それは「死んだ人は皆、星になって私達を見守っている」という話で、
非現実的な話が嫌いな主人公はそれが気に入らない。
「そんな馬鹿馬鹿しい話を読むなんてどうかしている、だいたい星というのは…」
と、得意の論理を振りかざし、彼が悲しそうに黙るのを見て悦に入っていた。
彼女は「現実的で、大人な自分」に酔っていた。
彼が将来宇宙飛行士になりたいと打ち明けたときにも、主人公はそんなの
非現実的だ、なれるわけが無い、と彼の夢を否定した。
そしてその後、少年はぱったりとクラブに来なくなる。
自分の態度がまずかったから、嫌われたのかもしれない、と焦る主人公。
彼女が自分の言動を反省し始めた頃、少年が重い病気で入院したという話を聞く。
気まずそうにお見舞いに行くが、少年は彼女を嫌ってなどおらず、
見舞いに来てくれたことを心から喜んだ。
主人公は安心したものの、意地を張ってどうしても謝る事は出来なかった。
そして数ヵ月後、ついに少年は帰らぬ人となった。しばらくした後、少年の母親は少女に言う。
クラブに行き始める前から、少年はもう長くない身体だと分かっていた。
彼はずっと身体が弱くて、碌に友達も出来なかった。
けれど通い始めた天文クラブで、あなたという友達が出来、彼は本当に喜んでいたと。
今までずっと宇宙飛行士になりたいと言っていたけど、あなたと会ってからは
そう言わなくなった。自分が宇宙飛行士になって宙に旅立ってしまったら、
ずっと長い間あなたと会えなくなってしまうから。
初めての友達と、ずっと一緒にいたいから。
それを聞いて主人公は、自分がいかに子供で愚かだったか、改めて思い知る。
そして彼に最後まで謝れなかったことを、心から悔いた。
それから、彼女は星を見上げるたびに彼のことを思い出すようになった。
つい時間を忘れて彼の思い出にふけってしまう。そして気付く。
「あぁ、死んだ人が星になるって、こういうことだ」、と。
以上です。長文スマソ。
乙。
>>908-910 上手いねえ、綺麗にまとまってる。
特に文句のつけようもないや。
でもなあ、玄人っぽい匂いがする。気のせいかね。
少女漫画で似た話を見たんだが…。
宇宙飛行士目指してたけど、病気で死ぬ少年と少女の話。
それは突き放したのは少年の方だったけど。
「君の黒い羽根 宇宙の少年」だったかな。
横槍スマソ。…既視感があったもんだから。
話的にはまとまってるし素敵だと思います。
>>913 探してみたけど、これ?
>君の黒い羽根 −宇宙の少年−
>悪魔を召喚したのは、11歳の少年・律だった。
>エイズに冒されていた彼が悪魔に願ったのは「ぼくの死ぬ日を教えてくれ」だった。
>律は死ぬ日まで前向きに生きようとしていた。
>そんな彼に悪魔もときどき会いにきていた。
>律にも宇宙飛行士になりたいという夢はあった。
>そんな律を図書館で見つめるのは小説を書くのが大好きなひとみだった。
なんか違うような…(;´Д`)
でも面白そうなので探してみる。
意見ありがとう。
良くまとまってると言ってもらえて嬉しいです。
でも既視感があると言われるって事は、
オリジナリティに欠けてるってことだよね……(´・ω・`)ショボーン
確かにありきたりな要素が多かったかも。
もうちょっと練り直してみます。
どんな話にも、似た話はある。
>908=915
うわぁぁ、そんなにショボーンとしないでくだされ。
私の言い方が悪かった。正直スマンカッタ(´・ω・`)
宇宙飛行士を目指してる少年が実は不治の病で、の辺りにちょっと反応してしまって。
でも、基本的にその話は314のいう通り男の子側の視点の、ちょっとファンタジー入った
話だから、設定が似てただけで物語としては違うものとして成立するよ。
お話作る力がある方とお見受けしますので、頑張って下さい。
908死亡確認!
男塾ならすぐ復活するだろ。
69 名前:クマ[] 投稿日:03/12/07 05:19
これパクリたいんだよね、ちょうど今書いてる小説にはさむといい感じになるから
258 名前:(-_-)さん :03/11/21 06:44 ID:???
死ぬ時の走馬灯を想像をしてみた。
走馬灯に浮かんできたのは中高生時代にハマッたゲームの画面・・・・
普通の奴は友達と遊んだ記憶とか、淡い初恋なんてのが浮かんでくるんだろうが、
俺はゲームの画面・・・・・・・
急に死ぬのが嫌になってきたよ。
生きてきた意味があると信じたい。
70 名前:バトルフィールドハザードシティ→戦場の街[] 投稿日:03/12/07 08:55
盗(・∀・)作
71 名前:名無し物書き@推敲中?[] 投稿日:03/12/08 02:10
>>69 いいじゃん、パクれよ。なんで躊躇してるんだ?
2ちゃんは誰の発言かわからないところがウリなんだよ。
「その258は自分が書いたレスだ」と強弁しろ。
そう強弁しても、誰も反証できないんだよ。
908です。生きてます。
しばらくネット環境が無かったんで、
単なるストーリー晒し逃げの形になってしまった…。
ごめんなさい_| ̄|○
917タンありがとう。そんな嬉しいこと言ってもらえてると思わなかったよ(ノД`)・゚・。
それを励みにして頑張ります。
>908=921
いやいや、誤解させるような事言って悪かったよ。
創作活動頑張っておくれよ。
典子さん。
26歳なのに、発育不全のため、少女のようにしか見えません。
更に外見だけでなく、性格も幼く無邪気で純粋です。
しかも、主人公を「お兄様」と呼んだりしてしまいます。
春代
主人公の姉
病弱なおっとりタイプ。
主人公を優しく見守ってくれる存在でありながら、
近づく女に嫉妬してすねたりする可愛いお姉さん。
美弥子
現代風の活発な女
この四角関係を軸に、村に纏わる伝説や不気味な殺人事件を織り交ぜながらドラマは展開していく。
えーと、えーと、
戦闘狂の大きな木に喧嘩を売られて育った少年のギャグ漫画きぼんぬ
926 :
スペースNo.な-74:04/04/21 18:21
そろそろこのスレの出番ですね
このスレには俺しかいないから他のスレで意見聞いてくれ。
ノシ
(・∀・)サルベージ
931 :
スペースNo.な-74:04/04/26 13:02
(;・∀・)シソコネタ...
ストーリー作りPart3埋まっちゃったけど、統一するのか?
933 :
スペースNo.な-74:04/04/27 04:53
次はここで埋めるか…。
一応お題
「傘」「帰ってこない人」「土手」
まるで茜タン…ゲフゲフ
↓挑戦者か新しいお題。
934 :
スペースNo.な-74:04/04/27 05:17
水玉模様
がくるくる廻る
傘は回転して水玉をはじき出す
土手のかえるの頭にかかってかえるがなく
ゆったり流れる川にかえると虫の鳴き声
女の子は楽しそうに土手を歩いているが
どこか物悲しい雰囲気です。。
935 :
スペースNo.な-74:04/04/27 05:26
お父さんはどこかへ行ってしまった
家ではおじいさんとおばあさんが待っています
お母さんはパートの仕事で土曜日だけど
お昼には帰れません
「あーあ、今日は何してあそぼっかな〜」
「じゃあお父さんとドライブに行こっか?」
「うん、行くぅぅぅ」
○○子ちゃんはこんなふうに心の中に
居なくなったお父さんや友達などを
思い浮かべてさびしい気持ちを慰めていました
936 :
スペースNo.な-74:04/04/27 05:35
ある日、帰り道の土手で傘を広げたら
雨も降っていないのに空に舞い上がりました
住んでいる町や学校を空から眺めて晴れ晴れしい気分になり
○○子ちゃんはいつしか土手の上でくるくる飛び廻っていました
「きらきら光る水玉!きらきら光る水玉は!」
まばゆい日光に透かされた傘の水玉模様を下から見上げていたら
目もくらむような美しさに
う、うううううううううううううう
お母さんが帰ってこないので○○子ちゃんは、土手の下に傘を突っ込みましたとさ
938 :
スペースNo.な-74:04/04/27 05:41
勇気を与えられ、お気に入りの傘を投げ出して
土手を走って行ってしまいましたとさ
ごめんさっぱり理解できない
電波を受信しました
地平線をふたつに分ける広大な川が流れていた。
その川の中心には、人間の頭ほどの太さがある天を貫く一本の棒が立っている。
材質は良くわからない。木のようであり、石のようでもある。
空からは五月雨が降りそそぎ、雨水が棒をつたい滝のように流れ落ちていた。
そして、雨は川の横にある土手の草むらを静かに濡らしている。
傘を差した二人の親子が、その土手の上を歩いていた。
少女は棒を見上げて父親にたずねる。
「ねぇ、あの棒はどこまで続いているの?」
「ずっと上の、雲の向こうまでだよ」
「なんのために?」
父親は少しためらった後、こう答えた。
「母さんのように、天国へ行ったきり戻って来れないと困るだろう? そういう、帰ってこない人を出さないための目印だよ」
「へぇ」
少女は笑顔になり、そびえ立つ棒を眺めた。
「お母さんも、いつか帰ってくるのかな」
「……そうだね。さあ、行こうか」
「うん」
元気よく返事をする少女に、父親は笑顔を向けることが出来なかった。
しばらく歩いていくと、土手の草むらに看板が落ちていた。
『人殺し』
看板には、赤い文字でそう書かれていた。
父親は看板を見て、息が荒くなるのを感じた。少女の手を引いて足早に通り過ぎようとする。
「人殺しだって」と少女が言った。「人殺しは、だめだよね。重罪だよね。死刑だよね」
冷徹で容赦のない、底冷えのする知らない少女の声だった。
父親は立ち止まった。全身に汗をかいていた。
傘に隠れて、少女の顔は見えない。
父親は、青ざめた顔で小刻みに震えていた。聞き取れるか分からない程度の小さな声で謝っていた。すまない、すまない……と少女に何度も謝っていた。
少女の胸には、するどい刃物で刺されたような心臓にまで達する深い傷痕があった。そして父親の右手には、握りしめたままの包丁が、今もなお生々しく鮮血を滴らせていた。
「お父さん、どうしたの? 大丈夫?」
さっきとは違い、心配する少女の暖かい声がした。父親を無垢な瞳で見上げていた。
父親は涙を流した。傘を捨て、汚れていない手で少女を抱きしめた。
「俺は間違っていた……。母さんを殺してしまったとき、自首するべきだった。おまえは何も見てないと言っていたけど、恐かったんだ。成長していくうちに、思い出すんじゃないかって」
「お父さんは考えすぎだよ。考えすぎだよ……」
「そうだよな……俺は、本当に馬鹿だ」
「さあ、いこう?」
親子の向かう先は、強烈な熱によって景色がゆらいでいた。
無数の赤い池があり、そこから煮えたぎるマグマが噴出しているのである。
川で水しぶきが上がった。
空からまたひとり、棒をつたって人間が地獄へと落ちてきた。
父親は生気のない顔で笑った。
頭部は大きく陥没しており、脳が露出している。車のと思われるガラスの破片が、顔のあちこちから皮膚を突きやぶって生えていた
「でも、どうしてだろうな。おまえは何も罪を犯していないのに、どうしてここにいるんだろう」
「……実はね、わたしも大きな罪を犯してしまったの。だから、ここへ落とされた」
「罪?」
「お父さん、あのね……」
車のブレーキ、利かなかったでしょ?
次のお題は「サクラ」「神社」「爆弾」でよろしく。
943 :
スペースNo.な-74:04/04/27 16:44
自分のメモ帳見てみた。
・納豆+ビール
・猛湖判拭いてるうちにもうご飯。
・ここまでの佐々木コールを受けれるのは佐々木だけだと思う。
・100円ショップで黒人奴隷が売ってたら便利。
・携帯電話から毒電波→タモリが生き残る。
何を描けと?_| ̄|○
プロットかいてよ。
父親が娘を殺してから、
娘は車のブレーキに細工して父親を殺したん?
どーなってんの?
説明ヨロシク。
>>945 父が母殺して娘が車に細工。
父親ともにあぼーんって話。
娘はいつ刺されたんだ?ある意味ミステリーだな。
>>947 父が一家心中して自分だけ死に切れず
車に乗って放浪してたらブレーキ利かずあぼーん。
娘がなんで細工したかミステリーだが。
悪気なしでやった細工…ならわかるけどな。
思ってた以上に分かり難くなってしまい申しわけない。
謎解きみたいになってしまうけど、
少女の本質さえつかめれば、少女が父親を殺した動機が見えてくるはず。
ちょろちょろ描写不足なとこが見つかってるんで、妙に感じるかもしれないけど。
逆に不完全なところが(・∀・)イイ!!
「サクラ」「神社」「爆弾」で電波が来たんだが単語自体が入ってなきゃだめ?
とりあえず書いてみて
>>941 人間の頭ほどの棒とか
木のようであり、石のようでもあるとか
表現は他になかったん?
棒は柱じゃだめなのか?
受信したまんまで
既に桜は散り始めていた。
風が花弁を散らしていく。
6つあった太陽のうちの2つはうぉん、うぉんと唸りながら向こうへ飛び去ってしまい、残った7つが天頂から電磁波を叩きつけている。
参道はすべてが白く溶けていた。
白い石が一間半ほどの幅で拝殿まで続いている。
石歩道の両側には真っ白な玉砂利がはるか続き、その先で桜の樹が俗界を遮っている。
眼も眩む白の中にぽつと血が一滴。
緋袴―――。
眼球もなく、鼻も唇も腐り落ちた巫女に、
「こんにちは。姉さん」
*
彼女に送られ拝殿を後に。
と、骨ばった手で腕をつかまれた。
腐った頭をゆっくりと横に振られる。
牡丹餅を強く握ると指と指の間からぐじゅ、と餡子がはみ出した。
それを差し出された彼女掌に置いく。
空ろな眼窩がしばらく見つめていたがやがて、骨の指を離し牡丹餅を口にした。
「またね」
ドンッ
低い音と腐汁に背中を押され、鳥居をくぐった。
>>953 「よくわからない物」「視覚的にイメージしやすい」
って条件さえクリアしていれば、そこは何でもよかった。
んで私の想像していたのが蜘蛛の糸だったせいか、
柱というのは思いつきもしなかった。
でももし思いついたとしも柱にはしなかったと思うよ。
柱だと何かを支えているわけだけど、
初めて見たら棒にしか見えないような物なので、
読み手に受け取りやすいよう、棒にしたはず。
糸や紐にしなかったのは、余計なことを連想させないため。
ヘタレとはいえ完全にスルーかよ(´・ω・`)
957 :
スペースNo.な-74:04/04/30 21:45
埋葬上げ
( ´_ゝ`)フーン