さて、出走馬が決まった。土曜関西はデイリー杯2歳S。今年も重賞勝ち馬が参戦。
一人が5-2-0-3と高信頼度、二桁人気は0-0-0-32と全滅で、堅めの傾向。
距離経験が重要なレースで、04〜08年の勝ち馬は、いずれも18以上で勝ち星があった。
全体でも、前走18以上組が4-3-4-15とかなり優秀な成績。
今回の面子で18経験のあるのはアグネス、ジャック、プライ、ライザンの4頭。
その他、前走16は2-3-2-23と普通、15は1-0-2-5と優秀、14が1-2-1-24と苦戦、
12も1-2-1-24と劣勢。基本的には、長ければ長いほど良い傾向。
前走条件別では、重賞組が1-3-4-13と入着率は高いが低勝率。
16の新潟2歳S0-1-1-6、18の札幌0-0-2-0。12の小倉1-1-1-6、函館0-1-0-1。
OP組は2-3-1-32と苦戦気味。重賞・OP組は前走連対なら2-4-2-14。
未勝利組は4-1-3-28と普通。新馬組が3-3-2-13と最も優秀。
キャリア別でも、一戦3-3-2-14、二戦5-3-4-31、三戦2-3-2-27、四戦以上0-1-2-20と、
新馬組を筆頭に、浅ければ浅いほど良い傾向。
なお新馬・未勝利組のうち、前走上がり一位が7-3-5-22、二位以下0-1-0-19。
今回7頭いる同組の中で、プライマリー以外はすべて上がり一位。
レース間隔でも傾向があり、中2週以内は0-2-2-32と苦戦。
今回、オースミ、ジャックが中2週。モズ、ライザンが中1週。
展開としては、ツァーリがハナか。アグネス、ライザンなども続きやや速。
逃げが2-1-1-6と残るが、先行1-5-1-28は物足りない。
枠では1番3-2-1-4を筆頭に、6番までが7-5-6-42と有利。
ここは、アトムが中心。新馬組、上がり一位、中三週以上、距離16と条件揃う。
その前走は、中団で控えてから馬群を縫って抜け出す味のある競馬。
京都と好相性のディープ産駒というのもプラス。
対抗にはライザン。新馬ではアトムに敗れたが、前走未勝利は三馬身差勝ち。
逃げて33.5の上がりを記録した。18で勝ち星あるのは大きく、ネックは間隔くらい。
ホウライアキコも抑えたい。新馬で圧勝、前走重賞も勝利と実績上位。
距離経験はなく血統も未知数だが、能力で押し切るかも。
日曜関東は毎日王冠。GT馬はエイシンフラッシュ1頭でやや小粒か。
一人3-2-1-4は中々だが、二人1-2-1-6、三人1-1-1-7は物足りない。
七〜九人2-1-3-24、二桁0-1-3-39と人気薄の好走多く、荒れ傾向。
馬齢別では、三歳が2-3-0-6と大活躍。さらに近3年に限れば2-3-0-1となっている。
所属別では、関東6-5-5-46、関西4-5-5-53と珍しく関東馬有利。
前走別では、宝塚4-0-3-12、安田2-4-0-15、ダービー1-1-0-4とGT組優勢。
GU札幌記念は0-2-0-7。GVでは関屋0-0-2-5、エプソム1-0-0-6、京成AH0-0-1-8。
OP0-0-0-5、16下1-0-0-2は出走自体少ない。
前走GT以外で四着以下は0-0-3-33とのこと。
逆にいえば、GT組なら四着以下でも6-4-3-27と好成績。
斤量2キロ加算は1-3-2-8と意外と苦戦。1キロ加算は7-2-1-18。
レース間隔では、前走八月以降となる中八週以内が1-2-4-51と苦戦。
半年以上も0-0-0-5と全滅。
出走馬の東京実績を見ていくと、ダーク5-1-0-3。タッチ2-2-2-3。
エキストラ3-0-0-2。エイシン2-0-0-5のGT2勝。クラレント3-0-0-3。
レッド4-1-0-4。
展開としては、レッドがハナでミッキーが番手。先行少なく遅め。
逃げは0-3-0-8と東京にしては残る。先行4-3-2-26、差し4-2-7-34が好成績。
枠では11番から外が2-1-1-29と不利。
ここは、コディーノが中心。三歳馬、前走GT、関東馬と好走条件揃う。
昨秋の東スポ杯2歳Sでは、今回と同コースを1:46.0のレコード勝ち。
前走ダービーは駄騎乗が敗因で、それでも0.5差。枠もギリギリ許容範囲。
対抗にはダークシャドウ。内枠有利のコースで、1番枠に入ったのは大きい。
近走不調とはいえ、GTで4〜6着には入り続けている。東京のGUなら。
ショウナンマイティも抑えたい。安田では僅差の2着。状態には不安も、
ここ8戦連続馬券内の安定感は無視できない。
日曜関西は京都大賞典。現役最強馬・ゴールドシップが始動。
一人3-3-0-4、二人3-1-1-5と上位人気好成績。
一方で八人以下が0-1-0-36と出走数も少なくほぼ全滅で、堅い傾向。
馬齢では四歳2-4-1-15、五歳7-1-4-25が好成績に見えるが、
出走頭数の少なさを考えると、やや優勢程度か。
前走別では、宝塚3-4-0-9、今回は出走いないが春天などGT組有利。
格が重要なようで、斤量2キロ加算は2-1-0-3。加算1キロは3-4-2-15と好成績。
近3走での芝GT出走回数が、0回2-1-6-41、一回3-4-4-23、二回以上5-5-0-13、
というデータも(要は春天と宝塚両方使った馬が優勢)。
ただこちらは、新潟記念1-0-1-2、札幌記念0-1-1-4、旧朝日CC2-0-1-12など、
夏場の中距離組も活躍している。ステイヤーは叩き良化型が多いためか。
OP特別0-0-2-10、条件戦0-1-1-7と、重賞組以外もちょくちょく絡む。
前走着順では、二桁が0-1-1-24と、出走数を考えれば大苦戦。
1〜2月の京都芝長距離重賞で好走した馬が好成績というデータもあるが、
今回該当は京都記念勝ちのトーセンラーくらいか。
出走馬の京都芝22以上実績を見ていくと、トレイル2-1-0-2。
ニュー2-0-1-2。トゥザ2-0-0-1。トーセン1-1-1-1。ゴールド1-0-0-1。
展開としては、ニューかエクスがハナ。アン、ヴィルなどが続くが遅め。
逃げ1-0-0-9、先行1-6-6-18と、前に行く馬は勝率低い。特に逃げは大苦戦。
枠は有利不利以前に、まず多頭数にならない。
ここは、ゴールドシップが中心。現役最強馬らしく、ここも楽に勝ってくれそう。
阪神大賞典や神戸新聞杯を見るに、休み明けで調整不足がささやかれても勝つ馬。
京都外回りも問題ないはず。
対抗にはトーセンラー。今年初頭には、条件の近い京都記念を勝利。
他に菊花賞3着、春天2着などディープ産駒らしく京都外は得意。ここも上位。
穴ではニューダイナスティ。この馬も京都外得意。三走前は同コースで逃げ切り。
開幕週の馬場を味方に逃げを打てれば大番狂わせも。