みんな!いいかげんにしてよ!まじめに答えて!
※尚、カエルくんの侵入は禁止です。
2
久しく覗いて、無かったが
なんだこの騒ぎは。
なぜ英語のスペルを間違えるのかな・・・?
恥かしくないのか? >まめもやし
6 :
吾輩は名無しである:01/12/15 02:38
>>1 ひっこめ! まめもやし! スペル違ってるぞ!!
それにカエルくん禁止とは、偉そうに!何様だ!!
スレの乱立で村上系が批判されてるからわざわざまとめたんだぞ、この
ど素人が!! 荒らすからな、このスレ。
7 :
吾輩は名無しである:01/12/15 02:39
まめもやし!いいかんげんにしろ!まじめにスレたてろ!
侵入禁止にするぞ!
うそうそ。おつかれ。
8 :
吾輩は名無しである:01/12/15 02:39
このスレはカエルくん専用でいいよ。
だからノーベルスレの方には来ないでね。
9 :
吾輩は名無しである:01/12/15 02:39
カエルくんも何かいってやってください。
10 :
吾輩は名無しである:01/12/15 02:39
もしかして、ねじ巻き読んで井戸に入りたくなったのは俺だけ?
11 :
吾輩は名無しである:01/12/15 02:40
アエラムック買ったひといる?
13 :
吾輩は名無しである:01/12/15 02:40
そうか、まめもやしってカエルくんのことか・・・なつとく。
>>8に同意。ここはカエルもしくはまめもやしスレつうことで、決定。
笑:1
苦情:2
その他:1
ま〜こんなもんだろ。
騒々しいぞ、家畜のみんな。
しかし誤解するな、俺はヒールをかってでた訳じゃない。
16 :
吾輩は名無しである:01/12/15 02:43
おりゃ、この低能児が。責任とらすけんのう。まめ。
>>12 アエラムックそういえば店頭で見かけた。
でどうなの、中身は?
18 :
吾輩は名無しである:01/12/15 02:43
出かける時はバットを忘れずに。
19 :
吾輩は名無しである:01/12/15 02:44
荒らしの予感が、、、
20 :
吾輩は名無しである:01/12/15 02:44
相変わらず文章下手だな、カエルは。
21 :
吾輩は名無しである:01/12/15 02:44
荒らすよ、1000まで。
22 :
吾輩は名無しである:01/12/15 02:44
こちらで「街」を待ちます。
23 :
スローボート:01/12/15 02:45
う〜ん。ノーベルのほうで言われてきてみたんですが
ほんとに新しいのできてますね…
つづりが違うのには、すみません、めっちゃ笑ってしまいました。
24 :
吾輩は名無しである:01/12/15 02:45
まめもやし出て来い! どういうつもりだ! またスレ乱立じゃねえか!!
申し開きしろ!! 初心者を混乱させるだけだろ!
25 :
吾輩は名無しである:01/12/15 02:45
>>11 野井戸は出れなくなるから気をつけようね。
ここで俺の、ロジックを指摘できる才人はいるのか?
27 :
吾輩は名無しである:01/12/15 02:46
あのカエルは騙りだな・・・
28 :
吾輩は名無しである:01/12/15 02:47
ほんとにオヤスミ!!
>>25 心配してくれてありがとう!
入るのにうってつけの井戸があったら教えて!
30 :
吾輩は名無しである:01/12/15 02:48
ご、ごめんなさい!恥ずかしい!
もう二度とthled立てません・・・。
32 :
吾輩は名無しである:01/12/15 02:48
>20
相変わらず低能だな、お前は。(藁
33 :
吾輩は名無しである:01/12/15 02:48
「ロジックを指摘」って・・・それ、どういう日本語だ?
ヴァカか?
「家畜」って、ひどいな・・・
おいみんな!2:51からNHK教育、民族音楽の冒頭で、
村上春樹ちょっと解説するぞっ!!
36 :
吾輩は名無しである:01/12/15 02:50
>>25 近所にいい井戸があるけどカエルがいるかもしれない。
それでもいいなら、僕は反対しないよ。
37 :
吾輩は名無しである:01/12/15 02:50
まめもやしはちょっと不良が騒いでたらマジに警察とかに通報するような
やつだな・・・ややこやしいことになったなあ・・・しかし
38 :
吾輩は名無しである:01/12/15 02:51
35>>
ロボットコンテストやってないの?
40 :
みたか!(35):01/12/15 02:51
ばぁ〜〜〜〜か。
うっそだよ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん。
へへ〜〜〜ん、見てやんの。ばか。けけけ。
35
42 :
吾輩は名無しである:01/12/15 02:53
井の中の蛙とはうまい事を言ったもんだ。コリャ
43 :
吾輩は名無しである:01/12/15 02:53
見てねーよヴァカ
うちにテレビないし…、鬱だ。
44 :
吾輩は名無しである:01/12/15 02:54
35も逝ってよし!
45 :
吾輩は名無しである:01/12/15 02:55
>42
お前脳は大丈夫か?
世界は広い。マジで広い。
おまえの知らない世界が広大に拡がっている・・・
47 :
みろ!Part2:01/12/15 02:58
今度こそ本当だ!見るんだみんな!
関東限定だけどテレビ東京で3:00「ミミヨリ」で、
新潮45紹介とかで、春樹の累積部数から系譜までやるぞ!
いや、マジで、マジで、お詫びで本当だって。
>>17 結構楽しめる。
ただアエラムック自体が入門編なので内容はあさい
キーワード解説や作品一覧はなかなか使える
もうすこし安かったらね
ここって村上春樹についてまじめに語り合う所なんですか?
真面目に答えていいのか分かりませ〜ん。
勿論まじめに語り合う場所だよ
なんか論点出してよ>キキ
51 :
吾輩は名無しである:01/12/15 03:02
今度こそ本当に寝る。オヤスミ
52 :
吾輩は名無しである:01/12/15 03:02
マタ〜リ逝こうぜ マタ〜リ
53 :
吾輩は名無しである:01/12/15 03:04
>>48 ちょおと待て。すまんが、内容の「ふかい」春樹論を論じている
評論にはどんなのがあるんだ? ひとつ推薦してくれんか?
どれも似たり寄ったりな感じがするのだが。
あるいは「村上春樹論」は、すべからく「くだらない」という印象がある。
ノルウェイ森の最後が分からないんですけど。
「僕は何処にいるんだろう?」って所。(文違うかも)
深く考えて読まないタイプなのでごめんなさい。
でも、春樹さんの小説はすごく好きなんです。
55 :
スローボート:01/12/15 03:09
ちょっと前に出たユリイカの村上春樹特集のほうが
掘り下げてある感はしました<アエラムック
56 :
吾輩は名無しである:01/12/15 03:10
>54
文学わかりたいんなら、まず処女を捨てなさい。
今のままでは、君には無理だ。
57 :
吾輩は名無しである:01/12/15 03:11
ケミカルヲタ逝ってよし!
58 :
吾輩は名無しである:01/12/15 03:13
>>53 「あさい」といったのは体系的ではない、という意味。
一つの作品につき多くて6pだからね
ただ水田宗子という人が書いた、『ノルウェイの森』
をジェンダー論から考察した文章は面白かった。
>内容の「ふかい」春樹論を論じている
>評論にはどんなのがあるんだ? ひとつ推薦してくれんか?
彼の評論なんてあまり読んだことないから知らない。
ただ今年か去年『群像』で特集されてたのは結構おもしろかった
記憶がある。
>すべからく「くだらない」という印象がある
どうしてそう思うのか?印象論ではなく、
論理的な反駁求む
59 :
吾輩は名無しである:01/12/15 03:14
そういやぁ、おれもアエラムック何か持ってたな。
「 〜 がわかる」ってやつだろ? しかし村上春樹なんて
ガイド・ブックなしでも読めるだろうに。あらすじを知りたい人用か?
あの、用語集みたいなのは役に立つかもしれないけどね?
60 :
吾輩は名無しである:01/12/15 03:15
18歳の時に捨てました。だから教えてっ。
62 :
吾輩は名無しである:01/12/15 03:17
>56
お前がまず童貞(素人)捨てろ。がその前に恥垢取り除け。
ふけだらけのメガネも綺麗にしろ。それからだ。
64 :
吾輩は名無しである:01/12/15 03:24
>56
ティムポの剥き方教えてもらえ。
>>58 そうねえ・・・。春樹論は、たいていサブカル系の話に落ちる。
あるいは先行作家からの影響や、現代文化との関連とか(メディアとか、
コミュニケーションとか。)
現代文明論とかなら面白いけど、それをわざわざフィクションをネタに
して論じる意味が分からない。デタッチメント/コミットメントの二項性なども。
あと、春樹を論じる人はたいてい途中でヘンな語りが入ってきて、
小説じみた、芝居がかった語り口調になってくる。
何も論じている対象に同一化しなくともよいと思うのだが。
もともと春樹を論じたがっている人たちが、たいていそういう人々ばかりだということか?
66 :
吾輩は名無しである:01/12/15 03:33
>65
そうねえ・・・・。きみもそういう人だねえ。
おっと、見ていなかった間にこんなレスが。
自分で自分のことが恥かしくならないのか、いっぺん聞いてみたい。
ううっ・・・おれは一生「家畜」なのか・・・
69 :
吾輩は名無しである:01/12/15 03:40
>64
女なんですけど。
70 :
吾輩は名無しである:01/12/15 03:42
今日はまったりしてるなあ。
カンガルー日和でも読むか。
71 :
吾輩は名無しである:01/12/15 03:45
>>キキ
まず自分の解釈を述べよ。
話はそれからだ
72 :
吾輩は名無しである:01/12/15 03:46
73 :
カンガルー日和:01/12/15 04:00
5月の海岸線より抜粋。
「太陽が中空を過ぎ、堤防の影が川面を横切っていくのを眺めながら
僕は眠ろうとしていた。そして薄らいでいく意識のなかで、ふと思う。
目覚めた時、僕はいったいどこに居るのだろう、と。
目覚めた時、僕は・・・」
だってさ。参考までに。
最近の春樹が嫌いなわけじゃないけど初期の春樹はいいね。ピンボールとか。
野井戸に落ちた。
75 :
吾輩は名無しである:01/12/15 13:00
とにかく早く1000位って、「Peart」なんかつうスレ名消しちゃおうぜ!
デタッチメント/コミットメントもあるけど、「ペンディング」ってもの重要
だと思うな、春樹の場合。「留保」、つうんですか? さて?
76 :
吾輩は名無しである:01/12/15 13:08
留保はデタッチメントと同義でしょう。
77 :
吾輩は名無しである:01/12/15 13:18
ノルウエイの森のラストで主人公が「僕はどこにいるんだ」と現在に
たいしての心情をあらわにする場面があるけど、あのへんからハルキは
時代が見えなくなっていった感じがする。
初期作品では、しっかりと把握して表現として昇華していた感じがあった
のだけど。
78 :
吾輩は名無しである:01/12/15 13:31
>>76 うん。そこが微妙だよね。たしかにデタッチメントには「留保」
の意味が含まれているんだけど、それよりも「積極的に関わらない、忌避する」
っていうようなイメージで使われていること多いような感じがするんだ、
「デタッチメント」がね。たとえばこのスレとか読んでてね。どうでしょう。
>>78 おおまかにくくると、
<デタッチメント>情況がわかっていながらあえて関わらない戦略的態度をとる
<ペンディング>情況がわからないためにはっきりとした態度を決定できない。
結論がでるまでの猶予がほしい。
というような感じになるのかね。
これと、
>>77でいったことをあわせて考えると、ハルキがデタッチメント
からペンディングに移行していったという必然性もみえてくるのでは。
結局、社会に積極的に関与しないという態度としては客観的には同じだけど、
その内容が変わってきているということか。
>>79 すごくわかりやすいね。僕は同意するな。
デタッチメントとコミットメントを二項対立っぽく使うのは適当じゃないと思うんだ
。その間を往還する運動があるはずだ。そのつなぎとして、「ペンディング」っていう
言葉をはさんでみたんだ。
81 :
吾輩は名無しである:01/12/15 16:04
二役の独り言はやめて欲しい。読むのが面倒だ。
アホ丸出し。
82 :
吾輩は名無しである:01/12/15 16:11
>81 はずれ
83 :
吾輩は名無しである:01/12/15 16:59
>82
はずれやない。おつむの温かいものどうしが自慰してるということ。
気色悪いからオフ会でやってくれ!
84 :
吾輩は名無しである:01/12/15 17:41
>>83 関西系のカエルか?・・・文句あるなら具体的につっこんでみな。鳥の糞レス
くっさー! オエ
85 :
76=78=80:01/12/15 18:16
ありゃ、荒れてますね。でもほんとに同一人物じゃないですよ。たしかに
こういう自作自演って、よくありそうですけど。
二役がどうのとか、オフ会とかいう突っ込みもいいですが、内容に関しての
の突っ込みのほうが実りあるのではないかとネタふったものとしては思うのですが。
もちろん、「お前の仮想した設定は間違っている!」でもいいんですけど。
議論になることを望みます。
86 :
吾輩は名無しである:01/12/15 18:21
>84
つっこめるほどの内容じゃないだろ。(藁
ゲロは見るのも嫌だ。
やれやれ
>>86 荒らすしか声を出しえぬ厨房よ鳥糞カキコに悪臭漂う
89 :
吾輩は名無しである:01/12/15 18:38
>88
歌うなよ。(爆笑
カエルだよ・・・読めばわかるだろ。品性下劣なカキコ。
91 :
吾輩は名無しである:01/12/15 18:40
86の返歌は?
92 :
吾輩は名無しである:01/12/15 19:07
>90
気の毒にカエル妄想に取り憑かれりけり
93 :
吾輩は名無しである:01/12/15 20:16
agegigigigigigi~
94 :
吾輩は猫又よやよや:01/12/15 20:18
ココのレスに本物のカエルくんはいるのだろうか?
95 :
吾輩は名無しである:01/12/15 21:14
>>92 女「憑かれりけりって・・・何語?」
男「それを言うな! かわいそうじゃないか! 厨房語だよ」
女「なるへそ」
96 :
吾輩は名無しである:01/12/15 21:43
ダチュラ!
97 :
吾輩は名無しである:01/12/15 22:02
肥溜めやカエルとびこむ糞の音
98 :
吾輩は名無しである:01/12/15 22:05
出たな、駄チュラめ! 今夜も盛りあがるか!!
99 :
吾輩は名無しである:01/12/15 22:07
「れりけりや れりけりれりに れりけりけり」!
さあ、皆さん、ご一緒に!!
100 :
吾輩は名無しである:01/12/15 22:08
100ゲット!!
101 :
吾輩は名無しである:01/12/15 22:11
男「86もしつこい相手に喧嘩売ったもんだな」
女「人権板アガリらしいよ・・・」
男「なるへそ」
女「カエルの皮をかぶったレリケリって感じね」
男「へそなし」
102 :
吾輩は名無しである:01/12/15 22:19
ダッチュノ!
103 :
まめもやし:01/12/15 22:25
マムモヤシ
104 :
吾輩は名無しである:01/12/15 22:29
ああ、今夜も荒れてゆく・・・誰か止めて・・・ハァハァ
実は私、春樹さんの小説は読んでいるですけど
本人の顔を見た事がないんです。
想像ではカッコ良く無く特徴のある顔で笑顔が
絶えない感じかな?写真が載っている本あったら
教えて下さい。
107 :
吾輩は名無しである:01/12/15 22:51
>>106 ハードカバーの村上朝日堂
あとは中央公論から出てる文庫かな(中国行きのスローボートとか)
ですが正直見ない方が良いです。特にキキさんは女性の方だと思うのでやめた方がいいです。
マジでショックを受けます。イメージ壊れます。ヘタしたもう読めなくなります。
村上春樹がテレビ出演しないのも読者を気遣ってのことです。
まあそれでも見たいと言うならどうぞ。
108 :
吾輩は名無しである:01/12/15 23:09
>>106 え…?ないの?
本人の本だと
「もしも、僕らの言葉がウイスキーであったなら」
「うずまき猫の見つけかた」
「遠い太鼓」
「THE SCRAP」
とか。
そっか、ここに来る人ってみんな村上の本全部読んでるような人と思ってたら
そうでもないんだ。
それともネタ?
ちょっと、どれを読んでて、どれを読んでないとか、そうゆうの知りたい。
>>ALL
109 :
吾輩は名無しである:01/12/15 23:14
>>108 基本的に文庫派なので。
講談社文庫にも新潮文庫にも顔写真載ってないし。
>>107 中央公論の文庫なんて初めて聞いた。今度探してみよう。
110 :
吾輩は名無しである:01/12/15 23:30
手っ取り早く著者近影を。インタヴュー付き。英語だけど。
www.salon.com/books/int/1997/12/cov_si_16int.html
↑ブラクラだった、鬱だ氏のう
112 :
吾輩は名無しである:01/12/16 00:12
>>109 108だけど。
さっき挙げた4つは、カバーのとこに著者近影、ってのじゃなく
本文中に写真が載ってるよ。
「うずまき猫」新潮、「遠い太鼓」講談社、で文庫もある。
確か両方カラー。
あ、あと小さいけど、「辺境、近境」にもいくつかでてる。新潮文庫。
なんか粘着だ、ごめん。
113 :
吾輩は名無しである:01/12/16 00:18
114 :
まだまだ修業中:01/12/16 08:53
>カエル様
今さらながらではありますが、言葉に不調法な点があったことを謝罪致します。
115 :
吾輩は名無しである:01/12/16 09:46
自分の写真を見たがるような読者に対して
「吐き気がする」と発言し、田中康夫に揶揄された事があります。
ヤッシーは春樹のこと大嫌いだもんね。身のほど知らずがって感じ。
また、間違えてしまったようです・・・
カエル様→カエルくん様
謝罪致します→謝罪いたします
もう文学版には足を踏み入れないことにします。・・・こわい。
118 :
吾輩は名無しである:01/12/17 11:41
>101
まったく笑わせてくれるぜ。
「られけり」なんて日本語はねぇよ。
もちろん歌好きの奴をからかったんだよ。
それをこんなに喜ぶなんて・・・。
あきれるというよりも恐くなったぜ。
こいつ本物のバカじゃあるまいか。(震
119 :
吾輩は名無しである:01/12/17 11:52
女:「られけり」ぢゃなくて、「れりけり」では?
男:まあDQNの記憶力はそんなものだね、くすくす。
女:書けば書くほど頭の悪さが露呈するのね。いとあはれ。。。
男:歌好きだって! あの歌を読んで、歌好きとは!
女:やっぱり中学校からやり直したほうがいいわね。
男:いや、肉骨紛でやられてるんだよ、脳が。
女:そうか、牛だったのね。ごめんね。オナニーのし過ぎじゃないのね。
118:もうもう!!
120 :
吾輩は名無しである:01/12/17 12:24
>119
わかった。もう参った。
だからこの男女の掛け合い漫才はやめてくれ。
寒くてたまらん。
121 :
吾輩は名無しである:01/12/17 12:28
男:と、いうことだそうです。嫌われちゃったねえ。もっと遊びたかったのに。
女:冬だしね・・・そろそろおうちに帰りましょう。
男:120もなんかネタカキコしてくれよ! またな!
女:じゃねえ!
誰か削除依頼出しといてよ。なんなんだよこのスレ。
せめてsageでやってよ。
自分で出しな!
125 :
まめもやし:01/12/17 13:03
ダメモヤシ
126 :
吾輩は名無しである:01/12/17 13:05
>114
不調法な点って?
130 :
吾輩は名無しである:01/12/17 14:18
国境の南、マンモス西
みな、けんかしたら、だめだめの、ことよ〜
はるきさん、よろこばないの、ことよ〜
やれやれの、ことよ〜
みずまるさんと、あたしのみせ、またきてくれないかな
にほんご、あたし、へただけど、
はるきさんのは、いしょけんめ、よんでるよ〜
おやつ、つくてくるから、まててね〜
たまご、いくついれる〜?
132 :
吾輩は名無しである:01/12/17 14:59
>125
恥の上塗りするんじゃない。もうでてくるな糞マメ。
じゃあここらでいっちょ『ノルウェイの森』でも語るか。
私は第一章をよむだけでなんだか胸が詰まります。ドキドキして
読みたくなくなる。でも読みつづけると、フレッシュな感じの学生生活が
始まるので、それでも暗いのだけど、我慢して読みますね。
っていうか本を開いたら、読まずにいられない。
うーんノルウェイは
僕と、キャメル色の上品なコートを着た直子が
井戸の話をしながら草原を歩く場面の描写がたまらなく
好き。
この物語では「どうして?」とよく囁かれる
最後にレイコさんと寝ちゃう展開にならなければ
私にとって最高な作品になったのになあ
と読み返す度に思わずにはいられない次第であります。
男からすると、あそこで寝るってのいうのが最高にリアリティーある
んだよなあ。なんでかな。
かつては直子のように深く傷ついていたんだけど、なんとか生き残った
レイコさん。彼女を抱いた僕の心中はいかばかりか?
そんなもんなんですかね、、、
自分自身がレイコさんくらいのの年に
ならないと解らない心情なんだろな。
と思ったけど、一人の人間の死を共有している
唯一の生存者(僕)と寝ることによって心が癒されるのかも
知れない とふと今思った。
あそこで癒しあってるんだろうね、互いにね。しかし凄絶な青春だよな。
けっこう小説読んでるけど、あの作品は何度読んでも、実際にあったこと
のようにしか思えないんだよ。どうしてだろう。
私も一人親友失って初めて、その親友が好きだった彼と
一生友達であり続けたいと思っているわけなのです。
彼女の死をずーっと共有できる人がいるってことで
心の支えになってるから。その彼と私は今のところ
寝てないけど(今のところこれから先も寝るつもりもない)
そんなことを思うと、レイコさんの気持ちも女性側として
わずかながら理解できた気がする。
139 :
吾輩は名無しである:01/12/17 17:08
>137
答えは、はっきりしている。数読んでる割には理解力が足りない。
ほかに理由はない。自明のことに悩む閑人。
何で、お前達そんなに気持悪いんだ。性欲の処理に困ってるの?
140 :
吾輩は名無しである:01/12/17 17:58
139に吸ってほしいな。尻かせ! 牛野郎!
142 :
吾輩は名無しである:01/12/17 18:19
スエズ運河の絵でも見てハァハァしよっかな〜
143 :
吾輩は名無しである:01/12/17 18:27
>141
悪いけど期待にはそえない。俺はノンケなんよ。
それにしても乱暴だな。犯罪おかすまえに、せっせと自慰しろよ。
144 :
吾輩は名無しである:01/12/17 18:43
>142
ノルウェイ読んで興奮する君ならそれは可能ですじゃ。
145 :
吾輩は名無しである:01/12/17 18:55
キッコウ
>>143 だから人権板出身だって言ってるだろ! IP調べようっと!!
147 :
吾輩は名無しである:01/12/17 19:17
ストレッチマン
148 :
吾輩は名無しである:01/12/17 19:28
ノ~ビル、ノ~ビル
∧
(゚Д゚)<ストレッチパワーがタマテキタ
149 :
吾輩は名無しである:01/12/17 19:57
ハルキトピはなんでこうなるんだろ・・・。
150 :
吾輩は名無しである:01/12/17 20:17
かえるくんカマーン
151 :
吾輩は名無しである:01/12/17 20:20
>>139何で・・・
君のそう感じる感覚こそが疑いしれん
>>152 阿部和重の小説「インディビジュアル・プロジェクション」の略
154 :
吾輩は名無しである:01/12/18 00:29
ダウンロードをダウソではなくダウリとかいてある
書き込みを見ると緑のお父さんのキウリを思い出しませんか?
155 :
吾輩は名無しである:01/12/18 00:31
思い出す事もたまにあるっちゃあるかもしれないこともない。
156 :
吾輩は名無しである:01/12/18 00:54
誰か村上春樹氏の生年月日をご存知の方いますか?
たしか山羊座のA型だったとおもうんですが。
私と同じ誕生日かも。
自称反春樹ーの方々は往々にして
村上春樹好きな奴等はその他の本なんて読んでなさそーー
できもい、排他的な癖がある。
なんて言うじゃないですか。。
でもですね、私は他にも好きな作品、作家はあって
(龍ちゃんは大嫌いけど)
ジャンルも拘らずに読むほうなんですよ。
しかーし、春樹ちゃんの文章にはこれまでになく
すっごく嵌っちゃうんですよ。読んでいて心地いいんですよね。
>>158 ダウリがキウリに見えることがあるほどですか(w
>>153 阿部和重、ですか? うーん、どういうことだろう? すみません、
初心者なもので・・・調べてみます。
>161
うんがんばりー。
小説読まないと結局のところは解ってこないよ・・
>>153 >>162 ようやくわかりました(友達で2chに詳しい人がいたのです。)
まったく、小説とはぜんぜん関係ないじゃないですか!(プンプン
でも、あらためて2chの恐ろしさというか、深みを知りました。
足元に靴下が落ちている。
汚れた靴下だ
しかしそれとは裏腹に、まばらに付着したネコ科を思わせる柔らかい毛は、
キラキラとまばゆい光をたたえている
宿命的に優しい光だった
それはまるで、この交差点に集まるすべての孤独を浄化し、誤解を解き、
そのまま失われる為だけに生まれてきた脆弱な生命を思わせた
ぼくはその光に目を細めるまま、自然に目を閉じていた
何かを思い出しそうになる・・・
この優しさは記憶なのだろうか?
・・・・・・・
無理だ、届かない。
ぼくは頭を振る
思い出せない
きっと大事なことなのに・・・
深呼吸をした積もりだったけれど、ため息にしかならなかった
12月は寒く冷たい、分かってる
ぼくはゆっくりと目を開けた
足元にあったはずの靴下は見当たらなかった
ぼくがついさっきこの街の仕組みから外れていた、ほんの僅かな間、
その束の間に、靴下の本来の持ち主かあるいは他の誰かが持ち去ったのだろうか?
靴下は見当たらない。
かじかんできた指先を握り込んで温める
「どうでもいいんだ」
まるでセリフのようだ
在るべき邂逅を、あるいは再開を奪われたような無力感は、
ぼくにそんなことをつぶやかせた
となりで知らない人がこっちをチラリと見て、すぐに前を向いた
ぼくの弱さを確かめただけだ、わらったりしない
渋滞を回避できるだけの時間を刻むと、歩行者信号は青に変わった。
街は今日も12月の寒さのように平等で正確だった
ぼくは駅へ向かう
駅前には街中の喧騒が際限無く集められていた
この街の何処かに際限無く静かな場所があって、帳尻が合わされているのだろうか?
手を上げるとタクシーが停まり、音も立てずにドアが開いた
中立的で妥協的な静けさのなかでシートに体をあずけると、ぼくは目を閉じた。
あの汚れた靴下の中には、何か入っているようだった
靴下を広げるくらい硬くて平べったい長方形のもの
ぼくにはわかりかけていた
12月
あれはたぶん・・・
タクシーが止まった。
目を開けると車内にはぼくしか居なかった
そういえば、行き先を告げてもいない
はじめから運転手もいたかどうか、今となってはわからなかった
とりあえず外に出ると、そこはさっきの交差点だった
タクシーはこのままでいいのだろうか?
そんな懸念はすぐにどうでもよくなる
ぼくがさっき見つけた辺りに、靴下が落ちていたのだ
遠くからでもすぐにわかった
同じものだ
突然、どこかでクラクションが鳴った
さっきから鳴っていたのかもしれない
選択肢を生成する力を持たないぼくの茫洋さに、異議を唱えつづけていたのかもしれない
クラクションを合図に、街中の冷たい風とノイズが四方からこの交差点に集められた
街はぼくを急かしはじめる
街の想念にぼくは粉々に砕かれ、再度整然と組み立てられた
再構成に不必要な残りカスだけが巻き上げられ、上空からぼくを見下ろしている
ぼくは凍えた。
駅に向かった方がいいのかもしれない
・・・汚れた靴下なんか
「どうでもいいんだ」
よくない。
セリフだ。
それは街の独り言だ。
ぼくは瞬きもせずに、靴下に駆け寄った
この街には本来セカンドチャンスなど存在しないのだ。
ぼくはそっと靴下を拾い上げた
そこについた長い毛は
今や時間の中に消え入りそうなほど儚く揺れる
終わりに向かっているのだ。
しかし靴下を突っ張らせる硬さは、未来を保証するために、
その決意をますます固めたようだった
中のものを取り出してみる
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
{ サンタさんへ }
{ }
{ }
{ 来年もまた }
{ クリスマスが来ますように }
{ }
{ }
{ モナー }
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「モナー」の字が誰かの涙で滲む
ぼくは人々から顔を隠すように
久しぶりにこの街の空を高く見上げた
はじめから思い出す必要などなかったのだ
彼は「どこ」ではなく「どこか」に居るのだから。
雲は遠慮がちに月をよけて流れる
風は高いところを吹いているようだった・・・
な、なんですか、これは、いや、これらは・・・(鬱
173 :
吾輩は名無しである:01/12/20 23:30
何が足りないってオシャレ度が足りないよ。
174 :
吾輩は名無しである:01/12/20 23:32
そうだよ、オシャレ度だYO。チンチンのいぢりも足りないね。ハスミダ!
175 :
吾輩は名無しである:01/12/21 00:10
part4見っけと思っていっきに読んだが糞スレだな。
なんで作品の細部まで踏み込もうとするとキモイキモイって煽って
止める輩がいるんだ?村上春樹をヲナニー的に語る奴はいたいかもしれんが、、
「村上ヲタ村上を語るキモイ」という概念が非常に何かをせき止めている。
「アンチ村上語る」やろーはまずてめーがどれほど優れてるか示してもらいたい。
21
厖大な量の古い夢を整理し、磨きあげ、そしてそのひとつひとつのことばに耳を傾けるという
作業がいったい街にとってどんな役に立つものか、僕にはさっぱり見当もつかなかった。分類カードを
つけるわけでもなければ夢の内容を逐一記録するわけでもない。その「夢」のひとつひとつが僕の
頭の中にぼんやりと蓄積されていくだけだ。
「夢」について語ることはむずかしい。亀とアキレスの競走のように、おそらく我々のことばは永遠に
その「夢」の世界に追いつくことはできないだろう。そこには時間の観念というものが存在しない。
つまりは連続性というものが存在しない。あるイメージは逆行し、あるイメージはひとつの場所に
しがみつき、あるイメージは膨張しつづけた末に爆発して消える。あるイメージは不気味なほど
鮮明であり、あるイメージはとてつもなく暗い。それらのイメージが万華鏡の中の像のように一体化し、
そして光とともに飛び散るのである。
僕にはそこに何らかの意味や方向性を読み取ることはできなかった。まるで部屋中を飛びまわる
出鱈目なアブストラクトのオブジェを眺めているような気分だった。僕がそこから感じとることが
できたのは限りない哀しみとその暗さだけだった。しかし、何がそれほどに哀しく、何がそれほどに
暗いのかは、理解できなかった。
僕は理解できぬままに様々な形と様々な色あいの古い夢の埃を落とし、手のひらで温め、その夢の
世界を追いつづけた。そして何ヵ月かのそんな作業の末に、僕は僅かながらも彼らの波調を感じられる
ようになってきた。彼らは確かに何らかのイメージを僕に向けて送りつづけているようであった。
僕は日を追うごとに彼らの発する声なき叫びを耳もとに感じるようになった。まるで人知れぬ暗い
牢獄に閉じ込められた魂の叫びのように、その声なき声は僕の心を揺さぶりつづけた。
しかし僕にいったい何をすることができたろう? そのことばの一片をさえ理解することのできぬ
この僕に?
「影が死にかけているんだ」僕はそんな古い夢のひとつを書庫の棚に戻しながら君にそう言ってみる。
「少し休みましょう」と君は言う。
僕たちはストーヴの前に腰を下ろしてコーヒーを飲んだ。君はカウンターの戸棚からりんご菓子を
取り出し、それをふたつにわける。
「そんなに具合が悪いの?」
「十日とはもたないだろうね」
僕たちはストーヴを隔てて向いあっている。ストーヴの炎がうつむいた君の顔を赤く輝かせていた。
「暗い心は遅かれ早かれいつか死ぬのよ」
僕は黙っていた。
「でも、あなたの気持もわかるわ。二十年以上もずっと一緒にやってきた仲間なんだもの、そんなに
簡単に死なせるわけにはいかないというのもよくわかる」
君はりんご菓子をひとつつまみ、指に残ったその粉を払う。
「でもね、あきらめた方がいい。しばらく経ってみればきっと自分でも不思議に思えるはずよ。なぜ
今まであんなものを一生懸命ひきずっていたんだろうってね。……あなたがそんな風に思えるように
なるまで、私もできるだけのことはするわ」
僕は琺瑯のコーヒー・カップを手にしたまま、ぼんやりとストーヴの炎を眺めていた。
「あなたが望む限り、私はいつまでもあなたの傍に居るわ」
「君に見せたいものがあるんだ」と僕は言う。そして僕は君の手を取って書庫に入り、後手にドアを
閉め、部屋の灯りを消す。
「暗いわ」
「今に明るくなるさ」
僕は手さぐりで棚の上の古い夢のひとつを手に取り、埃を落としてから両手で包み、心をこめて
それを温めた。古い夢が温もりを持ち始め、その中心から微かな光を放ち始めたところで僕はそれを
棚の上に戻し、部屋の隅に戻って君と二人でその光をじっと見つめる。僕の手の中で君の肩は微かに
震えていた。
淡いオレンジ色の光は僅かにまたたきながら棚からこぼれ落ち、誰ひとり聞くものもないその古い
夢を語りつづけた。十分ばかりだろうか、時の経過とともにその光は弱まり、ついには不確かな
ゆらめきの中に消え去っていった。そして部屋に暗闇が戻る。
「とても綺麗だわ」と君は言う。「ことばでは言えないくらい綺麗」
僕は暗闇の中で君の肩を固く抱きしめ、その額に唇をつける。綺麗だ、と僕も思う。まるで遥か昔の
クリスマス・ツリーの思い出のように……
暗闇の中で僕はことばを失っていた。君の唇にはりんご菓子の匂いがした。君のやわらかな前髪は
額の上に揺れていた。君の温かな息が僕の首筋にかかっていた。僕に何を語ることができたろう?
ことばはまるで手にすくった水のように、指のあいだからこぼれ落ちていくだけだった。
暗闇の中で僕は君を想い、そして影を想う。粗末なセーターと粗末なスカートに包まれた君を想い、
冷え冷えとした地下室のベッドに横たわる僕自身の影を想う。目をあけた時、部屋は不思議な光に
充ちていた。それは信じがたい光景だった。部屋中の数千の古い夢が、あたかも互いに感応しあう
かのようにその深い眠りから目覚め、無数の光とともに僕たちに向けてその永遠の想いを語り始めて
いたのだ。
178 :
やれやれ、またドイツか:01/12/21 02:30
179 :
吾輩は名無しである:01/12/21 05:31
「壁」もあと2、3回で終わりだな・・・。
自分的には「世界の終わり」よりもこっちの「街」のほうが
好きだ、なんか「ノルウェイの森」に話が似てるし。
(結末は正反対だけど)
>>179 確かに「ノルウェイの森」に似ている気がする。
(どちらかといえば「螢」のほうか)
181 :
吾輩は名無しである:01/12/21 10:24
ハードボイルド読んでからだと
壁の方は表現の細部に少し荒削りな印象を持ったけど、
全体を通して暴力性や恐怖といったものを感じなかったから
読んでいて心地よかった。ラストも・・・だったから。
1980年はノルウェーはまだ書かれてない頃だと思うけど
蛍は何年頃の作品だっけ??
>>181 「『螢・納屋を焼く・その他の短編」としては1984年。
>>181 『蛍』の雑誌掲載は『中央公論』1983年1月号。
うぜえな。みょーなアゲやめろ。こっちでやれってこと?
だったらなんか書いてよ。
186 :
吾輩は名無しである:01/12/24 00:16
age
187 :
吾輩は名無しである:01/12/24 00:23
age age
ネタがないのは村上春樹が小説書いてくれないからだね。
今年は単行本どころか文芸誌にも短編1つすら発表してないんじゃない?
189 :
吾輩は名無しである:01/12/24 01:10
最近は読者メールへの返答集を本にしたのばっかり出してる
190 :
吾輩は名無しである:01/12/24 01:20
奥さんが作った借金を返すために必死だって、なんかで読んだことあるけ
ど、ほんとかなあ? しかし「またたび」とか、「家臣団となんとか」
やら、クズ本が多いよね。猫の絵本(空とび猫じゃないよ)もくだらなかった
し。
191 :
吾輩は名無しである:01/12/24 01:36
つまり才能が枯渇したって事
192 :
吾輩は名無しである:01/12/24 01:48
かもねー・・・でも「神の子」はよかったけどね。次の作品がポイント
だな。今ごろ書いてるんだろうな。あ、寝てるか。
193 :
吾輩は名無しである:01/12/24 01:56
彼にはもう何も書けないんじゃないか
194 :
吾輩は名無しである:01/12/24 02:02
ベストセラーでもう十分金稼いだからいいんじゃないの
195 :
吾輩は名無しである:01/12/24 02:04
いやあ、あいつはいくら金あっても書くだろな。だからこそあそこまでに
なったんだと思う。完全にビョーキ。そして我々は偉大な病人に
感謝せねばなるまい。
196 :
吾輩は名無しである:01/12/24 02:19
どうせまた例年も短編集で御茶を濁すことだろう。
197 :
吾輩は名無しである:01/12/24 02:22
順番から行くと長編でしょう。「世界の終わり」の続編でしょ?
でも来年じゃないだろうな。数年かかるだろうな。それまで借金返済の
ためにクズ本を出すと。「家臣団」も「最新エッセイ収録!」みたいな
宣伝してたけど、HPでウプされてたもんばっかじゃん。詐欺だよ。
198 :
吾輩は名無しである:01/12/24 02:38
「世界の終わり」の続編を読むにはやっぱり「世界の終わり」を読みなおしてから
じゃないと話の続きがわからないんだろうか。
あんなに長い小説なのに。
やれやれ。
>>198 それって小説としてダメってことだよね。
「ダンス」を「羊三部作を読んでないので、わからなかった」って言ってる
自称ファンがいたけど、それって「ダンス」が一個の作品として成り立ってない
っていうことになるのに気付いてないらしかった。
200 :
吾輩は名無しである:01/12/24 03:30
「世界の終わり」の続編は駄作の予感がする。
一個の作品として成立するのは無理だよ、きっと。
201 :
吾輩は名無しである:01/12/24 04:22
ところでみんな「世界の終わり」と「ハードボイルドワンダーランド」
どっちの物語が好きなのかな。
僕は「世界の終わり」の閉塞感がなんともいえず好きなんだけど
ひょっとして少数派なんだろうか?
202 :
吾輩は名無しである:01/12/24 09:37
僕はハードボイルド。のんびりさかげんが好き。
203 :
吾輩は名無しである:01/12/24 22:19
>>198 あくまでテーマや精神を受け継いで書く新作みたいだから。
単体でも読めるし、「世界の終り」を読んでいればより深く読み込めるって感じじゃないかな。
204 :
吾輩は名無しである:01/12/24 22:28
なんか一時期あった、「スター・ウォーズ」の新作はどんなん?
みたいだね。それだけ楽しみにされてるんだろうな。個人的には、
でも最近村上春樹がよくやる、「小説の中で完結しなくても、いいじゃん!」
みたいなのはやめてほしいな。「スプートニク」、不満だし、「ねじまき」
も最初は2巻で終わりのつもりだったんでしょう? オースターとかオブライエン
の作品もそういうの多いですよね、ここのところ。
205 :
吾輩は名無しである:01/12/24 22:42
「世界の終り」って最後に主人公が死んじゃうんだっけ?
読みようによっては生き残ってたような気もしたんだけれど。
206 :
吾輩は名無しである:01/12/24 22:51
>>205 死んではいないでしょ。
それどころかピンクの娘が来る頃には
目を覚ましてボブ・ディランでも聴きながら待っているのかもしれない。
>>182>>183どうもです。
となると、
1980壁
1983蛍
1985ハードボイルド
1989ノルウェー
ってことっすね。
209 :
吾輩は名無しである:01/12/25 19:00
村上春樹、小さい頃川に流されたことがあるってほんと?
川は途中から暗渠になっていて、
暗渠に吸いこまれる直前に助けられたって。
だからやたらと井戸や暗渠にこだわるんだって。
ソースきぼーん。
210 :
吾輩は名無しである:01/12/25 19:09
ああ、それは本人じゃないんじゃない?
>>205 その先、書いてほしいよぉ。続編。
本人も書いてみたいって言ってるし、期待だよぉ。
213 :
吾輩は名無しである:01/12/26 00:05
>210
いや、ガッコの現代文学の先生が授業で言ってたから、
マジで本人の話しだと思われ
>>213 現代文の先生の話といっても
確認が取れない以上トンデモ話の域を出ないな。
215 :
吾輩は名無しである:01/12/26 01:21
幼いころに川に流された経験ですか。
なかなか興味深い話だけど、かりに本当だとしても
その体験が井戸にこだわる理由というのはどうかな〜
川に流されるっていうのは自分自身の力では如何ともしがたい巨大なうねり
に巻き込まれて他人の手によって救われるという、どちらかといえば
コミットメント的なモチーフだと思われるのですが
井戸って、閉ざされた空間の中で静かに自分自身をみつめるって感じ
ですよね。ある意味ではデタッチメントの象徴だと思うんですよね。
だから僕の中では、川に流されるという動態的な経験が井戸の静態的な
イメージにはイマイチ結びつかないですね。
>215
その先生が言うには、
もし暗渠に吸いこまれていたら、そのまま海に流されて死んでいた、
だから村上春樹にとって暗渠・暗闇とは死の象徴であり、
それを恐れながらも惹かれてしまう、
死の魅力というのは確実に存在するとのことでした。
村上春樹が大学時代に熱心に映画を見ていたのも
暗闇に魅せられていたからであり、
同時に自分の日常から遠く離れた影を見ることで安心感を得ていたということです。
もうひとつ、
村上春樹の『ねじまき鳥クロニクル』は
『羊たちの沈黙』に大きく影響されているそうです。
そう言われてみると井戸も出てくるし、
暗闇の中での戦いとか皮剥ぎ・仮縫いも出てくる。
村上春樹はこの映画を見て
アメリカと日本の恐怖の質の差を知った。
アメリカでは、
自分が安心感を得ていた映画館の暗闇にも恐怖がひそんでいる
(よく知っているはずの人が実は恐ろしい人だった)
という事実にショックを受けたのだそうです。
それが何故歴史認識ということにつながるのかというと、
(もちろんインタビューや対談で語っている理由もあるのですが)
映画館の暗闇では自分の歴史
(父親との確執や高校時代の失恋?)
から逃げていたけれど、
それに対峙しはじめたということなのだそうです。
きれいに論がまとまりすぎているので
私も??と思ったのですが、
まあ、おもしろい見方ではあると思います。
(ちなみに、先生は文学誌に村上春樹論を発表したこともあります。
大学の助教授です。)
219 :
吾輩は名無しである:01/12/26 01:55
>>217 「なのだそうです」って、簡単に言うねえ(ワラ でも伝聞だからいいのか。
「羊たちの沈黙」の話は本当? 春樹はトマス・ハリスをそんなに買って
たかなあ。
映画だったらむしろ、「ロスト・ハイウェイ」みたいなデヴィッド・リ
ンチ系じゃない? HP(村上朝日堂)で読んだ記憶があるけど。
>>219 うん、リンチの「ツインピークス」には影響を受けたって、
どこかで読んだけどなあ。
221 :
吾輩は名無しである:01/12/26 02:14
>>220 「ツイン・ピークス」にかんする言及は多いね。ドーナツが
いぱーい、出てくることもあろうんだろうけど。「ねじ巻き鳥」
の1、2巻なんて、リンチっぽいよね。「スプートニク」の観覧車
の場面なんて、もろ「ロストハイウェイ」だよ。
いつか春樹さんとデヴィッド・リンチについて騙りあいたいものだ・・・
Fire walk with me!!
>>221 ただし、春樹の小説ってリンチっぽくはないよね。
「神の子」で、ゴダールを引用しているけど、
リンチというよりはゴダールっぽいと思うけど。
悲惨なところでも、読んでて笑えるから。
223 :
吾輩は名無しである:01/12/26 02:29
ゴダールに関してはかつて「アルファヴィル」みたいな感じが好きって
書いてたけどね。物語的にはゴダールってより、リンチぢゃない?
悲惨なところでも、読んでて笑えるって意味ではゴダールもあるかもね。
否定はしない。つうか、ゴダールって物語あるよでないし(キョロキョロ
ゴダールネタは三島ネタと同じくらいに危険なのだ(キョロキョロ
カキコの時間も「222」でした。
ちょっとうれしい。
>>223 映画におけるimageと文学におけるimageについて、ケスクセですが、
なにか?
>>223 >ゴダールネタは三島ネタと同じくらいに危険なのだ(キョロキョロ
あ、そうなんですか。
以後、気をつけます。(w
私を呼んだか? 君たち、ぼくの「表層批評宣言」を読んだかね?
村上春樹の「羊をめぐる冒険」をとりあげたが。そもそも映画とは
ゴダールの言うように物質の・・・
ついに蓮見もご来臨か。
>>227 先生、「小説から遠く離れて」ではないでしょうか?
・・・・・・
231 :
吾輩は名無しである:01/12/26 03:46
ゴダールってどこがいいの?
ビデオ屋にも置いてないしさぁ。
ゴダールなんて、どうしようもないのね。
映画の文法というものがわかってないのよ、あの人は。
映画というのはね、でたらめに自分の取りたいものを取ってりゃいいモンじゃないのよ。
233 :
吾輩は名無しである:01/12/26 04:09
「ツイン・ピークス」と「ねじまき鳥」は手法が似てると思う。
物語の流れを途中から放り投げて結論を読者に預けてしまう様な所が。
まあそれはそれでカッコイイわけだけど、文法的には奇形なわけで、
正統派とはいい難い。いわばキワモノだね。
起承転結のハッキリした正統的な文脈で勝負できる才能をリンチも春樹も
ちゃんと持っているんだろうか。
234 :
吾輩は名無しである:01/12/26 04:13
今どきゴダールなんて見てる人は特殊なヒトだね
ツイン・ピークスかーなつかしいなー
小道具がよかったよね、ドーナツとか、テープレコーダーのメモとか
あと、ララ・フリン・ボイルには萌えたなー
236 :
吾輩は名無しである:01/12/26 07:53
映画板にデビッド・リンチ(と書いてしまったが、デヴィッドとするべきだっ
た。村上さんもviはヴィって書きますよね)スレ立てたら、30くらいレス
ついたあと数日で沈んでしまった。こちらの方が盛り上がってますね。
ムラカミハルキがリンチに影響を受けたとは初耳です。そういわれると村上さん
と共通する所ある気がします。新作「マルホランド・ドライブ」にもそういう
部分ありますね。これはいいですよ。必見。
237 :
吾輩は名無しである:01/12/26 18:58
リンチ的文法から春樹作品を読むのは面白いかもしれないですね、続行キボンヌ。
238 :
吾輩は名無しである:01/12/26 19:01
>>209 ソースはこれでしょ。
――あなたの最初の記憶について。
村上 最初の記憶……あのね、僕が二つか三つの時に川に落ちたの。川に
落ちて流されてね、もう少しで暗渠に入るところで見つけられて助かった
んだけど、その暗闇を覚えているね。それが最初の記憶。いやな記憶です
ね。(「村上春樹ロングインタビュー」『小説新潮』臨時増刊『個人的意
見』1985年)
239 :
吾輩は名無しである:01/12/26 19:06
240 :
吾輩は名無しである:01/12/26 19:07
でもネタっぽいな、春樹の・・・
リンチも春樹も文法的には奇形だって先に書いたけれど確かにそうだと思う。
文法だけでなく2人の作品には多くの奇形(フリークス)が登場するじゃないですか。
春樹の場合には口がきけない少年(ねじまき鳥)や、足が悪い女(国境の南)、
双子やらがよく登場しますね。リンチなんかは本物のフリークスを画面によく登場
させてますね。でも2人の決定的な違いは、春樹の方はフリークスに同情のような
感情を持って接し、癒しを求めているのに対して、リンチはフリークスをみて
笑い飛ばしている様な所がある。そういう意味ではリンチはかなり邪悪な映像作家
だと言えると思う。
別の言い方をすれば、春樹の文体はどうがんばっても奇形的になってしまう(それは
過去の苦労や彼のかかえる心の傷が原因で生じるのか)のに対し、リンチは差別とかとは
全く無縁の白人のお坊ちゃんであって、自分が優位な立場に立っているのを自覚
していながら奇形的映像を撒き散らしている感じがする。
つまりリンチはファシズムが好きなんだよね。私も「ツイン・ピークス」とかは
結構好きで見てたんだけど、どうなんだろう?
243 :
吾輩は名無しである:01/12/27 23:04
最近、いるかに乗った少年の夢をみる。
244 :
吾輩は名無しである:01/12/27 23:45
「春樹の川流れ」に関することは井上義夫の本に詳しく書いてあったと思う。
245 :
吾輩は名無しである:01/12/28 01:50
>>242 >春樹の方はフリークスに同情のような感情を持って接し、癒しを求めているのに対
>して、
「癒しを求めている」ってよくわかんないだけど、どういうこと?
>リンチはフリークスをみて笑い飛ばしている様な所がある。そういう意味で
>はリンチはかなり邪悪な映像作家だと言えると思う。
邪悪っていうより「露悪的」ってほうが正しいと思うな。
そもそも差別ってもいろいろあるし。中上ケンジに笑われるまで、同和問題について
無知だっただろ、村上春樹は。エッセイで書いてたよね。あれでかなり引いた人間も
いるだろうと思うよ。
いわゆる「フリークス」(差別される側)ってのを小道具にしていると思うな。
どこが同情的? 双子にしたって、自分のアイデンティテイの危うさを象徴的に
語るために双子を出してきたんじゃん。ねじまき鳥のシナモンだって、イディオット・
サバン的な存在だよね。欠損はときとして過剰を導くことがある、と春樹は考えている
のではないか? 彼の好きなシャーマニズムにもつながる考え。
過剰さの代償としての欠損ってのもあるしね・・・連続カキコスマソsage
247 :
カエルくん:01/12/28 10:38
来年、スレを立ち上げます。
村上春樹の作品論のスレです。
興味のある人は来てください。
よろしく。
248 :
吾輩は名無しである:01/12/28 10:45
アイデンティテイage
騙りとおもわれます。<247
250 :
吾輩は名無しである:01/12/28 21:48
>>245 >中上ケンジに笑われるまで、同和問題について
>無知だっただろ
たしかにあのエッセィはショックでした。村上春木の天然さを見た思いがしました。
あそこまで能天気じゃないと、書けないんでしょうか。ああいう小説は。
251 :
吾輩は名無しである:01/12/28 22:51
>>217 遅いレスですみません。
村上春樹の「父親との確執」について詳細知りたいんですが、
どこかで言及されていますか?
252 :
吾輩は名無しである:01/12/28 23:11
>>251 ニューズ・ウィークだったかタイムだったかのインタビューで
家族のことをけっこう語っていたとか・・・うろ覚えだけど。
お父さんが満州へ行ったんじゃないかな、兵隊とかでさ、たぶん。
どこかで読んだような気がする。
253 :
吾輩は名無しである:01/12/28 23:23
同和問題がのっているのってどのエッセイですか?
村上朝日堂?
254 :
吾輩は名無しである:01/12/28 23:29
>>253 「村上朝日堂はいかにして鍛えられたか」の一番最後のエッセイ。
「僕らの世代はそれほどひどい世代じゃなかったと思う」です。
>>245「癒しを求めている」ってよくわかんないだけど、どういうこと?
そう問い詰められると私もわからなくなりました(笑
ただ春樹はリンチの様に見世物小屋的にフリークスを登場させたりはしないって
意味。人間は誰しも不完全なのだから、その不完全さを謙虚に受け入れようとする
姿勢を持っていると言う事かと。
>>同和問題
日本の同和問題はわかりにくい差別だと思う。あれはインドのカースト制に似た
様なものだろうけどカースト制ほど厳しくないし、日本には黒人差別やイスラム教徒の
葛藤もない。だからと言って同和問題を軽んじるつもりはないんだが、同和問題に
無関係な人は(日本人のマジョリティは)ほとんどこの問題に対して無知に等しい。
春樹が無知だったようにね。無知のまま一生を終える人もいる事だろう。
被差別者は就職や結婚の時に困るけど、普段は日本人の仮面をかぶってじっと
していればバレる事はない。真綿で首を締められる様に息苦しい事は確かだけども。
外国には一見して解るわかりやすい差別が存在し、日本にはわかりにくい差別が存在
しているんだろうね。
どっちが本当は幸せなんだろう?
257 :
吾輩は名無しである:01/12/29 15:37
>>251 私も「確執」詳細きぼーん.
確か一度だけ春樹の「両親」が雑誌のインタビューに答えたものが
あったはず.
なお,そのためますます「カクシツ」だの「溝」だのは決定的に
深まったそうだが.
掲載誌,掲載号を知っている人は教えて欲しい.
実は春樹の内面「構造」を語る上で外せないと言える.
幾らかは想像もつくのではあるが・・・・・・・
同和問題については
ウブな世間知らずとも言えなくもないが
一応「芦屋」とは言え「関西圏」の兵庫であるわけで
本当に全く「知らない」であったのか気になる.
258 :
吾輩は名無しである:01/12/29 19:18
ま、春樹程度の差別認識では足元をすくわれるだけでしょ。
春樹さんの作品はどうしてドラマや映画にならないの?
260 :
吾輩は名無しである:01/12/30 04:58
「僕らの世代はそれほどひどい世代じゃなかったと思う」
よく読めよ。
ある地域の特定の部落を指す隠語を知らなかったということだぜ。
春樹のいた神戸高校の校区は広いし、
部落問題そのものについてよく知っていても、
ごく狭い地域でのみ通用するような
特定の隠語をたまたま知らなかったという可能性はじゅうぶんにある。
(まあ、厳しく言えば、それが認識が甘いってことかもしれんが。作家としては)
しかし、芦屋の阪神沿線出身で被差別部落問題自体を知らないなんてあり得ない。
おれは出身地も出身校も春樹と同じだからよく分かる。
さすがに中上ほどの意識はないだろうとは思うが、
きみらがそこまで言うこたあない。
261 :
↑甘い馬鹿:01/12/30 06:12
村上春樹の言動をマジメに論じる自体ナンセンス。
昨日食った物まで飾ろうとする俗物なんだからさ。
中上健次に軽く蔑まれる自分、ココに何かを見いだしたんだろ。
ぼくは浮世離れしてると同時にそっちに無知であることを、
まぁ純文学者からつっこまれちゃったよ。エヘヘ。
ほら僕ってさ、セコイ君らと違うだろ?
中上健次ぐらい温度の高い作家に怒られた僕。
カローラをレンタルする僕。poorなビールを好む僕。
わかんだろ?お前らなら。
小市民的な思考、行為等を「どうしてかなぁ?」なんて小馬鹿にするくせに、
角度をちょっと変えて「他はどうか知らないけど僕は好き」かなんか言って自分も享受する。
要は中上健次に怒られたからエヘヘであって、被小馬鹿の俺らに言われたら論破。
こんな恥ずかしい阿呆だそ?
すべては不細工な顔面に起因するから哀れちゃぁ哀れだけど。
でも小説は好き。
262 :
吾輩は名無しである:01/12/30 11:27
>>242 >春樹はリンチの様に見世物小屋的にフリークスを登場させたりはしないって
>意味。
たしかに。でも「精神的フリークス」の描き方は辛辣だよね。牛河とかね。
悪いっていってるんじゃなくて、じょーずだ。「ハードボイルド」で主人公を
襲う兄弟の描写はなかなかきつかったですが(中間的な体型どうのこうのね)。
>人間は誰しも不完全なのだから、その不完全さを謙虚に受け入れようとする
>姿勢を持っていると言う事かと。
それはあるけど、もっと積極的にフリークスを使っていると思う。神話や御伽噺
みたいに。障害があることそのものをテーマにした作品はあったかな?
なかったと思う。前レスにも書いたけど、スーパーナチュラルな力を持っている
ための象徴として、フリークスがあるな。西洋の昔話にはよくあるです。
日本の作家ではあんまりいないな。だから彼の小説は海外にも受け入れられやすい
のかも。元型的な登場人物多いしね。物語の運びも。
263 :
吾輩は名無しである:01/12/30 11:40
>>260 >特定の隠語をたまたま知らなかったという可能性はじゅうぶんにある。
>しかし、芦屋の阪神沿線出身で被差別部落問題自体を知らないなんてあり得ない
「そのときの僕には、そんなことで人が人を差別するという事実がよく
呑み込めなかったからだ」と、あるように、そこで部落差別の問題について
初めて気づいたのは間違いないでしょう。
北海道出身の僕ですら、小学校の道徳だか社会だかの授業で部落差別について
勉強しました。だから、春木さん、むむむむ? ってね。感じだった。
授業中に本でも読んでいたのかしらん。授業以外でもご両親が教師ってことだし、そーゆー意識は高い
家庭だったのではと勝手に妄想してしまうが。違ったのね。
あんまり関西のことは詳しくないけどさ。
264 :
吾輩は名無しである:01/12/30 11:46
>>257 >確か一度だけ春樹の「両親」が雑誌のインタビューに答えたものが
>あったはず.なお,そのためますます「カクシツ」だの「溝」だのは決定的に
>深まったそうだが.
ほんと? 知らなかった。ネタでもなさそうだね・・・
265 :
吾輩は名無しである:01/12/31 05:36
↑
鼠、ユキ、クミコ、小指の無い女の子とそう言えばハルキの
登場人物は家族とうまくいって無いキャラが
多いな…。
266 :
吾輩は名無しである:01/12/31 06:14
>>263 だからあ、もうバカなの?お前?
春樹さんじゃねぇんだよ。自分で言ってんだろ村上春樹は。
「俺の言うこと本気にするな」って。
あんな田舎者根性丸出しの言葉で、素の言葉なんか1ミリもないって。
差別とかなんとかなんて一番アンテナ張ってんだから絶対。
ホント、263みたいな奴が危ないんだろうな変なもの信じちゃうタイプおおこわ。
だいたい村上春樹は京都出身だろが。そっから嘘ついてんじゃん。
虚構でしか勝負しない稀有な作家っつう自負がバカっぽくあるんだろ。
作家ならそれでいいじゃん。
芦屋出身を言い淀む、だから神戸とか兵庫とか言います、って
じゃあ京都って言えよばかああああああああ。
267 :
吾輩は名無しである:01/12/31 14:23
>>266 馬鹿はお前なの。どこからどこまで本当のことなのかわからないからこそ、
こういう話をしている意味があるんだよ。近所のおじさんの噂話をしている
わけじゃないんだから。お前こそ現実と虚構を混同しているオヴァカだよ。
267の勝ち!!(ハタアゲ↑
>>227=228
クププよっぽど悔しかったんだね。春樹さんに言いつけますか?
煽りには慣れてないんだね。
でも268のハタアゲ・・・・・ハタアゲって・・・・。もうこれには倒れたよ。すごいセンス。
間違えちった。
×
>>227=228
○
>>267=268
あ、それから建設的煽りにもっと慣れようね。
仲良しクラブなら善良な笑えるファンサイトでやればあ?
>>269 >>270 あ、つうか、私は263じゃないんだけど・・・それに268でもない。
デムパカキコしてる暇あったら日本語の勉強したほうがいいんじゃないか?。
建設的っていうよりもそもそも日本語になってないし、君の文章は。
頭が悪杉。蝦なデムパ。最悪。
プッ
272 :
吾輩は名無しである:02/01/01 02:20
もっと面白いこと書け!>271
少なくとも266は面白かった
273 :
吾輩は名無しである:02/01/01 02:31
あがってるからカエルくん来てるのかとオモタヨ
>>270、間違えるのも痛いけど
>>271の、私は、君は、というのはキモイ
274 :
吾輩は名無しである:02/01/01 02:36
275 :
吾輩は名無しである:02/01/01 22:10
「風の歌を聴け」の後書きからして嘘。
虚構を語ることにのみ、作家としての真実が存在すると言わんばかり。
「飛行機」はキューブリックへのオマージュ?
それとも語呂が良かったからパクった?
ケケケケ
>>271言われてやんの。クップププ〜。
「頭が悪杉」とかの必要以上の誤字とか
「蝦なデムパ」とかって使っちゃう方がヤバイ本物なのに・・・・。露見しちゃったねニャハハ。
271=276 どっちもどっち。
271たしかに必要以上の誤字でブミキ、でも276の「クップププ〜」とか
「ニャハハ」も頭悪い。「言われてやんの」も完全に小学生レベル。
あなた方が出てくるとスレが止まる。自作自演の雰囲気もあるし。他でやってください。
読んでいるとこっちまで頭が悪くなってくる気がして不快です。
あなた女でしょ、そうでしょ、そうでしょ、そうなんだわきっとそうだわ!
中2の時の委員長にそっくり!
○○君が掃除するとゴミが散らかるの。モップなんて使わなくて良いからもう他で遊んでて。
どうして男ってこう精神年齢低いんだろ。いやんなっちゃうわ。バカがうつるわ。
私はもっと高尚でありたいのよね。そこいくと××先輩なんて素敵だわぁ。
きっとあの人はウンコとかチンコとか絶対言わないのよ。同級生浣腸しまくって遊ぶなんて絶対しないんだから。
それにそうよ、本だって赤川次郎とかじゃなくって春樹を読んでるに決まってるんだから。
私だって花井愛子卒業したんだから!
つまんね。
どうしてこのスレ、粘着オタが多いんだろうね。面白いからもっとやれ。
281 :
吾輩は名無しである:02/01/02 12:45
アホスレ晒し揚げ。臭い臭い!!!
282 :
吾輩は名無しである:02/01/02 13:02
春樹オタは村上春樹の小説は異様に読みこんでいるが(文庫本と単行本、そして
全集とそろえているヴァカも大勢いる。おえ)、その他の文学作品をほとんど
読んでいない。そういう意味では辻オタをほとんど変わらない。
283 :
辻オタですけど、:02/01/02 14:26
何か?
284 :
吾輩は名無しである:02/01/02 15:54
村上朝日堂HPの「スプートニク」のスレなんて、ひどかったもんなあ。
作家と読者が手をとりあって泣いてやがんの。辻オタvs春オタ対決キボンヌ
285 :
吾輩は名無しである:02/01/02 16:05
辻オタ「エイ!」
春オタ「トーオ!」
辻オタ「痛いよ〜!」
春オタ「お母さ〜ん!」
いやマジでこれはつまらない。途方もなくつまらない。
これだから文学版より格闘技版の方がセンスあるとか言われちゃうんだよ。
格闘技藩か・・・そこまでオッチするとは。やるのう。
288 :
吾輩は名無しである:02/01/03 11:10
ハルキって右傾化してるよね。
最近、この人こわいよ。
ヒトラーに惹かれていた時期があったってどこかで
書いていたけど、それが回帰してきたのか!
289 :
吾輩は名無しである:02/01/03 14:21
カエルく〜ん、このクソスレを、原爆ででも焼け野原に変えてくれ!
そうしないと、マジでどうしようもないぞ。
>>289 そうだね。でもって出てきたところをみんなで叩けば、爽快だしね。スケープ・
ゴートつうか、スケープ・フロッグにしてね。出てこないかなあ・・・
春木の次に来る文学ってどいういうのだろうねえ
292 :
吾輩は名無しである:02/01/04 02:00
>288
具体的にどこらへんですか?
293 :
スローボート:02/01/04 04:14
村上春樹の虚構性。エッセイについてはよくわからないのですが
すくなくとも、作品に関しては虚構性そのものが
彼の文学を支える屋台骨になっていると思います。
中上健次がその、「血族」にそって書いていったのと同じように
村上春樹はファンタジーに依拠して物語をつむぐことを選んだのだと思います。
「虚構」の意味を取り違えているかもしれませんが。
294 :
吾輩は名無しである:02/01/04 21:58
100あたりからすごいくだらないんですけど。
295 :
吾輩は名無しである:02/01/04 22:01
春樹ってなんで芥川賞とってないの?
まさか辞退でもしたの?
選考委員に見る目がなかったから。
297 :
吾輩は名無しである:02/01/05 01:23
part3の頃の人たちがこのスレ見捨てたの、解ってるのか!
ど阿呆の、まめもやしにも責任あるんちゃうんか?
汚らしいニキビ面の中学生みたいに愚かすぎて、嫌にならないのか、
このスレ、終われ!
できるだけ早く死んでくれないか。
298 :
あジャック:02/01/05 01:43
春樹の次の日本文学って何
>>298 お前みたいな文章がへたなやつがageなきゃ、沈んでくだろうよ。
カエルいじめでもしないとスレ伸びないんだよな。
それとも内輪で誉めネタか。
>>297 毎日10レス以上つけることを日課にするのをお勧めします。
301 :
あジャック:02/01/05 16:00
>299
それなら徹底的にageてやる。
>>301 ありゃ、間違えた。297へのレスのつもりだったのに。
ごめんね、あジャックさん。
303 :
吾輩は名無しである:02/01/05 23:51
ごめんねじゃねえよ。色白デブメガネ。
おかずは想像が最高!ぐらいの思考レベルなんだろ?
前立腺刺激しようかどうか迷ってるんだろ?
穴毛にウンコが邪魔されるんだろ?
お前ら全員それでもそんな自分が好きなんだろ?
地団駄クン登場!!
バタバタバタ〜 ジタンダ、ジタンダ!!
「お前ら」って…
プッ
ジタンダ〜
307 :
303=地団駄クン:02/01/06 00:04
地団駄晒しage!
まんぢゅう買ってあげるからガマンしなさい、地団駄クン!
うん、おいちゃんありがとう!
お、大漁だ。さすが素人童貞は暇人ばかりだな。
7日月曜日から仕事で憂鬱だなぁか?
それで終わりか? 地団駄クン。もっと糞でくれよ、見たいぜ、君の
地団駄ヲ!!
ゴメンナサイ。どうかしてました。
303以降、1人を相手にしてたと思うと・・・・。
マジに終わり? もっと踏め。
「だなぁか」って、何語? 地団駄クンの主食はなに? なんか変な祭り
とかありそだな。地元で。
あなたは相当303の文章に悔しかったんだね。
ビンゴだったんだね。酷いよね僕。もう苛めないからね。
けふも地団駄を見られてよかった・・・ふう。
添削
「あなたは相当303の文章に悔しかったんだね」
↓
「あなたは相当に303の文章が悔しかったんだね」
sageてる方が地団駄踏んでるように見えちゃってるYO!
言われてやんの。プ
ニャハハハ〜
また来いよ、地団駄クン。遊んであげるからな!!
>>323 だからおまえが遊ばれてるように見えるって!
頑張れ地団駄!! カキコ数で圧倒的に負けてるぞ。
303から全部自作自演だったら怖い(318は違うと思うけど)
327 :
白い犬とワルツを:02/01/06 00:53
「世界の終わりと〜」を読み返してる。
おもしろいや、コレ。やっぱり。
どーでもいいけど、新作はいつだ?(小説の新作)
ちょっと、ゴメン、今、チャットで釣れそうなんだ、ちょっとまってね。
村上春樹よんでるの思い出してスレ探してきたんだけどここでいいかな?
村春はスプートニクから始まって・・・他はじゅんぐりほとんど読みましたー
アングラだけ途中で断念
なんか症状とかが同じで読んでて飽きないかな?
ところで雰囲気がかなり悪いんだが・・・
ところで村春ほとんどよみつくしたんで次の作家にいきたいんだけど
おすすめってある?
最近は犬飼恭子読んでるけど。前は吉本バナナ読んでた。
時期関係なく読んでるのは村龍かな。
中古で入手性の高いやつキボン
了解しました!今度ブックオフいったとき探して見ます
ありがとうございました
333 :
まめもまし:02/01/09 18:27
mame
334 :
吾輩は名無しである:02/01/09 20:32
>331
つーか、なぜに春樹から中上よ?
>>332 春樹やばななと違って中上の本はブックオフにはあまり置いてないと思うよ。
336 :
吾輩は名無しである:02/01/09 23:55
>>331クソバカ。中上建次って誰だよ?そんなやつぁいねえよ。一生凹んでろよ。
たしかに今はもういない。いたとしても、同姓同名
のどこぞの馬の骨に違いない。そいつは作家ではない
だろう。バレー部員かもしれないし、卓球選手かも
しれない。
それはさておき、クソバカとはなんだクソバカとは!
もう一回、いや、二十九回言ってみろ!
338 :
吾輩は名無しである:02/01/10 00:54
>>337 336が言っているのは中上「建次」についてですよ。
もっともそんな誤字くらいでめくじら立てる336の方が
よっぽど大人げないと思いますが。
クソバカ言ってごめんなさい。
なんか、春樹と龍の対談本で、
日本の作家のものはあまり読まないという春樹に、
龍が、中上の小説を勧めて、
んでもって春樹が読んでみて珍しく唸った…
…なんてエピソードがあったなぁ。
341 :
スローボート:02/01/10 03:15
吉本、村上ときて同じ路線ならむしろ、外国作家のほうがよいのではないでしょうか
フェッツジェラルドやカーヴァー、アーヴィングは春樹が村上春樹が訳しているし
「オースターと春樹がすき」という人も多いです。
カーヴァーつながりでチェーホフ、
チェーホフつながりでマンスフィールドなど
脈絡ない楽しみ方もいいとおもいます。
自分探しはできませんがまったり楽しめます。
342 :
吾輩は名無しである:02/01/10 10:39
ほんとだーー
パートさんの人達消えちゃった。
343 :
カエルくん:02/01/10 12:27
ピャート5で復活するから。待っててね。
外国人作家ですかー
外国人のはどれを読んでいいやらわからなかったので参考になります
探してみますね
345 :
吾輩は名無しである:02/01/10 15:42
346 :
吾輩は名無しである:02/01/10 16:15
>329
アメリカ系ね。
>345
342が言ってるのは、パート3にかろうじてあったかもしれないテンションが、
ここではまるでないということだよ。
大学生から中学生に逆戻りだよ、これじゃあ。
真剣10代しゃべり場レベルのスレが登場かよ。
トホホのホ。
342さん、別人の振りしなくても良いと思いますよ。
>>347 それはしゃべり場に失礼だと思います。
少なくとも向こうはすべてマジレスなので。
350 :
吾輩は名無しである:02/01/11 10:37
何が失礼や。良識ぶりたいやつはヨソ行け!
「少なくとも」と言うのが、
本音では人を馬鹿にしているのがわからん糞ガキ。
また熱いバトルが始まるまで、読みだめしておこっと。
私もまだ彼の作品だけで、翻訳作品には手をつけていないから
>>341さんの推薦著者を指針として幅を広げていこうと考えています。
>348さん
うーん、それは347さんにちょいと失礼。。
しゃべり場は彼らの対話の内容がどうであれ、
素人の子供たちがNHKのカメラの前で自分の言葉で
自分の意見を述べている、という所に面白みがある
のだと思う。
必死だね。
こんにちは。
今日は僕の誕生日ということで久しぶりに「朝日堂」のほうに顔を出すつもりです。
よかったらフォーラムをのぞいてみてください。 ピース。
354 :
吾輩は名無しである:02/01/12 09:18
>>354 村上朝日堂のHPでも話題になっていた同性同名の別人です。
アマゾンドットコムの作者の項目で見ると
どっちがどっちなものやら・・・
>>355 ですよねー?>同姓同名
一瞬目を疑ったというか(;´Д`)僕の十年来の村上春樹観が
ガラガラと音を立てて崩れ去る気がしましたよ・・・
アマゾンの書き方が悪い(W
本をあまり読まない私ですがノルウェーの森、読みました。
当時(ノルウェー執筆時代)のエッセイも少し読みました。
そして今日、筆者の姿を写真で見ました。
活字媒体で活躍する人はすごいな何でもありなんだなと思いました。
359 :
吾輩は名無しである :02/01/15 00:50
>>358 村上さんの容姿を初めて見た時は、作品のイメージとのギャップを感じましたが、
最近は厳しさも含んだ、深みのある顔だと思っています。
村上さんの作品はエッセイのほうが好きです。
笑いのセンスもあるし。
360 :
吾輩は名無しである:02/01/15 04:55
壁抜けは田口ランディとかぶるね・・・
村上春樹って小説の中に顔の話よく出すよな
「ワタナベくんってよくみるとけっこう面白い顔してるのね」と緑がいった
「そうかな」と僕は少し傷つきながらいった(wとか
あと深みがある顔とかハンサムじゃないが・・・とかきれいな女性の顔はあまり思い出せない
とか。やっぱ少しコンプレックスはありそうだ。それ以上に顔というものに
精神的表象があるみたになこだわりみたいなものがありそうだ。
362 :
吾輩は名無しである:02/01/15 10:52
>361
お前だろ、コンプレックスあるの。
自分で気にしてるから目に付くんだね。
363 :
吾輩は名無しである:02/01/15 11:11
>>361 たしかに自分の顔云々っての多い。最新エッセィでもどうのこうの
って言ってた。
久々オタ虫発見!! 今回はどこまでアフォ晒してくれるか、楽しみだ<362
365 :
吾輩は名無しである:02/01/15 14:35
>>361 でも、他人の顔についての印象深い描写は思い出せないですね。
牛河くらい? とりわけ女性の顔に関する描写はまったく思い出せない。
なんかありましたっけ?
村上春樹の小説の女性は「手」で語るという印象があります。
366 :
吾輩は名無しである:02/01/15 15:39
>>361 >「ワタナベくんってよくみるとけっこう面白い顔してるのね」
>と緑がいった「そうかな」と僕は少し傷つきながらいった(wとか
ワラタヨ。
367 :
吾輩は名無しである:02/01/15 16:33
>361
顔?私は顔に拘る描写思い出せないなあ・・
女性に関しては「美人」、「あまり美人でない」
って感じでなかったカナ?
あと洋服や身につけているものを象徴として人を表している
ことが多いような気がするんだけど。
男性に関して、顔に拘ってることってあった?
368 :
吾輩は名無しである:02/01/15 16:37
364
ウンコ臭い奴。とっとと失せろ!やるならやってやるぜ。
はい、アフォその1。ツレマチター!
370 :
吾輩は名無しである:02/01/15 17:42
>369
それでどうした。
371 :
吾輩は名無しである:02/01/15 19:01
俺は昔好きなこに「・・・ってウルトラマンに似てるよね」
ていわれた。結構傷つくんですけど、、、、、
村春の小説は主人公の顔が思い浮かばん
村上春樹の写真を見てよけい思いうかバなくなった。
372 :
吾輩は名無しである:02/01/15 20:17
小説の登場人物の顔にこだわることはないけど、自分の顔については
みょーにこだわっているような気がします。
何度エッセイに出てきたことか、顔ネタが。
村上春樹の人物描写の傾向にはどんなものがあげられるでしょうか。
>>370 そうやって言われるとなんか乗れないなあ。つまんねの…ブツブツ。
またね。
374 :
吾輩は名無しである:02/01/16 10:02
>>371 私女だけど同じこと言われたよ・・・
それってもっとウツじゃない?
男なら気にするなヽ(´ー`)ノ
375 :
吾輩は名無しである:02/01/16 13:31
お前らのツラの話なんぞ、どうでもええ。
「街と、その不確かな壁」 を待ちわびる
『辺境・近境』
380 :
吾輩は名無しである:02/01/18 08:38
村上春樹の本って、読んでるときは文章とかも上手くてなるほどなーと
思わせる表現なども随所にあって、すごく楽しめるんですけど
読み終わってからしばらくすると「あれってどんな話だったけ?」
てことが多くないですか?
単に僕の記憶力の無さが問題なのかもしれないすけど。
381 :
まめもやし:02/01/19 18:27
マムモヤシ
382 :
吾輩は名無しである:02/01/21 07:04
「スプートニクの恋人」ってどうでした?私はけっこう好きなんですけどあれ・・・・。
あと「風の歌を聴け」はなんじゃこりゃって感じでした。
383 :
吾輩は名無しである:02/01/21 11:36
>>382 「ねじまき鳥」が2巻で終わったとき(けっきょく3巻が出ましたが)ときみたい
な不満感がありました。「スプートニク」は。でも村上春樹は本当に、女がいなくなって
それを探す小説が好きですね。
384 :
吾輩は名無しである:02/01/21 16:34
>>382風の歌を聞け読んでビール飲みたくなったよ。(飲めないけど)
385 :
吾輩は名無しである:02/01/21 17:59
>>383 実の奥さんにいなくってほしいという願望の裏返しです。
386 :
吾輩は名無しである:02/01/27 01:46
>>384 わかる!春樹さんの小説読んでると、無性にビールが飲みたくなる時がある。
そして、調子に乗って飲んでしまい、えらい目にあってしまう。(僕も飲めないので)
たまにはメチャクチャに書いて欲しい
春樹狂ったか!?てくらい刺激的なの
388 :
吾輩は名無しである:02/01/27 01:56
>>380 最後のオチが「あとは読み手で想像して下さい」という感じで
ほったらかしにされるようなところがあるからじゃないでしょうか。
僕なんかは想像力が乏しい為、きっちりと作者にオチを
提示してもらわないと作品全体に対する印象がぼやけてしまいます。
その点、エッセイや紀行文は構成もはっきりしているし
笑いのセンスもあって楽しめます。
389 :
吾輩は名無しである:02/01/27 03:00
>>383 なるほど、言われてみればそうだな。
彼の精神構造の根底になにか原因があるのかもな
意識して書いてるのに、無意識で出てくることってあるかも
スプトニクに関しては、最後がわからなくって困る。
向こうの世界、幻想に逃避したってことか?ってマイナスイメージしかない
>>389 そそ。無意識というのは、春樹読むキー・ワードかも。
本人自身が逝けるとこまで逝って、終わる…。多分
そこから先については、カラッポなんだと思われ。そして、そのカラッポが
別の形でじわじわっと埋まってくる時、次の作品を書き始める。
…だから、一作一作独立しているようでつながっている。べつに
意識的に連作にしてるわけじゃないと思われ。逃避ではなく
それが、時代そのものを映しとる宿命になった作家の必然。
391 :
吾輩は名無しである:02/01/27 05:47
昔、中学生の頃、クラスの男子を気持ち悪いと言って女子数人でいじめてました。
私らのローファーとか舐めさせたり、そのまま顔面蹴ったり、やりたい放題やってました。
そのまま特に問題なく、卒業したんですけど、この前年末に同窓会があって行ってきました・
そしたら、その彼が、すっごくカッコよくなってるんです。女の子の注目をまともに浴びてました。
私も、ちょっと話をしただけで、なんかその子のことが好きになっちゃいました。
話では、今は彼女はいなくて、阪大に通ってるとのこと。
中学の時、あれほどいじめて、勉強だって全然できなかったのに、人って変わるんですね。
そんなところに惚れちゃったみたいです。
2月14日には思いきって告白しようと思います。
みなさんは、昔いじめられてた女の子から告白されたら、どう思いますか?
あなたのような男から告白されるのは御免こうむりたいです。
393 :
吾輩は名無しである:02/01/30 12:32
>>391 いいじゃんがんばりなよ。
私は、高校のときに付き合っていた彼と大学に入って直に
別れて、大学卒業して1年ほどしてメールが来てまた友達同士で
集まったりするようになったんだけど、彼、何にも変わってないし
全く成長が見られなくてあの時すっきり別れておいて正解だった
なーってつくづく思う今日この頃だよ。
どうなったか報告してねー
394 :
吾輩は名無しである:02/01/30 13:42
>>391 何か貴様が身勝手でむかつくけどマジレス。
告白するとき、先にいじめてたこと謝ってからにしろよ。
でないと「俺はお前等の玩具か?」と思われるぞ。
395 :
吾輩は名無しである:02/01/30 13:46
396 :
吾輩は名無しである:02/01/30 16:19
>391
春樹ファンには、こういう人がよくいる。
「レキシントンの幽霊」の中の高校時代の嫌な奴のことを書いた
短編に異常な共感を示す奴とか。
ナイーブというより、ウェットなのね。
397 :
吾輩は名無しである:02/01/30 17:18
391は浜崎並み。
>>396 391ってウェットなの?
むしろドライって感じたんだけど。
というか、これってどっかからのコピペなんじゃないの?
399 :
吾輩は名無しである:02/01/30 17:37
>>398 私は春樹は認めるけど、春樹ファンは苦手なだけ。
根がウェットだから。
上記のコピペ(?)の人物に類型化されると思うが。
398がドライと感じるのもウェットであるからだろう。
401 :
吾輩は名無しである:02/01/30 19:28
396、398、399
大まかな意味はイメージとして掴めるけど
言葉で具体的に表すとどんな感じ?<「ウェット」
402 :
吾輩は名無しである:02/01/30 19:29
>>391 苛められた本人は一生忘れないよ。
外見がかっこいいとか、大学がどうだとかで
一方的に惚れるというのはあさましいね
おいおい、久しぶりに来てみたら、
なんだよ、この有様は!
終わってる!
カエルく〜ん、カムバ〜ック!
>>391にマジレスすると恥かくぞ。
この程度のコピペでネタだと思ってる厨房をまともに相手したということで(w
406 :
吾輩は名無しである:02/01/31 01:25
俺的には直子さんと聞くと、俺が高校のとき電車通学で、隣に座った、
「どこの学校?」って艶めかしげに聞いてきたババアを思い出す。
わかり難い文ですまん。
とにかく 直子さん=電車で知り合ったきもいババア ということになっちゃってる
407 :
吾輩は名無しである:02/01/31 08:47
408 :
吾輩は名無しである:02/01/31 23:21
既出だったら申し訳ないのですが、「ダンス・ダンス・ダンス」で娼婦の
メイちゃんは誰に殺されたのでしょうか? 読みが浅いのかもしれませんが
全然わっかりませーん。
それはな...奴だよ
あの、主人公と仲良くなった、
優等生の俳優くん
410 :
吾輩は名無しである:02/02/01 19:29
>409
えっ! だって彼にはアリバイがあったんじゃないんですか?
それとも「ねじまき鳥」にも出てくるような、「五反田くん」の中の観念的な「悪」が
やってしまったこと、と考えていいのでしょうか。
ところで春樹センセ、ノーベル賞がんばってくださいね(はぁと)!
411 :
吾輩は名無しである:02/02/01 20:53
復活する小沢健二が村上春樹のような風貌になっているというのは既出ですか?
412 :
吾輩は名無しである:02/02/01 21:38
414 :
吾輩は名無しである:02/02/01 22:20
>>413 ちっちゃ過ぎだろっ!!
でも似ているかもしれない。
416 :
吾輩は名無しである:02/02/03 18:53
村上春樹はときどき脱構築という言葉を使いますが、
どういうい意味で使ってるんですか?
ドキドキ脱構築てどういういみみなんですか?
小沢けんじって幾つになったの?
なんかこの人、少年っぽさがひとつの売りになってたと思うけど
オヤジになっちゃうとちょっと悲惨だね。
いまだに小猫ちゃんとかいってんのかな。
419 :
吾輩は名無しである:02/02/05 04:04
>418
31か32だと思う。子猫ちゃんとかは狙ってやってたんだとおもわれ。
(何を狙ったかしらないけど)
それにしても、けっこう似てるわ。
420 :
吾輩は名無しである:02/02/10 12:01
昔、柔道の日本チームのコーチに上村春樹という人がいたけど
この人の名前を聞くたびに、僕の想いは柔道会場から
村上春樹さんの元へトリップしてしまった。
421 :
吾輩は名無しである:02/02/11 05:21
そろそろ長編小説とかでないかな?
422 :
我輩は名無しである:02/02/11 06:20
なぜかガルシアマルケス板で語られる春樹。
以下コピペ
322 名前:我輩は名無しdeR :02/02/10 14:10
あんまり詳しいこと訊かれても困るなぁ。
あくまで雰囲気だし。でもまぁ、構成ではない。文体
も違う。文体に関しては、アーヴィング、ヴォネガット
あたりの直接的な影響のほうがはるかに優勢だし。
でも、そこはかとなくガルシアマルケスに通じる雰囲気
がこのごろ、稀にではあるが感じられることもあるんだよな。
317さんはどう思ってるかわからんが。
323 名前:名無 :02/02/11 01:52
雰囲気ということか。
読んでみないとわからないってことか。
324 名前:吾輩は名無しである :02/02/11 03:17
では、村上春樹とやらも読んでみるかな。
325 名前:我輩は名無しdeR :02/02/11 05:51
あ、でも春樹を推薦してるわけじゃないよ。
326 名前:吾輩は名無しである :02/02/11 05:57
ふむ。
では、やめておこう。
327 名前:我輩は名無しdeR :02/02/11 06:14
即答かよ!!!!
でもあっさりやめられるのもややカナしげだな。
今もうちょい具体的に言おうか。「レキシントン」
の短編の要所要所にガルシアマルケスの雰囲気が出てる。
マルケスはマルケスでも「百年」のマルケスじゃなくて
青い目の犬らへんの頃のマルケスだけど。
「まこんどに降る雨を見たいざベルの告白」っていう
女の主人公が物語る話があるだろ。あの感じによく似てる
のがあったなぁ。にてるかもなぁって。でもそれだけで
大して面白くはないんだが。
それともう一つあげてみようか。昔の春樹ってわりとリアリズムの
範囲内で書く作家だったような気がする。カーヴぁーみたいな。
でもここ最近はたとえば「氷男」のように狭義ない身での
「リアリズム」の外に出るようになった。マルケスの影響っていうか
「語り」に対する認識が以前と変わったんだろうな。カーヴぁー寄り
からマルケス寄りになったと。
春樹ふぁんからすれば今の春樹はだめってこえよく訊くけど、そういう
わけだから俺は逆に今の春樹は悪くないと思う。昔と比べたらには最近
のほうがだいぶ好きだな。
しかしたいしてすきでもない春樹について何で俺はこんなに語ってる
んだろう。しかもこの時間に。まあいい。ねるか。
423 :
吾輩は名無しである:02/02/16 04:41
agegege
もちろん次のスレも「Peart」で逝くよね?
425 :
トニー滝谷 :02/02/16 13:19
皆さんにとってのポスト春樹は誰ですか?
「国境の南、太陽の西」おこがましいんだけど、自分に似てる。
なんか、自分のことを書かれてるみたい。いや、おこがましいんだけど。
ごめんなさい。すいません。
>>425 オレは「踊る小人」が好きです。「トニー滝谷」もいいよね。
427 :
吾輩は名無しである:02/02/18 03:50
新作いつ出るの? あと、ジョギングの本はもう出たの?
<<425
そうねぇ、「インストール」の女子高生?
それとも江國タン? どっちも水○担当よね。
┏━━━━━━━━━━┓
┃ ごっちん ダーヤス ┃ ┏━━━━━┓
┃ 体力210 体力122 ┃ ┃HO〜ほら .┃
┃ 気力131 気力185 ┃ ┃いこうぜ!...┃
┗━━━━━━━━━━┛ ┗━━━━━┛
●
l⌒)::::::::::::::::::::::::::
彡 ::::::::::::::
,,( ・::::::::::::::::::::
ヽ,, ヽ::::::::::::::
ノ::::::∞L:::::
::::::::::::::::::
(,:::::::::::::::::
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃ 後藤真希の攻撃 ┃
┃ 「はぁ・・・そろそろ飽きてきたよ」 ┃
┃ かいしんの一撃! ┃
┃ 滝川一益に324のダメージ! ┃
┃ 滝川一益を倒した! ▽┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
430 :
吾輩は名無しである:02/02/19 03:14
春樹の本を読んでショックを受けた。
思いっきり沈み込んでから、浮ついた気持が吹っ飛んだ。
431 :
吾輩は名無しである:02/02/20 02:29
427>>
当分出ないのでは。
432 :
吾輩は名無しである:02/02/26 10:55
そろそろなんか出るんじゃない?
作品中によくサンドイッチが出てきますが、サンドイッチには何か意味があるのですか?
教えてください。
434 :
吾輩は名無しである:02/02/27 23:34
男爵
435 :
カエルくん:02/02/28 02:27
>>433 夢判断ではサンドウィッチは「挟まれたい象徴」のようだよ。
村上氏はそれを望んでいるのではないかな。
>>435 村上朝日堂はいほー!で書いている
「夢は双子のガール・フレンドを持つこと」と言うことに通ずるんですかね。
437 :
吾輩は名無しである:02/03/02 00:17
神の子どもたち文庫化age
438 :
吾輩は名無しである:02/03/02 00:30
貼る鬼もええが、団鬼六のほうが好きや
439 :
吾輩は名無しである:02/03/02 01:08
>>438 ジャンルが違い過ぎて比較対象にならないと思うが
440 :
名無しさん@1周年:02/03/04 03:03
>>437 ホント?もう出てる?
買う。買う。買う。
村上春樹はいま、何をしてるの??
442 :
名無しさん@1周年 440:02/03/05 04:35
>>441 エッセイとかばっかだよね。
ネットで購入しよっかなぁ。本屋さんに置いてなかった。
3件もいったのにぃ。クソ。
443 :
吾輩は名無しである:02/03/05 22:50
>441-442
マラソンも、あんまりやってないみたいだね。
444 :
吾輩は名無しである:02/03/05 22:51
それにしても、このスレのタイトル。素晴らしい。。。
445 :
吾輩は名無しである:02/03/05 23:32
以降Peartさw
まってた>444
447 :
吾輩は名無しである:02/03/06 08:30
そろそろ五木寛之みたいに書かない文学者になるのかな?
>>444 このスレの存在自体が1を晒してるからね
このまめもやしって奴、未だに覗きに来てたりするのかな?
もし俺がこんなスレ立てちゃったら文学板には絶対近づかないけどな。
449 :
吾輩は名無しである:02/03/09 22:34
スプートニクの恋人って、かなり陳腐な感じがするんですが、どうなんでしょ。
読み方を変えると、いい作品に思えたりするもんなんでしょうか?
なんっつーか、村上春樹に憧れた人が村上春樹みたいな小説書いてみましたって感じがするんですけど。
450 :
名無しさん@300周年:02/03/09 23:49
>>447 …。
>>449 はい。その通りです。ま、許してあげましょう。
長い作家人生。そんな作品もあります。
当たりです。
454 :
ななしくん、東京を救う:02/03/11 23:22
「神の子どもたちは〜」買いました。いま、読んでます。
1時ぐらいまでには読み終わる。
図書館で借りて読んでいるので、二度目です。
いい感じの短編集。
455 :
吾輩は名無しである:02/03/12 00:38
「神の子どもたち」って村上春樹の小説にしては
リアリティというか生活感みたいなものがあるよね。
早稲田大学とか芥川賞とかいままでならボカして表現していたであろうものが
固有名詞で堂々と書かれてるし。
まあ阪神大震災がモチーフの連作集なんだから当然といえば当然なのかもしれないけど。
ただ欲を言えば文庫書き下ろしの作品があってもよかったんじゃないかと思った。
456 :
吾輩は名無しである:02/03/12 23:00
いまかなり長い小説書いてるらしいね
2000枚くらいの。
457 :
吾輩は名無しである:02/03/12 23:18
いつまで経っても新作出ないのは
書き途中で愛用のiBookのハードディスクがクラッシュしたからだったりして。
458 :
ななしくん、東京を救う:02/03/13 07:49
村上さん、頼んだ。
459 :
???a?t?÷?A°?・?B:02/03/13 18:52
こんにちは。頼んだ、と言われても困っちゃいますね。き、緊張して、ど、
どもっちゃいます(嘘だ)。なんにせよ、人に頼りにされたり、期待されてる
っていうのはとてもありがたいです。期待にこたえられるかどうかはわからな
いけれど、村上は今11月の蟻のようにせっせと小説を書いています。季節外
れな比喩だな。まぁいいや。
僕は自分の小説についてコメントをすることは基本的にはしたくないのです
が、おおまかに言うと、「スプ恋」(って略すのもアレですが)と「神の〜」
は、僕にとってある種の実験的な要素を含んだ小説であると言えます。それは
ひとことで言うと「小説内における語り手のウ゛ォイスの変化」となって顕わ
れていると思います。つまり、今まで僕の小説の中に登場してきた「僕」(や
やこしいな)というものから、一度大きく逸脱してみよう、そういう気持ちで
書いた部分がかなりあるのです。「スプ恋」の「ぼく」は「僕」より客観的で
あり、時には狭義のリアリズムを逸脱して物語をドライブさせていますし、
「神の〜」では、語り手にかなりの客観性を付与しています。この客観性がど
んなものかは長くなるので省きますが、「電気ギター」や「今はコンピュータ
ーゲームとラップミュージックの時代なのだ」なんていうふうに「彼」は語る
のです。そんなジジ臭い(差別用語じゃないよな)言葉、「僕」は使わないで
すよね?
ぜんぜん関係ないけど、こないだ新宿のHMVに「生ブライアン・ウィルソン」
を見に行きました。意外と若い世代のファンが多くてびっくりしました。僕も
ああいうふうになりたい。本当にいいものは、世代を超えるのですね。
OS2同好会の皆様、お元気ですか?そろそろ「初オープン」を済ませた方も多
いのではないでしょうか。うちは奥さんがひどい花粉症なのでまだですが、今
度一人のときに(あるいは花粉症でない素敵な女性と)幌をあけてドライブに
行こうと思ってます。行きたいものです。しくしく。そんなふうに村上は元気
でやっていますので、みなさんもお元気で。チャオ。
村上春樹拝
460 :
吾輩は名無しである:02/03/14 21:47
俺は「神の子供たち」はまったく楽しめなかった。
こりゃ駄目だろ?って思ったんだけど俺だけかな。
>>460 何がダメだったの?
オレは個人的に、かなり落ち着いて読めた。
ま、別に新境地とか、特別スゴイことをやったとは、思わないけど。
ま、普通の短編集かな。
462 :
吾輩は名無しである:02/03/14 23:32
>>461 村上春樹が3人称で書いたというのは明らかに新境地じゃないの?
463 :
吾輩は名無しである:02/03/15 00:36
つか、これは村上春樹の文体模写?
なにげにうまくね?
464 :
名無しさん@1周年:02/03/16 00:43
単純に上手いと思った。やっぱり力あるよ。この人。
465 :
名無しさん@1周年:02/03/16 23:19
新しいネタはないのかぃ?
466 :
ペム−チョ:02/03/17 00:53
どこかのHPで羊をめぐる冒険の「鼠」がノルウェイの森の「キズキ」だって言って
いたんだけど本当なのかな?確かに彼女の名前は「直子」だけど・・・・。
>>459 自分の小説のタイトルを略す人っていないと思われ。
468 :
吾輩は名無しである:02/03/17 01:08
>>466 3部作の僕は理工学部なのにノルウェイでは文学部だから別の話。
「風の歌を聴け」以外は全部クズに思われる。
エッセイは面白いけど。
>>466 春樹のネーミングキャパシティが著しく低容量なのが混乱の原因です。
471 :
吾輩は名無しである:02/03/17 23:32
質問なんですが、「遠い太鼓」で
クワタバンドのTシャツを着ているのが村上春樹ですか?
イメージと違うんだけど…。
なぜ、クワタバンド?
472 :
吾輩は名無しである:02/03/17 23:32
わざとでしょ。
473 :
吾輩は名無しである:02/03/18 00:16
>>466 夏目漱石の「三四郎」→「それから」みたいなものでは?
一応違う話ということにはなっているけど、
あなたがリンクしてると思うならそう読めばいい。
わざとクワタバンド?
475 :
吾輩は名無しである:02/03/18 00:20
>>474 「村上春樹っぽい」ものじゃなかったらなんでもよかったんだと
思うよ。
476 :
まめもやし:02/03/19 23:49
カエルくん発見!
477 :
吾輩は名無しである:02/03/19 23:50
478 :
まめもやし:02/03/19 23:54
>>477 ◆「ねじまき鳥クロニクル」を中心に語るスレ◆ ←ココ
479 :
吾輩は名無しである:02/03/20 00:04
>>478 おいおい、今ごろ何言ってるんだい、まめもやしくん。
ずいぶん前からそのスレあるよ。
君はいったいどこに逝ってたの? 久しぶりだね。元気だった?
井戸の中にでも入ってたの?
480 :
吾輩は名無しである:02/03/20 03:08
まめもやしくんを発見!
481 :
マムモヤシ:02/03/20 17:10
井の中のカエルくん
482 :
吾輩は名無しである:02/03/20 19:15
>>480 だな。カエルはカエルなりに信者(おえ)をふやし、地道に活動(おえ)
している。まめもやし、何してたの? なんかネタふって。いぢめないから。
483 :
吾輩はアゴなしである:02/03/20 19:19
コンボーイ!
おいおい!まだ、このスレ残っていたのか!(藁
まめもやしも復活しつつあるし、カエルくんもスレ立ててる。
やっぱりPeart5の
>>1はまめもやしになるのか?(プッ
485 :
吾輩は名無しである:02/03/20 22:21
村上春樹って本名なの?
本名です。
487 :
吾輩は名無しである:02/03/20 22:41
愛車はもちろんオープン2シーターなんですか?
>>485 いまさ〜ら
>>487 もう歳だからね。どうなんだろう?日本に住んでるんだよね?あの人。
489 :
吾輩は名無しである:02/03/23 03:42
「やはり三島だよ」
笑えたんだけど。読んでいるとたまに笑える部分がある。
490 :
吾輩は名無しである:02/03/23 12:48
でっかい家建てたらしいよ。てか世界に何軒持ってるのかな。
奥さんの不動産投機でできちゃった借金、もう返せたのかな・・・「ハイホー!」
でのマンション投資の話が懐かしいね。あれきっと奥さん側の知り合いだったんだろう
な。
491 :
吾輩は名無しである:02/03/24 04:54
492 :
吾輩は名無しである:02/03/25 16:48
春樹村上
493 :
吾輩は名無しである:02/03/26 11:43
>>491 顔を見なきゃ良かったYo。
本当に安西水丸の絵みたい。
494 :
吾輩は名無しである:02/03/27 21:23
みんな『国境の南、太陽の西』のラストは結局どう解釈してる?
肩をたたいたのは誰?
有紀子?島本さん?それともイズミ?その誰か以外?
俺はたぶん有紀子だろうと思ってたんだけど、
友達はぜんぜん別の解釈をしててそれがけっこうショックだった。
彼によればイズミなんだけど、それだと一気に救いのない話になる。
正直ぞくっとした。
島本さんとも俺は思わない。
彼女のことはもう終わったことだと思う。
彼女自身とは終わっても、
主人公が彼女に見てたものは依然として残ってはいるけれど。
主人公は結局、島本さんのこと
(彼女は主人公のイド(深層心理)を表象してるわけだけど)
を吹っ切れたのか吹っ切れてないのか?
まあ春樹が明確に書いていない以上、
最終的には読み手の解釈なんだけど、
みんながどう解釈してるのかが聞きたいな。
俺は読み返したけどやっぱり有紀子かなと思う。
長文スマソ。
>>494 有紀子だよ。もしくは子供。
たまにはハーレクインの恋愛小説っぽいことしてほしいし。
>>495 >有紀子だよ。もしくは子供。
うん、俺もそうとしか読めなかった。
全体の印象としては、
主人公は幼い頃から抱きつづけてきた自分の幻想世界を
抜け出して、成長したんだなって思った。
葛藤を幾分残しつつもね。
この小説ってやっぱり
デタッチメント路線からコミットメント路線への転換期のものだと思う。
俺はその路線変更自体はまだ成功してないと思うけど、
この小説はそういう転換期の話として読んだ。
>デタッチメント路線からコミットメント路線への転換期のものだと思う。
うまいこというね。確かにそうかもしれない。
でも、村上春樹はダンス×3でいくらか社会とコミットする姿勢を見せてるんじゃないかな?
あの小説で「僕」は随分積極的になったし。そういう意味では国境の南、太陽の西は
村上春樹の「新たなステージ(コミットメント)」を明確に示唆している作品のように思える。
もちろん、本人にはそんなつもりないのだろうけど。
>俺はその路線変更自体はまだ成功してないと思うけど、
いいんじゃないかな?小説家って言うのは常に向上してたいのだから。今後に期待しましょう。
498 :
吾輩は名無しである:02/03/29 00:24
昨日、春樹作品の読み返しをしていてやっとダンス・ダンス・ダンスまで来ました。
この作品から春樹の小説をを読んでしまった私。(藁
>>497 >でも、村上春樹はダンス×3でいくらか社会とコミットする姿勢を見せてるんじゃないかな?
うん、確かにそうだね。そして「ねじまき鳥」では明らかにコミットメントのほうに傾斜してるように思える。
ダンス×3とねじまき鳥をつなぐという意味で転換期という言葉をつかったもりだったんだよね。
「イエローページ村上春樹」によると、
春樹自身は、最後に戻ってくるのは島本さんかもしれないってことを示唆してるみたいだね。
けど島本さんだったとしてももう話の発展する余地はないと思う。
「僕」と島本さんとの間に安住の地なんてもうないでしょ。
唯一あるとしたら本文中でも書かれてたけど、二人で死ぬことじゃないかな。
そして「僕」は幻想世界を抱えて幻想の中に死ぬことより、家族との生活という現実を選んだんだと思う。
どっちがいいかは別として。
あと、最後のほうで「僕」が出会ったイズミは現実のイズミじゃないと思う。
たぶん幻想だろう。
机から消えた10万円はどっちかよくわからないけど。
500 :
吾輩は名無しである:02/03/29 15:37
イズミを幻想だと思うと楽だけど、
でも本物だと思う。鬱だけど。
最後もイズミかも。鬱だけど。
100マンエンも処分した記憶を忘れてるんじゃないかと思う。
かなり鬱だけど。
>>499 >机から消えた10万円はどっちかよくわからないけど。
ここは俺もいまいち腑に落ちないです。
>>500 >俺は、羊を巡る冒険からだったな。
はまったのは俺もそこからです。
>>501 うん。その解釈が一番鬱・・・。
救いがないね。
俺が主人公だったら振り向いた瞬間、発狂しそう。
504 :
吾輩は名無しである:02/03/30 17:55
「納屋を焼く」のエンディングって、
皆さんどう解釈してますか?
505 :
吾輩は名無しである:02/03/30 19:29
はじめまして、みんないろんな読み方してるんですね。
私は
>>501解釈(10万円だよね…)をしていて
「春樹を読んで好んで鬱になりたいなんて変わった人が多いんだなあ」
と思っていました。
他作品の明るい解釈も聞きたいです。
506 :
吾輩は名無しである:02/03/30 20:21
507 :
吾輩は名無しである:02/03/31 01:02
ちょうど今「風の歌を聴け」を読んだのですが、舞台が日本ということに
凄く違和感を感じました。
時々、千円札とかいう言葉が出てくると、あっそういえばこれは
日本だったんだな、って。
舞台をアメリカにしたほうが全然いいと思った。
508 :
吾輩は名無しである:02/03/31 10:42
それを日本でやることが、良くも悪くもあの本の(というか春樹の)特徴に思う。
>>506 正解だと思います。高校生のころ読んでもちいともわからなかったけど、
それなりの異性関係をへて、ようやくぴんときました。「ダンス」の原型ですね、
「納屋を焼く」
510 :
吾輩は名無しである:02/03/31 11:18
>>506 >>509 ははぁ。そう言う事ですか。
この間読んでどういう意味の終わり方なんだろうと考えたんですが
わからなくて。
当方、異性経験などありません。
こんなこと書くとまた煽られそうだけど、なんつうか、それなりの異性経験がないと、
なかなかピンと来ないところもあります、村上の作品は。十年たってから
読み返して、「あー!そーゆーことだったのか!」と腑に落ちることがしばしば。
それもまた違ってたりするんでしょうけど、いずれにせよ楽しめますよね。
無くてごめんなさい。
とりあえず面白いと思うので読んでます。
>>512 謝ることなんてないですよ。僕だって戦争経験なしに、「ねじ巻き」を楽しみ
ましたから(w
村上も言っていますが、長い年月のあいだ、いろんな経験を重ねながらも、何度も
読み返してしまう作品があるってことは、人生をとても豊かにします。
あなたにとって「納屋」がその作品なるかはわかりませんが。
ちなみに僕も「納屋」、好きです。「午後の最後の芝生」、「土の中の彼女の
犬」(だっけ? 違ってたらごめん)など、彼の初期短編は珠玉です。
514 :
吾輩は名無しである:02/04/01 11:55
基本的に初期の短編に出てくるマーク・パンサーは好きだったな〜
村上作品ってノルウェイもそうだけど、何度も読む事が出来る数少ない
現代小説って感じだね。春樹もそう言ってたし、朝日堂で。
会話だね。ミソは。
ピース。
517 :
吾輩は名無しである:02/04/03 20:25
私も「納屋を焼く」をはじめて読んだ時、?って感じでした。
あれは、どーゆうことなんだろう?と考えていた時、あぁって納得できました。
「ダンス」を読んだ後だったので、理解できました。
村上作品は、何度も読み返すたびに、理解が深まりますね。
新しい発見があるというか。
518 :
吾輩は名無しである:02/04/03 20:34
週刊朝日に掲載されていた受賞作を読む
小谷野敦
札幌から上京して東京の大学へ通いはじめた山崎は、あまり友達も
いないらしいが、喫茶店でしくしく泣いていた由紀子に声をかけると、
いきなり馴れ馴れしい会話、すぐ打ち解けて電話番号まで教えてくれて
つきあいが始まり、セックスに励む。職業を探す山崎のために出版社を
探しに行った彼女を待っている間、山崎は通行人を数え始める。
そして「七百九十六人目で戻ってきた由紀子は」とくる。
で、この女と別れたきっかけはといえば、大韓航空機撃墜で
知り合いのロック喫茶の店長が死んでしまったショックで山崎を訪れた、
由紀子の友人で男癖の悪い女がいきなりフェラチオをはじめたことである。
この男はエロ雑誌の取材で知った風俗嬢ともいろいろあるし、
酒びたりになった友人も出てくるし、ハイハイ村上春樹が好きなんですねとしか
言いようがない。
たぶん、この主人公たちの学生時代は、例のセゾン・東急文化の花盛りで、
村上春樹もその頃から急速に台頭してきていた。当時のバカな学生どもは、
その「オシャレ」な世界に酔い、自分もこんなふうにセックスに「さばけた」
女との「孤高の恋愛」だの繊細な三角関係だのを経験したいと思ったりしたものだ。
しかしね、喫茶店でいきなり声をかけられて電話番号まで教えるとしたら、
男がいい男で、女が遊び慣れているからにすぎないし、どだいこんなキザな
台詞ばっかり吐く女が現実にいたら気持ち悪いだけだぞ。だがその当時は、
そんなことは言えない雰囲気があった。今の若者がこういう恋愛をするもんだなどと
勘違いしたら困る。こういうのは絵空事で、いきなりフェラチオしに来る女
なんていないんだよ、と言ってやるために私がいるのだ。
山崎も作者も、「十九年」とかいう年月にひどく思いを馳せているけれど、
私に言わせれば、十九年たっても村上春樹秒から抜け出せないんだから
まったく成長していないのだ。
いっそ、吉川英治文学賞を村上春樹に与えて、『ノルウェイの森』とか
『スプートニクの恋人』とか、あれは単なる新手の大衆小説でした、
と決めてくれたほうがいい。大衆文学が悪いわけではない。
しかしこの手の春樹節は「若者用ポルノ」とでも言うべきもので
文学と呼ぶには値しない。抜粋
読んで結構納得してしまいました。
皆さんはどう思いますか。
とりあえず分かりにくいなぁ。
もうちょっとかいつまんで言って欲しい。
つまりその作者も村上春樹も大衆小説で駄目だってこと?かな?
まず『スプートニク』はとにかく『ノルウェイの森』は十分大衆小説だと思うが。
523 :
名無しのプーさん:02/04/06 12:30
>>521 小谷野は単に村上の主人公が「もてる男」であることにいちゃもん
つけたいだけじゃねえの?
524 :
吾輩は名無しである:02/04/06 20:52
小谷野のいうこともわからないでもない。
確かに突っ込み始めたらきりがない。
でも春樹の小説を読んで、「いきなりフェラチオしてくれる女」
というシチュエーションにのみ憧れる厨房がいたとしてら
それは春樹の責任じゃなくて勘違いする厨房の責任だろう。
小谷野の一連の「もてない男」論は俺も面白く読んではいるけど、
馬鹿を甘やかす結果になってることは否めない。
そんなの自分で恋愛して傷ついてはじめてわかることだろ。
だいたいセックスシーンそのものよりも、
その光景で表そうとしてる生と死、男と女、根源的な性衝動とかの問題
があるわけじゃん。
妄想を代弁してくれる「若者用ポルノ」としてしか読んでない人間が多いのは事実かもしれないし、
そういう要素は多分にあるかもしれない。。
でもそうとしか読めない人間が貧しいんじゃない?
525 :
吾輩は名無しである:02/04/06 22:58
ねえ、みなさん。
村上春樹の短編、『TVピープル』読んだ人います?
あの小説が何を意味するか、さっぱりわからんのですが。
526 :
吾輩は名無しである:02/04/07 02:20
「おれはテレビが嫌いだ」ってことじゃねーの。
ルー・リードの何とかって曲にインスパイアされたとか聞いた。
イタリア後期に書かれたものだったと思うんで、「遠い太鼓」
のどっかに載ってる、イタリアで仕方なく買った白黒テレビ、
の話を読むと、何となく実感湧く。結構寒々しい印象の文章
だた気が。
全てうろ覚えなんで、責任はとれん。
527 :
吾輩は名無しである:02/04/07 02:26
「神の子ども〜」って、いいの?
読んだけど、なーんかなあ、って感じ。
だいたい、三人称の文章がしっくりこなかった。
528 :
吾輩は名無しである:02/04/07 03:19
529 :
吾輩は名無しである:02/04/07 03:26
三人称読んでて、いつ「僕」がでてくるんだろって
思ったのは俺だけか?
530 :
吾輩は名無しである:02/04/07 14:29
>>529 俺も同意。
上のほうにもあるけど作風の転換がうまくいってないと思う。
531 :
名無しさん:02/04/07 14:40
場違いな質問悪いんだけど、春樹って出身どこ?
文庫によって京都と兵庫と二つある・・・。
既出だったらスマソ
532 :
吾輩は名無しである:02/04/09 16:44
村上春樹全集は出ないのかな?
本人が嫌がるかな?
533 :
吾輩は名無しである:02/04/09 16:49
校則で三つ編み断髪ですか。
実は私達の学校でも同じ様なことがありました。中学の髪型が丸刈り、おかっぱだったのです。
しかも、うちの場合は、小学校の卒業式直前の日曜日に6年生が全員呼び出されて、小学校の体育館で集団断髪させられたのです。
何でも、わざわざ中学校が秩序ある入学式を開催するために、町中の床屋に声を掛けてその日のうちに髪型を統一させると言うことだったようですが。
そして断髪当日、小さくなった小学校の制服を着た一団が憂鬱な気分で学校に登校しました。せっかくの楽しい日曜が人生最悪の一瞬になる・・・。この時ほど教室全体が暗いオーラに包まれたことはありませんでした。
しかし、無情にもその時は来たのです。
そんなこんなで見る見るうちに小学校6年生の頭から髪の毛が削ぎ落とされていきました。私達男子は丸坊主に、しかも皆青光りするほどツルツルになるまで剃り上げられました。
そして女子です、しかも丁度その時期髪を伸ばすのが流行っていたこともあり、髪の長い女の子がかなり多かったので、彼女達の落ち込み様たるや想像を絶するものでした。
床屋の連中はそんなこと知ったことではないと言わんばかりに、長い髪を一掴みにして根本からプッツリ切ってすさまじい勢いでおかっぱ頭の集団を量産していきます。
そんな中でも、特に印象に残っていたのが同じクラスにいた美奈子ちゃん(仮名)の時でした。彼女も小学生の時からずっと髪を伸ばしていた子で、2本のお下げ髪に色んな色のリボンを付けてきていました。
いよいよ彼女の髪が切られる順番が来ました。白いケープを首の回りにかけられた時に、涙を流し始め、鋏がお下げ髪をプッツリ切り落とした時にとうとう声を出して泣き始めてしまいました。
小学校の担任に宥められどうにかおかっぱ頭までこぎ着けた美奈子ちゃんですが、ケープを外してもらった時、足元に落ちていた自分のお下げ髪を拾い上げました。そのお下げは彼女が「一番のお気に入り」と言っていた緑色のリボンで結わえてありました。
美奈子ちゃんは涙声で「これ、もらっていって良いですか」と床屋のおじさんに尋ねました。床屋さんはちょっと困惑した顔になりながらも「ああ、いいよ」と答えたのです。ところが、その横から「駄目だ!!」とでっかい声で叫ぶ声が聞こえました。
それは、前の週の中学校の入学説明の時に、丸刈り、おかっぱを我々に通告した風紀指導の教師でした。
そいつは美奈子ちゃんの手からお下げ髪を奪い取り、「お前、来週から中学生になるんだろうが。小学生気分はさっさと捨てんか!!」といって、体育館の床に叩きつけ、あろう事かそのお下げを自分の履き込んだスニーカーで踏みにじり始めたのです。
あっという間に彼女のお下げはぐちゃぐちゃに崩れ、無惨な髪の固まりになったのです。
その時、美奈子ちゃんはものすごい形相でその教師に飛びかかり、頬を張ろうとしましたが逆に、その教師にほっぺたをおもいっきりはたかれました。
そして、その教師は「中学に入ったら、先生の言うことは絶対だからな」と言う捨てぜりふを残して、彼女のお下げだった物体を持ち上げ、それを近くのゴミ箱の中に叩き込んで向こうに行ってしまいました。
残された美奈子ちゃんは俯いたまま大粒の涙を床に落としていました。自分自身も髪がなくなった事にかなりショックを受けていましたが、彼女の悲しみ方を目の当たりにしたので、自分の頭などどうでも良くなりました。
数日後、卒業前の大掃除でゴミを焼却炉に持っていこうとすると、焼却炉の横の不燃物置き場に黒いものの入ったゴミ袋がありました。その中身は・・・我々の髪でした。しかもその中には美奈子ちゃんの緑色のリボンがあるのがハッキリ見えたのです。
私はそれをこっそりゴミ袋から取り出して美奈子ちゃんに手渡しました。しかし、彼女は「・・・・ありがとう。でも、もういいよ・・・」と力無く漏らして決してそれを受け取ろうとしませんでした。
そして卒業式、スキンヘッド同然の丸刈りと、わかめちゃんの集団が小学校を巣立っていきました。今まで楽しい想い出がたくさん詰まった小学校の筈なのに、6年間島流しにされたような喪失感ばかりが残っています。
その後、美奈子ちゃんがどうなったかは知りません。中学校に入ってすぐ登校拒否になり、親戚の家のあるの校則のない中学校に引っ越したらしいと言うことは聞きましたが・・・。
「三つ編み」の話をしているつもりが、いつの間にか「断髪」の話になってごめんなさい。ただ、自分の中には「三つ編み=苦い出来事」と言う図式が成り立ってしまっているもので。
長文すいませんでした。
535 :
吾輩は名無しである:02/04/10 00:22
>>531 確か京都に生まれて、すぐ神戸に引っ越したんだったと思うよ。
536 :
吾輩は名無しである:02/04/10 17:09
スプートニクあたりから読まなくなった。まだ書いてるの?おそらく五木寛之みたいに書かない文学者になるのでは?
そろそろ長編が出てもいい頃なんだけどなぁ。
538 :
吾輩は名無しである:02/04/10 22:34
次の長編は、『ハードボイルド・ワンダーランド』の続編と聞いたけれど
真偽は?
539 :
吾輩は名無しである:02/04/11 04:17
>>532 出てるであります
最近のはのってないと思うのであります
でっかい本屋とか図書館で探してみるといいであります
540 :
吾輩は名無しである:02/04/12 12:12
「日出ずる国の工場」でしたっけ?
あれって何処にも売ってないですね。
もう一度読みたいのになー。
当方地方都市生活者。
541 :
吾輩は名無しである:02/04/12 16:15
6月にビーチボーイズのCDが出るんだけど
そこでライナーを書くらしい
542 :
マンチュリア:02/04/12 19:33
543 :
我輩は名無しである:02/04/12 20:37
春樹ファンなら床屋だよね?
544 :
吾輩は名無しである:02/04/12 23:31
しかし本人は美容室らしい。
545 :
吾輩は名無しである:02/04/12 23:33
春樹は子供をつくんないのかな
546 :
吾輩は名無しである:02/04/12 23:46
床屋で刈り上げた所に天花粉付けて貰ってそうで萌え
>>545 子供いたら何年も海外に行ったり出来なくなるじゃん
548 :
吾輩は名無しである:02/04/14 00:02
と言うよりも始めから子供は、
作るつもり無かったんじゃないかなー。
今まで小説なんてまともに読んだことなかったけど、
ふとしたキッカケからノルウェイの森を読んでみた。
あの本をまだ若いうちに読むことが出来てよかったと思う。
550 :
吾輩は名無しである:02/04/14 02:05
私なんかも村上作品は全部読んでないけど、
やっぱり「ノルウェイの森」が一番好きです。
あとルーク氏と同じ様に初期の頃の短編集に秀作が
多いように思われます。
552 :
吾輩は名無しである:02/04/14 11:55
age
553 :
吾輩は名無しである:02/04/14 18:17
ファッションとしての小説
そんな感じがする
ほかのとこでも書いたけど
雰囲気の小説だね
それが悪いとはぜんぜん思わないけど
世界の見方そのものを変えてしまうような
そんな強力なエネルギーに満ちたものでは無いと思う
>>553 >世界の見方そのものを変えてしまうような
>そんな強力なエネルギーに満ちたものでは無いと思う
そんなもん読者の妄想じゃねえのか?
555 :
吾輩は名無しである:02/04/14 19:07
556 :
吾輩は名無しである:02/04/14 19:26
>554
それが妄想なら目に見えないもの全て妄想じゃない?
>555
読んだよ。面白かった。こんな小説も嫌いじゃない。
ただ、前に書いたように、読んだ後に物の見方が変わる
ような事はなかった。
>>556 では、貴方の場合どんな小説を読んだ後に物の見方が変わりましたか?
558 :
吾輩は名無しである:02/04/14 20:51
ドストエフsキー、カフカ
中上、龍
とかですね。
最近の龍はあんまり好きじゃないけど。
ベタでごめん。
559 :
我輩は名無しである:02/04/14 20:59
気になってる人が好きというので読み始めたのですが、
ラブシーンがすごいマニアックな気がするんですけど。
560 :
吾輩は名無しである:02/04/14 21:36
>>559 そうかな?
私はむしろキレイに書き過ぎてて物足りない気がするんだけれど。
>>558 (´_ゝ`)フーン
>>559 国境〜の島本さんとのシーンはマニアックだけど、他はそうでもないよ。
それに実際ラブシーンは物語の重要な部分を占めていることが多いから、
どれも本質的に哀しいものばかりのはずだよ。
>560
>561
いやなんか、ノルウェイの森とか野外で手でしたり、おばサンとしちゃったり
ハードボイルドワンダーランドは男物のシャツ着せちゃったり
なんか直接的じゃなくてムッツリ系というか。
春樹好きってみんなこういうプレイが好きなんですか?
だったら漏れの気になってる人も!
ハァハァ。
563 :
名無しさん@1周年:02/04/15 09:55
昔から龍はキライ。ずっと嫌い。
564 :
吾輩は名無しである:02/04/15 10:23
ねじまき鳥のキーワードである「井戸」は、
実は精神分析学用語の「イド」と掛けてるって話。
566 :
吾輩は名無しである:02/04/15 10:29
「ウォーク・ドント・ラン」きぼんぬ
私も龍はなんか好きになれない。
作品あまり読んだ事無いけど・・・・
568 :
吾輩は名無しである:02/04/15 20:52
569 :
吾輩は名無しである:02/04/15 22:25
春樹の優しい世界になれちゃった人は
龍のシビアな世界観にはついてけないだろうなあ
570 :
吾輩は名無しである:02/04/15 23:05
近頃は、春樹のほうがシビアなんじゃない?
おしゃれと認識されている作家ほど嫌いな
ものは無い。
age
573 :
吾輩は名無しである:02/04/15 23:22
龍も春樹も好きなんだけど…
>>553のいってる強力なエネルギーに満ちたものというのは分かる気がする。
確かに俺も龍の作品には強力なエネルギーが動いてるのを感じるし
春樹の作品には感じられない。
でも数回読んだだけで感じられるというのも大したことないなと思う。
でも北風と太陽みたいなもので、世界の見方そのものを変えてしまうには
もっとじわじわとした、一見感じられないが、でもそこに存在しているといったような
ものが必要なんじゃないだろうか?
574 :
吾輩は名無しである:02/04/15 23:27
>>571 オシャレかな?
今時「ハルキ読んでます」って気取ってるヤツいる?
>>562 なるほど。でもそんなにマニアックかなぁ。
もちろん私はフェチプレイとかはしません。
あのセックスシーンではそういう気はおこらないです。
577 :
吾輩は名無しである:02/04/15 23:56
中田ってサッカーの?
春樹読んでるのか?
ぱるま。
友達だと。
お互いそれに、ステイタスを感じてるみたい。
な言い方してたな。
579 :
吾輩は名無しである:02/04/16 00:09
友達なのか・・・。
何話すんだ?
篤郎と中田も友達。
篤郎・渡部?
それより本当にセイン・カミュの大叔父は
あのカミュなのか????
2ちゃんねる情報なんで、信じていいかどうか…。
582 :
吾輩は名無しである:02/04/16 01:09
>>580
テレビでセイン・カミュが公言しています。
age
584 :
吾輩は名無しである:02/04/17 02:42
龍と春樹って本当に仲いいの?
586 :
吾輩は名無しである:02/04/17 14:13
翻訳夜話にでてくるカーヴァーの"Collectors"、
何回読んでもよく分からないんですけど、この主人公は
スレーター氏じゃないんでしょうか?そして、掃除機の
おじさんは何故手紙を持っていってしまうのでしょうか?
そして主人公はおじさんが手紙を持っていってしまうのを
なぜ黙って見過ごすんでしょうか?
ノルウェイの森って出版された当初、どんな感じだったのでしょう。
マスコミとかにとりあげられたりしたのでしょうか。
その頃幼稚園ぐらいだったので…
発売された当時の様子とか教えていただけるとありがたいです。
いっちばん当初は、もともとの村上ファンくらいしか読んでなかったと思います。
それなりに売れる作家ではあったので、初版の段階でも文芸書を平積みする書店なら
見やすいところに積んであったとは思います。
少ししたら(数ヵ月くらい後?) 知らない間にブレークしてました。気が付いたときには、
周りのほとんどの人が読んでたみたいです。当時私は学生でしたが、学校で貸し借りしている
人たちもたくさんいました。貸し借りをしている現場(?)を目にする機会が何度もありました。
このヒットはしばらく続いていたように思いますが、あんまり定かな記憶ではありません。
どのようにしてブレークしていったのか、その過程については分かりません。
「ノルウェイ」のあとの長編が「ねじまき鳥」だった(よね?)ため、流れのようなもので
「ねじまき鳥」も当初からかなり売れたように記憶しています。が、「ノルウェイ」で読み始めた
人の多くは降りていったような気がしています。
「ノルウェイ」の売れ方は非常に顕著だったため、当然マスコミにも取り上げられたようです。
いわゆる女性週刊紙などでも村上春樹についての記事(作者個人に関する興味についての
記事だったとおもう)が載ったりしたそうです。 何で読んだかは覚えてないんですけど、
アメリカの雑誌のインタヴューのなかで、そういうマスコミの取材に協力した親に対する不満の
ようなことを語っていたような気がします。
私の最初に手にした作品は「羊をめぐる冒険」でした。
はじめは何を意味してるのかさっぱり理解できませんでした。(今でも理解してない)
当時の批評家も「近頃は自分よがりな新人が多い」等と言っていました。
皆さんは初めに読んだ村上作品って何でしょうか?
590 :
吾輩は名無しである:02/04/18 16:54
age
>>589 ノルウェイ。
しかも大学で(汗
この作品には馬場界隈のようすが反映されてると感じるのは気のせい?
>>588 細かく書いていただいてありがとうございます。
588さんが知らない間にブレークしていたのですか〜
何の賞も取っていない(ですよね)のにどうして滅茶苦茶売れたのか
少し気になっていたのです。賞取ったからって売れるわけではないですが…
過程がちょっと気になりますね。
>>589 私は世界の終わり〜とノルウェイを同時です。
大学1年の時(数年前ですねw)
593 :
吾輩は名無しである:02/04/18 21:27
僕は村上春樹氏の作品が好きで、小説、エッセイ、翻訳、対談など、
ほとんど読んできました。また、村上氏が影響を受けたであろう作家の
作品もある程度読みました。
村上氏の作品の魅力を端的に言うと、文章から得られるリアル感である
と思います。特に、「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」まで
の作品については、どの文章も、読んですぐ頭に状景が浮かびます。
映画を観ているような感覚があります。登場人物の会話など、その場で
聞いているように感じます。読んでいて言葉がとても活き活きしている
のです。
また、村上氏の作品は明と暗の部分がはっきりしていて、それが絶妙の
タイミングで配置されています。そのため、スラスラと読めるのです。
さらに、言葉の発想がユニークであるのも魅力です。
変な例ですが、「ノルウェイの森」における『僕』と『緑』の会話に出てくる
『春の熊』の例え話が最高です。こんなことをサラッと言われると
女の子はステキと思うだろうなーと、感心させられます。なかなかこんな
発想は出てきません。
しかし、「国境の南、太陽の西」以降の作品は、主人公の家族の話があるなど
他者とのかかわりが広くなっています。そのため、それ以前の活き活き感や
言葉のユニーク性があまり感じられなくなっています。おそらく村上氏は
内向的傾向の強い作家なのだと思います。多数人間のコミュニケーションや
血縁関係内での人のつながり等の表現に弱いところがあります。
『ねじまき鳥クロニクル』は最近の作品のなかでは良く書けていると
思いますが、やはり流れのスムーズさやユニークさにやや欠けている点が
あります。良いところと悪いところがあるのです。ノモンハンの話はとても
リアルですが・・・。でも、やはり個々的でも魅力はあります。
村上氏の作品をずっと読んできた所為か、人を好きになるのといっしょで、
良いところも悪いところも好きになっているようです。作品の雰囲気が僕自身に
合っているとでも言いましょうか、そんな感じなのです。
594 :
吾輩は名無しである:02/04/18 21:28
僕は村上春樹氏の作品が好きで、小説、エッセイ、翻訳、対談など、
ほとんど読んできました。また、村上氏が影響を受けたであろう作家の
作品もある程度読みました。
村上氏の作品の魅力を端的に言うと、文章から得られるリアル感である
と思います。特に、「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」まで
の作品については、どの文章も、読んですぐ頭に状景が浮かびます。
映画を観ているような感覚があります。登場人物の会話など、その場で
聞いているように感じます。読んでいて言葉がとても活き活きしている
のです。
また、村上氏の作品は明と暗の部分がはっきりしていて、それが絶妙の
タイミングで配置されています。そのため、スラスラと読めるのです。
さらに、言葉の発想がユニークであるのも魅力です。
変な例ですが、「ノルウェイの森」における『僕』と『緑』の会話に出てくる
『春の熊』の例え話が最高です。こんなことをサラッと言われると
女の子はステキと思うだろうなーと、感心させられます。なかなかこんな
発想は出てきません。
しかし、「国境の南、太陽の西」以降の作品は、主人公の家族の話があるなど
他者とのかかわりが広くなっています。そのため、それ以前の活き活き感や
言葉のユニーク性があまり感じられなくなっています。おそらく村上氏は
内向的傾向の強い作家なのだと思います。多数人間のコミュニケーションや
血縁関係内での人のつながり等の表現に弱いところがあります。
『ねじまき鳥クロニクル』は最近の作品のなかでは良く書けていると
思いますが、やはり流れのスムーズさやユニークさにやや欠けている点が
あります。良いところと悪いところがあるのです。ノモンハンの話はとても
リアルですが・・・。でも、やはり個々的でも魅力はあります。
村上氏の作品をずっと読んできた所為か、人を好きになるのといっしょで、
良いところも悪いところも好きになっているようです。作品の雰囲気が僕自身に
合っているとでも言いましょうか、そんな感じなのです。
595 :
吾輩は名無しである:02/04/18 21:31
僕は村上春樹氏の作品が好きで、小説、エッセイ、翻訳、対談など、
ほとんど読んできました。また、村上氏が影響を受けたであろう作家の
作品もある程度読みました。
村上氏の作品の魅力を端的に言うと、文章から得られるリアル感である
と思います。特に、「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」まで
の作品については、どの文章も、読んですぐ頭に状景が浮かびます。
映画を観ているような感覚があります。登場人物の会話など、その場で
聞いているように感じます。読んでいて言葉がとても活き活きしている
のです。
また、村上氏の作品は明と暗の部分がはっきりしていて、それが絶妙の
タイミングで配置されています。そのため、スラスラと読めるのです。
さらに、言葉の発想がユニークであるのも魅力です。
変な例ですが、「ノルウェイの森」における『僕』と『緑』の会話に出てくる
『春の熊』の例え話が最高です。こんなことをサラッと言われると
女の子はステキと思うだろうなーと、感心させられます。なかなかこんな
発想は出てきません。
しかし、「国境の南、太陽の西」以降の作品は、主人公の家族の話があるなど
他者とのかかわりが広くなっています。そのため、それ以前の活き活き感や
言葉のユニーク性があまり感じられなくなっています。おそらく村上氏は
内向的傾向の強い作家なのだと思います。多数人間のコミュニケーションや
血縁関係内での人のつながり等の表現に弱いところがあります。
『ねじまき鳥クロニクル』は最近の作品のなかでは良く書けていると
思いますが、やはり流れのスムーズさやユニークさにやや欠けている点が
あります。良いところと悪いところがあるのです。ノモンハンの話はとても
リアルですが・・・。でも、やはり個々的でも魅力はあります。
村上氏の作品をずっと読んできた所為か、人を好きになるのといっしょで、
良いところも悪いところも好きになっているようです。作品の雰囲気が僕自身に
合っているとでも言いましょうか、そんな感じなのです。
596 :
吾輩は名無しである:02/04/18 21:41
村上春樹氏の作品が好きで、小説、エッセイ、翻訳、対談など、
ほとんど読んできました。また、村上氏が影響を受けたであろう作家の
作品もある程度読みました。
村上氏の作品の魅力を端的に言うと、文章から得られるリアル感である
と思います。特に、「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」まで
の作品については、どの文章も、読んですぐ頭に状景が浮かびます。
映画を観ているような感覚があります。登場人物の会話など、その場で
聞いているように感じます。読んでいて言葉がとても活き活きしている
のです。
また、村上氏の作品は明と暗の部分がはっきりしていて、それが絶妙の
タイミングで配置されています。そのため、スラスラと読めるのです。
さらに、言葉の発想がユニークであるのも魅力です。
変な例ですが、「ノルウェイの森」における『僕』と『緑』の会話に出てくる
『春の熊』の例え話が最高です。こんなことをサラッと言われると
女の子はステキと思うだろうなーと、感心させられます。なかなかこんな
発想は出てきません。
しかし、「国境の南、太陽の西」以降の作品は、主人公の家族の話があるなど
他者とのかかわりが広くなっています。そのため、それ以前の活き活き感や
言葉のユニーク性があまり感じられなくなっています。おそらく村上氏は
内向的傾向の強い作家なのだと思います。多数人間のコミュニケーションや
血縁関係内での人のつながり等の表現に弱いところがあります。
『ねじまき鳥クロニクル』は最近の作品のなかでは良く書けていると
思いますが、やはり流れのスムーズさやユニークさにやや欠けている点が
あります。良いところと悪いところがあるのです。ノモンハンの話はとても
リアルですが・・・。でも、やはり個々的でも魅力はあります。
村上氏の作品をずっと読んできた所為か、人を好きになるのといっしょで、
良いところも悪いところも好きになっているようです。作品の雰囲気が僕自身に
合っているとでも言いましょうか、そんな感じなのです。
597 :
吾輩は名無しである:02/04/18 22:01
僕は村上春樹氏の作品が好きで、小説、エッセイ、翻訳、対談など、
ほとんど読んできました。また、村上氏が影響を受けたであろう作家の
作品もある程度読みました。
村上氏の作品の魅力を端的に言うと、文章から得られるリアル感である
と思います。特に、「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」まで
の作品については、どの文章も、読んですぐ頭に状景が浮かびます。
映画を観ているような感覚があります。登場人物の会話など、その場で
聞いているように感じます。読んでいて言葉がとても活き活きしている
のです。
また、村上氏の作品は明と暗の部分がはっきりしていて、それが絶妙の
タイミングで配置されています。そのため、スラスラと読めるのです。
さらに、言葉の発想がユニークであるのも魅力です。
変な例ですが、「ノルウェイの森」における『僕』と『緑』の会話に出てくる
『春の熊』の例え話が最高です。こんなことをサラッと言われると
女の子はステキと思うだろうなーと、感心させられます。なかなかこんな
発想は出てきません。
しかし、「国境の南、太陽の西」以降の作品は、主人公の家族の話があるなど
他者とのかかわりが広くなっています。そのため、それ以前の活き活き感や
言葉のユニーク性があまり感じられなくなっています。おそらく村上氏は
内向的傾向の強い作家なのだと思います。多数人間のコミュニケーションや
血縁関係内での人のつながり等の表現に弱いところがあります。
『ねじまき鳥クロニクル』は最近の作品のなかでは良く書けていると
思いますが、やはり流れのスムーズさやユニークさにやや欠けている点が
あります。良いところと悪いところがあるのです。ノモンハンの話はとても
リアルですが・・・。でも、やはり個々的でも魅力はあります。
村上氏の作品をずっと読んできた所為か、人を好きになるのといっしょで、
良いところも悪いところも好きになっているようです。作品の雰囲気が僕自身に
合っているとでも言いましょうか、そんな感じなのです。
598 :
吾輩は名無しである:02/04/18 22:03
村上春樹氏の作品が好きで、小説、エッセイ、翻訳、対談など、
ほとんど読んできました。また、村上氏が影響を受けたであろう作家の
作品もある程度読みました。
村上氏の作品の魅力を端的に言うと、文章から得られるリアル感である
と思います。特に、「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」まで
の作品については、どの文章も、読んですぐ頭に状景が浮かびます。
映画を観ているような感覚があります。登場人物の会話など、その場で
聞いているように感じます。読んでいて言葉がとても活き活きしている
のです。
また、村上氏の作品は明と暗の部分がはっきりしていて、それが絶妙の
タイミングで配置されています。そのため、スラスラと読めるのです。
さらに、言葉の発想がユニークであるのも魅力です。
変な例ですが、「ノルウェイの森」における『僕』と『緑』の会話に出てくる
『春の熊』の例え話が最高です。こんなことをサラッと言われると
女の子はステキと思うだろうなーと、感心させられます。なかなかこんな
発想は出てきません。
しかし、「国境の南、太陽の西」以降の作品は、主人公の家族の話があるなど
他者とのかかわりが広くなっています。そのため、それ以前の活き活き感や
言葉のユニーク性があまり感じられなくなっています。おそらく村上氏は
内向的傾向の強い作家なのだと思います。多数人間のコミュニケーションや
血縁関係内での人のつながり等の表現に弱いところがあります。
『ねじまき鳥クロニクル』は最近の作品のなかでは良く書けていると
思いますが、やはり流れのスムーズさやユニークさにやや欠けている点が
あります。良いところと悪いところがあるのです。ノモンハンの話はとても
リアルですが・・・。でも、やはり個々的でも魅力はあります。
599 :
吾輩は名無しである:02/04/18 23:36
龍も春樹も好きなんだけど…
>>553のいってる強力なエネルギーに満ちたものというのは分かる気がする。
確かに俺も龍の作品には強力なエネルギーが動いてるのを感じるし
春樹の作品には感じられない。
でも数回読んだだけで感じられるというのも大したことないなと思う。
でも北風と太陽みたいなもので、世界の見方そのものを変えてしまうには
もっとじわじわとした、一見感じられないが、でもそこに存在しているといったような
ものが必要なんじゃないだろうか?
600 :
吾輩は名無しである:02/04/18 23:37
村上春樹氏の作品が好きで、小説、エッセイ、翻訳、対談など、
ほとんど読んできました。また、村上氏が影響を受けたであろう作家の
作品もある程度読みました。
村上氏の作品の魅力を端的に言うと、文章から得られるリアル感である
と思います。特に、「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」まで
の作品については、どの文章も、読んですぐ頭に状景が浮かびます。
映画を観ているような感覚があります。登場人物の会話など、その場で
聞いているように感じます。読んでいて言葉がとても活き活きしている
のです。
また、村上氏の作品は明と暗の部分がはっきりしていて、それが絶妙の
タイミングで配置されています。そのため、スラスラと読めるのです。
さらに、言葉の発想がユニークであるのも魅力です。
変な例ですが、「ノルウェイの森」における『僕』と『緑』の会話に出てくる
『春の熊』の例え話が最高です。こんなことをサラッと言われると
女の子はステキと思うだろうなーと、感心させられます。なかなかこんな
発想は出てきません。
しかし、「国境の南、太陽の西」以降の作品は、主人公の家族の話があるなど
他者とのかかわりが広くなっています。そのため、それ以前の活き活き感や
言葉のユニーク性があまり感じられなくなっています。おそらく村上氏は
内向的傾向の強い作家なのだと思います。多数人間のコミュニケーションや
血縁関係内での人のつながり等の表現に弱いところがあります。
『ねじまき鳥クロニクル』は最近の作品のなかでは良く書けていると
思いますが、やはり流れのスムーズさやユニークさにやや欠けている点が
あります。良いところと悪いところがあるのです。ノモンハンの話はとても
リアルですが・・・。でも、やはり個々的でも魅力はあります
601 :
吾輩は名無しである:02/04/19 07:55
それにしても村上春樹は幅広い読者層を持っていますねー。
とカキコして見る・・・
602 :
吾輩は名無しである:02/04/19 11:47
村上春樹氏の作品が好きで、小説、エッセイ、翻訳、対談など、
ほとんど読んできました。また、村上氏が影響を受けたであろう作家の
作品もある程度読みました。
村上氏の作品の魅力を端的に言うと、文章から得られるリアル感である
と思います。特に、「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」まで
の作品については、どの文章も、読んですぐ頭に状景が浮かびます。
映画を観ているような感覚があります。登場人物の会話など、その場で
聞いているように感じます。読んでいて言葉がとても活き活きしている
のです。
また、村上氏の作品は明と暗の部分がはっきりしていて、それが絶妙の
タイミングで配置されています。そのため、スラスラと読めるのです。
さらに、言葉の発想がユニークであるのも魅力です。
変な例ですが、「ノルウェイの森」における『僕』と『緑』の会話に出てくる
『春の熊』の例え話が最高です。こんなことをサラッと言われると
女の子はステキと思うだろうなーと、感心させられます。なかなかこんな
発想は出てきません。
しかし、「国境の南、太陽の西」以降の作品は、主人公の家族の話があるなど
他者とのかかわりが広くなっています。そのため、それ以前の活き活き感や
言葉のユニーク性があまり感じられなくなっています。おそらく村上氏は
内向的傾向の強い作家なのだと思います。多数人間のコミュニケーションや
血縁関係内での人のつながり等の表現に弱いところがあります。
『ねじまき鳥クロニクル』は最 近の作品のなかでは良く書けていると
思いますが、やはり流れのスムーズさやユニークさにやや欠けている点が
あります。良いところと悪いところがあるのです。ノモンハンの話はとても
リアルですが・・・。でも、やはり個々的でも魅力はあり ます。
603 :
吾輩は名無しである:02/04/19 17:02
>>601 そうですね。確かに。
村上春樹氏の作品が好きで、小説、エッセイ、翻訳、対談など、
ほとんど読んできました。また、村上氏が影響を受けたであろう作家の
作品もある程度読みました。
村上氏の作品の魅力を端的に言うと、文章から得られるリアル感である
と思います。特に、「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」まで
の作品については、どの文章も、読んですぐ頭に状景が浮かびます。
映画を観ているような感覚があります。登場人物の会話など、その場で
聞いているように感じます。読んでいて言葉がとても活き活きしている
のです。
また、村上氏の作品は明と暗の部分がはっきりしていて、それが絶妙の
タイミングで配置されています。そのため、スラスラと読めるのです。
さらに、言葉の発想がユニークであるのも魅力です。
変な例ですが、「ノルウェイの森」における『僕』と『緑』の会話に出てくる
『春の熊』の例え話が最高です。こんなことをサラッと言われると
女の子はステキと思うだろうなーと、感心させられます。なかなかこんな
発想は出てきません。
しかし、「国境の南、太陽の西」以降の作品は、主人公の家族の話があるなど
他者とのかかわりが広くなっています。そのため、それ以前の活き活き感や
言葉のユニーク性があまり感じられなくなっています。おそらく村上氏は
内向的傾向の強い作家なのだと思います。多数人間のコミュニケーションや
血縁関係内での人のつながり等の表現に弱いところがあります。
『ねじまき鳥クロニクル』は最 近の作品のなかでは良く書けていると
思いますが、やはり流れのスムーズさやユニークさにやや欠けている点が
あります。良いところと悪いところがあるのです。ノモンハンの話はとても
リアルですが・・・。でも、やはり個々的でも魅力はあり ます。
604 :
テリーマン:02/04/19 17:42
村上はるきってEDなんだよ
605 :
テリーマン:02/04/19 17:43
イラレ10の起動画面は村上春樹
606 :
吾輩は名無しである:02/04/19 17:47
村上春樹のコピペ最近流行ってるの?
607 :
吾輩は名無しである:02/04/21 06:11
【『わしズム』(小林よしのり責任編集長)4月25日(木)創刊 定価(本体667円+税)】
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>>591 突撃隊とか実際にいたらしいからね。どもる人。
だから多少なりとも大学の頃のことをかいているんじゃないの?やっぱり。
609 :
吾輩は名無しである:02/04/22 20:53
age
610 :
吾輩は名無しである:02/04/26 01:04
最近出た「必読書 150」(太田出版)という本に
村上春樹は入ってない。
したがって、読む必要なし。でいいですか?
>>610 君はその150冊を全部読んで出版社に感想文でも送りなさい。
612 :
吾輩は名無しである:02/04/26 23:25
>610
???
何が言いたいのかわからん。
613 :
吾輩は名無しである:02/04/26 23:35
柄谷行人、浅田彰、岡崎乾二郎、奥泉光、島田雅彦、すが秀実、渡部直己により、
村上春樹は、カノン(正典)たりえないと断定されました。
したがって、読む必要なし。でいいですか?
614 :
吾輩は名無しである:02/04/26 23:38
別に彼らに「必読」と言われるまでもなく(それなりに)読まれている。
615 :
吾輩は名無しである:02/04/26 23:45
>613
???
だから君の意見はないの?
616 :
吾輩は名無しである:02/04/27 00:16
>>613 柄谷行人と浅田彰以外は馬鹿だということぐらいは
常識として知っておけ
それを踏まえた上で村上春樹を読まないのなら
読まなくてよし
>>613 お前は一生そこにあがってる本以外読むな
619 :
吾輩は名無しである:02/04/27 21:35
僕は村上春樹氏の作品が好きで、小説、エッセイ、翻訳、対談など、
ほとんど読んできました。また、村上氏が影響を受けたであろう作家の
作品もある程度読みました。
村上氏の作品の魅力を端的に言うと、文章から得られるリアル感である
と思います。特に、「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」まで
の作品については、どの文章も、読んですぐ頭に状景が浮かびます。
映画を観ているような感覚があります。登場人物の会話など、その場で
聞いているように感じます。読んでいて言葉がとても活き活きしている
のです。
また、村上氏の作品は明と暗の部分がはっきりしていて、それが絶妙の
タイミングで配置されています。そのため、スラスラと読めるのです。
さらに、言葉の発想がユニークであるのも魅力です。
変な例ですが、「ノルウェイの森」における『僕』と『緑』の会話に出てくる
『春の熊』の例え話が最高です。こんなことをサラッと言われると
女の子はステキと思うだろうなーと、感心させられます。なかなかこんな
発想は出てきません。
しかし、「国境の南、太陽の西」以降の作品は、主人公の家族の話があるなど
他者とのかかわりが広くなっています。そのため、それ以前の活き活き感や
言葉のユニーク性があまり感じられなくなっています。おそらく村上氏は
内向的傾向の強い作家なのだと思います。多数人間のコミュニケーションや
血縁関係内での人のつながり等の表現に弱いところがあります。
『ねじまき鳥クロニクル』は最近の作品のなかでは良く書けていると
思いますが、やはり流れのスムーズさやユニークさにやや欠けている点が
あります。良いところと悪いところがあるのです。ノモンハンの話はとても
リアルですが・・・。でも、やはり個々的でも魅力はあります。
村上氏の作品をずっと読んできた所為か、人を好きになるのといっしょで、
良いところも悪いところも好きになっているようです。作品の雰囲気が僕自身に
合っているとでも言いましょうか、そんな感じなのです。
620 :
吾輩は名無しである:02/05/01 04:15
>>608
でも最近どもる人っ少ないですね。
昔はけっこう居たんじゃない?
621 :
吾輩は名無しである:02/05/02 17:17
長編小説は今年中には出るの?
622 :
吾輩は名無しである:02/05/03 19:53
僕は村上春樹氏の作品が好きで、小説、エッセイ、翻訳、対談など、
ほとんど読んできました。おめでたいね♪
また、村上氏が影響を受けたであろう作家の
作品もある程度読みました。 ある程度ってどのくらい?
ドス氏読んだ?あはは。バカはよめねーだろうな。
村上氏の作品の魅力を端的に言うと、(端的に言うか?)
文章から得られるリアル感である
と思います。(なんじゃそりゃ。)
特に、「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」まで
の作品については、どの文章も、読んですぐ頭に状景が浮かびます。
映画を観ているような感覚があります。登場人物の会話など、その場で
聞いているように感じます。読んでいて言葉がとても活き活きしている
のです。ハイハイ!
また、村上氏の作品は明と暗の部分がはっきりしていて、それが絶妙の
タイミングで配置されています。そのため、スラスラと読めるのです。
さらに、言葉の発想がユニークであるのも魅力です。
変な例ですが、「ノルウェイの森」における『僕』と『緑』の会話に出てくる
『春の熊』の例え話が最高です。こんなことをサラッと言われると
女の子はステキと思うだろうなーと、感心させられます。なかなかこんな
発想は出てきません。 女の子、萌えー♪か??
しかし、「国境の南、太陽の西」以降の作品は、主人公の家族の話があるなど
他者とのかかわりが広くなっています。そのため、それ以前の活き活き感や
言葉のユニーク性があまり感じられなくなっています。おそらく村上氏は
内向的傾向の強い作家なのだと思います。多数人間のコミュニケーションや
血縁関係内での人のつながり等の表現に弱いところがあります。
『ねじまき鳥クロニクル』は最近の作品のなかでは良く書けていると
思いますが、やはり流れのスムーズさやユニークさにやや欠けている点が
あります。良いところと悪いところがあるのです。ノモンハンの話はとても
リアルですが・・・。でも、やはり個々的でも魅力はあります。
もう言うことないっすよ。。。
>>622
立て読みできないんだけど。
というか、ドス氏は読みやすいと思うけど。
624 :
吾輩は名無しである:02/05/03 23:26
625 :
吾輩は名無しである:02/05/04 23:20
あげ
626 :
吾輩は名無しである:02/05/05 15:06
新作はまだかなー?
age
>>622 情景が浮かぶかどうかは個人の想像力に起因するところが大きいと思うのですが。
それに内向的傾向の強くない作家なんて存在するんですか?
629 :
吾輩は名無しである:02/05/07 21:47
>>628 確かに。けど、内向性一本槍の作風(私小説か・・・)と、
外向性との緊張を作り出す作風とがあると思う。
630 :
吾輩は名無しである:02/05/08 01:13
631 :
吾輩は名無しである:02/05/08 01:17
>>630 ネタでしょう。あちこちで見かけた文章の寄せ集めでっす。
632 :
吾輩は名無しである:02/05/08 01:19
633 :
>>632:02/05/08 13:17
366 名前: 長男 投稿日: 01/11/08 11:41
>>360 たぶん、スターバックスは好きじゃないと思うぞ。
367 名前: こんにちは。 投稿日: 01/11/08 20:31
長男さん。なかなか鋭いですね。感服します。あなたのおっしゃる通り、
僕はコーヒーは好きですが(家でもよく作って飲んでます)、スターバック
スが特別に好きというわけではありません。「たかがコーヒーだろ、ちゃら
ちゃらしやがって、ふん」とまでは言いませんが。
ところで、あのロゴマークのセイレーンって、よく見ると結構怖くないで
すか?背中に視線を感じるのは僕だけだろうか?僕だけですね、すみません。
ところで村上はただいま、モハベ砂漠の風力発電所の哀れなプロペラのよ
うに、ひたすら長篇小説を書いています(まぁ好きでやってるんですが)。
例によっていつ出来上がるかはまったくわかりません。でも次の惑星直列ま
でには完成すると思うので、みなさんぜひ読んで下さい。
それでは、チャオ。
村上春樹拝
結構うまい。コピぺの寄せ集めじゃないよね。
634 :
吾輩は名無しである:02/05/08 13:21
さっき村上春樹の写真見たら失望した。
見なきゃよかったよ。
636 :
吾輩は名無しである:02/05/09 20:59
春樹が読めなくなってしまった社会人です。
彼の描く生活背景に憧憬を抱いていたのですが、
今はその惹かれていた部分が逆に気にさわります。
特に会話の部分ですね。なぜパン屋を襲撃した理由を
書かないのか。どうして、象はいなくなったのか。
日常生活では最も焦点が置かれるところを、単なる材料と
するところに彼のクールさがあったと思っていましたが、
今は逆にそのことが本文へ入っていけない障壁になって
います。
おそらく、僕が社会でもまれてしまったからでしょう。
彼風に言うなら、この時間に3杯目のウィスキーに手を
つけるようになったというところでしょうか?
そして多分、彼もこんな形で僕が彼の小説から「上がる」
なら正にそれは狙い通りだと思っていると思います。
まあちょっと聞いてくれよ。
「最近お勧めの作家は誰よ」と友人に訊いたら
「村上春樹なんかどう?」とかいいやがるんです。
で、単純な漏れは書店で「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」
を取り、ふと下巻の本の裏側に書いてある紹介文などを読んでみた。
「村上春樹のメッセージが、君に届くか?」
ハァ?届くわけねーだろ?そのときはそう思いましたよ。
とりあえず勘定を済ませるためレジに。値段は上下巻税込み1199円。
財布の小銭が100円しかなくて結局2000円で払うことに。
お釣りの額を見て愕然としたさ。
「村上春樹!侮れん!俺の存在は板違いだったというメッセージだったのか?」
…スマソ、逝って(中略)
長い前置きだが、なかなか世界の終わり(以下中略)は面白い
春樹スレはカキコが長い。
639 :
吾輩は名無しである:02/05/10 23:30
村上春樹のエッセイだかなんだかで、ペンネームを2つ持ってる
とか言ってたけどほんとにあるの?
640 :
吾輩は名無しである:02/05/11 01:43
>>639かけだしの作家がアルバイトっぽい文章を書くのはたぶん
よくあることなんじゃない?でそのためのペンネームを使って
た,と。「村上春樹」のイメージに合わないものだったのか,
フーコー的「誰が書いたっていい」文章だったかはわからないけ
ど。たぶん後者かなと個人的に推測する。
641 :
吾輩は名無しである:02/05/11 02:48
>>639 ちゃんと文章の理解ができてないみたいね。
完璧ネタって書き方してるじゃん(w
でも、アレを本気にするのはある意味で才能かも。
642 :
吾輩は名無しである:02/05/11 03:03
>>641 そお?
あれはマジ、でしょう。て、か、正解<640。
評論?もしくはポルノ?かな。
「ダンス」のライターカキコ、ほぼ実体験と思うのがふつ-。
641のほうがある意味才能みたいね・・・(揚げ足取りage)
そうかなぁ。
>>639は、「噂!」『村上朝日堂の逆襲』朝日新聞社、1986年6月、p.42
の1行目の記述に対しての事じゃないの?
ピンチョンがサリンジャーのペンネームだって噂の件のやつ。
みんな640説を採るのかぁ。ちょっと意外でした。
>>643 そうですね。僕のほうが才能あるみたいだ…。
すんません。
645 :
吾輩は名無しである:02/05/12 00:59
村上が持ってるかどうかは別にして、作家がいくつかのミニペンネームを
持ってるのは珍しくないです。
646 :
吾輩は名無しである:02/05/12 22:51
評論本を買うお金がないのでどこかためになるサイトないでしょーか。
647 :
吾輩は名無しである:02/05/13 06:08
ここじゃないかと。
648 :
吾輩は名無しである:02/05/13 06:15
お父上はお坊さんなんですね。
649 :
吾輩は名無しである :02/05/13 06:36
CD-ROM買って後悔したけど
ヤフオクで売れたからほっとした。
650 :
吾輩は名無しである:02/05/13 09:01
651 :
吾輩は名無しである:02/05/13 09:55
両親ともに国語教師だったと。寺? 聞いたことあるような、ないような・・・
ちなみに坊さんや神主が国語の先生、てのはよくあることです、世間では。
ダンス×3なんだけどさ
ホノルルの白骨部屋あるじゃない
動物の気配がしたって、あれ結局なんだったのかね?
あと、最後の白骨は誰のなんだろか
羊男か僕だとおもつたんだけど、
3番目のガールフレンドだったりして(藁
中庭で風に吹かれてた・・・
がいしゅつならすまそ
653 :
吾輩は名無しである:02/05/13 12:52
坊主は祖父さんではなかった?
654 :
カリフォルニア:02/05/14 01:03
やばい、はずれが一冊もないよこの人の書いたのは
655 :
吾輩は名無しである:02/05/14 01:05
「街とその不確かな壁」のうp、
あれから続きどうなりました?もう終わったのかな。
>動物の気配がしたって、あれ結局なんだったのかね?
これ勝手に羊男って解釈したよ。「僕」は羊男と異空間でつながってるから。
>あと、最後の白骨は誰のなんだろか
これも羊男って解釈したよ。「ユミヨシさん、朝だ」で。
あまり釈然としないのは確かだけど、あれがユミヨシさんだとしたらあまりにも哀しすぎる。
657 :
吾輩は名無しである:02/05/14 01:08
658 :
吾輩は名無しである:02/05/14 02:10
しかし教科書だか感想文の課題だかになるなんてね。
削除された山田詠美と、……どっちもどっちか。
659 :
吾輩は名無しである:02/05/14 06:10
>655
あれ以降upされてませんが、
ぜひとも続きを希望しますよね。
660 :
吾輩は名無しである:02/05/14 09:41
936 名前:無名草子さん 投稿日:02/05/14 09:15
春樹ドイツで新作発表!
661 :
吾輩は名無しである:02/05/14 11:01
羊を巡る冒険は良かったけど、ダンスダンスダンスは失敗作だと思う。
現代人の病的心理を意識しすぎて、ストーリーの盛り上がりに欠ける。
662 :
吾輩は名無しである:02/05/14 11:55
ぼくはダンス×3は名作だと思う。駄作はピンボールと
国境の南ですね。因みにダンス×3は着想をヘンリー・
ミラーから得たと思われます。
663 :
吾輩は名無しである :02/05/14 12:37
でもマニアはピンボール好きだからね、なぜか。
因みにダンス×3はタイトルをビーチボーイズから
得たと思われます。
今から二年程前でしょうか?
外資系の広告代理店の最終面接を受けに恵比寿ガーデンプレイスに出かけた時です。
面接時間が遅く終わったらお金が下ろせなくなると思いガーデンプレイス内にある
富士銀行のキャッシュディスペンサーへ行くと、今まさに現金を下ろしたばかりの
村上春樹氏に遭遇しました。
いゃ〜本人が言うように紺色のピーコートを着てジーパンとテニスシューズを履き
肩からテニスラケットの入ったトートバックを下げていました。
あまりにも突然の遭遇だったので、ただ驚愕の眼差しで見ていると村上さんも気が
付かれたようで、私のあんまりな眼差しにチョット驚かれていました。
「あぁこんな目で見ては失礼だ」と思い慌てて視線を反らすと村上さんはそこから
スタスタと出てってしまいました。
チクショウ
握手ぐらいしてもらうんだった。
エッ!広告代理店の面接結果?
聴かないでよ・・・・そんな事・・・・
665 :
吾輩は名無しである:02/05/15 16:25
667 :
吾輩は名無しである :02/05/15 18:43
住宅ローン借りるとき協和埼玉だったよ。原宿駅前で支店長がティッシュ配ってたって。
>>664 それはもしやJ.W.トンプソン?
あそこは大したことないから大丈夫。
外資なのでハーゲンダッツやデビアスとかイメージいいとこ持ってるけど、
テレビなんてろくにできないクライアントばっかり。
668 :
吾輩は名無しである:02/05/15 21:17
>>664テニスのラケットじゃなくて、スカッシュのかもね。
669 :
吾輩は名無しである:02/05/15 21:57
>>667 今はあさひだね。>埼玉協和銀行
それとは逆に「すごい感じが悪くて即刻口座を解約した」銀行
ってどこなんだろ。すごいどうでも良いんだけどね…
>>669 日本航空嫌いからすると第一勧銀(今はトマト銀行だっけ?)くさい。
671 :
吾輩は名無しである:02/05/15 23:40
笑っていい友に出た人はダレ?
672 :
吾輩は名無しである:02/05/16 09:56
新作は、
1.15歳のある少年についての話で、
2.厳しい状態を耐え
3.話は良い方向で終わる
だそうです。
673 :
吾輩は名無しである:02/05/16 11:59
>>672 おお!ソースはどこ?
15歳って今までで一番若い主人公かな。
674 :
吾輩は名無しである:02/05/16 12:43
675 :
吾輩は名無しである:02/05/16 15:41
>>674 "Kafka am Strand"
これの意味するものは…?
676 :
吾輩は名無しである:02/05/16 16:25
677 :
吾輩は名無しである:02/05/16 16:38
『浜辺のカフカ』ですか…??
678 :
吾輩は名無しである:02/05/16 16:58
>>677 そんな感じになると思います。
カフカって例のカフカと関係あるんでしょうかね??
>>674 ソース有難う。しかしなぜドイツで先にこんな情報が!
たしかDIE ZEITのサイトでもインタビューがあったよね。
たくさん翻訳はされていても爆発的に売れてるわけじゃないから、
ドイツでの知名度は決して高くないと思うのだが。
680 :
吾輩は名無しである:02/05/17 10:04
いいともに出てたのは筒井康隆だと思う。
そして新作キターーーーーーーーーーー!!
昨日本屋に行ったら、カポーティの短編集見つけた。村上訳の。新刊?
15歳ってことはあんまり料理とかしないんだろうか。
681 :
吾輩は名無しである:02/05/17 10:22
>>680 >15歳ってことはあんまり料理とかしないんだろうか。
ちょとワラタ ごもっとも
‖タイトル:‖「1イントロダクションのように幸福はなし」‖:
運 - 緩いシングルの物語で、日本の Haruki 村上は世界的に成功テキストを
祝う:焦点を合わせなさい:村上氏、あなたは日本で Sellerlisten の王で
ある、成功がここで、東京での最も素晴らしい状況でポルシェドライブ、が
所有する世界全体の上に海と1(人・つ)においてのアパートを祝う‖。 お
やでの井戸、書き込み物語、がそれほど落胆した、位置なしの人物を隔離し
た明らかにそうする誰かがそうである雌鹿?
村上:私はただうれしい物語が好きではない。 私はカオスから興味をそそら
れている、そしてカオスが事故を意味する。 個人的に、しかしながら、私は
完全に喜んですでに美しくそれを持っている。 すなわち、私は、標準的に、
信じる。 ついでに、私の運は今正確にどちらかと言うと完全である:私は
今朝新しい小説を用意ができているようにした。
フォーカス:祝福! あなたは我々タイトルを裏切るか?
村上:「ビーチにおいてのカフカ。」 それはひどい状態が durchleiden
するそうしなくてはならない15歳の少年についてである。 ‖けれども歴
史は元気である‖から‖。 彼 / それは生き残る。 ‖彼 / それはまだそう
である‖若い、そしてそのために‖うれしいエンドが値されるようにする‖。
フォーカス:彼女 / そ / (彼・それ)らの主役はたいてい孤立主義者部外者、個人主義者、である。 正確に日本のような閉じられた会社であなたの本はなぜそれほど人気が高いか?
村上:外見上明白な一様性の後ろに、個性のための大きい願望が普及している。 人々は堅いコルセットから脱出することを望む。 私の本はそれの手伝いをする。
フォーカス:しかしながら、彼女 / そ / (彼・それ)らの英雄は会社に反抗しない。 ‖同じく今ドイツ語に関するあなたのがように見えたナレーター、新奇な「 Tanz mit dem Schaf マン」、‖そうではない‖。 彼 / それと他のものはなぜ何かを変えようとしないか?
村上:私は 68er - 世代に所属する。 我々はシステムに反対して戦ったが、負けた。 我々は辞職
して、そしてそれの後に同じくただEを退屈させている
フォーカス:なるべくあなたの主な特徴はそのためにおよそ30である
か?
村上:それは非常に面白い、重要な年齢である。 彼女 / そ / (彼・
それ)らの 20ern で、人々は楽天的で、そして自由である。 もし
(彼・それ)らが30でになるなら、(彼・それ)らはひどく彼女
の注意 / そ / (彼・それ)らの生活を払わなくてはならない。 この
年齢は転機である。 奇妙に、同じく私の読者は通常およそ30である。
あなた / (彼・それ)らはもっと年がいかない。 若干数が彼女の私
の本 / そ / (彼・それ)らの親を相続した。 私は書くべきすべてに
おいて私の同時代人 − 我々があまりにも退屈であると想像すること
ができない。
フォーカス:もし右の音に出会うことがなおいっそう難しくならないな
ら。 あなた / (彼・それ)らは今53でいる。 あなたは73で何を
書くか?
村上:多分私はそれからまったくストップしなくてはならない。
まだどんなにそれが行くとしても、私は見い出す。
フォーカス:ポップスとロックミュージックがあなたの本における重要
な役割を演ずる。 いっそう若い読者と連絡を取る可能性として?
村上:ポップスは共通言語である。 ミュンヘンあるいはニューヨーク
でと同じように、1人は東京で等しく彼女 / それ / それらを理解する
。 私は別個の子供として大きくなった。 そのために、音楽は私に非常
に重要であった。 私は私のプレートよりはるかに多くを持っていなかっ
た。 さらに、ロックミュージックは常に設立に抗議する良い可能性で
あった。
フォーカス:西のポップスのほかに、あなたはあなたの小説の中に同
じく西の言語構造物を設置した。 レイモンド・チャンドラーという
人あるいはその本が Sie を日本製品に変換したレイモンド・カーバー
の単純な文。 若干の日本の批評家からアメリカの影響のためにあなた
のために孤独でしかられた。 ‖あなた / (彼・それ)らは「 Bataku
sai 」をという人である、‖バターの後の西ドイツの「悪臭を放つ」
こと‖。
村上:おお、私はそれが覆いがない嫉妬であると信じる。 私はそれ、
私が何をするかと一緒に成功している。 非常に成功している。
3百万のコピーがこの辺りでは小説「ノルウェーの木」について売
られた。 これは多くで憎悪を起こす。
フォーカス:「ノルウェーのウッド」は Deutsch 「ナオコは微笑する」
の上に呼ばれる。 それは、もしあなたの本の翻訳を持った外国の出版
社がタイトルを変更するなら、あなたを悩ますか?
村上:時々、それはおそらく必要である。 けれども私のタイトルは
私のために非常に重要である。 私は実際に常に再び架空の(人たち
・もの)より良い(の・もの・人)のために彼女 / それ / それらを
持つ。 私は「ノルウェーの木」のケースで翻訳が愚かであることを
見いだす。 本で、引用されるビートルズ - 歌がそうであると呼ばれ
る、そしてしかしながら、私は同じくドイツの読者が歌を知っている
と思う。
フォーカス:本は日本で la マドンナにあなたに人気をもたらした・
・・。 村上:すべての副作用で。
フォーカス:従ってあなたは外国に行ったか?
村上:私は本当にエスケープした。 あなた / (彼・それ)らは私が
非常に内気な人間であることを知っていなくてはならない。 すべての
中で最も、私だけがそうであることを好む。 私は、大衆と関係がある
すべてを憎む:読み、出演、インタビュー...。
フォーカス:あなたはなぜ日本にヨーロッパとアメリカで10年以上
の後に戻って来たか?
村上:それは1995であった。 日本で、2つの怖いイベントがほと
んど月の距離で起きなかった。 最初に神戸での、6000人の個人と
一緒の地震は死んだ、それから Tokioter 地下鉄に対するオウム - Se
kte の毒ガス攻撃。 私は私の国に対する責任を感じた。 歴史が前方に
ここで大またで歩いた間に、私ははるか遠くに生きることを望まなかっ
た。
フォーカス:あなたは地下鉄攻撃に関して今本を出版した:「地下の戦
争」。 あなた / (彼・それ)らは、犠牲者、メンバー、目撃者、と一
緒にしかし同じく若干の加害者と一緒に、60以上のインタビューをリ
ードした。 何が暗殺者を動きに押しやったか?
村上:それは、どの30について、個別でまったく新しかった。
彼女に重要な何か / そ / (彼・それ)らの生命を探した理想主義者。
そのために、(彼・それ)らはセクトに合流した。 元来、(彼・それ
)らはシステム、(そのために)私が理解を持っている態度に拒否する
ことを望んだ。 ここの労働者の世界の毎日の捜索、踏み車における生活。
人々、彼へのそのごみ / それがあるに違いない。 けれどもこれらの若
い人は間違った方法で行った。
フォーカス:11の攻撃に類似を見なさい。 9月、アメリカ合衆国で
?
村上:非常に明確である。 それは共に元来会社に対して抗議であった。
彼女 / それが敵対的なシステムの上位の力に対して、どの設立に対し
て始まることができた(とき・から・につれて・ように)、加害者はこ
れらの犯罪が一つの方法であると思った。 もちろん、それは間違った
決定であった。 あなた / (彼・それ)らは最も重要な(人・もの)
を忘れた:生活他への敬意。
宗教的な狂信者を考えることは閉じられたサイクルである;そのために
、それはそれほど危険である。 それは限定されていて、常にずっと離
れて、なしに、それ自身の回りを回転する。 文学、話術、それのため
の音楽は開いている。 良い歴史が想像力を促進する、彼女 / それは自
身の想像力のために無限のエリアを申し出る
‖フォーカス:あなた / (彼・それ)ら‖私‖本当に、本が世界を
改善することができる‖ ?
村上:とにかく、彼 / それを閉じる代わりに、文学が地平線を開く。
彼女 / そ / (彼・それ)らの力はその中にある、そしてそれは著者
の仕事である。 我々は、それ自身同じ考えについて、して、他のもの
の代わりにやみくもに信頼するために人々をそれに連れて来なくては
ならない。 物語が一緒に生活と生活のためのモデルを提供する。
あなた / (彼・それ)らは会社のモデルに変わることができる。
字幕:東イントロダクションの星: Haruki 村上は日本の最も成功し
た著者に属する。
テキスト:京都で生まれた1949
東京で、彼 / それはジャズクラブの先頭に立って導いた、そしてそ
の彼の / の成功の後にその小説「ナオコは微笑する」、日本にたった
1人の3百万以上のコピー、彼 / それはイタリア、フランス、ギリシ
ャとアメリカ合衆国に住んでいた。
ドイツ語で最終的に現われた:「 Aufziehvogel 氏」(1998)、
「危険な愛好家」、それの上に「文学的な4重奏」が落ちた、そして
「ナオコという名前の人たちが微笑する」2000(2001)
字幕:ダブルパックイントロダクション: Murakamis がこの春現われる2冊の新しい本。
テキスト:羊男と一緒のダンス DuMont 、461の側面、24,90ユーロ
どの30について、人里離れたナレーター「イルカ」はホテルで前の恋人を探す − 優しいロマンスと神秘的なスリラー。
地下の戦争。 東京、400のサイドの攻撃、 DuMont 、18ユーロ
1995年の地下鉄攻撃の強く心を惹かれる分析。 村上は犠牲者の物語を話して、そして加害者の動機を追跡する。
描写しなさい:登山家 − 彼の屋根 / 東京から最も良い住宅の層での
そのオフィスアパートの上の村上
ラッシュアワー − 逆に日本の労働者の世界の一様性は時間 − 東京
でのナイトクラブ − の後にそれ自身ほとんどすべての新奇な英雄
Murakamis を補強する。 村上は日本語のシングルの生活、伝統的な
値とのその断絶、を記述する
「私は少しも私の同時代人について、穴を掘ることに、我々が Haruki
村上の不誠実な攻撃、見えない武器に対しての戦士、であると書かな
いために想像することができる。」 ‖20.3.1995において、
東京からの地下鉄の中オウム - Sekte のメンバーが無料になった
‖第二次世界大戦、20 − 1回のためにシアン化物と比べて同じぐ
らい危険にいらいらさせるガスサリン応急手当 − サリン − が開発さ
れる争い材料であるということである‖。 Tokioter 攻撃で12人の
人々として死ぬ
691 :
吾輩は名無しである:02/05/17 13:11
新作の発売日いつだろ。わくわく。
692 :
吾輩は名無しである:02/05/17 14:45
ビーチdeか・ふ・か?・
693 :
吾輩は名無しである:02/05/17 16:27
春樹って小説以外にもエッセイ・翻訳で稼いでそうなんですけど、
今年も納税者番付ベスト20にも入ってません。
何故なんでしょうか?
海外申告組ですか?
694 :
吾輩は名無しである:02/05/17 17:10
たいした本だしてないじゃん、今年。
695 :
吾輩は名無しである:02/05/17 20:05
村上春樹は自分のことばかり書いてるように見えて
かなり思想的なことを書いてそれを隠しているね。
フロイトユングからガダリ、ドウルーズ、ラカンとかまで
696 :
吾輩は名無しである:02/05/17 21:45
>>695 でも、そういうメゾットで村上春樹を分析してもオナニーで終わっちゃうんだね。
697 :
吾輩は名無しである:02/05/17 21:47
漏れこの人より顔悪いし、学歴低いし、金ないし、逝ってよしですか?
今日のニッカンに村上春樹の納税額の記載あり!!!
納税額は3356万円(推定所得は1億300万円)
フォーカスの記事を今更ですが訳してみた。
超訳、誤訳てんこもりですが参考になればと思いまして。
間違いがあれば遠慮なく指摘きぼん。
700 :
吾輩は名無しである:02/05/17 22:20
フォーカス(以下F):村上さん、あなたは日本ではベストセラー作家、
世界でも成功されています。ポルシェに乗り、
海のほう(*神奈川県だか千葉県の海沿いという意味だと思われ)にも
マンションをお持ちですし、東京にもこの一等地に家がありますよね。
ではなぜ明らかに上手くいっているのに
登場人物が失望し、孤独で迷っているような話をお書きになるのですか。
村上(以下M):僕はただ単に「楽しい」話は好きじゃない。
カオスに魅了されるのです。
カオスと言うのはつまり「不幸」ということです。
でも個人的にはそういうのがとても好きです。
至って普通のことだとおもいますよ。
ところで今、僕はほとんど完璧といっていいほど「幸せ」です。
今朝早くに新しい長編小説を書き上げました。
701 :
吾輩は名無しである:02/05/17 22:21
F:それはおめでとうございます!
こっそりタイトルを教えていただけませんか?
M:タイトルは「浜辺のカフカ」と言います。
酷い状況で苦しんで生きていかざるを得ない15歳の少年についての話です。
でもこの話は良い結末になり、少年は生き残ります。
主人公はまだ少年ですから、ハッピーエンドになりました。
F:あなたの作品の主人公は大抵アウトサイダーや、個人主義者・変人
です。それなのになぜ閉鎖的社会である日本で人気なのでしょうか。
M:日本人の外見上の画一性の裏には、個性というものへの切望があります。
人々は融通のきかないコルセットから逃げ出したいと願っているのです。
僕の作品はそれを助ける役割を果たします。
702 :
吾輩は名無しである:02/05/17 22:22
F:でも主人公達は社会に反抗はしません。
ドイツ語版では最新作の「羊男とダンス=ダンス・ダンス・ダンス」
でも語り手(主人公)はそうですね。
なぜ登場人物は何かを変えようとはしないのでしょう。
M:僕は「68年世代」です。
我々の世代はシステムに対して戦いましたが、負けました。
僕達は諦めてしまって、そのあとはただ単につまらない大人になったんです。
F:だから主人公達は30歳前後なのですか?
M:30歳というのはとても興味深く、かつ危機的な年齢です。
人は20代の間は楽観的で自由でいられます。
でも30になったら人生を真面目に生きていくことを求められる。
おもしろいことに、僕の作品の読者はほとんど30歳前後なんです。
それより上の世代になることはありません。
親から僕の本をもらったという人もいるんですよ。
自分と同年代の人々について小説を書くなんてことは想像できません。
僕達はあまりにもつまらない世代なんです。
703 :
吾輩は名無しである:02/05/17 22:22
F:正確に雰囲気を捉えていくことはどんどん難しくなっていくのでは?
今は村上さんは53歳でいらっしゃいますね。
73歳になった時はどんなことを書かれるおつもりですか。
M:たぶん書くことをやめなくてはならないでしょうね。
でもまだいけると思います。
F:ポップスとロックが作品では重要な役割を果たしています。
これは若い読者にコミットする方法なのでしょうか。
M:ポップスは世界共通語です。
東京にいたとしても、ミュンヘンやNYにいるのと
同じようにその内容を理解することができる。
僕は一人っ子として育ちました。
だから僕にとって音楽というのはとても重要なんです。
その上、ロックは体制に抗議する手段になりますしね。
704 :
吾輩は名無しである:02/05/17 22:23
F:欧米のポップスの他にも、欧米風の文章が作品には溶けこんでいます。
例えばあなたが日本語に翻訳したレイモンド・チャンドラーや
レイモンド・カーヴァーのような簡潔な文章の形です。
何人かの日本の評論家はアメリカの影響について激しく非難しました。
「バタ臭い」文だと言うのです。
M:うーん、それはまったくの妬みだと思います。
僕は自分がやってきたことで成功を収めました。かなりの成功です。
「ノルウェイの森」が300万部この国で売れてからですね。
これが憎悪を引き起こしたんです。
F:「ノルウェイの森」はドイツ語版では「直子の微笑み」と
いうタイトルになっています。
外国の出版社が翻訳にあたってタイトルを変えることについては
どう思われますか?
M:時々は仕方ないこともあるでしょう。
でも僕にとって作品のタイトルはとても重要なものです。
いつも、新しく考えたものより良い、とそう思っています。
「ノルウェイの森」の場合は、その訳は嫌ですね。
この作品で引用したビートルズの曲のタイトルがこの名前なんです。
ドイツ語版読者もこの曲のことは知ってるんじゃないでしょうか。
705 :
吾輩は名無しである:02/05/17 22:23
F:「ノルウェイの森」で、まるであのマドンナみたいに
日本で人気が出たんですよね。
M:あらゆる副作用もね。
F:それが理由で外国に行かれたんですか。
M:僕は文字通り逃げました。
僕はシャイな人間です。覚えておいてください。
一番好きなのは独りで居ること。
世間を相手にしなくてはならないことは全て好きじゃないんです。
例えば朗読会とか、議論すること、インタビューなんかは。
706 :
吾輩は名無しである:02/05/17 22:23
鼠の亡霊が神戸の地下鉄から出てくるのかな?
707 :
吾輩は名無しである:02/05/17 22:23
F:なぜ10年以上ヨーロッパやアメリカにいたのに、
それから日本に戻ってこられたのですか。
M:戻って来たのは1995年です。
日本ではこの年、数ヶ月の間を挟んで二つの恐ろしい事件が起こりました。
一つ目は6000人が亡くなった神戸の地震、
それからオウム真理教による地下鉄への毒ガス攻撃です。
僕は自分の国に対しての責任を感じたんです。
歴史が動いている時に遠く離れたところにいたくはなかった。
F:地下鉄の襲撃事件に関しては、「地下戦争=アンダーグラウンド」
という本を出されてますね。
犠牲者やその親族・目撃者など60人を越える人にインタビューを
行われていますが、何人かの実行犯にも話を聞いておられます。
暗殺者達をこの行為に駆り立てたものはなんだったのでしょう?
708 :
吾輩は名無しである:02/05/17 22:24
M:犯人達は30歳前後の若者ばかりです。
人生に何か意義を探していた理想主義者達なんです。
だから彼らはオウムに加入した。
本来は、僕にも理解しうる体制を拒絶するという姿勢を持った人達です。
仕事をひたすら追及し、毎日単調な仕事をして人生を送る。
こういうことを拒む人達はいるはずです。
でもこの若者たちは間違った方法を選んでしまった。
F:アメリカの9・11のテロも類似の現象だと思われますか。
M:非常に明白ですね。
どちらも本来は社会への反抗だったんです。
犯人達はこの犯罪が「敵」のシステムの優位性や、
権威に立ち向かう唯一の方法であるかのようにかんがえました。
もちろんこれは間違った選択でした。
彼らは一番大事なことを忘れていたんですよ。
「生命の尊厳」ということを。
宗教的狂信者の考えは、閉じられた循環だと言えます。
だからとても危険なんです。
考え方がいつも自分中心で、逃げ道がない。
文学や物語、音楽はそれにくらべてオープンなものです。
良質な作品は、自分の想像力を自由に
あそばせることができる場所を作り出します。
709 :
吾輩は名無しである:02/05/17 22:24
F:それはつまり本が世界を救うことができる、という意味でしょうか。
M:いずれにせよ、文学は視野を狭めるのではなく
広くさせることができます。
作品には力があります。だからそれが我々作家の課題です。
他人を妄信的に信じるのではなく、自分自身の考えを創り出せるように
人々を導かなければなりません。
小説はそれぞれの人生と、人生の集まりとしての社会の
モデルを提供してくれます。
それが社会の理想像となるはずです。(end)
710 :
吾輩は名無しである:02/05/17 22:33
レーダーホーゼンは神。
711 :
吾輩は名無しである:02/05/17 22:47
>>669 ご苦労さまです。ありがたく読ませていただきます。
713 :
吾輩は名無しである:02/05/17 22:51
そういやあ、ロバート・ウィルソンの演劇で「浜辺のアインシュタイン」ってのが
あったなあ、あれとなんか関係してるのかな。音楽はフィリップ・グラスだったなあ。
どっかにCDあったはずだが・・・さがしてみよう。
714 :
吾輩は名無しである:02/05/17 22:52
いつ発売?版元は?
715 :
吾輩は名無しである:02/05/17 22:54
>>713 わー関係ありそう。>浜辺のアインシュタイン
新作楽しみです。浜辺ってことはやっぱ芦屋浜登場かなー。
15歳だとビールとピッツァはないね。
716 :
吾輩は名無しである:02/05/17 22:57
「神の子」路線、かねえ・・・
717 :
吾輩は名無しである:02/05/17 23:25
「浜辺のカフカ」かぁ。
頭に思い浮かべただけで涎が・・・(゜¬゜)
718 :
吾輩は名無しである :02/05/17 23:30
グラスのアルバム大好きだから、
春樹の新作は期待外れにならないことを祈る。
違ってたらごめんな<「浜辺のアインシュタイン」→「浜辺のカフカ」説w
調べたらロバート・ウィルソンは美術作家としても2年くらい前に来日してる
らしい。アメリカ演劇界では第一人者だから、村上春樹がウィルソンを
オッチしてても不思議じゃないけどね。はてさて・・・
720 :
吾輩は名無しである:02/05/17 23:40
芦屋浜登場かぁ。
昨日行ってきたところだよ。(゜¬゜)
721 :
吾輩は名無しである:02/05/18 03:28
>>700 あんた偉い!
しかし15歳ってのが微妙だな。
下手すると「僕」の若かりし頃と考えてしまいそうだ。
個人的には世界の終わり〜の続編みたいのをキボンヌだったのだが、まだか・・・。
723 :
吾輩は名無しである:02/05/18 23:48
このインタビューの掲載が3月。ということは
インタビュー自体は1月末くらいか。
だったらやっぱ新刊は秋だろーねー。
724 :
吾輩は名無しである:02/05/19 19:28
世界の終わりの続編が新作って聞いたけど、これとはまた別なのかな。
725 :
吾輩は名無しである:02/05/19 23:03
パラレルワールド物らしいけど「世界の終わり」の続編ってわけじゃない。
ボリューム、内容共期待していいみたいよ( ̄ー ̄)ニヤリッ
726 :
吾輩は名無しである :02/05/19 23:07
>>725 短いの?長いの?奥さんの写真まじりなの?
やれやれ
728 :
吾輩は名無しである:02/05/20 00:33
なんか出るのが早すぎる気が。
再来年くらいになってもいいから長ーいのを書いてほしい。
730 :
吾輩は名無しである:02/05/20 13:30
文庫しか読まないのでやっと「神の子〜」読みました。
焚き火の話と蜂蜜パイがよかった。
どなたか村上春樹の出版年順に出た作品教えてもらえませんか?
長篇はねじ巻鳥以降はスプートニクしか出てないんですか??
731 :
吾輩は名無しである:02/05/20 13:39
>>730 >出版年順に出た作品教えてもらえませんか?
HPを作っている人がいっぱいるでしょうから、検索してみてください。
>長篇はねじ巻鳥以降はスプートニクしか出てないんですか
そうです。次作は「浜辺のカフカ」というタイトルという噂。日本での出版
がいつになるのかは不明です。おそらく年末かと。
>>730 三部作を一連の流れとすれば合計5冊かな?
733 :
吾輩は名無しである:02/05/20 17:14
ねじ巻きが出た時は結構みんな注目してたと思うんですけど、
スプトニの時ってどうだったんですか?
国境とスプートニクを無理矢理短編の部類に入れると
鼠シリーズ、ノルウエイの森、世界の終わり、ねじ巻鳥の4作品になっちゃいますね。
村上春樹自身、歳とったら書かないと言ってるらしいですけど少なすぎませんか??
新作は井戸とかの抽象的表現をキーワードにしないでノルウエイの森のような
リアルな話だと嬉しいですわ。。
やっぱり羊だよ、羊
ノルウェイみたいな作品は一生書かないだろうと言ってみるテスト。
__
久しぶりに全集を読み返そうかなと思います。
「ノルウェー」「世界の終り」「羊」この順番で、後は適当に。。。
742 :
吾輩は名無しである:02/05/21 13:29
744 :
吾輩は名無しである:02/05/21 14:07
いいから長編書いてくれ。
745 :
吾輩は名無しである:02/05/21 14:13
キーワードの井戸って精神分析学用語のidと掛けてるって
知ってた?
>>745 得意げだな・・・
スペル間違ってないか?
idであってるよ。
748 :
吾輩は名無しである:02/05/21 16:54
749 :
吾輩は名無しである:02/05/21 18:23
750 :
吾輩は名無しである:02/05/21 19:02
馬鹿が一名紛れ込んでいるようです。
誰か早く連れ出してください。
IP抜いちゃえよ。
僕らはみんな結局のところ、自分が生まれ育った場所に――あるいはそこによく
似た場所に――永遠に引き戻され続けるものじゃないかと思う。
僕は関西の出身で、夙川や芦屋といった阪神間の小さな町で育った。だから
どうしても目の前にきれいな海があって、すぐうしろに緑豊かな山があって、
その狭間に静かな住宅街が広がっていて……、という成り立ちの土地に、自然に
心を引かれてしまう。
だから大学に入って、東京で生活することになったとき、中央線の電車に乗って、
「ああ、ここは異国なんだ」とつくづく実感させられた。電車は阿佐ヶ谷から荻窪の
あたりを走っていて、窓からは、だだっ広くて、テーブルみたいにまっ平らな関東
平野が一望できた。生まれてこの方、こんなにフラットな土地を目にしたことは
なかった。「やれやれ、大変なところに来ちゃったなあ」と思った。妙に息苦しかった。
広々としたところに出てきて息苦しいというのは変なものだけど、本当にそう
感じたのだ。こんなところでこれから4年間も暮らしていけるんだろうか、と心配に
なった。
でも不思議なもので、学生時代はだいたいずっとその「だだっ広い」中央線沿線に
住んでいた。たぶんそれまでの自分を――少なくとも自分の一部を――ちゃらに
して作り替えたいという気持ちも、少しはあったのだろう。実際そのうちに、そういう
フラットな土地に住むことにも馴れてきた。そして注意深く眺めてみれば、ただ
まっ平らなだけの土地というわけではなく、そこには小さな丘や、なだらかな坂道
や、ちょっとした雑木林や、静かな湧き水なんかがあることもわかった。昔の
武蔵野だ。僕はそこで新しい女の子とつきあい、新しい友だちを作り、茶色の
雄猫を飼い、よく散歩をし、多くの本を読んだ。
武蔵野近辺の風景を思い出すとき、まず僕の心に浮かぶのは「自由だった」と
いうことだ。僕はそのころ孤独で貧乏で、ある意味では途方に暮れていたわけ
だけど、何はともあれ自由だった。荷物もなく、責任もなかった。僕はその
フラットでだだっ広い土地を、好きなときに、好きなだけ歩いて、好きなところに
行くことができた。
あるいはこれは僕だけのことかもしれないけれど、人生において人がそんな風に
まったく自由でいられる期間というのは短い。あっという間に過ぎ去ってしまう。
その渦中にいるときには、自由なんてただ面倒くさいだけみたいに思えるのだが、
一度失ってしまうと、自由が僕らにとってどれくらい貴重なものであったか、実感
できる。でもわかってからではもう遅い。それからあとの人生を、僕らはいろんな
枷を引きずりながら過ごすことになる。もちろん僕らは多かれ少なかれ、その枷を
愛し慈しむことを覚えて行くわけだが。
いずれにせよ、僕にとっての武蔵野は、自由でフラットな場所で、大抵いつも日が
照っていた。でも僕がそこに戻ることはたぶんもうないだろう。どうして? そこは
僕にとっては、やはりいささかフラットに過ぎるから。そしてそこは僕が人生のある
一部を送るべき場所であったのだという気がするから。
先生ご登場有難うございます。
756 :
吾輩は名無しである:02/05/26 00:26
この子好きなんだけど、はっきり言って、純文作家じゃないよね?
純文作家とやらの定義を述べよ
758 :
吾輩は名無しである:02/05/26 15:26
エンタメ作家じゃないひと。
エンタメ作家とやらの定義を述べよ
760 :
吾輩は名無しである:02/05/26 21:08
>754
ソースはどこですか?
前出のインタビューはなんだか嫌な感じだ。
今までの春樹と雰囲気が違う。
762 :
吾輩は名無しである :02/05/26 21:35
763 :
レーダーホーゼン:02/05/26 21:40
>>761 あ、それは私の拙い翻訳のせいだと思われます。
雰囲気出せなくてスマソ 頑張ったんだけどね
あ、訳じゃなくって、成功成功言ってるとことか、、、
いままでそういうのおくびにも出さなかったからさ。
765 :
レーダーホーゼン:02/05/26 22:11
>>764 外国のメディアだと、そのくらいはっきり言わないと
日本の文壇の様子が伝わりにくいのかと思ってた。
んーでもやっぱ翻訳って責任重大だね…
766 :
吾輩は名無しである:02/05/26 22:56
>>764 >外国のメディアだと、そのくらいはっきり言わないと
>日本の文壇の様子が伝わりにくいのかと思ってた。
そういうことでしょうね。日本でいきなり同じこといったら、
もう嫉妬の嵐でたいへんでしょうね。どうも作者と作品を同じ平面で
みるひとが、多いようですからね、日本は。村上はいまだに狭い四畳半の部屋で、
ちびちびビール飲んでると思ってしまう人がいても、不思議じゃないです。
53 :無名草子さん :02/05/25 23:23
9月に新潮社から新作出すらしいね。
上下2冊の大型長編だってさ
↑ふんとですか?
長篇出るとしたら多分講談社か新潮社だろうから、
結果的に本当になる可能性は高いと思われ。
意表をついて幻冬舎とかだったりして。(w
769 :
吾輩は名無しである:02/05/27 19:37
新刊は9月に上下巻で新潮社より。
講談社より全集の発売も。
ソース>週間現代:六本木にニセ春樹登場ナンパしまくり(藁
ちなみに立ち読みしたけどニセものはただのエロいタヌキ顔リーマンでした
770 :
吾輩は名無しである :02/05/27 20:04
エロいタヌキ顔って……。本人じゃん!
771 :
吾輩は名無しである:02/05/27 20:07
タヌキ顔じゃタヌキに失礼。
保坂和志と同じぐらいブサイクな顔。
772 :
吾輩は名無しである :02/05/27 20:09
猫好きはタヌキ以下か。
773 :
吾輩は名無しである:02/05/27 20:18
週間現代:六本木にニセ春樹登場ナンパしまくり(藁
大ワラワラワラワラワラワラい!
774 :
吾輩は名無しである :02/05/27 20:26
成功率、性交率はどれくらいだったのだろう。
775 :
記事の全容(うるおぼえ):02/05/27 22:52
>>774 まんまとだまされたのかお持ち帰りされた女の子もいるらしい。
しかしぱっと見コブトリで春樹ではないと分かるうえ、
週間現代の記者が六本木で潜入取材を敢行し名刺を要求すると
DQN英語でうろたえ「NO NO」と言った。
ちなみに彼は春樹よりドラゴンを読むらしいです。
春樹事務所と本人のコメントは
「多忙で夜9時に寝る生活なのでそんなヒマはありません」とのこと。
776 :
吾輩は名無しである:02/05/27 22:53
もう寝てるんだね・・・
777 :
記事の全容(うるおぼえ):02/05/27 22:54
追記:これがほんとの「やれやれ」ですね。
778 :
吾輩は名無しである :02/05/27 23:16
ぼくはときどき不安になることがある。
実はぼくがこの世に何人も存在しているのではないかと。
779 :
吾輩は名無しである:02/05/27 23:23
>>778 そして恐ろしいことに、それは事実なのだ。
780 :
吾輩は名無しである:02/05/27 23:35
あなたの顔に似合わない爽やかさが嫌いです。それを遠慮なく惜しげもなくアピールするのがもっと嫌いです。
でも好きな作品いくつかあります。
781 :
吾輩は名無しである:02/05/27 23:40
>>779 そして生と死は、常に隣り合わせなのだ。
782 :
吾輩は名無しである:02/05/28 00:31
>781
いえ、生と死はけっして対極ではない
死は生の中にすでに含まれている(以下略
783 :
吾輩は名無しである:02/05/28 00:34
そしてぼくは、井戸を降りた。
784 :
吾輩は名無しである:02/05/28 01:11
笠原メイが言った「そんな所で何してるのー」と・・・
785 :
吾輩は名無しである:02/05/28 01:13
自分に同情すんなよ、おまいら。
っつーかこいつの名前ってそんなに知れ渡ってんの?
786 :
吾輩は名無しである:02/05/28 01:14
日本の作家でもっとも翻訳されています。
787 :
吾輩は名無しである:02/05/28 01:15
しかも翻訳までしています。
彼の作品は、日本の若者に外国文学を紹介するサンプリングなので、そういう意味でも貢献してます。
788 :
吾輩は名無しである:02/05/28 01:19
そのとおりです。村上は村上でがむばっているのです。他の作家の作品もどんどん
翻訳されるとよいです。遅くまで2chやったり、酒飲んだりせずに、
9時に寝て、走って鍛えて小説かくのいいです。
789 :
吾輩は名無しである:02/05/28 12:00
クルマの免許ないころまでは、良かった。そのあとは見沢。
790 :
吾輩は名無しである:02/05/28 15:00
しかしポルシェに乗ってる春樹さんなんて想像したくないなー
せめてBMWぐらいにして欲しかった。
ファンにはそう言う人が多いのでは?
791 :
吾輩は名無しである :02/05/28 15:19
クルマのない街をつくって安西とビール飲むんじゃなかったのか村上!
792 :
吾輩は名無しである:02/05/28 17:24
>>769 ねじまき鳥も新潮社だったよね。
今度の新刊も新潮社だとすると、
講談社はどうなるの?
春樹はとうとう講談社を見限ったのか?
ただ単に契約条件が良かっただけかも
しれないけれど。
793 :
吾輩は名無しである :02/05/28 18:27
ぼくは、きちんと仕事をしてくれる編集が好きなだけなのだ。
ぼくはぼくなりに誠意を持って冬眠前のリスのように書く。
編集も仕事をきちんとしてほしい。こういうこと言うとまた生意気だと言われるかもしれないけれど。
でもそんなあたりまえのことが難しくなってきたのだ。やれやれ。
794 :
吾輩は名無しである:02/05/28 21:11
唐突だけど、初期の頃の短編で「土の中の彼女の小さな犬」(だっけか?)
という小説は好きだったなー。
795 :
吾輩は名無しである:02/05/28 21:16
ぼくは特別じゃないということがわかっている、
その意味でぼくはほんの少し特別な人に近づいたのかもしれない。
796 :
吾輩は名無しである:02/05/28 22:14
「早稲田文学」に書いた、あの…なんだっけ、あれはおもしろかった。
797 :
吾輩は名無しである:02/05/29 02:07
週刊現代の記事読んだけど個人事務所持ってるのらしいね。
毎年長者番付で上位に入らないのも節税対策の賜物なのか。
ええ、執筆に専念しております。奥様も事務所のメンバーです。
799 :
吾輩は名無しである:02/05/29 02:11
>797
週現の春樹記事?詳細希望!
春樹さんはアメリカに住んでいるから
税金は日本だけではなく、最高税率の低いアメリカでも納めているだろうから
長者番付に出てこないのでは。
802 :
吾輩は名無しである:02/05/29 02:35
っていうか、あの現代の記事ってジョークだよね?
宣伝をかねたジョークという印象しか受けなかったのだけれども。
最後の村上龍のファンですには、爆笑させられました。
803 :
吾輩は名無しである :02/05/29 02:37
というより去年は売れてないんじゃないの単純に。
「スプートニク」の文庫なんて、まだ初版が店頭にあるし。
804 :
吾輩は名無しである:02/05/29 02:39
アメリカで税金払えば日本の長者番付にはのりませんよ。
当たり前だけど。
805 :
吾輩は名無しである :02/05/29 02:40
806 :
吾輩は名無しである:02/05/29 02:53
>>707にもあるとおり95年以降はずっと日本に住んでるはず。
まあ海外にもちょくちょく行ってるみたいだけどね。
807 :
吾輩は名無しである:02/05/29 02:55
おいおい、804と806じゃ言ってること違うな。
村上春樹ってのは作品と同じでファンも軽いもんだな。
808 :
吾輩は名無しである:02/05/29 02:57
出たな!w
809 :
吾輩は名無しである:02/05/29 03:05
>>808 こんばんわ、村上です。今日マルセイユから帰ってきた。
私がいつも利用しているマルセイユのホテルも、最近では日本人宿泊客が増えた。
彼らは毎月の給料からこつこつと小金を貯めて、やっとあのホテルに泊まったのだろう。
確かに幸福な時間を過ごすことができるかもしれない。
だが、彼女たちは余りにもあの場所に不釣り合いだ。
生まれた家系によって、人は洗練の度合いを決定づけられている。
そんなことにも気づかない人間は、私は嫌いだ。
東京 パークハイアットにて
810 :
吾輩は名無しである:02/05/29 07:28
好きとか嫌いとかどうでもいいようなことを自身満々に口にするドラゴンが、私は嫌いだ。
811 :
吾輩は名無しである:02/05/29 17:36
春樹板でドラゴンの悪口言うとなぜか板が荒れるよ。
((((゚Д゚)))ガタガタブルブル
>>810 ×自身→○自信
無知な者は、好きか嫌いかで何もかもを決めつける傾向がある。
深い洞察というものを、したことがないのだ。これは、普段の生活に決定づけられる。
そんな無知な者は、簡単に手に入るもので満足を感じる。
また、小さなことで怒ったりもする。真の快楽と上質な生活とは一生無縁だ。
そんな無知な人間は、私は嫌いだ
813 :
吾輩は名無しである:02/05/29 20:34
((((゚Д゚)))ガタガタブルブル
>>これは、普段の生活に決定づけられる。
言葉足らず。何が言いたいのかはっきりしない。
>>そんな無知な者は、簡単に手に入るもので満足を感じる。
根拠の無い独断、加えて論理の飛躍。
ドラゴンの真似をする人間も、私は嫌いだ。
815 :
吾輩は名無しである:02/05/29 20:42
ドラゴンなんて死んじゃえ!
816 :
吾輩は名無しである:02/05/29 21:04
春樹は好きだけど、龍はあんまり……
やっぱデビュー作の差だな……
817 :
吾輩は名無しである :02/05/29 21:06
>>816 まあどっちも書けば書くほどひどくなるってのは共通!
818 :
吾輩は名無しである:02/05/30 00:40
ねじまき鳥を今日読み終えた。
面白かったけどよく意味が理解できなかった・・・鬱
819 :
吾輩は名無しである:02/05/30 00:47
春樹は露骨に龍を馬鹿にしている、というか小説家としてみていない発言
してるからいいの。
820 :
吾輩は名無しである:02/05/30 00:49
困った人だよハルキも。子供だね。やれやれ。
821 :
吾輩は名無しである:02/05/30 02:01
>>819 発言していればいいってことか?よく解らんが。
弱いイヌほどってやつか?ドラより弱いってのも凄まじいな。
822 :
吾輩は名無しである:02/05/30 02:07
キチガイ警報発令中です! 報知しましょう!
823 :
吾輩は名無しである:02/05/30 02:23
824 :
吾輩は名無しである:02/05/30 13:56
>>819 村上春樹はそんな発言をしているのか?
龍との対談本で売名したくせにふてえ野郎だな。
でも文章のまわしは春樹の方が大分上だけどな。
827 :
まめもやし:02/05/31 02:39
あげっ!
829 :
吾輩は名無しである:02/05/31 10:20
執筆を身体化するというか
肉体で書いてるってとこが職人って感じでいいけどな。
830 :
吾輩は名無しである:02/06/01 22:32
ウォーク ドント ラン
今日、早稲田の古本屋街で100円で入手した
べつに、春樹も龍もそんな好きじゃないけどさすがに絶版だし
でも再版されんでしょ
831 :
吾輩は名無しである:02/06/01 22:34
>>830 おめでとう。
でもいま読むと恥ずいんだ(w
べつに、春樹+龍にとくに思い入れがないんで
なにいってんだかわからん
833 :
吾輩は名無しである:02/06/01 22:48
↑やなやつ。
834 :
吾輩は名無しである:02/06/01 22:56
龍と春樹とどっちが世界で売れてるのですか?
ばななは?誰か知ってますか?
836 :
吾輩は名無しである:02/06/01 23:56
>>834 龍は海外では全然売れてないよ。
春樹とばななはどっちもそこそこ売れてるみたい。
ばななはイタリアで文学賞取ったし、
春樹はノーベル文学賞の有力候補。
837 :
吾輩は名無しである:02/06/01 23:57
受賞と売上は別なんだけど、まあいいか。
838 :
吾輩は名無しである:02/06/02 00:10
>春樹はノーベル文学賞の有力候補
マジ!?
839 :
吾輩は名無しである:02/06/02 00:37
>>838 所詮憶測の粋だろ。836もそのつもりでいってるんだよ。
50年間は候補だったことは隠されるみたいだし……
840 :
吾輩は名無しである:02/06/02 00:52
841 :
吾輩は名無しである:02/06/02 07:41
798
ええ、執筆に専念しております。奥様も事務所のメンバーです。
他に誰かいるの?
春樹さんは、もう長編書かないの?
843 :
吾輩は名無しである:02/06/03 02:23
>>841 知合いの女の子が電話番兼事務をやってるんだよ。
>>842 9月に新潮社からでるだろ。
ったく、マセラティで事故っちまえよ!
ぼくは誰にも迷惑をかけたくない。ぼくのことで争わないでほしい。
自意識過剰と思うかも知れないが、本当にそう思う。
羊男は、なにを象徴しているのだろうか。Or,誰かの分身なのか?
オイラはね……まあいいや。
羊男が登場するシーンを初めてよんだとき、脳裏に浮かんだのは、
さすらい山の古老でした。(はてしない物語)
848 :
吾輩は名無しである:02/06/03 07:31
サルタヒコ。
849 :
吾輩は名無しである:02/06/06 23:15
hage
そろそろ雪も溶けだしたから、あのカーブも恐くないよ。
851 :
吾輩は名無しである:02/06/07 13:01
羊男は何を象徴しているのかわからないけど、羊は革靴を履いてネクタイをしめて
満員電車に乗ることを象徴している。
852 :
吾輩は名無しである:02/06/08 02:39
今日遠い太鼓とスプートニクの恋人のどっちか買おうか迷って、
前者のほうにしたんだけどさ、読んだ事はある人の感想聞かせてよ。
853 :
吾輩は名無しである:02/06/08 06:15
遠い太鼓は旅行記で、長年の春樹ファンだったりそれまでの作品を大体読んでるなら
けっこうグっとくるよ。たぶん。
春樹の初めて読むならどっちもオススメできない。
854 :
吾輩は名無しである :02/06/08 09:49
>>852 なぜその二つの中から選ぼうとなったのか、それに興味がある。よりによって。
855 :
春樹初心者:02/06/09 13:01
「風の歌をきけ」読みました。
大昔の村上龍や少年ジャンプしか知らない20代のはじめのころ、
「なんだこりゃ。何も内容がない」
思って読めませんでしたが、今読むといいですね。
こんどノルウェイの森読んでみようと思います
856 :
吾輩は名無しである:02/06/09 17:14
>>855 ノルウェイの森も良いけれど、
ここはひとつ同じシリーズを順番に
読み進めて行くのはいかが?
>「1973年のピンボール」
…風の歌を聞けの続編、別々の街に別れた僕と鼠のそれぞれの物語
>「羊をめぐる冒険」
…鼠から届く手紙 美しい耳の解放 星形の羊をめぐる冒険
>「ダンス・ダンス・ダンス」
…高度資本主義社会の到来 生き残った僕の最後の冒険(完結編)
すべて講談社文庫で買えますよん
857 :
吾輩は名無しである:02/06/09 17:18
ぜんぶつまらなかったな>856
858 :
吾輩は名無しである:02/06/09 17:18
859 :
吾輩は名無しである:02/06/09 17:26
860 :
吾輩は名無しである:02/06/09 17:43
確かに「1973年のピンボール」は作者自身の自己評価も低いみたいね…
表紙のイラスト描いた佐々木マキもこの作品はあんまり良いこと
言ってない。でも「風の歌を聞け」が好きな人ならばOKでしょう。
冬の薄曇りの空のような鬱々とした作風で…初めて読む本としては
お勧めできないけど、神秘的な魅力があり捨てがたいです。
言うならば、真冬に京都を旅行するようなものね、この作品を読むことは…
「羊をめぐる冒険」は、作家が専業になって初めて描いた作品
重量級です。腹にズシンときます。
「ダンス・ダンス・ダンス」は、「ノルウェイの森」とほぼ同時期の
作品だけれど、ノスタルジックな雰囲気に満ちたノルウェイとは
かなり違う。鮮やかで乾いた南の太陽光に照らされたような独特な
作品世界。関係ないけれど群ようこはこの物語がたいそう好きだと
いうことです。
861 :
吾輩は名無しである:02/06/09 17:46
ピンボールは鼠のところの文章がツライ、眠くなる
862 :
吾輩は名無しである :02/06/09 20:05
暇つぶし以外の何ものでもないね、ハルキ。むかし読んだけど。
それからいろんな小説を読み始めたら、ハルキがいかにつまらないかを知った。
ハルキヲタは、他の小説家の作品を読んでいるのかどうか疑問。
863 :
吾輩は名無しである:02/06/09 21:26
>>862 例をきぼん。
わけの分からない海外作家で誤魔化すのナシね。
864 :
吾輩は名無しである:02/06/09 23:29
村上春樹という人は、読書案内の本を書いたり、
公式サイトではロシア文学を絶賛したり・・自分の作品以外の
小説を読者が読むことを熱心に勧めます。
読者層が若いということを意識しての啓蒙活動?
きっと彼は小説という分野を心から愛しているのだと思いますが。
彼自身が翻訳した作品も数多く、それらを読むだけでも
かなり読書の幅が広がりそうです。
私はと言えば、「眠り」の作中人物が絶賛していたので
トルストイのアンナ・カレーニナを読みましたが…。
良かったですね〜、21世紀の今となってもぜんぜん古くなって
いないと思いました。
他にも、カラマーゾフの兄弟、ガープの世界など、
春樹のおかげで好きになった作品は数多くあります。。感謝感謝。
865 :
吾輩は名無しである:02/06/09 23:34
「スプートニク」はそれほど評判はよくないみたいだが、
私は好きだ。
何か比喩や小道具の散りばめ方が、乗っていて軽快だ。
話としては、まあ凡庸だが、前半の乗り方がよろしい。
862はときどき飛来してきますねーw で、具体的にどういう作品がお好み
んですか、たとえば。
最近春樹以外読めない
まあ862に言わせればハルキオタなんだろうけどね
868 :
春樹初心者:02/06/10 04:28
ただいま〜。今、市場から野菜を仕入れてきた田舎の30男です。職業八百屋(笑)
>859殿
>856殿
情報感謝です。ぼくはPKD「流れよ吾が涙と警官は言った」や川本三郎経由で
なんとなく村上春樹興味はあったのですが、根が即物的なので、物語の筋が読めず
今まで読了を断念してきました。
なかなか流れるような文章で、今回の「風の歌を聴け」の読書は気分のいいものでした。
ご教示いただいた流れで、ちょっと読んでみますかな
>864殿
わたしは春樹氏の紹介でカポーティが好きになりました
869 :
吾輩は名無しである:02/06/10 07:13
適当にソファー選ぶとバカにされそう。
つうか最近カポーティだっけ、翻訳したの出たよね。
誰か読んだ人、感想きぼん。
870 :
吾輩は名無しである:02/06/10 09:41
久しぶりに回転木馬のデッド・ヒートを読んだよ。
軽くて好きだ。
871 :
吾輩は名無しである:02/06/10 21:44
>>869 カポーティ最新刊の収録作品のうち
半分は使い回しじゃん。
訳に修正入れたりしてるのかなぁ。
872 :
吾輩は名無しである:02/06/10 21:46
>訳に修正入れたりしてるのかなぁ。
たぶん。。。
しかし、「またたび」とか、「織田信長家臣団」とか、最近はくだらないやっつけ
金儲け仕事が多い。
873 :
吾輩は名無しである:02/06/10 21:49
>>872 あぁ、スメルジャコフね。
同意だよ。
私は『シドニー!』もどうかと思う。
874 :
吾輩は名無しである:02/06/10 22:08
代弁者じゃないけど
作風がシリアスだからああいう仕事で息抜きでしょ。
ま、他の作家はどうなんだと言われたら困るけど。
875 :
吾輩は名無しである:02/06/10 23:39
「息抜き」はけっこうだけど、「織田信長」とか、なんかあったでしょ、春樹にきく!
みたいな質問集。あれってぜんぶ村上朝日堂で公開されてたもの。
「織田信長」にいたっては、「最新エッセイ収録!」とか帯にあって、買ったら
ぜんぶ、HPで既公開のものだった。そりゃあ印刷媒体では「最新」だろうけど。
ありゃあやり過ぎだ。金返せ。
876 :
吾輩は名無しである:02/06/11 00:28
しかも、ほとんどがCD-ROM収録でPCからでないと見れない。
本にした意味はあるのか?
(金にはなっただろうけど)
877 :
吾輩は名無しである:02/06/11 00:31
>本にした意味はあるのか?
まったくないね。ほぼIT業界の手先。どれだけ金もらったのか。
878 :
吾輩は名無しである :02/06/11 00:34
まあ作家としてはどうかと思うが、
独立事業主としては立派なもんだ。
879 :
吾輩は名無しである:02/06/11 00:39
>独立事業主としては立派なもんだ。
しかし、奥さんの土地あさりは止められなかったっていう話じゃんw
それで借金つくったとか。
噂だけどねえ、う・わ・さ。
880 :
吾輩は名無しである :02/06/11 00:47
じゃあ無理矢理商品を増やしてるだけかよ!
なんだよあの回文!
881 :
吾輩は名無しである:02/06/11 00:52
>なんだよあの回文!
あれはひどかったなあ。完全になめてるよ。装丁も凝りすぎ。ほぼ金持ちの道楽。
あんな屑本出す金があるなら若手の本を10冊出したほうがなんぼかマシ。
まあ、売れればなんでもいいんだろうけどさあ、出版社は。
「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」を書いた直後に井戸に落ちて
死ねば良かったのに<村上春樹
882 :
吾輩は名無しである :02/06/11 01:03
80年代は、バブルまっしぐらだったってこった。
旬のネタをとりいれるのはドラと同じだし、
ポーズのとりかたがドラと違うだけ。自意識過剰は同じ。
いろんな小説をサンプリングしたことを差し引いても「風の歌」はいいと思ったが。
いっそ飲食店兼業のまま書いていた方が良かったのでは?
>>881 >あんな屑本出す金があるなら若手の本を10冊出したほうがなんぼかマシ。
>まあ、売れればなんでもいいんだろうけどさあ、出版社は。
そりゃしょうがないよ
884 :
吾輩は名無しである:02/06/11 01:18
>ポーズのとりかたがドラと違うだけ。
それは本人もじつは自覚。裏表。けっきょくロック・スターになりたかったん
だろ、悪いとはいわないけどさ。
>自意識過剰は同じ。
それは別にいいけど。。。
しかし、しかし、世界的にも、認められている。これ、日本人弱いねーw
885 :
吾輩は名無しである:02/06/11 01:20
要するにだ、中上ケンジが早く死に過ぎたのがいかん。つ、ことだ。
>>884 >世界的にも、認められている。
現役作家で中堅以上を消去法すると、そうなのかもな。
あとは大江くらい。
・・・日露決戦に勝利した翌日だというのに、気が滅入ってきた。
887 :
吾輩は名無しである:02/06/11 01:26
いずれにせよ、きちんと自分をプロデュースして、それを貫き、高い評価を
得ている。それは事実。よほどの妄想パワーがないとあそこまでできない。
製作兼監督兼ライター兼俳優なんて。そういう意味において、頭をさげる。
ポップっていやあ、まさにポップだ。
死語か?
888 :
吾輩は名無しである:02/06/11 01:30
はいほー、死語death。
いかんいかん、こんなスレに出入りしていたら頭がおかしくなる。
889 :
吾輩は名無しである:02/06/11 01:33
がはは、だって村上龍って言うもんだからさ、「ポップ」を使ってみたわけよ、
わかるでしょ? 団塊の世代を早く駆逐せねば。
まあ次の「海辺のカミュ」だか「彼岸のカフカ」だか、
秋に出るやつも、ポーズ満載の甘えん坊なんだろうな。
それを「シリアス」なんて捉えることのできるヲタは、ある意味すごい。
891 :
吾輩は名無しである:02/06/11 01:42
>それを「シリアス」なんて捉えることのできるヲタは、ある意味すごい。
まあ、癒し系だからねえ、春樹はあ。そこがイタイんだけどさ。
そもそもさ(漏れの口癖だな)、「癒し」がある前に、「許し」があるべきでしょ。
「罪→罰→癒し」じゃないわけよ。「罰」と「癒し」のあいだにはふかーい、タテミゾが
あるのよ。そのへんがさ(以下略
ハルキヲタは自分が繊細でウィットもあると思ってんだろうな〜。
ハルキ読んで満たされるくらいだし。いいな〜、そんなシンプルな回路。
893 :
吾輩は名無しである:02/06/11 01:50
ロックなんだよ。いろんな意味で。春樹はロックし続ければいいわけ。
それがコミットメントだのオウムだの河合ハヤオだの(以下略
でもって「ロック」は死語なのよねええええ。
そこに、気づけよ。春樹オタども。
895 :
吾輩は名無しである:02/06/11 01:54
ヒューイ・ルイス聴いてるくらいだからな、ロックなんだろうな(藁藁藁
「あいかわらず頭の悪そうな音楽ばかり聴いている」とか、そんな言い訳ばかりでうんざり。
80すぎても「はいほー!」とか言ってれば、誉める。
896 :
吾輩は名無しである:02/06/11 02:00
>80すぎても「はいほー!」とか言ってれば、誉める。
ある意味さ、「時代」ってものをあからさまに引き受け続けているんだよね、
村上は。彼の時代を。もうほとんど偏執狂的にね。作品の良し悪しは別にして、
その根性には敬服するよ。そこんとこは、一貫している。芸術家だよ。
問題はそんな団塊世代ジジイのカキコに今の若い衆がへいこらしすぎってことさ。
897 :
吾輩は名無しである:02/06/11 02:10
団塊世代の中でも、表面的にはそんな匂いを醸してないからね。とっつきやすいんだろう。
今の若い衆は、小説を読み始めるときにはハルキなのだろうか・・・。
そしてそのまま・・・。
898 :
吾輩は名無しである:02/06/11 02:12
去勢されてしまうわけよ。
なるほど〜。それがここにいるヲタたちなわけか。
まるで自作自演のようにうまく流れたな、話が。
900 :
吾輩は名無しである:02/06/11 02:25
>>899 ま、そーゆーわけでしょう。
去勢されてしまうっていうか、去勢されたがっているって感じね。
>まるで自作自演のようにうまく流れたな、話が。
ちょっと過激だったが特定作家スレだからいいだろうさ。
ついでに900げと。
901 :
吾輩は名無しである:02/06/11 02:28
村上春樹の本は数冊しか読んでないが、“エッシャーの騙し絵”のような小説だな。
902 :
吾輩は名無しである:02/06/11 02:31
そうか? 新聞の切り貼りのように思えたぞ。
903 :
吾輩は名無しである:02/06/11 02:32
エッシャー? そんなにボルヘス的か?
村上的にはバロを使いたいんだろうが、先に志村にやられちゃった。
904 :
吾輩は名無しである:02/06/11 02:33
プイグもぱくったのか?<902
905 :
903=904:02/06/11 02:34
プイグってか、キングの「キャリー」かもね。もう寝るよ。
要するに、何かの立体を描いている様に見せかけながら、実はそこには何の
空間も、立体も存在しないという意味だよ。
>>904 ブエノスアイレス? すまん、プイグよく知らんのだ。
908 :
吾輩は名無しである:02/06/11 02:38
>>906 うーん、「立体」すか。意地悪なつっこみだけど、「空間や立体」が
存在している小説ってたとえばどんなの? 明日読みます。おやすみなさい。
909 :
吾輩は名無しである:02/06/11 02:38
>>907 プイグは村上が私淑している作家のひとり。あいつ、「心情的」に
応援している作家(カポーティーとか)についてははっきり言うけど、
真に萌え作家のことはあからさまに言わないからね。匂わせているけど。
文体とか、形式の話。
911 :
吾輩は名無しである:02/06/11 02:41
>>906 それを売りにしてるんじゃなかったっけ、ハルキ。
それがファンに受けているような気がする。
まあ考えるのも無駄なライターだから、俺も寝るよ。
912 :
吾輩は名無しである:02/06/11 02:43
>>911 なる。それでエドワード・ホッパーみたいな感じね。
全ての古い夢は目覚めていた。
「ありえないわ、こんなこと」君は放心したようにそう言う。そのとおりだ。古い夢は全てをもぎ
とられた存在であるはずだった。彼らは声をもぎとられたことばであり、光をもぎとられた目であり、
夢をもぎとられた眠りであるはずだった。
あるいは僕たちは書庫の深い闇の中で同じ幻を見ていたのかもしれない。しかしたとえ幻であった
としても、それは部屋中の古い夢たちが最後の力をふりしぼって僕たちの前に繰り広げて見せた幻だった。
彼らとともに、僕は地表に穿たれた深い穴を下りた。そこは何もかもが損われ、何もかもが失われた
場所だった。川は枯れ、丘は崩れ、光は淀んでいた。僕の辿る道は腐臭を放つどんよりとした水を
たたえた溺れ谷に両脇をはさまれていた。そこには星も月もなく、地の底から僅かにこぼれ出る
埃っぽい光が、あたりの風景の輪郭をぼんやりと浮きあがらせているだけだった。
そんな中を数千の古い夢が先に立って僕を導きつづける。僕は細く切り立った道を、足を踏み
外さぬようにゆっくりと歩きつづけた。湖を隔てた対岸の道を終りのない兵隊の列が、僕と反対方向に
行進しつづけているのが見えた。彼らの肩の上には首がなかった。そしてぽっかりと黒い穴があいた
肩のまん中から、彼らは呼吸をするかのように白い息を断続的に吐き出していた。
古い夢はまっすぐな道の上を進みつづけた。進むにつれて季節は変り、年が移った。いつまでも
闇だけが均質だった。兵隊たちの何人かは僕を呼んだ。彼らは胴体の穴からゴボゴボという音を立てて
僕を呼んだ。
僕は一人ぼっちだった。僕は君を見失っていた。僕は歩きながら大声で君の名を呼んだけれどこたえは
なかった。兵隊たちのゴボゴボという声があざけるように返ってくるだけだった。古い夢は進みつづけた。
「待ってくれ」と僕は叫ぶ。「彼女を待たなくちゃいけないんだ」
古い夢たちはそれにはこたえず限りのないその点滅を繰り返すだけだった。僕には立ち止まることも
できなかった。ここは僕の場所ではなかった。ここは彼らの国だった。僕の足は僕の意志とは無関係に、
古い夢のあとを追いつづけた。
道のわきには様々なガラクタが転っていた。僕には見覚えのあるものばかりだった。死んだ数十匹の
猫たちはその毛なみを固くこわばらせたままじっと虚空を睨んでいた。壊れて色褪せた玩具はひからびた
泥の中に埋もれたままその腕を宙にさし出していた。古いスポーツ・シャツはいつかの煙草の焦げあとを
つけたまま木の枝にさがっていた。
道を進むにつれて時は移った。僕の目はくぼみ、髪は抜けおち、歯がこぼれた。体中の皮膚に深い皺が
現れ、呼吸をひとつするためにも僕は体全体を震わさねばならなかった。
「やめてくれ」と僕は叫ぶ。「お願いだ、もうやめてくれ」
それでも古い夢は進みつづけた。そして道は突然に終った。気がついた時僕はがらんとした岩場の上に
立っていた。まわりにはもう水はなく、兵隊たちの姿もなかった。まるで深い井戸の底に立ったようだった。
天井は無限に高く、その奥の暗闇には、まるでピンで突いたほどの白い穴が開いていた。それは太陽の
光だった。
世の中に太陽の光ほど素晴しいものはない。そうは思わんか?
そのとおりです、大佐。そのとおりです。僕の目か涙がこぼれた。涙は塩の結晶となって地に落ち、
岩の上につもった。その時古い夢はひとつまたひとつと燃えつきるようにその光を失っていった。彼らは
光を失うと、まるで羽根のようにそっと地面に落ちた。そして、最後の光が吸いこまれるように宙に
消えた時、あたりは漆黒の暗闇に覆われた。天井の白い光も既に消えていた。そして全てが終った。
915 :
吾輩は名無しである :02/06/11 14:46
「ジサクジエンするんだよ。」
「それもとびっきり上手くジサクジエンするんだ。皆が感心するくらいに」
パスタばっかりゆでやがって。トレンディーじゃないんだ。
>>908 物語の背景になっている作者の“世界観”の中に、ある種の構造的なもの
が認められるかどうかという事だろうね。例えばドストエフスキーや、カ
フカ、三島由紀夫の小説なんかはそういうものが明確にあるんじゃないか
な?
村上春樹の場合はむしろそういうものを分解したり破壊したりすることに
興味がある様だが、それを正面きって表現せず、あたかも表面上は何かが
形成されているかのごとく見せかける事を怠らないのが特徴だ。
まあ、強いて言えばそこに存在するのは“空気感”のようなものだけなん
だけどね。
まあ、あくまで数冊読んだ感想なんだけど・・・
918 :
吾輩は名無しである :02/06/11 18:09
>>917 だからそれを物足りないと感じない空っぽどもがありがたがって読むのさ。
>>915 ビーチボーイズの曲からタイトルをとった「ダンス×3」だね。
春樹は「純文学」がセールス不振な現代において
カルチャースター的存在なのは素直にすごいと思う。
>>917 >世界観
>ある種の構造的なもの
ふうむ、まあキリスト教だったり、まあいろいろあるけど、そういうもの?
そういうんだったら村上にはないだろうな。なんてったって、あの世代の人だから。
「ないということがある」、みたいなこと言ってるんじゃないかね。
そういうのは無いのに、書けてしまう、てか書いてしまう、っていう自分って何?
みたいな感じで井戸掘りしてんでしょう。それを構造化しようとして、歴史とか
引っ張ってきている。常套手段といえば、常套手段。実は小さな小さな個人的な
事柄がえんえんと書かれているだけなんだけどあれだけ長いとなんとなく
大きな世界観てか物語を体験したような気になる。悪いとはいわんけど。実はどこにも
接続してないんだよなー、たぶん。その自閉感が気持ちいいんじゃない? 信者には。
922 :
吾輩は名無しである:02/06/12 00:53
>>921 その分析&解説。キミも相当の信者だね。
どうしたっていうのよ?
どれほどの時間が経ったのだろう、最後の光が消え去り書庫に再びもとの暗闇が戻った時、僕たちは
ことばもなく書庫を出て図書館の灯りを消し、長い廊下を通って外に出た。
夜になって季節風は止み、僕たちの頭上には奇妙なほど澄みわたった静かな星空がいっぱいに広がって
いた。僕たちは黙り込んだまま川沿いの道を歩き、そしていつものように旧橋のまん中に立ち止まって
川の流れを見つめた。
「君に、……君の影に出会ったのは僕が十六の歳だった」僕は暗い水面に向ってそう言った。「その年
はなんだかとても不思議な年だった。何もかもがどんどん後に過ぎ去っていくような気分だった。何も
かもが僕を通り抜けていってしまうようだった。僕が君に初めて出会ったのはどこかのパーティーの
会場の席だった。誰かの誕生パーティーとかね、そんなものさ。僕が君と口をきいたのはほんの二言か
三言だったけれど、その時突然僕の目の前の世界がいっぱいに開かれたような気がしたもんさ」
君は僕から何歩か離れ、僕と同じ水面をじっと眺めていた。
「それから何ヵ月も、僕は君のことばかり考えていたような気がするよ。君に電話する勇気が出るまでの
何ヵ月かさ。毎日がとても辛かった。ある時は望むもの全てを手に入れられるような気がしたし、ある
時は永遠にもう何処にも辿りつけないような気がした。ある時はたまらなく君と寝たかったし、ある時は
遠くから君を眺めているだけで満足だった。……そしてそれが何ヵ月か続くうちにね、僕の想いの中で
君はなんだか僕にとって生きることの象徴のようなものへと変っていったんだ。あるいは生き続けること
のね。僕はそんな夢の中で暮していたんだ。夢を吸い、夢を食べ、夢と共に眠った。そんな気持って
わかるかい?」
君は小さく首を振る。
「もちろん、こんなのはみんなただのことばだ。あるいは何の意味もないのかもしれない。ただね、君に
だけはどうしてもわかってほしかったんだ。どんな夢だって、結局は暗い夢だ。もし君がそれを暗い心と
呼ぶなら、それは暗い心だ。頭の中でこねあげられて金粉をまぶしたただの泥土だ。そんな夢はおそらく
人を何処にも連れていきはしないのだろう。あのたまりに流れ込んだ水のように、行く先のない地下の
暗い水脈を永遠に彷徨うだけのことかもしれない」
僕はことばを切って君の横顔を見つめる。君は身動きひとつせず、相変らずじっと水面に目をやった
ままだ。水の流れが中洲の岩にぶつかるサラサラという音だけが僕たちを取り囲んでいた。
「僕はそんな想いと一緒にあまりにも長く生きすぎてきた。つらいことばかりだったような気もする。
でもね、そんな想いを捨てるには僕は齢を取りすぎたような気がするんだ。僕の進んでいる長い廊下が
出口のない廊下であったとしても、本当の僕自身はそこにしか居ないんじゃないかと思う。僕は僕の暗い
夢を、それがどんなに暗いものであっても、あそこに置き去りにして生きるわけには行かないんだ。
それを切り離してしまった僕は、もう本当の僕じゃないんだ」
「この街で君とこうして一緒に居る限り、僕には他に望むものは何もない。こんな気持になれたのは
生まれて初めてだった。何の不安もないし、何のかげりもない。多分永遠にそうなのだろう。でも街の
外では今も時間が流れつづけているんだ。獣たちも死ぬし、影も死ぬ。シャツについたソースのしみ
みたいに、僕の心からどうしてもそれが離れないんだ」
多くの水が僕の手からこぼれつづける。それでも僕は語り止めるわけにはいかなかった。
「僕は影と一緒にこの街を出る。君と別れるのはたまらなく辛い。君と二人で永遠にこの街に住みたい
とも思った」
「十六の時の私はそんなに素晴しかった?」君は顔を上げて僕にそう訊ねる。
「素晴しかった。夢のようにね」
そして僕は君を抱く。僕は君の頬の上に熱い涙を幾筋か感じる。
「あなたのことをいつまでも覚えてるわ」と君は言う。
「いつまでも。私があなたにしてあげられることはそれだけ」
「さよなら」と僕は言う。
「さよなら」
彼女が旧橋の闇の奥に消え去った後も、僕はずっと暗い水面を見つめていた。そして新しい太陽が
東の空に白い色をそっとしのびこませる頃、僕は丘の上の「官舎」に戻り、がらんとしたベッドに潜り
込んだ。
>>922 信者? これくらい、誰だって考えるだろう、村上の本を読んだこと
あるやつなら。俺はただの本好きだよ。
もうおしまいなの。
927 :
吾輩は名無しである:02/06/12 02:20
「それ」が「全部」のやつと、「それ」が「一部」のやつとの違い、つことです。
928 :
吾輩は名無しである:02/06/12 03:04
>>921 春樹の話とちょっとズレるから悪いんだけど…。
「あの世代の人」ってのは関係あるのかな?
「ないということがある」って言うのは何となく分かるけど。
世代論自体が、そもそも「あの世代の人」のする事なんじゃないの?
煽ってるわけではないんで横レス不愉快だったらスマソ。
難しく考えちゃ駄目なんだ。
ずっと踊り続けていればいいんだ。
だって単なる文化的雪かきだろ?
930 :
吾輩は名無しである:02/06/12 18:24
今日、姉貴の本棚にあった北川えりこってドラマ作家の「ビューティフル・ライフ」
出だしの文というか表現というか「スプートニクの恋人」の出だしとほとんど同じでした。
勿論その時点で読むのやめました。なんとなく暇すぎて本買いに行くのも面倒だから姉貴の部屋からぱくったんだが・・・
931 :
吾輩は名無しである:02/06/12 18:35
>>928 >煽ってるわけではないんで横レス不愉快だったらスマソ。
いやいや、そんなこと気にしない。
>世代論自体が、そもそも「あの世代の人」のする事なんじゃないの?
まったくそのとおり。言葉が足りなかったが、村上春樹は「我々は『あの世代』の人
である」ということにこだわっているってことを言いたかったのでっす。
世代論というよりも、村上自身が「自分たちの世代」って「石」を積み続ける
限り、石塔は高くなることをやめず、その塔の作り出す影もまた長く伸びると、
なんちて。まあ、そろそろたいがいにしとけよなあ、ってことはある。読者に対して
だけどさ。村上は勝手に書いておけばよろしい。
932 :
吾輩は名無しである:02/06/12 18:40
作家としては「ハードボイルド」と「ノルウェイの森」が頂点。あとは
この2作を適当に混ぜ合わせたヴァリエーションが続いているだけです。
933 :
吾輩は名無しである :02/06/12 19:41
へ〜。俺は「風の歌」が頂点で、あとは雪だるまが坂を転げ落ちているもんだと思ってた。
934 :
吾輩は名無しである:02/06/12 21:42
>932
適当に混ぜ合わせたとはひでーな。
ちゃんと読んでんの?
935 :
吾輩は名無しである:02/06/12 22:07
村上春樹は健康な作家だ。走りこんで体力つけてから作品つくる。お前らはトライアスロンやりながら本読め。
ランニングで健康を維持している作家と聞いただけで読む気が萎えるのは俺だけか?
937 :
吾輩は名無しである:02/06/12 22:28
腹筋が六つに割れている作家志望もいるよ!
938 :
吾輩は名無しである:02/06/12 23:09
健全なる肉体に健全なる精神は宿るってやつ?
>>936 一昔前の「不健康な作家」のイメージに君がだまされているだけだよ
940 :
吾輩は名無しである:02/06/13 01:39
>>936 あれは病気だよ。健康を維持するためにフルマラソン走るわけないだろうよ。
>>932 クロニクルもそう読んでるの?
ある意味関心する
942 :
吾輩は名無しである:02/06/13 01:46
>>936 ランナーズ・ハイのぁゃιぃ世界を知らねぇな?(w
943 :
吾輩は名無しである:02/06/13 02:05
>>941 小説作法っていうか形式的なところではクロニクルもヴァリエーション
だろうと俺は思うです。村上はよくドーナツにたとえるけど「中心の空虚さ」
みたいな彼のニヒリズムはあんまり好きじゃない。クロニクルなんかそうだった。
ダンス以降か。
944 :
吾輩は名無しである:02/06/13 02:06
てか、「お前なんかに言われなくたってわかってるよ!」みたいな感じです。
とりあえずこのスレにフルマラソン走れるやつはいない。
それが何か?
947 :
吾輩は名無しである:02/06/13 11:35
とうとうフルマラソン走れるかどうかで作家を評価するスレになったか・・・
>>932 「レキシントンの幽霊」で全部の文学的探求に
けりがついて、あとは惰性、という風に読んでました。
「ねじまき鳥」読み返そうと思っても、3巻目があると
思うと読む気をなくす。2巻までで良かった。
個人的には「ダンス」だと思ってました。
ずいぶん前の話題だけど、「羊男」は引きこもりだと思う。
それも、社会的影響力が大きい引きこもり。自分が他者
に及ぼす影響を恐れてひきこもり、ただ「結び付ける」
ことで自分の責任は回避しつつ世の中が停滞しないように
配慮する。「作家」や「文化人」に置き換えてもいい。
ただ、羊男は現実の彼らほど狡猾でも愚鈍でも世渡り上手
でもないので、常におびえている。「闘争心・競争心」
への異常なまでの恐怖とか。戦争につながる道だから。
怖くて「ピース」ともいえない。
...okoraresouda,harukiotatteiwaresouda,bikubiku.
949 :
吾輩は名無しである:02/06/13 13:06
>>村上はよくドーナツにたとえるけど「中心の空虚さ」・・・
要するに、これは彼が若い頃傾倒したであろう社会主義や共産主義的左翼
思想の本質で、それを様々な形でズルズルと引きずってるのは本人の勝手
だが、そういう認識もなく信者になってる奴も多いんじゃないの(w
まあ、文体その他、作家としての才能はあると思うよ。
バランスの問題かもよ?経済のための戦争が起こるほど
資本主義がいきづまるなら警鐘は鳴らしとけって。
アメリカは愉快な日本のお父さん!とは思わなくても
アメリカの小説は好きなのね。
951 :
吾輩は名無しである:02/06/13 20:53
>経済のための戦争が起こるほど資本主義がいきづまるなら警鐘は鳴らしとけって。
そんな事まで作者は考えてるのかなぁ?
>>951 無意識にそう考えている…動いている…書いている・・それが
時代を体現する作家の特性。ハルキもそうで、
自分からそうしたのではなく、そうなっている。宿命的。
だから、ノーベル賞云々までつながる。ただの
ミーハーに騒がれて終わる流行性とは、本質的に違う。
953 :
吾輩は名無しである:02/06/13 21:24
ノーベル賞云々なんて誰が言ってんだよ(w
954 :
吾輩は名無しである:02/06/13 21:28
>>952 村上春樹の無意識の正体は結局おまえらじゃないのか?
>954 やったー!(うそだ)
それでも3年前の段階で「ダンス・ダンス・ダンス」
を読み返すとぞっとしたよ。予言ッすか?と思った。
現在の気分から突き詰めていくと未来の気分にたどり
着けるのかも。現在の一部分に通呈する思想を普遍的
に切りとって発展させる能力があるんじゃないかな。
そういう意味で「個人的探求」後の「社会的探求」的
作品が気になったりもする。
ふ〜ん。春樹フリークは考えるのも手軽でいいね。
予言的な小説は沢山あるのに、ダンスがいいなんて。
957 :
吾輩は名無しである:02/06/14 23:26
すみません、話し割るようで、悪いんですけど
ダンスダンスダンスで、「パブロピカソは死ぬまで上り坂だった」みたいな一文がどこかにあったと思うんですけど、それは上下どっちの巻で、何頁目でしたっけ?
958 :
吾輩は名無しである:02/06/14 23:28
959 :
吾輩は名無しである:02/06/15 00:02
960 :
吾輩は名無しである:02/06/15 00:50
>>948 ねじまき鳥クロニクルは
もともとは第2部で完結していたもの。
第3部「鳥刺し男編」は時間をおいて後から付け足しで
執筆された。
だからとりあえず2冊だけ読んでもOKだと
思いますよ。
次スレまだ〜?
テンプレ用意してくれれば漏れが立ててもいいけど。
962 :
吾輩は名無しである:02/06/15 10:18
963 :
吾輩は名無しである:02/06/15 10:36
村上の小説はあまりにも歯ごたえが無さ過ぎる。
まるで宇宙食みたいだ。
おまえら、こんな小説ばかり読んでると顎が退化するぞ。
>>963 村上春樹が読めないやつの方が今の日本にゃ多いだろ。
言い過ぎ?
965 :
吾輩は名無しである:02/06/16 01:00
春樹ですら読めない。いわんやなんとかをや。
966 :
吾輩は名無しである:02/06/16 01:12
そろそろ新スレを作るというのはどうかしら。
967 :
吾輩は名無しである:02/06/16 01:15
やれやれ
968 :
吾輩は名無しである:02/06/16 01:17
やるなやるな
969 :
吾輩は名無しである:02/06/16 01:19
をやをや
970 :
吾輩は名無しである:02/06/16 01:21
「トレンディーじゃないんだ」口に出して言ってみた。
971 :
吾輩は名無しである:02/06/16 01:22
「村上春樹のイタイ言葉スレ」とかあったらいいな、ゆんゆんゆん♪
972 :
吾輩は名無しである:02/06/16 01:27
冷蔵庫の残り物でパスタでも作っていやがれ!
973 :
吾輩は名無しである:02/06/16 01:52
缶ビールだと思って飲んだら発泡酒だったのでねじまき鳥を焼き鳥にしてたべた。
974 :
吾輩は名無しである:02/06/16 03:47
今ねじまき鳥の三部の途中まで読んでいるんだが、この主人公って
なんか妄想というか思い込みが激しいぞ。
ひらめきで行動してるしな、どうなったら家を買おうと思うんだか、謎だ。
ダンス・ダンス・ダンスやらノルウェー以上のへぼっぷりを見せている
主人公だな。
そこに井戸があるから・・・
976 :
吾輩は名無しである:02/06/16 09:16
新作についてのオフィシャルな情報って出てないの?
977 :
吾輩は名無しである:02/06/16 09:59
妄想激しい主人公はべつにいいだろう。京極夏彦の登場人物のほうが
もっと妄想ある。平井和正とかも。
>>976 「山辺のカジカ」
978 :
吾輩は名無しである:02/06/16 10:04
「浜田の借りだ!」だろうが。
979 :
吾輩は名無しである:02/06/16 13:54
「今夜が山田!」だろ。・・・ぜんぜん語呂合わせじゃねえな。
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春樹はBIGLOBE
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990 :
吾輩は名無しである:02/06/16 18:15
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992 :
吾輩は名無しである:02/06/16 18:16
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993 :
吾輩は名無しである:02/06/16 18:18
祭り−2002/05/29
(1) 15:40頃 … 「SupportDESK ★」のキャップパスが漏洩する。→漏洩元:
http://sports2.2ch.net/handle/ (アクセスするとIndex of /handleが閲覧可能になっており、その中のファイルからパスが
見れたものと推察される)
漏洩と同時にニュー速/+他あらゆる板で「SupportDESK ★」のキャップを用いたスレッド乱立が起きる。
(2) 16:30頃 … kaba、corn、news鯖で「SupportDESK ★」のキャップ停止処置。乱立スレの停止処置開始。
(3) 16:40頃 … その他の板も順次停止、同時に「SupportDESK ★」のキャップをfusianasanに変換するトラップ処置。
漏洩キャップを使用するとホスト名が晒される。
(4) 17:30頃 … 名前によっては上記のfusianasanトラップが回避される事が判明。(具体的には半角カナ奇数文字で)
(5) 18:20頃 … 「漏洩キャップ」−>「fusianasan漏れ馬鹿です ★」となる変換処置。
(6) 21:13頃 … 対策が施され、現在(4)のトラップ回避は不可となる。
994 :
吾輩は名無しである:02/06/16 18:18
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douzo
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吾輩は名無しである:02/06/16 18:25
1000
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1001:
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もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。