本を読まずに読書感想文を書く

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1吾輩は名無しである
夏厨に愛の手を・・・
2それじゃこんなふうに書け:02/07/29 18:24
「蟹こーせんを読んで」
 カニがばんばん光線を撃って攻めてくるシーンがすごくて、とてもはらはらどきどきしました。
3吾輩は名無しである:02/07/29 18:26
このスレは読んだことがない小説の内容を題名だけで想像するスレになりました
4吾輩は名無しである:02/07/29 19:00
「坂口安吾『桜の森の満開の下』を読んで」
お花見は楽しそうだと思いました。大人になったらお酒を飲みながらお花見したいです
5吾輩は名無しである:02/07/29 19:01
「人間失格をよんで」
ぼくは、2ちゃんねるの書き込みをいろいろと読んで、こんな人たちに
なりたくないなぁ、ちゃんとした大人になりたいなぁ、と思いました。
6吾輩は名無しである:02/07/29 19:24
「『蟹工船』を読んで」
工という字が一番簡単で、蟹が一番画数が多くて難しいです。
船は中間で安定していると思いました。
7吾輩は名無しである:02/07/29 19:26
「論理トレーニングを読んで」
これ読んで、思考が論理的になりました。
8吾輩は名無しである:02/07/29 19:27
あー糞スレ
9吾輩は名無しである:02/07/29 19:30
厨房の夏 2ちゃんの夏
10:02/07/29 19:34
>>8-9
だったら書き込むなクズ
11吾輩は名無しである:02/07/29 19:36


    ,,,,,|||||||||||||||||||||||||ll|||||||||||||||||||||||||,,,,
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    -| l  ↑ ̄   ヽ__/   ̄↑  //    
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     ヽl     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄   //
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        \         /
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12吾輩は名無しである:02/07/29 20:32
『姉妹肛虐相姦 すすり泣く標的』を読んで
私はこういった不健全な小説は読みたくないし、社会から
排除すべきだと思います。したがって、この文書を読書感
想文として発表します。
13吾輩は名無しである:02/07/29 21:13
>>11
クソ漫画
14吾輩は名無しである:02/07/29 22:37
『プラトニックセックス』を読んで
やっぱり殆どゴーストライターが書いているのかな、と思いました。
15吾輩は名無しである:02/07/30 12:35
「源氏物語を読んで」
源氏軍の戦いぶりがかっこよかったです。
16吾輩は名無しである:02/07/30 23:49

尾崎紅葉『二人比丘尼色懺悔』を読んで

尼フェチの極致が精巧に描かれていました。
17吾輩は名無しである:02/07/30 23:50
「平家物語を読んで」
家はやっぱり二階まであった方がいいなと思いました。
18吾輩は名無しである:02/07/31 00:53
カルヴィーノ「パロマー」を読んで
やっぱりガス台はパロマだと思いました。
19吾輩は名無しである:02/07/31 06:40
20ちゆニュースで知った:02/07/31 12:07
21吾輩は名無しである:02/07/31 12:43
まじレスです。
夏休みの宿題で井伏鱒二の山椒魚の読書感想文がでました。ここだけの
話ですが、(ひそひそ)感想は、
だからドウだっていぅのよ!!
なんです。文学板のみなさま、どうしたらいいんでしょう。
この、かわいそうな女子高生に愛の手をさしのべてください。
よろしくお願いいたします。マジレスです。
22吾輩は名無しである:02/07/31 12:48
「山椒魚を呼んで」
山椒の使い方一つで、こんなに魚がおいしくなるとは思いませんでした。
今度是非、彼氏に作ってあげたいと思います。
23吾輩は名無しである:02/07/31 12:58
>>21です。
ウェ〜ん!!
あれだけいっぱいマジレスって入れたのに、遊んでいる人がいるよ〜。
どなたか助けてください。
24吾輩は名無しである:02/07/31 13:06
>>21
とりあえずここ逝ってみれば?
井伏鱒二『山椒魚』スレ
ttp://book.2ch.net/test/read.cgi/book/1008878949/l50
25吾輩は名無しである:02/07/31 13:13
>>23
感想文なら思ったことを書けばいいと思うけど、
大学の文学部の宿題でも通用する方法を教授します。

文庫なら最後に「解説」みたいなのがあると思うけど、
それを読んで、「自分はここは賛成(共感)だが、ここは反対」みたいな風に書く。
別に本心から賛成・反対する必要はないです。
突っ込みやすいところを選んで、適当に突っ込みながら書けばいい。

文例:確かに、〜氏(解説者)の解釈はもっともである。
   しかし別の見方もあるのではないか。
   これはむしろ〜を言っているのだと私は思う。

「解説」が付いてなかったら、図書館なんかで井伏の解説本を借りてみることです。
(文学部のある大学図書館に入れれば、それが一番いいです)
26吾輩は名無しである:02/07/31 13:30
>>21
「山椒魚を読んで」
私も山椒魚みたいにならないように、ダイエットしようと思います。
27吾輩は名無しである:02/07/31 13:56
>>24
>>25
>>26
最速レスありがとうございました。
とっても参考になります。
わたし、国語が苦手なのでたすかります。
小学校の時のテストで
〜さんはなぜ橋をわたらなかったのでしょう?と言う質問に
<渡りたくなかったから>と答えを書いてXもらってから、きらいになりました。
<いっぱいゆれて、怖かったから。> が正解だったんです。
家に帰ってきてからも何でXなのと、ずい分長く引きずっていました。
そんなこんなで、今日まで苦労してます。特に作文に・・・。
さっそく、図書館へ、逝ってきます。
書いたら添削してほしいな〜。甘えすぎてもダメですよね・・・。
それでは、行ってきまぁす。
>>26 でした。
28吾輩は名無しである:02/07/31 14:06
うそ
29吾輩は名無しである:02/07/31 14:08
うそつきは泥棒のはじまり
泥棒はうそつきの終わり
30吾輩は名無しである:02/07/31 14:49
>>27 です。
わ〜〜〜!
ごめんなさい。一番下の行間違えました。
>>27が正しい番号でした。ごめんなさい。
図書貸し出しカード忘れて取りにかえってきました。
外は、超暑いです。自転車のタイヤまで溶けてしまいそうです。
行ってきます。
31吾輩は名無しである:02/07/31 14:50

女 子 高 生 マ ン セ ー !
32吾輩は名無しである:02/07/31 14:54
うそ
33吾輩は名無しである:02/07/31 17:51
宮沢賢治「銀河鉄道の夜」を読んで
メーテルは美しいと思いました。
34吾輩は名無しである:02/07/31 18:03
>>27
惚れました。
俺は17歳ですがつきあえ
35吾輩は名無しである:02/07/31 18:04
読書感想文書くのにお勧めの本教えろ
http://book.2ch.net/test/read.cgi/book/1028093128/

本を読まずに読書感想文を書く
http://book.2ch.net/test/read.cgi/book/1027932459/

【コトシ】夏休みの読書計画【コソ】
http://book.2ch.net/test/read.cgi/book/1026391135/

【おやつ!!】おまいらの読書中【のみもの!!】
http://book.2ch.net/test/read.cgi/book/1025194086/

∈みっみなさん助けてください!!∋
http://book.2ch.net/test/read.cgi/book/999066406/

最近ネタスレ多いけど…センス最悪
http://book.2ch.net/test/read.cgi/book/1027943229/

「たごのうらゆ」の「ゆ」って、どういう意味??
http://book.2ch.net/test/read.cgi/book/1027871764/

「差別表現」と「言葉狩り」について
http://book.2ch.net/test/read.cgi/book/1024989776/

≪学部生救済企画≫レポートの書き方
http://book.2ch.net/test/read.cgi/book/1025853004/

おまいら読書感想文を手伝ってください
http://book.2ch.net/test/read.cgi/book/1027172097/

★文章解読ワークショップ★
http://book.2ch.net/test/read.cgi/book/1018100840/

宿題てつだってください!!
http://book.2ch.net/test/read.cgi/book/1026146935/

文学の素朴な疑問
http://book.2ch.net/test/read.cgi/book/1025336937/

★届了ってなんて読むんですか??★
http://book.2ch.net/test/read.cgi/book/1024977971/

【お願い】文学板の皆様、教えてください。
http://book.2ch.net/test/read.cgi/book/1026415436/

本の読み方
http://book.2ch.net/test/read.cgi/book/1020090548/


真性ヒッキーの美香「私に構って!」スレ・2
http://book.2ch.net/test/read.cgi/book/1026753959/

天才=美香は語りき
http://book.2ch.net/test/read.cgi/book/1026753759/
36吾輩は名無しである:02/07/31 18:09
>>35
産休
参考にしまっすです
37吾輩は名無しである:02/07/31 18:24
大江健三郎「死者の奢り」を読んで。
死んでしまった友人におごってもらったモツ煮込み定食を
もう一度、ひとりで食べに行くところで涙が出てきました。
38吾輩は名無しである:02/07/31 18:28
松本清張「点と線」を読んで
3Dアーチストになる自分にとって
うってつけの本だと思いました
39吾輩は名無しである:02/07/31 18:34
ヒルトン「チップス先生さようなら」を読んで
油っこいものはデブになり、ガンになる人が
多くなることがわかりました。良書です。
40吾輩は名無しである:02/07/31 18:56
山本周五郎「さぶ」を読んで。
僕も・・・、目覚めました。(;´Д`)ハァハァ
41吾輩は名無しである:02/07/31 19:04
42吾輩は名無しである:02/07/31 19:06
著作権が消滅した小説はただで読めます。
インターネットでも読めます。
http://www.aozora.gr.jp/main.html
43吾輩は名無しである:02/07/31 19:06
夏目漱石「吾輩は猫である」を読んで。
僕の場合、ネコというよりむしろ、タチだと思いました。(;´Д`)ハァハァ
44吾輩は名無しである:02/07/31 19:13
>>43
よくがんばった。
俺はお前が有名大学に在籍してることを知っている。
普段はシャイで通っているのにな・・・。
その勇気に敬意を表したい。
45吾輩は名無しである:02/07/31 19:16
46吾輩は名無しである:02/07/31 19:25
村上龍「限りなく透明に近いブルー」を読んで。
本当の快楽を得る為には、何かを犠牲にして、
科学的な努力を続けなければダメだと思いました。
47吾輩は名無しである:02/07/31 19:27
村上龍「限りなく透明に近いブルー」を読んで。
本当の快楽を得る為には、何かを犠牲にして、
科学的な努力を続けなければダメだと思いました
48吾輩は名無しである:02/07/31 19:30
吉川英治「宮本武蔵」を読んで。
作者は井上雄彦の影響を多大に受けているナ、と思いました。
49先生:02/07/31 19:32
>>48
校庭十周
50吾輩は名無しである:02/07/31 19:38
51吾輩は名無しである:02/07/31 22:34
カール・マルクス「資本論」を読んで。
僕が女の子にモテないのは、“資本家”のせいだということがわかりました。
だから、僕は革命をしようと思いました。
ひとりぼっちの革命をしようと思いました。
52吾輩は名無しである:02/07/31 22:42
ミシェル・フーコー「監獄の誕生」を読んで。
著者は安部譲二をリスペクトしているということが、
行間に表れていると思いました。
53吾輩は名無しである:02/08/02 18:03
「岳飛伝を読んで」
山が空を飛ぶなんて、びっくりしました。
54吾輩は名無しである:02/08/03 11:41
>>30 です。
山椒魚を読んで。
と題名まで書いたものの、なかなかペンが進みません。
それで結局この山椒魚はどうなったのか、とか 山椒魚はかえるを食べるのか
とか、いったい山椒魚の主食は何だろうとか、本筋とは関係ないことが
頭の中をグルグルどうどう巡りの今日この頃。
書きはじめってどうしていつもこんなに私を悩ませるのでしょうか。
本当に鬱です。噂に聞くと書き始めの一段落で先生は成績を決めるらしい。
だからなおさら難しくなって、イヤになってしまう。
井伏さんは、これを長編小説のつもりで書き始めたのではないか。と、
疑い始めている私に、書けと言うのは酷と言うものです。
あぁ、しんど・・・。
55吾輩は名無しである:02/08/03 13:22
>>54
冒頭の一行は決まっている。「54は悲しんだ。」
56吾輩は名無しである:02/08/03 13:49
五氏は哀しんだ。
57吾輩は名無しである:02/08/03 14:04
『日蝕』を読んで。
こんなにルビを振るのなら、最初から平仮名で書けばいいじゃん!と
思いました。お話は、ちょうどハマってたRPGと同じ世界なので、
楽しく読めました。どうせならRPGにすれば流行るのに…。
58吾輩は名無しである:02/08/03 14:12
流行りました
59吾輩は名無しである:02/08/03 14:13
つまんね
60吾輩は名無しである:02/08/04 08:19
>>55
そんなぁ、もう少し合いの手を差し延べてくださいな。
61吾輩は名無しである:02/08/04 11:56
54は激怒した。必ず、かの邪知暴虐の国語教師を除かなければならぬと決意した。
54には文学がわからぬ。54は、村の女子高生である。
ネットを開き、2ちゃんで遊んで暮して来た。けれども作文に対しては、人一倍に
敏感であった。
62吾輩は名無しである:02/08/04 12:54
ありがとう・・・・・・。
でもひどいよ。文学が分からないとゆう重大な事実を皆にばらすなんて。
もう、作文の点は捨てろとおっしゃるんですね。分かりました。
63吾輩は名無しである:02/08/04 13:18
61の元ネタは「走れメロス」の冒頭だからね…といっておかないと
不安な気がする今日この頃。
64吾輩は名無しである:02/08/04 19:55
>>63
何の冒頭でもいいけど、62をからかってやろうと言うビームが文章の
あちこちから感じます。
わたし夏休み明けすぐに期末テストがあるから、作文まで手が回らない
んです。家族にちょっと言ってみたら母は、三蔵法師さんがちょうどとおり
かかって、孫悟空みたいに助けてくれればよかったのにねぇ、でもどうやって
助けるかねぇ。などと不真面目この上なく、まったく頭にきます。母までも。
要するに、お願いするスレが不適だったのですよね。
短い間でしたが大変、大変お世話になりました。
マジレスしてくださった皆様に愛を込めて・・・♡
65吾輩は名無しである:02/08/04 23:22
>>64
わかりにくい文章だなぁ。
長いわりにちっとも面白くないし。
作文、白紙で出せよ。読む先生が気の毒だ。
66吾輩は名無しである:02/08/05 13:31
>>65
分かりにくいでしょ。
国語の先生にも同じこと言われました。
全部読んでくださってありがとう。
私は言葉が話せる人間に生まれてきて良かったと思いました。
と書いて出します。2枚なんて絶対書けないと言います。
67吾輩は名無しである:02/08/14 17:24
シェイクスピア「十二夜」を読んで
十二夜の月は中途半端だと思いました。
68吾輩は名無しである:02/08/15 15:29
スタインベック『怒りの葡萄』を読んで。
シュールリアリズムは苦手です。
69吾輩は名無しである:02/08/16 10:08
>>64の母の脳内では、三蔵法師が如意棒を持ち、緊箍呪をもって自身を苦痛に追いやります(w
70吾輩は名無しである:02/08/17 12:35
「かわいそうな像」を読んで
かわいそうだった
71吾輩は名無しである:02/08/17 14:44
という70の書き込みを見て
かわいそうに思った
72感想文の定番:02/08/17 14:52
わたしは、主人公の少年は、とてもえらいです。
困っている人たちを助けるからです。
助けられた人たちは、少年に助けられます。
もしぼくだったら、助けられただろうか。
ぎもんです。
人から言われなくても、みんなを助けられるよう、みならいたいと
思いました。

あと、何で作者は小説家になろうと思ったのですか?
73吾輩は名無しである:02/08/17 17:47
それが定番ならば、日本の学力低下も甚だしい。
74吾輩は名無しである:02/08/17 17:50
まだ夏休み大分あるじゃん。読め!
75吾輩は名無しである:02/08/17 20:21
「カラーマゾフの兄弟」
             F谷 *男

 僕は、この夏休みに、ドストエフスキー
のカラマーゾフの兄弟という小説を読みま
した。
 この本を選んだきっかけは、僕にも兄弟
がいて、題名に共感したからでした。
 長男の靖男は酷い男で、毎日働きもせず、
競馬やパチンコに明け暮れ、女の人から

お金を取り上げて生きていました。(その
女の人は亜希子という名前で、靖男の幼な
じみ兼、母親役です。)
 亜希子さんは、自分がいなければダメに
なってしまう靖男の弱さを、どうしても放
って置けなかったのだと思います。それで、
あんなダメ人間の靖男と、いつまでも一緒
に居たのだと思います。
 しかし内職までして捻出したお金も、靖
男は際限なく遣ってしまい、生活は一向に
76吾輩は名無しである:02/08/17 20:24
楽になりません。
 「このままでは聡史(もう子供がいまし
た)に飲ませるミルクも買えない!」
 亜希子はある日決心します。
 苦しい家計を支えるため、街を救うヒー
ローとなる事にしたのです!
(しかしその頃既に、盛岡市には5人組の
ヒーローがいた事を、世間に疎い亜希子は
まだ知りませんでした…。)
 亜希子は僅かに残っていた全財産、2千

円(それほど家計は追い詰められていたの
です)を手に、ヒーローに必須の変身アイ
テムを買うため、マツモトキヨシに走りま
した。
 「さり気なく日常生活に溶け込んでいる
ものでなければダメよ!」
 亜希子はすっかりその気でした。
 そして、小一時間悩んだ挙句、亜希子が
手にしたもの、それは、
「サンテ・アルフリー新目薬」でした。
77吾輩は名無しである:02/08/17 21:19
 コレだ!コレしかない…!
 確信に満ちて亜希子はレジに向かいまし
た。
 順番が着ます。
 店員は言いました。
 「一点で2100円になります。」
 しかし財布の中を見て亜希子は愕然とし
ます──
 消費税分が足りない…
 下を向いたまま硬直してしまい、その場

に異様な雰囲気が漂いました。どれくらい
でしょうか、10秒、15秒…。しばらく
して「やっぱいいです…」とだけ言い、そ
の場を去りました。
 …去るかに見えました。
 しかし亜希子はどうしてもあの目薬を諦
める事ができません。またさっきの場所に
戻ると、慣れた手つきで箱を掴み取り、素
早くポケットに押し込んだのです。
 後ろ髪を引かれるようなスリルを味わい
78吾輩は名無しである:02/08/17 21:57
ながら、亜希子は売り場を後にしました。
売り場から遠ざかれば遠ざかるほど、その
足取りは速くなり、まさに逃げるように、
普段通らない道を辿って家に帰りました。
 そして帰るや否や、飼っていた猫(名前
はありません)に言いました。
 「じゃあ次、変身ポーズ考えようぜ!」
 腹を空かして亜希子の帰りを待っていた
猫でしたが、いつになくテンションの高い
彼女に押され、つい「お、おぅ…!」と言っ

てしまいました。
 まさか猫が喋るとは思っていなかった亜
希子は、一瞬で青ざめた顔になり、盗んだ
目薬を入れた紙袋をその場に落としてしま
いました。
 聡史は母親の恐怖を敏感に察知し、大声
で泣き始めました。その泣き声で我に返っ
た亜希子は、一言猫に誤ると、「一緒に変
身ポーズ考えようよ!ね?」と、優しく言っ
たのです。
79吾輩は名無しである:02/08/19 04:48
闘病記の読書感想文を看護の視点から書かなくてはいけないのだけど



頼む!
80名無しさん:02/08/19 04:59
治ってくれ治ってくれって願ったのは最初の3日くらいで、
あとはずっと看病辛いなぁと、そればかり思っていたまではよかったが、
食事に煙草の灰を混ぜ込んで寿命を縮めようと画策したり、
誰も快方して貰いたいなんて思ってる人いないわよとそれとなく聞かせる段になると
とてもきもちわるかったです。看病もたいへんなんだなーとおもいました。
81吾輩は名無しである:02/08/19 09:21
マジレス。もう遅いかも知れないが。

--
丸谷才一が「日本語相談(週刊朝日連載)に書いていたと思うが私も同感。
「読書感想文は子供(大人でもそうだ!)を読書嫌いにする最大の方法だ。
なぜならあれは書評であり、私だって『書評を書かなきゃ』と思いながら本を読むのはつらい。
ましてや「課題図書」とか言って読む本まで指定されたら苦痛以外の何者でもない。

じゃ、どうしよう?

いままで読んだ本の中で、学校向け・学校向けじゃない に関わらず「面白い」と
思った本はないだろうか?
その本を友達に紹介するつもりで「紹介文」を書け。
もしそういう本がなかったら、時間は気にせずとにかく適当に面白そうな本を読め。課題図書だろうが何だろうが関係ない。
人に紹介したくなる本に出会うまで読め。
出会えなかったら・・・丸谷才一はなんて書いてたかなあ。ごまかしてた気がするが。

「友達に勧めたいな」と思う本が出てきたら、それを紹介する文を書け。オレはどこが面白いと思ったか、それはなぜか、おまえも面白いと思うか、を書け。
間違っても「要約」でページを稼ごうと思うな。過不足のない要約を書くのは下手すると感想より難しいから」

なお、丸谷才一クラスでも「書き出しは常に大変」だそうで、
>題名まで書いたものの、なかなかペンが進みません
はよくわかる。
じゃ、ワープロ使って適当な段落から書き始めてあとでつなぎ合わせるなりして
がんばってくれ。
なに、オレたちは名文家じゃない。書き出しがマズイからと言って先生が途中で読むのを放り出すわけじゃない。
書きゃいいの、書きゃ。

--
気楽にどうぞ。オレなぞ中学の時に「ビートルズ詩集」で感想文を書き(半分は解説の写し)、優をもらったよ。
ビートルズに狂ってることが先生に伝わったからだと思う。
そんなモンだよ、学校の課題なんて。

長文失礼
82吾輩は名無しである:02/08/19 14:27
【ダメ亭主】教育評論家かもめ【ヒモ夫】

1 :名無しさん :02/08/10 08:16
一般書籍板の日木流奈スレやYahoo!で暴れている、
自称作家・教育評論家55歳無職、カミさんのヒモ亭主、しかも見捨てられかけている、読んでいない本の書評を書ける
かもめさんを生暖かく見守るスレです。
http://tmp.2ch.net/test/read.cgi/bakanews/1028934998/
83吾輩は名無しである:02/08/19 15:58
>>81
ぜんぜん遅くありません。
最初の一行で、その作品のよしあしが決まるなんて事を気にして、いい点取りたい
ために考えすぎてしまったような、気がします。
ここ数週間白紙の原稿用紙が夢の中で踊っていました。(ちょっと大げさ)
書けばいいんだ。で開き直ってかきます。
84吾輩は名無しである:02/08/19 16:19
誰か3,4行ぐらいで、地図を読めない女 話を聞かない男
の感想きぼんぬ。あと指輪物語の一巻の感想、二巻の感想もそれぞれきぼんぬ。
もう読む時間がなぁぃ!
85ノレナ ◆J.LUNA/c :02/08/19 16:54
>>81
で救われた人が多数いると思われ。
斯く言う俺もその一人だ。

前回みたいに何も考えず書こう。
86吾輩は名無しである:02/08/19 18:41
>>84
地図を読めない女 話を聞かない男
道に迷った女のヒステリックな小言を見事に受け流す男に好感が持てました。
指輪物語 一巻
いくら給料三ヶ月分も出した指輪を受け取ってもらえなくても
自殺することはなかったんじゃないかな。
指輪物語 二巻
前の彼女に渡した指輪をまさか次の彼女に平然と渡すなんて・・・
指が太すぎて指輪が抜けなくなるのもとても滑稽でした。
87吾輩は名無しである:02/08/19 19:43
海辺のカフカはごみ
88我が輩は名無しである@81:02/08/19 22:23
>ノレナ ◆J.LUNA/c さん
81じはいきなりため口で書かせていただきましたが、大変うれしく思います。

そこで、出血大サービス「自分ならこう書く!『山椒魚』感想文」
(なお、高校の時読んで以来読んでません)。


--
「正直言って、何なんだろうこの本は、と思いました。
『山椒魚』って有名だから、かなり難しく内容のある本かと思ったら
あっという間に読んでしまい、わかったのは「山椒魚はいじわるだ」だけ。
なにも、自分が出られなくなったからって蛙まで巻き添えにしなくてもいいじゃない?サイテー、こいつ。

と思って国語便覧も読んでみました。そうしたら、少し考えが変わりました。
井伏鱒二は売れない時期・習作時代が長く、苦労した人だったそうです。
すると『山椒魚』と井伏鱒二が重なって見えました。
『作家としてがんばって十年以上。家に閉じこもっていろいろ書いたけど、どうも世間は認めてくれない。
ひょっとして、自分が作家をやっているのは世間の激流から逃れるために岩穴に飛び込んだようなものだったのだろうか?
でも、いまさら外に出て世間並みの仕事なんてできない。このまま作家としてやっていくしかない。』
こんな気持ちを『山椒魚の頭がつっかえて出られなくなった』というシチュエーションに投影したんでしょうか?」
こんなもんで書き出します。

以下、屈折した気持ちを蛙にぶつける山椒魚に同情し(するふりをし)、
起承転結の『承』を書きます。自分の手元に本文がないので書けません。ここのごまかし(枚数稼ぎ)が『結』の次に難しいと思います。

89我が輩は名無しである@81:02/08/19 22:24
『転』では「井伏鱒二の欧文直訳体(嘲笑してしまったのである!等に代表される
英文和訳のような文体)を取り上げ
「なんでこんな書き方をしたのでしょう?井伏鱒二の人生の吐露とも言える大事な作品に、一瞬笑えるような書き方をしたのは?
私は何度も読み返してみて、こう思いました。『本気の文章で書くと重すぎて読めなくなっちゃうんじゃない?』
だいたい、国語苦手のわたしが何度も読めたのは『文章がカンタンで内容も『ナニこれ?』というくらいカンタンだったから』です。
でも、あまりに内容が深刻だから、逆にユーモアがあるとも言える文体と内容にすることで、
『読めるヤツは深読みする。読めないヤツにはそれまでさ』という関所を設けたんじゃないでしょうか?

『"コロップ"の栓のように頭がハマる』
なんか、ワインの栓が抜けないみたいで不謹慎ながら笑いを誘います。せめて
『数年の歳月が山椒魚を出口のない牢獄に閉じこめてしまった』
『かつて激流から身を守ってくれた岩穴が、今や恐ろしい復讐者として山椒魚の前に立ちはだかった』
とか書けばいいのに。
あえてそうしなかったところに「おかしゅうてやがてかなしき花火かな」という効果を狙ったのでしょうか?」
ちょっと本文全体を覚えていないので間違ってるかも知れませんが、このあたりで
文体と内容の関係を探ってみると「こやつ、できるな?」と思わせられるでしょう、高校クラスなら。

さて、問題の『結』。蛙君の登場です。
「わたしが読んだ『山椒魚』は、最後までケンカ別れのバージョンでした。でも
Netで調べてみたら
(友達から聞いたら/便覧に書いてあったから/図書館の司書に相談したら)
『最後に仲直りする』というバージョンもあるそうなので、図書館で探して読んでみました。」
(ここ、どっちがどっちでもいいけど、自分が読んだのがそういう順番だったのでそっちで行きます)

「私は『仲直りバージョン』の方が好きです。蛙くんからみると思いっきり被害者ですけど、
『人と人とは最後はわかりあえる』というテーマで締めくくった方が明るいです」

「私は『仲直りしないバージョン』の方が好きです。仲直りは作者のアリバイです。
本当は『孤独』がテーマなのに、それじゃあ暗すぎるからって付け足したのが見え見えです。
井伏鱒二自身もあとで『仲直りするシーン』をカットした方を完全版と考えていたみたいですし」
(読書に自信があれば「時計仕掛けのオレンジ」のラストが二通りあることを引き合いに出してもいいでしょう)

--
うーん、所要時間CD3枚分(2時間半?)・缶ビール1本・たばこ2本でこんなもんです。
こいつを肉付けして規定枚数に持ち込めばどうでしょう?

役に立つかどうかわかりませんが、ご参考までに。 長文失礼
90吾輩は名無しである:02/08/19 22:36
91吾輩は名無しである:02/08/20 00:52
92ノレナ ◆J.LUNA/c :02/08/20 02:09
>>88-89
ありがとうございました。大変参考になりました。
93吾輩は名無しである:02/08/20 03:57
「冷静と情熱のあいだ」を読んで。

普通の状態だと思いました。
9483:02/08/20 15:55
81,88,89 さま
そして、わたくしに助言をあたえてくださった、先輩がた。
本当に、ありがとうございました。
皆様のおかげで、一気に3枚の原稿用紙が埋まりました。
こんなにまじめに読書感想文をかいたのは、はじめてです。
山椒魚がこんなに奥が深く、人を悩ませる作品だった事も
初めて知りました。
大学の卒論に選ばれるのも納得しました。
今思えば、知りきれトンボのように終わっているのは、
あまり自分を惨めにしたくなかったからなのかなぁ。
井伏さんがまだ生きていらっしゃったら、答えてくださるでしょうか。
生意気なヤツだ! とおっしゃるでしょうか。
とにかくわたしは幸せです。ありがとうございました。
95吾輩は名無しである:02/08/20 17:52
a
96吾輩は名無しである:02/08/20 18:01
夏目漱石の「こころ」
お願いします。
97吾輩は名無しである:02/08/20 18:21
カミュ「異邦人」

幸い日本人の乗客はいませんですた。
>94 :83 :02/08/20 15:55 さん
すばらしい!何がすばらしいと言って
>今思えば、知りきれトンボのように終わっているのは、
>あまり自分を惨めにしたくなかったからなのかなぁ。
これが一番です。一番難しい『結』の部分の感想を、自分の力で書いているじゃないですか。
それは立派な「94 :83 :02/08/20 15:55」さん流の解釈です。
もはや自分(81)が何か助言をする必要はありません。

>96さん
「こころ」ですか・・・。これも高校の時読んだ気がするなあ。もういっちょいってみますか。
1〜2日で書いてみますね。ちょっと時間を頂きたく思います。
99 ◆ZShttttQ :02/08/20 19:30
もう誰か読書感想文UPしてくれよ。
100吾輩は名無しである:02/08/20 20:01
おまいら読書感想文を手伝ってください
http://book.2ch.net/test/read.cgi/book/1027172097/

このスレに書いた
400字原稿五枚にするつもりだったが6枚くらいになったから
添削されたし
10183:02/08/20 20:48
>>98
作文を書いてこんなにほめられたのは、初めてです。
なんだか恥ずかしいです。
それより何より、すっごく嬉しいです。
お忙しいのに、本当にありがとうございました。
102吾輩は名無しである:02/08/21 00:47
マッチ売りの少女
 マッチ売りの少女は童話です。童話を読ん
で読書感想文を書こうなんて、ふざけている
のか。と思う人もいるかも知れませんが、私
はそうは思いません。
 本来、童話とは子供の読むべき書物です。
文字数も少なく、容易に感想文が書けそうだ
と思われがちです。しかしただ単に読むので
はなく、少ない文字数の中には表現できなか
った真実、童話という性質上包み隠されてい
た本質を見抜くことこそが、童話を読むこと
においての最大の意義なのです。基本設定が
曖昧な童話は、深く考えれば考えるほど様々
な解釈ができ、何ページもある小説など比較
にならないほど奥が深いものなのです。
 私が読んだマッチ売りの少女も、いろいろ
考えさせられる作品でした。どうせ売れない
売っても儲けなどほとんど無いマッチを売っ
ているのがまず謎です。また、そのマッチは
どこで入手したものなのか。謎だらけです。
しかし物語が進んでいくにつれて、それらの
謎が解けていきます。物語中、少女がマッチ
を擦ると、暖かい暖炉や美味しい料理が浮か
ぶシーンがあります。このシーンをよく考え
てみてください。そうです、麻薬です。この
作品の中でマッチとは、幻覚性の強い何か、
麻薬を示しているのでしょう。だから単価も
高く、その手の人ならば一度に多量に買って
くれるので儲けも大きいのです。
 ではそんなものをなぜ小さな少女が持って
いるのでしょうか。もう簡単ですね。彼女の
家は貧乏で、父は病気です。大半の人はこれ
でわかったと思いますが、念のために説明し
ておきます。
 少し前まで少女の家は、お金持ちではあり
ませんでしたが貧乏でもなく、父、祖母、娘
の三人で毎日それなりに幸せな暮らしをして
いました。ところがある日、祖母が病気でこ
の世を去りました。
 マザーコンプレックスだった父は自暴自棄
に陥りました。朝から晩まで酒を飲み酔っぱ
らう父。いよいよ酒だけでは飽きたらず、麻
薬に手を出してしまいました。麻薬の中毒性
に身も心もむしばまれ、麻薬無しでは生きら
れない体になってしまった父は、家にあるお
金になる物は全て売って、麻薬を買い込んだ
のです。毎日酒と麻薬をあおる父、それを家
の隅で泣きながら見つめる少女。なんたる無
惨な光景でしょうか。こんな父が麻薬に完全
に体をむしばまれる日は、そう遠いものでは
103吾輩は名無しである:02/08/21 00:50
ありませんでした。
 残ったものは、何もないボロ家と、廃人と
化した父、泣いている少女。そして大量の麻
薬でした。父が同じ家で麻薬をやっているの
ですから、少女も少なからず麻薬の味という
ものを知っていたはずです。それでも少女は
麻薬の誘惑に負けずに、その麻薬を売って生
計を立てることを決心したのです。
 と、これがマッチ売りの少女の隠されたプ
ロローグです。マッチ売りの少女はフィクシ
ョンだと思っている方が多くいると思います
が、実は中世のヨーロッパで本当にあった出
来事なのです。ただ受け継がれる間に「麻薬
が「マッチ」にすり替えられたのです。これ
は童話として受け継ぐ場合に麻薬という表現
が子供に悪い影響を与えると考えられたから
でしょう。
 さて、予想に反して麻薬が全然売れないこ
とに少女は失望しました。前述の通り麻薬の
味を少なからず知っている少女でしたから、
とうとう父と同じ道を歩むこととなりました
そうなればもう、あっと言う間です。大人ほ
ど精神的にも肉体的にも強くない少女です。
短時間に大量の麻薬を服用して幻覚を見たり
幻聴を聞いたりしているうちに夢心地のまま
死んでしまいました。
 貧乏な少女の悲しいお話として受け継がれ
てきたマッチ売りの少女ですが、本当は「麻
薬はいけない」という戒めを込めた作品だっ
たのです。


感想文というよりも分析になってしまいましたがマッチ売りの少女です
学校にもよりますが本の文字数を指定する学校は少ないと思うので
童話を用いて感想文を書くことは有効な手段の一つです。
104吾輩は名無しである:02/08/21 04:02
芥川の「羅生門」をお願いします。
400字詰めで3枚書かないといけないんです(鬱
105吾輩は名無しである:02/08/21 09:51
2ちゃんのコピペだけど、元ネタが江戸川乱歩の「鏡地獄」
文章内の「2ch」を「鏡」もしくは「レンズ」に変えればあらすじになる…かも?

------
私に一人の不幸な友だちがあるのです。
少年時代はまだ、さほどでもなかったのですが、それが中学に進んで、
パソコンを買ってもらうと、彼はもう2chに夢中になってしまって、
その時分から、病気といってもいいほどの、いわば2ch狂に変わってきたのです。

 彼の2chに対する異常なる嗜好は、だんだん高じて行くばかりでしたが、
やがて中学を卒業しますと、彼は上の学校に入ろうともしないで、
ひとつは親たちも甘すぎたのですね、息子の言うことならば、
たいていは無理を通してくれるものですから、学校を出ると、
自分の部屋で、2chに常駐する生活を始めたものです。

 これまでは、学校というものがあって、いくらか時間を束縛されていたので、
それほどでもなかったのが、さて、そうして朝から晩まで部屋に閉じこもることになりますと、
彼の情勢は俄かに恐るべき加速度をもって昂進しはじめました。
元来友だちの少なかった彼ですが、卒業以来というものは、彼の世界は、2chの中に
限られてしまって、どこへ遊びにでるというでもなくしたがって来訪者もだんだん減っていき、
僅かに彼の部屋を訪れるのは彼の家の人を除くと、私ただ一人になってしまったのでした。
そんな私も、訪問するごとに彼の病気がだんだん募って行って、
「今日はスレを10個潰した」とか「××板はドキュンのすくつで・・・」
と、狂気に近い状態で話すのを目撃して、ひそかに戦慄を禁じ得ないのでした。

 私の不幸な友だち、いえ、もうおわかりでしょう、このスレの>>1ですが、
彼はそうして、2ch狂、ドキュソの最端を極めようとして、
極めてはならぬところを極めようとして、
ひろゆきの怒りにふれたのか、電波の誘いに敗れたのか、
遂に彼自身を亡ぼさねばならなかったのでありましょう。
 彼はその後、狂ったため入院してしまいましたので、
事の真相を確かむべきよすがとてもありませんが、
でも、少なくとも私だけは、彼は安易なスレ立てを冒したばっかりに、
ついにその身を亡ぼしたのだという想像を、今に至るまでも捨て兼ねているのであります。
>96さん
すみません、昨日2〜3時間粘ってみましたが、完全に「こころ」を忘れ去っている自分に
気づきました。
あわてて青空文庫で全文読みに入りましたが
「『書評を書かなきゃ』と思いながら本を読むのはつらい」ことをイヤと言うほど
思い知らされました。
もし今日図書館/本屋でいい資料が見付からなかったら、すみませんがあきらめてください。
>104 さん
当然のように、羅生門は中学の時に読んで以来読んでいないのですが
これなら行けそうな気がしますのでやってみましょう。

--
「羅生門−善と悪・あるいは心の闇について」

テーマは
「なぜ下人は初めは老婆の犯罪(死体の髪を抜く)ことに我を忘れるほどの
怒りを覚えながら、結局犯罪者の仲間入りをしてしまったのか」
で行きましょう。

--


「下人は行くべきところもなく、羅生門に降り込められていた。彼が積極的な
行動を起こさぬ限りのたれ死にが待っていることは確実である。
しかし、どうしても行動を起こせない。確かにそうかもしれない。
「行動を起こす」とは「追いはぎになる」等の犯罪者への仲間入りを
意味するからである。

彼はどうやら健康な若い男で、刀も持っている。やる気になれば
カンタンに追いはぎや強盗ぐらいできただろう。しかし、その「勇気」が
なかった。
「犯罪者になる勇気」と呼ぶのが不謹慎なら「タブーをうち破る勇気」と
いってもいいだろう。
このころの彼は「生き延びる」と「タブーをうち破る」を天秤にかけて
どちらが下がるかを見極めようとし、結局釣り合ったまま
宙ぶらりんで困っているようなものだったろう。」

(書き出しはこんなものかな?あまり要約を表に出すのは良くないのですが、
思い出しながら書いているのでこうなってしまいます。
あと、余裕があれば
「そもそもこの天秤でどちらかが下がり、結論が出ることがあるのだろうか?」
などということを、生活苦から犯罪に走ってしまうたくさんの人々と、
(新聞を見りゃたいてい載ってる)
戦後の混乱期に「オレは絶対闇米は喰わん!」と宣言して餓死してしまった人
(弁護士だったかな?検事だったかな?)
のことを入れてもいいかも知れない。知らなかったら調べてみて)

--
「さて、この天秤を壊す決定的な事件が起こる。彼は老婆の犯罪を目撃するのだ。
それは『自分が盗人になるつもりでいたことなどとうに忘れさせる』ほどの出来事であった。

作者(芥川)は
『下人に飢え死にするか盗人になるかという問題を改めて持ち出したら
何のためらいもなく飢え死にを選んでいたであろう』と書いているが、
私はそうは思わない。
(と大胆に言い切ってしまう。これぐらいのインパクトは許されるだろう)

このとき、下人は頭のなかにあった善悪の天秤をぶっ壊されるぐらいの衝撃を
受けたのだ。
以前読んだ「性善説(人は生まれながらにして善を求めるという説)」の
説明に
「もし赤ん坊が井戸の縁をよちよち歩きしていたら、どんな人でも一瞬『助けなきゃ』と
思うだろう。それが、人間に生まれながらに備わった善を求める心なのだ」
と言うのを読んだことがあるが、まさにこのときの下人の気持ちは
これに近いものがあっただろう。些末なことはどうでもいい。とにかく
理屈抜きに悪を憎む心が芽生え、自分の飢え死になど『選んでいる』ではなく
『思い出しもしない』という状況だったのではないだろうか。

思考の大前提を崩された下人は、好奇心のままに行動する。老婆を脅し、
状況を聞き出し、好奇心を満足させたら一気にすべてへの関心を失ってしまう。

(起承転結に従って、下人の心の動きを勝手に解釈しながら『承』を書きます。
ただ書くだけではつまらないので、大胆に芥川否定論までぶち込めば
面白くなるでしょう)
--
さて、転が大変だ。なにしろ話が短いから。
このままストーリーをなぞって下人の心の動きを解釈していくか、
(ストーリーが充分『転』になっているからそれでも大丈夫)
いきなりアクロバットを繰り出すか。
どうせならアクロバットだよね。

アクロバット型
「下人は自分でも気づかないまま、図らずも『性善説』の立場に立った。
しかし老婆の事情を知り、冷ややかに現実を見つめたとき、
一瞬にして『性善説』など吹っ飛んでしまった。
わずか5分前に心の底から感じた『悪は悪であり、それだけで許されるべきものではない』
という感情がきれいに吹き飛んでしまったのだ。
これは、下人の心の弱さなのだろうか?
それとも、5分前に経験したの魂を揺さぶるような
感情すら一瞬で忘れるほどの矛盾した人間なのだろうか?

いや、これが普通の人間のあり方なのであろう。我々は弱い。
結局は自分がかわいいのだ。生きるか死ぬかの 極限状況ならなおさらだ。
それを芥川は理知的な眼で凝視し、誰の心の中にも棲んでいる
『エゴイズム(自分さえよければ主義)』を抽出して「下人」というキャラクターに
演じさせたのであろう。
ある意味では、下人は「現実より現実らしい行動」をとったと言える。
ここが芥川の真骨頂であろう。

(ここから削除可能)
芥川は現実からテーマを取り出し、それを精錬し、より洗練したかたちで
ストーリーを作る。今回は『性善説』と『エゴイズム』の葛藤だろう。
できあがったストーリーは、無駄なものを省き、ポイントだけでできているので
現実より現実味を帯びてくる。
ちょうど
「写真では何もかも写ってしまうが、絵画なら作者の描きたかったもの
以外を捨象すること(わざと捨てること)によってよりインパクトの
ある映像になる」
ように、芥川の小説は現実のイミテーションだが、時に現実より
美しく輝く。
(ここ、「芥川の真骨頂』から勝手に筆が(指が(笑))動いて書いてしまったが、
ちょっと唐突な印象を受けるなあ。削除してもいいかも知れない)


--
普通に解釈型
「『善か悪か』の天秤思考法を壊された下人に入り込んできたのは、
老婆の言葉だった。
『生きるためには皆が必死なのだ。確かに自分(老婆)のやったことは
悪いとかも知れぬ。だが、場合が場合なのだ。この程度のことは
死んだ女も大目に見てくれるだろう』
いったん思考にリセットを喰らった下人は、ついさっき感じた
『悪は悪であり、それだけで許されるべきものではない』
も忘れ果て、一気に悪に染まる。
『じゃあ、オレが強盗をしても恨むまいな。死んだ女が大目に見てくれるというなら
おまえだって大目に見てくれるだろう』
そして、黒々たる(コウコウたる?トウトウたる?)闇の中へ消えていく。
『下人の行方は、たれもしらない(「誰(だれ)」じゃなくて「たれ」じゃなかったでしたっけ?』
--
さて、『結』。『転』で結構書いちゃったので、『結」は軽く行こうか。枚数制限超えてない?

「闇に消えた下人はどうなったのだろう。彼の消えていった『闇』は
誰もが心の中に持つ『闇』そのものであり、彼は『闇」を利用するつもりで
逆に『闇」に飲み込まれはしなかっただろうか。下人の行方を考えるとき、
一抹の不安が漂う。」

--
ははは、ここまででCD2枚半
(プリンタが逝っちゃったので復旧時間を考えなければCD2枚)
たばこ2本:ビールなし。
ちょいと書きとばしてるので甘っちょろいかも知れませんが
適当に取捨選択してまとめてください。

「こころ」とは違って楽だったなあ。適当なひまつぶし&頭の体操で
面白かったし。
お役に立つといいんですが。長文失礼。
111吾輩は名無しである:02/08/21 12:20
>>104
羅生門
 ある下人が主人に暇を出されて途方に暮れ
ている。しきりに右頬のにきびを気にしてい
るのだから、たぶん若者であろう。
 下人は、盗人になる以外に生きていく術が
なかった。しかし実行する勇気が出ない。そ
してとうとう羅生門に登って一夜を明かそう
としてた。
 なぜ死人がうじゃうじゃいる羅生門に登っ
たのだろうか。それは当時の時代背景を考え
れば当然であろう。町には盗人やその他の危
険な奴がいくらでもいる。そんな連中に出く
わしたが最後、殺されるか、奴隷として売ら
れるかである。そういう連中にとって若者は
格好のカモであろう。
 死人よりも生きている人間の方が、よほど
恐ろしい。死人の方が怖いのでは、と思われ
がちだがよく考えてみて欲しい。生きている
人間が死人を恐れるのはそれに付随する「幽
霊」という概念からくるもの、または単に気
味が悪いと言うだけの理由からである。だか
ら、死人そのものを単なる人間としてとらえ
れば、無害、無抵抗の全く恐るるに足らない
存在なのである。
 さて話が多少脱線してしまった。羅生門に
登った下人が見たものは何も死人だけではな
かった。死人ばかりと高を括っていたのだか
ら、驚いたの、驚かなかったのではない。よ
く見ると老婆が、死人から髪の毛を抜き取っ
ているではないか。下人は老婆に激しい憎悪
を感じる。また、あらゆる悪に対する反感を
も感じていた。「この時の下人なら、飢え死
にを選んでいただろう」とまで書いてある。
 なぜそこまで激しく憎悪するのか。「死人
は神聖にして犯すべからず」的考え方が下人
の中にあったのだろうか?時代背景から考え
ると不自然なことだが、下人がまだ若いとい
うことから考えれば自然である。単純な、安
易な正義感に燃えている、とでも言えばわか
りやすいだろう。
 下人は老婆に近づき、刀を突きつけて、何
をしていたのかと問いただした。もちろんこ
れは、前述の安易な正義感と、好奇心からく
るものだったことは言うまでもない。そのこ
とは下人の言葉「自分は門の下を通りかかっ
た旅の者だ」という嘘を考えればすぐにわか
るだろう。嘘を付いた理由は、単純に正義ら
しく見せるため、または老婆に対して絶対的
に優位な立場でいたかったからであろう。
 老婆は抜いた髪でかつらを作って売るつも
112吾輩は名無しである:02/08/21 12:20
りだったらしい。老婆は自分の行為を正当化
するため「この女は生前、生きていくために
詐欺をして暮らしていた。だから、その悪を
ここで許してやれば、生きていくために仕方
なく髪の毛を抜いたことも許してくれる」と
言った。しかし実際には、死人が許してくれ
るかはわからない。何とも自己中心的な考え
方だ。そこで下人は「ならば生きていくため
にお前の着物を剥いでも恨むまいな」と、老
婆の考え方を自分に当てはめて正当化した。
さっきまでの正義はどこにいったのか、心の
変わりやすい男である。この時点で下人の安
易な正義感は消え失せ、盗人になる決心がよ
うやくついたようである。
 悪を目の当たりにして、悪を正当化する術
を身につけたのだ。この老婆との出会いがな
ければ下人は飢え死にしてかもしれない。
 最後の「下人の行方は、誰も知らない」 
これは当初は「下人は、既に、雨を冒して、
京都の町へ、強盗を働きに急ぎつつあった」
となっていた。前者は、盗みをしに行った、
という解釈の他にも、心変わりしやすい若者
ゆえ、結局盗みをすることなく飢え死にした
という解釈もできる。それに対し後者は、明
らかな下人の決意が表されている。この後下
人が盗みを働き、すぐに捕まったのか、ある
いは生きながらえたのか想像するのは容易で
はないが、悪をして生きていくことと、死を
選択すること、どちらが正しいか考えると更
にこの物語は奥が深い。
113吾輩は名無しである:02/08/21 12:23
>>81
スマソ かぶってしまいました
114->>113 :02/08/21 12:29
ところで81氏は学校の先生か院生か何かで?
>113氏
・スマソ かぶってしまいました
いえいえ、それが大事ですよ。81の感想だけに洗脳されないように
いろんな感想を持ち寄り、その中から自分にあったものを見つけだすなり
切り貼りして新しいものを作るなりしていくことが大切ですから。
(切り貼りだって、やり方を考えれば充分創作的になり得ます)

・ところで81氏は学校の先生か院生か何かで?
いえいえ、人よりお盆休みの遅い普通の会社員です。ただ
「大学の時から4年間塾講やってた」「読書は好き」「人にものを教えるのはもっと好き」という
お節介野郎です。

メシ喰っておちついて読み直してみたら、書き飛ばしたところがあったので訂正をば。
108の
×「思考の大前提を崩された下人は、好奇心のままに行動する」ウソ。それじゃ『性善説』が意味を持たなくなる。
○「下人は無我夢中で老婆の悪事を止める。それは『井戸に落ちそうになった赤ん坊を助けようとする』のと同じ行動だ。
ただ、全く無我夢中なため、止めた後のことを考えていなかった。
老婆の行動を制し、冷静になって初めて老婆の行動の理由に興味を持ち出す。」
の方が前後のつじつまが合いますね。

また
「これは当初は『下人は、既に、雨を冒して、京都の町へ、強盗を働きに急ぎつつあった』となっていた」
というのは知りませんでした。81は『結』をすっ飛ばしたので、
これを利用するともっと面白くなるかも知れませんね。


ではでは。
116吾輩は名無しである:02/08/21 14:19
問1  坊ちゃんの感想を200文字以内で述べよ。
117ちょうど200文字(句読点含む):02/08/21 14:40
そんなことより聞いてくれよ。この前、坊っちゃん読んだんです。
坊っちゃん。そしたらなんか、二階から飛び降りて腰を抜かした、
とか言ってるんです。もうね、アホかと。馬鹿かと。お前な、
二階から飛び降りたくらいで腰抜かしてんじゃねえよ。ボケが。
二階だよ、二階。で、今度はナイフの切れ味を見せるために
自分の手を切った、とか言ってるんです。そこでまたぶち切れですよ。
お前な、親から授かった体なんだから大切にしろと。
118吾輩は名無しである:02/08/21 15:14
>>117
(゜Д゜ )ウマー
119吾輩は名無しである:02/08/21 15:18
>>117
本の最初しか読まずに読書感想文を書く
になってますよ
120吾輩は名無しである:02/08/21 17:12
>>117
★★☆☆☆  もうすこしがんばりましょう
121吾輩は名無しである:02/08/21 23:07
>>81さん、>>111さん
有難う御座います!!
感謝してもし切れないです!!
お忙しいところ有難う御座いましたっっ
122我が輩は名無しである@81:02/08/22 10:57
>96(「こころ」感想文依頼者)さん

ダメでした。青空文庫はとても読み切れません。
そこで、紹介ページでごまかします。
http://www.google.co.jp/search?q=cache:zODpASiLyIkC:homepage1.nifty.com/tsyuu/kokoro.htm+%E3%81%93%E3%81%93%E3%82%8D+%E5%A4%8F%E7%9B%AE%E6%BC%B1%E7%9F%B3+%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%BC%E3%83%AA%E3%83%BC&hl=ja&ie=UTF-8&inlang=ja
ここには一般の人の書いたあらすじが、前半分載ってます。
もうちょっと詳しいのは
http://www.hide-column.com/co63.htmlです。ここはご丁寧に「感想文の書き方」まで
書いてあります。それによると「第3部」だけ読めば感想文は書けるとか。

あとは「早わかり文学史(出口 汪):語学春秋社)」で
ごまかします。できれば同じ本を買って(新書で640円。大学受験用参考書)
がんばってみてください。
ちなみにこの本は結構いけると思います。出口さんの主観でできているような本ですが
どうやらこの方は文学者的なトレーニングを受けているらしく、
単に「オレはこう思う」にとどまらない広い読み方を示唆してくれます。

--
すみません。もしもうちょっと
自分のアタマが良ければ/高校の時「こころ」をまじめに読んでいれば/「こころ」が自分の「文学感想引き出し」に入っていれば
感想文の代筆ができるんですが、ちょっと無理くさいです。
「まだ夏休みは残ってますからがんばってください」としか言いようがありません。

お役に立てなくて申し訳ありません。
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124吾輩は名無しである:02/08/23 17:35
誰か老人と海を1800文字以上2000文字以内でお願い
125こころ:02/08/23 18:04
微妙に96の人とかぶってるんですが、夏目漱石のこころ、なぜ「私」は「先生」に惹かれるのかっていうテーマで400字。
よんだけどロクな文章がかけない(泣

誰かこのバカな自分を助けて下さい。
126吾輩は名無しである:02/08/24 09:23
マジレス
ガイシュツかもしれないが。。。

図書館へ行け。
そこそこ大きな図書館なら読書感想文集というのがある。
それ読んで適当なのを写して提出。これ最強。
まぁ、できれば丸写しじゃなくて適当にアレンジして出すのがベター。
127吾輩は名無しである:02/08/24 15:51
読書感想文で英単語入れたいんですが、
1マスにどうやって書けばいいんでしょう?
128吾輩は名無しである:02/08/24 17:45
>>127
向きを右に九十度回転させて、ひとますに2文字
129我輩は名無しである@81:02/08/25 17:08
>126さん
「読書感想文集を図書館で探して適当なのをアレンジして写しておわり」
が最強、というのはまったくそのとおりだと思います。
とくにもう時間もないし、自分(81)も「こころ」等書いてあげることができないし。

--
ただ、自分(81)が補足するとしたら以下のとおり。
・でかい図書館でも「読書感想文集」がみつかるか?見つかっても目的の課題図書の感想文が載っているか?
・先生がその本を読んでいたり持っていたりしたら?
(自分は小学校のとき、読書感想文集からの抜粋を読まされて「感想文はこう書け」みたいな
指導を受けたことがあるので、先生が持っている可能性も否定できない)

そこで、できるだけマイナーな「読書感想文集」を探しましょう、というのが自分(81)の補足です。
学校単位で年に一度「読書感想文集」を出している学校は多いから、
そこからパクろう。
たいてい、毎年同じ課題図書を全校生徒に書かせてるから、目的の感想文が見つかる可能性も大きい。
当然自分の学校のはダメ。いくら先生がバカでも4〜5年は覚えてるよ。

兄弟姉妹がいれば最高。学校が違う上に年度も2〜3年は違うからまずバレないでしょう。
それがダメなら他校の友達のつてを頼って手に入れよう。
(いるよね、小学校の友達で別な中学とか、塾の友達とか、中学の友達で別な高校とかのともだち。)
その際も古めのものをリクエストして、お返しに自校のものをあげよう。

--
と、こんなもんでどうですか?126さん、および感想文で尻に火がついてるみなさん。
130吾輩は名無しである:02/08/25 17:39
>>125

死についての観念が非常に柔らかくできている。それが私が先生に引かれた
理由ではないだろうか。

多くの人は死について日常性のうちにいる間は遠ざかり、一定の距離を保ったまま
である。ところが日常性が彼から遠ざかり死が彼の目の前に現れる。
ような事件に遭遇した時に死と関係し、まるで死がその人の中から非常な危険
を伴いつつ内側から流れ出るように現れるものだ。だが先生からは死が非常に丸みを帯びているのだ。
それはあたかも死を楽しむかのようである。

死の観念は先生の脳裏に飽きるほど立ち現れたに違いない。
最初非常に緊迫感を保っていたそれは回数を重ねるごとに飼いならされ大人しくなってしまったのだろう。
先生にとっていつでも死の危険はそこにありながら外側から見える先生の死は柔和で穏やかなのだ。

それが私をして先生に近付けさせたのだろう。私は先生を一目見たときに先生の歴史の
断片を瞬時に感じ取ったに違いない。



俺も馬鹿だけどどう?10分で書いてみた。400字いかないかな。
131125:02/08/25 19:04
>>130さん

いえ、俺より百倍すばらしい文章です(^^;
どうもありがとうございました。参考にさせてさせていただきます。
132吾輩は名無しである:02/08/26 15:12
>>130
おまえ文章下手すぎ。言葉の一つ一つを選んで書いてるか?
133吾輩は名無しである:02/08/28 10:09
夏休みも終わりつー事でこのスレももう不要になるのか。

134吾輩は名無しである:02/08/28 21:37
>102-103さん
助かりました!自分の愛読書では書けなかったので
チョコットアレンジして使わせてもらいますた。
先生の評価が気になります。
添削されたら報告しにきまつ。
135102~:02/08/29 11:58
>>134
それは楽しみですなw
136吾輩は名無しである:02/08/30 09:41
あさってまでに森鴎外「舞姫」で
読書感想文を書かないといけません。
私は森鴎外は大嫌いなので「ウジウジしてうっとおしいな」しか
感想が出てきません。
誰か私の代わりに感想書いてください。お願いします。
137 :02/08/30 09:47
>>136
何枚だよ
138136:02/08/30 09:51
3枚程度でお願いします。
139吾輩は名無しである:02/08/30 09:53
『舞姫』なら10回くらい教えたことある。
「ウジウジしてうっとおしい」ならそう書けば?
いいことばっかり書くのが感想文ではないと思われ。

太田豊太郎批判で3枚くらいいけるっしょ。
140136:02/08/30 09:55
ほうほう。もっとアドバイスお願いします。
141吾輩は名無しである:02/08/30 09:57
3枚なら図書館の文学辞典か百科事典の解説の概要を膨らませて
何でもいいから、ササッと書き始めるのがベスト。
全て自分の言葉に直して、自分の体験を踏まえた少し稚拙な意見を混ぜると
高感度アップ。
142吾輩は名無しである:02/08/30 10:08

とりあえず、『舞姫』の悲劇は、時代が生んだもの
ではなくて、豊太郎の性格が生んだもんであるとかさ。
なんちゃって。
うん、友人の相沢謙吉の順風満帆の生き方と比較して
みてもいいかな。
まず、主人公のヤなところを紙に書き出してみるだよ。
ちゃんと読んでるだろうね?
143吾輩は名無しである:02/08/30 10:14
読まずに書く方法教えてやれよ。
144吾輩は名無しである:02/08/30 10:19
なるほど「本を読まずに感想文を書く」スレだったのねん。
145吾輩は名無しである:02/08/30 10:34
それ以前に
>136は話を振ってみただけの淋しがりやの老人という罠。
146工藤伸一 ◆j1HkWi6c :02/08/30 10:45

『読書感想文』

明日の課題書の読破と読書感想文の書き上げのための英気を養うべく、
とりあえず新宿紀伊国屋あたりで話題の名作を30冊あまり、萌え声の
スレンダーノーメイク系女性店員さんみつくろってもらい、意外と重い
単行本30冊入りの紀伊国屋オリジナル紙袋を持ったまま、ビルドアップの
意味合いも込めて前方から現れた女性と目があったら向こうが目をそらす
まで断固として凝視することによって女性恐怖症を克服すべく数時間の美女
ウォッチングを試験的に断行しつつ都内をさ迷い歩き、そろそろ腹も減って
きたかなと感じてもその後1時間くらいはあえて我慢して飢餓感の芽生えに
よって大量放出される唾液の喉ごしの爽快と腹の虫の豪快かつ健康的な響き
にひとしお心ときめかしてみたりなんかして、もはやこれ以上いっさいの
猶予も出来かねるとの焦燥感を胸に歌舞伎町にある1500円でサイコロステーキ
食べ放題のお店に飛び込むなり、にんにくとバターの香りが立ち込める出来立て
あつあつの安肉サイコロステーキを汗を垂れ流しながら猛烈に5皿位はぺろりと
平らげておき、すっかり胃が膨張しすぎてきつくなってしまった腰のベルトの
穴の位置を変えて席を立つなりすぐさまその足で熱帯夜の都会を新大久保の銭湯
まで全力疾走してさらに汗だくになったところを、ひとっ風呂あびてすべての汗
と汚れをきれいに洗い流し、電車に乗って自宅の最寄り駅まで着いたら酒屋で
缶ビールを買っておうちに帰り、自室で一番落ち着くいつもの場所に鎮座ましまし
てごきゅごきゅとのどを鳴らしつつビールをあおったなら、炭酸による心地よい
呼吸困難を越えた後のこれまたはつらつとしたゲップを一発かますやいなや間髪
いれずに、「この一杯のために生きてるんだな〜!」という声を出して読みたい
日本語の王道的せりふをいなせにかまし、枕もとの目覚まし時計を早朝4時45分に
セットして、深夜12時前には床に就こう。
147吾輩は名無しである:02/08/30 10:48
工藤くん、あんたが
作家になれない理由がよう分かったわ。
148:02/08/30 10:54
マジで!
149工藤伸一 ◆j1HkWi6c :02/08/30 10:54
>>147
どうわかったの?
ちなみに>>146はまだ終わってないです。
150吾輩は名無しである:02/08/30 11:12
工藤はもういいよ。
151吾輩は名無しである:02/08/30 11:24
55 :工藤伸一 ◆j1HkWi6c :02/08/08 16:13
>>5
そうでしょうか?僕はアホ面してパチンコ屋の前に行列作ってる連中、キライなんですけど。
大体、あれって違法な賭博ですよね?マージャン賭博で蛭子さんを逮捕する前に、パチンコ
店経営者を逮捕すべきじゃないんですか?お金じゃなくて京浜と交換してるなんてそんなみ
えすいた言い訳に騙されてる警察はバカすぎます。それともパチンコ業界に弱みでも握られ
ててわかったうえで見た見ぬ振りしているのでしょうか?世の中の流れに適当に流されてい
るだけの連中と文学者は一緒だとは思いません。僕はいつか根本的に世の中の在り方を覆す
ような煽動力を持った作品を仕上げたいと言う野望を持っています。
152吾輩は名無しである:02/08/30 11:24
工藤
は も














ういいよ。


153吾輩は名無しである:02/08/30 11:27
>>146
>世の中の在り方を覆すような煽動力を持った作品
の大いなる助走?
154吾輩は名無しである:02/08/30 11:29
146 名前:工藤伸一 ◆j1HkWi6c :02/08/30 10:45

『読書感想文』

明日の課題書の読破と読書感想文の書き上げのための英気を養うべく、
とりあえず新宿紀伊国屋あたりで話題の名作を30冊あまり、萌え声の
スレンダーノーメイク系女性店員さんみつくろってもらい、意外と重い
単行本30冊入りの紀伊国屋オリジナル紙袋を持ったまま、ビルドアップの
意味合いも込めて前方から現れた女性と目があったら向こうが目をそらす
まで断固として凝視することによって女性恐怖症を克服すべく数時間の美女
ウォッチングを試験的に断行しつつ都内をさ迷い歩き、そろそろ腹も減って
きたかなと感じてもその後1時間くらいはあえて我慢して飢餓感の芽生えに
よって大量放出される唾液の喉ごしの爽快と腹の虫の豪快かつ健康的な響き
にひとしお心ときめかしてみたりなんかして、もはやこれ以上いっさいの
猶予も出来かねるとの焦燥感を胸に歌舞伎町にある1500円でサイコロステーキ
食べ放題のお店に飛び込むなり、にんにくとバターの香りが立ち込める出来立て
あつあつの安肉サイコロステーキを汗を垂れ流しながら猛烈に5皿位はぺろりと
平らげておき、すっかり胃が膨張しすぎてきつくなってしまった腰のベルトの
穴の位置を変えて席を立つなりすぐさまその足で熱帯夜の都会を新大久保の銭湯
まで全力疾走してさらに汗だくになったところを、ひとっ風呂あびてすべての汗
と汚れをきれいに洗い流し、電車に乗って自宅の最寄り駅まで着いたら酒屋で
缶ビールを買っておうちに帰り、自室で一番落ち着くいつもの場所に鎮座ましまし
てごきゅごきゅとのどを鳴らしつつビールをあおったなら、炭酸による心地よい
呼吸困難を越えた後のこれまたはつらつとしたゲップを一発かますやいなや間髪
いれずに、「この一杯のために生きてるんだな〜!」という声を出して読みたい
日本語の王道的せりふをいなせにかまし、枕もとの目覚まし時計を早朝4時45分に
セットして、深夜12時前には床に就こう。


155 :02/08/30 11:34
>>146
冗談抜きでいい作品だね これに似たのを出した友達がいたよ
ただし、後の方の「おうち」という表現は減点の対象だね
156吾輩は名無しである:02/08/30 12:31
マジレス!
どなたか金城一紀さんのGoの読書感想文かいてください!
原稿用紙5枚で明日までにださなきゃいけないんです!
どなたかおねがいします!
157吾輩は名無しである:02/08/30 12:32
158吾輩は名無しである:02/09/01 16:28
どなたか「あぁ、無情」の感想文を
原稿用紙三枚程度でお願いします。
弟(中一)の宿題なのですが、文才ゼロのため
私が代わりに書けと言われてしまって…
私も文才があるほうではないので自分で手いっぱいでニガ
159吾輩は名無しである:02/09/01 16:30
>>158
それ、おもいっきりバレますよ。代筆こんなとこで頼んだら。
160158:02/09/01 17:55
では、あらすじと要点だけでもお願いします。
それを元に私が書いてみよようかと
161吾輩は名無しである:02/09/01 23:12
「読書感想文おたすけクラブ」って、覗いた?
「ポケモン」でよければそのまま使ってもいいらしいよ。
162吾輩は名無しである:02/09/14 22:47
ほぜんあげ
163吾輩は名無しである:02/09/14 23:42
>>158
私は、2ちゃんねるにて読書感想文のアイデアを乞いました。
しかし、住人どもはまともに相手してくれません。私が
こんなにもお願いしているというのに。
なんと世間は無情なのでしょう。
164工藤伸一 ◆j1HkWi6c :02/09/15 00:16
>>158
「ああ無情」を読めなかった夏休み@】工藤 伸一

クラスメイト全員への夏休みの共通課題として「ああ無情」の感想文の提出
を義務づけられたものの、中卒のトラック運転手の父と中学中退の母に育て
られた僕の家にはそんな高尚な本があるわけもないので、学校の図書室で借
りて読もうと思って授業の後にすぐさま図書室に行ってみたところ、当然の
ことながら図書室には同じ本が何冊も置かれているわけもなく、クラスで一
番足の速い黒澤君が夏休みの長期貸出の手続きを済ませて借りてしまった後
だった。こうなったら後は本屋さんで身銭を切って購入するかもしくはどこ
かから借りて読むしかないわけだが、あいにく僕には本の貸し借りを出来る
ような仲のいい友人は一人もなく、ここは田舎町だから学校の図書室以外に
は図書館なんて気の効いた施設もないので、買うしか方法がなくなってしま
った。そこで家に帰るなり母に本を買うためのお金をもらおうと交渉してみ
たが、「本だって?今日の夕食のおかずを買うのもやっとのこの家に、そん
なぜいたくなものを買う余裕があるわけないだろ?」と一蹴されてしまった。
こうなったら後はもう、万引きするしかない。
165工藤伸一 ◆j1HkWi6c :02/09/15 00:19
「ああ無情」を読めなかった夏休みA】工藤 伸一

万引きはこれまえにも何度か 経験があったので、ちょろいもんだ。
クラスのみんなが持っているゲームボーイ も親に買ってもらえなかったので
万引きで手に入れたし、家にあるマンガの 単行本も万引きしたものだ。
こうやって少しでもクラスメイトと話を出来るきっかけを作っておけば
僕にも友達が出来るかもしれないと思ってのことだったが、あいにく僕は
無口だし、隣町の中学生と喧嘩して死んだ兄のおさがりのつぎはぎだらけの
みすぼらしい制服を着ているということもあって、なかなか友達を作ること
ができないでいるのだ。でも僕は独りでいることが多い分、図書館で時間を
つぶしてきたから文章を書いたりすることは得意なほうなのだ。
残念ながら「ああ無情」はまだ読んでなかったけれど、シェイクスピア全集
なら全部読みきっている。漱石と太宰の全集も読みきった。僕の他にはクラスに
こんなに本を読んでいる奴は一人もいないから、僕が一番、文学のことをよく
わかっていることは明らかだ。万引きに罪悪感を覚えることもないことはないが、
そもそもこれは勉強のための必要悪ともいえる行為だし、貧乏なのは僕が悪いんじゃない。
クラスメイトの殆どが何の代償も払わずに当たり前のようにして親にゲームや漫画を
買ってもらっているなかで、みんなと同じことが許されない僕がしょうがなく
万引きをすることででみんなと同じになろうとして何が悪いというのだ。
そんなことを考えながら僕は、これまでにも何度か万引きをしたことのある駅前の本屋にやってきた。
166工藤伸一 ◆j1HkWi6c :02/09/15 00:21
【「ああ無情」を読めなかった夏休みB】工藤 伸一

いつものように店番のおっちゃんは居眠りをしている。これなら簡単だ。文芸書の
棚の一番上に「ああ無情」とかかれた背表紙を見つけたので、僕は何のためらい
もなくその本を手にとってカバンに忍び込ませ店を出た。しかしうまくいった
なと思ったのもつかのま、急に後ろから「君、ちょっと待ちなさい!」という
大人の野太い声がするとともに誰かが僕の肩につかみかかってきたのだ。僕は
冷や汗が流れ出るのを感じながらもできるだけ平静さをよそおって後ろを振り
向いた。そこにいたのは学校の国語の先生だった。心の狼狽をひた隠しながら
「先生、こんにちは。どうしたんですか?」と聞くと、先生は僕の耳元でこう
ささやきかけた。「先生はね、君が万引きするところを見てしまったんだよ」
見られてしまっていてはもう観念するしかないと思い、僕は先生に思いの丈を
ぶちまけることにした。「先生、どうかこの件は見逃してください!僕はどう
しても読書感想文で一位をとってクラスのみんなを見返してやりたいんです!
でも僕の家はは貧乏だから、本を買うお金がないのです!」すると先生は僕に
「わかった。君の家庭事情を知らずにいた私にも責任がある。しかしな、聖職者
たる私が犯罪を見逃すわけにはいかない。私がお店の方に事情を説明して代金を
払ってくるから、本を渡しなさい」と言ってくれた。帰り際に先生は「今日の
ことは誰にも内緒にしておくから、そのかわり絶対にいい感想文を書くんだよ。
そして君がクラスメイトに尊敬されるような立派な生徒になってくれたら、先生
はうれしいぞ」と言い残した。僕は帰宅するなりさっそく本を読みはじめた。
ところがその時になって僕は大きな過ちを犯していたことに気が付いて呆然としてしまった。
167吾輩は名無しである:02/09/15 00:21
Piano Trio in B flat major,"Archduke",Op.97
工藤へ
わかる?
168工藤伸一 ◆j1HkWi6c :02/09/15 00:24
【「ああ無情」を読めなかった夏休みC】工藤 伸一

「・・・これって原書じゃん」
そうだったのだ。その本は表紙に書かれていたタイトルこそ日本語だったものの、
中身はフランス語だったのだ。 それにしても先生も国語教師ならそれくらい
気がつけよとも思ったが、後の祭りだった。事情を説明すれば後でまたもう一度
買い直してくれるかもとも思ったが、それも何だか悪いので、やっぱりまたさっきの
本屋に戻って今度は翻訳版を万引きしてこようと思い、再び本屋にやってきた。
そして僕はいつものように万引きをして本屋を後にしようとした。
ところが今日は色々あって気が動転していたのか、うっかりして店のおっちゃんが
寝ているものと思い込んでしまっていたが運悪く おっちゃんが起きていたのだ。
僕はカバンに本をしまいこんだ直後に、おっちゃんが ずっと僕の行動を見ていたことに気がついた。
そんなわけで僕は万引きのかどで補導され、本も取りあげられてしまった。僕はおまわりさんに
問い詰められたあげくにこれまでの万引きの余罪も白状することとなり、もはやこれは
少年院行きの措置をとらざるを得ないと言われた。おまわりさんに呼ばれてきた父に
思い切り拳骨で殴られた。先生もやってきてくれたが、「君には失望したよ」といってあきれられてしまった。
こうして僕は読書感想文を書き上げることもできないままに少年院の中で夏の時間を
すごすはめになってしまった。ああ無情、とはこんな状態のことをしめすのだろうか。了
169吾輩は名無しである:02/09/15 00:28
↑頑張ったな。
でも、暇なんだね。
驚いたよ。これも、メタファーかもしれない。
170工藤伸一 ◆j1HkWi6c :02/09/15 00:29
>>167
ベートーベンのピアノ三重奏曲第7番 「大公」?
それが何か?
171吾輩は名無しである:02/09/15 00:32
>>170
いやなんとなく。春樹の新刊読んでて、
面白かったから。読んだ?春樹の新刊。
172工藤伸一 ◆j1HkWi6c :02/09/15 00:35
>>171
そうなんですか。新刊を買う余裕がないもので、まだ読んでないです。
でもそのうち読むと思います。
173吾輩は名無しである:02/09/15 00:39
>>172
面白いですよ〜。
ブックオフとかでもいいから読むべきですね。
そして、彼にメール送ってあげてください。
174美香 ◆5qBZxQnw :02/09/15 00:42
>>168
ぐでんぐてんに酔っているわたしに全部読ませたその筆力には感心!
独創性は錯覚と同義と知りつつもやはり「ありがち」な物語かもしれない。
これを書かせた工藤さんの動機とは何か。ただそれだけを知りたい。
明日また来ます。それでは・・・・・・・・・・
175工藤伸一 ◆j1HkWi6c :02/09/15 00:54
>>173
彼にメールってどういうことでしょうか?
>>174
動機は「単なる思い付き」&「読書感想文への反抗心」です。
176美香 ◆5qBZxQnw :02/09/15 01:06
いま貧乏って流行らないよね、
という言説それ自身に含まれている、
やるせない自棄の観念をどう処理すればいいのだろうか、
などと考えるわたしは酒を飲むしかない。
177吾輩は名無しである:02/09/15 01:09
「あゝ無情」について、あえて批評すると、
1 そんな田舎町に、日本語題のフランス語原書があるのかよ(古本屋?)
2 万引きで少年院はないよな(ネタか…)
3 今は殆ど「レ・ミゼラブル」って題だよな(工藤のせいじゃない)、
  その題の本って売ってないんじゃないかな
4 ゲームボーイって、普通箱は空で、カウンターの奥に現物があるから、
  かなり万引きは困難じゃないんか?まあ、これはいいや。
5 ゲームボーイのカセットってどうしたんだ?それも万引き?
6 教師って聖職者だっけ?
7 子供が万引き=物が増える=親が気づけよ!って思うけど…
8 一人称で、文体もまとまっているし、テンポよく読める。
9 現代の金のない少年の、実情を生き生きと表現している。
10 ゲームボーイじゃなくて、本を万引きしたところが見つかったわけで、
  それって、それだけ見ると、悪い少年じゃなく聞こえる罠
11 家の貧乏、兄の死、友達の不在、親の無理解、無能な教師という、負の部分
  を抱えつつ、ちょっと責任転嫁するところに、多感な少年の心理を的確に描いている。
12 結構面白かった。 
13 以上
178美香 ◆5qBZxQnw :02/09/15 01:12
「あゝ無情」って「レ・ミゼラブル」だったの?
わたしが次に読もうと思っている小説じゃん・・・
というか、ここばかりではなくシェイクスピア・スレッドに
わたしも長文レスを書き込んでいるので、どうぞぜひ
そちらにもレスしてくださいませ(w
179吾輩は名無しである:02/09/15 01:13
>>175
ttp://www.kafkaontheshore.com/house.html
此処を見てください。
春樹さんに直接メールが送れるのです。
180工藤伸一 ◆j1HkWi6c :02/09/15 01:41
もう寝るところですが、最後にレスしておきます。
>>177
僕も自分で読み返してみて確かにご指摘の点には無理があると思いました。
そのあたりはつっこまれないように作中で説明をしておく必要があったかも
しれませんが、なにぶんついさっきいきおいで書いたものなのでそこまで
考えていませんでした。しかし11番目に書かれているような主人公の抱える
バックグラウンドのことに触れていてくれているのは正直言ってうれしいです。
>>178でも言われているように最近は「レ・ミゼラブル」ですけど、子供向けの
翻訳本などでは「ああ無情」だったりするものもありますよね。洋書のタイトルが
「ああ無情」なんてことがありうるかどうかはわかりませんけど。
181工藤伸一 ◆j1HkWi6c :02/09/15 01:45
>>180
そのページを見てみましたが、村上春樹氏のインタビューが面白かったです。
毎朝4時から9時までの5時間に400字詰め1枚30分ペースで一日10枚という執筆
パターンを一年間きっかり行っていることに驚きました。それで1年間で1800枚。
それをさらに短めに書き直して1600枚なんですね。それを「ゲームのルール」
とたとえることで別に立派なことではないかのように謙遜して答えている様に
好感を覚えました。「海辺のカフカ」というタイトルも意味深で、早く読みたいです。
182吾輩は名無しである:02/09/15 01:47
>>181
面白いから読んでみてください。
そして、専用スレあたりで、書き込んでくださいね。
183吾輩は名無しである:02/09/15 01:51
>>180
工藤って結構まともなこといってるし、
悪い印象無いから、頑張ってね。
作家になれるかもよ。
184美香 ◆5qBZxQnw :02/09/16 18:40
工藤さんってほんといいひとだね♪
185吾輩は名無しである:02/09/21 08:40
にゃはっ
186我輩は工藤ではない。:02/09/21 12:52
我輩は猫である。をよんで。

例えばそこに猫がいたとしよう。それは河原だ。ニャーニャー鳴いている。
可愛いじゃないか。しかも子猫。昨今不景気で、一家の大黒柱の収入も減り、
一概に捨て猫を飼おうという粋狂な人も減ってきた。だが、大概の人は、捨て猫
なる、最も弱い状態に置かれた子猫を捨て置くことは良心が許すまい。勿論、
ペット嫌い板の住人は別だ。彼らも彼らなりの主張、意見があろう。此処ではあえて
言及すまい。しかるに、明治の学生諸子である。彼らは如何なる傍若か!
猫を鍋に処すとは、如何にも下劣ではないか?それは、下賎なるチョソと変わらぬ、
蛮行である。にもかかわらず、猫中で専らの噂。此れは如何にも、日本の恥部も一面であろう。
187我輩は工藤ではない。:02/09/21 13:01
以下続

仕様も無いのはクシャミである。あれは遺憾だ。如何にも猫を馬鹿にしておる。
勿論、彼の家の餓鬼は論外ではあるのだが…
まぁ、それは好い。我等の同胞である、猫諸君の同意は如何にも簡単に付けられるのだ。
非常に遺憾ながら、明治、大正、昭和初期に於いて、猫諸君は比較的人間諸君とも良好
な関係を保って来たと言って好いだろう。何せ、恐ろしいペストの元を退治てくれるのだ。
その地位は、彼のクシャミ家は例外にして、高い地位にすらあったのだ。
我々は猫諸君を現在如何に見ているだろうか?
ただのペットとしてではなかったか?
それは大いに反省すべき点だ。そのような汚点を持つ限り、ペットとして処遇しか獲られない、
猫諸君は、ペットは差して可愛くないと公言してはばからない、ピラノの元に、
蔑まれる道を歩まねばならない。
前に進め!逝けば解るさ!
猫をよみ、改めて感じ入った次第である。了
188吾輩は名無しである:02/09/21 16:53

工藤伸一、現在36歳。四大に一浪して入るが遊び呆けて8年丸々行き中退。
その後半年程会社勤めをしたが「社長がバカで付き合いきれない」と退社。
現在に至まで親の仕送りで学生時代からの安アパートに生息。
日々ネットとゲームの日々を送っている。
これは創作の為の勉強で自分への先行投資だと言い張っている。
親子共々カルト新興宗教『S如苑』の熱心な信者で、その教義によれば
「人は就きたい仕事には必ず就ける」とあるそうで。
「俺は流行作家になる。」が口癖で本気でそう信じている。
親は「子供に指図してはいけない。」の教義に従い年金より仕送り。
ご馳走はから揚げ弁当か松屋の牛めし・カレー。
生活費以外は全てゲームと本につぎ込み、(本人曰く)日々修行中。
189吾輩は名無しである:02/09/21 17:31
↑ 本当でつか?
190吾輩は名無しである:02/09/21 18:10
からあげ弁当は俺も好きだな。
弁当何にするかっつったら、からあげか鳥の南蛮ソース。
191吾輩は名無しである:02/09/21 20:58
チキン南蛮弁当はわたしにとって文学そのものだ。
192吾輩は名無しである:02/09/21 22:14
「臨界の先」読書感想文
2年5組3番  因襲院 静香

一般的な国語辞典程はあろうかという厚さの「臨界の先」を前に、私は最初、
一ページすらも読みたいとは思わなかった。どのようなことであれ、始まりには
多大な決心と労力が必要だからだ。特に私は去年の冬に野球部からサッカー部に
移籍した経緯もあってか、その思いを一層強く抱いていた。
しかし、指定図書の感想文提出という非民主主義的な鬼の規則に脅かされ、
恐る恐る(という表現が最も適切だと思う)赤紫色の表紙をめくり、目次に目を通し、
いざ最初の一文を目にした瞬間、それまでの不安や倦怠感は何処かへ吹き飛んでいった。
「エタ―ニャ婦人は人間以上に人間らしく、だから彼女は人間ではなかった」
刹那、私の脳裏にはエタ―ニャ婦人なる者の人物像が描かれた。きっと彼女は善良な
性格の持ち主で、おおよその人間に潜む包み隠された暗部の欠片もないような聖人であり、
作者はそのような彼女と俗者との比較によって現代社会の闇を描こうとしているのだ……。
193吾輩は名無しである:02/09/21 22:15

私は始め、そう思っていた。だが読み進めるに従い、それは単なる誤解であることが
わかった。むしろ私が思い描いた人物像とは全く正反対の人間であった。二十年間で
六人の男と結婚し、合計で十一人の子供を持ち、四匹の猫と二匹の犬、更には手乗り文鳥と
蛙を飼っていた婦人が綿密な計画によってその全てを不幸に陥れ、遂には己の両親にまで
手をかけるという、ある種の病的な犯罪者を題材とした作品であったのだ。婦人の
行動ひとつひとつに妄想と被害者意識による内面との葛藤があり、だが結局彼女は明確な
答えが見つからぬまま破壊衝動に身を任せた。私はその描写に人間の身勝手さと曖昧な
境界線を見た。つまり、人は誰しも己が一番であり、正常と異常を分け隔てる線は
あまりにも薄く、細いということだ。その証拠に、婦人の凶行に唯一気付きかけた
隣人夫婦(天気のよい日はバスケットにアップルパイを忍ばせて近所の公園で雑談を
交わすような朗らかな老夫婦だ)の警察への相談も虚しく、やがて彼らも婦人の天才的な
トリックによって死に至らしめられた。老婦人を軒先で燃す最中に放った婦人の言葉は、
二日前に読了した私の脳裏に今もこびりついて離れない。
194吾輩は名無しである:02/09/21 22:15

「恨むのなら私という人間を創造した神を恨め」

私は果たして婦人のような人間になる可能性があるのだろうか? いや、既に
そうなのかもしれない。そしてそれは、私に限らず全ての人間に当てはまるのかもしれない。
罪深き人類を戒める意味を込めて作者が残したであろう最後の文を、私は今後も忘れない。

「友人知人、隣人からペットまでをも恨みぬいたエタ―ニャは、やがて自分が人間で
あることさえにも腹を立てた。湧き上がる苛立ちを静める方法は部屋の壁に飾られた
猟銃によって端的に出されていた。猟銃を口に咥え、右足の親指を引き金にあてがった
エタ―ニャの顔は、最初で最後の安らぎに満ちていた」
195吾輩は名無しである:02/09/22 14:08
↑逝ってよし!
196吾輩は名無しである:02/09/22 14:52
>>195>>196
罠ビー
197吾輩は名無しである:02/09/22 18:32
↑逝ってよし!
198吾輩は名無しである:02/09/22 20:59
やって欲しいんやろ? しゃーねーなー。

















>>197
氏ね
199吾輩は名無しである:02/09/26 00:17
伸一って名前、なぜか工藤姓に多い(?)のか?知り合いに同姓同名がいるのだが。
200吾輩は名無しである:02/09/26 00:27
同一人物だよそれは
201吾輩は名無しである:02/09/26 11:41
『旧約聖書』感想文

君子は怪力乱神を語らず。
202吾輩は名無しである:02/09/27 00:25
やって欲しいんやろ? しゃーねーなー。

















>>198
氏ね
203吾輩は名無しである
あとがきと解説を読んで読書感想文を書くのは当然
細かいエピソードの話されたって(゚ε゚)キニシナイ!!