで話すことは「孤独」から逃げることになるかもしれない。
でも美香も「孤独」から逃げることになる、と自分にいいきかせ、何かから逃げて
ないだろうか?
高性能な機械を駆使した僕らは夢見がちにこの世界を訪れる。この世界に来れば、
僕のような暗い「現実」を生きているような者も、話し相手を見つけることができる。
「現実」ではいえないような悩みもいえる。
相手との関係で怒ったり、嘆いたり、悲しんだり、傷ついたりすることはあっても、
そんなものはすぐに忘れることができる。僕の実体はここではなくて、「現実」にある
からだ。
そのような世界に僕らは定住することができるだろうか。「現実」には孤独なのに、
この世界ではそうではない。それこそが現実の「孤独」から逃げているといえない
だろうか。それもきわめて安易に、なんだ。
でも美香はそのこともわかってるんだろう。だから僕はもう何もいわない。でも、
いつか美香がこの世界よりも「現実」を生きることを願っています。
きのうはそうとう恥ずかしいことを書いている、と思っているようだけど、そうやって
自分の内面を必死に隠そうとする世界にきみはいつまでいるんだい?
僕はいま、とても後悔している。
こんなことを書くべきではなかった。いや、僕にはその資格が
なかったというべきだろう。最後のレスには思えない。
僕はやっぱりもっと美香と話したかったらしい。
僕は書きはしなかったが、美香が対人関係というのをとても
まじめに考えていることがうれしかった。
それは恥ずかしいことではないよ。
それだけ書いておきたかったので。
17836歳節約ママ ◆baeGuFHffI :04/04/12 19:53
バーナード・ショー「人と超人」岩波文庫

これは一生手放したくない本。
179吾輩は名無しである:04/04/12 20:05
>>178
じゃあ手放すな
180吾輩は名無しである:04/04/12 20:06
おめーらチャットでもしてろ
18136歳節約ママ ◆baeGuFHffI :04/04/12 20:15
>>179

うん。わかった。
18236歳節約ママ ◆baeGuFHffI :04/04/12 20:16
>>180

いやだ。
そんな時間無いよ。
18336歳節約ママ ◆baeGuFHffI :04/04/12 20:18
あ〜〜あ、
ショーの作品ってもう他は入手出来ないのが残念だなあ・
ストリンドベリも一つしかないし、
オニールも無いし・・・

ベケットって面白い?
184吾輩は名無しである:04/04/12 20:23
っくくくくくくっ。。。

通りかかりついでに1月ほど通った、わたくし。
美香と『痴人の告白』を取りあった、わたくし。

1月で卒業します、と言って、(おきながら)
今日、覗いてみたら、沈没しそうになりますた。

なにをやっておるのじゃ。
おい美香、助けろ。
(笑い死むぞ、わたしゃ)

>2ミリからは支配欲を感じる、保護欲というのか。

支配欲=性欲
だからさ!

わかってやってるのだろうな。
そうだと言ってくれ、頼む。
185吾輩は名無しである:04/04/14 00:06
ストリンドベリのすれがあるなんて嬉しいなあ
まだ一冊も読了してないんだけどさ
芥川龍之介の著書に、何度も名前が出てくるよね
探し回って、痴人の告白は違う訳で三冊も所持してしまった
分厚いから、つい読むのを後回しにしてしまっている
186P:04/04/14 13:29
1920年代に新潮社から出版された黄色い表紙のストリントベルク全集が
たまに古本屋に置かれていたりします。
彼の作品はほとんど全部収録されていて、芥川の「歯車」の中でも丸善
で立ち読みしてとか書かれていますね。
ストリンドベリは「父」が有名ですね。漱石もどこかの劇場で上演されて
いるのを見たことがあるらしい。
マニアックな後期の「ダマスクスへ」や、「復活祭」のような祝祭劇も
興味深いです。
ストリンドベリは三度結婚したけど、三度目の俳優ハリエット・ボッセっ
て人はけっこう美人だな。清楚なタイプだね。
二番目に結婚したジャーナリストのフリーダ・ウールは自伝「愛と悲しみ
と時」を発表して和訳もされています。彼の錬金術の研究についてや
ニーチェとのかかわり、痴人の告白がワイセツ罪で告訴されたとか豊富な
話題でいっぱいです。
187吾輩は名無しである:04/04/25 05:55
>>186
貴重な情報、ありがとうございます。
188吾輩は名無しである:04/05/02 15:21
>>122
>間男に入られるとおでこに角が……って知っています?

質問です。
これはどういう意味でしょうか。ご出展は。
18936歳節約ママ ◆baeGuFHffI :04/05/02 16:18
古本屋で
バーナード・ショー「分からぬもんですよ」と
オニールの岩波品切れ文庫が各800円で売ってたけど
買わなかった。
これは惜しいことしたかな・・
190美香 ◆FE5qBZxQnw :04/05/02 16:27
>>189
ぜんぜん惜しくない。
高いって。
半額でたまに見かけるから。
じっと待つこと。

>>188
奥さんを寝取られるとだんなのおでこに角がはえるという伝説がある。
191美香 ◆FE5qBZxQnw :04/05/02 16:32
>>189
ママさあ、一月の本代が7000円以下ってほんと?
高いよね本は。新刊の上下巻なんて買ったら、あっという間に3000円を超えるから。
このまえ「今日の英米演劇」全5冊を2500円で買った。
一冊に4つ戯曲が入っているから、戯曲20個で2500円。
とすると、戯曲一個あたりはいくらになるんだろうとか計算してしまう。

いま新刊で戯曲(たとえばベケット「ゴドーを待ちながら」)を買うと2000円。
むかしは平気で新刊で買っていたけど、いま考えると大胆この上ない。

ほんと? ほんとに7000円以内になんておさえられるもの?
19236歳節約ママ ◆baeGuFHffI :04/05/02 16:52
>>191
私はまあ、主婦だから当然家計簿をつけてるからね。
で、この前書籍代だけをここ数ヶ月分調べたら
平均して一ヶ月7千円くらいだったよ。
4月は1万はいったと思うけど。

美香は一ヶ月いくらぐらい??
193吾輩は名無しである:04/05/03 01:23
ベルイマンが好きだったからストリンドベリが一番好きだな〜
ただ演劇としてのドラマツルギーの面ではイプセンかもしれない。
劇作家の場合、小説におけるジョイスみたいな圧倒的な存在がいないので、つまみ食いする分には難しいですね。
「二十世紀最高の劇作家」とつけられる人だけで、この三人以外にピランデロやベケットがいるし
194美香 ◆FE5qBZxQnw :04/05/03 08:52
>>192
>美香は一ヶ月いくらぐらい??
怖くて計算したことがない。ママを見習わねば。

>>193
ベルイマン? 調べてみたら映画監督・脚本家か。
>この三人以外にピランデロやベケット
チェーホフもいる。
>小説におけるジョイスみたいな圧倒的な存在
圧倒的???? きみの脳内基準がグローバルスタンダード!
195吾輩は名無しである:04/05/07 05:03
ベルイマンは二十世紀に生まれてきたならみなきゃ損だよ、
二十世紀で最高の映画監督って言ったらフェリーニかベルイマンってのは定説だし、最高の舞台演出家は?って言う問いでもP・ブルックと共に一番よく名前が挙がるもん。
存命中の最高の作曲家は?っていう問いと現役最高の指揮者は?っていう問いが、共にP・ブレーズで同じになるのとよく似てるね。
「リハーサルの後で」は高校のときはまったな〜 受験勉強もせずに。
196美香 ◆FE5qBZxQnw :04/05/10 19:54
>>195
ふーん、そうなのー。

昭和27年刊のストリンドベーリ「戯曲論」(ぼろぼろ)を購入。
ぱらぱら見たらシェイクスピアをストリンドベリが論じていたりしたけど、うーん。
もちろん文学板には読んだひとはいないと思う。
そもそもこれを読んだひとがいま日本で何人存命か……。
なんでここまでストリンドベリは日本で忘れられているのか。
大正時代にブームがあった反動かなぁ。
197みか5さい ◆NGaQPY3pmc :04/05/10 19:56
ふぁにーとあれくさんでる
19836歳節約ママ ◆baeGuFHffI :04/05/10 20:57
あ〜読みたい読みたい。

でも古本で9千円なんて絶対やだ!

ブックオフで見つけたことないよ。
199みか5さい ◆NGaQPY3pmc :04/05/10 20:59
>>198なにお?
20036歳節約ママ ◆baeGuFHffI :04/05/10 21:01
すとりんどべり
ばーなーど☆しょー
いぷせん

などのぎきょくしゅうとか。
201みか5さい ◆NGaQPY3pmc :04/05/10 21:05
なやましい
じゅて〜む♪
202美香 ◆FE5qBZxQnw :04/05/10 23:15
203美香 ◆FE5qBZxQnw :04/05/10 23:20
>>200
ママが来ていたのに見過ごしていたとは。

ショーの名作集は1000円で見たことがある。
つぎいったら売り切れてた。
ストリンドベリ名作集は1500円、わたしが買った。
イプセン? 岩波文庫のを読んだらもういいのでは。
ママはチェーホフも岩波文庫なんだね。
「かもめ」。かなりむかし新潮文庫で読んだら退屈極まりなし。、
ちょっとむかしに白水uブックスの小田島雄志訳で読んだら感動甚だし。
20436歳節約ママ ◆baeGuFHffI :04/05/14 20:22
ここしばらく美香の影響で戯曲を読んでみての個人的な評価


オニール>イプセン>チェーホフ>バーナード・ショー>モリエール
>ゴルドーニ>シェリダン<ブレヒト<コルネイユ
205みか5さい ◆NGaQPY3pmc :04/05/14 20:23
すとりんどべりは?
20636歳節約ママ ◆baeGuFHffI :04/05/14 20:26
ストリンドベリは残念ながら一つも読んでないの。

シェイクスピア、イプセン、モリエール、チェーホフ以外は
まだ一作品しか読んでないから正当な評価じゃないかもね。
20736歳節約ママ ◆baeGuFHffI :04/05/14 20:27
あっ、モームを入れたらモームが1位だよ。

みかは戯曲に詳しいの???

戯曲は文庫が少ないから読めないのが多いね。
208みか5さい ◆NGaQPY3pmc :04/05/14 20:28
みかね
すごく
おもしろい
ぎきょく
しってる
えへえへえへ
209みか5さい ◆NGaQPY3pmc :04/05/14 20:42
ままー
ままは
おちたですか?
21036歳節約ママ ◆baeGuFHffI :04/05/14 20:45
>>208

なになに〜
教えて=〜
211みか5さい ◆NGaQPY3pmc :04/05/14 20:46
美香に
だまっててくれる?
やくそくする?
21236歳節約ママ ◆baeGuFHffI :04/05/14 20:52
うん、しゅるしゅる〜
はやく〜
教えて〜〜〜
213吾輩は名無しである:04/05/14 20:54
ほんとに
おもしろいよ
ぜったいかってね
ぜったいかう?
214みか5さい ◆NGaQPY3pmc :04/05/14 20:56
みかでした
はやく
へんじー

美香に
ばれない
うちに
はやく
はやく
215みか5さい ◆NGaQPY3pmc :04/05/14 20:58
ままー
みか
9じまで
なんだからー
へんじー
216みか5さい ◆NGaQPY3pmc :04/05/14 20:59
9じを
すぎたら
またあしたね
21736歳節約ママ ◆baeGuFHffI :04/05/14 21:01
9時になっちゃった。

おやすみ〜〜
おねえちゃまと
ままは
いるかしら♪
いませんかー
220美香 ◆FE5qBZxQnw :04/05/15 21:42
>>217
ママさ、わたしと「5さい」が別人だとわかっている? ほんと?

>ここしばらく美香の影響で戯曲を読んでみての個人的な評価
「影響」というくらいなら――。
新潮文庫「ガラスの動物園」「欲望という名の電車」を。
テネシー・ウィリアムズ。
オニールの次にでてきたひと。ストリンドベリに影響を受けたひと。

あと新潮文庫「オイディプス王・アンティゴネ」(福田恒存訳)。
いわゆるギリシア悲劇は、これだけ読めばいい(これだけおもしろい=翻訳者も)。

>>204
わたし実はまだシェリダン「悪口学校」読んでいないの……。
いちばん評価が低いんだ。読む気なくすな少し。

>>204
わたしがおなじメンバー(シェリダンのぞくストリンドベリくわえる)で等不号をつけたら。
オニール>ストリンドベリ>チェーホフ>バーナード・ショー>イプセン
>ゴルドーニ>コルネイユ>モリエール>ブレヒトかな。
じつは(積んではいるけど)モリエールで読んだのは「人間嫌い」だけ。
ママのレスを読んで気になる劇作家になったけれども。
221吾輩は名無しである:04/05/15 21:45
36歳節約ママ ◆baeGuFHffI = みか5さい ◆NGaQPY3pmc = 美香 ◆FE5qBZxQnwだろ、どうせ。
222みか5さい ◆NGaQPY3pmc :04/05/15 21:46
ままは
あそんで
くれたのにw

もう
おしえてあげない
223美香 ◆FE5qBZxQnw :04/05/15 21:51
>>222
教えて気になる。

>>221
きみ他板でそんな自演をしているの?としか思えない。
224吾輩は名無しである:04/05/15 21:55
>>223
いやいや、真面目な話さぁ、自分は生活板住人でもあるわけなのね。
で、生活板ではもっぱらの噂になってるからさ、ママ=美香って。
225美香 ◆FE5qBZxQnw :04/05/15 21:59
>>224
生活板なんていったこともない。
36ママってそこでも活動を?
どのスレか教えてくれると……(リンクです)。
226吾輩は名無しである:04/05/15 22:06
>>225
ここ数日は出現頻度は低いけど、自分が見てる範囲だと

http://life3.2ch.net/test/read.cgi/kankon/1084368784

とかね。
ま、生活板で結構幅広く活動してるみたいだけどさ。<ママ

たまに狂ったように書き込みしてるよ。
しかも、自分の意見を垂れ流すだけで、まともなレスではない場合も多い。
22736歳節約ママ ◆baeGuFHffI :04/05/15 23:35
>>220

テネシー・ウィリアムズ・・・前から読もう読もうと思っててなかなか読まない。
ブックオフ行くといつも100円で売ってる。
今、ゾラとモリエール並行して読んでるからモリエール終わったら読んでみるよ。

22836歳節約ママ ◆baeGuFHffI :04/05/16 15:15
カルデロン買った。

229美香 ◆FE5qBZxQnw :04/05/17 11:44
>>227
あるある、どこのブックオフにも!
でも軽んずるなかれ。
わたしテネシー・ウィリアムズに戯曲を読むおもしろさを教わったようなものだから。
だって王様や王子様がでてこないんだよ(シェイクスピア)。
そんで、ウイスキーのコーラー割がでてくるんだから。
あー、アメリカ、コーラー、現代、すばらすぃぃぃぃ。

ラシーヌに手をつけないママは賢明かも。
岩波文庫からでっかい活字シリーズで出ているけど。
「フェードル・アンドロマック」だったかな。
あれはギリシア悲劇の変奏だから、元ネタを知らないとつらい。
それにめちゃめちゃ訳注が多くて……。
おもしろい戯曲が続いて、なんか自分をいじめたい。
ラシーヌを読むならそんなときに!
230美香 ◆FE5qBZxQnw :04/05/17 11:52
>>228
ママさあ、目はいいほう?
なら「筑摩書房世界文学大系90近代劇集」はおすすめ。
たいがいの古本屋に500〜1000円くらいである。
ハコつきだからなかがきれいなことが多い。
難点は活字がこれでもかと小さいこと。
収録作品は――、

 ・「小さいエヨルフ」ヘンリック・イプセン/山室静訳
 ・「ウォレン夫人の職業」バーナード・ショウ/小津次郎訳
 ・「稲妻」アウグスト・ストリンドベリイ/山室静訳
 ・「作者を探す六人の登場人物」ルイジ・ピランデッロ/岩崎純孝訳
 ・「南京虫」マヤコフスキー/小笠原豊樹訳
 ・「ケペニックの大尉」カール・ツックマイヤー/杉山誠訳
 ・「トロイ戦争は起こらない」ジャン・ジロドゥ/鈴木力衛他訳
 ・「ベルナルダ・アルバの家」ガルシア・ロルカ/会田由訳
 ・「夜への長い旅路」ユージン・オニール/沼沢洽治訳

イプセン、ストリンドベリ、ショーのは代表作じゃないんだけどね。
オニールの「夜への長い旅路」だけのためにでも買う価値はある。
ちなみにこの中で岩波文庫に入っているのはひとつもないはず。
(もしかしたらショーのが古い訳で岩波文庫から出ていたかもしれない)。
オニールのはぜったいに出ていない、これがすんごい大傑作だから!
231美香 ◆FE5qBZxQnw :04/05/17 11:54
>「ベルナルダ・アルバの家」ガルシア・ロルカ/会田由訳
ごめん、これは岩波文庫に「三大悲劇」のひとつとして入っているね。
わたしも岩波文庫でこれを読んだんだった。「血の婚礼」だったかなタイトルは。
232美香 ◆FE5qBZxQnw :04/05/17 11:57
>>226
コテにはなっていないみたいだね。リンク乙、ありがとう♪
233吾輩は名無しである:04/05/17 15:54
>232
自分は226ではありませんが、一言。
コテとしているよ、生活板に。
226のリンク先を全レス読むとわかるよ。
23436歳節約ママ ◆baeGuFHffI :04/05/17 20:00
>>230

へえ、そんなのあるんだ。
すごい欲しい。ショー、イプセン、オニール、ストリンドベリ・・・文句なし。

でも最近ブックオフってこおゆう全集みたいなのあんまり置いてなくない??
235美香 ◆FE5qBZxQnw :04/05/17 20:19
>こおゆう全集みたいなの
仮にも人の子ならこんな頭の悪そうな言葉遣いはやめてください。

ブックオフではない。古本屋さん。
筑摩の全集ほど安価でちらばっているものを知らない。
236美香 ◆FE5qBZxQnw :04/05/17 20:20
>>233
べつにどうでもいいんですよ。
生活板なんて関心ないから。
生活よりも芸術を!
安定よりも興奮を!
もっと過激に、もっと自由に!
23736歳節約ママ ◆baeGuFHffI :04/05/17 20:23
>>235

こおゆう・・・私も書いてておかしいと思ったんだ。
じゃ、なんて書けば良かったのかな?

ブックオフ以外の古本屋ってなかなか無い。
数年前はいい感じの古本屋あったんだけど潰れちゃった。
大江健三郎買ったら「おお、大江ですか〜」とか言う店主だったw
238美香 ◆FE5qBZxQnw :04/05/17 20:26
訂正)→仮にも人の親ならこんな頭の悪そうな言葉遣いはやめてください。

ママのバカがうつってしまったのかもしれない。
でもさ、こおゆうママにも子どもがいるんだよね、いやはや。
239吾輩は名無しである:04/05/17 21:35


    お  ま  ん   こ  !


240美香 ◆FE5qBZxQnw :04/05/17 22:33
>>239
つまらないあなたは。
24136歳節約ママ ◆baeGuFHffI :04/05/22 14:41
戯曲の魔術にハマってしまった・・・


ブレヒトの全集欲しいよ〜
一冊4000円・・・無理。
242美香 ◆FE5qBZxQnw :04/05/24 22:17
>>241
ママへのあてつけ({シーザーとクレオパトラ」への仕返し)に
モームの戯曲『聖火』(「現代世界戯曲選集」第5巻収録)
菅原卓訳 白水社 1954年 を読む。
いいでしょ、いいでしょ、この戯曲はこの本でしか読めない。
ママへのつらあて?で読んだはずなのに、これがおもしろい。
いやはや、こんなおもしろい戯曲を書くひとだったのかモームは。
岩波文庫では想像もつかなかった。
こりゃ、モームを読まんとなと思った。
今まで読んだのは岩波文庫戯曲と新潮文庫の「雨」とかいうやつ。
とりあえずママのモーム作品ベスト3くらい教えてくれない?
たぶん読み始めたら全部(新潮文庫くらいは)読むと思うけど。
教えてくれたら読了報告スレで雑談したことを許す。
24336歳節約ママ ◆baeGuFHffI :04/05/24 23:37
>>242

う〜ん・・モームは全部同じくらい好きだからな。
まあ、一番好きなのは「人間の絆」。
でもこれ全4巻。
読みたいの沢山ある美香には長編は嫌でしょ?
244美香 ◆FE5qBZxQnw :04/06/04 07:53
イプセン「民衆の敵」が岩波文庫で出ていたことを知る。

いつか安価で入手できるといいな。
245美香 ◆FE5qBZxQnw :04/07/04 23:40
チビで攻撃的なストリンドベリをからかいたい……。
246吾輩は名無しである:04/07/04 23:44
>>245
性格悪いwww
247美香 ◆FE5qBZxQnw :04/07/22 04:32
三人もまとめているのだから、もう少しひとが寄りついても……。
248美香 ◆FE5qBZxQnw :04/07/28 20:46
ガディ、ストリンドベリを語るならこのスレがあるからね。
はい。
手に入るだけのモノを読んでから書き込みます……
250美香代理 ◆NGaQPY3pmc :04/08/21 19:51
あんなにおもしろいのに文学板では人気ないね。

あ、これから三ヶ月間留守にするので気づいたら保守してください。

↓お願いします↓

251美香 ◆FE5qBZxQnw :04/08/21 20:29
>>250
ちょっと待ってみか5さーい♪
あなたが保守してくれればいいんでしょ。
ちゃんと明日からもコテで書き込むんだよ!
252吾輩は名無しである:04/08/28 00:02
保守
253美香 ◆FE5qBZxQnw :04/09/02 19:34
ガディ来てないね。
254美香 ◆FE5qBZxQnw :04/09/23 15:19:20
ふう。ひと来ないな。
255吾輩は名無しである:04/09/23 15:23:33
256吾輩は名無しである:04/09/23 15:26:09
??
257吾輩は名無しである:04/09/23 15:28:01
日本へはいつ?
258吾輩は名無しである:04/09/23 15:28:03
259吾輩は名無しである:04/09/23 15:29:38
???
260吾輩は名無しである:04/09/23 15:30:06
261吾輩は名無しである:04/09/23 15:31:01
??
262吾輩は名無しである:04/09/23 15:31:27
263吾輩は名無しである:04/09/23 15:33:04
264吾輩は名無しである:04/09/23 15:34:41
??
265吾輩は名無しである:04/10/22 18:44:05
ストリンドベリってニーチェと知り合いだったらしいね

266吾輩は名無しである:04/10/23 01:32:02
へぇ〜、でも仲悪そうね
267吾輩は名無しである:04/11/04 19:28:08
   ∧_∧  / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  ( ´∀`)< オマエモナー
  (    )  \_____
  | |  |
  (__)_)
268美香 ◆FE5qBZxQnw :04/11/29 20:44:22
イプセン=無難なパスタ
ストリンドベリ=激辛カレーライス
バーナード・ショー=肉のかたいステーキ
269美香 ◆FE5qBZxQnw :04/12/28 23:31:30
なぜこうもストリンドベリは忘れ去られたのか……。
270吾輩は名無しである:04/12/29 23:07:21
図書館で借りたら読めるけど、旧字体で読む気しねえ
271美香 ◆FE5qBZxQnw :05/02/24 19:53:05
>>270
先月「令嬢ジュリー」の新訳がでたよ。
でも、訳したのは素人。
というか老後の遊び。
東大卒の元役人がストリンドベリの母国に赴任した記念に。
最初はバカらしくて買う気はなかったけど、
ある意味でこれは(返品多数→ほとんど断裁ゆえ)貴重になるかと思って、
昨日買いました。1000円。……売れない戯曲にしては、まあ、安い。
272270:05/03/08 07:20:29
古本屋で「幽霊曲」が百円で売ってたから、つい買っちまった。
読むかどうかわからんけど、とりあえず積ん読。
273吾輩は名無しである:05/03/11 21:59:41
現代でのストリンドベリの人気の無さにうっとりとするなあ。

>>271
いい情報ありがとうございます。
翻訳が馬鹿らしかろうが何であろうが、
ストリンドベリが本屋に並ぶのはいいことでしょう。
……多分。
しかしamazonで在庫切れだそうで。
事業出版というと自費出版かそれに近い扱いかしらん。

上とは関係ないですが、『大海のほとり』がニチェりの利いた一品だと聞くのですが、
面白いのでしょうか。手に入らないことも無いそうですが、高くていけない。
274美香 ◆FE5qBZxQnw :2005/03/22(火) 12:39:39
>>273
ageで聞いて。
気づかないじゃない……。
新訳「令嬢ジュリー」なら池袋ジュンク堂にある。
たしか新宿紀伊国屋書店にもあった。
池袋リブロでは平積みだった。
わたしはそこで買った。
もし東京にお住まいならばの話ですが。

>>270
それ「ストリンドベリ名作集」収録の「幽霊ソナタ」と同じなのかな……。
配役表を見たら、そんな感じだったから岩波文庫版は買っていない。

>『大海のほとり』がニチェりの利いた
ニチェりってなに? ニーチェの影響ってこと?
「大海のほとり」岩波文庫、今まで汚いのにしかであってない。
1000円も払えば買えるかと。
800円くらいで見たことあったな。
きれいなのが300円くらいだったら買いたいって感じ。
ゆえにまだ読んでいない。
そろそろ岩波文庫、そろって復刊してくれないものかね。
いまチェーホフが続々と復刊されているけど。
275美香 ◆FE5qBZxQnw :2005/03/22(火) 12:46:55
先日、350円で講談社の世界文学全集を入手。
知ってた?
講談社世界文学全集でもふたつあるって。
ひとつは長編自伝小説「痴人の告白」が入ったほう。
先日、入手したのは「令嬢ジュリー」「夢の劇」他、が入ったもの。

ストリンドベリといえば改造文庫「女中の子」も買った。
1000円もした。でも昭和27年出版だったのにけっこう美品だったから。
この続編の「激動時代」。これ、ネットで探してもどこにもないのね。
果たして存命中に見つけられるか。ってちょっと大げさ?
276吾輩は名無しである:2005/03/22(火) 19:01:43
岩波の人と超人を読もうと思ったが、字が小さすぎて挫折した。
277吾輩は名無しである:2005/04/03(日) 02:21:31
y
278吾輩は名無しである:2005/04/12(火) 23:41:13
k
279吾輩は名無しである:2005/04/12(火) 23:56:18
>>275
改造文庫ではなく、創元文庫。
いい加減なこと書くな。
280美香 ◆FE5qBZxQnw :2005/04/13(水) 08:14:01
>>279
あ、間違えてた。そのとおり。詳しいねあなた。
創元文庫、見ないね、それにしても。

あ、小田島雄志さんが書いてた。
バーナード・ショーって岩波文庫のワーストセラーだったらしい。
とにかく売れなかったと。
ショーを読んでえられるのは悪口の技術だけだとも。
281美香 ◆FE5qBZxQnw :2005/05/01(日) 18:51:15
日本演劇、終わっちゃてるもんね……。
これから上演するんだって。
舞台版「電車男」、舞台版「世界の中心で愛を叫ぶ」。
なんか、もう、こう儲かればなんでもいいのかと。
かといって「芸術でござい」と自慰演劇を有料で押しつけられるのも。

うん、そうだね、ストリンドベリはこのままずっと忘れられたままでいてほしい。
もう復刊なんてしなくてよろしい。価値のわかる少数者で語り合いましょう。
282吾輩は名無しである:2005/05/02(月) 14:07:43
採算取れなければ出版社も出せない厳しい状況だからね。
赤字覚悟で古典復刊するところなんて殆ど消えると思うよ?

成功の秘訣は、
天才でないこと、
努力なんてもっての他、
妥協、とにかく妥協、
八方美人に媚売りまくること、
恥知らずであること(これ大事)、
そして、これらに無自覚である事、
だと思うよ。大半は
283美香 ◆FE5qBZxQnw :2005/05/02(月) 20:43:08
1妥協、とにかく妥協、
2八方美人に媚売りまくること、
3恥知らずであること(これ大事)、
4そして、これらに無自覚である事、

1〜4をもちあわせている(=可能)なんてやっぱ天才じゃないですかぁ〜(w
天才じゃないけどわたしも成功したいな打上花火でもいいから。
後世に残らなくなんていい。一発屋さんで。

>>1
ストリンドベリがいちばん気になる。だってリアルキチガイなんだもん(かわいく!
284吾輩は名無しである:2005/05/23(月) 12:49:34
o
285美香 ◆FE5qBZxQnw :2005/06/05(日) 19:58:43
山本周五郎が愛読していたストリンドベリの「青巻」「赤巻」って
なんのことだかわかるひとはいますか?
古本で検索すると「青書」「赤書」というタイトルで出てきます。
たぶんこれのことなんだと思うけど。
どんな内容の本なのでしょう。
山本周五郎「青べか物語」にもでてきます。
286吾輩は名無しである:2005/06/05(日) 21:02:33
>二十世紀で最高の映画監督って言ったらフェリーニかベルイマンってのは定説だし、
そんな定説は初めて聞いた。

と、1年以上前の書き込みに華麗にレスしてみる。
287美香 ◆FE5qBZxQnw :2005/06/05(日) 21:50:50
>>286
まったくでR
きみこそ正しい!

ところでストリンドベリを知っていますか(半泣き

みなさま、このスレではsageないでください。
おもいっきり過疎スレですから……。
288吾輩は名無しである:2005/06/05(日) 21:58:37
東洋ヲタで色々とガラクタ集めてた人
289286:2005/06/05(日) 22:00:43
つーかレス番忘れてた。>>195
290吾輩は名無しである:2005/06/05(日) 22:02:59
warota
291吾輩は名無しである:2005/06/05(日) 22:17:52
美香よ。
ネット以外にも物を探す方法はあるぞ。
まずは身近な人や、それこそ文学部の教授にでも聞いてみたらどうだ?
292美香 ◆FE5qBZxQnw :2005/06/05(日) 22:28:18
sageないでください。過疎スレですから。

>>288
というより錬金術研究のほうに話を!

>>291
とっくに大学など卒業していますが?

だーれもストリンドベリなんて知らない。
だから好きなのかもしれない……。
293吾輩は名無しである:2005/06/06(月) 00:20:26
>>285
赤巻紙青巻紙黄巻紙?
294吾輩は名無しである:2005/06/06(月) 00:49:02
だって令嬢ジュリーと死の舞踏くらいしか売ってねーじゃん
295美香 ◆FE5qBZxQnw :2005/06/10(金) 21:03:07
>>293
????

>>294
そこで古本屋ですよあなた!
ネット検索は「ストリンドベ」でやるといいというのはここだけのお得情報。
ストリンドベリ、ストリンドベルク、ストリンドベルヒ、ストリンドベルィ――。
表記がここまで一致しない作家もかれくらいでは?
296吾輩は名無しである:2005/06/25(土) 00:26:05
>>293
クソッ!!
どうしても言えねーぜ!!
東京特許許可局と並ぶ難度だな。
297吾輩は名無しである:2005/06/28(火) 21:53:39
「ストリンドベルグとゴッホ」って本を入手
久々に文学板に来たが美香ちゃんは元気かね?
298美香 ◆FE5qBZxQnw :2005/06/28(火) 22:46:37
>>297
元気です。
グーグルでは↓
>ストリンドベルグとゴッホに該当するページが見つかりませんでした。
「日本の古本屋」でもヒットせず。
そうとう貴重な本かと。
いくらでしたか(お金お金w)?
でも、まあ、ストリンドベリを評した本ですよね。
ストリンドベリが書いた本ではなく。
感想きぼーんです♪

>>296
だからageてください。気づかないじゃないですか。

引き続きストリンドベリ情報は募集しています。
299吾輩は名無しである:2005/06/29(水) 13:16:02
ストリンドベルクとゴッホ
でした

あいかわらずグーグル泣かせ

値段は500円だったかな
300吾輩は名無しである:2005/06/29(水) 13:21:04
美香氏ね
301美香 ◆FE5qBZxQnw :2005/06/29(水) 20:52:15
>>299
ずばり、その本、あんま読む気ないのでは?
302吾輩は名無しである:2005/06/29(水) 23:47:56
もう読みましたぜ
分裂病のお話でした
303美香 ◆FE5qBZxQnw :2005/06/30(木) 06:28:38
>>302
といことは、パトグラフィー(病跡学)ものですかな。
304吾輩は名無しである:2005/06/30(木) 23:41:51
つーか>296をageさせてどうするつもりだ?
305美香 ◆FE5qBZxQnw :2005/06/30(木) 23:47:31
>>304
いいんです、盛り上がれば、なんでも♪

age書き込み、ありがとうございます304さま。
今後もごひいきに♪
306おさむ徹底抗争♪ ◆YST1av./UU :2005/07/18(月) 20:57:12
美香へ告ぐ。
最終通告!!最終通告!!

山頭火スレに照準が向いていますよ!!!


革命ウラーー!♪
307吾輩は名無しである:2005/07/18(月) 22:14:56
>>305
盛り上がればいいのね、おっけw


おさむ、このスレ盛り上げようぜ。
読了報告スレみたいにwww
308あぼーん:あぼーん
あぼーん
309吾輩は名無しである:2005/07/20(水) 05:40:40
しかも更に気味が悪い勘違いは、「くいーん」「おはよー♪」「わたしわたし」とかなんとか、
もう30(だと論に暴露されていた。美香=20代後半は本人のウソ)にもなるいい歳こいた
ババアのくせしてきっもちわりい少女趣味満開の馴れ合いカキコ。反吐が出る。なんなのこのババア?

いい年なんかとっくに過ぎたババアが公共の場所にもかかわらず汚ならしいピンクの
スケスケ下着でくねくね煽情ポーズ。

「あぁ〜ら、みんなわたすのこと見てるわぁん。ウフフッ」

って気持ち悪いから見てるだけなんだけどね。

でもそれがわからずドス黒いおりものが染み込んだパンティ脱ぎ捨て汚い陰部をぱっくり御開帳。

オエッ!

「キャッ!わたすに注目して騒いでるわぁ〜ん」

「やめろやめろ」って騒いでるだけなんだけどね。

「マァッ!皆わたすに嫉妬してるのねっ!可哀想な人たち!」

ここまでくると哀れとしか言いようがない。

いじめられてた時もこんな感じで90%ぐらい本人が悪かったんだろうね。
310吾輩は名無しである:2005/07/20(水) 07:51:58
ほんとはた迷惑なやつだよ、うざい
311美香 ◆FE5qBZxQnw :2005/08/03(水) 16:35:31
ストリンドベリ著作リスト↓
http://www.bk1.co.jp/author.asp?authorid=120000287430000
312美香 ◆FE5qBZxQnw :2005/08/06(土) 21:59:55
「夢の劇」(ストリンドベリ/毛利三彌訳/白水社「現代世界演劇3」)絶版

→ストリンドベリとは↓
http://book3.2ch.net/test/read.cgi/book/1075428234/16-17

ストリンドベリはこの戯曲で悪夢を再現しようと試みた。
現実の悪夢ではなく、夜に見る夢のほうの。あの目がさめるとほっとする類の悪夢を。
天才(キチガイ)というのはとてつもないことを考えます。
この戯曲に筋のようなものはない。だから不条理ですらありえない。
意味不明。支離滅裂。こんな表現をするほかない。読了するのはかなりの労苦。
が、骨折り損のくたびれもうけ、というわけでもないのである。
なんとも形容しがたい重たい不快感がのこる。やりきれなさ。
シュークリームのような童話劇にあふれた現代では貴重かもしれない。
それはまさに悪夢である。内容は思い出せなくとも衝撃だけは忘れられないのだから。
どんな雰囲気か。引用。

(夫)「共同生活とは責め苦だよ。一方の楽しみは他方の苦しみ」
(妻)「人間ってあわれね」
(夫)「それがわかったか?」

この夫妻は(夢の中ゆえ)また別のものにすかたを変え相互に嘆きつづける。
人間は傷つけあうもの。幸福なんてどこにもないこと。
仮に幸福があるとしても、それは他人の不幸からもたらされる慰めにすぎないこと。
313美香 ◆FE5qBZxQnw :2005/08/06(土) 22:00:57
引用をつづける。

(男1)「2かける2は……2。
それを最高の証明方式である類推法で証明してみます。
いいですか……1かける1は1。ゆえに2かける2は2! 
一方にあてはまれば他方にあてはまるからです。」
(筆者注:人間がひとりのときの苦しみと、ふたりのときの苦しみを暗示か?)
(男2)「その証明法は論理学に完全に適応している。しかし答えは誤りだ」

(男3)「そして、きみの不幸の上にぼくの幸福が築かれると思うのかい?」
(男4)「われわれはあわれだ――われわれみんな!」
(全員)「(天に手をさしのべ、不協和音のような苦痛の叫びをあげる)ああ!」
(女2)「永遠なる父よ! この人たちの声を聞いてください! 人生は苦痛に満ち、人間はあわれです」
(全員)「(前と同様)ああ!」

ストリンドベリは絶叫する。人生は闘争である! 人生を憎悪せよ、苦しみの連続となろうとも!
314美香 ◆FE5qBZxQnw :2005/08/06(土) 22:07:50
「死の前に」(ストリンドベリー/杉山誠訳/三笠書房)絶版

→一幕劇。脱サラしてペンションを経営するも甲斐性なしで破産したパパ。
年頃の娘3人はみんな死んだママの味方でパパを嫌う。
パパだって、いやむしろパパのほうが娘を愛していたんだよとラスト、ペンションに火をつける。
パパの生命保険でみんな幸せにおなりなさいと――。
あの「夢の劇」の後に読むのならなんだっておもしろく感じるというもの。
でも、まあ、なんというのか。これを書いた動機というのが。
離婚した元妻に娘を奪われた腹いせに書いたというのだから……。
(ストリンドベリは3度結婚、3回とも離婚。晩年に少女に求婚するも拒絶される)
おかしいですよね、このひと、あたま、思いませんか?

あ、この「死の前に」は昭和27年刊行の「令嬢ジュリー」に収録されていたもの。
どうでもいいけど「令嬢ジュリー」の翻訳を6つ持っていますわたし……。
315美香 ◆FE5qBZxQnw :2005/08/06(土) 22:09:11
「強者」(ストリンドベリ/毛利三彌訳/講談社「世界文学全集58」)絶版

→一幕劇。クリスマス。登場するは女優ふたり。話すのはひとりだけ。
彼女はこの女に以前夫を寝取られたことがある。しかしいまは元のさやに収まっている。
この妻のセリフのうちに、だんだんとそのような事情が読み取れる。
ストリンドベリである。またもやテーマは、幸福か不幸か!
この妻は夫の元愛人に語りかけずにはいられない。いかにいまのじぶんが幸福か。
家に帰ったら夫と子どもが待っている。ひきかえ、あなたはクリスマスなのにさみしいこと。
終始、無言のこの元愛人。夫の浮気が終わるまでぐっとこらえた饒舌な妻。
元愛人か妻か、強者はどっち? ストリンドベリはかたくななまで主張した。
一方の幸福は他方の不幸である。憎悪こそ愛情を裏付けるものである。


「母の愛」(ストリンドベリ/毛利三彌訳/講談社「世界文学全集58」)絶版

→一幕劇。いま書きながら気づく。これもまたおなじであると。
元売春婦の母を持つ美貌の娘。母は(自分の素性を隠し)娘をそとにだそうとしない。
が、ある夏、娘は避暑地ではじめての友人(女)ができる。
のちにこの友人は腹違いの妹だとわかる(のだが、このへんはちょっと強引では?)。
名家に育った友(妹)は娘(姉)を社交界に誘う。それは女優として大成するきっかけにもなる。
そのためには(知られると不名誉な)元売春婦の母を捨てなくてはならない。
母としては娘を手放したくない。母の愛! 娘の幸福は母の不幸。母の幸福は娘の不幸。
ストリンドベリの戯曲から、葬式によみあげられるお経のようなやるかたない響きが聞こえてくるのはわたしだけか?
後年、ストリンドベリは仏教に関心をもったという。

(あ、ネタバレ。結局、娘は妹ではなく母を選択する。
つまり花道ではなく元売春婦の母を。だからタイトルが「母の愛」なのかな)
316美香 ◆FE5qBZxQnw :2005/08/06(土) 22:11:21
「ルッテル」(ストリンドベルヒ/舟木重信訳/「世界戯曲全集29」)絶版

→新記録。これ、わたしが手に取ったいちばん古い本。昭和3年刊行!
むかしはこんな古い本、きたないと触る気さえ起きなかったけれども、人間、変わるもんだ。
それともストリンドベリの魅惑がそれだけつよいのか。
300円だからと買っておいたものだけど、ほんとうに読む日がくるとは思わなかった。
旧仮名・旧字体+細かい活字組み+昭和3年の翻訳日本語=読みにくいX3
配役表を見て気づく。ルッテルでルターのことか。ほら、あの、宗教改革の。
オズボーンの戯曲「ルター」を読んだことがあるし、つい先日も世界史を勉強したばかり
だから大丈夫かというあわい期待はもろくも崩れ……。
「ジャンヌ・ダルク」ものもそうだけど、こういう宗教劇は日本人には理解不能では。
幼児期から教会に通うことから生じる、なんというのかな、肌感覚、呼吸感覚のちがい?
こちら日本人はキリスト教でさえあやふやなのに、まして微細な相違などは手におえない。
わからないながらも、ストリンドベリがキリスト教についてよほど考え込んだ、
その爪あとくらいなら、せめてわかったような気になってもかまいませんかね。

ちなみにストリンドベリ。幼少期はキリスト教べったり。
青年期にほのかな疑問。中年期に「地獄期」と称したほどのキリスト教不信に陥る。
晩年はようやくキリスト教への信仰を取り戻す。
――というのはあくまでも「自称」で周囲から見たストリンドベリは生涯狂気のうちにあったとか。
317美香 ◆FE5qBZxQnw :2005/08/06(土) 22:14:48
「ペエアの旅」(ストリンドベルヒ/小山内薫訳/「世界戯曲全集29」)絶版

→五幕の劇。「童話劇」という分類に入るらしい。
解説によるとストリンドベリにとっての「青い鳥」とのこと。
この戯曲、好きだなぁ。え、個人的な好き嫌いなんて聞いてないって?
だけど、これはただの感想文(読了報告)だからゆるして。
高みから分析して論じることなんてできません。
わたしのできるのはこの天才(狂人)を仰ぎ見て感嘆するだけ……。

森の中で素朴な楽園生活を送っていたペエテ少年は第一幕で宣言する。
ペエテ「ええ、出て行きますとも。僕は世の中が見たいのです。(……)
僕は熱帯の果物が食べたいのです。それが虫に食われていたって構いません。
僕はお酒が飲みたいのです。それが毒でも構わないのです。
僕は娘の腰が抱きたいのです。破産をしたお父さんが暖炉の隅に座っていても構わないのです。
僕は銀や金が欲しいのです――それがしまいにチリになっても構わないのです」(P93)

ペエテは小鬼(スウェーデンの妖精)の助けのもとで、
時には金持ちになり、それに飽きたら今度は名誉を求めて政治家になるといった具合。
つまり幸福を求めたわけである。お金、友人、快楽、名誉――。
そこに突然「死」があらわれペエテは狼狽する。
猶予を懇願するペエテ。しかし求めうる幸福は網羅した。そこに賢者があらわれる。
318美香 ◆FE5qBZxQnw :2005/08/06(土) 22:15:49
(つづき)

賢者「誰を捜しているのです」
ペエテ「人間を一人。手短に言うと、僕は不幸なんです」
賢者「では、人間など捜してはいけません。人間は決してあなたを助けてはくれませんから」
(くうう、この賢者のセリフはいいねえ!)
ペエテ「それは分かっています。でも、わたしは生きることも出来なければ、
死ぬことも出来ないのです。(……)」(P136)

賢者はペエテに言う。
「自分ばかりを愛するものは、決して他人を愛さないからです」
なんか耳が痛いわたしがいたり、あはは。
さてペエテくんは真実の愛に目覚め、リイザという永遠の恋人を見出します。
童話劇らしく最後は説教で幕を閉じる。

「(……)人生はあなたがあなたの若い夢の内に見たようなものではありません。
人生は砂漠です。それはほんとです、しかし、花のある砂漠です。
人生は荒れ狂う海です。しかし、青青とした島に港のある海です。(……)」(P141)

再読したいけどこの翻訳じゃなぁ。だれか新訳で出してくれませんかね。
319美香 ◆FE5qBZxQnw :2005/08/07(日) 08:44:26
「貸と借」(ストリンドベルヒ/楠山正雄訳/「世界戯曲全集29」)絶版

→一幕劇。この戯曲で人生は「貸と借」に過ぎぬとストリンドベリ先生は言い放つ。
人生、借りてばかりいたアクセルはいまやマスコミの寵児(ちょうじ)。
アフリカ探検から帰国したばかりの人気学者アクセルは借の返還を迫られる。
アフリカ探検のための膨大な費用を肩代わりしたばかりに生活苦に見舞われているアクセルの弟から。
本来、アフリカ探検に行くことになっていたがアクセルにその役を奪われたかつての同級生。
かれは飲んだくれのごろつきとなり、帰国したばかりのアクセルに金をせびる。
そしてアフリカ探検に行くからとアクセルに婚約を破棄された元恋人。
人気学者アクセルに恋人を奪われた男も登場する。
みなの要求を一括するとこうなる。「借りを返せ」である。
独力でいまの地位を得たと思い込んでいたアクセルは動揺し、最後には失踪する。
弟には相当する小切手を残し、恋人を彼女を返せと主張する男に返還して。
戯曲「貸と借」を総括するとわかることがある。
(人生上で)貸していたものを返したもらったひとがいる(弟、失恋者)一方で、
借りを永久に返してもらえなそうなひともいることである(同級生、捨てられた女)。
「一方の楽しみは他方の苦しみ」(「夢の劇」)。
人生は「貸と借」。
これこそストリンドベリの人生観にほかならない。


「熱風」(ストリンドベルヒ/楠山正雄訳/「世界戯曲全集29」)絶版
→一幕劇。ごめんなさい。読みましたが、さっぱりわかりません。
320美香 ◆FE5qBZxQnw :2005/08/07(日) 08:45:19
「冠の花嫁」(ストリンドベルヒ/小山内薫訳/「世界戯曲全集29」)絶版

→童話劇……になるらしい。むかしから仲の悪い名家がふたつ。
その両家の息子と娘が恋をしてしまったものだから、あらたいへん。
だけど、まあ、このふたりを結婚させることでいままでのことを水に流すことに。
困ったのは、赤ちゃんができちゃっていること。
できちゃった結婚は当時は不名誉なことで「冠の花嫁」になれない。
そこでみなにばれぬうちにとこっそり赤ちゃんを殺してしまった新妻。
この新妻に罰がくだるお話なのだ〜よ。罪は、未婚の母を不名誉とする社会制度にあるのではないか。
そんな問題告発は行なわれない。童話劇ですから。
かわいそうな花嫁と涙を流し、悪いことはするもんじゃあんめえと深々とうなずく。

そういえばさっきニュースでやっていたな。子殺し。というか無理心中。
養護学校に通う長男の未来を案じて母親が子どもふたりに毒を飲ませじぶんも。
結局、死んだのは障害をもつ長男だけだったらしい。お母さん、これからどうなるんだろう。
これは社会的な善悪の問題(障害児福祉)か。道徳的な人間の善悪の問題か。
社会や人間を超えるものに思いをはせぬとやりきれない。
321美香 ◆FE5qBZxQnw :2005/08/07(日) 08:46:24
「女中の子」(ストリンドベリィ/尾崎義訳/創元文庫)絶版

→自伝的小説。著者の18歳までの「魂の発展史」(副題)。
三つ子の魂百までと言うけれども、この小説はまさにその妥当性を証明している。
ストリンドベリ独特の迫害妄想、被害妄想は少年のときからなのがわかる。
ストリンドベリは常にじぶんが不当に扱われていると感じずにはいられない。
人間関係構築能力の著しい欠如。相手の好意をなぜか悪意と感じるふしぎな能力。
極めて激しい独善性。異性への過剰なまでの期待。それゆえに、屈折した恋愛観。
みずからのゆがみを正当だと主張できる、あの激しさこそストリンドベリの才能なのである。
見習う意味もこめて引用。笑ったところでもある。

「罪悪と知ってからやめていた性の営みは、その頃には夜毎の夢に現れたが、
彼(=ストリンドベリ)はそれを悪魔の所業とし、
それと闘うために助力者としてイエスの名を呼んだ」(P135)

「異性の間に友情が成り立ち、存続しうるか? 
二つの性は生れつき敵同士であるから、それは外見的だけである」(P143)

「彼はアンダルシア(酒場の名前)の番台のむこうに座って居眠っていた
可愛いブロンド娘が好きになった。彼はこの娘を自分のために救いだし、
牧師館に下宿させ、自分も牧師になってこの娘と結婚したい、と思った。
だが、ある晩、別室で友達がその娘の乳房をいじっているのを見付けてから、
この恋は急速に冷めてしまった」(P162)

「いやだ、どんなことがあっても、あんな売女と遊ぶもんか。
自分が愛する唯一人の女と結婚し、同棲し、愛撫し愛撫され、
自分の家へ友人たちを招く、これが彼の夢であった。
そして彼の心が燃えた女のなかに、かれは母の一部をみるのであった」(P184)
322美香 ◆FE5qBZxQnw :2005/08/07(日) 08:47:58
「死の舞踏」(ストリンドベリ/毛利三彌訳/白水社「名作集」)*再読
→戯曲。ストリンドベリの代表作にして、
かれの作品の中でわたしがいちばん好きなものでもある。
これを読んでしまったから、ストリンドベリの絶版書を探すはめに陥った。
内容は、読んでほしいから一切ばらさない。ただ夫婦喧嘩とだけ。
地獄はあの世なんかではなく、この生きている現実にこそ存在することがわかる。
原爆も大災害も地獄だが、ありふれた日常生活にだって地獄はあるのである。
読むとひどく消耗する。何もする気が起きぬほど精神力を奪う。
精神の疲労でうつろになった目であたりを見回してみる。
テレビドラマ、映画、小説――。純愛ブームはもう終わりましたか。
おもう。この「死の舞踏」なんて現代には受け入れられないんでしょうね。
とすると、この戯曲が好きなわたしの居場所もないということになる……のか。
はあ。やだな。といいつつ、この戯曲をすすめるわたし。
こんな戯曲をかつて書いたひとがいたということだけで、
現代を生きるわたしもだいぶ慰められる。
ひとに本をすすめるのは大嫌いだけれども。
↓で買えます。
http://www.honco.net/richiesta/books/010.html
東京駅前の八重洲ブックセンターなら店頭にも並んでいる。

「令嬢ジュリー」(ストリンドベリ/毛利三彌訳/講談社「世界文学全集58」)絶版*再読
→読むのはもう4度目。俳優気分で音読してみた。うん、この訳がいちばんでは?
ストリンドベリは1時間半の上演時間を想定して書いたらしい。
だけど、アクションなし、かつ翻訳された日本語でわたしが音読したらちょうど1時間。
読むのは4回目なのにどうしてこんなにおもしろいのでしょう。
内容。格下の召使がつかえている家のご令嬢をまんまと「食う」。それから――。
これほどいやらしい戯曲をわたしは知らない。まあ、えろいんだ。
激しい性描写も何もないんだけど、徹底的に下品で淫猥で、ふしぎ、そのまま芸術になっている。
こんなものを書く人間はどれだけ低劣な品性をお持ちなのだろう。
しかしそれは才能なのである。「令嬢ジュリー」。読むときまってへんな気分になる。
323美香 ◆FE5qBZxQnw :2005/08/07(日) 08:49:36
「戯曲論」(ストリンドベーリ/千田是也訳/早川書房)絶版

→ストリンドベリがシェイクスピア劇を論じた書。贅沢すぎる一冊。
じぶんの好きな近代劇作家が、おなじくらい愛好する古典劇作家を分析するのだから。
いいでしょ、いいでしょ、うわーい♪
内容? 教えたくないな……。でも、まあ、ひとつだけ。
ストリンドベリはこんな鋭い指摘をしている。
「リチャード三世」。極悪人リチャード三世がアンを誘惑し成功するシーン。
ちなみにリチャード三世はアンの夫を殺した男である。
愛する夫を殺した憎むべき張本人に求愛され、それを受け入れてしまうアン。
近代劇ならまるまるひとつの戯曲を使わないとこのテーマは書けない。
それをシェイクスピアはわずか数ページでなんら無理を感じさせることなく成功している。
そこにシェイクスピアの手腕をみるストリンドベリ。 ふーむ。

おもしろいんだストリンドベリ。
ハムレットの分析で、ハムレットは20歳そこそこの大学生だと言い切る。
だけど、ほら、あの墓堀人のシーンで、ハムレットが30歳だというのが……。
たぶんそのことを学者かなにかに指摘されたのだろう。
ハムレットの章の最後に「付言」とつけくわえ弁解する。
いや、もうそれは弁解ではない。かれにはもはやハムレットの年齢など問題ではないのだ。
ストリンドベリは恫喝する!
「自分で戯曲一つ書いたことのない人間はシェークスピアについて口を出すべきではない」(P41)
これを書いたとき60歳にはなっていたというストリンドベリは老いてますます意気軒昂!
324美香 ◆FE5qBZxQnw :2005/08/07(日) 20:51:52
たくさん書き込んだのでそろそろこわごわageます。
さっきストリンドベリの戯曲「債鬼」を読んだので感想は後ほど。

イプセンの未読戯曲もだいぶたまった。
「民衆の敵」「棟梁ソルネス」「ロスメルスホルム」「私たち死んだものが目覚めたら」。
読んだかたがいらしたらおすすめをぜひ。
「民衆の敵」はおもしろいといううわさあり。
「ロスメルスホルム」はストリンドベリが死ぬほど退屈だと書いていた。
325吾輩は名無しである:2005/08/08(月) 14:50:00
感想を書き込むなブタ女
ここはお前の日記帳じゃない
326吾輩は名無しである:2005/08/08(月) 16:44:15
ミカさんのおバカ!でもあたい、そんな貴女が…
327吾輩は名無しである:2005/08/08(月) 17:32:58
大嫌い!
328ルージュ:2005/08/08(月) 19:00:30
美香さんには申し訳ないですが、ほぼ意味不明です。
329吾輩は名無しである:2005/08/08(月) 19:21:21
美香はころ助のサイトで馴れ合ってろよ
330美香 ◆FE5qBZxQnw :2005/08/08(月) 21:20:34
イプセンはストリンドベリの肖像画を執筆部屋に飾っていたという。
いわく「かれはわたしの敵だ」。
「しかし、かれに見られていないと創作する気にならない!」。

バーナード・ショーが私費を投じて刊行したのがストリンドベリ著作集。
アメリカ演劇の父ことユージン・オニールがもっとも影響を受けたのがストリンドベリ。
331吾輩は名無しである:2005/08/08(月) 21:36:42
>>330
なにその糞文、ふざけてるの?
332吾輩は名無しである:2005/08/09(火) 05:04:49
>>330
勉強になるなあ。
出展は何でしょうか。
よろしければ。
333吾輩は名無しである:2005/08/09(火) 08:50:36
ここは美香の私物スレ
334美香 ◆FE5qBZxQnw :2005/08/09(火) 15:33:11
>>332
先日、古本市で立ち読みした本です。
翻訳もの。
タイトルは失念。
ストリンドベリのところだけ立ち読みした。
書き込みがあるくせに高いので買わなかった。
お役に立てなくて申し訳ないです。
335吾輩は名無しである:2005/08/09(火) 15:35:37
美貸詩ね
336おさむ ◆YST1av./UU :2005/08/09(火) 15:41:11
見亜kキモイ
337美香 ◆FE5qBZxQnw :2005/08/09(火) 17:37:23
「債鬼」(ストリンドベルク/楠山正雄訳/「近代劇選集3」新潮社)絶版

→またまた読了最古本の記録更新。大正11年発行の戯曲集である。
ストリンドベリが自身の自然主義戯曲の中での最高峰とみなしたのがこの「債鬼」。
(「令嬢ジュリー」こそ自然主義一幕物の最高傑作と思うのですがわたしは)。
国語辞典で調べたら、債鬼は借金取りという意味。
その時点でまたかとため息がでる。
人生を幸福と不幸の貸借関係とのみ見るストリンドベリ……。
たしかにそうなんだけど、うーん。
たとえば現代では臓器移植なんて典型的。
だれかが死んだおかげで生き延びるものがいる。
それに、ひとりが臓器移植手術を受けるということは、
その選にもれた患者が多数いるということなのだから。
さてこの「債鬼」である。
登場するのは一組の芸術家夫妻、その妻の元夫の計3人。女1人、男2人。
貸借関係を清算しようと激しくやりあうのはストリンドベリの他の戯曲とおなじ。
元夫のグスターフはなぜこの夫妻のもとに現れたのか。かれはいう。

「うん、おれはお前(元妻)の盗んだものをとり返しに来たのだ。
お前にやったものを取返しに来たのだ」(P326 どうでもいいが漢字くらい統一しろ!)

なぜなら――。

「男の愛するといふことは、与へることだ。女の愛するといふのは取ることだ――。
それでわたしは与へて、与へて、与へ尽くしてしまったのだ」(P293)

愛の破産者グスターフの到達した結婚観を聞け! ストリンドベリの叫びを!

「女房は亭主の子供だからなあ、それがさうでないと、亭主が女房の子供になってしまふ」(P314)
338吾輩は名無しである:2005/08/10(水) 01:53:05
>>337


マンボウの生殖活動は





まで読んだ。


339吾輩は名無しである:2005/08/10(水) 13:42:08
>>337
いいかげんにしろ
340あぼーん:あぼーん
あぼーん
341美香 ◆FE5qBZxQnw :2005/08/12(金) 00:07:42
ストリンドベリ、ニーチェと文通していた時期があったらしい。
なんでもニーチェがストリンドベリの戯曲「父」を絶賛したとか。

あともうひとつ。
ストリンドベリ、一時期メーテルリンクを読み込んでいたんだって。
メーテルリンクの影響であの「夢の劇」が完成したのだという説をさっき読んだ。
342吾輩は名無しである:2005/08/12(金) 00:09:20
>>341
何その駄文、ふざけてんの?
343おさむ ◆YST1av./UU :2005/08/12(金) 01:17:01
ここは読了報告ですか?
では、一応張っておきますね♪

1532 Reply ぐずん 美香 2005/08/12 00:38
考えてみて。
なみだがでちゃう。
想像するだけで。
ある日。
悪い魔法使いのおばあさんが現れる。
邪悪な呪いを二言、三言つぶやく。
すると、ヨンダくんが異様な雰囲気を察して、
魔法使いにパンダキック!
だけど、もう間に合わない。
ヨンダくんは賢いから本能的に悟る。
みか5さいに話しかける。
「みか5さいちゃん。
もうお別れです。
ボクはただのぬいぐるみになってしまうのです。
ああ、もうみか5さいちゃんとお話できなくなるなんて。
ボクいい子にします。
冷蔵庫のアイスを盗み食いしません。
駄々もこねません。
だから、だから、ああ、みか5さいちゃんと別れたくない。
ボクは、ボクは、みか5さいちゃんが大好きなんだ」

書いているだけでなみだが……。
メーテルリンク「青い鳥」はそういう戯曲なのです。

魔法使いのおばあさんだってミカーズにはかなわないんだから!
344吾輩は名無しである:2005/08/12(金) 13:04:26
ここは美香の私物スレです
345吾輩は名無しである:2005/08/13(土) 03:08:35
なに、ミカーズって。
ほんと馬鹿。
346吾輩は名無しである:2005/08/17(水) 22:19:41
え?
347吾輩は名無しである:2005/08/17(水) 22:23:38
美香は馬鹿だよ
348名無し物書き@推敲中?:2005/09/06(火) 22:47:18
部分的に嫌い
349吾輩は名無しである:2005/09/10(土) 01:41:33
美香って人は何でこんなに嫌われてるの?
350美香 ◆FE5qBZxQnw :2005/09/10(土) 07:29:08
わかりません。
351吾輩は名無しである:2005/09/10(土) 08:57:11
史ね美香
352名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 02:58:15
>>349
すぐにスレを私物化するから。
353吾輩は名無しである:2005/09/12(月) 04:57:25
>>341
メーテルリンク、メーテルランク、マーテルリンク、マーテルランク・・・
この人もストリンドベリと同じく表記が一致しないすね。
354吾輩は名無しである:2005/09/13(火) 02:49:59
監視age
355美香 ◆FE5qBZxQnw :2005/09/13(火) 07:32:18
>>353
そうですねえ。表記にはメエテルリンクもあります。
356吾輩は名無しである:2005/09/13(火) 10:12:42
ここは美香の私物スレです
357あぼーん:あぼーん
あぼーん
358吾輩は名無しである:2005/09/13(火) 12:45:52
↑357カワイソスwwwwwwwwwwwwwww
359吾輩は名無しである:2005/09/13(火) 13:43:55
みじめだねえ
360吾輩は名無しである:2005/09/13(火) 13:50:27
で、
便所豚は卒論何やったの? 文学的に何の専門知識があんの? あんたは
361吾輩は名無しである:2005/09/13(火) 13:59:47
美香のことはどうでもいいが、
卒論とか大学でたまたま専攻したものに執着してる椰子、幸せだね。
専門なんてのは日々自分で開拓していくものだよ。
西脇順三郎は理財(経済)を出たけど英文学を講じていた。
柳田国男だって法科だけど民俗学をやった。
加藤周一や安部公房は医学部出身。
人生のなかでたかだか4年間(早慶は専門3年、東大は2年)にやった程度の
ことに捕われてるのって哀れ。
362吾輩は名無しである:2005/09/13(火) 14:12:24
それにしても>>357は傑作だよね。英語だと?
おまい、英語をちょっと読めるぐらいで何いってんだよ。
だいたい文学板で原書レベルの話して何になるんだよw

世の中、「演劇好き」だからって、何の才能もないのに
関係者のところにのこのこ出かけていく恥知らずばかりではないだろ。
ひとりで戯曲を読んで満足してる、身の程を知ってる奴もいるはず。

美香なんて早稲田にしてはかなりマシなほう。
>他の学生とのレベルの違いにおののいて
これ死ぬほど傑作。
おまい、この10年ばかりの早稲田(+慶応、上智、その他)の
実態を知らないだろ?
白痴どもの人間牧場だぜ。美香程度に本を読んでる奴すら稀。
ほんと絶望的。
363吾輩は名無しである:2005/09/13(火) 14:20:39
身かも身の程を知ってたら、いいのにな。

364吾輩は名無しである:2005/09/13(火) 14:23:19
>>361-362
必死だねえ。何がキミをそこまで必死にさせるんだろうね(笑)
365吾輩は名無しである:2005/09/13(火) 14:29:01
>>364
だって美香本人だもの
366吾輩は名無しである:2005/09/13(火) 14:33:59
しょうがねえ奴だな、みじめな便所豚は
367吾輩は名無しである:2005/09/13(火) 17:46:16
違法運転の青いスポーツカーが人を轢き殺そうとして逃走した。至急檻にぶち込んで、糞飯を与えるように要求する。


違法運転の青いスポーツカーが人を轢き殺そうとして逃走した。至急檻にぶち込んで、糞飯を与えるように要求する。


違法運転の青いスポーツカーが人を轢き殺そうとして逃走した。至急檻にぶち込んで、糞飯を与えるように要求する。


凶暴にして冷酷な違法運転の青い糞くそスポーツカーに轢き殺されないようにご注意ください。




368吾輩は名無しである:2005/09/13(火) 22:26:51
>ひとりで戯曲を読んで満足してる、身の程を知ってる奴もいるはず。

美香はまるで戯曲の権威ででもあるかのような態度のでかさですけど?
どう考えても身の程わきまえてないよ。
369吾輩は名無しである:2005/09/13(火) 22:31:48
便所豚ださい、きもい、うざい
370吾輩は名無しである:2005/09/13(火) 22:36:22
スレを私物化しようとしてる時点で身の程をわきまえてないな>豚
371吾輩は名無しである:2005/09/13(火) 22:41:02
>>362
文学部のことは知らないが、何となく分かるなぁ。
俺は超一流とは言えないまでも、そこそこ名の通った大学の
工学部出てるけど、中身なんてほとんど理解しちゃいなかった。
本当にただ遊びに大学行ってるって感じだった。
まともに勉強したのはむしろ就職してから。
それでも卒業だけは出来ちゃうんだよね、今の大学って・・・
372みか5さい:2005/09/26(月) 00:57:43
「キミと逢えない夜、どうやって自分自身を慰めたらいいんだい?
美香とみか5さいのことでR
他の女の姿を思い描いて、下劣な雑誌を左手で捲れと?
きゃぴきゃぴきゃぴきゃぴ♪
rental videoやdvdを借り、店員から蔑みの視線を浴びろと?
わかってても、つっこんでほしいんだねっ♪
キミを思い描き、陰部を掻きむしることをして、
キミと逢えない悲しみをより深めることも難しいんだ。
だって、美香とみか5さいのことだもの♪
せめてpersonal computer画面やtelevision画面で逢いたいよ。
え、もういっかいいって、って♪
それとも、telephone sexをしてくれるのかい?
きゃぴきゃぴきゃぴきゃぴきゃぴきゃぴきゃぴきゃぴ
精神的な浮気を、俺はしたくないんだよ。だからhoney、はめ撮りさせてくれ。
373無名草子さん:2005/10/05(水) 11:31:43
右手にペン、左手でめくる
374美香 ◆FE5qBZxQnw :2005/10/09(日) 13:33:57
       巛彡彡ミミミミミ彡彡 私がジエン馬鹿の美香◆FE5qBZxQnw
       巛巛巛巛巛巛巛彡彡      30歳。無職のひきこもり。学歴コンプレックスで自称早稲田卒。
   r、r.r 、|:::::           |  2chに貼り付いて一日中ジエン。
  r |_,|_,|_,||::::::     /'  '\ | 過食症で食っては吐きを繰り返す毎日。
  |_,|_,|_,|/⌒      (・ )  (・ )|  現実世界には生きる場所が無く 
  |_,|_,|_人そ(^i    ⌒ ) ・・)'⌒ヽ   2chで頭の悪さ丸出しのレス書きなぐり
  | )   ヽノ |.          ,| 自己顕示しているつもり。
  |  `".`´  ノ     ノ ̄i  |  でも、文学板の人には全然見向きもされず
  人  入_ノ´    ヽニニノ ノ\    毎日悔し泣きしてるの。逆立ちしてもかなわないので
/  \_/\\       /|\\      平野啓一郎スレッドを荒らすのが慰めなの。
      /   \ ト ───イ/   ヽヽ   名無しとステハンでジエンする私を
     /      ` ─┬─ イ     i i  見かけたらどうかどうか
    /          |      Y  | |  構ってね!
375吾輩は名無しである:2005/10/10(月) 23:21:41
376吾輩は名無しである:2005/10/10(月) 23:55:21
>>54は踏まないこと!
377吾輩は名無しである:2005/10/12(水) 00:58:54
>>332
昔BBC辺りが製作したドキュメンタリー番組「この世は全て舞台」の中で、
そのエピソード紹介されてたよ(NHK教育で放映)。
イプセンはストリンドベリの肖像を部屋に置き、「この男の鋭い目が
私の仕事を助けてくれる」と言ってたらしい。

ところでストリンドベリの最後の戯曲にヒロシマという名の日本人が
出てくると「ストリンドベリ戯曲集」かなんかに書いてあったけど、
コリンウイルソンの「精神寄生体」の前書きにちょっと怖い紹介の
され方してあったので凄く読みたくなった。
最後の戯曲ってなんて作品名なんだろう?
378吾輩は名無しである:2005/11/04(金) 20:44:57
      〃. ;,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,; .ヽ
     , 彳. ;,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/バ;ヾメ;:`ミ_;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,; .゙、
    //. ;,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;//:7- __ _  ヾ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,; .ヽ
    ´/. ;,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;//_/ ̄      ゙、;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,; .',
   〃. ;,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;// /      _,,._ i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,; .゙,
   《, ;,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;∧ヾ、    ,;ii〃"゙`ミ;.i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,; .i|
  、{. ;,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/ト〈、`゙,.  , ´ ,._.,.,、,_ `゙|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,; .゙,
  i". ;,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;リヘソ,> Y! i〃 <.(;・),゙ゞノ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,; .《     ほんと〜につまらぬものは人生。なにをやったってむだですよ
  ((. ;,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;人"´`.:;;l l;.゙ `^''ーヾ`,リ!;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,; .リ
  ソ. ;,;;;;;;;;;;;;;;;;i      r'(;. );:..      l |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,; .ヾ,     失敗したのも成功したのもあなたのせいじゃない
 ゞ. ;,;;;;;;;;;;;;;;;;;;i┘    ヽヘ、;ハ ,)      /!;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,; .ゞ
ヾ". ;,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|ヾ;:            ,:; 人;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,; .((._  < もうやめませんか自己啓発。生まれてきた条件・環境こそすべて
.`゙》. ;,;;;;;;;;;;;;;;;;;;| :;;i 、-‐‐:v.‐-:、_  〃;:  !;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,; .〃
.ノリ. ;,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;゙、:;| `ヾニゞ‐;;;;ニフ  j|;.  /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,; .{{
((. ;,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;`、   - ̄    ,./;:. /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,; .ソ,
_.)). ;,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/ilヽ、._  ;,.    ,.:-‐'"/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,; .ノノ
彡. ;,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;i;;》 \ニ ;`  ̄  . ::;〃─ン;;;;;;;;;;;;;;;;;;,; .'"<
ソノ. ;,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;リノ!   \``ー  ;彡 /ミ;;;;;;;、;;、;;,; .乂ミヾ、
379美香 ◆ESCVVanDCU :2005/11/06(日) 12:02:15
>>377
>最後の戯曲ってなんて作品名なんだろう?
わかりません。

あ、トリップを変えました。今後はこれで。

わたしも「ストリンドベルクとゴッホ」を買いました。
積ん読しております。
380吾輩は名無しである:2005/11/06(日) 23:54:56
>>379
んだよ、使えねえな。
381吾輩は名無しである:2005/11/09(水) 19:29:46
検索したら誰かが2chに書いてた。でもタイトル不明。
------------------------------------------------
ストリンドベリが1910年に書いた戯曲に一人の日本人が登場する。
この日本人は自分が犯した罪を償うために自殺したいと考えていた。
彼は死んだように見せかける薬を飲み、死体を火葬するようにという
遺言書を残すことにした。他の者が、「しかし火葬場の炉の中で目覚
めたらどうする?」と訊くと彼は答えた―「気が付いた方がいいんだ…
罪業を清める炎がどんなものか知りたいんだから…」
------------------------------------------------

なんか書いてあるけど読めないよ…orz
http://www.strindbergsmuseet.se/verken/dramatik.html
382美香 ◆ESCVVanDCU :2005/12/08(木) 23:00:49
「青書」(ストリンドベーリ/宮原晃一郎訳/日月書院)
をついに入手しました。400円と格安価格で。
383吾輩は名無しである:2005/12/11(日) 15:34:47
バーナードショウの作品で How he lied to her husband って
いうのがあるんだけど、これの日本語訳わかる人いる?
384名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/07(土) 11:00:16
すまぬ。わからぬ。
385名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/19(木) 03:07:17
ttp://www.iwanami.co.jp/.BOOKS/32/0/3275020.html
『民衆の敵』 イプセン 竹山道雄訳
■定価 630円(本体 600円 + 税5%)(2006年2月23日ごろ重版でき)
386美香 ◆ESCVVanDCU :2006/01/19(木) 23:38:16
>>385
古本で買わなければ良かった。
まだ読んでいない。
がために悔しい。
これが岩波文庫の法則だとは知りつつも……。
人形の家、買った
388名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/02/10(金) 19:47:06
ショーの面白さがさっぱりわからん。興味を引く要素がない。
俺のIQが低すぎるのだろうか。
後の2人は好きかはともかく某かの興味はあるけど。
389名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/02/10(金) 22:42:06
ショーなんて好きなの
IQ低い厨房脳だろ
390名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/02/11(土) 18:57:29
眠れ、ストリンドベリ!
ゴミはゴミ捨て場に
397吾輩は名無しである:2006/03/19(日) 20:54:50
ストリンドベリはわたしのもの。だれにも渡さない!
398吾輩は名無しである:2006/03/22(水) 07:55:45
よって、いくら精神医学を学ぼうが、あの悲劇は解明できない。
わたしのライフワークはふたつの「なぜ」を解き明かすことである。
なぜが眼前で投身自殺? なぜ日記にわたしへの不満を?
なぜ原一男のせいなのか? なぜ2ちゃんねるがわたしを追い出す? 
おそらく徒労に終わろうことはわかっている。それでも――。
精神病ってなんだろう。それを知るための旅にいまでている。どこに行き着くのか。

>797 :美香 ◆ESCVVanDCU :2005/12/12(月) 23:40:47
>誤解です、関場先生……orz
>
>798 :美香 ◆ESCVVanDCU :2005/12/12(月) 23:41:40
>関場ってキチガイはおもしろい(きゃはは♪
>
>799 :美香 ◆ESCVVanDCU :2005/12/12(月) 23:42:15
>>>798
>偽者?
399吾輩は名無しである:2006/05/12(金) 09:36:39
この3人ではストリンドベリが一番だな。
400吾輩は名無しである:2006/05/12(金) 10:13:02
あらしのあとの馬鹿がさかなうりにくる (放哉)
401吾輩は名無しである:2006/05/12(金) 12:22:46
>>398
前から疑問だったのですが、関場って誰のことですか?
402吾輩は名無しである:2006/05/12(金) 13:14:24
関場は美香(※Yondaに改称)が妄想する脳内交際相手。
設定では、時々セックスをする仲らしい。

それに嫉妬してしまった論先生が
激情のあまり送ってしまった
屹立した男根の雄々しさのアピール写真ならび
交際決起を迫る檄文が
論先生の個人情報強制開示の悲劇を招いてしまったようだ。
403吾輩は名無しである:2006/05/12(金) 18:52:31
イプセンのファンのものです。珠にこんな妄想して遊んでます。

「耳をすませば」の続編
舞台は貧乏臭いアパートの台所。
しずく ちょっとせいじ!ヴァイオリン(発音良く)ばっかり弾いてないで!
    今日ハローワークには行ってきたの?
せいじ そういうの俺、逃げ道作っているみたいで嫌なんだよ。
    しずくこそ、小説なんか書いてるよりは、風俗とかで働けば?
しずく あんたねぇ、ちょっと!なにするの!
せいじ 調弦だよ、調弦。
しずく 子供!子供が見てるって!
こども かんとりろ〜ど〜、このみ〜ち〜、
    ず〜っと〜ゆけば〜あ〜のまち〜に〜
    (以下略)
404検針不良:2006/05/13(土) 20:01:48
いずれにしろ過小評価されてる感じはするね
405吾輩は名無しである ◆z.b08QDtkM
 この三人の共通項っていったい何でしょうかね。
まあ、それはともかくとして。

 ぼくの好きな作品を、これら三人の各作家につき一篇ずつ挙げるならば
Strindberg さんならば Dödsdansen
Ibsen さんならば Peer Gynt
Bernard Shaw さんならば Pygmalion
ということになるでしょう。


この三人のなかでは、どうしても彼にもっとも近い魂を持った Strindberg を
どうしても一番に贔屓してしまいますね。
ぼくは Swedenborg さんがお気に入りなので。
 Ibsen さんの Peer Gynt については、何も高尚な理由からではなく、
ああいう奇想天外な旅に憧れるぼくの子どもっぽい気質から、
好ましく思うだけなのですがw