【バキ】漫画SSスレへようこそpart11【スレ】
3 :
北坂昭二:03/12/22 02:06 ID:WpoF2tig
直腸指診2げと
4 :
北坂昭二:03/12/22 02:06 ID:WpoF2tig
脳ー!
5 :
作者の都合により名無しです:03/12/22 02:43 ID:6ZIbYVjk
●バキSSスレ しりとりのルール●
・”ん”がついたら、その手前の題から再スタート
・漫画のタイトルONLYでしたが、漫画のネタならもうなんでもいいです。
・濁点の有無は関係無いです 例:ルーキーズ→スクライド
・新スレとともにリセットされます。が、なるべく既出のネタは控えるのが望ましいですね
・ここはSS&しりとりスレです。しりとりだけでなく、キチンとSSに感想をつけましょう
結局新スレ立てたのか。
とりあえず乙。
こうなった以上、前の奴は削除依頼出したほうが良くないか?
>>5も削除依頼したほうがいいかもね。
新規の人に誤解されかねん。
9 :
入会動機:03/12/22 06:33 ID:pA9RBqH8
雨の商店街の一角で、男が涙を流して倒れていた。
男のシャツの腹の辺りが紅く血に染まっている。まだ血は止まっていない。
男の名は加藤と言った。
なぜ――と、加藤は涙を流しながら自問していた。
十数分前の出来事。
その日の空手稽古を終えた加藤は、帰り道の商店街をブラブラしていた。
加藤は週に4日、都内にある有名な伝統派空手の道場に通っていた。 もう5年になる。
その甲斐あって今月、ついに三段を取ることが出来た。
意気揚揚と町を歩いている途中、加藤は道端でヤンキーに中年男性が絡まれているのを見つけた。
普段なら「良くあるオヤジ狩り」として、そのまま通り過ぎていたかもしれない。しかし昇段試験に
受かった高揚感からか、或いは空手三段の自信か。加藤はこのいざこざに割って入った。
「おい、お前ら。その辺にしとけ」
声をかけると、絡んでいたヤンキーがこっちを向いた。
「なんだテメエ?」
ヤンキーの数は3人。その内の一人がガンを飛ばしながら近寄ってきた。
「てめぇも、怪我したいのか、ああ?」
両手をポケットに突っ込んだまま、ヤンキーは更に詰め寄ってくる。
「ケイッ!」
加藤の正拳突きが、無防備なヤンキーの水月に突き刺さった。
グェ、とうめきながらヤンキーは前のめりに倒れた。
他のヤンキー達に動揺が走る。
10 :
入会動機:03/12/22 06:35 ID:pA9RBqH8
「くそッ!」
別の不良が中年から手を放し、加藤へ殴りかかってくる。完全なテレフォンパンチ。
加藤はパンチを軽く受け流し、逆の拳で男の顔を殴りつける。
ヒィッ、と悲鳴をあげ、顔面を押える男。そこへ、
「キャオラッ!」
と、加藤の回し蹴りが、男のテンプルにヒットした。
華麗にコンボが炸裂し、男は声も上げずに、そのまま倒れこんだ。
加藤は嬉しかった。
道場で習った空手が使える――その事がたまらなく嬉しかった。
加藤が、残ったヤンキーの方へ顔を向ける。
「さ〜て、最後はアンタが相手してくれんのかな?」
その時。
加藤は脇腹に異様な熱さを感じた。
「?」
そっと、わき腹へ目を向ける。
加藤の腹に、ナイフが深く突き刺さっていた。
11 :
入会動機:03/12/22 06:38 ID:pA9RBqH8
「な……」
まず驚愕、ついで激しい痛みが加藤を襲った。
見る見る制服が真っ赤に染まってゆく。
「なんだよ、これ――」
「バタフライナイフだよ。見た事ねーのかよ?」
ナイフを刺したヤンキー―最初に倒した方だ―が、恨みのこもった声で言ってきた。
最後に残っていたヤンキーが加藤に近づき、顔を殴りつける。
為す術もなく、地面へ這いつくばる加藤。
起き上がろうとするが出血のせいか、足に力が入らない。
背中に痛みが走る。上から踏みつけられたようだ。
それを皮切りに、加藤への3人のリンチが始まった。
いつしか雨が降り始めていた。
雨と罵声と暴力に打たれながら、加藤は涙を流していた。
道場には5年通った。三段まで取った。
稽古では常に上位クラスだった。
正直、自分は路上でも負けないと思っていた。
しかし実際は、自分が信じた空手は実践では通用せず、素人に言いようにやられてしまった。
一体、なんの為に空手を学んできたのか。
こんな時にこそ学んできたはずなのに。
12 :
入会動機:03/12/22 06:40 ID:pA9RBqH8
段々と、視界がぼやけてくる。 意識も朦朧としてくる。
(ああ、死ぬのかな)
そんなことを考えていた。
そんな時、霞んできた視界の中に、大きな影が飛び込んできたのが見えた。
自分にリンチを加えていた他の人影も、それに合わせて慌ただしく動き出す。
(? なにが起こった?)
加藤は必死で目を凝らす。
一人の空手着を来た男が、空手で三人をぶちのめしているのが見える。
空手家の正拳突きが男に当たる。
その正拳突きで、男は数mも後ろへ吹き飛ばされる。 自分より遥かに錬度の高い突き。
もう一人の男が、匕首で切りかかってくる。
しかし空手家は左手の回し受けで匕首を捌き、右拳を男にぶつけた。一撃で昏倒する男。
あきらかに刃物慣れしている。しかも隙が一切ない。
(これこそが、俺の求める空手かもしれない…)
そこまで考えて、加藤は意識を失った。
加藤の脳裏には、「神心会」と刺繍された空手着を着た男の姿が焼き付けられていた。。
それから2週間後。
加藤は病院を退院後、その足で神心会の門を叩くことになる。
(完)
1さんスレ立て乙。
殆どどっかで聞いたような内容ですが、
初投稿もらいますた。
乙かれー。しかし、同一タイトルの板立てられるとは知らんかった。
15 :
作者の都合により名無しです:03/12/22 07:41 ID:2CpQV3f1
>>1さんお疲れっす。
ところで削除依頼の仕方教えて。
>>5だけは消さなくちゃいかんだろ。
ID:IiewFLcEはいつもいるなw 精神病院からの書き込みも大変だなw
これで職人さんたちが来てくれればOKだ。
>入会動機さん
お、小気味良くまとまったショートだ。乙。新人さんかな?
目指す敵が既に逃亡してしまったことなど知らず、煙突から飛び降りた勇次郎は、変態どもを叩き潰し
つつ駅前に向かっていた。と、その眼前に人影が一つ。またどこかの変態団体か、と思いきや、
「ん、刃牙?」
よほど重要な用件でもあるのか、ホテルでの激怒っぷりは消え失せて、何やら真剣な顔をしている。
「今駅前に行ってもムダだぜ、親父。ニセモノならもう逃げた」
勇次郎が急ブレーキ、足を止める。
「ニセモノって……お前、駅前で警官どもに追っかけ回されてた俺が、ニセモノだって見破れたのか?」
「当たり前だろ。あんたは確かに、鬼畜で外道で何考えてんだか解らないアホだ。けど、
本物のあんたが、あんなに弱いはずはない」
刃牙はきっぱり、断言する。言われた勇次郎は、
「刃牙……い、いや! 別に、俺は何とも思っちゃいねぇぞ。そりゃ、俺は地上最強の生物でオーガ様
なんだからな。警官どもに追っかけ回されることなんか、あり得ない。見破って当然だ。うん」
《意外だな。脈拍と顔面の筋肉のひきつりから分析すると、君は今嬉しさを感じている》
「だ、黙れ隕石! 鉱物の分際で!」
《だから、いい加減に私の名前を覚えてくれないか? 私の本名は、》
「何一人で叫んでんだ、親父。それより来てくれよ」
刃牙が、勇次郎に背を向けて歩き出した。
「徳川のジッちゃんから連絡があったんだ。ニセモノの出どころについて、手がかりが
見つかったって。今回は、真面目に協力してくれるだろ?」
「お、おう。確かに今回は、迷惑しまくってるからな。手を貸してやるから有難く思え」
勇次郎は、刃牙の後について歩いていった。
町外れ。何かを建築予定だが、今はまだ何も建っていない、という空き地。
刃牙はそこに入っていく。続いて勇次郎も、入っていく。
「どこまで行くんだ?」
「もう、ここでいいよ」
と言いながら刃牙は、ポケットからテレビのリモコンのような機械を取り出した。
そして、ピピッとボタンを押す。すると、勇次郎の足元の地面が、横にスライドして消失して、
「お?」
落ちた。素早く刃牙が、再びピピッと押すと、また地面がスライドして、元通り閉じた。
「他愛もない。これが、この星最強の男か」
刃牙は、閉まった地面を、踵でトントンと叩く。
「今はまだ殺さないから、しばらくそこで大人しくしてろ。言っとくがそこは、床も壁もこの蓋も、
この星で言うところの『核シェルター』の三倍ほどの強度がある。脱出を試みるなどという
ムナシイ努力はするなよ。……って、聞こえるはずもないがな」
と自分突っ込みをして、笑いながら刃牙が立ち去ろうとすると、
「ちぇりああああああああぁぁっ!」
ばごぉぉん! と轟音。刃牙が振り向くと、ひしゃげた丸い円盤……落とし穴の蓋が、吹っ飛んでいた。
そしてその下に、拳を突き上げたポーズの勇次郎がいて、ロケットのように上昇していて、それから
穴の脇にスタッ、と着地した。
「何がムナしい努力だと?」
「……これは驚いたな」
刃牙が、あまり驚いていない様子で言った。
「地球人離れした能力を備えているとは聞いていたが、まさかこれほどとは」
「けっ。何だか知らんが、せっかくの企みを粉砕されたってのに、随分と冷静だな」
「なに、ここでお前を飢えさせて弱らせるというのは、ちょっとした補助でな。粉砕されても、
大した問題ではない。大体うちのボスなら、こんな小細工せずとも、実力で勝てるんだ」
「ほぉ」
ぴくぴく、と勇次郎のこめかみがひきつっている。
「この俺を相手に、よくもそこまでほざけるものだ。察するに、最近ウロウロしてる
俺のニセモノも、お前とお前のボスの仕業なんだろ?」
「ああ。変身は俺の特技なんでな」
「あれだけのことをやっといて、小細工せずとも勝てるってのは説得力なさ過ぎだぜ」
刃牙が、困った顔をして頭を掻いた。
「それなんだがなぁ。なにせボスは、『悪質宇宙人』って異名を取るぐらいだから。悪趣味なんだ。
そう、趣味だ趣味。お前を陥れてるのも趣味。という訳で許してやってくれ」
「ちっ、趣味か。それならしょうがねぇ……とでも言うと思ったか、このボゲがっっ!」
●バキSSスレ しりとりのルール●
・”ん”がついたら、その手前の題から再スタート
・漫画のタイトルONLYでしたが、漫画のネタならもうなんでもいいです。
・濁点の有無は関係無いです 例:ルーキーズ→スクライド
・新スレとともにリセットされます。が、なるべく既出のネタは控えるのが望ましいですね
・ここはSS&しりとりスレです。しりとりだけでなく、キチンとSSに感想をつけましょう
>>入会動機
いいね。加藤らしいというかなんというか。
スッキリさっぱりとした感じが小気味いい。
まぁこんな加藤も結局はかませ犬になってしまうわけだが…。
>>16−17
おもしろいおもしろい。
勇次郎のキャラがいいな。
ボスとの対決も楽しみだ。
しかし新スレか…。
職人の意見を聞いた方がいいと思うんだけどなぁ…。
立ててから職人の意向に従ってもしょうがないと思うんだけど。
それならこっちに作品が来た時に重複スレのふら〜りさんのSSも貼り付けとくべきでは?
余計な混乱を招きませんように…。
俺は何をやってるんだ…。
大事な事を忘れていた。本当にすまない。
バキ
「き」
23 :
17の続き:03/12/22 17:42 ID:WdodLHnh
と襲い掛かった勇次郎の一撃をかわすと、刃牙はクルリと背を向けて逃げ出した。
「今ここでお前と戦うと、ボスの計画を乱すことになる。そうすると俺が怒られるんでな。
名残惜しいが今はサラバだ、でもまた必ずいつか会おうぜ、マ〜イブラザ〜♪」
「ってこら、待てええええええええぇぇぇぇっ!」
刃牙が逃げる。勇次郎が追う。刃牙が広場を出て、角を曲がる。勇次郎も曲がる、と、
「うっ?」
そこには、「お達者倶楽部温泉旅行ご一同様」と書かれた観光バスが並んでいて、これから乗るらしい、
じーさんばーさんがざっと百人ほど、視界いっぱいに溢れていた。……刃牙はどこにもいない。
「あ、あいつ、変身して紛れ込みやがったな! おい隕石、見抜け!」
《もうやってるが……ダメだ。敵はよほど変身能力に長けた、それだけが取り得みたいな奴らしい》
「ええい、使えねぇなお前も!」
《すまない。恐らく奴は、ザラブ星人だ。戦闘力自体は高くないが、今言った通り
変身能力に関しては宇宙一ィィと噂されている》
「ちっ。やりにくそうな奴だな」
ウルトラマンにすら見抜けないとなると、どうしようもない。またニセモノとして出現したら、
その時こそとっ捕まえて叩き潰してやる、と決心して勇次郎は立ち去った。
翌日。ハワイの米軍基地の奥深くに、少女たちのただならぬ叫び声が響いていた。
その声の出どころである部屋。豪華なドアを開けるとそこは豪華な部屋で、
「……ユージロー。頼むから、もう少しだけボリュームを落として鑑賞してくれないか?」
ストライダムが、溜息混じりに言った。勇次郎は振り向きもせずDVDのリモコンに手を伸ばすと、
意外と素直にボリュームを落とした。と、思い出したように一時停止にして振り向く。
画面内で、激闘を繰り広げていたセー○ー戦士たちの動きが止まって、声も止まる。
「あれから何か、情報はないか?」
「何も。君のニセモノとやらも、君と別れて以来、影を潜めているようだ」
「ふうむ。今度はまた、何を企んでやがるんだか」
24 :
背中に付けてるマークはオーガ:03/12/22 17:45 ID:WdodLHnh
勇次郎は今、ストライダムに頼んでここ米軍基地に居候している。持ち込んだ荷物は唯一、テレビ
シリーズの録画からCMカットしてDVDにダビングした、観賞用セー○ー○ーン全話セットのみ。
これさえあれば生きていける。ちなみにダビング元のテープは、保安を考えて少し前、絶対安全な
某所に隠したばかり。偶然だが、いいタイミングだった。
「それにしても、君のニセモノを演じようとはな。度胸の割に、研究が足りない」
ストライダムが、腕組みをして言った。
「刃牙との仲を裂くのであれば、君が刃牙に変装して、ガールフレンドの下着を盗んで、
オークションに出して、でも買い手がつかないものだから怒って叩き返して、ガールフレンドの
女としてのメンツ丸潰れで赤っ恥、ってそういう問題かっ! ……までいかないとな。でないと、
ユージローとしてのリアリティがない」
「お前もそう思うか」
「というかそもそも、裂けるような仲など最初から存在しないがな。君と刃牙の間には」
「正にその通り。さすが、お前はよく解ってるな」
などと壊滅的な会話をしていると、壁にかけられた電話が鳴った。ストライダムが取って、すぐ、
驚いた顔で勇次郎に受話器を渡した。
「? 俺だ。イタ電だったら地の果てまで追いかけて殺すぞ。で、誰だ」
「あんたの愛する息子だよ」
刃牙の声だ。
「昨日は世話になったな。未だに梢江ちゃんが口きいてくれやしない。どうしてくれる」
「どーするもこーするも、それは俺の仕業じゃねぇと言っただろうが」
「ほざけ。とにかく俺は、大切なものを奪われる苦しみを、あんたにも味わわせようと思ってな。
そこに、ストライダムさんがいるんだろ? ジープでも出して貰って、今から俺が言う場所に
行きな。急がないと、死に目に間に合わなくなるぜ?」
「何だと、おい」
「わざわざハワイまで持っていってやったんだ、感謝しろよ。いいか、よく聞け」
電話を切ると、勇次郎はストライダムを引っ掴んで基地を出た。
25 :
16:03/12/22 17:53 ID:WdodLHnh
ふらーりさんには無断ですが、あちらに書いていた作品をコピペしました。
朝は連続投稿規制に引っかかったので、出先からコピペしたため、
時間が開きました。すみません。
いろいろ大変でしょうが、職人さんがんがって下さい。
>>20-21はもうレスしなくても良いですよ。つまらんし。
ヤムスレバキスレ全員一致で荒らし認定されてるんだから、
職人は誰もあなたのレスなど見ません。
精神病院暮らしも大変でしょうが、早く立ち直って下さい。
何か、ここも荒れてますね・・。
こっちはパオさんに良い環境でSS書いてもらおうと必死なのに、荒らしが憎い!!!
いっそ、「漫画しりとりスレ」を立ててやって誘導しちまいますか?
>>26 >いっそ、「漫画しりとりスレ」を立ててやって
(゚д゚ )
ID:IiewFLcEみたいなSS荒らしは何やってもこっち来るよ。
精神と頭脳に異常がある人間に関わるな、もう。スルースルー。
でもなんだかんだで、毎日SS来てるよな。良い傾向だ、それは。
>>26 あなたはアフォですか?
バキスレでしりとりをやるからこそ、荒らしは楽しむのですよ。
機動戦士ガンダム
「む」
ヒデさん
ヒデさん。
君はいつも、そう言って私の後をついて来たね。
私と君、二人揃っていれば何者も怖くなかった。どんな敵とも闘えた。
その慢心からか、幾度と無くやんちゃなコトをやった。
人に迷惑も掛けた。警察の世話にもなった。親を泣かせた回数など、両手指には収まらない。
そんなある日、私達にも転機が訪れる。
夜の闇で、真っ黒な西洋人に手痛い敗北を味わわされた。自分の愚かさを呪った。
世の中には、自分などが立ち入る事すら許されない領域があるコトを思い知らされた。
闇の怖さを知った私達は、日の当たっている道を歩くようになる。
いわゆる更生だろうか、いや違う。
暗闇からの逃避、己の臆病心から、結果的に「良い子」になっただけであろう。
あれから色んなモノを手に入れたけど、色んなモノを失った気がする。
末期癌だったんだって?
何で言ってくれなかったんだ。
青春の日々を共に駆け抜けた君のためなら、どんな仕事だってほっぽり出したのに。
もう、私を「ヒデさん」と呼んでくれる人はいない。
悲しみに耽っている私に、いつも居るつまらなそうな男が無機的な口調で言う。
「総理、そろそろお時間です」
「ああ・・・」
さようなら、さようなら。私が死んだら、また会おう。
おつ。
今回はマイナーキャラですね。
最初誰のことか分かりませんでしたよ。
いつのまにか総理になってるしw
33 :
作者の都合により名無しです:03/12/22 23:33 ID:VlyP9tMQ
まだやるかい?
元気いっぱいだぜ
「ぜ」
ここの連中ってスレにSSと感想しかない状態じゃないと気がすまないのか?
ちょっと荒らし気味の書き込みが増えたからってすぐに反応して怒った上に
100レスも進まないうちに「酷すぎるから放棄して新スレ立てる」だなんてなんだかなあと呆れたよ。
SS書いてる奴もはっきり態度表明せんと、これじゃあ荒れの原因を住人自ら作ってるようなもんだ。
つけいられる隙がありすぎ。
いつも綺麗な状態じゃないと気にいらないってんなら2ちゃんにしがみつく必要なんてないと思うぞ俺は。
結局重複スレ立てると最初に言い出した奴が一番の荒らしだろ
もうしたらばいくしかないんじゃねえの
>>37 バカな真似すんなと説得したんだがなあ。
SS書きも来るし、あの程度たいしたこたあない、全然気にするようなことじゃないってさ。
俺はもう馬鹿馬鹿しくなっちまった。もうどうでもいいや勝手にやってくれやって感じだ。
>>38 別にお前の所有物じゃないからな。勝手にやってくれ、という権利すらない。
>>39 余計なこというなよ
荒らしが消えてくれりゃこっちはしてやったりなんだからさ
勝手にあきれさせとけよ
41 :
魔界編まとめ:03/12/23 19:41 ID:nuDvlEnw
【ここまでのあらすじ】
強豪を集め行われた無限大トーナメント 激闘を勝ち抜き、優勝したのは陸奥 九十九であった。
闘いはこれで終わりと思われた。だが、人間界最高の男、男塾塾長・江田島 平八は皆にこう告げた。
「真の戦いはこれからである」と。 ・・その瞬間より、魔界と人間界の戦争が始まったのだ。
江田島率いる地上軍と、魔界への潜入、そして敵の首魁、大魔王バーンを倒す為に結成された精鋭部隊。
戦局は2つに別れ進行してゆく。関が原の決戦、七珍の塔、ジェノサイドシティでの攻防・・。
幾多の困難を乗り越え、五分以上に強大な魔王軍と戦い抜く人間界。そして戦いはいよいよ最終局面へ。
大魔王バーンが待つ、バーンパレスへの突入の時は近い。
【魔界編後半の主要登場人物】
<人間界・地上>
☆ビスケット・クルーガー(ビスケ)
・魔界編全編に亘っての主役。女性ながら現在は、男塾塾長代理と人間界司令代理を務める。
雷電と本部の解説の師匠。江田島に昔から憧れていた。戦闘力マッスル形態で400前後。
☆江田島 平八
・人間界最高の男。現在はビスケに、睡眠薬で無理矢理休養させられている。人間界三傑の一人。
バーンすら一目置き、勇次郎が最終目標とする地上最強の男。戦闘力1200。
☆松尾 象山
・最強の空手家と呼ばれる男。現在は勇次郎を追っている。戦闘力は今550だが、全盛期はもっと強い。
42 :
魔界編まとめ:03/12/23 20:01 ID:nuDvlEnw
>>41 <人間界・精鋭部隊>
☆陸奥 九十九
・人間界最強の戦士。無限大トーナメント優勝者にして精鋭部隊のリーダー。しかし、他のメンツが
余りにもアクが強過ぎる目立たない、悲劇の男。
戦闘力750(成長中)だが、己の限界を超える力を引き出す、奥義中の奥義が存在するらしい。
☆烈 海王
・中国拳法最強の男。弟子のサムワンの死を乗り越え人間的に成長した。戦闘力650。
☆剣 桃太郎
・男塾一号生筆頭。数々の奥義を持つ。戦闘力600だが、神剣・神魔剛竜剣が発動すれば1000を超える。
☆ニコ・ロビン
・物語中最高の美女。考古学者として精鋭部隊に同道する。烈に好意を持つが、恋愛感情という程で無い。
戦闘力は400程度。戦力的には価値は低いが、彼女の武器は頭脳と美貌である。
☆精鋭部隊 αにしてΩ(最初にして最後)の男
・世界最強のテロリストと呼ばれる最強の狙撃手。ただ一人別行動で動いている。戦闘力1000?
<光の3戦士>
☆海原 雄山
・地上最傲慢生物と呼ばれるわがままな男。※しかし、その実誰よりも人間界の未来を憂う大人物。
死や裏切り者と呼ばれるのを覚悟して、魔王軍へ潜入した偉大なる男。光の3戦士の中の傲慢の戦士。
(注 ※以降後付け設定)
☆アシュラマン
・現在はぴっかーと鳴く小動物と化しているヘタレ。雄山と行動を共にしている。ヘタレの戦士。
☆本部 以蔵
・精鋭部隊に何故か同行しているホームレス解説者。バ解王と呼ばれる男。しかし、最強の男・雷電が
何故かライバル視している。この男が光の3戦士になれれば、バーン戦の勝算が出てくるらしい。
またそれとは別に、この男は何百万人もの命を救う救世主の運命も背負うらしい?
43 :
魔界編まとめ:03/12/23 20:01 ID:nuDvlEnw
>>42 <魔王軍>
☆大魔王バーン
・魔界最高権力者にして精鋭部隊の標的。闇の衣≠ニいう絶対防御アイテムに身を包む、
全知全能の支配者。老人状態の今は戦闘力1200程度だが、もっと強くなるらしい。
☆究極生物カーズ
・魔界3強最後の一人。戦闘力1200。戦闘力以上に、普通の方法では決して倒せないらしい。体の中に、
黒のコアという魔界の超爆弾をバーンに仕込まれたため、渋々バーンに従っている。
☆ヒソカ
・ロビンを狙う道化師。ロビン調教用に、様々なコスチュームやぶいんぶいんと音のする道具を
用意しているらしい。戦闘力750ほど
☆範馬 刃牙
・九十九に嫉妬し、魔界へ寝返った。魔界の力を借りさらに強くなっている。戦闘力850.
☆赤カブト
・でっかいクマ。バーンパレス入り口で侵入者を排除する。戦闘力1000前後。
44 :
パオ ◆w/9ws2V0DU :03/12/23 20:18 ID:nuDvlEnw
残りの人物紹介と重要用語一覧はまた明日。クリスマス? 関係ねえよ。けっ。
ID:IiewFLcEのクズが荒らした事もあるが、年末だから忙しいんですよ。
まあ、荒らしはスルーですか。屈辱ですが、そうするしかないのか。
止める時、逃げる時は告知だけはしますんで、それが無い時はまだ続けると思って頂いて結構です。
1985氏も休止しちゃったなあ。2ちゃんで一人で長編は無理か。特に私のような性格の人間には。
でも私はともかく、1985氏は最後まで礼儀正しかっただろ・・。悔しいな。何故彼を叩くのか。
45 :
バレ:03/12/23 20:33 ID:lSIjysac
『オカエリナサλ』
明日を楽しみにしています。
46 :
バレ:03/12/23 20:53 ID:lSIjysac
>世界さま
ヒデさんって、誰?って一瞬、思ってしまいました。
ドイル編の時に出てきた人物ですよね?(あっているか少し不安)
いつの間にか総理大臣になっているしw
あのキャラクターから、こんなストーリーが考え付くのは凄いですね。
確かにあれだけヤられれば、人生観も変わるのかもしれませんね。
おおー、パオおかえり。待ってました。
荒らしはスルー。ここは2chなんだ。
>>47様 バレ様 職人・住人の皆様
いや、こちらこそ申し訳ない。
年末の忙しさとしりとり荒らしの事が重なって、しばらく2ちゃんを休止してたら
とてつもない事になっていた。本当に申しわけない。
ですが、まだ忙しいので、明日書いたら多分次は年明けになります。
私もいろいろやらなきゃいけない事がありますんで、お察し下さい。
>>48 こんな状態ですが、戻ってきてくれただけでも嬉しいです。
めちゃめちゃ楽しみにしておりました。
「男気」って数字に現われない強さだよね。塾長の「男」、期待してまつ。
スレ違い気味だがパオに提案。
この間、漫画喫茶の料金を一時間400円として計算してみた。
勤務時間を差し引いて、夜の22時〜翌朝の7時まで漫画喫茶を利用したとする。
すると一日9時間漫画喫茶を利用する事になる。一ヶ月の利用だ9×30で270時間
すると一ヶ月の料金は270×400=108000で10万8千円
実はどこかでアパート借りるのと大きな違いがないように見える。
というわけで、ネットカフェ生活を行って欲しい。・・・まぁ、冗談だけどね
52 :
24の続き:03/12/23 22:24 ID:Xn7vx9nA
基地から少し離れた、公園の広場。そこにキャンプファイヤーのような、大きな焚き火があった。
ジープから駆け下りた勇次郎が、その焚き火に駆け寄る。そこで積み上げられ、燃やされている
黒いものを見た。そのものに貼り付けられている、どんどん焦げていくラベルを確認して、
「うぅうぅおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉっっ!」
勇次郎が、吼えた。これは勇次郎にとって何よりも大切なもの……セー○ー○ーン
テレビシリーズ本放送時の全話録画テープなのである。
ストライダムが察して、車載電話で確認を取った。……沈痛な顔で通話を切ると、がっくりと
両膝、両手をついた勇次郎に歩み寄り、
「スイス銀行物品部に問い合わせたが、確かにユージロー・ハンマ氏本人が来て引き出していった、と」
「……ぅぐぐ……」
《ゆ、勇次郎。しっかりしろ。というか、さっき観てただろう? 全部ダビングしてあるのでは》
「あれはCMカットした観賞用だ……だが、ここで燃えてるテープのは、録画したそのもの……
当時の雑誌や玩具のCM、そして番宣なんかは、歴史的資料として重要な価値がある……お前には
解るまいが、俺のようなコアでディープなマニアにとっては、同じ重量の金やダイヤなんかより
遥かに大切なものなんだ……それを、それを……」
ぐぐっ、と土を掘るようにしてコブシを握り締めると、勇次郎は顔を上げた。
「……おのれ……おのれおのれ、刃牙っっ!」
《って、ちょっと待てええぇぇい!》
ウルトラマンが、勇次郎の体内で叫ぶ。
《どうしてこういう展開で、そういう発想が出るんだっ! どこをどう考えても、ザラブ星人の仕業
だろうがっ! 刃牙君がスイス銀行を騙して、君のビデオを引き出して、わざわざハワイまで
持って来て燃やした、っていうのか? ムリあり過ぎるぞ!》
「い〜や、あのクソガキならやりかねん。……安心しろ、俺は冷静だ。ちゃんとお前の言うことも
理解している。ザラブ星人の存在を忘れた訳ではない」
《だったら、》
「つまり、刃牙とザラブ星人と、両方ぶちのめせば片方は確実に犯人ってぇことだ……
恨み晴らさでおくべきかああぁぁっ!」
《どこが冷静だ、どこがっ! そうやって君たちを憎しみ合わせ、戦い合わせることこそが
奴らの罠、思う壺だというのが解らないのか!》
「だかましい! とりあえず刃牙からぶちのめしてくれる! 首を洗って待っていろおおぉぉ!」
勇次郎は、もはや怒りのあまりじっとしていられないらしく、猛牛のように走り去った。
ぽつんと一人残された、ストライダムは。
「……えーと。(きょろきょろ)あ、あったあった」
広場の隅で水飲み場を見つけ、ジープに積んであったポリタンクで水を汲み、燃え盛る
ビデオテープの火を消した。火の用心火の用心。
地球の某所、円盤の中。
「これであの男は、近しい者たちからは憎まれ、一般人からも忌避され、そして自分自身も
実の子に強い恨みを抱く……という、対外的にも内心的にも、かなり極悪な状況に置かれた訳だ」
「はい。接した感じでは、事前調査どおりアホに間違いありません。我々の仕掛けを見破ったり、
あるいは逆手に取ったりするような知恵はないかと」
「フン。さぞ辛かろう、苦しかろな。だが侵略者から地球を守るという大任を負っている以上、
この程度のことには耐えてもらわねばな。もっともその大任、間もなく遂行不可能となるが」
「その通りですな。……ただ、」
「何だ?」
「奴がアホであるという部分に少々、不吉なものを感じます。それに、元々『みんなの人気者』
にはほど遠い存在だったようですから。我々のしたこと、案外無意味だったかも」
「フン、考え過ぎだ。計画は順調にいっている。そろそろ次の段階に入るぞ」
「はっ」
メフィラス星人とザラブ星人による、悪質侵略計画。「勇次郎の陥れ」に続き、次は……?
第四話 後編 『叶わぬ夢……禁じられた言葉』
勇次郎がハワイで吼えていた頃、刃牙は悲しみを怒りに変えて街を徘徊していた。
「う〜、どこだどこだクソ親父ぃぃ」
ふらふらうろうろしていると、潰したダンボール箱を山のように積み上げているリヤカーを発見した。
それを本部が引いている。いつもの仕事中らしい。
勇次郎の趣味の一つに、本部いたぶりがある。もしかしたら勇次郎に会っているかも、と思って
刃牙は声をかけてみた。
「いや、最近は見てないな。そういえば、駅前で銀行強盗して大暴れしたとか聞いたが」
「その話は俺も花山さんから聞きました。けど、そいつはニセモノです」
刃牙は、さらりと言い切る。
「確かにあのクソ親父は、鬼畜で外道で変態で恥知らずでコンコンチキでラッパがプー♪ で、
何考えてんだか解らないアホです。けど、本物のあいつが、あんなに弱いはずはないですから」
「ふむ。信頼してるんだな。その一点だけ」
「ええ。それはもう見事に綺麗さっぱり、その一点だけ」
うんうん、と二人が頷きあっていると。
「本部以蔵さんと範馬刃牙君、だね」
二人のすぐ側に、黒いコートを着た、長い黒髪の青年がいた。サファイアの目をした男、メフィラスだ。
その正体は悪質宇宙人・メフィラス星人である。
『! 接近に気付かなかった……あ、こいつもしかして、駅前でニセモノ親父と戦ったっていう……』
「範馬勇次郎氏のことで話がある。ご同行願いたい」
「親父のことで?」
「ああ。二人を順に御招待する予定だったが、こんなところで二人一緒とは、幸運だった」
「あの、わしはこのダンボールを運ばないと、商売上の信用が」
「いやいや、大した手間は取らせない」
パチン、とメフィラスが指を鳴らした。すると刃牙と本部に頭上からスポットライトが当てられた。
何事かと上を向くと、そこには絵に書いたような未確認飛行物体UFOがいて、
「えっ!? ……って、う、うわっ、くそ、放せっ!」
光の中は重力のコントロールでもされているのか、二人の体が、ゆっくりと吸い上げられていく。
「お、おい、やめろっ! わしをキャトルミーテレーションしても、うまくはないぞっっ!」
「本部さん、ミューティレーション。それにあれは、食べる為じゃなくって、」
「えぇい、この状況で冷静に突っ込むなっっ!」
二人はUFOに吸い上げられ、捕らわれた。続いてメフィラスも、光に吸われてUFOに乗る。
UFOはそのまま、何処かへと飛び去っていった。
刃牙と本部とは遠く離れた、とある海辺の岩場。
ざばあっ、とまるで海坊主のように、ずぶ濡れの勇次郎が上がってきた。
その髪にはコンブを絡め、その口には生きたサンマを咥え、その目にはギラギラと憎しみを燃やして。
《ハワイから三時間ちょっとか……さすがにバケモノだな、君は。激怒してると特に》
「てめぇのクソやかましい説教がなけりゃ、もっと早かったぜ」
《説教ではなくて、説得だ説得。いい加減、冷静になってくれ》
「黙れ。人の家庭内問題に口出しすんじゃねえ。み○もんたか、お前は」
《だから、これはもう家庭内の問題などではなく、地球の命運がかかっているんだ。そもそも、》
ウルトラマンの説得はきっちりムシして、勇次郎はフンフンと鼻を鳴らす。
「刃牙の匂い……よし、キャッチした! 覚悟しろおおおおぉぉぉぉっ!」
《こら待て勇次郎! 待てってば!》
>>1さん
おつ華麗さまです。いろいろ悩んだ末でのこととお察ししますが、こうして世界さんや
パオさん、バレさんも来て下さったのですからもう大丈夫ですね。良かったです♪
>>16さん
ありがとうございます! 本来、私がやるべきことなのに……本当に、ありがとうございました!
>>世界さん
「ハイジャンプ」。落ちて来なくなる、というところは予測できましたが、星条旗云々は読んだ瞬間
「ぶっ!」と発声してしまいました。いやマジで。……自分の部屋で良かったなぁ。つくづく。
ヒデさんは、私も誰だか解りませんでした。放浪記の時のトリプルJや咬合流拳法といい、よくも
まあこんなところから……です。
>>バレさん
いつもいつも、その補完のみに留まらぬ律儀な仕事っぷりには、感謝しつつ感服致しております。
というか、正直甘えてますよね……ご苦労様です、バレさんっ。
で。それはそれとして、
>>45の一万二千年後な「イ」はどうやって?
>>パオさん
今はちょっと、あまり言葉が出ません。確かに重なりすぎましたよね……。
でも、それでも書いて下さるのは本当に立派だと思います。金も払わずファンレターも出さず、
一方的に楽しみにしてるだけの私ですが、とにかくパオさんのSSは本当に好きです。そして、
そういう人はたくさんいます。必ず。
先のことはどうあれ、今は今の作品の続きを、ろくろっ首になって待ってますよ♪ お仕事も
大変でしょうが(実は私も年末PRイベント関連で少々……)、時間ができ余裕ができれば、
書いて下さいね。
57 :
作者の都合により名無しです:03/12/23 23:12 ID:Doque5Cq
>入会動機さん
おお、まるでがろう伝のようだ。加藤が加藤らしくていい。
またこういうの書いて下さい。期待してます。
>世界さん
いや、しかし毎日ここまでアングル変えた作品をアップ出来ますね。
凄い。出来ればこのペースを維持して頂きたいな………
>ふらーりさん
メフィラス星人とザラブ星人、懐かしいなあw
それにしてもふらーりさんは本部好きですね。
>パオさん
本当にビスケが主役とは思わなかった。パオさんはロビニストと思ってたのにw
あと、パオさん。荒らしが来てかっとしてしまったら、深呼吸を3つして下さい。
パオさんほど漫画板で幸せなコテハンはいませんよ。
これまで何回も切れたのに、それでも多くの人間があなたの復活を願ってたのですから。
普通のコテハンなら総叩きです。今回もあなただから許されたのですよ。
厳しい言い方になりますが、それを常に覚えておいて下さい。
九西白(3)(1)1南発一一9中(9) 6←ツモ
開けた配牌はやっぱりクズ手だった。一度は大きく燃え上がったのび太の闘志も
すっかり萎え、しずかちゃんの使っていたおしぼりをズボンの履き口から股間に
突っ込んで、ダルそうにゴシゴシ拭き始めた。現在、のび太は全裸ではない。
ドラえもんが持ってきたセワシの未来服の替えを身に纏っている。山下清画伯も
ビックリの未来服のダサさ加減も、のび太のやる気を削ぐ原因の一つになっている。
「あー気持ちいい。もう麻雀なんかやってらんねー。俺も寝ちゃおっかな。そんで
朝起きたらさ、この配牌はロックだ!とか何とか言って、音楽プロデューサーに
スカウトされちゃうの。俺が。いい考えだと思わない?」
「思う思う。でもさ、そんなにこの配牌が気に入らないんだったら、さっさと
流しちまえばいいんじゃない?」
夢の世界の住人と化したのび太の配牌を横から覗き込んで、ドラえもんがやんわり
アドバイスを送った。そんな悪魔のささやきを、のび太はきっぱりと拒絶した。
「流すって、要するに雀卓をひっくり返すとかして、うやむやにしちゃうって
事だろ?そんな汚い真似ができる訳ないだろ!鬼!悪魔!」
燕返しは全然汚い真似じゃないらしい。
「そうか、のび太くんにはまだ九種九牌(キュウシュキュウハイ)を教えて
なかったんだっけ。この配牌は、ルールに則った正当な手続きで場を流す
ことができるんだよ」
「ななな何ですと!」
のび太が必要以上に驚いて、股間からおしぼりを抜き取って後ろに放り投げた。
「そんな便利なごまかし方があるんだったら、さっさと教えてくれりゃいいのによ!
で、どうやんの?どうやんの?」
真四角のおしぼりが不規則に揺れながら宙を飛び、幾筋かのよれを作って
ジャイアンの胸元に落ちた。潔癖症の烈が見かねて、おしぼりをつまみあげて
しわを伸ばし、キチンと顔にかけてやった。呼吸困難に陥ったジャイアンの
激しい息遣いが、天使の歌声のように烈の耳朶を優しく打った。
「第一ツモの時点で、手牌の中に九種類以上のヤオチュウ牌があった場合
その旨を宣言して牌を倒せば、流局が成立するんだ。このルールを九種九牌と
いう。例えば…」
ドラえもんが、隣の雀卓に麻雀牌を並べ始めた。
一九(2)(6)(9)(9)128東南北白 中←ツモ
「この手は、第一ツモで中を引いたことによって、ヤオチュウ牌が九種類に
なった。九筒が二枚あるから、九種十牌。もちろん、枚数が多い分には
全く問題ない。この手は九種九牌が成立する」
一七(9)124579東南西発 一←ツモ
「こっちの手は、第一ツモの一萬でヤオチュウ牌が九枚になったけど、種類は
八種類しかない。よって九種九牌は成立しない。観念して、この手で続行
するしか道はない。ただ、絶対にアガれないと決まった訳ではないし、逆に
アガりを無視してでも他人に振り込みたくないなんて時には、こういうクズ手の
方が役に立つこともある。点差によっては国士無双を狙ってもいいし、九種九牌が
認められない雀荘だってあったりする。要するに、状況やルールをよく見極めて
判断しなさいよ、って事さ」
「なるほど、だったらこの場は迷わず流すべきだよね。ツモる前から11種12牌あるし。
点差は絶望的なくらいに開いているけど、アカギが東をアンカンしちゃってるから
国士無双は不可能だもんね。流すぞ!流しちゃうぞ!必殺、九種…」
「のび太くんのバカー!!」
ドラえもんの嘆きの殺人パンチが、のび太の顔面にクリーンヒットした!
ここ?このスレでいいんすかね?
バキスレでは、おそらくこれが本年最後のアップになります。
私がこんな風なネタを書き始めたのは今年の一月からなのですが
そんな2003年もはや年の瀬。思えば色々なことがありました。
バキのウソバレ番外編で初お目見えしたドッポリア、後にバキスレで
大長編として生まれ変わったドッポリア。直後にバキスレを飛び出して
他所様のスレに土足で上がり込んでは糞便を垂らして回ったドッポリア、
ふとした気まぐれでロボットに生まれ変わったドッポリア、流浪の果てに
使い古しのスレのどん詰まりで壮絶なる最期を遂げたドッポリア。
いやぁ、本当に色々なドッポリアのあった一年でした。
それでは皆様、よいお年を。
61 :
作者の都合により名無しです:03/12/23 23:30 ID:Doque5Cq
VS様お疲れ様。マージャンははっきり言って分からないけど、
VS様の異次元のセンスは本スレのウソバレとともに尊敬してます。
でも、マージャン知らない私でも楽しめるって言うのは凄いです。
ウソバレともども頑張って下さい。
大戦争
悪の組織・神心会が開発した最終兵器、愚地克己。
最先端科学を駆使して作られた彼の戦闘力は、何と核兵器にも匹敵するという。
組織の長であり、克己の生みの親でもある愚地独歩は手始めに日本征服を開始した。
最終兵器・克己は瞬く間に都市部を制圧する。
ガイア率いる自衛隊も、その圧倒的破壊力の前に敗退を重ねていった。
「もう残っている武器はないのか?」
「この竹ヤリくらいしか・・・」
「奇ッッッ そんなモノでどう闘えというのだァ!!」
初期段階に主力を投入してしまったために、自衛隊内は深刻な物資不足に陥っていた。
もはや残っているのは、竹で出来た簡素なヤリ一本のみ。
だが、そんな時救世主が現れた。
「そのヤリ一本あれば、私があの兵器を撃破してみせよう」
「キサマ、何者だ!?」
「私の名は烈海王。中国武術省から派遣された者だ」
この中国人の迫力に、百戦錬磨のガイアもたじろいだ。こいつなら、やれるかもしれない。
あの最終兵器に一矢報いてくれるかもしれない。
「・・・いいだろう。じゃあ、頼むぞ」
「うむ」
ヤリ一本を携えて、烈は基地を飛び出した。その後ろ姿はとても頼もしかった。
とある地方都市で、両者は対峙した。
万一の時のコトを考え、ガイアら自衛隊も近くにて待機する。
激不覚っっっっ! すみません入会さん(仮)!
というわけで改めて。
>>入会さん(仮)
加藤らし過ぎるエピソードですねぇ。それで神心会の門を叩いたけれど、
やっぱりあの日のことが脳裏に強く焼きついててそこをも飛び出し、
だけど独歩の真の姿を知ってまた戻ってきた、と。彼の人格形成というか、
人生観の築かれっぷりがよく解ります。
そういえば死刑囚編って、こういう要素をとことん突き詰める……と思って
いたんですけどね。当初は。
>>VSさん
おお、久しぶりに「麻雀教室」しておりますな。ほんと久々。
で、一周年ですか。どこまで行くのか麻雀教室、どこへ行くのか麻雀教室。
まあ……結末なんか、全然全く想像つきませんけど。想像できる人類は
いないでしょう、多分。
ともあれ、来年もよろしくです♪
「班長・・・烈とやらに、勝ち目はありますかね?」
「核兵器VS竹ヤリだぞ? 勝ち目などあるものか」
「えっ! それじゃあ、なぜ・・・?」
「賭けてみたくなったのだ・・・。竹ヤリの起こす奇跡に!」
戦闘開始、克己が溶岩にも匹敵する温度の火炎を放射した。
だが、烈は拳の風圧のみで、それを掻き消してしまった。
しかも間合いを詰めた烈、強烈な手刀で克己の右腕を叩き切ったのだ。
「す・・・すごいですよ班長!」
「ヤリは・・・?」
烈の猛攻は続く。拳と化した足での蹴り。辮髪を利用した巧みな投げ。
「あの中国人、すげぇ強い!!」
「ヤリは・・・?」
克己の放つ音速ミサイルをはねのけ、烈がカウンターの突きを見舞った。結着である。
「班長ォ! や、やりましたよッッッ」
興奮する部下達を尻目に、ガイアは終始、曇った表情を浮かべていた。
「ヤリ使ってないじゃん・・・」
烈の理不尽な強さ、竹ヤリの意味、確かに納得いかない点は数多く存在する。
しかし、克己は現に倒されたのだ。終わり良ければ全て良し。
細かい事を気にしない度量を身に付けるコトこそが、世渡りの一番のコツではないのだろうか。
65 :
バレ:03/12/24 02:01 ID:UM0MUJhl
>ふら〜りさま
きっとビデオを燃やされた時の勇次郎には「鬼」が宿っていたでしょうね。
(或いは「燃えよペン」みたく凄い効果線が引かれているか)
>一万二千年後な「イ」はどうやって?
さあw
誰かが作られたのをコピペしただけですので。
トップ好きでしたねえ。あの頃はセル画まで買う熱の入りようでした(もう売りましたが)。
流石に私は12000年も待てません。
>VSさま
そうですね。ドッポリアは最期までドッポリアでした。
マロンの頃が思い出される。少し懐かしいですね。
VSさまも今回が今年最期のSSですか。やはりどこも年末は忙しいですね。
せめて正月くらいは、二人仲良く楽しくやってください。
私は独り身ですが。
それでは良いお年を。
>世界さま
何となくドッポリアちっくな話ですね。
VSさまの>60書き込みと微妙にシンクロ状態。
(もしかして>60見てから書いたのですか? たった15分で!?)
怪しげな中国人に全てを任せてしまうガイアの適当な性格が、
個人的に良かったですね。やっぱりこういう適当な面も、ガイアは
世渡りのコツとして身につけたのでしょうか。
66 :
作者の都合により名無しです:03/12/24 07:36 ID:zYwDaS3c
ノノノノ
( ゚∋゚)
ミ ̄ ̄⌒∨⌒ ̄ ̄ミ
ノ|||||||||(****ノ|||||||||(
. ,ヘ .ノ| |****|
. | \ ∧∧∧/ /\/\
\ ` -Φ-/ ( /⌒\ )
_<川´∀`||>_ \\ // <これが余のメラゾーマだ
\ ̄|||| 川 ||| ̄/ 彡ヽノミ
. |`⌒Y Y⌒|つ
. | . |\/| |
| ノ `、|
|ノ ( |
|ノ ____(|
ノ ⌒| _)_)|
パオ復帰おめ。しかし職人さんたち年末年始はお休みかあ
しかし世界さんの更新は驚異的だな
67 :
作者の都合により名無しです:03/12/24 08:19 ID:XFhn6W8o
追加キャラでコブラなんて面白そうだと燃料投下(塾キャラキャラから「秘宝・神の涙」の話を聞かされて、バーンの居城に潜入。精鋭隊とは一線を画するがバーンの味方もしないと。)
68 :
王大人:03/12/24 09:31 ID:4vBSLhxY
重複スレ、死亡確認
70 :
作者の都合により名無しです:03/12/24 17:37 ID:to6q4nj7
クリスマスなのにここの職人の作品だけが楽しみだ。
それにしても世界さんすげえ
71 :
魔界編まとめ:03/12/24 22:02 ID:E5xa3g+K
>>43 <無所属>
☆範馬 勇次郎
・奥底にあるかすかな記憶。かつて自分は地上最強の生物≠ニ確かに呼ばれていた。
しかし、今現在の自分は指折りの強者ではあるが、決して最強ではない。
だが勇次郎はその事実を自然に受け入れ、そしてむしろ喜んだ。上を潰していく喜びに。
無限大に強くなってゆく喜びに、打ち震える勇次郎。もうすぐ、もうすぐだ。
俺が地上最強の生物≠ノ復権する日は近い。戦闘力900(成長中)
☆雷電
・解説の神に最も近しき男。現在は解魔王デーンを名乗り、究極の高みにて本部を待つ。
人間界の為、敢えて裏切り者の名を受けて、全てを捨てて解説する男。
☆アドルフ・ゴードン
・魔界最強の戦士。戦闘力1300は、老バーンや江田島をも上回る。バーンを追い詰めるが、
闇の衣≠フ絶対防御の前に敗北し、死亡。だが・・
☆徳川 光成
・人間界三傑に次ぐ偉人だったが、その醜い容姿と老い、そして江田島に対する劣等感を
喪黒に突かれ、現在は魔界側に立っている。自分の意思でアイドル並のプリティフェイス、
栗見 由奈≠ノ変身する事が出来る。由奈ちゃんは見た目はパーフェクトな女の子だが、
肉体的には男。魔の祝福により、悪のカリスマ性と恐るべき強さを誇る。戦闘力800。
☆喪黒 福蔵
・道化師、傍観者、時に狂言回し。名目上魔王軍だが、バーンですら御しきれない謎の男。
☆綾波 レイ
・新世紀エヴァンゲリオンのヒロイン。本作品には登場しない。
72 :
魔界編まとめ:03/12/24 22:03 ID:E5xa3g+K
>>71 【重要用語一覧】
☆魔界
・人間界の地下に存在するという世界。しかし、次元のゆがみによって2つの世界は連動してるので、
世界間の移動は次元転移装置が必要。魔界は常に薄暗く、昼も夜もない。しかし文明度は以外に高く、
色々な種族がいる。また、魔界を覆う瘴気により、闘いによるレベルアップは地上より遥かに早い。
☆バーンパレス
・大魔王バーンの居城。飛行石により天空を舞う、全長数キロの巨大建造物。
パレス内の時空転移装置が完成すると、人間界を蹂躙する事になるだろう。
またパレスには防護バリアが張り巡らされ、並の者では近付く事すら出来ない。
☆闇の衣
・黒の章≠ニ呼ばれる、人間の罪を全てまとめたビデオテープから抽出された
憎しみや恨みなどの闇のエネルギーを凝縮し、衣にした絶対防御アイテム。
全ての攻撃を無効化することが出来る。だが、絶対の闇の力に対する、
究極の光の祝福も存在する。
☆光の3戦士
・闇の衣≠ノ対抗し、それを相殺できる唯一の存在。傲慢・ヘタレ・言霊。
その3人の戦士が揃いし時、闇の衣をバーンから剥ぎ取ることが出来るといわれる。
☆人間界3傑
・男塾塾長・江田島 平八、地上最傲慢生物・海原 雄山、そして内閣総理大臣・板垣 重政。
人間界で最も偉大な3人の事を指す。光成はこの3人に劣等感を抱いていた。
☆伝説の大妖
・かつて長飛丸と呼ばれた、伝説の妖怪。天を自由に駆け巡り、雷と炎を操る。目覚めが近い。
☆世界の果ての意志
・????????????
73 :
パオ ◆w/9ws2V0DU :03/12/24 22:17 ID:E5xa3g+K
日本中がラブホと化す呪われた夜、皆さんいかがお過ごしでしょうか。
おそらくバキスレの住人の8割が予定が無い事だろう。
ご安心あれ、そういう人の為にこのバキスレはあるのです。
大体キリストご生誕の聖なる日に、性行為してんじゃねえよ。罰当たりどもが。
私は毎年お誘いを断り、賛美歌を口ずさみながら聖書を読み耽る事にしている。
今年も7人の女性のお誘いを断った。この場を借りてお詫びしたい。
しかし女性誌どころか男性誌までチャラチャラしたクリスマス特集組みやがって。
クリスマスは山に篭って男を磨け≠ニかいう特集をたまには組んでみろよ。
日本人には盆と正月あれば十分だ。 ・・というわけで魔界編、これからも宜しく。
あと今回のまとめで書いてないのがボロボロ出ると思うがごめんなさい。
それからカーズ。こいつの戦いっぷりも倒し方も何も考えてない。
もし、まったく出てこないまま最終回を迎えても、ドンマイって感じで。
年内あと1回書けそうです。
>>25 >20-21はもうレスしなくても良いですよ。つまらんし。
? 感想をおもしろいとかで判断するのか?
変わってるな。まぁ頑張れ。
>>31 ヒデとかが誰か分からなかったんだが、ああそうか。
っつーか大出世だな。
相変わらずの雰囲気の転化は凄い。
毎回楽しみにしてるよ。
>>52-55 勇次郎の大切なものアレかよ。
この作品がテンポの良さがいいな。
あと、バキが勇次郎の強さだけには信頼をおいてるのが何気に良かったり。
がんばれ。おつ。
>>58-60 麻雀出たああ!
「もう麻雀なんかやってらんねー」にウけた。
引きが凄いな。続き読みたい。
>>62>>64 ガイアだ…。
ってか烈強すぎる。
竹ヤリへの突っ込みは予想通りだったが、
締めくくり方というかオチというか。
その辺はこのシリーズ独特の雰囲気だな。
>>41-43>>71-72 おつ。久しぶりだな。
設定見てると先が気になって仕方が無い。
まぁお前のペースで書いてくれよ。
>>34 絶対運命黙示録
「く」
どっかの馬鹿の所為でアク禁に巻き込まれてたよ。
ほんと荒らしは死んで欲しい。思慮浅すぎ。
周りの迷惑を考えないってのは罪だな。
>>75 824 名前:Classical名無しさん[sage] 投稿日:03/12/25 00:07 ID:IiewFLc
出現時間が一緒だな。
>>パオ
乙。来年も頑張ってくれ。
>>74-75 感想しりとりはともかくとして
一人でしりとりって
楽 し い か ?
>>76 そうだね。
たぶん2ちゃんの各所でそんな事が起きてるよね。
で、それがどうしたの?
>>77 ? 一人でしりとりなんてやってないよ。
>>34から続いてるしな。
まぁ一人でやることもあるけど、それは俺がしりとりの輪を途絶えさせないためなんだなよ。
やっぱりしりとりは皆でやるからおもしろい。
お前らもバシバシ参加してくれよな。
ルールは
>>5に書いてあるからさ。
悲劇
初っ端から嫌な予感はしていた。
しかし、時間は絶対に戻せない。一度起こってしまったコトは、あるがまま受け入れるしかない。
ケーキと七面鳥がハチミツだらけになってしまったのだ。
オーガとストライダム、二人だけのクリスマスパーティ。
別にどちらも信心深くは無い。むしろ、勇次郎などは己を信じている男である。
たまたま二人の男が、たまたまホテルの一室で、たまたまケーキと七面鳥を食べようとした。
そして、たまたまハチミツをブチ撒けてしまっただけなのだ。
「・・・どうする、ユージロー」
ムスッとした表情で、無言でケーキを睨み続ける勇次郎。ストライダムの額にも汗が滲む。
「メリークリスマスッッッ!!」
そう叫びながら入ってきたのは、サンタの格好をしたビスケット・オリバ。場違いだ。
ハイテンションのオリバに、不機嫌そうなオーガ。ますます青くなるストライダム。
『わたしがもし核ミサイルを持っていたなら』
『自分に向けてスイッチを押したいところだよ』
『せめて楽に死にたい・・・』
ストライダムの魂が抜けかけた時、オーガが動く。
「喰うぜ」
全力でケーキに喰らい付く勇次郎。15号程のケーキは、瞬く間に喰らい尽くされた。
「ユ、ユージロー・・・?」
「不味い。余計なモンがひっついた闘争は遊戯にも劣るが、それはケーキとて同様だ・・・。
そうだろう、ストライダム──────────ッッッッッ!!!!!」
後はひたすら笑い続けるオーガ。オリバは自分の服を、腕力だけで引き千切っている。
あぁ、これが言いたかっただけだろうなぁ。この男達となら、きっと来年も退屈しないだろう。
ストライダムはシャンパンを口にした。メリークリスマス、乾杯・・・。
世界様へ乾杯。
メリークリスマス!
★
☆ [~~~]
|\ [~~~~~] クリスマスケーキ ドゾー
∴∴∴ [~~~~~~~]
. (・ω・)丿 ッパ
ノ/ /
. ノ ̄ゝ
82 :
81:03/12/25 02:32 ID:uRROqKiQ
ケッ ダレモイワッチャクレネエヨ…
☆
/|
∴∴∴
(・ω・` )
(∩∩ ),,,,ショボーン
SSって何?
悟空は心臓病で死んだ。
Z戦士は人造人間に敗れた。
ここはそんな世界のお話。
「おーい、5時までに1000食あげるぞ!」
釜の熱気により周囲の空気が揺らぐ。水蒸気がもうもうと立ち込める作業場の窓に夕日が差し込む。
ここは某食品の生産工場。作業場は戦場の如き忙しさで、出荷予定の製品を生み出していた。
一人の女性が作業の手を休め、額に伝う汗を拭う。
年齢は30過ぎであろうか。しかし、その顔には生活の疲れが皺や染みとなって表れ、
実際の年齢より10歳は老けて見える。
主任が女性の手が止まっているのを見つけて怒鳴る。
「おいブルマ! 仕事が遅れているぞ!」
「は、はい。すいません」
呼ばれた女性―ブルマ―は、慌てて作業に戻る。
そう、彼女の名はブルマ。カプセルコーポレーションの社長の娘で、べジータの妻‥だった。
しかし、今の工場で働くブルマには、かつての社長令嬢だったころの面影は全く無い。
ブルマは疲れた身体に鞭打ち、黙々と作業を続ける。
就業時間終了のチャイムが鳴り響く。
ブルマは当日分の給与を受け取り、一人で帰路についた。
しん‥しん‥しん‥
町の灯りが、雪降る街の風景をぼんやりと照らし出す。
灯りに照らされた彼女の顔。疲労に色濃い顔が、更に陰影が濃くなる。
今日は24日。世間はクリスマスと騒いでいるが、私はこの日が嫌いだった。
12月24日。忌まわしき人造人間が襲来し、私から全てを奪った日。
クリスマスに現れた二人の人造人間により、人類の世界は激変した。
突然出現した人造人間は、欲望の赴くまま人類を破壊し始めた。
どんな兵器も通用しなかった。退治に出たミスターサタンは一撃で消し飛ばされた。
べジータを筆頭とするZ戦士も立ち向かったが、全員殺された。
人造人間は殺戮を楽しみ、街を破壊した。
カプセルコーポレーションは、悟空・べジータと関わりがあったということで、特に狙われた。
ほぼ全ての支店が襲撃・破壊された。ブルマの父・ブリーフも殺された。
ブルマはかろうじて生き残った。少年の姿をした人造人間は言った。
「全てを失った社長令嬢サン、これからはホームレスだね(はあと」
底意地悪そうにそれだけ言うと、人造人間は飛び去っていった。
ブルマは一人、焼け野原で佇んでいた。その手に自分の赤子を抱えながら。
‥その1年後に、人造人間はセルという怪物と相討ちになった。
‥そして、人類に再び平和が戻った。
‥私を除いて。
‥友人を‥家を‥父を‥夫を‥全てを奪われた‥私は‥
いけない。こんな事を思い出してくよくよしていても仕方が無い。
子供が待ってる。帰らないと。
ブルマは気を取り直して、帰路を急いだ。
今のブルマの住む家は、郊外から離れたところにある安アパートだ。
アパートの階段を上がると、隣に住んでいるチチが挨拶してきた。
「お帰り、ブルマさん。今、赤ちゃんにミルクをやったとこだ」
チチはブルマが仕事の間、赤ん坊の世話を見てくれている。無論、只ではないが。
ブルマはチチから赤子を受け取り、軽く頭を下げた。
「ごめんね。今日は残業で遅くなったの」
「気にしなくていいだよ。オラには子供がいねえから、ハハッ」
チチはつとめて明るく笑った。
「ごめんなさいね。チチさん」
「だから、気にしなくていんだって、じゃ明日また来るだ」
チチと分かれたブルマは、再び階段を二階へとあがる。
自分の部屋の玄関の扉を開けると、新聞受けから1枚の紙切れがひらひらと落ちてきた。
ブルマはその用紙を憂鬱そうに拾い上げて、文面に目を通す。
< 督 促 状 >
拝啓 冬の寒さ厳しい中、ますますご清栄の事とお喜び申し上げます。
さて、これまで当社よりお借り頂いた代金6万2千ゼニーにおきましては、
再度ご請求(10月24日付営請第119号および11月24日付営請第134号)いたしましたが、
未だお支払い頂いておりません。
小社としましても資金繰りに非常に困窮しております。
つきましては12月25日までに、下記支払い先へ利息分の1万ゼニーをお振込み頂きますようお願い申し上げます。
もし当日までにお支払いがない場合、しかるべき処置を講ぜざるを得なくなります。
なにぶんのご配慮をお願いいたします。 敬具
「‥‥ふう」
ブルマはため息をついた。
去年、病気で倒れた時に金融業者から借りた2万ゼニー。
それが膨れ上がり、今や月々の利息だけで1万ゼニーである。
昔ならば、元金ごとキャッシュで払えた金額である。しかし、今の彼女にとってはとうてい返せる額ではない。
(こんな大金‥‥)
返さなければ、彼らは実力行使で来るだろう。赤子にも手をだしかねない連中だ。
しかし、今日の仕事の給金は130ゼニー。
身の回りのものは全て質で売り尽くしている。
ブルマは家中の金を確認した。それでもやはり所定の金額には至らない。
(だめか‥全財産かき集めても、1500ゼニーにしかならない…)
(もう、あれしか方法は無いか…)
その夜、ブルマは市街地の外れにある、歯科医の扉を叩いた。
「ええ確かに最近、髪や歯など、女性の肉体の一部を性欲の対象とする猟奇趣味の方は多いですが‥」
ブルマを迎え入れた医師は、彼女の問いに対し、いささか不満そうに答えた。
「しかしですね、こうした取引が成り立つのは一流モデルや若い娘の話で、残念ながらあなたのような‥‥
え? あなたはカプセルコーポレーションの? それであれば話は別です」
男は奥へ引っ込み、しばらくすると何やら歯の模型のようなものと価格表をいそいそと持ち出してきた。
歯の模型をブルマに見せ、それぞれ指差しながら説明する。
「そうですね。貴方でしたら‥、前歯なら一本に付き3600ゼニー。奥歯は2200ゼニーですね。
髪は残念ですが痛み過ぎて使えません‥‥‥どう致しますか?」
少し考えて、ブルマは、今回は奥歯だけで、と答えた。流石に前歯を抜くのは躊躇いがあるし、
奥歯4本でも8800ゼニー。手持ちのお金とあわせれば、今月の支払いは足りる。
‥しかし来月の支払いはどうしようか。 考えると気が重たい。
麻酔を使うとその分金額が差し引かれるので、麻酔無しの抜歯となった。
抜歯の痛みは尋常ならざるものだ。
最初に邪魔な歯肉を切り開く。口腔内に血が溢れる。
「痛かったら言ってくださいね。麻酔を打ちますから」
医師は親切で言っているのだが、ブルマには嫌味としか受け取れない。
歯を食いしばる事が出来ないので、椅子の肘掛を強く握り締めて痛みに耐える。
既に痛みでブルマの額に脂汗が噴出ている。
医師の腕が、大きく後ろへ動かされた。
「ごぁっ!」
脳天にハンマーで殴られたような衝撃が突き刺さった。
ブルマは意識を失った。
89 :
クリスマス:03/12/25 04:08 ID:pKlPyrse
気を失っている間に、奥歯は全て抜かれていた。
指定の金額を受け取ると、ブルマは病院を出た。
歯茎がひどく痛む。乱暴に扱われたせいで、神経に傷がついたのかも知れない。
まだ出血は止まらない。口内に血の匂いが充満する。
口に溜まった血を、ぷっと地面へ吐き出す。
降り積もる雪の白に、赤い斑点がひろがってゆく。
「あの人も、よく血を流していたわね‥」
ブルマは、今はもういない二人の男の姿を思い浮かべた。
ヤムチャとべジータ。
‥彼らは、彼女のこんな姿を見たら、何と言うだろう。
瞳から涙が出てきた。それは抜歯の痛みのせいだけではないだろう。
「子供が待ってる‥帰らないと」
ブルマは元来た道を戻り、家へと帰り始めた。
しん‥しん‥しん‥
雪は相変わらず降り続ける。
まるで自分の心を覆い尽くすかのように。
メリークリスマス‥‥
>>76-77 ID:IiewFLcみたいな精神病患者は相手にするな。付け上がるだけ。
バキスレヤムスレ全員一致で荒らし認定されてるクズなんだから。
一人でしりとりやってる、寂しい奴なんだよ。多分、リアル生活でも。
パオ氏、世界氏、クリスマス作者氏お疲れ様。
いや、クリスマスにも楽しめるとはw
マジレスしとくけどさ、精神病患者を差別するような発言するなよ。
IiewFLcは単なるクズで、精神病患者は病人。
多分
>>90はリア厨だから言ってもどうにもならないだろうけどさ。
こんなのしか残ってないんだろうな、今のバキスレは
何事もなかったように再開
↓ ↓ ↓
>>79 「極上の料理に蜂蜜をぶちまけるが如き〜」ってやつだな。
ってかストライダムと勇次郎二人でクリスマスかよ。
ぜってー嫌だ。オリバも意味分からん。
>>83 設定だけ借りて素人が書いた短い話をショートストーリーあるいはSSっていう。
>>84-89 すげえ…。
クリスマスってタイトルだからさぞかしほんわかな内容だと思ったのに。
もちろん読みきりだよな。
いや、いいモン読ませてもらった。
>>75 黒塚
「か」
「わしが男塾塾長江田島平八である」はベホマ・バイキルト・スカラ・ピオリムを同時にかけるのと同じ効果があるらしい。
95 :
作者の都合により名無しです:03/12/25 17:31 ID:QYm9/d7g
「わしが美食倶楽部主宰海原雄山である」は?
>>世界さん
そもそも竹ヤリが装備として存在していること自体……さすがはガイアが
指揮する自衛隊。モノが違う。ということか。
で。どっちが言い出したのか二人っきりのパーティーというのがなんとも。
最後のセリフを最初から言いたかった、とすると勇次郎が?
「よぉストライダム。クリスマスパーティーしようぜ」ってどんな顔して……う〜む。
>>クリスマスさん
何か、最後に、ぽろっと救いのあるシーンがあると思って読んでいたのですが……うぅ。
そのおかげでと言うのも何ですが、か〜な〜り印象に残ったというか突き刺さり
ましたよ。当分忘れられそうに無いです。……でも怖いものみたさと似たような感じで、
たまにはこういうのもいいです。また書いて下さいねっ。
>>パオさん
振り返ってみると、いろいろありましたねぇ……刃牙がまだ、あれ以来全然
出てないことを思い出しました。そもそものきっかけである九十九と対峙
する時が楽しみです。
>>81さん
どもです♪ リアルでは食べてないので、これをもって代わりとさせて頂きます。
98 :
作者の都合により名無しです:03/12/25 21:36 ID:Qqe5L2hX
>>クリスマス
最初ヤムスレからのコピペと思ったけど、ちゃんとオリジナルなんだね。
面白かった。乙。
>>職人さん方
少し早いですが良いお年を。楽しませてくれてありがとう。
でも、冬休み中なんで作品ほしいな、本音言うと。
>>パオ
王大人、隠れてないで塾長にベホマ、邪鬼様にザオリクをかけなさいよ。
>>クリスマス
ドラゴンボール集めてZ戦士は生き返るのかなとか思ったり。しかし、こんなブルマは嫌だ。
「クリスマス」惨い話だな。
でもこういう展開もアリか。
つまらない
102 :
作者の都合により名無しです:03/12/26 17:29 ID:ooaE5xKV
ひょっとして今年はもう職人来ないのか?
降臨祈願上げ
103 :
作者の都合により名無しです:03/12/26 18:30 ID:EBxqN0wc
同じく降臨祈願あげ。
104 :
作者の都合により名無しです:03/12/26 19:26 ID:EentPACA
誰も自分は書こうとは思わないんだな。そのくせ文句も多いクズばっか。
降臨してもけなすだけだからな。誰ももうこないだろ
73 :パオ ◆w/9ws2V0DU :03/12/24 22:17 ID:E5xa3g+K
日本中がラブホと化す呪われた夜、皆さんいかがお過ごしでしょうか。
おそらくバキスレの住人の8割が予定が無い事だろう。
ご安心あれ、そういう人の為にこのバキスレはあるのです。
大体キリストご生誕の聖なる日に、性行為してんじゃねえよ。罰当たりどもが。
私は毎年お誘いを断り、賛美歌を口ずさみながら聖書を読み耽る事にしている。
今年も7人の女性のお誘いを断った。この場を借りてお詫びしたい。
しかし女性誌どころか男性誌までチャラチャラしたクリスマス特集組みやがって。
クリスマスは山に篭って男を磨け≠ニかいう特集をたまには組んでみろよ。
日本人には盆と正月あれば十分だ。 ・・というわけで魔界編、これからも宜しく。
あと今回のまとめで書いてないのがボロボロ出ると思うがごめんなさい。
それからカーズ。こいつの戦いっぷりも倒し方も何も考えてない。
もし、まったく出てこないまま最終回を迎えても、ドンマイって感じで。
年内あと1回書けそうです。
このレス見ると、パオは本当にSSのみを書いていてほしいと思う。
こりゃ荒しの対象にされるわな・・・
年末だから来ないだけだろ。→パオ・VS・ふら〜り
世界さんか○さんか大僧正さんか新人さんか来ないかな。
パオの行きつけのネカフェも年末年始は休みじゃないの?
別に来なけりゃ来ないでいいよ。
むしろ今は来ないでほしい。
ほとぼりがさめるまでな。
しりとり荒し、ヤムスレの新スレにしりとりテンプレ張りやがった。
氏ね
>>109 普通に着てほしいが。こんな程度の荒れはマロン時代に比べたら無風状態のようなもの。
しりとり荒らし、ヤムスレにも貼りやがったな。市ね
でもきみもわざわざ荒れる要因を作るようなレスするなよ。コピペなんてせずに
>>73でいいじゃん
俺は普通にあのレスワラタが
パオは狂人ですから
まあパオは狂人だしな。
しりとり野郎はアク禁に出来ないの?
〜ある警備隊員の日記より〜
○ 某月3日 晴れ
ご老公より、内示を頂く。
『本日を以て、邸内警備隊長とする』
・・ご老公に仕えて3年半、やっと警備隊長になれた。
給料も2割UP! よーし、加納君がんばっちゃうぞー。
○ 某月11日 晴れ
本日20時、闘技場元チャンピオンの猪狩完至氏が来邸。
ご老公との会談後、退出。
・・さーて、今日の仕事ももうじき終わりだ。
しかし、今日来た猪狩とかいう奴もたいした事ないな。簡単に後ろを取れたし。
元チャンピオンであれなら、俺が闘技場チャンプになるのももうすぐだな。
ご老公も、今回の事で俺の実力を分かってくれただろうし、明日にもBリーグへ
上げてくれるに違いない。
・・ん? 侵入者か?
22時半、邸内に侵入者あり。十代の少年と思われる。
警備隊長および隊員の多大な犠牲を払うも、ご老公に怪我はなし。
○ 某月12日 雨
『本日を以て、警備隊長の任を解く』
・・・・・・
それから数年後。
夜半、徳川邸に地下闘技場戦士5名が来邸した。糞バキもいた。
最近現れた死刑囚についての会談を行うそうだ。
天内警備隊長より自分に通達がくる。
「今日は特に警護を厳重にして下さい。監視を怠らず、不審者は即排除するように」
くそ、本当なら俺がそのセリフを言っているはずなのに。。。。
どれもこれも‥あの糞バキの野郎のせいだ! あんあ汚い(?)手で俺を倒しやがって!
こっちはあれ以来、ご老公の信頼は無くなるし、警備隊長の職は解かれるし、
Cリーグから上がれねえし、原因のバキは完全に俺の存在忘れてやがるし!
畜生、もうやってらんねえYO !
ジリリリリリリリ!
侵入警報!? 不法侵入者か?
監視カメラの映像からすると外人だな。こっちへ向かってきてるな。
‥よーし! 名誉挽回のチャンスだ。この加納秀明が侵入者をねじ伏せてやる!
「こうして相手の構えを真似るとね・・・って、ぐふッ
あ、相手のこ、攻撃ぱた‥がぁ‥げぶっ
しょ、初弾を・・・ごはぁっ!
ちょ、ちょっとタンマ、それガソリ・・・イヤァ〜〜〜!」
(続かない)
115 :
?:03/12/26 22:56 ID:DxFhLM6Y
数年前、某掲示板で先に書かれて悔しい思いをしたネタSSです。
故にネタがかぶるのは容赦。(あと一部文章パクッタのも)
あの時の職人さん、あの時「ちぇ、先に書かれた」とレスしたのは私です。ゴメンナサイ
【クリスマス】は、ヤムスレの822の書き込みがきっかけです。
バキスレにもクリスマスSSがあってもいいんじゃないかな。
下のHPの作品が元ネタです。
http://www1.u-netsurf.ne.jp/~macky/remi.html >99
Z戦士は全滅した世界です。
ピッコロ=神も殺されているので復活は無理。
有難うございました。
乙華麗
>>113-
>>114 いいね。加納にスポットを当てたのはいい着眼点だと思う。
俺も奴のその後が気になってしょうがなかった。
あとアラ探しのつもりはないが、114の下から5行目が「名誉挽回」になってる。
まぁ加納は結果的にそうなってるんだけども。
>>93 カイジ
「じ」か「し」
119 :
99:03/12/27 00:59 ID:orw4Sqwl
120 :
作者の都合により名無しです:03/12/27 08:29 ID:c82tjp4z
>>115 お疲れ。新人さんかな?また期待してます。加納萌え
>>118 しりとり荒らしにこんな事いってもアレだが、君は本当にバカだな。
タイトルの「汚名挽回」ってのは、加納が「名誉挽回」しようとして
結果としてタイトル通りになったって事だろ。
ま、しりとりしか出来ない低能に文を読み取れっていっても無理かw
あ、返事は要らんから。レスもったいない。
いろいろいっても大変面白いスレなんだがな。
多少の荒らしとパオさんのたまの爆発がなければ。職人がんがれあげ
>>120 えっと、レスするなって言われたけど色んな勘違いしてるみたいだから。
「挽回」ってのは失ったものを取り戻すことだから、結果的にタイトル通りになってないのね。
でもタイトルのつけ方がおかしいのは故意的でギャグ的なものだと解釈したから、
最後の最後で正しい言葉を使ってるのを見て「アレ?」と思ったんだよ。
それは
>>118の前半下二行で書いてあるんだけどなぁ。
>>118 シティーハンター
「あ」
パオにコケにされながらも同人小説を読み続ける酔狂な人間がまだ沢山いるんだな。
てっきりあの発言で住人が減ったかと思ったのに。
>>123 作家の人格なんて大した興味ないよ。
おもしろいSSがあるから読む。そしてしりとりで一息いれる。それだけ。
だってここはSS&しりとりスレだから。
ここはSSスレだ。
126 :
作者の都合により名無しです:03/12/27 13:19 ID:c82tjp4z
>>120>>125 相手にするな。ここでもヤムスレでもこいつ無視は決まった。
一人しりとりの何が楽しいか知らんが。
>>123 住人も職人もマロンの時より確実に増えているだろ。
職人さんたち、よいお年を。出来れば年末年始読みたいけど
127 :
作者の都合により名無しです:03/12/27 13:22 ID:c82tjp4z
UFOが、どこかに着陸したらしい。揺れが止まった。
刃牙と本部は、何やらだだっ広い、それでいて何も無い、ただ金属の壁と床と天井に囲まれた
部屋にいる。ドアも窓も何もなく、壁を叩いてみたが壊せるようなものではないらしく、
これではどうしようもない。と思っていたら、壁の一部がスウッと消えて、さっきの男が入ってきた。
「自己紹介が遅れたね。私の名はメフィラスという。よろしく」
刃牙は少し下がって、警戒しながら応える。
「やっぱり。駅前で親父と戦ったっていう人だな」
「いかにもその通り」
「で? 俺と本部さんを誘拐して、どうする気なんだ。どう考えても地球人ではないメフィラスさん」
「誘拐とは人聞きが悪い。確かに少々強引ではあったが、私は紳士的な取引をしたいだけだ」
「取引?」
「ああ。勇次郎氏の周辺を調査している内に、君たち二人が適任だと判断してね」
「それはどういう……」
ぱちん、とまたメフィラスが指を鳴らした。すると、刃牙の周囲が突然、真っ暗になった。
えっ? と見回すが、本部もメフィラスも見えない。と思ったらすぐ明るくなった。が、景色は
一変しており……なぜか刃牙は、地下闘技場の観客席にいた。
「え? え? え? え?」
訳がわからず刃牙がきょろきょろしていると、実況の絶叫が轟いた。
【さあ〜いよいよ決勝戦! 地上最強の生物と、柔術史上最高の天才とが激突します!】
闘技場を見ると、そこには勇次郎と本部が対峙している。勇次郎は見たことないほど真剣な顔で、
「お前が相手か……こいつは俺も、相当シメてかからねぇとヤバいな」
対して本部は、妙に冷静な顔で、
「シメようがユルめようが、お前はわしには勝てん。今のわしは、わしこそは、地上最強」
「何だと?」
「感じるのだ。魂の奥底から湧き上がってくる、無限の力をな」
観客席の刃牙は、目を疑った。明らかに勇次郎が、本部に気圧されている。
そうこうしている内に、試合が始まった。
満員の観客席が、大きく沸いた。一人残らず足を踏み鳴らし、全員が全員、興奮の極に達している。
沸き立っていないのは、目をしろくろさせている刃牙。それと、闘技場の二人だけ。
「ぎゃひいいぃぃっ!」
「そぉれ、これでトドメじゃっ!」
三十回を越えた頃から数えていないが、本部の投げが勇次郎に決まった。勇次郎は両手指の中で
唯一残っていた左手薬指をへし折られつつ投げ潰され、とうに粉砕されている鼻を地面に打ち付ける。
それっきり、勇次郎はぴくぴくと痙攣してアワを吹いて、立ち上がらなくなった。
「勝負ありっ!」
【けっちゃああああああああぁぁぁぁく! 御歳五十歳! 本部以蔵が! 第二回東京ドーム
地下闘技場最大トーナメント…………チャンピオンだああああああああぁぁぁぁっ!】
本部が、観客の声援に手を上げて応えている。刃牙は、何が何だかまだ解らない。
そこで、また急に、辺りが暗くなって、そして、
「……あっ?」
あの、UFOの中だ。ドアも窓もない、だだっ広い部屋。刃牙と、本部と、メフィラスの三人だけが
突っ立っている。そして本部は、両の眼から、はらはらと涙を流している。
「も、本部さん?」
「あなたは理解されたはずだ、本部さん。今見たのが、幻ではあってもまやかしではないことを」
「……」
本部の涙が、頬から顎を伝って、ぽたぽたと床に落ちている。メフィラスの問いには答えない。
答えはしないが、その顔はメフィラスの言葉を否定していない。
「取引、というのは今のを現実にするか否か。私に対して、『地球をあなたにあげます』と、
ひとこと言ってくれるだけでいい。私は地球を貰い、あなたはあなたの夢を現実のものとする」
本部は、ふるふると震えて、ぐすっ、と鼻水を啜り上げて、それからメフィラスの方を向いて、
「ち、ち、地球をあなたに……」
「本部さん、ゴメンっ!」
刃牙の剛体術が、本部の横っ面に炸裂した。71キロの鉄球を高速度で顔面に叩き込まれた本部は、
瞬時に意識を潰され体を飛ばされ、刃牙からたっぷり数メートル離れた場所で倒れた。
メフィラスがそれを見て、眉をひそめる。
「感心しないな、刃牙君。私は先程言った通り、暴力を使わず紳士的な取引を」
「黙れ! 本部さんの、一番脆いところを抉っておいて何が紳士的だっ! そもそも親父のニセモノ
と戦ったって時点で、あんたのことは怪しいと……待てよ、もしかしてあんたとニセモノがグルで、
猿芝居を演じたとか? てことは、親父の評判を落とす為……てことは梢江ちゃんの下着ドロも、」
「ほほう。父親同様にアホかと思っていたが、君はなかなか聡明だな」
メフィラスは感心することで、刃牙の言葉を肯定した。
「一体何を企んでるんだっ! もともと人徳も人望もないクソ親父の評判なんかを落として!」
メフィラスは、『やっぱり無意味だったのか、私の計画?』とか思いつつ、
「私は、紳士的な取引をしたいと言ったはずだよ。そしてそれに適任なのが、本部氏と君だ、とも」
指をパチンと鳴らした。刃牙の周囲が暗くなって、それからまた、明るくなる。
「こ、今度は何を……うっ?」
刃牙を、奇妙な感覚が襲った。……かつて、勇次郎に一度やられたことのある、臨死体験だ。
生まれてから今までの全体験が頭の中に、いや体中の感覚ごと、再現される。ただ、今回のは
前回と違い、完全版ではなくダイジェスト版だった。
ユリーに叩きのめされた。けど、その後再会していない。
ガイアに大苦戦した。けど、その後鍋を囲んでいない。
花山と死闘を演じた。けど、その後「いい喧嘩だった」がない。
昂昇に紐を切られた。けど、その後見舞いに行っていない。
紅葉に肋骨を折られた。けど、その後紅葉の患者に会っていない。
……刃牙が、血みどろの人生の中で見いだした大切なもの。勇次郎との違いを自覚し、
勇次郎のようにならずに済んだもの。それが、すっぽり抜け落ちているのだ。
「や……や、やめろ……やめろ、やめろおおおおぉぉぉぉっ!」
刃牙が両膝をつき、頭を抱えて、その頭を床に打ち付ける。と、
「刃牙」
優しい声が、刃牙を呼んだ。瞬時にその声の主に思い至った刃牙が、目を見開いて顔を上げる。
そこに、いた。いないはずの人間が。……朱沢江珠が。
「か、母さんっ?」
大晦日の夜に次を献上し、ウルトラマンユージロー対メフィラス星人を年越しバトルと
させて頂く予定です。今日から31日の夜まで、かなり仕事がキツくなるので、確約は
できませんが……でも、だからこそ、ここに来るのがココロのオアシスなんです♪
>>?さん
いいなぁ。こういう、本編ときっちりリンクしたサイドストーリーって好きなんですよ〜。
ゲームで言うところの「ザッピング」ってやつですか? 同じシーンでも、視点を変えて
観ると違う味わいが。……にしても、【クリスマス】も?さんでしたか。芸風広いですな。
まあ、ここのクリスマスパーティーは、世界さんとこの仲良しコンビと
>>81さんが
やって下さったということで。
では今の内に、念のため。「皆々様、良いお年をっ♪」
132 :
作者の都合により名無しです:03/12/27 22:10 ID:BTtXhKgw
>?さん
クリスマス&汚名挽回、楽しませて頂きました。
短編うまいですね。次もぜひ宜しくお願いします
>ふらーりさん
お、大晦日も書いて頂けそうですね。
ふらーりさんのSS見ながら年越しってのも乙だなあ
でも仕事大変でしょうから、体壊さないで下さいね
それにしても○さんと大僧正さんは年末忙しいのかな。
ふら〜りさん、私は芸風浅いですよ。
文章力も無いから、書くたびに文体が変わる変わるw
でも、他の方々もレス有難う。やはり褒められるって嬉しい。
マロンの時はけなされてばかりだった記憶が‥
下手なりにがんばります。
今回は前後編です。チチファンは見ない方がいいかも。。
135 :
チチ編:03/12/28 02:08 ID:Q4r5P3Ee
【前編―クリスマス】
悟空は心臓病で死んだ。
Z戦士は人造人間に敗れた。
ここはそんな世界のお話。
「気にしなくていいだよ。オラには子供がいねえから、ハハッ」
ブルマに気をつかわせまいと、チチは無理に明るく笑った。
「じゃ明日また来るだ」
ブルマと別れたあと、チチは自分の家に戻った。
家具とベッドに食器類、あとは生活必需品しかない簡素な部屋。
―不自然と言えばダブルベッドが中央に置かれていることであろうか―
チチはそのベッドに腰掛けると、横に立ててある写真に目をやった。
「子供‥か」
そこには、二人の父子が映っていた。
「悟飯ちゃん‥悟空さ‥」
あの日、悟空が心臓病で亡くなってから丁度1週間後に、二人の人造人間は襲来してきた。
二人は気の向くまま世界を破壊して回った。その破壊は、チチの住む家にも押し寄せてきた。
抵抗した牛魔王と悟飯は殺された。
そしてチチは父と息子の血肉にまみれた部屋で、少年の人造人間に陵辱された。
136 :
チチ編:03/12/28 02:09 ID:Q4r5P3Ee
少年が腰を動かし、チチの秘所を乱暴に突き上げる。
通常の倍はある少年の肉棒に貫かれるたび、チチの身体が苦しさに跳ね上がる。
「が‥あうっ」
悟空以外に許したことの無い身体を、家族の仇に汚される‥‥死にたい位の屈辱だった。
「出すぞ…!」
少年が果てる。同時に、ジュッ、という音が生じ、下腹部に激痛が走る。
「熱いかい? 俺の精液は酸で出来ていてな。
死ぬほどじゃないが、子宮を焼き焦がし、堕胎させるには十分。
これで妊娠の心配はないよ。嬉しいだろ?(はあと」
少年はチチの身体から身を離した。肉棒が引き抜かれた膣から、肉の焼けた匂いがのぼる。
「ふう…気持ちよかった礼に、殺さずにおいてやるよ」
そう言って、少年は身体を痙攣させて動かないチチに投げKISSを送り、飛び去っていった。
‥‥あれから、4年か。
チチは身を起こし、気分を紛らわす為に、タバコを取り出して火を点けた。
既に人造人間も死んだ。
世界に平和が訪れた。しかし、死んだ人は帰って来ない。
身寄りを失くしたチチは、この街で娼婦として暮らしていた。
もちろん悟空への罪悪感は残っている。でも、
『身体を汚され、子供もいねえオラには、こんな仕事が似合いだべ』
こう考えることで、チチは自分の心を誤魔化していた。
アパートの階段を下りる音が聞こえる。
(この靴音はブルマさんだな、この時間に出歩くのは珍しいだべな‥
そういや今日はクリスマスか‥‥さて、オラもひと稼ぎに行くべか)
チチはタバコの火を消して、身支度を始めた。
137 :
?:03/12/28 02:09 ID:Q4r5P3Ee
先に書いたとおり、今回は前後編です。【クリスマス】と一部かぶらせてます。
チチファンにしばかれそう‥
後編は大晦日に書く予定です。一応救いは持たせる予定ですので、たぶん。
(ふら〜りさんとかぶらないよう、注意しないと)
面白いSSを読みたい
>>135-
>>136 続き物だったのね。
というかザッピングというか。
チチ編に救いはあるけどブルマ編はあのままなのかな?
とにかくおつ。
しりとり参加者が増えたのは嬉しいけど、感想も忘れずにな!
>>140 キング・オブ・バンディット
「と」か「ど」
17、18号にはSEXが欠かせないようだな。
まぁ、あの二人は妄想しやすいしな…(生い立ちとか)
>>141 トイレット博士
「せ」
143 :
138:03/12/28 13:32 ID:8vFKcykf
他の住人の皆さん、ごめんなさい。ROMに戻ります。
やっぱID:IiewFLcEは寂しい奴のようだ。
造語でもいいらしい。アホだ。ただ荒らしたいだけのようだな。
144 :
作者の都合により名無しです:03/12/28 14:15 ID:nl66vIxj
>>?さん
お疲れです。陵辱ものですな。個人的には好きです。大晦日、楽しみにしてます。
>>143 本当に相手をしちゃいけないよ。荒らす事でしか参加できない奴なんだから。
それにしても、ID:IiewFLcEの馬鹿はいつもパソコンに張り付いてるな。ご苦労なこった
なんでわざわざ荒れるような事書くんだろう…。
造語か漫画内の用語かなんて知識が無いと判断できないだろうに。
一人で騒いでて何が楽しいんだろ。ある意味うらやましいな。
荒らしたいだけならやめてくれ。職人さんに失礼。
しりとりしたい人はテンプレを読んでキチンと理解すること。
>>142 セントラルドグマ
「ま」
チチが娼婦になるとは‥予想だにしなかったぜ。
後編でどう救われるのか、期待。
ここでしりとりをやっている人間は、しりとりをしつつも感想を書くことによって、
自分がこのスレに居座る権利を主張しているから性質が悪いな。
でもここはSSとその感想を書く事が主題のスレなんだから、ここで
しりとりのような雑談の類を延々と行う事は明確なルール違反、すなわち荒らしなんだよ。
ここでしりとりやってる奴が一人なのか複数いるのかは確認のしようがないから断定はしないが、
>>145みたいな奴はわかっているのか?ルール違反を犯しているという点において、
職人に失礼なのは他ならぬ自分自身である事を。
パオ氏をはじめとした職人の皆さんが、しりとりをあれほど嫌がっているという事を。
とりあえず今後どうしてもここでしりとりを続けたいという奴は、
しりとり行為は荒らしなどではなく、自分達の行為があくまでも正当で
あると思っている、その理由を教えてくれ。反論があるならぜひ聞きたいし。
ここでしりとりやってる奴は、自分に対する住民のブーイングを今まで全部無視してるじゃん。
もしこの勧告を無視して、今後あくまでもしりとり行為を続行するようなら、
その時はここでしりとりをしている人間は、自分が明白な荒らしであるという事を
黙認したと解釈させてもらうが、それでいいかな。
148 :
145:03/12/28 19:51 ID:c9LqktVL
>>147 ??? ここは「SS&しりとりスレ」だよ?
SSだけでも駄目。しりとりだけでも駄目。
そこを踏まえてないとスレとしての機能が十分に発揮されないんだよ。
まぁ住人全員がSSを書く義務が無いのと同じに、しりとりにも義務なんてない。
だから強制じゃない。参加したい人がすればいいだけの話。基本でしょ?
ここは2ちゃんだから、SSやしりとりにブーイングがつく可能性なんて十分にある。
そんなものイチイチ気にしてたらスレが汚れるだけ。
SS職人やしりとり職人のやりやすい環境を作る。
俺達住人みんなで協力すればそう難しい事ではないと思うよ。
って凄い偉そうなこと言ってしまったな。
でも、俺はパオを筆頭とするSS職人達がやりやすいようにしてあげたいと思ってる。
>>148 一言言う。おめえはこのスレに書くな。
おめえのレスなんぞ待っているヤツはこの世にいねえが、
ここのSS書きのネタを読んでいる人は沢山いる。
なにが悲しくてそんなレスを上げるのか知らんが、ここはおまえが来るスレでは無い。
いや、おまえの様な、荒しするだけの低い人間性のヤツが書き込めるスレはどこにも無い。
人を不快にするレスしか上げられないならマジで読むだけにしとけ。カキコするな。
以後、知能と人間性の低いヤツのレスは無視をする。ま、小学生相手にしてもしょうがないね。
(´-`).。oO(構うなと言っているのになぜスルーできないのだろう)
152 :
作者の都合により名無しです:03/12/28 22:51 ID:CviRzqKA
>>150 本当だな。
>>147さんの言わんとする事も分かるが、ID:IiewFLcEは
何を書いても反応して荒らしまくるクズだから無視が一番。ほっとけ。
それにしても大僧正さんや○さんはもう止めちゃったのかな。寂しい
ごめん。やめます。
>チチ編
ダークなDB、堪能させてもらいました
チチ、救われるといいなぁ
それにしても、作品が少ない
年末年始は職人さん達、来ないのかな?
我々しりとり隊も、職人さんの降臨待ってますよ〜
>>145 「ま」の漫画が思いつかなかったからスタンドで
マン・イン・ザ・ミラー
「あ」
ある所に、オリバと勇次郎が二人で住んでいました。
オリバはずっと前から、勇次郎の背中に張り付いた鬼の貌が欲しくてたまりませんでした。
とうとうたまらず、ある日勇次郎が寝ているすきに、オリバはこっそり忍び込んで、
背中の鬼の貌を剥ぎ取ってしまいました。
そして自分の背中に鬼の貌をはりつけ、部屋の鏡の前でポージングをしました。
「ほら、やっぱり俺の方が良く似合う」
すると、鏡の中から長い手が出て、オリバをつかんで鏡に引きずり込んでしまいました。
しばらくして勇次郎は目を覚まし、自分の背中に鬼の貌が無いことに気付きました。
勇次郎は悲しくなって鏡に質問しました。
「鏡よ鏡。お前はずっとこの部屋を見ていたでしょう? 鬼の貌はどこに行ったの?」
すると鏡の中から妖精が現れました。右手に鬼の貌、左手にオリバを持っています。
「ああ、鏡の妖精さん。オリバと鬼の貌を返しておくれ」
「お前の一番大切な方だけ返してやろう。オリバか? それとも鬼の貌か?」
どちらもとっても大切です。勇次郎は一生懸命考えました。
………
………
………
………
………
「さあ、どちらを選ぶかね?」
鏡の精は勇次郎の顔を覗き込みました。その時です。
「邪ッ!」
勇次郎の、素晴らしいアッパーカットが鏡の精のアゴに入りました。
鏡の精は死に、勇次郎はオリバも鬼の貌も取り返すことが出来ました。
それから勇次郎はオリバと二人、幸せに暮らしました。
156 :
?:03/12/29 01:03 ID:CsLTpeU/
>144
>146
期待に沿えるよう、頑張ります
乙。
どことなく雰囲気が世界さんのと似てるね。
(文体はぜんぜん違うけど)
158 :
パオ ◆w/9ws2V0DU :03/12/29 07:52 ID:LKFN04TY
?さんお疲れ様です。ショートは大好きなんで、楽しく読ませて頂きました。
大晦日、楽しみにしてます。ふらーりさんも勿論待っております。
とりあえず私は時間が30分ほどしかないので書けませんでした。
今日明日何とか書きたいと思います。すみません。
>住人の皆様方
もう2度と書かないけど、しりとり荒らしにについて。もう完全放置にしましょう。
>>147さんの仰る事は正論で同意なんですが、ID:IiewFLcEは確信犯で荒らしてますから。
何言っても無駄。四六時中パソコンに張り付いて荒らしてる奴にゃ、絶対勝てません。
なぜバキスレヤムスレを潰そうとしているか知らんけど、今後完全スルーという事で。
私ももう彼のレスなんて読まないし、皆さんも彼のレスが付いても読み飛ばして下さい。
下手にしりとりに反応したら、それにまたこいつが反応して・・って繰り返しになります。
多分このレスに対しても、この人は何か反論すると思いますが、それも放置で。
ID:IiewFLcEについて書くのはこれが最後。以後この人は存在しないものとして対処します。
皆さん、一切相手をしない事にご協力を。では。
159 :
作者の都合により名無しです:03/12/29 18:33 ID:uI/Kh5iB
>パオ
同意。でもまずあなたが無視しなきゃ。
ま、更新期待してます
576 名前:マロン名無しさん 投稿日:03/12/29 11:39 ID:Uhsk8Y7U
バキスレは終わってんな
「四六時中パソコンに張り付いてる奴に何言っても無駄
レスしてきてもスルーの方向で」
それスルーできてねーよ
悔しいからとりあえず捨て台詞残して向こうの反論は無視って戦法だろ?
スルーの意味分かってんのかな
スルーってのは相手の存在をシカトすることなんだよ
脳内あぼーんなんだよ
苦し紛れの煽りなんて荒らしに栄養与えるだけ
そういう無駄なプライドが残ってるからまた誰かが荒らしに喧嘩を売る
「しりとりやるな」→「四六時中パソコンに〜」→「なんでスルーできない?」
この黄金サイクルが出来上がってる
スルーって決めたら完全にスルー
荒らしにけしかける奴も同様にスルー
ここまでやらなきゃ荒らしはいなくならないって
ヤムスレはその点においてバキスレより優れてる
バキスレはガキが多すぎる
住人も職人も(特にパオ)
161 :
勇次郎ファン:03/12/29 19:10 ID:5dmqkHtC
しりとりって荒らしなんですね。私などはルールがわからず荷担しかけました。
気をつけます。
パオ様、あなたの作品を心待ちにしております。頑張って下さい。
やはり年末は職人さんも忙しいようですね。
バキスレだけじゃなく、ヤムスレ、長官スレも同じみたい。
パオさん、今夜か明日ですね。期待しています。
?さん、ふら〜りさんは年末ですね。こっちも楽しみ。
エンドレス
旧日本軍の地下秘密基地。格闘士が二人揃えば、そこは立派な闘争領域。
今回対峙するは、死刑囚ドリアンと加藤清澄。
ドリアンは巨大な肉体を持ちながら、四千年の歴史を持つ中国拳法を使いこなす実力者である。
加藤も一流の空手家ではあるが、いかんせん格が違い過ぎた。
しかし、どんな闘争にも「うねり」は存在する。ドリアンの動きが急に鈍りだしたのだ。
加藤は果敢に攻めた。立て続けに打撃を浴びせ、金的を蹴り砕き、両目を潰した。
こうなれば、もうドリアンは赤子も同然。加藤の勝利は確定した。
「雄雄雄雄雄雄雄雄ッッッ!!」
パンッ
乾いた音が響いた。
全てはドリアンの催眠術による、虚像だった。加藤はただ踊っていただけなのだ。
この現実に、心にも大きなダメージを受けた加藤。だが、退かない。
拳を奪われた師匠、愚地独歩のためにも。隠し持っていたテグスを取って・・・。
テグス、届かず。
ドリアンのアラミド繊維によって、加藤の首は切り裂かれた。
「館長・・・ごめん・・・」
大の字で、血の溜め池に加藤は沈んだ。
パンッ
乾いた音が響いた。
その途端、場面が地下闘技場に移った。目の前にいるのは、倒れている瀕死の夜叉猿。
「そうだ、俺はコイツにトドメを─────」
下段突きの構えに入る加藤。だが、そこへ怒り狂ったバキが飛び込んできた。
パンッ
乾いた音が響いた。
右手には剣、左手には盾、加藤は思い出した。自分が十字軍の一員であると言うコトを。
「俺の剣で、邪教徒どもを一人残らず斬り殺してやるぜ!」
パンッ
乾いた音が響いた。
ここは火星。加藤は宇宙開拓民だったのだ。慣れぬ空間で、四苦八苦する加藤。
「ケェッ! この無重力ってヤツはやりづれェな!」
パンッ
乾いた音が響いた。
暴れ狂うマンモスと格闘する加藤。石斧や矢じりなどいらぬ。素手で十分と、突撃していく。
「マンモスが怖くて狩りがやってられっかよ! キョラッ!!」
パンッ
その後も乾いた音が響くたび、加藤は時空を超え、旅をする。
終わりなき闘い。少しずつではあるが、この環境にも慣れてきた。とことんヤッてやる。
今日も加藤が吼える。
「平家の奴ら、まとめてブッ倒してやるぜ! キャオラッッッ!!」
おおっと、世界さんが書いてくれましたか。
エンドレスというより、パラレルワールドみたいですね。
>>?さん
やっぱり広いですよぉ〜芸風。精液が酸……って、かなり「ぅおぐっ」ときましたっ。
かと思えば、真剣に悩んだあと鏡の精をブチ倒し、オリバと二人幸せに暮らす、
「どちらもとっても大切です」な勇次郎でほのぼの。「とても大切」ではなく
「とっても大切」なとこがポイントですな。私の好きな激痛・ほのぼの両面で
堪能させて頂きましたっ♪
>>世界さん
わはははは。なんだか、凄く素直にというかストレートに笑えました。加藤が、
異世界で全く戸惑わずに戦ってるのが爽快爽快。加藤もなかなか、シリアスと
ギャグ両面で使えるというか活躍できるキャラだと再認識しました。ね、バレさん。
SSを読みレスを読み、仕事でささくれだってたココロが治癒される思いです。
私にとってはまるで温泉旅館ですよ、ここは。ほんとに。多分そういう方って、
他にも多いと思います。
31日にはおそらく献上させて頂きます故、何卒よろしくです!
遅ればせながら、世界さん復活おめ!
169 :
作者の都合により名無しです:03/12/30 07:58 ID:WVJjcmi1
よくねたが続くなあ世界さんはw 乙
○さんと大僧正さんはやめちゃったんだろうか
>>155 一行目から濃いな。
っつーかオチが勇次郎っぽくて最高。
そりゃ勇次郎だったらまず腕力を使うわな。
>>奇妙
慣れてきたって事は加藤にもこの現象の自覚はあるのか。
奇妙な物語はネタ切れってもんを知らないな。
>>154 別にスタンドでいいよ。
漫画のタイトル限定じゃないから。
>>5を参照のこと。
ARMS
「す」か「ず」
予定通りなら、今日がパオさんで、
明日がふら〜りさんと?さんか。
いい感じ。
>169
他の職人さんはやっぱ忙しいのかな。
社会人は厳しい。
172 :
171:03/12/30 10:13 ID:OVqmBgv/
ところで、職人さんに質問だけど、
SSってどうやって書いてますか?
や、特に世界さんなんか見ていると、
よくあれだけネタが浮かぶな、と思ったり。
>>163-164 うーむ、面白い!
ショートショートとかにありがちなネタだけど、
それを加藤に使うとは…
174 :
作者の都合により名無しです:03/12/30 12:09 ID:WZ9COH2G
ある日の心身街道上の朝、加藤はアサレンをしていた。
けいおりゃぱんとるや!三度バックに種痘やけりなどを叩き込む加藤。
昼の12時ゴロになると同期の桜の末動産が同情に入ってきた
「謳歌等麻から熱心なことだな」「へっいまなら劣化硫黄だって
やれるぜっ」荘いきまくとまた三度バックへ向かい稽古を始めた。
とのソ5分後末動産が加藤にこういった、「なぁ組み手使用か?」
加藤は振り向きざまに回し下痢を放った。きゃりゃぁっ!
末動産は花にかすりながらもバックスウェーでよけた。
「おらかとういきなりかよっ」「キャオイルアァッ!がちんこだぜっ」
加藤は目にも留まらず早業で連続技を繰り出した!
金的から目潰し、そして左の回し蹴りを放つも末動産は
難なくいなした。
175 :
作者の都合により名無しです:03/12/30 12:16 ID:WZ9COH2G
それから10分が立った、そこへ地上最強の生物
半間裕次郎ことオーガが現れた。
彼を見たとたん末動産、加藤ともに汗が滴り落ちた
そこへかとうが、へっあ、あんたっ・・・!
何しに着たんだっ!と尋ねると、裕次郎はこう言い放った
経ッネコ同士の喧嘩は面白いな、といった
そういわれて怒り出すと主っ津(〃^∇^)y─┛裕次郎であったが彼らは
古江がとまらない、それを見た裕次郎は激怒した!
貴様らそれでも問うしかっ!びりびりと体が震える二人そして遊女郎は
三度バックに向かって裏県を放った!めりめりめりめりっじゅさああああ
と三度バックは吹き飛んだ、その三度バックを見たとたん
裕次郎は消えていた・・・そうすると二人はへなへなと腰から崩れ落ちた
はぁトイ(;´Д`)ハァハァ加藤に対して風という(;´Д`)ハァハァ末動産
そのことがあってから2日後のこと・・・
成田空港に一人の男が岐路へ着こうとしていた・・・
荘その男とはミス田案ちぇいんことおりばである・・・
そして空港のロビィで飛行機を待っているとおり場はふと
尿意を催した、トイレに行き賞をしていると、そのせつなっ!
空間がねじ切れるような胸騒ぎのする雰囲気を感じたっ!
そしてガチャット音がした・・・後ろを振り返ると
大便器から裕次郎が姿を現したっ!そして彼はこういった
「もう帰るのか?」折場は動じずにこういった・・・
「ふっお別れだ、またあおう・・・」
荘言い放ったせつなっ!裕次郎のジャブより早い右は(--)ム!が
折場の頭蓋骨にめりこんだっ!ばきぃいいんっ!折場は死んだ・・・
トイレに入ろうとした空港職員がそれを発見すると走って助けを呼んだ
はぁはぁはぁだっだれかぁー、そこへ警備員が駆けつけると裕次郎は
旬刷した。それから10日後・・・
ジャック半まことジャックは街を歩いていた・・・
ずんずんと肩で風を切って歩いているとヤクザと思われる
一向に遭遇した、その先頭には護衛と思われる体つきのいい組員が
ジャックをにらんでいた、ジャックのただならぬ危険、殺気を感じた組員は
「何打おるぁ」とじゃっくをけん制した。彼はその言葉を無視した
そんなまねをされて黙っていられぬヤクザは追いマテやそこのでかぶつぅっ!
と彼を引きとめなんか文句あるんかに言いちゃんと単価を切って事務所へ連れて行った
事務所へついて奥のいすに座らされると殺気のはいかんなぁとじゃっくを拷問し始めた
彼はそこでにやっと笑いヤクザの頭を片手でつかむとそのまま握りつぶした
グシャッリ!それを見た組員たちはどすや拳銃を出しジャックに向けて攻撃し始めた
それから3分後事務所は人だったとは思えない肉の塊が転がっていた
そこへ伝説の件かしこと花山かおるの登場である。
のそのそと頭に欠陥を浮き立たせてジャックに近づき・・・・
選考が走ったと思うとジャックの顔に花山かおるのこぶしがめりこんだっ!
ぐっしゃりっ!それから2分後・・・かおるはジャックをたたき続けた・・・
そしてジャックはひざから崩れ落ちた、それを見たかおるの射程は
ワイルドたぁきぃをさしだストかおるはそれを飲み干した
げぇええぇぇえと月賦を吐き出し射程ににっこり笑いかけようとすると
射程は隣にいない、香るがまさかっと重いジャックのほうを見るとジャックはいなくなり
射程も消えていた、そうすると車の走り去る音が聞こえた・・・
射程を助け出すため彼は車を追った、そうすると車からひらりと紙切れが落ちてきた
地価闘技場へ行くようですと書かれた血だらけの紙切れを握り締めるとかおるは
走ってどうきょうどぉむへ言った、そして闘技場に入ったそのせつなっ!
射程は闘技場に首だけ出して埋められていた、そこへ近寄ろうとした園ときっ
ドンムゥウウウウウブジャックが叫び声が下方向を見たそのせつなっ
照明がいきなり落ちて、暗闇かボキット音がした、その2秒後スぱっとした何かを切ったような音がした
まさかと思ったその瞬間照明が戻った、かおるは愕然とした・・・
射程の首がなくなっえち他のである・・・かおるは欠陥を浮かしきれた・・・
そして・・・
射程に近寄ったそのせつなっ後ろから土間和紙回転蹴りを食らった
かおるの十八番である同回し回転蹴りを高等部へあびたっ
立ち上がるかおるは体を丸めて握力かける速度=破壊力のあの伝説の
方程式を使ったパンチを繰り出したっ!ベッコリっ!
その音は日本中に響いたといっても過言ではないほど気持ちのいい音がした・・・
ジャックは朱雀のもんを突き破りエレベーターに飛んでいった・・・
そこへチーンと勝とうと末動画が闘技場でガチン子対決をするために降りてきた
エレベーターが開いた瞬間勝とうと末堂の目に飛び込んできたものは
ジャックの巨体であった・・・もちろん回避の動作さえできず、120キロはあろうかという(;´Д`)ハァハァ
巨体に激突してしまった、加藤は即し、末堂は頚椎をやられながらもなんと回帰はあった
はぁはぁといきを切らして前方を見ると・・・かおるがジャックに止めを左遷とするため
突撃してきた、ズ度々度々、かおるは得意のどう回し回転蹴りを繰り出したっ
グッ舎利・・・じゃっくの腰辺りにヒットしたけりは末同の胸を圧迫した
部はっと血を吐き出した末同はかおるに目を向けるとかおるは末同を持ち上げ寝ゲ捨てた
末堂は死んだ・・・なきながら事務所へ戻ったかおるであったが事務所には警察や救急車が大勢集まっていた
そこへかおるの姿を見た刑事は彼に事情を聞くため近寄った、
「あなたは関係者だね?ちょっとこっちへ来て」そういわれたかおるは事務所野中へ入った・・・
そしてそれから5日後・・・・
バキこと半間履きは恋人のこずえとともに高校の卒業旅行と称して
イギリスへ行くため成田にいた、「こずえあれを見てみろ」「( -。-)スゥーーー・・・ (o>ロ<)o、何場貴君?」
バキは飛行機をトイレを指差し一緒に以降と手を引いた、しかしそこは男子と入れである
こずえが「著とバ貴君ここは男子トイレよ?」トイ(;´Д`)ハァハァ(;´Д`)ハァハァと
いいから濃いといい、バキは大便器へこずえを押し込んだ、荘、バキは我慢できなかったのである、
そこでたまった精子を抜くと彼らはイギリス行きのボーイングへ乗り込んだ
ふぅトくつろぐ二人、やがて夜になり墓の乗客が寝始めるとバキはこずえのパンツに手を突っ込んだ
「ちょっとバ聞くんっ、あっ、あぁ、あっ、ぬぅう」ともだえるこずえ
バキはこずえの口をふさぐとこずえの手を自分のパンツへねじ込んだ、はぁはぁはぁはぁはとバキの息遣いも荒くなっていった
二人のこの行為はすちゅわぁで巣に見つかりそうなものだが二人はもう(;´Д`)ハァハァをかけていたため誰も気づかなかった
5分間二人で手コキをし続けた、バキは我慢できなくなった、トイレに急ぎ足で向かうと駅弁でふぁッ駆使始めた
そこへ、とんとんトン、と他の乗客がノックをしてきた、二人は息を殺し、バ揮発木津ズ桁
そして10分後・・・
乗客が騒ぎ始めたのだ、さすがにおかしいと思った乗客はすちゅわぁですに報告
弾性職員がトイレへ向かい、とんとんトンとノックをして
「お客さん、大丈夫ですか?」といった。バキは行く寸前だったがその声ノ性で行けナカルタ、
バキは欠陥をぴくぴくさせながら切れそうだったが何とか我慢、こずえの口に濃厚なキスをして
声を出させなかった、弾性職員が再び、安否の確認をしてきた、バキはこういった
「えぇ少し気分が悪いので、もう少し待ってくださいと」、はぁはぁいいながら答えた
しかし、いやに体つきのいい男性がこういった「ー一もう我慢できないんだっいい加減意思六」
しかしバキはそれを無視、こずえにフェラチオをさせてフィニッシュに持ち込もうとしていた、
そこへ男がドアを蹴破った、開いたドアの向こうはふぇらされている傷だらけの少年と昔の
純粋な女の子を思わせる女の子だった。男は呆然とし、5秒間何も言い出せなかった
そこへ職員が追いお前ら何をしてるんだっと怒号を飛ばした。バキは結局逝けなかった
職員にマッハパンチを叩き込むと・・・・
また荒らしか。
わかっていると思うがレスするなよ。スルーだ
ドアを蹴破った男に一本足四の字を仕掛け足を破壊した
、それを見た乗客たちはパニックに陥った、すちゅわぁですが機長にことの詳細を報告し
緊急着陸を、インドの空港へ懇願した、そしてドアの向こうから聞こえる撲殺音、
機長は拳銃を取り出し、構えた、しかし、その音がやみ、耳をドアに当て聞こうとしてたそのせつな
ドアは蹴破られ服機長はドアに吹き飛ばされた、機長は拳銃でバキを威圧、しかしバキは動じない
全裸のバキの姿は実に奇妙だった、なえた一物から、精液がたれ流れ、顔は無表情、
とても危険な香りがした、記帳は危険を感じ八方、しかしバキは
水面蹴りで機長の足首を破壊、そしてバックドロップで機長を放り投げた
機長は窓をぶち破りマッさかさまに落ちていった、急激な気圧の変化できないはパニック
バキは即座にこずえの腕をつかむと救命胴衣を着けてドアをぶち破った、
そして、飛行機が水面に突っ込む30秒前に二人で舵手ツ、水面に飛び込んだ
こずえは気絶していた、バキは飛行機のユくさまを見つめていた、
級(;´Д`)ハァハァ(;´Д`)ハァハァううんと飛行機は風を切り裂く音を出しながら墜落、
乗客278人を乗せた飛行機は海の藻屑と散った・・・
それをにこっと笑いながら見届けたバキはこずえを担ぎ陸地へ向かって
泳ぎだした、これからバキとこずえの長いサバイバルが始まる・・・
184 :
作者の都合により名無しです:03/12/30 13:40 ID:WZ9COH2G
夢中になってここまで書いてしまった。
われながら力作だ。
それと
>>182さんへ
俺は荒らしじゃありませんよ。もうここへはきません。
すいませんでした。
しりとりの次はうんこかよ
もう嫌だ
>163-164
こうして見ると、加藤もギャグキャラだな、と。
あいかわらずここはヲチする方が楽しいな。
無視しろとか言いながら投稿割り込んでまでレスしてる
>>182とか最高にカコイイ。
188 :
作者の都合により名無しです:03/12/30 18:09 ID:enEYUMTd
いや、ここまで一生懸命書くと涙をそそるぞ、かえって。
せめて変換まともにすればちゃんと読むのに。
1
スルーされた途端、しりとりが収まったな。
やはりただのあほだったようだ。
>>190がスルーをやめたとたんしりとりが始まったなw
なんでいちいちこういうことを書かずにいられないんだろう。
近道
地上最強の格闘技は、神心会空手である。
これは格闘技ファンのみならず、もはや一般常識として認識されている。
百万人の門下生を抱える最大最強の武道集団、そう言われるのも当然だろう。
だが、事実は違った。
オーガとの対決、最大トーナメント、最凶死刑囚の来日・・・。
そのどれもが、例外なく神心会から“勝利”の二文字を奪っていったのである。
百万人の頂点に立つ、愚地独歩と愚地克己。
「お父さん、どうすれば神心会は最強となれるのでしょう?」
「空手を信じて、武の神様に全てを捧げるしかねェ・・・」
「はい・・・」
克己は悩んだ。
古今東西の武術を取り入れ、鍛錬を積んでいったとしても、最強に辿り着けるとは思えない。
あの巨凶・範馬一族には、勝てる気がしなかった。
現に、彼以上のキャリアを持つ父は、己より遥かに若いであろう勇次郎に惨敗している。
「どうすれば・・・」
ある日、克己は閃いた。
「あるぞ、最強となる方法が・・・!」
範馬勇次郎が神心会に入門すれば、その時点から神心会は最強である。
「なァ〜んだ、簡単なコトじゃないか」
鼻歌混じりに、克己は道場を出て行った。上手く騙せば、ヒト一人を名前だけ入門させるなど容易い。
だが、彼はまだ知らなかった。
勇次郎は同じ事を考えた者達によって、既に三十の格闘技組織に所属しているというコトを・・・。
おいおいw
それじゃ、やってる事は巨人軍と変わらねーぞ。
カツミンらしいと言えばその通りだが。
「バキの奇妙な物語」作者様
「エンドレス」「近道」双方とも楽しく拝見させていただきました。
正直始めは「ありがちなネタだなぁ。」とタカをくくってたんですよ。
スイマセン、こちとら感性が鈍いというか、新しいネタにすぐにはついていけないんです。
しばらく続いて「これは面白そうだぞ・・・」となってきたら、改めて始めから読み直してみる感じです。
で、遅ればせながら今から「バキの奇妙な物語」を全部読み返してみます。
いや、面白い。
この2作品は、特に文章のリズムや次のセンテンスに行く前の引きがウマイのかな。
・・・とココまで書いて、ある重大な事実に愚かなる自分は気付いていなかった事に、気付きましたわ・・・
「バキの奇妙な物語」の作者って、世界さんじゃないかぁ〜〜〜〜(恥
196 :
作者の都合により名無しです:03/12/31 02:20 ID:+iIOegoR
らんまか。
ふら〜りさんの出番かな。
しりとりくらいで過剰反応すんなよ
終わった話題を掘り返すなよ。
このスレの平均年齢って、もっと高いと思ってたんだけどな。どうも違うらしい
200 :
作者の都合により名無しです:03/12/31 12:39 ID:1L3Jgr3i
こねーじゃないかパオ
嘘つき。
兄と弟
見る者を圧倒する超肉体と、癌をも恐れぬ医療技術を持つ男。その名も鎬紅葉。
今日は珍しく暇があり、自宅でのんびりティータイムに興じていた。
しかし、そんな穏やかな午後も、突然の来客によって遮られるコトとなる。
「兄さんッッッ」
「この声は・・・昂昇か!」
汗まみれ、それに加え苦しそうな面構え。何かあったのだろうか。
「どうした、そんなに慌てて・・・」
「胸が─────胸が痛いんだッ」
「胸?」
「どうにもならなくて・・・とりあえず兄さんの所へ・・・」
「ワカった、すぐ診察しよう」
最寄の診察所へ向かう紅葉。
全く繁盛していないらしい診察所の医師は、快く部屋と器具を貸してくれた。
「どうだい、兄さん」
「うむぅ・・・」
別段異常は無い、かと言って弟がウソを言っているとも思えない。
紅葉は引き続き診察を続けた。
「ダメだ・・・まるでワカらん。弟のピンチに何も出来ないとは・・・全く胸が痛むよ」
「そんなコトないよ」
「まぁ、ウチの病院で詳しく検査すればワカるはずだ。案外、“恋”の始まりだったりしてな」
「からかわないでくれよ」
「すまん、すまん。アッハッハッハッハッハ・・・・・・!」
「兄さんもヒトが悪いなぁ。アッハッハッハッハッハ・・・・・・!」
兄弟は笑い続けた。そのせいか、近くのテレビで流れたニュースに気づくコトは無かった。
「胸の痛み、神経に高揚感をもたらし、最終的には死に到らせるという、この発見されて間もない新病。
何と空気感染をするというコトです。心当たりのある方は、すぐ最寄の保健所まで・・・」
紅葉って、内科医なのか外科医なのかイマイチ分からんよな。
どっちにしろ、んな新病が出てるんなら医者の紅葉は勉強してると思うよ
>>199 高いからこそ、終った問題を盛り返し、荒しを活性化させようとしてんだよ。
本当に平均年齢低いとかって思ってんの?アフォですか?
>202
俺もそう思ったけれど、紅葉は確かに5巻辺りまでは
最先端医師だったけど、あれから勉強していなさそうだからなあ。
(トーナメントとか出てるし)
>>201 乙、いつも楽しませてもらっています。
ところで奇妙な物語さんって、ひょっとして星新一ファンでつか?
なんか感じが似てるもんで・・・。
鎬家(紅葉と昂昇の親)って何してるんだろう
医者かな
トコ屋かな
江戸以前の頃から代々秘術が伝えられた一子相伝の医師の家系。
あの超肉体も全て家系を継ぐために必要なプロセス、と妄想。
>>203 とりあえずおまえの年齢が低いということは痛いほどわかった
肉体年齢は高くても精神年齢は低い
コナンくんとは真逆ですな
>>208 シカトしろよ。お前も痛い。
精神年齢も肉体年齢も高いまともな人でも、2ちゃんを荒すんだよ。
行き過ぎない荒しがあるということを前提にして、2ちゃんは成り立ってるようなもんだし。
特にこのスレの住民と職人を見てると、荒しがいがあるだろうなって思う。
ま、特定のスレを荒らす奴が他のスレでは健常者、なんて話はよくある事だ
結局は楽しいか楽しくないかなんだよ
ここの住人だって同じだろ?
荒らしてる奴は荒らしてない奴とは違う楽しみかたを一つ多く知ってるだけ
SSに興味ない人間にとっては、このスレ荒すほうが楽しいもんな。
ってか荒されて怒りをあらわにしてる住民、職人の苦しむ様を見るのが
楽しくて仕方ないんだろう。
ま、気持はわかるけどな。この住民じゃあなw
SSも来ないので雑談。
マジで聞きたいんだけど、ヤムスレとの戦争状態だった時に
ヤムスレに攻め込んでいた住民で、今もこのスレが大好きで常駐してるっていう奴いる?
ようするにヤムスレをあの当時荒してたここの住民。
>>212 確かに特定のスレを荒らす奴はそのスレの内容に興味がないから荒らすわけだ
だがしりとり荒らしはどうなんだ?
>>118>>120>>121のやりとりを見ててふと思ったのだが、
奴はSSをキチンと読んで尚且つ荒らしてる臭さがある
単に感想をつけることで自分のしりとりを正当化するなら適当に感想書けばいいのに
本気で意味が分からん 腹立ってきた
と思ったが、単に荒らしのためにキチンとSSを読むという労力を消費してるだけか
随分と手の込んだ荒らしかたをする奴だ
効果覿面だったけどな
(⌒V⌒)
│ ^ ^ │<これからも僕を応援して下さいね(^^)。
⊂| |つ
(_)(_)
頼むから雑談は前スレでやってくれんか。
218 :
?:03/12/31 21:46 ID:/oK27miW
今から投下します。
年の瀬に書くようなSSではありませんが。
>>136の続き(?)です。
219 :
チチ編:03/12/31 21:53 ID:/oK27miW
【後編 大晦日】
「アナタ‥私の情婦になる気はないかしら?」
大晦日の夜、いつもの客との交わりが終わり、客を玄関まで見送る時に、
突然そう尋ねられた。
(まただべか‥)
別にチチは人気がある娼婦では無かった。
娼婦は男に一夜の夢を売る商売。将来に絶望している女に客は余りつかない。
それでも何度か、過去にこういう手合いはいたが、全てチチは拒否してきた。
最初はやんわりと、揉めるようなら自分の武術で、二度とそんな気が起きないよう撃退してきた。
「悪いけど、そういう気はないんだべ。花代さえあれば何度でも会ってあげるべ。
だから、これからも贔屓にしてけろ」
そう言って、チチは自分の電話番号が書かれた名刺を、営業スマイルと共に男に手渡す。
しかし、男は笑顔を浮かべたまま名刺を両手で引きちぎり、チチに詰め寄った。
「私は本気よ、チチさん‥‥貴方が気に入ったの。私のモノにするわ」
男の目に異常なモノを感じ、思わずチチは後ずさった。
女言葉を使っているが、決して軟弱なオカマではない。むしろ体つきは戦士のそれである。
「もう一度言うわよ。私の情婦にならない? もし口で言って分からないなら‥」
「力づくでお断りするだ!」
ドカッ
チチは男の顔面に、ありったけの力を込めてパンチを当てた。
牛魔王の娘である。並みの戦士なら、この一撃で倒せるはず。
しかし、この男は少し後ろにふらついただけで、チチのパンチをこらえた。
(この男‥オラより強いだ!)チチに焦りの表情が浮かぶ。
「やってくれるわね‥私の美しい顔に」
男の目が怪しく光った。
「!?」
チチは、自分の身体が金縛りにあったように動けなくなったことに気付いた。
「超能力よ。動けないでしょう?」
(‥身体が‥自由が利かない‥)
男は右手でチチの髪を掴むと、乱暴に床に叩きつけた。
「ぐっ、な、何を‥‥ううっ」
チチは起き上がろうとするが、上から押さえつけられて動けない。
超能力に頼らなくても、この男は確実にチチより強かった。
「これが最後よ。アタシのモノに・な・り・な・さ・い!」
「嫌‥だべ!」
押さえつけられながらも、チチは気丈に叫んだ。
「そう‥残念、諦めるわ。その代わり、最後にもう一度、アタシを楽しませてね」
そう言うと、男はチチを腹ばいに床に押し付けたまま、スカートを腰までたくし上げ、
下着を剥ぎ取った。チチの股が尻穴から秘所まで露になる。
チチの「女」の部分は、まだ先の性交による体液で濡れていた。
男はズボンのジッパーを下げ、己の肉棒を露出させた。先刻精を吐き出したばかりと
いうのに、もうそれは隆々と回復していた。
男は自分の赤黒い一物をチチの股間に押し付け、そのままゆっくりと押し込んでいく。
「‥‥うっ‥‥‥あ‥‥‥」
自分のモノが完全にチチの身体に埋没したことを確認するや否や、男は容赦なく
チチを突き上げた。
男が激しく子宮口に叩き付ける度に、互いの肉が重なりいやらしい音が室内に響く。
(とんだ事になっちまったが、ま、これでオラを諦めてくれるんなら仕方ねえだか)
最初は抵抗していたチチだったが、かなわないと分かると逆に男の自由にさせていた。
情婦にされるよりはマシだろう、という打算的考えである。
しかし、次に聞いた男の言葉は、そんなチチの思惑をも吹き飛ばした。
「これが終わったら殺してあげる。アタシ、手に入らない玩具はそうするの」
「!?」
男の表情は本気だった。
それも、これまで何度もやって来たかのような、確信に満ちた表情。
気付くべきだった。最初に男の目に感じた異常なモノ、それは『殺気』だった。
チチは、今更ながらにこの男をハントしたことを後悔した。
「ちょ、ちょっと誰か‥助けて、ブルマさぁ〜ん!!」
チチはあらんかぎりの声で叫び、助けを呼んだ。
しかし、その声はすぐ男に塞がれた。
「娼婦の癖に‥うるさいわねえ。他の住民に聞こえるでしょ?」
男はもう片方の手でチチの首を掴み、そのまま締め上げてきた。
「かっ‥‥こふっ‥」
締め付けられたチチの喉から自然と息が出る。しかし、それは声にならない嗚咽となった。
「どう? 首を締めると下も締まって‥ああっ‥気持ちイイわ、チチさん‥」
男はあえぎ声を漏らしながら、より強く腰をグラインドさせる。
更なる快感を求める、首を締める力が強くなっていく。
>>221 「‥はっ‥‥あっ、あう‥‥‥」
もはやチチは呼吸することさえ辛くなっていった。
「このブルーが最後の‥ううん、人生最期の客になるのよ。いいわね」
朦朧とした意識の中で、チチはブルーの言葉を聞いた。
(そんな‥いや‥助けて‥‥助けて、悟空さ!)
チチは夫の名前を心中で叫んでいた。
本来なら、もう決して届かないはずの叫び。
しかし―
バキッ!!!
「ぐはぁっ!」
何かの炸裂音と共に、ブルーの身体が吹き飛んだ。
そのまま部屋の壁をぶち破って、ブルーは夜空の彼方へと消えていく。
超能力の束縛から解放され、チチは激しく咳き込んだ。
「おめえ、オラの女房に、何しただ!」
忘れようとも忘れられない男の声が響く。
街灯に照らされる男の姿を見て、チチの体が震えた。
「チチ、大丈夫か?」
「悟空さ!」
―奇跡が起こった。
224 :
?:03/12/31 22:27 ID:/oK27miW
今回は(特に)失敗ですね、自分的にも。
拙劣ですが、真打ちまでの露払いとでも思って下さい。
あと残り2〜3レスくらい書いて終わりです。(まだ途中なのです)
もし書いてなければ何か規制に引っかかったと思って下さい。
どこからか除夜の鐘が聞こえる。
悟空は、傷ついたチチを優しく抱きかかえると、傍のソファに横たわらせた。
「悟空さ、どうしてここへ‥」
「詳しいことは省略すっけど、何か生き返れたみてえなんだ。ほれ、触ってみろ」
チチのそばまで近づいた悟空は、チチの手を掴んで自分の胸に押し付けた。
逞しく鍛えられた胸の感触。
(間違いなく悟空だ。オラを何度も愛してくれた悟空の身体だ)
「悟空さ…」
最愛の人との再会を喜び、思わずチチは悟空に抱きつこうとする。
しかし、娼婦に落ちぶれた今の自分の姿に気付き、その手が止まる。
(見られちまっただ・・・こんな、汚い姿を・・・)
―悟空に逢える日をずっと願っていた。
―だが、薄汚れた自分の姿は見られたくなかった。
チチは夢中で悟空の手を振りほどき、悟空にへ背を向けた。
「どうしたチチ?」
悟空が心配する。チチは悟空に背を向けたまま、絞るように声を出した。
「悟空さ‥‥すまねえだ‥今のオラ、こんなに汚れちまってるだ‥‥
もう‥悟空さ‥に逢う資格なんか‥っ‥ねえだ‥‥」
最後の方は、もう涙声になっていた。
チチの頭の中は「裏切り」と「後悔」の単語で埋め尽くされていた。
悟空はそんなチチの背中を、何も言わずに強く抱き締めた。
「‥‥っく、苦しいだよ、悟空さ‥‥」
「すまねえ‥オラが、何もしてやれねえばっかりに」
悟空はさらに強くチチを胸に抱き寄せた。
もし離してしまったら、もう二度と会えないかのように。
「おめえは汚くなんかねえ。昔のチチのまんまだ‥ホントにすまねえ」
その言葉に、チチは悟空の方へ顔を向ける。
「悟空さが謝る必要はねえ‥悟空さは‥こうして助けに来てくれただ‥」
互いの顔が近づていく。
「悟空さ‥オラ‥」
「もう、何も言うな」
二人が重なる。
重ねられる唇、絡み合う舌、二人の身体が角度を変えながら長い時間、
まるで互いの存在を確かめ合うように、強く重なり合った。
やがて唇が離れると、悟空はチチに提案した。
「行こう、チチ。また別の場所で一緒に暮らそう」
「‥‥ん、悟空さ」
チチは頷いた。この街には嫌な思い出しかない。
いつの間にか筋斗雲が傍に浮かんでいた。
悟空はチチを抱えてゆっくりと筋斗雲に乗ると空高く舞い上がった。
「これからは何時までも一緒だぞ。チチ」
二人を乗せた筋斗雲が、どこまでも空高く飛んでいく‥
コレカラハイツマデモ一緒‥
‥‥‥
‥‥
翌朝、アパートでチチが絞殺死体が発見された。
「色恋のもつれによる殺人‥かな。勿体無い」
「ったく、正月だってのに娼婦の死体検分なんて、縁起でもねえ」
「仕方ねえ、さっさと片付けるぞ」
ぶつぶついいながら、自警団の面々はソファに横たわったチチの遺体を運び込んだ。
トラックに運び込む際に、ふと自警団の一人がチチの顔を覗き込んで妙な顔をする。
「変な奴だな。殺されたのに笑顔なんてよ」
そう、確かにチチの死顔は幸せそうに笑っていたのだ。
―これからはずっと二人でいられるだろう。
例えそこが死後の世界であっても。 (完)
228 :
?:03/12/31 23:12 ID:/oK27miW
これで終わりです。
閻魔「チチ、お前は姦淫の罪を犯した、よって地獄行きケテーイ!」
チチ「ガーン!」
悟空「そんなー‥‥ま、いっか。
チチ、ガンバレよ」
みたいな展開も考えてましたが、没。
ブルマ編の続きは書きません。自分が書くと救いがないので。
それでは、ふら〜りさん、お待たせしました。どうぞ。
乙。
次はふら〜りさんだな。パオさんも来るかな?
刃牙が、幼い頃から傷だらけになって闘い抜いてきたのは、全て江珠の為だった。江珠の愛を
得たいから、抱きしめて欲しいから、だった。だがその江珠は、もうこの世にいない。
そのはず、なのだが。
「あなたはもう、充分に傷ついてきた。もういいのよ、刃牙。もう、傷つくことも苦しむこともない」
江珠が、そっと刃牙を抱きしめた。刃牙の顔を、その豊かな胸に包み込む。
温かな柔らかさが、優しい匂いが、刃牙の全てを満たした。
「か……母さん……母さん、母さん、母さんっっっっ!」
もう、何も考えられなくなって、刃牙は江珠を抱きしめた。
と、突然周囲が暗くなって、刃牙の頬からも腕からも、朱珠の存在が消え失せた。
次の瞬間、刃牙は冷たい床の上で両膝をついて、その手は虚しく虚空を抱いていて。
そのそばには、メフィラスが立っていた。
「いかがだったかな、刃牙君? 私なら、君の母親を蘇らせることもできる。いいかね、
仮にそれが嘘だとしても、今の幻影をいつでも、いくらでも、君に提供することができる。
それぐらいは信じられるだろう? このUFOに搭載されている機能なのだから。
私の星に行けば、更に高性能なものもある」
刃牙は、先程の本部と同じように、はらはらと涙を流していた。もう、普段の思考回路など全く
機能していない。そんな刃牙を、メフィラスがサファイア色の目を冷たく細めて、見つめている。
「さあ、言ってくれたまえ刃牙君。たったひとこと、『あなたに地球をあげます』と」
「……あ……」
刃牙の口が、言葉を紡ぐ。
「あなたに、地球を……あげ……」
どぐぅおおおおおおおおぉぉぉぉん!
突如、UFOの外壁が砕け散って、人間大の穴が空いた。そしてそこから飛び込んできたのは、
「ぶぅわああぁぁきいいぃぃっ! やっと見つけたぞ、このクソガキめがああああぁぁぁぁっ!」
勇次郎だ。刃牙の姿を見つけるなり、問答無用で襲いかかり、殴りまくって蹴りまくる。
「死なす! 屠る! 絶命させる! ぶって殺す、略してぶち殺すううぅぅっ!」
《や、やめろ勇次郎、おいっ!》
突然のできごとにメフィラスがあっけにとられていると、壁の一部がスライドして、全身銀色の
異星人、ザラブ星人が入ってきた。
「ボス! 未確認歩行物体が襲撃……」
「遅いわボケっ!」
どこっ、とメフィラスがザラブ星人にコブシ突っ込みを入れたところで、
「……ありがとよ、親父……目が、覚めたぜ」
刃牙が、ゆらりと立ち上がった。
「俺はもう少しで、悪魔に魂を売り渡すところだった……俺一人の為に、
地球上全ての、世界中の、母親とその子供を……」
「まだ生きてやがったかっ!」
勇次郎が、再度刃牙を殴り倒した。そして踏む、蹴る、噛む。
「重りつけて南港に沈めてやるっ! 六甲の山奥に埋めて肥料にしてやるっ!
道頓堀川の雑魚のエサにしてやるううぅぅっ!」
《どこの地名だそれは、ってそうじゃなくて、こら、勇次郎っ》
刃牙がボコボコにされて、意識不明になって、重体に陥っていくのを見てメフィラスは、
「くそっ、これでは私の完璧な計画が……おいっ!」
「はっ!」
ザラブ星人が、刃牙に変身した。
とりあえず動かなくなった本物刃牙を踏みつけつつ、勇次郎が振り向く。
「む。お前は容疑者その二、ザラブ星人だな」
「ああ。俺と戦いたくば、ついてくるがいい!」
ザラブ星人は、勇次郎が空けた穴から外に飛び出すと、また変身しつつ巨大化した。
勇次郎も外に飛び出し、ベーターカプセルのスイッチを入れ、変身(巨大化)する。
「しゃあっ! いくぞおおおおぉぉぉぉっ!」
勇次郎が向かっていく先には、刃牙から別の人物へと変わっていくザラブ星人がいる。
宇宙一と噂される変身能力を有するザラブ星人。身長体重はもとより、体温も体臭も本物と
全く同じになる。故に、それが偽者だと頭で解っていても、戸惑わない者はいない。
そのザラブ星人が変身したのは、ストライダムだった。
「さあどうだっ! お前が最も、というか唯一、親しく付き合っている古き友人……」
「それがどうしたああぁぁっ!」
容赦なく、勇次郎の拳がストライダム=ザラブ星人の顔面に突き刺さった。
ザラブ星人は鼻血を出してよろめきつつ、
「え? え? そんなバカな、確か調査結果では」
「砕け散れいっ! ユージロービイイイイィィィィム!」
勇次郎が両手を交差させて、スペシウム光線を放つ。ストライダムの姿をしたザラブ星人は、
その一撃であっけなく、爆死コナゴナと相成った。
「思い知ったか! この俺の、怒りの熱さをっっ!」
《……君の、友情の薄さを思い知ったよ》
勇次郎が吼え、ウルトラマンが溜息をつく。と、その後ろで、
「やれやれ、こうなっては仕方がないな。本格的な暴力の行使は、契約が済んでからにしたかったが」
タキシードを思わせる、上品な黒い色をした巨人が立っていた。その目はサファイアの蒼さをしている。
「てめえが、ザラブ星人の言ってたボスか?」
「ああ。今回の件の首謀者は、この私メフィラス星人だ。憎いのなら、かかってくるがいい」
「……言ったな……!」
今回の件の首謀者。加えて、このナメた態度。
「地獄に叩き込んでくれるわっっ!」
勇次郎のハイキックが、メフィラス星人を襲った。だがそれを、メフィラス星人もハイキックで迎撃!
「ぅおっ!?」
二人のキックは、互角。互いに脚を弾かれて、元の位置に戻った。
「面白えぇっ! おりゃおりゃおりゃおりゃおりゃおりゃおりゃおりゃああぁぁっ!」
「フンフンフンフンフンフンフンフン!」
互いの拳が、脚が、頭突きが、更には関節技が、激突する。だがその全てが、全くの互角。
>>184さん
読むのに体力使いましたよ〜。一度の量をもう少し短くして下さると、これはこれで味が
あっていいのですが。あるいは、プライドが許さないかもしれませんが、普通に書いてみるとか。
普通に書いても、充分イケる話だと思いますよ。展開のスゴさはナカナカのものかと。
>>世界さん
毎度毎度、凄い速さ&濃さですな。さすがっ。
「近道」はシビアに現実を描いているかも。たまたま強い人が習った流派が、強いって言われる。
というか私は、克己に対してそういう感情を持ってましたけどね。トーナメント読んでて。
もしアンタが鎬流空手をやってたら……とか。
で「兄と弟」。癌をも恐れぬ医療技術、が楽しい。この人ならBJみたいに、自分で自分を
手術できるかも。癌でも。……そういえば鎬流空手って、鎬家の家伝武術ではないようです
が、一体どういうものなんでしょう?
>>?さん
うわあぁぁ。どういう救いが来るのか、と思ってたら救いが来て、あぁこれはもう
このままムリヤリ問答無用ご都合でいい、と思ってたらグサリと。ズドンと。きましたね。
にしても、まさかブルーとは……なかなかの不意討ちでしたよ。
それでは皆様、二度目ですが「良いお年をっっ♪」
?さんGJ!
ふら〜りさんGJ!
ついでに皆さん、あけおめっ
、、、 , , _
,. -┬i^i、._ ィ`,、,、,、,、,.、'、
. / | | .|=ゞ=、 __l/\ v~/!|
l. l l l \\{f‖ミゞ, ,ィ≪:lf^i もういい…!
/ヽ. ノ「,ト、「.lヘ‐iヾ|rー~r〉〉,こlレ'
/ `ヽ//| ト、ヽlイ| |/|{王王王王}ト、
| レニ| lニゝ冫! l!L_, , ,ー, , , ,_」シ’、 正月くらいっ…
ヽ __|ーL|┴^ーヽ>'^ヾ二三シ´\\
,ゝ,/ .}二二二二二二二二二lヽ. ヽ \ 休めっ…!
l/ |ト、./´\ ||. レ'´ ̄`ヽ
|| ! 、\ . . ||. / :| 休めっ…!
|| |.l l゙!.|i |ヽ) |l/ /
|| `ヘ)U'J /-─ ,イ.|
|| _ /-─ / ヽ| SS職人の人っ…!
|| r‐-゙=っ`ヽ,.--r-ー ''"´ ̄`ヽ / }
||. {三二 | │ / /
||. ヾ=--一'`ーゝ _,. く ノ|
ふら〜り氏ね
237 :
魔界編 54話:04/01/01 02:42 ID:zvh2Ah+f
http://www1.u-netsurf.ne.jp/~hinomoto/baki/mugen/makai/53-3.htmの続き 【第54話 近づく予感】
目指す場所に近づきつつある予感がする。ふと空を見上げると、それはそこにある。
まるで人間界の満月のように、それは精鋭部隊を見下ろしている。だがその異様に風流さは欠片も無い。
己が眼下の生命を、全て支配しているような倣岸さ。直視し続けると目が潰れてしまいそうな不気味さ。
「もうすぐ、私たちはそこへ行くのね」
誰に言うとも無く、ロビンがポツリ呟く。誰も応えない。いつもはロビンに優しい烈も、今は無言のまま。
烈 海王。剣 桃太郎。そしてニコ・ロビン。3人とも厳しい顔でひたすら歩く。生命の水≠持って。
だが陸奥 九十九。この男だけは表情が変わらない。メンバーの中で最年少なのにである。大したものだ。
いや、もう一人。表情どころか行動まで変わらぬバカがいた。メンバー最年長、我らが本部 以蔵である。
「ま、待たんかあ。ワシはデリケートなんじゃあ。貴様らバケモンの歩きに付いてけるかあッ!」
「早くしろ。一刻も早く、伝説の大妖の石像を安置している場所へ急がねばならんのだ」
桃がため息混じりに応える。一行はダーマの神殿より北東40キロの場所、つまり大妖を呼び覚ました
場所へと急いでいる。その場所に大妖長飛丸≠フ石像を隠し、ダーマのライタイ会場へと来ていたのだ。
「ワシは糖尿で足が悪いんじゃあ。貴様ら、少しは年寄りを労わって、ロビンは服を脱げッ!」
「おまえ・・。仮にもナントカ柔術の道場主だろう?」
「あれはホームレス狩り対策用の、ハッタリ道場じゃあッ!!」
くすっ。その本部と烈の会話に、思わずロビンが微笑む。釣られて吹き出す烈と桃。次第に大きな笑い声。
先程までの緊張は何処へやら、敵地にありながら明るい笑顔を浮かべる精鋭部隊。桃はふと思う。
(この男は、これで案外大物かも知れんな)
自分が笑われたと思った本部。顔を真っ赤にして怒り出す。その手には、一通の手紙が握られている。
「うるさい、笑うなあッ! ワシには貴様らと違って悩みがあるんじゃあッ!!」
その手紙。ビスケが去る前に、彼女から手渡された、海原 雄山からの手紙である。
238 :
魔界編 54話:04/01/01 02:44 ID:zvh2Ah+f
>>237 てくてく歩く本部。ハアハア息を切らせながら、精鋭部隊の最後尾に必死で付いて行っている。
汗まみれになりながら、異常な体臭を放つ本部。だがこの体臭は悪い事ばかりではない。良い事もある。
モンスターが寄って来ないのである。余りの悪臭に。香りは違えど、魔を弾く聖水と同じ効果を持つ。
本部は歩きながら考えている。雄山からの手紙の事である。その文面はこうであった。
わっはっは。愚かで無知なバカ弟子3号よ。偉大なこの私からの手紙だ。ありがたく思え。
さて。腹立だしい事この上無いが、お前ごとき愚物が私と同じ光の3戦士≠フ一人らしい。
ま、救世主はこの私一人で充分なのだが、寛大なこの私は黙って許してやる事にした。
豚やサルがこの私と一瞬でも同列になれるのだ。偉大にして寛大なこの私に感謝するが良い。
そもそもこの私の素晴らしさは・・・
(この後、50行に渡る雄山の自画自賛が続くが割愛)
ところで。光の3戦士≠ニなったのを確かめる問いがある。私はとっくに解いたがな。
わっはっは。さすが偉大なこの私は・・ (雄山の自画自賛がこの後30行)
この謎は最初は解けぬだろう。だが、お前が真なる解説の戦士となった時、答えは己の中から
湧き出てくる。必ず解説の戦士となるが良い。偉大な私は待っておるぞ。かしこ。
〔問い〕 ぽん酢のぽん≠ニは何か。次に会う時にまで答えを探すが良い。
本部の頭の中で、雄山からの手紙の一語一句が鮮明に浮かび上がる。自分が世界の運命を背負っている。
ぶるる、と震える本部。 ・・しかし、ぽん酢のぽん≠ニは、一体・・
239 :
魔界編 54話:04/01/01 03:27 ID:zvh2Ah+f
>>238 「な、なんだわさこの有り様はッ!!」
影道の塔へ戻り、早速司令室 兼 塾長室へ足を運んだビスケが、目の前の惨状に思わず声を上げる。
一面、血の海。ビスケが留守中を頼んだJ・月光・飛燕が、血ぬめりの中で半死半生になっている。
「大丈夫か、飛燕と他ッ!!」
ビスケが飛燕に駆け寄って抱き寄せる。飛燕の端正な顔立ちが、無残にも血塗れになっている。
ビスケの足元には月光が蠢いている。ビスケは月光に目もくれず、飛燕にオーラの治療を施している。
「ビ、ビスケ殿。一番の重傷はJです。飛燕は一番軽傷。それに、そろそろ足を退けて下さい」
後頭部を踏まれていた月光が、思わず懇願する。ビスケの靴の下で苦しそうだ。彼女は思わず叫ぶ。
「なにアタシの足の下に、頭を突っ込んでるんだわさッ! そういう趣味か、変態ハゲッ!!」
「あなたが、いままで、ふんで、いた、のです」
キレそうになるのを必死で堪える月光。忍耐も男熟塾生の本分である。月光は冷静になって言う。
「ビスケ殿。まずJを診てやって下さい。ヤツが一番重傷です」
「飛燕ちゃんの次に診てやるわさ。アタシの治療は顔の順だわさ。ハゲ、一番最後」
うおおお、と叫びながら司令室を飛び出す月光。重傷なのに。ビスケは飛燕の肉体をもてあそびながら、
冷静に事態を把握する。血塗れの兵塾生。他の場所に大した混乱が無いところを見ると、この襲撃は
ほんのわずかな時間であろう。飛燕とJの傷口を良く観察する。それが示す男は一人しかいない。
(一番重傷なのはJ。次いで月光、飛燕か。これはそのまま実力順だわさ。つまり、好みの順か。
傷口を見ると、ますます腕を上げているな。 ・・範馬、勇次郎)
240 :
魔界編 54話:04/01/01 03:28 ID:zvh2Ah+f
>>240 それから数時間後。すっかり陽は傾いた時刻の、影道の塔から少し離れた場所に、ある太い男がいた。
男は大木へ向けて、太々とした股間から太々とした尿を放出している。全てが太い男である。
肩も太い。腕も太い。背中も、足も、吐く息すらも太かった。そしてその太い男が、太い声を急に出す。
「よう。やっと現れてくれたか。ずっとアンタを探してたんだよ。股を女みたいに濡らしてね」
「ずいぶんご機嫌じゃねえか。敵相手に背中晒して立ちションベンたぁよ」
太い男の背後に、何時の間にかもう一人の男が立っている。全身が妖気で包まれているような男である。
「嬉しくて、嬉しくてよ。前からずっとあんたと闘りたいと思ってたんだよ。
魔界だのなんだの細けえ事抜きにして、震えが来るような楽しいケンカをよ」
「奇遇だな。俺もてめえと闘りたいと思ってた。てめえを喰ったらまた俺は近付きそうだ。
この世界でも、地上最強の生物≠ノよッ!!」
ゆっくりと向きかえる太い男、松尾象山。その視線を邪悪な笑みを浮かべて受け止める男、範馬 勇次郎。
間合いが少しづつ詰まってゆく。風景が超怪物2人の闘気により、ぐにゃりとひしゃげる。虫が鳴き止み、
異変を察知した鳥や動物たちが、我先にとその場を逃げ去って行く。超怪物対決、開始である。
241 :
パオ ◆w/9ws2V0DU :04/01/01 03:32 ID:zvh2Ah+f
明けましておめでとう御座います。今年もバキスレを宜しくお願いします。
思えば、丸一年たったんだなあ。確か、スレを最初に立てたのが一昨年の年の瀬。
ほとんどずっと書いてきたんだ、私。うーん。良い事なのか悪い事なのか。
まあいいや。これからも宜しくお願いします。
曙対サップ、あの曙のダウンって土下寝? 曙には頑張って欲しいけど・・。
パオ死乙津
読んでないけど君がいないとなw
パオ氏、乙!
ずっと心待ちにしておりました。
あと、今年もよろしくお願いします。
__,,,,,,
,.-'''"-─ `ー,--─'''''''''''i-、,,
,.-,/ /::::::::::::::::::::::!,, \
( ,' i:::::::::::::::::::::;ノ ヽ-、,,/''ー'''"7
`''| |:::::::::::::::::::::} ``ー''"
! '、:::::::::::::::::::i
'、 `-=''''フ'ー''ヽ、::::::::::/ヽ、-─-、,,-'''ヽ
\_/ ヽ--く _,,,..--┴-、 ヽ
``" \>
__,,,,,,
,.-'''"-─ `ー,--─'''''''''''i-、,,
,.-,/ /::::::::::::::::::::::!,, \
( ,' i:::::::::::::::::::::;ノ ヽ-、,,/''ー'''"7
`''| |:::::::::::::::::::::} ``ー''"
! '、:::::::::::::::::::i
'、 `-=''''フ'ー''ヽ、::::::::::/ヽ、-─-、,,-'''ヽ
\_/ ヽ--く _,,,..--┴-、 ヽ
``" \>
__,,,,,,
,.-'''"-─ `ー,--─'''''''''''i-、,,
,.-,/ /::::::::::::::::::::::!,, \
( ,' i:::::::::::::::::::::;ノ ヽ-、,,/''ー'''"7
`''| |:::::::::::::::::::::} ``ー''"
! '、:::::::::::::::::::i
'、 `-=''''フ'ー''ヽ、::::::::::/ヽ、-─-、,,-'''ヽ
\_/ ヽ--く _,,,..--┴-、 ヽ
``" \>
脂肪だらけのデブが、K−1なんざ出てくるんじゃねぇよ!
氏ね!!!!!
245 :
作者の都合により名無しです:04/01/01 15:53 ID:Sdz4Cbno
パオ氏お疲れ。やっぱりバキスレの年始はパオ氏で始まらないと。
去年の締めはふらーりさんだったし、なんかバキスレらしい。
今年も頑張ってくれよ。
246 :
作者の都合により名無しです:04/01/01 17:56 ID:Tom7KAbp
謹賀新年。
バキスレ今年も盛り上がると良いな。
荒らしはスルーでな。ここの住人職人は反応しすぎ。
それさえなければすごく面白くて良いスレなのに。
いよいよ勇次郎と象山の決戦か。楽しみだ
>>246 ま た ス ル − で き な か った なw
248 :
作者の都合により名無しです:04/01/01 19:53 ID:npimLRD/
>>244 関係ないレスするな。
ここはSSスレなんだ。
249 :
作者の都合により名無しです:04/01/01 20:03 ID:Sdz4Cbno
パオ市は復活したけど、ヤクバレさんはいつから麻雀再会してくれるんだろう。
あと大僧正さんと○さんも。
とりあえずパオ氏には鬼と象の戦い期待してまつ
250 :
勇次郎ファン:04/01/01 20:15 ID:2GTg22CG
パオ様、ついに始まりましたね。勇次郎対象山。期待しています。
個人的に、勇次郎の勝利を願います。
SSの神様どうかこの願いを聞き入れて下さい。
251 :
おなら:04/01/01 20:53 ID:EPILVdLk
おなら
252 :
作者の都合により名無しです:04/01/01 21:29 ID:npimLRD/
>>251 だから変なレスするなっての。
ここはSSスレなんだよ。
253 :
大僧正:04/01/01 21:38 ID:BerMeSiw
バキスレ住人、及び職人のみなさま、あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
久しぶりの書き込みなのに挨拶だけでごめんなさい。ほんとは番外編も載せたかったんですけど、まだ書きあがってないので・・・。
というか、センターが終わるまでは続きを書くのは無理そうです。
一応、勉強の合間に書けるだけ書こうとは思っているのですが、アップできるほどは書けないと思います。
とりあえず、どんなに時間がかかっても最後まで書くつもりなので、気長に待っていただければ幸いです。
俺は勇次郎より象山の方が好きなんだがな・・・
まあ、そいつは人それぞれやね、どっちが好きかは。
実際に、どちらが勝つかはパオが決める事だし。
個人的には、それが納得いく内容なら、どちらが勝ってもいいよ。
どっちも好きだし。
>>193 勇次郎を入会させることが一番難しいと思うんだが…。
でもそうでもなかったな。
>>201 そういう奇病が発見されたらマスコミよりも
まず先に紅葉に連絡がいくんじゃないかってのは野暮な突っ込みか。
っつーか仲のいい兄弟だな。
>>チチ編
誰かと思ったらブルーか。
オリキャラだとも思ったんだけども。
ああー。まぁ確かに救いはあったな。
気がかりはブルマだが、多分続かないだろう。
良く頑張った。堪能した。
>>ふら〜り
勇次郎が駆け抜けてるな。
まぁ勇次郎にとっては息子も友人も関係ないんだろうが。
やっぱり勇次郎はこうでなくっちゃと思う。
>>パオ
勇次郎が成長してるー!
当たり前だな。勇次郎なんだから当たり前だな。
まぁ最終的には勇次郎が最強だと俺は信じてる。
>>191 うどんでい
「い」
決闘
関門海峡に位置する巌流島。正式名称は船島。
宮本武蔵と佐々木小次郎、二人の剣豪が闘ったという伝説の地。
その海岸に、二つの影があった。人間ではない。
刃牙の愛犬ムサシと、その宿敵コジローである。
唸り声を上げる、二頭の犬。開始の合図は無い、いや既に始まっている。
「ガオオォォォアッッッ!」
「ギエエェェェアッッッ!」
爪と牙と殺気を剥き出しに、弾かれたように突進する両雄。
ムサシは巨大な身体を活かし、強烈なぶちかましを喰らわせた。吹っ飛ぶコジロー。
しかし、コジローも負けじとムサシに飛びつく。瞬時に、首筋へと噛み付いた。
振り払おうとするムサシだが、コジローは全く離れない。完全に牙が食い込んでいる。
前足でボディを攻撃するムサシ、それでもコジローがひるむ様子はない。
意を決したムサシは、コジローをくっ付けたまま跳んだ。
更に、コジローに体重を預ける格好で、そのまま地面へ・・・。
「ギャウォッ!」
押し潰されたコジロー、吐血しながらムサシの首から離れてしまう。
その好機を、ムサシが逃すハズがない。素早くコジローの上に覆いかぶさった。
こうなっては、体格で劣るコジローに勝ち目は無い。
噛まれ、蹴られ、殴られ、潰され・・・血統書付きの名犬コジローは、瞬く間に血と肉片と化した。
思う存分コジローを嬲ったムサシ、辺りに散らばる肉片に小便を引っ掛けると、静かに去っていった。
舞台は移って東京、梢江がムサシを出迎える。
「ムサシ! 突然いなくなっちゃったから、心配してたのよ!」
首の怪我を巧妙に隠し、皿に入ったエサにありつくムサシ。
食事の後は、貫禄たっぷりの居眠り。その様子を見て、呆れる梢江。
どちらがムサシの本性なのだろう。その答えを知っているのは、当のムサシ本人だけである。
258 :
バレ:04/01/02 01:02 ID:lv04b1Yx
>世界さま
ムサシですか。
毎回色々とよくも思いつくものです。凄い。
個人的には相手の燕返しが見てみたかったです。
血統書付きという事はどこかの飼い犬ですよね?
「コジロー」で検索してみると、こんな犬が。
http://ane-ran.hp.infoseek.co.jp/kojiro-01.html >パオさま
つ、ついに対決ですね。
勇次郎 VS 松尾 !!
この戦いを魔界編で二番目に楽しみにしていました。
(一番楽しみなのは赤カブト戦です)
前の人物紹介ですと戦闘力に差がありますが、
きっとオーガを前に、全盛期の象山復活!
となることを期待。
259 :
バレ:04/01/02 01:05 ID:lv04b1Yx
>ふら〜りさま
前半のややシリアスなシーンから、勇次郎突入後の
ぶっ飛び加減がいいですね。これまでのやり取りは
何だったんだ、って感じで。
ウルトラマンオーガ対メフィラス星人の闘いも、
原作どおりにはいかないでしょうね。
>大僧正さま
入試でしたか。そりゃそちらの方が大事ですよ。
SSが原因で試験に落ちた、何て事になっては目も当てられません。
試験の最後までスパートかけて突っ走ってください。
無事に合格し、復帰して下さる時を待っています。
最後になりますが、ここにこられた皆様方に新年のお慶びを申し上げます。
これからも宜しくお願い致します。
新年明けましておめでとうございます! 本年もよろしくです。
>>パオさん
愛すべきバカ、本部は今日も元気ですなぁ。烈には流派を覚えて
貰ってないわ(名前と同じなのに)、体臭が魔物よけになるわ、
そんなことしつつも光の3戦士としての階段をしっかりと登りつつあるわ、
でもぽん酢だわ。目が離せませんね、つくづく。好きですよ本部♪
あと、月光。本人には悪いけど、何だか凄く似合ってました。想像すると。
>>世界さん
遂に犬にまで手を出されましたか……いやはや。
にしても渋いムサシ。いつぞや三十キロを走りきれず、刃牙に担いで
もらってたのは、実は真の力を隠す演技だったりして。
>>大僧正さん
おお、来て下さいましたかっ。今はとりあえず試験に集中して、終わったら
ずびしと書いて下さい、ずびしと! 待ってますよっ♪
261 :
おなら:04/01/02 01:47 ID:wwpSoLil
おなら
前回:
http://comic3.2ch.net/test/read.cgi/ymag/1068742694/769-771 (あらすじ)
男塾を飛び出した伊達は途中、雷電と出会う。
互いの真剣勝負の結果、雷電の投げ技で伊達は気を失ってしまった。
「気がついたようだな」
雷電が伊達に話しかける。
どうやら先程の雷電の投げの衝撃で気を失っていたらしい。
(さっきのは…夢か…)
伊達は辺りを見渡す。周りの景色に変化は無い。そう長く失神していたわけでは
ないようだ。
「時間にしてわずか5、6秒といったところ。しかし5、6秒あれば、拙者はお主を
3回は殺せ申す」
「なら、さっさと殺しやがれ。出来ないなら、そんな寝言ほざいてんじゃねえ」
伊達は起き上がろうとするが、雷電が片手をあげて、その動きを制す。
「脳震盪の恐れがある。すぐには動かぬ方が良い」
確かに、まだ頭がぼんやりする。平衡感覚も戻っていないようだ。
雷電は後ろを向くと、さっさと拳法着を着始めた。これ以上闘う気は無いらしい。
かえってその態度に毒気を抜かれ、伊達もそのまま上半身を起こしただけの姿勢で、
身体の回復を待つことにした。
「勝てぬのが不思議か?」
服を着終えた雷電が、乱れた髭を整えながら話しかけてきた。
確かに、伊達は先の勝負に合点がいってない。
(身のこなしは奴が上かもしれないが、捕らえきれない動きじゃない。しかし俺の攻撃は
何故か奴に全て読まれていた‥)
実際、伊達は目の前の男に一筋の傷さえも負わせる事ができなかった。
「お主の実力はおそらく私と互角。にもかかわらず、拙者に勝てぬ理由が分からぬか?
心の闇でござる。お主の心に棲む闇が自らの身体を蝕み、縛り付けておるのでござる。
緊縛された拳では、それがしには通じぬ」
「ケッ。また『心の闇』かよ。俺に分かるように話せ」
伊達が半ばうんざりしたような表情で答えた。
「ならば、分かり易く言い直そう。お主は今、死を望んでいる」
「どういう事だ、そりゃ」
伊達は思わず雷電の方を向いた。
「正確には、生に飽いているというべきかな。
今の世の緩慢さが耐えられぬ、自分の存在が怠惰な日常に埋没す事に耐えられぬ。
激しい生への渇望と情熱。決して満たされぬ熱い思い。
やがて生への渇望が、絶望へと姿を変えた。それが今のお主の心だ。」
伊達は何も言い返せない。
雷電の発した言葉が真実だった。
孤戮島後も試練は続いた。数多の試練と実戦を経て、4年前にようやく伊達は
外界へ出ることができた。
しかし伊達を待っていたのは、「平和」の名を借りた怠惰な世界だった。
無気力・無関心に支配された日常、一見自由だが何も出来ない、壁だらけの世界。
この世界では伊達臣人の存在は異端でしかなかった。
―こんな堕落した世界で生きるために、俺は闘ったんじゃない―
伊達は常に心中そう叫んでいたが、世界は変わらず同じ時を繰り返すのみ。
やがて、伊達は諦観した。
生き延びた先に何も見えない。そんな半端な『生』に、いつしか未練が無くなった。
こんな『生』に意味はない。ならば死ぬ時に死ねばいい。
むしろ、死にたいとさえ思い始めていた。
「死を望む心がある故に、攻撃の刹那、拳が決定的に鈍る。
それが心の闇、お主が拙者に勝てぬ理由でござる」
雷電の言葉が強く、伊達の胸に響く。
265 :
○:04/01/02 02:17 ID:blvh9dFo
色々あって年内は書く時間がありませんでした。
今回も少し消化不良かも。
266 :
おなら:04/01/02 02:54 ID:fSpr/7DZ
おなら
267 :
作者の都合により名無しです:04/01/02 08:06 ID:MI5VjJAT
おお、○さん復活おめ。消化不良なんてとんでもない。
雷電かっこよくて面白いですよ。
世界さんもいつもお疲れさまです。
1日ひとつ完結型を書ききるなんて凄いな。
大僧正さん、待ってますのでセンター頑張って下さい。
良い結果になる事を祈っております。
これでVSさんが復活すると役者が全員揃うな。今年も職人さん頑張れ
○さん乙、新年おめでたう。
何か伊達と雷電の上下関係が原作と逆ですね。
雷電偉そうだし。
>>262 雷電の一部の台詞がセンクウの口調っぽい。
でも原作にはないおもしろさがあるのでGOOD。
レス有難うございます。
はい、雷電偉そうですね。
センクウの口調‥どんなんでしたか忘れてますね。
一度ちゃんと最後まで読んだ方がいいのでしょうが、
家には4巻5巻しかないんですよね‥
271 :
作者の都合により名無しです:04/01/02 18:16 ID:8vrPWEcR
>>266 お前舐めてんのか?
せっかく職人さんたちが精一杯書いてくれてるのに、なんでそういう余計なレスするんだ?
VSの友人EとYと申します。
今回書き込みさせていただいたのは、
VSが昨夜急逝されたことを
ご報告に参りました。
何の証明もできませんが、本当のことです。
273 :
作者の都合により名無しです:04/01/02 18:51 ID:Xyt/LdeV
象山と勇次郎か。見たいけど、見たくないなあ。
どっちもファンだから。
しかし、雷電はどの職人さんの作品でも説教くさいなw
今日は誰が来るだろう。
パオさんか、世界さんか、ふらーりさんか。
VSさんは曜日が違うな。
274 :
作者の都合により名無しです:04/01/02 18:57 ID:8vrPWEcR
とりあえず松尾にイピョウ。
みんながしりとりを楽しんだ可能性もあるから、彼の最初のアイディア自体に罪はないんだけどな。
しかし、もはや過ぎた事。いまさら受け入れられはしない。
>>272 明けましておめでとうございます。VS氏、死んじゃったんですか。
いやー、そうですか。皆さんいいお正月だったようで、よかったよかった。
麻雀教室の本編は明日の夜に。
277 :
作者の都合により名無しです:04/01/02 20:49 ID:ewGdENUw
>>276 おお、ギャグ神降臨。VSさん、あけましておめでとう。
麻雀明日か。ヤクバレもかな?楽しみ。これで職人勢揃いか。
ところでムツジさんとハンター作者さんはどうしたんだろう。
>>276 自分の死すらもネタにしてしまうVS氏に脱帽!
279 :
作者の都合により名無しです:04/01/03 12:29 ID:6O2gG/Ar
VS氏今日か。期待上げ。
パオ氏たちも来てくれるといいな
280 :
おなら:04/01/03 14:39 ID:Fo05TcX+
おなら
281 :
作者の都合により名無しです:04/01/03 15:57 ID:HTCfe0n2
2代目〜〜〜〜
282 :
頭領パッチ:04/01/03 15:59 ID:7oYsP9F0
きさまら好きな漫画名と好きなキャラを言え
そのキャラの出てくるエロ漫画をやるぞよ
283 :
作者の都合により名無しです:04/01/03 16:36 ID:bpj3cckQ
285 :
作者の都合により名無しです:04/01/03 20:41 ID:TJvz6pb6
VS氏、まだバキ本スレにヤクバレ来てなかった。深夜かな、こっちもあっちも。
パオ氏は早くしょうざんとゆうじろう戦始めてくれ。
286 :
作者の都合により名無しです:04/01/03 20:46 ID:8qR1Vcoa
>>282 糞レスすんな。
ここは職人さんがSSを書いて俺らがそれに感想を書くスレなんだよ。
『一切の望みを捨てよ』と、ダンテは言った。
そんな切ないこと言うなよ、頼むから。地獄に堕ちようが堕ちまいが、もっと
ポジティブに生きた方が幸せだと思うんだよね。いや、馬鹿って意味じゃ
なくてさ。実際キミがどれくらい頭いいのかは知らんけどさ。やめちゃえ
やめちゃえ。ソープで一発抜いたらスッキリするって。
大体さダンテくん、『一切の望み』って、本当に一切合財の望みなのか?
俺の今一番の望みって、すっげえ切れのいいウンコ出して紙でケツ拭かずに
便所から出ることなんだけど、こんなささやかな望みも捨てなきゃ駄目なのか?
そこんとこどーなんだよ、おい!?
http://park14.wakwak.com/~usobare/dora/img/dante.gif いや、冗談だからさ。そんなしょぼくれた顔しないでくれよ。俺まで
なんか哀しくなっちゃうよ。はい笑って、笑って!ははは。頭の葉っぱ
よく似合ってるよ。それ、サバイバルゲームん時にかぶるヤツだよね?
いい趣味持ってんじゃん。軍事マニアなの?どこの軍隊が一番好き?俺
犯罪者予備軍のファン。だってさ、その言い方はないと思わない?まだ何にも
やってない内からさ。ま、希望を捨てずに頑張って欲しいね。ところで
ダンテくん、ちょっと顔色悪いんじゃない?
http://park14.wakwak.com/~usobare/dora/img/dante2.gif ダンテくんあのね。病院行こ。エコー当ててもらお。たぶん肝臓だと思うけど
まだ助かるって、絶対。望みを捨てるなんて言わないでさ。聞いてんのか
オイ!希望を失った人間はただの豚なんだぞ!のび太だってそう思うだろ?
この半荘、まだまだあきらめてないよな?逆転トップ、狙ってるよな?
なあ、のび太!?
「ぶひー!」
のび太はただの豚だった。ドラえもんの一撃を喰らって天井高く舞い上がり
血の雨を降らせながら床に墜落した。ドラえもんが右の拳を強く握りしめて
「メガトンアッパ〜」
と、歯の間から押し出すような口調で言った。当然のび太も黙ってはいない。
「それ全然秘密道具じゃねーだろボケ!なんでぶつんだよ!流局にしろって
言ったの、ドラえもんだろ!」
「人の話を最後まで聞かないからさ。のび太くん、その手は確かに九種九牌
だけど、もう流すことはできないんだよ」
「えー!」
のび太、大ショック!ショックのあまり、ポケットからゲームボーイアドバンスを
取り出して、電子遊戯にうつつを抜かし始めた。追い詰められると横道にそれる
のび太のいつものパターンだが、さすがにマンネリが過ぎると思ったらしい。
液晶画面に釘付けになりながらも、体裁を気にして一応ドラえもんに理由を
聞いてみた。
「もう流局にはできないんだ。ふーん。で、どうして?」
「アカギが東をアンカンしてるだろ。自分の第一ツモの前に誰かが
ポン・チー・カンをした場合、九種九牌で流局にすることは出来なくなって
しまうんだ。いやあ残念だなぁ。これでのび太くんの勝ちの目は消えたも
同然だけど、次の半荘で取り返せばいいんだし、楽勝楽勝。さ、こんな
馬鹿げた半荘、のび太くんのトビでとっとと終わらせちまおうぜ」
「うっせぇこのポークチョップ!嫌なことは全部他人に押し付けて、自分は
うまい汁だけ吸って生きていこうってか?俺とまったく同じライフスタイル
じゃねーか!卑怯者!お前ものび太と同類だ!キーくやしい!」
婦女子のような金切り声をあげたのび太の肩を、その時うしろからポンポンと
叩く者があった。
「誰だ!てめえものび太か!?」
のび太が血相変えて振り返ると、それはのび太ではなく烈海王だった。
孔雀の羽でアカギを撫で回し、なんとかアカギを笑わせてやろうと
悪戦苦闘を続けている。相も変わらず麻雀そっちのけである。
その烈が、顔だけのび太の耳元に近づけて、何やらゴニョゴニョ囁いた。
「何?ここは私に任せておけ?」
烈の言葉を反芻するのび太に、烈が力強く頷いた。
のび太にはよく分かっている。烈の助けを借りて問題が解決したことなど
今まで一度だってありはしない。何にでもホイホイ首を突っ込む割には
結局何にもできなくて、ムダ飯食らって寝るだけの烈に、のび太はどれだけ
泣かされてきたことか。ヌーだろうがカツ丼だろうが構わない、とにかく
烈以外に悩みを打ち明けられる友人を一人でも多くつくる事が、現在の
のび太の急務である。
にもかかわらず、烈には人を魅きつけてやまない何かがある。自信と情熱に
満ち溢れた、一点の曇りもない烈の澄んだ眼差しに搦め取られた人間は
たとえ裏切られると分かってはいても、その場限りの夢と希望を抱かずには
いられない。それは、のび太とて決して例外ではない。
「烈くん、信じていいんだね?ホントは信じちゃいけないんだけどさ。
よし。ここは烈くんにすべてを委ねるから、一発でかい花火を打ち上げて
おくれよ!」
のび太のゴーサインを受けて、烈海王が燃えた!
目の前の邪魔な麻雀牌を脇にどかして、空いたスペースに左肘をついた。
肘から上を直角に立てて、アカギを人差し指で差し招いた。どうやらアカギを
腕相撲勝負に誘い込むつもりのようだ。さあ来いアカギ!そして華麗に死ね!
ところで、烈の左肘の下には小さな突起があった。赤いボタンである。
シュボッ!
烈の肘がボタンを押した直後、烈の座っていた椅子の裏側のブースターが
一斉に点火した。はじめゆっくりと床から浮き上がり、やがてダイナミックに
加速した椅子ロケットが、指をクイクイ動かし続ける烈を乗せたまま、天井を
突き破ってどこまでも上昇。ビルの屋上をもぶち抜いて、夜空に輝くお星様に
なった。
ども。新年一発目の麻雀教室でした(去年書いた分だけど)。
バキのウソバレは・・・今から酒呑んでゲロはいて寝る予定なのですが
余裕があったら書きますです。
>>884 馬鹿か??
しりとりで荒らしながら正論を吐くってのはID:IiewFLcEの常套手段だろうが
こっちが「お前荒らしてるのに何でマトモな事言ってるの?」ってレスするのを
ほくそえんでんだよ
スルーしろ 徹底的に そして市ね!!!
すんません間違えた
ヤムスレの前スレに書き込もうとしてこっちに書いちゃった…
もういいや…OTL
○さん、大僧正さん、そしてVSさん。このスレの、賑やかさのエンジンが
かかってきましたね。こうでなくては♪
>>○さん
渋い渋い雷電。今のところ、精神的には伊達の師匠みたいですね。
考えてみたら、原作ではロクに会話してない伊達と雷電(後の二人も
ですけど)。それが見られるだけでも珍しいのに、この雷電の重々しさ
ときたら。さて、ここからどう関東豪学連に繋がるのか見ものですなっ。
>>VSさん
相変わらず、のび太の周りにはロクなのがいませんねえ、と言いたいけれど
のび太自身もロクな奴ではなく。のび太、救われませんねえと言いたい
けれど思いっきり自業自得であり。パワフルな濁流でありつつも暖簾に
腕押しな不思議空間、の中でちゃんと麻雀教室。……凄まじき哉。
VSさんキター
烈の馬鹿さ加減がいい。
最初、パオさんが烈をギャグにした時は
違和感あったのに、今は何故かこっちの方が
落ち着く。
しかし烈これで退場か。
真・
出会い
核戦争、勃発。全人類を何度も絶滅できるという、殺人兵器が踊り狂う。
もはや地上最強もクソもない。生けとし生ける者、全てが死に絶えた。
最後の瞬間、地球はまるで太陽のように輝いていたと言う。
この地球に、一台の宇宙船が到着する。中から現れたのは、明らかにヒトとは異質の者達。
「ヒドイな・・・これは」
「翻訳機はいらなかったな。こんな環境で生きてるヤツなんざ、いるワケねェ」
「待てッ あそこを見ろッッ!」
隊員の一人が指差したその先には、人影があった。
フンドシ一丁、背中には決して倒れぬ侠客の刺青、あの花山薫である。
瓦礫の中に、ただ一人突っ立っている。その迫力に、隊員達も思わず惹かれた。
「生きてるのか、コイツ・・・?」
「さァ・・・」
次の瞬間、突如花山が動き出した。隊員達は思わず腰を抜かした。
「木崎、酒を用意しろ・・・」
「キ・ザ・キ?」
「お前のコトじゃねェの」
「え、マジ・・・?」
木崎と呼ばれた隊員は、持っていたアルコールを全て花山に差し出した。
花山はそれを全て飲み干すと、次の命令を下した。
「車を出せ」
「ク・ル・マ?」
「辞書によると、乗り物のコトらしいぜ」
「俺たちの船に乗せろってコトか? まぁいい、連れてってやろう」
こうして一人のヤクザを乗せた宇宙船は飛び立った。
この後、花山薫は宇宙中で名を馳せるコトとなるが、それはまた別の話。
_
/ \―。
( / \_
/ / ヽ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
...―/ _) < ちんちんシュッ!シュッ!シュッ!
ノ:::へ_ __ / \_____
|/-=o=- \/_
/::::::ヽ―ヽ -=o=-_(::::::::.ヽ
|○/ 。 /::::::::: (:::::::::::::)
|::::人__人:::::○ ヽ/
ヽ __ \ /
\ | .::::/.| /
\lヽ::::ノ丿 /
しw/ノ___-イ
∪∪
職人さん乙かれ&あけましておめでと
300 :
作者の都合により名無しです:04/01/04 14:25 ID:xQ7+U4k1
麻雀相変わらずキテるなあ
世界さんは良くここまで量産出来るものだ
とにもかくにも300ゲト
301 :
作者の都合により名無しです:04/01/04 21:25 ID:LTsF0I7x
>>『一切の望みを捨てよ』と、ダンテは言った
VSさんは芸風が広いな。ダンテに孔明に堀井雄二まで出すとはw
>>花山薫は宇宙中で名を馳せるコトとなるが、それはまた別の話
気になるなあ。世界さんの次のネタかな?
パオ氏、ふら〜りさん、○氏の更新ペースが少し遅くなってる気がしまふ
仕事がお忙しいんでしょうね。負担にならないペースでがんがって下さい
ラチがあかない、と一旦勇次郎は間合いを取り、両手を交差させてユージロービィムを撃った。が、
「フン!」
メフィラス星人は諸手突きの姿勢で光線を放ち、ユージロービィム=スペシウム光線を相殺した。
これには、ウルトラマンが驚愕する。
《そ、そんな!? 勇次郎、これはちょっと、洒落にならない強さだぞ》
「けっ! もともと俺は、お前の技なんぞに頼る気はねえっ!」
勇次郎は、メフィラス星人に突進していきながら、背中に鬼の貌を出現させた。上半身の服が
千切れ飛び、激しい闘気というより熱い妖気が立ち上る。
だがメフィラス星人は、それを目の当たりにしても全く動じず、腰を落として両拳に光を宿した。
これは、花山をKOしたあの技の本気バージョンだ。勇次郎が間合いに入り、拳を繰り出す!
「死にくされええええええええぇぇぇぇぇぇぇぇっ!」
「フンッッッッッッッッ!」
勇次郎の右拳とメフィラス星人の両拳が、激突!
《勇次郎っっ!》
一瞬、鋭く重い音がして、強く激しい衝撃波が、竜巻のように発生し、周囲の空間を薙ぎ払った。
勇次郎とメフィラス星人は、反発する同極の磁石のように、互いに同じ距離、吹っ飛んだ。
二人の、それぞれの究極奥義すら、互角だったのだ。
「くっ、この野郎おおぉぉっ!」
勇次郎は体勢を立て直し、再度向かっていこうとしたが、
「……よそう、範馬勇次郎」
メフィラス星人が、押し留めた。
「これ以上戦いを続けても、おそらくは相討ちになるだけだ。それは私の本意ではない。君は
それでも戦いを続けたいだろうが、私は棄権する。君の不戦勝と思ってもらっても構わない」
メフィラス星人が、上を向いた。上空に、今刃牙と本部がいるものより遥かに巨大なUFOが
浮いている。
「あそこに、私の仲間がいる。……ああ、心配しなくても集団でこの星を踏み荒らすような真似は
しない。刃牙君には言ったが、私は常に紳士的にありたいと思っているのでね」
メフィラス星人の体が、ひゅっ、と軽い音を残して消え失せた。上空のUFOから、声が降ってくる。
「また会おう、範馬勇次郎。その時こそ、私はこの星を貰う。必ず、な」
UFOが去っていく。勇次郎をそれを見送っ……たりはせず、クラウチングスタートの体勢。
《ちょ、ちょっと待て勇次郎。どうするつもりだ》
「また会おう、だと……? てめぇに次があると思ってやがるのか、メフィラス星人っっ!」
ダッシュ! どだだだだっと走って、だぁぁん! とジャンプして、加速をつけて飛び上がった。
《やめろ、おい、勇次郎! あんな奴らが集団で向かってきたら、さすがの君でも……》
ぐんぐん上昇していく勇次郎。メフィラス星人のUFOに迫っていく。
頭上のUFOを睨みつけ、ガッツポーズをとる。するとその全身が、怒りの炎で燃え上がった。
比喩とかではなく本当に、勇次郎の体が燃え盛っている。
「皆殺しだああああぁぁぁぁっ! 必殺、ユージローダイナマイッ!」
猛炎の爆弾と化した勇次郎が、巨大なUFOに突き刺さって、
ちゅどどどどどどどどおおおおぉぉぉぉん!
大爆発! 爆炎と爆煙の中、船体を丸ごと貫いた勇次郎が、そのまままっすぐ上昇していく。
UFOはもう跡形もなく、紅蓮の炎の中で砕け散っている。何人いたのか判らないが、
乗っていたメフィラス星人たちは間違いなく、全員死亡しているだろう。
《……こ、こんな……こんなことが……》
ウルトラマンは、ただ呆然。今勇次郎がやったのは、「ウルトラダイナマイト」といって、
宇宙警備隊の中でも限られたごく一部の天才にしか使えない技だ。例えばゾフィーより
格上である警備隊大隊長の、実の息子とか。個人技としてはおそらく、宇宙警備隊最強の技である。
銀河を駆け巡る、百戦錬磨のウルトラの戦士たちですら、至難中の至難である奥義を。勇次郎は、
怒りに任せて本能だけで、やってしまった。間違いなく、ウルトラマン自身には無理な芸当だ。
《き、き、君は……つくづく全くとことん真剣冗談ヌキで、本当に地球人なのかっっ?》
「多分な。違ってても責任は持たねぇが」
飛び去る勇次郎。この後、刃牙の口から光成へとニセモノ勇次郎の話が伝わり、警察方面もどうにか
片付いた。かくして、メフィラス星人とザラブ星人による悪質侵略計画は打ち砕かれたのである。
事件から数日後の早朝、刃牙の部屋にて。鳴り響く目覚まし時計を、梢江が振り上げていた。
「もうっ、毎朝毎朝世話やかせないでよねっ、遅刻するわよ刃牙君っ!」
もともと頭のあたたかい(ヌルいとも言う)娘っこである梢江は、盗まれた下着が手元にあることも
手伝って、下着ドロの件は綺麗に忘れ去っていた。おかげで刃牙は、こうして日常に復帰。
「ん〜、あと五分」
「起きなさいってばっ!」
渋川の盆栽も一命を取り留めたし、独歩は今日も今日とて夏恵の茹でてくれたソバを啜っている。
めでたしめでたし、である。
……なのだが、ただ一人勇次郎だけが、カタキを討っても取り返しのつかない致命的ダメージ
(セー○ー○ーン本放送時録画のビデオテープ全部焼却)を受け、未だに落ち込んでいるらしい。
頑張れ勇次郎。何だかんだ言って君は、ウルトラマンと共に地球の平和を守っているのだから…………
えと。特に301さん、ジャストタイミングですみません。本業・副業が同時に忙しくなって
きましたので、しばらく「SSは」お休みします。思いっきりシリアスなゼットン戦なら、
すぐに書けますしすっっっっごく書きたい&読んで貰いたいのですが、それ書くと
終わってしまう……まだこのネタで書きたい……なので。ジャミラとかダダとか、いろいろ。
あ、あくまでも「SSは」ですので。日々の生活に潤いを補給するため、温泉旅館通いは続けます。
職人の皆様、今後ともよろしくです。
コピペミスでした、連続御免。
>>世界さん
>「辞書によると、乗り物のコトらしいぜ」
重箱の隅ですが、これ、ツボです。「読者と違う常識の存在」って、さじ加減が上手いと凄く快感
なんです〜。某漫画にあった、「敬語と言って、日本語では相手の地位によって言葉遣いを変えるのだ」
みたいな。一歩間違うと作者の独りよがり、読者置いてきぼりになりますが、世界さん、さすがです!
走れ病人
「ゴホッ、ゴホッ、チョット風邪を引いたかな?」
面倒だが、今は重要な仕事を抱える身。万一を考え、診察してもらうコトにした。
咳き込みながら外へ出た私に、容赦のない木枯らしが襲う。
まずやって来たのは、一番近所の『ジャック医院』
「あのォ〜少し風邪気味なんですけど・・・」
「じゃあ、注射を打つか」
「いや、そんな大したコトは・・・。少し咳が出る程度ですし」
「いいから、腕を出せ」
医学の知識などまるで持たない私、仕方なく注射を打ってもらった。
「打ったのは、栄養剤か何かですか?」
「いやステロイド」
「ふざけるなッッッ!!」
怒った私は、病院を飛び出した。そして、次の病院へと走ったのだった。
ジャック医院の近所にある、もう一つの病院『烈医院』
「チョット風邪引いちゃったみたいで・・・」
「うむ、これを飲め」
出されたのは、巨きな瓶であった。甘い匂いが漂う水、軽く十リットルはありそうだ。
「何ですか、コレ・・・」
「早くッ」
脅されるがまま、私は砂糖水を飲み始めた。余りに甘すぎたため、五秒程で私は息をついた。
「もっとッ」
「ちょっと・・・待っ・・・ゲフッ! ゲボッ!」
「もっとッッ」
「ガブッ・・・チョッ・・・オワッ! ・・・ゴボォ!!」
「もっとッッッ」
「飲めるワケねェだろッッッ!!」
中身を医者にブチ撒けた後、私は部屋から逃げ出した。しばらくの間、咳が止まらなかった。
今度は町外れにある『柳診療所』
「風邪っぽいンですけど・・・」
「ならば、風邪を倒そう」
「は?」
そう言うと医者は、右手の手袋を外した。
中から出てきたのは、明らかに異様なサツマイモ色の右手。
「スゴイ色ですね」
「これは毒手と言うモノだ。この毒で、キサマの体内に巣食う風邪を滅ぼす」
「毒の手ですか・・・。それって人体には無害なんでしょうね?」
「では、始めようか」
医者は私を無視し、右手で私を叩き始めた。まるで鞭で打たれているような激痛が襲う。
「ギャッ! ヒィィィィ! 痛ゥッ! オオオオォォォォォォ〜〜〜〜〜ッッッ!!」
「よし、あと百発」
「ウソでしょ!?」
私は耐えた。合計百八撃、毒手による治療に耐えたのである。
「よし、終わりだ」
「ハァ〜〜〜〜〜・・・。死ぬかと思った」
ここで、私は自分の身体の異変に気づく。全身が紫色の上に、体の自由が利かないのだ。
「何つーか、ヤバくないですか? コレ」
「そりゃ毒だし」
「死ねよッッッ!!」
ろくに動かぬ体で、命からがら病院を抜け出した私。次こそは、マトモな病院のハズだ。
ようやく辿り着いたのが、『飛騨内科医院』
「もう何でもイイや、診てもらおう」
診察室に入る。すると、椅子に座っている巨大な猿がニッコリと微笑みかけてきた。
「失礼しました」
私は逃げた。傷ついた肉体に鞭打ち、逃げまくった。靴を忘れたが、どうでも良かった。
何キロ走っただろうか。横っ腹が痛くなり、意識が朦朧とし始めた。
「もうダメだ・・・」
その時、目の前にあったのは何と偶然にも病院だった。その名も『野村クリニック』
「ここもヤブ医者なら・・・死ぬな」
祈るような気持ちで、私は診察を受けた。
「風邪なんですけど・・・」
「キミは風邪をどうしたいのだね?」
「え? そりゃあ、早く治したいと・・・」
「奇ッッッ それが間違いだと、何故気づかぬ!?」
「なッ・・・?」
「風邪を受け入れろ。風邪とて、地球上に存在する生命体なのだ!」
驚愕の一喝であった。これまでの私は、風邪を追い出すコトだけを考えていたのだから。
「ナルホド・・・」
「環境とは、与えればキチンと返してくれる。風邪を信じろ、風邪を認めろ、風邪と共存しなさいッッッ」
「ハ、ハイ!」
言われるがまま目をつぶり、私は風邪に語りかけた。
『微小なる細菌群によって生じる病─────風邪よ』
『今まで私はキミ達を厄介者扱いしていた。すまない、許して欲しい』
『これからは共に生きよう!!』
すると、途端に病状は悪化した。咳だけだったのが、発熱し、鼻水が出て、腹痛も生じた。
「あ、あの・・・ますますヒドくなったんですけど・・・」
「当然だな」
「出来れば、症状を軽くしたいんですよね・・・。重要な仕事を抱えてる身なもので・・・」
「あ、そうだったの? じゃあ、これ飲んで寝てな」
医者は、いきなり私にバファリンを投げ付けてきた。床に散らばるカプセル。
傷ついた身体で、ようやく私は家に辿り着いた。早く寝よう。
野村クリニックでもらったバファリンを飲み、布団に入る。そして、翌日・・・。
「あ、治ってる」
310 :
作者の都合により名無しです:04/01/05 08:10 ID:PoEiIepN
ふら〜りさん、世界さんお疲れ様。
ふら〜りさんしばらくお休みか。寂しいな。
世界さんはもうしばらくねた連発してくれますよね?
それにしても、今は調子いいけど現連載陣が
いなくなったらどうなるんだろう。
今のヤムスレみたいに(失礼)過疎化しちゃうんだろうか。
ここもヤムスレも大好きなんでずっと元気でいて欲しいなあ
既にここも過疎ってるじゃんかよボケ
コテ+同一人物の感想だけだし。
賢い人間はここを去るか、住人・パオヲチに回ってるよ
今までが好調すぎたとも言える。
他の二次SSスレはこんなにSS来ない
パオと麻雀いなくなったら、ここも終わりだな・・・。
なるべく、この二人には長く細く続けていって欲しいね。
314 :
作者の都合により名無しです:04/01/05 18:01 ID:IrXFfrIm
>>313 ここが無くなるのは絶対に嫌だ。
パオ氏とVS氏にはこれからもぐいぐいこのスレを引っ張ってホスイ
勿論、ふらーりさんや○さん、世界さんに大僧正さんもがんがれ
ザク氏や夜王氏やハンター氏やムツジ氏や新撰組作者氏はどこいったんだ
>>312 確かに名。そんな気もする。荒れもしたがナンダカンダで常に職人いたしな
>>311 今人多いだろ。HPもうすぐ18000超えるみたいだし
>>314 むしろ途中で退場するのが普通の人。
パオ・VS両人の場合、SS書く事が自分の存在意義になっちゃってるから書き続けてるだけ。
他にやることがないんだよ、彼らは。
二人が異常で社会的に哀れな存在であることがスレにとってプラスに働いてる。
けなしてるわけじゃないけどね
316 :
作者の都合により名無しです:04/01/05 18:55 ID:IrXFfrIm
何事もなかったように再開
↓ ↓ ↓
>>257 アクション描写上手いなー。
ここに来て力量を見せた気がする。もちろんムサシも。
>>265 イイヨー。
雷電の一言一言に凄い重みがあるな。
まぁゆったりと書いてくれ。
>>291 相変わらずキレてんなー。
っつーかマトモな奴はいないのか…。
>>297 生き残ったのは花山か…。
勇次郎は死んでしまったのね。
さすが花山だな。
>>305 すげーな勇次郎。
さすがは地上最強の生物だな。
地球人じゃないよ絶対。
>>319 ここもロクなのがいないな!
結果的に治ってよかったけど…。
>>256 石食い
「い」
318 :
作者の都合により名無しです:04/01/05 22:10 ID:WfCXXZ3s
>>314 今は確かに住人多いだろうな。
かつての四天王時代より多いかも知れない。
だがその分、厨や荒らしも増えちゃったな。
マロンの時は2、3人が粘着してたのが
今は通りすがりの様な荒らしが多い感じだ。
用は職人さんたちがんがれってこった。
ところで、夜王が四天王とか言われてたのが今でも分からん。
この人、結局何も完成させてなかったじゃん。
319 :
作者の都合により名無しです:04/01/05 23:25 ID:UJM6tOL0
>>318 職人さんに失礼なこと言ってんじゃねーよ。
例え完成させなくても、面白いSSを書いてくれればそれだけで満足だ。
320 :
バレ:04/01/06 02:03 ID:6uV+c7ys
>>VSさま
いきなりダンテが現れて番外編かと思えば、しっかりと
本編に絡んでいるんですね。
個人的には烈が飛ばされたシーン、
>指をクイクイ動かし続ける烈を乗せたまま
が受けました。
夜空のお星様になっちゃったんですね。さようなら烈。
>>ふら〜りさま
さすが勇次郎ですね。
メフィラス星人を逃がすわけないとは思っていましたが、
ウルトラダイナマイトは予想外でした。しかも自分は無傷だし。
SS活動休止ですか。続きが気になって残念ですが、
やはりこの時期、どこも仕事が忙しくなりますね。
私も2月末までは怒涛の如き仕事のスケジュールです。
(半分はコソーリ他の社員に振ってますが)
321 :
バレ:04/01/06 02:05 ID:6uV+c7ys
>>世界さま
今回は少し長めですね。
しかし、この患者は毒手を108発受けて何キロも走って
普通なら死んでもおかしくない状況のはずなのに、
バファリンで全快するとは…
花山並みに頑丈ですね
(まあ、花山は風邪引かないでしょうが)
馬鹿だからな
>>315 職人を侮辱するまねはするな。
>けなしてるわけじゃないけどね
日本人はこれを自己正当化と言う。
>>323 8つも前の駄レスにレスすんなよクズ。
職人には文句垂れるなとか言うのに、なんで名無しごときが反応するのか
325 :
作者の都合により名無しです:04/01/06 12:08 ID:oNaMRDVI
厨の多い漫画系板に立っている
荒らしがどうしても放置できないカスが多い(
>>323とか)
同人小説を書くほかにやることがない落伍者がスレの中心
こりゃ荒らしてくれって言ってるようなもんだ。
むしろ住人ぐるみでスレを荒らすっていうのが目的なんじゃないか? ってくらい。
楽しそうだから俺も混ぜさせてもらうよ、荒らしに。
326 :
作者の都合により名無しです:04/01/06 12:15 ID:z4gO+rQ7
何事もなかったように再開
↓ ↓ ↓
327 :
作者の都合により名無しです:04/01/06 12:18 ID:oNaMRDVI
つうか、改めてスレを見直してみると決して住人が増えてるわけじゃなさそうだ。
パオが投稿したときの感想は コテ+4レス
VSが投稿したときの感想は コテ+2レス
毎日同じ奴がレスしてるみたいだし、ただの名無しよかしりとり荒らしの方がまだまともなレスをしてる。
一方荒らしは着々と増えている。スレ自体が荒らし培養所になってるもんで。
やっぱバキスレって面白
328 :
作者の都合により名無しです:04/01/06 12:18 ID:oNaMRDVI
329 :
作者の都合により名無しです:04/01/06 12:20 ID:oNaMRDVI
なんで「SSに対する感想や議論」でレスを埋められないんだろ。
>>326なんて反応してるも同然じゃん
330 :
作者の都合により名無しです:04/01/06 12:21 ID:oNaMRDVI
パオ光臨期待age
早くその痛さを見せ付けてほしい。思う存分に。
あぼーん
あぼーん
333 :
作者の都合により名無しです:04/01/06 12:29 ID:oNaMRDVI
ひでぇな・・・
バレなんか感想さえ無いじゃん。
誰も読んでないのか。このスレにとっての存在意義は俺と同程度だな
334 :
作者の都合により名無しです:04/01/06 12:34 ID:oNaMRDVI
よし、そろそろ消えてあげるか。
以下、何事も無かったかのように荒らし培養を続けろ
↓↓↓
>oNaMRDVI
やめろクズ!!!!!!!
なんで荒らすんだよ!!!!!!なにが楽しいんだよ!!!!!!
てめぇなんかと違って職人はがんばって作品を仕上げてるっつうのに!!!
336 :
作者の都合により名無しです:04/01/06 12:49 ID:z4gO+rQ7
>>335 もういいから相手すんなって、冬厨なんか。
荒らしを相手にするのも荒らしだよ。
読み飛ばしゃいいだけの事。
自分をクズと同レベルまで落とすなよ。じゃ、改めて
何事も無かったように再開
↓ ↓ ↓
HPカウンタ設置80日で18000ヒットなんだから、住人は今間違い無く多いでしょう。
他の漫画SSまとめHP見ても、こんな順調にカウンタ進んでいるのは無いですからね。
SSサイトなんてROM主体だから、感想とか少ないのは当たり前。私だって普段はROMです。
(肉スレはまず投票ありきなので別)
でも、最近マロン時代の荒らしがまた復活した感じですね。困ったものです。
一人二人の狂人荒らしが暴れて、暇人が付き合ったり住人が反応すると、すぐスレなんて滅茶苦茶になる。
職人さんたちが気の毒だ。VSさんは余り気にしないタイプでしょうが、パオさんは気にしちゃうみたいだし。
とりあえずsage進行にしましょうよ。あとは本当にもう、粘着荒らしは読み飛ばすようにすると。
それしか今は対応策は無いでしょう。
バキスレは代々これを繰り返しています。
一部過激派住民も手伝い、これは収まりそうもない(過激派も荒らし?)。
荒らし「パオの小説つまんねーよ、マジで」
↓
ファン「スルーしましょうね」
↓
パオ「イヤなら来んじゃねーよ、荒らしが」
↓
荒らし「流石パオ、SSも煽りも素晴らしい」
↓
パオ「こんな環境じゃ、やってられない」
↓
ファン「荒らしざけんな、パオさんカムバック」
↓
パオ「しゃーねーな、続けてやっか」
↓
荒らし「最初から止める気ねーだろ、お前」
ROMったって、所詮は不特定多数だし。
まとめサイトは色々宣伝してるみたいですからねぇ…。
SSがなくなりゃ、ココが一気に廃れるのは事実(当たり前)。
まぁ、パオさんとVSさんには頑張ってもらいたい。
週イチでも、月イチでも、「パオが周期的に来る」ってのはデカい。
パオが完全な引退宣言したら、マジでここは潰れると思う。
個人的にはムツジさんのSSの続きが読みたい。
あともう少しで完結なのに。
別の板でSS書いたことあるけど、正直、最後をまとめんのは
凄い面倒。
やっぱり書きたい部分まで書いちゃうと、そこで創作意欲が
萎えるからね。そうなると幾ら暇でも続きを書く気が失せる。
だから、もし書きたい人がいれば、「最後までかけるかな?」
とか考えずにどんどん書けばいいと思うよ。無責任だけど。
そんで興味が無くなれば休止・中止すればいい。
所詮気楽な素人スレなんだし。
>>340 まあ、最後まで書く人の方が少ないのは事実だな。俺もエロパロで書いてたけど、
面倒くさくなって途中で投げ出したもの。
でも、面倒くさいのを承知で、ここの職人たちには頑張って欲しい。
>>339 ムツジさんとハンターはあと一回か2回で完結なのにな。勿体無い。
>>338 荒らしなんて相手にしてても仕方ないね。
人の嫌がることをして喜ぶ異常者なんだから。異常者には普通の人は勝てません。
相手するだけ無駄。放置するしかない。住人としては悔しいけどな。
個人的に怖いのは、異常者が暴れるのを見て職人さんたちが書く気を失う事だ。
とにかく頑張れ職人さん方。あと、sage進行って事にするの?
>>337 ROMの数は漫画系SSでは最多だろうな。雰囲気は最悪だけど。2、3人のバカのお陰で。
人が嫌がるのを見て喜ぶ奴は異常者って・・・
性善説とか信じてる方ですか?
>>340 >所詮気楽な素人スレなんだし。
ほとんどの奴はそこんとこ理解できてないから、放り出しは容赦なく叩かれる。
あんまお勧めしちゃいけない
VS氏は本当に素人?
バキスレの作品はまとめサイトで読む方がいいかも。
一気に読めるし、前回からの確認も楽だし、何より荒らしを見なくて済む。
俺はまとめサイトは毎日確認するが、スレの方は週1位しか読まない。
どうせスレ荒らされてるし、それを見てるとムカムカしてくるし。
こういう俺みたいな人は結構多いかも。
毎日コンスタントに200以上HPのカウンターが進んでるみたいだし。
そう考えると、バキスレの中心はパオ氏でもVS氏でも無く、バレ氏だな。
「ククク…」
全てはアカギの計算通りである。初対面からここまでのわずかな時間で、烈の
性格、行動パターンを完璧に把握してトラップを仕掛けた。実際には初対面では
ないのだが、アカギは烈の顔など忘れている。
神算鬼謀の冴え渡るアカギだが、そこに気の緩みはない。手牌と、裏に伏せた
アンカンの東二枚をぬかりなく確認する。
四五六七(2)(3)(5)4南南 東東東東←カン
どさくさに紛れて牌をすり返られた形跡もない。今までのやり取りから
対面ののび太が国士狙いであったことは明らかだ。ここに至って、アカギは
ようやく勝利を確信した。このダブ東のみをアガればトップで半荘終了だ。
一度トップをとってしまえば、この場は完全に俺の流れになる。お前ら全員の
ケツの毛をむしり取って、花壇に植えてたっぷりの水をくれてやる!
両端の東を裏返しに戻して、ツモ番のアカギがツモ山に手を伸ばした。
ツモは北。ムダヅモの一枚や二枚、今さら痛くも痒くもない。余裕の笑みを
浮かべて軽やかに切り飛ばした。
「ロン」
アカギのポーカーフェイスに、髪の毛ほどの亀裂が走った。対面ののび太が
牌を整理して手を開いた。
東南西白発中一一九(1)(9)19
「国士無双。32,000点の五本場は33,500点」
「凄いじゃないか、のび太くん!さっきまで確かに三筒があったんだから、誰が
どう見たってすり替えに決まってるんだけど、アカギに気づかれずにやって
のけるとは大したもんだ!見直した!」
身も蓋もないことを言うドラえもんだが、役満をアガった事実に変わりはない。
のび太の後頭部を銃の台尻でバシバシ叩きながら、健闘を讃える。
「そりゃ気づかれないさ、本人の僕だって全然身に覚えがないんだぜ!
いやー、僕ぐらいの達人になると、頭より先に体が動いちゃうんだよね。
脳細胞が死滅してると、こんなにいいことがあるんだぜ!ドラえもんも
少しは僕を見習えよ!」
燃料の切れた椅子ロケットが下降を始め、天井の穴から烈が還ってきた。
椅子に座ったまま、大いに図に乗るのび太に惜しみない拍手を送っている。
のび太一色に染まった雀卓で、アカギだけはお通夜みたいにノリが悪い。
しばらくの間、のび太の国士無双をじっと凝視していたが、やがてあきらめた
ように点棒をのび太に投げてよこした。手牌と山を崩して、卓の真ん中の
穴に落としていく。アンカンの東に手をかけて、一瞬ためらった後にチラリと
裏返してみた。
(3)■■東
「…フン」
かすかに笑って、そのまま穴に放り込んだ。
「さぁのび太くん、せっかくの役満を無駄にする手はないぞ!勢いにのって
奇跡の逆転トップだ!ほら、取りあえずこれでも呑んで景気をつけろ!」
ドラえもんが、興奮状態ののび太の口に大量のパチンコ玉を流し込みながら
左手に握ったタンマウォッチをそっとポケットに戻した。時間を止める、未来の
秘密道具だ。ドラえもんが、誰にともなく、ポツリと言った。
「ま、たまにはね」
http://park14.wakwak.com/~usobare/dora/img/dante3.gif わかる。ダンテくんの言いたいことも、よーくわかる。秘密道具なんか
使っちゃったら勝てるに決まってんだろって、そういう話でしょ?
一回ぐらいならいーじゃん。ドラえもんなんて、秘密道具がなかったら
ただのスクラップなんだから、少しは見せ場を作ってあげようよ。ね?
ダンテくん、頭の葉っぱはどうしたの?無くしちゃったの?もしかして
それで落ち込んでんの?なーんだ。ダンテくんあのね、何の葉っぱでも
いいんだったら、僕が新しいの持ってきてあげるから、元気だして。
やっぱりさ、人間には希望が必要なんだよ。ほら、背筋をのばして!
そうだ、ダンテくんってイタリア人だったよね。うまいワインでも
呑みに行こうよ。いい店知ってんだ、僕。
http://park14.wakwak.com/~usobare/dora/img/danpe.gif …ダンテくんあのね。これ『ダンテくん』じゃなくて『ダンペーくん』じゃん。
何ボケてんだよ。全然面白くねーよ。ワインじゃなくて日本酒あおってるし。
地獄とか絶望とか、辛気くさいことばっか言ってっから肝臓ぶっ壊すんだよ。
ワイン呑もうワイン。それとも日本酒の方がいい?どっちでもいいからパーっと
やろうよ、パーっと。
ダンテくんあのね。お酒呑んだあと、病院行こうね。アルコールは肝臓の
大敵なんだから。大丈夫だって、希望を失わなければ何とかなるって。
ダンテくんあのね。今度一緒に相場やろう。本とか書いてるんでしょ?
印税でガッポリ儲けてんだろうからさ。ここだけの話だけど、もうすぐ
大暴騰するらしいよ。ドリームキャスト。マジで。今買い占めれば高利回り
間違いないって。こんなおいしい話を信じないで、一体何を信じるのよ?
ダンテくんあのね。ミラクルピンセットって知ってる?これこれ。ただの
ピンセットに見えるでしょ。実は、幸運を呼ぶピンセット。僕の親戚の
知り合いが会社潰してホームレスになっちゃったんだけど、これで鼻毛を
抜き始めた途端にラッキーの連続!蓄膿は治るわ小銭は拾うわ、庭から
石油は吹き出すわで、今じゃどっかの島の王様になっちゃったってさ。
え?ホームレスなのに庭を持ってたのかって?まぁどうでもいいじゃん
そんな事。ミラクルピンセット、一本どう?ダンテくんの人生、いっぺんに
希望が開けると思うよ。安くしておくからさ。ね?
ダンテくん。
あのね。
352 :
作者の都合により名無しです:04/01/08 08:13 ID:7oVFGZv/
VS様お疲れです。お待ちしておりました。
VSさんはデンパだけどインテリだなあ。
インテリのVSさんのいうこと信じて
今のうちにドリキャス中古屋で買い占めよう。
さて、パオさんと世界さんと○さんは今日辺りかな。
爆岡や章一は出ないの
354 :
おなら:04/01/08 13:42 ID:0ZSP7qaZ
おなら
ドラえもんがのび太を助けるなんて!
きっとどこか壊れているに違いない!
そうじゃなければ中の人が(ry
>346
複数のスレの保管・削除依頼・ゲーム作成・
SSも書く。万能器具みたいな人だ(褒めてます)
さあ、今日は誰が降臨されるのか。
おおきな
ならの木
ららららら
357 :
作者の都合により名無しです:04/01/08 22:43 ID:v+Ty68Qx
VSさんのドラえもんみて麻雀覚えたくなった。
連れに教わるかな。面白そうだ。
強くなれば儲かるらしいし。
ところでふらーりさんと大僧正さんはともかくとして、
パオさん、○さん、世界さんはどうしたんだろう。
年始はさすがに職人たちは忙しいのかな。
それとも荒らしを見て嫌になっちゃったのかな。
応援してるので、皆さん頑張って下さい。
>>世界さん
誰でシメるかな→ガイア? お、何かまともっぽいことを→ほほう風邪と会話。ちょっとかっこいい
かも→で悪化かっ!→なぜゆえにバファリンっ?→治るし。
……でした。全体的にはドリフの「もしも」シリーズみたいでしたね。もしもこんな医者が、って。
>>VSさん
垂直上昇して垂直落下して帰ってきた烈が楽しい。どこまで上がったのかはわからねど、本人
全然動じてないっぽいのがさすが。にしてもドラえもん、「たまにはね」って……何があったっ?
あと。「あのね」を連呼されると、小学校低学年時の日記帳「あのねノート」を思い出して
しまいます。「せんせい、あのね」で書き出すやつ。……これって、全国ものなのでしょうか?
パオさん、しばらく来られてませんねぇ……お忙しいのでしょうけど、やはり寂しいですね。
たとえ荒れの中になろうとも、みんな待ってますよおおぉぉ。○さんやムツジさんもっ。
ちなみに。誰も待ってなくても、私は必ずまた書きます。まだまだ一ヶ月以上は書けませんが、必ず!
>>357 というかドラえもんの麻雀教室見て覚えろよw
あ、そういや
>>347 >このダブ東のみをアガればトップで半荘終了だ。
今南場だYO
>>360 あ、そういやそうでしたね。さっそく訂正しておきます。
ご報告感謝であります。
362 :
作者の都合により名無しです:04/01/09 08:11 ID:V6FU6DAJ
>>357・ふらーりさん
SSスレなんて波があるから、きっと大丈夫だよ。
今までも毎日1本くらいのペースで、そのうちわっと来て、
クズに荒らされて、1日1本ペースに戻って、またわっと来て・・・
の繰り返しだったじゃない。
その内、パオ氏や世界史や○氏も来てくれるよ。大丈夫。
俺は何も心配してない。
少なくともパオ氏とVS氏の今の作品が終わるまではね。
それに、毎日1本はたいてい作品があるのはすごい。
それより、VSさんありがとう。今回も楽しめました。
363 :
○:04/01/09 12:22 ID:VgBgVcNW
日曜日にupします。
364 :
作者の都合により名無しです:04/01/09 21:38 ID:+67aga7u
おお、○さん、お願いします。
3連休はきっとパオさんも世界さんも来るよな?
前スレよりこのスレが下にあるのであげとこう。
やっと冬厨が収まったみたいだ。良かった良かった
366 :
バレ:04/01/10 08:28 ID:25Z4vySk
>○さま
無理しないように頑張って下さい。
待っています。
>VSさま
ドラえもん・・・何があったんだお前。
のび太を助けるのが本来の姿なんでしょうが、
VSさまの世界ですと異常に違和感が
ありますね。
烈はもう復活ですか。というより自分がロケットで
飛んでった事わかってないような・・
339さんの書き込みにもありましたが、ムツジさんとハンターさん、
もうすぐラストですし、このまま復活されないのは勿体無いですよ。
仕事が一段落ついた頃にでも、復活をお待ちしています。
368 :
作者の都合により名無しです:04/01/10 15:29 ID:HJH2VAOY
正月は職人万来で期待してたのに。
やっぱりバカが常駐するようになって
職人も来辛くなったのかな。荒らしが憎い。
パオさんたち、早く復帰して下さい
拝啓
初春のお慶びを申し上げます。
貴方が友人と二人でこの街から姿を消して、
はや3年が経とうとしています。
貴方のいない暮らしには、まだ慣れそうにありません。
やはり貴方がいないと、本当に時間が長く感じられます。
やはり周りの人も同じ気持ちみたいです。
逢うたびに貴方達の事ばかり話しています。
そのせいでしょうか、貴方が姿を消したあの日が、
つい最近の様にも感じます。
周りの人は相変わらず元気です。
この前、ジムの帰り道で貴方の先生と会いました。
貴方が街を去った頃、先生も妻に蒸発され、
今は一人で暮らしているそうです。
「妻がいなくても一人で大丈夫」と先生は言ってますが、
やはりどこか寂しそうです。
もし、この手紙を読んで先生のことが気になったら、
帰ってきて下さい。
それでは、また手紙を書きます。
身体にはくれぐれも気をつけて下さい。
貴方が明るい笑顔でこの街へ戻ってくる日を、
いつまでも待ち続けています。
草々
加藤清澄へ
花田より
371 :
作者の都合により名無しです:04/01/10 16:46 ID:IYAtGBJY
>>369 新手の荒らしか。
うぜぇ。つまんねぇ。
ひっこんでろ
>>365 猪狩 完司(うろ覚え)
「じ」
372 :
作者の都合により名無しです:04/01/10 16:55 ID:IYAtGBJY
>>368 >荒らしが憎い
荒らしをスルー出来ずに毎回毎回言ってるね。飽きないの?
そういやお前、序盤数レスが荒れただけで「新スレ立てろや」とか言ってた厨房じゃんか。
常駐してるバカってお前じゃん。いい加減ROMに回れよクズ
ID:oNaMRDVI
パオさん来ないねえ‥
>>374 やっぱ仕事が忙しいんだろう。
最後までやり遂げるとまとめサイトでは言ってたし、
そのうち復活してくれる。
376 :
作者の都合により名無しです:04/01/10 17:43 ID:0Ia45JRe
377 :
作者の都合により名無しです:04/01/10 18:01 ID:IYAtGBJY
お、1時間足らずで二匹釣れた。
ここは厨房ばっかで楽しいね
これからも居座り続ける事に決めたよ、今。
378 :
作者の都合により名無しです:04/01/10 18:18 ID:NtAWAm7f
勇次郎の親はなにもの?
379 :
作者の都合により名無しです:04/01/10 20:03 ID:E04ZgZn+
>>369-370は正月ネタって奴じゃないの?
普通に読めるし。荒らしの要素が俺には見当たらない。
むしろ斬新だと思うけど。
荒らしと決めてかかるのは問題だと思うけど。
そんなつもりじゃない職人に対して失礼だろ。
仮に荒らしだとしても、わざわざそこに触れると余計に荒れる。
不愉快に感じたんならスルーした方がいい。
荒らしじゃないと思うけどな。
>>371 渋川剛鬼
「き」か「ぎ」
花田と加藤のゴールデンコンビを知らないとは。
>382
何時コンビになったんだw
そういや、花田は「バキ」になってから
出てきてないよな
385 :
作者の都合により名無しです:04/01/11 10:49 ID:vko73bV8
○←?
387 :
作者の都合により名無しです:04/01/11 22:13 ID:aKJn6Ask
ハオはもう無理に書かなくてもいいよ。
ここの住民、口では待ち望んでるとか言ってるけど
実際更新無しなら更新無しで、人生普通に送ってるんだよ。
なんの問題もない。暇つぶしなんだよな。ただの。2ちゃん自体ね。
お前も会社の後SSなんか書いてないで、女遊びでもしろよw
>>387 パオの暇潰しが“SS執筆”なんじゃねぇの?
執筆たってせいぜい一、二時間だろう。毎日じゃないし。
そこらの中毒者よりは遥かに健全だ。
【現在のパオ】
仕事 70%
執筆 25%
飲酒 5%
疲れてるなら休んでいいんだけどねw
390 :
パオ ◆w/9ws2V0DU :04/01/12 01:20 ID:Ulhoa+zX
えー、元旦以来音沙汰なく申し訳ありません。
ここ3週間ほど目が回るほど忙しかったのよ。
仕事もなんだけど、旅行とかして。2ちゃんも10日位見てなかった。
生涯で2番目に忙しい年末年始でありやした。でも、楽しかった。
明日か明後日の夜には、少しでも続き書きたいなあ。
だけどちょっと疲れてるんで、ひょっとしたら書けないかも知れません。
でも15日過ぎた位からまた週2ペースで書けると思います。多分。
今日はぐっすり寝ます。またすぐ近日中に。
応援レスあげてくれた人ありがとう。魔界編は責任もって終わらせます。
それから書く方も読む方も、SSなんて暇つぶしで十分ですよ。
「暇つぶしに読んだ。面白かった」というのは私への最高の賛辞の一つ。
あと何故SSを書くかと言われれば、気持ち悪いからですよ。最後まで書かないと。
頭の中でグランドフィナーレが出来ていて、それを出し切らないと落ち着かない。
それだけです。それを皆さんが楽しんでくれればこれに勝る幸福なし。
仕事もプライベートもそこそこ急がしいんですけどね。SS書きは趣味のひとつっす。
魔界編終わるまでは投げ出さないんで、もう少しお付き合いの程を。では。
パオさん無理すんな。休める時は休め。
そんで体力充填して復活して頂戴
じゃ、俺も寝る
392 :
○:04/01/12 03:05 ID:c9QAc10S
すいません。少し文章がうまくいかず、アップが遅れてます。
仕事しながらなので、なかなか進まないw
どうでもいいよ
394 :
作者の都合により名無しです:04/01/12 17:18 ID:9/yITNof
やっぱりパオさん仕事が忙しかっただけか。お帰り。
ゆっくりやって下さい。のんびりまってます。
○さん、焦らなくてもいいですよ。最後まで書いてくれれば、大満足です。
でも出来れば今週中には読みたいなあ。
○はどうでもいいが、パオが帰ってきたのは本当に嬉しい。
私もしりとり方面から支援していきますわ。
>>381 キテレツ大百科
「か」
396 :
作者の都合により名無しです:04/01/12 21:54 ID:uTWm0PMd
○さんの伊達は好きだな。がんがって簡潔させてくらはい。
パオさん、魔界編の次の作品も期待してますよーー
VSさん、どら麻雀の次の作品も期待してますよー
もちろん今の作品もすごく好きですよー
御大2人には出来るだけ今年も頑張って欲しいなあ。
もちろん、大僧正さんやふらーりさんも。
>>264 (あらすじ)男塾を飛び出した伊達は途中、雷電という謎の人物に出会う。
二人の真剣勝負は伊達の敗北。更に雷電は、伊達の心の弱さを看破する。
「いたたまれぬのでござろう。お主には、この現代のぬるま湯の如き『生』が」
いつの間にか、雷電は伊達の傍らに腰を落としていた。
「そして、少しでも覇気ある『生』を求め、あの<男塾>の門をくぐったのであろう?」
「何故それを知っている!?」
驚く伊達。雷電は伊達の制服を指差した。
「その学ラン、ボタン。ひと目で男塾と分かり申す。
しかし男塾でも、お主を納得させる事はできなかったようだな」
「ああ、あそこも結局は同じぬるま湯だった」
伊達は嘆息まじりに呟く。
雷電もそれに同意するように頷いた。
「男塾とて所詮、学校の一形態に過ぎぬ。
そして学校である以上、世間の常識からは逃れられぬ。
これまで修羅の道を歩んでいたお主にとっては、さぞ退屈であったろう」
その通りだった。
生死を賭けた闘いの人生が当然であった伊達から見れば、地獄と言われる男塾の
シゴキさえも、児戯のように映っていた。おそらく、あの新人教官がいなかったとしても、
伊達はそのうち男塾を辞めていたであろう。
「さて、そこで伊達臣人とやら…」
雷電が、初めて伊達の名を呼んだ。
「もし拙者が、お主でも退屈せぬ世界を知っているとしたら、どうする?」
398 :
作者の都合により名無しです:04/01/12 22:05 ID:nlvCO9rL
チッ、○かよ。
まぁいいや、義理応援age
「何だと…!?」
「炎の如き熱き『生』、それを得ることができる世界があると言っておるのだ」
雷電の口から出た予想外の言葉。
伊達に驚きと喜びの混じった表情が一瞬浮かぶ。
しかし、すぐにその表情は消え、伊達はかぶりを振って雷電の言葉を拒絶した。
「いや、もういい」
「何故でござる?」
「ヤンキー、ヤクザ、自衛隊、そして男塾。どこも見掛け倒しの甘ちゃん組織だった。
もう十分だ、諦めた。これ以上探した所で俺が満足するような世界が見つかるとは
思えねえ」
「そう決め付けることもあるまい。お主程の男がむざむざ人生を諦めるなど早計…」
「黙れ」
伊達は声を荒げ、雷電の言葉を遮った。
「俺がいつてめえに救いを求めた? 人が大人しく聞いてりゃいい気になりやがって。
三蔵法師にでもなったつもりか鯰ハゲ!」
多少の苛立ちも込めて、伊達は一気にまくしたてた。
対する雷電の表情は全く変わらない。伊達の話が終わったのを確認すると、ぽつりと
一言だけ述べた。
「……それで、良いのか?」
雷電のこれまでとは違う寂しげな口調。思わず伊達も気を削がれてしまう。
「お主程の男が…それだけの才を持ちながら、それを生かす場もなく死んでいく…
本当に、それで良いのか?」
納得している訳が無い。
伊達はこの世界へ戻る為に、必死で体術を身につけ、数多の死闘をくぐってきたのだ。
しかし、世界に戻ると今度はその技と経験の為、自分は社会から追い出されている。
自分の技術が社会では無用の長物なのだという事実。伊達もそれは分かっていた。
しかしそれを認めることは、己のこれまでの人生を否定したも同然である。
そうしたやりきれない思いが、常に伊達の頭にあった。
そこまで考えて、ふと気づいた。
もしかすると、雷電も過去に同じ経験があったのではないか?
伊達は雷電に疑問をぶつけた。
「どうして俺にそこまで固執する?」
「さあ、拙者にも分からぬ。だが、仮にそれを知ったところで、お主の判断に変わりはあるまい」
雷電は明確な回答を避け、質問をはぐらかした。伊達もそれ以上は突っ込まない。
「……さて、伊達臣人よ」
雷電は再び名前を呼んだ。口調が元に戻っている。
「お主の進むべき道は2つに1つ。
1つ、このままぬるま湯の現代社会の片隅でひっそりと生きるのか、
1つ、拙者と共に、満ち足りた熱き『生』の道を生きるのか、
望む方を選ばれよ。」
401 :
作者の都合により名無しです:04/01/12 22:14 ID:uTWm0PMd
おお、○さんが来てくれた。
俺は○さんの伊達大好きですよ。
甘さと弱さを含んだ成長期の伊達というのは新発想だ。
最後までがんがって書き上げてください。
楽しみにしてます。では、続きをどうぞ。
402 :
○:04/01/12 22:14 ID:1PbXlHq7
一日遅くなりました。
>>394 今週中にもう一回書けると思います。
>>396 一応、西遊記の悟空のイメージで書いてます。
男塾を軟弱と切り捨てるとは・・・
今までに無い展開だな。
>今週中にもう一回書けると
期待してまつ
ぶっちゃけ男塾知らんからパオのSSとか良く分からん
>404
読め。絶対面白いから。
>>404 男塾を知らない俺でも楽しめるくらい面白い。
いい加減パオの自演も飽きた。
そこまで自作プッシュしなくていいってw
うんこ出そう
409 :
作者の都合により名無しです:04/01/13 15:16 ID:Tg7HHiht
あげ忘れ
○さん乙。
この流れでいくと、今週でひとまず第一部終わりって感じかな?
出来れば続きもお願いします。伊達でも勿論いいし、
個人的には一番好きな邪鬼の外伝が読みたいです。一応リクねw
今日は麻雀来る日だっけ?楽しみだ。あれ、明日だっけ?
パオさんもそろそろかな?
男塾は男の教科書だ。読んでおけ。
412 :
作者の都合により名無しです:04/01/13 20:26 ID:dpWzUkbz
○さんお疲れ様。伊達物語面白いよ。ありがとう。
でも個人的には伊達より蛇鬼より赤石先輩の外電が読みたいですw
>>406-407 >>411 パオさんのSSを読んで感化され、この間すごく久しぶりに男塾を読んだよ。
あの頃は低学年消防で意味が良く分からなかったが、面白いわ。色んな意味で。
でも男塾塾かはマジで名曲だ。間改変で塾か歌わないのかな。
男塾は外伝書きやすいように作られてるよなw過去のエピソードもたくさん盛り込まれてて。
>413
作者が伏線投げっぱなしだから
男塾を知らない人への説明
・創業300年以上、東京都にある私塾(高等学校?)
・軍国主義的スパルタ教育
・全国のゴンタクレが集まる塾であるが、ある意味入塾はステータスであるらしい
・絶対封建制(塾長>三号生>教官>二号生>一号生)
・何故か中国拳法を使い手が多い
・「油風呂」「羅倶美偉」といった生死を賭けた名物行事がある
・一応学園物だが、物語中盤以降は「友情・仁義・勝利」のバトル物へと変わる
・人気キャラは何度でも生き返る
・目が見えないはずなのに読書をしていた月光
・「ぬう、あれはまさしく…」「知っているのか雷電!―」
・ワシが男塾塾長江田島平八である!
10年以上前の漫画ですが、今でも通用する面白さだと思います。
ところで、Sジャンプ「暁男塾」に伊達が出てきましたね。
あれはダメだと私は思ったりするのですが、どうでしょう?
世界さんもう書かないのかな。
あの人の作品は気楽に読めて好きなんだけど。
>>402 男男男男の物語だな。
すっげー濃い。
自分のペースで書けばいいと思うよ。
>>381 海王
「う」
418 :
魔界編 54話:04/01/14 05:48 ID:TygGIxPM
>>240 松尾 象山と範馬 勇次郎。対峙する両雄。人の皮を被ったネコ科の肉食獣2人。
否。2人の闘争本能は猛獣すら超えている。殺傷本能と言い換えた方がわかり易いか。
何故ならば。野生の肉食動物は、己が空腹が満たされている時は決して獲物を襲わないが、
この2人は行住坐臥、1日24時間全て闘いを求め続けている。強者の血を欲している。
闘争・殺傷本能が極限まで膨らんだ、完全なる戦闘生物2匹。罪深きエゴイスト2人。
その2匹が、最上の獲物を目の前にして喜んでいる。お互い同じ笑顔を貼り付けながら。
「いいねえ。実に良い。ワタシはクマと闘ったり、牛と闘ったりしてたんだが・・。
もしあの時代に勇次郎、アンタがいれば・・」
象山の薄笑みがニッ、と大きく顔中に広がる。惚れ惚れするほど太く、爽やかな笑みである。
2人の周りには最早虫一匹すらいない。野獣2匹の殺気に耐えられず、逃げ出したからだ。
そんな極限の緊張感の中、象山は笑う。太陽のように。冷笑でも無く、虚勢の笑みでもなく。
少年のように純粋に輝く笑顔で。ほんの少し気が切れる勇次郎。時間にすれば刹那の一瞬。
その時に、来た。
太陽のような笑顔を貼り付けたまま、まっすぐ。その巨体からは信じられない速度で、象山が。
爽やかな漢の笑顔を浮かべたまま人を殺せる男が、勇次郎の金的をまっすぐに蹴りに来た。
数メートルの間合いを一瞬で詰めて前蹴りを出して来た。 ・・勇次郎を、殺す為に。
419 :
魔界編 54話:04/01/14 06:31 ID:TygGIxPM
>>418 「チイイッ!!!」
勇次郎がその金的蹴りを下段十字受けで凌ぐ。勿論、勇次郎ほどの男である。
男子の肉体で最大の急所の金的を、戦闘時にそのままにしておく訳は無い。コツカケ≠使っている。
金的を股の筋肉へ引き上げて、ガードする技術である。即ち、通常の蹴りならばガードする必要は無い。
だがその蹴りは松尾 象山≠フ蹴りである。その威力は勇次郎をして、未だ未知のモノである。
用心の上に用心を重ねて余りある。勇次郎をして、である。
蹴りを受けた勇次郎の腕に、ビリビリと衝撃が伝わる。勇次郎の背中に戦慄が走る。その余りの威力に。
おそらくまだ全力の蹴りではあるまい。しかしそれでもなお、一撃必殺の破壊力を秘める。
戦慄。即ち恐怖である。勇次郎が元の自分の世界で、決して味わえなかった感情。生物の根源の感情。
そして同時に歓喜も感じている。元の世界で自分は無敵であった。誰も自分には付いてこれなかった。
地上最強の生物。暴力の頂点者。
選ばれし者の恍惚があったのも事実。だが退屈も感じていた。強すぎる為に。他者と開き過ぎている為に。
しかしここにはいる。自分より強い男たちが。そして、日一日と自分も強く成って行くのも分かる。
(いいぜえ、ここは。バーンのジジイ、江田島の親父、そして目の前のこいつ・・。退屈しねえ)
420 :
作者の都合により名無しです:04/01/14 06:43 ID:0+VNhl6w
みんなが大好きなパオちゃまが来たにょ
つうか、つまんね
同じ表現使いまわしてるし。話にならん
>>417 ブリーチ
「ち」
421 :
魔界編 54話:04/01/14 06:50 ID:TygGIxPM
>>419 数瞬の勇次郎の思考の間。その刹那にも、象山の連撃は止まらない。金的蹴りから流れるように前に出る。
お互いの顔が十センチの距離まで縮む。明らかに踏み込み過ぎである。蹴りも突きも出し難い距離だからだ。
しかし象山は更に笑う。今度の笑いは、怖い。先ほどまでの爽やかな笑みでは無い。獲物を追い詰めた笑い。
(・・何だ? 風か?)
勇次郎の耳元にひゅるるると風の音がする。何かが近付いて来る。何だ? こんな近い間合いで何が来る?
象山の右足が消えている。本能的に動く勇次郎。だが間に合わない。ハンマーで思い切り殴られたような衝撃。
勇次郎の顔面の左半分が爆発した。吹き飛ぶ勇次郎。正体は、ヒザ。象山のゼロの間合いからの右廻しヒザ蹴り。
パーフェクトに勇次郎に突き刺さっていた。象山が更に追撃しようとする。後ろへ飛び退く勇次郎。象山が追う。
だがスピードは勇次郎の方が速い。間合いがまた3メートルほど開く。ペッとツバを地に吐く勇次郎。
血が混じったツバの中には、コロリと歯が一本。右奥歯である。忌々しげに象山を睨む勇次郎。愉快そうな象山。
「アンタも人の子だねえ、勇次郎。歯も折れれば血も流す。でも俺のヒザに耐えたのは自慢して良い」
いつの間にか、象山がワタシ≠ゥら俺≠ノ変わっている。象山もこのケンカにたぎっているのだろう。
「俺ァな勇次郎。ケンカの・・。立合いの機微ってのが大好きでなあ。いろいろ考えてんだよ。たとえばな」
象山の右足がフッと消える。離れた間合いから。次の瞬間には、勇次郎へと向けて土や砂利、石が降り注いでいる。
その砂ぼこりの煙幕の中から、太い指がぬっと現われる。2本指貫手。目潰しである。スウェイでかわす勇次郎。
そして再度、間合いを保ち静止する両雄。アドバンテージは確実に象山にある。しかし勇次郎は愉快そうに笑い出す。
422 :
魔界編 54話:04/01/14 06:51 ID:TygGIxPM
>>421 「フハハハハ。面白え。汚ねえな、象山。汚くて汚くて・・。とてつもなく楽しいぜ」
「そうだろうよ勇次郎。立合い、いや殺し合いだからな。正々堂々と汚ねえ事もするさ。そろそろ本気で来いよ。
このままだと、おいらのワンサイドで終わっちまう。つまんねえからな、久しぶりのケンカで」
指導者にあるまじき発言をする象山。そしてその言葉を聞き、勇次郎は構えを解く。ダランと両腕を垂らし歩き出す。
「いいだろう。そろそろギアをセカンド辺りに入れるぜ・・。凌げるかい、この歩法をよ・・」
423 :
パオ ◆w/9ws2V0DU :04/01/14 06:56 ID:TygGIxPM
そろそろ仕事も空けてきたので、週末から前のぺースに戻れるかな?
男塾に関しては好きな人と嫌いな人がハッキリ分かれる漫画ですかね。
私は魁は大好きですが、暁は嫌いです。魁が大好きなだけに。
暁を読んで男塾とはこんなもんかと思われるのは嫌だなあ。
424 :
作者の都合により名無しです:04/01/14 07:39 ID:c1yUBC+q
パオさん早朝から乙。
楽しかった。辛い事もあるだろうけどこれからも頑張って下さい。
だけどバキスレ厨や荒らしが増えちゃいましたね。最初からの住人としてはすごく悲しい。
人は沢山増えたんだろうけど、PART1や2の頃の雰囲気が懐かしい。
ちょうど今の長官スレみたいな感じですごくムード良かったな。しりとりバカとかすごく憎い。
とにかく職人さんたち頑張って下さい。
早朝から乙。
次の展開が楽しみです。
勇次郎、本当に嬉しそうだ。(原作はあれだもんな。)
次でウドンテ出すつもりみたいだけど象山に通用するのか?
426 :
424:04/01/14 07:57 ID:c1yUBC+q
>>425さん
全然関係ないけどウドンテとか琉球王家のひけんとかって本当にあるみたいですね。
板垣氏の妄想とばかり思ってたw
>>パオさん
暁!は赤石が負けたら完全に見限りますw
今日は麻雀の日ですね。夜が楽しみ。あと世界さん復活希望。
○さんもふらーりさんも大僧正さんも当然期待してまっせ。
>>420 男塾では表現の使い回しが目立つ。宮下もちょっとは考えてほしい。
>>パオ
待ってました。おつかれさまです。
曉は毎回読んでるけど、昔のようなインパクトがなくなった。
学園ものをもう少し続けてほしかった。
>>420 というわけで男塾から
鎮獰太子
「し」
428 :
作者の都合により名無しです:04/01/14 10:23 ID:LTIimclS
パオ様復活
しかし、飛影とか禁鞭があった後だとさすがの勇次郎もかすんで見える。
しりとりこりねえなw
あ、反応しちゃった
430 :
作者の都合により名無しです:04/01/14 16:15 ID:LTIimclS
魁を読んで一番好きなのが赤石>伊達>Jでした。でも暁も捨てたもんじゃないと思いますが。
私見ですが、古い漫画の方が楽しいって意見は、それを少年(少女?)期に読んでるから
とか、思い出が美化されているとかで楽しかったのであって、その漫画が昔でなく今連載されていたら今の漫画に対する意見と
同じような意見を持つんじゃないでしょうか。
DBとワンピ、魁と暁、遊白とハンタ、ブラックエンジェルズと牙アンドブラック等々。
4 :恋人は名無しさん :03/11/04 22:34
私たちの昨日の会話w
私「“あいうえお”って言って」
彼「あいうえお」
私「お〜お」
彼「何でよ?“あいうえお”位言えるわ俺」
私「違う違う…なんかさぁ“あいうえお”て言ってとか言った時にすぐ言う人と“えっ何で?”って聞く人がいるの…“何で?”って聞く人はあんまり」
彼「好きじゃないの?」
私「うん、意味わかんない?」
彼「やべ〜やべ〜俺今ので嫌われる可能性あったんだ。あぶね〜」
彼「“あいうえお”って言って」
私「あいうえお」
二人「笑」
432 :
作者の都合により名無しです:04/01/14 16:19 ID:0+VNhl6w
433 :
作者の都合により名無しです:04/01/14 18:06 ID:SHfcLueW
パオさん待ってました。
でも今年まだ2回目のSSですか。来週くらいから本調子ですか?
勇次郎も好きだけど象山はもっと好きなので、勝たせて戸はいわないけど
象山がかっこいい戦いをお願いします。
434 :
トキ:04/01/14 18:24 ID:8crwQY+o
激流に逆らえればのみこまれる、むしろ激流対して己れの身をまかせ同化する。
しりとりについても賛否両論があるが、流れに身をまかせるのみ。これが2ch流処世術。
>>428 禿胴。
>>430 それもあるかも。
>>431 ちょっとワラタ
>>432 血化粧
「う」
松尾象山って田沢とギャグコンビだったやつだろ。
男塾二世でそんなに強くなったの?
436 :
作者の都合により名無しです:04/01/14 22:05 ID:DkVTJHjN
>>435 マジレスするのもなんだが、あえて釣られてみる。
松尾象山とは餓狼伝という格闘小説並びに格闘漫画の最強キャラクター。
小説版の方は夢枕獏、漫画版の方が板垣恵介作だ。小説も漫画も熱い作品だな。
勇次郎と象山が闘ったらやhり勝つのは勇次郎だろうか?と前から思っていた。
パオ氏、この戦い特に期待してるので手抜きせずに(失礼)がんっがって書き上げて欲しい。
>>○さん
うぅむ。403さんにど〜いですな。男塾に向かって「学校の一形態」とは。鬼ヒゲたちの
シゴキしか知らないのであればまだしも、邪鬼や死天王の噂ぐらい知ってるだろうし……
雷電の言う熱き生、とは果たしてっ? もしかして、ここで森田大器がっ?
悟空な伊達と三蔵な雷電の行く末やいかに。
>>パオさん
こちらは428さんに少しど〜いしつつ、でもこれはこれでナマナマしくて迫力あるなぁ、と。
それと、勇次郎の「元の世界では〜」の一連の感慨に、何だか読んでて独特の気持ちよさを
感じてます。二次創作ならではの楽しさと言いますか。「そうだねぇ、確かに君はバキの
世界ではアレだねえ。でもここなら……」なんて、勇次郎に語りかけたくなるような。
438 :
作者の都合により名無しです:04/01/14 22:37 ID:DkVTJHjN
>>437 ふら〜りさんも早く書いてよ。ここもジョジョも
439 :
作者の都合により名無しです:04/01/14 22:39 ID:4qaESfVD
【ゴールデンレス】
このレスを見た人はコピペでもいいので
10分以内に3つのスレへ貼り付けてください。
そうすれば14日後好きな人から告白されるわ宝くじは当たるわ
出世しまくるわ体の悪い所全部治るわでえらい事です
>>436 あれ、そうでしたか。解説thx
男塾のサザエさん頭も松尾象山だったよね?
南三局、親は烈海王。前局の国士無双の勢いに乗ってガンガン攻めたい
ところなのだが、烈のご機嫌が芳しくない。両腕を固く組んで、麻雀牌など
見るのも嫌だというように、ぶんむくれてそっぽを向いてしまった。
「烈くん、何怒ってんのさ?親がサイコロを振ってくれないと、な〜んも
始まらないんだぜ。あんま僕らを困らせないでくれる?」
世間知らずのクソガキを諭すような口調で、のび太が烈にやんわり喝を
入れた。烈が怨みがましそうな目でのび太をチラリと見て、下唇を突き出した
しかめっ面をのび太の耳元に近づけてゴニョゴニョと囁いた。
「あー、なるほどね。烈くん、ここは牛丼屋じゃないし、僕たちは牛丼屋の
バイトじゃないんだよ。だから、麻雀打ってても誰にも怒られないの。
その証拠に、この部屋って牛丼の匂い、全然しないでしょ?」
烈が鼻をクンクンうごめかして、おやっという表情になった。どうやら自分の
勘違いに気がついたようだ。仕事をサボって麻雀で遊んでいる訳ではない、と
いうことは理解したが、それでも烈にはまだ不満がある。もう一度、のび太に
耳打ちした。
「ダメだよ、サイコロは二個しか振っちゃいけないって決まりなんだから。
それ全部振ったら、片付けるの大変でしょ?なんかサイコロ以外のものも
混ざってるし。何これ?プルトニウム?凄いモン持ってるねぇ」
怒りんぼの烈は、さらにヒソヒソする。
「そりゃ、いくら捜したって見つかりっこないさ。『烈』なんて麻雀牌は
最初っから存在しないの。実は白がそうだったんだろうって?白は
昔からずーっと白だって。嘘だと思ったら…」
「のび太くん、のび太くん」
ドラえもんが、のび太の背中を乱暴に突っついた。あまりに建設性のない会話に
体の芯からイラついて、極太の血管が頭に何本も浮き上がっている。
「一つずつ整理していこうか。どうしてコイツはでかい声でしゃべらないの?
ボソボソボソボソ、辛気臭くてたまんねーよ。俺ね、今すぐこのバカが
死んでくれたらどんなに素晴らしい未来がやってくるだろうって、さっきから
そればっか考えてるよ」
「ドラえもんまで怒っちゃったよ。烈くんの喋り方はちょっとアクが強くて
人からよく注意されるんだよね。それで、普段は周りに迷惑をかけないように
こうやって小声で話してるってわけ。ね、烈くん」
「女子高生がリンチの計画立ててんじゃねーんだから、もっと普通に話せよ。
おら烈、怒んねーからちゃんと声だして喋ってみろや」
烈がドラえもんに向き直った。少しばかり逡巡した様子であったが、やがて
意を決したように大きく息を吸い込み、大音声を張り上げた。
「私はッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッ!!森のッッ
ッッッッッッッッッッッッッッッッッ熊ッッッッッッッッッッッッッッッ
ッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッさんをッッッッッッッッッッ
ッッッッッッッッッッッッッ倒したッッッッッッッッッッッッッッッッッ
ッッッッッッッ!!ッッッッッ!!!ッッッッッッッッッッ!!!!!!」
「うわ、ウゼー」
ドラえもんの頭の血管が大きく波打った。いつ倒れてもおかしくない程の
ストレスに冒されたドラえもんを見て、烈が首を小さく横に振った。だから
言わんこっちゃないという風に、再び頬をふくらませて背中を向けてしまった。
「ね、聞いてるだけで心が蝕まれていくようだろ?『ッ』さえなければ
言ってることはまともなんだけどね」
「全然まともじゃねーよ。森の熊さんはいいからアカギを倒せよ。噛むぞ。次は
疑問そのニな。どうしてコイツは雀荘にいるの?麻雀打つ気なんか丸っきり
ゼロじゃん。麻雀を、いやひいては日本人をナメてんじゃねーのか?」
「烈くんを雀荘に連れてきたの、ドラえもんだろ」
「うるへー!過ぎたことをいつまでも引きずってんじゃねーよボケ!おい烈な、
今からでも遅くないから、麻雀のルールを覚えろ。いいか、俺がどら焼き
三個食うまでに、競技麻雀のメジャータイトル総なめしてこい。いくぞ!
食うぞ!いっただっき…」
「てー!」
烈の放った百点棒が、ドラえもんの眉間に深々と突き刺さった。不敵に片頬を
ゆがませて、ドラえもんにケツを向けて特大の屁をぶちかました。
食べかけたどら焼きを卓に置いて、ドラえもんが眉間の百点棒を引き抜いた。
その顔には穏やかな笑みすら浮かんでいる。点棒についたオイルを拭き取り
傷口に絆創膏を貼って、ゆったりした動作でポケットから独裁スイッチを
取り出した。
「死ねー!!」
怒りの魔神と化したドラえもんが、烈に向かってスイッチを押した!
烈は消えなかった。大股開きで椅子に腰かけて、のほほんと鼻をほじって
いる。
「あれ、おかしいな。壊れちゃったのかな?のび太くん、ちょっといいかい?」
「ん、なんだい?」
ドラえもんがスイッチを押した。のび太は消えた。独裁スイッチの故障では
ないらしい。改めて、烈に向かってスイッチを押してみる。
「噴ッッッ!!」
烈が顔を真っ赤にして、体中の筋肉を膨張させて手足を突っ張らせた。やっぱり
烈は消えなかった。
だが、これで謎は解けた。スイッチを押した瞬間だけ力を入れて、消されない
ように必死に踏ん張っているのだ。
さすがのドラえもんも、これにはいささか驚いた。
「へー!独裁スイッチに、気合いで勝っちゃうんだ。ちょっと烈くんのことを
見損なっていたかな?」
鼻息をボーボー吹いてそっくり返る烈のわずかな隙を突いて、ドラえもんの
独裁スイッチが三たび炸裂した!
「とう!」
「破ッッッ!!」
弛緩した烈の身体に、瞬時にして万力がこもった。またもや烈は消えなかった。
全身を細かく痙攣させながら椅子に鎮座する烈の雄姿は、地上に現出した羅刹
さながらに雄々しく、そして暑苦しかった。
「お見事!」
不意打ちを読み切られた悔しさも忘れ、ドラえもんが賞賛の拍手を烈に送った。
成り行きを見守っていたアカギも、なんだか分からないなりに一応手を叩いた。
一時間後、のび太が帰ってきた。リボンのついた大きな箱をドラえもんに
手渡して席に着いた。
「それ、お土産ね。烈くんの麻雀の勉強はどこまで進んだのかな?」
箱の中には、古びた皿が九枚と、アイスホッケーのマスクが入っていた。
ドラえもんの表情がにわかに曇った。
「なんだよこれ。どこで拾ってきたんだよ」
「拾ったんじゃないやい!独裁スイッチで飛ばされた先に井戸があって
そこで女の人がお皿を数えてたんだよ。九枚数えてため息ついて、また
一から数え直す。ずーっとその繰り返しでさ。本当は十枚セットのお皿で
一枚足りないのが気に食わないんだってさ」
「…ふーん。それで?」
「僕、見ててイライラしてきちゃってさ。残り九枚もあるんだから、一枚
失くしたぐらいでヘソ曲げんな!この贅沢娘!って説教してやったんだ。
女の人も分かってくれたみたいで、僕に頭を下げて井戸の中に戻っていった。
その時お礼でもらったのが、このお皿って訳さ。いやあ、話の分かる人で
本当によかった!あの人はきっと長生きして幸せな老後を送るよ!」
「のび太くん、このお皿はあとでキチンとお祓いしておこうね。縁起でも
ないから。烈くんだけど、何とか牌を並べられる位にはなったみたい。
今、南三局の八巡目ね。のび太くんの手は、僕が勝手に進めておいたよ」
「そんでね、こっちのホッケーマスクは、井戸の奥の茂みに隠れてた男が…」
「うっせーバカ。麻雀に集中しろ」
ツモ番は烈。ややギクシャクした手つきで山から牌をツモった。
一三五五五23455679 8←ツモ
「いいかい烈くん、まずは役を作ることを第一に考えるんだよ。親だったら
とにかくアガりさえすれば連荘はできるんだけど、目先の欲にとらわれて
小さなアガりを拾ってばっかじゃ、いつまでたってもうまくはならないぞ。
よっぽど待ちが広ければ話は別だけど、そうじゃなければ時にはテンパイを
崩してでも高めを狙う向上心が必要だよ。今みたいに大差で負けてる状況なら
なおさらじっくり手作りしなくちゃダメ。分かった?」
ドラえもんのアドバイスにさも得心がいったように頷いて、烈が九索を切って横に
曲げた。イッツーの可能性を微塵も考慮に入れない、恐怖の親リーチである。
海王様は佞臣の戯言に気安く耳を傾けたりはしないのだ。烈が辺りを睥睨して
百点棒を場に供託した。本来、リーチの際の供託は千点棒と決まっているのだが
なんせ海王様だから、これぐらいのワガママは余裕で許されちゃうのだ。
のび太とドラえもんが現物をオリ打って、アカギにツモ番が回ってきた。
二二三四五六八八(3)(4)567 七→ツモ
二萬か八萬を切ればテンパイだ。烈の捨て牌を確認する。
北南白(1)(8)九一9←リーチ
字牌を整理した後に数牌の端を捨てている。典型的なタンヤオ、ピンフ志向の
捨て牌に見える。現物はない。
普段のアカギならば、ここで何の迷いもなく八萬を切り飛ばしてテンパイを
とる。雀士としての天稟が、アカギに八萬を掴ませるのだ。だが、のび太の
国士無双によるダメージは予想以上に大きかった。わずかに狂ったアカギの
直感が、二萬を捨てろとアカギに呼びかけたのだ!
まさかのアカギから、まさかの二萬。アカギの捨てた二萬を、烈がピンセットで
つまみ上げた。ルーペを目に嵌めて慎重に鑑定したが、間違いない。これが
伝説のキング・オブ・麻雀牌、二萬だ!歓喜の雄叫びを上げながら部屋中を
バタバタ走り回って何度もガッツポーズを繰り返し、対面のドラえもんの脇で
立ち止まって深々とお辞儀をして、初アガリ記念のその二萬をドラえもんに
プレゼントした。
「あ、こりゃどうも」
何となく受け取ったドラえもんに、烈は続いて名刺を差し出した。
「いやいや、これはご丁寧に」
ドラえもんが烈の名刺をうやうやしく拝領して、代わりに先ほどの二萬を
烈に返した。名刺交換も滞りなく完了し、さあ後はロンと言って牌を倒せば
親の連荘が確定だ!烈が手牌に指をかけて、息を大きく吸い込んで、
「ロッッッッッッッ…」
「許さーん!!」
天井から巨大な馬糞が降ってきた!直下の雀卓を粉砕し、牌も点棒も
まとめて四方に吹っ飛ばした。あまりの事態に呆然と虚空を見つめる
烈の目の前に、思い出の二萬がポトリと落ちた。震える手で拾い上げると
その手の上でみるみる崩れて灰になり、秋風に吹かれて跡形もなくなった。
烈の初アガリは幻に終わった。所詮ははかない夢であった。
四人にぐるりと囲まれた馬糞が、悠然とどんぶり飯をかっ食らっている。
よく見ると、それは馬糞ではなく人間だった。どんぶり片手にすっくと
立ち上がって、天も裂けよと凄まじい怒号を張り上げた。
「人が寝ていると思って好き放題やりよって!貴様らの杯盤狼籍、ワシは
ちゃーんと見ておったぞ!」
紋付袴に朴歯下駄、ツルツルに磨き上げたハゲ頭。太い眉とたくましいアゴが
意思の強さを思わせる。この人物こそ………。
「ワシが雀荘『ノースウエスト』店長、江田島平八である!!」
450 :
作者の都合により名無しです:04/01/14 23:12 ID:DkVTJHjN
おおVSさんナイス。塾長まで出してくれるとは。
塾長なら毎回天和とか出来そうだなw
ここバキスレじゃなくてなっか男塾スレになりつつあるね
俺はちょっと嬉しい。あとしりとりさえ消えてくれれば名。
ここで江田島かよw
濃いメンバーばかりだな。
俺だったら絶対に一緒に打ちたくない。
確かに男塾SSとバキSSばかりだな。
ハンターとかワンピとかジョジョのSSも読みたいと
思い始めた今日この頃。
>ハンターとかワンピとか
(゚听)イラネ
jojoはサロンにいくらかあるよ
454 :
作者の都合により名無しです:04/01/14 23:46 ID:DkVTJHjN
このスレはギトギトの豚骨ラーメンって感じが好きだ。男塾にしろバキにしろ。
ハンターやワンピも好きだけど、あっさり系の塩ラーメンって感じなんだよな。
やっぱりルフィより塾長、ゴンより雄山だよなw
何レスもスレ汚しスマヌ。もう寝るわ。明日も職人が沢山来るといいな。
455 :
作者の都合により名無しです:04/01/14 23:52 ID:LTIimclS
>440
その松尾に下の名前なんてありましたっけ。思い出せない。
もし象山ならシンクロニシティかも
田沢は慎一郎って名前があったし
松尾の名前も出てたはずだよ
457 :
作者の都合により名無しです:04/01/14 23:56 ID:LTIimclS
>440
>455
1巻の秀麻呂の登場話に松尾鯛雄と乗っていました。
459 :
作者の都合により名無しです:04/01/15 00:05 ID:A1YtMNqQ
>>458 こういうのを見ると、本当にバレさんてありがたいな。
バキスレの中心はパオ氏でもVS氏でもなく、バレさんだよ。
独裁スイッチに気合いで勝てる烈に感動した
>パオ氏
待ってました!
>麻雀教室氏
相変わらずキレてますね。
餓狼伝BOYのヤクバレも毎週キボンヌ
462 :
作者の都合により名無しです:04/01/15 06:50 ID:PpKWKl03
やっぱパオが来るとレスがぐんと伸びるな
>>434 うまい棒
「う」
まさか麻雀にも塾長がくるとは・・・・。
>>462 うる星やつら
「ら」
464 :
作者の都合により名無しです:04/01/15 15:12 ID:PpKWKl03
>>463 >まさか麻雀にも塾長がくるとは
そうなのか。読んでないから分からんかった
羅刹
「ら」
465 :
作者の都合により名無しです:04/01/15 15:13 ID:PpKWKl03
違う。「つ」ね
>>魔界編
盛り上がってるな。
勇次郎には地上最強の生物としての力を見せて欲しい。
>>麻雀
塾長がきた…。
森のクマさんには笑った。ウゼー。
>>464 辻斬り抜刀斎
「い」
467 :
作者の都合により名無しです:04/01/15 19:24 ID:RbKjR8oG
バキスレHP,いつの間にやら今日か明日くらいに20000ヒット達成しそうだな。
各職人さんたち、そしてなによりバレ様お疲れさんです。3万、5万と行けばいいですね。
ちょっとだけ感想を。
パオ氏→勇次郎が勝つと信じています。でも、象山も俺が好きだった頃のガロウの
雰囲気の象山が良いな。今のガロウは超能力染みてるからな。特に姫川。(小説版の事)
VS氏→烈が面白いwでも烈ってみんなボケ役で使いますね。使いやすいのかな?
ヤクバレでもVS氏は烈と劉と独歩がお好きみたいだし。そして我らが塾長。活躍に期待。
俺は象山に勝って貰いたいな。
象山が好きってのもあるが、魔王軍にはまだバーンをはじめ、
カーズ、赤カブト、ヒソカ、喪黒らが残ってるから、
あまり勇次郎で話を引っ張って欲しくない。
昨今のバキやカイジみたいな展開は勘弁して欲しい。
そういえば、フレイザードvs巽、鷹村、ガルシア、リュウはどうなったんだっけ?
469 :
467:04/01/15 19:59 ID:RbKjR8oG
>>469 書いてたムツジさんがいなくなっちゃったwあと2回くらいで終わりなのに。
でも、多分作品てまとめが一番難しいだろうからな。責められない。
しかし象山派と勇次郎派の数は五分五分位なんだな。
俺は圧倒的に勇次郎派の法が多いと思ってたけどな。
>>469 なんといっても、小説版も含めれば象山の方が遥かに歴史が長いからね
それだけファンも多いよ
もっとも、このスレに漫画より小説の方が先って人が俺以外にどれだけいるか微妙だが
雨天決行
鍛錬を行うため、幼い刃牙と共に山の中へやって来た範馬勇次郎。
あらゆる技術を我が子に叩き込む勇次郎。全ては、己の闘争本能を満たすため。
しかし刃牙とて負けてはいない。
正気の沙汰とは思えない父の仕打ちに、必死の形相で喰らい付いて行く。
特訓を開始してから約三時間。やがて、雨が降ってきた。
初めは無視していたが、ドシャ降りになってきたため近くの山小屋で雨宿りをする。
「すごい雨だね、父さん」
「・・・・・・刃牙よ」
「なに?」
「今降っている雨─────全て避けられるか、否か?」
「そんなの無理だよ・・・」
「不可能ではない。現在、雨粒の速度はせいぜい時速30キロ強といったところだ。
一流の格闘士ならば、決して見切れぬ速度ではない!」
小屋の扉を開ける。外の豪雨は、降り止む気配すらない。
「見ていろ、刃牙!!」
勇次郎は無数の雨粒へと飛び出して行った。
一人残された刃牙。雨をも避けるという父の言葉に、彼は震えていた。
将来的には闘う運命にある二人だが、刃牙は心の底から勇次郎を尊敬していたのだ。
「すごいや、やっぱり父さんは地上最強だ・・・」
全身ずぶ濡れの勇次郎が山小屋に戻ってきたのは、それから十分後のコトだった。
雨粒と雨粒の隙間を抜けられないもんね
474 :
作者の都合により名無しです:04/01/16 10:36 ID:Ghwd5FGz
復・活!世界さん復活!世界さん復活!世界さん復活!(烈調)
いや、最近更新がないから心配してました。以前のペースを望むのは
酷だけど、ちょくちょく書き込んで下さいね。
しかしパオさんは他はともかくカーズなんてどうするつもりだろw
バーンより倒し難そうだ。
475 :
作者の都合により名無しです:04/01/16 12:19 ID:ePkp9OIe
今回の世界さんのネタ読んで昔の男塾の民明書房を思い出した。
老人が棒切れを頭の上で回転させて、雨を避けるって奴w
最後の一行の落ち具合がGJ!
やはりオーガはギャグが似合う
477 :
作者の都合により名無しです:04/01/16 18:55 ID:3WSSggB6
「バキ」の漫画自体、もうギャグ漫画みたいなモノだからなw
「男塾」もそうだがw
それにしても世界さんお帰り。
もう来ないかと思ってたよ。心配させやがってw
>>VSさん
>>460さんと一緒に感動しました。秘密道具の中でも最強の一角である独裁スイッチに、
フンハで耐え切ってしまうとは……恐るべき中国拳法。塾長に、これを越えるパフォーマンス(?)
ができるんでしょうか。いやきっとやってくれる、と期待してます。何せ塾長ですもんね。あと、
>テンパイを崩してでも高めを狙う向上心が必要だよ。
……私にはちよっと無理かも。向上心薄いから。はぅ。
>>世界さん
う〜ん、あとちょっと! 勇次郎が、刃牙に対してどぉんな言い訳をしたのか聞きたかった!
と、思わせるところが絶妙にくすぐってますな、読者の心を。余韻というか、想像する余地を残す、
ってやつですか。私だったら多分、「こんな洒落た言い訳を考えたぜヘイ」って感じで
隅々まで書いてしまうところ。お見事です!
479 :
作者の都合により名無しです:04/01/16 22:53 ID:3YTgBq24
バキスレまとめサイト20000ヒット超えおめでたう。
だけど○さんがサイトの掲示板に書いちゃうみたいだ。
やっぱりここで書いて欲しいな。もちろん、○さんの意思優先だけど。
480 :
バレ:04/01/17 00:22 ID:vPiq9zD5
>パオさま
良いですよ良いですよ、こういう展開を待ってました。
勇次郎が本当に嬉しそうですね。全力を出せる相手と闘えて。
このまま徐々にお互い本気を出していき、最後は現役復帰した象山と
鬼の貌を見せたオーガの激突! ですね。
ところで関係ない話ですがSJの「ブラ&牙」最終回で
板垣総理がブッシュにアッパーカット喰らわせてました。
さすが三傑の一人。
>VSさま
未来の道具に打ち勝つとは、凄いよ烈君。
声もウザイし屁もデカイ。ガングロ海王の名は伊達じゃない。
塾長は烈以上に未来の道具が通じなさそうだし、ドラえもんピンチ?
481 :
バレ:04/01/17 00:23 ID:vPiq9zD5
>世界さま
最後の一行で「ターヘルアナ富子」第一話を思い出しました。
(知ってる人いないだろうなあ)
好きですねこういうオチ。
勇次郎もどういう顔して帰ってきたんでしょうね。
>ふら〜りさま
お仕事お疲れ様です。
職人として復活される日を、ひじょ〜〜に心待ちにしています。
>479さま
有難うございます。これもSS職人の方々のお陰。
そして職人を支えるスレの住民の力あってこそです。
482 :
魔界編 54話:04/01/17 01:46 ID:v+xcMLMt
>>422 腕をダランと垂らせたまま、勇次郎がまっすぐ象山へ歩いてくる。
正中線をまっすぐに維持したまま、一切のブレが無いその歩法。故に全く隙が無い。
琉球王家の秘伝武術・御殿手である。薄笑みを浮かべながら範馬 勇次郎が歩く。
だが対する松尾 象山。無邪気に殺し合いのケンカを楽しんでいた、その笑みが消える。
「なんでえなんでえ、白けるねえ。そんな闘い方、アンタの趣味じゃねえだろ?」
そう言うと象山も構えを解き、勇次郎へ向け歩き出す。散歩でもしているかのように。
お互いの姿がまるで合わせ鏡のように重なる。全く同じ歩き方のまま、両者が接近する。
間合いが近付く。すでに蹴りの間合いである。まだお互いに手を出さない。更に懐へ。
ついに手技の間合いである。お互い、確実に致命の拳が決まる間合い。息すら架かる距離。
ニィイ。全く同じ構えの2人が、全く同じ笑みを浮かべる。そのまま2人は静止する。
堪らない静寂が一瞬辺りを包む。最強の腕力を持つ怪物2頭が、手を伸ばせば届く距離で
お互いを見て笑っているのである。しかも、1秒油断すれば即、死につながる立ち合いで。
「そうだな象山。御殿手なんて待ちの戦術はつまんねえよなあ、殺し合いによッ!!」
「邪ァアアアアッツ!!!」
「けりゃあああああッ!!」
2人の闘気により全ての生者が逃走したこの立ち合いの場に、野獣の咆哮が響き渡る。
象山の右鍵突きが勇次郎のコメカミに。勇次郎の左アッパーが象山の下アゴに。
2人の魔人の凶拳がまともにお互いを貫いたまま、動かない。勇次郎が一瞬白目を剥く。
(チィイイ。意識が飛びそうだぜ、これが神の拳ってヤツかよ)
象山のアゴが破壊され、口元からうっすら血が流れる。モゴモゴと口を動かし確かめる象山。
(なんとか話せるか。しかしこれが鬼の拳か。私を除けば世界一かも知れないねえ)
483 :
魔界編 54話:04/01/17 02:13 ID:v+xcMLMt
>>482 「面白えな、こんなに楽しい闘いは生まれて初めてだぜ・・。象山、てめえの言う通りだ。
殺し合いってのは、ガンガン攻めなきゃ楽しくねえやな」
「おいらもその意見にゃ賛成だ。認めてやるよ、お前さんが俺と張り合えるタマって事はな」
その会話が終わるや否や、2人の攻撃が同時に炸裂する。象山の前蹴りと勇次郎の右ストレート。
ミシリ、と勇次郎のアバラが悲鳴を上げる。象山の鼻が潰れ、鮮血が迸る。そして吹き飛ぶ2人。
距離が再び開く。しかし今度は対峙の時間は空かない。勇次郎が走る。一瞬で詰まる間合い。
ぶうん、と空を切り裂く打撃音。力任せの鬼の一撃。しかし相手は百戦錬磨の象山である。
一歩スウェイをしながら、顔を襲うはずの勇次郎の右コブシを、後ろへ受け流す。そして笑う。
逆に勇次郎、驚愕の表情。彼の右拳は、象山の腕の下に巻き込まれる。象山の動きは止まらない。
そのまま捕らえた勇次郎の腕に、己の体重を思い切りかぶせる。バランスを崩す勇次郎。
(グラウンド・・? 脇固めかッ!!)
そのまま象山が勇次郎の腕を完全に捕らえ、寝技に持ち込めば勝負は終わる。象山の勝ちである。
脇固めに完全に捕らえれば、象山は何の躊躇も無く、勇次郎の右腕をヘシ折るだろう。
極限まで互角の実力者同士だからこそ、均衡が崩れれば勝負は早い。片腕で勝てる勝負ではない。
「けええええッ!!」
勇次郎の反応も常軌を逸している。素早く前方へ空中回転し、腕のひねりを脱した。しかし。
「残念だな、勇次郎。どうやら、おいらの勝ちみたいだぜ」
象山は何の未練も無く右腕を離した。そして空中を舞っていた勇次郎の腰を、両腕でクラッチする。
「き、貴様これが最初からッ!!」
勇次郎の叫びに殺気の籠もった笑みで応えると、そのまま地面に押し倒す。仰向けになる勇次郎。
そしてその上に、馬乗りになって笑う松尾 象山。完璧・完全なるマウントポジションである。
「知らなかったぜ象山・・。空手家がグラウンドで勝負するなんてよ」
「こりゃあケンカだからな。勝つためにゃ何でもするさ。じゃあ決めるぜ」
眼下の勇次郎の顔面に、情け容赦なく拳を叩き込み始める象山。丁寧に豪快に、勇次郎の命を奪う為に。
484 :
魔界編 54話:04/01/17 02:40 ID:v+xcMLMt
>>483 ゴッ。ゴッ。ゴッ。ゴッ。
夜が深い森に、不気味な打突音が響き渡る。無論、勇次郎の顔面を象山が殴打する音である。
「おいおい、傷付くねえ。俺の拳をダースで受けて、まだ死なないのかね」
数百万の門下生を持つとは思えぬ言葉を吐き、狂ったように拳を打ち下ろす松尾 象山。
眼下の範馬 勇次郎はロデオの馬のように暴れ狂っている。マウントポジションから脱する為に。
しかし象山は巧みな体重移動により、決してこの態勢を崩そうとしない。そして殴り続ける。
少しずつ勇次郎の動きが鈍くなる。顔面は真っ赤に染まり、目に映る景色が揺らぎ始める。
(こ、この範馬 勇次郎が、地上最強に辿り着けもせず終わるなどッ!!)
ガアアア、と吼えると下から象山の顔へ手を伸ばす。しかし象山は残酷な笑みを浮かべ言う。
「何やってももう終わりだよお前さんは。楽しい殺し合いだったぜ、なあオイ」
意識が少しずつ遠ざかっていく勇次郎。本能的に下から殴りに行くが、有利なポジションの
象山には届かない。意識が閉じてゆく。指先に力が入らなくなって来た。象山の連撃は止まらない。
「シャアアアアアアアアアアッッ!!」
目をカッと見開く勇次郎。思い切り左腕を突き上げる。何無くかわす象山。だが勇次郎の左手は、
象山の右耳を掴み上げる。最後の力を振り絞り、左手を引き寄せる勇次郎。めりめりめりめり。
象山が一瞬、苦痛を顔に表す。右耳を引き千切ったのだ。ボタボタと勇次郎の顔に血がしたたる。
象山の耳からの血である。そして勇次郎、今引き千切った耳を、象山の顔面に投げ付ける。
流石の象山も刹那、動きが止まる。その隙を勇次郎は見逃さない。足を抜き、体を跳ね上げる。
勇次郎の頭突きが象山の顔面に突き刺さった。しかも、先ほど潰した鼻である。象山の呼吸が止まる。
そしてもう一度象山の顔にヒジを叩き込み、立ち上がる勇次郎。マウントポジション脱出。しかし。
クラッ・・
485 :
魔界編 54話:04/01/17 03:08 ID:v+xcMLMt
>>484 (バカな、この、俺が、ダメージを、受けて、立ち眩む、だと・・ッ!!)
勇次郎の視界に、未知の光景が映る。まるで波を打つように周りの風景が歪んでいるのである。
勿論、勇次郎の肉体は並の空手家の拳など、涼風の如く受け流すであろう。
だが。今まで受けていたのは、最強武道家・松尾 象山の拳である。例え寝技からの加撃とはいえ、
一流空手家を遥かに凌駕する威力を持つ。それをダースの単位で喰らっていたのだ。
「勇次郎・・。この楽しいケンカも、もう終わりにしようや。とっておきを見せてやるぜ」
ゆらり、と象山が勇次郎に近付く。勇次郎も迎撃の拳を振り回す。だが方向感覚が狂った今の拳。
悲しいが掠りもしない。それでも勇次郎は滅茶苦茶に拳を振り回す。象山はゆっくりと拳を吟味する。
振り回した勇次郎の拳の一つが、象山を襲う。だが全ては象山の計算通りである。あの技の為の。
両脚で。虎が獲物をはさみ込むように。
拳をかわす象山。そしてその腕をつかみ絞り、空中に飛び上がる。そして右脚を首に巻き付ける。
そして残りの左脚を跳ね上げる。そう、まるで虎が獲物を噛み砕くように、両の脚で敵を破壊する。
勇次郎のアゴが血飛沫を上げる。そう、この技こそ。竹宮流秘技虎王=@一撃全てを破壊する技。
そして腕を捕らえたまま、顔を地面に叩きつけ腕をヘシ折れば完成である。その時、象山の勝利が決まる。
勇次郎の中で時間が止まる。アゴのダメージは甚大である。このまま地面へ堕ちれば、自分は敗北する。
(負ける・・? この俺が・・? この地上最強の生物、範馬 勇次郎が・・?)
ぴり・・ぴりびり、びりびり・・。勇次郎のシャツに亀裂が走る。そしてその下からついに出現する。
勇次郎の地上最強の証、筋肉の面。鬼の形貌が。
486 :
パオ ◆w/9ws2V0DU :04/01/17 03:14 ID:v+xcMLMt
うーん。頭で描いてた事の6割しか書けてないなあ。色々端折ったり、力不足で書けなかったり。
難しいですな。次回から頑張ります。ま、それでもそこそこは読めると思いますが。
来週からは週2は書けると思います。その位のペースで無いと春までに終わんない。
2月一杯終了は諦めました。予想としては、3月中旬ですね。
HP20000ヒットもいきましたか。優秀ですね。バレさんいつもありがとうございます。
ここから本気モードのようだな、期待age
>>470 椿山清美
「み」
488 :
作者の都合により名無しです:04/01/17 10:30 ID:N6sN9bVG
まぁ、多分もう一年くらいはそうやってダラダラ書き続けるんだろうな。
他にやること無いだろうしw
>>487 ミレニアムファルコン断罪の章
「う」
おおーパオさん乙。
だいぶ前のペースに戻ってきましたね。
かつてのオーガ対独歩の戦いのようですね。
やっぱり最後は象山負けるのかな。
象山派としてはちょっと残念。
490 :
作者の都合により名無しです:04/01/17 14:27 ID:9+iZP+kD
死闘って感じでいいな。血生臭い感じで。
やはりオーガ勇次郎>象山>勇次郎なんだろうか?
個人的に虎王が出てきて嬉しかった。
遅れたけど20000ヒットオメ。大したものだ。
正直、そんなにいくとは思わなかった。
個人的には通常勇次郎でも象山より強いと思うんだがな。
戦場を駆けた拳と格闘家限定で闘ってきた象山ではかなり差がある。
これはこれで面白いからいいけどね。
パオのSSはキャラの強さ設定メチャクチャだが、それが逆に新鮮でオモロイ。
>>パオ
前から思っていたけど巨大邪鬼の戦闘力はいくらだろう?
俺の予想では1100〜1300くらいかな。最後の力なので。
>>488 宇呂ヤケ瀦
「ま」
493 :
作者の都合により名無しです:04/01/17 16:24 ID:sUrXnbn2
>>491 小説読んだ?
勇次郎は独歩戦の時と現在でまったく強さが違うからな。
それどころか、独歩戦の時よりバキが子供の頃の方が強いw
その点像山は一定して最強だからな。
パオさん乙。更に血生臭く頼む。
最強じゃない勇次郎なんて魅力の欠片もねぇよ
最終的に最強になろうが全く関係ない
成長過程を必要としないカリスマをパオは理解してないんだよ
>勇次郎は独歩戦の時と現在でまったく強さが違うからな。
>それどころか、独歩戦の時よりバキが子供の頃の方が強いw
頭悪すぎ。
>>マリオ
「お」
話を進めていけば、いずれ勇次郎も負ける事になるんだから、
今、負けたって別に構わない。
ただ、パオ氏の話の展開を見る限り、この勝負は勇次郎の勝ちっぽい。
496 :
作者の都合により名無しです:04/01/17 17:57 ID:sUrXnbn2
来週はちゃんと週2で書いてくれるんだろうか。
パオ氏ときたま言った事守らないからなー。
いや、仕事が忙しいの分かるけどさ。
でもパート1から見続けてるけど、住人増えたな。
増えなくても良い連中まで。ま、マロン時代に比べればましか。
今日か明日に麻雀か○氏来るな。期待あげ
http://www.so-net.ne.jp/feg/vote/index_20040109.html Q.3新しく始まるK−1総合シリーズのイベントに
出演が噂されるヒクソン・グレイシー。
あなたは誰との対戦が見たい?
ボブ・サップ
曙
アレクセイ・イグナショフ
ミルコ・クロコップ
フランシスコ・フィリォ
ピーター・アーツ
ジェロム・レ・バンナ
中邑真輔
マイク・タイソン
アンケートをやっています。
IWGP王者の中邑真輔に投票よろしくお願いします。
ヒクソンを倒すのは中邑しかいません。
中邑がプロレス最強を証明してくれます。
☆中邑真輔(なかむらしんすけ)
元WKネットワーク(和術慧舟会)所属、
アマチュア修斗出場経験有
98年コンバット・レスリング三位
99年コンバット・レスリング優勝
第34代IWGPヘビー級王者
勇次郎vs象山、大変オモシロイっす
漫画版だけでなく、原作小説の方も読み込んでることが良く分かる
ただひとつだけ気になることが
なんというか、今作は勇次郎の(一方的でない)戦闘シーンが多いせいか、
開始後しばらくは小手調べ→ちょっと苦戦→鬼の貌発動→勝利
と、微妙にワンパターン化しているような
今回も勇次郎勝利だとすると、鬼の貌発動して勝っちゃった場合、姫川と一緒の負け方になっちゃうんだよね
師匠が弟子と同じ敗北を喫するというのは、傍目から見て少し間抜け・・・
というわけで、個人的には、象山にもうひと踏ん張りして欲しい
姫川とは格が違うところを魅せて欲しい
偉そうでスマソ
戯言と思って、心の隅にとどめておいてくだせえ
>>パオさん
今まで、このスレでいろんな激痛描写を見てきましたが……今回のは、シンプルイズベストと
いうか、「鼻血の匂い」が凄いです。ケンカをする上で一番基礎、最低基準、当たり前、な
ものですけど、こういう頂上決戦でそれに徹底してしまう(ように感じました)とは。
殴られまくって鼻血まみれの後、逆転の一撃が潰れっ鼻への頭突き。双方鼻血で真っ赤っ赤。
普通と違う意味で、呼んでて「息詰まり」ました。さて、鬼が出てきてここからどうなるかっ?
>>バレさん
遅ればせながら、20000ヒットおめでとうございま〜す! ばわさっ(脳内慰労パーティーで、
花束を贈呈した音)。このスレの大黒柱がパオさんやVSさんなら、バレさんは屋台骨。縁の下の
ヘラクレス、おつ華麗さまですっ。
にしても……改めて、パオさんたち職人の皆様方と、バレさんのことを惚れ直し、もとい尊敬し直す
思いです。社会人の身でありながら、ずうぅ〜っと継続するのって、凄いことですよね。本当に。
私も、いつとは言えませんが、いずれ必ず、また書かせて頂きますっっ!
ドラえもんがのび太の部屋で見たハゲ頭は、この男であった。なるほど
店長ならば、天井から首を覗かせて客の様子を窺っていたとしても、何の
不思議もない。真上の部屋が、江田島の居住スペースだったのだろう。
先刻からのドラえもんの疑問は、一気に氷解した。
「なんだ、あんた店長だったのか。僕ね、ここのお客さん。さっきあんたが
ぶっ壊したCCD、あれ僕の大切な宝物だったの。分かる?分かったらさっさと
お茶とおしぼりと弁償代持ってこいやボケ!」
客として当然のドラえもんの主張に、江田島は何も答えない。押し出しの
きいた巨体を揺すって、ドラえもんの前にのそりと立った。どんぶり飯を
口一杯に頬張って、
「ぼけー!」
と、頬張った飯粒をドラえもんの顔面にぶちまけた。間髪入れず、
「ドアに穴を開けたのは貴様かー!」
「げぼー!」
江田島の強烈な頭突きを喰らって、ドラえもんが床に叩きつけられた。
盗撮機器を仕掛けた上に店の備品を破壊するような客は、あまり大きな
顔をするべきではない。
衝撃で宙に舞った飯粒が雪のように降り注ぎ、ぶざまに這いつくばった
ドラえもんの体を真っ白に染め上げた。ドラえもん、『麻雀教室』開始以来
初の被弾である。さらに江田島は右腕を大きく振り上げて、
「さっきの椅子ロケットは貴様かー!」
「のぎー!」
「この卑怯者ー!」
「ばっはー!」
奸計に陥った江田島の怒りの鉄拳が、烈のアゴを粉砕した。真下からモロに
突き上げられて天井にめりこんだ烈の下半身が、柱時計の振り子のように
ぷらぷらと揺れ動き、殺風景な雀荘にユーモラスな彩りを加えてくれた。
江田島が立ち上がって、開け放した窓から首を出して外を眺め、クルリと
振り返って、
「雀卓を放り投げたのは貴様かー!」
「どしー!」
のび太の延髄に一撃必殺の回し蹴りを叩き込んだ。無実の罪を着せられて
マットに沈んだのび太を江田島は一顧だにせず、ジャイアンベッドにつかつかと
歩み寄って、
「寝るなー!」
「げばらー!」
安穏と惰眠をむさぼるジャイアン、スネ夫、しずかをフライングボディプレスで
押し潰した。ぺしゃんこになった三人の首根っこをまとめて掴んで、
「雀荘に来たら麻雀を打てー!」
「どりぶーん!」
後方の雀卓目がけて放り投げた。錐揉みに落下して、三人分の椅子にそれぞれ
ピタリと収まった雀卓の残りの一席に、江田島が地響き立てて腰かけた。
戦後の焼け野原さながらの惨状を呈した店内を見渡し、憤怒を帯びた大音声で
のたまった。
「貴様らには分からぬだろうが、天井に開いた穴の数だけ、ワシは心で
泣いておる!今の貴様らは客でも神様でも何でもない、ただの蛆虫だ!」
蛆虫一同が天井を見上げると、烈が栓をしている穴も含めて、今回開いた
大穴が三つ。それ以外にも、天井の至る所に修繕の跡が見える。店内の隅に
積み上げられたゴミ袋には、よく見ると緑の布切れやテーブルの脚のような
ものが詰まっている。江田島が粉砕した全自動卓の残骸だろう。気に食わぬ
客が来るたびに店長が上から落ちてくるような雀荘には、多分蛆虫だって
寄り付かない。
>498
まだ負けると決まったわけでもないのに負ける事を前提に忠告ですか・・
楽しい人ですね。
505 :
作者の都合により名無しです:04/01/18 01:02 ID:xMRKg9e+
>麻雀
塾長と烈のイラスト可愛いw
ヤクバレさんのお手製ですよね?
文章だけでなく、イラストもセンスありますね。
それにしても塾長強い。
勇次郎ってそんなに強い印象無いけどな。
印象だけなら象山の方がはるかに強い。
勇次郎が勝ったのってケガ人と年寄りばっか。
506 :
作者の都合により名無しです:04/01/18 05:45 ID:tQFB5lLL
507 :
作者の都合により名無しです:04/01/18 13:46 ID:r7ZJjil0
メイン伽羅を塾長が半殺しにしてしまったw
ドラたちは復活するんだろうか?
まずm違いなく復活するだろうけどw
草原クッキング
襲いくるオオカミ達を素手のみで撃破した、ダイヤモンドの原石ユリー・チャコフスキー。
命の危機は去ったワケだが、ここに更なる大きな問題が登場した。
果たして、オオカミは食えるのか。
「どうしよう、ニーナ・・・」
「諦めないで、お兄ちゃん。色々チャレンジしてみましょうよ!」
「ワカったよ。調理開始だッッッ!!」
刺身、丸焼き、蒸焼き、串焼き、塩焼き、オオカミ汁、オオカミ鍋、オオカミ丼、オオカミ揚げ。
薫製、土瓶蒸し、ステーキ、ムニエル、ケーキ、アイスクリーム、ミックスジュース・・・。
一つのメニューが出来るたび、一喜一憂する兄妹。
「これはどうだ、ニーナ!?」
「美味いッッッ! とてもオイシイわ、お兄ちゃん」
拳を握り締め、喜びを表すユリー。鼻歌混じりに、次のメニューを出す。
「よしッ! じゃあコイツは?」
「ブハァッ!? こ、これはチョット・・・」
「・・・失敗しちゃったな。でも、心は折れてない! ヂギール戦士に敗北はないんだ!!」
「そうよ、お兄ちゃん!」
そして現在。番組の司会者が、ユリーにマイクを向ける。
「ユリーさん。この二百キロの巨大マグロ、調理は難しいと思われますが・・・?」
「精鋭無比なるヂギールの歴史に、挑まれた食材から背を向けた記録はないッ!!」
あれからユリーは一流のシェフとなり、今日は日本の料理番組に出演している。
ボクサーになれば世界を席巻出来るほどの才能を持っていたが、料理人への道を選んだのだ。
選択肢によって、ヒトの人生は大きく変わってしまうという、良い例だろう。
ここでSS書こうと思ってバキと男塾読み出したんだけどつまんなくなってやめた
俺にはあわないみたい
ウンコッッ
510 :
作者の都合により名無しです:04/01/18 18:44 ID:xMRKg9e+
>>508 世界さん乙。量産ペースに入ってきましたね。
世界さんの本当に素晴らしいところは、
作品数ではなく、一作ごとに腕を上げてる事だ。
内容も面白いし、前作から世界さんのレベルが
どんどん上がってくのが読んでて楽しい。
勿論、前作の世界放浪記も好きでしたよ。
ところでオオカミ寿司はぁ?
511 :
作者の都合により名無しです:04/01/18 18:49 ID:xMRKg9e+
>>509 まあ、両方ともアクが強い作品だからな。
でもそんな事いちいち書かなくても良いって。
それにここは別にどんな漫画でも良いよ。点プレ嫁
俺もいつかワンピかドラゴンボールで書こうと思ってる。
ところでID面白いな。3文字目が「T」なら左右対称なのに、惜しいな。
>>511 ワンピとかハンターとかのSSはいらねえらしいよ。ここの住民は。
ちょっと前に言ってた。
ウンコッッ
>>511 ドラゴンボールネタならヤムスレに書いておやりよ
ヤムスレはヤムチャ以外書きにくいよ。
以前、天津飯で書いたけどスルーされた。
下手だったからかもしれんが。
516 :
511:04/01/18 21:33 ID:xMRKg9e+
>>512 (゚听)イラネって書いたの
>>452だけじゃん。
前にハンタもあったし。
>>1みたら何でも良さそうだ
ヤムスレは今、人少ないなー
全盛期を知ってる者としては寂しいな。がんがれ
でも実際、SS書くのってめんどいよね
前にエロパロ板で書いて途中で投げ出した
下手なのか反応も薄かったしw
そのうち書いてみようかな。でも確かにめんどくさいんだ。
ウンコッッ
新連載
パオの奇妙な冒険 第八部
主人公 = パオサン・ジョースター
ヒロイン = フラーリ・エリナ
近日公開未定
ペンjd
>>518 発想を逆転させて気の強い女性パオサンを優しく包む男フラーリというのはどうかね。
521 :
作者の都合により名無しです:04/01/19 08:22 ID:wk415ur5
VSさん、世界さんお疲れさまっす
VSさんの塾長の痛快な暴れっぷり笑わせて頂きました。
世界さんはバキ読み込んでますね。
バキだけでこれだけの作品を量産出来るなんて凄いですね。
御二方、末永くのんびり頑張ってください。
522 :
作者の都合により名無しです:04/01/19 12:00 ID:cOZIzm1V
>>ウンコッッ
爆藁
523 :
作者の都合により名無しです:04/01/19 19:27 ID:fatJsZbh
程度の低い奴が来なければ面白いスレなんだが
今日は誰も来ないかな?
>>魔界編
まさか相打ちじゃないよな?
>>麻雀
ノリが浦安みたいになってる。
塾長はやっぱりこういうアレなんだな。
>>奇妙
そういうえばあいつのその後書かれてないな。
料理人ってのはピッタリかもしれない。
>>494 オリバ
「ば」か「は」
バキを今読んでる。
そのうちに大作を発表するから待ってろッッ
おお!期待してます!
新作映画、 「パオのSS」
ある日、一人のチャネラーパオに天才SS書きの魂が舞い降りた。
「私の名は藤原VS」
千年の時を超え、チャネラーとSS書きが今ひとつになる。
バレ 「SSの高みを知っていていっているのか?」
VS 「その牙をかわし、よしよしと頭をなでてやるか……」
バレ 「僕の力を試している、遙かな高みから……」
パオ 「俺、SSの中で神様になるんだ!」
VS 「それだけじゃない、パオと別れたくない……」
現在、鋭意未執筆中。 こうご期待!
の しか合ってないやん!
新連載 : 機動警察パオレイバー
新人警官ふら〜り野明巡査はパオレイバーの適正審査に見事合格し、
そのパイロットとして、指揮車に乗る相棒篠原バレと共に悪と闘う。
年々凶悪化するレイバー犯罪を取り締まるため、警察は新たに特車課を増設。
それを特車二課と名付け、二台新型レイバーを導入した。その名も
パ オ レ イ バ ー
ふら〜り 「ふら〜り候補生は適性試験のため明朝八時に本庁に登庁します!!」
ふら〜り 「あーあー、所属不明の黒いレイバーに告ぐ!!」
世界 「黒い奴の名前が決まった。今後奴をVSと呼称する」
「ふら〜りさんはパオを自分の手足のように使うのね」
「VSがこの程度や思うてるやろ」 「SSシステム解除」
ふら〜り 「私の勝ちだ、そこから降りなさい」
「ゲームやんか、お姉ちゃん勝ちやのに、何怒ってんの?」
次号、週刊少年SSよりスタート
とりあえず学校行く前にあげ
527や529の荒らし一歩手前の楽屋おちのネタも好きだけど
職人さん今日は嘉門
531 :
作者の都合により名無しです:04/01/20 07:35 ID:pxgGpayO
521 :作者の都合により名無しです :04/01/19 08:22 ID:wk415ur5
VSさん、世界さんお疲れさまっす
VSさんの塾長の痛快な暴れっぷり笑わせて頂きました。
世界さんはバキ読み込んでますね。
バキだけでこれだけの作品を量産出来るなんて凄いですね。
御二方、末永くのんびり頑張ってください。
533 :
白い巨根:04/01/20 14:06 ID:hEm8b42U
「パオ教授の、総回診デス」
パオ「今日の住民の人数は?」
ふら〜り「はい、約7人ほどで安定しております」
パオ「うむ。君が多くのレスをしてくれたおかげだよ。これからも頑張ってくれたまえ」
ふら〜り「はい!パオ先生のために」
世界「パオ先生、第一スレのもつお先生がお話があると・・・」
パオ「・・・わかった。すぐに行くと伝えてくれたまえ」
もつお「なあパオ。君は間違っている。いくら俺が単独スレを立てたからといって
そこまで非難することはないんじゃないのか?2ちゃんのため、楽しんでいる人のためを
考えるべきだろう?」
パオ「もつお君。僕に意見するのはこれで最後にしてもらいたい!
僕はバキSSスレのトップだ。一SS職人の意見に耳を傾けている暇などないのでな」
534 :
白い巨根:04/01/20 14:06 ID:hEm8b42U
ごめんわけわかんない。逝ってくる
536 :
さいりょ:04/01/20 17:29 ID:UmV6L9Ey
パオにネタ取られたよ。
もう書く気失せた。やっぱはやいうちにやっとくもんだね。
537 :
魔界編 55話:04/01/20 23:03 ID:BmFO35TH
【第55話 奇跡の種と矛と盾】
>>485 「オオオオオオオオオオオッ!!」
野獣がいななく。夜の闇を、魔人の咆哮が切り裂く。ビリビリと範馬 勇次郎のシャツが破れ、
その下から凶暴な形相が現出する。魔人の背中にべったりと張り付きし、筋肉の形相(めん)。
数多の屍を築きし、オーガの正体。磨きぬかれしヒッッティングマッスルの結晶。
(おいおい困ったねえ、冗談だろ)
松尾 象山がどこかユーモラスに息を呑む。この男は、どんな窮地でも愛嬌を忘れぬらしい。
勝負を決めるべき秘技・虎王。その超絶技が、空中で静止している。両足は勇次郎の首を捕らえ、
蛇のように巻きつきロックしている。勇次郎の左腕もしっかりキャッチしている。体勢は万全。
後は、そのまま勇次郎の首を地に叩きつけ、左腕をヘシ折って勝負あり、の筈であった。
だが勇次郎の本気は象山の想像すら超えていた。ぴたり。動かない。空中に浮かんだままの象山。
「堪能したぜ、松尾 象山・・。そして遊んだ、死の淵ぎりぎりで。楽しかったぜ、感謝ッ」
上半身をぐいん、と極限までねじる勇次郎。悪魔の微笑をひとつ添えて、小さく息を吐く。そして。
ぶううん、と全身を大きくスイングする。まるで弾丸ライナーのようにすっ飛ぶ象山。地と平行に。
そして勇次郎、肉球と化し自ら飛ばした象山を追ってゆく。大木に激突する象山。小さく喀血する。
ちい、と小さく舌打ち。体勢を立て直そうとし、顔を上げる。だがそこには既に勇次郎。笑っている。
悪魔のように残忍に、少年のように無邪気に。勇次郎は何処か名残惜しそうな顔で象山に告げる。
「てめえのお陰でまた俺は近付いた・・。礼を言うぜ」
まるで幻楼のように、勇次郎の右腕が揺らめく。反射的に構える象山。だが右腕に激痛を感じる。
地を見る。血まみれの肉隗が落ちている。何時の間に? だが答えは一つだ。あれは、俺の腕の肉だ。
・・そして、ブロックがこの男にはもう通用しない。今のままでは。
538 :
魔界編 55話:04/01/20 23:04 ID:BmFO35TH
>>537 「しゃああああああッ!!」
肉が落ちる。勇次郎が風を興す毎に。大きな肉、小さな肉。血まみれの肉、ヒクついている肉。
象山はじりじりと後退するが、後ろには大木。逃げ場は無い。血で衣服は真っ赤に染まる象山。
「終わりにしようや、もう。とっておきをアンタに捧げるぜ」
勇次郎の攻撃が止まる。タメ、の状態である。勇次郎の両腕が天を衝く。背中の鬼が哭く。
今までで最大の風が巻き上がる。勇次郎の右腕が消える。そう。勇次郎のブン殴り≠ナある。
右腕が、鬼の拳が象山の胸を貫く・・と思われた。だがその時。ズルリ、と象山の肉体が崩れ落ちた。
ズンッ
完璧な威力である。だが、象山が滑り落ちた分、必殺の拳がほんのわずかだけスカを喰った。
無論、それでも象山を捕らえた。打撃点がズレてなお超絶の威力である。大量の血を吐き倒れる象山。
(偶然に崩れ落ちただけか? それとも・・)
勇次郎の思考にほんの少し乱れが生じる。平生は一点も迷わぬ男が、である。足元の象山が蠢く。
まさか、俺の必殺の打撃を食らって? やはりこの男、わざと倒れた? 象山がふらふら立ち上がる。
「いやあ、大した強さだ。ホレボレするねえ、勇次郎さんよ」
「ほう。まだ息の根が止まらねえのか。いいだろう、すぐ楽にしてやるよ」
「アンタにね・・。アンタに、どうしても逢ってやって欲しい男がいるんだよ。頼めるかい?」
「面白え問答だな、この期に及んで。誰が俺と会いてえんだ?」
「おいらだよ」
「・・何?」
「20年前の松尾象山・・。全盛期のおいらだよ。どうしてもアンタと闘いたくて、な」
539 :
魔界編 55話:04/01/20 23:28 ID:BmFO35TH
>>538 「全盛期の・・、てめえだと? この範馬 勇次郎に笑えねえ冗談だな、象山よ」
「取っておいたんだよ、ずっとな。いつか、こういう時の為に」
太い笑みが更に太くなる。らんらんとした眼光すら太く光る。ハッタリでは無い。直感する勇次郎。
象山が動く。まっすぐ。涼やかなほど愚直に、まっすぐ。そして手刀が奔る。空手の基本技の一つ。
手刀、鎖骨打ち。スピードはさほどでも無い。姫川の方が速いだろう。だが・・か、わ、せ、無い?
(斧、だと?)
勇次郎の野獣の勘が捉えたイメージ。巨大な戦斧でばっさり斬られるイメージ。ただの手刀が、である。
勇次郎は上段でガードする。鬼の肉体全快でも、強力な電流を浴びたような痺れが走る。象山の追撃。
前蹴り。これも空手で最初に習う蹴り。基本中の基本である。しかし、またもや勇次郎に走るイメージ。
(槍? 刃の付いた真槍の?)
今度はわずかにガードが遅れる。めりり、と勇次郎の水月にめり込む象山の中足。勇次郎は象山に言う。
「てめえ、まさか、本当に・・」
「言っただろ。全盛期のおいらだって。そう、江田島と引き分けた時の、な」
江田島 平八。バーンと並ぶ、勇次郎の標的。人間界最強の男。その男と、象山はかつて、引き分けた?
勇次郎の背中に歓喜と戦慄が等しく奔る。流れる血すら心地よくて堪らない。それは勿論。象山もだ。
「いいぜ、象山。本当にてめえは想像以上にステキだぜ・・。やろうぜ、地獄までよッ!!」
「ああ。だが決着は急がせてもらうぜ。そう、持たねえんでな、この今の俺は」
100%勇次郎と全盛期象山の、最終激突が始まろうとしていた同刻。
魔界・ジェノサイドシティのとあるバー。ある一人の男がいつも通り傲慢に振舞っていた。そう。
地上最傲慢生物・海原 雄山である。雄山はわがままに振舞いながらも待っていた。ある男を。
地上最強のテロリスト。世界最高のスナイパー。人間界最後の切り札の、G≠ニ呼ばれる男を。
540 :
魔界編 55話:04/01/20 23:39 ID:BmFO35TH
>>527、
>>529、
>>533のような楽屋オチ系のネタは大好きです。
でも、今までこういうので一番笑ったのは私が烈役、もつお氏がドイル役の奴かなあ。
もつお氏、いたなあ。あの時は大人気なかった。本当に。
ところで、さいりょ氏って何処かでお名前を聞いた気がするんだが。
>>516、
>>525氏頑張って書いて下さいな。別に途中で投げ出しても良いと思うし。
541 :
パオ ◆w/9ws2V0DU :04/01/20 23:41 ID:BmFO35TH
次回は木か金曜日くらいに書きます。
なるべくVSさんと曜日ずらして、毎日楽しんでいただけるようにします。
「猛獣二匹の闘い」みたいな感じですね。
しかし象山江田島クラスですか。
勇次郎も流石にやばいかな。
裕次郎と像山より、由山とゴノレゴの方が楽しみだww
パオさんはこういう盛り上げ方があざといくらいうまいですねw
(一応、ほめ言葉です)
544 :
作者の都合により名無しです:04/01/21 00:25 ID:1mhdZ8Vh
>>542 どうせ象山が勇次郎を倒す直前に象山のMAXパワーのタイムオーバーで勇次郎の逆転だろ。
まだGがゴノレゴと決まったわけではないぞ。
ゴ○ラとか、ガ○ラとか
それはともかくパオ乙。
しかしこれでオーガが勝ったら、地上最強になってしまうな。ここでも。
塾長と引き分けなら勇次郎ごときハナクソ扱いにしても不思議ではない。
とはいえパオ氏はヒキがうまいな。卑怯なほどに。
十三がどう雄山と絡むか楽しみだ。でもすごい組合わせだ雄山と十三ってw
あとひとつすごい事にきずいた。たぶん日本で始めて俺がきずいた。
よく聞け、雄山と象山ってなんとなく名前が似てる。
「引きがうまい」…?
すっげー…これが親衛隊か…。
塾長と互角ってのは、かなり納得
確かに原作読むと、全盛期の頃の象山はヤバい
マジで、誰にも負けない気がする
オチが読めて萎えた。
>>400 (あらすじ)男塾を飛び出した伊達は、謎の男雷電に己の心の迷いを看破される。
人生に絶望する伊達に対し、雷電は自分の元へ来るよう提案してきた。
しばし二人の間に静寂が流れた。
やがて、伊達がぼそりと呟く。
「…本当に、俺の望む『生』があるのか?」
「それは保証致そう」
そう言って、雷電は立ち上がり、伊達に右手を差し出した。
「お主はここで消えるべき存在ではない。
さあ、我が元へ来るのでござる。
これまでの過去という古着は脱ぎ捨て、新しき服を共に身に纏おう」
『過去』という言葉に、伊達が一瞬反応する。
伊達は顔をあげ、目の前に差し出された右手をじっと見つめた。
この右手が、己に満ち足りた人生を与えてくれるという。おそらく、これが最初で
最後の機会だろう。しかし。
伊達は黙って右手を出し、雷電の手を掴む。そして―
バシィィ!
立ち上がり際に左拳で、雷電の顔面を力まかせに殴りつける。
雷電は避わそうとするも、片手を押さえられ身動きがとれない。まともに伊達の拳を
喰らって、地面に倒れこんだ。
「な、何を…」
抗議しようとする雷電に対し、伊達は言い放った。
「…俺は犬じゃねえ」
静かな、しかし重い声。これまでに無い気迫に、雷電も声が出ない。
「確かにてめえの話は俺にとっちゃ、喉から手が出る位欲しいモノかもしれん。
しかし、この伊達臣人、己の人生を他人に預けるほど落ちぶれてはいない。野良犬が
餌を貰うみてえに『生』を与えられる事など我慢できん」
雷電が立ち上がる。さほどダメージは無いようだ。
「”申し出は断る”それが、お主の結論でござるか。それでいいのだな?」
「折角の申し出だが、俺は他人の下につく気は更々無いんでな。過去を脱ぎ捨てるなど、
そんな生き方は死んだ『友』が許さな―――」
そこまで言って、伊達の口が急に止まった。
「どうした?」
突然話をやめた伊達を訝む雷電。
しかし、伊達の反応は無い。
納得している訳が無い。
伊達はこの世界へ戻る為に、必死で体術を身につけ、数多の死闘をくぐってきたのだ。
しかし、世界に戻ると今度はその技と経験の為、自分は社会から追い出されている。
自分の技術が社会では無用の長物なのだという事実。伊達もそれは分かっていた。
しかしそれを認めることは、己のこれまでの人生を否定したも同然である。
そうしたやりきれない思いが、常に伊達の頭にあった。
そこまで考えて、ふと気づいた。
もしかすると、雷電も過去に同じ経験があったのではないか?
伊達は雷電に疑問をぶつけた。
「どうして俺にそこまで固執する?」
「さあ、拙者にも分からぬ。だが、仮にそれを知ったところで、お主の判断に変わりはあるまい」
雷電は明確な回答を避け、質問をはぐらかした。伊達もそれ以上は突っ込まない。
「……さて、伊達臣人よ」
雷電は再び名前を呼んだ。口調が元に戻っている。
「お主の進むべき道は2つに1つ。
1つ、このままぬるま湯の現代社会の片隅でひっそりと生きるのか、
1つ、拙者と共に、満ち足りた熱き『生』の道を生きるのか、
望む方を選ばれよ。」
「いたたまれぬのでござろう。お主には、この現代のぬるま湯の如き『生』が」
いつの間にか、雷電は伊達の傍らに腰を落としていた。
「そして、少しでも覇気ある『生』を求め、あの<男塾>の門をくぐったのであろう?」
「何故それを知っている!?」
驚く伊達。雷電は伊達の制服を指差した。
「その学ラン、ボタン。ひと目で男塾と分かり申す。
しかし男塾でも、お主を納得させる事はできなかったようだな」
「ああ、あそこも結局は同じぬるま湯だった」
伊達は嘆息まじりに呟く。
雷電もそれに同意するように頷いた。
「男塾とて所詮、学校の一形態に過ぎぬ。
そして学校である以上、世間の常識からは逃れられぬ。
これまで修羅の道を歩んでいたお主にとっては、さぞ退屈であったろう」
その通りだった。
生死を賭けた闘いの人生が当然であった伊達から見れば、地獄と言われる男塾の
シゴキさえも、児戯のように映っていた。おそらく、あの新人教官がいなかったとしても、
伊達はそのうち男塾を辞めていたであろう。
「さて、そこで伊達臣人とやら…」
雷電が、初めて伊達の名を呼んだ。
「もし拙者が、お主でも退屈せぬ世界を知っているとしたら、どうする?」
しばらく路地を歩いていると、突然、横から声をかけられた。
「よう、あんちゃん」
伊達が振り向くと、見知らぬ男がこっちを向いていた。
『喧嘩上等!』の白刺繍の入った学ラン姿。典型的なヤンキーの格好だ。
男は左手を伊達に差し出してきた。
「金、貸してくれんか?」
(‥‥‥‥)
身も蓋も無い台詞に、伊達は相手する気も起きず、そのまま無視して通りすぎようとする。
「ちょっと、無視するなや」リーゼントをかけた別の男が、伊達の行く手を遮る。
「お兄さぁん、ちょっと財布の中身を見せてくださぁい」
また別の茶髪の男が、ジャックナイフをちらつかせながら近寄ってくる。
見れば伊達の周囲を、数人のヤンキーが取り囲んでいる状態となっていた。
(まあ、ストレス解消にはなるか)
伊達は男達の顔を見ながら、そんな事を思っていた。
無性に暴れたい気分だった。ちょうどいい。
――1分後。
通りには、うめき声をあげる不良少年たちの山ができあがっていた。
ある者は骨折、ある者は血泡を吹きながら。
一方、伊達は近くの自販機で購入した缶コーヒーを啜っている。
多対一とはいえ、伊達の敵ではなかった。
「恨むなよ。俺に喧嘩を売った貴様らが悪いんだ。コーヒー代は御馳になるぜ」
空になったコーヒー缶を投げ捨て、伊達はその場を去ろうとする。
「お待ちなされい」
伊達が声に反応するより速く、雷電の両腕が伊達の腰に巻きつく。その姿勢で雷電は
腰を少し落とし、そして一気に伊達の身体を抱え上げる!
雷電の身体が見事なアーチを描きながら、伊達の身体を後方へと投げ飛ばす。
プロレスで言う『ジャーマン・スープレックス・ホールド』。
「大往生!」
伊達の体が上下逆さまになり、頭から地面へ落下する。咄嗟に伊達は両手で頭部を抱え、
受身の姿勢を取る。
プロレスのマットならば、それで十分凌げたであろう。
しかし残念ながら、これはプロレスではなかった。
ズシン
伊達の頭部がコンクリートの地面に叩きつけられ、同時に2人分の体重が頸部へと
のし掛かる。
受身などクソの役にも立たなかった。頚骨骨折は避けられたものの、頭頂部から全身へと
痺れるような衝撃が走る。視界は歪み、意識は暗転する。
「どうかな。心の闇は見え申したか?」
立ち上がった雷電が、静かな口調で伊達に語りかける。
伊達臣人の意識は既に無い。
江田島とか魔界の人間みたいな、人外の香具師と戦う勇次郎は何か胡散臭くなってしまうので、
勇次郎の最後の相手は、人間であって欲しいってのが漏れの願望。
ちなみに、宇宙空間で即死しない奴は、人間とは認められません。
すでに十分胡散臭い話だから、勇次郎が誰と戦っても一向に構わん
つか、バーンとかカーズならともかく、江田島なら別にいいだろ
麻酔銃で倒される時点で人間だよ
つか、今度から「江田島」「塾長」「宇宙」は透明あぼーんするか
558 :
作者の都合により名無しです:04/01/21 18:23 ID:FfCRMyCB
>パオさん
お疲れ様です。正直オチは見えてますがw燃える展開です。
でも予想を裏切ってくれるかな?面白ければ予想とオリでもいいですけど。
そしてついに雄山があの男と!雄山の一括はあの男にも通じるのか?
雄山が一番好き。パオさんの作品の中で人気投票したら、雄山が一位だと思う。
>○さん
雷電が運命をつかさどってますね。伊達押されっぱのままかw
>男塾とて所詮、学校の一形態
このセリフでちょっとワラタ。油風呂に入らせるところが学校の一形態w
おまけエピソードの法も期待してます。
>>557 江田島は微妙だなあ。
生身で大気圏突入決行して生きているから。
そういや、確かカーズは宇宙空間に吹っ飛ばされた際、体が凍って動けなくなったんだよな。
つー事は、江田島の方がある意味上じゃん。
(流石に何十時間もいれば、江田島も死ぬと思うので、そこの所はカーズの方が上)
561 :
作者の都合により名無しです:04/01/21 18:34 ID:FfCRMyCB
>>559 それ言ったら勇次郎は勿論、水の上を走る列や砂糖水で復活するバキだってw
個人的に塾長は雄山とロビンの次に好きなので最後まで活躍して欲しい
あと、もう一度MMRキバヤシをぜひ。
でも荒らしてたり否定的な事書いてる人でも結局パオさんの読んでるんだねw
すげー信者っぷり…。
読んだ上での感想を書いてるのに「実はおもしろいんだろ」みたいな…。
>>561 そうだった、全員人間じゃなかったね忘れてたよ。
564 :
作者の都合により名無しです:04/01/21 20:25 ID:tLlhi2N0
○さんおつかれー
人間臭い伊達と原作よりさらにおっさん臭い雷電w面白かった。
もうすぐ一部終わりだって。寂しいよ、残念だ。早く二部始めてな。
HP掲示板のおまけも期待。がんがれ
>>558 もし人気投票するなら塾長ロビン裕次郎ビスケの次くらいだろ、雄山は。
あと
>>561の最後みたいなレスはもうやめとけ。
本意ではないだろうが雰囲気が悪くなりかねん。コソリ同意だけどなw
今日は麻雀期待上げ パオ氏VS氏ふらーりさんで卓囲みてえ
すげー信者っぷり…。
読んだ上での感想を書いてるのに「実はおもしろいんだろ」みたいな…。
566 :
ふら〜り:04/01/21 22:48 ID:bJ+RIRZy
今の状態でトリップつけてるのも恥ずいので、外しました。もう大丈夫でしょうしね。
>>VSさん
特殊腕相撲、ステキな図解入りでの解説お見事。つーか、これはかなりのコロンブス卵。単純だけど、
普通絶対思いつきませんよっっ。で。蛆虫もよりつかない雀荘のヌシ、塾長の咆哮の中では、
>さっきの椅子ロケットは貴様かー!
これがなんだか、気に入りました。椅子ロケット。これまた単純ながら、な〜んとなく楽しい。可愛い。
>>世界さん
えと、他の全てはさておき。ミックスジュースって……やっぱり血? それとも肉をミキサーで?
とか考えてしまうと、かなりエゲツないものが。さすがはヂギールの戦士、侮り難し。むむぅ。
まあ、狼アイスがあるんだから狼ジュースがなんぼのもんじゃい、ではありますけど。
>>パオさん
あぁあぁあぁ。本来、ブン殴りに耐えた象山に興奮せねばならぬところ、Gへの期待がココロ
掻き乱す。一度勇次郎を狙撃してる訳ですから、パオさんの世界でもやはりある意味「最強」
ですよね。そんなGが、あの雄山と。う〜、こうなった多少Gらしくなくなってでも、
できるだけたくさん会話して欲しいところ。どんなリアクションをするのか、楽しみです♪
>>○さん
あっ……そう言えば、○さんの世界では飛燕がもう……あ、いや、もしかしすると「死亡確認」
とか? 死んだんじゃなくて、「死亡確認」。準優勝者な訳ですし。だとすると伊達との再会も
アリかも? あるいはやっぱり死んでいて、我々の知らない展開へと?
ど〜なるんでしょう……人差し指と親指をアゴに当てて、続きを待ってます。
>>楽屋ネタ
個人的には好きです、こういうの。……けど、その、まあ、ほどほどに。お願いします。
>>これから書こうと思っておられる方々
パオさんも言っておられますが、とりあえず「途中投げ出し」を恐れずに書いてみて
下さい。皆、待っておりますよぉ♪
余談だが、麻雀教室第二部の舞台であるこの『ノースウエスト』は、実在する
雀荘である。暇を持て余していた作者とその雀友は、大学前のノースウエストで
数え切れぬ夜を明かした。いつ行っても、客はほとんどいなかった。十年ほども
昔の話なので、今でも店があるのかどうかは分からない。
ここの店長というのが、まさに上の江田島のようなクソオヤジで、お客様を
放ったらかして別室で寝こけるは、そのくせ客の会話はしっかり盗聴していて
店内放送で「やかましくて眠れないんじゃボケ!」と怒鳴り散らすは、それでも
私語をやめないと「客だと思ってあんまりつけ上がんなよ」などと恫喝に及ぶは
あげくの果てには女子テニスプレイヤーのヒンギスを『チンギス』と発音して
モンゴルの王様に仕立て上げるはと、その武勇譚は枚挙にいとまがない。
そんなオヤジのピカロぶりにすっかり魅了されて常連となった作者だが
いつしか足は遠のいていった。もっとマシな雀荘が、他に山ほどあったからだ。
あー。オヤジ元気かな。
開いた両手で雀卓の上面をバシンと叩いて、江田島が吼えた。
「どいつもこいつもぶったるんどる!貴様らの腐った性根、ワシが麻雀で
叩き直してくれる!」
「な、なんだ?終電か?」
激しい音で我に返ったジャイアンが、狼狽のあまり手垢のついたボケを
口にした。
「どう見たって、ここ雀荘じゃん。それよりジャイアン、まだ小学生だろ?
あんまり終電のお世話にはなるなよ」
「そうよタケシさん。あなたの人生の最終電車は、とっくの昔に出発しちゃって
もうすぐ終点なんだから」
ボディプレスのショックで、スネ夫としずかも正気を取り戻していた。丁々発止の
やり取りも冴え渡り、三人揃って待望の完全復活である。祝杯でもあげて大いに
盛り上がりたい局面だが、そんなめでたいムードにドラえもんが水を差した。
ヨロヨロと起き上がって、いまだ焦点の定まらない目で江田島を睨みつけ、ビシっと
言ってやった。
「おいハゲ。ひょっとしてお前、俺たち若者と麻雀が打ちたかっただけなんじゃ
ねーか?杯盤狼籍だの蛆虫だの、さんざん偉そうな口を叩きやがって!
とっとと自分の巣穴に帰れ!貴様のようなスキンヘッド・レボリューションとは
金輪際絶対に麻雀なんか…」
スパン!
濡れ手ぬぐいをはたくような音と共に、ドラえもんの首が床に落ちて転がった。
精密機械がむき出しになった切断面の上で、一筋の細い光が右から左へ走った。
ピアノ線だ。ピアノ線を握りしめているのは、ただ一人無傷のアカギである。
糾弾の続きを手話で伝えようとワタワタもがくドラえもんを蹴倒し、雀卓の
スネ夫を押しのけて、空いた席に腰を下ろした。対面の江田島を氷の瞳で
見据えて、言った。
「こいつは、俺の獲物だ」
アカギが喋った!?いや、それはともかくとして、納得できないのはのび太で
ある。ドラえもんと同様にヨロヨロと起き上がり、セワシのだっさい未来服も
乱れたままの姿で、アカギを睨みつけてビシビシっと言ってやった。
「ちょっと待てよ!僕との勝負はどうなるんだよ!僕が役満アガって上り調子
だからって、試合放棄は許さんぞ!ていうか何でお前だけピンピンしてんだよ!
この世渡り上手!」
息巻くのび太とは対照的に、アカギは表情一つ崩さない。目だけ動かして
のび太をチラリと見て、厳然と言った。
「さっきの勝負は、お前の負けだ」
「あっそ、ふーん。などとサラっと聞き流すと思ったら大間違いだコンニャロ!
なんで僕の負けなんだよ!」
アカギが胸ポケットから何本かの点棒を取り出した。雀卓が全壊する直前に
素早く確保しておいたものだろう。万点棒が一本に千点棒が二本で、合わせて
12,000点。
ようやく天井の穴から抜け出した烈も、股間に突っ込んだ拳を引き抜いて
のび太の前で広げてみせた。真っ二つに折れた百点棒の片割れが一本。まあ
50点としてカウントしてやってもよかろう。
「驚いた?アカギも烈くんも、常に最悪の事態を想定して動いているから
突然のアクシデントにも点棒をサルベージできるんだ。僕だって、ほら」
あっけにとられるのび太を愉快そうに眺めて、ドラえもんが四次元ポケットを
まさぐった。ガスバーナーで溶接したので、首は元通りにつながっている。
生身の人間なら即死の大怪我だったろうが、いやぁ、ロボットでよかったね。
ポケットから取り出したのは、真新しい麻雀牌のケース。ケースの中には当然
未使用の点棒がギッシリ詰まっている。占めて120,000点ジャスト。
「おい!ドラえもんのそれは、サルベージとは言わんだろ!ざけんな!」
「まあ、細かいことはどうでもいいじゃないか。それで、のび太くんは一体何点
持ってるのかな?ゼロ?はい、のび太くんのビリっけつー」
三着の烈との差、わずかに50点。めったにお目にかかれない僅差での敗北に
ガックリと肩を落とすのび太に、ドラえもんが寛恕の言葉をかける。
「と、いうのはあんまり可哀相かな。アカギに頼んで、のび太くんとの勝負は
後で再開してもらうからさ。それより、のび太くんの危険回避能力のなさは
ちょっと問題だぞ。僕が一から鍛え直してあげるからね。はいこれ」
リボルバーの弾倉をジャランと回してのび太に手渡した。新展開、ドラえもんの
ロシアンルーレット教室が開講したその傍らで、ジャイアンはなおも原状を把握
しきれず、ボケーと椅子に座っていた。
「なに?麻雀打つの?俺も打っていいの?シャブは?」
場の空気を全く読めていないジャイアンの対面には、烈が座った。しずかに
無理を言ってメンツ交替してもらった烈の標的は、無論アカギである。アカギを
討つのはこの烈海王だ!ただし麻雀では絶対負ける!ぶん殴って勝つ!
アカギvs江田島vs烈vsジャイアン。陸海空の覇権をかけた、麻雀頂上対決の
火蓋が、今切って落とされる!
>でも荒らしてたり否定的な事書いてる人でも結局パオさんの読んでるんだねw
まず初めに、俺がID:Jp04pgUtでない事を記しておこう。
荒らしが読んでるのが可笑しいのは分かる。確かに分かる。
悪意を持ってスレを汚す奴が、そのスレッドの主旨たるSSを読んでるなんて滑稽だものな。
ただ、否定的な人が読んでるのが可笑しいって何だそりゃ?
ここは住民が多いんだから、様々な感想を持つ奴がいて当然じゃないか。
肯定する人もいれば、否定する人も多少はいるだろう。
やっぱり、ここもただのマンセースレかよ。
パオ様やVS様のSSを読んで、
「面白いです、次も期待してます」
「すごい展開ですね」
「こんなに面白いんだから、引退しないで下さい」
こう言ってりゃいいのかよ。
パオのSS読んだ、ちょっと「アレッ?」って思った、だからカキコしてみた。
そんなチョットした事にもケチつけるから、親衛隊だのと揶揄されるんだよ。信者さん達。
俺がこんなの書くとだいたい、
「じゃあ、お前もっと面白いの書けるのか」
「職人さんのやる気削ぐな」
「お前荒らし」
だのと今までのスレを見てると来るわな。何なんだココは。
職人様に気を使い、黒と言い張っても白に強制し、ひたすら持ち上げ続ける。
一部の人間は楽しいだろうが、信者でない人間はついていけないよ。
間違いない、狂ってる。少なくとも正常ではない。
スレが順調なのは良いけどさぁ、信者がでしゃばると良い結果にならないって事は覚えとけよ。
ここまでが、去年の内に書き溜めておいた分です。
何だかんだとあって、もう1ヶ月以上も麻雀教室から
遠ざかってしまいました。続き書くのめんどくさーい。
でも最後まで書きます。未完のままでは私の2004年は
明けてくれません。
573 :
バレ:04/01/22 01:02 ID:5nPmC2XZ
>VSさま
このメンツではドラえもんも流石にこれまでのような
ボス君臨状態は厳しいようですね。
ノースウエストって実在だったのですか。私は雀荘は
怖くて入ったことが殆ど無いですね。
2004年初作成の書き込みを期待しています。
>パオさま
塾長並に強い格闘家と地上最強の生物(予定)の対決!
いよいよ両者100%全開ですね。
人外の怪物同士の戦いにわくわくします。
ただ少し、象山の蹴りや手刀が「斧」や「槍」に例えられてたのが、
違和感を感じました。
(いや、原作通りなのは知っているのですが、既に2人とも槍が
どうとかいう次元を超越してる感じですので)
次は雄山とGですか。
あの雄山がGをどう説得するのか楽しみです。
574 :
バレ:04/01/22 01:03 ID:5nPmC2XZ
>○さま
今回は2レスですね。
途中から変な荒らしが来たようですが、サイトの方ではきちんと
保管しておきますので。
伊達は結構反骨精神旺盛ですね。
逆に雷電は精神的に大人と言う感じ。
575 :
作者の都合により名無しです:04/01/22 01:17 ID:HIg8uBQU
言いたい事はわかるがね。
バオファンの人達とかは荒らしに敏感になってるから、
どうしても否定的なこと書く人達には攻撃的になっちゃうと思われ。
まぁ、このスレから荒らしを少なくしたいと思うなら、
まずここの住人達が大人にならなきゃならないとは思うよ。
576 :
575:04/01/22 01:19 ID:HIg8uBQU
578 :
作者の都合により名無しです:04/01/22 06:25 ID:r5/F5Peq
パオな。
別にバオーでもいい気がするけど
>>魔界編
本気対本気だな。
Gが出てきたと思ったから二人の戦いを狙撃するのかなとか一瞬思った。
まぁ違うだろうな。タイムリミットだろうな。
>>2.15
確かに死ぬ思いして身に着けた力を
生かせないんじゃ納得できないよな。
おもしろいわ。
>>麻雀
実在すんのかよ!
っていうかジャイアン達の存在忘れてた。
>>571 ファンにとっては否定的な意見は受け入れがたいんだろうさ。
しかしそれでもワザワザ否定意見に対して挑発するようなレスは止めた方がいいというのは同意。
否定意見が嫌ならここじゃなくてまとめサイトで見るっていう手もあるだろうし。
何度も言っている通り、ここの主役はSS職人としりとり職人なんだからさ。
職人達が書きやすいような環境作りをしてあげるくらいはしてもいいんじゃないか。
>>524 ハーミット・パープル
「る」
580 :
作者の都合により名無しです:04/01/22 18:41 ID:yFhO2NdL
>アカギvs江田島vs烈vsジャイアン
すでにドラえもんじゃないな。しかし塾長のマージャンは楽しみだ。
常に役満狙いでいて欲しい。こそこそとゴミ拾いマージャンの塾長なんてヤダ。
こうしてみると天才vs最強vs海王vsガキ大将か。一人逆別格の奴がいるなw
しかししりとり職人ってなんだよwあんなもんに技量はいらんだろ。市ね
>>580 当初の思惑とは別の方向にスレが進むというのは2chではよくあること。
所詮なるようにしかならないんだよ。市ねだって、ぎゃははw
>>579 ルクソールの憂鬱
「つ」
○氏VS氏お疲れさま。
ところで○氏の下3レスはやはり荒らしか。嫌らしいやり方だな。
面白いけど、2レスはちょっと少ないよ。もっと書いてよう。
VS氏、塾長とアカギの人外対決、期待してます。どっちを応援すべきか
>>580 もういい加減しりとり荒らしはスルー汁。奴らに燃料を与えるだけ。
>>580 >あんなもんに技量はいらんだろ
じゃあお前はSSの必須項目として『技量』を挙げるのか?
自分に技量が無いと思い込んでいる新参が入りづらくなってしまうだろうが。
新参のみなさん、大事なのは自分の書きたいものを書いてみる挑戦の心ですよ。
>>580の言うことは気にせず、どんどんこのスレに参加してくれ!
もちろんしりとりにも技量はいるさ。
お前もやってみればよく分かる。すごく簡単だから。
>>581 ツェペリ
「り」
>>583 >もちろんしりとりにも技量はいるさ。
お前もやってみればよく分かる。すごく簡単だから。
おまえ、言ってること矛盾しとるぞ
>>584 だーかーら、相手にするなって。
荒らしに矛盾云々いっても無駄だろ。
また下らない能書き書き込まれるだけだって。
しりとりはいないものと思ってスルー汁
また香ばしくなってきたな、おいw
ここはもう「SS&しりとりスレ」になってしまったんだから、しょうがない。
俺も最初はしりとりを荒らしだと思っていたけど、もう流れに己の身を任せることにしたよ。
もっとしりとりの輪を広げようw
>>583 リベロの武田
「た」
しりとりって、老若男女誰にでも楽しめる遊びだよね。
誰でも子供の頃、一度はやったろう。
少なくともバオとかの同人小説よりよっぽど有意義だ。
>>586 丹下段平
「い」
俺はパオのSS面白いと思ってるがな。しりとりは、シンプルで奥が深い。
>>587 不言猿
「る」
>>585 スマソ
それにしても本当にここ最近のSSスレはひどいな。
しりとり荒らしが増えて暴れだしたバキスレ。
粘着君が暴れだしたヤムスレ。
マロンの長官スレや肉スレは平和だけど、最近雲行きが怪しくなってきてるしな。
本当に荒らしはSSスレに来ないでほしいよ。
>>589 同意。だけど2ちゃんだから荒らしはしょうがないのかも。
ルキア
「あ」
つーか、職人も荒らしがいることは承知の上で執筆してるんだよね?
そりゃ2chなんだから。荒らしも2chの文化かもしれない。
こうなった以上しりとりはもはや荒らしじゃない、中傷するような奴の方がよっぽど害だ。
>>590 アプール
「る」
しりとりも度を越せば荒らしだ。
田舎者は此呼吸が分からないから、どこ迄押していっても構わないという了見だろう。
しりとりは荒らしじゃないだろう。
例えば君達はしりとりしてる人達を見たら、「荒らしだ」と言うのかね?
言わないだろう。それと一緒。しりとりもSSも趣味には変わらん。
ここはしりとりするには丁度いい空間なんだよ。
>>591 るきじ
「じ」
俺も最初はしりとりは荒らしだと思っていたが、別にいいんじゃないかと思いはじめた。
少なくとも、中傷するばかりの荒らしよりは性質が良いとは思うけど、
書き込みがしりとりだけなのはどうかと思う。
どうせしりとりのために書き込むなら、たとえ1,2行だけの感想があってもいいのではないか。
>>595 例えばSSを投下するのに感想を書かなければならないという義務があるのか?
例えば一度感想を書いたSSに対してもう一度感想を書かなければならないのか?
じゃあSS、感想以外のレスはお前ら一切するなよ。
まぁしりとりは続けるけどな。
>>594 マキバオー
「お」
いい加減に、しりとり荒らしを相手にするのは止めて下さいな。
なんでここの住民は簡単にID:IiewFLcEや他2名程度の荒らし厨の
挑発に簡単に乗ってしまうのか。ま、私も人の事は言えないけど。
悔しいが削除依頼が通らない以上、無視するしかない。依頼は出してるけどね。
私はたとえ否定的な意見でも厳しい意見でも全部目を通しているが、
唯一しりとり荒らしのレスは意識的にスルーする。皆さんもそうして下さいな。
スレ荒らすためにしりとりをしてる連中に、何を言っても無駄ですから。
もうここダメかも知れんなw ID:IiewFLcEは凄いよ。ここまで悪質な奴初めて見た。
でも、ここが荒れてどうしようもなくなっても、魔界編はまとめHPで続けるんで。
今日は気が削がれたんで、また明日以降に書きます。本当にスルーでお願いしますよ。
何様だ
ここのスレタイは「漫画SSスレへようこそ」だよね。
ここで言うSSとは「Side story & Shiritori」ってことでしょ?
楽しい小説を読みつつ、暇な時はしりとりに興じる・・・そういうスレだと思ってた。
もしかして違ってた?
まぁいいや、一度ついた習慣ってのはなかなか直せませんからねぇ。困ったモンだ。
>>596 オーガ 「が」
あの。ここでのしりとりって、一体どういうルールで
やってるんすか?もしかして、なあなあ?
コテハン・・・というかSSを書いている人たちはみんなトリップを付けてください。
パオはまとめサイトでやれよ。
別にいいよ2ちゃんに来なくても。
気が削がれたから投稿しない?
何様だよ。
そういうことは思ってても書き込むな馬鹿。
お前はつくづくここに向かない奴だよ。
あっちでやれ。
お前のSSなら大半の住人はついて行くよ。
ここは他の連中に任せておけばいい。
ループ。
604 :
パオ ◆w/9ws2V0DU :04/01/23 01:54 ID:pi6xHdHA
>>602 すまぬ。しかし私とて人間。どうしても気がのらずに書けなくなる時もある。
しかし、今の状況をどうにかしたいという気持ちだけは分かって欲しい。
ま、明日か明後日はどういう状況であれ書きます。
今更だが
ここまで続けただけでもすごい。
>>604 分かってるからこそ言ってんだよ。
どうにかしたいなら黙ってろ。
それが最善策だ。
他に手はない。
お前はただ淡々と投稿してりゃ勝ちなんだよ。
どんな状況になってもな。
それができそうもないならやめとけっつってんだ。
無駄、つーか他の連中にとっての迷惑行為にしかならん。
お前がグダグダ愚痴書くだけ他の連中に迷惑かけてると自覚しろ。
分かったら次からは淡々と投稿していけ。もう余計なことはここには書くな。
>>597 俺はパオSSファンなんだが、パオ本人は2chがどういうところかまだわかってないようだな。
荒らしはそういうカキコが燃料になるんだ。いい加減学習してくれ。
ちょっとしたことで目鯨たてるなよ。血圧上がるぞ(藁
それと、ここはもはやSS&しりとりスレなんだからしりとりは荒らしではないんだ。
>本当にスルーでお願いしますよ。
自分がスルーしてないじゃんw 自分で言ったことくらい自分で実行したらどうなんだよ。
>>600 しりとりは漫画関係ならなんでもあり。
>>599 厳娜亜羅
「ら」
>>606 禿しく同意。俺の言いたいことを代筆してくれてthx。
610 :
作者の都合により名無しです:04/01/23 02:46 ID:O1Thg2MF
>>606 いってる事は分かるが、いくらなんでも言い方が失礼過ぎ。
しりとり荒らしは好き勝手発言してるのに、職人は何もいえないと言うのも滅茶苦茶。
>>607 >しりとりは漫画関係ならなんでもあり。
ぬるいルールだなぁ。
もう何言ってもしりとりはやめないというのなら
せめてもう少し制限をつけようよ。何なら私が
ルール作成してもいいからさ。今日はもう寝ます。
612 :
作者の都合により名無しです:04/01/23 03:00 ID:O1Thg2MF
>ぬるいルールだなぁ。
とにかく荒らしたいだけだから、しりとり荒らしは。
その媒体がたまたましりとりだけで、何でも良いんですよ。
でもパオ氏だけでなくVS氏までやる気無さげな感じに。
不良スレを荒らしてた連中と同じ臭いがするな。
本当にスレを潰すまでやりそうだ。いや、元々それが目的か。
>>611 じゃあ住人全員がレスの後ろにしりとりをつけないといけないっていうルールはどうかな。
そうすればキモパオも従わざるをえなくなるし。
それ以外は全部荒らしな。
>>614 参加規定じゃなくて、しりとりそのもののルールが
全然甘い。荒らしじゃないと言い切ってまでやるんだったら
もっとちゃんとやろう。
ダメ?ダメって言われてももう出かける。
>>615 じゃあ提案者であるお前が考えておけよ。
しりとりやる側としたら別にどうでもいい。
しりとり荒らしが回線切ってID変えることを覚えたようだな。
いまごろそんなことで浮かれていられるなんて逆にうらやましいなwwwwwww
また議論かよ。そもそも2chで議論しようと思うのがマチガイだということがまだわからないのか。
所詮なるようにしかならない、それが2chだ。2chは無法地帯、いい意味でも悪い意味でも。
619 :
作者の都合により名無しです:04/01/23 14:42 ID:yEZ1HiL5
バキスレの歴史もこれで終わりなのか。
たかだかしりとり荒らしのために、悔しい。
あまりルールを厳しくして門戸が狭くなるのは困る。
万人に受け入れられぬしりとりなど、いったいなんの意味があるというのかね。
>>607 ラバーソウル
「る」
621 :
作者の都合により名無しです:04/01/23 17:16 ID:jAnOXxTT
3、4人くらいのバカなんぞもう相手にするなよ。
622 :
猛:04/01/23 17:31 ID:g10Zs115
SS書くためにバキ読んでます。
作品をうまくまとめるために、後2作品程必要なのでもうちょっとかかります。
それまでこのスレが元気であることを願います。
なんかピンチっぽい状況なのであえて書いてみました。
623 :
猛:04/01/23 17:35 ID:g10Zs115
あ、ついでに聞きたいんですけど、なんかスケールのでかい敵勢力が出てくる
漫画ってないですかね?
宇宙からの大軍団とか。ドラゴンボールのフリーザとか、あんな感じじゃなくて。
マニアックですがトップをねらえの宇宙怪獣みたいな感じの(知らないか・・・)
624 :
作者の都合により名無しです:04/01/23 17:51 ID:Q8Hmh/N/
しりとり「職人」だって。
ぷっ。
おいらも「職人」になりやす。
がんばって、パオ様の傑作に一歩でも近付けるようにがんばります。
しりとりぐらいだったら、おいらの様に家に引きこもって
他人の才能に嫉妬して、ケチつけることしか出来ない愚図でも
出来ますから。
「ルフィ」
>>624 そうやって卑下するものでもないぞ。
お前みたいな社会の底辺でもSSは書ける。
別にここの職人群は飛びぬけて有能な人間でもないのだから。
だからこそ、お前程度のクズにもしりとりは出来る。
万人に受け入れられてこその娯楽でありたいものだ。
イルカ
「か」か「が」
626 :
作者の都合により名無しです:04/01/23 18:20 ID:Q8Hmh/N/
そうですね。
おいらの様な「社会の底辺」の「クズ」にはしりとりが、
お似合いですよね。知能いりませんしね。
でも、パオ様やVS氏の様なSSは無理です。
彼等の作品を読む度、嫉妬の炎がメラメラと・・・
浣腸
「う」か「ん」
>>626 読解能力の無いクズだな。
クズでもSSは書いていいんだって!
だからお前もこのスレでの完成形である「しりとりSS職人」になれる。
裏浦島
「ま」
628 :
作者の都合により名無しです:04/01/23 18:37 ID:MUzTNWDX
でもさ、君やおいらが書いた、
クズのSSなんて誰も読みたくないよ。
オナニーまき散らすのと一緒じゃん。
その点、しりとりは素晴らしいよね。ちょっとした、
感想まじえれば、評論家気取りでSS職人より上に立てるんだもん。
まきくろうど
「と」か「ど」か「どらえもん」
>>628 ここの住人はとりあえず作品を投下すれば持ち上げてくれるから大丈夫。
否定的な感想書いただけで「評論家気取り」だの「お前も書いてみろ」だの、
見当違いも甚だしいレスを返して擁護してくれる。
だからクズのお前のSSでもここじゃ神クラスだよ。
土瓶蒸し
「し」か「じ」
630 :
作者の都合により名無しです:04/01/23 19:08 ID:MUzTNWDX
とんでもない。おいらの作品を投下しても黙殺されるのが
オチです。それに、根性無しで何をしても長続きもしない、
無駄飯食いの幼女趣味のしりとりマニアですから、
作品を完結させる自信も無いです。
読んで「このぐらい俺でも」と思う様な馬鹿は、自分が
短小だとも気付かず、しりとりやっているのが身の程でしょう。
しましまキャンディー
「ー」か「ィー」か「どらえもん」
>>630 そっか。そりゃお前には無理だわなw
イカ
「か」か「が」
632 :
作者の都合により名無しです:04/01/23 19:16 ID:MUzTNWDX
そうですね。あなたの様のクズは
しりとりがお似合いですよね。
おろ、しりとりすることも忘れて憤慨してしまったか。
っていうか俺がクズだったらさらに下層階級であるお前を形容する言葉が無くなってしまうんだが…。
まぁいいや。たまには部屋から出ろよ。じゃあな!
>>631 カガリ
「り」
634 :
作者の都合により名無しです:04/01/23 19:27 ID:6t5sxJCL
あなたの様なクズは
しりとりがお似合いですよね。
【最終話 ビスケの手紙】
>>539 都会の喧騒を、人々の雑踏を、一人の少女がぼんやりと眺めている。
噴水の煉瓦を椅子代わりにして、何をするとも無くただ人の波を見ている。
見目麗しい少女である。年の頃は10代半ばといったところだろうか。
何人もの若者が少女に声を掛ける。だが少女は一切、振り向く事は無い。
ただ平和な街並みを眺めているだけだ。目は虚ろなままに、無表情で。
一人の青年が、乱暴な態度で無理矢理に少女の手を引き連れ去ろうとする。
その時。少女は初めて顔に感情を出した。殺気。怒気。凄まじい形相で睨む。
「死にたいのか? 今アタシは気分が悪いわさッ!!」
腰を抜かしてその場にへたり込む青年。自分の半分の体躯しかない少女の前に、
完全に萎縮して逃げ出す。少女は元の覇気の無い顔に戻ってつぶやく。
「もう、1ヶ月近くになるか、あの戦争が終わってから」
少女の名前はビスケット・クルーガー。魔界との戦争で人間界の幹部を務めた、
数少ない生き残りの一人である。
>>635 先の人間界と魔界との戦争。人魔大戦≠ヘ人間界の勝利に終わった。
大魔王バーンは倒れ、地上には平和が戻った。しかし、ビスケの心に喜びは無い。
余りにも失ったものが大き過ぎたからだ。勝利とは呼べぬ程に。
地上軍。江田島 平八をはじめ、男塾幹部は全滅である。また関が原での死者も多い。
助っ人である松尾 象山や影道 総帥、播磨灘たちも最早、この世にはいない。
残ったのは、幹部クラスではビスケだけ。あとは男塾の一般塾生たち数十名である。
精鋭部隊。生き残ったのはたった2人。陸奥 九十九・烈 海王・剣 桃太郎・飛影。
陸奥・烈・剣の3名は大魔王バーンを討ち果たした後に戦死。立派な最後だったと聞く。
飛影はアドルフ・ゴードンとの死闘で、バーンパレス突入前に死亡している。
そして光の3戦士。海原 雄山・アシュラマン・本部 以蔵も、精鋭部隊と運命を共にした。
生き残ったのは地上最強のスナイパーG≠ニ、精鋭部隊の中の紅一点の女性だけ。
その女性の話に拠れば、彼女が生き残ったのはバーンパレスへと突入しなかったかららしい。
仲間の烈 海王が、断固として彼女・・、ニコ・ロビンを同道させなかったからである。
即ち、戦わなかったから生き永らえた≠ニいう事だ。
そして今、ビスケット・クルーガーは悩んでいた。同胞であるニコ・ロビンに、彼女の手の中の
手紙を出そうか出すまいか、と。悩み始めてかれこれ2時間にもなる。
え、終わり?
そのようだ。
残念だが、仕方ないな。
>>636 ポケットの中から手紙を取り出す。何度も推敲した文を、もう一度確認する。
大した文面ではない。しかし、この文を書くのに数時間掛かった。
あまりにも過ぎるからだ。今までの仲間との思い出が。失った過去が。
泣きながら、そして思い出し笑いをしながら、ゆっくり書き上げた手紙。
最後のさようなら≠書き終えたとき、やはりビスケは泣いた。わんわんと。
親愛なるニコ・ロビン様
お元気ですか? こっちは大忙しだわさ。男塾の建て直しに始まって、
各方面へのアフターフォロー、板垣とのやり取り。体が2つ欲しいわさ。
でも最近少し余裕が出来てきたわさ。そうすると思い出してしまうわさ。
あの戦いの日々の事を。江田島たちの笑顔の事を。仲間の暖かさの事を。
悲惨で苦しい日々だったけど・・。少しだけ、幸せだった気もする。
でももう戻らないわさ。誰も。哀しいけど、受け入れなければ、だわさ。
それにしても、江田島も烈もこんなにイイ女たちを置いていくなんて、
本当に甲斐性無しのダメ男だわさ。
今度、逢いにいくわさ。話す事は沢山ある。話さなければいけない事も。
その時まで、お体を大切に。さようなら。
ビスケット・クルーガー
>>640 他愛の無い文章である。しかし、読むたびにビスケの目に涙が溜まる。
万感の思いを込めて、一生懸命書いた文。下手だけど、全ての想いが籠もっている。
最初はうっすら浮かぶ程度の涙。しかし最後には嗚咽。そして号泣。
まだ認められない。江田島や雄山たちがこの世にいないなんて。
泣いているビスケを通行人がジロジロと見る。好色そうに見る者もいる。
(殺してやろうか。ここにいる奴ら全員)
安穏としたままの人々。ここにいる人間は誰も、この平和が江田島たち戦士の
命の引き換えに守られたとは知らない。貴様ら何様だ。ただ生きているだけの連中が。
ゆっくりと立ち上がるビスケ。体からはオーラがほとばしる。殺気が満ちる。
コ コ ニ イ ル ヤ ツ ラ 、 ゼ ン イ ン 死 ネ ッ
>>641 走り出そうとするビスケ。取りあえず、最初の獲物は目の前の若者数名だ。
自堕落に、無気力に、なんの目的も無く、ただ一日を塗りつぶすだけの存在。
あいつらは違っていた。全員一秒毎命懸けで生きていた。必死で闘っていた。
ソンナ奴ラガ死ンデ、何故貴様ラクズガ生キテイル?
>>
羊の群れに虎が侵入したかのごとく、パニックと化す群集。たった一人の少女に。
それほど圧倒的な殺気である。ビスケが目の死んだ若者の前に立つ。怯え、失禁する。
それがまたビスケの怒りに火をつける。それでも日本男児か。もののふの血はどうした?
首根っこを掴み、コブシを叩きつけようとするビスケ。口元には残忍な笑みが浮かぶ。
その時。ビスケの肩を確かに。ポン、と誰かが叩いた。一瞬虚を突かれるビスケ。
後ろを振り返る。だが誰もいない。ふとなんとなく、そのまま顔を空に向ける。
(え・・、江田島? 雄山? 烈? 象山? ・・みんなッ!!)
空。大きな青空に。笑っている大勢の仲間。江田島や雄山、象山に総帥、精鋭部隊。
空から暖かく見下ろしながら笑っている。まるでこう言っているように。
何をやっているんだ。俺たちはここにいる。いつまでも、な。
ビスケの体から殺気が抜ける。空に向けて静かにうなずく。そうだ。まだ終わってない。
誰かが、誰かの意志を継いでいく限り。
無限大トーナメント編&魔界編 完
本当はこんな暗いエンディングではないが、仕方ない。
正直、自分を磨り減らして続けようなんて思わないからね。
SSなんて、幾つかある趣味のうちの一つに過ぎないし。
それでストレスをつのらせるなんてごめんです。
何故しりとり荒らしがこのスレを潰したいのか分からないが、
わたしが降りれば済むだけの事。それが最善だろう。悔しいが。
ま、このスレではやらないけど、まとめHPの方で55話の続きから
書き出すかも知れません。ただ今は無理。まじで嫌になった。
今月中に書き出さなかったら、この最終話で勘弁して下さい。
一応、最後の責任として無理矢理に完結はさせたんで、ご容赦を。
>わたしが降りれば済むだけの事。
えー…っと…?
つまりお前を標的にしりとりが始まったって事?
凄い自身だ。
まぁ何だかんだ言ってまた再開するんだろうから保留って事にしておいてやるよ。
しりとり程度で神経すり減らすくらいなら病院行け。な。
>>643 やっぱりお前はここにゃ向いてないよ。
あの程度の荒らしで気にするようなら仕方ないやね。
落ち着いたらあっちでやればいいよ。
おつかれさん。
パオ氏乙。
最善かどうかはともかく、コメントはしづらいですから、
本当の最終回に期待という事だけ言っておきます。
まあ、ひとりしりとりって
かなりキモイよな。
2chでSS読み始めて間が無い俺だが、スレが汚染され職人が潰されていく瞬間を見れて満足だ。
とりあえずは、パオ氏乙。
パオ撃沈〜
無口な男
その男は無口であった。
酒を嗜む時も、遊びに興じる時も、友人と過ごす時も、殆ど喋るコトがない。
男が帰宅する。子供はなく、妻と二人だけの食事が始まる。
ご飯に味噌汁、キャベツを添えられたトンカツ、そしてレトルトであろう漬物が並ぶ。
「アナタってホント無口よね」
「・・・」
「でも、そういう寡黙なトコロが気に入ったんだけど」
「・・・」
「普段何をしてるかも殆ど言わないし」
「・・・」
「こんなに夫のコトを知らない妻も、珍しいわよね」
「・・・」
男は相変わらずの無反応で席を立ち、静かな足取りで台所に食器を片付ける。
一見すると冷めた離婚寸前の夫婦生活。決して男に愛情がないワケではない。
彼が堅持する「無口」の正体。それは反動によるもの。
翌日某時刻、男は仕事へ出かける。妻にも行き先を告げず、ひっそりと家を出る。
職場には定位置が用意されており、そこへ座らなければならない。
まもなく祭りの開催時刻だ。
男がマイクに向かって吼え猛る。
「全選手入場です!!!」
650 :
作者の都合により名無しです:04/01/23 22:02 ID:O1Thg2MF
パオ氏、まとめサイトでの復活を願ってます。
本当に頼みますよ。しかしこんな状況ではやる気も無くすわな・・・・・・
しかし
>>644-645にこれだけは言っておく。
2ちゃんというのはただの媒体。良いも悪いもない。
貴様らのような人間性の低いゴミが2ちゃんを貶めるのだ。
本当にクズっているもんだな。
651 :
作者の都合により名無しです:04/01/23 22:04 ID:O1Thg2MF
こんな時でも作品をあげてくれる世界さんに萌え。
マイク男かよw よくこんなショートが浮かぶものだ。
どことも知れぬ闇の中に、小さな緑色の光が灯った。
地の底から響くような低いうなりが微かに調子を変えて、続いて
薄藍色の弱い照明が辺りをおぼろに浮かび上がらせた。
セラミックの壁に囲まれた無機質な部屋の中央に、三つのカプセルが
置かれている。部屋の隅の巨大なタンクから伸びた三本のパイプが
床を這い、それぞれのカプセルの上端に取り付けられている。緑色の
光が点滅を始めると同時に、部屋のうなりが止んだ。
一時間後、アクチュエーターの駆動音と共に、真ん中のカプセルの
ハッチが重々しく開いた。瞬間、刺すような冷気が部屋に白い煙幕を
張る。煙幕はすぐに消え去り、カプセルの中身が明らかになる。
小さく狭いカプセルの中には、一人の少女が横たわっている。蝋細工の
ような冷たい体に、生命の脈動がトクンと波打った。瞼がゆっくりと
開いて、やがて半身を起こした少女がぼんやりと左右を見回して、そして
大きく伸びをした。
「あーもー、脳みそが腐るかと思ったわよ!さっさと起こせよクソバカ!」
ドラミがカプセルを抜け出して、タンクのどてっ腹に強烈なキックを
お見舞いした。衝撃でネジが二本ほどぶっ飛んだが、ドラミは過ぎた事は
気にしない主義である。タンクに繋がれたパイプの一本を引き抜いて
口元にあてて金切り声で叫んだ。パイプは左端のカプセルへと続いている。
「セワシさーん!未来よー!起きろー!それとも死んだー!?」
面倒くさそうにハッチが開いて、寝ぼけ眼のセワシが起き出してきた。
あたたかそうな羽毛ぶとんにくるまって、股には湯たんぽをはさんでいる。
さぞかし快適なお休みだったに違いない。
金斗雲で勇躍のび太の応援に向かったドラえもん、ドラミ、セワシで
あったが、野比家と雀荘の中間地点あたりで突然ドラミがギャースカ
騒ぎ出した。
「ない!あたしのスプーンがない!」
ドラえもんが1km先まで聞こえるような舌打ちをして、ドラミに尋ねた。
「なんだよドラミ、このくそ忙しい時に。スプーンがどうしたって?」
「あたしの愛用スプーンがどこにもないっつってんのよ!何度も同じ事
言わせんなボケ!あたし、あれがないと外でご飯なんか食べらんない!」
奴隷ロボットのくせにトップアイドルのようなワガママをぬかすドラミを
セワシが口先三寸でなだめすかす。
「まあまあ。今から飯を食いに行く訳じゃないんだし、のび太の麻雀が
終わったらゆっくり探そう。な。俺も手伝ってやるからさ」
「雀荘に行って、カレーを食わずに一晩過ごせってこと?そんな酷い
仕打ち、あたし耐えられない!さてはあんた拷問マニアでしょ!」
ドラミの言い分ももっともだ。深夜の雀荘でカレーを食べないと
いうのは、雀荘ライフの醍醐味の八割をドブに捨てていると言っても
過言ではない。
「きっと未来に置き忘れてきちゃったのよ。あたし一旦未来に帰る!」
「帰れ帰れ。お前の分のカレーなんか、絶対残しといてやんねー」
ドラえもんが吐き捨てるようにドラミに言った。ドラえもんの悪態には
一切取り合わずに、ドラミがセワシの手を引いて金斗雲から飛び降りた。
「待てよ!なんで俺まで巻き込むんだよ!」
「セワシさんも一緒に探すに決まってんでしょ!つべこべぬかしてっと
押すわよ!」
目の前に起爆スイッチを突きつけられて、セワシがはっとこめかみに
手をやった。
「あーもー、しょーがねーなー。ドラえもん、俺のカレーもきっちり
残しておけよ!」
「行っちゃえ行っちゃえ。残ったカレーに青酸カリぶち込んどいてやる」
後ろ髪を引かれつつも、セワシがドラミの後を追ってもと来た道を
引き返していった。起爆スイッチを押すとどうなると言うのだろうか。
一人残されたドラえもんが空をゆく。途中、迷子になって道端で
泣きじゃくっていた烈を回収して、ノースウエストでの登場シーンに
つながっていく。
655 :
作者の都合により名無しです:04/01/23 22:17 ID:wMMeSfic
>>パオ
しりとり荒らしはスルーしろとか偉そうなこと言ってる割には自分が一番相手にしてるんじゃねーか。
つーか終わり方が打ち切りっぽくてワロタ
削除要請板、読んできました。
えーと。やっぱお付き合いは避けたほうがいいっすよね、しりとりとは。
申し訳ない。
一応ルールは書いたんだけど、捨てちゃえ。
パオさん、とりあえずお疲れ様でした。
バキスレのみでの最終回ということなのでしょうが、こういう
終わり方も好きだなあ。ある種の王道といえば王道だけど。
「ゼンイン死ネ」のくだりで、思わず小指を鼻の穴から引き抜いて
しまいました。
本物だったのかよ
>>650 スルー以外に手がないのは周知の事実。
それに我慢ができずに火に油を注ぐ姿は見ていて呆れる。
コテでSS書いてりゃ火に油を注ぎまくってスレ汚しても擁護しなきゃならんのかね?
荒らしが増える分他のコテや住人に迷惑だと思うんだがな。
俺はむしろそっちの被害の方が大きいと思うからきつく言った。
いい加減にしろという意味を込めてな。
それを荒らしだクズだというのならそれでいいよ、もう。
まぁバキスレの方でまた書くっつったってもうオチ読めちゃったからなぁ…。
っつーか勇次郎とかに触れてないのは「勇次郎はどうなったんですか!?」
っていう声に感化されて再開するためのパオなりの自己防衛策のつもりなんだろうな。
あれ、まさか勇次郎VS象山戦のオチが読まれたからふてくされたって事ないよな。
>コ コ ニ イ ル ヤ ツ ラ 、 ゼ ン イ ン 死 ネ ッ
>自堕落に、無気力に、なんの目的も無く、ただ一日を塗りつぶすだけの存在。
>あいつらは違っていた。全員一秒毎命懸けで生きていた。必死で闘っていた。
これはしりとり屋及びそれに反応する住人、あるいはここの全住人に対してのメタファーだったりして。
>ソンナ奴ラガ死ンデ、何故貴様ラクズガ生キテイル?
(俺が止めたのになんで他の職人は続けてるんだ?)
>何をやっているんだ。俺たちはここにいる。いつまでも、な。
(俺がいなくなっても悲しむなよ。俺はいつでもネットカフェにいる。いつまでも、な)
隠喩たっぷりの最終回だな。凄いよお前は。
真面目に作中の事に触れてみる。
ビスケがDQNすぎ。
勝手に戦って勝手に死んだんだからそいつらの問題だろうが。
生き方が気に入らないから殺しにかかるってどういう短絡思考なんだよ。
しかもそのキチガイさに一切触れずに「何やってるんだ。俺達はここに(ry)」。
すごい異常者の臭いがするのは俺だけか? まぁ作者の思考がそのまま出るからな。
無理やりまとめるにしてもこんな独善的な最後ってどうよ。
まぁそれは過去の連載からもにじみ出てきてたけどな。
まぁ再開するなら再開するでさっさとしろよ。
俺はしりとりでもやって待ってるよ。
すんません、一箇所加筆いたします。
>「なんだよドラミ、このくそ忙しい時に。スプーンがどうしたって?」
>「あたしの愛用スプーンがどこにもないっつってんのよ!何度も同じ事
> 言わせんなボケ!あたし、あれがないと外でご飯なんか食べらんない!」
「つぼ八でサイコロステーキもりもり食ってたじゃねーかよ」
「つぼ八はあたしの庭だからいーのよ!スプーンが見つからなかったら
あたし近隣のホームレス全員と重婚して、全員でお兄ちゃんの押入れに
住み着いてやるわよ!それでもいいの!?」
>>659 物凄い必死臭がしますけど、俺の気のせいよね。
662 :
作者の都合により名無しです:04/01/23 23:12 ID:jAnOXxTT
>>658 さようなら。他スレでもお元気で。
>>661 実際必死なんだろ。しり取りなんて普通は小学生で卒業するものだ。
ま、しりとりしか出来ないわな。その程度の脳みそじゃw
無い脳みそを必死で使って、誰も読まない長文書いてかわいい奴だな。馬鹿だけどw
しかし
>>661みたいな程度の低い奴らにパオは潰されたのか。
いくら程度が低くても、人数がいればどうしようもないか。
自演ジャイ参上!!
664 :
662:04/01/23 23:21 ID:jAnOXxTT
あ、ごめん、
>>661じゃなくて
>>659の事ね。
誰も読まないのもかわいそうだから
>>659をざっと読んでやったが、
パオもこの能無しにだけは異常者呼ばわりされたくないだろうなw
そこだけだな、読んでて面白かったのは。
他は自分の頭の悪さを必死でPRしてるみたいだった。
親がかわいそうだな。こんなIQ低い子供もってw
第五話 故郷のタンポポ
「いやぁ、待たせた待たせた。ようやくできあがったぞい、お主らの装備が」
徳川邸。刃牙・独歩・渋川・花山・烈の五人、『格闘特捜隊』略して『格特隊』が集まっている。
彼らの前には一人に一つずつ、青い色をしたガントレット(篭手)が置かれている。どれも右手だけだ。
「アメリカの、スターエレクトロニクス社というところから技術協力を得て完成したものでの。
名づけて『グラップラーコレダー』じゃ。お主らの気力と体力、そして格闘技術を、そのまま
対怪獣用の兵器に変えることができる。アメリカでは犯罪超人とかいうのを相手に、かなりの成果を
上げたものだそうじゃ。それのパワーアップ版じゃからして、威力の程は期待していいぞい」
「ふうん。で、使い方は?」
刃牙は、コレダーを右手にはめてみた。見た目ほど重くはない。
「これ以上の詳しいことは、道々説明するとしよう。車を待たせてあるから、全員来て欲しい」
「え。また何か事件が?」
「うむ。丁度、コレダーの実験台に良さそうな相手が現れての」
光成の部下からコレダーについての説明を受けつつ、車三台に分乗して海辺にやってきた刃牙たち。
砂浜に降り立つと、車中から見えていた『いくつかのもの』が、今では『たった一つ』になっている。
減ってしまったのは、ことごとく撃墜された自衛隊機。残っているのは、謎の飛行物体。
「あれってUFO……いや、でも普通のロケットっぽいような気も……」
岩と苔とでマダラ模様の、細長い金属のカタマリ。刃牙の呟きに、渋川が首を捻りつつ同意する。
「確かに、謎の円盤という感じではないのう。とはいえ地球のものとも思えんし。何なんじゃ?」
とか言ってる間に、飛行物体が刃牙たちの方を向いて熱閃一撃! 命中はしなかったが火柱が立ち、
地面にきれいなクレーターが穿たれた。腰を抜かしそうになりながら光成が、
「しょ、正体の詮索なんぞしとる場合ではないぞっ! 何はともあれ迎撃じゃっ!」
「確かにな。奴は堂々と喧嘩を撃ってきやがったんだ、受けん訳にはいかねえ」
花山が、コレダーを装着した右拳を大きく振り被った。そして気合い一発、剛拳を繰り出す!
「ぬんっっ!」
と、コレダーから撃ち出された電撃の塊が、実物の拳の十倍以上はある巨大な電撃の拳となり、
一直線に飛行物体に向かっていった。飛行物体は熱閃で撃ち消そうとしたが、花山の放った
巨大電撃拳は易々とそれを突破し、飛行物体の横っ腹を掠め、抉り取った。
「ほほう。こいつは面白そうだ!」
続いて独歩が、刃牙も参加して、電撃を撃ちまくる。飛行物体は防戦一方、刃牙たちを攻撃
できずにいた。……そんな中、約一名だけが複雑な顔をして佇んでいる。刃牙が振り向いて、
「あれ、烈さん。何で彫像の如く固まって、柳の如くうな垂れてるの?」
「いやその、何と言うか、この武器って、我が中国武術の中でも奥義中の奥義、千歩気功拳に
ムチャクチャよく似ていてな。私とてまだ全く使えない、千歩気功拳に、だ」
「うん」
「千歩気功拳は、それだけに専念して修行しても、五年や六年では体得できないものなんだ。
そんな技を、奥義を、こんな簡単に……」
「ははあ。文明の利器の恐ろしさってとこだね」
それだけ言って、刃牙は飛行物体の方に向き直り、リアルシューティングゲームに復帰する。
ジト目で刃牙たちを睨む烈。所詮刃牙も十七歳高校生、現代っ子気質かっっ。
で、もう一人。
「ふむふむ、大体解ったぞい。あやつの動きは」
刃牙たちが、何発も何発も掠めながらもクリーンヒットはできず撃墜に至らない中、渋川が進み出た。
飛行物体をじっと見据て、拳ではなく掌を向ける。そして、
「ちょいなぁっ!」
薙ぎ払うようにして、掌底と手刀の中間のような攻撃を繰り出した。コレダーの電撃はそれを忠実に
再現・巨大化して撃ち出す。既に飛行能力を大幅に削られていた飛行物体はそれをかわせず、
撫でるような削ぐような一撃を脇腹に受ける。と、いきなりバランスを崩してキリモミ落下、刃牙たちの
頭上を越えて背後にそびえる山のほうに向かっていき……墜落! 爆発音が轟き煙が立ち昇った。
一同がぽかぁんとしている中、刃牙が渋川に声をかける。
「あの、もしかして今の、渋川流柔術ですか?」
なんだか一人だけ必死な方がいますね。
実生活で辛い事があったのかな。
まぁ辛い事があるのは誰でも共通なので悲劇に甘んじて欲しくないというのが正直な感想ですね。
・気に入らない長文は「読まない」
・しりとりは「小学生で卒業」
・IQ=「頭の良さ」
この三つをモットーに頑張っていきたいと思います。
「うむ。力の流れさえ見極めれば、人も機械も同じじゃて。文明の利器と伝統武術も、水と油のように
相容れぬもの、などではない。と、わしは思うぞ」
ぽん、と渋川が烈の背中を叩く。烈はまだ、ちょっとうかない顔ではあるが一応頷いた。
ともあれ、勝利である。いつの間にやら避難していた光成が、拍手しながら駆け寄ってくる。
「ご苦労さんご苦労さん。さ、後の調査はお上に任せて、わしら正義の味方は引き上げるとしよう」
「え。でもあれ、ほっといていいんですか?」
「良い良い。警察や自衛隊の内部情報は、ちゃあんと流れてくるように手配しておる。安心せい」
「せ、正義の味方かなぁそれって」
こうして、謎の飛行物体を片付けた刃牙たちは、徳川邸へと帰っていった。
一方その頃、勇次郎はいつものホテルにいた。で、いつものDVD鑑賞……ではなく、意外にも読書中。
「ふ〜む。そんなことがあったのか。いやはや」
勇次郎が寝そべって読んでいるのは、そして傍らに積み上げてあるのは、○研漫画の偉人伝記シリーズ。
ストライダムがクリスマスプレゼントだと言って贈りつけてきたものである。
無論、当初は何フザけてんだあのボゲ野郎、と思っていたのだが、暇潰しに読み始めてみたらハマって
しまった。読書に熱中、考えてみれば初めての体験、である。
一通り読み終わって、ぱたんと閉じて、ふぅと一息。どれも良かったが、特にピアリ・ヘディン・
コロンブス・白瀬矗(のぶ)といった冒険家たちの物語が手に汗握った。
「なぁ隕石よ。世の中にゃ、格闘技とは無縁でも、凄ぇ奴ってのがいるもんなんだな」
《それに気付いたのはいいことだが……失礼ながら教えてくれ。君は、歳いくつだ?》
と聞いたのは、勇次郎の体内にいる一万二千歳の光の巨人、宇宙警備隊員ウルトラマン。
「俺の歳、か。そいつはなんだかんだ諸説あって、はっきりしねぇんだ、これが」
言いながら、勇次郎は自分の生い立ちを振り返ってみる。
「そういゃあ、俺もガキの頃は、格闘以外のことも考えていたっけな。大きくなったら宇宙飛行士
になりたい、とか」
《ほう。それはまた、随分と意外だな》
仕事がキツいから、逃避して書いてしまいました〜♪ あ、逃避したのは副業の方で、こちらは
自分以外の人には迷惑かからないので、ご心配なくっ。
……って書こうと思って来てみたら。…………その…………いえ、頭冷やしてからにします。
>>世界さん
お。でましたね。世界さんお得意の、脇役掘り起こし。あの人は、キャプテン翼やキン肉マン
(原作)のそれと違って顔出しまくりなのに、考えてみたら名前が無い。あの人が、普段は
寡黙っていうのはなかなか、楽しいというか。寡黙なあの人、を想像するとちょっと、笑えます。
>>VSさん
常識で考えれば、蝋細工のように白い肌の機械的な美少女が出てくるシーン。なのに出てきたのは、
黄色い肌をした機械の猫。コケさせて貰いました。相変わらずワガママ一直線だし。
あと、迷子になって泣いてる……否、泣きじゃくってる烈が可愛い♪ 麻雀ではアカギに勝てないっ
て自分で断言してるし、なんか「お子さま」でいい感じですなっ。
>>猛さん
強さというより、ごくごく単純な「大きさ」を求めておられるご様子。私の知る限り、一番
「トップ」の宇宙怪獣軍団に近いのは……一応、未完ですが漫画版があるということで、
旧ファミコンゲーム「メタルスレイダーグローリー」ですが。ご存じない? でしょうね。ふっ。
スケールが大きいといえば、十年以上前の大星団ゴズマは、不動の「シリーズ最強最大敵組織」
ですが……って、これは戦隊シリーズの話です。すみません。
ま、私の話はご参考にならなかったでしょうが。スケールの大きい作品、期待してますよっ♪
あ〜あ、結局なるようになっちゃったわけね。耐性なさ杉。
でも復活待ってるよパオ。
っつーか反応した住人も同レベルなんだけどな。
低脳だとか散々わめき散らしてもやってる事は結果的に同じw
ま、いつまでも責任を擦り付け合ってればいいじゃん。
とても悲しいです。
私は数ヶ月間だけでしたが、パオ氏の作品を楽しく読ませて頂きました。
長い間お疲れ様でした。ゆっくりと休んで力を蓄えてください。
あの純粋ss職人がこのまま終わるわけは無い。
またのこのこ復活するよ。こっちかあっちに。
その時が来るまで待ってればいい。
雄山とゴルゴ早く戦わせてくれ
>>671 ここといい、ヤムスレといいいつもいるね。それだけは感心する。
正直、パオいらん
おいおい、もう終わりかよ、正直がっかりだ。
塾長まで死んでしまうなんてよ、そんなのアリかよ!?
龍王拳
中国拳法の一派、龍王拳。その実体は己の本性を龍と化すコトを旨とする秘拳。
龍の木乃伊を主食とし、身体の洗浄も全て龍の生き血のみによって行われる。
常に身が龍へと変貌する様を想像し、祈りを捧げ、降臨をひたすら待つ。待ち続ける。
そして、刻は訪れた。石窟内で瞑想に耽る除に、龍の肉体が舞い降りたのだ。
単なる長身男に過ぎなかった除は、正に生まれ変わった。
頂点の象徴たる角、八十一の鱗を持ち、足の五指には鋭い爪、雄々しい唸り声も健在。
その体長は、成人男性三十人分にも及ぶ。
「素晴らしいぞ、除! 今すぐキミには海王の称号を授与しよう!」
「海王・・・ッッ!」
「上がるのだ擂台に。龍の能力を得たキミならば、間違いなく海皇と成れるッッッ」
「老師、必ずやご期待に応えましょう!!」
除海王、巨大な口から灼熱の炎弾を乱射する。弾丸が触れた箇所は、すぐさま蒸発した。
軽々と尾を振るえば、そびえ立つ山脈の姿が変わってしまう。恐るべき破壊力。
「絶対に優勝だッッッ!」
そして当日。会場には、空を覆い隠す巨大な龍が浮いていた。
「あのォ〜除さんですよね?」
「ハイ」
「ムリです。アンタじゃ、擂台には入り切らないよ」
「そ、そんな・・・」
海王の棄権は絶対厳禁。中国最高峰の拳法家が逃げたとあっては、沽券に関わる。
「ワカりました・・・人間に戻りましょう」
泣く泣く形態を戻した除海王。再び龍になるには、最低でも十年を要する。
除海王は敗北した。人類六十億人の中で、最も龍に近い男。
677 :
作者の都合により名無しです:04/01/24 10:27 ID:MXwZhHdT
まぁ今更パオ氏に何を言っても無駄でしょうが。
「荒らしは2chの文化」かどうかはともかく、2chは誰でも無料で書き込み閲覧できる場所なのよね。
管理人も「ご自由にどうぞ」って方針だしな。
真面目に議論するのもよし、真剣に情報交換するのもよし、開発したAAを貼るのもよし、無意味な文字の羅列を貼るのもよし。
パオ氏はその2chをSS発表の場所にしたんでしょうが。
今更「荒らしが許せないもないもんだ」と言うのが正直なところ。
行って見りゃ花見の席に似てるわ。
場所取ったら飲むなり食べるなり騒ぐなり自由な場所で「酔って騒いで恥ずかしくないのか」って叫んでる。
余計なお世話だろうな。
公園のいい場所取れたからって、土地の権利を取得できたわけじゃない。
スレ主になったからってアクセス制限できるわけじゃない。
酔っ払いが近くで騒いで不快なのは分かるが、そういう場所なんだぜ。
あなたもそのうちの一人なんだ。
長くなりましたがパオ氏お疲れ。
まとめサイトの方で頑張って下され。
>>魔界編
ジャンプっぽさが出ててとてもいいな。
勇次郎はどうなったんだろう。
>>奇妙
やばいおもしろい。
これまでで一番おもしろいかも。
最初は烈かと思った。
.>>麻雀
起爆スイッチ押したらどうなるんだろう。
なんかカレー食いたくなってきた。
>>背中
コレダー強いな。烈かわいそうだな。
この作品は勇次郎の意外な一面が見れるのがいいと思う。
>>奇妙
除が誰か分からんが(出てきたっけ?)おもろい。
龍と勇次郎だとどっちが強いのか。
そうかパオ辞めちゃったのか。
しりとりとSSの共存というこのスレ独特の趣向が肌に合わなかったのかな。
このスレでしりとりを始めた身としては疑問符が浮かぶね。
まぁもう一度書いてくれる事を祈ってるよ。
しりとり職人も増えてきたことだしね。
このスレもようやく軌道に乗ってきたかな。
>>633 林檎
「ご」か「こ」
しりとりは職人技必要なのかよ!
>>679 相手にするな。
そんな暇があったら削除依頼でも出して
このバカを締め出すように努力しろ。
しかしこんな何も出来ない低脳のためにパオが消えたのかよ。悔しいな。
681 :
作者の都合により名無しです:04/01/24 17:19 ID:MFaEM3mH
一年以上続けてしりとり荒らしがはば利かすなら、パオもやる気なくすだろ。
まあ、ここで続けるのは無理というなら。まとめサイトでやって頂ければいい。
それだけは是非お願いしたい。あのラストは受け入れられないよ。
今までが面白かっただけに、以前書いてたグランドフィナーレまで頑張ってくれ。
お願いだ。
パオは2chの洗礼にやられた、ただそれだけだ。
ここがどういうところなのかを身をもって理解したであろう。
683 :
681:04/01/24 17:44 ID:MFaEM3mH
>>682 ま、しょせん2ちゃん。こんなところでストレス溜めたくないわなw
でも俺、今まで何度かパオを見限ろうと思ったんだが、それでも見限れないんだよ。
まるで板垣のバキみたいだw
しかし世界さん一日2本ペースかよ!すげえな!
是非長編を読んでみたいと思うのは俺だけか?
何が洗礼だよ、エラソーに。
屑がしりとりしてるだけじゃん。
しりとり否定派は、削除人を便利な道具か何かと思ってるのな・・・
このスレにこれから必要なのは「調和」だよ
面白いSSと、気軽に楽しめるしりとり、二つがミックスされて最高のスレッドになる
本気です
>>678 こしたてつひろ
「ろ」
しりとりが嫌なら自分で脳内フィルタをかければいいだけのことじゃないのか?
大人なんだから、それくらいでイライラしてたら生きていけないだろ。
2chなんだからノイズが多いのは当然。結局、本人の耐性の無さが証明された形だな。
そんなにノイズが嫌なら自分でサイトを持って、そこでやればいいだけの話じゃないのか。
そういう選択肢があるのにもかかわらず、本人はリスクを背負ってこの2chをホームグラウンドに選択したんだからな。
>>686 ろくろくび
「ひ」
>>687 のような2ちゃんねるを語ってるヤツを見ると、厨っぽく思えるのは俺だけか
はい、私は厨ですw
690 :
作者の都合により名無しです:04/01/24 23:22 ID:6eQbv2J0
スレ汚しご苦労!
俺も協力する!
もう潰しちまえよこんなクソコテ馴れ合いスレなんてよ
>>690 どのみちパオが去った事で過疎化する。
そしてVSがいなくなれば完全に潰れる。
クズどもが。
クズが口癖のやつがいるだろ。
ROMは別として2chの漫画系SSスレに書きこむ人間は一人の例外もなく
ロクなやつじゃないな
職人はSSを出すだけまだマシだが
>>693 同意。しかし俺以下のクズがたくさんいるな。しりとりバカとか。
SS職人はもうまとめサイトで書けよ。もちろんパオもな。
ここはもう書き込む価値は無い。別に今まで読んでた人は見に行くし。
ここはもう終わりだ。かつてすごく面白いスレだっただけに、見てて辛い。
スレなんて3人4人の狂人が暴れまわるとすぐ潰れるんだな。
なんでしりとりにいちいち反応するか理解に苦しむよ
前なんかたかが20レス分しりとりが元で荒れたってだけで新スレ立てる馬鹿いて
余計に荒れたし。しりとりやら煽りよりもそれにのっちゃう住人のほうが一番の荒らしだと思う。
だってよ、あれくらいのスレ汚しで荒れただの危機だだの新スレ立てようだなどと
逐一反応して荒らしてくれといわんばかりに股開いてる馬鹿が集まってるスレだぜ。
もう面白くって腹抱えて笑ってたわ。
一番目立ってる職人なんて厨房丸出しのガキだしな。
まあ、いい暇つぶしにはなったよ、ありがとな、住人達(藁
耐性のない職人や住人は確かに問題かもしれん。
しかし、しりとりって露骨に荒らしだろ?
それを荒らしじゃないとヘリクツこねているのが楽しいとはとても思えないのよ。
どうなのよ、しりとり職人?
しりとりは確信犯だろうね。
確信犯。いい言葉だ
699 :
作者の都合により名無しです:04/01/25 00:46 ID:i0YPZAQk
2chのスレでどこを探しても荒らしが1回も出没たことのないとこはないと思うんだが。
その荒らしが常駐するかすぐ消えるかはスレの住人のレベルの差だろ?
しりとりが荒らしっていうのは単なる机上の理論でしょ? 思考実験でしょ?
アインシュタインならそれで済んだかもしれんが、2ちゃんに人類史上最高の頭脳がいるとも思えない。
論より証拠。このスレでしりとりを開始した俺が言うんだから間違いない。
しりとりとSSは共存すべきである。
しりとりもSSもSSへの感想もないけどな。
>>700 筆頭職人追い出しておいて何共存とか言ってるんだ。
ヤムスレからも消えろよ厨。存在自体が迷惑なんだお前は。
いつの時代も変革は忌み嫌われる。
それは歴史が証明している。
しかしどれだけ犠牲を払ったとしても、栄光を掴んだものは英雄となる。
みんなで英雄となろう。
しりとり英雄となろう。
SS英雄はそろっている。
いま、職人から英雄へとシフトアップする時が来たのではないだろうか。
なにが筆頭だよ。ただ目立ってただけじゃんあの厨房過ぎるキャラクターでよ。
読み物としちゃウルトラマンの改変の奴の方がまだ笑えたわ。
信者って怖えな(ゲラ
もう次スレはいらんかもな。こんなバカが幅きかすようじゃ。
しりとりバカ、お前は誰もいなくなっても一人でしりとりやってろよ。
職人はもう全員まとめサイトで書いた方がいいな。本当に
人がいない場所でしりとりやって楽しいの?
次スレなんか好きにしろよ。このスレなくなったところでどうとも思わんしな。
立ったらたったでまた痛い信者ばかりだったらほっといても荒れるだろうしな。
悔しかったら悔しいとちゃんと書けよクソ住人(激藁
>>704 いや、パオはSSスレ(バキスレ、ヤムスレ、長官スレ、肉スレ、番外スレ)の中では、
最高の職人だと思うよ。
確かに文章力や構成力、個々の能力ではパオ以上の職人も沢山いた。
しかし、パオにはそれらを補って余りあるエンターテイメント性があった。
大量に登場するキャラ、“漫画”らしいストーリー、次回へのヒキ、そして“狂人”と謳われた人間性・・・。
それは誰も真似できなかった事だ。
ヲチる分には楽しいんだよな。ID出てるし、精神構造読みやすいし。
前に荒れたときにここに来るようになって、おかげで麻雀とかに出会えた。
けど、場所をわきまえることを知らんな、みんな。
パオが去った。そして、ひとつの時代が終わるのをこの目で見た。盛者必衰だな。
とりあえず700超えたんだから、次スレは立てて様子を見るんだろうな。
まだ麻雀というすごい作品残ってるし。しかし、その次のスレはもう駄目だな。
こんな調子じゃ、新人が来るとは思えないし。麻雀ももうすぐ終わるらしいし。
>>710 おおげさだな。
外伝さんのときにも不必要に騒いだ手合いだな
このSSスレ最初からずっと追い掛けてきたけど、本当に終焉のときが近づいてきたな。
今まで楽しかったよ、ありがとう。
麻雀は大作だと思うけど、ルール知らない俺には楽しめなさそうだしそろそろ潮時かな。
>>712 >外伝さんのときにも不必要に騒いだ手合いだな
それ俺じゃないし。
まったく、2chっておもしろいところだな。
勝手な憶測で話が進んだりするしw
外伝さんのとき以上のショックだ、今回は。
できれば復活しますように、このスレもパオも。
もう寝よ。
まったくだ、パオいなくなったらおしまいだ。
いかにも文章から飛び出てきそうな描写をしていたパオは偉大だった。
それからチャットスレになりそうだな、ここw
パオなくなると、チンケなのしか残ってないな。
麻雀はハッキリ言って人選ぶし。
ふら〜りさんのはおもしろいけど、彼(彼女?)仕事忙しいしな
しりとりしたい人は専用のスレ立てればいいんだよ。
まぁ、そんな恥ずかしい事する奴はいないと思うが、
しりとりしてる奴らは本物の知障だからな。恥ずかしいとか思わないだろう(藁
最高の職人だって(プ
とかベタなレスしちまうよまったく。
>>721 それ言っちゃあダメよ。奴ら本気で思ってるんだからさ、そういこと。
気付かれたらヲチする楽しみが減っちまうよ。
↓
↓
724 :
作者の都合により名無しです:04/01/25 12:20 ID:MvnY0NCG
本当に数えてみると3人なんだよな。ここを粘着して荒らしてるのは。
ヤムスレのID:IiewFLcEと、ID:D+xVfQxKと、もう一人くらいだ。
しかしクズが3人集まって暴れまわれば潰れるのも仕方ない。
だけど、こんなクズのために一年も親しんだスレが潰れるのは納得できないな。
切にパオの復活とスレの立ち直りを願う。
フッフフ、人生は厳しいのだ
世の中は厳しいが、ここは荒らしには大甘な小世界。
粘着度とヘリクツだけで勝ち残れる、ぬるま湯のような環境。
ああ、かわいそうな荒らし達。
まさに必死さがにじみ出ている文章だな。
そろそろネタバレしてもいいかな…((o(゚▽゚○)(○゚▽゚)o))
パオさん止めちゃったんだ、ちょっとスッキリ。
俺も四月から大学生、SSはもう描くことはないと思うけど。
初代スレではお世話になりました。
>>687 蛭魔妖一 「ち」
>>728 消去法でいくと、高2か柳の短編書いてた奴だな。
高2は最悪の出来だったし、柳は住民からまったくスルーされてたが。
結局、パオ氏への嫉妬か。くだらねえな。
730 :
作者の都合により名無しです:04/01/25 18:47 ID:FSbuFeyp
SSマダー?
2ちゃんの趣味でやるSSスレで嫉妬ってするの?
732 :
729:04/01/25 19:07 ID:emac2W86
>>731 マンセーされてる奴を、書いてもスルーか叩きしかされない奴が見たらするだろ。
ま、高2は褒めどころが本当に無かったが。かえって邪魔だったw
麻雀とかがいるから、まだ見限らないよ。
このスレが好きだし。パオもあっちでやってくれるし。
新人も来そうだし。見事にスルーされてたけどw
734 :
作者の都合により名無しです:04/01/25 21:48 ID:i0YPZAQk
>>708 大量に登場するキャラって早い話が有名どこの漫画からキャラの出来上がった人物をパクって適当にツギハギしてるだけじゃん。
みんなが知ってるキャラだから面白く錯覚するだけで、パオの技量が高いとは一概には言えない。
職人論議はどうでもいいよ。
こういう話ばっかしてるからSS職人の嫉妬とかんぐられるんだよ
先日ヤムスレでうぷられた奴はオリジナルキャラが主人公みたいな作品だったけど
かなり面白かった。パオを否定するつもりは全くないが、その手の事ができないのは事実だと思う。
できたからと言って、どうだと言われたらそれまでだけど。
勘ぐらせたいのならそうさせておけばいい。
重要なのは荒れないために放置を覚えることだ。
俺は荒らしは放置できてたんだけど
荒らしに反応する人をなかなか放置できなくて
どうでもいいやと思うようになった
しりとり荒らしは、結局職人の嫉妬によって起こった悲劇か・・・
あの執念は半端じゃなかったし、それだと説明つく。
最悪の結末だったな
結論出しちゃうのも早急な気がするが
真実は人の数だけあるといいますから、と
るがー氏も言っていたことだし。
>>740 無視しようって。
一人で自己完結してるんだから。
>>728で全員忘れてる高2だの柳短編だの思い出させるレス上げるあたり、
少なくともしりとり荒らしの1人は嫉妬だと思うけどな。
て、いうか、高2って激しく邪魔だった事しか覚えてない。
>>736俺はパオのヤムスレでの奴はオリジナルとして見て面白かったけどな。
絶対にヤムチャではなかったけど。しかし最近、ヤムスレ見てないや。
しりとりがいいかわるいかは知らない。
言い切れることではない。
しかし僕は
しりとりをしている人の感想が嫌いだ
嫌いな奴のやるしりとりは当然嫌いだ。
嫌いな奴は、、、無視するしかない。
いい感想を書く人がしりとりをやってたって別に気にならない。
、、、てかしりとりやってもいいよ。もう。
いやなのは感想レス全体なんだからしりとりとかもう関係ない・
>>743 あ・・・あの、何かの職人さんですか?
高2とかいう人?
>>744 くわしくはまとめサイトのパート1を読めばいい。
パオが死刑囚編書いてた時、横からすごいレベルwの作品を上げてくれて
惜しまれつつ引退した人。読めば分かるよ、とにかくSSの天才だったw
そういやもともと最初ってリレーだったんだよな、死刑囚編は。
最後までパオが書くつもりだったのがみえみえだったけどw
しかし本当にこうしてみると3人かそこそこだな。
パオさんを追い出そうとしたり、スレを潰そうとしてるのは。
>>745 なぜか台本形式で書いてた奴ね。
いつのまにか消えてたけど・・・
パオ自身も、ちょっと(かなり?)困ってたし。
顔文字もウザいし、消えて妥当だね
>>743 ごめん、何が言いたいのかさっぱり分からない
いい感想を書く人はしりとりをやってもいいけど、しりとり荒らしが書く感想は嫌い、そして、感想レス全体が嫌い?
俺に読解力が無いのかもしれないが、もう少し落ち着いて書いてくれ
748 :
作者の都合により名無しです:04/01/26 00:18 ID:D4Q7zaBd
>>743 シュールだなw詩的な感じだ
でも
>>734みたいに無理やりパオ氏を貶めようとする人がいるけど、
なぜそこまで粘着するかね?そこまでパオ氏の人気が憎いのかな?
「ワンピースより○○の方がレベル高いのに何故あんなに売れるんだ」
とか、そんな言いがかりつけてる感じがするが。
これだけ好き勝手やって、まだ復活を熱望されるパオ氏への嫉妬と思われても
仕方ない気がするけど。大体漫画のキャラが出る話でオリジナルもクソも無いと思う。
レベルなんかより、読んでて楽しくて、大勢に受けるかどうかだけだと思うけど。
750 :
作者の都合により名無しです:04/01/26 00:38 ID:D4Q7zaBd
>>749 いや、別にほっとけばいいと思うんですよ。
パオ氏がマンセーされたって別に他の人に害はない訳だし。
実際、その人にとってパオが最高と思ってるんならそれでいいし。
例えばそれがVS氏でも、外伝氏でも、別に他人に関係ないじゃん。
なんでいちいち過敏に反応して、しかもパオ氏を叩きに回るレスを
上げるのかが分からない。実際、パオ氏のは面白いと思うし。
自分がつまらないと思ったら黙ってスルーすれば良いだけだしさ。
>>750 単なる反論スレを、わざわざageて言うか?
もしかして、あんたパオさん?
それはさておき、その理論が通用したら2chにアンチスレの類は出来ないよ。
「面白い」と褒める事が善で、「つまらない」と叩く事が悪、だなんて法はないしな。
肯定否定、あらゆるレスが来るのは覚悟すべきじゃないか?
その通りだな。
自分が表現したものを発表するなら、それに対する感想は肯定も否定も同等に存在する。
2ちゃんじゃなくてもどこでもそうだ。
「雰囲気が悪くなるから否定意見はいらない」っていうのはおかしい。
だから、意見は意見として受け入れて、明らかに荒らし目的のレスは放置する。
これが理想のはず。
どーでもいいけど、SS待ってる者のことも考えてくれ。
こんな無駄レスばっかりじゃ職人だってうpしづらいだろ。
スレの方針や雰囲気にもよるが
レスがあるうちが華かモナ
>>750は私じゃないぞ。一度たりとも否定的な意見は要らんといった覚えは無いし。
ただね、否定的な意見だけでなくて、ならこうして欲しいって意見もプラスしてもらうとありがたい。
それならいくらでも対応出来るし。象山と勇次郎の闘いでも、勝手にタイムリミットにされてるし。
半分当たってるけど、半分は違う。なんかみんな邪推に見えてきたのよ、最後の辺ね。
しかし、しりとり荒らしの一人は高2氏の可能性が高いのか。これは少しショックだったな。
勿論騙りかも知れんけど。俺、高2氏に何かしたのか?でも、それなら嫉妬という事か?
SSでどれだけ褒められようが良い事なんぞ一つも無いぞ。ただの自己満足だし。
しかし一人最初に始めたバカの他にすごい粘着がいたな。ひょっとしてそれが高2氏か?
まあ、いいや。まじでショックだった。でも正体が分かっただけ、すっきりしたかな。
断定は出来んけど。
756 :
作者の都合により名無しです:04/01/26 02:19 ID:M+TxwLil
終わった奴がしゃしゃり出てくんな!迷惑だ!!
ま、とりあえず高2氏とは言い切れんな。すみません。
でも、自分の中でしりとりには決着が付いたよ。「哀れ」とね。
じゃ、これからどこかで55話の続き書くんで。
どこかは取りあえずいいません。ささやかな荒らしへの復讐ですw
言っとくが、私は誰にも謝らんぞ。他の人間は逃げても別に何も言われんのに。
もう勝手に書く。勝手に読む。勝手に感想上げる。勝手に荒らす。
勝手に嫌になったら黙って逃げる。それで行きましょうや。
それが気楽で良い。別に書き終えたって何があるって訳でなし。
もう自分のためだけに書くから。それで面白ければ儲けもの、位に考えて下さい。
ただし、なんか要望があれば応えるようにはします。それじゃ、リスタートだ。
言っとくが、ここではないよ。
と、ようやくパオは他の人間が理解していた事実を悟ったのです。
11スレもかかったのは無能の証ですね。
まだ自尊心が見え隠れしてるのはご愛嬌ですが・・・。
それではみなさまごきげんよう。
ホントに迷惑だ。黙ってりゃいいものを油注ぎに帰ってくるとは・・・。
もうカンベンしてくれよ・・・。
>>755 トリップあるけど本物?
後半の分、可能性とか断定できんとか言いながら
断定して断罪してるようなもんじゃん。
ちょい幻滅したよパオ。
疑心暗鬼がうざいのは分かるけど
そいつらと同レベルに落ちることはない。
ここ壊れてますになってて
>>757見ないまま書きこんだけど。
パオがこれだけのものを書けたのは
こういう性格だからこそなのかもしれんな
エキセントリックな天才芸術家タイプつーか。
この性格も才能の一つだと思う
>>760 本物だよ。しかし、1年前の誰も忘れた事実を急に持ち出してというのは、
流石に疑うなというのは無理でしょう。まあ、嘘であって欲しいとは思ってるけどね。
でも、もう忘れよう。私の中で決着付いたことだし。申し訳ない。
私はそれほど器が大きくないのだ。至らぬ点は許して欲しい。
今、1985氏のスレに書き出そうと思ったんだが、流石にそれはあかんと思って止めた。
いや、1985氏は好きなようにスレを使って良いと言ってたけど、多分許してくれると思うけど。
うーん。まとめサイトで書きます。しばらくはね。あんまりバキスレが危ないようなら、
こっちで再びやるか、魔界編をサイトでやってこっちで新作を連載するか考えているんだけど。
ま、いいや。とりあえず次スレまではサイトで。次スレの状況見てそれ以降は決めます。
たとえフォローを入れたとしても、人の事を悪く言ってはいけないと思う。
いや、言ってるつもりはないのかも知れないが、言っていると受け取れるメッセージは
伝えるべきではない。
たとえ荒らされても、たとえパオが誰から何か言われても、
そう言う事はパオ自身の人格をおとしめる事になるとは思わないのか?
高二氏が何をした、彼は単にネタに使われただけだろ。
それなのに、人を悪く言って、「哀れ」だと? お前の方がよっぽど哀れだわ
さて、私はバキSSスレの末路を観察しますかw
うーん。何を言っても悪く取られるなここは。
俺が哀れといったのはしりとり荒らしだってのに。人間だから少しは疑うのは仕方ない。
しかし、人を悪く言うなって割には、平気で自分は人を悪く言うんだな。
ま、いいや。寝よ。
↑だから書くなつーのw
名無しの方が楽みたいだな。
やい、パオ死んでしまえ。
とか平気で言える。今までずっとコテでやって来たから分からんかった。
いや、名無しの方が楽しいし得だわ。これから名無しになろう。
ところで今は名無しだけど、実は結構有名なコテなんだよ、俺。秘密だけどな
誰にもバレないとは思うけど。 ・・ネタにしてもつまらんな。寝よ
悪く受け取られてると思ってるようだが、余計なこと書いてウザがられているだけだ。気付けよいい加減。
つーか、このまま自分がいなくてもこのスレが続いてしまうことが嫌なんだろうがな。
嵐より普通の議論の方が多くなってきてたし、それで燃料注ぎにコテで出てきている、と。
見え見えなところが香ばしい。
769 :
作者の都合により名無しです:04/01/26 07:07 ID:FzGw0+El
私は魔界編が結構好きなので、パオ氏の作品が読めれば連載?はここである必要はないですね。
とにかくSS書き続けてくださいね。
多分 パオ ◆w/9ws2V0DU は騙りだと思うが
もし本物だとしたら心で思っててもそれこそ書き込むなよな
はっきりいってあのカキコみて一番幻滅するのは今までパオのファンだった香具師らだと思うよ。
651 名前:パオ ◆w/9ws2V0DU 投稿日:04/01/26 04:28 ID:???
つまり、ここで書いてもしりとりバカは来ないって事だな。
少なくともIiewFLcEは。1985さんは好きに使って良いって書いてたし、
何か新作でも書こうかな。どうっすお客さん?
643 名前:パオ ◆w/9ws2V0DU 投稿日:04/01/23 21:19 ID:pi6xHdHA
本当はこんな暗いエンディングではないが、仕方ない。
正直、自分を磨り減らして続けようなんて思わないからね。
765 名前:パオ ◆w/9ws2V0DU 投稿日:04/01/26 03:49 ID:4qr/2MTu
うーん。何を言っても悪く取られるなここは。
パオは相変わらずダナ
今こそ俺が復活するとき?
連投で悪いが言わせて貰う。
今までパオを狂人とか言ってたのは半分ネタだったはず。
だが、今回の書き込みで本物のキチガイなんじゃないかと思った。
スレの流れを見てみろよ。相変わらず放置を覚えないやつもいるが、
中には真剣に放置を促そうとしてる住人もいるだろうが。
様子を見るって思考がお前の脳内には存在しないのか?
そもそもはお前が放置できないのが原因の一つだろうが。
自分で自分の首を絞めておいて逆切れかよ。
職人のクセにわざわざ荒らして「ここは何書いても悪く受け取られる」って?
IiewFLcEは自分の楽しみのためにここらを荒らしていたために「現実でいじめられてる」とか書かれてたが、
ぶっちゃけそんなこと思ってる奴いねぇよ。煽りだよただの。
だが、正直お前はガチで真性なんじゃないかと、少なくとも俺は思い始めてる。
狂ってるんじゃないな。劣ってるんだよお前。
他人の所為にして自分が始めたことも満足に終わらせられない。終わってるよ。
だからお前がここで選ぶべき選択肢は二つ。
・トリップが割れたという事にして他人を装い、上での発言を無かったことにする。
・素直に謝罪して、続けるのか続けないのかハッキリ表明する。
選ぶなら前者をオススメするがね。お前の人格にガッカリした人間がスレを離れるか、荒らしになりかねん。
まだふら〜りやらその辺がフォローしてくれる段階にある、と思う。
ここまで一人で続けてきたとかいう勘違いと下らない自尊心を捨てろ。
住人と他の職人がいてお前は初めてパオたりえたんだから。
職人はSS投下以外のときは名無しでいた方がいいと思う
コテハンでグダグダいうから荒らしに徹底的に標的にされるんだよ
激しく同意
終わったな
別に作品読めるならどうでもいいけど。本人の人格なんか別に。
しょせん2ちゃんなんだし。しかしえらい粘着が一人いるな。
とりあえずパオ復帰乙。まとめサイトでしばらくやってくれ。
せっかくだし、ここでしりとり荒らしを三人だと仮定して推理を進めてみようか。
ただし、完全な邪推でもあるので、不快な気分になりそうな人は見ないように。
では開始・・・
一人目=ID:IiewFLcE
主犯格は完全にこの男だろう。
ヤムスレでの厚顔無恥な態度、明らかに荒らし慣れしている。
マロン時代から二つのスレにくっついてきた、古豪荒らしとも呼べる男だ。
二人目=便乗犯
ID:IiewFLcEを放置出来ない住民が面白く、便乗したものと考えられる。
しかも、しりとりは対処しにくいと知りエスカレート。
この犯人は、本当に何かイヤな事があったに違いない。
三人目=コアな住人
高2である可能性が極めて高いが、それを勘繰らせるための罠という事も考えられる。
どちらにせよ、高2の存在を知っているのはコアな住人しかいない。
パオへの「お前の傲慢さにウンザリしている職人もいる」とのメッセージかもしれない。
そうなると、職人が荒らしに身を落とした可能性も十分考えられる。
↓容疑者
コア住人…いつまでも放置できない名無しやパオに切れて、自暴自棄気味にしりとり荒らしへ。
外伝担当…消えた職人その1。ただし、長官スレでの成功もあるので、動機は薄い。
ザク…消えた職人その2。もつおと同一人物説もあり、目立ちたがりという点はパオと酷似。
1985…消えた職人その3。マロン厨房の徹底攻撃を受け、カッとなってやった可能性あり。
高2…消えた職人その4。邪魔者扱いを逆恨みし、しりとりに参加したのかも。一番分かりやすい動機である。
○…現役職人その1。作品・地位ともに中堅どころ。微妙にパオ組と馴れ合い切れていない。
世界…現役職人その2。何を考えているか分からないが、鬱積したものが溜まっているのかも。
ハンター…突然消えた人。ただパオとは畑が違いすぎるため、荒らしになる可能性は低い。
新人…年賀状を書いた人。他の作品に比べスルーも同然だったため、荒らしになったのかもしれない。
>>779 ものすごい邪推だなw
上の2人は同意だけど。3人目も便乗犯だろ。
高2というオチは悲しすぎる。
>>779 いまふと思ったけど、もつおが入ってない。
あと消えた職人なら、新撰組や夜王も。
しかし高2って職人といえるか?
読んでてうざかった記憶しかないけど。
一度、確かめてみるわ
>>781 SSを書いたなら、とりあえず職人と分類すべきでしょう。
残りの新撰組と夜王は、完全な自滅でした。
もつおは測定不能なので、ザクだったと考えるのが一番自然じゃないですか?
>>782 見事な推理だ。しかしお互い平日の昼から何をやってるんでしょねw
今日作品こねーかな。こんな雰囲気じゃ新人は絶対に来ないなw
狂人とはいえ、パオがいなくなると廃れるのは事実だからな。
終わりかも名、このスレも。次スレあたりで。残念だが。
残りの希望はVS氏だけど、俺麻雀知らんからなぁ
いや、それでも面白いんだけどさ。世界が長編書いてくれねーかな
>パオ氏
色々あったけど、魔界編が復活してうれしいです。
パオさん、作品の完遂はお願いします。
>>775 同意。でも名無しは好き勝手に荒らしたり叩いたりするのに、
職人はすぐ標的にされるっていうのも理不尽な話ですね。
スレの立ち直りは次スレにならないと無理かな。
次スレには、テンプレにsage推奨と入れて欲しい。
743のいいたい事
「奴らのうざいのはしりとりではなく癇に障る感想なんだから」
「放置しよう」
です。
結論は至って普通です。
感想がマタ−リさせてくれる内容ならしりとりには付き合ってもいいんだけど。
786 :
作者の都合により名無しです:04/01/26 17:16 ID:8RnjOfhj
ザク=もつおだろ?文章の癖とかとにかく個人スレを持とうとしたことなど非常に共通点が多い。
787 :
784:04/01/26 17:36 ID:U9DGo9dq
>>786氏
もうやめましょうよ。ザク氏にしろもつお氏にしろ、もう消えた人なんだから。
確かに、投げ出し癖も共通してると思いますけどw
今、私が本当に願っているのはこのスレの復活と、パオさん・VSさん・
ふら〜りさん・世界さん・○さん・大僧正さん・そしてバレさんのご活躍だけ。
えっと、パオさんは出来ればご活躍はSSの連載だけでw
それ以外は荒れる元になりますからね。
>>785氏
笑ってはいけないけど、笑っちゃいました。
>>743と照らし合わせてw
(貼り直し)
>>400 (あらすじ)男塾を飛び出した伊達は、謎の男雷電に己の心の迷いを看破される。
人生に絶望する伊達に対し、雷電は自分の元へ来るよう提案してきた。
しばし二人の間に静寂が流れた。
やがて、伊達がぼそりと呟く。
「…本当に、俺の望む『生』があるのか?」
「それは保証致そう」
そう言って、雷電は立ち上がり、伊達に右手を差し出した。
「お主はここで消えるべき存在ではない。
さあ、我が元へ来るのでござる。
これまでの過去という古着は脱ぎ捨て、新しき服を共に身に纏おう」
『過去』という言葉に、伊達が一瞬反応する。
伊達は顔をあげ、目の前に差し出された右手をじっと見つめた。
この右手が、己に満ち足りた人生を与えてくれるという。おそらく、これが最初で
最後の機会だろう。しかし。
伊達は黙って右手を出し、雷電の手を掴む。そして―
バシィィ!
立ち上がり際に左拳で、雷電の顔面を力まかせに殴りつける。
雷電は避わそうとするが、片手を押さえられ身動きがとれない。まともに伊達の拳を
喰らって、地面に倒れこんだ。
「な、何を…」
抗議しようとする雷電に対し、伊達は言い放った。
「…俺は犬じゃねえ」
静かな、しかし重い声。これまでに無い気迫に、雷電も声が出ない。
「確かにてめえの話は俺にとっちゃ、喉から手が出る位欲しいモノかもしれん。
しかし、この伊達臣人、己の人生を他人に預けるほど落ちぶれてはいない。野良犬が
餌を貰うみてえに『生』を与えられる事など我慢できん」
雷電が立ち上がる。さほどダメージは無いようだ。
「”申し出は断る”それが、お主の結論でござるか。」
「折角の申し出だが、俺は他人の下につく気は更々無いんでな。過去を脱ぎ捨てる
気も無え。そんな生き方は死んだ『友』が許さな―――」
そこまで言って、伊達の口が止まる。
「どうした?」
突然話をやめた伊達を訝む雷電。
(飛燕…!)
伊達の脳裏には、かつての友の姿が浮かび上がっていた。
いや、それだけではない。見覚えのある島。闘う少年達の姿も。
(何だ…この感覚…俺の…記憶か…?)
伊達の意識に先の夢の続きが、飛燕の最期の姿が映し出されていた。
――7年前、『孤戮島』最後の日
「飛燕。俺を殺せ」
飛燕を組み伏せ、伊達はそう言った。
殺し合いの儀式『孤戮島』。
最後まで生き残った幼少の伊達と飛燕。
最終日の闘いは、互いの命を賭けた一騎打ち。
勝負の結果は――伊達の勝利に終わる。
しかし、組み伏せたものの友を殺す事が出来ない伊達は、
飛燕に勝利を、生を譲る事にした。
「飛燕、俺にはお前を殺せない。お前が俺を殺して生き残れ」
だが飛燕、静かに首を振る。
飛燕には自分の力の無さが身にしみて分かっている。伊達の協力が無ければ、
自分はとうに孤戮島で死んでいるであろう事も。だから首を振る。
どうしていいか分からない伊達に、飛燕は二言三言話しかけた。が、声が小さく
聞きとれない。
「おい飛燕、今、何と言ったんだ?」
伊達が聞き返す。再度、飛燕の口が動く。もう少し大きな声で。
『約束ですよ。私の分まで生きてください』
そう言い残し、飛燕は舌を噛み切った。――
――思い出した。
そう、あの言葉を聞いた時から、俺の身体は二人分の人生を背負っているのだ。
俺一人の勝手に出来る身体では無くなった筈。何を勝手に生を諦め、腑抜けていたのか。
我に返る伊達。
忘れていた記憶が、忘れていた決意を思い出させた。
(何が「死んだ友が許さぬ」だ。このまま腑抜けては、それこそ奴に会わせる顔なぞ無い)
そう思った時、伊達の全身を活風が吹きぬけた。心身に巣食っていたモヤが全て消し
飛ばされていく。身体の奥底から力が湧き上がる。久しく無かった感覚。
傍で様子を見ていた雷電も伊達の変化に気づいた。
これまで死んでいた伊達の目が、漢の眼差しになっている。
雷電の鉄面皮のような表情に一瞬、寂しさの混じった笑みが浮かぶ。
(友が…闇を晴らしたか)
792 :
○:04/01/26 20:01 ID:j/Z/JB/e
前回の分も含めて投下しました。
ちょっと展開強引です。
伊達臣人、こいつ好き勝手して全然思う様に動いてくれない。
>>779 一つ聞くが、そんな推理して一体何になるんだ?安易に容疑者として入れられた真っ当な職人の身にもなってみろ。
そもそも3番目に名無しが入る可能性は無いのか?少なくとも一番可能性が高いのが名無しだろ。名無しを疑わず、スレに尽くしてきてくれた職人を疑うってどういうことだよ?いくらなんでも失礼杉。
第一、犯人が分かったとしても、それでどうなるんだ?
徹底的に叩いて、その後にアク禁でもしてもらうのか?それとも、何でそんな事をしたのか問い詰めるのか?それこそ荒廃への道を辿るだけだぞ。
スレ住人同士で仲間割れ起こしてどうするんだよ、ただでさえ大変な時に。
疑心暗鬼にも程があるぞ。
794 :
バレ:04/01/26 22:09 ID:L9J23J1A
>○様
お疲れ様。
「友が…」って。雷電、貴方は何故人の心が読めるのですか。
でも○様の書かれる雷電は何でも知り尽くしたって感じですから、
不思議じゃないですね。
あと、没ネタ見ましたが、あれも良かったですよ。
どこが気に入らなかったのか…
>世界様
なるほど。彼の敗北にはそういう理由がw
しかし、よくこれだけ様々なネタが思い浮かぶものです。
明日以降は選挙の応援でサイト更新できないと思います。
ご容赦ください。
職人に失礼杉とか書き込んでるのもよくわかんないね。
どの辺りまでが失礼じゃないんだか・・・。
どうせ否定的な「意見」は全て「失礼」で「荒らし行為」なんだろうけどな。
うんざりしてきた。
とか書くと見なきゃいいとか必要ないとか排他的になるしなあここの住人は。
もうまとめサイトだけ覗くだけにするかねえ。
661 名前:マロン名無しさん 投稿日:04/01/26 18:54 ID:???
今日は職人来ないな。
だって名無しで色々と発言してしまったから。
とりあえず日付が変わるまでは来ないだろう。
>>774 今まで、半分ネタだと思ってたのか
気づくのが遅すぎたな
つうかパオのトリップ割れてるし。
もうムリなのかもねぇ・・・。
パオ、VS、ふら〜り、バレ、他パオ親衛隊の皆さんだけで頑張って下さい。
ここ最近の流れは、ROMや他の職人が見たら間違いなくヒクよ。
どっちにしろ、ここは馴れ合えない奴らには厳しい環境みたい。
馴れ合い口調じゃないレスは、どことなく浮いてるし。
ずっとROMってたけど言わせてもらう。
今まで口論してきたやつら、いい加減にしろ。
言っておくが、お前ら全員荒らしだからな?
ここまでやってまだ気づかないのか?
誰かが大人にならなきゃ終わらないぞ
荒らし発見!!その名はage厨
>>800!!!!!!!!!!!!!1
「第一話 始まり」
時は20世紀末。ノストラダムスが予言した、恐怖の大王・・・
その到来が来るか否か、世間ではかすかな話題となっていた。
まるで平凡な毎日に刺激を与えるかのように、マスコミは恐怖の大王の正体の特集を組んだ。
人々はそれを、まるで人事のように想像した。2000年問題・・・。隕石の落下・・・。
世界戦争・・・。恐怖の大王の正体の候補は様々だった。だがそんなに生やさしいものではなかった。
2001年1月1日。地球に、突如異星人が飛来する。自らを戦闘民族サイヤ人と名乗る宇宙人。
その名はラディッツ。たった一人で地球へとやって来た彼は、たった一人で世界中へ宣戦布告する。
大空を自由自在に飛び回り、一国の軍隊を一撃で消滅させる程の力を持つ彼に、世界は破滅の危機を迎える。
だが、襲来から一週間後の1月10日。孫悟空をはじめとする、亀仙流の武道家達が立ち上がる。
亀仙流の武道家達と、ラディッツとの戦いは熾烈を極めた。
2日間の戦いでラディッツの命を奪うことに成功するも、亀仙流武道家達のほとんどが命を落とす。
ラディッツは死の間際にこうささやいた。一年後・・・俺の仲間が2人やってくる。
そして俺をこの星へ派遣した者も、いずれやってくる。貴様らはその時こそ終わりだ・・・と。
どんな災害の後よりも、大きな痛手を受けてしまった地球は、その復興に着手する。
だが、追い打ちをかけるように、地球人類への危機は続く。
巨大化したキメラアントが人を襲い始める・・・。新たに存在があらわになった世界、「魔界」との
トンネルをつなぎ、地上を恐怖に陥れようとした仙水忍の反乱・・。
その「魔界」から突如現れた冥竜王ウェルザーとその配下のモンスター達・・・。
まるで運命の連鎖が起こっているかのように、たてつづけに起こった三つの事件。
これらは、ネテロ会長をはじめとするハンター協会の凄腕ハンター達、浦飯幽助をはじめとする、
暗黒武術会優勝チームの四人。そして、冥竜王ウェルザーと共に現れた謎の騎士らによって解決される。
だが、人類への驚異は去ったわけではなかった。仙水忍を追って魔界へと潜入した浦飯達だったが、
トンネルの封鎖に伴い、魔界へと留まったまま行方不明となっていた。
冥竜王ウェルザーを倒した謎の騎士は、姿を消す。だが、ウェルザーの配下はまだ健在だった。
死神キルバーンを長とする巨大モンスター軍団は、南極大陸へ本拠地を置き、世界中の都市へと
モンスターを送っていた。人類が、心休まる日はほとんどなかった。
そんな世界が混乱の渦に巻き込まれている中、日本の海底で、小さなプレートが発見される。
どんな方法をもってしても、傷一つつけられないその小さなプレート。表面には、小さな文字が書いてあった。
「心ある者達へ過去からの伝言を伝える・・・。この土地には、かつて巨大な文明があった・・・
この土地の各地には、我々の残した遺産が眠っている。君たちが、それらを受け入れる資格があるなら
それを受け取るがいい。だが、資格がないのなら、封印してほしい・・・。我々と同じ運命を
たどりたくないのなら・・・」
そのプレートには、超古代文明が残した遺産のことが書いてあった。
日本にかつて存在していた古代文明。研究の結果、彼らの遺産の中には、世界を自在に操れることすら
可能になるほどの力を持つ物もあることが判明した。世界中へ発表されたこの研究結果。
その情報を聞きつけ、世界の有力国は、遺産を自分の物にしようと日本への工作活動を開始する。
この不安定なご時世、武力で世界を統一することが一番だと考えたのだ。
ギレン・ザビ率いるジオン公国もその一つだった。アメリカ合衆国、ソビエト連邦・・・。
日本政府は、古代人の警告どおり、遺産の封印を決定する。各国の工作員達に対抗するために
日本政府は、陸海空の自衛隊、そしてハンター協会、徳川財閥等民会団体と協力し
対工作員特殊機関 「アーカム」を結成。スプリガンと呼ばれるアーカムの特殊戦闘員が
遺跡守備の任務についた。世界各国は、日本の遺跡をめぐって、対立を深めてゆく。
表上は関係を保っているものの、工作員同士の戦闘は絶えない。米ソ冷戦の拡大版である。
工作員、そしてモンスター、妖怪の数は日に日に増していった。
「アーカム」本部は、スプリガンの増量をはかり民間人からスプリガンへ登用できる人物を捜し始める。
徳川光成、ハンター協会のネテロ会長は、それぞれ自分が実力をよく知る人物達を推薦する。
東京都内にあるアーカム本部。スプリガンへと推薦された人物達が、本部へと集まる日・・・。
世界中の刑務所から、五人の死刑囚が脱獄したとの知らせが入る。彼らの向かったのは日本。
目的は敗北を知ること・・・。世界最強と言われる、アーカムのスプリガン達と戦い、敗北を知る。
それが彼らの目的・・・。物語は、この5人の死刑囚の脱獄・・・ここから始まる・・・。
その日・・・範馬バキの心は曇っていた。久々の梢江とのデートのはずだった。
だが、突然のアーカム本部からの呼び出し。バキはいやいや支度を始める。
徳川のじっちゃんが、勝手に俺をスプリガンへと推薦したせいで・・・。心の中でふてくされるバキ。
アーカム本部からの依頼を受けた徳川光成は、先に行われた最大トーナメントで、優秀な功績を残した
者達を、スプリガンへと推薦したのだ。
「確かに、今の世界の状況はやばすぎだけどよぉ〜」
独り言でもふてくされるバキ。アーカム本部へとついたバキを待っていたのは
渋沢剛気、花山薫、愚地独歩、列海王の四人。そして日本ボクシング界の名選手3人。子供二人。
長身の日本刀を腰にそなえた警官一人・・・。バキ含めた11人は、小さな小部屋へと案内された。
「あの人達が、次期スプリガンか。何人か、見たことある顔もいるな・・・。
日本フェザー級チャンピオンの幕ノ内一歩。東洋チャンプの宮田一郎。
おっ、世界チャンプの鷹村守もいるぞ。そして最大トーナメントの男達・・・。あれは・・・・
警視庁、対テロ特務組織隊長の斉藤一じゃねえか・・。山本さん、ずいぶん豪華なメンバーを集めたもんだね」
マジックミラーごしに、バキ達のいる部屋を除く男。御神苗優。
アーカムが誇る、トップクラスの戦闘員、つまりスプリガンである。若干17歳の彼。
まだあどけなさの残る顔。だがバキ達を見つめる眼光は、ナイフのように鋭い。実戦の中で生きている者の目だ。
「日本の命運がかかっているからな。ねえ徳川さん、幻海師範」
アーカム本部所長、山本。徳川財閥の徳川光成。霊光波動拳の幻海。ハンター協会会長、ネテロ。
日本の、武に関しての重鎮達がその場に集まっていた。4名は御神苗を連れて、バキ達のいる部屋へと入ってゆく。
「わざわざお呼び立てして申し訳ない。早速だが、君たちの任務を説明しよう・・・。
日本各地に存在する過去の遺産、そして日本を攻撃してくる妖怪、モンスター達から国を守る。
これが君たちの任務だ。単純だが、極めて重要な任務だ。なにしろ日本の命運がかかっている」
アーカム所長の山本は、真剣な表情でそう語る。それを聞いて、堅苦しい挨拶はごめんだと言わんばかりに
口を開いた男がいた。ボクシング世界ミドル級チャンピオン、鷹村守である。
「そんなことは、この二ヶ月そこの幻海の婆さんから耳が腐る程聞かされたぜ。
何しろ俺たちはその任務のために、わざわざ婆さんの所で修行させられてたんだからな」
鷹村達、スプリガン候補はほぼ強制的に、幻海師範の元での修行をさせられていた。
彼らが、スプリガンとして任務をこなしてゆく上で欠けている物・・。「気」を操る能力である。
サイヤ人や、魔界からの敵はなんらかの形で体から発せられる気を操り戦っていた。
気によって強化された肉体は、弾丸をはじき返し、岩石を粉砕する程の力を得るのだ。
魔界のモンスターや、各国の武装工作員と戦闘することになる彼らには、気の取得が求められた。
血のにじむような修行により、一通りの気を操る能力を身につけた彼らは、晴れてスプリガンの一員と
なることができたのである。
「ここにいるゴン、キルアの二人は、ネテロ会長の下で念の修行をしておった。
それなりの実力を持っているはずじゃ」
ゴン、キルアは現役のハンターである。遺跡を狙っている「幻影旅団」の暗躍を止めるため
スプリガンへと志願したらしい。
「早速だが、任務だ。今朝早く、世界各国の刑務所から5人の死刑囚が脱獄したらしい。
目的は君たちスプリガンと戦い、敗北を知ること・・・。おそらく遺跡を狙っている国の者が
我々の情報を流したのだろう。彼らはすぐにでも日本に上陸するはず・・・。いつ、どこで
狙われるかわからない。そして戦闘になったら、確実に倒すのだ。当面の任務は、身を守ることだ」
いつどこで狙ってくるかわからない刺客に気をつけろ・・・。そんなふざけた任務・・・。
バキ達は納得の行かない表情を浮かべながら、本部を後にする。だが、格闘家の血が騒ぐのか
強い刺客の到来を待ち望んでいるかのように、ニヤリとうすら笑いを浮かべる者もいた。
「大丈夫かね・・・あの人達。」
帰宅するバキ達を見ながら、御神苗がつぶやく。
「とりあえずは心配いらんだろう・・。霊光波動拳の修行も、そつなくこなしていた。
あの幽助のバカなんかよりずっと出来が良かったよ」
「その浦飯君達がいてくれれば、我々アーカムの戦力も倍増するのですが・・・幻海師範・・」
「・・・まったく・・・何をやっとるんだかな・・・あのバカ共は・・・魔界に行ったっきり・・」
アーカム本部から出た後、鷹村と幕ノ内一歩は鴨川ジムへと向かった。
こんな仕事をする以上、もうジムには通えない。世話になったジムに挨拶のひとつでもしようと
一歩が提案したのだ。
「会長・・・きっと怒ってるでしょうね・・・。幻海師範の修行へ出かける時も怒ってたし・・」
「ふん、俺たちは日本のために戦おうってんだ。じじいは頑固すぎるんだよ」
鴨川ジムで彼らを待っていたのは、会長の罵声ではなかった。愕然とする二人。
ジムの外壁に大きな穴が空き、中で多くの人が倒れている。血で染まったアスファルト。ただ事ではない。
「じじいっ!何があった!?」
二人は急ぎジム内部へと入る。何人もの練習生が、血を流して倒れている。中には、顔をつぶされ
見るも無惨な状態になっている者も・・・。ジム内には、臭いではなく、血の臭いが充満していた。
「木村っ!しっかりしろ!青木っ!板垣っ!」
「うう・・・鷹村さん・・・一歩・・・化け物だ・・・二人を・・狙って・・・ぐふっ・・」
「き・・・木村ー!!!」
ぞくっ・・・・・
傷ついた仲間達を介抱する二人は、かつてない程の悪寒を感じる。
ボクシングの試合でも・・・こんな嫌な感じはない・・・。これは・・・殺人者の臭い。狙っている!
「一歩。感じたな?行くぞ」
「はい。鷹村さん」
ジムを出る二人は、一目さんに走る。幻海の修行によって得た気の力。それによって
邪悪な者の位置や強さを感じることが出来るようになった。嫌な感じがぷんぷんする。
この空き地・・・ここにいる。ジムのみんなを・・・痛い目に合わせてくれた奴は・・・。
「君タチガスプリガン・・・。会エテウレシイヨ・・・潜水艦カラココマデ来ルノニクロウシタヨ」
身長・・・2メートル50はあるかと思われる巨体。脱獄した死刑囚の一人、スペックだ。
熊と戦闘経験のある鷹村は感じていた。人間じゃあない・・野獣・・・化け物・・・。
じりじりと差をつめていくスペック。差をつめられる幕ノ内一歩。鷹村と同様、見たこともない
生き物に、圧倒されていまっている。
「一歩!動けっ!!」
腹わたに一発。一撃が入る。風が吹いたように・・・一瞬のうちに・・・
一歩はその衝撃で吹き飛ばされ、空き地に置いてあった土管へと激突する。一歩の意識ははっきりしていた。
普通の生活をしていたら、ありえない衝撃。そしてそんな衝撃を喰らって、生きている自分・・・。
常識では考えられない世界に、自分は入り込んでしまった・・。一歩は改めてそう思う。
「一歩おおおっ!大丈夫か!」
「は・・はい。なんとか・・・すごいボディーブローだ・・・。真田さんや、千堂さんの何倍・・・
いや、何十倍・・・幻海師範の修行を受けてなかったら、即死だった・・・」
鷹村も思う。どうやら自分が考えていた以上に、やばい世界のようだ・・・。もう後戻りは出来ない・・・。
燃えて来たぜ・・・!!
その日、常識では考えられない世界に入り込んでしまった・・・いや強制的に入らされた人間。
そして、これから入っていく人間。これらは小さな事でしかすぎない。
後に展開していく、未曾有の危機に比べれば・・・。
次回「イージス艦 みらい」
パオ以上の有名キャラの乱れ撃ちにしか見えないが、乙。
この状況で新たに投下するからには、図太い神経を持ってることを願う。
812 :
猛:04/01/27 01:12 ID:MJiwQ6jD
どうも初めまして。しょっぱなから糞長くなってしまいすいません。
長いのは最初だけです。多分。
見ればわかるかと思いますが、漫画の設定が滅茶苦茶です。
基本的に、この作品のキャラはみんな「気」を操ります。といっても
気で体を強化して・・・みたいな感じです。バキとかは。
バキなんかのキャラと、ドラゴンボールのキャラを戦わせなくてはならないので
そのあたり調節しました。でも、各漫画の世界観や、キャラの感じは崩さないようにしてます。
ちなみに「バキ」のほうしか読んでないので、それ以前のキャラはほとんど出ません。
知らないので。
とりあえず頑張りますのでよろしくお願い致します。
小説とか読まないので、文章下手です。改行も下手です。よろしく。
「オレにやらせくれ ここらでお遊びはいいかげんにしろってとこを見せてやりたい」
「サムワンさん それならオレだって……」
「花田はすでに一つ金玉を失っている もし万が一のことが起こってしまえば2度と勃てない
ここはオレに任せてくれ」
以下略
○氏、猛氏、力作乙。この状況で本当にありがたいです。
普通にこのスレを楽しみにしてきた人間として、復活を願います。
パオ氏も頑張って。まとめサイトでも、私は当然見に行きます。
でもいずれ落ち着いたら、やっぱりこっちで書いて欲しい。
勝手な言い方だけど、愚痴とかはまとめサイトの法で言って頂くと
荒れなくてありがたいのですが。
SSサイトは全部好きですが、ここは1からすっと見てたんで
格別な思い入れがある。つぶれて欲しくないなあ
結局まとめサイトで続けてるのな。<パオ
上でもあったが自分が放置できないのが問題なのに。
それを棚にあげて「鬱になる」「何でも悪くとられる」「粘着」。
荒らしに対しての反応や発言で自分を奴らと同じ位置に貶めてる事に気づいてない。
結局は理由をつけて逃げたがってるだけじゃん。
「俺にさからう奴らは全員荒らし」
こう公言しているようなもの。
まぁこの発言すらパオにとっては「悪くとるなよ荒らし」なんだろうけど。
カチャカチャカタカタカタコリコリコリカリコリコリ……
どこかでキーボードをせわしなく叩く音がする。
漫画喫茶でくつろいでいたパオが、ふとインターネットの席の方へ目をやる。
すると、そこには黙々と一心不乱に何かを打ち込んでいる男の姿があった。
パオ「ああ……そんなとこで」
??「?」
パオ「……何してんだい?」
??「読書中すまないね。今…執筆中でね……『SS』を書いている。
バキスレというところで、死刑囚の一人が活躍する話を書いているんだ。
でも、時代背景が少し昔だから難しくてね……資料も全部そろってない……。
とくにキャラを上手く動かすのが難しくてね……その部分に苦労して書いてるんだ」
パオ「そんなにたくさんの文章を書く気かい?」
??「趣味だからな……」
パオ「ああ……その……なんだ…」
??「なにか?」
パオ「いや…その参考までに聞きたいんだが。ちょっとした個人的な好奇心なんだが。
もし誰にも読んでもらえなかったら? 賞讃レスなんてもらえないかも……。
いや…それよりも完結したとして、粘着厨がスレを荒らしたりして、
スレそのものが潰されたとしたら。
あんたはどう思って……そんな苦労をしょいこんでいるんだ?」
??「そうだな…わたしは『賞讃』だけを求めてはいない。
『賞讃』だけを求めていると、書き手は近道をしたがるものだ。
近道した時、SSの本質を見失うかもしれない。やる気もしだいに失せていく。
大切なのは、『完結に向かおうとする意志』だと思っている。
向かおうとする意志さえあれば、たとえ今回は賞讃がもらえなかったとしても
いつかはもらえるかも知れないだろう?
向かっているわけだからな………………………違うかい?」
パオ「…………うらやましいな」
パオ「以前オレは…SS職人になりたいと思っていた…
辞典スレにいたころから……ずっと
りっぱなSS職人に…………なりたかったんだ………
かつてあんたのような『意志』をいだいていた事もあった……
でもだめにしちまった………
オレって人間はな……
くだらない男さ。
なんだって途中で終わっちまう。いつだって途中でだめになっちまう……」
??「そんな事はないよ……パオ」
パオ「え?………………」
??「おまえはりっぱにやってるじゃあないか…………『意志』は同じだ……
おまえがSS職人になったばかりの時いだいていた、その『意志』は……
今… おまえのその心の中に再び戻っているのだよ………………パオ」
パオ「なんでオレの名を……知っているんだ?
…………?
そういや…あんた…前にどこかで会った事が…………ある」
??「どこに行くんだ パオ?」
パオ「あのバスに乗るんだ……思い出してきた……そうだ!!
もう行かなくては…………オレはバキスレに戻らなくては…!!」
??「忘れたのか パオ!? おまえはあれに乗ってここに来たのだ。
ここは終点なんだ…………もう…戻る事はできない」
パオ「あ………あんたは……!! そうだ!! あんたはッ!!
あんたはSS執筆中に殉職した…………………!!」
外伝「パオ……おまえはりっぱにやったのだよ…………
そう………わたしが誇りに思うくらいりっぱにね………」
ド ド ド ド ド ド ド ド ドドドドドドドドドドドドドド
ふら〜り「バカなッ!! バカなッ!! ちくしょうッ! そんなバカなッ!
早く更新しろよ、バレ!! 何もたついてんだよっ!!
早くパオのSSを更新しろって言ってんだぜッ!
蹴り入れるぜ この野郎ォオオオ――――ッ」
バレ「一瞬だ! あっという間にスレが荒らされている。
遅かった……パオとあろう者が……なぜこれほどまでに荒らしに反応してしまったのか」
VS「○。猛を守れ…『粘着荒らし』は次に猛にとどめを刺そうと荒らしてくるだろう。
このスレはスルーして続けなくてはならないが……
この『スレ』にはもう、『パオ』は書き込まないッ!」
ふら〜り「何言ってんだよー〜〜VS。今、パオは書いてる途中だってばょォ!!
時間がかかってるだけだって!! 少し待てばUPされるってッ!!
そうだよな!? バレ。前もそうだったような!?」
VS「くどいぞふら〜り、このスレは危険なのだッ!
おまえはマターリ感想を書いて、場を少しでも和ませろッ!」
ふら〜り「何言ってんだよ……VS。何言ってんだよォオオオオオオオオオオ
もう読めないのかよオオオオ VS〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
パオのSSはもう読めないのかよオオオオォ―――――
そんなのオレはヤダよオオオオオオオオオオオオオオ」
VS「これは命令だ、ふら〜り。パオも覚悟の上、執筆していたのだッ! 自分のSSを書くぞッ!」
バレ「待ってVS。まとめスレを覗いてみよう……なにか意味を感じる……」
○「おい見ろよ……パオはどうやら……」
VS「『執筆』は……」
バレ「パオはまだ書いていてくれたッ! これで続きが読めるぞッ!!」
外伝「パオ…おまえはりっぱにやったのだ。
おまえの完結に『向かおうとする意志』は、読者たちが感じとってくれるさ。
大切なのは…そこなんだからな………」
819 :
おまけ:04/01/27 13:00 ID:PemNTC6k
もつお「とおるるるるるるるる。はい、もつおです」
『妙だ…』
『モッツオ…』
『何か気づかないか』
もつお「何が? です…ボス」
『ROMたちだ……』
『ヤツらはパオを始末されたから楽しみを失って混乱するはず』
『しかし違う…』
『ROMの仕方に「迷い」がない…』
『何かを心待ちにするように ROMを続けている』
『調べろ…再び関連スレへ行って調べるのだ』
『何かおかしい』
もつお「調べるって……一体何を…?」
『いいから関連スレを探ってみろ』
817 :今にも落ちて来そうなパオの下で :04/01/27 12:58 ID:PemNTC6k
パオ「以前オレは…SS職人になりたいと思っていた…
辞典スレにいたころから……ずっと
りっぱなSS職人に…………なりたかったんだ………
かつてあんたのような『意志』をいだいていた事もあった……
でもだめにしちまった………
オレって人間はな……
くだらない男さ。
なんだって途中で終わっちまう。いつだって途中でだめになっちまう……」
??「そんな事はないよ……パオ」
パオ「え?………………」
??「おまえはりっぱにやってるじゃあないか…………『意志』は同じだ……
おまえがSS職人になったばかりの時いだいていた、その『意志』は……
今… おまえのその心の中に再び戻っているのだよ………………パオ」
パオ「なんでオレの名を……知っているんだ?
…………?
そういや…あんた…前にどこかで会った事が…………ある」
??「どこに行くんだ パオ?」
パオ「あのバスに乗るんだ……思い出してきた……そうだ!!
もう行かなくては…………オレはバキスレに戻らなくては…!!」
??「忘れたのか パオ!? おまえはあれに乗ってここに来たのだ。
ここは終点なんだ…………もう…戻る事はできない」
パオ「あ………あんたは……!! そうだ!! あんたはッ!!
あんたはSS執筆中に殉職した…………………!!」
外伝「パオ……おまえはりっぱにやったのだよ…………
そう………わたしが誇りに思うくらいりっぱにね………」
ド ド ド ド ド ド ド ド ドドドドドドドドドドドドドド
818 :今にも落ちて来そうなパオの下で :04/01/27 12:59 ID:PemNTC6k
ふら〜り「バカなッ!! バカなッ!! ちくしょうッ! そんなバカなッ!
早く更新しろよ、バレ!! 何もたついてんだよっ!!
早くパオのSSを更新しろって言ってんだぜッ!
蹴り入れるぜ この野郎ォオオオ――――ッ」
バレ「一瞬だ! あっという間にスレが荒らされている。
遅かった……パオとあろう者が……なぜこれほどまでに荒らしに反応してしまったのか」
VS「○。猛を守れ…『粘着荒らし』は次に猛にとどめを刺そうと荒らしてくるだろう。
このスレはスルーして続けなくてはならないが……
この『スレ』にはもう、『パオ』は書き込まないッ!」
ふら〜り「何言ってんだよー〜〜VS。今、パオは書いてる途中だってばょォ!!
時間がかかってるだけだって!! 少し待てばUPされるってッ!!
そうだよな!? バレ。前もそうだったような!?」
VS「くどいぞふら〜り、このスレは危険なのだッ!
おまえはマターリ感想を書いて、場を少しでも和ませろッ!」
ふら〜り「何言ってんだよ……VS。何言ってんだよォオオオオオオオオオオ
もう読めないのかよオオオオ VS〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
パオのSSはもう読めないのかよオオオオォ―――――
そんなのオレはヤダよオオオオオオオオオオオオオオ」
VS「これは命令だ、ふら〜り。パオも覚悟の上、執筆していたのだッ! 自分のSSを書くぞッ!」
バレ「待ってVS。まとめスレを覗いてみよう……なにか意味を感じる……」
○「おい見ろよ……パオはどうやら……」
VS「『執筆』は……」
バレ「パオはまだ書いていてくれたッ! これで続きが読めるぞッ!!」
外伝「パオ…おまえはりっぱにやったのだ。
おまえの完結に『向かおうとする意志』は、読者たちが感じとってくれるさ。
大切なのは…そこなんだからな………」
822 :
作者の都合により名無しです:04/01/27 13:41 ID:RZKOL/5i
猛氏乙。
新人が来るとは思わなかった。
各漫画の設定や世界観をうまく組み合わせて深いシナリオを作ってますね。
始まったばかりなのでなんとも言えませんが
初期設定でもすごいと思いました。
パオ氏とはまた違ったキャラ総出演ですね。
頑張ってください
期待あげ
ぶっちゃけまともなSSよりも「今にも落ちて来そうな〜」の方がいい。
すげー。JOJOっぽい。不自然さがない。
816普通に面白かった。
そういやバレはパオが復活するまで最終回更新しなかったな。
バレなりの抗議だったのかも名。偶然だろうけど。
しかしSS職人が題材にされるSSスレってのも珍しいな。
猛、○両氏も乙。
猛氏のは久々に怖い死刑囚が見れそうで楽しみだ。
でも、あまり無理するなよ。
>>822 パオ氏のは本当に適当にキャラ出してたからなw
雄山とか、ほとんど。まあ面白ければいいんだけど。
でもしばらくまとめサイトに書いたほうがいいんでないかい?
このスレは最悪捨てて、バキスレも一時休止してさ。
落ち着いたらまた立てればいい。まとめサイトがある限り大丈夫だよ。
パオのSS以外のレスを見てるとイライラしてくるのは俺だけか?
あまりにも考え方が幼すぎる。
このスレの住人に対してなんでしりとり荒らしをスルー出来ないんだって見下したとうな言い方してるくせに、自分が一番スルー出来てない。頭悪いとしか思いようがないな。
ID:PemNTC6k氏の作品をわざわざもう一度コピペしてるのは、
○氏に対して以前も同じ事やってなかったか?うぜえから止めろよ。
あと、いつまでもパオ氏の事ぐだぐだ言ってる奴もうぜえ。
いい加減しつこい。パオ氏と幼稚さはどっちもどっちだ。
そんな暇があったらこんな状況下でも作品上げてくれた職人さんたちに
ねぎらいの言葉くらいかけろよ。
○氏、猛氏、PemNTC6k氏、お疲れさんでした。またがんがれ
別にどっちもどっちでいいよ。職人なんかクソくらえだね。
当時パオに対して『意見させていただいた』のは荒らし以外にいただろ。
ええええとそれをなんだって? 『なんでも悪く取られる』?
いい年下人間がイジけてんなよ。
パオの糾弾こそ現時点で重要。
っつーかぶっちゃけこのスレのSSおもしろくねーよ。
SSスレの素人どもをプロと比較するのもどうかと思うだろうが、
読んでる側としては自分が面白いと思うものと比較するんだよ。
じゃあ見るなって話だが、暇つぶしの手段をお前らにとやかく言われても困る。
とにかくパオはクソ。クズ。ゴミ。キチガイ。
パオが出現してなんらかの言い訳をするまで俺はここで書き込むのを止めない。
662 :マロン名無しさん(sage) :04/01/27 18:53 ID:???
バキスレとヤムスレとここ。
一人は共通で荒らしてるクズがいると思う
663 :マロン名無しさん :04/01/27 19:15 ID:QsxDgJYX
本当に暇なんだろう。いいなぁ、親泣かせてるやつは
664 :マロン名無しさん(sage) :04/01/27 19:35 ID:???
荒らしって自分の時間をつぶしてまで楽しいのかね?
IiewFLcEなんか、バキ・ヤムスレのレス時刻みる限り、
やたらネットに張り付いてたぞw暇である意味うらやましい奴だ
なんか凄くガキっぽいのがいるなw
>>829は一行一行突っ込みどころ満載で面白えw
自分で自分に突っ込んでるしw
01/27 11:12 ID:hZT+UjyI 01/27 14:02 ID:hZT+UjyI
01/27 19:33 ID:hZT+UjyI
ざっと見ただけで、今日だけで3件も書き込みか。
つまらねえとか良いながら、張り付いてるじゃんw
文章から見て中学生位と思うけど、暇そうでうらやましいよ。
いや、本当にそう思う。ま、がんがってなw 厨レス楽しみw
VS氏は今日か明日か。期待さげ
ttp://uniform.oops.jp/taisei.html にある通り、荒らしの形態は数あれど、結局放置が一番。
自分が興味のあるものにしかレスしないのは当然。
気に入らないものは無いものとしてみるしかない。
それを放置という。
てか、感想スレッド作ります?
リンク先のところが荒らしに強いのは「作品以外は感想スレで」の一言があるからだし。
>>832 止めなさい。昔、似たようなスレを作ったときに荒しが大量発生したことがある。
>>832 うん。俺も833と同意。逆効果満点だと思う。
俺はバキスレ好きだけど、特別扱いは駄目だと思う。
荒らされて無くなるならその程度のスレとあきらめる。
万一そうなっても、まとめサイトは継続するだろうし。
「第二話 イージス艦 みらい」
日本へと上陸した5人の死刑囚。その一人が、幕ノ内一歩、鷹村守を急襲する。
彼の名はスペック。アメリカ合衆国所属、水深200メートルに位置する潜水艦の海底刑務所から
脱獄。一歩らスプリガン達を狙ってやってきた。
「ふぅ・・・ボウヤたち、まるっきり表世界のファイターだね・・・。
実戦というものをまるっきりリカイしていない・・・。」
スペックはそのぶあつい下唇を前へ突き出し、やれやれ・・・という風に首を振る。
鷹村、一歩の両名は返す言葉もない。ボクシングの試合だって命がけだぜ・・。
でも、相手は自分を殺すつもりで殴ってはこない。倒すつもりで殴ってくる。自分もそうだ。
そこの違い。・・・。スペックの言うことを、認めざるを得ない。だが、そこは負けん気の強い
鷹村である。ただで引き下がるわけにはいかない。
「こちとら熊に打ち勝ち、熊以上の化け鷹二匹を殴り倒してんだッ!てめえなんざにゃ
負けねえぜ。ほら、かかってきやがれ・・」
「イセイだけはいいようだね・・・」
ガードを固める鷹村を、スペックはその巨大な右腕でわしづかみにする。
ガードは破られた・・・のか?否、スペックの巨大なこぶしは、鷹村の頑強な両腕ガードごと
握りしめ、宙づり状態にしていた。スペックの前方には、大木が・・。ニヤリと笑うスペック。
猛牛のようである・・・。大木に向かって突進するスペック。右腕を突き出し、
つかんでいる鷹村の体を、大木へ叩きつける。ミシッ・・ミシッ・・・。大木にはどれほどのGが
かかっているのだろうか。根っこは浮きだし、今にも倒れそうだ。鷹村は一瞬意識を失っていた。
「鷹村さんっ!」
一歩の声・・・。鷹村は意識を取り戻す。とはいっても体はまだスペックのこぶしの中。身動きは不可。
「ジッセンってこういうモノだよ・・・」
そうつぶやくと、スペックは鷹村の土手っ腹に膝蹴りを見舞う。またも意識が遠のく鷹村。
スペックは鷹村を握っていた手を離し、両腕両足、頭突きと、多種多様な攻撃を見せる。落ちてる石、
棒キレ・・・なんでもありである。スゥエーバックなどのボクシング高等技術も、殺し合いでは
通用しない。殺される・・。鷹村さんが殺される・・。すぐ横で一歩はそう思う。
しかし、鷹村も元は喧嘩屋。ボクシングだけの男ではない。動きの止まったままの鷹村に
スペックがとどめをさそうと右ストレートを振り落とす。鷹村、これを回避。そのままスペックの
胴体へ腕をまわす。股間に膝蹴り。少し反応するスペック。少しのひるみを、鷹村逃さず。
プロレス技とも、柔道技とも取れる、ずいぶん滅茶苦茶な投げ技でスペックを体を地面へと叩きつける。
「喧嘩の場数も積んでるんだよ・・・」
ふう・・と息をつくと、鷹村は自身気な表情を浮かべながら一歩の元へと歩き出す。よく見ると見るも無惨な体。
世界戦の時以上の出血量・・・。無惨にえぐられた傷跡・・。青旦を通り越して、真っ赤に腫れた顔。
「・・・一歩・・・俺はちょっと血ィ流しすぎた・・・。後はまあ頼まぁ・・・」
「えっ・・・・?い・・いや・・・僕は・・・」
スペックはすでに立ち上がっていた。鷹村の技で地面に叩きつけられた首が折れたらしく
元に戻す作業をしている。グリンと曲がった首を戻し、骨をコキコキとならす。元に戻ったようだ。
「今度はチェリーボウヤか・・・マクノウチ・・・」
両腕を高くあげ、奇妙な構えをするスペック。鷹村の攻撃のダメージはそれほどでもないようだ。
対する一歩。ギアが上がってきてないのか、少し押され気味である。無理もない。人知を超えた戦いを
見せつけられてしまったのだから。スペックの攻撃は突然始まる。鷹村の時と同様。
一瞬の間もあかない・・。超高速連打攻撃・・。一歩のガードがどんどんとはじかれていく。
ピーカブースタイルの頑強なガードも無意味なのか・・。一分・・・二分・・・三分・・・。
スペックの攻撃は止まらない。四分・・・・・・スペックはかすかな疑問を持ち始めた。
アレ・・・。このタカムラボウヤと違って、このボーヤにはクリーンヒットが当てられない・・・。
オカシイナ・・・。アア・・そろそろゴフンか・・・ちょっと疲れたナ・・・。
スペックの隠れ技、五分間の無呼吸運動。5分もの間、彼の強烈な連打を打たれ続けた相手は
確実に落ちる。今回も・・・そう、落ちるはずだった。だが、目の前の敵幕ノ内一歩。
彼は、以前に五分間以上の無呼吸運動を受けながらも、勝負に勝った男だった。
「島袋に比べたら、たいしたことねえ時間だ・・。パンチの質は差し引いてな・・。行けえ!一歩ッッ!」
ゆらゆらと左右にウィービングを始める一歩。なめらかながらもキレのあるその動きに、スタミナが落ちた
スペックの拳はついていけない。左右への動きはどんどん速くなる・・。そしてその∞の動きの
最終形態・・・。デンプシーロォォォル!!左右からの超高速最終ブローが発動。スペックの体へと突き刺さっていく。
所変わって東京都内某所・・。
とある立ち食いそば屋で、長身の警官が一人寂しく夕食をとっていた。腰には日本刀。
廃刀令・・・いや、銃刀法違反は大丈夫なのか・・・。
チャッチャっとそばをすすり終え、勘定を済ました警官に、小柄な中年男が話しかける。
「斉藤一さん・・・でしたな・・・・・?」
「・・・貴様か・・・柳龍光とかいう阿呆は・・・」
「こんな人混みの中ですが・・・卑怯とは言うまいな・・・?」
「ふん・・・むしろいい度胸だと褒めてやる・・・阿呆が・・・」
再び所変わって・・・
範馬バキは、その日帰らなかった。自分を見ている臭い視線・・・。血の染みこんだ手の臭い・・。
殺人者が自分をつけねらっている事に気づいていたからだ。話にあった死刑囚とやらか・・・。
明日学校早いのに・・・。またもやふてくされるバキ。足早に、人気のない雑居ビルの路地へと入り込み
刺客の到来を待つ。
「いるんでしょ・・・・?出てきなよ。こっちは明日早いんでね・・・」
「ひゃはははっ こんなやばい時だってのに学校とか言ってるよ。こいつやっちゃおうよ!」
子供の声・・・。どこだ・・・。バキは周囲に目を配るが、ゴミをあさる猫の姿しか見えない。
「フフフ・・・そうだねピロロ・・。でももう少ししてから・・。彼と少しお話もしたいしね・・・」
ぞくっ・・・。背後からの不気味な声にバキは振り返る。すると、雑居ビルの壁の中から
黒ずくめの男が出てきた。ドアも・・・何もない所から、壁をすり抜けて・・・。
肩には巨大な鎌・・・。そして一つ目の化け物・・・。一目でわかる・・・人間じゃない・・・。
「モ・・・モンスターって奴か・・・?あんたら・・・」
「う〜ん・・。まあそんな下品な者じゃないさ。ボクの名はキルバーン。友達は死神・・なんて読んでるけどね」
「し・・・死神キルバーン・・・ッッ」
南極に勢力を持つという、冥竜王ウェルザーの残党・・キルバーン。バキもその名は知っていた。
なぜそんな奴が自分の元へ・・・。これも、スプリガンとなり、闇の住民と対立するようになったから・・?
様々な事が起きていたその日・・。自衛隊横須賀基地では、新型イージス艦「みらい」が完成してい
最後「た」が抜けてる。
次回へ続く。時間がないので推敲しなかった。
ちなみにこの作品のモチーフはスーパーロボット大戦です。
パオ臭がする。
>>
>>831 気持ち悪いやつだな。
SS以外のものがおもしろいからここに張り付いてるんだろうが。
っていうか一日に3件の書き込みって多いんだ。
初めて知ったよ文盲くん。
異様に・・・が多いな
三点リーダーくらい使えよ
こういうのも荒らしになるのか?
猛氏乙。連投は厳しいと思うので、自分のペースで頑張ってくれ。
>>841は失敗。レス汚しスマヌ
>>843 パオが許されてるから許されるんじゃないの?
っていうかパオが書いたんじゃないの?
>>843 指摘は全然構わないんじゃない?確かに俺も少し気になった。
>>842 いや、3件の書き込みじゃなくて時間の事なんだけどw
>いや、3件の書き込みじゃなくて時間の事なんだけどw
分かってるよ。
それで暇っつーのがよく分からん。
一つ忠告しておいてやるが、現実世界だと
自分の意見を正確に伝えないと分かって貰えないよ?
覚えとけ、な。
>>845 君は何でもパオに見えるんだねw俺もそう見えるだろ?
これからも厨房レス頼むな。また思い切り笑わせてくれ。
猛氏、これからもがんがってね。出来ればもう少し戦闘シーンを
細かく書くともっと面白くなると思うよ。
>>848 だって書いてあることがパオと大差ないんだもん。
それでパオみたいにうざったい三点リーダ乱用してたら本人だと思うさ。
ってか本人なんだよきっと。違っても別にいいや。同じようなもんだし。
あと、
>>847はスルーなんだね。
俺にはそっちの方が笑えるよ。
辛いこと沢山だろうけど頑張れな。
今日は真性厨に笑わせて頂いた。
ありがとうID:hZT+UjyI。これからも愛するパオを追い続けてくれなw
いや辛い毎日wだから、君みたいな存在が本当に必要だよw
いい加減厨相手にレス消費すると俺も荒らしと言われるな。
職人さん、これは心から言うが本当にがんがって。無論パオ氏もな。
作品が続く限り、俺はこのスレを見捨てないから。じゃ、消えるわ。
何レスもスレ汚しスマン。厨からかうと面白くてさw
はい、思いつかなかったようです。
まだパオの方がおもしろいな…。
852 :
作者の都合により名無しです:04/01/27 21:56 ID:YFyiBo8G
む、これは高度な「煽りあい宇宙」か!?
いや、素晴らしい。賞賛するよ君たち!
猛氏とパオ氏では文章が全く違うから別人では。
>>852 いい年だろ君w
読んでて思ったけど、ID:hZT+UjyIは元パオ信者じゃないかね。
厨房荒らしだからといえばそれまでだが、言動に整合性が無さ過ぎる。
このスレに興味無いとか言いながらSSはしっかり読んでるみたいだし、
いつまでもパオパオパオ繰り返してるし。粘着にしても程がある。
まるでパオにかまって欲しいみたいだ。必死杉。
で、俺の推論としては元信者が最近のパオに切れて、愛情が裏返り粘着してると。
別にこんな奴興味ないから推論が間違いでも構わないが、言いたい事はひとつだ。
鬱陶しいから出てけ。ID:UoE/YKOuも一緒に。厨房の寝言なんぞ全然面白くねえよ。
パオに構って欲しけりゃサイトBBSに逝って愛の告白しろ。ウザ杉。
つきまとわれても困るんで、相手にするのは今回が最後だけどな。
再起
ヘヴィ級プロボクサーをも蹴散らし、木製バットでの打撃にも耐える格闘士がここにいる。
リチャード・フィルス。「地球一のタフガイ」と呼ばれていた一流の用心棒。
最大トーナメントで二度の不覚を取った後、彼は猛省した。
相手の攻撃に耐え、思い切りブン殴れば勝てる。格闘技は、そんな底の浅い世界ではなかった。
「このままじゃあ、ダメだ・・・」
ボクシングや空手など、あらゆる門戸を叩いた。徹底的な自分改造。
力任せでないパンチを知り、防御の大切さを学んだ。初めての体験だった。
特訓開始から一年経ち、彼はかつての仕事場だった酒場を訪れた。
「頼む、俺を使ってくれッッッ!」
頭を下げるフィルス。既に後釜を雇っていたのだが、主人はこの姿に心を打たれた。
「いいでしょう。ただし、今の用心棒に勝ったら・・・ですがね」
現在の用心棒、いわば後輩は、フィルス以上の体躯の持ち主であった。太く、デカい。
「アンタが二千試合無敗を誇った男? トーキョーじゃ散々だったらしいがね、ハハハ」
「・・・否定はしねぇ。かかって来な」
後輩が巨大な拳を振り上げ、フィルスに殴りかかる。完全なテレフォンパンチ。
フィルスは軽々とそのパンチを捌き、カウンターの右ストレートを決めた。
巨大な肉体が地面に崩れ、見事なまでの一撃K・Oとなった。完全結着。
その後、フィルスの活躍は目覚しかった。
以前のように無駄なダメージを喰うコトもなく、確実かつ迅速に傍若無人な客を倒していく。
残念ながら女は抱けないが、バウンサーとして名を馳せてゆくフィルス。
それでも時々、ふと思ってしまうコトがある。
「もっと早くからマジメに格闘技やってりゃ良かったよ・・・」
>アバッキョ
おもしろい
>>843 三点リーダーって「…」のこと?
>>668 「ま、今の俺からは想像もできんだろうがな。宇宙飛行士関連の新聞記事なんかは、マメに
切り抜いてスクラップしたりしてな。特に、なんつったかな、ジャ……なんとかいう奴の記事が、」
電話が鳴った。
「ユージローか。私だ」
ストライダムの声だ。
「おう、お前か。今さっき読ませて貰ったぜ、クリスマスプレゼント。面白ぇ本をありがとよ」
「それは良かった。では書物に続いて、実体験で面白いことをプレゼントしよう」
ストライダムは、謎の飛行物体のことを勇次郎に告げた。時期的に考えて、明後日日本で開催される、
国際平和会議の妨害が狙いっぽい。刃牙たちが撃墜したので、会議は多分大丈夫だろうが。
「ただ、その飛行物体が、ちょっと臭うんだ。今写真から調べさせているところなんだが、どうも
宇宙人の侵略なんかではなさそうな感じでな」
「? じゃあ何なんだ」
「いや、詳しくはまだ言えないんだが……」
ともあれ、乗っていた奴が無事に脱出していたりするかもしれない。勇次郎にも調査に行って
欲しい、とストライダムは告げた。ただの侵略ではなさそうな、謎の飛行物体の乗組員を探しに。
そそられるものを感じた勇次郎は、とりあえず引き受けて出発した。
「という訳でやってきたが」
刃牙たちが戦った海辺の、背後に位置する山の中。警察や自衛隊が封鎖して調査中だが、今はもう
深夜なので見張り以外は引き上げている。そんなものを潜り抜けるのは、数々の戦場を生き抜いてきた
勇次郎にとっては朝飯前であった(騒ぎになったら面倒なので、見張りをぶちのめしたりはしていない)。
「考えてみたら、いるかいないか解らねぇエ〜リアン一匹、どうやって捜すんだ。おい隕石、お前が
気配を感じたりとかはできねぇのか」
《できない。異星生物というのものは、脳の構造から呼吸の方法から全部根こそぎ違うのだから、無理だ》
「ちっ。それじゃあ仕方ねえな」
と言いながら、勇次郎はしゃがみ込んで両手に一つずつ、小石を拾った。と同時にその頭上を、背後から
飛んできた銃弾が通過する。
「あいつらに教えてもらうとしよう」
振り向きもせずに二つの小石を、勇次郎が肩越しに後ろへ投げる。「ごっ!」「がっ!」と声がして、
どさどさと二人倒れる音がした。
勇次郎が振り向くと、黒いスーツ姿で拳銃を持った、いかにもな男たちが額から血を流して倒れている。
「お? この服にこのネクタイ、この拳銃。こいつら、カハベヘゲヘだな」
《カハゲヘベヘ?》
「ああ。スパイものとかでよく悪役になる、○○○の組織でな。にしても、ここにこいつらがいて、
俺みたいなのを排除しようとしたってことは……こいつらにとって都合の悪いことが絡んでいる、か」
《絡んでいる、って。例の飛行物体にか?》
「ああ。とりあえず、こいつらに聞いてみねえとな」
勇次郎は山の中を駆け巡り、ハトやキジの羽根を掻き集めてきた。ねこじゃらしとガマの穂も毟ってきた。
足の裏や脇の下、首筋を攻めるのはシロウト。通は、足の指と指の間や、耳の裏などを攻めるもの也。
次の日の朝。徳川邸に集められた刃牙たちは、光成から報告を受けた。
「昨日、○○○から話が来てな。わしらの実績を見込んで、今日から国際平和会議の会場警備を頼みたい
そうじゃ。警察や自衛隊とは別にな。昨日の飛行物体の乗組員が、生きておる可能性が濃いから、と」
「? 何で○○○が。単なる参加国の一つでしょ? しかもまだ前日なのに、民間人にまで頼むなんて」
「……生きておる可能性が濃い、というのはな。昨夜、密かに飛行物体の調査に向かっていた○○○
の組織、カハゲヘベヘのエージェントの死体が見つかったからだそうじゃ。十人中、八人が焼死体でな」
残りの二人は、笑い過ぎと見られる窒息症状で発見されたらしい。
「山の中で、事故で焼け死ぬなぞあり得ない。あの飛行物体の乗組員が生きていて、自分を追って来た
カハゲヘベヘを焼き殺した、としか思えないそうじゃ」
「???? 話が全然見えないよ」
「じゃろうな。最初から説明するから、よく聞け。協力の条件に事情を聞いたのじゃが……」
三十年前。○○○の打ち上げた初の有人宇宙探査船が、ある彗星の重力圏に捕まってしまった。通信は
繋がっていたものの、救出に別の船を出す予算など無い。彼は、そのまま見捨てられたのである。
そして三十年。その有人探査船は、修理され改造されて帰ってきた。母国、そして地球への復讐の為に。
だがその彗星は、地球人が生息できるような場所ではない。他の生物も存在していないはずである。
○○○の科学者によると、おそらくは彼が、一滴の水もない苛烈な環境の中で己の肉体を進化……
変化させ、別の生き物になったのであろうと。その予想される姿は、水分を失いきって
白く干からびてヒビ割れた、地球人とは似ても似つかぬ、とてつもなく醜悪な……
「ちょっと待った!」
刃牙が、叫びながら立ち上がった。
「そ、それじゃあ、俺たちが昨日戦ったのは、いや、今からまた戦うかもしれないのは、」
「その通り。れっきとした地球人、母国に見捨てられた男じゃ。名前はジャミラという」
「……!」
刃牙が絶句していると、隣で正座している渋川が静かに言った。
「刃牙さんや。事情はどうあれ、その瞬間その瞬間、こちらを狙ってくる相手に対しては、容赦
してはならんぞい。でなくば、生き残れん」
「そ、そんな。確かに、武道家としてはそれが正しいのかもしれませんけど、」
「いや。人間として、じゃ。わしは嫌と言うほどそれを味わってきた。大陸でな」
はっ、と刃牙が息を飲んだ。……渋川は、戦争を経験している。喧嘩でも試合でもない、本物の
殺し合いを。格闘家や犯罪者(死刑囚とか)とは根本から違う、「兵士」と戦ってきたのだ。
ジャミラは既に、地球上で殺気を持って暴れている。もしまだ生きているのなら、止めねばならない。
「だ、だけど……そうだ、ジッちゃん! ジャミラの家族とか恋人とかが説得して、奇跡が起こって、」
「無理じゃ。ジャミラは全くの天涯孤独の身。友人や恋人と呼べるものもおらん。あえて言うなら
タンポポが好きで、世界でも珍しい種である日本のタンポポにも興味を示しておったとか」
「タ、タンポポって……」
ここまで、じっと話を聞いていた独歩が、ぽつりと言った。
「あるいは最初の探査船打ち上げが、結構ヤバめのバクチだったのかもな。他国との競争を焦って」
「なるほど。失敗の可能性を色濃く考慮した結果、天涯孤独の男に白羽の矢を、か」
烈が後を受ける。刃牙が、大きく目を見開いて、声を震わせた。
「そ、そ、そ、そ、そんなっ! そんなの、いくらなんでも、ひどすぎるっっ!」
>>世界さん
ふふ。しおしお〜となった龍、とはまた何とも、らぶりぃなものを♪ しかも、物凄い修行の
果ての、その成果なのに。凄まじく強いはずなのに。それなのに、しおしお〜。あぁ可愛い。
フィルスもちょっとそうなってますが、本来凄く強いヤツが、弱く崩れてる姿ってのは、
何だか、こう、良いですな。愛でたくなるというか。
>>○さん
うわ。本当に飛燕が……舌を噛んでしまうところ、思いっきり明確に映像が浮かびましたよ。
凄く安らかそうな、でも悲壮感が漂い、それでも伊達を生き延びさせることができた安堵、
だけど自分は一緒には生きられない悲しさ……が混ざった表情。しかも少年時代の顔。う〜。
>>猛さん
おおっ! スケール大きさを〜とか仰っておられたから、どんなのを? と思ってましたが、
これほどとは! 冒頭の、畳み掛ける危機また危機もテンポ良く熱かったですが、細かいとこで↓
>普通の生活をしていたら、ありえない衝撃。そしてそんな衝撃を喰らって、生きている自分・・・。
生意気な言い方ですが、この部分感心しました。敵の強さではなく、自分の暴走した破壊力でもなく、
こういう点で怖さを感じるとはナカナカ。猛さん、とりあえずここで一人、期待高めてますよっっ!
>>今にも下さん
むぅ。全般的に、高尚というか格調高いというかそんな感じがしました。セリフのひとつひとつが、
重くて綺麗な感じ。且つ、ジョジョ。VSさんとはまた違う、「センス」でしょうね。この雰囲気は。
贅沢を言わせて頂ければ、普通のSSも読んでみたいところです。何卒。
あ、その際にはどうか名乗って下さい。我ながら、↑コレではあんまりですので。
>>このたびは
一時はどうなることかと思いましたが、持ち直してきましたね。賑やか過ぎて、SS献上を明日に
しようかと考えたほどです。前回から間が空きすぎるのも……と思って結局こうなりましたが。
ともあれ、今このスレは、14キロの砂糖水を一気飲みしているところ。ですよねっ。
>>860 >且つ、ジョジョ。
つーかセリフの改変でしょ
>今にも落ちて来そうな空の下で
いい感じになってきた
パオさんのはまとめで読めば良いし次スレはいい幹事になりそうだ。
>>854 剥げど。反応が必死すぎる。パオさんに捨てられた女か?
一気に大作来たね、猛さんのヤツ。
やっぱ一作品だけのSSより、色んな漫画を組み合わせた方がオモロイ。
それに、名を上げるには絶好の機会だったんじゃないか(意図してないにせよ)。
投稿SSって、内容はもちろんだが、うpする時期もかなり重要な気がする。
何はともあれ厨房が消え、スレが立ち直ってくれそうで何より。
864 :
作者の都合により名無しです:04/01/28 01:53 ID:hpzXL8B/
は〜い、厨房ですよ♪
>>864 頼む、このスレのために消えてくれ。
つーか氏ね。
>>2.15
舌噛み切ったのか。
殺してはいないとは思ったけど。
自殺の手段としてそれは思いつかなかったな。
>>史上最大
最初は「展開速いな」と思ったが、勘違いだったか。
こういうのこそSSの本髄って気がするな。
鷹村なら普通にスペックに勝てそうな気はするな
>>奇妙
この状態のフィルスなら独歩に勝てる…勝てないだろうな。
格闘技を習うことで自分らしさを失ったと思ったら、そうでもない。
これが普通の反応だな。
>>背中
ジャミラかー。
勇次郎だったら何のためらいもなく殺すんだろうな。
>>パオの下
こういうの大好きだな。
よくできた改変ネタだと思う。
>>687 魑魅魍魎
「う」
このスレは駄目だとか言われているが、俺はそうは思わない。
まだ書いてくれている職人がいる限り、SSスレは安泰だ。
ツッコミ待ちか。
つっこまないぞ
厨房は永遠に不滅だろ
反応が楽しくてついつい書き込んでしまう厨房ホイホイスレとはこのスレのことだしな
870 :
王大人:04/01/28 09:24 ID:Jd112RXA
厨房A、死亡確認
>870
それって厨房Aが死亡を確認しているってことになるんでは。
873 :
王大人:04/01/28 17:58 ID:Jd112RXA
細かいツッコミは無用である。
でも厨房攻防がこのスレのメイン住人である事は事実っぽい。
住人数は多そうだが、その90%が厨房・攻防で構成されてそうだw
荒れて当然の気がする。今まで潰れなかったのが奇跡かも。
でも出来ればずっと続いて欲しい。
875 :
作者の都合により名無しです:04/01/28 18:54 ID:ho5ndp3s
実際荒らしてるのは大人だろw
粘着具合いといい、いじめにあって自分の殻に閉じ籠ったヒッキーと予想
>>875 いや、精神的な厨房も含めてw
ま、確かにパオ氏の男塾ねたとかヤクバレ氏の麻雀とかは
ある程度の年齢層以上の法が受けが良いんだろうな。
このスレの住人平均年齢は以外に高いのか?
まあ何はともあれ、少し落ち着いてきたからいいんじゃない?
皆さんちゃんとうぷしてくれてるし
>>875 とりあえずおまえの精神年齢が低いのはよくわかった
漫画板なんだから厨房工房が多いのは当たり前だろ
2chで常識を語られても困るんだが・・・・
2chで2chを語られても困るんだが
社会ってのは案外ストレス溜まるもんだよ。
学校でのイジメと違って、「○年我慢すれば〜」ってのが無い。
一度職場でハブされたら、ハイさよなら。
そういう意味じゃ、粘着荒らしは大人の可能性が高いかもしれん。
野比家にとんぼ返りしたドラミとセワシだが、またしてもドラミの
ないない病が噴き出した。
「ない!あたしのタイムマシンが、ない!」
「そりゃないだろ。俺たち、ドラえもんのタイムマシンに乗って
こっちに来たんだから。ドラえもんのタイムマシンはあるだろ?」
机の引き出しに頭を突っ込んでじたばたしているドラミの脇から
セワシも引き出しの中を覗き込んだ。タイムマシンがあった筈の
空間には、ネジだの歯車だのいった機械の残骸が漂っていた。
「あれ、何にもねーな。ドラえもんのタイムマシンはどこだ?」
「ある訳ないわよ。ここに来た時あたしがぶっ壊したんだから」
「ガッデム!それじゃもう未来に帰れねーじゃねーか!どこでもドアの
件といいタイムマシンといい、兄妹そろって高価な秘密道具を何だと
思ってやがんだ!」
「しょうがないじゃない!秘密道具って、とってもデリケートで
ちょっとした事で壊れちゃうんだから!ペコペコバッタなんか
大半が冬を越せずに野垂れ死んじゃうのよ!」
「てめー今、タイムマシンは自分でぶっ壊したって言ったじゃ
ねーかよ!」
「だから何なのよ!戦士は戦いの中でしか生きられないのよ!
文句があるんなら、今すぐあたしのスプーンを持ってきなさいよ!」
「うがー!」
「ぐぼー!」
などといがみあっていても何も始まらない。セワシもドラミも
明晰な頭脳をフル回転させて、未来へ帰るための方策を講じ始めた。
「…こうなったら、もうアレしかないわね」
ドラミが階段を下りて庭に出た。掘削機で地面に大きな穴を掘り
床と壁面を平らにならして、ショック対策のセラミック板を
貼りつけた。ポケットをまさぐって巨大なタンクとカプセルを取り出し
立方体の空間と化した穴の中に設置した。そこへセワシもやって来た。
「ドラミ、何だこれ?」
「見りゃ分かるでしょ。コールドスリープの装置よ」
その瞬間、セワシはすべてを理解した。たかがスプーン一本のために
ここまで手数をかけるドラミの行動力に感服し、アホさ加減をあざ笑い
そしてこんな面倒事に巻き込まれた自分の運命を呪った。
「…あのさ」
ある種の清々しさを帯びたセワシの声に、準備を終えたドラミが
振り返った。
「ん?なあに、セワシさん」
「俺も所詮はのび太の子孫だし、こんなこと言ったらまだまだガキだって
笑われちゃうかもしんないけどさ。雀荘のカレー、普通のスプーンで
食べないか?」
「イヤ」
「だよな、やっぱイヤだよな!さあ、冷凍睡眠で未来へひとっ飛びだ!
いやっほー!」
セワシが布団と湯たんぽを抱いて、軽やかなステップでカプセルの中へ
とび込んだ。ハッチが閉まる直前に見せたその笑顔には、確かに一滴の
涙が光っていた。
そんなセワシに一瞥もくれず、ドラミが地表に出しておいたセラミック板で
天井を塞ぎにかかった。ぶ厚い板を横にスライドさせるごとに、床に
描かれた光の帯が次第に細くなっていく。
天井板と壁板の四辺が完全に重なった。光の帯が消えてなくなった。
「いやー、よく寝た。なんだか夜眠って朝起きたぐらいの日常感しか
ないんだけど、本当に二十二世紀になったのか?」
セワシが、脳みそが腐るというドラミとは正反対のコメントを
口にした。野比家の一族は、コールドスリープなんぞに頼らなくても
一万年くらいは余裕で寝て過ごせるのかもしれない。
「もっちろんよ!そんなに疑うんだったら証拠を見せてやるわよ!おりゃ!」
ドラミの振り下ろした巨大ハンマーで、右端のカプセルのハッチが
粉々に砕け散った。中から一抱えの壷を取り出して、セワシの前に置いた。
「ハッチは普通に開けろよ!物は大切に使えって何度言わすんだ黄デブ!」
「余計なお世話よヘニョチン!ほらセワシさん、これ食べてみて」
ドラミが壷の中に手を突っ込んで、一本のキュウリをつかみ出して
セワシに手渡した。キュウリのぬか漬けだ。受け取ったキュウリを
かじったセワシが、驚嘆の声をあげた。
「へー、全然ぬかみそ臭くない」
「でしょ、丸っきり漬かってないでしょ。これがコールドスリープ大成功の
何よりの証よ!セワシさんの湯たんぽも、まだ暖かいんじゃない?」
セワシがずっと股にはさんでいた湯たんぽをようやく引き抜いて、自分の
頬に当ててみた。
「ホントだ、あったけー!でも、どうしてこれでコールドスリープ成功って
ことになるんだ?」
「馬鹿ねー。冷凍機能が正常に動いているから、カプセルに入る前の状態が
キチンと維持されてるんじゃない。ぬか漬けなんて、普通は一晩たったら
完全に食べ頃なんだから」
「いや、ぬか漬けはまぁ分かるんだけどさ。湯たんぽがあったかいままなのは
なんでだ?冷凍保存したんだよな、これ?」
「どうでもいいじゃないそんな事!とにかく、今は二十二世紀なんだから
とっととスプーンを探してとっとと雀荘にしけこむわよ!」
出入り口のドアは天井についている。セワシが小首を傾げつつも湯たんぽと
キュウリを床に置いて、ドアのノブに手をかけて力いっぱい押し開けた。
ドアに覆い被さっていた土が室内に流れ落ち、どんよりと曇った空が見えた。
ドラミがコールドスリープの装置をポケットにしまい、セワシの頭を踏み台に
して一気に地表に躍り出た。
「ビバ!懐かしの二十二世紀!」
懐かしの二十二世紀の大地には、生臭い血風が吹いていた。
887 :
作者の都合により名無しです:04/01/28 23:52 ID:fYaCpCe6
ツマンネ
22世紀に何が…
道化師
ある晴れた日曜日。ここは、とある遊園地。
子供の夢を具現化したような、こんなテーマパークでも事件は起こる。
「やめて下さいッ!」
「いいじゃねぇかよ、少し付き合えよ」
「放してッ!」
「このアマ、なめんなよッッ!!」
漂う不穏な空気。平和なはずの遊園地には、あまりにも似つかわしくない光景。
しかし、誰も止めるものはない。黙って見ているだけだ。
みんな休暇でここに来ているのだ、ヘタに正義感を出して怪我をしてはつまらない。
突如、そこへ通りがかった小柄なピエロ。暴漢に向かってヘラヘラと話しかける。
「まぁまぁ、相手は嫌がっておりますし・・・強制はよくありませんよ」
「あぁ!?」
「あ、失礼。私の名前は・・・」
「聞いてねぇよクソチビ! 消えなッ!!」
男がピエロに拳をぶち込もうと大きく振り被った。
が、その刹那、正拳が凄まじい速度で男の顔面寸前で止められた。
「う・・・ッッ」
「私はピエロ。ピエロが主役になっても仕方ありません。ですから、アナタ自らが
非を詫びてここを立ち去るのが最善だと思われますが─────どうでしょう?」
「ぐぎっ・・・すまなかったな、ねえちゃん」
こうして女性は解放され、男はコソコソとどこかへ消えた。
遊園地の道化師であり、支配人でもある芦田。
人工的に創造された現代の楽園。その平和は、この男がいる限り永遠に守られていくだろう。
890 :
作者の都合により名無しです:04/01/29 00:38 ID:wEuLmfjm
ツマンネ〜
芦田さん、カッケエ!
なんだ、この流れ…
フィルスの次は芦田か。
俺にとって芦田は、末堂とドリアンがジェットコースターに乗った途端
合図もなしに発進させたとんでもない奴という記憶しかないな。
894 :
□:04/01/29 01:37 ID:0d/rao8j
今度はツマンネ厨登場かよ
それになんでもかんでも厨とつければいいものでもなかろう
ここは称賛厨のたまり場だ。
ツマンネ厨の巣窟でもある。
厨王
厨皇
ここんとこ厨厨鳴く奴が多いと感じててウンザリしてる
他板で「奴は意見厨だからな」なる書き込みを見たときは正直どうかと思った
900 :
バレ:04/01/29 02:21 ID:teSlsejL
>VS様
コールドスリープするとぬか漬が漬からないのかどうか、
よく知りませんが、ドラミがそう言うんだからそうなのかな。
睡眠不足の私には、たかがスプーン一つのために
100年の睡眠が取れるセワシが少し羨ましかったり。
>猛様
怖い死刑囚が久々に見れて嬉しい限りです。
最初のコメントで「全員、気を使います」と聞いた時は
どんな雰囲気になるのか期待半分怖さ半分でしたが、
たっぷり楽しませて頂きました。
柳対斎藤も楽しみにしています。
>今にも〜様
>早く更新しろよ、バレ
そういえば更新してませんでしたね。この時。
はい、今週も更新は出来ません。
901 :
バレ:04/01/29 02:22 ID:teSlsejL
>世界様
フィルス、芦田さんと脇役どころの使い方が上手いですね。
芦田さんは確かに原作でも結構強そうだったしなあ。
(ドリアンにも怯みませんでしたし)
普段はこんな「弱者の味方」なんでしょうね。
>ふら〜り様
何かえらく聞き分けがいいですね、今日の勇次郎。
それとも、ストライダムの頼みだからでしょうか?
あと、
>笑い過ぎと見られる窒息症状で発見
これで「ファミコンゼミナール」の笑能力者AKIRAを
思い出しました。(知っている人少ないだろうな…)
902 :
作者の都合により名無しです:04/01/29 02:34 ID:Zv5Vm/CS
馴れ合いuzeeeeeeeeeeeeeeeeeeeee!!!!!!!!!!!!!!!
子供はとうに寝る時間だ
904 :
作者の都合により名無しです:04/01/29 11:48 ID:xSeDwYzb
バキスレアビジョッッ
あげ
ひとつ聞きたいんだけど、
ここで書く上での注意点とかある?
SS書いてるんだけど、
「そのキャラのSSだったらよそで書けや!」てなポイントとかあったら
ご教授よろくし。
906 :
□:04/01/29 18:43 ID:0d/rao8j
>1によると
>現在は、バキネタ以外にも、広く漫画ネタのSS総合スレになっています。
とある以上なんでもありじゃないかな?
>>麻雀
黄デブと湯たんぽに笑った。
っていうか麻雀やれよドラミ。
>>奇妙
ピエロって誰かと思ったらあいつか。
神心会空手ってクリリンみたいな役回りだよネ。
>>905 ああ、何でもありだよ。
でも、ヤムチャが主軸になるような話は出来ればヤムスレで書いたほうがいいよ。
あと、しりとりを題材にしたSSとかあればいいと思うな。
>>866 梅干
「し」か「じ」
こうしたらどうなるんだ?
>>907 時間
「ん」
>>908 ヤムスレでも「ん」をつけて終わらせようとした人は何人かいたが、結局
>>909みたいな
「>>○○(レス番)はしりとりのルールを知らないようなので、>>○○から再開します」
と厨レス書いてしりとりを続けまくった。
みんな飽きたみたいなのに、ID:IiewFLcEは一人でもしりとり続けるみたいだな。
ここでもヤムスレでも。ある意味すげえ。でももう相手しない。
>>910 なるほど
最後に「ん」がついたら負けっていうのは「しりとりのルール」じゃない、と主張するわけだ。
ならしょうがないな。スレ汚しスマソ。SS職人&住人、頑張ってくれな。
はは、まさか。
「ん」がついたら終わりだなんて常識だよ。
でもまさか自分から「ん」をつけるなんてありえないでしょ。
命をかけた真剣勝負なのにそんなことあるわけがない。
以上が
>>908がしりとりのルールを知らない理由さ。
核心ついてるでしょ?
さて、次スレは950位で立てるのかな?スレタイもこのままでいいの?
【バキ】漫画SSスレへようこそpart12【スレ】で。
【バキ】漫画SSスレへいらっしゃいpart12【スレ】とかはどうかな?
「バキスレ」はもうこのスレの呼称だから外さない方がいいよね。
命はかかってないけど、それでも真剣にやらないと萎える。
わざと負けるなんてもはや論外。
それが例えしりとりでも。
しりとりですら真剣になれないような奴は、何をやっても真剣にはなれないよ。
>>909 新庄 「う」
>>915 新参もクソも、ここではパオ組にうまく取り入らなきゃ死亡確定ですから。
仮に書いたとしても、すぐヘタクソだと何だとの罵倒するし。
魔貫光殺法 「う」
わかりやすいなあ。
時間といい考え方といい
918 :
□:04/01/30 00:24 ID:MIJ5hsnP
スレタイにもはやバキはいらないだろ。
「俺達でオリジナルストーリーを作ろうぜ」だった頃もあったのだから。
>>913 いらっしゃい のほうがいいな。
ようこそ は知らないうちに勧誘に引きずり込まれたみたいで怖い
あ、僕のIDスリーペアだ
921 :
作者の都合により名無しです:04/01/30 17:03 ID:wjAfSI6j
しりとりは禁止。
SSに感想を書いていても、しりとりは禁止とテンプレに入れよう。
そうすれば全て解決するはず。
それでも書いてきたら、徹底放置+削除依頼
>>921 おまえ自身が放置できなくてどうする
それと、どうせ他人任せにするんだろうから
自分で削除依頼出す気が無いならそういうことは書かない方がいいぞ
>>918 俺はいると思うけどな。もうバキスレで通ってるし。
まとめサイトもバキの文字が入ってるし名
>>921 今しりとりたった2人だろ。最初からいる奴とパオ氏に構って欲しい奴。
もうほっとけ
924 :
□:04/01/30 19:47 ID:MIJ5hsnP
>>923 「バキ」がついてるのはたんに歴史的な理由だと思うが。
スレタイについていると、新参者が「バキ以外はだめ」と誤解されかねない。
なんだよ『スレにスレを重ねて』って。
文法的には
>>915の方がスッキリしてるんだが。
ってかテンプレに書かなきゃ放置も出来ないスレってどうなのよ?
ってか次スレいらないんじゃないか?
新入り歓迎とか言ってるが、いまはそういう場合じゃないだろ。
せっかく奮起して書こうってのに「ツマンネ」とか「しりとりウザイ」「放置しろクズ」「厨房厨房」じゃ書く気失せる。
とりあえずは今の職人を維持することが大事なんじゃないの?
しばらくはまとめスレで続けるように誘導して、スレは立てない。立てても無視して放置する。
悪い意味じゃなくて、もうこのスレは1からやり直す時期なんじゃないの?
ってか言わせてもらうが、職人が二手に分かれてるってどうなのよ。
パオは逆ギレしてまとめBBSで続けてるみたいだし。
スレだけしか観てない奴もいると思うし、そういうの見る気なくさせると思うんだよな。
確かに今の状態で新参もクソもないと思う
主力の一人であるパオはなぜか向こうでやってるし
職人が分断された状態って何か傍からみててすごい気味悪いぞ
もう全部の機能をまとめサイトに集中させた方がいいんじゃないか?
あそこなら荒らされる心配は絶対に無いし
もうバキスレは掲示板の1スレから独立する時なのかも
パオ氏は続きをよそで書いているの?
できればどのスレか教えてください。
>>928 >>1のまとめサイトで書いてるよ
右下の方に「BBS」って項目があるから行ってみそ
まだ1話くらいしか書いてないけど
>>927 まとめサイトオンリーでも全く問題ないよね。
パオ氏についていくファンなら、いくらでもいると思うし。
俺も次スレはいらない派。
ここまで名は上がったんだから、2chでやる必要はないよ。
そうなったら、今まで荒らしてた奴らは孤立無援に戻るわけだ。
ま、現実世界と変わらないだろうけどさ(藁
でもそう考えると可哀想かもな。自殺しちゃうかも(藁
932 :
□:04/01/31 02:10 ID:8xZTKZAp
次スレ立てておけば、とりあえず宣伝効果にはなるよな。
俺はスレを知ってからまとめサイトを知ったので。大多数の人はそうだろう。
SSスレを知らなかったらパオのSSに出会うことはなかった。
>>932 宣伝目的で立てちゃヤバいだろう・・・。
このスレですら、実は二個目だし。
もうこれ以上、訳の分からないのに来てほしくない。
934 :
□:04/01/31 02:28 ID:8xZTKZAp
まあ現状維持でいいと思うけどな。
どっちで好きな方を使うということで。
荒らしに対しては、みんなが大人にならないとダメだ。
あれだけのSSを隠居させてしまうのはもったいないと思う。
あぼーん
あぼーん
コピペかよ
なんでまたここへ?
今、残り容量どのくらいだ?
コピペはすぐに消すんだな。
じゃあしりとりも消しちまえばいいのに。
反応してるからとか言ったって、しりとり消しても誰も困らないじゃん。
お前のレス消しても誰も困らねえよ。
「誰も困らない」だけじゃ消す理由にならんだろ。
そんなレスでそこら中溢れ返ってるんだから。勿論俺のこれもな
馬鹿か?
消す理由は誰かが困ってるからに決まってるだろうが文盲。
次スレはいらん
三月くらいから再開すればいいと思う
まとめサイト、すげー雰囲気いいし
944 :
作者の都合により名無しです:04/01/31 14:54 ID:Aw6DXbzi
知能が低いスレだな
>>944 そんなバキスレより、更に知能が低い少年漫画板の厨房達
いい加減、愛想が尽きた
出て行ってやるから安心しなw
946 :
□:04/01/31 17:09 ID:8xZTKZAp
所詮少年漫画板だからな。読者層も厨房工房が多いのだからある程度はしょうがない。
大人ならノイズを無視できるくらいの精神力がほしいところだ。俺モナー。
容量やばそうだし次スレさっさと立てた方がいいんじゃないの? ここでいくら議論しても意味ないと思うから。
1000までは持つだろ。っつーか次スレまじいらない。
まとめサイトで相談すべき。
スマン
951 :
□:04/01/31 18:10 ID:8xZTKZAp
立ってしまったものはしょうがない。
時期をずらしたとしてもまた新手の荒らしが来るのは確実なんだから。
うん。もう1スレ様子を見てもいいと思う。
新スレにも書いたけど、立ったからには盛り上がりを願う。
このスレなくなって欲しくないし。荒らしも沈静化はしてるしね。
まあ荒らしは無くなんないでしょうがw
コピペとはいえ
SSスレでSS貼っても削除になるのね…16ヘェー
皮肉にも荒らしのせいでスレの消費が早いとは。まあそれも計算通りということか。
955 :
作者の都合により名無しです:04/02/01 03:52 ID:FArAlsfg
____
/∵∴∵∴\
/∵∴∵∴∵∴\
/∵∴∴,(゚)(゚)∴|
|∵∵/ ● \|
|∵ / 三 | 三 |
|∵ | __|__ |___
\| \/ / \
\____∪/ / \ \ ____
/⌒ - -.⌒| (゚) (゚) | /
/ 人 。 。 | )●( | < 氏ねよおめーら
/ /| 亠 |\ ▽ ノ \_____
\ V_⌒v⌒\/\__∪_/
/ \ | | / |
/ ノ\__| |___,_ノ| |
/ /パンパン| | ゚ ゚ | |
/ / | |_ | |_
ヽ_ξ ヽ_ξ
956 :
作者の都合により名無しです:04/02/01 03:54 ID:FArAlsfg
____
/∵∴∵∴\
/∵∴∵∴∵∴\
/∵∴∴,(゚)(゚)∴|
|∵∵/ ● \|
|∵ / 三 | 三 |
|∵ | _|_ |___
\| \/ / \
\___∪/ / \ \ ____
/⌒ - -.⌒| (゚) (゚) | /
/ 人 。 。 | )●( | < 氏ねよおめーら
/ /| 亠 |\ ▽ ノ \_____
\ V_⌒v⌒\/\__∪_/
/ \ | | / |
/ ノ\__| |___,_ノ| |
/ /パンパン| | ゚ ゚ | |
/ / | |_ | |_
ヽ_ξ ヽ_ξ
957 :
作者の都合により名無しです:04/02/24 20:02 ID:bRGqMz+o
落ちろっ!
落ちろっっ!!
落ちろぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっっっ!!!
958 :
作者の都合により名無しです:04/02/25 10:27 ID:XlVstIOa
>>614 禿同
話は変わるけど、携帯ゲーム機"プレイステーションポータブル(PSP)
久夛良木氏は,“PSPはゲーム業界が待ち望んだ究極の携帯機”として説明。「ここまでやるかと言われるスペックを投入した」という。
発表によれば「PSP」は,曲面描画エンジン機能を有し,3Dグラフィックでゲームが楽しめる。
7.1chによるサラウンド,E3での発表以来,クリエイターたちにリクエストが高かった無線LANも搭載(802.11)。
MPEG-4(ACV)による美しい動画も楽しめるという。これによりゲーム以外の映画などでのニーズも期待する。
外部端子で将来,GPSやデジタルチューナーにも接続したいとする。
また,久夛良木氏は,繰り返し「コピープロテクトがしっかりしていること」と力説。会場に集まった開発者たちにアピールしていた。
さらに,ボタン設定なども明らかにされ,PS同様「○△□×」ボタン,R1・L1,アナログスティックが採用される。
この際、スク・エニもGBAからPSPに乗り換えたらどうでしょう。スク・エニの場合、PSPの方が実力を出しやすいような気がするんですが。
任天堂が携帯ゲーム機で圧倒的なシェアをもってるなら、スク・エニがそれを崩してみるのもおもしろいですし。かつて、PS人気の引き金となったFF7のように。
いきなり変なこといいだしてスマソ・・
GBAとくらべてみてどうですかね?(シェアのことは抜きで)
ああ?
961 :
.:04/03/12 20:55 ID:H3+a31zq
.
962 :
作者の都合により名無しです:04/03/25 01:08 ID:OSHGB7Zv
ていうか..
バキは?
963 :
作者の都合により名無しです:04/03/30 23:29 ID:oYF7Y/6F
あげ
バキスレってもはや存在しないんですか?
保守
質問なんですが、
海外サッカーの
「フットボーラー刃牙2」というスレはどうなったのでしょうか?
ほす
971 :
作者の都合により名無しです:04/05/16 18:24 ID:ge0TjB3l
保守ルスキー
定期保守
974 :
作者の都合により名無しです:04/05/26 00:54 ID:5M6AdTaz
まだ前スレが残って
前々々スレがなぜ残っている?
わたしはVSさんというか麻雀教室のファンなのですが
インスピレーションで勝負するタイプの人かと思ってたけど
このまえヤクバレをまとめて読んでみたら
けっこう緻密に計算して書いてる人という印象をうけました。
伝染るんですの社長みたいな人だとも思いました。
そうかも