1 :
774RR:
2 :
774RR:2006/10/03(火) 13:25:50 ID:O3G/LHmK
1乙
3 :
774RR:2006/10/03(火) 13:39:05 ID:ITtN6GDc
乙
新スレが立つたびに初代からよくここまできたと
しみじみ思うよ。
一ブァンとして作者の皆様に感謝したいです。
このスレは称賛と批判両方で荒れないように願います。
4 :
774RR:2006/10/03(火) 15:13:04 ID:UpmUI57n
5 :
774RR:2006/10/03(火) 20:09:27 ID:HzFjuJlY
6 :
774RR:2006/10/03(火) 21:17:58 ID:8rkC0Df0
7 :
774RR:2006/10/03(火) 21:29:01 ID:aymnbthU
8 :
774RR:2006/10/03(火) 21:33:35 ID:LBEvElNR
9 :
774RR:2006/10/03(火) 22:28:36 ID:8rkC0Df0
>>8 あ、すみません。
アナゴさんは見つけたんですが、肝心の魔棲雄さんのが見つからないのです。
10 :
774RR:2006/10/04(水) 01:23:55 ID:YdG8+QFL
前スレに謎の現象が笑
12 :
774RR:2006/10/04(水) 11:43:47 ID:fxAK54qG
あ。業物タソ。
お世話になっておりますm(_ _)m
13 :
774RR:2006/10/04(水) 15:39:39 ID:AQ/om65R
とりあえず、お約束のこれ。
つC
14 :
774RR:2006/10/04(水) 17:56:45 ID:aBjmXfkW
全スレ1001のナイスタイミングに感動(´∀`)ノ
15 :
774RR:2006/10/04(水) 18:25:42 ID:fxAK54qG
鮫島事件の確信に迫るマスオとアナゴ…
読みてぇwww
16 :
774RR:2006/10/04(水) 21:57:09 ID:4MjLOo+4
ぐうぅッ! ああ・・・三河屋ッ! もっと・・・もっと奥まで入れてくれ・・・!!
17 :
774RR:2006/10/04(水) 22:39:09 ID:zqljYF1a
>>1乙
前スレ
>>979 将太の寿司でホモネタを書いてる人がいて、それを読んだのを思い出したw キモワロスwww
前スレ
>>1000 なにぃ? あの事件について触れているというの(ry
18 :
774RR:2006/10/04(水) 22:56:58 ID:zPtgIi3U
ちょwww
前スレ
>>1000 おまい怖くないのかっ?・・・公安がっ・・・
正義にしてっ!!・・・・悪っ!・・・・・この国を覆う・・・・巨悪っ・・・!
期待してますw
19 :
774RR:2006/10/04(水) 23:11:24 ID:oZeI940i
アナゴさんは音速丸だからそりゃ速いってw
20 :
774RR:2006/10/04(水) 23:27:15 ID:zPtgIi3U
>>19 アナゴさん20年前に亜光速体験して三ヶ月の浦島現象を体験してたよ
21 :
前スレ1000:2006/10/04(水) 23:49:36 ID:wwFjcpK3
>>14-15>>17-18 ネタのつもりで書き込んだのですが、自分でも何だか面白そうなので書いてみてもいいですか?
ちょっと調べてみるといろいろあって、どれが本当かよく判らないのですが・・・
たまたま先輩にこの事件のことをリアルで知っている人がいるんです!
そして、凄い偶然にも、ついさっきその先輩から呼び出しがあったんで、ついでに詳しいハナシを聞いてきます。
明日以降、少しづつストーリーをうPしますね。
22 :
774RR:2006/10/04(水) 23:59:57 ID:zPtgIi3U
>>21 僥倖っ・・・なんという僥倖っ・・・・
wktkしてまってるぜぃ
23 :
774RR:2006/10/05(木) 00:00:46 ID:NK2f1PuV
24 :
774RR:2006/10/05(木) 00:17:23 ID:VFQi+Z63
プレス氏
いつぞやVIPで会った赤銀カタナ乗りです
wktkして待ってましたよん
>>21 鮫島事件にそれ以上踏み込むな
あれ?こんな時間に誰か来たみたいだ
ちょっと行ってくる
25 :
774RR:2006/10/05(木) 00:23:14 ID:tfu/0RIv
>>21 こんな時間に家にも来客だよ
のぞき窓で見る限り男二人・・・・・・
携帯じゃなくてトランシーバーで連絡取ってるあたりが80sの香がする
26 :
774RR:2006/10/05(木) 02:16:02 ID:eahj7dVk
みんなそれ以上ふれるな
あれっ
こんな時間に知らないない番号から電話が
27 :
774RR:2006/10/05(木) 09:46:37 ID:lXm/Mj08
21はやっぱり帰って来なかったか‥
可哀想に‥
ネタだけで止めておけば良かったのにな
28 :
774RR:2006/10/05(木) 19:38:10 ID:TjyRKIIv
しっかし、前スレ末期のマスオ・ライドオン・サザエには笑ったなぁ。
ムチャクチャ書くにも程があるわw
29 :
774RR:2006/10/05(木) 22:42:40 ID:yMlg8GQr
おまいら鮫j
30 :
774RR:2006/10/06(金) 00:50:38 ID:cxb+gyjj
お ま え ら な
今時鮫島とかいって釣られる奴い
…待てよwなんだよwwよせよw
うっせーなわかったよw
誰だおま
31 :
東京プレス物語:2006/10/06(金) 10:50:48 ID:IsxXdOcd
>>24 うはwwwktkrwww
またどこかでお会いしたらよろしくwww
で、ちょっと短編投下します
ツマンナイかもだけどw
32 :
東京プレス物語:2006/10/06(金) 10:52:13 ID:IsxXdOcd
■フネ 帰省編■
〜世田谷 AM7:30〜
「あなた、出かけてきますよ。」
「おや、どこへ行くんだ?」
「 実 家 に 帰 ら せ て い た だ き ま す 。 」
「おっおい!わわわしが何かしたのか!」
「あらやだ、冗談ですよ。同窓会があるんで実家に行って来るだけです。
ついでにあっちの親戚にもご挨拶したり、お墓参りもしてくるんで2日だけ家を空けさせて下さいな。
家の事はサザエに任せておきますから、大丈夫ですよ。」
「なんじゃまったく。脅かすなばかもん・・・」
「あら母さん、もう出かけるの?」
「ええ、早めに行こうかと思って。」
「ふふふ、気を付けてね。」
〜用賀 AM9:00〜
「こんにちは。」
「おや、磯野さん今日はどちらに?」
「静岡の実家に帰るのよ。大き目のタンクバック貸して貰えます?」
「帰省ですか、ちょうどよかった。先週オイル交換したばかりですよ。」
そう言うと店員はフネの預けている愛車、RGγ250T型を店の車庫から引っ張り出して来る。
「今ツナギ出して来ますね。あとタンクバックは社長のやつが空いてるんでそれ持って来ます。」
「いつもわがまま言ってすいませんね。」
33 :
東京プレス物語:2006/10/06(金) 10:54:53 ID:IsxXdOcd
〜竜洋 PM1:00〜
「こんにちは。所長いるかしら?」
「はい、失礼ですが・・・」
「磯野・・・石田フネと申します。」
「少々お待ち下さい。」
「あ・・・いらっしゃい・・・」
「久しぶり。どうでもいいけどあんたまた頭薄くなったわねぇ。」
「で、今日は・・・」
「走りに来たに決まってんじゃないの。嫌とは言わせないわよ。」
「今日はマズイんですよ。試作車の試験走行してるんで・・・」
「あら面白そう。あたしも参加しようかしら?」
「無茶言わないで下さい!本社の偉いさんも来てるんですよ!」
「へぇ〜 じゃその偉いさんのとこ行って、ここの所長が国民学校でウンコ漏らすたびに
面倒見てたフネと申しますって自己紹介して帰ろうかしら?」
「うわあぁぁぁそれだけは勘弁して下さい・・・」
「あと所長の家の床の間にRP66のエンジンが飾ってあるとかねぇ。
夜中にコースから掘り出して盗んだなんて知れたらあんたクビだわねぇ・・・」
「・・・(泣)」
「大株主の奥さんとか言えば大丈夫よ。ほら案内しなさい。」
34 :
東京プレス物語:2006/10/06(金) 10:56:59 ID:IsxXdOcd
「奥様、こちらがGSX1500ターボになります。今のところ市販の予定はありませんが。」
「あら速そうねぇ。ちょっと1周してきてよろしいかしら?」
「先ほどのテストでは380キロから振動が出るようなのでお気を付け下さい。」
「ありがとう。じゃ借して頂きますね。」
真紅のレーシングスーツを見に纏った彼女は波平の知る「フネ」では無い。
「箱根のHUNE」 かつて彼女は走り屋仲間から畏怖の念を込めそう呼ばれていた。
試作車はフネを乗せターボサウンドと共にテストコースの第一コーナーへと吸い込まれていった・・・
〜世田谷 PM2:00〜
「母さんもう着いたかのう?」
35 :
774RR:2006/10/06(金) 11:49:17 ID:gWWbvofb
つC
それにしてもこのスレは鈴菌感染者が多い希ガスwww
36 :
774RR:2006/10/06(金) 17:38:44 ID:jy9RcbWa
初期型ガンマキタコレw
37 :
774RR:2006/10/06(金) 19:18:27 ID:Ckxs1ixG
現実離れにもホドがあるw、だが面白いから つC
38 :
774RR:2006/10/06(金) 22:25:46 ID:vnvB6rlm
船カッコヨス
39 :
774RR:2006/10/06(金) 23:06:29 ID:V873ZccK
2サイクルもオイル交換するものなのね。補充だけで無限に生きていけるのが2スト
と思っていたが・・億が深いのぅ。
40 :
774RR:2006/10/06(金) 23:31:12 ID:h58diu4w
ギアオイルだろ。
と言ってみる。
41 :
774RR:2006/10/07(土) 19:42:55 ID:PbRPXr2g
おいおい、フネさんが竜洋で1500ターボ車で走行ってそんなムチャクチャな…
しかし、そこが良い!
42 :
774RR:2006/10/07(土) 22:32:07 ID:Qdu2BgNV
/ ̄⌒⌒ヽ
| / ̄ ̄ ̄ヽ
| | / \|
.| | ´ ` |
(6 つ /
.| / / ̄\_/ ̄\_/⌒⌒ヽ
| \ \  ̄ ノ
| /\_/ ̄\_/ ̄ ̄
43 :
774RR:2006/10/08(日) 01:39:24 ID:Fga+pcTl
これはひどいwww
44 :
774RR:2006/10/08(日) 05:35:19 ID:mukyou4n
クソワラタw
45 :
774RR:2006/10/08(日) 10:31:06 ID:t/NY//Ve
46 :
774RR:2006/10/08(日) 17:06:25 ID:vEoFLYJW
>>42 ぶるぁぁぁぁぁぁ!
バイクばかり乗ってると
電車の乗り方をわすれます
47 :
774RR:2006/10/08(日) 18:43:17 ID:9lGmogK8
このスレ見るようになってからサザエさん
を見ると変な風に見えるんだよなぁw
48 :
774RR:2006/10/08(日) 18:50:54 ID:yJ48MTIG
禿同
49 :
摩酢尾:2006/10/08(日) 19:36:45 ID:vEoFLYJW
人の女に色目使ってんじゃねえ
50 :
774RR:2006/10/08(日) 19:49:24 ID:VAcTlU9t
このスレ見るようになってから、TVサザエさんを再度見るようになった。
ほのぼのするわい。
51 :
774RR:2006/10/08(日) 21:55:51 ID:P4KLpdoJ
この頃、
なんだかサザエさんネタのコマーシャルをよく見る。
ブームでしょうか・・・
それとも・・・
52 :
774RR:2006/10/08(日) 22:51:53 ID:tynbKTLi
何年か前から一社提供じゃなくなったからな
53 :
774RR:2006/10/08(日) 23:25:15 ID:4VR025TZ
東芝がIHバイク作ったら恐ろしいw
54 :
774RR:2006/10/08(日) 23:28:34 ID:uUDE71NL
>>51 作者死後というもの、長谷川町子財団の許可が下りやすい傾向にあるのは事実だろうな。
55 :
774RR:2006/10/09(月) 15:25:36 ID:Q15eljA+
>>53 IHって、どういう意味? すまんが教えて。
56 :
774RR:2006/10/09(月) 15:55:56 ID:NLtrXpmK
>>54 いつぞやの焼アナゴはどうなるんだw
>>53 I=イヤン
H=エ(ry
マジレスするとインダクション・ヒーターって意味らしい
つかググれ
57 :
774RR:2006/10/09(月) 15:56:30 ID:NLtrXpmK
58 :
774RR:2006/10/09(月) 17:42:57 ID:Q15eljA+
インダクション・ヒーターでググってみた。
誘導加熱って結局これでどうやってバイク走らすんだよ〜w
湯でも沸かして蒸気機関で動かすのかいなw
59 :
774RR:2006/10/09(月) 18:32:04 ID:yUzBjSmo
>>58 うん、では半年ほどROMっとこうか。
いい子だから、な?
60 :
774RR:2006/10/09(月) 18:51:59 ID:zIEQopqF
___
/ \
/ / ̄⌒ ̄\
/ / ⌒ ⌒ |
| / (・) (・) |
/⌒ (6 つ |
( | / ,. =ョ |
フ¨ /´/=三| /
[辷5イ] / ,.イ´ /三三ヲ /
ー丑丹丑‐' / ,.-<.ノ {ニニニヲ/
. 、 マヌ冂{[_ / ,..イ { {\ ',、 \三ヲ/
\此亜沙''´‐''´ l \ー'人\ /
. / 7 ̄「 ‘’l l二l>'´ `7´
___,,Lム辷j_ _j_ __ __」二l____/
 ̄ ̄辷_:::::〈:::::::/::::::::::::/l二l:::::::::::::: \
八__r=.;;_:{:::::::::::::{ ::::::::::::::::::::::::::. `ヽ
ー辷_'ー'う‐- ..;;j_::::::::::::::::::::::::::::: ::}
 ̄ `'' ‐ ..;;_::::::::::::: ,ノ
61 :
774RR:2006/10/09(月) 19:14:17 ID:7XOluBmY
不覚にもテラワロタ
62 :
774RR:2006/10/09(月) 21:21:26 ID:3223TLv+
63 :
774RR:2006/10/09(月) 22:28:51 ID:QqdGs9Yt
フネの船ってことでおk?
64 :
774RR:2006/10/10(火) 02:19:58 ID:rV07VL8a
/ ̄⌒⌒ヽ
| / ̄ ̄ ̄ヽ
| | / \|
| | ´ ` |
(6 つ |
| / ,./ ̄\_/ ̄\_/⌒⌒ヽ
フ¨ | /´/= \  ̄ ノ
[辷5イ] / ,.イ´ /三 /\_/ ̄\_/ ̄ ̄
ー丑丹丑‐' / ,.-<.ノ {ニニニヲ/
. 、 マヌ冂{[_ / ,..イ { {\ ',、 \三ヲ/
\此亜沙''´‐''´ l \ー'人\ /
. / 7 ̄「 ‘’l l二l>'´ `7´
___,,Lム辷j_ _j_ __ __」二l____/
 ̄ ̄辷_:::::〈:::::::/::::::::::::/l二l:::::::::::::: \
八__r=.;;_:{:::::::::::::{ ::::::::::::::::::::::::::. `ヽ
ー辷_'ー'う‐- ..;;j_::::::::::::::::::::::::::::: ::}
 ̄ `'' ‐ ..;;_::::::::::::: ,ノ
65 :
774RR:2006/10/10(火) 02:20:05 ID:cSz/6MBJ
>34
遅ればせながらC
「HUNE.彼女はレディだ。丁重に扱え。」
66 :
774RR:2006/10/10(火) 03:06:16 ID:vXpRPS7s
67 :
774RR:2006/10/10(火) 12:53:01 ID:USK4qbGy
>>64 ちょwwww
波動砲出てるじゃねーかwww
カツオとその愛機XJR1300は、予定よりも早いペースで移動していた。
もう数分走れば鈴鹿サーキットだ…。気持ちが昂ぶって仕方が無い。
「有名人バイクレース」
カツオはフジテレビ日曜アニメ内で行われた予選を見事優勝。
本選へ出場することが許された。義兄の魔棲雄との準決勝、
そして英雄士との決勝。まさに死闘と呼ぶに相応しい戦いだった。
時間が空いたカツオは、普段は絶対に見ないような
分厚い書類に一通り目を通すことにした。
「俺と同じ第1グループの奴らは…ええ?マジかよ!」
参加者リストを見たカツオは驚愕した。
磯野カツオ(XJR1300)、魔裟斗(フォルツァ)、武蔵(T-MAX)、
ビートたけし(ジョグ)、堤下敦(インパルス)、オール巨人(FTR)、
鬼塚英吉(ZU)、大鶴義丹(隼)、間寛平(シャドウスラッシャー)、
財前直見(V-MAX)、鳴神秀人(Z400FX)、田中卓志(TW225)
「この中から生き残れっつーのか!?強すぎんぞこいつら…。」
第1〜第3グループの各12人中、上位4名が次のステージに進めるという。
果たしてカツオの運命は…。
70 :
774RR:2006/10/10(火) 21:54:19 ID:7P/IaWbR
>財前直見(V-MAX)←WWWWW
71 :
774RR:2006/10/10(火) 22:43:18 ID:700w7v0R
72 :
774RR:2006/10/10(火) 22:44:20 ID:B/RgsxTX
ビートたけしでジョグってwwwwおまwww
たけし師匠がじこったのってジョグだよな?
73 :
774RR:2006/10/10(火) 22:46:38 ID:B/RgsxTX
てか堤下(インパルス)ってのワラタw
74 :
774RR:2006/10/10(火) 22:49:21 ID:cSz/6MBJ
>69
たけし瀕死フラグktkr!
75 :
774RR:2006/10/11(水) 00:10:09 ID:CP63MoV2
76 :
774RR:2006/10/11(水) 00:42:13 ID:nnLn+M+g
>>72 確かワインレッドのジョグアプリオだと思った
77 :
774RR:2006/10/11(水) 00:49:31 ID:8giUWbQa
たけしと堤下は俺もわかったんだけど
他のは何か元ネタあんの?
78 :
774RR:2006/10/11(水) 01:17:45 ID:zOC9EpPq
>>77 実際に乗ってる車種でないの?
鬼塚とか鳴神とかはまあアレとしてww
79 :
774RR:2006/10/11(水) 02:22:09 ID:Mtzd7jeI
義丹は悪魔のZかとオモタガwww
80 :
774RR:2006/10/11(水) 07:29:27 ID:Ib+Yyhhw
81 :
774RR:2006/10/11(水) 08:32:40 ID:KZ9amRML
>>75 IHI=石川島播磨重工業株式会社
じゃね?
82 :
774RR:2006/10/11(水) 09:09:00 ID:CP63MoV2
>>81 うん、だから重工業は入れなかったの。IHネタだったので・・・
83 :
774RR:2006/10/11(水) 13:47:50 ID:GWZfKCX5
84 :
774RR:2006/10/11(水) 16:17:20 ID:GyA8oqdO
俺のバイクはKHI製。
85 :
774RR:2006/10/11(水) 19:24:06 ID:f7EGvHtz
最近は魔棲雄氏来ないな
前スレの件が気になってるんだろうか?
待ってます(´・ω・`)
86 :
774RR:2006/10/11(水) 21:04:39 ID:6WR5dwGt
>>82 I:石川島播磨
H:重(Heavy)
I:工業(Industries)
じゃないの?
87 :
774RR:2006/10/11(水) 21:40:02 ID:nnLn+M+g
俺の車はFHI製
俺の部屋のエアコンはMHI製
88 :
774RR:2006/10/11(水) 22:11:27 ID:DECZXEJq
エアコン作ってるのは重工じゃないだろw
89 :
774RR:2006/10/11(水) 22:20:27 ID:8giUWbQa
90 :
774RR:2006/10/11(水) 22:26:08 ID:6WR5dwGt
>>89 IHバイクって言うのは
石川島播磨バイクじゃなくて、石川島播磨重バイクじゃないの?
ってことを聞いているんですが?
もうちょっと行間を読んでおこうよ
91 :
774RR:2006/10/11(水) 22:45:16 ID:8giUWbQa
>>90 だから
>>1から読み直して来い
それでわからないならもう来んな
スレが荒れる
92 :
774RR:2006/10/11(水) 23:18:35 ID:XZg2rOt9
誘導加熱でスレが沸いております。
93 :
774RR:2006/10/11(水) 23:21:34 ID:Qoqv2x6z
というか、こんなことで煽りあえるっていうのはある意味すごいな。
94 :
774RR:2006/10/11(水) 23:23:21 ID:8giUWbQa
誰がうまいこと言えとw
95 :
774RR:2006/10/11(水) 23:40:02 ID:VvhMjl14
おりまーす
ドゥン!(太鼓の音
96 :
774RR:2006/10/12(木) 01:42:58 ID:ujqFOoiS
今月に入って魔棲雄さん来ないな
このスレも終わりかな
97 :
774RR:2006/10/12(木) 02:01:58 ID:PWxa0WxQ
いささか先生の現行を待つ、のりすけも、きっとこんな感じなんだろうな・・・。
魔棲雄先生、原稿は未だですかー?ってね(w
きっと今頃、散歩でもしながらストーリを考えてるんだろうな(´∀` )
98 :
774RR:2006/10/12(木) 08:24:35 ID:MTIBKlcM
待つだけしかできないオレらが、
作者さん方にくだらんプレッシャーを与えるのはやめようよ。
99 :
774RR:2006/10/12(木) 11:17:28 ID:rz3nvYJs
sage
100 :
774RR:2006/10/12(木) 11:20:00 ID:rz3nvYJs
↑
ごめんなさい。打ち間違えた…。
101 :
774RR:2006/10/12(木) 19:11:02 ID:My/bZlHP
お前ら何焦ってんだよ、漫画界じゃ遅筆で有名な
HUNTER HUNTER の作者よりましだし、
小説は数年待ちは普通だし、十年越しもたまにある。
専業でさえこの有様だ、社会人がアレだけのクオリティーをあのペースで
出してくれただけでも脅威。
それに、専業なら推敲や資料を専門的に集めてくれる等、環境にも恵まれているが、
ここじゃ、些細な表現のあやであんだけ荒れるんだ、そりゃ筆が遅れてもしゃーないべ。
俺らに出来るのは、このスレを、落とさず、荒らさずくらいじゃね。
開会式が終わり、スターティンググリッドの抽選へ移った。
カツオは3番手をゲット。…悪くない。このまま逃げ切れば次のステージだ。
開始前に運営側から12人から1人抜けて、残りの11人で出走することが告げられた。
その1人とは鳴神…。“マブダチ”がピンチだから欠場するそうだ──。
「それでは第1グループで出られる方は準備願います!」
カツオはグローブを手に軽く微笑んだ。
カツオはグローブを手に軽く微笑んだ。
↓
カツオはグローブを手にし、軽く微笑んだ。
訂正致します。大変失礼しました。
フォーメーションラップ終了後、先頭集団がスタートラインを越えた。
ファーストステージではスタンディングスタート方式は採用していない。
カツオはローリングスタートよりも用意ドン!が得意だ。
シグナルダッシュでは右に出るものがいなかった。
ストレートが終わり、1〜2コーナーに差し掛かった。
「!!!」
ミラー越しにカツオの目に飛び込んできたのは、宙を舞うジョグ・たけしの姿だった。
ゼブラに乗り上げ、バランスを崩したジョグはそれをジャンプ台にするが如く
跳ね上がり、たけしも鳥になった。すぐ後ろに続く、堤下のGSX400インパルスは
ビビッて握りゴケ。2台がレース開始早々リタイア、9台がコースに残った。
たけしは無傷で、オフィシャルに支えられながらも自らの足でピットまで戻った。
マイクを向けられると笑顔でコマネチを披露。健在さをアピールした。
堤下も無傷だったが、駆けつけた番組スタッフと相方の板倉、ロバートの秋山から
笑い者にされた。この顛末は後日、某お笑い番組で放送され、好評だったという…。
106 :
774RR:2006/10/12(木) 20:19:46 ID:9B1HzF+H
つC
107 :
774RR:2006/10/12(木) 21:18:19 ID:kRE1coBX
108 :
774RR:2006/10/12(木) 22:10:36 ID:ZlbHDKAH
>>101 概ね異論はないが
10年越しの小説が5頁だの10頁だのってことはなかろう
109 :
774RR:2006/10/12(木) 22:31:54 ID:mlI9hJQV
110 :
774RR:2006/10/12(木) 22:45:01 ID:Fgp6TC8d
111 :
774RR:2006/10/12(木) 22:45:32 ID:adxxQ3/J
富樫wwwww
112 :
774RR:2006/10/13(金) 00:32:05 ID:ZCYUzIfU
113 :
774RR:2006/10/13(金) 01:10:33 ID:dtig8XRX
>108
つ「火浦功」
114 :
774RR:2006/10/13(金) 09:54:31 ID:t9aKGrlP
なんだバカヤロウ!コノヤロウ!
115 :
774RR:2006/10/14(土) 13:49:57 ID:Yw6BCtp+
支援age
116 :
774RR:2006/10/15(日) 00:17:51 ID:/55PtegG
age
117 :
774RR:2006/10/15(日) 02:02:49 ID:YlxHJiia
わっふるわっふる
118 :
774RR:2006/10/15(日) 02:06:17 ID:WgtiFay9
魔棲雄氏本当にいなくなっちゃったのかorz
荒らしに屈しないでくれよー。
119 :
774RR:2006/10/15(日) 15:32:17 ID:HPw3tKGm
魔棲雄とノリスケの熱いバトルキボンヌ
120 :
774RR:2006/10/15(日) 19:34:15 ID:6veAuFnI
つC
121 :
774RR:2006/10/16(月) 00:22:52 ID:8Lz+eWem
まとめサイトの魔棲雄さん画像、見れるようになってるね。
マスオさんがあの「看板」を背負って隼を駆るようになるまで・・・
読みたいよぅ!
魔棲雄氏、カムバック!!
122 :
774RR:2006/10/16(月) 05:59:51 ID:UOdtwAUK
前に誰かが書いてたが、
魔棲雄氏はノリスケ以降の展開を
練っている最中と思われる。
まったりとこのスレを続けよう。
123 :
774RR:2006/10/16(月) 07:12:05 ID:yTEHrK7Y
124 :
774RR:2006/10/16(月) 20:26:53 ID:Lj06nlM7
つC
【SCENE91】
京浜川崎ICを過ぎて少し経った頃には、僕は目前に二台のカタナを捉えていた。
赤い『ノリスケ』の4文字と、2匹の穴子を従えた唇マークは、それぞれ似て非なるスズキ空冷サウンドを響かせ、僕の
前をゆく。
その熱き走りを具現化したかのような張りのあるヨシムラサウンドを奏でる『ノリスケ』と、内に秘めた情熱を歌うテノール
の如く甲高く調律されたカタナ純正サウンドのアナゴ君。
220km/hでヘルメットを切り裂く風の音。それでも二台の熱き雄叫びは僕の耳に届き、そして僕の魂を揺さぶる。
その速度域で、それでも僕はややスロットルに余裕を感じていた。二台の前へ出ようとしなかったのは、冷静な意識の
下で、『ノリスケ』はアナゴ君の獲物であるという事を忘れていなかっただけでは無い。
僕は楽しかったのだ・・・。ライダーとして真っ直ぐで正当であろう魂を持ったこの男達と共に、僕らだけのスピードの世界に
身を置ける幸福・・・。二台のカタナの空気と魂を揺さぶる叫びに、我が愛車の咆哮を重ね合わせ、三重奏を奏でる喜び・・・。
一年半ほど前まで、たった一人で過ごしていたこの都会の夜の闇を心通い合う男達と過ごせる充足感・・・。
僕は・・・。僕は、こうやっていつまでもいつまでも走っていたかった・・・。
その内に、僕の目の前で展開される二台のカタナのバトルに変化が起きた。
ピッタリと『ノリスケ』に張り付くように走っていたアナゴ君が、『ノリスケ』との距離をやや置き始めたのだ。
遅れ始めたのか?いや・・・。この区間はアナゴ君の得意としている高速コーナーが続く区間だ・・・。
僕は感じていた。アナゴ君は何か企んでいる、と・・・。
ミラーの中で小さくなった敵機を確認する為に、『ノリスケ』が左肩越しに小さく振り返った瞬間、アナゴ君は仕掛けた。
抜けの良いヨシムラパワーで加速やトップスピードにおいては有利だった『ノリスケ』。しかし、アナゴ君には週末ごとに
ここ第三京浜に通い詰めた「経験」という武器があった。
先の見通しの悪い左コーナー。『ノリスケ』がスロットルを戻した事が、ヨシムラ菅から一瞬放たれるアフターファイヤーで
確認できた。その時、『ノリスケ』の後ろに居たはずのアナゴ君の姿はそこに無かった。
アナゴ君はコーナー目前で大きく右にポジションを変えると、ほとんどその速度を落とすことなく肩と尻を左に滑らかに
滑り込ませ、大外から一気にブラインドコーナーに切り込んで行った・・・。
そうだ・・・。ここは、Ninjaで初めて第三京浜を走ったときに、アナゴ君にしてやられたコーナーだ・・・。
僕は、その一部始終を見ていた。身も凍るような狂った速度で、死のコーナーのクリッピングを正確に捉えたアナゴ君。
一瞬前に『ノリスケ』の描いたクレバーなラインを跨ぐように大胆にインに飛び込んだアナゴ君は、その速度を維持したまま
コーナー立ち上がりを待つことなく、あっさりと『ノリスケ』の前に躍り出ていた。
127 :
774RR:2006/10/16(月) 23:34:43 ID:NmmLQwH1
待ってました!
つC
128 :
774RR:2006/10/16(月) 23:35:56 ID:IeQcLkoj
リアルタイムキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
正直、魔棲男に憧れて免許を取り始めた私がいますよ
教官から「何でバイク乗ろうと思ったの?」って訊かれて答えられなかったw
wktkっC
129 :
774RR:2006/10/16(月) 23:46:17 ID:7zkuSGAE
魔棲雄キター!つCCCC
また不覚にも鳥肌。これからも期待してますよ。
>>128 俺と同じだw もう取ったけど。
先日第三京浜走ってみてストーリーを更に楽しめるようになった。
安全運転で気を付けてね。
130 :
774RR:2006/10/17(火) 00:03:13 ID:0TBD+RDG
キタキタキタ━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!
俺はずっと諦めずに待ってたぞ
これからもマイペースでどうぞ
131 :
774RR:2006/10/17(火) 00:13:58 ID:Ked7Rjxk
降臨キタコレ
今からこの興奮を鎮める為、軽く流してくるよ。
無論安全運転。
132 :
774RR:2006/10/17(火) 00:21:27 ID:X7ux+Jp3
つCCCC
133 :
774RR:2006/10/17(火) 00:54:51 ID:hjJxt2K/
キタキタキタキタ━━━(゚∀゚≡(゚∀゚≡゚∀゚)≡゚∀゚)━━━━!!
つC
134 :
774RR:2006/10/17(火) 01:19:42 ID:hqcpRVxc
やっと読めたぁ〜(≧▽≦)作者様ありがとうございます。つCCCC
135 :
774RR:2006/10/17(火) 02:04:23 ID:y0XsnYI1
CCCC
136 :
774RR:2006/10/17(火) 05:27:09 ID:sfqFs3Ix
C ワクワクしてきた!
137 :
774RR:2006/10/17(火) 10:04:20 ID:AsN2nT9a
この137が、皆を代表して言おう
魔棲雄、コーフンをありがとう。
138 :
774RR:2006/10/17(火) 10:06:34 ID:KWJYcnCB
つC
139 :
774RR:2006/10/17(火) 10:15:31 ID:ToBNVJ+a
ハァハァ(;´Д`)つC
140 :
774RR:2006/10/17(火) 10:36:26 ID:2qAG6sFX
魔棲雄氏C
最近走ってますか?この時期夜は肌寒いですが気持ち良いですよ
141 :
774RR:2006/10/17(火) 11:17:55 ID:AvKf/Amo
つC
鳥肌モンッス!
アナゴさんのファンになっってもーた!
142 :
774RR:2006/10/17(火) 15:28:10 ID:XZTPJbDu
つC
いつもながら読んでてwktkするなあ。
つC
144 :
774RR:2006/10/17(火) 19:04:40 ID:Giw1DC/z
待ってました\(^o^)/C
145 :
774RR:2006/10/17(火) 19:50:22 ID:y0XsnYI1
(´∀`*)つCCC
つC
夜風と戯れてきます。
147 :
774RR:2006/10/17(火) 22:50:38 ID:4e3o2PMd
つC
ありがとう!
148 :
774RR:2006/10/17(火) 23:21:05 ID:c1nF5ixQ
走り出したくなったじゃねーかー!
149 :
774RR:2006/10/18(水) 02:21:39 ID:MmiHilGg
アナゴさんカッコヨス
つC
150 :
774RR:2006/10/18(水) 18:21:11 ID:6R7Re0jf
つC
151 :
774RR:2006/10/18(水) 23:18:37 ID:7d9oFK2C
っC
↑これの意味が良く分からんのだが…
152 :
774RR:2006/10/18(水) 23:36:47 ID:XC04Fbfw
153 :
774RR:2006/10/19(木) 00:13:22 ID:pQfIjy/g
何らかの感想を書き込んだ上での「つC」ならばいいんだけど
ただ何も書かずに「つC」とだけあるのは作者に対しても失礼じゃないか?
せめて「ワロタ」とか「全米が泣いた」ぐらいでも良いから感想を書いておこうぜ
ところでいったい何を「支援」しているの?
154 :
774RR:2006/10/19(木) 00:18:41 ID:/rcfs3aA
>>153 全く空気を読めてない君の浅はかさに唖然
155 :
774RR:2006/10/19(木) 00:22:00 ID:g4TYhJuV
>>153 善兵衛が泣いた。
「つC」ってのは、
作者さんが連続投稿で規制されるのを回避するために書くレスのことなんですよ。
規制されないように「支援」するわけですね。
156 :
774RR:2006/10/19(木) 00:24:24 ID:g4TYhJuV
決して「作者さんの書き込みが4円程度の価値しかない」という意味ではありませんのであしからず。
157 :
774RR:2006/10/19(木) 00:26:54 ID:/rcfs3aA
158 :
774RR:2006/10/19(木) 00:27:46 ID:pQfIjy/g
>>154 1台目の頃から見ているけれど
最近は「つC」ばかりでスレが流れているのはどうかと思っただけ
雑談するのはまだ良いけれど中身のないレスを連発するのは無駄
>>155 連投規制回避だったのね
ってことは誰も書き込んでいないのに「つC」って書き込んでいるのは無駄って言うこと?
159 :
774RR:2006/10/19(木) 00:29:07 ID:/rcfs3aA
>>158 全く空気を読めてない君の頭の悪さにに唖然
160 :
774RR:2006/10/19(木) 01:36:27 ID:1SjL7FRW
スレ落とさない為だと思っていました。ごめんなさい
つC
161 :
774RR:2006/10/19(木) 04:09:46 ID:ckiE2wV7
162 :
774RR:2006/10/19(木) 04:55:46 ID:ykJ7Bqea
何でこう定期的に流れを潰す変なのが出てくるんだろう。空気嫁
163 :
774RR:2006/10/19(木) 11:24:06 ID:p+fLdAPn
カツオの背後では魔裟斗と武蔵がハリ合っていた。
お互い、格闘家であり、駆っているのもビッグスクーター…
共通点の多い2人にライバル意識が芽生えるのも当然だろう。
そんな中、カツオを引っ張る1位・2位は、後続を大きく引き離そうとしていた。
大鶴義丹。彼は鈴菌感染者…いや、スズキジャンキーと呼んでもいいだろう。
普段は仮の姿としてアドレス110に乗る。4ストのV125をチョイスせず、
敢えて2ストに拘る彼の姿勢に共感を抱く者も多いだろう。
隼を日本で乗るのは、凄くいけない行為である。と彼はいう。
それは、ただ交通事情に合っていないということだけではない。
「僕が隼を降りたら、何かを失う。」
もし彼が隼を降りたら、大鶴義丹自身でなくなってしまうだろう。
得るものよりも失うもののほうが大きい…。カツオも義丹もそれを常に意識している。
酒飲みのオヤジが「わかっちゃいるけど、やめられないのよ〜」と言っているのと
同じ部分もあるし、違う部分もある。
隼は、有名なあの“悪魔のZ”を思わせると、中島がカツオに話していた。
上手く付き合えば、美しい生き物であり完成された物でもある。
しかし、こっちに平気で牙を向いてくるという──
義丹はいつ噛み殺されるかもしれない、ライオンの上に乗っているようなものだ。
しかし、彼と隼は調教師と動物の関係ではない。目指すものは調教ではなく調和…。
指揮者と演奏者の関係に近いだろう。“人馬一体”を鈴鹿で彼らは成し遂げるのだろうか……?
2位の財前直見も必死で隼に喰らいついている。が、すぐ後ろにまで迫っていた
カツオに気がつかなかった。背後から飛び出したXJR1300に対する反応が遅れ、
ただただカツオを見送るだけとなった。彼女はスロットルを戻した…。
スプーンで2位に浮上したカツオは、必死で隼を追い上げる。
「西ストレート→130Rで離されることは確実…。シケインで抜くしかない!」
168 :
774RR:2006/10/19(木) 19:47:54 ID:j5iuzZGR
っC
169 :
774RR:2006/10/19(木) 21:44:49 ID:xEbRC3Yg
↑ヵッォ?
つC
170 :
774RR:2006/10/20(金) 20:45:08 ID:PnLFhcBB
つC
171 :
774RR:2006/10/21(土) 20:46:14 ID:I6Bh0eLv
つC
172 :
774RR:2006/10/21(土) 21:41:39 ID:61pLc6aa
ブラインドコーナーが、思い当たらないんだが…
173 :
774RR:2006/10/21(土) 23:27:24 ID:BvTumOB3
こないだ久々にサザエさんを見たらワカメちゃんの声がやたらとセクシーな声になっててびっくりしたですぅ
174 :
774RR:2006/10/22(日) 01:04:32 ID:flSoEfTM
また出たね、揚げ足取りが。
細かい事言い出すと、全てのフィクションの本や映画が成立しないだろーに。。。
個人的には、自分の感覚やゴーストライダーなんかで、高速のコーナーが
ワインディング化する雰囲気は何と無く解る。
三京に該当箇所が在ろうが無かろうが、それはどうでも良い事だ。
175 :
774RR:2006/10/22(日) 18:23:58 ID:LWtoSWpE
先日、260km/hで走ったが、結構ブラインドっぽかったよ。
脳内だけど
176 :
774RR:2006/10/22(日) 22:05:17 ID:OR/3NbY6
まだ…、終わってないと信じてる!
177 :
774RR:2006/10/22(日) 23:35:05 ID:CTe1bFN9
>>172 イニシャルDがどんだけホンモノのルートを正しく攻略していると信じているのか。
178 :
774RR:2006/10/22(日) 23:53:13 ID:MvJg8WoW
200キロオーバーで巡航すると、第三京浜は意外と曲がっている事に気付く。
制限速度100キロと80キロの規格の差を実感する。
ブラインドコーナーはあるよ。
179 :
774RR:2006/10/23(月) 00:54:02 ID:WytzNtqR
180 :
774RR:2006/10/23(月) 07:03:27 ID:E08LIWuO
>>178 過去の作中にも、そのあたりの事は触れられていたしね。
181 :
774RR:2006/10/23(月) 10:54:55 ID:xSdwM8pZ
>>173 そうそう。25歳前後の女性が「おにぃちゃ〜ん」と言ってるようにしか聞こえないんだよな
いつのまに声優が変わったのか
182 :
774RR:2006/10/23(月) 11:52:40 ID:cJqQuPw8
声優とセックスしたら面白そうだな
もちろんアエギ声は役の声でさ
183 :
774RR:2006/10/23(月) 12:05:59 ID:npffAA7A
みやむーなんかリアルにAV出てたしな。
あれはぃぃものだ。
184 :
774RR:2006/10/23(月) 12:26:05 ID:cJqQuPw8
アスカの声で喘ぐのか、ハァハァ
185 :
774RR:2006/10/23(月) 13:10:30 ID:npffAA7A
しかも相手の男優の名前が「シン」だからなおさら萌え死ぬぞw
もしよければうpるが…
ってスレ違いスマソ。
吊ってくるわ…
186 :
774RR:2006/10/23(月) 13:32:45 ID:cJqQuPw8
いやいやそんなことおっしゃらずに
仲良くしましょうよ
187 :
774RR:2006/10/23(月) 15:54:14 ID:IsVAOMsI
さすがにここでやるのは・・・
わっふ(ry
188 :
774RR:2006/10/23(月) 21:53:21 ID:3aZrnJwr
なんか進んでるとおもったら・・・
是非おねがいします。
189 :
774RR:2006/10/23(月) 22:15:15 ID:ITZEe7Kw
190 :
774RR:2006/10/23(月) 22:16:37 ID:qaRJfKDC
191 :
774RR:2006/10/23(月) 22:54:59 ID:cJqQuPw8
>>185の神様
本当にお願いします
つCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCC
192 :
774RR:2006/10/23(月) 23:03:14 ID:A4RNL8GE
AVは要らない。バイク小説は要る。
193 :
774RR:2006/10/23(月) 23:30:46 ID:XWBSgIza
魔棲男さんに
っC
194 :
774RR:2006/10/23(月) 23:54:38 ID:npffAA7A
なんか要望がめっちゃあるみたいなので…
ファイルはあるんだけどどこにうpればここに迷惑かからない?
【SCENE92】
驚いたのはアナゴ君の剃刀のような走りだけでは無かった。
アナゴ君のやや後方から、彼の美しいフォームとラインをトレースするように高速コーナーに滑り込んだ僕。
・・・落ち着いてアナゴ君の走りを見つめていただけだった・・・。それなのに、次の瞬間には彼の走りを自らの物と
している僕が居た・・・。
緊張も恐怖も無かった。ただ、先刻まで速度なりの車間距離を保っていた『ノリスケ』の4文字が、コーナーを抜けた
時には、手を伸ばせば届きそうなほど近くにある事に驚いている自分が居た・・・。
コーナー立ち上がりで、僕は躊躇した・・・。
その時、かろうじて僕の前を行く『ノリスケ』を、コーナーの脱出速度差を利用してオーバーテイクするのは
簡単だった。
だが、迫る敵機の背を前に僕は心の内で、ある選択に迫られていた・・・。
このまま『ノリスケ』を抜き去ってしまって良いのだろうか?
このバトルに臨むにあたって、前述したとおり『ノリスケ』はアナゴ君の獲物であり、手出し無用であるという僕なりの
拘りがあった。だから、アナゴ君に続き僕まで『ノリスケ』の前に出てしまっては、東名で750カタナを失ったアナゴ君の
リベンジマッチに水を差すことにならないだろうか・・・。僕がアナゴ君と『ノリスケ』の間に割って入り、事実上のブロックを
することを、あのアナゴ君が善しとするだろうか・・・、との思いがあった。
その反面で、僕が一人のライダーとして、また男としてアナゴ君をも含めたライバルと切っ先を合わせる戦いの場で、
この右手に操るスロットルを戦い以外の意図をもって緩める事が、彼らや愛車や自分自身に対する不義にあたる
のでは無いだろうかという思いもまた首をもたげる・・・。
196 :
774RR:2006/10/24(火) 00:39:11 ID:o95tmdeM
>>185 つCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCC
>>195 つCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCC
197 :
774RR:2006/10/24(火) 00:40:04 ID:x8NQx6Xs
きたきた!まってたよ!!
198 :
774RR:2006/10/24(火) 00:41:11 ID:s0gIc7B1
ちょ、風呂入ろうとしてたのにキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
199 :
774RR:2006/10/24(火) 00:41:35 ID:sLBWlOIz
ここでその路線に破汁と作者様が来なくなるんでないかと考えてしまうですよ
時速200kmで流れる景色の中、僕は目前の『ノリスケ』と少し前を行くアナゴ君の背中を交互に見つめると、
スロットルをやや戻した・・・。
一瞬の間に、あらゆる思いが胸をよぎった。だが、オイル滴る750カタナの傍らで、悔しそうに佇むアナゴ君の姿を
思い出した時、僕はこのバトルの見届け人になる事を再び心に決める。
その時の僕には、アナゴ君をも含めた二台のカタナを抜き去るという選択肢は、どういった訳か考え及ばなかった。
僕は、アナゴ君に思う存分に戦って欲しかったのだ。
並びかけた『ノリスケ』のカタナが、再び僕の前方に陣取る。
保土ヶ谷まで、もうそれほど無いはずだ・・・。アナゴ君はこのまま逃げ切れるだろうか・・・。
そう思っていた僕は、目の当たりにする事となる・・・。世界最速マシン、Ninjaを持ってしても決して手加減して対峙する
ことなど許されない『ノリスケ』の実力を・・・。
先刻の僕の葛藤。そしてスロットルを戻した決断が、取り越し苦労に過ぎなかったという事を・・・。
やはり『ノリスケ』は、決して余計な事を考えながら何とか出来る相手などでは無かったのだ・・・。
・・・ツーリングの帰り道。突如として現れた、カタナとNinjaとの突然のバトル。
その突然の事態に、もしかしたら『ノリスケ』は気持ちが切り替わりきっていなかったのかも知れない。
そして、超高速コーナーでアナゴ君にインをつかれた事で、遅ればせながら彼は目覚めたのだろうか・・・。
闇を切り裂くヨシムラの轟音が、ひときわ野獣の如き咆哮を響かせる。
そして、僕達が始めてみる「追う立場」となった『ノリスケ』の猛攻が始まった・・・。
201 :
774RR:2006/10/24(火) 01:09:09 ID:rAHerHfM
つ(((C
202 :
774RR:2006/10/24(火) 01:11:09 ID:+4zS0M9V
最後の一行気になる!!!つCCCC
203 :
774RR:2006/10/24(火) 01:31:27 ID:GV1fcClH
次回イニシャルD
ニンジャとカタナ
じゃん!けん!ポン!
ウフフフフフフフフ
204 :
774RR:2006/10/24(火) 02:17:00 ID:yLkVaWuJ
205 :
774RR:2006/10/24(火) 03:37:47 ID:d/DuGZTE
キタ〜〜!!ほんまたまらんです!!
大型乗りでもないし、スピード出せないヘタレバイク乗りやけど、読んでて鳥肌立つくらいカコイイ!!
>作者様つCCCCCCCCCC
206 :
774RR:2006/10/24(火) 05:29:22 ID:JbmsvPSf
バイクの免許ない俺も応援している。
バイクバトルだけでない、人間描写のおもしろさ!
つCCCCCCCCCC
タイプは違えども、憧れだったベスパに
乗ろうかなと最近思ってる。影響されてるわw
207 :
774RR:2006/10/24(火) 06:14:04 ID:zRI9gloS
>>185 つCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCC
CCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCC
CCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCC
CCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCC
>>200 つC
208 :
774RR:2006/10/24(火) 07:35:01 ID:6oiHBYLS
最後の一行は「初めて見る」ですね。
つC
209 :
774RR:2006/10/24(火) 08:28:23 ID:1WmHPRD5
>>206 興奮冷めやらぬうちに二輪免許取っちまいな。
210 :
774RR:2006/10/24(火) 11:09:41 ID:fy9g638o
211 :
774RR:2006/10/24(火) 11:26:46 ID:fIqHvHDJ
やばい
俺もFTRあたり買おうかと先月普二免とったんだが
行きつけの店で不意に見かけた400刀に20万払ってしまった…
アナゴ氏の影響?
きっと1100欲しくなるんだろうな…免許込みで100万かかる?
でも今は400刀納車が楽しみでならん
ヨンフォア買った頃のマスオ氏の気分?
212 :
774RR:2006/10/24(火) 12:12:18 ID:cYIHeFZ6
鈴菌感染オメ
213 :
774RR:2006/10/24(火) 15:58:11 ID:j91f/4RJ
214 :
774RR:2006/10/24(火) 17:26:00 ID:4YyNNErr
つC
原付の免許すら取れませんが、末永く支援します。
215 :
774RR:2006/10/24(火) 21:53:18 ID:dxdLsIfb
>>211 全然参考にならんだろうけど、10年ちょい前
の話で良ければ。
俺の場合は
免許:10万(試験場受験。練習代込み)
1100カタナ:30万(個人売買)
だった。
まあ、よほど程度いい奴か、よほどの改造車
でも買わない限り、合計で100万は行かない
んじゃないかな?
そうそう、好きなバイクに乗るのが一番いいと思うけど、
現行車と比べると色んな部分に愕然とする
と思うからそれだけは気をつけてね。
正直、俺は「旧車は相当の思い入れがある
奴じゃないと乗っていけないもんなんだな・・・」
とつくづく思った。
もちろんカタナは未だに好きなバイクだし、否定
するつもりは全然ないけど。
216 :
774RR:2006/10/24(火) 22:11:57 ID:IXNhE92w
バサッー バサッー
◇ ミ ◇
◇◇ / ̄| ◇◇
◇◇ \ |__| ◇◇
彡 O(,,゚Д゚) / うp神様ー うp神様ー
( P `O
/彡#_|ミ\
</」_|凵_ゝ
これで盛り上がってる間、魔棲雄氏に推敲してもらうってことで
>>魔棲雄先生
つC 毎度楽しみに拝見させて頂いております。文章が稚拙な私にとっては
勉強になる部分も多く、頭が上がりません。今後の参考にさせてもらう部分も
多々あるとは思いますが、よろしくお願い致します。
さて、私の作品のカツオが乗っているXJR1300ですが、これは前スレのRunaway氏の
設定から許可もなく勝手にキャリーオーバーさせてもらったものです。
ただ、著作物とその作者に対する純粋なリスペクトの意を最初に提示できなかったことを反省しております。
事後報告という形になってしまいましたが、不快な思いをされた方がいらっしゃったようならば、
この場をお借りして謝罪したい所存であります。大変失礼致しました。
>>217 個人的には続いて欲しいようなw
意味不明不条理レース(失礼)の行方が気になってます。
個人的には曙(ボスホス)&もう一台のハヤブサ、藤岡弘も見たかったw
219 :
211:2006/10/25(水) 00:31:34 ID:kuPU43qA
先生降臨!両先生楽しみにしてます!
しかし初代ライダーが隼乗りっていいですね!
>>212 感染診断ありがとう!
>>215 なるなる参考になります。
普免で通った教習所で大免10万で取れるみたいです。
車両は普通にいいな〜と思うと80万ですね・・・
やっぱり諸々で100万かな?
実は先日浜名湖のスズキミーティング行って来たんですが
1100の格好良さにやられて帰ってきました。
なんかスレ違いの発言すんませんでした
220 :
774RR:2006/10/25(水) 00:59:14 ID:oxdK2jn5
いい流れ(*^_^*)
221 :
774RR:2006/10/25(水) 01:08:45 ID:FC3NWadR
>>219 あ……ありのまま今起こったことを話すぜ!
1100刀を買いに行ったら何故かロッパンジーを納車していた
何を(ry
なんて事にならないように気を付けな。鈴菌の感染力は半端じゃないぜ
222 :
774RR:2006/10/25(水) 11:50:57 ID:6zHvQNeB
甚六さんカモォ〜〜ン!!!111
223 :
774RR:2006/10/25(水) 16:12:49 ID:PrK/ucM8
224 :
774RR:2006/10/25(水) 18:11:43 ID:PKrN4gkV
>>219 1100刀が80万って高くない?
探せばもっと安いのあるだろ。
高ければ状態が良いってもんでもないし。
あと鱸に乗ったらきっと変態志向になるよ
250ガンマ→SV400→GSF750→V100なんていうトリッキーなバイク歴を
刻んできた漏れが言うんだから間違いないよ。
225 :
774RR:2006/10/25(水) 18:18:42 ID:/si+rHop
226 :
774RR:2006/10/25(水) 21:19:30 ID:RB2c+gkT
んじゃぁ
VJ22A FL → 97TL1000S → GSX1300R → GT750は・・・?
227 :
774RR:2006/10/25(水) 21:32:51 ID:CQbwx4uT
228 :
774RR:2006/10/25(水) 21:47:08 ID:Jiosy6tW
原付免許な俺はコレダ50だw
229 :
774RR:2006/10/25(水) 21:52:40 ID:cxbB9EEx
400刀の中古を3マソで買った人がいたなぁ
230 :
774RR:2006/10/25(水) 21:56:35 ID:CQbwx4uT
>>228 そんなマイナー車選ぶ時点で立派な変態予備軍だな・・・ヤレヤレだぜ!
231 :
774RR:2006/10/25(水) 23:00:26 ID:+qBTD+3n
変態か・・・だがそれがいい
232 :
219:2006/10/25(水) 23:20:19 ID:kuPU43qA
>>211 ロッパンジーでぐぐってみたんですが・・・・・・・・
変態祭りのスズキングにエントリーされておられましたね〜
もしや221さん?
233 :
774RR:2006/10/25(水) 23:27:44 ID:kuPU43qA
>>221さんでしたすんません
>>224 そうなんですか?実車みとけ!!ってことですかね
G○Oで見ただけの虚け者でした。
とりあえず400刀で楽しみたいと思います!!
なんだか小刀スレ行った方が良さそうですね俺
明日の納車今からswzkっす
234 :
マスラオ:2006/10/26(木) 00:25:04 ID:Ydtgdga5
>>233 俺の子忍者(GPZ400R)とインチキサザエさんコンビを組もうぜ。
235 :
774RR:2006/10/26(木) 01:43:22 ID:JM2YkZ81
んじゃぁ、誰か俺のGZP1100Rと組んで。
236 :
774RR:2006/10/26(木) 01:48:15 ID:ou2ETZht
GZP!!!
237 :
774RR:2006/10/26(木) 02:40:05 ID:eczNYP8k
GZP
238 :
774RR:2006/10/26(木) 03:18:29 ID:6hx4KbIi
GZPバロスww
239 :
774RR:2006/10/26(木) 03:37:59 ID:qD3jw7ZU
ごめん、ジェットスキーとか持ってないんだw
モンキーやめてエポ買おうかな・・・
241 :
233:2006/10/26(木) 16:18:32 ID:39XP6Hf8
400刀納車されて早速走ってきました。自分のバイクってやっぱいい!
>>234 インチキコンビ組んじゃいますか!
インチキサザエっていうか
子マスオの『鱈』と
子アナゴって無いから子ノリスケ『イクラ』って感じですかね?
242 :
774RR:2006/10/26(木) 17:41:18 ID:hxY7sQF1
>>241 子アナゴ=メソ (サザエさん世界で登場しないけど)
243 :
221:2006/10/26(木) 22:06:44 ID:lLDUe2zr
>>232 いやいや、そんな大層なもんではありませんよ
僕ぁロッパンジーのスタイルが好きなだけのごく普通の変態ですよ
244 :
774RR:2006/10/26(木) 23:11:24 ID:39XP6Hf8
>>243 早く俺も「普通の変態」名乗れるような鱸乗りなりたい!!
>>242 それいい!
これから『メソ』って名乗ってもイイですか?
変態メソ鱸乗りの道は厳しそうだ・・・
245 :
774RR:2006/10/26(木) 23:23:22 ID:ZT8Y5k7c
モキュ?
246 :
774RR:2006/10/26(木) 23:42:25 ID:cozMUo/4
モキュ?
ワロタwww
背中にジッパー付いてますよ〜w
247 :
774RR:2006/10/27(金) 02:25:28 ID:LP3Qhrw6
ロボチガウロボチガウ…
248 :
774RR:2006/10/27(金) 08:26:55 ID:xB0IAJgG
ロボだコレーーッ!
249 :
774RR:2006/10/27(金) 09:46:08 ID:vgLmfAbp
GPZN2…
250 :
774RR:2006/10/27(金) 18:54:55 ID:Fz3G2dSu
変態のイソチキ・サザエさんコンビならコレだろう。
穴子さん つ旧カタナ125(通称木刀)
万寿夫さん つGPZ250R(通称鳩サブレ)
251 :
774RR:2006/10/27(金) 21:14:59 ID:4/ddAAIM
変態とかイソチキなんか通り越してるw
252 :
774RR:2006/10/27(金) 21:34:49 ID:kqE3jiHu
>>250 GPZ250Rならこの間まで乗ってた。。。
253 :
774RR:2006/10/28(土) 04:11:20 ID:cYTCNnWp
GPX250Rは乗り易かったなぁ。
珍しいとかだったらGPz400Sあたりを・・・。
(大昔にバイク屋のアンちゃんが「売れたって話を聞いた事が無ぇ」っつってた♪)
254 :
774RR:2006/10/28(土) 13:31:20 ID:dQ5zNOZV
GPZ400Sはショッキングフォルムじゃないから不可です。
21世紀になってもナウでクールでショッキングな存在、それがGPZ250R♪
255 :
774RR:2006/10/28(土) 17:33:31 ID:3mvYnR2T
スズキならコブラだろ
256 :
774RR:2006/10/29(日) 01:09:57 ID:Rbypajqn
スズキは奇妙なのが沢山あるな。
257 :
774RR:2006/10/29(日) 14:53:10 ID:yLwyGXM5
GS50改カタナモディファイ(ボアうp済み)
KSR110ニンジャモディファイ
で幹線道路でバトルを繰り広げて欲しいもんだw
イクラVSタラオか?
258 :
774RR:2006/10/29(日) 18:16:15 ID:FSR3AM6M
おまいらサザエさんはじまるぞ
259 :
774RR:2006/10/29(日) 22:47:06 ID:Rbypajqn
260 :
774RR:2006/10/30(月) 00:19:06 ID:LtNob/S+
ミス日本だし w
261 :
774RR:2006/10/30(月) 09:56:01 ID:Z+E+I5N4
確かに鳩サブレ
262 :
774RR:2006/10/30(月) 09:57:24 ID:Z+E+I5N4
263 :
774RR:2006/10/31(火) 10:22:54 ID:ltbdemCT
GPXはどうよ?
264 :
774RR:2006/10/31(火) 10:39:43 ID:gAOr17fc
AR125S
265 :
774RR:2006/10/31(火) 20:00:48 ID:NCVjnr8j
薔薇族のサブちゃん♪
乗ってるバイクは薔薇ではなくLove♪
266 :
774RR:2006/10/31(火) 22:25:32 ID:PMRHGWKF
カツオはワカメとSACSした。
「もうそろそろ…、ワカメのサベージを確かめたいんだ。」
彼女の豊満なバーディが薔薇色に染まる。
緊張したカツオは焦りつつも、ワカメのバンディットをイントルーダーした。
「ちょ、ちょっとマローダー!何をSRAD!」
カツオは既にウルフ。ブルバードのホックを外すと、
はちきれそうなバンバンがアヴェニス。でもエポは意外とデスペラードだった。
「恥ずかしいわ。あまりミニクロ・・・」
あそこはグラストラッカーだった。スーパーモレも少し鼻についた。
ワカメのマメタンを刺激しつつ、カツオのビッグボーイを
ワカメのボルティからヴェルデに這わせると、スワニーがジェンマしてきた
「もう、モードGT!。」
「コレダ欲しいんだろ?」
「早くスージー・・・」
俺は激しくインパルス。グースグースしてると萎えちまう。
「バーグマン入ってるっ!!ハイUP-R!!」
「あぁACROSSッ!」
「GSX1300R隼!」
「う・・DJEBEL!」
・・・・そして、V-ストロームに達した二人は、FD110ラブに浸るのであった。
267 :
774RR:2006/10/31(火) 22:32:00 ID:9rDSsomG
ネトゲ実況の昔のコピペを思い出した。
そのコピペはバイクの名前じゃなくて、ネットゲームのアイテムの名前で
書かれてるんだけどね。
旭の自動車唱歌を連想した俺はオヤジ確定
269 :
774RR:2006/11/01(水) 02:36:19 ID:cAuFfRxG
めっさウケタ。アホの王様だなw
つうか年バレるぞ。スージーとかスワニーとか普通でてこねーよ(俺モナー
270 :
774RR:2006/11/01(水) 04:19:40 ID:vx5Lc/NO
変態
271 :
774RR:2006/11/01(水) 15:47:23 ID:1zbk0TMA
俺は既にウルフ
272 :
774RR:2006/11/01(水) 22:08:53 ID:7gBui4JT
>>267 さらに昔にファミコンゲームのコピペがあったんだよ
273 :
774RR:2006/11/01(水) 22:16:02 ID:7gBui4JT
ちなみにこれな
オレ「そう・・旨いよ、愛子・・すごく・・・もうドルアーガの塔だよ・・」
時と共に激しさを増す愛子のディープダンジョンに、オレはエキサイトバイクしていた。
正直、いまだ子供の愛子では充分満足できるボンバーキングは得られないと思っていたのだが、
愛子の激しいディープダンジョンは思った以上のビックリマンワールド。
愛子「お兄ちゃん、どう?月風魔伝?」
オレ「あぁ・・・すごく、源平討魔伝だよ・・」
自分の上で腰をエグゼドエグゼスする愛子のポパイを愛撫する。
オレ「愛してるよ、愛子・・・こんなじゃじゃ丸の大冒険しちゃった以上、もうお前をディグダグしたりしないから・・・・・・・」
愛子「うん・・・ぅ、ん・・ディグ・・ダグしないでっ・・私たち・・もうチャレンジャーなんだから・・・!」
オレは愛子のピンボールを舌でバブルボブルし、愛子はエグゼドエグゼスを更にマッハライダーする。
オレ「ああ・・・お前は最高のマイティボンジャックだよ・・!」
愛子「私・・もう・・・ダメ・・・スペランカーしちゃう・・・!」
愛子の水戸黄門はもうメタルマックスだ。
するといきなりMOTHERが急に扉をデビルワールドした。
MOTHER「あんたたち・・・ハリキリスタジアーム!!」
スレ違いスマソ
274 :
774RR:2006/11/01(水) 23:27:24 ID:bgIUBMKj
>>267これだな
彼は私の陸ガニのふんどしを脱がすと、生い茂ったヨアトル大森林をかき分けイフリートの釜にある神木の新芽をもてあそび始めた。
「おいおい・・・口ではイヤだと言っておきながら、ダングルフの涸れ谷がすっかりパシュハウ沼じゃないか・・・」
「も・・・もうガマンできないの!早くあなたのガルカンソーセージをちょうだいっ!!!」
すると突然神木の新芽から指を離し、その指を私のオルデール鍾乳洞へ・・・
「あぁ・・・イヤァ!鍾乳洞はイヤァ!」
「鍾乳洞のバージョンアップはまだなのか?・・・俺がメンテナンスしてやるよ、さぁ力を抜くんだ」
「!!!!痛いっ・・・」
激痛が叫ぶ私に目もくれず彼は鍾乳洞にガルカンソーセージで激しくログインログアウトを繰り返した。
「うっ・・・よくしまる鍾乳洞にたっぷりとダルメルの唾液をぶちまけてやるぜ」
・・・やがて激痛は快楽へと変わり、彼のガルカンソーセージはスムーズにワスプスティングを始める。
「あぁぁ!!!!いぃぃ!いいわ!・・・あぁ!スライムオイル出そう!スライムオイルが出そうよぉぉぉ!!!!」
TPが100%になったと同時に私はマホガニーベッドにスライムオイルを噴射した・・・
スレ違い失礼
275 :
774RR:2006/11/02(木) 00:33:07 ID:jUH68WSH
FF11verクソワロスww
276 :
774RR:2006/11/02(木) 01:45:06 ID:4zU6hznQ
語感だけでワロエるあたり、ファミコンのヤツは完成度高いな
277 :
774RR:2006/11/02(木) 02:19:57 ID:z3h1HnXM
オレは量子力学バージョンが初見だなそのコピペ
278 :
774RR:2006/11/02(木) 19:43:03 ID:t1cgjZNN
hoshu
279 :
774RR:2006/11/02(木) 23:44:52 ID:spq5nEI0
オチがいいなw
ハリキリスタジアーム!!wwww
280 :
774RR:2006/11/03(金) 01:13:09 ID:1rPGreoz
おちるな〜
281 :
774RR:2006/11/03(金) 03:26:04 ID:Akyx1sn6
最早バイク関係ねーし
282 :
774RR:2006/11/03(金) 03:31:22 ID:jB96y+DU
良スレage
283 :
774RR:2006/11/03(金) 03:59:04 ID:qwK9//Xh
284 :
774RR:2006/11/03(金) 17:12:28 ID:WEj0tare
285 :
774RR:2006/11/03(金) 17:12:35 ID:r9DYMH6i
>>283 こ…困るよ!フグタくん!こんなの貼られたら!
286 :
774RR:2006/11/03(金) 21:26:46 ID:KXBv7Ztl
287 :
774RR:2006/11/03(金) 21:50:54 ID:eg/uCCak
だれか
>>283の面白さを教えてくれ。
どうって事の無いシーンのリピートをツギハギしただけのようだが?
288 :
774RR:2006/11/04(土) 03:20:45 ID:Fe45WOo1
>>287 古い音源からブレイクビーツとかミックスしてる、遊び心が満点なDJ的おもしろさかな。。。
289 :
774RR:2006/11/04(土) 06:00:49 ID:XOf3gbuQ
>>287 タイトルが関係してるだろ
あとは想像力のスキルだな
その世界に興味なはいけどクスッと笑うことはできたぞ
290 :
774RR:2006/11/04(土) 22:13:51 ID:RIfii5OT
ほす&C
私事でちょっと筆の進まない状況に・・・。
もうしばらくお待ち下さい。申し訳ないですm(_ _)m
292 :
774RR:2006/11/04(土) 23:47:58 ID:RzZ04mom
>>291 気長に待ってるのであせらないで全然おkです
つC
293 :
774RR:2006/11/05(日) 00:33:08 ID:35ZWrjYk
私、待つのは慣れてるの。
294 :
774RR:2006/11/05(日) 06:22:44 ID:5P8O00xo
私待〜つ〜わ〜♪
295 :
774RR:2006/11/05(日) 06:51:38 ID:NUJAjm4G
あい〜ん つC
296 :
774RR:2006/11/05(日) 08:18:01 ID:W1a2ZWbY
セクシーアナルファイター
SA☆BU
297 :
774RR:2006/11/05(日) 18:24:44 ID:YCZ3d9ry
筆で書いてたのか、知らんかった
コケて指折れたのかな?
マスヲさんお大事にどうぞつC
298 :
774RR:2006/11/05(日) 18:43:18 ID:nHZFxCDg
>>297 素で言ってるのか、ネタなのか区別が付きにくいな。
299 :
774RR:2006/11/06(月) 15:16:21 ID:fVE0ALBe
10年前 横浜にとびきり速い男がいた そいつは第三京浜の多摩川コーナーを
5速全開で抜けてったんだ 一緒に走ってたヤツら、口を揃えてこう言ったね
「アイツは、クレイジードライバー… 命知らずの大馬鹿野郎だ」ってね…
おとぎばなしは終わりさ… 俺たちの物語は、はじまったばかりなんだ…
300 :
774RR:2006/11/06(月) 15:32:45 ID:4VhsoB4W
301 :
774RR:2006/11/06(月) 17:34:25 ID:G+drzRWm
そういえば昨日、奥多摩で異常に速いNSR50に乗った
イガグリ頭の小僧がいたな。
302 :
774RR:2006/11/06(月) 18:07:29 ID:FDUQrzgw
磯野カツ夫人だな
303 :
774RR:2006/11/06(月) 18:37:50 ID:fwwow6WI
304 :
301:2006/11/06(月) 18:51:43 ID:fL5greY8
>>303 いや…都民の森で走り疲れて休んでるところを見たら、
スポーツ狩りだった。
なぜかツナギで首にタオル巻き付けてた。
305 :
774RR:2006/11/06(月) 19:12:31 ID:wsnN+W74
306 :
774RR:2006/11/06(月) 23:57:58 ID:xXt/+8hV
307 :
774RR:2006/11/08(水) 00:11:44 ID:WxSwLlsw
>>306 『セニョリータ』が出たのかっ!?
あいつにやられた右ひざの傷があいつを倒せと叫んでるぜ
308 :
774RR:2006/11/08(水) 00:20:25 ID:7YfJm1SH
落ちるな〜
309 :
774RR:2006/11/08(水) 02:15:44 ID:D9DurRrD
310 :
774RR:2006/11/08(水) 15:38:08 ID:hrxOSrFa
bosshosshu
311 :
774RR:2006/11/09(木) 08:55:33 ID:Anvrd4C7
朝から仕事も行かずに前輪age
312 :
774RR:2006/11/09(木) 23:34:33 ID:fy37ftJB
hosyu
313 :
774RR:2006/11/10(金) 00:09:16 ID:RB3ZhU1m
読みなおしてきた。やっぱ面白い
つC
314 :
774RR:2006/11/10(金) 00:19:32 ID:oUzoi5Wo
「やだ、ここじゃダメ!お兄ちゃん!やだぁ!」
『どこでやったって変わらないじゃん…』
ボソボソと妹の耳元でそう言い、後ろから胸に手を回し、
尻の割れ目に肉棒をこすりつけた。
まだ童貞だった俺はそれだけでイッてしまいそうだった。
体重をあずけ過ぎ、妹は四つんばいに倒れ、
その上に俺が覆いかぶさるようになった。
「んぁ…ダメだってばぁ!ちょっと待って!ほんとに落ち着いて、ねぇ!」
その言葉に我に返りそうになったが、もう俺の股間は爆発寸前だった。我慢できない。
覆いかぶさったまま彼女の股間に手を伸ばした。なんとなく湿っているようだった。
「あ、濡れてる。興奮してんの?」
『ちがうよ!お風呂入ってたからだよ!だからちょ・・・やめて。お兄ちゃん、お願い』
怒ったような口調から急にしぼんだ声になってそう言った。
四つんばいの格好のまま妹は床を見つめている。俺は
(省略されました・・全てを読むには名前にfushianasanと本文にワッフルワッフルと書き込んでください)
fushianasan
316 :
fushianasazaesan:2006/11/10(金) 00:52:04 ID:+vPlYAAt
ワッフルワッフル
317 :
774RR:2006/11/10(金) 00:53:10 ID:+vPlYAAt
おぉう!上げちまってスマン orz
ワッフルワッフル
319 :
fushianaSAN:2006/11/10(金) 11:47:09 ID:bmtCgYFI
バッフルバッフル
320 :
フューシャネイザン:2006/11/10(金) 13:29:30 ID:lD4mCE+A
ワッフルワッフル
ワッフルワッフル
ワッフルワッフル……
…フフフ
ワッフルワッフル
ワックスワックス
325 :
節穴さん:2006/11/10(金) 22:29:22 ID:z8/gcW10
waffle waffle!
326 :
嘉門達夫:2006/11/11(土) 00:10:05 ID:bC8/Hwzu
>>326 いや、おらんだろ。
もしかしておれ釣られてる?
329 :
774RR:2006/11/11(土) 11:39:07 ID:Mx7V2btz
メル欄見れ
330 :
774RR:2006/11/11(土) 17:35:07 ID:y6dvfs2U
四つんばいの格好のまま妹は床を見つめている。俺は
「CB1300SFってどーよ?」
と突然妹に切り出した。いきなり変わった話題に妹は少し戸惑いながら、
「いいけど…、それよりも空冷のXJR1300のほうがいい」
と答えた。なんであんなのがいいんだ…?スレの空気も、乗ってる奴も終わり
かけてるのに…、同じく空冷ならゼファー1100の方が味があっていいはず…?
と、俺は頭を掻き毟った。そして俺の出した答えは…、
「俺、実はSFよりも6速のGSX1400のほうがいいんだ。」
当時の俺には油冷・鈴菌マニアに逃げるより他になかった。
331 :
774RR:2006/11/11(土) 19:19:10 ID:+o5FNMuA
冗談抜きでZRXにしとけ。
あのビキニカウルはきもいけど。
332 :
774RR:2006/11/12(日) 00:44:09 ID:9x3TpN/A
「お先に失礼します」
今晩中に整備を終えなければならないCBと格闘している
同僚の背に呼びかけてタラオは店を出た。
高校卒業と同時に逃げるように家を飛び出したタラオが
選んだ道は、家にいたときやりきれなさを慰めてくれた
バイクに携わる職に就くことだった。
寝食を惜しみバイクに没頭した。気がつけば自身の年齢が
父がが自分を儲けた年齢をとっくに過ぎていた。
333 :
774RR:2006/11/12(日) 00:56:49 ID:9x3TpN/A
「ただいま」
「おかえりなさい」
アパートに戻ると彼女がいつものように
出迎えてくれた。
名前はリカ。同棲するようになって半年が経つ。
初恋の女の子と同じ名をもつ彼女とは店で知り合って
付き合い始めた。バイクと旅行が好き、夜のタンデムも
バッチリな彼女とはいずれ結婚も・・・
いつものようにご飯を食べ、風呂に入り夜のバトルに突入していった。
334 :
774RR:2006/11/12(日) 01:02:49 ID:9x3TpN/A
リカがレッドゾーンに達した頃を見計らい
タラオも自らのシリンダーヘッドを激しく
ピストンさせ果てた。
タラオはまだツーリング後のマフラーのように熱い
タラオ自身のキーをリカのキーホールから
引き抜きタバコに火をつけた。
335 :
774RR:2006/11/12(日) 01:31:46 ID:X8+9+Y0Q
夜のタンデムw
336 :
774RR:2006/11/12(日) 21:49:24 ID:sUJHG5Vv
タバコをくもらせているとタラオの脳裏に幼き日の苦い記憶が甦る。
母は奔放な女だった・・・
祖母がいないときを計らい、酒屋の配達員を連れこみ昼下がりの
情事を楽しむ・・・そんな女だった。
初めてその現場を目撃してしまったときは、何もできずただ襖の
前でうずくまっているだけだった。
そのときから母が嫌いで堪らなかった。父の前では何食わぬ顔を
して振舞う母に女の恐ろしさを感じた。だが、真に母を嫌いになった
のはその2年後の出来事だった・・・。
337 :
774RR:2006/11/12(日) 21:59:39 ID:if4bu+Vv
大河の予感
338 :
774RR:2006/11/12(日) 22:27:03 ID:2sPAZx2W
作者様、名前をよろしくお願いします。
339 :
774RR:2006/11/12(日) 22:28:09 ID:fk7eTdxv
珍走スレもここもアホがエロスレにするからつまらなく(ry
340 :
774RR:2006/11/13(月) 00:34:26 ID:/REJGtzY
CCC
新たな潮流を感じる…
341 :
774RR:2006/11/13(月) 03:52:02 ID:GsS37FcZ
やっぱり魔棲雄氏が来てくれないとこのスレがビシッとしまらないな。
再開を心待ちにしつつ…魔棲雄氏につCCCCC
342 :
774RR:2006/11/13(月) 16:16:12 ID:+Gkimkdj
魔棲男さんに一票
343 :
774RR:2006/11/13(月) 22:16:51 ID:+NSTCwJZ
はらたいらさんに500点
今週中の再会を目指しますm(_ _)m
どうか今しばらくお待ちくださいませ。
345 :
774RR:2006/11/13(月) 23:53:11 ID:4zpCoIKF
超ガンガレ
346 :
774RR:2006/11/13(月) 23:53:50 ID:vBPU8nkK
あの日はじめてタラオは小学校を早退した。
半分朦朧としながら家までたどり着くとそこには
祖母も母もいなかった。
何か水分を摂ろうと台所から母の声がした。
が、同時に酒屋の配達員の声もした。
決してタラオは市原悦子になりたかったわけではない、
しかし天はそれを許してはくれなかった。
「見て、SABUちゃんあなたの子よ、口元なんかそっくり」
生まれて間もない妹を抱きながら母が配達員に囁いた。
セクロスも遺伝も知らない年齢であったがタラオはそれがどういう
ことであるのか感覚的に理解した。タラオにとっては初めての
兄妹。可愛くて仕方なく思えた妹が自分とは違う何者であるかを・・・
347 :
774RR:2006/11/14(火) 00:19:55 ID:/a8wgOah
>>344 気長に待ってるよん。ファンはみんな同じ気持ちだと思う。
>>346 面白い。どうなるのか先が気になる。
でも、お名前の欄に題名を入れてくれるとうれしかとです。
348 :
774RR:2006/11/14(火) 00:33:00 ID:Dh3cy99r
349 :
346:2006/11/14(火) 00:57:17 ID:aVtEcjdZ
「どうしたの?」
半裸のリカが、先ほどのエキサイトバイクでオーバーレブして
上気したからだを起こし聞いてきた。
「何でもない」
「うそ、セックスしたあとのタラオっていつもそんな感じ。
何か遠い世界を眺めているみたいな。」
(やっぱりオンナには隠せないものなのか。逆にオトコは騙されっぱなし
なのに・・・)
タラオの脳裏に人の良い父の笑顔が過ぎる。
350 :
774RR:2006/11/14(火) 05:26:34 ID:FQVaY8B5
>>349 つC
メール欄にタイトル入れて頂けると、大変嬉しいです。
細かくてすみません。
351 :
346:2006/11/15(水) 00:03:15 ID:uwMHV5WE
「そういえばタラオって実家のこととか全然話さないよね。」
またドキリとしてタラオは考え込んだ。冷静に考えればリカも
実家のことなんか全く話したことがなかったのに自分だけが後ろ
めたい過去を隠しているような気がしてならなかった・・・。
やおらタラオは服を着て玄関にあるメットとグローブを手に取る。
こんな時は一人で湾岸を駆け抜け真っ白になりたい。
不満そうな顔をしているリカを尻目にタラオはアパートを出た。
階段下のスペースには丁寧にカバーを掛けられた1台のアートが
鎮座していた。
この世に産み落とされてから何代経ったのだろう・・・
だが、確実に公道最速を競うそのマシンには真紅のカウルに最速の
猛禽類の名前が見て取れた・・・
352 :
774RR:2006/11/15(水) 00:48:39 ID:BOmKSmvj
>>346氏の作品にワクテカしてきた!
続き、楽しみにしてるよ。
353 :
774RR:2006/11/15(水) 20:52:48 ID:SGmgl2iF
チャーン!
354 :
774RR:2006/11/15(水) 22:45:29 ID:6cRFub2/
゚・ 。 ・。
。・゚・⌒)
−=≡ _ _ o━ヽニニフ ))
−=≡ ( ゚∀゚)彡。・゚。・⌒)
−=≡ ⊂ o━ヽニニフ ))
−=≡ ( ⌒) チャーン!チャーン!
−=≡ c し'
355 :
774RR:2006/11/16(木) 11:10:57 ID:f3rsVytS
>>354 チャーン【churn】
〔チャーンは,掻(か)き混ぜること,激しい動きなどの意〕
って事なのか?!
356 :
774RR:2006/11/16(木) 11:22:37 ID:R5amxT35
>>355 オマエはサザエさんを見たことないの?
それともただのバカ?
チャーン チャーン
357 :
774RR:2006/11/16(木) 14:00:05 ID:Qw34pY8R
ハーイー♪バブバブ☆
☆☆☆☆☆チャーン!☆☆☆☆☆
358 :
774RR:2006/11/16(木) 16:55:20 ID:Mv9jDKSb
359 :
ももも:2006/11/16(木) 17:11:22 ID:CdSu0jub
360 :
774RR:2006/11/16(木) 18:03:50 ID:jO+21lud
>>359 オマエ、もの知らないなw
民明書房のなんて題名の本か忘れたがチャーハンの語源はチャーンなんだぜ!
お久しぶりです。ちょっと仕事に追われていて、執筆状況が滞り気味です。
11月中の再開を目指しますので、もう少々お待ち下さい。
362 :
774RR:2006/11/16(木) 20:02:13 ID:y7wSfEyK
今日、タイヤの空気圧を見て、チャーン張りとチャーングリスをくれてやりました。
363 :
355:2006/11/16(木) 21:56:42 ID:f3rsVytS
いやもちろんイクラチャーンは知ってるし、
>>354は炒飯だろ!って突っ込むつもりでいた。
でもたまたま開いた辞書に乗ってて、意味的にもぴったりだったのでついむしゃくしゃしてやってしまった。
今は反省している。
364 :
774RR:2006/11/16(木) 23:44:22 ID:x2a5QkR6
っミント
365 :
774RR:2006/11/17(金) 00:35:09 ID:aOxkrTE9
>>363 ほんとだ!でも牛乳やクリームに限定してるみたいね。
あ、もしかしてイクラちゃんはママに、おっぱいおっぱいってせがんでるのかもね。
366 :
774RR:2006/11/17(金) 01:17:52 ID:DEAcOdzq
こら!おまいら!
>>361をスルーするな!
気長に待つので焦らずにお願いします^^
さて・・・ ゚・ 。 ・。
。・゚・⌒)
−=≡ _ _ o━ヽニニフ ))
−=≡ ( ゚∀゚)彡。・゚。・⌒)
−=≡ ⊂ o━ヽニニフ ))
−=≡ ( ⌒) チャーン!チャーン!
−=≡ c し'
367 :
774RR:2006/11/17(金) 02:22:54 ID:CNI3FfQ0
とりあえずブラインドコーナーは無い!
368 :
774RR:2006/11/17(金) 19:15:27 ID:YKJn9xTG
関係ないけど、
神出鬼没のあのチャーハン猫って今頃どこのスレにいるんだろう?
369 :
774RR:2006/11/17(金) 22:21:54 ID:Fd/YzvO5
つ Bグル板のチャーハンスレ
370 :
774RR:2006/11/17(金) 23:55:03 ID:YKJn9xTG
いや、ごめん!スレじゃなく、板だった。
昨年の今頃はスキー・スノーボード板にチャーハン猫のスレが建ったんだよね…。
スレ違いスマソ。
371 :
774RR:2006/11/18(土) 18:49:51 ID:vZhEvOm9
そろそろ魔棲男のダンナが来る頃じゃね?
372 :
774RR:2006/11/18(土) 18:52:13 ID:liv7mZns
今週中に復活って言ってたしな
373 :
774RR:2006/11/18(土) 19:33:07 ID:eo6Cejej
まあ、そう急かすなや。
俺らにできるのは、またりと待つことのみ。
【SCENE93】
初めてノリスケの前を走る事となったアナゴ君。
彼は愛車の小さなスクリーンに上半身を捻じ込むように深く伏せ、決して後ろを振り向くことなく、ただ一直線に
闇を切り裂き走る。
アナゴ君は、前走者が居なければ速さを維持できないライダーではなかった。『ノリスケ』を追い立てていた先ほど
までの・・・いや、それ以上のペースを彼は自ら造り出す。
コーナー脱出時の速度差で、立ち上がり後もアナゴ君と『ノリスケ』の車間は徐々に開いてゆく。闇に向かって小さく
なって行く唇マークが、この時ばかりは格好よく輝いて見えた・・・。
しかし僕は、彼らのバトルと直接関係の無いある思いを抱えながら走っていた・・・。それはバイクに乗った僕自身に
ついての疑問・・・。
速度が上がるにつれ、高揚する心・・・。先の見通しが悪いほどに好奇心突き動かされるコーナーリング・・・。
どうして、こんなにもバイクに乗っている時・・・いや、バイクに乗って命を危険に晒している時がこんなにも楽しいのか?
何故、僕はこの死と隣り合わせのスピードを恐怖と受け止めることなく、むしろ快感として貪るのであろうか・・・。
何故、バイクに乗り始めて一年半程度の経験しか持ち合わせていない僕が、アナゴ君やナミノ君達のような歴戦の
強者達と互角に渡り合う力を身につけているのか・・・。
375 :
774RR:2006/11/18(土) 23:42:09 ID:Nk3rm/en
キター
つC
【・・・後者の疑問については自身でも説明がつけられるような気がした。
直線、コーナー、一般車両のパス・・・。その時々の状況の中で、出来る限り速く走る為の速度や走行ラインと
いうものは物理的に自ずと決まっている。認識不足や操作ミス、そして一瞬の判断ミスでその限界を超えた者に
待っているのはライディングの破綻・・・。だから、ライダーはそれらの状況に対し安全率を加味しながらやり過ごす。
「速く走る」という事は、その物理的限界に近づく事を意味し、安全率を小さくし、反してリスクを増大させてゆく事に
他ならない。
速さを保ちつつも、経験則や技術的底上げによるスキル向上により、その安全率をある程度補填する事は可能で
あるが、その当時の僕の速さの追い求め方とは、明らかに安全率を単純に削ぎ落としていく危険な方法であった。
恐怖・・・。その感覚は、人間を始めとする高等生物が自らの生命を持続させてゆく為に身に付けた、自身の命を守る
為の重要なセンサーであり、その感覚こそが無意識のうちに『安全率』を考慮させるのである、が・・・。
僕が速く走ることの出来る理由を、Ninjaという当時の世界最速車両が愛車であった事以外に僕自身、本当は
解かっていた。
僕の心の中の『恐怖』というセンサーは・・・壊れていたのだ・・・。
自らの心を抑えこむように生きてきた幼少期から青年期。
内気な僕と対照的に、快活なガキ大将肌の兄をどこか疎ましく思いながらも付き従っていた僕・・・。
母から無理に習わされたヴァイオリンを、それでも否定的な意思表示すらすることなく習い続け、上達もまたすることの
無かった僕・・・。その他、あらゆる事象に真正面から向き合う事の無かった僕・・・。
そして・・・。そして、父の死という本来であれば幼き少年の小さな心にとって少なからず衝撃を与えるであろう出来事に
際して、思い出すら持たない僕・・・。
心の弱かった僕の唯一の身の守り方とは、他からの様々な入力に対して無意識にセンサーを鈍にし、無理矢理に
心の平衝を保とうとする事だったのかも知れない。
200km/hをゆうに超える速度で飛び去る景色を、まるで他人事のように眺めていた。
幼い僕を抱き、優しく笑う父の写真の顔を思い出していた。おそらくは、僕をこよなく愛してくれていたであろう父。
そんな父との思い出も、彼の死に対する悲しみの感情にも鈍感だった僕は・・・僕は・・・そう、自分自身の命に対してもまた、
鈍感であったに違いなかった・・・。
死を恐れていないというよりも、自らの命に対しての明確な手応えと死のイメージを持つことの出来なかった僕が、死への
恐怖を根拠とするスピードに対する安全率を持てなかったのは自然な事だった。
・・・それが、僕の速さの寂しき理由・・・。
超高速下で、そんな思いを巡らせていた十数秒の間に、『ノリスケ』の背中が再び眼前に大きく迫る。
彼はアナゴ君の獲物なのだ。今日は見届け人に徹するのだと誓ったではないか。それなのに、無意識のうちに敵機を
捕捉し、いつのまにか抜いてしまいそうになっている自分に驚き、スロットルを僅かに戻す。
「僕は・・・速く走れちゃうんだから・・・」
他人が聞けば、ひどく逆上せ上がったようにも聞こえる独り言を自嘲気味に呟いた僕・・・。
この日、僕は好敵手と強敵の走りを前にして自身の速さの仕組みに気づかされてしまったのだ・・・。
保土ヶ谷まであと少し・・・。一分ほどで着くだろうか。
もはやアナゴ君の勝利は揺ぎ無いものと信じて疑わなかった。しかし、そう思っていたのは僕だけだったようだ。
話はそれほど単純で無かった。敵機『ノリスケ』もまた、僕と異なるタイプのスピードに対する何かを喪失している
人間だったようだ・・・。
『ノリスケ』は、後方から超接近しつつも僅かに速度を殺し、再び自らの後方に位置を戻した僕をどのような思いで
見ていたのだろうか。
彼はミラー越しに一瞬こちらを見たかと思うと、前に向き直り猛進を続けた。
コーナー脱出速度差を利用し、一時は50m以上もの差を付けて最前方を走っていたアナゴ君の姿が再び近づいてくる。
・・・速い。この最高速に近い状況の中で僅かに残された速度の伸び代は、アナゴ君のカタナを『ノリスケ』のカタナが
上回っていた。
おそらく、『ノリスケ』のカタナは、ノーマルマフラーのアナゴ君に対して抜けのよい社外品を装着している為だと思われる。
もしかしたら、吸気系やレシオだって弄ってあるのかもしれない。
その『ノリスケ』の速度の伸びは、彼のファイティングスピリットの表れにも思えた。
そうだ。彼だって必死なのだ・・・。今日がバイクでのラストランになるかも知れない彼にとっても、これは負けられない
闘いなのだ。
『ノリスケ』のカタナのヘッドライトに照らされたアナゴ君の背中がじりじりと迫る。
もうすぐ保土ヶ谷・・・。カタナ同士のバトルの決着が着く時もまた、じりじりと迫っていた・・・。
380 :
774RR:2006/11/18(土) 23:47:30 ID:sZFekTLK
つC
まってた!
381 :
774RR:2006/11/19(日) 00:01:52 ID:L70HbLD7
ウォーktkr!CCCCCCCCCCCCCCCCCCC。
382 :
774RR:2006/11/19(日) 00:03:39 ID:TSJ+OYnD
つC
イイね!イイね!
383 :
774RR:2006/11/19(日) 00:17:14 ID:MfTSSZIh
つC
GJ
384 :
774RR:2006/11/19(日) 00:18:59 ID:ouJIFaEk
つCCCCCCCCCC
魔棲雄を読んでホントにバイク乗りになってしまった大学生のオレがきましたよ。
385 :
774RR:2006/11/19(日) 02:34:20 ID:FXKnmtzz
>>384 オマエは俺か?
魔棲雄氏に禿しく紫煙!
386 :
774RR:2006/11/19(日) 09:31:11 ID:zIqniJ3j
ウフフフ… +
+ ∧_∧ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
l⌒l(´∀` )< 魔棲男のダンナ乙!
| と_ ヽ \__________
| |i 三三三)
| |i 三三三) +
"''""'"''""'"''""' +
387 :
774RR:2006/11/19(日) 12:35:16 ID:BCYCvITk
待ってましたぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁCCCCCCCCCCCCCCCCCC
388 :
774RR:2006/11/19(日) 19:00:23 ID:1hLv3nrc
リアルサザエさんを見てて、マスオがサングラスとマスクを装着したときwktkしたのは漏れだけじゃないはずだ…w
という訳でCアゲ
389 :
774RR:2006/11/19(日) 19:20:55 ID:WAbuXia7
来週のサザエさんはミセスアナゴ。
すげー気になるw
390 :
346:2006/11/19(日) 19:52:05 ID:nKCKQ7Zl
旅行先から
つC
391 :
774RR:2006/11/19(日) 22:38:25 ID:oTAUQhlQ
つC
どうするどうなるアナゴさん
392 :
774RR:2006/11/19(日) 22:59:56 ID:Gzg+2yfK
393 :
774RR:2006/11/20(月) 01:22:29 ID:LfrhM57Q
394 :
774RR:2006/11/21(火) 01:20:05 ID:KTYwmY5U
hage
395 :
774RR:2006/11/21(火) 01:22:12 ID:2hYZHND+
ハゲ
396 :
774RR:2006/11/21(火) 21:39:24 ID:J0+dOrsn
ふと思ったがこのスレ何人くらい見てんだろーな?
397 :
774RR:2006/11/21(火) 22:13:46 ID:JTQPGFt0
ノ
初代からリアルタイムで
398 :
774RR:2006/11/21(火) 22:15:08 ID:tQs8Ae2R
他スレのオフで、ここのスレのこと言っても知らない人が多かった…。
だから、みんなに教えてあげると、良スレ教えてくれてありがとうって
みんな言ってくれるよ。
399 :
774RR:2006/11/21(火) 22:20:12 ID:pqxG2bz/
(・∀・)ノシ
楽しく拝見しております。
400 :
774RR:2006/11/22(水) 02:46:39 ID:Wb5ANjtn
ノ
このスレのお陰でバイクに興味を持ち、免許取得を決心しました
今月中には取れそうです(教官談
お久しぶりです。保守がてら投下します。
「伊佐坂氏こっちですよ〜!」
「すみません!遅くなりました!」
甚六は息を切らしながら、駅の改札の目の前に迷惑を顧みず屯する数人の男達に駆け寄った。
「いやいや。そんなに遅れてませんし
>>500氏がまだですから。」
「時間大丈夫なんですか?」
甚六が尋ねると、それを遮る様にロボットアニメの主題歌が鳴り響いた。
甚六が話し掛けていたリーダー格の男がベルトに着けた携帯ホルダーから電話を取出し、
甚六に一瞬目をやってから電話に出た。
ピッ。
「もしもし…あぁ
>>500氏。どうしました?皆待ってますよ?」
「…はぁ?何をバカな事を?!今日はみるくタソのデビューライブですぞ?!
…はい…はい…分かりました。ではまたの機会に。」
ピッ。
「
>>500氏は今日は欠席だそうです。さ、行きましょう」
402 :
774RR:2006/11/22(水) 18:30:56 ID:AtUq05Vp
みくるタソwww
ごめんなさい、一気に投下します。
「いや〜良いライブでしたな」
「私達は歴史的瞬間に立ち合いましたな。」
「私はみるくタソをずっと応援いたしますぞ。」
口々にライブの感想を述べながらライブ会場−と言ってもメイド喫茶だが−から多数の男達が吐き出される。
その中に甚六達もいた。
周りの男達と同様に、手に手にビニール袋を持っている。
どうやら件のみるくというメイド喫茶の店員の、自費出版CDやグッズが入っているようだ。
リーダー格の男が、甚六にホクホク顔で話し掛ける。
「いや〜、最高でしたな、甚六氏。」
「…え?あ、あぁ、そうですね。」
ぼんやりしていた甚六が慌てて相づちを打つ姿を、男は不思議そうに見ていた。
「…すみません、僕はこれで失礼します。」
甚六は頭を下げると、皆の返答を聞く前に足早に立ち去った。
「はぁ…」
甚六は一人ため息をついた。
何でだろう。
前はこういったイベント時はテンションも上がりとても楽しく思えたのに、今はただ虚しいだけだ。
飽きた…いや、飽きた訳じゃない…興味が失せた?
…いや、興味無くなったというより、自分の中での重要度が下がったというべきか?
甚六は自問自答を繰り返した。
ドンッ!
「あ、ごめんなさい」
ぼんやり歩いていた甚六は、脇道から出てきた人にぶつかった。
「気ィ付けろやゴルァ!…テメェは?!」
甚六が下げていた頭を上げると、そこにはケンちゃんとピザ夫がいた。
甚六が言葉を発しようとした瞬間、甚六の目の前が白くなり、火花が散った。
何が起きたのか分からなかった。
甚六の目に何かが飛び込む。
ポリバケツ?ごみ袋?
僕は倒れてる?頬が痛む。
殴られたのか?
甚六が全てを理解する前に、今度は腹に衝撃が走る。
空気を吐き出し、腹を抱え悶絶する。
畳み掛ける様に背中に、足に、腕に、腹に、頭に、休みなく痛みと衝撃が走り、
甚六はただ頭を抱え、丸まって耐える事しか出来なかった。
「調子に乗ってんじゃねーぞゴルァ!」
ケンちゃんはピザ夫を見張りに立て、休む間もなく甚六を蹴り続けた。
半失神状態の甚六を、ケンちゃんは蔑みの目で見下し唾を吐きかけた。
「バ〜カ、死ね!」
ケンちゃんは荒い呼吸のまま一言吐き捨てると、ピザ夫に預けたゲー○ーズの袋を受け取り立ち去ろうとしたが、
ふと、ゴミ捨て場に捨ててあった角材が目に入った。
「やっぱ止めは刺しておかねーとな!」
ケンちゃんは角材を拾い振り上げると、甚六の頭部に狙いを定め、力一杯振り下ろした。
「うっ…」
「君、大丈夫か?!」
甚六が目を醒ますと、救急隊員が心配そうに甚六の顔を覗きこんでいた。
「…大丈夫です…」
救急隊員が支えようとしたが、甚六はその手を借りず立ち上がった。
体中がズキズキと痛む。
辺りを見渡すと、自分以外にも人だかりに囲まれている所があった。
そこにはケンちゃんとピザ夫が失神状態で、ポリバケツに頭から突っ込まれていた。
「ん〜…」
甚六は病院の前で大きく伸びをした。体中が痛む。
病院での手当て後、その場で警察の事情聴取があったが、知らない事は知らないとしか言えない。
どうやら近所の人の証言によると、通りすがりの黒いツナギとヘルメットの男(?)が甚六を助けた様だ。
「まさか…な」
甚六は小さく呟くとその場を立ち去った。
その目に暗い炎を灯しながら。
ガタガタと音を立て、入り口の引き戸が開けられる。
「…何しに来た…?」
鮫島はパーツリストを見ながら、その音を背中で聞きつつ言葉を発した。
「ご無沙汰してます…」
「お前はもう降りたんだろう?」
甚六 の言葉を鮫島が遮る。だが甚六は頭を下げたまま言葉を続けた。
「確かに僕は全てを投げ出して逃げました。済みませんでした。でも…」
「言い訳はいらん。何故また走る?普通に単車乗ってりゃいいだろ?」
甚六は頭を上げると一瞬口淀んだが、話始めた。
「分かりません…」
「………」
「何故またあんな危険な事をしたいのか分かりません。けど、走らなきゃいけないんです。」
「………」
「色々な理由はありますが、どれも本当の理由じゃないんです。自分でも理由は分からないんです…」
「もういい。」
鮫島は重い口を開き甚六を暫らく見つめると、パイプ椅子を鳴らしながら立ち上がった。
店の隅にある白いカバーを掛けたバイクに近寄ると、鮫島は勢いよくそのカバーを取った。
「これは…」
「お前のGSX−Rだ。」
甚六は絶句した。
死んだ筈のGSX−Rが目の前にいる。
しかも見た事の無い純白のカウルを纏い、無言の威圧感を放ちながら。
「おやっさんの指示でな。こいつは俺の単車人生の集大成だ。
計算上、俺の予想するSABUのZX−11のスペックを上回っている」
「おやっさんって…」
「お前の家の裏に住んでる爺様だ。俺の整備の師匠でもある。」
「お爺さんが…」
甚六はGSX−Rにそっと触れた。
413 :
774RR:2006/11/22(水) 19:06:35 ID:o7kPgPS0
ワクテカしながら続きを待ってる。C
414 :
774RR:2006/11/22(水) 19:06:38 ID:ZeSYvWFZ
ワロタwww
やっぱケンちゃんとピザ夫はヲタ芸やってるから身体鍛えてるのかなw
ストック投下完了。
ようやく保存ボックスが空いたorz
>>413 私ごときの駄文には勿体ないお言葉です。ありがとうございます。
>>414 私の知るヤンキーには意外とヲタが多かったもので…w
きっとケンちゃんらは、格ゲーやって強くなったつもりだったのでしょうw
では、失礼いたします。
連投、駄文失礼いたしました。
416 :
774RR:2006/11/22(水) 21:51:51 ID:ASEWaFyn
ろころで
>>500氏とはいったい何者でせうか??????????
ワクテカ&C
417 :
774RR:2006/11/22(水) 22:05:08 ID:iZlflzTw
未来予想図ktkr
418 :
774RR:2006/11/22(水) 22:11:40 ID:WEtjl9++
419 :
346:2006/11/23(木) 00:21:02 ID:x5x9Roas
タラオは既に機上の人となっていた。圧倒的なスピードで景色が流れていく・・・
気の合う仲間や彼女とツーリングするのは確かに楽しい、だがやはりタラオは
一人で疾るのが一番好きだった。トルクゲージのごとく上がっていくスピードとともに
タラオの視界は狭まり感情は透明になっていく・・・
フルスケールのメーターを振り切り、常人では何も見えなくなる圧倒的なスピード。
タラオの透明な感情は魔の領域に達し、あるスイッチを起動させる。
それは魔の動体視力。オーバー300でヘルメットのバイザー越しにアスファルトの
石の形状を認識できる才能。それは誰から受け継いだものなのだろう?
420 :
774RR:2006/11/23(木) 00:27:22 ID:9AX4Srrx
つC
421 :
774RR:2006/11/23(木) 17:57:06 ID:/jixqBcL
つC
422 :
774RR:2006/11/24(金) 15:10:12 ID:jwVfDYW1
つC
「俺のGTOは最速ゥ!」
「いゃぁ〜ん、もっと飛ばして〜」
三菱GTOが湾岸線の闇に光の帯を残し駆け抜ける。
ふとドライバーの男がルームミラーに目をやると、小さなヘッドライトがグングン迫ってくる。
「ふん…バイクか…バイクごときが舐めるな…」
男はアクセルを踏み込み、GTOをフル加速させた。
「えっ?な〜に〜?ど〜したの〜?」
「バイクごときがこの神と呼ばれたGTOに追い付こうとしてるから、
現実ってものを教育してやろうと思ってね。」
「キャハハ!飛ばせ飛ばせ〜!」
猛然と加速するGTO。が、後方から来た純白のバイクはGTOを一瞬で抜き去り、
すぐにそのテールランプは遠退いていった。
「…あれ?」
「…だっさ〜…」
甚六は前方を睨み付けている。
1340CCまで拡大された排気量、ハイカム、FCR等完璧に調教されたエンジンと、
風を味方に付ける為に身に纏ったカウル、ゴッソリ入れ替えられた足回りを装備するGSX−Rは、
甚六をいとも簡単に250キロオーバーの世界へとエスコートする。
「くっ…かはぁ!」
これ以上は神経が保たない。
そう判断した甚六はアクセルを抜いた。
失速するGSX−Rを軽やかに操り、甚六は辰巳PAへと滑りこんた。
「…はぁ…」
甚六はヘルメットを取ると深くため息をついた。
疲労の色が濃く、排気ガスで薄汚れた顔だったが、目だけは異様な光で満ちていた。
缶コーヒーの蓋を開け喉を潤すと、ふと、鮫島の言葉が脳裏に浮かんだ。
《走りてぇなら止めやしねぇ。その代わり自分の意志で決めたんだ。自分で責任取れ。誰にも頼るな。》
「自分の意志か…」
事無かれ主義で周りに流されて生きてきた自分。
初めて周りに逆らい、自分の勝手な都合で押し通した意志が、こんな馬鹿な行動か。
甚六は自分の行動に失笑した。
ヴァヴォッ!!ゴゴゴゴゴ…
《この音は!!》
ゆっくりと…慣性のみでバイクが一台辰巳PAに滑り込んでくる。
黒いKAWASAKI ZX−11。
それを駆る黒ずくめのライダーは…
「SABU…」
SABUはZX−11をGSX−R の隣に停め、甚六には見向きもせず横を素通りしようとした。
「この間…」
甚六の言葉にSABUが足を止める。
「この間、僕を助けてくれたのは貴方ですね?」
『……さあね……』
お互いがお互いを一瞥もしなかった。
「…一応礼は言っておきます。」
『……話はそれだけか……?』
正面を見たまま甚六が礼を言うと、SABUもまた同じ様にヘルメットの所為でくぐもった声で答えた。
「…言葉が必要ですか?」
初めて二人が向き合う。
SABUは真っすぐに甚六の瞳を見つめた。
どれほどの時間そうしていただろう?
SABUはZX−11にまたがりエンジンを始動させた。
甚六もそれに続く。
静かに…どこか厳かに…栄誉も、称賛も、それどころか勝利者すらいない戦いが始まった。
どれ位の距離を走っただろう?
…わからない。
どれ位の時間走ったたろう?
…わからない。
ただ甚六は前を走るSABUの背だけしか見えなかった。
何故こんな意味の無い事をする?
…わからない。
何故こんな危険な事をする?
…わからない。
繰り返される答えの無い自問自答。無限のループ。
だが一つだけ分かった事があった。
僕はSABUに引かれていたのは憧れじゃない。
誰よりも強く、誰よりも自由で、誰にも頼らず、誰よりも自信に溢れていた。
僕は気付いてしまった。それとも気付かされたのか?
僕はSABUに嫉妬していた。嫉ましかった。
僕 は S A B U が 憎 か っ た 。
怒り…いや、殺意を覚える位に…
甚六は朝から時間をかけ、ゆっくりと、丁寧に、何かを確かめ、刻みこむ様にGSX−Rを洗っていた。
「これでよし…と」
「…甚六。」
「何?父さん?」
難物の声に笑顔で振り向く甚六。その顔は夏の陽に照らされ汗が浮かんでいた。
「甚六…お前、昨日SABUと…」
「走ったよ。」
難物の言葉を遮り、甚六は明るい口調で答えた。
「うん、走った。」
「…甚六…」
難物は言葉を失った。
甚六は誰にも見せた事の無い、屈託の無い笑顔を浮かべていた。
「…今日も暑いねぇ…」
甚六は空を見上げた。難物もそれにならう。
雲一つ無い青空には、自らの存在を全力で主張する太陽だけが浮かんでいた。
甚六物語 完
430 :
甚六物語:2006/11/24(金) 20:03:44 ID:GxafG4Vl
このスレの住人の皆様、私の無駄に長い駄文をお読み戴きましてありがとうございました。
夏中に終わらせる筈が、途中身内の不幸、怪我で入院等に見舞われ、気付いたら冬になってしまいました。
自らの力不足を嘆き、怒り、何度投げ出そうと思ったか分かりません。
ですが諸先輩作家様方、新たな作家様方、何より私ごときの駄文にわっふるして下さった住人の方々…
皆様のお陰で本日、「甚六物語」は最終話を迎えられました。
皆様、本当に、本当にありがとうございました。
431 :
774RR:2006/11/24(金) 20:58:34 ID:CMqqUMcG
>>430 えー、終わっちゃうの?
第一部・完 ってことで、第二部の再開を楽しみにしてますよ。
432 :
774RR:2006/11/24(金) 20:58:43 ID:yZMUcaZU
乙。
433 :
774RR:2006/11/24(金) 20:59:28 ID:xLa1GniW
結局どっちが勝ったんだろう…
余韻がある終わり方だった オツ
434 :
774RR:2006/11/24(金) 21:04:56 ID:pJGdC6/L
あしたのジョーみたいだな
ジョーは死んだのか生きているのか
甚六は勝ったのか負けたのか
とにかく乙。
435 :
774RR:2006/11/24(金) 23:04:27 ID:1cDgSoZb
>>430 乙でした。
2ちゃんネタが多くて好きだったな〜w
436 :
774RR:2006/11/25(土) 11:28:31 ID:oIhcCx+m
甚六氏オツカレン
またネタがあれば書いて下さいね
437 :
774RR:2006/11/25(土) 15:00:19 ID:VpdWEpvb
中島には妻と娘が一人いた。ごく普通の生活をしていた。が、家族には疎まれ、
会社では上司に叱られ続けていた。中島はその生活から逃れたがっていた。
「毎日毎日、同じコトの繰り返しだナ・・ ホントに」
そんな中島の暗い日常を、明るい非日常に持っていってくれるのがバイクの存在だった。
438 :
774RR:2006/11/26(日) 01:20:08 ID:vDU9PI4O
さあ、続きを
439 :
774RR:2006/11/26(日) 01:25:28 ID:iFAbw5pl
珍古会「大磯飛沫」所属同会会長
中島とは彼のことだった。
彼の駆るCBX400F(550エンジンに乗せ変え済み)のコールは無敵を誇っていた。
サザエさんOP、EDはお手の物。最近ではBGMまでこなすようになっていた。
後に彼は「夜だと暴走族だけど昼でルールを守れば問題ない」という名言を残している。
440 :
774RR:2006/11/26(日) 01:48:17 ID:EKXfBPQD
441 :
774RR:2006/11/26(日) 15:41:37 ID:kzrYLd6Z
>>440 な ん と い う こ と で し ょ う(ry
442 :
346:2006/11/26(日) 17:45:55 ID:fgropYvu
一筋の光となったタラオ・・・
途中タラオを知らない未熟な者たちがバトルを
挑んできたが、コーナーを3つを過ぎるころには
タラオのミラーからその光は消えていた・・・
腕に覚えのある者とのバトル、それもここ数年味わう
ことはなかった。
最後に闘った相手は自分にバイクを教えてくれた叔父だった。
タラオが継ぐまでは叔父が湾岸最速だった。その叔父も自分に
バイクを教えてくれた人と闘い、その称号を継いだという・・・
多くのライダーが挑んできた湾岸最速の称号。だが、闘うに値する
相手のいない中でその名を戴くことは退屈と同義であった。
いきおい、タラオの到達点はいかに速くココを駆け抜けるか
その一点に絞られる。終わりのない目標・・・遙かなるホライゾンを
目指すタラオ。今夜もその終わりなきゴールを目指し疾駆する。
タラオがバトルポジションをとり、スロットルを開放とした刹那
黒いKAWASAKIがミラーに映ったと思うと、スリップストリームから一気にタラオを抜き去っていった・・・
443 :
774RR:2006/11/26(日) 17:47:10 ID:YQIAdc14
なんかもうキャラクターの名前だけ使ってる感が否めないなw
444 :
346:2006/11/26(日) 18:22:09 ID:fgropYvu
(ばかな!?)
不覚にもタラオは呟いてしまった。
戦闘態勢に入る前とはいえメーターは250km/hをオーバーしていた。
確かにスピードさえ上げれば不可能なことではない。
しかしそのKAWASAKIはタラオの背後1メートルまで近づいて
一気に抜き去っていったのだ。恐怖のリミッターが外れた
その走り・・・だがそれよりも驚かされたのはそれを駆る
人間だった。漆黒のボディと合せるような漆黒のヘルメットと
ライダースーツ。そのスーツの背中にはシルバーのロゴ、○に漢字の『三』・・・
(三河屋!?湾岸のSABU!!)
445 :
774RR:2006/11/26(日) 18:35:02 ID:mdlPkmLU
つC
しかし、相変わらずタマの腰はいい動きだなw
446 :
774RR:2006/11/26(日) 18:51:10 ID:I+QUA7W/
ミセス穴子さん
穴子さんの奥さんの話なのか。
447 :
774RR:2006/11/26(日) 18:54:21 ID:mdlPkmLU
尻にひかれてるな穴子さんw
448 :
774RR:2006/11/26(日) 19:05:16 ID:8JsRCmKm
第三京浜に走りに行ってたことも奥さんにバレバレw
449 :
346:2006/11/26(日) 19:06:22 ID:fgropYvu
ANAGOのお話、見れませんでした・・・orz
450 :
>437:2006/11/26(日) 19:53:23 ID:1FYOjFfh
中島は愛機である、ホンダ・スーパーカブ50のキックペダルを踏み込んで
エンジンを始動させた。カブ特有の軽快な排気音が辺りにこだまする。
「コイツの次は何に乗ろうか・・ レーサーレプリカ?ビグスク?ネイキッド・・?」
そう考えながら、中島はゆっくりと発進した。出勤の中、ヘルメットの中で笑みを浮かべる。
今日でこの会社ともお別れだ・・。昨晩、徹夜で書き上げた辞表を思い出しながら、
中島はカブのスロットルを開いた。
「長い間、散々だったからなぁ・・ 取り戻してやるヨ オレの人生──ッ」
451 :
>437:2006/11/26(日) 20:10:15 ID:1FYOjFfh
それからは、中島の計画通りに事が進んだ。半日で残っていた仕事を片付け、
直属の上司経由で社長に退職届を提出。後日、会社から計算された残りの給与、ボーナス、
そして退職金が振り込まれ、中島を苦しめた上司とも会社とも縁が切れる。
「あとは・・ ・・離婚だけだナ」
詳細を割愛するが、中島は離婚した。親権は彼女に渡り、中島は完全に自由になった。
「・・はい」
「もしもし、中島ですけど。 磯野、オレ覚えてるか?」
「中島ァ!」
数日後、旧友である磯野カツオと会うことになった。・・何年来だろう。
大学卒業後、2人は違う道を選んだ為に、6年間も会っていなかった。
プルルルルル。ガチャ。
「私です。浜です…はい…はい…えぇそうです。…はい…えぇ走った様です。残念ながら結果までは…
はい…えぇ…まだ大丈夫、バレてはいません…えぇ…分かっております…はい…ありがとうございます。
総裁閣下。」
ごめん、悪乗りが杉田。
だってMGS好きなんだもんorz
それに改めて読み返したら、我ながら浜の動機が分かり辛いんだもんorz
先生…俺…SSがしたいです…orz
453 :
346:2006/11/27(月) 00:47:52 ID:JFzHwurS
だが、すぐにタラオは頭をふった。
確かに叔父から聞いていたSABUのいでたちだったが
そのスーツは胸から腰にかけ滑らかな曲線を描いていた・・・
「オンナだ」
そのオンナは決して小柄というわけではなかったが、男ですら持て余す
ZZRの巨躯に比べればやはり小柄というしかなかった。
だが、まるで人馬一体のごとくコーナーではバンクし出口で加速していく、
そのラインはタラオのそれをトレースするが如きであった。
久々にあらわれた獲物・・しかもオンナ。
タラオの闘争本能とビッグサンの衝動に火がついた。
タラオは先程までリカ相手に披露していた阿修羅の高速ピストンを
愛機に命じた。隼はそれに応えるように獰猛な唸り声をあげ前方の
ZZRを猛追していった。
タラオはオンナを狩るハンター、隼はZZRを狩る猟犬と化した・・・
454 :
774RR:2006/11/27(月) 00:53:02 ID:qQGS8n5g
455 :
774RR:2006/11/27(月) 16:11:49 ID:U0tc6xSa
ビッグサンワロス
456 :
774RR:2006/11/28(火) 20:29:37 ID:Z1xRYk4W
保守
457 :
774RR:2006/11/28(火) 20:33:38 ID:xIKoFKWJ
あのさあ、テレビとかでよく、
女の首あたりや、みぞおちあたりを『フンヌッ…』と、
手刀やらパンチやらで殴って、女をぐったりさせるのがあるじゃん、
あれどーやるの?
たまに夜道でやるんだけど、だいたいが『痛〜い!』とか
叫ばれて、慌てて逃げる羽目になるんだよなあ…。
来週は俺の30の誕生日だから、それまでに童貞を卒業したいし、
なんとか教えていただけないかなあ…?
458 :
774RR:2006/11/28(火) 20:58:53 ID:frGExCxC
気絶する程の力で殴ると死にますぜ旦那
K先生が言ってた
459 :
774RR:2006/11/28(火) 21:00:40 ID://e7vDWU
460 :
774RR:2006/11/28(火) 21:17:51 ID:SS+/9YaF
>>457 もう少しガマンしろ
もうすぐ君は魔法使いになれる
461 :
774RR:2006/11/28(火) 21:17:54 ID:Bnx/8OOn
>>457 誕生日過ぎたら魔法が使えるから心配するな
462 :
774RR:2006/11/28(火) 21:18:48 ID:Bnx/8OOn
被った・・・orz
463 :
774RR:2006/11/28(火) 21:40:01 ID:SS+/9YaF
>>463 おいおい、勘弁してくれよ
ちょっぴり栗の花の薫るフェアリーな俺にそれはないだろ
そんなナイスガイな君はなんなんだい?
465 :
774RR:2006/11/29(水) 11:22:26 ID:hspHbzaY
>>464 遥か天空から舞降りた
翼の折れた天使たち・・・
466 :
774RR:2006/11/29(水) 11:26:16 ID:hruz6lDQ
お〜スネ毛の生えたエンジェ〜ル
467 :
774RR:2006/11/29(水) 12:41:17 ID:sTUsB191
>>437氏
ちょ おまっ
その語尾 湾岸ミ(ry
468 :
774RR:2006/11/29(水) 12:49:33 ID:x1v4gZRL
469 :
774RR:2006/11/29(水) 13:40:56 ID:xMP+Sosb
だが、この語尾・口調が中だるみしたスレでのクスッという笑いにキク。
【SCENE97】
アナゴ君の背中は、完全に『ノリスケ』の射程に納まっていた。
この速度域でもアナゴ君の耳には背後に迫るヨシムラの咆哮が届いたようだった。彼は小さく後ろを振り返る。
その時、『ノリスケ』は遂にアナゴ君のスリップストリームに喰らいついていた・・・。
『ノリスケ』はすぐにアナゴ君の隣に並び、あるいは前に出る為に仕掛ける事をしなかった。
不思議なもので、前走者に追いつく事と追い抜くことは全く異なる意思を必要とする。
そのアナゴ君を上回るトップスピードをもってしても、絶対的な速度に対してその速度差というのは微々たるものであり、
なによりここは一般車両の混在するストリートである。
このコースに精通するアナゴ君を相手にして、トップスピードだけでは決定力に欠けると感じたのか・・・。もしかしたら
再び追われる立場となる事に躊躇いを感じたのかもしれない。
『ノリスケ』はチャンスを伺っているように見えた・・・。保土ヶ谷まであと僅か。その短い時間の中で、たった一度きりの
起死回生の一撃を・・・。
そんな二人を尻目に、僕はいよいよ快楽の絶頂にいた。
前方で繰り広げられる男達の熱き闘い・・・。
空気がヘルメットに切り裂かれる音・・・。
股下で唸るエンジンという名の愛車の心臓・・・。
スピードに呑まれ溶ける景色・・・。
それまでの人生の大半を地に着かない足取りでよろよろと歩き、闇の淵から斜めに構えて世界を傍観して来た
自分が今、バイクという大いなる翼に乗り猛烈なスピードで目の前の世界を切り取っていく快感・・・。
バイクこそが・・・スピードこそが、僕のアイデンティティ。
・・・自らの命にすら現実感が持てない故に失した恐怖心。引き換えに手に入れた速さ・・・。
僕の生まれながらに持っていたネガティブな面から引き出されたであろうスピードへの資質に気がついてしまった今、
それすらも真正面から受け止め、正負表裏一体の自身の魂の形として僕はバイクとスピードに自己の拠り所を
見出し、否定的に受け止めていた己と己の人生すら初めて肯定的に受け止められるような気がした。
魂が開放されるような清清しい心持ちで、僕はスロットルを開けていた・・・。
すると、突然に僕はある思いに駆られる。
それは誰よりも速く走りたいという欲望・・・。前を疾駆する二台のカタナを撃墜したいという戦士としての欲望・・・。
それはもう一人の自分の声というよりは、バイクにアイデンティティを見出してしまった僕の心の素直極まりない思いに
他ならなかった。
その心の声に誘われるがまま、僕は僅かに残していたスロットル開度の残りを引き絞る。高鳴る吸気音は僕の心を
解き放ち、僕はヘルメットの中で満面の笑顔に包まれる・・・。
近づく二台のカタナのテール・・・。僕は無邪気に前を行く二人の戦士を追い墜とそうとしていた。
474 :
346:2006/11/30(木) 00:05:56 ID:b8McQ/WD
つC
相変わらずいいどす
475 :
774RR:2006/11/30(木) 00:12:54 ID:RDmn4c6t
っちゃぁぁぁぁあ゙あ゙ん
つC
476 :
774RR:2006/11/30(木) 00:14:13 ID:53ptudy1
つC キタキタキター!!
477 :
774RR:2006/11/30(木) 00:16:47 ID:ecCY9G42
相変わらず最高!!!これからもガンガッテくだしあ><
478 :
774RR:2006/11/30(木) 00:57:49 ID:iYQeZjPX
チラ裏)
本日卒検合格しますた
このスレがなかったら、バイクに乗ろうなんて思いも寄らなかったと思います
魔棲雄さんに感謝
つC
479 :
774RR:2006/11/30(木) 00:59:56 ID:lA4AwvJY
つC
まってました!
480 :
774RR:2006/11/30(木) 03:07:43 ID:2MQu/s4M
481 :
774RR:2006/11/30(木) 05:56:03 ID:3h5xilY6
CCCC
482 :
774RR:2006/11/30(木) 07:40:19 ID:+VD02wAr
魔棲雄氏キタ━━━(゜∀゜)━━━ !!!!!CCC
>>478オメ!!!
483 :
774RR:2006/11/30(木) 13:03:08 ID:1IXnhY7o
マスオキテタ━━━(゜∀゜)━━━ !!!!
>>478オメ!
484 :
774RR:2006/11/30(木) 13:06:21 ID:KWgbuT1s
CCCCCCCCCCCCCCCCCCCC
これでも足りないぜ。
485 :
774RR:2006/11/30(木) 13:20:10 ID:j0EajKK/
マーくん最高 つC
486 :
774RR:2006/11/30(木) 15:33:49 ID:ANxlNxoG
魔棲雄覚醒キター
この先の展開が楽しみ!
>>478 おめ!
487 :
774RR:2006/11/30(木) 23:45:50 ID:hCJOtkPc
つC
488 :
774RR:2006/11/30(木) 23:46:25 ID:q4HCFGCS
489 :
774RR:2006/12/02(土) 08:26:57 ID:4DsSrdce
CCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCC!
490 :
774RR:2006/12/02(土) 12:23:23 ID:mQVLnkiZ
アブネー丸一日カキコ無しだったのか…
落とさないようにアゲ
491 :
774RR:2006/12/02(土) 13:00:04 ID:N3If27Du
まだ500にも満たないが?
なにいってんだコイツ?
492 :
774RR:2006/12/02(土) 13:19:48 ID:hmi+w+I2
ヒント:dat落ち
493 :
774RR:2006/12/02(土) 18:44:55 ID:JflcwsEI
491、恥ずかしいヤツ…
494 :
774RR:2006/12/02(土) 20:10:22 ID:9CJiyXKg
950超えて24時間書き込みがないと落ちるよね
>>492 わかってないねぇw
>>493 オマエがいちばん恥ずかしいよ、初心者w
死ぬまでロムってろよチンカス
495 :
774RR:2006/12/02(土) 21:43:57 ID:hmi+w+I2
496 :
346:2006/12/02(土) 23:49:40 ID:TrMWkzJN
天を衝くほどに膨れ上がったジュニアとは裏腹に
タラオは冷静だった・・・
目の前を走るオンナのラインをじっくり観察し
そのデータを頭にインプットしていく。そして
過去のデータと照らし合わせどこで勝負を仕掛けるか
計算していく。それこそが「サイボーグ」と仇名される
タラオの真骨頂・・・。
そう、マシンは異なれどかつてF1に君臨した史上最強の
王者の如き走り・・。湾岸に於いて正にタラオは「紅き皇帝」であった・・・。
497 :
346:2006/12/03(日) 00:13:18 ID:sBv4czld
数え切れないほどココを走り抜けたタラオには
最速のラインがナビゲーションの如く視界に
表示される。
そう、普通の相手ならば敵がそのラインを外した
ポイント全てがタラオのオーバーテイクポイントだ。
だが、今夜の相手は違う。
正確にタラオのラインをトレースし、スロットルの
開閉ポイント、ブレーキングポイント全てがタラオを
なぞるかの様だった・・・。
(このオンナは何処でこんな走りを?)
ピークパワーで勝るZZR相手ではストレートで
抜き去ることができない。コーナーのみがその
ポイントであるのにそれすらもできない。
次第に焦燥感を覚えたタラオを襲う既視感、それは
同じく湾岸で漆黒のZXを追う真紅の隼に跨る漢の姿だった・・。
498 :
774RR:2006/12/03(日) 01:02:07 ID:eJHmd8v5
磯野家ヤバスww
つC
499 :
346:2006/12/03(日) 01:03:35 ID:sBv4czld
(このままオレは敗れるのか?名も無きオンナごときに!)
一定のペースを保ったままランデブーを続けるオトコとオンナ。
このまま無限の時を刻み続けるように見えた二人にもゴールと
いう名の破局が迫っていた・・・。
だが、同時にそれはタラオが敗れ去ることを意味していた。何か
チャンスはないか、演算を繰り返すタラオの視界の先に並走する
2台の日産GT−Rが現れた。
(あのGT-Rをかわすときしか他にない!)
タラオのラインを塞ぐように走る2台のGT-Rをいかにかわすのか・・・
500 :
346:2006/12/03(日) 01:24:09 ID:sBv4czld
次第に四灯のテールランプが近づいてくる・・・。
いかに国産最速の四輪であろうと公道で二輪の獣にかなう
ものではない。しかし、前をはしる四輪の騎手達は迫る
タラオ達の存在に気づかないでいるのか並走を止めようと
しない。タラオの口元に微かな笑みがこぼれる。
ゆるく右にカーブするロングコーナーの手前で追いつく二人。
ZZRは余裕のあるアウト側にラインをとりGT−Rを撃墜しようと
する、だがタラオのとったラインは僅か数メートルしか余裕の
ないイン側であった。
(ココを抜ければ必ずオンナを仕留められる)
魔に棲む男が呼び覚まされようとしていた・・・
501 :
346:2006/12/03(日) 01:45:27 ID:sBv4czld
コーナーではどのマシンもインに寄せる。
だが、公道の右コーナーにおいてはサーキットの
ようにギリギリまで寄せたりはしない。
当たり前の話である。
そもそも複数車線を持つ公道にはガードレール等で
仕切られた中央分離帯が存在する。その上、車線から
分離帯までの間隔は短くゴミも溜まっている。そのよう
なコーナーでギリギリまで寄せてしまったらタイヤに
ゴミが付着しグリップが急激に低下してしまう恐れが
ある・・・それは高速域に於いては死と同義であった。
GT-Rもそのセオリーに則り僅かにイン側を空けてコーナーに
進入していく。そこがタラオの付け目であった。常人なら
接触とグリップダウンによる転倒を恐れ考えたことすらない
その僅かな空間に愛機を捻り込んでゆく・・・
横に並んだときGT-Rを駆るドライバーの驚愕した顔がタラオには
見えた。ホワイトシャンメリーを放出するが如き快感がタラオの
全身を巡る。コーナーの立ち上がりでスロットルを開き愛機にムチを
いれ、GT-Rを抜き去ったときにはタラオの視界を妨げるものは何もなかった・・・。
502 :
346:2006/12/03(日) 02:05:50 ID:sBv4czld
一瞬の間を置いてアウト側からGT-Rを葬ったZZRが隼に
付き従ってきた。しかし、その走りに先程までの輝きは
なく狩人に捕らわれた一匹の獣の様であった・・・。
この先再びタラオを抜き去ることはできない。それを
表明するかのような走りにタラオは勝利を確信した。
公道のバトルは終わり、残るは閨のバトル。
再び激しく鼓動し自らの出番を主張するタラオ自身のKATANA。
獲物を吟味するようにミラー越しにオンナを観察するタラオ。
僅かに開いた胸元の上方にアルファベットの刻まれたネック
バンドが見えた・・・。
「S・A・Y・O・R・I」
(!!!!!!サヨリ!?、あのサヨリ、妹だというのか!!!???)
503 :
774RR:2006/12/03(日) 11:13:25 ID:Nck811g2
>346
乙
504 :
774RR:2006/12/03(日) 22:38:11 ID:VY/Hf/eU
保守
505 :
774RR:2006/12/04(月) 00:07:20 ID:39vl1xPS
ほ
506 :
774RR:2006/12/04(月) 19:43:44 ID:X2mOOvOY
507 :
774RR:2006/12/04(月) 23:25:42 ID:mrKpBcZ+
508 :
774RR:2006/12/04(月) 23:31:02 ID:ehgupC3I
ファミリアGT-Rだよ
509 :
774RR:2006/12/04(月) 23:51:33 ID:X2mOOvOY
510 :
346:2006/12/04(月) 23:54:03 ID:idN0SPKl
何だ、カリーナとかコロナじゃなかったのか(´・ω・`)
512 :
346:2006/12/05(火) 00:17:17 ID:wDG9ox2m
>>511 ごめんなさい。近未来のお話なので・・・
513 :
774RR:2006/12/05(火) 00:38:34 ID:fLOai38w
>>511 ごめんなさい。近未来通信のお話なので・・・
514 :
774RR:2006/12/05(火) 12:24:17 ID:p++NVtuK
DE3A!
515 :
774RR:2006/12/05(火) 21:02:22 ID:Zo7caKUi
一昨日のサザエさん。SABUのジャイロ出てたね。
やっぱマスオさんの夢は三京最速なんだろうなw
夢は大きくね。
516 :
774RR:2006/12/05(火) 22:53:53 ID:pm1GBnpy
続きマダー? C
517 :
774RR:2006/12/06(水) 18:56:53 ID:H9Met/cM
魔棲雄さんの文章はマジヤバス。
>>472>>473を読んだら「ガソリンの揺れ方」が脳内に流れた。
つうか、魔棲雄の状況と比較したらXSなんて屁どころかハナクソですらないし。
創作なのに現実を超えている。(でもサザエさんキャラ)
518 :
774RR:2006/12/06(水) 20:00:23 ID:U3l4CwJH
519 :
774RR:2006/12/06(水) 20:12:59 ID:ZRUDmDjM
520 :
774RR:2006/12/06(水) 20:55:12 ID:rHWm0niV
521 :
774RR:2006/12/06(水) 21:59:11 ID:U3l4CwJH
522 :
346:2006/12/06(水) 23:50:33 ID:bTsL23Rg
ふとタラオの脳裏に幼かった妹の姿が過ぎる。
行かないでと泣き叫ぶ妹を振り切り家を飛び出したタラオ・・・
自然とスロットルを戻してしまったその機会を逃さずオンナは
一気に抜き去っていった。
タラオを抜き去るその瞬間、オンナはタラオの方を向いた。
フルフェイスのヘルメットに覆われ、魔の動体視力を持つ
タラオといえどもその表情は伺う余地はなかったはず。
しかし、タラオには読み取れた。
抜き去る瞬間、オンナの唇がささやいた言葉を・・・
「さすがあのヒトの息子ね、兄さん・・・」
523 :
774RR:2006/12/07(木) 00:25:12 ID:e4HmHO3v
>>522 相変わらず唐突に始まるのな。でもオモロイ。C
524 :
774RR:2006/12/07(木) 02:01:02 ID:IGBNBV5Q
これだけの長期連載を続けたのなら、そろそろ最終回を考えないとな
525 :
774RR:2006/12/07(木) 04:39:16 ID:zncyaYTb
そういえば前スレからずっと第三京浜で戦ってるような…。
まるで昔のジャンプみたいだw
526 :
774RR:2006/12/07(木) 04:59:53 ID:s3jlXIIt
友情!努力!勝利!
527 :
774RR:2006/12/07(木) 11:10:16 ID:DupCfbN7
前スレってもCレスが多いからなぁ。
昔のジヤンプ?! 漏れは好きだw
528 :
774RR:2006/12/07(木) 19:12:23 ID:zcsSYhEU
おれは最近のジャンプも好きだぜ?
エロが増えてきたからな
529 :
774RR:2006/12/07(木) 22:21:46 ID:ylH7+8XQ
>>528 今週号は小畑絵でおっぱいもみもみ乳首つんつんと申したか。
530 :
774RR:2006/12/07(木) 22:22:18 ID:BxtzHsJM
【SCENE98】
解き放たれた僕の感情と、Ninjaのチカラ。
僕の丹田から際限無く湧き上がる正でも負でもなく、明でも暗でも無いただ真っ直ぐな透き通った感情は、スロットルに
僅かに残された迷いを呑みこむ。
すると、地上最速の戦闘機は、雑誌でのみ目にした最高速に向かって現実に加速していく・・・。
おそらくは100km/hで同一方向に走行する一般車両が、100km/hを遥かに超えた速度で次々と目の前に近づく。
その真っ赤なテールライトは、いつか見た宇宙戦争映画のビーム光線のように我が愛機の左右をかすめる。
視界の右上方には、オレンジ色の大きな満月。その月にだって飛んでいけそうな気がした。
僕とほぼ同じ速度で移動する物体はたったの二つ。それは前を走る二台のカタナ。
僕は二台をスクリーン越しに見つめていた。・・・ただし、先刻とは異なる瞳で・・・。
バイクとスピードに自我を見出し、快走する僕のつき抜けるような快感の中に、僅かに残る蟠りにも苛立ちにも似た
感情の対象になりつつあったのは、他でもない、その二台のカタナだったのだ・・・。
僕よりも速い存在が、僕自身を否定する存在に思えた・・・。
誰よりも速く走ることこそ、自らの存在を証明する行為に思えた・・・。
何故、カタナがNinjaの前を走っているんだ・・・。
僕の方が速い・・・。僕が一番速い・・・。
キミ達よりも僕の方が速いんだ・・・。いや、この第三京浜で一番速いのがこの僕なんだ・・・。
それまで抑圧してきた感情が開放されていると、そう感じていた。バイクによって心が解き放たれたと思っていた。
しかし、それは僕の思い違いなのかも知れなかった。
僕の心を抑えつけてきた自身以外の魂に僕は支配されていたのかも知れなかった。
本来の僕が持っていなかった攻撃的な感情が芽生えていくのを僕は止められなかった。
・・・僕の心の中で魔物のような感情が蠢き始めていた・・・。
・・・その魔物が棲んでいたのがスピードの中なのか、それとも心の深部だったのか・・・。それは解からない。
ただ、流れ出す感情の迸りは止める事が出来なかった。
バイクと出会うまで、誰に顧みられることも無かった僕。そんな僕が唯一頂点に立てそうな気がしたバイクの世界。
今にして思えば、あらゆる感情を自ら伏せてきた僕は、あるいは寂しかったのかもしれない。
僕はここに居る・・・。この世界にそんな思いを伝える媒介がバイクであり、そしてこの瞬間こそがその感情を世に伝える
べき瞬間なのだと、その時の僕はそう感じていたのかもしれない・・・。
最右列の追い越し車線を走る二台のカタナは、完全にNinjaの射程に納まっていた。
僕はそのスリップストリームに入る事もせず、彼らの左、中央車線で彼らを追い落とす最終段階に入っていた。
彼らの前に出る!僕が先頭を走る!僕が・・・僕が・・・僕が・・・僕が!!!
ストレス無くNinjaに吸い寄せられる二台の敵機。スピードメーターの針が250km/hを越えた。
流石のNinjaもほとんど加速をやめていた。それでもなお満たされない空腹を満たすが如く、僕はさらにスピードを欲した。
もはや加速を止めたNinjaの力を絞り粕まで使い切るが為に、僕は僅かにシート上で尻を動かし、同時に上体を
さらに深くスクリーンに潜り込ませようと試みた。
その時ほんの一瞬、視線が進行方向から外れ、メーターからトップブリッジ周りに移った。
・・・そのほんの数十分の一秒の間に視線が合ったのだ。Ninjaのキーにぶら下げていたニポポ人形と・・・。
ニポポの寂しげな瞳は、それを僕に託してくれた未だ愛しき女性、タイコさんの笑顔を脳裏に思い起こさせた・・・。
視線はすぐに前方に戻されたが、それがトリガーとなって僕の海馬は刺激されたかのように、あらゆる事柄がランダムに
関係、無関係を問わず脳内から引き出されてゆく・・・。
彼女の笑顔・・・、遥かなる旅路・・・、ヨンフォア・・・、鈴木さん・・・、限定解除・・・、ナミノ君・・・、そして・・・そして・・・。
なぜか、醤油ラーメンをすする我が友の笑顔が浮かんだ・・・。
相変わらずでかい唇だなアナゴ君・・・。・・・アナゴ君・・・あぁ、そうだ・・・これはアナゴ君のリベンジマッチだったんだ・・・。
ふと我に返った時、Ninjaのスロットルはほとんど全閉まで戻されていた。僕は呆けていた。
再び猛烈な勢いで遠ざかろうとする二台のカタナの姿に驚いてスロットルを開け直す。僕とノリスケの車間は先刻までと
同じ程度に戻っていた。
僕の心は解放されたと思っていた。なのに、何時の間にか魔物のような黒き感情に支配されかかっていたようだった。
解からない・・・解からない・・・。バイクを知るまでの僕が支配されていた、つかみ所の無い薄暗い闇とは異なる、ドロッとした
黒く攻撃的な感情・・・。
僕は、僕の中にはまだ得体の知れない魂が潜んでいるのか・・・。
一つだけ言えることは、そのどす黒い感情が決して心地悪いものではない・・・いや、むしろ怪しげな快感を伴うものだったと
いう事だった。
そんな思いに駆られていた刹那、『ノリスケ』が遂に仕掛けた。保土ヶ谷PAの灯りが目の前まで迫っていた・・・。
535 :
774RR:2006/12/07(木) 23:55:41 ID:qyZfD7fC
つC
536 :
774RR:2006/12/07(木) 23:57:21 ID:h1CKopH2
つC
537 :
774RR:2006/12/08(金) 00:12:09 ID:4bfsYCp9
つC
538 :
774RR:2006/12/08(金) 00:13:41 ID:DMbNQO4Q
539 :
774RR:2006/12/08(金) 00:18:07 ID:FH9zKRw3
540 :
774RR:2006/12/08(金) 00:19:38 ID:yGAU+tTM
つC
ご馳走様〜。今日も美味しかったです。
541 :
774RR:2006/12/08(金) 00:58:22 ID:xN5r1AEd
つC 相変わらず面白いです
ここ読む為にウィンにした携帯厨
542 :
774RR:2006/12/08(金) 01:06:48 ID:Lvgo4/bn
ムッハー!
CCCCCCCCCC
543 :
774RR:2006/12/08(金) 03:21:02 ID:UtldWgoh
段々と魔棲雄になってきた!
つCCCC
544 :
774RR:2006/12/08(金) 07:45:50 ID:QdYB8VuE
つCCCCCCC
545 :
774RR:2006/12/08(金) 15:08:48 ID:eyv7VpWH
つCCCCC C C
546 :
774RR:2006/12/08(金) 19:22:01 ID:qKjv/vlU
つCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCC
547 :
774RR:2006/12/08(金) 23:00:07 ID:fOVjp/tT
マスオの覚醒と解放か. . .
こりゃサザエがだまっちゃいませんな。
548 :
774RR:2006/12/09(土) 01:31:25 ID:Ro8gCbMi
つC
549 :
346:2006/12/09(土) 01:32:19 ID:ZwwVaRcZ
呆然とするタラオを先ほどのGT-Rが猛然と追い抜いていった。
挑発するかのように両脇から抜き去った2台のこともタラオは
既に眼中になかった。
「妹がバイクに乗っている、しかもSABUのスーツを着て・・・」
再びタラオの脳裏に苦い記憶が甦る
「見てSABUちゃん、あなたの子よ・・・」
妹もまたその事実を知ってしまったというのか?
自問自答を繰り返すタラオ、やりきれない思いを抱えつつ
馴染みのコンビニへマシンをすべらせた。そこには妹を
知るカレがいるはずだった・・・
550 :
774RR:2006/12/09(土) 22:49:53 ID:x0AsrCwu
保守
551 :
774RR:2006/12/10(日) 12:39:43 ID:NCAtaAmg
保守
552 :
774RR:2006/12/10(日) 15:30:45 ID:mZdLrXu8
まとめサイト両方更新されてない件
553 :
774RR:2006/12/10(日) 17:22:08 ID:9IGQKb9V
萎えたんじゃね?
554 :
774RR:2006/12/10(日) 18:39:15 ID:tjDiqOi1
さぁ、おまいら魅惑の時間がやってきた訳だが・・・、
一瞬だけ出ていたSABUの声、変わったと思うのは漏れだけだろうか?
あの甲高い声が、渋めで落ち着いた感じの声に変わってた気がする・・・(´・ω・`)
555 :
774RR:2006/12/10(日) 19:00:35 ID:bWgfSuJQ
魔棲雄がイカ刺しリクエスト!
556 :
774RR:2006/12/10(日) 19:24:30 ID:X24cBQvs
>>554 まてまて、あれはサブちゃんじゃなくてキンちゃんって言ってたぞ
557 :
774RR:2006/12/11(月) 17:58:58 ID:+lkBShSe
ピポちゃん。
558 :
774RR:2006/12/12(火) 01:10:38 ID:EqSVB/qR
ほしゅ
559 :
774RR:2006/12/12(火) 07:26:41 ID:LmXbSzeu
560 :
諫酒:2006/12/12(火) 11:49:16 ID:I+eBc7ro
『その目を知らないとは旦那さんは不幸だな』
そう言うと私は裸のまま、キセルに火を点けた。
ベッドには獣のような目をした女性が獲物を狙うように見ていた。
その目で見られる瞬間が行為そのもよりも私をたまらなく興奮させるのだ
初めてその目を見たのはXX年の彼女の結婚式だった
あれは春にしては珍しく暑い日だったと思う。
いつものように仕方なしに行った結婚式
商売柄、仕方ないとはいえこの退屈さに毎度寿命の縮む思いに辟易していた。
私は安いドイツワインを呷りながら宴を眺めていた。
私は結婚式という物が元来嫌いである。
人脈を広げる為の宴。悪趣味な西洋被れの無駄な装飾
祝杯を口実にした日ごろの鬱憤の解消。。。
『先生!!今日は僕たちの門出に来て頂いてありがとうございます』
『こいつもバイクが好きなんで是非今度、教えてください』
『〜〜〜で〜〜です』
『こいつは〜〜〜〜^』
『原稿は〜〜〜にお願いします』
挨拶に来たノリスケがあいもかわらずまくし立てるように喋る
もう少し相手を観察して喋ることができないのかこいつは…
その隣で新婦は真っ白なドレスを着て優しい目をしていた。
だが時折見せる、目の輝きは見透かされてるようで
私を吃驚させた
『うむ、わかったタイコさん是非バイクで遊びにきなさい』
私は決まりきった言葉の後、自分でも信じられない言葉を口にしていた。
561 :
諫酒:2006/12/12(火) 11:52:19 ID:I+eBc7ro
『すごいバイクですね先生』
タイコは私のBMWR80を見るなり驚いた顔、驚いた表情をした。
だがそれを一瞬で見破れたのは結婚式で会っていたこと
彼女のバイクを見れたことだからと思う
『R1…Z』
私はつい呟いてしまった
『先生知ってるんですか!!』
『うるさいんですけど友人から安く譲ってもらったんですよ』
ノリスケとは違う私を見透かし挑発するような目を一瞬した後
タイコはまた優しい目に戻って微笑みながら言った。
だが所々カーボン仕様の上、カウルの付いたマシンが
先ほどの目がまやかしでないことを表してる
よく見ればスプロケ、チャンバー、キャブどれも純正ではない。
この分じゃピストンも加工済みだな…
『パーン パラパラパララ!!!』
突然のエンジン音で私を覚ました後
やさしく微笑みながらタイコは言った
『行きましょうか 先生..』
私は ブルっと体が震えた
562 :
774RR:2006/12/12(火) 18:15:43 ID:XvXwWp2d
wktk
563 :
774RR:2006/12/14(木) 00:06:23 ID:vnZt1wTC
保守
564 :
346:2006/12/14(木) 00:38:25 ID:snoJhKj2
hosyu
565 :
774RR:2006/12/14(木) 21:30:50 ID:PTJ/XShW
保守
566 :
774RR:2006/12/15(金) 04:40:22 ID:TICwyw9Z
昔は火曜日もサザエさんやってなかったっけ保守
567 :
774RR:2006/12/15(金) 05:27:01 ID:P8cj8wAd
やってたね。日曜のやつと絵柄や音楽が微妙に違ってた。
568 :
774RR:2006/12/15(金) 21:44:16 ID:ERn1kfbg
てすと
569 :
>437:2006/12/16(土) 09:25:26 ID:cWtf4/Ca
退職金で購入したCBR1100XXでカツオとの待ち合わせ場所に向かう中島。
離婚した彼女との会話が脳裏を過ぎる──
「プロのライダーにでもなるつもりなの?」
中島は首を大きく横に振り、否定した。
「オレにはそれほどの才能はナイヨ・・ バイクに乗るのは凄く楽しいし好きだけどサ
それだけじゃメシは食えねーのヨ バイクを上手く乗ることと レースという
過酷で厳しい業界でメシを食べていくコトとの間には 大きな違いがあるんだナ・・
確かに オレは他人から 速いだ上手いだとよくいわれるヨ 自分の中でも
誇りを持てる唯一の分野だしナ」
「残念だけど・・ そういう誇りを持てる分野が 私には何もナイわ」
「いいんだヨ ソレで 無くさないですむし ・・オレはサ たった一つの分野である
バイクが無くなるのが コワいんだヨ 凄く・・ なんか 自分という人間が否定されてそうでナ」
中島の微笑みは、いつしか苦笑いに変わっていた。オレの居場所は・・ オレは消えてゆくのか・・
今、中島に出来るコトは 見えない目的地に向かって、ただひたすら走り続けるコトだった。
570 :
774RR:2006/12/16(土) 10:32:36 ID:bF1ZjyjP
エギゾーストノート振り撒いてアクセル片手にバーンナウト。タラちゃんちょっとムとって!母さんこのラインどうかしら?
時には転げることもあり、転倒リタイア救急車!だけど〜、んんだけど〜。明るい私は明るい私は、さ○えさ〜ん〜
571 :
774RR:2006/12/16(土) 10:50:31 ID:aHyhuSnR
>>569 つC
村上春樹と楠みちはるに影響受けたクチでしょうか?俺もですw
572 :
774RR:2006/12/16(土) 13:26:17 ID:OGpJSZ49
573 :
774RR:2006/12/17(日) 14:45:23 ID:NPNHF1Tb
あげとこう
574 :
774RR:2006/12/17(日) 18:32:01 ID:H/+JaAxW
さぁお楽しみの時間ですぞ
575 :
774RR:2006/12/17(日) 19:02:54 ID:GYeHd7EW
魔棲雄のイメージのせいでサザエさん楽しめなかった
謝罪と弁償を要求すr(ry
576 :
774RR:2006/12/18(月) 15:19:41 ID:23deUR8Z
577 :
774RR:2006/12/18(月) 15:40:29 ID:gQwWfe81
翠星石・・・・
578 :
774RR:2006/12/18(月) 17:53:19 ID:F8gb0vFG
タラヲ死ね
579 :
774RR:2006/12/18(月) 19:09:17 ID:zbehHss6
ですぅ繋がりか・・・
【SCENE99】
ストレートの先を緩やかに左に流れる高速コーナー。コンクリートウォールと土手で目隠しされ、見通しの効かないそのコーナーの先に、
保土ヶ谷PAが近いことは、その目隠しの先の空がぼんやりと明るく見えることで解かった。
料金所が近いからか?一般車両が多くなってきた・・・。そんな中、何故か無人の追い越し車線が、迫り来る左コーナーへと僕らを
不気味に誘っているようだった・・・。。
冷静さを取り戻した僕は、近すぎず遠すぎず、二台のカタナの最終バトルを見届けるに過不足無い間合いを取りながら、走り始めた時と
同じように落ち着いてその様子を眺めていた。
・・・眺めていた、と言っても200km/h以上の速度でバンクしながらだ。
僕よりも一瞬先にコーナーに進入した二台のカタナ。進入の瞬間こそ、後ろから見ているとまるで写し絵のように美しく重なりあいながら
だったが、より強くマシンを寝かせつけて行ったのは、後続『ノリスケ』のほうだった。
『ノリスケ』が仕掛けた。速度と釣り合わない大きく力強いアクションで、肩と尻からやや小太りな体をマシンに先行させてイン側に
落とし込む『ノリスケ』。
そうしてアナゴ君より内側のラインを選択した彼は、より小さな弧を描くほど円周が短くなる物理法則に漏れず、アナゴ君との距離を
詰め、そして並んだ・・・。
200km/h超でバンクしながらの並走。有利なのは明らかに『ノリスケ』のほうだった。・・・そう見えた・・・。
アナゴ君がインを刺された。保土ヶ谷までの最終コーナー。ここで前に出られてはもはや敗北も同然。もう前に出るチャンスなどある
訳が無い。
アナゴ君が負けるのか?そんな思いが瞬間僕の脳裏を過ぎったが、それは僕の早合点である事をさらに次の瞬間に
知る事となった・・・。
相手を前に出せば負ける・・・。ならば、前に出さなければ良い。アナゴ君のシンプルな思考に基づいたライディングが、カウンターパンチの
ように『ノリスケ』に向けて繰り出された。
『ノリスケ』に並走を許したアナゴ君は、しかしそれ以上彼の先行を許しはしなかった。
200km/hを超える速度での左旋回。この状況で、アナゴ君はスロットルを開け増したのか。敵機のイン側の優位性をもろともせず、
彼は自らのラインを突き進む。
『ノリスケ』と中央分離帯の植栽の僅かな合間に、高速で移動しながら明確な意思を持ってアナゴ君は自らの居場所を切り拓く。決して
退こうとはしない。
中央車線には一般車両が居た。即ち彼らは一本の追い越し車線上に美しく、そして破滅的な二本のラインを描いてゆく・・・。
自らの生命の危険に対して全くの無関心を装う事の出来た僕も、流石にアナゴ君の綱渡りのようなライディングを後方から見せつけられ
やや肝を冷やす。そして、スピードという甘美で狂った世界の中に、常識的な感覚を忘失してきたのは僕だけでは無い事に気づく。
そうだ・・・。アナゴ君、キミも同類だ。一本気で明るく、一見僕とは正反対の気質を持ったキミに、それでも惹かれ合う何かを感じたのは、そう、
キミもまた僕と同じ世界に興奮と安らぎを求める男だからなんだ・・・。
長い左コーナー・・・と言っても、十秒にも満たない時間だろうか。それでも、後方から友のリスキーな走りを眺めている時間は、あまり
気持ちのよい物ではなかったし、その分、何倍にも長く感じられた。
そのコーナーが終わろうとしたとき、アナゴ君は終ぞ『ノリスケ』の先行を許さなかった。いや、むしろ半車身ほど先行していたのは、
アナゴ君のほうだった。
やはり・・・アナゴ君は凄い。僕は当時、アナゴ君にも勝てる自信を持っていたし、それはほとんどの場合、実際の事だったのだが、
それと相反する心情として、やはり彼には敵わない・・・という気持ちも持っていた。矛盾するようだが、それが男アナゴ君に対する僕の
その当時の思いだった。
そして、最後の踏ん張りどころ・・・。ほとんどストレートのような緩やかな右コーナー・・・。さらにその先の左コーナーは、直後に料金所が
待ち受けているので、事実上ここが決着を付ける場所だったのだ。
短いような、長いようなそのストレート勝負。僕は固唾を呑んでその勝負の行方を後方から見守っていた・・・。
しかし、決着は突然についた・・・。それは呆気ない幕切れだった。
二台のカタナが突き進む追い越し車線上に、中央車線から一台のトレーラーが侵入してきたのだ。
ウィンカーをあげていなかったので、それは余りに突然の事の様に思えた・・・。その100km/h以上の速度差の為、トレーラの尾灯が
見る見る迫る・・・。危険だ!
美しくシンクロしながらここまで走ってきた二台のカタナは、この局面において初めて正反対の行動を取った。
『ノリスケ』のブレーキランプが、玉川ICで僕達と合流してから、初めて真っ赤に光った・・・。行く手を塞がれた『ノリスケ』は、その意思に
反して、それでも潔く減速することを選んだのだった・・・。
『ノリスケ』よりもさらに右側。最も中央分離帯に近い位置で走行していたアナゴ君は、その点に関して『ノリスケ』より有利な位置に居た。
アナゴ君は、もう半分以上追い越し車線に侵入しているトレーラーの右横を、それまで走っていたラインをほとんど崩すことなく、
落ち着いて走り抜けていった・・・。
トレーラーと中央分離帯の隙間を抜ける・・・。他人から見れば、それは余りに危険な・・・いや、そう思われても全く反論の余地は
無いのだろうが、それでもおそらく当の本人にとってその選択肢は充分なマージンを感じてのうえであろう事は、全く焦る様子の無い
落ち着いた彼の背中で感じ取れた。唇マークが笑っているように見えた・・・。
・・・そして、『ノリスケ』と僕の視界から、真っ直ぐな魂を持つ銀刀の使い手は消えていった・・・。
584 :
774RR:2006/12/19(火) 00:00:03 ID:4tWRX/kB
お疲れ様です。
楽しく読ませてもらいました。
585 :
774RR:2006/12/19(火) 00:01:48 ID:BvxCUSgs
CCCC
この臨場感がたまらんw
586 :
774RR:2006/12/19(火) 00:09:49 ID:4xhhvu63
やべえ、マジ面白いww
最高です!
587 :
774RR:2006/12/19(火) 02:14:43 ID:iV/fA26X
Cすげぇ!
588 :
774RR:2006/12/19(火) 02:54:42 ID:QPV7Qhxq
つCCCCCCCCCCCCC
アナゴさんカッコ良すぎ!!
589 :
774RR:2006/12/19(火) 04:20:59 ID:dUIRiEZA
やっぱり最高
590 :
774RR:2006/12/19(火) 08:17:59 ID:GNBeBkQ7
ヤッバイw
近頃テレビに映ってるマスオさんとかが何かかっこ良く見えてくるw
つC
591 :
774RR:2006/12/19(火) 11:49:05 ID:RWT9Mb0d
うはっ つCCCCC
592 :
774RR:2006/12/19(火) 14:35:18 ID:j5X3BRnK
_____
/ \\\\\
/ \\\\\
/ /  ̄ ̄ ̄ ̄\
|/ |
(6 ´ っ` |
| ___ | < ↓こいつ童貞www
\ \_/ /
\___/
593 :
774RR:2006/12/19(火) 15:45:06 ID:BvxCUSgs
↓
594 :
774RR:2006/12/19(火) 16:51:27 ID:lyjx8UbR
│ _、_
│ ヽ( ,_ノ`)ノ 残念、それは私のおいなりさんだ。
│ へノ /
└→ ω ノ
>
595 :
774RR:2006/12/19(火) 19:07:19 ID:0yXL6V/J
596 :
774RR:2006/12/19(火) 19:29:51 ID:YDg6aEi5
先生乙
つC
597 :
774RR:2006/12/19(火) 22:59:48 ID:pDKcmGN0
いよいよ次回は連載100回記念か。
598 :
774RR:2006/12/20(水) 00:25:23 ID:1q6fFL0n
ヤヴァ!読んでてびりびりきた
599 :
774RR:2006/12/20(水) 04:38:42 ID:Bju7mwXR
三河屋スレも約一ヶ月後には1周年ですなーヽ(´∇`)ノ
600 :
774RR:2006/12/20(水) 09:41:55 ID:oOZVHNhH
今だ!600番ゲットォォォォ!
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄
∧_∧
``) ( ´∀`)
`)⌒`) ⊂ ⊂ )
≡≡≡;;;⌒`)≡≡≡〈 〈\ \
;;⌒`)⌒`) (__)(__)
ズザーーーッ
601 :
774RR:2006/12/20(水) 10:12:02 ID:O0ctwkXt
>>599 もう1年か・・・早いもんだな・・・
いったいあんなクソスレが6スレも続くなんてあの時誰に想像できたであろう
602 :
774RR:2006/12/20(水) 18:55:24 ID:2D7eoDGS
>>599 早いな〜、ネタスレの建て逃げ→適当に荒れる
誰かGS頼む→削除 or あっさりDAT落ちと思ったが、、、
今に思えば伝説の始まりを感じさせる、高揚感と想像を掻き立てる
熱い文章によりスレは一変、、、、以下ry
単車歴は長いが、殆どがオフ車で中免だった俺が大型に3回挑戦して
今は ZX12R A型に乗ってるのはこのスレ無しには考えられないな。
まあ、無茶はしてないがw
ながながスマン、まあ つC
603 :
774RR:2006/12/20(水) 20:25:34 ID:7Ea+b4Tm
俺も暇つぶしに適当に開いたネタスレが、こんなことになるとは思いもしなかったw
604 :
774RR:2006/12/20(水) 21:02:34 ID:Ea0qClOo
3スレ目あたりから見てた
あまりにも面白いから困る
605 :
774RR:2006/12/20(水) 22:52:00 ID:Vwi1n+Y0
うん折れは大型取得に踏み切ってカタナ750手に入れたよ
このスレのおかげだ
606 :
774RR:2006/12/20(水) 23:03:39 ID:Lp8mXgl+
なんかカコイイよな
607 :
774RR:2006/12/20(水) 23:23:24 ID:fMughliS
>>605 次は高速でエンジン逝かせて、1100に乗り換えだな。
608 :
774RR:2006/12/20(水) 23:32:19 ID:MN2OmDsg
背中に看板も
609 :
774RR:2006/12/21(木) 01:08:28 ID:3HHwedr5
このスレを知ってからの俺は
もう以前のような無邪気さでサザエさんを見れない・・・。
610 :
774RR:2006/12/21(木) 14:20:07 ID:xyzdpoSJ
───そうだナ みんなでお手手つないでチーパッパのツーリング
それはもちろん楽しいコトだけどヨ・・
オレはそれを望まない──
マターリ流してるだけじゃ わからないコトがある
100万回ツーリングに参加するよりも もっとわかりあえる瞬間がある
彼の前を・・ 湾岸のSABUよりも速く走らなければ ナニもわからない気がする──
611 :
774RR:2006/12/21(木) 16:05:46 ID:15Y0nYdp
そうだな。朝の環七なんか毎日がバトルだ。
でも原2には勝てない…。
612 :
774RR:2006/12/22(金) 08:05:28 ID:jLmzu/lO
マスオとアナゴが就職して朝の通勤ラッシュの中で原2に目覚めていくストーリー?
613 :
774RR:2006/12/22(金) 23:37:05 ID:W21zyT7Y
テスト
614 :
774RR:2006/12/23(土) 18:07:26 ID:cqevqOxf
あげ
615 :
774RR:2006/12/23(土) 18:12:55 ID:50K4JW4v
リッターネイキッドでここ半年位すり抜けで抜かれてない。
ビッグバイクの方がトルクあるし、車幅もそんなに変わらないんだから
原2に負けるってことはないんじゃ?
616 :
774RR:2006/12/23(土) 22:15:02 ID:SjZvPqQQ
どこ住んでるの?
都内なら原2が最強だと思うよ
617 :
774RR:2006/12/23(土) 22:43:49 ID:50K4JW4v
都内でバイク通学なんだが。
すり抜けバトルなら原2よりも、250、400の方が強敵。
618 :
774RR:2006/12/23(土) 23:06:47 ID:1sdItnwK
619 :
774RR:2006/12/23(土) 23:29:38 ID:50K4JW4v
原2じゃ精々120キロ位しか出ないでしょ。
相手が○○だから負けても仕方無いとか自分に言い訳してるようじゃ速くなれないよ。
あんま続けるとスレの雰囲気悪くなるからここらで止めとくわ。
620 :
774RR:2006/12/23(土) 23:50:38 ID:siKaEbgD
マダカナ マダカナ
621 :
774RR:2006/12/23(土) 23:54:46 ID:SjZvPqQQ
622 :
774RR:2006/12/24(日) 00:12:46 ID:ijQV+KZN
623 :
774RR:2006/12/24(日) 00:28:59 ID:W//lMycV
すり抜けでも、空いてるスペースがあれば150キロ位出せるでしょ。
基本的にすり抜けはフル加速とフルブレーキングの繰り返しだと思う。
だから原2最速理論はおかしいと思うんだが?
624 :
774RR:2006/12/24(日) 00:31:02 ID:EahrcwSS
イクラとタラオの三輪車バトルに熱いものを感じたSABU
「わけぇの、バイクやらねぇか」
原作:高森朝雄
そんなかんじで。
625 :
774RR:2006/12/24(日) 00:40:57 ID:FAOYBRLa
タラちゃんの3輪車が最速!
626 :
774RR:2006/12/24(日) 01:18:01 ID:7/P9sSPZ
>>619 お前さんは魔の領域の住人に近い気もするので意味が無いかも知れんが。
一つしかないんだ、命は大事にな。お節介だが。
首都高速湾岸線、そこには表と裏の2つの顔がある。
表・・・。則ち、日中は首都圏の物流の要となる高速道路だ。
そして裏・・・。則ち、深夜は獲物を求めてスピードと勝利に飢えた狂獣達の戦場と化す。
遥か彼方から1台のバイクのエキゾーストノートが聞こえて来る。
まるで新しい犠牲者を探しているかの様な、その甲高い音色。
今現在、「湾岸最速」と呼ばれているサブのZXだ。
そのマシンは、通常じゃ考えられない速さ、そして生きているかの様な挙動。
湾岸の走り屋達はその乗り手の事を「湾岸のSABU」と呼んでいる。
ここに、その湾岸のSABUに挑もうとする若者がいた。
「湾岸で思い出した!磯野、今夜湾岸に上がらない?」
「ああ、構わないけども、何故だ?急に」
「湾岸のSABUって知ってる?」
「わんがんの…さぶ?北島三郎か?」
「違うよ!そいつ、湾岸で激速なんだよ!」
「ふうん…。湾岸はそう甘く無いぜ」
中島が急かす。彼はYZF1000Rサンダーエースに乗っている。
出版社に命知らずな走りが評価され、「雷皇」と呼ばれている。
「ね?行こうよ!湾岸!」
「ああ、分かった分かった。じゃ、今夜11時に公園に。」
「了解!」
その晩、家路につくカツオの考える事は何故かSABUの事ばかりだ。
「(まさか…あのSABUが生きていたとは…。まだ走っていたのか?
噂には聞いていたが…。俺がやめてから、ここ数年姿を消していたし…。)」
マンションのドアを開けると、夕食のいい匂いがしてきた。
「お帰り〜!」
「ああ、ただいま…」
彼女はカオリ。カツオの妻で、彼女のお腹の中には新しい命が宿っている。
630 :
774RR:2006/12/24(日) 09:16:05 ID:kGt1n5+1
つC
631 :
774RR:2006/12/24(日) 10:42:01 ID:FAOYBRLa
花子じゃなかったんだwww
632 :
774RR:2006/12/24(日) 11:11:49 ID:YjiTHTo9
花子?花沢さんじゃねw
633 :
774RR:2006/12/24(日) 12:51:51 ID:FAOYBRLa
花沢花子age
つC
634 :
774RR:2006/12/24(日) 13:04:40 ID:dFkY3xO/
このスレによる経済効果は、きっと日本へのクリスマスプレゼント
てめぇらも大型とって大型のれや〜
635 :
774RR:2006/12/24(日) 18:34:31 ID:LcvzWA+e
おい、サザエさんが普通に見れないんだけど
636 :
774RR:2006/12/24(日) 18:45:31 ID:3OhRb2A5
よくあること
「もう少ししたらさ、ちょっと中島と出かけて来るよ。」
「また…湾岸なの?」
「…うん」
心配そうな表情でカツオを見つめるカオリ。お互いが沈黙したまま時が流れた。
「大丈夫だって!もう、あんな事は絶対に起こさないから。じゃあ、行って来るな。」
「行ってらっしゃい、気をつけてね。」
ヘルメットを片手に公園まで行くと、先に中島が到着していた。
「遅いよ磯野!」
「すまんすまん。じゃ、行こうか。」
「磯野が乗ってくれよ。俺はパッセンジャー。」
「え?あ…ああ、いいけど…。本当にいいのか?」
1年ぶりに乗る、バイクという乗り物に、カツオは戸惑っていた。
カツオは訳あって、バイクから遠ざかっていたからだ。
キーを回し、セルスイッチをを押す。サンダーエースのエンジンは
一発で目覚め、高揚感のある排気音を周囲にもたらす。
暖気している間に中島は、2人のメットにマイクとスピーカーを取り付ける。
そしてカツオは葛藤に悩み、苦しんでいた。
「(カオリにはもうバイクには乗らないと約束した…。
ちょっと前から中島が運転することを条件にタンデムでの乗車を
許してくれるようになったけど…。まぁ、事故らなければ大丈夫だろう。)」
「磯野!何やってんだよ。早くしてよ!」
「お、おう。」
ギアを1速に入れ、ゆっくりとスロットルを開く。
去年のカツオの荒々しいライディングと比べると、打って変わって別人のようだ。
数Km走り、13号地ランプから湾岸線に入る。
C1や台場線でのタンデムは禁止されているからだ。
非常に丁寧な乗り方に、スピーカー越しに中島から苦言が呈される。
「もっと飛ばせよ。90Km/hって何だよ〜。このサンダーエース、
タンデムでも220Km/hは出るハズだぞ!」
中島の発言はまんざらウソでもあるまい。自らも協力して仕上げた単車だ。
100万以上つぎ込んだカスタムは、走る・曲がる・止まるの全てにおいて
完璧ともいえるレベルまで達している。重量増は大した苦にならない。
「磯野、もう首都高は走らないの?」
「もう…十分だ。自分のバイクも持たなくなったし。」
「確かにカオリちゃんの事もあるけど…でも、今ならトップクラスまで行けるよ?」
「…もうたくさんだよ。今日限りで終わりだ。やっぱり俺はダメだ。」
東京港トンネルを抜け、大井のカーブに差し掛かった。
「(タンデム且つ高速度でこれだけのバンク角…。不思議とコケる気がしない。
つくづく、中島のチューニングは恐ろしいな…。)」
次の瞬間、後ろから物凄い勢いでヘッドライトが迫ってきた。カツオがミラー越しに察する。
「…来たな。この懐かしい雰囲気と存在感…。」
「え?何?」
「湾岸のSABU…!」
「!!」
サンダーエースのすぐ後ろには黒のZX-11の姿があった。
640 :
774RR:2006/12/25(月) 18:16:52 ID:8UH3Ei8R
つCCCC
641 :
774RR:2006/12/25(月) 19:50:20 ID:yEcxtfyW
テスト
642 :
774RR:2006/12/25(月) 23:39:55 ID:AYGbOYYu
いまふと気が付いたんだが、どんな人が書いてもサブちゃんは黒いZX-11なのな
643 :
774RR:2006/12/26(火) 00:33:40 ID:fFgs1WXB
それだけ第一話のインパクトがでかかったって事じゃないの?
つC
644 :
346:2006/12/26(火) 00:50:58 ID:+PNhVQsQ
シフトダウンし、呼吸を整えてから全開に入るカツオ。140…150…160……
スピードメーターとタコメーターの針が跳ね上がる。
「しっかり掴まれ中島ァ!」
「磯野、全然離れてないよ!」
「(離れないどころか…、距離が縮まっている!?
…クソッ!抜かされる!)」
カツオの腕は第一線を退いたとはいえ、なまらな首都高ランナーよりも
数倍上手い。…が、SABUに並ばれたが最後。突き放されてジ・エンドだ。
メーター読み210km/h。SABUに容易くパスされたカツオはスロットルを緩めた。
「…まだ加速してやがる」
ZX-11の後ろ姿を見送るカツオの顔には、何故か笑みがあった。
「(もし、昔の俺だったら全開にし続けただろう。冷静さを失い、焦りがミスや
慌てを次々と呼び…そして悲惨な結果が待っている。
勝つことよりも、生きて帰ることが重要だ。中島と一緒に帰ることが。)」
SABUの丁寧な一般車のスラロームにカツオは舌を巻いた。
無理や無駄が無く、スピードを極力殺さない…。それに比べて俺は…。
自らのスラロームと重ね合わせてみると、いかに稚拙で危険かが分かる。
カツオの笑みは、いつしか苦く重いものに変わっていた。
カツオはクーリング走行のペースで大井PAにサンダーエースを滑り込ませた。
「凄いじゃん、磯野。昔のカンはもう戻ったろ?」
中島が缶ジュースを飲みながら、カツオを賞賛する。
ブランクがあるとは思えないほど、研ぎ澄まされた走りだった、と。
「…それはそうと、やっぱり湾岸のSABUのこと知ってたんだ。
北島三郎とかいってカマトトぶりやがってよ。」
「ああ…。去年、ヤツと一緒に走ったのを最後に湾岸を降りた。
SABUは…、俺が居なかったこの1年で更に速くなった。」
それから1時間後、カツオはマンションに帰ってきた。無傷で戻ってこれたことを
中島とカオリに感謝した。カオリが寝ていることを案じ、静かに部屋に入った。
その時、寝てるはずのカオリがカツオを呼んだ。
「カツオ…!?」
「カ、カオリ…、起きてたのかよ。」
「今、目が覚めたの。」
「ああ…、そうなんだ。ごめんね。」
「ねぇ、明日は定期検診の日だから、カツオも来てくれる?」
「分かったよ。じゃあ早く寝なきゃ。おやすみ〜」
「おやすみなさい♪」
翌日、病院の待合室でバイク雑誌を見ていると見覚えのある顔が出てきた。
「あ、中島だ。へぇ、あいつ凄いじゃん…。」
雑誌の特集に中島とその愛機であるサンダーエースが載っていた。
特集の名前は『“雷皇”氏の最速伝説!』というものだった。
「『深夜2時、彼とYZF1000Rは首都高に吹く一筋の風となる。
銀座S字をコーナリングするその姿は…』…なんだこりゃ?」
そんな感じで時間を潰していると、カオリの診察が終わったようだ。
今宵はこれまでに致しとうございます。
>>642 当初はZZR1400にするつもりでしたが、ZX-11に急遽変更しました。
タイトルも予定していたものから変更し、初代が書ききれなかった
部分も含めて、引き継げたらいいかなぁと思い、
勝手に続編を書かさせて頂いています。 すみません。
(チラシの裏)
資料探しにまとめサイトを覗いていたところ、「伝説のJYOG」に
大爆笑しました。作者の先生がまだこのスレにいるならば、
是非続編の連載をお願いしたいです。
649 :
774RR:2006/12/26(火) 11:19:35 ID:4oC9ATVl
黒のZX-11といえばSABU。つうか、黒のZZR1100を見る度にSABUに見えて困る。
生意気な波平をシめてやるッ!
婿養子であるマスオが見守る中、制裁は行われた。
既に波平の口中ではノリスケの赤黒い怒張が暴れている。
「カツオ君、お義父さんのお尻がおねだりしているようだね」
マスオの声に応じて、カツオのブリーフから屹立した一物が顔を覗かせた。
ゆうに一尺はあろうかという業物に、恐怖に顔を歪める波平。
しかし、その恐怖心とは裏腹に、波平の肉棒は硬度を増していく。
−波平にとっては、その恐怖こそが色欲そのものだったかもしれない…。
天を仰いだ波平の頭皮を、マスオが絶妙な舌技で剥いていく。
サーモンピンクの亀頭が徐々に姿を現すのと平行して、
カツオの淫槍が波平の菊門にねじり込まれていく…。
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ / / \\∴∵|
/ / ̄ ̄ ̄ ̄ | | (・) (・) ヽ∵|
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| / (・) (・)| | ___ /
(6 ⌒) | \ \_/ /
| ) ___ | ∫ \____/ / ̄ ̄ ̄ ̄三
\ \_/ / / ̄ ̄ ̄ ̄\ /⌒ - - ⌒ /____ ヽ
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/ 人 人 ノ゙\ \-----◯⌒つ| \⊇/干 \ ⊆ |-(・)--(・)---|__|
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\⊇ ノ ⊆/ \ / \_// _/⌒v⌒\ ) | ___ |
( Y ) \____∪⌒\ ノ ) | \\_/ /
| _人_, | / | | | | /\___/⌒ヽ、
磯野家縁者男性陣によるド迫力の4Pファック!
だが、長い夜は幕を開けたばかりだ…。
652 :
774RR:2006/12/27(水) 22:25:43 ID:cIaDKhOs
653 :
774RR:2006/12/27(水) 23:50:20 ID:4JVo9JE0
マスオさんは婿養子だったのか…
654 :
774RR:2006/12/27(水) 23:53:56 ID:NW7L6Mij
あぁ婿養子じゃあないなあ
655 :
774RR:2006/12/28(木) 08:40:49 ID:HQUJSXdT
がんばって!SABU
656 :
774RR:2006/12/29(金) 07:28:43 ID:BGMjYV1i
捕手
657 :
774RR:2006/12/29(金) 19:44:13 ID:pBUf3RGi
>>648,650
「SABU〜新章」期待してます
つC
658 :
774RR:2006/12/30(土) 14:45:32 ID:5MXVxowD
つC
保守age
659 :
774RR:2006/12/30(土) 15:03:58 ID:Pefx8FBn
マスオ作者さんだけ頑張ってくうださい つC
660 :
774RR:2006/12/30(土) 18:48:09 ID:AqGIZQ+t
>>659以外のバイク板住人にとって来年がよい年になりますように
661 :
774RR:2006/12/31(日) 20:32:36 ID:PsSCb900
アナゴさんに憧れてカタナに乗り換えたオレが来ましたよ
作家様・スレ住民の皆様来年も宜しくお願いします。
662 :
774RR:2006/12/31(日) 20:42:36 ID:8FTmZ8B0
hoshu
663 :
774RR:2007/01/01(月) 04:05:35 ID:WAcW9VGq
明けおめことよろm(__)m
664 :
774RR:2007/01/01(月) 07:21:21 ID:K6PiApCP
また一年が始まるのかw
永いな
665 :
774RR:2007/01/01(月) 08:22:59 ID:ieEs2xN7
あけまして
おめでとうございました。
「おいイソノぉ〜、なんだよコノ年代モンはぁ…w」
その言葉の先には何とも頼りなく見える二輪の乗り物があった。
「…ナカジマぁ、イイだろこーゆーのがカッコイイんだよ!」
「それ、ガソリンで動くんだろ?まさかその仕様のまま乗るのか?」
「あぁ、そうだよ…カートリッジ式の水素ロータリとは加速が違うんだよ!それにガソリンが"減る"ってのがイイんだよ。」
「…とりあえず行こうぜ、遅れるからさぁ。」
「あぁ…。」
チュイィィーン、カシュッ、ヒュゥゥーン…。
ガヒョンッ、ズドッッ、バ、バババババァァ…。
「ナカジマの奴、暖気するくらいの時間待ってくれよぅ…」
もはや"IKURA"の暴走から長い時間が経過していた、首都高に祭られた鳥居の意味を知る者も少なくなっていた…。
2***年、東京…。
FREEDOMか?
結婚しバイクを離れた生活に我慢できず、遂に買う決心をしたカツオ
しかし新車を買う金が結婚3年目のカツオにあるわけがない。
仕方が無いので中古でもいいから買おうと思いネットを見ていたら…
「う〜ん、どれもコレといった物がないなぁ…」
何処のバイク屋の価格を見ても出てくる数字は現実的な物ばかり
既に検索だけで2時間は越えていた
「仕方ない…ここで最後にしよう」
とブツブツ言いながら開いた場所で見たのは
「イオンなく絶好調?イオン?へぇ〜最近のバイクにはマイナスイオン発生器とかまで付いてんだ。
マイナスイオン流行っているからなあ…
ま、俺にはそんな物必要ないし値段もいいしコレにしようかな」
迷いは禁物。既に左クリックは購入ボタンを押していた。
「ふぅ〜、これでまたバイク生活が戻ってくるぜ♪楽しみだなぁ♪」
久しぶりにバイクに乗れると思うと顔が緩みっぱなしになっていた。
>>677氏
確かに"FREEDOM"をかなりイメージしてます、あと"CB感。"ですかね。
過去、現在、未来…と普遍的なバイク乗りの魂とゆーか本質的なモノが伝われば幸いかと思います。
駄文スマソ。
670 :
774RR:2007/01/01(月) 20:39:03 ID:UQ9Ug6zN
テラKRPwwwww
671 :
774RR:2007/01/01(月) 23:08:08 ID:W1ES71TI
672 :
774RR:2007/01/03(水) 14:54:38 ID:hocJ0Ae+
つC+D
673 :
774RR:2007/01/04(木) 06:18:44 ID:cYWefqwB
死守
674 :
774RR:2007/01/04(木) 16:25:11 ID:RL4cf8N/
|・ω・)ジー
|⊂ ノ
|` J
675 :
774RR:2007/01/05(金) 12:47:48 ID:sLEzuMtA
保守
676 :
774RR:2007/01/06(土) 02:02:14 ID:HzYxhDVW
ほんまに保守
677 :
774RR:2007/01/06(土) 22:03:07 ID:sHFN7sWq
Cしゅage
678 :
774RR:2007/01/07(日) 15:45:22 ID:TeDiNg9w
魔棲雄の旦那が顔出さないからこのスレも終わったな…
679 :
774RR:2007/01/07(日) 16:16:48 ID:WVjLlz+W
なぁに、すぐに戻ってくるさ。
「真夜中に 耳を澄ませば 奴の爆音(オト) 闇とマシンに からだ委ねて」
お粗末!
680 :
魔棲雄:2007/01/07(日) 19:46:49 ID:10Okgcxz
あけましておめでとうございます。
北海道の祖父が年始に逝去したため、顔を出せませんでした。申し訳無い。
早々に再会したいと思っていますので、今年も宜しくお願い致します。
681 :
東京エリート:2007/01/07(日) 20:08:08 ID:IOMMOAOc
682 :
774RR::2007/01/07(日) 20:36:13 ID:xeCw3Uzt
>>680 ご愁傷様でしたm(__)m
いろいろ大変なこともおありでしょう。
今年もよろしくお願いします
683 :
774RR:2007/01/07(日) 20:45:52 ID:jW1CahZH
684 :
774RR:2007/01/07(日) 21:22:08 ID:2WOzjl8X
685 :
774RR:2007/01/07(日) 23:20:51 ID:G46dQNpf
おい! 来週のサザエさんは「走る魔棲雄」ですよ。
きっと第三京浜最速伝説の話なんだろうなw
686 :
774RR:2007/01/09(火) 15:18:12 ID:kYc/VrEa
保守
687 :
774RR:2007/01/10(水) 01:57:03 ID:s2SHlzZg
気長に待ちます保守
688 :
774RR:2007/01/10(水) 18:42:23 ID:ZvT3SQsm
age
689 :
774RR:2007/01/10(水) 20:55:31 ID:UZWcGgi6
緊急連絡!
ここを見てる作者のたまご達よ、俺らはおまえらの作品を待っている。
煽りとAAは2chの華、臆することなくおまえらの熱い作品をぶつけてくれ。
俺? ミリ
690 :
774RR:2007/01/10(水) 22:34:59 ID:e79/MfnR
>>689 生意気な波平をシめてやるッ!
婿養子であるマスオが見守る中、制裁は行われた。
既に波平の口中ではノリスケの赤黒い怒張が暴れている。
「カツオ君、お義父さんのお尻がおねだりしているようだね」
マスオの声に応じて、カツオのブリーフから屹立した一物が顔を覗かせた。
ゆうに一尺はあろうかという業物に、恐怖に顔を歪める波平。
しかし、その恐怖心とは裏腹に、波平の肉棒は硬度を増していく。
−波平にとっては、その恐怖こそが色欲そのものだったかもしれない…。
天を仰いだ波平の頭皮を、マスオが絶妙な舌技で剥いていく。
サーモンピンクの亀頭が徐々に姿を現すのと平行して、
カツオの淫槍が波平の菊門にねじり込まれていく…。
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ / / \\∴∵|
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磯野家縁者男性陣によるド迫力の4Pファック!
だが、長い夜は幕を開けたばかりだ…。
691 :
774RR:2007/01/11(木) 23:08:24 ID:VpZJ8zaw
まとめサイト両方更新してないよね。
漏れやろうか?
692 :
774RR:2007/01/12(金) 00:41:35 ID:cLY5sXTn
693 :
774RR:2007/01/12(金) 15:49:07 ID:2lpuxuZV
コケたら死ぬねんで!
コケたら死ぬねんで!
あんたら
バイクでコケたら死ぬねんで!
気をつけような
694 :
774RR:2007/01/12(金) 17:11:10 ID:dwmmZYxP
>>691 是非!
出来るなら、 W i k i で 頼 む 。
695 :
774RR:2007/01/13(土) 01:37:31 ID:a3bEBifC
wikiか。だるいからブログで手軽にやろうと思ってたが・・・
まあいいか。
696 :
774RR:2007/01/13(土) 17:26:30 ID:pNsg5o1L
wiki作ったけど・・・今見たらまとめサイト更新されてるやん。
どうしましょう?
697 :
774RR:2007/01/13(土) 21:08:04 ID:pRseNX2e
三 ̄ ̄ ̄ ̄\
/ ____|
/ > |
/ / ⌒ ⌒ |
|_/---(・)--(・) |
| (6 つ | / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| ___ | < 俺のNinjaについてこれるか!?
\ \_/ / \_________
\___/
698 :
タラオ:2007/01/14(日) 03:23:12 ID:cwmAB1Mx
タラオ物語
3日前、父が死んだ。不思議と悲しくは無い。
結局、彼が46回目の夏を迎えることはなかった。
699 :
タラオ:2007/01/14(日) 03:24:42 ID:cwmAB1Mx
4ヶ月前のこと、膵臓のスキルスだった。
病変が発見されたときにはすでに末期症状にあり、
医者は節目がちに、だがどこか手馴れた雰囲気を漂わせながら「残念ですが・・・」と告げた。
「ウソ・・・」泣き崩れる母、医者に食って掛かる俺。
ただそのとき、父だけがやわらかく、そして本当にやさしく笑っていた。
母さんの肩を抱き、真直ぐに俺の眼を見ながら。
700 :
タラオ:2007/01/14(日) 03:26:36 ID:cwmAB1Mx
「来年の夏までは持ちませんか・・・」
落ち着いて医者に問いかける父
「統計的にみて、フグ田さんの場合ですと後3ヶ月というところでしょう。
年齢も若い分、腫瘍の進行も早い」
「そうですか・・・でも私はあきらめませんよ?戦えるだけ戦う。
たとえ死んだとしても、それで私が敗れた事にはならないからね」
普段眼鏡の奥で笑っている印象しかない父の眼が、
あんなにも闘志と自信を溢れさせている事に俺は驚いた。
そんな父は見たことが無かったからだ。
いつもの穏やかな彼からは想像も出来ない、男の眼だった。
701 :
774RR:2007/01/14(日) 03:28:22 ID:cwmAB1Mx
車椅子を押す俺に、父が声をかける。
「なあ、タラオ。こんなにも生きていることを実感できたのは初めてだよ。
死ぬのも悪くないものだね。そりゃ怖いよ?
だけどその恐怖が、僕に生の実感を与えてくれるんだ。本当に悪くないね」
川沿いの土手、路沿いの梅並木、
まだ寒いがわずかに梅の花が咲き始めており、風が独特の甘い香りを鼻腔に運んでくる。
「親父・・・俺にはわからないよ」
「うん、お前にはまだわからないだろう。ただ、そうだな・・・お前にもそのうちわかるよ。
俺がこの感覚を教えてやれる時間が無いのは残念だけど、お前は俺の息子だからな。」
父が、自分のことを「俺」というのをはじめて聞いた。不思議と耳に心地よい。
黙って車椅子を押し続けた。あのときの自分にはそれしか出来なかったし、それで十分だったと思う。
それが父と交わした最後の言葉だ。
702 :
タラオ:2007/01/14(日) 03:29:43 ID:cwmAB1Mx
父は戦った。そして死んだ。
703 :
タラオ:2007/01/14(日) 03:31:19 ID:cwmAB1Mx
ご要望あれば、つづき書きまする。
704 :
774RR:2007/01/14(日) 03:39:25 ID:AW41Ydme
705 :
774RR:2007/01/14(日) 03:43:43 ID:0deYHd6S
706 :
タラオ:2007/01/14(日) 05:04:25 ID:cwmAB1Mx
夜、告別式が終わり、親戚が帰ると家が妙に広く感じた。
親父が死んで、この家に住むのは俺と母さん、祖父、祖母の4人になった。
カツオ兄さんは、アメリカの大学に留学したのちイギリスのマン島にある金融機関で働いているので
年に数ヶ月しか日本に戻ってこないし、ワカメ姉さんは数年前に結婚して家を出た。
仕方が無いこととはいえ、家族がだんだんと遠く行ってしまうのは寂しいものだ。
4人で、居間のちゃぶ台を囲み母さんの入れてくれた緑茶を飲む。
「あの時マスオ君と釣りに行って・・・」祖父が何度も聞いた昔話を始めた。
俺には優しくて、大好きなおじいちゃんだが、最近では年のせいか、同じ話を何度もしたがるのが玉に瑕だ。
適当に聞き流していると、窓の外からリプレイスマフラーをつけたクルマの重低音。
カツオ兄さんのレクサスSCだろう。彼と会うのはひさしぶりだ、玄関で出迎えよう
707 :
タラオ:2007/01/14(日) 05:07:17 ID:cwmAB1Mx
「おう、タラちゃん。わりぃな間に合わなくてさ。出来るだけ早く来たんだけどさ、
むこうの空港が天候不順で足止め食っちゃって、もう参ったね。みんなは居間か?
おっと、その前に一本線香を上げさせてもらおうか」
案の定ゼニアのスーツに身を包んだカツオ兄さんがドアを開け、あわただしく靴を脱ぎながら、闊達に言う。
「カツオ!遅いじゃないか!」
祖父が居間から怒鳴ったが兄さんは何処吹く風。
「ごめん父さん。これでも空ぶっとんできたんだよ?船で来なかっただけ褒めておくれよ」
「バカモーン!!」
不必要に暗くならないあたり、こんなときにこの人の存在はありがたい。
708 :
タラオ:2007/01/14(日) 05:09:19 ID:cwmAB1Mx
焼香を済ませると、カツオ兄さんは俺に向き直った。
「タラちゃん、これから時間あるか?」
「ん?大丈夫だけど、どうかしたの?」
「いやチョットな。伝えておかなけりゃいけないことがあってさ。
マスオ兄さんの遺したモノのことさ。モノといっていいのかな?
兄さんがお前に伝えられなかったことさ。ま、あとでな」
悪戯っぽく、カツオ兄さんが言う。気になるけれど、兄さんのことだ、何か算段があるのだろう。
「うん、じゃあ後で声かけて」
「わかった」
どこか真剣な眼差しで位牌を一瞥し、居間に向かい会話に加わるカツオ兄さん。
彼の言葉に、俺の胸がざわついていた。
709 :
タラオ:2007/01/14(日) 05:11:13 ID:cwmAB1Mx
深夜2時。俺と兄さんだけがテレビの音をBGMにしながら酒を飲み、
とりとめの無い会話で何かを紛らわしていた。
いや、飲んでいるのは俺だけだ。兄さんは一滴も飲んでいない。
指の股深くに差し込んだタバコの火を見つめながら、
大学だの、女だの、ギャンブルだの、風俗だのといった俺のくだらない話に静かに相槌を打ってくれていた。
「でさ、カツオ兄さんその女が・・・」
「タラオ。そろそろ行こうか」
兄さんが俺の話をさえぎって腰を上げる。
「さっきの、マスオ兄さんが残したモノの件だ」
正直、そのとき俺は少し怖くなっていたんだ。
「兄さん、今日はもう遅いから、明日で、明日でいいじゃないか・・・」
「お前は明日もそういうのだろうな。そもそも明日があるのかどうか、
お前にわかるのか?俺は今しか信用していない。だから今から行くんだ。」
眼が本気を物語っていた。だから俺は黙ってうなずいた。
710 :
タラオ:2007/01/14(日) 06:29:19 ID:cwmAB1Mx
世田谷の家を出て、環八からR246を西に向かう。久しぶりに乗る兄さんのSC。
乗り味はノーマルには無い硬さがあり、コーナーでもあまりロールしない。
タービンも交換しているようだ。
さっきまでの酔いはまだ残っているが、それでもだいぶ醒めてきた。
「いいクルマだろ。オープンにも出来るからまったり走るには気持ちいいし、
その気になればそれなりに早い。まあ、車重があるから峠とかスラロームはダメだけどな。」
カツオ兄さんは、さっき剣幕がウソのように明るく喋った。
「そうだね、俺もこういうのに乗りたいよ」
「10年早いって。まあ、こんなクルマより・・・おっと、それは後のお楽しみ」
曖昧に笑う。
711 :
タラオ:2007/01/14(日) 06:32:16 ID:cwmAB1Mx
クルマは川崎に入ってしばらくしてR246をはずれ、わき道に入る。
ごく普通の住宅地の一角に、そのプレハブ倉庫があった。
傍らの、コンクリを打ちっぱなした駐車場にSCを滑り込ませる。
幅5m、奥行きは10mくらいか。プレハブの外観は汚らしいし、窓も無い。いや、窓はあるが中から板が張ってあるのか。
換気扇ダクトの下の外壁は雨と、何かの粉塵の付着で汚く汚れていて、正面シャッターには錆が浮いている。
先ほどまで漠然と不安を抱いていたが、この掘っ立て小屋を見て、正直少し拍子抜けした。怖がっていた自分に腹が立った。
「少し待ってな」
そう言い、カツオ兄さんは3つの鍵を開け、シャッターを上げた。
暗くて、何も見えない。兄さんが手探りで電気をつけた。
そこに、バイクが3台並んでいた。
712 :
774RR:2007/01/14(日) 06:36:51 ID:vBGxiLpG
つC+I
713 :
774RR:2007/01/14(日) 07:08:09 ID:yfQa0hq8
私怨
714 :
774RR:2007/01/14(日) 07:34:41 ID:V0k+dcbK
これはなかなか
715 :
774RR:2007/01/14(日) 11:13:03 ID:92ZHNg1x
C
716 :
774RR:2007/01/14(日) 11:53:40 ID:epfr3LC2
wktk
717 :
タラオ:2007/01/14(日) 14:12:38 ID:cwmAB1Mx
ひび割れた、打ちっぱなしのコンクリの上。
全車とも風よけ、(カウリングといったか?)を備えた大型のバイクだった。
シルバーの少し年代の行った、旧式っぽいバイクが一台。
青/白の鋭角的な顔をしたスポーツバイクが一台。
そして、真紅のボリュームのある、弾丸のような形状のバイクが一台。
718 :
タラオ:2007/01/14(日) 14:13:35 ID:cwmAB1Mx
自然と意識せず、近寄っていた。
動脈から吹き出した鮮血を塗り固めたようなその色、
空気を切り裂き、押しのけ、空間における自らの位置を主張するための形状、
絶大なパワーを受け止めるであろう太いチェーン、
路面と戦い続けた結果生じたものであろう熔けたタイヤ。
バイクなどに興味は無い。いや、無かったというべきか。
それでも、
眼が釘づけになった。
打ちのめされた。
引き寄せられた。
魅せられた。
魅入られた。
初めて、こんなに近くでバイクを見た。
ただの機械がこんなにも暴力性を、そして官能を伝えてくることに、驚いた。
乗り手の感情が各所にこもっていた。それが伝わってきた。
そしてつかの間、父の死を忘れていたことに愕然とした。
719 :
タラオ:2007/01/14(日) 14:14:32 ID:cwmAB1Mx
「タラちゃん…そいつが気になるか?」
壁に背を預けて、タバコをもてあそびながらカツオ兄さんが言う。
「ああ、そうだね。これもしかして兄さんのバイク?」
「いや、俺のじゃない。お前の親父のバイクだ。」
俺の知らない親父が、ここにいた。
720 :
タラオ:2007/01/14(日) 14:20:15 ID:cwmAB1Mx
「そう、そのハヤブサが、マスオ兄さんがタラオに残した最後のものだよ」
真紅のバイク=ハヤブサを見つめながら、兄さんは紫煙と共に、言葉を吐き出す。
「あそこに吊るしてあるツナギを見てみな。
魔の棲む雄〜魔棲雄〜。首都高・湾岸・第三京浜の伝説だった看板だよ。
お前が生まれて、育つにつれて第一線からは徐々に遠ざかっていったそうだが、
今でも首都高の常連ならマスオさんのことを覚えているだろうさ。
現に、首都高最速の俺でもマスオさんに何とかついていけるようになったのは、
そう・・・ここ3,4年くらいのことだしな。
とにかく、化け物の様に早かったよ…恐怖を知らないのかと思うくらいに…」
知らなかった。何も。
721 :
タラオ:2007/01/14(日) 14:21:34 ID:cwmAB1Mx
気がついたらカツオ兄さんを殴っていた。殴っていた。殴っていた。力いっぱいに。
膝を入れようとして避けられ、投げ倒された。コンクリに叩き付けられた。
くそっ何だっ!糞!何なんだ!くそ!
膝立ちのまま腰に組み付き、引き倒した。馬乗りになった。
そして、泣いた。
泣いた。
悔しかったのか、哀しかったのか、憤ったのか、寂しかったのか、
そのすべてなのか、どれでもないのか。
わからない、自分の感情がわからない。
だから泣いた。
情動に押し流されるまま、大声で、ただ泣いた。
722 :
タラオ:2007/01/14(日) 14:22:31 ID:cwmAB1Mx
「ほらっ」
奥の冷蔵庫から兄さんが奥の冷蔵庫から缶コーヒーを投げてよこした。
手の自由が利かなくて、受け取れない。
「ったく、しょうがねえやつだな。今、氷用意してるから、冷やしとけよ。後でパンパンになるぞっ」
「兄さんも、そうしておいたほうがいいよ。うまく喋れて無いじゃん?」
「って、おい。誰のせいだよ」
二人、眼を合わせてゲラゲラ笑う。
「カツオ兄さん?」
「ん?」
「ありがとう」
「ん」
笑って、小さくうなずきあった。
723 :
タラオ:2007/01/14(日) 14:27:40 ID:cwmAB1Mx
第一部、〜タラオ父との出会い〜完
724 :
774RR:2007/01/14(日) 14:46:14 ID:Te9Jf7gy
まさかこんなときに、待ちわびた新しい流れがやってくるとは…
っC
725 :
774RR:2007/01/14(日) 14:49:32 ID:V0k+dcbK
どんな宿敵が現れるんだろうか!っC
726 :
774RR:2007/01/14(日) 15:06:19 ID:yfQa0hq8
デカ尻女の流れwktkつC
727 :
タラオ:2007/01/14(日) 15:18:05 ID:cwmAB1Mx
一月後、父の死にかかわる一切の手つづきが修了すると、俺は教習所に通い始めた。
2年前に車の免許を取って以来の場所だ。
3月の教習所は暇な学生たちで込み合っていて、なかなか予約が取り難いが
まあ仕方が無い。おれも同じ立場だ。
小春日和とはいえまだ肌寒いが、スラロームやクランクなどでバイクを振り回せばうっすら汗をかく。
あの3台のバイク。
親父のハヤブサ、カツオ兄さんのGSX-R750、銀色のバイク=アナゴおじさんのカタナ。
今でも、あの光景が脳裏から離れない。
728 :
タラオ:2007/01/14(日) 15:19:43 ID:cwmAB1Mx
「そのハヤブサに跨るのかどうか、お前が自由に決めていい。
マスオ兄さんはそう言っていた。
だけど、タラちゃんにもそれに乗るってことの意味はわかるだろう?」
そういって、カツオ兄さんはハヤブサのキーを俺に渡した。
「自由に」なんて無理だよ、父さん。
そもそも、俺が自由に選択したことなんて無いんだから。
物心ついたときから、俺は物分りのいい子で通ってきた。
勉強もしたし、いい高校に入り、浪人もせず人に一流といわれる大学に入った。
友人とよくない遊びもしたが、それで路を踏み外すようなことは無かった。
別に俺が選択してこうなってきたわけじゃないんだ。
そのとき、そうすべきだったから、そうしなきゃいけないから…結果、今の俺があるだけ。
周囲の期待を受けて、そのとおりに反応する。ただそれだけ。
別に、それがつらいわけでも、苦しいわけでもない。ただ、あきらめているだけ。
状況の奴隷?、そうさ、今でもそうだよ。
729 :
774RR:2007/01/14(日) 17:17:36 ID:ooy5g/VC
死人に口無し…か
730 :
774RR:2007/01/14(日) 18:19:34 ID:D0dn5pDa
紫煙
731 :
774RR:2007/01/14(日) 19:08:20 ID:VcuLwNhs
超パープルヘイズ
732 :
774RR:2007/01/14(日) 20:05:43 ID:1fgDJ4MX
親を亡くしてる折れには沁みる。
カツオ兄さんが花沢不動産で働いていない姿もまた良し。
733 :
774RR:2007/01/14(日) 23:00:57 ID:jAu745OY
オーキド「そこに三台のバイクがあるじゃろ」
734 :
774RR:2007/01/14(日) 23:13:03 ID:0deYHd6S
_ ―  ̄ ― _
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>>728 \ (_/\ ___________/
|┃ ┃|/ つC \ (_/\ /\_________
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 ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ /| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄三
|__ |___/_|____________三
すみません、ちょっとアナゴ君とカタナが通りますよ。
735 :
タラオ:2007/01/15(月) 00:54:18 ID:vspoGSzm
「俺は仕事があるから、明後日、イギリスに帰らなきゃいけない。
バイクのことで、何かあったら、アナゴさんに相談するんだな。俺からも彼に話しておくよ。」
カツオ兄さんは年季が入った、けれど少しも汚さやボロさは感じない刀のタンクに手をおきながら言った。
「マスオ兄さんにバイクを教えたのは彼だそうだ。お前の知らないマスオ兄さんを一番よく知っているのはアナゴさんだ」
あれから一ヶ月、アナゴさんにはまだ連絡を取っていない。彼から電話が掛かってくることも無かった。
あの、川崎のプレハブ倉庫にも、あれから足を向けていない。
怖いのか?確かにそれもある。
ただそれ以前に、俺にはまだ、その資格が無いんだと思う。
736 :
タラオ:2007/01/15(月) 00:55:22 ID:vspoGSzm
教習所で使っているバイクはCB400スーパーフォアという。略して「フォア」とか「スーフォア」とか言う人もいるが、ライダー特有の固有名詞にはまだ慣れない。
そもそもなぜバイクの名前にはアルファベットと数字しかないのかよくわからないが…まあ、おいおい耳に慣れていくのだろう。
教習者に使われているだけあって癖の無い、非常に乗りやすいバイクとのことだが、原付にしか乗ったことの無い俺からすれば重い鉄の塊で、取り回しさえ苦労した。
親父のハヤブサからすればふた周りは小さい車体なのに、この重量感。操れるのだろうか?
「じゃあ、アクセルを少し開けて、クラッチをゆっくりリリースしてください」
教官の言葉に従って、左右の手を動かすと、するするとバイクが動き始めた!
股下からはエンジンの、力強く、それでいて軽やかな回転が確かに伝わってくる。
737 :
タラオ:2007/01/15(月) 00:56:25 ID:vspoGSzm
多少のギクシャク感、アクセルの操作にバイクが反応しすぎるのだ。
クルマや原付とは違い、人間に厳しい要求を突きつける「機械」。
2速から3速に入れ、教習所内の周回コースを教官の後について走る。速度は30km/h。
ぐるぐると周回コースを回り、シフトチェンジにも慣れてきたころ、ちょっとした悪戯心が芽生えてきた。
(このバイク、どのくらいの加速をするんだろう?)
738 :
タラオ:2007/01/15(月) 00:57:29 ID:vspoGSzm
周回路の短いストレート手前でわざと少し速度を落とし、教官と間を空けた。
クラッチを握って、コツコツとギアを一速に。
体勢を若干前のめりにして…アクセルをワイドオープン!
猛烈な加速G!シート上でずるずるとケツが後ろに下がる。
一瞬で教官を抜き去り、ストレートエンドへと突っ込んでいく!
フルブレーキ!フロントフォークがフルボトムし、ロックして荷重が抜けたリアは左右に振られる。
停車。車体の傾斜、ボトムしきったフォークの反発。バイクを支えきれずに立ちゴケる。
「なにやってんの!!」すぐに追いつき、血相を変えて怒鳴る教官。
「すいませんでした、ちょっとミスっちゃって…」
わけのわからない言い訳をしながらも、
俺は、あの加速Gと、一瞬だがメーターの針が60km/hを越えた瞬間を思い出していた。
739 :
774RR:2007/01/15(月) 01:15:03 ID:xO27jcwe
素晴らしい続きが気になるぜ!っC
740 :
タラオ:2007/01/15(月) 01:44:15 ID:vspoGSzm
実技一発目でそんなことをやってしまったため、教官たちの間で俺に対する噂が広まったようだ。
「君があのフグタくんか。しっかり見ているからね!?」
こんなことを言われることもしばしば。俺の場合、最初から大型をとるつもりで入校したため、
30回以上乗る必要がある。正直、毎回こんなことを言われると思うと、苦笑するしかない。
しかし、「血」なのだろうか?俺のライディングに教習上の瑕疵を見つけることは出来ないらしく、その後の教習は順調に進んだ。
スラローム=アクセルと体重移動、ステップインがポイント。
一本橋=視線と重心、クラッチワーク。
コーナーリング=ライン取り、目線、バンク。
頭で覚えたわけじゃない。体が自然と動くようになってきた。
200kg近い鉄の塊を、重さに逆らわず、自分の体でなだめるように制御する感覚。
不思議な感覚だ。親父もこれに魅せられたのだろうか?
今まで能の片隅で眠っていた獣が、徐々に眼を覚ましていた。
741 :
タラオのなかのひと:2007/01/15(月) 01:48:15 ID:vspoGSzm
もうねるです。
魔棲尾さんを勝手に殺してしまいましたが、許してください魔棲尾さん。
初めてこういう文章書いたよ。
難しいね。
楽しんでいただければ幸いです。
742 :
774RR:2007/01/15(月) 01:50:07 ID:oziuuDXu
面白いC
逃げないで最後まで書いてネ。
743 :
774RR:2007/01/15(月) 02:22:23 ID:J0/YrsTF
つC
むふぅ!久々に鳥肌立ったw これからも期待してます。
以下チラ裏
×魔棲尾
○魔棲雄
(´・д・`)モー
744 :
774RR:2007/01/15(月) 09:07:08 ID:Ur5U5YkO
つC
745 :
774RR:2007/01/15(月) 16:48:15 ID:2C0LojYQ
イイネイイネ
つC
746 :
774RR:2007/01/15(月) 17:20:11 ID:JmAzL2pJ
おもろい!
つ紫煙
747 :
774RR:2007/01/15(月) 19:45:54 ID:baQrwAjX
伝説を継ぐ者の物語、か。
楽しみにしているので最後まで書ききってくださいね。
748 :
タラオ:2007/01/15(月) 22:12:16 ID:vspoGSzm
中型の段階が修了し、CB750での教習となった。
鉄塊。取り回し。重い。「フォア」とは比べ物にならない。
駐車場からCBを引き出して、所定の位置にスタンバイ。教官の号令を待つ。
「は〜い、じゃあ大型の人〜こっちにきてくださ〜い」
あれ?女性の教官もいるんだ?めずらしいな。
20代後半くらいか?栗色のショートヘアー、小さな頭に、小さなジェットヘルメット。
少したれ気味の瞳に、意志の強さをにおわせる口元。
外でのこういう仕事なのに、メイクは結構ちゃんとしている。正直、可愛い。
「「はいじゃあ、今日は3人ですね。えっと松岡さんと、斉藤さんと、
えっ!?フグタさん!?」
「はい?」
あぁ、まだ初日の暴走事件が糸を引いているのか。。。
一瞬そう思ったが、彼女は俺の顔を見て、蒼白になっていた。
「あの、なにかおれ、しました?」
「あっごめんなさい。なんでもないの。え〜とじゃあ松岡さん、今日は・・・」
怪訝そうな顔の俺を受け流し、教習の説明に入る彼女。
気になったが、理由をたずねることは、なぜか憚られた。
749 :
タラオ:2007/01/15(月) 22:50:21 ID:vspoGSzm
俺の教習はその後も順調に進み、ようやく卒業検定と相成った。
あの女性教官には、(ネームプレートによると港川鮎美さんというらしい)それからも何度か担当されたが、
僕の顔にどうしてあんな反応をしたのか、その理由を聞くのはなぜか出来なかった。
「はい、じゃあお疲れ様でした〜!合格発表まで、しばらくありますので、放送で呼び出すまで、自由にしてお待ちください」
さて、時間つぶすか…
喫煙コーナーのプラスティックチェアに深く腰をかけ、深く煙を吸い込みながら先ほどの検定を反芻する。
ミスらしいミスは無いはずだ。
ふと眼を上げると、数台はなれた自販機から彼女がペットボトルを取り出そうとしていた。
午後の紅茶。
今しかない、タバコの火を消し、ヘルメットを片手に立ち上がっていた。
750 :
タラオ:2007/01/15(月) 22:51:35 ID:vspoGSzm
「港川さん?」
初めて名前で呼ぶ。
振り向き、顔をこわばらせる彼女。なにが彼女をそうさせるのかわからないが、嫌われてはいないと思った。
「あの・・・フグタです。どうして俺を見るたびに、そんな風にするんですか?
俺、あなたの気に障るようなことしました?
もしそうだったら、すいません。でも…理由を教えてもらえませんか?」
「ああ、ううん、フグタさん…ごめんなさい、そうじゃないの・・・」
曖昧に眼をそらす彼女。
751 :
774RR:2007/01/15(月) 22:52:15 ID:vspoGSzm
「ならいいんですけど、じゃあ、どうして?」
答えない。落ち着きなくヘルメットのストラップをいじるだけ。
「ああ、ごめん。困らせるつもりは無いんです。ただ、少し気になったものだから」
「そうですね、私こそごめんなさい。ちょっとおかしかったよね・・・
うん、わかった。フグタさん、この後、用事ある?」
「いや、時間なら売るほどありますけど…」
「じゃあ、少し付き合ってもらっていい?」
決然と、俺の眼を見て言う。可愛い顔に浮かべているのは口元だけの微笑。
「OKね?じゃあ7時に駅で待ち合わせ」
期待の中の不安? 不安の中の期待?
どちらでもいい。ただ確かに、あの時何かが動き始めていた。
752 :
774RR:2007/01/15(月) 22:52:31 ID:mSWaXeNX
つC
753 :
774RR:2007/01/15(月) 23:02:27 ID:sHVyCa97
おお! 新たな展開が! C
754 :
774RR:2007/01/16(火) 00:10:20 ID:DD2c1Mvk
いいね〜。続きが楽しみ。
魔棲雄氏も楽しみにしてます。
755 :
774RR:2007/01/16(火) 00:12:00 ID:DD2c1Mvk
すいません、ちょっと訂正。
魔棲雄氏「の」も楽しみにしてます。
何か伝聞みたいになっちゃったので・・・
756 :
タラオ:2007/01/16(火) 00:15:51 ID:Y/BgmghS
6時50分に俺の乗った電車は小田急線は梅ヶ丘のホームに滑り込んだ。
南口の改札。彼女は,もうそこに立っていた。
タイトなブラックジーンズにチャコールグレーのニット、アッシュホワイトのジャケット。
決して飾り立ててはいないが、長身の彼女には、そんなモノトーンの装いがよく似合っていた。
「すいません、待たしちゃいました?」
「ううん、そんなこと無いよ?じゃあ行こう、ああ、改札から出ないで、私もそっちに行くから」
何処に向かうつもりなのか?下北沢で井の頭線に乗り換え、神泉の駅で下車。山手通りを中目黒方向に向かう。
757 :
タラオ:2007/01/16(火) 00:17:27 ID:Y/BgmghS
どうやら行きつけの店があるようだ。電車内でも、タクシーの社内でも、特に会話は無い。
互いに牽制しあっているというか、話題を探しているというか、話のタイミングが見つからないのだ。
「あ、ここでいいです」
彼女がタクシーを止める。
若干の渋滞をぬけ、どうやら目的地に到着したようだ。彼女はとあるビルの地下に続く階段を降りていった。
ショットバー。洗練されているが、客にプレッシャーを与えるほどではない。
俺にはあまりなじみの無い場所だが、つまりはセンスが良いのだろう。
758 :
魔 棲 雄 〜マスオ物語〜:2007/01/16(火) 00:20:03 ID:N/zJlq/W
【SCENE100】
既にバトルは終了していた。『ノリスケ』と僕は、残り数百メートルとなった第三京浜を、お互いのマシンの心臓をクーリング
するように、ゆっくりと並走していた。
僕は100km/hで右隣を走る『ノリスケ』の方を向き、ヘルメットのバイザーを上げた。それに応えるように彼もまた
バイザーを上げた・・・。彼の眼差しは既に僕がフグタ マスオであることを知っていたようだった。
そこに居たのは敵機『ノリスケ』では無かった。免許センター、そして昨晩ガソリンスタンドで立ち話した時と同じように、
人懐っこく優しい目をしたナミノ君が居た・・・。
保土ヶ谷PAで、まだ愛車に跨りながらヘルメットを脱ごうとしているアナゴ君に横付けする。そしてヘルメットを脱いだ
アナゴ君は、後から来た僕とナミノ君の2台のエンジン音に負けないくらいの声で吼えた・・・。
「ウォォォォォォォォォッシャァァァァ!!!」
それは彼の魂の叫びに他ならなかった・・・。
失われた愛車に対しての鎮魂の思い。同じく失われた男としての誇りを取り戻した悦び。
そして何よりも、心躍る走りが出来た事で満ち足りた、ライダーとしての本能・・・。
アナゴ君のその叫びは、以前から彼と共に走り、『ノリスケ』との因縁も知っている僕にはよく理解できた・・・。
・・・理解できたのだが・・・しかし、公衆の面前で友人が夜空に向かって吼えているのだから恥かしい・・・。
「お、おい!アナゴ君!止めろってば!みんな見てるぞ!!おい!」
心の昂ぶりが絶頂を超えたアナゴ君は、叫ぶのを止めなかった。
隣では、驚いて目を丸くしたナミノ君が、ヘルメットも脱がずに吼え続けるアナゴ君を眺めていた・・・。
759 :
774RR:2007/01/16(火) 00:20:58 ID:VslQWjXP
「えっ!?・・・ウソだろ・・・」
しばらくして落ち着きを取り戻したアナゴ君と僕とナミノ君の会話が、今晩がナミノ君のラストランであることに話が
及んだ時、アナゴ君はそう言って絶句した・・・。
僕はアナゴ君の気持ちが手に取るように解かった・・・。彼はこのバトルが終わった時、この『ノリスケ』と仲間になれる
と信じて走っていたのだろう。バイク乗りにしか解からない共に走ることで生まれる共感と連帯感。このバトルを通じて
アナゴ君は新しい仲間が出来た事を信じて疑っていなかったに違いない・・・。
「残念ながら・・・」
ナミノ君は缶コーヒーを飲みながら言った。彼はマイペースにコーヒーを胃に流し込み続け、一気に最後まで飲み
終えると、もう一言付け加えた。
「でも、今日はすごく楽しかったです!こんなにもつれ込んだバトルをした事なんて無かったんです。本当にワクワクしました。
だから、こいつとの最後の走りがフグタさんとアナゴさんで僕も嬉しかったです!」
ナミノ君は自分のカタナのタンクをポンと叩き爽やかな笑顔でそう言った。何かをやり遂げたようなスッキリとした笑顔だった。
それに相反してアナゴ君はガックリと肩を落とし斜め下を見ていた・・・。吸っていたはずのタバコが足元に落ちていた。
アナゴ君が相当にショックを受けているであろう事は、その解かりやすいリアクションで一目瞭然。さっきまで勝ち名乗りを
挙げていた男が、今はこの様子・・・。これではどちらが勝者か解かったものではない。
「いや、ほら、アナゴ君。ナミノ君も一生バイクに乗れなくなったって訳じゃないんだからさ。そんなに肩を落とすなよ。な?」
僕がそう言ってもアナゴ君は上の空。まるで話にならない。見かねた様にナミノ君が言った。
「アナゴさん。もう一勝負しませんか?門限も近いけど、どうせ明日から乗れなくなるんだから構うこっちゃありませんしね」
アナゴ君は驚いて顔を上げると、突然のナミノ君の言葉に一瞬躊躇しながらも答えた。
「お、おう!一勝負といわず、二勝負でも三勝負でも受けて立つぜ!」
フグタ君はどうする?と聞くアナゴ君の顔にはもう笑顔と元気が戻っていた・・・。本当に解りやすいヤツだ。
「いや、僕は今日は調子悪いみたいだから遠慮しとく・・・。カタナ同士で行ってこいよ!」
僕は小さなウソをついた。そうか!と言ってアナゴ君は持っていた缶コーヒーを僕の足元に置くとすかさず愛車に跨り
ヘルメットを被った。
そうして、二台のカタナはランデブーしながら保土ヶ谷PAを後にすると、周囲には静寂が。遠くにカタナの排気音が微かに
聞こえていた。
僕は先刻の解りやすいアナゴ君の豹変振りを思い出し一人笑うと、Ninjaの傍らの縁石に腰を下ろし月を眺めた・・・。
そして、やはり先刻の自らの言葉と、今日の自らの走りを振り返った・・・。
・・・調子が悪いだって?とんでもないウソだ・・・。僕は二人を抜き去ろうと思えばそう出来たはずだった。しかも簡単に・・・。
僕は今日、アナゴ君の為に傍観者に徹すると決めていたはずだったのに、あの湧き上がる感情はなんだ?
誰よりも速く走ってやろうとする想い・・・。人の後ろに甘んじて居たくない想い・・・。そして、それを現実にする死すら
忘れたかのような走り・・・。なんなんだ。あの押し迫るような感情はなんなんだ?僕は・・・僕の心には何が眠っているんだ?
僕はしばらく夜空に浮かぶ満月を眺めていた・・・。物言わぬ満月は僕の内なる問い掛けに答える代わりに、目に痛いほどの
黄色い光で僕とNinjaを照らしていた・・・。
763 :
774RR:2007/01/16(火) 00:26:13 ID:oLsh2YKU
ウォォォォォォォォォッシャァァァァ!!!
リアルタイムktkr!
今回も面白かです!乙!
764 :
774RR:2007/01/16(火) 00:26:13 ID:VslQWjXP
ワーイヽ(゚∀゚)メ(゚∀゚)メ(゚∀゚)ノワーイ
765 :
774RR:2007/01/16(火) 00:27:33 ID:O7vibN10
っC
うおお、魔棲雄氏きたー!
うあ!重複しちゃって申し訳ありませんm(_ _;)m
>魔棲尾さんを勝手に殺してしまいましたが、許してください魔棲尾さん
いえいえ。不思議と違和感は感じませんでした(・∀・)つI
楽しみにしております。これからもよろしくお願いいたします。
さて、前回投下から相当な時間が経過してしまい申し訳ありませんでした。
年末年始の慌しさも過ぎ、日常が戻りつつありますので、これからはもう少し
ペースを上げて行きたいと思います。
改めまして、本年も当方の駄文にお付き合いいただきたくよろしくお願い申し上げますm(_ _)m
768 :
774RR:2007/01/16(火) 00:32:19 ID:VslQWjXP
>>767 うはwww
こちらこそよろしくデス魔棲雄様(・∀・)
769 :
774RR:2007/01/16(火) 00:42:42 ID:qHgxBup7
おお…今、二つの巨星が互いに輝きを増しながらこのスレを照らし始めた…
わたしたちにできるのは微力ながらもCを掲げ続けることだ…
(´;ω;`)っCCCCCCCCCC
770 :
774RR:2007/01/16(火) 01:21:02 ID:9nuoK3FU
ヤバイwwマジで面白いです!
御両人にC
771 :
774RR:2007/01/16(火) 01:29:25 ID:rpvYFBOy
うおっ両作いっぺんに楽しめるとは何と贅沢…
つC
772 :
774RR:2007/01/16(火) 01:33:53 ID:aWLMWSN+
今日はなんていい日なんだ!
ご両人に (`・ω・)っC
773 :
タラオ:2007/01/16(火) 01:43:00 ID:Y/BgmghS
奥のテーブル席。互いにジャケットを着たまま、スツールに腰を下ろす。
「飲めるんでしょ?タラオ君」
頷く。「タラオ君」ときたか。
「いらっしゃいませ、なんにいたしましょう?」
「わたしはダイキリを」
「ジンライム」
注文。即決する。数分後、グラスがテープルに運ばれてきた。まだ、会話は無い。
「いい店ですね、」
口火を切るための当たり障りの無い言葉。
「やっぱりそう思う?以前、よくつれてきてもらったの。」
「誰に?」
「・・・」
理解した。すべてを聞く必要はない。もうわかっていた。否、最初から知っていた。
この人は、親父の・・・親父の女だ。
774 :
タラオ:2007/01/16(火) 01:44:35 ID:Y/BgmghS
「軽蔑する?」
彼女が聞いた。諦観を混じえた瞳。寂しい瞳。小さく笑う。
「軽蔑していいよ…だってかっこ悪いよね。妻子ある人を好きになって、棄てられて、
でもどうしても忘れられなくて、内心では彼の代わりに彼の息子さんを誘惑しようとまでしてた。最低だよね…。
「マスオさんは、やさしい人。本当にやさしい人だよ。
自分がのことを良くわかっていて、強い人だから人にやさしくなれる・・・大きい人。
だから、好きになっちゃった。どうしようもなかった。だから彼のせいじゃない。悪いのはわたし。
たから、お願いだから、あなたのお父さんを悪く思わないで…」
堰を切ってあふれ出す言葉。
775 :
タラオ:2007/01/16(火) 01:46:11 ID:Y/BgmghS
「でも、なにも言わずに棄てるのはずるい。そんなのは納得行かないの。
だから…どうしてなのか心当たりがあったら教えて欲しい・・・」
テーブルの端で、握り締められた彼女の手が小さく震えていた。小さな手。思わず左手で包み込んだ。
「軽蔑なんてしないよ。あなたは素敵な人だと思う。あなたのせいじゃない。
親父が惹かれたのも良くわかる。
・・・親父は・・・フグタ マスオは一月前に死にました。」
冷静に告げた。
俺の左手の下、彼女の手が壊れてしまうほど、いっそう強く握り締められ、そして震えながら緩んだ。
「そう…」
真直ぐに俺の眼を見て、破顔した。瞳から雫がこぼれる。いく筋も。
ああ…いい女だ、と思った。女性関係にあまり熟達しているとは言いがたい俺だが、素直にそう思った。
テーブルに一万円札を置き、店を出た。
左手には彼女の震える手を握り締めたまま。
776 :
タラオの中の人:2007/01/16(火) 01:52:41 ID:Y/BgmghS
構成上、しばらくバイクから離れますが、許してください。
校正はもう、大体出来上がっているですが、
筆力不足にて描ききるのは難しいものです。
がんがりやす。
777 :
774RR:2007/01/16(火) 02:45:29 ID:eM54xv0Z
ほんとに今日はヤバイw
紫煙紫煙!
778 :
774RR:2007/01/16(火) 05:59:53 ID:UfWS1Gwm
うはっ、伝説が時空を越えてシンクロしてるのが
肌で感じられる。
最高!
4円!
まとめサイトの中の人に勝手な伝言ですw
もう一つ追加ねーw
もち タラオ 。
779 :
774RR:2007/01/16(火) 08:17:43 ID:Prio+Q4V
引き込まれるわぁ…
うはw遅刻するwww
780 :
774RR:2007/01/16(火) 08:32:49 ID:xkwPWWEG
781 :
774RR:2007/01/16(火) 15:56:13 ID:YfLJm09/
御両人最高にヤバスwww
魔棲男物語に憧れて遂に900R買いました(´∀`)これからも頑張ってくださいCCC
782 :
774RR:2007/01/16(火) 17:04:08 ID:STpqzaPs
何気にこのスレバイク人口を増やすのに貢献してるなC
783 :
774RR:2007/01/16(火) 18:04:19 ID:KdUT6qij
俺も忍者ほすぃ(*´д`*)ハァハァ
でも整備苦手だから皮車踏み切れないorz
784 :
774RR:2007/01/16(火) 19:04:38 ID:STpqzaPs
俺は勝手に忍者をライバル視して
気が付いたらフェードアウトしてたFJ1200ってのに乗ってるますよ
どうせ物語には登場しないバイクですよエェ
785 :
774RR:2007/01/16(火) 21:49:19 ID:X4ZcSbmf
カツオの中の人と、波平の中の人も戻ってこないかなぁ・・・
つC+I
786 :
774RR:2007/01/16(火) 22:14:08 ID:elfuHh1U
託された羅針盤を示す男
「託羅雄」
ごめん余りにも秀逸な作品だから勝手にキャッチコピーつくっちゃったよ><
787 :
774RR:2007/01/16(火) 22:40:32 ID:VslQWjXP
788 :
774RR:2007/01/16(火) 23:11:00 ID:dCaqR9wM
多裸汚
老若男女問わず多くの裸体を汚してきた男
789 :
タラオ〜Acceleration Of The Blood〜:2007/01/16(火) 23:13:02 ID:Y/BgmghS
街を照らす街頭の明かり、雑多に行き交う人々の喧騒、携帯で繋がる若者たちの群れ。
その間を縫うように、彼女の手をとって足早に歩いた。
「待って、タラオ君」
待たない。
「待って・・・」
・・・待てない。
「待ってったらっ!!」
足を止めた。叫び声に、周囲の人がいぶかしげに振り向く。
「こんなのはいやっ!勝手すぎるよ!かわいそうだから私を抱くの!?
哀れだから私を抱きたいんでしょ!?彼の息子に、そんな風に思われたくない!
・・・それなら蔑まれていた方が全然ましだよ・・・」
叫び声は徐々に小さくなり、最後は独白するような呟きとなって消失した。
彼女のいう通りかもしれない。彼女はかわいそうな人で、確かに俺は彼女を哀れんでいた。
だけど
「ああ、確かに<僕>の勝手すぎた。あなたの言うとおりだ・・・でも、それだけじゃないよ。
上手く言えないけれど、あなたの助けになりたい。<僕>を助けて欲しい。
あんな顔で笑っちゃ駄目だよ。そんなのは切な過ぎる…<僕>は、だから…だから…」
言葉が出てこなかった。泣きそうだった。やるせなさが、心を拘束していた。
足が震えて立っていられず、道に膝をついた。
不意の暖かさ…彼女に頭を抱かれていた・・・
「いいよね、傷の舐め合いでも・・・」
彼女の吐息が、<僕>の耳に掛かる髪を揺らす。
790 :
774RR:2007/01/16(火) 23:16:08 ID:VslQWjXP
791 :
タラオ〜Acceleration of The Blood〜:2007/01/16(火) 23:16:10 ID:Y/BgmghS
ホテルのドアが閉まる。二人腰を抱き合い、互いのおでこを合わせて視線を絡ませ、小さく笑いあった。
鮎美の吐息。甘い・・・
やさしいキス…徐々に激しく・・・絡み合う。
ベッドが遠い。必死の思いでたどり着いた。
傍から見れば無様だろうが、今はそんなこと関係ない。俺たち二人のみ。どうでもいい。
鎖骨におでこを押し付けながら、鮎美が俺のシャツのボタンをはずし始めた。上から、確実に一つずつ。待った。待てなかった。
ジャケットを投げ捨て、ボタンを引きちぎりながらシャツを脱ぎ捨てる。
彼女の背中側から、ニットをたくし上げ、剥ぎ、投げ捨てた。
ブラジャー。どうすればいい?ホック?ああ、わかっている。
無視して下から上に、強引にずらした。ホテルのぼんやりとした間接照明の中、
鮎美の双丘があらわになり、例え様もない美しさで…俺を魅了する。
・・・むしゃぶりついた。舐めて、しゃぶった。甘かった。彼女のにおい。鮎美のにおい。頭がいっぱいになった。
ふいに両肩を強く押され、引き剥がされた。口を尖らせて、悪戯っぽくにらむ彼女の眼。
やさしいフレンチキス・・・落ち着いた。今までの荒々しい感情が消失し、純粋な彼女への思いだけが、残っていた。
792 :
タラオ〜Acceleration Of The Blood〜:2007/01/16(火) 23:18:27 ID:Y/BgmghS
彼女が俺の上にのしかかり、ジーンズのジッパーの金具を歯で咥えながら、ゆっくりとおろしていく。
「腰を上げて…」
俺が少し腰を上げ、体重を抜くと、彼女はジーンズとボクサーブリーフを同時に俺の脚から抜き取った。
悪戯っぽい眼で俺を見ながら、頬をすり寄せ、やさしくその口に含む。
・・・すでに限界だった。数十秒も持たず、爆発した。
彼女は黙ってその爆発を受け入れ、俺の腹に手をおき、身を起こして、柔らかく微笑んだ。ああ・・・
いつの間にか、彼女は身に着けていた衣服をすべて脱ぎ捨て、
俺の目の前に生まれたままの姿をさらしていた。綺麗だった。言葉にならない。
ゆっくりと近づいてキス。唇に、鎖骨に、肩に、乳房に・・・ありったけの思いを込めた愛撫。
傷つけないよう、やさしく、宝物をいつくしむように・・・
今までの経験や技巧?そんなものはもう忘れてしまった。今は、可能な限りの心を込める。ただそれだけでいい。
鮎美の吐息、もれ出る掠れ声。次第に荒く、切なさを帯びてくる。
手をやると、叢の奥は、もう十分に潤っていた。
793 :
タラオ〜Acceleration Of The Blood〜:2007/01/16(火) 23:19:08 ID:Y/BgmghS
彼女の膝を開き、上から見下ろすと、瞳に溢れそうなほど、涙がたまっていた。
必死にこらえているのがわかった。・・・今までずっと我慢していたんだ…
その瞬間…俺自身は、急速に力を失っていった。
「ごめんな。いいよ、もう。わかったから。大丈夫だよ。」
彼女を抱き起こして、背と、頭に軽く手を置く。言葉じゃない。彼女に包まれる代わりに、出来るだけやさしく、包み込む。
役者不足かもしれないが、それでも俺のせいいっぱいを込めて。
「うぁ・・んん・・うぁああああああああああああああぁぁぁ・・・!!」
俺の肩の上で、あふれ出す嗚咽。
長い、長い号泣。涙と鼻水と、よくわからない液体でぐしゃぐしゃになりながらも、
彼女は、鮎美はたとえようも無いほど、美しかった。
愛とおしい・・・だから、泣き疲れて眠るまでやさしく抱きしめていた。
794 :
タラオ〜Acceleration Of The Blood〜:2007/01/16(火) 23:20:10 ID:Y/BgmghS
眼が覚めると、傍らに彼女の姿はなかった。
ベッド脇のキャビネットに置手紙。女性にしては角ばった長細い時で、俺への感謝の言葉がつづられていた。
鮎美さん、感謝すべきなのは、助けてもらったのは、俺のほうだよ…
結びの言葉は「またね!」
互いにもう会う事はないことを、理解した上での「また」。彼女らしい優しさ。
キャビネットの上に、もう1枚のメモ紙。持ち上げると一万円札が零れ落ちた。
<学生があんまり無理しちゃ駄目ダゾ!!>
まったく・・・かなわないな・・・
副題は「血の加速」にしやした。
テーマは、一応ちゃんと設定したが、
素手に基づいて書けるかどうかは、筆力しだい。
せいぜい、かんがりやす。
796 :
774RR:2007/01/16(火) 23:27:04 ID:+Bme2mZF
>>792 つC
前スレの最後で短編を投下した者ですが、
しばらくたった後に自分で読み返してみたとき、
あまりの文章の稚拙さに恥じ、筆を置きました。
以降ROMに徹してます。作者の皆様を陰ながら支援しています。
798 :
774RR:2007/01/17(水) 08:55:15 ID:bs18iGJg
魔棲雄氏&タラオ氏CCCC!!!!!
10R買って早3ヶ月近く
もっと乗りこなせるようガンガリやす
799 :
774RR:2007/01/17(水) 11:50:35 ID:son/f6QE
そういや甚六さんや、波平さん、小池さん達はどうしてるんだろう…?
この間甚六さんらしき小説はvipで見かけたんだけど…
800 :
774RR:2007/01/17(水) 15:27:18 ID:L1cmqwhj
800age
801 :
タラオ〜Acceleration of The Blood〜:2007/01/17(水) 20:05:22 ID:+KpgOQih
「やっぱり、アナゴさんだな…」
独りごちて携帯を取り出し、「あ」行を検索する。
あの一日が過ぎ、数日後の休日。晴れて大型バイクの免許を取得した俺は、バイクの入手に動き始めた。
親父のハヤブサには、まだ乗らないと決めている。今の俺が乗れるバイクじゃないと思うし、怖い。
雑誌や、インターネットで情報を集め、欲しいバイクはすでにほぼ決まっているが、
やはり、最後には本当に詳しい人の意見を聞きたかった。
アナゴさんには、親父が死んで以来、一度も連絡を取っていなかった。
気持ちのいいオジサンで好きな人だが、俺の知らない親父に、最も近かった人ということで気後れしていたのかもしれない。
802 :
タラオ〜Acceleration of The Blood〜:2007/01/17(水) 20:06:06 ID:+KpgOQih
「あ、もしもしアナゴさんですか?どうも、フグタタラオです」
「おっ!?おーおータラちゃんか〜。久しぶり!元気だったか?」
「はい、おかげさまで」
俺は、話の趣旨を説明した。
「ん〜そうだな。じゃあ、これから川崎の車庫にきなよ。ちょっと相談して、俺とフグタ君の行きつけだったバイク屋に行こう」
「わかりました、じゃあそうですね、1時半くらいでどうです?」
「OK・・・ところで、親父さんがなくなってから、お母さんの様子はどうだ?」
「ん〜まあ、一応元気にやってますよ。まあ…空元気ってやつかもしれないですが・・・」
「ああ、そうだろうな。まあ、時間が掛かるよ」
「そうですね・・・じゃあ、1時半に。」
「おう!」
803 :
タラオ〜Acceleration of The Blood〜:2007/01/17(水) 20:07:00 ID:+KpgOQih
母親の軽自動車を借りて、約束の場所に向かう。
約一月ぶりのプレハブ倉庫。アナゴさんはまだ来ていないようだ。
真昼間に見ると、あの夜に見た印象よりずいぶんと、いや遥かに・・・ボロい。
暗くて見えなかったシミや錆が目に付いて、見るからに汚い。こんな建物の中に、高級バイクが並んでいるなんで誰が予想するだろう。
カツオ兄さんからもらった鍵を使い中に入ると、例の3台が俺を迎えてくれた。
俺がバイクに乗れるようになったからか、この前よりもなんとなく親近感が沸くが、相変わらず親父のハヤブサからは魅惑的なオーラを感じた。「親父のバイク」という感傷が起こさせる錯覚かもしれないが、俺にとっては紛れもない感覚だ。
3台とも後輪をレーシングスタンドにかけてある。
バイクは乗らないと腐るというが、アナゴさんが定期的にメンテしてくれているのだろう、見た目には新車同様に見える。
しばし3台の無言の編隊を眺めていると、外でクルマのドアの閉める音に気づいた。エンジン音には気がつかなかったが、アナゴさんか?
「おーう、おまたせ」
久しぶりにみた、特徴的な唇。思わず微笑する。
804 :
タラオ〜Acceleration of The Blood〜:2007/01/17(水) 20:08:09 ID:+KpgOQih
「で、ハヤブサはまだ眠らせとくって話はわかったが、正直なところバイクにはいくら出せるんだい?」
やはりそこか・・・アナゴさんのクラウンマジェスタに乗りながら打ち合わせ。
「そうですね、頭金30、ローン25、保険やらなにやらの込みこみで70位でどうですかね?」
文系の学生には時間が有り余っているのだ。
「おう!そんだけいけりゃなんとかなるだろ!」「で、どんなのに乗りたいんだ?」
「大型のスポーツバイクです。一応考えているのは、VTRとかZ1000、FZ1、ちょっと古いところで9Rあたりですけど」
アナゴさんは唇をひん曲げながら、思案顔で言う。
「ん〜悪い選択じゃないし、玉数も少なくないから何とかなるかもしれないな。でも、一言、言わせてもらえりゃ「色」がねぇな」
「色、ですか…」
「そう、色だ。なんつうかさ。身一つで、命乗っけて走るわけだろ?全部ひっくるめて、痘痕も笑窪って感じで愛せなきゃほんとじゃねえと思うのよ。その点俺のカタナなんて・・・」
そうだ、この人は異常なほど筋金入りのカタナフリークだった…
「ま、そのあたりのこまいところは店についてから話そうぜ?」
相談した相手はホントにこれで正しかったのだろうか…
805 :
774RR:2007/01/17(水) 20:10:25 ID:zgeCmurV
つC
元気出ました
806 :
タラオ〜Acceleration of The Blood〜:2007/01/17(水) 20:10:40 ID:+KpgOQih
その店は環七沿いにあった。
幹線道路沿いでよく見かける、チェーン展開のバイク量販店ほどではないが、
そこそこ大きな間口で、店の前には原付が、奥のほうにはさまざまな大型バイクがズラリと並んでいた。
4大メーカーの看板の上に、『イナダモータース』の屋号。
「こんちはー!」
勝手知ったる他人の家。アナゴさんはずかずかと店内に入り、従業員に大きく声をかけた。
「あーアナゴさん。お久しぶりじゃないですか」
「おっす。お前さんと違って暇じゃないモンでね。」「そんな〜ウチだって結構忙しいんですからね!」
「ウソコケ!客なんかいねぇじゃねえか、一人、二人、ほら俺たちだけだ」「アナゴさんが来たから、皆さん逃げちゃったんですよ!」
「馬鹿言うんじゃねぇよ!」
・・・まるで掛け合い漫才・・・
「で、こちらは?」
俺のほうを伺う店員さん。どうやら店長さんのようだ。
「おう、彼が、フグタ君の息子さんのタラオ君だよ」
「ああ、フグタさんの…この度はご愁傷様です」
やっぱり、親父を知っているのか。
「この店も今じゃこんなになっちゃってるがな、昔はきったねえちっちゃい店だったんだぜ。でも技術だけは一流だった。」
「だった、じゃないですよ。今もです」「そうか?まあいいや、実はな・・・」
俺とアナゴさんは、購入したいバイクの条件について店長さんに話した。
807 :
タラオ〜Acceleration of The Blood〜:2007/01/17(水) 20:13:31 ID:+KpgOQih
「わかりました。ちょうどお奨めのやつがありますよ。こちらです」
店長さんは、店の奥に俺たちを案内した。
「TL1000R、最終型です。ちょっと癖のあるバイクなので、普通初心者の人には勧めないんですが…
まあ、フグタさんの息子さんですし、アナゴさんがついていることですから大丈夫でしょう」
漆黒。癖のある、ハヤブサにも通じるフォルム。見るからにスピードのために存在するバイクということがわかった。
「試乗できるか?」「いいですよ」
店長がキーを差し込み、セルを廻すとエンジンが唸り声とともに眼を覚ました。
「タラちゃん、ちょっと先に俺を乗せてみてくれ」
アナゴさんが店長から借りたヘルメットをかぶりながら言った。ベテランとしてバイクを評価してみるつもりだろう。俺に依存はない。
808 :
タラオ〜Acceleration of The Blood〜:2007/01/17(水) 20:14:19 ID:+KpgOQih
・・・十数分後、アナゴさんが戻ってきた。
「タラちゃん、こいつはパワーあるし面白いけどさ、乗りにくいよ。
ハンドリングに癖があるし、結構重いし、低速トルクは全然ない。小回りもきかない。
ちょっと・・・他のにした方がいいんじゃないか?」
否定の連続。
「まあ、俺にもちょっと乗せてみてくださいよ。店長さんいいですか?」
「タラオ君バイク初めてでしょ?うーん…でもマスオさんの息子さんに嫌とは言えないよね」
鍵を受け取る。バイクに跨り、キーを挿し、クラッチを握ってセルを廻す。
809 :
タラオ〜Acceleration of The Blood〜:2007/01/17(水) 20:15:21 ID:+KpgOQih
Vツイン特有の排気音。2,3度軽く空ぶかししてみると、タコメーターの針が飛び上がる。
教習者とは桁違いのレスポンスに内心驚きつつも、クラッチのミーとポイントを慎重に確かめ、発車した。環七を軽く流す。
・・・なるほど、2500回転以下はスカスカだし、ポジション的に小回りなんぞ利きそうにない。
しかし・・・この荒々しいパワーと爆発的に盛り上がるトルクは・・・。
流すように10分程度走り、ポジションやスロットル・クラッチの感覚にも慣れてきた。
前方の信号は赤。ごく慎重にクルマの間をすり抜け、最前列に出る。横にはビックスクーターが2台。
横方向の信号が赤になった。回転数を6000rpmまで上げる。
青。クラッチミート、4000rpm以下には落とさない。体重を前方に預け、タンクを膝で挟み込む。
後輪が若干空転し、そしてゴムがアスファルトを食い、蹴った。前輪の接地感は、すでにほとんどない。
スピードメーターは見る見る100km/hに近づく。
2速に上げてスロットル全閉。路肩に停車し、心を、跳ね上がった心拍数を落ち着かせた。
こいつでいい・・・こいつがいい。
俺の相棒が決まった。
810 :
774RR:2007/01/17(水) 20:19:07 ID:OQhXGRkF
ちょwwwTLってwwwww
鈴菌は遺伝するんだな・・・・
と言うわけでアナゴさんに色がねぇと言われてしまったVTR−F乗りのおいらがC
811 :
タラオの中の人:2007/01/17(水) 20:22:32 ID:+KpgOQih
>>786 >「託羅雄」
>ごめん余りにも秀逸な作品だから勝手にキャッチコピーつくっちゃったよ><
サンクス。
でも、魔棲雄氏とはちょい違う路線を考えているので、
単純にタラオで逝かせてちょ?
812 :
774RR:2007/01/17(水) 20:32:44 ID:96Suwf6N
813 :
774RR:2007/01/17(水) 20:36:15 ID:BFvXEwcL
>>811 おkおk、勢いで勝手に作っただけだからにしないでwこれからも頑張ってください。
814 :
774RR:2007/01/17(水) 20:38:28 ID:BFvXEwcL
>>813気にしないで、です。
何度もすいませんw
815 :
774RR:2007/01/17(水) 20:40:32 ID:6mvEK3yx
ちょwwwオレの次の愛車候補じゃねーかwww
つC
816 :
774RR:2007/01/17(水) 20:42:51 ID:zgeCmurV
>>812 マスオが桃屋のキャラクターに見えたorz
817 :
774RR:2007/01/17(水) 20:48:07 ID:kALo0PPb
フルカウルに全く興味なかったのが、このスレ見てると
本気で欲しくなる。まいったもんだよ。
818 :
774RR:2007/01/17(水) 21:08:29 ID:dtpp1Wmm
819 :
774RR:2007/01/17(水) 22:04:50 ID:55twPA1F
ミーとポイント可愛い
つC
今日は、後もうちっとガムバッテ書いてみる。
821 :
774RR:2007/01/17(水) 22:21:30 ID:Qcm8oo1u
おk。無理せず頼みます。
「ん〜ほんとにいいのかよ、あれで…いやまあ、確かに店長の言うように極上車だとは思うし、
俺の言った「色」は十分持ってるバイクだけどさ、もう少し色々見たほうがいいんじゃないか?」
「そうかも知れないですけど…誰かにあいつが買われていくかもしれないと思うと、もう我慢が出来なかったんです」
もう車体は押さえてもらってきた。手続き等含めて納車は来週の金曜。
「そうか、まあいいんじゃないの?自分の気に入ったバイクじゃなきゃ乗ってもしょうがねぇもんな。女と一緒。第一印象が大切よ!
まあ、あれだ・・・俺の場合、その第一印象に従って結婚したカミさんが…アレな訳だが…」
…プッ!申し合わせたかのように眼があう…ニヤリ…ニヤリ…
「いやいや、おりゃカミさんを愛してるぜ!?ホントにさ!まあ、アレな訳だがよ…
ゲラゲラ―爆笑―
川崎に戻った。
駐車場に車を入れ、アナゴさんはこちらを振り向き、真直ぐに俺の眼を見た。
「さてタラちゃんよ…これでお前さんもバイク乗りになったってことだ。
で、バイク乗りには一つだけ鉄則があるんだ。
それはな、<バイク乗りはバイクで死んじゃならない>ってことだよ。わかるか?」
…こんなに真剣に語るアナゴさんは初めてで、俺は密かに気おされていた。
「これはな、俺の先輩の鈴木って人から教わった言葉だ。
タラオ君、走りを楽しむのはいい。ただこの言葉を頭のどこかに、常に置いておくんだ」
静かに語る言葉だけに、余計、心にしみ込んでいく。この人も、どこかで誰かの「死」を乗り越えて来たんだ…
「はい、わかりました」
「ま、年寄りの堅い言葉はこれくらいにしてだな…おりゃちょっと走りに行って来るわ」
マジェスタのドアを開けながら、照れ隠しのように言うアナゴさん。
「えっ?もう夕方ですよ?」
「まだ、夕方だ…そうだろ?」太い唇を開き、ニカッと笑う。いい笑顔。
倉庫奥のロッカーから革ジャンを取り出すと勢い良く袖を通す。
ん?「江戸前」「男前」唇マーク…?あれは―穴子!
―なにも言うまい…
―そして数分…アナゴさんとカタナは紅い西日に溶け込んで消えた…
金曜!待ちに待った納車の日!
午後イチの3時限目が終わると、友達からの遊びの誘いを振り切りダッシュ!
電車とバスと徒歩でもって、もどかしくも『イナダモータース』へ。ニヤニヤ笑いが止まらない!
「こんちは〜!」「お、タラオさんいらっしゃい。待ってましたよ」
いつもの店長。
「んじゃ、これがキーと、書類関係ね。とりあへずリアカウルの中に入れとくから。
後はメットとジャケット、ハイこれ。」「どもです」
バイクと一緒に注文してあった、シルバーのRR4と黒いダイネーゼのスリーシーズンジャケットを受け取る。
すぐに包装をといてタグをはずし、袖を通した。
「サイズ間違いないですよね?じゃOKね?なんかあったらすぐに電話してください。これ、僕の名刺ですから。
ああ、サービスでタイヤ、新しくしといたから絶対無理しないでね!」
クラッチを握り、始動。跨る。
二度、三度、スロットルをごく小さく煽り、エンジンの鼓動を確かめる。
「どうも!」「お気をつけて」
小さく会釈して環七に乗り出した。
…羽を手に入れるとは、このことを指すのか―
川崎の倉庫。紅、蒼、銀、黒。この汚らしいプレハブに陣取るバイクは、今日から4台になった。カップラーメンをすすりながら壮観な眺めを楽しむ。
アナゴさんが来るのは11時過ぎか…少し早すぎたな。彼とは、今日バイクが納車されたら早速にも一緒に走りに行く約束になっている。公道での走り方を教えてくれるという。
少し寝るか…革のソファーに横になった。
「タラオ君、おい、おきろー」
「ん、あぁあぁぁ、アナゴさん」「さ、行くぞ」
暖かいコーヒーを俺の頬に押し付けてきた。時計を見る。0時30分。身を起こし、変な体勢で寝ていた体をほぐすため、手足を振り回しながら聞く。「何処行きます?」
「ん〜とりあへず、西。」
「も〜適当だな〜。OKです」
「よし、それでこそタラオ」
笑いあって、セルモーターを回す。
TLのVツインサウンドと、一瞬おくれて立ち上がるイレブンのどこかメカニカルな油冷マルチサウンド。
異種エンジンのハーモニー。
セブンスターを一本灰にしながら気付の缶コーヒーでのどを灼く。
電動シャッターを開け、それぞれのバイクを引き出し、跨った。
カタナとTL、二台のバイクは街灯に照らされたアスファルトを蹴る。
>>810 俺自身が鈴菌感染者('04 R750糊)のため、
いかんせん、タラオらも汚染されてきまする。
あしからず。
827 :
774RR:2007/01/17(水) 23:05:56 ID:l9Ij8PH0
クソ、なんだかTLがすんげぇ欲しくなってきた。これが鈴菌ってやつなのか?w C
828 :
774RR:2007/01/17(水) 23:09:14 ID:JT7Ad8Xm
アナゴさんのカタナって油冷載せてんだ、、、
て、ことは、足周りまでバリバリピカピカのカスタムか!
うん、それもありかw
829 :
774RR:2007/01/17(水) 23:16:25 ID:6mvEK3yx
>>828 1100カタナFDから20年位経過してるかもな
830 :
774RR:2007/01/17(水) 23:29:12 ID:OQhXGRkF
油冷を組み合わせた姿こそが真のカタナと言う人は多い
つまりそういうことだよ
しかしガレージの中がものの見事に鈴菌に支配されてるのにワロタw
831 :
774RR:2007/01/17(水) 23:38:53 ID:Her4wZEz
まとめの人も乙 つC
832 :
774RR:2007/01/17(水) 23:39:53 ID:2GIIy5lf
色のあるバイク=スズキのバイク
色のないバイク=スズキ以外のバイク
って感じか
【SCENE101】
アナゴ君が雪辱を果たしたバトルから、2週間ほど経ったある日。僕達は『ノリスケ』ことナミノ君が居候している
彼の伯父の家に居た。
世田谷の中でも、高級住宅街というよりは古くからの民家が多く見受けられる下町の風情も感じさせる住宅街の
一角。そこに建つ平屋建ての民家の庭先にナミノ君と僕、そしてアナゴ君が居た。
ナミノ君以外に5人居るというこの家の住人は夜まで留守。そんな束の間の時間を狙って、僕らは庭先に
引っ張り出されたナミノ君のカタナを囲んで手に手に工具を持ち作業していた・・・。
あのバトルの晩。結局アナゴ君とナミノ君は第三京浜を3往復もした。
ひとしきり走った後、保土ヶ谷PAでナミノ君はアナゴ君に言った。
「アナゴさん。このヨシムラ、貰ってやって下さいよ!」
突然の申し出にアナゴ君は驚いていた。ナミノ君は不本意でこの愛着あるカタナを降りるのだから、せめて
愛車の特徴的なカスタムパーツであるヨシムラショート菅だけでも、この日幸運にも知り合えた、同じマシンに乗る
アナゴ君の手で使い続け、走り続けて欲しいという事だった。
愛するバイクを降りねばならぬ無念の心情を、ナミノ君はアナゴ君とヨシムラに託したいようだった・・・。
「えぇ〜?そんなぁ〜。悪いよう〜。」
などと、不自然に気持ち悪くクネクネしながらそう言いつつも、アナゴ君はまんざらでも無い様子だった。
この日も朝からアナゴ君は上機嫌でここに来たのだ。
「じゃあ、俺こっち押さえてるから、そのナット緩めて!」などと、アナゴ君はノリノリで僕に作業を指示する。
アナゴ君は750カタナ時代、愛車のポテンシャルアップを図ろうと密かに企み、アルバイトと摂生を重ねて
その為の資金を貯めていた。
その金は1100カタナの頭金へと変わり、さらに毎月のローンも抱えた彼には、愛車をカスタムする為の満足な
金は無かった。
特にその夏の8耐でヨシムラの活躍を見てから、彼はヨシムラマフラーに憧れていたのを知っている。いつだったか
上野バイク街に二人で行った時も、天井から吊るされたヨシムラをしばらく眺めていたアナゴ君の唇の端から
よだれが流れていたことだって僕は知っている。
だからこの日、アナゴ君はひょんな事から憧れのパーツが手に入った事で、本当に嬉しそうに生き生きしていた。
考えようによっては、バトルに負けた相手からパーツを貰い受けるさまは、刀を狩る五条橋の武蔵坊弁慶のようで
滑稽でもあるが、僕はそんなアナゴ君が単純に羨ましかった。
・・・そろそろ僕もカスタムマフラーが欲しいな、とバイクを手に入れ少し経ったライダーのほとんどが通る物欲の
道を、僕も例に漏れず通ろうとしていた。
作業の合間に縁側でお茶と煎餅で休憩。バイク談義に花が咲く。師走の冷たい北風を受け、3人とも頬を真っ赤に
しながら作業をした・・・。楽しかった・・・。本当に楽しかった。
数日後の身売りが決まっているナミノ君のカタナには、アナゴ君のカタナについていた純正マフラーが装着された。
・・・そして、かくしてアナゴ君のカタナにはヨシムラマフラーが装着されたのだった・・・。
シルバーの美しい車体の下腹部に、静かに、だが確かに存在を主張するマットブラックのヨシムラショート菅・・・。
感無量だったのか、それを無言で見つめるアナゴ君の半開きの唇は、僅かにフルフルと震えていた。
釣瓶落としに冬の日没が迫る。一日が終わろうとしている。家人が戻る前に僕達はおいとまする事にした。
タダでは悪いからと、アナゴ君は数枚の紙幣をナミノ君に渡そうとする。「いえいえ、そんな」と受け取りを拒否する
ナミノ君の腕を押しのけ、アナゴ君は彼のポケットに一方的に紙幣を捻じ込んだ。
「またバイクに乗れる時が来たら、一緒に走りましょう!」ナミノ君はそう言って僕たちを見送った。
・・・余談だが、その日訪れたこの家が、自らの人生において大きな大きなウエイトを占める場所であるという事を、
もちろんその時の僕には知る由も無い・・・。
快音を響かせ家路に着くアナゴ君のカタナ。ヒラリヒラリといつもより軽快にすり抜けを繰り返す彼の背中は正直で、
後方を走る僕にもその嬉しい気持ちが伝わってくる。
楽しい一日だった。バイクが仲立ちする人との縁。楽しい時間。楽しい思い出・・・。僕はバイクに乗り続けていれば、
この先もそんな日々が永遠に続いてゆくのだと信じて疑わなかった・・・。
今にして思えば、バイクに乗っていて心の底から純粋に笑い、そして語り合った楽しいひと時は、その日が最後
だったように思う・・・。
836 :
774RR:2007/01/17(水) 23:52:25 ID:6mvEK3yx
つC
いよいよ・・・なのか・・・
そんな風に1984年の暮れが過ぎていった・・・。
限定解除に成功し、新しい相棒Ninjaと出逢った。屈強な外国人ライダー達やバイク屋の老店主と出逢った。
独り旅立った北海道で、多くの人々と出逢い、そして美しき女性に出逢った・・・。
出逢いに彩られた1984年。良い年だった・・・。
そして、そんな風にバイクと共に走っていけば、未来にも幸せと喜びが待っているものと信じて疑わなかった。
しかし・・・、しかし時間はときに残酷に容赦なく流れゆく・・・。
翌1985年が、悲しみと絶望に覆われた年であることを、その時の僕は知る由も無かった・・・。
・・・そしてその悲しみと絶望もまた、バイクによってもたらされるという事も、知る由も無かったのである・・・。
838 :
774RR:2007/01/18(木) 00:11:49 ID:B6uLFSNs
キタキタキタキタキタ--------------
CCCCCCCCCC
839 :
774RR:2007/01/18(木) 00:12:31 ID:QUOBWOV6
読んでてゾクゾクするぜ!
840 :
774RR:2007/01/18(木) 05:20:54 ID:hrozXeXd
ヤ、ヤバスww3q!!124r32t6 ^[
841 :
774RR:2007/01/18(木) 09:21:52 ID:n0Y43p4u
VTR乗りとして双方私怨。
TLの例の現象をどう克服してくれるか期待w
842 :
774RR:2007/01/18(木) 12:15:22 ID:CVUK057t
多羅尾外電の人・・・早いじゃ折角の面白い話が萎える
843 :
774RR:2007/01/18(木) 12:23:52 ID:CVUK057t
って、エロ小説かよ・・・イラネ
844 :
774RR:2007/01/18(木) 12:33:59 ID:CVUK057t
845 :
774RR:2007/01/18(木) 14:58:50 ID:gCEoF9Qd
846 :
774RR:2007/01/18(木) 16:38:33 ID:Nrxr8z7i
847 :
774RR:2007/01/18(木) 22:00:08 ID:FVUla3et
魔棲雄サンのNinjaは色のあるバイクじゃないかな?
と思う元ニンジャ海苔の俺
848 :
774RR:2007/01/18(木) 22:09:57 ID:A9IKUbN2
ガレージからR264は近い。俺たちは”とりあへず、西”というアナゴさんのアバウトな方針で走り始めた。
幹線道路のため深夜とはいえクルマの通行量は多いが、流れは快適だ。前を行くカタナからはヨシムラサイクロンの快音。
この瞬間…半年前の俺には想像もつかない状況にいることに、改めて不思議さを実感する。
親父が死ぬなんて俺はまったく考えていなかったし、ましてやその親父が伝説とまで言われたライダーだったなんて、想像も出来なかった。
多分、誰かに教えられたとしても、鼻で笑って信じなかっただろう。
それが今こうして、エンジンの振動を感じ、ベンチレーションを抜ける風きり音をBGMにアナゴさんの背を追っている…
突如、気づいた。俺の知らなかった親父を知ることで、俺はいつの間にか急速に変わっている…
俺は、それほど自発的に行動する人間じゃない。
周囲の人間の期待に則って、抑制の効いた「タラオ」を構築し、ほとんどその虚構の中でのみ「俺」が存在していた。
別にそれが苦しかったわけじゃない。ただ、自動的にそうなっていただけだ。それが俺だ。俺だった
バイクに乗る?それ自体が前の俺からすればナンセンスだったろう。
それがどうだ?
カツオ兄さんに拳を振るい、バイクの免許を取り、初めて乗るスポーツバイク、初めての公道で無謀なシグナルダッシュをし…そして親父の女を愛した。
後付で行動の理由はいくらでも付けられるかもしれないが、その瞬間の俺は結局「俺」のしたいことだけを欲し、すべての抑制を排除し、情動に身を任せていた。
それが良いことなのか、悪いことなのか、そんなことはどうだっていいし、俺にはわからない。
でも、俺自身は、変化していくことが心地よいと感じていた。要はそれで十分だろう?
アナゴさんは左右のクルマの間を余裕を持って縫いながら淡々と進む。左足の動きもあまりなく、落ち着いたものだ。
初心者の俺にも苦しくないペースを作り、ちらちらとバックミラーで俺の動きと位置取りを確認してくれている。
トップブリッジに巻いた1980円のアナログ時計に眼をやると、針は1時半を指そうとしていた。厚木市街を抜けると、不意に大きく振り返り、右にウインカーを出す。清川村方面、宮ヶ瀬に行くようだ。
R246から外れると、しだいに通行量は減り、信号も少ない快適なツーリングロードになった。
自然と速度も上がるが、街頭の明かりもない夜道ゆえ無理とは程遠い安全運転だった。
俺もだんだんと慣れてきていた。3速のまま、TLのスロットルをぐいっと開け、トルクに任せて一気にカタナの前に出る。
ハンドルから左手をはずして振り返り、サムアップ。にやりと笑い、肩をすくめるアナゴさん。
もう一度カタナが前に出ると、先ほどより少し速い速度で駆け始めた。
なれてきた俺に緊張感を持たせつつも、決して破綻しないペースで進み続ける。
親父もこうして、彼にバイクを教わったのだろうか?
やまびこ大橋を渡り、湖畔のパーキングエリアで一服。
水面には鈍く月が光り、清涼で適度に湿った風が顔をなでて、通り過ぎていく。
耳に聞こえるは、木々のざわめきの中、エンジンを切ったバイクの「キン…キン…」という泣き声、
じりじりと焼けるタバコの火の音のみだ。
湖に面した柵に両肘をつき、ゆれる月を観るともなしに眺めながら、深く煙を呑む。旨い。
「な、バイクじゃなきゃ、さ…」ふとアナゴさんが言う。
「そうですね、バイクですよね…」
そう、バイクでなきゃ駄目なんだ。他に変われるものはない。
853 :
774RR:2007/01/18(木) 22:31:01 ID:tK2fITSi
C
854 :
774RR:2007/01/18(木) 22:39:58 ID:ywxRypfE
魔棲雄とタラオ親子を結ぶアナゴさん
このスレの住人で幸せだ
855 :
774RR:2007/01/18(木) 22:59:47 ID:72o5X0Pm
色ってのは単なるアナゴさんの固定観念でしょ?
アナゴさんの好きなバイクか、そうでないかという・・・
話は面白いけど、購入車種を迷ってる人に固定観念をぶつけて選択の幅を狭めるアナゴさんにはちょっとがっかり。
856 :
774RR:2007/01/18(木) 23:07:50 ID:NiWN3Qs0
>>855 俺のお世話になってるバイク屋もそんな感じ。
857 :
774RR:2007/01/18(木) 23:47:53 ID:Wl2LloV0
>>855 そんなことにケチをつけるおまいにがっかりだ
ところで最初のR264は246の間違いかな?
858 :
774RR:2007/01/18(木) 23:57:20 ID:h+0UDRhA
>>855 友達が普通二輪とってバイク選びの相談に乗ってて
「ビグスクにしようかなあ」とか言い出したら
間違いなく止めるでしょ
それと同じようなもんだ
859 :
774RR:2007/01/18(木) 23:59:35 ID:GaDKVVKG
実はアナゴさんはツンデレなんだよ!!
そこを読めなかった
>>855 「乗りにくい」というのはカタナ乗りの最大の賛辞w
>>857、858,859
弁護ありがとう。
バイクの色云々の話は、俺も深く考えて書いたわけじゃないので、
まあ、気にしている人は、気にしないでください。
ただ、タラオをどうしてもTLに乗せたかったので、それに必要なフリと、流れ的にそう書いただけ。。。
得ろシーンも当初のプロット上、必要だったので書きました。(でも、俺的には一番苦労し、かつ楽しんで書いたw)
一応プロットは出来てるが、今後の魔棲雄氏の展開により物語りはリアルタイムで変化する可能性があるです・・・
で、R264はR246の間違いです。
861 :
774RR:2007/01/19(金) 00:14:46 ID:ao6wxwFK
>>855 「タラちゃん、こいつは色は無いけど面白いし、乗りやすいよ。
ハンドリングに癖はないし、走り出せば軽いし、低速トルクはありまくりんぐ。小回りもすごくきくし。
よし・・・カタナを下取りに出してボクがこれを買うよ!」
「・・・・・・・」
862 :
774RR:2007/01/19(金) 00:25:46 ID:t2XfiOiu
863 :
855:2007/01/19(金) 00:41:55 ID:zsmsqnUZ
>>857 ごめんなさい、つい・・・
>>858 なんで止めるんですか?
友達が自分の興味ないバイク買っちゃったらつまらないから?
>>859 そこまでは読めませんでした。
でもその点については固定観念抜きの的確なアドバイスだと思ったし、別に気にしてませんでした。
>>860 ちょっとしたことで文句言ってしまってすいません。
都筑楽しみにしてます。
864 :
774RR:2007/01/19(金) 10:27:51 ID:ZWObNlrX
C
865 :
774RR:2007/01/19(金) 11:31:42 ID:XsYnm5Fp
>>783 整備を知るにはカワ車が一番ってことでもあるぞ
866 :
774RR:2007/01/19(金) 19:34:40 ID:u+l+s9rn
テスト
867 :
774RR:2007/01/19(金) 20:19:31 ID:NU6mM1/g
>855 まあ、そこは。魔棲雄を継ぐものとしてNinjaに乗って欲しかった
アナゴさん気持ちが言わせたということで。
アナゴさんだってショック受けてたんだろうし。
868 :
774RR:2007/01/19(金) 20:46:10 ID:WC6VmiL6
鈴菌が遺伝してていいじゃないか。
869 :
774RR:2007/01/19(金) 21:45:22 ID:XPQy+8LE
>>855 ”つづき”を変換すると一発目で”都筑”が候補にあがってくるところが
(東京・横浜限定?)バイク乗りだねぇ
870 :
タラオ〜Acceleration of The Blood〜:2007/01/19(金) 23:22:55 ID:nLL+MqZu
宮ヶ瀬湖を一周した後、ヤビツ峠へ。
道は狭く荒れているため、走りはとても慎重になる。下りはこんなに走りにくいものなんだな…
秦野の美しい夜景が時折眼に入るが、眺めている暇はない。ヘッドライトで路面を探りながらの気を使う走行を経て、市街に下りてきたときにはほっとした。
アナゴさんは休まずに落合い交差点でR246を直交し、湘南方向へ。快適な二車線道路をしばらく行き、秦野中井ICから東名高速に乗った。
アナゴさんを真似て、チケットを受け取り、口に咥えて発車し、路肩に止まってジャケットの右ポケットにそれをしまいこむ。
後ろを振り向いて待っているアナゴさんに頷いて合図すると、すぐさま彼は右ウィンカーを出しゆっくりと発車した。名古屋方面?何処まで行くつもりだ?
合流車線。目視で後方を確認。再び前を向くと―!アナゴさんの背中が見る見るうちに離れていく!
3速のまま、TLのスロットルを3/4開!数秒の後に速度は140km/hに達し、周囲の景色が今まで味わったことの勢いで、視界から消えうせていく…
速度を若干上乗せしながら4速、5速、6速と確実にシフトアップ。160km/h。スポーツバイクの足回りの良さ故か、恐怖感は全くなかった。
追い越し車線で何台かの大型のトラックとトレーラーを抜くと、アナゴさんの背が徐々に近くなった。140km/hまで速度を落とす。
と、アナゴさんのつま先が小さく2度動き、GSX-Rの油冷エンジンを搭載したカタナは再度、猛然と加速していた。反射的に俺の右手がいっぱいまで翻った…
160、180、200km/h…未知の領域…ヘルメットを叩く空気が重い…自然とスクリーンの中に入ろうと背が丸くなる…
右カーブ、瞬間、眼に飛び込む標識にはR300の文字。170km/hまで減速しながら、カタナはテールランプの赤い航跡を描きながら、どっしりとコーナーを処理していく。
流れる景色、アスファルトを照らすナトリウムランプを後方に置き去っていく。俺と変わらない相対位置を持つのは、右前方を疾駆する白銀のカタナのみ…
極めて非現実的な現実。
唯一確かな存在として、俺の下でエンジンが激しく鼓動していた・・・
午前3時45分、足柄サービスエリア。
この時間、さすがに二輪車駐車場には俺たちのバイクしかない。
「タラちゃんが結構乗れてるから、ちと飛ばしちゃったが…つらくなかったか?」
「ちょっと…だけど、大丈夫。楽しかったですよ」
正直にいって、大井松田ICを過ぎてからのコーナーの多い区間をハイペースで飛ばすのは少々恐ろしく、精神的にも疲れたが、アナゴさんが上手にリードしてくれたため、どこか安心して走り続けることが出来た。
「そうか、すまんな。ちょっと急いでいてな…」
「?」なにがあるのだろう…
エリア内のコンビニで買ったサンドイッチをコーヒーで胃に流し込み、タバコをすいながらこわばった腰や手足をほぐす。
「さ、もうちょいだ。とその前に給油しとこうか」
エリアに併設されたガソリンスタンドでハイオクを満タンに。
「OK?」―「OK!」
アナゴさんを先頭に、二台のバイクは再び快調に走り始める。
御殿場IC。東名を下りる。R138―R246―すぐにぐみ沢交差点を左折。
頭上の看板に『富士山スカイライン』の文字を読む。ああ・・・もう富士山か!!
対向車はほとんどいない。俺たちと同じ方向に向かう車もいない。
二台は互いのヘッドライトを頼りに高速コーナーの連続する快走路を進む。高度が上がり、気圧の変化によって鼓膜が圧迫されて痛い。唾を飲む。
リアブレーキ―フロントブレーキ―ステップイン―軽く体勢を作って倒しこみ、バイクに逆らわずに回頭、スロットルオン、トルクで車体を起こしていく・・・
本屋で立ち読みしたライテク本の内容をぼんやりと思い出しながら、アナゴさんのラインをトレースできる限りトレースしてみる。
少し荒れたアスファルトの上、カタナは俺の前で軽やかに踊る・・・
思考と体の動きとが多少なりとも合致してきたと思い始めたころ、それをはぐらかすかのようにカタナはウィンカーを点滅させ、トンセルの前で右に折れた。
道が狭くなる。不意に広大な駐車場に出た・・・終点まで進んで停車。
富士山五合目、御殿場登山口。
「ぶぁ〜!!年寄りには堪えるぜぇ」
言葉とは裏腹に、指して疲れたそぶりも見せずに、アナゴさんは腰を伸ばした。
「まあ一服しようや」
肩名乗りやシートのネット下から小ぶりの魔法瓶を取り出して歩き出す。
タバコを取り出しながら肩を並べた。ざらざらとした、粗い、富士山の溶岩砂礫の上。
月明かりを頼り道案内に歩く。軽い傾斜地にどっかりと腰を下ろした。
「親父とも、ココに着たんですか?」
「ん〜そうだな、時々来たよ。東名で一本だろ?用賀から2時間くらいだからな」
軽いアルマイトのカップに入った、甘く、そして少しぬるくなったコーヒーを流し込みながら。
「ほら見てみなよ」
アナゴさんの立てた人差し指をたどり目線を上げると、ありえないくらいの密度の星空が広がっていた。
「俺たちは、さっきまであそこにいたんだぜ」
東を指差す。東京方面の空は街明かりで白くにごっていた。雲にまで光が反射しているのがわかる。
「な?全然違うだろ」
「ああ、最高に、気持ちいですね・・・」
それから、いろんなことを話した。
バイクのこと、女のこと、そして親父のこと…
親父にはアナゴさんという無二の親友がいて、アナゴさんには親父という無二の親友がいた・・・
二人が少し、うらやましかった…
しばらくすると、夜の底が白くなり、まだ登らぬ太陽からの青い光が夜空の星々を駆逐し始めた。
巨大な富士山の山塊が、俺たちの背後に明瞭な影を示す。
日の出。赤い巨大な光源が地球の影から現れた。
「これをタラちゃんに見せたかったのさ・・・」
…なんだ、”なんとなく、西”といいつつ、最初から計画してたんじゃないか!
「ありがとうございます」
素直になるのは少し恥ずかしかったので、太陽の方を向いたまま、感謝した。
877 :
774RR:2007/01/19(金) 23:35:23 ID:hP5Ltc2W
つC
昨日はちろちろと書いているうちに、デイトレで20マソも損してやがりやした…アハハ…
もうね、笑ったね。。。笑うしかなかったでつ。
これからは、日銀に怒りを込めて書くです。
879 :
774RR:2007/01/19(金) 23:51:48 ID:OY9ttfpN
20マソの損。タラオ氏が書く物語プライスレス!
880 :
774RR:2007/01/20(土) 01:02:06 ID:JfQrFgdT
文章は長いのに展開が早すぎる気がする
うまく言えないけど…
焦らず大切にね
>880
仕事から帰ってきて疲れた中、飯食いながら、デイトレしながらちこちこ書いているので、
どうしても気があせってしまってるようでつ。
書くのはそれなりにさらさらかけるのですでに原稿用紙なら50枚近く言ってるのでするが、
俺自身読み返してみて、はえーなーと思ってるので、
もう少し細部掘り下げて粘り強く書いてみるですよ。
ご指摘サンクスでした。
882 :
774RR:2007/01/20(土) 06:50:58 ID:fpPAtJhF
タラオの中の人
↑ケチつけるワケじゃないが誤字脱字が多い気がするよ。
展開を楽しみにしてるだけにそういう細かい部分が目に付くんだ。
執筆頑張って。
883 :
774RR:2007/01/20(土) 07:10:41 ID:Ng0AYk20
>>882 誤字脱字は脳内補正がデフォだろ、修正はまとめサイトでゴー
でいいじゃん。
884 :
774RR:2007/01/20(土) 11:26:18 ID:TfHSoFIy
>>882 十分ケチつけてるじゃん
日本語すらアヤシイ奴が他人様の作品の誤字脱字なんか気にすんな
>>883を百回読んでオナニーでもしてろ
885 :
774RR:2007/01/20(土) 13:42:39 ID:RXEQCWKM
>>882 なんで要らんこといちいち言うの?
リアル嫌われてそうだな そんな性格だと
886 :
774RR:2007/01/20(土) 14:09:01 ID:igiAKa7s
俺も誤字脱字くらいならキニシナイ。
887 :
774RR:2007/01/20(土) 14:44:47 ID:OM9e+8g5
ちょっとした誤字脱字を指摘しただけでこの叩かれっぷり・・・
盲目な信者はおそろしい
アンチはタダのバカだがこういった指摘をしてくれる人の存在はプロの作家にも重要だぞ
888 :
882:2007/01/20(土) 15:00:37 ID:20MjNopL
新聞の校正という仕事柄、ついつい気になってしまいました。
タラオさん、申し訳ありませんでした。
889 :
774RR:2007/01/20(土) 17:19:25 ID:zHGbu4T+
>>882 キニスンナ
ここの住人ホントこえーよ
たぶんおかしいのは一人か二人くらいなんだろうけどね…
890 :
774RR:2007/01/20(土) 18:52:36 ID:WKjBlBk/
>>888 作者氏が書きやすいスレの流れにする為、濡れ衣を被るとは・・・。
貴殿の姿勢に敬服する。
891 :
774RR:2007/01/20(土) 22:34:19 ID:WKjBlBk/
892 :
774RR:2007/01/20(土) 22:34:27 ID:YdJmkA5P
俺は「トンセル」って名前の店でもあるんだな?って思ってたw
893 :
774RR:2007/01/21(日) 01:31:16 ID:i42FZTCG
ここは2Ch、人生を変え得る作品に対して俺達は安い私怨かあるいは楽しみながらも傍観するのみ
素晴らしい物語故完全を求めるのも分かるが間違いを指摘するにも言い方は考えるべきだな
続きが気になったから来てみたら・・・見事に叩かれてるとは。
まともな指摘をして何が悪いんだ?
間違いを教える事がケチつける事になるのか?
良い作品が見たいからこそ正直に感想を言うべきじゃないのかよ。
初スレからずっと見てきたけどココまで盲目なヤツらばかりとは思わなかった。
>>888 もっと早く見に来てたら良かったんだが・・・すまなかった。
それと、ありがとう。
>>893 言い方が悪かったのか・・・以後気をつけるよ。
作者様へ
書きにくい雰囲気にしたのなら申し訳ない。
続きを楽しみにしておりますのでよろしくお願いします。
895 :
774RR:2007/01/21(日) 08:35:46 ID:LADCln+T
882の偽物まで出てんのかよ…
信者を装った嵐だろこれ…
>>894の
作者様へ→×
作者の皆様へ→○
伝わりにくかったらいけないから訂正しときまつ。
897 :
774RR:2007/01/21(日) 11:09:54 ID:3IoFuIed
>>894 誤字脱字がわかてるならリスト化でもしておいた方が良かったかも
そうすれば保管庫の人の負担も若干減るし
898 :
774RR:2007/01/21(日) 11:56:28 ID:aDzGjCRA
カツオ「こちらカツオ。大佐、聞こえるか?」
中島大佐「良好だ磯野。今回の作戦は湾岸線で300km/hトライだ。
タイムリミットは午前3時、既に2時間を切っている。」
カツオ「わかっているさ。あと、このミッションでは“カツオ”だ。」
大佐「失礼した。“カツオ”。」
花沢「いそ…カツオ、特注ツナギの着心地はどう? 」
カツオ「全てにおいての性能が高いな、だが少々動き難い。 」
花沢「我慢して。あなたの身を守る為なのよ。」
大佐「今回もいつも通り、ガソリンも現地調達だ。」
カツオ「!!…今リザーブに切り替えた。」
899 :
774RR:2007/01/21(日) 12:12:28 ID:aDzGjCRA
カツオ「ガスも現地調達とはな…。…だが、ニポポ人形だけは持参させてもらった。」
大佐「何っ?いつの間にそんなものを?」
カツオ「ツナギの内ポケットにね…。こればかりは譲れなくてさ。」
花沢「あきれた。」
・・・・・・
大佐「状況はどうだ?」
カツオ「今から2分程前に辰巳PAに到着した。いつでも出撃・迎撃可能だ。」
大佐「了解した。」
ヒロシ「…トライアンフ!?U.K.の二輪が何故こんな所に‥!」
???「奴は来ますか?」
カツオ「…。」
???「こんな所にトライアンフで来るなんて無茶ね。」
カツオ「誰だっ!」
大佐「あぁ、まだ紹介していなかったな。彼女はカオリ、湾岸のSABUの発見者だ。
今回の湾岸300km/hトライのオブザーバーとして参加してもらった。」
カオリ「よろしくね、カツオ。 」
カツオ「…。」
大佐「どうした?」
カツオ「いや、SABUの発見者がこんなにも可愛い子だとはな。」
カオリ「まあ、伝説の走り屋に口説かれちゃった。」
カツオ「どうやら俺達は互いに偏見を持っていたみたいだな。」
カオリ「そうみたいね。」
大佐「カツオ、時間が無い。SABUが現れる前に各機関の調整を済ませるんだ。」
カツオ「了解だ。」
900 :
774RR:2007/01/21(日) 12:25:06 ID:aDzGjCRA
カツオ「‥こちらカツオ。大佐、聞こえるか?」
大佐「良好だカツオ。‥しかしずいぶん遅いな?」
カツオ「人間誰しもミスや物忘れの一つ二つは珍しくない。
それより大佐、SABUはどうなっている?」
大佐「…カツオ、悪い知らせだ。」
カツオ「悪い知らせ? 」
店長「先行部隊の報告によると、
SABUと走った命知らずな部隊員が全滅したらしい。」
カツオ「全滅だと?」
花沢「ごめんなさいカツオ、私が深追いするなと言っておけば…。」
カツオ「いや、まだ打つ手が無くなった訳じゃない。 」
大佐「しかしカツオ、全滅したとなると状況は相当悪いぞ。」
カツオ「わかっているさ。それよりも、もう金が無い。」
花沢「さっき現地調達って言ってたじゃない、誰かと金銭を賭けて
バトルしたら?あなたならうまくいくわよ。」
大佐「ちなみにSABUが来るまでのお遊びとはいえ、賭け事だからな、
もし警察にバレたら、我々はキミとの関与を一切否定する、いいな。」
カツオ「…優しさに感謝する。」
カオリ「でも、うまく帰ってこれたら今度は私とバトルしてもいいわよ。」
カツオ「性欲を持て余す。」
901 :
774RR:2007/01/21(日) 12:34:51 ID:v9V9cX/k
つC
902 :
774RR:2007/01/21(日) 12:57:23 ID:aDzGjCRA
カツオ「(ブツブツ…性欲を持て余す… 。よし、何としてでもバトルに勝たねば。
さてと、どいつにバトルを挑もうかなっと。ん、なんかあいつ、金持ってそうだな、
あいつにしよう。) なあ、オレと洗車用具を賭けてバトルしないか?」
走り屋「ん、何だ貴様?良い度胸じゃねーか、俺の名は山田!!
見ろ、この栄光のKawasaki 750RSを!!お前に勝ち目などないわ!!」
カツオ「ふっ、俺の勝ちだな。走るまでもない。 」
山田「何だと!!ふざけるな!!」
カツオ「お前のZUのタイヤを良く見て触ってみろ。 それが答えだ。」
山田「!?こ、これは…サイドウォールがひび割れてる。確かにあんたの言う通りだ。
知らずに走っていたら…。」
カツオ「そうだ。軽傷ならまだしも、中のコードが見えるくらいの大傷だ。危険だろ。
タイヤ内の空気圧により弱ったコード付近が膨張し、バーストの恐れがある。
中のコードが切れている場合もあるから、強い衝撃を与えた場合は即アウトだろう。
で…どうする?このバトル、続けるかい?」
山田「俺の負けだ。命も助けてもらったようなもんだし、約束通り金は渡す。ほらよ。 」
カツオ「俺はその辺のタチの悪い走り屋とは違う。別に有り金全部を奪って
家に帰れなくするとかそんなことは考えてない。まあ、相場の1万円だ。
2万円も奪うとお前もきついだろ・・・。」
山田「これは俺の気持ちだ。受け取ってくれ。」
カツオ「これは…、おい5万もいいのか?」
山田「いいんだよ。じゃあな、また何処かで会おうぜ。」
カツオ「…気をつけて帰れよ。」
903 :
774RR:2007/01/21(日) 16:51:09 ID:bSF7F6a4
>894
>初スレからずっと見てきたけどココまで盲目なヤツらばかりとは思わなかった。
この発言はまずいだろ。何がまずいかわからないなら、2度とインターネット上で
書き込みするな。自分がこうだから叩かれもするんだよ。
>>894 あれ、おれ宛てじゃなかったか
アンカーの先よく見てなかったスマソ
905 :
882:2007/01/21(日) 17:54:10 ID:NzeAhkAs
>894
初スレからずっと見ててもまだ理解できないのか?
お前みたいな馬鹿が重箱の隅をつつくような発言をするせいで
荒れるんだよ。
うざい書き込み止めようと馬鹿なお前の自演までして謝罪レス
してるのに、どうして火に油を注ぐような真似するんだ?
>>883を百回読んでオナニーでもしてろ!
906 :
774RR:2007/01/21(日) 18:07:51 ID:Jyr1eVKu
もう、全部俺が悪かった!
双方ともこのスレが好きなのは分かったから、ここは引いてくれ。頼む。
>職人さん方々
血気盛んな人達も居ますが続きを期待しております。
907 :
774RR:2007/01/21(日) 18:23:22 ID:ru5pXcWS
いや、悪かったのは俺だ!
908 :
774RR:2007/01/21(日) 18:28:01 ID:l845/jo/
いやいや、ここは私が
あぁそうかよ。
俺が悪うござんした。
今後信者様の言うような余計なケチは一切つけませんよ。
これでいい?
>>903 言い過ぎなのは分かってた。
>>905 さっきは正直に礼を言った。
だが馬鹿な俺にかまっていちいち余計な事する暇があったらお前がオナニーしてろ。
俺を叩いた人も擁護してくれた人も作者様も含め全てのこのスレを見てる人達へ。
余計な事をした事で空気を悪くして本当にスイマセンでした。
ただ最初に書いた通り作品が良くなって欲しいという気持ちから書きました。
細かい事なのは分かってはいましたがそれが原因でこうなるとは考えておらず、ただ申し訳ないと思ってます。
全ての人に謝罪します。本当にスイマセンでした。
910 :
774RR:2007/01/21(日) 18:49:29 ID:NzeAhkAs
911 :
774RR:2007/01/21(日) 18:55:50 ID:LADCln+T
声の大きい人が正義になるという典型的な例ですね
しかし作者不在のまま議論していいのか?
作者サイドからのリアクションがないと議論する意味がない
「おれが作者ならこう思う」じゃあ主張の根拠としては弱いだろ
912 :
774RR:2007/01/21(日) 19:09:36 ID:bucV9nuH
913 :
774RR:2007/01/21(日) 19:14:43 ID:i42FZTCG
作者がどう思ったかも大事だけど、結局空気読めてるかどうかの問題だろ
作者が納得しても納得できない奴もいるだろ?
914 :
774RR:2007/01/21(日) 19:49:08 ID:eL4QtkVA
まぁまぁみんなここの作品が読みたくてこのスレ見てるんだから。
人によって価値観の違いもあるさ。
熱くならないで仲良くいこうよ。
915 :
上島竜兵:2007/01/21(日) 20:04:35 ID:rPKWN8Ha
916 :
774RR:2007/01/21(日) 20:17:17 ID:/UJOWHaD
どーぞ、どーぞ。
917 :
774RR:2007/01/21(日) 20:19:30 ID:cgYDeMYW
というわけでこのウンザリするような話題は終了
918 :
774RR:2007/01/21(日) 22:46:11 ID:pUv6HgmO
ナミヘイ「ココに三台のオートバイがあるじゃろ」
919 :
774RR:2007/01/21(日) 23:51:41 ID:bucV9nuH
920 :
774RR:2007/01/22(月) 02:23:01 ID:fBA/R2hb
ナミヘイ「どれでも好きなのを持って行くがいい」
カツヲ「僕はこいつに決めた。モンキーって言うオートバイだ」
ナカジマ「そんなよわっちいのでいいのかよ?俺はこいつだ!ファイアブレード!!」
カツヲ「( ゜Д゜)・・・・・・」
ナカジマ「試しにこいつ等でバトルしてみようぜ」
921 :
774RR:2007/01/22(月) 05:08:52 ID:gPYUpQfu
みんなぁ
1周年だぉ!!(^ω^)
>歴代の作者様
今までありがとう!今日まで作品を見て立った鳥肌は数知れず…w ホント楽しませて貰ってます!コレからも『つC』。
そして感謝の言葉を言い続けたい。本当にありがとう!これからも。。。。。
>自分
盲目信者 乙。
922 :
774RR:2007/01/22(月) 05:09:35 ID:jyb00bo6
__ __ n _____ _____ ___ ___ ___
| | / / / / / | /__ __/ [][] _| |_| |__ _| |_
| |. / / /⌒ヽ/ / / ̄ ̄|. l / / | _ | |_ レ'~ ̄|
| | / / ( ^ω^ ) / /. / / | |___  ̄| | / / / /| |
| | / / ノ/ / ノ /  ̄ ̄ / \__| | |  ̄ /_ / | |_
| |. / / // / ノ / / ̄ ̄ ̄ |_| |__| \/
| |/ / ⊂( し'./ / /
|. / | ノ' / /
| /. し' ./ /
 ̄ ̄ ̄  ̄ ̄
923 :
774RR:2007/01/22(月) 18:59:10 ID:Wb/0xKII
初代スレを立てた者です。ネタで立てた糞スレが、正直ココまで続く良スレになるとは
思いませんでした。皆様の小説の益々の御発展をお祈り致します。
924 :
774RR:2007/01/22(月) 21:15:57 ID:Yu6Mq9k0
925 :
774RR:2007/01/22(月) 21:16:29 ID:io6As8TA
単車にはかれこれ15年は乗ってるが、
去年このスレに影響され(たのも要因としてある)今更ながら大型免許を取得した。
このスレに影響されて、自分のように大型免許を取得(大型車を所有)したもの、
新たに二輪の世界へ足を踏み入れたものが結構いると思う。
そういう意味では良スレだと思う。
細かい小競り合いはあまり気にしない
何が言いたいかというと、
作者の皆様方>ありがとう。そしてこれからもよろしくお願いします。
926 :
774RR:2007/01/22(月) 21:30:07 ID:qyXdcgdY
>>923 奇遇だな。
俺も初代スレをネタで立てたんだ。
927 :
>>918:2007/01/23(火) 00:34:25 ID:Ea+HUUmd
ナミヘイ「一台は前輪の破損したオートバイじゃ。試しにカツオ、走ってみなさい。」
カツオ 「父上、これでは走れません。」
ナミヘイ「もう一台は後輪の破損したオートバイじゃ。試しにワカメ、走ってみなさい。」
カツオ 「父上、これも走れません。」
ナミヘイ「残りの一台は前輪の破損したオートバイじゃ。試しにタラヲ、走ってみなさい。」
タラヲ 「父上、もちろん走れません。」
うむ、と大きく頷いたナミヘイは言葉を続ける。
ナミヘイ「そうだろう。不完全なオートバイでは走ることなぞできやぜんのじゃ。
そして人間ってものなぞは機械であるオートバイなぞよりよほど不完全なものなのじゃ。」
ナミヘイ「しかしこの不完全な三台のバイクを集めるとどうなるかを考えてみるがよい。
さて、マスオさんや、この三台を組み直してごらんなさい。」
マスオ「はっ、只今!」
隣室に控えていたマスオは庭に下りると手際よくバイクを分解し一台のバイクを組み上げた。
ナミヘイ「どうだカツオ、ワカメ、タラオ。今組みあがったバイクは走ることができるか?」
カツオ、ワカメ、タラオ「はい、走ります。」
三人の返事を聞いたナミヘイはにっこり笑って語りかける。
ナミヘイ「よいかお前達、お前達は喧嘩ばかりしているが、それぞれ長所もあり短所もある。かけた
ところを補って、やっと一台の完成品になれるのだぞ。諍いをする前に、助け合うことを
覚えなさい。」
カツオ、ワカメ、タラオ「わかりました、父上っ!」
そのとき、さらに作業を続けていたマスオが叫んだ。
マスオ「二台目が組みあがりましたよ。」
928 :
774RR:2007/01/23(火) 00:36:33 ID:YPw9X4WX
929 :
774RR:2007/01/23(火) 00:37:31 ID:2ZYPRhPD
>>927 マスオテラ仕事ハヤスwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
930 :
774RR:2007/01/23(火) 04:26:54 ID:eu/2F+6f
>>927 サンフレッチェ故事かwwwwwwwww
931 :
774RR:2007/01/23(火) 14:07:45 ID:CkXylczL
>>870 矢美津を夜間越えとか初心者絶対こけるだろ・・・ 常識として考えて
>>883>>884>>885 ( Д) ゜ ゜ ・・・これはひどい
亡国の首領様をマンセーマンセーしてるような奴がいるようですね
932 :
774RR:2007/01/23(火) 18:10:04 ID:WRcBs7l1
>>931 今更蒸し返すなよ…。
タラオやマスオの中の人を応援しているなら、
俺たちのすべき事は、重箱の隅をつつくことでもなく、
盲目的に崇拝することでもなく、
中の人たちが投下しやすい状況を作ることだろ。
933 :
774RR:2007/01/23(火) 20:43:02 ID:9pqh/x89
>>932 相手しない方が良いよ
ただの釜ってちゃんだからさ
934 :
774RR:2007/01/23(火) 21:08:28 ID:On/96WI2
>>931=ID:CkXylczLは他スレも荒らしまわっています。スルーしましょう。
288 :774RR:2007/01/23(火) 13:23:55 ID:CkXylczL
>>282 身分?日本語でおk
946 :774RR:2007/01/23(火) 08:32:43 ID:CkXylczL
>>793はラウンコの糞ッたれの釣り
958 :774RR:2007/01/23(火) 12:45:16 ID:CkXylczL
>>957 お前はおとなしく檻にぶち込まれてこい
935 :
927:2007/01/23(火) 21:32:48 ID:Ea+HUUmd
>>927 訂正
×ナミヘイ「残りの一台は前輪の破損したオートバイじゃ。試しにタラヲ、走ってみなさい。」
○ナミヘイ「残りの一台はエンジンの破損したオートバイじゃ。試しにタラヲ、走ってみなさい。」
一箇所ずつ壊れたバイクを三台集めるとまともなバイクが二台できるはずで、
それをナミヘイが計算間違いしたと言うのがオチだったのだが、なんかなぁ、
そこを書き間違えるかって感じでアレだよ。
って言うか、自分にがっかりだよ!
936 :
774RR:2007/01/23(火) 21:33:38 ID:CkXylczL
うわ、信者って本当にいるんだな
抽出だけだと嵐に見えるけどね
意図的にそうやる
>>934は捏造ストーカーだね
937 :
774RR:2007/01/23(火) 22:00:00 ID:mOGa4izh
938 :
774RR:2007/01/23(火) 22:01:35 ID:W/Hadvli
>>936 今の時点でおまえは充分荒らしだよ
これ以上蒸し返して変な空気にすんの止めてくんない?
別に俺は間違え指摘しても怒んないから
939 :
774RR:2007/01/23(火) 23:01:14 ID:9JEcKVd6
【SCENE102】
1985年が明けた。
久方振りに帰省した大阪の実家で、僕は呑気な正月を過ごした。交通手段は新幹線。
母には未だバイクに乗っている事を伝えていなかった。ヨンフォア時代から今まで、母にその事実を伝えるタイミングを
なんとなく逸し続けていたし、乗り始めてからこれほどまでの時間が経ってしまっては今さらという気もする。
なにより、反対されたところで僕はバイクをやめるはずも無いのだから、それを伝えるということは母を心配させるだけで
何かを生み出すことは無い。
・・・ということで、その当時の母は僕が夜の公道を時速200km以上で駆け抜けている事実を知らなかった。
自らが親の立場になってみて考えれば、それは身の毛もよだつような事だ。親不孝以外の何物でもない。
ただ、上京前はあれほど疎ましいと思っていた母にそのような感情を抱かなくなっていたのは、親元を離れ、あるいは
バイクを中心とした体験と人間関係の中で、少しだけ大人になった証だったのだろうか・・・。
僕が東京に戻る時、大阪駅のホームまで見送りに来た母は言った。
「風邪ひかんようにな。あったかくして寝るんやで。」
もう子供じゃないんだからと返事をしたが、風邪どころかスピードの誘惑に命を危険に晒す日々を送っていた僕は
そんな母の言葉に小さな罪悪感が湧き上がり、帰りの新幹線の車中は心穏やかでなかった・・・。
「ごめんな、おかん・・・」
心中でそう呟く僕だったが、現金な事に東京に帰れば待っている、楽しみな「ある事」もまた忘れていなかった・・・。
1月も半ばを過ぎた頃、僕とアナゴ君は駅前で待ち人をしていた。
「フグタ君!あれじゃないのか?」
アナゴ君が指差す方向から、派手なオレンジ色で塗装されたサニートラックが近づいてくる。車高が異常に低く、
排気音が異常に大きい・・・。
「アケマステオメデト!GUYS!」
シンディー・ルーパーの歌声がけたたましく車外に漏れるその車の運転席には、本年初顔合わせのレッド軍曹。
「ハーイ!」と助手席にはジョージ。・・・僕は彼らにお願いしていた事があったのだ。
昨年末、ヨシムラを手に入れたアナゴ君に触発され、カスタムマフラー購入の気運が一気に高まった僕は、保土ヶ谷PA
でもその思いを口にしていた。
「Ninjaのカスタムパーツならアメリカの方が色々ありそうだよね。彼らに頼んでみたら?」
そう言ったのは鈴木さん。そこで僕は安くて構わないので何か良いものがあれば買ってきて欲しいと、クリスマス休暇で
本国に一時帰国するレッドとジョージに頼んでいた・・・。
サニトラの荷台に英字新聞で無造作にくるまれた長尺物が数本。挨拶もそこそこにレッドは車を降り、古いA−2の
胸ポケットにレイバンをしまいながらそれを早く見せたくて堪らないと言った様子で新聞紙を破き出した。
「おぉ!」
アナゴ君は感嘆の声を上げる。エキゾーストパイプは、やや使用感漂う、しかし茶色から青へのグラデーションが
美しい焼き色が入っている。・・・そして、サイレンサー・・・。
「de・・・vi・・・l・・・。デビル!?」
「YES!devilね。PipeはHand madeね。サージェントのトモダチが作ったお古さ!」
ジョージがそう説明してくれた。
「オマイハ すぴーどノでびるダカラ オニアイダッ!!」
最近、一生懸命覚えているという変な日本語で、レッドはHAHAHAと笑いながら言った・・・。
派手でやかましいサニトラ。談笑する若い学生風の二人と屈強な外国人二人。そんな珍妙な光景を、駅前交番の
巡査が何事かと眺めていた・・・。
・・・僕も遂にカスタムマフラーを手に入れたという喜び。本当に嬉しかった・・・。一刻も早く音が聞きたかった。
そして、鈴木さんはますます『魔棲雄』という看板を背負えと僕をからかうだろうな、とも思った。
そんな思いが交錯し、僕は苦笑した・・・。
そんな風に、何事も無く平穏に1985年は明けたはずだった・・・。
キター!!ヽ(・ω・)ノC
944 :
774RR:2007/01/24(水) 00:04:04 ID:4l+EWshE
リアルタイムキタコレ!!
つC
945 :
774RR:2007/01/24(水) 00:24:30 ID:Nanx+bv+
リアルキタコレ!
つC
946 :
774RR:2007/01/24(水) 01:52:57 ID:sI6Bl8/4
+ ∧_∧ + +
(0゚・∀・) ドキドキ 。
oノ∧つ⊂) +
( (0゚・∀・) ワクワク 。
oノ∧つ⊂) + + 。
( (0゚・∀・) テカテカ 。
oノ∧つ⊂) 。
( (0゚・∀・) ワクワク +
oノ∧つ⊂) 。
( (0゚・∀・) テカテカ +
oノ∧つ⊂)
( (0゚-∀-) ワクワク +
∪( ∪ ∪ 。
と__)__)
1985年はどうなるんだ!?
947 :
774RR:2007/01/24(水) 02:34:38 ID:j7G5YtoB
おいら5歳の時か…
つC
948 :
774RR:2007/01/24(水) 05:48:21 ID:tFucs/SD
つC
949 :
774RR:2007/01/24(水) 17:37:07 ID:y6nzJI+4
つC
バイクに乗ってみたいけど、事故が怖いから乗れない私にとって
このスレの小説はありがたいです。
950 :
774RR:2007/01/24(水) 17:42:29 ID:dBdSddq7
うおー、俺もニンジャにデビル管つけてぇー。
951 :
774RR:2007/01/24(水) 18:04:08 ID:Q44kVXUB
キャー5rtん5xcvz、!!!21え435r「
952 :
774RR:2007/01/24(水) 18:25:29 ID:x+BJLGkb
バリバリの皮乗りになると思ったら
その後鈴菌に汚染されるのかな………
とりあえずワクテカ
953 :
774RR:2007/01/24(水) 19:20:07 ID:CqEXJ7Rx
汚染ではなく感染と言ってくれ・・・
まるで鈴菌がキチャナイものみたいぢゃないか。
954 :
774RR:2007/01/24(水) 19:26:19 ID:6lAuck8N
感染でなく覚醒と言ってくれ
955 :
774RR:2007/01/24(水) 19:53:32 ID:CqEXJ7Rx
>覚醒と言ってくれ
ソレイイ!
956 :
774RR:2007/01/24(水) 21:37:03 ID:T9IHOoMe
バイクの鈴木面(スズキサイド)に堕ちるんだ
アイ アム ア ス(ズキ)サイド マッシーン!
間違った、「アイマッフューエルインジェクテッ ス(ズキ)サイドマッシーン!」だったorz
959 :
774RR:2007/01/25(木) 01:16:41 ID:INwnqsx0
うーんサニトラ、目の付けどころがシャープ!
960 :
774RR:2007/01/25(木) 01:56:49 ID:x3izjiWa
本日追いついた無免の僕が、次スレたてませんかと提案してみます。
作者様方、楽しみにしています。
961 :
774RR:2007/01/25(木) 02:34:11 ID:FulG4j8P
962 :
774RR:2007/01/25(木) 02:37:35 ID:x3izjiWa
>>961 過去ログ読んでて、ちょっと考えましたw
就活終わってからですかね。
963 :
774RR:2007/01/25(木) 08:04:30 ID:XyMcE9lX
>
964 :
774RR:2007/01/25(木) 08:17:52 ID:D1jP6sIM
>>962 就活ガンガレ!!
海山商事なんかどうだ?
965 :
774RR:2007/01/25(木) 08:54:05 ID:XRgS1l8s
966 :
970:2007/01/25(木) 21:31:11 ID:Kfgw1GWT
断る
967 :
774RR:2007/01/25(木) 22:00:23 ID:XRgS1l8s
968 :
774RR:2007/01/25(木) 23:17:09 ID:PMsKP6Xe
よしやってみる
969 :
774RR:2007/01/25(木) 23:19:39 ID:PMsKP6Xe
970 :
774RR:2007/01/25(木) 23:24:36 ID:ZXDkBP86
乙
そして梅
971 :
774RR:2007/01/25(木) 23:32:47 ID:x3izjiWa
>>964 どもです!
鈴木さんに誘われれば・・・と言いたいところですが、理系で技術職希望なのでw
しかもメカニックとかそっち方面ではなく、生物系です。
最終兵器IKURAを作るのがやっとですわw
972 :
774RR:2007/01/26(金) 00:03:56 ID:62BbupvR
>>971 おいおい、今や海山商事は日本有数の総合商社だぞ。
もちろん生物兵器部門もあるw 表向きは別部門化されているがな。
973 :
774RR:2007/01/26(金) 00:29:14 ID:YC66eNeR
38才で中途採用はありでつか?
974 :
774RR:2007/01/26(金) 01:36:40 ID:6j022yce
>>972 まじっすかw
通りでHP見ても、書いてはいないわけですね。
ってゆーか、「平凡を絵に描いたような男」のくせになんて会社で働いてるんだw
魔棲雄は・・・あの正義感の強かった男はそれを知って・・・?
と、誰かの創作意欲を刺激してみますw
975 :
774RR:2007/01/26(金) 07:43:11 ID:kIyoc0Nl
>>972 それ書いちゃったか………
おまい消されるぞ
976 :
774RR:2007/01/26(金) 08:13:57 ID:fv39bKpP
特命係長フグタマスオがやってくるぞ
977 :
774RR:2007/01/26(金) 10:08:22 ID:O/U4Ltm2
梅田
978 :
774RR:2007/01/26(金) 21:04:00 ID:5hb2AvLH
スレ埋めがてら、魔棲雄サウンドトラックでも考えませぬか?
こう、魔棲雄ストーリーに合う疾走感のある曲を、挙げてみませぬか?
979 :
774RR:2007/01/26(金) 21:04:42 ID:iYRzhN9i
巨人の星
980 :
774RR:2007/01/26(金) 21:14:40 ID:Dixn1Cfh
Red Fraction
981 :
774RR:2007/01/26(金) 21:32:27 ID:51RmTjJP
BOOWYのPLASTIC BOMB
982 :
774RR:2007/01/26(金) 21:51:50 ID:kIyoc0Nl
ベタだけどハイウェイスター
983 :
774RR:2007/01/26(金) 22:00:54 ID:qfDJNrrA
モトリーのキックスタート マイ ハート
984 :
774RR:2007/01/26(金) 22:04:07 ID:+bHZW8Of
サザエさんラップ
関係ないけど「さざえさん」って入力して変換したら一発だった
985 :
774RR:2007/01/26(金) 22:04:51 ID:Dixn1Cfh
986 :
774RR:2007/01/26(金) 22:09:52 ID:nbZBHRx7
IRON MAIDENのACES HIGH
987 :
774RR:2007/01/26(金) 22:41:31 ID:YmDwDcwL
BOOWYはダメだ…なぜならばダセェ!
988 :
774RR:2007/01/26(金) 22:53:40 ID:YIizgrwb
>986
そっから次の曲「2 minutes to midnight」へ繋ぐと、なおよろしいと思う。
989 :
774RR:2007/01/26(金) 23:09:59 ID:nbZBHRx7
990 :
774RR:2007/01/26(金) 23:23:19 ID:9+kjm8e1
今北産業。
このスレを見ている人はこんなスレも見ています。(ver 0.20) で飛んで来ました。
991 :
774RR:2007/01/27(土) 00:11:30 ID:iQcNbMUN
ume
992 :
774RR:2007/01/27(土) 00:17:15 ID:j7hFaNOH
皆様渋いですね。
ラルクの「Route666」とかどうでしょ。
まんまバイクバトルの歌詞だし。
993 :
774RR:2007/01/27(土) 01:16:51 ID:b4uYPEb1
994 :
774RR:2007/01/27(土) 01:48:57 ID:xILaqQYK
埋めちまう?
995 :
774RR:2007/01/27(土) 02:02:10 ID:k4g4/hST
996 :
774RR:2007/01/27(土) 02:27:49 ID:1wTDbcm/
梅
997 :
774RR:2007/01/27(土) 02:28:52 ID:1wTDbcm/
梅
998 :
774RR:2007/01/27(土) 02:30:13 ID:1wTDbcm/
梅
999 :
774RR:2007/01/27(土) 02:31:13 ID:1wTDbcm/
999
1000 :
774RR:2007/01/27(土) 02:33:03 ID:1wTDbcm/
1001 :
1001:
1000kmの旅を愛車と終えた夜 ――
一杯の熱い珈琲が 次の旅へと 想いを走らせる。
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。゚ 日
(*'∀`)ノ ∫ ○ ∠〆〜_-ワ
人_',ヘヘ へ.aノ人 《*)ゞ≦0《*)
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