陸戦英語報道　その1

本日3月7日はイラク国政選挙投票日。イラク駐留兵力半減とアフガン10万名態勢への転換はなるのか。
そして来るカンダハルでの大規模掃討作戦の成否は2010年12月のアフガン戦略検討に直結する。

イラクとアフガニスタンの二つの戦争、占領を抱える米国。一方、NATO諸国内ではオランダ、カナダに
アフガン撤退の動きもあり。イラクでは宗派と民族対立の政治解決への途はまだ遠い。

ストライカー装甲車は底面を舟形に改修する可能性あり。また、大量に導入されたMRAPやM-ATVは
装備体系でどのような位置を占めるのか、そしてGCV開発の今後は？

日米安全保障では普天間移転問題が様々なレベルで扱われ、ヘリ部隊の移転先では喧々諤々の大論争。
F-35開発計画は又の仕切りなおしで、調達機数に変更の可能性も浮上。一方、F-22は現勢維持は
続くが新規調達は終了の予定。

米海軍は313隻態勢を目指すも、艦艇開発ではCGXをキャンセル、LCSは価格高騰するも期待を寄せられる。
JHSVはまだ姿を見せぬも、ハワイスーパーフェリーの高速双胴船は国家予備船隊入り。

SBCTについて　スレを衣替えしました。

前スレ　http://anchorage.2ch.net/test/read.cgi/army/1261444791/
過去スレ
その11 http://anchorage.2ch.net/test/read.cgi/army/1252475569/
その10　http://anchorage.2ch.net/test/read.cgi/army/1242381325/
その9　http://anchorage.2ch.net/test/read.cgi/army/1229271156/
その8 http://anchorage.2ch.net/test/read.cgi/army/1211975338/
その7 http://hobby11.2ch.net/test/read.cgi/army/1196432892/
その6　http://hobby10.2ch.net/test/read.cgi/army/1175960323/
SBCT　http://hobby3.2ch.net/test/read.cgi/army/1063772016/
SBCTについて　その2　http://hobby3.2ch.net/test/read.cgi/army/1064799818/l50
SBCTについて　その3　http://hobby7.2ch.net/test/read.cgi/army/1076904716/l50

参考ブログ 最近未更新なれど。
SBCT太郎のブログ http://vortex.blog2.fc2.com/

本スレについて
英語圏での軍事報道をできるだけ広く浅くとりあげます。イラク情勢、アフガニスタン情勢
についてはそれぞれ専門スレがありますから、あわせて御覧になることをおススメします。

特定のテーマについては出来る限り継続して追っています。
ストライカー旅団と軽歩兵の運用　対内乱戦　F-22の今後と導入可能性　LCSと米海軍・海兵隊の戦力投射能力
これに関連してC-17の整備　シーパワーの発現としての災害救援など

質問について
もてる限りの知識で答えますが、たいていの場合、質問者の方がすでに当方よりも
豊富な知識を持っておられる場合がほとんどです。ご了承下さい。

陸上戦闘一般について
戦車不要論スレやその他陸上戦闘について真摯に議論を交わしているスレがありますので
そちらへ行かれたほうがはるかにためになります。

>3
申し訳ないですが…
戦車不要論スレや陸上戦力スレなどの不要系は、とても真摯に議論を交わしてるような場所ではありませぬ。
真面目な質問であれば、せめて、陸戦考察スレや簡単スレへの誘導の方がよろしいかと…

>>4 それでは早速、陸戦考察スレや簡単スレへのリンクを張っておきます。

活発な議論が日夜交わされているスレ
戦車不要論79
http://anchorage.2ch.net/test/read.cgi/army/1267693557/

濃い議論が交わされているスレ
陸上戦考察スレッド「戦略」「作戦」「戦術」その10
http://anchorage.2ch.net/test/read.cgi/army/1263822184/

創作物なので軍事考証を探るスレ
■○創作関連質問＆相談スレ 55○■
http://anchorage.2ch.net/test/read.cgi/army/1264088047/

同じく濃い議論が交わされているスレ
軍板住人ならこんなの簡単だよな 第３歩兵大隊
http://anchorage.2ch.net/test/read.cgi/army/1255099803/

The Second Sino-Japanese War Was Caused by China

It is generally believed that Japan was an aggressor nation against China for
the Second Sino-Japanese War. This is a view not founded on the historical events,
however. The Marco Polo Bridge Incident, the opening event of the conflict, was
orchestrated by China; and the Shanghai Incident, which was the beginning of the
full-scale war, was unilaterally initiated by China. The facts introduced in this
article explain how the conflict was initiated and escalated.
Japanse government during the conflict proposed peace plans many times which never
included territorial or special interest requirements. But they were all rejected by
the Chiang Kai-shek government and therefore the conflict continued.
* Summary: http://www.sdh-fact.com/CL02_1/69_S2.pdf
Full text: http://www.sdh-fact.com/CL02_1/69_S4.pdf

Questions are welcome.

Sincerely,

MOTEKI Hiromichi
Deputy Chairman and Secretary General for Kase Hideaki, Chairman
Society for the Dissemination of Historical Fact
Fax 03-3519-4367
Email [email protected]
URL http://www.sdh-fact.com

Note: Japanese names are rendered surname first in accordance with customs in Japan

February 2, 2010
The Pentagon's Quadrennial Defense Review: Simply an Extension of the President's 2010 Defense Budget Plans
by Mackenzie Eaglen
http://www.heritage.org/Research/NationalSecurity/wm2788.cfm
2010QDRについての評価　未読

February 2, 2010
Submarine Arms Race in the Pacific: The Chinese Challenge to U.S. Undersea Supremacy
by Mackenzie Eaglen and Jon Rodeback
http://www.heritage.org/Research/NationalSecurity/bg2367.cfm

SBCTについて　その12
http://anchorage.2ch.net/test/read.cgi/army/1261444791/624
の記事で取り上げられていた西太平洋における中国潜水艦の脅威の話と思われる
未読

Iraq parties both claim election lead
Calm: Lewis-McChord forces ready to help, but ‘will of people triumphed’
SCOTT FONTAINE; STAFF WRITER AND THE ASSOCIATED PRESS
Published: 03/09/1012:05 am
http://www.thenewstribune.com/2010/03/09/1101986/iraq-parties-both-claim-election.html
2010年3月7日のイラク国政選挙で米陸軍第2歩兵師団第4旅団はバグダッド州西部を担任
・イラク軍基地に小隊規模即応部隊が21個待機したが、これらの出動は無し
・別に米イ共同爆発物処理と法執行チームが爆発現場などで証拠収集している

旅団はイラク陸軍第6師団との共同作戦センターで報告や航空捜索画像をモニター
・担任のバグダッド州西部は人口250万、バグダッド西部やTaji、Abu Ghraibなどを含み、投票所463箇所
・旅団は、担任地域で顕著な事件（significant activity)30件を確認（observe)

SBCTについて　その12
http://anchorage.2ch.net/test/read.cgi/army/1261444791/
は512kb突破表示が出て無事に終了しました。

Afghan Recovery Report
Police Recruit More Women to Bolster Searches
Female officers at checkpoints will stop male insurgents dressed in burqas.
By Habiborrahman Ibrahimi in Kabul (ARR No. 354, 4-Mar-10)
http://iwpr.net/?p=arr&s=f&o=360803&apc_state=henparr
アフガニスタン警察は現在、人員9万7千名か9万7700名（#　記事中で食い違いあり）
うち女性は7百名
・内務省では女性警官を5千名に増員することを望んでいる
・家屋や現場捜索で男性警官に立ち入らせて女性の身体検査をするのを人々が許さない
また、家屋捜索で女性警官を用いるべきとの住民の苦情があるとMunir Mangal副内務相
・武装勢力はブルカを着用して下に武器や麻薬を隠して検問所を通り抜けることがあり、これに対処すべく
検問所に女性警官を配置する
・このほか、刑務所や空港、カブール周辺の検問所でも必要

Shafiqa Quraishi大佐（内務省女性部門の長、gender department)
・アフガニスタンでは女性が治安部隊で勤務することを認めぬ者も多くや、暴力の激しい地域があることなどが問題
となっている
・女性警官5千名雇用は州議会議員、部族長老や宗教学者や地方要人らと連携して行われる

第9学年から第11学年（一般的には16歳から18歳）　4ヵ月半訓練し、軍曹（sergeant)に任官
第12学年（一般的には19歳）　3年間訓練し少尉（second lieutenant)に任官
訓練中、給与は支払われる。年齢上限は30歳

また、当局では大学応募者を対象に警官訓練を行う取り組みあり
（# ahtorities are making police training an option for students applying for university)
（# ROTCのような予備役警官幹部育成制度？）

続き
内務省報道官Zemarai Bashari
メディアに広報を流し始めている。また、村々や僻地では宗教学者や部族長老を通じて宣伝している

女性警官は軍事作戦に参加することは通常無い。検問所での身体検査や尋問などをしている


内務省前検問所の女性警官Zainab　通過する女性の身体検査をしている
・警官となったのは1年前
・子供の頃から警官の制服が憧れで、なりたかった。今は着用して勤務していると大変誇りに思う。仕事が待ちきれぬ。

市中の反応は肯定と否定ともに引いてまとめている。

February 23, 2010
Colonel Imam: ‘I have the Green Beret but the Taleban beret is better’
Anthony Loyd, Rawalpindi
http://www.timesonline.co.uk/tol/news/world/asia/article7036961.ece
パキスタン軍将校のColonel Imamの話
本名はAmir Sultan Tarar　65歳
・1973年にフォートブラッグでグリーンベレーを取得

・1980年代　ISIにて技量と米軍留学経験（US military experience)ゆえムジャヒディン訓練を行う
一時は専門スタッフ2百名で9万5千名を米国資金のキャンプで訓練
・ムジャヒディンとともに頻繁にアフガン国内でソ連軍に対する攻撃を指導

・チャーリーウィルソン米下院議員を3回、アフガニスタンへ案内したほか、
当時、副CIA長官だったゲイツ（現在は国防長官）を国境近くのムジャヒディン訓練所に案内している。

・1985年、後にタリバン最高指導者となるMullah Omarと会う
爆弾製造、伏撃、情報収集などゲリラ訓練を施す
・Omar師が負傷し、片目を失ったとき、カラチに送り返して治療を受けさせている

･1994年、カンダハルで再会　当時、ヘラートのCounsul-Generalを務めていた
Colonel Imamをタリバン台頭を支援・指導したISIの最高責任者だったと批判する向きもある
本人はこの批判を否定
・アフガン情報筋には今もImamがタリバンとの関係を保っていると示唆し、ISI将校の中の反逆グループ
の要となっているとする

・2001年秋、ImamによるとOmar師と最後に会っている　カンダハルに米軍が爆撃している時期

続き

・帰国後、当時のムシャラフ大統領と激烈な論争
Imamはタリバンは打ち負かせぬと主張、大統領はImamは超大国の力を知らぬと反駁
しかし、Imamは超大国が国境の向こう、眼前で崩れ落ち消え去るのをみている。米国の支援が
あったからではなく、彼らの大義への信念ゆえだ　と話す

Imamはタリバンは戦闘中毒で、買収はうまくいかぬとみており、Omar師は大変賢いと話す
Omar師には米国を追い出す力は無いが、消耗させることはできる。

Our Man in Kabul?
The sadistic Afghan warlord who wants to be our friend.
Michael CrowleyMarch 9, 2010 | 12:00 am
http://www.tnr.com/article/politics/our-man-kabul
ヘクマティヤルとの和解の可能性はあるかを見ている記事
・これまで取引と裏切りを重ねてきた者である　一方でムジャヒディンとしてソ連と戦ってきた
頃から反米主義者でもある
・軍事部門ではない政治組織は既にアフガン国会に19議席を有し、経済相を出している
・2009年4月、ヘクマティヤルの代理はホルブルックの側近と面会
・2010年1月、子息はモルジブでアフガン議員らと非公式の和解交渉に出席

ヘクマティヤルは老境に入り、態度を軟化させている兆しあり
・2008年にカルザイ大統領に当て交渉を提案する手紙で、
生涯を闘争に捧げてきたと振り返りつつも、しかし、年老いたと書いている

また、18ヶ月以内の外国軍撤退を要求しているが、権力の甘実を味わえるなら
柔軟な姿勢をとることもありえると記事は見ている

一方、カルザイ大統領は政治基盤を固めるのに必死で、オバマはアフガンの政治事情よりも
治安を撤退を可能とする程度まで落ち着かせるのに関心あり

#　ブルース・リデルの言をあちこちで引いている　NRは時々無料で記事を公開するときあり

New wave of fear sweeps Baghdad as Iraqis vote
Bombs detonated in city apartment blocks kill at least 25 /
Sunnis appear to have turned out to vote in large numbers
By Patrick Cockburn
Monday, 8 March 2010
http://www.independent.co.uk/news/world/middle-east/new-wave-of-fear-sweeps-baghdad-as-iraqis-vote-1917803.html
今回のイラク国政選挙は議席325席、有権者1900万人
・2005年の前回と異なり、アルカイダイラクの脅迫に関わらずスンニ派も投票した模様

一方、爆弾と迫撃砲弾で38名死亡、89名負傷
・バグダッドではアパート2棟で家屋爆弾が爆発し、倒壊
アパートの一室を借り、爆弾を仕掛けて起爆させるもの
この戦術はシーア派多数派にたいして使われている
・うちShaab地区の現場では25名ほどが亡くなっている

モスルでは州議会議員がアラブとクルドの係争地域で射殺されている

バグダッドとファルージャでは投票所を目掛けた迫撃砲射撃が散発的にあり

開票は既に始まっているが、単独および連合政党の過半数獲得にはならず
おそらくはシーア派とクルド政党連合になる。首相はマリキ氏から交代する可能性あり

Coalition led by Maliki ahead in poll
Tuesday, 9 March 2010
http://www.independent.co.uk/news/world/middle-east/coalition-led-by-maliki-ahead-in-poll-1918364.html
開票でマリキ首相（ダワ党）の法治国家連合が得票でトップ
しかし、連立を組む必要ある程度にとどまるとの見方
・マリキ首相は4年の在任で敵に回した者多い。
ICGのJoost Hiltermannは連立交渉で首相の座を維持できるか疑問としている

シーア派の多くはマリキ首相が我を張り、シーア派票田を分裂されたと怒っており、
サドル師はバスラから自派民兵を駆逐されたことでマリキ首相に怒りを抱いている

クルド政党は概してまとまっており、議席も多数獲得すると見られており、連立交渉で軸となる

Royal Navy bomb disposal experts deploy to Helmand
A People In Defence news article
10 Mar 10
http://www.mod.uk/DefenceInternet/DefenceNews/PeopleInDefence/RoyalNavyBombDisposalExpertsDeployToHelmand.htm
英海軍、艦隊潜水隊の4名、アフガニスタン派遣へ
・陸軍王立工兵隊での6ヶ月間の事前訓練を修了
・これまで派遣されていた艦隊潜水隊の4名が4月に帰還するのと交代する
英陸軍王立工兵隊第21野外隊（Field Squardon)を支援し、ヘルマンド州のSangin、Banji、Kajaki
のFOBへ展開
・武装勢力が仕掛けた爆弾や通常弾薬の攻勢捜索、啓開に、歩兵の徒歩パトロール同行などを行う
・また、アフガン国軍に爆発物識別（recognition)、探知（search)、処理（disposal)を教える

艦隊潜水隊（Fleet Diving Squadron）はポーツマス　Horsea Islandを基地とし
機雷戦科（Mine Warfare Branch)の分科で、潜水ことに水中の機雷や弾薬処分を任務としている
小所帯の専門部隊

#英ブラウン首相がアフガンにてランドローバースナッチにかえて、装甲厚い車両200両を導入する約束した一件で
SAS予備役4名が亡くなった事件が今、英国で検視官審問を受けている。この審問で地雷探知機が不足し
英国での訓練がほとんど無かったこと、現地でも定数に満ちていなかったことなどが明らかとなっている。

CO fired for ‘cruelty’ gets new job
Personnel officials weigh ‘show cause’ board for Graf
By Philip Ewing - Staff writer
Posted : Wednesday Mar 10, 2010 14:53:19 EST
http://www.navytimes.com/news/2010/03/navy_graf_update_030910w/
グラフ大佐の続報

#記事の骨格は前回と同じだが、細部が色々付け加えられている

・米海軍で指揮職（commanding officer billet)は1500ほどあり、過去5年間で解任されたのは56名
つまり、99%の指揮官は任期を全うしたことになると、海軍報道官Justin Cole大尉（Lt.)

・懲戒を伴わぬ査問（nonjudicial proceeding)で有罪と認められた場合、指揮官は
海軍人事部（NPC、Navy Personnel Command)へ記録を送付。NPCでは当該士官が海軍に
勤め続ける理由を提示する審問を開くか決定する。この審問（show cause board)は
海軍長官に対し、士官を去らせるか否かについて勧告

・Graf大佐については審問委員を指名するかをNPCでは検討している

Mayport to get first East Coast littoral ships
By Christopher P. Cavas - Staff writer
Posted : Wednesday Mar 10, 2010 17:51:01 EST
http://www.navytimes.com/news/2010/03/defense_lcs_mayport_031010/
米海軍作戦部長Roughhead提督が議会で海軍造船計画について証言では
2016年から、フロリダ州メイポートにLCS(沿岸戦闘艇）が配備される

・LCSはまず太平洋岸サンディエゴに配備

メイポートは従来、空母1、巡洋艦・駆逐艦複数、フリゲート十数隻の母港
・しかし、空母はここ3年間配備されていない
・フリゲートは今後数年のうちに退役予定
・海軍では2010QDRにより原子力空母受け入れのため基地施設を改良中

Roughhead提督はLCSはメイポートでフリゲートの代替とし、
また、LCSは南方軍での作戦に最適と述べている

南方軍での作戦では、麻薬取締り、海上協力活動などがあり
現在、LCS-1フリーダムが行っている

Comfort returning home from Haiti mission
By Philip Ewing - Staff writer
Posted : Wednesday Mar 10, 2010 9:43:51 EST
http://www.navytimes.com/news/2010/03/navy_comfort_released_030910w/
病院船コンフォート、今週中にハイチを発ち、ボルティモアへ帰港
・帰港予定日は3月14日前後
・第4艦隊の広報では同船は患者871名を治療、手術843件、新生児出産9名（うち双子2名）
・外傷のほか、破傷風などの予防接種を受けたことの無い者なども診療
・最後の患者が下船したのは2月27日

Austal drops Bath Iron Works from LCS team; will bid for Navy work as a prime contractor
By George Talbot
March 04, 2010, 6:56PM
http://blog.al.com/live/2010/03/austal_drops_bath_iron_works_f.html
オースタルUSA、LCS建造でゼネラルダイナミックス傘下のバス鉄工所とのチームを解消
2012年に発注されるLCS5隻の契約を主契約メーカーとして獲得目指す

・バス鉄工所はオースタルのLCS2隻目コロナドの主契約者の立場を継続　同艦は2012年に完成予定
・GDはオースタルのLCSについてオープンアーキテクチャシステムをサブコントラクターとして提供

オースタル（従業員千名）造船所はMobile Riverにあり
2010年10月に決定されるとみられるLCS2隻+オプション8隻の契約をロッキードマーチンと競り合っている

2012年に5隻の契約を海軍では発注予定しており、この発注では2010年契約を獲得したメーカーは
除外される

Army considers Hampton Roads for high-speed vessels
Posted by Hugh Lessig on Friday, February 12, 2010 at 11:55 AM
http://weblogs.dailypress.com/news/local/military/blog/2010/02/army_considers_eustis_for_high.html
米陸軍はJHSVの配備先の検討初期段階にあり
候補地として名が挙がっているのは、港湾施設のある以下の基地
・Fort Eustis(James川に面した港湾施設あり）
・Hampton Roads全域（海軍基地が候補に入る）
・サンディエゴ
・ワシントン州シアトル・タコマ
・真珠湾
・グアム

JHSVはまだ進水しておらず、2011年から2016年に配備予定

米陸軍環境コマンド（U.S.Army Environmental Command)ではパブリックコメントを受付中
・名前があがった候補地全てに配備されるわけではなく、パブリックコメントで他の候補地が浮上することも
ありえる

Tuesday, February 9, 2010
High-speed catamarans may be based in Hawaii
By William Cole
Advertiser Military Writer
http://www.honoluluadvertiser.com/article/20100209/NEWS01/2090360/1001/NEWS/High-speed-catamarans-may-be-based-in-Hawaii
>>23の詳報
2010年2月　Federal Registerに米陸軍はJHSV12隻の候補地5箇所について環境アセスメントを行うことを告知
・海軍と協同して行われる
・候補地はVirginia Tidewater area、サンディエゴ、ワシントン州シアトル-タコマ、真珠湾地域、グアムの5つ
・JHSVは戦略輸送船舶で、米国と海外において軍兵員および装備を迅速に輸送するもの
乗組員31名、乗船360名　速度35から45ノット　搭載容量700ショートトン　展開活動150日間
母港では停泊するほか、周辺海域で年間170日間の訓練が行われる
訓練は洋上給油、ヘリ、実弾射撃、開水面での高速航行など
・検討する選択肢は
＊　全5隻を米国とその領土5箇所配備　1箇所では最大3隻配備
＊　全12隻
＊　全く配備せず　

Mike Formbyハワイ州運輸局港湾部副部長によると、ハワイ州政府では詳細不明
・真珠湾に配備されるのか、ハワイ島のPohakuloa訓練場にいくのか、州埠頭を使うか、軍装備と兵員をどこで降ろすのか
など話し合われていない
・ハワイスーパーフェリーの高速カタマランがJHSVに組み込まれるかは不明
・国防総省でJHSVの建造までの間、2隻をチャーターする関心ありとの話はあったが、その方向に進んでいる兆しは無し

ハワイスーパーフェリーは2009年3月にAlakaiの運航休止、5月に破産申請
・州最高裁が環境アセスメントを進めている間の運航を認めぬ決定をしたため運航休止にいたったとされる
・この件が、陸軍の配備先選定にどのような影響を与えるか不明
・Alakaiは349フィート長さ、船客866名で車両最大282両
・同社の環境アセスメントにはこれまで75万ドル掛かっており、完了するにはさらに50万ドル必要
・2隻目のHuakaiは車両ランプを取り付けられた

続き

ハワイにはこれまでもJHSVは寄港している
2004年　リムパック演習（Rim of the Pacific)でHSV-2スイフト

その他にもHSV-X1ジョイントベンチャーも寄港

米陸軍ではストライカー旅団の装甲車輸送にHSVをハワイに置くことに関心があると
発言したことあり

Feds: Montco woman led Net death plot
By MICHAEL HINKELMAN
Philadelphia Daily News
The Associated Press contributed to this report.
http://www.philly.com/philly/hp/news_update/87198637.html
米人女性、イスラム過激派を助けスウェーデン人漫画家を殺害しようとしたとして起訴される
・氏名はColleen R. LaRoseでブロンド、青い目　米国生まれ　46歳
・youtubeではJihadJane と名乗り動画を投稿
・逮捕されたのは2009年10月15日で収監されていた

アイルランドで難民認定をうけて滞在していたイェメンやモロッコ出身者男性4人と女性3人が
米人女性の逮捕が明らかになったのと同日、逮捕されている

http://en.wikipedia.org/wiki/Colleen_LaRose　に詳しいまとめあり

>>25
陸軍環境コマンドの連邦政府官報掲載の内容

Department of the Army
Preparation of a Programmatic Environmental Impact Statement (PEIS)
for Stationing and Operation of Joint High Speed Vessels(JHSVs)
2010年1月25日付
http://edocket.access.gpo.gov/2010/pdf/2010-2142.pdf

乗船可能な兵員数は350名　海軍は最大10隻JHSVを建造予定だが、海軍は陸軍と別に
環境アセスメントを行っている。陸軍では海軍との累積効果も配慮する。

U.S.Army seeks public input on stationing Joint High Speed Vessels
Aberdeen Proving Ground, Md.
February 5, 2010
http://aec.army.mil/usaec/nepa/jhsv.pdf

Mattis pushed for 6.8mm ammo
By Dan Lamothe - Staff writer
Posted : Thursday Mar 11, 2010 13:02:17 EST
http://www.marinecorpstimes.com/news/2010/03/marine_ammo_031010w/

Corps to use more lethal ammo in Afghanistan
By Dan Lamothe - Staff writer
Posted : Tuesday Feb 16, 2010 9:29:10 EST
http://www.marinecorpstimes.com/news/2010/02/marine_SOST_ammo_021510w/

米海兵隊の小銃弾薬の話　下の記事では特殊作戦部隊がSCARで使うため
開発された向けオープンチップ弾SOSTを海兵隊がアフガンで使用開始したこと。
この弾丸は車のフロントガラスやドアを貫通したあとも弾道が
安定しており、命中精度が高いこと。オープンチップ弾はホローポイント弾と異なり、国際戦争法上で
使用を認められているとの判断を法務から得たことなどが書かれている。

上の記事ではマティス統合戦力軍司令官が小銃弾のストッピングパワー不足の声を
きき、6.8mm弾に関心を示していたこと。7.62mm弾に戻るべきではという議論もあったこと。
しかし、6.8mm弾は5.56mm弾より反動大であり、照準点やその他訓練などを変更する必要あり、
弾薬メーカーも生産ラインの変更が必要で費用は膨大となるであろうこと
SOST弾が期待通りの成果をあげれば変更は無用であろうこと
などが書かれている。　

このほか
6.8mm弾は2007年に特殊作戦軍の隊員らが許可をえて開発したものの、同軍でも海兵隊でも配備せず。
6.8mm弾は5.56mm弾よりもわずかに長いのみなので、小銃の下部レシーバーと弾倉は変更する必要無い。
海兵隊で小柄な者（女性など）は反動をコントロールするのが難しい。
5.56mm弾でもbucking flinchingすることあり。

小銃弾のストッピングパワーについて
2004年イラクでの戦闘で海軍十字章をえたBrad Kasal曹長の場合、7.62mm弾7発を体に受けたが戦い続けており
弾の威力よりも、命中箇所のほうが重要だという海兵隊システムコマンド司令官Michael Brogan少将の意見を紹介

>>16
バグダッドの家屋爆弾は2件ともバグダッド東部で発生

After playing down election violence in Iraq, U.S. military reassesses
By Ernesto Londono
Washington Post Foreign Service
Thursday, March 11, 2010
BAGHDAD
http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2010/03/10/AR2010031003869.html
選挙直後に在イラク米軍ではさほどの暴力は無かったとの認識を示していたが
それを修正する話
・136回の攻撃あり、少なくとも37名死亡と米軍はみている
・そのうち30回では死傷者が出ている。攻撃はロケット弾、爆弾、小火器など

投票日である2010年3月7日の午前、バグダッドで爆音が轟き、有権者を怯えさせ、国際選挙監視団も
出発を遅らせた
・バグダッドの投票率は53%で、全国平均62%よりも低い

3月8日、オディエルノ大将は投票日のイラク治安部隊の成果を称賛し、顕著な事件は2件のみと話した
・爆発は、水ボトルに詰められた爆薬によるもので、すぐそばに居ない限り、誰も傷つけられぬ　と発言

選挙に不正があったという申し立ての調査と、出馬を認められなかった候補者55名の
得票の扱いで開票が遅れているため、中間発表も遅れている
・55名のうち30名ほどはアラウィ元首相率いるイラキヤの候補者
・イラキヤはスンニ派と世俗派に人気で、マリキ首相率いる法治国家連合と競り合っている

International Election Monitors Instituteはバグダッドに国際監視団を派遣しており
発表した報告書は肯定的だが、候補者の出馬禁止については懸念を表明。

http://www.iemi-iioe.org/welcome_e.htm
http://www.iemi-iioe.org/pdf/Press-Release-Iraq-Mission-(English).pdf

派遣したのは議員経験者からなる6名チーム1つで、開票作業を実際に見るのではなく
イラク選挙委員会など規制機関をみると書かれている。

http://www.iemi-iioe.org/about_e/about_e.htm
カナダ、米連邦議会、欧州議会などから議員経験者を、勃興しつつある民主主義国や
安定した民主主義国へ送る。

#イラクへ今回派遣した中にはウィスコンシン州議会議員が含まれる
#カナダと欧州議会が入っている関係でサイトはフランス語対応

Army fast-tracking precision mortar to Afghanistan
Mar 10, 2010
By Kris Osborn
http://www.army.mil/-news/2010/03/10/35623-army-fast-tracking-precision-mortar-to-afghanistan/index.html
米陸軍、誘導迫撃砲弾の導入に向けてメーカー選定中
・2010年末までにアフガンで支給される勢い
・取り組みの名称はAccelerated Precision Mortar Initiative (APMI) でアフガン現地指揮官らからGPS誘導弾で
目標を精密に攻撃する能力を早急に求められている
・APMIでは命中半径が通常弾の136mから10mへと縮まる
・山岳や、付随的損害を局限するのが必要な地域で必要とされている
・建造物内の狙撃手や、掩蔽壕や塹壕にこもる敵を殺戮、制圧するのに通常弾では8発から10発のところ、
APMIでは1発か2発で済むようになる

APMIではまもなく、第二段階試験（安全認証、要件試験）を行い、緊急資材調達要求（urgent material release requirement)
をクリアする

選定で競合しているメーカーは以下の3社
・レイセオンとIMI(イスラエル軍事工業）
・ゼネラルダイナミックス
・ATK

APMIが導入されても通常弾も地域射撃・制圧射撃などで用いられ続ける
・実戦で実証されればアフガン以外でも使われる

記事にでてくるのは
Brig. Gen. John Maddux, Program Executive Officer, Ammunition
Bruce Kay, Department of the Army Systems Coordinator, Mortar Systems

#>>28　ブログ「火薬と鋼」を参考にオープンチップ弾と記事を探しました。　
#　この誘導迫撃砲弾の話は、兵頭二十八の放送形式　にて既に取り上げられている模様　同一かどうか確認しておらず

Mental health evacuations spike in war zones
By Kelly Kennedy - Staff writer
Posted : Thursday Mar 11, 2010 15:25:18 EST
http://www.armytimes.com/news/2010/03/military_medical_evacuations_031010w/
2001年10月から2009年9月までの期間で、戦地から米国或いはドイツへ病気で後送された兵は5万2,283名

原因
＊精神障害　5480名　10%　大半は適応障害（adjustment reactions)、情動精神病（affective psychoses)
2001年から2005年は6%から9%のみ、2006年には704名でその後1年で急増、2007年に1063名
・2007年1月発表3万増派と戦略変更と時期が一致
二度以上の戦地派遣での累積ストレスや、ストレスによる精神障害が派遣兵の間で知られ懸念されるように
なったことなどが原因ではないかと
Timothy Powers(Armed Forces Health Surveillance CenterのData Analysis Group)は述べている

＊戦傷　10103名　19%
2003年：970名　2004年：2042名　2006年：1640名　2007年：2178名　2008年：983名

＊それ以外の81%は戦傷以外の負傷や病気による後送
musculoskeletal injuries（背中と膝が多い）15%、戦争以外の負傷15%、精神障害10%、不明の症状10%など
・不明の症状のうち4分の1は呼吸器系

＊男性　4万5975名　女性　6308名（うち248名は妊娠による）

後送された者は派遣後90日以内に後送されたのと同じ症状で診療を受けている
musculoskeletal：29%、呼吸器系：23%、神経系：22%、精神衛生：18%
・派遣前の医療検査手続きを改善すれば、既往症を再発・悪化させることもなくなり、派遣しておきながら
後送することも減るだろうと、Powersは述べている

#ここらはゲイツが兵との対話集会などで詳細な数値を明かし、人員規模を拡張するが部隊は新設せず
派遣予定部隊などの人員充足を優先すると話していたことを思い出す

March 12, 2010
British Army meets its match as German nature lovers halt training
Allan Hall, Berlin
http://www.timesonline.co.uk/tol/news/world/europe/article7059006.ece
ドイツ国内にある英軍演習場Military Training Area Senneに、市街戦訓練場の模擬市街を建設しようとしたところ、
環境保護団体が貴重種の保護のため、建設の差し止めと環境アセスメントを裁判所に求め、
工事が中断されている
・現在は、申し立てをうけつけて30日間の冷却期間であり、建築は開始されていない

・ドイツ北西部のGuterslohに模擬市街2つを新たに建築し、既存の模擬市街1つを改装する
計画が、2010年2月19日にGutersloh議会で可決される
・英陸軍は、下生えの刈り取りを済ませている

環境アセスメントを求めているのは
Nature and Biodiversity Conservation Union（Nabu)で
Mindenの法廷に建設を最低でも12ヶ月間中断するよう求めている

The World Habitat Society
はウェブサイトにて、英陸軍は欧州でもっとも貴重な自然地域を破壊しつつあると難じ
国際的な反対運動を呼びかけている

Military Training Area Senneは220平方キロメートル、ヒース、湿地帯、針葉樹林が広がっており
自然が残っている
・英陸軍はおおよそ半分を演習に使用
・周辺地域には英軍5千名が駐留

March 12, 2010
Edited extracts of interview with Peter Moore
Peter Moore, who was released after being held hostage in Iraq for two and a half years, speaks to The Times
Deborah Haynes, Defence Editor
http://www.timesonline.co.uk/tol/news/uk/article7059302.ece
2009年12月に解放された英人Peter Mooreのインタビュー
・http://www.vso.org.uk/のボランティア　→　ガイアナで現地雇用
学資ローンが残っており、返済するため転職を考えていたところ、ベアリングポイントがIT要員を
探していると知り、連絡した
・当初はカリブ海での仕事を探していたが、ベアリングポイントの仕事はバグダッドでだと知る
・財務省のIT要員をに報告書の作成を訓練するのが内容
イラク人の助けになる、ガイアナでやっていることと同じ、地元の人々と働けることなどから決める

・バグダッドに到着したのは2007年4月2日。滑走路の端に噴煙があがっているのをみて、イラクに来たと実感

・バッジ取得（#　グリーンゾーン立ち入りのバッジ？）などで1ヶ月ほどかかり、危険地域へでたのは5月はじめ
グリーンゾーン内でコンピュータ作業はしたが、テストデータなどでだった

・financial management information systemの情報で報告書を作成するのが仕事だったが、
財務省にいって部長とあったところ、プログラムチームがほとんど進んでいなかったのでまずこちらを訓練
することになった

・出向いた先は財務省本体の建物ではなくデータセンター　ともに働いたイラク人らはコンピュータ専門家で
話すこともコンピュータのことだった

・通勤では装甲車2台だけを使い、目立たぬよう運転、通勤は最初のうち週に1、2回。そのうち訓練にかかって
から数回となる。経路は違えるようにしていた。一回の出勤でとどまるのは2時間から4時間程度。

http://www.flickr.com/photos/peosoldier/4325509132/in/photostream/

走行間目標捕捉と、first-burst target engagementが可能と書かれている。
マルチカムがアフガンの光景に溶け込んでいることを示す画像などもあり。

米陸軍、PEO soldierの画像置き場。

From Death Valley to Kandahar
13 March, 2010 10:57:00
FORT IRWIN, Calif.
http://www.military-world.net/Afghanistan/3493.html
カナダ軍兵士3千名、2010年1月と2月の大半を米国カリフォルニア州フォートアーウィンのNTCにて
メイプル・ガーディアン（Maple Guardian)演習に参加
・来る夏に行われるアフガニスタン・カンダハル州カンダハル市での作戦に備えたもの
・カナダ軍派遣部隊がNTCで事前予行演習を行うのはこれが初めて
・参加した兵の部隊は第1王立カナダ連隊、第2カナダ機械化旅団群（オンタリオ東部のPetawawa基地）
・軍以外ではCanadian International Development Agency's Afghanistan programから25名チームが参加
チームの長はChantal Ruel
・また、他の外交関係者や王立カナダ騎馬警察の者も演習に参加（attend)

演習ではカナダ兵と、より大部隊である米軍との協力にも重点を置いて計画された
・カナダ軍の役割拡大と、カンダハル州での米軍の存在が増したことを反映して演習は計画された
・演習では、2週間の野外演習（war games)が目玉
武装勢力の攻撃を撃退し、仕掛け爆弾を解体し、言語の壁を乗り越え、アフガン人指導者らと統治や
開発戦略について話し合った

このほか名前の出ているカナダ軍人
カナダのWainwright基地にあるカナダ機動訓練センター長Christian Juneau大佐

2011年にカナダ軍はアフガンから撤退予定であり、カナダ軍が連合部隊を助けアフガン南部で
武装勢力を駆逐するのは今夏で最後かもしれぬ
・アフガン派遣開始以来、カナダ兵の戦死者は140名

March 11, 2010
Additional Phases Identified for Iraq Campaign Medal
http://www.defense.gov/releases/release.aspx?releaseid=13366
国防総省のイラク戦役章にみるイラク戦争の期間区分

イラク解放期　2003年3月19日から2003年5月1日
イラク移行期　2003年5月2日から2004年6月28日
イラク統治期　2003年6月29日から2005年12月15日
国家団結期　 2005年12月16日から2007年1月9日

イラク増派期　2007年1月10日から2008年12月31日
イラク主権期　2009年1月1日から、追って定める期日まで.

#解放期は、通常作戦でバグダッド攻略し、空母艦上で大統領が宣言するまで
移行期はブレマー代表率いるCPAが統治し、憲法を成立させ、6月30日を前に同代表が去るまで
統治期はイラク政府が統治し、やがて初の国政選挙に至るまで
国家団結期はイラク宗派内戦と、米国の戦略建て直し
増派期はサージでローテーションを前倒しして、駐留期間を15ヶ月に延長した時期で、最後の増派部隊が帰還するまで
主権期はSOFAが発効し、都市部撤退、イラク側に治安権限の委譲が終わり、顧問・訓練・支援に移る時期

だとそれぞれ思う。ちょっと違っているかもしれぬ。

防衛研究所紀要　第12巻第1号（2009年12月）
http://www.nids.go.jp/dissemination/kiyo/j12-1.html

ソ連のアフガニスタン経験　外部勢力による介入政策と国家形成の展開

#ソ連と東欧諸国はアフガン各省庁に合計5千名の顧問を送り込んだとある。
つまり、文民増派にはこの程度の数が必要ということらしい。
　アフガン政権は伝統的に露と英国、ソ連と米国の間で均衡政策をとっており
ソ連に経済的に依存するようになり貿易相手国としてソ連東欧圏が大きな比重を
占めるようになっても、少なくとも外交的ジェスチャーを米国に示していたとのこと。
つまり、カルザイ政権が自立するに従い、イラクのマリキ政権のイランとの関係のように
ソ連圏諸国との関係、或いはイランとの関係がある程度強化されうるのだろう。

子ども兵士問題の解決に向けて　合理性排除に向けた検討と今後の課題

#子ども兵は成人兵士と比べて概して下級財だが、戦闘支援などや兵站、需品などでは
使えること、よって、武装勢力の予算規模と選好で成人兵士の弾除けとして使い捨てにする
などの動機が発生していること、また、社会や共同体に経済の崩壊でなり手が生み出されていること、
小火器の普及と拡散も関わっていることなどを指摘。子ども兵を無くすには
子どもに教育を与え兵士とした場合の機会費用を増大させる、或いは武装勢力の資金源を
断つ（しかし、マネーロンダリング以外の正業によるものは断ちにくい）などを検討している。

Afghan past colors journalist's assessment of future
By Matthew D. LaPlante
The Salt Lake Tribune
Updated: 03/09/2010 09:05:36 PM MST
http://www.sltrib.com/news/ci_14643682

http://ricks.foreignpolicy.com/にて知る

トマス・リックスは父親（ハーバード大教授）がカブール大学で心理学を教えていた関係で
1969年から71年にアフガニスタンに住んでいた。
・基本的なダリ語を教わり、サラン峠をスキーで越え、15歳にして国内を一人旅し人口5千人以上の都市を
全て廻ろうとしたとのこと

2001年以来、アフガニスタンを訪れたのはわずか2度のみ

アメリカでアフガンを扱った本で最も売れているのはthe Kite RunnerとThree Cups of Teaだが、自身の思い出を
乱されるのがいやで読んでいない

アフガニスタンについて、政府はある程度腐敗し、ある程度は不正でほどほどに有能なところに落ち着くとみている

Crocker Looks Back
A candid interview from the former U.S. ambassador to Iraq on the recent elections,
the Iraqi tendency toward authoritarianism, and President Barack Obama's proposed drawdown,
which, Crocker admits, makes him "nervous."
INTERVIEW BY DAVID KENNER | MARCH 10, 2010
http://www.foreignpolicy.com/articles/2010/03/10/crocker_looks_back?page=0,0
2007年から9年の駐イラク米国大使を務めたクロッカーに、2010年3月7日のイラク選挙についてインタビュー

イラク側と締結した協定では2009年半ばの都市部撤退と2011年の完全撤退を定めているのみであり、
2010年8月の戦闘部隊撤退は含まれていないとして、2011年までの兵力について柔軟な対応を勧めている

政権樹立には2ヶ月から3ヶ月程度かかり、政権確立の過程自体は不安定化をもたらさぬであろうが、
大きな問題が対処されることはない。たとえば、国内で揉めている境界線、キルクーク、連邦と地域政府、州政府
の関係などは政権が発足するまで持ち越される。

Army will allow soldiers to recolor M4s
By Matthew Cox - Staff writer
Posted : Sunday Mar 14, 2010 9:14:04 EDT
http://www.armytimes.com/news/2010/03/army_m4_camo_031410w/
米陸軍、兵が小銃にペイントするのを追認し、指針を導入する予定
・市販のスプレーで迷彩柄をペイントするのが戦争の開始から続いていたが、
陸軍の従来の指針では禁止されていた
・陸軍兵器当局は3月2日に、M4カービンやその他兵器の塗装指針を発表すると
告知
・この方針変更は2010年2月19日のマルチカムを今夏からアフガン派遣部隊に
支給する決定に続くもの
・陸軍の支給する歩兵火器の多くは黒色

指針では塗装してならぬ部位を指示（たとえば、薬室内部や照準機器などのアクセサリー）
・実際に塗装してよいか判断し承認する権限は部隊長が持つ

談話が引かれている当局者
Doug Tamilio大佐、Project Manager Soldier Weapons長

http://usacac.army.mil/CAC2/FM50/news_release.pdf
FM5-0　The Operations Processが改定される。
全様相作戦における指揮統制の実際を扱った教範で
2010年2月24日から26日、フロリダ州Fort LauderdaleのGreater Fort Lauderdale/Broward County Convention Center
にて開催されたAUSA(米陸軍協会、Association of the U.S. Army)冬季シンポジウム・展示会にてお披露目

教範改定に当ったのはCAC(諸兵科連合センター、Combined Arms Center）の諸兵科連合教義部
(Combined Arms Doctrine Directorate)

主な執筆者はMichael Flynn

思考力ある指揮官を育成し、指導者育成戦略に資し、状況が変化するなかで問題を枠付ける認識ツールを指揮官に
供する

指揮官、参謀らが複雑で構造も不明な問題を理解し、対処・解決する方法を編み出す手法を供する

http://en.wikipedia.org/wiki/Akbar_S._Ahmed

The Best Defenseの読者コメント欄で、パキスタン政府の政治代表（political agent)を勤めた経歴がある
ことを知る。人類学教授にしてパキスタン外交官。現在、アメリカのアメリカン大学で教授。

political agentという制度が大英帝国時代にインド辺境でパシュトン人（当時はパタン人）を支配するのに
使われていた。パキスタン政府は政治代表として継続させたという話。

大英帝国はどうパシュトン人に対したのかを探る本が出版されており、その読後感想のエントリで
登場した。

Door latches a problem on M-ATVs, soldiers say
By Rob Curtis - Staff writer
Posted : Sunday Mar 14, 2010 9:15:36 EDT
KUNAR PROVINCE, Afghanistan
http://www.armytimes.com/news/2010/03/army_MATV_031310w/
米陸軍第4歩兵師団第4旅団第12歩兵連隊第2大隊でのM-ATV評価
http://www.carson.army.mil/units/4id/units/4thbde/4thbdeindex.html

M-ATV受領は2010年1月から、おおむね好評なれど
＊各車ともドアのうち1箇所が不調　ドア錠に問題あり　車外にでるときはドアを開けたままにしておく
必要あり　閉めてしまうともう一度開くには狭い車内を移動して内側から取っ手を使って明けるしかない
・MRAP　Joint Program　Officeではこの問題を認識していたが、これほどだとは知らなかったと
海兵隊システムコマンド報道官Barbara Hambyは3月5日に発言
・品質チームの修正部会でドア錠を分析しており、アフガンの当局はドア改良の指示を受けたという

＊車内の容積狭く、もっと車内に貨物スペースを希望
射撃戦闘中、車外に出て、荷台（truck bed)から弾薬をとってくる必要がある

＊砲撃前線観測員Clint Begley三等軍曹の話では、ドア窓が狭く、弾着点を確認できない
M-ATVでの初戦ではドアを蹴り開けて観測した、それ以後はMRAPに乗っているとのこと

好評な点
・MRAPと比べて回転半径小さく、伏撃時、僚車を助けるためUターンできる

The Bradley and How It Got That Way
by W. Blair Haworth, Jr.にて

1977年のブラッドレー装甲戦闘車とエイブラムス戦車についての論争を知る
以下はGAOの報告書
http://archive.gao.gov/f0902c/104246.pdf

このとき、連邦上院軍事委員会ではブラッドレーの装甲が薄いとし
重装甲を求める動きがあったと書かれている

この議事録は現在、探せていない。

#つまり、イスラエル国防軍が導入したNamerのような重APCが
ベトナム戦争がなければ導入される可能性がわずかなりともあったのかもしれない。
しかし、開発の経緯をみているとM113の次世代配備が実現してはいただろうけども、
重装甲化で調達性が低くなる（単体価格の高騰は避けられない）だろうから、やはり
微妙なのかもしれぬ。いずれにせよ、ブラッドレーはBTRが装備する14.5mm機銃に
全周で堪えるとされていた。

また、アクティブディフェンスとの関係でTOWを搭載し、対戦車火力が強化されている。
FM100-5制定の動きともブラッドレー制式化は連動している。

>>38　色々まとめ方が粗いと気付く。文民顧問の人数について、西ドイツが警察・情報機関関係の
訓練に人を出していたとある。また、ダウド政権、アミン政権などごとに人数は異なっていたはず。
今のアフガン政権省庁の規模に照らして5千名というわけではない。

アルカイダの話

アルカイダのテロについて、正統なイスラム原理主義にサウジの半島からの異教者排斥思想が
加わったものという分析。具体的にテロの実行部隊との結びつきは中々明かされず、プロパガンダ
が中心で映画作成する技術もあるという。西洋社会における自己過激化について色々と考えさせられる。

#アイルランドで逮捕されたうち3名は釈放されたとのこと。

last updated at 12:15 GMT, Sunday, 14 March 2010
The long road to clearing Falklands landmines
動画のリポートはRajesh Mirchandani
http://news.bbc.co.uk/2/hi/americas/8564061.stm
フォークランドで地雷除去の試験的な取り組みが行われている
・2009年12月から開始し、2010年6月まで続く予定
1250個を除去する　現在900個取り除いた
・さらに2万個が残っているとみられる

・これまでも除去しようとしたことはあったが負傷者が出ていた
・あまりに危険なため、除去せず地雷原を囲み、警告標識を立てて、中に入った者には
罰則を設けた
・これが効を奏したようで近年は負傷者無し
・だが、オタワ条約に英国が加盟し、2009年3月末（さらに猶予10年）で地雷を除去する義務を負った

登場する除去チームはジンバブエとレバノン

ポートスタンレー郊外の工兵丘（Sapper Hill)はフォークランド紛争で
アルゼンチン側が地雷敷設し、英軍がクラスター爆弾投下
・地雷探知機と手工具で探り、植生と表土を除去して、掘り出している

地雷はスペイン、イタリア、イスラエル製で、小型で円形の対人地雷や、大型で重い対車両地雷
・埋められて30年近いが、外部はプラスチック製のケースで、炸薬も殺傷力あり

アルゼンチン軍の残した地雷原位置図はこれまでのところ正確
Falkland Islands Demining Programmeの事務所では技術顧問のGuy Marotが空撮画像と手書きの位置図
を重ねて見せている

英軍の投下したクラスター爆弾については、散布がランダム
レバノンのチームが金属探知機の大型方形の枠の隅を一人づつ持ち、後ろから一人が付いて、慎重に歩いて探している
既に一度、探索した場所で探索を重ねている

スタンレーから北のSurf Beachにも地雷原あり
付近の道路は閉鎖され、波打ち際と道との間はことに濃密な地雷原がある
位置図によれば、数箇所に合計1千個超が敷設されている　これまで6百個超を除去

記者は地雷を爆破する場面にも立ち会っている

ARMY May 1991
Armor's Future: From One, Many
By Eric C, Ludvigsen
Associate Editor
http://www.secretprojects.co.uk/forum/index.php?topic=3860.0
にて、湾岸戦争（1991年）以後の時期、米陸軍は戦車と同等の装甲を持つ歩兵戦闘車を
計画していたことを知る。

Haworthの本でも出てくる。ArmyはAUSA機関誌、過去発行分のウェブ一部掲載は2000年以降で
1990年代は出ていない。

September 23, 2009
British troops ‘beat Baha Musa to death in revenge over stolen money’
Tom Coghlan
http://www.timesonline.co.uk/tol/news/uk/article6845995.ece
2003年9月14日、バスラのHaithamホテルで従業員のBaha Musa(26才）が英軍に拘束され、15日に死亡した事件で
父親が訪英し調査会（inquiry)で証言
・父親は引退した警察大佐（colonel in the Iraqi police)のDaoud Musa(62才）

Bahaは他9名のイラク人とともに、女王ランカシャー連隊第1大隊の兵に拘束された
・拘束されたときの捜索では、小銃、銃剣、爆弾製造の材料と疑われるものなどが押収されている

Bahaの遺体には傷93箇所（鼻の骨や肋骨が折れていた）

父親の話
・9月14日午前8時、夜勤明けの子息を迎えるためホテルにゆくと、軍の捜索が行われていた
・英兵3名から4名が金庫を壊して開け、紙幣の束をポケットに入れるのを目撃し、英軍士官2名に苦情
・Mike中尉は兵のポケットから紙幣を取り戻し、怒鳴りつけて、武器を取り上げてトラックに戻した
・英兵には、DaoudとBahaが親子の関係なのは明白であり、それゆえ英兵はBahaに眼をつけた
・Bahaとともに拘束された者も同じ考えである
・英陸軍の病理医はBahaの遺体を検死し、死因を扼殺だと話したが、遺体を引き取りに行くと
死亡証明には心肺停止と書かれていたので引取りを拒否
・最初、扼殺だと話していたとき居合わせた別の当局者が、窒息の語を書き加えたので引き取った
・他の拘束者は、捕まってほどなくしてBahaが別室に連れて行かれたが、悲鳴と空気を求める声が聞こえた

Musa一家の弁護士Rabinder Singhによると
Bahaが死ぬ直前、叫ぶのを他の拘束者は聞いている

2007年に6ヶ月間の軍法会議をへて、Donald Payne伍長は収監1年と軍除隊の刑を科せられている
・同伍長はイラク人拘束者を人道にもとる扱いをした旨、有罪を認めていた
・国際犯罪裁判所法で戦争犯罪を裁かれた英人は伍長が初めて
・女王ランカシャー連隊（現在は、ランカスター公連隊（王、ランカシャー、辺境））他の英兵6名は無罪

A Case for Scrapping the Joint Strike Fighter?
ALEX MASSIE
MONDAY, 15TH MARCH 2010
http://www.spectator.co.uk/alexmassie/5843501/a-case-for-scrapping-the-joint-strike-fighter.thtml
最近、JSFの予定価格がさらに高騰し、開発スケジュールがさらに先延ばしとなったことを受けて
英次期空母の艦載機を巡るコラム
・仏のラファールを調達することを考えるも、それに伴い生じる難問を思えばJSFに与し続けるのも
むべなるかなといった調子

引用されているシンクタンクのブログ

Joint Strike Figher Cost Overruns
Tad DeHaven ? March 15, 2010 @ 12:50 pm
http://www.cato-at-liberty.org/2010/03/15/joint-strike-figher-cost-overruns/

How Much More Bad News can the JSF Take?
Posted on Mar. 12th, 2010 by THINK DEFENCE
http://www.thinkdefence.co.uk/2010/03/how-much-more-bad-news-can-the-jsf-take/

>>51 同じく引かれている別のブログ
F-35B垂直離着陸型にかえて、ハリアーを改装し次期空母に搭載する可能性がコメント欄で
論じられている。

The Short Airfield for Tactical Support (SATS)
http://sats-eaf.org/History.htm
aviation week、ARESのブログで引かれている米海兵隊がベトナム戦争中に運用した陸上急造簡易飛行場の歴史
・J79エンジンを使ったカタパルト、アルミ板を並べた滑走路、アレスティングワイヤー、照明設備などからなる。

JFST Fenneks Prepare For Afghanistan
Posted by Nicholas Fiorenza at 3/16/2010 9:53 AM CDT
同じくAresにてドイツ連邦軍、2010年4月にJFSTフェネック偵察車4両をAn-124で送る予定
・3月11日に量産1号車がIdar-Obersteinにある砲兵学校で引き渡された

2004年から、砲兵前線観測型のフェネックがアフガニスタンで使われている

今回の型は、JFST（Joint Fire Support Team)向けで1チームにつき2両
1両が砲兵前線観測向け、もう1両は前線航空統制向け

連邦軍は20両を発注済みで、メーカーのMKWは2011年末までに全車引渡し予定
・連邦軍では必要数を40両としている

JFSTは10チームが編成されつつあり、アフガン派遣に必要な数は揃っている

Battling the Bipartisan Consensus for War
by Doug Bandow
This article appeared in the Huffington Post on March 15, 2010.
http://www.cato.org/pub_display.php?pub_id=11576
アメリカにおけるアフガニスタンやイラク戦争に反対し、平和主義を呼びかける檄文

#キルクランも戦争という形でテロと戦うのは愚策だが、始め方がまずかったとしても
終わり方まで拙いままである必要は無いという意味のことを言っていた。

アメリカの平和主義は突き詰めると、モンロー主義に回帰するんだろうか。

USS Independence to leave Mobile
TOM NINESTINE
MARCH 17, 2010
http://www.pnj.com/article/20100317/NEWS01/100317002
LCS-2インディペンデンス、2010年3月26日にMobileを出航、バージニア州ノーフォークへ向かう
・ノーフォークではさらに試験と評価をし、その後母港となるカリフォルニア州サンディエゴへゆく

March 16, 2010
DOD Identifies Army Casualty
http://www.defense.gov/releases/release.aspx?releaseid=13383
2010年3月13日、イラク・バラドにて米陸軍第2歩兵師団第3旅団第296旅団支援大隊の上等兵
Erin L. McLyman(26歳、ワシントン州Federal Way)、敵が基地に浴びせた迫撃砲で戦死

Fallen soldier was ‘proud to be' in Army
Iraq: Federal Way woman had beaten drug addiction as teenager
SCOTT FONTAINE; STAFF WRITER
Published: 03/17/1012:05 am
http://www.thenewstribune.com/2010/03/17/1112370/fallen-soldier-was-proud-to-be.html
9年前、オレゴン州でマスコミに麻薬やアルコールを乱用していることを告白、話題となる
・落第し、学校をさぼり、一日や二日居なくなることもままあり
・逮捕後、リハビリ施設に入るが乱用続く
・Sheldon高校1年次に退学させられ、カリフォルニア州の叔母のもとへ移る
・その後、Eugeneに戻り麻薬更生を終える
・地元のコミニュティカレッジに編入し、カウンセラーを納得させSheldon高校に戻り昼間・夜間のクラス
に出席し卒業要件を満たす
・卒業後、空軍に入隊する意思を地元のKVALテレビに語っていた
・空軍に入隊した時期は不明

2007年12月31日に米陸軍に入隊
2009年4月6日にフォートルイス配属され、第296旅団支援大隊に勤務

同旅団の今回のイラク派遣で死者はこれで4名、うち戦死は初めて
・ワシントン州の部隊がイラクで女性兵の戦死者を出したのは2009年2月15日以来のこと
・フォートルイス・マコード基地の部隊でイラク派遣中の最近の死者4名のうち3名は女性

Retaken Afghan Town Reports Taliban Threats
By ROD NORDLAND
Published: March 17, 2010
KABUL, Afghanistan
http://www.nytimes.com/2010/03/18/world/asia/18afghan.html
アフガニスタン南部ヘルマンド州・Marja、タリバンは夜を支配
・Marjaは人口8万　兵士・警官は住民8人につき1人の割合で配置されている
・タリバン側の煽動はここ2週間強まっている
・西側報道陣はまだMarjaを単独で取材することを許されておらず、米軍に従軍取材する必要あり
・NATOと米海兵隊からのコメントは得られていない

地区長であるHaji Abdul Zahirが電話取材で語った内容
・大体一晩おきにランダムに選んだ家屋で夜間集会を開き、住民を集めて当局に
協力する者の氏名を明かすよう迫っている
・モスクや電柱に脅迫状を張り出し、当局に協力をせぬよう脅迫
・住民に宿泊と食料を強制
・斬首、四肢切断などで人々を脅している
・タリバン側は銃を持たず動き回っており、武器よりも恐怖を武器とし、拘束されても
ただの市民と主張する
・また、タリバンに同調する向きあり　残存するタリバン戦士の数を見積もるのは不可能

#デビッド・ガルラでは夜間も盛んにパトロールを出し、適当な家屋を選んで
屋内で武装勢力が侵入してくるのを待ち伏せる話が出てくる
イラクでは家屋を夜間に訪問し、住人の携帯を一時取り上げて、家の主人らと
談じるという記事が過去にあった

2010年3月10日、MarjaのBlock 5の住民Nissar Ahmad(25歳）が家から連れ出されて
斬首後、遺体が夜の間に地元学校のそば、住民の眼につくところに捨てられる
・Block 5の部族長老や地区長ら地元指導者5名はタリバンの脅迫作戦に懸念を打ち明けた
・日が暮れたあとはタリバンは完全に自由に動けると、長老。自身の眼で遺体を見ており、
他にも斬首が数件あったと聞いていると話す
・「政府も外国軍も、基地から1キロしか離れていない者すら守れない」

・地区長Zahirは私人間の争いで殺害されたとし斬首は噂だと否定。しかし、
タリバンが16日に新設された学校教師を殴ったことは認めている
・Marjaを含むNad Ali地区選出のアフガン国会議員Walid Jan Sabirはカブールの事務所を
訪れた長老から今週、地域開発評議会（Community Development Council)のメンバーで
政府よりの長老2名が斬首されたと聞いたと話している
・同議員はZahirは地元出でなく、庁舎にいるだけなので、何が起きているか分からないのだと一蹴
・内務省報道官Zemarai BasharyはMarjaの警察は斬首の噂について捜査中と発言
・「一人なのか、多数の件で多くの者のことか分からないが、捜査しており、ほどなく答えを得る」

Marjaの長老の話
・タリバンは夜間集会に住民を強制して出席させ、政府やNATOと協力する者には報復すると脅し、
政府の仕事を請ければ、低賃金であろうと没収すると警告
・地区長Zahirも、政府の就職事業で雇用した者から、没収されたという報告が多数あがっている
と話している

Marjaの住民は政府が支配を回復するのを支持しているが、タリバンに挑むのは怖がっている
・「政府が立場を固め、町中に小さい基地をお互いの近くにつくり、それらの間をパトロールが行き来すれば
タリバンを追い払える」

国会議員Sabriは米軍およびアフガン軍が夜間を敵に委ねていることを批判
・「住人は夜の間はタリバンの人質だ」
・部族長老は恐れて逃げ出し、政府当局者はMarjaの外から来ているため、
誰がタリバンの活動家なのか知るのは難しい

Sangar Rahimi contributed reporting from Kabul,
and an employee of The New York Times from Helmand Province.

US says base needed to defend Japan
by Shaun Tandon
27 mins ago
WASHINGTON (AFP)
http://news.yahoo.com/s/afp/20100318/wl_afp/usjapanmilitary
米議会にてMichael Shiffer（アジア担当国防次官補代理）、普天間問題で
日本に前方配置された米軍部隊の重要性を訴える

#記事本文よりも宜野湾市役所屋上のメッセージのほうに眼がゆく
ハワイの海兵遠征旅団やアラスカにいる陸軍旅団について触れていないのが不思議。

SACO最終報告から10年目（満9年）を迎えて
（宜野湾市からのメッセージ発信）
掲載期間：　2005年（平成17年）12月2日（金）〜　全面基地閉鎖の日
http://www.city.ginowan.okinawa.jp/2556/2581/2582/2152.html

U.S. Is Reining In Special Operations Forces in Afghanistan
By RICHARD A. OPPEL Jr. and ROD NORDLAND
Reporting was contributed by Sangar Rahimi in Kabul; Alissa J. Rubin in Kunar, Afghanistan;
Thom Shanker in Washington; and an employee of The New York Times in Khost, Afghanistan.
Published: March 15, 2010
KABUL, Afghanistan
http://www.nytimes.com/2010/03/16/world/asia/16afghan.html
アフガンで活動する米特殊作戦軍の一部がISAFおよび在アフガン米軍司令官マクリスタル大将の
配下に初めて入る
・最近、アフガンでは家屋捜索の際に民間人死傷者が出た事件が複数あるが、これに特殊作戦部隊が関与
しているとされる
・アフガン当局者や人権運動家に、米軍通常部隊の指揮官の間から、特殊部隊はアフガン民間人死傷者多数
の責任があり、独自のルールで動いていると批判されている
・アフガン国防省主席報道官のZahir Azimi少将によると、マクリスタル大将はアフガン側に米軍部隊の中には
民間人損害を最小とするのを優先させていないという懸念があり、この行動にいたったと説明している
・特殊部隊はアフガン国内の誰にも対しても責任を負っていないのに、彼らの失敗の責めをマクリスタル大将と
我々がかぶってきた、と同報道官

アフガン政府と国連当局は特殊部隊がアフガン民間人死傷者（2009年で596名）の大半を招いたと非難
・アフガン議会国防委員会長Mohammed Iqbal Safiは2009年に民間人死傷者のアフガン・米合同調査に参加、
民間人死傷に特殊部隊が関与していると話す

国連アフガンミッションの人権部局（the Human Rights Office of the United Nations Assitance Mission in Afghanistan)
は2009年報告書で、これらの部隊は、全く責任を負わず活動することがしばしばであり、地元の怒りと憤りをかきたてている
としている

広報担当参謀長補であるGregory J. Smith少将は、特殊部隊に対する非難が行き過ぎるのには注意を促している
・夜間捜索（night raid)は危険であり、もっぱら夜間の行動となるから、高度な訓練をうけた特殊部隊が担うことが多い
・2010年1月にマクリスタル大将は夜間捜索について指針を出している

Smith少将によると、マクリスタル大将は特殊作戦部隊について指針を最近二、三週間で作成し、
軍内部で回覧中。正式の発表はこれからだが、実際にはすでに効力を発揮しているとのこと
・指針は拘束者収監部隊と、ごく一部の特殊作戦部隊を対象
・このごく一部の特殊作戦部隊とは陸軍のデルタや、海軍のシールズをさすとされる
・これまで、アフガン国内の特殊作戦部隊は別の指揮系統で動いており、他に司令部があった
・これはマクリスタルがISAFと在アフガン米軍司令官に就任して、両指揮権をおさめた後も変わらなかった

最近報道されたアフガン民間人死傷者が出て、特殊部隊が関与しているとされる事件
・2010年2月21日、Oruzgan州で、特殊部隊の小部隊が武装勢力が向かってくると聞き、航空支援を要請
・攻撃ヘリがトラック3台に乗っていた民間人27名を武装勢力と誤認し殺害
・軍撮影の動画では殺害されたのは民間人で、現場から武器は見つからず
・マクリスタルはただちにカルザイ大統領に謝罪し、また地元TV局でも録画声明で謝罪

2月12日、Paktika州Gardez付近で、アフガン警察特殊部隊と米軍特殊部隊が合同で夜遅く家屋を捜索
・タリバン容疑者2名を探していた
・捜索に気付いて家から出てきたカラシニコフで武装していた地元警察署長、地区検事を殺害
・現場で女性3名も死亡
・女性の死亡の経緯については各筋で食い違いあり　一人は子ども10人の母、もう一人は子ども6人の母だった
・ISAFの当初の声明では、女性3名は話せぬよう縛られて、処刑されたとみられる状態で発見されたとしていた
・NATO当局筋は、今では女性3名は埋葬のため遺体をくるまれている状態でみつかったとしている
また、スミス少将はアフガン部隊が家屋に向かって射撃したとし、捜索のため部隊が到着する数時間前に死んだ
とみられ、遺体にはナイフによる刺し傷、切り傷があったと話している
・アフガンの慣習では民間人被害者は検死しない

死傷した民間人の遺族や友人の談話とは食い違い大きく、米側が糊塗したとされている
・家の主、Hajji Sharaf Udinの孫の誕生を祝う宴が開かれており、大人数が集っていた
・だいたいの者が眠ったころ、武装した者が来たのでUdinの子息である警察署長Mohammed Daoudが
外に調べにゆき、撃たれて致命傷をうける
・二番目の息子であるMohammed Zahirはある程度英語が話せるので、米人と話しに外に出たが
撃たれて殺害される
・Udinの孫である19歳女性Gulalai、37歳の娘Saleha（子ども10人の母）、義理の娘Shirin（子ども6人の母）
は撃たれた者を助けに出て、みな撃たれた

取材した者は全員、米人は制服を着ておらず、強襲（raid)し、殺害したあと、アフガン部隊よりも先に
家屋に立ち入ったと話している
・取材を受けた中にはGardez大学の副学長であるSayid Mohammed Malもいる
・殺害された女性のうちGulalai副学長の子息の婚約者だった
「もし政府が我々の言うことを聞かねば、私には50人の家族がいる、全員をGardezのロータリーへつれてゆき、
石油をかぶって、焼き死ぬつもりだ」

2009年12月26日、Kunar州で夜間捜索。当局側はタリバン訓練施設とみていたが、後に判明したところでは
寄宿生学校。宗教学生9名全員を殺害
・Smith少将によると、当時、付近に米軍特殊部隊がいたが、攻撃には直接関与しておらず、アフガン部隊が実行

同少将はこれら3件に特殊部隊が関与しているのを認めているが、指揮の統合はこれらの出来事をうけての
ことではない

#以下、省略　これについてさらに詳しいTimes記事あり

March 17, 2010
General Stanley McChrystal reins in special forces after raids kill civilians
Jerome Starkey, Kabul, and Michael Evans, Pentagon Correspondent, Washington
http://www.timesonline.co.uk/tol/news/world/afghanistan/article7064612.ece
ISAFおよび在アフガン米軍司令官マクリスタル大将、特殊作戦に関する指針をあらたに策定
・この指針は軍人のみを対象としており、CIAはバージニア州ラングレーの本部から指揮をうける

Paktiya州での事件で亡くなった女性は18歳、22歳、37歳
・国連の報告によると、カブール付近のBagram航空基地の米軍特殊部隊が率いていた部隊が殺害

これまで米軍特殊作戦部隊の指揮はペトレイアス大将のCENTCOM（中央軍）がとっていた

民間人死傷者が出た事件のうち3件について、米海兵隊特殊作戦軍が関与
・同軍の部隊は2007年に自爆攻撃をうけて離脱中に、周囲を銃撃し、19名を殺害。派遣期間が短縮された
・2009年5月、Farah州Bala Balukで航空攻撃を要請、100名以上が死亡
・2008年にはHerat州Azizabadで90名ほどを殺害

英軍SASとSBSは既にISAF司令官としてのマクリスタル大将の指揮下にあり
・国防筋によると、米軍特殊部隊はこれまでOEF(不朽の自由作戦）として別系統であったが、現在では
マクリスタルの統制下で任務が調整されている

Bagramで拘束者を扱っている特殊作戦任務部隊とデルタ、シールズについてはマクリスタルの統一指揮下に無い
とされる
・米国防総省筋は指揮下になくても、マクリスタル大将は作戦決断（loop for operation)に加わっているとのこと

Bigger, Badder IEDs in Afghanistan
March 16th, 2010
Greg Grant
http://defensetech.org/2010/03/16/bigger-badder-ieds-in-afghanistan/

#兵頭二十八の放送形式にて知る
Greg Grantとは仮名だろうか。

元となっているのはDoDブロガー向け懇談会で
Oatis中将　2010年3月12日付
http://www.defense.gov/Blog_files/Blog_assets/20100312_Oates_transcript.pdf

#この懇談会は盛んに開かれており、軍事系ニュースサイト記者らが参加している模様

>>66 ハカニ派は塩素酸カリウムの仕掛け爆弾を使うと話しているくだりあり

硝安爆薬の原料となる硝安について、パキスタン国内では禁止されておらず
鉱山や肥料などでの使用もあり、単純にはいかぬとのこと。

Army tries new shipping route for M-ATVs
By Kate Brannen - Staff writer
Posted : Thursday Mar 18, 2010 15:29:50 EDT
http://www.armytimes.com/news/2010/03/army_afghanistan_matv_shipping_031810w/
米陸軍、アフガニスタンへM-ATV(MRAP-All Terrain Vehicle)を輸送するのに
船舶と航空機を組み合わせた新ルートを使い始める
・これまでは直接、サウスカロライナ州チャールストンの組み立て施設から空輸
・2010年3月8日に、130両のM-ATVを船舶で中東の米国盟邦に送り出した。同地到着後、C-17
に搭載し、6時間でアフガニスタンに運ぶ
・全行程には3週間かかり、費用は安くなる
・C-17は一日に複数回往復可能
・3月中にさらに170両を同様にして運ぶ

メーカーのオシュコシュでは月産1千両であり、輸送も夏までに月1千両を目指す
・現在は、月5百両届けている
・バグラムやカンダハルにまで届けるのはよいのだが、そこから必要としている兵に届けるのには
さらに努力必要
・また、新装備なので兵が使用と整備に慣れる必要あり

2010年2月、陸軍はパキスタンの港湾カラチを経由して10両のM-ATVを輸送
・アフガンへの物資の多くはカラチで揚げて、その後陸送して運ばれている
・この10両は届いたが、現地部隊がM-ATVを早く必要としているため、空輸を続けることになった

また、6百両のクーガーMRAPのサスペンションをアフガン向けの新型に換装
・アフガンから引き上げて、クウェートへ運び、そこの整備施設で換装し、アフガンへ空輸で戻された

陸軍参謀長補Mitchell Stevenson中将が登場

#第2歩兵師団第5旅団の2009年7月アフガン派遣ではディエゴガルシアまで船舶、そこから空輸
という話に落ち着いたと思う。インドでC-17が強制着陸させられて報道されていた。積荷の内容が
書き込まれた掲示板があったが、その真偽は不明。

last updated at 17:38 GMT, Monday, 15 March 2010
Pentagon considers Afghanistan spy ring claim
http://news.bbc.co.uk/2/hi/americas/8568979.stm
米国防総省文民のMichael Furlongについての疑惑

・民間業者を使い、アフガニスタンとパキスタンでスパイ組織を作り上げたが
民間役務業者の諜報活動は違法とのこと
・アフガンの政治と部族文化を理解するための情報収集事業の予算2200万ドルを
流用した疑い

初報はNYTimes

後追い記事Timesにあり
The Times
March 17, 2010
Senior US official Michael Furlong questioned over private security contractors
Michael Evans, Pentagon Correspondent, Washington
http://www.timesonline.co.uk/tol/news/world/us_and_americas/article7064710.ece

Contractors Tied to Effort to Track and Kill Militants
By DEXTER FILKINS and MARK MAZZETTI
Dexter Filkins reported from Kabul, and Mark Mazzetti from Washington.
Published: March 14, 2010
KABUL, Afghanistan
http://www.nytimes.com/2010/03/15/world/asia/15contractors.html?pagewanted=1

政治と部族文化をオープンソースで情報収集するサイト（現在、更新停止）
名前が記事中であがっており、声明を出している
http://www.afpax.com/index.php/post/7765/An_AfPax_Statement

Little fanfare for 7th anniversary of war in Iraq
Associated Press
March 19, 2010 | 1:12 p.m.
BAGHDAD
http://www.latimes.com/news/nationworld/iraq/complete/la-fg-0320-iraq-anniversary-20100320,0,5167858.story
2003年3月19日のイラク戦争開戦から7周年　AP電

Russia needs minimum 50 nuclear subs for fleet - Navy Vice Admiral
13:58　20/03/2010
MOSCOW, March 20 (RIA Novosti)
http://en.rian.ru/russia/20100320/158260734.html
ラジオ局Ekho Moskvyでの生放送にてロシア海軍高官、原潜40隻から50隻が必要と発言
・発言したのは First Deputy of the Naval General Staff Vice Admiral Oleg Burtsev

・露海軍では戦略原潜、多目的原潜、ディーゼル潜をあわせて60隻ほどが戦闘可能にある
・仏・英・米は常に原潜を最低9隻、配置につかせている。これに対抗するには原潜2、3隻が必要

聴取者からの電話質問で中国と比べて開発で遅れをとっているのではと尋ねられて
(中国は毎年、2、3隻建造）
・遅れはとっていないと答え、Yasen級は試験航海中であり、Lada級も今年、最終試験段階が行われる

Newest Taliban tactic in Marjah: IED blasts
By Heidi Vogt - The Associated Press
Posted : Sunday Mar 21, 2010 8:43:10 EDT
MARJAH, Afghanistan
http://www.airforcetimes.com/news/2010/03/ap_afghanistan_marjah_bombings_032010/
Marjaの米海兵隊第6海兵連隊第1大隊では最初の30日間で、発見、あるいは爆発した仕掛け爆弾120件に昇る

Marjaでは一日、3回から4回、仕掛け爆弾が爆発

武装勢力は手の込んだモノを使うようになっている
・囮を埋めて海兵が確認のため車両に降りたところ、路傍に仕掛けた別の爆弾を踏ませる
・用水を浮遊式で流れて、軍車両のそばにきたところで遠隔操作（おそらくは携帯電話）で起爆

一方で、MRAPなど重装甲車両が増えたため、武装勢力は徒歩パトロールを狙った小型の爆弾を
使う傾向もでている
・今週のある攻撃では、金属片（sharpnel)をいれた爆弾がパトロールの脇で炸裂、海兵数名が負傷。
続いて狙撃が複数あり。海兵は追跡し、狙撃手と思われる者を殺害。

また、海兵のパトロールを見守る者多し
・屋根から覗き、ときには指差して数え、仕掛け爆弾を発見したときの対応を観察している

2010年3月18日、数時間の間にMRAP2両が仕掛け爆弾の攻撃をうける
・乗車していた者に重傷なし。だが、MRAPは損傷し替える必要あり

Marjaの住民から爆弾のし掛け場所の情報提供は増えており、やがては爆弾を作っている場所も
知らせてくれることを期待

Marines still meet snipers in Afghan town
By Heidi Vogt - The Associated Press
Posted : Sunday Mar 21, 2010 8:43:47 EDT
MARJAH, Afghanistan
http://www.marinecorpstimes.com/news/2010/03/ap_marine_taking_fire_031910/
2010年3月19日、Marjaにて海兵十数名およびアフガン兵数名の定期パトロールに同行
・畑を進んでいると遠くで銃声
・無線でアフガン兵が、大きな不審な袋をかかえた男性数名に射撃の報
・海兵はこの報を確かめることに
・突如、あたりの畑で作業していた農夫たちが姿を消す
・北から銃声、海兵らはあたりの溝、悪臭をはなつ水のたまった溝に飛び込む。さらに南西から銃声
・無線で銃声は家屋19号から聞こえたと報告。分隊長のJohn Tricker三等軍曹は調べることに。
・海兵5名とアフガン兵4名がその家屋に進むが、中もあたりも人の気配なく、弾帯と空薬莢が落ちているのみ
・銃声のやんだあと、子供数名が家の外やあたりの畑に姿を現す

アフガン兵は髭を生やした男性をみつけて、男性の頭の白ターバンを使って手を背中で縛る
・この男性はTricker軍曹は数日前にあったことがあり、銃声について情報を求める
・男性は焼けつく太陽の下、震えながら尋問に答え、武装勢力があたりの住民に離れているよう警告したことを
話す。男性は兄弟から此の話を聞いたが、家を空けたくなかったので家族と一緒に残ったという
・軍曹は武装勢力の活動を情報提供する電話番号を伝えてあることを思い出させ、次は電話すりょうもとめて
男性を解き放つ

路上にいた少年（13歳ごろに見えた）が武装勢力をみたと話す
・武器は錆びつき泥まみれで、隠し場所から掘り出したばかりにみえたとのこと
・軍曹が電話をしなかった理由を聞いたところ、少年は掛けたがつながらなかったと返答
・試してみると少年の言う通りで、つながらず

Iraq rivals face coalition wrangles
By Patrick Cockburn
Thursday, 18 March 2010
http://www.independent.co.uk/news/world/middle-east/iraq-rivals-face-coalition-wrangles-1923145.html
マリキ首相の法治国家連合、アラウィ元首相のイラキヤが競り合っている
・投票は大まかに宗派と民族ごとに分かれている

マリキ：バグダッド州と南部シーア派諸州、
アラウィ（自身は世俗シーア派）：北部のスンニ派諸州
クルド政党：クルド地域

シーア派の票はマリキ首相の法治国家連合とINA（イラク国家統一）とが分け合っている
INA(イラクイスラム最高評議会、ISCIとサドル派の連合）で、サドル派は健闘

マリキ首相の続投にサドル派（最大で推定40議席）は反対
2006年の就任時には協力したが、2008年の米国による攻撃の際は米側に協力したとマリキを非難
マリキはINAを分裂させ、ISCIと協力の道を探る可能性もある

アラウィはスンニ派を勝ち得たが、首相になるにはシーア派の得票足りず
・スンニ派は権力の分配と官職を求めている　イラクで高給の職は政府関係であり小学校教師から
石油産業役員になるまで政党の後ろ盾が必要

クルドはキングメーカーの立場を守れる見込み
・しかし、アラウィがモスルやキルクークを含む諸州で票を得たためアラウィと合意に達するのは難しいだろう

2005年の前回国政選挙では政権樹立に5ヶ月間掛かっている
・今回の選挙でも同様に複雑かつ長期間の過程となるだろう

Afghan detainee releases aimed at earning goodwill
By Laura King
March 19, 2010 | 3:04 p.m.
Reporting from Camp Hero, Afghanistan
http://www.latimes.com/news/nationworld/world/la-fg-afghan-detainees20-2010mar20,0,1545320.story
米軍の収監施設から、地元の身受け保証をえて拘束者を解放する取り組みが始まっている
・2ヶ月前から開始されており、村落の長老や地元当局者に家族が身受け保証
・カンダハル州4名、ヘルマンド州2名の南部では初の釈放を取材　
・拘束者はプラスチック手錠にゴーグルで目隠しし、収監施設支給の衣服をまとっている
・C-130で地元州まで輸送　
・解放式典は連合軍基地隣接のアフガン軍前哨にて行われたが家族や地元長老の出席無し
・カンダハルでは州知事Tooryalai Wesaが首都行の民間機便に乗り込んでいたのを軍に下ろされて出席し演説

戦闘が発生した一帯で拘束された者がほとんどで、なかには武装勢力の者と共にいたためとも
・軍の拘束調査委では拘束から60日以内に聴聞する指針が定められており、嫌疑不十分と判断された

このcommunity-release programは武装勢力のおそれありとして収監された無実の者が
申立てもできずに長期間拘束されているとして、アフガン人の憤激を買っていたのをただす狙いあり
・米側の拘束者虐待の事例はよく知られており、学童ですらグアンタナモ、アブグレイブ、バグラムの名を挙げられる
・このうちバグラムの拘束施設では2002年に拘束者2名が死亡するなどの虐待が過去報道されている
2009年に閉鎖され、6マイル離れた施設にとってかわられた

Michael Gottlieb（ハーバード大学ロースクール卒）は組織を改革し、軍拘束者の収監権限を移譲する
道を開く米主導の部会で文民副題法を務めている

武装勢力の一般兵士をなびかせて市民生活に戻そうという取り組みが行われている中、この計画は
重要性を増している
・また、収容者の間でタリバンの教化が行われおり、出所するまでに武装勢力支持者になることがあるのを
西側当局者も認識している

アフガンの人権団体は赤十字による訪問や家族との連絡などの改革を歓迎しているが、不十分であり、
弁護士や文民による裁判などを求めている

Army drops bayonets, revamps training
By Susanne M. Schafer - The Associated Press
Associated Press writer Kevin Maurer contributed to this report from Wilmington, N.C.
Posted : Thursday Mar 18, 2010 8:46:55 EDT
FORT JACKSON, S.C.
http://www.armytimes.com/news/2010/03/ap_basic_training_overhaul_031610/
米陸軍、兵の基礎体力訓練で銃剣術や5マイル走などを取りやめ
・かわりにジグザグ走や骨格筋を鍛える運動などを取り入れる
・基礎訓練は10週間

路地を素早く走ったり、ボディアーマーや重量を背負って徒歩パトロールしたり、
燃える車両から戦友を担ぎ出すにはこのほうが適しているとのこと

フォートジャクソンにある軍体育学校（Army's Fitness School、Frank Palkoska校長）
ではここ数年、訓練の見直しに取り組んできた

この見直しは1980年に男女が一緒に訓練するようになって以来の改革
・他の基礎訓練所、フォートレオナードウッド、フォートシル、フォートベニング、フォートノックス
でも今月から導入される

戦地派遣の経験ある訓練教官（Drill sergeant)らは現在の戦争にあった訓練の見直し、とりわけ
深層筋（core muscle)を鍛えるよう求めていた
・Michael Todd一等軍曹は戦地派遣7回のベテラン
・ある訓練では、訓練生を振り回し、転がりまわるハマーに乗っている感覚を与え、次にプラスチックと
発泡スチロールでできた棒を放り投げて、訓練生に這って拾わせ、つかんだらお互いをこの棒で
殴らせる
・またカリステネックスがとりいれられ、筋力と敏捷性を鍛える

現在の入隊者の多くは小中高と体育の経験無く、骨も筋肉も弱い
・ソーダとファーストフードから、ヘルシーな食事と体力訓練へ切り替わると、余分な体重も落ち、
筋肉も鍛えられ、骨の密度も高まる

また、素手で殴るなど、取っ組み合いの経験がないため、兵士として振る舞えるよう格闘を訓練する

＃このニュースは豪州や英国などあちこちで報道されている
銃剣術の訓練から除く一方で、徒手格闘に近い、棒を使った格闘訓練は描写されており
訓練生同士が戦い、一方が打ちのめされるまで続けられるとしている

March 21, 2010
SAS veterans join new war on poachers
Conservation Wildlife charities are using military kit and know-how in bloody battles to save species at risk
Jonathan Leake
http://www.timesonline.co.uk/tol/news/environment/article7069946.ece
野生動物保護団体、希少動物を密猟から守るため車両や武器に夜間暗視装置や制服などを提供し、
元SASが訓練し、兵舎を建設するなどして公園レンジャーを支援
・記事中ではアフリカ象や、ネパールのアジアサイなどの例が書かれている

＃民間軍事企業に新たな雇用？　アフリカの場合、軍と別系統の準軍事組織の
育成につながらないんだろうか。

Leaders not impressed by new Russian fighter
By Bruce Rolfsen - Staff writer
The Associated Press contributed to this report.
Posted : Monday Mar 22, 2010 9:50:52 EDT
http://www.airforcetimes.com/news/2010/03/airforce_russian_fighter_032210w/
ロシアの第5世代戦闘機PAK-FAについて、米空軍首脳の反応を紹介する記事
・インドと派生型を開発中のほか、3月1日にプーチン首相は長距離爆撃機を開発中であることも発言している

記事中、米空軍首脳で発言が紹介されているのは
米空軍長官Michael Donley
NATOおよび在欧州米空軍司令官Roger Brady大将
太平洋空軍司令官Gary North大将

March 22, 2010
DOD Identifies Army Casualty
http://www.defense.gov/releases/release.aspx?releaseid=13394
2010年3月13日、アフガニスタン・ヘルマンド州で戦傷、3月16日ドイツ・ランツデール地域医療センターにて死去

第75レンジャー連隊第2大隊所属
Joel D. Clarkson三等軍曹（アラスカ州フェアバンクス）

＃レンジャー大隊がヘルマンド州に派遣されているのだろう。レンジャーの戦地派遣は発表されない。

A new approach to China: an update
3/22/2010 12:03:00 PM
Posted by David Drummond, SVP, Corporate Development and Chief Legal Officer
http://googleblog.blogspot.com/2010/03/new-approach-to-china-update.html
グーグル・中国へのアクセスは香港へ自動転送される
・香港ではネット検索に検閲無し
・中国での検閲取りやめの約束を果たし、かつ合法な手立てを探った上での方策と説明
・香港サイトは簡体字（simplified Chinese)での検索可能、サーバーは香港にあり

中国当局との協議で、政府側はネット検閲を妥協せぬことが明白となっていた

中国でのグーグル各種サービスの状況を伝えるページ
http://www.google.com/prc/report.html#hl=en

米「ＱＤＲ（４年ごとの国防計画見直し報告）２０１０」
中国を強く意識
サイバースペースを陸・海・空・宇宙と同等の「戦場」に
翻訳を終えて　藤本　晶士
（ディフェンス・リサーチ・センター専任研究委員、元陸将補）
http://www.asagumo-news.com/news.html

全訳の連載始まる

>>73-74　兵頭二十八の放送形式にて、AP記者の決死的リポートとして端的に紹介
されている。

＃囮のIEDについては、バッテリーを除いて埋めておき、仕掛ける必要が生じた場合、
夜間に掘り起こしてバッテリーをつないで作動状態にすることがあるという報道が過去にある
したがって、囮なのか、作動状態にせず将来使うことを考えて埋設されていたものなのか
判然としない。

>>83　QDR　access denial を接近阻止、retensionは継続任用　など考えつかなかった用語多し

M-14小銃、米陸軍分隊で指名射手向けに改良されアフガン山岳での長射程戦闘に
対応する話あり

あわせてSAMSでM-16・M-4小銃では小銃弾の特性から有効射程は200mまで
これに対してアフガンでの交戦距離の半数は300m以遠。
したがって、何らかの方策が必要であるとして、小銃の更新、
銃の整備、照準機器の導入、訓練、射撃技量向上のための認定射表導入
（1949年当時の射撃認定を原型とする）などを建議しているものが紹介されている。

Humvee moves over for hulking, tough MRAP
By Tom Vanden Brook - USA Today
Posted : Tuesday Mar 23, 2010 8:10:41 EDT
WASHINGTON
http://www.armytimes.com/news/2010/03/gns_mrap_humvees_032310/
ハマー、最後の2600両を調達　しめて15万両

MRAPはこれまで1万2千両が配備されている
・M-ATVは2010年9月までにアフガンに5250両配備の予定　現在は1千両

ハマーの今後
陸軍では予備部品の調達は今後も続く　また、戦地では基地内で、本国や
救援活動など安全な地域では使用され続ける
海兵隊では、海兵隊司令官コンウェイ大将は2009年にハマーを舟形底（V字底）に改造できぬか
道を探っていると発言している

Marksmen issued better rifles in Afghanistan
By Matthew Cox - Staff writer
Senior Photographer Rob Curtis contributed to this report from Afghanistan.
Posted : Monday Mar 22, 2010 19:53:43 EDT
http://www.armytimes.com/news/2010/03/army_m14_032210w/
米陸軍、戦地派遣部隊で歩兵分隊（9名編制）の指名射手を二人に倍増し、M-14小銃をもたせている
・M-14は改装されており、名称はM14 Enhanced Battle Rifle
・アフガンで歩兵分隊が長射程で交戦する必要が増したため2009年から
合計5千丁の改装に着手
・部隊で申請（operational needs statement)を陸軍G-3に出せば交付される
・ONS申請に期日は設けられていないが、早めにこしたことはないと
Elliott Caggins少佐（assistant product manager for Sniper Weapons）
・三日間の訓練（座学二日間、射撃一日間）の新兵器訓練あり
・現在、5千丁のうち3750丁を交付
・派遣から帰還後は返納し次の部隊へ回される

EBR M14（M14 Enhanced Battle Rifle）　有効射程800m（M4、M16は300m）
通常のM14小銃の銃身、Sage Internationalの調整可能な伸縮ストック（チークピース付）とこれに対応する
レシーバーとトリガー周り、　Leopoldの3.5×10スコープ、Harrisの二脚、ピカティニーレール　Kydexハンドガード
M4/M16タイプのピストルグリップ
・重量：15ポンドをわずかに下回る（未装填状態）　通常のM14ならば9ポンド　一方M4カービンはわずか6.5ポンド
・また、複雑な造りのため整備に手間が難しい
通常のM14なら簡単に分解できるが、EBRはネジ7、8箇所を回す必要あり
・一丁あたり価格は3千ドル
・正式のSDM小銃（分隊指名射手用銃）を開発するまでのつなぎ
・2004年に初めて海軍シールズが使用

Increasing Small Arms Lethality in Afghanistan: Taking Back the Infantry Half-Kilometer
Thomas Ehrhart少佐のSAMS学生論文によると
”帰還した下士官や士官の談話で、交戦の5割は300ｍ以遠であることが明らかとなった”

Doug Tamilio（Project Manager Soldier Weapons)も7.62mmの必要性を認める
”アフガニスタンでの戦闘はある面では7.62mmが必要であり求められていることを示している”
”分隊内で5.56mmと7.62mmを混在させることを考え始めている”

SDM小銃の要求項目はフォートベニングで作業中、2011年に整う見込み
・2010年春から、各種照準機器や小銃を評価し、最適の組み合わせを探る

At Afghan outpost, Marines gone rogue or leading the fight against counterinsurgency?
A Marine operation began last month to flush the Taliban out of Marja in central Helmand.
Some U.S. officials question whether the operation is the best use of Marine resources.
By Rajiv Chandrasekaran
Washington Post Staff Writer
Sunday, March 14, 2010
DELARAM, AFGHANISTAN
http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2010/03/13/AR2010031302464.html
少々古い記事　米海兵隊はアフガン南部ヘルマンド州と隣のNimruz州に部隊をまとめて投じ、他への分派には
応じぬ構え

#2004年3月だったか（ファルージャ第一次掃討の直前）にイラク・アンバル州に派遣されたときは
遠征軍としてコンウェイが司令官として派遣されている。
#Rajiv Chandrasekaranのイラク戦争を扱った本は日本語訳が出ている。
映画グリーンゾーン原作

>>88
アフガン派遣の海兵隊部隊への命令権限は2010年3月はじめまで、中央軍の海兵隊中将が握っていた
・つまりマクリスタル大将は海兵隊を動かせなかった
・是正するため、ペトレアス中央軍司令官はマクリスタルに作戦統制権を付与
・しかし、現在もマクリスタルが海兵隊の歩兵部隊を航空部隊や補給部隊から切り離して使おうとすれば、
中央軍の承認が必要

海兵隊が分割を嫌うのは、太平洋戦争中のガダルカナルやタラワであてにしていた海軍航空や艦艇の
支援を受けられなかったのが根底となっている
・また、ヘルマンド州に展開したそもそもは、マクリスタルの前任マキャナン大将からの要請によるとしている

海兵隊はNimruz州Delaram郊外に滑走路2、高度な野戦病院、郵便局、大規模なコンビニ、多数の居住トレーラー
を揃えた基地を建設中
・2010年夏には3千名超が駐屯　これはオバマ2009年12月増派3万名の十分の一にあたる
・Nimruz州とHelmand州の一部など米海兵隊の担任域の人口はアフガン全土の1%未満でDelaramも
砂漠に囲まれた最果ての地、Nimruz州は戦略上重要とはみなされずこれまでPRT（州復興チーム）も配置されていなかった

一方、海兵隊は対内乱戦で様々な工夫をみせている

女性チームを戦闘パトロールに同行させ、係累の男性以外と関わるのが
タブーのアフガン女性と接触し、女性通訳を通じて会話、医薬品を配布
・男性も姉妹や妻が助けられているのをみて、打ち解けるようになったとJulia Watson掌軍曹

ヘルマンド州Camp Leatherneckにアフガン警察学校を開設
・部族長老の保証ある者を警官として訓練
・米軍の国家訓練事業から訓練生が送られてくるのを待たずに着手
・警察の腐敗を減らすことを狙う

アフガン文化で重要な役割をしめる宗教指導者に従軍回教僧で接触をはかる
・米海軍でわずか2名の回教僧Abuhena Saifulislam少佐をニコルソン海兵准将は招致し、
一ヶ月の間、地元宗教指導者らと会合し、ともに祈祷
・地元のムラーははじめ、僧になりすました者だと疑っていたが、少佐は昼の礼拝を先導
会合が終わるころには全員が、少佐と写真を撮影したがっていた

2010年12月に海兵隊はヘルマンド州北部Now Zad市に進出　数週間で確保
・かつては州内で人口二位の都市だったが、武装勢力が道路や家屋に爆弾を仕掛けたため
ここ4年ほどは無人となっていた
・駐屯した英米軍はおおよそ基地に閉じ込められた状態で、外に出るたびに銃撃や爆弾を浴びた
・ニコルソン准将はこの市を回復したことでヘルマンド州の住民にタリバンを本気で駆逐することが
伝わったと話す
・一方、アフガン駐留の別の軍当局者は、マクリスタルの対内乱戦略に反した動きだとし、
我々の重点が住民を守ることにあるとすれば、どうしてゴーストタウンに力を注ぐのか？　と疑問を呈する
・ニコルソンはヘルマンド州知事や多くの地元長老もこの作戦を支持していると語る
・駐屯する海兵士官によると、最近では店舗65軒が再開し、住民数百が戻ってきている

ニコルソン准将によると
今後は、パキスタン国境沿いの無人砂漠に押し出し、武装勢力や麻薬、武器の往来箇所
を支配
・また、Delaramの基地からNimruz州での作戦を活発化させる
・州を横断する幹線道路が新設させて、武装勢力の活動が活発化しているとし、これを掃討
・准将いわく、主要な人口密集地だけに部隊をとどめておいては、町の入口まで武装勢力が寄せてくる

米軍やNATO当局者は、他でもっと兵力が必要とされていなければ海兵隊がやっている
ことにも意味はあるのだがと話す
・カンダハルへ海兵隊を投入するのが困難なため、米軍と英軍および外交筋は
ヘルマンド州での米海兵隊の担任地域を英軍が圧倒され武装勢力の活動活発な人口密集地を含めて
拡大することを話しあっている
・この変更は2010年夏、海兵隊が率いるISAF地域司令部がヘルマンド州に立ち上がるのと同時に
行われる可能性あり

駐アフガン大使アイケンベリーいわく、アフガンの国際部隊は41カ国でなく42カ国で構成されている
かのように感じる。とうのも海兵隊は他の米軍とは独立して動いているからだ。

オバマ政権のアフガン戦略に関わっているある高官いわく
NATO同盟国各国すべてとの作戦調整のほうが、海兵隊よりもうまくいっている　と漏らしている

Military plans to give troops longer rest time
Wars: Change meant to address stresses such as divorce, violence, suicide
STAFF, NEWS SERVICE REPORTS
News Tribune staff writer Scott Fontaine contributed to this report.
Published: 03/23/1012:05 am
http://www.thenewstribune.com/2010/03/23/1120074/military-plans-to-give-troops.html
戦地派遣1年ごとに本国滞在期間2年のローテーション入りにめど

米海兵隊では2010年秋から（海兵隊の場合、派遣7ヶ月間、本国滞在14ヶ月間）
同陸軍では2011年終わりまでに導入する見通し

フォートルイスの第�T軍団Charles Jacoby中将はイラクから最近帰還
・アフガン戦争の今後の規模と期間や、予想外の紛争で変更されることもありうると同中将

過去に本国滞在期間が大きく削られた例として第2歩兵師団第4旅団がある
・同旅団は2008年夏にイラク派遣15ヶ月間（当初予定では12ヶ月間）から帰還、本国滞在期間は2年の予定だった
・しかし、第2歩兵師団第5旅団がイラクからアフガンへ振替えとなり、2009年3月、第4旅団は2009年8月に
再度イラクへ派遣された

本国滞在期間が伸びれば、訓練の積み残しを解消し、かつては当然であった各種事態への備えもできる

>>76
Afghan Detainees Make An Uneasy Journey Home
by SORAYA SARHADDI NELSON
March 23, 2010
http://www.npr.org/templates/story/story.php?storyId=125060541
釈放される6名を乗せた米国のC-130にはMark Martins准将（JTF-435副司令官）も同乗
・カブールからヘルマンド州で2名を下ろし、次にカンダハル州で4名
・准将によると同任務部隊は最近、アフガン当局が開催するシューラ（伝統的な集会、評議会）で
拘束者を釈放。
・拘束者らが良く処遇されていること、捜索や拘束についてアフガン側の憤りが
真剣に受け止められていることを地元住民がじかに確かめられると同准将
・家族、友人、様々な関わりある当局者が出席している、感動的で、お祝いし、今後は拘束されるような
ことはせぬという誓い、そして再統合と和解の必要となるときだ

だが、ヘルマンド州でもカンダハル州カンダハル市郊外Camp Heroでも近親や長老は迎えに
姿を見せず
・家族、地元当局者に連絡が届いていなかった
・カンダハルでは知事Tooryalai Wesaが到着するまで式典を遅らせた
知事は休日の週末をカブールで過ごすため民間機にすでに搭乗していたが、降りて戻ってきた
・家族や地元当局者が身受け保証をしないと拘束者らは行き場もなく釈放できない
このため、知事がサインし、拘束者らは認めで拇印を押した

・アフガン軍大佐がパシュト語で生産的な暮らしをおくるよう諭し、犯罪を犯したり武装勢力を助けぬよう
戒め、誓わせた

だが、解放された拘束者の一人Noor Mohammad（28歳、農夫）はそもそも、何も悪いことはしていないと話す
・2009年11月にトラックに乗ってカンダハル市へ行く途中、拘束された　理由は未だにわからぬ
・軍はタリバンの一員の疑いがある者と同道していたという

政府よりの医療従事者Mullah Mohammad Dinは連合軍は無実のアフガン人多数を拘束していると
不平をもらしている

March 24, 2010
U2 eye-in-the-sky spy plane wins new lease of life in Afghanistan
Michael Evans, Pentagon Correspondent
http://www.timesonline.co.uk/tol/news/world/us_and_americas/article7073232.ece
U-2偵察機、アフガニスタンで高精度カメラで地表を撮影、変化を検出し仕掛け爆弾の
埋設箇所を探るのに使われている
・武装勢力は爆弾を埋めたあと、水をかけ、太陽で乾けば痕跡が残らぬよう工夫している

米国防総省で情報作戦の点検調査が行われている
上級文民Michael Furlongがアフガンの情報作戦経費を流用したとの疑惑あり
・同省では同人の活動を調査中
・また、ゲイツ国防長官はチームを結成し、情報作戦全体の予算施行が適切だったか調査中
・今年の情報作戦予算額は5億2800万ドル
・また、民間軍事会社（private security companies)の役割も検証

March 23, 2010
Anti-Western militia leader Moqtada al-Sadr holds balance of power
Oliver August, Baghdad
http://www.timesonline.co.uk/tol/news/world/iraq/article7071748.ece
アラウィ元首相のイラキヤ、マリキ首相の法治国家連合の獲得議席はそれぞれ90を少々下回る
・サドル派は30から40議席を獲得したとみられる
・総議席数325で過半は163議席
・クルド政党とISCI（イラクイスラム最高評議会）の支持があってもアラウィ、マリキともに
過半に達せぬとみられ、水面下で選挙前からサドル派と交渉が行われているという
・ただし、両派ともにサドル派とは関係良好でない
マリキ首相とは2008年にたもとを分かっており、騎士の突撃作戦でバスラから民兵を駆逐された
アラウィは世俗派であり、サドル派のイスラム主義的な目標を嫌う

双方との交渉で焦点は、サドル派が政府に加わりつつも民兵マフディー軍団を維持できるか
・アラウィ、マリキとも解体を要求
・マリキ側近はレバノンのように国家の中の国家ができ、ヒズボラが軍で政府を脅すようなことは望まぬ
と話す

サドル派の支持はバグダッドと南部のシーア派貧困層
・ISCIと連合を組んだが、ISCIに比べて3倍の得票　シーア派内の支持が変動したことは
現実主義から反米へ政治を変える可能性あり

サドル派から別れた正義連盟（League of the Righteous)は英人ピーター・ムーアを誘拐した組織
・警護についていた4名のうち3名は殺害され、（#遺体が返還されるも）残る1名は不明

サドル派本流が武力闘争から政治へ転じたことは進歩と見られてる
・しかし、武装解除に同意せぬかぎり、今後に禍根を残すだろう

Virgin Galactic's VSS Enterprise First "Captive Carry" Flight
http://www.youtube.com/watch?v=UowczynfKPk

http://www.scaled.com/images/uploads/news/VGPressRelease_VSSEnterpriseCaptiveCarry.pdf
2010年3月22日、カリフォルニア州モハベ空港にて
バージンギャラクティクはホワイトナイトツーに有人宇宙飛行船スペースシップツー”VSSエンタープライズを
吊り下げて初の飛行に成功

今後は2010年、11年と自立滑空、動力飛行と試験を重ねて行く予定

アフガニスタン・ヘルマンド州ラシュカガーから南、アルガンダブ川とヘルマンド川で狭まった三角州にある
ガズニ朝の要塞
http://maps.google.com/maps?hl=en&ie=UTF8&ll=31.500784,64.357127&spn=0.002561,0.005493&t=h&z=18

このアーチと影が上の空撮で確認できる
http://photography.nationalgeographic.com/photography/enlarge/qala-e-bost-arch_pod_image.html

last updated at 05:39 GMT, Tuesday, 23 March 2010
Pakistan army chief begins US strategic dialogue
http://news.bbc.co.uk/2/hi/south_asia/8582211.stm
パキスタンと米国、戦略対話
・パキスタン陸軍参謀総長Ashfaq Kayani訪米し、ゲイツ米国防長官やマレン統合参謀本部議長と会談

また、
パキスタンのShah Mehmood Qureshi外相は24日、クリントン国務長官と会談

last updated at 11:59 GMT, Wednesday, 24 March 2010
Afghan President Karzai in China for trade talks
http://news.bbc.co.uk/2/hi/south_asia/8584331.stm
カルザイ大統領、中国を訪問　2010年2月23日に到着
・実業家の一団が同行
・中国側はアフガンの鉱物資源開発、国境を接する新彊ウイグル自治区でのイスラム過激派勢力に
関心あり
・2007年にカブールから南Logar州にて中国はAynak銅山の開発を獲得
国営China Metallurgical Groupは30億ドル近くの投資を約束
・また、天然ガス、鉄鉱石についてもアフガン側は話し合いを望んでいる

カルザイ大統領は訪問中に北京大学で演説する予定

Chile Presents the 2010 FIDAE Air Show
Posted by lisa.downie on Mar 24th, 2010 //
http://www.thepulse.cl/2010/03/24/chile-presents-the-2010-fidae-air-show/
南米チリの首都サンティアゴで開催される国際航空ショーにF-22飛来、展示
・チリ空軍80周年
・航空ショーの名称はFIDAE、隔年開催で今回が30回目
・一般公開は3月23日から28日　首都Pudahuel空港北部にて開催
・参加420社（30カ国以上）

ストライカー装甲車の変遷
http://www.thenewstribune.com/static/photo/newsgallery/news.html#id=album-102332&num=content-2000161

IEDと狙撃対策でいろいろ変わっているのが分かる。
鳥かご装甲　車体下部鳥かご装甲　車体上面分隊長や後部上面ハッチ周りに土嚢　ハッチ周りに追加装甲板
IED対策の電波ジャマー　鳥かご装甲を追加したことで牽引用フックポイントの増設？　狙撃と酷暑対策の偽装網用フレーム

#画像キャプションでSpinboldakの地名を思い出す。

March 24, 2010
Taleban seize Shah Karez, home of the British-backed Mullah Abdul Salaam
Jerome Starkey and Tom Coghlan
http://www.timesonline.co.uk/tol/news/world/afghanistan/article7073313.ece
アフガニスタン・ヘルマンド州Musa Qala市から東に16kmのShah Karez村、武装勢力に占領される
・この村は2007年12月にタリバンから私兵を率いて転向したムサカラ地区長Mullah Salaamの出身地
・数日間の戦闘でMullah Salaamが率いていた民兵出身の警官50名超は戦死5名、負傷16名の損害受け
駆逐される
・地元住民は組織だった攻撃であったと話す
・NATO部隊が警官らの撤退を助けたとのこと

Mullah Salaam
ここ2年間、Shah Karezには警官50名から60名がおり、武装勢力の攻撃を幾度となく受けて
きた。政府に増援を求めたが全くこなかった

Musa Qalaには宮宰騎兵戦闘群が駐留し、英軍およびアフガン軍は治安確保地域を町中心から
北と南へ拡大しようと努力している
・だが、人口の少ないそのほかの地域についてはおおよそ無視している

英国防省では、Shah Karezでの戦闘は地元の揉め事。タリバンの攻撃とはっきりしているわけ
ではないとし、
”Shah Karezの地域で地元集団の間で戦闘が起きたため、アフガン陸軍と警察はISAF部隊の
支援をうけて地元住民の避難を助けた”

Michael Semple（元英外交官）
Mullah Salaamに対する計算ずくの攻撃であり、土地のケシから税を取り立てようとする動きだ
と見ている

Caustic comic strip lances enlisted life
By James K. Sanborn - Staff writer
Posted : Wednesday Mar 24, 2010 15:39:36 EDT
http://www.marinecorpstimes.com/news/2010/03/marine_terminal_lance_032310w/
Terminal Lanceというウェブ漫画が人気を博している
・米海兵隊のLance Cpl. Maximilian Uriarteが描いており、Terminallance.comにて公開
・海兵隊で見聞きしたり、憤ったことなど、規則や新兵、権力に飢える下士官、人種、
現代文化などまで扱う

Terminal Lanceとは、どんなことを成し遂げても伍長昇進のかなわぬ
歩兵部隊の伍長勤務上等兵を当てこすった命名

筆者は2006年に入隊し、任期明けまであと2ヶ月だが、同じくE-4に昇進できていない
・2007年にはイラクに第3海兵連隊第3大隊I中隊のMRAP銃塔手として派遣される

過去には掌砲軍曹Charles WolfのSemperToonsという先例あり

>>101
U.S. troops leave border to Afghan boss accused of graft
SPIN BOLDAK, Afghanistan
Wed Mar 17, 2010 8:12pm EDT
http://www.reuters.com/article/idUSTRE62H00720100318
スピンボルダックの国境検問所を預かる国境警備隊大佐Abdul Razziqの話
・通関するトラックは1日7百両でパキスタンとアフガン南部、イラン、中央アジアを結んでいる
・カブールの税関の長Bismullah Kammawieはカンダハル州での税関収入は4千万ドル
だが、実際にはこの5倍あるはずとし、大佐が横領しているとみている
・また、世界のほぼすべてのアヘンを生産するアフガン南部のケシが通る経路でもある
・今後、米軍増派にともない米軍補給物資の流れも倍増するはず

一方、国境管理の向上をはかるNATO部隊長Pat Keane中佐
”大佐がスピンボルダックの平和を保っている、トラックが流れ、交易が行われている。
同時に大佐には余分な収入がある”

Harper'sに昨年掲載された記事では大佐は私設刑務所をもち、歯向かう者を投獄
家は豪壮で、装甲車で一杯。
Washington PostによるとHarper'sの記事は情報工作員にアフガンの現実を教える教材として使われている

ISAF司令官マクリスタル大将は現地を訪れ、米軍が国境が開いている時間帯も立ち寄れるよう
協定を結ぼうとしたが、大佐とカブールからきた国境警備隊司令Mohammad Younus Noorzaiは
閣僚2名の署名がないことを理由に拒絶
・米軍は国境を開く時間帯を延長し、通関できる車両を増やすことを求めている

記事は他にも汚職、腐敗が伝えられる高官としてカンダハル州議会議長Ahmad Wali Karzai（カルザイ大統領と
血を半ば同じくする兄弟）、ヘルマンド州Marjah地区長が過去に義息を殺害しようと刺しドイツで4年間収監
されていたことなどをあげる。

DoD authorizes non-chargeable recuperation leave for Iraq and Afghanistan
Mar 23, 2010
WASHINGTON (March 22, 2010)
By Jim Garamone, American Forces Press Service
http://www.army.mil/-news/2010/03/23/36224-dod-authorizes-non-chargeable-recuperation-leave-for-iraq-and-afghanistan/index.html
米国防総省、中央軍戦域内が指定休暇制度NR&Rの対象地域となる
・名称はnon-chargeable recuperation leaveで最大15日間
・この制度による休みでは休暇日数は消化されない　つまり、administrative leaveと同じ扱い
・従来、戦地派遣から帰還後、若手は十分な休暇を貯めておらず休息し家族や地元に溶け込むため休みがとれなかった
・従来のadministrative leaveでは基地周辺の地元に限られていた
・NR&Rでは米国内およびドイツ国内の指定空港に到着してから休暇日数を計算　これはR&Rと同様

NR&Rの対象となるのは
休暇が制限されている地域で勤務（家族の帯同が認められぬ地域）
敵火手当の支給をうけている
入出国に制限がある
R&Rの対象となっている
指定地域の見直しは2年毎に行われる

指定には戦域司令官が統合参謀本部を通じ、人事および態勢担当国防次官の承認を得る必要がある
・今回は中央軍司令官が要請、迅速に手続きが行われた

現在、中央軍戦域でR&Rの対象となっているのは約百万名

After the Fort Hood shootings, a Muslim American soldier battles on friendly ground
The path of a Muslim soldier in this country's Army is often not an easy one,
especially not after the Fort Hood incident which killed 13 and injured 30, on Nov. 5, 2009.
By William Wan
Washington Post Staff Writer
Wednesday, March 24, 2010
http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2010/03/23/AR2010032303766.html
米陸軍におけるイスラム教信者の兵士の話
・現在、従軍回教僧は陸軍に6名、イスラム教と申告している兵は現役150万名中に3450名
・回教僧のDawud Agbere少佐は実際にはもっと多いが、差別を恐れて隠していると話す
・転機となったのは2001年9月11日、アフガニスタンとイラクでの戦争開始、そして2009年11月5日の
ハサン少佐の銃撃事件
・事件直後、ケーシー陸軍参謀総長はイスラム信者の兵士への反発を懸念する旨をCNNにて発言
・Military Religious Freedom Foundationによると事件のあと72時間でイスラム教徒への差別報告は2割増加
・兵が泣いて電話してきたと創立者のMikey Weinstein
・サウスカロライナ州フォーとジャクソンではイスラム兵士5名が食事に毒を混入しようとした嫌疑をかけられる
後に取下げられたが、5名とも現役から除かれたまま

記事はフォートフッド基地に勤務する兵のケースを追っている

Zachari Klawonn特技兵（画像から、第5対空連隊第4大隊A中隊（Christopher Arata大尉）、中隊旗手）　20才
・アメリカ人でイスラム教に改宗した父とモロッコ人の母の間に生まれる
・7歳でゴルフを始める
・高校にあがるころにはプロトーナメントに参加
・大学コーチからの接触も受けるようになる
・父がガンで亡くなり、ゴルフへの興味薄れ、父が空軍での5年間で人生が変わったと話していたことを思い出す

高校では学校に停めていた車の中から義兄が隠した銃を警察が見つけたことあり
何の罪にもならなかったが、自発的に他高へ移った

・地元フロリダ州Bradentonにて募集官の勧誘受ける
・母や友人の反対に地元モスク信者の反発を押し切って高校3年で陸軍に入隊
・オクラホマ州フォートシルで入隊訓練
・訓練期間中、特に隠してはいなかったが、最初の日曜日、訓練教官が礼拝がある宗教を列挙したとき
イスラム教と聞かれて名乗りでる。教官は訓練生4百名の脇に連れ出し問いただす。その後、悪口を浴びるようになった
・基礎訓練の仕上げとなる野外演習（イラクでテロリストの首魁を拘束する想定あり）でテロリスト役に指定され
部隊側で参加できず
・素行は極めて良好で、懲罰無し　朝点呼に遅れた事なし　朝4時30分に起きて4マイル走り、夜9時には消灯就寝
・部隊内で体力はトップの部類、武器資格も同じ
・部隊で特殊部隊から入隊試験を受けるよう勧める手紙を受け取ったのは自分のみ

・2009年11月、フォートフッドでニダル・M・ハサン軍医少佐、拳銃で13名を射殺、30名以上を負傷させた日、
韓国派遣から部隊が帰還し、銃撃が発生した兵受け入れセンターに向かう途中だった
・兵舎に閉じ込められ、兵らは携帯メールやニュース速報などで状況を知り、犯人がイスラム教徒と判明するや
辛くあたり、善意ある者ですら過激派の論理や暴力行為を問いただしてきた

以後、嫌がらせは激しくなる

・2010年2月、夜間兵舎の金属ドアを激しく叩く音がし、起きてみると脅迫状が置かれていた
・不眠になる
・2月に10日間休暇で、郷里に戻り家族に打ち明ける　母は基地に抗議の電話をたどたどしい英語で掛け
出た者みなに怒鳴る　姉妹は上官を順繰りに怒鳴りつける
・タラハッシーでイスラム教徒の会合に出席
・3月に部隊に戻ってからは別人となり、外部に不平を持ち出す
Council on American-Islamic Relations（イスラム人権団体）、ゲイツ国防長官に手紙を出し
ワシントン・ポストの取材を受ける
・上官らは問題となるのを懸念して、たびたび話しあう　内容について当局はコメントせず
・上官は身の安全を気遣い営外手当を与え、3月16日に営外へ引っ越す
・任期はまだ2年残っているが、将来は未定　大学進学、ゴルフなどがありえる

軍ではイスラム教徒であることを理由に様々な嫌がらせにあっており、少なくとも20回苦情を申し立てている
・フォートブリスでは部隊全体での機会平等集会で発言して2日後、兵舎に戻るとコーランが破かれ洗濯室（laundry room)
の床にばらまかれていた
・フォートフッドではついにこらえきれず直属上官2名の事務室で泣く。その後
新たな部隊に外国文化での新しくスタートということで韓国へ送られる
・入隊してから心理学者の診断を6回受けている

The master of Spin Boldak:
Undercover with Afghanistan's drug-trafficking border police
By Matthieu Aikins
http://www.harpers.org/archive/2009/12/0082754
>>104
この記事らしい。7500語。未読

ワシントン・ポストの記事は以下。未読。
Military launches Afghanistan intelligence-gathering mission
By Joshua Partlow
Washington Post Foreign Service
Saturday, February 20, 2010
KABUL
http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2010/02/19/AR2010021904918.html

>>109　下はアフガンの情報作戦立て直しで、カブールでDIAや軍事情報関係者などを
あつめて座学をする教材として上記事が使われているという話。

CNASで出された論考の続報。上記事が使われている理由は
現地部族同士の関係、現地有力者の権力基盤（軍事力と経済力）、仇敵、カブール中央政府との関係、
過去の米国やタリバンとの結びつきなどを特殊な手段によらずして、丁寧に取材して廻り
解き明かす様が伝えられていることにあるのだろう。

座学の冒頭では軍機密情報であるスピンボルダックの情勢報告を読み、続いてこの記事を
読んで比較し、考察したとある。

米露核戦力交渉合意間近と報道されている。
普天間移転はキャンプシュワブに暫定的にヘリポートを設け、固定翼機は他へ移転、
つづいてホワイトビーチ沖合埋立ての二段階とのこと。

#MV-22が離着陸にヘリパッドで不十分という話があるが理由が不明。ヘリとして離着陸すると
思うのだが、緊急時にプロペラを滑走路に叩きつけて折り飛ばしながら、あるいは斜め上に向けたまま
滑走して離着陸するモードがあるんだろうか。

SecNav: 4th JSHV will be Fall River
By Philip Ewing - Staff writer
Posted : Thursday Mar 25, 2010 15:30:41 EDT
http://www.navytimes.com/news/2010/03/navy_jhsv4_name_032510w/
LCSにつづいて、JHSVも地名（都市名）を艦名に採用
・LCSの場合、フリーダム、インディペンデンスのあとにフォートワース、コロナドと地名になる
・JHSVの場合、フォーティチュード、ビジラント、スピアヘッドのあとにフォールリバー

フォールリバーはマサチューセッツ州の都市　戦艦マサチューセッツを意識

この他、命名基準が変わったものとして
バージニア級攻撃原潜12番艦SSN-785は引退したバージニア州選出上院議員を
記念しジョン・ワーナーと名付けられる

March 26, 2010
The Times and Sunday Times websites to charge from June
Alexi Mostrous, Media Editor, and Francesca Steele
http://business.timesonline.co.uk/tol/business/industry_sectors/media/article7076987.ece
英Times、2010年6月からウェブ閲覧有料化
・国際版は1日2ドル、あるいは1週4ドル
・TimesとSunday Timesで別々にサイトを立ち上げる　料金は共通でどちらも閲覧可能
・無料試行期間あり

Timesの親会社はNews International

すでにWSJ、Finantial Timesは有料化しており、NYTimesもアクセス頻度の高い読者向けに有料化
すると告知している

#米英のメディアを使った応酬を無料で楽しめるのもあと僅かになるということ
しかし、有料化導入コストに見合うだけの読者数を獲得できるのだろうか。

New F/A-18F Super Hornet jets put us on war footing
Jared Owens From: The Australian March 27, 2010 12:00AM
http://www.theaustralian.com.au/news/nation/new-jets-put-us-on-war-footing/story-e6frg6nf-1225846189139
2010年3月26日、豪州空軍、F/A-18　スーパーホーネット第一陣5機を受領（予定で全24機）
・ブリスベーンから西のAmberley航空基地に配備される

Dennis Jensen（豪州国会議員で、軍事科学者出身）は
F-111の機動性を欠き、豪州の能力が後退すると批判している
・F-111では状況が有利であれば交戦、振りであれば離脱する選択肢をもてた
・スーパーホーネットではロシアのフランカーといった同等機と速度で伍しえぬ
アフターバーナーを焚かねば超音速で巡航できず

http://www.dennisjensen.com.au/
http://www.dennisjensen.com.au/viewStory/About+Dennis

#オブイェークトでスーパーホーネットの機動性を疑問視するエントリー
米海軍の空母航空団では次々とE/Fへ艦載機が一本化されつつあるけども
どうなんだろう。

豪州についてはインドネシアのフランカーを意識しているし、海上に防空識別圏が広がっている
点では日本も同じ。

Diggers sent to Afghan front line
Brendan Nicholson From: The Australian March 26, 2010 12:00AM
http://www.theaustralian.com.au/news/diggers-sent-to-afghan-front-line/story-e6frg8yo-1225845525890
アフガニスタン・カンダハル市を巡る作戦に、豪州軍のアフガン国軍訓練チームと特殊作戦部隊にチヌークが参加する可能性
・豪州軍はOruzgan州でアフガン国軍部隊に訓練顧問を派遣し、大隊と起居を共にして指導にあたっている
・NATOからの正式要請はまだ無し
・カンダハルでの作戦は計画の最終段階にあり、北部で春の雪解けがはじまり、戦いの季節に入ってから開始される
・NATO軍上層部は豪州軍が訓練している部隊がカンダハル州へ州境を超えて移動すること、
豪州軍の訓練顧問（mentor)が同行することを望んでいる
・豪州軍参謀長Angus Houstonもアフガン大隊と訓練顧問が必要あらばカンダハル州へ移動できるよう準備している
ことを認めている

Faulkner国防相によると、2009年のヘルマンド州での作戦で、豪州軍はカンダハル州への浸透ルートを遮断
・Oruzgan州の治安に直接的な影響があった

訓練顧問はアフガンの豪州軍で最も危険な任務で、銃撃戦や爆弾で数名が戦死、重傷を負っている
・先週、豪州軍訓練顧問6名が負傷、うち3名は重傷

Bataan, 22nd MEU Complete Operation Unified Response Support
Release Date: 3/25/2010 8:04:00 AM
From USS Bataan Public Affairs
NORFOLK (NNS)
http://www.navy.mil/search/display.asp?story_id=52153
米海軍、LHD-5バターンと22MEU、ハイチでの地震救援をおえ2010年3月24日、ハイチを発つ

ハイチ地震は1月12日に発生、その48時間後にノーフォークを出航し、ハイチ沖海域に18日に到着。

Iraq election: Result is only the beginning
The next stage could prove to be more tumultuous than the election itself
Ranj Alaaldin
Ranj Alaaldin is a Middle East political and security risk analyst at the London School of Economics
guardian.co.uk,
Friday 26 March 2010 21.37 GMT
http://www.guardian.co.uk/world/2010/mar/26/iraq-election-result-analysis
イラク、連立交渉について予想
・アラウィとマリキの大連立は個人同士の問題に加えて、両者とも相手の下では満足できぬとして可能性はごく薄い
・アラウィのイラキヤには超国家主義者がおり、クルドやイラク国家同盟（シーア派ISCI、サドル派）との連立に障害あり

マリキの法治国家連合を軸にクルドとシーアの連立でマリキのイラキヤを除外しつつスンニ派小グループを
取り込むのはありえるが問題残る
・クルド、ISCI、サドル派それぞれがマリキ続投を認めるかにかかっている
・アラウィという別な選択肢が現れたことでマリキの地位は脅かされており、続投のため大幅な譲歩を迫られる可能性あり

イラク憲法では、選挙で勝利した会派と選挙後の交渉で連立した会派のいずれが政権を担うか定まっていない
・法治国家連合は89議席でイラキヤの91議席におとることから後者の解釈を押すであろう

政権樹立までにかかる期間の予想はまちまちで1ヶ月間から5ヶ月間と幅がある

DARPA Bounces Smart Radar Off Buildings To Track Individual Urban Vehicles From the Sky
By Clay DillowPosted 03.24.2010 at 1:07 pm
http://www.popsci.com/technology/article/2010-03/darpas-street-level-radar-sees-around-corners-track-vehicles-sky
LIDARで都市建造物群の見取り図を作成し、Kuバンドレーダーで建物表面に反射する波を使って、視線外の車両を
追跡するという構想があるとのこと。
バグダッドの大きさの都市を無人機3つで覆えるようになるという話。

兵頭二十八の放送形式にて知る。

G2mil、イギリスのレイクンヒース航空基地から米空軍第48戦術戦闘航空団
http://www.g2mil.com/lakenheath.htm

日本の普天間、厚木からの撤退と横須賀のジョージ・ワシントンの米国帰還
http://www.g2mil.com/Japan-bases.htm

沖縄のトリイステーションから陸軍特殊作戦大隊
http://www.g2mil.com/torii.htm

の撤退を主張。

President Obama Announces the New START Treaty
Posted by Jesse Lee on March 26, 2010 at 12:30 PM EDT
http://www.whitehouse.gov/blog/2010/03/26/president-obama-announces-new-start-treaty
米露の核戦力削減合意
・弾頭1550発
・大陸間弾道弾、戦略爆撃機、戦略原潜など運搬手段を保有数800、配備数700に制限

>>116
last updated at 13:21 GMT, Saturday, 27 March 2010
Iraq coalition talks 'open to all' - Iyad Allawi
http://news.bbc.co.uk/2/hi/middle_east/8590630.stm
アラウィは法治国家連合と連立交渉を始めていることを明かす

マリキ首相は選挙に不正があったと主張し、司法の場で争うとしている
・国連、米国ともに選挙結果は信頼がおけるとしている
・また、マリキ首相はイラク国家連盟（ISCI、サドル師、70議席）との合流を交渉中とも報じられている
・両会派はUIA(統一イラク同盟）だったが、選挙前に分裂していた経緯あり

イラク最高裁はマリキ首相の問い求めに回答し、憲法にある”国会での最大会派”とは
選挙後に形成された会派を含みうるという意見を表明


バグダッドから北に80kmの町Khalisにてレストランそばで爆発2回、
死者少なくとも52名

Future Stryker: Stronger, safer and plentiful
SCOTT FONTAINE; STAFF WRITER
Published: 03/28/1012:05 am
http://www.thenewstribune.com/2010/03/28/1126357/future-stryker-stronger-safer.html
ストライカー装甲車の二重底化について書いている記事

・舟形底（V字形）をつける。重心が下がり転覆しにくくなる

TNT入手の国防総省内部文書（3月2日付）によると、アフガニスタンの作戦での緊急の必要から二重底化した
ストライカー装甲車450両を陸軍調達部門のDean G. Poppsは要請

2008年開始のストライカー近代化計画でも二重底化は盛り込まれている
・エンジンの馬力向上、重量6万ポンドに耐えられるようサスペンション改良、大径タイヤ、新型ブレーキ
・車内のコンピュータと通信系も改良される
・この近代化のコストについては陸軍報道官に質問を寄せるも回答得られず
・2009年の機密指定されていないブリーフィングによると、配備は8年以内

2010QDRでは2013会計年度までに重旅団1個をストライカー旅団へ改編するとしている
・広く出回った草稿では6個旅団をストライカー旅団化するとしていた
・これは陸軍の次世代歩兵戦闘車（2017年配備）を推進する立場と衝突したものとみられる

米連邦下院議員Adam Smith(民主党、タコマ選出）　下院軍事委員会航空陸上戦力小委員長
ストライカー装甲車は今日および将来の陸軍にとって
適切な車両だとしつつも、今後5年、10年でストライカー旅団を6個作ると打ち出すというのは、
そこまで張り込むには、今のところ関わってくる不確定な要素が多すぎる
大きな

キプロスの都市ファマゴスタ旧市街
1974年のトルコ軍による占領でギリシャ系住民は避難し、以後ゴーストタウン化。
街を囲む城壁はベネチア統治時代のものだろうか。

キプロスはEUの一員であり、欧州他国に対処を求めている。
一方、トルコはEU加盟を以前からたびたび求めている。

http://www.youtube.com/watch?v=xcfBJ7DimB8

last updated at 16:25 GMT, Friday, 5 March 2010
Iraqi Baathist resentment simmers in Syria
http://news.bbc.co.uk/2/hi/middle_east/8552106.stm
2010年3月5日、7日のイラク国政選挙を前に報道された記事

シリア首都ダマスカスではイラク・バース党本部が事務所を開いている
・報道官Khudeir Rashidiは壁にかけられたサダム・フセインの写真を指して、我々の英雄と話す
・同報道官いわく、イラクには数百万の党員がおり、大義のため活動している
・大義とは、軍事抵抗により米国の占領者からイラクを解放すること
・武器も多数あり、爆弾も作っており、地下で巧妙に活動

実際にはイラクでの武装活動とバース党の関係は不明であり、知り難い
・元党員の強固かつ広範なネットワークがあるのは疑い無い
・バース党は政治指導層を失い、道義面でも破綻し、イデオロギーはそぐわぬ、過去の産物とみなす者もある
・バグダッド政権は実在の脅威とみ、2009年夏以来のバグダッド政府機関に対する爆弾事件の影にバース党ありと主張
・Rashidi報道官は、これを否定、我々はイラクの占領軍に対してのみ武力闘争していると語る

また、シリアのAl Rai衛星テレビではオーナーMishaan al-Jabouriが自ら出演、アメリカ人と戦うため武器や資金を
求める者があれば、連絡してくれと呼びかけている
・Jabouriはかつてサダム・フセインの盟友で、その後袂を分かち、米国と協力し、イラク侵攻後は議員となる
・しかし、現在では米軍との戦いに身を捧げている
・バース党員であろうと武装蜂起に関わる者には資金と武器を与えるとしているが、抵抗運動全体にバース党の占める
割合は小さいとみていると話す

米国とイラクはシリアがバース党やJabouriに公然と活動させていることを非難
・シリアは国内のイラク人難民に対する責任をとり、住居を提供するよう米国とイラクに求めている
・避難民の中に前体制を支持する者が数十万名いるが、どうせよというのか。投獄でもするのか、とシリ政府寄りのシンクタンク
のSamir al-Taqi

Taqi
バース党員が過激化しているのは、イラク政府が政治過程に組み込まないから
・3月7日選挙ではサダム・フセインと関係あるとされた候補が除外されている
・除外された候補の多くはスンニ派で、マリキ首相に対立する者
・イラク政府は自身の人々との問題を解決せねばならない　政策が社会のある部分まるごとを
疎外している

ICG（international crisis group)のPeter Harling
イラク政府のみならず米国も和解をほとんど進める努力をしていない

Umm Amir
バグダッド市内の鉄道駅で経理として勤務
・職につくにはバース党に入党する必要あったが、それゆえ政権崩壊後、失職
・2007年1月25日、シーア派民兵が家を訪問し、長男Mohammad（18才）を家族の前で殺害し、切り刻む
・恐怖のあまり、3日間、遺体も埋葬せず家に閉じこもっていた
・避難民ゆえ、10歳の娘Zeinabにはシリアでは将来が開けぬが、
スンニ派で元バース党員ゆえにイラクに娘を連れて戻れず
・同様にみるイラク難民多し
・武装活動に積極的に関わるのは一部だろうが、バグダッドの政界が宗派と過去の政治分裂を乗り越える
努力をしないかぎり、数は増えていくとみる者あり

フォークランド諸島付近の海域で石油試掘中の企業の株価、半分に暴落

29 March 2010
Desire Petroleum plc
Drilling Update
http://www.desireplc.co.uk/investor_relations_announcements.php?article_id=156

last updated at 16:48 GMT, Monday, 29 March 2010 17:48 UK
Falkland Islands oil disappoints for Desire Petroleum
http://news.bbc.co.uk/2/hi/business/8592734.stm

発表で試掘で行きあたった原油層は有望でない可能性が出てきたことにロンドン市場は反応
（リンク先に午前中に急落した模様を伝えるグラフあり）

他にもRockhopper、とFalkland Oil and Gasが海域で試掘中だが、それぞれ株価は
26%、11.4%下落

Saymour Pierceの専門家Alan SinclairはDesireの試掘は6箇所が計画されており、今回は1箇所目
にすぎないことを指摘

2010年2月に開始された今回の試掘ではアルゼンチンから猛烈な反発あり
同国は石油試掘を止めるため適切な手段をとると威嚇、ラテンアメリカ諸国の支持を求めている
・英国防次官Bill Rammellは英国は海域で石油産業を築く正当な権利があると話す
http://www.mod.uk/DefenceInternet/AboutDefence/People/Ministers/

Desireの石油試掘リグはInvergordon on the Cromarty Firth in the Scottish Highlandsから曳航されてきた

Aberdeen港から9千トンの装備が積み込まれ、フォークランドへ送り出された
・Aberdeenは北海油田・ガス田の主要港

Afghan corruption: How to follow the money?
By Karen DeYoung
Washington Post Staff Writer
Monday, March 29, 2010

アフガン国防相Abdul Rahim Wardakの子息Hamed Wardak（34歳）の話
・3歳、一家はアフガニスタンを去る
・1997年、ジョージタウン大学で首席（Valedictorian)卒業、ローズ奨学生
・メリルリンチで合併買収に短期間、携わる
・カルザイ政権の財務相Ashraf Ghaniの米国に対する個人特使

＊2001年タリバン政権崩壊後に一家はアフガニスタンに帰還

ワシントン政界にはブッシュ政権時代、国家安全保障会議やアフガン大使を務めた
ザルメイ・カリルザード、また、ドナルド・ラムズフェルド前国防長官の特別顧問
だったMarin Stremeckiの若弟子として登場
・オバマ政権高官はラムズフェルド長官の者に伴われていたのを覚えている

・アフガン人所有のエンジニアリングコンサルタント企業Technologists Inc.
・2007年にNCLを設立、アフガン人7百名超を雇用し、国防総省の整備、言語技能、保安業務で
契約獲得
・HNT(host nation transport)にも応札し、落札
・fedbizops.govでみて、応札を決めたとのこと　父とは普通の親子の事柄しか話さぬとしている
・運輸業の経験はほぼ皆無だが、故郷Wardak州の一族は戦闘ばかりでなく、輸送も家業としてきたと主張
・車列が襲われぬようにするには、地元部族との関係が頼りであり、みかじめ料など考えられぬ

2007年、8年とオバマ、ヒラリー両陣営にそれぞれ2万ドル個人寄付
・Campaign for a U.S.-Aｆghanistan Partnershipというアフガンへの米国関与（presence)継続を訴える団体を立ち上げ

NCLは国防総省から成績良好と認められたことも数度ありと話す
・ISAF広報官Wayne M. Shanks陸軍大佐も事実であることを確認するも、詳細については明かせずとメールで回答

訂正　NCLはNCL Holdings HNTはhost nation truckがそれぞれ正しい

記事はアフガニスタンでHNTで契約を結び物資を輸送しているが
下請け以下を把握できておらず、車列の無事の通行を保証する保護料として
タリバンなど武装勢力の資金源となっている疑惑を報じている

武力ある者が影響圏で事業をする者からは保護料をとる慣習が長らく
ある背景あり

HNTは国際輸送の9割をになっており、WardakのNCL含めてアフガン系3社、ペルシャ湾岸系3社、
米国系主体2社
・これらの多くは元請けにすぎず、地元下請けを組織して車両と警備をまかなっている

#Wardak国防相は米陸軍レンジャー学校の卒だから、米国に縁がある。
http://ricks.foreignpolicy.com/posts/2010/01/22/petraeus_speaks

Abrupt end of college tuition help angers military spouses
By Les Blumenthal, McClatchy Newspapers
Stars and Stripes online edition, Sunday, March 28, 2010
WASHINGTON
http://www.stripes.com/article.asp?section=104&article=68980
軍人の配偶者に教育手当を支給する事業、応募者殺到で受付取りやめ
MyCAA（Money for the Military Spouse Career Advancement Accounts program）
は現役軍人および予備役の現役招集組の配偶者に6千ドルを大学や職業学校の学費として支給、2009年開始
・130万名を対象として見積もっていたが、応募が月1万名平均だったのが2010年1月に7万名に急増
・ゲイツ国防長官は議会証言で事業を再開する意向を示しつつも、予算総額は10億から20億ドルに達すると述べる
予算請求は今会計年度で6100万ドル、来会計年度で6500万ドル

これまで支給が認められているのは13万6千名で、うち9万8千名には実際に支給あり

Facebookでは抗議グループが集まっており、1200名以上が加わっている
・首都ワシントンでの抗議集会を予定
・また、連邦議会議員に働きかけており、議員67名が国防長官に書簡を送っている

現在、事業は再開しているが、新規受付は停止されたままで既存分の支給のみ
・国防総省では長期的な計画を検討中

Defending Against Drones
How our new favorite weapon in the war on terror could soon be turned against us.
By P. W. Singer | NEWSWEEK
From the magazine issue dated Mar 8, 2010
http://www.newsweek.com/id/234114
無人機の技術拡散と、米国に対して使用される可能性について懸念する記事

This Week at War: Is it Time to Cut a Deal in Afghanistan?
BY ROBERT HADDICK | MARCH 26, 2010
http://www.foreignpolicy.com/articles/2010/03/26/this_week_at_war_is_it_time_to_cut_a_deal_in_afghanistan?page=0,1
にて無人機による攻撃の法的根拠、正当性が問われていることなども含めて紹介されていた

Hill Gets JSF Nunn-McCurdy
By Colin Clark Monday, March 29th, 2010 2:40 pm
Posted in Air, International, Naval, Policy
http://www.dodbuzz.com/2010/03/29/hill-gets-jsf-nunn-mccurdy/
F-35、ナン・マカーディ法で定めた上限を突破したことが議会に通告される
・Selected Acquisition Reportで詳しく報告される予定　日付は4月2日頃となる

コストを突破すると、計画全体の見直しが必要となる定め
http://www.cdi.org/missile-defense/s815-conf-rpt.cfm

Why the F-22 and the PAK-FA have the “Right Stuff” and why the F/A-18 and the F-35 do not
Air Power Australia - Australia's Independent Defence Think Tank
Air Power Australia NOTAM
30th March, 2010
http://www.ausairpower.net/APA-NOTAM-300310-1.html
F-35を退け、F-22の改良型開発を訴える論考

記事冒頭の仮想戦で登場する島　西沙諸島にある
http://maps.google.com/maps?ie=UTF8&z=14&ll=16.833543,112.343187&spn=0.028918,0.059824&t=k&om=1
サンゴ礁に囲まれた島、一部を掘り抜いて港湾、埋立て滑走路あり

March 29, 2010
Nato commanders to put Afghan troops in front line for new southern push
Tom Coghlan, Jerome Starkey in Kabul, and Deborah Haynes
http://www.timesonline.co.uk/tol/news/world/afghanistan/article7079612.ece
アフガニスタン南部・カンダハルでの作戦名はOperation Omid（パシュト語で希望）
・カンダハル市と周辺部を徐々に締め上げていく
・カンダハルはアフガン初の首都であり、タリバンが1994年に誕生した地

アフガン部隊多数を市への経路に新設される、歩兵部隊に砲撃支援をする火力基地（firebase)に配置
・Zarai地区に24箇所築く　このほかPanjwai地区、Arghandab地区が重点
・アフガン部隊の活動ぶりで、西側部隊が3年から5年後に削減したあとも成功しえぬと武装勢力に結論させるかが決まる
・この点ではイラク・バスラでの2008年の騎士の突撃作戦と似る

軍事作戦と並行し、政治でも連動し、武装勢力が利用してきた部族間の亀裂をいやす
・カンダハル州で権勢あるカルザイ大統領の兄弟Ahmad Wali Karzaiが鍵を握る
・NATO上席代表Mark Sedwillは、発言力ある集団がある一方で、疎外されるものもあり、緊張で不和が大きくなりがちだ
と話す
・Carr Centre for Human RIghts PolicyのMichael SempleはAhmad Wali Karzaiの権力乱用と不平には関係がある
とみている
カンダハルでの作戦後は、Zabul州、Ghazni州でも作戦

オバマ大統領に続いてマレン統合参謀本部議長もアフガンを訪問し、カルザイ大統領に腐敗対策を
求めたとの記事あり
・腐敗対策がなされねばカンダハルでの軍事作戦は無意味と断じた由

Hyperbaric chamber may treat TBI
By Amy McCullough - Staff writer
Posted : Tuesday Mar 30, 2010 21:31:30 EDT
http://www.armytimes.com/news/2010/03/army_TBI_033010w/
脳外傷に高圧酸素室治療が効くかを調べる治験、2011年1月から開始予定

Summer to bring long offensive in Kandahar
By Anne Flaherty - The Associated Press
Posted : Tuesday Mar 30, 2010 15:43:27 EDT
WASHINGTON
http://www.armytimes.com/news/2010/03/ap_afghanistan_033010/
カンダハルでの作戦は6月に開始して2ヶ月間の予定。ラマダンに入る8月までに終了させる
・作戦開始まで、米軍は経路を確保、カンダハル周辺の地区指導者らを説得しNATO部隊に協力を求める

オバマ大統領は英Timesによると
13時間ノンストップで飛行してアフガンいり、アイケンベリー大使およびマクリスタル司令官と会い、
その後カルザイ大統領と1対1で1時間話しあい、ボマージャケットに着替えてバグラム基地で将兵に演説し帰国
・アフガン滞在6時間で、カルザイ大統領が訪問を知らされたのは3日前

Nicholas Sabloff & Nico Pitney
AT WAR: Kandahar Offensive To Begin In June
First Posted: 03-29-10 10:53 AM | Updated: 03-29-10 06:11 PM
http://www.huffingtonpost.com/2010/03/29/at-war-us-contractors-in_n_517008.html
アフガニスタン関係記事総まとめ

#Operation Omidという名前が今引っかかるのはTimesとこの纏めブログのみ
他にドイツ語サイトでクンドゥズPRTどうのと書いてるところがあるが読めず

Strykers fight enemies abroad, skeptics at home
The vehicle touted as the military muscle in a post-Cold War world has gained many supporters
but detractors say it has limitations
SCOTT FONTAINE; STAFF WRITER
Published: 03/28/1012:05 am | Updated: 03/29/1011:10 am
http://www.thenewstribune.com/2010/03/28/1126332/strykers-at-10-the-vehicle-touted.html
アフガニスタン・ヘルマンド州でモシュタラク作戦（Marjah掃討）に参加したストライカー部隊は
第2歩兵師団第5旅団第23歩兵連隊第4大隊（Burton Shields中佐）で兵員4百名、ストライカー装甲車45両
・全派生型10種のうち9種が参加　記事中では機動砲型も使われたことが書かれている

#たぶん、参加しなかったのはNBCR偵察型ではないかと思う。

・各部隊から集成で、アフガン南部の各基地から参加、中には120マイル離れた基地から来たものあり
・部隊はMarjah郊外のTrikh Zabur用水地域から武装勢力を駆逐
・作戦は2月早くに始まり、3週間半続いた

ストライカー装甲車は重量21トン
・旅団のアフガン派遣以来、ストライカー装甲車に乗車中、戦死した兵は27名
・2009年10月27日には一度に兵7名が推定炸薬量1千ポンド超の仕掛け爆弾で戦死

記事は反対派の声や兵の悪口なども振り返っている
・同旅団の下士官はストライカー装甲車をケブラー製の棺桶とWashington Timesの取材で呼んでみせ、
旅団は陸軍に仕掛け爆弾に耐えられるようにするよう正式に要請

続き

イラク・バグダッド派遣の第2歩兵師団第4旅団はストライカー装甲車320両、ハマー190両、MRAP70両を装備
・どの車両を使うかは道路状況と任務を主導するイラク側の要請による

批判派のVictor O'Reilly(アイルランド系、作家）　2003年の第2歩兵師団第3旅団、ストライカー旅団初の戦地派遣
の前に連邦議員のため反対文書を執筆
・未だに納得はせず。旅団の成功は兵と搭載機器の技術ゆえであり、装甲車によるものではない
・反対する論拠として、路肩爆弾に脆く、路外機動は劣悪、価格は高く、軍当局は全様相作戦に適すると売り込んだが
真実でないなどを挙げる

現在では旅団派遣イラクへ11回、アフガニスタンへ1回を数え、フォートルイスの第75レンジャー連隊第2大隊なども装備

MRAPやM-ATVとの比較
・路外機動はいずれも悪い。M-ATVは搭乗兵がわずか5名（ストライカーは13名（ママ））、
MRAPは戦闘車両ではなく輸送車両であり、重量はストライカーより大
MRAPはハッチが一つのみ、ストライカーは4つあり銃手4名で全周警戒可能

Matthew Holly少佐（第3旅団第20歩兵連隊第5大隊作戦将校）
MRAPのほうが大きな爆発に耐えられるが、一方でMRAPはより頻繁に攻撃を受けがち

兵はMRAPが車体大きく場所によってはつかえること、重心が高く転覆の危険性が大きいことから嫌う

第3旅団第14騎兵連隊第1大隊（Joseph Davidson中佐）
攻勢作戦および治安作戦を常時行っている数少ない部隊の一つ
・イラクおよびクルド部隊とディヤラ州北部で検問所に詰め、月あたり90回パトロール
・大隊ではストライカー装甲車が不足、警戒小隊（security platoon)ではMRAPを使用

Drugs and desertion: how the UK really rates Afghan police
'Ghost recruits' and widespread corruption are hampering the fight against the Taliban
and delaying Britain's withdrawal plans
By Brian Brady, Whitehall Editor
Sunday, 28 March 2010
http://www.independent.co.uk/news/world/asia/drugs-and-desertion-how-the-uk-really-rates-afghan-police-1929508.html
アフガン国家警察の話
・名簿に載せられた警官8万2千名のうち4分の1は幽霊で、上官が給与分を横領していると
カブールの英大使館はみている
・警官の間では麻薬汚染も深刻
・英当局は賄賂、麻薬取引の浸透、学校児童への脅迫、地元社会との関わりの少なさなどに懸念
・ある英当局者ははなはだしい者を逮捕し、検事に引渡して他への戒めとすることを提案

脱走率も高い
・死亡、脱走、免職などによる損耗率高し　ヘルマンド州では6割に及んでいる
・免職は麻薬検査で陽性となったためのことが多い

ヘルマンド州ではこれらの問題がもっとも深刻
・最近のある期の訓練生の半数は麻薬検査で陽性
・2009年11月、アフガン警官が英兵5名を射殺した事件後にブラウン首相宛に作成された
報告書で州の警官全員を再登録し、麻薬検査したとしている

Independent on Sundayが入手した外務省内部文書をもとに報じている

一方、情報公開法で入手したPolicing in Afghanistan:What Now and What Next?によると
外国政府がアフガン政府に量的拡大を働きかけているため、質よりも量に警官募集の重点がおかれている
ことを指摘

last updated at 01:26 GMT, Monday, 22 February 2010
Viewpoint: Measuring success in Afghanistan
http://news.bbc.co.uk/2/hi/south_asia/8524137.stm
以前、The Best Defenseで紹介されていたキルクレンの対内乱戦指標と
似ている内容をFotini Christia（MITの政治科学）が論じている

図解でわかりやすく説明されている

March 31, 2010
DOD Identifies Army Casualty
http://www.defense.gov/releases/release.aspx?releaseid=13421
2010年3月29日、アフガニスタン・Dashatにて、車両が仕掛け爆弾の攻撃を受けた際の傷で亡くなる
・第2歩兵師団第5旅団第23歩兵連隊第4大隊の上等兵

James L. Miller（21歳、ワシントン州Yakima）

#Dashatはどこか不明

March 31, 2010
DOD News Briefing with Geoff Morrell on the KC-X Tanker from the Pentagon
http://www.defense.gov/transcripts/transcript.aspx?transcriptid=4596
国防総省、KC-Xの提案要求について回答期限をこれまで5月10日としてきたが、EADS側から
提案をすると正式の通知があれば、期限を60日間延長し7月9日とすると発表
・記者団からは当初の話ではEADSが90日間の延長を求めていたはずと質問あり
・また11月の中間選挙という政治日程との絡みを探る質問あり

Lewis-McChord Stryker brigade loses 35th soldier in Afghanistan
THE NEWS TRIBUNE
Published: 03/31/10 1:50 pm | Updated: 03/31/10 1:52 pm
http://www.thenewstribune.com/2010/03/31/1130630/lewis-mcchord-stryker-brigade.html
>>139
亡くなった上等兵
2008年9月Spokaneにて陸軍に入隊
2009年1月フォートルイスに出頭
2009年5月に第23歩兵連隊第4大隊に配属

同大隊含む第2歩兵師団第5旅団は7月にアフガン派遣されており、上等兵にとって初の戦地派遣
旅団の派遣中の死者はこれで35名

#Dashatは相変わらずどこなのか不明

Afghanistan: Taliban bomb attack targets anti-opium drive
By Jonathan Adams, Correspondent / March 31, 2010
http://www.csmonitor.com/World/terrorism-security/2010/0331/Afghanistan-Taliban-bomb-attack-targets-anti-opium-drive
2010年3月31日、アフガニスタン南部ヘルマンド州Lashkar Gahからすぐ北のNahr-e-Sarraj地区の市場で
自転車に仕掛けられた爆弾が爆発、8名が死亡（NYTでは死亡13名、負傷40名）
・ケシにかわる代替作物を進める取り組みで、無料の種子、肥料その他を受け取るために集まっていた農民が狙われたとのこと

Army Preps For Next Afghan Target: Kandahar
by TOM BOWMAN
March 31, 2010
http://www.npr.org/templates/story/story.php?storyId=125351537
第101空挺師団第3旅団、ルイジアナ州フォートポークJRTCにて演習中
・演習では民間人を殺さずに村落を奪取する
村の人々に影響をあたえ、操り、我々の立場から物事を見るようにさせる、
とWilliam Hunt上等兵（イラク派遣経験あり　アフガン初）

・演習で指揮官は交戦規定を厳格化、車両に対する警告射撃は禁じられている

アフガン兵指揮官との不和（アフガン部隊がいなければ家屋に立入りできず）で
アフガン側が任務を拒絶する瀬戸際となり、中隊長は謝罪し、アフガン指揮官を持ち上げる

合同パトロールで出くわしたアフガン地元高官の車列を脇にどけようとしてしまい、
アフガン側から、相手は州を仕切る者で、止めてはだめだと忠告される

Spanish PRT Project Replaces Poppies with Pistachio Trees
3/29/10 | ISAF Public Affairs Office
http://www.isaf.nato.int/en/article/isaf-releases/spanish-prt-project-replaces-poppies-with-pistachio-trees.html
スペインPRT、Badghis州にて麻薬のかわりにピスタチオの栽培を推進
・2009年から開始、スペイン国際調整開発庁（AECID、the International Spanish Agency of Coordination and Development)が支援
・ピスタチオは利益あり、生産性高い代替作物で、アフガンの過酷な環境に耐える
・管理は地元共同体の責任、スペインPRTは播種、有機肥料による施肥、樹木の成長についての技術助言で支援

AECIDとアフガン側の農業技術者がスペインのLegion旅団の護衛を受けて、Badghis地域の農園13箇所を訪問

#これまで読んだ覚えがある代替作物はサフラン、イチゴ

Links to Ba’athists could end Allawi’s hopes of seizing power
Candidates on Iraqi opposition leader’s winning list could be disqualified over connections to Saddam’s party
By Patrick Cockburn
Tuesday, 30 March 2010
http://www.independent.co.uk/news/world/middle-east/links-to-barsquoathists-could-end-allawirsquos-hopes-of-seizing-power-1930673.html
マリキ首相は第一党になろうと、次内閣の成立まで現首相の立場を使っている
・Justice and Accountability Committeeはアラウィ元首相率いるイラキヤ当選者のうち4名は
バース党とつながりがあるとして資格を取り消す勧告
・裁判所がこれを認めれば、イラキヤ（91議席）、法治国家連合（89議席）の1位と2位は逆転

また、マリキ首相は忠実な特殊部隊”バグダッド旅団”をディヤラ州へ送り込み、議会野党を逮捕、あるいは家から
追い出している
・しかし、軍事クーデターに踏み切るほどの支持を軍・警察から得ているほどではないと見られる
・29日以前から、マリキ首相に反対する選出議員の中には逮捕されたり、逃走している者あり

また、マリキ首相はサドル派からの続投拒絶を撤回してもらおうと代表団をサドル師へ送った
・マリキ氏側近は説得に成功したとするが、サドル氏側は否定
・イラク国家連合（INA)70議席のうちサドル派は少なくとも39議席を占めている

3月29日、マリキ首相は再開票を支持しなかったと国連を攻撃し、選挙結果を非難している
・国連は選挙は公正だったと主張

The man who cares for goats
The Army has an unlikely secret weapon in the fight against the Taliban ? a vet
By Kim Sengupta, Defence Correspondent
Thursday, 1 April 2010
http://www.independent.co.uk/news/world/asia/the-man-who-cares-for-goats-1932749.html
英陸軍、ヘルマンド州で獣医を活用
・効果があったので、現任が帰還後は交代を送り、常任としやがては増員もありえる
・アフガンでは家畜は銀行預金のようなもので重要　1日1ドル程度で生計を立てているなか、ヤギによっては70ドル
するものあり
・家畜の衛生や飼養について基本的な知識が欠けており、移動診療とあわせて教育も行っている
・拠点はヘルマンド州Camp Bastionで、これまで8千頭超を診察し、周辺地域で獣医診療所を開設
・Camp Bastionでは爆弾処理班の探知犬の世話も任務

病気の原因と伝染、繁殖周期、乳が作り出される仕組みなどについて無知
・ヤギが乳を出さなくなればアラーの思し召しとせず、18ヶ月間繁殖しなかったので乳を作り出す理由が体の仕組み上
なかったのを教える

過去、武装勢力は村民対象のワクチン接種を、毒を仕込む西側の陰謀だとして阻もうとしたことあり
・しかし、家畜については同様の宣伝せず

The Society for the Protection of Animals Abroadは
ヘルマンド州でアフガン人を訓練し、獣医療技術者を育成する取り組みを進めている

China Testing Ballistic Missile ‘Carrier-Killer’
By admin March 29, 2010 | 12:12 pm |
Dr. Andrew Erickson
http://www.wired.com/dangerroom/2010/03/china-testing-ballistic-missile-carrier-killer/

中国が開発しているとされる通常弾頭型対艦弾道弾についてまとめている記事

#リンク先は未読。移動目標、ことに発艦作業中で高速航行している空母の未来位置に照準を定めて
弾頭を機動させられるとしているんだろうか。それとも停泊中のもののみだろうか。

兵頭二十八の放送形式にて知る。

USING THE LAND TO CONTROL THE SEA?
Chinese Analysts Consider the Antiship Ballistic Missile
Andrew S. Erickson and David D. Young
http://andrewserickson.files.wordpress.com/2009/09/erickson-article_erickson-yang_china-asbm_nwcr_2009-autumn-aspx.pdf
の2枚目によるとレーダーか赤外線シーカーあり再突入速度マッハ10から12で機動、小弾もありえる模様

3枚目でパーシング�Uに対する中国の過去の関心を紹介し、中国の弾道弾開発に影響を与えたとする
・機動突入体、アクティブレーダーによる地形照合で命中半径を狭めるなどしていた
・1988年のINF条約で廃棄される

表題は中国語の、以陸制海　という言い回しを英訳したものと3枚目にて明かされている。
#確かに台湾関係、金門島関係などの中国サイトが多く引っかかる。簡体字である必要無し。

>>141
http://en.wikipedia.org/wiki/Dashti_Margo　によるとDashtは地元の言語で平原を意味する単語らしい。
Dashti Margoはヘルマンド州とNumruz州にある砂漠地帯。

Dashtでいくつか地名は引っかかるがどれなのか不明。
カンダハル州のアルガンダブ付近にある例。
http://www.traveljournals.net/explore/afghanistan/map/p6136589/zhari_dasht.html

>>148　公開ソース（第二砲兵教範を含む）で対艦弾道弾についての言説を分析し、意味を論じている。

米海軍大学紀要2009年秋号はこの論考ともう一編が中国の対艦弾道弾について扱っている。

米陸軍、UAVを大幅増勢
Army on a Fast Track to Build its Own High-Tech Air Force
April 2010
By Sandra I. Erwin
http://www.nationaldefensemagazine.org/archive/2010/April/Pages/Armytobuilditsownairforce.aspx
空軍と能力がダブる懸念は指摘されるも、陸軍指揮官らは空軍のプレデターは小部隊が周囲を常時把握
するような使い方がされていないと不満。昨年、小基地が優勢な敵により蹂躙されたことを引き合いにする。

陸軍ではシャドーとスカイウォーリアを今後数年で大量に導入する
・現在、スカイウォーリアはイラクに4機展開。7月にアフガンにヘルファイアミサイル装備の4機を派遣する予定
・2011会計年度で5億700万ドルでMQ-1スカイウォーリア29機、その後2015までにさらに158機を予定
・毎年24機調達し、現在は単価7、8百万ドルだが、将来は5、6百万ドルに低減
・国防総省はスカイウォーリア2個飛行隊（各12機）分、地上管制局5局、衛星通信装置、搭載センサーの調達を承認
・このほか試験のため8機が今後18ヶ月間に購入される

空軍では2011に11億ドルでMQ-9リーパー48機、2015まで73億ドルで341機
・陸軍は空軍がすでに取得しているのと実質的に同一の機種を調達しようとしており
生産ラインも非効率で管理コストも膨らむと、空軍は非難

シャドー
・現在、78組（各組あたり4機）保有
・計画では倍増し、148組以上とする、数については今後詰める
・現行B型は電子燃料噴射、アビオニクス、自動離着陸能力追加の改良中、翼長も延ばし滞空を3時間のばしペイロード拡大
・このほかレーザー照射能力も付加
・C型も計画されており、近い将来承認される。打ち切ったファイアスカウトヘリの代替となる

大隊階梯向けUAV
について必要はあるが、新型機は予定せず
海軍と海兵隊で進行中の小型戦術UAVに相乗りする

ウォーリア
着氷防止装置付き、搭載ヘルファイアは新型で機首正面以外の方向へも攻撃可能

ヘルファイアは現在の低烈度戦闘では大型で高価すぎるため、
レーザー誘導の2.75インチロケットを検討

このほか、シギントや電子攻撃パッケージをまずシャドー、ついでスカイウォーリア
向けに検討

生残性向上もDARPAと協同で行っており、小型模型機で翼長の4割を吹き飛ばしても回収できた。
今後、シャドーの実機で試験

自動化
・アフガニスタンで運用中のUAV地上管制局は228で、人員需要に応じるには自動化が必要

搭載球形センサーを機体あたり1→3へ増加する構想あり
・開発には2年掛かる
・各センサーを師団、小部隊、ヘリパイロットなど必要な者がそれぞれ別々に使うというもの。
・空軍が開発中のは球形センサー1つで12箇所をみる広域捜索ポッドで陸軍のニーズに
合致しないが補いあえる。

デジタルデータリンク
スカイウォーリアに実装、地上で画像をみれる兵を増やす
レイブンに実装すれば、同一地域を飛行できる機体が16に増える

スカイウォーリアとヘリ
・ヘリという狩人にとって猟犬となる　目標をウォーリアで捕捉し、ヘリが遠隔攻撃
・目標が高速で移動中などの場合はウォーリア搭載の武器で攻撃することもあり
・アパッチだけでなくカイオワウォーリアもリンク
・野戦救急ヘリもUAVとのリンクを望んでいる

イラク・バグダッドで米イラク合同治安部隊を装った組織的な宗派大量殺人事件発生
25 Killed in Sectarian Slaughter in Baghdad
By MUHAMMED AL-OBAIDI and TIMOTHY WILLIAMS
Omar Al-Jawoshy contributed reporting.
Published: April 3, 2010
http://www.nytimes.com/2010/04/04/world/middleeast/04iraq.html
2010年4月2日夜、首都バグダッド南部Hur Rijab地区にて男性19名女性6名の合計25名殺害される
・男性の多くはスンニ派治安自警団の成員
・アルカイダイラクも自警団を標的としているが、家族まで殺すのはまれ
・4月3日午前、Mahmudia病院には棺25個が届けられており、事件でショックを受けた家族が外で待っていた
・父と兄弟4名を失ったLuyai Khadumによると一家はDulaimy部族
・現場はイラク警察が立ち入り禁止としており、事件の詳細は不明、生存者は子供ばかりとのこと

犠牲者の親族、住民、イラク治安当局者らの話をもとにした事件の経緯
・4月2日夜、ミニバスやイラク軍・警察車両に乗り、米軍やイラク軍の制服に似た
服をまとい、一部は黒の覆面をしM-16小銃に似た銃器を携える男性十数名が到着
・数軒の家を訪問し、自警団員のSaif Shakerの家に大人を集める
・犯人らは米イラク合同部隊で犯罪を捜査していると告げる
・犯人の中には英語を話す者あり、通訳がアラビア語に翻訳。集められた大人は
階上にあがらせられ、子供は階下に残る
・上階で大人は手を縛られ、その後頭部や胸部を撃たれる　銃声が一帯にこだました
・子供は恐怖で泣き叫び震えるにまかされた

犯人らは家族の車を盗み、別の自警団指導者、Kadham Abbas Saeil al-Dulaimyの家へ向かう
・そこでも米イラク合同部隊だと名乗り、大人と子供を引き離す
・犯人は女性Ipti Halを名指しで指名し、他の大人とともに階上にあがらせたと子供らが語っている
・男性3名とHalを含む女性2名は手を縛られて、喉を切られた
・9千ドルと家族の宝飾品を盗んでいる
・4月1日の晩にも、米イラク合同部隊と名乗る集団が来ており、訪問を一家に告げれば逮捕すると
脅したと隣人は生存者Luyai Khadumに話している

サドル派、首相指名の国民投票を開始
last updated at 09:24 GMT, Friday, 2 April 2010 10:24 UK
Moqtada Sadr holds referendum on Iraq prime minister
http://news.bbc.co.uk/2/hi/middle_east/8600540.stm
法的権限は無し、投票はイラク国民なら誰でも可能
・候補はマリキ現首相、アラウィ元首相のほか
Ibrahim Jaafari元首相、Adel Abdel Mahdi副大統領と
Jaafar Mohammed Baqir Sadr（ムクタダ・サドル師のいとこでGrand Ayatollah Mohammad Sadiq Sadrの子息）
・サドル派は40議席で、イラク国民連盟全体では70議席
・サドル師は2008年のバスラとバグダッドでのマフディー軍団掃討を許していないとBBC特派員
・今回の投票は個人や政治上の遺恨ではなく、人民の意志に従う体裁を整えるためと皮肉な視線も
・4月1日、イラク国民連盟のSIIC（イラクイスラム最高評議会）指導者Ammar al-Hakimはアラウィを含まぬ連立政権に
参加せぬと発言

>>160 バグダッド市内ではなく、バグダッド南郊の農村部。Arab Jabourと呼ばれる地域で
2007年1月発表増派でバグダッド周辺でも最後に掃討が行われた地区。
事件の経緯については各紙で錯綜。犯人について近隣の同部族の者を疑う報道と、治安部隊の
制服を纏い、銃器にはレーザーポイントがついており、夜間暗視装置を使っていたとする話など
治安部隊の関与を濃厚に疑わせる報道あり。

LATimesではスンニ派部族自警団はアルカイダと治安部隊の双方から標的となっている現状を
伝える。

American Patriot Foundation: FTC Terry Lakin Defense Fund
http://www.youtube.com/watch?v=ea9JVnck_-E
米軍中佐と名乗る男性、オバマ大統領が出生証明を明らかにせねばアフガン派遣命令に従わずと動画で声明

Lt. col. demands Obama show birth certificate
The Associated Press
Posted : Saturday Apr 3, 2010 16:01:44 EDT
GREELEY, Colo.
http://www.armytimes.com/news/2010/04/ap_army_obama_birth_certificate_040310/

USS Freedom arrives in Panama for engagement visit
Posted On: Mar 26 2010 9:36AM
By Lt. Ed Early, USS Freedom Public Affairs
PANAMA CITY, Panama (NNS)
http://www.southcom.mil/appssc/news.php?storyId=2272
LCS 1 USS Freedom、パナマ運河を通過

USS Freedom (LCS 1) enters 3rd Fleet
THURSDAY, 01 APRIL 2010 08:52
LT. ED EARLY, USS FREEDOM PUBLIC AFFAIRS
SAN DIEGO
2010年4月4日に、第3艦隊水域に入る予定
・2月16日に初展開
・4月後半にサンディエゴに入港
・今夏にカナダ海軍創立100周年、第22回リムパック演習に参加する

艦上には
第22ヘリコプター飛行隊第2分遣隊（Helicopter Sea Combat Squadron 22, Det.2)（ノーフォーク）
LCS水上戦闘パッケージ（サンディエゴ）
米沿岸警備隊法執行分遣隊

last updated at 19:30 GMT, Sunday, 4 April 2010 20:30 UK
Iraqi capital rocked by bombs leaving 41 dead
2010年4月4日、イラク・バグダッドにて自爆自動車爆弾3件、死者41名、負傷者2百名以上
・外国大使館を狙ったものとみられる
・これまで2009年8月、10月、12月にイラク官庁を狙ったもの、2010年1月にホテルを狙ったものが発生

最初の2件は西部Mansour地区でおよそ1分間以内に立て続けに発生。地区には外国大使館多し。
・エジプト、ドイツ、シリア大使館で被害あり
・特派員によると大使館自体の警備は厳重で、被害者は通行人
・アフメド・チャラビが率いるIraqi National Congressの本部はシリア大使館に近く、
警備と職員多数が被害者となっているとのこと
・スペイン大使館はドイツのと隣接しており、損傷受けたとのこと

3件目は市中心部に近いイラン大使館付近で、1分程度後に発生

バグダッド当局者によると治安部隊は元ドイツ大使館の建物（現在は銀行）付近で
4件目の自動車爆弾を運転手を射殺し阻止

New AF gunship similar to current Spectres
Staff report
Posted : Monday Apr 5, 2010 5:52:02 EDT
http://www.airforcetimes.com/news/2010/04/airforce_gunship_040410w/
2010年2月1日に提出された2011会計年度予算案で、米空軍は従来型のAC-130Jを調達
・AC-130H　8機を退役させ、AC-130J　16機を調達　配備は2017年から
・従来言われてきたようなステルス形状でレーザー砲を搭載した機体ではない

空軍参謀総長シュワルツ大将によると、新規調達されるAC-130Jは
砲1門で、精密誘導兵器発射能力あり
・現行の機体は105mm砲と40mm砲2門を備えているが、精密兵器発射能力は無し

また、MC-130W Combat Spearに30mm砲を含む武装パッケージを用意する計画あり
・ヘルファイアのような誘導兵器を発射する能力も含む
・海兵隊もKC-130J向けに同様のパッケージを開発中

Deciding what has to be done:General William E. DePuy and the 1976 edition of FM100-5
に取り掛かる。次の79年版で作戦術が米陸軍教範に取り入れられたとされる。
防御側が防御成功を期するには戦力比3対1、攻撃側が攻撃成功を期するには6対1が必要との
リファレンスがついていたとか。

64年から着手された歩兵戦闘車の開発がベトナム戦争期を越えて続いていた頃。
後にM113とブラッドレーを比較する白書が発表されているというから、ここらの事情だけみれば
M113A3と比較されたストライカー装甲車と似ている。

76年版は大隊、旅団階梯での戦闘で、WTO軍第一梯団との戦闘に前方防御で勝利することを重視。
防御偏重であり戦理原則を外し、欧州正面での戦争に特化し、
世界各地に投じられる軍の教範としてどうか、第一梯団との戦闘後、第二、第三と続く津波の前に
勝利を期し得ぬのでは等批判されている。

FM3-24対内乱作戦で教範が報道で取り上げられたことを思い出す。だが、教範の内容自体が
批判されたことはなかったと思う。

Is ‘Big E’ work breaking the bank?
By Lance M. Bacon - Staff writer
Posted : Tuesday Apr 6, 2010 6:12:28 EDT
ABOARD THE AIRCRAFT CARRIER HARRY S. TRUMAN
http://www.navytimes.com/news/2010/04/navy_enterprise_040410w/
米空母エンタープライズ、2008年4月に乾ドック入りして以来修理中
修理は予定よりも7ヶ月間遅れており、予算は31%超過
・当初は16ヶ月間、4億5330万ドルのはずが、24ヶ月後も復帰できず追加契約11件で1億4010万ドル超過

このため、他の空母の展開スケジュールに影響あり
ニミッツ（サンディエゴ）：展開期間を8ヶ月間に延長
アイゼンハワー：2009年に5ヶ月間展開したが、2010年1月にも中東へ派遣
トルーマン：二年連続で8ヶ月間の展開をする見込み、2009年10月に展開可能認証を受けたが
4月に出航となり、その間に乗員の三分の一、科長19名中5名、最先任曹長（command master chief)が入れ替わる。

米核戦力見直し発表される
ttp://www.defense.gov/npr/

概要は、本日の邦紙にて報道されている。
ただ、新型弾頭開発の停止については既存弾頭の信頼性維持の関係で
色々報道あり。

prompt global strikeについて触れている箇所あり。通常弾頭型弾道弾について
将来的な保有の可能性を示す箇所あり。

即応全世界打撃能力について、ICBMとSLBMの可能性がとりあげられている。
QDRと同様、防衛大綱的な位置にあり、予算要求されるのか、議会で予算が付けられるかは
不明にせよ、通常兵器による生物・化学兵器使用の抑止を謳っているのとあわせて、
核三本柱の運用が変化する可能性を示している。

バグダッドで家屋爆弾5件、シーア派地区を中心に発生という報道と、シーア派とスンニ派混住地区で
発生したという報道あり
・家屋爆弾はアパートやオフィスを賃貸し、室内に爆弾を仕掛けて建物を倒壊させるもの
・今回は市場付近の建物の部屋を借り、通勤時間帯に爆発させたとのこと
防爆壁があったので、犠牲者数を抑えられたという話あり
・犠牲者数は続報が出るにつれて増えている

Sadrists shun Iraq front-runners
UPDATED ON:
WEDNESDAY, APRIL 07, 2010
14:14 MECCA TIME, 11:14 GMT
http://english.aljazeera.net/news/middleeast/2010/04/20104784448373819.html
サドル派の投票結果まとまる　総投票数180万　投票者は国民全員が可能とされていたが
サドル派支持者多し
・1位　ジャアファリ元首相　24%
・2位　Jafaar al-Sadr　23%
・3位　マリキ首相　10%
以下、9%でアフマド・チャラビとアラウィ元首相が並ぶ

マリキ首相とアラウィ元首相はともにサドル派の支持を望んでいただけに大きな失望

U.S. citizen Anwar Awlaki added to CIA target list
By David S. Cloud
April 6, 2010 | 6:24 p.m.
Reporting from Washington
米国籍でニューメキシコ州で生まれたイスラム僧侶Anwar Awlaki（38歳）が
CIAの拘束・殺害目標となる
・昨年、フォートフッドで大量銃撃殺害したとされる陸軍軍医少佐とメールをやりとり
・昨年クリスマスに航空機爆破を試みたナイジェリア人ともつながりがあるとされる
・米国市民であるため、拘束・殺害の対象にするにあたっては特別に検討された
・2001年以降、CIAの拘束・殺害の対象となる米国市民は初とされる

2007年7月12日、バグダッド東部ニューバグダッドにて米軍アパッチ2機が
武装勢力とおぼしき集団を攻撃したとされる事件について
アパッチのガンカメラと交信音声の動画が発表される。

ttp://collateralmurder.com/en/index.html
詳細な時系列、関連するRoE（2006年時点のものなど複数）、交信音声書き起こし
取り上げた報道、この事件で負傷した児童2名を探し出してインタビューした動画
などが掲載されている。

ペトレアス米中央軍司令官インタビュー
ttp://ricks.foreignpolicy.com/posts/2010/04/05/the_best_defense_interview_petraeus_on_not_running_for_president_pirates_president_

無難な受け答えに終始しているが、数週間先に軍と文民でアフガン構想の検討演習を行うという下りあり
ホルブルック特使、中央軍司令官、アイケンベリー大使、マクリスタル司令官その他、省庁や関係各国、受入国筋が
参加

Interview: Najibullah Quraishi
ttp://www.pbs.org/wgbh/pages/frontline/talibanlines/ten/

動画は地域制限のため閲覧できず。HIGに同行取材したジャーナーリストのインタビュー

>>176
パキスタン国内の学校教育の劣悪さを綴るルポとあわせて音声起こし出ている
http://www.pbs.org/wgbh/pages/frontline/talibanlines/etc/script.html

インタビューと合わせ、北部クンドゥズ、バグラン州でHIGやタリバン、アラブ人が武力活動を
行っている様が活写されている。

#常岡さんが誘拐された、あるいは行方不明となったのはアフガン北部とされる

主力はHIGなれどタリバンと手を結んでおり、アラブ人が顧問格で指示し、アラブ人の世話で来た
ウズベク人の爆弾専門家が仕掛け爆弾を製造。中央集団と各村集団に別れ、中央集団は頻繁に
移動し転々と寝泊まり。警察詰所は付近にあれど自由に村落を移動し、住民から歓待受ける。

カルザイ大統領の最近の米国や西側諸国に対する言動についての記事

LATimes
Afghanistan president's remarks again stir unease
By Laura King and Christi Parsons
April 6, 2010
Reporting from Kabul, Afghanistan, and Washington
http://www.latimes.com/news/nationworld/washingtondc/la-fg-afghan-karzai6-2010apr06,0,2543342.story

04/08/2010
Shedding the Colonial Image
Hamid Karzai Bites the Hand that Feeds Him
A commentary by Susanne Koelbl
http://www.spiegel.de/international/world/0,1518,687870,00.html

#ドイツは米英につぐ規模の部隊をISAFとしてアフガン派遣している。最近、伏撃をうけ空挺3名戦死、アフガン治安部隊6名を
誤射で殺害し謝罪する事件が起きている。ドイツはこれまでに兵39名戦死。

最近、ガルラが言っていた対内乱戦における心理学派という言葉の意味が分かるようになってきた。
人心収攬の話に始まり、侮蔑されず畏敬を受けることは可能であるとか、あるいは善意を生じさせる
よりも正統性を確保するとか、現地民間人との交流での心理効果の話が多くなっている。

>>178　ドイツ連邦議員の中には現地に戦車を持ち込むべきと主張する者が現れているとのこと。
連邦軍は現地で占領軍と見られるだけであり、かつ、現地の状況では例えば橋が戦車重量を
支えられぬなど適していないという姿勢。また、現地で使用する装甲車両を本国での準備訓練で
使えなかったなど装備の不足を指摘する声あり。

#しかし、カナダ軍とデンマーク軍はレオパルト2を持ち込んでいる。オランダも持っていってる
と思うのだが今見つけられず。PzH2000自走砲も持ち込んでいるはず。

CV-22 Osprey Crashes in Afghanistan
4/8/10 | ISAF Public Affairs Office
KABUL, Afghanistan (April 9)
http://www.isaf.nato.int/en/article/isaf-releases/cv-22-osprey-crashes-in-afghanistan.html

NATO Aircraft Crashes In Afghanistan, 4 Dead
by THE ASSOCIATED PRESS
April 9, 2010
http://www.npr.org/templates/story/story.php?storyId=125752861

2010年4月、アフガニスタン・Zabul州の州都Qalatから西に7マイルの地点で米空軍CV-22　1機が墜落。
軍人3名と軍属1名が死亡し、搭乗していた多数の軍人が負傷。負傷者は付近の基地に治療のため運ばれた。
現時点で、墜落の原因は不明。
・CV-22は長距離浸透および米軍部隊の補給を行っている
・作戦中のV-22オスプレイ墜落はこれが初めて。これまで試験飛行中に墜落し人命が失われたことはある
・CV-22は海兵隊が使っているMV-22の米空軍型

#墜落日時が4月8日なのか、9日なのか、不明。一部報道ではMV-22だとしている。

NATO Aircraft Crashes in Afghanistan
By ALISSA J. RUBIN
Taimoor Shah contributed from Kandahar, Afghanistan.
Published: April 9, 2010
KABUL, Afghanistan
http://www.nytimes.com/2010/04/10/world/asia/10afghan.html
墜落したのは2010年4月8日の夜。タリバン側は撃墜を主張、撃墜したのは9日の午前1時。
・墜落現場はタリバンの影響下にある砂漠地帯
・同州の長老や地元当局は4月9日の早い時点では敵の砲火により撃墜されたとしていたが
その後、機械故障だといいはじめ、午前遅くには不明だと話していた
・タリバンは墜落のたびに撃墜を主張するのが常
・3月後半に3機ヘリが墜落しているが、アフガンとNATO側が撃墜を認めたのはクンドゥズ州での1機のみ

As democracy unravels at home, the west thuggishly exports it elsewhere
While the US and Britain slide towards oligarchy, the forced elections in Afghanistan and Iraq have brought no good
Simon Jenkins
guardian.co.uk, Thursday 8 April 2010 21.00 BST
http://www.guardian.co.uk/commentisfree/2010/apr/08/democracy-iraq-afghanistan-britain-us
イラクとアフガニスタンに選挙を押し付けたのは誤りであり、いまやイラクとアフガンから米英は去りつつある。
カルザイが生き延びる鍵は自由で公正な選挙や腐敗一掃ではなく、アフガンのやり方でアフガン人と和解すること
にある。

#しかし、民主主義国家が他国に介入して政体を樹立するとして民主主義以外を据えるなんて
ことがあるんだろうか。アテネのデロス同盟の昔から無理な話のような気がするが。

　この話はそもそも介入を否とする前提があって、その上で、さらに自国でも民主主義は完成
しているとは言い難く、なのに不安定で未経験の人々に押し付ける愚かさを指摘し、民主主義が万能
という幻想を否定するのが骨子なのだろうけど。

　けれど、介入し、占領したあとの統治で現地政府の政体を民主主義以外にする選択肢、
たとえばアフガニスタンでザーヒルシャーを据えた立憲君主制を敷くなどはありえるんだろうか。

>>181
墜落したのは米空軍第1特殊作戦航空団の機体。

4 dead in AFSOC Osprey crash
Staff and wire reports
Posted : Friday Apr 9, 2010 13:25:00 EDT
http://www.airforcetimes.com/news/2010/04/airforce_CV22_041910w/

2010年4月8日の日没後、Zabul州の州都Qalatから7マイルで墜落。墜落原因は調査中。

CV-22は2006年に作戦可能となり、致死事故は初
・2009会計年度末までの総飛行時間は860時間超
・Cv-22は海兵隊のMV-22と似るが、飛行機関士が搭乗、夜間および低高度作戦のため航法装置あり
・乗員は全4名でふたりめの飛行機関士は貨物室に乗る
・搭乗兵は32名、あるいは貨物1万ポンド

http://www.af.mil/information/factsheets/factsheet.asp?id=3668

>>182　ザーヒルシャーは2007年に死去。

鮮麗なる阿富汗
http://www.aa.tufs.ac.jp/afghan/

展示品のところで詳しい図の解説あり

>>168 エンタープライズはこのドッグ修理を終えて展開すれば退役の予定。

#ミッドウェーが退役前に横須賀で改修されたことを思い出す。

>>65　米統合特殊作戦軍司令官、遺族をアフガンに訪れて事件を謝罪
US Special Forces apologise for botched night raid
By Julius Cavendish in Khataba
Friday, 9 April 2010
http://www.independent.co.uk/news/world/asia/us-special-forces-apologise-for-botched-night-raid-1939880.html
事件のあった家屋をアフガン兵十数名とともに訪問し、謝罪
・NATOは5名を殺害したことを認めた
・4月8日に賠償（compensation)として3万ドル近くを支払った
・遺族は家屋捜索のきっかけとなった情報提供者に裁きを受けさせるためアフガン軍に引き渡すよう要求している

Vice Admiral William H. McRaven
Commander, Joint Special Operations Command
United States Navy
http://www.navy.mil/navydata/bios/navybio.asp?bioid=401

#この件では特殊部隊が遺体から銃弾を取り出し、傷口をアルコールで洗い、隠蔽したという疑いが最近浮上。
NATOは調査中。

April 5, 2010
US special forces 'tried to cover-up' botched Khataba raid in Afghanistan
Jerome Starkey, Kabul
http://www.timesonline.co.uk/tol/news/world/afghanistan/article7087637.ece
米特殊作戦部隊の兵が遺体から銃弾を取り出し、傷口を洗い、上官に虚偽の報告をした
という疑惑を伝える記事

#SOST弾を使っていたんだろうか。

米海兵隊のLAV-25などLAV、車体下面の燃料タンクを搭乗する兵から遠い位置へ移し、
下面に軽量装甲を貼るなど改修するという記事あり。

この他、LAV-ATなども改修するとのこと。

#M113が同様の改修をベトナム戦争の頃にやっていたはず。今は車体後部ランプ両脇に
突き出ているのが燃料タンク。改修しないと車体下面を突き破った爆風が燃料を車内に吹き込み
炎上させることになるらしい。ブラッドレー開発の歩みを辿る論文で読んだ記憶あり。

#イラクとアフガニスタン戦争がなければ米海兵隊がストライカー装甲車を導入し
機甲偵察大隊（名称と役割は色々変遷している）がストライカー旅団のように大型化する可能性は
あったんだろうか。今となっては海兵隊はMRAPを多数抱えている。

Winning Hearts and Minds in Afghanistan: Assessing the Effectiveness of Development Aid in COIN.
Colonel Dan Roper
http://usacac.leavenworth.army.mil/blog/blogs/coin/archive/2010/04/07/winning-hearts-and-minds-in-afghanistan-assessing-the-effectiveness-of-development-aid-in-coin.aspx

2010年3月11日から14日に英国で開催された会議
http://www.wiltonpark.org.uk/themes/defence/pastconference.aspx?confref=WP1022
http://www.wiltonpark.org.uk/publications/reports.aspx?year=2010

対内乱戦略における援助の効果について議論が交わされている
http://www.wiltonpark.org.uk/documents/conferences/WP1022/pdfs/WP1022prog.pdf?634065369035277500

Spangdahlem to lose jets, gain squadron
April 8, 2010 (by Kent Harris) - The 480th Fighter Squadron will soon be flying again in the skies over Europe.
http://www.f-16.net/news_article4056.html
米空軍、F-16　134機、F-15 112機、A-10　少数を退役させて今後6年間で35億ドル捻出、B-52　1個航空団立ち上げと
F-22とF-35新規調達にあてる
・空軍兵4千名に影響あり

ドイツのSpangdahlemではF-16総勢42機のうち18機を他へ転出させ、削減に伴い2個飛行隊を閉隊し
大型の1個飛行隊にまとめる
・閉隊するのは、第22と第23戦闘飛行隊で、開隊するのは第480飛行隊
・F-16が転出するのは4月15日からで、5月末までに完了
・基地の空軍兵5百名が基地内の他部隊または他基地へ異動
・転出先はミネソタ航空州兵（Duluth)の第148戦闘航空団

英国のLakenheath基地のF-15　5機がモンタナ州へ転出
・2機が4月7日に、残り3機は5月に転出

The drawdown begins: Tyndall shipping out F-15s
Officials still pursuing new F-22 mission
April 08, 2010 02:04:00 PM
DANIEL CARSON / News Herald Writer
TYNDALL AIR FORCE BASE
http://www.newsherald.com/news/tyndall-82895-air-base.html

http://maps.google.com/maps?q=Tyndall&um=1&ie=UTF-8&sa=N&hl=en&tab=wl
脇に古い陸軍航空隊時代のときらしい滑走路が残されている。敷地内にいくつも
滑走路が並んでいる。

>>189　削減されるA-10は9機
フロリダ州ティンダル空軍基地でもF-15　48機が他へ転出

April 11, 2010
Gordon Brown blocks peerage for army chief Sir Richard Dannatt
Ex-army chief General Sir Richard Dannatt
Marie Woolf, Whitehall Editor
http://www.timesonline.co.uk/tol/news/politics/article7094306.ece
退役したDannatt英陸軍参謀総長を保守党が爵位に推薦（やがては保守党で貴族院議員となる含み）した
ところ、首相官邸が却下
・2008年に英軍参謀総長にあがる話も阻まれている
・2006年に陸軍参謀総長に就任し、アフガンでのヘリ不足やイラク早期撤退の発言などで上層部批判
・2009年の退役後はロンドン塔太守（ロンドン塔敷地内に住居あり、無給の名誉職）に任命された

現役将校は過度の政治活動を禁じられている
・陸軍トップで過去に貴族院議員となった先例としてLord Inge元帥（Field Marshal)がいるが、無党派だった

韓日がアフガン豆栽培協力に合意、種子と資金を支援
4月12日12時27分配信 聯合ニュース
【アフガニスタン・バグラム基地10日聯合ニュース】
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100412-00000015-yonh-kr
代替作物で、韓国の6種の豆を試験栽培、種子は韓国、資金を日本が支援
・昨年からの継続

#これまであがった代替作物の候補
豆、サフラン、イチゴ、ピスタチオ、小麦

アフガン原産の農作物の種子を見つけて、増やして、植えるのが良いのだろうけど
難しいんだろうか。

U.S. officials say Pakistani spy agency released Afghan Taliban insurgents
By Greg Miller
Washington Post Staff Writer
Saturday, April 10, 2010; 11:36 PM
Staff writer Karen DeYoung in Islamabad contributed to this report.
http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2010/04/10/AR2010041002111.html
ISIと米国の関係は複雑だという記事
・バラダル師を拘束した一方で、タリバン指導者2名を秘密裏に釈放していたという話
・ISIはバラダル師拘束にあたって、米側の衛星携帯傍受情報の提供を受けていた
・ISIは信号情報分野で米側に大きく依存しており、衛星通信能力の供与を求めているが、これまで
かなえられていない

#無人機でもこの話は長らくあり。また、インドと米国間の関係をにらみつつ、民生核技術の協定でも
同じくある。

>>192
いずれの作物もアフガニスタンで栽培されてるから、韓国で品種改良された種子を
提供する話でしょう。なお、韓国で品種改良を始めた禹長春は東京帝大博士で、
その四女は稲盛・京セラ会長の夫人です

>>194
http://en.wikipedia.org/wiki/Woo_Jang-choon
禹長春博士の項目をウィキペディアの日本語版と英語版で読むと色々細かい点で違いがあり、
各国の視点の違いを考えさせられます。中文版は簡素にまとめてあります。

1950年か49年に韓国に帰還したことに驚嘆させられます。また、日本敗戦直後の境遇について
いずれも曖昧な記述にとどめてあります。

豆や農作物に樹木、花卉の類はは各国により呼び方が違ったり、大体同じものであっても
色々と細かいところは違ったりして、難しいです。だから国や言語の違いをこえて同じ植物の種類を
指し示せるように学名があるんだと言われればその通りなのでしょうけどニュースに学名を期待するのは
難しい。

代替作物としての小麦の例
U.S. now focused on getting rid of Taliban instead of opium crops in Afghanistan
By Karen DeYoung
Washington Post staff writer
Thursday, April 8, 2010
MARJA, AFGHANISTAN
http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2010/04/07/AR2010040704410.html
ケシ畑自体を根絶するのは農民の離反をまねくとしてとりやめ
・麻薬密輸業者を標的とし、生産過程につかう原料の取締に力を入れ、収穫期の季節労働者の生産地移入を
阻み、次のケシの種まき期までには小麦を主とする代替作物と肥料などを専門家とともに整える
・収入を失う農家には一日5ドルの手当で瓦礫片付けや灌漑用水浚渫などの事業を実施

一方、ホルブルック特使はタリバンの収入に麻薬関連がしめる割合はわずかという立場を崩していない

>>183　亡くなったうち2名の身元が公表される。

April 10, 2010
DOD Identifies Air Force Casualties
http://www.defense.gov/releases/release.aspx?releaseid=13445
2010年4月9日、アフガニスタン・カンダハル付近でCV-22オスプレイの墜落で戦死
・所属はフロリダ州Hurlburt Fieldの第8特殊作戦飛行隊
Randell D. Voas少佐（43歳、ミネソタ州Lakeville）
James B. Lackey上級曹長（45歳、フロリダ州Green Clove Springs)

3 Italians Among 9 Held in Alleged Afghan Plot
http://www.youtube.com/watch?v=1_FK7i3AatE

アフガニスタン・ヘルマンド州ラシュカガーのイタリア援助団体の病院でイタリア人3名、
アフガン人6名が拘束された際の動画

last updated at 21:41 GMT, Saturday, 10 April 2010 22:41 UK
Italians held over Afghanistan 'assassination plot'
http://news.bbc.co.uk/2/hi/middle_east/8613801.stm
ヘルマンド州当局は記者会見（州知事も参加）で、州知事を殺害する計画があったとしている
・まずラシュカガーで自爆攻撃し、州知事が病院を慰問しにきたところで殺害する段取りだったと当局は主張
・病院の外国人スタッフは計画を知り、院内に武器弾薬を持ち込む手助けをしていた
・外国人スタッフは殺害の前渡金で50万ドルを受け取っている

・拘束されたアフガン人は事務員、守衛、通訳など
・イタリア人3名とは連絡取れずと、イタリアの援助団体"Emergency"

I MEF takes over Marine forces in Afghanistan
By Dan Lamothe - Staff writer
Posted : Monday Apr 12, 2010 11:18:44 EDT
http://www.marinecorpstimes.com/news/2010/04/marine_afghanistan_041210w/
アフガニスタン南部の米海兵隊、司令部、准将率いる海兵遠征旅団から少将率いる海兵遠征軍（前方）へ格上げ
・2010年4月12日、第2海兵遠征旅団基幹のアフガニスタン海兵遠征旅団（Larry Nicholson准将）から
第�T海兵遠征軍（前方）（Richard Mills少将）へ指揮引継ぎ
・アフガニスタンの米海兵隊は人員規模1万9500名となる（オバマ大統領の2009年12月発表3万増派で
8500名が増員）

>>196 亡くなった4名中、軍人1名の身元が発表される

April 13, 2010
DOD Identifies Army Casualty
http://www.defense.gov/releases/release.aspx?releaseid=13452
2010年4月9日、アフガニスタン・Zabul州にて搭乗していたCV-22墜落時の負傷で戦死

所属　第75レンジャー連隊第3大隊（ジョージア州フォートベニング）
Michael D. Jankiewicz伍長(ニュージャージー州Ramsey、23才）

#報道では死亡したのは4名で、軍人3名、軍属1名

>>197
April 12, 2010
Italians 'confess' to murder plot in Afghanistan
Jerome Starkey, Kabul
http://www.timesonline.co.uk/tol/news/world/afghanistan/article7094630.ece

アフガン治安当局と英軍兵士が立ち入って捜索した病院はタリバンの負傷兵を治療するとの世評あり
・このため地元当局との折り合いは悪かった（unpopular with local officials)
・病院は戦争の犠牲者に緊急の治療を行うのが専門
・ヘルマンド川の近く、市場のある地域にあり、警備の厳重な知事庁舎からわずか数百メートル

Emergencyはアフガン国内でカーブル、パンジシール渓谷、ラシュカガーの3箇所で病院を運営
・バンジシール渓谷は北部同盟の一角をなす牙城
・声明で、アフガン当局の主張は全く根拠無しと表明
・拘束された者とは電話で連絡とれぬままであり、唯一の接触はスタッフの携帯に英軍当局者と名乗る者が応じたのみ
・他のスタッフ（伊人4名とインド人1名）は国際スタッフの住居におり絶えず電話でミラノと連絡
・2007年にラシュカガーの病院代表が拘束され、伊人スタッフは国外へ出たことあり

イタリア大使館員はラシュカガーに飛び、容疑のかかっている自国民と面会をはかっている

アフガン治安当局は病院を1ヶ月以上内偵
・ラシュカガーの市場で自爆攻撃をし、知事が負傷者を病院に訪れるのを待ち受けて殺害する手はず
・病院内では武器は許されておらず、知事は護衛を連れずに院内に入るのが習わしだった

英当局は英陸軍の爆発物処理班が自爆ベストや手榴弾が発見されたため呼ばれたのは認めている
・NATOは捜索への関与を否定
・英特殊作戦部隊や諜報機関SISはヘルマンド州に拠点あり。NATO部隊ではないが、アフガン部隊と共同

市内で”同病院に死を”と唱える抗議者200名が行進

アフガニスタン南部ヘルマンド州Sanginの英軍宿営地
http://maps.google.com/maps?hl=en&ie=UTF8&ll=32.075257,64.833273&spn=0.005091,0.010986&t=h&z=17

#Danger Close by Col.Stuart Tootal のSangin地図（95ページ）と比較
これがFOB Jacksonであるかは不明

英陸軍のSanginを担当する部隊、武装勢力の狙撃手に悩まされる
April 11, 2010
Taliban sniper hunted over seven UK deaths
Tim Ripley
http://www.timesonline.co.uk/tol/news/world/afghanistan/article7094300.ece
・過去5ヶ月間で狙撃により7名戦死
・2010年3月には警戒中の英軍狙撃手を殺害し、技量をみせつける
・また、戦死したうち3名は陸軍の指名射手（sharpshooters)であった可能性あり　うち1名は眉間を1発で撃ち抜かれている

英陸軍狙撃手はFOB　JacksonでSanginをみおろす監視塔を使っている
・また、敵陣地を発見すれば、ジャベリン対戦車誘導弾で吹き飛ばすこともできる

狙撃手は英部隊を何日も監視し、射撃したあと逃げられるチャンスを待っている
・これまでSASを数度、一帯に投じたが問題の狙撃手を仕留められぬまま

英軍参謀総長Jock Stirrup士爵は英軍の戦術の見直しを要請
・過去12ヶ月間でSanginを含めての一帯で英軍戦死者数は53名
・2009年11月から小銃連隊第3大隊は小火器で7名、路肩爆弾で15名失っている
・前任の部隊の戦死者は1名を除きすべて爆弾によるものだった

英軍士官はタリバンは外部の手助け、イランか、あるいはパキスタン国内のアルカイダの助けをうけて
狙撃手を訓練しているとみている

英陸軍のこれまでの部隊はSanginを持続して支配できず（failed to seize long-term control)
・ヘルマンド州北部Musa Qalaを米軍に受渡して空く部隊6百名をSanginに投じる案あり
・この部隊は他地域で住民保護を行う増援に予定されている

>>195
Marines try unorthodox tactics to disrupt Afghan opium harvest
By Rajiv Chandrasekaran
Tuesday, April 13, 2010
CAMP LEATHERNECK, AFGHANISTAN
http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2010/04/12/AR2010041204176.html
アフガニスタン南部ヘルマンド州Marjaでケシ栽培している農家に対し
CERP（Commander's Emergency Response Program指揮官が即座に使える資金）から、
ケシを刈り倒せば1エーカーあたり120ドルを補償
・見積もりでは1200万ドル、これまでに農家730軒が参加すると申告
・今年のMarja掃討作戦で米海兵隊およびアフガン治安部隊3千名超が一帯にいるため、
季節労働者（推定6万名）の多くが現れない可能性あり
・季節労働者の到来時期は数週間内に来る
・ケシを取引する市場はシャッターが降りたままで店はしまっている

海兵隊と文民の復興関係者で激しい論議があったが、最終的に3月30日付で
クリントン国務長官はカーブル大使館宛の外交電で承認
・違法な作物を栽培している者を優遇する措置という見方あり
このため、ケシ栽培農家以外も対象としている
しかし、ケシ栽培農家は収穫をしなかったという証明をする必要無し

・武装勢力が補償金から税を取り立てる懸念もある
また、州内の他の地域と不平等となる

John Kael Weston(国務省の海兵旅団つき政治顧問）は計画の作成に携わった
・Marjaを安定させるにはケシ栽培農家をかちえる必要あり
・補償は海兵隊が入ってこなければ得られたはずの収入の代わりでもあり、
他の作物に転換する助けとなることも意図している
・Marjaの経済サイクルを我々は乱した、農家にお金がなければ、店主やその他全員にも影響が及ぶ

アフガン治安部隊は海兵隊の支援を受けMarjaに通じる道路に検問所をもうけ、ケシ収穫
（#球果の表面を傷つけて滲み出す物質をヘラで掻き取る）の
季節労働者から収穫道具を没収し、追い返している

DEAは昨年来、アフガンで規模を拡大しているが、アフガン当局の麻薬取締部隊と連携して
買付人やMarjaから運び出す密輸業者を取り締まろうとしている
・大規模な空中監視活動も行われる

UK troops keep peace in Afghan Little Britain
Small strip of land around Helmand outpost now safe enough for soldiers to venture out unarmoured ? if rules allowed
Jon Boone in Afghanistan
guardian.co.uk,
Tuesday 13 April 2010 15.49 BST
http://www.guardian.co.uk/world/2010/apr/13/afghanistan-little-britain-keenan-troops
ヘルマンド州Keenan（Sanginから南に10マイル）で英軍は基地周囲2マイル×1マイル半に安全を確保
・2009年10月に入った英軍兵は120名で中隊（Olly Brown少佐）は擲弾近衛、王立アングリア、ヨーク連隊第2大隊からの集成

一帯では泥レンガの住居にケシ畑が広がり、ときどき不運な住民や家畜が仕掛け爆弾を踏んで
爆音がする以外は平穏で英軍部隊は銃撃戦となること無し
・電力無し、携帯電話の通信可能範囲はまだら
・英部隊は住民の男性173名に会い、記録済み　世帯数もその程度だとみられる
・安全な地域を北へ過ぎると危険なことになるのは明らかであり、部隊にとっても住民にとっても
生命を危うくする価値はない

2009年10月に入ったときは安全な地域は基地周辺数百メートルのみ
・Babajiから武装勢力を駆逐するパンサークロー作戦にいたる時期、英軍部隊が他から転用されたため治安が悪化
・6月に北でFOBが閉鎖されて、Keenanを包囲しようとする武装勢力を阻めなくなっていた
・敵は我々の周囲を爆弾を密に仕掛けた地帯でとりまいて、閉じ込めようとした
・現在では基地はヘルマンド川沿いの果樹園帯（green zone)を南北に行き来するタリバンのルートを厄すに至る
・南はヘルマンド州の商業中心地Gereshk

Keenan基地ではデンマーク軍将校が、資金を拠出した小規模開発事業100件以上と治安事件発生箇所
を対照した地図をみせた
・小規模事業は橋をかける、灌漑の改良など
・事業が行われていた地域では、仕掛け爆弾の件数が減る、全く無くなる
・しかし、事業を割付する地元代表の中には我田引水な者あり

Musa Jan
Brown少佐と定期的に会う治安評議会に参加している者
・自分の屋敷のなかにある個人の井戸を掘り下げ、自分の家の裏口と川向こうのケシ畑を結ぶ橋
を事業にいれるよう提案
・屋敷内を検分中、デンマーク軍と英軍兵らはケシの茎を干して積んである下に迫撃砲の撃ち終わった照明弾
が隠されているのをみつけた
・これ自体は無害だが、爆弾の威力で飛ばす弾片にするため、地元市場で買い付けているから価値がない
わけではない

少佐によるとこれ以上、安全な地域を拡大するには増援が必要

部隊が不足しており、武装勢力が渡るのに使っていたNala橋のたもとに監視所（patrol base)を
設けることができなかったため橋を破壊
・アフガン国軍の1個中隊がくれば、基地をつくり、橋を再建できる

Keenan基地にはアフガン兵20名あり
・北部出身者が主で、地元住民とはパシュトー語通訳を介して会話
・作戦を主導するには遠く、英軍の後をついている
・顧問チームの長はJames Athow-Frost
・早朝パトロールにでるため、アフガン国軍指揮官を寝床から出るよう説得に力を尽くすこともしばしば

同基地には4月に20mの柱に監視カメラを据えた
・具体的な能力は秘密だが、常時監視、ヘルマンド川流域にはこのような機器を使った監視網が
巡らされている
・家庭のプライバシーと女性の名誉には厳しい土地柄のため、この監視カメラには懸念もあった
・しかし、治安評議会のNaimatullahは支持し、住民には仕掛け爆弾や武器を持った者がいれば
自動で撃つと話すと誓っていた

Why corn not opium is Afghanistan's deadliest crop
British troops struggle against plant that hides insurgents and their homemade bombs
Jon Boone in Helmand
guardian.co.uk,
Tuesday 13 April 2010 16.30 BST
http://www.guardian.co.uk/world/2010/apr/13/afghanistan-deadliest-crop-corn-not-opium
同じくKeenanの話
・一帯で栽培されているのはケシの他はトウモロコシくらい
・しかし、背丈が高い（2.5メートル）ため、爆弾を仕掛けている者の姿を隠してしまう
・英軍ではトウモロコシから他の作物に替えるよう働きかけ、スイカ、グリーンピース、サフランの種子を
提供
・農家はケシからの転換を勧めるには時期尚早とKahlifa Atullah（英軍の信頼すべき盟友とみられる農家）
・農家にケシを止めろといえば、タリバンが支配し、自由に栽培できる北へいくだけだ
・英軍は転換をすすめてはおらず、ケシにも手出しをしていない
・しかし、道やワダチの爆弾を避けるため、ケシ畑に踏み込むことがあるが、英軍は補償するのは合法作物
の場合のみで、Brown少佐はこの点を怒る農家に説明せねばならぬことがたびたびある

仕掛け爆弾を探知し、無線起爆を防ぐ技術は進展したものの、武装勢力は金属部品を
バッテリー以外は使わない型を作り出した
・また、起爆を化学反応でおこなう木製の爆弾も3月に登場しており、この型には金属探知機は無効
地面の痕跡から気づくしかない

Keenanの中隊で、仕掛け爆弾の被害はこれまで5ヶ月間で二肢切断2名のみ

Military sources: New commander for Iraq
By Anne Gearan and Kevin Maurer - The Associated Press
Posted : Tuesday Apr 13, 2010 15:59:48 EDT
WASHINGTON
http://www.armytimes.com/news/2010/04/ap_odierno_041210/
在イラク米軍司令官オディエルノ大将、2010年9月に下番し、統合戦力軍司令官に
・後任はLloyd Austin中将（現在、統合参謀本部作戦部長)

オディエルノ大将は2008年にペトレアス大将（現、中央軍司令官）から引継ぎ
・2004年に子息Anthony Odierno中尉はイラクでパトロール中に片腕を失う負傷
・大将は身長6フィート超のがっしりした体格で禿頭
・2006年からイラクで司令官を努めてきた

Lieutenant General Lloyd J. Austin III
Director, Joint Staff
http://www.jcs.mil/biography.aspx?ID=81
75年ウェストポイント卒　歩兵で任官　第82空挺師団で勤務、
イラク戦争開戦時の第3歩兵師団長補（機動担当）
第10山岳師団長でアフガニスタンに第180共同統合任務部隊長
第�]�[空挺軍団長としてMNC-I司令官（2008年2月から2009年4月）

熟練歩兵章、落下傘熟練章、レンジャー章などを受章

>>207　代替作物の要件にパトロール兵の視界を妨げず、人を容易に隠せるほどの背丈に繁茂しない
事も含まれているのだろうと気づく。

しかし、そうなると、果樹園のザクロなどはどういう扱いになるんだろう？

U.S. troops withdraw from Korengal Valley
By Christopher Bodeen - The Associated Press
Posted : Wednesday Apr 14, 2010 10:27:11 EDT
KABUL
http://www.armytimes.com/news/2010/04/ap_afghanistan_korengal_041410/
米軍、アフガニスタン東部ヌリスタン州Korengal渓谷から、2010年4月第2週に撤退
・David M. Rodriguez中将が報道機関に当てたメールで明かす

・同渓谷は住民4500名ほど、長さ6マイル　もとからの住民の言語はKorengali

先週、兵120名がヘリで秘密裏に丘上の拠点（合板、土嚢、石で作られた）から撤退
・谷北端の拠点1箇所については、アフガンへの武装勢力が越境して浸透くるのを防ぐため今後も維持
・撤退した部隊の再配置先は不明

ヘルマンド州にて年長の部族指導者、4月14日、モスクで礼拝中に銃殺される
・殺害されたのはLal Mohammad Khan
・発表したのはGereshk地区行政当局のAbdul Ahad Khan報道官
武装勢力が、伝統的な社会構造に打撃を与えんとしたものという見方

Ghazni州でアフガン警察と武装勢力が銃撃戦となり、警官1名、武装勢力1名が死亡
・4月13日の夜、Gelan地区をパトロール中の警官に武装勢力が射撃、警察は武装勢力の者が乗った車両を追跡
していると、武装勢力多数が待ち構えているところに踏み込み、銃撃戦となった
・1時間の交戦で警官1名、武装勢力1名が死亡

GhazniのAndar地区で少年（12歳）が帰宅途中、路肩爆弾を踏み亡くなる

U.S. retreat from Afghan valley marks recognition of blunder
American forces withdraw from Afghan valley
By Greg Jaffe
Washington Post Staff Writer
Thursday, April 15, 2010
KORENGAL VALLEY, AFGHANISTAN
http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/story/2010/04/14/ST2010041401263.html

>>210 先週に谷の高地に米陸軍レンジャーやアフガンコマンドーが配置され、中隊の撤退を援護
4月13日夜明け前に最後の兵が谷を去った
・中隊長Mark Moretti大尉（28才、ウェストポイント士官学校物理学教授の子息で、この父はマクリスタル大将と
ウェストポイントで同期））は撤退前に部族長老らに基地内を案内
・米軍撤退時に大規模な攻撃を仕掛けるとの噂あり、大尉は長老らに基地施設とゴムタンク内の燃料6千ガロンを
破壊せずに引き渡すのと引換に攻撃しないことを約束をとりつける

谷での米軍戦死者は40名超。アフガン側の損害はさらに大きい
・谷は長さ6マイル、幅半マイルで人口は4千名から5千名
・Moretti大尉の部隊は谷に駐留していた10ヶ月間で死者2名（自殺1、2010年1月に銃撃戦1）と
これまでの部隊と比べきわめて少ない

The F-35 Will Cost About What An F-16 Costs
Author: Loren B. Thompson, Ph.D.
Date: Tuesday, April 13, 2010
http://www.lexingtoninstitute.org/the-f-35-will-cost-about-what-an-f-16-costs?a=1&c=1129
F-35について否定的な報道が先週相次いで出たが、性能は要求をすべて満たしており、テストに合格している。
また、価格についても一機あたりの量産価格（予備部品、開発、訓練等を含まぬ数値）では6千万ドルであり
これはF-16やF/A-18最新型と同額でF-22の半額以下だという主張。

>>211
April 15, 2010
American troops pull out of Korengal Valley as strategy shifts
Tom Coghlan
http://www.timesonline.co.uk/tol/news/world/afghanistan/article7097901.ece
デュランド線のパキスタン側で同国が行っている武装勢力掃討作戦への影響
・パキスタンは国境に基地900箇所を維持しているが、米国とアフガンは80から90箇所ある基地の削減
を進めている
・Korengal渓谷に近接するパキスタン領内のBajaur部族自治区はパキスタン軍が最近奪取

人口密集地帯での住民防護という戦略指針はソ連のアフガン侵攻期、1986年から敷いた指針と類似
・僻地をムジャヒディンに委ねる一方で、都市、主交通路、人口稠密地帯に集中するもの

http://peacelikeariverblog.com/images/2007/Korengal.jpg
谷の北端とは、谷上端ではなくて、谷の出口、下流

#つまり、中に入るのは襲撃にとどめて、部隊を常駐させず、谷入口で封じ込めをはかる

5-2 Stryker brigade mourns 35th loss
21-year-old: James Miller ‘just did his job,’ sergeant says
CHRISTIAN HILL; STAFF WRITER
Published: 04/15/1012:05 am | Updated: 04/15/10 5:56 am
http://www.thenewstribune.com/2010/04/15/1148704/brigade-mourns-35th-loss.html

>>139　
フォートルイス・マコードでの葬儀の模様を伝える記事
ストライカー装甲車の操縦手で、小隊軍曹のMichael Spaldingによると
頼りになり安全に留意する操縦手で、車両と装備が綺麗なことを誇りとしていた
とのこと。

#戦死地のDashatはどこか不明のまま

Lewis-McChord's Jacoby tapped for new Pentagon job
SCOTT FONTAINE; STAFF WRITER
Published: 03/12/1012:05 am | Updated: 03/12/10 5:42 am
http://www.thenewstribune.com/2010/03/12/1106457/jacoby-tapped-for-new-job.html
古いニュース
イラク派遣から帰還の第�T軍団長Charles Jacoby中将は
統合参謀本部戦略計画および政策課長（director of the strategic plans and policy sections)に指名
・大将位に登らないことから、議会での指名公聴会は無い見通し
・軍団長後任は現在指名されておらず、4月後半に交代式をしJ.D.Johnson少将が代行

Chief of staff to leave Lewis-McChord
POSTED BY MATT MISTEREK ON APRIL 14, 2010 AT 12:39 PM
http://blog.thenewstribune.com/military/2010/04/14/chief-of-staff-to-leave-lewis-mcchord/
同じく帰還した第�T軍団参謀長Peter C. Bayer Jr.准将は、
陸軍参謀総長補官房戦略、計画、政策課長
（director of strategy, plans and policy at the Office of the Deputy Army Chief of Staff）

Bayer准将　48才
機甲将校で、2003年イラク侵攻時の第3歩兵師団に属す
その後、北部の都市モスルで部隊を指揮
2009年-2010年、MNC-I参謀長

Brazil, U.S. sign military cooperation accord
By Ana Azpurua - The Associated Press
Posted : Tuesday Apr 13, 2010 8:53:17 EDT
WASHINGTON
http://www.armytimes.com/news/2010/04/ap_military_brazil_accord_041310/
ブラジル、米国と軍事協定締結
訓練、兵器技術（defense technology)での協力拡大と、艦艇の交換訪問の増加を狙う

ブラジル領内への駐留、米軍基地設立は協定に含まれずと両国当局は強調
・コロンビアと米国が結んだ協定で、コロンビア領内への軍事基地への米軍アクセスが強化された
という批判が南米諸国から出ていた

ブラジル・エンブラエルから米国がスーパーツカノ調達の可能性、
また、米・ボーイングからブラジルがF/A-18調達の可能性について記事は取りざたしている

Army preparing for mountainous, battalion-sized test
Apr 14, 2010
WHITE SANDS MISSILE RANGE, N.M.
By Kris Osborn
http://www.army.mil/-news/2010/04/14/37346-army-preparing-for-mountainous-battalion-sized-test/index.html
米陸軍、大隊階梯でネットワーク装備と無人ロボットの運用者試験（LUT, limited user test)
・ニューメキシコ州ホワイトサンズ　ミサイル試射場にて旅団戦闘団向け初期第一弾装備を試験
・試験では35キロの地域、模擬村落3箇所で山岳地形　アフガニスタン派遣経験者が設定に携わる
・昨年の試験は中隊階梯で5キロの地域、模擬村落は1箇所のみだった
・2011年は旅団階梯で70キロの地域で行う予定

試験される兵器
戦術および都市無人地上センサー、無人小型地上ロボット、UAVのシャドーやレイブン
また、ハマーとMRAPにNIK（Network Integration Kit)を搭載
NIKは統合戦術無線-地上移動局、統合コンピュータシステム、友軍位置表示器（Blue Force Tracker display system)
など一式

ネットワークはSRW(Soldier Radio Waveform SRW)、WNW(Wideband Networking Waveform)

2012年にこれらを装備し第1機甲師団第3旅団（歩兵旅団）がアフガン派遣予定

M-ATVs to replace Humvees in Afghanistan, vice says
Apr 15, 2010
WASHINGTON (Army News Service, April 14, 2010)
By C. Todd Lopez
http://www.army.mil/-news/2010/04/15/37367-m-atvs-to-replace-humvees-in-afghanistan-vice-says/index.html
2010年4月10日、上院軍事委員会即応・管理小委でのシレリ陸軍副参謀総長の議会証言から

・アフガニスタンでは装甲ハマーをM-ATVへ代替
・ハマーは予定調達数を達成する　最後に調達する分は2662両ほど
・非装甲ハマー5046両を1両あたり5万5千ドル、装甲ハマー4270両を1両あたり105ドルから13万ドルで2011会計年度に再生

・兵の戦地派遣間の本国滞在期間、2012年に多くの職種で目標達成の見込み
部隊ではなく、各兵ごとに達成することが必要との認識を示す
・兵員の戦地派遣率が低下しているのは2010年年初からストップロスを廃止したこと、健康上の理由で派遣しえぬ者が
増えていること（特に筋骨格、たとえば膝の故障で手術が必要などで）、本国滞在期間12ヶ月間の制約で部隊と
同時に派遣できず、期間あけを待って派遣される兵がいることなどを理由として挙げる
・PTSD（事後心理外傷症候群）について、派遣帰還兵を対象に遠隔診療（ハワイで1個大隊、アラスカで1個旅団）実施、
また衛生兵を訓練しPTSDの兆候を把握させる

現役部隊の装備充足率80%、州兵では75%
・必須の両用装備は83%で、今後6ヶ月以内に87%になる見込み

MIDDLE EAST NEWSAPRIL 14, 2010
Syria Gave Scuds to Hezbollah, U.S. Says
By CHARLES LEVINSON and JAY SOLOMON
JERUSALEM
http://online.wsj.com/article/SB10001424052702304604204575182290135333282.html
イスラエルの報道によると、シリアはレバノンのヒズボラにスカッドを供与

#記事はシリアに対する米国オバマ政権の外交政策、シリア大使を2月に任命し、外交委員会の
指名公聴会を通過し、本会議に提出される段階であることと絡める

Hizbullah admits receiving Syrian scuds
By JPOST STAFF AND ASSOCIATED PRESS
15/04/2010 14:54
http://www.jpost.com/MiddleEast/Article.aspx?id=173217
クウェートのAl-Raiの報道を引き、ヒズボラ筋がスカッドをシリアから得たことを認めたと報道
・ただし、得たスカッドは古くて使えない物
・ヒズボラはイスラエルが話をおおげさにして、メディアを煽っていると非難

>>213
Korengal渓谷からの撤退についてBing Westが書いている
http://smallwarsjournal.com/blog/journal/docs-temp/416-west.pdf
・現在、アフガン戦争に関する本を執筆中とのこと

撤退の作戦上の理由として、住民と兵の比率、航空支援のための兵站負担が
大きかったことをあげる

Korengalで米軍と戦った相手について
・2007年NYTのAlissa Rubin記事では半数は地元、半数は本格的なイスラム聖戦士
・Bing Westが2009年に同渓谷で通訳に聞いた話では敵無線の傍受からみて、
パキスタン系、地元、パシュトーがそれぞれ3分の1ずつ

今後、部族の動向については、米軍を嫌っていること、また過去に武装勢力は
Ranch House、Wanat、Barge Matal、Keating、Ganjigalと数百の兵を集め米軍を駆逐した
ことを指摘
・2005年、米軍が初めて立ち入った時点では米側の復興事業の申し出を谷の住民は受け入れていた
がそれから長い年月が経っている

アフガニスタン北東部の今後として二つの可能性あげる
A：低地で裕福なパシュトン部族がアフガン兵（主にタジク系）を受け入れて武装勢力に受け身ながらも抵抗
・Korengalは例外
・辺境は徐々に落ち着き、米国のバラマキで利をえる部族は商売に専念

B：武装集団が低地部族の社会構造に入り込み、米軍中隊が撤退するにつれて襲撃と弾圧が増える

決定づけるのはカブールと部族間で政治だが、米国は部族間の政治はけして分からないし、カルザイ大統領も不可解

Battle Company Is Out There
By ELIZABETH RUBIN
Elizabeth Rubin, a contributing writer, has reported extensively on Afghanistan,
most recently in a two-part series for the magazine on the revival of the Taliban.
Published: February 24, 2008
http://www.nytimes.com/2008/02/24/magazine/24afghanistan-t.html

>>220 2007年秋にKorengal渓谷で第173空挺旅団のB中隊に従軍取材したときのルポ
当時は戦地派遣15ヶ月間で、イラク戦争は2007年1月発表増派、ストップロスがあり
本来ならば除隊しており、現役続行する意思の無い者が戦地派遣されているなどの違いはある。

航空支援（アパッチ、F-15、AC-130、B-1）を頼りに小隊拠点で谷を平定しようと苦労し、
パトロールで交戦して敗退（戦死者の遺体は拾えるが、装備を剥ぎ取られた後という場面あり）する
状況を描いている。

#最近では特殊部隊の敵地夜間襲撃は少人数ゆえ、切り札が航空爆撃しか無く、民間人の付随被害を
多発させているという批判があるけども、小隊で村落に分散して常駐するのも似た危険はたしかに
あるのかも。記事の画像で出てくる部族長老は>>211にも登場している。記事中の米軍と部族、武装勢力
との仲介者も同一。Haji Matinが武装活動に入った経緯は両記事では政府が木材の伐り出しを
禁じたこと、米軍が他の者の言を容れてMatinの屋敷を爆撃したことが書かれている。

>>217
Only 2 Army FCS spinouts ready to deploy
By William Matthews - Staff writer
Posted : Friday Apr 16, 2010 10:19:26 EDT
http://www.armytimes.com/news/2010/04/army_fcs_spinouts_041610w/
第1弾装備の中で、現在、戦地で使えるのは2つのみ
・クラス1UAV　垂直離着陸する小型UAV
・小型無人地上ロボット　履帯で進み、脅威の画像を撮影し伝送

現在のところ、使えぬもの
・NLOS-LS　1発46万6千ドル　
2009年秋の試験では赤外線シーカー型は11発撃ち5発命中、レーザーデジグネータ使用で7発撃ち5発命中
航法システムのエラーコード、システムアボート、その他の問題に悩まされる

NIK（Network Integration Kit）
信頼性が要求水準に達していない　平均故障間隔は要求112時間にたいして33時間
また、立ち上げに要求の3倍の時間掛かる

都市型無人地上センサー、戦術無人地上センサー
部隊の状況把握にほとんど貢献せず、行動を起こすにたる情報得られず

#どっちにしろ大規模に実験できて羨ましいことにはかわりがない。

04/12/2010
'The US Is Taking the Reins Out of Our Hands'
Karzai, McChrystal Declare German Deployment Area a Crisis Zone
By Matthias Gebauer and Shoib Najafizada in Kabul
http://www.spiegel.de/international/world/0,1518,688552,00.html
2010年4月11日、カルザイ大統領とマクリスタル大将、クンドゥズ州を訪問し、部族長老らと会合
・現地ドイツ軍には直前まで知らされず。
訪問を受けた基地司令のReinhardt Zudrop大佐は同席するも、ドイツ文民代表はカブール大使館が努力したが
出席できず
・ヘルマンド州Marjahの掃討作戦に先立ち、部族長老との同種の会合が開かれている
・記事は米軍とアフガン治安部隊が大規模な作戦を行う前触れとみている

アフガン北部のドイツ担任地域に米軍大規模増強、5千名とヘリ70機が展開しつつあり
・目的がアフガン治安部隊の訓練のみだと信じる者無し

最近の週、米特殊作戦部隊が毎晩、ドイツ軍基地のごくそばに立ち入っている
・立ち入り自体は通知されるが、誰を拘束・殺害しているかは不明
・米軍ではKunduz南西のChahar Dara地区にいる武装勢力を撃砕すれば、戦力をかなり減じられるとみている

Liberty in New Zealand? Strewth! Well, maybe.
APRIL 14TH, 2010 POSTED BY PHIL EWING
http://militarytimes.com/blogs/scoopdeck/2010/04/14/liberty-in-new-zealand/
ニュージーランド要人の発言を引いて、米軍艦艇のNZ港湾訪問の可能性がわずかに出てきたと書いている

1980年代に核兵器搭載・核動力艦艇の寄港の可能性にNZが反発し、ANZUS条約からNZは事実上、撤退
（米側が防衛義務を停止）した状態が長く続いている

#この他、日本への核持ち込み疑惑で、政府が過去の密約を認めた話などもこのブログは取り上げている

04/12/2010
Taliban Boosted by Foreign Help
German Soldiers Face New Enemy in Kunduz　By Susanne Koelbl
http://www.spiegel.de/international/world/0,1518,688434,00.html
Kunduz州Chahar Dara地区にあるKunduzから西のAynul Majer村
村民はウズベク系アフガン人

同村のイスラム学院で2009年7月11日午後6時に撮影された集合写真をもとに勢力を紹介

写っている者
・Kaham出身の武装勢力指導者Maulvi Ahmed（実名はAsadullah、35才）
・有名な武装勢力指揮官Chahar Dara出身のShamsuddin
・謎のウズベク指揮官（外国戦士を率い、地元勢力に訓練し、資金・武器を与えている）
・写真はプロパガンダ目的で撮影されており、新聞社や通信社に送り付けられている

ウズベキスタン、タジキスタン、チェチェンなどのIslamic Movement of Uzbekistanが
アフガン北部の武装勢力に武器を与え、訓練

Asadullahはタリバンの影のクンドゥズ州知事Mullah Salamが2010年2月にパキスタンで拘束されたのち、
地位を受け継いでいる
・過去数年のアフガン駐留ドイツ連邦軍に対する攻撃の背後にSalamがいたと見られており、
Asadullahは忠実な腹心だった

短銃身のカラシニコフにプラスチック弾倉、TBG-7V（サーモバリック弾頭）などアフガン国内の他の武装勢力
では賄えぬ新式の武装を所持
・国際的なつながり、海外犯罪組織とのコネがないと入手困難
・また、資金面でもタリバン武装勢力には賄えぬ
・湾岸諸国から多額の寄付をえている

続き

米軍は2010年夏までに旅団1個を北部に展開し、続いて精鋭旅団1個を送り込む
・北部地域司令部（マザリシャリフ）は現在、ドイツ軍将官が指揮しているが、米軍人が副司令となる
つまり、米軍が主導することになる

#数字は5千名　アフガン治安部隊の訓練とされた
第82空挺師団の部隊は西部も含めてあちこちに分散している印象だけども

#記事は4月3日にドイツ兵3名が戦死したのをうけて書かれているが
この後、さらにドイツ兵4名が伏撃で戦死している

>>199
U.S. Army Ranger from Ramsey dies during second tour in Afghanistan
By The Associated Press
April 13, 2010, 5:02PM
RAMSEY
http://www.nj.com/news/index.ssf/2010/04/us_army_soldier_from_ramsey_di.html
亡くなった伍長（23歳）
Bergen　County Technical高校を卒業し、2006年7月に入隊
イラク派遣2回、アフガン派遣も今回で2回目だった

遺族は両親

Army Researchers: Why the Kandahar Offensive Could Backfire
By Nathan Hodge April 16, 2010
http://www.wired.com/dangerroom/2010/04/army-researchers-why-the-kandahar-offensive-could-backfire/

カンダハルについてまとめてある公開版調査報告書
http://www.wired.com/images_blogs/dangerroom/2010/04/kandahar-province-survey-report-5-apr-2010-for-isaf.pdf

アンケート調査をして州の状況をまとめ、来る掃討作戦について述べている模様。未読。

>>226　ドイツ首相と国防相はアフガニスタンを訪問。帰路、アイスランドの噴火で欧州空路混乱に巻き込まれたとのこと。
首相は戦死兵3名の現地での葬儀に参列。

#あちらこちらでカルザイ大統領と米政権との関係についての解説記事あり。
南ベトナムのゴ・ディン・ジェムとケネディ政権のときの教訓があるし、代わりになる者は当分見つからない。
内務相、国防相や各州知事などとの関係を強め、カルザイ大統領を外すにも大統領権限は強く限度があるという話。

#キルギスタンの政変でマナス航空基地（正式にはトランジットセンター）の運用で混乱があったのに続いて欧州空路も
混乱。北方経路への影響はどうなんだろう。

Taylor MarshPolitical analyst, commentator, with foreign policy focus
Posted: April 18, 2010 10:10 AM
Sarah Palin Talks to A Defense Expert
http://www.huffingtonpost.com/taylor-marsh/sarah-palin-talks-to-a-de_b_541964.html

米共和党の前回大統領選で副大統領候補だった元アラスカ州知事サラ・ペイリンの
以下の発言について反応しているエントリー
http://www.facebook.com/note.php?note_id=380458453434

F-22生産終了を非難する発言に対して、過去の共和党政権でも計画を打ち切った例は
あることを示し反論。

ペイリン発言はオバマ大統領が、気に入ろうと気にいるまいと、米国は圧倒的な軍事力であり続ける
と語ったことを受けている。

Turning Tables, U.S. Troops Ambush Taliban With Swift and Lethal Results
By C. J. CHIVERS
Published: April 16, 2009
KORANGAL OUTPOST, Afghanistan
http://www.nytimes.com/2009/04/17/world/asia/17afghan.html
>>221　この記事では、米軍小隊が伏撃。武装勢力が基地目がけて撃つのに使っている
谷間反対斜面の稜線上の道で待ち伏せ。稜線上で8名、逃げ延びた武装勢力の兵らが
谷間の岩陰に隠れているのを5名殺害。

この戦闘で遺体から回収した弾薬と銃を記者は実見し、アフガン治安部隊に支給された
弾薬が混じっていることを記事にしている。

America's New Kinder, Gentler Militia
by DINA TEMPLE-RASTON
April 13, 2010
http://www.npr.org/templates/story/story.php?storyId=125862933
米国内の武装民兵の話　かつてのように暴力による政府転覆を目指している団体ではなく
自衛、地産生活、サバイバル、射撃練習などに重点があり、行方不明者が出たら地元当局
の求めを受けて捜索に加わっている例もあると書いている。

#記事は地元警官を殺害し葬儀に警官が集まってきたところを爆殺しようと企てていた
民兵集団が逮捕されたのをうけて取材し書かれたもの

Gates Says U.S. Lacks a Policy to Thwart Iran
By DAVID E. SANGER and THOM SHANKER
Published: April 17, 2010
WASHINGTON
http://www.nytimes.com/2010/04/18/world/middleeast/18iran.html
イランの核開発で外交策が尽きた場合に備えた対応が必要という見解の内部文書をNYTは入手

イランが核兵器の部品をすべて完成させ、かつ、組立ずに保管する場合
イランはNPT加盟のままで、実質的に核兵器保有国となれるとしており、文書はこの点について
懸念を示している

April 18, 2010
Statement by Secretary Robert M. Gates
http://www.defense.gov/releases/release.aspx?releaseid=13463
この記事について、ゲイツ国防長官の声明

>>230 谷の部族長老と米陸軍中隊長

長老は髭を赤く染めている。中隊長はマルチカモを着用。
撤退にあたり、基地内を見せて廻り、燃料と発電機を置いていったと報じられている。
http://www.defense.gov/dodcmsshare/WeekInPhotos/2010-04/hires_100413-A-3603J-041c.jpg

>>228　アンケート結果をまとめてある報告書で、部族相互の関係などに踏み込んでいるわけではない。
スピンボルダックとアルガンダブの数値はきわめて面白い。どの地区でもタリバンはアフガンの
兄弟という見方で共通しており、和解を支持している。

また、カンダハル市内で対面調査を行えている一方、州内の複数の地区では調査自体を行えていない。
つまり、アルガンダブは報道では危険とされているが、さらに僻地で危険な地区があるらしい。しかし、
報告書は具体的にどのように危険なのか（ISAFやアフガン治安部隊が単に展開していないだけか、
それともタリバンの支配が公然化しているのかなど）書いていない。

対面面接にあたってはダリ語とパシュトー語を使ったとあるから、アフガン南部のパシュトン人が圧倒的
多数の地域でもダリ語話者がいるらしい。なお、対象者にあわせて男女の調査員が用意されている。

また、補遺でタリバンの支配下にあるため対面調査ができなかったとされる村が十数くらいあがっている。
このほか、通じる道路にタリバンがいるため行けなかった村もある。さらに村は名前のみで実際には
見つからなかったというのもある。

以前張った、援助が対内乱戦においてどの程度有効なのかに疑問を呈する報告もあるから、今回の
調査報告で職があればタリバンに加わらぬという見方なのは面白い。

>>233
2008年7月13日のWanatの戦いで戦死した中尉の遺族、上官の責任追及を求める声
Families want accountability for Afghan battles
22 dead in 3 battles and 8 officers receive reprimands, but angry families urge further action
By Michelle Tan - Staff writer
Staff writer Dan Lamothe contributed to this report.
Posted : Monday Apr 19, 2010 12:00:16 EDT
http://www.armytimes.com/news/2010/04/army_accountability_041910w/
記事は米陸軍における将官育成、士官の評価、体質などにまで筆を及ばせている
・中尉の父は職業軍人で湾岸戦争にも従軍　2004年に大佐で退役
ヘリ旅団長を経験、主としてAH-1コブラ攻撃ヘリを操縦

#>>230の記事の伏撃から数日後、武装勢力は復讐し、地元長老との約束で面会しにいくこの小隊を伏撃
仕掛け爆弾で兵1名が樹上まで吹き飛ばされて戦死。Wanatの戦いで攻撃を受けた小隊もRanch Houseで
向斜面に夜間砲撃したことや、地元診療所のスタッフの車列を攻撃ヘリが射撃し死傷させたことなどが
報告書に書かれていた。

となれば、分散して駐屯する拠点の指揮官が復讐や懲罰的な攻撃、物理的強制手段に訴えずとも
目的を達成するだけの資源があれば良いのだろうけど。Korengal渓谷から撤退した中隊は部族長老らとの
シューラには出席しなかったそうだけど、部隊の防護を優先して、行動が予測され待ち伏せされるのをさけた
ということなんだろうか。

米海軍では艦長や指揮官を解任し、氏名と大まかな理由を公表するけども、陸軍では稀とこの記事は
書いている。大所帯でもあり、人的結合が集団、組織の要な点も考慮すべきだろうけど。

Taliban takes over Afghan valley
UPDATED ON:
MONDAY, APRIL 19, 2010
21:38 MECCA TIME, 18:38 GMT
http://english.aljazeera.net/news/asia/2010/04/20104196826856839.html
アルジャジーラのQais Azimy、Korengal渓谷にて、米軍撤退後の基地を取材
・登場する武装勢力の者は、米軍は燃料、弾薬を残していったと発言
・一帯をタリバンが支配しており、さらなる攻撃と版図拡大のため基地を使うとの発言を紹介

>>236　AP電　米軍報道官の反応を盛り込んである

Taliban moves onto abandoned U.S. base
By Elizabeth A. Kennedy - The Associated Press
Posted : Monday Apr 19, 2010 14:49:53 EDT
KABUL
http://www.armytimes.com/news/2010/04/ap_afghanistan_041910w/
アフガニスタン東部の報道官T.G. Taylor少佐は、撤退するにさきだち、米軍は主な火点や監視哨を
破壊しており、武装勢力が基地を使おうとするなら、いつでも2個中隊でヘリボーンできると話している

カブール郊外のアフガン国軍施設で爆発あり、米軍兵士1名死亡、数名が負傷

カンダハル州で2009年大統領選挙でカルザイ大統領の選対管理者だった部族長老のFazel Uddin Agha
の甥3名（11才、12才、15才）死亡。警察検問所付近で、ロバの背に仕掛けられた爆弾が遠隔操作で起爆
このほか、警官2名、市民2名が負傷している

アフガン情報機関、首都カブールにて武装勢力の者9名を拘束
4月19日に4名が市東部の地区にて車で移動しているところを拘束
・他の5名は市内のイスラム学校にて拘束　拘束した日時は発表されず
・治安部隊は小銃6、機関銃2、RPGランチャー2、爆薬200kg、自爆ベスト6、車両1を押収
・拘束された者は年齢16才から55才、うち1名はパキスタン人
・パキスタンを拠点とするタリバンの一派の指令を受けており、市内東部で家を借り、
国境をこえて武器を運び込み、自爆攻撃に使う車両を購入する資金を受けていた

・4月8日にカブール郊外検問所で自爆要員5名を拘束したのと関連ある可能性

Military Adjusts to Icelandic Volcano’s Ashfall
By Jim Garamone
American Forces Press Service
WASHINGTON, April 19, 2010
http://www.defense.gov//News/NewsArticle.aspx?ID=58804
>>228
アイルランドからウクライナに至る地域では民間便、軍用便がキャンセル
・英国のミルデンホール、レイクンヒース、ドイツのラムシュタイン、シュパンダーレムに影響
・EuroControlの強制措置で飛行活動は行われていない

アフガンでは戦傷兵の本国輸送飛行ルートが変更されている
・従来はバグラムからドイツのLandstuhl地域医療センターへ運ばれていた
・現在は、バグラム→イラク・Balad→スペイン・ロタで着陸し給油→米本土メリーランド州ワシントンAndrews海空軍共同基地
（Joint Base Andrews-Naval Air Facility)
・この欧州を南で迂回するルートは従来と比べて8時間余計に掛かる
必要あらば空中給油も用いられるが、目下のところ実際に行ったことはない

アフガニスタンへの補給飛行に影響あり、従来は欧州から運んでいた物資を他の補給拠点から運んでいる
・しかし、大半の物資は陸路か海路で運ばれており、これらには影響無し

Planes grounded for 5th day after eruption
By Michael Hoffman - Staff writer
Posted : Monday Apr 19, 2010 18:59:59 EDT
http://www.airforcetimes.com/news/2010/04/airforce_volcano_041910w/
欧州ラムシュタインなどへの飛行便が振り替えるようになってから5日目
・4月16日にラムシュタインは飛行停止
従来は緊急あるいは高度な医療が必要な戦傷兵はラムシュタインで降りてLandstuhlで治療を受けたあと
米国へ送られていた

現在は、スペイン・ロタかMoronで着陸し給油してから米国へ向かうか、無着陸ノンストップで米国へ
向かうようになっている

アフガニスタンへの軍事物資を搭載した航空機はロタ、Moronで着陸し給油
・両基地で需要が増大したため、欧州内の他基地から整備要員や医療スタッフが向かっている
・施設や基盤は備わっているが、人員の応援が必要

4月15日以来、欧州では訓練任務飛行230回以上がキャンセルされている
・飛行場自体は開いている

NATOの演習Brillian ArdentとFrisian Flagも4月15日以来、一旦中断されている

http://www.flightradar24.com/

欧州空路復活した模様。

The Death of the Armor Corps
by Colonel Gian P. Gentile
Posted by Gian Gentile on April 17, 2010 7:59 AM |
http://smallwarsjournal.com/blog/2010/04/the-death-of-the-armor-corps/

http://smallwarsjournal.com/blog/journal/docs-temp/416-gentile.pdf

機甲職種(19K)でも二等軍曹にいたるまでM1戦車の資格を一度も取得していない者が出ている。
旅団戦闘団が諸兵科連合の実弾演習をしたのは最近ではいつだっだろうか。
ブラッドレー砲術訓練のやり方を知らぬ大隊がある。

など、歩兵中心の対内乱戦重視のため、機甲科本来の技能、能力が失われているという警鐘。

ウェストポイント士官学校の歴史教官で現役大佐。内乱戦での軍の限界を指摘する投稿、
chimera of victoryを以前読んだことあり。

#2枚目で第3機甲騎兵連隊は最近、戦車を手放したという記述あり。ストライカー旅団化する改編が
進行しているらしい。

Rage Against the Machines:
Explaining Outcomes in
Counterinsurgency Wars
Jason Lyall and Isaiah Wilson III
http://pantheon.yale.edu/~jml27/YaleWebsite/Research_files/Rage_Final.pdf

機械化により対内乱戦能力が減退したという主張の論文らしい。未読。


http://smallwarsjournal.com/blog/2010/04/on-armor-the-debate/

機甲の能力が失われているという主張をめぐり議論があるブログのまとめ

Volcanic ash forces army to fly wounded British soldier to US
First British fighter wounded in Afghanistan since volcanic eruption unable to come home for treatment
Richard Norton-Taylor
guardian.co.uk, Tuesday 20 April 2010 23.06 BST
http://www.guardian.co.uk/world/2010/apr/20/volcano-wounded-soldier-fly-us
通常ならば英国バーミンガムのSelly Oak病院に運ばれている英軍負傷兵、米国へ輸送されている
・英国空域での飛行禁止が原因
・急を要さぬ負傷兵についてはキプロスのAkrotiriか、スペイン北部のZaragozaに運ばれることもありえる

必要あらば、スペインから英兵数百名と立ち往生した民間人を乗せて英国へ向かっている
HMSアルビオンがアフガンとスペイン経由で繋ぐ定期フェリーとなり、物資や人員を運ぶ

英空軍のC17　1機が現在、スペインの基地にいる

小銃連隊第3大隊戦闘群はアフガニスタン駐留6ヶ月間を終えたが、ヘルマンド州で立ち往生したままの
兵が2百名ほどいる

国防省によると英国空域の防衛と救難捜索活動は、噴火による火山灰の影響を受けていない

General election 2010: Battle-weary soldiers lose appetite for politics
3 Rifles Battle Group has sustained the heaviest losses of any battle group in the army's nine years in Afghanistan
Audrey Gillan
guardian.co.uk, Tuesday 20 April 2010 19.28 BST
http://www.guardian.co.uk/politics/2010/apr/20/general-election-2010-british-soldiers-afghanistan
英陸軍小銃連隊第3大隊戦闘群、配された部隊も含めると6ヶ月間のアフガン駐留で戦死者30名

記事は来る英国総選挙でどの政党を兵は支持するかをみている
政権与党の労働党を支持しない声が多い模様

Commander, 455th Air Expeditionary Wing, U.S. Air Force Brig. Gen. Steven Kwast
April 20, 2010
DOD News Briefing with Brig. Gen. Kwast from Afghanistan
http://www.defense.gov/transcripts/transcript.aspx?transcriptid=4611
バグラム基地から中継記者会見

・Zabul州で墜落したCV-22の機体は回収されず破壊された
・アイスランド火山噴火でアフガンへの補給は落ち込んでいるが、今後取り戻す
・アフガンからの戦死者遺体の輸送は、今までよりも南を飛んでいるが飛行時間は変わらず
・負傷兵の輸送について、医療上の観点からその都度判断しており、イラク・バラドの受け入れ能力なども
考慮
・マクリスタル大将の戦術指針で、対地直協で投下する爆弾数は減った。示威飛行については
増えているところもあれば、減っているところもある。アフガンは村ごと、谷ごとに事情が異なり、現地を知る
地上指揮官の要請によるもの

More-accurate artillery concerns general
By Dan Lamothe - [email protected]
Posted : Tuesday Apr 20, 2010 12:02:55 EDT
http://www.marinecorpstimes.com/news/2010/04/marine_mortars_042010w/

小籌か、浅略か、はたまた……
http://sorceress.raindrop.jp/blog/2009/09/#a001064

米海兵隊将官、シンポジウムにて非国家主体が精密誘導砲弾を入手し、米軍基地を攻撃する
可能性が将来あると懸念

#PGK（迫撃砲弾の信管に誘導翼をつけたもの）について、兵頭二十八さんが
似た話をしているのを思い出す。この記事はもっと一般的だが、実際に迫撃砲弾やロケットで
戦死者が出ていることを書いている。

ただし、グリーンゾーンで死傷者が出た事例については触れていない。

Corps may field infantry auto-rifle this fall
By Dan Lamothe - Staff writer
Posted : Tuesday Apr 20, 2010 12:13:31 EDT
http://www.marinecorpstimes.com/news/2010/04/marine_iar_041910w/
米海兵隊でSAWの一部代替として検討されている歩兵小銃、早ければ今秋に配備
・現在、2010年1月から6月までの予定で試験中
試験結果の検討後に全率生産の決定がおりることを
海兵システム集団（Marine Corps Systems Command)歩兵武器調達担当
Andrew Bianca大佐は望んでいる

歩兵分隊と軽機甲偵察斥候チームのM249SAWを代替する予定で
4100丁を調達、一方、SAWは現行の11381丁から8千丁へ削減されることに

だが、決定にあたってはコンウェイ海兵司令官が納得する必要あり
推進する者は軽量で、銃撃戦で移動しつつ射撃するさい、狙いが良くなると主張
しかし、SAWの200発ベルトの火力を30発弾倉では期待できぬと懸念する向きあり

Marjahでの武装勢力狙撃手の話
http://anchorage.2ch.net/test/read.cgi/army/1261444791/450, 546

April 19, 2010, 1:57 PM
A Firsthand Look at Firefights in Marja
By C.J. CHIVERS
http://atwar.blogs.nytimes.com/2010/04/19/a-firsthand-look-at-firefights-in-marja/
Marjah掃討作戦でのGMLRS誤射について、当時、狙撃を受けていた海兵中隊の動画

武装勢力はリー・エンフィールドやモシン・ナガンなど突撃銃の普及で余剰となった小銃を
使っている。不思議なことにAKやPKにダシュカなどの旧ソ連系火器が一般に見られるのに
SVDはあまり見られぬ。

かつてCIAは80年代に余剰となった小銃をアフガンのムジャヒディンに供与している。

しかし、一般に武装勢力の射撃技量はさほど高くはなく、狙撃手というのも海兵隊が銃撃戦で
普通よりも精度の良い射撃を受けた場合にそう読んでいるだけ。

だが、開豁地を歩いていたアフガン治安部隊兵士が首を撃たれて亡くなっている。海兵隊は
500mから700m先から撃たれたとみており、狙撃とみられる事例はある。

#ジュザイル銃の昔から変わらない。名探偵シャーロック・ホームズの相棒ワトソン医師も
アフガンに出征しジュザイル弾で撃たれている設定。

http://atwar.blogs.nytimes.com/2010/04/02/the-weakness-of-taliban-marksmanship/

>>248　しかし、武装勢力は射撃技量が拙劣でも、仕掛け爆弾と組み合わせ、
普段から米軍の行動を観察し、銃撃を受ければ遮蔽、掩蔽に使う地物の陰に爆弾を
仕掛けておき（感圧式、感圧解放式）、損害を強いていると書いている。

#全体として、タリバンの射撃技量は優良で、生まれついての射撃名人という印象を打破し、
実際に自分が見聞した範囲でデータを揃えて反論している。筆者は米海兵隊出身。

http://www.lonesentry.com/manuals/fm18-5-tank-destroyer/index.html

>>249　敵に関する言説としてみれば、第二次世界大戦における日独軍の評価と
部隊への回覧を思い出す。戦局の推移に応じて揺れているように思える。
http://www.lonesentry.com/intelbulletin/index.html

THURSDAY, APRIL 22, 2010
Cash for Work program employs local Afghan villagers
U.S. Air Force 2nd Lt. Amy Abbott
Kunar Provincial Reconstruction Team Public Affairs
KUNAR PROVINCE, Afghanistan
http://prt-kunar.blogspot.com/2010/04/cash-for-work-program-employs-local.html
アフガニスタン・Kunar州にてPRT（州復興チーム）は道路暗渠に爆弾を仕掛けられるのを防ぐため
格子を取り付けて塞いでいる。

#螺旋鉄条網を使うような話も読んだ覚えがある。

この格子にゴミが詰まって水路が塞がれ、耕地が浸水するようなことが起きている。

そこでCERPを使って、長老を介して地元民を雇用、水路の浚渫をしているという話。

Engineers Deny Enemy Access for IED Placement
135th Mobile Public Affairs Detachment
Story by Sgt. Chad Nelson
Date: 04.22.2010
Posted: 04.22.2010 06:02
CONTINGENCY OPERATING SITE MAREZ, Iraq
http://www.dvidshub.net/?script=news/news_show.php&id=48498
イラクで、ヘスコと螺旋鉄条網を使って応急措置として暗渠（コンクリ土管）を塞いでいたのを金属格子に取り替えている

Afsoc Wrestles With CV-22 Operational Loss
Apr 21, 2010
By Robert Wall
London
2010年4月8日から9日の夜にアフガニスタン南部Zabul州Qalat市から西に7マイルでCV-22が墜落
・機体は着陸地点へ向かう途中
・戦死　軍人3名　民間人1名　戦傷16名　戦死したのはパイロット1、航空機関士1、レンジャー1で
パイロット1名は負傷で助かっている
・機体は第8特殊作戦飛行隊に所属　同隊は戦地派遣2度目で一回目は2009年11月に終えている
・敵の攻撃による撃墜を示す証拠無し
・CV-22としては過去2年で墜落は2度目　実戦中のV-22の墜落はこれが初　V-22としては墜落は
原型機、開発試験機を含めて5機目
・機体は敵手に機密装備がわたらぬよう破壊された

現在、チャフとフレアの搭載数を現行のALE-47ディスペンサーより増加させる取り組みあり
・目標は脅威地域に入るにあたり、予めフレアを放出できるようにする
・このフレアは肉眼では見えぬため機体の存在を暴露せず、地対空ミサイルを欺瞞できる
・Bolディスペンサーを開発（国防総省も使っている）したSaabが改良に当たるとみられる

海兵隊ではJoint Allied Threat Awareness SYstem EWでMV-22の自衛装置改良することを検討
・小火器やRPGといった脅威をこれまでよりも感知できるようにする
・国防総省ではALE-47と交換でき、すでに運用可能な装備をもつ調達メーカーを競争試験に参加するよう選定中

Afghanistan: A Tale of Soldiers and a School
By Joe Klein Thursday, Apr. 15, 201
http://www.time.com/time/world/article/0,8599,1982093-1,00.html
米陸軍第4歩兵師団第　旅団第12歩兵連隊第1大隊D中隊の話
・同大隊はアフガン東部に展開する（#Korengal渓谷から撤退したのもこの旅団の中隊）旅団本体から
南部カンダハル州に分遣されている
・中隊はカンダハル市から西のZHari地区Senjarayを2009年12月にカナダ軍から引き継いで担任

同中隊が町に学校を開こうと（既存のはカナダ軍が作ったが、武装勢力は閉鎖し、爆弾を
建物や周囲に仕掛けた）苦労する話
・連合軍内部の手続き（学校と外哨を近接させては児童が危険にさらされることを懸念）
・一帯の地主は不在が多く、地元軍閥首領に確認するもただ、大丈夫だと言うばかり　土壇場になって
知らぬと言われて慌てて探し出す
・灌漑用水浚渫をしようとすると、地元軍閥首領と警察署長がもっている耕地（町から車でいく距離）の脇の
用水から着手することに決まる
・町の長老らは事業を認めてもらうためパキスタン・クエッタまでゆきタリバン側の了解をとりつけていた
ことが後に判明　条件が雇用される労働者の賃金の5割

などが書かれている

>>253　Gentile大佐の機甲能力再建論議の一環で取り上げられている。
T.E.RicksはCOINの訓練は未だ、機関陸軍に浸透していないのではという見方をしている模様。
面白いのはコメント欄で、TIMEでCOINの訓練を派遣前に受けなかった、我々は突撃隊として
使われると言われていたがうんぬんと大隊副長が引用されているのだけど、その当の少佐を
名のる者が記事に反駁している。
　また、Gentile大佐もコメントを寄せており、2009年のアルガンダブ地区でのストライカー中隊
を扱った記事と同じく、理想に燃える才能ある青年将校がCOIN戦略を行おうとして
上層部の無理解に阻まれたというマスメディアの好きな型に嵌った記事だと難じている。

http://ricks.foreignpolicy.com/posts/2010/04/22/is_the_army_too_focused_on_coin

Pumping Iron in Kabul
Images of Afghanistan's bodybuilders as they compete for the ultimate prize.
BY KAYVAN FARZANEH | APRIL 22, 2010
http://www.foreignpolicy.com/articles/2010/04/22/pumping_iron_in_kabul
アフガニスタンにおけるボディビルダー
・1960年代にアーノルド・シュワルツェネッガーなどで国際的な人気が出てアフガンでも始まる
・タリバン統治時代はジムでは全身を衣服で包み、競技会ではシャツだけしか脱げないなど抑圧される
・2001年以降、復活し全土に広がり、各地で競技会あり
・女性のボディビルジムも全国で1箇所だけあるという噂あれど、誰も知らず

Body-Building in Afghanistan
Life, Liberty, and The Pursuit of Biceps
These men, and others like them, have started a muscle revolution in Afghanistan.
Their thinking: If they can build their bodies, then maybe -- just maybe -- they can rebuild their nation
By: Oliver Broudy, Photographs by: Benjamin Lowy

が引用されている

China Sets Sights On Enhanced Air, Sea Power
by ANTHONY KUHN
EnlargeFrederic J. Brown/AFP/Getty Images
April 22, 2010
http://www.npr.org/templates/story/story.php?storyId=126197206.
中国人民解放軍の軍拡の話
・陸を削減し、海空を増強

陸軍退役将官でChina Arms Control and Disarmament Association
という政府系シンクタンクのXu Guangyu
予算規模では米国に次ぐ2位だが、兵1名あたりでは米国40万ドル、日本20万ドルで中国は7万ドル。
目標を10万ドルとしており、総兵力を230万名から150万名に削減し、年8%の増加を続ければ2019年に達成
するとしている
・この一人当たり額を使っての主張は中国政府が経済規模では世界三位ながら、一人当たりではまだ貧しいと
いうのと軌を一にしている

AN OPEN LETTER OF RECONCILIATION & RESPONSIBILITY TO THE IRAQI PEOPLE
http://org2.democracyinaction.org/o/5966/p/dia/action/public/?action_KEY=2724

April 15th, 2010
Laura Taylor:
VETERANS OF "WIKILEAKS" INCIDENT ANNOUNCE
"LETTER OF RECONCILIATION" TO IRAQIS INJURED IN ATTACK??
http://org2.democracyinaction.org/o/5966/t/9615/p/salsa/web/common/public/content?content_item_KEY=2491

WikiLeaksで公開された2007年7月（#バグダッド東部での）ガンカメラ映像で、写っていた米軍兵士1名と
部隊を同じくする兵士1名によるイラク人遺族に謝罪する手紙

U.S. Soldier on 2007 Apache Attack: What I Saw
By Kim Zetter April 20, 2010 | 3:30 pm |
http://www.wired.com/dangerroom/2010/04/2007-iraq-apache-attack-as-seen-from-the-ground/
にて書かれている。当時の状況を説明し、その上でどう今思っているか、ガンカメラでの兵の会話の説明などが
されている。

#イラク情勢スレにして知る。

April 23, 2010
Navy Names Amphibious Ship for Congressman John Murtha
http://www.defense.gov/releases/release.aspx?releaseid=13478
米海軍、サンアントニオ級揚陸輸送ドック艦10番艦をジョン・マーサと命名
・John Murthaは1974年から2010年に逝去するまで連邦下院議員
海兵隊出身でベトナム戦争に従軍、戦傷章2回、銅星章（戦闘V付）、1990年に大佐で退役

Navy to name LPD 26 for Rep. John Murtha
By Philip Ewing - Staff writer
Posted : Thursday Apr 15, 2010 21:47:55 EDT
http://www.navytimes.com/news/2010/04/navy_murtha_gator_041310w/
これまでサンアントニオ級は米国の都市名がつづいていた
・マブス海軍長官からラフヘッド海軍作戦部長にあてた内部文書にもとづいて報じている

過去に海軍が支持してくれる政治家の名を艦艇につけた例
攻撃原潜Glenard P. Lipscomb、John Warner
弾道潜Henry M. Jackson
空母Carl Vinson、John C. Stennis
ヴィンソンとステニスはともに民主党で南部での人種差別を支持、公民法に反対し、1956年のSouthern Manifesto
に署名するなど、論議の種あり

Updated April 15, 2010
Critics Slam Decision to Name Navy Ship for John Murtha
http://www.foxnews.com/politics/2010/04/15/navy-ship-named-late-rep-murtha-draws-criticism/
マーサ下院議員の場合、イラク戦争を巡る発言、ハディサ事件を巡る発言、汚職疑惑などが論議の種となっている

Army asks to cancel NLOS-LS
By Kate Brannen - Staff writer
Posted : Saturday Apr 24, 2010 11:23:57 EDT
http://www.defensenews.com/story.php?i=4596224&c=AME&s=LAN
米陸軍、NLOS-LSをキャンセル
・最終決定は国防総省調達トップのAshton Carterが下す

理由として記事が挙げているのは
・単体価格の高さ（2011会計年度予算要求で46万6千ドル、メーカーのレイセオン
によると目標数の9942発生産した場合、19万8千ドルまで低減）
・試験成績が振るわぬ
2010年1月26日から2月5日までニューメキシコ州ホワイトサンズミサイル試射場でのflight-limited user test
で6発中4発が命中せず

陸軍は、より安価な弾薬で移動車両を狙える精密射撃能力を求める意向

レイセオンはメールにてキャンセルに失望したと声明し、再開の求められば応じられるよう待機している
と述べている

Army rethinks role of small, remote COPs
By Christopher Bodeen - The Associated Press
Posted : Saturday Apr 24, 2010 9:54:11 EDT
COMBAT OUTPOST SPERA, Afghanistan
http://www.armytimes.com/news/2010/04/ap_army_afghanistan_spera_042410/
アフガニスタン・コースト州戦闘外哨Speraに第101空挺師団第3旅団第33騎兵連隊第1大隊A中隊の1個小隊が駐屯
・同州はパキスタン北西部と隣接、外哨はハカニ派の拠点とされるMiran Shahへ通じる道と涸れ川を瞰制
・通常、1個小隊（20名から30名）が10週間で輪番し、アフガン国軍は1個中隊百名と守る
・外哨の大きさはアメリカンフットボール競技場の半分ほどで、土嚢、天幕、合板の建物がならび、外周は
泥レンガや石を積み上げ、砂を詰めた障壁（#たぶんヘスコのこと）で囲われている
・FOB Salernoからヘリで20分

武装勢力は同外哨に週あたり2、3回攻撃を仕掛けてきている
・主にロケットや小火器によるもので、2010年はじめからの損害はRPG破片による戦傷1名のみ、
この者はほどなく任務復帰する見込み

ハカニ派はコースト州をアフガン国内から切り離し、やがては首都カブールや南部へと達しようと狙っている
とViet Luong大佐（コースト、パクティヤ、パクティカを担任する部隊指揮官）
・同外哨から撤退することあらば、米士官が顧問のアフガン国境警察部隊がかわって入ると、大佐は話す

http://www.clarksvilleonline.com/tag/col-viet-x-luong/　2009年2月5日に第3旅団長に上番
http://www.youtube.com/watch?v=fdfAwDU2qlg　インタビュー動画　1968年テト攻勢当時2歳半でベトナムに一家で住んでいた

>>261　クリント・イーストウッドの映画”グラン・トリノ”ではベトナム戦争で米国移住した山岳民族モンが
登場している。

>>259　米海軍のLCS（高速コルベット）はNLOS-LS以外の沿岸支援火力は57mm砲のみ。
そこで、海軍が開発を継続する可能性はあるという記事

http://www.defense-update.com/features/2010/april/nlos_ls_navy_24042010.html
LCSはコマンドランチモジュールを3つ搭載、合計45発
・ヘリでモジュールごと交換可能

>>255 引用の記事で、女性向けボディビルジムはカブール東部にあり女性が経営しているとある。
女性はアメリカにゆきビスネスを学び、当初は自動車学校とネットカフェをやるつもりだったがジムをはじめ
会員350名（全員女性のみ）。最近、インストラクターが傷を負い、その夫が殺害されて辞めた者が出ている。

アフガニスタンでは戦乱でイランやパキスタンに行き（金持ちは欧州に逃避、持たざるは近隣国へ）
そこから文化を持ち帰ることも多く、ボディビルもそのひとつではと記事はみている。

カブールでは不動産の持ち主がはっきりしておらず、取材を受けたジムでは政府系青年組織のものだった
建物がロケットなどで半壊して残っていたのを改装して使っている。会費は400アフガニ（8ドル相当）。

April 2, 2010
UK troops suffer in Sangin, the most dangerous place in Afghanistan
Tom Coghlan
http://www.timesonline.co.uk/tol/news/uk/article7085036.ece
アフガニスタン南部ヘルマンド州Sanginでは2009年夏から英軍損害急増
・それまでは6ヶ月の駐留期間で平均6名戦死
・しかし、小銃連隊第2大隊戦闘群（2009年夏）では24名戦死、
引き継いだ同第3大隊（2009年9月から）はこれまで29名戦死、百名以上負傷
・2010年3月にSangin内外で9名戦死

英軍Gordon Messenger少将は、仕掛け爆弾の組織を狙って拘束作戦が行われており、
多数の攻撃で仕掛けている武装勢力の者を殺害していると述べる
・また、2009年11月以来、同町にパトロールベース6箇所を設けた

last updated at 18:58 GMT, Tuesday, 20 April 2010 19:58 UK
Third Iraqi al-Qaeda leader killed: Iraqi military
http://news.bbc.co.uk/2/hi/middle_east/8632239.stm
2010年4月18日にアルカイダイラク指導者2名、20日に別の1名が殺害されている

last updated at 15:36 GMT, Friday, 23 April 2010 16:36 UK
Dozens killed in Baghdad in 'revenge al-Qaeda attacks'
http://news.bbc.co.uk/2/hi/middle_east/8639223.stm
2010年4月23日、バグダッドでシーア派地区を中心に一連の爆発、死者58名、負傷者100名を超えている
・爆発の回数は少なくとも6回、報道によっては13回
・爆発は主にシーア派モスク付近で起きている。また、二つはサドル派事務所付近で発生
・標的となったのは複数のモスク、市場、サドル派事務所などでおもにサドルシティ内で起きている
・当局筋はアルカイダイラクの指導者3名を殺害した報復と話している

また、同じ23日にアンバル州Khalidyaでも複数の爆発あり
・警官や裁判官の住居を狙ったものと報じられている

U.S. Faces Choice on New Weapons for Fast Strikes
By DAVID E. SANGER and THOM SHANKER
Published: April 22, 2010
WASHINGTON
http://www.nytimes.com/2010/04/23/world/europe/23strike.html
Prompt Global Strikeの現状
・潜水艦には搭載せず、陸上型
・ロシアの懸念をうけて、このミサイルを1基配備するたびに核ミサイルを1基廃止することが
2週間前にプラハで署名した条約で定められている
・戦略核部隊からは遠くの場所に配備し、ロシアやその他の国々の査察を受ける
・中露が自国の戦略核に対する脅威とみないよう、配備は少数に留める
・ロシアは今後、Prompt Global Strikeや弾道弾防衛について条約交渉を望むだろう
・配備されるとすれば、少なくとも最初に西海岸、おそらくはVandenberg空軍基地になる

オバマ政権は次予算に開発のため2億5千万ドルを盛り込んでいる

国防総省では2014年か15年に初期型を配備するのを望んでいる
・しかし、楽観的な見通しでもミサイル、弾頭、センサー、制御システムなどが揃うのは2017年から20年
で、オバマ大統領に二期目があったとしても政権を終えてから後となる

計画を担当するのは戦略軍（司令官：Kevin P. Chilton空軍大将）

図ではミニットマンを発射、高度35万フィートまで上昇し、超音速グライダーを切り離し、これが
目標まで飛行して通常弾薬を投下している

A Marine General at War
Gen. James Mattis thinks about when, and how, American troops should put their lives at risk.
By John Dickerson
Updated Thursday, April 22, 2010, at 7:10 AM ET
http://www.slate.com/id/2251031
統合戦力軍司令官マティス海兵大将の話
アンバル州に2004年に派遣されたときの準備や、現地で前線に出て回った挿話などを紹介し
対内乱戦についての見解を紹介している
・獰猛たりえるとの自信が自制をもたらすとし、対内乱戦において兵に自制を求める一方で、
獰猛さ、戦闘技量を称揚
・リスクを理解した上で冒すこと、組織に沿わぬ革新者を取り立て、部下にいれば守ることを求める

取材を受けて書斎では、話に応じてあちらこちらの本を取り出しては該当箇所を示して見せた
という下りあり
・イラク侵攻時の第1海兵師団長で連隊長解任事件について、大佐がリスクをとろうとせぬが
解任理由だったと書いている

90th FS return from Guam deployment
Posted 4/23/2010 Updated 4/23/2010
http://www.pacaf.af.mil/news/story.asp?id=123201427
グアムに太平洋軍地域警戒パッケージ（Pacific Commands theater security package)で4ヶ月間、展開していた
アラスカ・エルメンドルフ空軍基地の第90戦闘飛行隊、2010年4月20日に帰還
・同飛行隊の展開は3年前に開隊してから3度目だった

US intervenes in Iraq election row as feared militia waits in wings
Proposed deal would see incumbent and rival split prime ministerial term
By Patrick Cockburn in Arbil
Monday, 26 April 2010
http://www.independent.co.uk/news/world/middle-east/us-intervenes-in-iraq-election-row-as-feared-militia-waits-in-wings-1954224.html
米国、イラク国会選挙後の政局混迷を打破すべく、マリキ首相とアラウィ元首相に首相任期4年を半々に
分ける提案
・2010年8月末のイラク駐留戦闘部隊撤退を予定通りに行えるよう、両派に大連立を提案
・両派支持層は民族・宗派で別れており、連立の障害となっている

現在、バグダッドについて手作業で再開票が行われている
・マリキ首相は再開票で4議席積み増せるとみている
・しかし、アラウィ元首相やサドル派で一旦は当選した候補が落選することになれば受け入れられぬと見ている
・またバグダッド以外の地域でも再開票を求める動きを生じさせており、認められればさらに分裂を深め新政権
発足は遅れる

4月23日金曜日のシーア派地区での連続爆弾事件で
サドル師は、イラク陸軍や警察の正式旅団として政府の統制下でのみ、サドル派民兵マフディー軍団を復活させて
聖廟、モスク、市場、住宅や都市を守ると発言
・死者は72名に達している　2時間のうちに発生し、爆弾や路肩爆弾あわせて少なくとも10発が爆発

4月25日、イラクアルカイダは声明で、指導者2名が殺害されたことを認める

Direct flights to Baghdad resume
First Iraqi Airways plane into Gatwick since UN sanctions on Saddam Hussein in 1990
David Batty
The Guardian, Monday 26 April 2010
http://www.guardian.co.uk/business/2010/apr/26/iraq-airways-flights-gatwick-resume
バグダッド＝ロンドン間のイラク航空便、20年の中断を経て再開
・ロンドンから南46kmのガトウィックとバグダッドを結ぶ
・目下、週2便、日曜と水曜に飛ぶ。バグダッドからの往路はスウェーデンのMalmoを経由　帰路は直通
・1990年、イラクがクウェートに侵攻し国連制裁により断絶していた

AFPによると
再開第一便はアイスランド噴火による欧州空路閉鎖で9日遅れたが、バグダッドから
イラク運輸相 Amer Abduljabbar Ismail とイラク航空社長Kifah Hassanを含む30名が搭乗

April 26, 2010
DOD Announces Replacement Unit for Iraq Rotation
http://www.defense.gov/releases/release.aspx?releaseid=13484
2010年秋に第116騎兵旅団（2700名、アイダホ州、モンタナ州、オレゴンの州兵）、イラク派遣

Freedom Successfully Concludes Historic Maiden Deployment
MONDAY, 26 APRIL 2010 05:46 LT. ED EARLY, USS FREEDOM PUBLIC AFFAIRS
SAN DIEGO
http://www.navycompass.com/index.php?option=com_content&view=article&id=2136:lt-ed-early-uss-freedom-public-affairs&catid=97:naval-base-san-diego-&Itemid=532
米海軍LCS-1フリーダム、2010年4月23日、西海岸サンディゴに到着

#空母カールビンソンは4月12日に到着済み
Carl Vinson Arrives at New Home Port
MONDAY, 12 APRIL 2010 08:00 NAVAL AIR FORCES PUBLIC AFFAIRS
SAN DIEGO

Network kits, vehicles prepare for limited-user test
Apr 23, 2010
By C. Todd Lopez
WASHINGTON (Army News Service, April 22, 2010)
http://www.army.mil/-news/2010/04/23/37829-network-kits-vehicles-prepare-for-limited-user-test/index.html
>>222　NIK（ネットワーク統合キット）について詳しく説明している記事
・多数の無線ネットワークから取得する情報をFBCB2のディスプレイにまとめて表示
・自動で付近のノードと連結してネットワークを構成

きたる限定運用者試験ではMRAP12両（M-ATV　5両、CaimanMRAP　6両、　MaxxPro MRAP　1両）に搭載
・車内ではなく、兵が装備を載せる車台にJTRS GMRや電源装置などを据える
・車内にすでに装備されている無線機のうち3つの機能と重複するから、将来的にはそれらを除いて車内に据える
こともありえる
・或いは車台に据えたままにして、車内の重複する無線機を除いて、車内空間を広く使えるようにすることもありえる

#自動的にノードを探索してネットワークを構成するというのはストライカー装甲車のシステムでも聞いた
ことがある。初度所感報告書で、機能しないと書かれていたと思う。

Corps eyes effort to boost snipers’ range
By Dan Lamothe - Staff writer
Posted : Monday Apr 26, 2010 8:17:46 EDT
http://www.marinecorpstimes.com/news/2010/04/marine_sr21_042610w/
米海兵隊、射程1500mの狙撃銃を求めている
・特殊作戦軍で同様の狙撃銃の選考が開始されており、海兵隊側も注視
・現行のM40は射程800m

特殊作戦軍は3月26日付で、提案要求を発表
・具体的な仕様は連邦政府に登録済みの信頼できる小火器メーカーのみに伝えられている
・当局筋によるとM40、M24、Mk13の代替で射程1500m、全長52インチ以下、各コンポーネント40インチ以下
重量18ポンド以下（5発入弾倉装填時）、レールシステム、工場製弾薬使用、分解2分で持ち運び状態に

小火器メーカーでは1500mまで射程がある狙撃銃を出しているところあり
レミントン：2009年に.300ウィンチェスターマグナム、標準7.62mm弾、.338ラプアマグナムを使える狙撃銃を販売開始
Desert Tactical Arms：2008年にStealth Recon Scout Rifleを発表　.338ラプアマグナムまで撃てる

特殊作戦軍の選考に関心を示している企業は12社あり
FNハースタルUSA、バレットファイアアームズUSAなどが含まれる

STEALTH RECON SCOUT (SRS) .338 LM
http://www.deserttacticalarms.com/stealth-recon-scout-srs-338-lm
ブルパップのボルトアクションライフル

U.S. training Afghan villagers to fight the Taliban
Special Forces enlist Afghans to patrol for unrest
In a controversial experiment, the U.S. military has begun to organize and train village-level security teams
to combat the Taliban in Afghanistan.
By Rajiv Chandrasekaran
Washington Post Staff Writer
Tuesday, April 27, 2010
ARGHANDAB DISTRICT, AFGHANISTAN
http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2010/04/26/AR2010042604215.html
アフガニスタン南部カンダハル州アルガンダブ地区にて、米特殊作戦部隊、村落自警団を養成
・駐アフガンのアイケンベリー大使はアフガン中央政府への支持を弱め、国軍や警察の育成に競合する
ことを懸念し、以前から反対しており、資金拠出せず。国内の国務省スタッフにアフガン政府が後押し
すると決めるまでは支援せぬよう通達
・カルザイ大統領は民兵に転じることを懸念
・アフガンのHanif Atmar内務相は今年はじめは支持する立場だったが、現在では内務省の管理下
にある別の自警団事業（local defense program)の取り組みを支持する姿勢

記者は4月に地区で自警団が結成された村落に入り取材
・特殊作戦部隊は1月半ばに村落に入り、2月後半に自警団を造り訓練開始
・武器供与はせず、給与は団員が復興事業の作業に従事するのについて支払われている
・他にも村落9箇所で試みられている

現在、村落の市場は賑わい、学校は再開、住民が武装勢力の情報を自警団や警察に教える
ようになっている。その結果、武装勢力の攻撃はほぼ止み、過去2ヶ月間、米軍は路肩爆弾に出くわさず

#第2歩兵師団第5旅団の大隊が多数の戦死者を出した地区

Amid outrage over civilian deaths in Pakistan, CIA turns to smaller missiles
By Joby Warrick and Peter Finn
Washington Post Staff Writers
Monday, April 26, 2010
http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2010/04/25/AR2010042503114.html
Correspondent Griff Witte and staff writer Karen DeYoung in Islamabad
and staff researcher Julie Tate in Washington contributed to this report.
スコーピオンというミサイルをプレデターに積んでパキスタン領内で武装勢力攻撃に使っている
という話
ロッキードマーチン製　重量35ポンド。従来のヘルファイア（重量100ポンド）と比べて弾頭威力小さく
付随被害を局限できる

記事自体は、2009年以来、パキスタン領内での無人機攻撃による民間人被害が低下
しているというCIAの話を軸に色々事情を書いてある
・CIAの主張は記事で裏付けられていないが、低減すべく色々手を打っているという書き方

http://www.lockheedmartin.com/products/scorpion/index.html

射程　10海浬以上　重量35ポンド以下　半数必中界1m　全長21.5インチ　直径4.25インチ
シーカー：セミアクティブレーザー、赤外線画像、短波長赤外線、ミリ波がある

ヘルファイアのランチャーには3発つり下げ可能

>>269　サドル派側近やHazem Arrajiが4月23日の金曜日シーア派地区での爆弾事件で
民兵を復活させてモスクなどを守ると発言したことについて、宗派内戦に戻るのではとの
恐れが出ていた

Hazem Arrajiは衛星テレビSharqiyaで
イラク政府は住民を守れておらず、サドル師は彼に支持者を出してイラク警察や
軍と協力し金曜礼拝の場を守るように指示したと発言

しかし、23日遅くにサドル師は公式声明を出し、これが24日に広く周知されている
その声明では聖廟、モスク、祈祷施設や都市を守るためイラク軍や警察の正式部隊として
支持者を提供する用意あり、政府はこの提案を却けるのも自由としている

政府側の反応は今のところ冷淡
マリキ首相のダワ党Ali Alaq
・治安は政府の事項とし、政府には治安のため専門の省庁があるし、要員を選ぶ仕組みもある
・政権樹立のため駆け引きが行われている中での発言であるとも指摘し、政治的な意味合いも
ある

>>271
2,700 guardsmen from northwest going to Iraq
By Rebecca Boone - The Associated Press
Posted : Tuesday Apr 27, 2010 8:13:24 EDT
BOISE, Idaho
http://www.armytimes.com/news/2010/04/ap_guard_idaho_montana_oregon_iraq_042710/
第116騎兵旅団の動員は1年間。
ミシシッピ州Camp Shelbyに出頭、9月17日からおおよそ2ヶ月間訓練を受け、イラクに10ヶ月間の派遣。

2009年秋の通知では3500名が2010年に派遣されるとしていたが、その後、2700名で済むことになった。
・兵員の多くにとってイラク派遣は二度目。一度目は2004年後半に18ヶ月間。

モンタナ州からは第163騎兵連隊、第146前方支援大隊E中隊が動員される
・動員後、第116騎兵旅団に配される

・アイダホ州から1500名、モンタナ州からは500名超が派遣されることになる

Silver Stars for 4 for actions at COP Keating
At least 4 more nominations pending approval
By Michelle Tan - Staff writer
Posted : Tuesday Apr 27, 2010 13:21:20 EDT
http://www.armytimes.com/news/2010/04/army_silverstar_042510w/
2009年10月3日午前6時、アフガニスタン東部Nuristan州Urmol町付近の戦闘外哨Keatingで
米陸軍第4歩兵師団第4旅団第61騎兵連隊第3大隊とアフガン治安部隊が戦闘
・米兵8名戦死、24名負傷

この戦闘での勇敢な行為で4名が銀星章を4月9日に受章。さらに少なくとも4名が銀星章の
審査中

記事は受章理由の記述に基づいて戦闘の経緯を再現

>>266 超音速グライダー、発射から9分後、太平洋上で消失
Pentagon’s Mach 20 Glider Disappears, Whacking ‘Global Strike’ Plans
By Noah Shachtman April 27, 2010 | 4:49 pm |
http://www.wired.com/dangerroom/2010/04/pentagons-mach-20-glider-disappears-whacking-global-strike-plans/
HTV-2、
カリフォルニア州Vandenberg空軍基地から発射し、30分後に4100浬先のクウェゼリンに着水する予定が
ロケットから分離して飛行中にテレメトリー信号途絶。現在、原因を究明中

次の発射試験は2011年に予定されている

ブログARESから以下の報道声明を知る

http://www.darpa.mil/Docs/DARPAFalcon%20HTV-2NewsRelease%20Final.pdf

http://www.darpa.mil/tto/programs/falcon/index.html

Little progress so far in southern Afghanistan
By Anne Flaherty and Anne Gearan - The Associated Press
Associated Press writer Deb Riechmann in Kabul contributed to this report.
Posted : Tuesday Apr 27, 2010 20:14:01 EDT
WASHINGTON
http://www.marinecorpstimes.com/news/2010/04/ap_afghanistan_kandahar_042710/
アフガニスタン南部ヘルマンド州Marjahでは、住民の政府支持を取り付けられていない
・このため、人口8万のMarjahでできぬことをカンダハル州カンダハル（タリバンの発祥地）で
行えるか疑問が生じている
・カンダハル周辺には現在、NATO軍7800名、アフガン治安部隊1万2千名が展開
初夏にはNATO軍部隊は1万1200名まで増加
・市周辺に検問所が設けられ、特殊作戦部隊が迫っている

#2010年8月にラマダン、11月に米中間選挙。英総選挙投票日は5月6日

F-22 Raptor to star at this weekend's air show
01:58 PM PDT on Tuesday, April 27, 2010
By JERRY SOIFER
Special to The Press-Enterprise
F-22、カリフォルニア州March空軍基地にて飛行展示
http://www.march.afrc.af.mil/
http://www.marchfieldairfest.com/

搭乗パイロットDavid M. Skalicky少佐（ラングレー空軍基地）
T-37とT-38で300時間、F-15Cで950時間（2002年から2006年）、その後F-22に移る

>>262
Army may salvage parts of NLOS-LS
By Kate Brannen - Staff writer
Posted : Tuesday Apr 27, 2010 18:45:50 EDT
http://www.armytimes.com/news/2010/04/defense_nlos_042710/
NLOC-LSの開発はミサイル弾体と発射コンテナに別れており、後者について継続する可能性が
あるという記事
・弾体はレイセオン、CLU(Container Launch Unit)はロッキードマーチンが担当

GMLRS、1万発目を引渡し
・ロッキードマーチンは自社開発でGMLRSプラスを進めている
・セミアクティブレーザーシーカーを組み込む可能性を探っている

Iraq-Iran border post: From 'Checkpoint Charlie' to tourist gate?
At a remote Iraq-Iran border post, US forces watch Iranians watch them.
Iran's spy drones circle overhead. But there are plans to make this border
crossing a new gateway for tourism between the two countries.
By Hannah Allam, McClatchy Newspapers / April 27, 2010
Joint Security Station Wahab, Iraq
http://www.csmonitor.com/World/Middle-East/2010/0427/Iraq-Iran-border-post-From-Checkpoint-Charlie-to-tourist-gate
イラン=イラク国境のal Shaab検問所
・北は砂漠、南は湿地
・2007年までは開放されており、イランの支援を受けているシーア派民兵が支配。密輸業者が往来しレース用ラクダや
爆発物を持ち込んでおり、賄賂は民兵組織の懐に入っていた。
・2006年に知事がイラク部隊を派遣し、状況が良からざることを知る
・2008年、マリキ首相の対民兵作戦でイラク治安部隊、地域を回復、米顧問の力もあったこととStaff Brig. Gen. Waleed al Qaisi
・現在は、イラク人の運転する貨物トラックのみの往来。数時間イラン側にいてセメント、レンガなどを積んで帰ってくる。
中には空荷のまま戻るのもあり。イラク・米とイラン双方で運転手を情報源として利用。
・貨物による税関収入は毎週9万5千ドル、年に460万ドル
・地雷を除去し、旅行者に開放する準備を進めている。イラン側は検問所に水と電力を供給するなど、滞るたびに支援
・米顧問チームはイランの影響力増大と、イラク治安部隊が往来の増加に対応できるかを懸念
・2010年1月、検問所の上に白昼、無人機が飛来。米顧問チームが上級部隊に問い合わせたところ、米側の機体ではない。
イランの偵察ドローンと判断。数分後に飛び去る。
・今後数カ月以内に、イラン旅行者に開放される予定

イラン革命防衛隊はバス輸送サービスも行っている
・イラク国内の巨大基地が閉鎖されたのちも、米軍顧問の基地は残ると見られる

米国防総省で、ゲイツ国防長官とイスラエルの国防相、記者会見
BBCにて、ヒズボラがロケット弾・ミサイル能力を向上させていることが取り上げられる。
記者会見ではヒズボラがスカッドを取得した可能性について、直接触れていないとのこと。

#非国家主体による核弾頭運搬手段の取得の初の事例認定を避けたんだろうか。
認定しない方が両国にとって利益になるのか、公開して確証する証拠はまだ無いのか、
そこらは不明。ヒズボラは国家でないのか、どのような組織なのかきちんと定義するのが
そもそも難しいけども。

2006年の第二次レバノン戦争について、イスラエルで書かれ英語に訳されている
34日間　という本があることを知る。

2010年米陸軍近代化指針
http://www.govexec.com/pdfs/042810kp1.pdf

未読。FCS後の装備近代化などが書かれているらしい。

>>289 アフガン戦域に派遣されてくる部隊向けに装備をおき、事前集積装備の中身を改めつつ維持し、
ARFORGEN（ローテーションによる派遣兵力訓練モデル）にあわせて更新すべき装備の定数を決め、
重点装備をさだめ、要求の洗い出しから対策を施すまでの時間を短縮し、と様々な課題があることが
伺える。

装備関係ではdivestmentという言葉が繰り返されている。recapitalizeと並んで使われてる箇所あり。
不要となった装備をどのように、最後に役立てるのかという話らしい。まだ具体的な説明箇所まで至らず。

http://www.youtube.com/watch?v=lGK-XxWS7Ms

http://www.rescuesystem.org/IRSweb/PR_quince.pdf

クインスという災害救助ロボット　上が動画　下が報道発表資料

last updated at 17:18 GMT, Thursday, 29 April 2010 18:18 UK
US navy lifts ban on women submariners
http://news.bbc.co.uk/2/hi/americas/8652180.stm
米海軍、弾道潜と巡航誘導弾潜への女性士官乗組み、解禁
・連邦議会通知から、所定の期間内に異議出ず
・12月31日から潜水艦の艦内禁煙、1993年以来、軍では室内禁煙が施行されている

Navy Policy Will Allow Women To Serve Aboard Submarines
Release Date: 4/29/2010 6:35:00 AM
From Commander, Submarine Forces Public Affairs
NORFOLK, Va (NNS
http://www.navy.mil/search/display.asp?story_id=52954
大西洋と太平洋で各2隻、クルー8組にそれぞれ女性士官3名が配属される
・訓練は15ヶ月間、原子炉学校、原型での訓練、潜水艦士官基礎課程
・SSBNで士官15名、兵140名、SSGNは士官15名、兵144名

Pakistan: Taliban chief survived U.S. strike
By Ishtiaq Mahsud and Munir Ahmed - The Associated Press
Mahsud reported from Dera Ismail Khan.
Posted : Thursday Apr 29, 2010 11:44:51 EDT
ISLAMABAD
http://www.armytimes.com/news/2010/04/ap_pakistan_mehsud_042910/
パキスタンタリバンの指導者Hakimullah Mehsudが2010年1月のミサイル攻撃を生き延びている
との情報あり
・Waliur Rehmanという別の司令官が台頭して、Halkimullahはもはや大物ではなくなっている
というパキスタン上層部筋の話が出てくる
・パキスタンタリバンは指導者の殺害を否定する傾向がこれまでもある

今月のパンツァー
メルカバ4の話　第二次レバノン戦争の下りでは、原稿を縮めたのか、段落のつながりが
おかしいところあり。おそらく、メルカバ4の実戦での運用事例をもう少し、長く書いてあったのだろう。

ヒズボラが船舶用機雷を埋めて戦車などを全損させていたという話、それから、リタニ川の戦闘で
中隊24両を攻撃、11両を損傷させ戦車兵8名が戦死という話など面白い。

砲塔内砲尾にあるレボルバー式弾倉の使い方は文章で良く理解できず。やはり動いているところを
みるほうが早い。

また、60mm迫撃砲は案外精度が高いような話が書かれている。これまでは車体に取り付かれたら
車体が傷つくのを覚悟で自衛で榴弾を打つとか、航空支援などのマーカーや、照明弾などを撃つのに
使うのかと思っていたけど、精度が高いと書かれている。

あちこちの挿絵が丁寧に入っており、画像を分析して手描きの図版を起こしてあるなど、大変わかりやすい。
パワーパックはGDがエンジンをライセンス生産しているが、いわゆるユーロパックで米国の軍事援助予算
を利用して単体価格を安くあげているのかもしれない。

沖縄の第一混成群、旅団化（1900名→2100名）して第15旅団となる。
丸の全国各地の歩兵連隊のあれこれを巡る話をあわせて読むと大変面白い。

April 29, 2010
U.S. Airmen MIA from WWII are Identified
http://www.defense.gov/releases/release.aspx?releaseid=13491
第二次世界大戦中の戦死者の遺骨判明　埋葬される
1944年9月1日、B-24Jリベレーター、パラオ・Koror付近にて爆撃任務中、撃墜される
・僚機によるとBabelthuap島とKoror島の間にて、空中分解し海面に落ちる
・落下傘2が目撃されるも、航空捜索で見つからず。日本が支配している地域だったため
さらなる救助活動できず。乗員11名未帰還。
・戦後、日本側の記録で3名が捕虜となっていたが、死亡したことが判明

1949年、American Graves Registration Serviceは11名の遺体は回収できぬと判断

2000年、Joint POW/MIA Accounting CommandはBabelthaup島で集団埋葬地をつきとめようと
数度にわたり調査
2001年11月、再度調査するも突き止められず
2004年1月、再度調査。発掘を終える直前に、民間の沈没船探査グループ"Bent Prop Project"から
米側記録にある墜落地点から北東4マイルの海底でB-24の残骸を発見したことが伝えられる
JPACのチームが調査し、遺骨を回収
2005年、JPACと米海軍のダイバー、調査し回収
その後、2007年と2008年にも調査し、回収

軍DNA鑑定所（Armed Forces DNA Identification Laboratory)でミトコンドリアDNA鑑定、
遺骨の生物学面での特徴、歯科治療記録、機銃製造番号やIDタグなどの物証から、遺骨の身元判明

8名の身元が判明し、3名は遺族に引渡された。残る5名は4月29日、アーリントン国立墓地に埋葬された

April 27, 2010
Media Availability with Secretary Gates and Israeli Defense Minister Barak from the Pentagon
http://www.defense.gov/transcripts/transcript.aspx?transcriptid=4616
イスラエルのバラク国防相とアメリカのゲイツ国防長官の共同記者会見（国防総省にて）
・イラン核開発、中東和平の及ぼす影響、米国とイスラエルの関係に変調、ヒズボラの能力向上、シリアとトルコの共同演習
など短いながらも、イスラエルを巡る問題が様々出てくる記者会見

#米、中、日関係と、米、中東諸国、イスラエルの関係は対比すると面白いかもしれない。
中国と米国、中国と日本の貿易額、経済的なつながりなど、大きく異なる要素もあるけど
三角関係の一つのあり方として、見るのはけして無駄ではないだろう。

Pakistani smugglers supplying Afghan bombmakers
Tons of ammonium nitrate, a fertilizer that serves as a main ingredient in roadside bombs,
is shipped into Afghanistan where it is banned, as businessmen buy off police and officials.
By Alex Rodriguez, Los Angeles Times
May 1, 2010
Reporting from Peshawar, Pakistan
http://www.latimes.com/news/nationworld/world/asia/la-fg-pakistan-fertilizer-20100501,0,6132806.story
パキスタンからアフガンへのカイバル峠経由の硝安肥料密輸の話
・二晩置きに、トラック1両につき130袋（各110ポンド）　少なくとも12両で車列を組み、
国境を越えたところで仲介業者のトラックへ積み替え　
・トラック1両につき密輸1回で賄賂830ドル　幹線道路沿いのパキスタン警察検問所で妨げられることなく通過
うち4割は警察、のこりは地元当局に支払われている
・月の純益は950ドル
・ペシャワル郊外で定期的に硝安を密輸している同業は少なくとも8社

アフガン国内で仕掛け爆弾1発の炸薬として　使われており、密輸1回で持ち込まれる量85トンは2500発以上に相当
・2009年1月からアフガンでの戦死者602名のうち仕掛け爆弾によるとされるのは361名と、五分の三を占める
・1995年、オクラホマシティーの政府機関庁舎をティモシー・マクベイが爆破するのに使ったことで硝安爆薬は有名
この事件では168名死亡、爆薬量は4800ポンドだった

硝安は2010年1月からアフガン国内では禁止されているが、パキスタンでは合法で国内生産は毎年49万6千トン。
このほか、中国・ドイツ・スウェーデンからも輸入している
・JIEDDO(Joint Improvised Explosive Device Defeat Organization)のKenneth Comerによると
ウズベキスタンやイランでも生産されているが、アフガン国内へもちこまれるのは主にパキスタンから
・米国はパキスタン当局に硝安を禁止し、尿素など爆薬として使いにくいものへ切り替えるよう求めている
・パキスタン側はメーカーが切り替える負担などから否定的

パキスタン国内でのイスラム過激派対策から、硝安肥料の規制を強めるべきという見方が紹介されている
2010年3月、ラホールのAllama Iqbal地区の青果市場で硝安6600ポンドを警察が押収
・この捜査で3名が拘束されているが、3月上旬に50名以上が亡くなった自爆事件に関わりがあるとされる
・生産業者に肥料袋の製造番号の記録を義務付ければ、武装勢力の使う仲介業者が判明するのだがと
ラホール警察上層部のZulfiqar Hameed

April 28, 2010
Afghanistan: the battle for hearts and bullet points
MIchael Evans, Pentagon Correspondent
http://www.timesonline.co.uk/tol/news/world/afghanistan/article7109711.ece
スパゲティのごとき複雑怪奇なパワーポイントスライドの画像がネットででまわっているという話
・軍ではパワーポイント作成は必須で、司令官はVIPが来るたびになんども同じスライドを見るハメになる
・CompanyCommandでイラク勤務のある米陸軍小隊長いわく、仕事はパワーポイント作成

http://www.theaustralian.com.au/news/world/how-powerpoint-and-flow-charts-tell-stanley-mcchrystal-how-afghanistan-war-is-going/story-e6frg6so-1225859221602
にてこのスライドは閲覧できる

アフガニスタンの対内乱戦略で各要素の相互関係を一枚の図にまとめてあるもの

2010年4月のアフガニスタン情勢報告　治安部隊の現況や治安情勢について書かれている模様
http://www.defense.gov/pubs/pdfs/Report_Final_SecDef_04_26_10.pdf

29/04/2010 |
T-50 flies again
Evgeniya Chaykovskaya
http://www.mn.ru/news/20100429/55437494.html
2010年4月29日、モスクワ・Zhukovsky飛行場にてT-50　二度目の飛行試験
・パイロットはSergei Bogdan
・前回1月はKomsomolsk-na-Amurで行われた。今回の飛行では本格的な試験スケジュールが開始される

Tests of dirigibles to use drones, missiles
By Mike Stark - The Associated Press
Posted : Saturday May 1, 2010 9:49:54 EDT
SALT LAKE CITY
http://www.armytimes.com/news/2010/04/ap_army_dirigibles_043010/
レーダー搭載気球（地上に処理局あり）の試験、開始される
・対地巡航誘導弾などを探知
・滞空時間は1ヶ月に及ぶ

last updated at 13:07 GMT, Sunday, 2 May 2010 14:07 UK
Car bomb found in New York's Times Square
http://news.bbc.co.uk/2/hi/americas/8656651.stm
2010年5月1日午後6時半、米国ニューヨークのタイムズスクエアにて、駐車車両から煙が
あがっているのを路上販売していた者が発見
・車両のエンジンは掛かったままで、ハザードランプが点灯していたと当局筋
・周囲立ち入り禁止の上で車内の爆弾が解体される
・プロパンガス、花火、石油燃料、時限装置などからなる爆弾で日産のパスファインダーに積まれていた
・指紋を含む物証を得たと国土安全省のナポリターノ長官

Af-Pak Graduates Arrive in Afghanistan
http://www.youtube.com/watch?v=vSZcj97fQc4
アフガニスタンおよびパキスタン勤務を繰り返す配置”Af-Pak Hands"の第一陣、カブール入り
・現地言語を4ヶ月学び、今後は現地勤務と本国での関係部署配置を繰り返していく予定

#階級は様々で掌軍曹もいれば、佐官もいる。右肩に空軍章をつけてる者もいる。

>>303 時計二つに、クラッカー、プロパンガスボンベ3本、5ガロン入りプラスチック製ガソリン容器2つ、銃砲をしまう
ロッカーの中に肥料　などからなる仕掛け。中で何かが弾ける音がし、車内の内装は燃えたものの爆発に至らず。

パキスタンタリバンがyoutubeに動画を投稿し犯行声明を出しているが、過去にも便乗声明を出したことがある。

警察は車両のエンジンブロックなどの番号から前の持ち主を割り出したほか、取り付けられていたナンバープレートも
追跡し、盗まれた中古車修理工場に午前3時に出向いたとか。この他、現場を撮影した旅行者に動画を見せてもらうため
ヘリで捜査員を送ったり、現場周辺の警備カメラ画像の分析を進めている。

#ティモシー・マクベイはニトロメタンに硝安肥料を原料にする爆薬を使用。
それと比べると詰めは甘い。タイムズスクエアは募兵事務所前で同様の騒ぎが起きたことがある。

05/01/2010
'Hey Man, Good Food'
G-8 Chefs Baffled By Laura Bush's 'Poisoning' Claims
By SPIEGEL Staff
http://www.spiegel.de/international/germany/0,1518,692452,00.html
ローラ・ブッシュ回顧録にて、2008年7月にドイツ・ハイリゲンダムで開催されたG8サミットの
席上、毒を盛られたかもと書いてある下りがあり、これについて当時のホテル料理人に取材して
反駁する記事

#パパブッシュが宮中晩餐会の席上で体調を崩した一件を思い出す

>>300
読んでかいつまんで紹介してある記事
Taliban Bestest At Propaganda
By Greg Grant Friday, April 30th, 2010 10:21 am
http://www.dodbuzz.com/2010/04/30/taliban-think-they-are-on-top/

タリバンとの和解の可能性やタリバン内部で司令官同士の対立があるという
記事はTimesに最近出ている。
また、2010年にパキスタン当局に拘束されたバラダル師に米側が尋問、接触
しはじめたという報道もあり。

これらとDoD報告書の基調を比べるとどういうことなんだろうと思う。

First 100 Days of Deployment Critical to Soldier Survivability
May 2010
By Tristan Plank, Scott Scheff and Angelia Sebok
Tristan Plank is a researcher and Scott Scheff is a principal human factors engineer at HF Designworks Inc. in Boulder, Colo.
Angelia Sebok is a principal human factors engineer at Alion Science and Technology in Boulder.
Both companies supported the DARPA study.
http://www.nationaldefensemagazine.org/archive/2010/May/Pages/First100DaysofDeploymentCriticaltoSoldierSurvivability.aspx
戦地派遣では最初の3ヶ月間に損害の4割が集中、2ヶ月目と三ヶ月目が多い
・6ヶ月目にも損害が多くなる
・10ヶ月目にも損害が増える
・派遣期間後半の損害を抑えるには油断をどう戒め、敵の新たな戦術への対応を戦地で訓練するなどが必要

・最初の三箇月間の損害が多い理由は地元とのつながりが部隊交代で絶たれ、環境と敵の戦術にも馴染んで
いないことが関わっているとみられる
・6ヶ月目の損害増加は海兵隊、海軍、空軍ではさほど顕著でない
・後半で損害が増える期間があるのは疲労、油断、戦術のマンネリ化などが原因であろう

#兵頭二十八の放送形式にて知る　よくまとまっている要約あり

Bombs kill one and injure a hundred in Iraq
Reuters
Sunday, 2 May 2010
http://www.independent.co.uk/news/world/middle-east/bombs-kill-one-and-injure-a-hundred-in-iraq-1960568.html
2010年5月2日、イラク北部モスル付近にてキリスト教徒の大学生が乗るバス付近で車爆弾1、路肩爆弾1が炸裂、
死者1名負傷者100名
・大学生はモスルから40km東のキリスト教徒が多い都市Hamdaniyaからモスルの大学に歌謡途中
・全員がキリスト教徒で、かつてキリスト教徒が標的とされたことがあったためバスで通学するようになっていた

イラクは人口3千万でうちキリスト教徒は推定75万
・アルカイダなどスンニ派武装勢力はシーア派のみならずキリスト教徒、Yazidis、Shabakｓ、その他少数派を標的とすることあり

British military split over plan to move troops to Kandahar
Sceptics oppose Washington strategy to replace Canadian and Dutch forces
By Kim Sengupta in Tallinn
Tuesday, 27 April 2010
http://www.independent.co.uk/news/world/asia/british-military-split-over-plan-to-move-troops-to-kandahar-1955139.html
米国はアフガンの英軍9500名にヘルマンド州からカンダハル州とウルズガン州へ移ることを求めている
・米国は移転を熱望しており、費用のかなりの部分を負担すると申し出ている
・先々週エストニア・タリンで開かれたNATO外相会議でこの案は討議されたが、英国選挙が迫っているため公表されず
・オランダはウルズガン州から、カナダはヘルマンド州からそれぞれ撤退予定
・ヘルマンド州の米軍は現在2万名で更に増える

・英軍トップは反対、一方、英陸軍参謀総長は前向きでアフガンの英軍将官2名は賛成
空軍大将（Air Chief Marshal)Jock Stirrup英軍参謀総長は誤りだと考えている
David Richards陸軍参謀総長は前向きの姿勢で、カンダハルでの任務を除外せず次政権に選択肢を様々用意すべき
Nick Parker中将（ISAF副司令官）と南部司令官Nick Carter少将はマクリスタル大将の要請に応じるべきという立場

・英外交筋はヘルマンド州に注いだこれまでの血財貨を考え、カンダハルへの関与も短期とはならない一方で
英国世論は派遣はどの程度続くのかと疑問を強めていると警告

また、米軍は北部クンドゥズ州に米軍部隊を送ることを検討中
・同州にはドイツ軍4300名が展開する。比較的治安が保たれていたが、ドイツが適切な軍事的手段をとるのを拒絶
したため武装勢力の新たな戦線となりつつあると非難されている

last updated at 08:07 GMT, Monday, 3 May 2010 09:07 UK
Iraq election: Baghdad vote recount under way
http://news.bbc.co.uk/2/hi/middle_east/8657705.stm
イラク・バグダッド州で手作業による再開票始まる
・対象は2百万票で、68議席分　数週間かかる見込み
・マリキ首相の会派は26議席、アラウィ元首相会派は24議席を獲得しているが
再開票でマリキ首相がさらにリードを広げる可能性あり

http://www.csbaonline.org/4Publications/PubLibrary/R.20100303.Littoral_Combat_Sh/R.20100303.Littoral_Combat_Sh.pdf

朝日新聞本日付のインタビューにてCSBAサイトを見に行き、知ったレポートその1
LCSの運用について書かれている模様

またエア・シーバトルという構想を提案しているという下りがインタビューで出てくる。
その構想を説明してあるらしいのが以下。
http://www.csbaonline.org/4Publications/PubLibrary/R.20100219.Why_AirSea_Battle/R.20100219.Why_AirSea_Battle.pdf

Navy League Sea-Air-Space Exposition
Remarks as Delivered by Secretary of Defense Robert M. Gates, Gaylord Convention Center, National Harbor, Maryland,
Monday, May 03, 2010
http://www.defense.gov/speeches/speech.aspx?speechid=1460
米海軍の造艦計画および米海兵隊のEFV(高速水陸両用車）開発に警鐘をならす演説とのこと。未読。

>>313　両用戦能力について、必要ではあるがどのような想定下でどの程度必要なのか問うべきとし、また空母や
強襲揚陸艦、駆逐艦について、他国を圧倒する優位を保っており、二位以下の海軍も多くは同盟国や盟邦である
ことを指摘。
　一方で、米軍の通常戦力の圧倒的優位を前に非対称な手段で覆す、無効にすることを他国は試みており、
その例として対艦弾道弾や巡航弾、静粛潜水艦などの脅威をあげる。また、現在行っている戦争で必要とされる
能力、今後明らかに必要となる沿岸、浅水域での関与や各種の戦争以外の任務への対応も必要と訴える。

そして、現在の建艦計画は予算と比べて過大であり、かりに整備したとしても必要となる能力と調達された能力との
間隙は大きくなる。例えば、SSBN（X）は今後数年の開発予算のみで60億ドル、1隻あたり70億ドルで合計12隻が
予定されているが、今後数年のうちに弾道潜のみで海軍建艦予算の大部分を占めてしまうことになる。

また、現在の戦争では陸軍と海兵隊に負担がかかっており、今後再生し、さらに兵と家族に手当する費用も必要となる。
これらを考え合わせると、30億ドルから60億ドルの駆逐艦、70億ドルの潜水艦、110億ドルの空母を必要とする海軍整備
を米国は本当にまかなえるのか考える必要がある。

重視すべきなのは装備ではなく指揮官育成であり、海軍および海兵隊の若手を艦上、イラク・アフガニスタンの現地、
海軍や海兵隊基地、士官学校でみてきたが、海軍の今後は明るく、彼らの手で国の安全を保てる。

#適当にあちこち継ぎ接ぎまとめ。EFVと空母については特に名指しで言っている下りあり。
また、Air-Sea Battle conceptは有望であり、二十世紀末のエアランドバトルに相当する二十一世紀初頭の
抑止力となる可能性があると述べている箇所あり。

Timesで狙撃の最長距離記録が更新されたという記事あり。

ゲイツ演説、各紙がとりあげる。海軍と海兵隊の兵器開発調達計画の見直しがあると
見ている模様。

#2009年4月の記者会見でEFVは両用戦能力の見直しの中で検討されるような話をしていたけど
具体的な話がさらに続くんだろうか。しかし、水陸両用車はともかくヘリとティルトローターの
調達は続くだろう。MV-22は現在の戦争が行われているアフガニスタンでもイラクでも運用実績あり。

>>286
End of missile program may force LCS overhaul
By Philip Ewing - Staff writer
Posted : Monday May 3, 2010 16:12:00 EDT
http://www.navytimes.com/news/2010/05/navy_nlos_050310w/
米海軍ではNLOS-LSを小型高速艇による群集攻撃をのけるのに頼みとしており、
両型とも専用の区画を設けてあった
・海軍シースステムコマンドではLCSが作戦可能となるまでにNLOSが仕上がると
頼みとしていた

では今後どうなるかは有料版にてどうぞ、というティーザー記事

#つまり、現時点では他で報じられていないんだろうか。

May 2, 2010
Hotshot sniper in one-and-a-half mile double kill
Michael Smith
http://www.timesonline.co.uk/tol/news/world/afghanistan/article7113916.ece
2009年11月　ヘルマンド州ムサカラ南方にて
宮中騎兵連隊　Craig Harrison伍長（Corporal of Horse)　Glouchestershire出身
妻Tanya、娘Dani（16才）
スポッター　Trooper Cliff　O'Farrell
使用　L115A3小銃
距離　8120フィート（1.54マイル）
これまでの記録　2002年3月　カナダ軍の兵が7972フィート
（パトリシア王女カナダ軽歩兵連隊　Rob Furlong伍長、12.7mm マクミランTAC-50）

Harrison伍長らはジャッカル4×4に乗り、アフガン国軍パトロール部隊を援護
・アフガン国軍と伍長の指揮官が敵の攻撃を受けるのが遠くの稜線から見えた
・武装勢力が使っている家屋敷を照準装置で覗くと、中庭を戦士二人が駆け過ぎるのがみえた
・敵二名はPKM機関銃を推進し、指揮官の車両（wagon)に撃ちかける
・天候穏やか、無風、視界良好で二脚を家屋敷の壁に立てまず銃手、次に脇の者、
それから機銃自体をそれぞれ一発で撃つ

数週間後、ヘルメット右耳後ろに銃弾が当たり頭蓋でそれて天辺から抜け、
胸のストラップにさらに二発が命中して抜けているが助かっている
・乗っていた車両には弾が36箇所命中

その後、乗っていた車両が仕掛け爆弾に遭い両腕を骨折
治療のため英国に帰国　本人は治癒後前線に戻ることを望んでいる
・記録を塗り替えたと気づいたのは9日前、英国の兵舎に戻ったとき

アキュラシーインターナショナルのTom Irwin
L115A3狙撃銃は4912フィート以遠でもかなり正確だが、幸運もかなり関わってくる

L115A3狙撃銃
口径　8.59mm　7.62mmよりも重い
アフガニスタンには2008年5月から配備
600mまで初弾命中　1100mまで擾乱射撃可能
http://www.army.mod.uk/equipment/support-weapons/1459.aspx

#たぶん、修正クリック数を風速や湿度、温度、レーザーレンジファインダーで距離を測定し
自動入力するPDAツールを使っていたのかも。射撃機会が得られれば修正を暗算する
必要が無くなる。

記事はヘルマンド州Sanginで英兵を狙う狙撃手がいるという話を繰り返している

>>317訂正
http://en.wikipedia.org/wiki/Corporal_of_Horse
によると、Harrisonの階級は伍長ではなく軍曹

last updated at 08:17 GMT, Wednesday, 5 May 2010 09:17 UK
Afghan militants attack government buildings
http://news.bbc.co.uk/2/hi/south_asia/8661674.stm
アフガニスタン南西部の都市Nimrozにて、政府庁舎を武装勢力が襲撃、警察と交戦中
・武装勢力は爆弾多数を炸裂させており、知事邸の外では自爆2件
・武装勢力と治安部隊はなおも銃撃を交わしている
・Nimroz州知事Ghulam Dastagir AzadがAFPに語ったところでは、これまでに爆発7回
・警察は州議会、州裁判所を含む5、6箇所で武装勢力と交戦している

>>305　容疑者、JFK空港でエミレーツ航空ドバイ便に乗ってタキシングを始めたところで呼び戻されて逮捕される。

爆弾の図解が最後にあり
http://news.bbc.co.uk/2/hi/americas/8661360.stm
時計二つ、ガソリン入り容器二つ（各5ガロン）、プロパンガス三つ（各20ガロン）、M-88爆薬を二箇所に金属容器
などに入れてあり、段ボール箱の中に金属製の銃砲を仕舞う金庫を入れ、その中に250ポンドの尿素系肥料と
M-88爆薬、それから圧力鍋

#尿素から爆薬を作れるとは知らなかった。

容疑者
パキスタン生まれで米国に帰化した市民で男性30歳
米国の大学を卒業、後に学校に戻って修士もとっている
パキスタンに度々旅行

1993年日産パスファインダーを1300ドルで前の持ち主から最近買い、その時に法的手続きはせずに
済ませたが、携帯電話を前の持ち主が控えており、そこから逮捕に結びついたという話

Al-Maliki to lose job in new agreement
By Patrick Cockburn
Thursday, 6 May 2010
http://www.independent.co.uk/news/world/middle-east/almaliki-to-lose-job-in-new-agreement-1964508.html
マリキ首相の法治国家連合とシーア派のイラク国家連合（サドル師派含む）が合意に達したとのこと
・この合意でマリキ首相の続投はなくなった模様

#以下議席数の計算だけ原文と変えてある
http://en.wikipedia.org/wiki/Iraqi_parliamentary_election,_2010

議席数は両会派あわせて159議席で総議席数325議席の過半数163議席には4足りないが、
クルド政党会派43議席も計算に入れられている

スンニ派を政権から締め出す形になるゆえ、アラウィ元首相の会派の少なくとも一部の協力取り付けを
狙うものと思われる
・しかし閣僚ポストの数にも限りあり、いずれにせよアラウィ支持者は失望するだろう

North Waziristan: Terrorism's new hub?
By Ahmed Rashid
Wednesday, May 5, 2010
LAHORE, PAKISTAN
http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2010/05/04/AR2010050402601.html
米国ニューヨーク中心部タイムズスクエアでの自動車爆弾未遂事件を受けて”タリバン”の筆者が寄稿
・北ワジリスタンは魑魅魍魎の巣と化しており、パキスタンタリバン指導者Baitullah Mehsudが死んだあとは
Jalaluddin Haqqaniにすら支配できなくなっている、とある
・中央アジアやチェチェンの集団、ラシュカレ・タイバ、パンジャブ過激派の分派などが北ワジリスタンで活動
・元ISI将校でアルカイダやタリバン寄りのKhalid Khawajaが先週、遺体で発見されている

一方、パキスタン軍はインド国境で5万名規模の演習を行い、主敵はインドという姿勢を変えていない
・北部辺境では国内難民25万名が発生し、軍が難民に対処し、人道救援、復興、補給線を維持しているが
文民政府の力なければならぬ。文民の保持・建設がなければ対テロは無意味。

#Ahmed Rashidのタリバンは改訂版が4月に出たとのこと

The President on Times Square: "But as Americans, and as a Nation, We Will Not Be Terrorized"
Posted by Jesse Lee on May 04, 2010 at 01:02 PM EDT
http://www.whitehouse.gov/blog/2010/05/04/president-times-square-americans-and-a-nation-we-will-not-be-terrorized

May 04, 2010
Statement By The Press Secretary
http://www.whitehouse.gov/the-press-office/statement-press-secretary-0
タイムズスクエア爆弾未遂事件について、状況説明を受けていたこと、および容疑者逮捕を知らされたこと

May 04, 2010
Statement by the Press Secretary
http://www.whitehouse.gov/the-press-office/statement-press-secretary-1
最初に不審な車両を発見した路上販売人二名と、対応した警官二名に感謝の電話

Director slammed for 'white-out' of legendary Gallipoli sniper Billy Sing
Rowan Callick, Asia-Pacific editor From: The Australian May 06, 2010 12:00AM
第一次世界大戦のオスマントルコ・ガリポリ半島での上陸作戦で狙撃手として名を馳せた
中国系豪州人Billy SingがTVシリーズ化されるが、白人俳優が演じるというので騒ぎになっている
・The Legend of Billy Sing（90分3回）で監督は Geoff Davis。子息JoshをBilly Sing役に据えている

Billy Sing
1886年　クイーンズランド州Clermaontに上海系の父と英国系の母の間に生まれる
Prosperpineへ移る　クリケット、カンガルー狩りに熱心で、地元の射撃クラブで腕利きとなる

第5軽騎兵連隊に兵卒として入隊、ガリポリで確認戦果201名、
ビクトリア十字章に次ぐ殊勲章（Distinguished Conduct Medal)をえる

スポッターのIon Idriessは後に文筆業で成功、トルコ側が送り込んだ狙撃手Abdul the Terribleと
の対決に勝利する様を描いている

1943年、South Brisbaneのboarding houseで死去　枕元には5シリングを残していた

Fightback ruled out for troops
Mark Dodd From: The Australian May 03, 2010 12:00AM
2009年8月にイスラム過激派とされるメルボルンの男性4名が、シドニー南西の
豪州軍基地襲撃を企てていたとして逮捕されている

この件で、政権はテロリストに基地が襲撃された場合の対応の検討を進めており
現在のところ、軍人が武器で対応することは認められておらず、警察の応援を
仰ぐ必要があるという記事

Air Force takes delivery of two Wedgetail Early Warning and Control aircraft
Mark Dodd From: The Australian May 05, 2010 5:40PM
豪州空軍、ウェッジテイル早期警戒・空中指揮機2機を正式に受領
・機体は双発のボーイング737　背中に細長いレーダーを載せている　指揮要員14名が搭乗
・2010年中にさらに3機、2011年第一四半期に最後の1機を受領予定

ウェッジテイルはトルコ、韓国も導入予定

>>319 gigazineに記事出る。
By DAVID WILLETTS, Defence Correspondent
Published: 03 May 2010
http://www.thesun.co.uk/sol/homepage/news/campaigns/our_boys/2956579/Sniper-Craig-Harrison-kills-2-Taliban-from-a-record-154miles.html

ジャッカル4両で、徒歩のアフガン治安部隊とパトロール中、ムサカラ南方で伏撃を受ける
中隊長Andrew Jelinek大尉は前進し、支援しようとしたが、車両がはまり、射撃に晒される
軍曹は稜線に停車しており、壁に狙撃銃を托して射撃

このジャッカルについては、今書店に並んでいるパンツァーに画像と説明あり

200 enhanced Jackal 2 and Coyote vehicles on order
2009年4月21日
http://www.army.mod.uk/news/13932.aspx
こちらに動画あり

last updated at 07:07 GMT, Wednesday, 22 April 2009 08:07 UK
Drive in new army patrol vehicle
Daniel Emery
http://news.bbc.co.uk/2/hi/technology/8011555.stm
こちらにも動画あり

Deep dive
Self-inflicted attack sub cuts cripple America’s sea superiority
BY LANCE M. BACON
http://www.armedforcesjournal.com/2010/05/4583999

>>314　米海軍の攻撃原潜の隻数について
今後30年の建艦計画で減勢が、各戦域司令官ら（combat commander)の緊急必要隻数10隻を
維持できなくなるまでは猶予がある。
SSBN(X)について、建造予算を別枠とするか、無人潜水艇の導入を進めることである程度は
対処できるのではという話。

英総選挙、過半数を制する党無し。保守党、労働党、自由民主党の順。保守と労働、それぞれが自民と連立を
探る展開。

LATimes、パキスタンでの米無人機、目標の姓名知らずとも上空から監視し脅威と判断すれば
攻撃するのが認められていたという話。それまでは標的リストに名がある者のみを攻撃していた。

http://news.bbc.co.uk/1/shared/election2010/results/default.stm

>>314 米海兵隊、EFV(Expeditionary Fighting Vehicle)をお披露目
Corps shows off long-delayed EFV
By Amy McCullough - Staff writer
Posted : Thursday May 6, 2010 19:48:16 EDT
MARINE CORPS BASE QUANTICO, Va.
http://www.marinecorpstimes.com/news/2010/05/marine_efv_rollout_050410/
2010年5月6日、バージニア州海兵隊博物館（National Museum of the Marine Corps）にて
お披露目
・水上　時速23から29マイル、陸上　時速40マイル超
30mm機関砲搭載、RPGや仕掛け爆弾に耐える生存性、車内空調、快適座席、海兵と装備を積むに十分な空間あり
・海兵隊では573両の調達を希望

原型は7タイプ
・クアンティコで披露されたタイプ、
5月3日にオハイオ州Limaのゼネラルダイナミックス社施設でロールアウトしたタイプ、
来週にロールアウトするタイプなどあり

試験はカリフォルニア州Camp Pendletonで行われる
・6月に最初のタイプを受領、7月から10月に残りをうけとり試験
・試験は500時間、夏に開始し、12月に終わる予定

EFVは2007年に開発計画を一時中止し、開発・実証段階をやりなおしている
・これで費用が10億ドル余計にかかった
・設計変更は数百箇所に及んだ

Gates: Define future role of Marine Corps
By John T. Bennett - Staff writer
Posted : Saturday May 8, 2010 9:48:35 EDT
FORT LEAVENWORTH, KAN.
http://www.marinecorpstimes.com/news/2010/05/defense_gates_fcs_usmc_050710w/
FCSキャンセルをうけて米陸軍が進めている戦闘車両について
開発が7年間は長すぎる。国防総省はMRAPを1年で構想から全率生産まで進めた。
少しは縮められるだろう

コンウェイ海兵隊総司令官の後任人事
・候補者に、今後の海兵隊をどう構想しているかを問うている
・ゲイツは仮想敵が、ますます高性能な武器を配備するようになる中、米海兵隊はどこに上陸作戦を
行うのか分からぬと発言している
・海兵隊を常に必要としており、上陸戦能力が一定程度必要なのは確かだとも話している

建艦計画
建造費用を削減しない限り、313隻態勢は実現できぬ
外国の造船所で米艦艇を建造するような事態は望んでいない

#コンウェイ海兵隊総司令官は2006年11月14日に就任
http://www.military.com/NewsContent/0,13319,118890,00.html

Armed tankers about ready to deploy
Missile tests next stage in development process
By Amy McCullough - Staff writer
Posted : Saturday May 8, 2010 9:38:34 EDT
http://www.marinecorpstimes.com/news/2010/05/marine_tankers_050810w/
ハーベストホーク（KC-130J用を簡易にガンシップ化するパッケージ）、今夏にも展開可能となる
・TSS(Target Sight System）の評価は4月10日、メリーランド州パタクセントリバーにて終わる
・5月にカリフォルニア州チャイナレイクで3週間の予定で兵装試験
古い戦車やトラックなどにヘルファイアを撃つ

TSSは広視界・赤外線マルチセンサーで、機内のコンソール二つに接続
・AH-1Zコブラにも搭載予定であり、異なる機種間で情報のやりとりが可能となる

米特殊作戦軍が開発したStandoff Precision Guided Munition sysytemの試験と装備も予定
・機体後部ランプから、レーザー誘導弾薬10発を投下するもの

米海兵隊ではハーベストホークを9パッケージ調達。KC-130Jの現役3個飛行隊に3つずつ配備
・予備役飛行隊2個はJ型をまだ装備していない。ハーベストホークは配備しないが、訓練は受ける
・最初に第352空中給油輸送飛行隊（カリフォルニア州ミラマー海兵航空基地）が3個受領
機体もパッケージを取り付けられるよう改良される

Taliban threatens new attacks in Afghanistan
By Deb Riechmann - The Associated Press
Posted : Saturday May 8, 2010 10:55:27 EDT
BAGRAM AIR FIELD, Afghanistan
http://www.marinecorpstimes.com/news/2010/05/ap_taliban_threats_060810/
タリバン、来週にアフガン全土で攻勢を発動すると予告
・政府当局者暗殺、路肩爆弾、外国人および支援する者に対する特攻攻撃（suicide attack、自爆ベストをまとって
襲撃するのを指す）
・ワルダク国防相はタリバン司令官の多くはパキスタン側にいるとの情報をえており、タリバンに全土で
攻撃を繰り広げる能力があるか疑問と言明
・カルザイ大統領、来週、ワシントン訪問　タリバンとの和解を進めるにあたり政治的な支援取り付けを
はかると見られていた
・訪問に先立ち、ワシントン・ポストに寄稿　支援の継続を訴え、夜間強襲と家屋捜索をやめるよう求めている
・現在、アフガニスタンを米民主党下院議長ナンシー・ペロシらが訪問中
カルザイ大統領との会談のほか、性的暴行を受けた女性を支援するアフガン女性、アフガン派遣で現地女性と
交渉する女性海兵、職業訓練をうけているアフガン女性らと面会する予定

カンダハルでの連合軍作戦に先立ち、武装勢力は攻撃を活発化させている
・アルガンダブにて地区副長で元警察署長のManan　Khanが護衛2名とともに5月7日の夜殺害される
・5月8日、タリバンが攻撃声明

一方、イラン国内でアフガン難民がイラン当局に収監されて虐待されているという報道について
アフガンは高官を調査に送ることを決定と同外務省
・具体的に誰がゆくかは未定

#アフマディネジャド大統領のカブール訪問はあったけども、ともかくワシントン訪問が実現するところまで漕ぎ着けた。
するとタリバンが手を打ってきたということ？

Meet the New Frontline Bloggers: Security Contractors
By Noah Shachtman May 6, 2010 | 9:54 am
http://www.wired.com/dangerroom/2010/05/meet-the-new-frontline-bloggers-security-contractors/
民間軍事企業の経営者や武装警護員がアフガンでブログを書いている
・かつては、軍人が戦地派遣中に書いたモノが多くあったが、今では多くが消えている


http://kandahardiary.wordpress.com/
http://freerangeinternational.com/blog/
http://knightsofafghanistan.blogspot.com/

Schwartz: No light attack aircraft in combat
Air Force plans to buy 30 of the planes to train allied forces
By Michael Hoffman - Staff writer
Posted : Friday May 7, 2010 12:38:44 EDT
http://www.airforcetimes.com/news/2010/05/airforce_irregular_warfare_050710/
米空軍参謀総長シュワルツ大将、COIN機は外国空軍の教官を担当するパイロットの訓練用で
米空軍は直協任務でCOIN機をアフガンやイラクで飛ばすことはないと発言

2012年末までに軽輸送・軽攻撃機、30機を調達し、外国空軍の訓練に用いる
・イラクやアフガンなどが空軍を立ち上げるのを支援するのにCOIN機を調達
・訓練終了後に、外国空軍にそのまま機体を引き渡すことはないが、外国側で希望順位の
高い装備とはなるだろう

・米空軍は近接航空支援をする機体はすでにもっており、必要を満たせる

May 07, 2010
DOD Identifies Army Casualty
http://www.defense.gov/releases/release.aspx?releaseid=13510
米陸軍第4歩兵師団第4旅団第12歩兵連隊第2大隊
Eric M. Finniginam特技兵（ミクロネシア連邦Colonia出身、26才）

2010年5月1日、FOB　Blessingにて部隊が敵の砲火にさらされて受けた負傷により亡くなる。

#FOB Blessingはhttp://www.globalsecurity.org/military/facility/fob_blessing.htm
アフガニスタン東部Kunar州にある

05/07/2010
Nuclear Proliferation in Latin America
Is Brazil Developing the Bomb?
By Hans Ruhle
http://www.spiegel.de/international/world/0,1518,693336,00.html
ブラジルは原潜開発を進めているが、原潜の核燃料は高濃度ウランで
核兵器にも転用可能。原潜建造施設へのIAEA検査官の立入りをブラジルは
認めておらず、疑念があるとする記事

Chinese navy's new strategy in action
http://www.iiss.org/publications/strategic-comments/past-issues/volume-16-2010/may/chinese-navys-new-strategy-in-action/
中国人民解放軍海軍の宮古島と沖縄本島間の公海を通過した件について、南シナ海の沿岸諸国が係争している諸島
を巡るベトナムと中国の対立から東海艦隊、北海艦隊を動員したとみている記事
かつてのように、北海、東海、南海艦隊が別々に運用される時代から、遠洋への海洋投射に向けて統合された運用へ
踏み出しているとみている。

統合幕僚監部の報道発表資料
この記事で東海艦隊とされる艦艇群の通過　帰路では一団となって隊形を組み航行している画像あり
http://www.mod.go.jp/jso/press2010/press_pdf/p20100413.pdf
http://www.mod.go.jp/jso/press2010/press_pdf/p20100422_2.pdf

北海艦隊とされる艦艇群の通過
http://www.mod.go.jp/jso/press2010/press_pdf/p20100319.pdf

#二回目の艦隊は沖ノ鳥島のあたりで演習したという報道があったが、この記事では日本発の艦隊通過の報道で
ベトナムの漁船は中国警備艇を取り巻いていたのが一夜にして姿を消し、中国艦隊は南シナ海に入らず
台湾から東の海域でとっさに演習したとある。

#Best Defenseで知る。

Exum on a political strategy for Afghanistan and Brooks on COIN
Posted By Thomas E. Ricks Friday, May 7, 2010 - 10:58 AM
http://ricks.foreignpolicy.com/posts/2010/05/07/exum_on_a_political_strategy_for_afghanistan_and_brooks_on_coin
アフガニスタン戦争での米国の政治戦略の担い手について不協和音ありとみている
・マクリスタル司令官とアイケンベリー大使は対立　いずれかが去るべきだろう
両者の不和をたださぬ点でオバマ政権を難じる
・ホルブルック特使も去るべき　Labor Day（2010年は9月6日）までに去ると予想

とりあげられているCNAS　Andrew Exumの論考
Leverage:
Designing a Political Campaign for Afghanistan
http://www.cnas.org/files/documents/publications/CNAS_Leverage_Exum_1.pdf

Reality Check on Futenma Relocation
Posted on Tuesday, April 27, 2010
by Sheila A. Smith
http://blogs.cfr.org/asia/2010/04/27/reality-check-on-futenma-relocation/
普天間移設問題について　沖縄の政治状況をみて県外移設の選択肢を日米両政府は用意すべきと
している記事

05/05/2010
Eric Breininger's Death
The Memoirs of a German Jihadist
By Yassin Musharbash
http://www.spiegel.de/international/germany/0,1518,693216,00.html
ドイツ生まれでイスラムに改宗した過激派でワジリスタンでパキスタン軍と交戦中に死亡した者の話
ネットに自伝とされる文章が流れている。German Taliban Mujahedeenという新たな集団が
設立された背景を明かす下りがあるとのこと

05/03/2010
Homegrown Terrorists
German Jihadist Eric Breininger Killed in Pakistan, Group Claims
By Yassin Musharbash
http://www.spiegel.de/international/world/0,1518,692673,00.html

Eisenhower Library
Remarks as Delivered by Secretary of Defense Robert M. Gates, Abilene, KS, Saturday, May 08, 2010
http://www.defense.gov/speeches/speech.aspx?speechid=1467
国防予算の節減のため、従来の大型開発・調達計画（C-17生産終了とF-35の代替エンジンを明言）にくわえて
軍上層部の司令部や国防総省官房上層部などで無駄なポストを削減を訴えている

演説ではアイゼンハワーの功績として、軍産複合体が必要だとしつつも、1ペニー足りとも必要以上に使わぬ姿勢で
あったこと、大統領として中東やベトナムへの介入を求める声に抗したことを称賛

末尾で前任ラムズフェルド国防長官が2001年9月10日にした演説から引用し、節減を推し進めようとした先行者
として称えている

#アイゼンハワーは欧州総反攻で癖のある司令官をまとめ上げた者としても触れられている
最近、ペトレアス中央軍司令官の大統領選出馬の可能性が取りざたされることがあるのを想起させる

Ground Combat Vehicle may be tracked
By Matthew Cox - Staff writer
Posted : Monday May 10, 2010 6:42:38 EDT
http://www.armytimes.com/news/2010/05/army_modernization_050810w/
GCV、メーカー各社の設計提案の提出期限は5月21日
・4月29日に参謀次長Robert P. Lennox中将が記者団に語ったところではGCVは装軌になる見込み

NLOS-LSキャンセルについて
精密火力は他にもGMRLS、JDAM、ヘルファイア、エクスカリバー（155mm誘導砲弾）とある
・これまでもMULE、ファイアスカウト無人ヘリをキャンセルしている

Army aviation begins ‘toughest time’
By Kate Brannen - Staff writer
Posted : Monday May 10, 2010 7:00:02 EDT
http://www.armytimes.com/news/2010/05/army_helos_051010w/
2010年夏には、米陸軍ヘリ旅団6個+が戦地派遣
・アフガニスタンへは1年前の1個旅団から、今夏には3個+となる
・近年、イラクとアフガンあわせて4個旅団態勢
・国防総省では2015年までの派遣予定を計画ずみ

野戦救急ヘリ飛行隊は現在、12個
・州兵7個と現役2個増設（それぞれ、第12ヘリ旅団、第13ヘリ旅団の麾下となる）
・飛行隊あたりの機数を12機から3機増やして15機へ

アフガニスタンの救急ヘリは15機から39機へ増えており、さらに60機まで増やす
・ゲイツ国防長官は負傷兵を1時間以内に輸送するよう陸軍に求めている

ヘリの運用にも変化
・これまでヘリ旅団の派遣と帰還にあわせてヘリも動いていたが、今では一部を持ち込むものの
その他は現地で受け取る

第12ヘリ旅団は既存部隊を編合して編成中
・旅団本部はアラスカ州Fort Wainwrightで、麾下部隊はテキサス州フォートフッド、ワシントン州フォートルイスにあり
・同旅団の駐屯地を陸軍上層部は検討中で、派遣後に決まる見込み

第13ヘリ旅団は一から編成する　予算は66億ドル　アパッチ大隊（attack armed reconnaissance battalion)2個の
大型ヘリ旅団（heavy CAB)となる

各ヘリ旅団は兵員2700名、ヘリ120機（軽、中、大型）を装備

アフガン向け部隊の装備軽量化の話

FNSCAR　最終マイルストーンに到達
The FN SCAR Reaches FINAL Milestone
ARMY NEWS ? BY EDITOR ON MAY 10, 2010 AT 5:01 AM
http://www.defencetalk.com/the-fn-scar-reaches-final-milestone-26225/
SCAR　Mk16、Mk17とEGLM Mk13の生産と配備が認可される

Mk16は5.56mm弾、Mk17は7.62mm弾　EGLMは擲弾発射器

>>348　ブーツ軽量化の話がある。またM240機関銃はL型で5ポンド軽量化。

The Surge of Ideas
COINdinistas and Change in the U.S. Army in 2006
By General David H. Petraeus | AEI Online
(May 06, 2010)
http://www.aei.org/speech/100142
2006年にイラク増派での対内乱戦の思想基盤を確立し、2007年に現地で実施したという話
AEIは2006年末にFred Kagan、Kim KaganとJack Keane大将らで5個旅団増派案を作成
（当時、投入可能な旅団数は5個だった）

2004年にイラク軍育成でペトレアス中将の副司令官だった英軍のNigel Aylwin-Foster准将の
米軍批判論文がミリタリーレビューに掲載された経緯、Tom Ricksの記事で軍の外でも反響を呼び、
シューメーカー参謀総長はペトレアスの責任を問わず、各将官にコピーを送り部下と議論するよう
求める形で支持したことなどが明かされている

Naval War College Review, Winter 1998
The Theory and Practice of
Insurgency and Counterinsurgency
Bernard B. Fall
http://www.au.af.mil/au/awc/awcgate/navy/art5-w98.htm

ディエンビエンフー陥落の経緯を描いたHell in a Very Small Placeの著者の
対内乱戦についての論考
・1950年代、ディエンビエンフー戦後で和平協定が結ばれたのちの南ベトナムで
村長暗殺事件が相次いでいたこと、
・インドシナ戦争で政府の支配が及んでいるかをみる指標として税を取り立てられている
か、政府が学校教師を任命しているかで地域を色分けしたこと
・革命戦争（ゲリラ戦闘+政治行動）はすぐれて政治行動であり、戦争に勝利して
国を失うことがありえること

などを書いている。

>>338
Schwartz Shoots Down COIN Plane
By Greg Grant Thursday, May 6th, 2010 2:48 pm
http://www.dodbuzz.com/2010/05/06/schwartz-shoots-down-light-fighter/
シュワルツ米空軍参謀総長は、軽攻撃機、軽輸送機の必要を否定

しかし、外国空軍の訓練に用いる航空機が必要とし
・2012年に空軍は軽攻撃捜索機15機を競合選定

James Mattis　統合軍司令官は上院軍事委員会で不正規戦に軽戦闘機が必要と証言

RANDはCourses of Action for Enhancing U.S. Air Force Irregular Warfare Capabilitiesで
COIN航空団（OA-X100機装備）を立ち上げることを提言

米海軍のIrregular Warfare officeはImminent Fury計画でブラジルのスーパーツカノに注目している

>>336よりも古い記事
last updated at 09:11 GMT, Thursday, 6 May 2010 10:11 UK
Afghans demonstrate against Iranian 'ill-treatment'
http://news.bbc.co.uk/2/hi/south_asia/8664289.stm
イラン国内にはアフガン難民百万名がいる
・タリバン政権崩壊後、アフガンからヘロインがイランに流入し薬物乱用が増加

イランのアフガン難民に対する扱いが劣悪で、多数が処刑されているとして
アフガンで数千名がデモ

アフガン国会議員によるとイランで最近、アフガン人50名が処刑された

アフガン外務省報道官Zaher Faqiriによると、イランで処刑されたアフガン人は6名のみ
4千名から5千名のアフガン人が収監されている

>>345
Gates seeks big cuts in military spending
The Defense secretary invokes Dwight Eisenhower as he calls for spending reductions in military healthcare
and the command structure. He wants to cut $10 billion to $15 billion from a $547-billion Pentagon base budget.
By Julian E. Barnes, Tribune Washington Bureau
May 9, 2010
Reporting from Abilene, Kan.
http://www.latimes.com/news/nationworld/nation/la-na-gates-20100509,0,603746.story
軍の指揮系統の平坦化、戦争遂行にほとんど直接寄与しない部局や庁の削減、軍人の健康保険制度改革
（イラクアフガンからの復員軍人給養は削減せず）などを唱える
・国防省の基本予算5470億ドルのうち100億ドルから150億ドルを削ることを望んでいる

演説に先立つ記者懇談会では、経済の下降と財政赤字削減のため、今後議会も政府も年に1000億ドルかかるような
軍事行動には慎重となるとの見通しを明かす
・イランがそのような本物の脅威となるかについては明言をさけ、今後1、2年の展開次第

ゲイツ国防長官はブッシュ共和党政権から続投。2010年末まではポストに留まると2009年に発言している
・国防総省筋では年末までに退任すると見る者あり
・しかし、側近の中にはいつまで留まるかは知らぬと話す者あり
・記者懇談会では、退任を急いではおらず、国防総省の組織を効率化し、無駄な予算削減に精出するようであった

今回の指針演説での節減が盛り込まれるのは2012年度予算からで今夏から策定開始され、2011年2月に発表される
・軍の指揮系統の平坦化について、具体的にどの地位の階級引き下げや統合を望んでいるかは示さず、軍や各司令部は
削減の検討に入っていると述べた
・健康厚生コストの削減が最も困難となるだろう　過去にも本人負担額を増大させる試みはあったが議会が退けている

原子力空母ジョージ･ワシントン出港
http://www.rimpeace.or.jp/jrp/umi/yokosuka/100511gw.html
同サイトによると試験航海。短期間海上に出て修理箇所を点検し、帰港し、その後展開するらしい。

13 female mids excited to be first on subs
By Lance M. Bacon - Staff writer
Posted : Tuesday May 11, 2010 13:17:16 EDT
ANNAPOLIS, Md.
http://www.navytimes.com/news/2010/05/navy_women_subs_051110w/
米海軍、原潜に乗り込む女性士官候補生13名を発表
・すでに全員配属先が一旦決定されていた（空母原子炉8名、水上艦艇1名、海兵隊1名、ヘリパイロット1名など）
・1名はゲイツ奨学金をえてイギリス・ケンブリッジ大で原子炉工学を学んだあと合流
・2名はノースカロライナ州大NROTCから選抜

U.S. reviewing Iraq troop pullout pace
By Lara Jakes - The Associated Press
Posted : Tuesday May 11, 2010 16:56:12 EDT
BAGHDAD
http://www.armytimes.com/news/2010/05/ap_iraqpullout_051110/
8月末の米軍戦闘部隊撤退の期限を動かせるのはオバマ大統領だけだが
軍ではイラクの政治不安定化で暴力が増加しているのをうけて、撤退開始時期をずらす、
ペースをゆるめるなどの対策が話しあわれている
・先週末時点で、駐イラク兵力は9万2千名
・バグダッドの米当局者3名と国防総省上層部筋によると、撤退の開始は5月ではなく
はやくて6月

#2010年5月10日、イラク全土モスル、バグダッド、バグダッド南方、ヒッラ、バスラなどで爆弾、銃撃事件
相次ぎ百名以上が亡くなり、三百名以上が負傷

Hold fire, earn a medal
By William H. McMichael - Staff writer
Posted : Tuesday May 11, 2010 19:29:01 EDT
http://www.armytimes.com/news/2010/05/military_restraint_medal_051110w/
市民に危害が及びかねないときに、射撃を自制した者に勲章を授けることが検討されている
・AP通信が報道し、カブールのISAF司令部で回覧されていると報道官も認める
・提案したのはISAF南部司令官のNick Carter英軍少将。
Mike Hall米陸軍先任曹長（アフガンの下士官トップ）が最近カンダハルを訪問したときに話があった

復員軍人会報道担当Joe Davisは批判
自衛は交戦規則に明白に組み込まれており、脅威の度合いと訓練によって
直ちに反撃の決断をせねばならない
・敵は非戦闘員の間に隠れており、非戦闘員を標的とすることもある。このような勲章を制定
しても敵を大胆にするだけであり、米人と非戦闘員の生命を危うくするのみ。亡くなったあとに
なって贈られるのを望む者などいない物など作るのはよすべきだ。

Afghan war allies want Iraq war-tested MRAPs
By Tom Vanden Brook - USA Today
Posted : Tuesday May 11, 2010 10:50:26 EDT
http://www.armytimes.com/news/2010/05/gns_afghanistan_mrap_orders_051010/
これまでに米国がMRAPを貸与もしくは売却したのはポーランド、ルーマニア、チェコ共和国、ヨルダン、グルジアなど
で合計581両

他に英国などはメーカーから直接調達
・カナダ、フランス、イタリア、ハンガリーはForce Protection(サウスカロライナ州）から買付け
・同社報道担当Tommy Pruittによると英国も500両発注

Navistarは6月に連合国向けに新車70両をアフガンに送る

2010年4月末時点でアフガンで仕掛け爆弾により亡くなった米兵および連合国兵は99名、負傷は785名
Triton（英国の団体で、国防総省と契約し路肩爆弾の傾向を調査）によるとこれまで
仕掛け爆弾で亡くなったのはポーランド兵15人、ルーマニア兵12名


>>357 triggermenでイラク派遣で確認戦果を1名もあげなかった狙撃手の話を
思い出す。また、地区平定などで安定した場合、敵が水面下で利用しているので
なければ指揮官は戦果を上げられないから、軍内部での昇進で考慮されないという
指摘も以前からある。

>>356　CSMによるとヒッラ（繊維工場労働者を狙う）とバスラ（市場3箇所を狙う）はシーア派住民を狙っている。

バグダッドで夜明け前に治安部隊を検問所に襲ったのは従来のアルカイダの手口と異なる。

夜明け前、ほぼ同時に検問所6箇所をサイレンサーをつけた機関銃で武装した者が襲撃
・警官7名が至近距離で撃たれ亡くなる
・現場付近にいた警官らの言では、どの攻撃もアルカイダだと示す手がかり無し

Iraqi security forces say politicians were behind Iraq attacks
By Jane Arraf, Correspondent / May 11, 2010
Sahar Issa contributed to this report.
Baghdad
http://www.csmonitor.com/World/Middle-East/2010/0511/Iraqi-security-forces-say-politicians-were-behind-Iraq-attacks

After Iraq attacks, security forces describe hardships at Baghdad checkpoints
By Jane Arraf, Correspondent / May 11, 2010
Sahar Issa contributed to this report.
Baghdad
http://www.csmonitor.com/World/Middle-East/2010/0511/After-Iraq-attacks-security-forces-describe-hardships-at-Baghdad-checkpoints

攻撃の模様を軍の兵が証言している
襲われた時刻は月曜午前4時15分ごろ
・Camryから自治体（municipality)の作業員が着るオレンジ色の
ジャンプスーツを来た男性2名が降りて歩いて近づいてきた
・サイレンサー付きのMP-5を携え、歩み寄り撃ち始める
・警官2名は頭部を撃たれ亡くなり、他に2名が負傷。
・負傷者のうち1名は足を3回撃たれたが自分の小銃で反撃
・相手は車へ走って逃げ、うち1名が武器を落としていった
・現在、この武器は警察の手元にあり

ある検問所は本来、12名が交代で勤務するはずが仕事に現れるのは6名のみ
・30万ディナール（240ドル相当）を上官に支払わえば出勤せずにすむ　25万ディナールしか支払えなければ
取引せねばならない
・連邦警官（federal police)の給料は大体月に600ドル、軍の兵はこれよりも高い
・軍では欠勤を見逃してもらうには450ドルほど支払う必要あり

‘18 Missiles,’ 14 Dead in Latest Drone Attack
By Noah Shachtman May 11, 2010 | 8:07 am
http://www.wired.com/dangerroom/2010/05/18-missiles-14-dead-in-latest-drone-attack/
米国で、タイムズスクエア爆弾未遂事件（#　容疑者逮捕済み）に関して、パキスタン領内での無人機攻撃は
本当にテロとの闘いに役立っているのかの議論が始まっている一方、無人機攻撃は盛んに続けられている、という話

・AP通信によると、無人機がミサイル18発を発射、14名が亡くなる
リーパーは武器の搭載ポイント4箇所で、それぞれヘルファイア2発ずつ取り付けられる
しかし、最近ヘルファイアより小型で35ポンドのスコーピオンを使い始めたという報道あり
したがって、何機のUAVが攻撃に参加したのか不明

2010年年頭から19週目までで、34回の攻撃が報じられている
・2008年の一年で36回だったのと比べて著しい増加を示している

タイムズスクエア爆弾未遂事件は、パキスタン領内での無人機攻撃が動機の少なくとも一部の原因と
なっているという報道あり
・ワシントンで、無人機攻撃はテロリストを殺害するよりも、むしろ新たに生み出しているのではという議論あり

>361
NAM戦の戦訓はどこへ・・・

>>361
デビッド・キルランは以前から逆効果だと主張していました。無人機自体は今後も有力な手段
なんでしょうし、CIAにしてみれば捜索即攻撃できる手段は魅力なのでしょう。たしか弾道弾でUAVを
送り込んで攻撃する構想などもあったと思います。

MAY 06, 2010
What Does Obey's Retirement Mean for the F-22?
Mandy Smithberger
http://pogoblog.typepad.com/pogo/2010/05/what-does-obeys-retirement-mean-for-the-f22.html
F-22の米国以外への販売を禁じるオービー修正条項のオービー下院議員引退
かつて空軍は輸出型の開発を上院議員らから求められたことあり

May 5, 2010 4:02 PM
David Obey, "Bone Tired," to Retire From Congress
Posted by Christina Ruffin
http://www.cbsnews.com/8301-503544_162-20004248-503544.html
民主党連邦下院、21期勤める　ウィスコンシン州北部の選挙区　今年の中間選挙に出馬せず
下院歳出委員長　下院を健康保険改革が通過して以来、引退の準備を進めていた

>>361　フェニックス作戦をUAVを使ってやっているようなものなのかもしれませぬ。

アメリカ国内で、過激化しテロを起こそうとする者は今までのところジハードジェーンや
タイムズスクエアの爆弾未遂事件の容疑者のように国内で横のつながりがなく、単独でことに
及ぼうとしています。イギリス国内で地下鉄爆破をした集団などは少人数だけど組織的ですし、
ドイツの場合は、数十人がパキスタンにおりドイツタリバンが結成されたという報道がありますが。

一方、北ワジリスタンでは多数の武装勢力が入り乱れて、まとめあげる者がいなくなったという
話もあります。

しかし、少なくともパキスタン国内で米国に対する世論がますます硬化するでしょうし、
アフガニスタンでの状況に関わらず、パキスタン北西辺境での部族割拠は今後も続くでしょうから
UAV攻撃にも終りが見えないということにもなりそうです。

武装勢力の上層部を除去し、組織の結束と行動力を削ぐのと、パキスタン世論や部族が
反米となり、さらに武力闘争への傾斜を強めるのと、どちらがより大きいのか、アフガン戦略と
無人機攻撃はどうつながりを持っているのかとか、そういったあたりの理解がまだ私は足りていません。

May 08, 2010
Town Hall Meeting with Secretary Gates at Fort Riley, Kansas
http://www.defense.gov/transcripts/transcript.aspx?transcriptid=4622
軍人の配偶者らと対話集会
・健康保険制度関連、基地内の学校など子供の教育、配偶者向けの仕事口を基地で増やせないか、
特殊な医療もTRICAREの対象にならないか　など様々

今後も5個から10個旅団が派遣される状況が続く
アフガンへの関与は今後さらに数年は続く
と語っている箇所があり

この前日5月7日はフォートレーベンワースで指揮幕僚大学の学生に演説
・学生の8割は戦闘経験者で、5割は複数回の戦地派遣を経験
・GCVについて開発期間を短縮できないかと求めていること　などを話している

#ゲイツはカンザス州生まれ

last updated at 14:10 GMT, Thursday, 13 May 2010 15:10 UK
Fungus hits Afghan opium poppies
http://news.bbc.co.uk/2/hi/south_asia/8679203.stm
アフガニスタンで、ケシに病害発生　アヘン生産が落ち込み価格が上昇
・UNODC(UN Office on Drugs and Crime)のAntonio Maria Costaによると
今年のアヘン生産量は昨年より四分の一減る可能性あり
・病害はアフガン国内のケシのおよそ半分に広がっているとみられる
・地域で、アヘンの価格が5割上昇
・アヘンを大量に備蓄しているとされるタリバンの収入にも影響がある可能性

2009年までの5年間で1ヘクタールあたりのアヘン生産量は倍増し56kgとなっていた
・これまでは自然が有利に働いてきたが、今年は逆に出た
・5年前はアフガン全34州で栽培されていたが、今は5州のみ

この病害は、fungus(菌類、キノコ類など）がケシの根を攻撃し、茎をのぼり、
球果をしぼませる　というもの
・ヘルマンド州やカンダハル州のケシに広がっている

アフガン人農家の間には、NATO部隊が病害を広めたと思っている者あり
・Costaは否定し、アフガンのケシには周期的にみられてきた　としている

NawzadのHaji Mohammadは病原菌が空中散布されたと話す
・昨年はアヘンを450kg収穫、今年はこれまでたったの4kg
・小麦や鶏、その他の動物にも影響が出ている

南部アフガニスタンの農家多数がBBCに作物に白い物質がかかっているのを
見たとし、作物の被害は大きく、家畜にも影響が及んでいると話している

http://www.unodc.org/unodc/en/crop-monitoring/index.html

アフガニスタンの大麻生産
http://www.unodc.org/documents/crop-monitoring/Afghanistan/Afghanistan_Cannabis_Survey_2009.pdf

#independentによるとケシから大麻に切り替えた州がある

05/10/2010
Civilian Deaths in Afghanistan
Germany Clears Way to Compensate Kunduz Bombing Victims
http://www.spiegel.de/international/germany/0,1518,693964,00.html
2010年9月4日、アフガニスタン北部Kunduz付近のChahar Dara地域周辺で
ドイツ国防軍は、航空攻撃を要請
・武装勢力が奪取した燃料輸送車2両に人々が群がり、燃料を抜き取ろうとしていた
ところに着弾、142人が亡くなる
・この事件について、ドイツ政府は補償金を支払うことを決定
・額は平均4千ユーロ（5173ドル）で、軍は予算として40万ユーロ計上

今後数週間内にクンドゥズのドイツ軍基地指揮官らは被害にあった村落長老らと
会合。アフガニスタンの人権団体AIHRCとInternational Organzation for Migrationも同席
・補償は法的な義務を認めるものではなく、寄付や物品の購入代などの形として扱う
・犠牲者の家族から家畜を購入し、その代金とすることなどが検討されている

一方、ドイツ国内でブレーメンを拠点とする弁護士二人が被害者遺族80人を代表している
と主張し、ドイツ国防省は話し合いを続けてきたが、委任を受けているかはっきりせず
打ち切っている
・弁護士二名の側は国防軍を訴えるとしている
・ことにドイツ国防省上層部が死者142人の身元確認を省で行う手続きを怠ったことを非難

May 13, 2010
Army Cancels Non-Line-of-Sight Launch System
http://www.defense.gov/releases/release.aspx?releaseid=13529
米陸軍、NLOS-LSをキャンセル発表
また、FCSの一環で開発されてきた諸兵器・装備をPEO I（Program Executive Office Integration）から各PEOへ移管

陸軍長官は次官（Under Secretary of Army)と副参謀総長（Vice Chief of Staff)に
Capability Portfolio Reviewが行われた

戦術装輪車両、精密火力、対空・ミサイル防衛、無線およびネットワーク、航空、工兵・機動力、戦闘車両近代化、
情報・捜索・偵察の各分野につき戦闘司令官の要求、戦訓、陸軍戦力培養モデル、技術進展の活用と調達性などを
考慮して検討

その結果、
NLOS-LSは費用効率が高くなく、全天候下で移動目標を攻撃するには他の手段を求めることに決した
また、エクスカリバーとAccelerated Precision Mortar Initiative弾の調達数削減が妥当と判断し、国防総省も承認

移管される兵器・装備
ネットワーク統合キット（NIK）　→　PEO C3T（Command, Control and Communications Tactical)
クラス�TUAV　→　PEO航空
地上戦闘車両、小型無人地上車両、多任務無人地上車両　→　PEO GCS(Ground Combat Systems）
無人地上センサー　→　PEO IEWS( Intelligence, Electronic Warfare & Sensors)

PEO Iは各PEOと各要素の統合を担う。たとえば、クラス�TUAVのみでなくERMP、シャドー、ハンターなど
あらゆるUASの統合をすすめる

Booby trapped body kills 3 in Baghdad
By SAAD ABDUL-KADIR
Associated Press Writers Sameer N. Yacoub and Lara Jakes contributed to this report.
The Associated Press
Wednesday, May 12, 2010; 2:34 AM
BAGHDAD
http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2010/05/11/AR2010051100449.html
イラク首都バグダッド・Shula地区にて2010年5月12日、商店そばの路上に放置されていた死体のまわりに
人々が集まったところ、遺体にしかけられていた爆弾が炸裂。3人死亡少なくとも23人負傷。
・近くのAl-Noor病院の医療関係者も死傷者数を確認

2010年5月10日月曜のイラク全土での爆弾などでの死者は119名

Jaafari meets Hakim, ready to ease difficulties facing Maliki-Allawi meeting
May 14, 2010 - 10:01:00
BAGHDAD /
http://en.aswataliraq.info/?p=131699
イラクのジャアファリ元首相はSIICのハキーム師と会談

5月12日、イラキヤの報道担当Hayder al-Mullahは、今後48時間以内に
アラウィとマリキが会談すると発言

#大連立に向けて動きがあるんだろうか？　法治国家連合はシーア派連立＋クルドに
進んでいるんじゃないんだろうか。

May 13, 2010
DOD News Briefing with Gen. McChrystal from the Pentagon
http://www.defense.gov/transcripts/transcript.aspx?transcriptid=4624
マクリスタル大将の記者会見（中継にあらず）

ISAFおよび駐アフガン米軍司令官マクリスタル大将、米国首都ワシントンにて
訪米中のカルザイ大統領とアーリントン墓地を訪問するなどしている

>>357　この勲章について新たに制定する必要はないという意見を明らかにしている
また、英軍部隊のヘルマンド州からカンダハル州への展開は計画されていないと言明

カンダハル州の民兵について記者団の中からILW（Institute of Land Warfare)の同州の
報告書をめぐり質問あり
・特にカンダハル・ストライク・フォースについて質問は名指しで聞いている
http://www.understandingwar.org/report/politics-and-power-kandahar

May 14, 2010
US scraps plan to withdraw UK troops from Helmand
Michael Evans, Pentagon Correspondent
http://www.timesonline.co.uk/tol/news/world/afghanistan/article7125881.ece
>>372、英軍のヘルマンド州からカンダハル州への移転は無し
カンダハル州へ英軍が移るのとひきかえに同州での司令官ポストを米側は保証していた
・英軍将官が地域での重要な戦術決定に影響を及ぼせるしかけだった

・英政府が激しく抵抗
バスラでの屈辱を思い起こさせる敗北と世論に受け止められる懸念あり
2007年9月にバスラから英軍の最後5百名が撤退、2008年3月にイラク軍2万7千名と米軍9百名
がバグダッドから派遣され、復活したシーア派民兵を打倒

英軍指揮官の中にはバスラとヘルマンド州は同一視できず
・米海兵隊は独自に動くのを望むし、今はヘルマンド州で英軍を遥かに上回る規模
・ヘルマンド州などに米海兵隊は現在2万名、英軍はおよそ1万名
・南部の再編により、2011年にはヘルマンド州もカンダハル州も米軍将官が司令官となるだろう
・戦争（campaign)が続くかぎり、英軍がヘルマンド州に居続けると考えるのは間違いと主張する向きあり

マクリスタル大将は部隊を動かす柔軟性を求めている
・しかし、13日記者会見で、英軍のヘルマンド州からカンダハル州への移転はないことを明言

http://www.fpri.org/orbis/5401/

How the United States Lost the Naval War of 2015
James Kraska
http://www.fpri.org/orbis/5401/kraska.navalwar2015.pdf

米空母ジョージ・ワシントンが東シナ海で中国の対艦弾道弾に撃沈される想定を
描き、海洋支配こそが米国の戦力投射力の根幹であり、米国を中心とする世界体制の
礎であることを強調。海軍や海兵隊の士官らがイラクとアフガニスタンで対内乱戦に
投じられている間、中国は海洋戦力を整備していると警鐘を鳴らし、313隻態勢が
実現したとしても洋上に出ているのは100隻であり、これが世界各地に分散している
一方、中国は空母、潜水艦を集中させられると懸念。

#産経新聞の紹介記事は、空母の名に触れず。

安全保障読本（４０）米海軍「真珠湾以来の大敗北」 (1/3ページ)
2010.5.9 20:03
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100509/plc1005092006006-n1.htm

Sons of Iraq turned the tide for the US. Now they pay the price
Lauded band of rebels helped on the frontline of the insurgency from 2006,
in many eyes saving Iraq from the abyss
Martin Chulov, Baquba
guardian.co.uk, Thursday 13 May 2010 23.10 BST
http://www.guardian.co.uk/world/2010/may/13/sons-of-iraq-withdrawal-rebels
イラクでスンニ派自警団指導者に取材
・指導者らが、車の下に爆弾を仕掛けられるなどで殺害されたり、マリキ政権から
殺人容疑で拘束されるなど板挟みとなっている状況を描いている
・指導者らは米軍の収容所から拘束者が釈放されていらい、お礼参りの暗殺があると話す
一方、シーア派政権からはスンニ派武装勢力を治安部隊に浸透させる隠れ蓑になりかねないと
警戒されている

Iraq risks sectarian war, warns election winner Iyad Allawi
Former PM Iyad Allawi says feuding politicians trying to sideline his supporters,
after scoring surprise win in general election
Martin Chulov in Baghdad
guardian.co.uk, Monday 10 May 2010 20.02 BST
http://www.guardian.co.uk/world/2010/may/10/iraq-iyad-allawi-sectarian-war
2010年5月10日、イラク全土で（バグダッドで治安部隊12名がサイレンサー付きの銃で殺害）死者多数が
出た日、アラウィ前首相はガーディアンと会見、インタビューに応じている
宗派内戦が起きる可能性、米国や同盟国がイラクの生まれたての民主主義を守らぬかぎり、
新たな紛争が地域に広がる可能性を警告

・宗派間の和解を選挙期間中、唱えていたにも関わらずシーア派連立に踏み出したマリキ首相を非難
・選挙結果は国連も認めている

米軍の撤退は正しいことだが、国際社会はイラクに責任がある事を認識すべき
・協定で無能となるわけではないとし、協定、国連決議により民主化過程を守る義務がある

・イランとトルコはイラクの政治過程に容喙する利益が明らかにある

>>367 手法の前まで読み終わる。大麻の耕作面積や栽培世帯数は推定でかなり
幅がある。その一方で現地に入り現に栽培している畑の位置をGPSで確認。衛星写真の
リモートセンシングデータ読み取りに役立ててるようだ。

ヌリスタンやクナルではこれまでの調査で見当たらなかったとして調査していないが
武装勢力が跳梁するとされる両州で栽培されていないのだろうか。クナルに
ついてはケシの取引市場があると別の箇所で書かれているのだが。

村落の開発や政府の支援の目安として学校が開かれているかを聞いているが
政府の唯一の顔なんだろうか。このあたりの解釈はもっと突っ込んだ内容が
サイトのどこかにあるかもしれない。

どちらかというと農家のモデルを作る上で有益な情報が多いかもしれぬ。
小麦やケシの裏で夏作物として作っており、灌漑可能面積等の関係からか
ケシほどの作付面積ではない。蒔くのは3月から5月で、収穫は11月まで。
刈り入れにはケシのような熟練労働者を雇用して短期間に行う必要はなく、
加工（茎を除き、粉砕し篩をかける）も数週間のうちにやればよい。しかし、保存は
難しく、一部農家が市場価格の上下にあわせて放出できるよう革袋で保管するのみ。

地域によってはトウモロコシやスイカなどと混植。理由として考えられるのは大麻が
防虫に役立つことなど。また、灌漑畑の畦に植えるパターンもある。単作ばかりの
ところではない。

また、大麻栽培の動機と電話の普及なども知りたい。換金作物の収益で農家は
何を買っているのかなどの家計調査はあるんだろうか。北部では、農作物から
税を取り立てる者がいなくても大麻を栽培している農家が少なからずある。
この税の支払先として、タリバンと並んでムラーや貧しい者、親族などが登場するのは
興味深い。

気になる点
9枚目　2008年にカンダハル州のパキスタンに近い地点で245トンの大麻が押収されたとある。
最後の方で大麻の押収の項目をみるとはっきりするが、アフガン全土での毎年の押収量の
数倍にあたり、パキスタンですら毎年の押収量は100トン前後。

スピンボルダックには大麻の取引市場があるとされ、取引業者は電動攪拌機を導入し
大麻粉から大麻樹脂を精製するようになったとあるし、伝統的なパキスタンとの交易ルートでも
あるから、おそらくここで押収されたのだろう。

スピンボルダックについては、ILWがカンダハルでのISAF攻勢を前に出した報告書を読む必要が
ある。未着手。表紙の絵はカルザイ大統領と血を半ば分けた兄弟とワルダック国防相が写っている。

また、アルガンダブ地区に立ち入った証拠の画像が巻末にあり。大麻畑を撮影、GPS座標が書かれている。

なお、調査中に2009年10月にカンダハル州で調査員Amanullahが殺害されている。
UNODCとMCNで8年にわたり阿片ケシ栽培調査に従事

last updated at 21:20 GMT, Friday, 14 May 2010 22:20 UK
'No fraud found' as Iraq election recount ends
By Gabriel Gatehouse
BBC News, Baghdad
http://news.bbc.co.uk/2/hi/middle_east/8684071.stm
イラク選管は手作業での再開票を終え、不正はなかったと月曜に発表の予定
・バグダッドと周辺地域の250万票が対象で11日かかった
・裁判所に承認（ratification)のため送付される

COMBAT GENERATION UNDERSTANDING THE ENEMY Part 2
Combat Generation: Trying to work with an Afghan insurgent
By Greg Jaffe
Washington Post Staff Writer
Monday, May 17, 2010
NARAY, AFGHANISTAN
http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2010/05/16/AR2010051603492.html
2009年10月、アフガニスタン東部でCOPキーティングが武装勢力に襲撃され米兵9名が戦死した事件に新展開。
元々、一帯を制していたが米軍とアフガン治安部隊に追われていた武装勢力指導者が、米軍中佐と手紙で
やりとりし和解に至ったという話らしい。未読。

攻撃したのは地元の若者が主体で75名が戦死。一方、COPキーティングは撤収予定が間近に迫っており
地元の長老らは撤収する寸前の基地を高い犠牲を払って攻撃する決断を疑問視。

大隊長から武装勢力指導者に当てた手紙
http://www.washingtonpost.com/wp-srv/special/world/outpost-keating/LetterToSadiq.pdf

>>380 色々間違っている。戦死した米兵は8名。米大隊と武装勢力指導者との間では和解の道筋が
整いつつあるかのように思われたが、アフガン中央政府の反対もあり、最終的にどうなるかは不明。
大隊長は5月末には米国コロラド州に帰還、次の部隊に引き継ぐ。

一方、武装勢力指導者の側近はタリバン1千名に包囲されていると米軍との交渉で話しており、
現在、アフガン治安部隊はKamdeshに向けてNaray村から進んでいるのをタリバンが阻もうとしている。

Sunday, May 16, 2010
15th Wing is 'airlift,' and more
By William Cole
Advertiser Columnist
http://www.honoluluadvertiser.com/article/20100516/COLUMNISTS32/5160353/15th+Wing+is++airlift+++and+more
ハワイの米空軍第15輸送航空団、第15航空団に名称変更
・F-22は6月30日頃に到着する予定
・装備の陣容はC-17　8機　F-22　20機　KC-135R　13機（現在9機）となる

第15航空団では航空州兵と現役空軍の連携が深まっており
形式の上では航空州兵第199戦闘飛行隊がF-22を、第203空中給油飛行隊がKC-135Rを”保有”
C-17については、第15輸送航空団が”保有”している

C-17の運用では、州兵と現役の司令官執務室が並び、作戦ショップ（planning office)は共通
任務を現役と州兵が一緒に作成

サウスカロライナ州チャールストン空軍基地でも空軍予備役と現役が連携して運用に当たっているが
基地内では別々の位置に陣取っている

#航空州兵の常勤者が現役部隊に組み込まれつつあるということなんだろうか。

MAY 17, 2010
Farewell to America's China Station
Beijing is poised to project ever greater power in the Pacific. The U.S. doesn't appear up to the challenge.
By MARK HELPRIN

Mr. Helprin, a senior fellow at the Claremont Institute, is the author of, among other works, "Winter's Tale" (Harcourt),
"A Soldier of the Great War" (Harcourt) and, most recently, "Digital Barbarism" (HarperCollins).

中国の軍事力脅威論。
・ほどなく、衛星、群運用の小型衛星、水上や水中、空中のネットワークにより終末誘導で
1500基の短距離弾道弾が台湾侵攻に際し急派された空母5、6隻を沈められる能力をえる
・やがては、中南米諸国に基地を獲得
・日本、韓国、東南アジア、豪州にいたるまで米国との同盟は崩壊し、臣従をさけるため中国と取引する
取引で諸国は米軍基地を追い払う

などと書かれている

#中国の台頭について、日本とイスラエルから優れた指針を拝借したとしている冒頭部分、
経済成長をいかして、一人当たりGDPの増大にもまして軍事予算を増やしてきた　という指摘には違和感あり