MS擬人化で萌えよう・3校目

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457通常の名無しさんの3倍:2006/07/20(木) 11:53:12 ID:???
『バカ空手一代 その12』

旧ザク(なんだ?こいつ、いくらかやるのかと思ったが…隙だらけで間合いも取れてない。ただの力自慢の素人だったか?)
ヅダ「ほラ来い!空手家!」

ヅダが挑発と共に左手で軽い打撃を放つ。
旧ザクは以外にも伸びてくるその打撃に半歩引いて間合いを取った。

旧ザク「(む…奇妙な奴…間合いや構えは滅茶苦茶なくせに、この突きの伸びは一体…?)」
ゼーゴック「(あ!旧ザクさんが下がりましたよ!ヅダさんが押してます!)」
ギャンヌ「(間合いとって観察してるだけよ。いちいち騒がないの。)」
ズゴック(やっぱりここで旧ザクさんの得意な空手で見せ場作ろうっていう作戦みたいね…)

ヅダ「ドウした空手家!稽古してるのは型だけか?」

ヅダがさらに右ストレートで追い討ちをかける。
旧ザクはそれも下がって簡単に躱した。

ゼーゴック「(でも連続して追い込んでますよ?)」
ギャンヌ「(兄さんの打撃は柔道の当身の型なのよ。多分攻防技術はからっきしなのに妙に突きが伸びてくるんで警戒してるんだと思うわ。)」
ゼーゴック「(そうなんです?)」
ギャンヌ「(で、そろそろ化けの皮もはがれる頃だと思う。)」
旧ザク(こいつ…やはり素人だ。狙いもタイミングもなってない。今度打ってきたら仕掛けてみるか。)
ヅダ「びびってんのか!打って来い!」

ヅダが大きく踏み込んで左の拳を振り回した瞬間、旧ザクが前に出た。
ヅダの左拳をブロックしながら鋭い直突を放つ。
その瞬間、ヅダがやや体を開いて突きをかわしつつ、一気に旧ザクの懐に飛び込んで来た。
瞬時に突きの間合いを潰し、長い腕を利して旧ザクに被さろうとする。
両者の勢いがぶつかり合い、お互いの体が弾け飛ぶ。
旧ザクの腕を捕らえようとしたヅダの指が空しく宙を掻いた。

ヅダ「チ!」

舌打ちと共に下がっていく旧ザクの足をヅダの足払いがかすめる。
旧ザクはその粘りつくような感触に戦慄した。

旧ザク(うぬ!かすっただけで足が持っていかれそうになった…この足技は…)
ヅダ「惜しイ惜シい。もうチョットで捕まエらレたものヲ。」
旧ザク「貴様、柔道か!?それもただならぬ腕前…」
ヅダ「そっちこソサすがニ空手の頂点ヲ極めヨウかト言う男。素人を装っテ騙そウと思ったガさすガに無理ダったな。」
旧ザク「貴様!俺の事を知っているのか!?」
ズゴック(ヒント:旧ザクさんのこと知ってる柔道の達人 でなんで正体分からないのー!!?)
ヅダ「俺が何者デあろウと関係ないコト。さテ、じゃあ今度は本気デ行くゼ。」

ヅダが構えを解き自然体の立ち方に戻る。

旧ザク「ぬう!」

旧ザクが思わず唸った。
力を抜いて立つヅダの姿は旧ザクから見ても寸分の隙もない見事なものであった。
本来の戦闘体勢に入ったヅダの姿は、あたかも目前の草食獣を捕食しようという大型の肉食獣を髣髴とさせる殺気を放っている。
それを見た旧ザクが更に半歩下がり三戦の構えを取る。

旧ザク「カハァーッ」

肺の空気を出し切るような息吹である。
ヅダは旧ザクの息吹と共に増大していく目に見えない圧力のようなものを心地よく感じていた。

旧ザク「カッ!」
458通常の名無しさんの3倍:2006/07/20(木) 11:55:41 ID:???
『バカ空手一代 その13』

息を吐ききった旧ザクがスっと猫足立で構え直す。
そこには素人相手と高をくくった先ほどのような甘さは微塵もない。
必殺の一撃を放たんとする旧ザクの構えからは、引き絞った弓のような緊張感が漂ってきていた。

ヅダ「ほほウ。空手ノ息吹ってノは形だけじゃあナかったんダな。」
旧ザク「当然だ。丹田に力をこめる秘法よ。」
ヅダ「なる程。じゃアそっちモ準備完了だな。いくゾ!」

一方、ギャラリーは予想外の事態にあたふたしていた。

ギャンヌ「(ねえ…今のでわかったんだけど、兄さん、本気で勝ちに行ってる…)」
ゼーゴック「(ええ!?たいへん!)わー!!!がんばれー!アニキー!!!」
ギャンヌ「(兄さんを応援してどうすんの!旧ザクさんとズゴックさんを援護するんでしょ!?」
ゼーゴック「(だ、だってぇ・・・)」
カシャカシャカシャピポパッピ←脳内で計算中
ゼーゴック「(どっちも大事な人だけど…)」
ピコーン!←計算終了
ゼーゴック「やっぱりアニキの方が大事だぁー!!!がんばれアニキー!おれっちがついてますぜ!」
ギャンヌ「(あんたって娘は…)」
ゼーゴック「(義姉さん、ヅダさん勝てますよね!?)」
ギャンヌ「(残念なことにね。まず間違いなく勝つわ。)」
ゼーゴック「(や、やっぱり!ヅダさん強いですもんね!)」
ギャンヌ「(強い弱いってより相性なのよ。
 旧ザクさんがさっきやって見せたアレ、三戦って言うんだけど、
 あれは空手の中でも接近戦を得意とする人たちが伝えてるものなの。
 でも接近戦と言えば組み技の柔道にどうしても分があるわ。
 捕まったら最後何も出来ないまま投げられ、絞め落とされてしまう。
 遠い間合いから出入りして攻撃できればいいんだけど、
 多分旧ザクさんの流派にはそういう技術はないと思う。
 だから兄さんは一撃を外すかこらえて接近した旧ザクさんを掴めばまず勝てるけど、
 旧ザクさんは最初の一撃で兄さんを倒さなければ捕まって負けてしまうのよ。
 圧倒的に不利なの。)」
ゼーゴック「(やったぁ!義姉さんがそこまで言うならヅダさんの勝利は確実です!)」
ギャンヌ「(いやそういうこと言ってるんじゃなくてね…)」
ゼーゴック「アニキー!勝利は目前ですぜー!!L・O・V・E ラブリーアニキー!!」
ギャンヌ「(あんた20年前のアイドル親衛隊か!?)」
ゼーゴック「(はい!生まれる前からアニキのファンでした!)」
ギャンヌ「(もう…まあ、いざとなったら私がなんとかするか…。)」

旧ザク(この男…誘っているのか…)
ヅダ「………」

ヅダが無言で無造作に間合いを詰める。
二人の間合いが旧ザクの打撃があたる位置まで縮まる。

旧ザク(く…)

狭すぎる間合いを嫌い旧ザクが下がって間合いを開ける。
そこにすかさずヅダが付け入って間合いを詰めるていく。
先ほどから数度にわたってこのようなやり取りが繰り返されていた。
459通常の名無しさんの3倍:2006/07/20(木) 11:58:30 ID:???
『バカ空手一代 その14』

ギャンヌ「(やばいわ。兄さんのペースになってる。)」
ゼーゴック「(どういうことです?さっきからお互い攻め手がないみたいに見えますけど…)」
ギャンヌ「(さっき私が言ったこと覚えてる?旧ザクさんは一撃で倒さなきゃいけないんだけど
 そのためには自分が自由に動ける状態でいたいの。
 兄さんは逆に自由に動ける旧ザクさんの打撃は食らいたくないわけ。
 だから今、兄さんはどんどん間合いを詰めて旧ザクさんに圧力をかけてるのよ。
 旧ザクさんは無理に出たら捕まるから下がるしかないの。
 ほら、もう壁際に追い込まれたわ。
 あそこでもう逃げ様がなくなって無理な体勢で前に出てくるところを捕らえるつもりなのよ。)」
ゼーゴック「(えっと、つまりヅダさんが戦局を支配してるんですね!?)」
ギャンヌ「(ええ。柔道では場外に出ると反則ポイントを取られるルールがあるの。
 そのルールを利用した相手を場外際に押し込んで、
 反則を取られまいと無理に出てくるところを投げるという戦術があるのよ。
 今兄さんがやってるのはその戦術の応用ね。」
ゼーゴック「(なんかよくわからないけど、とにかくかっこいい感じがします!)」
ギャンヌ「(旧ザクさんは正体不明な強敵からズゴックさんを守らなくちゃいけないという精神的な重圧もあるわ。今の追い込まれた旧ザクさんではもう勝負は見えたわね。)」
ズゴック(な、なんか物凄く緊迫してる感じだけど、これ、ほんとの喧嘩じゃないよね?)

ズゴックはひとりオロオロハラハラしていた。

旧ザク「ズゴック君。」

旧ザクがヅダに目を向けたままズゴックに話し掛ける。

旧ザク「すまないが本日のデートはここで終了だ。送っていけなくて申し訳ないが、すぐにこの場を離れ帰宅してくれたまえ。」
ズゴック「で、でも…(相手ヅダ君だし大丈夫だよね?)」
旧ザク「こやつ、ふざけたなりをしているが、相当訓練をつんだ武術家だ。俺も勝てるかどうかわからぬ。君を危険な目に合わせることは出来ぬゆえ、早くこの場を…」
ズゴック「そ、そんなこと言われても、じゃあ帰りますなんて…(私が帰ったらヅダ君たちの努力も無駄になっちゃうし)」

部長の義理堅さはラグランジュ・ポイントまで響き渡るで!

旧ザク「後日必ず詫びるゆえ…ここは俺の言う事を聞いてくれ。」
ヅダ「女に手はダさない。約束しヨう。」
旧ザク「ぬ。まことか?」
ヅダ「ああ、だが、女の前ニ自分のことヲ心配シろ!」

ヅダの大前当(踏み込んでの突き)が旧ザクの顔面に放たれた。

ヅダ(精神の緊張が解けた一瞬が狙い目よ!)

その思いもよらない打撃に今まで攻撃を我慢していた旧ザクは反射的に反撃してしまった。

旧ザク「ぬぇい!」

一撃で倒さなければ、と思い極めた旧ザクの突きがヅダの顔面に向けて放たれた。

ギャンヌ「あ!出ちゃだめ!!!」

無論ヅダの打撃は当てる気のないポーズだけのものである。
しかしヅダの追い込んでおいて安堵させ、更に直後に緊張状態を作り出すという揺さぶりに
旧ザクは思いっきりはまってしまった。
間合いもタイミングも全てヅダの作ったものである。
そこで繰り出された旧ザクの打撃は完全にヅダに見極められていた。

ヅダ「ヨし…出てキタな。」
460通常の名無しさんの3倍:2006/07/20(木) 12:01:39 ID:???
『バカ空手一代 その15』

顔面を狙って繰り出された旧ザクの腕を、内側から巻くようにヅダの腕が捉える。
同時に旧ザクの首にもヅダの手が伸び、上から押さえつけた。

旧ザク「し、しまっ…!!」

次の瞬間、旧ザクは体が根こそぎ持っていかれるような強力な力を感じていた。
自分の体がひどく頼りない。まるで紙切れにでもなってしまったようだ。

旧ザク「ズゴック君…すまない…」

旧ザクは敗北を覚悟した。
しかし彼が投げられんとするその刹那、窮地を救うギャンヌの声がその場に響き渡った。

ギャンヌ「あー!!!ゼーゴックのパンツが見えた!!!」
ヅダ「え?どこどこ?」

ヅダの関心は一瞬にして完全にゼーゴックのパンツに移った。

旧ザク「隙あり!」

声のほうを振り返って無防備にさらされているヅダの後頭部に
捕らえられている腕と反対の腕で旧ザクの起死回生の肘打ちが叩き込まれた。
旧ザクはその乾いた音と肘から伝わる確かな感触に勝利を確信した。

ヅダ「!」

ヅダはそのままの姿勢で2、3歩たたらを踏むと、そのまま声もなく崩れ落ちた。

ゼーゴック「アニキー!!!!」
旧ザク「あ、危なかった…何か知らぬが、最後にこやつが気を逸らさなければ負けていた…」
ズゴック「旧ザクさん?大丈夫ですか?(っていうかヅダ君大丈夫?)」
旧ザク「ズゴック君…俺は…」
ゼーゴック「アニキの仇!食らえー!!!」

何か言いかけた旧ザクの背中にゼーゴックの渾身の体当たりがヒットした。

道路工事作業員A「おーい、ここにあった瓦礫どこやった?」
道路工事作業員B「え?しらないっすよ?」
道路工事作業員C「誰もいじってねぇよなぁ。」

道路工事現場から消えた瓦礫(重量約100kg)がゼーゴックの背中に担がれた風呂敷包みに入っていたことは言うまでもない。

旧ザク「ぐえ。」

旧ザクは何かが潰れたような声をあげながら10mほど吹っ飛んで動かなくなった。
しかし、無防備な背中に超重装型ゼーゴックの100%体当たりを食らってその程度で持ちこたえたのは
なんだかんだいっても旧ザクが武術家として卓越した能力を持っているからであろう。

ギャンヌ「あー!私がせっかく本来のシナリオ通りの展開に持っていったのにー!」
ズゴック「ゼーゴック…(涙)」
ゼーゴック「くそー!覚えてろー!バカー!義姉さん、一時撤退です!」

ゼーゴックがヅダを担ぎながらギャンヌに声をかける。

ギャンヌ「あ、ちょっと待って…ズゴックさーん、お騒がせしてすいませんでしたー。」
ズゴック「え?あの、何がどうなってるのー!?説明を…」

ズゴックの声は俊足義理の姉妹には届かなかった。
461通常の名無しさんの3倍:2006/07/20(木) 12:03:42 ID:???
『バカ空手一代 その16』

ズゴック「な、なんだったのかな。今の…あっと、それより旧ザクさん大丈夫かな?」

ズゴックは倒れている旧ザクに歩み寄り声をかけた。

ズゴック「旧ザクさん?大丈夫ですか?」
旧ザク「ぐぅ・・・ぅ・・・う、後ろからとは卑怯な…」
ズゴック「あ、無理に起きないで。あの人たちは旧ザクさんが倒した兄貴分を連れて逃げちゃいましたよ。」
旧ザク「うぬ・・・そ、そうか。ではズゴック君、君は無事だな。」
ズゴック「はい。旧ザクさんのおかげで。」

ふぅっと安堵のため息を一つ吐いて起きかけていた旧ザクは仰向けに寝転がった。
いったい何を思うのか、その目は澄み渡った空に向けられていた。

旧ザク「ズゴック君、君に謝らなくてはいけないことがある。」
ズゴック「何でしょう?」
旧ザク「本日、君を誘ったのは、二人きりで君に空手のすばらしさを伝えんがためだったのだ。」
ズゴック「そうだったんですか…(予期してた悪い方の展開だったのね)」
旧ザク「とはいえ、君がデートの誘いと勘違いしてくれたことが嬉しく晴れがましくもあり、とても言い出せなかった…」
ズゴック「そんな、私の勘違いくらいで晴れがましいなんて(そんなんで私を延々と歩き回らせたわけね…)」
旧ザク「そこで先ほどのような事態となったわけだが…」

旧ザクが上体を起こす。その顔には何か寂しげなような笑みが浮かんでいる。

旧ザク「今日は俺の力不足を思い知らされた。俺は2回も負けたのだ。」
ズゴック「え?でもちゃんとあの兄貴分の方倒したじゃない。」
旧ザク「あれは突如奴が気を逸らしたため。本来ならば俺はあそこで投げられていただろう。
 そしてまた、奴を倒した直後に舎弟の方にもやられた。
 しかもこれは全く俺の油断のため。
 俺は自分にも負けたのだ。武術家としてこれほど恥ずかしいことはない。
 ………あるいは武道の神の罰があたったのかもな。」
ズゴック「でも、私は私だけ逃がしてくれようとした旧ザクさんの気持は嬉しかったわ。」
旧ザク「そうか…ありがとう。君は優しいな。
 …しかし今の俺には君に情けをかけられる資格はない!
 やはり今の俺には色恋沙汰などに力を裂くことは出来ん。
 本日こうして己の力量を知った上はひたすらに空手の道に邁進するのみ!
 ズゴック君、いずれ空手の蘊奥を極めた時にまた本日の続きをしよう。
 それまではさらばだ!我が青春!我が愛よ!」

そんな寝言を絶叫すると旧ザクはいきなりどこかへ向けて走り去って行った。

ズゴック「あ!待って!旧ザクさーん!行っちゃった…迷子のくせに。」

その場にぽつねんと残されたズゴックはなんとも言えない情けない気持でいっぱいだった。

ズゴック「けど、だからって、女の子一人置いてく?ほんと自分のことしか考えてないんだから。
 それに、私に自分が空手で一番になるまで待ってろっていうのかな。
 試しのつもりで今日は出てきたけど…やっぱりだめね。旧ザクさん。」

正確に言うと旧ザクは自分のことしか考えていないんではなく、自分のことまでしか頭が回らないだけである。
462通常の名無しさんの3倍:2006/07/20(木) 12:09:01 ID:???
『バカ空手一代 その17』

一方ヅダ一行は…

ゼーゴック「ヅダさん!しっかりして!ヅダさん!」
ギャンヌ「大丈夫だってば。ちょっと寝かせといてあげて。」
ヅダ「むにゃむにゃ…ジオニック社の連中がかつて使った汚い手をまた使ったに違いない…
 ザクとヅダ、あの正式化競争の際、連中がいかにあらゆる手を使ったことか…
 私はその一部始終を見てきた男だ…むにゃむにゃ」
ゼーゴック「ああ!ヅダさんが訳のわからないことを!?」
ギャンヌ「ああ、兄さん時々変なこと言うのよ。気にしないで。前世の記憶かなんかでしょ。」
ゼーゴック「でも頭ですよ?大丈夫かなぁ…」
ギャンヌ「私もいつも殴ってるじゃない。そんなに心配なら…兄さん、ゼーゴックが帰ってお風呂はいりましょーって。」
ヅダ「よし、帰るか。」

そこには瞬時に立ち上がった上いつのまにかゼーゴックをお姫様抱っこしているヅダがいた。

ゼーゴック「わ!びっくりした!」
ギャンヌ「ね?大丈夫でしょ?」
ヅダ「お風呂♪お風呂♪」
ゼーゴック「ヅ、ヅダさん、さすがですぅ。」

まあそんなこんなで
旧ザク対ヅダ、空手対柔道、ジオニック対ツィマッド、バカ対あほうの宿命の対決は
一応旧ザクの勝利に終わったのであった。
そしてその翌日…

旧ザク「そういうわけでズゴック君!空手の蘊奥を極めるのは我らの運命!二人して頂点を取ったその暁には今度こそデ…」
ズゴック「わー!わーわーわー!!!言わなくていいー!!!」
旧ザク「何を言う!俺たちの愛を結実させるためにはぜひともに空手の頂点を極める必要が…」
ズゴック「何でそんな話になってるのー!?」
アッガイ「愛…?二人に何があったの…?(ボソ」
ゴッグ「な、なんだ?いつもとちょっと様子が違うみたいだけど。」
旧ザク「さあ、二人であの空手の蘊奥へ至る道を歩もうぞ!同行二人、これほど頼もしいことはない!」
ズゴック「こ、これからずっとこの調子で来られるの?私、耐えられないかも…(ゲッソリ」

空手に邁進すると決めた旧ザクの強烈な勧誘攻勢がプールサイドで続いていた。
その頃柔道場には重いサンドバッグを叩く激しい音が響き渡っていた。

ヅダ「おのれ!ストーカーおやじめ!ゼーゴック君の前で恥をかかせやがって…今度対戦したらただではおかん!」
ギャンヌ「でも、それで打撃の練習はじめるのってなんか違う感じがするんだけど…」
ヅダ「何を言う。打撃を研究しておけばムザムザおっさんの肘打ちなどにやられなかったものを!」
ギャンヌ「やられたのは兄さんがゼーゴックのパンツなんかに気を取られたからでしょー?」
ヅダ「う!そ、それは…」
ギャンヌ「どっちかって言うと精神の方の問題よね。実際勝つところだったんだし。」
ヅダ「ええい、うるさい!とにかく俺は打撃も練習するって決めたの!」
ザクUF@剣道場「打撃も極めるって…どんだけ凶悪な存在になろうってんだ…(・∀・;)ニヤニ…」

こんな調子で、まあまた普段とそんなに変わらない日常にみな戻っていったのだった。
今度対戦することがあったらただではすまない遺恨を残して…
463通常の名無しさんの3倍:2006/07/20(木) 12:29:04 ID:???
>>462 超GJ!!そして、長編完結乙!!
464462とか:2006/07/21(金) 23:26:51 ID:???
>>463
文化祭のネタが本格的に始まる前に部長ズをリリースできてほっとしましたw
465通常の名無しさんの3倍:2006/07/22(土) 23:50:57 ID:RBPhTPOz
文化祭ネタに期待しつつ、そろそろage
466自動車同好会の計画:2006/07/23(日) 14:14:56 ID:???
白スナ「さぁいよいよ始まりましたUC学園猛レース!このレースの優勝者が最強の擬人化ってわけだ」
ザク偵「その他にも豪華景品、今学期の単位も貰えるそうな。」
白スナ「じゃあ早速レーサーの紹介だ!」

白スナ「ゼッケン1番牛車オープンはザクとバーザム」
ザク「なんで俺達なんだよ」
バーザム「他に適格なのがいないんだろ」

白スナ「ゼッケン2番ラクロアクーペはΞガンダム」
Ξ「正義の力を!!・・・ってこれでいいのかな?」

白スナ「3番はG3号このレース最高の馬力のマシンだ搭乗者はビグザムとドロス・・・ってなんであんた等が出てんの!?」

白スナ「き、気を取り直してゼッケン4番ガンタンクタンク、搭乗者はガンタンク、そして量産型ガンタンクの皆さんです」
ガンタンク「みんなー、締まっていこー!!」
量産型「おおー!!」

白スナ「5番お子様スペシャルは一年A組のガンダム君と赤ザク君」
ガンダム「しゅ、主役なのにお子様扱い!?」
赤ザク「ま、まぁこの車のモチーフがモチーフだし・・・」

白スナ「6番クレイジーアングラーは水陸両用車、搭乗者はズゴックとゼーゴック」
ズゴック「が、頑張ろうね」
ゼーゴック「ヅダさーん見てるー!?」

白スナ「7番ギャルズセブンに乗り込むのは新体操部の皆さんです」
シャッコー「私たち、部活で出場でーす。」

白スナ「8番戦国サロンバスはザク3兄弟」
ライデン「ザクの野郎・・俺達無視して出場しやがった」
F2「ら、ライデン兄さん・・・」
高機動「厳密にいうと兄弟じゃないんだなこれが」

白スナ「9番偽ホワイトベースはZザク」
Zザク「幾ら偽ガンダムが居ないからって私なの!?シスクードとか居ないのー!?」※居ません

白スナ「ゼッケン00番ゼロゼロマシンは灰ゲゼとキャトル」
灰ゲゼ「優勝は俺達が頂きよぅ!」


灰ゲゼ「つーのはどうでしょう?」
ビグザム「ふむ、キープしておくかの」

俺個人の独断と偏見で決めてしまった まぁあくまでもネタなので
467ぬ ◆vq8COgRahA :2006/07/23(日) 20:40:33 ID:???
職人諸氏、GJ&乙であります!
スレ住人の皆様、こんにちは!
業務連絡で御座います。
今回、AC学園の所属別紹介を追加しました。(少ないケドね・・・)

 まとめ更新履歴→http://msgijinkamoe.fc2web.com/koushinrireki.html

 まとめサイト→http://msgijinkamoe.fc2web.com/

>>449
 GJ!!新作も期待してます!!

>>450-453
 GJ!!他のACのキャラとのからみも期待して良いですか?

>>454-462
 長編完結GJ!!そして乙で御座いました。
 次回作も期待しております!

>>466
 タイトルを『UC学園イベントコンベンション 〜自動車同好会の計画〜(仮)』と
 させて頂きました。

文化祭ネタを楽しみにしつつ、今回はこの辺で・・・
468通常の名無しさんの3倍:2006/07/23(日) 22:57:56 ID:???
>>466
イイヨイイヨー

>>467
乙ヨ乙ヨー
469通常の名無しさんの3倍:2006/07/25(火) 14:10:31 ID:???
>>466
懐かしいな、SDガンダムのレースか
470通常の名無しさんの3倍:2006/07/26(水) 22:07:35 ID:???
チキチキマシン猛レースかと思った
471通常の名無しさんの3倍:2006/07/29(土) 08:07:19 ID:???
『UC学園イベントコンベンション 〜大UC武徳会結成?〜』

グフカス「…そういうわけで諸君らに来て頂いたのは他でもない。」
 その日、武道場には武道系の部活のトップたちが集結していた。
 呼び出したのはグフ・カスタムである。
 ここにそのメンバーを挙げておこう。
 剣道部:グフカスタム、グフB 柔道部:ヅダ 空手部:旧ザク 薙刀部:ゲルググ 相撲部:ザメル
グフカス「…諸君らもすでに聞いていると思うが…文化祭におけるイベントコンペが開催されている。」
旧ザク「うむ、先日触書は見た。」
グフカス「…これは全校生徒に武道の真髄を披露する好機ではないかと思うのだ。」
ヅダ「ほう?」
グフカス「…知っての通りUC町は尚武の気風に満ちた町。」
ゲルググ「確かに。」
ヅダ「グフカスタムさんの家とゲルググさんの家は代々武術を伝えてきた家柄だったな。」
グフカス「…また、ヅダ君の父君と私の父は若かりし頃に互いに切磋琢磨し合い全国に名を轟かせた関係。」
グフB「それで姉上、どうしようと?」
グフカス「…我ら世代も父達の世代には負けてはおられぬと思ってな。この機に一大演武会を催してはと、皆に集まっていただいたのだ。」
グフB「なるほど。旧ザクさんやヅダ君も実績"だけ"なら素晴らしいのだし、武門の精神を発揚する好機かもしれません。」
ヅダ「言葉に微妙にトゲがある気がするが気のせいか?」
旧ザク「フン、小娘め。まず実績をあげてから物を言え。」
グフB「あ、いや、そういうつもりでは…(つ、つい本音がでてしまった)」
ヅダ(どういうつもりだったのか聞きたい気もするが、まあいいか。)
ザメル「俺は大賛成だ!この学園の武道系の部活は、剣道部じゃなきゃ柔道部、もしくは空手部しか話題にならんではないか。大舞台で相撲部をアピールするチャンスだ!」
旧ザク「ザメル、ザメルよ。おまえが話題に上がらんのはな…」
ヅダ「あんたのキャラが薄すぎるからだ。」
ザメル「 Σ(゚д゚lll)ガーソ」
旧ザク「キャラが薄いのがキャラ、と言う方向もガンダムに押さえられた。もはや薄いのは生き残れんぞ!」
ザメル「そ、そんなこと言われても…」
旧ザク「とりあえずこれからは自分のことを"わし"と呼び、語尾に全部"じゃ"をつけろ。」
ザメル「どんなキャラチェンジだ!」
ヅダ「飯をたくさん食うのもいいな。」
旧ザク「うむ。一食で米一升づつ食うくらいがよかろう。」
ヅダ「赤ん坊の頭くらいの握り飯を常に持って出てくるのもいいかもな。」
ザメル「俺は山下清か!?」
ヅダ「あとあれだ。サイサリスさん肩に担いで自動車ぶっ飛ばしながら登場したりするといいんじゃないかな。」
ザメル「できるかー!!!」
旧ザク「ふむ、常識が邪魔をしているようだ。ここは一発ダンプカーでもぶつけてみれば…」
ヅダ「うむ、必死になれば眠っていた力が目覚めるかも。」
ザメル「死ぬわー!!!!」
旧ザク「でも柔道部員ですら校舎の屋上から飛び降りた娘をキャッチするのに、相撲部なんだからもっと凄いことしないとなぁ。」
ザメル「お、おいどんは、あんた方のマンガみたいな生活と違って、まじめに生きてるんでごわす!!」
ヅダ「お!いいぞ!!」
旧ザク「やればできるじゃないか!!!」
ザメル「あら!?これは、ち、違う!興奮すると故郷の方言が…ってあれ?俺はこんな方言の地方に住んでた事ないはず…!?」
グフカス「…ザメル君の洗脳はそれくらいにして、話を進めてもいいかな?」
ヅダ「あ、はーい。どうぞー。」
旧ザク「あー、おもしろかった。」
ザメル「ぐぬぬぬぬ。一体人をなんだと思ってやがる。」
グフカス「…ではとりあえずは賛否の確認をしたい。」
ゲルググ「賛成。」
旧ザク「俺もだ。」
ヅダ「柔道の型は見ることが少ないだろうからな。喜んで参加しよう。」
ザメル「これを機会に絶対常連登場メンバーに浮上してくれる!」
グフカス「…全員賛同していただけたか。よし、じゃあ後はグフB、おおよその話を取りまとめて企画書を提出しておいてくれ。」
グフB「え?姉上は?」
グフカス「…ああ、言い忘れたが、私は愛の奉仕隊の"愛のマッサージ100人斬!"という企画に参加するから不参加だ。」
一同「なんじゃそりゃー!!!!!!!!!!」
 その後、この企画はグフBが「姉上が参加しないならやらない」とゴネて白紙に戻ったのであった。
472通常の名無しさんの3倍:2006/07/29(土) 16:51:13 ID:???
>>471
結局やらないのかよw
ザメルもいいけど、ガルバに株を取られてるゲルググのことも(ry
473通常の名無しさんの3倍:2006/07/29(土) 17:41:40 ID:???
というかドライセン、リゲルグ、RFゲルググ以外の薙刀部が影が薄い件・・・ごめん、自分のせいだorz

暴け!バーザムコマンダーカスタムの正体!

風紀委員、会議中
グフB 「最近この学園近辺にバーザムコマンダーカスタムという人物が出没している。皆も噂には聞いているだろう」
ペーネロ 「ええ、正義の味方らしいけど」
バーザム 「RD-4ちゃんが熱をあげてるヒーロー様だな」
グフB 「学園の風紀を守っているという点では我々風紀委員と同じ存在といえる。そこで彼と協力するのはどうか、という提案が生徒会から出された」
ドライセン 「なるほど・・・しかし、どうやって彼と連絡を取る?」
グスタフ 「何しろ神出鬼没ですからね」
グフB 「そこが問題なのだ。まずは彼の情報収集から始めなければならないな」
バーザム 「まずは新聞部の奴に聞いてみるか?そういや、高機動型がコマンダーカスタムとか言うのと知り合いなんじゃなかったっけ?」
ドライセン 「ああ、RD-4がそう言っていたな」
ペーネロ 「じゃあその人に聴いてみるのが早いんじゃない?」
グスタフ 「僕たちも別口で調べてみます」
グフB 「頼む」

その夜、ザク家
ドライセン 「というわけで高機動型、彼に会える方法はないのか?」
高機動 「うーん。コマカスにはそうそう会えるって訳でも無いんですよね。いつも彼の方から連絡してくるので」
ライデン 「いやに用心深いな、そいつは。敵でもいるのかね」
RD-4  「もしくは正体をばらされたくないから?ああ、コマンダーカスタム様・・・」
高機動 「・・・」
ドライセン 「とりあえず、今度連絡が取れたらそのことを伝えてくれないか?我々も独自に彼を探してみるが」
高機動 「・・・はい」
ガイア 「あ、それならFの奴を使ってください。人手は多いほうがいいでしょう?」
ザク 「うえぇ!?」
ドライセン 「え?しかし・・・」
ライデン 「いいっていいって。こいつは覗きばっかやってんだ。少しは学校の役に立つ事やらせませんとね」
ザク 「いやだよ、めんどくせえ」
ライデン 「いいからやれ。いっつも飯作りに協力してくれるドライセンちゃんに恩返ししようとは思わんのかい」
ザク 「(まあこいつが来てるおかげでRD-4も楽しそうだからな・・・)わかったよ、やるよ」
ドライセン 「・・・いいのか?別にお前が協力しなくても大丈夫なのだが・・・」
ザク 「気にすんな。というかそう言われたら俺が役立たずみたいじゃねえか」
F2 「その通りだと思うんだけど・・・」
ドライセン 「そんな事はない。お前がいてくれるだけで私は・・・」
ザク 「え?」
ドライセン 「あ・・・な、何でもない!」(照れ隠しバックナックル発動)
ザク 「のべふっ!」
高機動 「あーあ・・・」
474471:2006/07/29(土) 23:26:39 ID:???
>>472
グフカスをはさんでゲルググとガルバが対決する方向で是非。

>>473
新シリーズでさっそく愛あるやりとりキタワァ

ところで、グフカスに関して、
もし、他に文化祭関係の企画に出す予定がある方いらしたら、
とりあえず>>471の話し合いの時点では愛の奉仕隊の企画に出るつもりだったということにして、
適当に処理してやってください。
475471:2006/07/29(土) 23:29:22 ID:???
おっと、ついでに訂正

ヅダ「あとあれだ。サイサリスさん肩に担いで自動車ぶっ飛ばしながら登場したりするといいんじゃないかな。」

ヅダ「あとあれだ。サイサリスさん肩に乗っけて、体当たりで自動車とか弾き飛ばしながら登場したりするといいんじゃないかな。」
476通常の名無しさんの3倍:2006/08/01(火) 02:11:03 ID:???
>>473
ばれるの!?コマカスの正体ばれちゃうの!?コマカス考えた身としてはドキドキです。続きキニナルー

『UC学園文化祭イベントコンベンション 紅白ペアの場合』

ガンダムがペガサス屋書店で買い物を済ませ帰宅すると部屋の真ん中に既に赤ザクが陣取っていた

ガンダム「言われたもの買ってきたけどどうすんのこんなの?」

取り出した本のタイトルは『アイナとシロエット』バナナシェイク・デンジスピアー著と書かれている

赤ザク「当然、これを秋の文化祭にやるわけよ、歌劇としてね」
ガンダム「へー誰が主役?」
赤ザク「・・・本気で言ってる?それ」

尚、この作品は昔から仲の悪いアマダ家とサハリン家の御曹司とご令嬢が恋仲に落ちるという話である。
衝撃の結末はどうせひとつになれないなら一緒に死ぬ→どうせなら皆で死ぬ→コロニー落としへと発展するのだが
とりあえずはハッピーエンドになるのである。

ガンダム「え!?俺が主役なの!?」
赤ザク「あったりまえでしょ!そして悲劇のヒロインがわ・た・し♪」
ガンダム「でも素人の俺等がいきなり劇だなんて・・・」
赤ザク「いいのいいの、どうせうちの学校演劇部なんて無いんだから」
ガンダム「あっそう・・・」

赤ザク「でも二人だけじゃきついわよね・・・」
ガンダム「じゃあ人形劇とか・・・なんでそんな目で見るの?」
見ると赤ザクはモノアイもビックリするような顔でガンダムを見ている
赤ザク「ハァ、あのねガンダム君?今回はガンダム君が主役に返咲くチャンスなの。それを人形劇なんて地味なので済ませたらもっと影が薄くなるわよ?」
流石にそう地味やら影薄いやらの連続攻撃で攻められると傷つくガンダムであった
ガンダム「・・・・・サイデスカ・・じゃあ人数どうすんの?」
赤ザク「とりあえずガンキャノンさんやガンタンクさんにも声掛けて・・・」
ガンダム「うーん・・・あとは・・・」
赤ザク「そこの二人も使うだけ使うか・・・」
ガンダム「そこの二人?」
G-4G-5「「使うだけ使うって私達は使い捨ての花火かああぁぁぁ!!」」
ガンダム「!G-4G-5居たの!?」
赤ザク「そっか!演出にキャノンさんに花火を作って貰うってのも」
ガンダム「それはやめてええぇぇぇぇ!!」

これでも6人しかも5人は女だ!果たしてこんなんで舞台は成功するのか!?
続く!
477通常の名無しさんの3倍:2006/08/01(火) 12:29:39 ID:???
『ガンダムルシフェルの災難』

「で? 用ってなんだよ?」
 ゲーセンから引きずられるかのように辿り着いた場所は、俺の家の向に位置するギルティカスタムの家。
「いいから入って」
「…」
 ギルティカスタムが扉を開けた。俺も後に続く。
「あ、おかえりお姉ちゃん。そのぬいぐるみ…またゲームセンター行ってきたの?」
「えぇ」
「(うげ…ギルティ)」
 玄関に入ると、丁度よくギルティカスタムの妹で、昼休み俺を追い掛け回していたギルティの姿。ちなみに未だ制服だった。
「あ、ルシフェル先輩、こんにちわ」
「あ、あぁ」
「昼休み、結局何処に居たんですか? 結構捜しちゃったんですけど」
「ち、ちょっと…な」
「…クス」
 昼休みの形相とは違い、ギルティの表情は既にいつもどおりの表情になっていて、俺はホッと胸を撫で下ろす。俺の前方の人物が少し笑いを堪えてるのが微妙に釈然としないが。
478通常の名無しさんの3倍:2006/08/01(火) 12:31:37 ID:???
「はいコレ」
「コレを俺にどうしろと?」
 よく分からないうちに俺はギルティ姉妹の家のキッチンに立たされ、ギルティカスタムから一着のエプロンを手渡されていた。しかもピンク色。
「つべこべ言わずにさっさと着なさい」
「だからなんで?」
「コレ着てやることなんて一つしかないでしょ?」
 それは俺にも分かってはいた。部活でもしている事だ。しかし、ギルティカスタムに限りもう一つの選択肢が加えられる。まっ、聞くも屈辱語るも屈辱なので言わないでおく。
 そんな事を思いながらも、断る事の出来ない俺は言われたとおり笑顔の彼女から受け取りさっさと着て、背中の中程まである後髪を縛った。
「やっぱりエプロン姿がよく似合うわね」
「ほっとけ」
「まぁ、それは置いといて。そろそろ本題を言うわね?」
 俺はグッと構えた。一体どんな命令が下るのか、想像しうる事を思い浮かべるだけで恥ずかしい。
「今日から契約期限が切れるまで、朝食、昼食、夕食はルシフェルが作ること」
「……ハ?」
 予想外の要求が来て、俺は思わず間抜けな声を上げた。
「勿論住み込みでね♪」
「なっ!!」
 そしてとんでもない事を、然も平然と笑顔でギルティカスタムは言った。俺は間抜けな声から一気に驚愕の声へと変わった。
「ち、ちょっと待った! 前者はまぁ別にいいとして、後者の住み込みってなんだ住み込みって!? そもそも俺たちの家は向だろうが!!」
「ちょっ、うるさぁい。向だから別に家に寝泊りしても問題ないでしょ? 必要な物はすぐに取りに行けるわけだし。いちいち家を往復するのも面倒でしょ?」
「い、いやだが…親が何と言うか…」
「あぁ、ルシフェルのお母様とお父様なら了承してくれたわよ? 『ルシフェルを男にしてやってください』だって…」
「……」
 今以上に親に対して憎しみにも似た感情が生まれた事は無かった。そういえば、家の両親は俺とこいつがいつも一緒に居るもんだから、勝手に結婚するとか妄想してるんだっけな。てか、何を期待なんぞしているんだ俺の両親は…。
「部屋ならあるから心配しないで…一室、ずっと余ってるから」
「……」
 見ればギルティカスタムは少し俯いて寂しい様子だった。そういえば、ギルティ姉妹の両親は俺達がガキの頃亡くなった事に俺は気付いた。
「その…すまん」
 俯いたままのギルティカスタムを見て、俺は何だか嫌な事を思い出させてしまったと思い小さな声ながら謝った。
「別にいいわよ。それよりお腹減っちゃったから、早く何か作って」
「…フゥ…わーったよ。それぐらいの事ならな」
 とりあえず何にせよ、料理作るくらいなら朝飯前だ。俺は心の中で激しく安堵していた。
「…なに安心した顔してるの? 勿論今後、私への絶対服従は変わらないわよ」
「……はい」
 安堵した俺がバカでした。こいつが早々見逃してくれるわけ無かった。とりあえず冷蔵庫の中を確認すると、妹のギルティが買い込んでいるのか食材は割りと豊富にあった。
「なんか食べたい物とかあるか?」
「何でも良いわ。私着替えてくるから食事よろしくね?」
「はいはい」
 何でも良いというのが一番困る注文なんだが、とりあえず色々と食材を取り出し調理を開始し始めた。ギルティカスタムは着替えの為自分の部屋に戻ろうとした。
「あぁ、それと、住み込みだからって妹や私を襲わないように。もし少しでもそんな素振りしたら…死ぬわよ? 肉体的にも、社会的にも」
「了解であります…」
 振り向き様に笑顔で言い放つギルティカスタムだが、その笑顔がもの凄く本気で怖かった。だったら住み込みなんてさせなきゃいいじゃんと思ってしまったのは俺だけか?
479通常の名無しさんの3倍:2006/08/01(火) 12:33:02 ID:???
「ごちそうさま〜」
 数分後、俺達3人は食事を終えた。ギルティの満足そうな声がリビングに響いた。
「いやぁ、ルシフェル先輩の作る料理はいつ食べても美味しいね」
「そりゃどうも。あと、ここは学校じゃないんだから、先輩呼ばわりはしなくていい」
「あ、そう? いやでも、お姉ちゃんは本当に幸せ者だよね? 料理も何でもできる旦那さんで」
「ちょい待て。何を勝手なこと言ってる?」
「照れるわね」
「そこも、笑いを堪えながら言うな」
 なんだかとっても変なことを姉妹揃って言われてるような気がした。
「ごちそうさま。さてと、シャワーでも浴びてこようかしら。ルシフェル? 後片付けお願い。あと覗いたら殺すから」
「肝に銘じておりますのでご心配なく」
 ギルティカスタムはそう言って静かに立つと、そのままリビングを後にする。
 ギルティはテレビを見ており、俺は食器をさっさと洗うべく台所に向かった。
 数分後…、俺はギルティと一緒にテレビを見ていた。
「はぁ、サッパリした。ギルティ、お風呂空いたわよ? ルシフェルは最後」
「風呂もここで入るのかっておーーーーい!!」
 そして、奥からギルティカスタムの声が聞こえ、反射的に振り向くと俺は思いっきり驚いた。
「なに大声出してるの? 近所迷惑よ」
「お、おお、お前っ! なんだその格好は!?」
 ギルティカスタムはバスタオルのみが体に覆っている状態だった。
 上がったばかりだろう、思いっきり露出してる白い肌はほんのり赤らみを見せていた。こうして見るとやっぱり可愛い……
「って違うわーーー!!」
「だから近所迷惑…」
「お前はっ! 何そんな格好でウロウロと! ちゃんと服着ろ!」
「ここは私の家です。私の家で私がどんな格好をしようと自由なはずよ?」
「そ、それはそうだけど…。いやしかし! さっき覗くなとか言っといてなんだそれはっ! 矛盾してる!」
「だったら見なきゃいいでしょ? 大体、ルシフェルは私の裸見たことあるじゃない」
「だぁから、それはガキの頃の話だっ!」
「はいはい」
 俺は力の限り訴えるが、ギルティカスタムはそれを聞き流す感じでそのまま冷蔵庫から牛乳を取り出し飲んでいた。
「いいなぁお姉ちゃん…その胸、羨ましい…」
「ギルティ、お前まで…」
 妹までもがこの始末。ギルティは姉の胸を羨ましそうに、物欲しそうに見ていた。
 まぁ、今までは女二人で暮らしていたわけだし気にしなかったんだろう。
「さてと、ルシフェルにマッサージでもしてもらいましょ。さっ、来なさい」
「っておい! ちょっ引っ張るな〜〜〜!!」
 そして俺はバスタオル一枚のギルティカスタムに手をつかまれ、そのまま引き摺られるかのように連行された。
「いたっ! 痛い痛い痛い! 階段が痛い!」
 階段が体に当たってとっても痛かった。
 そして、今日から俺のある意味地獄の住み込み生活が始まった。正直、もう帰りたいです。
480通常の名無しさんの3倍:2006/08/01(火) 12:36:51 ID:???
正直言いますと…萌えとかよく分からんです…orz

それと質問です。まとめの方を見たらヘビーアームズ系がいないのに気付いたんですが、使っても良いのでしょうか?
481通常の名無しさんの3倍:2006/08/01(火) 12:58:38 ID:???
別に問題はないと思います。自分の中ではヘビーアームズ=トロワスレの方程式が・・・
482ぬ ◆vq8COgRahA :2006/08/01(火) 22:27:42 ID:???
職人諸氏、GJ&乙であります!
スレ住人の皆様、こんばんわ!
業務連絡で御座います。

 まとめ更新履歴→http://msgijinkamoe.fc2web.com/koushinrireki.html

 まとめサイト→http://msgijinkamoe.fc2web.com/

>>471
 ・・・また・・・グフカスマッサージの犠牲者が・・・w

>>473
 ザク家のお茶の間っていつも賑やかですなw

>>476
 紅白ペアキタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!
 ・・・ってか“紅白ペア”って響きがなんかイイっすね!

>>477-479
 個人的に大好きです、ギルティカスタム!続きもwktk!!

以上で御座います。んじゃ、また!
483紅白ペアの場合:2006/08/02(水) 01:39:49 ID:???
我々『一年戦争歌劇団』は深刻な人員不足に悩まされていた
なんとかその問題を解決するべく暗躍する我等がガンダム、しかし彼の力を持ってしても
事態は変化しないのだった・・・・


ガンダム「何始めての人が見たら勘違いするようなモノローグ入れてんだよ」
赤ザク「えへ♪」

ガンダムの部屋にてガンダム、赤ザク、G-4、G-5が円を囲んで座っている
そして中央には『アイナとシロエット』の脚本

赤ザク「なんと言っても男手が足りないのよね」
G-4「赤ザクさんが男装してやればいいじゃないですか〜」
G-5「ね〜」
赤ザク「私がヒロインなの!あんた等こそどう?役は村人A・Bってとこで」
只ならぬ空気が部屋に流れる
ガンダム「(あわわわ、このままじゃ拙い)そ、それじゃクラスの同級生に声でも掛けてみない?」
赤ザク「例えば?」
ガンダム「こ、高機動とかは?」
G-5「あれは今主役張りそうな勢いだから拙いのでは?」
そういうこと言わない
G-4「うんうん」
ガンダム「シュヤクハオレナノニ orz」
一々落ち込むな
赤ザク「ボールくんとかは?」
G-4「それこそ村人Aね」
また酷いことを言う・・・
キャノン「もっと簡単な方法があるわよ」
ポテチの袋を持ったガンキャノンがガンダムの隣に座る
ガンダム「キャノン姉?」
赤ザク「なんですか?簡単な方法って」
キャノン「白スナにでも頼んでwhite dingoに出てくる奴に出演依頼してみるのよ、出番無くて必死だから食いつくんじゃない?」
ガンダム「なるほど」
赤ザク「じゃあ早速明日頼んでみよう!」
G-4G-5「「おおーー!!」」
ガンダム「おー(棒読み)」

果たしてそう易々と見つかるのだろうか・・・?続く
484通常の名無しさんの3倍:2006/08/02(水) 03:56:52 ID:???
>>481
すみません、トロワスレのトロワは俺には無理でした…orz


 AC学園のある所にテントが設置されていた。
???「兄さーーん!!」
 そのテント内で、慌しく駆けている1人の少女。彼女の名前はガンダムヘビーアームズ。赤い髪の毛が特徴の高校1年の女の子。
???「どうした?」
ヘビーアームズ「ひ、ヒイロがまた逃げ出した!」
???「なに! またか…」
 ヘビーアームズの報告を聞き、少し表情が強張ったのは、ガンダムヘビーアームズカスタム。ヘビーアームズの兄で青い髪の毛の高校3年の男子。
 ちなみにヒイロと言うのは、ヘビーアームズカスタムとヘビーアームズ他が活動している部活、サーカス部『名無し』で飼っている大きな猫。その大きさは大型犬にも引けを取らない。そして名前についてはツッコんではいけない。
ヘビーカスタム「至急、団員を集めるんだ。またヒイロが何をするか分からない」
ヘビーアームズ「う、うん」
ヘビーカスタム「ウーフェー!」
 ヘビーアームズは再び駆けて行き、ヘビーアームズカスタムは指を鳴らすと、一羽のインコが飛んで来た。
ヘビーカスタム「上空からヒイロを捜すんだ」
インコ「オマエハタダシイノカ、オマエハタダシイノカ、タダシイノカトキイテイル」
ヘビーカスタム「よし行け」
 インコは上空へと飛び立っていく。
ヘビーアームズ「兄さん! 皆と助っ人を1人連れてきたよ!」
 ヘビーアームズが他の団員を連れて戻ってきた。
ヘビーカスタム「ヘビーアームズから聞いての通りだ。どうやらヒイロがまた逃げ出したらしい。全員、バラバラになり校内を捜してくれ」
サーペント「了解しましたぁ!」
ビルゴ「……」
ヘビーカスタム「助っ人と言うのか君か? よろしく頼む」
デスサイズ「まかせてっ! このデスサイズ、逃げも隠れもするが嘘はつかない!」
ヘビーアームズ「逃げなくても隠れなくてもいいんだけど」
ヘビーカスタム「多少なら動けなくしても構わない。解散」
ヘビーアームズ「ヒイロめぇ〜! 見つけたら空中大回転斬りよ!」
 ヘビーアームズカスタムの号令により、各自バラバラになって校内を捜し始める団員達。
 そして数分後、猫は生徒会執行部の部室にて無事見つかったそうな。
 ちなみに…インコが誰かにボコられて帰ってきたのは、また別の話。



ヘビーアームズを書いてみましたが、まとめでサーペントやビルゴ系や初代デスサイズいなかったので出してみましたが、大丈夫だったでしょうか?
485通常の名無しさんの3倍:2006/08/02(水) 05:23:11 ID:???
いつもはロム専なチキン野郎ですが参戦させて下さい

ttp://kasamatusan.sakura.ne.jp/cgi-bin2/src/ichi46696.gif.html
姉上と妹も好きなのだが、この二人もテラモエス…
486通常の名無しさんの3倍:2006/08/02(水) 07:02:50 ID:???
>>485
キタワァ!ここにきてゲルググ待望論に更なる拍車が!?
487通常の名無しさんの3倍:2006/08/02(水) 22:04:40 ID:???
次の日、食堂

ザク偵 「バーザムコマンダーカスタムの事何か知ってるかって?あいつ、今度会ったら・・・」
バーザム 「怖っ」
白スナ 「偵ザクのやつ、そのコマンダーカスタムって奴と何かあったのか?」
グフB 「まあ、少しな」
ザク偵 「尻尾を掴もうとしても背が低めの少年声なこと以外何も情報が出てこないし・・・」
グフB 「高機動型も彼の事はあまり知らなかったのだろう?」
バーザム 「ああ(背が低めの少年声・・・まさかな)」
白スナ 「新聞部も知らない情報ね・・・俺の妹が情報通だから聞いてみるか?」
バーザム 「まじか。頼むわ」
ザク偵 「あームカつく・・・おばちゃん、牛乳プリンもう一つ!もちろん会計は白スナに!」
グフB 「三個目か?」
白スナ 「ちょっ、おま」
ザク偵 「胸でも大きくしないとやってらんないわよもう」
白スナ 「だからって俺の金を使うなよ」
ザク偵 「気にしない気にしな」
白スナ 「気にするわ!」
グフB 「しかし、息がぴったりだなお前らは」
バーザム 「まったくだ。あ、グフ。それとってくれ」
グフB 「これか?」
バーザム 「サンキュ。あ、塩使うんじゃねえか?」
グフB 「そうだが・・・なぜわかる?」
バーザム 「お前目玉焼きには塩派だろ」
グフB 「まあな」
白スナ 「・・・お前らのほうがよっぽど息ぴったりだぞ」
ザク偵 「ツーカーの仲って奴?夫婦みたいね」
グフB 「!!め、夫婦!?」
バーザム 「だ、誰がこんな堅物暴力貧乳女なんかと」
グフB 「わ、私こそ貴様のようなふらふらした助平なんかと夫婦なんかに」
バーザム 「何だぁ?大体お前は・・・」
グフB 「貴様こそいつもいつも・・・」
白スナ 「あ〜あ・・・」
488通常の名無しさんの3倍:2006/08/03(木) 23:06:02 ID:???
【ルシフェルが泣く頃に】

小学校低学年くらいの頃。
ルシフェル「ひっく…ぅ…」
ギルティカスタム(幼少)「もー、いつまで泣いてんのよ」
ルシフェル「っく…ぐすっ……」
ギルティカスタム「もう!泣くのやめなさいっ!!」
ルシフェル「ひっ!(じわっ)」
ギルティカスタム「だから泣くなっ!なんで泣くのよ?」
ルシフェル「だ…だって、ぎるてぃかすたむちゃんが、ひく…おこるから」
ギルティカスタム「……っ!(///)…ルシフェルが泣いてるからでしょ?ほら、もう怒ってないから」
ルシフェル「ほんと?」
ギルティカスタム「……っ!!(///)あーもう!そんなんだから”女の子”って言われるの!」
ルシフェル「お、おとこのこ…」
ギルティカスタム「その顔に、その仕草、どう見たってりっぱな女の子よ」
ルシフェル「そ、そんなぁ…やだよそんなの」
ギルティカスタム「いいわ。ルシフェルの気持ちはよくわかったわ。だったら私が鍛えてあげる、少しでも男の子に近づけるために。まずこれ手と足に付けなさい」
ルシフェル「ぇ?なにこれ…お、おもい〜」
ギルティカスタム「当たり前よ、1つ5キロあるんだから。ほら、早くそれつけて校庭10周!」
ルシフェル「え? む、無理だよそんな…いたっ!」
ギルティカスタム「つべこべ言わない!言うとおりにすればいいの、ほら早く!」
ルシフェル「わ、わかった、わかったから縄跳びで叩かないで〜〜!」
こうしてルシフェルの地獄特訓は始まったのでした。
ギルティカスタム「ほらー!歩かないのぉ!これ毎日やるんだからね。それ終わったら腕立てと木刀素振り50回!」



現代。朝の登校時。
Dサイズヘルカスタム「ようルシフェル、おはようさん…ってなんだなんだ?朝っぱらから疲れた顔して」
ルシフェル「あ、いや…ちょっと筋肉痛で…」
Dサイズヘルカスタム「筋肉痛ぅ?昨日なんかやったのか?」
ルシフェル「…多分、精神的なもんだ。昨日、夢にギルティカスタムが出てきた」
Dサイズヘルカスタム「なるほど、納得だな」
ギルティカスタム「何が納得なのかしら?」
Dサイズヘルカスタム「ぎえ!い、いつの間に…」
ギルティカスタム「ルシフェル?最近体動かしてないでしょ、久しぶりに付ける?こ〜れ」
ルシフェル「ひっ!あ、あぁ〜〜!俺、昨日調理室に忘れもんがあったんだ!つーわけだ、俺はこれでーー!!」
ギルティカスタム「あら行っちゃった。残念…。久しぶりにあの表情見られると思ったのにな…」
Dサイズヘルカスタム「……鬼だ…(ルシフェル……頑張れよ!)」
489通常の名無しさんの3倍:2006/08/06(日) 18:31:27 ID:jIdPcwSq
保守
490通常の名無しさんの3倍:2006/08/07(月) 21:12:13 ID:???
小ネタ 登山部のロッククライミング

夏登山をしにきた登山部一行、もうすぐ頂上です。
陸ジム 「頂上まではあとこの岩壁を登ればいいんやな」
陸ガン 「ああ!早速のぼ」
EZ-8 「待て!落ち着いていかないと思わぬ事故を招くぞ!
まずは俺が行く。皆は俺が刺したハーケン(岩壁の割れ目に打ち込み、落ちないように身体の確保、手がかりや足場にする岩釘)
を伝って登ってくれ!」
逸る後輩を抑えて自ら危険な役を受ける。それでこそ部長!EZ-8部長はさっそく岩壁を登り始めました。
ホバトラ 「陸ジム先輩」
陸ジム 「なんや?」
ホバトラ 「部長、どうしたんですか?」

EZ-8 「光に!なぁぁれぇぇぇぇぇ!!!」
ガキーン

ホバトラ 「ハーケンを打ち込むたびにああやって叫んでるんですけど・・・」

声優ネタをやってみた。後悔はしていない。
ここはペガサス屋書店。今日は珍しく非番なアルビオンさんと図書部の面々が一人の女生徒と話しています。
赤ザク「というわけなんですよ」
アル「ふーん、ミュージカルねぇ・・・(下を向きながら)で?私達に何のよう?」
アルビオンさんは明後日の方向を向きながらお茶を飲みました。
赤ザク「実はアルビオンさんに・・・ミュージカルの役者と稽古監督をしてほしいんです!」
アルビオンさん、お茶をすごい勢いで噴射しました。
ガザD「なんで?なんでアルさんなの?」 アルビオンさんが茶吹いてるそばで、何事もないように言います。
赤ザク「見つけたんですよ、昔の生徒会紙で・・・」
アル「触れないで!触れるな!」
赤ザク「アルビオンさん、在学中は演劇部の部長だったんです」
アルビオンさんが耳を塞いでるそばで、二人の図書部員は驚きの表情を見せます。
赤ザクちゃんは鞄から出した古い生徒会紙の付箋の着いたページを開いて見せます。
赤ザク「ほら、見てください。ここ」
そこにはUC学園・第83期演劇部と書かれています。
デナン「『男たちのデラーズ・フリート。コウ・ウラキ役兼監督 アルビオン』・・・」
ガザD「かっこいい、このアルさん・・・」
写真に写ったアルビオンさんは宝塚というか、女顔の男の人で通じる顔でした。
赤ザク「ね!アルビオンさんなら絶対にできますよ!」
アル「人の消したい過去に触れたなぁっ!」アルビオンさん、半泣きです。
アルビオンさんのあまりの剣幕に図書部の皆さんは引いてますが、赤ザクちゃんは違いました。
赤ザク「やって下さい!お願いします!」決意が固いのか、単に鈍いのか。赤ザクちゃんの決心はかわりません。
アル「・・・・・・」
赤ザク「お願いします!」
アル「人の古傷えぐる覚悟があるのなら・・・」
赤ザク「・・・?」
アル「やってやる!稽古はきついぞ、覚悟しとけ!」アルビオンさんはバン!とカウンターを叩きました。
赤ザク「ありがとうございますっ!」赤ザクちゃんは喜びの表情で頭を下げました。
デナン「でも、さっきの話を聞くとまだ役者は足りないような・・・」
アル「お前らがいるだろうが、おまえら二人が」
ガザD「でも、稽古場所とか・・・」
アル「近くにあるだろ、破嵐ビルとかいう廃ビルが。あそこでやるよ」
ヒートアップしたアルビオンさんは止められない。図書部の二人は覚悟しました。
嗚呼、廃ビルに血の雨が降ると
493487:2006/08/09(水) 12:04:07 ID:???
オアシス 「バーザムコマンダーカスタムについて?」
白スナ 「何か知らないか?」
オアシス 「残念だけど。でも彼の仕事は一級品よ。おそらく独自の情報網を持ってるわね」
白スナ 「新聞部の奴らも尻尾が全然つかめないとか言ってたな・・・」
オアシス 「新聞部じゃ無理よ。まあ、会うことだけなら出来ると思うけど」
白スナ 「まじか?どうやってだ?」
オアシス 「事件が起こる場所に先回りすればいいのよ。バーザムコマンダーカスタムが出てくるまで身を潜めていれば、あるいは・・・
明日EOJが校舎裏の倉庫で何かやらかすみたいだからそこ行ってみれば?」
白スナ 「すまんね。」
オアシス 「お礼に後で何か奢ってね」
白スナ 「お前もか!無理ですorz」
オアシス 「情けないわね。シャンとしてないとせっかく立ってる偵ザク先輩とのフラグ無くなっちゃうよ?」
白スナ 「・・・そりゃ困る」
オアシス 「私もRD-4みたいにお姉さんが欲しいな・・・」
白スナ 「・・・俺は弟が欲しいぞ」
オアシス 「・・・」
白スナ 「・・・」

次の日 校舎裏倉庫
ザク偵 「で?ホントにここにいるの?」
白スナ 「オアシスの情報収集能力をなめんなよ。ていうか何でお前と俺がここにいるんだよ」
ザク偵 「あいつに仕返しないことにはこのイライラは収まんないのよ!」
白スナ 「じゃあ何で俺も?」
ザク偵 「手伝いなさい」
白スナ 「命令形ですか。というか引きずって連れてきてから言う台詞ですかそうですか」
ザク 「(尻に敷かれてんな・・・)どうする?突入するか?」
バーザム 「意味ねえじゃねえかよそれじゃあ。コマカスとやらが来るまで遠くで見張ってるんだ」
グフB 「もどかしいな・・・学園の平和を乱す奴らが目と鼻の先にいるというのに」
ドライセン 「仕方ないだろう。そのかわりバーザムコマンダーカスタムとは必ず接触しなければな・・・」
グスタフ 「あ、見てくださいあれ!」
ペーネロ 「EOJの三馬鹿?」
白スナ 「オアシスの言った通りか!」
グフB 「よし、倉庫を囲め!」
494487:2006/08/09(水) 12:10:05 ID:???
クァバーゼ 「さあ始めるよ!」
アビジョ 「行くでやんす!」
トトゥガ 「お〜」
待て!!
クァバーゼ 「誰だい!?」
コマカス 「自分で名乗ったわけではないが誰かがこう呼ぶラフメイカー!」
クァバーゼ 「おおラフメイカー!?冗談じゃない!」
アビジョ 「騙されるなでやんす!こいつは多分バーザムコマンダーカスタムでやんす!」
トトゥガ 「あの噂の?」
コマカス 「ふっ、ばれたか」
クァバーゼ 「私たちのジャマをしに来たのかい!?」
コマカス 「いや別に。ただ見物しに来ただけです」
アビジョ 「は?」
クァバーゼ 「はっはっは!どうやら私たちの華麗なる作戦が成功するのを見たいんだね!
アビジョ!こいつに今回の作戦内容を説明してやんな!」
アビジョ 「了解でやんす!じつはこの小屋は以前ボイラー室だったんでやんす!
そしてその名残としてここのパイプは校舎の全部屋の換気扇に接続してるでやんす。
という事はここのパイプに睡眠ガスを流し込めば・・・」
クァバーゼ 「校舎内の奴らは全員眠っちまう!そこを私たちが制圧する。これぞ完璧!
さあ、そこで見てな、この学園がEOJの物になるのを!さあトトゥガ!ガスを流し込むんだよ!」
トトゥガ 「わかった〜」
コマカス 「うん、見てるよ。君たちの作戦が失敗するのをね」(ガスマスク装着)
シュワワワ・・・
アビジョ 「!!ガ、ガスが・・・」
クァバーゼ 「ぎゃ、逆流し・・・た!?・・・zzz」
トトゥガ 「ZZZ・・・」
コマカス 「パイプは途中でせき止めといたよ。さて・・・と」

白スナ 「倉庫から煙が?」
ザク偵 「スクープよ!行くわよ!」
白スナ 「おい、危ないぞ!」

ペーネロ 「ど、どうしよう!」
グスタフ 「!今、誰かが倉庫から!」

ザク 「どうすっよ?」
ドライセン 「私はあの人影を追う!ザクは倉庫の方に!」
ザク 「了解!」

バーザム 「たぶんあいつがコマカスだ!追うぞ!」
グフB 「倉庫のほうはどうする!」
バーザム 「他の奴が行くだろうよ!それより今はコマカスの方だ!」
495487:2006/08/09(水) 12:45:48 ID:???
コマカス (風紀委員が包囲していた!?だけど捕まりはしない!)
グフB 「くっ、速い!」
ドライセン 「グフB!バーザムは?」
グフB 「先回りするとか・・・とりあえず今はあいつを!」
ドライセン 「ああ!」

白スナ 「おい、おいしっかりしろ!」
ザク偵 「ムニャムニャ・・・」
白スナ (くそっ、寝顔が可愛い!)
ザク 「どうした?」
白スナ 「偵ザクの奴、煙を吸い込んだ途端に眠っちまった」
ザク 「ということは催眠ガスか?何を企んでたんだ、EOJの奴ら」
白スナ 「ドライセンは?」
ザク 「コマカスを追ってる。煙が拡散したら中を調べるか」

ペーネロ 「ドライセン!グフ!」
ドライセン 「・・・ペーネロペー・・・」
ペーネロ 「コマカスは?」
グフB 「撒かれた・・・バーザムに期待するしか・・・無いな・・・」

コマカス 「よし、ここまで来れば」
バーザム 「やっぱここを通ったか」
コマカス 「!」
バーザム 「待ち伏せといて正解だったな」
コマカス 「何故ここを通ると?」
バーザム 「人知れず校舎に戻るにはここを通るのが一番だ。覗きの逃走ルートとしても最適だしな」
コマカス 「流石。で?何か用?」
バーザム 「生徒会が協力しないかだとよ。あと何で俺の名を使う?」
コマカス 「君の名前を使ったのは、ノリだ」
バーザム 「ノリか」
コマカス 「ノリだ。生徒会との協力は断る。こちらの好きにやりたいのでね」
バーザム 「ま、そう言わずに」
コマカス 「いやだ。用はそれだけ?」
バーザム 「あと一つ。偵ザクが仕返ししたいってさ」
コマカス 「断固拒否」
バーザム 「だよな。でもこのままお前を行かせると、偵ザクに何されるかわかんないんでね、通すわけにはいかんのよ」
コマカス 「・・・」

ザク偵 「・・・ん?」
白スナ 「お、起きたか」
ザク偵 「・・・白スナ、何この状態」
白スナ 「催眠ガスを吸っちまったみたいだな。今まですやすやだ」
ザク偵 「そうじゃなくて、何で私白スナに膝枕されてるの?」
白スナ 「枕が無いとよく眠れないよな」
ザク偵 「そうじゃなくて!」
白スナ 「無理やり連れてかれた仕返しってやつだ」
ザク偵 「これが?」
白スナ 「どうする?俺を殴るか?」
ザク偵 「・・・罰としてもう少しこのままでいなさい。気持ちいいわね、あんたの膝」
白スナ 「どうも」
ザク 「少し手伝えお前ら」
496487:2006/08/09(水) 12:49:39 ID:???
投下が遅れて申し訳ない。ラストは今夜中に落とせるようがんばる。
あとUC学園ミュージカルに期待。
497通常の名無しさんの3倍:2006/08/09(水) 17:39:53 ID:???
>>484での設定と小ネタ

【ガンダムヘビーアームズカスタム】
高等部3年男子。
いたって冷静な性格で滅多な事では感情を表に出さないが、妹想いの友達想い。
一度キレると何をしでかすか分からない危険な人でもある。
運動神経が良く身のこなしが軽い。伸身前方宙返り3回ひねりさえも楽々こなす。
子供の頃からサーカスが好きだった為、将来はサーカス団を結成するのが夢で、現在は未だ公認されてはいないが、サーカス部の部長をしている。
動物好きでもあり、よく捨て犬や猫などを拾って来てはサーカス技を叩き込んでいる。しかしその度に家計が危うくなる。


【ガンダムヘビーアームズ】
高等部1年女子。ヘビーアームズカスタムの妹。
感情を表に出さない兄と違い、思ったことを素直に表に出し、優しくも厳しい友達想いで兄想いな女の子。
子供の頃からヘビーアームズカスタムとサーカスごっこ及び特訓に付き合っていたせいか、兄とほぼ同等の運動神経を誇る。
世話好きで家では家事全般をこなし、兄に護身用とか言われて常時ナイフを持っている。その為かナイフ捌きもお手の物。
時折暴走する兄を監視、暴走の未然防止、制裁するのは彼女の役目。

そして小ネタ↓

ヘビーカスタム「ただいま…」
ヘビーアームズ「おかえり兄さ…ってどうしたのその犬」
ヘビーカスタム「捨てられているようだ。雨に濡れていた…」
ヘビーアームズ「だから拾ってきたと?」
ヘビーカスタム「……《こくり》」
ヘビーアームズ「…はぁ、兄さん? これで何匹目?」
ヘビーカスタム「5匹目だ」
ヘビーアームズ「冷静に答えないでよもう。そうでなくてもエサ代とかで今月も厳しいんだからね?」
ヘビーカスタム「それなら心配ない。小型犬だ。いざとなれば野草でも…」
ヘビーアームズ「とりあえず入りなよ」

居間
ヘビーカスタム「《犬をタオルで拭きながら》…大丈夫か?」
ヘビーアームズ「ところで兄さん? その子の名前どうするの?」
ヘビーカスタム「名前……名前か…」
猫「にゃぅーーーー!!!」
ヘビーカスタム「ん? どうしたヒイロ…」
犬「ぐるるる!!」
猫「うにゃーーー!!!」
ヘビーカスタム「……どうやらヒイロはこの犬が気に入ったようだ」
ヘビーアームズ「どう見ても喧嘩なんですけど」
ヘビーカスタム「…よし。あの犬の名前はゼクスにしよう…うん、ピッタリだ」
ヘビーアームズ「そうだね。ってコラァ! 二匹ともやめなさ〜い!」
インコ「タマシイ! ヨリドコロ!」
498487:2006/08/09(水) 19:59:16 ID:???
コマカス 「え〜バーザムの家にある同人誌一覧、と」
バーザム 「!!!!?」
コマカス 「『いいんちょうが笑うとき』、『ああ剣道服』、『クーデレ夜話』・・・ふむ、総合するととある人物に酷似している気がしますが?」
バーザム 「う・・・」
コマカス 「その人にこのリスト送りつけようかな・・・」
バーザム 「てめえ・・・」
コマカス 「・・・なんでこんなのでごまかすの?」
バーザム 「?」
コマカス 「君たちの前に障害は無い。どちらかが一歩歩み寄れば後はうまくいくんじゃないの?」
バーザム 「・・・」
コマカス 「何で逃げるの?歩み寄らないの?どうしてグフBに一言『好きだ』って言えないの?世の中には、気持ちを伝えたとしても・・・相手はこっちを見ていない事だって!あるのに!」
バーザム 「お前・・・」
コマカス 「ねえ、なんでさ・・・何でだよ」
バーザム 「俺にあいつと一緒になる資格なんか・・・」
コマカス 「そんな事知るか!グフBは君の事好きなんだぞ!」
バーザム 「そんな事なんかじゃねえ!!・・・お前なら知ってるだろ?俺の生い立ちを。そんな俺が・・・あいつみたいな奴と・・・今まではいいんだ。このまま卒業までこの関係を維持するんならいい。
でもこれ以上は危険だ。これ以上進んだらあいつに迷惑をかける。だから」
コマカス 「馬鹿野郎!親に売られたくらいでそんな事する必要無いじゃないか!グフB姉ちゃんまで不幸にする気か!」
バーザム 「俺が傍にいることで!あいつが!不幸になるんだよ!」
コマカス 「違う!好きな人の傍にいて不幸になるわけない!一緒にいて幸せになるから好きな人なんだ!」
バーザム 「!」
コマカス 「この関係を維持?もう遅い。バーザムだって分かってるんじゃないか?今の関係はもう深すぎるって。今のまま行くのも恋人同士になるのも同じだって。
なのに一緒になる資格が無い?エゴだよ、それは!」
バーザム 「・・・」
コマカス 「これ、あげる」
バーザム 「・・・チケット?」
コマカス 「近くの遊園地の。連れてってやれば?」
バーザム 「何で四枚?」
コマカス 「身近になかなか進展しないペアが一組いるでしょ?その人たちに渡してやって」
バーザム 「・・・あいつらか」

グフB 「バーザム、コマンダーカスタムは?」
バーザム 「逃げられちまった」
グフB 「そうか。仕方ない。倉庫へ戻るぞ」
バーザム 「な、なあ!」
グフB 「どうした?」
バーザム 「今度の日曜、部活休みだよな。何か予定あるか?」
グフB 「いや、特にないが」
バーザム 「じゃ、じゃあよ、遊園地行かないか?」
グフB 「え?それはまさか・・・その・・・デ」
バーザム 「ザクとドライセンの奴も誘って、な?」
グフB 「・・・ああ、そう、だな・・・そうだよな」
バーザム (悪いコマカス、やっぱいきなり二人はきついわ。・・・だめだなぁ、俺)

続く?

とりあえず自分のネーミングセンスのなさと二人の言い合いのぐだぐだっぷりに絶望した。あとそろそろ次スレの季節?
499通常の名無しさんの3倍:2006/08/09(水) 21:57:01 ID:6WIg+iP+
ラフメイカー!冗談じゃない!wwwww
500通常の名無しさんの3倍:2006/08/10(木) 09:10:18 ID:???
『家族の肖像 ヅダ家編』

ちーん…
毎日の早朝のジョギングから帰って
庭の井戸水で体を洗い清めたヅダ父が次にすることは
仏壇に向かって香を焚き、手を合わせることである。

ヅダ父「今年も墓参りの季節だなぁ。今年は何日にする?」
ギャンヌ「ねえ、前から父さんに聞こうと思ってたことがあるんだけど…」
ヅダ父「ん?」
ギャンヌ「母さんって…仏壇にもお墓にも名前ないよね?」
ヅダ父「(ぎくう!!!)そ、それはあのほれあえsdrftgyふじこ」
ギャンヌ「何でそんなに動揺してるの?」
ヅダ父「ヤ、やだナァ、ぎゃンぬちゃん。動揺なんテしてる和気の清らかなるもマタヨシ」
ギャンヌ「(ほんと兄さんとそっくりね…)で?母さんはどうしたのか、って話なんだけど。」
ヅダ父「う、うぬ・・・まあこういうことだ。訳あって共に住めぬ二人だが、
    ゛母さんはいつも子供たちを思っていますよ゛とちゃんと当時の置き手紙にあるから、まあ安心しろ!」
ギャンヌ「置手紙って………逃 げ ら れ た の ね ?」
ヅダ父「ああ、遠い空の下、君はどうして暮らしているだろうか…」
ギャンヌ「 逃 げ ら れ た ん で し ょ ? 」
ヅダ父「は!いかん!朝稽古の時間だ!いくぞ、ギャンヌ!」
ギャンヌ「こらー!はっきり逃げられたって白状しろー!」
ヅダ父「違う!一発当てようと開発した製品、
    ヅダ式ジャンピングシューズやヅダ式5倍入るパターやヅダ式頭においしいスナックが
    ことごとく外れて愛想尽かされたなんてことは一切ない!!」
ギャンヌ「そりゃ逃げられるわ…」
ヅダ父「だから逃げられたんじゃないってばー!訳あって共に住めないだけなんだって!」

名も知らぬ瞼の母は今いずこ。
501ぬ ◆vq8COgRahA :2006/08/10(木) 23:53:10 ID:???
職人諸氏、GJ&乙であります!
スレ住人の皆様、こんばんわ!
業務連絡で御座います。

 まとめ更新履歴→http://msgijinkamoe.fc2web.com/koushinrireki.html

 まとめサイト→http://msgijinkamoe.fc2web.com/

祝!!SS 200タイトル突破!!

>>483氏=491-492氏?
 図書部の2人に“white dingo”で更に増員?
 『一年戦争歌劇団』の『アイナとシロエット』に超期待してます!!

>>484&497氏
 設定サンクス!!・・・ついでにサーペントとビルゴの設定もキボンヌ
 タイトルはそれぞれ『サーカス団の日常(仮)』、
 『ヘビーアームズ兄妹の日常(仮)とさせて頂きました。

>>485
 うめぇ!!超うめぇ!!
 画伯と呼ばしてください!!

>>488
 ルシフェル、トラウマあり過ぎっwww
 タイトルは『ルシフェルが泣く頃に 特訓編(仮)』とさせて頂きました。
 『テレ隠し編』でも良かったかな?とも思っとりますが、いかがでしょ?

>>487&493-496&498-499氏
 白スナ&ザク偵フラグ確定ktkr!!
 次はダブルデート編ですな?超期待!!

>>490
 声優ネタ・・・ 承 認 !!w
 ・・・最初のTVシリーズは良かったなぁ・・・(遠い目)

>>500
 母親誰なんだろ?
 ヅダ編ってことは『他もある』ってことですよね?
 期待しててもよかですか?

えー、今回は以上で御座います。
皆様、今後とも宜しくお願い致します。
502通常の名無しさんの3倍:2006/08/11(金) 00:29:51 ID:???
・・・ブライトさんが・・・

・・・鈴置洋孝さん、御冥福をお祈り致します・・・

今さっき知った某管理人
503通常の名無しさんの3倍:2006/08/12(土) 15:44:11 ID:???
新スレ MS擬人化で萌えよう・4校目
http://anime.2ch.net/test/read.cgi/x3/1155364756/l50
504通常の名無しさんの3倍:2006/08/12(土) 16:57:34 ID:TD9YkDR8
505通常の名無しさんの3倍:2006/08/13(日) 00:21:43 ID:???
とりあえずまだこちらでよろしいでしょうかね?

『家族の肖像 ホワイトベース編』

教師の朝は大変だ。
まして一家の主婦ともなると…
食事の用意、授業の準備、とにかく何かと忙しい。
夫はそんな時にテレビのニュースを見たり新聞を読んだりしている。
よその人からは、その風貌からマメな性分に見られ勝ちな主人だけど
実は案外家事は不得手だ。
教職一本槍というか…
それでも時々何か手伝おうと台所をウロウロしたりするのだけれど
正直な話、忙しい時はちょっと邪魔かしら。
でも気持はとても嬉しくてよ。
そんな風にあわただしい朝を過ごして、車で学校に共に出勤する。
そこで夫の運転で…となれば少しは私にもほっとできる時間ができるのだけれど
車の運転も私の仕事。
夫はと言えば、横で地図を見ながら、私が裏道に入ったりすると、
「できるのか!?ホワイトベース!?」
といつも大げさに驚いている。
一体いつになったら慣れてくださるのかしら?

学校ではそれぞれに授業を行っているのだけれど、
生徒はみなよい子でとても充実した毎日を過ごしている。
私のクラスには高機動型ザク君やゼーゴックさん、
彼のクラスにはヅダ君をはじめ、ライサノスB型君、灰ゲゼ君にΞガンダム君と
少々元気のありすぎる子供たちもいるのだけれど。

そして放課後、私が職員室で仕事をしていると、
グラウンドから彼のいつもの声が響いてくる。

アーガマ「レフト!カバー薄いよ!何やってんの!!!」

なぜ何時もレフトにこだわるのかしら?
きっと彼にもわからない、意識の奥底から沸き起こる衝動があるのね。

ラビアンローズ「そうよ、一心同体♪センター!カバー薄いぞ!」

なぜラビアンローズ先生が一緒になってノックしてるのか、
いささか気になるけど、まあいいわ。
あなたが私と結婚するときに言って下さった、プロポーズの言葉を信じてよ。
今日も一緒に帰りましょうね。
私の車の左舷助手席はあなたの専用席よ。
そしてまた明日も一緒に出勤しましょうね。
あなたとの結婚生活はまるで長い長い夢の始まりのよう。
裏切ってはいやよ。
いつまでも一緒に二人同じ夢を見ましょうね。
506通常の名無しさんの3倍
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